プジョーがジュネーブでSUVテイストのコンセプトカーを発表

プジョーは3月に開催されるジュネーブ・ショーにおいて、スライドドアを持つマルチパーパスビークルの新型車「リフター」を初公開する。リフターはシトロエン・ベルリンゴの姉妹モデルだ。

 

20180302_hayashi_LV_05

 

そしてこのリフターをベースにSUVのテイスト加えたコンセプトモデル「リフター4×4コンセプト」も、ジュネーブ・ショーで初披露される。

 

20180302_hayashi_LV_06

 

このコンセプトモデルはネーミングの通り4輪駆動を採用するが、コンソールのダイヤル操作によって2WDでの走行も可能としている。最低地上高はベースモデルより80mm引き上げられたほか、オフロード用タイヤを装着し、悪路走破性を高めている。

 

20180302_hayashi_LV_07

 

フロントウインドウ上部に装着されたLEDのライトやボディ前後のマッドガード、そして内外装の随所にあしらわれたイエローのアクセントカラーが目をひく。ボディ後部には専用アタッチメントによってプジョーの新型電動MTBが装着できるようになっている。

 

さらに専用設計のキャンバス製折りたたみ式テントの装着を可能としており、アウトドアシーンでの使い勝手を高めるコンセプトが表現されている。

 

20180302_hayashi_LV_08

 

コンセプトとしては、少々乱暴だがプジョー版のデリカD:5といった趣。ベース車のリフター、そしてその姉妹車のシトロエン・ベルリンゴとともに、日本でも確かなファンを獲得しそうなモデルとして、導入に期待したい。

 

 

 

【東京モーターショー2017】マツダからは「魁 CONCEPT」と「VISION COUPE」のふたつのコンセプトカーが初披露

「『走る歓び』でクルマを愛する人に人生の輝きを提供する」をブーステーマに掲げたマツダからはふたつのコンセプトカーがアンヴェールされた。

20171030_hayashi_LV_03

20171030_hayashi_LV_04

 

ガソリンエンジンの新しい形とも言えるSKYACTIV-Xと次世代の車両構造技術を融合した「マツダ魁CONCEPT」が世界初公開。マツダが次世代のクルマ造りを具現化したコンパクト・ハッチバックだ。そして、将来のデザインビジョンを示した「MAZDA VISION COUPE」はマツダらしいエレガントな佇まいを醸し出す。

20171030_hayashi_LV_05

また、発売日が12月14日とアナウンスされている3列シートのクロスオーバーSUVであるCX-8も展示されていた。

 

ガソリンエンジンならではの伸びの良さと燃費やトルク・レスポンスに優れたディーゼルエンジンの特徴を融合させたSKYACTIV-X。SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition)というマツダ独自の燃焼方式によって、ガソリンエンジンで圧縮着火を制御する技術の実用化に初めて目処をつけた。そのメカニズムは、まず既存のガソリンエンジンより燃料の薄い混合気を圧縮し、その後スパークプラグで膨張火球炎を作りシリンダー内の混合気をさらに圧縮。すると混合気が急速かつ同時多発的に燃焼する。この火花点火と圧縮着火のシームレスな切り替えで圧縮着火の成立範囲を大幅に拡大できたことで動力性能と環境性能を妥協なく両立している。

20171030_hayashi_LV_06

20171030_hayashi_LV_07

 

魁CONCEPT

20171030_hayashi_LV_08↑SKYACTIV-Xだけでなく、次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」も採用することで洗練された走行性能の実現も目指すハッチバックモデルとなっている

 

VISION COUPE

20171030_hayashi_LV_09↑エレガントで上質なスタイルを伸びやかな4ドアクーペとしまとめた「VISION COUPE」。さらに、シンプルなフォルムながらマシンとしての性能の高さを感じさせるシルエットだ

 

 

電動化技術だけでなく内燃機関のブラッシュアップによって、それぞれを適材適所で展開するマルチソリューションが地球環境に対するマツダの回答だろう。