「Galaxy S23 Ultra」の一部スペックがリーク! やはりSnapdragon 8 Gen 2の強化版を搭載か

サムスンの次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S23 Ultra」のスペック情報の一部が、中国の規制当局ことTENAAの登録によって判明しました。

↑Galaxy S23 Ultraはかなり性能が良い?(画像提供/OnLeaks)

 

Galaxy S23にクアルコム製プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 2」の強化版が搭載されるとの噂は、以前から報じられていました。さらに、「iPhone 14」シリーズと同じ衛星通信機能が搭載されるとの情報もあります。

 

今回のTENAAへの登録によると、Galaxy S23 UltraはSnapdragon 8 Gen 2のオーバークロックバージョン「SM8550-AC」を搭載しているそう。メインコアのCPUクロックは3.36GHzで、他のコアは2.8GHzと2.0GHzで動作するようです。さらに、GPUのオーバークロックも予定されているとのこと。

 

内蔵ストレージは256GB/512GB/1TBの3モデルで、RAM容量は8GB/12GBの2種類。本体寸法は本体サイズは163.4 × 78.1 × 8.9mmで重量は233g、バッテリー容量は4855mAhとなるようです。

 

2023年2月の発売が期待されている、Galaxy S23シリーズ。現時点で断言することはできませんが、その性能は他社のスマートフォンとは「一味違う」ものとなるのかもしれません。

 

Source: TENNA via 9to5Google

「Galaxy S23」シリーズ、8K動画をさらに滑らかに撮影できる? センサーシフト式手ぶれ補正も搭載かも

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S23」シリーズは、前モデルのGalxy S22シリーズよりもカメラ性能が向上すると噂されています。そんな改善点のひとつとして、8K動画がさらに滑らかに撮影できるとの予想が報じられています。

↑画像はGalaxy S22シリーズ

 

有名リーカーのIce universe氏によれば、「S22 8K 24fps→S23 8K 30fps」とのこと。つまりGalaxy S23シリーズ(Galaxy S23、Galaxy S23+、Galaxy S23 Ultra全て)は8K動画を30fps(フレームレート/1秒間当たりのコマ数)で撮影でき、Galaxy S22シリーズの24fpsよりも動画を滑らかに撮れるというわけです。

また未発売のサムスン製品情報に詳しいSammobileによると、Galaxy S23シリーズには、センサーシフト式のOIS(光学式手ブレ補正)が搭載されるかもしれないそうです。

 

手ぶれ補正技術は何種類かあるなかで、現在の主流はレンズを動かす「レンズシフト」式と、センサー側を動かす「センサーシフト」式の2つです。前者の方が古くからあり、後者は最近になって採用製品が増えているものです。

 

ではセンサーシフト式がレンズシフト式よりどう優れているのか? スマートフォン情報サイトPhoneArenaは、「レンズ式OISは、磁石とコイルを使って1秒間に最大1,000回の調整できるのに対して、センサーシフト式OISは最大5,000回の調整が可能。その調整を画像を捉えるセンサーで直接行うことで、結果的に画質が改善される」との趣旨を説明しています。

 

この技術は、iPhone 13以降の(SEを除く)全モデルに搭載済み。またiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxでは、第2世代のセンサーシフト式OISの採用が謳われています

 

最上位モデルの「Galaxy 23 Ultra」は、現行のS22 Ultraに写真の画質が圧勝するとのリーク情報もありました。日常的に写真を撮ったり動画撮影をする人にとっては、最高のパートナーとなりそうです。

 

Source:Ice universe(Twitter) ,Sammobile
via:PhoneArena

「Galaxy Z Flip5」の外側ディスプレイはデカく、折りたたみのシワは目立たなくなる? 有名アナリスト予測

サムスンの次期折りたたみスマートフォンのうち、縦折りでコンパクトな「Galaxy Z Flip5」に関するアナリスト予測が報じられています。

↑Galaxy Z Flip4(写真)からどう進化するのか?

 

この噂の発信源は、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏です。Young氏はiPad mini(第6世代)の画面サイズを正確に予想していたほか、iPhone 14 Proモデルの画面が常時表示になることも的中させていました

 

さてYoung氏のスーパーフォロー(有料プランに登録したフォロワーのみが見られるボーナス)向けつぶやきによると、Galaxy Z Flip5のカバーディスプレイ(折りたたんだ状態で外側にある画面)は3インチ以上になり、Galaxy Z Flip 4の1.9インチよりも遙かに大きくなるとのこと。

 

現行のGalaxy Z Flip4のカバー画面は小さすぎてフルサイズのアプリを動かせず、通知の表示やカメラのファインダー代わりにしか使えません。しかし、3インチの大きさになれば、Galaxy Z Fold 4のカバー画面ディスプレイ(6.2インチ)には及ばないにせよ、様々な使い道が開けそうです。

 

とはいえ、今年初めにYoung氏はGalaxy Z Flip4のカバー画面が大きくなると予想したものの、結局は外しています。今回も、さらなる追加の情報を待った方がいいでしょう。

 

Young氏が示した2つ目の予想は、Galaxy Z Flip 5は新たなヒンジ(折りたたみの軸部分)デザインによりディスプレイの折り目が目立たなくなる、ということ。折りたたみ画面のシワは設計的に避けられないものですが、少しでも減れば大歓迎のはず。

 

これまでのサムスン製折りたたみスマホの歴史を振り返ると、Galaxy Z Flip4は横折りの「Galaxy Z Fold5」と共に2023年の夏~秋にかけて登場するはず。今ではAndroid各社の折りたたみデバイスも増えてはいますが、完成度や使いやすさから考えると、当分はサムスンの独走が続くかもしれません。

 

Source:Ross Young(Twitter)
via:Tom’s Guide

海外で急増する「折りたたみスマホ」、日本にないもの一気見せ!

サムスンの「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」は画面を二つに折りたたむことのできる折りたたみスマートフォンという新しいジャンルの製品です。開くと7.6インチ画面の小型タブレットになるGalaxy Fold4、閉じると手のひらに収まるコンパクトサイズになるGalaxy Z Flip4とどちらも魅力的な製品ですが、価格が高めなことや折りたたみモデルの選択肢が少ないことから、まだ知名度はあまり高くありません。

↑サムスンの最新折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold4」と「Galaxy Z Flip4」

 

ところが海外に目を向けると、すでに折りたたみスマートフォンは多くのメーカーから製品が出てきています。世界のスマートフォンのシェア上位メーカーのうち、アップル以外のメーカーはすべてラインナップの最上位モデルに折りたたみスマートフォンを加えているのです。それではどんな製品が出ているのか、特徴的な製品を紹介しましょう。参考に2022年11月時点での現地価格も記載します。なお折りたたみスマートフォンには横側に開く小型タブレットスタイルと、縦に開くスマートフォンスタイルの2種類があります。まずは横折式のモデルをいくつかピックアップしました。

 

折りたたみ方式も様々、大画面から小型サイズまで魅力的な横折り式モデル

1.シャオミ「Xiaomi MIX Fold 2」

日本でも格安スマートフォンを次々と出して存在感を高めつつあるシャオミも折りたたみスマートフォンを出しています。Xiaomi MIX Fold 2は角をシャープに仕上げた全体的にスクエア感の強いボディーが特徴で、画面サイズは開くと8.02インチ、閉じると6.56インチ。閉じたときの画面サイズは折りたたみスマートフォンの中で最大であり、閉じたときもスマートフォンとして使いやすい画面サイズです。本体サイズは開くと161.1×144.7×5.4mmで最薄サイズ。閉じると161.1×73.9×11.2mm、重量は262gになります。

↑シャオミの「Xiaomi MIX Fold 2」

 

カメラにも大きな特徴があり、老舗のカメラメーカーであるライカとコラボした5000万画素カメラを搭載しています。ライカならではのフィルム時代を思わせる味のある写真を撮ることができるというわけです。カメラは他に1300万画素の超広角、800万画素の2倍望遠を搭載。チップセットにSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しており、価格は8999元(約12万2000円)です。

↑ライカ監修のカメラを搭載

 

2.ファーウェイ「Mate Xs 2」

日本でのスマートフォン新製品の投入が停滞しているファーウェイですが、海外では現在も年間数モデルの新機種を投入しています。ファーウェイはサムスンと共に2019年から折りたたみスマートフォンを手掛けており、これまで数機種を販売してきました。最新モデルのMate Xs 2は他メーカーのモデルとは異なり、横に折りたたむタイプですが、画面は表示面を表にした状態で折りたたむ「山折り式」を採用しています。画面サイズは7.8インチ、本体サイズは開いたときが156.5×139.3×5.4mm、閉じたときが156.5×75.5×11.1mm、重量は255g。シャオミのXiaomi MIX Fold 2と並んで最薄モデルとなります。

↑ファーウェイの「Mate Xs 2」

 

カメラはシャオミ同様に5000万画素カメラを搭載。超広角1300万画素、光学3倍800万画素というトリプル仕上げ。なお以前ファーウェイはライカと協業していましたがライカはシャオミとのコラボに切り替えており、ファーウェイのこちらのモデルのカメラからはライカの名前が消えています。とはいえ「スマホのカメラと言えばファーウェイ」と誰もが認める実績をそのまま引き継いでおり、カメラも十分な性能を持っています。チップセットはSnapdragon 888を搭載、通信方式は4Gのみに対応し、価格は9999元(約20万2000円)となっています。

↑他社にはない画面を外にして折る構造

 

3.OPPO「Find N」

日本ではRenoシリーズを中心にしているOPPOも折りたたみスマートフォンを海外で販売しています。Find Nは折りたたみモデルながら本体の形状はやや小ぶり。横折り式ながら閉じたときはコンパクトな大きさで持ち運べるのが魅力になっています。画面サイズは開いたときが7.1インチ、閉じると5.49インチ。閉じたときの画面の縦横比は18:9で一般的なスマートフォンと変わらず、違和感なく使うことができます。サイズは開いたときが132.6×140.2×8.0mm、閉じると132.6×73×15.9mmで、厚みはあるものの閉じたときの大きさも他社品と比べると小型です。重量は275g。

↑横折りスタイルでコンパクトサイズのOPPO「Find N」

 

小型ながらもカメラは5000万画素+1600万画素+1300万画素光学2倍望遠と手を抜かない設計。発売が2021年12月と他社の最新モデルよりやや早いこともあり、チップセットはSnapdargon 888を搭載するなど若干性能が劣りますが、それでもハイエンドモデルであることには変わりありません。また開いたときの画面の形状も横が長く縦が短いため、タブレット画面としても使いやすくできているわけです。価格は6989元(約14万1000)です。

↑タブレット同様、開くと横手方向を長くしたデザイン

 

カメラを強化したハイスペックモデルも登場

4.HONOR「Magic V」

HONOR(オナー)は元々ファーウェイのスマートフォンのサブブランドでしたが、現在は独立したメーカーになっています。ファーウェイ時代からの高品質なスマートフォン設計を引き継いでおり、HONORの製品はカメラ性能にも優れています。そのHONORの折りたたみスマートフォンMagic Vは、折りたたみスマートフォンの中でも最強のカメラスペックを誇ります。画面サイズは開くと7.9インチ、閉じると6.45インチ。本体サイズは開いたときが160.4×141.1×6.7mm、閉じたときが160.4×72.7×14.3mmです。重量は288g。

↑ファーウェイから独立したHONORの「Magic V」

 

カメラは5000万画素の広角、5000万画素の超広角、5000万画素のスペクトル測定と3つの5000万画素カメラを搭載。さらにフロントカメラも4200万画素と超高解像度のものを外画面、内画面のどちらにも搭載。5つのカメラの総画素数は2億3400万画素にも達します。カメラ性能を重視しても購入できるモデルと言えるでしょう。チップセットはSnapdragon 8 Gen 1、価格は9999元(約20万2000円)です。

↑折りたたみスマホとして最強のカメラを搭載する

 

5.vivo「X Fold+」

vivoは日本に一切絡んでいない謎のスマートフォンメーカーと思われるかもしれません。しかし世界のスマートフォン出荷台数の上位に入る大手メーカーです。vivoは2022年4月に初の折りたたみX Foldを発売し、わずか5か月後の9月にチップセットを乗せ換えたマイナーチェンジモデルX Fold+を投入しました。画面サイズは閉じたときが8.03インチでこれは折りたたみスマートフォンの中で最大サイズ。閉じると6.53インチです。本体サイズは開くと162×144.9×6.3mm、閉じると162×74.5×14.6mm。重量は311gあります。

↑開くと最大画面サイズのvivo「X Fold+」

 

vivoもスマートフォンのカメラ性能には定評があり、ソニーのXperiaシリーズと同様にレンズメーカーのツアイスと提携したレンズを搭載しています。X Fold+のカメラは5000万画素+4800万画素超広角+1200万画素2倍望遠+800万画素5倍望遠。望遠を近距離、遠景と2つ搭載。デジタルで最大60倍の望遠撮影も可能です。チップセットはSnapdragon 8+ Gen 1。価格は9999元(約20万2000円)。

↑HONOR Magic Vにも負けないカメラ性能

 

縦折り式はスタイル重視

続いて縦に折りたたむコンパクトモデルを紹介します。同じ折りたたみスマートフォンと言っても、縦折り式のモデルは開けば一般的なスマートフォンと大きさは変わりませんから、小さく持ち運べることや、たたんだときの外パネルの色を活かして身の回りのアクセサリのように使えることで、女性を中心に人気になっています。

 

1.ファーウェイ「Pocket S」

製品名にポケットとついていることからわかるように、縦折り式スマートフォンはたためばポケットにもすっぽりと入ってしまいます。ファーウェイが2022年11月に出したPocket Sは5988元(約12万1000円)と比較的買いやすい価格であり、パステル系の色も含めた5つのカラバリでファッション性を大きくアピールしています。開いたときの画面サイズは6.9インチ、本体サイズは開くと170×75.5×7.2mmですが、閉じると87.3×75.5×15.2mmと本当に小さくなります。

↑ファッショナブルな折りたたみモデル、ファーウェイ「Pocket S」

 

2.モトローラ「razr 2022」

モトローラは日本でも折りたたみスマートフォンを出していましたが、最新モデルrazr 2022は本体デザインを大きく変え、より使いやすさを追求した2022年モデル。最大の特徴は閉じたときもスマートフォンとしてある程度操作できるように大型の外画面を搭載していること。2.7インチ画面を上蓋に搭載することでカメラのプレビューやメッセージを読むなど閉じたままでも簡単な操作を行えます。開いたときの画面サイズは6.7インチ、本体サイズは開くと167.0×79.8×7.6mm、閉じると86.5×79.8×17mmで重量は200g。価格は5999元(約12万1000円)です。

↑モトローラはデザインを一新した「razr 2022」が登場

 

折りたたみスマホはどこで買える? 日本への投入はある?

今回紹介した折りたたみスマートフォンは価格を見るといずれも人民元になっています。つまりこれらのモデルはすべて中国国内で販売されているのです。それでは中国以外では購入できないのでしょうか? 現時点ではファーウェイがアジアやヨーロッパの一部の国で製品を販売していますが、グーグルサービスが搭載されていないというデメリットもあります。またモトローラは中国以外への販売も今後行うと見られており、他にはHONORが次の折りたたみモデルからはグローバル展開すると明言。

 

シャオミやOPPOなど日本でもある程度知名度が高まっているメーカーは、ぜひ日本に折りたたみスマートフォンを出してほしいところです。価格が高価なことや折りたたみディスプレイの修理体制などを考えるとまだ投入するタイミングではないと考えているのかもしれません。しかしiPhoneの最上位モデルが20万円を越えているだけに、高価な製品でも性能や仕上げが優れていれば日本の消費者も興味を示す可能性は大いにあります。日本で実績のあるモトローラにはぜひrazr 2022の投入を期待したいものです。

「Galaxy S23 Ultra」で撮った写真はS22 Ultraに圧勝? サンプル写真がリークされる

サムスンの次期ハイエンドスマートフォン「Galaxy S23 Ultra」では、カメラが前モデルの最大1億800万画素から2億画素になると噂されています。では、実際にどれほど撮った写真に違いが出るのか? その「サンプル」と称される画像が公開され、現行のGalaxy S22 UltraやグーグルのPixel 7 Proと比べられています。

↑カメラがGalaxy S22 Ultraから大幅進化!?

 

有名リーカーIce universe氏は、中国Weiboにてカボチャのサンプル写真をシェアしています。左がS23u(Galaxy S23 Ultra)、真ん中がS22u(Galaxy S22 Ultra)、Pixel 7 Proとのこと。

↑カボチャを撮り比べてみた

 

これら3つの比較では、Galaxy S23 Ultraのシャープネス(輪郭強調)コントラスト、色や質感が優れていることが確認できます。ほか2つのディティールは甘く、次期モデルほどの情報量はないようです。とはいえ、Ice universe氏はズーム倍率を書いていないため、厳密に条件をそろえたかどうかは不明です。

 

またメインカメラの画素はGalaxy S23 Ultraが2億画素、Galaxy S22 Ultraが1億800万画素に対して、Pixel 7 Proは5000万画素と大幅に差を付けられています。2億画素のセンサーであれば、5000万画素よりも捉えられるディティールも段違いでしょう。

 

またIce univere氏は、Galaxy S23 Ultraのデフォルト(標準)解像度が3000×4000=1200万画素であり、噂されていた1250万画素ではないと追記。ほか5000万画素モードもあるとの情報を再確認しつつ、2億画素モード=12240×16320だと述べています。

 

もし今回の「サンプル」が本物だとすれば、製品版となる前の試作機で撮られたと思われます。つまり、ハードウェアやカメラアプリの調整により、さらに撮影のクォリティが高くなる可能性もあるはず。今後の続報を、楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Weibo
via:9to5Google

「Galaxy S23 Ultra」、フラット画面でペン書きしやすく? カメラは2億画素のほか5000万画素モードもあるかも

次期フラッグシップ機「Galaxy S23」シリーズは、2023年初めに発売されることが有力視されています。そのうち最上位モデルの「Galaxy S23 Ultra」につき、ディスプレイの形状やカメラ性能について新たな情報がリークされました。

↑Image:OnLeaks/SmartPrix

 

この最新情報は、どちらも有名リーカーIce universe氏がツイッターでシェアしているものです。同氏はサムスン製スマートフォンの事情に詳しく、Galaxy S23シリーズに関しても何度も情報を発信してきました。

 

まず最初のツイートは、Galaxy S23 UltraとGalaxy S22 Ultraのミドルフレーム(画面を含む本体部分)の端やディスプレイの角を並べて比べた画像です。Galaxy S23 Ultraの画面端は従来モデルと同じく丸みを帯びながらも、よりフラットな(角張った、平面的な)形に近づいているようです。

 

つまりGalaxy S23 Ultraでは、ディスプレイ端のカーブをより小さくすることで、使える画面が広くなっていると思われます。少し手に持ちにくくなる可能性もありますが、S23 Ultraのようにスタイラス(Sペン)を使う場合、フラットなディスプレイを好むユーザーも多いのかもしれません。

 

2つ目のツイートは、おそらくサムスン製のカメラアプリの一部と思しき画像です。そこには「3:4 200MP」と「3:4 50MP」つまり2億画素と5000万画素の撮影モードがあると仄めかされています。

Galaxy S23 Ultraに2億画素カメラが搭載されることは、以前から確実と見られていました。その一方で「5000万画素モードはない」との噂もあり。すなわち2億画素と1250万画素の2モードしかないとされていたわけです。

 

が、第3の解像度として5000万画素モードもあれば、「最大限に精細な画像」と「最大限に明るい画像」の中間でも撮影できて、より自由度が高くなるはず。また2億画素であれば1枚当たりのデータ量も大きくなり、それだけ内蔵ストレージも圧迫してしまいますが、そろそろ残り容量が厳しいかな……というとき5000万画素を便利に使えそうです。

 

Galaxy S23シリーズは最上位のUltra、標準のGalaxy S23やGalaxy S23 Plusを含め、すべてクアルコム製のSnapdragon 8 Gen 2を搭載される見通しです。そのベンチマーク結果らしきものは発見済みで、性能は前モデルを大きく超えているようです。

 

噂が本当だとすれば、まもなくサムスンから公式イベントの予告があり、年明け早々にGalaxy S23シリーズがお披露目されるはず。その日を、心待ちにしたいところです。

 

Source:Ice universe(Twitter)

via:Tom’s Guide

サムスン、「iPhoneから折りたたみスマホに乗り換えようぜ!」CMを展開。またアップルユーザーをからかう

サムスンはアップルを非常に意識しており、新型iPhone等が出るたびにネタにするCMを展開することで知られています。その最新作(?)として、iPhone 14シリーズには折りたたみ機構や高性能カメラなどの革新性がないとからかう動画「On the fence」が公開されています。

↑Image:Samsung US

 

このCM動画は、アップル製品がすでに実在している機能に追いつくのを「待つ」のではなく、「垣根を取り払って」サムスン製品にジャンプする時が来たとアピールするものです。

 

その始まりは、iPhoneユーザーの男性が垣根の上に座って向こう側に飛び降りようとしている場面です。それを仲間のアップルユーザー(まるでApple Storeのような店内で)が留まるよう説得しようとすると、男性は「俺はサムスンの側に行くよ、あちらには折り畳み式のスマートフォンやすごいカメラがある」と反論。

 

そこで他のiPhoneユーザーは「こちら側で、すべてが来るのを待てばいい」と宥めようとすると、男性は「とっくにサムスン側にあるよ」と突き放します。そして「フェンスを乗り越える時が来た(Time to get off the fence)」とのキャッチフレーズで締め、という構成です。心なしか、左右に区切られたフェンスが折りたたみスマホを暗示している印象もあります。

 

最近サムスンの広告は、単にからかうというより、iPhoneユーザーの乗り換えを誘っているようです。今年9月にiPhone 14シリーズが発表される直前にも「アップルの最新ローンチに向けてシートベルトを締めて下さい。世界を見渡しても、あなたの方向はそちらではありません」とCMを打ち、逆にiPhone発表イベントがあると知らない人にも教える結果となっていました。

そこでも「あなたの身近にあるiPhoneにもうすぐやってくるわけではありません。それは、発売中のGalaxyにあります」という、今回のCMと近いフレーズを述べていました。

 

いずれアップルも折りたたみデバイスを発売すると予想されており、他ならぬサムスンも「2024年に折りたたみiPadが投入される」と見ているとの噂も報じられています

 

iPhoneなどの有機ELパネルは主にサムスン(グループ会社のサムスンディスプレイ)が供給しており、もしも折りたたみiPhoneが実現すれば、サムスンも利益が得られるはず。あえてアップルを挑発して折りたたみ製品の発売を早めて、大もうけする狙いもあるのかもしれません。

 

Source:Samsung US(YouTube) 
via:9to5Mac

「Wi-Fi 7」対応のスマホ第1号は、2024年に「Galaxy」からやってくる?

韓国サムスンが2024年に投入すると予測されているハイエンドスマートフォン「Galaxy S24(仮称)」に、最新の無線通信規格「Wi-Fi 7」が採用されると、台湾のDigiTimesが伝えています。

↑Wi-Fi 7に対応する最初のデバイスは、やっぱりGalaxy?

 

Wi-Fi 7は、別名「IEEE 802.11be」と呼ばれることもある規格で、2.4GHz帯と5GHz帯、6GHz帯の電波を利用します。最大40Gbpsでの通信が可能となり、対応機器は2024年に登場する予定。

 

DigiTimesによると、Wi-Fi 7に対応した最初のスマートフォンは、早ければ2024年後半にも登場する可能性があるとのこと。そして、その1つがGalaxy S24になると述べているのです。他のメーカーを見てみると、米クアルコムは、すでにWi-Fi 7に対応するWi-Fiチップ「Wi-Fi 7 Networking Pro Series」を発表しており、ホームルーターやノートパソコンから、Wi-Fi 7対応製品が登場すると期待されています。

 

将来のGalaxyシリーズに関しては、2023年の「Galaxy S23」にて独自プロセッサ「Exynos」が搭載されない(あるいは搭載される)という噂や、さらに2025年の「Galaxy S25」では物理ボタンが一切なくなるという話もあります。毎年、最新技術を真っ先に採用するGalaxyですが、その進化から目が離せません。

 

Source: DigiTimes via GSM Arena

サムスン、Galaxy S23へのExynos搭載を諦めていない?

韓国サムスンの次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S23(仮称)」シリーズに同社の独自プロセッサ「Exynos」が搭載される可能性を、リークアカウントのIce universeが報告しています。

↑Karlis Dambrans/Shutterstock.com

 

サムスンは長らく自社スマートフォン「Galaxy」シリーズに、独自プロセッサのExynosと米クアルコムの「Snapdragon」シリーズを組み合わせて搭載してきました。しかし来年初頭に登場するであろう「Galaxy S23」ではExynosは搭載されず、「Snapdragon 8 Gen 2」だけが採用されるという報告を、著名アナリストのミンチー・クオ氏が伝えていたのです。

 

Ice universeの報告によれば、現在サムスン内部ではGalaxy S23にExynosを搭載するか、あるいはしないかで対立が発生しているそう。具体的にはSamsung MX(Mobile eXperience)部門はExynosの性能に失望しているものの、トップレベルの幹部はSamsung Semiconductorsが製造する「Exnos 2300」の搭載を望んでいるそうなのです。

 

昨年リリースされたGalaxy S22に搭載された「Exynos 2200」は「Snapdragon 8 Gen 1」と比較し、GPU性能は若干優れていたものの、CPU性能では劣っていました。この傾向は、Exynos 2300がもしリリースされれば続くことが予測されています。

 

来年初頭にリリースされるGalaxy S23のプロセッサがまだ決定されていない、というのは若干驚きでもありますが…。個人的には、サムスンにはまだまだ独自プロセッサ開発で頑張って欲しいものです。

 

Source: Ice universe/weibo via PhoneArena

将来のGalaxyスマホ、一切物理ボタンがなくなる?

韓国サムスンが将来投入するスマートフォンには物理ボタンが一切搭載されないとの情報を、リークアカウントのConnorが伝えています。

↑Connor/Twitterより

 

スマートフォンから物理ボタンを排除するという試みは、中国Vivoなどがコンセプトモデルとして発表していますが、実際の製品ではまだ広まりをみせていません。一方で、将来のiPhoneが物理ボタンレスになるという噂も、以前から報じられてきました。

 

Connorによれば、サムスンはスマートフォンから電源ボタンや音量調整ボタンなどを排除することを計画している、とのこと。これらの機能はソフトウェアとして、画面に表示されることも指摘されています。

 

スマートフォンから物理ボタンを排除することは、より洗練されたデザインの実現や、機械的な故障率の低下につながります。一方で画面を見ないと操作ができないなど、ユーザビリティが悪化する可能性も存在します。

 

またConnorは、「Galaxy S25(仮称)」や特別モデルにて、物理ボタンレスデザインが採用される可能性を指摘しています。ただし少なくとも、来年初頭に登場するであろう「Galaxy S23」シリーズや「Galaxy Z 5」シリーズでは、これまでどおりに物理ボタンが搭載されることになりそうです。

 

Source: Sonnor/Twitter via WccfTech

サムスンの以前の折りたたみスマホ、Android 12Lにアプデできます

韓国サムスンはすでに発売済みの折りたたみスマートフォンやスマートウォッチ向けに、「Android 12L」や「Wear OS 3.5」の配布を開始します。

↑Gabo_Arts/Shutterstock.com

 

Android 12Lの特徴は、折りたたみスマートフォンや大画面タブレットへの最適化。素早い画面分割やアプリ切り替えのためのタスクバー、OSとアプリの2カラムレイアウトが利用できます。また先日発表された折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」では、最初からAndroid 12Lがインストールされています。

 

今回Android 12Lの配布が始まったのは、昨年リリースされた「Galaxy Z Fold 3」と「Galaxy Z Flip 3」です。これらの製品では「One UI 4.1.1」のアップデートの一部として、Android 12Lが利用できます。またOne UI 4.1.1は、Galaxy Z Fold 2やGalaxy Z Flip/5G、そして初代Galaxy Foldにも提供される予定です。

 

さらに、スマートウォッチ「Galaxy Watch4」シリーズはWear OS 3.5を含む「One UI Watch 4.5」が展開されます。これによりアクセシビリティが改善され、フルQWERTYキーボードが利用可能に。また、新しいウォッチフェイスも搭載されています。

 

サムスンによると、これらのアップデートはすべて今週から展開され、今後数週間かけてグローバルに展開されます。日本のキャリア向け端末にいつアップデートが反映されるのかは現時点では不明ですが、Android 12Lの新インターフェイスをいち早く体験してみたいものです。

 

Source: 9to5Google

「Pixel 8」はバッテリー持ちが良くなる? 次期「Tensor 3」チップは3nm製造のうわさ

米グーグルは、2023年後半に発売の次期スマートフォン「Pixel 8」向けに、第3世代の独自開発チップ「Tensor 3」を搭載すると予想されています。このTensor 3チップを韓国サムスンが製造するとの噂に続き、同社の3nm技術により量産される可能性が高いとの観測が伝えられています。

↑Pixel 8はTensor 3チップ搭載?

 

サムスンは最近、GAA(Gate-All-Around)技術による3nmチップを量産し始めているだけに、順当な展開とはいえそうです。今年秋に登場するPixel 7シリーズには先代の「Tensor 2」チップ採用が予想され、そちらは4nmプロセス製造との噂もあり、やはり想定の範囲内とも思えます。

 

とはいえ、サムスンと台湾TSMCとでは、同じプロセスルールでも技術力の差があり(サムスン製は歩留まりが悪く、電力効率が劣るとの指摘も)Tensor 3ではTSMCに移行するのでは……と見る向きもありましたが、サムスンに留まるようです。

 

ちなみに「3nm」や「4nm」などの数値は、半導体の回路線幅(プロセスルール)のこと。この数値が小さくなればなるほど、一般的には処理能力が向上し、消費電力は小さくなる傾向があります。また数字がプロセスルールでも、ファウンダリ(半導体の製造請負企業)ごとに技術にバラツキがあり、単純に同世代や同じ性能とはいえません。

 

サムスン公称では、同社の第2世代3nm GAAプロセスは5nm技術と比べ、消費電力が最大 50%減り、性能が30%アップ、面積は35%小さくなるなど著しく改善したと主張されています。

 

もっとも、この第2世代技術が量産に使われるのは2024年と予想されているため、Tensor 3は第1世代の3nm GAAプロセスで製造される可能性が高いと思われます。こちらは同社の5nm技術よりも消費電力が最大45%も減り、性能は23%向上しているとのこと。特に省電力、つまりバッテリー持ちが良くなると期待できそうです。

 

その一方で、グーグルはしばらくサムスンの4nm技術を使い続けるとの説もあります。なぜなら、同社のPixelスマートフォンはiPhoneやサムスン製品の生産台数には及ばないために量産効果が働きにくく、高度な3nm技術ではコストが高くなりすぎる恐れがあるためです。

 

Tensor 3については、今のところ細かな仕様は不明です。グーグルのPixelスマホは、iPhoneや他社のハイエンドAndroid端末とのパワー勝負を避けて機械学習に重きを置いていますが、処理速度も改善されれば満足度もアップしそうです。

 

Source:BusinessKorea
via:Wccftech

1メートルから落としても大丈夫! 超タフなタブレット「Galaxy Tab Active 4 Pro」が新登場

韓国のサムスンが、新型タフネスタブレット「Galaxy Tab Active 4 Pro」を海外向けに発表しました。

↑超タフ(画像提供/サムスン)

 

Galaxy Tab Active 4 Proは「MIL-STD-810H」規格に準拠しているうえ、強固な「Gorilla Glass 5」のディスプレイを搭載したことで、本体だけでも1メートル、保護カバーを装着すれば1.2メートルからの落下に耐えることができます。また、IP68の防塵・防水性能も兼備。

 

本体には、アプリを起動できるプログラマブルキーを搭載。ディスプレイは手袋をつけたまま操作できます。また、スピーカーが強化されており、騒音下でも聞き取りやすくなっているとのこと。7600mAhバッテリーは着脱が可能で、バッテリーなしでも外部給電により動作することができます。さらに、スタイラス「Sペン」も内蔵。

 

基本スペックとしてGalaxy Tab Active 4 Proは、10.1インチ/WUXGA解像度のTFTディスプレイや、オクタコアプロセッサを搭載。RAM容量は4GB/6GBで内蔵ストレージは64GB/128GB、1300万画素メインカメラと800万画素フロントカメラを採用し、OSはAndroid 12。デュアルSIM仕様となっており、5G通信にも対応しています。

 

サムスンはGalaxy Tab Active 4 Pro価格を明かしていませんが、9月よりアジアや欧州、ラテンアメリカ、北米にて発売される予定。現場や教育機関でもガンガン使えそうなサムスンの新型タフネスタブレット、日本へも投入されることを期待したいものです。

 

Source: Samsung via XDA Developers

1メートルから落としても大丈夫! 超タフなタブレット「Galaxy Tab Active 4 Pro」が新登場

韓国のサムスンが、新型タフネスタブレット「Galaxy Tab Active 4 Pro」を海外向けに発表しました。

↑超タフ(画像提供/サムスン)

 

Galaxy Tab Active 4 Proは「MIL-STD-810H」規格に準拠しているうえ、強固な「Gorilla Glass 5」のディスプレイを搭載したことで、本体だけでも1メートル、保護カバーを装着すれば1.2メートルからの落下に耐えることができます。また、IP68の防塵・防水性能も兼備。

 

本体には、アプリを起動できるプログラマブルキーを搭載。ディスプレイは手袋をつけたまま操作できます。また、スピーカーが強化されており、騒音下でも聞き取りやすくなっているとのこと。7600mAhバッテリーは着脱が可能で、バッテリーなしでも外部給電により動作することができます。さらに、スタイラス「Sペン」も内蔵。

 

基本スペックとしてGalaxy Tab Active 4 Proは、10.1インチ/WUXGA解像度のTFTディスプレイや、オクタコアプロセッサを搭載。RAM容量は4GB/6GBで内蔵ストレージは64GB/128GB、1300万画素メインカメラと800万画素フロントカメラを採用し、OSはAndroid 12。デュアルSIM仕様となっており、5G通信にも対応しています。

 

サムスンはGalaxy Tab Active 4 Pro価格を明かしていませんが、9月よりアジアや欧州、ラテンアメリカ、北米にて発売される予定。現場や教育機関でもガンガン使えそうなサムスンの新型タフネスタブレット、日本へも投入されることを期待したいものです。

 

Source: Samsung via XDA Developers

Galaxy S23シリーズの外観、S22からあまり変わらないかも…

韓国サムスンの次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S23」シリーズに関して、本体デザインやディスプレイに関する情報を、リークアカウントのIce universeが伝えています。

↑Framesira/Shutterstock.comより

 

Galaxy S23シリーズに関しては、以前にもベースモデルのカメラ性能はあまり変わらない独自プロセッサを搭載しないUltraモデルにて2億画素カメラと新たな指紋認証センサーが搭載される、などの噂が伝えられています。

 

Ice universeによれば、ベースモデルの「Galaxy S23」「Galaxy S23+」は「Galaxy S22」と同一のデザインを採用。ディスプレイやカメラスペック、バッテリーも変更がなく、プロセッサのみが「Snapdragon 8 Gen 2」に刷新されると伝えています。

 

一方でGalaxy S23 Ultraも基本的にはGalaxy S22 Ultraと同デザインとなるものの、ディスプレイはカーブデザインからフラットデザインに変更されるとのこと。

 

今回の情報が正しければ、Galaxy S23シリーズはどのモデルも外観的な変更がほぼない「マイナーアップデート」モデルとなりそうです。現在サムスンは折りたたみスマートフォンを次々と投入しており、さらに「折りたたみGalaxyタブレット」の発売も噂されています。そんな中、Galaxy Sシリーズに割けるリソースはあまり大きくないのかもしれません。

 

Source: Ice universe 1, 2 via 9to5Google

PCIe 4.0に挑む! 高速SSD「990 Pro」がサムスンから登場

韓国サムスンは、PCIe 4.0のインターフェイス速度に迫るスペックの高速SSD「990 Pro」シリーズを海外向けに発表しました。

↑限界に挑む「990 Pro」(画像提供/サムスン)

 

990 ProシリーズはNVMe規格のSSDで、シーケンシャルリードは最大7450 MB/s、シーケンシャルライトは最大6900 MB/sを達成。さらにランダムリードとライトも1秒間に最大1400K/1550Kに到達し、前モデルの「980 Pro」から大幅に性能が向上しています。

 

また、990 Proシリーズは従来モデルから、最大50%も電力効率が向上。ニッケルコーティングを施した新設計のコントローラーを搭載し、ヒートスプレッダーラベルによる熱管理も取り入れられています。

 

990 Proシリーズは2022年10月から販売が開始され、価格は1TBモデルが179ドル(約2万4500円※)から、2TBモデルが309ドル(約4万2500円)から。来年には4TBモデルも投入されます。

※1ドル=約136.7円で換算(2022年8月25日現在)

 

サムスンによれば、990 ProシリーズはPCおよびコンソールゲーム、4Kおよび8Kコンテンツ、その他の重いデータを取り扱う場合に、より良いパフォーマンスを提供することができるとのこと。「PlayStation 5」に搭載する追加SSDとしても、かなり有力な候補となりそうです。

 

Source: サムスン via Engadget

公式発表と約5ミリも違う!「Galaxy Watch5 Pro」はかなり分厚かった

サムスンが先日発表した新型スマートウォッチ「Galaxy Watch5 Pro」について、実際のサイズが公式発表よりかなり厚いとDC Rainmakerが報じています。

↑言われているより分厚い(画像提供/↑DC Rainmaker)

 

スマートウォッチの実際のサイズが公式発表よりも分厚いという事例は、驚くことではありません。その理由は、多くのスマートウォッチでは本体下部に生体センサーを搭載し、膨らんでいるから。例えば、アップルの「Apple Watch Series 7」のサイズは公式には10.7mmとうたわれていますが、実際には13.1mmもあるのです。

 

Galaxy Watch5 Proでも、公式には10.5mmの厚みが記載されているものの、実際の厚みは最大15.2mmとのこと。その差は4.7mmで、上述のApple Watch Series 7の例と比べても、かなり違います。

 

過去にサムスンはスマートウォッチの厚みとして、下部の出っ張りも含めた数値を掲載していました。そのため、「Galaxy Watch5 ProはGalaxy Watch4よりも薄くなった」という主張は、若干首をかしげるものとなってしまっています。

 

サムスンは、Galaxy Watch5 Proでは底面の「BioActive」センサーがより飛び出したことにより、正確な生体データの測定ができると述べていますが、下部の出っ張りを含めたデータを掲載してほしいと思うのは私だけでないかもしれません。メーカー間での計測方法の統一は、なかなか難しいようです。

 

Source: DC Rainmaker via 9to5Google

Galaxy Z Fold4/Flip4、バッテリー長持ちする「Light」設定があります

韓国サムスンが先日発表した新型折りたたみスマートフォン「Galazy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」に、バッテリー駆動時間を延長する新しいパフォーマンスプロファイル「Light」が含まれていることがわかりました。

↑サムスンより

 

なお、Galaxy Z Fold4は前モデル「Galaxy Z Fold3」からバッテリー容量は変わっていない(4400mAh)ものの、Galaxy Z Flip4は「Galaxy Z Flip3」からバッテリー容量が大幅に増えています(3300mAhから3700mAh)。

 

そして海外掲示板のRedditに投稿された内容によれば、両スマートフォンに搭載された「OneUI 4.1.1」には、「標準」「Light」という2個のプロファイルが存在しています。一方で、以前存在していた「処理性能を強化」のボタンはなくなっています。

 

そしてOSの説明によれば、標準プロファイルでは性能とバッテリー駆動時間のバランスがとられ、Lightではよりバッテリー駆動時間が伸びるように設定されるのです。

 

Redditユーザーのテストでは、Lightモードではベンチマークアプリのパフォーマンスが20%低下したとのこと。一方で海外テックメディアの9to5Googleによれば、Galaxy Z Fold4/Flip4では「標準」がデフォルトで設定されており、また両者に大きな違いはなかったそうです。

 

いくらスマートフォンが高性能になっても、電源が入らなければただの板。状況に応じて、この新しいバッテリープロファイルをうまく活用したいものです。

 

Source: Reddit via 9to5Google

Galaxy Watch5は睡眠トラッカーが充実、赤外線で正確な体温測定! サムスン幹部が語る

サムスンが10日に発表した新型スマートウォッチ「Galaxy Watch5」シリーズは、睡眠トラッカー機能が充実していると強調されていました。この機能は先代のGalaxy Watch4にも搭載されていましたが、サムスン幹部が以前からどう改善されたかを説明しています。

↑Image:Samsung

 

サムスン電子の副社長でモバイル健康研究開発の責任者でもあるヤン・テジョン(Yang Tae-jong)氏は「Galaxy Unpacked」イベント翌日の記者会見で、Galaxy Watch5は世界最先端の睡眠トラッカー技術を搭載していると述べたそうです。独自開発のBioActiveセンサーを含む様々な技術を備えており、それらがWatch 5を健康的な習慣と睡眠パターンを保つための最高のパートナーにするのに役立つとのことです。

 

またヤン氏は、サムスンが睡眠トラッキングに関する技術の開発に長い時間をかけてきたことにも言及。Galaxy Watch5は様々な睡眠段階を監視し、いびきを検出し、さらに血中酸素濃度を測定して睡眠の質を測り、その情報を数値化するしくみだと語っています。

 

その上で睡眠コーチング機能により、より良い健康的な睡眠を習慣づけるため、ユーザーに合わせたプログラムも用意されるとのこと。このプログラムはサムスン医療センターと協力しており、無料で提供されるそうです。

 

さらにサムスンがアメリカ国立睡眠財団(NSF)やカリフォルニア大学サンディエゴ校、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究所と連携し、睡眠技術の研究を行っていることも明かされています。これらの団体と協力して、関連データを臨床試験に活用することも進めているとも付け加えられています。

 

ほか興味深いのは、体温センサーにも言及されていることです。今年秋の「Apple Watch Series 8」にも搭載が噂されていますが、サムスンが一歩先をいった格好です。これにつきヤン氏は赤外線技術を使ってより正確な測定ができるようになったと明かしていますが、いつから利用できるかは触れていません。

 

最後にヤン氏は、これまでGalaxy Watchがウェルネスに重きを置いてきたことに触れ、今後は医療機関が患者のモニタリングやデジタル治療に使われるかもしれないと展望を語っています。

 

そうした医療分野ではApple Watchが大活躍している印象もありますが、サムスンはスマートフォンのみならずスマートウォッチでも全力で市場シェア争いに臨むつもりなのかもしれません。

 

Source:The Korea Herald
via:PhoneArena

Galaxy Z Fold4の便利なタスクバー、Fold3にもやってきます

韓国サムスンが新たに発表した、縦折りスマートフォン「Galaxy Z Fold4」。同スマートフォンに採用された新たなタスクバーが、従来モデルの「Galaxy Z Fold3」にも移植されることが、海外テックメディアの9to5Googleにより伝えられています。

↑サムスンより

 

Galaxy Z Fold4では画面下部に、パソコンやタブレットのようなタスクバーが表示されています。このタスクバーにはお気に入りや最近使ったアプリが表示され、マルチタスク機能がさらに改善されています。

 

具体的には、アプリのウィンドウ間の素早い移動や、アプリの同時起動、大画面を活用したアプリごとのメニュー表示など、生産性が大きく改善されています。

 

Galaxy Z Fold4の新しいタスクバーは、大画面向けにカスタムされた「Android 12L」をベースとした「One UI 4.1.1」にて実現されています。そしてこのOne UI 4.1.1と新しいタスクバーがGalaxy Z Fold3にも移植されることが、サムスンから9to5Googleに対して説明されたのです。

 

現時点では、Galaxy Z Fold3にいつOne UI 4.1.1や新しいタスクバーが配信されるのかは、明かされていません。しかし今後は、より折りたたみスマートフォンやタブレットがパソコンのインターフェイスに近づくことになりそうです。

 

Source: 9to5Google

Galaxy Watch 5シリーズ登場。全モデルにサファイアガラス採用、Proモデルはバッテリーが大幅アップ!

サムスンは10日22時~の「Galaxy Unpacked」にて、最新のスマートウォッチ「Galaxy Watch 5」と「Galaxy Watch 5 Pro」を正式に発表しました。このうちProモデルについてはサムスン製としては最も耐久性が高くて機能が充実していること、全モデルについては健康とウェルネス機能の強化がアピールされています。

↑Image:9to5Google

 

最近スマートウォッチでは健康管理機能が重視される傾向にあり、Galaxy Watch 5でもそこに力が入れられています。まず独自開発のBioActiveセンサーは3つのセンサーを組み合わせ、血中酸素濃度や心拍数、推定ストレスレベルなども計測できるというもの。前モデルのGalaxy Watch4よりも手首に触れる面積が増えたことで、さらに精度が高まるようです。

 

また先代から心電図や血圧測定なども引き継ぎながらも、こちらは各国の規制機関から承認を得る必要があるため、「使える国」と「使えない国」が分かれそうです。睡眠トラッカー機能も充実しており、血中酸素濃度を測る「スリープスコア」(睡眠の質の点数)やいびき検出、睡眠パターンを検出して習慣の改善を助けるスリープコーチングシステムも搭載されているとのことです。

 

搭載プロセッサは標準モデルとProモデルともにExynos W920、RAM容量は1.5GB、内蔵ストレージは16GBということで、先代のGalaxy Watch4と全く変わらないまま。プロセッサのクロック数も同じ1.18GHzです。

 

ただしバッテリー容量については、それぞれのモデルで大きな違いあり。Galaxy Watch5の小型(40mm)モデルは284mAh、大型モデル(44mm)が410mAhに対して、Galaxy Watch5 Proには590mAhも積まれています。噂では572mAhと言われていましたが、それさえ上回っていました。充電速度も、Watch4より30%高速化したそうです。

 

ソフトウェア面では、全モデルともGoogleのWear OS 3.5をベースにしたOne UI Watch 4.5が搭載されました。これは音声入力のほかフルQWERTYキーボード、デュアルSIM対応、ウォッチフェイス(文字盤)のオプションが豊富、アクセシビリティの改善などが含まれています。

 

さらにハードウェア面では、やはり全モデルにサファイアガラスが採用され、前モデルよりも耐久性が増しました。これと強化された転倒検知機能(激しく転んだときに緊急連絡先に通報)が組み合わさることで、より多くの命が守られることになりそうです。

 

これだけ多彩な機能が詰め込まれて頑丈にされながら、Galaxy Watch5の価格はBluetooth版が279ドル、LTE版が329ドルから。そしてGalaxy Watch5 Proは、それぞれ449ドルと499ドルからとなります。

Source:Samsung

via:9to5Google

ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2 Pro」の音質への拘りがとことん過ぎる。

韓国サムスンはイベント「Galaxy Unpacked」にて、新型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2 Pro」を発表しました。

 

↑サムスンより

 

新しいコンパクトデザインを採用したGalaxy Buds2 Proは「Hi-Fi 24bit Audio」に対応することで、ハイダイナミックレンジと高い解像度を提供。またサムスンの新しいコーデックにより、高音質なサウンドを途切れなく転送することができます。さらに新しい2軸の2ウェイスピーカーも、再生音質を高めています。

 

イヤホン本体は15%小さくなり、フィットネス向けに回転せず外れにくい本体形状を実現。アクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応することで、周囲の雑音をシャットアウトできます。また、指一本でタブレットからスマートフォンへと、シームレスに接続を切り替えることが可能。「Auto Switch」機能により、テレビから電話などへと簡単に再生デバイスを接続し直すこともできます。

 

SmartThingsの検索機能では、なくしたGalaxy Buds2 Proを検索することが可能です。Galaxy Buds2 Proはグラファイト、ホワイト、ボラパープルの3色が登場。8月10日から予約が開始され、同月26日から一部の国で販売されます。海外向け価格は229ドル(約3万円)と案内されていますが、現時点では日本向けの発売日や価格は案内されていません。

 

Source: サムスン

Galaxy Z Flip4は最新チップ搭載&バッテリー強化で、先代と同じ999ドル!

サムスンは8月10日午後10時~の「Galaxy Unpacked」イベントにて、最新の折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4」を発表しました。もう1つの折りたたみ製品「Galaxy Fold」シリーズが横開きでタブレット風になるのに対して、こちらは前モデルと同じく「ふだんはコンパクト、タテに開くと大型ディスプレイ」のクラムシェル型を受け継いでいます。

↑サムスンより

 

まず注目すべきは、搭載プロセッサとして最新のSnapdragon 8+ Gen 1を採用した、ということ。小さな筐体ながらも、より大型でハイエンドのGalaxy Z Fold4と並んでスペックアップとなりました。

 

またメイン画面は、開いた状態で6.7インチ、2640×1080ドットかつ120Hz駆動。そしてカバー画面(外側のディスプレイ)は1.9インチで512×260ドットということで、先代のFlip3から特に変化はありません。かたやカメラはメインが1200万画素+超広角が1200万画素、自撮りカメラが1000万画素と画素数では前モデルと差はないものの、イメージセンサーは65%明るくなっており、昼夜を問わず写真やビデオを鮮明かつ安定して撮れると謳われています。

 

実用面でありがたいのは、バッテリーが3700mAhの大容量になったことでしょう。先代の3300mAhから実に1割以上も増えており、これまでFlipシリーズの弱点だったスタミナも改善されるはず。さらに超高速充電もサポートされ、有線では先代の15Wから25Wへとアップし、約30分で50%まで充電できるそうです。

 

さらにFlipシリーズの魅力である「小ささ」も進化。折りたたみ時は71.9mm×84.9mm×17.1mmとなり、前モデルの72.2mm×86.4×17.1mmよりも「幅が狭く、背も低く」でありつつ開いた画面サイズは同じ。ちなみに重さは約187gで、Flip3より約3g増ということに。見かけはほぼ先代と変わりませんが、よりスリムなヒンジ、直線的なエッジや美しく加工された背面ガラス、光沢のある金属フレームなど、細部に至るまで完成度が高められています。

 

そしてRAM容量は8GBで、Flip3から据え置き。ストレージは128GB/256GB/512GBの3タイプありりますが、「市場や販売経路により異なる場合がある」との但し書きが付けられています。その価格は999ドル~で、前モデルFlip3と同じとなっています。値上げとの噂もあっただけに、サムスンが折りたたみスマホ普及のために頑張ったのかもしれません。発売は8月26日ですが、おそらく日本ではキャリア経由の販売となるため、そちらの続報を待ちたいところです。

 

Source:Samsung

Galaxy Z Fold4が正式発表、「スペック以外の進化」きっちりあります!

↑サムスンより

 

韓国サムスンは新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」を海外発表しました。本体デザインやスペックなどが、前モデルから順当に進化しています。

 

Galaxy Z Fold4では、アップグレードされた5000万画素広角カメラと30倍のスペースズームカメラ、1200万画素超広角カメラを搭載。ピクセルサイズの拡大や23%明るくなったセンサー、処理能力の向上により、夜間でも鮮明な写真の撮影が可能です。プロセッサには最新の「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載。スリムなヒンジや軽量化、狭いベゼルといった、デザイン上の細かな改良もくわえられています。

 

さらにGalaxy Z Fold4は、大画面向けにカスタマイズされた「Android 12L」を搭載した最初のスマートフォンとなります。バッテリー容量は4400mAhと、前モデルから変わっていません。

 

↑サムスンより

 

画面は内側が7.6インチ/最大120Hz駆動ディスプレイで、画面の下に400万画素のセルフィーカメラを内蔵。外側には6.2インチ/最大120Hz駆動のサブディスプレイと1000万画素セルフィーカメラを搭載しています。Flexモードでは画面の片方をノートパソコンのように起こすことで、手ぶらでの動画視聴が可能です。本体にはArmor Aluminumフレームとヒンジカバー、Gorilla Glass Victus+のカバーガラスを採用することで、耐衝撃性能が向上。また、IPX8の防水性能に対応しています。

 

ソフトウェアでは新しいタスクバーにより、PCのようなレイアウトでお気に入りのアプリや最近使ったアプリにアクセス可能に。スワイプジェスチャーやマルチタスク機能も洗練されています。

 

さらに、ChromeやGmailなどの米グーグル製アプリがドラッグ&ドロップに対応。Google Meet では、YouTube での動画の共同視聴やビデオ通話でのゲームなどがシェアできます。もちろんスタイラス「S Pen」に対応し、ペンケース付きスタンドカバーで気軽に持ち運ぶことができます。

 

Galaxy Z Fold4はグレイグリーン、ファントム・ブラック、ベージュ、バーガンディの4色がラインナップ。RAM容量は12GBで内蔵ストレージは256GB/512GBですが、サムスンストアでは1TBストレージモデルが限定で用意されています。海外価格は1799ドル(約24万円)からとなっています。製品はグローバル向けに8月10日から予約を開始し、8月26日より一部の国で販売が開始されます。なお、日本向けのリリーススケジュールはまだ発表されていません。

 

Source: サムスン

Galaxy Z Fold4/Flip4のスペック、多分全部わかりました

韓国サムスンの8月10日のイベントでの発表が期待されている「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」の詳細なスペック情報を、ドイツ語テックサイトのWinFutureが掲載しています。

↑9to5Googleより

 

Galaxy Z Fold4

内部ディスプレイ:7.6インチ/2176×1812ドット/120Hz駆動

外部ディスプレイ:6.2インチ/2316×904ドット/120Hz駆動

プロセッサー:Snapdragon 8+ Gen 1

RAM/内蔵ストレージ:128GB RAM/256GB、512GB、1TB

カメラ:5000万画素メイン+1200万画素超広角+1000万画素3倍ズーム、400万画素セルフィー、1000万画素外部カメラ

バッテリー容量:4400mAh、25Wのワイヤレス充電と15Wの逆ワイヤレス充電

その他:SペンやeSIM対応、IPX8の防水対応

 

Galaxy Z Flip4

内部ディスプレイ:6.7インチ/2640×1080ドット/120Hz駆動

外部ディスプレイ:1.9インチ/512×260ドット

プロセッサー:Snapdragon 8+ Gen 1

RAM/内蔵ストレージ:8GB、128GB

カメラ:1200万画素メイン+1200万画素超広角、1000万画素セルフィー

バッテリー容量:3700mAh、25Wのワイヤレス充電と15Wの逆ワイヤレス充電

その他:指紋認証センサー、IPX8の防水対応

 

これらの情報を参照すると、Galaxy Z Fold4はプロセッサの刷新とよりワイドなディスプレイの搭載、Galaxy Z Flip4は同じくプロセッサの刷新と大きな外部ディスプレイ、大容量バッテリーの搭載が特徴となりそうです。サムスンにとってプレミアムモデルとなるGalaxy Z Fold4/Flip4ですが、ここに掲載されていない便利な機能の追加にも期待したいものです。

 

Source: WinFuture via 9to5Google

なんと「折りたたみGalaxyタブレット」が来年登場するかも

韓国サムスンが「折りたたみタイプのGalaxyタブレット」を2023年前半にも投入するとの情報を、韓国語ニュースサイトのNaverが報じています。

↑Framesira/Shutterstock.comより

 

すでに横折りタイプの「Galaxy Z Fold」シリーズや、縦折りタイプの「Galaxy Z Flip」シリーズを投入しているサムスン。一方で、同社が折りたたみタブレット「Galaxy Z Fold Tab」を投入するという噂も、以前に登場していました。

 

以前の噂によれば、Galaxy Z Fold Tabはヒンジが2個ある「三つ折りタイプ」のタブレットで、大画面をスマートフォンサイズで持ち歩けるとされています。さらに、折りたたんだ本体をスタンド/キックスタンドとしても利用することができるようです。

 

Naverの報道によれば、折りたたみGalaxyタブレットは「Galaxy Tab S9」シリーズと同時に投入されるとのこと。このことから、同製品は「Galaxy S23」シリーズとも一緒に発表される可能性があります。

 

もし報道が正しければ、業界初となる折りたたみタブレット。折りたたみデバイスに注力しているサムスンのこと、今回の噂も真実味があるといえそうです。

 

Source: Naver via 9to5Google

Galaxy Z Fold4、SペンもAndroid 12Lもバッチリ使えそうです

韓国サムスンからの近日中の発表が期待されている横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold4(仮称)」について、スタイラス「Sペン」や「Android 12L」への対応を示唆する画像が、Telegramグループに掲載されています。

↑Telegramより

 

8月10日のイベントにて発表されるであろう、Galaxy Z Fold4。以前に流出した公式らしき画像では、その本体デザインが現行モデル「Galaxy Z Fold3」とほぼ変わらないことが示唆されていました。

 

今回掲載された画像では、まずGalaxy Z Fold4にて新型のSペンケースが登場することがわかります。ケースが存在するということは、Galaxy Z Fold3と同じくSペンに対応することは間違いないでしょう。

 

↑Telegramより

 

さらにディスプレイには、Android 12Lのタスクバーが描写されています。Android 12Lは大画面デバイスに最適化されており、素早いアプリの切り替えなどマルチタスク機能が改善されています。

 

外部ディスプレイは6.2インチ/縦横比23.1:9と、Galaxy Z Fold3よりも幅広に。内部ディスプレイも7.6インチ/縦横比21.6:18と、よりワイドになっています。また外部ディスプレイは、ヒンジとベゼルがスリムになっています。

 

このように、前モデルからさまざまな改良が加えられそうなGalaxy Z Fold4。特にディスプレイがよりワイドになることで、動画視聴がさらに快適になりそうです。

 

Source: Telegram via 9to5Google

Galaxy Watch5の詳細スペック判明? 全モデルサファイアガラス採用か

韓国サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5」シリーズに関する詳細なスペック情報を、ドイツ語テックサイトのWinFutureが報告しています。

↑91Mobilesより

 

サムスンが8月10日に開催するイベント「Galaxy Unpacked」での発表が期待されている、Galaxy Watch5シリーズ。流出情報によれば、「Classic」モデルにあった回転ベゼルが削除され、また大画面かつ大容量バッテリーを搭載した「Galaxy Watch5 Pro」が登場するとされています。さらに、高速充電にも対応するようです。

 

WinFutureによれば、Galaxy Watch5では1.19インチ/40mmと1.36インチ/44mmの2モデルが存在。Galaxy Watch5 Proでは本体が若干大きくなるものの、同じく44mmディスプレイを搭載します。さらに、全モデルにて傷に強いサファイアガラスが風防に採用されます。本体の厚さはGalaxy Watch5が9.8mm、Galaxy Watch5 Proが10.5mmです。

 

Galaxy Watch5のバッテリー容量は、40mmモデルが284mAh、44mmモデルが410mAhとなり、50時間の駆動が可能です。一方でGalaxy Watch5 Proのバッテリー容量は590mAhで、最大80時間の動作を実現しています。

 

搭載プロセッサはExynos W920で、昨年モデルから変わらず。また16GBのストレージやNFC、eSIMを搭載し、心拍数や心電図、刷新されたヘルスケアセンサーを搭載するとされています。プロセッサの刷新がないのは残念ですが、上位モデルのGalaxy Watch5 Proにてどのような差別化が図られるのかに注目です。

 

Source: WinFuture via 9to5Google

Galaxy Buds 2 Proは強力な「インテリジェント・アクティブノイキャン」を搭載?

韓国サムスンの次期ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds 2 Pro」に、「インテリジェント・アクティブノイズキャンセリング(ANC)」機能が搭載されることを、ドイツ語テックサイトのWinFutureが報じています。

↑WinFutureより

 

サムスンは8月10日にイベントを開催し、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」や次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5」シリーズ、そしてGalaxy Buds 2 Proを発表すると期待されています。以前のリーク情報によれば、Galaxy Buds 2 Proのデザインは現行モデル「Galaxy Buds Pro」とほぼかわらず、バッテリー容量が若干増加するようです。

 

WinFutureは今回、Galaxy Buds 2 Proの公式らしき画像を掲載。それによると、ゼニス・グレーやボラ・パープのカラーリングが存在するようです。内部には10mmのスピーカードライバーを搭載し、満充電で最大8時間、ケースを含めて最大29時間の使用が可能。IPX7の防水機能も備えるとしています。

 

そして注目のインテリジェント・アクティブノイズキャンセリングでは、「とても大きなアンビエント(環境)ノイズも消去できる」としており、かなりの性能となる模様。また、周辺音の取り込み機能も引き続き搭載されるとしています。

 

WinFutureによれば、Galaxy Buds 2 Proの価格は229ユーロ(約3万1000円)になるとのこと。さらに強力に進化するノイズキャンセリング機能を、米アップルの「AirPods Pro」のそれと比較してみたいものです。

 

Source: WinFuture via Android Authoriry

かなり速い!「Galaxy Watch5」は30分で45%まで充電できるとの噂

サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5(仮称)」で高速充電が可能となり、USB-C充電器が付属することを、リークアカウントのSnoopyTechが報じています。

↑充電速度がアップか(画像提供/SnoopyTech)

 

Galaxy Watch5は、8月10日にサムスンが開催するイベント「Galaxy Unpacked」での発表が期待されているスマートウォッチ。以前の「Classic」モデルにあった回転ベゼルを廃止し、Proモデルでは大画面や大容量バッテリー、チタン素材の採用などが噂されています。

 

 

SnoopyTechによれば、Galaxy Watch5では30分で45%までの充電が可能とのこと。現行モデル「Galaxy Watch4」ではフル充電に110分がかかるのと比べると、たしかにかなりの高速化です。

 

さらに、付属するUSB-C充電器は出力が10Wへと向上(Galaxy Watch4では5W)。この性能アップも、充電速度の向上に寄与しているものと予測されます。また、接続端子がUSB-AからUSB-Cに変更されるのも、利便性を高めると言えるでしょう。

 

SnoopyTechによれば、カナダにおけるGalaxy Watch5の価格は40mmモデルが349カナダドル(約3万6300円※)、44mmモデルが389カナダドル(約4万500円)、Proモデルが559カナダドル(約5万8200円)。ただし円高の影響もあり、日本価格がどうなるのかが気になるところです。

※1カナダドル=約104円で換算(2022年8月4日現在)

 

Source: SnoopyTech/Twitter via 9to5Google

先祖返り? サムスンの折りたたみスマホから「Z」が消える日

サムスンの折りたたみスマートフォンは、「Galaxy Z Flip3」や「Galaxy Z Fold3」というように、すっかり「Z」が定着しています。しかし、これから発売する折りたたみデバイスの名前には「Z」を入れず、「Galaxy Fold 4」や「Galaxy Flip4」と呼ばれるかもしれない、との噂が伝えられています。

↑名前から「Z」が消えるかも(画像はGalaxy Z Flip3とGalaxy Z Fold3)

 

有名リーカーのSnoopytech氏によれば、サムスンは折りたたみシリーズのブランド名から「Z」の文字を外して、次期Galaxy Flip4とFold 4以降はパッケージにも印刷しなくなるとのこと。なぜかといえば、ロシア軍が「Z」の文字を使っているからだと主張しています。

実際、ウクライナ侵攻に参加したロシア軍車両の多くには「Z」の文字が描かれていました。その意味は不明で、軍事地帯を意味しているとの説もあれば、ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領を指しているという人も。ロシア国防省はInstagramの公式アカウントで「勝利のために」という意味だと示唆していました

 

いずれにせよ、すでにサムスンがブランド名から「Z」の文字を消す方向で動いているのは事実の模様。すでにリトアニア、ラトビア、エストニアなど一部のEU諸国では、「Galaxy Z Fold3」と「Galaxy Z Flip3」はそれぞれ「Galaxy Fold 3」と「Galaxy Flip3」と表記されていることが4月には伝えられていました

この噂が本当かどうかは、8月10日の「Galaxy Unpacked」イベントでわかるはず。もともと、2019年に発売された初代はシンプルに「Galaxy Fold」だったこともあり、先祖返りとなるかもしれません。

 

Source:Snoopytech(Twitter)
via:Gizmochina

サムスン、スマホ修理業者のプライバシーのぞき見を防ぐ「修理モード」発表。まずGalaxy S21から

スマートフォンを修理に出したけれど、プライベートな情報がどうなるか心配になる人も少なくないはず。実際にアップル直営店にiPhoneを修理に出したところ、プライベートな写真が盗み出された事件もあったりしました。

スマホ修理のイメージ画像

 

そんななかサムスンは、修理中にGalaxyスマホから個人情報が抜き取られることをを防げる新機能「修理モード」を発表しました。

 

この「修理モード」は、公式発表によれば「スマホ修理時にデータを選択的に公開できる機能で、一部の民間企業を通じて修理中に起こる個人情報へのアクセスや流出の懸念を根本的にブロックするもの」だそうです。

 

スマホを修理に出す場合、ロックを掛けたままでは業者は起動さえできません。かといってロック解除をしてから渡すと、個人情報を抜き取り放題となってしまいます。この修理モードはその合間をとって「修理に必要な操作はできるが、個人情報にはカギをかけておく」しくみです。

 

本機能は「設定」アプリの「バッテリーとデバイスケア」内にあり、有効にすると自動的にスマホが再起動。そして本来の持ち主を含めて、誰も個人データやアカウント、写真、メッセージにアクセス不可となり、標準アプリしか使えなくなります。

 

そしてスマホの修理が完了した後は、「修理モード」をオフにすると再起動。その状態でユーザー本人が指紋認証なりパスコード等でロック解除すると、再び個人データを見られるようになります。

 

「修理モード」を含むアップデートは、まずGalaxy S21モデルに展開され、その後に多くのGalaxyスマホにも提供される予定です。さらには韓国以外で販売されたGalaxyスマホにもこの機能を追加していく見通しだそうです。

 

アップルも次期iOS 16で、より強固なセキュリティを実現する「ロックダウンモード」を追加予定です。こちらは国家が支援するスパイウェアの脅威からユーザーを守ることが狙いですが、今後はスマホ各社ともプライバシー保護の強化を競い合うのかもしれません。

 

Source:Samsung
via:PhoneArena

Galaxy Watch5/5 Proのデザイン、完全にわかっちゃったかも

韓国サムスンからの近日の発表が期待されている次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5/Watch5 Pro」について、その詳細な画像が海外テックサイトの91Mobilesに掲載されています。

↑91Mobilesより

 

サムスンは8月10日に「Galaxy Unpacked」イベントを開催し、その場で折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」やGalaxy Watch5シリーズ、そしてワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds 2 Pro」を発表することが期待されています。またGalaxy Watch5シリーズでは、回転ベゼルを搭載した「Classic」モデルが廃止され、大画面かつ大容量バッテリーを搭載したProモデルの投入が噂されているのです。

 

↑91Mobiles

 

上画像は、右側から3モデルがGalaxy Watch5の「ボラ・パープル」「ピンク・ゴールド」「グラファイト」で、左側から2モデルがGalaxy Watch5 Proの「ブラック」「チタニウム」だとされています。またGalaxy Watch5ではこれ以外にも、ブルーモデルが投入されるようです。

 

画像をみると、Galaxy Watch5とGalaxy Watch5 Proはその本体デザインが酷似しているものの、Galaxy Watch5 Proではより分厚いベゼルが採用されており、またバンドの中央にも溝が存在します。一方でGalaxy Watch5は、ほぼベゼルレスなディスプレイが採用されるようです。

 

今年は米アップルの「Apple Watch」でも、より大画面な「Pro」モデルの登場が噂されています。今年のスマートウォッチ市場はProモデル同士が、熱くせめぎ合うことになるのかもしれません。

 

Source: 91Mobiles via Wccftech

「Galaxy Z Fold4」、お値段据え置き? 折りたたみスマホ普及のためサムスンが踏ん張るかも

サムスンは8月10日、あと10数日後に「Galaxy Unpacked」イベントを開催し、その場で次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」と「Galaxy Z Flip4」を発表すると予想されています。が、昨今の原材料高やインフレを受けてアップル製品やMeta社のヘッドセット、Xiaomi製品など値上げが相次ぐこともあり、こちらも先代より高くなるのでは、との心配も高まっています。

↑Galaxy Z Fold3

 

しかし、少なくともドル建て価格ではGalaxy Z Fold4は前モデルFold3から価格が据え置きになるとの噂が報じられています。

 

韓国サイトNaverによると、現地でのFold 4とFlip 4価格については詳しく説明されています。それによれば、サムスンはFold 4の価格を上げるつもりはないそうです。まず256GBモデルは、前モデルと同じく199万8700ウォンで販売されるとのこと。また512GBモデルは209万7700ウォンとされています。

これらは米ドルに換算すれば、それぞれ約1800ドルと1900ドル。同じく、先代のFold3の予約価格と同じです。やはり物価の急上昇やインフレの影響はあるものの、サムスンは折りたたみスマホを普及させるために踏み止まるようです。

 

ただし、地域や為替レートによって価格は変動する可能性があるとのこと。Galaxy Z Fold3は、たとえばNTTドコモ版は税込23万7600円で(当時のレートでは)米国より少しお高めでしたが、これを維持するのか、円安をストレートに反映するのかは興味深いところです。

 

かたやGalaxy Z Flip4は、256GB版で129万9000ウォンであり、昨年より4万5000ウォン(約35ドル)高くなるそうです。この噂話は、インド経由で流れてきた欧州のリーク情報とも一致しています。

 

昨年Flip3の米国価格は999ドル~だったため、どんな値上げであれ、1000ドルの大台に乗るのは確実のようです、

 

サムスンとしては、Galaxy Z Flip 4がFold 4よりも売れると予想しているとのこと。つまり高価なFold4は値上げせずにユーザー離れを抑えて、比較的お手ごろなFlip4で利益を上げようとしているのかもしれません。

 

Source:Naver
via:BGR

長期目標に向けて前進? サムスンが「4億5000万画素センサー」を開発中との噂

サムスンが4億5000万画素のスマートフォン向けイメージセンサーを開発しているとの情報を、リークアカウントのIce universeが伝えています。

↑画素数はどんどん上がっていく

 

スマートフォン向けイメージセンサーの画素数競争で、業界をリードするサムスン。2021年には初の2億画素イメージセンサー「ISOCELL HP1」を、2022年6月にはサイズを小型化した2億画素イメージセンサー「ISOCELL HP3」を発表しています。

 

Ice universeによれば、サムスンは「Hexa²pixel」という商標を「写真装置用イメージセンサー」として登録しているとのこと。36ピクセルを1ピクセルとして取り扱う(36 in 1)ことができるようです。このことから、1200万画素 x 36倍の4億3200万画素(おおよそ4億5000万画素)のイメージセンサーの登場が期待されているのです。

 

なお、先述のISOCELL HP3は、1200万画素と5000万画素の両方での出力に対応していますが、今回のHexa²pixelにも「2」の数字が入っていることから、2種類の画素数での出力が可能であると言われています。

 

サムスンは長期的な目標として、2025年に6億画素(5億7600万画素)のイメージセンサーを投入すると表明しています。今回の4億5000万画素イメージセンサーは、その前に登場する製品なのかもしれません。

 

Source: Ice universe/Twitter via GSMArena

限定カラーが定番化! Galaxy S22に新色「ボラ・パープル」が追加

韓国サムスンは、スマートフォン「Galaxy S22」シリーズの新色「ボラ・パープル(Bora Purple)」を発表しました。

↑サムスンより

 

サムスンはこれまでも、Galaxy S8やGalaxy S9、Galaxy Z Flip3などにおいて、パープルカラーを投入してきました。またGalaxy S22にもパープルカラーはすでに存在していましたが、こちらはサムスン公式ストアの限定カラーでした。

 

サムスンによれば、パープルはGalaxyシリーズにおける特徴的なスタイルとのこと。さらに、ボラは韓国語で紫を意味しているそうです。もしそうだとすると、韓国語ではボラ・パープルは「紫、紫」とダブってしまうような気もしますが…。

 

Galaxy S22シリーズのボラ・パープルはキャリアや小売店経由にて、8月10日から販売されます。またアメリカでの販売予定は伝えられていますが、日本での販売予定については現時点では発表されていません。

 

8月10日といえば、サムスンはイベント「Galaxy Unpacked」を開催します。同イベントでは次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」の発表が期待されており、こちらでもボラ・パープルのバリエーションが登場することになるかもしれません。

 

Source: サムスン via 9to5Google

「Galaxy Watch5 Pro」最大の進化はバッテリーの持ち?

韓国サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5 Pro(仮称)」について、最低でも3日間の稼働が可能だとする情報を、著名リークアカウントのIce universeが伝えています。

↑91Mobilesより

 

サムスンが8月10日に開催するイベント「Galaxy Unpacked」での発表が期待されている、Galaxy Watch5 Pro。事前情報によれば、このProモデルでは大画面ディスプレイや大容量バッテリーが搭載され、チタンなど高価な素材が採用される可能性も報じられています。

 

 

Ice universeが伝えた、今回のGalaxy Watch5 Proのバッテリー駆動時間に関する情報。これは以前に報じられた大容量バッテリーの搭載とも、合致するものです。

 

Wear OSを搭載するスマートウォッチでは、長らく駆動時間の短さが問題となっていました。3日間の駆動時間というのは、他社のWear OS搭載スマートウォッチと比べても、かなり長いものです。また以前の流出情報によれば、Galaxy Watch5 Proには572mAhのバッテリーが採用されるとのこと。これは、以前のGalaxy Watchシリーズと比べて60%近くも大きなものです。

 

一方で米アップルからは、今年には大画面ディスプレイと大容量バッテリーを搭載した「Apple Watch Pro」の登場が期待されています。Galaxy Watch5 ProとApple Watch Pro、ハイエンドスマートウォッチ分野での好敵手となりそうな予感です。

 

Source: Ice universe/Twitter via 9to5Google

「Galaxy Z Flip4」、先代より100ドル値上げ? 「Galaxy Z Fold4」も高くなりそう…

サムスンは数年前から折りたたみスマートフォン「Galaxy Z」シリーズを販売していましたが、昨年、Galaxy Z Flip3を999ドル~(開始価格)まで値下げして驚かれました。それまで折りたたみスマホには高価なイメージがあり、少なくともサムスンが1000ドル以下にしたことは初めてだったからです。

↑Galaxy Z Flip3

 

しかし、その後継モデル「Galaxy Z Flip4」が8月10日に発表されるまでに1か月を切った今となって、今年はそうではなさそうな気配が伝えられています。

 

インドのスマホ情報サイトPricebabaのリークによると、欧州でのGalaxy Z Flip 4の価格はベースモデル(ストレージが最小の128GB)で1080ユーロ、つまり1099ドルに引き上げる可能性があるそうです。また256GBモデルでは1160ユーロ(1179ドル)、512GBでは1280ユーロ(1301ドル)とさらに高くなるようです。

 

これまでサムスンが米国と欧州で価格を近くしていたことを考えると、おそらくGalaxy Z Flip 4は米国でも1099ドル~となり、前モデルから100ドル値上げと予想するのが自然と思われます。

 

今年の折りたたみモデルは安くなるとの風の噂もありましたが、今なお半導体不足は続いており、新型コロナ感染はまたも再拡大しており、かつプロセッサも最新のSnapdragon 8+ Gen 1に載せ替えとなれば、100ドルほどの値上げはやむをえなさそうです。

 

より気になるのは、もう1つの次期折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold4」はいくらになるのか?ということです。Galaxy Z FoldシリーズはZ Flipシリーズよりもプレミアムな位置づけであり、100ドル値上げで済めばいいほうで、さらに値上げ幅が上積みされるのかもしれません。

 

一応、Galaxy Z Flip4の基本スペックをまとめておくと(予想ですがほぼ確定)次の通りです。

  • メイン画面:6.7インチFHD+ sAMOLED、120Hz
  • カバーディスプレイ(外側の画面):2.1インチsAMOLED
  • プロセッサー:Snapdragon 8+ Gen 1
  • RAM:8GB
  • 背面のメインカメラ:12MP+12MP(超広角)
  • 内側の自撮りカメラ:10MP

 

どちらの折りたたみスマホも先代と見かけは変わりませんが、折り目がグッと目立たなくなり、またZ Fliip4はよりカラフルになる見通しです 。発表・発売の8月までに円安がどれほど進んで、日本での価格がどれほど高くなるか……との心配はいったん忘れて、楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Pricebaba
via:Wccftech

サムスンの次期折りたたみスマホは8月10日発表か。Galaxy Z Flip4はこんなデザインに?

韓国サムスンが次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4/Flip4(どちらも仮称)」を8月10日のイベントにて発表するとの情報を、リークアカウントのEvan Blassが伝えています。

↑Evan Blass/Twitterより

 

折りたたみディスプレイの品質向上など、すでにさまざまな噂が登場しているGalaxy Z Fold4/Flip4。両スマートフォンともすでにFCC(連邦通信委員会)の認証を通過しており、その正式発表が近いことが予測されています。さらにイベントでは、次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5」シリーズや、次期ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds 2 Pro」の同時発表も予測されています。

 

今回Evan Blassが掲載した画像は、その形状から縦折りタイプのGalaxy Z Flip4だと予測されます。ただし情報源を秘匿するために画像はぼやかされており、詳細は判断できません。

 

↑91Mobilesより

 

一方で91Mobilesは、Galaxy Z Flip4の公式らしき画像を投稿しています。現行モデルの「Galaxy Z Flip3」から大きな変更はないものの、よりフラット形状なフレームが採用され、カメラモジュールの出っ張りが大きくなることが予測されます。

 

また韓国ニュースサイトのETNewsは、来年の投入が予測される折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold5/Flip5(仮称)」の情報を伝えています。それによれば、両スマートフォンは現行モデルを大きく上回る台数が生産され、カメラ仕様の変更があるようです。

 

折りたたみスマートフォン業界をリードするサムスンですが、次期モデルやその先でも、他社を突き放すべくさらに注力を続けるようです。

 

Source: Evan Blass/Twitter, 91Mobiles, ETNews via The Verge, 9to5Google 1, 2

Galaxy Watch4に「One UI 4.5」が配信へ。キーボードとアクセシビリティを強化

サムスンのスマートウォッチ「Galaxy Watch4」シリーズに、「Wear OS 3.5」をベースとした新OS「One UI 4.5」が2022年第3四半期の「7月〜9月」に配信されることが正式に発表されました。

↑(画像提供/サムスン)

 

サムスンが2021年9月に発表した、「Galaxy Watch4」と「Galaxy Watch4 Classic」。その特徴は数世代ぶりに米グーグルが開発する「Wear OS by Google」を搭載したこと。これにより、Google Playで配信されているアプリをインストールすることが可能に。現在、同スマートウォッチでは「Wear OS 3」をベースとした「One UI 4」が動作しています。

 

Galaxy Watch4とGalaxy Watch4 Classicに配信されるOne UI 4.5では、キーボードにてジェスチャータイピングとフルQWERTYが利用可能。さらに、デュアルSIMによるサポートも追加されました。ウォッチフェイスでは色の組み合わせを入れ替えたり、お気に入りのデザインを整理したりするためのセクションも用意されます。

 

アクセシビリティに目を向けると、ディスプレイを好みの色に調整したり、コントラストを高めてフォントを読みやすくしたり、いくつかの改善点が見られます。さらに、透明度やぼかし効果の低減、アニメーションを削除することも可能。また、Bluetoothヘッドホンの左右の出力バランスを調整することができる一方、「Tap duration」で画面タップ操作の時間を延長したり、「Ignore repeated touches」で繰り返しのタッチ入力を無効にしたりすることも可能。

 

現時点で、One UI 4.5の正確なリリース時期は発表されていません。サムスンは8月のイベントで次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5」シリーズを発表すると見られており、同時期にOne UI 4.5も登場するかもしれません。

 

Source: 9to5Google

「Galaxy Z Flip4」もFCCを通過! Fold4には新色「ブルゴーニュ・レッド」が登場か

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4(仮称)」が、FCC(米連邦通信委員会)の認証を通過したと海外で報じられました。その一方、「Galaxy S22」や「Galaxy Z Fold4」には新色が導入されるかもしれません。

↑Galaxy Z Flip4の予測レンダリング画像(画像提供/91Mobiles)

 

サムスンは8月のイベントで、縦折りタイプの「Galaxy Z Flip4」と横折りタイプの「Galaxy Z Fold4」を発表すると予測されています。後者はすでにFCCの認証を通過していることが数日前に判明していました。

 

Galaxy Z Flip4もFCCの認証を通過したことで、近日中にGalaxy Z Fold4と同時に正式発表される可能性がかなり高くなりました。今回の資料からはその詳細を知ることはできませんが、Flip4はWi-Fi 802.11a/n/ac/axと5G(ミリ波とサブ6の両方)、ワイヤレス充電に対応するようです。

 

↑新色のボラ・パープル(画像提供/WinFuture)

 

一方、ドイツのテックサイトのWinFutureは、Galaxy S22/S22+/S22 Ultraの「ボラ・パープル(Bora Purple)」と呼ばれる新色の画像を掲載しました。この新色がいつ投入されるのかは不明ですが、Galaxy Z Fold4/Flip4と同時発表されるのかもしれません。

 

さらに、リークアカウントのEvan Blassは、Galaxy Z Fold4に「ブルゴーニュ・レッド(Burgundy Red)」の新色が登場し、128GB/256GB/512GBの内蔵ストレージのラインナップが用意されるとも伝えています。

 

正式発表を前にし、さまざまな情報が登場するようになったGalaxy Z Fold4/Flip4。折りたたみスマートフォン業界をリードするサムスンによる、次なる一手に注目です。

 

Source: GSM Arena, WinFuture, Evan Blass/Twitter via 9to5Google 1, 2

アップルやメタのAR/VRヘッドセット、サムスン製マイクロLEDディスプレイが入ってる?

米アップルとメタ(旧:フェイスブック)による開発が噂されるAR/VRヘッドセットに、韓国サムスンのマイクロLEDディスプレイが搭載されるとの情報を、韓国語ニュースサイトのThe Elecが伝えています。

↑Ground Picture/Shutterstock.comより

 

マイクロLEDとは、微細なLEDをディスプレイの一つ一つの画素として利用する技術。これにより、従来の液晶ディスプレイや、LEDをバックライトとして利用する「ミニLED」と比べて、さらなる発色の良さや薄型化が期待されます。また以前にメタは、現在開発中のVRヘッドセットの試作機を多数公開するなど、新製品の投入への期待が高まっています。

 

今回の報道によれば、サムスンによるマイクロLEDディスプレイの利用に意欲をみせているのはアップルやメタだけでなく、サムスン(親会社のサムスン電子)も含まれるとのこと。また、部品はガラス基板ではなくシリコン基板を利用することになります。

 

一方で収益性の低さが予測されるために、サムスンはマイクロLEDディスプレイの部品製造を避けてきたという経緯も伝えられています。これはAR/VRヘッドセットの市場規模が、スマートフォンと比べて非常に小さいことも要因の一つです。

 

現時点での噂では、アップルは来年末までにAR/VRヘッドセットを投入するとされています。またこちらは独自開発の「M2」チップを搭載するなど、かなり高性能な製品となるようです。さらに、メガネ型の「ARスマートグラス」や、AR/VRヘッドセットの第2世代モデルの噂も伝えられています。

 

「メタバース」という言葉に代表されるように、これからの発展が期待されるVR/ARヘッドセット。近いうちに、より使いやすくて高性能な製品が登場することを期待したいものです。

 

Source: The Elec via 9to5Google

次期「Galaxy Z Fold4」、FCCの認証を通過! 8月のイベントで正式発表か

サムスンの次期折りたたみスマートフォンは2種類が準備中であり、8月10日の「Unpacked」イベントで発表されると噂されています 。そのうち横折りで開くとタブレット大になる「Galaxy Z Fold4」が、連邦通信委員会(FCC)の認証を通過したことが明らかとなりました。

↑「Galaxy Z Fold4」はいよいよ来月発表か?(写真左は“Fold3”)

 

FCCデータベースから発見されたのは、「SM-F936U」のモデル番号を持つ端末です。型番の末尾に「U」が付くことから、米国向けモデルと推測されます。

 

やはり通信機能としては2Gから最新の5Gミリ波まで対応しており、Wi-FiやBluetoothのほかNFCのサポートも確認されています。また前モデルと同じく、タッチペンのSペンが使えることも示唆されています。

 

さらにプロセッサはサムスン独自開発のExynosではなく、クアルコム製チップであることも記載されています。これまでの噂ではGalaxy Z Fold4と、縦折りでコンパクトになる「Galaxy Z Flip4」ともにSnapdragon 8 Plus Gen 1を搭載するとされ、それを裏付けるベンチマーク結果も流出していました

 

これまでのリーク情報をまとめると、Galaxy Z Fold4は7.2インチ/120Hz駆動のメインディスプレイ+6.2インチ/120Hz駆動のサブディスプレイ、バッテリー容量も4400mAhかつ25Wの高速充電とされ、ほぼ前モデルのGalaxy Z Fold3の仕様そのままに。また、RAMが12GB/16GB(後者は中国版モデルのみ)となることも同じと予想されています。

 

ただしメインカメラは5000万画素、光学ズームは最大3倍となり、前モデルの1200万画素+光学ズーム最大2倍からは進化。さらに折り目が目立たなくなるとの画像も公開されており、大きな飛躍はないものの、着実に使いやすくはなっているようです。

 

その一方でお値段の噂はほとんどありませんが、おそらく折りたたみデバイスなりのプレミアム価格となるはず。もっともサムスンは折りたたみ有機ELパネルのコストを下げる技術を開発中とも噂されており、今後に期待したいところです。

 

Source:Notebookcheck

Galaxy Watch5/5 Proの外観がとうとう判明? くぼんだベゼルが意味するのは…

韓国サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5/5 Pro」のものとされるプレス向け画像を、海外テックサイトの91Mobilesが投稿しています。

↑91Mobilesより

 

Galaxy Watch5シリーズに関しては以前から数多くの情報が伝えられており、回転式ベゼルが廃止されることや、「Classic」モデルが廃止され「Pro」モデルが登場することなどが伝えられています。さらにProモデルでは大型ディスプレイや大容量バッテリーの搭載、チタン素材の採用、充電速度の向上体温測定機能が追加され、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4/Flip4」と同時に発表されることが伝えられているのです。

 

上の画像は、左側がGalaxy Watch5、右側がGalaxy Watch5 Proのものです。Galaxy Watch5の外観は昨年リリースされた「Galaxy Watch4」からほぼ変わらず、本体サイズは40mm/44mmの2種類。そしてグラファイトやシルバー、サファイア、ピンクゴールドなどの「Proモデルよりも豊富なカラーラインナップ」が用意されるようです。

 

Galaxy Watch5 Proでは前述のように回転式ベゼルではなく、タッチ式の「デジタルベゼル」が採用されます。内側に湾曲したベゼルの形状は、指の移動をガイドする役割をはたすようです。本体カラーはブラックとグレーのチタン素材で、サイズは45mm。その他にも、サファイアクリスタルの採用やGPS、5ATMの防水機能、「One UI Watch 4.5」の採用などが伝えられています。

 

8月10日のインベントでの発表が期待されている、Galaxy Watch5シリーズ。お値段がどうなるかが若干気になりますが、サムスンによるフラッグシップスマートウォッチとしての進化に期待したいものです。

 

Source: 91Mobiles via 9to5Google

サムスンのスマートテレビにStadiaとGeForce Nowがやってきた!

韓国サムスンは自社のスマートテレビ向けに、「Gaming Hub」をリリースすると発表しました。これにより、米グーグルの「Stadia」やNVIDIAの「GeForce Now」などが遊べるようになります。

Samsung Gaming Hub

 

サムスンのスマートテレビといえば、先日にはXboxのゲーム機を所有していなくても、クラウドゲームサービス「Xbox Cloud Gaming」が遊べるようになると発表したばかり。今回のGaming Hubは、それに追加されるものとなります。

 

サムスンのGaming Hubではゲームコンテンツがプレイできるだけでなく、ゲームの予告編やゲームプレイ動画も配信されます。さらに、YouTubeやSpotify、Twitchなどのアプリも統合。近日中に、米アマゾンのクラウドゲームサービス「Luna」も追加予定となっています。

 

Gaming Hubに対応するのは、2022年モデルのサムスン製スマートテレビ(Neo QLED 8K、Neo QLED 4K、QLED、Smart Monitor)で、ソフトウェア・アップデートにより利用が可能になります。またゲームのプレイには、Bluetoothコントローラーが必要です。

 

このようなクラウドゲームサービスは、すでにAndroid TVやLGのスマートテレビへの展開が始まっています。近い将来、ゲーム機を持たずともテレビだけで高品質なゲームができるのが、当たり前となるのかもしれません。

 

Source: サムスン via 9to5Google

TSMCに先駆け! サムスンが3nmチップの生産を開始

韓国サムスンは、3nmプロセスのチップの生産を開始したこと発表しました。これは、これまで市場で先行していた台湾TSMCに先駆けるものです。

↑サムスン

 

チップの内部には多数の回路が配置されており、それらの寸法は「プロセスルール」として規定されています。このプロセスルールは数字が小さい方が、より高速での動作が可能になり、さらに省電力性能も向上することになります。

 

報道によれば、サムスンの3nmプロセスでは「Gate-All-Around」と呼ばれるアーキテクチャが採用されており、全体的な性能が23%向上するとともに、消費電力が45%削減されています。ただしこれは5nmプロセスとの比較で、現在最新プロセッサにて広く採用されている4nmプロセスとの比較ではありません。

 

さらにサムスンは第2世代の3nmプロセスにおいて、性能が最大30%向上し、消費電力は最大50%削減されるとも発表しています。

 

サムスンは水原華城の施設で3nmチップの生産を開始し、その後、新しいファブを平沢市に拡大する予定です。また製造したチップはまず特殊な低電力コンピューティング用途に使用され、その後にスマートフォンのプロセッサなど、より一般的な用途にも採用されることになります。

 

現在の最先端のプロセッサ市場では、TSMCとサムスンがシェアを二分しています。そんな中でのサムスンによる3nmプロセスへの参入は、大きなインパクトをもたらすものとなりそうです。

 

Source: サムスン via 9to5Google

タフネススマホでも妥協なし。Galaxy XCover 6 Proがサムスンからデビュー

韓国サムスンは新型タフネススマートフォン「Galaxy XCover 6 Pro」を海外にて発表しました。サムスンの同様のスマートフォンとしては、最も高スペックなモデルとなっています。

↑サムスンより

 

これまでもタフネススマートフォンとして、XCoverシリーズをリリースしてきたサムスン。前モデルの「Galaxy XCover 5」では、IP68の防塵・防水性能と「MIL-STD-810H」準拠の耐衝撃性能、そしてプロセッサにExynos 850を搭載していました。

 

今回のGalaxy XCover 6 Proでは、プロセッサを米クアルコムの「Snapdragon 778G」へと刷新。6GBのRAMと128GBの内蔵ストレージを組み合わせ、本体性能を向上させています。また画面も6.6インチ/FHD+解像度/120Hz駆動のTFT液晶ディスプレイへと、大型化。バッテリー容量は4050mAhで、より長時間の利用が可能です。背面には5000万画素メイン+800万画素サブカメラを、前面には1300万画素を搭載しています。

 

タフネス性能は前モデルと変わらず、IP68の防塵・防水性能を実現し、MIL-STD-810H準拠の超耐久性シャーシを採用しています。充電にはUSB-CポートかPOGOピンを利用し、バッテリーの交換も可能となっています。さらにプリインストールアプリ「Knox Capture」による、バーコードの読み取りも可能です。また電源ボタンには、指紋読み取り機能が内蔵されています。

 

Galaxy XCover 6 Proは7月から、ヨーロッパやアジア、中東の一部地域で発売予定。ドイツ向け価格は600ユーロ(約8万5000円)だと案内されています。成功の向上したタフネススマートフォンは、現場での作業効率をより高めることになるでしょう。

 

Source: サムスン via 9to5Google

2024年に投入予定!? サムスンが「約10万円台の折りたたみスマホ」を開発中か

韓国サムスンが100万ウォン(約10万5000円※)以下の折りたたみスマートフォンを開発している、と韓国ニュースサイトのETNewsが報じています。

※1ウォン=約0.1円で換算(2022年6月30日現在)

↑サムスンが数年以内に廉価版折りたたみスマホを投入するかも(写真はGalaxy Flip 3 )

 

韓国サムスンは折りたたみスマートフォン「Galaxy Z」シリーズを投入していますが、横折りタイプの「Galaxy Z Fold3」や縦折りタイプの「Galaxy Z Flip3」の海外価格は1099.99ドル(約15万円※)と、気軽に購入できるものではありません。その一方、先日にはサムスンが折りたたみディスプレイの低価格化につながる新技術を開発したことも話題になりました。

※1ドル=約136.5円で換算(2022年6月30日現在)

 

今回のETNewsの報道によれば、サムスンは2年以内に100万ウォン以下の折りたたみスマートフォン投入する予定とのこと。具体的には2024年の製品発表を目指しており、Galaxy Z Fold3/Flip3の両方の廉価モデルが開発されているそうです。

 

この廉価版折りたたみスマホの詳細はわかっていませんが、ETNewsはプレミアム機能を除外し、コア機能のみを搭載すると述べています。これは筆者の推測ですが、プロセッサやカメラ、ディスプレイ、防水機能などでプレミアムモデルと区別する可能性が考えられます。

 

サムスンはすでに、廉価スマホシリーズ「Galaxy A」シリーズを展開しており、日本でも一部モデルが発売されるなど、好評を博しています。これにならい、折りたたみスマートフォンでも「Galazy ZA(仮称)」シリーズが登場するのかもしれません。

 

Source: ETNews via 9to5Google

一杯いかが? Galaxyスマホとイヤホンのスタバコラボケースが海外で実現

サムスンはお膝元の韓国にて、スターバックスとコラボレーションしたGalaxyスマートフォンとGalaxy Budsのケースを発表しました。

↑サムスンより

 

まず「Galaxy S22/S22+/S22 Ultra」向けのケースでは、スターバックスのロゴやバリスタが着用するエプロン、そしてレシートを模したデザインを採用。これらのケースでは、すべて環境に配慮した素材が利用されています。

 

↑サムスンより

 

さらにGalaxy Buds 2向けにも、2種類のケースが登場。スターバックスのロゴが入ったシンプルなグリーンのケースと、ラテアートを施したコーヒーカップ型のケースです。これらのケースは、ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds 2」「Galaxy Buds Pro」「Galaxy Buds Live」にて利用することができます。

 

これらのケースは韓国にて限定販売され、他地域での販売は予定されていません。以前にはポケモンとコラボした「Galaxy Z Flip3」や「Galaxy Buds2」を投入したサムスン、今後もさらなるコラボレーション製品の登場に期待したいものです。

 

Source: スターバックス via 9to5Google

Galaxy S23/23+、カメラ性能のサプライズは少なめかも?

韓国サムスンの次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S23/S23+(仮称)」のカメラスペックに関する情報を、海外テックサイトのGalaxyClubが伝えています。

↑画像はGalaxy S22、Framesira/Shutterstockより

 

現行モデルとなる「Galaxy S22/S22+(日本未投入)」では、背面に5000万画素メイン+1000万画素3倍望遠+1200万画素超広角カメラを搭載しています。さらに上位モデルとなる「Galaxy S22 Ultra」では、1億800万画素メイン+1000万画素10倍望遠+1000万画素3倍望遠+1200万画素超広角カメラが搭載されています。

 

一方でGalaxyClubによれば、Galaxy S23/S23+では新しい望遠カメラは採用されず、ともに1000万画素望遠カメラが搭載されるとのこと。これは、3倍ズームを実現した現行モデルとほぼかわらないスペックです。

 

このようにGalaxy S23/S23+のカメラの仕様があまり変わらない原因としては、Galaxy S22/S22+にてカメラスペックが大きく改善された(メインカメラが1200万画素から5000万画素に)ことが影響している可能性があります。これにより、Galaxy S22/S22+ではその撮影性能が大きく改善されました。

 

もしカメラ性能を重視するなら、来年登場するであろうGalaxy S23/S23+ではなく、再来年Galaxy S24/S24+を待ってみるという選択肢もありかもしれませんね。

 

Source: GalaxyClub via 9to5Google

2億画素スマホに期待! サムスンが小型新センサー「ISOCELL HP3」を発表

韓国サムスンは新たな2億画素のスマートフォン向けイメージセンサーとなる「ISOCELL HP3」を発表しました。

↑サムスンより

 

スマートフォン向けイメージセンサーで、最先端を走るサムスン。2021年には初の2億画素イメージセンサー「ISOCELL HP1」を発表しています。ただしこのISOCELL HP1を搭載した一般市場向けのスマートフォンはまだ登場しておらず、ISOCELL HP3はサムスンにとって2番目の2億画素センサーとなります。

 

ISOCELL HP3の特徴は、業界最小となる0.56マイクロメートル(μm)の画素サイズを実現したこと。ISOCELL HP1から12%小さいイメージセンサーにより、1/1.14インチというサイズに2億画素を詰め込みつつ、センサーモジュールを20%小型化しています。さらに4個のピクセルを1個、あるいは16個を1個として扱うことで、5000万画素/1250万画素の高感度イメージセンサーとしても利用可能です。

 

ISOCELL HP3では最大8K/30fps、または4K/120fpsでの動画撮影が可能。Super QPDオートフォーカスソリューションにより、より正確で素早いオートフォーカスができます。また改良されたSmart-ISO Pro機能により、センサーのダイナミックレンジがさらに広がり、14bitでの色表現も可能となっています。

 

ISOCELL HP3は現在サンプル出荷が始まっており、今年中に量産が開始されます。ISOCELL HP1やISOCELL HP3の登場により、スマートフォンのカメラ画素数競争はさらに激しいものとなりそうです。

 

Source: サムスン via 9to5Google

折りたたみスマホの費用が下がる!? サムスンが有機EL製造の新技術を開発か

サムスンは次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Fold4」を8月10日に発表すると噂されています 。が、シリーズを重ねながらも基本的なデザインはあまり変わらず、また非折りたたみスマホよりも価格はかなり高いと予想されています。

↑サムスンが新しい方法でディスプレイを作るかも

 

そんな中、サムスンがベゼルレス(画面の枠が非常に狭い)の折りたたみスマホを実現できる、フレキシブル有機ELディスプレイのラミネート方法の開発に成功したと報じられています。そればかりか、ディスプレイの全体的な厚みを減らすことができるため、より安価に製造できる可能性につながるとか。

 

ラミネートとは、有機ELパネルの素材を接着し、ガラスで覆う工程のこと。これまでサムスンは透明粘着テープ層を1枚ずつ挿入していたものの、加工時間がかかるうえ、材料コストも高くつきます。新しい方法では、この作業をインクジェットのように素材を吹き付ける方式に替えてしまおうというわけ。

 

韓国の電子業界情報誌The Elecによると、サムスンはこのインクジェット印刷方式につき、折りたたみ式デバイスに付きものの「ヒンジの折り目から材料が染み出す」という問題を克服したそう。

 

さらに新たなインクジェット方式では、前面カメラ用に開けたパンチホールのような切れ目でも、より高い精度で回り込めるとのことです。すでにサムスンは試験装置を発注しており、ベトナム工場での量産テスト開始を控えていると伝えられています。

 

現在、インクジェット装置市場は米国の3Mが独占していますが、サムスンは、ほかのメーカー製品で代用しようとしているそう。この新たなラミネート方式が成功すれば、サムスンからより安く、より軽く、より量産しやすい折りたたみデバイスが登場することになりそうです。

 

また、サムスンは世界最大の有機ELメーカーであることから、有機ELパネル全体がより良く安いものになり、他社のスマートフォンやタブレット、PC製品も恩恵を受けるのかもしれません。

 

Source:The Elec
via:Wccftech

Galaxy Watch5のカラーが判明? Proモデルはチタン素材採用か

韓国サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5シリーズ」のカラーリングに関する情報を、著名リークアカウントのevleaksが伝えています。

↑Galaxy Watchからベゼルが物理的に消える?(画像は「Galaxy Watch4」)

 

これまでのリーク情報によれば、Galaxy Watch5シリーズでは「Classic」モデルが廃止され、大画面かつ大容量バッテリーを搭載した「Pro」モデルが登場するとされています。さらに別のリークアカウントのJon Prosserによれば、Galaxy Watch5シリーズは次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4/Flip4」とともに、8月10日のイベントにて発表されるとも伝えられています。

 

 

evleaks氏によれば、まずGalaxy Watch5 Proでは「ブラック・チタニウム」「グレイ・チタニウム」の2色が用意されているとのこと。これにより、両モデルにチタン素材が採用されているのが予測できます。

 

標準モデルのGalaxy Watch5には大小の2サイズがあり、小さいサイズでは「シルバー」「グラファイト」「ピンクゴールド」、大きいサイズでは「シルバー」「グラファイト」「サファイア」のカラーが用意されています。これらは、女性などより幅広い消費者をターゲットにしているようです。

 

というわけで、その発表タイミングからカラーリングまでほぼ判明したGalaxy Watch5シリーズ。サムスンは米グーグルと協力して新たなスマートウォッチ向けOS「Wear OS」を開発しましたが、次期スマートウォッチでもさらなる深いハードウェアとの統合に期待したいものです。

 

Source: evleaks / Twitter via 9to5Google

アップルとグーグル対抗。Samsung Walletは身分証も車のキーも保存可能

韓国サムスンは、クレジットカードだけでなく、身分証明書や車のキーも管理できる「Samsung Wallet」を発表しました。

↑9to5Googleより

 

現在、ウォレットアプリの拡張は各社が取り組んでいます。例えば米アップルの「ウォレット」アプリでは、身分証明書や運転免許証を保存したり、車やホテルのキーを管理することができます。またグーグルの「Google Wallet」でも、同様の機能が提供されます。

 

これまでサムスンは、モバイル支払いアプリやチケットの管理を行う「Samsung Pay」「Samsung Pass」といったサービスを展開してきました。Samsung Walletはそれらを統合したもので、クレジットカードや身分証明書、車のキーなどを保存するハブとして動作します。

 

まずカードの管理機能としては、クレジットカードやデビットカードを登録し、NFC決済に対応した端末での支払いが可能です。さらに、QRコードやバーコードによって店舗のポイントカードも利用できます。

 

Samsung Walletでは運転免許証、学生証などの公的な身分証明書も今後サポートされます。また、暗号通貨のウォレットも統合されます。さらに、航空券やデジタル化された車のキーを保存できるようになる予定です。こちらでは、BMWやKia、Genesis、大韓航空との提携が発表されています。

 

Samsung Walletは6月16日から、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインにて配信が開始されています。アプリはAndroid 9.0以降を搭載するすべてのGalaxyデバイスで利用できますが、一部の機能はUWB通信やeSEが必要です。今後も各社の努力により、スマートフォンはさらに便利なお財布の代わりへと進化することでしょう。

 

Source: 9to5Google

「Galaxy FEシリーズがわずか2年で終了」との噂も、サムスンが寂しくないワケ

韓国サムスンのお求めやすいハイエンドスマートフォン「Galaxy FE」シリーズが終了し、2022年は「Galaxy S22 FE」が発表されないとの情報を、海外テックサイトのSamMobileが伝えています。

↑惜しまれることなく消えそう(画像はGalaxy S20 FE)

 

Galaxy FEシリーズは2020年の「Galaxy S20 FE(Fan Edition)」からスタートし、ハイエンドプロセッサを搭載しつつ画面やカメラスペックを抑えることで、ハイエンドスマートフォンとしては廉価に投入されました。しかし同時に、上位モデルと価格があまり変わらず、端末を選択する理由を見出すのが難しかったのも事実。SamMobileの情報が正しければ、Galaxy FEシリーズはわずか2年でそのラインナップが消滅することになります。

 

また、本来Galaxy S22 FEに割り当てられるはずだった「SM-S900」という型番も、サムスン社内には存在していないとのこと。サムスンがGalaxy FEシリーズへの興味をすでに失っている兆候は「Galaxy S21 FE」のときにもみられ、同スマートフォンは「Galaxy S21シリーズ」のリリースから約1年もたった後に販売されました。その直後に「Galaxy S22シリーズ」が発売されたので、Galaxy S21 FEはハイエンドモデルを名乗りながら、すぐにそのスペックは型遅れとなってしまったのです。

 

現在サムスンは、折りたたみスマートフォン「Galaxy Zシリーズ」に注力しています。そんな中で、端末ラインナップの整理が計画されているのかもしれません。

 

Source: SamMobile

次期「Galaxy Z Fold4」のベンチマーク結果が示す、折りたたみスマホの進化と限界

サムスンの次世代折りたたみ式スマートフォンは実物とされる写真が流出しているほか、8月10日のイベントにて発表されるとも噂されています。そのうち、縦折りでコンパクトになる「Galaxy Z Flip4」は5月にベンチマークと称されるデータが発見され、主要スペックが明らかとなっていました

↑これがどう進化する?(写真はGalaxy Z Fold3)

 

それに続き、もう1つの横折りで開くとタブレット大になる「Galaxy Z Fold4」のベンチマーク結果が、定番テストアプリGeekbenchの公式集計サイトGeekbench Browserに登場しました。

 

ここに表示されているデータ(以下)は、これまでの噂話をほぼ裏付けるもの。そのCPUのコア構成からも、複数の情報源から伝えられていたSnapdragon 8+ Gen 1を搭載していることが窺えます。

 

さて、ベンチマーク結果といえば、シングルコアスコアが1351で、マルチコアスコアが3808。これらはGalaxy Z Flip4の1277と3642を上回るものですが、同じプロセッサを搭載しているだけに差はわずか。おそらくベースクロック(Flip4は1.80GHz、Fold4は2.02GHz)の違いが反映されていると思われます。

 

これまでのリーク情報によると、Galaxy Z Fold 4は7.2インチ/120Hz駆動のメインディスプレイ+6.2インチ/120Hz駆動のサブディスプレイ、バッテリー容量も4400mAhかつ25Wの高速充電と、現行のGalaxy Z Fold3と変わらない模様。また、RAMが12GB/16GB(後者は中国版モデルのみ)となることも同じと見られています。

 

一方、撮影機能については、メインカメラが5000万画素+、光学ズームは最大3倍になるとのこと。確かに前モデルの1200万画素+光学ズーム2倍よりは進化しているのですが、折りたたみスマホの限界(重くしすぎてはいけない)からGalaxy S22 Ultraには及ばないようです。

 

Source:Geekbench Browser
via:GSMARENA

次期「Galaxy Watch5」は充電速度が2倍に? 一方で「かっこ悪くなる」との懸念も……

サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5(仮)」はClassicモデルが廃止されてProモデルが追加される体温測定できるなどの噂話が届けられていますが、全体像はまだ見えていません。

Samsung

 

そんななか本製品がFCC(米国連邦通信委員会)の認証を通過したことから最大10Wに対応し、充電速度が前モデルよりも実質2倍は速くなる可能性が明らかとなりました。

 

米9to5Googleによれば、FCCに登録されたモデル番号は「SM-R900」「SM-R910」「SM-R920」とのこと。これらは3つとも以前から報告されており、さらには先日の「Classicモデルは廃止」説を裏付けるものです。すなわちR900は小型モデル、R910は大型モデル、R920は「Pro」モデルを指すと見られています。

 

これらは3つとも(現行のGalaxy Watch4にはある)LTE搭載モデルではなく、標準的なBluetoothモデルです。ほか2.4GHzと5GHzのWi-Fiへの対応や、NFCの搭載も確認されています。また、引き続きWear OSが採用されているようです

 

今回もっとも注目すべきは、Galaxy Watch 5が5V/2Aつまり10Wのワイヤレス充電に対応しているということです。現行のGalaxy Watch 4が5W程度のため、実質2倍にも上ります。

 

Galaxy Watch4のバッテリー持ちの良さは高く評価されながらも、充電スピードの遅さが嘆かれていたため(サムスン公称では満充電まで110分)、素晴らしいニュースとはいえそうです。

 

その一方でデザインについては、好評だった回転式ベゼルが廃止されるとともに、ベゼルが分厚くなるとの予想もあります。有名リーカーIce universe氏は「最も醜くなる」とまで言っていますが、外見のリークも待ちたいところです。

 

Source:FCC
via:9to5Google

Watch5も同時に!? Galaxy Z Fold4/Flip4の発売詳細が判明したかも

韓国サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4/Flip4」やスマートウォッチ「Galaxy Watch5/Watach5 Pro」が8月10日のイベントにて発表されるとの情報を、著名リークアカウントのJon Prosserが伝えています。

↑Smartprix/OnLeaksより

 

 

これまでも毎年夏に、Unpackedイベントを開催してきたサムスン。昨年のイベントでは「Galaxy Z Fold3」や「Galaxy Z Flip3」、「Galaxy Watch4」、そしてワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」が発表されました。

 

 

今回の報告によれば、Galaxy Z Fold4/Flip4、Galaxy Watch5/Watch5 Proはすべて8月10日に発表され、8月26日に製品が販売されます。また8月26には、「Galaxy S22」のラベンダーカラーも投入されるようです。

 

Galaxy Z Fold4のカラーラインナップは3色で、Galaxy Z Flip4のカラーは4色。Galaxy Watch5(40mmモデル)は3色で、Galaxy Watch5(44mmモデル)は3色、Galaxy Watch5 Proは2色展開になることも伝えられています。

 

その他にも著名リークアカウントのIce universeは、Galaxy Z Fold4/Flip4に「スワイプで画面分割」機能が搭載されると伝えています。まもなく登場するであろうサムスンの次期折りたたみスマートフォン、ハードウェアとソフトウェアの両方の進化に期待したいものです。

 

Source: Jon Prosser / Twitter, Ice universe / Twitter

プレミアムモデルに格上げ!?「Galaxy Z Fold4/Flip4」のストレージ容量が倍増か

韓国サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4/Flip4(仮称)」について、どちらも最大ストレージ容量が、現行モデルを倍増した1TB/512GBになると、海外テックサイトのSamMobileが伝えています。

↑Galaxy Z Fold4/Flip4のストレージが大幅にアップ(画像提供/Smartprix/OnLeaks)

 

横折りスマホの「Galaxy Z Fold」シリーズと、縦折りの「Galaxy Z Flip」の現行モデルとなるGalaxy Z Fold3/Flip3では、それぞれ最大512GB/最大256GBの内蔵ストレージ容量が設定されています。

 

しかしSamMobileによれば、Galaxy Z Fold4/Flip4には最大1TB/最大512GBの内蔵ストレージ容量モデルが登場するとのこと。1TBという内蔵ストレージは「Galaxy S22 Ultra」などのごく一部のプレミアムモデルでしか提供されておらず、これはGalaxy Z Fold4がサムスンにとって、Galaxy Sシリーズと同等のプレミアムモデルであることを意味しているのかもしれません。

 

また、Galaxy Z Flip4にも512GBモデルが登場することで、同スマホの容量ラインナップは128GB、256GB、512GBの3モデルになることが予測されます。Galaxy Z FlipシリーズはZ Foldシリーズに比べて廉価に販売されていますが、次期モデルの512GBでは1500ドル(約20万円※)を超える高額モデルになる可能性も。

※1ドル=約134円で換算(2022年6月9日現在)

 

画面の折り目が目立たなくなることやディスプレイ仕様の変更など、さまざまなアップデートが噂されているGalaxy Z Fold4/Flip4。噂が本当だとすれば、どうやら外観だけでなく、内部のスペックも大幅に刷新されることになりそうです。

 

Source: SamMobile 1, 2

次期Galaxy Watch5は体温測定できる? ただし限定的な機能かも

サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5(仮)」シリーズでは、現行世代にある「Classic」モデルがなくなり代わりに「Pro」モデルが投入される可能性が、同社のヘルスアプリ最新ベータ版から浮上していました

 

その同じアプリから新たに、Galaxy Watch5に体温センサーが搭載されるかもしれないことが明らかとなりました。

 

この情報は3月に、韓国の電子業界情報誌ET NewsがGalaxy Watch5が体温を正確に測定できるセンサーを内蔵し、ウイルス検出や風邪の管理、女性の排卵周期の追跡にも役立つと報じたことに続くかっこうです。

 

スマートウォッチによる温度センサーは構造的に深部体温を測れないため、正確な体温を検出するには強力なアルゴリズム(AI)で補ってやる必要があります。有名アナリストMing-Chi Kuo氏はアップル(Apple Watch Series 8(仮)に搭載が噂される)とサムスンはその部分で苦労しており、特にGalaxy Watch5には間に合わないかもしれないと述べていたことがあります。

 

しかし、大手掲示板Redditユーザーのthedrunkmayor氏は、サムスンの最新ヘルスケアアプリに更新したところ「睡眠中の皮膚温度」のオプションが追加されたと報告しています。つまり、あと数か月で発表が予想されるGalaxy Watch5向けの可能性が高いと思われるわけです。

 

なお、Apple Watch Series 8は体温測定機能を、女性の妊活のみに限定しているとの報道もありました。今回のサムスン製ヘルスケアアプリにも「(おそらく排卵の)周期をより正確に予測」としか書かれておらず、同じように限定的な機能かもしれません。

 

今年はアップルとサムスンに加えて、Googleも「Pixel Watch」でヘルスケア機能に力を入れると噂されています。スマートウォッチ市場は、今後ますます「手首から健康」の競争となりそうです。

Source:Reddit
via:Android Police,PhoneArena

次期折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip4」は折り目が目立たない?

韓国サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4」について、その折り目が大幅に改善されるとの情報を、著名リークアカウントのIce universeが伝えています。

↑91Mobilesが掲載したGalaxy Z Flip4の予測レンダリング画像

 

画面を縦に折りたたむことで、コンパクトに持ち運ぶことができるGalaxy Z Flip4。これまでのリーク情報では上画像のような予測レンダリング画像や、ほぼ完全なスペック情報が伝えられています。さらに横折りタイプの次期スマートフォン「Galaxy Z Fold4」では、その折り目が軽減されるとの情報も登場しています。

 

Ice universeによれば、Galaxy Z Flip4の折り目は現行モデル「Galaxy Z Flip3」よりもずっと目立たなく、ほとんどの人が満足するだろうと伝えているのです。これは、先述のGalaxy Z Fold4での改善とも共通しています。

 

Galaxy Zシリーズにとって(そして多くの折りたたみスマートフォンにとっても)、フレキシブルディスプレイの折り目は大きな問題でした。これは画面がヒンジの中で鋭角に折れ曲がるのが原因で、中国OPPOや米モトローラなどの一部メーカーは、ディスプレイが緩やかに折れ曲がるように工夫しているケースもあります。

 

現時点ではGalaxy Z Flip4/Fold4に、どのような工夫が取り入れられるのかは不明です。前述のようにその曲がる角度が緩やかになる可能性や、あるいはディスプレイ素材としてより折り曲げ動作に強いものを採用するのかもしれません。今年は折りたたみスマートフォンがさらに一歩進化するのかどうか、注目したいものです。

 

Source: Ice universe / Twitter via 9to5Google

Galaxy Watch5はClassicを廃止して「Pro」モデル投入が決定的か

韓国サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5」について、現行世代にて存在している「Classic」モデルがなくなり、代わりに「Pro」モデルが投入されることが、海外テックメディアの9to5Googleによって指摘されています。

↑Galaxy Watchからベゼルが物理的に消える?(画像は「Galaxy Watch4」)

 

現行世代の「Galaxy Watch4」では、通常モデルの「Galaxy Watch4」がサイズ違いで2機種、そして回転式ベゼルを採用した「Galaxy Watch4 Classic」が1機種の、あわせて3モデルが投入されています。しかし次世代のGalaxy Watch5では回転式ベゼルを採用したモデルが廃止され、一方で大画面/大容量バッテリーを搭載した「Pro」モデルが投入されることは、以前から指摘されていました。

 

今回サムスンの純正アプリ「Samsung Health」のベータ版アップデートでは、対応機種として「Galaxy Watch5」「Galaxy Watch5 Pro」の2機種が追加されている一方、「Galaxy Watch5 Classic」の名前は見つかりませんでした。このことから、「Classic」モデルの廃止と「Pro」モデルの追加はほぼ間違いないと思われます。

 

このようにSamsung Healthのアップデートによって次期モデルの存在が明らかになったのは、今回が初めてというわけではなく、昨年にも同アプリから「Galaxy Watch4」と「Galaxy Watch4 Classic」の存在が明らかになっています。また今回のアップデートで、「Galaxy Watch5 Pro」には「Galaxy Watch4」に似た、スポーティーなデザインが採用されることも予測されています。

 

スマートウォッチ市場ではApple Watchに押されがちなGalaxy WatchシリーズやWear OSスマートウォッチですが、Galaxy Watch5シリーズではどのような巻き返しを予定しているのかが注目されそうです。

 

Source: Google Play via 9to5Google

サブディスプレイがデカくなる?「Galaxy Z Flip4」のスペックが新たに流出

韓国サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4(仮称)」の詳細なスペック情報を、リークアカウントのYogesh Brarが伝えています。

↑期待が高まるGalaxy Z Flip4(画像提供/OnLeaks / 91 Mobiles)

 

韓国サムスンの折りたたみスマートフォンの中でも、画面を縦に折りたたむタイプとなるGalaxy Z Flip4。以前のリーク情報によれば、バッテリー容量が3300mAhから3700mAhに増加することや、プロセッサがSnapdragon 8+ Gen1に刷新されることなどが伝えられています。

 

Yogesh Brar氏によれば、先述したようにGalaxy Z Flip4ではプロセッサやバッテリー容量がスペックアップしますが、それらに加えて、本体外側に配置されているサブディスプレイのサイズも1.9インチから2.1インチに大型化するとのこと。そうだとすれば、これにより、通知が見やすくなるなどの変化が生まれるかもしれません。

8月のUnpackedイベントでの発表が期待されるGalaxy Z Flip4。これからもさまざまな情報がリークされそうです。

 

Source: Yogesh Brar / Twitter via

「Galaxy Watch5 Pro」が回転ベゼルを廃止か? 著名リーカーが予測

韓国サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5 Pro(仮称)」について、回転式ベゼルが採用されないという情報を著名リーカーのIce universe氏が伝えています。

↑Galaxy Watchからベゼルが物理的に消える?(画像は「Galaxy Watch4」)

 

サムスンのスマートウォッチシリーズ「Galaxy Watch」では、一部モデルに物理回転ベゼルが採用されているのが特徴。現行モデルの「Galaxy Watch4 Classic」でも、物理回転ベゼルが搭載されています。一方でスタンダードな「Galaxy Watch4」では物理回転ベゼルが採用されていないものの、タッチパネルにより仮想的に回転ベゼルの操作性を再現しています。

 

Ice universe氏はツイッター上にて、「Galaxy Watch5 Proに物理回転ベゼルが搭載されてほしい」という投稿に対して、「残念ながらガッカリすることになるだろう」と返答。つまり、物理回転ベゼルは搭載されないだろうというわけです。

 

現時点では、サムスンの次期スマートウォッチとして3モデルのGalaxy Watch5が投入されると見られていますが、そのうちGalaxy Watch5 Proは、本体サイズが大きく、大画面や大容量バッテリーを搭載したモデルになると予測されています。また、これまで物理回転ベゼルが搭載されてきた「Classic」モデルは廃止される見通し。

 

もちろんGalaxy Watch5から物理回転ベゼルがなくなったとしても、Galaxy Watch4のように仮想的にその操作感を実現する可能性は残っています。製造コストの削減や故障率を下げるという意味からも、今後も物理回転ベゼルがGalaxy Watchシリーズに搭載されるかどうかは不透明です。

 

Source: Ice universe / Twitter via 9to5Google

ガッツリ性能UP? Galaxy Z Fold4の全スペックがみえてきた

韓国サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4(仮称)」について、そのほぼすべてのスペックとされる情報が、海外にて伝えられています。

↑Smartprix/OnLeaksより

 

サムスンが展開する折りたたみスマートフォンシリーズの中でも、横折りタイプとなる「Galaxy Z Fold4」。これまでの情報では、ディスプレイアスペクトが横長に変更されることや、折り目が目立たなくなること、また本体の軽量化背面カメラのスペックアップなどが伝えられています。

 

 

今回情報を伝えたリークアカウントのYogesh Brarによれば、Galaxy Z Fold4では次世代プロセッサの「Snapdragon 8+ Gen1」を搭載。さらに最大RAM容量も16GBに拡張されるなど、内部スペックがかなり向上しそうです。

 

また前述のように、背面カメラスペックも5000万画素メイン+1200万画素超広角+1200万画素3倍望遠に。Galaxy Z Fold3の1200万画素メイン+1200万画素超広角+1200万画素2倍ズームから、撮影性能が向上していることがわかります。さらに、セルフィーカメラも画素数がアップしています。

 

一方でGalaxy Z Fold4の画面は7.2インチ/120Hz駆動のメインディスプレイ+6.2インチ/120Hz駆動のサブディスプレイと、Galaxy Z Fold3から変わらず。また、バッテリー容量も4400mAhかつ25Wの高速充電と、現行モデルと変わっていません。

 

このように、内部スペックの向上が主な変更点となりそうなGalaxy Z Fold4。しかしその完成度の高さから、今後も折りたたみスマートフォン業界をリードしていく端末となりそうです。

 

Source: Yogesh Brar / Twitter via Wccftech

2億画素スマホやばい。ビル広告にも使える高解像度撮影が可能!

韓国サムスンは、2億画素のスマートフォン向けイメージセンサーを用いたデモ動画を公開しました。動画では、その高解像度さを際立たせる内容となっています。

↑サムスンより

 

ますます高解像度化するスマートフォンのカメラですが、サムスンは2021年に業界初となる2億画素イメージセンサーを発表。モトローラの未発表スマートフォンなどを含め、近日中の製品投入が期待されています。

 

今回のデモでは、2億画素イメージセンサーを組み込んだデバイスで、猫の写真を撮影。これを拡大し、616平方メートルという巨大なビル広告として用いるというストーリーとなっています。

 

なお注意したいのは、今回の撮影には一眼カメラ用のレンズが用いられており、実際のスマートフォンでの撮影結果とは異なる場合があります。また照明などの撮影環境もプロ向けのもので、一般的な撮影シーンとはいえません。

 

しかし2億画素のイメージセンサーが市場に投入されれば、手持ちのスマートフォンでもさらなる高解像度撮影、あるいは複数ピクセルを合わせた高感度撮影が可能になるはず。今年も、さらなるスマートフォンカメラの性能向上に期待したいものです。

 

Source: サムスン/YouTube via XDA Developers

最大の難関を突破!?「Galaxy Z Fold4」が画面の折り目を軽減したとのウワサ

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4(仮称)」では、同様のデバイスで最大の課題とされる「画面の折り目」が軽減される、と海外のリークアカウントが報じています。

↑折り目が気になる……(画像提供/Smartprix/OnLeaks)

 

サムスンが展開する、横折りタイプのスマートフォンこと「Galaxy Z Fold」シリーズ。次期モデルとなるGalaxy Z Fold4ではすでにディスプレイが横長アスペクトになることや、本体の軽量化カメラスペックの改良が噂されています。

 

5月24日にリークアカウントのIce universeが伝えたところによると、Galaxy Z Fold4の折りたたみディスプレイは現行モデル「Galaxy Z Fold3」よりも折り目が軽減され、スムーズに見えるとのこと。ただし、まったく折り目がなくなるというわけではないようです。

 

ディスプレイの折り目は、折りたたみスマートフォンの最大の課題とされており、完全に折り目をなくした製品は現時点で存在していません。中国OPPOや米モトローラはヒンジ内部の構造を工夫し、折り目ができにくいような仕組みを採用しています。

 

各社の研究開発やディスプレイ素材の進化により、いつかは折り目がまったくない折りたたみスマートフォンが登場するのかもしれません。

 

Source: Ice universe / Twitter via 9to5Google

Galaxy Z Flip4は大幅パワーアップ!? 次期プロセッサやバッテリー容量の噂

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4(仮称)」について、搭載プロセッサやバッテリー容量に関するアップグレードの報道が伝えられています。

 

サムスンは現在、縦折りタイプの「Galaxy Z Flip」シリーズと横折りタイプの「Galaxy Z Fold」シリーズを展開しています。以前の予測レンダリング画像によれば、Galaxy Z Flip4では現行モデル「Galaxy Z Flip3」とほぼ変わらないデザインや、若干本体の厚みが増えるなどの変化が予測されています。

 

 

今回リークアカウントのIce universeが発見したGeekbenchのスコアでは、Galaxy Z Flip4に未発表の次世代プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 1 Plus」が搭載されることが示唆されています。これはGalaxy Z Flip3に搭載されている「Snapdragon 888」から、大きなスペックアップです。

 

また、MyFixGuideが公開した認証情報によれば、Galaxy Z Flip4には3700mAhのバッテリーが搭載されるとのこと。こちらも、現行モデルのGalaxy Z Flip3の3300mAhから大きなジャンプアップです。

 

例年どおりなら今年8月のUnpackedイベントでの発表が期待されている、Galaxy Z Flip4。同時発表が予測されている横折りタイプの「Galaxy Z Fold4」と同じく、折りたたみスマートフォン業界を牽引するモデルとなりそうです。

 

Source: Ice universe via WccfTech , MyFixGuide via 9to5Google

ケース買い替えかも? Galaxy Z Flip4の予測画像がリーク

韓国サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4(仮称)」のものとされる予測レンダリング画像を、海外テックサイトの91Mobilesが掲載しています。

↑91Mobilesが掲載したGalaxy Z Flip4の予測レンダリング画像

 

サムスンが展開する折りたたみスマートフォンの中でも、縦方向に画面を曲げることで大画面をコンパクトに持ち運べるGalaxy Z Flipシリーズ。先日のリーク情報では、最新プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 1 Plus」の搭載やバッテリー容量の増加などが伝えられています。

↑91Mobilesが掲載したGalaxy Z Flip4の予測レンダリング画像

 

今回の予測レンダリング画像では、Galaxy Z Flip4の本体デザインが「Galaxy Z Flip3」と大きくは変わらないことが示唆されています。背面のデュアルカメラや大型なサブディスプレイなど、その外観はGalaxy Z Flip3からほとんど違いはありません。

 

91MobilesによればGalaxy Z Flip4の寸法は165.1×71.9×7.2mmとなり、Galaxy Z Flip3と比べて若干小さく、そして分厚くなるようです。このことから、本体ケースなどのアクセサリ類の流用が難しい可能性も想定されます。

 

Galaxy Z Flip4は横折りタイプの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」とともに、8月のUnpackedイベントでの発表が予測されています。Galaxy Z Fold4では内外のディスプレイが横長になることでユーザビリティの変更が予想されていますが、それと比べてGalaxy Z Flip4はマイナーアップデートモデルとなるようです。

 

Source: 91Mobiles

動画がより見やすくなる? Galaxy Z Fold4/Flip4の進化のウワサ

↑9to5Googleより

 

韓国サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4/Flip4」に関して、画面アスペクト比やバッテリー容量の変更に関する情報を、著名リークアカウントのIce universeが伝えています。

 

Galaxy Z Fold/Flipシリーズは前者が画面を横方向に、後者が画面を縦方向に折りたたむスマートフォン。現行モデルの「Galaxy Z Fold3」は内側の画面の縦横比が4:5、外側の画面の縦横比が24.5:9と、どちらかというと縦長なディスプレイを搭載しています。

 

 

しかし今回の報告によれば、次期モデルのGalaxy Z Fold4では内側が6:5、外側が23:9と、より正方形に近づいた縦横比のディスプレイを搭載するというのです。これにより、動画や書籍、コミックなどがより大画面で楽しめることが予測できます。

 

 

またバッテリー容量に関しては、Galaxy Z Fold4は4400mAhと現行モデルと同じ、Galaxy Z Flip4は3700mAhで現行モデルよりも大容量なバッテリーを搭載することが伝えられています。これにより、Galaxy Z Flip4ではより長時間の駆動時間が期待できそうです。

 

さらに本体スペックに関しては、Galaxy Z Fold4/Flip4の両方が次期ハイエンドプロセッサとなる「Snapdragon 8 Gen 1 Plus」を搭載すると伝えられています。

 

横折りタイプと縦折りタイプの両方を投入し、折りたたみスマートフォン市場をリードするサムスン。その次期モデルとなるGalaxy Z Fold4/Fliip4ではさらに完成度を高めて、ライバルの突き放しにかかるようです。

 

Source: Ice universe / Twitter 1, 2, 3 via 9to5Google

16年間も連続録画可能! サムスンがドラレコ用新メモリを発売

↑サムスンより

 

韓国サムスンは16年間の連続録画も可能なドライブレコーダー/監視カメラ向けのフラッシュメモリシリーズ「Pro Endurance」の新モデルを発売しました。

 

サムスンが販売するPro Enduranceシリーズは、高耐久かつ長時間の録画・再生が可能です。これまでの同シリーズでは2〜8年間の連続録画・再生をうたっており、これは業界平均と比べても長いものでした。

 

そして最新のPro Enduranceでは、256GBモデルにおいて16年間という圧倒的な長時間の録画・再生時間を実現。おそらくはフラッシュメモリが搭載されたドライブレコーダーや車両、監視カメラの寿命よりも長く動作することが予測されいます。

 

Pro Enduranceシリーズの読み込み速度は最大100MB/s、書き込み速度は最大30MB/s。また落下や磁力、水かぶり、高温/低温、X線への耐性があるのも特徴です。

 

Pro Enduranceの容量は今回追加された256GBと、従来モデルでも提供されていた32GB、64GB、128GBをラインナップ。256GBモデルの海外価格は54.99ドル(約7100円)となっています。

 

いくらカメラが高性能になっても、動画を録画するフラッシュメモリが故障してしまえば、元も子もありません。ラインナップの拡大されたPro Enduranceシリーズは、より信頼性の求められる現場での需要が想定されます。

 

Source: サムスン via Engadget

スマホストレージが2倍速く! サムスンが「UFS 4.0フラッシュ」を量産へ

↑サムスンより

 

韓国サムスンは従来より2倍高速なストレージ規格「UFS 4.0」のフラッシュメモリを、今年の第3四半期(7月〜9月)に量産開始すると発表しました。

 

UFSとは「ユニバーサルフラッシュストレージ(Universal Flash Storage)」の略で、主にスマートフォンやデジタルカメラ、家電などに利用されています。現在一番新しい規格は「UFS 3.1」で、レーンあたり1450MB/s、最大総帯域幅は2900MB/sというスペックを実現。「Galaxy S22シリーズ」などの、ハイエンドスマートフォンにて採用されています。

 


一方で今回のUFS 4.0では、レーンあたりの速度が2900MB/sへと2倍に向上。これにより、5G通信によってダウンロードされた大容量ファイルや、ますます高度になる車載デバイス、さらにはARやVRといった拡張現実/仮想現実での応用が期待されています。

 

サムスンのUFS 4.0によるフラッシュストレージでは独自コントローラーの採用により、最大4200MB/sのシーケンシャルリードと最大2800MB/sのシーケンシャルライトを実現しています。さらに、電力効率も46%向上。モジュールサイズは11 x 13 x 1mmで、最大1TBの容量がラインナップされています。

 

日進月歩で進化するフラッシュメモリ技術ですが、このUFS 4.0を搭載したスマートフォンでは、さらなる「サクサク」な動作が期待できそうです。

 

Source: サムスン / Twitter via Engadget

かわいい! 「Galaxy Z Flip3」のポケモンコラボモデルが海外発表

↑サムスンから

 

韓国サムスンは、韓国向けの公式サイトにて、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip3」とゲーム『ポケットモンスター(ポケモン)』とのコラボレーションモデルを発表しました。

 

現在韓国ではポケモンが大ブームとなっており、菓子パン「ポケモンパン」は付属する「ポケモンシール」のおかげもあり、大人気。またGalaxy Z Flip3はサムスンが2021年に発売したスマートフォンで、6.7インチディスプレイを内側に折りたたむことで、コンパクトに持ち運びが可能。また外側にも、通知用のサブディスプレイを搭載しています。

 

今回のGalaxy Z Flip3のポケモンコラボモデルでは、外箱からスマートフォンケース、ネックポーチなどのアクセサリまで、ポケモンのデザインを各所に取り入れています。また、ピカチュウのしっぽ型のスマホリングや、ポケモンシールも付属しています。

 

さらにスマートフォンの壁紙や着信メロディ、テーマもポケモン仕様に揃えられています。同ゲームのファンにはたまらないコラボレーションモデルといえるでしょう。

 

Galaxy Z Flip3のポケモンコラボモデルは、4月24日から韓国にて予約が開始されます。現時点では情報はありませんが、“ポケモンの里”こと日本においても、本コラボレーションスマートフォンが投入されれば、人気が沸騰することは間違いないでしょう。

 

Source: サムスン

サムスン次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5 Pro」は大容量バッテリーでさらに大画面化?

韓国サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5 Pro(仮称)」に関して、大容量バッテリーや大画面の搭載が噂されています。

↑画像は「Galaxy Watch4」

 

Galaxy Watchシリーズはサムスンのスマートウォッチで、昨年9月には「Galaxy Watch4」「Galaxy Watch4 Classic」 が登場。それぞれに、通常モデルと大画面モデルの2機種が用意されています。

 

そしてサムスン情報に強いSamMobileによれば、サムスンは「Galaxy Watch5シリーズ」にて上位モデルとなる「Galaxy Watch5 Pro」の投入を検討しているとのこと。このGalaxy Watch5 Proでは572mAhという大容量バッテリーが搭載されるというのです。

 

Galaxy Watch4シリーズでは、大画面モデルにて361mAhのバッテリーを搭載していました。これを大幅に上回るGalaxy Watch5 Proの572mAhというバッテリー容量は、同スマートウォッチの本体やディスプレイがさらに大型化することを示唆しています。

 

またスマートウォッチは常にその駆動時間の短さが課題となっており、新たにOSに「Wear OS Powered by Samsung」を搭載したGalaxy Watch4でも、バッテリー駆動時間に不満の声があがっていました。しかし大容量バッテリーを搭載したGalaxy Watch5 Proなら、その課題も解決できるはずです。

 

現時点では、Galaxy Watch5 Proの画面サイズなど詳細は伝えられていません。スマートウォッチ業界では米アップルの「Apple Watch」シリーズが長らくシェアを握ってきましたが、さらなるハイエンドモデルの投入により、Galaxy Watchの巻き返しを期待したいものです。

 

Source: SamMobile

サムスンがスマホ向け独自チップを開発か、低発熱で長時間駆動が可能に?

韓国サムスンがスマートフォン向けの独自プロセッサーを開発しているとの情報を、韓国メディアが報じています。

↑4月7日に日本でも発表された「Galaxy S22」「Galaxy S22 Ultra」

 

サムスンといえば、すでにスマートフォンやタブレット、スマートウォッチ向けの独自プロセッサー「Exynosシリーズ」を展開しています。また今年1月には米AMDと提携し、強力なGPUアーキテクチャ「RDNA2」を採用したプロセッサー「Exynos 2200」も発表しました。

 

今回のiNewsの報道によれば、サムスンのスマートフォン向け独自プロセッサーの計画は、同社電子事業部社長のノ・テムン氏によって明かされたものだそうです。これには、現在同社が直面している「ゲーム最適化サービス(GOS)」と「位置情報システム(GPS)」の問題を同時に解決することが狙いだと伝えられています。

 

GOS問題とは、Galaxyスマートフォンにて意図的にパフォーマンスを落とし、発熱やバッテリー駆動時間の低下を防ぐ機能です。サムスンはユーザーに説明なくこの機能を搭載したことで、批判を浴びていました。しかし発熱や消費電力を抑えたプロセッサーを自社開発できれば、このような問題は発生しないはずです。

 

また先述のExynos 2200では、GPSが正常に動作しないという問題も報告されています。この問題に関する解決も、ユーザーから待たれています。

 

ライバルの米アップルは独自プロセッサー「Aシリーズ」をスマートフォンに、そして「Mシリーズ」をパソコンやタブレットに搭載することで、デバイスの発熱や消費電力を削減することに成功しました。同様のサクセスストーリーを、サムスンも狙っているのかもしれません。

 

Image: サムスン電子

Source: iNews

世界の最新ITトレンドから見えた、2019年モバイルガジェットの注力点

8月31日〜9月5日にドイツ・ベルリンで開催された、世界最大級の家電展示会「IFA 2018」に行ってきました。白物家電やオーディオ製品が主役のイベントですが、スマートフォンの出展も多く、ソニーモバイル、シャープ、モトローラなど、新モデルを発表するメーカーも。

 

スマホはこれからどのように進化していくのか? IFAで注目を集めたモデルを紹介しつつ、ひと足早く2019年を展望。ハード、OS、通信の3つの視点から見ていきたいと思います。

 

 

【ハード編】ディスプレイの主役は有機ELに

IFA 2018において、最も注目を集めていたスマホは、ソニーモバイルが発表した「Xperia XZ3」でしょう。同社初の有機ELディスプレイを搭載し、画面アスペクト比は18:9で6インチ、解像度はクアッドHD(2880×1440ドット)というハイエンド仕様。

 

↑ソニーモバイルが発表したXperia XZ3。日本発売が予告されており、大手キャリアが秋冬モデルとして発売する可能性が高い

 

Xperia XZ3の有機ELディスプレイは、ソニー製のテレビ「ブラビア」で培った高画質化技術を採用していることがアドバンテージ。従来の液晶ディスプレイ搭載モデルよりも精細で鮮やかな色を表示できるといいます。HDR表示に対応していることもセールスポイント。

 

↑1920万画素のカメラで撮影した花火の動画を再生。黒が締まって表示されることも有機ELの特徴

 

↑デザインはXperia XZ2の流れを汲んでいるが、より薄く、持ちやすくなった

 

かつては “液晶のシャープ” と呼ばれることもあったシャープも、有機ELディスプレイ搭載モデルを参考出展した。まだ、製品名はなく、スペックも公表されていないが、筆者がプロトタイプを見た限りでは、画面サイズは6インチ相当で、上部にはノッチもあった。

 

↑今年、ヨーロッパのスマホ市場に再参入してシャープが参考出展した有機ELディスプレイ搭載モデル。年内の発売が予定されている

 

↑背面にFeliCaマークがあり、日本で発売される可能性はきわめて高い

 

シャープ製の有機ELディスプレイ搭載モデルは、表面に緩やかなカーブが施されていることが特徴。これは、同社が液晶ディスプレイで培った「フリーフォームディスプレイ」技術を生かしたもので、フレームを細くするメリットが得られます。

 

↑シャープ独自の「フリーフォームディスプレイ」技術により、ディスプレイ全体にカーブを施している

 

アップル、サムスン、ファーウェイなど主要なグローバルメーカーは、すでにハイエンドモデルに有機ELディスプレイを採用しています。有機ELはバックライトを要しないので、黒い背景の画面ではほとんど電力を消費しません。スマホの省電力化に貢献し、同時にアプリの仕様にも変化を及ぼすのではないかと予想しています。

 

【ブランド】増加が予想される「Android One」の魅力をあらためて

モトローラは、IFA 2018にて新モデル「motorola one」と「motorola one power」を発表しました。これらは、同社が初めて「Android One」としてリリースするモデル。

 

Android Oneは、Googleが主に新興国向けに展開するブランドです。Androidの純正OSを搭載し、発売から18か月間のOSアップデートを保証し、毎月セキュリティーアップデートが行われます。日本ではワイモバイルが取り扱っており、シャープ、京セラ、HTCが端末を供給。

 

motorola oneは、5.9インチのHD+ディスプレイを搭載し、1300万画素+200万画素のデュアルカメラや指紋センサーも備えるイマドキの仕様。ヨーロッパを含む世界での発売を予定しており、ヨーロッパでの販売価格は299ユーロ(約3万9000円)。高コスパモデルといえるでしょう。

 

↑画面アスペクト比が19:9の縦長ディスプレイを搭載し、上部にはノッチもある。流行のデザインを採用している

 

なお、motorola one plusは、インド市場向けモデルで、約6.2インチのフルHD+ディスプレイや1600万画素+500万画素のデュアルカメラなど、スペックはmotorola oneを上回ります。また、5000mAhの大容量バッテリーがアドバンテージ。

 

↑ミドルハイ仕様のmotorola one plusはインドで発売予定

 

LGは、フラッグシップ「LG G7 ThinQ」の派生モデルとして、「LG G7 One」を発表。これも「Android One」ブランドを冠するモデルです。

 

LG G7 Oneは、CPUにSnapdragon 835を採用し、6.1インチのクアッドHD+(3120×1440ドット)ディスプレイを搭載するなど、Android Oneとしては珍しいハイスペックモデル。左側面にGoogleボタンを搭載し、ワンタッチでGoogleアシスタントを起動したり、Googleレンズを起動して、カメラで写して情報検索できることが特徴です。

 

↑ハイエンド仕様で、IP68の防水・防塵にも対応したLG G7 One。日本発売は未定

 

↑メインカメラは1600万画素。指紋センサーを搭載し、顔認証にも対応している

 

現在、日本では販売していないノキアも、Googleと “がっぷり四つ” の態勢だ。IFA 2018のブースは、さほど広くはなかったが、Android Oneモデルを中心に展示していました。ヨーロッパでは発売済みの「Nokia 7 plus」は6インチのフルHDディスプレイを搭載するミドルハイモデル。

 

↑ノキアはAndroid Oneモデルのラインナップを強化中

 

↑6インチの大画面ディスプレイを搭載するNokia 7 plus。ヨーロッパでは399ユーロ(約5万2000円)。日本発売の予定はないそうだ

 

↑背面には1200万画素のデュアルカメラ(広角+望遠)を搭載

 

ほかにも、日本では馴染みのない端末メーカーのブースでもAndroid Oneモデルを見かけました。GoogleがAndroidブランドの強化に力を入れていることの現れでしょう。

 

Googleは10月9日に新製品発表イベントを予定しており、そこで自社ブランドのスマホ「Pixel 3」シリーズが発表され、日本でも発売されるのではないかと噂されています。AndroidはiOSと並ぶOSではありますが、これまでは「アップル、サムスン、ファーウェイ……」と、端末メーカーが市場を牽引している印象が先行していました。しかし、2019年は「アップル vs Google」という構図が、より鮮明になっていくかもしれません。

 

ファーウェイ、ルーター内蔵スマートスピーカーを発表。通信端末の新たな流れ?

ファーウェイは、Consumer Business GroupのCEO、リチャード・ユー氏がIFA 2018の基調講演に登壇。講演タイトルは「The Ultimate Power of AI」で、AI専用プロセッサーを内蔵する新しいSoC「Kirin 980」を発表しました。

 

Kirin 980は “世界初の7nmプロセスのモバイルAIチップセット” として発表されましたが、9月12日(日本時間は9月13日未明)に、アップルが7nmプロセスの「A12 Bionic」を搭載するiPhoneの新モデルを発表したので、実際に商用モデルに搭載されるのはアップルが世界初となります。

 

アップルは「AI」という言葉は使っていませんが、Kirin 980と同じく、AI関連のデータ処理に優れた「ニューラルエンジン」を搭載しています。クアルコムの最新チップセット「Snapdragon 845」もAIの性能を強化していることを謳っており、スマホの進化にAIは欠かせないものになりそう。

 

↑ファーウェイの最新チップ「Kirin 980」を搭載する「HUAWEI Mate 20」シリーズが、10月16日に発表されることが予告された

 

↑世界的なヒットとなったHUAWEI P20/P20 Proの新色も発表された。日本発売は未定

 

↑イタリアの職人が手がけたというHUAWEI P20 Proのレザーモデルも発表。価格は999ユーロ(約13万円)で、日本発売は未定

 

そんななか、ファーウェイが新しいデバイスとして発表したのが「HUAWEI AI Cube」。Amazon Alexaを搭載するスマートスピーカーなのですが、4G LTEの通信機能を備え、さらにWi-Fiルーターとしても使えるというスグレモノ。4つのマイクを内蔵しているため、音声認識の精度が高いこともアピールしていました。

 

↑販売地域や価格は未定。日本での展開も期待したい

 

日本でも、じわじわと普及しつつあるスマートスピーカー。4Gルーター機能を備えたHUAWEI AI Cubeは、ブロードバンド回線を導入していない環境でも利用でき、省スペースにもつながりそう。次世代のスマートスピーカーとして、今度の動向にも注目したいです。

アナログ手帳派にも刺さる便利さ! iPhone XS Max対抗馬の筆頭「Galaxy Note 9」海外版を使い倒した!

新しいiPhoneが発売されて、どのモデルにしようか? あるいは買い替えを見送ろうか? などを考えている人が少なくないでしょう。今年の秋は、新しいiPhoneのライバルになりそうな、Androidのハイエンドモデルが続々と日本に上陸しそうです。その最右翼と言えるのが「Galaxy Note 9」。

 

 

海外では8月24日から発売されており、日本では昨年発売されたGalaxy Note 8と同じように、NTTドコモとau(KDDI)が取り扱う可能性が高いと思われます。そのGalaxy Note 9の海外版モデルをいち早く試す機会を得ました。日本での使用を認める“技適”マークがないモデルだったので、8月31日〜9月5日にドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2018」の取材中に使ってみました。

 

慣れたら手放せなくなくなりそうなSペンの書き心地

Galaxy Noteシリーズの最大の特徴は「大画面」と「ペン操作」。最新のNote 9も6.4インチ(2960×1440ドット)の大画面を搭載しています。スマホとして最大級の画面サイズですが、実際に手にすると、そんなにゴツい感じはしません。最近は、大画面のスマホが増えてますし、Note 9は、ディスプレイの左右がほぼベゼルレスなので、なおさらに細く感じるのでしょう。

 

↑本体サイズはW76.4×H161.9×D8.8mmで、重さは201g。片手でもしっかりとつかめて、大きすぎるという感じでもない

 

↑背面には1200万画素のデュアルカメラと指紋センサーを搭載

 

「Sペン」という専用のスタイラスペンは、本体の右下から、カチッと押して、サッと引き出せます。従来モデルから受け継がれている仕様ですが、ペンをなくすこともなく、意識せずに充電もでき、理想的な仕様だと思います。

 

↑Sペンは本体に格納でき、カチッと押して抜き出せる

 

Sペンの色は、カラーバリエーションによって異なるそうですが、僕が借りたOcean Blueモデルに付属するSペンは黄色でした。バランスのよい組み合わせだと思うし、黄色は目立つので、抜き出したまま置き忘れたりすることを防止する意味でも、いい色だと感じました。

 

最も気になっていたのはSペンの書き心地です。Sペンの書き心地は、前モデルのNote 8ですごく良くなったと感じたのですが、Note 9のSペンも同じくなめらかな感覚でした。「アナログの紙に書くような感覚」と言うのは大げさですが、スラスラと書けて、ペン先が滑ったりすることもない。筆記具に例えると、ペン先が細い高級なボールペンに近く、慣れたら、アナログのペンよりも書きやすく感じる人もいることでしょう。

 

↑Sペンを使う際は、このような専用メニューが表示される。これは、従来モデルから受け継がれている仕様だ

 

前モデルのNote 8から、スクリーンオフの状態でSペンを抜き出すと、黒い画面にメモを描ける「画面オフメモ」という機能が搭載されています。Note 9では、黄色のペンで描くと、黄色で書けるんです。ちなみに、Midnight Blackモデルには黒いSペンが付属していて、画面オフメモでは白い文字を書けるそう。Lavender PurpleとMetallic Copperは、それぞれ同色のSペンを付属し、画面オフメモに同色で書けるようです。画面オフメモは、よく使う機能になると思うので、カラバリ選びは大事かもしれませんね。

 

↑画面オフの状態でSペンを抜き出すと、すぐに黒い画面にメモを書ける。書いたメモは自動で保存される。Ocean Blueモデルに付属するSペンでは黄色の文字で書けて、視認性も高い

 

そもそも便利なSペンがさらに進化!

実際にSペンを使って、便利さを実感したのは、プリインストールされている「Samsung Notes」アプリの秀逸さです。

 

いくらSペンが書きやすいといっても、1画面に書ける文字量には限界がありますよね。紙のノートに書くときも、デカデカと殴り書きをして、無駄に余白を作ってしまう筆者によって、Note 9は大画面とはいえ、文字を書くノートとしては、さほど大きくはありません。ですが、便利な機能があるんです。指定された枠の内側に文字を書くと、きれいに整列されるんです。1画面に多くの文字を書けるし、あとで読むときの視認性も向上します。

 

↑下の枠にSペンで手書き入力すると、文字がきれいに整列される。文字を小さく書くのが苦手な人に便利な機能だ

 

さらに、手書きのメモを、手書きのキーワードで検索できる機能もあります。どんなにメモを溜め込んでも、確認したいメモを素早く絞り込んで探し出せるわけです。もはや、紙の手帳よりも便利だと感じました。

 

↑保存された手書きメモの中から、見たいメモを手書きのキーワードで検索できる。もちろん、キーボード入力での検索も可能だ

 

↑スクリーンショットを撮って、すぐにメモを書いて、メールなどで共有することも可能

 

↑撮影した写真に文字やイラストを描けるのはビジネスにはもちろん、Instagramのユーザーにも重宝するだろう

 

↑Sペンでかざした部分が翻訳できる機能もある。海外旅行・出張で役立つこと請け合いだ

 

Galaxy Note 9のSペンには、リモコンとして使える新機能も追加されています。便利だったのは、カメラのリモコンシャッターとして使えること。ちょっと離れて自撮りしたい時に、Note 9を卓上に置いて、Sペンのボタンをカチッと押すとシャッターが切れるわけです。ボイスレコーダーをリモート操作できたり、Note 9の画面をプロジェクターから出力させて場合に、Sペンでスライドを切り替えたりもできるそうです。

 

↑Sペンリモコンの設定画面。「ギャラリー」での写真の切り替え、「メディア」での音楽再生のコントロールにも使える

 

↑Sペンリモコンに対応するアプリを起動しているときにSペンを抜くと、このようなガイドが表示される

 

↑フロントカメラを起動して、Sペンをシャッターにして撮影した

カメラの性能&楽しさも満足必至

カメラが大幅に進化したことも見逃せないポイントです。前モデルのNote 8と同じく1200万画素のデュアルカメラを搭載していますが、さらに、Galaxy S9/S9+で注目されたF値2.4モードとF値1.5モードの自動切り替えやスーパースローモーションなど、先進的な機能がまるごと追加されています。

 

F値1.5モードで夜景がきれいに撮れることはもちろん、明るい場所でも、曇りの日でも、その場の空気感を生かしつつ、明るく撮れました。まずは、写真は素人の筆者が撮った作例をご覧ください。

 

↑暗い場所では自動でF値1.5になった。後方のビルも画質が粗くなることなく、くっきりと撮影できた

 

↑ベルリンの有名なショッピングセンターで撮影

 

↑フロントカメラは800万画素でF値1.7。暗い場所の自撮りも大丈夫そうだ

 

↑昼間の撮影はF値2.4で撮れる。明るくナチュラルな色で撮れる印象

 

↑ベルリン大聖堂の中で撮影

 

↑ベルリン大聖堂の上層から撮影。小雨が降っていたが、ここまで撮れたら上々だよね

 

スーパースローモーションで撮影した動画がこちらです。

 

 

Note 9のカメラは、IFA 2018の取材でも大活躍しました。望遠レンズに切り替えて2倍ズーム撮影ができるし、僕が使っているコンパクトデジカメ(Canon G16)よりもオートフォーカスが速いし、あとでメモも書き込めるし、取材との相性は抜群によいカメラと感じました。

 

↑サムスンのプレスカンファレンスで撮影。広角カメラでは、横に長い舞台全体をフレームに収められた

 

↑望遠カメラに切り替えて撮影。比較的暗めの会場だったが、シャープな画質で撮れた

 

セキュリティもバッテリー容量も万全!?

セキュリティは顔認証、虹彩認証、指紋認証の3つに対応し、顔認証と虹彩認証を併用する「インテリジェントスキャン」にも対応しています。よく使うアプリをエッジスクリーンから起動できる機能も健在。2つのアプリを「アプリペア」として登録して、それらのアプリをマルチウィンドウに同時に起動することもできます。

 

↑認証が速いが暗い場所が苦手な顔認証と、認証にやや時間を要するが、さほど環境に左右されない虹彩認証を組み合わせて利用可能。ほとんど意識することなくアンロックできた

 

↑ディスプレイの端からスワイプして表示できるエッジスクリーンに、よく使うアプリのアイコンを設定可能。2つのアプリをペアにして登録しておくことも可能

 

↑このように画面を分割して、2つのアプリを一気に起動できる。縦長の大画面なので、2分割しても、それぞれの画面で、そこそこの情報量を表示できることもメリット

 

バッテリー容量は4000mAhで、前モデル(3300mAh)より大幅に増えています。実際に使った感覚としても電池持ちはよく、「結構使ったなぁ」と思う日でも、1日で電池残量がピンチになることはなかったです。

 

↑4000mAhの大容量バッテリーに加えて、省電力モードも備えているので、1泊2日の出張くらいは、充電器を忘れてもなんとかなりそうだ

 

Galaxy Note 9は、2018年9月22日現在、まだ日本での発売についてはアナウンスされていない。日本向けモデルでは仕様が変更される部分があるかもしれないし、価格もどうなるかわからない(安くはないだろうが…)。だが、6.5インチのiPhone XS Maxの強力なライバルになるのは間違いないはずです。大画面でカメラの性能が良くて、ビジネスにも活用できるスマホが欲しい人、待ちましょうね。

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べまとめ!

今年は、高性能なカメラを搭載したスマートフォンが続々とリリースされています。なかでも「もはやコンパクトデジカメは不要」と思えるほどの高画質を実現していると言われるのが、Xperia、Galaxy、HUAWEIのフラッグシップモデルです。まずは、その3モデルのカメラのスペックをチェックしましょう。

 

 

↑NTTドコモがウェブページで公表する、静止画撮影時のスペックに基づく

 

Xperia XZ2 PremiumとGalaxy S9+はデュアルカメラ、HUAWEI P20 Proはトリプルカメラを搭載していますが、開発の狙いや画質へのこだわりはそれぞれ異なります。まずは、それぞれのモデルのカメラの特徴について、ざっくりと紹介しましょう。

 

■Xperia XZ2 Premium

 

 

Xperia初のデュアルカメラ搭載モデル。ソニー独自の画像融合処理プロセッサー「AUBE」により、暗い場所でもノイズが少ない美しい写真が撮れることがセールスポイント。4Kディスプレイを搭載し、世界で唯一、4K画質で撮影したビデオを4K画質のままで再生できます。

 

Galaxy S9+

 

 

ダブルレンズは「広角+望遠」の組み合わせで、幅広い撮影シーンに対応。広角レンズは撮影シチュエーションによってF値1.5とF値2.4が切り替わるギミックを備える。暗い場所で明るく撮れることはもちろん、明るい場所でも白飛びがなく、鮮やかな色で撮れることが特長。

 

■HUAWEI P20 Pro

 

 

世界的なカメラの老舗メーカー・ライカが監修したトリプルカメラを搭載。スマホのカメラとして最大級の画像センサーを搭載し、デジタル一眼レフカメラ並みの高感度撮影にも対応。AIによる手ぶれ補正機能を備え、手持ちで鮮明な夜景を撮ることも可能。最大5倍までは、画質が劣化しないハイブリットズームで撮影できます。

 

でも、何よりも気になるのは、実際の画質ですよね? そこで、3つのシチュエーションで撮影した写真を比べてみました。

 

 

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜昼間編〜

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜夜景編〜

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜屋内編〜

 

結論を先に言うと、どの機種もすごいです。自分好みの画質で撮れるモデルを見極めてくださいね。

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜屋内編〜

今年の夏は、高性能カメラを搭載したAndroidスマートフォンが続々とリリースされました。その中から、ライカが監修するトリプルカメラを搭載した「HUAWEI P20 Pro」、デュアルカメラを搭載し、F値1.5とF値2.4の切り替えに対応した「Galaxy S9+」、そしてXperiaシリーズ初のデュアルカメラを搭載し、高感度撮影を実現した「Xperia XZ2 Premium」を3強モデルとしてピックアップ。

 

 

カメラの撮り比べレポートとして、これまでに「夜景編」と「昼間編」を公開しました。

 

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【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜夜景編〜

 

↑4000万画素(カラー)+2000万画素(モノクロ)+800万画素(ズーム)のトリプルカメラを搭載するHUAWEI P20 Pro(左下)。1920万画素(カラー)+1220万画素(モノクロ)のデュアルカメラを搭載するXperia XZ2 Premium(右)、1220万画素(広角)+1220万画素(望遠)のデュアルカメラを搭載するGalaxy S9+(中上)

 

最終回は「室内編」。お店や自宅、オフィスなどで撮った写真を比べてみました。建物の中では、照明が画質に大きく影響を及ぼします。カメラまかせでも最適な設定が行われて、明るくキレイに撮れるのはどの機種か? さっそく、実際に撮った作例を比べてみましょう。

比較1●ショッピングセンターの内観を撮ってみた!

 

東京・六本木の東京ミッドタウンで撮影しました。屋内とはいえ、自然光も差し込む、比較的明るいエリアでした。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」モードで撮影。明るさのバランスがよく、その場の雰囲気が伝わる写真が撮れた

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。十分に明るい場所だったので、レンズのF値は2.4に設定されたが、HUAWEI P20 Proよりも明るく撮れた

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。ややアンバー系が強く出て、建物に使われている木が際立つ写真になった

 

比較2●ラーメンを撮ってみた!

続いて、筆者がお気に入りの店のラーメンを撮影。Galaxy S9+には「食事」というモードがあるので、それに設定して撮ってみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「写真」モードで撮影。AIによって「フード」と認識された。スープに浮かぶ油まで美味しそうに撮れた

 

Galaxy S9+

↑「食事」モードで撮影。「自動」でも明るく美味しそうに撮れたが、「食事」モードでは、暖色系が補われて、インスタ映えしそうな写真に

 

Xperia XZ2 Premium

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。現物に近い色で、美味しそうに撮れた

 

比較3●職場でスナップを撮ってみた!

筆者の職場の蛍光灯の部屋で、同僚を撮ってみました。比較的暗く、本来はフラッシュなしでの撮影には適さないシチュエーションですが、あえてフラッシュはオフにして撮ってみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「写真」で撮影。AIで「ポートレート」と認識され、肌が補正された

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。実際よりも明るく撮れて、顔にかかる影も気にならないように撮れた

 

Xperia XZ2 Premium

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。明るさとしては適正だが、ほかの2モデルような肌の補正は行われなかった

 

比較4●蛍光灯下で静物を撮ってみた!

最後に、リビングルームで招き猫を撮ってみました。厳密に計測したわけではないですが、HUAWEI P20 ProとGalaxy S9+は、被写体から約10cmほど離れて撮影しました。Xperia XZ2 Premiumは他モデルよりも画角が狭いので、もう少し離れて撮影しました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「写真」で撮影。スマホの画面では鮮明に撮れたように見えたが、実際にはややピントがあまい写真になっていた

 

Galaxy S9+

↑「自動」で撮影。明るく撮れていたが、顔に合わせてつもりのピントが、座布団に合っていたり……

 

Xperia XZ2 Premium

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。明るさや色も適切で、ピントもバッチリ。招き猫の質感も伝える写真になった

結論●物撮りに適したXperia XZ2 Premiumはメルカリ向き!?

ここに掲載した写真のほかにも、屋内でさまざまな被写体や料理を撮り比べてみましたが、ある程度明るい場所ではXperia XZ2 Premiumがキレイに撮れるように思えたり、されど、料理ではGalaxy S9+で撮った写真のほうが美味しそうに見えたりと、甲乙をつけがたい結果となりました。

 

個人的には、人を撮ることが多いならHUAWEI P20 ProかGalaxy S9+、物を忠実に撮ることが多いならXperia XZ2 Premiumがいいかなぁと思いました。インスタグラムに料理を写真をアップしたいならHUAWEI P20 ProかGalaxy S9+、メリカリに出品することが多い人はXperia XZ2 Premiumを検討するといいかもしれませんね。

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜夜景編〜

ハイエンドスマホで搭載が増えているデュアルカメラ。2つのレンズやセンサーの組み合わせは機種によって異なりますが、今夏のスマホ商戦で、新しいトレンドとなっているのが「高感度」です。

 

 

明るい場所でキレイに撮れるのは、もはや当たり前。暗い場所でもノイズを抑えて、鮮明な画質で撮れることをアピールするモデルが続々とリリースされました。

 

本企画では、筆者がとりわけ「3強」と独断で思う3スマホを、様々なシチュエーションで撮り比べています。

 

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【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜昼間編〜

 

ドコモから発売中の「HUAWEI P20 Pro」は、老舗カメラメーカー・ライカの監修を受けたトリプルカメラを搭載し、光学3倍ズームにも対応しています。独自の「夜景モード」を搭載し、三脚を使わずに、鮮明な夜景を撮影できることをセールスポイントとしています。

 

↑ファーウェイ製の「HUAWEI P20 Pro」は、4000万画素(カラー/F値1.8)+2000万画素(モノクロ/F値1.6)に800万画素のズームレンズカメラ(F値2.0)を加えたトリプルカメラを搭載。AIによるシーン自動選択や手ブレ補正にも対応

 

ドコモとauから発売中の「Galaxy S9+」は、撮影シチュエーションによって、レンズのF値が1.5と2.4に切り替わる「デュアルアパチャー」機能を備えていることが特徴。暗い場所では、自動でF値1.5となり、効率よく光を取り込み、クリアな夜景写真が撮れる仕組みです。

 

↑サムスン「Galaxy S9+」は、1220万画素(広角)+1220万画素(望遠)という構成。メインカメラとして使われる広角カメラが、F値1.5とF値2.4の切り替えに対応

 

同じくドコモとauから発売中の「Xperia XZ2 Premium」は、Xperiaシリーズ初のデュアルカメラ搭載モデル。静止画は最高ISO感度51200、動画は最高ISO感度12800で撮影でき、夜景を低ノイズで撮影できることをセールスポイントとしています。

 

↑ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia XZ2 Premium」は、1920万画素(カラー/F値1.8)+1220万画素(モノクロ/F値1.6)という構成。ソニー独自の画像融合処理プロセッサー「AUBE」で、2つのセンサーで捉えた画像データを融合する仕組み

 

今回は、3強スマホで撮影能力の真価が問われる「夜景」を撮り比べてみました。

 

比較1●東京駅丸の内駅舎を撮ってみた!

まずは、夜景の撮影スポットとしても人気が高い、東京駅の丸の内駅舎を撮り比べてみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「夜景」モードで撮影。約4秒間に連続で撮影された画像から、明るくバランスが撮れた画像が合成される仕組み。ISOは640に設定された。細部までクッキリと、多くの人に好まれるであろう鮮明な色で撮影できた

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。自動的にF値1.5に切り替わり、ISOは400に設定されて、非常に明るく撮影できた。肉眼で見えるよりも明るく撮れて、色調もナチュラルな印象

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。「夜景」と認識された。ISOは640に設定された。空の暗さは最もリアル。ピントを合わせる個所によって写真全体の明るさが変わり、オートでも撮影者の意図を反映しやすい印象を受けた

 

比較2●賑やかな渋谷の夜景を撮ってみた!

次に、夜になっても街頭や広告ディスプレイなどが明るい、渋谷のスクランブル交差点で撮ってみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「夜景」モードで撮影。明るく撮影でき、看板の文字などもはっきり読み取れた。ISOは160で、「夜景」モードでの画像処理により、歩いている人もさほどブレずに撮影できた

 

Galaxy S9+

↑「自動」で撮影。夜の空の暗さと、繁華街の派手な照明とのコントラスが際立つ写真になった。ISOは320で、シャッタースピードは1/100秒。手持ちでの撮影だが、細部までブレずに撮影できた

 

Xperia XZ2 Premium

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。ISOは200で、シャッタースピードは1/50秒。他の2機種に比べると、全体的に暗い写真に。逆に、最も肉眼で見る明るさ・色に近いバランスで撮れるともいえる

 

比較3●暗い場所で人物を撮ってみた!

最後に、夜道で人物スナップを撮影してみました。近くに照明があり、肉眼でも顔の表情などが判別できる場所で撮りました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「写真」モードで撮影。AIによる「ポートレート」と認識され、顔が明るく撮れた。ISOは640に設定された

 

Galaxy S9+

↑「自動」で撮影。夜の空の暗さと、繁華街の派手な照明とのコントラスが際立つ写真に。手持ちでの撮影だが、細部までブレずに撮影できた。ISOは400に設定された

 

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。ISOは800に設定されて最も明るく撮れたが、若干画質が粗くなった

 

結論●一般受けがよさそうなのはHUAWEI P20 ProとGalaxy S9+

どの機種も、「夜景は苦手」という、これまでのスマホカメラの常識をくつがえす明るい画質で撮影できました。しかし、色調や明暗バランスは機種によって、かなり差があるように感じられました。

 

SNSなどに公開した時に、多くの人に「いいね!」と言ってもらえそうなのは、HUAWEI P20 ProとGalaxy S9+でしょう。ですが、実際に自分の目で見た明るさや色調に近いトーンで撮れるXperia XZ2 Premiumを好む人も多いでしょう。なお、Xperia XZ2 Premiumは、撮影者による露出補正などがしやすい反面、撮影シチュエーションによってはピント合わせが難しいようにも感じました。

 

スマホのカメラが活躍するのは夜間だけではないですよね? 次回は意外と撮影機会の多い、室内での撮り比べレポートです!

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜昼間編〜

ここ1〜2年の進化が著しいスマホのカメラ。ハイエンドモデルではデュアルカメラ搭載が当たり前になり、トリプルカメラを登場するモデルも登場しました。

 

 

今夏、進化が著しいスマホカメラのなかでも、筆者がとりわけ「3強」と独断で思っているモデル「HUAWEI P20 Pro」「Galaxy S9+」「Xperia XZ2 Premium」。

 

↑4000万画素(カラー)+2000万画素(モノクロ)+800万画素(ズーム)のトリプルカメラを搭載するHUAWEI P20 Pro(左)。1200万画素(広角)+1200万画素(望遠)のデュアルカメラを搭載するGalaxy S9+(右)。1920万画素(カラー)+1220万画素(モノクロ)のデュアルカメラを搭載するXperia XZ2 Premium(上)

 

その3強モデルの撮影力を徹底的に見極めるため、「昼間」「夜景」「室内」という3シチュエーションで撮り比べてみました。今回は、昼間の撮影画質を比較。景色や建物、人物などを撮ってみました。旅行やお出かけの際に写真を撮ることが多い人にとっては、最も重視すべき撮影シチュエーションといえるでしょう。

 

比較1●空や緑を撮ってみた!

東京・六本木の東京ミッドタウンの公園エリアで撮影しました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」で撮影。空はより青く、木の葉はより濃い緑に、補色される印象を受けた

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。全体的に明るく写真が撮れた。空の青や葉の緑は比較的肉眼で見える色に近く、落ち着いた色調になった

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。樹木ごとの葉の色の違いまできっちりと描写され、空や雲の色もナチュラルに撮れた

 

比較2●国立新美術館を撮ってみた!

続いて、黒川紀章氏が設計を手掛けた国立新美術館へ。その独特な姿をフレームに収めてみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」モードで撮影。曇り空だったが、建物の色やガラスの質感が伝わる鮮明な写真が撮れた

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。HUAWEI P20 Proに比べると、やや青みを抑えた落ち着いた色に。また、全体的に色味が薄くなったためか、露出がアンダー寄りになり、実際に見えるよりも暗めに写った

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。落ち着いた色で明るく撮れたが、もう少しコントラストが強く出てほしい気もした。ほかのの2機種に比べると、画角が若干狭いため、建物の撮影では苦労することがありそうだ

 

比較3●花を撮ってみた!

晴天の日に、花壇で咲き誇る花を撮ってみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」で撮影。AIによって「花」と認識され、鮮やかな色で撮影できた。人によっては、やや眩しく感じるほどの明るさだ

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。明るくナチュラルな色で撮れた。多くの人に好まれる色で撮影できる印象

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。晴天での撮影だったが、3モデルの中では、最も落ち着いた色調で、光が当たる部分が飛び気味になることもなかった

 

比較4●人物を撮ってみた!

最後に、ポートレート写真も撮ってみました。どの機種も「写真」「自動」などのオートで撮影したところ、HUAWEI P20 Proは「ポートレート」モードに切り替わり、背景をぼかした写真が撮れました。なお。Galaxy S9+も「ライブフォーカス」という機能で背景をぼかした写真が撮れます。Xperia XZ2 Premiumも今後のアップデートで、背景ぼかし撮影に対応することが予告されています(2018年8月6日時点)。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」で撮影。AIによって「ポートレート」と認識され、背景が自然にぼけた。肌の色・明るさなども適切な印象

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。美肌モードなどを設定したわけではないが、明るく健康的な肌色で撮影できた

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。「ソフトスナップ」と認識された。3モデルの中では、最も実際に見える色に近い色で撮影できたが、人物の肌はもう少し明るく写ったほうがうれしいかも……

 

結論●どれも優秀で決め手は好みの色となる! 望遠用途とディスプレイも考慮に入れよう。

個人的な印象としては、どの機種もコンパクトデジカメに匹敵する撮影画質を実現していると感じました。空の青、木々の緑、鮮やかな花の色……、機種によって色の表現には若干差があります。ある程度、補正することはできますが、好みの色で撮れる機種を選ぶとよいでしょう。

 

Xperia XZ2 Premiumは、ほかの2モデルに比べると画角が狭いことに弱点を感じました。景色を広く捉える写真を撮りたい人には、HUAWEI P20 ProとGalaxy S9+のほうが有利でしょう。また、望遠でも撮りたい人は、ズームレンズを搭載したHUAWEI P20 Proがおすすめです。

 

だたし、比較項目には入れませんでしたが、3モデルはディスプレイの解像度がそれぞれ異なります。HUAWEI P20 Proは2240×1080ドット、Galaxy S9+は2960×1440ドット、Xperia XZ2 Premiumは3840×2160ドットです。撮った写真を高精細生まで楽しめるという意味では、Xperia XZ2 Premiumに軍配が上がります。

 

次回はさらにカメラの真価が問われる「夜景編」! ぜひチェックしてくださいね。

「これは…推せる!」 ドコモの夏スマホでプロが確信を得たのは、まさかのdocomo with!?

NTTドコモは5月16日、スマホ10機種、タブレット1機種を夏モデルとして発表しました。他キャリアと共通する主要メーカーのフラグシップモデルのほか、トリプルカメラを搭載する「HUAWEI P20 Pro」や、docomo with対応の2機種にも注目です。それでは早速機種の概要を見ていきましょう。

 

縦長画面とカメラで遊べ、「Galaxy S9/S9+」

Galaxyの新シリーズは、18.5:9の縦長なディスプレイが印象的。背面カメラは、F値1.5と2.4を機械的に切り替えられるのがポイント。機能としては、新たに960fpsのスーパースローモーションに対応しました。上位機種のS9+は、デュアルカメラを採用しています。

 

↑Galaxy S9+SC–03K(5月18日発売)、実質価格6万4800円(※新規・一括で各種割引を適用した際の実質負担額を記載。税込、以下同)

 

↑Galaxy S9 SC–02K(5月18日発売)、実質価格4万6656円

 

4K HDR動画を撮ろう、「Xperia XZ2」シリーズ

Xperiaシリーズは、デザインを大きく刷新し、背面はラウンドしています。カメラはどれも4K HDR動画撮影に対応。スーパースローモーション撮影は、フルHD画質で撮れるようになりました。上位機種のXZ2 Premiumはデュアルカメラを採用し、暗所撮影の性能を向上させています。

 

↑Xperia XZ2 Premium SO–04K(今夏発売予定)、実質価格6万7392円

 

↑Xperia XZ2 Compact SO–05K(6月下旬発売予定)、実質価格3万2400円

 

なお、写真は省略しますが、Xperia XZ2 SO–03Kは5月下旬発売予定。実質価格4万7952円となります。

 

動画中にパシャと撮れる、「AQUOS R2」

AQUOS Rシリーズとしては初めて背面に2眼カメラを搭載。片方のカメラが動画専用となっていて、広角の映像が残せます。また、動画撮影中にもう片方のカメラを使って静止画も撮影可能。

 

↑AQUOS R2 SH–03K(6月上旬発売予定)、実質価格:4万9248円

 

3眼カメラで登場、「HUAWEI P20 Pro」

「HUAWEI P20 Pro」は、背面にトリプルカメラを搭載。4000万画素のカラーセンサーとモノクロセンサーで色鮮やかでボカしのある写真を撮影できます。ズーム専用レンズで5倍の光学ズームが可能。

 

↑HUAWEI P20 Pro HW–01K(6月下旬発売予定)、実質価格は5万7024円

 

元々SIMフリーモデルとして人気だった「P」シリーズ。しかし、同機はNTTドコモ限定での取り扱いとなります。

 

長く使うほどお得、「docomo with」対応の新2機種

「docomo with」とは、端末サポートがない対象機種で運用することで、毎月1500円の割引が適用される料金プランです。対象の機種はミドルレンジのモデルが中心になります。1機種目は「LG style」。18:9の縦長な5.5インチのフルHD+ディスプレイを搭載。4GB RAMと64GB ROMを備え、外部メモリも400GBに対応します。おサイフケータイやワンセグもしっかりサポート。

 

↑LG style L-03K(6月下旬発売予定)、実質価格は4万176円

 

2機種目は「arrows Be」。防水・防塵に加え、MIL規格(米国国防総省が定める物資調達基準)の23項目に準拠します。1.5mの高さからコンクリートへ落下させる独自試験もクリア。キッチンなどの水回りやアウトドアシーンでも利用しやすいでしょう。ちなみに、ハンドソープなどの泡で洗えます。

 

↑arrow Be F-04K(5月下旬発売予定)、実質価格は3万3696円

 

落としても割れない、「TOUGHBOOK」

法人向けに紹介されたのが、落下に強いタフネスモデル。エッジを立たせたフレームや強化ガラス(Dragontrail Pro)などを採用し、1.8mの高さからの過酷な落下試験をクリア。こちらもMIL規格17項目に準拠します。よく使う機能を素早く呼び起こすショートカットキーも搭載。

 

↑TOUGHBOOK P–01K(今夏発売予定)

 

タブレットでも2眼、「dtab Compact d-02K」

8インチのコンパクトなタブレットで、持ち運び用途に適しています。背面にはデュアルレンズを搭載し、焦点やボカしを自由に調整できます。ジェスチャー操作でポインタを扱えるので、料理中に手を触れずに扱える点も魅力。

 

↑dtab Compact d–02K(今夏発売予定)。価格は未定

 

ハイエンドに目が行きがちだが、「docomo with」も忘れずに!

魅力的なハイエンドモデルが並びました。しかし、今回注目したいのは、先月200万契約を突破したという「docomo with」は、長く使えば使うほど、お得に利用できるということで、利用者が急増中。

 

↑前述の通り、今回は対象機種に新たに2機種が登場。計6機種が選択できるようになった

 

新登場の「LG style」は内蔵ストレージ64GBに加え、最大400GBのmicroSDXCにも対応するので、長く使っても容量不足を回避できそるはず。また、「arrow Be」はMIL規格に準拠するタフネスモデルで、壊れにくいのがウリの一つです。

 

「docomo with」×「長く使える端末」はオススメしやすい組み合わせ。既存の「AQUOS sense」や「MONO」と比べると価格が若干上がっていますが、長期使用を前提にした場合には、敢えて新機種を選んで、快適に使い続けることも英断と言えるでしょう。

auの夏スマホは「デュアルカメラ」がトレンドに! そのなかでもプロが驚いた一機は?

auは5月14日、2018年夏モデルを発表しました。スマホの新機種としては、6モデルが登場。注目したいのは、デュアルカメラを搭載する機種の多さです。各メーカーのアプローチの違いに着目しながら、概要を追ってみましょう。

 

↑auの2018年夏モデル。AQUOS senseは新色が登場。かんたんケータイは本記事では割愛

ソニーモバイルは暗所撮影に注力、インカメラで3Dモデリングが可能に

ソニーモバイルの「Xperia XZ2」シリーズは、デザインを大幅に刷新。上位モデルの「Xperia XZ2 Premium」は、背面にデュアルカメラを搭載し、超暗所撮影を可能にしました。ちなみに、イヤホンジャックが廃止されたことには留意が必要。

 

↑Xperia XZ2 Premium SOV38(8月中旬以降発売予定)。サイズは5.8型で、幅はやや広めの80mm(暫定値)カメラの構成は1920万画素(カラー)+1320万画素(モノクロ)となっており、ISO51200での静止画撮影、ISO12800での動画撮影を実現する

 

↑Xperia XZ2 SOV37(5月下旬以降発売予定)。サイズは5.7型で、Premiumよりも縦長でコンパクト。セルフィーでの3D撮影や、フルHDでのスーパースローモーション撮影にも対応した

 

シャープは動画専用カメラを搭載、静止画もAIが同時に撮影

また、新たに2眼カメラを搭載したシャープの「AQUOS R2」も、2眼カメラを搭載。2つのカメラのうち、片方が動画専用カメラになっているのが特徴です。動画撮影中に、自動で静止画を捉える「AIライブシャッター」機能がユニークです。

 

↑AQUOS R2 SHV42(6月上旬以降発売予定)。サイズは6.0型。2260万画素の標準カメラと、1630万画素の動画専用カメラを備える

 

GalaxyはF値1.5の超明るいレンズを採用、スーパースローもサポート

Galaxy S9/S9+のメインカメラには、F値を1.5と2.4で機械的に切り替えるレンズを採用。暗いシーンでは、F値1.5で明るく撮影でき、明るいシーンではF値2.4に自動で切り替わる仕組みとなっています。そのほか、ステレオスピーカーになったこともポイント。

 

↑Galaxy S9+ SCV39(5月18日発売予定)。サイズは6.2型で縦長。1220万画素の広角カメラと1220万画素の望遠カメラを搭載する。960fpsのスーパースローモーション撮影も新たにサポート

 

↑Galaxy S9 SCV38(5月18日発売予定)。サイズは5.8型で縦長。S9+のメインカメラと同じ1220万画素の広角カメラを搭載する

 

ファーウェイはデュアルレンズ搭載の高コスパモデルを投入

ファーウェイからは、「HUAWEI P20 lite」が登場しました。デュアルカメラを活用し、被写体の背景をぼかせる「ポートレート」撮影が可能。撮影後に焦点位置やぼけ具合を調整できる「ワイドアパーチャー」にも対応します。

 

↑HUAWEI P20 lite HWV32(6月上旬以降発売予定)。5.8型の高コスパなミッドレンジモデルだ。カメラは1600万画素のメインカメラと約200万画素のサブカメラを搭載。インカメラの美顔撮影もユニーク

 

昨年はiPhoneやGalaxyを筆頭に、デュアルカメラ化が進んだキャリアスマホ。今夏モデルからは、ソニーやシャープのフラグシップも、ついにデュアルカメラ搭載スマホとなりました。それぞれ個性的な機能を搭載し、「使ってみたい!」と思える楽しさがありますね。

 

例えば、Xperia XZ2 Premiumは、暗所でも明るく”動画が撮れる”というアプローチに。会場では、実機のカメラを使ったデモが設置されていましたが、非常に明るい映り具合に驚きました。同機の発売は8月中旬以降とのこと。秋からはSNS上に夜景動画が増えるかもしれませんね。

 

とは言え、やはりフラッグシップ機は「お値段」も気になるところ。派手な最新機能・性能にこだわらずコストパフォーマンスを優先させるなら、ミッドレンジの「HUAWEI P20 lite」や、新色ノーブルレッドが登場した「AQUOS sense」なども、忘れずにチェックしておきましょう。

何が違うの、スマートウォッチ!初心者が選ぶべき4選を徹底比較

「スマートウォッチ」という言葉は皆さんご存知でしょうが、どんな商品があるかは分からないという人も多いのでは? 今回はディスプレイをタッチして操作する4種類の代表的なモデルをご紹介。各機の概要と、健康管理という側面にフォーカスして、それぞれの特徴を解説します。

 

おなじみのApple Watch Series 3の実力は?

Apple Watchは、Appleが販売するスマートウォッチ。「watchOS」を採用しており、iPhoneとペアリングして利用します。2014年に初代「Apple Watch」が発表されてから3年以上が経過。いまでは、第3世代に相当する「Apple Watch Series 3」が最新モデルとなります。

 

↑「Apple Watch Series 3」の38mm・Nike+モデル。

 

 

同製品には、LTE通信が可能なモデルも選択でき、iPhoneを大手通信会社で契約している場合、専用のオプションプランを契約すれば、Apple Watch単体でモバイル通信を利用可能。iPhoneの電源を切った状態でも、あるいは屋内にiPhoneを置いて外出してしまった場面でも、ウォッチから電話を掛けられます。Apple Musicのストリーミング再生も可能です。Siriを用いた音声操作もできます。

 

↑Nike+モデルのバンドは通気性に優れており、丸一日装着していても蒸れにくい。ランニングなど、汗をかくワークアウトで活躍する

 

↑背面には光学式の心拍センサーを搭載。リアルタイムに心拍数をチェックできる

 

ケースは38mmと42mmの2種類。ケースおよびバンドも複数の組み合わせを展開しており、素材・種類によって価格が異なります。

 

↑アプリ一覧の画面

 

防水・防塵性能を備えるので、腕時計OKのプールや海水浴場でも使用可能。屋外のランニング中に雨が降ってきても故障を心配せずに使用し続けられます。そのほか、Apple Payが利用できることもメリット。Suicaを登録して、公共交通機関の利用やコンビニの決済に利用できるので、ちょっとした外出やワークアウトの際に、サイフを持ち歩く必要がなくなります。

 

↑ワークアウトの際の画面。ディスプレイサイズはコンパクトながら、文字表示がはっきりと見えるので、視認性もよい。GPSで経路のログも残る

 

運動の測定については、「アクティビティ」と「ワークアウト」の2種類のアプリを標準搭載。前者は日常生活で、どのくらいのカロリーを消費したのかモニターできます。後者はランニングなどの運動中のデータを測定できるアプリです。

 

↑Nike+モデル(38mmケース)では、総重量が50g台前半となる。マラソンなどの長距離を走る場合でも、使い勝手はよい

 

【Apple Watch Series 3(Nike+)の5項目評価】

使いやすさ:       ★★★★★

拡張性:              ★★★★★

電池持ち:           ★★★★

見やすさ:           ★★★★

運動利用:           ★★★★★

 

【ここが良い】

  • iPhoneとの連携がしやすい&初期設定が分かりやすい
  • 軽くてかつ文字盤も見やすいので運動利用に最適
  • 運動しながらApple Musicを単体でストリーミング再生できる

 

【ここはやや注意】

  • Androidでは利用できない
  • LTEモデルは固定費が発生する
  • 画面がずっと点灯しているわけではない

 

AndroidユーザーならWear OS by Googleを検討しよう

一方、Android搭載のスマホを使っている場合には、「Wear OS by Google(旧Android Wear)」というOSを搭載したスマートウォッチを検討するとよいでしょう。多くのブランドからこうしたデバイスが登場しているので、一概にどれが良いかは判断しかねますが、自身の好きなデザインやブランドで選択するのがよいと思います。ネットで購入する場合には、Wear OS by Googleをサポートしている比較的新しい機種を選びましょう。

 

初期設定時には、Wear OS by Googleアプリからペアリングを行います。実はiOS版の同アプリも存在するので、iPhoneでも利用可能。ただし、このアプリを常に起動していないと接続が途切れますし、利用できる機能は限定されます。

 

↑「Diesel On」。ディスプレイが常に点灯しており、使用時以外にはアンビエント表示に切り替わる。時針らしいデザインというメリットがあるが、バッテリー消費量は多い

 

また、完全に円形のディスプレイを搭載しているモデルがオススメです。比較的古いモデルでは、ディスプレイが円形でも下端に切れ込みが入っていて、デザイン的に美しくありません。

 

本記事では、例として「ディーゼル」ブランドのスマートウォッチ「Diesel On」を取り上げます。

 

↑同モデルのバンドは革製で運動利用には適さない。ケースは防水対応だが、バンドはあまり濡らしたくない

 

 

↑同機のケースには心拍計が付いていない。リアルタイムに心拍数を計測したい場合には、心拍計が搭載された別ブランドのWear OS by Googleを選択したほうがよい

 

同機は、先述のWear OS by Googleを搭載。ディスプレイは完全に丸く、サイドにはリューズのほかに2つのボタンがあります。Wear OS by Googleのスマートウォッチは基本的な構成がほぼ一緒ですが、こうしたボタンの有無は機種によって異なるので、チェックしたいポイントです。

 

また、「OK Google」で音声操作が行えたり、手首をひねって操作するジェスチャー操作も利用できるのも特徴です。

 

↑「Step Goals」アプリから、1日の目標歩数を設定できる(200~30000歩)

 

 

↑Wear OS by Googleでは、筋力トレーニングの回数測定ができる

 

運動利用に関して、Wear OS by Googleでは、「Fitエクササイズ」というアプリが基本となります。ランニングやウォーキングの測定のほか、筋力トレーニングを測定できるのがポイントです。例えば、ベンチプレスやラットプルダウンなどを行った際に、腕の動きを検出して、候補の種目を提示。レップ数も自動で入力してくれます。重さは手動で入力する必要があります。

 

↑ただし、同機は重量が100g近いため、運動利用には向かない

 

 

【Diesel Onの5項目評価】

使いやすさ:       ★★★★

拡張性:              ★★★★★

電池持ち:           ★★★

見やすさ:           ★★★★★

運動利用:           ★

 

【ここが良い】

  • AndroidでもiPhoneでも利用できる
  • アナログ腕時計に引けをとらないケースの重厚感
  • 非使用時にもディスプレイが省電力で点灯する

 

【ここはやや注意】

  • 重い&心拍計非搭載なので本格的な運動には不向き
  • ディスプレイ常時点灯のためバッテリー消費は早い
  • Wear OS by Googleの初期設定は、初心者にはやや難しい

 

 

 

Galaxyユーザーなら迷わず「Gear S」シリーズを選ぶべし

Androidのなかでも、サムスンのGalaxyシリーズを使っているなら、「Gear S」シリーズがオススメ。同シリーズは「Tizen(タイゼン)」をベースにしたウェアラブルOSを搭載しています。日本で入手できる現状の最新モデルは「Gear S3」で、「Frontier(樹脂バンド)」と「Classic(革バンド)」の2モデルを展開中。

 

ちなみに、Galaxy以外のAndroidや、iPhoneもペアリング可能。前者は「Gear Manager」、後者は「Gear S」アプリを通じて設定します。ただし、Galaxy以外では、一部の機能が利用できません。

 

↑「Gear S3 Frontier」のディスプレイサイズは約1.3インチ

 

最大の特徴は、ベゼルをくるくるっと回して操作できること。まるでダイバーズウォッチを触っているような感覚で、最小限の画面タッチで操作を行えます。ちなみに、右サイドにはバックキー(上)とホームキー(下)という物理ボタンも搭載。

 

↑ベゼルをくるくると回して操作できる。そのため、UIも円を意識したものになっている

 

 

↑Frontierのバンドは樹脂製。ただし、ちょっと脱着しづらい

 

 

↑背面には、光学式の心拍センサーが搭載されているが、LEDの数が少ないため精度は低め

 

 

運動に関しては、目標の歩数を設定できたり、ワークアウト時のデータを記録できたりするなど、基本をしっかり押さえている印象。

 

↑ランニング記録時の画面

 

 

↑心拍ゾーンの推移をグラフで確認できる

 

 

特徴的なのは、スマートウォッチ単体でもデータを後から見返しやすいということでしょう。なお、GPSもサポートするので、経路の情報も保存されます。

 

↑重量は軽くもなく、重すぎもせずといったところ。運動でも利用できるギリギリの範囲。ただし、マラソンなど、長距離走で使うには、不向きだ

 

 

【Gear S3 Frontierの5項目評価】

使いやすさ:       ★★★★★

拡張性:              ★★★

電池持ち:           ★★★★

見やすさ:           ★★★★★

運動利用:           ★★★★

 

【ここが良い】

  • ベゼルを回す操作感が良い
  • GPSや防水をサポートし、運動測定にも適する
  • ワイヤレス充電用のドッグが付属する

 

【ここはやや注意】

  • 樹脂バンドの着脱がスムーズにしづらい
  • 細かい機能をフル活用するにはGalaxyで使う必要がある
  • マラソンなどの長距離走で使うには少しずっしり感じることも

 

拡張性にこだわらないなら「Fitbit Ionic」もあり

 

最後に紹介するのは、ウェアラブル健康デバイスで有名な「Fitbit(フィットビット)」が展開するスマートウォッチです。従来は、ディスプレイのないアクセサリータイプのデバイスを中心に展開してきましたが、スマートウォッチ黎明期に話題となった「Pebble(ぺブル)」を買収。その技術を取り込み、タッチディスプレイを搭載するスマートウォッチを発売するに至りました。

 

「Fitbit Ionic(フィットビット・アイオニック)」は、そんな同社が発売した新モデル。OSには独自のFitbit OSを採用。カラーディスプレイを搭載していて、タッチ操作が可能です。また、防水性能を備えるほか、本体に音楽を保存しておきワイヤレスイヤホンから再生できるなど、同社のラインナップのなかでは、ハイエンドに相当する仕様となっています。

 

↑「Fitbit Ionic」(写真はスレートブルー&バーントオレンジ)は、スクエア型の角張ったディスプレイがユニーク。バンド表面には凹凸で模様が描かれ、樹脂製だがチープさを感じないデザインになっている

 

ケースの側面には、左側にひとつ、右側にふたつの物理ボタンを備えます。左側のボタンは、ホームボタンのように機能。右上のボタンは短く押すと当日のログを、長く押すと音楽プレイヤーを起動します。右下のボタンは短く押すとエクササイズアプリをクイック起動、長押しすると通知一覧を確認できます。

 

↑バンド(「クラシック」タイプ)は樹脂製で、形状を維持できる程度に堅い。先端にピンがついていて、固定する仕様になっている。内側は滑らかで肌ざわりも良いが、滑らかな表面は汗をかくと蒸れやすい。付け替えも可能

 

 

↑背面には心拍センサーを搭載。GPSも内蔵する

 

 

運動に関しては、「エクササイズ」と「Coach」アプリの2つがメインとなるでしょう。前者はランニングなどの7種目の測定が可能。後者では、3つのワークアウトプログラムを実行できます。

 

↑「Coach」アプリでは、短いアニメーションで運動の解説があり、その後運動するための時間が表示される

 

 

また、ランニングの動作を検知し、自動でランニングモードに移行する機能も備わっています。

 

↑軽量さは4モデルのうち随一。普段使いでも軽やかに使用できるだろう

 

 

ちなみに「Fitbit Pay」機能にも対応していますが、日本ではFitbit Payがまだ使えません。

 

【Fitbit Ionicの5項目評価】

使いやすさ:       ★★★★

拡張性:              ★★

電池持ち:           ★★★★★

見やすさ:           ★★★★★

運動利用:           ★★★★

 

【ここが良い】

  • スクエア型のユニークかつ見やすいディスプレイ
  • iPhoneでもAndroidでも利用可能
  • 質量が非常に軽い

 

【ここはやや注意】

  • ケースがステンレス製なので肌ざわりはやや冷たい
  • 提携しているアプリは限定的
  • 充電端子(マグネット式)があり充電に少し手間がかかる

 

春はスマートウォッチデビューに最適な季節です。使い慣れれば、どれも面白い端末ですので、自身の環境や目的、好みにあった機種があれば、ぜひ挑戦してみてください。

※本記事の内容は2018年3月時点にレビューした情報を元にしています。ソフトウェアの詳細はアップデートで更新される可能性がありますので、ご留意ください。

ついに最強の夜景カメラに!グローバル版Galaxy S9/S9+の実力を早速試してみました

Galaxyシリーズの最新モデル「Galaxy S9」「Galaxy S9+」が3月16日にグローバル向けの発売を迎えます。今回、発売に先駆けてこれらのグローバル仕様の実機を1週間ほど手にする機会を得ましたので、先行レビューをお届けします。なお、同機の国内での発売予定については、未だ明らかになっていません。

 

なお、既に速報記事でも同機の概要をお伝えしていますが、今回は速報で伝えきれなかった「カメラ」と「セキュリティ」のレビューを中心にご紹介しましょう。まず、Galaxy S8とS9の背面を比べてみると、アウトカメラの周辺にあった指紋センサーの位置が、カメラの真下に移動しましたことが分かります。

 

↑左手にS8、右手にS9。どちらも縦横比18.5:9の「インフィニティディスプレイ」を搭載するのが特徴で、ホームボタンはない点は共通する

 

両機種を手に持ってみると「あれ、ちょっとだけ重くなったかな?」という印象を受けました。微妙な差異があるようです。若干ですが、S9の方が高密度に感じました。

 

実は、Galaxy S8が150gであるのに対し、Galaxy S9は163gあります。約13g増となりました。サイズを見てみると、[(S8国内仕様)約W68×H149×D8.0 mm]→[(S9グローバル仕様)W68.7×H147.7×D8.5mm]ですね。幅が増し、高さが減り、厚みが増えています。

 

そのほか、ディスプレイの上端にあるセンサー・カメラ類が目立たなくなりました。細かく見ると、下側面のスピーカーの形状も変わっています。

 

「S8」→「S9」で何が新しくなったのか?

勘の鋭い方は、「重くなったからには、性能がアップしているはず!」と思ったことでしょう。速報でもお伝えしたところではありますが、何が変わったのか、注目したいポイントをまとめてみました。

 

↑基本スペックを中心に新旧機種の情報を比較。黄色いマス目が変わったところだ

 

カメラが明るさに応じてF値を切り替える

さて、多くの方が一番気になるところは、やはりアウトカメラが進化したということでしょう。

 

↑S9(左)はシングルレンズ、S9+(右)はデュアルレンズを搭載する

 

S8ではF値が1.7でしたが、S9では1.5となっています。そして、S9では、このレンズが機械的に絞りを2段階で調整できる機構を備えていることもポイント。暗い場所ではF1.5で撮影しますが、明るい場所での撮影では、F2.4へと切り替わります。

 

一方、Galaxy S9+は、デュアルレンズ化を果たしました。S9と同じくF1.5またはF2.4の広角レンズを搭載し、加えてF2.4の望遠レンズも備えます。

 

今回は、実際にGalaxy S9+のアウトカメラを用いて、いくつか写真を撮影してみました。どのくらい写り方が変化したのか、旧機種のS8と出来栄えを比較してみましょう。

 

↑バルセロナの夜の街並み。F1.7のS8(左)とF値1.5のS9+(右)で撮影した。手前に広がる建物の屋上など、後者の方が明らかに明るく撮れていることがわかる

 

↑バルセロナの朝日を望む。F1.7のS8(左)と、S9+(右)で撮影した。太陽周辺の白飛びが少ないことから、S9+のレンズが明るさに応じてF値が2.4に切り替わったと推定できる

 

カメラの綺麗さは文句なしですね。F1.7でも十分明るいカメラでしたが、F1.5になったことで、より夜景に強くなっています。また、F2.4への切り替えがあるおかげで、明るいシーンで影響なく撮れている点もよい。カメラについては文句なしですね。

 

なお、S9/S9+の「自動」モードでは、F値は自動で切り替わります。もし、狙ったF値で撮影したいならば、「プロ」モード」を使うことで、F値を手動で切り替え可能です。

 

S9とS9+のカメラで使える撮影機能はここが違う

ちなみに、S9とS9+のカメラには、シングル・デュアルレンズという違いがありますが、機能として何が異なるのでしょうか。Galaxy Note8の情報を追いかけていた人ならわかると思いますが、そうでない人も多いと思うので、改めてご紹介しておきます。

 

結論から言うと、S9+では2つのレンズを切り替えて撮影できます。光学2倍相当の望遠レンズに切り替えることで、画質を落とさずに、少し遠くにある写真を撮影できます。

 

しかし、差はそれだけではありません。実は、どちらも撮影した写真の背景ぼかしを調整する機能を搭載しますが、実は両者で少し異なる部分があるんです。

 

↑S9で使える「選択フォーカス」(左)とS9+で使える「ライブフォーカス」(右)の背景調整の違い

 

S9では「選択フォーカス」という撮影モードが備わっています。このモードで撮影した写真は、撮影後に焦点を選択可能。ただし、焦点の合わせ方が「単焦点(遠くがボケる)」「遠焦点(手前がボケる)」「パンフォーカス(手前も奥もくっきり)」の3種類しかありません。

 

一方、S9+では、「ライブフォーカス」という撮影モードが使えます。「背景ぼかし」というスライダが表示されるので、度合いを調整することで、被写体の背景をふんわりとボカせます。ちなみに、「選択フォーカス」はこちらでは使えません。

 

また、S9+のデュアルレンズでは、「デュアルキャプチャ」機能が利用可能。望遠レンズで背景ボカし撮影をしながら、同時に広角レンズで背景をボカさない撮影が行えます。被写体を強調する撮影と、背景を活かした記念撮影を同時に実行できるというわけです。

 

↑S9+の「ライブフォーカス」で撮影した写真(左)と、同じく「デュアルキャプチャ」で自動保存された広角レンズの撮影写真(右)。背景のボケかたと画角に違いがある

 

スローモーションも撮影できるようになった。

S9/S9+では、960fpsのスーパースローモーションも撮影できるようになりました。ソニーのXperiaなどでは既にお馴染みなので、機能としてはさほどインパクトはありません。

 

しかし、Galaxyのユニークなところは、簡単な操作によって、これにBGMを付加したり、逆再生データをGIFファイルとして出力できたりすること。単なるスローモーションでは使い道は少ないですが、よりシェアしやすい素材として加工できます。

 

こちらもS9+で実際に撮影してみました。

 

 

Galaxy S9+で「スーパースローモーション」を使って撮影した、バルセロナの「Sant Medir祭り」で参加者がキャンディを投げる瞬間です。

 

スーパースローモーションには、自動と手動の2種類の撮影があります。「自動」の場合、スマホをしっかりと固定し、画面に表示された黄色い枠の中で狙った被写体が動くのを待ち構えよう。動きが検出されたら、そのタイミングがスーパースローになります。

 

一方、手動では、スーパースローにしたい場面を狙ってボタンを手動でタップします。自動で検知しづらい被写体では、こちらの方が撮影しやすいでしょう。

 

ちなみに、編集を行うことで、トリミング操作やスーパースローモーションで捉えた各場面を有効にするかどうかの選択が可能です。BGMの選択も行えます。最後に「保存」をタップすることで、編集内容が保存されます。

 

↑ギャラリーの編集で、スローモーションを有効にする部分と長さを選択(左)。そしてBGMを選択して保存する(右)

 

また、「ムーブ(繰り返し再生)」「リバース(逆再生)」「スウィング(折り返し再生)」の3種類のエフェクトを追加できます。これらは「ギャラリー」アプリで、スーパースローモーションの動画を開き、画面右上のメニューから「詳細」を選択。「スーパースロークリップ」の欄に表示される一覧から選択できます。スローのシーンは各エフェクトを選択した後に、選べます。保存するとGIFファイルとして出力されます。BGMを付けることはできません。

 

 

スーパースローモーションで撮影した素材をGIFファイルに出力してみました。個人的には、リバースやスウィングでの編集が気に入りました。気軽に面白い映像を作成できるので、多くの人にとって楽しみやすいのではないでしょうか。

 

顔認証と虹彩認証を合わせて使えるのは便利

セキュリティに関して、顔認証と虹彩認証を併用する「インテリジェントスキャン(Intelligent Scan)」も、S9/S9+で新たに搭載された機能の一つです。これを有効にすると、ロック画面上に目のアイコンと顔のアイコンが順に表示されます。指紋認証と顔認証が順に行われているのでしょうね。認証自体は素早く完了し、ロックが解除されます。

 

↑認証中は左上の赤いライトが光る。顔から20cm以上離れた距離で端末をまっすぐ持とう

 

発表会での説明では、周辺の光量やマスク装着の有無で、2つの認証の比率を調整しているとのことでした。実際に筆者が試したところ、口元を手で隠しているときにも、画面が解除されました。また、周囲が真っ暗な場所でも、画面が解除できました。

 

明るい環境では、顔認証で素早くロックが解除可能。そして、先述の通り、顔認証が使えないような場面でも、虹彩認証が活躍して、不便なくロックが解除できました。使い勝手は非常に良好です。とくにマスクを着けていても解除できるのが良いですね。

 

また、目を閉じた状態では、ロックは解除されませんでした。寝ているときに第三者にロックを破られる心配もなさそうです(一方、通常の顔認証だとロックが解除されてしまいます)。

 

加えて、同機には指紋センサーも搭載されています。インテリジェントスキャンと指紋認証を両方登録しておき、シーンに合わせて使いやすい方を選択するという使い方もよいでしょう。

 

↑Galaxy S9+のバリエーション

 

Galaxy S9/S9+はS8/S8+の正統進化モデルとして、カメラ性能、および使い勝手の面で、確実に向上させています。繰り返しとなりますが、国内販売は未定。ただし、S9/S9+の国内販売が決まれば、Galaxyファンをうならせること間違いありません。

 

サムスンの新AIアシスタント「Bixby 2.0」はSiriやCortana、Alexaとどこが違うのか?

じわじわと日本にも入りつつある音声アシスタントデバイス。Siriの登場から6年ほど経った今、もはやAIアシスタントは「音声で操れる便利なインターフェース」以上の存在へと進化しつつあります。AmazonのAlexa、GoogleのGoogleホームはスマートホーム関連の様々なIoTデバイスをつなげることで、消費者のインフラストラクチャの座を虎視眈々と狙っています。

 

サムスンもこの市場に食い込もうとしています。10月中旬、同社は、今年3月に発表したAIアシスタント「Bixby」を大幅にアップデートした「Bixby 2.0」を発表しました。当然ながら、狙いはただの音声アシスタントではありません。

20171026_kubo19Photo: Samsung

 

家電メーカーの強みを活かした戦略

サムスンの発表によるとBixby 2.0は家電を含めた多くのIoTデバイスをつなげ、簡単に操作、管理するためのハブとして位置づけられているとのこと。

上記の初期Bixbyのデモ動画でもよく分かるように、Bixbyは写真の送信やアラームの設定、予定の入力とあくまでも「スマートフォン用のインターフェース」という位置づけでした。

 

それが自宅の空調や照明、コーヒーメーカーや音響システム、テレビといった様々なデバイスをコントロールしてくれるスマートホームのAIアシスタントと進化するわけですね。これはまさにAmazonやGoogleがエコーやGoogleホームでやろうとしていることです。

 

2.0になり自然言語の認識も向上され、サムスンが今後発売する家電もどんどんとBixby 2.0に対応していくとのこと。先日の発表でも来年から発売されるテレビはBixby2.0対応のものが登場すると述べられています。サムスンは多くの家電を提供しているので、AmazonやGoogleと比べてこの点が同社の強みですね。

 

そう考えると、家電メーカーでもあるサムスンがスマートホームをまとめるAIアシスタントに取り組むのは理に適っています。現状、最も近いライバルは、SiriやCortanaといったアシスタントというより、巨大なエコシステムを作るべく奮闘しているAmazonのAlexaになりますね。

 

サムスンはディベロッパーのためのアプリ開発キットも公開する予定とのこと。サードパーティによるアプリも取り込んで「Bixbyエコシステム」を拡大させていきたいという狙いが見えます。

20171026_kubo20Photo: Samsung

 

AmazonとGoogleは各アシスタントを独立したスピーカーとして普及させようとしているのに対して、サムソンは既にユーザーが持っているスマートフォンを活用しようとしています。この違いも興味深いのですが、今後Bixby専用のスピーカーが登場するのか注目です。

 

立ちはだかるネットの巨人

狙いは野心的なBixby2.0ですが、海外メディアは割と冷めた目で見ているようです。Bixby誕生の際も、Galaxy S8の発売時点では英語に対応しておらず、わざわざボタンが存在しているのに使えないという状況が生まれてしまっています。

 

また、サムスンのスマートフォンユーザーの多くは既にGoogleアシスタントの利用者であるので、英語に対応したとしても、わざわざBixbyに乗り換えるほどの利便性があるのかどうか疑問が残ります。「データという面ではGoogleの方が有利だ」とBBCは指摘しています。

(出典:”Take two for Samsung’s troubled Bixby assistant”, BBC, October 19 2017, http://www.bbc.com/news/technology-41677366

 

The Vergeも「誰もサムソンに提供して欲しいとは思っていないサービスが、使えない状態で装着された状態である」と酷評。もちろん、ユーザー数が増え、対応デバイスが増え、ディベロッパーたちが参加するにつれて利便性が大幅に改善される可能性はありますが、今すぐユーザーたちの興奮を呼ぶプラットフォームにはなっていないというのが現状のようです。

(出典:“Samsung announces Bixby 2.0 six months after launching Bixby 1.0”, The Verge, October 18 2017, https://www.theverge.com/2017/10/18/16498120/samsung-bixby-digital-voice-assistant-second-generation-release )

 

IoTやショッピングなど、あらゆる場面のエコシステムの中心になっていくと見られている音声アシスタント。Bixby2.0からは、長期的な視野でインフラ側に回りたいというサムスンの野心が見えてきます。強力なライバルを前にして課題は多そうですが、家電メーカーとしての強みを活かせるのか今後に期待です。