最新モデルのGalaxy Watch、Galaxy Budsが対象! Amazon「プライム感謝祭」で期間限定割引

サムスン電子ジャパンは、Amazonで10月17日 0時0分~10月18日 23時59分に開催される「プライム感謝祭 先行セール」と、10月19日 0時0分~10月20日 23時59分に開催される「プライム感謝祭」において、Galaxy対象製品をセール価格にて販売します。

 

今回の「プライム感謝祭」では、今年7月に販売を開始したばかりのスマートウォッチ「Galaxy Watch Ultra」「Galaxy Watch7 Bluetoothモデル」や、Galaxy AIによって最適化された最新ノイズキャンセリングイヤホン「Galaxy Buds3 Pro」をはじめとしたウェアラブル製品、さらに「Galaxy Tab S9シリーズ」などのタブレット製品も対象です。

 

Suica対応、最新スマートウォッチ

■「Galaxy Watch Ultra」(47mm)

 

■「Galaxy Watch7 Bluetoothモデル」(44mm)

■「Galaxy Watch7 Bluetoothモデル」(40mm)

 

新デザインを採用、最新ノイズキャンセリングイヤホン

■「Galaxy Buds3 Pro」

 

高性能プロセッサーを搭載した、フラグシップタブレット(Sペン同梱)

■「Galaxy Tab S9シリーズ」

 

カメラにオーディオ、耐久性、コスパまで兼ね備えた一台(Sペン同梱)

■「Galaxy Tab S9 FE」(約10.9インチ)

 

Tab Aシリーズ最大サイズ。動画視聴やネットサーフィン、オンライン会議などにオススメ

■「Galaxy Tab A9+」(約11.0インチ)

 

対象販路は、Amazon内、Samsung Galaxy Store(Galaxy のストア)です。出荷・販売元が「Amazon.co.jp」である製品がセール対象なので、お間違いなく。

 

■製品詳細について

「Galaxy Watch Ultra」

「Galaxy Watch7」

「Galaxy Buds3 Pro」

「Galaxy Tab S9シリーズ」

「Galaxy Tab S9 FE」

「Galaxy Tab A9+」

Sペン対応5万円台のタブレットが新発売! サムスン「Galaxy Tab S6 Lite (2024)」予約開始

サムスンは、スリムなボディに大画面・Sペン対応・高性能すべてを兼ね備え、仕事と遊び両方のために設計されたスタイリッシュタブレット「Galaxy Tab S6 Lite (2024)」の予約受付を開始。2024年7月31日(水)より販売します。

 

メモの生産性が一段と向上

「Galaxy Tab S6 Lite (2024)」はこれまで以上に簡単で楽しく、正確にアイデアを書き留めることができます。人間工学に基づいて設計されたSペンを付属し、長時間握っていても快適な書き心地を保ちます。ユーザーはタブレットのロックを解除することなく、Samsung Notesでスケッチをしたり、アイデアを書き留めたり、Sペンを使って文字や絵を書くことができます。

 

また、Sペンは充電する必要がないため、アイデアを思い付いた瞬間にいつでも使用することができます。またGalaxy Buds FEを含むGalaxyデバイスと互換性があり、複数のデバイス間でシームレスな接続が可能です。

 

スタイリッシュで持ち運びやすい

高級感のあるメタリックなデザインを採用。重量は465gと携帯性を高め、コンパクトかつ軽量なモデルとなっています。さらに、約10.4インチの大画面とスリムで対称的な9mmのベゼルによりコンパクトなサイズ感ながら没入感のある視聴体験を提供。さらに最大14時間のノンストップ動画再生を可能にするバッテリーを搭載しています。

 

microSD対応・DeXを搭載し、快適な作業が実現

クイックパネルのDeXボタンをタップするだけで、タブレットをまるでPCのように使用できる機能を搭載。一度に複数のウィンドウを開き、写真をメールにドラッグ&ドロップ、右クリックしてその他の機能を表示するなど便利に使うことも可能です。チップセットにExynos 1280を搭載し、よりWEB閲覧やノート作成もスムーズに行うことができます。また、最大1TBのmicroSDに対応し、写真や動画の容量を気にせず保存することが可能です。

※実際のUIと異なる場合があります。

 

端末間の接続に障壁をなくす「SmartThings」

「SmartThings」はタブレット画面上の操作だけでテザリング機能をONにすることが可能。GalaxyスマートフォンのデータをQuick Shareで簡単にタブレットへ共有することもできます。

 

効果的なタブレット学習ができる「業務用タブレット」としても活用可能

Galaxy独自の強固なセキュリティであるKnoxが標準搭載されており、業務用タブレットとしても安心安全に利用が可能。付属のSペンを活用して、ビジネスにおけるメモや編集、タブレット学習など、幅広い利用シーンで活躍します。

 

2年間の安心保証サービス「Galaxy Care」

「Galaxy Care」に加入すると、水没破損や落下等による画面割れ、故障や盗難時に、無料もしくはわずかな負担金で端末の修理・交換が可能です。

※1年に1回までとなります。
※Samsungがグローバルで提供している「Samsung Care+」とは内容が異なります。
※詳細および対象製品はGalaxy Care詳細ページ(https://www.samsung.com/jp/offer/galaxy-care/)をご確認ください。

 

サムスン

商品名:Galaxy Tab S6 Lite (2024)
価格:5万3600 円(税込)

※表示はSamsungオンラインショップ(2024年7月17日時点)の価格です。その他販売店での価格は異なる場合があります。また時期によって変動する可能性がありますのでご了承ください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

「Galaxy Tab S6 Lite」など、Galaxy製品が特価に! Amazonと公式オンラインショップでブラックフライデーセール中

サムスン電子ジャパンは、Amazonで12月1日23時59分まで開催中の「Amazon ブラックフライデー先行セール」「Amazon ブラックフライデー」にて、Galaxy対象製品をセール価格で販売します。

 

今年のAmazon ブラックフライデー先行セールとAmazon ブラックフライデーの対象製品は、「Galaxy Tab S6 Lite」、「Galaxy Watch5(44mm)」、「Galaxy Buds2」、「Galaxy Tab S6 Lite Book Cover」です。

↑「Galaxy Tab S6 Lite」

 

セール期間中には、新製品タブレット「Galaxy Tab S9+」、「Galaxy Tab S9 FE」、「Galaxy Tab A9+」のクーポン割引も実施いたします。

↑「Galaxy Tab S9+」

 

また、11月22日からは、同社公式サイト「Samsungオンラインショップ」にて、対象製品をセール価格で販売する「Samsungオンラインショップ ブラックフライデー」を開催しています。期間は11月27日23時59分まで。

↑「Galaxy Buds2」税込1万4193円(25%オフ)

 

対象製品は、Galaxy Tab S6 Lite、Galaxy Buds2のほか、睡眠や健康測定ができるスマートウォッチ「Galaxy Watch5 Pro」や「Galaxy Watch4(40mm)」で、最大30%オフのセール価格で販売しています。

↑「Galaxy Watch5 Pro」税込5万3060円(30%オフ)

Galaxy Book3シリーズが正式発表! 3K有機ELにGeForce RTX 4070搭載のモデルも

サムスンはグローバルイベントにて、新型ノートパソコン「Galaxy Book3」シリーズを発表しました。

↑サムスンより

 

Galaxy Book3シリーズは、高性能なハイエンドモデルの「Galaxy Book3 Ultra」、Sペンに対応した2 in 1のコンバーチブルモデルの「Galaxy Book3 Pro 360」、薄くて軽量な通常のノートパソコン型の「Galaxy Book3 Pro」の3モデル構成となっています。

 

Galaxy Book3シリーズの特徴は、3K解像度の有機ELディスプレイ「Dynamic AMOLED 2X」を搭載していること。48〜120Hzまでリフレッシュレートを動的に変化せることで、省電力とスムーズな画面表示を実現しています。またAKG4スピーカーを搭載するなど、エンタメ性能にもこだわっています。

 

Galaxy Book3 Ultraは最新の第13世代Core i9/i7プロセッサーと、NVIDIA GeForce RTX  4070グラフィックスを搭載。画面サイズは16インチで、本体重量は1.79kgに留めています。メモリーは最大32GB、ストレージは最大1TBのSSDを搭載し、OSにはWindows 11を採用しています。

 

Galaxy Book3 Pro 360も同じく16インチディスプレイを搭載したほか、プロセッサーは第13世代Core i7/Core i5でグラフィックスには内蔵の「Intel Iris Xe グラフィックス」を採用。一方のGalaxy Book3 Proは14インチ/16インチの2モデルで、プロセッサーは第13世代Core i7/Core i5、グラフィックスは内蔵の「Intel Iris Xe グラフィックス」となっています。

 

カラバリはGalaxy Book3 Ultraがグラファイトの1色、Galaxy Book3 Pro 360とGalaxy Book3 Proはグラファイトとベージュの2色を用意。

 

2023年2月17日から一部市場にて、Galaxy Book3 ProとGalaxy Book Pro360の販売が開始されます。Galaxy Book3 Ultraの海外向け価格は2399.99ドル(約31万円)から、Galaxy Book3 Pro 360は1899.99ドル(約25万円)から、Galaxy Book Pro360は1449.99ドル(約19万円)からとなっています。

Galaxy S23発表! 2億画素カメラと最速プロセッサーで真のフラッグシップだ!

サムスンはグローバルイベントにて、新型フラッグシップスマートフォン「Galaxy S23」シリーズを発表しました。

↑サムスンより

 

Galaxy S23シリーズは通常モデルの「Galaxy S23」と大画面モデルの「Galaxy S23+」、そしてスタイラス「Sペン」を内蔵したフラッグシップモデル「Galaxy S23 Ultra」の3機種が用意されています。

 

3モデルの共通スペックとしては、Galaxyスマートフォンの中で最も強力で効率的な最速の「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」を搭載。前モデル「Galaxy S22」シリーズと比較して処理性能が約30%向上し、グラフィック処理の性能などもアップしました。さらに、光や影を現実世界と同様に表現する「リアルタイム・レイトレーシング」にも対応しています。

 

プレミアモデルのGalaxy S23 Ultraは、6.8インチ/120Hz駆動の有機ELディスプレイを搭載。また、背面には約2億画素広角+約1200万画素超広角+約1000万画素3倍望遠+約1000万画素10倍望遠の4眼カメラを搭載しています。ディスプレイ上部には約1200万画素のフロントカメラを装備。

 

バッテリー容量は5000mAhで、45Wの急速充電にも対応。OSにはAndroid 13を搭載し、4世代のOSアップグレードと5年間のセキュリティアップデートが予定されています。

 

Galaxy S23とGalaxy S23+は、それぞれ6.1インチ/6.6インチで120Hz駆動の有機ELディスプレイを搭載。また背面には5000万画素広角を含む3眼カメラを搭載したほか、バッテリー容量はそれぞれ3900mAhと4700mAhとなっています。

 

Galaxy S23シリーズはファントムブラック、クリーム、グリーン、ラベンダーの4色が用意され、2月17日以降に販売が開始されます。クアルコムと共同開発したSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyがどれだけの性能を発揮するのか、今後のレポートを待ちたいものです。

海外でGalaxy折りたたみスマホから「Z」が消える

韓国サムスンは海外の一部地域にて、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」の商品名から「Z」の文字を削除していることが確認されています。

 

現在も進行している、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。その際にロシアは自軍の認識記号として「Z」の文字を、戦闘車両などにマーキングしています。そしてロシアへの国際的な非難が高まる中、さまざまな企業が「Z」の文字を自社の製品/ブランド名から外す動きが出ているのです。

 

今回サムスンがGalaxy Z Fold3 5G/Flip3 5GからZの文字を外したのは、リトアニア、ラトビア、エストニアの3カ国。これらのバルト三国は一時は旧ソ連に編入されていたものの、反ロシア感情が高い国々として知られています。そのような国民感情に配慮して、サムスンはまずこれらの国々にてブランド名を変更したことが推測されます。

 

サムスンはロシア向けの経済制裁として、すでにスマートフォンだけでなく全ての製品の出荷を停止しています。また同様に、韓国LGや米アップルもロシア向けの製品出荷を中止しているのです。

 

記事執筆時点(2022年4月1日)では、日本向けのサイトでは「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」の名称は変更されていません。しかしロシアへの国際的な非難が益々高まる中、特にヨーロッパやアメリカにて、同様の製品名の変更が行われる可能性は高そうです。

 

Image: サムスン電子

Source: サムスン電子, 9to5Google

サムスンがiFixitと提携し、純正修理部品を一般提供へ

韓国サムスンは修理業者のiFixitと提携し、アメリカにて純正の修理部品やマニュアルを今夏からユーザーへと提供すると発表しました。

 

近年盛り上がりをみせる、消費者によってガジェットを修理する権利の主張。すでに昨年末には、米マイクロソフトとiFixitの提携による純正修理部品の販売も発表されています。さらに、米アップルも2022年からユーザーに修理部品を提供する予定です。

 

サムスンによれば、今回のプログラム部品の対象となるのは「Galaxy S20」「Galaxy S21」「Galaxy Tab S7+」の3機種。提供されるのは純正部品、修理ツール、直感的なステップバイステップの修理ガイドです。純正部品としてはディスプレイ部品、背面ガラス、充電ポートなどがあげられています。さらに、今後はより多くのデバイスと部品がプログラムの対象となる予定です。

 

サムスンは今回のプログラムのメリットについて、「消費者が製品の寿命を伸ばす方法を増やし、利便性と環境への配慮を向上させることができる」と述べています。

 

このようなユーザーによる修理プログラムの提供はサムスンが指摘するように、スマートフォンやタブレットなどが故障した際に高額なメーカー修理に頼ることなく、デバイスを自分で修理できるというメリットがあります。一方で電子機器の修理に慣れていないユーザーの場合、デバイスを損傷してしまうリスクも存在します。

 

サムスン製デバイスの純正部品の販売価格などの詳細は、今後発表される予定です。今後もサムスンやマイクロソフト、アップルに続き、さらなる大手メーカーがユーザー修理の集団の提供に踏み切るのかどうかに注目が集まります。

 

Image: サムスン電子

Source: サムスン電子

クリエイター・ワタナベカズマサに聞く! 2022年はコレがくる!

インフルエンサーは、家電やガジェット、ファッションなどの様々な情報をライフスタイルとともに発信し続けています。 今回は常にトレンドの前線に立ち、時代をリードしてきたクリエイターのワタナベカズマサさんに、2022年に爆売れ必至のアイテムを占ってもらいました!

※こちらは「GetNavi」2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

日本市場での普及が待たれる折りたたみスマホ

中国メーカーでは主力となりつつある折りたたみスマホですが、日本市場はいまだ発展途上。メーカー間の競争による低価格化が普及のカギとなりそうです。

 

タブレットのような大画面でコンテンツを快適に楽しめる折りたたみスマホ

サムスン電子
Galaxy Z Fold3 5G
実売価格23万7565円(256GB)

開くとタブレットのように大画面でゲームや動画視聴を楽しめる折りたたみスマホ。シリーズで初めて同社のSペン(別売)に対応し、描画や細かい画面操作を快適に行えます。また、折りたたみスマホとしては世界初の防水機能を搭載しています。

 

↑約7.6インチの大画面を最大3分割してアプリ同時表示が可能。ネット検索とweb会議、メモを同時に行えるなど、ビジネスシーンでも活躍

 

↑5nmプロセッサーを採用し、Galaxy Zシリーズ史上最速の処理能力を誇る。12GB RAMを備え、最先端のゲームプレイ時も快適

 

▼選んだのはこのインフルエンサー

[動画クリエイター]ワタナベカズマサさん
YouTube「ワタナベカズマサガジェットチャンネル」はわかりやすいレビュー動画が好評。ロマンを感じられる最新デバイスが大好物。

ドコモ、サムスンのオリンピック記念スマホと5G対応スマホを6月3日に発売

NTTドコモは5月31日、サムスン電子の東京2020オリンピック記念モデル「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition SC-51B」と5G対応スマートフォン「Galaxy A52 5G SC-53B」を、6月3日に発売すると発表。なお、事前予約は現在受け付け中です。

 

Galaxy S21 5G Olympic Games Edition SC-51Bは、ハイスペックモデル「Galaxy S21 5G」をベースにした限定モデル。ボディにはファントムブルーを、サイドフレームにはゴールドカラーを採用し、背面にはオリンピックロゴが印字されています。

 

また、パッケージにもこだわっており、特別感のあるプレミアムパッケージで提供されるほか、壁紙やロックスクリーン、アプリアイコンなどがカスタマイズされたモデルです。

 

ディスプレイは、6.2型の有機EL仕様。本体サイズは約幅71×高さ152×厚さ7.9mmで、重量は約171gです。カメラは約1200万画素のメインカメラのほか、約6400万画素の望遠、約1200万画素の超広角の、トリプルカメラ構成。このほかスペックは、CPUがQualcomm Snapdragon 888、メモリーが8GB、ストレージが256GBとなっています。

 

いっぽうの、Galaxy A52 5Gはミドルレンジにあたるモデル。ディスプレイは約6.5型で、狭額縁ベゼル「Infinity-O Display」を採用しています。また、リフレッシュレートは120Hzに対応しており、動画やゲームが快適に楽しめるとしています。

 

カメラは、約6400万画素のメインカメラのほか、約1200万画素の超広角、約500万画素のマクロ、深度測定の4眼構成。このほかスペックは、CPUがQualcommのSnapdragon 750Gで、メモリーは6GB、ストレージは128GB。バッテリーは4500mAhとなっています。また、5G通信はSub-6に対応します。

 

本体サイズは約幅75×高さ160×厚さ8.4mmで、重量は約188g。このほか、防水や防塵、おサイフケータイ、指紋認証と顔認証などに対応しています。

「Galaxy S21 5G/S21 Ultra 5G」海外版インプレ! 大刷新デザインと最強カメラの実力を見る

サムスン電子が発表した2021年のフラッグシップスマホ「Galaxy S21 5G」と「Galaxy S21 Ultra 5G」。日本発売も期待できそうなこのモデルの魅力の一端を紹介します。

 

なお、Galaxy S21シリーズは5G通信に対応するスマホですが、今回は海外版をレビュー。外観やカメラ機能を中心に検証しています。

↑左がGalaxy S21 5G、右はGalaxy S21 Ultra 5G

 

【Galaxy S21 5G/S21 Ultra 5Gの外観をチェック!】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

高倍率ズームカメラを引き立たせるデザイン

2020年のGalaxy S20シリーズでは、S20 5Gで最大30倍、S20 Ultra 5Gでなんと最大100倍というデジタルズームに対応するカメラ機能が特徴でした。今回のS21シリーズは、この性能はそのままに、デザインや基本性能を大幅にブラッシュアップしています。

 

Galaxy S21 5Gはボディデザインを大きく改良。自慢の3眼カメラを引き立たせるデザインとなりました。薄型の筐体から大きく出っ張ったカメラユニットは側面バンパーの金属と一体化し、1つの流れを作るような形状に。

 

チップセットは、発売国によってクアルコム製のSnapdragon 888 5Gか、サムスン製のExynos 2100に分かれます。どちらも最新の5nmプロセスで作られた現状最高峰のチップセットです。

↑Galaxy S21 5Gのカメラ部分

 

↑S21 5Gのサイズ感は、約6.2インチと現行機種の中でも標準的

 

↑今回触った実機のカラーは、ファントムバイオレット。高級感ある意匠に進化している

 

↑画面内指紋認証に対応

 

ディスプレイは現行で最高峰のスペックである、120Hz駆動の有機ELディスプレイを搭載。スクロールした時の表示から滑らかです。HDRに対応しているので、映画や自分で撮った映像も色鮮やかに表示できます。他のハイエンドスマホと比べても、画面枠が特に細く小さいGalaxy S21シリーズは、片手持ちで使いたい人に適したモデルでしょう。

 

Galaxy S21 Ultra 5Gはシリーズ初のSペン対応

Galaxy S21 Ultra 5Gは、Galaxy Noteシリーズの「Sペン」に対応。Galaxy Sシリーズで初めてペンによる手書き入力が可能となりました。

↑Galaxy S21 Ultra 5G。約6.8インチのディスプレイは、動画視聴はもちろん、今回初のペン入力対応にも効果を発揮するサイズ感だ

 

↑Noteシリーズで評価の高いSペンに初対応

 

Galaxy Noteシリーズとは異なり、Galaxy S21 Ultra 5Gには本体にSペンを格納する場所がありません。Sペンを使う場合は別売のペン対応ケースを利用するか、あるいは互換性のあるペンを使うと良いでしょう。ワコム製の「Wacom Oneペン」や鉛筆型の「Staedtler ノリスデジタル」などが利用できます。

 

カメラは前作と同等性能

前機種と同様に、1億画素カメラ搭載のGalaxy S21 Ultra 5G。デジタルズームで最大100倍という高性能を誇ります。

↑最大100倍デジタルズームは、いまだトップクラスの望遠性能

 

Galaxy S21シリーズのカメラ性能は、基本的には前世代のモデルをそのまま踏襲。Galaxy S21 5Gでは最大30倍のデジタルズームに対応し、Galaxy S21 Ultra 5Gは最大100倍のデジタルズームが可能です。最後に2機種の撮影作例をご覧ください。

 

【Galaxy S21 5G撮影サンプル】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

【Galaxy S21 Ultra 5G撮影サンプル】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

 

【記事内の写真をチェック】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

撮影協力:キャットラウンジ 猫の館ME

ガジェット好き御用達「トバログ」さんのお気に入りアイテム大公開!

モノに精通した各界の目利きたちにオススメアイテムを訊く「GN MEISTERS(ゲットナビ マイスターズ)」。今回は、動画やブログなどで自身のライフスタイルについて発信している鳥羽恒彰さんにインタビュー。最近購入したなかから、特にお気に入りのアイテムを教えてもらった!

※こちらは「GetNavi」 2021年2月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

自分が好きなモノを嘘のない言葉でレビュー

鳥羽恒彰さん

ミニマリストの対岸から発信するガジェット好きクリエイター。最近買って良かったモノや、愛用している暮らしの道具、気になる友人のデスク環境の紹介などをブログ&YouTube「トバログ」で公開中。日々の暮らしのなかでちょっとした参考になるようなコンテンツを配信している。

トバログはコチラ:https://tobalog.com/

 

モノで生活がどう変わるかを重視

レビューでは、スペックなどの数値による評価は少なめ。そのアイテムはどんな使い方をできるのか、それによって生活がどう変わるのか、ライフスタイルの観点からモノの価値を見極める。

 

情報を伝えて人を喜ばせたい

鳥羽さんは子どものころから、自作のマンガやミニブログなどで友人を楽しませるのが好きだったという。いま発信するのも、自分が得た情報を共有することで人を喜ばせたい一心からだ。

 

気になる人の暮らしをのぞき見

人気コンテンツ「カバンの中身が好き」では、そのタイトルの通り、ゲストのカバンに入っているものを紹介。まだ見ぬ新しいモノとの出会いや、想像を膨らませる楽しみを演出している。

 

鳥羽さんの“買ってよかったモノ”

“ほぼタブレット”をポケットに入れて持ち運べるのは快適

サムスン電子

Galaxy Z Fold2 5G

実売価格25万9980円

二つ折りできるスマホ。メインディスプレイは開くと7.6インチの大画面で、最大3つのウィンドウを同時に立ち上げて、タブレット感覚で効率的に作業できる。カバー部にも6.2インチ画面を搭載。

 

ここがお気に入り

ディスプレイを折りたためるという先進のギミックに感激して購入しました。使ってみて、なんて便利なんだろうと改めて実感しています。広げたときの画面サイズは7.6インチでiPad miniと同じくらいなのですが、それをポケットに入れて持ち運べるというのはスゴいことですよね。

 

これを導入して生活は変わりました。最近、郊外に引っ越して電車での移動時間が増えたのですが、その間にブログ記事を書いたり、電子書籍で情報収集をしたり、マンガを読んでリラックスした……。時間を有効に使えています。

 

エレガントなブロンズカラーのボディもキレイで気に入っています。この色に合う純正ケースをeBAYで韓国から輸入しました。

 

動画の書き出しが劇的に早く、時間を有効活用できる!

日本HP

ENVY 15 クリエイターモデル

実売価格25万3000円~

第10世代インテルCore i9を採用。32GBのメモリと2TBのSSDを搭載し、動画の編集などPCへの負荷の高い作業をサクサク行える。シルバーのシンプルなボディもクリエイティブな雰囲気を醸成。

 

ここがお気に入り

動画の編集にさらに力を入れるようになって最近、ハイスペックなPCを探していたんです。CPU、ストレージ、ディスプレイなど、スペックの条件を設定して候補を絞っていたのですが、どうしてもかなり高価になり……。と、悩んでいたところ、セール+クーポン利用で21万円ほどだったこのPCを即買いしました!

 

何といっても、動画編集の効率が大幅に向上。それまで使っていた2018年モデルのMacBookでは、平均サイズの動画を書き出すのに8分ほどかかっていたのですが、わずか2~3分に短縮されました。ハイスペックなので、書き出しと同時に写真編集やサムネイル作成も可能。メイン端末として申しぶんのない働きぶりを見せています。

 

走りに惚れて選びましたが、その多機能さに驚いています

マツダ

CX-5 25T Exclusive Mode

379万5000円~

ターボエンジンSKYACTIV-G 2.5Tを搭載する「25T L Package」をベースとする特別仕様車。ナッパレザー製のシートや、運転席と助手席のベンチレーション機能など、インテリアの上質さを追求している。

 

ここがお気に入り

子どもが2021年1月に誕生予定で、生活がガラリと変わります。妻の産院への送迎、そして家族での移動のために購入しました。

 

マツダ車を選んだのは、以前同社のデミオを運転したときに、加速が気持ち良かったのが印象に残っていたから。デザインも気に入ってSUVのCX-5にしましたが、乗ってみて機能の豊富さに驚いています。CarPlayでiPhoneと連携できるのも便利だし、車間距離を自動調整する運転支援機能も快適。ボーズのスピーカー10基によるサラウンドシステムの迫力は圧巻です。

 

いまは生活を便利にするツールという位置づけですが、クルマの“沼”にハマって色々と凝りだすと散財しそうですね。適度な距離を保って乗りたいと思います(笑)。

 

いま気になっているモノは?

ソニー

wena 3 leather

実売価格3万3000円

現在メインのスマホとして使っているGalaxy Z Fold2 5Gは、NFCに非対応。そのためSuica機能を入れられないんです。そこで気になっているのが、腕時計のバックル部にスマートウオッチ機能を搭載したwena 3。好みの「ヘッド」(時計部)と組み合わせて使えるのが良いですね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

2020年の「ベスト5Gスマホ」はどれだ? モバイルライターが選ぶトップ5ランキング

2020年3月に商用サービスが開始された5G。新たに発売されたスマホは、ほとんどが5G対応で、まさに “5G元年” といった様相でした。でも、まだ5Gにつながるエリアは限定的。せっかく5Gスマホを買ったのに、「5G」という表示が出ず、虚しい気持ちになった人もいることでしょう。また、そんな噂を聞いて、5Gスマホへの機種変更を躊躇している人もいるかもしれませんね。

 

5Gに関してはそんな2020年でしたが、日本で発売された5Gスマホの、ほぼ全機種に触れた筆者が “初めての5Gスマホ” としてレコメンドしたい5機種を選びましたので、紹介していきましょう。一応、順位をつけましたが、それぞれ個性が異なり、価格も異なる端末なので、同率1位と言ってもいいほどです。予算に合って、惹かれるモデルがあれば、ぜひお店に行って触れてみてくださいね。

 

第5位:Galaxy Z Flip 5G

スマホの新しいトレンドとして注目される「フォルダブル」、つまり折りたためるディスプレイを搭載するモデル。海外では、複数のメーカーがリリースしていますが、日本では今のところGalaxyの独壇場。今年は、本のように開ける「Galaxy Z Fold2 5G」に加えて、縦開きの「Galaxy Z Flip」「Galaxy Z Flip 5G」も発売されました。

↑au/サムスン電子製/価格:18万5835円(かえトクプログラム適用時:11万1435円)。開くと約H167×W74×D6.9mmで、折りたたむと約H87×W74×D15.4mmになる

 

Galaxy Z Flip 5Gは、2月に発売された4GモデルのGalaxy Z Flipを5Gに対応させたもの。5Gになってもサイズ感はそのまま。コンパクトに折りたたんで持ち歩けて、使うときに開いて約6.7インチの大画面を利用できます。折りたたみ時には小さいサブディスプレイで時刻や通知を確認できます。世代によっては、ガラケーの使い勝手が返ってきたようで、懐かしく感じるかもしれません。

↑時刻や電池残量などを確認できるサブディスプレイを搭載。閉じた状態で、このサブディスプレイでプレビューを確認して撮影することも可能

 

半開きにすると、端末を置いて撮影できたり、ハンズフリーで動画を見たり、ビデオ通話ができたり、フォルダブルならではの使い勝手も考え尽くされています。使っているだけで注目され、人に自慢できること請け合いですが、ネックは価格。次の機種変更時に端末を返却する「かえトクプログラム」を利用しても10万円超え。でも、この端末は返したいくないですよね?

↑半開きにすることで卓上に置いて操作するなど、折りたたみ形状を生かした使い方が可能

 

第4位:iPhone 12 mini

秋に発売されたiPhone 12シリーズも全4機種が5Gに対応。最も注目されたのは、最も小さくて軽いiPhone 12 miniでしょう。

↑SIMフリー、NTTドコモ、au、ソフトバンク/アップル製/価格:8万2280円(SIMフリー版 64GBモデル)〜。サイズはH131.5×W64.2×D7.4mmで、重さはわずか133g

 

5.4インチの有機ELディスプレイを搭載し、重さは133g。横幅は64.2mmしかないので、片手で楽に操作できます。されど、最新のA14 Bionicチップを搭載し、パフォーマンスは他の3機種と比べて遜色なし。ゲームやマルチタスク操作はもちろん、4Kビデオの編集もサクサクと行えます。

↑5.4インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載。4Kビデオの再生・編集もスムーズに行える

 

上位モデルのiPhone 12 Pro/12 Pro Maxは超広角+広角+望遠のトリプルカメラを搭載していますが、12/12 miniは超広角+広角のデュアルカメラ。されど、実際に撮り比べてみたところ、画質にはさほど差はない印象。望遠がなくても、デジタルズームでも2〜3倍くらいまでなら鮮明な画質で撮れます。

↑左がiPhone 12 Pro Maxで、右がiPhone 12 mini。超広角(1200万画素)+広角(1200万画素)のデュアルカメラを搭載。デジタルズームは最大5倍

 

ボディが小さい分、バッテリー容量が少なめで、電池持ちは今ひとつ。しかし、大きく重くなりがちな5Gスマホで、このサイズを実現したことは高く評価すべきでしょう。

 

第3位:TCL 10 5G

ここ数年、世界市場でテレビの出荷台数を伸ばしている中国の大手家電メーカー・TCL。2019年から自社ブランドのスマホの製造・販売を開始しましたが、早くも2年目にして5Gスマホをリリース。SIMフリーモデルで、3万9800円という激安価格をしました。

 

6.53インチの液晶ディスプレイは、パンチホール型のインカメラを搭載することで、91%の画面占有率を実現。テレビの開発で培った「NXTVISION」という高画質化技術によって、写真や動画、ゲームをより鮮やかな画質に拡張したり、SDR動画をリマスターして、HDR並みのコントラストと色合いにアップコンバートすることが可能。

↑SIMフリー/TCLコミュニケーション製/価格:3万9800円。6.53インチの液晶ディスプレイを搭載。解像度はフルHD+(2340×1080ドット)で、自分好みの画質にカスタマイズすることも可能

 

6400万画素をメインとする4眼カメラを搭載し、超広角撮影に加え2cmまで近づけるマクロ撮影も楽しめます。AIによる被写体・シーン認識にも対応し、不自然には見えない範囲で、映える写真を撮ることが可能。さらに、4500mAhの大容量バッテリーを搭載するなど、満足度が高い仕様です。

↑背面にはクアッドカメラと指紋センサーを搭載

 

ボディが210gとやや重く、SIMを1枚しか挿せないことは残念ですが、この価格なら納得。コスパを重視する人は、TCLというメーカーを覚えておいて損はないでしょう。

↑SIMフリースマホは2枚のSIMを挿せる機種が多いが、TCL 10 5GはシングルSIM仕様。なお、microSD(最大1TB)は装着可能

 

第2位:Xperia 5 II

今年2機種の5Gスマホをリリースしたソニーモバイル。「Xperia 1 II」は約6.5インチの4Kディスプレイを搭載し、「Xperia 5 II」は約6.1インチのフルHD+ディスプレイを搭載。どちらも1220万画素のトリプルカメラを搭載しています。Xperia 1 IIの方がグレードが高く、価格も高いのですが、個人的には、Xperia 5 IIの使い勝手に強く惹かれました。

↑NTTドコモ、au、ソフトバンク/ソニーモバイルコミュニケーションズ製/価格:9万9900円(スマホおかえしプログラム適用時:6万6600円)*NTTドコモ版の場合。約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しつつ、ボディ幅は約68mmに抑えられているので、片手でも楽に操作できる

 

Xperiaは縦横比が21:9の「シネマワイドディスプレイ」を搭載し、大画面ながらボディ幅が細く、片手で操作しやすいことが利点。Xperia 1 II/5 IIにはデジカメライクに設定・撮影できる「Photography Pro」というアプリがプリインされていますが、とくにXperia 5 IIとの相性は◎。横向きにして構えて、側面のカメラボタンをシャッターにする操作感はデジカメそのもの。

↑デジタル一眼カメラと同じように詳細な設定ができる「Photography Pro」アプリは、横向きで使う仕様。側面のカメラボタンをシャッターにして、デジカメライクに撮影できる

 

さらに、Xperia 1 IIにはない5 IIのアドバンテージが、120Hzの高速リフレッシュレートに対応したこと。ゲームや動画再生に有利であることはもちろん、通常の画面スクロール時にもなめらかな表情が得られます。

↑リフレッシュレート(画面の更新速度)は120Hzに設定でき、ゲームプレイ時はタッチサンプリングレート(タッチ反応の頻度)は最大240Hzにできる

 

性能と使い勝手のバランスが良く、ボディの質感などデザイン面での完成度も高い。価格がもう少し安ければ、1位にしたかったモデルです。

 

第1位:Mi 10 Lite 5G

1位に選んだのは、auからリリースされたシャオミ製の5Gスマホ「Mi 10 Lite 5G」。最大の魅力は価格です。9月に発売された当初から5Gスマホでは最安だったのですが、さらに値下げされて、12月28日現在、一括価格は3万2470円。次の機種変更時に端末を返却する「かえトクプログラム」を利用すれば、なんと実質2万5990円で購入できるんです。

↑au/シャオミ製/価格:3万2470円(かえトクプログラム適用時:2万5990円)。約6.6インチの有機ELディスプレイを搭載。しずく型ノッチに搭載されたインカメラは約1600万画素

 

ちょっと心配になるような安さですが、性能や使い勝手はお値段以上。プロセッサーはSnapdragon 765G(最大2.4GHz)で、メモリ(RAM)は6GB。ミドルクラスの最上位と言える仕様で、日常的な用途での操作感はハイエンドモデルと比べて遜色なし。約6.6インチの有機ELディスプレイを搭載し、画面内に指紋センサーを内蔵。4800万画素をメインとするクアッドカメラは4Kビデオの撮影にも対応。4160mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちも安心。

↑指紋センサーはディスプレイ内に搭載。画面オフの状態からでも素早くロックを解除できる

 

↑背面パネルは光沢が強めで、ハイエンドモデルに見える仕上がり。4眼カメラはメイン(広角)+超広角+マクロ+深度センサーという構成

 

強いて弱点を挙げるとしたら防水とおサイフケータイに対応していないこと。それらがなくても平気なら、買って損なしのモデルでしょう。

 

気になるモデルはありましたか? ビビッと響くモデルがなかった人は、2021年に発売されるモデルに期待しましょう。筆者は、さらに高性能で、価格的にも魅力がある5Gスマホが増えるのではないかと予測しています。

 

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【最新スマホ5機種・プロ評価】キャリア系Androidスマホはハイスペックの個性派が狙い目

基本的な性能は横並びになりつつあるキャリアのハイエンドモデル。しかし、唯一無二の独自機能を備える機種が増えてきて、それがiPhoneとの差別化にもなっています。使う人によっては、ぐ〜んと満足度が高まりそうな “ハイスペック+α” の個性派スマホを紹介します。

※実質価格は、新規契約もしくは機種変更時の端末価格から、月々サポート(NTTドコモ)やアップグレードプログラムEX(au)の割引分を引いたものです

 

【解説する人】

ITライター 井上 晃さん

スマホやスマートウォッチに精通するライター。海外に出向いて最新トレンドを取材することも。

 

【採点項目】

操作性:本体のサイズ感は適正か? ホーム画面は迷わずスムーズに操作できるか? を評価しました。

パフォーマンス:「Antutu Benchmark」というアプリでパフォーマンスをテスト。実際の使用感も加味しました。

カメラ:背面カメラのスペックと画質を評価。使える独自機能がある場合は加点要素としました。

独自機能:その機種ならではの独自機能の役立ち度をチェック。レア度と汎用性を重視して評価しました。

 

個性派の筆頭は「M」と「Note8」

日本ではiPhone Xも好調で、iPhoneはますますユーザーの裾野を広げています。しかし、スマホの使い方は人それぞれ。自分なりの満足度を追求するなら、必要十分なスペックを備えつつ、さらに “一芸” も備えた個性派モデルも検討したいところ。最注目は2画面スマホ・M。

 

「1画面を2分割するマルチウィンドウでは満足できなかった人に最適な1台です」(井上さん)

 

ほかにもペンで操作できるGalaxy Note8は、実はアナログ派も重宝するといいます。

 

「ちょっとしたメモを書くために手帳を手放せない人でも、Note8があれば、手帳を持ち歩く必要はなくなるかも」(井上さん)

 

 

【その1】2つのディスプレイを自在に使い分けられる

NTTドコモ/ZTE

M Z-01K

実質価格 4万2768円

2面ディスプレイを搭載し、2つのアプリを同時に利用したり、画面を連結させて大きな画面でウェブや動画を見たりできることがメリット。「dマガジン」など電子雑誌の閲覧にも最適です。【最大2.2GHzクアッドコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080 ×2】【リアカメラ2030万画素】

 

操作性:★×5

フツーのスマホとしての使い勝手も上々

折りたたみ時の横幅を約72㎜に抑え、一般的なスマホと同じ感覚で操作できる。2画面ゆえの厚さや重さはありますが、使い勝手は良いです。

 

パフォーマンス:★×4

ハイエンドらしい処理能力を有する

CPUはSnapdragon 821で、RAMは4GB。ベンチマークのスコアは、ライバルより少し劣りましたが、実用上の差はあまりありません。

 

カメラ:★×4

20メガピクセルカメラは自撮りがラク

折りたたみ構造を生かし、約2030万画素カメラを1基搭載。高画質セルフィーを撮れるのは◎。ただし、使いこなすには慣れが必要です。

 

独自機能:★×5

2画面をフレキシブルに使い分け可能

目的・用途に合わせて、2つの画面を使い分けられるのが最大の魅力。「大画面」「2画面」「ミラー」「通常」の4モードを利用可能です。

 

【ここが個性派】タブレットのようにも使える

スマホの画面ではウェブや地図が見づらいという人には、2画面を連結する大画面モードが最適。このほか、2人で向き合って同じ画面を見ることもできます。

↑約6.8インチの大画面で地図やウェブ、動画を見ることができます

 

↑半開きにして立てて、2つの画面で同じ動画を再生することも可能です

 

 

【その2】便利な「Sペン」がさまざまな場面で活躍!

 

NTTドコモ・au/サムスン電子製

Galaxy Note8

実質価格 7万6464円(NTTドコモ)

大画面とペンで操作できることが特徴のハイエンドモデル。録音しながらメモを書いたり、撮った写真に説明を入れたりと、使い方は人それぞれ。デュアルカメラも備えています。【最大2.35GHz オクタコア】【6GB RAM/64GB ROM】【6.3インチ/2960×1440】【リアカメラ1220万画素+1220万画素】

 

操作性:★×5

安定したホールド感で快適に操作可能

大画面ですが、画面比率は18.5:9で縦に長い。横幅は約75㎜で、ホールド感は良好。画面を分割するマルチウィンドウ機能も使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

アプリの切り替えも圧倒的にスピーディ

今回紹介した5機種のなかで最高スコアを記録。6GBメモリの恩恵で、マルチタスクなど負荷の大きい作業もキビキビとこなせます。

 

カメラ:★×5

広角+望遠のデュアルカメラが◎

デュアルカメラは広角+望遠の組み合わせです。広角カメラはF1.7のレンズで、光を効率よく取り込む「デュアルピクセルセンサー」を採用。

 

独自機能:★×5

Sペンがスマホの用途を広げてくれる

本体から抜き出せるSペンを装備。とっさにメモを書いたり、写真を切り抜いたり、動くメッセージを送ったり、多彩に使用できます。

 

【ここが個性派】Sペンで翻訳することも可能!

Sペンのペン先はわずか0.7㎜で、4096段階もの筆圧を検知。ただ文字を書けるだけでなく、ペン先をかざした部分を拡大したり、翻訳したりもできます。

↑Sペンで大きく書いた文字を、罫線上にきれいに並べて記録できる機能もあります

 

↑外国語のサイトを見ている際、Sペンをかざした部分を素早く翻訳できます

 

【その3】先進的なカメラ機能とデザインが魅力 

NTTドコモ・au・ソフトバンク

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製

 Xperia XZ1

 実質価格 3万1104円(NTTドコモ)

シャッターを押した直前の画像も記録される「先読み撮影」など、先進的なカメラ機能を搭載。ディスプレイ画質の美しさや音楽再生機能の充実度にも定評があります。 【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080】【リアカメラ1920万画素】

 

操作性:★×5

美しいデザインとスマートな操作性を両立

画面の大きさと持ちやすさを両立するちょうどいいサイズ感。側面の電源ボタン兼指紋センサーも使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

キビキビと動作して快適に操作できる

 Snapdragon 835という高性能CPUを採用しており、ベンチマークテストの結果も最高クラスでした。

 

カメラ:★×5

高画質はもちろん、遊べる機能も搭載

メモリ一体型の「Motion Eye」カメラシステムを搭載。先読み撮影やスーパースローモーション撮影が可能です。

 

独自機能:★×4

人の顔や立体物を3Dで撮影できる

「3Dクリエーター」に対応し、人物の顔をスキャンして3Dデータを作成・活用できます。用途の広がりに期待。

 

【ここが個性派】

作った3D画像はARで遊べる

「3Dクリエーター」で作成した3D画像は、「ARエフェクト」として撮影時に表示したり、オリジナルフィギュアを注文したりできます。

 

↑自分自身の3Dアバターを作成して、AR世界で遊べるのがユニーク

 

【その4】アウトドアで安心して使えるタフネス仕様

 

au/京セラ製

TORQUE G03

実質価格 3万9960円

米国国防総省が定める耐久試験19項目と、京セラ独自の耐海水・耐荷重試験をクリアした頑強モデル。昨夏からロングヒットを続け、3月に新色レッドが追加されました。【2GHzオクタコア】【3GB RAM/32GB ROM】【4.6インチ/1280×720】【リアカメラ1300万画素+200万画素】

 

操作性:★×3

濡れた指先でもタッチ操作が可能

本体サイズのわりに画面が小さく、視認性はやや悪い。濡れた手や、手袋をしていてもタッチ操作できるのは◎。

 

パフォーマンス:★×3

ミドルクラスとして標準的な動作性

スコアは振るいませんが、基本的な操作はサクサクとこなせます。動画編集など、負荷が大きい用途には不向き。

 

独自機能:★×5

ダイレクトボタンの設定が自由自在

左側面にダイレクトボタンを搭載。よく使うアプリをワンタッチで起動したり、簡易ライトを点灯したりできます。

 

カメラ:★×4

“アクションカメラ”としても使える

1300万画素カメラと200万画素の広角カメラを搭載。ランニング等の活動データを画像に重ねて記録できます。

 

【ここが個性派】アウトドアで役立つアプリが◎

 電子コンパスや日の出・日の入り時間がわかるアプリを標準搭載。気圧、潮の満ち引き、スキー場の積雪情報なども素早く調べられます。

 

↑気圧や高度がわかる「Barometer」アプリもプリインストール

 

 

【その5】トレンド機能が全部入りの欲張りモデル

 

au・ソフトバンク/HTC製

HTC U11

実質価格 4万3200円(au)

F1.7のレンズと高感度センサーを搭載したカメラ、ノイズキャンセリング付きイヤホンなど、先進装備が満載のハイエンドスマホ。握って操作する独自機能も魅力です。【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.5インチ/2560×1440】【リアカメラ1200万画素】

 

操作性:★×4

持ちやすさは△でもアプリが秀逸

感圧センサーの採用ゆえか、約5.5型で幅76㎜と、少し大きめです。ただ、独自のホームアプリの使い勝手は◎。

 

 

パフォーマンス:★×4

ゲームや動画視聴も快適に楽しめる

昨年夏発売モデルですが、性能は依然トップクラス。スコアでわずかにトップに劣りましたが、十分優秀です。

 

カメラ:★×5

シンプルな操作性でキレイに撮れる

一般的なスマホのカメラよりも画素が大きい撮像センサーを搭載。画質の良さは海外の評価機関のお墨付きです。

 

独自機能:★×4

よく使うアプリを握るだけで素早く起動

両側面の下部に感圧センサーを搭載。握るだけで様々なアプリを起動できる「エッジ・センス」は便利です。

 

【ここが個性派】楽しく活用できる「エッジセンス」

「エッジセンス」の初期設定では背面カメラが起動します。Googleアシスタントを素早く起動できるように設定するのもオススメ。

↑握るだけでカメラが起動し、もう1度握るとシャッターが切れます

 

 

早速、Galaxyの最新モデル「S9/S9+」をレビュー! 新機軸カメラ&新認証機能の使い勝手は?

サムスン電子は2月25日(現地時間)、スペイン・バルセロナで開催される見本市「MWC(モバイル・ワールド・コングレス)」に先立ち、「Galaxy S」シリーズの新モデル、Galaxy S9/S9+を発表しました。グローバル向けには、3月16日から出荷される予定です。

 

同機はF値1.5となるレンズを採用し、夜景撮影に強くなるなど、カメラ機能を強化。オーディオも、新たにドルビーサウンドにも対応するなど、従来機より進化を遂げています。また、アクセサリーとしては、「DeX Station」の後継に当たる「DeX Pad(デックスパッド)」も発表されました。日本国内での取り扱いについては、まだ不明ですが、一足先にその詳細について確認しておきましょう。

 

【デザイン】従来機を踏襲しつつ若干変わった部分も

Galaxy S9/S9+のディスプレイ面については、基本的に従来モデル(Galaxy S8/S8+)のデザインが踏襲されていますが、細かい改良も加えられています。5.8インチまたは6.2インチの縦長な有機ELディスプレイ(インフィニティディスプレイ)を搭載するのは従来機通り。インカメラ部分にある一部センサーが目立たなくなり、よりシンプルな外観になっています。同社はこれを「Deep-Black Screen」と表現。

 

↑「Galaxy S9」(左)と「Galaxy S9+」(右)のディスプレイ面。比率は縦18.5:横9となる。解像度は1440x2960ピクセルで、HDRコンテンツにも対応する↑「Galaxy S9」(左)と「Galaxy S9+」(右)のディスプレイ面。比率は縦18.5:横9となる。解像度は1440×2960ピクセルで、HDRコンテンツにも対応する

 

↑同じくS9/S9+の背面。後者にはカメラが2つ付いている↑同じくS9/S9+の背面。後者にはカメラが2つ付いている

 

一方、背面のデザインは指紋センサーなどの配置が変わりました。従来はカメラの横に位置しましたが、本機ではカメラの下へと移っています。また、S9+では、背面にデュアルカメラを搭載しました。2つのカメラは縦に並びます。

 

↑S8(日本販売モデル、左)とS9の背面カメラ周辺を比較↑S8(日本販売モデル、左)とS9の背面カメラ周辺を比較

 

【スペック】スペックはほぼ前機種を継承

スペックについて、OSにはAndroid 8.0を搭載。CPUは販売国によって異なりますが、Exynos 9801(2.0GHz+1.9GHz、オクタコア)または、Snapdragon 845(2.6GHz+1.7GHz、オクタコア)の2種類から選択されます。RAMはS9が4GB、S9+が6GBを搭載。ROMは両機とも64GBが標準となり、外部メモリとして最大400GBのmicroSDカードをサポートします。

 

↑カラーバリエーションはS9/S9+共に、右から「Midnight Black」「Lilac Purple」「Titanium Grey」「Coral Blue」の4種類。写真はS9+↑カラーバリエーションはS9/S9+共に、右から「Midnight Black」「Lilac Purple」「Titanium Grey」「Coral Blue」の4種類。写真はS9+

 

そのほか、バッテリーはS9が3000mAh、S9+が3500mAhを搭載。IP68相当の防水防塵性能も備えます。サイズ/質量は、S9がW68.7xH147.7xD8.5mm/163g、S9+がW73.8xH158.1xD8.5mm/189gとなります。
 

【カメラ01】背面カメラはF値1.5の明るいレンズを搭載

背面カメラの構成は、S9が1200万画素・F値1.5のメインカメラを搭載。S9+が1200万画素・F値1.5のメインカメラと、1200万画素・F値2.4のサブカメラを搭載します。

 

さらに、両機で共通するF値1.5のメインカメラでは、機械的な「絞り」の機能が備わっており、F値が1.5と2.4で調整される仕組みになっています。

 

↑S9+の背面カメラ。上のレンズには、よく見ると絞りらしき機構が……↑S9+の背面カメラ。上のレンズには、よく見ると絞りらしき機構が……

 

こうした明るいレンズにより、より夜景を鮮明に捉えることができるようになりました。また、明るい環境下では、F値を2.4に調整することで、不要な光の取り込みを制限し、ノイズを抑えられるとのこと。

 

【カメラ02】新機能にスーパースローモーション撮影を採用

機能としては、スーパースローモーション撮影を新たにサポート。機能自体はさほど珍しくありませんが、被写体の動きを検知して自動で有効になることや、35種類のプリインストールされたBGMを当てはめられること、そして「ムーブ」「リバース」「スウィング」という3種類の動きを選択して、GIFファイルに変換できることなどがユニークです。

 

↑960fpsのスーパースローモーションにも対応。写真はBGMを選択する画面↑960fpsのスーパースローモーションにも対応。写真はBGMを選択する画面

 

なお、スーパースローモーションで撮影した画像は、ロック画面の壁紙にも設定できます。

 

そのほか、「Bixby Vision」という同社のAIを活用したカメラ機能では、新たに画面内のテキストのリアルタイム翻訳に対応。また、食事のカロリーを表示する機能も紹介されました。

 

↑プレゼンテーション時のスライドより。Bixby Visionでカロリー計算している画面例↑プレゼンテーション時のスライドより。Bixby Visionでカロリー計算している画面例

 

【カメラ03】インカメラは顔認証と虹彩認証を合わせたセキュリティシステムに対応

インカメラは800万画素・F値1.7となります。AFをサポートし、リアルタイムの背景ボカシ撮影も可能です。新機能としては、「AR Emoji」が搭載されます。どことなくiPhone Xの「アニ文字」を意識した機能ですね。

 

↑AR Emojiでアバターを作成してみた。アバターが妙にリアルだ。えっ、コレ似てるのか? 似てないのか? 自分だと分からん↑AR Emojiでアバターを作成してみた。アバターが妙にリアルだ。えっ、コレ似てるのか? 似てないのか? 自分だと分からん

 

同機能では、自身の顔をアバターとして登録し、それを元に54種類のスタンプを作成できます。

 

↑メッセージアプリで顔のアイコンをタップすると、作成したスタンプを選択して送信できる↑メッセージアプリで顔のアイコンをタップすると、作成したスタンプを選択して送信できる

 

また、セキュリティに関しては、顔認証と虹彩認証を組み合わせた「Intelligent Scan」機能を新搭載。同機能では、周囲の光量や、マスク装着の有無など、シーンによって顔認証と虹彩認証の比率を調整。セキュリティを担保しつつ、より利便性の高い認証を実現しています。

 

↑赤外線センサーとRGBセンサーを連携し、認証を行う仕組み↑赤外線センサーとRGBセンサーを連携し、認証を行う仕組み

 

【オリジナル機能】「App Pair」をホーム画面に設置できるようになった

昨年の「Galaxy Note8」の発表時に搭載された「App Pair」機能は、Androidの2つのアプリを同じ画面上に表示できる機能を有効活用できるというものでした。エッジスクリーンに表示されるアイコンにあらかじめ2つのアプリを指定しておくことで、地図と音楽再生、メッセージとYouTubeのように、決まったセットでマルチタスク画面を起動可能。縦長画面を活かせる重要な機能です。

 

今回発表された内容によると、この「App Pair」のアイコンがエッジスクリーンだけでなく、ホーム画面上にも設置できるようになります。

 

↑ホーム画面上にあるApp Pairのアイコンをタップするとアプリが2画面同時に起動する。作製方法は、マルチタスク画面で境界をタップし、五角形に+のアイコンをタップというもの↑ホーム画面上にあるApp Pairのアイコンをタップするとアプリが2画面同時に起動する。作製方法は、マルチタスク画面で境界をタップし、五角形に+のアイコンをタップというもの

 

↑2アプリを同時に起動した画面↑2アプリを同時に起動した画面

 

【オーディオ性能】Dolby Atmosをサポートしスピーカー音量が1.4倍に

スピーカーの音量は従来機と比較して、約1.4倍になりました。チューニングはAKGが行い、新たに「Dolby Atmos」に対応。対応の音源を再生する場合に、より臨場感のあるサラウンドを体験できます。

 

↑ステレオサウンドが楽しめる。さらにDolby Atomos対応音源では、映画館の音響のように、音の動く方向がわかる。鳥が飛んでいく方向や、車の走る向きなどが伝わりやすい↑ステレオサウンドが楽しめる。さらにDolby Atomos対応音源では、映画館の音響のように、音の動く方向がわかる。鳥が飛んでいく方向や、車の走る向きなどが伝わりやすい

 

DeX StationはよりコンパクトなDeX Padに進化

Galaxy S8/S8+/Note8では、「DeX Station」という専用のドッグに装着することで、ディスプレイ上にパソコン風の画面を表示できました。

 

今回そのDeX Stationの後継に相当する「DeX Pad」が発表されました。従来はドッグに設置した端末を直接操作することはありませんでしたが、DeX Padに装着したGalaxyはタッチパッドとして活用できます。また、構造上イヤホンジャックにケーブルを繋げたままでも、ドッグに装着できるようになりました。

 

↑今回発表された「DeX Pad」。より薄くなり、デザインが一新された。純正のカバーをそうちゃくしたままGalaxyを設置できる↑今回発表された「DeX Pad」。より薄くなり、デザインが一新された。純正のカバーをそうちゃくしたままGalaxyを設置できる

 

最後に、繰り返しとなりますが、Galaxy S9/S9+の日本発売については現時点では未定。とは言え、2018年の夏モデルに登場すれば、主要なモデルの一つになるのは間違いありません。DeX Padの国内販売があるのかどうかも含め、今後の動向に注目です。

Appleやソニーに負けない完成度! サムスンが満を持して投入した完全ワイヤレスイヤホン「Gear IconX」を使ってみた

Apple「AirPods」やソニー「WF-1000X」、ボーズ「SoundSport Free wireless headphones」など、各社から次々と新製品が登場し、盛り上がりを見せている“完全ワイヤレスイヤホン”市場。最近はスマホで音楽を聴く人も増えていますが、スマホの世界トップシェアを誇るサムスンからも、完全ワイヤレスイヤホン「Gear IconX」が発売されました。今回はその実力をレビューしてみたいと思います。

20171206-i04 (2)↑Gear IconX

 

Gear IconXは、元々は2016年にグローバル市場で発売されたもの。当時のモデルは日本で限定的に販売されたので、国内市場への本格上陸は今回が初めてになります。グローバルモデルは全部で3色のカラバリを揃えていますが、日本では最もスタンダードなブラックのみが発売されます。

 

大きな特徴は、本体に内蔵する4GBのメモリーに音楽ファイルを転送して、スマホなしでも音楽リスニングを楽しめるプレーヤー機能。スポーツのコーチングプログラムもプリセットされていて、Android向けにリリースされている「S Health」アプリを入れたスマホとペアリングしてアクティビティの記録が残せます。完全ワイヤレスイヤホンは、特にアメリカを中心とした海外では先進的なウェアラブルデバイスとしても注目されています。来年はGear IconXと同様にスポーツシーンとの相性の良さをうたうモデルが増えてくる予感がしています。

 

ほかにもタッチセンサー式のリモコンや、Galaxy Note8、Galaxy S8/S8+とペアリングしたときによりいい音が楽しめる独自のオーディオコーデック対応など、Gear IconXの特徴は色々あります。ハンドリングしながら順に紹介していきましょう。

 

小さなボディにタッチセンサーを搭載

スマホとのペアリングにはAndroid対応の「Gear Manager」アプリを使うと便利です。今回はGalaxy Note8を一緒に借りてテストしてみたのですが、イヤホンケースのフタを開けるとスマホの画面にポップアップメニューが表示され、ガイダンスに従って電話にメール、ワークアウトアプリなど装着しているときに通知を読み上げてくれるアプリを選択して、簡単にペアリング完了。再接続もアプリを使って素早くできます。iOSに同じアプリがないのが残念です。

↑Gear Managerアプリを起動して簡単にペアリング↑Gear Managerアプリを起動して簡単にペアリング

 

センサーリモコンは楽曲再生にハンズフリー通話、本体メモリーに保存した曲やプレイリスト選択などが、パネルのタッチとスワイプ操作だけでできるようにうまく設計されています。

↑サイドパネルがタッチセンサー式のリモコンになっている↑サイドパネルがタッチセンサー式のリモコンになっている

 

左右のイヤホンを使うので最初は多彩な種類のコマンドに慣れる必要もありましたが、日本語対応の音声ガイドも助けてくれるので比較的苦もなく使いこなせるようになると思います。タッチセンサーの反応はとても良好です。

↑サイドパネルの操作方法はアプリからも確認できる↑サイドパネルの操作方法はアプリからも確認できる

 

本体への楽曲転送には「Gear Manager」アプリを使います。最新のGalaxyシリーズはUSBケーブルをGear IconXのケースに直結して、一気に複数の曲を選択して高速転送ができるので便利です。Bluetooth接続によりケーブルレスで転送することもできるのですが、この場合は1曲ずつしか転送できないので時間がかかります。Galaxy以外のAndroidスマホ、iPhoneのユーザーはWin/Mac対応のPC用アプリケーション「Gear Manager」を使って転送します。「Gear Manager」アプリを使えばファイルを転送した後に端末上でプレイリスト作成も可能です。

↑イヤホンのステータス確認、機能設定がGear Managerアプリから行える↑イヤホンのステータス確認、機能設定がGear Managerアプリから行える

 

↑音楽ファイルの転送はGalaxyシリーズとの組み合わせならUSB転送も可能だ↑音楽ファイルの転送はGalaxyシリーズとの組み合わせならUSB転送も可能

 

ちなみにGear IconXの音楽プレーヤー機能で再生できるファイル形式はMP3/M4A/AAC/WAV/WMAです。FLAC形式のファイルやハイレゾ音源の再生は非対応になります。

 

「本体に音楽プレーヤーを内蔵するイヤホン」は実はそれほど多く選択肢があるわけではありません。筆者がぱっと思いつく限りではソニーのウォークマン「NW-WSシリーズ」と「Smart B-Trainer」ぐらいでしょうか。イヤホン単体で音楽再生ができると、スポーツシーンで便利に感じられるだけでなく、ペアリングしたスマホから離れた時に発生してしまう音切れからも解放されます。キッチンからベランダまで、家の中も音楽を聴きながら自由自在に動き回れるので快適です。

 

このほか「Gear Manager」アプリからはイヤホンをなくしてしまったときに、ビープ音を鳴らして場所を確認できる「Gearリモート追跡」の機能が使えます。

↑エクササイズの記録やリモート追跡機能などがアプリに含まれる↑エクササイズの記録やリモート追跡機能などがアプリに含まれる

 

スポーツしながら音楽を聴くときには「周囲の音を聴く」機能が便利です。最新のヘッドホン・イヤホンの中には「ヒアスルー」「アンビエント音取り込み」のような名称で採用するモデルも多くあり、こちらの機能も来年以降に発売されるイヤホンのトレンドになりそうです。

 

本体タッチパッドの長押し操作で機能の切替えを選択します。有効にすると近くにいる人の話し声がよく聞こえるようになります。屋外を歩きながら使ってみると環境音も聞こえるようにはなるものの、音楽を聴きながらだとどうしても環境音にまで集中が向かないものなので、機能をオンにした状態でも周囲の安全を気にしながら使う心配りが大事です。

 

イヤホンの装着感はとても洗練されていて心地よい仕上がり。シリコン製のイヤーチップとイヤーフィンを付けても本体がコンパクトなので、多くの方が違和感なく使えると思います。ケースのサイズも小さいので持ち歩く時に荷物になりません。

↑本体は色んな機能を満載しながらサイズはコンパクトにまとめている↑本体は色んな機能を満載しながらサイズはコンパクトにまとめている

 

バッテリーはイヤホン単体での連続音楽再生時間が長く確保されているのが特徴です。内蔵音楽プレーヤーモードで6時間、スマホとペアリングしてBluetoothリスニングで聴く場合も5時間というスタミナ設計。バッテリー内蔵専用ケースでフル充電できる回数は1回とされていますが、実際には大半の場合が通勤時間やエクササイズの時に1~2時間ほど聴いてケースに入れて充電という使い方をするはずなので、数日おきに充電すればいいかと思います。

↑充電やデータの転送はUSB経由で。USB Type-Cを採用する↑充電やデータの転送はUSB経由で。USB Type-Cを採用する

 

スッキリ切れのいいサウンド

音楽再生はGalaxy Note8でSpotifyの音楽ストリーミングを聴きながらチェックしました。Gear Icon XはBluetoothのスタンダードなオーディオコーデックであるSBCのほかに、もうひとつGalaxy Note8/Sシリーズとの組み合わせで使える「Samsung Scalable Codec」に対応しています。当技術はaptX HDやLDACのように、Bluetooth再生時により多くの情報量を伝送することを目的としているわけではなく、どちらかといえば”音途切れ”をなくして安定したリスニングを実現することを目的にしているようですが、結果として心地よい音楽体験の向上に結びついています。

↑Gear Note8とペアリングして試聴した↑Gear Note8とペアリングして試聴した

 

音質はクリアで伸びやかな中高域を特徴としているように思います。一般的に屋外でイヤホンやヘッドホンを使って音楽を聴くと、環境によっては周囲のノイズの影響を受けて中低域が減衰してきこえるもの。アウトドアでの使用をメインに想定したスポーツイヤホンの場合、あらかじめ中低音のバランスを強化したチューニングに仕上げてある製品によく出会いますが、このGear IconXの音の仕上がりはむしろ反対の方向性を感じます。どちらかといえばピュアなオーディオリスニング寄りで、静かなジャズやクラシックにもよく合います。

 

ボーカル系の楽曲も得意としていて、声を力強く立体的に押し出してきます。余韻の抜け味も爽やかです。反面、低音がやや物足りないように感じられるところもありますが、ジャズピアノやロックのエレキギターなど、メロディ系の楽器の鮮やかな切れ味を求める方にはぴったりハマる音といえるのではないでしょうか。イヤーピースを普段使っているものよりもワンサイズアップすると、より低音が引き締まってきました。

↑イヤーチップとイヤーフィンを装着する↑イヤーフィンを装着するとフィット性を高められる

 

今回、Gear IconXの実機をテストしてみて、本機が海外で高い人気を誇るイヤホンであることがよくわかりました。装着感とリモコンによるハンドリングはとても洗練されていて、音質はもう少し”クセ”のような本機にしか出せない個性があってもいいように感じますが、色んな音楽をオールラウンドに気持ち良く聴かせてくれる器用さを持ち合わせていることは確かです。

 

残念なのは、日本でたくさんのユーザーがいるiPhoneでの使い勝手が、Galaxyシリーズとペアリングした時よりも若干落ちること。とくにスムーズにペアリングできることは完全ワイヤレスイヤホンにとって大きなプラスのポイントになるので、Gear Managerアプリは割り切って早いうちにiOS対応を実現して欲しいところ。ユーザーも増えれば、これから完全ワイヤレスイヤホンの定番シリーズになれるポテンシャルを持ったイヤホンだと感じました。