「親と同じ5枚刃」はオーバースペックだった! Z世代向け新ブランド「Schick FIRST TOKYO」はシェービングデビューに最適

シック・ジャパンから、Z世代向けビューティーグルーミングブランド「Schick FIRST TOKYO(シックファースト トーキョー)」が誕生しました。

 

日本人の開発チームが、日本人の肌や髭を見ながら開発した日本発のブランドで、「うぶ毛からヒゲまで、はじめてのシェービングに、やさしさを。」がコンセプト。同日発売の「シックファースト シェービング ホルダー」は、肌への負担を軽減する、セーフティワイヤー付きの4枚刃が特徴です。

 

同日、製品説明会・新CM発表会が東京・原宿で行われ、機能やデザインに関する特徴が紹介されたほか、ビューティーアンバサダーに就任した11人組グローバルボーイズグループ「INI(アイエヌアイ)」が登壇し、トークセッションを繰り広げました。

 

イベントで製品説明に立った、マーケティング本部長・疋田智彦さんによると、シックファースト シェービング ホルダーには、「4つのやさしさ」があるそう。前述のセーフティー付き4枚刃のほか、顔のカーブにフィットしやすく小回りがきく首振りスイングヘッド、なめらかなそり心地を実現するスムーザー、そして大型ガードバーです。

 

シェービングに慣れていない時期や、生えはじめの頃に、何度もストロークを繰り返したり、余計な力を入れてしまったりすると肌トラブルにつながる恐れがあるので、いかに少ない回数でやさしく剃れるかが大事です。とはいえ、シェービングデビューにあたって何を使えばよいかがわからず、父親や先輩が使っているのと同じ5枚刃を選んでしまう、なんてことがありますよね。

 

ただ10~20代前半のヒゲは「毛が柔らかく、量も少ない傾向にある」ので、濃いヒゲの処理に向いている5枚刃ではなく、4枚刃でもきちんと剃れるとのこと。さらにシックファースト シェービング ホルダーの4枚刃には、タテに「セーフティーワイヤー」が入っていて、横滑りから肌を守ります。さらに肌を押さえることで刃の食い込みも防ぎ、肌に与える負担を軽くしてくれるのだとか。

↑セーフティーワイヤーが入った4枚刃や首振りスイングヘッドなど、肌への負担を減らす機能を搭載

 

シックファースト シェービング ホルダーと共に、シェービングをサポートする「シックファースト フェイシャル シェービングジェル」も販売しました。

 

こちらの特徴は大きく分けて4つあります。

(1)肌や産毛が見えやすい、透明ジェル
(2)乾燥による肌トラブルを防ぐ、3種のハーブエキス配合(保湿成分)
(3)エタノールフリー、着色料フリー、パラベンフリー
(4)フレッシュハーバルの香り

 

INIメンバーも太鼓判

イベントの第二部には、ビューティーアンバサダーに就任した11人組グローバルボーイズグループ「INI(アイエヌアイ)」が登場し、トークセッションを繰り広げました。INI はシックファースト シェービング ホルダーの新テレビCMに出演しています。

 

CMでは、INIが新曲「FIRST」にあわせ、フリーダンスを披露。CGで表現された、シックファースト シェービング ホルダーをキャッチするシーンもありました。佐野雄大さんは、尾崎匠海さんと2人でCGの軌道をキャッチする動きが難しかったそう。それだけに、CMの仕上がりを見て驚いたといいます。

 

シェービングにまつわるエピソードや、スキンケアへの考えを語ったメンバーもいました。西 洸人さんは、初シェービングに際して「とりあえず、親とおそろいのものにしていた」という一人。「シックファースト シェービング ホルダーは見た目からワクワクし、Z世代向けのアイテムになっていると感じる」とコメントしました。

 

池﨑理人さんも、Z世代が「周りの目を気にするようになる年齢」であることに触れ、同ブランドを通じて美容の楽しさを伝えていきたいと、ビューティーアンバサダーとしての意気込みを語りました。

 

INIメンバーたちの反応からもわかるように、現代においてはシェービングも「美容」の一部。イベント冒頭、挨拶に立ったシック・ジャパンの後藤秀夫代表取締役社長も、「美意識の高い若者をワクワクさせる」、「シェービングをビューティーアイテムに」との考えを明かしていました。後藤社長いわく、「ウェットシェービング(カミソリでヒゲを剃ること)はロイヤリティが高く、ずっと使い続ける流れがある」とのこと。そこで、初めてシェービングをするZ世代をいかに取り込むかが重要になるのだとか。

 

シック・ジャパンは、日本のウェットシェービングにおいて28年連シェアNo.1に君臨しています。使いやすさに安全性、見た目のおしゃれさ……今回、シェービング初心者への配慮をとことん追求した新ブランドを送り出したことで、Z世代のファンを増やすのは間違いありません。今後も市場をけん引する存在として大いに注目したいですね。

 

製品名 :シックファースト シェービング ホルダー(刃付き+替刃1コ)
カラー :全5色(オーシャンブルー、ミントグリーン、デニムインディゴ、アッシュグレー、サンドベージュ)
価格  :オープン価格(希望小売価格)
発売日 :2024年8月28日
販路  :全国のドラッグストア等

 

製品名 :シックファースト フェイシャル シェービングジェル
価格  :オープン価格(希望小売価格)
容量  :110g
発売日 :2024年8月28日
販路  :全国のドラッグストア等

滑らかな剃り心地を実感できるシェービング剤「サロンプラス エンザイ ム ボディ シェービングエマルジョン」

自宅でサロンのような質の高い仕上がりを目指した、シック・ジャパンのトータルビューティブランド“サロンプラス”。同ブランドから「サロンプラス エンザイム ボディ シェービングエマルジョン」が9月3日に登場します。

 

女性の肌に優しく、快適なシェービングタイムを過ごせる

パパインとスブチリシンの2種類の酵素を配合(それぞれ保湿成分)し、シェービングによる古い角質除去をサポートすることで透明感あふれる素肌へ導くエマルジョンタイプのシェービング剤です。また、デリケートな女性の肌を考え、スキンケアの保湿成分として配合されることの多い植物性の「スクワラン」を配合(保湿成分)。刃滑り作用のある植物性のスクワランを配合することで滑らかな剃り心地を実現。柔らかいテクスチャーで肌にスッと馴染みます。肌負担を軽減することで、快適なシェービングタイムを過ごせます。

↑「サロンプラス エンザイム ボディ シェービングエマルジョン」。オープン価格/200g

 

おすすめの使用方法は以下から。

 

ダブル酵素(※)配合のエマルジョンを適量手に取り、肌になじませることで、シェービング前の肌と毛を柔らかく整えます。

※:プロテアーゼ(保湿成分:パパイン、スブチリシン)

 

エマルジョンを肌になじませるとテクスチャーが変化し、色も白から透明に。剃りやすい状態になります。

 

密着力の高い6枚刃カミソリで古い角質を取り除きながら、肌に密着してしっかり毛を剃っていきます。最後に洗い流してください。

 

 

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Z世代に向けて開発されたビューティーグルーミングブランド「Schick FIRST TOKYO」が誕生

シック・ジャパンから、「うぶ毛からヒゲまで、はじめてのシェービングに、やさしさを。」をコンセプトに、Z世代に向けて開発されたビューティーグルーミングブランド「Schick FIRST TOKYO(シック ファースト トーキョー)」が8月28日に誕生します。

 

シンプルで簡単に使いやすい

新ブランドSchick FIRST TOKYOは、初めてのシェービング体験において、自分自身にやさしく、「ヒゲを剃る」から「肌をいたわる」へ。シンプルで簡単に使いやすい、ひとりひとりに安全な製品作りで、新しい自分を見つけてほしいという想いから生まれたビューティーグルーミングブランドです。

 

Schick FIRST TOKYOから新しく登場する「シックファースト シェービング ホルダー」は、肌への負担を軽減するセーフティワイヤー付きの4枚刃や、顔のカーブに沿って正しい角度で密着しやすい首振りスイングヘッドを搭載し、シンプルかつ安全に初めてのシェービングを支えます。また、デニムインディゴやアッシュグレー、ミントグリーンなど、自分らしさを表現する5種のニュートラルなカラーバリエーションがユーザーのシェービングライフを彩ります。

↑「シックファースト シェービング ホルダー」オープン価格

 

シェーバーの刃の枚数が増えるほど、より深くヒゲを剃れるため、濃いヒゲには刃の枚数の多い 5 枚刃のシェーバーがおすすめ。対して、うぶ毛や柔らかいヒゲは、何度も剃らなくても充分にケアすることができるため、刃の枚数が少ない 4 枚刃できちんと剃ることができます。また、1 回のストロークで肌に刃が当たる回数が少なくなるため、肌にやさしくケアをすることができます。

↑包装には、サステナブルな取り組みの一環として、リサイクルプラで作り上げた再生利用可能なピロー袋を採用

 

さらに、不安定肌のことを考えたシェービング剤「シックファースト フェイシャル シェービングジェル」が同時に登場します。刃滑りをなめらかにし、シェービング時にヒゲや肌が見えやすい透明ジェルで安全なシェービングをサポート。不安定肌のことを考えた3つのフリー処方と3種のハーブエキス※(保湿成分)配合で肌を優しく守ります。

※:シソ葉エキス、ツボクサ葉/茎エキス、ヨモギ葉エキス

↑「シックファースト フェイシャル シェービングジェル」オープン価格

 

↑3つのフリー処方(エタノールフリー、着色料フリー、パラベンフリー)

 

 

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体毛をスタイリッシュに! うるおい成分配合、男性向けボディ用シェーバー「モイスチャーソープシェーバー」

シック・ジャパンは、体毛をスタイリッシュに整えるボディグルーミングブランド「スタイリングパートナー」より、うるおい成分配合のソープ付きで“全身簡単にやさしく剃れる”男性向けボディ用シェーバー、「モイスチャーソープシェーバー」を 2024年2月27日より全国のドラッグストアなどで発売します。

 

剃る度にシェービング剤を塗る手間がない!

モイスチャーソープシェーバーは、アロエと茶葉配合のモイスチャ―ソープ付きで、敏感肌の方にもおすすめな男性向けソープ付きボディ用シェーバーです。シェービング剤は不要、ソープ部分を濡らすだけで全身の毛を簡単に剃ることができます。さらに、肌を守るセーフティワイヤー付き4枚刃が肌に刃が当たるのを最小限に抑え、いつもつるすべ肌を保ちたい方のシェービングをしっかりサポートします。

↑「モイスチャーソープシェーバー ホルダー(刃付き+替刃1コ)」オープン価格。Amazon公式サイトでは、2024年1月29日9時30分より先行予約開始

 

↑主な特徴は4枚刃、セーフティーワイヤー、スイングヘッド、スリムラバーハンドルの4つ

 

 

↑胸、脇、腕、脚、腹、背中など全身に使えます

 

使用方法は簡単。①肌と刃とモイスチャーソープを水またはぬるま湯で濡らし、なでるように優しく剃る。②使用後は、肌とカミソリ本体を洗い流す。カミソリ本体は水分をしっかりと切り、よく乾かす。だけ。

 

 

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男性の美容意識の高まりで売上急増中のSchick「スタイリングパートナー」とは?

男性用ヒゲ剃りや、女性のムダ毛用カミソリを製造・販売するメーカー、Schick(シック)で行われた「Men’s メディア セッション」。前回は主力の「ハイドロ」シリーズの違いについてお伝えしましたが、実はシックで今爆伸びしている商品群があるのです。それが「スタイリングパートナー」。同シリーズは何なのか?編集部員・野田が、お伝えします。

 

昨年対比150%でメンズ美容市場とともに成長

シックのスタイリングパートナーとは、体の部位ごとにユーザーの毛を自在に整えるボディグルーミングシリーズのこと。「マルチボディシェーバー」や「全身用スキカミソリ」、「顔・眉毛用カミソリ」、「マルチエチケットグルーマー」などのアイテムがあります。

 

自宅で簡単&安全に使えて、自分の望むスタイリングに仕上げられるツールは男性でも欲しいものですが、実際の状況はどうなのでしょうか? シック・ジャパンのマーケティング本部 ブランド マネージャー 田中希美さんによると、昨今「男性の体毛処理が習慣化しているといっても過言ではない」とのこと。

↑ハイドロシリーズで顔そりも行っているという、シック・ジャパンのマーケティング本部 ブランド マネージャー ハイドロ担当の田中さん

 

「体毛が気になり始める16〜19歳の若年層は、脚やすねを筆頭にいずれかの部位を処理している人が76%を超えています。20〜39歳も約半数がいずれかの部位を処理しており、特に若年層に体毛処理が日常化していることが伺えます。

 

体毛処理の頻度は「週に1日」が1番多く、続いて「週に3日〜5日」、「週に2日」、「ほぼ毎日」。それらを合わせると全体の80%となっています」(田中さん)

 

消費者の年齢層は10代が圧倒的に多く、さらに体毛処理が習慣化しているという結果には納得。最近、テレビの情報番組や街で見かける若年層の男性は美容にこだわる人が多く、さらに体毛が気になるのは確かだと思います。

↑左からユーザー層、体毛処理の頻度、売上推移のグラフ(シック・ジャパン調べ)

 

続いて、市場規模について説明がありました。「スタイリングパートナーシリーズの売り上げは、昨年対比150%の成長になっています。ボディケアの市場自体、毎年右肩上がりなのですが、スタイリングパートナーも順調に伸びている状況になっています」(田中さん)

 

グラフを見て分かるとおり、シックは現在の日本におけるシェービングというカテゴリーで、メンズビューティー市場を拡大していると言います。

 

全身を自在に整えるスタイリングパートナー

スタリングパートナーシリーズの理解も深まったところで、実際のアイテムをそれぞれ紹介していきます。そもそもシックにはT字カミソリ以外に、こんなにもシェービングアイテムのラインナップがあったことに驚きました。

 

■「マルチボディシェーバー」

すく、剃る、潤すをこれ1本で完結してくれる「マルチボディシェーバー」。本体は、きれいにムダ毛を剃れるボディ用5枚刃と、毛の量や長さを調節するのに便利な電動スキカミソリの2つで構成。腕、脚、脇、腹、VIO、全身に使用できます。

 

■「全身用スキカミソリ」

毛の量をすく、毛の長さをカットする「全身用スキカミソリ」。刃が肌に直接触れない安心タイプで、チタンコートで刃の切れ味が長持ちなのも特徴です。脚、脇、VIOなど全身に使用可能。

 

■「顔・眉毛用カミソリ」

「顔・眉毛用カミソリ」は、眉毛の1本までしっかりと手入れできる顔用カミソリ。シンプルなデザインですが、口まわりやうぶ毛、耳の毛の除毛にはピッタリ。

 

■「シック ファーストボディシェーバー ホルダー(刃付き)」

肌にやさしいジェル付きの「シック ファーストボディシェーバー ホルダー(刃付き)」。シックで人気のハイドロシリーズと同じような機能を搭載したボディシェーバー。胸や腕、ワキ、脚に使用できます。

 

■「シック マルチエチケットグルーマー」

眉毛や鼻毛、耳毛、顔の毛、指の毛などに使える「シック マルチエチケットグルーマー」。気になる部位によって、ヘッド部を交換(3種類)して使い分けます。電動タイプ。

 

■「シック ヒゲグルーマー(刃付き)」

ヒゲを整える、剃る、肌を潤す「シック ヒゲグルーマー(刃付き)」。ヒゲを好みの長さに整える、または剃り上げてスッキリ! と、ダブルヘッドタイプ。電動スキカミソリは、安心な防水設計となっていて浴室での使用も可能。

 

実際、筆者が全身用スキカミソリを使用してみましたが、自分には丁度いい。「体毛を気にし過ぎてツルンツルンな状態にするのは何か恥ずかしい。だけど、ボーボーの状態にしておくのも何か違う」。体毛をすべて剃らないので肌がチクチクしない、そして、トリミングして整えられるというのが40代のおっさんには丁度いいと感じました。

 

今回紹介したシックのスタイリングパートナーシリーズは、全国のドラッグストア、またはネットショッピングにて購入できるので気になった方はチェックしてみてください。

 

撮影/鈴木謙介(静物)

 

 

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コロナ禍落ち着き「カミソリ」絶好調。Schick「ハイドロ」にみる最新ウェットシェービング

男性用ヒゲ剃りや、女性のムダ毛用カミソリを製造・販売するメーカー、Schick(シック)。先日シック・ジャパンにて行われた「Men’s メディア セッション」へと、編集部員・野田が行ってきました。シックの人気ブランド「ハイドロ」シリーズについてお伝えします。

 

ウェットシェービング日本市場ナンバー1

シックのメンズ用カミソリは、「シック 極(きわみ)」、「ハイドロ」、「クアトロ」、「スタイリングパートナー」などのシリーズにわかれます。今回お話しするのは、短いストロークで剃れる5枚刃を採用したハイドロシリーズ。まず興味深かったのが、日本におけるウェットシェービング市場について、シック・ジャパンのマーケティング本部長の疋田智彦さんから説明がありました。

↑シック・ジャパンのマーケティング本部長の疋田智彦さん

 

「ウェットシェービング市場全体は12か月でプラス2.4%。 直近3か月でいうと、プラス8.8%。実は今年の初め、1月や3月は本当にまだまだマイナス成長でした」(疋田さん)

 

しかし、新型コロナの影響は落ち着き、マスクの着用ルールが緩和されてから、特に男性市場がガツンと伸び始めたと言います。12か月で見るとプラス2.2%。そして、直近3か月でいうとプラス10.1%と、かなり伸びている状況です。

 

「女性市場は12か月で言うとプラス3.0%で、直近3か月はプラス5.2%。実は女性市場に関しては、 新型コロナ期間中もずっとプラス2.0〜2.5%ぐらい伸びました。それは、おこもり美容があったから。コロナ禍において美容室・サロンなどに行きづらかったので、家でしっかりとムダ毛処理していたということですね」(疋田さん)

↑向かって左から市場全体、真ん中が男性市場、右が女性市場。12か月は、2022年の10月〜2023年の9月。直近3か月は、2023年の7月〜9月の数値

 

続いて、ブランド別のウェットシェービング市場の推移について説明がありました。他社ブランドのジレットやカイなどがあるなか、シックブランドは日本でのウェットシェービング市場はシェア率現在1位。

 

「ブランド別のカミソリ市場でいうと50.4%、日本市場でのシェア率は半分。その次に、ジレットが大体30%弱です。 実は約30年近くナンバーワンの状況が続いています。そして、男性・女性のシェア率は男性49.3%、女性75.8%と、女性の方が高いです」(疋田さん)

↑認知率は男性89%、女性73%。30年近くナンバーワンなので、信頼性があるというブランドイメージから高い認知度があります

 

人気のウェットシェービング「ハイドロ」シリーズ

今回クローズアップするのはウェットシェービング市場でトップを誇る、シックの人気シリーズ・ハイドロ。そんなハイドロシリーズは、「肌にやさしいカミソリ」の代名詞として知られ、現在ベーシック、プレミアム(2種類)、ナチュラル、ケアと、5種類のヒゲ剃りがラインナップしています。

↑「ハイドロ5 ベーシック」。シェービングしながら肌を潤す、モイスチャージェルを内蔵したシェーバー

 

↑「ハイドロ5 プレミアム 敏感肌」。肌への摩擦を40%軽減するジェル成分に、アロエ&ビタミンEを配合してやさしい剃り心地を実現

 

↑「ハイドロ5 プレミアム つるり肌へ」。剃るたびに滑りを良くして肌を守ってくれる

 

↑「ハイドロ5 ケア」。剃りながら古い角質をケアし、肌の調子を整えます。海泥配合の保湿ジェルで肌を潤す

 

ハイドロ5、一番の特徴は刃の上にある「モイスチャージェル」。水に触れると溶け出すローションのような濃密ジェルで、肌との摩擦を40パーセント軽減。優しく、しっかり剃れながらも、潤うから肌に優しい。そして、刃の下にあるゴム素材の「パラレルフィン・ガードバー」。これは刃と肌の密着性を高め、深剃りをサポートしてくれます。

↑モイスチャージェル(緑色のパーツ部分)。パラレルフィン・ガードバー(青色のパーツ部分)は、ハイドロ5 プレミアムとハイドロ5 ケアのみに付いている機能

 

多層ナノコーティングが施された「5枚刃」も特徴。1枚、2枚よりも、刃の面積が増えるので肌負担が軽減されます。そしてすごく細かいですが、よく見ると刃だけではありません。1枚1枚の刃に付いている「スキンガード」があることによって、刃と刃の間に肌の食い込みを防ぐので、ヒリヒリから肌を守ります。

↑短いストロークで深剃りできる5枚刃

 

↑肌上の動きをコントロールして、刃と刃の間に肌が食い込むのを防止するスキンガード

 

カミソリ上部のヘッド部分を倒せばコンパクトヘッドになる「フリップ式トリマー」も魅力的な機能。男性の場合、鼻の下や口の横、もみあげといった狭くて細い場所を簡単に細かく剃れます。

↑フリップ式トリマー。ハイドログライドジェルが収まっているパーツ部分は可動式

 

各メーカーによって替刃の交換時期は異なりますが、シックの場合は14回程度までの使用が推奨されています。つまり、毎日剃るなら約2週間に1回の交換が理想的。週に1〜2回なら、その期間はもっと延びます。刃の寿命は体毛の濃さや使用頻度、保管方法も変化するので、湿気の多いバスルームなどに置いておかず、風通しの良い場所で保管することも大切です。

 

シェービング剤のラインナップも豊富

また、ヒゲ剃りで大事になるのがシェービング剤。そのシェービング剤においてもハイドロシリーズはラインナップが豊富で、フォームタイプの「ハイドロ シェービング フォーム」やジェルタイプの「ハイドロ シェービング ジェル」、ジェルフォームタイプの「ハイドロ スキンディフェンス シェービング ジェルフォーム」などがあります。

↑左から透明なジェルがヒゲに密着して、剃りやすいジェルタイプ。フォームとジェルの良いとこ取りをして、ジェルを肌に馴染ませている間に泡になってくれる、ジェルフォームタイプ。そして、クリーミーな泡が優しく肌を守るフォームタイプ

 

2023年8月には、「ハイドロ シェービングクリーム」が新たにラインナップ。フォームタイプやジェルタイプなどの一般的なシェービングと比べても、保湿力に優れたクリームタイプです。

 

「ハイドロー シェービングクリームを使ってシェービングを行うと、肌表面の状態をあまり壊すことなく、シェービングできます。肌の中の水分を逃がすことなく、キープすることが可能。一方、何もつけずにヒゲを剃ると肌の表面が、ガサガサ、ボロボロになってしまうので、元々あった肌の水分量が失われた状態になります」(シック・ジャパン野村さん)。

↑「ハイドロ シェービングクリーム」。剃った後もしっかりと潤いが続く、クリームタイプのシェービング剤

 

なので、ヒゲ剃りにはシェービング剤は必須。と言っても、自分の肌質や使用感に合わせたシェービング剤を選ぶことも必要になります。ハイドロ シェービングクリームは、肌の乾燥が気になる、しっかりと保湿したい人におすすめ。

 

ハイドロ シェービングクリームの使用方法については、以下になります。

1.適量(大体100円玉ぐらいの大きさ)を手に取ります。

2.肌の面積の広い部分から、クリームをつけていきます。

3.ヒゲを剃りやすい、もみあげや頬のあたりから剃り始めましょう。

4.硬いヒゲが生えやすいアゴや口まわりは、シェービング剤でヒゲが十分柔らかくなってから最後に剃りましょう。

5.剃った後はしっかりと洗い流し、あらためてハイドロ シェービングクリームを塗りましょう。

 

初めてシェービング挑戦するビギナーにもおすすめのシックのハイドロシリーズ。今回は同シリーズについてお伝えしましたが、次回はムダ毛処理などに役立つカミソリが揃っている、スタイリングパートナーシリーズを紹介します。

 

撮影/鈴木謙介(静物)

 

 

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連発ライフル銃からの着想だった…シックカミソリ100年の歴史が面白い

日本カミソリ市場の中で、トップを走り続けるブランド、シック。男性はもちろん、女性も多くの人がシックのカミソリを手にしたことがあるのではないでしょうか。

 

シックは本国・アメリカでのスタートから今年で100周年。一大ブランドとして定着するまでの間には、度重なるイノベーションと、ユーザーの立場に立ったシックの思想がいくつもありました。今回はそんなシックの100年を、各時代の歴史的カミソリと合わせて辿ります。ご紹介してくださったのはシック・ジャパン マーケティング本部・古川滋子さん。初耳ばかりの話が連発して、非常に知的好奇心をくすぐる内容となりました。それでは行ってみましょう。

シック・ジャパン マーケティング本部マーケティングコミュニケーションマネジャー・古川滋子さん。

 

「ライフル銃」の構造をそのまま転じたカミソリの大革命

――今から100年前、シック・ブランドが誕生した経緯からお聞かせください。

 

古川滋子さん(以下、古川) 創業者はヤコブ・シックというアメリカの軍人でした。彼は2度フィリピンに出兵したようですが、現地で病気をわずらい帰国。長きにわたって病気に苦しみました。「寒冷地で過ごしたほうが良い」という医者の勧めもあったそうで、1910年の中頃まで諸外国に行き、金鉱を探すなどの活動をしていたようです。しかし、このときも足首をひどく捻挫したそうです。

後に世界中のカミソリ市場を席巻することになる創業者ヤコブ・シック

 

古川 マイナス40度という極寒の中でのテント生活だったようで、足を痛めながら髭を剃ることは容易ではなく、「なんとかしたい」と思ったようです。軍人ですから連発式のライフル銃を持っており、この構造をヒントに、まずマガジン・リピーティング・レザーというマガジン式連続装填型カミソリを発明しました。

ヤコブ・シックが最初に発明したカミソリ、マガジン・リピーティング・レザー

 

古川 それまでは「刃そのものを持って髭を剃る」「刃に取手のようなものをつけて使う」といったものが主流でした。しかし、このマガジン・リピーティング・レザーは、鋭利な刃を直接指で扱わないよう、替刃をハンドルクリップに収納させ、ヘッドの中心を合わせてレバーを押し、シェービング・ポジションに送るという構造を持っていました。

 

――まさにライフル銃の弾丸が、カミソリの刃に替わったような構造だったわけですね。

 

古川 そうです。これこそがシックのカミソリの礎となったインジェクターの発端です。これが今から100年前の、シックの出発点となりました。

 

1960年、日本国内でも輸入販売がスタート!

――シックのカミソリは、本国アメリカで絶大な支持を得ました。日本に入ってきたのはいつなのでしょうか。

 

古川 1960年です。戦後の自由貿易化が始まる前後、当時の三宝商事の担当の方が、日本橋の百貨店で駐留軍人用に販売されていたシックのインジェクターを見たそうです。

マガジン・リピーティング・レザーを礎に、より扱いやすくさせたモデル。インジェクター

 

古川 「0.13mm」という厚い片刃が、髭が濃い「日本人に向いている」と思ったようで、本国のシックと契約し、正式に輸入販売するようになりました。この時代のインジェクターはありがたいことに今でも愛用してくださっているお客さまもいらっしゃいます。

 

――当時の商品をですか?

 

古川 はい。残念ながらホルダー自体は生産中止になっていますが、替刃は現在でも弊社で販売しているため、そのまま引き続きお使いくださっているということです。とてもありがたく思っています。

 

後に復刻するなど根強いファンを持つモデル・ダブルエッジ

――日本市場にも入ってきたシック製品のなかで、革命的だったカミソリはどんなものだったのでしょうか?

 

古川 特に革命的だったのは「ダブルエッジ」という製品で、その名のごとく両刃を使えるタイプです。剃るのはちょっとコツがいるのですが、こちらも根強いファンの方がいらっしゃって、2019年に復刻版を出しました。

 

1967年当時のダブルエッジ

 

2019年に復刻版もリリース。現在も「髭剃り」という行為にこだわりを持つファンから厚い支持を得ているそうです

 

「刃の枚数競争」の初期モデル、スーパーⅡとウルトラ

古川 続く1972年に発売した「スーパーⅡ」という製品も斬新でした。実はこの頃より、カミソリメーカーはどこも「刃の枚数競争」の時代に入っていきます。刃の枚数が増えれば増えるほど、肌にかかる圧力が分散されますので、肌への負担が少なくなるわけですね。そこでまず弊社が出したのが2枚刃のモデル、スーパーⅡでした。

ソリッドなカラーリングが70年代を感じさせるスーパーⅡ

 

1978年登場のウルトラ

 

古川 さらに弊社では2枚刃でありながら、ヘッドを首振り式にしたウルトラというシリーズを1978年にリリースしました。首振り式になったことで、例えば、顎のラインなどに刃が密着。肌に優しく綺麗に剃れるものでした。

 

刃にワイヤーを這わせて、より扱いやすくしたプロテクター3D

――剃りやすさに加え、肌への負担を軽減するモデルが登場してきました。ウルトラの次に革命的だった製品はなんでしょうか?

 

古川 ウルトラ誕生から20年後、1998年に発売したプロテクター3Dという製品です。

1998年登場の、3枚刃にワイヤーを這わせたモデル。プロテクター3D

 

マイクロセーフティワイヤーによって万一の横滑りの際でも肌を傷つけない工夫がなされいます

 

古川 3枚刃でより剃りやすくなったことに加え、刃にマイクロセーフティワイヤーというものを這わせることで、横滑りしにくくし、万一横滑りしたとしても肌を痛めつけないような工夫をしています。さらに首振りヘッドも進化させ、これまでのカミソリよりもさらに扱いやすくした製品でした。

 

ここまでに紹介したインジェクター、スーパーⅡ、ウルトラ、プロテクターといった製品は弊社内でも「レジェンド・シリーズ」という位置付けをしており、各モデルとも今なお多くのユーザーの方にご愛顧いただいている商品です。

 

ユニークな女性向けモデルと世界初のチタンコーティングモデルも!

――女性向けモデルでも画期的だった製品があるようですね。

 

古川 はい。2004年に発売した女性用モイスチャーソープ付3枚刃の「イントゥイション」という製品は特に画期的でした。

2004年発売の女性向けモデル・イントゥイション。カミソリの動きをスムーズにさせるため、モイスチャーソープをカミソリの周囲につけています

 

古川 形もユニークでかわいらしく人気を得た製品です。後に刃が3枚刃から4枚刃へと進化しましたが、基本コンセプトはそのままに現在も多くの女性ユーザーの方にお使いいただいております。

 

――2006年には、男性向け製品として世界初のチタンコートの4枚刃を使ったクアトロという製品も発売されますね。

2006年、世界初のチタンコーティングした4枚刃を搭載し絶大な人気を得たクアトロ

 

古川 クアトロではチタンコートの刃を採用し、切れ味をよくしていることはもちろんですが、例えばアロエ・ビタミンE成分配合のスムーザーがついたり、簡単に外せるようになったりと細部まで進化させた製品で、現在までロングセラーとなっています。

 

剃り味と扱いやすさ双方を追求したハイドロ

――2011年には、なんとカミソリでありながら化粧品登録をしているという製品、ハイドロが登場します。

 

古川 「肌を潤して剃る」というコンセプトで、大きな特徴の一つがスキンガードです。1998年発売のプロテクター3Dに施したマイクロセーフティーワイヤーをさらに進化させたもので、刃の先にスキンガード機能を施しています。「肌に刃が入り込みすぎるのを防ぐ」というもので、より肌に負担なく剃れるのが特徴です。

2011年、5枚刃、スキンガード、ジェルボックスなど様々な画期的機能を備えて登場したハイドロ

 

古川 また、上部にあるジェルボックスが水に触れるとモイスチャージェルが溶け出してきて、シェービングをしながら肌を潤してくれるという画期的なものです。かつ5枚刃となっており剃り味を向上させながら、扱いやすさも追求した製品です。

 

シックの100年は【成長期】【安定期】【新時代】の3つのフェーズに分けられる!

――ここまで数多くの画期的カミソリを見てきましたが、振り返ってみてどんな風にお感じですか?

 

古川 大まかに3つのフェーズに分類できるのではないかと思っています。

 

初期のヤコブ・シックのブランド創業(1921年)やインジェクター(1960年)から始まり、ダブルエッジ(1967年)、スーパーⅡ(1972年)、ウルトラ(1978年)、プロテクター3D(1998年)は弊社内でも「レジェンド・シリーズ」という位置づけで考えています。

ここまでが第1のフェーズで【成長期】と言える時代だったのではないかと思います。

 

また、第2のフェーズは言わば【安定期】で、それまで培ったものをさらに扱いやすくした製品が多かった時代です。製品で言うと、イントゥイション(2004年)、「クアトロ」(2006年)、「ハイドロ」(2011年)などです。

 

そして、第3のフェーズがこれからお話する【新時代】です。昨年、シックでは大掛かりなリブランディング(再構築)を行いました。カミソリメーカーとしてのシックから、髭剃りをさらにワクワク楽しんでいただけるような、ライフスタイル全体をサポートしていけるようなブランドに変わっていきたいと思っています。その思いの中、シック史上最高峰モデルとして、今年発売したのが極になります。

今年、100周年を迎えたシックにとって、新たな一歩を踏み出す象徴的モデル・極

 

古川 これまでのように新しい機能を持たせた製品を出すだけでなく、「さらにユーザーの方の視点に立った製品作りをしていこう」という思いのもと、「カミソリ習慣」「美容行動」を調査・分析した結果を反映させたものです。

 

チタンコート5枚刃で剃りやすさはもちろん、肌への圧力を分散させた衝撃吸収テクノロジー、もみ上げや鼻の下といったキワまで整えることができるフリップ式トリマーといった機能を搭載しています。定番モデルと敏感肌用モデルの2種類を用意し、約3か月で双方合わせて33万本出荷という記録的なヒットに至りました。

 

現在、日本でシック製品を使っていただいている方は全体の約20%前後です。言い換えれば日本人の5人に1人はシックのカミソリをご愛顧いただいているということです。本当にありがたいことですが、これから先もさらに多様化するニーズにご提供できるよう、様々なコミュニケーションをし、合わせてサステナブルな商品展開も今後開発していければ良いなと思っています。

 

100年以降のシックも新たな時代を作り続けていけば良いですね。ぜひ今後ともご愛顧いただければ幸いです。

シックにとっての第3のフェーズ【新時代】は始まったばかり

 

古川さんのお話から思ったことは、シックは100年前のヤコブ・シックさんの革命的開発におごることなく、どの時代も常にイノベーション、創意工夫を行ってきたということです。このことから100年以降の新しい時代もさらなる革命的製品、ユーザーへのコミュニケーションを行ってくれるはずだとも思いました。

Schick、100年のノウハウを詰め込んだカミソリ「Schick 極 KIWAMI」を発売!……本田 翼出演の新CMも公開

シック・ジャパンは3月16日、「Schick 極 KIWAMI」の新CM発表会を行ないました。

↑シック・ジャパン 代表取締役社長 村野 一氏と本田 翼さん

 

今回新CMが発表された「Schick 極 KIWAMI」は、「シック史上最高峰モデル」をコンセプトに開発された日本オリジナルのフラッグシップモデルで、2021年に100周年を迎えるSchickブランドのノウハウを結集したカミソリ。「極 KIWAMI」「極 KIWAMI 敏感肌用」の2種類が、すでに2月19日から発売されています。

↑シック・ジャパン マーケティング本部 男性用カテゴリー シニアマーケティングマネジャー 伊藤真人氏

 

同製品は、金属アレルギーが起こりにくいチタンコート5枚刃と、肌への安全を考えたスキンガードを採用。同社の「ハイドロ5カスタム」同様、独自技術「衝撃吸収テクノロジー」を搭載しており、圧力を分散して肌に負担をかけず剃ることができます。さらに「フリップ式トリマー」で、モミアゲや鼻の下のキワまで簡単に整えられるのが特徴。

 

カラーリングは“大人のちょっといいもの”をイメージし、「極 KIWAMI」は深く艶のあるブラック(漆黒)。漆黒の深みを再現するために、漆器の黒に近づけるよう細部までこだわっています。「極 KIWAMI 敏感肌用」は、光沢を抑えたマットな質感のシルバーを採用。パッケージは紙製で、従来品に比べプラスチック使用量を削減し、環境への配慮も行なわれています。利用者の声を反映し、長年利用している高齢者にも開封しやすい設計です。

 

発表会の後半には、CMに出演した本田 翼さんが登壇。CMと同様の、ネクタイにサスペンダー姿の初のバーバー店主衣装で、CMの見どころや撮影の感想などを語りました。

↑本田 翼さん

 

今回公開された本田さん出演の新CMは、伊島 空さんと共演した「モテたい男」篇、大倉孝二さんと共演した「父の葛藤」篇の2種類で、3月17日より全国で放映を開始します。