福岡県北九州市出身。高校卒業後にオーストラリアへ留学。帰国後は翻訳・印刷会社に就職し、2012年にオランダ・アムステルダムへ転勤。スペシャルティコーヒーの文化を伝えるインディペンデントマガジン『Standart』に出会い、2017年3月、日本語版編集長に就任。現在は、Standartのグローバル・パートナーシップディレクターも務める。 2021年4月には福岡でコーヒーショップ『BASKING COFFEE kasugabaru』をオープンした。 Standart Japan HP BASKING COFFEE kasugabaru Instagram
「DRIP POD YOUBI(ドリップポッド ヨウビ)」は、2023年の秋にUCC上島珈琲が発売したカプセル式コーヒーマシン。マシンで直接操作して抽出するモードに加え、UCC公式アプリ「COFFEE CREATION」(無料)とBluetooth連携することで、同社が誇るコーヒーのスペシャリストが開発した「プロレシピ」で「プロの味」を再現する機能があるとのこと。
↑カプセル式コーヒーマシン「DRIP POD YOUBI」。全5色あり、左端のボタニカルグリーンは公式オンラインストア限定で、右端のソイルブラウンはDEAN & DELUCAの一部店舗と公式サイト限定。参考価格は税込2万4200円
DRIP POD YOUBI(以降YOUBI)のコーヒー豆のカプセルは、“世界中を旅するように味わえる“がコンセプト。UCCの熟練したコーヒー鑑定士が、世界中から厳選した生産地の豆を使用しています。多彩なコーヒー豆とお茶を含む15種類を展開するほか、期間限定のスペシャルティコーヒーカプセルも展開します。
向井さんと河村選手が出演する新TVCM「ひと息ついたら、景色が変わって見えた。」篇は5月13日(月)より全国で放映開始します。CMソングには米津玄師さんの書き下ろし新楽曲『毎日』を起用。さらに消費者参加型デジタルコンテンツ「毎ドラ部 presented by GEORGIA」から、パーソナライズされたAIならではのユニークな占いを楽しめる新体験コンテンツ「AI明日メーカー」をローンチするほか、創刊45周年を迎える『ヤングジャンプ』との各種キャンペーンを順次展開します。
カフェインを同社比で55%カットした“微カフェイン”のブラックコーヒー。カフェイン量を減らしながら、コクのある苦味が感じられるシティロースト焙煎を採用することによって、ほろ苦く深いコクがある味わいに仕上げています。商品名である「SLOW TIME COFFEE」には「ゆっくりとした時間の感覚、自分のペースで飲めるコーヒー」という思いが込められているそう。
Profile
株式会社QAHWA コーヒーコンサルティング / 広田聡
株式会社QAHWA / Director of R&D。大学で有機化学を専攻。卒業後国内の食品企業&製薬企業で商品開発やR&Dに約10年間従事し、多くの製品を世に送り出す。10年前に出会ったスペシャルティコーヒーに魅了され、2019年より第15代ワールドバリスタチャンピオンの井崎英典が代表を務める株式会社QAHWAにて現職。コーヒーにおける科学的な側面から提案、研究・開発をサポート。
2023年のハッピーバッグは、年末年始をコーヒーとともにゆっくりと過ごしてほしいという気持ちを込めた「Coffee Makes You Happy」がテーマ。ハッピーバッグ限定の、各国から特別に用意したビーンズや、2023年の干支「卯」(うさぎ)をモチーフにした限定グッズ、ドリンクチケットなどが入ったバッグを、各店舗数量限定で販売します。
↑シリーズの第1弾が「UCC ORIGIN BLACK ブルーマウンテン&モカ リキャップ缶275g」(左)。2021年11月には、同「ブルーマウンテン&キリマンジァロ」(右)が期間限定発売。希少な豆を掛け合わせた特別なおいしさに加え、産地とのストーリーやステナビリティに一層こだわったのが、今回の第3弾です
協業は今回が2度目。過去には2019年に発売された電気ケトル「BALMUDA The Pot(バルミューダ ザ・ポット)」のスターバックス リザーブ限定モデルがあります。その企画と並行して今回のコラボモデル開発も進めていたとか。江嵜さん曰く、長年、スターバックスジャパンとしてもオリジナルのコーヒーメーカーを作りたいという思いがあり、今回のモデルは悲願だったそうです。
というわけで、個人的にはコーヒービギナーや、色々なコーヒー豆を試したい人は通常モデルの「BALMUDA The Brew」。スタバ好きの人や、高品質なスペシャルティコーヒーにこだわっているような愛好家には「BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION」がオススメです。
「産地でいうとケニアやブラジルはオレンジ系のフルーツと相性が良いと言われています。コーヒーの産地や特徴を確認しながら、旬のフルーツと組み合わせてみましょう。エチオピアがブレンドされている『Chill lil ice』は、ベリー系との相性が抜群! 冷凍のミックスベリー(50g)とオレンジスライス(1枚)、いちょう切りのりんご(8分の1個)と合わせるのがおすすめです」
ーーGESHARY COFFEEがこだわる「Farm to Cup」……つまり、農園でのコーヒー豆栽培から、カップとして人に提供するまでを一括管理するという流れについても詳しく聞かせてください。
富樫 一部の大手コーヒー専門店ではやっていますが、世界的に見れば数える程度しかやっていないのがFarm to Cupです。例えば、ゲイシャで言うと、種を植え、木になってコーヒーの実が取れるまで最低でも3~4年くらいかかります。3~4年経ってようやく実がなってから、年に1回、収穫時期がきます。ゲイシャの実は赤い果物なのですが、桃のように種の周りにミューシレージというちょっとベトベトした粘着質のものがついています。このベトベトしたものを処理し乾燥させ、種の殻を剥がす作業を行い、日本に輸入して、さらにその種を焙煎し抽出し、ようやく皆さんが見たことがあるコーヒーとして出せるようになります。
ーーFarm to Cupはとんでもなく時間と手間がかかるもの、ということですね。
富樫 せっかくの最高品種ゲイシャを扱うわけですから、我々もどこまでもこだわりぬこうと考え、このFarm to Cupを採用したというわけです。
↑「Farm to Cup」の長い時間をかけて、やっと口にすることができるゲイシャ。この後試飲させていただきます!
当店のFarm to Cup自体が、完結までかなり時間を要するものですから、事業自体のスピード感も正直ゆっくりになってしまっているところはあります。しかし、その分、ゲイシャの素晴らしさを、お客さま一人一人にきちんとお届けできるとも思っています。こういった方々が増え、将来的に多く広まってくれることを目指して、今後も努力を怠らないようにしたいと考えています。
The Amsterdam Coffee Festivalはアムステルダム中央駅からバスで10分ほどの広大な公園にあるイベントの聖地 「westergasfabriek(ウェスターガスファブリック)」で開催されます。なぜオランダで開催されるかというと、議論の余地はありますが、この国は近年、世界有数のコーヒー消費大国だからです(2012年にEuromonitorが行った調査では一人当たりのコーヒー消費量が世界1位)。オランダには外出先や職場での一杯はもちろん、自宅での「おうちカフェ」にこだわる人もたくさんいます。ヨーロッパではドリップコーヒーよりも「エスプレッソ」のほうが伝統的に飲まれており、オランダでもNespressoやSenseoなどのエスプレッソマシーンが広く普及しています。
イタリアのように、オランダでも朝のカフェでカプチーノをオーダーする男性はよく見かけられますが、カプチーノのミルクもカフェにより様々な種類があります。根強い人気を誇る「QUEENS of DAIRY」の濃厚なミルクは、酪農王国オランダならではのフレッシュさがウリ。その一方、ヘルシー志向に人気なのは、牛乳以外の「ベジタリアンミルク」を使ったカプチーノ(写真上)です。豆乳だけでなく、オーツ麦、ココナッツ、アーモンドなどもすでに一般的になっており、泡がしっかり立ち、コーヒーにも濃厚な風味が加わるため、もはや「新しいカプチーノのスタイル」として存在感を放っています。