【2024年の感動家電ベスト5】「そう来たか!」家電のプロが唸った電気ケトルって?

2024年に発売された数多くの家電のなかで、プロの心をもっとも動かしたアイテムは何だったのか? 今回は、テレビや雑誌、YouTubeなど数多くの媒体で活躍する家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさんにベスト5を挙げてもらい、感動ポイントを語っていただきました!

私が解説します!
家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブなどさまざまなメディアで情報発信中。家電を「感動ベース」で語れる担い手として、その独自の視点にメーカーの開発者やマーケティング担当者のファンも多い。

 

1.「おいしくて使いやすくて、お手入れがラク。肌も胃腸も調子がいいのです」

ヒューロム 

スロージューサー H70ST

実売価格6万5780円(税込)

食材にかかるストレスや熱を最小限に抑え、ゆっくり、しっかりと搾汁。熱に弱い酵素やビタミンC等も壊さずに抽出でき、空気の混入も少ないため食材の酸化も抑えます。内径13cmのメガホッパ―を採用することで、食材を小さく切る手間が不要。皮ごと食材を入れスイッチを入れたら、ハンズフリーでジュースが完成します。アタッチメントを変えれば、凍らせたバナナやベリーなどの果実を使ったフローズンデザートも作れます。

↑内径13cmのメガホッパ―採用で、食品を細かく切らなくてもOK

 

【サリーさんの感動ポイント】

「果物や野菜の下ごしらえが不要でほったらかしでOK。おいしくて使いやすくて、お手入れがラク」これに尽きますね。また、静音性も優秀で、テレビのロケのときに、運転を止めずに話しても大丈夫だったほど。ヒューロムのメガホッパー付きスロージューサーのなかでも断然スリムで設置性がよく、シンプルで美しいデザインも気に入っています。

 

アトリエではほぼ毎日、これを使ったフレッシュジュースを飲んでいて、とにかく肌も胃腸も調子がいいのです。家族のリクエストで自宅にも一台導入。息子によるとダイエットにも役立ったようで、「おいしくて腹持ちがいいから、食べる量が減ってお腹の調子も快調」とのこと。野菜や果物をたっぷり摂りたいけれど、準備や後片付けが面倒なのは苦手という方にはぴったり。消化がよくて胃腸に優しいので、病後や高齢の方にもオススメです。

↑搾りかすの中に不溶性食物繊維を排出することで、舌触りがよく、消化吸収の良いジュースができます

 

2.「格調高いデザインに一目惚れ。カフェラテやラテマキアートがカンタンに作れます!」

ネスプレッソ 

ヴァーチュオ クレアティスタ

実売価格9万9000円(税込)

独自の「セントリフュージョン(遠心力抽出法)」を搭載。カプセルを回転させながら遠心力を使ってお湯を注入することでコーヒー豆全体にお湯を行き渡らせ、豊かなアロマと味わいを引き出します。フォームミルクの温度とテクスチャーの調節が可能な「ミルク温度ボタン」と「ミルクテクスチャーボタン」を搭載し、カフェラテやラテマキアートなどの各レシピに最適なフォームミルクを簡単に作ることができます。

↑「ミルク温度ボタン」と「ミルクテクスチャーボタン」でそれぞれ好みのレベルに設定。スチームボタンを押すだけで、レシピに応じた最適なフォームミルクが作れます

 

【サリーさんの感動ポイント】

ステンレススチールの質感となめらかな曲線を描くフォルムが織りなす格調高いデザインに一目惚れ。そこにあるだけで、まるでカフェにいるかのようで心が躍ります。スチームパイプの円を描く持ち手と、内側に施された赤い色も素敵!

 

使い方は、実はとても簡単。スチームボタンを押すだけで、ふわふわモコモコのカフェラテやラテマキアートを楽しめるなんて、まさに感動もの。これまでブラックで味わうことが多かったコーヒーにミルクレシピが加わって、仕事の合間のカフェタイムがぐんと充実しました。お客様にお出しすると驚かれるのも、ちょっとうれしいポイント。エスプレッソからラテマキアートまで多彩に楽しめるので、家族でコーヒーの好みが分かれる場合もおすすめですよ。

 

3.「取り回しの良さに納得。苦手だったアイロンがけが楽しくなりました!」

パナソニック 

コードレススチームアイロン NI-QL300-Y(サニーイエロー)

実売価格6600円(税込)

パナソニック史上最軽量クラスの約750gで、手に収まるサイズ感のコンパクトモデル。スタンドは長さ約235mmと省スペースで置けるのも特徴です。約50秒で素早く立ち上がるのでサッと手軽に使えるほか、スリムヘッド採用で細かい作業がしやすく、ドライ/スチームのモード切り替えもワンプッシュでOK。キャリーケースが付属し、準備も片付けもカンタンです。

↑収納に便利なキャリケースが付属

 

【サリーさんの感動ポイント】

コンパクトなデザイン、気持ちが明るくなるサニーイエローのカラーに感動! 小回りの利く機動性やコードリール付きで収納性がいいところなど、取り回しの良さに納得しました。パワフルなスチームショットで、衣類スチーマーのように使えるのも本当に便利。軽くて手軽に使えるので、苦手だったアイロンがけが楽しくなり、腕前も上達した気分です。アイロン嫌いな人、衣類スチーマーだけでは足りず、プレスできるアイロンを探している人、アイロンのコードが邪魔だと思っている人などにオススメ。お手ごろ価格なので、友人やお世話になった方へのプレゼントにしてもいいですね。

↑スリムヘッド採用で細かい作業がしやすいです

 

4.「電動ノズルが付属し、『最強の掃除機』に。コードレススティック掃除機が不要になりました」

シャークニンジャ

EVOPOWER DX(エヴォパワー デラックス) WV517JST

実売価格3万4980円(税込)

初期モデル「EVOPOWER W35」との比較で吸引力が2.5倍にアップ。駆動時間が従来の35分から最大40分に延びたほか、ハンドルの角度を変え、フィンガーグリップ部分にゴム素材を採用するなどしてより扱いやすくなりました。前モデルの「EVOPOWER EX」よりLEDヘッドライト照射の幅を広くし、より多くのゴミを照らし出せるのも便利です。

↑より手にフィットしやすいよう、ハンドルの角度を変えました

 

【サリーさんの感動ポイント】

「EVOPOWER」シリーズはスタイリッシュなデザインとカラーが魅力ですが、特に本機のライトモカは上品な色合いでアトリエにも馴染んでいて大好きです。さらに、吸引力も駆動時間もアップしたうえ、カーペットやラグにも使えるフロア用電動ノズルが付属したことで「最強の掃除機」になりました。コードレススティック掃除機が不要になり、もはやロボット掃除機とこのEVOPOWER DXがあれば十分。一人暮らしや高齢の方のメイン機としてもオススメです。

↑フロア用電動ノズルを使えば、通常の掃除機として使えます

 

5.「『そう来たか!』と唸るデザイン。沸くまでの時間で、目でも耳でも癒してくれる」

バルミューダ

MoonKettle(ムーンケトル) KPT02JP

実売価格2万7500円(税込)

古くから使われ続けるやかんの機能美をとり入れ、現代の道具としてコンパクトにデザインされた電気ケトル。湯沸かしを待つ間、電源ベースが優しく発光し、サウンドが流れるのがユニーク。半月型のハンドルによるスムースな注ぎ心地も特徴です。湯温は50℃から100℃まで1℃単位で温度設定が可能。KEEPボタンを押すと、30分間温かい状態を保つことができます。容量は900mlで、カラバリはブラックとホワイトを用意。

↑50℃から100℃まで1℃単位で温度調整が可能です

 

【サリーさんの感動ポイント】

円を描いた取っ手が何とも味わい深く、道具としての美しさが光るデザインで、発表会で初めて見たときに「なんとまあ、そう来たか!」と唸ってしまいました。現在は、ホワイトモデルをアトリエのデスクからもっともよく見えるところに置いて、見るたびに「うふふ」とほほ笑んでいます。眺めているだけで幸せになるのです。

 

お湯を沸かし始めると、ケトルの下のLEDライトが光り、ゆらゆらと炎のようなゆらめきを見せて電化製品ではないような趣があります。カチコチという時を刻むようなサウンドも聞こえてきて、目でも耳でも癒してくれるのはさすがバルミューダ。お湯が沸くまでの時間まで楽しいものに変えてしまうなんて! 温度調節機能がついているので、いろいろな飲み物に応じた湯温で沸かしたい人にもいいですし、何より、デザイン性や世界観を大切にしたい人にオススメです。

↑沸かしている間、電源ベースが発光してサウンドが流れます

 

2025年の家電は「インテリアそのもの」と言える質感、デザインを実現してほしい

2024年はコンパクトで高級感のあるもの、機能性にもデザイン性にも優れた家電が増えてきたのはうれしいことです。コンセプトモデルの段階でしたが、5月には日立の冷蔵庫「Chiiil(チール)」とカリモク家具がコラボした「家電なのに家具」といったモデルが登場したのも興味深いことでした。

↑日立Chiiilとカリモク家具が共同開発したプロトタイプ

 

10月には、シャープが隈 研吾さんの事務所に監修をお願いした木製の空気清浄機が登場していますし、「家電の家具化」や、バルミューダのMoonKettleに見られるような「和のデザイン」はこれからも顕著になるのではないでしょうか。そして、それは日本の家電が世界へと羽ばたいていく証になると思います。

 

2025年は、「インテリア性が高い」のではなく、「インテリアそのもの」として存在できるような質感、デザインの家電を望みます。また、「思いがけない場所に置ける〇〇」「思いがけない形をした〇〇」…というように、私たちが「当たり前」だと思っていた暮らしを変えてしまうような、新しい提案ができる家電の登場にも期待しています。

【家電大賞】シリーズ出荷台数100万台を突破! 掃除機EVOPOWER SYSTEMの最新モデルはエッジセンサー搭載でより賢く進化

提供:シャークニンジャ株式会社

モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード「家電大賞」。今年で10回目となった「家電大賞2024-2025」が現在開催中。ノミネートのなかからGetNavi注目モデルを紹介する!

「EVOPOWER SYSTEM」は、アメリカで掃除機シェアNo.1を誇るシャークが、日本の住環境向けに開発したシリーズ。最新モデルの「NEO Ⅱ/NEO Ⅱ+」では、軽さはそのままに、清掃効率を高めるセンシング技術が強化された。

 

自動で掃除モードを最適化する3つのセンサーを搭載!

Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ/NEO Ⅱ+

エントリーNo.063
掃除機部門

シャーク

Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ/NEO Ⅱ+

実売価格7万1500円(NEO Ⅱ)/8万8000円(NEO Ⅱ+)

約1.5㎏という軽量設計ながら、独自のヘッドと3つのセンシング技術を組み合わせ、高い掃除性能を実現。ワンタッチでハンディクリーナーにもなる。自動ゴミ収集ドックの有無や、「FLEX」機能の有無で選べる4タイプ展開。

SPEC●連続運転時間:NEO Ⅱ最大25分/NEO Ⅱ+最大約50分(ともにスティックでの使用時/NEO Ⅱ+はバッテリー2個連続使用時)●充電時間:3.5時間●サイズ/質量:W228×H1040×D160㎜/約1.5〜1.7㎏(スティック時)

 

軽さと掃除力を両立し 新センサーで死角もゼロに

「EVOPOWER SYSTEM」シリーズは、2023年発売の「NEO/NEO +」において約1.5㎏に軽量化。軽さと掃除力の両立が好評を博し、シリーズ出荷台数は100万台を突破した(※1)。

最新モデルの「NEO Ⅱ/NEO Ⅱ+」では、環境に合わせて掃除モードを最適化するセンシング技術が進化。新搭載の「エッジセンサー」により、ゴミを取りこぼしやすい壁際や部屋の角で吸引力がアップすることで、死角のない清掃が可能になった。

ラインナップには、ゴミ捨ての手間を軽減する「自動ゴミ収集ドック」搭載モデルや、かがまなくても家具の下を掃除できる独自の「FLEX」パイプ搭載モデルも用意。掃除に対する様々なニーズに応え、快適な掃除習慣をサポートしてくれる。

 

【POINT 01】「エッジセンサー」を新搭載し 壁際や部屋の角で吸引力アップ!

センサーによる検知で掃除モードを自動調整する「Smart iQテクノロジー」に、新たに「エッジセンサー」を追加。壁際や部屋の角を検知すると、吸引力が最大2.5倍アップ(※2)。隅々までゴミの取りこぼしを防ぎ、より効率的で快適な掃除ができる。

↑エッジセンサー発動時は、センサーが反応している側のライトが明るくなる仕様。壁際や角に溜まったゴミを、一度でキレイに除去できる

 

【POINT 02】約1.5kgと軽量でもパワフル! 優れた掃除性能でゴミを残さない

1.5㎏以下のコードレス掃除機の中で最も優れた掃除性能(※3)を実現。あらゆる床に密着する独自ヘッドで、大きなゴミも微細なホコリもしっかり取り除く。前シリーズ同様、ゴミの量を検知する「iQセンサー」や、床材を検知する「フロアセンサー」も搭載。

↑「フロアセンサー」は、床材に合わせてブラシの回転速度を自動調整。カーペットでは速度を高め、奥のゴミをかき出しながら取り除く

 

【POINT 03】自動ゴミ収集ドックが付属し ゴミ捨ては月1回でOK!(※4)

自動ゴミ収集ドック搭載モデルでは、掃除機を充電ドックに戻すだけで、ダストカップ内のゴミが自動で収集される。ドックには約30日ぶんのゴミをためることができ、ゴミ捨ては月1回程度に。HEPAフィルターにより、排気もキレイで衛生的だ。

↑ダストボックスにたまったゴミは、ワンタッチで簡単に捨てられる。紙パック不要でランニングコストがかからず、水洗いも可能だ
※1:EVOPOWER SYSTEMシリーズ全体の出荷台数 ※2:自社テストによる。エコモード時との比較 ※3:LC400Jシリーズ。IEC 62885-4に則り、自社専門施設によるカーペットでの測定結果に基づく。全国有力家電量販店の販売台数実績(2023年7月から2024年6月まで)の上位85%の本体重量1.5㎏以下の製品と比較。第三者機関調べ※4:NEO Ⅱ+のみ。30日分に相当する容量は部屋の状況、掃除頻度および広さによって異なります。

 

<家電大賞2024-2025に投票しよう>

今回紹介したシャーク「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ/NEO Ⅱ+」は現在開催中の2024年を代表する家電を決定する「家電大賞 2024-2025」の掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください!

▼投票&プレゼント応募はコチラ

https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1636031.html

スチーム×1分最大200回転で「床ツルツル」間違いなし!「Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ」発売

シャークニンジャは、スチームモップの新モデルとして「Shark STEAM & SCRUB(スチーム&スクラブ) 回転スチームモップ S8201JWH」を2024年10月30日(水)から発売します。

 

【製品の特徴01】頑固な汚れも水だけでキレイに

高温のスチームで汚れを浮かせて落とすので、水拭きだけでは落ちにくい頑固な汚れまでしっかり落とします。洗剤を使わないので、環境に優しく、小さなお子さんやペットのいる家庭でも安心して使用できます。また、二度拭きする手間も掛かりません。

 

パッドが1分間に最大200回転することで、従来のスチームモップの2倍の効率で(約半分の 押し引き回数で)汚れを除去(※1)します。

※1 IEC/TC SC 59F (Mustard) に基づき、S1000Jと比較してテストを実施。

 

【製品の特徴02】水だけで99.9%除菌

スチームパワーで細菌やバクテリアを99.9%除去。水だけを使用するので手間や費用がかからず手軽に使用ができます。

 

【製品の特徴03】軽い力で滑るような操作性

パッドが電動で回転することで、床に引っかかることなく、軽い力で滑るように動かせます。

 

【リニューアルポイント01】パッドの回転速度アップで、より効率的に汚れを除去

前モデルからパッドの回転速度がアップし、1分間に最大200回転することで、より効率的に汚れを除去することができます。

 

【リニューアルポイント02】頑固な汚れにスチームを集中噴射

モップヘッドからスチームを噴射する「スチームブラスター」を搭載。頑固な汚れに直接スチームを噴射することで、汚れを柔らかくして落としやすくします。

 

【リニューアルポイント03】20秒の急速立ち上げ

電源を入れてからスチームが出始めるまで、前モデルでは30秒かかっていましたが、20秒に短縮しました。待つことなく、すぐに掃除を始められます。

 

【リニューアルポイント04】汚れを見やすくするLEDライト

モップヘッドにLEDライトを搭載。床の汚れが見やすくなり、取り逃しを減らします。また、LEDライトがあることで、スチームブラスターの使い勝手も向上します。

 

【リニューアルポイント05】使いやすい着脱式の給水タンク

本体から給水タンクが取り外せるので、一体型と比べて、簡単に給排水ができ、お手入れもしやすくなりました。

 

【リニューアルポイント06】弱・標準・強の3段階調節

弱・標準・強の3つのモードを搭載。汚れの種類や掃除面の材質に合わせて理想的なスチーム量と回転数を選べます。

 

【リニューアルポイント07】ちょい置きや収納に便利な自立式

掃除中に少し手を離したい時にどこにでも置いておける便利な自立式です。立てて収納できるので収納スペースもとりません。

 

【リニューアルポイント08】洗濯機で洗える専用パッド

専用パッドはマイクロファイバーとスクラブ素材の組み合わせでほこりと汚れをしっかり吸着します。洗濯して繰り返し使用でき、手洗いの他に洗濯機、乾燥機も使用可能です。

 

「Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH」

実売予想価格 :2万2000円(税込)
本体サイズ :高さ1045 x 幅378 x 奥行189 mm
本体重量 :約3.5kg

「エッジセンサー」搭載で壁際の吸引力が2.5倍に!クリーナーの新モデル「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ/NEO Ⅱ+」新登場

シャークニンジャは、コードレススティッククリーナーの新モデルとして、「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ(シャーク エヴォパワーシステム ネオ ツー)」「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ+(シャーク エヴォパワーシステム ネオ ツー プラス)」(自動ゴミ収集ドック搭載モデル) を2024年9月2日(月)から発売します。

 

「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ/NEO Ⅱ+」は、2023年に発売した「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO/NEO+」シリーズを進化させた新モデル。“1.5kg以下のコードレス掃除機の中で最も優れた掃除性能”(※1)という特長はそのままに、壁際や部屋の角を検知して吸引力を最大で2.5倍(※2)アップする「エッジセンサー」を新たに搭載し、さらに効率的に、快適なお掃除が可能になりました。

※1 LC400Jシリーズ。IEC 62885-4に則り、自社専門施設によるカーペットでの測定結果に基づく。全国有力家電量販店の販売台数実績(2023年7月から2024年6月まで)の上位85%の本体重量1.5kg以下の製品と比較。第三者機関調べ
※2 シャークニンジャのテストによる。エコモード時の吸引力との比較。

 

また、Shark独自の「自動ゴミ収集ドック」モデルと通常の充電ドックモデル、かがまなくても家具下の掃除ができるShark独自の「FLEX(フレックス)」パイプとストレートパイプのバリエーションも用意されています。

 

■「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ/NEO Ⅱ+」ラインナップ

【Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ】左:LC400JOR ライトテラコッタ/右:LC400JWH ブリリアントホワイト

 

【Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ+】(自動ゴミ収集ドック搭載モデル) 左:LC551JBK グレープブラック (FLEX機能付き)/右:LC501JGY アルミニウムグレー

 

日本の住環境に合わせて開発した上質なオリジナルカラー

「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ/NEOⅡ+」もこれまでのシリーズ同様に日本のデザイン事務所と連携し、日本の住環境に合わせた上質なオリジナルカラーを開発しました。

↑LC551JBK グレープブラック

 

↑LC501JGY アルミニウムグレー

 

↑LC400JOR ライトテラコッタ

 

↑LC400JWH ブリリアントホワイト

 

1.軽量なのに驚きの掃除性能

「エッジセンサー」「iQセンサー」「フロアセンサー」というShark独自の3つのセンサーが掃除モードを自動調整して、より効率的にゴミを残さずお掃除することができるとのこと。

 

エッジセンサー

「エッジセンサー」が壁際や部屋の角を検知して吸引力を自動で最大2.5倍アップ(※3)させる ことで、徹底的に取り残しを防ぎます。エッジセンサー発動時は、反応している側のライトが明るく調整される仕様になっています。

※3シャークニンジャのテストによる。エコモード時の吸引力との比較。

 

iQセンサー

ゴミの量に合わせて吸引力を自動調整することで、効率的にゴミを吸い取ります。吸引するゴミの量に応じて、ハンディ上部の「iQリング」の色が緑色、黄色、赤色の3色に変化するので、見えないゴミも見逃さず、キレイになったことをひと目で確認できます。

 

フロアセンサー

フローリングやカーペットなど床材に合わせてブラシの回転速度を自動調整します。カーペットではブラシの回転スピードを高めることでゴミをかき出しながら取り除きます。

本製品は独自のヘッドと独自のセンシング技術を組み合わせ、1.5kg以下のコードレス掃除機の中で最も優れた掃除性能(※4)を実現しました。

※4 LC400Jシリーズ。IEC 62885-4に則り、自社専門施設によるカーペットでの測定結果に基づく。全国有力家電量販店の販売台数実績(2023年7月から2024年6月まで)の上位85%の本体重量1.5kg以下の製品と比較。第三者機関調べ。

 

パワーフィンとソフトローラーを組み合わせたSharkの独自ヘッド「ハイブリッドパワー クリーン」があらゆる床に常に密着し、大きなゴミから細かいほこりまで、あらゆるゴミをしっかり取り除くとのこと。コンパクトなヘッドで、狭い場所も簡単にお掃除でき、長い髪の毛もペットの毛もブラシロールに絡まないといいます(※5)。

※5シャークニンジャのテストによる。長さ45cmの毛0.25グラムを0.6m2のフローリングで10サイクルテストした結果。

2.好みに応じて選べる自動ゴミ収集ドックとFLEX機能

今回は、Shark独自の「自動ゴミ収集ドック」搭載モデルと通常の充電ドックモデルを用意。そして、かがまなくても家具下の掃除ができるSharkのシグニチャー「FLEX」パイプとストレートパイプのバリエーションを用意し、より幅広いニーズに対応しています。

 

自動ゴミ収集ドック の特徴 (LC551JBK/LC501JGYに搭載)

■掃除機本体をドックに戻すだけで、充電しながら本体からゴミが自動的に収集。約30日分のゴミをドックに溜めておけるため、面倒なゴミ捨てが月1回(※6)に。

※6 30日分に相当する容量は部屋の状況、掃除頻度および広さによって異なります。

■ほこりが飛び散り、手が汚れてしまう掃除機本体からのゴミ捨てが不要に。

■HEPAフィルターが細かいほこりやアレルゲンを99.99%ドックに閉じ込めるため、排気もクリーンで衛生的。

■ゴミが溜まったダストボックスは、ワンタッチで簡単ゴミ捨てが可能。

■紙パックが必要ないため、ランニングコストがかかりません。また、ダストボックスは 水洗いが可能。

■「自動ゴミ収集停止ボタン」(月のマーク)を押すことで、自動収集は行われず、充電のみが行われるので、作動音が気になる深夜などのお掃除にも活用できる。

 

Shark独自の「FLEX」機能(LC551JBKに搭載)

ボタンひとつでパイプが曲がるFLEX(フレックス)機能により、かがまず立ったままの姿勢で家具の下をスムーズに掃除できるとのこと。家具前に十分なスペースがなくても、パイプが曲がるためしっかり奥まで入り込みます。ソファやベッド、テーブルや椅子といった脚付き家具の下のお掃除が一段とラクになるといいます。

 

3. Sharkならではの優れた使い勝手

片手でリリースボタンをつまむだけで強力なハンディクリーナーに変身し、家具上や狭い場所のお掃除も、気づいた時にサッと取ってサッと使えます。また、ボタンを押すだけでワンタッチで簡単にゴミ捨ても行えて、ゴミに触らなくていいので衛生的。

 

また、付属の豊富なアクセサリーで、床や家具の上だけでなく、布団やマットレス、狭い場所やすき間、ソファなど、家じゅうのさまざまな場所を掃除できます。

 

Shark EVOPOWER SYSTEM NEOⅡ+
(LC551JBK/LC501JGY:自動ゴミ収集ドック搭載モデル)

市場想定価格 :8万8000円(税込)

カラー :グレープブラック(LC551JBK) / アルミニウムグレー(LC501JGY)
本体サイズ
・スティック時:高さ1040 x 幅228 × 奥行160 mm
・ハンディ時:高さ510 x 幅91 × 奥行71 mm
・収納時:高さ1060 x 幅280 × 奥行262 mm

 

Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ
(LC400JOR / LC400JWH)

市場想定価格 :7万1500円(税込)
カラー :ライトテラコッタ(LC400JOR) /ブリリアントホワイト(LC400JWH)
本体サイズ
・スティック時:高さ1040 x 幅228 x 奥行160 mm
・ハンディ時:高さ510 x 幅91 x 奥行71 mm
・収納時:高さ1069 x 幅258 x 奥行206 mm

 

コスパ高いんじゃない? 約2万円で圧倒的パワーを持つ「Ninja Twisti ミキサー」が日本上陸

シャークニンジャより小型キッチン家電ブランド「NINJA」の日本上陸第二弾新製品、5つの自動プログラムを搭載したハイパワーミキサー「Ninja Twisti (ツイスティー)ミキサー」を8月29日(木)より発売します。

Editor’s Eye

体験会に参加してきました。本当にすごいパワー。ビスクスープの調理では、「これでもか!」とパンパンに詰め込んだえびの殻があっという間になめらかに。チョコレートマフィンの生地を作る際は、粉と卵とバターと溶かしチョコなどがメインでほぼ水分なし。「本当に回るのか?」と心配したのですが、こちらもあっという間になめらかな生地になりました。カッチカチのフローズンマンゴーも、ヨーグルトと砂糖を加えて回すだけで格別リッチな味わいに。食材を切らずに入れても本機が一瞬でペースト化するので、時短の意味でも便利です。ひと手間で非日常の料理がカンタンにできるので、特にホームパーティを開催する方などは重宝するのではないでしょうか。外から回せるタンパーも効果的に機能していましたし、容器には容量がわかる目盛りがあり、底の部分には本体の振動やズレを防ぐ吸盤があるなど、細かい配慮も素晴らしい。約2万円と価格も手ごろで、コスパは高いと感じます。(GetNavi web編集部家電担当/小林史於)

↑とんでもない量のえびの殻もあっという間にペーストに

 

↑冷凍マンゴーにヨーグルトと砂糖を入れてかくはん。これだけでめちゃウマでした

 

小型キッチン家電ブランド「Ninja」は2024年2月に日本に上陸。第1弾製品の⼩型コードレスミキサー「Ninja Blast(ブラスト)」は“いつでもどこでも使える手軽さとパワフルさ”が話題となり人気製品となりました。

 

日本上陸第2弾の「Ninja Twisti ミキサー」は、5つの自動プログラムを搭載したハイパワーミキサー。様々な仕上がりに合わせたかくはんパターンが事前設定されている「5つの自動プログラム」を搭載し、一台でスムージー、ケーキ生地、アイスクリーム、ディップなど幅広いレシピがワンタッチで失敗なく簡単に調理できるといいます。

 

「パワフルモーター」「強靭な8枚刃」「内蔵型タンパー」の相乗効果で仕上がりなめらか

本製品はパワフルな1100Wモーターを搭載。大量の材料や水分の少ないレシピでも高速回転を維持し、途中で止まる心配がありません。

独自のブレード技術による強靭な8枚刃を搭載し、圧倒的なかくはん力を実現しました。アーモンド、皮つきのフルーツ、殻つきの海老などの固い食材でもなめらに仕上がります。

一般的なミキサー製品では付属品の場合が多いタンパー(食材の空回りを防ぐ混ぜ棒)ですが、Ninja Twisti ミキサーはタンパー内蔵型。調理中にフタを開けることなく、つまみを回すだけで簡単に使えます。

 

タンパーを使うことで、ピッチャー上部の材料もしっかりかき混ぜて、よりなめらかな仕上がりを実現しました。水分量の少ないディップやスムージーボウルも、タンパーを使えば簡単に濃厚なテクスチャーに仕上げることができます。

 

5つの自動プログラムで様々なレシピを簡単調理

5つの自動プログラムを搭載。事前設定のかくはんパターンにより、仕上がりに合わせてかくはんのリズムや長さが変わるため、これ一台でスムージー、ケーキ生地、アイスクリーム、ディップなど幅広いレシピがワンタッチで失敗なく誰でも手軽に調理できます。

 

extract(エクストラクト) フルーツや野菜の種や皮も丸ごとパワフルにかくはん

 

smoothie(スムージー) なめらかな仕上がりのスムージーやジュースに

 

frozen(フローズン) シャリシャリのフラッペやアイスのテクスチャーに

 

spread(スプレッド) ケーキ生地やディップなど液体が少ないレシピもお手軽に調理

 

bowl(ボウル) アサイーボウルやスムージーボウルも簡単に調理

 

誰でも使いやすい&簡単お手入れ

フタ上部にはかくはん中に液体を追加投入できる投入口がついています。調理開始後でも、簡単にお好みのテクスチャーに調整できて便利です。

自動プログラムの他に、ボタンを押している間のみかくはんする「PULSE(パルス)」とワンタッチで60秒間かくはんする「START/STOP(スタート/ストップ)」マニュアルモードを搭載。あと少しかくはんが必要なときに手軽に使えて便利です。

パーツが分けられて洗いやすく、本体以外のピッチャー、フタ、ブレードユニットは食器洗い機対応でお手入れがラク。また、洗剤と水をかくはんすれば簡単に洗浄でき、いつでも清潔に保つことができます。

 

キッチンスペースに出しておけるスタイリッシュなデザイン

シルバーを基調としたスタイリッシュなデザインは、キッチンスペースに出したままにしておきやすいデザインです。

 

Ninja Twisti ミキサー」主要スペック

市場想定価格 :1万9800円(消費税込)
カラー :シルバー
本体サイズ :高さ350 × 幅210 × 奥行165 mm
本体重量 :約3.2kg(本体にフタ、ピッチャー、ブレードユニット装着時)
定格容量 :約1000ml
定格時間 :3分間 (3分連続運転後15分停止の繰り返し)消費電力 :1100W

 

酷暑をしのぐ家電は? 2024年家電業界で話題間違いなしの3つのキーワード

前回は「2024年上半期ベストヒット」として、家電のトレンドや売れた製品を紹介しましたが、今回はその下半期版として、「何がくるのか?」というネクストトレンドを3つのキーワードでまとめました! 家電編は今回も家電ライターの小口 覺さんに解説をしていただいています。

 

キーワード01【酷暑対策家電】

2024年も命の危険を感じるほどの酷暑続き。そうしたなか、注目されているのがソニーのウェアラブルサーモデバイスキット「REON POCKET」です。ネックバンドで首裏に装着し、首周りや背中の体表面を直接冷やしたり温めたりできるアイテムで、4月に発売された5代目「REON POCKET 5」は、新開発のサーモモジュールと放熱機構を搭載しています。

 

「ペルチェ素子で体温を奪って涼しくしてくれるアイテムです。昔よりパワーアップして、電池効率が良くなったうえ、着実に冷やす機能になっています。音も静かになりました」(小口さん)

 

そのほか小口さんが注目しているアイテムが、アイデア家電メーカー・サンコーの「ひんやり蒸れない『リュックスペーサー』」(2024年5月発売)。

 

「リュックを背負うと汗で背中がビショビショになるじゃないですか。そこでリュックと背中の間にかませて、ファンで空気を流して冷却するアイテムです。リュック自体にファンがついているものもありますが、今使っているリュックがそのまま使えるのがメリットです」

 

キーワード02【すっきりキッチン家電】

コンパクトでコードレスなキッチン家電もネクストトレンドになりそう。まずはコードレスミキサー。米家電メーカー・シャークニンジャの「Ninja Blast コードレスミキサー」(2024年2月発売)や、ロングセラーのビタントニオ「コードレスマイボトルブレンダー」などが代表的存在です。

 

「バッテリーに充電できて、使う場所に制限がない。しかもそのまま飲める! 一般的なブレンダーはいざ使う時に、出してコードを差してからスタートじゃないですか。これは最初のハードルが低く、使用頻度も高まります」(小口さん)

 

もうひとつ、小口さんが推すのがコードレスのエスプレッソメーカー。ティファール「クイックレマ」(2024年5月発売)は、B5判よりも小さいコンパクトサイズで約1.4kgと軽量。どこでも気軽に本格的なエスプレッソが楽しめます。

 

「エスプレッソマシンってドカーンとデカいのを想像すると思うんですけど、これは普通の小型のドリップコーヒーマシンくらい。コンセント周りは炊飯器とか、固定の家電が占めるじゃないですか。コードレスなら変な話、寝室に置いても使えるし、ちょいちょい動かしても使える。スマホと共通のUSB Type-Cで充電できるので便利です。アウトドアでも使えますね」(小口さん)

 

家電がコードレスになることで、新しいアクティビティが生まれる予感がします。

 

キーワード03【飛躍するロボット掃除機】

高付加価値競争と価格競争がそろそろ限界に近づいているという見方もあるロボット掃除機。しかし、まだ飛躍の余地はあると小口さんは言います。まずは中国の家電メーカー・スイッチボットの「お掃除ロボットS10」(2024年5月)。吸引と水拭きが同時にできるロボット掃除機で、世界初という小型水交換ステーションを完備し、水道に直接つなげて給排水する仕組みとなっています。

 

「ゴミステーションと水ステーションが別々にあって、水ステーションは洗濯機の給排水管に接続するんです。ゴミを一旦集めてから、水ステーションに行って給水します。また、価格も約12万円で全部入りです」(小口さん)

 

機構を2つに分けたことで複雑になりすぎず、コストも下がっています。

 

中国の家電メーカー・エコバックスの窓拭きロボット掃除機「Winbot W2 OMNI」(2024年3月発売)も画期的。窓拭きロボット本体とステーションがコードでつながり、コンセントいらずの窓拭きを実現しています。

 

「ステーションと掃除機がセットになっていて、コンセントをいちいち差さなくても良いんです。ステーションを窓のところにボンと置いて、掃除機をポンと窓に貼ると、ウィーンと掃除をしてくれます」(小口さん)

 

ロボット掃除機の進化は今後も要チェックです。

 

 

まとめ/柚木安津

シリーズ初のフルモデルチェンジ!最軽量化&高い掃除力を実現し市場ニーズに対応したスティック掃除機「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO/NEO+」

提供:シャークニンジャ株式会社

モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード「家電大賞」。今年で9回目となった「家電大賞2023-2024」が現在開催中。ノミネートのなかからGetNavi注目モデルを紹介。

アメリカの掃除機シェアNo.1、日本でも着実にシェア拡大中のシャークの新モデルが高評価を集めている。掃除力に妥協することなく、より軽く使いやすくなった本機の魅力を深掘り!

 

軽量化とゴミ除去力向上という相反するニーズに見事に対応!
Shark EVOPOWER SYSTEM NEO/NEO+


掃除機部門
GetNavi注目モデル

ノミネートNo.046
シャーク
Shark EVOPOWER SYSTEM NEO/NEO+

実売価格6万4900円(NEO)/7万9750円(NEO+)

強力な掃除力はそのままに従来モデルより最大25%の軽量化を実現。同社独自のヘッドがあらゆる床に密着し、大小のゴミを逃さず除去する。自動ゴミ収集ドックの有無、「FLEX」パイプの有無による4モデルを用意。

SPEC●連続運転時間:NEO最大25分/NEO+最大50分(ともにスティックでの使用時/NEO+はバッテリー2個連続使用時)●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:W
228×H1040×D160㎜/約1.5〜1.7㎏(スティック時)

 

独自ヘッド、センサーなど高機能を軽量ボディに集約!

生活者に寄り添った製品作りが評判のシャークが発売した EVOPOWER SYSTEM NEO/NEO+は、「軽さと掃除力」を両立させた注目モデルだ。ゴミ除去力は1.5㎏以下モデルで最強クラス。ソフトローラーとパワーフィンを組み合わせた独自ヘッドで多くのゴミを一気に捕集する。

 

またNEO+には自動ゴミ収集ドックを搭載。掃除機本体のゴミを自動的にドックに回収、約30日ぶんのゴミをドックにためられる。

 

さらに独自のセンサー技術により、ゴミの量に合わせて吸引力を、床材に合わせてブラシの回転速度を自動調整。効率的な掃除を行う。

 

従来のコードレス機にあった「軽い掃除機はゴミ除去力に劣る」という常識を覆した本機は、まさにユーザー待望の一台と言える。

 

<POINT 01>

1.5kg以下のコードレス掃除機のなかで最も優れた掃除性能(※1)を実現

1.5㎏(※2)と軽量ながら、強力なモーター吸引と独自ヘッド「ハイブリッドパワークリーン」の力で大きなゴミから微細なホコリまでしっかり取り除く。ヘッドもよりコンパクトになり、狭い家具の隙間も快適にお掃除。

※1:IEC 62885-4に則り、自社専門施設によるカーペットでの測定結果に基づく。全国有力家電量販店の販売台数実績(2022年7月から2023年6月まで)の上位85%の本体質量1.5kg以下の製品と比較 ※2:LC200JIV(アイボリー)のみ

↑ヘッドのソフトローラーが床に密着、フィンが微細なゴミも強力にかき取る。従来より最大25%軽量化し、操作も快適

 

<POINT 02>

自動ゴミ収集ドックが付属しゴミ捨ては月1回でOK*NEO+のみ

充電ドックに自動ゴミ収集機能を搭載。掃除機をドックに戻すとダストカップ内のゴミが自動回収される。ドックには約30日ぶん(目安)のゴミがためられ、ゴミ捨ては月1回でOK。ドックはHEPAフィルター装備で排気もキレイだ。

↑自動ゴミ収集ドックは紙パック不要で運用コストがかからず経済的。ダストボックスは水洗いでき、清潔に保てる

 

<POINT 03>

Smart iQテクノロジーを搭載し掃除モードを自動調整

ゴミの量に応じて吸引力を調整する「iQセンサー」と、検知した床タイプに応じてブラシの回転スピードを変える「フロアセンサー」を組み合わせた「Smart iQテクノロジー」を採用。バッテリー消費のムダを抑えつつゴミを逃さず除去する。

↑「iQセンサー」で吸引力を自動調整。ゴミの量に応じてリングの色が変わり、目に見えないゴミの取り残しも防げる

 

↑「フロアセンサー」がフローリングや畳など床材を検知。カーペット上ではブラシの回転を速めてゴミを強力にかき出す

 

<問い合わせ>シャークニンジャ https://www.shark.co.jp/

 

<家電大賞2023-2024に投票しよう>

今回紹介した「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO/NEO+は現在開催中の2023年を代表する家電を決定する「家電大賞 2023-2024」の掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1545558.html

シャークの「棒みたいな多機能ドライヤー」は実際どう? 夏の旅先で家電ライターが実力チェック!

最近、いわゆる美容家電メーカー以外からの参入が相次いでいるドライヤー業界にまた一社、別業界の家電メーカーが参入します。アメリカ発のシャークニンジャが美容家電ブランド「Shark Beauty」(シャークビューティー)を立ち上げ、その第一弾としてヘアドライヤーを発表しました。同ブランドはすでに欧米では展開されていて、今回、日本に初上陸した形です。

 

シャークといえば掃除機のイメージ。なぜドライヤー? と意外に思う半面、同社のコードレス掃除機を知っている人なら、なるほどと納得してしまう……そんな機能が詰まったドライヤーです。

↑掃除機メーカーとして知られるSharkから、ヘアドライヤーが登場。気になるその機能とは?

 

スタイラーからドライヤーに早変わり

第一弾で登場したのは、ヘアドライからスタイリングまで1台で行えるマルチスタイリングドライヤー「Shark FlexStyle(シャーク フレックススタイル)」。I字型のドライヤー本体に複数のアクセサリーが付属。一見するとスタイリング専用に見えますが、ドライヤー本体の先端をひねると、ヘッドが短いドライヤーに変身し、そのままヘアドライに使えます。発売は9月上旬で、実売価格は3万4980円。

↑クルッとねじるワンアクションで、スタイラーからドライヤーに早替わり!

 

ドライヤーとしてはとてもスリムで、スタイラーモード時(I字の状態)のサイズは、H285×W45×D45mm、本体重量は約370g(コード含まず)で取り回しもカンタン。ブラシレスDCモーターを搭載し、風量は不明ながら風速はパワフルで、地肌までしっかり風が届きます。

 

風温は、髪を傷めにくい温度にこだわり、毎秒1000回の計測を行いながら90℃以下に制御。温度設定自体は、低温(約55℃)・中温(約78℃)・高温(約87℃)とクールモード(冷風)の4段階から選べるほか、押している間だけ冷風が出る「クールショット」ボタンも別に用意。風量は弱風・中風・強風の3段階から選べます。

 

さらにアクセサリーも豊富で機能的。エアカーラー35mm(右用/左用)、「ロールブラシ」「ワイドノズル」「つるツヤローラー」の4種類が付属し、I字型のドライヤーの先端に取り付けることでブローやカール、ストレート、ボリュームアップ、ツヤ出しが実現します。

↑左から、エアカーラー(左用・右用)、つるツヤローラー、ロールブラシ、ワイドノズル

 

「エアカーラー」は、風の力で髪が吸い付き、そのまま巻き付けられるというスタイリングツール。ヘアアイロンに比べて熱の温度が低いので、髪が傷みにくいメリットがあります。右巻きと左巻きがあるため、巻きたい向きに合わせて使い分けます。

↑発表会ではスタイリストによる実演も。髪がカーラーに吸い付くので、その状態でしっかり熱を与えたら、最後にクールショットで引き締めます

 

↑最後にスッと引き抜けば、くるんカールが完成

 

さらにぴょんぴょん飛び出る浮き毛対策も「つるツヤローラー」でなでつけるだけ。風の力で浮き毛が49%抑えられ、ツヤが71%アップするとしています。ほか、天然のイノシシの毛を使った「ロールブラシ」は、ボリュームアップや毛先をカールしたいときに使用。「ワイドノズル」を使うと風量が31%アップし、ピンポイントのブローやスタイリングに活用できます。このように、豊富なアクセサリーでさまざまなスタイリングができるのです。

 

本製品はコンセプト面でダイソンのDyson Airwrap(ダイソンエアラップ)マルチスタイラーによく似ていますが、独自性を感じさせるのは、やはりスタイラーからドライヤーに一瞬で“変身”するところ。ドライヤーとしてもじゅうぶんパワフルなので、もうドライヤーとスタイラー(またはヘアアイロン)を2台持ちしなくて済むかもしれません。そして、この“変身”する発想こそ、コードレス掃除機にパイプが曲がる「FLEX機能」を取り入れたシャークらしさではないかと思います。

↑シャークのコードレス掃除機に搭載された「FLEX機能」。パイプが曲がるので、低い場所も腰を屈めず掃除ができて便利です

 

夏の旅行に「Shark FlexStyle」は役立つか?

↑2泊3日の避暑地の旅行に「Shark FlexStyle」を持って行ってみました

 

この「Shark FlexStyle」は、スリムなので収納しやすいほか、バッグにも入れやすいので持ち運びにも便利、というのがウリの一つ。ということで、夏の旅行に持参してみました。筆者はいつも旅行に行くとき、ヘアドライヤーとヘアアイロンを持っていっていますが、これなら1台で済みます。ヘアアイロンではないので、しっかりカールが作れるか心配でしたが、荷物が大幅に減るのではありがたいです。

↑さすがにアクセサリーを全部持っていくとけっこうな量になりますが、ドライヤーとヘアアイロンを持っていくのに比べたら、だいぶコンパクトです

 

髪を洗った後、まずはドライヤーとして使用しました。風の力が強いので、地肌までしっかり風が届きます。吹き出し口が狭く風が広がりにくいためか、いわゆる速乾ドライヤーに比べると乾燥時間はかかりましたが、それでもいつもの1割増程度。じゅうぶん速乾といえそうです。ただ、スリムなドライヤー特有の、「ゴーッ」という風切り音は大きめ。

 

なお、この後エアカーラーでカールを作る場合は、ヘアドライは8割程度にとどめます。髪は濡れた状態のほうが形がつきやすいため、エアカーラーでカールを作りながら仕上げ乾燥をするイメージです。

↑ヘッドが短くなるので、髪に近づけやすいのも、この形状のメリット

 

Flex機能を使ったら、カーラーをつけ替えずに左右のカールが作れた!

続いては、エアカーラーを使ってカールを作ってみました。私は左利きなので、まずは左側のカールからトライ。髪を少量つまみ、エアカーラーを近づけると、毛先からひゅっと巻き付きます。あとは上下に動かしながら10秒ほど温めて形をつけたら、クールショットを10秒ほど。そっと外すと、しっかりカールができました!

↑毛束が多すぎましたが、しっかり巻き付いてくれました

 

↑なかなか華やかなカールができました

 

ちなみに毛束は少量ずつ取るのが基本ですが、ふだんヘアアイロンで大雑把にカールを作っている私は、つい多めに取ってしまいます。もっと細かく、しっかりしたカールが作りたい場合は、やはり毛束は少量ずつ取ったほうがいいと思います。

 

続いて右側のカールを作るために、カーラーを付け替えます。先ほどまで使っていたカーラーがかなり熱くなっているので、本体を触らないよう先端をつまみ、カーラーにチェンジ。しかし、自動的に巻き付くとはいえ、やはり利き手でない手でスタイリングするのは結構大変です。

 

と、ここでFlex機能が活躍! 再び左側のカールで使ったカーラーに戻し、ドライヤーをフレックススタイルに。すると巻き方の向きが変わるので、左手でもきれいにスタイリングできました。

↑少し角度に工夫が必要ですが、Flexスタイルにすれば、左手で持ったまま内巻きカールが作れました

 

最後に「ロールブラシ」で前髪をふわっと整え、頭頂部付近のバラついた髪を「つるツヤローラー」で押さえ込んだら完成! 1台で全体をきれいにまとめることができました。

↑本来なら、複数のヘアケアアイテムを使うか、少しコツがいるようなスタイリングがたった1台で完成! 多機能ぶりを実感しました

 

ちなみに、出来上がったカールはヘアアイロンに比べると熱が弱いため、やはり落ちやすいです。特に私の髪は細いためか、その傾向が大きいので、崩したくないときはヘアスプレーで固めてゆるふわ状態をキープしています。

 

ちょっと使いにくさを感じたのは、ボタンの位置。温風でカールを作ったあとに、「クールショット」で冷やして固めたいのですが、場所が分かりにくいので、毎回指で探ったり、鏡で確認したりしなければいけません。

↑ちょうど親指の位置に「クールショット」ボタンがありますが、触っても分かりにくいので、いつも探り探りです

 

その点を除けば、トータル的にとても使いやすく、便利なマルチスタイリングドライヤーだと思います。「カール機能は気になるけれど、使いこなせるか心配」という人でも、万一使いこなせなくても、ドライヤーとして、またくるくるドライヤーとして日常的に使えますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

↑カラーは、日本オリジナルの「フラミンゴピンク(HD434JPK)」(中央)ほか、「ストーン(HD434JSL)」(左)、「モカシルバー(HD434JBR)」(右)の3色展開

 

4種類のセンサー搭載で“気が利く”コードレス掃除機! シャークから「Shark CleanSense iQ/iQ+」が新たに登場

シャークニンジャは、コードレススティッククリーナーの新モデル「Shark CleanSense iQ(シャーク クリーンセンス アイキュー)」「Shark CleanSense iQ+(シャーク クリーンセンス アイキュープラス)-自動ゴミ収集ドック搭載モデル」を6月16日に発売します。

↑左から、「Shark CleanSense iQ+」ライトチタニウム、同メタルブラック、「Shark CleanSense iQ」ホワイトアルミニウム、同ミッドナイトグレー

 

今回発売の製品は、これまでSharkで展開してきたメインラインとなる「EVOPOWER SYSTEM」シリーズとは別ラインでの展開で、「Shark最高の掃除力」を徹底的に追求した最上位モデル。

↑エッジセンサー

 

「Smart iQ PRO」という4つのセンサーからなる、新しいセンシング技術を搭載しています。「iQセンサー」「フロアセンサー」「エッジセンサー」「ライトセンサー」の4種類のセンサーを組み合わせて、必要な場面で効率的に掃除力を高め、ゴミの取り残しを防ぎます。センサーは掃除する場所に合わせて自動で調整されます。

↑Smart iQ Pro

 

また、同製品に合わせて新たに開発された、Shark独自の「自動ゴミ収集ドック」も採用しています。

↑ゴミ収集ドック

 

Shark CleanSense iQのカラーバリエーションはホワイトアルミニウムとミッドナイトグレーの2種類で、市場想定価格は7万4800円(税込)。Shark CleanSense iQ+のカラーバリエーションはライトチタニウムとメタルブラックの2種類で、市場想定価格は8万9650円です。

↑ライトセンサー

トレンドを押さえたシャークのスティック掃除機をプロが太鼓判! その理由は?

掃除機市場で人気を二分するロボット型とスティック型。リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回はスティック掃除機の中から、プロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押すアイテムを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が選びました

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事やお試しレビューを執筆。掃除機ジャンルのトレンドにも精通する。

 

独自のヘッドパーツは毛が絡まずゴミ捕集力も優秀

シャーク

EVOPOWER SYSTEM STD CS100J

実売価格2万9700円

独自開発のマルチフロア対応ヘッド「ブラシレスパワーフィン」を搭載。あらゆる床面に密着して多くのゴミを取り除くうえ、長い髪の毛やペットの毛が絡まない形状だ。掃除終了後、ドックに戻せば自動的に充電が開始する。

SPEC●最大駆動時間:最大13分(スティック)、最大17分(ハンディ)●充電時間:3.5時間●サイズ/質量:W267×H1005×H124mm(スティック)、W67×H500×H86.5mm(ハンディ)/約1.9kg(スティック)、約0.9kg(ハンディ)

 

快適な掃除がしやすくなる細かい配慮がうれしい

EVOPOWER SYSTEM STDは申し分ない性能を備えながらも機能数を絞ることで低価格化を実現。人気機種の特徴を踏襲しつつも、シンプルな使いやすさを追求している。一度使えばヘッドの滑らかな操作性や、ワンタッチでゴミ捨てできる機能など、目立たないが掃除の快適性にしっかりと寄与している機能や工夫が随所に散りばめられていることに気づくはずだ。「毛が絡まないブラシ」も最近のトレンドで、メンテナンスの手間を大幅に軽減する。

 

上位機iQ+は自動ゴミ収集ドックが付属し、ゴミの量を検知して掃除モードを自動調整。掃除にまつわる面倒ごとをまとめて解消した。LEDライトをヘッドとハンディの両方に装備し、暗所でもスムーズに使えるのは便利だ。

 

コードレススティック掃除機はエントリーモデルでもココは譲れない!

<Point 1>清掃場所や床材を選ばず多彩なシーンで活躍できる

住環境にもよるが、フローリングやカーペットをはじめ、畳や布など様々な素材に掃除機がけができると便利。テーブルや棚の上に使えるハンディタイプへ切り替えられれば完璧だ。

 

<Point 2>掃除したいときにサッと軽やかに取り出せる

部屋に置いてあっても邪魔にならず、必要なときにすぐ取り出せるのがイイ。さらに本体が軽量で、ヘッドが自在に動かせるものなら掃除機がけのストレスは大幅に軽減!

↑持ち手部分のリリースボタンを片手でつまむだけでハンディクリーナーに早変わり。充電ドックに設置した状態からそのまま取り外せる

 

↑掃除のストレスのひとつであるゴミ捨ては、ボタンをワンタッチするだけで完了。ゴミが飛び散りづらく、触らなくていいので衛生的だ

 

<ココが上位モデル級>必要十分な機能は搭載! 合理的な取捨選択に脱帽

「優秀なブラシレスパワーフィンは装備しつつ、FLEX機能を削るなど、機能を厳選し低価格を実現。自動で充電するドックに設置した状態から、ワンタッチでハンディクリーナーとして使えるので、利便性を実感する場面は多いはずです」(平島さん)

 

上位モデルはコレ!

シャーク

EVOPOWER SYSTEM iQ+ CS851JMVAE

実売価格7万2600円

新開発「iQテクノロジー」センサーがゴミの量を検知し、吸引力とブラシロールの回転スピードを最適化。ハンディとヘッドに搭載されたモニターの色が変化しゴミの量を知らせる。パイプ部分が曲がる「FLEX機能」で家具下の掃除もラクラク。

 

機能の差早わかり!

コードレス掃除機にも「自動ゴミ収集」の波が来た! 家電のプロが教える最新トレンド【掃除機編】

今回は、掃除機のトレンドを紹介! 掃除機は「使いやすさ」重視の傾向が進み、個々のニーズに細かく対応する製品が増加している。ブロワーや液体吸引など業務用の機能を取り入れたハンディ機、メンテの手間を軽減するスティック機などが話題だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が解説します!

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事やお試しレビューを執筆。掃除機ジャンルのトレンドにも精通する。

 

トレンドキーワードその1 

自動ゴミ収集ドック搭載スティッククリーナー

ロボット掃除機でおなじみの「自動ゴミ収集」機能は、ゴミ捨ての手間を解消して厚い支持を獲得。その波は高級スティックモデルにも及び、新トレンドに。

 

【その1】掃除モードやゴミ収集の自動化で掃除がより快適に

シャーク

EVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナー

実売価格7万9750円

ゴミの量に応じて掃除モードを自動調節し、短時間で効率良く掃除。自動ゴミ収集ドック採用でゴミ捨ては月1回で済む。ボタンひとつでパイプが曲がる機能により、ベッド下も屈まず掃除可能。

SPEC●連続運転時間:約14〜50分(iQモード・スティック時・バッテリー2個使用時)●充電時間:約3.5時間●付属品:ブラシ付き隙間用ノズルほか●サイズ/質量:W258×H1040×D114mm/約2.0kg

 

[平島’s Check]

自動ゴミ収集ドックや掃除モードの自動切替に加え、LEDライト付きヘッドなど便利機能が満載。吸引力も19%向上し、よりパワフルになりました。

 

【その2】ストレスフリーな掃除を徹底追求した大人気モデル

パナソニック

セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K

実売価格7万2600円

自動ゴミ収集ドック採用で本体のスリム化と軽快な操作性を実現。ドック内のゴミをナノイーXで除菌し、ゴミのニオイ発生を抑える。毛がからみにくいブラシの採用でお手入れの負担も大幅減。

SPEC●集じん容積:スティック0.05L/クリーンドック0.8L●連続運転時間:AUTO約10〜15分●充電時間:約3時間●付属品:すき間用ノズルほか●サイズ/質量:W213×H1030×D130mm/1.5kg

 

[平島’s Check]

ドックからの本体取り出し・収納がスムーズ。ゴミ捨ても月1回で、掃除への心理的ハードルがぐっと下がります。空間に馴染む上品なデザインも◎。

 

トレンドキーワードその2

毛がらみ防止ヘッド搭載スティッククリーナー

掃除機のブラシの毛がらみ除去は手間がかかる。コロナ禍でペットを飼う家庭が増えた昨今、毛がらみ防止ヘッドを採用したモデルが支持を集め始めている。

 

【その1】吸引力も毛がらみ対策も万全でペットがいる家庭に激推し!

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Complete

実売価格8万3600円

ペットの毛の除去力が高いMotorbarクリーナーヘッドを付属。ヘッド内のくし型ブレードがブラシに巻き付いた毛を取り、毛がらみを防ぐ。目に見えない微細なホコリも可視化するレーザー機能付きヘッドも搭載。

SPEC●サイクロン技術:Root Cyclone テクノロジー●連続運転時間:最長60分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:W250×H1130×D234mm/約2.4kg(Motorbarクリーナーヘッド装着時)

 

[平島’s Check]

同梱の3種のヘッドはほぼ毛がらみなし。ペットをブラッシングしつつ、抜け毛を吸引するツール(別売)もペットオーナーには超魅力的です。

 

【その2】パワフル吸引に加えメンテのしやすさも出色

パナソニック

パワーコードレス MC-SB85K

実売価格6万3360円

前出のMC-NS10Kでも採用する「からまないブラシ」を搭載。フィルターレスの完全サイクロンを実現し、面倒なフィルター掃除が不要になった。吸込仕事率150Wのハイパワーで抜群の吸引力を実現。

SPEC●集じん容積:0.17L●連続運転時間:HIGH約6分/AUTO約16〜約28分/LONG:約35分/約85分(付属ノズル使用時)●充電時間:約3時間●サイズ/質量:W253×H1130×D193mm/2.0kg

 

[平島’s Check]

円すい型ダブルブラシの回転でからんだ毛を解き、吸い取る機構が優秀。見えないゴミの取り残しが防げるクリーンセンサーも魅力です。

 

iQセンサー搭載のシャークのコードレススティック掃除機。3つの“ない”がより掃除をラクにする

シャーク「EVOPOWER SYSTEM」シリーズの最高峰である「EVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナー」は、同社のコードレススティックとしての成熟ぶりを示す一台。ゴミ除去力から操作性・メンテ性まですべてが進化している注目株のひとつだ。

 

【今回紹介する製品】

パワー調整は優秀センサーにおまかせ!
家具下の掃除やゴミ捨ての負担もラクに
EVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナー

 


掃除機部門
GetNavi注目モデル

 

エントリーNo.060
シャーク
EVOPOWER SYSTEM iQ+
コードレススティッククリーナー

実売価格7万2600円

日本のユーザーの声を基にさらなる進化を遂げた、シャーク掃除機の最高峰。iQセンサーがゴミの量に応じてパワー制御し、自動ゴミ収集ドック搭載でゴミ捨ての手間を軽減する。パイプが曲がる独自構造で、ソファ下などの掃除もラクだ。

SPEC●最大稼働時間:約50分(バッテリー2個使用時)●充電時間:約3.5時間●同梱品:ミニモーターヘッド、自動ゴミ収集ドックほか●サイズ/質量:W258×H1040×D114mm/約2kg(スティック時)

 

3つの「ない」を実現し快適な掃除体験を叶える

アメリカのNo.1掃除機メーカー・シャークは、日本向けに開発したEVOPOWER SYSTEM iQ+で、掃除に関する面倒を解消すべく3つの「ない」を実現。

第一の「ない」は「考えない」。独自のiQセンサーがゴミの量を検知して掃除モードを自動調整し、時短で効率良く掃除できる。

第二の「ない」は「汚れない」。同社初の自動ゴミ収集ドック搭載でゴミ捨ての手間を大幅減。ゴミ捨て時に手が汚れる面倒がない。

そして第三は「しゃがまない」。同社独自の「曲がるパイプ」で、ソファやベッドの下の低いスペースも立ったままラクに掃除できる。

これら3つの「ない」について、ユーザーも「ゴミ捨てが月イチで済み大助かり」など高評価。ハンディ部にもLEDライトが付くなど使い勝手に磨きがかかり、掃除機としてかなり成熟した注目モデルだ。

【POINT 01】

ゴミの量に応じて自動でモード切り替え

掃除機内に搭載したiQセンサーがゴミの量を検知し、吸引力とヘッドブラシの回転スピードを自動調整。手動でモード切り替えする手間がなく、掃除がラクになる。ゴミの量はヘッドとハンディ部のモニター色の変化で表示。

↑本体ハンディ部が「緑・黄色・赤」に変化してゴミの量を通知。ハンディ機として使う際もiQセンサーが働く

 

↑ゴミの量に応じて吸引力と回転速度がそれぞれ段階的に変化。微細なゴミも検知して取り残しを防ぐ

 

【POINT 02】

自動ゴミ収集ドックでゴミ捨ての手間を軽減

充電ドックに自動ゴミ収集機能を搭載。約30日ぶんのゴミをドックに貯められ、ゴミ捨ては月に1回でOKだ。ダストカップを取り出してゴミを捨てるたびにホコリが飛び散ったり手が汚れたりするストレスがない!

↑掃除機をドックに戻すと自動でゴミを回収。HEPAフィルターが微粒子ゴミを99.99%ドックに捕集する

 

↑自動ゴミ収集ドックは紙パック不要なのでランニングコストがかからない。ダストボックスは水洗い可能だ

 

【POINT 03】

ボタンひとつで パイプが曲がる!

ボタンひとつでパイプが曲がる「FLEX機能」を搭載。ソファやベッドなどの下を屈まずに掃除できて、足腰への負担が少ない。また、ゴミがしっかり除去できたかどうかは、パネル部のモニターの色で確認できる。

↑パイプが曲がり、テーブルなどの家具の下もヘッドが奥までスムーズに入り込んでゴミ除去できる。ヘッドはLED付きなのも◎

 

<家電大賞2022-2023に投票しよう>

今回紹介したEVOPOWER SYSTEM iQ+ コードレススティッククリーナーは現在開催中の2022年を代表する家電を決定する「家電大賞 2022-2023」の掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1455297.html

日本の掃除習慣を考え抜いた“曲がる掃除機”の進化形!EVOPOWER SYSTEM最高モデルが登場

シャークのEVOPOWER SYSTEM ADVは、日本のユーザーの声を基に改良を重ねた日本専用モデル。ゴミ取り性能と使いやすさが、さらに進化した「EVOPOWER SYSTEM ADV CS651JOR」の魅力に迫る。

 

【今回紹介する製品】

新型ブラシロールでゴミ除去力アップ!
使い勝手・お手入れ性もさらに向上した多機能スティック
EVOPOWER SYSTEM ADV CS651JOR

 


掃除機部門
GetNavi注目モデル

 

シャーク
EVOPOWER SYSTEM ADV CS651JOR

キャンペーン価格:5万1700円(2022年1月10日まで)

日本の掃除習慣における様々なニーズに応え、多彩な機能を搭載。新開発ヘッドによりカーペットでの清掃パフォーマンスが向上し、あらゆる床・あらゆるゴミを強力に取り除く。また付属ツールをドックからスムーズに着脱できるなど使い勝手にも配慮。

SPEC ●ヘッド:ハイブリッドパワークリーン ●最長運転時間(バッテリー2個使用時):約60分(ハンディ使用時、エコモード) ●充電時間:約3.5時間 ●サイズ/質量:W258×H1060×D114㎜/約2.0㎏

日本のユーザーの声を長年にわたり細かく研究

シャークは、パイプが曲がるユニークなスティック掃除機や、スリム形状ながらパワフルな吸引力のハンディ掃除機で定評あるメーカー。本機は、同社が日本参入以来、日本のユーザーから集めてきたフィードバックに応えた一台だ。

 

注目はソフトローラーとフィンを融合した新型ブラシロールで、カーペットのゴミ除去力が45%向上。髪の毛やペットの毛など毛がらみもなく(※1)、ほぼメンテ不要だ。

 

充電ドックには全アクセサリーがセット可能。新たにエコモードを搭載し、夜間の掃除も可能になった。バッテリーも2個付属し、複数の部屋をまとめて掃除もできる。パイプが曲がる機能で家具下の掃除も屈まず行えてラクだ(※2)。

 

使いたいときにサッと取り出しサッと使え、お手入れの手間も軽減。心理的ハードルが少ない!!

 

※1:自社テストによる。長さ45cmの毛0.25gを、0.6㎡のフローリングで10サイクルテストした結果
※2:CS651JOR/CS651JBLのみ

 

【POINT01】

新開発ヘッドで大小のゴミを効率良く捕集

フィンとソフトローラーを融合した独自設計のブラシロールがあらゆる床に密着しゴミ除去。カーペットの奥のゴミもフィンでかき出す。ヘッドカバーの改良で大量のゴミも押し出さずにキャッチし、壁際のゴミも残さない。

 

【POINT02】

ハンディ掃除機としてもトップクラスの吸引力

パイプを外すとハンディ機に。ハンディ部が1kg未満の機種ではトップクラスの吸引力で卓上や家具周りもスムーズに掃除できる。ミニモーターヘッドやペットマルチノズルなど4つのツールで幅広い用途に対応。

 

【POINT03】

運転音や駆動時間など好みのスタイルで使える

標準モードとブーストモードに加え、エコモードを搭載。静音性に優れ、音に敏感なペットや子どもがいる家庭、また夜間の使用に最適だ。バッテリー2個連続使用でスティック(エコモード)で約50分使用できるのも心強い。

 

家電大賞2021-2022に投票しよう

 

今回紹介したEVOLPOWER SYSTEM ADVは現在開催中の2021年を代表する家電を決定する「家電大賞 2021-2022」の掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

 

Sharkの掃除機に日本専用モデルが登場! ヘッドを新開発、バッテリー性能もアップ

Sharkが、2020年8月に発売した、新コンセプトのシステムクリーナー「EVOPOWER SYSTEM」。 その上位モデルにして日本専用のモデル「EVOPOWER SYSTEM ADV(エヴォパワーシステム アドバンス)コードレススティッククリーナー」が10月下旬から発売されます。

 

今回の新製品であるEVOPOWER SYSTEM ADVは、現行モデルの強みや改善点を踏まえて、日本人のためだけに新たに開発されました。使いやすい基本機能はそのままに、これまで以上に掃除のストレスを取り除き、“気持ちよく” 掃除ができるポイントを兼ね備えています。

 

新開発のヘッドで、現行モデルから45%性能アップ

 

本機は、パワーフィンとソフトローラーを組み合わせたShark独自のブラシロールを搭載した新開発ヘッド「ハイブリッドパワークリーン」を搭載。進化したヘッドが、さらに高い掃除能力を実現します。

 

パワーフィンが組み込まれたブラシロールですき間なく床に密着し、一度の掃除でより多くのゴミを床から取り除きます。パワーフィンの幅や角度を見直したことでカーペットのなかに入り込んだゴミを掻き出せるようになり、ゴミ取り性能が現行モデルよりも約45%アップしました。

 

さらに、モーターをブラシロールに内蔵することにより、ヘッドの奥行きを短くし、ヘッドのコンパクト化を実現しました。

 

静音運転のエコモードを新搭載、デザイン面も改良

 

通常モードとブーストモードに加え、静音性に優れるエコモードを新搭載。夜間に行う掃除や、音に敏感なペットや子どもがいる家庭などでの掃除のために音をおさえて運転できるようになりました。

 

また、誤操作を防ぐため、電源ボタンとダストカップボタンの形状を変更し、配置を調整。さらに、バッテリーインジケーターのデザイン変更に加え、エコモード/ブーストモードのアイコンを追加し、使用中のステータスがよりわかりやすくなるよう改良しています。

 

カラーリングは、マットな質感で部屋に違和感なくなじむ新色を日本のデザイン会社とともに開発。人気のあった上位4色を採用しました。シックなお部屋から温かみのあるお部屋まで、スタイルに合わせて選べます。

↑こちらのカラーはロイヤルブルー

 

バッテリー駆動時間が33%アップ、アクセサリーはすべてドックに収納可能に

 

バッテリーの利用効率性を高めることにより、コードレススティックの標準モードで最大32分の駆動時間を実現しました。現行モデルと比較して駆動時間が33%長くなり、バッテリー切れの心配もより軽減されています。また、バッテリーが2つ付属するダブルバッテリーなので、片方のバッテリーが切れても、ドックで充電されているもうひとつのバッテリーに交換すれば、すぐに掃除を再開できます。

 

付属する4種類のアクセサリーは、すべてドックに収納可能。現行モデルではドックに収納できなかったミニモーターヘッドの収納にも対応し、ワンタッチでドックから付け外しできます。

 

現行モデルで人気を博している、片手でリリースボタンをつまむだけで強力なハンディになる機構も継続して搭載。一部のモデルは、ボタンひとつでパイプが曲がるFLEX機能にも対応します。現行モデルの長所はそのままに、日本人にあわせた新たな利便性を付け加えた新製品です。

 

●モデルと価格

・FLEX機能対応モデル

CS651JOR (キャメル)/CS651JBL(ロイヤルブルー)

市場想定価格 : 5万9950円(税込)

 

・FLEX機能非対応モデル

CS601JBK(ブラックメタリック)/CS601JPK(サンドピンク)

市場想定価格 : 5万5000円(税込)

 

さすがはトップメーカー…「掃除ストレスの激減」を実感!シャークの掃除機「EVOPOWER EX」1か月レビュー

最近はコードレス掃除機が多機能しており、ハンディクリーナーとしても利用できる製品が増えています。そんな状況のなか売り上げを伸ばしているのが、国内のハンディクリーナーシェアでトップを誇るシャークニンジャ(以下、シャーク)のEVOPOWER(エヴォパワー)シリーズです。そして今年6月末には、同シリーズにプレミアムモデルとなる「EVOPOWER EX」(エヴォパワー イーエックス・実売価格2万2000円~2万9700円/税込)が登場。シャークが「日本のために開発した」というEVOPOWER EXの使い勝手はどうなのか? 1か月実際に使ってその便利さをチェックしてみました!

↑犬の抜け毛だらけの我が家で、新製品EVOPOWER EXは活躍できるのでしょうか?

 

そもそもEVOPOWERシリーズが人気のワケ

家電に詳しくない人は、シャークというメーカーもEVOPOWERという製品名も聞いたことがないかもしれません。シャークはアメリカ発の家電メーカーで、米国内では掃除機分野でダイソンと人気を二分し「ダイソンキラー」とも言われている存在。EVOPOWERは、そんなシャークのハンディ専用機となります。スティック型のスタイリッシュでスリムな本体デザインと、ハンディとは思えない吸引力の強さ、さらにはゴミ捨てなどの使い勝手の良さで現在は日本国内での「高機能ハンディクリーナー」のトップシェアを奪取。今回レビューするEVOPOWER EXは、このEVOPOWERシリーズの上位機種となります。

↑プレミアムモデルだけあり、旧製品より塗装に高級感があります。本体サイズは幅62×奥行69×高さ390mmとコンパクト。重量は約680gで、見た目がスリムなので実際に持つとちょっとズシッと感じます

 

ちなみに、EVOPOWER EXが旧製品と大きく異なる点は以下の4ポイント。

・吸引力が約2倍にアップ

・モードが3段階で切り替え可能に

・バッテリー駆動時間が最大35分に(旧製品はバッテリー2個で最大24分)

・アクセサリーが充電器に収納可能に

 

また、EVOPOWER EXはグレージュ、ダークチョコレート、ローズレッドの3色ラインナップがありますが、カラーによって付属アクセサリーが異なるのも特徴です。今回は、すべてのアクセサリーがそろった最上位モデルのグレージュカラー(WV406JGG)を使いました。

 

グレージュモデルはアクセサリーが4点付属するのですが、前述したようにほとんどの付属品を充電器に収納できます。しかも、付属品を収納した状態でも全体的に生活感を感じさせないデザインで、リビングに出しっぱなしでも違和感がありません。ただし、グレージュモデルのみ付属する長い延長ノズルは充電台に収納できません。

↑グレージュモデルに付属するフローリング用延長ノズル、ミニモーターヘッド、隙間用ノズル、マルチノズル

 

↑フローリング用延長ノズル以外のアクセサリーは充電台にセットできます。収納時のサイズは幅104×奥行き276×高さ374mm

 

↑充電台は奥行きはありますが幅はスリム。我が家では、すぐに手に取れるテレビ台の隙間にセットしています

 

このほか、ダークチョコレート(WV405JDC)はミニモーターヘッド、隙間用ノズル、マルチノズルを付属。ローズレッド(WV400JRR)は隙間用ノズルとマルチノズルを付属します。同梱アクセサリーの種類でカラーが決まってしまうので「ボディカラーは赤がいいけど、アクセサリーは全部欲しい!」といった人にはツライところ。充電時も「見せてカッコイイ家電」だけに、カラーが制約なしで選べるようになるとうれしいですね。

 

EVOPOWERの約2倍の「吸引力」ってどれくらいあるの?

EVOPOWER EXで気になるのは、なんといっても吸引力です。ズボラな筆者は「汚れを見つけたらサッと掃除」するため、付属ノズルを装着しない状態で利用することがほとんど。このため、まずは付属ノズルを装着しない状態での吸引力をチェックしてみました。

 

パウダーゴミ(重曹)をフローリングにまき、ブーストモードでノズルを1度だけ通過して検証。フローリングの溝の奥までしっかり粉が吸引されました。スゴイのが、ノズルの左右5mmくらいの範囲の粉までEVOPOWER EXの吸引力でグイグイと掃除されること。掃除した跡にEVOPOWER EXのノズルを当てると、掃除跡がノズルより太いのがわかります。

↑掃除跡がノズルより明らかに太い!

 

続いて、フローリングより手強いカーペットでの吸引力もチェック。パウダーゴミ(重曹)と大きめのゴミ(直径5mmほどのビーズ)、犬の毛をカーペットにまき、パワー最大のブーストモードで吸引。カーペットにすり込んだ毛は少し残っていますが、粉ゴミはそれなりに除去。大きめのビーズはすべて吸い込みました。ハンディクリーナーとしてはパワフルだと感じます。

↑毛は少し残っていますが、吸引力は十分です

 

ちなみに、バッテリー駆動時間は最長35分と書きましたが、これはエコモードでの駆動時間。布にくっついた頑固なゴミなどには強力なブーストモードを利用しますが、ブーストモード時の駆動時間は約8分です。8分と聞くと短い気もしますが、そもそもハンディクリーナーはテレビ周りや食後のテーブルの下などのスポット掃除がほとんど。このため、バッテリーの不足を感じる状況はほとんどありませんでした。唯一バッテリー切れが起きたのは、気合いを入れて車内の犬の毛を掃除したときくらいです。

↑上の電源ボタンで標準モードでON/OFF。下の渦巻きボタンでブーストモード、葉っぱのボタンでエコモードで動作します。ブーストモード、エコモードにするには、一度標準モードで起動する必要があります

 

犬の抜け毛にミニモーターヘッドが大活躍。期待の延長ノズルは……?

先述の通り、3つのカラーによってアクセサリーが違います。アクセサリーのなかでも筆者が注目していたのが、最上位機種にのみ付属するフローリング用延長ノズル。なんと、これを装着することで、ハンディクリーナーからコードレスクリーナーになるのです! とはいえ、実際に使ってみると延長ノズルを利用すると吸引力はかなり落ちる印象。広い範囲をざっくりと掃除するのには良いですが、しっかり床掃除をしたいならコードレススティック掃除機を別に用意したほうがよさそう。あくまでサブ掃除機として利用するのがオススメです。

↑フローリング用延長ノズルを装着すると、ちょっと短めのスティッククリーナーのよう。身長163cmの筆者でちょっと短めくらいの高さ

 

↑延長ノズルをつけた状態で、ブーストモードでヘッドを1回通過。フローリングの溝に落ちた細かなゴミが取りきれていないので、ハンディ時のほうが集じん力が優秀なのがわかります

 

一方、意外にも大活躍したのが付属品のミニモーターヘッド。EVOPOWER EXはノズル無しでクッションやベッドカバーなどを掃除しようとすると、吸引力が強すぎてカバーを吸い込んでしまうことがあります。しかし、ミニモーターヘッドならブラシが回転するのでカバーをそこまで吸い込みすぎず、薄手のファブリックの掃除がしやすいのです。おかげで、抜け毛だらけの犬用ソファの掃除も快適。また、布をたたきながら汚れを掻き出して吸引するので、掃除のパワーもノズル無しよりアップしていると感じました。また、ブラシにはシリコン製のラバーを採用。植毛タイプではないので髪の毛が絡まりにくい点も気に入っています。

↑ミニモーターヘッドを装着し、パウダーゴミ(重曹)と大きめのゴミ(直径約5mmのビーズ)、犬の毛をパワー最大のブーストモードで吸引したところ。ミニモーターヘッドなしの時よりしっかりと粉ゴミを吸い込んでいます。また付属ブラシなしの時より広い範囲を一度に掃除できるのも便利

 

↑ミニモーターヘッドを着けて抜け毛だらけの犬用ソファを掃除。ブーストモードでも薄いカバーを吸い込みすぎず掃除がしやすいのが良かったです

 

ゴミ捨てとノズルの交換がカンタン

操作のしやすさや使いやすさもEVOPOWERの魅力です。なかでも注目したいのがゴミ捨てとノズル交換のしやすさ。

 

EVOPOWER EXはスリムな本体デザインを実現するため、ダストカップ容量は小さめ。あっという間にゴミが満杯になります。ですが、ワンアクションでサッとゴミ捨てができるので、容量の少なさを面倒に感じることはほとんどありません。ゴミが多い場所の掃除にはビニール袋を持参し、ダストカップが満杯になりかけたらスイッチひとつでポイポイ捨てていくのがオススメです。

↑ダストカップは透明なので、ゴミが溜まってきたらすぐにわかるのも◎。ゴミを捨てるときは、手前の黄色のスライドボタンを引くだけ

 

↑ボタンをスライドすると写真のようにパカッとダストビンが開きます。手も汚れず、一瞬でゴミ捨てが終了します

 

↑唯一気になるのが本体のメンテナンス。ダストビンの透明フタ部分と白いフィルターは水洗いできますが、フィルターをホールドする金属メッシュ部分は本体から外れないので掃除がちょっと面倒です

 

付属品の取り外しも簡単です。多くの掃除機は付属ノズルを外すためのリリースボタンが吸引口近くに配置されています。しかし、EVOPOWER EXはハンドル下両脇にリリースボタンを用意。ノズルの交換に、いちいち吸引口まで手を伸ばす必要がないため、ノズル交換が容易です。ハンディクリーナーは日々ちょこちょこと使用するため、こういった少しの手間が簡略化されるのはありがたいですね。

↑ハンドル下両脇にあるリリースボタン。ここならハンドルから大きく手を動かすこと無く、自然にボタンに指を伸ばすことができます

 

専用機ならではの手軽さで手放せない存在に

冒頭で書いたように、最近は多機能コードレススティッククリーナーの多くがハンディクリーナーとしても利用できます。とはいえ、コードレスをハンディタイプに切り替えるには、一部の付属品を外したり、ユニットを取り外したり……と、切り替えるのにワンアクション以上が必要。このため、ちょっとした汚れなら「次に床掃除するときに掃除すれば良いや」と後回しになりがちです。

 

一方、EVOPOWER EXを導入して感じたのは、ポイント掃除が苦にならないこと。デザインが良いのでリビングに出しっぱなしにできるうえ「テレビ台にホコリが!」と感じたらサッと手に取ってパッと掃除。5秒もあればホコリ除去が完了します。

 

このため、EVOPOWER EXを使い始めてから、コードレススティッククリーナーで掃除する時間まで大幅に減りました。いままではコードレススティッククリーナーで床全体を掃除したあと、アタッチメントを変えて棚の上やテレビ台なども掃除していましたが、EVOPOWER EX導入後は、普段から目に付いた汚れはこまめに掃除できます。これにより床以外の掃除を改めてする必要がなくなりました。掃除がキライな筆者ですが「床掃除はコードレススティッククリーナー(あるいはロボット掃除機)」「ポイント掃除はEVOPOWER EX」と役割分担をさせることで、掃除に対するストレスが大きく減ったと感じています。

 

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「日本のために」ハンディクリーナーNo.1のシャークが3年かけて開発!全方向強化モデル「EVOPOWER EX」の完成度に驚いた

アメリカ発の家電メーカー・シャークニンジャは、ハンディクリーナー「EVOPOWER」シリーズの第二世代となる「EVOPOWER EX(エヴォパワー イーエックス)」を6月下旬に発売すると発表しました。第一世代と比べ、吸引力は2倍、駆動時間は3倍、アクセサリーはオシャレに収納可能になるなど、大きな進化を遂げています。オンラインで行われた発表会の様子とともにレポートしていきましょう。

↑EVOPOWER EX。使用時の本体サイズは高さ390×幅62×奥行69mm

 

人気シリーズのプレミアムモデルという位置づけ

EVOPOWERシリーズは、国内ハンディクリーナー市場で販売シェアNo.1を獲得し、大きな存在感を示しています。そんな同シリーズのプレミアムモデルの位置づけとなるのが、今回発表されたEVOPOWER EX。2018年に日本市場に参入して約3年間、日本のユーザーの声に耳を傾け、そのニーズを具現化したのが同モデルだといいます。

↑シャークニンジャの代表取締役社長・古屋和輝氏。「EVOPOWERは、2019年と2020年の国内ハンディクリーナー市場でシェア50%以上というナンバーワンの地位を獲得し、ハンディクリーナーの使い方を変えた」と語ります

 

シャークニンジャがEVOPOWERの国内ユーザーの声を調べたところ、最も高い要望は「吸引力」と「音の大きさ」でした。

↑吸引力と音の大きさが同率の37%。次いでアクセサリーの収納(20%)、駆動時間(6%)が続きました

 

国内プロダクトマーケティングを担当し、日本市場向けにオリジナリティのある開発を主導した長瀬陽子さんは、「日本市場の特殊性を踏まえ、第一世代のユーザーの声だけでなく、自社の他製品や他社のクリーナーを使っている家庭にもヒアリングを実施。日本人が重視するポイントを探りました」と語ります。

↑「EVOPOWER EXによるラインナップの拡充で、より幅広いニーズに対応します」と話す長瀬陽子さん

 

ユーザーの声から吸引力など4つのポイントを強化

ヒアリングの結果、以下の大きく4つのアップグレードポイントを設けたそうです。

1.吸引力が従来モデルの2倍

2.モード切り替えを採用(ブースト/標準/エコ)

3.最大35分の駆動時間(EVOPOWER W35は最大24分 ※バッテリー2個使用時)

4.充電ドックに付属アクセサリーをすべて収納

 

特に吸引力は、クリーナーの本質である掃除用具としての機能に直結する部分。モード切り替えも備えたので、気になるところを手早く掃除するときや、大きめのゴミを吸うときは吸引力の強い「ブースト」を使い、ホコリなどの軽いゴミを取り除きたい時には「エコ」で丁寧に掃除する、といった使い分けができるようになっています。

↑回転するファンをイメージしたマークのボタンがブーストモード。少し重たいゴミもパワフルに吸い込みます

 

ブーストモードの運転時間は約8分。食べカスをこぼしたり、目立つ汚れを見つけたりしたときにサッと取り出して、ピンポイントで掃除するには十分でしょう。

↑エンジニアのSteven Gacin氏は「開発する上で大変だったのは、第一世代で実現している強みを超えることでした」と述べました

 

充電ドックに付属品を収納できる

一方、吸引力を抑える代わりに騒音も抑えられるエコモードでは、駆動時間は最大35分となります。週末にのんびり目につく場所を掃除して回っても、よほど広い家でない限り、途中でバッテリー切れを起こす心配はないでしょう。

↑向かって右の葉っぱのマークを押すとエコモードになります。音が気になる夜中の掃除にも活躍しそう

 

充電は充電ドックに本体を戻すだけで始まります。満充電になると、自動的に待機モードに切り替わるので過充電の心配はありません。第一世代同様の着脱式バッテリーなので、バッテリーを余分に購入して、より長時間連続利用することも可能です。

 

また、回転ヘッドでパワフルにゴミを吸い取るミニモーターヘッドや隙間用ノズル、マルチノズルなど、豊富なアクセサリーは充電ドックに差して収納できるようになっています。使いたいときにサッと取り出してすぐに掃除でき、掃除が終われば片付けも簡単というわけです。

↑アクセサリーは充電ドックに差して収納できます(フローリング用延長ノズルを除く)。アクセサリー置き場に悩むこともありませんね

 

ちなみにゴミ捨てやダストカップのお手入れに関しては、第一世代の使い勝手が好評で、EVOPOWER EXはこれを継承したものになっています。ダストカップやフィルターは丸ごと水洗い可能なので、カップに付着した細かなチリが気になるときも手早くお手入れできますね。

↑ゴミ捨てはゴミ箱の上でボタンをワンタッチするだけ。ゴミに触れなくて良いので衛生的です

 

出しっぱなしにできるようインテリア性も重視

さらに、EVOPOWERシリーズでは、ハンディクリーナーに求められる要素として、すぐに手に取れる場所に出しておけるインテリア性も重視しています。EVOPOWER EXではこの点もブラッシュアップしました。

 

パワーを増しているのに、本体の形状は第一世代より約3cm短く小型化。本体重量はバッテリーを含めて約680gで、従来モデルより約60g重くなりました。本体カラーは3色の展開で、グレージュ(型番はWV406JGG)、ダークチョコレート(WV405JDC)、ローズレッド(WV400JRR)となっています。いずれも日本オリジナルカラーで、高級感をかもし出す深みのある色合いです。なお、以下の表の通り、カラーによって付属するアクセサリーの内容が異なります。

↑EVOPOWER EXのモデル別アクセサリー一覧。グレージュのモデルが最も付属品が豊富です

 

最上位のグレージュは、金属の鋭利さとほのかな温かみを両立していて、様々なタイプの部屋に違和感なく溶け込む上質なデザイン。すべてのアクセサリーが付属します。実売予想価格は2万9700円(税込・以下同)。

↑グレージュのみに付属するフローリング用延長ノズルを使用したシーン。フローリング用延長ノズルは日本オリジナルです

 

ダークチョコレートは見る角度によって影が黒くなり、光が当たる部分は黄味がかってゴールドのように見えます。フローリング用延長ノズルは付属しません。実売予想価格は2万5850円。

↑ダークチョコレート。ほぼ黒ですが、見る角度や光の当たり具合で色合いに温かみが出るようになっています

 

ローズレッドは赤とピンクの中間色で、部屋に花を飾ったような華やかさと落ち着きを与えます。付属品はフローリング用延長ノズルとミニモーターヘッドを省略しています。実売予想価格は2万2000円。

↑ローズレッド。キッチンやダイニングに置くには、このくらい華やかな色のほうが調和しそうです

 

どの色も、クローゼットにしまうより、サイドテーブルや窓際にでも置いておきたくなるデザインです。特にローズレッドはシンプルな部屋の中で彩りになる、花のような存在感で好印象……なのですが、アクセサリーの一部が省略されているのが少々残念ではあります。汎用性よりも、優雅さを重視したモデルなのでしょうね。

 

こうしてみると、EVOPOWER EXは吸引力から使い勝手、収納力、デザイン、カラーリングにいたるまで、全体のクオリティを徹底的に高めてきた印象です。まさに「プレミアム」の名にふさわしいモデルといえるでしょう。

 

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【2021冬 コードレススティック掃除機6選】バルミューダからも登場!賃貸や狭小住宅にもおすすめの手軽で高機能な最新モデルは?

家で過ごす時間が増えるなか、その時間を快適に過ごすためには、気になるたびにこまめに掃除をして、きれいな部屋を保つことが大切です。とはいえ、やっぱり掃除は大変だし、ちょっと面倒。そう感じている人も多いのではないでしょうか?

 

そこでおすすめしたいのが、スティック型のコードレス掃除機。コンパクトで気軽に使えるだけでなく、吸引力やごみの捨てやすさなど、掃除に便利な機能がどんどん進化しています。今回は、自分に合った掃除機選びのポイントや、今買い替えたい最新のスティック型掃除機について、家電のトレンドや機能に詳しい家電ライターの田中真紀子さんに教えていただきました。

 

掃除機を買い替えるなら“コードレススティック型”がおすすめ

バルミューダ「BALMUDA The Cleaner」

 

キャニスター型に加え、スティック型やロボット型など、多様化している掃除機。それぞれにメリットがあるので、自分のライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

 

なかでもコードレススティック型掃除機は、コンセントの位置を気にせずにいつでもどこでも掃除ができ、コンパクトで収納場所も取らないなど、賃貸物件などコンパクトな家に住んでいる人にはぴったりです。そんなスティック型掃除機は、近年ますます注目を集めていると田中さんは言います。

 

「スティック型掃除機のニーズは年々伸びていたのですが、2019年にはメイン機として支持を集めていたキャニスター型の需要を上回る結果となりました。スティック型は吸引力が弱い、稼働時間が短いという印象をお持ちの方もいると思いますが、各メーカーの技術革新により、改善されつつあるんですよ。

さらに最近は新型コロナウイルスの影響で、おうちにいる時間が増え、掃除をする頻度が高まったという話をよく耳にします。そんなとき、パッと手に取れて、使い勝手がいいスティック型掃除機が1台あると、とても便利だと思います」(家電ライター・田中真紀子さん、以下同)

 

自分に合った掃除機を選ぶ際に注目したい3つのポイント

いざ、掃除機を買い替えよう! と思いたっても、メーカーも機種もいろいろとあって迷ってしまいますよね。そこで、実際に田中さんがスティック型掃除機を選ぶ際に注目しているポイントを3つ教えてもらいました。掃除機選びの参考にしてみてください。

 

ポイント1. まずは自分が気に入るデザインを

田中さんがまず注目するのは、掃除機のデザイン。メーカーによって強みはそれぞれあれど、機能的にはほぼ互角になってきているそう。そのため、自分の好きなデザインの掃除機を選ぶことは、重要なポイントのひとつだと話します。

 

「自分の好きなデザインでなければ、部屋の隅に置いたり、押し入れに収納してしまったりする人が多いと思います。そうなってしまうと、掃除機を目にする機会が必然的に減ってしまうので、『掃除をしよう!』という気持ちも薄れてしまうのではないでしょうか。最近のスティック型掃除機は、スタイリッシュで洗練されたデザインのものも多く発売されていますので、自分の好きなデザインを見つけて、掃除へのモチベーションを上げることも大切ですよ」

 

ポイント2. 稼働時間は、自分のライフスタイルに合わせてチェック

次に注目すべきは、稼働時間。充電式のスティック型掃除機は稼働時間が限られていますので、特に確認しておきたいポイントです。

 

「稼働時間の長さは、自分のライフスタイルに合わせてチェックしていきましょう。週に1回、家中を掃除するような人は、稼働時間が長めの機種を選んで。逆に、毎日こまめに掃除をするような人にとっては、そこまで重視しなくていいポイントかもしれません。稼働時間の長い掃除機は、バッテリーが大きいのでどうしても重たくなりがち。どの要素を重視するべきなのか、一度自分の掃除スタイルを見直してみるといいかもしれませんね」

 

ポイント3. 付属のアタッチメントにも注目

掃除機を買うと、付属品としてついてくるアタッチメント。豊富なアタッチメントがあれば、1台で家中を掃除することができます。

 

「すきまノズルやふとんの掃除に使うヘッドなど、付け替えるだけでいろいろな場所を掃除できるアタッチメントは要チェック。メーカーや機種によって個性的なアイテムを用意していたりするので、本体の性能だけでなく、忘れずに確認しておきましょう」

ダイソン「Dyson Micro 1.5kg」に付属するアタッチメント

 

家電のプロがおすすめ! 最新スティック型掃除機 6選

掃除機選びのポイントを踏まえ、具体的におすすめの最新のスティック型掃除機を紹介していただきました。

 

1. 浮いているかのような新感覚! バルミューダ初の掃除機「BALMUDA The Cleaner」

バルミューダ「BALMUDA The Cleaner」
5万4000円+税

家電ファンから近年、注目を集めているプロダクトメーカー、バルミューダからついに掃除機が発売しました。

 

「『クイックルワイパー』にヒントを得て作られたこの掃除機は、360℃回転するヘッドがなによりの魅力。小回りが利くので、椅子や机の下や、家具の隙間なども思い通りにお掃除できます。また、“ホバークラフト”のようにスムーズなかけ心地も特徴です。実際に起動してみると、いままでに経験したことのないような浮遊感に、本当に驚きました。長い廊下があるお家や、床面が広いお部屋にお住まいの方は思わずかけたくなるはず。ぜひ試してほしいですね」

 

ホバークラフトに着想を得たヘッドが独創的。2本のブラシがそれぞれ内側に回転し、床面との摩擦を減らします。運転を開始したとたん“浮いている”ような感覚になるような、軽い取り回しには驚くはず

 

ユニバーサルジョイントによって360度の方向にスティックを曲げられ、椅子の下などにもスイスイ潜り込みます

 

「スイッチはスティック上部の1つのみ。1度押したら起動、長押しで強モードに移行できます。シンプルな操作性も注目のポイントです」

 

「洗練されたデザインも魅力の1つ。1本のほうきのようなスタイリッシュな見た目で、立てかけておくだけでもとってもおしゃれ。すっきりとシンプルなインテリアを好まれる方にオススメです」

 

【商品情報】
・カラー=ホワイト、ブラック
・製品重量=約3.1kg
・最長稼働時間=標準モード30分/強モード10分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ハンディハンドル、すきま用ノズル、充電スタンド、充電アダプター、メンテナンスブラシ

 

2. 憧れのダイソンの掃除機を軽く取り回しやすくした「Dyson Micro 1.5kg」

ダイソン「Dyson Micro 1.5kg」
5万9000円+税

ダイソンから、1.5kgの最軽量モデルが登場しました。ダイソンならではの高い吸引力と、微細なホコリも99.99%捕らえて逃がさない、圧倒的な捕集力が特徴です。

 

「吸引力が強く、ハイスペックな機能が満載なダイソンの掃除機は、どうしても重く感じる人が多かったようです。しかし、10月に発売された『Dyson Micro』は、1.5kgと超軽量。本体も小型化され、小柄な女性やご年配の方でも扱いやすいように改善されました。本当に軽いので、エアコンや家具の上など、高いところも難なく掃除できますよ」

 

定評ある吸引力、集塵力は健在。8つのサイクロンと独自開発のパワフルなモーターによって、0.3μmもの微細なホコリを99.99%キャッチしながら、吸引力をキープします。

 

アタッチメントには、布団やマットレスの掃除に便利な「ミニモーターヘッド」や、高所の掃除に便利な「コンビネーション隙間ノズル」などを搭載。床の掃除だけでなく、さまざまな場面で活躍します

 

「ダイソンの掃除機は、もっとパワフルな吸引力を誇るモデルや、アタッチメントがさらに豊富についているモデルなど、多種多様です。今回、最軽量モデルの『Dyson Micro』が発売されたことで、より選択肢が広がったのだと思います。吸引力を重視したいのであれば、最上位モデル、扱いやすさを重視するのであれば『Dyson Micro』と、自分にあったモデルを見つけてみてください」

 

【商品情報】
・カラー=シルバー
・製品重量=1.5kg
・最長稼働時間=20分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ミニモーターヘッド、コンビネーション隙間ノズル、卓上ツール、収納用ブラケット、ツールクリップ

 

次のページで、そのほかの4モデルをチェックしてみましょう。3モデル目は、日本人のニーズをぎゅっと凝縮した米国ブランドです。

3. 米国ブランドながら日本人のニーズをぎゅっと凝縮した「EVOPOWER SYSTEM」

シャーク「EVOPOWER SYSTEM」
CS401J(マルチフロア対応)=4万5000円+税

CS200J(フローリング専用)=3万円+税

ハンディクリーナーで絶大な人気を誇る、アメリカの掃除機ブランド「シャーク」が、今年8月にスティック型掃除機を発売しました。登場したのは、マルチフロア対応の「CS401J」(写真左)と、フローリング専用の「CS200J」(右)の2種。特徴は、何と言っても日本人の掃除スタイルをとことん調査して設計された、デザインと機能性だと田中さんは語ります。

 

「日本の住環境に適したサイズ感や、シンプルで無駄のないフォルム、日本人の感性にマッチするよう考えられたカラーリングなど、どんなインテリアにもなじむ高いデザイン性を兼ね備えています。もちろん機能性も抜群です。マルチフロア対応機種に搭載されているブラシローラーは、髪の毛が絡みにくい仕様。その他にも、ワンタッチで手を汚さずにごみが捨てられたり、スタンドに立てたままハンディ部分だけ引き出せたりと、手間を省くために計算された機能の数々は注目です」

マルチフロア対応モデルでは、ヘッドに「ブラシレスパワーフィン」を新開発し搭載。床にしっかり密着し、大小のゴミをすくい取れるうえ、髪の毛やペットの毛などの絡みつきを解決しています

 

「さらに、11月に発売となった数量限定のFLEXモデル『CS501J』は、ボタン1つでパイプを曲げることができる機能付き。かがまずに家具の下を掃除することができるので、より快適に掃除することができますよ」CS501J(マルチフロア対応FLEXモデル)5万円+税

 

【商品情報】

CS401J(マルチフロア対応)
・カラー=ロイヤルブルー、メタリックグレイ
・製品重量=約1.9kg
・最長稼働時間=最大24分(バッテリー2個使用時)
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ブラシ付き隙間用ノズル、マルチノズル、布団ノズル、ミニモーターヘッド、充電ドック兼アクセサリースタンド、リチウムイオンバッテリー(2個)

CS200J(フローリング専用)
・カラー=ルビーレッド、ノルディックブルー
・製品重量=約1.5kg
・最長稼働時間=最大12分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ブラシ付き隙間用ノズル、マルチノズル、布団ノズル、充電ドック兼アクセサリースタンド、リチウムイオンバッテリー(1個)

 

4. 軽くても抜群の吸引力をもつパナソニック「パワーコードレス」

パナソニック「パワーコードレス(MC-SB51J)」
オープン価格(実勢価格=5万円前後)

パナソニックのパワーコードレスシリーズは、キャニスター型の吸引力にも匹敵するパワーが自慢のスティック型掃除機です。2020年7月に発売した最上位機種「パワーコードレス MC-SBU840K」は、メーカー独自の「からまないブラシ」が搭載され、髪の毛やペットの毛も難なく吸い込みます。様々な機種が発売されている同シリーズですが、田中さんのオススメは10月に登場した、軽量モデルの「MC-SB51J」なのだとか。

 

「最上位モデルのハイスペックな仕様はとても魅力ですが、賃貸やひとり暮らしの人には十分すぎるかもしれません。そこでおすすめしたいのが『MC-SB51J』。1.6kgと軽量にもかかわらず、持ち前のパワフルな吸引力も両立。また、目に見えないごみまで逃さない『クリーンセンター』が搭載されているので、取りこぼしなくお掃除することができます。どんなインテリアにも馴染む、ナチュラルなベージュの色味も素敵ですね」

 

モーターには、コンパクトながら最適な回転数でハイパワーを出力する「小型モーター」を搭載。強力な吸引力と軽さを両立しています

 

花粉やダニのフンなど、約20 μmのハウスダストまで検知するクリーンセンサーを搭載。ゴミがあると赤色に点灯し集中的に掃除すべき箇所がわかります。また自動運転ならゴミの量に合わせてパワーを制御し、効率よく運転します

 

【商品情報】
・カラー=ベージュ
・製品重量=1.6kg
・最長稼働時間=自動モード 約10分~22分/強モード 約6分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ふとん清潔ノズル、ブラシ付きすき間ノズル

 

5. 1.1kgと驚愕的軽さの日立「ラクかるスティック」

日立「ラクかるスティック(PV-BL2H)」
オープン価格(実勢価格=6万5000円前後)

日立の最新機種は、何と言っても1.1kgと驚愕の軽さが特徴です。これまでのスティック型掃除機にはなかった最軽量モデルで、より気軽に、快適に掃除することができます。しかし、軽いだけではない魅力が満載だと、田中さんは話します。

 

「家中を掃除できる吸引力や、フローリングの磨き効果もある『かるふきブラシ』、吸い込んだごみをぎゅっと圧縮して捨てやすくする『からまんプレス構造』など、日立の技術力がぎゅっと凝縮された掃除機です。また、引き出しの中を掃除する際に便利なアタッチメントの『ほうきブラシ』も要チェック。吸込み口がチューブ状になっているので、クリップなどの小物を吸い込まず、ほこりだけを吸い込むことができるユニークなアイテムです」

 

空気の流れを利用しダストボックスに溜まったゴミを圧縮するので、捨てる際にまとめて捨てられる上、内筒に髪の毛が絡まりにくいのもポイント

 

メインとなる「パワフル スマートヘッド light」のほか、「すき間用吸口」「ハンディブラシ」など個性的なアタッチメントが充実。とくに田中さんも注目の「ほうきブラシ」は、チューブ状の吸込口を持ち、クリップなど軽量な小物を吸ってしまうことなくごみだけを吸引するので便利

 

【商品情報】
・カラー=シャンパンゴールド
・製品重量=1.1kg
・最長稼働時間=標準 約30分/強 約8分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ハンディブラシ、ほうきブラシ、すき間用吸口、延長パイプ、スティックスタンド、ACアダプター、お手入れブラシ

 

6.“紙パック式”搭載でゴミ捨てが楽なツインバードの最新モデル

ツインバード「コードレススティック型クリーナー」
オープン価格(実勢価格=1万9800円+税)

新潟県燕市に本社を置く日本の家電メーカー、ツインバード。2020年11月に発売された最新モデルは、安価で購入できるだけでなく、吸引力もしっかり。シンプルでスタイリッシュなデザインも注目です。

 

「ツインバードの掃除機は、スティック型には珍しい紙パック式を採用しています。紙パック式は、サイクロン式よりもホコリの舞い散りが軽減されるので、よりクリーンにごみを捨てることができます。紙パックはランニングコストがかかると不安に思う方も多いかもしれませんが、購入時には約約2年分(25枚)の使い捨てパックが付いてくるそうですよ。手頃な価格なので、ひとり暮らしの方も手に取りやすいのが、なによりの魅力です」

 

集塵システムには、微細なタルク粉も99.6%キャッチする不織布素材をした紙パックを採用し排気もクリーン。捨てる際もゴミの舞い上がりがなく快適です

 

ヘッドは自走式なのでカーペットの上でもスムーズに操作でき、関節部のジョイントとボールキャスターの効果で、フルフラットにできるなど取り回しも自在

 

【商品情報】
・カラー=メタリックグレー
・製品重量=約 1.4 kg
・最長稼働時間=自動モード 約30分/強モード 約7分
・集塵方法=ダストパック式
・付属品=ACアダプター、延長管、パワーブラシ、すき間ノズル、収納フック、使い捨てダストパック×25 (本体に1枚装着済み)

 

「自分にあった掃除機を見つけるためには、自分のライフスタイルを見直して、デザイン、機能、値段など、何を一番重視するかをまず考えてみてください。そうすれば、あなたにピッタリの1台が見つかるはずです」

 

【プロフィール】

家電ライター / 田中真紀子

白物家電、美容家電を中心に、雑誌、ウェブなどで執筆。家電製品の検証やレビュー記事では、主婦目線を大切にした感性に定評がある。ベビー用品、生活雑貨、医療など、暮らしにまつわる記事も手がける。近年は専門家としてコラム執筆やメディア出演も多数。
ブログ=https://ameblo.jp/makiko-tanaka89/entry-12313996618.html

 

充電台にふとん用ヘッドが付いて1万8000円! シャークよりコスパ抜群のコードレス掃除機が登場

シャークニンジャは「充電式サイクロンスティッククリーナー CH966J」を1月29日に発売します。予想価格は税抜1万8000円です。

↑カラバリはブルージーン(左/CH966JBJ)、ライトコーラル(右/CH966JLC)の2色。サイズは高さ1045×幅260×奥行192mm、質量は1.66kg(ともにコードレススティック時)。運転時間は最大20分(ヘッド装着時)

 

必要十分な付属品を備えたシンプルモデル

CH966Jは、使い勝手のよさを追求したシンプルなコードレススティッククリーナーです。直線的で多くの空気の流れを作り出すデュアルサイクロンを搭載。フローリングや毛足の短いカーペットに最適化された空気の流れと密閉性を追求した新開発のヘッドで、強力にゴミを取り除きます。スムーズな操作性も特徴。軽量であらゆる方向にヘッドが動くので、自由自在に掃除ができるとのこと。操作は手元のボタンひとつでカンタンです。

 

フロアノズルを外せばハンディとしても活躍。付属のミニモーターヘッドを装着すれば、布団クリーナーとしても使用できます。ブラシロールは髪の毛が絡みづらく、お手入れもラク。

↑布団クリーナーとしても活躍します

 

シンプルなデザインと美しいカラーリングによって出しっ放しでも違和感がなく、スタンドに立てておけるので場所も取りません。付属のアクセサリーも全てスタンドにすっきり収納できるから、必要なときにすぐに使えて便利です。

↑スタンドに収納した状態

 

ボタンを押すだけで、手で触れることなくゴミを捨てることができるので衛生的。ダストカップとフィルターは取り外して水洗いできます。シンプルで必要十分な機能を備えた掃除機が税抜1万8000円と手ごろな価格で手に入るのはうれしいところ。春の新生活を前に、検討してみてはいかがでしょうか。

↑ボタンを押すだけでゴミを捨てることができます

ロボット掃除機を選ぶポイントは? 価格帯別“買い”3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、ロボット掃除機。ロボット掃除機はゴミ捕集能力とともに走行性能も進化し、まさに掃除をすべて“おまかせ”できるモデルが増えている。竹・梅クラスの価格帯でもスマホアプリなどからの操作可能な機種もある。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★ロボット掃除機、“買い”のポイント

松クラスは頭脳明晰! やりたい掃除が物体認識機能でより自在

ひと部屋ずつの掃除なら、マッピング機能なしの梅クラスでも十分

掃除する時間や場所などを設定できるスマホアプリへの対応はマスト

 

私たちが解説します!

GetNavi編集部 家電担当

青木宏彰

ロボット掃除機の検証企画を多数経験。自宅でもロボット掃除機を愛用し、その実用性の高さを日々実感している。

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機など生活家電を中心に各種製品の記事を執筆。ロボット掃除機のレビュー記事も数多く手がけている。

 

走行技術の進化などでロボット丸投げ時代が到来

現在、ロボット掃除機は「ナビゲーション技術」が目覚ましく進化を遂げている。

 

「室内の状況を正確に把握することで清掃完遂率が上がり、掃除してほしい場所やタイミングもより簡単に細かく設定できるなど、より〝人がやりたい掃除〟に近づいています。壁ぎわなど従来のロボットが苦手だった場所の掃除も着実に克服しつつあります」(平島)

 

ルンバの上位機種は掃除後のゴミ捨てを自動化。「掃除という行為を意識せず部屋をきれいに保つ」未来の暮らしを先取りした印象だ。

 

とは言えそれらは高級モデルだけの話……と思うなかれ。数年前の高級機能が現在の中位・下位モデルに〝降りて〟きているのだ。

 

「ひと部屋ごとの掃除なら下位モデルでも上位モデルに引けを取りません。スマホ連携やスマートスピーカー連携も徐々に標準機能になりつつあります」(青木)

 

【《松》クラス】予算額14万円以上

この価格帯は、ナビゲーョン性能・ゴミ捕集機能が圧倒的。ルンバなら掃除するエリアや時間の提案をしてくれて、ゴミ捨ても自動だ。ルーロはモノが多い床面の掃除が特に優秀。

 

【No.1】家具の種類も見分ける走行技術や自動ゴミ収集など先進機能が満載

アイロボット

ルンバ s9+

実売価格18万6780円

先進のナビゲーション技術で掃除する場所やタイミングを自在に設定可能。2本のゴム製ブラシとルンバシリーズ最大の吸引力で、床上のゴミを確実に取り除く。D型形状採用で部屋角のゴミにアプローチ。掃除後本体にたまったゴミは自動ゴミ収集機に排出する。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム ●集じん容積:非公表 ●清掃範囲:フロア全体 ●サイズ/質量:W312×H89×D312mm/約4.0kg

ナビゲーション技術 iAdapt3.0ビジュアルローカリゼーション+Imprintスマートマッピング
充電時間 約3時間
稼働時間 最大120分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑掃除終了後に本体が帰還すると、ダスト容器内のゴミをクリーンベースが自動収集。ゴミ捨ての手間がほぼ不要に

 

↑2本のゴム製ブラシとパワーリフト吸引でカーペットの奥のゴミまで除去。吸引力は従来比(※)40倍と圧倒的だ
※:ルンバ600シリーズとの比較

 

↑間取りを認識するvSLAMとAIの進化で物体認識が可能に。室内の家具の種類まで識別し「ソファ周りの掃除」など細かく指定できる

 

<クロスレビュー!>

スマスピへの声がけだけで掃除できるハイテク機種!

「物体認識機能により、清掃エリアをピンポイントで指定できるのがとにかくラク。例えば食後に『キッチンとテーブルの下を掃除して』と声がけすればその通りに掃除してくれます」(青木)

 

掃除からゴミ捨てまで丸投げできて最高です

「最大吸引力はi7+の4倍で、4コアCPUを搭載するなど基本性能が圧倒的。クリーンベースのゴミ捨ても1〜2か月に一度でOK。掃除を丸投げする快楽を味わいたいならコレ一択です」(平島)

 

【No.2】見逃しがちなゴミもレーザーSLAMで逃さず吸引!

パナソニック

ロボット掃除機 ルーロMC-RSF1000

オープン価格

レーザーSLAM、360°レーザーセンサーなどで間取りや床上の障害物を正確に認識し、見逃しがちな場所のゴミも吸引。また、「アクティブリフト」で25mmまでの段差を確実に乗り越える。スポット掃除する場所まで人を追尾する「otomo」機能も装備。

SPEC ●クリーニング技術:V字ブラシ ●集じん容積:0.25L ●最大稼働面積:約130畳 ●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.4kg

ナビゲーション技術 レーザーSLAM
充電時間 約5時間
稼働時間 約100分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑センサーが段差を検知すると自動で本体を持ち上げ、乗り越える。カーペットの端の押し込みや巻き込みの心配もなし

 

↑レーザーSLAMや360°レーザーセンサーなどが間取りや障害物の位置を素早く把握。周り全体が見えているので障害物を避けつつギリギリまで接近して掃除する

 

<クロスレビュー!>

ゴミがたまりやすい場所を重点的に掃除できて効率的

「清掃後に自動作成するゴミマップでゴミがたまりやすい場所がわかり、そこを重点的に掃除できちゃいます。『アクティブリフト』により薄手のラグを巻き込む心配がないのも助かる!」(青木)

 

使う前に片付けしなくても上手に掃除してくれる!

「床にモノが多くても、それらを巧みに避けて部屋中をきれいに掃除してくれます。ロボット掃除機を使う前に部屋を片付ける手間がなく、面倒臭がりの人にもオススメできます」(平島)

 

【No.3】自由自在な自動掃除と自動ゴミ捨ての快適さを体感

アイロボット

ルンバ i7+

実売価格14万2868円

s9+と同じナビゲーション技術、クリーニング技術を採用。よく掃除する場所を「お気に入り」に登録すれば好みの掃除が簡単にできる。クリーンベース搭載でゴミ捨ての手間を大幅減。拭き掃除ロボットのブラーバ ジェットm6との連携にも対応する。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム ●集じん容積:非公表 ●清掃範囲:フロア全体 ●サイズ/質量:φ351×H92mm/約4.0kg

ナビゲーション技術 iAdapt3.0ビジュアルローカリゼーション+Imprintスマートマッピング
充電時間 約3時間
稼働時間 最大75分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑ダスト容器は水洗い可能。容器に付着した微粒子ゴミも流水で簡単に落とせる。ただしフィルターは水洗い不可

 

↑ルンバ内のゴミをモーター吸引し、密閉型紙パックに収集。ダスト容器30杯ぶんのゴミをためておけて、ゴミ捨て頻度を低減

 

<クロスレビュー!>

ロボットまかせな掃除はi7+でも十分実現できる

「部屋の隅のゴミをわずかに取り残すことはありますが、性能はほぼs9+と同じ。『掃除はロボットにおまかせ』な生活をより安く実現したいなら、i7+という選択肢もアリです」(青木)

 

s9+と同等の頭脳が優秀! 吸引力も十分パワフル

「物体認識機能やルンバからの様々な提案機能など、s9+と同じナビゲーション機能を搭載。吸引力はs9+より落ちるものの、通常の掃除には十分すぎるほどパワフルです」(平島)

 

【《竹》クラス】予算額10万円〜13万円

この価格帯は、同じメーカーのミドルクラスとなる機種。やや機能制限はあるが、vSLAMを採用し、フロア全体を効率良く掃除できるなど、高性能なものが揃う。

 

【No.1】掃除の途中で充電しながら広い部屋の掃除も完遂

アイロボット

ルンバ980

実売価格10万9800円

vSLAM技術でフロア全体をくまなくマッピング。掃除中にバッテリー残量が少なくなると自動で充電台に戻り、充電後に残りのエリアを掃除する。掃除する部屋の指定は不可。コネクテッドデバイスと連携すれば「家から離れたら掃除開始」などの設定は可能だ。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム●集じん容積:非公表 ●清掃範囲:フロア全体 ●サイズ/質量:φ353×H92mm/約3.9kg

ナビゲーション技術 iAdapt2.0ビジュアルローカリゼーション
充電時間 約3時間
稼働時間 最大120分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑エッジクリーニングブラシが壁ぎわのゴムもかき取る。カーペット上では吸引力が最大10倍(※)にアップ
※:ルンバ600シリーズとの比較

 

↑こちらもブラーバ ジェット m6との連携が可能。ルンバ980の掃除終了通知を受けたm6が自動で掃除を開始

 

<クロスレビュー!>

カーペットブースト付きでゴミ除去力は十分良好

「ソフトウェアの最新アップデートでは、花粉の季節に掃除頻度を上げるなどの提案機能が追加。カーペット上で自動的に吸引力を上げるなど、ゴミ除去性能も十分優秀です」(青木)

 

毎回すべての部屋を掃除する人にオススメ!

「約2年前の最上位機種。毎回フロア全体を掃除したい人にオススメ。設定はやや面倒ですがスマートロックと連携し、玄関ドアに鍵がかかると自動で掃除する設定などもできます」(平島)

 

【No.2】先進の「レーザーSLAM」でモノが散らかった部屋もスマートに掃除できる

パナソニック

ロボット掃除機 ルーロMC-RSF700

オープン価格

MC-RSF1000も採用する「レーザーSLAM」を搭載し、モノが多い部屋も上手に掃除。掃除中の部屋の正確な間取りと走行軌跡をリアルタイム表示し、どこを掃除中か出先から確認できる。V字ブラシでペットの毛も逃さない。

SPEC ●クリーニング技術:V字ブラシ ●集じん容積:0.25L ●最大稼働面積:約120畳 ●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.1kg

ナビゲーション技術 RULO AI
充電時間 約5時間
稼働時間 約100分
スマホ/スマートスピーカー 対応/非対応

 

<クロスレビュー!>

基本性能が高いぶん大幅機能アップデートが望める

「稼働面積が最大120畳でフロア丸ごと対応。基本性能は最上位機種とほぼ同じで、今後もアップデートによる機能進化が期待できます」(青木)

 

この価格帯でレーザーSLAM搭載は魅力

「『レーザーSLAM』搭載で11万円台は魅力。『アクティブリフト』とスマスピは非対応ですが、部屋の状況に柔軟に対応して掃除を行います」(平島)

 

【No.3】障害物を巧みに避けつつ、間取り学習機能により家中を効率的に清掃可能

エレクトロラックス

ロボットクリーナー Pure i9.2

実売価格12万8000円

部屋角や壁ぎわ掃除に強い三角形状を採用。レーザーと正面カメラの情報を基に家具への衝突や玄関からの落下を回避し、マッピング機能で家中を効率的に掃除する。曜日ごとに掃除エリアと時間を指定することも可能。

SPEC ●クリーニング技術:エアエクストリーム TM テクノロジー ●集じん容積:0.7L ●最大稼働面積:制限なし ●サイズ/質量:W315×H85×D275mm/2.5kg

ナビゲーション技術 3DビジョンTMテクノロジー
充電時間 約2時間
稼働時間 最大約120分
スマホ/スマートスピーカー 対応/非対応

 

<クロスレビュー!>

大きめのダスト容器など使い勝手を考えた設計が良い

「ダスト容器の容量が0.7Lと大きく、ゴミ捨て頻度が少ないなど、ユーザーにやさしい設計です。充電2時間で最大120分稼働もスゴい」(青木)

 

障害物回避能力が高いので片付けが苦手でも使いやすい

「ナビゲーションが優秀で、障害物を絶妙に回避。コード類もからみにくいです。床上の片付けが苦手な人もストレスなく使えます」(平島)

 

【《梅》クラス】予算額10万円以下

ロボット掃除機としては普及価格帯ながら、基本性能が高い3モデルを紹介。1〜3部屋の掃除に適した製品に加え、吸引・水拭き両対応モデルもセレクトした。

 

【No.1】基本の掃除性能が素晴らしくひと部屋ごとの掃除に最適

アイロボット

ルンバ e5

実売価格4万9800円

s9+も採用の「AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム」を搭載し、高い清掃能力を誇る。ゴミの多い場所を感知して何度も掃除し、ひと部屋ごとの掃除に最適。付属のデュアルバーチャルウォールを使い、e5の侵入禁止エリアも作れる。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム ●集じん容積:非公表
●清掃範囲:ひと部屋ずつ ●サイズ/質量:φ351×H92mm/約4.0kg

ナビゲーション技術 高速応答プロセスiAdapt
充電時間 約3時間
稼働時間 最大90分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑ダスト容器は水洗い可能でメンテがラク。ちなみにダスト容器を水洗いできるのはs9+とi7/i7+、e5だけだ

 

↑内部に真空状態を生み出す「AeroForce(R)3段階クリーニングシステム」を採用。吸引力は従来比の5倍(※)
※:ルンバ600シリーズとの比較

 

<クロスレビュー!>

人気ぶりも頷ける使い勝手とメンテ性

「ゴム製ブラシに髪の毛がからみにくくダスト容器も洗え、メンテのしやすさは竹クラス以上。音声操作にも対応し、使い勝手がすごく良い。これで5万円以下とは爆売れ中なのも納得です」(青木)

 

上位機種に劣らないゴミ除去力の高コスパモデル

「同じ場所を何度も別の角度から掃除するので時間はかかるが、ゴミ除去力は上位機種に劣りません。各部屋にe5を持って行って掃除させるのが苦でないなら、コスパ抜群です」(平島)

 

【No.2】小型ボディで小回りが利き狭い場所もおまかせ!

日立

ロボットクリーナー ミニマル RV-EX20

実売価格6万9430円

幅25cmの小型ボディで狭い場所にもどんどん入り込んでゴミ除去。独自の走行制御でキビキビと動いて掃除する。ゴミの多い場所を見つけると集中的に掃除する。スマホでスケジュール予約や掃除履歴の確認などが可能。

SPEC ●クリーニング技術:床質センシング ●集じん容積:0.25L ●最大稼働面積:約32畳 ●サイズ/質量:φ250×H92mm/2.3kg

ナビゲーション技術 minimaru AI
充電時間 約3時間
稼働時間 最大約60分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

<クロスレビュー!>

運転音を抑えるコースは在宅ワーク中にも助かる

「基本はランダム走行で1部屋ごとの掃除向きですが、継続して複数の部屋を掃除も可。運転音を抑える『夜家事運転』は在宅ワーク中にも便利」(青木)

 

方向転換がスムーズで掃除する姿がかわいい

「清掃中10分ごとにブラシに絡んだ毛を除去する『ペット運転』など、多彩なモードがうれしい。方向転換が素早く、せっせと掃除する姿がキュート」(平島)

 

【No.3】高級モデルにも引けを取らない2 in 1タイプ

アンカー・ジャパン

Eufy RoboVac L70 Hybrid

実売価格5万4800円

吸引と水拭きが同時にできるモデル。SLAM搭載で間取りをマッピングし、部屋の形状に合わせて整然と掃除する。Boost IQTMテクノロジーで床の状況を見分けて吸引力を調整。アプリで進入禁止エリア指定もできるなど多機能だ。

SPEC ●クリーニング技術:BoostIQ TM テクノロジー ●集じん容積:0.45L ●最大稼働面積:非公表 ●サイズ/質量:約φ355×H105mm/約3.85kg

ナビゲーション技術 iPathレーザー・ナビゲーション+A.I MapTMテクノロジー
充電時間 約4〜5時間
稼働時間 最大150分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

<クロスレビュー!>

吸引&水拭きの効果でフローリングがピカピカに

「吸引と水拭きを同時に行えるので、床のピカピカ感がスゴい。水拭き時はカーペットに乗り上げないよう、進入禁止指定するのがオススメです」(青木)

 

この高機能・多機能ぶりは5万円台とは思えない!

「この価格でSLAM搭載、稼働時間2時間半など、高性能が過ぎる! キッチンだけ集中掃除させるなどもアプリで簡単に設定できます」(平島)

 

【Topic1】3万円前後でおトクに買えるロボット掃除機

3万円台以下の価格帯にも十分に使えるモデルが多数。なかにはスマスピ対応などハイスペックを有する製品もあるので見逃せない!

 

【No.1】約72mmの薄型ボディに機能が満載!

アンカー・ジャパン

Eufy RoboVac 15C Max

実売価格2万2800円

床面の材質を見分けて吸引力を自動調整。専用アプリで清掃モードやスケジュール設定などが行えるほか、Amazon Alexaでの音声操作にも対応する。

●サイズ/質量:約φ325×H72.5mm/約2.7kg

 

【No.2】ブラシに毛がからみにくくメンテしやすいロボット

シャーク

EVOROBOT R72 RV720_NJ

実売価格2万9800円(在庫僅少)

ランダム走行しながら掃除。吸引口の硬質ブラシがカーペットのゴミも逃さない。ブラシにからむ糸くずなどを掃除中に自動除去。

●サイズ/質量:W320×H90×D315mm/3.3kg

 

【No.3】入門モデルながらスマホ/スマスピにも対応

アイロボット

ルンバ692

実売価格3万4800円

スマホ/スマスピ対応のルンバ入門モデル(Amazon限定)。ゴミの多い場所を感知し、きれいになったと判断するまで集中的に清掃。ひと部屋ずつ掃除する人に最適。

●サイズ/質量:φ340×H92mm/約3.6kg

 

【Topic2】水拭き専用ロボット掃除機もCHECK!

吸引型ロボット掃除機で落とせない床のこびりつき汚れは水拭き専用ロボットを使うのが有効。足裏がざらつかない爽快感をぜひ!

 

【No.1】ルンバs9+も実装するマッピング機能で賢く拭き掃除

アイロボット

ブラーバ ジェット m6

実売価格7万6868円

物体認識機能を備え家具の位置も学習して拭き掃除。ルンバ900シリーズ以上と連携し、ルンバの掃除後に拭き掃除を始めるリンク機能も。

●サイズ/質量:W270×H90×D252mm/約2.2kg

 

【No.2】常にモップの清潔な面で床拭き可能

パナソニック

床拭きロボット掃除機ローランMC-RM10

実売価格3万6870円

専用モップを巻いたローラーが少しずつ回転し、常にモップのきれいな面で拭き掃除。「スポットモード」で飲みこぼしやベタつき汚れの集中掃除も行える。

●サイズ/質量:W240×H80×D243mm/2.5kg

 

【No.3】モップの回転で移動しつつパワフルに拭き掃除

レイコップ

RAYCOP ミズロボ

実売価格3万2780円

強力モーターで2つのモップを回転させて汚れ除去。モップの回転で移動し、本体の重みを使ってしっかり拭き掃除する。1回の充電で約60畳をカバー。

●サイズ/質量:W371×H110×D203mm/2.1kg

冬の新作家電続々登場! コードレススティック掃除機、価格帯別“買い”3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、コードレススティック掃除機。コードレススティック掃除機は、ゴミ取り性能と連続使用時間、掃除アシスト機能の豊富さで価格が変わってくる。自宅の掃除に本当に必要なスペックを見極めつつ、現実的な価格帯のなかから最適な一台を選ぼう。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新コードレススティック掃除機、 “買い”のポイント

吸引力や本体の軽さだけでなく、取り回しもよく吟味する

・付属アタッチメントや稼働時間など本当に必要なスペックを見極める

・部屋置きできるデザインは使用頻度が上がり、部屋をきれいに保ちやすい

 

私たちが解説します!

GetNavi編集部 家電担当

青木宏彰

家電コーディネーターの資格を持つ編集者。コードレススティック掃除機の比較検証企画も数多く担当している。

家電ライター

田中真紀子さん

白物家電や美容家電などの検証記事を多数執筆。コードレススティックの最新モデルも数多くお試ししている。

 

軽さと使いやすさのバランスに秀でた製品が増加

近年のコードレススティック掃除機市場は、軽量化がトレンドに。だが、今季はその傾向が変化し始めたと、業界に詳しい家電ライターの田中真紀子さんは語る。

 

「これまで吸引力・軽量化が追求されてきましたが、いまは『大切なのは吸引力や軽さだけではない』というムードに。使いやすさのバランスを訴求したものが増えています」(田中)

 

特にその傾向を明確に打ち出したのが、パナソニックのパワーコードレスだ。従来の高い吸引力に加え、新構造の「からまないブラシ」を搭載し、ノズルの手入れの手間を大幅に軽減した。

 

「クリーンセンサーで目に見えないゴミも検知して知らせるなど、部屋の清潔さにとことんこだわる人にはオススメです」(青木)

 

さらに、デザインがオシャレなモデルも各価格帯で増えている。
「見た目が良く部屋置きできると掃除を始めやすく、結果的に室内をきれいに保てます」(田中)

 

【《松》クラス】予算額7万円以上

この価格帯の機種は、軒並み吸引力や使いやすさの総合力が高い。あとは「吸引力とメンテナンス性」「吸引力と軽さ」など、推しポイントが自分に合ったモデルをチョイスしよう。

 

【No.1】パワフルな吸引力と使い勝手が優秀!! ブラシはほぼメンテ不要に

パナソニック

コードレススティック掃除機 パワーコードレス MC-SBU840K

オープン価格

同社コードレススティック史上最高の吸込仕事率約200Wを誇る。髪の毛やペットの毛がからみにくい「からまないブラシ」を採用し、毛ゴミを取り除く手間がほぼない。床掃除からすき間掃除へとアタッチメント交換なしで移行できる「親子ノズル」を装備。

SPEC ●集じん方式:サイクロン式 ●集じん容積:0.2L ●充電時間:約3時間 ●付属品:ペタすき間ノズル、すき間用ノズル、ふとん清潔ノズル、ロングホース ●サイズ:W253×H1150×D218mm

最大稼働時間 約90分(※1)
ノズル からまないブラシ
質量 2.6kg(スティック時)
アタッチメント数 4

※1:ロングモード使用でノズルブラシ回転オフ時

 

↑ノズル前方のカバーを薄くし、ブラシが前まで届く設計に。ゴミが残りやすい壁ぎわまでしっかり掃除できる

 

↑円すい形のダブルブラシを両側から駆動。高速回転で毛ゴミを中央部に移送し、2本のノズルの間から吸い取る

 

↑リチウムイオン電池を8セル搭載の大容量バッテリー採用。パワフル吸引と最大約90分の長時間稼働を両立する

 

↑クリーンセンサーで見えないゴミも検知。ゴミが多いとランプが赤く点滅し、きれいになると青く点灯する

 

<クロスレビュー!>

微細ゴミも逃さず吸い尽くしたい人に激オシ

「普段使用しているクリーナーのあとにこれを使ったら、微細ゴミが驚くほど取れました。センサーの点灯できれいになったことが実感でき、部屋をとことんきれいにしたい人にオススメです」(青木)

 

吸引力もスタミナも抜群でコード付きのように心強い

「吸引力が高く運転時間も長いので、家中掃除できてコード付き掃除機のような使い方が可能です。『からまないブラシ』の採用で、お手入れが格段にラクなのも大きなメリットですね」(田中)

 

【No.2】同社最強の吸引力と豊富な付属品で家中カバー!

ダイソン

Dyson V11 Absolute Extra (SV15 ABL EXT)

実売価格9万7900円

同社のコードレススティック掃除機で最も吸引力の強いハイエンドモデル。フローリング用とカーペット用2種類のノズルをはじめとする多彩なアタッチメントを備え、家中カバーできる。稼働残り時間は液晶ディスプレイに表示され便利だ。

SPEC ●集じん方式:Radial Root Cyclone(TM) テクノロジー ●集じん容積:非公表 ●充電時間:3.5時間 ●付属品:ミニ・モーターヘッド、LED隙間ノズル、専用充電ドックほか ●サイズ:W250×H1134×D246mm

最大稼働時間 約60分(※2)
ノズル Fluffy TM クリーナーヘッド&ダイレクトドライブクリーナーヘッド
質量 2.76kg
アタッチメント数 8

※2:エコモードでモーター駆動のないツール使用時

 

↑毎分最大12万5000回転の高速駆動を誇る自社開発モーターを搭載。微細ゴミも大きなゴミも強力に除去する

 

↑フェルト素材採用のクリーナーヘッドが大小のゴミを包み込んで逃さず吸引。髪の毛もからみづらい

 

↑付属の「LED隙間ノズル」はノズル全体が光る設計。家具の間を広範囲に照らして掃除できるのがうれしい

 

<クロスレビュー!>

様々なシーンで大活躍! 運転音が静かなのも◎

「カーペット用ノズルも備え、あらゆる床面で高いゴミ除去力を発揮。かつ運転音は思いのほか静かです。バッテリー残量が表示され、吸引モードによって表示時間が変わるのも秀逸!」(青木)

 

ノズルが床に密着しゴミをぐんぐん吸引する!

「業界トップクラスの吸引力。ノズルが床に密着し、どんなゴミもぐんぐん吸い込みます。追加購入したバッテリーを付け替えれば最長120分掃除でき、大掃除の際も活躍します」(田中)

 

【No.3】1.6kgと軽量ながらじゅうたんのゴミもパワフルに捕集

シャープ

コードレススティック掃除機RACTIVE Air POWER EC-SR5

実売価格7万4050円

新開発モーターと高電圧バッテリーの組み合わせで、フルパワー時の吸引力が従来比で40%アップ。質量1.6kgでパワーと軽さをハイレベルに両立した。ブラシ用モーターの進化により、じゅうたんや壁ぎわのゴミも逃さず捕集する。

SPEC ●集じん方式:遠心分離サイクロン ●集じん容積:0.2L ●充電時間:約80分(バッテリー1個)●付属品:すき間ノズル、はたきノズル、コンパクトふとん掃除ヘッドほか ●サイズ:W243×H1030×D179mm

最大稼働時間 約90分(※3)
ノズル 倍トルヘッド
質量 1.6㎏(スティック時)
アタッチメント数 6

※3:付属吸込口(すき間ノズルなど)使用時

 

↑回転数が従来比2倍の「倍トルヘッド」と、櫛歯型バンパーでじゅうたんのゴミをしっかりとかき出す。壁ぎわのゴミも効率良く除去可能だ

 

↑エアコンなど高いところの掃除に便利な「はたきノズル」をはじめ、アタッチメントが多彩。部屋中の掃除が一台で完結する

 

<クロスレビュー!>

80分充電&最長90分稼働のバッテリー性能が秀逸!

「80分でフル充電でき、最長90分掃除可能なのはスゴい!  松クラスのなかでは断然軽量なモデルで、ノズルも自走性が高く、使用中の身体への負担が少ないのがうれしいです」(青木)

 

軽さ・パワー・拡張性・使いやすさの総合力が高い

「軽くてパワフル、アタッチメント豊富と性能バランスが良いです。ムダなバッテリー消費を防ぐセンサーや、掃除中にサッと立てかけられるフックなど、使いやすさへの配慮も見事」(田中)

 

【《竹》クラス】予算額4万円〜7万円

竹クラスは、松クラスよりも吸引力・稼働時間は落ちるものの、特徴ある機能を前面に打ち出した製品が多い。長所がはっきりしているぶん、わが家に適した機種を選びやすいとも言える。

 

【No.1】日本の住環境に最適化したダイソン史上最も軽い掃除機

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg (SV21 FF)

実売価格6万4900円

ノズルやサイクロン、バッテリーの技術はそのままに、質量1.5kgを実現。モーターの再設計で強力に吸引できるうえ、45%小型化したノズルで取り回しがよりラクになった。電源がボタン式になり、長時間連続で掃除しても疲れにくい。

SPEC ●集じん方式:Radial Root Cyclone(TM) テクノロジー ●集じん容積:非公表 ●充電時間:3.5時間 ●付属品:ミニ・モーターヘッド、コンビネーション隙間ノズルほか ●サイズ:W207×H1091×D222mm

最大稼働時間 20分(※4)
ノズル Micro Fluffy TM クリーナーヘッド
質量 1.5kg
アタッチメント数 5

※4:エコモードでモーター駆動のないツール使用時

 

↑人間工学に基づき、重心がハンドルに近い重量バランスを実現。手で持つと1.5kgよりさらに軽く感じられる

 

↑5段階の捕集設計で0.3μmの微細なホコリを99.99%キャッチ。部屋の空気よりきれいな空気を排出する

 

<クロスレビュー!>

軽くてもダイソン品質! 音は静かで排気もきれい

「軽さのみならず、ゴミ取り性能もさすがのクオリティ。排気もきれいで運転音も十分静かです。『ダイソンを使ってみたいけれど、重いのがちょっと……』という人は満足できるはず」(青木)

 

圧倒的な軽さに驚き!! 吸引力や運転時間は十分

「ダイソンがここまで軽量化したことが驚き。吸引力や運転時間はV11より落ちますが、日常使いには十分です。本体の長さも短めなので、小柄な人もムリなく使えます」(田中)

 

【No.2】体感重量は1kg未満! 軽い使い心地がクセになる

エレクトロラックス

コードレス掃除機 Well Q7 WQ71-2BSWF

実売価格5万4780円

豊富なアタッチメントを付属し、高い場所、寝具まで家中掃除できる。掃除機の重心が下に設定され、体感重量は1kg未満と軽快な使い心地を実現。掃除の途中に自立させられるのも便利だ。

SPEC ●集じん方式:サイクロン方式 ●集じん容積:0.3L ●充電時間:約4.5時間 ●付属品:スーパーロングノズル、UVベッドノズルほか ●サイズ:W258×H1105×D140mm

最大稼働時間 約50分(通常モード)
ノズル パワープロフロアノズル
質量 2.8kg
アタッチメント数 6

 

<クロスレビュー!>

ふとん用UVノズルまで付いて5万円台はコスパが高い

「フロアノズルが床上を滑るように移動して、ラクに使うことができます。ふとん掃除用のUVライト付きノズルも付属して、この価格はコスパ◎」(青木)

 

デザイン性・吸引力が優秀! フローリングに向いている

「同社ならではのデザイン性と、吸引力が魅力。特にフローリング掃除に強いタイプで、フローリングの溝のチリまで取り逃しません」(田中)

 

【No.3】サッと取り出してすぐに使える日本家庭のための掃除機

シャーク

Shark EVOPOWER SYSTEM コードレススティッククリーナー CS401J

実売価格4万9500円

日本家庭の声を反映し、取り出してすぐに使えるスリムデザインを採用。ヘッドのフィン状ローラーが床面に密着してムラなくゴミを捕らえる。アクセサリーは手を使わずワンタッチで充電台から着脱可。

SPEC ●集じん方式:サイクロン式 ●集じん容積:非公表 ●充電時間:約3.5時間(バッテリー1個)●付属品:ミニモーターヘッド、マルチノズル、布団ノズルほか ●サイズ:W267×H1005×D124mm

最大稼働時間 24分(※5)
ノズル ブラシレスパワーフィン
質量 約1.9kg
アタッチメント数 4

※5:スティックでバッテリー2個使用時

 

<クロスレビュー!>

スリムなデザインで置き場所の自由度が高い

「スリムなデザインでどこに置いても部屋に溶け込みやすく、手に取りやすい場所に置けます。ヘッドがブラシレスで、手入れもラク」(青木)

 

床掃除の操作感が軽く本当にストレスなく使える

「計算された長さと重量バランス、自走ヘッドで操作が軽やか。充電台からハンディ部だけ引き抜いて使えるなど、使っていてストレスフリー!」(田中)

 

【《梅》クラス】予算額2万円〜4万円

この価格帯のクラスは運転時間が短めのものが多く、ワンルームでの使用や汚れをスポット的に掃除する用途がオススメ。購入時には、アタッチメントなど+αの機能に注目して選ぼう。

 

【No.1】自走式ヘッド搭載で操作がラク!! コンパクト収納もうれしい

日立

スティッククリーナーPV-B200H

実売価格3万480円

自走式ヘッド搭載でラクに動かせる。ノズル前面が壁に付くと前から底面に風が流れる「きわぴた構造」を採用し、壁ぎわのゴミもスッキリ吸引できる。捕集したゴミはサイクロンの力で圧縮し、ゴミ捨て頻度を低減。

SPEC ●集じん方式:サイクロン式 ●集じん容積:0.25L ●充電時間:約4時間 ●付属品:ブラシ吸口、すき間用吸口、充電台ほか ●サイズ:W270×H1100×D170mm

最大稼働時間 約40分(標準モード)
ノズル スムースヘッド(自走式)
質量 2.8kg
アタッチメント数 2

 

↑ノズル前方にLEDライトを装備。家具のすき間など暗い場所でもゴミがよく見え、取り逃がしを防げる

 

↑掃除が終わったらハンドルを折りたたんでコンパクトに収納可能。自立構造なので部屋に出しっぱなしでもOKだ

 

↑スティックから本体を取り外せばハンディ掃除機に。付属のすき間用吸口を装着し、狭い場所の掃除にも対応できる

 

<クロスレビュー!>

スティックからハンディへの切り替えがとてもスムーズ

「本体を立てたままハンディ部を取り出せるのは、使ってみるととてもスムーズでありがたい。ヘッド幅が27cmあり、1ストロークで広範囲を掃除できるのもメリットです」(青木)

 

重心が下にあるので手元が軽く操作しやすい

「足元重心タイプで手元が軽いので、長時間掃除しても疲れにくいです。ノズルのLEDライトやゴミ圧縮などの機能も魅力的。本体が重めなので、そこだけ店頭でチェックを」(田中)

 

【No.2】静電モップまで本体に装備! 多彩なツールで幅広い掃除に対応

アイリスオーヤマ

極細軽量スティッククリーナー SBD-E4P

実売価格3万7180円

床掃除をしながら付属の静電モップでテレビ周りなどのホコリを手軽に除去。ヘッドの自走感も上々だ。さらにミニヘッドなど多彩なツールが揃い、屋内からクルマの中まで1台で幅広く対応できる。

SPEC ●集じん方式:紙パック式 ●紙パック容量:0.3L ●充電時間:約3時間 ●付属品:静電モップ、ミニヘッド、布団用ヘッド、フレキシブルホースほか ●サイズ:W255×H1039×D190mm

最大稼働時間 約30分(自動モード)
ノズル 自走式パワーヘッド
質量 1.7kg(※6)
アタッチメント数 7

※6:モップ帯電ケース含まず

 

<クロスレビュー!>

アタッチメントが豊富でこの価格は満足度が高い

「自走式ヘッドに5種類のアタッチメントに静電モップが付いて3万円台は良心的。連続稼働時間は短めなので、毎日少しずつ掃除する人向き」(青木)

 

掃除動線にばっちりハマった静電モップが超便利

「床以外のホコリをすぐに取れる静電モップがとにかく便利。紙パック式なのでゴミ捨て時にホコリが舞うのが気になる人にオススメです」(田中)

 

【No.3】ゴミセンサーなどの高機能をシンプルデザインのボディに搭載

ツインバード

コードレススティック型クリーナー TC-E263GY

実売価格2万1780円

1.4kgと軽量ながら豊富な機能を搭載。「ゴミセンサー」がゴミを感知して吸引力の強弱を自動制御し、ソファの奥など見えにくい場所の掃除をサポートする。インテリアになじむムダのないデザインも魅力だ。

SPEC ●集じん方式:紙パック式 ●集じん容積:0.25L ●充電時間:約2.5時間 ●付属品:すき間ノズル、収納フックほか ●サイズ:W235×H1050×D135mm

最大稼働時間 約30分(自動モード)
ノズル パワーブラシ(自走式)
質量 約1.4kg
アタッチメント数 1

 

<クロスレビュー!>

排気がきれいなので子育て世帯にもピッタリ

「紙パック式で、専用紙パックには抗菌仕様の不織布素材を使用しており排気がきれい。壁掛け式の充電台で、床に収納場所を取らないのも◎」(青木)

 

家具やモノが多い部屋でも小回りが利くのがうれしい

「シンプルでスタイリッシュなデザインが好印象。軽量なうえノズルが左右に180度動くため、モノが多い狭い場所でもスイスイ掃除できます」(田中)

 

【Topic1】あのバルミューダから新感覚の掃除機が登場!

空気清浄機やトースターなどで圧倒的なブランド力を誇るバルミューダから、掃除機が発売されて話題に。ユニークなコンセプトに要注目だ。

バルミューダ

BALMUDA The Cleaner

実売価格5万9400円

水面に空気を噴出して浮揚するホバークラフトに着想を得て開発。ダブルブラシの高速回転でゴミを除去しつつ床面との摩擦を低減し、浮いているような操作感を実現。持ちやすいスティックハンドルと低重心設計で思い通りに操作できる。質量3.1kg。

 

↑回転するブラシが浮遊感を生む。さらに、ヘッドの360度スワイプ構造により従来にない自由自在な動きを実現

 

↑椅子の脚の間など狭い場所も軽やかに走行。フローリングのほか、フロアカーペットや畳も問題なく掃除できる

 

【Topic2】ハンディもデザインと付属ツールをチェック!

ハンディタイプのクリーナーはデザイン性がさらに多彩。スリムなボディや、収納時のコンパクト性などがセレクトのカギとなる。

 

【No.1】

シャーク

Shark EVOPOWER Plus W35P

実売価格2万8050円

スリムボディにパワフルな吸引力を装備。フローリング用延長ノズルでちょっとした床掃除にも対応できる。充電バッテリー2個搭載。●サイズ/質量:W53×H419×D61mm/約620g

 

【No.2】

レコルト

コードレス スティッククリーナー

実売価格1万3200円

落ち着いたデザインでどんな部屋にも違和感なく置ける。DCモーターによる強力な吸引力で微細ゴミから食べこぼしまでスピーディに除去。●サイズ/質量:W58×H344×D58mm/約515g

 

【No.3】

ツインバード

コードレスハンディークリーナー サットリーナサイクロンff

実売価格1万6500円

床用吸込口を使いスティックでも使える。6つのツールと本体を充電台にコンパクト収納可能だ。伸縮ホース内蔵の「マジックパイプ」も便利。●サイズ/質量:約W345×H180×D105mm/約1kg

これは魅力的だ! 米国No.1掃除機メーカーから「日本の潜在ニーズ」に応えた新モデル

2018年に日本市場に進出し、快進撃を続ける米国売上ナンバーワンの掃除機ブランド「Shark(シャーク)」。2018年9月に発売したハンディクリーナー「EVOPOWER(エヴォパワー)」は発売からわずか3か月でハンディクリーナー市場のトップに躍り出て以来、首位を独走し、今年6月時点で金額シェア58%、台数シェア35%を占める人気となっています。

 

そんなSharkから8月26日、新コンセプトのコードレススティッククリーナー「EVOPOWER SYSTEM(エヴォパワーシステム)」が登場するというので、一足先に実物を見てきました。日本市場のために一から開発したという新システムのクリーナーは、まさに日本のライフスタイルに合わせた機能が満載! さっそくご紹介しましょう。

↑シャークのEVOPOWER SYSTEM

 

↑「日本のユーザーの声を聞きながら、その裏にあるニーズを読みとって開発しました」と話すシャークニンジャの代表取締役・古屋和輝氏。一から開発に携わったEVOPOWER SYSTEMは、「わが子のような存在」だという

 

開発のきっかけはハンディクリーナー「EVOPOWER」の大ヒット

「EVOPOWER SYSTEM」開発のきっかけは、先述のハンディクリーナー「EVOPOWER(エヴォパワー)」の日本での大ヒットでした。ハンディクリーナーは北米をはじめ各国で販売したものの、2万円を超えるという価格にかかわらず、日本で圧倒的に売れているのです。その後、ハンディクリーナーではあるけれど床の隅のゴミも屈まずにサッと吸いたい、というニーズから、フロアノズルも付属したところ、販売台数がさらにアップしたとのこと。

↑吸引力が強く、置き姿も美しいと好評を博したハンディクリーナー「EVOPOWER」

 

こうした事実から、同社は日本市場には欧米とは違うニーズがあることを認識。コードレススティック掃除機においても、ハンディタイプと同様、「サッと取って、サッと使える」という特性が重要と実感し、日本市場向けとして、床も家具も掃除できる「EVOPOWER SYSTEM」の開発に至ったというわけです。

 

今回発売されるのは、どんな床でも掃除するマルチフロア対応のCS401J(実売予想価格4万9500円)と、フローリング専用のCS200J(実売予想価格3万3000円)の2タイプ。違いは、ヘッドの構造と付属するアタッチメント、バッテリーの数で、ハンディ部の構造や吸引力は同じです。一目見て、EVOPOWER同様に部屋に置きたくなるスタイリッシュなデザインが印象的ですが、特徴はそれだけではありません。システムクリーナーと呼ぶゆえんを含め、1つずつ見ていきましょう。

↑左から2つがマルチフロア対応のCS401J、右2つがフローリング専用のCS200J。カラーは左から順に、ロイヤルブルー、メタリックグレイ、ルビーレッド、ノルディックブルー

 

サッと取ってサッと使えるデザインとシステムを採用

開発にあたって最初に考えたのが、「どんな掃除機なら出しておきたくなるか」ということ。「サッと取って」もらうためには、部屋の真ん中に置いても絵になるデザインでなければなりません。そこでデザイナーは、掃除機に見えないデザインを設計。スマートなシルエットにこだわったほか、正面からゴミが見えない構造になっています。

↑充電ドックに収納したCS401J

 

↑充電ドックにすべてのアタッチメントがセットできる

 

本体のカラーリングは日本人の好みに合うよう、日本のデザイン会社が担当。クルマの塗装を参考に、自然光や蛍光灯など光の種類によって違った表情を見せるカラーを施しました。まずプラスチック自体に色をつけ、そこにペイントを重ねることで、高級感と深みのある質感に仕上げたといいます。

 

さらに「サッと使える」よう、充電ドックから軽い力で着脱できるほか、ハンドル近くのボタンを押しながら真上に持ち上げると、ハンディ部分のみが抜けるので、片手で手に取りそのまま掃除が始められます。ハンディ部は先端が斜めにカットされ、吸い込み口に柔らかい素材が装着されているため、アタッチメントをつけなくても掃除が可能。アタッチメントも使う際も、ハンディをそのまま差し込むだけでセットできるため、こちらも片手で着脱できます。

↑両サイドのボタンを押しながら上に引くと、ハンディ部分だけスッと抜ける

 

↑ハンディをそのまま差し込めるので、すぐに掃除が始められる

 

バッテリーは追加購入が可能で、ゴミ捨てもカンタン

バッテリーは、マルチフロア対応のCS401Jには2個付属。1つは本体ハンドル部分に、もう1つは充電ドックに装着して充電できます。1つの充電が切れたら、もう1つのバッテリーに差し替えて使うことで、最長40分の掃除が可能(ハンディ時)。満充電になれば通電が止まるので、バッテリーの劣化も抑えられます。なおCS200Jにはバッテリーは1つのみ付属ですが、充電ドックは共通のため、別売のバッテリー(4000円前後)を購入すれば、同様の使い方ができます。

 

ゴミ捨ても簡単で、ゴミ箱の上でボタンを押すだけ。ダストカップがパカッと開いて、ゴミが落とせます。集じん方式がサイクロン式のため、落ちるゴミもまとまっており、ゴミが散らかりにくいのもメリット。これらのユニークなシステムから、同社は本機を新ジャンルの「システムクリーナー」と位置づけています。

↑ゴミ捨ても片手でカンタン!

 

CS401Jには絡まった毛が消えていくローラーを採用

マルチフロア対応の「CS401J」のヘッドには、ブラシを使わない独自の「ブラシレスパワーフィン」を搭載。ブラシの代わりにシリコンのヘラ状フィンを採用することで、フローリングの汚れを磨きつつ、カーペットに絡んだ髪の毛もかき出して取り除きます。

↑ブラシレスパワーフィンを搭載したCS401Jのヘッド。自動で回転するため、軽い力で掃除できる

 

ローラーに絡んだ毛は、ヘッドのコームがほどきながら内側へ集められ、回転するうちにほどかれていくため、ブラシに毛が絡まないのも大きな特徴。

↑髪の毛を吸引

 

↑髪の毛を吸うと最初は絡まるが、そのまま掃除機をかけているうちに内側に集まる

 

↑やがて髪の毛は吸引されて見えなくなった

 

一方、フローリング専用の「CS200J」は、ローラーを搭載しない薄型のヘッドを搭載しました。床面に密閉させることで吸引力を高めつつ、ヘッド裏の溝からゴミをキャッチします。なお、両モデルとも、ハンディ時の吸引力は、「1kg未満のハンディの中でもっとも強力な吸引力」としています。

↑ヘッドの狭い溝から空気を吸い込むため、吸引力もアップ!

 

本機の開発にあたり、日本のユーザーの潜在ニーズをくみ取ることに注力したため、本体の重さなどの数字にこだわることはなかったとのこと。「あくまで出しておきたいデザインと使いやすさを最適化した結果」(代表の古屋氏)が形となったのだといいます。みなさんも米国ナンバーワンの掃除機メーカーが、日本のために作ったクリーナーの魅力をぜひチェックしてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

日本での成功も確実か? 「折れ曲がる掃除機」で米国No.1ブランドが本格上陸

家電のShark(シャーク)といえば、スチームクリーナーや掃除機などが有名。量販店ではあまり目にしないものの、テレビショッピングなどで知っている人はかなり多いのでは? 実はこのシャーク、2008年からの10年間で累計5000万台以上もの掃除機の売上実績を誇る、米国売上No.1の掃除機ブランド。そんなシャークが7月より日本法人「シャークニンジャ株式会社」を立ち上げ、本格的に日本上陸することになりました。そして、このシャークニンジャが最初に日本で発売するのがコードレススティック掃除機「EVOFLEX」(エヴォフレックス)です。アメリカ生まれのコードレス掃除機の実力はどのようなものか? 気になる新製品を体験発表会にて実際に使ってみました。

 

ボタンひとつでパイプの真ん中で折りたためる「MultiFLEX」機能を持つ

EVOFLEXはスティック型のコードレス掃除機。モーターやバッテリー、集じんカップなどはすべて手元本体に集約されており、アクセサリーを付け替えることでハンディタイプや布団掃除機のようにも利用可能です。

↑一見すると普通のスティッククリーナーにみえる「EVOFLEX」

 

本機最大の特徴は、なんといってもスティッククリーナー時の「MultiFLEX」(マルチフレックス)です。これは、ボタン一つでパイプの真ん中から折りたたむ機能のこと。折りたたみ時は約半分の大きさになるので、日本の狭い住宅事情でも、収納しやすいのが特徴です。また、スティッククリーナー時の本体重量は3.33kgと同ジャンルの製品と比較するとやや重いのですが、コンパクトにすると持ち運びがしやすいため、重量があまりストレスになりませんでした。

↑折りたたむと収納がしやすいほか、ハンドルも搭載しているので軽く持ち運びべます

 

パイプが曲がるからコンパクトに収納でき、家具の下の掃除もラク

MultiFLEXのメリットは「コンパクトに収納できる」だけではありません。パイプを曲げた状態でも掃除ができるため、一般的なスティック掃除機だと、しゃがんだり腰をかがめなければ掃除ができないソファーなどの家具の下を、立ったまま掃除できます。

↑ボタンひとつでロックを外すと、パイプ部を曲げたまま使用可能

 

↑この状態だと、家具の下の掃除が簡単です

 

また、本機はモーターやバッテリーなどの重量のあるパーツが手元にあるため、スティック時は自立させられません。しかし、折りたたみ時はカンタンに自立するため、掃除を一時中断する際などに便利だと感じました。

↑折りたたんだ状態ならば簡単に自立するのも使い勝手がよさそう

 

2つのブラシを搭載し、フローリング用/カーペット用を切り替えて使える

EVOFLEXのもうひとつの特徴が、2本のブラシを搭載した独自のヘッド「DuoClean」(デュオクリーン)。ヘッド内部には柔らかなブラシと硬めのブラシの2本が配置されており、手元の「床モード切替」ボタンで「フローリング/カーペット」を切り替えて回転するブラシを選択します。「フローリング」選択時は柔らかなブラシが回転。フローリングを傷つけないようにゴミをかき集めるほか、床を磨くような効果もあるとのこと。一方、「カーペット」を選択すると硬めのブラシが回転し、カーペットの毛足をかき分けるようにしてゴミをかき出します。

↑手前の黒と白のらせん模様がついたブラシがフローリング用の柔らかなブラシ。奥が固い毛足のカーペット用。フローリング用のブラシのみ取り外し可能です

 

↑手元の「床モード切替」スイッチ(左)で「フローリング/カーペット」の切り替えが、「パワー切替」スイッチ(右)で「標準/強」の切り替えが可能です

 

吸引デモでは大きなビーズを使ってパワーの強さをアピール

もともと土足文化のアメリカで人気の製品だけあり、ゴミを除去する力もパワフルだそう。一般的な掃除機の発表会では「こんな細かなゴミも吸引します」と粉ゴミを掃除するシミュレーションが行われることもありますが、本機の発表会では大きさ5mmほどの大きなビーズを使い「こんな大きなゴミもぐんぐん吸引します」と、パワーの強さをアピールしていました。

 

【動画】
会場では5mmほどの大きめのゴミをぐんぐん掃除するデモンストレーションも行われていました

 

日本人向けに製品の高さを抑え、HEPAフィルターを追加

ちなみにこのEVOFLEXは、アメリカではすでに発売中の人気のコードレス掃除機。今回はその人気製品を「日本人向け」に改良して発売しています。具体的にはアメリカと比較すると背が低い人が多いため、製品の高さは日本版のほうが少し低いそう。そのほか「キレイ好き」な日本人向けに排気口にHEPAフィルターを搭載したり、ダストカップ内のフィルターを外して掃除できるようになっています。

↑排気する空気までキレイなようにHEPAフィルターを搭載。これは日本仕様ならでは

 

高所を掃除するときは、やはり重量を感じる

このほかにもさまざまな改良がありますが、一方「アメリカ的だな」と感じるポイントもありました。まずは重さで、スティック掃除機として使用する際の重量は3.33kg。ダイソンの人気コードレススティック掃除機の重量が約2.6kg前後だと考えると結構な重さです。とはいえ、床掃除中はほとんどの重さをヘッドで吸収しますし、持ち運び時はコンパクトに折りたためば意外に軽く感じます。唯一重量が気になったのがカーテンや棚の上など、高所の掃除を体験したときでした。

↑床掃除では感じなかった重さも、本体を持ち上げる必要がある「高所の掃除」ではズッシリと感じます

 

工具を思わせる堅牢な作りに好感が持てる

もうひとつ気になったのがメンテナンス性です。日本で発売されているスティック掃除機の多くは、集じんカップが外れて水洗いできるようになっています。ですが、EVOFLEXはカップ内の筒形フィルターのみ取り外して掃除できる仕様です。現場スタッフによると、これはカップは汚れても吸引力には影響しないため、アメリカでは「カップを洗う」という需要が少ないのが理由だそう。

↑パイプを外してから、ダストカップのフタをあけるボタンを押すとゴミ捨てが可能。いちいちパイプを外すのがちょっと面倒

 

↑カップごと外すことは出来ませんが、カップ内部の筒状フィルターは外して掃除できます

 

とはいえ、この「アメリカっぽさ」も見る方向を変えればメリットともなります。たとえば、重さについては全体的にガッチリと堅牢な作りであることが影響しているそう。「軽さ」を追求していない丈夫な作りなので、少々手荒に扱っても壊れにくそうな安心感がありました。見た目もデザイン家電というよりは工具のような男性的な印象なので、質実剛健なデザインが好きなユーザーには喜ばれそうです。

 

上位モデルは予備バッテリー付属で、掃除中のバッテリー切れも安心

ところで、EVOFLEXには付属品の違いで2つのセットが用意されています。ひとつが「ミニモーターヘッド」に「布団ツール」、「抗アレルゲンホコリ取り用ブラシ」、「ロングフレキシブル隙間ノズル」の4つのヘッドアクセサリーと充電器、予備バッテリーが付属した上位モデル「S30」。そして、ミニモーターヘッドと充電台、予備バッテリーを省略した下位モデルの「S10」です。価格はオープンですが、S30は実売予想価格が6万9800前後、S10は5万9800前後。上位モデルを購入した場合は、掃除中にバッテリーが切れてもすぐに予備バッテリーとの交換ができるので、安心してじっくり掃除できそうです。

↑付属アクセサリー。左から「ミニモーターヘッド」に「抗アレルゲンホコリ取り用ブラシ」、「ロングフレキシブル隙間ノズル」、「布団ツール」

 

↑本体バッテリーはスライドして簡単に取り外し可能。充電は本体に直接プラグを接続するほか、バッテリー専用充電台(S30のみ付属)でも可能です

 

持ち前のマーケティング力で日本も制圧できるか?

なお、同社は徹底的にマーケティングを行うことでも有名です。実際、同社は本機の発売にあたり、綿密なリサーチを行ったうえで、日本の家庭50世帯での6週間にわたる試用テストを3回実施。その結果を踏まえて今回の発売に至ったとのこと。確かに、パイプが折れ曲がる機構は、家具の下を掃除でき、省スペースで収納できるメリットがあり、狭小な日本の住宅にはうれしいですね。カーペットとフローリングでブラシを切り替えられる点も斬新で、両者が混在する一戸建てにはぴったりです。バッテリーの持ち時間はどれくらいか、折れ曲がる部分の強度はどうか……など気になる部分は多いですが、アメリカ本国であのダイソンを押さえ1位になるだけあって、相応の実力があるのは間違いありません。果たして日本でもNo.1を獲得できるのか…その実力と今後の業界への影響に注目です。