コンビニコーヒーのような挽きたてコーヒーが自宅で楽しめる全自動コーヒーメーカー「マイバリスタ」

サンコーは、ボタンひとつで挽きたてコーヒーが豆から淹れられる全自動コーヒーメーカー「マイバリスタ」を2025年3月26日に発売しました。実売価格は1万4800円(税込)。

全自動コーヒーメーカー「マイバリスタ」。

 

記事のポイント

コンビニコーヒーのように、目の前で豆から挽いてコーヒーを淹れてくれる全自動コーヒーメーカー。挽きたての豆ならではの香り高いコーヒーが手軽に楽しめます。600mlまで抽出できるので、朝、自宅でコーヒーを淹れて、保温ポットやタンブラーに詰め替え、職場に持っていくというような使い方もオススメ。

 

本製品はコーヒー豆が挽けるミルとコーヒーサーバーが一体化し、ボタンひとつで挽きたてコーヒーが豆から淹れられる全自動コーヒーメーカーです。給水タンクに水をセットし、本体上部のバスケットにコーヒー豆を入れ、あとはボタンを押すだけで豆挽きとコーヒー抽出を行います。豆挽きは、細挽きと粗挽きの2種類の挽き方が可能。

 

メッシュフィルターを採用し、コーヒー豆の美味しさを損なうことなくそのまま味わえ、丸洗いも可能。また、ペーパーフィルターのように油分が吸着してしまうことなく、味わい深いドリップコーヒーが楽しめます。

 

600mlの蓋付タンブラーが付属し、一度に最大600mlのコーヒーが抽出可能。付属のタンブラー以外にも手持ちのマグカップなども使えます。カップの大きさに合わせてカップの置く高さを2段階で調整可能。

 

本体サイズは幅155×奥行240x高さ360mmで卓上に置けるコンパクトサイズ。大型のコーヒーメーカーは場所を取るので置けない、という方にオススメです。

 

サンコー
全自動コーヒーメーカー「マイバリスタ」
2025年3月26日発売
実売価格:1万4800円(税込)

ミル洗浄までおまかせOK! 挽きたてが手軽に味わえるパナソニック「全自動コーヒーメーカー」

パナソニックは、設置面積が約20%小さくなり(※)、「ストロングコース」追加により6種類の味わいを楽しめる、「全自動コーヒーメーカー NC-A58」を2025年4月上旬より発売します。

※:パナソニック2018年発売NC-A57との比較

 

記事のポイント

従来の「リッチ」「マイルド」コースに加え、「ストロング」コースを追加し、フィルターを使用した豆の「粗挽き」「中細挽き」との掛け合わせで、好みや気分に合わせて6種類の味が楽しめます。コンパクトでキッチンに常設しやすいデザインも特徴です。

 

本製品は、豆を挽く・注湯・蒸らし・抽出・洗浄まで全自動で行うため、自宅で毎回挽きたてのコーヒーを手軽に楽しむことができます。本体は幅15.2 cm×奥行27.2 cm×高さ34.9 cmとコンパクトなため、スペースが限られるキッチンにも設置しやすくなっています。

 

豆を挽く・注湯・蒸らし・抽出・洗浄まで全自動で行うため、フィルターをセットして豆と水を入れ、スイッチを押すだけでコーヒーの抽出とミルの洗浄までおまかせで完了。

 

全体的なバランスを重視した「リッチ」、苦みが少ない「マイルド」に、渋味を抑えながら苦みとコクを引き出す「ストロング」コースを追加。軽めの味わいになる「粗挽き」と濃く苦めの味わいになる「中細挽き」の2つの豆の挽き方との掛け合わせで、気分や好みに合わせて6種類の味わいから選べます。

 

パナソニック
「全自動コーヒーメーカー NC-A58」
実売予想価格1万9800円
2025年4月上旬発売予定

「色使いで安全策はとらない」攻めたカラーで「スぺパ」に優れた家電シリーズ「Toffy Happy Collection」発売

ラドンナは、毎日の暮らしを彩るブランド「Toffy(トフィー)」から「Toffy Happy Collection」を発売。第1弾は「Toffy 給湯ロック付き電気ケトル」「Toffy エアフライヤー ミニ<1.2L>」「Toffy Tea & Coffee メーカー」「Toffy ホットプレート ミニ」「Toffy ハンドブレンダー」「Toffy オーブントースター ミニ」の6製品を発売。

カラーバリエーションは4色を用意。太陽の明るさやポジティブな感情を連想させ、空間に明るさと前向きな雰囲気を生み出す「カナリアイエロー」、温かさとエネルギーの象徴であり、家庭に温もりと活力をもたらす「ヴァイブラントオレンジ」、落ち着きと安定感を提供し、暮らしの中に安らぎと冷静さをもたらす「フレンチブルー」、さらに挿し色として、柔らかさとバランスをもたらし全体の調和を保つ「パンナホワイト」です。

 

記事のポイント

「Toffy Happy Collection」のカラーリングは、イタリア北東部のブラーノ島のカラフルな家々の景観がモチーフ。発表会では広報の方が「色使いで安全策はとらなかった」と語った言葉が印象的で、その言葉通り、攻めに攻めたヴィヴィッドな色が特徴です。商品はどれも5000~6000円とお手頃で、ギフトにもぴったり。スぺパ=スペースパフォーマンスも重視しており、場所を取らないコンパクトなサイズも魅力です。

 

Toffy オーブントースター ミニ

食パン1枚がすっきり入って、かさばらないミニサイズのかわいい卓上トースター。小型でもしっかり加熱できるので、ボリュームのある総菜などの温め直しもでき、付属のトレイを使用すれば、トースト以外のさまざまな料理にも活用できます。カラーはパンナホワイト、カナリアイエロー、フレンチブルー、ヴァイブラントオレンジの4色展開。

 

品名: Toffy オーブントースター ミニ

本体価格:¥5000(税別)

 

Toffy 給湯ロック付き電気ケトル

コロンとしたフォルムの電気ケトル。水を入れて電源を入れるだけの簡単操作。普段使いに最適な、シンプルな使いやすさが特長です。倒れてもお湯がこぼれにくい「転倒湯もれ防止機能」と「空焚き自動OFF機能」が付いた安全設計。カラーはパンナホワイト、カナリアイエロー、フレンチブルーの3色展開。

 

品名:Toffy 給湯ロック付き電気ケトル

本体価格:¥5000(税別)

 

Toffy ホットプレート ミニ

1~2人での使用に丁度良いサイズのホットプレート。火力は保温~200℃まで無段階で調節可能。また、別売の「たこ焼きプレート」と「深鍋プレート」を使用することで、たこ焼きやお鍋も楽しむことができ、普段使いからホームパーティーまで幅広いシーンで活躍します。カラーはパンナホワイト、カナリアイエロー、ヴァイブラントオレンジの3色展開。

 

品名: Toffy ホットプレート ミニ
本体価格:¥5000(税別)

【別売品】
品名:Toffy ホットプレート ミニ専用たこ焼きプレート / 本体価格:¥1800+消費税
品名:Toffy ホットプレート ミニ専用深鍋プレート / 本体価格:¥2300+消費税

 

Toffy エアフライヤー ミニ<1.2L>

1.2Lの小型サイズのエアフライヤー。温度は80~200℃まで無段階に調節可能で、30分までのタイマーも搭載。油を使わずに調理できるため、ヘルシーに仕上がり、油の後処理や油跳ねもなく、気軽に揚げ物を楽しむことができます。また、パーツが少なく、洗いやすいのでお手入れもラクラク。カラーはパンナホワイト、カナリアイエローの2色展開。

品名: Toffy エアフライヤー ミニ<1.2L>

本体価格:¥6000(税別)

 

Toffy ハンドブレンダー

下ごしらえから仕上げまで、1台でこなせる多機能なハンドブレンダー。アタッチメントを付け替えれば、「混ぜる」「刻む」「潰す」「泡立てる」などの調理が可能。カラーはパンナホワイト、カナリアイエロー、フレンチブルーの3色展開。

 

品名: Toffy ハンドブレンダー

本体価格:¥5000(税別)

 

Toffy Tea & Coffee メーカー

1台でお茶もコーヒーも淹れられるTea & Coffeeメーカー。ティーストレーナーとコーヒーバスケットが付属。保温プレート付きで時間が経っても温かい飲み物を楽しむことができます。脱着式水タンクで給水しやすく、お手入れも簡単。カラーはパンナホワイト、カナリアイエローの2色展開。

品名:Toffy Tea & Coffee メーカー

本体価格:¥5000(税別)

「スイッチを押すだけ」でコーヒーを簡単抽出。HARIOのコーヒードリッパーが忙しい朝にピッタリだった

※こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。

 

朝の澄んだ空気にはホットコーヒーがぴったり。どんなに忙しい朝でもこれだけは欠かせません。そんな朝のルーティンをちょっとでも効率UPさせようと、HARIOの「浸漬式ドリッパー スイッチ」を手に入れてみました。なんでも浸漬式のこのドリッパーなら、ゆったりドリップする時間がないときでも美味しいコーヒーが作れるらしいんですよね。

 

まずは構造を観察してみる

浸漬式ドリッパー スイッチ」は、美しいスパイラル模様の入ったガラスの円錐とシリコン製のホルダーで構成されています。シリコン部分に、名前の由来にもなった「スイッチ」が付いているのがポイント。

 

下からのぞいてみると、大きな1つ穴の中にステンレス球を発見。これがバルブの役割を果たし、スイッチON/OFFに合わせて抽出したりせき止めたりできるようです。けっこうプリミティブな仕組みですね。

 

円錐型ということで、抽出には「円錐型のフィルター」が必須。ありがたいことに今回はセットに含まれており、すぐに使い始められました。

お湯を注いで2分待つだけの手軽さ

ところで浸漬式って何? という話ですが、コーヒードリッパーには、透過式と浸漬式の大きく2タイプのドリッパーがあるんです。底に穴が空いている一般的なドリッパーを透過式と言い、今回紹介するHARIOの「浸漬式ドリッパー スイッチ」のような、一定時間コーヒー粉をお湯に浸して抽出するドリッパーは浸漬式と言います。

 

百聞は一見に如かずということで、付属のレシピを見ながら実際に淹れてみました。まずは、フィルターに粉状のコーヒー豆を20gセット。

スイッチが上がっているのを確認したら、お湯を注ぎ淹れて2分待ちます。

 

いつもの穴あきドリッパー(透過式)だと、計りに乗せた状態でチビチビとお湯を注いで…とここまででけっこう手間がかかるところ。ところがこのHARIOのドリッパーなら、本体からこぼれない程度まで、目分量で一気にお湯を注いでOKです。

 

2分後にスイッチを押して抽出すると、1度に1人分(200ml程度)のコーヒーができました。

 

ブレない美味しさがありがたい

コーヒーのドリップって、単純に見えてすごく繊細な作業。同じ豆を同じ量使ってもその日によって味が違うことがけっこうあるんですよね。その点、浸漬式ドリッパーの場合は、お湯に浸してスイッチを押すだけなので、抽出による味のブレが少ないのだとか。

 

使い始めて1週間ほど経ちますが、確かにブレの少なさを実感していて、毎日美味しいコーヒーが飲めて良い感じです。初心者の方にもオススメできる理由もここにあって、このドリッパーならテクニックいらずでコーヒーを楽しめます。

 

人気の透過式ドリッパーとしても使える

スイッチを上げた状態で使えば、透過式ドリッパーとしても使えるのもポイント。実はこのドリッパーのガラス部分、「V60」というHARIOの名品ドリッパーと同じような構造をしています。だから、休日の朝などのゆったり過ごせる日には、ハンドドリップのスキルアップを目指して透過式で淹れてみる、なんてこともできちゃいます。1つで2通りの使い方できるので、なんだか得した気分になりました。

もう手放せない…手軽にコーヒーを淹れる

 

手軽でおいしいコレですKINTOのスタイリッシュなティーストレーナー

※商品のデザインや仕様、パッケージなどは執筆当時のものです。変更されている場合があります。

 

写真/にしやまあやか 画像提供Amazon.co.jp

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自宅でプロの味を再現できるってホント?タイガー魔法瓶の最新コーヒーメーカー発表会で、実際に飲んでみた

タイガー魔法瓶は、コーヒーメーカー<HYBRID BREW>ADF-A060を、2024年10月1日に発売します。想定売価は3万3000円(税込)です。

 

その特徴は、抽出法にあります。コーヒー粉にお湯を通過させて成分を抽出する「透過式(ドリップ式)」と、コーヒー粉をお湯に浸たす「浸漬式」を組み合わせた「ハイブリッド抽出」により、「ハンドドリップやサイフォンのような、プロの手をかけて得られる味わいを手軽に楽しめる」そう。

 

そうはいっても、「店で飲んだコーヒーがおいしかったから、同じ豆を買ってきて自宅のコーヒーメーカーで淹れてみたけど、おいしさを再現できない」――なんてことも多いですよね。筆者も一日にコーヒーを3~4杯は飲むほどの愛好家ですが、コーヒーマシンで淹れた一杯に対して、物足りなさを感じることがあります。

 

はたしてHYBRID BREWはどうなのか? 本当のプロの味になるのか?新製品発表会で試飲した感想をお伝えします。

↑横幅15cmと、スリムなデザイン。コンパクトなサイズ感ですが、容量は6杯分です

 

製品の特徴について、タイガー魔法瓶・商品開発担当の久木野景介さんによると、「透過式」で苦味、酸味、香りを、「浸漬式」で甘みとコクを引き出すといいます。二つの抽出法のメリットを掛け合わせた「ハイブリッド抽出」のキモは、以下の3つ。

 

制御弁での抽出流動コントロール
制御弁の開閉によって、ドリップ(透過式)とホールド(浸漬式)を繰り返しながら、バランスよく抽出

 

浸漬蒸らし
挽いた豆全体にお湯をしっかりとなじませ、豊かな風味を引き出す

 

③トリプルコントロール製法
ハイブリッド抽出に最適な「浸し時間」「湯量(吐出量)」「温度」3つの制御で、味わいとブレのない深いコクを実現

 

これらにより、豆の風味やうま味といった、豆が本来持っている個性を余さず引き出せるそう。さらに、シーンや好みに応じて選べる以下の3つの抽出メニューがあるのも魅力です。

 

Rich(ホット/ハイブリッド抽出):ドリップとホールドを繰り返し、豆全体から成分をしっかり引き出す

Strong(ホット/ドリップ抽出) :高温で香りと苦味など、しっかりした味わいを引き出す

Iced(アイス/ハイブリッド抽出):アイスコーヒーに適した濃さで抽出。コクと心地よい苦味、クリアな後味

 

文字情報だけでも、Strongは朝に、Richはほっと一息つきたい時によさそう、と想像がつきます。

 

いざ、試飲タイム。集まったメディア陣の前で3つのHYBRID BREWが稼働し、それぞれRich、Strong、Icedの抽出を同時にスタート。はじめは3台揃ってお湯を注いでいましたが、ドリップとホールドを繰り返すRichとIcedは、やがて制御弁が何度か開閉し、動きに違いが出てきました。

 

抽出過程を目で楽しめるようにと、フィルターとガラスサーバー部分はむき出し、かつ透明のデザインなので、粉が湯を含んでふっくらする様や、立ち上る香りがダイレクトに伝わってきます。

↑完了までにわずかなバラつきはあったものの、3台とも体感として3分もかからず抽出し終えました

 

以下写真が、抽出完了した3杯。写真だとRichとStrongの違いはわかりづらいかもしれませんが、実物はややRichが赤みがかっている印象でした。

↑左からRich、Strong、Iced

 

まず、Richから頂きました。抽出の後半に温度を下げて雑味を抑えているだけあり、最初から飲みやすい温度です。口当たり、舌触りもなめらかで味に角がなく、身体にしみわたります。まさしく「コーヒーブレイク」にもってこいの一杯ですね。

 

続いてStrongは、鼻先にカップを近づけた時点で、「これはしっかりした味わいだろうな」と予感させる、勢いのある香りがします。名前の通り、一口目からガツンと来る味わい。苦味がきちんとある分、口当たり・舌触りはRichのようにスッとはいきませんが、とにかく苦いコーヒーが好き、という人にはStrongがよさそうです。

 

Icedは、澄み渡る「クリアなアイスコーヒー」という印象でした。Rich同様にハイブリッド抽出なので雑味がなく、それでいてまろやかな味わい。暑い日には何杯でも飲みたくなりそうです。

 

3杯とも、同じコーヒー粉を使って抽出しているはずですが、そうとは思えないほど違いを感じられました。色々な豆を買ってきて、どの抽出メニューで飲むのが一番好きか、比べてみるのも楽しそうですね。

 

少なくとも筆者にとっては、何も知らされずにこの3杯を飲み、「カフェでプロが淹れた」と言われたら、すんなり納得するおいしさでした。

 

量より質、「おいしい」コーヒーへのニーズ増

発表会には、東京都や茨城県でコーヒー店を展開している、サザコーヒーのバリスタ・飯高 亘さんも登壇。飯高さんはコーヒー抽出の競技会「Japan Brewers Cup 2023」チャンピオンで、世界大会2位という実績を持っています。

 

飯高さんは、Strongはしっかりとしたコーヒーでボディ感があり、ほどよい苦みと後味の長さを楽しめる、とコメント。一方のRichは、バランスが取れていて飲みやすい印象を受けた様子でした。Strongは舌の中心、Richは舌全体で味わいを堪能できるようです。

 

飯高さんによれば、同製品の特徴であるハイブリッド抽出は、「競技会においても採用されているケースが多い」とのことで、自身も、競技会ではハイブリッド抽出でコーヒーを淹れているそう。「酸が強く出すぎるものの、これでしか出せない酸味や甘み、苦みがある『透過」式、味のまとまりが作りやすく、甘さを感じやすい『浸漬式」の長所をかけあわせるのは、理にかなっている」といいます。

 

コーヒー需要については、「日本ではおいしいコーヒーを色々なところで飲める機会が増え、良いものが手に入る世の中になってきた」と飯高さん。消費者のがよりよいものを求める声を感じているそうで、各企業がコーヒーメーカー開発に注力しているのも感じている、と語りました。

 

実際、コーヒーメーカー市場は拡大しているようです。タイガー魔法瓶のカフェマシンブランドマネージャー・金丸等さんは、日本のコーヒーメーカーの平均単価が5年で約5056円アップし、自宅でも本格的な味わいが堪能できる商品が求められている、と説明。世界的にコーヒー豆の「質」を求める動きも顕著になり、スペシャルティコーヒーの消費量も増加傾向にあるとのこと。

 

「日常的に、家でもよりおいしいコーヒーを飲みたい」というニーズの高まりを受け、メーカーもそれに応えようと高付加価値な製品を投入しているわけですね。量より質を求めるコーヒー愛好家にとっては、うれしい流れが続きそうです。そして、今回発表されたコーヒーメーカー〈HYBRID BREW〉ADF-A060も、ディープなユーザーの要望に応えるだけの十分な実力があることがわかりました。「自宅でプロの味」を求めていた方、ぜひご注目を!

 

<HYBRID BREW> ADF-A060

品番 ADF-A060
色柄 オニキスブラック<KO>
定格電圧 100V
定格周波数 50-60Hz
容量 0.84L
定格消費電力 908W
抽出方式 ハイブリッド抽出
サイズ 幅×奥行×高さ(約) 15×34.4×35.2(cm)
質量 (約) 2.9kg
コードの長さ(約) 1.2m
満水容量 0.84L
生産国 中国

2つの方式を組み合わせた独自の“ハイブリッド抽出”を実現! タイガー魔法瓶「コーヒーメーカー ADF-A060」発売

タイガー魔法瓶は、「透過式」と「浸漬式」、2つの抽出方法を組み合わせた、“ハイブリッド抽出”が可能な「コーヒーメーカー ADF-A060」を、2024年10月1日に発売。実売予想価格は3万3000円前後(税込)。

 

「コーヒーメーカー ADF-A060」は、一般的な抽出法であるコーヒー粉にお湯を通過させて成分を抽出する「透過式(ドリップ式)」と、サイフォン式やフレンチプレスに代表されるコーヒー粉をお湯に浸けて甘みとコク、アロマを引き出す「浸漬式」を組み合わせ、抽出の方式を1台に集約した独自の“ハイブリッド抽出”を実現。手動では難しい「浸し時間」「湯量(吐出量)」「温度」の調整を自動で行うことで、雑味を抑えた深い味わいとクリアな後味を引き出します。

 

ハイブリッド抽出とは

DRIP(透過式)で引き出す、苦味、酸味、香り。HOLD(浸漬式)で引き出す、甘み、コク、豆のおいしさを余すことなく引き出す、新しいコーヒーの淹れ方を採用。

 

・DRIP 透過式:コーヒー粉にお湯を透過させることで成分を引き出す抽出法

・HOLD 浸漬式:コーヒー粉をお湯に浸し、時間をかけ、豊かな風味を引き出す抽出法

 

 

3つの抽出メニュー

Rich(ホット/ハイブリッド抽出)、Strong(ホット/ドリップ抽出)、Iced(アイス/ハイブリッド抽出)の選択が可能です。

 

●Rich ホット/ハイブリッド抽出
ドリップとホールドを繰り返し豆全体から成分をしっかりと引き出す。

●Strong  ホット/ドリップ抽出
高温で香りと苦味などしっかりした味わいを引き出す。

●Iced アイス/ハイブリッド抽出
アイスコーヒーに適した濃さで抽出します。コクと心地よい苦味、クリアな後味に。

 

制御弁で抽出の流動をコントロール

制御弁の開閉によってDRIP(透過式)とHOLD(浸漬式)を繰り返しながらバランスよく抽出します。

 

浸漬蒸らし

挽いた豆全体にお湯をしっかりとなじませ豊かな風味を引き出す「浸漬蒸らし」を搭載。

 

トリプルコントロール製法

ハイブリット抽出に最適な「浸し時間」「湯量(吐出量)」「温度」3つの制御で、味わいとブレのない深いコクを実現。

 

最大6杯まで抽出可能

コンパクトなサイズ感でありながら容量は6杯分。必要最小限の操作ボタンで直感的な操作ができます。

 

保温機能

抽出が終わると、サーバー台の保温ヒーターがしばらくコーヒーを温かいままキープします。

※ 保温は抽出後約30分で終了します。淹れたての風味を楽しんでいただくため、早めに飲み切ることをおすすめします。

 

取り付けやすい

水タンクは持ち上げやすい設計。机に垂直に置けるフィルターは、コーヒー粉も入れやすい。

 

お手入れもらくらく

フィルターとガラスサーバーは食器洗い乾燥機に対応。清潔に保ちやすく、お手入れしやすい設計です。

 

魅せるデザイン

フィルターとガラスサーバー部分はむき出しかつ透明のデザインを採用。粉の膨らみ、立ち昇る香りなど、コーヒーを作る過程の全てをライブで楽しめます。横幅15cmのスリムなデザインはインテリアに馴染み、置き場所を選びません。

 

タイガーコーヒーメーカーADF-A060

・サイズ(幅×奥行×高さ): 15.0cm×34.4cm×35.2cm(※おおよその数値です)

「めちゃくちゃ期待」ラッセルホブスの「ヒーロープロダクト」見参! 「アテンティブコーヒーバー」がMakuakeにて先行販売

電気ケトルの生みの親と呼ばれるブランドRussell Hobbs(ラッセルホブス)から今秋発売予定の「アテンティブコーヒーバー」がMakuakeにて先行販売されます。開催期間は2024年7月5日~9月1日。

Editor’s Eye

ラッセルホブスでは実に8年ぶりという発表会に参加しました。本製品は92~96℃の高温で抽出することで、コーヒーを熱いまま(約85℃)で楽しめるのが特徴らしく、実際、口にしたときに「熱ッ」と思ったのが印象的。広報マネージャーの山﨑 香さんによると、本製品には「めちゃくちゃ力が入っている、期待している」とのこと。何でもヨーロッパでかなり売れた製品を日本仕様にして発売したものらしく、ブランドの「ヒーロープロダクト」として位置付けているそう。「1台でコールドブリューやカフェラテ、コンセントレートショット(カプチーノ風)が楽しめて、サーバーほかカップやタンブラーにも抽出できる。多彩なコーヒーが楽しめるので、家庭はもちろん、会社など多くの人が集まる場所にもぴったり」とのことでした。力の入った製品に、ぜひ注目してみてください。(GetNavi web編集部家電担当/小林史於)

 

全ての人たちにパーソナルな1杯を

ホットコーヒーだけではなく、コールドブリ ューや濃い目の抽出、フォームミルクをのせたカフェラテスタイル、カプチーノ風と、お好みに合わせたコーヒーを作ることができます。

 

コーヒーのプロが認めた味わい

ヨーロピアンコーヒーブリューイングセンター(ECBC)認証取得の抽出技術を搭載。 抽出する温度と時間を精密にコントロールして、どのような豆でも雑味やブレのない、常に安定してバランスのとれたコーヒーが味わえます。

※ECBCとはノルウェーコーヒー協会によって設立された“ヨーロッパコーヒーブリューイングセンター”の略で、抽出器具の性能を測定する非営利団体です。

 

ヨーロピアンプロダクトデザインアワード受賞

European Product Design Awardは国際的に有名な欧州プロダクトデ ザインアワードで、アテンティブコーヒーバーは、ホームインテリア 製品・キッチンアクセサリー・テーブルトップ部門でトップデザイン賞を受賞しました。

↑フラットなタッチスクリーンインターフェイスも特徴

コーヒーの濃さを自分好みにセレクト

ストロング設定で濃いめに抽出できます。 更にもっと濃いめに抽出したい場合は、コンセントレートショット設定で強い味わいにドリップできす。ミルクと合わせるコーヒーとして最適です。フィルターも、付属のナイロン製の他に、ペーパーフィルターをセットすることもできます。フィルターによって抽出される油分量が変わるので、また違う味わいが楽しめます

 

コールドブリュー(水出しコーヒー)も楽しめる

アテンティブコーヒーバーはホットドリンクだけではなく、コールドブリューコーヒーも作ることができます。 付属の専用フィルターに粉を入れて、コールドブリューを設定すると、ゆっくりと時間をかけて粉に水が注がれ、ドリップ後は冷蔵庫に移して更に抽出させることで、フレーバーとアロマが十分に抽出されたコールドブリューコ ーヒーができあがります。フォームミルクを加えたり、炭酸水を入れてコーヒーカクテルにしたと、 味わえるコーヒーのバリエーションが更に広がります

 

コーヒーと好相性のフォームミルクが作れる

本体にはミルクフォーマーが搭載されているで、ミルクを泡立てることができます。 電池式ではないので、攪拌中にバッテリーが切れる心配もく、また、製品に装着されているので収納場所をとりません。 ストロング抽出のコーヒーに、ミルクフォームをのせて、カフェラテスタイルを楽しむことができます。 生クリームも攪拌できるので、アイリッシュコーヒー作り等にも便利です。

 

飲みたい時に飲みたい分だけ

ウォータータンクに入っている水量に関わらず、抽出カップ数が選 べます。 自分だけが飲みたいなら1~2杯分、コーヒーをタンブラーに入れて 持ち歩きたいなら2~3杯分、大人数の来客時なら8~10杯分と、状況や気分に合わせて抽出量を選ぶことができます。

↑カップ1杯分を飲みたいときは、カップ用のホルダーを引き出して使用することも可能

 

ドリップ防止レバー

 

カラフェを取り出す際に、ストッパーを閉めてコーヒーのしずくが保温プレートに落ちるのを防ぎます。 ストッパーを開放しないと動作しない構造なので、抽出スタート時に、うっかり開け忘れても、ホルダーからコーヒーがあふれることはありません。

 

目覚ましは淹れたてコーヒーの香り

タイマー機能付なので、飲みたい時間にセットしておくことができます。前日夜にセットしておけば、寝室においての目覚め の一杯や、忙しい朝に便利です。

 

【商品概要】

商品名:アテンティブコーヒーバ-
型番:8000JP
本体価格:3万3000円(税込)
電源:100V 50/60H
消費電力:1300W
サイズ:約W30.5 × D21.5 × H34.5cm
重量:約3.2kg(カラフェ含む)
コードの長さ:約1m
最大使用水量:約1.25L(抽出量約10 カップ)
付属品:パーマネントフィルター、コールドブリューフィルター、スクープ

同じ豆でぜんぜん違う!「アプリでプロの味」が話題のコーヒーメーカー「DRIP POD YOUBI」をスゴ腕開発者と飲み比べ

「DRIP POD YOUBI(ドリップポッド ヨウビ)」は、2023年の秋にUCC上島珈琲が発売したカプセル式コーヒーマシン。マシンで直接操作して抽出するモードに加え、UCC公式アプリ「COFFEE CREATION」(無料)とBluetooth連携することで、同社が誇るコーヒーのスペシャリストが開発した「プロレシピ」で「プロの味」を再現する機能があるとのこと。

↑カプセル式コーヒーマシン「DRIP POD YOUBI」。全5色あり、左端のボタニカルグリーンは公式オンラインストア限定で、右端のソイルブラウンはDEAN & DELUCAの一部店舗と公式サイト限定。参考価格は税込2万4200円

 

普通の味とプロの味、本当に違いが出るものなのか……? 実際にテイスティングしてみたい! とUCCに伝えたところ、同社のショールームで体験させてもらうことに。さらに、プロレシピ考案を担うスペシャリストが本機の開発秘話も語ってくれるということで、取材してきました!

 

プロのレシピが豆のポテンシャルを個性的に引き出す

DRIP POD YOUBI(以降YOUBI)のコーヒー豆のカプセルは、“世界中を旅するように味わえる“がコンセプト。UCCの熟練したコーヒー鑑定士が、世界中から厳選した生産地の豆を使用しています。多彩なコーヒー豆とお茶を含む15種類を展開するほか、期間限定のスペシャルティコーヒーカプセルも展開します。

↑多彩な味わいを展開するDRIP PODのカプセル。カプセルには炒りたて挽きたてのコーヒーを1杯ずつ密封してパックしています。通常、カプセルは1種類が12個入った箱で販売(参考価格税込998円~/1箱)

 

↑7月1日より期間限定の「サマーブレンド2024」をオンラインストアにて発売開始(税込1620円/1箱)。ジューシーな果実味を感じられる夏にぴったりな味わいです

 

「プロレシピ」はアプリの「COFFEE CREATION」から選択可能。バランスが取れて飲みやすい「Casual Black」(ホンジュラス&コロンビア)、甘みと酸味を感じる「Chocolate Browny」(マンデリン&ブラジル)、洋梨のような甘い余韻を感じる「Sweet Fruit」(ホンジュラス&コロンビア)など多彩なレシピを用意しています。同レシピは同社のコーヒー専門教育機関「UCCコーヒーアカデミー」のなかでも高い抽出技術を持ち、国内外の競技会で活躍する3人のスペシャリストが開発しています。

↑「COFFEE CREATION」アプリを、ダウンロードしたスマホで操作。カプセルごとにコーヒー豆のポテンシャルを生かすレシピが用意されています

ドリップポッドの「プロレシピ」を開発する3人のうち、今回話を聞かせてくれたのはUCCコーヒーアカデミー東京校の講師でもある村田果穂さん。ジャパン ブリューワーズカップ 2014/2015の準優勝者であり、スペシャルティコーヒー最高峰の品評会COE(カップ・オブ・エクセレンス)で国際審査員も務めるスゴ腕です。

↑村田果穂さん。上記以外にも多方面で活躍しています

 

まるでバリスタが目の前で淹れたような味わいに!

「まずは飲み比べてみてください」と村田さんがYOUBIで淹れ分けてくれたのが、4種のコーヒー。すべて「ホンジュラス&コロンビア」を使いながらも、異なるレシピで淹れているそうです。

↑左端の「S」が、マシン操作で抽出したスタンダード。「MP」は村田さんが考案した「プロレシピ」による一杯(Murata Proの頭文字)。「DP」は土井克朗さん、「NP」は中井千香子さん(村田さん以外のプロレシピ開発者/後述)によるもの

 

「ホンジュラス&コロンビア」(12個入り/税込998円)は、種類豊富なカプセルのなかでも人気が高く、ピーチを思わせる甘い余韻の長さと、まろやかなコクが特徴。「S」はその魅力をストレートに感じさせてくれる味わいです。

 

では、いよいよプロレシピを試飲。まずは村田さん考案レシピ「MP」(レシピ名称「Sweet Fruit」)を味わってみると、コクと酸味がより前面に出ている印象。続いて土井さん考案の「DP」(レシピ名称は「Casual Black」)を試してみると、こちらはやさしい印象で、落ち着きのあるたたずまい。中井さん考案の「NP」(レシピ名称は「Creamy Nuts」)は、コクとビター感が増してこっくりとした飲み口に。

 

「土井のレシピは、平日のおやつ時にほっとひと息つける味わいをテーマにした、ライトなタイプ。中井のレシピは、シーンで例えれば夕食後のひとり時間ですね。ローストナッツのような、香ばしさを引き立たせた味わい構成になっています」(村田さん)

↑村田さんと同じく、UCCコーヒーアカデミー東京校の講師である土井克朗さん(左)。中井千香子さん(右)は神戸校の講師を務めています

 

カプセルは同じでも、ここまで味が変わるとはスゴい! ……いったい何が違うんでしょうか?

 

「YOUBIでは、蒸らしや抽出の前半と後半など、各工程における湯温や湯量、お湯を注ぐスピードなどを細かく設定しているんですね。その設定を少しずつ変えることで、異なるコーヒーの味わいを楽しむことができるんです」(村田さん)

 

本体でも、ただでさえ3種の抽出モード(STANDARD/STRONG/ICED)と、7段階の抽出量を選ぶことができるというのに……「プロレシピ」で、さらに個性が豊かな味を楽しめるわけですね。まるで複数のバリスタが、自分の好みに合わせて淹れたような……そんな、新鮮な体験ができるのがYOUBIの魅力といえるでしょう。

↑村田さんのレシピを音で例えるなら、イコライザーで低音域と高音域を強めに引き立たせた、ハリツヤ感の豊かなサウンドのイメージ

 

↑「ホンジュラス&コロンビア」の場合は、まず村田さんが「Sweet Fruit」を考え、このレシピを起点に土井さんと中井さんが各自で開発。開発の担当や順序は、カプセルによって異なるとか

 

3人のスペシャリストが得意分野を生かしたレシピを開発

数ある講師陣のなかで、この3人がレシピ開発に選ばれたのはどんな観点からでしょうか。これについては、「DRIP POD」全体の商品開発を担当している進(しん)裕子さんが教えてくれました。

↑右が進さん。村田さんとともに、UCCコーヒーアカデミーの公式YouTubeでDRIP PODを紹介しています

 

「講師には様々なメンバーがいるのですが、開発している3人は喫茶店やコーヒースタンドなどの外食業界出身であり、なかでもハンドドリップやサイフォンで淹れるコーヒーバリスタのスペシャリストであることがポイントです。

 

加えて、土井はブラジルの資格制度『コーヒー鑑定士』を持ち、中井は喫茶店文化の造詣が深く、またジャパンサイフォニストチャンピオンシップの優勝者でもあります。そんな異なる背景を持つ彼らに対し、それぞれの得意分野を生かした設計を依頼する形でレシピを開発をしています」(進さん)

↑「鑑定士の誇り」を冠するカプセル(写真中央付近)は、コーヒー鑑定士である土井さんが「プロレシピ」も担当

 

続いて、これからの季節にぴったりな「鑑定士の誇りアイスコーヒー」(12個入り/税込998円)でも飲み比べを体験させてもらいました。こちらの「プロレシピ」は「The Iced Coffee-deep」と「The Iced Coffee-mild」の2タイプが展開されており、スタンダードとの3種類を比べてみました。

↑「S」がマシン操作で抽出したスタンダード。「D」が「プロレシピ」のdeepで「M」がmild

 

飲んでみると、「S」はダークチョコレートのような滑らかさと、すっきりとしたコクのある味わい。「D」は文字通り、そこに堂々とした深いコクが主張し、しっかりした重厚感が特徴。一方の「M」はスムースな口当たりで、暑い日にゴクゴクと飲みたい味わいだと感じました。

 

やはり、アイスコーヒーでもそれぞれの個性がはっきりわかります。食後にゆっくり楽しむときはコクのあるdeep、外出先から帰ってきたときは、ゴクゴク飲めるのmildを選ぶなど、シーンに応じて楽しめますね。今年も猛暑が予想されているので、YOUBIのアイスコーヒーが火照った身体を癒し、リラックスを与えてくれる存在になりそうです。

↑アイスコーヒーをおいしく楽しむポイントは、たくさんの氷を入れたグラスをセットして抽出すること

 

細かく設定ができるぶん、試作にはこだわってしまう

あらためて、「プロレシピ」はポテンシャルの引き出し方が絶妙ですが、開発に関してどんな苦労があるのでしょうか?

 

「YOUBIのプロファイルはきわめて自由度が高く、細かく設定ができるぶん、『もっと良くなるんじゃないか』という深掘りが可能なんです。だからこそ、試作が続くケースがよくあるんですね。私はこの仕事をしている割にカフェイン耐性が強いわけではないので、試飲しすぎて寝つきが悪い日もありますね(笑)」(村田さん)

 

通常業務での試飲に加えて、「プロレシピ」の官能検査に関する試飲の回数も多いとか。なかには20回以上の試飲を経て完成するレシピもあるとのことで、各レシピには並々ならぬ情熱が込められているのがわかります。

↑最近手がけた村田さんのオススメは、数量限定の「ホンジュラス エルプエンテ農園 2024」(12個入り/税込1620円)。シトラス感豊かな「Lemonada」と、爽やかな風味の「【Iced】Early Summer」は、どちらも村田さんがレシピを担当

 

↑なお、カフェオレがお好きな方は、「炭火珈琲」「グァテマラ&コロンビア」もオススメです

 

ちなみに、今回訪れたショールームは一般開放されていませんが、YOUBIをじっくり見たいのであれば“売らない店”として知られ、体験を目的とした「b8ta」(ベータ)へどうぞ。有楽町、渋谷、越谷市レイクタウン、梅田の4店舗で展開されているので、気になる方はぜひ足を運んでみてください!

紙パック式クリーナーが計画比7倍の大ヒット! 2023年上半期にヒットした注目家電をプロが解説

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「家電編」から、ゴミ捨てが楽になる紙パック式のスティッククリーナーをはじめ、コーヒーメーカー、ホットサンドメーカーの人気モデルをそれぞれ紹介。人気の秘密について、家電デジタルライターの小口覺さんに解説してもらいました!

 

私が解説します

家電ライター 小口 覺さん
ITから家電まで幅広く精通。自慢したくなる家電を指す「ドヤ家電」の名付け親でもある。

 

【スティッククリーナー】

長年培った技術力を結集した軽量で高い吸引力の紙パック式

日立
かるパックスティック PKV-BK3K
実売価格6万2800円
2022年12月発売

紙パック式集じん方式を採用。集じん部やモーターには同社の技術を応用し、1.1kgの軽量と吸引力を両立した。緑色LEDライトで見えにくいゴミを浮かび上がらせる「ごみくっきりライト」や、髪の毛が絡まりにくい「からまんブラシ」も搭載。

 

↑紙パックが満杯でも簡単に取り出せて、ホコリも舞いにくい構造。ゴミ捨ては約2か月に1回程度でOKだ

 

↑空気がスムーズに流れやすい「パワー長もち流路」を採用。ゴミが溜まってきても吸引力が低下しにくい

 

【ヒットのシンソウ】

ゴミ捨てのラクさに注目の紙パック式が異例のヒット

「サイクロン式が主流のスティック掃除機ですが、ゴミ捨ての際にホコリが舞いにくい紙パックを採用。計画比7倍のヒットとなりました。他社も紙パック式の高級スティック掃除機を投入するかも」(小口さん、以下同)

売れ行き:★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★★

 

【コーヒーメーカー】

コーン式ミルが進化してより手軽に本格的な1杯を抽出

シロカ
コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこPRO
実売価格2万9700円
2022年10月発売

挽く・蒸らす・淹れるに加え、豆と水の計量も全自動で行う高級モデル。挽きムラを抑えた「こだわり挽き」と選べる抽出温度で、豆本来のおいしさを引き出す。マグカップに直接抽出できる「じかマグ」機能を搭載。

 

↑ホッパーは密閉性が高く、豆の香りを逃がしにくい。豆を最大200gまで保存可能で、補充の手間も軽減

 

【ヒットのシンソウ】

使い勝手を中心に従来機以上の人気を獲得

「計画値の2倍以上、金額ベースでは前モデルの同時期比2.5倍超の売れ行き。大容量ホッパーや、マグカップに直接淹れられる『じかマグ』モード、自動計量機能など、使い勝手が特に高評価です」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★

 

【ホットサンドメーカー】

食べきりサイズのホットサンドを作れる

レコルト
プレスサンドメーカー ミニ
実売価格4400円
2023年4月発売

6枚切りや8枚切りの食パン1枚でホットサンドが作れるコンパクトモデル。ホットケーキミックスやパイシート、ごはんを挟んでもOKだ。キュートな本体のフォルムと、レトロなムードの3カラー展開で、デザイン性の高さからSNSでも人気。

 

↑ホットケーキミックスでチーズドックやアメリカンドックも作れる。アレンジレシピを考えるのも楽しい

 

【ヒットのシンソウ】

発売1か月足らずで出荷台数は1万台を突破

「同社の食パン2枚用のタイプが1年半で11万台出荷でしたが、本機はそれを超えるペース。2枚だと量が多いという層にリーチ。サイズ・デザイン・カラーは “雑貨電(雑貨系家電)” としての完成度も◎」

売れ行き:★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★★

店舗のおいしさを自宅で再現! 「バルミューダ×スタバ」コーヒーメーカー

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「家電」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、コーヒーメーカー「BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

バルミューダ×スタバ

独自のチューニングを施し店舗のおいしさを自宅で再現

【コーヒーメーカー】

2021年11月発売

バルミューダ

BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION

6万4900円

「スターバックス リザーブ」ブランドとコラボした限定モデル。カッパーとダーククロームが目を引く、洗練されたデザインが特徴だ。精緻な温度制御などの技術は踏襲しつつ、スターバックスの豆に合わせた専用の抽出モードを搭載。

 

↑モードはHot/Iced、サイズは店舗と同様にShort/Tallから選択可能。ドリッパーにはブランドロゴがあしらわれ、細部まで世界観にこだわった

 

【ヒットの裏付け】予約開始時は即完売で現在は販売店舗拡大中

店頭では予約開始から半日で、販売サイトでは2日間で完売。“おうちカフェ”需要が高まるなか、自宅でスタバ体験ができる唯一のコーヒーメーカーとしてファンの熱視線を集めた。

「ハンドドリップは敷居が…」という方、1万円台のお一人様全自動コーヒーメーカー「俺のバリスタ2」を使ってほしい

コーヒー好きにとって「美味しいコーヒーをいかに手軽に淹れるか」は、永遠のテーマといえます。コーヒーを美味しく淹れようとすればどうしても手間ヒマが掛かるし、手軽さを追求すればどこまで美味しさを妥協できるか、という等価交換になりがちですよね。

 

そんななか、コーヒー豆を挽くところから全自動で淹れられる、お一人様全自動コーヒーメーカー「俺のバリスタ2」がサンコーから発売されました。美味しさと手軽さのバランスはどうなのか、爽やかな朝を演出する一杯を実現できるのか? これは気になる……というわけで、試してみました!

↑お一人様全自動コーヒーメーカー「俺のバリスタ2」。本体サイズは幅約155×奥行240×高さ360mm、電源ケーブル長は約750mm。タンブラーのサイズは直径約87×高さ175mm(蓋込み)、容量は約600ml(すりきり)。質量は本体が約2280g、タンブラーが約260g。使用水量は本体最大水位が600ml、最低水位が300ml。定格時間は粗挽き15秒、細挽き25秒。軽量スプーン1杯の最大豆/粉量は35g。本体材質は樹脂(PP)とステンレス。タンブラーの材質はステンレス、蓋がAS樹脂

 

シルバー基調のスマートなデザイン

「俺のバリスタ2」は、サンコーが2月に発売した、豆から挽ける本格派コーヒーメーカーです。サンコーの公式サイトでの販売価格は1万2900円(税込)。保温性の高い蓋付きのサーモタンブラーが付属していて、タンブラーに直接コーヒーを注ぐことが可能です。そのため、保温機能はナシ。

↑シルバー基調のシンプルなデザイン

 

↑容量600mlの付属のタンブラー。コーヒーメーカーにセットするときは蓋を外します。もちろん、同じくらいのサイズのものであれば、付属のものでなくても利用可能です

 

高さ36cmでそこそこ大きいものの、テーブルの上などに出しっぱなしにしておけるスマートなデザインです。従来製品「俺のバリスタ」は本体が黒くてやや重々しい印象でしたが、新製品はシルバー基調になって明るくなりました。

 

ただし、電源ケーブル長は約75cmで少し短く感じます。卓上近くにコンセントの差込口があれば良いのですが、机の下まで届く程度の長さは欲しかったです。

↑本体の蓋を開けたところ。奥がコーヒーフィルター、手前は水を入れるタンク

 

今回のレビューにあたり、コーヒー豆には筆者の好みでタリーズコーヒーの「エチオピア」を選びました。「俺のバリスタ2」のニュースリリースには、「1袋500g入りで500円の豆を買えば、1杯あたり10円で経済的」と書かれていましたが、せっかく豆から挽くのだから、美味しい豆を使いたいところ。今回用意した豆は200gで約1500円。1杯あたり75円の計算です。これでも十分リーズナブル。

 

豆と水を入れれば全自動で抽出

豆の香りを味わいながら計量スプーンで豆をすくい、コーヒーフィルターの中に入れ、その手前のタンクに水を入れます。水の量を計るときは、計量カップを別途用意しておくのがオススメ。タンクには「MAX」の目盛りがありますが、内部が黒いうえ陰になりがちで見づらく、目分量でやると失敗しやすいです。ちなみに、メッシュフィルター内蔵なのでペーパーフィルターを別途用意する必要はありません。

↑計量スプーンで豆をすくうと、1杯あたり6g程度。コーヒー豆はマグカップ1杯ならスプーンで3杯半、水は300mlが目安です

 

↑コーヒー豆をコーヒーフィルターに入れ、タンクに水を入れます。水は最大600mlまで入れられ、タンブラーに2杯分を抽出できます。2杯分を淹れるときは豆をスプーンで5杯使用します

 

準備ができたら上蓋を閉じて電源を入れ、粗く挽くか細かく挽くか選びます。粗挽きのほうが苦味が少なく酸味が強くなり、細挽きでは苦味とコクが強くなります。ミルクを入れてカフェオレやラテにしたい場合は粗挽きにし(ミルク投入機能はナシ)、普通にコーヒーを飲む時は細挽きがオススメです。粗挽きにしろ細挽きにしろ、粉砕したあとは全自動で抽出に入ります。なお、粉から淹れることも可能です。

↑操作部。ボタンは左から「細挽きで抽出」「粗挽きで抽出」「粉から抽出」「電源」となっています

 

コーヒー豆を粉砕するためのコーヒーミルには、カッター式を採用。より均一に豆が挽ける臼式ではないのは残念ですが、価格の面で導入のしやすさを考えた仕様となっています。

↑左が粗挽き、右が細挽き。ミルがカッターなので、どちらも粒の大きさにややバラツキがあります

 

コーヒー豆の粉砕音は結構大きく、騒音測定アプリで計測すると、粗挽きでは68dB程度まで、細挽きでは75dB程度までの音が出ました。その点を考えると、やはり夜間のカフェイン摂取は控えないといけませんね。

↑コーヒー豆を細挽きしたときの音を計測。70~75dB程度で推移しました。粗挽きでは若干低くなりました

 

粉砕からドリップが終わるまでの時間はだいたい5分程度。コーヒーの香りはこの時間が一番よく満喫できます。飲む前からコーヒーを楽しみましょう。

 

油分が多めの仕上がり。豆の上質な味が堪能できた

コーヒーはタンブラーに直接抽出できるので、コーヒーの温度が下がるのがイヤな人にはうれしいはず。タンブラーではなく、マグカップに直接注ぐこともできます。その場合、トレイに付いているメッシュプレートの高さを調節するとこぼさずに注げます。

 

なお、ここで気になったのが、淹れ終わったあとしばらくはしずくが垂れること。これが思ったより切れが悪く、1分くらい垂れ続けていました。タンブラーを取り出しても下のトレイに垂れるだけなので、あとでトレイを洗えば良いだけなのですが、微妙に落ち着きませんでした。

↑豆を挽き終わると自動的に抽出に移ります。コーヒーはゆっくり出てきます

 

↑メッシュプレートを調節すればマグカップにも直接注げます

 

抽出が完了したコーヒーを見てみると、表面にはコーヒーの油分が多めに浮いています。初めて見ると驚きますが、汚れではないので安心してください。油分が浮くのはコーヒーフィルターが金属メッシュだから。ペーパーフィルターが吸ってしまう油分がメッシュフィルターではほどよく残り、甘みとコクが増し、香りも良くなります。

↑コーヒーの表面に白く浮いているのはコーヒーの油分です

 

実際に飲んでみると、コーヒーのかぐわしい香りと、フルーティで飲みやすいエチオピアの豆の上質な味がしっかり堪能できました。ウマイです。カッター式でこれだけ美味しく淹れられれば十分でしょう。朝の仕事前などに飲むと、目が醒めてやる気も湧いてくるというものです。

 

お手入れはカンタン。慣れれば5分以内で片付け完了

お手入れも気になるところ。「俺のバリスタ2」では、一杯淹れるごとにフィルターはもちろん、蒸気蓋にも砕いたコーヒー豆がたくさん付くので、フィルターに残った豆を捨て、フィルターも蒸気蓋も毎回水洗いする必要があります。

 

水洗いするパーツは全部で4つです。いずれも複雑な形状ではないので、水でざっと流すだけでよく、コーヒーの粒が残ることはほぼありません。あとは水を切って風通しの良い場所で乾かせばよく、5分もあれば終了。とても簡単でした。ただ1点、気になったのが蒸気蓋の付け外し。取り外すときは右回しでロックを解除し、取り付けるときは左回しにします。このとき、三カ所のツメをはめる位置が決まっているのですが、目印のマークが小さいうえに黒地に黒マークなので、とても見づらい。この蒸気蓋の部分だけは、改良してほしいと感じました。

↑淹れ終わったあとのコーヒーフィルターの様子

 

↑水洗いするパーツはこれだけ。左から水フィルター、フィルターケース、コーヒーフィルター(メッシュフィルター)、蒸気蓋

 

全自動コーヒーメーカーは手軽さが最大の魅力。さすがに味わいはハンドドリップには及びませんが、「俺のバリスタ2」は1万円台の価格ながら、ワンタッチで豆を挽くところから淹れられて、味も納得できるレベル。別途ペーパーフィルターを購入する必要もなく、お手入れも簡単です。

 

ハンドドリップは面倒、敷居が高い、どうせよくわからない。それでもブラックコーヒーの美味しさがわかるようになりたい……そう感じている人ほど、まずは「俺のバリスタ2」を使ってみてほしいです。本機なら、一杯ずつハンドドリップをしなくても、自分が「好きだ」と感じるコーヒー豆に出会えるはず。朝の忙しいときでもちゃんとドリップしたコーヒーが飲みたい人、自分好みの美味しい豆を探したいコーヒーの初心者には、特にオススメしたいアイテムです。

【飲み比べ】バルミューダのコーヒーメーカー「スタバモデル」と「通常モデル」の味はどう違う?

5万9400円(税込)と高額ながら、機能美や味わいで大注目を集めている「BALMUDA The Brew(バルミューダ ザ・ブリュー)」。2021年の10月に発売されましたが、まさかの続報に家電業界がまたザワつきました。「BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION(バルミューダ ザ・ブリュー スターバックス リザーブリミテッドエディション)」、いわゆる“スタバモデル”の発売です。

↑カッパーのサーバーが目を引く「BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION」。価格は6万4900円(税込)で発売中

 

最初に商品情報を知った時は、「どんなデザインなんだろ?」ぐらいにしか思っていませんでしたが、常識破りのバルミューダをなめてはいけませんでした。なんでも、こちらはスターバックスで最上級のコーヒー豆のブランド「スターバックス リザーブ」をおいしく淹れるために最適化されているとのこと。「それはいっそう気になる!」ということで、体験会に参加。しかも、その場で特別に通常モデルとの味の違いをチェックさせてもらいました!

↑会場は、中目黒にある特別な店舗「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」。「スターバックス リザーブ ロースタリー」は世界4か国に6店舗しかないとあって、メチャメチャおしゃれです

 

コーヒーは水1mlの違いで味が変わる

体験会の前半は、両社の責任者によるトークセッション。スターバックスジャパンのコーヒースペシャリスト・江嵜讓二さんと、バルミューダの商品設計部・太田剛平さんが開発秘話などを語りました。

↑江嵜さん(左)と太田さん(右)。会社同士が互いのブランドやカルチャーに尊敬し合える関係性で、共同開発は楽しかったと振り返りました

 

協業は今回が2度目。過去には2019年に発売された電気ケトル「BALMUDA The Pot(バルミューダ ザ・ポット)」のスターバックス リザーブ限定モデルがあります。その企画と並行して今回のコラボモデル開発も進めていたとか。江嵜さん曰く、長年、スターバックスジャパンとしてもオリジナルのコーヒーメーカーを作りたいという思いがあり、今回のモデルは悲願だったそうです。

↑機能の独自性はボタンだけを見ても明らか。抽出モードはHotとIcedの2つ(通常モデルではICED、STRONG、REGULARの3つ)。また、店舗で注文するときと同様にShortとTallの2サイズから選べるようになっています(通常モデルでは1~3CUPS)

 

↑横から見ると、タンクの目盛りにも違いが。また、スタバモデル(右)のほうはサーバー下部に「★/R」のロゴが印字されています

 

江嵜さんと太田さんのトークで筆者が印象に残っていることのひとつが、コーヒーは水1mlの違いで味が変化する世界だという話。それは温度や注湯のタイミングもしかり。江嵜さんはもちろん、太田さんにもその認識があるため、機械の制御などを緻密に作り込み、毎回同じ味を安定して再現できるようこだわったとのことです。

↑デザインにもこだわりが。スタバモデル(右)はマットブラックとカッパーのカラーリング。表記のフォント(文字の書体)もスターバックス リザーブで使われているものをあしらい、トータルで世界観を体験できるようになっています

 

雑味が少ない豆を湯にしっかり浸らせる

続いて、今回のスタバモデルが通常モデルの「BALMUDA The Brew」とはどう違うのか、太田さんに聞きました。

 

「大きな違いの一例を挙げるとすれば、抽出時にどれだけコーヒー豆がお湯に浸かるか。浸かりやすいレシピで設計したのがスターバックスモデルです。より浸かっているぶん豆本来のポテンシャルを引き出せるのですが、雑味が出てしまう点も否めません。ただ、本機で推奨しているスターバックス リザーブの豆はもともと高品質で雑味が少ないので、おいしい部分だけを抽出できるのです」(太田さん)

 

一方で通常モデルの「BALMUDA The Brew」は、あらゆるコーヒー豆の使用を想定しているため、汎用性が高いレシピになっているとか。そのぶん、推奨している豆の量にも違いがあると太田さんは言います。

 

「1杯ぶんの量は、通常モデルが33gでスターバックスモデルが25g。どちらも『BALMUDA The Brew』独自のバイパス注湯(※)は行いますが、その湯量もそれぞれ違いますね」(太田さん)

 

※バイパス注湯……3/4ほどの湯量でコーヒーを抽出したあと、コーヒーサーバーに残り1/4ぶんのお湯を注ぎ“ストロング&クリア”を実現する「BALMUDA The Brew」ならではの機能

↑それぞれの豆の既定量がこちら。よく見ると左の通常モデルのほうが、コーヒー豆(挽いた粉)が多くなっています

 

では、スターバックスのコーヒー豆を使うならどんな種類がいいのでしょうか。こちらは、より詳しい江嵜さんに質問。すると、フレーバーに個性があるタイプがオススメと言います。

 

「ブレンドコーヒーとシングルオリジン(単一農園・単一品種)のどちらがよいかといえば、やはりシングルオリジンでしょう。なぜなら、基本的に豆の個性や繊細な風味をより感じられるのがシングルオリジンだからです。例えば、極めて希少で高価ですが『ゲイシャ種』のシングルオリジンなどはフレーバーが実に優美でオススメですよ」(江嵜さん)

 

スタバモデルはボディが豊かでまろやか&華やか

それではいよいよ、通常モデルで淹れたコーヒーと「BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION」で淹れたコーヒーの飲み比べをしていきましょう。今回使った豆は、スターバックス リザーブの「スマトラ」という高品質なタイプ。それぞれのコーヒーメーカーで同じ「スマトラ」を使い、通常モデルは「REGULAR」、スタバモデルは「Hot」で同時に抽出し、飲み比べを行いました。

↑左が通常モデルで右がスタバモデル。まずは蒸らし、そしてドリップ。太田さんの言う通り、注湯の強弱や「注ぐ・止める」のタイミングなどに違いがあります

 

「それぞれのフィルターの中をよく見比べてください。スターバックスモデルのほうが、豆のふちに見えるお湯が多いはずです。イメージでいうと“浸って落とす、浸って落とす”。つまり、十分に豆をお湯に浸らせてドリップする、という工程を繰り返すんです」(太田さん)

 

見てみると、確かにスタバモデルのコーヒー豆のほうがお湯を多く含んでいる印象。使用する豆の量が少ないことも関係しているかもしれません。

↑右のスタバモデルのコーヒー豆のほうがお湯を多く含んでいる印象があります

 

実際に飲み比べてみると、やはり明確な違いがありました。どちらも香り高く、「スマトラ」のコクの深さや甘やかでスパイシーな印象がしっかり出ています。そのうえで、通常モデルで淹れたほうはクリアでブライト。スタバモデルはボディの強さや、まろやかな口当たりをより豊かに感じました。また、酸味に関しては通常モデルがすっきり、スタバモデルは華やかな方向性に引き出している印象です。トータルで見ると、やはりスタバモデルのほうが豆の個性を強く引き出していると感じました。

↑同じ豆なので、コーヒーの色に違いはありませんが、味には明確な違いがあらわれました

 

というわけで、個人的にはコーヒービギナーや、色々なコーヒー豆を試したい人は通常モデルの「BALMUDA The Brew」。スタバ好きの人や、高品質なスペシャルティコーヒーにこだわっているような愛好家には「BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION」がオススメです。

 

厳選された豆を特別なモデルで淹れる体験は、家で過ごす時間をきっと豊かにしてくれるはず。スタバモデルを選んで、とことん豆にこだわってみるのも面白いのではないでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

デロンギの全自動コーヒーメーカーが20%オフ、Amazonプライムデーで安い

Amazon.co.jpは6月22日の23時59分まで、年に一度のセール「Amazonプライムデー」を開催中。

 

これに合わせて、デロンギ製全自動コーヒーメーカーのエントリーモデル「マグニフィカS(ECAM22112B)」が、通常価格5万9800円(税込)から20%オフの4万7840円(税込)で販売されています。製品ページはこちら

 

自動で「豆を挽く」「タンピングする」「抽出する」工程を行なってくれるので、ボタンを押すだけで、いつでも自宅で挽き立てコーヒーが味わえます。また、コーヒーの濃さ(豆の量)や、コーヒーの量(抽出量)、抽出温度を好みに合わせて設定する機能をそなえるほか、日本人の好みに合うと言われる深蒸しレギュラーコーヒーを作る「カフェ・ジャポーネ」機能も搭載しています。

 

さらに、デロンギならではのシックなデザインと、気分に応じてさまざまなタイプのコーヒーが楽しめる点も大きな魅力です。

 

自宅で仕事をする機会が増えている人も多いと思います。お得なこの機会に全自動コーヒーメーカーを自宅に導入して、気分転換や休憩時においしいコーヒーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

実は、エスプレッソは「夏に飲むべき」と判明! シェーカーを使ったアイスコーヒーが衝撃の味だった

ネスレネスプレッソは、イタリアで愛されているアイスレシピを楽しむためのカプセルコーヒー「イスピラツィオーネ・サレンティーナ」と「イスピラツィオーネ・シェケラート」の2種を数量限定で発売しました。全国のネスプレッソブティック(21店舗)とウェブサイトで販売され、1本10カプセル入りで価格は940円。

 

エスプレッソを使ったアイスコーヒーのレシピを実際に作ってもらった

↑数量限定のカプセルコーヒー「イスピラツィオーネ・サレンティーナ」

 

「イスピラツィオーネ・サレンティーナ」は、南イタリアで親しまれているアーモンドミルクを使ったアイスコーヒーレシピ、「カフェ・ア・ラ・サレンティーナ」を楽しむためのもの。アラビカ豆の柔らかな口当たり、ナッツのようなアロマと口あたりの良さ、ロブスタ豆ならではの力強さが同時に味わえるバランスのとれたブレンドだそうです。そして、こちらにガムシロップと氷、アーモンドミルクの入ったカップに本品を抽出したレシピが「カフェ・ア・ラ・サレンティーナ」です。今回、メーカーの方に目の前で作ってもらう機会があったので、どんな味なのか試してみました。

↑使用したマシンはこちらの「エッセンサ ミニ ピュアホワイトC」(直販価格1万1880円)。19気圧という高い圧力をかけてコーヒーを抽出します

 

ミルク入りレシピの味に、カフェラテ好き編集者のテンションがUP

エスプレッソは夏に飲むイメージがなく、夏場は売上が落ちるそうですが、実はメーカーの方によると、アイスコーヒーにしても美味しいのだそう。なお、ローソンやファミリーマートのアイスコーヒーも、実はエスプレッソを使っているのだといいます。

 

さて、実際に飲んでみると、さすがは19気圧で抽出した濃厚エスプレッソ。氷が入っても薄まることはなく、風味は鮮やかなまま。アーモンドミルクがほのかな甘みとまろやかさを加えています。これを飲んだカフェラテ好きの家電担当、青木も大いに気に入った模様です。声のトーンを一段上げながら、ミルクとコーヒーが分離している点も「オシャレ」と語りました。

↑アーモンドミルクを使ったアイスコーヒーレシピ、「カフェ・ア・ラ・サレンティーナ」のイメージ

 

↑実際に試飲させていただいたもの。豊かなクレマ(泡)も特徴です

 

シェイカーを使ったレシピは、木漏れ日の庭で味わいたい濃厚風味

さて、もうひとつの数量限定のコーヒー、「イスピラツィオーネ・シェケラート」は、スパイシーな香りと香ばしさが特徴で、しっかりとした味わいとのこと。

↑「イスピラツィオーネ・シェケラート」

 

おすすめのアイスコーヒーレシピは、なんとシェーカーを使った「カフェ・シェケラート」。砂糖を入れたシェーカーにコーヒーを抽出し、氷を加えて泡が出るまでシェイクしたものです。実際に作ってもらったものを飲んだところ、泡が滑らか、かつ濃厚な風味で、カラメルや黒糖を思わせる香ばしさ。まさに真夏の昼下がりに飲みたい味です。こんなコーヒーを庭の木陰で楽しんだら最高だろうな……庭ないけど。

↑「カフェ・シェケラート」のイメージ

 

↑実際にシェーカーでシェイクして作って頂きました!

 

ちなみに、本レシピには必ずしも専用のシェーカーが必要というわけではなく、水筒などでも作れるそうです。さらに、限定コーヒーの発売に合わせて、数量限定のアクセサリーも発売されます。「カフェ・シェケラート」を手軽に楽しめる数量限定アクセサリー 「ヴュー シェーカーセット」(3240円)、ネスプレッソのアイスコーヒーを外出先でも手軽に楽しめる二層構造のストロー付き「限定トラベルボトル」(1890円)も用意。この夏、ヘビロテしたい人は、ぜひ手に入れたいところですね。

↑シェーカー2個とアイスキューブトレイのセット 「ヴュー シェーカーセット」(3240円)。シェーカーはフタを外すとグラスとして使えます

 

 

コーヒーメーカー、どれが買い?――GetNaviが贈るお悩み解決バラエティ番組「クラベスト」第6回放送中!!

GetNaviと、アクトオンTV(J:COM 701ch.などで放送中)がタッグを組んだモノクラベ番組「クラベスト!」(毎月24日更新)。第5回目の今回、目利きたちがプレゼンするのは「コーヒーメーカー」です!!

 

クラベスト第6回「コーヒーメーカー」はコチラでご覧いただけます!

http://webcast.actontv.com/movie/1805kurabest.html?ref_e=qr

 

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MCはこの人
タレント ホリさん

木村拓哉、武田鉄矢、えなりかずき、テリー伊藤などのネタでおなじみのモノマネ芸人。家電好き。

 

【今回のお悩み】コーヒーメーカー、どれが買い?

 

新井 優さん
俳優として舞台を中心に活動。6/20~6/24、舞台「鬼切丸伝―源平鬼絵巻―」再演に出演。特技はラテアート

 

 

【3人の目利きが高級炊飯器をプレゼン】

1227_MG_0473g
タレント 井上咲楽さん
太い眉毛がトレードマークの現役JKタレント。本企画にはSNSなどの情報を元に一般ユーザー代表として参戦。

【咲楽イチオシ】
ミキサー機能搭載のハイブリッドマシン

ドウシシャ
ソルーナ クワトロチョイス QCR-85A
実売価格1万5800円

コーヒーメーカーとミキサーの機能を兼ね備えており、ドリップ仕立てのコーヒーフラッペがボタン1つで楽しめる。ミキサー単体を使って、野菜やフルーツのスムージーを作ることも可能だ。

 

 

コラムニスト・亜希子さん
タレント・女優業の傍ら、ライターとしても活動。前回に続き、双子の姉である家電女優・奈津子さんの代役で登場!

【亜希子イチオシ】
水のカルキ抜きも可能なこだわり派の一台

パナソニック
沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A56
実売価格2万3760円

豆挽きからドリップ、さらにはミルの洗浄まで全自動。「淹れ分け」と「豆の挽き分け」フィルターを搭載し、4種類のコーヒーが楽しめる。沸騰浄水機能により水のカルキも90%以上カット。

 

 

 

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GetNavi編集長 野村純也
生活家電やデジタル製品の最新トレンド・新作情報に精通。GetNaviのプライドをかけて熱烈プレゼンを行う!

【野村イチオシ】
人気の2大機能を初めて同時搭載!

デロンギ
マグニフィカS カプチーノ スマート ECAM23260
実売価格10万4090円

きめ細かい泡を実現する「ラテクレマTMシステム」と、ハンドドリップのように豆を蒸らしながら抽出する「カフェ・ジャポーネ」を同時搭載。5種類のメニューがプリセットされ、操作も簡単だ。

 

最新技術を結集したデロンギのカプチーノが絶品!

ホリ さぁ、始まりました「クラベスト!」。この番組では、欲しいモノがあるんだけど何を買えばいいのかわからない、そんな方のために最強の目利きたちがイチオシの逸品をプレゼンします。今回の相談者は俳優の新井 優さんです!

 

新井 よろしくお願いします。

 

ホリ 新井さんは、コーヒーメーカーを探されているそうですね?

 

新井 はい。父の日にプレゼントしたくて。あと、僕自身カフェでバイトをしていたくらいコーヒーが大好きなので、個人的にも最新機種にすごく興味があります。

 

ホリ なるほど。では早速、プレゼンタイムです。まずは野村編集長、よろしくお願いします!

 

野村 今回、私がおすすめするのは、デロンギのマグニフィカS カプチーノ スマートです。

 

ホリ 出た! デロンギといえばコーヒーメーカー界の横綱ですね。

 

野村 おっしゃるとおり。なかでもこちらは、本格的なエスプレッソやカプチーノが自宅で手軽に楽しめる点が特徴です。

 

新井 カプチーノ好きなので、すごく惹かれます。

 

野村 しかも、独自の新技術「ラテクレマ TMシステム」を搭載したことで、従来のエスプレッソマシンと比べてミルク機能が格段に進化。デロンギ史上最もきめ細かく最も舌触り滑らかな、パーフェクトな泡立ちです!

 

ホリ ちなみに普通のコーヒーを飲みたい人には不向きな感じ?

 

野村 いえいえ。こちらもデロンギの独自機能である「カフェ・ジャポーネ」を搭載しており、ハンドドリップ風の蒸らし機能で抽出する香り豊かなレギュラーコーヒーも楽しんでいただけます。

 

ホリ すげえ! コーヒー好きの新井さんは、かなりポイントの高い1台なんじゃないですか?

 

新井 はい。プレゼント用じゃなくて、自分が欲しいです(笑)。

 

 

ロングセラーの正統派か異色の2in1機か!?

ホリ 続いてのプレゼンターは、前回に引き続き、奈津子さんの代理で来てくれた亜希子さんです!

 

亜希子 今回も家電アドバイザーの姉にしっかりと取材して来ました。こちらのパナソニックNC-A56は、2014年発売以来ずっと売れ続けている商品です。

 

ホリ へー、ロングセラーだ。

 

亜希子 人気の秘密は、まず、豆挽きからドリップ、保温、さらにはミルの洗浄まで、すべてを全自動で行ってくれる手軽さ。

 

ホリ 新井さんのお父さん世代には、いかに簡単に使えるかが結構重要だもんね。

 

亜希子 また、メッシュフィルターを付け替えることで、豆の挽き分けが可能に。コクと苦味のバランスや渋みの調整を、好みに応じて選ぶことができます。

 

新井 同じ豆でも、気分で味を変えられるのはいいですね。

 

亜希子 そして、もうひとつ注目していただきたいのが、沸騰浄水機能。抽出前にお湯を活性炭フィルターにくりかえし通してカルキを90%以上カットするんです!!

 

ホリ つまり、コスパも優秀なんだ。さあ、最後は咲楽ちゃんの番ですよ! 大丈夫?

 

咲楽 まかせてください! 私イチオシのドウシシャ「クワトロチョイス」も負けてませんよ!

 

ホリ デザインがスリムでおしゃれですね~。

 

咲楽 こちらの製品、実はコーヒーメーカーだけではなく、なんと! ミキサーとしても使えちゃうんです。スゴくないですか?

 

新井 本当だ! ガラス容器の底にカッターが付いてますね。

 

ホリ コーヒーメーカーとミキサーの2in1って初めて見たわ。

 

咲楽 例えば、コーヒーの気分じゃないときは、ミキサーを使ってスムージーやフラッペを楽しめますし、ボタンひとつでカフェで飲めるようなコーヒーフラッペを作ることもできます。

 

ホリ これからの暑い季節に、超ぴったりじゃん。

 

新井 父親には健康にも気を遣ってほしいので、ミキサーでスムージーを作れるのもいいですね。

 

ホリ 確かに。今回も三者三様の良さがあって、接戦間違いナシ!

 

 

【結論】
相談者・新井 優さんが選んだのはコチラ

デロンギ
マグニフィカS カプチーノ スマート ECAM23260

「父親にプレゼントするので、エスプレッソとレギュラーコーヒーをワンタッチで淹れられる操作の簡単さで選びました。あと、本格的なカプチーノが自宅で楽しめるのもいいなと」(新井さん)

 

 

information

ビックカメラ 新宿西口店では「クラベスト!」コーナーを展開中!!

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ビックカメラ 新宿西口店(東京)では、「クラベスト!」の特設コーナーを展開中。番組内で紹介された製品が展示されており、自由にじっくりお試しできます!

ビックカメラ新宿西口店

http://www.biccamera.co.jp/shoplist/shop-016.html

ビックカメラのネットショップ「ビックカメラ.com」はコチラ!

https://www.biccamera.com/bc/main/

コーヒーメーカーは、これでいい! 41才独身宅にカプセル式「ネスプレッソ」がやってきた

41才、独身の筆者はコーヒーが大好き。豆から淹れたコーヒーのあのアロマ(芳香)、たまらないですよね。だからこそ、よりよい味わいを求める気持ちはインフレしがち。自宅コーヒーもその例外ではなく、もっと手軽に、もっと美味しいコーヒーを楽しむ方法はないものか……と常に探している状態です。そんな折、GetNavi編集部を訪問してくださったのが、カプセルコーヒーおよびその専用コーヒーメーカーを扱う「Nespresso(ネスプレッソ)」さんです。

↑編集部にお持ち頂いたネスプレッソのカプセル。まるでコーヒーの宝石箱です

 

コーヒーメーカーと6種類のカプセルコーヒーを自宅で試すことに

春の数量限定コーヒーをPRする目的で、わざわざマシンをお持ち頂き、その場で私たちにコーヒーを淹れてくださいました。そのおいしさに触れ、もっと本機のことを知りたい、いや、もうすでに欲しい……と思い始めていた筆者。GetNavi webでのレビューを打診してみたところ、あっさりOKを頂戴し、めでたく自宅で使わせて頂くことになりました!

そして、とある土曜日、自宅にネプレッソのマシン「エッセンサ ミニ ピュアホワイトC」(直販価格1万1880円)が到着。マシンといっても大げさなモノではなく、本体は約2.3㎏と軽量かつ幅8.4cmと薄いので、男性ならば片手で持ててしまうサイズです。移動はラクですし、コンパクトなのでちょっとしたスペースにも置けそうですね。

 

さて、これからどんなカプセルを買おうかな……と思っていたら、なんとメーカーさんのご厚意で、6種類ものカプセルが同梱されていました。これはありがたい!

↑10個のカプセルが入ったセットが6種類も送られてきました! 上から「アルペジオ」「フォルティシオ・ルンゴ」(各810円)、「ブケーラ・ルンゴ」「インドリヤ」(各864円)、「ロブスタ・ウガンダ」「アラビカ・エチオピア」(各940円)

 

各カプセルコーヒーを解説するパンフレットも同封されており、そこには、広報ご担当のYさんの手書きのメッセージが添えられていました。「ぜひ小林様におすすめしたいコーヒーをチョイスさせて頂きました! (中略)どうぞ至福のひとときを…」。おお、私のような中年の田舎者に何とご丁寧な……。そしてこのあと、筆者は本当に「至福のひととき」を味わうことになるのです。

 

使い方はカプセルを本体にセットしてボタンを押すだけ

では、早速エスプレッソを淹れていきましょう。まずは、冒頭で少し触れた春限定のコーヒー、「ロブスタ・ウガンダ」と「アラビカ・エチオピア」から試してみます。

↑こちらがカプセル。中には極細挽きコーヒーが入っています。左のゴールドのカプセルが春限定の「アラビカ・エチオピア」。右のグリーンのカプセルが同じく春限定の「ロブスタ・ウガンダ」です。どちらも直販価格は1本(カプセル10個入り)で940円。直販サイトでは、5本単位から注文できます

 

マシンの構造は極めて単純で、使い方も超カンタン。本体後部のタンクに水を入れ、コーヒー豆が入ったカプセルを本体の穴にセットしてレバーを倒し、ボタンを押すだけ。

↑カプセルを本体の穴にすっぽり入れて、レバーを手前にガチャンと倒せばセット完了

 

↑抽出の際は、約40mℓの小カップボタン(左)と約110mℓの大カップボタン(右)を選択します

 

スイッチを押すと、ブブブブブ…とマシンが振動し、10秒ほどで抽出が完了。最初に抽出したときは、その量の少なさに衝撃を受けます。小カップを選択すると、ほとんどおちょこ1杯分(約40mℓ)。大カップを選択しても、通常のコーヒーよりやや少ないくらいです(約110mℓ)。とはいえ、これこそがエスプレッソ。マシンで加圧しながら急速に抽出することで、雑味を出さず、旨みとコクだけを引き出すのが特徴。反対に、抽出量を多くしてしまうと、よけいな雑味が出てしまうそうです。

もうひとつ、エスプレッソならではの魅力が、コーヒー表面を覆うきめ細かな泡、「クレマ」です。メーカーさんによると、このクレマがうまく出ていないと、本場・イタリアでは「こんなのはエスプレッソじゃない!」と怒る方もいるのだとか。それほど重要なこのクレマ、見たところ本機では十分に出ているようです。

 

自宅で飲んだコーヒーのなかでは間違いなく最高の味

ではまず、「ロブスタ・ウガンダ」の感想から。こちらは爽やかで力強い苦味、ウッディな香り、少しピリッとしたあと味……。なるほど、パンフには「ココアのような香り」とありますが、確かにココアっぽい風味もあります。抹茶を思わせる印象もあるので、和菓子に合うかもしれませんね。

 

苦味とコクが際立つ「ロブスタ・ウガンダ」に対し、「アラビカ・エチオピア」は、フルーティで軽快な印象。紅茶のような芳香が感じられて酸味は少なく、キレがいいです。大カップ(110mℓ)で抽出すると、香りが立って飲みやすくなるイメージ。さっぱり飲みたいときには最高ですね。そして、エスプレッソの象徴、クレマも最高です。シルキーな口当たり、独特な甘さがなんともいえない快感で、その下に隠れたボディを鮮やかに引き立ててくれました。

↑注ぐ様子がわかるよう、透明なグラスに抽出してみました。上部のきめ細かい泡が「クレマ」、中間部分の濃い茶色の部分が「ボディ」、最下層の真っ黒な部分を「ハート」と呼ぶそうです。その美しさには思わずうっとり……

 

…と、いろいろと言いましたが、おいしいコーヒーって、本当にいいものですね……。口にすると、思わずほぉっとため息が出て、リラックスの世界へ一瞬でトリップするのがわかります。間違いなく、いままで自宅で飲んだコーヒーのなかで、ぶっちぎりで最高の味でした。この味がこれからしばらく楽しめると思うと、「うれしい」以外の言葉が浮かびません。

 

「今日はどれにしようか」と選ぶ楽しみもある

こうして、自分史上初、「エスプレッソのある生活」が始まりました。本機が来て良かったのは、休日の楽しみが増えたこと。明るい日差しのなか、録画の「ワールドプロレスリング」を眺めつつ、ビターチョコレートとともにエスプレッソを楽しむ……なんと豊かな時間なのでしょう。コーヒーを抽出するときに漂う香りもまた極上。なんだか年収がひとケタアップしたような錯覚を覚えます。ネスプレッソといえば、ジョージ・クルーニーのセレブっぽいCMが有名ですが、上流階級ってこんな感じなのかなあ…と想像しました。

↑カプセルは好みの器やカゴに入れておくのもオススメ。選びやすいしカワイイです。別売でオシャレなディスペンサーやボックスも用意しています

 

各カプセルの味を把握したいま、色とりどりのカプセルのなかから、「今日はどれにしようか……」と選ぶのも楽しみのひとつ。…限定コーヒーを除けば、一番のお気に入りは、極上のアロマが楽しめる「アルペジオ」。だが、ときには「フォルテシオ・ルンゴ」でガツンといくか、「ブケーラ・ルンゴ」で酸味と香りを楽しむのもいい……。いや待てよ、ビターチョコにあわせて「インドリヤ」の複雑なコクを味わうのはどうだろう…? ちょっと前まで、まともにエスプレッソを知らなかった筆者がいま、その違いを楽しんでいる……なんと畏(おそ)れ多いことでしょう。

↑ちなみに、毎日のメンテナンスは超簡単。カプセルをセットせずに湯通しして、タンク(写真)を洗うだけ。また、6か月に1度、湯通しと同じような要領で湯垢洗浄を行えばOKです

 

↑使用後のカプセルはこのように下に落ちます。6個たまったら捨てればOK

 

極上の芳香とクレマが朝の気分を変えてくれる

朝、出掛けのエスプレッソというのも始めました。朝は時間が限られているということもあって、少しグラニュー糖を入れて飲みやすくしてみます。こちらは、そのまま飲むときに比べて、カラメルのようなあま香ばしい風味になり、また違った印象に。出勤前の少々緊張している時間、滑らかなエスプレッソを口にすると、ふっと気持ちがラクになり、前向きになれる気がします。

それにしても、この芳香とクレマ、一瞬でリラックスを生み出す力が驚異的。その意味で、緊張を強いられがちなオフィスに置いても良さそうです。コーヒーブレイクにもいいですが、会議やブレストの場にこんな美味しいエスプレッソがあったなら、良い刺激となって新たなアイデアが生まれるかも。来客に出しても喜んでもらえそうですね。

 

今回の体験で「欲しいものリスト」に「ネスプレッソ」が加わった

あとは、1杯75.6円~という価格をどう見るか。ドリップバッグコーヒーが1杯20~30円程度であることを考えると、安いとはいえません。ただ、あれだけの力強い風味と香り、極上のクレマが自宅で簡単に楽しめて、豊富なバリエーションから味を選べること(レギュラーのコーヒーは24種類を用意)を考えるといかがでしょう。淹れたときに漂う香りも含め、豊かな時間や空間を得るためと考えれば、決して高くはないはずです。

 

一方、本体は今回の「エッセンサ ミニ ピュアホワイトC」が約1万2000円と、思ったより安いのが魅力です。メーカーさんによると、本機と上位機種では付加機能(ミルクフォームを作る機能など)が違うだけで、味は変わらないとのこと。初期費用と設置スペースを抑えつつ、シンプルにカプセルの違いを楽しむなら、これで十分といえるでしょう。

 

…というわけで今回の「ネスプレッソ」体験により、筆者の「欲しいものリスト」にまたひとつ、新たなアイテムが加わりました。繰り返しますが、なんといっても、あの鮮烈な風味とクレマが毎日楽しめる魅力は大きい……それに、筆者にとってエスプレッソを楽しむ時間は、すでに大切な時間になっているのです。さて、みなさんは「エスプレッソのある生活」と「ない生活」、どちらを選びますか?

【製品情報】

ネスプレッソ

エッセンサ ミニ ピュアホワイトC

直販価格1万1880円

●サイズ/質量:W8.4×D33×H20.4cm/約2.3㎏●ポンプ最大圧力:19気圧●水タンク容量:約0.6L●使用済みカプセル回収コンテナ:6

 

プロが全力レコメンド! 3万円以下の「高コスパ生活家電」ベスト5

高級モデルではないが、「これで十分」と思える安くていいモノを紹介するコーナー。今回は、3万円以下で買える生活家電のおすすめ製品をピックアップ。家電のプロのオススメコメントとともに紹介します!

 

その1 コードレス掃除機

吸引口にブラシはないがヘッド設計に工夫あり!軽い使い心地でスリムなデザインもうれしい

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アイリスオーヤマ

極細軽量スティッククリーナー

KIC-SLDC4-R

実売価格2万6784円

業界最軽量クラスの軽さを誇るコードレススティック掃除機。本体のスリム化や内部構造の見直しで質量約1.2㎏を実現し、高い場所もラクに掃除できます。ホコリセンサーでゴミの量を感知し、吸引パワーを自動調節可能。紙パック式なのでゴミ捨て簡単。ダストカップの掃除も不要です。専用紙パックは抗菌・防臭加工済み。

SPEC●使用時間:標準モード約20分、ターボモード約9分、自動モード約30分 ●充電時間:約3時間 ●集じん容積:0.3リットル ●サイズ/質量:W236×H1003×D162mm/約1.2kg

 

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壁置きパーツを使って壁際にスマートに収納。パーツは壁に両面テープで取り付けできる。本体とパーツは磁石で固定。

 

【ココがポイント】

回転する気流で床上のホコリを99%集じん

ヘッド内に回転気流を発生させる独自構造でダストピックアップ率99%を実現。ヘッドと床の隙間が狭く、大きなゴミは上からヘッドを被せて吸引するなど使い方のコツは必要です。

 

ライター・平島憲一郎のレコメンド

掃除・メンテ・収納の手間を軽減する工夫が満載

「ヘッドのブラシを省略しつつ、吸い付きが強い設計で集じん力は高い。デザインもスリムで、部屋置きしても部屋になじみます。本体裏に磁石があり、掃除の途中に冷蔵庫などに立てかけられるのも便利。しかも、メンテの手間が少ない紙パック式で、ユーザーの負担を極力減らしてこの価格はエライ!」(平島さん)

 

その2 シェーバー

ツイスト式のふたがギミック的に面白く、剃り味も携帯用・旅行用としては十分!

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ブラウン

モバイルシェーブ M-90

実売価格2260円

オフィスや出張先などで手軽に使える携帯型シェーバー。上位機種も採用するマルチパターン網刃が様々な方向に生えたひげを確実に捕らえます。キワゾリ刃装備で、口ひげやもみあげも手入れ可能。シェービング後にそのまま本体ごと水洗いできます。外出先でも出張先でも手間をかけずに手入れできます。

SPEC●刃の枚数:1枚刃 ●駆動方式:往復式 ●電源:乾電池式(単3形乾電池2本)●キャップ:ツイスト式 ●サイズ/質量:W57×H118×D23mm/120g

 

【ココがポイント】

浮き沈みする網刃である程度快適な深剃りが可能

一枚刃ながら網刃にはクッション性もあり、時間をかければまずまず深剃りができます。スライド式のふたを開けないと電源が入らず、誤作動を防げるのも◎。

 

【編集部家電担当・青木宏彰のレコメンド】

替刃を買うよりも安価でサブ機としては十分な剃り味

「深剃りでは1万円超えの機種に負けますが、サブとしては十分な剃り味。ひげが薄い人でこれをメイン使いする人も。替刃は販売していないですが、本体2000円強だし、替刃を買うより手ごろ!」(青木)

 

シェーバーならこちらもオススメ!

独立して沈む2枚刃で肌にやさしく深剃り

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パナソニック

メンズシェーバーツインエクス ES4815P

実売価格2790円

2枚刃がそれぞれ独立して沈み、肌にやさしいシェービングができる携帯シェーバー。「60°鋭角内刃」を採用し、濃いヒゲもスムーズに剃れます。水洗いで清潔さを保ち、切れ味も回復。

SPEC●刃の枚数:2枚刃 ●電源:乾電池式(単3形電池2本) ●キワゾリ刃:非搭載 ●サイズ/質量:W58×H101×D31mm/100g(乾電池除く)

 

その3 コーヒーメーカー

豆から挽いて抽出まで1台で叶う! 全自動で1万円台はおトクすぎ

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siroca

全自動コーヒーメーカーSC-A121

実売価格1万1200円

小型ながらミルを内蔵し、挽きから抽出まで全自動。ステンレスメッシュフィルターがコーヒー豆の油分まで抽出、蒸らし工程も入れ、コクのある味に仕上げてくれます。洗う部分は丸ごと取り外し可。

SPEC●抽出方式:ドリップ式 ●最大使用水量:0.58リットル ●消費電力:600W ●保温機能:30分 ●ミル段階:1〜4杯用(すべて中細挽き) ●サイズ/質量:W173×H270×D220mm/約2.2kg

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淹れる杯数に応じて「中細挽き」の挽き方を適切にチューニング。これにより、いつでも安定したおいしさになります。

 

【ココがポイント】

「蒸らし」の工程により味に深みが増す!

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抽出時に「蒸らし」を入れると、コーヒー粉の油脂分と水分がなじみ、お湯が全体に浸透しやすくなります。この“ひと手間”をプログラムしたことで、コーヒーが一気に深みを増しています。

 

【家電コーディネーター・戸井田園子さんのレコメンド】

コンパクトで場所を取らずボタンひとつで本格派の味に

「抽出されるコーヒーは中細挽きで、ややワイルドな味わい。一度に4杯まで淹れられるので、ファミリーでも使えます。設置場所を取らず、デザインもシンプル。これが1万円そこそことはお買い得です」(戸井田さん)

 

その4 炊飯器

象印お得意の圧力技術は非搭載ながら内釜とIHで十分おいしく炊き上がる!

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象印

IH炊飯ジャー 極め炊き NP-VJ10

実売価格1万9220円

IHの高火力と米が対流しやすい丸底の内釜でごはんをふっくら炊き上げます。吸水時間を長くし、お米の甘みを引き出す「熟成炊き」機能を搭載。白米の食感を「ふつう」・「やわらか」・「かため」の3種から選択可。

SPEC●炊飯容量:0.5〜5.5合 ●炊飯1回の消費電力量:156Wh ●保温1時間の時消費電力量:15.0Wh ●サイズ/質量:約W255×H205×D375mm/約4.0kg

 

【ココがポイント】

同社の基本的炊飯技術だけでもかなりウマい

 

圧力炊飯や南部鉄器なしでも、象印が長年蓄積してきた高いレベルの炊き上がりを実現できると証明。多彩な炊飯機能はありませんが、厚さ1.7mmで丸い形状の羽釜とIHの高火力により実においしく炊き上がります!

 

【家電コーディネーター・戸井田園子さんのレコメンド】

象印のIH炊飯の技術で上位機に迫る味わい

「象印お得意の圧力炊飯は非搭載ですが、厚さ1.7mmで丸い形状の内釜と、IHの高火力により、上位機種に迫るおいしさです。再加熱して炊きたて感を蘇らせる『あったか再加熱』も実用性の高い便利機能です」(戸井田さん)

 

その5 ドライヤー

ダブルファンによるパワフルな風でより早く美しく髪をブローできる!

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コイズミ

モンスターダブルファンドライヤーKHD-W720

実売価格8610円

2つのファンを搭載し、2.0㎥/分の大風量で素早く髪を乾かせるヘアドライヤー。短時間で乾かすことで髪へのダメージも軽減できます。4か所からマイナスイオンをたっぷり放出し、髪に広く行き渡ります。

SPEC●消費電力(100V):1200W ●風量切換:ターボ/ハイ/ロー/クール ●マイナスイオン発生部:4か所 ●コード長:約1.7m ●サイズ/質量:約W270×H280×D100mm/約685g

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押している間だけ冷風ドライになる「クールショットスイッチ」を搭載。デジタルスイッチ式で操作性も高め。

 

【ココがポイント】

形の異なる2つのファンでパワフルに風を押し出す!

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実売価格8000円台で毎分約2.0㎥の大風量を実現できたのがスゴいところ。形状の異なる2つのファンで風を強く押し出し、より多くの風をより早く髪に届けます。

 

【家電コーディネーター・戸井田園子さんのレコメンド】

運転音は結構大きいけれどとにかく早く乾く!!

「内部に送風ファンが2つあり、ダイソンに迫る風量。マイナスイオンも大量に出るようで、髪が早く美しく乾くと高評価を得ています。運転音が大きいのが玉に瑕ですが、早く乾くので許容範囲!!ボディカラーが3色あり、老若男女問わず選びやすいのも魅力です」(戸井田さん)

焙煎士おススメの“究極進化系”コーヒーメーカーとは!? Amazonランキングの注目株

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「ホーム&キッチン」のランキング(集計日:2月7日、夕方)を紹介していこう。

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

美味しいコーヒーを家庭で楽しもう!

●1位「折りたたみ傘 自動開閉折り畳み傘 2重構造 梅雨対策 210T最高級のファブリック Teflon撥水加工 丈夫な10本骨 大判108cm 晴雨兼用 耐強風 軽量 高強度グラスファイバー 紫外線カット 旅行コンパクト 無地 ジャンプ傘 紳士傘 ビジネス傘 傘テフロン 収納ポーチ付き プレゼント」

●2位「ハリオ スマートセブン コーヒーメーカー V60オートプアオーバー EVS-70B」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

好みの淹れ方にカスタマイズできる、新感覚のコーヒーメーカーが人気急上昇。同商品は2月6日放送の「マツコの知らない世界」で大きくプッシュされていたので、番組を観て購入した人も多そう。今回の放送では、コーヒー豆焙煎士・後藤直紀が「おうちコーヒー」の魅力を熱く語った。

 

番組が進むと、本格的な味を楽しめるおススメのコーヒーメーカーが続々登場。後藤はなかでも「スマートセブン」がお気に入りのようで、「“究極進化系”みたいな形でおススメ」とベタ褒めする。お湯の温度や量だけでなく、そそぐペースなど細かい部分もしっかり設定可能。さらに、バリスタのレシピを入力すれば家庭でプロの味が楽しめてしまうというから驚き。

 

視聴者からは「マツコの番組観たら、コーヒーメーカー欲しくて堪らなくなってきた…」「デザインもカッコいいよな。家に置きたい」「バリスタが絶賛してたコーヒーメーカー、早速ポチっちゃった!」「最近のコーヒーメーカーってこんなにオシャレなのか」といった声が相次いでいる。

 

●3位「RAINLAX イオン 振動 美顔器 イオンエフェクター 美肌 マッサージ 電池式 保湿ケア」

●4位「風合いそのまま 毛玉クリーナー コンセント式+充電式 正規品 リニュアルモデル(2017年10月中旬改良)電動 けだまとり機 強力6枚刃 替刃つき 毛玉とるとる 日本語説明書(メーカー保証一年)」

●5位「パナソニック 沸騰浄水コーヒーメーカー 全自動タイプ ブラック NC-A56-K」

●6位「Mkicesky 第四世代ヘルスケア座布団 低反発クッション 腰痛対策 姿勢矯正 独創的なU字型デザイン 痔疾ケア 骨盤サポート 坐骨神経痛 美尻 オフィス 椅子 車用 (ブラック) 【メーカー直営・1年保証付】」

 

手作り好きのコーヒーファンから人気のアイテム!

●7位「E-PRANCE 手挽きコーヒーミル セラミック ステンレス コーヒーミル手動 ブラシ付き」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

コーヒーメーカーだけでなく、手動で豆を挽くコーヒーミルもランクイン。「自分の手で挽いたコーヒーを飲むと、美味しさが倍になる」「手動だから時間はかかるけど、そこが良い」と、ハンドメイドにこだわるコーヒーファンからの注目が集まった。

 

筒状の形をした同商品は調節ネジを回すことで、豆の細粒を細かくしたり太くすることが可能。購入者からも「レバーが長めで回しやすい」「ネジを調節すると、かなり細かく挽くことができて良い!」「握った時に力が入れやすい太さです」と好評を呼んでいる。

 

●8位「SkyGenius ledシーリングライト 小型LEDライト玄関 門灯 廊下 和室 台所 洗面所 トイレ 天井照明 4-6畳 1500lm 150w相当 6000k 昼光色」

●9位「HARIO (ハリオ) フタがガラスのご飯釜 N3合 萬古焼 炊飯 土鍋 GNN-200B 直火専用」

●10位「Foneso 包丁研ぎ 研ぎ器 包丁 研ぎ器 セラミックロール シャープナー ダイヤモンド砥石 ステンレス鋼 ホーム キッチン用 ホーム キッチン用」

 

コーヒーアイテムに注目が集まった今回のランキング。テレビの影響力はやはり大きいようだ。

2017年、家電のプロが選ぶ一押しの全自動コーヒーメーカーはコレだ!

2017年は機能性を高めた高級モデルが登場して注目を集めたコーヒーメーカー。今回は注目のコーヒーメーカー4モデルをピックアップして、味わいや使い勝手を家電ライターの小口 覺さんが徹底テストしました。一押しモデルは果たして――!?

 

味と実用度を重視して4モデルを評価  

テストしたコーヒーメーカーは、いずれも豆を挽くミル内蔵のモデル。豆のまま購入することで、劣化(酸化)のスピードが抑えられ、挽き立ての味と香りが楽しめるのが特徴です。味の傾向は、フィルターの種類で大きく異なる結果となりました。また、本体がよりコンパクトなのは構造がシンプルなメッシュフィルター採用の2モデルです。

 

今回は味だけでなく、日常の扱いやすさも重視して4つのコーヒーメーカーをテストしました。評価項目は「味わい」「調節のしやすさ」「メンテナンス性」「使い勝手」の4つの項目で、各項目5点満点、合計の最高点は20点としました。それではテスト結果をご覧ください!

 

[エントリー01]

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パナソニック

沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A56-K

実売価格1万8327円

沸騰浄水機能により水のカルキを90%以上カット。フィルターはペーパーフィルターを採用。

●サイズ:約W220×H345×D245mm●質量:約2.9kg

 

[計19点]

評価項目01 味わい ★★★★★

コーヒーの苦みはしっかりあり、雑味がありません。4モデルの中でいちばん喫茶店のハンドドリップの味に近いと感じました。

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評価項目02 調節しやすさ ★★★★★

挽き加減は「粗挽き」と「中細挽き」から、抽出コースは「マイルド」と「リッチ」から選べます。

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評価項目03 メンテナンス性 ★★★★

バスケットごと本体から取り外すことができ、手を汚すことなくフィルターをごみ箱に捨てられます。

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評価項目04 使い勝手 ★★★★★

水容器は着脱式なので、水道からも直接注ぐことができます。目盛りは両面に表記されます。

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[エントリー02]

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象印

珈琲通 EC-NA40

実売価格2万3300円

保温効果のあるサーバーが付属します。フィルターはペーパーフィルターを採用。

●サイズ:約W240×H375×D250mm●質量:約4.5kg

 

[計20点]

評価項目01 味わい ★★★★★

「濃い」では苦みもしっかり出ますが、全体的に上品な味。4モデルの中ではもっともあっさりしています。

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評価項目02 調節しやすさ ★★★★★

挽き加減は「粗挽き」と「中細挽き」から、抽出コースは「普通」と「濃い」が選べます。

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評価項目03 メンテナンス性 ★★★★★

フィルターケースのみ取り外すことができ、手軽に手を汚さず、フィルターをごみ箱に捨てられます。

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評価項目04 使い勝手 ★★★★★

水容器は着脱式で、水を注ぐ場所を選びません。浄水カートリッジケースがセットされています。

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[エントリー03]

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シロカcrossline

全自動コーヒーメーカー SC-A121

実売価格1万400円

コンパクトながら4杯まで淹れられます。フィルターはメッシュフィルターを採用。

●サイズ:約W173×H270×D220mm●質量:約2.2kg

 

[計14点]

評価項目01 味わい ★★★★

苦みがしっかりあるコーヒーらしい味。表面にコーヒーの油分が浮いているのもわかります。

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評価項目02 調節しやすさ ★★★

挽き方は中細挽き固定で、濃さは変えられません。淹れる杯数によって「豆モード」を選択します。

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評価項目03 メンテナンス性 ★★★

メッシュフィルターをミル付きバスケットごと取り外して、流しなどで洗う必要があります。

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評価項目04 使い勝手 ★★★★

水は肩の所にある吸水口から注ぎます。給水の目盛りは視認しやすく、本体の大きさは4モデル中もっともコンパクトです。

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[エントリー04]

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アイリスオーヤマ

IAC-A600

実売価格6780円

リーズナブルながら挽き方も選べます。フィルターはメッシュフィルターを採用。

●サイズ:約W177×H292×D286mm●質量:約2.5kg

 

[計16点]

評価項目01 味わい ★★★★

しっかりした味で、多少は渋みが感じられます。粗挽きだとシロカよりもマイルドになりました。

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評価項目02 調節しやすさ ★★★★

豆の挽き方を「豆1(粗挽き)」と「豆2(中挽き)」から選べます。ダイヤルなので、切り替えは簡単。

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評価項目03 メンテナンス性 ★★★★

メッシュフィルターをミル付き水タンクごと取り外して洗います。ハンドル付きで外しやすいのも◎。

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評価項目04 使い勝手 ★★★★

水は本体の上部から注ぎます。目盛りが階段状の立体構造になっていて、視認しやすいのも嬉しい特徴です。

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[20点満点の一押しモデルはコレ!!]

象印

珈琲通 EC-NA40

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総評:誰にとっても飲みやすく 長時間保温できる点を評価

味わいについては、フィルターの種類によって傾向が異なりますが、そこは好みによるところも大きいですね。ただ、ペーパーフィルターのほうがやさしい味で多くの人にとって飲みやすいと感るのは確かでしょう。差が付いたのはメンテナンス性。使い終わったフィルターの捨てやすさなど、細かな気配りが「珈琲通 EC-NA40」には感じられました。魔法瓶効果のあるステンレスボトルで保温でき、長時間温かいコーヒーが楽しめるのもメリットです。

 

【解説してくれた人】

家電ライター

小口 覺さん

生活家電は体感で評価。専用ミルを購入するなど、とくにコーヒーの味にはこだわりを持っています。

 

 

協力:楽天市場

【家電大賞2017】コーヒーメーカー部門は本格派が続々登場! 今年は品薄になったあのモデルを要チェック

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GetNaviと白物家電専門ニュースサイト「家電Watch」による年に1度の家電アワード「家電大賞」が今年も開催!

 

このアワードは、掃除機や炊飯器、家事家電身だしなみ家電など全14部門、119アイテムのなかから「2017年のベスト家電大賞とそれぞれの部門賞を選出します。選出方法はみなさまの投票のみ! 専門家や編集部の票は一切なく、読者が考えるベストなものを決めましょう、という趣旨になっています。

 

家電大賞にノミネートされた119アイテムは、以下のページにまとめてありますが、今後は部門ごとに注目製品などを詳しく紹介していきます。

家電大賞2017の投票開始! 2017年のBest of 白物家電の栄誉は果たして……?」
http://getnavi.jp/homeappliances/201102/

 

ミルにこだわった機種から煎り具合を選べる焙煎機まで、本格モデルが続々登場!

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今回は、コーヒーメーカー部門を紹介。近年は、豆そのものの素材や淹れ方などにこだわる「サードウェーブコーヒー」が流行し、「家でも本格コーヒーを楽しみたい」というニーズが高まっています。そんなコーヒー業界の活況を背景に、今年は本格派のコーヒー家電が続々と登場しました。

 

無印良品の豆から挽けるコーヒーメーカーMJ‐CM1は、2月の発売前から注目され、発売直後に品薄となったアイテム。豆を一定の大きさに挽けるフラットカッターミル方式を採用したほか、タイマー機能付きで、毎朝決まった時間にコーヒーができるのはうれしい限り。ZOJIRUSHIコーヒーメーカー 珈琲通EC-YS100もタイマー機能付き。コーヒーカップ10杯までの大容量に対応しているので、オフィス利用にも便利です。

 

シンプルかつモダンなデザインで目を引くアイテムも登場。ネスレネスプレッソのネスプレッソエキスパートは、ドイツの国際的なプロダクトデザイン賞である、「iFデザインアワード2017」で最高位の賞を受賞したハイデザインモデル。一方、ネスレ日本のネスカフェドルチェ グスト ルミオは半球形の水タンクを採用し、個性を主張しています。

 

味わいをカスタマイズ可能なのもトレンド。タイガー魔法瓶のコーヒーメーカーACQ-X020は抽出温度3段階、浸し時間5段階で15通りの設定が選べます。また、パナソニックのスマートコーヒー焙煎機The Roast AE-NR01は、焙煎機単体だけでなく、生の豆の定期配送と合わせてセットで販売。プロの焙煎士が作った焙煎プロファイルをアプリで読み込み、好みの焙煎具合を選ぶことができます。

 

こだわりのハイエンド機の進化にも注目です。20万円超のデロンギ エレッタ カプチーノ トップ コンパクト全自動コーヒーマシンECAM45760Bは熱を持ちにくく、粒の大きさが均一に保てる貴重なコーン式のグラインダーを採用。全7種類ものミルクメニューを用意するのも驚きです。

 

コーヒーメーカー部門にノミネートされた7製品は以下のとおり。アワードに投票してもらうと、豪華賞品が当たることもあるのでぜひ参加ください!

「豪華賞品が当たる家電大賞2017への応募はこちら」
https://cgi2.impress.co.jp/watch/kaden/kadentaisho2017/form.html

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無印良品 豆から挽けるコーヒーメーカーMJ‐CM1(左) 豆を均一に挽くフラットカッターミル方式を採用。豆の味わいを引き出す87℃で抽出する。

ネスレ日本 ネスカフェドルチェ グスト ルミオ(中) 最大15気圧のポンプでコーヒーを抽出。専用カプセルのラインナップは15種類以上。

ネスレネスプレッソ ネスプレッソエキスパート(右) アメリカーノの機能を初めて搭載した。コーヒー抽出・給湯時の温度を3段階で選べる。

 

 

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タイガー魔法瓶コーヒーメーカーACQ-X020(左) 蒸気プレス方式を採用。抽湯温度と浸し時間の組み合わせは、15通り設定できる。

ZOJIRUSHIコーヒーメーカー 珈琲通EC-YS100(中) 一度に約10杯分が抽出可能。まほうびん構造のサーバーが、淹れたての味と香りを保つ。

デロンギ エレッタ カプチーノ トップ コンパクト全自動コーヒーマシンECAM45760B(右) 豆を最適な圧力でタンピング・抽出し、本格的な味わいに。ミルクメニューも充実している。

 

 

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パナソニック スマートコーヒー焙煎機The Roast AE-NR01 コーヒー豆の焙煎具合をアプリで調節できる。生豆の定期頒布とのセット販売で展開。

 

「豪華賞品が当たる家電大賞2017への応募はこちら」
https://cgi2.impress.co.jp/watch/kaden/kadentaisho2017/form.html