パリ五輪に代表選手8名を輩出!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」が用意する世界へ続くステージ

海外の強豪チームを招き、日本の子どもたちに世界を感じてもらうことを目的に2013年にスタートした「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」(以下、ワーチャレ)。12回目となる本大会が、8月20日から23日の4日間、千葉県のフクダ電子フィールド/フクダ電子スクエア、そしてJリーグチーム、ジェフユナイテッド千葉のホームスタジアムであるフクダ電子アリーナで行われました。今回は全国から237チームが予選に参加。本大会には過去最多となる48チームが出場し、頂点を目指しました。

 

パリ五輪サッカー代表に大会参加者8名が出場

3位決定戦、準決勝、決勝は本大会もジェフ千葉の本拠地、千葉市のフクダ電子アリーナで行われた。子どもたちにとっては、Jリーグチームの本拠地という憧れの地で、フィールドをフルに使って戦える貴重な機会だ。

 

過去の大会参加選手には、すでに欧州のトップチームで活躍する多くの選手がいます。日本のA代表でも活躍し、現在スペイン、ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属する久保建英(たけふさ)選手は、第1回大会にスペインの強豪「FCバルセロナ」(以下バルサ)の一員として本大会でプレーし、注目を集めました。

 

また、2024年夏に開催されたパリ五輪には、日本代表で山本理仁選手、藤田譲瑠チマ選手、高井幸大選手が出場。スペイン代表では、アドリアン・ベルナベ選手、エリック・ガルシア選手、アルナウ・テナス選手、パウ・クバルシ選手が出場しました。さらに、なでしこジャパンでパリ五輪に参加した谷川萌々子選手を含めると8名がワーチャレを経て世界に羽ばたいています。

 

さらに、今大会では初の試みとして、女子サッカーを盛り上げるべく、U-13なでしこ選抜が編成されました。大会実行委員長の浜田満さんは、この取り組みについて「反響は大きかったです。男子チームと比べて女子はトップレベルのなかで試合をする機会がなかなかありませんので、彼女たちに機会を作ってあげたかった」と話します。

 

毎年、稀ではあるが女子選手の姿も。写真は2021年大会に出場した、YF NARATESOROの大田ありす選手。今回のU-13なでしこ選抜は、東京・愛知・大阪の3会場で「U-13 女子選抜セレクション」を開催。120名超のエントリーから選抜された18名により結成された。

 

チームと選手の個性が光る!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021」をコロナ禍でも開催し続ける意味

 

大会過去最多の48チームが激突し、4チームが最高の舞台へ

大会名に“ワールドチャレンジ”とついていることからもわかる通り、第1回大会から参加のバルサをはじめ、今回も複数の海外チームが参加しました。ミャンマーの「MyanmarU-12」、インドネシアから「アシアナサッカースクール」、中国の「中国足球小将」「陝西師範大学付属小学校」、マレーシアから「セランゴールFC」の全6チームが参戦。海外チームを含めた48チームがAからLまで各4チームに分かれ、12グループによるグループリーグを行いました。準々決勝までがフクダ電子フィールド/フクダ電子スクエアで行われ、決戦の地フクダ電子アリーナには「東京ヴェルディジュニア」「バディーサッカークラブ」「柏レイソルU-12」「川崎フロンターレU-12」の関東勢が勝ち上がりました。

 

3位決定戦は2016年の第4回大会と同じ、東京ヴェルディジュニアと川崎フロンターレU-12が再び激突。

 

第1回大会から参戦の柏レイソルU-12とバディーサッカークラブは、ともに初の決勝戦進出となった。

 

これまでの11大会のうち(2020年と21年は新型コロナウイルス感染の影響で海外チームの参加なし)6度の優勝、3度3位のバルサは、ラウンド16で東京ヴェルディジュニアに0-2で敗れ、決勝ラウンド進出はなりませんでした。

 

また、今回はJリーグの下部組織3チームに加え、街クラブであるバディーサッカークラブがベスト4に進出。浜田さんは「もうJチームと街クラブの差はそれほどありません。特に小学生にとっては」と話すように、近年は街クラブの躍進が目立っています。

 

同大会でも第1回の国内参加チームは主にJリーグの下部組織でしたが、第2回大会から街クラブ枠を設け、2018年の第6回大会からは「多くの子どもたちに世界の強豪チームと対戦する機会を提供したい」と街クラブ選抜チームも結成。2019年からは「大和ハウスDREAMS」と「大和ハウスFUTUERS」の2チームで参戦し、今回も元日本代表の橋本英郎さん、内野智章さんが監督を務めました。

 

そして準決勝では、街クラブの雄、バディーサッカークラブがバルサを破った東京ヴェルディジュニアに1-1からPK戦の末3-2で勝利。川崎フロンターレU-12と柏レイソルU-12は柏レイソルが2-0で勝利しました。ここからは3位決定戦、決勝戦の激闘を見ていきましょう。

 

バルサを下したヴェルディが山本ツインズの活躍で8大会ぶり3位入賞

決勝戦に先がけて行われた東京ヴェルディジュニアと川崎フロンターレU-12の3位決定戦。強豪バルサを破ったヴェルディは、トップ2の山本崇翔選手、山本大翔選手の双子の兄弟が得点源です。対するフロンターレは、準々決勝で大柄な選手が多い中国の中国足球小将を0点に抑えたディフェンスがどこまで通じるかが見所でした。

 

開始9分、山本大翔選手のシュートからこぼれ球を山本崇翔選手が押し込んで先制ゴール。後半30分には山本大翔選手がシュートを決め、兄弟が揃い踏み。0-2からフロンターレも再三ゴールに迫りましたがゴールを奪えず、逆にゴール前での果敢なディフェンスがレッドカードとなり、PKを山本崇翔選手が落ち着いて決めタイムアップ。8年前にも3位決定戦で対戦し2-0でヴェルディが勝利しましたが、今回フロンターレはリベンジならず、またもあと一歩で入賞を逃しました。

 

バルサ戦でも得点を決めた東京ヴェルディのエース、山本崇翔選手が先制のゴールを決めた。

 

東京ヴェルディの得点源、もう一人の「山本」、大翔選手も後半にゴールネットを揺らし兄弟揃い踏み。

 

川崎フロンターレは身体を張った守りから再三チャンスを演出したが、ゴールを奪うことはできなかった。

 

猛暑のなか、昼間の暑い時間帯は避け、試合中にはJリーグ同様に飲水タイムが設けられた。

 

バルサ、決勝で強豪アーセナルを撃破!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018」が残したもの

 

同じ関東の強豪Jチームと切磋琢磨してきた末の勝利

決勝戦は同じ関東で切磋琢磨し合うライバルの対戦。バディーサッカークラブはJFA 全日本U-12サッカー選手権で2010年と19年の2度の優勝を誇りますが、19年に決勝で当たったのが柏レイソルU-12で、このときは3-1でバディーが制し、2度目の頂点に輝いています。

 

対するレイソルはワーチャレ初年度から参戦し、2013年の第1回、14年の第2回はともに3位入賞。10年ぶりのベスト4で初の優勝を目指します。今大会22ゴールと得点力の高いレイソルと、準決勝でヴェルディにPKで勝利するなど、接戦をものにしてきたバディーとの好カードとなりました。

 

通路での声出しで気合を入れた選手たちが、引き締まった表情で決勝の舞台に姿を現した。

 

過去2度3位入賞の柏レイソルにとっては初の決勝進出。

 

前半3分、バディーは浅利蓮生選手がゴール前に詰め、矢ヶ部敢太郎選手のミドルシュートで先制。さらに6分と8分に浅利選手のコーナーキックから田中譲選手が連続ゴールで3-0。さらに22分に関智也選手がミドルシュートで4点目。少ないチャンスから確実にゴールを奪ったバディーが4点リードで前半を終えました。

 

浅利蓮生選手のプレーから、バディーサッカークラブは幾度も好機をつかんだ。

 

開始早々、先制のゴールを決めたバディーサッカークラブの矢ヶ部敢太郎選手(中央)。

 

2連続得点を挙げた田中譲選手は、ピンクのヘアバンドとスパイクがトレードマーク。

 

バディーは後半もレイソルゴールに度々迫りますが、キーパーの佐藤惇太選手が好セーブを連発。攻守が目まぐるしく切り替わるもお互いゴールが奪えず、スコアレスで後半が終了し、バディーが大会初優勝を飾りました。

 

後半、柏レイソルの怒涛の反撃も佐藤惇太選手が好セーブでゴールを守り切った。

 

25分ハーフのゲームを戦い抜き、お互いに健闘を称え合う選手たち。

 

バディーの意味は「仲間」。その名の通りのチームワークで栄冠を手にした。

 

バディーの梅澤勇人監督は大会後、今回の優勝について「まさかここで優勝できるとは思っていませんでした。5月のワーチャレの予選を逃してチーム的にも苦しかったんですが、(8月の)プレミアリーグU-11チャンピオンシップの優勝で(ワーチャレ出場権を)勝ち取れて、その勢いでここまで来られました」。Jクラブの育成はだいたい小学2、3年からに対し、バディーは幼児教育から、サッカーに限らずいろんなスポーツを体験して年長の最後にセレクションがあるそうです。そうしたチームとしての継続的な取り組みが勝因となったのではないでしょうか。

 

「プロを目指す意識付けにいいのかな」と大会参加のメリットを語った梅澤勇人監督。

 

「神奈川にはフロンターレさんがいて、マリノスさんがいて、関東にはレイソルさん、ヴェルディさんもいて、本当に今まで切磋琢磨してきて、そのおかげで今があるのかなと感じます」。

 

そして、ワーチャレを通じて選手たちにどのようなことを吸収してほしいかを尋ねると、「海外からはバルサを筆頭に、アジアのチームも多く参加していて、みんなプロを目指してる。プロを意識したU-12のいろんな外国の選手たちとプレーすることにより、そこの意識付けとしていいのかなと思います」と大会参加のメリットを話してくれました。

 

五輪世代も躍動するワーチャレはこれからも続く

選手の健闘を称えるとともに、関係者やスタッフへの感謝を述べた浜田さん。

 

大会を終え、浜田さんは表彰式で決勝を戦った両チームに祝福を述べると、準優勝のレイソルにこう語りました。

 

「今回は入りがあまり良くなかった。これからのサッカー人生、小学校の残りの試合もあるし、中学校、高校と入りの良くない試合というのは、こういうことが起こる。なので、これを心に刻んでこれからのサッカー人生を強く歩んでもらえたらと思います」と、エールを贈りました。

 

3位のヴェルディに対しては「2013年、ワールドチャレンジが開幕した大会、バルサに0-5(準決勝)でヴェルディは負けているんです。それが今回2-0。守り切って勝ったわけではなく、がっぷり四つで戦い切った、それがすごく見ていて気持ち良かった」。

 

そして「今回、この4チームだけではなく、多くの日本全国のチームが非常に高いレベルで、そして海外から来たチームもレベルが高く、最後までどのチームが勝ってもおかしくない素晴らしい大会になりました。今回でワールドチャレンジは2013年から12回目ですけども、パリ五輪に合計8名の選手が出場する大会になりました。もちろん来年も、開催しようと思っています」と浜田さんは大会を締めくくりました。

 

今大会のMVPは、バディーの浅利選手が受賞しました。浜田さんに浅利選手の受賞ポイントを伺うと、「彼はスピードがあり、寄せが速い。彼を起点にボールを経由すると、状況が良くなる」と称賛。当の本人にも感想を聞きました。

 

Daiwa House MVP賞で自身の名前を告げられ仲間から讃えられる浅利蓮生選手。

 

緊張から解放された表彰式後には、喜びいっぱいの表情を見せた。

 

受賞については「いや、全然(取れると)思っていませんでした。いつも、彼(決勝2得点の田中譲選手)が取っていたので……」。スター揃いのチームで、自分にスポットが当たったことに、戸惑いながら喜びをかみしめていました。そして将来は「目標はプロサッカー選手になって世界で活躍すること。好きな選手は自分のプレースタイルとは違うのですが、三笘薫選手です」と慣れないインタビューにも健気に答えてくれました。

 

ワーチャレは、第1回大会から変わらず、大和ハウスと、賃貸住宅「D-ROOM」の管理運営を手がける大和リビングをはじめとするグループ会社の協賛で開催されている。

 

久保建英選手をはじめ、第1回大会に参加した当時12歳だった選手が、いまでは国を代表する選手に成長しています。これからも五輪で活躍する選手のなかには、ワーチャレの卒業生が続々と出てくることでしょう。初開催から13年、継続することで達成した大会は次のステージへ。参加する選手にとっては、ジュニアから次のステージに進む国内最高峰の大会として、ワーチャレがこれからも続くことを願ってやみません。

パリ五輪に代表選手8名を輩出!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」が用意する世界へ続くステージ

海外の強豪チームを招き、日本の子どもたちに世界を感じてもらうことを目的に2013年にスタートした「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」(以下、ワーチャレ)。12回目となる本大会が、8月20日から23日の4日間、千葉県のフクダ電子フィールド/フクダ電子スクエア、そしてJリーグチーム、ジェフユナイテッド千葉のホームスタジアムであるフクダ電子アリーナで行われました。今回は全国から237チームが予選に参加。本大会には過去最多となる48チームが出場し、頂点を目指しました。

 

パリ五輪サッカー代表に大会参加者8名が出場

3位決定戦、準決勝、決勝は本大会もジェフ千葉の本拠地、千葉市のフクダ電子アリーナで行われた。子どもたちにとっては、Jリーグチームの本拠地という憧れの地で、フィールドをフルに使って戦える貴重な機会だ。

 

過去の大会参加選手には、すでに欧州のトップチームで活躍する多くの選手がいます。日本のA代表でも活躍し、現在スペイン、ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属する久保建英(たけふさ)選手は、第1回大会にスペインの強豪「FCバルセロナ」(以下バルサ)の一員として本大会でプレーし、注目を集めました。

 

また、2024年夏に開催されたパリ五輪には、日本代表で山本理仁選手、藤田譲瑠チマ選手、高井幸大選手が出場。スペイン代表では、アドリアン・ベルナベ選手、エリック・ガルシア選手、アルナウ・テナス選手、パウ・クバルシ選手が出場しました。さらに、なでしこジャパンでパリ五輪に参加した谷川萌々子選手を含めると8名がワーチャレを経て世界に羽ばたいています。

 

さらに、今大会では初の試みとして、女子サッカーを盛り上げるべく、U-13なでしこ選抜が編成されました。大会実行委員長の浜田満さんは、この取り組みについて「反響は大きかったです。男子チームと比べて女子はトップレベルのなかで試合をする機会がなかなかありませんので、彼女たちに機会を作ってあげたかった」と話します。

 

毎年、稀ではあるが女子選手の姿も。写真は2021年大会に出場した、YF NARATESOROの大田ありす選手。今回のU-13なでしこ選抜は、東京・愛知・大阪の3会場で「U-13 女子選抜セレクション」を開催。120名超のエントリーから選抜された18名により結成された。

 

チームと選手の個性が光る!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021」をコロナ禍でも開催し続ける意味

 

大会過去最多の48チームが激突し、4チームが最高の舞台へ

大会名に“ワールドチャレンジ”とついていることからもわかる通り、第1回大会から参加のバルサをはじめ、今回も複数の海外チームが参加しました。ミャンマーの「MyanmarU-12」、インドネシアから「アシアナサッカースクール」、中国の「中国足球小将」「陝西師範大学付属小学校」、マレーシアから「セランゴールFC」の全6チームが参戦。海外チームを含めた48チームがAからLまで各4チームに分かれ、12グループによるグループリーグを行いました。準々決勝までがフクダ電子フィールド/フクダ電子スクエアで行われ、決戦の地フクダ電子アリーナには「東京ヴェルディジュニア」「バディーサッカークラブ」「柏レイソルU-12」「川崎フロンターレU-12」の関東勢が勝ち上がりました。

 

3位決定戦は2016年の第4回大会と同じ、東京ヴェルディジュニアと川崎フロンターレU-12が再び激突。

 

第1回大会から参戦の柏レイソルU-12とバディーサッカークラブは、ともに初の決勝戦進出となった。

 

これまでの11大会のうち(2020年と21年は新型コロナウイルス感染の影響で海外チームの参加なし)6度の優勝、3度3位のバルサは、ラウンド16で東京ヴェルディジュニアに0-2で敗れ、決勝ラウンド進出はなりませんでした。

 

また、今回はJリーグの下部組織3チームに加え、街クラブであるバディーサッカークラブがベスト4に進出。浜田さんは「もうJチームと街クラブの差はそれほどありません。特に小学生にとっては」と話すように、近年は街クラブの躍進が目立っています。

 

同大会でも第1回の国内参加チームは主にJリーグの下部組織でしたが、第2回大会から街クラブ枠を設け、2018年の第6回大会からは「多くの子どもたちに世界の強豪チームと対戦する機会を提供したい」と街クラブ選抜チームも結成。2019年からは「大和ハウスDREAMS」と「大和ハウスFUTUERS」の2チームで参戦し、今回も元日本代表の橋本英郎さん、内野智章さんが監督を務めました。

 

そして準決勝では、街クラブの雄、バディーサッカークラブがバルサを破った東京ヴェルディジュニアに1-1からPK戦の末3-2で勝利。川崎フロンターレU-12と柏レイソルU-12は柏レイソルが2-0で勝利しました。ここからは3位決定戦、決勝戦の激闘を見ていきましょう。

 

バルサを下したヴェルディが山本ツインズの活躍で8大会ぶり3位入賞

決勝戦に先がけて行われた東京ヴェルディジュニアと川崎フロンターレU-12の3位決定戦。強豪バルサを破ったヴェルディは、トップ2の山本崇翔選手、山本大翔選手の双子の兄弟が得点源です。対するフロンターレは、準々決勝で大柄な選手が多い中国の中国足球小将を0点に抑えたディフェンスがどこまで通じるかが見所でした。

 

開始9分、山本大翔選手のシュートからこぼれ球を山本崇翔選手が押し込んで先制ゴール。後半30分には山本大翔選手がシュートを決め、兄弟が揃い踏み。0-2からフロンターレも再三ゴールに迫りましたがゴールを奪えず、逆にゴール前での果敢なディフェンスがレッドカードとなり、PKを山本崇翔選手が落ち着いて決めタイムアップ。8年前にも3位決定戦で対戦し2-0でヴェルディが勝利しましたが、今回フロンターレはリベンジならず、またもあと一歩で入賞を逃しました。

 

バルサ戦でも得点を決めた東京ヴェルディのエース、山本崇翔選手が先制のゴールを決めた。

 

東京ヴェルディの得点源、もう一人の「山本」、大翔選手も後半にゴールネットを揺らし兄弟揃い踏み。

 

川崎フロンターレは身体を張った守りから再三チャンスを演出したが、ゴールを奪うことはできなかった。

 

猛暑のなか、昼間の暑い時間帯は避け、試合中にはJリーグ同様に飲水タイムが設けられた。

 

バルサ、決勝で強豪アーセナルを撃破!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018」が残したもの

 

 

同じ関東の強豪Jチームと切磋琢磨してきた末の勝利

決勝戦は同じ関東で切磋琢磨し合うライバルの対戦。バディーサッカークラブはJFA 全日本U-12サッカー選手権で2010年と19年の2度の優勝を誇りますが、19年に決勝で当たったのが柏レイソルU-12で、このときは3-1でバディーが制し、2度目の頂点に輝いています。

 

対するレイソルはワーチャレ初年度から参戦し、2013年の第1回、14年の第2回はともに3位入賞。10年ぶりのベスト4で初の優勝を目指します。今大会22ゴールと得点力の高いレイソルと、準決勝でヴェルディにPKで勝利するなど、接戦をものにしてきたバディーとの好カードとなりました。

 

通路での声出しで気合を入れた選手たちが、引き締まった表情で決勝の舞台に姿を現した。

 

過去2度3位入賞の柏レイソルにとっては初の決勝進出。

 

前半3分、バディーは浅利蓮生選手がゴール前に詰め、矢ヶ部敢太郎選手のミドルシュートで先制。さらに6分と8分に浅利選手のコーナーキックから田中譲選手が連続ゴールで3-0。さらに22分に関智也選手がミドルシュートで4点目。少ないチャンスから確実にゴールを奪ったバディーが4点リードで前半を終えました。

 

浅利蓮生選手のプレーから、バディーサッカークラブは幾度も好機をつかんだ。

 

開始早々、先制のゴールを決めたバディーサッカークラブの矢ヶ部敢太郎選手(中央)。

 

2連続得点を挙げた田中譲選手は、ピンクのヘアバンドとスパイクがトレードマーク。

 

バディーは後半もレイソルゴールに度々迫りますが、キーパーの佐藤惇太選手が好セーブを連発。攻守が目まぐるしく切り替わるもお互いゴールが奪えず、スコアレスで後半が終了し、バディーが大会初優勝を飾りました。

 

後半、柏レイソルの怒涛の反撃も佐藤惇太選手が好セーブでゴールを守り切った。

 

25分ハーフのゲームを戦い抜き、お互いに健闘を称え合う選手たち。

 

バディーの意味は「仲間」。その名の通りのチームワークで栄冠を手にした。

 

バディーの梅澤勇人監督は大会後、今回の優勝について「まさかここで優勝できるとは思っていませんでした。5月のワーチャレの予選を逃してチーム的にも苦しかったんですが、(8月の)プレミアリーグU-11チャンピオンシップの優勝で(ワーチャレ出場権を)勝ち取れて、その勢いでここまで来られました」。Jクラブの育成はだいたい小学2、3年からに対し、バディーは幼児教育から、サッカーに限らずいろんなスポーツを体験して年長の最後にセレクションがあるそうです。そうしたチームとしての継続的な取り組みが勝因となったのではないでしょうか。

 

「プロを目指す意識付けにいいのかな」と大会参加のメリットを語った梅澤勇人監督。

 

「神奈川にはフロンターレさんがいて、マリノスさんがいて、関東にはレイソルさん、ヴェルディさんもいて、本当に今まで切磋琢磨してきて、そのおかげで今があるのかなと感じます」。

 

そして、ワーチャレを通じて選手たちにどのようなことを吸収してほしいかを尋ねると、「海外からはバルサを筆頭に、アジアのチームも多く参加していて、みんなプロを目指してる。プロを意識したU-12のいろんな外国の選手たちとプレーすることにより、そこの意識付けとしていいのかなと思います」と大会参加のメリットを話してくれました。

 

五輪世代も躍動するワーチャレはこれからも続く

選手の健闘を称えるとともに、関係者やスタッフへの感謝を述べた浜田さん。

 

大会を終え、浜田さんは表彰式で決勝を戦った両チームに祝福を述べると、準優勝のレイソルにこう語りました。

 

「今回は入りがあまり良くなかった。これからのサッカー人生、小学校の残りの試合もあるし、中学校、高校と入りの良くない試合というのは、こういうことが起こる。なので、これを心に刻んでこれからのサッカー人生を強く歩んでもらえたらと思います」と、エールを贈りました。

 

3位のヴェルディに対しては「2013年、ワールドチャレンジが開幕した大会、バルサに0-5(準決勝)でヴェルディは負けているんです。それが今回2-0。守り切って勝ったわけではなく、がっぷり四つで戦い切った、それがすごく見ていて気持ち良かった」。

 

そして「今回、この4チームだけではなく、多くの日本全国のチームが非常に高いレベルで、そして海外から来たチームもレベルが高く、最後までどのチームが勝ってもおかしくない素晴らしい大会になりました。今回でワールドチャレンジは2013年から12回目ですけども、パリ五輪に合計8名の選手が出場する大会になりました。もちろん来年も、開催しようと思っています」と浜田さんは大会を締めくくりました。

 

今大会のMVPは、バディーの浅利選手が受賞しました。浜田さんに浅利選手の受賞ポイントを伺うと、「彼はスピードがあり、寄せが速い。彼を起点にボールを経由すると、状況が良くなる」と称賛。当の本人にも感想を聞きました。

 

Daiwa House MVP賞で自身の名前を告げられ仲間から讃えられる浅利蓮生選手。

 

緊張から解放された表彰式後には、喜びいっぱいの表情を見せた。

 

受賞については「いや、全然(取れると)思っていませんでした。いつも、彼(決勝2得点の田中譲選手)が取っていたので……」。スター揃いのチームで、自分にスポットが当たったことに、戸惑いながら喜びをかみしめていました。そして将来は「目標はプロサッカー選手になって世界で活躍すること。好きな選手は自分のプレースタイルとは違うのですが、三笘薫選手です」と慣れないインタビューにも健気に答えてくれました。

 

ワーチャレは、第1回大会から変わらず、大和ハウスと、賃貸住宅「D-ROOM」の管理運営を手がける大和リビングをはじめとするグループ会社の協賛で開催されている。

 

久保建英選手をはじめ、第1回大会に参加した当時12歳だった選手が、いまでは国を代表する選手に成長しています。これからも五輪で活躍する選手のなかには、ワーチャレの卒業生が続々と出てくることでしょう。初開催から13年、継続することで達成した大会は次のステージへ。参加する選手にとっては、ジュニアから次のステージに進む国内最高峰の大会として、ワーチャレがこれからも続くことを願ってやみません。

人と街を繋ぐ!“東京23FC”のクリーンプロジェクトに見る、地元の声援が大きい理由

東京都江戸川区を拠点に活動する東京23フットボールクラブ(以下、東京23FC)は、2023年に取材したとおり、現在もJFL昇格を目指して戦い続けています。2024年度よりチーム体制が大きく変わりましたが、7月25日時点で8勝1敗1分と好調な成績。今年こそJFL昇格を! と多くのサポーターからも期待がかかっているところです。

 

そんな東京23FCは、10年以上「23クリーンプロジェクト」と称する清掃活動を続けています。毎月23日に、チームの拠点である西葛西の駅前に選手や地元住民、関係者たちが集まり、天候に関わらず約30分ほど町の清掃活動を実施しているのですが、なぜこのような活動を続けているのでしょうか?

 

今回は5月23日に行われた「23クリーンプロジェクト」、さらに6月23日に初めて実施されたパブリックビューイングに密着。東京23FCのサポーターや地域とのつながりに迫りました。

 

東京23区初のJリーグチームへ!「東京23FC」の戦いと目指す未来

 

快進撃を続ける東京23FC
2024年こそJFL昇格を目指す!

まずは新生チームの戦いぶりを確認してみましょう。順調に勝ちを重ねている東京23FCは、得失点が27点(7月25日時点)と他のチームを大きく引き離し、上位をキープしています。今年の東京23FCは何かが違う……そんな期待感を抱かせる状況ですが、2024年の強さの秘密はどこにあるのでしょうか?

 

就任4年目の小松祐己監督は「新体制の東京23FCは一言で言えばアグレッシブなチーム。まだまだ始まったばかりですが、昇格目指して頑張りたい」と力を込めます。また、今年度からチームに加わった澤朋哉選手(MF)と梶山かえで選手(DF)にも話を聞きました。

 

DF・梶山かえで選手

 

「すごく勢いもあって、元気のあるチームです。サッカー中はもちろんですが、練習後も和気あいあいとしていて、のびのび楽しくサッカーができる環境だと感じています。今は、リーグ優勝という目標に向かってひたすら邁進するのみ。なかなか思うようなゲームにならなくても、今のチームなら乗り越えられるような気がするんですよね。一戦一戦に集中して、選手が成長しながら気持ちよくシーズンを終えられるよう大切に戦っていきたいです」(梶山かえで選手)

 

MF・澤朋哉選手

 

「選手たちがとにかく若いんです。まだまだ伸び代があると感じています。今年度のリーグ首位はどのチームにも譲る気はないですし、優勝してJFLに昇格することしか考えていません。今のチームはコミュニケーションを大切にしているように感じます。年齢、経験的にも自分が先輩なので、周りをリードしていきながら、サポーターそして地域のみなさんと一緒に最後は笑顔で終わりたいですね」(澤朋哉選手)

 

地域リーグに所属する選手は、試合だけで生計を立てるのは難しいため、約9割の選手がサッカー選手とは別の仕事をしていると言います。東京23FCに所属する選手も、毎朝7〜9時の合同練習が終わると、会社員として働いたり経営者として組織を率いたり、選手以外の顔を持っています。

 

練習に仕事にと忙しい選手たちも参加している「23クリーンプロジェクト」ですが、実は自主参加。それにも関わらず、多くの選手たちが「地域のために」と参加していると言います。どんな思いでこの活動を続けているのでしょうか?

 

MFの澤朋哉選手(左)と、DFの梶山かえで選手(右)。2人とも今年度から加入しており、清掃活動は5月23日で4回目とのこと。

 

「以前のチームでは清掃活動など地域と関わるようなことはありませんでした。初めてクリーンプロジェクトに参加した時は、『いいことをしたな』という気持ちで純粋に気分がよくなりましたね。クリーンプロジェクトは地域の方々と交流ができるので、チームのためにもとても意義ある活動だと思います」(澤朋哉選手)

 

梶山選手も「普段関わることのないスポンサーや地域の方、サポーターとお話できるのがうれしい」と話します。「ピッチの外の振る舞いが試合にも出るぞ」と伝えているそう。

 

ここからは実際の「23クリーンプロジェクト」の様子をお届けします。

 

「何事もやり続けることが大切」
地域とつながる清掃活動

 

朝の混雑が少し落ち着いてきた朝10時の西葛西駅。参加者が集合し「これから132回目の23クリーンプロジェクトを始めます!」との高らかな宣言とともに、約30分間の清掃活動がスタートしました。

 

このプロジェクトは、チームの本拠地である西葛西をもっとキレイな街にしたい、気付けないところにも気配りができる人になろう、とスタートしたと言います。晴れた日は道路を歩きながらゴミを拾い、雨の日には商店街のアーケードを清掃するなど選手たちが中心となり、自主的に行っている活動です。

 

実際にゴミ袋を片手に歩き出すと、駅前の植え込みの影にある空き缶や道路に落ちたタバコの吸い殻、なかにはコンビニのお弁当ゴミまで! さまざまなゴミが落ちていました。「ゴミ拾いをすると見えないものが見えてくるんですよ。そこに気づく力はサッカーにも通じるんです」と話すのは、東京23FCの斉藤裕之亮マネージャー。この2〜3年で関わる人が増え、今まで点だった活動が少しずつ広がり始めていると教えてくれました。

 

5月23日に参加したのは、朝の練習を終えた東京23FCの監督と選手、スタッフに加えてスポンサー企業の方々。45名ほどの人たちが二手に分かれて清掃活動を行います。

 

「今回で80回目かな? 江戸川区在住ではないですが、東京23FCが大好きでよく参加しています」と教えてくれたのは、東京23FCのファン歴8年目だというサポーターの女性。サッカー好きな息子さんの影響もあり、今では家族で応援のために遠征までするのだとか。

 

選手を応援するのは「母親」のような気持ちもあるかな? とも。清掃活動後も、選手たちと「頑張ってね」「応援しているよ」と明るく笑顔で交流をしていました。

 

「サッカーチームを応援することで私もたくさんの元気をもらえているんです。何が魅力か? って聞かれると難しいけど、選手たちが悔しいと私も悔しい。うれしい時は、チームと一緒に心から喜べる。いくつになってもこんな気持ちになれるって素敵でしょ?(笑) 地域の人にも少しずつ知っていただけるようになって、私ももっと頑張ろうって思える活動ですよ」

 

監督就任時からほぼ欠かさず「23クリーンプロジェクト」に参加している小松祐己監督は、「サッカーも地域活動も、続けることが大切」と語ります。

 

東京23FCの小松祐己監督。

 

「毎月23日に清掃活動を続けていくことで、地域の方々から『頑張ってね』『この前の試合みたよ!』と声をかけてもらう機会も増えてきました。これはただサッカーをしているだけではできなかった経験なんです。地域の企業や住人、サポーターに支えられていることを知れる本当にいい活動だと思って参加しています。これからはもっと地域に必要とされる存在になりたい。サッカーも清掃活動も続けていくことで見えてくるものは必ずある。たった30分ですけど、地域と関わりがチームに与える力は大きいですよ」

 

5月23日の「23クリーンプロジェクト」に参加した選手たち。朝練のあと、企業で働いている選手も多いため自主参加が基本です。この日も「午後から仕事に行きます」と話す選手も。

 

またスポンサー企業である大和リビング株式会社からは合計17名が初参加。サッカー好きで、東京23FCの活躍を日頃から追いかけているという男性社員は清掃活動中、次のように話します。

 

スーツ姿で参加したのは大和リビング城東営業所のメンバーたち。清掃活動中、保育園の園児たちとすれ違うと「頑張る大人の姿を子どもたちにも見せましょう」と笑顔がもれるシーンも。

 

「西葛西駅周辺は営業車で走ることが多いエリアですが、こんなにもゴミが捨てられているなんて車内からはわかりませんでした。気づかない部分に気づかせてくれるいいきっかけになり、参加して本当によかったです。ちょっぴりミーハーかもしれませんが、一緒に清掃活動したチームが試合で活躍している姿を想像すると楽しみになります」

 

最後に記念撮影を行い、この日の「23クリーンプロジェクト」は終了しました。

 

たった30分間でも集まったゴミはこれほどたくさん。とはいえ、清掃活動を始めた当初はもっとたくさんのゴミが落ちており、今では見違えるように街がきれいになったといいます。

 

清掃活動中には「何しているの?」と地域の方から声をかけられ、趣旨を説明すると「頑張ってね」と笑顔で返されることも。「23クリーンプロジェクト」は、誰でも参加が可能です。毎月23日に開催されていますが、詳細については東京23FCのホームページやSNSを参照ください。

 

地元の人々が集い、声を上げた
「パブリックビューイング」

6月23日、133回目の清掃活動後に江戸川区立西葛西図書館とのコラボレーションで初めてのパブリックビューイング(東京23FC vs 南葛SC)が開催されました。この企画は西葛西図書館からの声かけにより開催が決定。サッカー初心者の方でも楽しめるようにと、元Jリーガーでサッカー解説者の中西哲生さんを招いた「サッカー観戦の楽しみ方」講座も開かれました。

 

西葛西図書館のギャラリーでパブリックビューイングが初開催されました。

 

西葛西図書館のギャラリーでパブリックビューイングが初開催されました。
パブリックビューイングでは、試合が動くたびに大きな声援が届けられ、大きな熱気に包まれていました。試合が行われていた味の素フィールド西が丘まで応援の声が届いたのか4-1の快勝! リーグトップを守りぬいた試合となりました。

 

お母さんと一緒に歓声を送る小川唯斗くん。最後まで集中力を切らすことなく、見ている私たちにも大好きな気持ちが伝わってきます。

 

小川唯斗くん(小学3年生)は、本拠地であるスピアーズえどりくフィールド(通称:えどりく)でのホーム試合前に行われる『キッズフェスタ』をきっかけに東京23FCのファンになったそう。以前はサッカースクールにも通っていましたが、現在はお休み中。「サッカーが好きだから」ということで今回のパブリックビューイングに参加しました。

 

家族で応援に駆けつけたという佐藤快成くん。サッカー経験はまだ少ないそうですが、「東京23FCが好き」というお父さんに連れられて家族で応援しているそうです。

 

また親子で東京23FCのファンだという佐藤快成くん(小学5年生)は、家族で佐賀県へ応援にいくほどのサポーター。一緒にきていた快成くんのお父さんは「最初は自分の趣味だったのですが、今では家族みんなで応援できてうれしいです」と話してくれました。

 

 

今回のパブリックビューイングでの熱狂を肌で感じ、地域の人たちにとって東京23FCはなくてはならない存在になっているのだと確信しました。選手と地域、スポンサー企業、そしてサポーターのみなさんの一丸となった応援が東京23FCの力になっているのでしょう。

 

10年以上活動を続けている「23クリーンプロジェクト」も地域の理解と参加する人々の支えがなくては続けられません。地域の応援が選手の力となり、選手の頑張りが地域の人を元気にすることで、東京23FCはより強く成長していくのではないでしょうか。

 

 

Profile

東京23フットボールクラブ

東京都江戸川区を拠点に活動するクラブチーム。2010年より現体制。スピアーズえどりくフィールドを本拠地としている。世界に視線を向ける一方、お膝元の江戸川区民との交流を大切に活動を続けている。

HP https://tokyo23fc.jp/
Instagram https://www.instagram.com/23footballclub/
Twitter https://twitter.com/tokyo23official

“メッシ伝説”を象徴する1枚の紙ナプキンのオークションが間もなく始まる!

世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」を最多となる8回受賞している“史上最高のサッカー選手”リオネル・メッシの人生と、サッカーの歴史を変えた紙ナプキンのオークションが3月18日から27日にかけて行われる。

 

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イギリスのオークションハウス「ボーナムス(Bonhams)」がSNSで、「世界でもっとも有名なナプキン」と題して、そのナプキンの経緯を紹介するイラストと共に、オンラインオークションに出品されることを発表した。

 

その紙ナプキンは、サッカーファンには有名で、「とっても象徴的だ」とのコメントが投稿されるほど。13歳のメッシが、スペインのリーガ・エスパニョーラの名門、FCバルセロナの加入テストに参加した際、テスト後のテニスクラブで当時の監督カルロス・レシャックはメッシのバルセロナ移籍を約束するための仮契約を記した。今回、オークションに出品されたのはそのときの契約に使われた紙ナプキンなのだ。

 

その後、メッシは正式にバルセロナと契約を交わし加入。紙ナプキンはメッシの人生を変えた象徴であり、バルセロナの運命を変え、世界中のファンに喜びをもたらす始まりとなった。同オークションハウスの高級書籍および手稿部門の責任者は「これは、私がこれまで扱った中で最もスリリングなアイテムの一つです。それは紙ナプキンですが、リオネル・メッシのキャリアの初期に使用された有名なナプキンです」と説明している。

 

メッシはバルセロナですぐに頭角を現し、クラブでプレーした他の誰よりも多くのゴール(474ゴール)を決めるなど、バルセロナ史上最高の選手となった。


(出典:FC Barcelona

 

さらに、バルセロナで20年以上、その後は米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに加入した現在に至るまで、世界年間最優秀選手を表彰するバロンドールを史上最多となる8回受賞するなど、“史上最高のサッカー選手”として君臨している。

 

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紙ナプキンはこれまで、メッシの母国、アルゼンチンのエージェント、オラシオ・ガジョーリ氏が保管していたが、今回売り出すことになった。オークションの開始価格は30万ユーロ(約4800万円)だが、同オークションハウスでは35万ユーロ(約5700万円)から最高58万ユーロ(約9400万円)の入札額になると予想している。

 

サッカーの歴史の中で、最も重要でありながら最もユニークな文書はいくらで落札されるのか。結果が待ち遠しい。

サッカーキッズを応援! アンブロ室内用トレーニングシューズ 「やわらかコントロールサッカーシューズIN」

デサントジャパンが展開するフットボールブランド・アンブロより、体育館など室内でもサッカー練習を行う熱心なジュニア層に向け、ボールコントロールがしやすいやわらかさにこだわった室内用トレーニングシューズ 「やわらかコントロールサッカーシューズIN」を公式通販DESCENTE STORE オンラインにて発売、その他スポーツチェーン店などでも順次発売します。

 

ボールタッチの感覚やボールコントロール性を養う!

サッカーシューズは、ボールを蹴ることに加え、他の選手に踏まれたり、スライディングによる摩擦などにも対応するため、耐久性が非常に重要です。そのため、ソール、アッパーとも丈夫につくられており、どうしても足入れ感が硬くなり、筋力の弱い子どもの足では屈曲しづらく裸足の感覚と乖離が生じます。とくにフットサルや室内でのサッカー練習においては、ボールタッチの感覚やボールコントロール性を養うことが目的とされることが多いこと、また室内という環境要因から屋外ほどの耐久性が求められないことも踏まえ、アンブロは「“室内”で“子ども”が履くこと」を前提に新たな室内サッカーシューズを開発。

↑「UMBRO やわらかコントロールサッカーシューズIN(紐タイプ)」6050円(税込)

 

↑「UMBRO やわらかコントロールサッカーシューズIN(面ファスナータイプ)」6050円(税込)

 

ボールコントロールの際には、靴のどの部分でボールにタッチするか、も重要となります。靴 内側のボールタッチに使う場所が分かりやすいように刺繍を施すことで、子どもが目で見て確認し、ボールタッチエリアを意識しながら練習をすることができます。機能面だけでなく、サッカーが上手になりたい子どもの気持ちも後押しするアンブロならではの発想です。

↑写真グレーの箇所が、靴内側のボールタッチに使う場所を示す刺繍

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると拡大表示されます)】

「サッカー史の一部を手にするチャンスだ」メッシのカタールW杯着用ユニフォームがオークションに!

世界最高のサッカー選手、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの“お宝アイテム”が競売にかけられるようだ。

 

現地11月20日、公式X(旧ツイッター)を更新した大手オークションハウス『Sotheby’s』は、「サッカー史の一部を手にするチャンスだ」と綴り、メッシが2022年FIFAワールドカップ・カタール大会で着用したユニフォーム6枚を出品すると発表。収益の一部はレオ・メッシ財団を通じ、希少疾患に苦しむ子どもたちの支援に充てられるという。


これまで数々の伝説を築いてきたメッシだが、キャリア最後のW杯と公言して臨んだ昨年のカタール大会では、アルゼンチン代表のキャプテンを務め、1986年以来、9大会ぶり3度目の優勝に貢献。そして今回、出品される6枚は、決勝、準決勝、準々決勝、ラウンド16、さらにグループステージ2試合で着用していたユニフォームだ。


入札期間は、11月30日から12月14日の約2週間。22年5月には、元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏が“神の手ゴール”を決め、話題となった86年W杯準々決勝・イングランド戦のユニフォームが930万ドルで落札されているが、米紙『The Athletic』など複数メディアによれば、今回の6枚は、1000万ドル超えの落札が推定されている。

 

同オークションハウスでモダンコレクタブル部門の責任者を務めるブラーム・ワハター氏は、カタールW杯について「スポーツ史上最高のイベントのひとつ」と振り返り、その上で、「6枚のシャツ販売は、ファンやコレクターにメッシの偉業とつながる機会をもたらす、オークションの歴史に残る記念碑的な出来事だろう」と語った。

 

最終的には、一体いくらの値がつくのか。多くのファンの記憶に刻まれているアイテムとあり、白熱した入札合戦が繰り広げられそうだ。

FCバルセロナと日本の“草サッカー”が激突!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」2023年大会の成果

11回目を迎えた「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」(通称ワーチャレ)。今年は8月24日から27日、千葉のフクダ電子アリーナや周辺のグラウンドで開催されました。 “ワールドチャレンジ” と銘打つ本来の姿が戻ってきたことを感じさせた、今大会のハイライトをレポートします。

↑ジェフ千葉の本拠地、千葉市のフクダ電子アリーナで決勝・準決勝・3位決定戦が行われた

 

国際色豊かな本来の “ワールドチャレンジ” が復活

ジュニア世代を対象とした、11人制サッカーのインターナショナルなサッカー大会として、すっかりお馴染みとなった本大会。通常、小さなコートを使って7〜8人で戦うジュニア世代の諸大会と一線を画し、スペインのFCバルセロナ(バルサ)を筆頭に世界的強豪クラブのジュニアチームと、フルコートのサッカーで勝負ができる点が、参加チームにとっても大きな魅力となっています。

 

今回の2023年大会では、欧州からFCバルセロナとユベントスFCが前年に続いて参戦したうえ、コロナの影響で途絶えていたアジアやアフリカを中心とした海外チームの招待も復活。中国から2チーム、インドネシアから1チーム(直前で事情により出場辞退)、さらには政情不安が続くミャンマーからもU-12チームが参加するなど、国際色豊かな本来のワーチャレとなりました。

↑スペインからは、常連かつ大会の象徴的存在となっているFCバルセロナが昨年に引き続き参戦

 

U-12、つまり小学生でありながら、海外の強豪チームと試合ができる機会はほとんどないでしょう。とくに島国・日本の選手たちにとっては、その機会を作ることも容易ではありませんが、逆に機会を得ることができたチームや選手にとっては、得難い経験となることは間違いありません。

 

振り返れば、2013年の第1回大会では、現日本代表の久保建英(くぼたけふさ)選手を擁するFCバルセロナのジュニアチームが圧倒的な強さを見せつけ優勝。日本のサッカー指導者たちに大きな衝撃を与えました。以来、ワーチャレはバルサを筆頭とした世界の強豪クラブと勝負でき、かつ世界の最先端のプレー技術や戦術、指導技術に触れることができる大会として、ジュニアチームのコーチたちの間で注目度を増していきました。

 

一方では、この10年の間に日本におけるジュニアサッカーのレベルも着実に進歩を遂げています。当初は歯が立たなかった強豪の海外招待チームとの対戦も、僅差の勝負となる好ゲームが増え、実際コロナ禍直前の2019年、そして昨年の2022年の大会——FCバルセロナは出場した直近2大会で、決勝に辿り着けていません。それ以前の大会では、全出場大会で決勝に進出、優勝を果たしていたのです(準優勝は1回のみ)。

 

【関連記事】ナイジェリア選抜が初優勝、アジア勢が躍進!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2019」に感じる新時代の到来

 

【関連記事】バルサが再び参戦! 街クラブのU-12が世界に挑む「ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022」で見えたこと

 

「ワーチャレは子どもたちが世界に “憧れる” のではなく、『自分たちもやれるぞ!』と肌で感じてもらうことで、今後の成長を引き出すという意図をもって開催しています」と話すのは、大会実行委員長の浜田満さん。コロナ禍を乗り越えた同大会への国内からの参加要望増加に応え、本大会に出場するための国内予選の枠も大幅に拡大されました。以前は別々だったJクラブと街クラブの垣根も取り払って、全国8カ所で予選を敢行。その結果、 “天王山” であるフクダ電子アリーナには有名無名を問わず、全国から非常にレベルの高いチームが集まりました。

↑大会の発起人で、実行委員長を務めるAmazing Sports Lab Japan代表の浜田満さん

 

その効果は、結果からも感じられます。グループリーグではどの試合も接戦、熱戦となり、FCバルセロナやユベントスFCとの試合でも、大差がつく試合が見られません。大会後、浜田さんは「日本のチームがこの大会に力を入れるようになってくれて、大会のレベルがとても上がりました」と感想を語っています。ワーチャレの開催意義が着実に日本のジュニアサッカー界にも広がり、その成果は今大会にも色濃く反映された——。そう見て間違いないでしょう。その象徴が、今大会の決勝の対戦カード、FCバルセロナ対SORRISO SELECT(ソレッソ・セレクト)でした。

↑決勝は、スペインから参戦したFCバルセロナと熊本・鹿児島・宮崎・長崎と九州4県からの選抜チーム、ソレッソ・セレクトという顔合わせ

 

バルサの猛攻に、街クラブによる席巻……今大会を象徴するような戦いの行方

今大会ではFCバルセロナの気合いの入り方が、これまでとは違って見えました。来日した選手たちは、ここ2大会で決勝進出を逃していたことを、先輩たちから聞いていたそうです。つまり彼らは、プライドを賭けて優勝を狙いに来ていたのです。 “バルサ招聘” を実現させてきた浜田さんも、「今年のバルサはすごくいいチームで、トップレベルの選手たちが出てくれた」と語ったことにも現れています。

 

彼らの優勝への強い思いが炸裂したのが、準決勝の横浜F・マリノスプライマリー戦。炎天下での連戦の疲れなどまったく感じさせず、開始早々から、1タッチ、2タッチで流れるようにつないでいく持ち前のパスサッカーと、とくに前線の3人の選手たちの個人技とスピードで、横浜F・マリノスプライマリーを防戦一方へと押し込んでいきます。また攻撃のみならず、ボールを失った後に猛然と奪いにいく選手たちの戦う姿勢には、勝利への執念が見られました。

 

バルサは決定機を量産。大量8ゴールを奪い、Jクラブのジュニアでも最高峰クラスのチームに圧勝を遂げました。横浜F・マリノスプライマリーは、終盤になって意地のゴールをもぎ取りましたが、それが精一杯の抵抗でした。これがバルサの真の実力か、そう思わせました。

↑Jクラブチーム同士の対戦となった3位決定戦は、決着がPKにまでもつれ込んだ

 

もう一方の準決勝では、ソレッソ・セレクトがヴィッセル神戸U-12を下して、決勝に進出します。勝者のソレッソは、熊本を拠点として2002年に設立された街クラブで、九州各地でスクールも展開しており、その各地から集めた選抜チームということで “セレクト” を名乗ったそう。

 

驚くべきは、「5カ所から何人かずつ集めたチーム」(広川靖二監督)が並みいる強豪たちを抑え、決勝まで進出してきたことでしょう。いわば即席のチームが、決勝でバルサと対戦する。そんな痛快なことが実現してしまうのがワーチャレの真骨頂であり、まさにこの年代の選手たちの、草の根からのレベルアップを感じさせた出来事といえました。

↑決勝戦に向かうソレッソ・セレクトの選手たち。決勝に駒を進めた喜びが伝わってくる

 

世界のバルサと地方の街クラブが激突

迎えた決勝でも、驚きは続きました。気合十分で試合に臨んだFCバルセロナのメンバーにまったく臆することなく、ソレッソ・セレクトの選手たちも前へと圧力をかけ、開始早々にコーナーキックのチャンスを得ます。ニアに送ったボールをバルサの選手が頭でそらすと、ボールはそのままバルサゴールへ……。なんとオウンゴールでソレッソが先制点を奪います。

 

まさかの失点でしたが、バルサも慌てることはありませんでした。ただそれ以上に、中盤に人数をかけ、執拗に圧力をかけてくるソレッソの選手たちに、手を焼いているのは明らかでした。それでも9分には、中盤深めの位置からのスルーパスに、今大会で見事なゴールを重ねてきたFWのエクトル・ネストル・アスム・オヤナ選手が反応。同点に追いつきます。

ソレッソは同点に意気消沈することなく、とにかく走って身体を寄せ、交わされてもカバーを繰り返します。とくに速さと巧さを兼ね備えたFWのエクトル選手やディバイン・イケナ・エジョフォル・ジョン選手のマークを任された切通武琉選手と河崎心太郎選手の身体を張ったディフェンスは、ソレッソのピンチを何度も救い、とうとう前半は1-1の同点で終了しました。

↑後半から投入されたマルビン・チュックウブンケン・ドゥル・ドゥル選手と、負けず劣らぬ走力を見せる河崎心太郎選手。彼もまた切通選手とともにバルサのFW陣を苦しめた

 

準決勝でJクラブのジュニアを完膚なきまでに叩きのめしたバルサでしたが、決勝では街クラブのソレッソに善戦を許すという構図は、今大会を象徴していたといえます。スーパーな選手がいるわけではないソレッソでも、戦い方次第でバルサでさえ苦しめることができる。まさに浜田さんの言う「世界に憧れるのではなく、『自分たちもやれるぞ!』と肌で感じる」を、ソレッソは体現していました。

↑ソレッソ・セレクトの守護神は、丹後龍人選手。決勝ではDF陣とともに、鋭い飛び出しと的確なセービングでピンチを何度となく防いだ

 

迎えた後半、ソレッソは変わらずハイプレッシャーでバルサに挑んでいきます。とはいえ、バルサの選手たちもしたたかでした。32分(後半7分)、後半から入ったマルビン・チュックウブンケン・ドゥル・ドゥル選手が一瞬のスキを突いてマークについていた相手を振り切って後方からのパスに飛び出すと、そのまま見事なゴールを決めます。逆転ゴールの歓喜に、ベンチから選手も飛び出し大喜び。それは、バルサの選手たちが本気で勝利を求めていた証でした。

 

その後もソレッソは懸命に走り続け、時にチャンスを迎えたこともありましたが、ゴールには及ばず。逆に48分(後半23分)には、今大会のMVP、ジャン・リソス・トレス選手に3点目を決められ、勝負は決しました。優勝杯は2018年以来となるFCバルセロナが獲得。準優勝はソレッソ・セレクト、そして3位はJクラブ同士の熱い3位決定戦をPK戦で制したヴィッセル神戸U-12 という結果でした。

↑チームにトロフィー、各自にメダルが授けられた

 

↑グループリーグから決勝まで、ハイスピードドリブルを武器にゴールを量産したジャン・リソス・トレス選手には、大会を通じてたった1名の選手にのみ与えられるDaiwa House MVP賞が授与された

 

日本中のサッカー少年少女にポジティブな経験を受け継ぐ

決勝の試合後、ソレッソの広川靖二監督が語った言葉が印象的です。

 

「ぼくらが(決勝まで)来られたということは、誰にでもチャンスがあるということ。それをチームとして表現できたことは、日本中のサッカーをしている子どもたちにとってポジティブなことだと思います」

 

バルサやユベントスといった世界の強豪ジュニアを招待するだけでなく、街クラブ選抜チームを作るなど、常に日本サッカー界の裾野を支える街クラブに門戸を開いてきたことも、ワーチャレのもうひとつの特徴。今大会の結果は、その試みに対する1つの成果がもたらされたといえます。街クラブでもやればできるとなれば、市井で奮闘する街クラブの指導者の皆さんを勇気づけるとともに、Jクラブにも大きな刺激を与えることにもなります。

ソレッソ・セレクトの選手たちは勇敢に戦い、日本サッカーの裾野の広さ、豊かさの一端を垣間見せてくれました。一方のバルサの選手たちは、プレーの巧みさや賢さに加え、気持ちの強さも披露。選手たちがこの大会で得た経験は、きっと豊かな土壌となって、今後の成長を一段も二段も押し上げてくれるのではないでしょうか。

↑決勝戦直後。ソレッソ・セレクトの選手たちは善戦していただけに、その顔に悔しさがあふれる

 

↑大会終了直後のアリーナでは、バルサと国内参加チームや観客たちとの交流も見られた

 

「今大会を経て、このワーチャレの趣旨というものを、また多くの方に理解していただけるのではないかと思います。ここ数年は、コロナ禍の影響で海外チームを連れてくることが難しかったのですが、今年、またイチから新たな歴史を作っていけると感じました」(浜田さん)

 

コロナ禍を乗り越え、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジもまた新たなステージへ。次はどのような戦いが繰り広げられるのか、早くも2024年が楽しみでなりません。

元女子サッカー日本代表・岩渕真奈がなでしこジャパンを初解説『なでしこジャパン×アルゼンチン女子代表』9・23放送

9月23日(土)放送の『女子サッカー日本代表 国際強化試合 なでしこジャパン×アルゼンチン女子代表』(テレビ朝日系 ※一部地域を除く、ABEMA、TVer 正午~2時)で、元女子日本代表・岩渕真奈がなでしこジャパンを初解説する。

岩渕真奈

 

今年7~8月に開催された「FIFA 女子ワールドカップ 2023」で各国と熱戦を繰り広げ、ベスト8入りを果たしたなでしこジャパンが早速、2024年7月開催のパリ五輪へ向けて始動。今年10月から始まるパリ五輪アジア2次予選に向け、今回のアルゼンチン戦は唯一の国際強化試合。アジアでのパリ五輪出場「2枠」を勝ち取るため、新たな戦いがここから始まる。

 

司令塔・長谷川唯(マンチェスター・シティWFC)、2017年からキャプテンを務める大黒柱・熊谷紗希(ASローマ)、ワールドカップ得点王・宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッドWFC)など、選出されたメンバー23名のうち、ワールドカップ選出メンバーは21名と大部分を占める。

 

指揮官の池田太監督は「躍動感やゴールへ向かう推進力、諦めないプレーで、応援している方に、元気を届けられるよう見せていく」と俊敏性を生かした攻撃や、チームとしての連動性といった日本の強みを生かしつつ、個人の力やチームとしての打開力など新たなレベルアップに自信をのぞかせる。

 

パリ五輪への道は、アジアとの厳しい戦いだけではなく、出場人数が23人から18人と絞られるため、メンバー争いが加熱すること必至。1人ひとりの成長が不可欠となる中、どの選手がどのようなプレーでアピールするのかにも注目だ。

 

そんな熱き一戦を解説席で見守るのは、今月現役引退を発表したばかりの元女子日本代表・岩渕真奈。10代の頃からなでしこジャパンに選ばれ、ワールドカップでは日本が初優勝した2011年のドイツ大会にチーム最年少の18歳で出場して以降、3大会連続で出場という輝かしいキャリアを持つ。

 

そんな岩渕がなでしこの中継で解説を務めるのは今回が初となる。テレビ朝日サッカー解説者・松木安太郎との掛け合いにも期待が高まる中、「ワールドカップ後初戦、そして、パリオリンピック予選に向けてチームにとっても、日本女子サッカーのためにも大事な試合だと思います。今のなでしこの良さ、女子サッカーの魅力を皆さんに伝えられるように頑張ります!!!」と意気込んでいる。

 

番組情報

『女子サッカー日本代表 国際強化試合 なでしこジャパン×アルゼンチン女子代表』
テレビ朝日系(※一部地域を除く)、ABEMA、TVer
2023年9月23日(土)正午~2時

解説:松木安太郎 岩渕真奈
実況:柳下圭佑(テレビ朝日アナウンサー)
リポート:寺川俊平(テレビ朝日アナウンサー)

(c)テレビ朝日

インテルのレジェンドOBが日本を満喫!たこ焼きを食べる“ワイルドな姿”が話題に

今夏も海外サッカーのビッグクラブが相次いで来日し、世界トップクラスのプレーに国内のサッカーファンは熱狂。その一方、ピッチを離れると、SNS上には日本観光を楽しむ選手たちの姿が数多くアップされていたが、なかでも注目を集めているのがイタリアの名門 インテルのレジェンドが登場した一本の動画だ。

 

7月26日、インテルのクラブ公式インスタグラムに姿を現したのが、元イタリア代表のマルコ・マテラッツィ氏。2001年から10年間在籍したインテルでは、公式戦276試合で20得点を記録するなど、攻撃的なDFとして活躍。06年ドイツW杯では、元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏に頭突きを食らった当事者としても有名だ。

 

そんなマテラッツィ氏は今回、インテルOBとしてジャパンツアーに帯同。投稿された動画内では、「やあ、みんな!ついに大阪に到着した。この街を探索する準備は万端だ」と話し始めると、大阪の街で射的やガチャガチャ、クレーンゲームに挑戦したり、いちご大福、たこ焼きなどを食べ歩きする姿が公開されている。

 

 

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なかでも話題となっているのが、ワイルドな“たこ焼きの食べ方”だ。最初は楊枝を使い、たこ焼きを頬張っていたマテラッツィ氏だが、これに苦戦したのか、次の場面では、素手で口に運ぶ様子が収められている。動画を見たツイッター上の国内ファンからは、「面白すぎるw」「漢だね」などと様々な反響が寄せられていた。

 

「今日はここまで。東京で会いましょう」と動画を締めくくったマテラッツィ氏。さらに、インテルが31日に更新したクラブの公式インスタグラムでは、大阪と同じように都内を散策する映像が公開されている。浅草寺の雷門で記念撮影したり、寿司店で食事を楽しむ様子が収められており、存分に日本を満喫していたようだ。

 

 

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なお、今回のジャパンツアーでインテルは、7月27日に大阪・ヤンマースタジアム長居でサウジアラビア1部アル・ナスルと対戦し、1-1の引き分け。8月1日に東京・国立競技場で行われた2戦目では、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に2-1の逆転勝利を飾っている。

東京23区初のJリーグチームへ!「東京23FC」の戦いと目指す未来

1993年にJリーグが開幕してから30年。昨年行われたFIFAワールドカップ(カタール)の熱狂も記憶に新しく、目下開催中のFIFA女子ワールドカップでも熱戦が期待されるところ。その活躍に触発され、日本におけるサッカーの裾野は広がり続けています。現在、日本国内の老若男女すべて合わせたクラブチームは、2万5000チーム以上存在しているとか。

 

数あるクラブチームの中でも「東京23区から初のJリーグ昇格」を目指すチームが、東京江戸川区を拠点に活動する東京23フットボールクラブ(以下、東京23FC)。この、あるようでなかった東京23区に所属するサッカークラブチームに迫ります。

 

設立当時から変わらない「東京23区からJリーグ、そして世界へ」

↑ホームグラウンドで戦いに向かう東京23FCの選手たち

これまでにも “東京” と名のつくサッカーチームは複数ありましたが、いずれも23区外が拠点のチームだったため、実は現在のJリーグには東京23区を拠点としたチームはありませんでした。「23区内にクラブチームがないなら、僕たちが作ろう」と設立されたのが、今回紹介する東京23FCです。2010年から現在の体制で始動。2013年には関東1部リーグへと昇格し、現在はJリーグへつながるアマチュアリーグの最高峰JFLへの昇格をかけ、江戸川区を拠点に日々戦いを続けています。

↑平日7~9時は、江戸川区の葛西臨海公園近くにある競技場での練習が開催されています

 

「Jリーグが開幕してからサッカー全体のレベルも大きく上がってきました。現在の関東リーグでは、Jリーガーを目指せる環境で、切磋琢磨していますし、元Jリーガーが所属するチームも増えています。東京23FCとしても、変化に対応しながら勝ち上がることが大切だと考えています。近い将来Jリーグで23区を代表できるようなチームとなって、そして世界でも活躍できる選手を育成していきたいですね。江戸川区をはじめ、23区内に住むみなさんに『東京23FCを応援したい』と誇りを持っていただけるよう頑張っているところです」

 

こう話すのは、東京23FCの取締役COOを務める石井温さん。東京23FCは、今年10月に佐賀県で行われる「第59回全国社会人サッカー選手権」の切符を手にしたところ。関東リーグで優勝すること、もしくはこの大会で3位以内に入れば、JFL昇格につながる地域チャンピオンズリーグへの出場ができます。まさに勝負の年となる今年は、チーム一丸となってある思いを強めているのだとか。

 

東京23FCでキャプテンを務めるFW(フォワード)の清水光選手が、チームで大切にしている思いについても語ってくれました。

 

「僕たちはサッカーを通じて『観る者の心を打つフットボール』を掲げ、最後まで諦めずに走り続けることを大切にしています。この思いは、トップチームに所属する31名の選手だけでなく、セカンドチーム、U-18、U-15、さらにはサッカースクールに通う子どもたちまでが同じ思いでサッカーに向き合っています」

↑練習中の様子。この日は筋トレを重視したメニューが実施されていました

 

サポーターの応援が力に! 約7000人収容のスタジアムで熱気を感じる

↑ともに勝利を喜ぶサポーターたち。親子連れから地域のサッカーファンまで、幅広いファン層も特徴的です

 

選手のテクニカルなプレイに魅了され、サポーター同士の繋がりもアツいのが東京23FC。なんとクラブを応援してくれている人たちが率先して試合のライブ配信やインタビューなどを実施しているのです。東京23FCのYouTubeチャンネルを見てみると “東京23勝手に実況隊” のメンバーがその名の通り、勝手に実況し、選手にインタビューした映像まで配信されています。もちろんリーグやチーム、関係各所に許可は得ていますが、ここまでサポーターと深い関係になれているのはどうしてなのでしょうか?

 

「いろいろなご縁が重なって “東京23勝手に実況隊” のみなさんに配信いただいているのですが、クラブの中の人ではないので、基本的にはフラットに自由に楽しくファン目線から配信してもらっています。サポーターのみなさんからも愛されていて、現地にいけない時でも配信を見て楽しめていると好評なんですよ」(石井さん)

 

東京23FCのホームグラウンドはスピアーズえどりくフィールド(通称:えどりく)で、収容人数は約7000人! コロナ禍で無観客試合が続いたそうですが、入場制限や声出し応援が解禁された時は、選手も大きな力を得られたと言います。

↑試合後には、選手とサポーターが直接触れ合える場面も。選手もサポーターのリアルな声や表情を見れるうれしい瞬間なのだとか

 

「試合中につらい状況になると、選手たちもモチベーションが下がってしまうタイミングがあるんです。けれどサポーターのみなさんが90分間声を出して鼓舞し続けてくれている姿や、『頑張れー!』の声援で踏ん張れることがあるんですよね。目には見えませんけど、選手も背中を押されるというか……こんなに誰かに応援される経験って限られた人間しかできないと思うので、しっかり答えていきたいですね。特にコロナ禍で無観客が続いていたのも経験しているので、解禁された時のサポーターさんたちの熱気、そして選手の気合いはすごいものがありましたね」(清水選手)

 

東京23FCの注目選手にインタビュー!

↑左からFW清水光選手、GK大石文弥選手、DF宮田和哉選手。年齢は違いますが、3人とも2021年に入団した仲良しな同期とのこと

 

サポーターをここまでアツくさせるのはチームの魅力、選手の魅力があってこそ。しかし、アマチュアリーグである地域リーグに所属する選手は、試合だけで生計を立てるのは難しく約9割の選手がサッカー選手とは別の仕事をしているそうです。東京23FCに所属する選手も、毎朝7~9時の合同練習が終わると、会社員として働いたり経営者として組織を率いたり、選手以外の活動も行っています。

 

今回は、取材に答えていただいた清水選手のほか、2021年に入団したGK(ゴールキーパー)の大石文弥選手、そして大学卒業後に東京23FCに所属したDF(ディフェンス)の宮田和哉選手に、選手以外にどんな活動を行っているのかを聞きました。

 

↑GK・大石文弥選手

 

「東京23FCに入団する前は、もう引退するつもりだったんですが、共通の知り合いを通じて誘っていただき『もう一度サッカーするならこのチームだ』と加入を決めました。選手以外の活動として、ゴールキーパーのサッカースクールを経営しています。日本では、ゴールキーパーを育成する場所も機会も少ないので、環境を整える必要があるんですよね。朝の合同練習が終わったあとは、別メニューでトレーニングを行い、午後からスクールへ。現在は2つのスクールを掛け持ちしていて、40人の生徒を指導しています」(大石文弥選手)

 

↑FW・清水光選手

 

「東京23FCは3チーム目。実は何度かお誘いいただいていたチームだったんですけど、2021年に大石選手が加入されるのをTwitterで知って(笑)、ぜひ一緒に! と加入しました。僕は、昨年から東京23FCのスタッフとしても活動しています。街に出てポスターを貼らせてもらったり、スポンサーさんとサッカーを通じてできることがないかお話ししたり、僕にできることはなんでもやらせてもらっています。クラブの経営や営業にも関わる部分なので、日々勉強しながら取り組んでいます」(清水選手)

 

↑DF・宮田和哉選手

 

「僕は、大学を卒業するタイミングで入団しました。卒業後もサッカーを続けたい思いが強くあり、色々と探している中でお声がけいただきました。選手以外の活動としては、スクールのコーチとして働いています。学生時代に素晴らしいコーチに指導してもらったので、『僕もこんなコーチになれれば』と思い、現在は子どもたちにサッカーの楽しさを教えています。誰かに教えるためには、何より自分がサッカーを理解しなければいけない。指導する側になって初めて気が付くことも多く、日々勉強ですね」(宮田和哉選手)

 

今回お話を伺った3名は2021年入団の同期。コロナ禍さなかの入団ということもあり、サッカーへの思い、チームを盛り上げたい気持ちはとても強く伝わってきました。アツい気持ちを持った3人に、あらためて東京23FCの魅力を聞いてみました。

↑球際にこだわって、果敢に攻め続けるGKの大石選手。どんな時も声を出して、チームを鼓舞する姿に勇気をもらえます

 

「東京23FCのホームゲームは地域リーグに所属しているチームの中でも、サポーターさんにたくさん支えられているチームだと思います。サッカーを通じて、ファンと選手、そしてファン同士の繋がりが濃くなり、イベントも大盛り上がり。ぜひ一度スタジアムに足を運んでいただければうれしいですね。試合では、球際でビビらずに攻めていく姿に注目して欲しいです!」(大石選手)

↑キャプテンとしてチームを牽引する清水選手。試合中はもちろん、試合前の “気合い入れ” も必見!

 

「ホームゲームでは、サッカーを知らない人でも楽しめるようなイベントを企画しています。キッチンカーの出店や夏はお祭りなど、サッカー以外の魅力もたっぷり。もちろん試合でも僕たちのモットーである『観る者の心を打つフットボール』を最大限にお見せしますよ! 僕もがんがん点を取ってチームに貢献していきたいと思いますので、がむしゃらな選手の姿を見てみなさんも元気になってください」(清水選手)

↑試合中、ゲームメイカーとして大活躍する宮田選手。スタジアムで観戦すると、その熱気も体感できます

 

「選手とサポーターのみなさんが一緒になって喜んだり、悔しがったりできるのがサッカー、そしてスポーツの魅力だと思っています。ぜひスタジアムで生の熱狂を感じていただきたいですね。僕は攻撃の起点となるパスやゲームメイクが得意なので、『お! 宮田がボール持ったぞ!』と楽しみにしていただければうれしいです」(宮田選手)

↑資金面で応援する “サポーター” の存在も。大和リビングは、東京23FCのオフィシャルパートナー(ゴールドスポンサー)。選手たちのハーフパンツ裏にロゴが掲載されています

 

まずはJFLへ昇格し、Jリーグへ。

最後に、東京23FCがJリーグ昇格に向けての取り組みや目標を伺いました。

 

「11月末にJFL昇格の試合が行われます。JFLに昇格した後、Jリーグに入るのは最低条件で、そこから世界を目指したいと考えています。10段階でいうとまだまだ1。世界を目指すためには、まずは拠点としている江戸川区のみなさんに知っていただくことです。僕たちが活動していく中で、東京23区のみなさんも誇りを持って応援してくださるよう、しっかり足場を固めていきたいですね」(石井さん)

↑勝っても負けてもサポーターには感謝の気持ちを伝えている選手たち。強い絆を感じられる瞬間です

 

次回の東京23FCがえどりくで実施するホームゲームは、2023年8月5日 (土) 18:00〜。同月には、2023年8月27日 (日) 18:00〜も、ホームゲームとして開催されます。「サッカーを生で観戦してみたい」「23区からJリーグを目指すチームを応援したい」と思ったら、ぜひ東京23FCのホームゲームの観戦を。

 

イベント情報は、公式SNSでも発信されていますので、気になるイベントから参加してみるのもおすすめ。ぜひ夏に負けないアツい試合を堪能してみてください。

 

プロフィール

東京23フットボールクラブ

東京都江戸川区を拠点に活動するクラブチーム。2010年より現体制。スピアーズえどりくフィールドを本拠地としている。世界に視線を向ける一方、お膝元の江戸川区民との交流を大切に活動を続けている。

HP https://tokyo23fc.jp/
Instagram https://www.instagram.com/23footballclub/
Twitter https://twitter.com/tokyo23official

サッカー日本代表の“桜餅ウェア”に手を加えた刺繍アーティストの作品が話題!

見事なアレンジを効かせたサッカー日本代表の“桜餅ウェア”が一部で話題となっている。世界各国の代表ユニフォームに独自の刺繍を施し、サッカーシャツの新たな価値を創造してきたダイアナ・アル・シャマリ氏の最新作だ。

 

英国のユニフォーム刺繍家として活動し、作品を世界に発信しているシャマリ氏。2020年にPUMAのイタリア代表ユニフォームをリメイクしたウェアが話題となると、今年2月には、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーとタッグを組み、赤い薔薇の刺繍を入れたユニフォームが公式オークションで完売するなど、活躍の場を広げている。


そんな彼女が新たに手を加えたのは、日本代表の“桜餅ウェア”だ。ファッションブランドKENZOアーティスティックディレクター、HUMAN MADE創始者兼デザイナーのNIGO氏によってデザインされ、サムライブルーから一転、ピンクとグリーンの組み合わせが印象的なadidasのスペシャルコレクションだったが、そのユニフォームは今回、次のような変貌を遂げている。


現地4月22日、インスタグラム、ツイッターを更新したシャマリ氏は、「日本の文化や春、新たな門出にインスパイアされた」とコンセプトを記し、作品の写真を共有。ウェアの前面には日本の桜をイメージしたと思われる白やピンクの花、そして背面には刺し子の模様がアレンジされており、「背中の四角いパターンはサシコという日本の伝統的な刺繍技法から着想を得ている」と説明した。

 

この投稿には、ツイッターで3000件、インスタグラムで9000件を超える「いいね」が寄せられ、コメント欄にも絶賛の声が続々。シャマリ氏のSNSには、今作の他にも独自の刺繍を施したユニフォームが公開されており、日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)着用モデルも同じく桜をテーマとしたデザインで好評のようだ。


なお、彼女が発表した作品の一部は、本人の公式オンラインショップから購入が可能。特別な一枚が欲しい方は、ぜひ一度チェックしてみてはいかがだろうか

C・ロナウド、サウジ引っ越しで売りに出した豪華すぎる「9億円豪邸」の“中身”とは!?

サウジアラビア1部アル・ナスルに年俸2億ユーロ(約280億円)で移籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。新天地でもスーパースターぶりを遺憾なく発揮しているが、サウジアラビアに引っ越したことで、それまで住んでいたマンチェスターの自宅を売りに出したところ、その金額と豪邸の“中身”が話題となっている。

 

イギリスの日刊タブロイド紙「ザ・サン」はツイッターで、「ロナウドが売りに出している、かつての550万ポンド(約8億9000万円)のチェシャー邸内部」と投稿。

 

マンチェスター・ユナイテッド在籍時にもSNSで豪邸が紹介され話題となったが、その豪華な内部は、テニスコート、屋内プール、シネマルームなども備えた豪邸で、7つのベッドルームと6つのバスルームを有しているという。

 

ロナウドのパートナーであるインフルエンサーのジョージナさんも、自身のSNSで紹介している。

 

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他にも、ロナウドが子どもたちとジャグジーで楽しむ画像を、感謝の言葉とともに投稿するなど、その豪華な暮らしぶりも見せてくれた。

 

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現在ロナウド家はサウジアラビアに引っ越し、国内で最も高いビルのひとつである、99階建てのキングダムタワーのスイートを17室確保し滞在しているが、その滞在費は月額30万ドル(約4200万円)とされており、数日後には新居に移る予定だとか。

 

このあと、マンチャスターの豪邸は誰の手に渡るのか。そして、サウジアラビアの新居の内部は一体どうなっているのか。豪華な話題の続報が気になって仕方ない。

スペインでの人気は久保建英以上!? ピカチュウに「なんか違う」とネットが騒然!

現地時間2月18日、日本代表MFの久保建英が所属するスペイン1部レアル・ソシエダは、ホームでセルタを迎えたラ・リーガ第22節で1-1とドローに終わったが、久保のアシストからミケル・オヤルサバルが先制ゴールを奪い、久保は3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝いた。

 

この日はちょうど地元バスク地方でカーニバルが行われ、スタンドにも仮装を楽しむファンが詰めかけ、ラ・リーガの日本版公式サイトでも盛り上がるファンの様子をSNSで紹介。

 

そんな中、「実況「ピカチュウも見逃さない試合!」」と投稿した動画にネットが騒然となった。

試合前に盛り上がるソシエダのファンを捉えたものだが、スペインでも人気を博している「ポケモン」のキャラクター「ピカチュウ」の着ぐるみとともに、さらに盛り上がりを見せている。しかし、その着ぐるみのクオリティに対してネットが騒然となった。

 

久保は前試合でリーグ戦通算10ゴールをマーク。4シーズン目で元日本代表MF乾 貴士(清水エスパルス)に次ぐ日本人選手2人目の2桁ゴール達成を祝福し、チームは日本人らしく“サムライ”のコラージュ動画を投稿し、地元ファンもネット上で盛り上がったばかりだった。

 

ピカチュウは、スペインはもとより世界中で人気のキャラクターとなっており、なんとあのスーパースターもお気に入りの模様。2021年には、リオネル・メッシがピカチュウのキャップをかぶっている姿を、妻のアントネラ・ロクソさんがSNSに投稿。その画像は今年に入って再び脚光を浴びた。

 

好調な久保の活躍はもちろん、その周りのニュースも話題となっている。今度はどんなプレーを披露するのか、そしてその周りではどんな盛り上がりを見せているのか、周辺の話題のSNSも見逃せない。

FIFA「THE BEST」はベンゼマ? エムバペ? それともメッシ? 日本からも最終候補が!

国際サッカー連盟(FIFA)は、その年の男女の最優秀選手賞や優れたコーチ、ゴールキーパーなど、様々なカテゴリーの「THE BEST」を決める「ザ・ベストFIFAフットボールアウォーズ」を、2016年から毎年行なっている。

 

ファンによる投票は日本時間2月4日の午前7時59分で締め切られ、各賞の最終候補者が発表された。最優秀の結果は28日、パリで開催される恒例の式典で発表となる。

 

なかでも気になるのは、やはり男子の最優秀選手だが、これまではクリスティアーノ・ロナウドの2連覇に始まり、2020年、21年はバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキが連続受賞している。今回、2022年の最終候補はカリム・ベンゼマ、キリアン・エムバペ、リオネル・メッシの3人に絞られた。

 

2021/22シーズンに国内と欧州でレアル・マドリードを栄光に導いたベンゼマ。UEFAチャンピオンズリーグで15ゴール、国内のラ・リーガでは27ゴールでともに得点王となった。

 

パリ・サンジェルマン所属のエムバペはチームで来日し、ワールドカップではフランス代表として1966年以来史上2人目となる決勝戦でのハットトリックを達成。通算7試合で8得点を挙げゴールデンブーツ(得点王)にも輝いた。

 

そして、ワールドカップを制したアルゼンチンを牽引したメッシ。2014年のブラジル大会に続き、史上初となるワールドカップ2度目のMVPも受賞。今大会でワールドカップ最多試合出場記録も更新し、10代、20代、30代のすべてでワールドカップでの得点を記録した唯一の選手となった。

 

また今回、非常に興味深いのがファンアワード。最終候補には、ワールドカップで代表チームを応援するため、サウジアラビアの砂漠を55日間かけて歩いてカタールに到着したアブドゥラ・アル・サルミ氏や、ワールドカップで勝利を収めたアルゼンチンのサポーター、そして、試合後のスタジアム清掃が世界から称賛を受けた日本代表サポーターとなっている。

 

さて、2022年の最優秀選手は誰が選ばれるのか。ベンゼマ、エムバペが受賞すれば初、メッシは2019年以来2度目の受賞で、史上3人目の複数回受賞者となる。そして、ファンの「THE BEST」では日本代表サポーターが再び脚光を浴びるのか。その答えは間もなく明らかにされる。

サッカーキッズを応援! 小さな子どもでも着脱しやすいジャンパー「アンブロ はじめてウーブンジャケット」

デサントジャパンが展開する「アンブロ」は、主に小学校低学年のサッカーを始めた子どもに向けて、子どもが自分で着脱しやすいように、ファスナーや裏地に工夫をしたジャンパー「アンブロはじめてウーブンジャケット」を発売しました。税込価格は7590円。

 

同製品は、はっ水・防風機能を持ったジャンパーで、サッカーの行き帰りや寒い時期の練習で着用するアウター。

 

ファスナーの差込口に挿入を補助するパーツを付けて差込口を広くし、補助パーツの色も認識しやすいフラッシュイエローを採用することで、まだ手先が器用ではない子どもでも、スムーズにファスナーを閉められるようサポートしています。

 

裏地も工夫を施し、メッシュを肩回りや太もも周りなど汗をかきやすい必要最小限の箇所のみに配置。袖口や裾などの裏地をなくし、引っかかりや裏地の飛び出しを軽減し、かつファスナーの上げ始めの箇所からも裏地を無くしているため、ファスナーが裏地を噛みにくい仕様になっています。

↑赤色部分のみに裏地を配置

 

暗い道での視認性を高めるために、再帰反射をロゴや胸と太腿部分に配した大き目のデザインマークに採用。光るマークのかっこよさも、子どもが「着たくなる」ポイントです。パンツのふくらはぎのファスナー部分にも採用しており、上下で着用した際に前後両方向に再帰反射が配置されるよう工夫しています。

 

また、同製品はセットで着られる「はじめてウーブンパンツ」とあわせ、「子どもの自立心を育てながら、親の着替え負担も軽減する」アイテムとして、2022年度(第16回)キッズデザイン賞を受賞しています。

↑はじめてウーブンパンツ(税込6490円)

「JPFAアワード」初代最優秀選手賞受賞! 三笘 薫の進化が欧州でも止まらない!

1月18日、日本プロサッカー選手会(JPFA)が新設した「JPFAアワード2022」の受賞者を発表した。海外を含めシーズンを通して活躍した1654人のJPFA所属選手の中から、選手自身が投票。最優秀選手賞(MVP)には、現在プレミアリーグのブライトンに所属している三笘 薫が受賞した。

 

三笘といえば“三笘の1ミリ”として世界中の話題を集めた、ワールドカップのスペイン戦で見せたプレーがもっとも象徴的だろう。

 

初代MVPの称号を受け三笘はビデオメッセージで「一緒にピッチで戦った選手や、対戦相手として戦った選手に評価していただき、これ以上ないうれしさがあります」。さらに子どもたちへ、「自分にしかない武器を持つこと。僕自身ドリブルという武器で、どんな場所へ行っても自信を持って相手に立ち向かうことができた」とメッセージを寄せた。

 

そんな三笘の進化は欧州でも止まらない。今季18試合を終え、先発で6試合に出場した三笘は敵陣ペナルティーエリア内でテイクオン(対人プレー成功)を8回成功。これは、データ分析会社「Opta(オプタ)」のイギリス公式アカウントによると、プレミアリーグではアーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスと並んでトップタイ、欧州5大リーグでも2位タイの記録となっている。

 

1位はパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。7回の4位はレアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールと、リーズ・ユナイテッドのフランスU-21代表FWジョルジニオ・リュテールなので、その記録の凄さが分かるだろう。

 

今季、すでにイングランドのレジェンド、アラン・シアラーが選ぶ週間ベストイレブンにも選ばれている三笘。日本サッカー界でのMVPだけでなく、世界でも認められている三笘の進化はまだまだ止まりそうにない。

“REDS仕様”キーボードに注目! マウスコンピューター「浦和レッズオフィシャルパソコン」今年も登場

浦和レッズのオフィシャルPCサプライヤーのマウスコンピューターは、「浦和レッズオフィシャルパソコン」2機種を、浦和レッズオンラインショップで販売しています。

 

今回発売となるのは、14型の「mouse X4-R5-URDS」と、15.6型の「mouse X5-R5-URDS」。

 

同製品は、AMD Ryzen 5 5560Uプロセッサーを搭載。14型で約2倍、15.6型で約2.1倍と、パフォーマンスがアップ。Windows Hello顔認証カメラ搭載し、カメラに顔を向けるだけでWindows 11にログインすることができます。

 

本体の右側面に搭載した Type-C形状のUSB 3.1端子は、周辺機器との高速データ転送が可能なほか、USB Power Deliveryに対応しており、ACアダプタやモバイルバッテリーなどの対応機器を接続して、PC本体を充電することができます。

 

 

浦和レッズロゴをあしらった専用デザインの天板と、「R」「E」「D」「S」の4点のキーを浦和レッズカラーの赤に配色した特別仕様のキーボードが特徴。オリジナルの壁紙と外箱を採用しています。

 

税込価格は14型が11万9900円~、15.6型が12万9800円~。製品発売を記念し、2月20日までに注文すると抽選で10名に好きな選手の直筆サイン色紙が当たるキャンペーンも開催します。

 

次の主役は日常の中にいる!? Jリーグ開幕告知ムービーの再生回数が200万超え!

強豪ドイツ、スペインに勝利し、グループ1位で決勝トーナメントに進出したサッカー日本代表“侍ブルー”。その活躍に日本中が興奮した。熱狂を受け、盛り上がりが期待される2023年シーズンのJリーグ。このほど公式サイトがツイッターに投稿した開幕告知動画が大きな反響を呼んでいる。

 

そのツイートにつづられたメッセージは以下のとおり。

 

Jリーグから巣立った選手たちが、カタールで戦っていた。

祭りが終わって、もうすぐ日常が始まる。

次の主役たちは、たぶん、私たちの日常の中にいる。
もしかしたら、いつものスタジアムのピッチに。

また、ここから始めよう。

四年後じゃない。二ヶ月後だ。

2023年2月17日、Jリーグ開幕。

 

日本代表の活躍に興奮した新規ファンに加え、これまでサッカーを応援し、Jリーグを愛してきた“サポーター”の共感を呼んだのだろう。この動画の再生回数はすでに200万回を超えている。

 

冨安健洋(アーセナル)のアビスパ福岡在籍時のユニフォームを着たサポーターや、伊東純也(Sランス)のヴァンフォーレ甲府時代のユニフォームで中継に興奮するシーンなど、サポーターでなければ分からないシーンが連続する。そうした動画に「感動した」「泣けた」など、SNS上で感謝の声が多く寄せられている。

 

ワールドカップを機にJリーグに興味を持った人もいるだろう。現在、主力選手の多くは海外で活躍しているが、長友佑都はFC東京、ゴールキーパーの権田修一は清水エスパルスでプレーしている。

 

4年後のワールドカップで代表入りして注目される“主役”は、いまJリーグで売り出し中の選手なのかもしれない。代表に入る前から選手を知っていれば、ワールドカップの興奮は倍増するはずだ。

 

 

2月17日(金)の川崎フロンターレ VS. 横浜F・マリノスのオープニングマッチを皮切りに開幕する2023年のJリーグ。ワールドカップにも負けない感動は、“私たちの日常の中”にもある。

W杯の解説が話題となった本田圭佑。自身の写真ネタで「大喜利」を募集し大反響

カタールワールドカップ(W杯)での自由すぎる解説が話題となった、元日本代表・本田圭佑のツイッターがW杯以外でも話題となっている。

 

まず日本対コスタリカ戦が行われた11月27日の試合前、自身で撮ったマッチョ画像に「写真で一言。」とコメントを付けて大喜利を募集すると、「いいね」は19万件を超え、ファンからボケのリプが続々と投稿された。

 

日本敗戦後の12月10日には、マッチョな体に、目を見開きながら舌を出した自撮り写真で再び「写真で一言。」とツイート。

 

W杯終了後には、ベージュのスーツ姿で何やら考え込んでいる画像をお題に。

 

そして、現在はピッチに片膝をついて何かを眺めている写真がお題となっており、なかにはモノマネ芸人むらせやJP(ジェーピー)など、芸人からもリプが寄せられている。

 

日本代表でW杯に3回出場し、日本人初となる3大会連続ゴールを決めた本田。2021年はリトアニアの1部リーグでプレーしたが、現在は無所属。膝の状態が良くないため治療も行なっているそうで、現役続行には意欲を見せている。

 

また、2018年からカンボジア代表のGM・監督も務めており、W杯決勝戦の解説後には東南アジア選手権が行われるカンボジアに向かい、初戦のフィリピン代表から白星を挙げた。

 

日本サッカーのレジェンドとして、その言動が注目されている本田。今度はどのような行動を見せてくれるのか、ツイッターからも目が離せない。

アルゼンチン悲願のW杯優勝! メッシの“三つ星”ユニフォーム画像は「いいね」15万超えのフィーバー!

「2022 FIFAワールドカップ」は、アルゼンチン代表がフランス代表をPK戦の末に下し、36年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。主将である、35歳のリオネル・メッシにとっては“最後のW杯”として挑んだ大会で、自身初となるワールドカップのトロフィーを掲げた。

 

 

そんなメッシの優勝決定後の画像が話題となっている。米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー専門ツイッターが公開した画像は、選手たちに肩車されながらトロフィーを掲げるメッシの胸元をとらえたもの。

 

 

試合中、左胸のエンブレムには「星」は2つだったが、3つに増えている。ナショナルチームのユニフォームには、W杯の優勝回数と同じだけの星を配するのが慣習となっており、早速、選手たちには新仕様ユニが用意されていたのだ。

 

ちなみに、この新エンブレムは優勝直後にアルゼンチンサッカー協会も公式ツイッターで公開し、プロフィール画像などもすでに差し変えている。

 

 

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大会前から「これが最後のW杯」と公言していたメッシ。W杯で再びこの“三つ星”ユニを着ることはなさそうだ。決勝戦前にも「間違いなくそうなる」と最後のW杯への決意は変わらなかった。ただ、すぐに引退するのではなく、代表でのプレー自体は続けることも合わせて明言しているので、しばらくは“三つ星”ユニ姿を見られそうだ。

 

 

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またもうひとつ、優勝決定後に話題となったのは、メッシだけが表彰式で羽織っていたローブ。これは「ビシュト」と呼ばれるアラブ諸国の伝統的な男性の衣装で、カタールのシャイフ・タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー首長からメッシに壇上で贈呈された。SNS上では賛否両論が寄せられている。

サムライブルー、強豪スペインに勝利でグループ1位通過! その瞬間起こった“ある事象”とは?

ワールドカップ2022カタール大会、サッカー日本代表“サムライブルー”は強豪ドイツ、さらにスペインに勝利しグループ1位で決勝トーナメント進出を決めた。その歴史的な一戦、スペイン戦終了の直後、日本中で“ある事象”が起こっていたのをご存じだろうか。

 

試合が行われたのは12月2日金曜日の午前4時。スペインに1点を先制され4時46分に前半終了。5時01分の後半開始後3分に堂安 律が同点ゴール、さらに3分後に田中 碧の逆転ゴールで5時53分に試合終了。2対1で2大会連続決勝トーナメント進出を決めた。

 

ゲームは平日の早朝ということで生観戦は諦めた人もいただろうが、寝ずに、または開始時間に合わせて早起きして見たファンも多いだろう。その時間帯の配水量の変化を東京都水道局がツイッターで変化グラフの画像を公開し話題となった。

 

試合開始前、ハーフタイムに増加した配水量は、試合終了前に平均を大きく下回ると、終了とともに一気に増加。お湯を沸かしたり、お風呂に入ったりする人もいるだろうが、多くの人はトイレを我慢していたのではないだろうか。

 

また、この投稿には「サッカー #ワールドカップ 等のイベント放映時には、お客さまの水使用量が急激に変動することがあります。 東京都水道局では予め水量・水圧を調整するなど、お客さまに影響を与えないよう安定した水の供給に努めています。」とのメッセージも忘れてはいない。

 

東京都水道局のツイッターでは、前回のロシア大会、初戦でコロンビアに勝利したゲームの後にも画像を公開している。

 

【祝☆サッカーワールドカップ日本勝利!】とのお祝いコメントも添えていた。前回は試合開始が21時01分と今回よりも視聴しやすい時間帯だったことで配水量の増減が大きかった。ちなみに前半でゴールしたのは香川真司、そして後半は大迫勇也だった。

サッカー初心者向け「FIFAワールドカップ」の基礎知識とカタール大会の注目ポイント22

11月20日に開幕を迎えた「2022 FIFAワールドカップ」。今大会は、中東のカタールで約1か月間にわたって実施されます。4年に一度しかない“お祭り”に、普段Jリーグなどはチェックしていなくてもワールドカップだけは観戦する、という人も多いはず。今回なぜカタールで開催することになった? 最近の強豪国の傾向は? ズバリどこが優勝しそう? 日本代表の注目選手は? そんなサッカー初心者の疑問を、スポーツジャーナリストとして今大会も現地入りし取材しているミムラユウスケさんにぶつけてみました。  

Q.今大会の開催地は中東のカタールですが、そもそも開催地はどのように決まるのでしょうか?

A.FIFA加盟国から立候補、招致活動を行い投票によって決められます。   開催地は国際サッカー連盟(FIFA)の理事の投票によって決まります。直近2大会の開催地ではないFIFA加盟国からの立候補を受け付けて、実際に現地での視察などを経た上で投票、過半数を獲得した国が開催国となります。イメージとしては、オリンピックの誘致の仕組みと同じようなものですが、オリンピックが都市単位で開催するのと異なり、FIFAワールドカップは国全体での開催となります。

スイス・ジュネーブにおかれたFIFAの本部。

 

Q.次回2026年大会はアメリカ、カナダ、メキシコ。なぜ3か国にまたがるのでしょうか?

A.参加国が32か国から48か国に増えることが背景にあります。   2026年からは参加国が32か国から48か国と、16か国も増えます。ワールドカップは、世界におけるサッカーの普及と同時にマーケティングも考慮して開催国が決められてきました。放映権料も年々上がって来ていますが、これが開催国ではないと関心が薄くて、安く買い叩かれてしまうケースも。48か国開催となれば、高い放映権料で買ってくれる国が16か国も増えるわけですから、それなら3か国共同で開催しようということになったようです。もちろん、アメリカだけでなく3か国で開催した方が盛り上がるはず、といった純粋な思いもあると思いますよ。   ちなみに、ワールドカップのアジア枠は現在4.5枠ですが、これが2026年からは8.5枠に増えます。これは、FIFAがアジアの人口増加に注目していて、中国やインド、サッカー熱の高い東南アジアの国々へのマーケティング戦略もかなり意識していることが背景にあると思われます。  

Q.なぜ開催が4年に一度なのでしょうか?

A.オリンピックにならって決められました。   1930年の第1回大会から、第二次世界大戦前後を除くすべての時期で4年に一度開催されています。これはオリンピックにならって決められました。オリンピックの次の開催までに空いている期間がありますから、ちょうどその間に開催をしよう、ということになり、現在は冬季オリンピックと同年に開催されていることになります。  

Q.開催される時期や季節にも規定があるのでしょうか?

A.基本的に6月〜7月。今大会は初の冬開催となりました。   基本的にワールドカップは6月や7月に開催されます。というのも、ヨーロッパの多くの国のリーグがオフシーズンとなるため。そこでこのオフシーズンに合わせ、6月~7月が基本的なワールドカップ開催時期となっています。   今大会は、同時期の現地は非常に暑い。そこで、「すべての会場にクーラーを付ける」ことを公約して招致したのです。ところが、招致が決定した後に「観客の移動にも配慮すると熱中症などの危険もあるのではないか」という意見が出てきました。そこで、ワールドカップ史上初の冬開催が決定したのです。もちろん、カタールは11月とはいえ日本の初夏程度の気温になりますが、比較的気温の低い季節なので、重度の熱中症患者が出る危険も少ないだろうと見込まれています。   とはいえ、11月の開催はかなり異例のことですから、ヨーロッパのほとんどのリーグがスケジュールを変更するなどかなり無茶な調整もあったようです。

ドーハのアル・サマーマ・スタジアム。

 

カタール全土に8つ(改修1・新造7)のスタジアムが造られた。今大会の開催費は、なんと32兆円にのぼるという。ちなみに2021年の東京オリンピックは1兆4238億円。

 

Q.ワールドカップへ辿り着くには、どのようなステップがありますか?

A.1次予選から最終予選、さらにプレーオフまで約2年半かけて争います。   大陸ごとにステップが異なりますが、アジア予選の場合はまずFIFAランキング下位12チームが、2チームずつの6組に分かれて、ホームアンドアウェーで戦う「1次予選」があります。日本などアジア内でトップ16ぐらいに位置する国は、この1次予選が免除されるので「2次予選」からのスタートになります。   2次予選では、1次予選を勝ち上がった6チームと免除された34チームの合計40チームを5チームずつ8組に分けます。ここでもホームアンドアウェーの総当たり戦を実施して、各組の1位は無条件で最終予選への進出が決まります。最終予選へは、各組2位の中から上位4位チームも進出するので、計12チームとなりますね。これを6チームずつ2組に分けて、各組でホームアンドアウェー総当たり戦を行い、勝ち上がった各組上位2チーム(計4チーム)が本選へのチケットを手にします。   ところで、アジアの出場枠は4.5枠ですが、この「0.5」というのは、条件付きの出場枠という意味です。他地域(アジアの場合は、南米)の国と最終プレーオフをして勝った場合にのみ本選へ進出できるので、出場できるかどうかはその試合次第となります。そのために「1枠」ではなく「0.5枠」とカウントされているんです。  

Q.ワールドカップ本選では優勝までにどのようなステップがあるのでしょうか?

A.総当たり戦の「グループリーグ」と「決勝トーナメント」の2段階があります。   大きく2つのステップがあります。まず、出場32チームを8組(各4チーム)に分けます。各組4チームによる総当たり戦を行い、上位2チームが決勝トーナメントへと進みます。よく耳にする「ベスト16」というのは、この16か国のことになります。決勝トーナメントは、皆さんもよく目にする一番わかりやすい形ですね。ベスト16、準々決勝、準決勝、決勝へと進んで優勝が決まります。

日本はグループEで、ドイツ、スペインなどの強豪国がひしめく。

 

Q.優勝チームにはどのような特典があるのでしょうか?

A.優勝チームにはFIFAからトロフィーと賞金56億円が授与されます。  

トロフィーと賞金があります。賞金はチームに対して出るものですが、分配方法は各国のチームがそれぞれに決めます。賞金だけではなく、スポンサーからのボーナスが出る場合もありますね。これが結構おもしろくて、日本がベスト16となった2018年ロシア大会の時には、スポンサーであるJALが健闘したことのお祝いで当初予定していた民間機ではなくチャーター機を手配してくれたんですよ。全額JALが負担してくれたのかは分からないですけれど、こういった「粋な計らい」的ボーナスがあるのは気持ちの良いニュースですよね。  

さて、賞金ですが、実は優勝チームだけに限られた特賞ではありません。今大会を例にすると、まずグループステージに参加するチームには一律で900万ドル(12億6000万円)が支給されました。これは移動や滞在などの経費を含めての賞金という位置づけです。  

その後の賞金は、最終成績によって変わってきます。ベスト16になると、1300万ドル(18億2000万円)。ベスト8は1700万ドル(23億8000万円)。さらに3位決定戦まで勝ち上がると、賞金もぐんと増えます。ベスト4は2500万ドル(35億円)、3位は2700万ドル(37億8000万円)、準優勝は3000万ドル(42億円)、優勝すると4000万ドル(56億円)を獲得することができます。使い道は、各国チームによってさまざまですね。将来の子ども達のための施設を作るために使うチームもあるようです。

  このFIFAからの賞金のほかに、国や各国のサッカー協会から報奨金が出る場合もあります。ドイツがこの明細を発表しているのですが、まずベスト16に進出すると5万ユーロ(730万円)、優勝すると40万ユーロ(5840万円)が、各選手にボーナスとして支給されるそうです。

※1ドル=140円、1ユーロ=146円で計算

FIFAワールドカップのトロフィー。(写真はレプリカ)

 

Q.今回なぜカタールに白羽の矢が当たったのか、理由を教えてください。

A.初の中東、初のイスラム圏という意義が強調されました。   当初、中東のイスラム圏で初めて開催されるという意義が唱えられていました。  

Q.カタールでの開催に批判の声もありますが、それは背景に何があるのでしょうか?

A.招致自体に不正があったこと、人権問題などが取り沙汰されています。   カタールの開催は2010年時点ですでに決まっていました。通常は8年前の決定ですから異例のことです。その背景には、カタールからかなりの裏金が流れたことがあると言われています。この時の汚職事件では、FIFAやヨーロッパのサッカー連盟上層部が数多く失脚しています。開催直前になってこの話題が再び世間に挙がってきたことが、批判されることの原因のひとつでしょう。   また、カタールではインドやパキスタンなどから、労働者を安く雇い入れ、過酷な環境で労働を強いているという現状があります。こうした人権問題への抗議もあって、とくにヨーロッパの国々から非難の声が強いようです。   そして異例の開催時期。ヨーロッパリーグが、ワールドカップの日程に合わせるためにかなり試合日程を詰めました。そのために選手に続々と怪我人が発生しています。これも、ヨーロッパで批判の声が多いことの要因でしょうね。   「今回のワールドカップは放送しない」「代表選手所属の地元チームもワールドカップの情報はSNSに投稿しない」など、選手へのリスペクトはあっても、大会そのものは支持しないという考えのもとで抗議行動が行われています。また、ボーナスや賞金を辞退して寄付にあてることで抗議する考えを示そうとする選手もいれば、スポンサーも、例えばデンマーク代表のスポンサー、スポーツ用品メーカー「ヒュンメル」は、ユニフォームにレイアウトされた企業ロゴを黒塗りにすることで抗議を示し、逆に完売するという事態になっています。

インド、パキスタンからの移民も多く、カレーを提供する料理店も多い。

 

Q.現地で取材して、カタールの街や人の雰囲気、サッカーを取り巻く環境にどのような印象を受けましたか?

A.他の大会に比べて、街での盛り上がりはあまり見られません。   スタジアムは屋外ですが、招致時の公約通り、エアコンが完備されています。また、大会に合わせてカタール初の地下鉄ができていました。しかも、距離に関係なく40円で乗れます。カタールは石油産出国でインフラでお金儲けをする必要がないですから、あくまで入場券という感覚なんですね。さらにワールドカップのチケットを持っていればタダで利用できます。   一方で、街の雰囲気はわりと落ち着いています。2002年の日韓ワールドカップでは開催期間中はお祭り状態でしたが、カタールではそもそも人影もまばらですし、イスラム圏なので飲酒をしながら試合観戦をして盛り上がるということもありません。他の大会に比べると盛り上がっているという雰囲気は乏しいように思えます。

カタールの街。完全な車社会で、酷暑の夏はもちろん、いまの季節でも外を歩いている人は少ない。

 

新設された地下鉄の駅構内。

 

Q.なぜ歴史的にブラジル、またヨーロッパの国々が強豪国なのでしょうか?

A.ブラジルなど南米は個人の能力が際立ち、ヨーロッパはチームの戦術に長けているため。   かつては、チーム力ではなく選手の能力だけで強さが決まっていた部分があります。つまり、単純に選手の能力の“足し算”で決まっていました。ところが、今では監督の戦術などを含めたさまざまな対策と選手の能力との“掛け算”になった。チームの戦術が優れていれば、スター選手とそれ以外の選手との連携も上手く機能するわけです。こういった、監督の指導力と次にお話しする大会中のコンディション作りが、ヨーロッパを今、強豪国としている理由でしょう。

Q.近年、出場国に傾向はありますか? 強くなっている地域、逆に衰退しつつある地域など、傾向があれば教えてください。

A.ヨーロッパの強さが際立ち南米の存在感が薄れています。   ヨーロッパが強くなり、南米のブラジルなどかつての強豪国が優勝から遠ざかる傾向にあります。ワールドカップの史上最多優勝国はブラジルですが、2002年以降には優勝できていません。過去4大会を遡ると、2018年がフランス、2014年がドイツ、2010年がスペイン、2006年はイタリアと、ヨーロッパの国が立て続けに優勝しています。   かつての王者・南米が勝てない傾向にあることには、2つの理由があると思っています。まず、良い監督が少ないということ。言語の壁もあり、リーグが多いヨーロッパで指導者の経験を積めないんですね。そのため選手が実力を発揮しきれていないんです。   また、2018年ロシア大会、2014年ブラジル大会、2010年南アフリカ大会においては、現地の環境への対策が不十分でした。南アフリカは高地、ブラジルは国土が広いので寒暖差が大きい、ロシアはさらに広く移動が多くなります。ホテルや移動手段などの環境を整えることは非常に重要です。この点においても、ヨーロッパはマネジメント能力が各段に優れていることが理由として挙げられると思いますね。  

Q.三村さんが、今大会で台風の目となりそうだと予想するチームはどこでしょうか?

A.カナダに注目しています。   カナダは2026年の開催国でもありますから、今まさにチームを強化している最中です。そして、アメリカやメキシコというワールドカップの常連国を抑えて、今回1位で予選を突破しています。これも能力が上がってきていることの証でしょう。   注目すべきは、チーム内でのコーチの細分化です。ヨーロッパと異なるアメリカ的な傾向として、メンタルコーチやコンディションコーチなど、それぞれにコーチを置いてケアをし、それが功を奏していることが挙げられます。また、カナダの代表監督が個性的です。ジョン・ハードマン監督は、カナダ女子代表監督として2016年のリオデジャネイロ五輪で銅メダルに導いた功績があります。この功績を買われてカナダ代表監督に抜擢されるという異例の経歴の持ち主ですが、結果、じつに36年ぶり2度目のワールドカップ出場権を獲得するに至ったのです。  

Q.ズバリ、どこが優勝する! と予想しますか?

A.クジ運にも恵まれたオランダの初優勝を予想します。   むずかしいですが……オランダの初優勝でしょうか! 今大会は非常にくじ運に恵まれていて、グループリーグから強豪国にあまりあたることなく準決勝までは進めるのです。さらに決勝トーナメントでも初戦日程が早く、余裕があるので体力を温存できます。これも有利なポイントだと思いますね。  

Q.今大会で注目すべき選手はいますか?

A.フランス代表のムバッペ選手は注目です。   なんといってもリオネル・メッシ選手(アルゼンチン代表)とクリスティアーノ・ロナウド選手(ポルトガル代表)、それとキリアン・ムバッペ選手(フランス代表、エムバペとも表記)でしょう。とくに、メッシとロナウドは年齢的にも今大会が最後のワールドカップになると思いますから、かなり強い気持ちで挑むはず。チームの連携力はもちろん重要ですが、代表チームは年間で数試合行う程度ですから、気持ちが強いチームというのは試合にも強いですよ。   ムバッペ選手は前大会のチャンピオンとして今回も参加しますが、スター選手として活躍すると思います。彼は、 パリ・サンジェルマンFCで横にネイマール選手とメッシ選手を引き連れて活躍していますから、まさに「王様中の王様」といえますね。  

Q.今回日本代表に選出された顔ぶれをみて、ミムラさんは率直にどう感じましたか? またどのような特徴をもったチームだと思いますか?

A.若い選手が多く、フォワードにW杯出場経験がないことが面白い特徴です。   率直に、若い世代の選手が多いなと感じました。今回日本代表のチームを率いる森保一(もりやすはじめ)監督は、オリンピック代表(出場年齢24歳以下の年齢制限あり)ワールドカップ代表の監督を兼務しており、若い選手を鍛え、その実力を知っているわけです。   彼らがヨーロッパで活躍し始めていることもありますし、何より「選手たちにのびのびとプレイさせる」というのが森保監督流。守備のポジションにはベテランの選手を置いていますが、攻撃のポジションには過去にワールドカップに出た経験のある選手がいないというのは大きな特徴ですね。

日本代表の現地での練習時に行われた26名そろっての記念撮影。

 

Q.とくに注目すべき日本代表選手は誰でしょうか?

A.久保建英選手、鎌田大地選手が攻撃の命運を握っています。   スペインのレアル・ソシエダに所属する久保建英(くぼたけふさ)選手、ドイツのアイントラハト・フランクフルトに所属する鎌田大地(かまだだいち)選手はとくに注目です。二人とも、今シーズンに各チームで大躍進をしています。久保選手は2001年生まれなのでまだ21歳、鎌田選手は1996年生まれで26歳です。彼らの若い勢いには森保監督も期待していて、攻撃の命運を握らせているといった感じですね。

日本代表の練習場への入り口。(代表チームとメディア関係者以外、立ち入り不可)

 

Q.今回の代表チームのなか、あるいはまだジュニアの選手で、4年後以降の大会で活躍しそうな、今から知っておくべき将来有望な選手はいますか?

A.日本は久保選手、海外ではムココ選手です。   筆頭は、やはり久保選手。将来日本代表で10番を背負っていく存在になるのだろうな、と思います。それから海外では、日本と最初に対戦するドイツチームに所属する、18歳初出場のユスファ・ムココ選手。彼は16歳になってすぐにドイツのトップリーグでゴールを決めるなど、多くの最年少記録を破っている注目選手ですね。日本代表戦でも出て来ると思うので、とても楽しみにしています。

日本の初戦は11月23日現地時間16時(日本時間・同日22時)!

 

Q.ミムラさんの記憶に残る日本代表の試合と、そこで起きたエピソードを教えてください。

A.2018年ロシア大会のベルギー戦です。   ロシア大会の決勝トーナメント初戦で日本があたったベルギー戦ですね。ベルギーは最終的にベスト4まで進んだ強豪チームですが、そのベルギー相手に途中まで2-0とは誰も予想していなかった。結果は、ロスタイムに劇的な逆転ゴールを許して2-3で負けてしまいましたが、日本代表がこれまでに世界の強豪国をここまで追い詰めたことはありませんでした。他国からも「日本は勇敢だった」「すごく良いチームだった」と評価された試合だと思います。  

Q.日本代表とそれ以外のチームも含めて、三村さんにとって印象的だった大会・試合、選手を教えてください。

A.ベルギー戦では、乾選手、長谷部選手、本田選手のプレーが印象的でした。   乾貴士(いぬいたかし)選手は2ゴールを決めました。本田圭佑選手は、ずっと代表レギュラーでしたが周囲の選手のコンディションなどを見て、西野朗監督に「スタメンじゃなくても良い。その代わり、途中から出て仕事をするための準備をさせてほしい」と直訴したというエピソードがあります。その結果、1ゴール1アシストで、3試合のうち2度得点に絡んだ仕事をしていますから有言実行を果たしたわけです。   また、キャプテンだった長谷部誠選手は普段、能ある鷹は爪を隠すといった、多くを語らないスタンスの選手ですが、ロシア大会をもって代表から引退することを決めていたので、試合以外の時間でも、ホテルで選手ごとにミーティングをしたり、監督に他の選手から出た意見を伝えたりと、チームを良くするために何が出来るのかということを考えて動いていた。これが最後のワールドカップだというその強い覚悟は、僕らメディアの人間にも伝わってきました。

今大会に日本から現地入りしたメディアのクルー。

 

Q.日本代表戦や選手の様子、現地の雰囲気などを知るには、どのようなメディアやツールをチェックすればいいですか?

A.日本サッカー協会のYouTubeチャンネルがおすすめです。   まず速報はTwitterなどSNSが良いでしょう。また日本サッカー協会のYouTubeチャンネルでは、チームの中にカメラが入って様子を配信してくれます。これは今までの大会にはなかったことですし、1日~2日遅れとはいえほぼリアルタイムで選手たちの様子を確認することができます。選手たちが遊びでリフティングをして負けた人はデコピンの罰ゲーム、なんて舞台裏も見ることができるのでファンの人にも楽しいと思いますよ。   あと、ABEMA TVでは登録すれば全試合が無料で閲覧できます。この試みは今大会が初めてのことで、スマホさえあればワールドカップを楽しめるというのは今大会の特徴のひとつだと思います。  

Q.選手やチーム、試合のゆくえ以外に、意外と着目してみるとおもしろいものはありますか?

A.試合後の選手インタビューがスピーチの参考になるかも!?   応援の声に注目してみると面白いと思います。例えば、中東の人の応援は、普通のシュートを打っただけでも、まるでビッグチャンスであるかのように会場が異様に盛り上がります。音声も気にして試合観戦をすると、より臨場感のある楽しみ方が出来るかもしれないですね。サポーターだとドイツ人の応援はなかなか凝っていて面白かったりするんですが、今回はボイコットの影響もあって実際どれだけの人が来るのか読めないところですね。   試合後のインタビューにも注目してみてはどうでしょうか。今の選手たちは子どものころからSNSに慣れ親しんでいる人も多く、すごく上手くまとめた喋り方をしてくれるので、会社や学校などで受けが良い表現やコメントが学べたりするんですよ。例えば、会社や学校の朝礼でスピーチをする時の参考にしてみると良いかもしれないですね。 いよいよ今晩、日本の初戦となるドイツ戦がキックオフです。   【プロフィール】

スポーツライター・コメンテーター / ミムラユウスケ

2006年から活動をはじめ、2009年1月から、Bリーグが開幕する2016年9月までドイツ在住。『Number』(文藝春秋)など多数の媒体に寄稿しつつ、スカパー!「ミムラ・ヤスイのブンデスリーガ大学」などでコメンテーターを務める。著書(共著執筆含む)に、武尊『光と影』(ベースボール・マガジン社)、香川真司『心が震えるか、否か』(幻冬舎)、『千葉ジェッツふなばし熱い熱いDNA』(東邦出版)、横浜ビー・コルセアーズ『海賊をプロデュース』(産業能率大学出版部)、内田篤人『淡々黙々』(幻冬舎)がある。岡崎慎司『鈍足バンザイ!』(幻冬舎)の構成も務めた。 Twitter  

南インドの小さな川で勃発したメッシとネイマールのW杯前哨戦が話題に。ロナウドも参戦!?

日本時間11月21日の午前1時に、開催国カタール代表とエクアドル代表の一戦でいよいよ幕を開けるワールドカップ2022。その開幕を前に、南インドの小さな村の小さな川で始まった前哨戦が、地元メディアで話題になっている。

 

インドはワールドカップの出場はまだなく、今回も予選通過はならなかったが、インド南部のケララ州コージコード地区にあるクルンガットゥ・カダヴ川で、ファンによるもう一つのW杯が始まった。

 

プラボール村のアルゼンチンファン協会が、アルゼンチンの英雄、リオネル・メッシの高さ30フィート(約9.1m)の巨大切り抜きを川に立てると、直後に村のブラジルファンが、メッシの切り抜きよりも高い40フィート(約12.2m)のネイマールの切り抜きを設置したのだ。

 

この前哨戦を地元メディアが伝え、オリンピックの公式サイトでもニュースで取り上げるなどと話題となったが、今度はポルトガルファンが黙っていなかった。

 

ネイマールのそれよりもさらに高い、45フィート(約13.7m)のクリスティアーノ・ロナウドの切り抜きを立てると、ついにFIFAまでもがツイッターで紹介。

 

メッシの足元で各国の国旗を振る人を見れば、その巨大さが分かるだろう。設置して間もないころは地元当局から撤去の指示があったが、予想外の盛り上がりと、当局の調べでは川の流れに影響もないことから、撤去の必要なしと“お墨付き”をもらった。

 

この3大巨頭を超える代表選手は見当たらないので、これ以上切り抜きが増えることはないだろうが、大会が始まり、それぞれの選手・チームの結果次第での、今後の行方が気になって仕方ない。

家族に、地元に、地球にも優しい小野伸二。サスティナビリティ活動の提案が話題に

現在、J1北海道コンサドーレ札幌でプレーする元日本代表MF小野伸二が自身のSNSを更新。サスティナビリティ活動の提案に、ファンは素直に反応している。

 

 

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小野伸二 / shinji ono(@shinjiono7)がシェアした投稿

黒コーデのファッションに身を包み、愛犬Lauweと一緒に「持続可能性」を意味するサスティナビリティ活動をアピール。

 

リサイクル素材で作られたグリーンのエコバッグを手に、「ASICSのエコバッグ リサイクル素材100%で作られているそうです。日頃からサスティナビリティ活動への意識を高めて少しでも貢献出来れば。グリーンバッグはアシックスの直営店で購入できるみたいなので是非」とコメントもつけて自身のインスタグラムに投稿。

 

するとファンからは「是非購入させていただきます」や「ブラックコーデもかっこいい」といった称賛メッセージが寄せられ、足元にいる愛犬、バーニーズマウンテンドッグのLauweの成長ぶりも話題に。

 

 

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小野伸二 / shinji ono(@shinjiono7)がシェアした投稿

9月27日に43歳の誕生日を迎えた小野は、SNSで家族とともに写した画像を、「43歳になりました。今まで通り「楽しむ」事と「感謝の気持ち」を忘れずに精一杯やっていきます。こんなおじさんをよろしくお願いします」とのコメントともに投稿。

 

同日にはJリーグも公式ツイッターで小野の誕生日を祝い、若かりし日の画像も投稿され、注目を集めた。

 

43歳となったいまでも現役を続ける小野は、地元にも優しかった。小野と同じく静岡県出身の、神奈川社会人1部・はやぶさイレブンに所属する元日本代表の水野晃樹がSNSを更新。「SNS載せなくていいよって言ってましたが、載せちゃいました」と投稿。

 

ファンからは「伸二男前!」や「最高のアスリートです」とコメントも。誰からも愛され、地球にも優しい小野の現役生活はまだまだ終わることなく、ファンに元気を与え続けてくれそうだ。

バルサが再び参戦! 街クラブのU-12が世界に挑む「ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022」で見えたこと

日本の津々浦々でサッカーをプレーする少年少女たちに“世界”を体験してもらいたい……「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」は初開催から、世界最高レベルの育成機関を持つFCバルセロナの招聘(しょうへい)が実現し、ジュニア世代に貴重な体験を提供してきました。ところが、コロナ禍によりこの2年間は国内チームのみの大会に。そして今夏、3年ぶりに海外クラブが参加する本来のスタイルに回帰。そこで何が起きたのか、レポートします。

 

今年で10周年。第1回には久保建英選手が海外チームの一員として参加

↑第1回大会でイングランドのリバプールFCを破って優勝したバルサ。大会MVPに輝いたエリック・ガルシア選手、同得点王のアンス・ファティ選手は現在、スペインのトップリーグ、ラ・リーガで活躍中であること見れば、この大会のスケールが実感できるでしょう。(写真は2018年大会のバルサ)

 

日本のジュニア世代にとって、世界の強豪クラブと対戦できるのはまさに夢。しかも、国内でそうした機会にチャレンジできることは、選手だけでなく指導者にとっても大きな意義があることです。

 

そこで2013年、日本の子どもたちや指導者に“世界レベル”を体験してもらうことを目的に始まったのが、「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」。現在もメインスポンサーである大和ハウスグループの強力なサポートにより、スペインの強豪・FCバルセロナ(バルサ)の招聘に成功し、当時バルサに所属していた現日本代表の久保建英(くぼ・たけふさ)選手も参加したことは、大きな話題となりました。@Livingでは同大会の模様を幾度となく取り上げてきましたが、あらためておさらいしておきましょう。

 

↑2018年の第6回大会まではバルサが5回制覇していますが、2015年はスペインのRCDエスパニョールが初優勝、2019年にはナイジェリア代表が決勝戦で中国の広州富力足球倶楽部を破り、スペイン以外のクラブが初の優勝を飾りました。コロナ前のラストイヤーは、海外から10チームが参加と国際色豊かな大会となりました。

 

↑2020年はコロナ禍により海外からチームの参加はなく、これまではヨーロッパのシーズン変りとなる夏に行われていた大会も真冬の開催となりました。

 

↑国内のチームのみで行われた2021年の大会では女子選手が活躍するなど、多様化が進んでいる現代を象徴する大会ともなりました。

 

街クラブの子どもたちが闘将たちの薫陶を受け戦うチャンス!

第1回の国内参加チームは主にJリーグの下部組織でしたが、第2大会から街クラブの枠が設けられ、一般のクラブチームも参加。また2018年の第6回大会からは「多くの子どもたちに世界の強豪チームと対戦する機会を提供したい」と街クラブ選抜チームも結成。2019年からは「大和ハウスDREAMS」と「大和ハウスFUTUERS」の2チームで参戦しています。元日本代表の岩政大樹さん、久保竜彦さん、播戸竜二さんらが監督を務めています。

↑3位決定戦、決勝戦ではボールボーイを務めました。

 

会場はJリーグチームの本拠地!

会場は、読売ヴェルディやガンバ大阪、ジェフ千葉といったJリーグの名門チームが本拠地とするスタジアム群など。国内指折りの設備を存分に使い、11人制のゲームに挑むことになります。

 

2017年までは東京の味の素スタジアムとヴェルディグランド、18年と19年は大阪のパナソニックスタジアムなど万博競技場、20年は福島のJヴィレッジ、21年は再び大阪、そして今回は千葉で開催されました。

↑今回はジェフ千葉の本拠地、フクダ電子アリーナなど千葉市蘇我スポーツ公園で開催。

 

前置きが長くなりましたが、この「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」の2022年大会では、海外チームが一部復帰したことでどのような戦いぶりが見られたのか、最注目のバルサから見ていきましょう。

 

3年ぶりに参加のバルサは3決に回るも怒涛のゴール

3年ぶりの大会参加となったバルサは、グループリーグを1位通過。順調に準決勝進出したものの、ヴィッセル神戸U-12の堅い守りを攻略できずにスコアレスドローとなり、PKで惜しくも敗退。湘南ベルマーレアカデミー選抜との3位決定戦に進むと、前半は湘南に先制ゴールを許すも、後半は怒涛のゴールラッシュを繰り広げました。

 

↑小柄ながら存在感を放ったウゴ・ガルセス・ラグナスは後半33分にゴール前のこぼれ球を冷静に決めました。

 

後半開始1分に快足のルスラン・エムバ・エルナンドが抜け出し同点ゴール。このあと流れをつかんだバルサは後半25分間で8ゴールを挙げ、8対1で実力の差を見せつけました。前半の1点が、今大会のバルサが喫した唯一の失点でもありました。

↑一気に駆け出すと湘南の選手を置き去りに。後半3点をマークしたエルナンド選手。

 

試合後、アルベルト・プッチ・アルカイデ監督は「普段は7人制でプレーしているのが、ここでは11人制で、またこういう環境でプレーするのも初めてと、いろいろプレッシャーもありました。ただ今回は、たくさん試合ができて早く慣れることができましたし、5日間チームメイトと一緒にいられたことで、チームが結束する時間を持つことができました」と大会の収穫を振り返りました。

↑この大会で一緒に時間を過ごしたことで、これまでより結束力が高まったという選手たち。

 

↑「日本の選手から『Hola! Hola! 』と声を掛けられると、我々バルサの子たちは『アリガトウ』と返していました」と子どもたちの様子を語るアルカイデ監督。国内外のサッカー少年たちの交流も、この大会のみどころのひとつです。

 

↑また、バルサの選手たちは試合前、対戦チームにペンをプレゼント。

 

一方、同じく海外から参戦したイタリアの名門・ユベントスFCは今回が初参加。決勝トーナメント進出はなりませんでしたが、最終日も会場に残ってゲームを観戦し、帰国の途につきました。

↑ユベントスFCの選手たち。

 

バルサが3位決定戦に回ったことで、決勝戦は国内チームで激突。そのゆくえは?

 

海外クラブ参加の大会で初の国内クラブ同士の決勝戦

↑この大会9得点を挙げMVPに選ばれたマルバのオツコロ選手。憧れの選手はクリスティアーノ・ロナウドで、行きたいチームはバルサかパリ・サンジェルマン。将来が楽しみです。

 

コロナ禍で3大会ぶりに海外クラブが参加した記念すべき第10回大会。決勝戦に進んだのは、意外にも国内クラブの2チームでした。挑んだのは、全国に24校を展開する街クラブ malvaの選抜チーム「malva future select」(マルバ)と、Jリーグの下部組織「ヴィッセル神戸U-12」。

 

日本初のサッカーとフットサルを融合させた選手育成プログラムを採用するマルバは、前半開始1分で小林龍聖選手が先制ゴール。その後もマルバのペースでゲームは進みますが、お互い決定機がないまま、後半も残り8分でヴィッセルの山口隼澄選手のクロスを細野陸十選手が頭で合わせ同点。決勝戦らしい互角の攻防が続くなか、残り2分でマルバのオツコロ海桜選手がカウンターから一人で約70mを持ち込みゴール。しかし、これで終わらず1分後にヴィッセルの池田惇羽選手が技ありのロングシュートで同点。そのままタイムアップで決着はPK戦にもつれこみます。

 

↑マンツーマンでオツコロ選手についていたのは、ヴィッセルのキャプテン・花元誉絆選手(右)。再三のピンチからチームを救いました。

 

↑主に右サイドから的確なパスを繰り出した鈴木陸選手。マルバはポジションを固定せず、選手たちの判断に任せるというスタイル。

 

バルサとの準決勝でPKを3本セーブしたヴィッセルのGK田口創一朗選手に対し、今大会初のPK戦に挑むマルバ。ここでもお互い譲らず9本目のヴィッセル、決勝で同点ゴールを決めた山口選手のボールをマルバのGK、若杉颯太選手がファインセーブし、マルバ9人目の長井健選手が決めて、頂点に立ちました。

↑お互い8人の選手がPKを決め、ヴィッセル9人目の山口選手のPKをついに止めたGKの若杉選手。

 

↑18人目のキッカーでついに頂点に立ったマルバ。前回大会に続く2度目の出場で優勝を手にしました。

 

↑敗れたヴィッセルのGK、田口選手。優勝候補マルバとの準決勝では、PKを3連続でセーブする活躍を見せました。

 

↑振り返ってみれば、決勝戦らしい互角の戦い。25分ハーフの前後半では2対2で勝負はつかず、計18人にわたるPKで激闘に幕は閉じられました。

 

大会にとっては10年の節目でも、選手には一度きりのチャンス

「日本と海外の違いには、優れているところもあれば、残念ながら足りていないところもあります。小学生の頃から子どもたちにはその差を、直接肌で感じてもらいたい。指導者の方も直接対決することによってさまざまな気づきが生まれるだろうと、我々も考えています」と大会開催の意義を大会実行委員の尾形ルイスさんは語ります。

 

大会は記念すべき10回目を迎えました。とはいえ、昨年までの2年間はコロナ禍で海外クラブの招聘が難しく、開催すべきか悩んだそう。

 

「『ワーチャレ』という名前でやっていいのかということも含めて、いろいろ苦慮しました。ただ、大会実行委員長の浜田満から『子どもが諦めていないのに、大人が簡単に諦めるな』と言われて。我々もできることは何か、いつならできるかを考える2年間でした」

↑「バルサは技術レベルが高く、一人ひとりの平均値が非常に高い。今回もしっかりつなぐサッカー、まさに最高峰を見せてくれた」と語る尾形さん。

 

「コロナ禍で多くの大会がなくなり、そのなかで僕たちまでなくしたらいけないという思いがありました。なんとか全国レベルの大会は開催していかないと、という思いで。チームからは『開催してくれてありがとう』という言葉をたくさんいただきました。
参加する子どもたちの9割は6年生です。我々にとっては10回目ですけど、彼らにとっては最初で最後の1回。この時期でしか得られない体験、この時期だからこそ感じられることもあるはずという気持ちで、やり続けなければいけないと思いました」

 

また、この2年間で趣旨は変わっても、逆に特別な意味をもらった、とも話します。

 

「2019年には10チーム近くの海外のチームに来ていただきましたが、今回は2チーム。だんだん出口が見えてきたので、また次になにか新しいことができればと考えています」

↑同大会のスポンサーは、コロナ禍でも翻意せず。今年も大和リビングをはじめ、大和ハウスグループが全面的にバックアップ。

 

今回3年ぶりに海外の強豪チームが参加し、本来の「ワーチャレ」が戻ってきましたが、大会主催者は完全復活が目標ではなく、さらなる展開を考えています。選手にとっては貴重な体験、そして私たちにとってはジュニア世代の純粋な頑張りに感動をもらえる大会。10回の節目を迎えましたが、今後の開催からも目が離せません。

 

U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022

 

豪華すぎる! 香川真司のツーショット画像まとめ。古巣ユニ姿に大物アスリート&俳優も!

日本時間9月16日、元サッカー日本代表で現在、ベルギーのシント=トロイデンに所属する香川真司が自身のSNSで画像を投稿すると日本のファンだけでなく、古巣ドイツのボルシア・ドルトムントのファンから大きな反響を呼んでいる。

 

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香川の横にいるのは、陸上短距離日本代表選手のサニブラウン・ハキーム。この豪華な異種目トップアスリートのツーショットが「かっこいい」「豪華すぎる」と日本のファンから反響の声が寄せられた。

 

さらに、ドルトムントのユニフォーム姿を披露し、「ダービーで幸運を」とコメントも投稿したことで、ドルトムントのファンもすぐさま「いいね!」を連呼。シャルケ04とのルール・ダービーの直前ともあって、“ダービー男”としてドルトムントで活躍したレジェンドの“ドルトムント愛”にファンもすぐさま反応した。

 

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今回のサニブラウンとのツーショット画像は初ではなく、サニブラウンも休日にベルギーの香川を訪問した画像を投稿し話題に。2019年8月には、サニブラウンとバトミントン日本代表の桃田賢斗とのスリーショット画像が「いいね!」7万件を超える大反響となっている。

 

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他にも香川は多くのツーショット画像を自身のSNSで投稿。2019年には史上2人目の6階級を制覇した王者、元プロボクサーのマニー・パッキャオ。

 

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2020年には、香川自身が大好きなアーティストである竹原ピストルとのツーショットも投稿。

 

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そして、最も多いのが俳優、小栗旬とのツーショット画像で、2015年から2021年まで3回も投稿されており話題となっている。

 

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今後はどんな異業種の著名人とツーショット画像を投稿してくれるのか。サッカーでの活躍だけでなく、香川のプライベート投稿からも目が離せない。

メッシにとって「プライスレス」とは何か? 過去の自分と遭遇する、感動の動画が再び脚光

UEFA財団はSNSで、UEFAとパートナーシップを結ぶマスターカード、そしてレオ・メッシ財団が世界の子どもたちを守る「Save the Children」の一環として、5月に作成したプロモーション動画を再び投稿した。

 

ほぼ同時に、リオネル・メッシも自身のSNSでも動画を投稿。「何百人もの子どもたちが世界で不利な状況に生きている」とのメッセージとともに、寄付への参加を呼びかけている。

動画では過去のメッシ少年が現在のメッシに出合い、「僕はサッカーを愛しています」との言葉に、「僕も同じだよ」と答え、それが「プライスレス(非常に貴重なこと)」だと結ぶ感動的なシーン。

 

この動画に出演している少年がメッシに非常に似ているが、それもそのはず。動画は13歳で海を渡りスペインにやってきたメッシ自身の過去を振り返るもので、俳優の少年に最新のVFX手法で表情が合成されている。そのフルバージョンがこちら。

 

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アルゼンチンで生まれたメッシは、4歳で父親のホルヘがコーチを務めるクラブで本格的にサッカーをはじめ、順調に成長していたが10歳の頃に成長ホルモンの分泌異常が発覚。治療費に工面していたときに、FCバルセロナの加入テストに合格し、13歳でスペインに渡った。

 

新しい環境で挑戦するメッシ少年が不安に負けなかったのが「サッカーを愛している」という強い思いだった。このプロモーションのテーマは、「What’s Priceless to You(あなたにとってかけがえのないものはなにか)」というもの。メッシ自身の実話から子どもたちにエールを送っている。

“8歳、真夏の大冒険”大好きなエムバペに会うために自転車で3日間90キロを走破

フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマンに所属する、フランス代表FWキリアン・エムバペに会うために、8歳の少女が自転車で3日間、90kmの道のりを走破した。

 

心臓、腎臓、肺、背骨、手足、体の左側の筋肉に障害を持つ先天性の難病を患っている少女・カミーユは、今年のはじめ、契約が不確実だったPSGにエムバペとの契約延長を願ったビデオを投稿。

 

しかし少女は、「カミーユの笑顔」という先天性疾患や遺伝性疾患を持つ子どもたちの夢の実現を目的とした団体を持つため、偏見による非難もあったが、エムバペは次の試合の得点を「これはあなたのためです、カミーユ」と擁護した。

 

その後、カミーユは自身の治療が進んでいる証として自転車でエムバペに会いに行くことを決意。そして日本時間8月25日、その目標を成し遂げたのだ。

 

PSG財団もカミーユの偉業を絶賛。

 

「カミーユの笑顔」もツイッターで談笑するエムバペとカミーユの動画を投稿した。彼女の頑張りは、障害を持つ多くの子どもたちに勇気と希望を与えたことだろう。

間もなく41歳、“王様”イブラヒモビッチの髪型が「侍ヘア」から「侍テール」に!

10月で41歳を迎えるセリエAのACミラン所属、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの後ろ髪が話題となっている。

 

 

昨年5月の左ヒザ手術でリハビリ中のイブラヒモビッチだが、ミランの今季開幕戦をベンチで観戦。その様子を自身のツイッターで投稿した画像に90万件以上のいいね!がついている。

 

1999年からビッグクラブを渡り歩いているイブラヒモビッチのトレードマークはロン毛。2010年頃からは後ろ髪を結った「マンバン(Man Bun)」別名「侍ヘア」にしている。今年の7月にはリハビリ中ではありながらもミランは1年間の延長契約を結び、チームが公式ツイッターに投稿したプロモーション動画でも髪型の変遷を見ることができる。

 

 

セリエAの公式ツイッターでも「彼の新しい髪型が気に入ったらRT」と画像を投稿。あなたはこの髪型をどう思う?

 

 

年明けに復帰が予想されるが、「侍ヘア」から「侍テール」となったイブラヒモビッチが、41歳で初めて立つピッチではどのような髪型になっているのか。プレーとともに髪型からも目が離せない。

 

おまけ画像は自身のインスタグラムで披露した肉体美。40歳にしてこの体。ヒザさえ完治すればまだまだプレーは続けられそうだ。

 

バルサのオーバメヤン、「ドラゴンボール」愛はアメリカ遠征中でも変わらない!

アメリカでプレシーズンツアーを行なったスペインリーグ、ラ・リーガの強豪FCバルセロナ。同じくラ・リーガのレアル・マドリードとの試合では、プレーだけではなく、ある選手のスパイクが話題となっている。

 

元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが履いていたのは、「ドラゴンボール」のキャラクターが描かれているカスタムスパイクだった。

 

 

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ドラゴンボールは海外のサッカー選手にも人気で、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは背中に孫悟空のタトゥーを入れている。オーバメヤンも、右の太腿には孫悟空とベジータが合体した「ベジット」のタトゥーが入っている。

 

また、オーバメヤンの熱いドラゴンボール愛はそれだけに留まらず、5月には自身のインスタグラムでお気に入りのコレクションを撮った動画を投稿。

 

 

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投稿には「Migatte no Gokui(身勝手の極意)」とあり、動画には「身勝手の極意」に変身した悟空のイラストが描かれたシャツと、今回のプレシーズンツアーで見せたスパイクも披露している。よく見ると、悟空が放っている「かめはめ波」がバルサのエンブレムになっている。

 

 

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このカスタムスパイクは、5月にラ・リーガの最終戦でも着用しており、8月から始まる新シーズンでも着用されるか、今から気になるところだ。3月に行われたエル・クラシコでゴールを決めた際には「瞬間移動」のポーズを決めているオーバメヤン。ゴールパフォーマンスからも目が離せない。

PSGがジャパンツアーで披露した2022-23最新アウェーユニの謎キャラが気になる!

リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペらのスーパースターを擁する、パリ・サンジェルマンFC(PSG)のジャパンツアーが話題を集めたが、プレー以外に注目されたのが、2022-23シーズンの最新アウェーユニフォームのお披露目だ。

 

 

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事前に公式インスタグラムでユニフォーム画像は公開された。ナイキのジョーダンブランドが制作したもので、左胸、パンツの両サイド、ソックスにはジャンプマンマークが入っている。そして、川崎フロンターレとの初戦で、世界に先駆けて披露されたが、何かが違う。

 

 

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よく見ると、背番号に何やらキャラクターが重なっており、その上の選手名の書体も異なっている。実は、ジャパンツアーで着用しているのは今回のツアーだけのスペシャルキットとなっている。デザインしたのはストリートシーンを中心に人気を集めている、世界的なグラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)。キャラクターはVERDYのオリジナルキャラクター「VICK(ヴィック)」で、選手名もVERDYのオリジナルフォント(書体)が使用されている。

 

試合前にはPSGの公式マスコットキャラクター「ジェルマン・ザ・リンクス」と一緒にピッチに登場した「ヴィック」。

 

 

ちなみに、世界中でプロジェクトを手掛けているVERDYだが、今年の6月にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンで「怪盗グルー」シリーズの「ミニオン」とのコラボも行なっており、「ヴィック」も登場している。幅広く活躍しているVERDYだけに、すでにどこかで目にしたことがあるかもしれない。

 

 

世界最強のトップ3のプレーを目に焼きつけると同時に、このツアーのみで着用されるユニフォームデザインもしっかりチェックしておこう。

「#3」ミスターマリノスの“想い”をつなぐスペシャルマッチに、レジェンドが集結!

横浜F・マリノスは、7月30日(土)に行われる、明治安田生命J1リーグ 第23節鹿島アントラーズ戦(日産スタジアム/19時キックオフ)の試合開始前に「横浜F・マリノス30周年記念OBマッチ supported by #命つなぐアクション」を開催することを発表した。

 

「#命つなぐアクション」とは、2011年8月4日、突然の心停止により急逝した「ミスターマリノス」こと松田直樹さんの“想い”をつなぐため、2019年より本格化したスポーツ中の心臓突然死に対するAED/CPR(心肺蘇生法)啓蒙活動だ。

 

急逝からちょうど10年だった昨年は、背番号「#3」のユニフォームをベンチに掲げ、SNSなどを通じたメッセージを発信。命日に近いホームゲームでは記帳台の設置、そして同じような悲劇を二度と起こさないためのAEDや救急救命の普及啓発活動を行った。

 

今年は松田さんの命日にもっとも近いホームゲームである7月30日に、松田さんとクラブ在籍期間の重なるOBが中心に参加し、2チームに分かれて「横浜F・マリノス チームBLUE vs 横浜F・マリノス チームWHITE」で試合を開催する。

 

この日、参加が予定されているのは城 彰二や大橋正博、波戸康広ら22名。水沼貴史は総監督として、当時審判を務めていた家本政明氏は主審として参加する。

 

公式サイトでは、水沼が総監督としてのコメントをしている。

「マツをしっかりと思い出してもらえるような機会になればいいと願います。恐らく当日は、暑い日になるでしょう。マツの笑顔や情熱が、皆さんの中に浮かんでくるという熱い想いを持って、たくさんの参加OB選手たちで楽しくサッカーをしながら、皆さんと共にマツのことを思い出したいと思います」

身長も実力も伸び盛り! “ピピ”こと中井卓大の恒例オフショットが今年も話題に

スペイン1部レアル・マドリードの下部組織で活躍するMF中井卓大のオフショットが今年も話題となっている。

 

 

シーズンオフを日本で満喫している“ピピ”こと18歳の中井が、自身のツイッターでお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明氏とのツーショット画像を投稿。「出会って9年。いつもありがとうございます。ついにタカさんより背が大きくなりました!!今年も“魂“でがんばります」とコメント。石橋氏も「世界一のサッカー選手になってね、ピピ!魂!!!」と投稿すると、中井はすかさず反応している。

 

 

今年の2月にはレアルとの契約を2025年まで延長し、来季は3部リーグに所属するレアルB・カスティージャでのプレーが期待されるなど目下成長著しい中井は、身長もまだまだ成長中のようだ。

 

 

6月6日にシーズン終了をツイッターで報告すると、6月22日には故郷の滋賀県、琵琶湖でバスフィッシングを堪能。

 

 

ちなみに中井のシーズンオフショットは恒例行事となっており、2019年6月にもバスフィッシングでの釣果を報告。石橋氏とのツーショットは2021年7月にも「貴さんから [魂] 頂きました。頑張ります!!」のコメントともに投稿している。

 

 

2013年、滋賀県の小学校に通っていた9歳の中井少年がレアルの練習場で行なわれたカンテラ(下部組織)の最終テストに合格してから9年。着実に成長を続けている中井の原動力はオフシーズンの充実にあるのかもしれない。来季の活躍も期待の中井だが、オフの報告からも目が離せない。

メッシ、ネイマール、エムバペが7月やって来る! 公式最新映像が公開

今季のフランス・リーグ1で10度目の優勝を飾った名門、パリ・サンジェルマンFC(PSG)が7月20日から25日に、Jリーグ3クラブ(川崎フロンターレ、浦和レッドダイヤモンズ、ガンバ大阪)と対戦する夢のようなツアーが企画され、サッカーファンの間で話題となっている。

 

先行チケット販売はすでに終了しているが、6月22日に一般のチケット販売を先着制から抽選制への変更を発表。事務局は「より多くのお客様にチケットの購入機会を提供する為、一般発売を先着制での販売方式ではなく「抽選制」とさせていただきます」と変更の理由を伝えた。

 

 

今回のチケット販売のキービジュアルには、フランス代表のキリアン・エムバペを筆頭に、ブラジル代表のネイマール、アルゼンチン代表のリオネル・メッシらMNMが並んでいるが、実は6月21日にオリジナルNFTコレクションの販売開始を告知したInstagramの投稿からエムバペが消えていたことで、「来日しないのでは?」とネットがざわついていた。

 

 

エムバペといえば、レアル・マドリードへの移籍が囁かれていたが、5月21日にPSGと2025年までの契約延長が発表されたばかりなのに……。しかし、そんなファンの心配は無用だろう。

 

22日、一般チケットの告知とともに、MNMがしっかり揃っている公式最新映像が公開された。

 

 

PSGの来日まで、すでに1か月を切ったが、どのような超絶プレーを見せてくれるのか、すでにワクワクが止まらない。

 

最後に、エムバペ、ネイマール、メッシから日本のファンへのメッセージをお届けしよう。

 

マンチェスター・U退団のポグバ。まさかの日本代表ユニ姿が公開されファンがざわつく

6月末でマンチェスター・ユナイテッドを退団することが発表されたフランス代表MFポール・ポグバ。新天地はどこになるのか、ファンは注目している。

 

その答えは、6月17日のアマゾン・プライム・ビデオで「The Pogumentary」というドキュメンタリーがリリースされるタイミングで明らかになるのではないかと噂されている。

 

 

そのドキュメンタリーのPR動画を6月10日、ポグバは自身のツイッターで投稿したが、その映像を見た日本のファンがざわついている。

 

動画内で、ポグバがなぜか日本代表ユニフォームを着ているからだ。最後のシーンでは、“サムライブルー”のユニフォームを着たポグバがゆっくりと歩いているシーンが収められている。

 

マンチェスター・Uユース出身のポグバは、2012年夏にユベントスにフリーで加入し、世界的な大型MFに成長すると、2016年に1年1億500万ユーロ(約146億円)の移籍金でマンチェスター・Uに復帰を果たした。

 

 

しかし、2018-19シーズンから監督との確執により退団を希望。今季は足首の負傷で戦列を離れるとチームは6月1日に契約満了による退団を発表。

 

地元メディアの予想ではユベントス復帰が濃厚とされてるが、ポグバが求めているのは“愛される”新天地だという。2019年に初来日したポグバは感謝の動画をアップしたように日本に好感を持っている。

 

 

来日時、日本代表が試合後のロッカールームをきれいにすることに言及し、「みんなは真似るべきだ」と称賛しているだけに、今オフとは言い難いが、将来的に新天地を日本に求める可能性はゼロではないだろう。

2002日韓W杯戦士が集結! 豪華ツーショットの観戦にSNSがざわついた

6月6日、国立競技場で行われた「キリンチャレンジカップ2022 SAMURAI BLUE(日本代表)対ブラジル代表」との一戦の裏では、往年のファンにはたまらない“レジェンド戦士”たちが集結していた。

 

 

21世紀最初のワールドカップは、初のアジア開催、初の共催という形から「日韓W杯」と呼ばれた。日本代表はW杯初勝利をロシア戦で挙げ、その試合の平均世帯視聴率は現在もサッカー中継では破られていない66.1%を記録。初の決勝トーナメント進出を決めるなど、まさに日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。

 

あの興奮からちょうど20年。「2002年FIFA W杯 20周年記念式典」が試合前にVIPラウンジで行われ、フィリップ・トルシエ元監督をはじめ当時のW杯選手が集結。

 

 

式典に参加した中田浩二が自身のInstagramで画像を投稿した。集まったメンバーは中田浩二のほか、市川大祐、小笠原満男、小野伸二、曽ヶ端 準、戸田和幸、中田英寿、楢崎正剛、西澤明訓、服部年宏、宮本恒靖、森岡隆三、森島寛晃、柳沢 敦の14名。参加できなかった福西崇史は「行きたかった~」とすぐさま反応。当時を知るファンからは多くのメッセージが寄せられた。

 

2020年11月にコロナ禍のため実施できなかった日本サッカー殿堂の殿堂レリーフがトルシエに贈られ、「日本での4年間、あらゆる条件を整えていただき、温かいサポーターの支援をいただきました。強く自信を持って2002年を戦えたと思っています」と述べると、集まった400人以上のVIPから大きな拍手が送られた。

 

その後選手は試合を観戦。後半、中田ヒデと小野のツーショットがスタジアムの大型ビジョンに映し出され、テレビの中継でも流れると、SNSが大いに盛り上がり、Twitterではトレンド入りするほどだった。

 

 

試合後、トルシエは日本代表のロッカールームを訪問し、2022年のW杯戦士にメッセージを伝えた。

 

「今日の負けをただの負けと捉えるべきではない。負けたときこそ明日の勝利につながるものがある。今日、ネイマールを相手にこれだけのプレーができると証明した。ドイツのような強豪国に対抗できる力を得たと思っていい。みんなありがとう」

FCバルセロナが来季ユニを発表! 胸スポンサーは「Spotify」へ。デザインには賛否の声

スペインのリーガ・エスパニョーラの名門、FCバルセロナが2022-23シーズンの新ユニフォームを発表。“The Flame Lives On(炎は生き続ける)”をコンセプトに、30年前の1992年に開催された、バルセロナオリンピックにインスピレーションを得ているという。

 

 

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まず目に入るのが、胸スポンサー。2017年にメインスポンサー契約を結んだ「楽天」が今季で契約が満了し、音楽のストリーミングサービスを展開する「Spotify」がメインスポンサーに。また、クラブ史上初の「タイトルスポンサー」となったことで、ユニフォームの露出だけでなく、スタジアムの名称が「スポティファイ・カンプノウ」に7月1日から変更される。

 

契約金額は発表されていないが、大手スポーツメディア『ESPN』によるとその額は総額2億8000万ユーロ(約363億円)と伝えられている。

 

そして気になるのがデザイン。青、紺、エンジの3色のストライプ柄は変わらないが、首元から肩にかけてダークネイビーに切り替えされている。このデザインについては「肩パットが入っているのか?」といった声もあり賛否を呼んでいる。

 

クラブの公式SNSでは、シャビ・エルナンデス監督が新ユニを称賛する動画を投稿。

 

 

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他にも、“ペドリ”ことMFのペドロ・ゴンサレス・ロペスが新ユニを着た動画も投稿されている。

 

 

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デザインの変更には賛否はつきものだが、今回のユニフォームはファンに受け入れられるだろうか。2010-11年には黄色の丸首に違和感を感じたファンも多かったようだが、リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケッツ、そして現監督のシャビ・エルナンデスを擁した“バルサ最強チーム”のプレーを見返すとどうだろう。

 

 

ユニフォームのデザインは、クラブが強ければファンは納得する。来季の成績次第で、今回のデザイン変更も、いずれは彼らに受け入れられるのだろう。

マジョルカ久保がキーパーとの二刀流に挑戦!? 華麗なダンスムーブも披露し話題に

日本時間5月23日、日本代表MFの久保健英が所属するスペイン1部リーガ・エスパニョーラのマジョルカは最終節で勝利し、1部残留を決めた。この試合での出場はなかった久保だが、試合後にパンツ姿でキーパー練習を行い、スーパーセーブを連発する動画がマジョルカの日本語公式ツイッターで投稿され反響を呼んでいる。

 

 

「今季で退団するGKレイナの穴を埋めるのは、まさか??」のコメントもつけられたが、この試合でレジェンド2人が退団した。

 

“セビ爺”の愛称で日本のサポーターからも親しまれたMFサルバ・セビージャ、そしてGKマノロ・レイナで、試合後に涙ながらに仲間と抱き合うセビージャとレイナを胴上げする感動のシーンが収められた動画も、ツイッターで投稿された。

 

 

「2人のレジェンドに永遠の感謝を。マジョルカの誇りです」とのコメントに対し、サポーターからは多くの感謝の声が寄せられた。

 

ところで、久保はなぜパンツ姿でキーパー練習をしていたかというと……、試合後に喜びを爆発させ、レイナとともにサポーターが待つゴール裏へ向かい、そこでユニフォームのパンツをスタンドに投げ入れていたからだ。

 

 

そのままの姿でダンスを披露すると、サポーターが残るゴールに向かいパフォーマンスを披露。再びスタジアムが歓声に沸いた。

マラドーナの“神の手ゴール”ユニが、大手オークション史上最高額11億6000万円で落札!

日本時間4月21日から5月5日、英オークション最大手のサザビーズに出品されたディエゴ・マラドーナのユニフォームが約11億6000万円で落札され、これまで最高額だったベーブ・ルースの約7億円を越え、ユニフォーム史上最高落札額となった。

 

 

これは、1986年メキシコ大会のワールドカップ(W杯)のイングランド戦で、アルゼンチン代表FWとしてマラドーナが着用したユニフォームで、最終的には928万4536ドル(約11億6000万円)で落札された。落札者は明らかにされていない。

 

米スポーツ局「ESPN」によると、これまでの試合で着用したユニフォームの最高落札額は、2019年に落札されたニューヨーク・ヤンキース時代のルースが1928年から1930年に着用したユニフォームの564万ドル(約7億3300万円)だったが、今回は最高額を更新。

 

 

1986年W杯の準々決勝、アルゼンチンがイングランドを破ったこの試合といえば、マラドーナの「神の手ゴール」と「5人抜きゴール」のプレーがあまりにも有名だろう。

 

 

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このユニフォームを所有していたのは、元イングランド代表のスティーヴ・ホッジで、準々決勝の試合後にユニフォーム交換。その後は、マンチェスターにある国立フットボール博物館に貸し出し展示されていた。

 

2020年11月にマラドーナは死去したが、競売前に親族は、このユニフォームがゴールを決めた後半ではなく、前半に着ていたものと主張していた。これに対し、主催するサザビーズ側はユニフォームの専門機関の検証を得たうえで、本物であると反論していた。

 

サザビーズは今回のオークションについて「競売史上、もっとも注目を集めたサッカーユニフォームと言えるでしょう」とコメント。確かに、この伝説を超えるユニフォームは思い浮かばない。

京都サンガの華麗なパス回しを米「ESPN」が世界に拡散! Jリーグ、京都もリツイート!

4月17日、今季12年ぶりにJ1昇格を果たした京都サンガが柏レイソルをホームに迎えたJリーグ第9節。前半13分、京都の華麗なパスワークからのゴールが海外でも称賛されている。

 

日本時間4月26日、アメリカのスポーツ放送局「ESPN」が「日本の京都サンガ、相手のプレスを打ち砕く素晴らしいチームゴール」と題して、動画をツイッターで投稿すると、世界中のサッカーファンから称賛が続出した。

 

 

これを受けてJリーグ公式も「世界で話題‼ 京都の華麗なパス回しからのゴール」と投稿。

 

 

さらに27日には京都が「This is us‼ We keep moving on our football(これが私たちです!! 私たちは、自分たちのフットボールを前進させ続けます)」とESPNの投稿をリツイートした。

 

 

この話題のプレーは、京都が自陣のゴール前から、相手に1度もボールを触れさせることなく12本のパスをつなぎ、最後は荻原拓也が倒れ込みながらゴールを決めた、華麗なパスワークだった。

 

パスをつないだMFの福岡慎平は、このプレーについて、チームの公式サイトでこうコメントした。

 

「ゴール前での危険なつなぎはチームとしてどうだったかなと思うところもありますが、その後うまくコウスケくん(白井康介選手)がウタさん(ピーター・ウタカ選手)を見つけて自分がもらって、ショウヘイくん(武田将平選手)に当てた後、中に入っていきました。そしてもう1回自分がボールをもらった時に自分がトラップしてシュートしようと思ったのですが、テンくん(松田天馬選手)が見えたので、そこに出して、さらにオギくん(荻原拓也選手)が入ってきてうまく得点につながりました。あれは練習してきた形でもありますし、あれほどうまくつながったのはチームとして良かったと思います。自信になりました」

 

また、ゴールを決めたDFの荻原のコメントはこうだ。

 

「京都サンガF.C.はこういうチームだというのがわかってもらえるような、象徴的なゴールシーンだったと思います。松田選手からボールを奪ったような形になりましたが、しっかり自分の意思で強引にゴールに向かうことにできたのが、決めることができた要因だと思います」

 

京都のプレースタイルの象徴であるパスワーク。今度はどのようなプレーで世界から注目されるのか、J1復帰1年目の活躍とともに、得意のパスワークからも目が離せない。

地球儀柄が復活! 初代をオマージュしたエスパルスの30周年記念ユニにサポーター称賛!

先日、清水エスパルスが「30周年記念ユニフォーム」のデザインをツイッターで発表。初年度新人王に輝いた澤登正朗をはじめ、懐かしいエスパルスの選手のコラージュ写真をバックに、3人の現役選手が懐かしくもあり新鮮なデザインのユニフォームを披露すると、サポーターから称賛の声が続々と寄せられた。

 

 

1992年のクラブ発足から30年。当時着用した初代ユニフォームをオマージュし、地球儀柄を踏襲しつつ、ソリッドな印象に仕上がっている。カラーはクラブ発足当初のマンダリンオレンジと現代のエスパルスオレンジを組み合わせて、過去と未来の調和を表現。

 

 

今回発表のユニフォームは、7月2日に国立競技場で開催される、「清水エスパルスクラブ創設30周年記念マッチ」(明治安田生命J1リーグ第19節 横浜F・マリノス戦)を皮切りに、7月の各ホームゲームではフィールドプレイヤーが着用、アウェイゲームではゴールキーパーの着用が予定されている。

 

また、記念ユニフォームの販売は、先行販売がエスパルス公式オンラインストアで加工ありなしともに5月10日~17日に受け付け、加工なしは6月14日、加工ありは6月23日発送予定。一般販売は、加工なしが6月25日から、加工ありは6月28日から「S-PULSE STORE」で販売される。しかし、予約販売で完売した場合はその時点で販売終了となるのでご注意を。

 

1992年、オリジナル10で発足したJリーグ(日本プロサッカーリーグ)。あれから30年という節目を迎えた今季、新たなスタートを切る各クラブの試みからは目が離せない。

 

「白い巨人」レアル・マドリーがクラシコで「漆黒ユニ」を着用!? デザイナーはあの日本人

日本時間3月21日、全世界のサッカーファンが注目する伝統の一戦「エル・クラシコ」がレアル・マドリードの本拠地で行われ、ラ・リーガ3位のバルセロナが首位のレアルに4対0で勝利した。

 

 

ここ5試合のクラシコでレアルは全勝だっただけに、この結果は予想外だったが、ゲームを見て驚いたのが、「白い巨人」と呼ばれるレアルが通常の白のユニフォームではなかったことだ。

 

 

 

このユニフォームは、レアルのクラブ創立120周年、そして、クラブのサプライヤーであるアディダスと、日本を代表する世界的デザイナー山本耀司が共同で展開するブランド「Y-3」の創立20周年を記念したコレクションの一環。クラシコ開催の3日前にクラブのSNSで発表されると、大きな話題となっていた。

 

 

Y-3とレアルのコラボレーションは今回が初めてではない。今回はフォースユニフォームだが、2014-15シーズンにはサードユニフォームのデザインに採用されていた。

 

また、クラシコで対戦したバルサも通常のブラウグラナ(青とえんじ)ユニフォームではなく、スペインのカタルーニャ国旗カラーである黄色に赤のラインが入ったセニェラを着用した。

 

 

レアルのこの特別ユニフォームは、3月23日に行われる女子チャンピオンシップリーグ(WCL)の準々決勝でもバルセロナとの一戦で女子チームの着用が予定されている。

ベッカムジュニアとの2ショット画像が反響。メッシが選んだ超高級セットアップはあのブランド!

元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムの次男、19歳のロメオ・ベッカムが自身のインスタグラムで投稿したスーパースターとの2ショット画像が話題になっている。

 

 

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父のデイビッドがオーナーを務める、アメリカMLSのインテル・マイアミに所属するロメオは、両親とともに、パリで開かれているパリ・ファッション・ウィークに参加した。フランス訪問時に、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に籍を置くブラジル代表FWネイマール、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、そしてフランス代表FWキリアン・ムバッペと、それぞれツーショットの画像を投稿。なかでもメッシとの2ショットが注目を浴びている。

 

メッシの上下赤のスウェットには、ヒョウ柄だけでなく上下ともにヒョウの顔も堂々とプリントされている。インパクト抜群のファッションには海外のメディアも反応。SNSでも拡散され、多くのファンからの声が寄せられた。

 

このセットアップは、イタリアを代表する高級ファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナのもので、公式サイトで確認するとスウェットが17万5000円、パンツは14万3000円。上下で20万円を超えている。

 

メッシの私服が話題になったのは今回が初めてではない。バルセロナ時代にも公式ツイッターで投稿され動画で話題になったのが、王冠柄スウェット。

 

 

これもドルチェ&ガッバーナのアイテムだが、同ブランドをあまり知らない人にちょっとした蘊蓄を。

 

1985年、イタリア人デザイナーのドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナによって設立され、1990年代にはマドンナの衣装提供を開始。さらに、2000年代に入るとACミランのユニフォームデザインを手掛けるなどサッカー界にも進出。当時、ミランに加入した本田圭佑もドルチェ&ガッバーナのスーツを着用していた。

 

メッシも当時、史上最高のサッカー選手として全盛期を迎え、2012年の自身4度目のバロンドール授賞式でも、同ブランドのスーツを着用している。

 

 

スポンサー契約を結ぶと、2013年6月にはドルチェ&ガッバーナからメッシの写真集も発売されるなど、以来、メッシは公私にわたって同ブランドのアイテムを着用することが多くなった。

 

斬新なデザインがお気に入りのメッシ。今度はどんな着こなしを見せてくれるのか、彼の私服からも目が離せない。

フロンターレ創立26(フロ)周年記念の風呂グッズはどこまで広がっていくのか!?

Jリーグで唯一クラブ名に「フロ」がつくことで、2010年から地元の川崎浴場組合連合会と「いっしょにおフロんた~れ」キャンペーンを行なってきた川崎フロンターレが、今季にクラブ創立26周年を迎えることを記念して、“風呂グッズ”を続々と企画している。

 

2017年の逆転優勝時に優勝シャーレが間に合わず、ヒノキ製の風呂桶を掲げたことから定番グッズとなった風呂桶は、すでに26周年記念ロゴデザイン入りで発売済み。

 

 

 

熱烈なサポーターから「いや、もう桶は要らない 部屋が桶で溢れてバルコニーに積み上げるしかなくて困ってる」とうれしい悲鳴があがると、次なるグッズが登場。

 

2月25日の新商品として、「26周年フロ(風呂)椅子」を発売。ツイッターで公表するとサポーターからは「次は汲み桶? それもヒノキの浴槽???」とのコメントも。

 

 

同時に、木村拓哉が出演するCMでもお馴染みのスポンサー「バルクオム」から、選手もクラブハウスなどで使用しているシャンプー、洗顔料、泡立てネットをセットで、26周年の限定デザインボックスに入れて限定50個で販売すると発表。

 

 

今後どのような関連グッズが登場するのか。シーズンは開幕したばかりだが、戦況とともに、次なる26周年記念の“フロ”グッズからも目が離せない。

これが解ったらJリーグ通! サンフレッチェ広島・サンチェからの挑戦状が反響

2月18日のJリーグ開幕を前に、サンフレッチェ広島のマスコット、サンチェがクイズ画像を投稿。サポーターから続々と解答が寄せられた。

 

 

「もんだい!このメンバーはどんなテーマでえらばれたのでしょうか?」

 

富士フイルムスーパーカップの試合後、日産スタジアムに全国から52クラブのマスコットが集結。ピッチサイドで「Jリーグマスコット大運動会」が開催された。

 

 

このゆるっとしたイベントに参加したマスコットから選ばれたのが、画像の10キャラクターとJリーグのマスコット・Jリーグキングだ。

 

正解は……

 

 

お分かりになっただろうか。そう、正解はJリーグ発足時に加盟した10クラブ、通称「オリジナル10」のマスコットだ。

 

正解のリツイートが続々と返信されるなか、やはり気になるのが横浜フリューゲルスのとび丸がいないこと。「フリ丸がおらんやろが!」「フリ丸がいないよ・・」「とび丸くんがいないけどね」などコメントも寄せられた。

 

横浜Fは1998年に横浜マリノスと合併し消滅したためだが、10キャラクターがそろっているのはなぜ? よく見ると、横浜F・マリノスからマリノス君(後列右から2人目)と、その前にはマリノス君の甥っ子マリノスケがしれっと参加している。

 

この日は、シーズン開幕を告げるもうひとつの熱い戦いとして10年目を迎えた、「Jリーグマスコット総選挙」のTOP3発表のタイミングでもあった。

 

 

2022年の結果は1位が横浜FMのマリノス君、2位はV・ファーレン長崎(J2)のヴィヴィくん、そして3位が名古屋グランパスのグランパスくん。全順位が知りたい方は公式サイトでチェックしよう。

 

Jリーグの開幕を告げるスーパーカップ、そして恒例のマスコット総選挙も終え、スタートするJリーグ2022年シーズン。今季は各チームのマスコットにも注目してはいかがだろうか。

チームと選手の個性が光る!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021」をコロナ禍でも開催し続ける意味

1月3日から6日にかけ、「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021」が開催されました。大阪を舞台とした今大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、その大会の目玉というべき、バルセロナをはじめとする海外強豪チームの招聘は叶わず、2大会連続で参加は国内チームのみ。ところがそこで繰り広げられた光景は、いくつもの意義と時代性を感じさせるものでした。

 

昨年以上に届いた「サッカーがしたい」という声

「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」は、初開催の2013年大会から、FCバルセロナのジュニアチームを筆頭にACミラン、リパプール、バイエルン・ミュンヘン、アーセナルなど世界のトップクラスのチームを招くことで注目を集めてきた大会です。第1回大会では、現日本代表の久保建英(たけふさ)選手がバルセロナチームの一員として参加し優勝を成し遂げました。以来、国内チームは「打倒・バルセロナ」を目標に掲げ、大会に臨んできました。

 

世界トップクラスの子どもたちと対戦することで、サッカーレベルの底上げを図りたい――。大会目的を実現するために、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021実行委員長の浜田満さんは最後まで海外チームの招聘に動いたと言います。

 

「“元の形に戻したい”という思いでオーガナイズしてきました。本来は2021年の夏の開催を予定していましたが、海外チームの招聘を最後まで模索していたので、年明けまでスケジュールがずれ込んでしまったのです」

 

新型コロナウイルスの感染拡大によって、国内外でサッカーをする環境が制限される動きがあります。ジュニア世代においても、いくつかの公式大会が中止を余儀なくされています。ところが、大会責任者である浜田さんには、はなから「中止」という選択肢がありませんでした。

 

「昨年以上に、今年度は出場したチームの選手やコーチから『ぜひ開催してほしい』という声をたくさんいただきました。ああ、みんなサッカーがやりたいんだなって。コロナに負けたくないんだって。去年開催して感じたことでもありますが、コロナ禍だからこそ、リアルな声や強い思いを感じることができました。実際、大会にエントリーしていただいたチームは過去最大の数に達しています」

 

大会名である“ワールドチャレンジ“こそ今年も実現できなかったものの、選手やコーチたちの「絶対にサッカーを止めない」という強い思いが後押しとなり、こうして無事に大会開催にいたったのです。

 

【関連記事】久保建英選手も輩出!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020」が
コロナ禍に実現した理由

 

大人顔負け、“個性”のぶつかり合い! 大会は「センアーノ神戸ジュニア」の初優勝で幕を閉じた

センアーノ神戸ジュニアは決勝戦で自慢の攻撃が爆発! FCトリプレッタ渋谷ジュニアの強烈なハイプレスをかわして見事初優勝を飾りました。

 

こうして1月3日から始まった「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021」。最終学年の選手にとっては、ジュニア世代の最後の大会になります。32にのぼった参加チームの大会にかける思いは強く、初日から白熱した熱戦を繰り広げました。

 

グループステージと準々決勝までは「OFA万博フットボールセンター」、最終日となる1月6日の準決勝以降は「パナソニックスタジアム吹田」で行われました。パナソニックスタジアム吹田はガンバ大阪のホームスタジアムとして知られていますが、サッカーの本場・イングランドやドイツなどのスタジアムと同じく、国内で数少ないサッカー専用スタジアムです。ピッチからスタンドとの距離はわずか7m! Jリーグでプレーするプロのサッカー選手たちも絶賛しています。

 

ガンバ大阪のホームスタジアムでもある。パナソニックスタジアム吹田。

 

そんな世界レベルのスタジアムでプレーできる権利を得たのは、「YF NARATESORO」「センアーノ神戸ジュニア」「ディアブロッサ高田FC U-12 」「FCトリプレッタ渋谷ジュニア」。準決勝に勝ち残ったこの4チームはいずれも街クラブですが、優勝候補のガンバ大阪ジュニア、湘南ベルマーレアカデミー選抜などのJリーグ下部組織チームを倒してきたことになります。その強さもさることながら、特筆すべきはそれぞれに、オリジナリティに溢れたチームスタイルを持っていること。

 

決勝に勝ち上がったセンアーノ神戸ジュニアとFCトリプレッタ渋谷ジュニアの戦いは、まさに「個性」と「個性」のぶつかり合いとなりました。元日本代表の香川真司選手の出身チームであるセンアーノ神戸ジュニアは、香川選手さながらの卓越したテクニックを持った選手が多くそろい、「ボールを大事する」サッカーを展開します。いわゆるポゼッションサッカーが持ち味のセンアーノ神戸ジュニアに対して、FCトリプレッタ渋谷ジュニアは、前線から積極的にディフェンスをして相手にプレッシャーをかけていく、リアクションサッカーで対抗していきました。

 

そんな大人顔負けの駆け引きが随所に展開されたのち、相反するスタイルとの戦いは、センアーノ神戸ジュニアが6ゴールを奪って勝利。“ワーチャレ”初優勝を飾りました。結果はセンアーノ神戸ジュニアの勝利に終わりましたが、ジュニア世代にして、チームとして確固たるスタイルを身につけ、選手たちがそれぞれの個性を存分に発揮していたことに驚きを隠せません。そんな彼らの姿を見て、あらためて日本サッカーのレベルの高さをうかがい知ることができました。

 

後半8分、センアーノ神戸ジュニアの久保祐貴選手(左から2人目)がカウンターから得意のドリブルを開始。左サイドを突破してこの試合自身2点目となるゴールをゲット!

 

大会通じてセンアーノ神戸ジュニアの攻撃を牽引した片山祥汰選手。準決勝で1ゴール、決勝戦で2ゴールを奪うなど、まさにエースに相応しい活躍ぶりでした。

 

ラスト1プレーの場面では、GK谷口剛丸選手がセットプレーのキッカー役に。FCトリプレッタ渋谷ジュニアの選手たちは最後まで勝利への執念を見せました。

 

決勝でもっとも個性を発揮した選手の一人が、センアーノ神戸ジュニアの久保祐貴選手です。チームでもっとも小柄な選手ですが、憧れだというディエゴ・マラドーナのように、小さな体を活かした軽やかなステップとドリブルで相手マークをかわしては2ゴールを決め、大会MVPに選ばれています。2022年春には、かつて香川真司選手がプレーしたセレッソ大阪のJr.ユース入団が決定しています。“第二の香川真司選手”となることを願ってやみません。

 

大会MVPを獲得したセンアーノ神戸ジュニアの片山祥汰選手。大会を通じて攻撃陣をリードし、決勝では2ゴールを奪って初優勝に貢献!

 

ただひとりの女子選手が躍動! 奈良県勢対決はYF NARATESOROに軍配が

長い髪をなびかせながら巧みなステップで敵をかわすYF NARATESOROの大田ありさ選手。「イニエスタのような選手になりたい」と、次なるステージでの活躍を誓っていました。

 

決勝戦に先がけて行われたYF NARATESOROとディアブロッサ高田FC U-12の3位決定戦では、一人異彩を放つプレーヤーがピッチ上で躍動していました。奈良県勢対決となったこの試合を制したYF NARATESOROの司令塔としてプレーした、大田ありさ選手です。チーム唯一の女子プレーヤーで、男子プレーヤー相手にも臆する様子は皆無。むしろ、そのテクニックとパスセンスは、この試合でもっとも輝いていました。そのプレーススタイルは、かつてなでしこジャパンを女子ワールドカップ優勝に導いた、日本女子サッカー界のレジェンド・澤穂希さんを彷彿とさせます。

 

大田ありさ選手をチームの中心に起用している理由について、YF NARATESOROの杉野航監督は、「指導者としてフラットに判断しての結果です。男子だから女子だからで判断しません。一人の選手としてシンプル、そのポジションが彼女に合っているからです」と教えてくれました。

 

ジェンダーによって活躍の場を奪うことは、何の価値ももたらしません。それはスポーツの世界も同様。「チームのなかで、彼女が一番ボランチの適正に優れているから起用している」と当たり前のように話してくれた杉野監督のフラットな姿勢に感銘を受けながら、その期待にしっかり応えて堂々とプレーする大田ありさ選手の姿が、実に頼もしく感じました。世の中は多様化が進んでいます。時代を象徴する、まさに社会の縮図のようなチームといえるでしょう。また、男女混合でのプレーを見るチャンスがあるのもU-12の醍醐味といえます。

 

試合後、大田ありさ選手は「全少(全日本U-12サッカー選手権)で目標に掲げていたベスト4入りを、この大会で成し遂げることができてよかった」と、笑顔を見せていました。ちなみに、卒業後は、澤穂希さんが所属していたINAC神戸のJr.ユースに入団予定です。

 

大田ありさ選手。

 

敗れたディアブロッサ高田FC U-12の乾良祐監督は「自由に攻撃をするために、技術と発想力を持ってボールを大事にしたサッカーをしよう」と、つねに選手たちを指導しているそう。エースの永添功樹選手をはじめ、自由な発想力とダイナミックな攻撃で、最後までYF NARATESOROを苦しめました。エースの永添功樹選手がセレッソ大阪Jr.ユースに進む予定です。

 

選手の個性はイコール指導力。ベスト4に進んだチームが個性に溢れていたのは、言い換えれば、指導者の努力の賜物でもあります。ワーチャレを機に、これからも未来の日本代表がどんどん生まれることでしょう。

 

ディアブロッサ高田FC U-12の反撃に、ゴールキーパーが飛び出して必死に食い止める。3位決定戦は最後まで勝利がどちらに転ぶわからない好ゲームとなりました。

 

優勝はセンアーノ神戸ジュニア(兵庫)、準優勝はFCトリプレッタ渋谷ジュニア(東京)、3位はYF NARATESORO(奈良)、4位はディアブロッサ高田FC U-12 YF NARATESORO(奈良)。いずれも個性あふれるスタイルを持った好チームでした。

 

普段戦えないチームと対戦することで成長していく

「フィジカル vs テクニック」という構図となった決勝戦は、両チームの選手たちにとって大きな経験となったことでしょう。

 

センアーノ神戸ジュニアの初優勝で幕を閉じたU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021。大会実行委員長の浜田満さんはコロナ禍での大会を無事に終えることができて、まずは安堵の表情を浮かべながら、「今大会を通して選手たちの成長を実感しました」と言います。

 

「普段戦うことのできないチームと“本気”の試合ができたのは、選手たちにとってよかったのではないでしょうか。大会のレベルは正直、海外チームが参加しているときより低いかもしれませんが、それによって大会の価値が決して失われるわけではありません」

 

浜田さんの言葉どおり、実際、普段戦うことのできないチームと試合をして“新たな刺激があった”とコーチや選手たちは口をそろえます。

 

「ベスト4には関西のチームが多く勝ち進みました。彼らはとてもテクニックがあるチームです。普段、我々のようにフィジカルを前面に出して戦うチームと対戦したことはあまりないでしょう。準優勝に終わりましたが、選手たちにとっても大きな経験になりました」(FCトリプレッタ渋谷ジュニア代表・米原隆幸さん)

 

また、「とてもいい経験をさせてもらいました」と決勝戦を振り返ったのは、優勝したセンアーノ神戸ジュニアU-12の大木宏之監督です。大木監督はFCトリプレッタ渋谷ジュニアの準決勝の試合を見て、チームの戦術を変更したそうです。「無理にボールを回さないで、人と人との間でボールをもらって敵のプレッシャーをかわせたのが勝利につながりました」と勝因を語っています。

 

大会MVPを獲得したセンアーノ神戸ジュニアの片山祥汰選手は「大会を通して、いろんな個性のあるチームと戦えてチームとしても成長できましたし、個人的にも成長できました」と話し、YF NARATESOROの大田ありさ選手は「得点も取れるボランチになりたいと思っていて、コーチからもずっと得点のことは言われていました。ようやく今大会でゴールを決めることができて、選手として成長できたのがよかったです」と笑顔で語ってくれました。

 

準優勝のFCトリプレッタ渋谷ジュニア。テクニックを重視する関西勢に対し、フィジカルを前面に押し出すサッカーで対抗しました。

 

みんなが楽しみにしている限り、ワーチャレは続く

メインスポンサーの大和ハウスグループのもと、2013年からスタートした「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」もすでに9回目。プロとして活躍する選手たちも輩出する大会に育っています。

 

U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジは、普段戦うことのできないチームと“本気”の試合ができる舞台です。サッカー少年・少女にとってとても貴重な体験ができます。今大会はコロナ禍の影響によって2年連続で国内チームのみの大会となりました。その後の変異株による“第6波”襲来の状況を考えると、もう少し時期が遅れていたら開催できなかったかもしれません。大会実行委員長の浜田満さんは、「これからもワールドチャレンジは続けます」と言い切ります。

 

「子どもたちが成長できる場所をなくしたくない。コロナで大変な時期が続いていますが、みんな楽しみにしています。だから、これからも絶対にサッカーを止めません。次こそは海外のチームを呼んで、華やかな大会にしたいと思います!」

 

次回の2022年大会では、再び世界の子どもたちと“本気”の試合ができることを願うばかりです。

 

「ワールドチャレンジは今度も続きます。今年の夏は海外のチームを呼んで華やかな大会にしていきたい」と抱負を語る大会実行委員長の浜田満さん。

 

サッカー界最強!? ヴィッセル神戸・サンペールの卓球の腕前がヤバすぎると話題

2022年シーズンに向け、各クラブが動きを見せるJリーグ。なかでも、今季大型補強を行ったヴィッセル神戸の動向は、サポーターのみならず、すべてのサッカーファンの注目を集めるところだろう。

 

2021には、大迫勇也と武藤嘉紀という、ヨーロッパで活躍する攻撃的なプレーヤーを獲得した神戸。中盤には、「魔術師」アンドレス・イニエスタが君臨していることなどを考えても、中盤から前線に関しては盤石の布陣。そこに新たなピースとして、槙野智章、扇原貴宏といったベテラン勢が加わるなど、まさにピンポイントといえる補強で「アジアNo.1クラブ」を本気で狙いに行っていることがうかがえる。

 

 

そんなヴィッセル神戸は現在、和歌山でのキャンプに臨んでいる。公式SNSでは選手たちの練習風景のほか、移動中、休憩中のワンシーンなどの風景が投稿されており、なかでも一際注目を集めたのが、セルジ・サンペールの卓球の実力だ。

 

 

「卓球が異常に強いサンペール選手です。」という一文と共に投稿されたこの投稿では、まるでプロのような卓球の腕前を見せるサンペールの姿が。ラケットをテニスのように持ち、強烈なスマッシュを決めまくるサンペール。時折スライスをかけるなど、相手として立ち向かった菊池流帆を圧倒した。

 

 

 

この投稿に、実際に戦った菊池は「ボコボコにされました。」「強すぎてセルジこれオリンピック出れるぞ。」とリプライ。それに対してサンペールは「明日無料で個人レッスンしてあげるよ」とやりあうなど、チーム内の雰囲気も良好なようだ。

 

 

Jリーグのスター軍団ともいえる布陣でシーズンに臨むヴィッセル神戸。今季の躍進に期待が高まる。

Jリーグ2022年シーズンのユニフォームが続々発表。サポーターの期待高まる

2022年シーズンのユニフォームが続々と発表されているJリーグ。これまでのデザインから大幅変更するチームも多く、サポーターからは期待の声が高まっている。

 

 

J2のFC琉球は、沖縄の守り神シーサーを大胆にあしらったユニフォームを発表。2021年からのテーマである「OPEN THE NEW GATE」に加え、勝負を左右するLUCK(運)を手繰り寄せるイメージで作成されたという。大胆に描かれたシーサーが特徴的な、立体感のあるユニフォームにファンからは「かっこいい」という声が相次いでいる。

 

 

ベガルタ仙台は、ホームユニフォームとしてチームを象徴するベガルタゴールドを使用。アウェイユニフォームでは品位と力強さを兼ね備えたホワイトをベースにしたデザインが採用されている。J1復帰を目指すべく、一丸となって戦うチームの姿勢がユニフォームにもあらわれているかのようだ。

 

 

また、サンフレッチェ広島はホームユニフォームで3つの異なる風合いの紫を使用したカラーブロックデザインのユニフォームを発表。さらに、アウェイユニフォームとして2014年以来となるストライプデザインを採用するなど、クラブの進化と積み重ねてきた歴史の両者を象徴した新たなデザインとなっている。

 

 

さらに、クラブ創設30周年のメモリアルイヤーを迎える横浜F・マリノスは、創設時の1992年に着用されていたユニフォームにインスパイアされたデザインを発表するなど、各チーム新シーズンに向けて続々と動き出している。新加入の戦力とともに、新たなユニフォームデザインにも注目してみてはいかがだろうか。

漫画のようなエフェクトで話題! ラ・リーガ公式が公開した久保建英のゴール動画が楽しすぎる

ラ・リーガのマジョルカに所属する久保建英が、アトレティコ・マドリード戦で途中出場。後半のアディショナルタイムに見事ゴールを決め、チームを勝利に導く今シーズン初ゴールを決めてみせた。

 

 

裏のスペースに全速力で抜け出した久保は、そのままボールを持ちドリブルでゴール前に。冷静に放ったシュートはキーパーの股を抜いてそのままゴールネットに吸い込まれていった。誰もが同点での決着かと思っていた試合を決める劇的な一撃に、ファンはもちろん久保も大興奮。

 

 

ゴールパフォーマンスの際にコケてしまった久保の動画を面白く編集した、クラブ公式YouTubeの動画も話題となっている。

 

 

さらに、ラ・リーガ公式SNSは久保の劇的なゴール動画を、漫画のようなアニメーション付きで公開。ダッシュする久保の後ろには風がなびき、放たれたボールは閃光を上げながらゴールネットへ飛び込む。この面白い編集にファンたちも熱狂。「加工w」「ナイスゴール」「伝説の始まりをみた」など、久保の今季初ゴールを祝福した。

 

怪我からの復帰を果たし、チームの中心選手としてさらなる活躍を見せてくれそうな久保。日本のW杯出場に向けて、代表戦での活躍も待ち望まれる。

南野がお好み焼きを紹介! リヴァプール公式SNSが公開したローカルフード動画が面白いと話題

各国の助っ人たちが紹介する、一風変わったグルメ動画が話題となっている。SNS上で人気を集めているのは、プレミアリーグのリヴァプールFC公式アカウントが投稿した1本の動画。

 

 

「NH Foods/日本ハム」プレゼンツで制作されたというこの動画には、日本代表の南野拓実、セネガル代表のサディオ・マネ、ギニア代表のナビ・ケイタの3選手が出演。各国の郷土料理の紹介と、そのフードについての思い出エピソードが語られている。

 

 

まず「リヴァプールで好きな食べ物は?」という質問に対しては、南野がフィッシュ・アンド・チップス、マネとケイタはパスタと回答。続いて、各国の料理として南野が紹介したのはお好み焼きだ。

 

「日本のおかずパンケーキ」として提供されたこの料理に対して、「お母さんがこういうお好み焼きを作ってくれたんだ」と語る南野。「家族や友人と食べるのは僕にとってとても特別なことだよ」という彼の説明に興味津々の2人。南野が「10点中9点」をつけると2人も「美味しいよ」「9点だね」「もう少し食べたい」と大絶賛した。

 

続いて、サディオがセネガルの揚餃子「ファタヤ」、ナビが伝統的な煮込み料理「イェティセ」を紹介。和やかな雰囲気で、各国の料理に舌鼓を打った。

 

 

「タキ(南野)はとても良いやつだ」などと語る2人の様子に、南野がチームに溶け込んでいる雰囲気がわかるこの動画。普段とは違う彼らの様子を楽しむためにも、サッカーファンはぜひチェックしてみてほしい。

粋な図らいに涙…。引退発表の大久保に対する古巣フロンターレファンの行動に感動の声

今季限りでの現役引退を発表している、セレッソ大阪の大久保嘉人。2度のW杯出場を果たしたストライカーの突然の引退発表には、セレッソサポーターのみならず多くのサッカーファンが衝撃を受けているだろう。

 

 

「大久保嘉人のプレースタイルが、いろいろなチームの選手、ファン・サポーターの皆さまにご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っています」と、異例の謝罪も含まれた大久保からの公式コメント。記録にも記憶にも残るであろう日本を代表する“点取り屋”の、真摯な言葉に心を動かされたサポーターも多いはず。

 

 

 

 

 

発表を受け、大久保が過去に在籍していたチームの公式SNSは次々と惜別のコメントを投稿。「出会う前に抱いていた印象とは真逆で(笑) 私達スタッフ全員は、今でもこれからもヨシトの大ファンです」「素晴らしい数々のゴールを忘れません」「若手選手を叱咤激励して成長を促すなど多くを残してくれたヨシト」など、そのコメントには大久保がやんちゃながら誰からも愛されるキャラクターであったことが伝わってくるものばかりだ。

 

 

さらに、先日行われたセレッソ大阪対川崎フロンターレの試合では、ファンからの素敵なサプライズもあった。古巣のサポーターへ挨拶に向かう大久保のバックでかかっているのは、川崎時代のチャント。

 

セレッソ側が用意した粋な演出のなか挨拶を行うと、ゲーム後スタンドにとどまり続けたフロンターレサポーターは、大久保に対する横断幕を掲げ、それに応えたのだ。この一連の演出に「泣ける」「川崎の選手、サポの温かさに感動しました」など、SNS上では感動の声が続出している。

 

 

前人未到のJ1通算200ゴール目前での引退発表。残り数試合での達成は現実的には厳しいかもしれないが、「彼ならやってくれるのでは?」と思わせてくれるのが大久保の凄いところ。日本を代表するストライカーは、一体どのような最後を迎えるのだろうか。その勇姿を目に焼き付けたい。

「W杯のゴールが忘れられない」元日本代表・玉田の引退に惜別のメッセージが続々

日本サッカー界の発展に貢献した名選手が、また一人ピッチを去る。V・ファーレン長崎に所属する、元日本代表の玉田圭司が2021年シーズンでの引退を発表した。

 

 

チームの公式サイトで引退を発表した玉田。声明の中で「まずは、今日11月11日11時11分に発表したいという僕のわがままを聞いてくださったクラブにとても感謝しています。」と語ると、これまでに所属したチームや日本代表関係者、ファン・サポーターに向けて感謝の想いを綴った。

 

玉田といえば、2006年のドイツワールドカップ、ブラジル戦でみせた衝撃的な先制ゴールだろう。左サイドからのスルーパスに抜け出し、ゴールネット左隅に突き刺したことにより、王者ブラジルを本気モードにさせ1-4の惨敗となったこの試合は今でも語られる事が多い伝説の一戦だ。

 

 

V・ファーレン長崎の公式SNSで玉田の引退コメント動画が公開されると「ブラジル戦でのゴールが忘れられません」「私にとって永遠にヒーロー」「長崎のためにありがとうございました」など、ファンからは多数の惜別コメントが届いた。

 

 

 

 

さらに、過去に所属した名古屋グランパスも「名古屋を愛し名古屋に愛される男」のハッシュタグをつけ玉田の引退を労う投稿を行なった他、柏レイソル、セレッソ大阪もリスペクトを込めたメッセージを投稿。

 

 

ともに名古屋でプレーした金井貢史からも2ショットの写真を添えたメッセージが投稿されるなど、現役選手からもリスペクトを集めていた日本サッカー界屈指のドリブラー。残りのシーズン、その勇姿を目に焼き付けたい。

ウソ!? ホント!? ブンデス公式が投稿したハーランドの神業動画が話題

ブンデスリーガ公式SNSが投稿した1本の動画が、サッカーファンを中心に話題となっている。

 

 

動画に写っているのは、ノルウェー代表でボルシア・ドルトムントに所属するアーリング・ブラウト・ハーランド。シーズン後に欧州ビッグクラブによる争奪戦が確実視されているこの“神童”が、話題の主である。

 

PKの位置でおもむろにボールを並べだすハーランド。横に並べるかと思いきや、3つのボールを重ね、縦に並べている。これだけでもなかなか難しいはずだが、次の瞬間ハーランドは驚きの神業をみせる。なんと重ねたボールを上から順に蹴り、ゴールポスト左隅にかかっている的に向かって当てているのだ。

 

 

ボールの真ん中を正確に蹴っているため、重ねたボールは微動だにしない。そして、3つのボール全てが的に当たるというこの神業を成功させると、ハーランドも頭を抱えて驚きの様子をみせている。

 

この動画が公開されると、サッカーファンから多数のコメントが殺到。「信じられない、どうやっているんだ!?」「ウソだろ!?」「どうやってボールを重ねているかすらわからないよ」と、その多くがハーランドのテクを称賛するものだった。

 

 

ドルトムント公式も「これは本当です! 私達を信じてください」と、同じ動画を公開しているものの、ネット上では、実はこの動画は巧妙に編集された「ネタ動画」ではないかとの噂も広まっている。果たして、本当なのかウソなのか。続編としてネタバラシがあることを期待したい。

新ニックネーム募集中! 年俸総額もエグい。パリSGのスリーショットにコメント殺到

サッカー界最高峰のプレイヤー、リオネル・メッシが移籍したパリ・サンジェルマン。移籍が噂されながら残留したフランス代表のキリアン・ムバッペや、バルセロナ時代にも共闘したネイマールと形成する攻撃陣は、天文学的な価格の年俸を誇ることから“新・銀河系軍団”と呼ばれたり、頭文字をとった“MNM”といった新たなあだ名も生まれつつある。

 

 

先日行われたチャンピオンズリーグでのマンチェスター・シティ戦では、ついに移籍後初ゴールを決めて喜びを爆発させたメッシ。自身でゴール前まで持ち込み、ムバッペに預けてからワンタッチで受けたパスを見事に流し込んだプレーは、まさにメッシらしい華麗な一撃だ。

 

 

試合後、チャンピオンズリーグ公式SNSにはネイマール、メッシ、ムバッペが笑顔で写る貴重な3ショットが公開されている。「この攻撃陣のニックネームは?」と添えられた投稿には、これまでに256万を超える「いいね」の他、「世界最高トリオ!」「LMNだ!」「M&Mがいい」など、世界中のファンから新たなニックネームの要望が届いている。

 

 

世界最強のタレントを揃えるパリ・サンジェルマンだが、リーグ戦ではレンヌに敗れるなど、まだまだこの3人のバランスを模索している最中であることが伺える。もしも今季中に、この3人のシステムが完璧に機能するようになれば、国内リーグだけでなく、チャンピオンズリーグでも驚くべき結果を残してくれるかもしれない。

キングの帰還だ! フォロワー3億人男・ロナウドの「マンU復帰投稿」に桁違いの反響!

“マンU”ファンが待ちわびた瞬間がついに訪れた。先日、ユベントスからマンチェスター・ユナイテッドへの完全移籍を果たしたクリスティアーノ・ロナウド。12年ぶりの古巣復帰ということもあり、ファンからの期待は日に日に高まるばかりだ。

 

 

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ロナウドといえば「CR7」と称されるなど、背番号7番が代名詞だったが、同クラブではエディンソン・カバーニが着用していたことから「背番号が何番になるのか?」という議論もなされていた。しかし、カバーニが譲ることが発表され、プレミアリーグの許諾も得られたため、異例のシーズン途中の背番号変更の末、慣れ親しんだ7番を着用することになった。

 

 

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Instagramのフォロワー数が3億人を誇るなど、サッカー界のみならず全世界でトップのフォロワー数となっているロナウドが、自身のSNSにて「7番はマジックナンバーだ!」と添え、背番号7を着用した姿を公開するとファンたちは大興奮。これまでに1300万もの「いいね!」が集まるなど、異例の注目を浴びているのだ。

 

 

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背番号7が発表されるやいなや、オンラインショップでユニフォームが1日の売上新記録を更新した他、同商品を目当てに実店舗に100人以上のファンが長蛇の列を作るなど異例の事態が続いている今回のロナウドの移籍。

 

代表通算111ゴールという世界記録を樹立するなど、キャリア晩年にしてまだまだ記録を更新してくれそうなロナウド。「赤い悪魔」として古巣でも躍動するだろう。

代表戦で再会! 久保建英、バルサ下部時代のチームメイトとのマッチアップが胸熱

オリンピック前最後となる親善試合に望んだ日本代表U-24。本大会でも「金メダル獲得候補」とされているスペイン代表に対して、1-1のドローとなった。

 

 

スペイン代表はベストな布陣だったわけではないが、オリンピック本番に向け素晴らしいシミュレーションになったのではないだろうか。

 

この一戦でサッカーファンが注目したのが、この日先発出場した久保建英と古巣でチームメイトだった仲間とのマッチアップだ。

 

 

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バルセロナの下部組織に所属していた際にチームメイトだったエリック・ガルシアは、自身のSNSで久保とのマッチアップシーンを激写した1枚を投稿。同じチームでの共闘はかなっていないが、代表戦という大きな舞台での旧友との再会を喜んだ。

 

この投稿に対しては「タケとガルシアのマッチアップだ!」「ウェルカム・トゥ・バルセロナ!」など、2人の過去を知るファンたちからの興奮のコメントが殺到した。

 

 

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また、昨シーズンにヘタフェでチームメイトだったマルク・ククレジャとも再開した久保。ピッチ上で談笑するなど、互いの健闘を称え合ったという。

 

 

この試合でも、堂安律の先制ゴールをアシストするなど中心選手として活躍する久保。オリンピック本番でどのようなプレーを見せてくれるのか。日本だけでなく世界中のサッカーファンが注目している。

試合後のピッチでサプライズ! MLS選手の衝撃プロポーズにSNSは祝福の嵐

まるで映画のワンシーンのような光景がピッチで繰り広げられた。SNSで話題となっているのは、アメリカのプロサッカーリーグ、MLS(Major League Soccer)の試合後に行われた、とあるサプライズイベントだ。

 

 

舞台となったのは、ミネソタ・ユナイテッド対サンノゼ・アースクウェイクス戦。2-2の引き分けとなったこの試合、フル出場したハッサニ・ダットソンは試合終了の笛が鳴り響いた後に、“大仕事”をやってのけた。

 

自身が交際する彼女をピッチに呼び込むと、タッチライン際で片膝を付き、指輪の入ったケースを開く。そう、これは彼からのプロポーズだったのだ。会場は大きな声援に包まれ、彼女は涙を流しながら2~3度度頷き、ダットソンのプロポーズは、見事成功した。

 

ミネソタ・ユナイテッドは、この光景を公式SNSで公開。「彼女はYesと言った! ハッサニ、ペトラおめでとう!」というメッセージを添えて投稿すると大拡散。「誰だ!? たまねぎを切ったのは!?」「おめでとう!」「彼はゴールをゲットできなかった、でもガールをゲットした!」など様々な御祝いコメントが飛び交った。

 

 

その後、MLS公式のSNSも同じシーンを投稿するなど、ダットソンのプロポーズはリーグを挙げてのお祭り騒ぎとなった。

 

 

ダットソンは自身のSNSでもプロポーズをしたことを報告。こちらにも選手やチーム、ファンからお祝いのコメントが続出した。映画のようなロマンチックなプロポーズを決めてみせたダットソン。大勢の観客が証人となった最高のプロポーズのひとつとして、永らく語り継がれるだろう。

“キャプ翼スタイル”だ! 名古屋グランパス選手が放ったツインシュートにACL公式SNSも大興奮

日本を代表するサッカー漫画さながらのシュートに、大会公式SNSも大興奮の様子だ。話題となっているのが、AFCチャンピオンズリーグ・名古屋グランパス対浦項スティーラーズの試合で見られたワンシーン。

 

 

両チーム無得点のスコアレスで迎えた後半、名古屋は前田直輝が今大会初ゴールを決め先制。全勝でのグループステージ通過に一歩近づいたと思いきや、後半39分にロングボールからまさかの失点。試合は1-1の引き分けに終わった。しかし、SNSで話題となっているのはこの2つのゴールではない。

 

 

注目のシーンは、後半39分。途中出場のマテウスが左サイドから切り込みペナルティーエリア内に侵入、追加点となるゴールを決めようとシュートの動作に入った瞬間、相馬勇紀も同じタイミングでシュートの姿勢を見せ、二人の足から同時にシュートが放たれた。惜しくもキーパーにセーブされたが、漫画『キャプテン翼』で大空翼と岬太郎がみせた「ツインシュート」にそっくりではないだろうか!? ACLの公式SNSもこのツインシュートをSNSで投稿。「名古屋が“キャプ翼スタイル”で点を決めそうだった!」とユーモアを持って、このワンシーンを伝えたのだ。

 

 

同作を象徴するワンシーンとして語られることも多い「ツインシュート」。惜しくも今回は決まらなかったが、ファンたちは大興奮。海外のファンたちが見る、英語による公式SNSで語られている点から見ても、“キャプ翼”が日本にとどまらず、世界のサッカーファンに愛されるバイブルのような作品であるのは間違いないようだ。

ネクストジェネレーション到来!? ユーロ2020で続々と更新される最年少記録に注目

新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、今年開催されている「UEFA EURO 2020」。欧州最強を決すべく激闘が繰り広げられているが、今大会はネクストジェネレーションともいえる若い世代の選手たちが、各国代表として活躍。史上最年少記録が次々と塗り替えられている。

 

 

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イングランド代表のジュード・ベリンガムは、6月13日のクロアチア戦に途中出場。2012年の大会にて18歳71日で出場したオランダ代表イェトロ・ウィレムスの記録を抜き、17歳349日での最年少出場を果たした。

 

 

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しかし、19日にはポーランド代表のカツペル・コズラウスキーが17歳246日で出場。ベリンガムが持つ記録をたったの6日で更新してしまったのだ。

 

 

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その他にも、各国代表でのEURO最年少出場記録を更新する選手が続出。チェルシーに所属するスコットランド代表のビリー・ギルモアはイングランド戦で20歳7日での同国最年少出場。

 

 

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バルセロナに所属するスペイン代表のペドリはスウェーデン戦に18歳201日で出場と、実に多くの若きスターがEUROでの華々しいデビューを飾っているのだ。

 

 

日本代表でも久保建英が頭角を現すなど、続々と登場するサッカー界のニュースター達。各国代表の次世代を担う選手がEUROでどのような活躍をみせるのか? 7月12日の決勝戦まで注目の展開が続きそうだ。

超低弾道パントキックって何? Jリーガーも大絶賛するSNSで話題の技がこれだ!

サッカーの試合中、ゴールキーパーが見せるダイナミックな「パントキック」。

 

 

基本的には足のみを使うサッカーにおいて、唯一手で保持したボールを蹴る特殊なプレーだが、相手ペナルティーエリアまで一気に蹴り込みチャンスを作るキックや、味方に向かって正確にパスをするキックなど、そこにも様々な個性が存在する。そんなパントキックが今SNSで大きな話題となっている。

 

 

サッカーファンのみならず、現役Jリーガーたちも注目しているパントキックの動画がこれ。

勢いよく助走をつけて一気に足を振り抜くと、ボールは見たこともないような超低弾道でグングン伸び、遠方の選手のもとへ正確に届いている。このキックを披露しているのは「日本で唯一の背番号9番GK」だという、関東サッカーリーグ・横浜猛蹴FC所属の若田和樹さん。自身のSNSで動画を公開すると、サッカーファンの間でたちまち話題となり、ついには現役Jリーガーまでもがこのプレーに言及する事態となったのだ。

 

 

浦和レッズに所属するGK西川周作は、この動画をシェアし「これは凄い」「見ていて気持ちいい!!」「注目だ!!!!!!」とコメント。

 

 

キックの名手として知られる西川が絶賛するほどなのだから、若田さんのプレーがどれほどまでに凄いかがわかる。

 

 

さらには、ガンバ大阪に所属するGK東口順昭も動画をシェア。超低弾道パントキックは、Jリーガーたちの目にも異例のプレーとして映っているようだ。

まさかの試合前退場!? ヴァンフォーレ甲府と審判のSNSでのやり取りが面白いと話題

Jリーグの試合前に起きた、まさかの珍事がSNSで話題になっている。ファンを楽しませたのが、ヴァンフォーレ甲府対アルビレックス新潟の一戦でのひとコマ。

 

 

ヴァンフォーレの公式SNSが投稿したのは、公式マスコットのヴァンくんの写真。キックオフ直前に“ある事件”が起きたという。その事件とは、ヴァンくんが「必要以上の危険アピール」を繰り返したというもの。

 

 

この“危険行為”に対して審判団が下したジャッジは、まさかのレッドカード。ヴァンくんは試合出場前に出場停止&次節出場停止が予想される事態となってしまった。

 

 

この投稿に、Jリーグの審判員である八木あかね氏もSNS上で反応。「確認です。試合前にレッドカードもらったんですから、この試合にはもちろん出ていませんよね?」と、ヴァンくんに確認のメッセージを送っている。さらに「もし選手と一緒に入場したり、ハーフタイムとかに色々されているようならば、次節1試合だけの停止では済まないと思います。」と、審判目線の反応を見せているのである。

 

しかし、これはもちろんヴァンくんのネタ投稿に、真面目風に返信をしているだけ。いわば、はからずしてサッカーファンが盛り上がる“プロレス”となったのだ。返信欄では「ヴァンくん、やり過ぎは禁物ですよ。」「ジャッジリプレイで取り上げて」「マスコットチェアマンに委ねましょう!」と、ファンたちもこのプロレスにノッてきているから面白い。

 

 

その後ヴァンくんは「ぼくみたくレッドカードもらわないようにきをつけてください。」と、すでに自身のレッドカードに関する投稿を行うなど、自身の持ちネタにしているようだ。今後もヴァンくんの狂犬ぶり(!?)から目が離せない。

まるでブラジル代表!? 鹿島アントラーズの3rdユニフォームにファン騒然

歴史あるサッカー強豪国のDNAを感じる、スタイリッシュなユニフォームが登場した。先日、鹿島アントラーズが発表した、3rdユニフォームがファンの間で話題となっている。

 

 

クラブ創設30周年というアニバーサリー・イヤーに採用された3rdユニフォームは、色鮮やかな黄色いシャツに、水色のパンツ、白いソックスというルックス。「カナリア軍団」とも称されるブラジル代表と同じ配色だ。

 

 

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それもそのはず、このデザインは現在テクニカルディレクターを務めるジーコの他、過去に在籍してきたブラジル人選手からインスピレーションを受けてデザインされたカラーリングなのだ。

 

 

このデザインが発表されると、SNS上では「めちゃカッコイイ」「セレソンカラーだ!」「絶対買う!」といったファンからの興奮の声で溢れた。

 

 

6月20日のベガルタ仙台戦にて先行販売、企画チケット販売を実施するというこのユニフォーム。オフィシャルオンラインストアでも、ファンクラブメンバー先行発売を実施するということなので、欲しいという人はチェックしてみてほしい。

ついに“ジャンプマン”ロゴが採用! パリ・サンジェルマンの最新ユニフォームが秀逸すぎる

パリ・サンジェルマン(以下PSG)とパートナーシップを結んでいるナイキ。新シーズンで4年目を迎える中、ついにブランドを象徴する“ジャンプマン”ロゴがユニフォームに採用されることとなった。

 

 

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ネイビーブルーに赤と白。クラブのカラーとDNAを守りつつアップデートされたデザインは実に洗練されている。

 

 

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ダイヤモンド型のパネルを施した、サイドのデザインが特徴的。また、袖や首の赤いパイピング遣いは、1990年代にNBAをけん引したシカゴ・ブルズを彷彿とさせる意匠だ。ファッション要素の高いアイテムとして、サッカーファンのみならず、ファッショニスタ達からも愛用されそうなデザインに仕上がった。

 

 

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ネイマールも自身の公式SNSを更新。新しいホームジャージーを着用した写真を公開している。その個性的なファッションがピックアップされることも多い、サッカー界きってのオシャレ好きであるネイマールが着ると、やはり様になっている。

 

 

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ちなみに、ユニフォームには100%再生ポリエステル繊維が使用されており、ブランドとしてサステナブルな面に配慮しているところも、実にナイキらしい。サッカーファンの間でも「かっこいい」「好きなユニフォーム」という声の高いPSGのユニフォーム。これら2021-22のジョーダン×PSGコレクションはナイキのアプリや一部店舗でも発売開始ということなので、気になった人はチェックしてみてほしい。

サッカー史上初! 3クラブ&代表で100ゴールを達成したクリロナに「いいね!」の嵐

サッカー界にまた1つ新たな金字塔が打ち立てられた。セリエAのユヴェントスに所属するクリスティアーノ・ロナウドがクラブ史上最速での100ゴールを達成した。

 

 

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記念すべき試合となったのは、アウェイでのサッスオーロ戦。ユヴェントスは前半28分にアドリアン・ラビオのゴールで幸先よく先制すると、前半終了間際にロナウドが追加点を奪った。このゴールでユヴェントスでの100ゴールを達成。131試合出場かつ3シーズン以内での記録達成はクラブ史上初の快挙となった。

 

 

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ロナウドはこれまで、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードでも100ゴールを達成しているため、ユヴェントスが3つ目のクラブとなる。さらに、ポルトガル代表でも100ゴールをあげていることから「3つのクラブ&代表で100ゴール達成」を果たした史上初の選手となった。

 

 

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ロナウドは自身のSNSにて「100ゴールを達成するときはいつも特別な気持ちになるよ」と、この偉業達成の喜びと感謝のメッセージを添えた投稿を更新。

 

 

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さらに「ディバラの100ゴールに立ち会えたことを嬉しく思うよ。おめでとうディバラ」と、同日に欧州外の選手としてユヴェントス史上初の100ゴールを達成したパウロ・ディバラにも祝福のメッセージを送っている。

 

 

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キャリア晩年を迎えながらも、続々と記録を更新していくロナウド。自身の持つ記録をどれだけ更新できるか。21世紀最高のプレイヤーのひとりとして、数字を積み重ねてくれることに期待したい。

まるでキャプテン翼!? マンチェスターUのGKが被るキャップが「若林くんすぎる」と話題

あの人気サッカー漫画の登場人物と瓜二つ!? SNS上で話題になっているのが、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するGKディーン・ヘンダーソンの試合中のスタイルだ。

 

 

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リーグ戦で4連勝中と好調のマンチェスターUだったが、バーンリー戦で先発出場したヘンダーソンは、試合開始わずか数十秒で、セットプレーからまさかの形でゴールネットを揺らされる展開に。しかし、これはオフサイドの判定。間一髪のところで先制点を免れた。実はこれ、日差しが強かったことからボールが良く見えていなかったために起きたミスだったようだ。

 

 

この日差し対策のためにヘンダーソンは、驚きのスタイルチェンジをみせる。なんと後半に入ると、真っ赤な帽子をかぶってピッチに現れた。この赤い帽子のGK、どこかで見たことはないだろうか? そう、まるで漫画『キャプテン翼』に登場する若林源三と瓜二つなのだ。

 

帽子を被ったヘンダーソンの写真がSNSに投稿されると、世界中のサッカーファンが反応。「ワカバヤシじゃないか!」「ディーン“ワカバヤシ”ヘンダーソン!」「クールなスタイルだぜ」「GKのクラシックスタイルだよね」といったコメントの他、『キャプテン翼』の画像を引用してのリプライも多く見られた。

 

 

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ヘンダーソンは自身のSNSでも、キャップを被った写真を投稿するなど、このスタイルがいたく気に入っている様子。今後も日差しが強い試合の際には、“若林キャップ”で躍動するヘンダーソンの姿が見られるかもしれない。

まさかの“疑惑の判定”にブチギレ退場! クリロナにSNSでも「かわいそう」の声

世界中のサッカーファンが驚愕する、まさかの判定にC・ロナウドも我慢ならなかったようだ。SNSで話題となっているのが、カタールワールドカップのヨーロッパ予選、ポルトガル対セルビアの試合終了間際のプレー。

 

 

2点を先制したポルトガルだったが、後半に追いつかれてゲームはアディショナルタイムに突入。すると、浮き玉パスにロナウドが見事に反応しダイレクトシュート、ボールは無人のゴールに向かって転々と転がっていった。しかし、相手DFがスライディングでボールをクリアし、判定の結果ノーゴールに。

 

だが、スローの動画で見てみるとゴールラインを割っているのだ。この判定に納得のいかないロナウドは、審判に向かって猛抗議を繰り広げるものの実らず、結果としてイエローカードが提示されてしまった。そして、まだ試合終了の笛が鳴る前にキャプテンマークを叩きつけて、怒りの形相でピッチを去っていったのだ。

 

 

この“疑惑の判定”に対してSNS上では「明らかにゴールだろ」「VAR(※1)はどうしたんだ?」「クリロナがかわいそう」といった声が殺到。また、試合終了前にピッチを去ったクリロナの振る舞いにも賛否両方の意見が上がっているのだ。

※1:ビデオアシスタントレフェリーの略。別の場所で映像を見ながら、フィールドにいる審判員をサポートする審判員のこと。

 

 

ちなみに、ヨーロッパ予選ではVARやGLT(※2)の技術が導入されていない。決まっていれば、勝利は確実だったポルトガル。同点と勝利では勝ち点に大きな差がでるため、今後の戦いを左右するまさに悲劇的なジャッジとなってしまった。

※2:ゴールライン・テクノロジーの略。ゴールの判定に用いられる電子補助システム。

柳田が坂本が「キャプ翼」に! DAZN×高橋陽一コラボにファン大興奮

球界のスターも“キャプ翼化”には大喜びしているようだ。プロ野球開幕に合わせて、人気漫画「キャプテン翼」とDAZNがコラボする企画が発表された。

 

 

このコラボでは、作者の高橋陽一氏がスポーツ選手を“キャプ翼化”させたイラストを寄稿。高橋氏は「今現在のこの困難な状況の中、DAZNさんの“いまこそ、スポーツを”というメッセージに共感し、僕も少しでも楽しい話題をスポーツファンの皆さんにお届けできたらと思い、イラストという形で今回コラボレーションさせていただきました。」というメッセージを添えている。

 

 

川崎フロンターレの三笘 薫選手の他、プロ野球界からはソフトバンクの柳田悠岐選手や巨人の坂本勇人選手が、おなじみのあの絵柄で登場している。

 

 

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柳田選手は、自身のSNSで「キャプテン翼の高橋先生に絵を描いていただきました!ありがとうございます!」とメッセージを添え、イラストを抱えた写真を公開。すると、コメント欄には「足の長さ忠実で好き」「かっこいい!」「さすが似てる」とファンからの声が殺到。球界のスターの“キャプ翼化”に、ファンたちも大興奮しているようだ。

 

 

高橋氏も自身のSNSで「サッカー選手だけでなく、野球選手やF1選手を描く機会はなかなかないので、新鮮でした。」と綴っているように、サッカー選手以外の“キャプ翼化”はとてもレア! サッカーファンはもちろん、野球ファンやF1ファンもぜひチェックしてみて欲しい。

古巣ジュビロ磐田に復帰!ゴン中山が開設したYouTubeチャンネルに注目が集まる

Jリーグ創設期から日本のサッカー界に貢献し続ける男が、ついに古巣に戻ってくる。アスルクラロ沼津に所属していた元日本代表・中山雅史が、コーチとしてジュビロ磐田に復帰することが発表された。

 

 

2015年にアスルクラロ沼津で現役復帰を果たした中山。選手兼任コーチとして、U-18のコーチも務めるなどして昨年、現役選手として初めてS級コーチライセンスを取得した。そして、2021年1月古巣であるジュビロ磐田のコーチ就任が発表されたのだ。

 

 

自身のSNSでジュビロの姿を公開すると、ファンたちからコメントが殺到。「おかえりなさい!」「ジュビロのエンブレム付けているだけで感動」「今シーズンは期待」と、歓迎の声で溢れた。また、自身のYou Tubeチャンネルも開設。ジュビロ復帰について自らの口で語っている。

 

 

事実上は現役選手として一線を退くことになるが、動画の中では「ひとまず練習を休む」といった旨のコメントが語られており、自身の口からは引退という言葉は発されていない。「引退にあらがっている自分もいる」など、実に中山らしい発表となっている。

 

 

「新しい挑戦に向かっている」と語る中山。その明るいキャラクターと、サッカーに対する熱い情熱は必ずや若い選手たちの刺激になるはず。You Tubeでも自らコーチングの様子を発信するなど、ファンとの交流も欠かさない新しいコーチングスタイルがJリーグに新たな旋風を巻き起こすか。今後に注目していきたい。

久保建英選手も輩出!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020」がコロナ禍でも実現した理由

「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」といえば、目下、スペインリーグでの活躍も目覚ましく、世界のサッカーファンの注目を集める久保建英(たけふさ)選手もかつて出場経験のある大会。その2020年大会が12月27日から30日にかけて、福島県のJヴィレッジで開催されました。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるさなかの運営には、さまざまな困難が伴ったものの、終わってみれば、大会関係者や参加者の誰もが「開催してよかった」と感じた様子。その背景も含めて、大会最終日の模様をレポートします。

【関連記事】2017〜2019年大会の模様はこちら

 

“サッカーを止めない”ことこそが大会の責務

2013年に発足して以来2020年で8回目を迎えた今大会。他のスポーツイベントと同様に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、そのあり方は大きな転換を迫られました。

 

大会は2020年も例年同様8月に、大阪での開催を予定していましたが、5月の時点で断念。その後、12月末のJヴィレッジでの実施を目指すことになります。

 

ところが、この大会最大の特長である、スペインのFCバルセロナをはじめとする海外強豪ジュニアチームの招聘が、9月には諦めざるをえない状況に。大会名である「ワールドチャレンジ」が叶わなくなったわけですが、それでもなお“中止”としなかったのは、大会実行委員会に寄せられた「ぜひ開催してほしい」という数々の“声”が大きかったと、実行委員長の浜田満さんは振り返ります。

 

「9月末の時点で、もう海外チームを呼ぶのは無理だと判断して、国内大会に方針を変えました。もちろん、中止という選択肢も含めて検討したのですが、過去に出場したチームの選手やコーチたち、みんなが『参加したい』と言ってくれたんです。2013年から毎年続けてきたおかげで、“ワーチャレ”を楽しみにしている選手がたくさんいた。そうした“声”に後押しされました」

 

同世代の海外の強豪チームと対戦することはできなくなりましたが、それでも選手たちは、“試合”を欲していたのだと言います。コロナ禍の中、数多くの大会、試合が中止となり、選手たちは対戦の場、痺れるような本番の経験を求めていました。また、ジュニア世代ではあまり行われなくなった、本格的な11人制のサッカーが経験できる貴重な大会だと語るコーチもいました。

 

浜田さんは、大会ホームページに「主催者からのメッセージ」として、以下の文章を寄せています。

 

「私たちはサッカーを止めないことこそが責務であり、将来の日本サッカーの発展に寄与できるものと信じ、“ワーチャレ”として苦渋の決断ではありましたが、国内大会としての開催を決意致しました」

2020年大会が開催されたのは、福島復興のシンボルとして整備されたナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」。5000人の観客を収容できるスタジアム、天然芝・人工芝それぞれのピッチを備えた屋外フィールドと全天候型の練習場、ほかにホテル、プールなどからなる

 

子どもたちはプレーする楽しさを全身で表していた

かくして12月27日、Jヴィレッジにおいて「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020」大会が始まりました。出場32チームのうち、地元の「福島ユナイテッドFC U-12 」が直前で大会出場を辞退しましたが、全国各地から集った選手たちは、新型コロナ対応に細心の注意を払いながら開催地周辺に宿泊し、待望の大会に心を躍らせ、試合に臨みました。

 

大会は天候にも恵まれ、順調に規定の試合数を消化。グループリーグではセレクションによって集められた「街クラブ選抜」の2チームや、この大会のために結成されたサッカースクールの選抜チームが躍進するなど、世間の不安なムードをよそに、子供たちは試合ができる喜びを爆発させ、プレーする楽しさを全身で表していました。

 

観戦に集まった保護者やコーチは、異口同音に「何より子供たちが楽しそうで安心した」と語っていましたが、それは今回現地で取材をした記者自身が、その場に身を置いて真っ先に感じたことです。

 

たとえ海外のチームが来なくとも、大会開催の意義は大いにありました。全国レベルのチームが集う“ワーチャレ”は、サッカーに打ち込む子供たちにとって、貴重な試合が体験できる大会であり、最高の舞台です。「サッカーを止めないことが責務」と浜田さんは語りましたが、その答えが、子供たちの全力のプレーに見えた気がしました。

 

スクール選抜の2チームが大躍進!

大会4日目にして最終日となる12月30日、ベスト4へと駒を進めたのは、「鹿島アントラーズノルテジュニア」、「Wings U-12 」(以下ウイングスU-12 )、「ソルティーロ・セレクト」、そして「エコノメソッド選抜」の4チーム。このうち、後の2チームは前述のサッカースクールの選抜チームです。

 

残念ながら、この最終日だけは暗雲が垂れこめ、昼前には寒空に雨が降り出すという悪コンディションでしたが、前日までのJヴィレッジのグラウンドからスタジアムに舞台を移し、メインスタンドには観衆も集まりました。ファンファーレを伴った本格的な入場セレモニーによって勢ぞろいした選手たちは、少し寒そうにしながらも、誇らしげです。

 

準決勝の結果、3位決定戦がソルティーロ・セレクトvs.エコノメソッド選抜、決勝は鹿島アントラーズノルテジュニアvs.ウイングスU-12 の対戦に。午後1時30分、雨に加えて風も強くなる中、まず3位決定戦の試合が始まりました。

 

この試合で存分に持ち味を発揮したのが、ソルティーロ・セレクトの選手たちでした。「ソルティーロ」は、あの元日本代表・本田圭佑氏がプロデュースするサッカースクールで、全国各地のスクールから選抜された選手によって構成されたチームです。

 

しっかりパスを回してゴールにつなげようというエコノメソッド選抜に対し、前線から強くプレッシャーをかけることでボールを奪取。序盤から立て続けにゴールを奪い、試合の主導権を握りました。

 

一方、スペイン人の監督が率いるエコノメソッド選抜は、スペインで独自に開発され、世界各国で展開されているサッカーメソッドを用いたスクールの選抜チームです。前半こそパスの出どころを狙われて苦しみましたが、それでも粘り強くパスを回して展開し、後半は相手ゴールに迫りました。

 

風雨が強まる中、両チームの選手たちは元気よくピッチを走り回り、プレーを楽しみました。いつもは一緒にプレーさえしていない、いわば急ごしらえの両チームが、並みいる強豪クラブチームを押しのけての3位・4位となったのですから、大躍進であることは間違いありません。両チームの選手にとって、この4日間の経験は本当に得難いものになったことでしょう。

4位を獲得した「エコノメソッド選抜」。最終日こそゴールを奪えなかったものの、ここまでの戦績は立派。選手たちは貴重な経験を積むことができた

 

見事3位を獲得したソルティーロ・セレクト。各地のスクールから集合した選りすぐりの選手たちは、急造チームながらしっかりと結果を残した

 

鹿島アントラーズノルテジュニアが初優勝!

そして決勝は、14時50分キックオフで始まりました。鹿島アントラーズノルテジュニアは、その名のとおりJリーグクラブの下部組織。千葉県からやって来たウイングスU-12も、関東地方では強豪として知られ、決勝トーナメント準々決勝で、大阪の名門・ガンバ大阪ジュニアを下しての決勝進出です。

 

試合は前半、風上に立つアントラーズノルテジュニアがやや優勢に試合を進め、21分、コーナーキックから、斉藤健吾選手が見事なヘディングシュートを決めて先制します。そして後半開始早々には、またも斉藤選手がコーナーキックからの流れから右足で押し込み、アントラーズノルテジュニアが追加点を奪います。

 

しかしウイングスU-12 も、その直後、やはりコーナーキックから相手のオウンゴールを呼び込み、反撃開始。サイドからドリブルをしかけるなどして、なんとか相手の守備網を崩そうと試みます。

大会MVPに選出された鹿島アントラーズノルテジュニアの正木選手(15番)。実はMVPを狙っていたとのことで、その意欲が積極的なプレーを生んだ

 

ここに立ちはだかったのが、後に大会MVPにも選ばれたアントラーズの正木裕翔選手でした。前半から中盤を縦横無尽に走り回り、攻守両面で貢献していましたが、実はオウンゴールを決めてしまった張本人。ミスを取り返すべく猛然とゴールを狙いに行くと、後半10分、ドリブルから相手を1人かわした後、見事な左足でのシュートを決めました。

 

この正木選手をはじめ、アントラーズノルテジュニアの選手たちは出足が速く、競り合いになると相手を弾き飛ばすほどの強さがあり、まさにアントラーズ直系のDNAを感じさせます。ウイングスU-12もチャレンジを繰り返しますが、アントラーズノルテジュニアがこれをことごとく跳ね返して、スコア3-1で試合終了。アントラーズノルテジュニアが、ワーチャレ初優勝をものにしました。

準々決勝でガンバ大阪ジュニアを破るなど、今大会でたしかな実績を残したウイングスU-12 が2位。千葉・習志野地域の強豪が大会の歴史にその名を刻んだ

 

大会を通じて圧倒的な力を見せつけ、栄冠を掴んだ鹿島アントラーズノルテジュニア。日本チームの優勝は大会史上2チーム目だが、単独クラブチームとしては史上初

 

大会を“続ける”ことの意義を実感

最後はみぞれのような雨が降る寒空の下、表彰式が行われ、4日間に及ぶ大会は幕を下ろしました。そして、今大会の意義をあらためて考えた時、前述の浜田さんが語った次の言葉が思い出されます。

 

「普段の大会でも、子どもたちはみんな、悔しがったり喜んだりしていますが、今回はその度合いが強い気がします。これまで試合の機会が少なかったこともあるでしょうが、なによりそのように感情を爆発させる機会そのものがなかったんじゃないかと感じました」

「参加してくれた子どもたちが、心底楽しそうにサッカーをしている姿は、例年以上に、本当に開催してよかったと心から思いました」との大会実行委員長の浜田満さんの言葉には、実感がこもっていた

 

“ワーチャレ”は、サッカーに打ち込む子どもたちにとって、貴重な試合が体験できる大会です。たとえ海外のチームと試合ができなくとも、子供たちは全力でプレーし、閉じ込めていたストレスを無意識に解き放ちました。最終日は無得点に終わってしまったエコノメソッド選抜の選手たちも、最後は笑顔で「楽しかった!」と言いつつ会場を後にしました。

 

その後の感染拡大状況を考えると、2020年もワーチャレをなんとか無事に開催できたことは、奇跡的だったかもしれません。同時に、こうした大会を続けることの大変さと同時に、意義や尊さをあらためて痛感します。

 

願わくば、2021年大会は再び世界中の子供たちのサッカーと笑顔が見られるよう期待したいと思います。

 

ルーニーが現役引退からの監督就任! 伝説のバイシクルキックが再脚光

レジェンドがまた一人ピッチを去る。元イングランド代表のウエイン・ルーニーが、選手兼コーチを務めるダービー・カウンティにて監督に就任したことが発表された。これにより、選手としては事実上の引退になるとみられる。

 

 

エヴァートンでキャリアをスタートさせたルーニーは、練習生という形ながら2002年の開幕戦に16歳という若さでプレミアデビューを飾ると、初年度から活躍。2003年、正式にプロ契約を交わす。その後、名門マンチェスター・ユナイテッドに移籍するとストライカーとしての才能が開花。2017年にはクラブの歴代最多得点を更新するなど、キャリアの全盛期をマンUで過ごした。また、イングランド代表としても歴代最多となる53得点をあげたレジェンドとして、今なおファンに語り継がれている存在だ。

 

 

ルーニーと言えば、今なお伝説として語り継がれているのが、このバイシクルキックだ。本拠地のオールド・トラッフォードで開催された、マンチェスター・シティとのダービー戦。1-1の同点で迎えた後半78分、ナニがふんわりと上げたクロスにルーニーが反応。落下地点で思い切り飛び上がりオーバーヘッドシュートを放つとボールはネット右隅へ突き刺さった。

 

こんなに美しいバイシクルキックは、なかなか見られるものではない。シティとのダービーマッチだったということもあり、スタジアムは大興奮。ルーニー本人も「キャリア最高のゴールだ」と自画自賛している一撃なのだ。

 

 

記録だけでなく我々の記憶にも残るプレーの数々をみせてくれた、異色のストライカー、ルーニー。「悪童」とも呼ばれた彼が、今度は監督としてどのような手腕を発揮するのか注目していきたい。

海外メディアも大注目!“キングカズ”の契約延長に驚きの声続出!

日本が誇るレジェンドが、またしても世界に驚きを与えた。元日本代表の三浦知良が、横浜FCと2021年シーズンの契約更新したことを発表した。

 

 

2月に54歳を迎える“キングカズ”が、今年もまた現役としてピッチに立つ。契約が発表されたのは彼の背番号11番にちなみ、1月11日の11時11分。公式SNSの更新は惜しくも12分となってしまったが、投稿でカズの契約が発表されるとコメント欄には「おめでとう!」「永遠のヒーローです」といった日本のファンからの声に加え「リスペクト!」「なんてレジェンドなんだ!」など、海外のサッカーファンからもコメントが集まった。

 

 

この契約には、海外の大手メディアも注目している。ESPNの公式SNSは「53歳のストライカー三浦知良が横浜FCと新しい契約を交わした」「メッシが生まれた時に、彼は既にプロサッカー選手だった」「ついに36シーズン目になる」と、驚きを持ってこの事実を伝えた。

 

さらに、ヴィッセル神戸のイニエスタとの2ショットを掲載。「2人で89歳」とユーモアをもって、Jリーグ2人のレジェンドの様子を伝えた。

 

 

これに驚いたのはメディアだけではない。バイエルン・ミュンヘンに所属するトーマス・ミュラーも、ESPNの投稿を引用して「これはレジェンドだ。36シーズンなんて信じられない!」と驚きを表現している。

 

 

最年長出場記録を更新し続けている三浦知良だが、やはりファンが見たいのはゴールを決めるシーンだろう。2021年シーズンは、ゴールを決めて“カズダンス”を魅せる三浦の姿に期待したい。

2020年、日本人スーパープレーヤーたちの「輝きの一瞬」を振り返る

東京オリンピック・パラリンピックを筆頭に、あらゆる場面で新型コロナウィルスの大きな影響を受けた2020年のスポーツ界。そんな状況下においても、われわれ日本人の心をときめかせてくれた、日本を代表するスポーツ選手たちの輝いた一瞬(とき)を振り返ろう。

 

【01】

錦織圭:コロナ感染とケガを乗り越えて結婚を発表。再起の時が待たれる

2019年の右ひじの手術から復帰を図るも、2020年は新型コロナの影響で試合がなくなり、自身も8月にコロナに感染。9月になって、ほぼ1年ぶりでツアーに復活を遂げた錦織圭。

 

動画は2019年の全米オープン以来の勝利となったイタリア国際1回戦でのもの。“らしい”動きも見せていたが、まだ本調子ではなく、その後の全仏オープンに出場はしたものの、今度は右肩を痛め、以降の予定をキャンセルしている。

 

ただ新シーズンへの準備も進んでおり、12月には結婚も発表。この結婚に対する周囲の雑音を断ち切るためにも、再起の時を待ちたいところだ。2021年の初戦は、1月中旬以降となる模様。まずは2月初旬開催予定の全豪オープンで、どんな結果を残してくれるのか、注目したい。

 

【02】

八村 塁:確かな進歩を遂げたルーキーイヤー。新シーズンはスタープレーヤーとの共演に注目!

 

二度と来ない貴重なルーキーシーズンをコロナ禍に邪魔をされた恰好となったものの、着実な進歩を遂げたのが、NBAワシントン・ウィザーズの八村塁だ。

 

チームはシーズンを通して苦しい戦いが続いたものの、自身は今季1試合平均13.5得点、6.1リバウンド、1.8アシストを記録。2019-20シーズンのオールルーキーのセカンドチームの一員に選ばれ、その実力は多くのファンが認めるところとなっている。

 

2020-21シーズン、ウィザーズは大型トレードで2016-17シーズンのMVP、ラッセル・ウェストブルックを獲得。巻き返しに向け、勝負に出た。八村自身は、12月23日の開幕直前に流行性結膜炎のために3週間の欠場を余儀なくされ、出鼻をくじかれる格好となったが、復活後の共演が非常に楽しみだ。

 

【03】

久保健英:強いチームで新たなチャレンジ。19歳の若武者に訪れた試練の時

 

順風満帆と思われた久保建英の去就が揺れている。2020年8月、ビジャレアルに期限付き移籍を果たした久保。若きサムライの動向は日本のみならず、現地でも注目の的となっており、今度はどんな活躍を見せてくれるのか、期待が寄せられていた。

 

チームの歓迎会ではドラえもんの歌を披露。そのお茶目な姿は、日本でも大きく報道された。しかし、リーグ戦での先発はほとんどなく。いまだレギュラーポジションをつかめていない。

 

途中出場からでも、実績は残しているかに見えたものの、12月25日時点で、リーガへの試合出場も2試合途切れ、そのリーグ戦出場時間の少なさに、現地スペインではにわかに1月の移籍先が取りざたされることに。ただし、前所属のマジョルカとはチームの中身がまるで異なることも確かで、上位争いをするチームの中で、その真価が問われているともいえる。19歳の若武者にとっては試練の時。今後の展開に注目だ。

 

【04】

大坂なおみ:その名を世界に轟かせた“時の人”。さらなる高みに向けた成長に期待

 

2020年、その名が世界中で鳴り響いた。大坂なおみ。彼女がコロナ禍の中で見せた行動は世界中から賞賛を集め、一躍“時の人”となったことはご存じのとおりだ。しかし、彼女のテニスが長足の進歩を遂げた結果として、2度目の全米制覇という偉業が成し遂げられたことを忘れてはならない。

 

上記のダイジェスト映像を見てもわかるように、決勝では元女王のビクトリア・アザレンカを相手に、第1セットを落としてからの逆転勝利だった。劣勢を跳ね返した力強いサービスとストローク。そしてそれを可能たらしめたメンタルの強さに目を見張った。かつてはメンタルの弱さから自滅することも多かった以前の彼女の姿は微塵も残っていなかった。

 

年末には世界20カ国で発行されるファッション誌『VOGUE』の表紙を飾り、米国のニュース誌『TIME』が選出する「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた大坂。世界が目を向ける存在となったが、まだ23歳の彼女自身、現在の戦績で満足しているはずがないだろう。4回戦以上を経験していない全仏オープンやウインブルドン、さらにはオリンピックとビッグタイトルはまだまだ残っている。2021年、大坂のさらなる成長に期待したい。

 

【05】

ダルビッシュ有&大谷翔平:明暗分かれたMLB期待の日本人プレーヤー。新シーズンに真価が問われることに

2020シーズンは12試合に先発し、リーグ最多の8勝。リーグ2位となる防御率2.01をマークしたMLBシカゴ・カブスのダルビッシュ有。シーズン後にはサイヤング賞の有力候補として名があがり、惜しくも賞は逃したものの「オールMLBチーム」の先発投手の1人として、日本人として初めて選出されるなど、過去最高の活躍を示した。

 

動画は9月4日のカージナルス戦で見せた11奪三振の様子。その圧巻の投球ぶりをみると、2021シーズンもまだまだ期待が持てる。そして年末、サンディエゴ・パドレスへのトレードが正式決定したというニュースが急きょ報じられた。新天地でも昨シーズン同様、サイヤング賞級の戦績を残せるか、その真価が問われることになりそうだ。

 

一方で2020シーズンを残念なかたちで終えてしまったのが、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平だろう。7月26日、2年振りに公式戦マウンドに立ったものの、いきなりの5失点降板。2回目の登板も大乱調で、その後、前腕屈筋回内筋の損傷が判明し、打者として専念することに。

 

動画は7月29日に放った第1号HR。難しいボールを救い上げての一撃に多くの賞賛が寄せられたが、終わってみると打率.190、7本塁打と調子は持続せず。ただ、2021年に向けてケガの回復は順調との報道もされており、2021シーズンこそ投打の完全復活に期待がかかる。いや、むしろ2年続けて似たような成績は本人のプライドも許さないだろう。彼にとっても真価が問われるシーズンとなりそうだ。

 

【06】

井上尚弥:鮮やかなノックアウト勝利に世界が驚嘆。次の対戦相手の決定が待たれる

 

この男を忘れるわけにはいかない。最後を飾るのは、ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥だ。2020年10月31日、ラスベガスで行われたジェイソン・マロニー(オーストラリア)との一戦で見せた、まさに圧巻の7回KO勝利は、世界中の度肝を抜いた。

 

さて、この男の次なる対戦相手は誰になるのか。本来なら、2020年4月に対戦するはずだった同級WBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との試合となりそうなところだが、当のカシメロは別の対戦相手との試合を望んでいるようで、再び井上尚弥の雄姿を見られるのは、もう少し先のことになりそうだ。続報を待ちたい。

記念すべき日に初ゴール! 南野のメモリアルゴールにリバプール公式も大興奮

リバプールに所属するサッカー日本代表・南野拓実が、記念すべきプレミアリーグ初ゴールを決めた。

 

 

19日に行われた第14節クリスタル・パレス戦に先発出場した南野が、前半開始早々に魅せてくれた。ペナルティーエリア内でマネのパスを受けると、右足で強烈なシュートを放つと、ボールはゴールネット左隅に突き刺さり先制。プレミアリーグでの初ゴールはチームを勢いづける先制点となった。

 

 

 

 

実はこの日、南野にとっては特別な1日。なんとリバプールに加入してからちょうど1年目となるメモリアルな日だったのだ。この記念すべきゴールには、リバプールの公式SNSも大興奮。「まだまだ興奮がおさまらないよぉぉぉ」「何回でも観てられる」と初ゴールの動画などを相次いで投稿。ヘッダー画像も変更するなど、まさにお祭り騒ぎといった様子だ。これらの投稿に日本人ファンたちは「もはや保存したい」「連続30回見た」「史上最高の日本人選手」と反応。南野の初ゴールを祝った。

 

 

プレミアムでの得点は、稲本潤一、中田英寿、吉田麻也、香川真司、岡崎慎司、武藤嘉紀に続く史上7人目の快挙。コロナウィルス感染拡大の影響でイレギュラーなシーズンとなった中、プレミアへの適応で苦しんだもののついに生まれた初ゴール。これを皮切りに、日本代表のエースとしてますます大きな活躍をみせてくれることに期待したい。

なんで関西弁なの!? バルサ、レアル撃破のカディス公式SNSが陽気すぎると話題に

サッカー界で現在最もホットなチームの1つといえばラ・リーガのカディスだろう。2005〜06シーズン以来、およそ15年ぶりに1部に昇格したカディスは、10月にレアル・マドリードに1-0で勝利したと思いきや、先日の第12節ではなんとバルセロナに2-1で勝利。リーグ屈指の強豪2チームを次々に撃破するジャイアントキリングを見せつけたのだ。

 

 

そんなカディスの日本版公式SNSが面白いと、サッカーファンの間で話題となっている。スペイン語の中でも方言が強い地域アンダルシアにあるということから、SNS内では関西弁を使う公式「中の人」。この、なんとも言えない陽気なリズム感がクセになるのだろうか。

 

 

ジャイアントキリングとなった、バルサ戦後の監督インタビューの内容を翻訳して投稿したと思えば、これもすべて関西弁。「バルサはほんまええチームやし」「そこんとこよろしゅう。」と、あたかも監督が関西弁で喋ってるような翻訳には「あんた最高やん」とファンから爆笑のリプライが飛んでいる。

 

 

時には芸能人にも積極的に絡んでいくカディス公式。人気番組FOOTxBRAINに出演している日向坂46の影山優佳子にむけて「ゲーゲンプレスさせていただくことは可能でしょうか?」と、サッカーファンならくすっと笑ってしまうような投稿も行っている。

 

 

芸能界きってのサッカーファンとしても知られている手越祐也にも「手越さんとスペインサッカーの仕事したいなぁ…」と、SNS上でまさかのおねだり。

 

 

手越本人から「いいね!」で反応がくると、ソワソワし始めるなど何かとキャラが立って面白いと評判なのだ。

 

 

日本人選手不在のため、国内ではそこまで知名度が高くなかったカディスをSNSでここまで魅力的に発信して有名にしてしまうとは、「中の人」の実力は本物といっていいだろう。1部でどこまで成績を伸ばせるのかに加えて、陽気なSNSにも注目してみてはいかがだろうか。

衝撃の史上最速優勝! 川崎フロンターレにラ・リーガとバルセロナもお祝いメッセージ

川崎フロンターレが、史上最速でリーグ優勝を果たした。近年、安定した強さを誇るフロンターレだが、このリーグ優勝で4年連続のタイトル奪取となった。

 

 

第4節から首位をキープし続け、12連勝を記録。4試合を残しての優勝はJ1史上最速となった。さらに、優勝を決めた時点で勝ち点が75と過去最多、年間勝利数も24と単独最多と、まさに「圧勝」と言っても過言ではない、記録ずくめでの優勝だ。さらにこの優勝は、スポーツの垣根を超えての「初」記録もある。同日行われた、プロ野球日本シリーズにて福岡ソフトバンクホークスが優勝を決めたため、史上初の日本シリーズ&J1が優勝を決めるというまさかの展開となったのだ。

 

 

この記録ずくめの優勝に、ラ・リーガ公式SNSも反応。「優勝おめでとうございます!」というメッセージを添えた投稿を行った。

 

 

さらに、FCバルセロナの公式SNSもフロンターレに対する賛辞を贈るなど、リーグの壁を超えてフロンターレの優勝が祝われることになった。それだけ今回の独走Vのインパクトは大きかったのだ。

 

 

今年は大黒柱である、中村憲剛が今季限りでの引退を発表する中、チーム一丸となって掴んだタイトル。若手とベテランが見事に融合したサッカーで来シーズンもJ1優勝の最右翼となりそうだ。

久保にとって特別な試合。レアル対ビジャレアルの直接対決にラ・リーガ公式SNSも反応

21日に行われた、レアル・マドリード対ビジャレアルの1戦。日本人にとっての関心事といえば、やはり久保建英だろう。レンタル元であるレアルとの直接対決は、成長を見せつける大きなチャンス。久保がどのようなプレーを見せるかに、大きな注目が集まった。

 

 

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スタメン起用も期待された久保だったが、残念ながらベンチスタート。投入されたのは後半89分からと、わずか4分ほどの短い出場機会に終わったものの、逆転を狙った積極的な攻撃の姿勢に出た上での交代だったと予想される。久保はわずかな出場時間ながら、キーパーと1対1になりシュートを放つなど、確実にレアルゴールに襲いかかり存在感を発揮した。実際に監督のエメリも、「久保は素晴らしい貢献だった」「彼が試合を決める可能性もあった」と、久保のパフォーマンスを褒め称えた。

 

 

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この1戦に注目していたのは、日本人だけではない。リーガ公式SNSも試合前にSNSを更新。ビジャレアルのユニフォームを着用する久保と、レアル時代の久保の写真のコラージュに「久保にとって特別な1戦」と投稿しているのだ。現在よりも少し幼い雰囲気が感じられる久保のレアル時代の写真をみると、ここ数年で久保がプレイヤーとしても人間としても大きく成長している様子が伺える。この投稿には「次のレアルのスターだ!」「レアルに戻ってきて!」「レアルが失ったものを久保は証明するはず」と、レアルのファンが久保に対して大きな期待を抱いていることがわかるコメントで溢れた。

 

 

試合結果は1-1の引き分け。好調のビジャレアルは2位につけているが、レアル・マドリードは4位とまさかの展開になっているラ・リーガ。レンタルをしている久保に決勝ゴールを決められそうになるなど、不調が続くレアルの巻き返しはあるのか?はたまた、ビジャレアルがこのままリーグ優勝に向けて突っ走るのか。今後も目が離せない。

海外メディアも注目の珍プレー!? Jリーグで起きた壮絶な超ロングオウンゴールが話題

Jリーグで起きた、衝撃の珍プレーに海外メディアも注目を集めている。話題となっているのは横浜Fマリノス対浦和レッズの一戦で起きたワンプレー。ホームの横浜は、開始2分で、ジュニオール・サントスが先制点を奪うと、その後、前田大然がヘディングで合わせ2点目、14分には小池龍太が決め3点と序盤から得点を重ねていく。

 

 

順調に点を重ねていく横浜だったが、前半31分に事件が起きた。浦和のマルティノスがセンターライン付近から美しいスルーパスを送ると、横浜のキーパー、オビ・パウエル・オビンナが高い位置まで飛び出しクリアを試みる。しかし、蹴り出したボールは味方DFの伊藤の顔面に直撃。跳ね返ったボールはそのまま転々と転がり、自陣のゴールネットへと吸い込まれていき、まさかのオウンゴールとなった。

 

 

ペナルティーエリアよりもかなり遠い位置からの珍しい「ロングオウンゴール」がSNSで公開されるとファンたちは一斉に反応。「これは不運だ」「コントかと思った」「GKのクリアの問題」と、話題のプレーに対して様々な意見が飛び交った。

 

 

このプレーには、海外のスポーツメディアも注目。オーストラリアのスポーツ局Optus SporsもSNSで「オーノー!横浜のキーパーのクリアがディフェンスにあたってオウンゴールになってしまった!」と投稿するなど話題を集めているようだ。

 

 

まさかのオウンゴールを与えてしまった、キーパーのオビ・パウエル・オビンナはこの日がJ1での初先発試合という22歳の若手有望株。不運はあったものの、その後はしっかりとプレーしチームを勝利に導いた。ファンからの期待も高い守護神候補。このミスを糧にして、今後素晴らしい活躍を見せてくれることだろう。

J3秋田・江口の驚弾炸裂! 60mロングシュートがJリーグの週間スーパーゴールに

Jリーグの舞台で決まった、ベッカムも驚きの衝撃的なロングシュートがサッカーファンの間で話題となっている。

 

Jリーグ公式Youtubeが公開したのは、2020年10月14日~10月18日の週間トップ10ゴールと題された動画。浦和のレオナルドの芸術的なトラップからの一撃や、湘南の石原がみせたダイビングヘッドなど1週間のスーパーゴールがまとめられているこの動画で一際目を引くのが、1位で紹介されたJ3秋田の江口が決めた超ロングシュートだろう。

 

 

敵陣でボールを受けた江口は、ゴール方向へ向けて少しだけ走り出した瞬間、思い切り右足を蹴り上げてロングボールを放り込む。ゴール前にはまだ味方が誰もいない状態でのロングボールに一瞬ビックリとしたが、江口の狙いはパスではなく直接のシュートだったようだ。油断していたキーパーが少し前に出てきた一瞬のすきを突いたこのシュートは、ゴールネットへ一直線。なんとハーフウェーラインよりも前からという60m超えの超ロングシュートを決めてみせたのだ。

 

 

この衝撃的なシュートに「最後完全にベッカムやん」「江口選手は同じ試合にもう1点、相手キーパーのパスをカットし40m程のシュートでゴールを決めています」などコメント欄では江口を称賛する声が集まった。

 

 

ベッカムがプレミアリーグで決めた伝説のゴール動画と比較しても劣らないこの一撃はまさに芸術的。このゴールも含め、週間トップ10ゴールにはJリーガーの超絶テクが楽しめるゴールが盛り沢山。サッカー好きは要注目だ。

頑張れロナウド! コロナ感染後初のSNS投稿に6万を超えるコメントが集まる

先日、ポルトガルのサッカー連盟が実施したコロナウィルスのPCE検査にて、陽性となった、クリスティアーノ・ロナウド。サッカー界きってのスーパースターのコロナ感染発表に、サッカーファンはもちろん、全世界が衝撃を受けたのではないだろうか。

 

 

幸いなことに、本人に咳や味覚障害といった症状はなく、熱もないことから完全な無症状状態での感染。しかしながら、次回検査で陰性がわかるまでは自主隔離を行わなければならない状況となっているようだ。

 

 

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É como se estivesse aí! Vamos Malta! Força Portugal 💪🏼🇵🇹 #todosportugal

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ファンにとっては隔離中の状況が気になるところだったが、このほど本人が感染発表後初めてSNSを更新、元気な姿をアピールした。ポルトガル代表のユニフォームを着用した写真を公開したロナウド。母国代表チームがスウェーデンと戦っているところをTVを通じて応援しているようだ。この投稿には、これまでに860万を超える「いいね!」がつくなど大反響。さらに「いつでもサポートするよ」「早く良くなって」「お大事に」といった、ロナウドを応援するメッセージが6万件以上集まったのだ。

 

 

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“Não deixes aquilo que não podes fazer atrapalhar o que podes fazer”😉

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さらに、ロナウドは自宅で撮影したと思われるプールでの1枚を公開。「できないことはしない、できることをする」という文章が添えられたこの投稿には、引き締まった完璧な身体のロナウドが写っている。外出はできないものの、自宅ではこれまでとは変わらずトレーニングに励んでいるのだろう。コロナに感染しているとは思えないパーフェクトな身体の写真には、これまで1000万を超える「いいね!」が集まっている。

 

 

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It’s always good to start the season with a win!✌🏼💪🏼 Well done team👏🏼 #finoallafine #forzajuve

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どんな状態でも注目を集めるスーパースター、クリスティアーノ・ロナウド。早く回復し、ピッチで元気にプレーする姿を見せてほしい。

まるで「キャプテン翼」の世界! レアル公式SNSが公開したマルセロ×ジダンのコンビプレーがヤバすぎる

先日、レアル・マドリードの公式SNSが公開した1本の練習動画が「まるで漫画の世界から飛び出してきたみたい!」と話題になっている。

 

 

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🔥🔥🔥 @MarceloTwelve x @Zidane #RMCity #HalaMadrid

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動画で超絶テクニックをみせているのは、DFのマルセロと監督のジダン。動画では、マルセロがアウトサイドでトラップを行い、ジダンにパス。それをジダンが胸トラップで返したところにマルセロが飛び込みダイレクトのジャンピングボレー。ボールはゴールネット左隅に吸い込まれていった。このスーパープレーに対してファンからは「この2人が同じピッチでプレーするところ想像してしまう」「ジダンは現役復帰したほうがいい」などと、称賛の声が集まり、これまでに370万回以上も再生されているのだ。

 

 

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Control your mind 😏 #M12

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今シーズンはなかなか出番のないマルセロだが、動画で見る限りその技術は衰えていない。32歳と年齢を重ねてきてはいるものの、まだまだレギュラー返り咲きを狙えるはずだ。

 

 

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J’en connais qui sont impatients de l’essayer…⚽ I know some people who can’t wait to play this game… 🎮 @enzo @luca @theo_zf10 @elyaz21 #FIFA21 @easportsfifa

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そしてなんといっても驚きなのが、ジダン監督。48歳にして現役選手たちと変わらない体型を保ち、プレーも一級品。いまですらこのキレということは、現役時代の実力がどれほどまでだったのかは言うまでもないだろう。

 

 

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✅ READY TO GO! 🔥 ¡LISTOS para jugar! #RMLiga #RMCity

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この他にも、練習中のスーパープレーや選手のオフショットなど貴重な動画や写真が多数上げられているレアルの公式SNS。試合中には見ることができない、選手の一面を垣間見たいというファンはぜひ覗いてみてほしい。

まるでピンボール!? 京都サンガ、ウタカの衝撃ゴールがSNSで話題に

サッカーJ2の試合での衝撃ゴールがSNSを中心に話題となっている。舞台は、ジュビロ磐田対京都サンガの1戦。この衝撃ゴールの立役者となったのは、京都のピーター・ウタカだ。

 

 

まずは、1点ビハインドで迎えた後半59分に、DFを背負った難しいポジションながら思い切り右足を振り抜くと、ウタカのシュートはゴールネットに突き刺ささった。個人技でみせた今シーズン16点目は、チームを救う値千金のゴールとなった。まさにエースと呼ぶにふさわしいこの1撃に対して「ターンも見事だが、シュートの威力!」「怪物ってこういうことなんだろうなぁ」と、ウタカを称賛する声が並んだ。

 

 

そして、話題となっているのはアディショナルタイムでの一幕。ペナルティーエリアから磐田のゴールに波状攻撃を仕掛ける京都の攻撃陣。センタリング、そしてシュートまでもが何度もクロスバーに嫌われこのままクリアされるかと思ったその時、黒木のクロスをウタカが頭で合わせるとまたもやクロスバー直撃。しかしながら、審判はボールがゴールラインを割ったと判断。ウタカはこの試合2得点目を挙げ、チームを勝利に導いたのだ。まるでクロスバーを狙ったかのような波状攻撃に対して、ネットでは「ゲームみたい」「守備混乱」「ピンボール」と大拡散されるなど話題を呼んでいる。

 

 

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Tremendous amount of freedom comes when you walk life in your own truth

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現在J2で5位につける京都サンガ。サンフレッチェ広島時代にはJ1で得点王にも輝いたベテラン助っ人が、チームを牽引しているのは間違いない。現在36歳とキャリアの終盤を迎えながらも、未だ破壊力抜群のシュートをみせてくれるウタカ。J2制覇、そしてJ1昇格を目指すチームのエースとしての活躍がさらに期待される。

こんなサッカー見たことない! 5人が退場になったマルセイユ対PSGの大乱闘がヤバすぎる

サッカー史上まれに見る大乱闘が話題となっている。フランス・リーグアンのマルセイユ対PSGの1戦、ル・クラスィクと呼ばれている伝統のダービーでその「事件」は起きた。

 

 

この試合、開始早々からヴェラッティがマルセイユのゴールにあわやというシュートを放つなど、PSG優勢で展開していった。しかしながら31分、FKから作ったチャンスをトヴァンがしっかりと決めマルセイユが先制する。後半にはいると、抜け出したディ・マリアがゴールネットを揺らしPSGが同点に追いついたと思われたが、惜しくもオフサイドの判定。さらにマルセイユもベネデットのゴールがオフサイドで取り消されるなど、両チームにとってストレスフルな試合展開が続いていった。

 

 

そして試合終了間際。ゴールキーパーからのフィードを受けた際に、ベネットとパレデスがピッチ中央で競り合うと、両チームは一気にヒートアップ。まるでMLBを見ているかのような、殴る蹴るの大乱闘に発展していったのだ。この乱闘騒ぎの当事者となったベネットとパレデスは互いに2枚目のイエローカードで退場。さらに、蹴り合いを演じたクルザワとアマヴィも1発レッドで退場となり4人が一気にピッチからいなくなったのだ。

 

 

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#Ligue1Eleven

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騒動はこれだけでは終わらない、4人の退場後VARによるモニターチェックが行われると、そこにはアルバロ・ゴンザレスの頭を小突くネイマールの姿がくっきりと写っていたのだ。これにより、ネイマールも1発レッドで退場。合計5人が姿を消すことになった。

 

 

 

大荒れの展開となった伝統の一戦だが、マルセイユに所属する酒井宏樹がネイマールのドリブルを完全に封じるなど、日本人とっては試合としての見どころも多数あった。長友も加入して両サイドバックが日本人になることも考えられるマルセイユ。乱闘騒ぎではなく、ピッチでのプレーで観客を魅了してほしいものだ。

ビジャレアルにステップアップ移籍の久保建英に祝福の声が殺到! 古巣マジョルカも異例のエール

日本の至宝がついに新たな1歩を踏み出した。レアル・マドリードからの期限付き移籍でマジョルカに所属していた久保建英が、ラ・リーガの強豪ビジャレアルに移籍することが決定した。

 

スペインリーグ挑戦1年目で35試合に出場。4得点4アシストを記録し、その才能の片鱗を見せつけた。チームが降格したことを受け、別のチームへのレンタルが確実視されていたなか、バイエルン・ミュンヘンなど他リーグの強豪からも声がかかったという久保だが、彼が選んだのはマジョルカと同じスペインリーグの強豪ビジャレアルだった。

 

 

正式契約前から、ビジャレアルの公式SNSでは久保獲得が決定したことを匂わせるような投稿を連発。「日の出ずる国」とされている日本を意識した写真や、スペイン語で「Cubo」を意味するキューブのGIF画像など、興奮を抑えきれない様子が見て取れた。

 

 

そして、正式な契約が発表されるとすぐに「久保建英選手ようこそビジャレアルへ!」という日本語での挨拶もつけた投稿を行いファンと喜びを分かちあった。

 

 

久保本人も、流暢なスペイン語で挨拶を行うとSNS上では「ようこそ!」「おめでとう!」といった祝福のコメントだけでなく「スペイン語がうますぎる!」「メッシよりもスペイン語上手いだろ!」など、久保の語学力に驚くコメントが相次いだのだ。

 

 

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Muy feliz de poder formar parte de un gran club como el Villarreal!!💛 Ojalá podamos hacer una gran temporada! #submarino #villarreal

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久保も自身のSNSでビジャレアルの印象的な黄色のユニフォームを着用した写真で移籍を報告すると、これまでに23万以上の「いいね!」がつくなど世界中のサッカーファンから祝福のコメントが届けられた。

 

 

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👹 Nuestros colores te caían tan bien 😜 ¡Suerte, @takefusa.kubo! 🇯🇵💪🏻

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そして最も異例だったのは、古巣のマジョルカだ。マジョルカの公式SNSでは、在籍時代に久保が見せた芸術的なプレー動画に「幸運を祈っている」といったコメントをつけて投稿。退団した選手に対して、異例のエールを送ったのだ。今シーズン、マジョルカは降格となってしまい久保本人のみならずサポーターも悔しい思いをしたはず。しかしながらサポーター、チームが一丸となって、19歳の才能あふれる日本人に対してエールを送っている姿は感動すら覚えてしまう。

 

 

新指揮官であるエメリのもとで新たな1歩を踏み出す久保。ヨーロッパリーグ出場権も持っている強豪でどのような活躍を見せてくれるのか。今から楽しみで仕方ない。

 

「日本の誇りだ!」優勝&1部昇格を決めたウエスカ岡崎慎司のSNSに称賛のコメントが続々!

優勝請負人という言葉がよく似合う男だ。日本の岡崎慎司が所属するラ・リーガ2部のウエスカは、7月20日に行われた最終節でスポルディング・ヒホンに1-0で勝利。また、首位のカディスが破れたため、クラブ史上初となる優勝を飾ることとなった。

 

 

 

前節、マヌンシアとの1戦で勝利し1部昇格を決めたウエスカ。この試合でも追加点となる、見事なヒールシュートを決めた岡崎。今シーズンも12ゴールを重ね、ウエスカを降格からわずか1年での1部昇格に導いた。

 

 

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¡Buenos días, azulgranas! ¿Conocéis mejor forma de comenzar el día? 🥳🏆

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そして迎えた最終節。昇格を決めているため、岡崎はベンチスタートとなったが、後半8分から途中出場。ゴールはなかったものの、決勝点の起点となるなど限られた時間でも自分の仕事を果たし勝利に貢献。チームを優勝に導いた。

 

 

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CAMPEONES👑👑❤💙 #laligasmartbank

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優勝決定後、岡崎は自身のSNSを更新。優勝カップを中心にチームメイトと撮影した写真や、カップを掲げる写真を公開すると「おめでとう!」「私達の誇りです!」「神」といったコメントが殺到した。マラガCFではチーム事情から選手登録ができないなど、苦境に立たされた中、ウエスカに加入。スペインデビュー後も見事な活躍をみせた岡崎には、日本からだけでなくスペイン人のファンや古巣のファンからも祝福のコメントが届いているようだ。

 

 

4年間在籍したレスターでも、クラブ創設初のプレミアリーグ優勝に導くなど、優勝請負人としての仕事を全うしている岡崎。34歳と、サッカー選手としては晩年に近づいているものの、その躍動感溢れるプレーは年齢を感じさせない素晴らしいもの。この活躍を続ければカタールW杯のメンバー入りも夢ではない。

 

「キング久保!」ラ・リーガ公式SNSが久保建英の活躍を大絶賛!

レアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍中の久保建英の評価が、天井知らずの状態になっている。

 

 

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?? ¿Difícil? POSIBLE Hasta el final #HastaLaÚltimaGota ?

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6月末に行われたレアル・マドリード戦でもスタメン出場した久保。レンタル元との注目の一戦では、成長の証をみせつけた。攻撃の中心として多彩なプレーで何度もレアルゴールに襲いかかった。試合は2-0で負けたものの、スペインのスポーツ紙のでは、出場選手の中で最も高い評価を受けるなど、レアル側も驚く活躍をみせたのだ。

 

 

さらに驚いたのは、9日に行われたレバンテ戦での活躍だ。右ハーフでスタメン出場した久保は後半39分、ハーフラインあたりから一気にドリブルで攻め込みシュートを放つ。これは惜しくもGKに弾かれたものの、味方MFのセビージャが再び放ち弾かれたシュートに見事反応。自身今季4点目となるゴールを挙げ、チームを勝利に導いたのだ。

 

 

19歳の若き才能の活躍に、ラ・リーガの公式SNSは「キング久保」と称賛。さらに、公式SNSのヘッダー写真にも久保を使用するほど。相当なインパクトを与えたようだ。

 

 

今やマジョルカの顔と言っても過言ではない久保。マジョルカの公式You Tubeチャンネルには久保の活躍に敬意を評してか「TAKE MVP」と題された動画も公開されている。動画は久保の練習風景を映した何気ない内容だが、1つ1つのプレイのレベルの高さに驚くばかり。コメント欄には「トラップうめぇな」といった称賛の声や「絶対にケガだけはするなよ」と、成長著しい久保のコンディションを気遣う声が集まった。

 

 

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✅ @takefusa.kubo es el jugador @paypal de la J31 ? @isapons11 se lleva una camiseta de entrenamiento del equipo, enhorabuena ???

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あまりの活躍ぶりに、来季どこでプレーするかの憶測が様々なメディアで報じられている久保。今季のように別クラブにレンタルされるのか、はたまたレアルに戻るのか、それとも噂されているビッククラブに移籍するのか。日本の次世代エースの今後に注目していきたい。

DJブッダ、現る!ダンスミュージックの聖地「イビサ島」ユニフォームが日本でも発売

1920年代、世界で初めてスタッド付きスパイクを開発したデンマークのライフスタイルスポーツブランド「hummel」(ヒュンメル)。革靴でサッカーをしていた当時、平面の靴底にスタッドを付けるという画期的なシューズを作り出し、グリップ力の飛躍的向上により、今までできなかったプレーを可能にした。

 

そんな彼らは、今でもやはり革新性を備えているようだ。スペイン4部(テルセーラ・ディビシオン)に所属するSCRペーニャ・デポルティーバの2018-19シーズン用サードキットとして、こんなユニフォームを先日発表した。

 

 

ペーニャ・デポルティーバは、スペインのバレアレス諸島にあるイビサ島で活動するクラブ。

 

テルセーラ・ディビシオンは18のグループに分かれてリーグ戦を行うが、ペーニャ・デポルティーバはバレアレス諸島のチームのみで構成するグループ11に所属している。

 

 

ひと目で度肝を抜かれる、このイビサ島チームのサードキットは、ヘッドフォンを付け瞑想するDJブッダ(仏陀)と、クラブやパーティーをイメージさせるグラフィックというデザイン。ちなみにhummelのオーナーであるクリスチャン・スタディール氏は、仏教や仏陀の教えを組織に取り入れることで知られている。

 

 

イビサ島は島自体が世界遺産。腰部分には島を象徴する歴史的建造物の「ダルトヴィラ城塞」が描かれている。

 

 

 

 

正面の裾部分や背面の首元には“IBIZA”(イビサ)をレタリング。独特な雰囲気が漂うコレクション性の高いデザインに仕上がっている。

 

 

このユニフォーム、日本でもS-Rush原宿店など店舗限定で発売中。価格は6,372円(税込)で、リアル店舗のほかにhummelのオンラインショップでも購入可能となっている。

 

フェルナンド・トーレスが日本の「ミズノ」と契約!“黄金のスパイク”を着用

日本のスポーツ用品メーカー「ミズノ」は9月21日、サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスとブランドアンバサダー契約を締結したことを発表した。

 

 

ワールドカップやチャンピオンズリーグなど数多のタイトルを獲得した世界的なストライカーは、この夏の移籍以来Jリーグに新鮮な風を吹き込んでいる。そんな彼が少し前から「ミズノのスパイクを履いている?」とひそかに話題となっていたのだが、ついに現実に!

 

トーレスは、試合などでミズノ製のサッカーシューズを使用。また、ブランドアンバサダーとして、ミズノのサッカー用品に関する改良や開発のアドバイスをするとともに、サッカー以外のミズノアパレル品の宣伝・広報活動にも協力するという。

 

以下はトーレスのコメント。

 

「この度、歴史ある日本のスポーツブランド「ミズノ」と、ブランドアンバサダー契約の締結をさせていただき、とても光栄に思っています。プレーしていても全くストレスを感じない履き心地の良さがとても気に入っています。ミズノのシューズと共に、クラブで良い結果を残せるように努めていきたいと思います」

 

着用するスパイクは『モレリア ネオ 2』。しかも、モレリアステーション限定カラーとして、この9月から発売されたゴールド×ブラックだ。

 

 

先日の試合ではこんな華麗なプレーも見せていたトーレス。

 

 

サガン鳥栖は現在、史上空前ともいえるJ1残留争いの渦中にあるが、トーレスがこの“黄金のスパイク”とともにチームを救うことができるかどうか注目だ。

名門リヴァプールが「リーバイス」とコラボ!第1弾のアイテムはこんな感じ

プレミアリーグでチェルシーとともに開幕5連勝を飾ったリヴァプール。そんな彼らが先日、あの『Levi’s』との公式デニムパートナー契約を発表した。

そしてこのほど、初のコラボアイテムが登場!さっそく見てみよう。

■ロゴT

 

■ウェスタンシャツ

 

■シェルパトラッカージャケット

 

■ハリントンジャケット

 

■エンジニアコート

 

■スウェット

 

また、スリムフィットのデニムも(画像3枚目)。

 

この画像には写っていないが、特徴のひとつであるレザーパッチがリヴァプールレッドになるなど“特別仕様”となっている(これらのアイテムはすでに公式オンラインストアで発売済み)。

つい最近もジョーダン・ブランドとパリ・サンジェルマンのコラボレーションが大きな話題を呼ぶなど、名門サッカークラブとファッションの結びつきは強まっている。次にどんなコラボが来るのか楽しみだ。

ついに始まったUEFAネイションズリーグって、どんな大会?「ユーロ」との関係も

この9月からスタートした、欧州サッカー連盟(UEFA)によるナショナルチームの新大会「UEFAネイションズリーグ」。代表チームによる2年間のリーグ戦という、これまでにないようなコンペティションということで、大きな話題になっている。

 

認知度はまだそれほど高くない大会ということで、レギュレーションをざっくりと確認してみたい。

出場するのは55チーム。UEFAの係数によってランク付けされ、実力に応じたA~Dの4リーグ、さらにその中で4つのグループに分けられている。

 

■リーグA
グループ1:フランス、ドイツ、オランダ
グループ2:ベルギー、アイスランド、スイス
グループ3:イタリア、ポーランド、ポルトガル
グループ4:クロアチア、イングランド、スペイン

 

■リーグB
グループ1:チェコ、スロバキア、ウクライナ
グループ2:ロシア、スウェーデン、トルコ
グループ3:オーストリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北アイルランド
グループ4:デンマーク、アイルランド、ウェールズ

 

■リーグC
グループ1:アルバニア、イスラエル、スコットランド
グループ2:エストニア、フィンランド、ギリシャ、ハンガリー
グループ3:ブルガリア、キプロス、ノルウェー、スロベニア
グループ4:リトアニア、モンテネグロ、ルーマニア、セルビア

 

■リーグD
グループ1:アンドラ、ジョージア、カザフスタン、ラトビア
グループ2:ベラルーシ、ルクセンブルク、モルドバ、サンマリノ
グループ3:アゼルバイジャン、フェロー諸島、コソボ、マルタ
グループ4:アルメニア、マケドニア、ジブラルタル、リヒテンシュタイン

 

各グループそれぞれホーム&アウェイの総当たり戦を行い、グループ首位は上のリーグへ昇格、最下位は下のリーグへ降格。また、リーグAのグループ首位4チームは2019年6月のネイションズリーグ決勝大会に出場し、トーナメントで優勝者を決定する仕組みだ。

 

2020年夏に開催される欧州選手権(ユーロ2020)とも絡んでおり、各グループの優勝者を基本に、計16チームが2020年3月に行われる予選プレーオフへ参加する権利を獲得する(※予選自体は別で行われる)。それを勝ち抜いた4チームが、欧州選手権出場24チームの最後の枠に滑り込むという。

 

これまで「親善試合が行われていた場所」がネイションズリーグに置き換わるだけで、スケジュールが過密になることはない。特に上位のリーグはグループで4試合しか行わないことから、2回の休息期間をとることもできる。

ネイションズリーグはユーロ2020予選プレーオフ出場権を与えられる真剣勝負であるため、試合の“強度”(インテンシティ)は間違いなく高まるはずだ。ただ、欧州以外のチームが欧州のチームと対戦できる機会は減ることが見込まれており、日本代表の強化にも影響が出てくるかもしれない。

太陽の塔とのコラボユニフォームシャツを無料配布! 9月29日「GAMBA EXPO 2018」開催!!

ガンバ大阪は、9月29日に開催するJ1リーグ第28節の対サンフレッチェ広島戦を「GAMBA EXPO 2018」と銘打ち、太陽の塔とコラボレーションした限定記念ユニフォームを着用。さらに、来場者全員に「GAMBA EXPO限定記念ユニフォームシャツ」を配布(ビジター席除く)する。

 

太陽の塔の内部をイメージした斬新なデザイン!

出典:ガンバ大阪オフィシャルサイトより

 

今回のデザインコンセプトは、約半世紀ぶりに一般公開された太陽の塔の内部。ユニフォームの前面には生物の進化過程を表現した生命の樹と未来への空間、背面には行方不明になっていて復元を果たした第4の顔である地底の太陽と進化の過程で現れる恐竜があしらわれている。

 

また、袖には昨年から踏襲した赤と青の稲妻、フィールドプレーヤーの袖には太陽の塔の内側からみた腕の部分に透かしが入っている。

 

 

万博記念公園を盛り上げるGAMBA EXPO 2018

万博記念公園内のPanasonic Stadium Suita(パナソニックスタジアム吹田)を本拠地とするガンバ大阪が、太陽の塔とのコラボレーションを中心とした試合連動イベントとして開催する「GAMBA EXPO」 。

 

昨年のGAMBA EXPO 2017では、「太陽の塔の内部にある生命の樹のいきものの再生に貢献」を目的に、ファン・サポーターとともに、当日の募金活動を行い、またレプリカユニフォームの一部売上、選手支給のサイン入りユニフォームのチャリティーオークション売上(諸経費除く)が、大阪府主体の「太陽の塔 内部再生事業」に寄附された。

 

今年のGAMBA EXPO 2018では、3月から内部が一般公開された太陽の塔の魅力をさらに発信するため、チョークアーティストの熊谷有代さんによる、限定記念ユニフォームを纏った選手を描いた巨大チョークアート(縦1.5m×横5m)がEXPOCITYに展示中だ。

 

出典:ガンバ大阪オフィシャルサイトより

 

生命エネルギーを象徴する真っ赤な空間をみごとに表現した斬新なデザインのユニフォームを着て、いつもと違った真っ赤に染まるスタジアムでガンバ大阪の応援をする。そんな「スポーツの秋」を堪能してみては。

FCバルセロナの少年たち、今年も日本で出場した大会での「振る舞い」が話題に

8月23日から大阪のOFA万博フットボールセンター、並びに万博記念競技場で開催されたU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ。

 

U-12、つまり小学生年代で定着している国際大会は今年、初めて大阪で開催(昨年までは東京)。今回もJリーグのジュニアやクラブチームのみならず、バルセロナ、アーセナル、ティフアナなど国外の強豪チームを招待して行われた。

最終的にバルセロナが優勝した今大会。話題となっているのは8月25日の準々決勝、そのバルサが神奈川の強豪FCパーシモンと対戦した一戦だ。試合は、2-2でPK戦に突入。最終的には11-10でわずかに上回ったバルサが勝利した。

 

際どい勝負に敗れたパーシモンの選手たちには、涙を浮かべる者も。するとバルセロナの選手たちは彼らのもとへそれぞれに駆け寄り……。

外国人選手は勝敗へのこだわりが強いと言われるが、負けた者に対しての敬意も欠かさないバルセロナの選手たち。2016年の大会では大宮アルディージャ、そして昨年は東京都U-12との決勝戦で同じような振る舞いを見せていた。

 

ピッチの中で戦っているのは敵ではなく、同じサッカー選手という「仲間」。いつも彼らから教えられる点だ。

サッカー選手は「時速95km」のボールをトラップできるのか! 大物選手が挑戦する

ドイツ・ブンデスリーガでは今シーズンも数多くの日本人選手がプレーしている。

 

その絶対王者といえば、バイエルン・ミュンヘン。昨シーズンまで前人未到のリーグ6連覇を達成しており、記録をさらに伸ばすのか注目されている。

開幕戦で昨季3位のホッフェンハイムに順当勝ち。

今年も強そうなバイエルンだが、所属選手であるレナト・サンチェス(ポルトガル代表)、ダヴィド・アラバ(オーストリア代表)、ハビ・マルティネス(スペイン代表)がアメリカへのツアー中にこんな企画にチャレンジしていた(※動画5:34~)。

60マイル≒時速96kmで飛んでくるボールをトラップできるかという仰天の内容!足を怪我しないか心配になってしまうほどのボールスピードだ……。

 

最初は苦慮していた3人だが、さすがは世界的なビッグクラブでプレーする選手たち!全員が足もとに収めることに成功していた。やはり目が慣れるのか、回数をこなすほどトラップも安定している様子。

 

なお、動画タイトルでは、100マイル(160km/h)となっているが、実際には60マイルだったようだ。それでも速い!

バルサ育ちの17歳、久保建英がついにJ1初ゴール! センス抜群の一撃を見よ

この夏、アンドレス・イニエスタ(神戸)やフェルナンド・トーレス(鳥栖)といった世界的なスター選手の加入が話題となっている明治安田生命Jリーグ。

 

しかし、サプライズという点ではこちらも負けてはいない。FC東京から横浜F・マリノスへ期限付き移籍した久保建英だ。スペインの強豪バルセロナの下部組織で育ち、将来を嘱望される17歳が出場機会を求めて同じJ1のチームへ移籍した。

 

そんな彼が、バルサの「先輩」であるイニエスタの前でJ1初ゴールを決めた!

54分、カウンターの場面で自ら右サイドに展開。ゴール前で松原健からのパスを受けると、わずかに浮かせたトラップから強烈な一撃!センス抜群のシュートでこの試合の先制点をたたき出したのである。

 

このゴールについて久保は試合後のフラッシュインタビューで以下のように語っている。

 

「こういう難しい時期に自分を受け入れてくれた横浜F・マリノスのファン・サポーターの皆様、コーチ、監督、チームメイトに感謝を示せてよかったです。

 

前半はちょっとピッチが滑ったりとかして、いい形でボールを受けられていなかったので修正したいと思っていました。ただ後半はアバウトになってくるなと思っていたので、そこで前を向けて、松原選手がフリーだったのでパスを出しました。

 

そのあとはクロスで入ろうと思ったんですけど、松原選手が切り返したので。自分は2列目で待つのが得意なので、そこで待っていたらいいボールを出してくれて。後はコントロールして決めるだけでした」

試合はこの後、仲川輝人の追加点でリードを広げた横浜F・マリノスが、上位のヴィッセル神戸を相手にアウェイで2-0と勝利。残留争いを余儀なくされているチーム、そして成長のため期間限定ながら新天地を選択した久保にとって、非常に大きな勝点3を獲得している。

19歳のフランス代表エンバペ、リーグ戦でいきなり2ゴール! 驚愕プレーを見逃すな

ロシアワールドカップで大暴れし、フランス代表の優勝に貢献したキリアン・エンバペ。

 

19歳の神童が所属するパリ・サンジェルマン(PSG)のピッチに戻ってきた。リーグ・アン第2節ギャンガン戦の後半から出場すると、いきなり2ゴールを叩き出す活躍を見せたのだ。

まずは、1-1で迎えた82分。アンヘル・ディ・マリアからのパスを受けると、見事なファーストタッチからゴールを奪取!さらに、90分には持ち前の快足でDFを置き去りにするとチップキックでネットを揺らした。

 

このほかにもトリッキーなテクニックや股抜きも披露したエンバペは、1-3の逆転勝ちに大貢献。今季も彼のシーズンになるかもしれない……。

 

キリアン・エンバペ
「前半のギャンガンは素晴らしかった(PSG相手に1-0とリード)。ハーフタイムにトゥヘル監督は不満を露わにしていた。彼はどれほど改善が必要かを説いたんだ。僕らは後半開始から彼の指示にどうにか適応できた」

 

「ワールドカップは終わったこと。今僕らは自分たちのクラブに帰るところさ」

ヤングなでしこ、U-20W杯で決勝進出! 敗れたイングランドの協会もメディアも脱帽だ

フランスで開催中のFIFA U-20女子ワールドカップ。ヤングなでしこはイングランドを2-0で下して、決勝進出を決めた。

U-20日本女子代表は前半22分にFW植木理子が先制ゴール。その5分後にはMF宮澤ひなたのロングシュートからMF遠藤純が追加点を奪うと、そのまま逃げ切り勝利をつかんだ。

 

この勝利について、相手国であるイングランドサッカー協会や英国メディアはこう伝えていた。

 

■イングランドサッカー協会HP

「イングランド女子は才能ある日本チームを打破できず。多くの人間がその日本を優勝候補だと考えている。2011年のW杯優勝国、2014年のU-17W杯覇者、そして2016年のU-17W杯準優勝国である日本の血統(スタイル)に疑いはなかった。

 

彼女たちのブランドであるポゼッションサッカーはずっと賞賛されてきたものだ。それは(試合が行われた)ヴァンヌの地でも大いに発揮された」

 

■英紙『Guardian』
「日本チームのテクニックは一級品であり、ポゼッションにおいて全ての選手が自信を持っている」

U-20女子ワールドカップでは初の決勝進出を果たした日本。現地時間8月24日に行われる決勝では、準決勝で地元フランスを下したスペインと対戦する。

【8月23日開幕】FCバルサの3連覇を阻止せよ!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018」を見逃すな!

いよいよ今年も真夏のビッグイベントが迫ってきました。U-12のカテゴリーにおいて、名実ともに世界ナンバーワンのサッカークラブ、FCバルセロナが参戦する『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018』が、今年は8月23日から開幕します。

 

昨年の模様はこちらからチェック!
「最強クラブ・バルサとの真剣勝負で世界をつかめ! ワールドチャレンジ2017観戦記」

 

今年の決戦の地は大阪に決定!

6回目を迎える今大会は、舞台を東京から大阪へと変更。国内外から参戦する24クラブが8月23日から4日間をかけて戦い、各4チームによるグループリーグを経て、ノックアウト方式による決勝トーナメントでその頂点を争います。

 

会場変更について、大会実行委員長の浜田満さんは、「今年から会場が東京から大阪に移したのは、東京での認知度は高くなったのですが、ほかの地域での認知度はまだ高くなかったこと、またさまざまな地域で開催することにより、日本全国の子どもたちに均等にチャンスが与えられるような環境を作りたいという思いもあって、関西での開催を決定しました」と、その理由を説明してくれました。

 

昨年度大会で言えば、3000人を超える入場者数を記録したとのこと。この数字は、カウントの仕方が違うとはいえ、J2リーグの下位チームの平均入場者数に相当します。東京開催で培ったベースを活かし、今年は大阪を舞台に、その裾野を広げていく。会場変更は、将来的に世界一の大会を目指している『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』のステップアップと言えるでしょう。

↑この大会では、ひとりでも多くの子供たちに“世界”と戦う経験を提供したいとの思いから2014年度大会から街クラブ枠を設立。今大会も5つの街クラブが参戦します
↑この大会では、ひとりでも多くの子供たちに“世界”と戦う経験を提供したいとの思いから2014年度大会から街クラブ枠を設立。今大会も5つの街クラブが参戦します

 

出場チームは昨年同様全24クラブで、海外からは前回大会覇者であるFCバルセロナ(スペイン)をはじめ、プレミアリーグの強豪アーセナルFC(イングランド)、北米予選を勝ち抜いたクラブ・ティフアナ(メキシコ)、中国サッカー協会U-12選抜(中国)、富力サッカー学校U-12選抜(中国)、5クラブが参戦。

 

国内からは、Jクラブ予選を勝ち抜いた8つのJクラブ下部組織(北海道コンサドーレ札幌U-12、栃木SCジュニア、大宮アルディージャジュニア、浦和レッドダイヤモンズジュニア、清水エスパルスU-12、名古屋グランパスU-12、ヴィッセル神戸U-12、サンフレッチェ広島FCジュニア)に加え、5つの街クラブ――FCパーシモン(神奈川/プレミアリーグU-11チャンピオンシップ優勝)、ヴェルディ サッカースクール 岩手U12(岩手/岩手会場優勝)、FC大泉学園(東京/東京会場優勝)、大阪市ジュネッスFC(大阪/兵庫会場優勝)、FC Ants(熊本/山口会場優勝)が本大会へと勝ち上がってきました。

↑東京会場の決勝ではFC大泉学園(写真)がVITTORIAS FC.jrを1対0で下して初出場を果たすなど、今大会も各予選から激しいバトルを繰り広げています
↑東京会場の決勝ではFC大泉学園(写真)がVITTORIAS FC.jrを1対0で下して初出場を果たすなど、今大会も各予選から激しいバトルを繰り広げています

 

そのほか、開催枠としてJFAトレセン大阪U-12、湘南ベルマーレアカデミー選抜、ワールドチャレンジ街クラブ選抜、本田圭佑選手(パチューカ/メキシコ)がプロデュースするSOLTILO WORLD SELECTを合わせた計24クラブが参加します。

 

世界最強FCバルセロナを止められるか?

今大会最大の見どころは、大会の目玉チームでもあるFCバルセロナが、大会3連覇を成し遂げるかどうか?

 

現在、FC東京でプレーしている久保健英くんがFCバルセロナの一員として参戦した、2013年度大会の初優勝を皮切りに、これまでバルセロナは、5大会中4度優勝しています。2015年度大会の準決勝で、東京都U-12相手に唯一黒星を喫していますが、こちらも1対1のPK戦によるもの。公式戦においてPK戦は引き分け扱い。いまだFCバルセロナはこの大会で“無敗”を誇っていると言っていいでしょう。

 

そんな世界最強のFCバルセロナをどのチームが止めるのか、というのは、今大会でも最大の注目ポイントでもあると同時に、日本チームのモチベーションにもなっているのです。

↑昨年度大会ではバルセロナがこれぞ“世界基準”という圧巻のパフォーマンスを披露。決勝では東京都U-12を2対1で破り、2大会連続4度目の優勝を飾りました
↑昨年度大会ではバルセロナがこれぞ“世界基準”という圧巻のパフォーマンスを披露。決勝では東京都U-12を2対1で破り、2大会連続4度目の優勝を飾りました

 

果たして今年のFCバルセロナは、どれくらい強いチームが来日するのか――。前述の浜田さんにふたたび聞いてみると、興味深い言葉が返ってきました。

 

「今年のバルセロナはとても強いです。連覇を果たした昨年のチーム以上でしょう。とくに今年のバルセロナはいままで以上に攻撃力が売りのチームです。昨年度のスペインの国内リーグ戦では1試合平均6ゴールを挙げています。つまり今大会でも、毎試合、彼らが6ゴールを決める可能性がある、ということ。観ていてワクワクするゲームを見せてくれることは間違いありません」

↑会場を東京から大阪に移して行われる記念すべき今大会、「昨年のチーム以上に強い」と言われる今年のバルセロナには、初の大会3連覇への期待がかかっています(写真は昨年度大会)
↑会場を東京から大阪に移して行われる記念すべき今大会、「昨年のチーム以上に強い」と言われる今年のバルセロナには、初の大会3連覇への期待がかかっています(写真は昨年度大会)

 

「ローマは1日にしてならず」という言葉があるように、ロシアワールドカップでベスト16進出を果たすなど、近年の日本サッカーのレベルが上がっているとはいえ、世界のトップと比べると力の差がありました。だからこそ、その差を縮めるためにも、いわゆる“ゴールデンエイジ”と呼ばれるジュニア世代から“世界基準”を肌で感じることが大切であると、浜田さんは話します。

 

「ワールドカップでは、日本代表が素晴らしいパフォーマンスを見せ、ベスト16という成績を収めました。しかし、ディティールに目を向けると、まだまだ世界トップとの差はあらゆる部分で大きいと改めて感じました。トップチーム同志の戦いのなかで見える大きな差は、ジュニア年代ではどういった形で表れているのか。ぜひ、会場に足を運んで、自身の目で見て感じていただければと思います」

 

ヨーロッパのサッカーシーズンは秋に始まって春に終わります。いわゆる秋春制となるため、FCバルセロナの彼らにとっては、ちょうど新シーズンの開幕に向けて新チームがまさに始動する時期。7人制から11人制へと切り替わるこの時期の大会を重視し、毎年“本気モード”で挑んできます。

 

バルセロナの3連覇なるか、日本勢の初優勝なるか??。8月23日のオープニングゲームからハイレベルな戦いが繰り広げられることは間違いないでしょう。

 

U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018 https://u12-juniorsoccer-wc.com/2018/

 

取材・文=小須田 泰二 撮影=田口陽介、n.プロジェクト(2017年)

 

GetNavi webがプロデュースするライフスタイルウェブメディア「@Living」(アットリビング)でくわしく読む

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アメリカでも元気いっぱい! ルーニーの「守備からのアシスト」がスゴすぎる

今年7月、MLSのDCユナイテッドへ移籍した元イングランド代表ウェイン・ルーニー。チームは下位で苦しんでいるが、先日のオーランド・シティ戦では劇的な勝利を収めた。2-2で迎えた後半アディショナルタイム、ルーニーがミラクルを演出する!

コーナーキックから逆襲を浴びたDCユナイテッド。GKも上がっていたためゴールはガラ空きとなっており、万事休すかと思われた。

 

しかし、ルーニーが決死のタックルでボールを奪うと、相手ゴール前にロングパス!これをルシアーノ・アコスタが叩き込み、劇的な決勝ゴールとなったのだ。

ホームで奇跡的な勝利を手にしたDCユナイテッド。全3ゴールを叩き出したのはアコスタであり、ルーニーは得点こそなかったが、絶大な存在感を発揮した。

 

アコスタによれば、ルーニー自らカウンターに備える“守備要員”を買って出ていたそう。また、相手監督も「全速力で戻ったルーニーを大いに讃えなければいけない」と脱帽していた。

 

ウェイン・ルーニー
「変な感じだったね。僕らは負け寸前のところから、5秒で勝っちゃった。でも、素晴らしいことさ。勝つには最高の試合だね」

サッカー界が仰天!本田圭佑の「代表監督兼任」、世界中で伝えられていた

Aリーグ、メルボルン・ヴィクトリーへの移籍が決まったばかりの本田圭佑。

その彼が、カンボジア代表で監督業にトライすると発表し、またも世間を驚かせた。役職としてはGMになるようだが、実質的には彼が代表監督を務めるという。

 

選手としてプレーしつつ、他国の代表監督を務める……。これまで聞いたことがないような仰天ニュースは、世界的に伝えられていたぞ!

 

■フランス『L’ÉQUIPE』

「メルボルン・ヴィクトリーへ移籍したばかりの本田だが、それと並行して新たな冒険に挑む」
「日本のスターはカンボジア代表のヘッドコーチに指名されたのだ。連盟によれば、毎週テレビ電話で連絡を取り合うという」

 

■ドイツ『Sport1.de』

「日本のスター本田がカンボジア代表監督に。彼には今後やるべきことがたくさんある。メルボルン・ヴィクトリーと契約したばかりだが、代表監督にもなったのだ。今後、本田はスペシャルな挑戦に立ち向かうことになる」

 

■イタリア『La Gazzetta dello Sport』

「本田の2つのキャリア。メルボルンでのサッカー選手とカンボジアでの監督」
「監督としてカンボジアで新たな冒険に。2つの仕事を同時に行うことはできるのか?」

 

■オランダ『NOS』

「元VVVの本田がプレーを続けながら、カンボジア代表のコーチに。この指名は彼のオーストラリアにおける冒険を脇へおいやるということにはならない。メルボルンでプレーを続けながら、ビデオ通話でのやり取りなどでカンボジアでのコーチも兼務するつもりだ」

 

■『FOX Sports』オーストラリア版

「メルボルン・ヴィクトリーのマーキープレーヤー(※各クラブがサラリーキャップの枠外で1名契約できる有力選手)である本田が、カンボジア代表チームのGMに任命された」
「この驚きのニュースは、32歳の日本人スターがAリーグ入りしてからわずか1週間後にもたらされた」

 

■『Marca』メキシコ版

「本田はオーストラリアでプレーしながら、カンボジアで指導をする見込み。彼はカンボジア代表でコーチとしてのキャリアを始める。そこではマネージャーも担う見込みだ。
毎週オーストラリアからテレビ電話をするという」

 

■ロシア『Sport-Express』

「本田がカンボジア代表を率いる。どうやったら可能なのか?」などとして特集。カンボジアに日本人会長のチームがあること、本田がテレビ電話を用いる予定であること、さらにはカンボジア代表の現状、そして時事通信の記者による見解など、かなりのボリュームを割いていた。

 

やはり本田がかつてプレーした国では関心度は高いようだ。

クリスティアーノ・ロナウドが“ユヴェントス”相手に移籍後初ゴール!?

ロシアワールドカップでも活躍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。現在世界最高の選手の一人である彼が、新天地ユヴェントスでの初ゴールを決めた。

 

しかも、相手もユヴェントス! 一体どういうことなのか。

 

ユーヴェが開幕前に行う恒例のフレンドリーマッチ「トップチームvsプリマヴェーラ」戦で得点を決めたのだ。

フェデリコ・ベルナルデスキのパスに抜け出したロナウドは、開始8分でネットを揺らしてみせた。

 

この恒例の試合は、ユヴェントスのオーナー一族であるアニェッリ・ファミリーの故郷ヴィッラール・ペローザというトリノ近郊の街で行われる。今年はロナウド効果もあいまって、大盛り上がりだったようだ。

熱狂のあまりサポーターたちがピッチ上に入ってしまうシーンもあったとか。なお、試合は5-0でトップチームが貫録勝ちしている。

 

リーグ7連覇中のユヴェントスは今週末、現地時間8月18日(土)にセリエA開幕戦でキエーヴォと対戦する。

イニエスタの衝撃的J初ゴールに世界が驚愕! バルサの元同僚たちも驚く

ジュビロ磐田戦でついにJ初ゴールを決めたヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ。

 

驚愕のファーストタッチなどを含め、正真正銘のスーパープレーだった。

そして。伝説になりそうなこのゴールは、元同僚や世界のメディアを驚嘆させていた。“魔術師”との異名を持つだけに、ハットの絵文字を使った反応も多かったぞ。

 

■元バルセロナDFマルク・バルトラ(現ベティス)

「ドン・アンドレス!」と驚愕。ゴールの半分はトラップで決まった、とも?

 

■元バルセロナDFハビエル・マスケラーノ(現・河北華夏幸福)

「道化をやり続けているんだね!なんてクラックなんだ、友よ」

 

■スペイン『AS』

「イニエスタのなんて凄いゴールなんだ!彼の日本での初ゴールはピュアクラス」

 

■ブラジル『Globo』
「ボールを受けたイニエスタはDFの前で美しいターンを披露。GKをドリブルでかわして、シュートを打ち抜いた」

 

■イタリア『Sky Italia』
「日本でイニエスタが魔法を発動。ヴィッセル神戸での初ゴールは驚異的だ」

 

■フランス『L’ÉQUIPE』
「なんてゴールだ!楽々とDFを幻惑し、GKを外して、ボールをネットへ流し込んだ」

 

なお、『L’ÉQUIPE』では、サッカーページのシェア数No.1になるなど、かなり話題になっているようだ。さすが世界のイニエスタ!