「軽くて本当に吸う掃除機」はどれ? 人気5モデルの「吸引力」を一気に検証!

ここ数年、コードレススティック掃除機の分野では「軽量化」がトレンドになっています。しかも単なる「軽量化」でなく、高機能・高性能な上位モデル・高級モデルの「軽量化」です。

吸引力が強く多機能な掃除機は魅力的で、誰でもほしくなるもの。でも以前のモデルは、パワーがあって機能も多いぶん重くて使いづらい部分も多くありました。なかには機能がシンプルで、吸引力が多少落ちても掃除したいときにサッと使える軽量モデルを買い足す人も少なからずいました。

 

そんななかで、近年は軽量モデルに対する要求も高度化。「軽くてもやっぱりガンガン、ゴミを吸ってほしい」「便利機能は多いほうがいい」というユーザーのワガママに答えたのが、上記の「軽量・高級モデル」なわけです。

ということで現在市場に出ている「軽量・高級」なコードレススティック掃除機は、以前の軽量モデルと比べるとはるかに優秀! とはいえ、製品ごとに得意なこと、不得意なことの微妙な違いがあります。そこで今回は、コードレススティックの人気メーカーの製品5モデルをピックアップし、その性能や機能の違いを徹底的にチェックしていきたいと思います。

 

その第1回は、基本の「吸引力」(ゴミ除去性能)について検証します。

 

【今回テストした5機種はコチラ】

エントリーその1

ダイソン史上最軽量ながら高いゴミ除去能力を実現

 

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg

実売価格5万3900円

ダイソンのコードレススティック史上最軽量の1.5kgを誇るモデル。毎分最大10万5000回転するDyson Hyperdymiumモーターと独自のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)により、大きなゴミから微粒子ゴミまでパワフルに取り除く。0.3μmの微粒子を99.99%キャッチし、部屋の空気よりきれいな空気を排出。最長運転時間は約20分(※)、強モードでは最長約5分の連続運転が可能だ。●サイズ/質量:W207×H1091×D222mm/1.5kg

※:モーター駆動でないツールをエコモードで使用した場合

 

エントリーその2

着脱式バッテリーを2個付属し最長約100分の連続掃除が可能!

シャープ

RACTIVE Air EC-AR5X

実売価格4万8340円(税込)

モーターとパイプの軽量化で重さ1.2kgを実現。小型軽量ながら高効率のモーターを開発し、メイン掃除機としても十分使えるパワーで掃除できる。バッテリー1個あたりの最長運転時間は約50分(※)で、同梱の予備バッテリーを付け替えれば最長約100分の連続運転が可能。立ったまま吸込口を着脱してすき間掃除に移行できる「スグトルブラシ」など便利機能も多数。●サイズ/質量:W210×H985×D150mm/1.2kg

※:付属吸込口(すき間ノズル等)使用時

 

エントリーその3

クリーンセンサーや壁際まで届くパワーノズルなどでゴミの取り逃がしを低減!

 

パナソニック

パワーコードレス MC-SB51J

実売価格3万9240円

小型ながら吸込仕事率100Wの吸引力と使いやすさを備えた機種。クリーンセンサーが約20μmの見えないゴミまで検知しランプを点灯、自動的に吸引力をアップする。独自形状のパワーノズルが壁際までしっかり届いて逃さずゴミ除去。毛先がY字のブラシと硬質ブラシの2種類のブラシ毛を採用し、フローリングから絨毯まで幅広い床質に対応。●サイズ/質量:W220×H1106×D182mm/1.6kg

 

エントリーその4

破格の軽さ1.1kgに加え、掃除の快適さを高める機能も満載!

 

日立

ラクかるスティック PV-BL2H

実売価格4万3300円

本体や延長パイプ、ヘッドの徹底的な軽量化で標準質量1.1kgを達成。新開発の「ハイパワー3D ファンモーター」で空気の流れを効率的に制御し、軽さと強力吸引を両立した。ノズルには拭き専用の毛「かるふきブラシ」を採用し、ゴミを吸引しながらフローリングに貼りついた菌も拭き取る。暗い場所でゴミを照らし出すLEDライトをヘッド前面に搭載するなど使い勝手への配慮も万全。●サイズ/質量:W205×H994×D230mm/1.1kg

 

エントリーその5

静電モップなど豊富なアタッチメントで家中の掃除をサポート!

 

アイリスオーヤマ

充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

実売価格3万8700円

同社サイクロン史上最軽量の1.4kgながらパワフルな吸引力と豊富な便利機能も兼備。自走式パワーヘッドのパワーは落とさずヘッドの重さを約60%カットし、狭い場所も快適に掃除できる。人気の静電モップクリーンシステムやほこり感知センサーも搭載。付属ツールは5種類を備え、家中を快適に掃除できる。準HEPAフィルター搭載で0.3μmの微粒子を99.5%以上捕集。●サイズ/質量:W224×H1035×D235mm/1.4kg

 

フローリングとカーペットで吸引力をテスト!

【テストの内容はコチラ】

今回のテストでは、フローリング上とカーペット上でのゴミの除去具合をチェック。それぞれの床面に重曹、コルクパウダー、猫砂、脱脂綿+人工毛を順番に置き、それぞれを1ストロークでどれくらい除去できるか検証しました。

 

まずはフローリング上でのテストを行いました。ここでの吸引力設定は、実際の掃除で最もよく使うであろう「標準モード」、センサー機能搭載機種では「自動モード」を採用しました。

↑フローリングの床面に、手前から重曹、粒径1~2mmのコルクパウダー、直径3mm×長さ6~7mmの猫砂、細かくちぎった脱脂綿、長さ15cmのポリエステル製人工毛を順番に置き、ゴミ除去能力をテストしました

 

【フローリングでのテスト結果】

エントリーその1ダイソン Dyson Micro 1.5kg

猫砂がわずかに残る以外はすべてのゴミを除去

【テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

「標準モード」でテスト。猫砂がわずかに取りきれずに残っているほかは、すべてのゴミを除去できていました。また、ヘッドが通過した端から端まで残さず重曹が取れていることに注目できるでしょう。ヘッドは中央の吸込口付近が最も吸引力が強く、端のほうになるほど吸引力が落ちるため、掃除機によっては端に微細なゴミの取り残しが残るものですが、その点Dyson Micro 1.5kgはしっかり重曹が除去できていました。

 

一方、ヘッドの回転が強すぎて、吸引しきれずヘッドから猫砂が少し飛び出してしまいました。実際の掃除ではヘッドを引くときに残ったゴミも捕集できるので、それほど問題はないと思われます。

↑独自のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)を採用。赤と青のナイロンフェルト製ローラーブラシで大きなゴミも微細なゴミもまとめて包み込むため、ヘッド前面が大きく開いていてもヘッド内部の吸引力を維持できます

 

↑写真のように同機のヘッドは前面カバーが大きく開放され、大きめのゴミを押しのけることもありません。カバーから床面までの距離(すき間)を測ったら約32mmありました

 

エントリーその2シャープ RACTIVE Air EC-AR5X

多くのゴミを逃さず吸引するも、猫砂の吸引はやや苦手

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「自動モード」でテスト。猫砂以外は逃さず吸引し、特にコルクパウダーと脱脂綿、髪の毛はヘッドが近づいてきた時点で吸われ始めていました。一方猫砂は、カバーに大きめのゴミが通れるすき間があるため、徐々にヘッド内に回収されていきましたが、問題はそのあと。ブラシでかき取ったものの本体内に吸引できず、多くの猫砂が床面に残ってしまいました。

↑EC-AR5Xのヘッド裏。回転ブラシには硬さの違う2種類のブラシ毛を採用。赤い毛のほうが硬めでややよじれのある、ホコリなどをキャッチしやすい毛質でした

 

↑ヘッド前面の写真。前面カバーに床面とのすき間が広い部分と狭い部分を設けることで、吸引力を高めつつ大きめのゴミも回収しやすくなっています。ちなみにカバーから床面までの距離は最も狭い場所が約2.5mm、最も広い場所が約7.5mmありました

 

エントリーその3パナソニック パワーコードレス MC-SB51J

通常のゴミは問題なし。猫砂は苦手でヘッド両端に重曹がわずかに残る

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「オートモード」でテスト。コルクパウダーと脱脂綿、髪の毛はしっかり除去できましたが、猫砂は取り残しが目立つ結果に。猫砂の量が多かったこともあり、猫砂エリアを通過するときは猫砂に“乗り上げる”感覚もありました。また、重曹は両端に少し取り残しが見られますが、これはヘッド両端のブラシがない部分で起こった取り逃がしのようです。

↑MC-SB51Jのヘッド裏。上記の「ヘッド両端のブラシがない部分」とはグレーのフェルト地が貼られている部分のことです。回転ブラシは同社独自の「V字型」をしており、この形状により吸引力の強いヘッドの中央部にゴミが集まりやすくなるのだそう。さらにヘッド前面のカバーが薄く、ブラシがヘッドのより手前まで届くようになっているのも特徴です

 

↑同機のヘッド前面の写真。前面カバーから床面までの距離は約4.5mmでした。ところどころに大きめのゴミを取り込むための“溝”がありますが、今回テストしたように猫砂が堆積している状態だと取り切れないこともありそうです

 

エントリーその4日立 ラクかるスティック PV-BL2H

綿と髪の毛はキレイに吸引。猫砂に苦戦し、重曹、コルクパウダーが少々残る

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「標準」モードでテスト。脱脂綿と髪の毛はキレイに吸引しましたが、猫砂はヘッドが上に乗り上げる感じで、かなり残ってしまいました。また、ヘッドが通過した両端に重曹がうっすら残っているほか、コルクパウダーも周りに少し弾いてしまっていました。

 

↑PV-BL2Hのヘッド裏です。シャープEC-AR5Xとよく似た、2種類のブラシ毛の組み合わせで、赤い毛が硬くよじれていてゴミをよりかき取りやすい形状になっていました

 

↑ヘッド前面カバーから床面までの距離は約3mm。カバーは薄いゴム素材で、今回の猫砂も少量が散らばった状態ならうまく取り込めるのかもしれません

 

エントリーその5アイリスオーヤマ 充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

猫砂の取り残しは少なめで、重曹にわずかな取り残し

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「自動モード」でテスト。猫砂以外はおおむね取れていますが、重曹にわずかに取り残しが見られました。猫砂は押し出されつつ前に弾かれるものも多かったですが、残った量は比較的少なめでした。

↑SCD-L1P-Bのヘッド裏です。ブラシ毛の硬さは他モデルに比べると柔らかめでした

 

↑ヘッド前面の写真。前面カバーから床面までの距離は約4mmでした

 

【カーペットでのテスト結果】

続いて、カーペット上でのゴミ取り性能をチェックしてみました。カーペット上では繊維の奥に潜るゴミも多いため、その掃除機で最も吸引力の強いモードを基本にテストしました。

 

エントリーその1ダイソン Dyson Micro 1.5kg

重曹がカーペットの繊維の奥に多く残る結果に

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Dyson Micro 1.5kgは「MAXモード」でテスト。カーペットではフローリングとはまったく違った結果となりました。まず粒子が細かく、比重が重い重曹がカーペットの繊維の奥に残ってしまっています。コルクパウダーと脱脂綿もわずかに残りました。これは恐らく、回転ブラシがローラー形状のため、カーペットにゴミを擦り付ける形になったためではないかと思います。ただ、猫砂の取り残しがわずかだったのは意外でした。これは下がカーペットのため猫砂が滑りにくく、外に弾かれることなく吸引されたためでしょう。

 

ちなみに、「MAXモード」でカーペットを掃除すると、カーペットへの吸い付きが強すぎて、掃除がしにくいことがわかりました。カーペットの材質との相性もあると思いますが、場合によっては「標準モード」を使ったほうがいいでしょう。

 

【ついでにチェック!】

ミニモーターヘッドをカーペットに使ってみた!

ちなみに、同機には「ミニモーターヘッド」という付属ツールが同梱されています。これはふとんやソファなどの掃除に使う小型のパワーブラシなのですが、こちらはブラシ毛を採用しています。通常のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)で苦手だったカーペットでの重曹で吸引テストをしてみました。

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「標準モード」でテストしたところ、ヘッドと前面カバーのすき間が狭いため最初は少し重曹を押していましたが、ソフトローラークリーナーヘッドと比べると大幅に取り残しが減りました。ハンディクリーナーなので力が入れやすく、片手でカーペットを押さえながら掃除できたのもスムーズに掃除できた理由です。ちょっとしたカーペット上の汚れを除去するなら、ミニモーターヘッドを使うのもアリですね。なお、最初は「MAXモード」でテストしたのですが、これも吸い付きが強すぎて掃除がしにくかったため、「標準モード」であらためてテストし直しました。

 

エントリーその2シャープ RACTIVE Air EC-AR5X

重曹の除去は優秀! 脱脂綿とコルクパウダーでやや取り残しあり

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EC-AR5Xは「強モード」でテスト。同機にはさらにパワフルな「フルパワーモード」もあるのですが、これは5秒使うと強モードに戻るので、テストには使いませんでした。

 

テスト結果は、重曹がかなり除去できていて、取り残しが少なかったです。ダイソンと違ってブラシ毛を採用しているメリットでしょう。ただし、両端にはタテに筋が入るような状態で、重曹の取り残しがありました。脱脂綿の取り残しもわずかに見られます。コルクパウダーはやや取り残しが多い印象ですが、猫砂の取り残しはフローリングと比べて大幅に減っています。カーペットは下が沈むため、ヘッドと床面のすき間が狭い掃除機でも、大きめのゴミが取りやすいのでしょう。また、前面カバーのあいだにすき間があるおかけで、かなりの量の粒ゴミをヘッド内に取り込めていました。なお、このモデルもヘッドのカーペットへの吸い付きは強い印象です。

 

エントリーその3】 パナソニック パワーコードレス MC-SB51J

細かいゴミはバランス良く吸引。猫砂が惜しい

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「HIGHモード」でテストしましたが、結果はなかなか優秀。まず重曹はシャープEC-AR5Xよりわずかに劣るものの、かなり優秀な取れ具合でした。コルクパウダーと脱脂綿もわずかにカーペットの繊維に引っかかっていますが、シャープより取り残しは少ない印象。1ストロークでこれなら通常の掃除にはほぼ問題ないと思います。猫砂はヘッドが通過した両端に取り逃がしたものと、吸い切れずにヘッド前面まで押してしまったぶんが少し残る程度。ただし、本体に回収できなかった猫砂があったようで、掃除後にヘッドを持ち上げるとパラパラと落ちてきました。

 

エントリーその4日立 ラクかるスティック PV-BL2H

重曹の除去は優秀。コルクパウダーと猫砂でやや取り残しあり

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「ターボモード」だと摩擦が大きすぎるのかブラシの回転が止まってしまうので、「強モード」でテストしました。重曹の取れ具合はほんのわずかにシャープに及ばない程度。パナソニックや後述のアイリスオーヤマとは互角、という印象です。両端部分にやや多めの取り残しが見られました。コルクパウダーと猫砂はヘッドカバーを通過できず、前面に押し出す格好に。特にコルクパウダーは細かい粒がカーペット全体に残ってしまいました。猫砂と脱脂綿は吸い切れなかったものが前面にたまって残る形に。

 

エントリーその5アイリスオーヤマ 充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

重曹やコルクパウダーの除去力に優れる一方、猫砂が取り切れず

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「ターボモード」でテスト。重曹は見た目ではパナソニックや日立と同程度取れていました。コルクパウダーの除去は、5機種のなかでもダイソンに次ぐ優秀さです。一方、猫砂に関しては写真では上手に取れているように見えますが、カーペットの継ぎ目をめくるとそこに大量に潜り込んでしました。また掃除後にヘッドからダストボックスに回収し切れなかった猫砂がパラパラ落ちてきたのも残念でした。

 

【テストのまとめ】ダイソン、シャープはフローリングメインの家庭がオススメ。パナソニック、日立、アイリスは汎用性が高い

 

フローリングテスト結果/ダイソンが大きい粒ゴミの捕集に威力を発揮

フローリングに関して優秀だったのはDyson Micro 1.5kg。特にゴミのなかでもサイズが大きい猫砂の捕集に威力を発揮していました。ただ、猫砂以外の重曹やコルクパウダー、脱脂綿など小さいゴミ、軽いゴミの吸引では他モデルも十分なパワー。シャープEC-AR5X、アイリスオーヤマSCD-L1P-Bは重曹もコルクパウダー、脱脂綿、髪の毛をほぼ完璧に除去。パナソニックMC-SB51Jはヘッドが通過した端の部分に重曹がわずかに残る程度でした。また、日立PV-BL2Hはヘッドの端が通過した部分に重曹が少し残ったほか、コルクパウダーをわずかに弾いて取り逃がしていました。ただし、それらはもう一度ヘッドで吸えばすぐ取り切れるので、実際の掃除ではまったく問題ないでしょう。

 

カーペットテスト結果/重曹の除去で国内メーカーが有利

一方カーペットの掃除では、ブラシ毛を採用しないDyson Micro 1.5kgは重曹の除去がうまくできませんでした。逆にブラシ毛採用の4モデルは重曹の除去は比較的良好で、特にシャープ EC-AR5X、次いでパナソニック MC-SB51J、アイリスオーヤマ SCD-L1P-Bでよく重曹が取れていました。他方、猫砂についてはほとんどを取り切ったダイソンが相変わらず有利。パナソニックもヘッドが通過したあとは端の部分を除きほとんどの猫砂を除去できていました。

 

この結果を踏まえて、各モデルがどんな家庭にオススメか考えてみました。まずDyson Micro 1.5kgは大きめなゴミが床面に多く見られがちな、小さい子どものいる家庭やペットを飼っている家庭にオススメ。フローリングがメインの家ならぴったりです。シャープ EC-AR5Xもカーペット掃除がやや苦手な印象で、フローリング中心の家にオススメ。パナソニック MC-SB51Jはカーペットの掃除がほかのモデルより得意な印象。フローリングでも猫砂以外はほぼ完璧にゴミ除去できており、「吸引力」目線で幅広い家に対応できると思います。同じくアイリスオーヤマ SCD-L1P-Bも猫砂以外のゴミなら、フローリング/カーペットともバランスよく捕集。「吸引力」では汎用性が高いと思います。日立はカーペット上での猫砂とコルクパウダーの捕集力ではパナソニックにやや劣るものの、フローリング/カーペットとも苦手な印象はなく、どんな家庭でも使えるでしょう。

 

ローラーヘッド採用のダイソンのみ傾向が違いますが、ほかの機種については、ゴミ除去力が大きく違うわけではありません。ですからそれを理由に購入する掃除機を選ぶより、今後検証する「操作性」や「お手入れ」「汎用性」を見て製品を選ぶべきでしょう。

 

次回は「操作性・静音性」について検証したいと思います。

シャープ、アイスクリームなども簡単に作れる新「ヘルシオ ホットクック」

↑KN-HW24G

 

シャープは8月18日、水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」の新モデル3機種を発表。9月中旬に発売します。ラインアップは調理容量2.4Lの「KN-HW24G」、1.6Lの「KN-HW16G」、1.0Lの「KN-HW10G」で、価格はKN-HW24Gが7万7000円(税込)前後、KN-HW16Gが6万6000円(税込)前後、KN-HW10Gが5万円(税込)前後です。

 

新モデルは、メニューのレパートリーを自然に増やせるAIoT機能と、独自の「まぜ技ユニット」を進化。これに加えて、コンパクトなデザインを採用しています。

 

AIoT機能においては、ホットクックのさまざまな機能を活用できるよう、各ユーザーに合わせたおすすめのメニューを提案するクラウドサービス「使いこなし応援」を搭載。ホットクックを使い始めたユーザーには、無水カレーなどをおすすめし、定番メニューに慣れてきたら、蒸し物、低音調理メニューなどを提案します。

 

また、シャープの調理担当者や公認講師が使いこなしのヒントを紹介する「ヘルシオ教室」や、ユーザー同士が情報交換できるコミュニティサイト「ホットクック部」への案内もし、料理のヒントになる情報を提供するとしています。

 

まぜ技ユニットは、最大回転スピードを従来モデル「KN-HW24F」に比べて約2倍に高速化。これにより、ホイップクリームやアイスクリームを簡単に作れるといいます。

 

さらに、これまで加熱時にのみ活用できたかきまぜ機能を、準備や仕上げなどの加熱前後の作業に拡大。ポテトサラダやコロッケの具などは食材を茹でてからつぶすまでを自動で調理するほか、オープンオムレツは卵を溶くところから焼き上げるまで調理できるそうです。

 

なお、容量はそのままに、本体幅をKN-HW24Gは約13%、KN-HW16Gは約9%削減したコンパクトボディに仕上がっています。これにより、キッチンの収納棚などに設置しやすくなったとのこと。本体サイズはKN-HW24Gが約幅345×奥行き305×高さ256mmで、KN-HW16Gが約幅330×奥行き282×高さ240mmです。

 

↑KN-HW16G。カラバリにブラックを追加しています

 

このほか、1~2人向けのKN-HW10Gには、火加減や調理時間が難しいローストビーフ、ローストポークなどの低温調理メニューを搭載。また、オープンオムレツやじゃがいものガレットなどの焼き物メニューも追加されています。

 

↑KN-HW10G

シャープ、衣類の乾燥力を高めた「ハイブリッド乾燥NEXT」搭載の洗濯乾燥機「ES-W114」

↑ES-W114

 

シャープは、衣類の乾燥力を高めた「ハイブリッド乾燥NEXT」搭載の洗濯乾燥機「ES-W114」を発表。9月16日から発売します。市場想定価格は38万円(税込)前後です。

 

ES-W114は、業界で唯一をうたう湿度センサーを搭載したうえ、AI制御により乾燥力を進化させたハイブリッド乾燥NEXTを搭載。乾燥運転開始時から温度・湿度センサーで衣類の素材を見極めることで、衣類を温めるヒーターと、衣類から出る湿気を除湿するヒートポンプを洗濯機本体のAIで制御しながら、衣類に合わせた効率的な乾燥が可能になったとしています。

 

この際、厚手のパーカーなどの乾きにくい衣類と判断した場合は、衣類の温度を約60度に保つよう運転し、消費電力量を抑えながら、衣類の乾燥ムラを抑えるとのこと。一方で、乾きやすい衣類と判断した場合は、省エネかつ低騒音、さらにはスピーディーな運転で乾燥するそうです。

 

また、スマホアプリ「COCORO HOME」の機能「COCORO WASH」を利用して、外出先や離れた部屋から、洗濯終了予定時刻の変更や乾燥運転の追加・取り消しが可能です。さらに、洗剤・柔軟剤購入サービスにも対応。液体洗剤・柔軟剤自動投入タンク内の残量を検知して、COCORO HOMEのタイムラインや洗濯機からの音声で購入のタイミングを知らせてくれます。

 

このほか、好評としている「乾燥フィルター/乾燥ダクト自動お掃除」機能を搭載。乾燥フィルターに溜まったホコリを、乾燥運転終了後に自動で掃除して集めてくれるため、集まったホコリをつまんで捨てるだけのほか、乾燥ダクト内の形状を最適化することで、風通しがよくなり、ホコリが溜まりにくいといいます。

 

容量は洗濯が11kg、乾燥が6kg。運転時間は洗濯11kg時で約35分、洗濯から乾燥まで(6kg)で約155分です。また、本体サイズは約幅640×奥行き727×高さ1115mm、重量は約83kgとなっています。

 

なお、ハイブリッド乾燥NEXT非搭載の「ES-WS14」も発表。こちらは、COCORO WASHや液体洗剤・柔軟剤自動投入には対応しています。容量はES-W114と変わらずで、運転時間は洗濯11kg時で約43分、洗濯から乾燥まで(6kg)で約170分です。また、本体サイズは約幅640×奥行き727×高さ1115mm、重量は約80kgとなっています。市場想定価格は34万円(税込)前後です。

 

↑ES-WS14

部屋をより清潔に保ちたいニーズに応える、シャープ新コードレススティック掃除機「RACTIVE Air POWER」登場

 

シャープは7月29日、コードレススティック掃除機「RACTIVE Air」ブランド史上最強のパワーを実現したとうたう最上位モデル「RACTIVE Air POWER(EC-SR7)」1機種および、「EC-HR7」「EC-AR7」「EC-FR7」の合計4機種を発表しました。

 

RACTIVE Airは、「軽さを起点に掃除をラクにアクティブに、もっと掃除がしたいと思っていただける掃除機」を目指して展開しているモデル。今回の新モデルは、在宅時間の増加や「部屋をより清潔に保ちたい」と意識する人の増加を受けて、大容量バッテリーを採用したとしています。

 

これにより、EC-SR7/EC-HR7/EC-AR7のバッテリー容量は2500mAhとなり、本体のサイズや軽さを損なうことなく、スタミナ運転を実現したとのこと。

 

EC-SR7は、本体にドライカーボンパイプを採用したほか、軽量な高出力モーターや効率よく吸引力を生み出すサイクロン構造を搭載。RACTIVE Air史上最強のパワーと重量約1.6kgの軽さを両立させたとしています。

 

 

また、ブラシは新構造の「からみにく~いブラシ」を搭載。密度が高いうえに縮れたブラシを採用することでブラシのすき間を減らし、髪の毛の入り込みを抑制するとともに絡まりにくくしています。

 

 

さらに、ヘッドも新構造の「パワフルスリムヘッド」を採用。ブラシ上部に壁を作ることで、風の分散を抑えるとともに、高密度ブラシによって、ブラシのすき間からの風の分散も抑制します。これにより、ゴミを吸いこむために有効なブラシ下部へ風の流れを集約し、吸塵力をアップさせたといいます。

 

 

最長運転時間は強運転で約15分、自動運転で約35分、弱運転で約90分。また、集じん容積は0.3Lとなっています。このほか、本体サイズは約幅223×奥行き261×高さ1030mmです。

 

なお、EC-HR7は重量約1.4kgのほか、最長運転時間は強運転で約14分、弱運転で約90分。EC-AR7は重力約1.2kgで、最長運転時間は強運転で約11分、弱運転で約60分。EC-FR7は重力約1.4kgで、最長運転時間は強運転で約8分、弱運転で約45分となっています。

 

発売日は、EC-SR7/EC-HR7/EC-AR7が8月26日で、EC-FR7は9月16日。市場想定価格はそれぞれ、EC-SR7が8万8000円(税込)前後、EC-HR7が7万4800円(税込)前後、EC-AR7が6万3800円(税込)前後、EC-FR7が5万2800円(税込)前後です。

シャープ、スマホから洗濯終了時刻や乾燥運転の変更が可能な洗濯乾燥機「ES-PW11F」を発表

シャープは7月2日、洗濯乾燥機「ES-PW11F」を発表。8月5日から発売します。ヨドバシ.comでの価格は26万1800円(税込)です。

 

ES-PW11Fは、従来モデルから好評だったとする、AIとIoTを組み合わせたAIoT機能をさらに進化させたモデル。スマホからAIoTクラウドサービス「COCORO WASH」に接続することで、外出先や離れた部屋から洗濯の終了予定時刻変更や、乾燥運転の追加・取り消しができる新機能を搭載しています。

 

また、自分の好みの洗濯仕上がりを実現する「AI標準コース」や、洗い方に迷う洗濯物に最適な専用コースを教えてくれる「洗いかたナビ」などに対応しています。

 

さらに、皮脂汚れや泥汚れなどを落としやすくする「温つけおき洗いコース」を新搭載。温風で洗濯水と衣類を温め、少ない水量で洗剤を溶かした高濃度洗剤液と強力水流で洗浄した後につけおき洗いします。2020年発売の「ES-PW11E」に搭載された温風プラス洗いコースに比べて、つけおき時間を約30分長くすることで、黒ズミやガンコなエリ袖汚れもスッキリ落とすとのこと。

 

容量は洗濯11kgで、乾燥は6kg。運転時間は洗濯から乾燥までで約220分となっています。本体サイズは幅600×奥行き650×高さ1050mmで、重量は約47kgです。

 

Amazonプライムデーでシャープの50V型4K液晶テレビが6万5830円!

Amazon.co.jpでは、本日6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施しています。

 

これにともなって、シャープの50V型4K液晶テレビ「AQUOS 4T-C50BL1」の購入者向けに、2000円オフのプロモーションコードと、15%オフのクーポンが発行されています。

 

これらのクーポンを適用することで、通常販売価格は7万9800円(税込)ですが、6万5830円(税込)で購入できます。製品ページはこちら

 

4K衛星放送を楽しむための「BS4K・110度CS4Kチューナー」を2基内蔵しているため、4K放送を視聴中に、別の4K放送、地上デジタル放送、BS、CSデジタル放送を同時に裏録画することが可能です。また、Amazonプライム・ビデオやNetflix、Huluといった主要な動画配信サービスにも対応。さらに、Android TVも内蔵しているので、複数のサービスにまたがって、横断的に番組を音声検索することもできます。

 

パネルは有機ELではないものの、高機能な大型4K液晶テレビが6万円台で購入できるとは、かなりのお買い得感ではないでしょうか。テレビの買い替えを検討している人は早めの注文が吉かもしれません。

シャープの加湿空気清浄機が1万7444円! Amazonプライムデー限定セール

Amazon.co.jpでは、本日6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施中。

 

これに合わせて、シャープの13畳用「加湿空気清浄機」が、1万7444円で販売されています。製品ページはこちら

 

清浄時間は公称で8畳あたり12分と優秀。また、2.5リットルの水タンクをそなえたほか、内蔵の匂いセンサー、湿度センサー、温度センサーで、室内の空気の状態を良好に保ってくれます。

 

さらに、0.3μmの粒子を99.97%以上集じんできる「HEPAフィルター」を搭載している点も大きな特徴。公称では10年間交換が不要で、ランニングコストを抑えた運用が可能です。

 

フィルターは内部のHEPAフィルターと、大きなホコリを集める「プレフィルター」の2層式。日頃のお手入れは、本体裏側のプレフィルターに付着したホコリを掃除機で吸い取るだけと、カンタンなのもうれしいポイントです。

 

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シャープ人気のホットクックが3万円台に! Amazonプライムデーで今だけ

Amazon.co.jpでは、6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施中。

 

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使い勝手のいい1.6リットルサイズで、2〜4人分の調理に対応。無水調理が可能で、食材を入れてスイッチを入れるだけで、かきまぜや、火加減もすべて自動でコントロールしてくれます。

 

加熱の進行に合わせて自動でまぜる「まぜ技ユニット」を搭載し、温度と蒸気を検知して火加減を調整することで、焦げやすいカレーやシチュー、味のしみ込ませ加減が難しい煮物も上手に調理します。

 

予約調理機能を使えば、朝に食材を仕込んで、帰宅後、調理が済んでいる状態にするといった使い方も可能。さらに無線LANに接続すれば、外出先からスマホで調理開始時刻を再設定することもできます。

 

本体の天面操作部には、大型のドット液晶を搭載。無線LANに接続することで、音声や文字によるメニューの検索、提案機能も使えます。このほかメンテナンス性もよく、パーツを簡単に取り外せるので、食洗機で洗うことも可能。

 

忙しいご家庭には、特にオススメしたい製品です。通常価格4万7000円前後のところ、3万円台とお得な価格で手に入る機会なので、以前から欲しかった人は、早めの注文が吉!

暗い場所でも鮮明に撮影できるカメラ搭載のドコモスマホ「AQUOS R6 SH-51B」が6月25日に発売

NTTドコモは6月17日、カメラ機能を強化したシャープの5G対応Androidスマートフォン「AQUOS R6 SH-51B」を、6月25日に発売すると発表。価格は11万5632円です。

 

AQUOS R6 SH-51Bは、独ライカカメラと共同開発したセンサーやレンズ、カメラシステムを搭載したスマホ。カメラには、一般的なスマートフォンの約5倍の大きさとなる1インチサイズのイメージセンサーと、ライカのレンズ「ズミクロン」の称号を得たF値1.9/焦点距離19mmの7枚構成レンズを採用しています。

 

これにより、暗い場所でもノイズが少なく鮮明な写真を撮れるほか、高いダイナミックレンジで明るい被写体は白とびせず、暗い被写体は黒つぶれのない広い階調の表現で細部までくっきりした撮影が可能です。

 

また、撮影でズームしたときに粗く見えてしまうような場合も、シャープ独自のAI超解像技術で高解像に復元することで、くっきり鮮明な写真を撮ることができます。さらに動画では、水平補正機能を搭載するほか、4Kで撮影した動画を8K HDRにアップコンバートして大画面のテレビに映して映像を楽しめます。

 

ディスプレイは約6.6型で、世界初となる1Hz-240Hzで駆動する有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」を搭載。このほか、CPUはSnapdragon 888、メモリーは12GB、ストレージは128GB、OSはAndroid 11を搭載しています。バッテリー容量は5000mAhです。

 

また、おサイフケータイや防水・防塵、指紋認証や顔認証に対応しています。本体サイズは約高さ162×幅74×厚さ9.5mmで、重量は約207gです。

外食のような食事が自宅で楽しめる、シャープ新「ヘルシオ」は宅配サービスなどと連携

シャープは6月4日、ウォーターオーブン「ヘルシオ」<AX-XA20>を発売すると発表。6月24日から発売します。

 

シャープによると、食材のお取り寄せや飲食店のミールキットなどのサービスを利用して料理を楽しむユーザーが増えているといいます。また、調理が難しい料理やこれまで調理したことのない料理に挑戦し、外食のような食事を自宅でも楽しみたいというニーズが高まっているとのこと。

 

こうしたニーズを受けて、新しいヘルシオはミールキット宅配サービス「ヘルシオデリ」や食体験EC「TASTY JOURNEY with Healsio」と連携し、自宅に届いたこだわりの食品を調理できるのが特徴です。

 

具体的には、ヘルシオデリやTASTY JOURNEY with Healsio対応のメニューを、「COCORO KITCHEN」レシピサービスからダウンロード可能になります。食材を取り寄せ、ダウンロードメニューから調理を開始することで、本格的な仕上がりの料理など、幅広いメニューを自宅で手軽に楽しめるとのこと。

 

ダウンロードメニューは、TASTY JOURNEY with Healsioではローストビーフ、ハンバーグ、ミートローフなど。いっぽうのヘルシオデリでは、一次発酵済みの冷凍パン生地を注文すると、解凍から二次発酵、焼き上げまでを自動で調理してくれます。

 

また、「厳選!旬食材」や「おうちで楽しむ!イタリアン」など、食材や料理のテーマやジャンルごとにメニューがまとめられた「クックリスト」を、COCORO KITCHENからヘルシオに一括ダウンロードが可能。日々の食事から休日に楽しみたいお菓子作りまで、メニューを選んで手軽に料理できます。

 

さらに、過熱水蒸気による「まかせて調理」の2段調理が進化。従来モデルでは、上段で「網焼き・揚げる」「焼く」に対応したメニューの調理が可能でしたが、新たに上段で「炒める」「蒸す・ゆでる」に対応したメニューにも対応します。

 

これにより、上段で炒飯などの炒め物やアクアパッツァのような蒸し料理を調理しながら、下段で温野菜やゆで卵などの副菜を同時に作ることが可能です。

 

総庫内容量は30Lで、本体サイズは幅490×奥行き430×高さ420mm。重量は約25kgとなっています。これは自宅の料理が手抜きで豪華にできそうです。

甘えん坊だと……!? シャープのロボット「RoBoHoN(ロボホン)」に弟モデル登場

シャープは5月21日、モバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」の弟モデル「SR-S04BJ(LTE/3Gモデル)」を発表。ベネフィットジャパンからオリジナルモデルとして、6月下旬以降に発売します。価格は、ロボホン単体で21万7800円、タブレットとセットの価格は26万9280円で、それぞれ36回の分割支払いが可能です。

 

弟モデルは、ロボホンの特徴である二足歩行はもちろん、持ち歩きやすいコンパクトサイズ、カメラ、歌やダンスなど、“お兄ちゃん”(現行モデル)の機能はそのままに、甘えん坊でおっとりした性格になったそうです。

 

また、早口言葉を噛んでしまったり、歌の音程を外してしまったりするなど、あどけない仕草を披露してくれるとのこと。さらに、“お兄ちゃん”よりも高い声でゆっくり話してくれるとしています。完全に狙いに来ている性格です。

 

すでに“お兄ちゃん”を持っている場合は、弟モデルと接続すると兄弟の設定になり、 ロボホン専用アプリ「ロボ会話2」を起動しなくても自発的に兄弟が会話をするようになります。兄弟同士の特別な会話や、一緒に歌やダンスをする様子を楽しめるそうです。

 

身長は約19.8cmで、体重は約395g。そのほか主なスペックは、Snapdragon 430、2GBメモリー、16GBストレージです。通信はLTE及び3Gに対応するほか、IEEE802.11a/b/g/n/acおよびBluetooth 4.2に対応しています。バッテリーは約1日以上持ち、充電時間は約130分です。

スマホとしては異例の超大型センサー搭載! カメラ性能に振り切った「AQUOS R6」が超おもしろい

シャープは、カメラ機能を強化した5G対応のAndroidスマートフォン「AQUOS R6」を、NTTドコモおよびソフトバンクの2021年夏モデルとして発売します。

↑シャープ「AQUOS R6」(ブラック、ホワイト)

 

AQUOS R6は、独ライカカメラと共同開発したセンサーやレンズ、カメラシステムを搭載。“co-engineered with Leica”と銘打った第1弾製品として展開します。

↑国内メーカーのスマホでは初となるライカカメラ共同開発のカメラシステムを搭載

 

カメラには、一般的なスマートフォンの約5倍の大きさとなる1インチサイズのイメージセンサーと、ライカのレンズ「ズミクロン」の称号を得たF値1.9/焦点距離19mmの7枚構成レンズを採用。超大型センサーによる圧倒的な集光量で、暗い場所でも高感度、かつ広角から望遠までひずみを抑えた撮影を可能にしています。

↑レンズは7枚構成

 

さらに、カメラの土台となるセンサーやレンズなどのスペックの高さに、スマホが得意とするコンピュテーショナルフォトグラフィー(デジタル画像処理技術)を融合。デジタルズーム時にも細部の輪郭まで緻密に再現できるほか、夜景撮影時にはノイズを抑えたダイナミックレンジの広い描写が可能になるなど、昼夜、室内外を問わず、大切な瞬間をその場の“空気感”とともに残します。

 

6.6インチ/WUXGA+(1260×2730ドット)のディスプレイには、世界初となる1Hz-240Hzで駆動する有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」を搭載。表示コンテンツに応じて駆動速度を自動で切り替え、高い省エネ性能と、滑らかで残像を抑えたクリアな表示を両立します。

 

10億色の色彩階調と2000万:1の高コントラスト、業界最高レベルの2000nit(cd/m2)の高いピーク輝度などにより、HDRコンテンツを明るく臨場感のある立体的な映像で表示します。

↑高い省エネ性能と高画質を両立した有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」

 

本体前面は、フロントカメラ部分以外はほぼディスプレイという設計で、画面内に3D超音波指紋センサー「Qualcomm 3D Sonic Max」を内蔵。指紋認証エリアが広いため、2本の指で同時にタッチするよう登録しておけば、従来の20倍のセキュリティ強度にすることも可能です。

↑画面内に指紋センサーを内蔵。フロントカメラによる顔認証にも対応しています

 

本体スペックは、OSがAndroid 11対応、CPUはQualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platform(2.8GHz+1.8GHz オクタコア)で、RAMは12GB、内蔵ストレージは128GB。カメラは、フロントカメラが1260万画素、背面カメラが2020万画素。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac/axをサポートしています。NFC・おさいふケータイにも対応しています。サイズ・質量は約162×74×9.5mm/約207g。

 

コンパクトデジタルカメラ並みの超大型イメージセンサーと、ライカ共同開発によるスマホの常識を超えたカメラスペックで、とにかく撮影が楽しくなりそうなシャープの「AQUOS R6」は、スマホのカメラ機能をよく利用する人にオススメのモデルといえそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

部屋干しが「乾かない」「クサイ」に効果アリ! 1年中パワフルに除湿するシャープの衣類乾燥除湿機

シャープは、ハイブリッド方式のプラズマクラスター衣類乾燥除湿機「CV-NH140」を4月15日に発売します。実売予想価格は7万6800円。

↑サイズは幅365×奥行235×高さ645mm、質量は約15.0kg。除湿可能面積(目安)は14~28畳/16~33畳(50/60Hz)、プラズマクラスター適用床面積(目安)は約12畳

 

1年中パワフルに除湿できるハイブリッド方式を採用

除湿機にはいくつかの方式があります。ひとつは、気温の高い梅雨の時期や夏場などに少ない消費電力でパワフルに除湿できる「コンプレッサー方式」。もうひとつは室温に左右されにくく、低温時でも安定した除湿能力を発揮する「デシカント方式」。そして、この2つの方式を環境に応じて自動制御するのが「ハイブリッド方式」で、シャープ「CV-NH140」はこちらを採用しています。「ハイブリッド方式」は、じめじめした梅雨の時期をはじめ、洗濯物が乾きにくい冬場など、年間を通じて効率的に衣類乾燥を行うのが特徴。その除湿能力は高く、本機は2kgの洗濯物であれば最短約64分で乾かす速乾性能を実現しました。

↑2つの方式を融合させたハイブリッド方式を採用

 

また、広角ワイドルーバーを搭載し、床上や天井付近などに向け、左右約165cmの広範囲に乾いた風を当てることで、上下2段干しにした洗濯物もしっかり乾燥することができます。また、下向き送風にすれば、床に置いたままバスマットなどを乾燥する「床置き干し」も可能。

↑広角ワイドルーバーにより、様々な干し方に対応

 

さらに、同社除湿機で初めて高濃度「プラズマクラスター25000」を搭載。部屋干し時に気になる付着生乾き臭の消臭スピードを従来機比約1.5倍に向上させました。「衣類消臭運転」を選択すれば、外出から帰った後のスーツやコートに付着した汗臭、タバコのニオイ対策など、洗えない衣類のケアにも活用できます。

 

1年中パワフルに除湿でき、部屋干し臭も抑える「CV-NH140」。年中部屋干しをするご家庭は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

↑高濃度「プラズマクラスター25000」を搭載し、消臭スピードがアップ

 

乾燥から守る「加湿器」オススメモデル紹介!

乾燥対策、ウイルス対策に効果が期待できる、オススメ4モデルを紹介する。加湿器シェア1位のダイニチは全方位的に弱点なし。パナソニックも加湿力・省エネ性・静音性など総合力の高さが魅力だ。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ダイニチ工業はすべて高水準除菌対策万全のカドーも優秀

部屋の乾燥は肌や粘膜のバリア機能を低下させるため、ウイルス対策に加湿器は必須。室内湿度50〜60%の維持がポイントだ。

 

ダイニチ工業のHD-LX1220は最大加湿量1300mLで静音性が高いなど全方位的に優秀。トレイカバーは使い捨て式で汚れたら取り替えるため、手入れがラクと好評だ。カドーのSTEM 630iはスリムなデザインに加え水回りの除菌対策、ホワイトダスト対策が施され、超音波式のなかでも安全性の信頼度が高い。

 

気化式のパナソニックFE-KXT07は加湿量や省エネ性、静音性など総合力が高く、「ナノイー」で肌のうるおいがアップするのも魅力。シャープHV-L75は内部の手入れをユーザー自ら細かくできるため、クリーン加湿にこだわる人が納得できる一台と言える。

 

【No.1】圧倒的な加湿量とメンテの手軽さが魅力

ダイニチ工業

ハイブリッド式加湿器

HD-LX1220

実売価格4万3780円(在庫僅少)

最大1300mL/hのパワフル加湿と最小13dBの静音設計で毎日ストレスなく使える加湿器。水の通り道に3つの抗菌加工を施すなど衛生面のこだわりも特筆モノだ。また、トレイに使い捨てカバーを採用し、洗う手間が省ける。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)●連続加湿時間:5.8時間(標準)、11.7時間(eco)●運転音:13〜34dB(標準)●消費電力(50/60Hz):665W/675W(標準)●質量:約6.4kg

 

↑吸引した空気をヒーターで温め、加湿フィルターを通すことでたっぷりの加湿を実現。湿度の変化に合わせて送風量を制御し、電力消費のムダも抑える

 

↑タンク容量は7.0L。ecoモードなら給水1回で11.7時間連続加湿できる。タンクの上下に取っ手を装備し、両手持ち可能。女性でもラクに給水できる

 

★性能のバランスが良く幅広い層にオススメ!

加湿能力、音の静かさ、メンテのしやすさなど弱点のないモデル。立ち上がりはヒーターで温風加湿し、湿度が上がったら気化式に切り替えるので、パワーの割りに電気代も抑えられる。幅広い世帯にオススメ。

 

【No.2】独自のスリムデザインで部屋中にマイクロミストを放出

カドー

超音波式加湿器

STEM 630i

実売価格4万9800円

スタイリッシュなトールデザインと優れた操作性が特徴の超音波式。高さ約85cmの吹出口から最大約1.2mの高さまでマイクロミストを放出して部屋中をうるおす。スマホアプリで出先から室内湿度の確認やリモート操作も可能だ。

SPEC ●加湿方式:超音波式 ●連続加湿時間:最大11時間 ●運転音:38〜42dB(A)●消費電力:37W(急速)、4W(間欠)●質量:約4.3kg

 

↑タンク上部のふたをスライドさせるだけで上から給水が可能。タンクを取り外すことなく水差しなどから直接水を注ぎ足せて、給水の手間が大幅に減る

 

↑フィルターカートリッジでホワイトダスト(水道水のミネラル成分の結晶)を抑制。抗菌プレートが水槽内を除菌するため、清潔な水のミストで室内をうるおすことができる

 

★ユニークなデザインと清潔性の高いミストが魅力

おしゃれなデザインで加湿量も文句なし。水道水に含まれるカルシウムを99%除去し、部屋にホワイトダストを撒き散らす超音波式の弱点を克服した。部屋の美観を損なわず加湿したい人に推奨したい。

 

【No.3】低電力でしっかり加湿し「ナノイー」でフィルターも清潔に

パナソニック

ヒーターレス気化式加湿機

FE-KXT07

実売価格3万2700円(在庫僅少)

運転効率の高いDCモーター搭載で、加湿と省エネ性をしっかりと両立。「ナノイー」放出で肌の水分量がアップするほか、運転停止中に「ナノイー」を加湿フィルターに充満させ、清潔さを保つ。最小運転音15dBで夜も眠りを妨げない。

SPEC ●加湿方式:気化式 ●連続加湿時間:6.0時間 ●運転音:15〜44dB ●消費電力:19W(お急ぎ)、4W(静か)●質量:約5.2kg

 

↑加湿トレイは凹凸のないフラットな構造。汚れをサッと拭き取れて手入れを時短できる。加湿フィルターも月に1回押し洗いするだけで、清潔な加湿を維持できる

 

↑加湿トレイ下部にイオン除菌ユニットを装備。トレイの水を除菌することで、加湿フィルターに清潔な水を供給する。イオン除菌は電力不要で、ユニットの定期交換も要らない

 

★「ナノイー」を使った肌にやさしい加湿が魅力

「ナノイー」搭載で肌にやさしい加湿ができるのが魅力。加湿トレイや加湿フィルターなど水回りのメンテがしやすく、衛生的な加湿をムリなく実現できる。電力消費の少ない気化式のなかでも総合力はトップクラス。

 

【No.4】上下両方から給水可能で毎日ラクラク加湿できる

シャープ

プラズマクラスター加湿機

HV-L75

実売価格2万7280円

気化式とヒーターのハイブリッド式で高い加湿性能を誇るモデル。「プラズマクラスター7000」を装備し、加湿しながら室内の空気を浄化する。本体天面の給水口、タンクと一体型の給水トレイのどちらからでも水を入れられる。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(気化式+ヒーター)●連続加湿時間:約5.3時間(強)/約19時間(静音)●運転音:23〜41dB ●消費電力:12W(静音)/34W(エコ強)/335W(強)●質量:約5.2kg

 

↑吸水口から給水トレイ、加湿フィルター、吹出口まで水と風の通り道はすべてパーツを取り外して洗える。本体内の汚れもタオルなどで簡単に拭き取れてラクだ

 

↑プラズマクラスターを含む清潔な風で部屋中にうるおいを届ける。プラズマクラスターには浮遊ウイルスの作用抑制や静電気抑制の効果あり

 

★パーツを取り外して細かく洗えて安心!

加湿量と省エネ性のバランスの取れた1台。プラズマクラスター単独運転もでき、通年で活躍する。風路と水路のパーツはすべて取り外して洗えるため、より清潔な加湿を望む人にオススメだ。

 

【日用品もCheck!】エタノールとオリーブ油配合で手肌を清潔にやさしく保湿

サンスター

ピュアリア うるおいin手肌すっきり洗浄乳液 240ml

1408円

70vol%エタノールとオリーブ果実油配合の洗浄乳液。エタノール成分で手肌を清潔にしつつ天然保湿成分のオリーブ油で保湿する。乳白色ジェルはベタつかず、サラッとした仕上がりに。

ウイルスや花粉から守る! おうちの空気を快適化する「空気清浄機」4選

大手各社がウイルスや花粉などの微粒子にアプローチできるプレミアム空気清浄機を展開。四半世紀ぶりにフラッグシップを一新したブルーエアのほか、湿度管理もできる国内メーカーモデルから厳選した。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

プレミアム空気清浄機の確かな性能に期待!!

家の空気環境を見直したいというニーズが増え、“空気清浄機にとことんこだわりたい”という人も増加。各社の最上位モデルなら性能・効果も確かで、信頼に値する。

 

ブルーエアはフラッグシップモデルの機能を刷新。フィルター技術がさらに進化し、0.03μmまでのウイルスレベルの粒子を捕捉。捕らえた菌やウイルスは電源オフ時も監視して不活化する。

 

パナソニックF-VXT90は気流制御と「ナノイー X」を強化し、花粉対策機能がさらに向上した。シャープは「プラズマクラスターNEXT」を集じんサポートにも採用。フィルター自動掃除機能でメンテの手間が省けるのもうれしい。ダイキン工業は空気清浄・脱臭・加湿・除湿を1台で行える独自路線が魅力。部屋に複数台置けない家庭には有力な選択肢となる。

 

【No.1】全面的進化を遂げたブルーエアの新旗艦モデル

ブルーエア

Blueair Protect 7770i

実売価格15万7080円

空気清浄技術が飛躍的に進化した同社の最上位機。PM0.1よりも微細な0.03μmまでの超微粒子を99%以上除去し、フィルターに吸着させたウイルスや菌にイオンチャージして不活化(※)させる。8畳を約4分で浄化する送風技術も圧巻。

※:新型コロナウイルスを含む、すべてのウイルスや細菌の除去および不活化を保証するものではない

SPEC ●空気清浄技術:HEPASilent Ultraテクノロジー ●風量:3.2〜13.1m3/分 ●搭載フィルター:スマートフィルター ●機能:センサー、Wi-Fi機能、Blueairアプリ接続 ●質量:約19kg

 

↑本体天面にタッチパネルを配し、直感的に操作可能。空気の清浄具合も5色のLEDや空気質指数の数値表示で確認できる

 

↑稼働中だけでなく電源OFF時でも空気の状態を把握。フィルターや本体内部の菌・ウイルスを不活化する

 

★世界最高レベルの性能で新時代のニーズに対応!

0.03μmまでの粒子も捕らえる空気清浄機能に加え、フィルターに捕集したウイルスの不活化機能も搭載。現在のニーズに応えられる進化を遂げた。高価格でも最高の空気清浄能力を求めたい人にオススメ!

 

【No.2】気流制御と高濃度「ナノイー X」で花粉対策に大きなメリット

パナソニック

加湿空気清浄機

F-VXT90

実売価格9万9790円

新たな気流制御技術で花粉の集じん量が従来の約1.5倍に。花粉を抑制するOHラジカルの量が2倍になった高濃度の「ナノイー X」搭載で、素早く花粉を集じん。専用アプリで自分の好みに合った運転モードにカスタマイズも可能だ。

SPEC ●空気清浄技術:3Dフロー花粉撃退気流+ナノイーX ●風量:1.1〜8.7m3/分 ●搭載フィルター:清潔HEPAフィルター ●最大加湿量:870ml/h ●機能:エアコン連携、Wi-Fi機能、「ミルエア」アプリ対応ほか ●質量:約11.7kg

 

↑開口部と2枚のルーバーの形状を見直し、3方向に立体気流を創出。効率良い気流循環で、床上30cmに浮遊しやすい花粉を強力吸引する

 

↑同社のエアコン「エオリア」との連携が可能。「エオリア アプリ」で「うるおい暖房」を指定するとエアコン暖房時に合わせて加湿運転を開始する

 

★花粉に悩む人に激プッシュアプリでのカスタムも便利

「3Dフロー花粉撃退気流」や高濃度の「ナノイー X」を搭載し、とことん花粉対策をしたい人に最適。運転の気になる点をアプリに入力しながら使い続けることで自分好みの空気環境を構築できるのも心強い。

 

【No.3】「プラズマクラスターNEXT」でウイルスやニオイの元にアプローチ

※:プラズマクラスターの適用床面積は約23畳

シャープ

プラズマクラスター

加湿空気清浄機 KI-NP100

実売価格13万1110円

「プラズマクラスターNEXT」で付着ウイルスを抑制し、ニオイの元を除去。自動掃除ユニットを備え、プレフィルターを掃除する手間なく集じん力を持続できる。人の不在を検知し、自動でパワフルに空気清浄する機能も装備。

SPEC ●空気清浄技術:「プラズマクラスターNEXT」空中浄化&フィルター浄化 ●風量:2.0〜10m3/分 ●搭載フィルター:静電HEPAフィルターほか ●機能:自動掃除パワーユニットほか ●質量:約17kg

 

↑前方向に集中的に高濃度プラズマクラスターイオンを放出する機能を搭載。ソファやカーペットに当てれば付着菌やニオイの除去も行える

 

↑静電HEPAフィルターで0.3μmの微粒子を99.97%キャッチ。有毒ガスまで分解する脱臭フィルター、抗菌仕様のプレフィルターも備える

 

★プラズマクラスターで集じん効率がさらに向上

除菌脱臭に加え、花粉などを除電して集じんしやすくする高濃度プラズマクラスター技術が◎。お掃除ユニットにフィルター掃除を任せられるのもうれしい。お手入れをサボりがちな人には最適だ。

 

【No.4】ストリーマで有害物質を抑制!! 除湿/加湿もこなす万能モデル

ダイキン工業

除加湿ストリーマ

空気清浄機 MCZ70X-T

実売価格13万2000円

集じん・脱臭・除加湿機能を1台に集約。吸引した花粉などの有害物質を不活化するストリーマユニットを強化し、有害物質の分解スピードが倍増した。静電力が落ちにくいTAFUフィルター採用で10年後の集じん効率は従来機の1.4倍。

SPEC ●空気清浄技術:ツインストリーマ ●風量:1.0〜7.2m3/分 ●搭載フィルター:TAFUフィルターほか ●機能:全自動しつどコントロール、エアコン連携、スマホ接続ほか ●質量:23kg

 

↑壁紙などに染み付いたニオイ分子を加湿で浮き出し、その後の除湿で回収する「水de脱臭」機能を搭載。衣類のニオイ除去にも効果的だ

 

↑プラズマ放電を使ったストリーマで花粉や菌などを分解。ストリーマユニットを2基搭載し、ニオイや有害物質の分解スピードが2倍に

 

★パワフルな空気清浄に加え湿度管理もお任せできる

空気清浄・脱臭性能が高いうえに除加湿機能も備え、空気清浄と湿度管理を省スペースで行いたい人に◎。加湿フィルターに持続性抗菌剤を採用。ストリーマ除菌も行うためクリーンな加湿ができる。

 

【日用品もCheck!】置くことで空間除菌できる手軽さで大ヒット中

大幸薬品

クレベリン 置き型 150g

2200円

二酸化塩素を主成分としたウイルス除去・除菌製品。部屋置きタイプで、空間やモノに付着した菌やウイルスも除去する。シンプルデザインの白い容器はインテリアに馴染みやすい。

ウイルスから“守る”ための「除菌機」注目モデル紹介!

世界的パンデミックは依然として収束しそうにない──我々は“それ”に打ち勝つため、各家庭レベルで空間除菌・空気清浄・加湿に努めたい。編集部が3カテゴリで注目モデルを厳選。今回は「空間除菌」をピックアップ!

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ウイルス対策のためのパーソナルギアが続々登場!!

部屋+パーソナル空間の浄化でウイルス対策をより万全に!

ウイルス対策ができる家電は個人レベルで行えるタイプも増加中なので押さえておきたい。カルテックのKL-P01は、人が1分間に呼吸する空気と同量の浄化した空気を顔の周りに放出。シャープのIG-NX15は机周りなどの空気をきれいに保てると人気だ。服に付着したウイルスを素早く除去できる高温高圧スチーマー、IGGIも要注目。

 

【No.1】

カルテック

パーソナル空間除菌・脱臭機

「TURNED K」KL-P01

実売価格1万4080円

首に掛けたり胸ポケットに固定したりして使えるパーソナル除菌脱臭機。独自の光触媒技術で浄化した空気を顔の周りに放出する。光触媒フィルターは熱湯につけ置き洗いすれば酸化分解力が再生。

 

↑光触媒フィルターの強力な酸化力で細菌やウイルスを分解。顔の周りにきれいな空気を毎分約7L供給し続ける

 

【No.2】

ローラスター

加圧式除菌脱臭スチーマー

IGGI(イギー)

実売価格2万9800円

衣類のシワを伸ばしつつ除菌もできるスチーマー。高温スチームにより微粒子が衣類に付着したウイルスや細菌を99.9%除菌する(※)。脱臭効果や花粉・ダニ由来アレル物質の除去効果も発揮。

※:独立研究機関にて実証試験を実施

 

↑高温高圧の超微細な霧状スチームが繊維内に入り込み除菌脱臭。カシミアやシルクも傷めずケアできる

 

【No.3】

シャープ

プラズマクラスターイオン発生機

IG-NX15

実売価格1万6500円

高濃度イオンを放出する「プラズマクラスターNEXT」を搭載。空気中に浮かぶカビ菌を除菌し、浮遊ウイルス・菌の作用を抑制してくれる。消臭効果もあり、車内やデスク周りで活躍。

 

↑USB給電式。モバイルバッテリーを使えばコンセントのない場所でも使用可能。デスクでも手軽に使える

 

各社ハイスペックモデルを厳選!! おうちの空気快適化家電

菌・ウイルスから守る除菌機

菌・ウイルス対策には“専用機”の導入を。シャープのプラズマクラスター技術やカルテックの光触媒技術は、菌やウイルスの分解・抑制に効果あり。パナソニックの次亜塩素酸は医療現場での信頼を得ている。

 

家庭でのウイルス対策は、除菌専用機を駆使する時代に

室内の除菌・脱臭は空気清浄機が担うのが主流だった。だが家庭内のウイルス対策の重要性が高まるにつれ、菌やウイルスの除去は、ホコリなどの集じんとともに行う空気清浄機でなく、専用機に任せたいというニーズが増加している。

 

除菌・脱臭機で人気が高いのがシャープのプラズマクラスター技術。DY-S01は従来より付着ウイルスの抑制スピードが約1.3倍にアップした「プラズマクラスターNEXT」を搭載。光触媒脱臭フィルターとのダブル効果で室内の空気環境を整える。

 

パナソニックのF-MV4100は次亜塩素酸の力で家庭用機のレベルを超える除菌・脱臭力を備えた1台。カルテックのKL-W01は、菌やウイルスをフィルターろ過せず除去する新技術で設置性を大幅に高め、注目を集めている。

 

【その1】プラズマクラスターと光触媒で強力に除菌脱臭!

 

シャープ

プラズマクラスター

除菌脱臭機 DY-S01

実売価格3万9800円

「プラズマクラスターNEXT」が高濃度イオンを放出し、浮遊するウイルスや菌の作用を抑制。部屋に付着したニオイも脱臭する。浮遊菌やニオイは本体内の光触媒脱臭フィルターで酸化・分解。軽量・スリムで室内の移動もラク。

SPEC ●消臭・脱臭方式:「プラズマクラスターNEXT」&「光触媒脱臭フィルター」●消費電力:強11W、中5.0W、おやすみ2.2W ●待機時消費電力:約0.45W ●質量:約3.9kg

 

↑円筒形の脱臭フィルターで浮遊するウイルスやニオイを360度から吸着し分解。光触媒で性能が持続するのでフィルター交換は不要だ

 

【Recommend】プラズマクラスターの抗ウイルス効果に期待大

「プラズマクラスターNEXT」は従来型の「プラズマクラスター25000」に比べてイオン濃度が2倍。より素早い除菌効果が期待できる。

 

【その2】次亜塩素酸の力で部屋中の空気を“丸洗い”!

 

パナソニック

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機

「ジアイーノ」 F-MV4100

実売価格16万5000円

プールや水道水にも使われる除菌成分を採用。水道水と塩から次亜塩素酸を生成し、浮遊しているものだけでなくドアノブなどに付着した菌やウイルスも抑制する。塩タブレット自動投入機能で、塩を適切なタイミングで補充可能。

SPEC ●消臭・脱臭方式:次亜塩素酸/気液接触方式 ●最大風量:約5.3m2/分 ●消費電力:強55W、中15W、静音10W ●質量:約11.2kg

 

↑浮遊ウイルスや菌を吸引し次亜塩素酸水溶液で抑制。気体状の次亜塩素酸を放出し付着ウイルスも抑える

 

【Recommend】業務用の技術を導入し、安全かつパワフルに除菌

病院などで使われる業務用機の技術を導入。次亜塩素酸の濃度とpH値を有人空間に適したレベルに調整。安全性を保ちつつ高い除菌効果を発揮する(※1)。ペットなどの強いニオイを強力脱臭するのも魅力。

※1:新型コロナウイルスへの効果が実証されているわけではない。

 

【その3】光触媒技術で有害物質をスピーディに酸化分解

 

カルテック

光触媒除菌・脱臭機

「TURNED K」KL-W01

実売価格6万7650円

吸着フィルターを使わず光触媒のみで除菌・脱臭。パネル裏のLED基盤と光触媒フィルターの間を通過する有害物質を酸化分解する。厚さ83mm、質量3kgの薄型軽量設計ながら部屋中(〜約16畳)の空気を浄化できる。

SPEC ●消臭・脱臭方式:光触媒フィルター ●消費電力:強40W、弱35W、静音33W ●待機時消費電力:約0.7W ●質量:約3.0kg

 

↑メンテは光触媒フィルターのつけ置き洗いのみ。数か月に1回の洗浄で除菌・脱臭効果が半永久的に持続

 

【Recommend】ウイルス分解力の高い光触媒フィルターを採用

光触媒フィルターの表面積が広いため分解力が高く、HEPAフィルターでは捕集できないウイルスや浮遊菌を強力分解。壁掛けタイプで、省スペースで設置できるのもうれしいポイントだ。

 

【日用品もCheck】プロの現場で培われた効果抜群の感染対策アイテム

SARAYA

ウイルス細菌除去スプレー

756円

衛生管理に厳しい食品工場などで培われたノウハウを生かした除菌スプレー。エタノールをはじめ全成分に安全な食品添加物を使用し、ほとんどのウイルス・細菌を99.99%(※2)除去する。

※2:すべての菌を除菌するわけではない。

「最新加湿器」をプロが採点! 主要5メーカーの「上位モデル」を徹底比較

新型コロナウイルスの影響もあり、おうち時間が長くなりそうなこの冬は、家族の健康対策が重要。風邪予防に効果があると言われている加湿器の、新作ハイエンド5モデルを5項目5点満点でチェックした

私が解説します!!

家電ライター 平島憲一郎さん

雑誌やウェブで生活家電のレビューや製品紹介記事を執筆。加湿器は「メンテがラクだから」とスチーム式を使用中。

 

加湿器選びでは機能・性能の優先順位を決めるのが重要!

加湿器には下記の5つの加湿方式があり、それぞれ一長一短だ。家電ライターの平島憲一郎さんは、「加湿量、メンテナンス性、省エネ性など自分のなかで優先順位を決めて選ぶべき」と語る。

 

「気化式は電気代が安めながら定期的なフィルター掃除が不可欠。スチーム式は沸騰時に除菌でき衛生的ですが、電気代がかかります」

 

そんななか近年は、各方式で除菌性能や手入れの負担を軽減できるモデルが増えてきた。

 

「特にダイニチは給水トレイの使い捨てカバーが秀逸。トレイの手入れが不要とは驚きです」(平島さん)

 

【主な加湿方式をチェック!】

●スチーム式

ヒーター加熱で蒸発させた水蒸気を室内に放出。5つの方式のなかで最も加湿力が強い。加湿時に水が沸騰するので衛生的。

メリット:加湿が最も強力。清潔さも保ちやすい。

デメリット:電気代がかかる。窓が結露しやすい。

 

●気化式

水を含ませたフィルターに風を通して放出し、室内の湿度を上げる。送風だけなので消費電力が少なく、加熱ナシで安全。

メリット:加熱しないため子どもがいる家も安心。

デメリット:加湿力が弱めでフィルター交換が必要。

 

●超音波式

超音波振動で水を微細な粒子にして加湿。省エネで、運転開始後すぐに蒸気を放出する。本体デザインの自由度が高い。

メリット:素早く加湿できて、電気代が安い。

デメリット:雑菌やスケール(※)を飛散させやすい。

※:水道水に含まれるミネラル成分が結晶化したもの

 

●ハイブリッド式(温風気化式)

気化式×温風気化式。最初はヒーターで加湿し設定湿度に達したら送風のみに切り替え、省エネ運転する。

メリット:加湿スピードと省エネ性を両立できる。

デメリット:フィルターの手入れや交換が必要。

 

●ハイブリッド式(加熱超音波式)

超音波式×スチーム式。ヒーターで温めた水を霧状に放出し加湿。水中の雑菌の繁殖抑制が期待できる。

メリット:素早い加湿と省エネ性、清潔性を実現。

デメリット:超音波式よりも電気代がかかる。

 

【最新モデルをチェック!】

【その1】加湿量・使い勝手・静かさ、すべての面で弱点なしのハイエンド機!

【加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)】

ダイニチ工業

ハイブリッド式加湿器 HD-LX1220

実売価格4万3780円

最大1300mℓ/hのパワフル加湿で広い空間も素早くうるおす。フィルターなど水周り3か所を抗菌加工、タンク内を洗いやすい広口にするなど清潔性と使いやすさにこだわった。最小13dBの静音運転で快眠をサポート。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室33畳/木造和室20畳●最大加湿量:1300mℓ/h(ターボ)●タンク容量:7.0ℓ●サイズ/質量:W390×H405×D245mm/約6.4kg

 

↑タンクは容量7ℓ。一度の給水で11.7時間(ecoモード)加湿可能だ。タンクの上下にそれぞれ取っ手が付いているため両手持ちでき、女性でもラクに給水できる

 

↑取り込んだ空気をヒーターで温め、加湿フィルターに通すことで加湿量をアップ。湿度変化に合わせて送風量を細かく制御するため、ムダな電力消費を抑える

 

↑トレイにセットできるカバーが付属。1シーズン終了後や水垢が気になった際、カバーを外して新しいものに交換すれば、面倒な洗浄の手間が省ける

 

↑本体上部にハンドルを装備。加湿器を別の部屋に移動させたいときや掃除中にちょっとどけたいときに、片手でラクラク持てる。何気ない仕様だが助かる

 

平島’s CHECK】加湿力だけでなくメンテ性の高さに感動!

「加湿力はもちろんメンテ不要のトレイと運転音の静かさに感動! タンクは大型だがダブル取っ手で給水のしやすさも改善されている」(平島)

 

【その2】マイクロミストが濃密に噴射しパワフル&スピーディに加湿

【加湿方式:超音波式】

カドー

超音波式加湿器 STEM 630i

実売価格4万9800円

高さ約85cmの吹出口から最大約1.2mの高さまでマイクロミストを放出し、室内をくまなく加湿。使用する水の除菌機能、スケール(※)の発生を抑える機能を搭載して室内の清潔さを保つ。スマホアプリで室内湿度の確認も可能。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室17畳/木造和室10畳●最大加湿量:600mℓ/h(急速モード)●タンク容量:約2.3ℓ●サイズ/質量:φ270×H855mm/4.3kg

 

↑タンク下のLED光で室内の湿度の状況を通知。湿度上昇に合わせ黄色〜緑〜青と変化する。タンクの給水が必要になると赤に変わる

 

↑タンク上部のふたをスライドするだけで、水差しなどを使って上から簡単に給水可能。注ぎ口が高い位置にあるので、立ったまま注げる

 

↑水槽内に、給水した水の中のカビや雑菌を99.9%除去する除菌プレートを搭載。フィルターカートリッジでスケールの発生を99%以上抑える

 

【平島’s CHECK】加湿能力は高いが、手入れはやや大変

「スイッチオンですぐに加湿開始するのがうれしい。週1程度の手入れが必要なのはやや大変。定期的な“カチッ”という音が気になる場合も」(平島)

 

【その3】「ナノイー」でフィルターを清潔に保ち小型でも部屋を強力に加湿

【加湿方式:気化式】

パナソニック

ヒーターレス気化式加湿機 FE-KXT07

実売価格2万9750円

DCモーターにより、省エネでもしっかり加湿する気化式。「のど・肌モード」では、湿度を高めの約60〜65%を目安にして自動運転する。さらに「ナノイー」運転をプラスすれば、肌の水分量・うるおいスピードがアップする。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室19畳/木造和室12畳●タンク容量:約4.2ℓ●最大加湿量:800mℓ/h(お急ぎモード)●サイズ/質量:W375×H375×D186mm(突起部除く)/約5.2kg

↑給水タンクは本体に左右どちら向きでもセットでき、逆に入れてしまってやり直す手間がない。ハンドルも左右どちらからでも握れる設計

 

↑加湿トレイは凹凸のないフラット構造。汚れを拭き取りやすく、手入れが短時間で済む。給水タンクの口が広くて中まで洗いやすいのも◎

 

↑駆動部には高効率なDCモーターを採用。小型ファンで大風量を生み出すことで、大型化しがちな気化式を小型化。省エネ性もアップした

 

平島’s CHECK】加湿力とお手入れのしやすさが魅力的!

「加湿フィルターとトレイが洗いやすい。加湿量も多いが、室温が低いと加湿速度は落ちる。お急ぎモードの運転音はやや大きめな印象」(平島)

 

【その4】上下2通りの給水に対応し快適かつ強力に湿度管理!

【加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)】

シャープ

プラズマクラスター加湿機 HV-L75

実売価格2万9480円

幅約27cmのコンパクト設計ながら気化式とヒーターのハイブリッド式でたっぷり加湿。「プラズマクラスター7000」を搭載し、空気をきれいにしながら室内をうるおす。上下どちらからでも給水でき、使い勝手も抜群だ。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室21畳/木造和室12.5畳●タンク容量:約4.0ℓ●最大加湿量:750mℓ/h(強モード)●サイズ/質量:W272×H455×D220mm(突起部除く)/約5.2kg

 

↑給水トレイを取り出してたっぷりめの給水、または本体天面からのこまめな給水の両方に対応。トレイが給水タンクと一体型で、手入れの手間もひとつ省ける

 

↑本体上部の給水口から給水トレイ、加湿フィルター、吹出口まで水と風の通り道はすべてパーツを取り外し可能。丸洗いできて衛生的だ

 

↑吹出口と給水トレイを取り外せば、タオルを通して中の汚れもしっかり拭き取れる。加湿フィルターが乾燥機能付きなのも便利

 

平島’s CHECK】使い勝手は文句ないが強運転の音が……

「コンパクトで加湿スピードが速く、給水、手入れのしやすさも申しぶんない。ただ強モードでの運転音41dBはやや気になる」(平島)

 

【その5】吸水した布を加熱する方式で加湿の素早さと安全性を両立

【加湿方式:スチーム式】

三菱重工冷熱

スチームファン蒸発式加湿器 roomist SHE60TD

実売価格2万680円

布が吸い上げた水だけを加熱・蒸発させる独自方式を採用し、スイッチオンからたった約1分で加湿開始。倒れても熱湯がこぼれずヤケドの心配も少ない。温度と湿度を検知し最適湿度に自動制御。イオンフィルターでスケール発生を抑える。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室17畳/木造和室10畳●タンク容量:約4.0ℓ●最大加湿量:600mℓ/h●サイズ/質量:W221×H308×D297mm/4.0kg

 

↑取り込んだ空気中のカビや細菌を抑制するBIOフィルターやイオンフィルターを搭載。魔法びん型のスチーム式加湿器と違い、内部構造はかなり複雑だ

 

↑ヒーターを覆う蒸発布に吸い上げられた水が、ヒーターの100℃の熱で蒸発。蒸気は空気と混ぜて放出されるので、吹出し蒸気の温度は55℃以下と安全だ

 

↑吹出口にアロマトレイを搭載。市販のアロマオイルを滴下することでアロマスチームを放出、加湿しながらリラックスタイムを過ごせる

 

平島’s CHECK】湿度上昇のスピードが速いのが好印象!

「適用床面積は小さめだが運転開始直後からどんどん湿度が上がる。トレイ内は凹凸が多くやや洗いにくい。蒸発布も定期的にもみ洗いが必要」(平島)

 

構成/えんどうまい 文/ゲットナビ編集部

価格帯別にオススメをピックアップ!「4Kテレビ」今冬の優良モデル3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集める7大ジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、4Kテレビ。今冬の4Kテレビは、東京五輪に向けて発売された各社の自信作がズラリと揃う。なかでも55V型クラスは価格帯が10万円以下から25万円以上まで幅広く、選択肢が多い。そのなかで特に優れたモデルを識者がセレクトした。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新4Kテレビ、“買い”のポイント

4Kチューナーを2基内蔵し、4K放送番組の裏録に対応する

多くのネット動画配信サービスで4Kコンテンツを視聴できる

最新HDR方式をサポートし、より高画質な映像を楽しめる

 

私たちが解説します!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集者を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた評論で本誌をはじめ多媒体で人気を博す。

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ・ビジュアル記事を担当。テレビ放送だけでなくネット動画の視聴も多く、アプリへの対応も重視する。

 

長期に渡り愛用するなら各社の旗艦モデルが狙い目

例年、テレビの冬モデルはボーナス期に合わせて各社が自信作を投入してくる。コロナ禍とはいえ、今季も4Kテレビ市場は十分に活気づいているようだ。

 

「2020年は、コロナ禍の影響で予定されていた東京五輪が延期に。しかし、各社は大会に照準を合わせて、入門機から上位モデルまで渾身の逸品を準備してきました。そのため、今季は例年以上の豊作と言えます」(藤原)

 

多士済々の4Kテレビだが、ベストの一台を選ぶにはどこに着目すれば良いのだろうか。

 

「かつて“高嶺の花”だった高画質な有機ELテレビの価格がこなれてきました。『松』クラスは各社の旗艦モデルとなるため音質や機能性も最高峰で、長く使えます。ミドルクラス以下の液晶を狙うなら、ネット機能の充実度は重視したい。対応するVODの数はもちろん、音声検索の精度も、ストレスなく使うためには大事です」(川内)

 

【《松》クラス】予算額25万円以上

各社4K有機ELのハイエンドモデルが並ぶ価格帯。いずれも、独自構造のディスプレイや高画質エンジンをだけでなく、高音質なスピーカーシステムなどを搭載し、高品位な“画”と“音”を存分に楽しめる。

 

【No.1】独自の有機ELディスプレイを採用し圧倒的な映像美を実現

パナソニック

ビエラ TH-55HZ2000

実売価格36万4820円

自社設計・組立の「Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイ」を搭載したハイエンドモデル。高級オーディオを手掛ける同社のテクニクスチームがチューニングしたテレビ一体型のイネーブルドスピーカーを備え、映画館のような立体音響を再現する。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1225×H789×D350mm/約34kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式(※)
音声最大出力 140W

※:静止画フォーマットを除く

 

↑特別素材の放熱プレートと貼付けシートを独自の構造で組み合わせたディスプレイを搭載。発光性能が高められている

 

↑上向きのイネーブルドスピーカーを採用。立体音響技術「ドルビーアトモス」との組み合わせで、臨場感あふれる音場を体感できる

 

↑底面に吸盤を備えるスタンドを採用。吸着をオンにすると、テレビ台との間が真空状態になり固定され、転倒を防止する

 

↑スイーベル(首振り)機能を搭載。左右それぞれ15度まで回転可能なので、テレビ背面の掃除もスムーズに行える

 

<クロスレビュー!>

映像の総合的な表現力はライバル機を圧倒

「ダイナミックレンジの広さが圧巻で、各部分の情報が浮き上がり、全体の階調描写が豊か。黒のなかのディテール描写が意欲的でハイライトの色付きも絶妙です。総合的な表現力は随一」(藤原)

 

映画館クオリティの迫力サウンドを堪能

「テクニクスが手掛けたオーディオシステムの品質がスゴい。厚みのあるサウンドに加えて、音の出ている位置がはっきりとわかるので臨場感が段違い。まさにシアタークオリティです!」(川内)

 

【No.2】ネイティブ4Kはもちろん地デジ放送も高画質で楽しめる

東芝

レグザ 55X9400

実売価格30万8000円

全録機能「タイムシフトマシン」を搭載した有機EL旗艦モデル。独自開発の高画質エンジンにより、4K映像だけでなく、地デジ放送やネット動画などを美しく描く。最大出力142Wのパワーアンプを採用したオーディオシステムによる迫力の音声も魅力。

SPEC ●画面サイズラインナップ:77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×7ほか ●サイズ/質量:W1234×H738×D279mm/32.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 142W

 

↑高放熱インナープレートを挿入した、自社設計のレグザ専用有機ELパネルを搭載。明るく抜けの良い映像を実現した

 

↑番組レコメンドサービス「みるコレ」を採用。AI学習により、ユーザー好みの録画番組や放送予定の番組を勧めてくれる

 

<クロスレビュー!>

4Kアップコンが秀逸でスポーツ中継は大迫力

「地デジやBSの4Kアップコンバートでも、ネイティブ4Kに迫る精細感あふれる映像を描きます。スポーツ中継は全体にフォーカスが合い、輪郭が細く鮮度が高い。実際に観客席にいるようです」(藤原)

 

未知の番組と出会える「みるコレ」機能が魅力

「『みるコレ』はまだ見ぬコンテンツとの出会いがあり、テレビフリークにオススメの機能。『タイムシフトマシン』による全録機能は唯一無二の魅力ですが、地デジ番組のみ対応なのは少々残念」(川内)

 

【No.3】映像とサウンドが一体となった新しい視聴体験を与えてくれる

●写真は65V型

ソニー

ブラビア KJ-55A8H

実売価格26万4000円

パネル自体を振動させて音を出す独自の技術「アコースティック サーフェス オーディオ」を採用。倍速駆動対応の有機ELパネルと高画質プロセッサーにより、あらゆるコンテンツを美しく鮮明な映像で描写する。画と音の一体感を楽しめる一台だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1227×H733×D326mm/18.6kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑超解像エンジン「4K X-Reality Pro」を搭載。地デジ放送やネット動画などあらゆるコンテンツを高精細に描き直す

 

↑背面の左右にアクチュエーターとサブウーファーを配置した独自の音響技術を採用。映像と音の一体感を存分に楽しめる

 

<クロスレビュー!>

“化粧”の上手さはソニーならでは

「黒を引き締めて白を伸ばすという、ハイコントラストな画作り。色も細部までしっかりと乗せています。色調の歪みは少なく、ノイズも少なめ。やや“厚化粧”ですが、映える映像です」(藤原)

 

Android TV採用でネット利用が快適

「OSにはAndroid TVを採用し、ネット動画の視聴が快適。Googleアシスタントによるリモコンの音声検索は精度が高く、豊富なコンテンツをストレスなく楽しめるのがうれしいですね」(川内)

 

【《竹》クラス】予算額15万円〜25万円

有機ELのエントリークラスと液晶のハイエンドクラスが入り交じる価格帯。画質なら有機ELに分があるが、充実した機能や装備を求めるなら液晶がオススメだ。

 

【No.1】斜めから見ても高画質で楽しめる

ソニー

ブラビアKJ-55X9500H

実売価格22万円

部分駆動のバックライトを採用した液晶パネルや高画質プロセッサーなどを搭載し、画質をブラッシュアップ。広視野角技術「X-Wide Angle」により、斜めからの視聴でも正面と同レベルの高画質を楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H779×D310mm/18.1kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑処理能力の高い高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。高精細、滑らかな色表現、HDR相当の高コントラストを実現した

 

↑背面上部にツィーター、下部にフルレンジスピーカーを搭載。映像と音の一体感を高め、豊かな臨場感を楽しめる

 

<クロスレビュー!>

視野角が広いことでストレスを感じない

「斜めからの視聴でも、コントラスト感、色調ともに変化は少なく、ストレスを感じません。コントラスト感は多少犠牲になる印象ですが、視野角が広がるメリットのほうが勝ります」(藤原)

 

速い動きのスポーツもストレスなく視聴できる

「倍速駆動と独自のバックライト制御で、動きの速い映像の描写に強い。サッカーやバスケットボールなどの球技も、チラつきの少ない滑らかな画質で楽しめて、ゲームに集中できます」(川内)

 

【No.2】臨場感あふれる画質と音質を実現

パナソニック

ビエラTH-55HX950

実売価格20万6910円

独自の高輝度ディスプレイを搭載し、明るく色鮮やかな映像を描写する液晶最上位モデル。イネーブルドスピーカーの採用とドルビーアトモス対応により、天井に反射した音に包み込まれるような立体音響が楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1231×H766×D350mm/約28.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 60W

 

<クロスレビュー!>

高コントラスト・高輝度の映像が魅力

「高効率LEDバックライトなどで放熱構造を強化。同時に光学シートの最適化により、高コントラスト化、高輝度化を実現しています」(藤原)

 

使い勝手に配慮された細やかな設計がうれしい

「イネーブルドスピーカーがもたらすサウンドの臨場感はクラス随一。転倒防止スタンドの採用など、ビエラらしい使い勝手の良さも光ります」(川内)

 

【No.3】コンテンツに合わせてAIが画質を最適化

LGエレクトロニクス

OLED 55CXPJA

実売価格20万4240円

どんな映像も4Kレベルに変換するAIプロセッサー搭載の有機ELテレビ。コンテンツに合わせて最適な映像処理がなされ、地デジ放送もネット動画も美しい映像が楽しめる。音質もジャンルに合わせて最適化。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1228×H738×D251mm/23kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 4サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 40W

 

<クロスレビュー!>

グラデ−ションも滑らかに描き切る

「有機ELディスプレイでは滑らかなグラデーションの表現が難しいもの。しかし、本機はきめ細かなタッチで階調の推移を緻密に描写します」(藤原)

 

見たいコンテンツに音声ですぐアクセスできる

「高品位な画質の有機ELテレビが約20万円で買えるというだけで魅力的! 音声操作も快適で、見たいコンテンツにすぐアクセスできます」(川内)

 

【《梅》クラス】予算額10万円〜15万円

液晶のスタンダード〜ミドルクラスが連なる価格帯。上位機の高画質・高音質性能は省かれることもあるが、必要十分の機能を備え、大画面4Kデビューにピッタリだ。

 

【No.1】 8K開発で培った高画質技術を応用

シャープ

AQUOS 4T-C55CL1

実売価格14万3000円

新開発の4K高画質エンジンを搭載。高精細で色鮮やか、メリハリのある美しい映像が楽しめる。独自の高効率LEDバックライトシステムを採用。消費電力を抑えながら画面輝度を高め、明るくクリアな映像を実現した。

SPEC ●画面サイズラインナップ:55V/50V/43V/40V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1240×H806×D290mm/27.0kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

↑同社8Kテレビの高画質技術を応用した4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載。高精細で色鮮やかな映像を表現する

 

↑音声を前方に導く構造と、スピーカーネットをなくした前面開口の機構を採用。抜けの良い高レベルのサウンドが楽しめる

 

<クロスレビュー!>

地デジ放送もネット動画も鮮やかな4K画質で楽しめる

「エントリークラスのモデルにも、同社8K映像技術で培った画質処理エンジンを搭載。地デジ放送もネット動画も高精細な4K解像度で楽しめます。鮮やかな映像が好みの人にオススメの一台」(藤原)

 

ドラマやニュースの声が聞き取りやすい音質

「聞き取りやすいサウンドは、このクラスではトップレベル。特にドラマやニュース番組などのセリフが明瞭です。OSにAndroid TVを採用するため、音声で気軽に操作できるのもうれしい」(川内)

 

【No.2】あらゆるネット動画を最適な画質で表現する

東芝

レグザ55M540X

実売価格13万1390円

「レグザエンジンCloud」を搭載した液晶レグザのミドルクラス。様々なフォーマットが混在するネット動画を自動調整し、高画質に表現する。AIが視聴傾向から番組を勧めてくれる「みるコレ」も便利。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/50V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H750×D207mm/15.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 2方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

クセのないプレーンな画作りが好印象

「輪郭が細くすっきりとして、抜けの良い描写が特徴。コントラスト感よりも映像の精細感やキレ味を重視したプレーンなタッチの画作りです」(藤原)

 

映像マニアも納得の高画質技術がユニーク

「クラウドとの連携でAIが高画質処理を行う技術はユニーク。アニメなら監督や制作会社などの情報を基に処理されるなどマニアックな仕様です」(川内)

 

【No.3】ネット動画から4K放送まで色鮮やかな映像で楽しめる

ソニー

ブラビア KJ-55X8000H

実売価格14万3000円

高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載。地デジ放送やネット動画など、あらゆる映像を高精細で色鮮やかな4K画質で楽しめる。Android TVに対応し、豊富なネット動画をサクサク快適に視聴可能だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1243×H782×D340mm/16.8kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

視野角が広くて明るく家族で楽しめる画質

「視野角が広く明るく抜けの良い映像が特徴。LEDバックライトは部分駆動ではありません。明るいリビングで家族と一緒に楽しめます」(藤原)

 

ドルビーアトモス対応で臨場感のあるサウンド

「立体音響技術『ドルビーアトモス』に対応。2基の内蔵スピーカーは下向き配置ながら、臨場感のあるクリアなサウンドを満喫できます」(川内)

 

【Topic1】有機ELテレビは「48V型」がアツい!

有機ELの高画質を手ごろなサイズで楽しみたい! そんな要望に応えて、各社から“ちょうど良い”48V型モデルがリリースされている。

 

【No.1】

東芝

レグザ 48X8400

実売価格23万1000円

 

【No.2】

シャープ

4T-C48CQ1

実売価格25万3000円

 

【No.3】

ソニー

ブラビア KJ-48A9S

実売価格25万3000円

 

パーソナルなスペースでも高画質で楽しめる

リビングだけでなくパーソナルなスペースでも高画質で楽しみたいという要望が増え、ソニー、シャープ、東芝などが48V型の有機ELテレビをリリースしている。液晶に比べるとまだ高価だが、市場での評判も上々で、今後さらにニーズが高まり、選択肢が増えそうだ。

 

【Topic2】イマドキのレコーダーは用途で選ぶ

外付けHDDへの番組録画が一般化しているが、機能は専用レコーダーに及ばない。ここで最新レコーダー2台の注目ポイントをチェックした!

 

【No.1】

パナソニック

おうちクラウドディーガ4Kチューナー内蔵モデルDMR-4CT401

実売価格14万4810円

 

【No.2】

東芝

タイムシフトマシンハードディスク D-M210

実売価格5万9400円

 

全録派はタイムシフトマシン、4K派はディーガがオススメ

東芝は、BDドライブ非搭載のHDDレコーダーを発売。最大6チャンネルの地デジ/BS/CS放送番組を約1週間ぶん全録できる。パナソニックはBDドライブ搭載で、新4K衛星放送(またはHD放送)3番組を同時録画可能。全録派は前者、4K派は後者がオススメだ。

 

●スペックにある「サイズ/質量」はいずれもスタンド含む数値

冬の新作スマホで“買い”なのは? 価格帯別オススメ3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、スマホ。国内では5Gサービスのスタートから半年以上が経過。新型iPhoneの発売を機に、不十分だった5Gエリアの整備の加速も期待されている。今日では、中級機以上のスマホであれば5G対応は当たり前といえる。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新スマホ、“買い”のポイント

新型iPhoneは全機種が対応! いまや5Gは常識

「とりあえずハイエンド」はNG。コスパ抜群の中級機が狙い目

低価格帯の端末でもカメラはデュアル構成以上が望ましい

 

私たちが解説します!

フリーエディター

有馬真一さん

スマホはSIMフリーモデルを中心にチェックする。5G対応製品が想定していたよりも安かったため5Gへ移行を検討中。

モバイルライター

まきはらとよかずさん

モバイルギア全般を愛するフリーライター。スマホは国内製品だけでなく、海外向け製品の動向も日々追いかけている。

 

端末価格が高まるなか狙い目はミドルクラスに

国内では2020年3月にスタートした5G(第5世代移動通信)サービス。各キャリアがサービスエリアの整備を進めるなか、5Gに対応するスマホも続々と登場している。

 

「10月には“大本命”のiPhone 12シリーズが発表されました。新たに発表された4機種すべてが5G対応モデルとなったこと、そしてiPhone 12が予想よりも手ごろな価格だったことを機に5Gエリア整備が加速すると期待しています」(まきはら)

 

さらに各キャリアの端末展開も5G普及を後押ししていく。

 

「今日では中級機も5G対応が当たり前になり、まだ4Gでいいと考える人でも買い替え時は5Gを検討せざるを得ない状況です。5Gは使い放題プランが主流で、動画配信サービスなどを利用しやすいため、画面サイズの大きなRakuten BIGやバッテリー持ちの良いPixel 5なども人気機種になるでしょう」(有馬)

 

【《松》クラス】予算額10万円以上

各メーカーのフラッグシップ端末が揃う価格帯。5Gへの対応や高いカメラ性能は当たり前で、注目すべきは、その機種ならではの「個性」だ。新型iPhoneでは「Pro」と「Pro MAX」が10万円を超える。

 

【No.1】カメラ性能がさらに向上した5G対応の最上位モデル

Apple

iPhone 12 Pro Max

12万9580円〜

最新のA14 Bionicチップを搭載し、演算能力やカメラ性能が大きく向上した6.7インチモデル。背面カメラと並ぶ形で、照射したレーザーの反射から空間情報を高精度で計測できるLiDARスキャナを搭載。これより、ナイトモード時のポートレート撮影にも対応している。

SPEC ●OS:iOS14 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素、望遠約1200万画素 ●サイズ/質量:W78.1×H160.6×D7.4mm/約226g

CPU A14 Bionic
ストレージ 128GB 256GB 512GB
質量 約226g
ディスプレイ 6.7インチ

 

↑MagSafeシステムに新対応。端末背面にマグネットを内蔵し、ケースやカードポケット、ワイヤレス充電器などを吸着できる

 

↑Proシリーズは共通で、落ち着いたトーンのカラバリ4色をラインナップ。最注目は、新色となるパシフィックブルー(写真右)だ

 

↑iPhone 12 Pro Maxの画面サイズは6.7インチ。12 Proは6.1インチで、ひと回り大きい。側面のエッジが立った新デザインも魅力

 

↑ディスプレイのカバーガラスに「セラミックシールド」を新採用。従来の4倍という耐落下性能を確保し、画面が割れにくくなった

 

<クロスレビュー!>

耐久性がアップしておりもしものときも安心

「長期間使うことを考えると、セラミックシールドの採用で、耐久性は従来機から大きく向上した点が魅力。ただ、ディスプレイがゲームで有利な高速駆動に対応しなかったのはやや残念です」(まきはら)

 

リセールバリューが高く次の買い替え時に有利

「光学2.5倍ズームに新対応しており、カメラ機能重視ならオススメ。価格は高めですが、iPhoneはリセールバリューも高いので、次の機種変時の下取りまで考慮すると、この価格も許容できます」(有馬)

 

【No.2】手書き派も納得できる高精度なペン入力がイイ!

Galaxy

Galaxy Note20 Ultra 5G

14万5728円(ドコモ)

手書き入力が可能なSペンを収納できる「Galaxy Note」シリーズの最新作。ディスプレイがリフレッシュレート120Hzの高速駆動をサポートしたことで、書き心地がさらに自然に。パワフルなCPUに大容量のメモリ&バッテリーを備えており、ゲームプレイも快適だ。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1億800万画素、望遠約1200万画素 ●サイズ/質量:W77.2×H164.8×D8.1mm/208g

CPU Snapdragon 865+
ストレージ 256GB
質量 208g
ディスプレイ 6.9インチ

 

↑背面カメラは1億800万画素の広角を含む3眼仕様。光学5倍ズームが可能なほか、最大50倍の超解像ズーム撮影にも対応する

 

↑イヤホン「Galaxy Buds Live」(実売価格2万2740円)も用意。ANC対応で、人間工学に基づいた装着感の良さが魅力

 

<クロスレビュー!>

処理性能が非常に高く効率重視派も満足

「パワフルな最新のオクタコアCPUを搭載するほか、メモリは12GBと大容量で、バッテリーも4500mAhと十分です。急速充電やワイヤレス充電にも対応し、とにかく高性能!」(まきはら)

 

メモにも動画視聴にもSペンが大活躍!

「スマホとしてはほぼ本機のみが対応する高精度のペン入力が何より魅力。手書きと相性の良い6.9インチの大画面は、動画視聴にも便利です。Sペンを各種リモコンとして使用できるのも◎」(有馬)

 

【No.3】映画もゲームも音楽もOK! エンタメに強い国産スマホ

ソニー

Xperia 5 2

10万9425円(au)

縦横比21:9の6.1インチ有機ELディスプレイを搭載。ディスプレイ上にノッチやパンチホールがなく、動画視聴時は映像に集中できる。リフレッシュレートは120Hzで、タッチ検出レートは240Hzと高速駆動に対応し、ゲームとの親和性も高い。オーディオ端子も装備。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1220万画素、標準約1220万画素、望遠約1220万画素 ●サイズ/質量:W68×H158×D8.0mm/約163g

CPU Snapdragon 865
ストレージ 128GB
質量 約163g
ディスプレイ 6.1インチ

 

↑一般的な端末より縦長なデザインで、大画面と片手での持ちやすさを両立。2つのアプリを同時に使う画面分割機能との相性も良好だ

 

↑ゲーム中の動作を最適化できる「ゲームエンハンサー」に対応。動作パフォーマンスや通知表示の設定などを細かく変更可能だ

 

<クロスレビュー!>

静止画も動画も美しく撮れる高いカメラ性能

「リアルタイム瞳AFに対応するなど、超広角・標準・望遠で構成される3眼カメラに、デジタル一眼『α』シリーズで培ったノウハウを注入。ツァイスレンズを搭載する点も魅力です」(まきはら)

 

場所を選ばずエンタメを楽しみたいなら有力候補

「ハイレゾヘッドホン装着時に高音質再生できるDSEE機能に対応したほか、内蔵ステレオスピーカーも高音質で、エンタメ用途に最適。スリムで軽い点も魅力で気軽に高音質を持ち運べます」(有馬)

 

【《竹》クラス】予算額5万円〜10万円

価格性能比に優れたミドルクラス機が揃う価格帯。近年、市場全体が盛り上がりを見せており、iPhone 12やGoogle Pixel 5 などの人気製品も含まれる最注目ゾーンだ。

 

【No.1】有機ELを新採用しさらにお買い得になった王道モデル

Apple

iPhone 12

9万4380円〜

A14 Bionicチップを備え、5G通信をサポートしたほか、6.1型ディスプレイが有機ELへと変更されるなど大きく進化した新型iPhone。磁力を用いて安定したワイヤレス充電が可能なMagSafeシステムに対応した点も「Pro」と同様だ。

SPEC ●OS:iOS14 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素 ●サイズ/質量:W71.5×H146.7×D7.4mm/約162g

CPU A14 Bionic
ストレージ 64GB 128GB 256GB
質量 約162g
ディスプレイ 6.1インチ

 

↑カメラは前期種同様、超広角と広角の2眼仕様。広角カメラのF値がF1.8からF1.6へ明るくなっている

 

↑「Pro」同様、エッジの立った新デザインに。筐体素材はアルミニウムを使用する。カラバリは全5色だ

 

<クロスレビュー!>

ズーム性能が不要なら格段にハイコスパ

「上位モデルの『Pro』との大きな違いはカメラ性能。iPhone 12は、望遠カメラを搭載しないため、ズーム性能では不利があります。逆に言えば、それ以外はほぼ同等。非常に高コスパな一台です」(まきはら)

 

さらに小さなminiも用意されたのが◎

「これまで不満だったディスプレイが改善されたのは魅力大。大きさとバッテリー容量以外はほぼ差がない5.4インチモデルの『mini』が登場したことで、好みに合わせて選べるのもうれしいです」(有馬)

 

【No.2】使い勝手を最重視したGoogle初の5G端末

●画像提供:Google

Google

Google Pixel 5

7万4800円〜

5Gに対応したGoogleのフラッグシップ端末。超広角と広角で構成される背面カメラは、機械学習を活用しており、シーンを問わずキレイに撮れる。IPX8の防水設計で、おサイフケータイやワイヤレス充電に対応するなど、使い勝手に優れる。

SPEC ●OS:Android 11 ●カメラ:超広角約1220万画素、広角約1600万画素 ●サイズ/質量:W70.4×H144.7×D8mm/151g

CPU Snapdragon 765G
ストレージ 128GB
質量 151g
ディスプレイ 6.0インチ

 

<クロスレビュー!>

3年のアップデートが保証されており長く使える

「Google製だけあって、3年間のOSアップデートが保証される点が魅力。5Gにも対応しており、長く安心して使えます。指紋認証対応なのも便利」(まきはら)

 

丸1日安心して持ち歩ける優れたバッテリー性能がイイ

「消費電力を抑えたミドルレンジ向けCPUを搭載。賢いバッテリー自動調整機能に対応するほか急速充電も利用可能で、高いスタミナが魅力です」(有馬)

 

【No.3】約6.9型ディスプレイにカメラを内蔵した5G対応モデル

楽天モバイル

Rakuten BIG

6万9800円

インカメラと指紋センサーを6.9インチ有機ELディスプレイに内蔵した5G端末。IP68の防塵防水に対応するほか、おサイフケータイも利用可能。背面には、超広角、広角、マクロと深度測定からなる4眼で構成されたカメラを搭載する。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約800万画素、広角約6400万画素、マクロ約200万画素 ●サイズ/質量:約W80×H174×D9mm/約227g

CPU Snapdragon 765G
ストレージ 128GB
質量 約227g
ディスプレイ 約6.9インチ

 

<クロスレビュー!>

安価に入手・運用できる大画面機として注目

「約6.9インチ有機ELを搭載しながらこの安さは破格。5Gプランも使い放題月額3278円と安価で、1年間無料キャンペーン中と、とにかく安い!」(まきはら)

 

SIMカードスロットがないeSIM専用な点には注意

「本機は、スマホ利用に必要な情報を電子的に書き込むeSIM専用設計。ほかの格安SIMに乗り替えようとしたとき選択肢が限られる点に注意を」(有馬)

 

【《梅》クラス】予算額5万円未満

このクラスは、安さを重視したエントリーモデルが中心。5Gに対応したモデルはまだごく一部のみだが、十分に実用的な4Gモデルはある程度の数が出揃っている。

 

【No.1】 AI処理を生かした高画質なカメラを楽しめる廉価機

●画像提供:Google

Google

Google Pixel 4a

4万2900円

Pixelシリーズで最廉価の5.8インチモデル。機械学習を活用して暗所でも明るくキレイに撮れるシングルカメラを備える。おサイフケータイにも対応し、発売から3年間のアップデートが保証される。5G通信や防水には非対応だ。

SPEC ●OS:Android 11 ●カメラ:標準約1220万画素 ●サイズ/質量:W69.4×H144×D8.2mm/143g

CPU Snapdragon 730G
ストレージ 128GB
質量 143 g
ディスプレイ 5.8インチ

 

↑カメラの高画質は上位モデル譲り。夜景モードで撮る写真は明るく低ノイズで、5万円未満の機種としては十分すぎる実力だ

 

↑純正ケースにはリサイクルプラスチックを原料とするファブリック素材を使用。洗濯機で洗うことも可能だ

 

<クロスレビュー!>

いち早く最新のOSにアップデートされる

「低価格モデルですが、Googleの純正端末なので、発売から3年間、OSなどのソフトウェアについてはいち早く最新の内容が提供されます。OSの進化を体感したい人にもオススメです」(まきはら)

 

ディスプレイやカメラなどトレンドを押さえたつくり

「安価ながら5.8インチ有機ELディスプレイを搭載するなど、トレンド機能を押さえたつくりです。ステレオミニ端子を備えており、有線イヤホンを使用できる点も地味にうれしいポイント」(有馬)

 

【No.2】シリーズ出荷台数300万台を突破した人気の4Gモデル

シャープ

AQUOS sence3

3万1680円

5.5インチIGZO液晶ディスプレイを搭載した廉価モデル。4000mAhという大容量バッテリーを装備しており、指紋認証にも対応。お風呂でも使えるIP68の防塵防水設計が採用されたほか、おサイフケータイもサポートするなど、機能が充実。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:広角約1200万画素、標準約1200万画素 ●サイズ/質量:W70×H147×D8.9mm/約167g

CPU Snapdragon 630
ストレージ 64GB
質量 約167g
ディスプレイ 5.5インチ

 

<クロスレビュー!>

後継モデルが登場してさらなる値下げに期待も

「5Gに対応した後継モデルなどが先日発表され、間もなく型落ちに。機能的にはさほど古びてはいないのに、さらなる値下がりが期待できます」(まきはら)

 

安価でも必要十分な機能は揃っているのが人気の理由

「低価格で必要十分な機能を備えるというコンセプトを体現した点が人気の理由。2年間のOSバージョンアップ保証されており、まだ現役です」(有馬)

 

【No.3】この価格で5G対応を実現した高コスパモデル

シャオミ

Mi 10 Lite 5G

4万2740円

約6.6インチ有機ELディスプレイを搭載し、5Gにも対応したハイコスパ端末。背面カメラは4眼設計で、夜間撮影から超広角撮影、マクロ撮影、ポートレート撮影と幅広く対応する。家電を操作できる赤外線リモコン機能を備える点も魅力だ。

SPEC ●OS:MIUI 11 ●カメラ:超広角約800万画素、標準約4800万画素、マクロ約200万画素 ●サイズ/質量:W75×H164×D8.7mm/約193g

CPU Snapdragon 765G
ストレージ 128GB
質量 約193g
ディスプレイ 約6.6インチ

 

<クロスレビュー!>

性能的には極上だが国内向け機能はやや不足

「この価格で5Gに対応しただけでなく、端末の処理能力やディスプレイの性能なども優れています。ただ、防水やおサイフケータイは非対応です」(まきはら)

 

世界的メーカーの実力が存分に発揮された買い得機

「世界シェア3位のシャオミとして国内キャリアでは初採用となる端末ですが、その完成度の高さは見事。コスパの高さでは他の追随を許しません」(有馬)

 

【Topic1】高価でも気になる「折りたたみスマホ」のいま!

大画面と持ち運びやすさを兼備したのが折りたたみスマホ。まだまだ高価な存在だが、日本にも特徴の異なる5G対応モデルが上陸している。

 

【No.1】

Galaxy

Galaxy Z Flip 5G

18万5835円

縦向きに折りたためてコンパクトに持ち歩ける5G対応スマホ。開くと約6.7インチのフルHD+ディスプレイが現れ、“普通のスマホ”と同様に扱える。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素 ●サイズ/質量:W73.6×H167.3×D7.2mm/約183g

CPU Snapdragon 865+
ストレージ 256GB
質量 約183g
ディスプレイ 約6.7インチ

 

【No.2】

Galaxy

Galaxy Z Fold2 5G

25万9980円

タブレット級に大きい約7.6インチの画面を横向きに折りたためる5G対応スマホ。背面にもディスプレイを備え、折りたたんだ状態でも操作可能だ。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素、望遠約1200万画素 ●サイズ/質量:W128×H159×D6.1mm/約282g

CPU  Snapdragon 865+
ストレージ 256GB
質量 約282g
ディスプレイ 約7.6インチ

 

【Topic2】急速充電に対応! USB Type-Cアダプターのすすめ

スマホの充電ケーブルは本格的にUSB Type-Cへ統一されつつある。急速充電が可能なUSB Type-C端子付きアダプターへ切り替えよう。

 

【No.1】

RAVPower

PD対応 90W 2ポートUSB-C×2 急速充電器

4844円

USB Type-Cポートが2口ついたアダプター。USBケーブルも付属する。出力90Wと余裕があるので、スマホだけでなくUSB PD対応のPCなども充電できる。

 

【No.2】

ANKER

PowerPort III 65W Pod

2990円

USB Type-Cポートは1口のみだが、筐体が小さいため、他のコンセントと干渉しにくく、場所をとらないことが最大の利点。PCの充電などにも活用できる。

 

【No.3】

ANKER

PowerPort I PD – 1 PD&4 PowerIQ

3499円

USB Type-Cポート1口に加えて、Type-Aポートも4口ついている。コンセントへの接続はコードを介するタイプのため、ほかの機器とも干渉しにくいのが◎。

冬の新作家電続々登場! コードレススティック掃除機、価格帯別“買い”3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、コードレススティック掃除機。コードレススティック掃除機は、ゴミ取り性能と連続使用時間、掃除アシスト機能の豊富さで価格が変わってくる。自宅の掃除に本当に必要なスペックを見極めつつ、現実的な価格帯のなかから最適な一台を選ぼう。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新コードレススティック掃除機、 “買い”のポイント

吸引力や本体の軽さだけでなく、取り回しもよく吟味する

・付属アタッチメントや稼働時間など本当に必要なスペックを見極める

・部屋置きできるデザインは使用頻度が上がり、部屋をきれいに保ちやすい

 

私たちが解説します!

GetNavi編集部 家電担当

青木宏彰

家電コーディネーターの資格を持つ編集者。コードレススティック掃除機の比較検証企画も数多く担当している。

家電ライター

田中真紀子さん

白物家電や美容家電などの検証記事を多数執筆。コードレススティックの最新モデルも数多くお試ししている。

 

軽さと使いやすさのバランスに秀でた製品が増加

近年のコードレススティック掃除機市場は、軽量化がトレンドに。だが、今季はその傾向が変化し始めたと、業界に詳しい家電ライターの田中真紀子さんは語る。

 

「これまで吸引力・軽量化が追求されてきましたが、いまは『大切なのは吸引力や軽さだけではない』というムードに。使いやすさのバランスを訴求したものが増えています」(田中)

 

特にその傾向を明確に打ち出したのが、パナソニックのパワーコードレスだ。従来の高い吸引力に加え、新構造の「からまないブラシ」を搭載し、ノズルの手入れの手間を大幅に軽減した。

 

「クリーンセンサーで目に見えないゴミも検知して知らせるなど、部屋の清潔さにとことんこだわる人にはオススメです」(青木)

 

さらに、デザインがオシャレなモデルも各価格帯で増えている。
「見た目が良く部屋置きできると掃除を始めやすく、結果的に室内をきれいに保てます」(田中)

 

【《松》クラス】予算額7万円以上

この価格帯の機種は、軒並み吸引力や使いやすさの総合力が高い。あとは「吸引力とメンテナンス性」「吸引力と軽さ」など、推しポイントが自分に合ったモデルをチョイスしよう。

 

【No.1】パワフルな吸引力と使い勝手が優秀!! ブラシはほぼメンテ不要に

パナソニック

コードレススティック掃除機 パワーコードレス MC-SBU840K

オープン価格

同社コードレススティック史上最高の吸込仕事率約200Wを誇る。髪の毛やペットの毛がからみにくい「からまないブラシ」を採用し、毛ゴミを取り除く手間がほぼない。床掃除からすき間掃除へとアタッチメント交換なしで移行できる「親子ノズル」を装備。

SPEC ●集じん方式:サイクロン式 ●集じん容積:0.2L ●充電時間:約3時間 ●付属品:ペタすき間ノズル、すき間用ノズル、ふとん清潔ノズル、ロングホース ●サイズ:W253×H1150×D218mm

最大稼働時間 約90分(※1)
ノズル からまないブラシ
質量 2.6kg(スティック時)
アタッチメント数 4

※1:ロングモード使用でノズルブラシ回転オフ時

 

↑ノズル前方のカバーを薄くし、ブラシが前まで届く設計に。ゴミが残りやすい壁ぎわまでしっかり掃除できる

 

↑円すい形のダブルブラシを両側から駆動。高速回転で毛ゴミを中央部に移送し、2本のノズルの間から吸い取る

 

↑リチウムイオン電池を8セル搭載の大容量バッテリー採用。パワフル吸引と最大約90分の長時間稼働を両立する

 

↑クリーンセンサーで見えないゴミも検知。ゴミが多いとランプが赤く点滅し、きれいになると青く点灯する

 

<クロスレビュー!>

微細ゴミも逃さず吸い尽くしたい人に激オシ

「普段使用しているクリーナーのあとにこれを使ったら、微細ゴミが驚くほど取れました。センサーの点灯できれいになったことが実感でき、部屋をとことんきれいにしたい人にオススメです」(青木)

 

吸引力もスタミナも抜群でコード付きのように心強い

「吸引力が高く運転時間も長いので、家中掃除できてコード付き掃除機のような使い方が可能です。『からまないブラシ』の採用で、お手入れが格段にラクなのも大きなメリットですね」(田中)

 

【No.2】同社最強の吸引力と豊富な付属品で家中カバー!

ダイソン

Dyson V11 Absolute Extra (SV15 ABL EXT)

実売価格9万7900円

同社のコードレススティック掃除機で最も吸引力の強いハイエンドモデル。フローリング用とカーペット用2種類のノズルをはじめとする多彩なアタッチメントを備え、家中カバーできる。稼働残り時間は液晶ディスプレイに表示され便利だ。

SPEC ●集じん方式:Radial Root Cyclone(TM) テクノロジー ●集じん容積:非公表 ●充電時間:3.5時間 ●付属品:ミニ・モーターヘッド、LED隙間ノズル、専用充電ドックほか ●サイズ:W250×H1134×D246mm

最大稼働時間 約60分(※2)
ノズル Fluffy TM クリーナーヘッド&ダイレクトドライブクリーナーヘッド
質量 2.76kg
アタッチメント数 8

※2:エコモードでモーター駆動のないツール使用時

 

↑毎分最大12万5000回転の高速駆動を誇る自社開発モーターを搭載。微細ゴミも大きなゴミも強力に除去する

 

↑フェルト素材採用のクリーナーヘッドが大小のゴミを包み込んで逃さず吸引。髪の毛もからみづらい

 

↑付属の「LED隙間ノズル」はノズル全体が光る設計。家具の間を広範囲に照らして掃除できるのがうれしい

 

<クロスレビュー!>

様々なシーンで大活躍! 運転音が静かなのも◎

「カーペット用ノズルも備え、あらゆる床面で高いゴミ除去力を発揮。かつ運転音は思いのほか静かです。バッテリー残量が表示され、吸引モードによって表示時間が変わるのも秀逸!」(青木)

 

ノズルが床に密着しゴミをぐんぐん吸引する!

「業界トップクラスの吸引力。ノズルが床に密着し、どんなゴミもぐんぐん吸い込みます。追加購入したバッテリーを付け替えれば最長120分掃除でき、大掃除の際も活躍します」(田中)

 

【No.3】1.6kgと軽量ながらじゅうたんのゴミもパワフルに捕集

シャープ

コードレススティック掃除機RACTIVE Air POWER EC-SR5

実売価格7万4050円

新開発モーターと高電圧バッテリーの組み合わせで、フルパワー時の吸引力が従来比で40%アップ。質量1.6kgでパワーと軽さをハイレベルに両立した。ブラシ用モーターの進化により、じゅうたんや壁ぎわのゴミも逃さず捕集する。

SPEC ●集じん方式:遠心分離サイクロン ●集じん容積:0.2L ●充電時間:約80分(バッテリー1個)●付属品:すき間ノズル、はたきノズル、コンパクトふとん掃除ヘッドほか ●サイズ:W243×H1030×D179mm

最大稼働時間 約90分(※3)
ノズル 倍トルヘッド
質量 1.6㎏(スティック時)
アタッチメント数 6

※3:付属吸込口(すき間ノズルなど)使用時

 

↑回転数が従来比2倍の「倍トルヘッド」と、櫛歯型バンパーでじゅうたんのゴミをしっかりとかき出す。壁ぎわのゴミも効率良く除去可能だ

 

↑エアコンなど高いところの掃除に便利な「はたきノズル」をはじめ、アタッチメントが多彩。部屋中の掃除が一台で完結する

 

<クロスレビュー!>

80分充電&最長90分稼働のバッテリー性能が秀逸!

「80分でフル充電でき、最長90分掃除可能なのはスゴい!  松クラスのなかでは断然軽量なモデルで、ノズルも自走性が高く、使用中の身体への負担が少ないのがうれしいです」(青木)

 

軽さ・パワー・拡張性・使いやすさの総合力が高い

「軽くてパワフル、アタッチメント豊富と性能バランスが良いです。ムダなバッテリー消費を防ぐセンサーや、掃除中にサッと立てかけられるフックなど、使いやすさへの配慮も見事」(田中)

 

【《竹》クラス】予算額4万円〜7万円

竹クラスは、松クラスよりも吸引力・稼働時間は落ちるものの、特徴ある機能を前面に打ち出した製品が多い。長所がはっきりしているぶん、わが家に適した機種を選びやすいとも言える。

 

【No.1】日本の住環境に最適化したダイソン史上最も軽い掃除機

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg (SV21 FF)

実売価格6万4900円

ノズルやサイクロン、バッテリーの技術はそのままに、質量1.5kgを実現。モーターの再設計で強力に吸引できるうえ、45%小型化したノズルで取り回しがよりラクになった。電源がボタン式になり、長時間連続で掃除しても疲れにくい。

SPEC ●集じん方式:Radial Root Cyclone(TM) テクノロジー ●集じん容積:非公表 ●充電時間:3.5時間 ●付属品:ミニ・モーターヘッド、コンビネーション隙間ノズルほか ●サイズ:W207×H1091×D222mm

最大稼働時間 20分(※4)
ノズル Micro Fluffy TM クリーナーヘッド
質量 1.5kg
アタッチメント数 5

※4:エコモードでモーター駆動のないツール使用時

 

↑人間工学に基づき、重心がハンドルに近い重量バランスを実現。手で持つと1.5kgよりさらに軽く感じられる

 

↑5段階の捕集設計で0.3μmの微細なホコリを99.99%キャッチ。部屋の空気よりきれいな空気を排出する

 

<クロスレビュー!>

軽くてもダイソン品質! 音は静かで排気もきれい

「軽さのみならず、ゴミ取り性能もさすがのクオリティ。排気もきれいで運転音も十分静かです。『ダイソンを使ってみたいけれど、重いのがちょっと……』という人は満足できるはず」(青木)

 

圧倒的な軽さに驚き!! 吸引力や運転時間は十分

「ダイソンがここまで軽量化したことが驚き。吸引力や運転時間はV11より落ちますが、日常使いには十分です。本体の長さも短めなので、小柄な人もムリなく使えます」(田中)

 

【No.2】体感重量は1kg未満! 軽い使い心地がクセになる

エレクトロラックス

コードレス掃除機 Well Q7 WQ71-2BSWF

実売価格5万4780円

豊富なアタッチメントを付属し、高い場所、寝具まで家中掃除できる。掃除機の重心が下に設定され、体感重量は1kg未満と軽快な使い心地を実現。掃除の途中に自立させられるのも便利だ。

SPEC ●集じん方式:サイクロン方式 ●集じん容積:0.3L ●充電時間:約4.5時間 ●付属品:スーパーロングノズル、UVベッドノズルほか ●サイズ:W258×H1105×D140mm

最大稼働時間 約50分(通常モード)
ノズル パワープロフロアノズル
質量 2.8kg
アタッチメント数 6

 

<クロスレビュー!>

ふとん用UVノズルまで付いて5万円台はコスパが高い

「フロアノズルが床上を滑るように移動して、ラクに使うことができます。ふとん掃除用のUVライト付きノズルも付属して、この価格はコスパ◎」(青木)

 

デザイン性・吸引力が優秀! フローリングに向いている

「同社ならではのデザイン性と、吸引力が魅力。特にフローリング掃除に強いタイプで、フローリングの溝のチリまで取り逃しません」(田中)

 

【No.3】サッと取り出してすぐに使える日本家庭のための掃除機

シャーク

Shark EVOPOWER SYSTEM コードレススティッククリーナー CS401J

実売価格4万9500円

日本家庭の声を反映し、取り出してすぐに使えるスリムデザインを採用。ヘッドのフィン状ローラーが床面に密着してムラなくゴミを捕らえる。アクセサリーは手を使わずワンタッチで充電台から着脱可。

SPEC ●集じん方式:サイクロン式 ●集じん容積:非公表 ●充電時間:約3.5時間(バッテリー1個)●付属品:ミニモーターヘッド、マルチノズル、布団ノズルほか ●サイズ:W267×H1005×D124mm

最大稼働時間 24分(※5)
ノズル ブラシレスパワーフィン
質量 約1.9kg
アタッチメント数 4

※5:スティックでバッテリー2個使用時

 

<クロスレビュー!>

スリムなデザインで置き場所の自由度が高い

「スリムなデザインでどこに置いても部屋に溶け込みやすく、手に取りやすい場所に置けます。ヘッドがブラシレスで、手入れもラク」(青木)

 

床掃除の操作感が軽く本当にストレスなく使える

「計算された長さと重量バランス、自走ヘッドで操作が軽やか。充電台からハンディ部だけ引き抜いて使えるなど、使っていてストレスフリー!」(田中)

 

【《梅》クラス】予算額2万円〜4万円

この価格帯のクラスは運転時間が短めのものが多く、ワンルームでの使用や汚れをスポット的に掃除する用途がオススメ。購入時には、アタッチメントなど+αの機能に注目して選ぼう。

 

【No.1】自走式ヘッド搭載で操作がラク!! コンパクト収納もうれしい

日立

スティッククリーナーPV-B200H

実売価格3万480円

自走式ヘッド搭載でラクに動かせる。ノズル前面が壁に付くと前から底面に風が流れる「きわぴた構造」を採用し、壁ぎわのゴミもスッキリ吸引できる。捕集したゴミはサイクロンの力で圧縮し、ゴミ捨て頻度を低減。

SPEC ●集じん方式:サイクロン式 ●集じん容積:0.25L ●充電時間:約4時間 ●付属品:ブラシ吸口、すき間用吸口、充電台ほか ●サイズ:W270×H1100×D170mm

最大稼働時間 約40分(標準モード)
ノズル スムースヘッド(自走式)
質量 2.8kg
アタッチメント数 2

 

↑ノズル前方にLEDライトを装備。家具のすき間など暗い場所でもゴミがよく見え、取り逃がしを防げる

 

↑掃除が終わったらハンドルを折りたたんでコンパクトに収納可能。自立構造なので部屋に出しっぱなしでもOKだ

 

↑スティックから本体を取り外せばハンディ掃除機に。付属のすき間用吸口を装着し、狭い場所の掃除にも対応できる

 

<クロスレビュー!>

スティックからハンディへの切り替えがとてもスムーズ

「本体を立てたままハンディ部を取り出せるのは、使ってみるととてもスムーズでありがたい。ヘッド幅が27cmあり、1ストロークで広範囲を掃除できるのもメリットです」(青木)

 

重心が下にあるので手元が軽く操作しやすい

「足元重心タイプで手元が軽いので、長時間掃除しても疲れにくいです。ノズルのLEDライトやゴミ圧縮などの機能も魅力的。本体が重めなので、そこだけ店頭でチェックを」(田中)

 

【No.2】静電モップまで本体に装備! 多彩なツールで幅広い掃除に対応

アイリスオーヤマ

極細軽量スティッククリーナー SBD-E4P

実売価格3万7180円

床掃除をしながら付属の静電モップでテレビ周りなどのホコリを手軽に除去。ヘッドの自走感も上々だ。さらにミニヘッドなど多彩なツールが揃い、屋内からクルマの中まで1台で幅広く対応できる。

SPEC ●集じん方式:紙パック式 ●紙パック容量:0.3L ●充電時間:約3時間 ●付属品:静電モップ、ミニヘッド、布団用ヘッド、フレキシブルホースほか ●サイズ:W255×H1039×D190mm

最大稼働時間 約30分(自動モード)
ノズル 自走式パワーヘッド
質量 1.7kg(※6)
アタッチメント数 7

※6:モップ帯電ケース含まず

 

<クロスレビュー!>

アタッチメントが豊富でこの価格は満足度が高い

「自走式ヘッドに5種類のアタッチメントに静電モップが付いて3万円台は良心的。連続稼働時間は短めなので、毎日少しずつ掃除する人向き」(青木)

 

掃除動線にばっちりハマった静電モップが超便利

「床以外のホコリをすぐに取れる静電モップがとにかく便利。紙パック式なのでゴミ捨て時にホコリが舞うのが気になる人にオススメです」(田中)

 

【No.3】ゴミセンサーなどの高機能をシンプルデザインのボディに搭載

ツインバード

コードレススティック型クリーナー TC-E263GY

実売価格2万1780円

1.4kgと軽量ながら豊富な機能を搭載。「ゴミセンサー」がゴミを感知して吸引力の強弱を自動制御し、ソファの奥など見えにくい場所の掃除をサポートする。インテリアになじむムダのないデザインも魅力だ。

SPEC ●集じん方式:紙パック式 ●集じん容積:0.25L ●充電時間:約2.5時間 ●付属品:すき間ノズル、収納フックほか ●サイズ:W235×H1050×D135mm

最大稼働時間 約30分(自動モード)
ノズル パワーブラシ(自走式)
質量 約1.4kg
アタッチメント数 1

 

<クロスレビュー!>

排気がきれいなので子育て世帯にもピッタリ

「紙パック式で、専用紙パックには抗菌仕様の不織布素材を使用しており排気がきれい。壁掛け式の充電台で、床に収納場所を取らないのも◎」(青木)

 

家具やモノが多い部屋でも小回りが利くのがうれしい

「シンプルでスタイリッシュなデザインが好印象。軽量なうえノズルが左右に180度動くため、モノが多い狭い場所でもスイスイ掃除できます」(田中)

 

【Topic1】あのバルミューダから新感覚の掃除機が登場!

空気清浄機やトースターなどで圧倒的なブランド力を誇るバルミューダから、掃除機が発売されて話題に。ユニークなコンセプトに要注目だ。

バルミューダ

BALMUDA The Cleaner

実売価格5万9400円

水面に空気を噴出して浮揚するホバークラフトに着想を得て開発。ダブルブラシの高速回転でゴミを除去しつつ床面との摩擦を低減し、浮いているような操作感を実現。持ちやすいスティックハンドルと低重心設計で思い通りに操作できる。質量3.1kg。

 

↑回転するブラシが浮遊感を生む。さらに、ヘッドの360度スワイプ構造により従来にない自由自在な動きを実現

 

↑椅子の脚の間など狭い場所も軽やかに走行。フローリングのほか、フロアカーペットや畳も問題なく掃除できる

 

【Topic2】ハンディもデザインと付属ツールをチェック!

ハンディタイプのクリーナーはデザイン性がさらに多彩。スリムなボディや、収納時のコンパクト性などがセレクトのカギとなる。

 

【No.1】

シャーク

Shark EVOPOWER Plus W35P

実売価格2万8050円

スリムボディにパワフルな吸引力を装備。フローリング用延長ノズルでちょっとした床掃除にも対応できる。充電バッテリー2個搭載。●サイズ/質量:W53×H419×D61mm/約620g

 

【No.2】

レコルト

コードレス スティッククリーナー

実売価格1万3200円

落ち着いたデザインでどんな部屋にも違和感なく置ける。DCモーターによる強力な吸引力で微細ゴミから食べこぼしまでスピーディに除去。●サイズ/質量:W58×H344×D58mm/約515g

 

【No.3】

ツインバード

コードレスハンディークリーナー サットリーナサイクロンff

実売価格1万6500円

床用吸込口を使いスティックでも使える。6つのツールと本体を充電台にコンパクト収納可能だ。伸縮ホース内蔵の「マジックパイプ」も便利。●サイズ/質量:約W345×H180×D105mm/約1kg

プロがじっくり検証! バズりモノ実力診断、AV6選

SNSやテレビ番組などで話題となっているAV機器を、評論家やライター、GetNavi編集部員がじっくりと試用。使ってみてわかったホントのトコロを、じっくりこってりとレビューします!!

※こちらの記事は「GetNavi」 2020年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【No.1】8K液晶で培った技術で細部まで見通しの良い映像が存分に楽しめる!(藤原)

<4K有機ELテレビ>

シャープ

4T-C55CQ1

実売価格28万6000円

「シャープの有機ELテレビが欲しい」というAQUOSファンからの要望に応えて登場し、話題に。新開発の4K処理エンジンを搭載するとともに、8K開発で培った画像処理技術を生かすことで、高精細で色鮮やかな映像を表示する。

SPEC ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI入力×4、USB×2ほか ●サイズ/質量:W1228×H771×D290mm/約28.0kg

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経て独立。核心を突いた評論とわかりやすい解説で読者から支持されている。

 

長年液晶を牽引してきたシャープが放つ有機EL

本機は“液晶のシャープ”が初めて手がけた有機ELテレビだ。長年、液晶市場を牽引してきた同社だが、ファンからの要望に応えるとともに、8K・4K液晶に“4K有機EL”を追加してさらにユーザー層を広げたいというメーカー側の思惑もあり製品化が実現。液晶モデルと差別化を図るべく、あえてAQUOSの冠は省かれた。メリハリが効いた、明るく見通しの良い映像は、多くの高画質愛好家から好評を博している。

 

パネル自体は他の国内メーカー同様、LGディスプレイ製を採用。映像エンジンは完全オリジナルの「Medalist S1」で、これは4K液晶にも採用されているが、元々有機ELとの組み合わせを想定して開発されたものだ。映像の見え方に大きく影響する中間輝度の制御や、黒からローライトの階調性の設定など、有機ELの持ち味を積極的に引き出すための工夫が数多く投入されている。

 

有機ELパネルの輝度性能を最大限に引き出す独自制御技術「Sparkling Drive」をはじめ、様々な映像を臨場感豊かに再現する「4K Master アップコンバートプロ」、音声の聞き取りやすさと広がり感を高める「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」などにより高画質・高音質を堪能できた。シャープの新たなる挑戦を感じられるモデルといえよう。

 

★新開発の映像エンジンを搭載し、あらゆる4Kコンテンツを最適化

新開発の画像エンジン「Medalist S1」を搭載。「Sparkling Drive」技術により、暗いシーンではピークが際立ち、明るい画柄では明部・暗部の階調を飛ばすことなくディテールを丁寧に描き出す。

 

★8Kテレビ開発で培ったアップコン技術を応用

8Kアップコンバート技術を4K用にアレンジした「4K Masterアップコンバートプロ」を搭載。解像度や映像レベルを判別して最適な高精細処理を行い、様々な映像コンテンツを臨場感豊かに再現する。

 

★65Wの余裕の音声出力で臨場感あふれる高音質を実現

サウンドシステムは、7基のスピーカーユニットを総合出力65Wのアンプで駆動する「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用。引き締まったメリハリのある音で、声の明瞭度も高い。

 

【診断結果】

 

【No.2】持ち歩きやすいコンパクトサイズながら全方位的にサウンドを響かせる!(山本)

<ワイヤレススピーカー>

バルミューダ

バルミューダ ザ・スピーカー

実売価格3万5200円

上向きに設置した77mmスピーカーを搭載。独自ドライブユニットで音を拡散させて、立体的なサウンドを実現した。LEDが楽曲に合わせて輝くのも魅力。予約開始時から注文が殺到し、同社史上最多の予約数を記録した。

SPEC ●アンプ部最大出力:8W ●連続再生時間:約7時間 ●充電時間:約2.5時間 ●接続端子:3.5mmステレオミニ入力×1 ●サイズ/質量:φ105×H188mm/約1.0kg

オーディオライター

山本 敦さん

本誌をはじめ雑誌やウェブでオーディオ記事を多数執筆する。新製品や新技術に精通し、試した製品の数は数知れず。

 

落ち着いた場面からパーティまで広範囲で活躍

初見では、斬新なLEDランタンで話題を呼んだバルミューダらしいレトロなデザインに魅力を感じた。本機のLEDも輝き方に雰囲気があり、好感が持てる。光自体が思っていた以上に明るく、照明器具としても活用できる。

 

バッテリーを内蔵し、フルチャージから約7時間ワイヤレスで使えるのも美点。片手で持てるので、手軽に庭などへ持ち出せる。ただ、屋外用途を考えると防水・防滴に非対応なのはやや残念だ。

 

サウンド面においては、特定の帯域に偏らないナチュラルなバランスなのでBGMとして光と音楽を一緒に楽しむのに最適。いま流行の「家キャン」で使ってみるのもアリだろう。音の広がり感は、サラウンド対応の製品と違って自然な雰囲気に感じられる。出力がそれなりにあるので、華やかなLEDライトとともに、パーティ用としても活躍するはずだ。

 

ライトのモードを「Beat」にするとロック・ポップス系の楽曲に合った。光を長く見つめているとややうるさく感じるので、落ち着きたいなら「Ambient」や「Candle」に変えて女性ジャズボーカルを聴くとなお良い。

 

ちなみに、スマホにはBluetooth接続可能で、シンプルなワイヤレススピーカーとして使いやすい。デジタル製品に不慣れな人へのプレゼントにも◎だ。

 

★コンパクトかつバッテリー内蔵でどこにでも持ち歩きやすい

本体にバッテリーを内蔵しているので、フルチャージから約7時間ポータブルで使える。サイズもコンパクトで持ちやすく、パーティやBBQなど屋内外のイベントにも手軽に持って行きやすい。

 

★ナチュラルバランスなサウンドで落ち着いて楽しめる!

独自のドライブユニットによる音声は360度全方位に広がるので、置き場所にかかわらず同じように音楽を楽しめる。音色をゆったりと味わえるナチュラルバランスなサウンドも美点だ。

 

★LEDの輝き方は雰囲気があって心地良い!

LEDの光り方は抑揚の効いた「Ambient」(左)、落ち着いた光の「Candle」(中央)、最もダイナミックに輝く「Beat」(右)の3モードからセレクト可能。真空管を思わせる雰囲気のある輝きが美しい。

 

【診断結果】

 

【No.3】設置したら生活が一変! 楽しみが一気に増える魔法のランプ(湯浅)

<3 in 1 シーリングライト>

ポップイン

popIn Aladdin 2

実売価格9万9800円

ホームプロジェクター市場のシェア約4割を獲得したプロジェクター&スピーカー内蔵シーリングライト「popIn Aladdin」の最新型。新たにフルHD画質に対応しており、動画配信サービスの視聴やアプリの使用ができる。

SPEC ●投写方式:単板DLP ●明るさ:700lm ●上下可動域:0〜32度 ●台形補正:水平40度/垂直40度 ●スピーカー出力:8W+8W ●サイズ/質量:W476×H145×D476mm/4.9kg

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。プロジェクターは20年近く愛用しており、趣味のアウトドアでも使っている。

 

設置面積は実質ゼロで照明・映像・音楽の3役

本機の設置は、天井の引っ掛けシーリングに取り付けるだけ。20分ほどで完了した。筆者の部屋は投写位置が近距離かつ斜めだったが、歪みなく大画面に表示できた。

 

映像はかなり明るく、白壁への投写でも満足の画質。晴れの日の室内でも、内容を確認できる程度には映る。夜は、部屋を真っ暗にせず普通に行動できる程度の明るさでも、楽しく観られるレベルの明るい映像を視聴することができた。

 

Android搭載で、動画配信サービスのアプリなどが用意されているのはユニーク。ただし、Google Playには対応せず、独自のアプリ配信サービスを利用するのだが、用意されているアプリがかなり少ない。これは今後増えていくことに期待したい。

 

HDMI入力はないものの、対応するテレビやレコーダーなら映像をWi-Fi経由で再生可能だ。

 

また、大きな魅力なのは、Bluetoothスピーカーとしても使えること。つまり天井スピーカーにもなるということで、カフェなどの店内のように、部屋中にまんべんなく広がる音を楽しめた。

 

設置面積が実質ゼロで、部屋に巨大な画面が登場するのはやはりスゴい。好きな写真を眺めたり、時計や目覚ましとしても使えたりできるほか、照明の色合いも変えられる。生活の様々なシーンに色々な楽しみをもたらしてくれる、本機はまさに「魔法のランプ」だ。

 

★Bluetooth対応だから天井スピーカーでカフェ気分

スマホやAVアンプなどの音声を天井から流せる。プロジェクター部分だけをオフにすることも可能なので、YouTubeや各種VODサービスなどで音声だけ流したい場合にも便利だ。

 

★動画配信サイトのほか子ども向けコンテンツも

YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Paravi、Abema TV、U-NEXT、DAZNなど、主要なVODに対応。絵本や実物で見られる動物図鑑など、子ども向けコンテンツも豊富だ。

 

★近距離の斜めからでも大画面で投写できる

設置した場所は、壁からは1.4mしか離せず、しかも画面の中央から左に60cmもズレている。それでもこの大画面。スペック上は約1.5m離れれば80インチ以上での映写が可能になる。

 

【診断結果】

 

【No.4】最高峰のノイキャン性能とかゆい所に手の届く利便性を兼ね備えた隙のないモデル(野村)

<ワイヤレスヘッドホン>

ソニー

WH-1000XM4

実売価格4万4000円

前モデルで初採用した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」をBluetoothオーディオSoCと新たに連係。新アルゴリズムを採用し、ノイキャン性能がさらに向上した。価格比較サイトなどでジャンル内売上が上位に。

SPEC ●ドライバー型式:密閉ダイナミック型 ●再生周波数帯域:4Hz〜40kHz ●インピーダンス:40Ω ●連続再生時間:最大30時間(NCオン時)●質量:約254g

オーディオライター

野村ケンジさん

市場に流通するほとんどのヘッドホン・イヤホンを視聴済み。的確な分析と評論には定評がある。

 

どこでも音楽を楽しめるノイキャン&多機能を実現

ノイキャンワイヤレスヘッドホンのランドマーク的存在といえるシリーズが進化。実際に試してみると、その優等生っぷりに感心した。従来モデルでも世界最高クラスの高精度なアクティブノイキャン機能を持っていたが、本製品では毎秒700回もの頻度でセンシングを行うことで、リアルタイムでノイキャンを最適化。いつでも理想的なノイキャン効果を発揮してくれる。さらに、専用スマホアプリを利用することで、アプリがスマホのセンサーから得た情報を受けて、そのときの行動や場所に合わせてノイキャンの強さや外音取り込みモードのオン/オフなどを自動で切り替える機能まで備える。

 

ユーザーが声を発するだけで一時停止/外音取り込みモードに切り替える「スピーク・トゥ・チャット」は、ユーザー本人の声にしか反応しないので、街なかで他人の声で作動することを防げる。また、ヘッドホンを外すと自動で音楽が停止するセンサーを新搭載。停止を忘れて外したヘッドホンから音楽が流れ続けることもない。

 

イヤホンほどではないが、スイーベル&折り畳み構造とケーブルや本体をまとめて収納できる付属ケースによる携帯性の高さも◎。

 

肝心の音質は、LDACコーデック対応によって、Androidスマホならハイレゾクラスの高音質が楽しめるのがイイ。室内では有線で最高の音を楽しめる。

 

★頭から外すだけで自動停止! 電源自動オフの設定も可能

本体を外すと自動的に音楽を一時停止してくれるセンサーを新搭載。屋外利用時の環境エチケットにも役立つ。電源の自動オフも設定できるので、バッテリーのムダ使いを予防可能だ。

 

★外出時の普段使いではワイヤレスで室内では有線でと使い分け

LDACコーデックの採用によりワイヤレスでもハイレゾ級のサウンドを聴かせてくれるが、室内では付属のヘッドホンケーブルによる有線利用がオススメ。ワイヤレスでは実現できない高音質を楽しめる。

 

★持ち運びに便利なセミハードケース

高機能でありながらもコンパクトに折りたためるポータビリティの高さも魅力のひとつ。付属のセミハードケースに本体や付属ケーブル類をまとめられるので、バッグのなかにすっきり収まる。

 

【診断結果】

 

【No.5】ボーズシアターが3万円の衝撃! 開封して2分で使い始められる手軽な操作性も魅力(川内)

<シアターバー>

ボーズ

Bose TV Speaker

実売価格3万3000円

高さ5cm強のコンパクトサイズながら、フルレンジドライバーを2基搭載。豊かなサウンドを楽しめる。スマホやPCなどとBluetooth接続してオーディオスピーカーとしても使える。家電量販店やオーディオ専門店で爆売れ中。

SPEC ●入力端子:HDMI(ARC対応)×1、光デジタル×1、3.5mmステレオミニ×1ほか ●光デジタルケーブル長:1.5m ●サイズ/質量:W594×H56×D102mm/2.0kg

GetNavi編集長

川内一史

AV担当歴は約8年。ボーズの現行製品はほぼ試聴済みで、現在はサングラスのBose Frames Altoを愛用中。

 

シンプル仕様ながらテレビの音がグレードアップ

ボーズのテレビ用シアタースピーカーといえば、ド定番の鉄板アイテム。これが3万円ちょっとで手に入るのは衝撃的で、正直ちょっと訝しみながら試してみた。

 

ワンボディのバースピーカーで、付属の光デジタルケーブル1本でテレビと接続するシンプル仕様。「ホームシアターシステムって接続や設定がめんどくさそう……」と敬遠する人が多いなか、本機はマジで開封して2分で音が出るほど手軽だ。本体にはHDMIや3.5mmステレオミニ端子も備えており、ケーブルを用意すればこれらで接続することもできる。

 

肝心の音質をチェック。ボーズならではのイキイキとした大迫力サウンド、とまではいかないが、確実にテレビの音をグレードアップさせる。我が家のテレビは前向きスピーカー搭載の音質重視モデルだが、それでも歴然とした違いがあった。リモコンのボタンひとつで、低音を強調したり、人の声を聞き取りやすくしたりと、音質をチューニングできるのも良い。

 

テレビを視聴しないときは、スマホなどの音楽をワイヤレス再生可能。リモコンのBluetoothボタンを押すだけでペアリングの準備ができ、デバイスとの接続は快速。ポータブルタイプのスピーカーとは一線を画す、余裕のあるサウンドを手軽に楽しめた。“必要十二分”の性能を備える、コスパ最強シアターとして推したい。

 

★初期設定などは必要なくケーブルをつなげば音が出る

光デジタルのほか、HDMIや3.5mmステレオミニ端子を装備。付属のケーブル一本でテレビと接続したら、初期設定をする必要なく音が出る。バッテリーは非内蔵で、電源はACのみだ。

 

★リモコンのボタンワンタッチで各種の便利機能を使いこなせる

リモコンは小型でシンプルな設計。テレビ←→Bluetoothの切り替えや、低音を強化する「BASS」、視聴中の番組を分析して人の声を強調する「ダイアログモード」などをワンタッチで設定できる。

 

★スマホやPC内の音楽も手軽に高音質で再生できる

Bluetooth機能を搭載し、スマホなどの音楽をワイヤレス再生可能。テレビを視聴しないときでも、明瞭かつパワフルな余裕のあるサウンドを、手軽に楽しめるのはうれしい。

 

【診断結果】

 

【No.6】音声認識がとにかく優秀でテレビを使う機会が急増!(Masuo)

<セットトップボックス>

Amazon.com

Fire TV Cube

実売価格1万4980円

テレビに接続すればAmazon Prime VideoやYouTube、Netflixなど多彩な動画コンテンツを手軽に視聴可能。Alexa対応リモコンが付属し、音声でも操作が行える。Masuoさんによる紹介動画は13万回再生を超える人気っぷり。

SPEC ●接続端子:HDMI出力×1、MicroUSB×1ほか ●対応規格:Dolby Vision、HDR、HDR10+ほか ●ストレージ:16GB ●サイズ/質量:W86.1×H86.1×D76.9mm/465g

動画クリエイター

Masuoさん

どんなものでも率直かつ楽しくレビューする。MasuoTVは、チャンネル登録者数約118万人を誇る。

 

話しかけるだけでできることがたくさん!

以前から「Fire TV Stick」を使っていて十分便利だと思っていたものの、本製品を使ってみると便利過ぎて驚いた。

 

特に、Amazon Alexaによる音声操作への対応は一番の魅力。声による操作で音楽をかけたり、YouTubeやNetflixが見られたりと、予想以上にできることが多い。「アレクサ」と本体に呼びかけるだけで使用できるので、朝サクッと天気予報を確認したり、その日が何の日か聞いてみたりすることも。認識精度が優秀なので、ちょっとしたことでもついつい使ってしまう。

 

また、これまで部屋のテレビは飾り程度の使用頻度だったが、豊富なコンテンツを楽しめる本製品を使い始めてから利用する機会が格段に増えた。コロナ以前、友人が遊びに来た際などは、MVを流してパーティをして盛り上がった。一緒に遊んだ友人のなかには、音声認識の精度に感動して本製品を買った人もいるほどだ。

 

あえて言えば、使い込むうちに、もっと動画を楽しみたくなり、より大きなテレビやモニターが欲しくなるのが難点(笑)。あと、長時間使っていると、まれにフリーズすることも。その際は一旦電源を抜いて、再起動している。

 

音声操作が主で使う機会は少なかったが、付属のリモコンはシンプルで入力時の反応速度も超速だ。

 

★どこから話しかけても認識する精度の高さに脱帽!

Alexaは付属のリモコンのマイクボタンを押してから話しかけるか本体に「アレクサ」と話すだけで利用可能。本体に8個の内蔵マイクを内蔵しているので、どの方向から話しかけても音声を認識する。

 

★シンプルな設計のリモコンで反応速度も抜群!

付属のリモコンでは基本的な動画操作に加えて、テレビ本体のオンオフなどのコントロールも可能。シンプルな設計かつ、ボタンや音声操作の反応速度もスピーディなので、快適に使用できる。

 

★多彩なコンテンツが揃っていて飽きることがない!

Amazon Prime VideoやYoutube、TVerなど多彩なコンテンツに対応。最新のアプリを随時追加することも可能だ。ストレージはFire TV Stickの倍となる16GBなので、思う存分アプリを楽しめる。

 

【診断結果】

「シャープ史上最少」が出た! プラズマクラスター空気清浄機の新モデル

シャープは、コンパクトデザインを採用したプラズマクラスター空気清浄機「FU-NC01」と、薄型スリム設計のプラズマクラスター加湿空気清浄機「KI-NS50」を発売します。「FU-NC01」は2021年1月15日の発売予定で、実売予想価格は2万3980円。「KI-NS50」は2020年12月3日の発売予定で、実売予想価格は6万280円です。

↑左からFU-NC01、KI-NS50(ホワイト系)、KI-NS50(グレー系)

 

「FU-NC01」は「360°下吸い込み」を採用し、同社空気清浄機史上最小サイズを実現

「FU-NC01」は、小空間や空気の汚れが気になる身の周りスペースなど、さまざまな場所に置いて使用できるよう、「360°下吸い込み」を可能とする小型円柱形状を採用しました。風量を確保しやすいターボファン、集じんと脱臭を1つにまとめた「集じん・脱臭一体型フィルター」、プラズマクラスターイオンを放出する「全周吹き出し構造」など、従来構造を抜本的に見直すことで、径190×高さ330mmという同社空気清浄機史上最小サイズを実現。寝室や子ども部屋、テレワーク時のデスクトップ、玄関、ペットゲージ付近など、さまざまな空間で使用できます。また、就寝時に便利なナイトライトも搭載しています。

 

「KI-NS50」は加湿性能を向上させながらスリム化を実現

加湿機能搭載モデルの「KI-NS50」は、潤いのある風を室内に効率良く送り出せる「二層構造加湿フィルター」を新搭載。加湿性能の向上(従来機比50mL/hアップ)と加湿時の運転音の低減を両立(従来機比9dB減)しています。また、本体構造の最適化により、寝室やワンルームでも使いやすい薄型スリム化(サイズは幅384×奥行230×高さ619mm・奥行サイズを従来比32mm削減)を実現。さらに、高濃度「プラズマクラスター25000」を搭載し、浮遊した花粉アレル物質やウイルスの作用を抑えるなど、従来機と同等の空気浄化性能を実現しています。

おうち時間の増加にともない、部屋の空気を快適に保つ空気清浄機のニーズが高まっています。空気浄化に定評のある、プラズマクラスター搭載の新モデルに注目してみてはいかがでしょうか。

AQUOSスマホ新ラインナップ発表! 5Gをもっと身近にする「zero5G basic」「sense5G」に大きな期待

シャープは9月11日、2020年冬〜2021年春に向けた新スマホ4モデルを発表しました。5Gスマホではゲームユーザー重視の「AQUOS zero5G basic」 、低価格な「AQUOS sense5G」を展開。4G LTEスマホでは「AQUOS sense 4」と「AQUOS sense4 plus」を用意します。

 

4機種とも正式な販路や価格は未定ですが、今後、大手携帯キャリアやMVNOが取り扱いを発表する見込みです。

 

ゲーム向きの5Gスマホ「AQUOS zero5G basic」

AQUOS zero5G basicはエンタメに特化したスタイリッシュなスマホです。特にゲームを長時間・快適に遊べるように設計されています。

 

厚みのあるボディデザインはAQUOS zero2よりもAQUOS R5Gに近い形状となり、AQUOS zeroシリーズがこれまでアピールしていた「軽さ」の追求は控えられています。

↑AQUOS zero5G basicでは“ゲーム向けスマホ”のイメージを踏襲。5G対応の一方で「軽さ」は重視されていない

 

↑形状はAQUOS zero2よりもAQUOS R5G(右)に近い

 

↑前モデルより厚みはあるが、3眼カメラへの進化や、microSDやイヤホンジャックの搭載が追加されている

 

AQUOS zeroシリーズはもともと“世界最軽量”をスローガンにしていましたが、今回は5G対応もあり最軽量ではありません。一方でAQUOS zero2で搭載した4倍速駆動の有機ELディスプレイを備えていて、熱を上手に逃がす機構設計も引き継いでいます。

 

AQUOS zero2までのzeroシリーズはシャープにとってAQUOS Rシリーズと並ぶフラッグシップで、最高峰の性能を持つチップセットを搭載していました。一方、今回のAQUOS zero5G basicはチップセットにクアルコムの準ハイエンド「Snapdragon 765 5G」を搭載するなど、“最高峰”の仕様は採用されていません。しかし、3Dゲームで必須のグラフィック性能はしっかり確保しています。

 

ディスプレイは6.4インチと大きめなシャープ製有機ELパネルを採用。zero2と同様に、4倍速駆動が目玉となっています。ゲーム画面を120Hzで表示し、さらにフレーム間に黒画面を挿入して、フレームレート240Hz相当で滑らかな表示が可能。FPSなど俊敏な画面表示が求められるゲームに適しています。

 

プロのeスポーツチーム「Detonation」が実際に使い勝手を確かめており、「レスポンスこそフラッグシップ機にはかなわないが、持続力はすばらしく、ゲーミングPCのようにプレイできた」というコメントを得ています。

↑ゲームを“4倍速”の滑らかな表示でプレイできる

 

10億色のHDR表現(10ビットカラー)も対応。また、ディスプレイ内に指紋認証センサーを備えています。ゲーム向けの機能「ゲームランチャー」では、タッチパネルの操作を一時的に無効にするモードを新搭載。いわゆる「放置ゲーム」が遊びやすくなっています。

 

一方、前世代のAQUOS zero2で「軽さ」のために犠牲になっていた要素も、AQUOS zero5G basicには盛り込まれています。たとえばメインカメラはトリプルカメラ(3眼)になり、 超広角や光学3倍相当のズームが使えるように。また、AQUOSシリーズとしては初めて、ナイトモードに対応し、暗い場所で目で見るより明るく撮れるようになっています。

 

AQUOS zero5G basicは2020年秋〜2021年冬に発売予定。価格は明らかにされていませんが、5G第一弾の「AQUOS R5G」よりはお手頃な価格帯のモデルで、およそ6〜7万円前後となる見込みです。

 

 

 

SPEC ●ディスプレイ:6.4インチフルHD+(2340×1080ドット)有機EL●チップセット:Snapdragon 765 5G 2.3GHz+1.7GHz オクタコア●OS:Android 10●メモリ・ストレージ:8GB RAM/128GB ROMまたは6GB RAM/64GB ROM●microSDカード:対応●メインカメラ:トリプルカメラ(4800万画素+1310万画素 125度広角+800万画素 望遠)
●インカメラ:1630万画素●Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac●バッテリー:4050mAh●その他機能:顔認証、画面内指紋センサー/防水・防塵/おサイフケータイ●サイズ:約161×75×9.0mm(H×W×D)●重量:約182g●カラー:ブラック、ホワイト、ブルー

 

お手頃価格の5Gスマホ「AQUOS sense5G」

高嶺の花だった5Gスマホですが、購入しやすい価格帯のモデルがぽつりぽつりと出始めています。ベストセラー「AQUOS sense」シリーズからは、AQUOS sense5Gとして初の5G対応モデルが登場します。

↑AQUOS sense5G。AQUOS sense4と共通設計の「お手頃5Gスマホ」だ

 

4G LTEスマホ「AQUOS sense4」と共通のデザインを採用し、価格を抑えつつ5Gに対応しています。ずばり、みんなが使いやすい5Gスマホというコンセプト。尖った性能はありませんが、イマドキのスマホに求められる要素はしっかり抑えています。

 

チップセットはクアルコムが発表したばかりのSnapdragon 690 5Gを搭載。メモリやストレージには高速な新規格を採用しています。これまでのsenseシリーズ同様に、ホームボタンでの指紋認証や、防水や防じん、耐衝撃、おサイフケータイも対応します。

↑メタルボディで耐衝撃性能も備えている

 

新機能では、家に帰るとテザリングを自動で有効にする「テザリングオート」という機能が追加されました。5Gの使い放題プランを生かして、家では固定回線代わりに使う人に便利な機能です。また、ホームボタン長押しでスマホ決済を起動する機能「Payトリガー」も備えています。

 

カメラはトリプルカメラで、光学ステップズームやナイトモードに対応。サイズは前モデルAQUOS sense3からほぼ変わらず、H148mm、W71mmに抑えています。

 

AQUOS sense5Gの発売は2021年春ごろと少し先ですが、AQUOSシリーズでは初めて「Android 11(Android R)」が初期搭載されたスマホとして出荷されます。5Gスマホとしては手頃な4万円前後で販売される見込みです。

 

 

SPEC ●ディスプレイ:5.8インチフルHD+ (2280×1080ドット)IGZO液晶●チップセット:Snapdragon 690 5G 2.0GHz+1.7GHz オクタコア●OS:Android 11●メモリ・ストレージ:4GB RAM/64GB ROM●microSDカード:対応●メインカメラ:トリプルカメラ(1200万画素+1200万画素 121度広角+800万画素 望遠)●インカメラ:800万画素●Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac●バッテリー:4570mAh●その他機能:顔認証、指紋センサー(ホームボタン)/防水・防塵/おサイフケータイ/サイズ:約148×71×8.9mm(H×W×D)/重量:未定/カラー:ライトカッパー、オリーブシルバー、ブラック

 

お手頃価格の4Gスマホ「AQUOS sense4」

Androidスマホとしては8か月連続で販売数1位を記録し、出荷台数は300万台に迫るAndroid sense3。その正当後継モデルが「Android sense4」です。2020年秋冬モデルとして発売。3万円台前半という前機種に近い価格帯で販売される見込みです。

 

5Gには対応しないものの、AQUOS sense5Gと同じ形状、耐衝撃対応のメタルボディを採用。スマホケースも両機種共通で使えます。チップセットはSnapdragon 720Gを搭載。4250mAhのバッテリーで1週間の電池持ちを謳います。

↑AQUOS sense5Gとsense 4はほぼ同じボディだが、違いが一か所だけある。背面フチのアンテナ用にプラスチックになっている部分がsense5G(左)では左右にまで伸びている

 

 

SPEC●ディスプレイ:5.8インチフルHD+ (2280×1080ドット)IGZO液晶●チップセット:Snapdragon 720G 2.3GHz+1.8GHz オクタコア●OS:Android 10●メモリ・ストレージ:4GB RAM/64GB ROM●microSDカード:対応●メインカメラ:トリプルカメラ(1200万画素+1200万画素 121度広角+800万画素 望遠)●インカメラ:800万画素●Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac●バッテリー:4570mAh●その他機能:顔認証、指紋センサー(ホームボタン)/防水・防塵/おサイフケータイ●サイズ:約148×71×8.9mm(H×W×D)●重量:約176g●カラー:ライトカッパー、シルバー、ブラック

 

シャオミキラー? 「AQUOS sense4 plus」

AQUOS sense4と同じく4G LTEスマホながら、「AQUOS sense4 plus」は独自の要素を採り入れた一台。特にスペックを重視してスマホを選ぶ人にアピールする要素を詰め込んでおり、シャオミのようなコスパ重視の中国メーカー製スマホに対抗するモデルと位置づけられています。

 

6.7インチ液晶とAQUOSシリーズ最大サイズで、senseシリーズとしては初めて90Hzの高速駆動に対応。SNSアプリなどでの画面送りを滑らかに表示します。チップセットはsense4と共通のSnapdragon 720Gですが、メモリは8GB、ストレージは128GBと多めに搭載。

↑AQUOS sense4 plusはやや毛色の違う存在。縦長の大画面や多眼カメラを備えた「スペックで張り合う」モデルだ

 

↑上下のフチを狭めた縦長画面。横幅は7.8mmとsense4に近く、持ちやすい

 

↑ディスプレイの没入感を高めるため、指紋センサーは背面に搭載している

 

背面カメラはクアッドカメラ(4眼)で、4800万画素の高画素カメラを中心に、超広角、マクロ用、深度計測用カメラを搭載。深度カメラによって、ポートレートモードなどでより深みのあるボケ表現が可能となっています。

 

なお、AQUOSスマホといえばシャープ製のディスプレイでお馴染みですが、このモデルではシャープ製ではない液晶パネルを使用。チューニングによってAQUOSらしい画質を表現しているとのことです。

 

SPEC●ディスプレイ 6.7インチフルHD+ (2400×1080ドット)液晶●チップセット:Snapdragon 720G 2.3GHz+1.8GHz オクタコア●OS:Android 10●メモリ・ストレージ:4GB RAM/64GB ROM●microSDカード :対応●メインカメラ:トリプルカメラ(4800万画素+500万画素 115度広角+200万画素 マクロ+200万画素 深度カメラ)●インカメラ:800万画素●Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac●バッテリー:4120mAh●その他機能:顔認証、指紋センサー(ホームボタン)/防水・防塵/おサイフケータイ●サイズ:約166×78×8.8mm(H×W×D)●重量:約198g●カラー:パープル、シルバー、ブラック

 

5Gスマホも4Gスマホも“コスパ重視”に

3月には最高峰のスペックを持つ5Gスマホ「AQUOS R5G」を発売したシャープ。5Gスマホではよりお手頃な価格の「AQUOS zero5G basic」と「AQUOS sense5G」でバリエーションの充実を図ります。一方でまだ5Gは不要という人には、AQUOS sense4を用意。よりコスパを重視する人に向けて「AQUOS sense4 plus」で展開します。

 

↑5Gスマホ2モデル、4G LTEスマホ2モデルで低価格帯までカバーする

 

総務省のスマホ値引き制限によって高価格なスマホが売りづらくなっている中で、自分にピッタリな一台を吟味して買うような動きが広がっています。シャープの今回の機種展開は、それに応えるような構成と言えるでしょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSでは表示できません。

「空気中の新型コロナを減らす」って本当!? シャープ家電のお家芸「プラズマクラスター」に高まる期待感

シャープは、長崎大学感染症共同研究拠点 安田二朗教授(兼 熱帯医学研究所教授)、同研究拠点 南保明日香教授(日本ウイルス学会理事)、および島根大学医学部 吉山裕規教授(日本ウイルス学会理事)と共同でプラズマクラスター技術搭載ウイルス試験装置を作成。感染症研究の世界的権威である長崎大学の協力の下、空気中に浮遊する「新型コロナウイルス」にプラズマクラスターイオンを約30秒照射することにより、感染価(感染性を持つウイルス粒子の数)が90%以上減少することを世界で初めて実証したとのこと。今回の実証はまだまだ限られた条件下での結果ですが、期待が持てる結果であることに違いはありません。

↑プラズマクラスター技術搭載ウイルス試験装置のイメージ。噴霧されたウイルス液にプラズマクラスターイオンを照射します

 

↑プラズマクラスターイオンの照射により、新型コロナウイルス感染価が91.3%減少しました

 

プラズマクラスターが、空気中に浮遊した新型コロナウイルスを不活化することを実証!

プラズマクラスターとは、シャープ独自の空気浄化技術。プラスイオンとマイナスイオンを同時に空中へ放出し、浮遊する細菌・カビ・ウイルス・アレルゲンなどの表面で瞬間的にプラスイオンとマイナスイオンが結合して酸化力の非常に高いOH(水酸基)ラジカルとなり、化学反応により細菌などの表面のたんぱく質を分解して、その働きを抑制します。

↑プラズマクラスターは、細菌などの表面のたんぱく質を分解して、その働きを抑制します

 

いままでシャープはこのプラズマクラスター技術について、2004年にコロナウイルス科の「ネココロナウイルス」に対する効果を実証。翌2005年には「新型コロナウイルス」と姉妹関係にある「SARSコロナウイルス(SARS-CoV)」に対する効果も実証しており、今回新たに、空気中に浮遊する「新型コロナウイルス」に対する効果を実証したといいます。これに対し、長崎大学感染症共同研究拠点 教授・安田二朗氏のコメントは以下の通り。

 

「付着したウイルスへの対策としては、アルコールや洗剤(界面活性剤)等の消毒薬が有効ですが、エアロゾル(マイクロ飛沫)を介した感染を想定した対策としてはマスク等の着用以外に有効策がありません。今回、プラズマクラスター技術が空気中に浮遊した状態の新型コロナウイルスを不活化することが実証されたことは、一般家庭だけでなく医療機関などの実空間で抗ウイルス効果を発揮する可能性があると期待されます」

 

プラズマクラスターは、空気清浄機や加湿器、エアコンといった空調機器をはじめ、同社のさまざまな家電に採用されています。もし効果があるのなら、これらの空調機器によって、特に密閉空間でのコロナ対策に威力を発揮することでしょう。今後は、実際の生活空間に近い状態での実証が待たれるところです。

省スペースで「ヘルシオ」の先進機能を堪能できる!「左右・後ろピッタリ」で置けるコンパクトモデル

シャープは、コンパクトなウォーターオーブン「ヘルシオ AX-AJ1」を9月17日に発売します。実売予想価格は7万6780円。

↑AX-AJ1のホワイト系(左)、ブラック系(右)。サイズ/質量はW470×D390×H340mm/約18㎏

 

自動調理機能が充実した幅47cmのコンパクトなモデル

AX-AJ1は総庫内容量22Lで、夫婦二人世帯などに最適なコンパクトサイズが特徴。左右・後ろピッタリ置きと横幅47cmの実現により、キッチンの狭いスペースにも設置できます。

↑左右・後ろピッタリ置きと横幅47cmを実現

 

お好みの食材を角皿に置いて、キーを押すだけで簡単にグリル調理できる「おくだけグリル」を搭載。魚や肉、野菜などをお好みで自由に組み合わせることができ、火加減、調理時間はヘルシオにおまかせで、簡単にグリル調理を行うことが可能です。

↑「おくだけグリル」で、種類の違う食材もおまかせで同時に調理できます

 

また、好きな食材・分量(1~4人分)を耐熱容器に入れてカテゴリーを選択するだけで、煮物やカレー、パスタなどを簡単に調理できる自動レンジ機能「らくチン1品」も搭載。幅広いメニューを簡単に作ることが可能です。

↑「らくチン1品」で作れる料理の例

 

通常の熱風オーブンと比較し、約8倍の熱量を持つ「過熱水蒸気」で調理する点はヘルシオの上位機種と同様。食材の内部までより早く火を通し、余分な油分や塩分を落とす健康的な調理を行うことができます。

 

上位機種と同様の先進機能はほしい、でも大きすぎるモデルはイヤだ、という方はぜひ注目してみてください。

「業界最軽量」と「シリーズ最高吸引力」を同時発売! シャープのコードレス掃除機「ラクティブ エア」より新モデル

シャープはコードレススティック掃除機の「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」シリーズより、業界最軽量1.2kgの軽量ボディを実現した「EC-AR5」(実売予想価格6万3580円)と「EC-AR5X」(充電式バッテリー2個同梱・同7万1280円)、および標準質量1.5㎏でリーズナブルな価格の「EC-FR5」(同5万4780円)を発売。また、標準質量1.6kgでRACTIVE Air史上最強の吸引力を実現した「RACTIVE Air POWER(ラクティブ エア パワー) EC-SR5」(同8万2280円)も発売します。発売日はすべて8月6日。

↑左からEC-SR5-S(シルバー系)/EC-AR5X-P(ピンク系)/EC-AR5-N(ゴールド系)/EC-FR5-B(ブラック系)

 

「EC-AR5X/AR5」はパーツを軽量化して1.2kgのボディを実現

「EC-AR5X」および「EC-AR5」の本体には、同社従来機比約32%もの大幅な軽量化を図った新開発の軽量高効率モーターを搭載。加えて本体パイプ部には従来機の4層構造を3層とし、強度を確保しつつ軽量化した新構造ドライカーボンパイプを採用し、業界最軽量の1.2kgのボディを実現しました。

また、新開発の軽量高効率モーターの搭載により、吸引性能をキープしながら、バッテリー1個あたりの最長運転時間を約50分まで延長(同社従来機種の約1.6倍に相当)。さらに、予備バッテリーが付属するEC-AR5Xは、バッテリーを付け替えて連続使用することで、最長約100分の長時間運転が可能となっています。

 

「EC-SR5」はシリーズ史上最強の吸引力と1.6㎏の軽量ボディを両立

一方、「RACTIVE Air POWER」シリーズの「EC-SR5」は、新開発の高出力モーターと25.2V大容量高電圧バッテリーの組み合わせにより、「フルパワーモード」時の吸引性能が同社従来機と比較して約40%アップし、RACTIVE Air史上最強の吸引力を実現。また、先述の「EC-AR5X/AR5」と同様、新構造ドライカーボンパイプを搭載した新設計ボディを採用し、同社従来機より約300g軽量化。標準質量1.6kgの軽量ボディを実現しています。

また、「EC-SR5」は、吸込口に内蔵した新開発ネオジウム磁石モーターにより、同社従来機と比較して約2倍の回転数でブラシが回転する新構造「倍トルヘッド」を搭載。吸込口先端のバンパーの形状をくし歯状に変えることによって、じゅうたんの毛をかき分けながらゴミを掻き出して吸引するほか、取りづらい壁際のゴミも効率よく吸い取ります。

1.2㎏の圧倒的な軽さを実現した「EC-AR5X」「EC-AR5」、パワーと軽さを両立した「EC-SR5」と、シャープのコードレス掃除機に魅力的な製品が登場しました。いままでクリーナーの重さが気になっていた方は、ぜひ注目してみてください。

冷蔵庫が行きつけのスーパーの特売情報を教える!? AIoT機能が進化したシャープのフラッグシップモデル

シャープは、スマートライフサービス「COCORO HOME」に対応するプラズマクラスター冷蔵庫2機種を発売します。同社のフラッグシップモデルとなる6ドアの「SJ-AF50G」は8月6日発売予定で、実売予想価格は37万1800円。5ドアでどっちもドア(両開きドア)の「SJ-AW50G」は8月27日発売予定で、実売予想価格は34万9800円です。

↑左から、SJ-AF50G-T(グラデーションファブリックブラウン)/-W(ピュアホワイト)/-R(グラデーションレッド)、SJ-AW50G-W(ピュアホワイト)/-R(グラデーションレッド)、庫内イメージ(SJ-AF50G-T)。定格内容積はすべて502L

 

指定した最大5店舗の特売情報を冷蔵庫が教えてくれる

本機は、AIoT(※)機能の進化により、お気に入りの店舗や指定した食品の特売情報が受け取れます。特売情報を受け取りたい店舗は、自宅周辺だけでなく、仕事帰りに立ち寄るスーパーなど最大5店舗まで登録でき、その店舗の特売情報を優先的に受け取れるようになりました。また、冷蔵庫が旬の食材やその日のお買い得食品を使った献立を提案したり、他の家電と連携したりすることで、「AIoTでラク家事」を実現するといいます。

※AIoT……シャープの登録商標。AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせ、あらゆるものをクラウドの人工知能とつなぎ、人に寄り添う存在に変えていくビジョンのこと

↑登録したスーパーの特売情報を教えてくれるうえ、特売の食材を使ったメニューも提案してくれます

 

このほか、冷蔵室、チルドルーム、野菜室には、庫内を清潔に保つ各室専用のプラズマクラスターユニットを搭載。プラズマクラスターイオンが冷蔵室内に浮遊する菌の細胞表面のタンパク質を分解、除菌します。庫内に付着している菌も除菌するので、きれいな冷気が冷蔵庫全室を循環します。また、「プラズマクラスター見守り運転」を搭載し、ドア開閉の多い時間帯やキッチンの温度上昇を温度・湿度センサーで検知・分析。冷蔵室のドアを閉めた直後に、集中的にプラズマクラスターイオンを放出し、庫内を清潔に保ちます。

↑プラズマクラスター見守り運転のイメージ

 

このほか、まとめ買いや作り置きの保存に便利な170Lの大容量冷凍室「メガフリーザー」も引き続き搭載。下段冷凍室はそれぞれ深さの異なる3段構造で、食品を取り出しやすく、たっぷり収納できます。

 

家で料理を作ることも増えてきた昨今、安い食材をまとめ買いしたいと思う方も多いはず。そんな方にとっては、特売情報を教えてくれて、大容量のフリーザーを持つ本機が強い味方となりそうですね。

これが未来の美術館の姿か!? 8K×バーチャルを組み合わせた体験プログラムが東京国立博物館で開催

博物館で飾られているような希少な古美術品は、ガラスケースの向こうから鑑賞するのが通常です。でもそれを、手に取って眺めることができたら……という夢をかなえる展示方法が、8Kディスプレイ技術で実現しました。

 

シャープと文化財活用センター、東京国立博物館(トーハク)は、8K映像技術を用いて、“文化財を手に取っているかのように体験できる仕組み”を開発しました。東京国立博物館・東洋館にて期間限定の展示「8Kで文化財『ふれる・まわせる名茶碗』」としてお披露目されます。

↑東京国立博物館で開催される「8Kで文化財『ふれる・まわせる名茶碗』」

 

この展示は、トーハクに収蔵されている有名な茶碗(文化財)を高精細な3Dデータとして再現し、8Kの高解像度なディスプレイで鑑賞できるというもの。コントローラーが「茶碗型」になっているのがポイントで、形状や重さが実物そっくりに再現されています。

↑8Kディスプレイに高精細な3D画像が表示されます

 

8Kや3Dモデルといった技術を使っていますが、実際の茶碗を扱うように、誰でも自然に操作できるようになっています。茶碗型コントローラーを手に取って動かすと、画面内のリアルな模型が連動して動きます。近づけると画面内の茶碗が大きく表示され、ひっくり返すと画面内の茶碗も裏返る。まるで茶器を鑑定している商人のように、上下左右から眺めまわすことができるというわけです。

↑茶碗型コントローラー

 

展示作品はいまから約500年前、戦国武将で茶人でもある織田有楽斎が愛用したとされる「大井戸茶碗 有楽井戸」。茶器の作りの違いを比べながら鑑賞するために、別の名作「志野茶碗 銘 振袖」と「青磁茶碗 銘馬蝗絆」もデジタルデータ化されています。

 

茶碗の鑑賞ポイントが分からない……という人も安心。茶碗型コントローラーを回しながら表示されるマークに合わせていくと、トーハクの研究員による解説が画面に表示されます。

↑解説が表示されるので、見どころがわかりやすい

 

大型高精細な8Kディスプレイのなかで手にした茶碗がクルクル回る様子は楽しく、拡大すると実物を裸眼で見るよりも精緻に表示できるので、ついつい細部に渡ってじっくりと鑑賞してしまいます。なかなか見ることができない茶碗の裏側までくっきりと眺められるのは、この展示の醍醐味といえるでしょう。

 

コラボから生まれた新しい展示方法

8Kは、テレビ市場で標準となっている4K解像度のさらに4倍という高解像度です。現在はデジタルサイネージなど商業用で使われはじめていますが、今後は市販のテレビでも採用する製品が増えてくる見込みです。

↑今回はシャープが試作した70インチの8Kタッチパネルディスプレイを採用しています

 

シャープはその8Kを広めるため、業務用途などで活用方法を模索しています。一方で、東京国立博物館や文化財芸術センターでは、文化財に親しんでもらうための取り組みを継続してきました。その両者の思いがひとつになって、今回の「茶碗型コントローラー」の仕組みが生まれたそうです。

 

文化財にもっと親しんでもらいたいと考えていた東京国立博物館では、実際に手に取って鑑賞してもらう仕組みをシャープに提案。実物のレプリカを手に取りつつ、8Kディスプレイで眺めるという仕組みを実現しました。

 

シャープはもともと、携帯電話の加速度センサーを利用して操作する仕組みの特許を持っており、「茶碗型コントローラー」にはその仕組みを応用しています。茶碗の中には加速度センサーが仕込まれていて、8Kディスプレイの前面にはカメラを搭載。この2つの組み合わせで、茶碗がどのような位置・角度で持たれているのかを検出し、3Dモデルを同じ形状で表示しています。

↑茶碗型コントローラーには加速度センサーを内蔵

 

8Kディスプレイでの表示に耐えられるよう、茶器の3Dデータは8Kを上回る16Kの解像度で作成されています。実際に作成するにあたって難しかったのは、茶器ならではの色味の再現。色味の見え方は光の当たり具合によっても違うため、展示室の照明環境にあわせて再現されています。

 

色味の調整は難しかったと語るのはシャープで開発責任者を務めた本山 雅さん。特に青磁の淡くなめらかな輝きが美しいと「青磁茶碗 銘馬蝗絆」のデータを作成したときには「最初に再現したデータでは、光の反射がうまく再現できず、安物茶碗のような見た目になってしまいました。何度も現物と見比べ、改良を重ねて色ツヤを再現しました」と話します。

↑コントローラーを手前に引き寄せれば細部まで詳細に観察できます

 

3Dモデルはシャープのスタッフが何度も展示室に通って実物と見比べて改良を加え、トーハクの陶磁器専門の研究員が監修し、実物の特徴に近づけています。茶碗型コントローラーは人工大理石を削り出しで制作されていて、塗装はないものの、釉薬(ニス)の塗り方や重心の位置まで再現されています。

 

また、博物館のプロには浮かばなかったアイデアも展示に盛り込まれています。たとえば「大井戸茶碗 有楽井戸」は枇杷色の釉薬で色付けされていますが、その解説の横に果物の「ビワ」のイラストが添えられているのは、シャープのスタッフのアイデアだったといいます。

 

トーハクで陶磁器専門の主任研究員を務める三笠景子さんは「中身について何を伝えたいか、茶碗のどこを見ていただきたいかを我々がシャープさんにお伝えして、共同で制作しました。表面の色の諧調やひび割れなどを細部まで見ることができ、普段、展示品を手に取っている研究員でも、新たな表情を発見する瞬間がありました」と話していました。

 

展示は予約制。新たな活用も検討

今回の「8Kで文化財『ふれる・まわせる名茶碗』」の展示は実証実験と位置づけられており、7月29日から8月2日の期間、東京国立博物館の東洋館で行われます。

↑東京国立博物館 東洋館

 

新型コロナウイルス感染症が流行している状況もあり、文化財活用センターのWebサイトからの完全事前予約制での実施となっています。29日午前時点で、すべての予約スケジュールが埋まっている状況です。

 

ただし、今回作成した3Dデータや展示の仕組みは、繰り返し活用できるようなものとなっています。現時点では具体的な計画はないものの、今回の展示の反響をみつつ、再展示の実施なども検討するとのこと。なお、3Dデータそのものをインターネットなどで公開するのは、データ容量が大きいことから、現時点では困難としています。

 

また、シャープでは「レプリカを手に取って8Kディスプレイで鑑賞する」という今回開発した仕組みを「シャープ8Kインタラクティブミュージアム」と名付けて、ほかの美術館・博物館向けに展開する方針を表明しています。古美術品を“手に取って楽しむ”という鑑賞スタイルは、少し先未来の当たり前になっていくのかもしれません。

 

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冷凍食品の“まとめ買い”にはどっちが安心? 最新冷蔵庫と小型冷凍庫の選び方

“withコロナ“の時代といわれる今、人混みを避ける生活やリモートワークが定着しつつあり、自宅で食事をする機会が増えました。冷凍食品に関する日刊紙『冷食日報』の2020年5月8日付け記事によると、今年4月の家庭用冷凍食品の販売金額は、前年同月と比べて19.5%増という結果に。新型コロナウイルスの感染拡大による自粛生活で、長期保存が可能な冷凍食品へのニーズが高まったことがうかがえます。

 

そうした中、従来の冷蔵庫では、冷凍室のスペースが足りなくなっている家庭も少なくないでしょう。そこで、冷凍室の容量が多い大型冷蔵庫への買い替えがいいのか、小型冷凍庫を買い足す方がいいのか。さらに、最新モデルとその選び方について、家電プロレビュアーの石井和美さんに伺いました。

 

冷蔵庫の販売数は昨年の4割増!
大容量冷蔵庫への買い替え需要が拡大

実際に、冷蔵庫の需要は高まっているのでしょうか? ビックカメラの冷蔵庫販売実績によると、2020年6月の冷蔵庫の販売実績は、前年同月比と比べて4割増という結果に。

 

「今年は400L以上の大容量タイプの冷蔵庫がよく売れています。最新モデルは、冷凍室の容量が大きい上に、冷凍技術の進化により、素材の味が損なわれないような機能が搭載されています。素材の鮮度やおいしさを長時間キープできる、野菜室の進化も好評です。また、省エネ性にも優れているので、ランニングコストを視野に入れて、新しい冷蔵庫への買い替えをされる方も多いようです。小型冷凍庫に関しては、比較的設置スペースに余裕があることが多い郊外でのニーズが高く、こちらも販売数は上昇しています」(ビックカメラ広報・IR部・齋藤俊明さん)

 

それでは、冷凍室が充実した最新冷蔵庫と、冷凍食材のストックに適した小型冷凍庫について見ていきましょう。

 

収納しやすく、おいしく簡単に冷凍できる!
最新「大型冷蔵庫」の冷凍室の魅力

たくさんの食材を収納できて取り出しやすく、おいしく簡単に冷凍ができるというのが、ここ最近の大型冷蔵庫の冷凍室の魅力だと、石井さんは話します。

 

「冷凍したい食材が増えている今、冷凍室はパンパンの状態になりがちですが、使いたいものが見つけやすく収納できるような、冷凍室内の仕切り収納が充実しているタイプが増えています。ほかにも、食材を小分けせずに冷凍しても、使いたい分だけ取り出せる冷凍技術や、冷却スピードを上げることで、食品の鮮度や旨味をキープする機能も搭載されています。この急速冷凍機能を使えば、お弁当のあら熱が数分でとれるので、忙しい朝にはとても助かります」(家電プロレビュアー・石井和美さん、以下同)

↑解凍なしで使いたい分だけ取り出せる三菱電機の「切れちゃう瞬冷凍」なら、事前の小分けが不要で時短に(写真提供=三菱電機)

 

設置スペースや冷凍したい食品の数で決める!
最新の「小型冷凍庫」はココがスゴイ

食材を週末にまとめ買いする生活スタイルが定着し、小型冷凍庫へのニーズが高まっています。小型冷凍庫を買い足したいときは、どのようなタイプを選べばいいのでしょうか?

 

「小型冷凍庫は大きく分けて、前開きと上開きの2タイプがあります。前開きはスリムな縦長タイプが多く、場所を取りません。扉を開いて食材の位置も把握しやすく、引き出しタイプならば、底に食材が埋もれてしまう心配もありません。冷凍食品の種類が多い方にオススメです。

 

一方、上開きは縦長タイプが多く、たっぷりと入れることができます。下向きに流れる冷気が逃げにくいので、開け閉めの度に温度が上がりにくく、庫内温度の上昇が防げます。ただし、詰め込んでしまうと、下の方にある食品が取りにくいというデメリットがあります。冷凍する食材、設置場所を考慮して、用途にあったものを選びましょう」

↑今年に入り、小型冷凍庫の売り上げは各メーカー軒並み上昇中。アイリスオーヤマでは当初計画比2倍の売り上げで推移している。(写真提供=アイリスオーヤマ)

 

冷蔵庫の買い替えか、小型冷凍庫の買い足しか……どっちを選ぶべき?

最新の冷凍技術を搭載した大型冷蔵庫を購入するのは、大きな買い物になります。今使っている冷蔵庫が壊れていないのであれば、数万円で購入できる小型冷凍庫を買い足す方が、予算を考えると手取り早いように感じますが……。

 

「冷蔵庫は約10年で寿命を迎えます。最近の冷蔵庫は冷凍室に高度な機能が付いていたり、野菜をおいしく長く保存できたりする上に省エネタイプで、10年前と比べて電気代が半額近くになるものもあります。今お使いの冷蔵庫が、購入から5年以上経過しているのであれば、電気代や冷凍庫の性能を考えると、2台持ちよりも新しい冷蔵庫への買い替えを検討した方がいいかもしれません

 

一方で、今お使いの冷蔵庫が購入から5年未満で、自宅に小型冷凍庫を設置するスペースが確保できる場合は、2台持ちをすることで、冷凍食材のストックがかなり増やせます。小型冷凍庫の電気代は年間でも約5000円前後なので、電気代をかけてもメリットの方が多いと感じる場合は、“セカンド冷凍庫”を購入するのがよさそうです

 

では具体的に、どの冷凍冷蔵庫/小型冷凍庫がおすすめなのか、現在販売中のモデルから石井さんに選んでいただきました。

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

家電プロレビュアー選! 冷凍室の容量が多い最新大型冷蔵庫3選

冷凍食材がたっぷり収納できて取り出しやすく、まとめ買い食材を無駄なくおいしく使い切れるような、最新の冷蔵庫の魅力を見ていきましょう。

 

・冷凍室の収納力がバツグン! たくさんの冷凍食材を使いやすくストックできる


シャープ「SJ-AF50F」
実売価格:26万8000円(税込)

・外形寸法 W685×D699×H1833mm
・年間消費電力量:約250Wh

「容量502Lの庫内の中で、製氷室を含む冷凍スペースが170Lという大容量の『メガフリーザー』があり、冷凍食品の収納力が抜群です(記事トップのイメージ写真参照)。中央左上の引き出しがアイスルーム、その下が上段冷凍室。アイスキャンディーなどの小物を収納するのに向いています。メインの冷凍室は3つの引き出しに分かれており、一番上の引き出しは自由に動かせる「4切り名人(しきりめいじん)」付き。冷凍食材のサイズに合わせて仕切りの位置が調整できます」

 

・面倒な小分け冷凍の手間が激減! 食材の用途に合わせて冷凍パターンが選べる


三菱電機「MR-WX60F」
実売価格:36万800円(税込)

・外形寸法 W685×D738×H1821mm
・年間消費電力量:約270Wh

「101Lある通常の約-18℃の通常の冷凍室のほかに、解凍しなくても使いたい分だけ取り出せる約-7℃で凍らせる『切れちゃう瞬冷凍 A.I.』が27L、それ以外にも冷蔵室の下段にチルドよりも低温の約―3〜0℃で食材が保存できる『氷点下ストッカーA.I.』があります。数日以内に使うもの、1週間後に使い切るもの、長期保存したいものなど、用途に合わせて3つの部屋を使い分ければ、解凍時の面倒な小分けの手間が大幅に省けます」

 

・3段トレイで冷凍食材を段階別に管理。おいしく凍らせて取り出しやすい!


日立「R-HX60N」
実売価格:42万円(税込)

・外形寸法 W685×D738×H1833mm
・年間消費電力量:約254Wh

「冷凍室は製氷室を含み180Lという大容量で、お弁当用の常備菜やカット野菜のストックをすばやくホームクリージングできる深さ5cmの薄物ケースと、深さ9cmの小物ケース、500mlのペットボトルを立てて収納できる深さ14.5cmの大物ケースという3段ケースに分かれおり、500mlのペットボトルを立てて収納できるスペースもあります。7月30日に新発売する『R-KX57N』は、『ぴったりセレクト』機能として、冷凍室と野菜室のスペースを選択できる機能付き。冷凍食品を大量にストックしたい場合は、野菜室をなくし、2段とも冷凍室にすることもできるので、こちらも魅力的ですね」

 

家電プロレビュアー選! あると安心の小型冷凍庫3選

冷蔵庫の冷凍室との使い分け方や、ストックが多い冷凍食材のサイズ感、小型冷凍庫の設置場所をイメージしながら、使いやすいものを選んでいきましょう。

 

・冷凍食品のストック量や内容で臨機応変に温度調整ができる!


アイリスオーヤマ「ノンフロン前開き式冷凍庫 60L IUSD-6A 全2色」
実売価格:2万7280円(税込)

・外形寸法 W480×D500×H850mm
・年間消費電力量:約212Wh

「庫内容量は60L。前開きのクリアトレータイプなので、中身が一目で確認できます。3段に分かれているので、使いたい食材の引き出しのみ取り出せば、冷気が逃げにくく食材の温度変化を最小限に抑えられます。冷凍する食材の量や室温により、冷凍庫内の温度を5段階から調節ができるので、必要以上の冷却をすることなく、無駄な電力消費を防げます。高さ85cmで、上部は100℃まで耐えられるので、冷凍庫の上には電子レンジが置けます。こちらのサイズ以外にも、庫内容量が42Lの小型タイプや75Lの大型タイプがあります」

 

・冷凍状態をしっかりキープ! かさばる食材の長期保存にぴったり


ハイアール「145L上開き式冷凍庫 JF-NC145F」
実売価格:2万4435円(税込)

・外形寸法 W720×D565×H885mm
・年間消費電力量:約202Wh

「たっぷり入る145Lの上開きタイプです。約33Lの買い物カゴ4.3個分もの食材をストックすることができます。遠方にある実家から送られてきた家庭菜園のとうもろこしやトマトなどの夏野菜や、趣味の釣りで獲得した魚、大容量パックのアイスクリームなど、長く保存したい食材やかさばる食材のストックに適しています。急冷スイッチ付きなので、旨味を閉じ込める短時間冷却ができます。水抜き栓があるのでお手入れも簡単です。ドアを閉めたままタッチパネルで庫内温度設定のできる前開きタイプも人気があります」

 

・小分けにした冷凍食材が一目瞭然でサッと取り出せる!


パナソニック「冷凍庫(ホームフリーザー) NR-FZ120B」
実売価格:4万6530円(税込)

・外形寸法 W480×D586×H1126mm
・年間消費電力量:約430kWh

「冷蔵庫の冷凍室スペースでは容量が足りない、冷凍食材を多く活用されているご家庭にオススメです。高さ約112cm、幅48cmというスリムな形で、容量は121L。500ml凍結用ボトルが立てて入る『深型バスケット』と3段のバスケット、その上にはアルミトレイのスペースがあります。アルミトレイ部分に余ったごはんや常温食材を置いて、「急冷」設定をすれば、効率よく冷凍が進みます。ドア前面の操作パネルで外から温度調節や急凍設定が可能。上部は100℃まで耐えられるので、冷凍庫の上には電子レンジが置けます」

 

最後に番外編として、2020年人気の冷凍食品と、冷凍の新常識となりそうな“下味冷凍”についてみていきましょう。

 


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【番外編】冷凍庫にストックしておきたい! 人気の冷凍食品

最新冷凍庫をチェックしたところで、人気の冷凍食品をチェックしていきましょう! 新型コロナウイルスによる自粛期間を経た今、どんな冷凍食品が売り上げを伸ばしたのでしょうか。ニチレイフーズの広報担当・中澤佐穂さんに、今年の人気の5アイテムを教えてもらいました。

 


ニチレイ「本格炒め炒飯」
実売価格386円(税込 ※編集部調べ

「中華料理店のプロの技を再現した『三段炒め製法』によるパラッとした香ばしさと、丁寧に仕込んだ自家製焼豚のおいしさが特長です。好きな量を解凍して食べられるので、リモートワークの昼食用に、ストックしておくと重宝します」(ニチレイフーズ・中澤佐穂さん、以下同)

 


ニチレイ「特から」
実売価格610円(税込 ※編集部調べ

「ジューシーな肉汁とカラッとした衣が『特別なおいしさ』、1個約32gの『特大サイズ』、1袋415gの『おとくトクなボリュームパック』という、3 “特”が魅力の鶏のから揚げです。そのまま味わう以外にも、暑い時期は、たっぷりの夏野菜と合わせた南蛮漬けアレンジはいかがでしょうか?」

 


ニチレイ「極上ヒレかつ」
実売価格354円(税込 ※編集部調べ

「2020年春に発売した新商品です。箸でも切れるやわらかな肉質と、サクッと食感の良い衣が特長で、大変ご好評いただいております。そのまま食べる以外にも、パンに挟んでかつサンドにしたり、卵でとじたヒレかつ丼にしたりして楽しむのもオススメです」

 


ニチレイ「蔵王えびグラタン」
実売価格397円(税込 ※編集部調べ

「宮城県の蔵王山麓にある蔵王酪農センター直送の新鮮なミルクを使用したホワイトソースに、モッツァレラチーズなど4種のチーズをブレンドしたミルク感のあるグラタンです。電子レンジでチンしている間に、野菜サラダと白ワインを用意すればちょっとリッチな夕食メニューの完成です」

 


ニチレイ「そのまま使える高原育ちのブロッコリー 250g」
実売価格248円(税込 ※編集部調べ

「標高約3000mのエクアドルの高原で、陽光をたっぷり受けて育った緑鮮やかなブロッコリーです。下茹でしてあり、自然解凍でそのまま食べられるので、お弁当はもちろん、サラダやシチュー、パスタなどに加えれば、彩りアップや野菜不足の解消になります。常備しておくと便利です」

 

チャック式ビニール袋を活用した「下味冷凍」も人気!

冷凍食品をストックする以外にも、多めに購入した野菜や肉、魚を使いやすく小分けにしたりカットしたりして冷凍する、ホームフリージングをすれば、食事作りがグンとラクに。最近は、肉や魚に下味をつけてから凍らせる「下味冷凍」が人気です。

 

例えば、鶏もも肉や薄切りの豚肉を一口大にカットし、焼肉のたれとともに、チャック式ビニール袋に入れ、空気を抜いて冷凍保存しておけば下味冷凍の完成。冷凍時と解凍時に焼肉のたれの旨味が肉に浸透するので、解凍後はお好みの野菜とともに炒めるだけで、しっかりとした味わいのボリュームあるおかずが完成します。

 

冷凍庫は食品のおいしさをキープし、時短調理にも一役買ってくれます。その上、大規模災害の発生頻度が増している近年、自宅の冷凍庫に防災のための備蓄庫としての役割を持たせるという考え方も広まりつつあります。この機会に自宅の冷凍庫を見直してみてはいかがでしょうか?

 

【プロフィール】

家電プロレビュアー / 石井和美

家電プロレビュアー歴15年。白物家電や日用品の製品レビューを中心に、新聞、雑誌、WEB媒体や企業のオウンドメディアなどでも多数執筆中。家電をテストするための一戸建てのレビューハウス「家電ラボ」のオーナー。
HP=http://kaden-blog.net

 


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もっと注目してあげて! 「コードレスキャニスター掃除機」2大新モデルの「着実な進化」をチェック

掃除機市場でコードレススティック競争が激化するなか、シャープと東芝が推進する「コードレスキャニスター」が独自に進化。家電ライターの平島憲一郎さんは同分野の魅力をこう解説します。

 

「キャニスター型はモーターやバッテリーをハンドル部から分離でき、手元にかかる負担がスティックより少ない。“コードをコンセントに挿す”面倒も、バッテリー性能の進化で解消しました」

 

シャープの新モデルは掃除のしやすさを徹底追求。ラグマットの段差を軽々と乗り越えるヘッドなどで、掃除中の身体の負担を軽減します。東芝は強力な吸引力とスタミナを両立。「おまかせモード」の運転時間は従来機の約1.5倍に。以下では、その実力の詳細をチェックしていきましょう!

 

【教えてくれた人】

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機から調理家電、空調家電など生活家電全般を担当。新製品のお試し記事も数多く手掛けています

 

コードレスキャニスターその1

本体質量1.8㎏、手元質量1.1kgで操作もラクラク!

シャープ

RACTIVE Air

EC-AS710

実売価格8万6270円

モーターの軽量化などで本体質量1.8㎏、手元質量1.1㎏を実現。ヘッド前面が開いた構造になり、大きめのゴミもヘッドを持ち上げずに除去できます。自立できるヘッドを新採用し、掃除の中断・再開もスムーズ。着脱式バッテリーを2個付属。

SPEC●モーター:大風量高圧3Dファンモーター●運転時間(バッテリー2個連続使用時):弱モード約60分/自動エコモード約40分/強モード約16分●便利機能:強力ごみ圧縮ほか●サイズ/質量(本体):W204×H230×D390㎜/1.8㎏●最長連続使用期間:約60分(バッテリー2個連続使用時)●充電時間:約80分(バッテリー1個):別途形状:ラグ越えベッド(自走パワーアシスト)●集じん容量:0.25ℓ

↑身体を屈めず、スイッチひとつで吸込口を外せて小型ブラシに切り替わる「スグトルブラシ」を採用。部屋の角や棚の上を素早く掃除できます

 

↑吸込口を含む総質量は2.9㎏と世界トップクラスの軽さ。階段も片手で本体を持ってラクに掃除できます

 

【ココがプロ推し!】

圧倒的に軽いうえに掃除の負担を軽減する機能充実!

ラグマットの段差を乗り越えて掃除する「ラグ越えヘッド」や「スグトルブラシ」、自立するヘッドなど掃除の負担軽減機能を多数搭載。こうした細かな使い勝手の良さが、シャープの掃除機の魅力です。

↑ヘッド前面の開構造と自走アシスト機能でラグマットの段差もヘッドを持ち上げず走行

 

コードレスキャニスターその2

上下が反転しても掃除でき、毎分約12万回転のモーターでパワフル吸引

東芝

VC-NX2

実売価格8万6270円

円筒形ボディで上下が反転しても掃除が続けられるのが特徴。最大毎分約12万回転のモーターと大容量リチウム電池でパワフル吸引と最長約60分の連続運転を実現します。ゴミの有無に合わせ吸引力を自動制御し、室内を効率良く掃除。

SPEC●モーター:ハイスピードDCモーター●運転時間:標準約60分/おまかせ約30〜40分/強約7分●便利機能:ゴミ残しまセンサー、ワイドピカッとライトほか●サイズ/質量(本体):W261×H185×D234㎜/2.8㎏●最長連続使用期間:約60分●充電時間:約5時間●ヘッド形状:ラクトルパワーヘッド(自走式)●集じん容量:0.4ℓ

↑パイプ先端のLEDライトが家具の下など薄暗い場所を照射。見えにくい場所のゴミも見逃さずに掃除できます

 

↑ハンドル部の手元にかかる重さは約520g。ラウンド形状グリップの採用で、掃除場所により握る場所を変えられ、手首への負担を軽減できます

 

【ココがプロ推し!】

「ゴミ残しまセンサー」により強い吸引力がより長く持続

高性能モーターによるパワフル吸引が魅力的。さらに「ゴミ残しまセンサー」が吸引力を自動制御し、ムダなバッテリー消費を抑制、吸引力不足を感じることなく、約30〜40分の掃除が可能です。

↑「おまかせ」ボタンでセンサーによる運転制御を開始。ゴミがあるとランプが赤く点灯します

 

文/平島憲一郎 撮影/福永仲秋(ANZ)

【新4K放送対応】シャープの4Kテレビはダブルチューナーで裏番組録画も可能

今年12月1日から放送が始まるBS/CS 4K放送に向けて、メーカー各社から4Kチューナーや4Kチューナー内蔵テレビなどの対応製品が続々と発売されています。先行して4Kチューナー内蔵製品を発売してきた東芝や三菱電機、パナソニックに続いて、シャープからも新4K放送に対応した製品が登場します。

 

ラインナップは、4Kチューナー内蔵液晶テレビ「アクオス 4K」3モデルと、4Kチューナー内蔵BDレコーダー「アクオス 4Kレコーダー」2モデル、4Kチューナー「4S-C00AS1」の計6製品を揃え、いよいよ始まる新4K放送に備え万全の品揃えを用意します。

 

4K放送の裏番組録画も可能なダブルチューナー搭載

シャープの4Kチューナー内蔵液晶テレビ「アクオス 4K」の特徴は、BS/CS 4K放送用チューナーを2基内蔵しており、別売の外付けHDDを接続することで新4K放送の裏番組録画が可能なこと。テレビで新4K放送の裏番組録画をしたい人にとってはうれしい仕様となりそうです。

 

また、新4K放送を臨場感豊かに表現する「AQUOS 4K Smart Engine PRO」を搭載。「4Kマスターアップコンバートプロ」により4K映像と地デジなどの映像を判別し、それぞれの解像度に応じた映像処理を行うことで、どのコンテンツでも精細感のあるクリアな映像が楽しめます。

 

このほか、新4K放送で採用されるBT.2020色域規格の豊かな色彩を再現する「リッチカラーテクノロジー」を搭載。HDR映像にも対応し、新4K放送の広い輝度情報も忠実に復元します。

 

音声面では、2.1ch3ウェイ5スピーカーで構成される「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」(※)を採用し、聞き取りやすく臨場感豊かなサウンドを再生します。明るいリビングでも反射を抑える「低反射パネル」や、画面角度を調整できる「回転式スタンド」など、日本の視聴スタイルに合った機能も搭載しています。

※:45型「4T-C45AL1」は2ch1ウェイ2スピーカー「FRONT OPEN SOUND SYSTEM」となります

 

さらに、同社のテレビに搭載されている独自のAI機能「COCORO VISION」が進化。地域のイベント情報や家族のスケジュールをテレビ画面で確認できる新サービス「COCORO CALENDAR(ココロカレンダー)」に対応しました。 カレンダーには付属のリモコンから音声で予定を入力できるほか、スマホアプリ「ジョルテッシモ」からも入力可能。家族でスケジュールをいつでもどこでも確認できます。

 

ラインナップは、60型「4T-C60AN1」(実売予想価格28万円前後/税抜)と50型「4T-C50AN1」(同20万円前後/税抜)、45型の「4T-C45AL1」(同15万5000円前後/税抜)の3モデルを用意。発売は60型と50型が11月17日、45型が12月22日を予定しています。

 

すでに4Kテレビを購入している人にはレコーダー&チューナーがオススメ

すでに4Kテレビを購入してしまったけど、新4K放送を視聴したいという人にオススメなのがBDドライブ搭載の「AQUOS 4Kレコーダー」と、4Kチューナー「4S-C00AS1」です。いずれもBS/CS 4K放送用のチューナーを内蔵しており、HDMIでつなげば4Kチューナーを搭載していない従来の4Kテレビでも新4K放送が楽しめます。

 

BDレコーダーは、4TB HDD搭載の「4B-C40AT3」(実売予想価格14万円前後/税抜)と2TB HDDの「4B-C20AT3」(同11万円前後/税抜)の2モデルをラインナップ。いずれも11月24日発売予定です。

↑アクオス 4Kレコーダー「4B-C20AT3」

 

同機は内蔵ハードディスクに4K放送を高画質のまま録画できるので、 いつでも好きな時に4K番組を高画質で楽しめます。 録画した4K番組は、 そのままBDへのダビングもでき、 お気に入りの番組を4Kの高画質でディスクに残すことも可能。

 

また、 4Kテレビの高画質を存分に楽しめる高解像度「4K」、 高輝度「HDR」、 広色域「BT.2020」に対応した次世代規格「Ultra HD ブルーレイ」の再生や、 高精細な文字と番組や出演者の画像付きで見やすく便利な「4Kビジュアル番組表」、 解像度の高い子画面と4Kテレビに適した文字フォントで美しく見やすい「4K録画リスト」も搭載しています。

↑録画リストも4K解像度に。4Kコンテンツにはサムネイルの右上に4Kのアイコンが表示される

 

さらに、 連続ドラマが手間無く録画できる「ドラ丸」機能や、 BDドライブ内部へのチリやホコリなどの侵入を防ぐ耐塵対策と、 光学性能の改善により耐久性を高めた「ホコリシールドBDドライブ」なども搭載しています。チューナーは、BS/CS 4K放送用が1基、地デジ/BS/CS用が3基となっています。

 

BD再生やBDダビング機能が不要なら、4Kチューナー「4S-C00AS1」を選択するのも手です。こちらは実売予想価格3万2000円前後/税抜とお手ごろ価格ながら、別売の外付けHDDを使用すれば新4K放送の録画も可能。テレビのリモコンでチャンネル操作ができる「アクオス ファミリンク」にも対応しています。内蔵チューナー数はBS/CS 4K放送用1基のみ。発売はレコーダーと同じく11月24日の予定。

↑4Kチューナー「4S-C00AS1」

 

同社によれば、新4K放送に対応するテレビは2020年度には90%に拡大する見込みということで、いずれ4Kチューナー搭載が当たり前になるとのこと。この秋冬以降にテレビやレコーダーの買い替えを検討されている方は、4Kチューナー搭載モデルを選んでおけば長く使えそうですので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

シャープの冷蔵庫、値段が違うと何が違う? 価格帯別3モデル、家電のプロが徹底比較!

冷蔵庫は常に稼動しているだけに、省エネ性能の高いモデルに買い替えたいもの。今回は、クラウド連携などの先進機能や、プラズマクラスターなどの人気機能を搭載したシャープの冷蔵庫を特集します。家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、4~5人の家庭で一般的な450~500Lクラスの3つの価格帯別でオススメを選んでもらいました。各モデルは電気代から機能の有無まで、表組みでわかりやすく比較しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【シャープの冷蔵庫の特徴とは?】

「どっちもドア」や「AIoT」などユニークな提案が強み

「シャープは扉が左右どちらからも開閉できる『どっちもドア』のようなユニークな提案が得意なメーカーです。冷蔵庫に無線LANを搭載し、インターネットとつながるIoTや人工知能AIを利用した『AIoT(※)』を提案しているのも大きなウリです。

※AIoT……シャープの造語。IoT(モノがインターネットに接続して、相互に情報をやりとりすること)とAI(人工知能)を組み合わせたもの

また、おなじみのプラズマクラスターで庫内の除菌ができるのも人気の秘密。冷蔵室全体にプラズマクラスターを放出し、庫内に侵入した付着菌や浮遊菌を除菌します。牛乳パックやペットボトル、豆腐のパックなどは洗わずに冷蔵庫にしまうことがほとんどですので、『店頭でどんな菌が付着しているか不安……』というキレイ好きな方に好評です。

 

600L台の冷蔵庫は展開していませんが、一般的な配置のタイプやフリーザーだけを大きくした『メガフリーザー』タイプ、フレンチドアや『どっちもドア』タイプなど、選択肢も多くラインナップは実用的です」(戸井田さん)

 

【シャープのオススメその1 ハイエンドモデル】

ほかの調理家電と連携するAI時代の冷蔵庫

GXシリーズ

SJ-GX50E

実売価格33万5170円

AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN(ココロキッチン)」対応。「ウォーターオーブン ヘルシオ」「ヘルシオ ホットクック」といったCOCORO KITCHEN対応の調理家電と連携します。冷蔵庫の「献立ナビ」が提案する約2000種類のレシピからひとつ選ぶと調理家電に送信され、調理家電に食材を入れてボタンを押すだけで調理が可能です。「ステンレス・ミスト冷蔵室」は、ドアの開閉時に入る湿気を「ステンレスパネル」に吸着し、うるおいとして庫内に補給。食品の乾燥を抑えて鮮度を守ります。下段は大容量冷凍室「メガフリーザー」(170L)となっていて、冷凍食品のまとめ買いにもぴったり。人工知能で約25%節電する「節電25」モードと省エネ技術「e-COOLシステム」搭載により、省エネ性能も優秀です。

 

戸井田さんのレコメンド

未来の冷蔵庫体験を味わうならこれ!

「無線LAN搭載で、インターネット上のクラウドサービス『COCORO KITCHEN』につなぐと、各家庭に合ったメニューを提案してくれたり、そろそろ切れそうな食材や食材の保存方法を教えてくれたりと、さまざまな先進機能が使えます。さらにスマホアプリを併用すれば、アプリの買い物メモから庫内の食材を認識して在庫管理してくれるなど、より便利に。まだまだ手入力が必要な部分もありますが、未来の冷蔵庫体験をしたいならこのモデルです。

↑消費サイクルや購入履歴を学習し、いつも買う食材や食材の買い忘れがないかを教えてくれます(画像出典:シャープ公式サイト)

 

そのほか、特徴的なのは『メガフリーザー』。全体容量500L台でも、600Lクラスの冷凍室容量を実現。下段の大きな冷凍室は、3段トレイで整理もしやすくなっています。自宅の製氷機で、4種類の氷ができるのもうれしいですね。

 

また、プラズマクラスターを存分に活用しているのもポイント。特に『プラズマクラスターうるおいチルド』は、気密性の高いチルド室内にプラズマクラスターを放出し、雑菌を抑制。チルド室は生鮮食品やハム・チーズなど、そのまま食べる食品を保存するのでこれは安心ですね。

 

野菜室は、冷凍ゾーンを大きくしているぶん、コンパクト。『雪下シャキット野菜室』は、輻射冷却により、低温でケース全体を包み込みながら、上ブタの『うるおいガード』でうるおいをキープし、野菜の乾燥を抑えます。

↑包み込むように密閉して冷却する「雪下シャキット野菜室」(画像出典:シャープ公式サイト)

 

また、フレンチドア部分の合わせ目に、ホタテ貝の形状を応用した凹凸を採用。一般的な冷蔵庫についているドアの隙間を埋める『センターピラー』は、冷気もれ・露つきを抑えるためにヒーターを内蔵し、電力を消費しています。その部材をなくした『センターピラーレス』仕様で省エネにも貢献。また、地震の揺れを感知すると扉がロックされる『対震ロック』があるのはこのシリーズのみ。いざというときの備えになりますよ」(戸井田さん)

 

【シャープのオススメその2 中位モデル】

クラウド非対応も機能はハイエンドモデルと同等!

GTシリーズ

SJ-GT50D

実売価格13万7280円

プラズマクラスター冷蔵庫の2017年モデル。AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」は非対応ですが、「プラズマクラスターうるおいチルド」「雪下シャキット野菜室」「新鮮冷凍」「省エネe-COOLシステム」といった機能は前述の「SJ-GX50E」と共通です。ただし、期間消費電力量は275kWh/年で、「SJ-GX50E」の235kWh/年と比べてやや高くなっています。

 

戸井田さんのレコメンド

ネットとの連携を求めないならこのグレードで申し分なし!

「こちらも大容量冷凍室『メガフリーザー』搭載で、フレンチドアモデル、ガラスドア仕様になっています。無線LAN機能がなく、ネットに繋がらないのが前述のハイエンドモデルとの決定的な違い。といっても、冷蔵室のプラズマクラスターや『プラズマクラスターうるおいチルド』、冷凍室の『新鮮冷凍』『おいそぎ冷凍』『熱いもの冷凍』『タイマー冷凍』、野菜室の『雪下シャキット野菜室』など、性能は先述のGXシリーズとすべて一緒。機能面で変わるのは、自動製氷で作れる氷の大きさが2種類に減るくらい。ネットとの連携を求めないのであれば、このグレードで申し分なし!」(戸井田さん)

↑チルドルームにプラズマクラスターイオン発生ユニットを搭載する「プラズマクラスターうるおいチルド」

 

【シャープのオススメその3 スリムモデル】

プラズマクラスターを中心に必要な基本機能が揃う!

 

Wシリーズ

SJ-W412D

実売価格11万5270円

幅60cmとスリムで基本性能が充実したモデル。特別なチルド技術や野菜室技術は非搭載ですが、プラズマクラスターは搭載されていて、庫内を清潔に保つことができます。また「ナノ低温脱臭触媒」の脱臭+抗菌のダブル効果によって、庫内の気になるニオイや雑菌を抑制。上位モデルと同様、25項目の省エネ技術「節電25」も採用し、人工知能が使用状況を判断して賢く省エネを行い、最大で約25%節電してくれます。

 

戸井田さんのレコメンド

スタンダードな機能を網羅! 「どっちもドア」も便利

「シャープ独自の『どっちもドア』タイプで鋼板ドア仕様。左右どちらからでもドアが開閉できるのは便利ですね。機能面では先のGXシリーズ・GTシリーズと比べるとかなり減りますが、扉を閉めた直後にプラズマクラスターを集中的に放出する機能はあります。

 

冷蔵室は女性の身長に合わせたローウエスト設計で、大きなペットボトルの出し入れもラク。高さ15cmのチルド室で、背の高い食品も収まりやすくなっています。野菜室は『雪下シャキット野菜室』ではありませんが、冷凍室の『新鮮冷凍』『おいそぎ冷凍』『熱いもの冷凍』などの機能は残っています。基本性能はしっかり網羅されていますね」(戸井田さん)

↑近いほうから開けられるのが魅力の「どっちもドア」イメージ(画像出典:シャープ公式サイト)

 

<総括>

無線LANを除く機能面ではGTシリーズにおトク感あり

「GXシリーズは、『メガフリーザー』のフレンチドアタイプで最上位グレード。冷凍室最下段の『4切り名人(しきりめいじん)』は秀逸! 前後左右自由に動かせる仕切りで、冷凍食品の整理整頓がとてもしやすくなっています。まとめ買いでホームフリージングをする人や、お弁当などで冷凍食品を多く使う世帯にオススメ。また、『おうちでロック製氷』は、大きなサイズの透明氷ができてロックアイスのよう。自宅でウイスキーを楽しみたい人に喜ばれています。ただ、逆に野菜室はコンパクトなので、野菜のまとめ買い派には向かないかも。容量は551Lと502Lの2展開。色は『グラデーションレッド』『エレガントシルバー』の2色と選択肢が多くはなく、幅寸法も500L台で685mmなので特にスリムというわけではありません。2018年8月発売なので、今が最高値。価格条件はあまり良くないですが、AIoTの未来感をいち早く楽しみたい人にはピッタリです!

 

GTシリーズは、前述のGXシリーズから無線LANを省略したタイプで、第2グレードに位置します。無線LAN以外の性能はほぼ一緒なので、AIoTの機能は特に要らないならこちらがおトク。容量はフレンチドアの502L・474L、『どっちもドア』の415Lの3種を展開。どっちもドアタイプは幅が600mmとスリムになっています(ただし、『どっちもドア』タイプは『ユーティリティールーム』と『雪下シャキット野菜室』のうるおいガードがなくなります)。色は『メタリックブラウン』『ピュアホワイト』の2色展開(415LのSJ-GT42Dは「グラデーションレッド」も用意)。ピュアホワイトは若々しいインテリアにもマッチします。2017年11月発売なので、価格がこなれた現在は極めて魅力的といえるでしょう。

 

SJ-W412Dは、プラズマクラスター冷蔵庫のお手ごろ価格帯グレード。今回取り上げた3機種の中では、唯一の『どっちもドア』タイプです。冷蔵庫にキッチンの両側からアプローチできるご家庭や、転勤や賃貸で引越しが想定される場合など、フレキシブルに対応できるので便利! 鋼板ドア仕様でメモや給食の献立などをマグネットで貼るのも簡単です。色はシルバー系1色のみとはいえ、どんな空間にも馴染む色合い。後継機種の『SJ-W411E』が9月に発売されましたが、今回紹介したモデルは2018年3月発売なのでしばらくは併売されるはず。後継機種よりも価格面ではおトク感があります」(戸井田さん)

加湿器で「価格の次に求める意外なもの」って? シャープの「ニーズを汲んだモデル」が確かに使いやすそうだ

シャープが、2018年モデルの加湿器を発表しました。同社では、今回のモデルチェンジに際してユーザー調査を実施。ニーズを分析したところ、ユーザーが加湿器に求めているのは(購入時の1位が「価格」だったことを除けば)、加湿量や操作性、デザインなどより、「給水のしやすさ」のほうが大きいということがわかりました。特に高齢の女性ほど給水のしやすさを重視することが判明したといいます。

 

実は加湿パワーより「給水しやすさ」を重視するユーザーが多い

使用時の不満点でも、四割以上のユーザーが「給水が面倒」というを挙げました。加湿器を使わなくなったユーザーへの追跡調査では、28%が「給水が面倒だから」と回答。給水時に困っていることに焦点を絞った調査では、「タンクの持ち運び時の水漏れ」「水を入れたタンクが重い」「タンクの中を洗うのが手間」といった声が多く見られました。

↑シャープでは、加湿器は「給水のしやすさ」が購入するときも、購入したあとも評価の対象として大きなウエイトを占めると分析しました

 

そこで、ニューモデルでは、デザインを一新。加湿のための水をタンクの上から注ぐか、トレーを引き出して水場で汲んでくるか、好きなほうで給水できるようになっています。ラインナップは適用床面積21畳の「HV-H75」と適用床面積15畳の「HV-H55」の2モデルで、実売予想価格はそれぞれ2万7000円(税別)と2万3000円(税別)。発売はどちらも9月20日です。

↑新デザインの加湿器「HV-H55」

 

接地面積A4サイズのハイブリッド式コンパクトモデル

まずはHV-H75とHV-H55の概要を見ていきましょう。両者は加湿方式にハイブリッド式を採用。サイズや重量、カラーバリエーション(ホワイト系/ブルー系を用意)などの外観は2機種ともまったく同じです。接地面積を従来機種より約9%縮小して、ほぼA4サイズとし、インテリア性を高めたデザインも特徴。

 

HV-H75は1時間に750mLの加湿能力、HV-H55は同じく550mLの加湿能力を持っており、より広い部屋をより早く加湿したいという向きには、HV-H75がオススメとなります。

↑HV-H75とHV-H55のラインナップとカラーバリエーション。H75とH55の主な違いは加湿能力で、本体の寸法や重さは同じです

 

「上部から水を注ぐ」「取り出したトレーに直接注ぐ」の2通りから選べる

さて、先述した「給水しやすさを重視する」というニーズを踏まえ、今回のHV-H75とHV-H55に採用された機構が「どっちも給水」です。その特徴は、本体上部から水を注ぐ、本体からトレーを取り出して給水するという2通りから、ユーザーは好みの方法を選べるというもの。

↑タンクの上から水差しなどで注ぐことも、トレーを取り出して洗面台で水を入れることもどちらも可能

 

給水口は本体正面から見て、天面の右側に設けられています。上部がトレイになっていて水を注ぎやすい形状になっており、水差し、ヤカン、ペットボトルなど、自分の持ち運びやすい容器で給水可能。

↑ヤカンで注ぐ水には青の着色料を加えて見やすくしています

 

本体下部に格納されたトレイは、正面から見て右側から引き出します。半分まで引き出すと、トレイに付いている取っ手が使える状態に。トレイを持って水場まで行き、満水まで一度に給水したり、清掃などのお手入れをしたりすることが可能です。

↑トレイには取っ手が付いています

 

トレイは洗面台で蛇口の下に置きやすい箱型。手が入りやすく、突起も少ないので、お手入れしやすいのもうれしいところ。

↑トレイは洗面台で蛇口の下に入れやすいデザイン

 

水の残量は天面のパネルでひと目でわかる

タンクの水の残量は本体横から視認できるほか、天面の操作パネル部でもLEDでひと目で確認できます。操作パネルでは、電源のオン/オフ、運転モード変更、プラズマクラスターのオン/オフ、タイマー(6時間/2時間)設定などが可能。フィルターを乾燥してお手入れするフィルター乾燥ボタンも搭載しています。ちなみに、誤って吹出口から給水しても、すぐに故障するようなことはないそうです。ただ、シャープの担当者いわく、「水はできるだけ給水口から入れて欲しい」とのことでした。それは、そうでしょうね。

↑操作パネルがこちら。左側に吹出口があり、右側のスリットが給水口です

 

パーツが取り外して掃除でき、水の経路をタオルで拭ける

給水にばかり目が行きますが、お手入れのしやすさも新モデルがこだわったポイント。水と風の通り道となるほとんどのパーツが取り外して掃除でき、水の通り道にタオルを通して拭くこともできます。また、トレイ内に取り付けられる別売の「Ag+カートリッジ」(型番は「FZ-AG01K1」で、希望小売価格は900円)を用いることで、水のヌメリやニオイの原因を抑えます。少しでもきれいな水で加湿したい場合に利用したいところ。こちらの交換時期は年に約1回です。

↑本体はパーツをばらしたうえで、タオルなどで汚れを拭き取ることができます

 

冒頭で述べた通り、HV-H75とHV-H55の加湿方式はハイブリッド式です。ハイブリッド式は、本体内の濡れたフィルターに温風を当てることで、効率よく水分を気化させるため、室内を素早く加湿できます。

 

水をヒーターで加熱して水蒸気を作るスチーム式では、水蒸気が室内の下のほうに溜まりがちなのに対して、ハイブリッド式は水分をより細かく気化して飛ばすため、室内をまんべんなく加湿できるのもメリット。

 

部屋の隅に置いても、部屋中をきちんと加湿でき、いちいち腰を曲げて足元のトレイを取り外さなくても給水できるのは大きな魅力。トレイのお手入れタイミングだけ気を付ければ、使い勝手も良さそうです。

↑HV-H75/55の商品特長をまとめたパネル

 

キノコをリスペクトしたふとん乾燥機もブラッシュアップして登場

シャープでは、加湿器と同時にふとん乾燥機の新製品も「UD-BF1」発表しました。こちらは昨年発表された従来モデルをブラッシュアップしたもの。キノコが胞子を遠くへ飛ばす仕組みを応用し、温風がより広い範囲に届く「きのこアタッチメント」を採用しています。

↑ふとん乾燥機の新製品「UD-BF1」も同時にリリースしました

 

本機は、ヒーター性能や本体内部の構造を改良乾燥時間を従来比約17%短縮。本体の笠の部分の色が変更になったほか、従来機に比べてホースを10cm延長することで、高さのあるベッドでも使いやすくなりました。ふとんがホカホカになるので、寒くなる冬には重宝しそうですね。給水しやすくなった加湿器とともに、ぜひ注目してみてください。

↑ホースの先に付いた円盤状のものがきのこアタッチメント。ホースが長くなり、温風の吹出口がダブルベッドの中央にも届きやすくなっています

 

シャープ

加湿器 HV-H75

●実売予想価格:税抜2万7000円前後●発売日:9月20日●外形寸法/質量:W272×D220×H455mm/約5.2kg●加湿量:750mL/h(強)/200mL/(静音)●連続加湿時間:約5.3h(強)/約19h(静音)●タンク容量:約4.0L●加湿適用床面積(目安):木造和室12.5畳(21m²)/プレハブ洋室21畳(35m²)●プラズマクラスター適用床面積(目安):約12.5畳(約21m²)●電源コード長:約1.8m●本体色:プレミアムホワイト(W)/モイストブルー(A)

 

加湿器 HV-H55

●実売予想価格:税抜2万3000円前後●発売日:9月20日●外形寸法/質量:W272×D220×H455mm/約5.2kg●加湿量:550mL/h(強)/200mL/(静音)●連続加湿時間:約7.2h(強)/約19h(静音)●タンク容量:約4.0L●加湿適用床面積(目安):木造和室9畳(15m²)/プレハブ洋室15畳(25m²)●プラズマクラスター適用床面積(目安):約9畳(約15m²)●電源コード長:約1.8m●本体色:プレミアムホワイト(W)/モイストブルー(A)

 

ふとん乾燥機 UD-BF1

●実売予想価格:税抜2万2000円前後●発売日:9月20日●外形寸法/質量:W243×D243×H386mm/約4.0kg●プラズマクラスター適用床面積(目安):約6畳(約10m²)●安全装置:転倒時運転停止装置、湿度過昇防止サーモスタット●付属品:くつ乾燥アタッチメント

これほど「身体思い」な掃除機はあったか? シャープ新コードレスの「やさしさ具合」を数字でチェック!

コードレスキャニスター掃除機は、キャニスター型のパワーと、コードレスの使いやすさを併せ持つ注目のジャンル。ここでは、9月13日に発売するシャープのコードレスキャニスター掃除機「 RACTIVE Air EC-AS710」を紹介します。軽さとパワーを両立しながら、身体への負担を大幅に軽減したという本機。以下では、従来機と比較した数字とともに見ていきましょう。


シャープ RACTIVE Air EC-AS710
実売予想価格8万6000円前後
2018年9月13日発売

コードレスキャニスター掃除機として、世界最軽量の総質量2.9㎏を実現。さらに、ヘッド先端構造の改良と新ブラシの自走アシスト機能により、ラグマットなどの段差を、ヘッドを持ち上げずにラクラク乗り上げられる仕様を実現しました。

【SPEC】 ●連続使用時間(バッテリー2個連続使用時):強モード約16分、弱モード約60分、自動エコモード約40分 ●充電時間(バッテリー1個):約80分 ●サイズ/質量:W204×H230×D390㎜/1.8㎏(本体)

 

ラクティブエアの大半はやさしさでできている

「コードレスクリーナーといえばスティック型」という人も多いでしょうが、「キャニスター型」という選択肢も大いにアリ。とくに本機は、【本体+バッテリー】で1.8㎏、【ヘッド+パイプ+ホース】で1.1㎏と、手元にかかる負担はスティック型よりも分散されて軽いです。パイプをヒョイッと持ち上げて、エアコンや棚の上などもラクラクと掃除が可能。

 

しかも、今回の新機能も、地味ですが使ってみると想像以上に快適です。例えば、ラグマットの掃除でヨイショとヘッドを持ち上げる身体的負担や面倒くささを軽減。また、キャニスター型として初の自立機能を搭載し、家具をどかすたびにパイプを床置きして、拾い上げて運転ボタンを押して再開……といった手間もなくなりました。“吸引力の強いスティック型コードレス”全盛時代に、それらとはまったく別アプローチでの“親切な進化”。できるだけラクに掃除したいという人にぴったりです!!

 

【 RACTIVE Airの進化の数字】

世界最軽量2.9kg


メインモーターや電子回路の小型・軽量化により、吸引力を強化しつつも本体質量は従来モデルと同じ1.8㎏に。ヘッド・パイプ・ホースを含んでも2.9㎏を実現し、階段掃除もラク。

 

【 RACTIVE Airの進化の数字】

かがまずにヘッド形状を切り替えられることで

身体への負担約68%軽減(従来比)


立ったまま手元のレバーを引くと、簡単にヘッドが外れ、家具の隙間もラクに掃除できるブラシに切り替わります。身体をかがめてブラシを着脱するよりも、筋活動量は大幅に軽減できました。

 

【 RACTIVE Airの進化の数字】

ヘッドがラグマットの段差にぶつかってもラクに乗り越えることで

身体への負担約55%軽減(従来比)


ヘッドのバンパー部を露出した構造にしたことと、新ブラシの自走アシスト機能との相乗効果により、ラグマットの段差を乗り上げるときの衝撃を軽減。筋活動量は、ほぼ半分に抑えられました。

 

【 RACTIVE Airの進化の数字】

“パイプを置く⇒拾う”の動作が省略することで

身体への負担約37%軽減(従来比)

従来は、掃除を中断する際にパイプを床に置き、再開する際にかがんで拾い上げる必要がありましたが、本機は自立が可能に。自立すると自動的に運転を一時停止し、パイプを傾けると自動的に運転再開します。

 

文/青木宏彰(GetNavi本誌)

従来機とそこまで違う!? シャープのコードレスキャニスター掃除機「ラクティブ エア」ラグ掃除で見せつけた「絶大な差」

掃除機のヘッドがカーペットに吸い付いて掃除がしにくい! そんなお悩みを持つ方にオススメのコードレスキャニスター掃除機が発表されました。シャープ「RACTIVE Air」(ラクティブ エア)です。9月13日に発売するアイテムですが、一足先に発表会で実物を触ることができたので、その印象をレポートしていきましょう。

 

スティック売場では「浮いてしまう」

キャニスター売場では「気づかれない」という悩み

まずは「コードレスキャニスターとは何か?」という基本から見ていきましょう。キャニスタータイプは、床を動かす本体部分にモーターなどの駆動部分を配置するので、手元にかかる負担が圧倒的に軽いのが魅力です。従来のキャニスタータイプはコード付きがほとんどなので、「電池の持ちを気にしなくて良い」「大きなモーターが搭載できるので吸引力も高い」といったメリットがあります。反面、本体の取り出しが面倒、コードの抜き差しや、コードの届く範囲で掃除をしなくてはならないなど行動に制限がありました。

↑コードレスキャニスターとコード付きのキャニスターでは、同じ広さの部屋を掃除しても移動距離が異なります。コード付きだと移動など、掃除と直接関係ない動きが多くなります

 

一方、シャープ、および東芝が発売するコードレスキャニスターは、コードレススティックの手軽さと、キャニスタータイプの手元の軽さ・パワーを両立させた、まさに夢のような製品です。ところが……「コードレスキャニスターというカテゴリーをご存じないお客様が多い」とシャープの担当者は言います。

 

家電量販店では、コードレススティックの売り場が目立つ場所にあり、そのほか、コード付きキャニスターの売り場、ロボット掃除機の売り場に分かれていることがほとんど。実は、こうした売り場の状況だと、「コードレスキャニスター」はちょっと厳しい立場にあるのです。いったいどういうことでしょうか? シャープの担当者によると……

 

「キャニスターの売り場に置いても、『キャニスターはみんなコード付き』と思っているお客様が多いので、『コードレス』に気がついていただけません。一方、コードレススティックコーナーにおくと、『どうしてここにキャニスターがあるんだろう』と不思議がられます。ですから、今年はいままで以上に『コードレスキャニスター』というカテゴリーをお客様に知っていただくような仕掛けが必要だと感じています」

 

なるほど、「そもそも存在を知らない」というのは痛すぎますね。しかし、認知度を広めるため、専用のコーナーを作ったお店では販売台数が伸びたというので、「コードレスキャニスター」に対する潜在ニーズは高そうです。さて、前置きが長くなりましたが、以下ではシャープのコードレスキャニスターの自信作「ラクティブ エア」を紹介していきましょう。

 

軽さにこだわったシリーズ「ラクティブ エア」に新モデル

↑EC-AS710(左下・実売予想価格8万円前後)とEC-AS510(右上2モデル・実売予想価格7万円前後)。EC-AS710はバッテリーが2個付属するなど(EC-AS510は1個)、付属品が違います。

 

シャープの「ラクティブ エア」は、パイプ部にドライカーボンを採用するなどして、軽さにこだわったシリーズ。質量1.5kgのコードレススティックタイプと、本体質量1.8kgのコードレスキャニスタータイプが発売済みで、今回発表されたのは、コードレスキャニスタータイプの新製品EC-AS710とEC-AS510の2モデル。両者は本体・バッテリー・ホース・パイプ・吸込口を含む総質量が2.9kgで、世界最軽量となっているのが特徴です。

↑総重量2.9kgなので、持ち上げて掃除するときもラク

 

分厚いラグもラクラク越える「ラグ越えヘッド」の仕組み

軽さも大きな特徴ですが、今回の新製品のポイントはヘッドです。従来モデルと比べてヘッドの前部のバンパー(緩衝装置)が短くなり、前から見るとブラシが露出しているのがわかります。ヘッドを裏返すと、ブラシが吸引口の全面に配置されているのがわかりますが、実はここがカーペットに吸いつかず、ゴミをしっかりとるための工夫でした。

↑新モデル(左)と従来モデル(右)の比較。新モデルはバンパー部が開いてブラシ(青い部分)が露出しています

 

一般的に、掃除機のヘッドはバンパー部分を使って密閉状態にすることで、圧力を上げてゴミを吸い込みやすくしています。しかし、カーペットなどの場合だと圧力が強すぎてしまい、貼り付いてしまうという課題がありました。新製品の「ラグ越えヘッド」は、この課題を先述の工夫によって克服したのです。

↑新モデル(青いブラシ)のヘッド。ブラシが太く、全面に配置されています

 

「バンパーを上げると、大きいゴミが吸い込めるうえにカーペットなどの貼り付きを軽減できます。しかし、圧力が下がってしまうのでゴミを吸い込む力が弱くなるという課題がありました。そこで、『ラグ超えヘッド』では、これまで部分的に配置していたブラシを太くして全面に配置。いわばブラシがパンパーの代わりとすることで、ヘッド内部の圧力が下がらず、しっかりとゴミが吸い込めるんです。ブラシが露出しているので壁際のゴミもよく吸い取れますよ」とシャープ担当者。こうしたヘッドの工夫と、新開発のモーターにより、吸引性能は従来機より20%アップしたとのこと。

 

【動画】従来モデルと新製品の「ラグ越えヘッド」の比較 ゴミの吸引編

従来モデル(動画前半)は、ヘッドを床につけたままだと大きいゴミを吸いきれない一方、新モデル(動画後半)は大きいゴミも小さいゴミも一度に気持ちよく吸い込みます。

また、「ラグ越えヘッド」は固い剛毛ブラシとやわらかい捲縮(けんしゅく)ブラシを組み合わせているのもポイント。剛毛ブラシでラグマットの毛高をおさえながら、捲縮ブラシでラグマット面を捕らえるので、簡単にラグの乗り越えができるのです。

 

【動画】従来モデルと新製品の「ラグ越えヘッド」の比較 ラグの掃除編 

旧モデルでラグを乗り越えようとした場合(動画前半)は、ガツッガツっとヘッドがぶつかります。ヘッドを持ち上げてラグの上に乗せると、今度は吸い付きでうまく動かせません。一方、新製品の「ラグ越えヘッド」の場合は、ラグをスルリと乗り越え、スムーズにお掃除していきます。

 

パイプが自立するなど、腰の負担を軽くする機能が充実!

このほか、「腰」への負担を軽減する機能も充実しています。手元から先の重心バランスを見直し、パイプ部分を自立させて掃除を中断できる「マジックバランス」を採用。腰をかがめてハンドルを床に置く必要がないのでとってもラク。再スタートするときはパイプ部分を傾ければ自動的に運転が再開する「スタンバイ機能」も搭載しています。

 

【動画】
掃除をしていてちょっと中断する時に、パイプを自立させて中断でき、パイプを倒すと、そのまますぐに再スタートできます。

さらに、本体のスイッチを押すと、身体をかがめず立ったまま吸込口が外れ、先端が掃除ブラシに切り換わる「スグトルブラシ」を搭載。本体のスイッチを押せばカンタンに切り替えられます。うれしいのは、ヘッドのパイプ部分が自立すること。そのままスムーズにヘッドに戻せるので、ここでも腰を曲げなくてOKです。

↑手元のレバーを引くとヘッドが外れて、ブラシになります

 

↑外したヘッドはパイプ部分が自立

 

また、上位機種のEC-AS710にはバッテリーが2本付属するので、2本を入れ換えて使えば最大60分の長時間運転が可能です。手元が軽く、本体も軽く、パワーも十分。腰をかがめる必要がなく、ラグがあっても快適に掃除できる新「ラクティブ エア」。コードレスキャニスターにはこんな面白い製品があることを、ぜひみなさんも覚えて帰ってください!

↑EC-AS710にはバッテリーが2本付属します。充電時間は約80分、連続運転時間はバッテリー2個使用時、自動エコモードで約40分です

 

↑ゴミは内部で圧縮できます。これならペットの毛もまとまりやすく、捨てやすいですね

 

8K・有機EL・AI化――これからのテレビの進化を占う「IFA2018」レポート

世界最大級のエレクトロニクスショー「IFA2018」がドイツ・ベルリンで開催されています。今年、ソニーやパナソニック、シャープをはじめとするメーカーが展示した最新のテレビを、サムスン、LGエレクトロニクスなど海外勢の動向と合わせてご紹介したいと思います。

↑毎年ドイツの首都ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」に今年も最新の多くの新製品が集まりました

 

テレビのトピックスは4K/HDR映像の正常進化以外にも、「8K」の製品、または技術展示を積極的に行うメーカーがありました。Googleアシスタント、アマゾンAlexaなどAIアシスタントへの対応はヨーロッパでも話題になっています。

 

ソニーはフラグシップの有機EL&液晶“4K/HDRブラビア”を同時発表

ソニーは日本でも2018年後半に発売が期待される4K/HDR対応のブラビアを発表しました。それぞれに新しく開発された映像プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載したことで、画質がまた大きく飛躍したところに注目が集まります。映像クリエーターの意図をそのまま過程に届けられる高画質を、新たに「Master Series」というフラグシップモデルだけが冠することのできる名前を設けてアピールしています。

 

ヨーロッパでも人気の有機ELテレビは「AF9」として65型と55型の2サイズ展開。液晶テレビ「ZF9」は75型と65型の2モデルが展示されました。

 

AF9シリーズは有機ELの特性を活かしながら、より“深い黒”から高輝度の映像まで自然、かつ忠実に再現する「Pixel Contrast Booster」を新搭載。現行モデルのA1で初めて実現した、フロントパネルから音が鳴るような体験が味わえる「Acoustic Surface Audio+」は、アクチュエーターの数を追加して、サブウーファーも背面に横向きに開口部を付けて搭載するなど、より臨場感あふれるサウンドに仕上げていました。

↑ソニーの4K/HDR対応フラグシップ有機ELテレビ「AF9」シリーズ

 

液晶テレビのZF9シリーズは、広視野角の液晶パネルの上にソニー独自の光学設計技術により開発した特殊なフィルムを配置して、横から画面をのぞき込んだ時にも鮮やかな色彩やコントラスト感が失われない新技術「X-Wide Angle」が見どころです。

↑液晶のフラグシップは「ZF9」シリーズ。ともにMaster Seriesとして高画質をアピールしています

 

両シリーズともに、ヨーロッパでは本体にGoogleアシスタントをビルトインして発売されます。リモコンのGoogleアシスタントボタンを押すだけで、「OK グーグル」の発声が省略できるところがテレビならではのポイントですが、AF9とZF9は本体にマイクを搭載します。画面が消えているスタンバイ状態の時にもトリガーワードに反応して、スマートスピーカーのようにスマート機能を音声で操作できるようになります。

↑Googleアシスタントをリモコンなしで起動できるところも特徴

 

パナソニックはHDR10+をアピール

パナソニックはテレビのビエラシリーズに新製品の発表はなかったものの、画質の進化に関連する大きなアップデートのアナウンスがありました。

↑パナソニックの展示テーマは“Hollywood to your home”。各家庭で映画館の臨場感を再現できる4K/HDR有機ELテレビが一堂に揃いました

 

昨年夏に20世紀フォックス、サムスンと3社共同で起ち上げた新しい映像の高画質化技術の規格「HDR10+」に対応したテレビを2018年度に発売。ヨーロッパで展開しているFZ950/FZ800/FX780/FX740/FX700の各シリーズにもアップデートで提供することが明らかになりました。

↑パナソニックは「HDR10+」の高画質化技術をアピールしています

 

HDR10+に対応する映像コンテンツには、映像の各フレームに「ダイナミック・メタデータ」と呼ばれる情報が収録されます。対応する映像機器は、このメタデータ情報を読み込むことで作り手の意図を忠実に再現する色彩、明るさとコントラストを再現できるようになります。メーカーはダイナミック・メタデータをもとにHDR映像を忠実に再現するアルゴリズムをテレビに搭載するだけで、高度な映像処理エンジンを開発・搭載するために必要な開発の負担を軽減できることが大きなメリットになります。引いてはHDR10+に対応する「お手頃な価格のHDR対応・高画質テレビ」も作りやすくなって、HDRの普及を後押しする期待があります。

 

パナソニックではヨーロッパ向けのモデルにソフトウェアのアップデートにより、Chromecast built-in/Works with Google Assistantへの対応を進めていくことも発表されました。Googleアシスタントを搭載するスマートスピーカーなどから、テレビの起動や音楽コンテンツのキャスト再生などが手軽に楽しめるようになります。海外ではAmazon Alexaを使ってUltra HDブルーレイプレーヤーのディスク再生を音声でコントロールする機能もスタートしていますので、新しいインターフェースまわりの機能が日本のビエラにも近く乗ることを期待したいところです。

↑パナソニックのテレビもGoogleアシスタントによる音声コントロールに対応予定

 

シャープはAQUOS 8Kの第2世代機を展示

シャープは昨年からまたIFAの出展を復活。今年もAQUOSのテレビとモニター、サウンドバーにスマホなどを積極的に紹介していました。

↑シャープは8Kテレビの第2世代モデルをIFAで初めて披露しました

 

日本国内では昨年末から70型の“AQUOS 8K”テレビ「LC-70X500」を発売していますが、今年は第2世代へのアップデートを予定。サイズ展開も80型と60型を上下に加えた3サイズに広がります。

↑60型の8Kテレビが今年は日本でも発売予定

 

ヨーロッパ市場向けとして、チューナーを搭載しないモニター仕様の第2世代機がIFAで展示されました。このうちヨーロッパでは80型のモデルのみが来春ごろを目処に商品化が予定されているそうです。シャープの広報担当者は「日本向けには3サイズともにチューナーや録画機能を内蔵するモデルを投入したい。Dolby Atmos対応のサウンドバーも用意する予定」と説明していました。コンテンツについてはユーザーがデジタルカメラで撮影した静止画の再生などを含めた高画質訴求を行っていくそうです。

 

シャープはヨーロッパで一時テレビの販売を撤退していたので、ブランドイメージを再構築するための取り組みにも力を入れています。AQUOSのテレビも、イタリアでフェラーリなど高級自動車のデザインやエンジニアリングを手がける会社として有名なピニンファリーナと組んで、デザインを一新したプロトタイプを出展。プレミアムブランドとしてのイメージ戦略に力を入れています。

↑ピニンファリーナによるAQUOSのプレミアムデザインモデルのプロトタイプ

 

LGエレクトロニクスは88型・8K・OLED

LGエレクトロニクスも8Kへの一歩踏み込んだ提案をしていました。ブースには88型の8K解像度を持つ有機ELを展示。パネルの技術をただ見せるのではなく、チューナーに独自の映像処理プロセッサー「α9」、その他の制御ソフトを組み込んだ「8Kテレビ」が作れる技術力をアピールしています。

↑LGエレクトロニクスは8Kテレビとして88型の大画面OLEDを検討中

 

ただ、8Kテレビとしての導入計画については「世界各地の市場性を見ながら、少し時間をかけて判断したい」(同社広報担当)ということで、すぐに新製品として発売する予定はいまのところないそうです。

 

現行の有機ELテレビはAI搭載もLGがアピールしている大きなポイントのひとつです。Googleアシスタントをビルトインしただけでなく、独自のAIアシスタントであるThinQ(シンキュー)も共存。音声操作でテレビのセッティングまで変えることができたり、LGが韓国にヨーロッパ、アメリカなどで展開するスマート家電のコントロールを、テレビを軸に置いて快適に音声で操作できるところにもスポットを当てて紹介していました。

↑LGのテレビはGoogleアシスタントとThinQの両AIアシスタントを搭載しています

 

サムスンも8Kテレビを展示

サムスンとLGはいつもテレビの最先端技術をIFAでお披露目して競い合っています。サムスンもQLED(液晶)の8K対応テレビを“QLED 8K”「Q900R」として、88/82/75/65型の4サイズで展開していくことを発表しました。こちらはヨーロッパでは秋頃に商品として販売をスタートする計画があるようです。コンテンツについてはアップスケーリングの技術を駆使してカバーする戦略を打ち出しています。

↑サムスンも8Kの液晶テレビを多数発表

 

また次世代のディスプレイ技術として、自発光型の映像素子であるマイクロLEDを使ったパネルを試作して展示も行っていました。こちらは家庭用というよりは、いまのところデジタルサイネージ用途などを検討しているようです。パネルモジュールを組み合わせることで大画面化にも対応。色鮮やかな映像が来場者を釘付けにしていました。

↑次世代のディスプレイ技術として注目されるマイクロLEDの試作機も展示されていました

 

 

テレビをリビングから解放する――シャープ「AQUOSポータブル」でポータブル市場に再参入

シャープは、自宅内で自由に持ち運んでどこでもテレビを視聴できる小型テレビ「AQUOSポータブル」シリーズ3機種を9月20日に発売します。

 

ラインナップは、タッチ操作対応のAPシリーズとして16型「2T-C16AP」(実売予想価格8万円前後/税抜)と12型「2T-C12AP」(同6万5000円前後)、タッチ操作非対応の12型「2T-C12AF」(同4万5000円前後)の全3機種。いずれもカラーは、ブラックとホワイトの2色を用意します。

 

キッチンやお風呂で使える「防水×ワイヤレス」のポータブルテレビ

「AQUOSポータブル」は、バッテリー内蔵の防水モニターと専用チューナーがセットになった宅内用ポータブルテレビ。モニターはIPX6/7相当の防水設計で、もしもの際の水没にも耐えるほか、画面には撥水加工が施されており、画面が濡れてもサッと拭くだけでOK。タッチ操作対応のARシリーズは、家事をしながら濡れた手でも操作できます。

↑画面には撥水加工を施し、水や汚れが簡単に拭き取れる

 

解像度は、16型モデルが1920×1080ドットのフルHD、12型モデルが1366×768ドットのHDで、テレビ視聴に最適化した広視野角・高精細液晶パネルを採用しており、どんな角度から見ても見やすい設計になっています。

↑16型モデルはフルHD解像度の高輝度・広視野角パネルを採用

 

モニターとチューナーは無線LANでワイヤレスにつながっているため、モニターをキッチンやお風呂、ベッドサイドなど家中の好きな場所へ持ち運んでテレビ番組を楽しめます。また、ホームネットワークを介して、リビングのレコーダーに録画したテレビ番組の視聴も可能。ARシリーズのみチューナー部に500GBのHDDを内蔵しており、テレビ番組の録画に対応。Wチューナー搭載により裏番組録画も可能です(2番組同時録画は不可)。

 

片手で楽に持ち運べる軽量設計で、見たい時に最適な角度でさっと設置できる便利な「スリムハンドルスタンド」(ARシリーズのみ)を搭載。

↑持ち運びやすいスリムハンドルスタンド(ARシリーズのみ)

 

また、ARシリーズはAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」アプリを搭載しているので、同社の調理家電「ウォーターオーブン ヘルシオ」や「ヘルシオ ホットクック」との連携が可能。見やすい大画面でヘルシオやホットクックのレシピを見ながら料理の下ごしらえができ、AQUOSポータブルからレシピを送信することも可能です。

↑レシピを「COCORO KITCHEN」対応機へ送信することが可能

 

ARシリーズはブラウザを搭載しており、インターネットサイトや動画サイトなどを表示することも可能。一方、タッチ操作非対応のAFシリーズはテレビを見ることに特化しており、専用の防水リモコンが付属します。

 

ポータブルテレビ市場に再参入の勝算は?

シャープは2011年にポータブルテレビ「フリースタイルAQUOS」シリーズを発売していたものの、セカンドテレビ需要を狙った20型以上の大きめなラインナップが市場のニーズに合致せず撤退。今回は、キッチンやバスルームといった水回りで使える小型防水モデルに絞った「AQUOSポータブル」でポータブルテレビ市場に再参入となります。

↑メインターゲットはキッチンやバスルームでテレビを視聴する「主婦層」

 

ポータブルテレビはパナソニック「プライベート・ビエラ」シリーズが市場をけん引しており、2013年以降堅調に拡大、2017年度は17万台市場に成長する見込みとのこと。シャープでは、先行する他社製品などに対して、「どこへでも持ち運びやすい軽量設計と、テレビを見ることにこだわった高輝度・広視野角パネルで差別化していきたい」として、東京オリンピックが開催される2020年にシェア50%まで伸ばしていきたいと語っています。

 

テレビはリビングに座って見るもの、という概念を超えた新しいテレビ視聴スタイルを提案する「AQUOSポータブル」が市場に受け入れられるのか、今後の展開に注目ですね。

 

ローストビーフもオートで調理? 「食欲の秋」に使いたい「グリル上手なオーブンレンジ」5選

うだるような暑さで食欲が沸かなかったという人も、涼しい日が増えるにつれて、美味しくご飯が食べられるのではないでしょうか。そこで今回は、「食欲の秋」に備えて、食材を上手に焼き上げるグリル機能つきのオーブンレンジをご紹介。火加減おまかせでローストビーフが作れる「ヘルシーシェフ」や、特殊なグリル皿で時短調理を可能にした「ビストロ」をはじめ、注目の最新モデルをお見逃しなく!

 

[その1]

バラバラの食材でもまとめて一気に調理できる!


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シャープ
ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XW500
楽天市場実売価格 12万9800円

2段調理ができる総庫内容量30Lの「ヘルシオ」シリーズ最新モデル。複数の食材を角皿に並べても、調理方法を選ぶだけで最適に調理する、画期的な「まかせて調理」の機能を搭載。肉や魚、野菜でも、少量でもたっぷりの量でも、冷凍・冷蔵・常温でも、まとめて調理してそれぞれの食材を最適な状態に仕上げます。

 

<注目ポイント>
・総庫内容量30Lの2段調理式
・画期的な「まかせて調理」機能を搭載
・無線LAN接続で「COCORO KITCHEN」の音声操作が可能
無線LANに接続することで、シャープ独自のAIoT(※)クラウドサービス「COCORO KITCHEN」が利用できます。例えば、音声によって状況に応じた操作画面を呼び出したり、家族の好みを分析・学習してオススメのメニューを提案したりといったことが可能に。

※AIoT……シャープの造語。IoT(モノがインターネットに接続して、相互に情報をやりとりすること)とAI(人工知能)を組み合わせたもの

 

[その2]

進化したグリル性能で時短調理を実現


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パナソニック
スチームオーブンレンジ ビストロ NE-BS1500
楽天市場実売価格 12万8402円

総庫内容量30Lにもかかわらず、高さ45cmのスペースに置ける設置スペースが業界最小のオーブンレンジです。センサーで食品の分量・温度差・位置などをチェックし、加熱時間をコントロールして効率よく加熱。またマイクロ波をらせん状に放射する「サイクロンウェーブ加熱」によって、食品の中央部分からじっくり温めます。

 

<注目ポイント>
・高さ45cmのスペースに設置できる業界最小のオーブンレンジ
・食品の中央部分から温める「サイクロンウェーブ加熱」
・チタンコートグリル皿によって調理時間を短縮
グリル機能では高反射チタンコートのグリル皿が採用され、上部ヒーターの温度上昇を早めました。さらにグリル皿の裏面素材を新しくすることで、従来品より最高温度が約30℃アップ。調理時間の短縮に成功しただけでなく、旨みが凝縮された美味しい料理に焼き上げます。

 

[その3]

「Wスキャン」機能によっておまかせの調理メニューが充実!


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日立
ヘルシーシェフ MRO-VW1
楽天市場実売価格 6万3942円

日立の「ヘルシーシェフ MRO-VW1」は、最高温度300度に対応した2段式。重量と温度を測定する「Wスキャン」機能を搭載し、おまかせの調理メニューが充実しています。温めでは、温度変化から食品と容器のバランスを推測。「おかず」「ごはん」「酒かん」など、9つのオートメニューによって食品に合わせた最適な温め方を選べます。

 

<注目ポイント>
・重量と温度を測定する「Wスキャン」
・食品に合わせた9つのオートメニュー
・火加減の難しいローストビーフも調理可能
さらに、火加減の難しいローストビーフも、200g~800gまでオートで調理可能。焼網を使えば表面全体を加熱することができるため、裏返さなくても両面を焼けます。また主菜1品、副菜2品を一度にまとめて作れるセットメニュー「おかずセット」も用意。3品を同時進行で作れるため、忙しい朝などの時間にはうれしいですね。

 

[その4]

石窯ドームならではの高火力でスピーディに調理


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東芝
石窯ドーム ER-SD7000
楽天市場実売価格 11万9100円

業界最高350℃の火力を誇る、石窯ドームのオーブンレンジです。食材の旨みや水分を高火力で閉じ込め、スピーディに調理。庫内全面から遠赤外線を放射することで、食材の内側にもしっかり熱を通します。また石窯ドームの丸みを帯びた構造と「角皿スリット」によって、焼きムラを防止。

 

<注目ポイント>
・石窯ドームのオーブンレンジ
・業界最高350度の火力
・470種類の豊富な自動調理メニュー
本体には文字が見やすく簡単に操作できるカラータッチ液晶パネルが採用され、トップ画面の色も好みに応じて選択可能。また470種類という豊富な自動調理メニューが取り揃えられており、レンジまかせで料理のレパートリーが格段に広がります。

 

[その5]

来客時に自慢したくなるスタイリッシュなデザイン


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バルミューダ
BALMUDA The Range K04A
楽天市場実売価格 4万2790円

シンプルでスタイリッシュなデザインの「BALMUDA The Range」。その美しい佇まいは、来客時に思わず自慢したくなるかも。操作音がギターやドラムなど楽器の音で構成されているのも魅力です。本体の操作部は、わかりやすく設計されていて、複雑な機能は一切ナシ。しかし「おまかせ自動あたためモード」「ほっとひといき飲み物モード」など、手間を軽減してくれる設定はしっかり備えられています。

 

<注目ポイント>
・シンプルでスタイリッシュなデザイン
・分かりやすい操作部
・幅広い調理に対応した深さ4cmの深角皿
オーブンモードでは100~250℃の温度設定を10度単位で選べるので、発酵や予熱調理にも対応。また深さ4cmの深角皿を使うことで、鶏の丸焼きなど大きな食材も調理できます。

 

※商品価格は、2018年8月22日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

なぜ? 「AI冷蔵庫」が「調理家電」とつながると、食材のムダが減るふしぎ

シャープといえば、モバイル型ロボット電話「ロボホン」をはじめとするAIoT(※)クラウドサービスに力を注ぎ、家電による近未来的な生活を提案し続けているメーカーです。例えば、ウォーターオーブン「ヘルシオ」では、ユーザーが選んだレシピを学習して食の嗜好を分析し、ユーザーに最適なレシピを提案する機能を搭載。高額なモデルではありますが、日々のメニュー決めに悩んでいたユーザーに支持され、人気機種に。

※AIoT……シャープの造語。IoT(モノがインターネットに接続して、相互に情報をやりとりすること)とAI(人工知能)を組み合わせたもの

 

同社の調理家電と連携する新製品GXシリーズの説明会へ!

一方、冷蔵庫も2年前から同様の機能を搭載しており、このほど、ウォーターオーブン「ヘルシオ」と電気無水鍋「ヘルシオ ホットクック(以下ホットクック)」との連携ができるプラズマクラスター冷蔵庫「GXシリーズ」を発表しました。冷蔵庫と調理家電が連携すると、どんな良いことが起こるのか? 説明会で探ってきた結果を、以下でレポート致します!

↑中央2台が「GXシリーズ」。両脇2台は「どっちもドア」タイプの「WXシリーズ」で、こちらはAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に非対応

 

提案メニュー数が1500増加し合計2000種類に

シャープは、2014年から試験的に冷蔵庫でスマートフォン連携や音声発話などIoT対応モデルを発売。2016年モデルからは音声で献立相談ができたり、選んだ献立に必要な食材を買い物メモとしてスマートホンに記録できたりと、業界に先駆けてAIoTの本格導入を始めました。ただし、献立相談が音声のみだったため、ユーザーからは「聞き取りにくい」「聞き逃した」という不満が出ることも。そこで、2017年モデルでは扉にスマホ大の液晶画面を搭載し、音声だけでなくタッチ操作で献立相談と献立の確認ができるようなりました。

 

そして、今回の2018年モデルでは、新たにヘルシオおよびホットクックとの連携が加わったことで、提案メニュー数が大幅にアップしたのが大きな特徴。2017年モデルでは約500種類の鍋/フライパンメニューを提案していましたが、2018年新モデルではヘルシオとホットクック用メニュー約1500種類が加わり、合計約2000種類のメニューから提案できるようになりました。

↑ヘルシオ、ホットクックとの連携により提案メニューが2000種類と大幅に増えました。日々の献立に悩む主婦にとってはうれしいことです

 

ヘルシオ/ホットクック調理を選ぶと、レシピを自動でダウンロード

具体的な使い方は次の通り。新製品のGXシリーズ(電動フレンチドアタイプ)は、無線LANによりAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に接続した状態で、液晶画面で「献立ナビ」を選択すると、旬の食材を使ったメニューなどおすすめが3つ表示されます。1つのレシピには鍋/フライパンで作る場合と、ヘルシオ/ホットクックで作る場合の2通りの作り方が出てくるものもあるので、手間や調理時間を見て好きな方が選べます。

 

ヘルシオ/ホットクック調理を選んだ場合、同時にレシピがヘルシオ/ホットクックの本体にダウンロードされるので、あとは食材を下ごしらえしてヘルシオ/ホットクックのスタートボタンを押すだけで調理ができるのです。

↑冷蔵庫とヘルシオ/ホットクック連携の流れ。表示された3つのレコメンドから選択します

 

↑ホットクックの場合。冷蔵庫の「献立ナビ」液晶画面で「ホットクックで調理」を選ぶと(上写真)、ホットクックのダウンロードメニューに冷蔵庫で選んだレシピが表示されます(下写真)

 

食材の使用頻度に応じて冷蔵庫の中身を予測し、メニューを提案

でも、これだけでは冷蔵庫にAIoT機能は必要なく、AIoT対応のヘルシオまたはホットクックを購入すればよいことになります。「COCORO KITCHEN」の面白いところは、AIoTの名前の通り、冷蔵庫を使えば使うほどユーザーの好みや行動を学習し、ユーザーに合ったレシピを提案するところ。

 

どういうことかというと、献立ナビで提案されたメニューを選び続けることで、冷蔵庫の中にはその食材がストックされているということを「COCORO KITCHEN」が判断します。例えば、鶏肉料理を多く選ぶ家庭の場合、冷蔵庫には常に鶏肉がストックされており、料理に使った調味料や野菜も同時に購入しているだろうと予測。それらを使った別メニューを提案する、というものです。

 

メニューを数多く選ぶほどに情報が蓄積され、冷蔵庫の中身も含めた予測精度が上がり、好きなメニュー、嫌いなメニュー、最近提案していないメニューなど、提案されるメニューがユーザーの嗜好にマッチしたものになっていきます。

↑「COCORO KITCHEN」で選んだ調理メニューはスマートフォンに転送され、蓄積されていきます。メニューごとに使う食材・調味料の情報も蓄積され、それをもとにAIが冷蔵庫の中身を推測して、ストックしてある食材に応じて最適なメニューを提案します

 

献立ナビのメニューを選んだ場合、必要な食材は買い物メモとしてスマートフォンに送ることが可能。その購入履歴から、消費サイクルを学習して食材の買い忘れがないよう告知する「買わなきゃナビ」が便利なほか、買ったはいいが、うっかり使い忘れる食材や調味料を知らせたり、その食材を有効活用できるメニューを提案する「食材すっきりナビ」も搭載しています。

 

パッケージの都合で食材をレシピより多めに買ってしまい、その残りをすっかり忘れ、消費期限切れで泣く泣く捨てるご家庭も多いはず。その点、「COCORO KITCHEN」があれば、廃棄食材が減って、家計にも地球にもエコな生活ができそうです。

 

なお、今回の新製品からAlexaおよびGoogle アシスタント搭載のスマートスピーカーに対応したので、音声による献立相談も可能になりました。

 

家庭の生活リズムを把握し、最適なタイミングで役立つ情報を表示

新機能ではありませんが、「Good Timing Message(グッドタイミングメッセージ)」という、ちょっと面白い機能も搭載しています。曜日・時刻と冷蔵庫の扉の開閉頻度を学習し、その家庭の生活リズムを把握。最適なタイミングで買い忘れそうな食材から天気予報まで、生活に役立つ情報を表示します。

 

なかでも便利なのが、冷蔵庫の賢い使い方を伝授してくれること。夜などキッチンが落ち着いた時間を見計らって、季節ごとの庫内温度設定から食材の効率的な保管配置、食材ごとの正しい保存方法まで、冷蔵庫の使い方にまつわるさまざまなヒントを教えてくれるのです。省エネにもなりますし、食材をダメにしてしまうことも減るとあって、これまたエコですね。

↑「保存・解凍ナビ」と「冷蔵庫クイズ」で賢く便利でエコな冷蔵庫の使い方を伝授します

 

スマホで送ったメッセージを冷蔵庫に表示できる

ちょっと便利な伝言機能も新たに搭載しました。外出先からスマホで冷蔵庫にメッセージを送れるもので、メッセージがある場合はランプで知らせ、気づいてメッセージを読めば、送信者のスマホに開封通知が送られます。メッセージがあることに気づかない場合でも、冷蔵庫の扉を開けた瞬間に音声でメッセージ内容が読み上げられます。

 

例えば、夫婦共働きで子どもが一人で帰宅した時に、「冷蔵庫におやつがあるよ」「宿題やってから遊びなさいね」といったメッセージを送ったり、帰宅の遅いお父さんあてに、「冷蔵庫のおかずをレンジでチンして食べてね」とメッセージを送ったりすることができます。わが家の場合、「プリンは私のだから食べちゃダメ」という娘からのメッセージが頻繁に再生されそうです。

↑子どもがドキっとするこんなメッセージも。家庭の中心にあり、1日1回は必ず開ける冷蔵庫なので、メッセージが確実に読まれる安心感があります

 

「電動アシストドア」「対震ロック」など好評の機能は引き続き搭載

このほか、前モデルでも好評だった、両手がふさがっているときに便利な「電動アシストドア」、地震のときに扉をロックして食材の飛び出しを防ぐ「対震ロック」、鮮度が長持ちする「プラズマクラスターうるおいチルド」「雪下シャキット野菜室」などは継続して搭載されています。

↑対震ロックの仕組み。揺れを感知して自動的にレバーが降りて扉をロックし、揺れが収まるとレバーが上がってロック解除

 

↑赤丸の部分が対震ロックレバー

 

【電動アシストドア動画】

電動アシストドアは、ちょっとタッチしただけで扉が開きます。両手がふさがっているときに肘で開けることも可能。

GXシリーズの実売予想価格は、SJ-GX55E(551L)が35万円前後(税別、以下同)、SJ-GX50E(502L)が33万円前後。それぞれ、グラデーションレッドとエレガントシルバーの2色展開。いずれも8月23日の発売です。

 

AIに対応し、自動調理機器と連携することにより、食材をムダなく手間なく活用できるのが今回の製品の大きな特徴。献立に悩むことなく、調理の手間もかからないということで、共働き家庭には、極めて有用な機能といえるのではないでしょうか。AIと聞くと、何やら難しいことのように見えてしまいますが、食材の管理や献立の選択など、われわれの面倒事を代行し、新たな時間を生み出してくれるとしたら便利なのは間違いありません。このまま進化を続けていけば、生活に不可欠な存在になりそうです。

寝ている子を起こさない! 「赤ちゃんに優しい」家電アイテム7選

赤ちゃんが生まれると、生活が一変! 家の中や衣類、布団の清潔さにこだわったり、寝ている赤ちゃんを起こさないよう工夫したり、赤ちゃんのために気を付けたいことがたくさん出てきます。そこで今回は、赤ちゃんがいるご家庭にオススメしたい家電グッズなどをピックアップしました。ご紹介するのはパナソニックの空気清浄機やドウシシャの扇風機、アイロボットのロボット掃除機、ピジョンのさく乳器など計7点。赤ちゃんにも優しく、静かで、パパママにもうれしい家電製品を選ぶ際の参考にしてみてください。

 

[空気清浄機]

パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格 5万3070円

SPEC ●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

 

花粉やPM2.5などの粒子から約0.3μmの粒子まで、99.97%以上集じんしつつ、ナノサイズの微粒子イオン「ナノイーX」が花粉などのアレル物質やウイルス、菌などの活動を抑制。床上30cmに溜まりがちな花粉、ハウスダストは、本体下部の開口部に設けた「メガキャッチャー」機能がパワフルに吸引します。加湿機能付きなので、乾燥が気になる季節も大活躍。

 

【おすすめポイント】

空気清浄機能に加え、アレル物質の活動も抑制してくれる高性能モデル。特に床上30cmの空気の汚れを吸引してくれる「メガキャッチャー」は、床で過ごすことが多い赤ちゃんに嬉しい機能です。部屋が暗くなると、風量と表示ランプの明るさをセーブするので、眠っている赤ちゃんを起こさないという配慮も○。

 

[扇風機]

ドウシシャ

カモメファン FKLT-232D/TLKF-1232D

実売価格 1万5410円

SPEC●サイズ/質量:W305×H800~900×D260㎜/約4.4kg●動作音:12.0dB●風量調節:無段階●自動首ふり角度:左右30・60・90度●手動角度調節:上下 上向き90度、下向き90度※真正面起点●タイマー:入 / 切 1・2・4・8時間●消費電力:1.2W(最小時)~10.5W(最大時)

 

カモメの羽をヒントにつくられた羽根を採用し、やわらかく心地よい風を遠くまで届けるDCモーター扇風機。フレキシブルに曲がる5つの関節を備え、真上や真下など、様々な方向に送風できます。徐々に風が弱まる「おやすみ風」や、まぶしさを抑えるLEDの減光・消灯機能など、睡眠中も使いやすい機能も搭載。

 

【おすすめポイント】

カモメファンの風はとてもやわらかく、繊細な赤ちゃんも負担なく、心地よい風が浴びられます。特にこのモデルは、フレキシブルアームを調整すると真上から見下ろすように送風できるので、お布団で寝ている赤ちゃんを優しい風で包み込んでくれますよ。

ロボット掃除機

アイロボット

ブラーバ 380j

実売価格 3万7580円

SPEC●走行システム:iAdapt2.0●掃除モード数:3●稼働面積(ウェットモップモード):約12畳●充電時間:2時間●サイズ/質量:W178×H84×D170㎜/約1.2kg

 

フローリングを自動でお掃除してくれる床拭きロボットは、動作音がとっても静か。スイスイと部屋の隅から隅まで移動しながら、フローリングの汚れを拭き取ります。皮脂汚れや食べこぼしには「ウェットモード」、ホコリや髪の毛には「ドライモード」で日々のフローリング掃除と使い分けが可能。

 

【おすすめポイント】

掃除機のように吸引しないので音が静かなうえ、ホコリを立てないので赤ちゃんが寝ていても安心して使えます。床に溜まりがちな花粉やホコリ、こびりついた菌も取り除いてくれるので、フローリングが中心の家にオススメです。

 

スティッククリーナー

ケルヒャー

スティッククリーナーKB5

実売価格:1万1580円

SPEC●集じん容積:0.37ℓ●充電時間:約3時間●連続運転時間:約30分(フローリング)●清掃幅:210mm●運転音:55dB●サイズ/質量:W215×H1120×D230mm/1.17kg

 

1.2kgと軽くてコンパクトなスティッククリーナー。自立するので部屋の隅に立てておき、使いたいときはスティックを倒せば自動でスイッチが入ります。インテリアを邪魔しないシンプルなデザインも特徴。独自のクリーニングシステム搭載で排気を出さず、ホコリを舞い上げる心配もありません。

 

【おすすめポイント】

出しっぱなしにできるので、ちょっとゴミが気になったときや、隙間時間で掃除したいとき、サッと手に取りスティックを倒すだけで掃除が始められます。一般的な掃除機に比べて動作音も静かなので、寝ている赤ちゃんを驚かせてしまうことはなさそう。

 

洗濯乾燥機

シャープ

プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-PU11B

実売価格:11万7000円

SPEC●洗濯脱水/乾燥:11kg/6kg●定格洗濯乾燥時間:約220分●サイズ/質量:約W600×H1050×D650mm/約48kg●消費電力量:約2200Wh(洗濯乾燥時)

 

洗濯槽に穴がないので、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが槽内に侵入せず、清潔な水で洗えるのが、シャープのタテ型洗濯機の特徴。洗濯後も独自イオン「プラズマクラスター」で洗濯槽のカビ菌繁殖を抑制します。洗剤なしで予洗いできる「サッと予洗いコース」や、部分洗いに便利と話題の「超音波ウォッシャー」など、予洗いの手間を軽減してくれる機能も多数搭載しています。

 

【おすすめポイント】

食べこぼしやおもらしなど、ほかの洗濯物と一緒に洗いたくない衣類やシーツの予洗いが洗濯機でできるのは便利! 洗濯容量11kgでシーツや毛布などの大物もたっぷり洗えるので、赤ちゃんの寝具もこまめに洗いやすく清潔に保てます。

照明

フィリップス

Philips Hue Go

実売価格:9680円

SPEC●サイズ/重量:W15×H8.0×D15cm/0.5kg●ランプ技術:LED/24V●ワット数:6W●照明カラー:クール ホワイト●ルーメン出力合計:300lm●寿命:2万時間

 

照明の色温度やカラーが変えられるポータブルライト。実用的な温白色光から、涼しげでやる気を引き出す昼光色など、色温度を変えられるほか、カラー照明で空間の雰囲気づくりに一役買います。ブリッジに接続すればスマートデバイスからもコントロールでき、1600万色のカラー演出が可能に。バッテリー内蔵で、屋外でも使えます(3時間)。

 

【おすすめポイント】

赤ちゃんと眠るときに枕元に置いておけば、おむつを替えたり、授乳するときに便利。照明の明るさを暗めに設定すれば、赤ちゃんを完全に目覚めさせることなく、お世話ができます。カラー照明は、誕生日やクリスマスなどイベント時のムードづくりにもオススメ!

 

電動さく乳器

ピジョン

さく乳器 母乳アシスト電動Pro Personal+(プラス)

価格:2万7000円

 

両胸同時にさく乳できる電動さく乳器。赤ちゃんが飲んでいるように自然にさく乳でき、おっぱいの状態に合わせて吸引リズムや強さが選べる「赤ちゃんここちリズム」を搭載しています。専用アプリと連動すれば吸引リズムが追加できるほか、さく乳できた量や赤ちゃんが飲んだ量の記録も可能。片胸ずつさく乳する「電動Pro Personal」(1万6200円)もあります。

 

【おすすめポイント】

外出先や夜中にさく乳する機会が多い人には、手などに負担なく、あてているだけで自動で効率よくさく乳できる電動タイプがオススメ。さく乳時のモーター音が従来品より静かになったので、赤ちゃんが寝ているときや外出先でも気兼ねなく使えます。

 

コーヒーはもちろん、みそ汁や炭酸水も超本格派で!――上質な味わいを楽しめるハイテクなドリンクサーバー4選

コーヒーメーカーをはじめ、家電量販店では様々な種類のドリンクサーバーが売られています。自宅でも手軽に本格的な飲み物を楽しめるようになり、ドリンクサーバーの進化には驚くばかり。とはいえお店に行くと、あまりにも種類が多すぎてどれがいいのか分からなくなってしまいますよね。そこで今回は、特殊な機能を兼ね備えたサーバー4選をご紹介。みそ汁専用サーバーや、スマートフォンに接続できるコーヒーメーカーなどをピックアップしています。この機会にぜひチェックしてみてください。

 

出典画像:マルコメ 公式サイトより

 

[その1]

お店でも使えるハイクオリティみそ汁サーバー

出典画像:マルコメ 公式サイトより

マルコメ
みそ汁サーバー 椀ショット 極
ワンプッシュであっという間に1人前(約150ml)の作りたてみそ汁ができあがる全自動サーバーです。1日30杯程度であれば、お店で使うこともできる本格仕様。好みのみそ汁量や濃さにできる湯量・味噌量調節機能がついており、自分好みのみそ汁を追求できます。

 

<注目ポイント>
・ワンプッシュで1人前のみそ汁を抽出
・湯量・味噌量調節機能を搭載
・専用液みそは豊富なラインナップを展開
本体のパーツは手軽に取り外しできるため、洗浄やメンテナンスも簡単。コンパクト設計で限られたスペースでも場所をとらずに置けます。別売りの専用液みそは、「貝だし」「あらだし」「減塩」など豊富なラインナップを展開中。

 

[その2]

茶道で使われる道具を手本にした超本格仕様!

出典画像:シャープ 公式サイトより

シャープ
ヘルシオお茶プレッソ TE-TS56V
挽く・沸かす・点てるを1台に凝縮したティーサーバー。茶道で使われる道具をお手本に設計され、まろやかで深みのある挽きたてのお茶が楽しめます。茶葉を粉末茶にしてから注がれるため、栄養成分も逃しません。

 

<注目ポイント>
・挽く・沸かす・点てるを1台で完結
・手入れが楽になる帯電防止樹脂を採用
・「うす」は取り外しも可能
茶葉を約3g使用した場合は急須だと約1杯にしかなりませんが、「お茶プレッソ」なら約3杯分に。また細かい粉末茶の飛散・付着を抑える帯電防止樹脂を前面パネルに採用しているので、手入れも簡単です。取り外しできる「うす」をいくつか用意しておけば、緑茶用、紅茶用と使い分けることも可能。

 

[その3]

シリーズ初のスマートフォン連動コーヒーメーカー

出典画像:ネスプレッソ 公式サイトより

ネスプレッソ
プロディジオ
スマートフォンに連動したネスプレッソ初の先進的コーヒーメーカーです。本体をBluetoothで接続すれば、カプセルの残数管理、抽出予約、メンテナンスのお知らせ機能などが利用可能。30秒の高速加熱や抽出量の選択機能によって、簡単に本格的なコーヒーを味わえますよ。

 

<注目ポイント>
・Bluetoothでスマートフォンと連動
・30秒の高速加熱
・自動カプセル排出システムも搭載
水タンクは接続部の向きを調整することで、どのようなスペースにもフィットします。さらに自動カプセル排出システムが、コーヒーを入れる度にカプセルをセットする手間を軽減。本体のカプセル残数が少なくなったり水タンクが空になった時は、ランプでお知らせもしてくれます。

 

[その4]

ボタンひとつで作れる炭酸水

出典画像:ソーダストリーム 公式サイトより

ソーダストリーム
ソーダストリーム Source Power
ボタンひとつで簡単に炭酸水が作れるサーバーです。3つのボタンを選んで、強炭酸水から弱炭酸水までを自動で生成。使い方はシンプルで、本体に専用の炭酸ガスシリンダーを取りつけるだけ。セットアップが完了した後は、専用ボトルを装着して好みの強さの炭酸を選びましょう。

 

<注目ポイント>
・強炭酸水から弱炭酸水までを自動で生成
・簡単な操作方法
・別売りのボトルシロップでフレーバーソーダを作成可能
冷水を使うと、より効率的に炭酸ガスの注入が可能。また別売りで様々な種類のボトルシロップが発売されているので、炭酸水ができたらフレーバーソーダとして楽しむのも良さそう。スリムでシンプルな本体デザインは、省スペースでインテリアにも馴染みます。

「ホットクック3台持ち」のガチユーザー、勝間和代さん直伝! 最もシンプルな「絶対に失敗しない使い方」

「ヘルシオ ホットクック(以下、ホットクック)」といえば、シャープから発売されている無水調理ができる自動調理鍋のこと。昨年に発売された2.4Lタイプ(KN-HW24C)が家電量販店で6万円台半ば(7月11日現在)と、比較的高価ながら人気の家電となっています。こうした背景を受け、7月26日には、無線LAN機能を搭載した1.6Lタイプの新製品「KN-HW16D」が発売されることになりました。

人気の理由は、何といっても材料を入れればあとは「ほっとくだけ」という手軽さと、無水調理ならではの素材の旨みを引き出す美味しさでしょう。近年は電気圧力鍋などの「ボタンひとつで調理」という調理家電も増えていますが、ホットクックは調理中に材料を「かきまぜる」ことまで自動で行う点で他の製品と差別化をしています。
↑7月26日発売予定の無線LAN機能搭載1.6Lタイプの「KN-HW16D」(実売予想価格6万4670円)。フタを開けても加熱できる「煮詰め」機能などを新たに搭載しました

 

テレビで人気の勝間和代氏を招いたスペシャルイベントに参加!

一度使えばその魅力が体感できるホットクックですが、その手軽さや美味しさは実際に使ってみなければわからないもの。そこでシャープでは、ホットクック購入希望者や購入後に便利な使い方を知りたい、といったユーザーに向けて、さまざまな体験・使い方教室を開催しています。今回はそんな体験教室のなかでも、テレビで人気の経済評論家で、中央大学ビジネススクール客員教授でもある勝間和代氏を招いたスペシャルイベントに参加してみました。

↑勝間和代氏によるスペシャルイベントは、すでにホットクックを購入しているユーザーを対象に開かれました

 

「塩分濃度は0.6%」「甘味料は使わない」が味付けのポイント

今回、勝間氏が紹介してくれたのは、氏が自宅で毎日実践しているという「ロジカルクッキング」です。ロジカルクッキングとは、Logical(※)という言葉を踏まえ、勝間氏独自の「論理や公式」を使った調理のことで、レシピを見なくてもカンタンに作れるのが最大の特徴。その理論は非常にシンプルで、必要なのは「塩分濃度を0.6%に調整」し、「材料を適切に加熱」するだけなのです。

※Logical…「論理的な」「理に適った」という意味の英語

 

「料理に失敗する理由」はいろいろありますが、そのなかでもっとも失敗しやすいのが「調味」でしょう。味が薄かったり、濃すぎたり…といったことは料理に慣れている人にもある失敗です。ところが、ロジカルクッキングでは塩分濃度が最初から決まっているので、調味の失敗はほぼないとのこと。その方法は、鍋に投入した具材と水分の重さに対して、塩や味噌、醤油などを「塩分量0.6%」になるよう調整して入れるだけ。味噌や醤油の場合は、容器に塩分量が表示されていることが多いので、その塩分量に合わせて調整します。たとえば、「具材と水が合わせて1000g」ある場合は、塩なら1000g×0.006=6g。塩分量12%の味噌なら必要な塩分量6g÷0.12=50gといった具合。最初は計算が面倒かもしれませんが、料理をするうちに「具材が約●gなら塩分量は●g前後」と分かるようになるうえ、計算もスマホなどの電卓機能を使えば簡単です。

↑鍋のなかの食材の重さを計量して0.6%の塩分量の調味料を入れるだけ。「我が家では面倒な計算はスマートスピーカーに聞いてしまいます」と勝間氏

 

ちなみに、このロジカルクッキングでは基本的に砂糖やみりんなどの甘味料は利用しません。理由のひとつは野菜を理想的な温度帯で加熱すると甘みが増すため、追加の甘味料を必要としないから。そして、もうひとつの理由は健康のため。勝間氏によると、甘味料を追加すると、塩分濃度を高くしないと味のバランスが取りにくいのだそう。このため、「美味しさ」と「低塩」を両立するには甘味料を使用しない料理がオススメだといいます。

 

「まぜ技ユニット」で食材がかくはんできるのが大きい

ロジカルクッキング2つめのポイントが「素材に最適な加熱」です。たとえば、根菜はじっくり、葉物野菜はシャキッとした食感を残し、豆類は中心までふっくらと加熱できるのが理想的。とくに、根菜はゆっくりと温度を上げることで甘みがアップしやすいため、料理の味を決める重要な要素です。とはいえ、毎食料理ができあがるまで30分もコンロのそばについて火加減をチェックするのも現実的ではありません。そこで、登場するのが、料理時間や温度をあらかじめ設定でき、調理中もそばについていなくてもよい「電気調理鍋」の存在です。

 

現在、さまざまな電気調理鍋がありますが、勝間氏いわく、いまのところ一番使い勝手が良いのはホットクックなのだとか。その理由は「無水鍋」である点です。無水鍋とは、野菜などの素材から出る水分で調理が可能な、密閉性の高い鍋のこと。素材の旨みを最大限に活かしてくれるメリットがありますが、デメリットもあります。ひとつは水を使わないため、火加減を細かく調整しないと焦げやすい点。もうひとつが、フタを開けると水蒸気が逃げるため、加熱中にかき混ぜることができない点です。その点、ホットクックはセンサーで温度管理をし、無水調理中も「まぜ技ユニット」で食材のかくはんができます。

↑ホットクックなら無水調理中も鍋のなかをかき混ぜることができる「まぜ技ユニット」を搭載

 

調理に時間はかかるが、調理に「関わる時間」が少なくて済む

なお、ホットクックは圧力鍋ではないため、肉などを柔らかく煮るにはそれなりの時間がかかります。とはいえ調理時間の予約が可能なので、食べる時間にあわせて予約をすれば待つ必要はありません。晩ご飯は仕事前に、朝ご飯なら前の晩に材料を放り込み、食べたい時間を指定するだけ。実際に自分が「調理に関わる時間」は、材料を切って調味料を入れる部分だけ。大抵の料理は5分から10分あれば準備が可能です。実際、体験教室でも作業時間が1品10分もかからず、「料理教室なのに説明時間のほうが圧倒的に長いですよね」と、勝間氏は笑います。

↑新モデルKN-HW16Dでは手動設定で混ぜ方も選べます

 

「時短・カンタン・健康的・美味しい」といいことずくめ

今回のスペシャルイベントでは、勝間氏オリジナルレシピの「野菜のブレイズ(蒸し煮)」と「出汁(だし)なし味噌汁」を作りました。実際に調理する様子をみていると、このロジカルクッキングのメリットがよくわかります。

↑カットした野菜と塩とオリーブオイルだけで完成した「ブレイズ」。基本的な調理はすべて鍋のなかで行います

 

なんといっても最大のメリットは「時短」。火加減などはホットクックが自動で行うので、味噌汁とブレイズの2品を調理する作業時間は20分ほど。今回は計量や計算に慣れていなかったためこれだけかかりましたが、慣れれば一人でも10分ほどで作れそうです。

 

また作業がカンタンなのも特徴です。ロジカルクッキングは塩分濃度と適切な加熱さえ守れば良いため、いちいちレシピを見る必要はありません。どのような食材にも対応できるため、冷蔵庫の残りなどをササッと使えるのもうれしい点です。

↑スマホの計算機機能で、調味料の分量を計算しながら調理。「スケーラー(はかり)と電卓があれば失敗する心配がないのはうれしい」との声も

 

さらに「健康的」なのに「美味しい」を両立していること。ホットクックは野菜の甘さや旨みを引き出すため、少ない塩分でも十分美味しいのです。実は0.6%の塩分というのは一般的には「薄味」といわれる濃度。しかし、野菜の旨みを引き出すためか、実際に試食をするとまったく物足りなさを感じませんでした。

↑低塩は高血圧予防にも重要ですが勝間氏によるとダイエットにも有効とのこと。「私は昔デブだったのですが、デブの理由はだいたい塩分と糖分、脂肪分。これらを減らしたら、意識しなくても太らなくなりました」

 

高い素材やだしを使わなくても美味しいから、節約効果もある

さらに、意外なところでロジカルクッキングには「節約」効果もあるのだとか。勝間氏によると、ロジカルクッキングを美味しく仕上げるポイントは「良い調味料を使うこと」。このため、今回は勝間氏の指定した500gで約2000円ほどする塩を使っています。これは一般的な塩の10倍ほどの値段ですが、一回に使う塩の量は数十円程度。調味料さえ美味しいものを使えば、料理に使う野菜などは高価なものを使わなくても美味しく仕上がるといいます。

 

また、ロジカルクッキングでは、塩や味噌、しょうゆなど塩味以外の調味料はほとんど使わないため、この点でも節約が可能。実際、体験会で野菜と薄揚げ、水、そして味噌だけを使った「出汁なし味噌汁」を作ったところ、かつおぶしや昆布などは入れていないのに、野菜の旨みと味噌の塩分だけで非常に美味しい味噌汁に仕上がりました。

↑今回、勝間氏の要望で用意されたオリーブオイルと味噌、塩。添加物などを入れず、「昔ながらの方法できちんと作られた」調味料が重要だといいます

 

↑野菜と味噌だけで作った具だくさんの味噌汁。出汁なしでここまで美味しい味噌汁が作れるとは驚きでした!

 

ちなみに、勝間氏は現在ほとんどの調理をホットクックで行っているため、自宅には3台のホットクックがあるそう。氏いわく「いまは時間と手間が必要なIHヒーターはまったく使っていないので、IHの電源を抜いてコンロの上に3台のホットクックを置いています」とのこと。もちろん一般家庭で3台導入するのは難しいですが、まずは1台導入して、時短と美味しさ、健康、節約ができるロジカルクッキングを試してみてはいかがでしょうか。

ワンオペ育児の味方だった!「ヘルシオ ホットクック」は食材と調味料を入れてほっとくだけ!

朝起きたら、朝ごはんの支度をしながら家族のお弁当を作って、夫と娘を見送って、息子の子守りをしつつ掃除に洗濯。そうこうしているうちに晩ご飯の買い物をして、帰ってきたら急いで料理して……ってひと息つく間もありゃしないわ! 主婦だって少しはゆっくりしたいのに!(泣) せめて料理だけでも、私の代わりに作ってくれる魔法のようなアイテムがあればなぁ……。

 

食材と調味料を本体に投入してスイッチを押したら、あとは待つだけ!

そんな多忙なお母さんには、シャープの電気鍋「ヘルシオ ホットクック」をお届け!

本体に材料と調味料を入れ、メニューを選んでスイッチを押すだけで料理が完成してしまう、今話題のキッチン家電。材料をかき混ぜる工程や、火加減まですべて自動でコントロールしてくれるので、煮込み時間が長い料理や、焦げるのが心配な料理だって安心して任せられるんです。しかも最大15時間まで予約調理の設定ができるので、外出前にセットしておけば、帰るころにはホットなおかずが待っています!

 

専用のアプリをダウンロードすれば、「レシピ検索」「作りたい料理の材料確認」「予約時間の変更」など、さらに便利に使うことができる、まさに至れり尽くせりな家電なのです!

 

STEP1
食材をカットして、調味料一緒に入れる

↑レシピの中から食べたいメニューを決めたら、記載されている食材をカット。指定された調味料と一緒に鍋の中にまとめて投入します。 メニューを選択しスタートボタンを押す

 

STEP2
メニューを選択しスタートボタンを押す

↑本体の蓋部分に搭載されている液晶画面から「メニューを選ぶ」を選択。次に、レシピのメニューを選び、スタートボタンを押します。

 

STEP3
後は放っておけば料理が完成!

↑料理の完成を告げるお知らせ音声を確認したら、蓋を開けお皿に盛りつければ完了! 料理が出来上がった後も保温、温め直しをすることも可能です

 

まとめ

食材と調味料を入れてスイッチを押すだけで、あっという間に料理が完成してしまう「ヘルシオ ホットクック」。食材に含まれる水分を活用して調理する「無水調理」もできるので、食材の味が凝縮されて、おいしさをしっかり味わえます。

見やすく操作性のいい大きな液晶画面や、簡単に取り外して水洗いができるパーツなど、使いやすさも魅力的。この「KN-HW24C」は、無線LANへ接続して今まで調理したレシピを記憶し、お好みに合わせた料理を提案してくれますよ。

毎日頑張っている自分へのご褒美に、「ヘルシオ ホットクック」のある生活を始めてみましょう!

 

【商品情報】

シャープ「ヘルシオ ホットクック」KN-HW24C
価格:オープン価格
http://www.sharp.co.jp/hotcook/

 

日々の「参った!」というお悩みを5分で解決!「参田家(まいたけ)のおうち手帖」

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参田家の人々とは?

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ちょっと気弱なお父さん、元気でしっかり者のお母さん、もうすぐ小学生の娘、甘えん坊の赤ちゃん、家族を見守るオスの柴犬の4人と1匹家族。年中困ったことが発生しては、宅配便で届いた便利グッズや、ご近所の専門家からの回覧板に書かれたハウツー、知り合いの著名なお客さんに頼って解決策を伝授してもらい、日々を乗り切っている。
https://maita-ke.com/about/

クルマは第2の自宅だ! 充実したカーライフが送れる便利グッズ4選

通勤など日常生活でクルマを使う人は多いはず。移動時間を充実させるためには、車内空間を快適なものにしたいですね。そこで今回は、ドリンクホルダーに収まる空気清浄機や後部座席用のタブレットホルダーなどをご紹介。遠方へのドライブや子どもを乗せての移動などで役立つアイテムをピックアップしたので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

出典画像:シャープ 公式サイトより

 

[その1]

狭い車内に有効な空間を生み出す「ワンタっちゃブル」

出典画像:SFJ 公式サイトより

SFJ
ワンタっちゃブル
車内で食事をする時に役立つのが、SFJの「ワンタっちゃブル」です。トレーには特殊なくぼみが施され、ハンドルの下部に固定可能。表面は飲食の時にうれしいドリンクスペースつきで、裏面は書類作成などに便利なA4サイズのフラット仕様です。

 

<注目ポイント>
・たった1秒でハンドルがテーブルに早変わり
・両面とも使える仕様
・普通車・軽自動車に対応
シートの位置を調整すればノートパソコンの操作も快適にできる上、書類の整理や伝票の作成も楽にできます。ハンドルの形状によって正面位置での取りつけができない場合、半回転させれば問題ナシ。トレーのくぼみ部分をハンドルに引っかけるだけなので、取りつけや取り外しも1秒程度しかかかりません。

 

[その2]

関節をしっかりロックして強い安定感を生み出すタブレットホルダー

出典画像:サンワダイレクト 公式サイトより

サンワサプライ
iPad・タブレット車載ヘッドレストアーム(後部座席向け・7~11インチ対応)
運転席や助手席のヘッドレストに取りつけられる後部座席向けのタブレットホルダーです。3つの関節がついたアームタイプなので、縦方向や横方向への動きも自由自在。タブレットを見やすい位置に細かく調節できます。

 

<注目ポイント>
・位置の調整が自由自在
・しっかり固定できる3つの関節
・付属の六角レンチのみで取りつけ可能
関節部分は歯車でがっちり噛み合い、ツマミでしっかりとロックできます。またタブレットを挟むツメ部分に付属の保護シールを貼っておけば、機器を傷つける心配もありません。取りつけに工具を準備する必要もなく、付属の六角レンチのみで簡単に設置できるのもポイント。

 

[その3]

“高濃度プラズマクラスター25000”でお肌もツヤツヤになる空気清浄機

出典画像:シャープ 公式サイトより

シャープ
プラズマクラスターイオン発生機 IG-HC15
ドリンクホルダーにすっぽり収まるコンパクトサイズの空気清浄機「プラズマクラスターイオン発生機」。“高濃度プラズマクラスター25000”を搭載し、手軽でパワフルに車内を消臭してくれます。本体の花粉キャッチフィルターは花粉や細かいホコリを約80%捕集するので、空気の汚れやすい車内環境も改善されるはず。

 

<注目ポイント>
・“高濃度プラズマクラスター25000”を搭載
・ドリンクホルダーに収まるコンパクトサイズ
・花粉や細かいホコリを約80%捕集
静かな車内で使うことを考慮した静音設計なので、ハイブリッドカーなどで使用しても音が気になりません。ちなみに高濃度プラズマクラスターイオンは、お肌にツヤを与える効果も発揮。通勤などでクルマを使う人は、少しずつ美肌になっていくかも。

 

[その4]

Bluetooth 4.2を搭載したハイテクなFMトランスミッター

出典画像:ジャパン・アヴェニュー 公式サイトより

ジャパン・アヴェニュー
JAPAN AVE. FMトランスミッター
FMトランスミッターといえば、ラジオの周波数を合わせて外部機器の音声を車のスピーカーから流すアイテム。「JAPAN AVE. FMトランスミッター」ならBluetooth 4.2を搭載しているので、ケーブルで繋がなくてもスマートフォンなどから音楽を楽しめます。もちろん付属の「AUXケーブル」を使えば、Bluetooth非対応の機器にも使用可能。

 

<注目ポイント>
・Bluetooth 4.2搭載
・スマートフォン専用アプリと連動可能
・3つのUSBポート
専用アプリをスマートフォンにインストールしておくと、音楽の入ったUSBメモリの曲名などを表示してくれます。さらにノイズの入らない周波数への切り替えもスマートフォンの画面からできるようになり、音楽再生に面倒な手間がかかりません。USBポートが3つついているので、マルチに活躍すること間違いナシ。

 

【本日発売】SIMフリーでしか買えない「AQUOS sense plus」 、IGZO大画面に防水おサイフ対応

シャープから、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「AQUOS sense plus」が本日発売されました。これまでのシャープのSIMフリースマホは、大手キャリア向けスマホと共通のハードウェアを採用し、一部の仕様を変えて提供されていました。今回のAQUOS sense plusは「シャープ初のSIMフリー専用モデル」とうたう、SIMフリー市場で提供するためだけに設計されたモデルです。

 

↑AQUOS sense plus。カラーはホワイト、ベージュ、ブラックの3色。MVNOの「BIGLOBEモバイル」では、ドコモ網/au網の両方に対応する端末として販売。BIGLOBEモバイルでの価格は月額1650円の24回払い(総額4万2768円)となる

 

シャープが強みとするIGZO液晶を採用した5.5インチのフルHD+のディスプレイを搭載。縦横比18:9と縦長になっています。テレビのAQUOSで培った技術などを活用し、色の表現力を高めています。動画を色鮮やかに再生する「バーチャルHDR」機能も搭載しています。メインカメラは1640万画素で、ペットなどに素早くフォーカスを合わせるAF性能の高さを特徴としています。インカメラは800万画素で、自分撮り用をきれいに撮れるフラッシュを搭載します。

国内モデルの個性をいかした機能性

SIMフリーモデルでは希少な防水・防塵性能を備え、おサイフケータイにも対応。おサイフケータイはモバイルSuicaや楽天Edy、iDなどに対応し、Google Payも使えます。

 

ホームボタンには指紋認証センサーを備え、素早く安全にロックを解除できます。緊急警報に対応し、緊急地震速報やJアラートなども受信可能です。OSはAndroid 8.0で、発売から2年間のアップデートと、その間の最大2回までのOSバージョンアップを保証するとしており、最新OSで長く使えます。

 

チップセットはミドルレンジモデル向けの「Snapdragon 660」(オクタコア)を搭載。メモリーは3GB、ストレージは32GBで、最大400GBのmicroSDXCをサポートします。AQUOS sense plusは、SIMフリー専用として開発されながらも、キャリアスマホと遜色ない機能を搭載するモデルです。「防水・おサイフケータイは外せない」と考える格安SIMユーザーにとって、有力な選択肢となるでしょう。

夏が10倍楽しくなる「納涼家電」5選 – キンッキンに冷えた本格フード&ドリンクが自宅でできる!

汗が吹き出してくるような暑い日は、キンキンに冷えたものがいつもよりさらに美味しく感じますよね。この夏を乗り越えるためには、自宅でも手軽に楽しめる納涼フード&ドリンクの存在が必要不可欠。そこで今回は、かき氷機やアイスクリームメーカー、自動流しそうめん器などを紹介します。子どもが喜ぶアイテムもピックアップしているので、夏休みに大活躍間違いナシですよ。

 

[その1]

2色の氷を重ねる“台湾風かき氷”も作れるかき氷器


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ドウシシャ

電動ふわふわとろ雪かき氷器 DTY-18

楽天市場実売価格 4998円

ドウシシャの「電動ふわふわとろ雪かき氷器 DTY-18」なら、新食感の“スイーツかき氷”が楽しめます。ワンプッシュの電動式で氷を薄くスライスすることにより、トロトロふわふわな舌触りのかき氷を実現。付属の製氷カップを使って味つき氷を作れば、新感覚スイーツとして話題の“台湾風かき氷”も作れます。

 

<注目ポイント>

・ワンプッシュで作れる電動式

・分解できて手軽にお手入れ可能

・2種類の製氷カップが付属

もちろんシロップをかけるだけの一般的なかき氷にも対応。料理研究家の坂口もとこ先生が監修したアレンジレシピもついているのもうれしい点。分解できて手軽にお手入れもカンタンです。本機で様々な食材を使い、オリジナルのスイーツかき氷を作ってみてはいかがでしょうか。

 

[その2]

小型冷却装置内蔵であっという間に作れるアイスクリームメーカー


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ハイアール

アイスデリ JL-ICM710A

楽天市場実売価格 7540円

ハイアールの「アイスデリ JL-ICM710A」はベーシックなアイスクリームをはじめ、ヘルシーなシャーベットや冷製スイーツも簡単に作れるアイスクリームメーカー。しっかり冷やして固める「かため」ボタン、シャーベットなど程よい口溶けが楽しめる「やわらか」ボタンの2モードを搭載しています。

 

<注目ポイント>

・アイスとシャーベット両方に対応

・事前にポットを冷やしておく必要ナシ

・ブレードが回転し続けるのでなめらかな仕上がり

一般的なアイスクリームメーカーは、事前に準備が必要というネックがありましたが、本体に小型冷却装置が内蔵されているため、事前にポットを冷やしておく必要がなく、攪拌もお任せでOK。できあがりまでノンストップで回転ブレードが動き続けるので、アイスクリームがなめらかに仕上がります。

 

[その3]

世界流しそうめん協会が認定する公式流しそうめん器!


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ドウシシャ

大人の流しそうめん DWS-18

楽天市場実売価格 7458円

「世界流しそうめん協会」が認定する公式流しそうめん器。コンパクトなタワー型なので、食卓に置いて使っても邪魔になりません。上部についた6口のポケットにそうめんをセットすると、自動でプロペラが回転してそうめんが流れ出す仕組みです。

 

<注目ポイント>

・コンパクトなタワー型

・360°どこからでもキャッチ可能

・「氷カップ」を搭載し、冷たさを長時間キープ

そうめんは螺旋状のスライダーをくるくると流れてくるので、360°どこからでもキャッチ可能。また一番下まで到着してしまったそうめんも、桶の中を流れ続けるので安心です。循環する水を冷やす「氷カップ」も搭載されているため、冷たさも長時間キープ。

 

[その4]

フローズンデザートも作れる低速圧縮絞りのジューサー


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シャープ

ヘルシオジュースプレッソ EJ-CP1

楽天市場実売価格 1万5980円

食材を圧縮しながらすりつぶしてジュースにするスロージューサー。空気の混入が少ない低速圧縮絞りのため素材の味をそのまま楽しめるうえ、分離しにくいのが特徴。低速でじっくり絞って酸化を抑えてくれるので、栄養成分の高いジュースが作れます。

 

<注目ポイント>

・空気の混入が少ない低速圧縮絞り

・高速ジューサーでは絞れない食材にも対応

・フローズンデザートやフローズンサラダも楽しめる

また、桃やキウイなど、果肉の多い食材や小さくて飛び跳ねやすい食材など、高速ジューサーでは絞れなかった食材が絞れます。手作り豆乳やしょうがの絞り汁なども作れるので、工夫次第で様々なメニューに挑戦できます。「フローズン用アタッチメント」につけ替えれば、凍らせたフルーツや野菜を使ってフローズンデザートやフローズンサラダも楽しめます。

 

[その5]

ビアホールの気分を味わえる本格的なスタンドビールサーバー


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グリーンハウス

スタンドビールサーバー GH-BEERK

楽天市場実売価格 6620円

自宅でビアホール気分を楽しめるビールサーバー。使い方は、500mlの缶ビールや小瓶ビールを本体にセットし、レバーを傾けて注ぐだけ。超音波振動によってキメ細かい泡を発生させ、ビアホールのような本格的なビールが楽しめます。

 

<注目ポイント>

・500ml缶、小瓶ビールに対応

・キメ細かい泡を発生させる超音波振動

・冷たさをキープする保冷剤も付属

本体にセットしたビールを包み込む形状の保冷剤も付属されているため、長時間温度をキープできるのも特徴。また、電源部分(上部ユニット)は取り外し可能で、注ぎ口を丸洗いできて衛生的です。電池式なので、アウトドアシーンでも活躍してくれますよ。

 

※商品価格は、2018年6月11日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

提供:楽天市場

「10万台売れたアイツ」が付属するって!?「独自技術テンコ盛り」シャープのタテ型洗濯乾燥機

シャープからスタイリッシュな「ガラストップデザイン」と「光るタッチナビ」を採用したプラズマクラスター洗濯乾燥機3機種が新登場。「超音波ウォッシャー」(後述)を搭載した「ES-PU11C」(実売予想価格22万円前後 ※税抜)と「ES-PU10C」(実売予想価格21万円前後)は7月19日に発売。「超音波ウォッシャー」を搭載しない「ES-PT10C」(実売予想価格20万円前後)は6月21日に発売します。

↑左から洗濯11.0kg/乾燥6.0kgの「ES-PU11C」、洗濯11.0kg/乾燥5.0kgの「ES-PU10C」、洗濯11.0kg/乾燥5.0kgの「ES-PT10C」

 

フラットなガラストップを採用した使いやすく美しいデザイン

本機は、美しいデザインも魅力。継ぎ目のないフラットなフタを採用した「ガラストップデザイン」は、スタイリッシュで手入れがしやすく、空間を美しく引き立てます(「ES-PU11C」にはハーフミラーのフタを採用)。さらに、電源を入れると操作に必要なキーと表示だけが光って操作を分かりやすく知らせる「光るタッチナビ」を採用しました。

 

投入口には、洗面ボウルをモチーフとし、段差や継ぎ目のない滑らかなデザインを採用。水の流れや拭き取りやすさに配慮したデザインとなっています。また、内フタがない独自の構造によって実現した「WIDEマウス & LOWボディ」を採用し、大量の洗濯物や重い毛布の出し入れがラクな姿勢で行えるのも特徴。

↑ES-PT10Cの「光るタッチナビ」

 

柔軟剤の香りがしっかり付くコースなど2コースを新搭載

全機種に新搭載されている新コースは「ホームクリーニングコース」と「香りプラスコース」。「ホームクリーニングコース」は、衣類の傷みや縮みを抑えながら、大切なおしゃれ着を洗えるコースで、皮脂汚れなどの落ちにくかった汚れもしっかり洗います。一方、P&Gレノアハピネスと共同開発した「香りプラスコース」は、最終すすぎ時に水で衣類をほぐしてから柔軟剤を投入することで、柔軟剤を衣類全体に均一にコーティングし、柔軟剤の香りを衣類にしっかり付けることを目的としたコース。柔軟剤の有効成分をより多く衣類に残し、柔軟剤の効果を高めるように衣類をすすぎます。

↑通常のすすぎ(左)と香りプラスコース(右)の比較。青く染まっている部分は柔軟剤の有効成分が付着していることを表しています

 

そのほか、衣類のシワを洗濯の段階から抑制する「シワ抑えコース」、洗剤を活性化してガンコな汚れを落とす「温風プラス洗浄(ガンコ汚れコース)」、手洗いに代わって、洗剤なしの5分程で予洗いする「サッと予洗いコース」、軽い汚れの衣類や布巾やマットの洗濯にも便利な「10分洗濯コース」も搭載されています。

 

イオンの力で頻繁に洗えない衣類を消臭できる

また、本製品は、空気浄化技術、プラズマクラスターを搭載しており、頻繁に洗えない制服やブーツなどを洗濯槽内でハンガーにかけ、洗濯槽内に「プラズマクラスターイオン」を充満させることで消臭、除菌もできます。さらに「プラズマクラスター槽クリーン」で、洗濯槽に送風しながら「プラズマクラスターイオン」を放出し、カビ菌の繁殖を抑制することも可能です。

 

そして、同社独自の「穴なし槽」は、洗濯槽の外側の槽に水を溜めない構造のため、洗濯槽と外槽の間のムダ水を省くことができ、節水性に優れているのがメリット。洗濯槽の外側についた黒カビや汚れが洗濯槽内に侵入しないので、いつでも清潔な水で洗い・すすぎができます。

↑同社独自の「穴なし槽」。フタ部分のフックにハンガーをかけ、槽内にプラズマクラスターイオンを充満させて除菌・消臭が可能です

 

10万台売れたハンディアイテム「超音波ウォッシャー」搭載で、予洗いもカンタン

「ES-PU11C」と「ES-PU10C」の上位2モデルには、単品では累計10万台を販売した「超音波ウォッシャー」を搭載。こちらは、毎秒約3万8000回の超音波振動で真空の泡を発生させ、泡が弾けるときに生じる強力なパワーで汚れを弾き飛ばすアイテム。手洗いでは落ちにくいワイシャツの皮脂汚れや化粧品、食べこぼしなどの部分汚れを、洗濯前に「超音波ウォッシャー」で落とせるので、洗濯物がキレイに洗い上がります。また、「超音波ウォッシャー」と「10分洗濯コース」を組み合わせると、ガンコな汚れの洗濯物も短時間の洗濯でキレイに仕上がるので、家事の時短にもつながります。

↑「ES-PU11C」と「ES-PU10C」は、フタ接合部の付近に「超音波ウォッシャー」を搭載。超音波ウォッシャーは、洗濯機の収納部に置くだけで充電が可能です

 

↑単品でも発売されている超音波ウォッシャー(単品だと実売価格1万6070円)。水に浸してなぞり洗いするだけで汚れが落ちるので、襟や袖など気になる部分の予洗いに最適です

 

累計10万台が売れた超音波ウォッシャーに加え、シャープのお家芸であるプラズマクラスター、穴なし槽など、独自技術を惜しげもなく盛り込んだ新モデル。デザインも美しく、おしゃれ着もしっかり洗えるとあって、魅力は十分です。すでにパナソニック、東芝、日立が相次いで強力なタテ型の新モデルを発表していましたが、本機の登場で、さらなる競争の激化は間違いなし。果たして、ユーザーが受け入れるのはどのモデルなのか、勝負の行方が楽しみですね。

 

プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-PU11C

●発売日:7月19日●サイズ/質量:W600×H1050×D600㎜(給排水ホース含む)/約48kg●カラー:シルバー系(S)●容量:洗濯11.0kg、乾燥6.0kg●運転時間:洗濯 約46分、洗濯~乾燥 約220分●消費電力量:洗濯110Wh、洗濯~乾燥2200Wh●標準使用水量:洗濯115L、洗濯~乾燥88L

 

プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-PU10C

●発売日:7月19日●サイズ/質量:W600×H1020×D650㎜(給排水ホース含む)/約47kg●カラー:ブラウン系(T)●容量:洗濯10.0kg、乾燥5.0kg●運転時間:洗濯 約45分、洗濯~乾燥 約185分●消費電力量:洗濯98Wh、洗濯~乾燥1850Wh●標準使用水量:洗濯102L、洗濯~乾燥82L

 

プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-PT10C

●発売日:6月21日●サイズ/質量:W600×H1020×D650㎜(給排水ホース含む)/約47kg●カラー:ブラウン系(T)●容量:洗濯10.0kg、乾燥5.0kg●運転時間:洗濯 約45分、洗濯~乾燥 約185分●消費電力量:洗濯98Wh、洗濯~乾燥1850Wh●標準使用水量:洗濯102L、洗濯~乾燥82L

 

テレビから家電を音声操作できる! Googleアシスタント対応のシャープ「AQUOS 4K AM1」

シャープは、独自のAIoTクラウドサービス「COCORO VISION」に対応した4K液晶テレビ「AQUOS 4K AM1」シリーズを発売します。発売日は60型「4T-C60AM1」と50型「4T-C50AM1」が8月31日、43型「4T-C43AM1」が6月30日を予定。実売予想価格は、C60AM1が26万円前後、C50AM1が18万円前後、C43AM1が15万5000円前後(いずれも税抜)。

↑AQUOS 4K AM1シリーズ

 

↑43型の「4T-C43AM1」

 

新モデルの特徴は、独自のAIoTクラウドサービス「COCORO VISION」がさらに進化し、AIが家族のよく見るテレビ番組や視聴する時間帯、さらに番組の録画予約状況まで分析・学習しておすすめの番組を音声で知らせてくれるほか、ホーム画面でその日の天気や番組情報なども教えてくれるようになったこと。

↑COCORO VISIONのホーム画面。背景の画像も季節に合わせて更新される

 

さらに、本体前面に搭載された人感センサーにより、家族がテレビに近づくと自動的に電源が入り「COCORO VISION」が起動。音声であいさつしたり、天気などの生活状況を教えてくれたりします。

 

また、Android 8.0 Oreoを採用しており、番組検索や天気情報などを音声検索できるほか、今後、Googleアシスタント対応のシャープ製家電製品などをテレビから音声操作できるようになります。

↑Googleアシスタントに対応するシャープの家電製品をテレビから直接音声で操作できる

 

画質面では、新4K衛星放送で採用されるHDR規格「HLG(Hybrid Log-Gamma)」方式に対応した新開発エンジン「AQUOS 4K Smart Engine PRO」を搭載。解像度や映像レベルを判別し、最適な高精細処理を行う「4K-Master アップコンバートプロ」により、地上波から新4K衛星放送まで高精細な映像で視聴できます。

↑映像の解像度などに応じて適切な高精彩処理を行う

 

↑音が聞き取りやすい前面開口設計のスピーカーシステムを採用

 

同社では、12月1日より放送開始予定の新4K衛星放送の受信が可能な外付けの「4Kチューナー」(2018年11月下旬発売予定)も開発中。今回発表されたAQUOS 4Kシリーズはもちろん、HDCP 2.2対応のHDMI端子を備えたアクオスシリーズや他社のテレビでも4K放送が楽しめます。

 

↑開発中の4Kチューナー。別途HDDを接続することで4K放送の録画も可能

 

↑アクオスシリーズと接続すれば、テレビのリモコンから4K放送を選局可能

 

AIとIoTを融合させた独自のAIoT機能により、テレビを再び家庭の中心に据えるようなビジョンを描くシャープの新AQUOS 4K AM1シリーズなら、スマートライフも身近になりそうですね。

愛猫家に朗報! シャープがネコを大病から守る「IoTトイレ」を開発

シャープといえば家電やテレビ、スマートフォンのメーカーですが、新たにペット事業に乗り出しました。第1弾としてネコの健康管理をIoT技術でサポートする「システムトイレ型 ペットケアモニター」を発表しました。ネコの尿や回数などを分析することで、ネコがかかりやすい病気の早期発見に役立つのだそうです。

 

↑ネコのトイレ型の健康管理ツール「ペットケアモニター」。直販価格は2万6784円

 

ネコの祖先を辿っていくと、もともと砂漠の生き物だそう。腎臓が小さいため、泌尿器系の病気にかかりやすいといいます。ネコの平均寿命が延びているなかで、腎不全はガンに次いで2番目に大きな死因となっています。獣医師の間では、「腎不全を早期発見できれば、ネコの寿命はあと5年伸ばせる」と言われているのだとか。一方で、ネコは獣医師の診察を受けるのを嫌がることが多く、飼い主による普段の観察が重要とされています。

 

本製品は、そんな普段の観察をサポートし、病気をいち早く発見するためのツールなのです。トイレとして使うことで、ネコの尿の量や回数、体重などを記録できます。取得したデータを元に、アプリでネコの健康状態を表示。病気につながる兆候があれば、いち早く知らせます。

 

↑ネコの診断状態をアプリで表示

ペットケアモニター単体では、1匹のネコの健康状態を記録できます。多頭飼いの飼い主は、別売の「個体識別バッジ」をネコの首輪につけることで、それぞれのネコを区別して記録できます。

 

↑「個体識別バッジ」を取り付ければ、3匹まで識別可能

 

当面は、シャープが7月末にオープン予定の直販サイト「COCORO STORE」でのみ取り扱われることになります。なお、ペットケアモニターを利用するためには、月額315円クラウドサービス「COCORO PET」への加入が必要です。

 

↑ペットケアモニターの仕組み

ネコのおしっこを毎日チェックするのはなかなか難しいことですが、実は命を左右する情報の手がかりが含まれています。それをアプリで手軽に確認して、万一の病気を防ぐことができたなら、3万円弱という価格以上の価値がありそうですね。

500ℓ以上の冷蔵庫はどれが買い? 最新3モデルを家電のプロが4項目で徹底チェック

夫婦共働き世帯など、食材は週末のまとめ買いが多いという場合は500ℓ以上の大容量タイプがオススメ。今回は鮮度維持機能が進化した3モデルをピックアップし、使いやすさを4項目でチェックしました。

 

【チェックした人】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

テレビや雑誌、Webなど幅広い媒体で活躍しています。

 

冷蔵庫のトレンドはチルド機能と野菜室の鮮度維持

近年の冷蔵庫は大容量化が顕著。家電コーディネーターの戸井田園子さんは理由を次のように語ります。

 

「食材をまとめ買いする世帯が増加。さらに、水や無添加食材など冷蔵庫で保存したいものが以前より増え、容量500ℓ以上も当たり前に。また、野菜室の鮮度維持は葉モノが1週間もつのが標準。チルド室の機能向上もトレンドです」

 

今回の3製品はまさにトレンドど真ん中。鮮度維持機能では日立の「うるおい低温冷蔵」が注目です。

 

「この機能は冷蔵室全体を約2℃に保ち、“庫内丸ごとチルド室”を実現しています」(戸井田さん)

 

使い勝手では庫内奥までしっかり引き出せるパナソニックの「ワンダフルオープン」が優秀。独自機能ではシャープのAIoTクラウドを使った献立提案が先進的です。

 

【その1】「うるおい低温冷蔵」機能で乾燥を抑えて鮮度を守る

日立

真空チルド HWシリーズ

R-HW60J

実売価格35万1720

冷蔵室専用冷却器の採用により、冷気で食品の乾燥を抑制。約2℃の「うるおい低温冷蔵」時は、温かい鍋も冷め切る前に入れられます。新開発の断熱材で、幅685㎜で容積602ℓを実現しました。【定格内容積:602ℓ】【冷凍室容量:180ℓ(瞬冷凍室含む)】【年間消費電力量:259kWh/年】【サイズ/質量:W685×H1833×D738mm/113kg】

↑冷蔵室独立冷却による「うるおい低温冷蔵」機能を搭載。同機能選択時は約2℃で保存し、作り置きの鮮度が長持ちします
↑チルド室は約0.8気圧の環境で食材の酸化を抑制。ラップなしでも食材が乾きません

 

【戸井田さんのJUDGE!】

鮮度維持機能:☆×4.5

野菜保存機能:☆×4.5

使い勝手:☆×4.5

独自機能:☆×4.5

冷蔵室も野菜室も独自の維持機能が光る

「冷蔵室全体でチルド室のような鮮度維持を実現したのが斬新。野菜室も湿度維持に加え、プラチナ触媒で炭酸ガス濃度を高めて野菜を冬眠状態にし、鮮度を保ちます」(戸井田)

 

 

【その2】「パーシャル」など独自の機能で食材の鮮度長持ち!

パナソニック

パーシャル搭載冷蔵庫

NR-F554WPX

実売価格39万7440

マットな質感の「フロストガラスドア」を採用。「ナノイーX」を庫内に循環させ、生魚などのニオイを脱臭し、庫内壁面の付着菌も除菌します。パーシャル室は食材を約-3℃で微凍結。【定格内容積:550ℓ】【冷凍室容量:152ℓ(瞬冷凍室・製氷室・新鮮凍結室含む)】【年間消費電力量:274kWh/年】【サイズ/質量:W685×H1828×D699mm/110kg】

↑「パーシャル室」は、約-3℃でチルドより低温。変色しやすいひき肉も、鮮度を1週間保てるためまとめ買いに最適です(左は「微凍結パーシャル」、右は「チルド」)

 

↑野菜室は野菜に最適な湿度を保ちながら保存します。引き出しの手前にはボトルや調味料コーナーもあり、使い勝手がいいです

 

【戸井田さんのJUDGE!】

鮮度維持機能:☆×4.5

野菜保存機能:☆×4

使い勝手:☆×5

独自機能:☆×4.5

微凍結で食材の鮮度を保つ機能が◎

「微凍結により食材の鮮度を1週間維持できるチルド室(パーシャル室)が魅力的です。野菜室と冷凍室の『ワンダフルオープン』も使いやすさ抜群で、大容量を実感」(戸井田)

 

 

【その3】AIが家族の生活を学習し最適な献立提案などを行う

シャープ

プラズマクラスター冷蔵庫

SJ-GX55D

実売価格28万5600

「プラズマクラスターうるおいチルド」「雪下シャキット野菜室」を搭載し、食品の鮮度を長く保ちます。AIoTクラウドと連携して、献立の提案や買い忘れの注意などを音声で教えてくれます。【定格内容積:551ℓ】【冷凍室容量:189ℓ(瞬冷凍室含む)】【年間消費電力量:255kWh/年】【サイズ/質量:W685×H1833×D745mm(※:ハンドル、調節脚部含む)/113kg】

↑冷凍室は計189ℓの大容量。下段冷凍室は3段構造になっているうえに冷凍ケースを自由に仕切れ、効率的に収納できます

 

↑気密性の高いチルド室を採用。プラズマクラスターで内部を除菌し、うるおいも保ちます

 

【戸井田さんのJUDGE!】

鮮度維持機能:☆×4

野菜保存機能:☆×4

使い勝手:☆×4.5

独自機能:☆×5

冷蔵庫のネット接続は国内では先駆的

「AIoTクラウドで様々な提案をしてくれるのが先進的。短時間で冷凍・冷却する『タイマー冷凍』など冷凍機能も魅力的です。冷凍室が大きい『メガフリーザー』も便利」(戸井田)

【2018年版】梅雨に必須の「衣類乾燥除湿機」はどれがいい? 家電のプロが選ぶべき「方式」と「最新モデル5選」を伝授

NEW! 2018年6月8日更新

6月6日、気象庁は近畿、東海、関東甲信地方の梅雨入りを発表した。これから洗濯物の外干しがしにくい季節になるため、注目したいのが「衣類乾燥除湿機」だ。昔からある「除湿機」と同じだが、最近のモデルは衣類乾燥にフォーカスした機能を搭載したモデルが増えており、「衣類乾燥除湿機」として販売しているケースが多い。そこで今回は、梅雨時期だけでなく冬の結露対策、部屋干しにすることでPM2.5や花粉対策にもつながる衣類乾燥除湿機のオススメモデルを紹介しよう。

20170615-s1-0

 

選ぶなら断然「コンプレッサー方式」か「ハイブリッド方式」

衣類乾燥などで日常的に使う上で重要なのが除湿機の運転方式だ。除湿機は大きく「コンプレッサー方式」と「デシカント方式」の2つに分かれる(2つを組み合わせた「ハイブリッド方式」もあるが)。

 

これは洗濯乾燥機の乾燥機能の違いと同様で、コンプレッサー方式は洗濯乾燥機の「ヒートポンプ方式」、デシカント方式は「ヒーター方式」とほぼ同じと考えていい。コンプレッサー方式は空気を圧縮して内部の湿気を凝縮して水に変える方式だ。デシカント方式は内部のゼオライトと呼ばれる乾燥剤に吸着した湿気をヒーターによって蒸発させて、熱交換器で凝縮させて水に変える方式となっている。

 

コンプレッサー方式は構造が複雑で小型化しにくいことや、低価格化しにくいことがデメリットだが、熱を使わないため省エネ性が高く、室温が上がりにくいというメリットもある。ただし室温が低い場合は除湿性能が下がるため、冬場の結露対策を中心に使う人にはあまり向いていない。

 

一方のデシカント方式は構造がシンプルで小型化しやすい一方、ヒーターを用いて水分を蒸発・凝縮させるため消費電力が高く、室温も上がりやすいというデメリットがある。そのため、以下で紹介する「オススメのモデル」では梅雨での使用を想定し、デシカント方式以外を挙げることとした。

 

両方を組み合わせたのがハイブリッド方式だ。コンプレッサー方式とデシカント方式を切り替えて使えるというもの。1年中活躍するが、より大型化して価格も高くなるので、その点だけ注意してほしい。

↑
↑パナソニックのハイブリッド式モデルの乾燥イメージ

 

【一人暮らしなど少人数世帯にオススメのモデル】

まずは一人暮らしや夫婦2人世帯などにオススメの、コストパフォーマンスの高いモデルから紹介しよう。

 

A4サイズの設置スペースに置けて消臭機能も搭載

↑画像クリックで楽天市場の最新価格比較情報ページにジャンプします(以下同)

【コンプレッサー方式】

シャープ

プラズマクラスター除湿機 CV-H71

実売価格3万5760円

本機は空気浄化技術、プラズマクラスターを搭載しており、部屋干し衣類の「生乾き臭」(約3時間後の効果)や衣類に付いた「汗臭」(約6時間後の効果)のスポット消臭が可能なモデル。幅304×奥行き203mmと、ほぼA4用紙サイズに収まるコンパクトさなので、湿気やニオイの気になるさまざまな場所に置いて使いやすい。定格除湿能力は6.3L(関東などの50Hz地域)/7.1L(関西などの60Hz地域)/日と十分な能力を備えており、衣類乾燥時間(約2kg)は約180分。

 

吹き出し口は上下90°に手動で切り替えられる程度で、左右への吹き分けには対応していないなど、プラズマクラスター機能以外の機能はかなりシンプルだ。ただし衣類乾燥、除湿ともに消費電力は1時間あたり165W(約4.5円 ※50Hz地域の場合)/180W(約4.9円 ※60Hz地域の場合)と低いため、安心して使える。

 

コンパクトかつハンドル一体型で持ち運びもカンタン

20170615-s3 (3)

【コンプレッサー方式】

デロンギ

タシューゴ アリアドライ マルチ 衣類乾燥除湿機 DEX16FJ

実売価格2万2390円

本機はオイルヒーターやコーヒーメーカーなどで有名なデロンギが、生活家電として初めて日本市場に送り込んだモデルだ。こちらもシャープのCV-H71と同様、幅335×奥行き225mmとかなりコンパクトで、定格除湿能力は6.5L(50Hz地域)/7.2L(60Hz地域)/日とシャープより若干高い。

 

こちらはルーバーの角度が変えられないため、衣類乾燥に用いる場合はハンガーラックの下などに置く必要がある。とはいえ、発売から1年が経過し、価格が2万円台前半とこなれてきたのは大きな魅力だ。

↑衣類の下に置いて使う
↑衣類の下に置いて使用。ハンドル一体型で持ち運びもラク

 

↑付属の排水ホースをつなげば連続排水にも対応する
↑付属の排水ホースをつなげば連続排水にも対応する

 

【ファミリー向けのオススメモデル】

続いてはファミリー向けの、除湿能力の高いモデルを紹介したい。

 

空気清浄機能付きで除湿能力も高いおトクなモデル

【コンプレッサー方式】

アイリスオーヤマ

空気清浄機能付除湿機 DCE-120-2

実売価格3万4250円

粒径0.3μmの超微小粒子状物質を99.97%除去できる「HEPAフィルター」や、タバコやペットのニオイを吸収する「活性炭フィルター」などを備える空気清浄機能付きの衣類乾燥除湿機。定格除湿能力が12L/日と高く、空気清浄機の適用床面積も約28㎡(約17畳)と広いので、年中活躍してくれるのが魅力だ。

 

左右に吹き分けるルーバーは付いていないが、本体の「スイング」ボタンを押すと上下に自動スイングする機能を備えている。幅343×奥行き300mmと設置スペースはある程度必要になるが、能力が高いので利用シーンは幅広いだろう。約4Lの水タンクを備えており、市販のホースを使うことで連続排水にも対応する。

 

「光ガイド」で除湿機能が“見える化”した高性能モデル

【コンプレッサー方式】

三菱電機

サラリ MJ-M120NX

実売価格4万2700円

センサー機能の「部屋干し3Dムーブアイ」を搭載することで室内にある濡れた衣類を識別し、それらに対して重点的に乾燥した風を送る機能を備えた衣類乾燥除湿機。

 

「3次元広角狙えルーバー」と「ロング気流」によって、本体の上方から前方まで上下約160°、左右約100°と幅広い場所に送風できる。赤外線センサーを使った「部屋干し3Dムーブアイ」が洗濯物の乾き具合を常にチェックし、湿っている箇所にだけ送風するため、効率的に衣類を乾かせるのが大きな特徴。最新モデルでは、部屋干し3Dムーブアイがセンシングしている箇所を光でお知らせする「光ガイド」を搭載する。どこに重点的に送風しているのかがひとめで分かるので安心感が強い。

↑ルーバーの中央部分に「部屋干し3Dムーブアイ」と「光ガイド」を搭載する
↑ルーバーの中央部分に「部屋干し3Dムーブアイ」と「光ガイド」を搭載する(写真は同じ機能を持つ従来モデル)

 

この光ガイドを使って、大急ぎで乾かしたい衣類だけを重点的に乾燥する「ズバッと乾燥モード」も搭載。定格除湿能力は11L(50Hz地域)/12L(60Hz地域)/日で、約3Lの水タンクを備える。幅360×奥行き210mmと、奥行きがそれほどないため設置スペースは比較的コンパクトになっている。市販のホースを使うことで連続排水も可能。

↑部屋干し3Dムーブアイを使って室内をセンシングしているところ。光ガイドが動き回るため、機能が“見える化”されているのが安心感につながる
↑部屋干し3Dムーブアイを使って室内をセンシングしているところ。光ガイドが動き回るため、機能が“見える化”されているのが安心感につながる(写真は同じ機能を持つ従来モデル)

 

最大12.5L/日の除湿とワイド送風が可能なハイブリッドモデル

【ハイブリッド方式】

パナソニック

ハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHRX120

実売価格4万9600円

梅雨や夏に強いコンプレッサー方式と、秋・冬にも活躍するデシカント方式を組み合わせたハイブリッド方式を採用するモデル。

 

吹き出し口から約50cmの高さで送風幅約165cm、100cmの高さでは約230cmというワイド送風が可能な点が魅力だ。また、真ん中を中心に広範囲までカバーする「ウェーブ送風」、厚手の衣類などを乾かすために風を集中して送る「スポット送風」、靴などを乾かす際に低いところにしっかり風を送る「下向き送風」などの機能も備えている。

 

こちらもシャープのCV-H71のプラズマクラスターと同様、微粒子イオン「ナノイー」放出機能を備えている。「衣類乾燥」、「除湿」、「送風」それぞれのモードで自動的にナノイーを放出し、洗濯物の除菌や部屋干しの臭いの抑制(約6畳空間での約7時間後の効果)、衣類にしみついたニオイの脱臭(約6畳空間での約60分後の効果)にも役立ってくれる。

 

湿度を低めの約40%にキープしながらナノイーで収納衣類をケアする「クローゼットモード」も搭載している。ウォークインクローゼットのあるお宅には最適のモデルだろう。

 

定格除湿能力は9L(50Hz地域)/10L(60Hz地域)/日で、最大除湿能力は11.5L(50Hz地域)/12.5L(60Hz地域)/日。約3.2Lの水タンクを備える。幅370×奥行き225mmと、こちらも三菱のMJ-120MXと同様に比較的コンパクトだ。こちらのモデルは連続排水には対応していない。

 

しっかり乾かしたいなら予算に応じたコンプレッサー方式を選べばOK

ここまで5機種を紹介してきたが、どれも決して安くはない。とはいえ、1万円台で買えるデシカント方式のモデルは梅雨や夏の時期にはかなり暑くなってしまうので、あまりオススメできない。ベッドルームなど狭い部屋で衣類乾燥するならエアコンの除湿機能を使う手もあるが、やはり衣類をしっかりと乾かしたいのであれば衣類乾燥除湿機をオススメしたい。

 

コンプレッサー方式を採用したモデルなら、今回紹介したモデルよりももっと安い型落ちモデルでももちろんOKだ。風をしっかりと衣類に当てられれば確実に乾燥するので、センサーなどを搭載していなくても大丈夫。センサー機能などがあればより確実に乾かしてくれるが、予算が厳しいという人は、コンプレッサー方式のモデルの中からコスパ重視で選んでも問題なし。これらをうまく活用して、衣類の乾きにくい梅雨時期を乗り切ってほしい。

洗浄性能「5」を獲得したモデルはどれだ!?ドラム式とタテ型の最新洗濯機4モデル、家電のプロが4項目チェック

夏のボーナスでは、普段はなかなか手が出ない洗濯機をチェックしてみたいもの。ここでは「ドラム式洗濯機」「縦(タテ)型洗濯機」の注目モデルを各2台ずつ取り上げ、家電コーディネーターの戸井田園子さんが性能をチェックしました!

 

【チェックした人】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

テレビや雑誌、Webなど幅広い媒体で活躍しています。

 

洗濯乾燥機のトレンドはまとめ洗い対応と温水洗浄

洗濯乾燥機はドラム式、縦型ともに「大容量」がトレンド。戸井田園子さんは理由をこう語ります。

 

「世帯の家族人数は減っていますが、まとめ洗いのニーズや、寝具など家で洗うものが増えているのが要因。黄ばみや黒ずみ汚れなどを落としやすくする温水洗浄もトレンドのひとつです」

 

今回取り上げたドラム式はともに大容量で温水洗浄に対応します。乾燥の仕上がりは大風量で乾燥する日立が有利。独自機能ではパナソニックの洗剤自動投入機能が秀逸。液体洗剤や柔軟剤をいちいちカップで計量する手間が省けます。

 

縦型カテゴリでは、パナソニックが先進の温水洗浄機能を採用。

 

「洗濯槽の水をダイレクトに温めるので洗浄力はグッと上がります。一方シャープの『穴なし洗濯槽』は洗濯槽の外側が汚れず、キレイ好きには安心です」(戸井田さん)

 

1.ドラム式洗濯機

大容量で「温水洗浄」など高性能な洗浄機能を装備し、快適かつスッキリと汚れを落とせる最新ドラム式をピックアップ。洗濯・乾燥性能など、基本機能を専門家がチェックしました。

 

【その1】洗剤自動投入機能など先進技術を多数装備!

パナソニック

ななめドラム洗濯機 Cuble(キューブル)

NA-VG2200

実売価格24万8980

洗剤・柔軟剤自動投入機能や、黄ばみも除去する「温水泡洗浄W」など先進的機能を搭載。洗濯・乾燥終了時間をスマホで設定可能です。ステンレスの質感と角形のデザインがクール。【洗濯脱水/乾燥:10kg/3kg】【定格洗濯乾燥時間:195分】【サイズ/質量:約W639×H1050×D665mm(※)/74kg】【消費電力量:1380Wh(洗濯乾燥時)】

※サイズは給・排水ホースを含んだ数値です(以下同)

↑液体洗剤や柔軟剤の備蓄タンクを装備しています。洗濯物の量や洗剤の銘柄などに合わせ、適量を自動で計って投入

 

【戸井田さんの採点はコチラ!】

洗浄性能:☆×4.5

乾燥性能:☆×4

独自性能:☆×5

清潔性:☆×4.5

洗剤自動投入は次世代感あり!

「洗剤の最適な量を自動で軽量・投入する機能はまさに次世代の機能。デザインが美しいのも、ほかと一線を画しています」(戸井田)

 

【その2】洗剤の種類と汚れ量を検知し汚れ多めなら洗い時間を延長

日立

「ヒートリサイクル 風アイロン ビックドラム」BD-NX120B

実売価格25万860

薄手シングル毛布が4枚洗えるタイプ。洗剤の種類や汚れの量を検知し、洗い方を自動調整、大流量のシャワーで汚れを取り除きます。ホコリがラクに捨てられる乾燥フィルターを採用。【洗濯脱水/乾燥:12kg/6kg】【定格洗濯乾燥時間:約165分】【サイズ/質量:約W735×H1060×D620mm/約82kg】【消費電力量:約970Wh(洗濯乾燥時)】

 

↑大きなドラム槽で衣類を舞い上げて、時速約300㎞の高速風でシワを伸ばしつつ乾燥。アイロンがけの手間を大幅に低減できます

 

【戸井田さんの採点はコチラ!】

洗浄性能:☆×4.5

乾燥性能:☆×5

独自性能:☆×4

清潔性:☆×4.5

乾燥の仕上がりの良さは圧倒的

「ドラム式最大クラスの12㎏。乾燥の仕上がりの良さはダントツです。洗濯水の状態を見て洗い時間を自動調整するのも便利」(戸井田)

 

2.縦型洗濯機

縦型カテゴリでは、黄ばみや食べこぼしなど、ガンコな汚れを落とす新機能が注目を集める2機種をピックアップしました。イオンによる衣類の脱臭機能など、独自機能も要チェックです。

 

【その1】人気の部分洗い用ツールを標準搭載した画期的洗濯機

シャープ

プラズマクラスター

洗濯乾燥機 ES-PU11B

実売価格17万640円

穴のない洗濯槽の採用で、節水と黒カビ防止を実現。部分洗いツール「超音波ウォッシャー」が洗濯機に付属します。水洗いできないブーツなども「プラズマクラスター」で消臭可能。【洗濯脱水/乾燥:11kg/6kg】【定格洗濯乾燥時間:約220分】【サイズ/質量:約W600×H1050×D650mm/約48kg】【消費電力量:約2200Wh(洗濯乾燥時)】

 

↑超音波ウォッシャーが本体に付属

 

↑「超音波ウォッシャー」が毎秒約3万8000回の振動で衣類のガンコな汚れを除去。10分洗濯コースと組み合わせて時短で洗浄します(左/洗浄前・右/洗浄後)

 

【戸井田さんの採点はコチラ!】

洗浄性能:☆×4.5

乾燥性能:☆×4

独自性能:☆×4.5

清潔性:☆×5

ハンガー乾燥は仕上がり良好!

「穴なし洗濯槽は槽の掃除を怠っても槽外が汚れず安心。ハンガー乾燥は量は少ないが、電気代を抑えシワなく乾かせます」(戸井田)

 

【その2】温水泡洗浄Wで黄ばみやニオイをしっかり落とす

パナソニック

縦型洗濯乾燥機

NA-FW120V1

実売価格27万8640

国内縦型で珍しい温水専用ヒーターを搭載。繊維の奥にしみついた黄ばみやニオイの原因となる皮脂汚れを溶かして洗います。縦型最大クラスの洗濯12kgで週末のまとめ洗いに対応。【洗濯脱水/乾燥:12kg/6kg】【定格洗濯乾燥時間:約220分】【サイズ/質量:約W643×H1073×D672mm/58kg】【消費電力量:2550Wh(洗濯乾燥時)】

 

↑洗濯槽下部のヒーターで洗剤液を約40℃に温めるため水温が下がらず、黄ばみなどが十分溶け出します。洗剤中の酵素も活性化します

 

【戸井田さんの採点はコチラ!】

洗浄性能:☆×5

乾燥性能:☆×3.5

独自性能:☆×5

清潔性:☆×4.5

槽内に温水を作る発想が斬新!

「温風や温水シャワーでなく槽内の水を温水にするのが斬新。操作パネルは後ろ配置で投入口が近く、洗濯物も出し入れ簡単!」(戸井田)

集じん力「5」はダイソンだけじゃない! 最新コードレス掃除機6モデル、家電のプロが4項目で採点したら

ダイソンの独壇場だったスティッククリーナー市場に、国産メーカーも様々なアプローチで新製品を投入して、いまや群雄割拠に。今回は、最新モデル6機種を集め、吸引テスト(※)と使い勝手の面でプロが実力を検証しました。

※吸引テストでは、床にシリアル5gと重曹10gを撒き1往復して、集じん性能を検証しました

 

【チェックした人】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

テレビや雑誌、Webなど幅広い媒体で活躍しています。

 

【その1】高い集じん力とスタミナで家中の掃除もこれ一台!

ダイソン

Dyson Cyclone

V10 Fluffy

実売価格7万5380

毎分最大12万5000回転を誇る新型モーター採用などで、コード付きを凌ぐ吸引力を実現。直線的な風路設計で吸引効率が向上しました。独自のローラー型ヘッドで大小のゴミを同時に捕集。クリアビンの形状変更でゴミ捨ても快適です。●サイズ:W250×H1232×D245㎜、質量:2.58kg

【吸引テスト】

Before

After

フェルト素材のローラーヘッドがシリアルも重曹も包み込んで、根こそぎ吸引。「前進」の段階で、すべてのゴミを吸いこんでいました

 

↑赤と青紫のナイロンフェルトで、大きなゴミを捕らえます。静電気を抑える黒いカーボンファイバーブラシで、微細なホコリまでも吸い取ります

 

↑アタッチメントは4種。ソファや布団の掃除に適したミニモーターヘッド、ブラシの出し入れ可能なコンビネーションノズルなどです(※)

※:専用のブラケットも付属

 

【戸井田さんの採点はコチラ!

集じん性能:☆×5

操作性:☆×4.5

メンテナンス性:☆×4

アタッチメント:☆×4

吸う力の強さは圧倒的で特にフローリングと好相性

「高い集じん力で、ロール型ヘッドがフローリングで活躍。本体がやや長く、背が低い女性は若干扱いにくいかも。ゴミ捨てはパイプを外す必要がありますが、従来機よりラク」(戸井田)

 

【その2】軽さとハイパワーを両立し様々な場所を掃除しやすい

 

東芝

トルネオV コードレス

VC-CL1400

実売価格4万7280

毎分最大約11万回転のパワフルなモーターで吸引。本体やヘッドなどに軽量で丈夫なグラスファイバーを採用し、標準質量1.9kgを実現しました。窓サッシのレールにたまった砂も吹き飛ばすエアブローノズルなど付属品も充実します。●サイズ:W266×H1030×D224㎜、質量1.9kg

【吸引テスト】

Before

After

「前進」で床面に薄く重曹が残ったが「バック」でその重曹も吸引。掃除後にヘッドを持ち上げると、シリアルが少しこぼれました

 

↑ヘッド部のゴミの吸込み幅を従来機種より広く取り、集じん効率を改善。自走式で軽いタッチで進み、床や壁面のゴミを取り除きます

 

↑エアブローノズルや布団用ブラシなど計5個を用意。付属品用ホースを使うと右手で本体、左手でアタッチメントを持ててラクです

 

【戸井田さんの採点はコチラ!

集じん性能:☆×4.5

操作性:☆×5

メンテナンス性:☆×4.5

アタッチメント:☆×5

集じん力から拡張性までバランスが取れた一台!

「普段使いには十分な集じん力。重心バランスが良く、掃除の負担感が少ない。8気筒の本格サイクロン式で唯一、気筒部分まで丸洗い可能。付属品が充実し細かい掃除もカバーできます」(戸井田)

 

【その3】狭い場所もノズルの交換せずにそのまま掃除できる

パナソニック

iT(イット)

MC-SBU510J

実売価格5万1840

持ち手をひねるとヘッドが縦(Ⅰ字)になるので、そのまま家具などの隙間の掃除ができます。壁に当たるとヘッド前部が開き、壁際のゴミも除去可能。●サイズ:W252×H1160×D153㎜、質量:2.2kg

【吸引テスト】

Before

After

「前進」でシリアルを全部除去。薄く残った重曹も「バック」で吸引しました。ヘッドからのこぼれもありませんでした

 

↑ヘッド前方の横滑り用ローラーで壁際も快適に掃除。Y字ブラシが、ゴミを確実に吸込口に運びます

 

↑すき間用ノズルとペタすき間ノズルを付属しています。大きめの隙間なら標準の「くるっとパワーノズル」で対応可

 

【戸井田さんの採点はコチラ!

集じん性能:☆×4.5

操作性:☆×4

メンテナンス性:☆×4.5

アタッチメント:☆×3.5

小さなゴミの吸引力は十分に備えている

「大きいゴミはヘッドを浮かせて取る必要があるものの、吸引力は十分。操作感はやや重く感じますが、『くるっとパワーノズル』は便利です」(戸井田)

 

【その4】ヘッド前面の開閉で大小のゴミをしっかり集じん

日立

パワーブーストサイクロン

PV-BEH900

実売価格4万9200

前進時はヘッド前面が開き大きなゴミを、バック時は閉じて微細ゴミをしっかり吸引。多彩なツールを装備し、車中など様々な場所を掃除できます。●サイズ:W255×H1012×D308㎜、質量:2.1kg

【吸引テスト】

Before

After

「前進」の段階でシリアルと重曹をすべて吸いこみました。今回の検証では、ダイソンに劣らぬ見事な結果に

 

↑ブラシに拭き専用毛(緑)を装備。フローリングに付着した菌も拭き取ります。ブラシは水洗い対応

 

↑ミニパワーヘッド、ハードブラシ、スマートホースなど。ツールの種類は随一です

 

【戸井田さんの採点はコチラ!

集じん性能:☆×5

操作性:☆×4

メンテナンス性:☆×4.5

アタッチメント:☆×5

ヘッドの戻りでも強力に吸引する機構が◎

「ヘッドを後ろに引いてもしっかり吸う独自機構が◎。ツールは豊富ですが、組み合わせが多く煩雑に感じる一面も。ゴミ圧縮機能付きでゴミ捨てが快適」(戸井田)

 

【その5】吸引パワーも使いやすさもさらに進化した極軽タイプ

シャープ

RACTIVE Air

EC-AR2SX

実売価格6万2290

軽量ボディに吸引力が従来比約1.3倍の「フルパワーモード」を搭載。手元レバーでヘッドが外れ、棚を掃除しやすい「スグトルブラシ」に切り替わります。●サイズ:W222×H980×D220㎜、質量:1.5kg

【吸引テスト】

Before

After

「前進」でほぼすべてのゴミを吸い「バック」で残りのゴミも除去。ヘッド下に少しシリアルが残りました

 

↑極細繊維をループ加工したブラシを採用。微細な汚れも逃さず絡め取ります

 

↑ふとん掃除パワーヘッド、縦横に曲がるすき間ブラシなど豊富。部屋中の掃除が可能です

 

【戸井田さんの採点はコチラ!

集じん性能:☆×4.5

操作性:☆×5

メンテナンス性:☆×4.5

アタッチメント:☆×5

負担の少なさは随一でパワー・スタミナも十分!

「とにかく軽く、掃除しやすい。一般的な家庭では吸引力不足も感じません。バッテリーが2個付属し、外して充電できるのも◎」(戸井田)

 

【その6】床も隙間もふとんにも対応! 1台3役で使えるクリーナー

 

エレクトロラックス

エルゴラピード・リチウム

プレミアム ZB3324B

実売価格5万6820

スティック、ハンディ、ふとん掃除機の3役で使えます。下重心のため軽い力で動かせて、ヘッドも小回りが効きます。フィルターは微粒子をほぼ除去。●サイズ:W265×H1070×D140㎜、質量:2.5kg

【吸引テスト】

Before

After

吸引力は強いですが、ブラシの回転で左右に弾いたシリアルが少し残りました。重曹は「前進」でほぼ集じんしました

↑強力な電動ノズルを採用。ブラシに絡まった髪の毛などをカットして吸引する機能を搭載します

 

↑ふとん用ヘッド、布用ノズル、隙間ノズル、延長ホースなど種類が豊富。アタッチメント収納袋も付属します

 

【戸井田さんの採点はコチラ!

集じん性能:☆×4

操作性:☆×4.5

メンテナンス性:☆×4

アタッチメント:☆×4.5

フロア掃除に強いので床がフラットな家に最適

「足元に重心があり、フロア掃除はラクですが、敷居などの段差乗り越えは腕に負担がかかります。本格ふとん用ヘッドが付くのは魅力的」(戸井田)

これぞ究極のニッチ商品! 「猫のひげ専用ケース」ほかクスっとしちゃうとんがりグッズ4選

趣味や好みをとことん追求したニッチなアイテムは、たとえニーズが低くても一部の人たちからは強い人気を集めます。人は誰でも、周りからは理解されにくいような願望を抱えているもの(ちょっと大げさ?)。そこで今回は、プロ野球応援用の時計型ウェアラブル端末や猫のひげを集めるためのケースなど、変わったグッズをご紹介。もしかすると「こんなアイテムを探してた!」ということもあるかもしれません。

 

出典画像:be-glad store ネコ 公式サイトより

 

[その1]

アイデア次第で様々な焼き物を調理できる焼いもメーカー

出典画像:ドウシシャ 公式サイトより

ドウシシャ
SOLUNA 焼いもメーカー Bake Free WFS-100/SFW-100
本格的な焼いもを自宅で簡単に作れるドウシシャの「焼いもメーカー」。焼いもがピッタリ2つ入るプレートの他、平面プレートが付属しています。プレートに食材を入れて本体にセットした後は、上部の温度調節つまみを操作するだけ。上下のヒーターがうま味をギュッと閉じ込めるので、美味しく仕上がります。

 

<注目ポイント>
・石やアルミホイルを使わず焼いもを調理可能
・平面プレートも付属
・レシピブックには12種類のアイデアを掲載
もちろん焼いも以外にも様々な食材を調理できます。12種類のアイデアを掲載したオリジナルレシピブックを参考にしながら、好みの料理に挑戦してみましょう。普段の料理の手間が軽減されるかもしれませんよ。

 

[その2]

試合状況を通知するプロ野球応援用端末

出典画像:シャープ 公式サイトより

シャープ
funband
シャープの「funband」は、プロ野球応援用の時計型ウェアラブル端末。Bluetoothでスマートフォン専用アプリと連携すれば、端末が試合経過などを教えてくれます。“試合通知モード”では選手交代や得点時など、状況に応じて振動やディスプレイでお知らせ。試合を見れない時でも最新情報をチェックできます。

 

<注目ポイント>
・最新情報をチェック可能
・打席結果や選手交代など細かい情報も通知
・バンドの交換も可能
“球場・テレビ観戦モード”に設定すると、応援時の動きを端末が測定。盛り上がり具合をクラウドで集計してスマートフォンで確認できます。チームへの愛の強さをランキングで表示して、仲間と楽しく応援を競い合うことも可能。

 

[その3]

猫のひげを保管する専用ケース

出典画像:be-glad store ネコ 公式サイトより

be-glad store ネコ
猫専用「猫のひげケース」
部屋を掃除しているとたまに落ちている猫のひげ。「捨てるのももったいないな…」と思ったことがある人のための猫専用「猫のひげケース」です。天然の桐でできているケースは、軽くて通気性も抜群。腐りにくい上、虫もつきにくいので長期保管にも最適です。レーザーでデザインされた可愛らしい猫のシルエットもポイントの1つ。

 

<注目ポイント>
・天然の桐を使ったケース
・デザインは全5種類
・マルチケースとしても使用可能
デザインは全5種類で、烏帽子を被った猫のケースもオシャレ。猫のひげは生え変わるので、必ずどこかに落ちています。ケースを手に入れれば、ひげ探しをかねて掃除の頻度が増えるかも。マルチケースとしても使えるので、猫を飼っていない人にもおススメです。

 

[その4]

お風呂やサウナで大活躍のメガネ

出典画像:メガネの愛眼 公式サイトより

愛眼
お風呂用メガネ アイガン FOR ゆ
プラスチックや金属が主成分の一般的なメガネは、水分や熱に強くありません。「お風呂用メガネ アイガン FOR ゆ」は、レンズ・フレーム・パーツの全てに高い耐久性を誇る“ポリカーボネート”を採用。お風呂やサウナでも、気にせずメガネを掛けて楽しめます。

 

<注目ポイント>
・耐熱温度は120℃~130℃
・金属不使用
・レンズには曇り止めコーティング
金属を一切使用していないので、水によるサビや金属疲労の心配もナシ。さらにレンズには曇り止めコーティングも施されています。飽きのこないシンプルなデザインと丈夫で壊れにくい仕様は、長く使っていくうえでありがたいですね。

10万台売れたのに、売場が決まらない…!? シャープ「超音波ウォッシャー」スリム型投入で知名度アップなるか

シャープから、衣類などの汚れをなぞって落とす「超音波ウォッシャー」の2018年モデルが登場。今回からより小型軽量で持ち運びやすいスリムタイプが加わり、2モデルがラインナップされることとなりました。スリムタイプの「UW-S2」、標準タイプの「UW-A2」ともに実売予想価格は1万5000円(税抜)。発売はともに6月21日です。

↑スリムタイプの新製品「UW-S2」

 

超音波で汚れを剥ぎ取るアイテムに約2年ぶりの新製品が登場

超音波ウォッシャーは、毎秒3万8000回の振動を与え、超微細な泡が弾けるときのエネルギーで衣類の汚れを剥ぎ取る、ハンディサイズのアイテムです。先端の超音波ホーンを衣類の汚れに当て、水ですすいで洗います。

 

本機のメリットは、洗濯機で落ちにくいシャツの襟や袖などの部分汚れのほか、手洗いでは面倒だったネクタイやぬいぐるみなどの汚れが簡単に落とせる点。汚れは水だけでもキレイに落とせますが、洗剤を利用すればガンコな汚れも落ちやすくなります。

↑使い方は、ひたす、なぞる、すすぐの3ステップでとてもカンタン

 

シャープが初代超音波ウォッシャー UW-A1を2016年9月に発売してから約2年。同社の調査によれば、同モデルのユーザーの6割がほぼ毎日使用し、7割が1回当たり10分以内の使用時間で済んでいるそうです。使った対象としては、洗濯前のワイシャツやブラウス、あるいはカバンやポーチ、帽子など衣類以外のものが上位に挙がり、襟や袖の皮脂汚れや、食品の汚れを落とすケースが多かったといいます。こうして、 ユーザーの支持を得たUW-A1は累計10万台以上を販売するヒット商品に。2年ぶりの新製品「UW-S2」と「UW-A2」は、従来モデルUW-A1のユーザー調査から浮かび上がったニーズに応えるべく、2ラインアップとなりました。

↑新製品のコンパクトモデル「UW-S2」

 

↑新製品の「UW-A2」

 

携帯されていないことが判明し、より小さく軽いモデルを開発

さて、先述のユーザー調査で同社の想定と異なっていたのが、持ち運び利用の頻度です。調査では、ユーザーは洗面所などに据え置きで使い、あまり持ち歩かないという結果が出たとのこと。携帯用として使われるものと想定していた開発陣は衝撃を受け、これを反省材料としたそうです。今回、超音波ウォッシャーの開発を指揮したメジャーアプライアンス事業部 洗濯機商品企画部の北川秀雄部長は、「より小さく軽くしないと、カバンに入れて持ち運んで使ってもらえないことが分かり、次世代機ではここをどうしても解決したいと考えました」と語りました。

 

そこで考えたのが、ホーン(先端)を細長い丸型とすることで、充電池を小さくするコンパクト設計。これにより、標準タイプの体積の約40%、重量を約50%(100g)とした軽量・コンパクトなUW-S2が誕生しました。

↑スリムタイプのUW-S2は超音波ホーンの形状を直径5mmの丸形に変更

 

↑UW-S2のカットモデル。超音波ホーンだけでなく電池の形状なども変更しています

 

据え置き利用を考えて、従来サイズのモデルも存続

ただ、先端が細いと接触する面積が狭くなり、洗うのに時間がかかってしまうのも事実。また、UW-S2は電池が小さくなった分、1回の満充電で使用できる時間が30分から15分に短くなっています。連続使用時間も5分から3分になりました(※)。そこで、据え置きで使う場合の使い勝手を考えて、従来機UW-A1の基本設計を受け継いだUW-A2も存続させ、ラインアップを2つとする方針を取ったそうです。

※連続使用時間が短く設定されているのは安全のため。時間が来ると一度電源が落ちる仕様になっています。3分では汚れが落としきれない場合は、改めて電源を入れて使用します

 

なお、新モデルUW-S2とUW-A2の両方に共通する進化ポイントは、充電用のUSB端子が防水対応し、不便なキャップを排除したこと。また、本体カラーは従来のゴールドをバイオレットに変更し、ピンク、シルバー、バイオレットの3色展開としました。ちなみに、本機はガーリーな色使いとオシャレな外観から、「女性専用?」と誤解される方がいるかもしれませんが、同社に聞いたら「ぜひ男性も使ってください!」とのこと。「シャツやスーツの汚れを取るにもいいですし、洗いにくいカバンの持ち手などを洗っていただくのもオススメ」だそうです。いざというときのために、ビジネスマンがデスクの引き出しに忍ばせておくのもアリですね。

↑UW-A2はUSB端子が防水に対応したほかは、従来モデルとサイズや性能は変わりません

 

↑電源ボタンの下に見える穴が、防水対応になったUSB端子。従来あったキャップもなくなりました

 

小型モデルならシャツを着たままピンポイントで汚れを落とせる

さて、肝心の洗浄力はどうなのか、改めて確かめてみたいところ。体験会ではまず、UW-A2の実演が行われました。実演の素材として使われたのは、同社社員がリアルに着たというシャツ。この日のために三日間も同じシャツを着続けて、黄ばみを付けたそうです。いくら性能評価のためとはいえ、身体を張っていますね。

 

汚れ落としの作業はトレイに水を張り、洗剤を付けて、超音波ウォッシャーで軽くなぞっていくだけ。洗浄後のシャツを見てみると、確かに汚れが落ちているのがわかりました。襟部分ならほぼ1分以内の作業で汚れが落とせるそうです。

↑シャツの襟の黄ばみが超音波振動で剥ぎ取られていく様子

 

一方、小型化したUW-S2の実演も行われました。女性のブラウスに付いたソースの汚れを、ブラウスを着たままで落とすというもの。外出先での利用を想定し、洗剤を使わず、UW-S2と付属のパフだけで汚れを落とすシーンを見せてくれました。なるほど、本体の細いUW-S2ならペンを握るように持てるので、手首の自由が効いて細かな汚れにも的確に振動が当てられます。外食時のちょっとした粗相なら、トイレに行ってササッと使うだけで、応急処置どころか本格的な処置が可能だと感じました。

↑汚れのついた表にパフを当て、生地の裏から超音波ウォッシャーを当てます

 

↑汚れがパフに移り、シャツの汚れが取り除かれました

 

幅広い素材、幅広い汚れに対応するのも便利です。本機ならソースやケチャップ、コーヒー、カレーなど、食べ物の汚れはもちろん、女性に多いファンデーションと皮脂汚れの混じった汚れが落とせますし、うわばき、トートバッグ、帽子などに付いた通常の洗濯機で洗いにくい汚れも落とすことができます。

↑超音波ウォッシャーの使用例。シャツ、帽子のへり、ダウンジャケット、カバン、うわばきなどの汚れが素早く落とせます

 

↑本機を使ったうわばきの洗浄例

 

実用性が高い割に認知度が低いのが課題

超音波ウォッシャーは、他社から同じジャンルの製品が登場していないこともあり、家電量販店で置かれているコーナーが確立していない点がシャープの悩み。店舗によってはシャープの洗濯機のそばに置かれることもあれば、洗濯機コーナーの隅にひっそり陳列されていることもあって、なかなか認知が伸びていかないそうです。実用性が高いうえ、贈り物やコンペの景品などにも手ごろな価格帯だけに、知られていないというのは実にもったいないですね。本稿を読んだ方々、新しくなった「超音波ウォッシャー」の存在を、ぜひ周囲に教えてあげてください。

シャープ

超音波ウォッシャー UW-S2

●発売日:6月21日●実売予想価格:税抜1万5000円前後●外形寸法/質量:W26×D22.5×H165mm/約100g(本体キャップ除く)●消費電力:5w●電池:充電池(DC4.8V/250mAh)(USB防水対応)●充電時間:5時間●使用時間:15分(連続使用時間3分)●先端ホーン幅:先端丸形(Φ5)●付属品:パフ、パフケース、USBコード、ACアダプター●本体色:バイオレット、シルバー、ピンク

 

超音波ウォッシャー UW-A2

●発売日:6月21日●実売予想価格:税抜1万5000円前後●外形寸法/質量:W40×D40×H168mm/約200g(本体キャップ除く)●消費電力:7w●電池:充電池(DC4.8V/900mAh)(USB防水対応)●充電時間:5時間●使用時間:30分(連続使用時間5分)●先端ホーン幅:12mm●付属品:USBコード、ACアダプター●本体色:バイオレット、シルバー、ピンク

オーブンレンジの「ヒト化」はここまで来たか…! あのヘルシオに「トップシェフ」と「お店のマスター」降臨!?

シャープから水で焼くウォーターオーブン「ヘルシオ(HEALSIO)」の2018年モデルが登場しました。ここでは同社に取材してきた様子を紹介します。

 

食材の状態や分量を気にしなくていい「まかせて調理」が進化!

2015年モデルに初めて搭載して以来、ブラッシュアップを重ねてきた「まかせて調理」の搭載機種が、2018年モデルでは3機種に増えています。

 

「まかせて調理」とは、調理する食材が冷凍か冷蔵か常温か、あるいは分量はどのくらいかに関係なく、火加減や調理時間を自動調節して仕上げる機能。同社の調査では「まかせて調理」を使用すると、冷凍食材をレンジ解凍してからフライパン調理する場合に比べて、ビタミンB1などの栄養素の流出量を約15%抑えられるとわかったそうです。

 

また、最上位の「AX-XW500」では、上段で「まかせて調理」を使用しながら、同時に下段でお惣菜などの温めも可能になりました。

↑上で「まかせて調理」で野菜を焼いて、下で同時に惣菜を温めるといった、上下段で違う調理が可能。上と下で同じ人数分を並べるのがコツ

 

スマートスピーカーがお店のマスターのような対応を行う

また、「AX-XW500」と「AX-AW500」は無線LAN機能を内蔵し、流行りのスマートスピーカーとクラウドサービス「COCORO KITCHEN」の連携が可能になりました。シャープの会員サイト「COCORO MEMBERS」に登録すれば、キッチンのヘルシオ本体の前まで行くことなく、Amazon AlexaおよびGoogle アシスタント対応のスピーカーに話しかけて、献立を相談することができます。

 

なお、クラウドサービス「COCORO KITCHEN」は、ユーザーの嗜好を学習し、最適なメニュー提案などを行います。例えば、購入直後のヘルシオに「いつもの」と話しかけると、「探したけれど見つからなかったよ」と回答しますが、購入から何度も利用したヘルシオに「いつもの」と話しかけると「300kcalでよく調理するから、●●がいいよ」といった反応を返してくれます。まるで顔なじみのお店のマスターがいるような安心感! 「マスター! 今日のオススメは?」なんて声を掛けたくなりそう。

↑ヘルシオから離れた場所でも、スマートスピーカー経由で音声で献立の相談などが可能になっています

 

メニュー画面では、従来「メニュー選択」からたどる必要のあった「ダウンロードメニュー」がトップに表示されるようになりました。クラウドをユーザーに積極的に使ってもらおうというシャープの意気込みが感じられます。

↑メニューのトップ画面。「ダウンロードメニュー」が最初から表示されています

 

最上位モデルにはトップシェフ監修の「あぶり豊潤焼き」を搭載

新モデルの中でも最上位「AX-XW500」に搭載する目玉機能が、従来モデルの「あぶり焼き」を進化させ、低温調理を取り入れた「あぶり豊潤(ほうじゅん)焼き」に対応したこと。

 

「あぶり豊潤焼き」は、大きさによって火の通りが異なるため調理の難しいかたまり肉を、高温と低温の組み合わせで美味しく焼ける機能。まず、「あぶり焼き」と同様、通常の熱風オーブン加熱の約8倍の熱量の過熱水蒸気で庫内を300℃以上に高めて肉の表面を一気にあぶって、食材の表面を香ばしく焼きながら旨みを閉じ込めます。

 

そのあと、気密性の高い庫内に蒸気を満たして低温でじっくり加熱。肉の内部が一番美味しくなる、54~56℃の狭い温度帯をキープして豊潤に仕上げます。この蒸気で満たす工程は、ヘルシオの高い密閉性があってこそ実現できたのだそう。

↑これが調理前のローストビーフ。真っ赤な赤みが、火を入れる前から美味しそうです

 

↑キレイにできあがりました! ちなみにローストビーフは、火を入れたのと同じくらいの時間を冷やして、食べる直前に切るのがベスト。切った後しばらくして切断面が赤く、美味しそうになります

 

「あぶり豊潤焼き」の開発にあたっては、フレンチのトップシェフの協力をあおぎ、どういうシークエンス(動作の順序・手順)ならプロの味を再現できるか、試験を重ねて追求したそうです。

 

なお、「あぶり豊潤焼き」に対応するメニューは、出荷時は「ローストビーフ」と「ローストポーク」の2種類。クラウドからダウンロードすることで、「あぶりサラダチキン」「あぶり鶏ハムロール」「あぶり豚ヒレハム」「あぶり豚バラ低温ロースト」の4メニューも追加できます。

↑「ローストビーフ」と「ローストポーク」は標準でメニューに搭載しています

 

ちなみに、シャープではヘルシオの蒸気密閉度の高さを示す動画や、水で焼く仕組みをCGで見せる動画(以下)を公開しています。蒸気密閉度を見る動画では、同社のオーブンレンジ「RE-SS10D」と前年モデルのヘルシオ「AX-XW400」の天板に穴を開けて、それぞれじょうろで庫内に水を流し込み、前者では庫内に入った水が漏れ出すのに対し、後者では水が漏れることなく、庫内に溜まっていく様子が分かります。

 

外観デザインは“半分、黒い”に変更

本体サイズや庫内容量、定格消費電力、液晶画面サイズなどのスペックは、従来モデルとすべて同じですが、外観のデザインはちょっとだけ変更されています。新モデルは本体下部の水タンクのところに水滴と波紋のマークが入り、そのすぐ上とトビラの間の半分が黒くなっています。覚えておくと、店頭で購入する際に見分けやすいですね。

 

参考価格は、昨年モデルは最上位「AX-XW400」の発売時価格が税抜18万円前後だったのに対し、「AX-XW500」は税別17万5000円前後を想定。中位モデル「AX-AW500」は税抜13万円前後、エントリーモデル「AX-AS500」が税抜き9万円前後と1万円ほど安くなって、去年よりもお買い得になっています。細かい点で改良を重ね、より使いやすくなった新ヘルシオ。ぜひ注目してみてください。

↑従来モデルは水タンクのところにマークがなく、水タンクとトビラの間は本体と同じ色(左)。新モデルは水タンク部分に水滴と波紋のマークが入り、そのすぐ上とトビラの間が半分黒くなっています(右)

 

↑ヘルシオ AX-XW500

 

シャープ

ウォーターオーブン「ヘルシオ AX-XW500」

●発売日:6月14日●市場想定価格:税抜17万5000円前後●外形寸法/質量:W490×D430×H420mm/約25kg●加熱室有効寸法:W395×D305×H240mm●総庫内容量:30L(2段調理)●定格消費電力:1460W(レンジ)/1410W(オーブン/グリル)●液晶画面:4.3型カラータッチパネル液晶●同梱クックブック掲載メニュー数:466(自動メニュー431)●健康サポートメニュー数:80●本体色:レッド、ホワイト

 

ウォーターオーブン「ヘルシオ AX-AW500」

●発売日:6月14日●市場想定価格:税抜13万円前後●外形寸法/質量:W490×D435×H385mm/約21kg●加熱室有効寸法:W390×D325×H190mm●総庫内容量:26L(1段調理)●定格消費電力:1460W(レンジ)/1430W(オーブン/グリル)●液晶画面:4.3型カラータッチパネル液晶●同梱クックブック掲載メニュー数:264(自動メニュー227)●健康サポートメニュー数:50●本体色:レッド、ホワイト

 

ウォーターオーブン「ヘルシオ AX-AS500」

●発売日:6月14日●市場想定価格:税抜9万円前後●外形寸法/質量:W490×D435×H385mm/約21kg●加熱室有効寸法:W395×D325×H190mm●総庫内容量:26L(1段調理)●定格消費電力:1460W(レンジ)/1430W(オーブン/グリル)●液晶画面:3.5型ホワイトバックライト液晶●同梱クックブック掲載メニュー数:182(自動メニュー144)●健康サポートメニュー数:29●本体色:レッド、ホワイト

 

「ヘルシオ ホットクック」が絶賛されるワケを実感! 「情けない独身中年」が実家で1週間、使い続けてわかったこと

シャープの水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」。品名は「ほっとく」に由来するそうで、食材を入れて放っておくだけで美味しい料理ができると評判です。いままで何回か企画で取り上げたことがあり、本機に触れたライターさん、出演者の方々が、口々に「旨い!」「ほしい!」と口にするのを何度も聞いてきました。

 

とにかく評判がいいホットクックで親孝行なるか?

聞くところによると、経済評論家の勝間和代さんは本機を大いに気に入り、ご自宅で3台同時に稼動させることもあるとのこと。先日の「日曜もアメトーーク!」の「家電芸人」でも、絶賛されてたよなあ……。そんな大好評のアイテムながら、無線LANに対応となった3代目モデル「ヘルシオ ホットクック KN-HW24C」(実売価格6万6670円 ※以下ホットクックと表記)を、筆者は使ったことがありません。音声機能やネット接続のメリットも確かめてみたい……。

 

おりしも時はゴールデンウィーク目前。どうせならGWの休暇中、長野県の実家に持ち込んで、美味しい料理をいろいろ作ってみてはどうだろう……? ひとりで作っても食べきれないし、何より、親不孝続きの両親を喜ばせることができるかも……。というわけで、シャープさんに実機を拝借して約1週間、実家で使ってみました。結論を言うと、両親は喜んでくれました。しかし、その過程は当初、「両親は手放しで喜んでくれるはず」と、筆者が思い描いていたものとは、少々違うものだったのです。

 

第一印象は「想像以上にデカイ」

ホットクックは、実家に直接届くように手配しました。帰省してすぐ、箱から取り出した第一印象は、想像よりデカイ。2.4Lの大容量を誇り、丸鶏やキャベツ一玉も調理できるだけのことはあります(※)。これを見た父は「デカいな~。これ、一人暮らしじゃ置けねえぞ。あんたの家に置けるか?」。失敬な。もちろん置けるさ! …置けるけど、やや本格的な片付けは必要でしょうね。実家では、食器とコーヒーメーカーをどけて本機をセット。デカいのは確かですが、外観はやっぱり高級感があります。カラーはよく見ると、同じ赤でも場所によって違った色を配していますし、微妙なグラデーションを施した部位があって、意外にも手がこんでいます。

※1.6Lタイプで一回り小さいモデル(KN-HT99A・実売価格3万800円)もあります

 

その夜、さっそく本機で料理を作ってみました。本機のすごいところは、自動調理メニューがプログラムされている点。材料を入れてメニューを選べば、あとは最適な火加減に調整し、勝手に調理してくれるのです。記念すべき一品めは、無水調理の「きのこの佃煮」を選択。付属のメニュー集を参考に、きのこと調味料を鍋に投入。フタの裏側部分に「まぜ技ユニット」をセットします。この「まぜ技ユニット」というのは、メニューに応じた最適なタイミングで具材をかきまぜるユニット。調理中はアーム状の「まぜ技ウイング」が自動で稼働・収納されます。つまり、調理は完全に機械まかせで、鍋から目を離してもまったく問題ありません。

↑メニュー集の中身。ほとんどが1~4つの工程で完成するわかりやすいメニューで構成されています

 

↑こちらが「まぜ技ユニット」の「まぜ技ウイング」を開いた状態。「まぜ技」には、30種類のトルクと11種類の回転時間の組み合わせで330のプログラムがあり、メニューに応じて最適なプログラムを適用します。本ユニットによってムラなく加熱できるほか、味がよくなじむというメリットも

 

音声の情報は意外に実用性がある

「きのこの佃煮」の調理時間は約30分。母は「佃煮に30分もかかるの? ふふっ(笑)」と、鼻で笑っていました。いやいや、普通それ以上かかるし。ただ放っておけばいいんだから、その態度はいかがなものか……と、遺憾に思いながらスイッチオン。

 

すると本機は「あとの加熱はまかせてね!」と高く細い声で宣言し、運転スタート。思った以上にはっきり発声するんですね。その後もたまに「まぜ技ウイング」が動く、ゴト…ゴト…という控えめな音をさせながら、「加熱していますよー」などと声をかけてくれます。途中、「おいしくできますように」と発声したときは、神頼みか! と思ったのですが、稼動中であることがわかる点、「残り1分です」「残り10秒です」など、残り時間を伝えてくれる点は実に便利。最後は、ピンピロピロピロリン!というキレイな音がして、「できあがりです!」。開けてみると、おお、本当にできてる!

↑調理前(左)と調理後(右)

 

食べてみると……うん、美味しいです! いままで実家では食べたことのない味。一瞬、マツタケか? と思ったほど、歯ざわりも香りもすごくいい。この風味の凝縮感……水分は素材から出るものだけを使い、素材の味を引き出すという「無水調理」のたまものでしょうか。

↑完成した「きのこの佃煮」

 

この日はさらに、「鶏と大根の煮物」「ツナキャベツのカレーマヨ風味」を調理。「ツナキャベツのカレーマヨ風味」は、ダウンロード専用メニューだったので、スマホの「COCORO KITCHENアプリ」からメニューを本機に送信して使用しました。本機は無線LAN対応で、ネット接続すれば、随時更新される新メニューを覚えることができるんです。これら2つのメニューも食材を切って入れるだけ。どちらも手作り感のある旨みたっぷりの味わいで、ビールも日本酒も進みます。あっ、よく見るとテーブル上がほぼ茶色ですね……。その点は残念ですが、「美味しいね」と母の反応は上々でした。(この日、父は飲み会で不在)

↑無水調理の「鶏と大根の煮物」。鶏もも、大根、しょうゆ、みりん、だしパックを入れてスイッチを押すだけで完成。大根はしっかり火が通り、鶏肉は柔らかく、ジューシーでした(ほうれんそうは別添え)

 

↑初日に作った料理

 

昼ごはんとしてナポリタンとカレーを作る

その翌日から、昼ごはんも本機で作ることにしました。まずは「ナポリタン風パスタ」。たまねぎ、きのこなどの野菜と半分に折ったパスタを入れ、スイッチを押せば25分で完成。味付けは塩とケチャップのみ。こちらは無水調理ではないですが、乾麺を鍋に入れて作れるというのが驚きです。

↑「ナポリタン風パスタ」は、たまねぎの甘さが感じられ、ケチャップの酸味がほどよく和らいでこちらもウマイ! パスタはモッチモチで、茹でないため表面の粉が残るからか、ソースのとろみが強いです。一部、パスタ同士がくっついていた部分があったので、パスタが重ならないよう、気をつけて投入すべきでした

 

翌日は、本機メニューでも特に人気が高いカレーのなかから、無水調理の「チキンと野菜のカレー」をチョイス。作り方は、まぜ技ユニットを装備して、鍋に角切りトマト、たまねぎとセロリのみじん切り、鶏の手羽元と市販のカレールーなどを入れるだけ。この日は朝に準備して昼にできるよう、仕上がり時間を設定できる予約調理を利用しました。

↑メニューに「予約可」とあるものは、仕上がり時間を設定できます

 

カレーの準備が終わったら、家庭菜園で農作業。夏野菜の苗を植え、倒れないように棒にゆわえるという地味な作業です。おなかを減らして家に戻ると、できたてのカレーが待っているという最高のシチュエーション。そして食べてみると…これはウマイ! これほどの料理が予約でできるなら、「帰ったらあれが食べられる!」と生活に張り合いが出ますね。

↑出来上がったカレーは、野菜の甘みとチキンの旨みが凝縮された豊かな味。鶏の手羽元はほろほろ、プルプルです

 

先述の「ナポリタン風パスタ」と「チキンと野菜のカレー」を食べた両親は、「味はいい」とコメント。えっ、味「は」いいって、味がいいならいいじゃない。なに、その歯に物が挟まったような言い方……。どうやら、母は本機の電気代が気になっている模様です。特に予約調理をした際は、「ずーっと加熱してたよ。電気代がかかってしょうがないよねぇ」とこぼしていました。この予約時からの断続的な加熱は、予約調理機能「食べごろ予約調理」の特性で、40℃前後の食材が腐敗しやすい温度を避け、絶妙な温度をキープしているから。この間、食材に味がしみこんでいるんだろうな…というのも想像に難くありません。

↑食べごろ予約調理のイメージ。食品が腐敗しやすい40℃前後を避けて適温をキープし、予約設定時間の直前に仕上げの加熱を行います

 

電気代はカレー4人分で約6.8円、予約調理でプラス約10円

さて、気になる電気代は、シャープのホームページによると、チキンと野菜のカレー(無水カレー)4人分(調理時間約1時間5分)を作った場合で約6.8円。肉じゃがを無水調理した場合は約5.5円とのこと。また、チキンと野菜のカレー(無水カレー)4人分を12時間予約した場合、電気代は約16.7円と、通常より約10円高くなるようです。ふうむ…確かに高い気がするかもしれないけど、調べてみると、ガスでカレーを作ってもそれくらいはかかるみたいです。火の番が不要で、放っておいて料理が完成するメリットを考えれば、妥当なのでは?

 

一方、父が気になったのは、食材の価格。無水調理ゆえに、「チキンと野菜のカレー」をはじめ、多くの野菜を使用した点が気になったようです。「1本158円もするセロリを使ったんだって。トマトも3つも使ったんだって!」という母の告げ口を聞き、父は「もう少しコストも考えなきゃな…」と苦言。

 

もちろん、今回の食材費は筆者が負担しましたが、日常的に自分が使う場合を考えると、確かにごもっともではあります。ただ、今回はスタンダードな味を知っておきたいから、レシピ通りに作っただけ。今後はセロリを省略してもいいですし、トマトは水煮の缶詰で代用してもいいでしょう。

↑「チキンと野菜のカレー」の素材を投入したところ。肉の下にはセロリ、たまねぎ、トマトといった野菜が敷いてあります

 

また、本機では先述の「きのこの佃煮」ほか、「はちみつ入り肉みそもやし」など、安い食材のメニューも多く、工夫次第で食材費は抑えられるはず。4人前のところ、食材の量を抑えて2人前にするなどの調整も可能です。その点を踏まえれば、まったく問題がないのでは? …と、そのとき説明できればよかったのですが……。あっ、というよりも、41才にもなって両親にお金の心配をさせてしまう、甲斐性のない自分が情けない……。

 

とはいえ、「自動調理ってのはすげえなー。今後は全部こうなっていくのかねえ」(父)と、本機の手軽さに純粋に感心していたのも事実。カレーを食べ終わるスピードが異常に早かったのを見ても、味は相当に気に入ったようです。

 

手動メニューを賢く使えば、「もう一品」の追加もカンタン

その後も毎日、筆者はおつまみを作り続けました。ある夜は、豚バラかたまり肉と大根を使う「べっこう煮」、筍とわかめをだしで煮る「若竹煮」を。また、ある夜はレシピを離れてみようかな、と手動メニュー(後述)の「炒める」を利用して「はまぐりとキャベツの炒め物」を。姉夫婦が訪れたときは、定番の「肉じゃが」と、先述の「ツナキャベツのカレーマヨ風味」を作りました。

↑「べっこう煮」は、大根と豚肉を厚く切りすぎて、ちょっと失敗。追加で加熱をしたらなんとかなりました

 

↑「ツナキャベツのカレーマヨ風味」(奥)と「肉じゃが」(左手前)のある食卓

 

ちなみに、プログラムを使わない手動メニューには、「煮物を作る」「スープを作る」があるほか、「炒める」「無水でゆでる」などがあるので、上手に使えば、省手間で調理や下ごしらえが可能になります。ちなみに、筆者は先日のカレーの余りを使い、まぜ技ユニットを使う「炒める」で麻婆豆腐を調理したところ、豆腐がクズクズになってしまいました。この結果は少し考えればわかることなので、筆者の弱脳を呪うばかりです(とはいえ、それなりに美味しかったです)。このほか、本機では温泉卵を作る、ごはんを炊くといった使い方も可能。指定の温度をキープすることができるので、発酵食品の調理や流行の低温調理にも利用できます。

↑姉がホットクックを使って作ってくれた温泉卵。約40分で失敗せずにできるのはいいですね。だしをかければそれだけでおつまみにもなるし、うどんやそば、パスタやカレーなどのトッピングにも最高です

 

↑本機で5合の無洗米を炊いてみたところ、やや粘りが少なく、あっさりめの味に炊き上がりました。正直言って、炊き上がりは炊飯ジャーのほうが美味しいです。ごはんが鍋の内側に大量にくっつくこともあり、あくまでオプションとして利用するのがいいでしょう

ネット接続で毎日情報が更新されるのが楽しい

繰り返し本機を使っていると、親しみが湧いてきます。「加熱はまかせてね!」との声に対し、「おう、まかせた!」と答えると、相棒のような頼もしさを覚え、気分も盛り上がります。AI機能で「最近、和食が続いているね。たまには和食以外もどう?」と呼びかけられ、驚いたこともありました。「料理が茶色ばっかりですね」と言われなくて良かった……。

 

その他、面白いと感じたのが「調理ランキング」。ユーザー側とクラウド側、相互の情報交換が可能なので、他のホットクックユーザーに人気の料理をランキング形式で見ることができます。ふむふむ、この日は「ビーフカレー」が1位で「チキンと野菜のカレー」が2位。カレーがやっぱりうまいんだな……。続いて「肉じゃが」「具だくさんみそ汁」「豚の角煮」か……。ユーザーがヘビロテしている季節の鉄板メニューが見られるわけで、こちらも意外に実用性があります。

↑無線LANアクセスポイント(ルーター)に接続すれば、クラウドのAIと連携してメニューの提案など、さまざまな機能が利用できるようになります

 

同社の調理家電に対応する無料の「COCORO KITCHENアプリ」も便利です。アプリには日々、新たなレシピがアップされていて、これを本体に送信・ダウンロードすれば、すぐにそのレシピで調理が可能になります。……えっ、いま気づいたのですが、「買いものリスト」なんていう便利な機能もあったのですね。うわ、予約調理の時間の変更もスマホでできるの? また、余談ですが、アプリでレシピを見ながら調理する際は、画面がすぐ消えないよう、スマホ設定で自動ロックをOFFにしておくといいです。これもあとで気がついて、悔しい思いをしました。

「COCORO KITCHENアプリ」のメニュー選択画面

 

パーツが外せてメンテがカンタンなのもうれしい

もう一点、本機のメンテナンスについても触れておきましょう。これは本当にカンタン。日常的な作業は内鍋を洗う、まぜ技ユニットを洗う、ふたの接合部のつゆ受けの水を捨てる、内ぶたを洗うという4点。点数にすると多いようですが、先述のパーツはすべてカンタンに外せるので、シンクに持って行ってササッと洗えます。この手入れがラクな点も、本機が支持を得ている理由でしょう。

↑「まぜ技ユニット」は、アームとともに、カバーを外して内側も洗えます

 

↑食材の旨みを鍋に戻す役割を持つ円錐の突起「旨みドリップ加工」が施された内ぶた。レバーを押して斜めに引き抜くとカンタンに外れます

 

最終日の3品は最高傑作と呼べる出来栄えに

植えた野菜の生長を喜びながら、ときにはPCで仕事。その合間に近所を散歩し、思い出を手繰る……。ときには長野市のイベントを見に行き、夜はホットクックの料理をつまみに、両親とあれこれ語り合う。そんな心楽しい日々も、いよいよ最後を迎えました。最終日の夜、集大成として作ったのは、「ぶり大根」と「キャベツとじゃがいもとあさりの煮物」、無水調理の「白菜と豚バラの重ね煮」の三品です。

↑「ぶり大根」は、大根への味のしみ方が最高。ぶりもしっとりと仕上がりました

 

↑「白菜と豚バラの重ね煮」。白菜に塩こしょうしたバラ薄切り肉を挟んで鍋に入れ、顆粒だしをふりかけて加熱するだけ。シンプルですが、本当にウマイので超オススメです

 

結論から言うと、この三品は最高傑作と呼べる出来栄え。出来上がったときは、ワシは小料理屋か! と思うほどの大量の料理ができてしまい、食べられるか心配だったのですが……どれもこれも美味しくて、親子三人でほぼ平らげてしまいました。その食べっぷりからして、両親には満足してもらえたみたいです。これで、少しは親孝行になったかな……。

翌朝、筆者が東京へ帰る日。この日は、ホットクックを東京の筆者の自宅に発送する日でもあります。温泉卵を作ったあと、本機をダンボールにしまう段になって、いろいろと文句を言っていた母が、「よくがんばったね! ご苦労さん!」と、言葉をかけていたのが印象的でした。その口調からすると、少しは認めてくれたようですね。いつか、父とともに植えた夏野菜を使って、ホットクックで料理ができたらいいなあ。今度は、もう少し彩り豊かな西洋のものを……そんな思いを胸に、筆者は東京への帰路に就きました。

 

今回、本機を使ってみて、様々なメリットを感じることができました。それなりの設置スペースが必要ではありますが、食材を切って入れるだけのカンタン調理は便利で、お手入れもラク。ネット接続による楽しさや手動メニューの可能性も実感できました。そして何より、料理が美味しいのがわかったのが一番の収穫。その美味しい料理で、今回は、わずかながら両親に恩返しができたと思います。改めて、ホットクックに感謝。楽しい食卓をありがとう! お疲れさまでした!

梅雨をカラっと快適に! 「ジメジメ」撃退に役立つオススメ除湿機&乾燥機5選

5月も中盤に差しかかり、いよいよ梅雨の時期が近づいてきました。雨の日が続くと洗濯物は部屋に干さなければならず、ジメジメして気分が良くないですよね。そこで今回は、部屋干しができない梅雨に大活躍する便利な除湿機・乾燥機を紹介。うまく活用して梅雨を快適に過ごしましょう!

 

[その1]

パワフルな除湿能力を誇る“プラズマクラスター除湿機”


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シャープ

プラズマクラスター除湿機CV-H180

楽天市場実売価格 5万5149円

シャープの「プラズマクラスター除湿機CV-H180」は、本体の奥行が約25cmとコンパクトにもかかわらず、1日18Lというパワフルな除湿能力を誇ります。本体内部に残った水分を乾燥させる「内部乾燥」機能や、ホコリの侵入を抑える「ホコリブロックプレフィルター」を搭載。さらに市販されている内径15mmのホースをつなげば、本体に水を溜めない「連続排水」機能も使えます。

 

<注目ポイント>

・広範囲の送風が可能

・生乾き臭を消臭する「臭い戻り対策」運転を搭載

・移動に便利な4輪キャスターつき

可動域の広い自動スイングルーバーの送風で、洗濯物の乾燥も可能です。2段ハンガーや長い物干し竿に洗濯物を掛ける場合など、様々な部屋干しスタイルにも対応。しかし、湿気の多い日は、洗濯物が乾燥したあとでも、衣類に湿気が戻り、生乾き臭が発生してしまうことも。そこで衣類乾燥運転終了後も、“プラズマクラスターイオン”を照射し続ける「臭い戻り対策」運転を搭載。また、部屋干しした衣類に高濃度プラズマクラスターイオンを集中的に照射し、衣類の生乾き臭や衣類についた汗臭の消臭、タバコの付着臭を分解・除去することもできます。

 

[その2]

省スペース&エネ設計の衣類乾燥除湿機


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デロンギ

デロンギ タシューゴ アリアドライ マルチ 衣類乾燥除湿機 DEX16FJ

楽天市場実売価格 2万3750円

設置スペースはほぼA4サイズとコンパクトな衣類乾燥除湿機。一体型ハンドルがついており、持ち運びに便利です。最大7.2L/日、コンクリート住宅で約18畳まで対応と、クラス最大級のパワフルな除湿性能が特徴。部屋になじむ上質なホワイトカラーの本体には、電源ボタンとモードボタンのみのシンプルでわかりやすい操作部を採用しています。消費電力が少ない「コンプレッサー式」を採用しているため、一時間あたり約4.5円の省エネ設計。

 

<注目ポイント>

・コンパクトサイズで設置と持ち運びに便利

・クラス最大級のパワフルな除湿性能

・「Wフィルター」が花粉や黄砂を抑制

銀イオン抗菌フィルターと抗アレルゲンフィルターの「Wフィルター」が、菌や花粉、ダニのふん、死がいをブロック。梅雨の時期や秋の台風シーズンはもちろん、花粉や黄砂の対策に使えるのもメリットのひとつです。

 

[その3]

洗濯物の乾き残りを検知する「部屋干し3Dムーブアイ」を搭載


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三菱電機

サラリ 衣類乾燥除湿機 MJ-M120NX

楽天市場実売価格 3万9999円

充実した部屋干し機能を備えた三菱電機の「衣類乾燥除湿機 MJ-M120NX」。横幅最大約180cmのワイドな送風を誇り、洗濯物のすみずみまで風を送ります。さらに赤外線センサーの「部屋干し3Dムーブアイ」機能が、洗濯物の乾き残りを検知。その部分に光を当てて知らせるとともに、集中的に送風して乾燥させてくれます。

 

<注目ポイント>

・横幅最大約180cmのワイド送風

・「部屋干し3Dムーブアイ」で乾き残りを検知

・様々な乾燥モードに対応

経済的な「節電モード」なら、洗濯物の量に応じて自動で送風と除湿を組み合わせてくれます。「夜干しモード」は、低騒音で寝ている間にもしっかり乾燥させる機能。また狭い範囲に送風する「ズバッと乾燥モード」を使えば、大急ぎで乾かしたいときにも便利です。

 

[その4]

“スパイラルドライ気流”で乾燥時間を短縮


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アイリスオーヤマ

衣類乾燥機カラリエ KIK-C510

楽天市場実売価格 7582円

約3.5kgと軽量・コンパクトで持ち運びに便利な衣類乾燥機兼サーキュレーター。ポイントは、ワイドファンが生み出すスパイラル気流と、ミニファンから出る高温の温風を組み合わせた“スパイラルドライ気流”。より遠くまでパワフルな温風を届け、素早く衣類を乾燥させてくれます。また、振り幅約260cmの首振り機能を搭載。さらに上下にも送風角度が変えられるので広範囲に風を送ることができ、洗濯物が多いときでも乾きムラを抑えます。

 

<注目ポイント>

・衣類乾燥に理想的な“スパイラルドライ気流”

・振り幅約260cmの首振り機能を搭載

・送風モードでサーキュレーターの役割も

衣類以外にも押し入れや浴室など、湿気が気になる場所に温風を送って除湿効果を得ることも可能。送風モードを使えば部屋の空気を循環させ、エアコンの効率を上げるサーキュレーターとしても活躍してくれますよ。

 

[その5]

必要なものがすべて本体に収納できるふとん乾燥機


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日立

ふとん乾燥機 アッとドライ HFK-VH880

楽天市場実売価格 1万800円

速乾性に優れたふとん乾燥機。アタッチメントなど、必要なものがすべて本体に収納できるので場所をとりません。使い方も簡単で、アタッチメントをホースにつなげて布団にセット。あとはスイッチを押せば、約30分という短い時間で布団の乾燥ができます。

 

<注目ポイント>

・オールインワン収納で使用後もすっきり

・約30分のスピード乾燥

・U字型のアタッチメントで敷布団の裏側も乾燥

U字型の「ふとん乾燥アタッチメント」は、湿気のたまりやすい敷布団の裏側まで乾燥できるのがポイント。このほか、くつ乾燥や衣類乾燥も可能です。足元の暖めは約5分でできるので、冬の寒い時期にも大活躍。本体にはハンドルがついており持ち運びがラクなうえ、タテヨコ自在に置けるのもメリット。通常のコースと比べ、運転音と温風温度を抑えたふとんに優しい「低騒音コース」も搭載しています。

 

※商品価格は、2018年5月11日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

「これは…推せる!」 ドコモの夏スマホでプロが確信を得たのは、まさかのdocomo with!?

NTTドコモは5月16日、スマホ10機種、タブレット1機種を夏モデルとして発表しました。他キャリアと共通する主要メーカーのフラグシップモデルのほか、トリプルカメラを搭載する「HUAWEI P20 Pro」や、docomo with対応の2機種にも注目です。それでは早速機種の概要を見ていきましょう。

 

縦長画面とカメラで遊べ、「Galaxy S9/S9+」

Galaxyの新シリーズは、18.5:9の縦長なディスプレイが印象的。背面カメラは、F値1.5と2.4を機械的に切り替えられるのがポイント。機能としては、新たに960fpsのスーパースローモーションに対応しました。上位機種のS9+は、デュアルカメラを採用しています。

 

↑Galaxy S9+SC–03K(5月18日発売)、実質価格6万4800円(※新規・一括で各種割引を適用した際の実質負担額を記載。税込、以下同)

 

↑Galaxy S9 SC–02K(5月18日発売)、実質価格4万6656円

 

4K HDR動画を撮ろう、「Xperia XZ2」シリーズ

Xperiaシリーズは、デザインを大きく刷新し、背面はラウンドしています。カメラはどれも4K HDR動画撮影に対応。スーパースローモーション撮影は、フルHD画質で撮れるようになりました。上位機種のXZ2 Premiumはデュアルカメラを採用し、暗所撮影の性能を向上させています。

 

↑Xperia XZ2 Premium SO–04K(今夏発売予定)、実質価格6万7392円

 

↑Xperia XZ2 Compact SO–05K(6月下旬発売予定)、実質価格3万2400円

 

なお、写真は省略しますが、Xperia XZ2 SO–03Kは5月下旬発売予定。実質価格4万7952円となります。

 

動画中にパシャと撮れる、「AQUOS R2」

AQUOS Rシリーズとしては初めて背面に2眼カメラを搭載。片方のカメラが動画専用となっていて、広角の映像が残せます。また、動画撮影中にもう片方のカメラを使って静止画も撮影可能。

 

↑AQUOS R2 SH–03K(6月上旬発売予定)、実質価格:4万9248円

 

3眼カメラで登場、「HUAWEI P20 Pro」

「HUAWEI P20 Pro」は、背面にトリプルカメラを搭載。4000万画素のカラーセンサーとモノクロセンサーで色鮮やかでボカしのある写真を撮影できます。ズーム専用レンズで5倍の光学ズームが可能。

 

↑HUAWEI P20 Pro HW–01K(6月下旬発売予定)、実質価格は5万7024円

 

元々SIMフリーモデルとして人気だった「P」シリーズ。しかし、同機はNTTドコモ限定での取り扱いとなります。

 

長く使うほどお得、「docomo with」対応の新2機種

「docomo with」とは、端末サポートがない対象機種で運用することで、毎月1500円の割引が適用される料金プランです。対象の機種はミドルレンジのモデルが中心になります。1機種目は「LG style」。18:9の縦長な5.5インチのフルHD+ディスプレイを搭載。4GB RAMと64GB ROMを備え、外部メモリも400GBに対応します。おサイフケータイやワンセグもしっかりサポート。

 

↑LG style L-03K(6月下旬発売予定)、実質価格は4万176円

 

2機種目は「arrows Be」。防水・防塵に加え、MIL規格(米国国防総省が定める物資調達基準)の23項目に準拠します。1.5mの高さからコンクリートへ落下させる独自試験もクリア。キッチンなどの水回りやアウトドアシーンでも利用しやすいでしょう。ちなみに、ハンドソープなどの泡で洗えます。

 

↑arrow Be F-04K(5月下旬発売予定)、実質価格は3万3696円

 

落としても割れない、「TOUGHBOOK」

法人向けに紹介されたのが、落下に強いタフネスモデル。エッジを立たせたフレームや強化ガラス(Dragontrail Pro)などを採用し、1.8mの高さからの過酷な落下試験をクリア。こちらもMIL規格17項目に準拠します。よく使う機能を素早く呼び起こすショートカットキーも搭載。

 

↑TOUGHBOOK P–01K(今夏発売予定)

 

タブレットでも2眼、「dtab Compact d-02K」

8インチのコンパクトなタブレットで、持ち運び用途に適しています。背面にはデュアルレンズを搭載し、焦点やボカしを自由に調整できます。ジェスチャー操作でポインタを扱えるので、料理中に手を触れずに扱える点も魅力。

 

↑dtab Compact d–02K(今夏発売予定)。価格は未定

 

ハイエンドに目が行きがちだが、「docomo with」も忘れずに!

魅力的なハイエンドモデルが並びました。しかし、今回注目したいのは、先月200万契約を突破したという「docomo with」は、長く使えば使うほど、お得に利用できるということで、利用者が急増中。

 

↑前述の通り、今回は対象機種に新たに2機種が登場。計6機種が選択できるようになった

 

新登場の「LG style」は内蔵ストレージ64GBに加え、最大400GBのmicroSDXCにも対応するので、長く使っても容量不足を回避できそるはず。また、「arrow Be」はMIL規格に準拠するタフネスモデルで、壊れにくいのがウリの一つです。

 

「docomo with」×「長く使える端末」はオススメしやすい組み合わせ。既存の「AQUOS sense」や「MONO」と比べると価格が若干上がっていますが、長期使用を前提にした場合には、敢えて新機種を選んで、快適に使い続けることも英断と言えるでしょう。

auの夏スマホは「デュアルカメラ」がトレンドに! そのなかでもプロが驚いた一機は?

auは5月14日、2018年夏モデルを発表しました。スマホの新機種としては、6モデルが登場。注目したいのは、デュアルカメラを搭載する機種の多さです。各メーカーのアプローチの違いに着目しながら、概要を追ってみましょう。

 

↑auの2018年夏モデル。AQUOS senseは新色が登場。かんたんケータイは本記事では割愛

ソニーモバイルは暗所撮影に注力、インカメラで3Dモデリングが可能に

ソニーモバイルの「Xperia XZ2」シリーズは、デザインを大幅に刷新。上位モデルの「Xperia XZ2 Premium」は、背面にデュアルカメラを搭載し、超暗所撮影を可能にしました。ちなみに、イヤホンジャックが廃止されたことには留意が必要。

 

↑Xperia XZ2 Premium SOV38(8月中旬以降発売予定)。サイズは5.8型で、幅はやや広めの80mm(暫定値)カメラの構成は1920万画素(カラー)+1320万画素(モノクロ)となっており、ISO51200での静止画撮影、ISO12800での動画撮影を実現する

 

↑Xperia XZ2 SOV37(5月下旬以降発売予定)。サイズは5.7型で、Premiumよりも縦長でコンパクト。セルフィーでの3D撮影や、フルHDでのスーパースローモーション撮影にも対応した

 

シャープは動画専用カメラを搭載、静止画もAIが同時に撮影

また、新たに2眼カメラを搭載したシャープの「AQUOS R2」も、2眼カメラを搭載。2つのカメラのうち、片方が動画専用カメラになっているのが特徴です。動画撮影中に、自動で静止画を捉える「AIライブシャッター」機能がユニークです。

 

↑AQUOS R2 SHV42(6月上旬以降発売予定)。サイズは6.0型。2260万画素の標準カメラと、1630万画素の動画専用カメラを備える

 

GalaxyはF値1.5の超明るいレンズを採用、スーパースローもサポート

Galaxy S9/S9+のメインカメラには、F値を1.5と2.4で機械的に切り替えるレンズを採用。暗いシーンでは、F値1.5で明るく撮影でき、明るいシーンではF値2.4に自動で切り替わる仕組みとなっています。そのほか、ステレオスピーカーになったこともポイント。

 

↑Galaxy S9+ SCV39(5月18日発売予定)。サイズは6.2型で縦長。1220万画素の広角カメラと1220万画素の望遠カメラを搭載する。960fpsのスーパースローモーション撮影も新たにサポート

 

↑Galaxy S9 SCV38(5月18日発売予定)。サイズは5.8型で縦長。S9+のメインカメラと同じ1220万画素の広角カメラを搭載する

 

ファーウェイはデュアルレンズ搭載の高コスパモデルを投入

ファーウェイからは、「HUAWEI P20 lite」が登場しました。デュアルカメラを活用し、被写体の背景をぼかせる「ポートレート」撮影が可能。撮影後に焦点位置やぼけ具合を調整できる「ワイドアパーチャー」にも対応します。

 

↑HUAWEI P20 lite HWV32(6月上旬以降発売予定)。5.8型の高コスパなミッドレンジモデルだ。カメラは1600万画素のメインカメラと約200万画素のサブカメラを搭載。インカメラの美顔撮影もユニーク

 

昨年はiPhoneやGalaxyを筆頭に、デュアルカメラ化が進んだキャリアスマホ。今夏モデルからは、ソニーやシャープのフラグシップも、ついにデュアルカメラ搭載スマホとなりました。それぞれ個性的な機能を搭載し、「使ってみたい!」と思える楽しさがありますね。

 

例えば、Xperia XZ2 Premiumは、暗所でも明るく”動画が撮れる”というアプローチに。会場では、実機のカメラを使ったデモが設置されていましたが、非常に明るい映り具合に驚きました。同機の発売は8月中旬以降とのこと。秋からはSNS上に夜景動画が増えるかもしれませんね。

 

とは言え、やはりフラッグシップ機は「お値段」も気になるところ。派手な最新機能・性能にこだわらずコストパフォーマンスを優先させるなら、ミッドレンジの「HUAWEI P20 lite」や、新色ノーブルレッドが登場した「AQUOS sense」なども、忘れずにチェックしておきましょう。

「AQUOS R2」などシャープの新スマホをプロがジャッジ! 2眼は動画で使え?

シャープは5月8日、2018年夏モデルとして、背面に2つのカメラを搭載する「AQUOS R2」と、SIMフリー専用モデル「AQUOS sense plus」を発表しました。なお、両機ともに、本記事執筆時点では発売時期や販路、価格などが明らかにされていません。

 

2つ目の背面カメラは「動画」で活躍へ

「AQUOS R2」は、6.0型のWQHD+ディスプレイを搭載する新フラグシップモデル。背面には2つのカメラを備えますが、画角135度の動画専用カメラと、2260万画素のカメラを使い分ける点が、同機ならではの特徴です。

 

↑従来機のAQUOS R(5.3型)と同じ本体幅をキープしつつ、AQUOS R2は6.0型に大画面化。AQUOS R Compact(2017年10月発表)と同様に、インカメラがディスプレイ内に食い込むデザインを採用。ディスプレイの応答速度も25%向上した。指紋センサーはディスプレイ下部に配置

 

動画撮影中にシャッターボタンを押すことで、動画データのキャプチャ画像よりも、精細な写真を撮影できます。また、シャッターボタンを押さなくてもAIが最適な構図を判断して撮影する「AIライブシャッター」機能を備えます。撮影した動画と写真はセットで再生可能です。

 

↑カラーバリエーションは5種類を用意。背面カメラは縦に2つ並ぶ

 

動画撮影では、広い画角を撮影するニーズがあり、被写体を追う際に大きな手ブレが発生しやすい、背景がボケにくい方が都合が良いなどの特徴もあります。静止画撮影と比べて、ハードウェアに求められる条件が異なるために2つのカメラを分けた、とシャープは説明します。

 

↑動画撮影中にシャッターボタンをタップすると静止画を撮影できる。上記写真は静止画を撮影した瞬間の様子。ちなみに、動画撮影に使うカメラは、カメラアプリの設定から広角か標準かを選択できた

 

また、HDR映像方式の「Dolby Vision(ドルビービジョン)」と、立体音響技術の「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に両対応したこともポイント。加えて、オーディオコーデックの「Dolby AC−4」もサポートしています。「COCORO VIDEO」や「ひかりTV」「UーNEXT」などで、配信される対応コンテンツを再生すれば、リアルな映像と没入感のあるサウンドを楽しめます。
 

SIMフリーモデルは大画面化して「lite」から「plus」に

一方の「AQUOS sense plus」は、SIMフリー専用モデルとして販売するミッドレンジモデル。「AQUOS sense liteより、もう少しの余裕が欲しい」という人に向けた機種になっているとのこと。

 

↑AQUOS sense plusはディスプレイが縦長に

 

↑背面カメラはシングルレンズ

 

同機は、縦横比18:9の5.5型フルHD+ディスプレイを搭載し、アプリの表示領域は約23%UPしました。また、背面カメラは約1640万画素で、2眼ではありません。IPX5/IPX8相当の防水性能を備え、おサイフケータイをサポートする点も、SIMフリーモデルとしては重要なポイントです。

 

↑カラーバリエーションは3色

 

さて、シャープは、過去に“ツインカメラ”を搭載する機種をリリースしていましたが、改めて2眼に回帰したカタチとなりました。今回のAQUOS R2では、広角の動画撮影に注力。さらに「AIライブシャッター」を搭載するなど、既存の他社機種とは異なるアプローチが面白いですね。

 

しかし、慣れない購入者からしてみると「2眼レンズならどれも同じことができる」と思いがち。メーカーや機種によって使える機能が異なることには、改めて注意して欲しいと思います。

【2018年エアコンガイドまとめ】買うべきモノが見えてくる! 家電のプロに聞いた「賢い選び方&おすすめモデル15選」

本格的な夏場になってしまうと、販売店に注文が殺到して設置工事が順番待ちとなり、エアコンの価格も高騰。エアコンを買い替えるならいまがチャンスです。ただ、どうやって選べばいいか、わからない…そんな人のために、GetNavi webでは、家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、エアコンのガイド記事を3回にわたって公開してきました。各記事のテーマはそれぞれ「リビング向け・機能性重視モデル」「リビング向け・デザイン重視モデル」「個室向け・買い足し用モデル」。今回は、この3本の記事をまとめましたので、ぜひ一気にチェックしてみてください。ご自身がどんなモデルを求めているのか、はっきりわかるはずですよ!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【その1「リビング向け・機能性重視モデル」の選び方&おすすめモデル5選】

リビングのエアコン選びで注意すべきポイントは?

価格の安さだけを追わず、センサー機能の良いモノを選んで!

「リビングのエアコンの場合、価格の安さだけを優先しすぎるのはNG。ハイエンドクラスか、そのひとつ下のクラスまでで選んでほしいです。なぜなら安価なモデルを選ぶと、センシング能力や吹き分け機能が劣ってくるため、複数の人の快適を維持しにくくなります。快適性が損なわれることで、複数の人が無闇に温度変更したりON/OFFしたりするようになると、電気代がかさむ羽目に。その意味では、ある程度本体に投資した方が、使い初めてからストレスがたまらず、節約につながる可能性が高いです。特に、センサー機能が良いものを選んでほしい。センサーが良いと、温度を一定に保つ精度が高くなる=快適かつ省エネにつながります。

もうひとつ注目したいのが、清潔性を維持する機能。最近の家は、リビング・ダイニング・キッチンが一部屋になっているLDKが多いうえ、キッチンが対面かつ吊り戸棚や下り壁がない、オープンな空間構成も多いです。必然的にリビングにも調理の湯気や煙が回りやすくなり、エアコンの内部も汚れやすくなります。だからこそ、フィルターの自動お掃除だけでなく、フィンや熱交換器など、内部の汚れがつきにくい仕様のものを選びたいところ。『自動お掃除』といっても、フィルターだけのものもあるので、カタログなどでしっかりと確認を!」(戸井田さん)

 

リビング向け・機能性重視モデルその1

人工知能が“ちょっと未来”の体感温度を先読み!

三菱電機

霧ヶ峰 Zシリーズ

MSZ-ZW4018S

実売価格18万9800円

高精度赤外線センサーと人工知能が連携する「ムーブアイ mirA.I.(ミライ)」搭載で、ひとりひとりの“ちょっと未来”の温度の感じ方を予測して「先読み運転」をするハイスペックモデル。「ハイブリッド運転」モード時は、暑い昼間は冷房、涼しい朝は「爽風」(消費電力最小15W)というように自動で切り替わり、「エアコン」と「扇風機」のいいとこどりで快適性と省エネを両立します。

●サイズ/質量:W799×D385×H295mm/17kg(室内機)●適応畳数:冷房11~17畳、暖房11~14畳●定格能力:冷房4.0kW、暖房5.0kW●APF(後述):7.0●省エネ基準達成率:142%

 

家電のプロのレコメンド!

「人の体感温度を予測して先回り運転する『ムーブアイmirA.I』が画期的です! 複数の人がいても、ひとりひとりの体感温度を考慮してくれるのでファミリー向き。最上位のFZシリーズとほぼ変わらないスペックですが、FZに比べるとデザインがノーマルな仕上げとなっているぶん、価格はおトクになっています。また、『フィルターおそうじメカ』を取り外せる新構造で、中まで掃除しやすく清潔に維持できます」(戸井田さん)

 

【ココもポイント!】

「APF」の数値と「適用畳数」を吟味しよう!

APFとはAnnual Performance Factorの略で、1年間、規格に定められた環境下で運転した場合のエネルギー消費効率のこと。数値が大きいほど冷房・暖房時の消費電力量が少なくなるので、予算内でこの数値がなるべく大きいものを選びましょう。なお、APFは普及価格モデルだと4~5点台、最上位モデルだと7点台になります。

 

また、スペックの適用畳数の読み方は、「冷房11~17畳」という場合だと、木造住宅で11畳(左の数値)、鉄筋住宅で17畳(右の数値)に適しているという意味になります。11~17畳の範囲で使えるというわけではないので、ご注意ください。また、夏場を前にしたエアコン選びで見落としがちなのが、暖房の能力。暖房の適用畳数は冷房よりも小さいため、冷房の適応畳数が部屋のギリギリのモデルを購入してしまうと、夏場はいいが冬場はなかなか暖まりにくいといった事態になります。暖房の適応畳数は余裕をもって選びましょう。

↑スペックの例。適用畳数とAPFに注目してみましょう

 

リビング向け・機能性重視モデルその2

冷暖房開始時の“ブースト”で一気に快適な室内に

ダイキン

うるさら7 Rシリーズ

AN40VRS-W

実売価格31万820円

ダイキン最上位「Rシリーズ」のモデル。エアコンの基本性能を最大限に引き出す「ブースト制御」を行い、これまで以上に素早く快適環境を実現します。冷房時の「クールブースト」制御では、快適な湿度への到達時間が従来比40%も短縮しました。天井に沿って大風量で吹き出す「サーキュレーション気流」や、設定温度到達後も除湿を行う「デシクル制御」、0.5℃単位で温度をコントロールする「ピット制御」などで心地よい冷房環境が保てます。

●サイズ/質量:W798×D370×H295mm/15kg(室内機)●適応畳数:冷房11~17畳、暖房11~14畳●定格能力:冷房4.0kW、暖房5.0kW●APF:6.3●省エネ基準達成率:128%

家電のプロのレコメンド!

「空気中の水分をエアコンが取り込んで加湿する『無給水加湿』ができる唯一のシリーズなので、少々お高くてもこちらがおすすめ。気流を制御して、部屋全体をムラなく均一に冷暖房するタイプで、風が当たるのが嫌いな人でも快適に過ごせます。ダイキンは基本性能に確かな実力があり、気象条件が厳しいエリアの人には特にオススメしたいですね」(戸井田さん)

 

リビング向け・機能性重視モデルその3

左右に付いた可動式ファンが2種類の気流を生み出す

富士通ゼネラル

ノクリアXS

AS-XS40H

実売価格18万6840円

最上位機種で好評だった、本体両横の可動式サイドファン「デュアルブラスター」を搭載したモデル。吹き出し口の角度が変わるデュアルブラスターで、温度と速さの違う2種類の気流「ハイブリッド気流」を生み出し、部屋全体をムラなく快適にします。また、AI機能「ノクリアセレクト」によって、深夜の暖房運転は静音運転に自動で切り替わるなど、AIが分析・判断して使用環境に応じた最適な運転を行います。

●サイズ/質量:W786×D378×H293mm/17kg(室内機)●適応畳数:冷房11~17畳、暖房11~14畳●定格能力:冷房4.0kW、暖房5.0kW●APF:5.6●省エネ基準達成率:114%

家電のプロのレコメンド!

「両サイドについた扇風機のようなファンが特徴の『デュアルブラスター』にコンパクトタイプが登場しました。これまではファンがある分、横幅が大きかったですが、このXSシリーズは全機種が横幅786mmになり設置性がアップしています。部屋の温度・湿度を計測し、独自のアルゴリズムで分析して最適な運転を行う『毎日快適モード』も搭載。子どもだけの時も、季節の変わり目も、この機能をONにしておけば、無駄なく運転してくれて安心・快適です!」(戸井田さん)

 

リビング向け・機能性重視モデルその4

空気の汚れに応じて動く「アクティブクリーンフィルター」を搭載!

パナソニック

エオリア Xシリーズ

CS-X408C2-W

実売価格25万3000円

独自の「アクティブクリーンフィルター」と、ナノメートルレベルの凹凸表面処理を施した新開発の「ホコリレスコーティング」で、部屋の空気環境の清潔性と快適性を向上させた「Xシリーズ」の新モデル。20畳相当の高い集じん能力を持つ可動式「アクティブクリーンフィルター」は、PM2.5や浮遊ウイルス、花粉までしっかり除去します。また無線LANを内蔵し、スマホから遠隔操作はもちろん、部屋の空気清浄効果を確認することも可能です。

●サイズ/質量:W799×D385×H295mm/16kg(室内機)●適応畳数:冷房11~17畳、暖房11~14畳●定格能力:冷房4.0kW、暖房5.0kW●APF:7.2●省エネ基準達成率:146%

家電のプロのレコメンド!

「2018年度モデルは、空気が汚い時だけフィルターが出てきて空気清浄効果を高める『アクティブクリーンフィルター』が目玉です。空気が汚れていないときは、エネルギー効率を重視して密度の高いフィルターは格納されるという仕組みが画期的でユニーク! 空気清浄機を置かずに済むので、そのぶん費用も浮きますし、リビングが少しでも広く使えるのはうれしいですね。空気の浄化効果と脱臭効果が高い『ナノイーX』も搭載されているなどメリット満載。価格がややお高くても、家族が長時間過ごすリビングには、ぜひオススメしたいです」(戸井田さん)

 

リビング向け・機能性重視モデルその5

熱交換器を凍らせて一気に洗浄する「凍結洗浄」を新搭載

日立

白くまくん Eシリーズ

RAS-E40H2

実売予想価格21万3840円

手入れのしにくい熱交換器の洗浄を、年間通して定期的に行う「凍結洗浄」を搭載。エアコン内部の熱交換器を自動で凍らせて一気に溶かし、ニオイの一因となるホコリや油汚れを洗い流せます。通風路、フラップ、フィルターに除菌効果があるステンレスを採用した日立独自の「ステンレス・クリーン システム」と合わせて、高い清潔性が特徴です。

●サイズ/質量:W798×D323×H295mm/重量13kg(室内機)●適応畳数:冷房11~17畳、暖房11~14畳●定格能力:冷房4.0kW、暖房5.0kW●APF:5.3●省エネ基準達成率:108%

家電のプロのレコメンド!

「内部の汚れを落とす『凍結洗浄』が、2018年モデルから搭載されています。最上位モデルのような汚れに応じて洗い方をコントロールする機能はないですが、不在時の自動洗浄のほか、タイマー洗浄も可能です。エアコン内部がステンレス製なので汚れがつきにくく、キッチンが同じ空間にあるLDKにオススメ。また、人の数、居場所、動きなどをセンシングする『くらしカメラ F』の搭載により、温度・風向・風量をコントロールしてくれるので、部屋にいる全員が快適に過ごせます」(戸井田さん)

 

【その2「リビング向け・デザイン重視モデル」の選び方&おすすめモデル5選】

デザイン重視のエアコン選びで注意すべきポイントは?

冷暖房の能力と設置環境をしっかりチェック!

「デザイン重視モデルの場合、冷暖房の能力の展開が少ないものもあるので要注意。設置したい部屋に見合った能力があるか最初に確認を! また、こうしたデザイン重視のモデルは、薄型のフォルムを採用した手前、『自動フィルターお掃除機能』を諦めている場合があります。その場合は、日々のメンテナンスが自分で管理できるのか、しっかりと吟味して判断してください。

 

もうひとつ、デザイン重視モデルのイメージ画像は、壁の中心に設置している場合が多いです。これは、余白がある状態で設置すると美しく見えるデザインになっているから。実際に設置する場所が天井や壁ギリギリだと、イメージ通りにならないこともあるので、設置環境には注意してください!」(戸井田さん)

画像出典:三菱電機「霧ヶ峰FLシリーズ」製品紹介ページ

 

リビング向け・デザイン重視モデルその1

光を受けて華やかに輝く、ソリッドなデザイン

三菱電機

霧ヶ峰 FLシリーズ

MSZ-FL4018S

実売価格21万200円

2016年度の「グッドデザイン賞 グッドデザイン・ベスト100」にも輝いた「FLシリーズ」。正面から吹き出し口が見えない端正なフォルムでインテリアとも調和します。透明パネルとその裏面のヘアライン加工で表面を美しく仕上げ、光が当たる角度によって多彩な表情を生み出します。新色「オニキスブラック」、深みのあるメタリック調の「ボルドーレッド」、きらめくパール調の「パウダースノウ」の3種類のカラバリを展開。

●サイズ/質量:W890×D233×H307mm/17kg(室内機)●適応畳数:冷房11~17畳、暖房11~14畳●定格能力:冷房4.0kW、暖房5.0kW●APF:6.7●省エネ基準達成率:111%

家電のプロのレコメンド!

「発売当初は、これまでにないデザイン性が大きく話題になったシリーズです。シンプルかつシャープなフォルムと、素材感や仕上げにこだわったパネルは美しいのひとこと! 三菱のメイン機能である赤外線センサー『ムーブアイ極』や、冷暖房と送風を組み合わせる『ハイブリッド運転』、不在時はセーブ運転から自動オフになる『スマートSTOP』など、基本的な性能は網羅。ただし、薄型にしたためフィルター自動掃除機能は非搭載です。とはいえ、内部のメカに特殊なコーティングがしてあり汚れがつきにくく、フラップも外せるのでお手入れはしやすいです」(戸井田さん)

 

リビング向け・デザイン重視モデルその2

機能とデザイン、どちらも兼ね備えたハイスペックモデル

三菱電機

霧ヶ峰 FZシリーズ

MSZ-FZ4018S

実売価格25万4000円

「霧ヶ峰」のプレミアムモデル。高精度赤外線センサーとAIの連携で、少し未来の体感温度を予測する、世界初の「ムーブアイmirA.I.(ミライ)」を搭載します。「先読み運転」設定時には、左右独立駆動のファン「パーソナルツインフロー」が部屋にいるひとりひとりの温度の感じ方に合わせて、気流の強弱と方向を細かくコントロール。また、「プレミアム除湿」は、2つのファンの動きを制御することで寒くなりにくい快適な除湿を実現しています。

●サイズ/質量:W890×D358×H285mm/22kg(室内機)●適応畳数:冷房11~17畳、暖房11~14畳●定格能力:冷房4.0kW、暖房5.0kW●APF:7.8●省エネ基準達成率:130%

家電のプロのレコメンド!

「FLシリーズと同様、シャープですっきりしたパネルを採用し、デザイン性は高いです。外見だけではなく、内部の構造も他にはない最先端のデザインモデル。従来の筒型ファンではなく、左右独立したふたつのプロペラファンを搭載し、それぞれに違う温度帯(最大5度差)の風を送り出すことができます。エアコン内部はハイブリッドナノコーティングが施され、カビの発生を抑制するモードやフィルター自動掃除など、清潔性も万全。デザイン・最先端技術の双方が揃ったハイスペックモデルです!」(戸井田さん)

 

リビング向け・デザイン重視モデルその3

7色のカラバリ展開で、部屋の雰囲気とピッタリのカラーが選べる

ダイキン

risora(リソラ)

AN40VSP-W

実売価格23万5440円

壁から突き出たエアコンの圧迫感をなくすため、185㎜という業界最薄を実現したスタイリッシュな新モデル。前面パネルは表面加飾でマット質感やツヤ感を実現しています。カラバリは「ラインホワイト」「グレイッシュブラウンメタリック」のほか、綾織りの質感を表現した受注生産の「ツイルゴールド」など全7色。ダイキンの最上位機種「うるさら7」と同じく、温度と湿度を制御し続ける「プレミアム冷房」を搭載し、心地よさも追求しています。

●サイズ/質量:W798×D185×H295mm/10kg(室内機)●適応畳数:冷房11~17畳、暖房11~14畳●定格能力:冷房4.0kW、暖房5.0kW●APF:5.0●省エネ基準達成率:102%

家電のプロのレコメンド!

「ダイキンがこの3月に発売した、カラバリが豊富なインテリアエアコンです。7色展開で、部屋のインテリアイメージに合わせてコーディネートしやすいのがポイント! 実は、かなり前に三洋電機が似たような製品を発売し、インテリア関係者の間では大いに話題になりましたが、当時は省エネや快適性重視の流れに負けて消えてしまいました。今回、売れ行きが好調ならば、ようやく時代が追いついたといえそうです。もちろん、ダイキンらしく基本性能に不安はなし。フィルターの自動お掃除機能は非搭載ですが、有害物質を分解する技術『ストリーマ』で内部を清潔に保つとともに、フィルターで捕らえた物質にストリーマを照射し、気流を清潔に保つ機能があります」(戸井田さん)

 

リビング向け・デザイン重視モデルその4

空気清浄機能を持ち、丸みのある前面パネルも美しい

東芝

大清快 E-Rシリーズ

RAS-E405R

実売価格16万2000円

強力な空気清浄機能「プラズマ空清」を備えた「E-Rシリーズ」の新モデル。プラズマ空清ユニットが吸い込んだ汚れを帯電させて熱交換器に吸着し、屋外に排出することで、空気中に浮遊する花粉やカビ、PM2.5を99%除去します。さらにPM0.1レベルの微細な粒子も90分間で90%以上除去できるようになりました。前面パネルは落ち着いた質感のマット調。フィルター自動お掃除で取れたホコリは「楽ダストボックス」にたまり、掃除機で3か月に1度吸えばいいので手入れが簡単です。

●サイズ/質量:W790×D255×H250mm/11kg(室内機)●適応畳数:冷房11~17畳、暖房11~14畳●定格能力:冷房4.0kW、暖房5.0kW●APF:4.9●省エネ基準達成率:100%

家電のプロのレコメンド!

「個人的には、スタンダードなエアコンの中では、東芝の『大清快』が一番キレイなデザインだと思います。両サイドを包むように巻き込んでいる前面パネルがすっきりとした印象。特別尖ったデザインではないですが、さりげなく完成度が高いのが良いですね。なかでもオススメは自動フィルター掃除機能が搭載されているセカンドラインの『E-Rシリーズ』。空気清浄機と呼べるレベルのしっかりした空気清浄機能が搭載されているのがウリ。また、本機はふたつのシリンダーを持ち、パワーがそれほど必要ないときはひとつだけ動作させるなど、省エネなのもポイントです。ちなみに、すべてのグレードで同じデザインなので、予算に応じてどれを選んでもデザイン面では問題ありません」(戸井田さん)

 

リビング向け・デザイン重視モデルその5

ヨーロッパの美意識が生んだ、インテリアの一部となる新スタイル

ダイキン

UXシリーズ

C40RTUXV-W

実売価格7万1195円(室内機のみの価格)

「ダイキンヨーロッパ」が工業デザイナーAlexander Schlag(アレキサンダー・シュラッグ)氏と共同でデザインしたモデル。ヨーロッパでは主流スタイルとなっている、室外機ひとつに複数の室内機を接続するハウジングエアコンです。室外機がひとつで済むため、住宅の外観も損ないません。室内機は風の流れをイメージして曲面を基調とした前面パネルを採用。左右両端の厚みを129mmに抑え壁との一体感を演出しています。飛行機のフラップのように前面パネルがスライドして、気流の吹き出し口が登場するなど、動きのクオリティにもこだわっています。

●サイズ/質量:W998×D212×H303mm/11kg(室内機)

家電のプロのレコメンド!

「いままでにない流れるようなフォルムのデザインが画期的! 壁掛けタイプですが、ハウジングエアコンなので単体で設置することは難しく、新築時やリフォーム時に導入するのがオススメ。特にインテリアデザインにこだわって家を新築する際は、ぜひ検討してほしいモデルです」(戸井田さん)

 

【その3「個室向け・買い足し用モデル」の選び方&おすすめモデル5選】

買い足し用エアコンを選ぶときのポイントは?

付加機能が削られていてもOKかよく吟味を!

「目的は買い足しなので、価格面のメリットを重視してOK。廉価モデルの場合、エネルギー効率(APF※)や低温時の暖房能力など、基本性能が悪くなることもあるので、スペックが低くなりすぎないよう確認を! 最上位は8畳だとAPF7.0前後なのに対し、廉価モデルは5.8くらいが相場になっています。期間消費電力量にすると100~50kWhくらいの差があり、電気代だと年間2700~1350円くらいの差に。ですから、使用頻度が高い部屋なら10年使うことを前提に、電気代も考慮して上のグレードを検討するほうが良い場合もあります。

また、廉価モデルは基本性能がそこまで落ちていなくても、付加機能がぐっと削られている場合が多い傾向があります。特に、内部の自動掃除機能はほぼ非搭載、搭載していてもフィルターのみという可能性が大なので、それでも良いかしっかり検討を。不在時自動オフなどの機能がない場合もあり、子ども部屋に使うとき、つけ消しの管理が任せられない場合があるので、こちらもよく吟味してください!」(戸井田さん)

 

個室向け・買い足し用モデルその1

スマホで遠隔操作して帰宅時には快適な温度に!

アイリスオーヤマ

ルームエアコン Wi-Fi・人感搭載シリーズ

IRW-2817C

実売価格7万5384円

アイリスオーヤマが大型白物家電事業への参入第一弾として2017年に発売し、話題となったエアコン。無線LANを内蔵しているため、スマホでの遠隔操作が簡単にできるのが特徴。帰宅途中にスマホでエアコンの電源をオンにしておけば、家に帰ったときに快適な温度で迎えてくれます。睡眠モードは温度設定を1時間ごとに変更可能など、アプリで生活リズムに合わせた細やかな設定も可能。人の動きを検知する人感センサー搭載で、人がいない時は自動で省エネ運転をしてくれます。

●サイズ/質量:W795×D230×H250mm/9.5kg(室内機)●適応畳数:冷房8~12畳、暖房8~10畳●定格能力:冷房2.8kW、暖房3.6kW●APF:5.8●省エネ基準達成率:100%

家電のプロのレコメンド!

「無線LAN内蔵モデルで、しかも廉価ということで昨年発売以来注目のモデルです。そろそろ発売後1年が経過しますが、2018年にモデルチェンジの予定はなく、今後も現行モデルとして継続販売。価格面でもおトク感があります。人感センサーも搭載されていて、不在時はセーブ運転に切り替わります。オートオフにはなりませんが、付けっ放しだとわかれば外から遠隔操作もできるので、オフにならないのは妥当な仕様ですね。エアコン内部の清潔維持機能がないのが惜しいですが、この価格では十分な機能があるといえます」(戸井田さん)

 

個室向け・買い足し用モデルその2

清潔性の維持機能が充実し、「プラズマ空清」を搭載

富士通ゼネラル

nocria(ノクリア) Dシリーズ AS-D25H

実売価格10万5100円

熱交換器を加熱して除菌する業界初の「熱交換器(アルミフィン)加熱除菌」が搭載されたスリムモデル。熱交換器を55℃以上に加熱するため、付着したカビ菌や細菌に効果があります。部屋の空気を清潔にする「プラズマ空清」は、0.3~2.5μmの粒子を88%キャッチ。しかもフィルター方式ではない電気集じん方式のため、高い集じん力が持続します。本体の高さは250mmとスリムで、窓上の狭い空間にも納まる設置性の高いモデルです。

●サイズ/質量:W777×D319×H250mm/12kg(室内機)●適応畳数:冷房7~10畳、暖房6~8畳●定格能力:冷房2.5kW、暖房2.8kW●APF:5.8●省エネ基準達成率:100%

家電のプロのレコメンド!

「ひとつ下のCシリーズと比べても価格差はないので、こちらがオススメです。『熱交換加熱除菌』に加えて、抗カビ・抗菌コーティングされた『ハイドロフィリック熱交換器』なので汚れもつきにくくなっています。フィルター自動おそうじ機能や人感センサーを利用した自動セーブ・自動オフ機能も搭載。一年中適切な運転をセレクトしてくれる『毎日快適モード』も便利ですね。このクラスではかなりの高スペックで、コスパが高いモデルです」(戸井田さん)

 

個室向け・買い足し用モデルその3

高濃度プラズマクラスターが部屋の空気と本体内部をキレイに!

シャープ

H-Dシリーズ AY-H25D

実売価格11万4400円

高濃度のプラズマクラスターを発生させる空気浄化技術「プラズマクラスター25000」搭載モデル。冷暖房を使わない時期でも、プラズマクラスターを単独運転することで空気をキレイにできます。「部屋干しモード」は、部屋干しのイヤなニオイを抑えつつ、暖房と除湿を効率よく組み合わせて、2時間の運転で約4kgの洗濯物を乾かせます。リモコンのカレンダー情報と外気温の変化で季節を判定し、エアコンが自動で適切な運転を選んでくれる機能もあるので、手間なく省エネができます。

●サイズ/質量:W770×D254×H260mm/9kg(室内機)●適応畳数:冷房7~10畳、暖房6~8畳●定格能力:冷房2.5kW、暖房2.8kW●APF:5.8●省エネ基準達成率:100%

家電のプロのレコメンド!

「ひとつ下のグレードと1万円程度の差なので、こちらのモデルがオススメ! フィルター自動おそうじ機能は非搭載、かつルーバーを取り外しての丸洗いもできませんが、シャープ独自の空気浄化機能のプラズマクラスターが搭載されていて、冷暖房を使わないときもプラズマクラスター発生機として単独運転ができます。また『パトロール』機能は、エアコン停止中でもカビが発生しやすい環境になると、自動的にプラズマクラスターを放出。同時にエアコン内部にもプラズマクラスターを満たし、送風ファンにカビが発生しにくい環境にしてくれます。熱交換器にも『親水性コート』が施されていて汚れが落ちやすいなど、清潔さをキープする環境はまずまず整っています」(戸井田さん)

 

個室向け・買い足し用モデルその4

大風量と、一瞬で快適な温度に近づける「ワープ運転」が魅力

三菱重工

ビーバーエアコンTWシリーズ

SRK25TW

実売価格8万6172円

三菱重工ならではの、ジェットエンジンの翼形状設計に使われる技術を応用した「JET BODY」が特色のモデル。ファンと熱交換器の配置や吹き出し口の道筋を最適化することで、電力を抑えながらも、大風量の風を部屋の隅々まで行き渡らせます。吹き出し温度約6℃と強力な冷風を吹き出す「ワープ運転」は、今すぐ涼しくなりたいときに効果的。また、2018年度モデルから伊藤園の茶殻をリサイクルした茶殻樹脂をフィルターホルダーに配合し、資源の有効活用にも取り組んでいます。

●サイズ/質量:W798×D280×H250mm/10kg(室内機)●適応畳数:冷房8畳●定格能力:冷房2.5kW●APF:6.0

家電のプロのレコメンド!

「本体の高さは250mmで、窓上にも設置可能なコンパクトタイプです。フィルター自動おそうじ機能は非搭載ですが、酵素と尿素の力でフィルターに吸着した汚れ(アレル物質)を抑制する『バイオクリア運転』や、運転停止後に自動的にエアコン内部を乾燥させてカビの成長を抑制する『内部クリーン運転』など、清潔維持機能はあります。不在時セーブやオートオフ機能はなく、省エネ機能に関してはやや惜しい。エアコンの周辺を設定温度にすばやく近づけて、15分で元の運転に戻る『ワープ運転』は、お風呂上がりや帰宅直後などに便利です」(戸井田さん)

 

個室向け・買い足し用モデルその5

基本機能の冷房・暖房・除湿に特化したシンプルなエアコン

コロナ

Nシリーズ CSH-N2518R

実売価格6万9800円

冷房・暖房・除湿が簡単操作で行える、基本機能に特化した日本製モデル。ワイドで心地よい気流をつくる「ビッグルーバー」を搭載。室内機内部を乾燥させ清潔に保つ「内部乾燥モード」は、運転停止後や冷房シーズン終了時に便利です。また、エアコン本体前面パネルは簡単に取り外して丸洗いも可能。室内熱交換器に溜まったニオイをドレン水で封じ込める「ニオイカット制御」によって、冷房開始時のイヤなニオイも抑えます。

●サイズ/質量:W795×D235×H290mm/9.5kg(室内機)●適応畳数:冷房7~10畳、暖房6~8畳●定格能力:冷房2.5kW、暖房2.8kW●AFP:5.8●省エネ基準達成率:100%

家電のプロのレコメンド!

「冷房・暖房・除湿の基本性能があればOKという人向けの、超シンプルタイプです。シンプルといっても、運転停止後やシーズン終わりに、内部(熱交換器、通風路、送風ファン、ルーバー等)を乾燥して清潔に維持できる機能は搭載されています。自動フィルターおそうじ機能は非搭載なものの、フィルターは抗菌・防カビフィルターになっているのは安心。省エネモードやオートオフ機能はなく、フィルターのおそうじも必要なので、自己管理をするのが前提のモデルですね」(戸井田さん)

家電ライターが本音で教える! 最新コードレス掃除機4アイテム「良いトコロと惜しいトコロ」

この春はスティック掃除機から窓掃除ロボットまで、多彩な“コードレス”クリーナーが登場しました。注目の新機種4台を家電ライターが自宅で試して、その実力を正直にレビューします。また、その4台以外にも気になる新機種5台をピックアップ。計9台の魅力をボリューム満点で紹介いたします。

 

【私が評価しました!】

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機をはじめ調理家電、美容系など生活家電全般の記事執筆を手掛けています。新製品の検証記事も執筆。

 

コードレススティッククリーナー

2機種は同じ軽量タイプだが使用シーンはまったく別!

コードレススティック掃除機は何より「軽さ」が大事。RACTIVE Airは、操作性を極めつつ幅広い掃除に対応。パワーブラシ型では最軽量級だが、集じん力は十分です。新搭載の「スグトルブラシ」は手元レバーでヘッドが外れ、パイプ先端の掃除ブラシに切り替わります。ヘッドを再装着する際もかがむ必要がなく、掃除の流れが一段と滑らかになりました。

 

一方、ケルヒャーKB 5は、質量1.2㎏の軽さと低重心構造で動きが軽快。スティックを倒すだけで電源が入る方式がユニークだ。ブラシの回転で集じんするので、排気がないのも特徴。リビングなど、毎日の簡単な掃除に使う“2台目のクリーナー”にオススメです。

 

コードレススティッククリーナーその1

業界最軽量1.5㎏で快適さと吸引力を両立

シャープ

コードレススティック掃除機

RACTIVE Air EC-AR2SX-N

実売価格8万870円

吸引力が従来比1.3倍の「フルパワーモード」を搭載。手元レバーでヘッドを外せる「スグトルブラシ」をパイプ先端に新装備し、隙間や階段の掃除がしやすいです。SPEC●集じん容積:0.13ℓ●充電時間:約80分(※1)●連続運転時間(弱モード):約60分(※2)●ヘッド:コンパクト自走アシストパワーヘッド●サイズ/質量:W222×H980×D220mm/1.5kg ※1:バッテリー1個あたり ※2:バッテリー2個連続使用時

 

↑本体バッテリー下にゴム製の「ちょいかけフック」を装備。掃除中にサッと掛け置きできます

 

↑ヘッドと繋がるパイプ先端に「スグトルブラシ」を装備。スムーズに狭い場所などを掃除できます

 

【良いトコロ・惜しいトコロ】

〇良いトコロ

・軽量で取り回しも良く長く掃除しても疲れません

・バッテリー2個付きで最長60分掃除機がけ可能

・アタッチメントが多彩で、家中の掃除に使えます

 

△惜しいトコロ

・集じん容積が小さくこまめなゴミ捨てが必要

・強モード以上だと運転音が気になります

 

軽量で2個のバッテリー、豊富なアタッチメントで家中を快適に掃除可能。強いて弱点を挙げれば運転音がやや大きいです。

 

【平島’s CHECK】

機能性:4.5

メンテナンス性:4

収納性:4.5

軽さと汎用性の高さが魅力。汚れた場所で5秒間フルパワーモードが使えるのも◎。フィルター掃除中にゴミに触れやすいのはやや難。

 

コードレススティッククリーナーその2

スティックを倒してスイッチオンできる新感覚!

ケルヒャー

家庭用スティッククリーナー KB 5

実売価格1万4018円(ホワイト)

スティックを倒すだけで電源が入る掃除機。回転ブラシでゴミを掻き込むため、排気がなく音も静かです。低重心で操作は軽快。高さ約10cmまでの空間に入り込んで掃除できます。SPEC●集じん容積:0.37ℓ●充電時間:約3時間●連続運転時間:約30分(フローリング)●清掃幅:210mm●運転音:55dB●サイズ/質量:W215×H1120×D230mm/1.17kg

 

↑スティックを手元に倒すと運転開始。90°近くまで倒れ、ベッドの下なども掃除できます

 

【良いトコロ・惜しいトコロ】

〇良いトコロ

・軽量&低重心でスムーズに掃除機がけできます

・自立型かつシンプルデザインでどこにでも置けます

・運転音が比較的静かで排気も出しません

 

△惜しいトコロ

・ブラシが届かないとゴミが取れません

・フィルター非搭載でダストボックス周りにゴミが付きます

 

収納場所が自由で軽快に掃除できる一方、部屋を徹底的にきれいにしたい人はストレスを感じるかもしれません。

 

【平島’s CHECK】

機能性:3

メンテナンス性:4

収納性:4.5

操作感は軽いですが、ゴミの捕集力は弱め。部屋をしっかり掃除するより、毎日こまめ、かつ大雑把に掃除するのに向いています。

 

コードレス洗浄機

フラット水流で軽自動車も丸ごと洗浄できた!

ケルヒャーOC 3は、コンセントも水栓もナシで使える家庭用洗浄機。同社の高圧洗浄技術を生かしたフラット水流で、低い水圧でも効率良く汚れが落ちるといいます。

 

まず窓掃除に使うと、サッシの隙間の泥が一瞬で洗浄でき、十分な水圧と感じました。タンク容量は4ℓで、給水1回で2分使えます。試しに軽自動車を洗うと、ざっと洗い流す程度ですが、車体全体を洗い切れました! ポリタンクなどで水を補給すれば、普通車も十分洗えそうです。タンク容量を抑えたため、満水時でも重さ6.2㎏と軽量。様々な場所に手軽に持ち運べます。これほどマルチに使えて2万円ちょっとは、コスパ絶大と言えます。

 

電源・水源要らずで様々な用具を洗浄可能

ケルヒャー

家庭用マルチ

クリーナー OC 3

実売価格2万1578円

給水タンク一体型のバッテリー式洗浄機。タンクに水を入れトリガーガンを引くだけで水道の約2倍の水圧で放水し、効率良く洗浄できます。質量2.2kgと軽量で持ち運びにも便利。SPEC●吐出圧力:0.5MPa●吐出水量:2ℓ/分●充電時間:約3時間●連続使用時間:約15分●給水タンク容量:4ℓ●バッテリー:リチウムイオン●サイズ/質量:W234×H201×D277mm/2.2kg

 

↑収納時は本体にホースとトリガーガンがすっぽり収まります。ハンドル付きで片手で持て、様々な場所に手軽に持ち運びできます

 

↑給水タンクをセットし、電源を入れてトリガーガンを握るだけで使えます。洗浄面に均一に水が当たり、汚れが落ちていきます

 

【良いトコロ・惜しいトコロ】

〇良いトコロ

・独自のフラット水流で汚れをしっかり落とせます

・タンクに水を入れても6.2kgで持ち運びがラク

・ホースやトリガーガンを本体内にコンパクト収納

 

△惜しいトコロ

・タンク水量4ℓは洗浄時に少なく感じる場合もあります

・ガンコな汚れを落とすには水圧・水量が不足

給水タンク・コードレスの利点を生かし、使いやすさに重点を置いた設計。水圧・水量も日常使いには十分な仕様です。

 

【平島’s CHECK】

機能性:4

メンテナンス性:4.5

収納性:5

軽量で持ち運びしやすいです。高圧洗浄機には及ばないながらも、水圧はまずまず。メンテナンスも使用後の水抜き・圧抜きとバルブの洗浄程度で簡単です。

 

コードレス窓掃除ロボット

窓の隅に多少の汚れが残るが拭き上がりはまずまず満足!

ウインドウメイトは、コードレスの窓掃除ロボット。購入時に窓厚に合う機種を選ぶのがやや面倒ですが、永久磁石でバッテリーが切れても窓から落ちないのが安心。操作も簡単で、本体を窓に挟んでスタートボタンを押すだけ。屋外側ユニットに液体洗剤を塗布したパッド、室内側ユニットに乾拭きパッドが付いていて、窓の両面を一度に掃除する。仕上がりは、窓の隅に汚れが残ること以外、まずまず満足。約176×82㎝の窓を約9分でキレイにできました。

 

ちなみに、横幅が狭めの窓で窓枠から本体までの距離が左右20㎝取れない場合は運転できません。購入の際は注意してください。

 

磁力で窓に吸着しつつ窓両面を効率良く掃除

RF

窓掃除ロボット ウインドウメイト

実売価格6万9984円(対応窓厚5〜10mm、11〜16mm)、7万5384円(対応窓厚17〜22mm、23mm〜28mm)

永久磁石を内蔵した2つのユニットで窓ガラスを挟んで両面掃除する機種。4つのセンサーで窓のサイズを計測し、左右ジグザクに走行しながら2回往復します。リモコン操作も可能。SPEC●センサー:バンパーセンサー、超音波センサー、加速度センサー、磁力センサー●充電時間:最大7時間●連続使用時間:約90分●サイズ/質量:(ナビゲーションユニット)W263×H56×D250mm/1.6kg

 

↑付属の専用洗剤は揮発成分を含み、掃除中の液ダレが防げます。水拭きには市販の窓ガラス用中性洗剤を使えば経済的

 

↑本体の磁力が強く、装着時に指を挟まないように注意。青色の取り付け補助パッドを使えば装着時の磁力を弱められます

 

【良いトコロ・惜しいトコロ】

〇良いトコロ

・ボタンひとつで窓の両面を同時に掃除できます

・1回の充電で最長90分も運転できます

・専用パッドは簡単に水洗いでき何度も使えます

 

△惜しいトコロ

・横幅70cm未満の窓では使えません

・窓の端の部分まで掃除パッドが届かず汚れが残ります

両面掃除&90分運転により、充電1回でかなりの窓枚数を掃除できました。横幅70cm未満の窓でも使えるようになるとうれしいですね。

 

【平島’s CHECK】

機能性:4

メンテナンス性:5

収納性:4.5

ボタンひとつで掃除できて便利ですが、窓の隅や縁に汚れが残りやすいのと、幅の狭い窓では運転停止する場合がある点は改善希望。メンテ、収納性はほぼ◎。

 

この新製品もチェック!!

この春は上の4台以外にも、注目作が多数あります。シンプルでコスパに優れたコードレススティックから、ロボット掃除機まで5機種を紹介。

 

取り回しがラクでちょい掛けに最適!

無印良品

コードレススティック

クリーナー MJ-SC1

2万9900円

約1.4kgの軽さと低重心で掃除の取り回しが良いスティック型。十分な吸引力で、ターボモードでも約18分運転できます。細身のフォルムがどんな空間にもなじみます。SPEC●吸込仕事率:28W●集じん容量:0.44ℓ●充電時間:約4時間●連続運転時間(標準モード):約30分●サイズ/質量:W220×H1060×D130mm/約1.4kg

 

ゴミ吸引と拭き掃除を同時にできる時短型!

シャープ

コードレスワイパー

掃除機 EC-FW18

実売価格1万4410円

ヘッドに市販のワイパーシートを装着でき、吸引と拭き掃除が同時に行える。大きなゴミを吸い込みつつ、フローリングのザラつきを除去します。質量1.3kgで掃除機がけがラク。SPEC●集じん容量:0.18ℓ●充電時間:約5時間●連続運転時間:約10分●吸込口:吸う・拭く ラクラクヘッド●サイズ/質量:W254×H1020×D120mm/1.3kg

 

↑ヘッド吸込口の後ろにワイパーシートを装着。床に張り付いた微粒子ゴミをシートに絡め取ります

 

電動モップで見えない雑菌汚れもラクラク除去

シー・ピー・ピー

コードレス回転モップクリーナー

Neo ZJ-MA17

実売価格9980円

モップパッドが回転して、床や窓・網戸の汚れが除去できる。モップの回転速度が従来の約1.6倍になり、素早く掃除が完了します。本体の軽量化やヘッドのスリム化で操作性も向上しています。SPEC●モップ回転速度:130回転●モップパッド直径:約16cm●充電時間:約3.5時間●連続運転時間:約60分●サイズ/質量:W290×H1040×D135mm/約1kg

 

↑極細繊維とコシのある繊維のダブル構造のモップでこびりつき汚れも水だけで除去します

 

床上のチリまで強力に吸引する紙パック式!

パナソニック

紙パック式掃除機 MC-PK19G

実売価格3万1320円前後

軽さと強い吸引力を両立させた紙パック式。ヘッドに「エアダストキャッチャー」を搭載し、床上に漂うハウスダストも除去します。高級感のあるカットグラスデザインを採用。SPEC●集じん容積:1.3ℓ●吸込仕事率:600〜約60W●ノズル:パワフル自走ノズル●運転音:65〜約60dB●アイドリングオフ機能:搭載●コード長:5m●サイズ/質量(本体):W243×H198×D348mm/2.7kg

 

↑自走ノズルから出るマイナスイオンが静電気を抑え、フローリングのザラつきも“拭き掃除”します

 

狭い場所にも入り込みキビキビ賢く自動掃除

日立

ロボットクリーナー

minimaru RV-EX20

実売価格12万7440円

小型ボディと独自のAI技術で室内を賢く掃除。無線LANに対応し、スマホでスケジュール予約や掃除履歴閲覧が可能になりました。室内をゆっくり静かに掃除するコースを搭載。SPEC●集じん容積:0.25ℓ●稼働面積:最大約32畳●充電時間:約3時間●掃除時間:最長約60分(自動モード/通常コース時)●掃除モード:6種類●サイズ/質量:φ250×H92mm/2.3kg

 

↑「minimaru AI」が状況に合わせて100以上のパターンから動作を選択して掃除します

 

「梅雨の二大トラブル」を解消する除湿機が登場! この夏、活躍間違いなしのシャープ空調家電を一気見せ 

シャープは、プラズマクラスター除湿機、プラズマクラスター扇風機、蚊取空清を発表しました。どれも梅雨から真夏にかけて販売台数が伸びる注目の家電です。

 

リビングでの部屋干しが増加し、大型除湿機の需要もアップ

↑左からCV-H180、CV-H120。右はよりコンパクトなCV-H71

 

シャープによると、花粉や黄砂、PM2.5などが洗濯物に付着する不安から、洗濯物を外に干さない家庭が年々増加しているとのこと。週1回以上部屋干しする人は、夏場の雨天時以外でも4割にのぼり、除湿機の国内需要は増えているそうです。また、部屋干しする場所はリビングが最も多く、除湿能力14L/日以上の大容量クラスも増加傾向にあるといいます。

 

よく過ごすリビングで洗濯物を干すと、気になるのが部屋干しの「ニオイ」や湿気よる「カビ」です。こうした点を踏まえて発表されたのが、ニオイやカビ対策を強化したプラズマクラスター除湿機「CV-H180」「CV-H120」です。

 

臭い戻りを防ぐモードとカビを未然に防ぐモードを搭載

こちらは衣類を乾燥させながら、シャープ独自のプラズマクラスターイオンを吹き出し、部屋干し衣類の生乾き臭を抑制。すぐに取り込めないときも、「臭い戻り対策モード」に設定しておけば乾燥後もプラズマクラスターイオンを放出し、臭い戻りを抑制してくれるのです。また、「カビバリア」運転は、後ろななめ20度の風でしっかり空気を循環し、パワフルな風と除湿、プラズマクラスターイオンの効果を組み合わせ、付着カビ菌の増殖を抑制。カビを未然に防いでくれます。

↑あのイヤなニオイも「臭い戻り対策モード」でしっかり抑制

 

なお、CV-H180は、前モデルと比較すると奥行は12mmスリムになっていますが、除湿能力は1.5倍にパワーアップしています。さまざまな部屋干しスタイルにも対応し、2つのスイングで広範囲かつ立体的に送風できるのも頼もしいですね。例えば、体操服の上下なら約30分で乾燥できるとのこと。

↑左右ワイドスイングと上下広角スイング、2つのスイングで立体的に送風できます

 

実際に湿度の高い2畳ほどの部屋で、CV-H180の除湿デモが行われました。元は湿度75%だった湿度が、15分ほどで49%になり、天井にぶら下がっていた濡れた布も乾いていました。

↑CV-H180を15分ほど運転させます

 

↑特殊な溶液に漬けた布で実験。濡れるとピンク色だった布が、15分後には乾いて白っぽくなっていました

 

CV-H180とCV-H120の発売日は5月12日。CV-H180の除湿能力は、16L/18L/日(50/60Hz)、除湿可能面積の目安は20~40畳/23~45畳(同)。CV-H120の除湿能力は、11L/12L/日(50/60Hz)、除湿可能面積の目安は14~28畳/15~30畳(同)。実売予想価格はCV-H180が6万5000円、CV-H120が5万8000円です(すべて税別)。

蝶の羽根や鳥の翼の仕組みを応用した扇風機も発売

さらに、シャープはDCモーターを採用した扇風機4製品を発表。こちらはプラズマクラスター7000発生機を搭載し、さらに蝶の羽根や鳥の翼の形状を応用したネイチャーウイングで、なめらかでやさしい風やパワフルで遠くまで届く風を送り出せます。ラインナップは、最上位のハイポジション・リビングファンの「PJ-H3DG」 (3万3220円・以下すべて実売価格)と「PJ-H3DS」(2万7840円)、コードレス3Dファンの「PJ-H2DGB」(3万7560円)と3Dファン「PJ-H2DS」(2万4600円)を用意。

↑DCモーター搭載タイプの扇風機は、トップシェアを誇っています

 

上位モデルの「PJ-H3DG」とコードレス3Dファン「PJ-H2DGB」は、「ハイブリッド・ネイチャーウィング」を搭載。「PJ-H3DG」は、アゲハ蝶とアサギマダラ蝶の羽根を応用し、ムラの少ないなめらかな風を送り、扇風機の風を長く浴びることでおこる”だるさ感”を抑制します。「PJ-H2DBG」は、アホウドリとアマツバメの翼を応用し、のびやかな風を送風。また、両機とも温度と湿度に合わせて自動で風量を調整する「みはり機能(センサー運転)」を備えています。

↑自然からヒントを得た羽根の形状

 

実際に「PJ-H3DS」の風を浴びてみると、ふわっと窓から入ってきたような、自然な風でした。扇風機嫌いの筆者としては、個人的にはとても気になる商品です。

↑3Dファンはこのように上向きにもできるので、サーキュレーターとしても活躍

 

また、コードレス3Dファン「PJ-H2DGB」は充電式となっており、コンパクトですが風が強く、どこにでも持っていけるのが魅力。場所を選ばないので、キッチンに移動して使うもよし、部屋干し時の洗濯物の下に置くもよし。サーキュレーターとしても便利に使えそうです。また、プラズマクラスターには汗臭、たばこ臭、料理臭、生乾き臭などにも効果があるので、消臭効果も期待できるでしょう。また、スタンダードタイプのリビングファン「PJ-H3AS」も同時に発売されます。こちらはACモーター搭載で、実売価格は1万3820円です。

 

話題の「蚊取空清」が「パワフル蚊取りモード」を搭載して帰ってきた

↑我が家でも絶賛愛用中の「蚊取空清」、新モデルが登場です

 

さらに、2016年3月に発表され、空気清浄機なのに蚊もコバエも取れるとして話題となった「蚊取空清」もパワーアップして帰ってきました。新製品の「FU-JK50」(実売価格4万3050円)は、より速く蚊を捕獲する「パワフル蚊取りモード」を搭載しました。自動運転と比較し、3時間で約1.4倍の蚊を捕獲できるようになっています。

↑パネルの左側の「蚊取り」ボタンを切り替えて「パワフル蚊取りモード」を選択できます

 

実機でデモが行われていたので見たところ、吸い込む力が大幅にアップしていたので驚きました。本機の蚊取りの原理は、UVライトで誘って蚊が好きな黒いボディに近づかせる→物陰に隠れたがる習性を利用して、サイドに設置した小窓で誘惑→そこに近づいた蚊を吸い込む→内部の粘着シートで捕獲、という仕組みですが、この近づいた蚊を吸う力がアップしているのです。

↑蚊取り機能のメカニズム。薬剤などは一切使いません

 

↑サイドに小窓があります。ここから入ってきた蚊やコバエを捕獲します

 

我が家でも前モデルの蚊取空清を使っていますが、確かに吸い込む力が強くなったと感じました。これなら以前よりも速く蚊を捕獲できそうですね。蚊は「蚊取りシート」の粘着面に付くので、折りたたんで捨てるだけ。約2か月で交換すればOKです。なお、コバエ捕獲の効果も実証されており、コバエが増えるこれからの季節には重宝しそうです。

↑羽根のようなものがぶら下げてデモ。中にグイグイ吸い込まれていることがわかります

 

↑カバーの裏にある蚊取りシート。粘着面で蚊やコバエをキャッチしていきます

 

「スピード循環気流」や3つのフィルターで空気清浄機能も優秀

空気清浄機能は、遠くのホコリを引き寄せる「スピード循環気流」と、静電HEPAフィルター、脱臭フィルター、抗菌・防カビプレフィルターの3つのフィルターを使っています。また、プラズマクラスター7000で浮遊ウイルスの作用を抑制し、フィルターでは対応しきれないニオイなどの消臭効果もあります。「蚊取り」機能が目立つ製品ではありますが、空気をしっかりキレイにしてくれるのもうれしいですね。

気になる「ニオイ」をケアするならコレ! これからの季節に大活躍する男のニオイ対策グッズ4選

暖かくなってきましたね! アクティブに活動したくなる季節ですが、汗をかくと気になるのは身体のニオイです。特に男性は特有のニオイを発するケースもあるので、ケアをしっかり行っておきたいところ。そこで今回は、暖かい季節に大活躍する男のニオイ対策グッズ4選を紹介します。ニオイを抑えるのも“オトナのエチケット”。この機会にぜひチェックしてみましょう。

出典画像:プレスリリースより
出典画像:プレスリリースより

 

あらゆる臭いに対応したふとん乾燥機

出典画像:プレスリリースより
シャープ

プラズマクラスターふとん乾燥機 UD-AF1

シャープの「UD-AF1」は、乾燥マットを使わずに「消臭乾燥」できるプラズマクラスターふとん乾燥機です。「ネイチャーテクノロジー」によって開発された「きのこアタッチメント」を内蔵。きのこの形状をとり入れることによって、ふとんの中に効率よく温風を送ってくれます。

 

<注目ポイント>

・乾燥マット不要でダブルサイズのふとんまで消臭乾燥

・プラズマクラスターと温風で消臭・ダニ対策

・部屋干し衣類やくつの乾燥、部屋の空気浄化なども可能

同商品には、ふとんや枕に付着した気になる汗臭や加齢臭、カビ臭などを消臭してくれる「プラズマクラスター」を搭載。さらに子どもがしてしまいがちな「おねしょ」に対応した消臭機能も備わっています。衣類や靴の嫌なニオイも取り除いてくれるので、1台あればオールシーズン役立つはず。

 

ニオイ対策を強化した“薬用ニオイケアシリーズ”

出典画像:プレスリリースより
マンダム

ルシード 薬用ニオイケアシリーズ

2018年2月からリニューアルされた「ルシード 薬用ニオイケアシリーズ」。全品薬用に変わり、汗臭や加齢臭に加えて40代にピークを迎える「ミドル脂臭」の対策を強化しています。「薬用ヘア&スカルプコンディショナー」は、抗炎症成分を配合。頭皮環境を整え、頭皮のアブラっぽい汗のニオイを防いでくれますよ。

 

<注目ポイント>

・汗臭や加齢臭、ミドル脂臭の対策強化

・「薬用ヘア&スカルプコンディショナー」に抗炎症成分をプラス

・「薬用デオドラント石鹸」に入った殺菌成分「緑茶エキス」

カラダのニオイ対策としては「薬用デオドラント石鹸」がおススメ。清浄炭でニオイの元をしっかり洗い流すだけでなく、消臭成分「緑茶エキス」でニオイの発生も抑えてくれます。その他にも「スカルプデオシャンプー」や「ボディウォッシュ」などもリニューアルしているので、お見逃しなく!

 

優雅なバスタイムが過ごせる男性向けソープ

出典画像:プレスリリースより
TRINITAE(トリネティ)

メンズソープバー 活性炭&カルダモン<洗顔&ボディソープ>

ヨルダン発の死海コスメブランド「TRINITAE」から初となる男性向けソープが登場。男性特有のニオイの原因となる酸化した皮脂成分を、活性炭の洗浄力でさっぱりと落としてくれます。パーム油やヤシ油などの自然由来成分をベースに、活性炭とスパイス系のエッセンシャルオイル、カルダモンを配合。フェイスとボディ兼用なので、手間が少なくて済むのもうれしいですね。

 

<注目ポイント>

・男性特有のニオイを落としてくれる

・毛穴の皮脂汚れを取り除く「活性炭」

・デオドラント効果が高い「カルダモン」

活性炭の微細な粒子は、毛穴の皮脂汚れを吸着して気になるニオイを消臭。スパイスの女王「カルダモン」の40%近くを占めているシオネールは、デオドラント効果が高いといわれています。やる気を向上させてくれるアロマテラピーの香りを満喫してみては?

 

ギャツビー史上最高の含浸量

出典画像:プレスリリースより
マンダム

ギャツビー シャワーペーパー クリアシャボン

たった1枚で全身の汚れをしっかりと拭きとってくれる「シャワーペーパー クリアシャボン」。ギャツビー史上最高の含浸量で、「中味液」がひたひたの厚手ペーパーになっています。汚れを浮かせて取る洗浄成分配合で、汗・皮脂・汚れをごっそりと除去。外出先で汗をかいてしまっても手軽に汚れが落とせるので、常備しておくと便利かも。

 

<注目ポイント>

・ひたひたの「中味液」は史上最高の含浸量

・汗・皮脂・汚れをごっそりと除去する「洗浄成分」

・爽快感が長時間持続

清涼成分(メントール)が含まれており、爽快感が長時間持続するのもポイント。拭いた箇所からすがすがしい石鹸の香りが漂います。あっという間にシャワーを浴びた後のような清潔肌になるので、忙しくて時間がない人にぴったり。男性用ボディケア11年連続売上No.1ブランドが生み出した同商品は、汗をかきやすい男性必見です。

4Kテレビ本当の「お買い得度」チェック! 大手の入門モデルが使い勝手抜群だった

12月の4K・8K本放送開始に向け、4Kテレビは低価格帯モデルが充実してきました。そこで今回は、機能が充実した大手メーカーのエントリーモデルを3機種ピックアップ。プロが性能やリモコンの使い勝手などを検証し、本当にお買い得かを見極めます。

※テレビのサイズ/質量はスタンドを含む数値

 

【解説する人】

テクニカルライター 湯浅顕人さん

PC&AVのライター。様々な音楽コンテンツをよく視聴するため、4Kテレビの音質にもこだわっています。

 

大手メーカー製の入門機は高コスパ

4Kテレビは低価格帯モデルのラインナップが充実してきました。ここで取り上げたのは、大手メーカー製の入門機モデル。テクニカルライターの湯浅顕人さんによれば、これらのモデルは高い技術を搭載しているといいます。

 

「大手メーカーのエントリーモデルは上位機に使われる高画質技術を踏襲していることが多く、高コスパです。東芝のレグザ C310Xは、同社のミドルクラス・M510Xと性能がほぼ変わりません」

 

<採点項目チェック>

1.操作性

リモコンの使い勝手を中心にチェック。ボタンの配置やレスポンスのスピードを検証しました。

2.ネット機能

ネットコンテンツの充実度をチェック。検索のしやすさやアクセス時のラグも検証しました。

3.画質

地デジ放送の4Kアップコンバート性能に注目。ワイプ画面などでの微細な描写も評価しました。

4.音質

人の声の聴き取りやすさを中心に検証しました。重低音強化など音声モードの多彩さも評価。

 

【その1】新回路の搭載により鮮やかで自然な色を再現!

パナソニック

ビエラ TH-49FX600

実売価格16万4220円

多くの補正ポイントを持つ色忠実補正回路を搭載し、鮮やかかつ自然に再現。よく見るチャンネルやアプリなどを登録すると、「かんたんホーム」画面からすぐアクセスできます。●サイズ/質量:W1102×H699×D232㎜/約15㎏4Kチューナー:非搭載4K VOD対応数:7地デジ/BS・110度CS:各2HDMI入力端子:3

 

操作性:★×5

リモコン上部左によく使うボタンを配置

「アプリ一覧を表示する『マイアプリ』や、録画&VODコンテンツを一覧できる『アレコレ』など使用頻度の高いボタンを集約し、押しやすい設計。起動のレスポンスも早く、快適でした」

 

ネット機能:★×4.5

ウェブプラウザがプリインストールされてすぐページ閲覧可能

「VODやアプリは購入時から非常に豊富で、さらにマーケットでアプリを追加可能。初めからウェブブラウザが利用でき、ネットをつないですぐにページの閲覧ができるのも便利です」

 

画質::★×5

ワイプ内に映った小さな顔も柔らかくキレイに描写

「地デジの4Kアップコンバートは、自然な色合い。ワイプ内の人の顔では輪郭こそキリッとしていないものの、柔らかく表現されキレイでした。4Kネイティブ映像は、艶やかな鮮やかさです」

 

音質:★×5

内蔵スピーカーとは思えないほどの重厚な音質を実現

「スピーカーを外付けしているかと思うほどの美音で、小音量でも人の声がクリアに聴こえました。映画鑑賞では『低音強調』をオンにすれば、より迫力のあるサウンドが楽しめます」

 

【その2】明るさセンサーを内蔵し部屋の明るさに即マッチ!

シャープ

AQUOS LC-50US5

実売価格15万4630円

新開発エンジンを搭載したことで、従来モデルよりも精細感を高め、臨場感豊かな映像を再現。「明るさセンサー」によりバックライトを自動調整でき、見やすい映像を実現します。●サイズ/質量:W1126×H719×D271㎜/約22.0㎏●4Kチューナー:非搭載●4K VOD対応数:3●地デジ/BS・110度CS:各3●HDMI入力端子:4

 

操作性:★×5

テレビとネットの操作ボタンエリアを視覚的に区分

「リモコンの上半分は『テレビ操作ゾーン』で黒色に、下半分が『ネットコンテンツ操作ゾーン』で白く塗り分けられて見やすいです。音声操作の認識精度は抜群で、自然に話せばOK」

 

ネット機能:★×5

視聴履歴を基にオススメの番組やネットコンテンツを表示

「AIoT技術を生かしたクラウドサービス『COCORO VISION』が秀逸。テレビの前に座るだけで電源が入り、ユーザーの視聴履歴などを基にオススメの番組やネットコンテンツを表示します」

 

画質:★×4

肌の質感を滑らかに仕上げ色合いも自然

「地デジの4Kアップコンは髪の毛や肌の質感が滑らかで、色合いも自然。4Kネイティブに迫るほどの精細な映像を楽しめます。ワイプ内の人の小さい顔も、自然に表現されていました」

 

音質:★×4

定位感があり楽器や人の位置を確かに感じられる

「定位感があり、楽器の位置や話している人の移動を鮮明に感じられます。特に高音に優れ、映画内の金属音などは、大きな音は歪まず、小さな音は埋もれずにしっかりと聞こえました」

 

【その3】ノイズを効果的に除去して地デジ放送もクリアな画質に

東芝

レグザ 49C310X

実売価格10万円

「地デジビューティ」で地デジ放送の映像ノイズを効果的に除去し鮮明な映像に仕上げます。「みるコレ」機能を使えば「SFアニメ」などテーマを登録するだけで一年中自動で録画。●サイズ/質量:W1110×H695×D248㎜/12.0㎏●4Kチューナー:非搭載●4K VOD対応数:6●地デジ/BS・110度CS:各3●HDMI入力端子:4

 

操作性:★×5

録画・再生に使うボタンが集約されて使い勝手良好

「録画予約や録画番組の再生に必要な『番組表』『録画リスト』『十字ボタン+決定ボタン』といったボタンを集約しているため、快適に操作可能。数字ボタンは大きくて押しやすいです」

 

ネット機能:★×5

好きなタレントやジャンルの映像を手軽に探して見られる

「『みるコレ』ではタレントやジャンルで検索すると、テレビ番組とVOD全体から探し出します。加入していないVODのコンテンツからも検索可能。テレビCMも検索対象となるのは秀逸です」

 

画質:★×4

動きの速いシーンでも滑らかに描写し輪郭も際立つ

「残像が少なく、動きの速いシーンでも滑らか。地デジではわずかに輪郭がぼやけますが、ネイティブ4K動画なら問題ありません。色再現も忠実で、鮮やかかつ自然に濃淡を表現できます」

 

音質:★×4

「クリア音声」をオンにすれば人の音声がハッキリ!

「デフォルトでは音がややこもるものの、『クリア音声』をオンにすると、人の声が際立ちます。効果音やBGMとの相性も良く、ニュース番組のほかドラマや映画でも不自然さがありません」

このデザインでこの価格はおトク! 家電のプロが教える「おしゃれ冷蔵庫」5選

冷蔵庫は大きなものだけに、意外に目に入ってくることが多いもの。そのぶん、もし、インテリアに調和するデザインのいいモデルを選んだならば、目にするたびに気分が盛り上がりますよね。そこで今回は、「冷蔵庫はデザインが命」という人のためのモデルをピックアップ。家電のプロ、戸井田園子さんに選び方のポイントを伝授してもらうとともに、「一人暮らし向け」「夫婦世帯向け」「ファミリー向け」の3つのカテゴリで特にオススメのモデルを教えてもらいました!

 

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【戸井田さんが教える「デザイン重視」モデル選び方のポイント】

25dB以下の静音性が高いモデルを選ぶべし

「デザイン性の高い冷蔵庫は、ひとり暮らしでなくても、見える場所に設置する可能性が高いので、静音性は気にしたいところ。特に最近はオープンキッチンが多いので、リビングでくつろいでいるときにモーター音が気になるなんてことも……。これでは、せっかくのくつろぎタイムが台無しですよね。静音性の目安としては、25dB以下なら合格ライン。この点をしっかり確認しておきましょう」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

一人暮らし向けに開発されたガラストップ扉が際立つモデル

シャープ

SJ-GD14D 

実売価格5万3600円

洗練されたスクエアな形でインテリアにも溶け込む、ガラスドアの冷蔵庫。ハンドルは一枚の板をモチーフにしており、徹底的にノイズを少なくした形状でガラス面を際立たせます。「つけかえどっちもドア」はドアの開閉方向を自由につけかえられ、インテリアの配置に合わせる際に便利です。シャープ独自の「プラズマクラスター」搭載で食品を清潔に保存できます。

●サイズ/質量:W480×H1125×D600mm/約36kg●容量:137L(冷蔵室 91L/冷凍室 46L)●ドア開閉タイプ:片開き(付け替え可能)●ドア数:2ドア●運転音:約23dB●年間消費電力量:300kWh

↑カラバリは左からピュアブラック、メタリックベージュ、クリアホワイトの3種類

 

戸井田さんのレコメンド

「『ひとり暮らしサイズにもデザイン性の高い冷蔵庫を!』というコンセプトでシャープが開発したモデルです。このサイズでは珍しいガラストップ扉で高級感あり。ディティールもシャープなスクエアタイプですっきりとした印象。カラーは3色展開で、部屋のインテリアイメージに合わせてコーディネートできます。プラズマクラスター搭載、フリーケースや46Lのフリーザーなど性能も充分。新生活のスタートをワンランクアップしてくれる一台です!」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

丸みを帯びたかわいいレトロスタイル!

 

DAEWOO

DR-C15

実売価格4万8390円

お洒落なチェック柄の天板、シルバーの横ハンドルなどがかわいい、レトロスタイルの冷蔵庫。カラーはクリームホワイト、アクアミント、レッド、ブラック、スペースシルバーの5色。350mℓ缶がすっぽり入る深めのフレッシュケースは、乳製品やハム等の保存に最適です。ワイドな引き出し型の52L大容量冷凍室は、面倒な霜取りが不要なファン冷却式。ガラストレイを採用し、掃除がしやすいのも魅力です。

●サイズ/質量:W485×H1227×D653mm/約38kg●容量:150L(冷蔵室 98L/冷凍室 52L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB(50Hz)・26dB(60Hz)●年間消費電力量:320kWh

↑冷凍食品がたっぷり入るワイドな引き出し型の52L大容量冷凍室

 

戸井田さんのレコメンド

「丸みのある扉や素材感、取っ手のデザインなど、レトロな雰囲気が楽しめるモデル。インテリアのアクセントにもなる冷蔵庫です。耐熱トップテーブル、350ml缶が入る高さのフレッシュルーム、52Lの大きなフリーザー、ガラス棚など性能も申し分なし。消費電力量は320kWhとやや多めですが、年間9000円以下の電気代なので許容範囲でしょう」(戸井田さん)

 

【夫婦世帯にオススメ】

シンプルながら存在感を感じるデザイン

ハイアール

URBAN CAFE SHRIES 

JR-XP2NF173E

実売価格4万6224円

「くつろぎをデザインしよう」をキーコンセプトに、シンプルなステンレスデザインを採用した家電ブランド「URBAN CAFE SHRIES」(アーバンカフェシリーズ)の2ドア冷蔵庫。家電の定番色であるホワイトではなく、シルバーとブラックで配色を統一し、すっきりとした印象を与えます。整理しやすい3段引き出し式の冷凍室は、ケース内の食材が見やすく、取り出しやすいのが特徴。冷気も逃がしにくいタイプで、冷凍食品のまとめ買いにも向いています。

●サイズ/質量:W502×H1410×D598mm/約45kg●容量:173L(冷蔵室 119L/冷凍室 54L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:248kWh

↑ドアポケットには2Lペットボトルが3本収納可能

 

戸井田さんのレコメンド

「2ドアのステンレス扉のみの、至ってシンプルなデザイン。ちょっと厚みを感じる扉は、まさにアーバンな印象です。存在感があるので、重厚なヴィンテージスタイルにも、プロライクな厨房にもマッチしそう。3段ケースに分かれている54Lの大容量フリーザー、耐熱天板、2Lペットボトルが3本収納可能なドアポケットなど、使い勝手も優秀。年間消費電力量は248Kwhで省エネ性能の高さもポイントです。170L台なので、やや外食の多いご夫婦、または大きめサイズを望む一人暮らしに向いています」(戸井田さん)

 

【夫婦世帯にオススメ】

グッドデザイン賞受賞の洗練されたフォルム

AQUA

AQR-SV27G

実売価格11万6550円

ソリッド&フラットなデザインで、2017年度グッドデザイン賞を受賞した「SVシリーズ」の3ドア冷蔵庫。アクセントとなる光沢を帯びたグリップハンドルは、心地よい握りやすさとデザイン性を併せ持っています。「旬鮮チルド」は、ドアの開閉時に入る外気の水分をフィルターに吸収し、運転中に庫内に放出するシステムで、スピード冷却と湿度コントロールのダブル効果を実現し、食品の鮮度が損なわれにくくなっています。

●サイズ/質量:W600×H1419×D657mm/約62kg●容量:272L(冷蔵室 178L/野菜室 44L/冷凍室 50L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:3ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:326kWh

↑カラバリはチタニウムシルバーとグロスブラウン(写真)を用意

 

戸井田さんのレコメンド

「スッキリした扉と、個性的なハンドルが印象的! デザイン性が高いだけでなく、しっかり握れるハンドルは使い勝手も上々です。モダンな中にも、少しレトロなスパイスが感じられるデザインが魅力。旬鮮チルド室、全段ガラス棚、Agイオン除菌酵素脱臭フィルター、自動製氷、クイック冷凍など、機能も充実しているので、毎日しっかり料理をしたい人も満足できます。省エネ基準達成率も100%で、省エネ性も優秀。300L台で、子どもが生まれて家族が増えても安心の一台です」(戸井田さん)

 

【ファミリーにオススメ】

サイド・バイ・サイドで欧米のセレブ気分を味わう!

AQUA

AQR-SBS45F

実売価格11万8480円

庫内が一目で見渡せる欧米で主流のショーケース・スタイル「パノラマ オープン」を採用した大型冷蔵庫。奥行き約67cmの薄型設計で、最上段の奥にも手が届きやすくなっています。高級感のあるガラスドアは、フラットで手入れがしやすく、インテリアにも調和します。まとめ買いしたものを素早く冷やす「急速冷蔵」、食材の新鮮さを閉じ込める「急速冷凍」を搭載。全段丸ごとの急速機能で鮮度を保ちます。

●サイズ/質量:W833×H1800×D667mm/約98kg●容量:449L(冷蔵室 266L(内野菜ケース 45L)/冷凍室 183L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:400kWh

↑左に183Lの冷凍室、右に266Lの冷蔵室が隣り合わせに並ぶ構造です

 

戸井田さんのレコメンド

「大きな二枚扉の観音開きで、左右に冷凍室、冷蔵室が並ぶ『サイド・バイ・サイド』タイプは、日本では珍しいデザインです。扉を開けると中が引き出し式なのも欧米の冷蔵庫に多い仕様。ちょっとセレブな欧米スタイルが満喫できます。左右で冷蔵、冷凍に分かれているため、よく使う食材を取り出しやすい位置に収納できるのも特徴。フリーザーは183Lと大容量で、お取り寄せした食材もたっぷり長期保存ができます。やや惜しいのが省エネ性。年間消費電力量400kWhはそれほど高いわけではないですが、大容量モデルには200kWh台の優秀なモデルも多くなります(※)。このあたりを納得した上でご購入を!」(戸井田さん)

※1kWhあたりの目安が27円なので、年間消費電力量が100kWh高くなると電気代は年間で2700円、200kWh高くなると電気代は年間で5400円高くなる計算になります

 

今回紹介したモデルは、一人暮らし向けモデルが約5万円、夫婦向け、ファミリー向けのモデルは11万円台と、デザインがいい割にお手ごろなのもうれしい点。特に新生活のスタートする方、ぜひ検討してみてください!

もう外国語は怖くないぜ! いざという時でも焦らない使える翻訳機4選

2020年に開催される東京五輪。いまは外国人ツーリストが爆発的に増加しているので、東京五輪が近づくにつれ外国語で会話するシーンが増えるかもしれません。そこで今回ピックアップするのは、日常で使える最新鋭の翻訳機4選。外国人とスムーズに会話できたり、わからない単語をすぐに教えてくれるアイテムを取り上げたので、この機会に気になる1品をぜひゲットしておきましょう!

出典画像:「ログバー」公式サイトより

 

[その1]

52言語に対応した超小型翻訳機

出典画像:プレスリリースより

東江物産
Langie(ランジー)
超軽量小型翻訳機「Langie」はボタンを押して話すだけで、最大52言語に自動翻訳してくれます。外国人とのスムーズなコミュニケーションを可能にする機能「オンライン音声翻訳」は、細かい翻訳が必要なビジネスシーンに最適。またネット環境がない場所で使用できる「オフライン音声翻訳」も魅力的な機能です。

 

<注目ポイント>
・ボタンを押して話すだけで「自動翻訳」が可能
・「オンライン翻訳」機能で最大52言語を翻訳
・超軽量の125gで持ち運びラクチン
場所や建物名を相手に知らせたい時に役立つ「画像検索」機能を搭載しています。言葉だけでうまく伝えられなかった際に、画像を交えればより円滑な会話が可能に。集音の性能が従来機種と比べて格段に向上した「デュアルマイク&スピーカー」が備わっているので、騒音の多い場所でもしっかりと言葉を読み取ってくれますよ。

 

[その2]

言葉の壁をなくす「通訳」デバイス

出典画像:「ソースネクスト」公式サイトより

ソースネクスト
POCKETALK(ポケトーク)
外国語が話せなくても外国人と対話できる「POCKETALK」は英語や中国語、フランス語など50の言語に対応しています。ネットと自動通信するIoT性能が内蔵されていて、正確な音声認識、文字変換、翻訳、音声の合成などを瞬時に実現。日本語と外国語だけでなく選んだ2つの言語を翻訳してくれるので、外国人同士の会話も理解できますよ。

 

<注目ポイント>
・50の言語を自動翻訳
・クラウドで正確な翻訳を実現
・翻訳した言語は20件まで履歴表示
翻訳した言語は20件まで履歴を表示。以前に出てきた言語なら再び翻訳しなくても、履歴から検索できます。カラーバリエーションはシンプルな「ホワイト」と「ブラック」の2色を用意。海外旅行やビジネスシーンなどに大活躍するので、ぜひ利用してみてはいかが?

 

[その3]

安心して海外旅行が楽しめる音声翻訳機

出典画像:「ログバー」公式サイトより

ログバー
ili(イリー)
ログバーの「ili」は、旅行に特化した音声翻訳機です。オフラインで使えて、話した言葉を最速0.2秒で「英語・中国語・韓国語」の3言語に翻訳。同商品は翻訳機に多い双方向機能ではなく、「一方向翻訳」を採用しています。言葉を伝えることに特化していて、スピーディーなコミュニケーションを楽しめるのがポイント。

 

<注目ポイント>
・「英語」「中国語」「韓国語」の3言語に対応
・海外旅行にぴったりの機能が満載
・スピーディーなコミュニケーションを実現した「一方向翻訳」機能
旅行のシチュエーションに役立つ「こだわりの翻訳辞書」を内蔵しています。旅行中によく使うフレーズを収集した「ワンフレーズ翻訳」機能は、食事や買い物、タクシーなど旅の途中に欠かせないシーンをサポート。「言葉が通じるかな…」と不安な人でも安心して旅行を満喫できますよ。

 

[その4]

英文をなぞるだけで訳してくれるペン型スキャナー

出典画像:「シャープ」公式サイトより

シャープ
ペン型スキャナー辞書(英和モデル) BN-NZ1E
「BN-NZ1E」は、わからない英単語をなぞるだけで翻訳してくれるペン型スキャナー辞書です。スキャンすると、わずか2秒で日本語に訳してディスプレイに表示。見出しの大きな字から注釈の小さな字まで読み取りが可能なので、海外の本や雑誌を読む際に活用しましょう。

<注目ポイント>
・英文をなぞるだけでたった2秒で翻訳
・専門用語に強い「グランドコンサイス英和辞典」を搭載
・約86グラムの軽量コンパクトボディ
同商品には、理工・医学・社会科学・法律・スポーツなど専門用語に強い「グランドコンサイス英和辞典」を搭載しています。英字新聞や雑誌に出てくる難しい用語にも対応できるように、約36万の単語を収録。また調べた言葉は最大100件まで登録できるので、復習する時にひと目で見れて便利ですよ。

高くなくても、いい冷蔵庫あります! 家電のプロが教える「本当に高コスパな冷蔵庫」3選

新生活がスタートする春。新たに冷蔵庫を購入する必要があっても、メーカーが推す高いモデルには手が出ない……そんな人にぜひ見てほしいのがこちら。家電のプロ、戸井田園子さんにお願いし、「本当に高コスパなモデル」を教えてもらいました。「一人暮らし向け」「夫婦世帯向け」「ファミリー向け」の3つのカテゴリでオススメをうかがいながら、コスパ重視のモデルを選ぶ際に、注意すべきポイントを聞いていきます!

 

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【戸井田さんが教える! 「コスパ重視」モデル選び方のポイント】

省エネ性と冷却方式(ファン式)は最低限死守を!

本体価格の安さだけでなく、消費電力量も要チェック。消費電力量が高い機種を選んでしまうと、電気代がかさむので、長い目でみてかかる費用が多くなることも。年間の電気代と使用する予定年数で、必要なトータル費用を把握しましょう。年間電気代の算出方法は、消費電力量(kWh)×27円が目安。仮に1年の消費電力量が300kWhだと300×27年=8100円、400kWhだと400×27=1万800円が目安となります。そのほか、小型で低価格なモデルの場合、冷却器で直接庫内を冷やす『直冷式』の製品もありますが、霜取りが自動ではないため、手間がかかります。その点を考えて、霜取り不要の『ファン式』を選ぶのがオススメ。ちなみに、今回選んだ以下3モデルはすべてファン式です」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

底値に近い価格ながらデザイン性と省エネ性能も良好!

ハイアール

JR-GNF148E

実売価格4万4110円

透明感あるガラストップドアで、デザイン性が高いユーロスタイルの2ドア小型冷蔵庫。54L大容量ボトムフリーザーには、目的の品がすぐ取り出せる引き出し式3段ケース「区っ切り棚冷凍室」を採用し、冷凍食品の買いだめに便利です。独立したバスケットで冷気が出にくく食品が外気にさらされにくいのもポイント。コンパクトに収納できる「すっきりポケット」には、2Lペットボトル3本が収納可能です。

●サイズ/質量:W502×H1275×D594mm/約45kg●容量:148L(冷蔵室 94L/冷凍室 54L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:232kWh

↑庫内の様子。冷凍室が3段引き出し式なのがポイント

 

戸井田さんのレコメンド

「小型冷蔵庫では底値に近い価格ですが、ガラストップドアでグレード感があります。冷凍室は54Lと収納量があり、3段引き出し式で冷気が逃げにくく省エネです。耐熱の天板で電子レンジが置けるので、ひとり暮らしには便利! 省エネ基準達成率131%、年間消費電力量232kWhと省エネ性も高く優秀で、運転音25dBというのも魅力です。ワンルームにあってもうるさくないレベルです」(戸井田さん)

 

【夫婦世帯にオススメ】

「どっちもドア」など必要な機能を網羅しているお得なモデル

シャープ

SJ-W351D-S

実売価格7万4430円

ひとつのドアが右にも左にも開き、キッチンの動線がスムーズになる「どっちもドア」を採用した冷蔵庫。女性の身長に合わせたローウエスト設計で、高さは169cmサイズと少し低めになっており、最上段まで楽に手が届きます。気になるニオイ・雑菌・カビを抑える「ナノ低温脱臭触媒」、冷蔵庫の使用状況を判断して各家庭の生活パターンに合わせて通常運転よりさらに約5~7%節電できる「節電モード」も搭載しています。

●サイズ/質量:W600×H1690×D660mm/約62kg●容量:350L(冷蔵室 183L/野菜室 68L/冷凍室 99L)●ドア開閉タイプ:左右フリー●ドア数:3ドア●運転音:23dB●年間消費電力量:430kWh

↑ローウエスト設計で女性でも使いやすいです

 

戸井田さんのレコメンド

「中型サイズでは底値で、コスパが高いモデルです。『どっちもドア』なので、引越しで冷蔵庫への動線が変わっても使いにくくなることがありません。チルドルームは高さ15cmと十分な収納力あり。野菜室には深さの違うケースがあり、整理しやすく使いやすいですね。年間消費電力量430kWhとやや高いものの、『節電モード』で、5~7%の節電が可能になっています。基本的な性能を網羅しつつ本体価格も安い、おトクなモデルと言えるでしょう」(戸井田さん)

 

【ファミリーにオススメ】

「ワンダフルオープン」搭載かつ省エネ性能が高く、この価格はお見事!

パナソニック

NR-FVF453

実売価格12万1300円

キッチンにすっきり納まる、奥行き約63cmの薄型6ドア冷蔵庫。冷蔵庫も野菜室も100%全開する「ワンダフルオープン」を搭載。野菜室は買い物カゴ約4個分、冷凍室は買い物カゴ約3.5個分とたっぷり収納できます。コンプレッサーを最上段奥に設置するパナソニック独自の「トップユニット方式」で、収納力はさらにアップ。各家庭の生活に合わせて自動で節電する「エコナビ」によって、省エネ性も高いモデルです。

●サイズ/質量:W685×H1828×D633mm/約82kg●容量:451L(冷蔵室 232L/野菜室 95L/製氷室 14L/新鮮凍結ルーム 26L/冷凍室 84L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア●年間消費電力量:390kWh

 

↑野菜室は100%全開する「ワンダフルオープン」採用で、奥まで取り出しやすいです。ベアリング式なので、片手でラクに取り出せます

 

戸井田さんのレコメンド

「450L超えの低価格帯は、消費電力量が高くなりがちです。しかしこのモデルは、年間消費電力量400kWh以下で、しかも価格がリーズナブル。パナソニックの特徴である、引き出しが最後までしっかり引き出せる『ワンダフルオープン』で、出し入れしやすいのもいい点ですね。生活リズムや収納量、曜日ごとのパターンに合わせて節電運転する『エコナビ』も搭載し、さらなる省エネが見込めます。基本の機能を搭載しつつ、この価格を実現したのはお見事!」(戸井田さん)

 

必要十分な機能を備えながら、リーズナブルな価格がうれしい今回の3モデル。何かとお金のかかる新生活の強い味方になりそうです。

この冷蔵庫なら間違いなし! プロが教える世帯&価格帯別「機能充実モデル」おすすめ5選

新生活がスタートする春。このタイミングで冷蔵庫を買うという人も多いはず。今回は、「冷蔵庫は何よりも性能を重視する」という人のために、機能が充実したモデルをピックアップ。家電のプロ、戸井田園子さんに選び方のポイントを伝授してもらうとともに、「一人暮らし向け」「夫婦世帯向け」「ファミリー向け」の3つのカテゴリで特にオススメのモデルを教えてもらいました!

 

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【戸井田さんが教える「性能重視」モデル選び方のポイント】

周囲のインテリアとの相性を考えましょう!

「このカテゴリでは、機能だけでなく、扉表面の仕様も含めて全体的にグレードが高いです。ですから『これだけは外さないで欲しいポイント』は、基本的にあまりないのが現状。強いて言えば、性能を重視するあまり、インテリアとの調和を後回しにしてしまうことも。冷蔵庫は空間に締める面積が大きく、リビングから見える位置に置くことも増えています。カラー・素材感・グレード感など、周りのインテリアとの相性も十分に考慮して選んでください!」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

フリーザーが54Lと大きく省エネ性も優秀!

 

AQUA

AQR-16G

実売価格4万4110円

ワイド幅が特徴の2ドア冷蔵庫。幅52.5cmでトップは耐熱100℃のテーブル仕様なので、本格派のオーブンレンジも置くことも可能。引き出しタイプで「54L大容量ワイドフリーザー」には、冷凍食品がたっぷりストックできます。製氷・貯氷スペース付きのバスケットがあり、一食分ずつパックしたご飯やアイスクリームを見やすく整理できるのもポイント。奥行57.6cmの薄型設計で、すっきりと設置できます。

●サイズ/質量:W525×H1160×D576mm/約38kg●容量:157L(冷蔵室 103L/冷凍室 54L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:25dB●年間消費電力量:308kWh

↑カラバリは「ミルク」に加え、「ルージュ」(写真)も用意

 

戸井田さんのレコメンド

「100L台はみな似たりよったりですが、フリーザーが54Lと大きいのは便利! 冷蔵室には『低温フリーケース』があり、整理がとてもしやすいです。全段強化処理ガラス棚で高級感があり、清潔さもキープしやすくなっています。冷蔵室には、Agイオン除菌酵素脱臭フィルターを搭載。省エネ基準達成率も100%クリアしていて優秀です!」(戸井田さん)

 

【一人暮らしにオススメ】

料理にこだわるひとり暮らしに最適!

シャープ

SJ-D23C

実売価格5万8870円

225Lとたっぷり収納できる2ドアトップフリーザー冷蔵庫。触媒にナノサイズの粒子を採用した「ナノ低温脱臭触媒」で、脱臭+抗菌のダブル効果により、気になるニオイ・雑菌・カビを抑えます。冷蔵室内の「フレッシュケース」は、生ものの保存に最適。製氷皿のレバーをひねるだけで氷が出せる冷凍室の「クルリポンアイスメーカー」も便利です。庫内が明るく見やすいLED照明を採用しているのもポイント。

●サイズ/質量:W545×H1509×D595mm/約43kg●容量:225L(冷蔵室 162L/冷凍室 63L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:2ドア●運転音:23dB●年間消費電力量:385kWh

 

戸井田さんのレコメンド

「性能にこだわるなら100L台では物足りない場合が多いので、ひとり暮らしでも少し大きい容量をセレクトしてはいかがでしょうか。もともと200L前半の冷蔵庫は少ないですが、その中でもこの機種は多機能かつ高性能なモデル。200L以下では省かれがちな野菜ケースもついています。ドアポケットも全面しっかり使え、2Lペットボトルが2本入る大容量。ひとり暮らしでも、しっかり自炊をする人にオススメです!」(戸井田さん)

 

【夫婦世帯にオススメ】

働く女性の使いやすさを追求したモデル

三菱電機
CXシリーズ MR-CX27C
実売価格11万1560円

女性チームが中心となり開発した、3ドア冷蔵庫。働く女性が使いやすい収納と毎日の調理をサポートする機能を搭載しています。冷蔵室の棚は全段ガラス棚で、作り置きした料理も鍋ごと保存できる高さを確保。「真ん中野菜室」は、立ったまま取り出せて重たい野菜の出し入れもラクラクです。側面から扉に手が掛けられ開け閉めも簡単な「フリーアクセスデザイン」を採用。下段のフリーザーは70Lの大容量で作り置きの保存に重宝します。

●サイズ/質量:W540×H1630×D656mm/約58kg●容量:272L(冷蔵室 142L/野菜室 60L/冷凍室 70L)●ドア開閉タイプ:右開き●ドア数:3ドア●年間消費電力量:325kWh

↑働く単身女性が使いやすい収納レイアウト

↑働く単身女性が使いやすい収納レイアウト

 

戸井田さんのレコメンド

「200Lクラスだと、三菱がもっとも機能をしっかり搭載。本機は使いやすさとデザインを両立させたモデルで、女性社員が中心となり、働く単身女性が忙しい日々でも健康な食生活が送れるように工夫されています。上位モデルで好評の『氷点下ストッカー』(※)も搭載。食材の鮮度を維持しやすく、取り出してすぐに調理ができます。高効率インバーターできめ細かい温度コントロールが可能で、省エネ性も優秀。“共働きでもできるだけ手作りを!”というご夫婦にオススメです」(戸井田さん)

※氷点下ストッカー……氷点下(約-3℃~0℃)でも食品を凍らせず、生鮮食品の鮮度を長く保てるストッカーのこと

 

【ファミリーにオススメ】

クラウドサービスとの連携で献立を教えてくれる!

シャープ

SJ-GX50D

実売価格23万8750円

冷蔵室扉の前面に液晶ディスプレイを搭載し、サポート機能を充実させた6ドア冷蔵庫。クラウドサービス「COCORO KITCHEN」との接続により、家庭ごとの生活リズムを学習し、献立や保存方法、食材などを冷蔵庫が提案してくれます。新搭載の「プラズマクラスターうるおいチルド」は、送風ファンをなくして食品の乾燥を避け、鮮度を保持。「雪下シャキット野菜室」は、5面輻射冷却で野菜室全体を低温の冷気で包み込み、安定した低温制御で野菜を長持ちさせます。

●サイズ/質量:W685×H1833×D699mm/約109kg●容量:502L(冷蔵室 259L/野菜室 73L/製氷室 21L/冷凍室上段 20L/冷凍室下段 129L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア●運転音:20dB●年間消費電力量:240kWh

 

戸井田さんのレコメンド

「最先端のAIoT(※)搭載! 次世代の利便性を楽しみたい人にオススメです。無線LANにつなげると、クラウドサービス『COCORO KITCHEN』に接続可能で、献立提案や保存の豆知識などを音声で教えてくれます。使っていくほどに、使い手の嗜好や利用状況を学習し、ぴったりの提案や情報を提供してくれるようになるなど、成長していく点がポイント。これからは、冷蔵庫も家族の一員です!」(戸井田さん)

※AIoT……AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせたシャープの造語。モノがインターネットを通じてデータをやりとりし、人工知能で学習・成長していく技術です

液晶では「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンス

↑パネルでは「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンスしてくれます

 

【ファミリーにオススメ】

新開発の「うるおい低温冷蔵」で食品長持ち!

 

 

日立
真空チルド HWシリーズ R-HW60J
実売価格39万7440円

「真空チルド」や「新鮮スリープ野菜室」に加え、新開発の「うるおい低温冷蔵」を搭載した大容量冷蔵庫。冷蔵室のための専用冷却器を搭載し、「うるおい冷気」で食品の乾燥を抑えるほか、「うるおい低温冷蔵」がオンの時は約2℃で保存でき、まとめて作った料理や総菜の鮮度が長持ちします。また、温かいままの鍋を入れても、周囲の食品の温度上昇を抑制してくれます。

●サイズ/質量:W685×H1833×D738mm/約126kg●容量:602L(冷蔵室 308L/野菜室 114L/製氷室 24L/冷凍室上段 33L/冷凍室下段 123L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア●年間消費電力量:259kWh

 

戸井田さんのレコメンド

「2018年2月下旬から発売された新製品です。『うるおい低温冷蔵』は、冷蔵室全体が2℃を維持するため、どこに食材を入れてもチルド室で保存をしているのと同じような状態になります。“冷蔵室丸ごとチルド室”と言っても過言ではないですね。人気の『真空チルド』はもちろん、発生させた炭酸ガスで野菜を眠らせる『新鮮スリープ野菜室』は、7日間経っても野菜をシャキシャキにキープできるのは驚き。大型アルミトレイで素早く凍らせて肉や魚のうまみ成分の流出を防ぐ『デリシャス冷凍』や、大型ドアポケット、小物ケース2個搭載など、ますます使いやすく進化しています!」(戸井田さん)

↑新開発の「うるおい低温冷蔵」は冷蔵室を独立冷却することで、うるおいと鮮度を保ちます

「いい空気」で五反田のビジネスシーンを救え!「プラズマクラスター、出前します」

老舗の大手企業がオフィスを構える一方、近年はスタートアップ企業の集積地になりつつある街、五反田。都内有数の歓楽街としても知られ、アフター・ビジネスの場も充実しています。そんな活気ある街にあったらいいな……という架空のお店が「プラズマクラスター亭」。シャープの空気清浄技術、プラズマクラスター(後述)をビジネスの現場に届け、さまざまなお悩みを解決するのが仕事です。

とある日の昼下がり、「プラズマクラスター亭」の事務所に1本の電話がかかってきました。

 

――ハイ、こちら五反田プラズマクラスター亭。え、ラーメン2つとギョウザ1つ? 麺かためで? …いや、ウチは出前といってもプラズマクラスター専門なんですよ。プラズマクラスターとは何かって? 簡単に言えば、空気をキレイにするイオンを放出する技術で……」

 

説明しよう!

「プラズマクラスター」って何?

「プラズマクラスター」とは、家電メーカー・シャープの独自の空気浄化技術。プラズマ放電によって、自然界に存在するものと同じプラスとマイナスのイオンを作り出して同時に放出します。これにより、空中を浮遊する菌やウイルス、アレル物質の作用を抑制する効果を実証しています。

↑プラズマクラスターの仕組み。放出されたプラスとマイナスのイオンが浮遊カビ菌や浮遊菌の表面のタンパク質に作用し、その後は水になって空気中に戻ります

 

また、モノに付いたニオイ(付着臭)やニオイの元となるニオイ原因菌への効果も実証。さらに、プラスとマイナスのイオンにより静電気の発生を抑えることで、壁や天井などにホコリが付きにくくなる効果や、お肌にツヤを与える効果も確認されています。

 

さらにさらに、昨年11月に発表された最新技術「プラズマクラスターNEXT」では、「感性アナライザ」(後述)という計測器によって、「ストレスがたまりにくい環境をつくる」「集中を維持しやすい環境をつくる」ことを実証したのです!(説明しよう!終わり)

 

――…という感じで、プラズマクラスターにはとにかくたくさんの効果があるんですよ。ね、すごいでしょ。お客さんも興味が出てきたらぜひ出前してくださいよ。待ってますから!

↑「感性アナライザ」は、脳波計より取得したデータから5つの感性(興味、好き、ストレス、集中、沈静)の度合いを計測・分析し、タブレットに表示。今回、実際に編集部員の一人が使ったところ、苦手な上司と対面した際は「ストレス度」(青のグラフ)が上下し、「集中度」(紫のグラフ)も安定しませんでした(右)

 

↑「プラズマクラスターNEXT」は、プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-HP100(写真)およびプラズマクラスターエアコン<Xシリーズ>に搭載。今回はKI-HP100を出前します

 

【出前その1】

スタートアップ企業の場合

そんな間違い電話を切ったあと、またすぐに別の電話がかかってきました。今度こそプラズマクラスターの出前の注文です。配達先は、五反田で話題のスタートアップ企業。さっそくプラズマクラスターを放出する空気清浄機を持って、配達に出発です!

 

――どうもー。プラズマクラスター亭ですー。今回は初めてのご利用とのことで、まことにありがとうございます!

「どうも。マツリカの代表をしております、⿊佐英司です。いや、助かります。寒さや花粉の問題もあってうまく換気することが出来ず、空気がこもることが多くて。特にウチの社員は、コードを書く作業に集中し始めると、PCの前から離れられないことが多い。そんな社員のためにも、少しでもいい環境を、と思いまして」(黒佐)

 

――素晴らしいお考えです! ちなみに、「コードを書く作業」とおっしゃいましたけど、お仕事はプログラム系ですか?

 

「ええ。クラウド型営業⽀援ツール『Senses(センシーズ)』を開発 しています。これは、あらゆるデータを営業案件ごとに⾃動的に分類・整理するツール。⾯⽩いのは、AI(人工知能)が次に何をすればいいか、先輩達がやってきた過去の営業データをもとに提案してくれることです。いつ、どんなメールを送ればいいか、なんてことも教えてくれますよ」(黒佐)

――ええっ! それはメチャクチャ便利じゃないですか!

 

「ふふ、ありがとう。じゃあ、空気清浄機はこの辺に設置しちゃってくれます?」(黒佐)

――かしこまりました! ひとつお願いなんですが、実は、この空気清浄機、特別に濃いプラズマクラスターを放出するモデルで、「ストレスがたまりにくい環境をつくる」「集中を維持しやすい環境をつくる」という効果が実証されたんです。のちほど、このあたりも含めて社員さんに感想をうかがってもいいですか?

 

「へぇ、それはすごい。どうぞどうぞ!」(黒佐)

↑オフィスに設置した状態

 

プラズマクラスターの効果がわかる特設ページはコチラ

 

…1週間後

――どうもー、プラズマクラスター亭です。では、実際に空気清浄機を使ってもらった方に感想をうかがっていきましょう!

↑インターンの伊藤佑介さん。今年から同社への入社が決まっています

 

「はじめまして、伊藤です。自分が空気清浄機の水やり(加湿用の水の補給)をやっていました。水をあげると『ありがとう』と(音声で)お礼を言ってくれるので、だんだんかわいくなってきますね。あと、自分は花粉に悩んでいるので、コレが来てからは助かっています!

 

――なるほど。プラズマクラスター空気清浄機は花粉対策にも使えますからね。……次の方いかがですか?

↑セールス・顧客サポートの西村 瞳さん(左)、エンジニアの隅田 歩さん(右)

 

「セールス・顧客サポートの西村です。いままではオフィスの空気がよどんでいて、どうも気分が良くなかったんですけど。いまは空気がすごく新鮮に感じて、改めて『空気って大事だな』と。あと、オフィスで誰かがごはんを食べていてもニオイが気にならなくなりました。これだったら、社内でパーティや打ち上げもできそうです!」

――たしかに、高い空気清浄機能と消臭効果はプラズマクラスター空気清浄機の大きな特長です。さて、次の方、そろそろ「ストレスがたまりにくい環境をつくる」「集中を維持しやすい環境をつくる」という点にも……。では、エンジニアの隅田さん、どうぞ!

 

私が気に入ったのは、加湿ですね。ノドが乾燥するのがイヤで、デスクに小さい加湿器を置いていたんですけど、いまはノドがスッキリして肌も潤っている感じ。これはいいですね!」

 

――おっしゃる通り、今回の空気清浄機は加湿器一体型で、プラズマクラスターには肌の保湿効果もありますから。…結局、ストレスや集中については触れていただけなかったですが、「とにかく大満足だった」ということでよろしいでしょうか?

 

「ハイ!」(一同)

 

――ありがとうございました。それでは、またのご利用をお待ちしております!

 プラズマクラスターの効果がわかる特設ページはコチラ

 

【出前その2】

ウェブサイト編集部の場合

続いては、常連のGetNavi web編集部からの注文。今回は、会議を行う1時間だけ使いたいという要望のようです。

「いや~、プラちゃん(※)、よく来たね! いつもごめんね~。ご覧の通りみんなお疲れ気味なんだけど、このあともまた会議をやらなくちゃいけなくて……」

※プラズマクラスター亭のこと

 

――ええ、承っております。そんなときは、「プラズマクラスターNEXT」の「ストレスがたまりにくい環境をつくる」「集中を維持しやすい環境をつくる」という効果を、ぜひ実感してみてください! 今回は、別室を拝借してプラズマクラスターを放出し続けてみました。そちらの部屋で会議をしたら、効率も上がるはずですよ。

 

…というわけで、編集部のメンバーは、プラズマクラスターを放出し続けた部屋に移動。早速、会議に突入です。

 

…1時間後

――まいどどうもー。プラズマクラスター亭です。空気清浄機の回収に上がりました! ご感想はいかがですか?

「いや~、なんだか空気がやわらかくなった感じがするよ。花粉に悩んでいる私としては、鼻が気にならなくなった。明らかに違う。クルマに置くやつ(車載用イオン発生機)もほしいなー」(上写真・編集部O)

「マジ森(本当に森の中にいるみたいで気持ちいい)。服のニオイも取れるんでしょ? 喫煙者の立場からすれば、タバコのニオイが取れるのはメチャメチャいいですね!」(上写真・編集部T)

「コレ(プラズマクラスター空気清浄機)があるだけで、精神的に安心感がある。普通は空気が汚れたら『換気しろ』ってなるじゃないですか。でも、コレだとプラズマクラスターを逃がしたくないから、逆に窓を閉めたくなりますよね」(上写真・編集部W)

 

――結局、「ストレスがたまりにくい環境をつくる」「集中を維持しやすい環境をつくる」という点には触れていただけないのですね……。とはいえみなさん、充実した表情をしておられますし、喜んで頂けたのは何よりです。またのご利用、お待ちしております!

 

…ちなみに

プラズマクラスターを放出し続けた部屋に入り、「感性アナライザ」を使ってみたらどうなるのでしょう? とにかくストレスの多い編集部のWが試してみたところ、以下写真のような結果となりました!

↑紫の「集中度」が高い数値、青の「ストレス度」が低い数値で安定しています

 

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【出前その3】

スナックの場合

五反田の街を夜のとばりが包むころ。事務所に1本の電話がかかってきました。電話の主は、とあるスナックのママのようです。

「もしもし、プラちゃん? 接待されてるお客の一人がさ、『服にタバコのニオイが付いた、どうしてくれる?』って怒っちゃってね。プラちゃん、前に消臭ができるとか言ってたのを思い出してさ。ちょっといますぐ来てくれない?」

 

…10分後、現場に到着すると、接待を受けている大物クリエーター風のコワモテ男性が、GetNavi webの男性編集者に詰め寄っています。

「私がタバコのニオイが嫌いなの、キミ知ってるよね? これじゃもう着られないよね? このコート、簡単に洗えるようなものじゃないんだよ? ねえ、ちょっとコレ、どうしてくれるの?」

 

――毎度! ニオイでお困りですね。そんなときはコレ、『プラズマクラスターパワフルショット』を使ってみてはいかがでしょう?

 

説明しよう!

「プラズマクラスターパワフルショット」って何?

「プラズマクラスターパワフルショット」とは、シャープ空気清浄機の上位機種に搭載する運転モードのこと。前方向に集中的に高濃度プラズマクラスターイオンを放出することで、モノに付着したニオイを消臭してくれるのです!(説明しよう!終わり)

 

…というわけで、険しい表情で見つめる大物クリエーターの目の前で、問題のコートに向け「プラズマクラスターパワフルショット」をオン!

 

…気まずい30分が経過

――上がりました! いかがでしょう?

「イヤイヤ、タバコのニオイはちょっとやそっとじゃ取れないでしょ。ほら、まだまだクサく……」

「…ない!」

 

お気に入りのコートのタバコ臭が消え、機嫌を直した大物クリエーター、最後は満面の笑みでママとデュエット。こうして無事、接待役の編集部員の窮地を救うことができました。

↑デュエット中は、空気清浄機が煙を感知して猛烈な勢いで稼働

 

なお、「プラズマクラスターパワフルショット」は、洗えないソファやカーペットなどに使うのが一般的だそう。付着タバコ臭のほか、付着ペット臭や部屋干し衣類の生乾き臭、付着汗臭などにも効果があり、幅広い用途に使えます。

↑「プラズマクラスターパワフルショット」はソファに使ってもOK

 

今回は3つのビジネスシーンで大活躍したプラズマクラスター。菌の作用抑制・消臭、フェイスケア効果をはじめ、「プラズマクラスターNEXT」の「ストレスがたまりにくい環境をつくる」「集中を維持しやすい環境をつくる」効果はうれしい限り。社員の健康を気遣う方、自身の仕事の効率アップを目指す方、あるいは飲食店を経営する方、ぜひプラズマクラスター搭載機を導入してみては?

 

※「プラズマクラスター亭」はフィクションです(本編の効果やコメントは本物です)。実在のサービスではありません

撮影/我妻慶一

 

プラズマクラスターの効果がわかる特設ページはコチラ

今回紹介した空気清浄機KI-HP100の特設ページはコチラ

「ドラえもんの秘密道具かな?」 シャープのペン型スキャナー辞書「ナゾル2」が早くも話題!

4月19日にシャープから、“ペン型スキャナー辞書”の新シリーズ「ナゾル2」が発売されることが分かった。言葉をなぞるだけで意味が調べられる未来的なガジェットに、早くも熱い視線が注がれている。

出典画像:プレスリリースより

 

「ドラえもん」の秘密道具?

同アイテムは、先端のスキャナー部で文字をなぞって読み取るだけと使い方は至ってシンプル。約2秒で液晶ディスプレイに単語や熟語の意味が表示される。2016年に登場した「ナゾル」の後継機で、今回は発音を確認できる音声機能が新たに搭載。言葉の意味に加えて読み方や発音を確認することで、より効果的な学習支援につながりそうだ。

 

発売されるのは、「BN-NZ2E(英語モデル)」と「BN-NZ2C(中国語モデル)」の2機種。 英語モデルには日常語に加えて、理工・ITや法律などの専門用語も豊富に収録された三省堂「グランドコンサイス英和辞典」と「グランドコンサイス和英辞典」を搭載。さらに、この1台で英和と和英に切り替えて使用することができるのも利便性を高めている。

 

一方の中国語モデルには、新語や経済・金融など幅広いジャンルの言葉を収録した小学館「中日辞典 第2版」と「日中辞典 第2版」を搭載。ピンイン入力の代わりに、なぞるだけで意味と発音を確認することが可能となった。

 

また、「単語帳学習機能」を使えば覚えたい単語を最大100件まで登録する機能を搭載。進化を遂げた万能アイテムにネット上は早くも話題となっており、「なにこのアイテムめっちゃ欲しい!」「ドラえもんの秘密道具かな?」「発音機能搭載キターーー!!」「辞書使って調べるの面倒だったからこれは有り難い」「学生時代に持ってたらもっと勉強が楽しかったろうなぁ」といった声が相次いでいる。

出典画像:「シャープ」公式サイトより

 

「ナゾル」ユーザーの感想は?

気になる使い勝手や機能性だが、参考として「ナゾル」発売時のモニタリングアンケートがシャープ公式サイトに掲載されている。アンケート結果によると、“使ってみてよかった点”として「小型・軽量で持ち運びしやすい」「操作が簡単」といったポイントが挙げられていた。利用シーンについてのアンケートでは、「言葉の意味を調べる」に次いで「書籍を読む」という声が(国語モデル)。学習目的として使えるだけでなく、小説や雑誌など読書のタイミングでも活用されているようだ。

 

この機会に、まるでSF映画に出てくるようなアイテムを手にしてみては?

今度の狙いはカビだって? シャープ「プラズマクラスター」新たな効果を示した3つの実験

「プラズマクラスター」は、シャープ独自の空気浄化技術です。水分子に囲まれたクラスター状(ぶどうのふさ状)のイオンを発生させることで、除菌・消臭などに効果があることが知られていました。さらに2017年の11月、シャープはイオン濃度を高めた「プラズマクラスターNEXT」を発表。「ストレスがたまりにくい環境をつくる」「集中を維持しやすい環境をつくる」という新たな効果を実証し、その名の通り、我々に「向こうの世界に行った」印象を与えました。いままで応援していたバンドがメジャーデビューしたような……一抹の寂しさを感じた人も少なくないのではないでしょうか。

↑プラズマクラスターNEXTを搭載する空気清浄機、KI-HP100。中央にはプラズマクラスターのマークが

 

除菌・消臭効果に加え、カビの生長を抑えることを実証

↑プラズマクラスターの主な機能。除菌・消臭効果と静電気除去効果、肌保湿効果などが実証されています

 

そして今回、そんなプラズマクラスターに、新たにカビの生育を抑える効果があることがわかりました。こちらを確かめた実証実験は、カビ研究の専門家である県立広島大学・森永特任教授が監修したとのこと。その実験方法を簡単にいうと、密閉された筒の中にプラズマクラスター発生装置を入れ、このなかにエサが入ったシャーレを入れて、カビを生育させるというもの。

↑実物の実験装置

 

5種類のカビを使い、3つの生育期間に焦点を当てた

実験に使われたのは、一般的なカビとされるアスペルギルス (黒コウジカビ)、ペニシリウム (青カビ)、クラドスポリウム (黒カビ)、リゾプス (クモノスカビ)、ケトミウム (ケタマカビ)の5種類です。なお、アスペルギルスは、アスペルギルス症という病気の原因になり、アレルギーの原因になることもあるとのこと。ペニシリウムは食品に生育してカビ毒を生産。クラドスポリウムは風呂場の黒カビの原因となり、リゾプスはムコール症という病気の原因に、ケトミウムは穀物などの汚染や衣類・本の腐食の原因になるそうです。

 

ただし、これらのカビは一概に害があるだけとはいえません。特にコウジカビと呼ばれるアスペルギルスの一種は、デンプン質を糖分(甘み)に、タンパク質をアミノ酸(うまみ)に分解するはたらきを持ち、日本酒や焼酎、味噌などの発酵に使われます。

↑カビが与える弊害

 

上記の5種類のカビを使って行われた実験は以下の3つ。プラズマクラスターイオンを3日間照射すると、①胞子(※1)が発芽して生長するのか?②(生長の途上にある)菌糸(※2)が生長して胞子を作るのか?③形成された胞子(十分に生長したカビが持つ胞子)を死滅させることができるか? この①~③を調べたのがこちらの実験なります。

※1:胞子……生殖細胞のこと ※2:菌糸……菌類の体を作る糸状のもの

↑カビのライフサイクル

 

↑先述の①にあたる実験。カビのエサが入った寒天培地に胞子をまき、胞子が発芽して成長するかを調べます

 

一部の胞子を除き、高い確率でカビの生長を抑えることが判明

①「胞子が発芽して生長するのか?」に対しての実験結果は、5種類すべてのカビの発芽、および生長を99.9%抑制するという結果に。②「(生長の途上にある)菌糸が生長して胞子を作るのか?」では、一部のカビでイオンが届かない培地内部では若干菌糸の生長が見られるものの、培地表面での生長は抑えられ、コロニー(菌集落)が大きくならず、胞子の形成も抑制されていることがわかりました。③「形成された胞子(十分に生長したカビが持つ胞子)を死滅させることができるか?」という実験では、下記のグラフの通り、クラドスポリウム(94.9%が発芽)とリゾプス(59.7%が発芽)が高確率で発芽したものの、その他3種類のカビは発芽率が大幅に抑えられ、すでにできている胞子にも効果があることが判明しました。

↑③「形成された胞子(十分に生長したカビが持つ胞子)を死滅させることができるか?」という実験。十分に生長したカビにプラズマクラスターを照射し、その胞子を採取して培養した結果です

 

ちなみに、クラドスポリウム(94.9%が発芽)とリゾプス(59.7%が発芽)に効果が少なかったのは、クラドスポリウムは胞子がぶ厚いカラで守られ、リゾプスは胞子が胞子のうで守られているため。イオンが十分に届かなかったと推測されています。

↑5種類のカビの形状

 

つまり、③の一部(守られた状態の胞子)を除くほとんどのライフサイクルにおいて、プラズマクラスターは高い確率でカビの生長を抑えるというわけです。しかも、③で一部効果が薄かったカビがあった点についても、胞子が本体を離れて単体になってしまえば生長できないわけですから、結局育たないことになります。

 

ちなみに、本実験におけるイオンの濃度は1c㎥あたり200万個で、実用化されている「プラズマクラスターNEXT」のイオン濃度目安は1c㎥あたり5万個以上。実験は実用化された機種の40倍以上のイオン濃度で行ったわけで、実際の生活空間に影響を与えるか否かはまだわかりません。ただ、もしプラズマクラスター機器を使っているだけで、少しでもカビの生育が抑えられるのならありがたいですね。また、この技術を応用すれば、お風呂の黒カビ予防や、パンやおもちなどの保管に役立つかも。大吟醸などのデリケートな日本酒を醸す際、発酵をコントロールするために利用できるかもしれません。そんな夢が広がる、興味深い結果でした。

↑今回の結果で医療機関や農業・野菜・食品工場など、新たな用途が期待できます

 

発表会の最後には、まさかのチーズセミナーが

と、カビの実験結果だけでも十分満足だったのですが、発表会の最後に、もうひとつの山が待っていました。それは、なんとチーズセミナー&チーズの試食。著名なチーズプロフェッショナル野田幹子さんが登場して、チーズのお話をするという不思議な時間が……。広報の方も「いや~カビを抑える話をしているのに、カビを使ったチーズの話、というのもどうかと思ったんですが」とおっしゃっていましたが、私もまったく同じ意見です。とはいえ、このサービス精神、嫌いじゃない。ちょっと観客がざわざわするくらいでなければ、面白くありません。こういった自由な発想の発表会を許す点は、さすがシャープ。このあたりがユニークな製品を次々と出し、いまノリにノっている原動力となっているのでしょう。今後の製品と発表会にも、大いに期待したいところです。

↑右の女性がチーズプロフェッショナル野田幹子さん。印象に残ったお話が、ロックフォールという青カビチーズの起源です。とある羊飼いの青年が、洞窟にチーズを置いて美女を追いかけ、戻ってきてカビだらけのチーズを食べたら美味しかった、という……。羊飼いの人間性には疑問しか残りませんが、常識に囚われていては新しいものは生まれない、というのもまた真実なのですね…

 

↑ふっわふわの白カビが生えた「バラカ」というチーズが試食用として提供されました。フランス産で、馬のひづめの形をしています。やや強めの塩味と極めてまろやかな舌触り。筆者はカビチーズが苦手ですが、好きな人にはたまらないだろうな、という味でした。赤ワインにはドンピシャでしょう

 

これ見ないでテレビ買っちゃダメ! 国内メーカー5社のオススメモデルを一挙紹介

2018年は、2月の冬季五輪平昌大会を皮切りに、夏にはサッカーW杯ロシア大会が開催されるなど、大型スポーツイベントが目白押し。この機会に古くなったテレビを買い替えようとお考えの方も多いのではないでしょうか。しかし、価格が下がったとはいえ、まだまだテレビは高額なアイテム。買い替え前には各社の製品を見比べながら選ぶことをオススメします。

 

そこで今回は、国内メーカー5社のオススメモデルをピックアップして紹介します。

 

パナソニック「ビエラ」はコレがオススメ!

パナソニックのVIERA(ビエラ)は、自発光型のプラズマテレビで培った技術を生かし、有機ELテレビをフラッグシップモデルとして位置づけています。ラインナップは、プレミアムモデルの「EZ1000」シリーズと、スタンダードモデルの「EZ950」シリーズの2モデルを用意。

 

2モデルの最も大きな違いはサウンド性能。EZ1000はサウンドバー型のアンダースピーカーが同梱されており、テクニクスによる音質調整が施された「Tuned by Technics」仕様となっています。

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4K有機ELビエラ EZ1000シリーズ

サイズ:77型(受注生産品)、65型

実売価格73万7500円(65型)

↑テクニクスのチューニングによるスピーカーを同梱↑テクニクスのチューニングによるスピーカーを同梱

 

EZ1000/950共通の仕様としては、プラズマテレビで培われた自発光方式のチューニングを生かした新・映像エンジン「ヘキサクロマドライブ プラス」を搭載していることや、高品位なHDR映像を楽しめる国際認証「ULTRA HD PREMIUM」を取得していること、映画館の質感を再現する「THX 4Kディスプレイ規格」を取得していることが挙げられます。

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4K有機ELビエラ EZ950シリーズ

サイズ:65型、55型

実売価格44万500円(65型)

 

2月下旬に発売されたばかりの「FX750」シリーズは、4K液晶テレビのスタンダードモデル。地震などによりテレビが設置面から離れる力が働くとテレビ台に吸着する新開発「転倒防止スタンド」を備えているほか、上位モデルと同じく映像エンジン「ヘキサクロマドライブ」を搭載しています。

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4K液晶ビエラ FX750シリーズ

サイズ:55型、49型、43型

実売予想価格23万4740円前後(49型)

↑FX750は新開発の「転倒防止スタンド」を搭載。万が一転倒しそうになってもテレビ台に吸着して転倒を防ぎます↑FX750は新開発の「転倒防止スタンド」を搭載。万が一転倒しそうになってもテレビ台に吸着して転倒を防ぎます

 

→ビエラ全モデルを紹介した記事はこちら

 

ソニー「ブラビア」はコレがオススメ!

ソニーのBRAVIA(ブラビア)は、有機ELテレビと液晶テレビのそれぞれにフラッグシップモデルを用意。どちらもソニー独自の技術が投入されたオリジナリティあふれるモデルとなっています。

 

4K液晶テレビのフラッグシップ機「Z9D」シリーズは、高密度に配置されたすべてのLEDバックライトをひとつずつ完全に独立駆動させ、細かい範囲で明暗を緻密にコントロールする「バックライト マスタードライブ」を搭載。細かく配置されたLEDがまるで自発光パネルのように見え、有機ELテレビに肉薄する美しいグラデーションや暗部表現を実現しています。

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4K液晶ブラビア Z9Dシリーズ

サイズ:100型(受注生産品)、75型、65型

実売価格59万8000円(65型)

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有機ELテレビ「A1」シリーズは、画面を直接振動させることで音を再生する「アコースティック サーフェス」という技術を搭載。これまでガラス管を振動板としたスピーカーシステムを開発してきた同社ならではの技術により、テレビの画面自体を振動させ、映像と音がリンクした臨場感のあるサウンドを体感できます。ベゼルを極限まで薄くし、スタンドが正面から見えないようにすることで映像だけが浮かんでいるような感覚を引き起こす独特のデザインも特徴です。

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有機ELブラビア A1シリーズ

サイズ:77型、65型、55型

実売価格59万5000円(65型)

20180130-i03 (3)↑画面を振動させて音を出す「アコースティック サーフェス」技術

 

4K液晶テレビのスタンダードモデル「X8500E」は、超解像エンジン「4K X-Reality PRO」や広色域を実現する「トリルミナスディスプレイ」、さらなる高画質を実現する4K高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載。リアリティー豊かな映像美を再現します。

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4K液晶ブラビア X8500Eシリーズ

サイズ:75型、65型、55型

実売価格14万6800円(55型)

 

→ブラビア全モデルを紹介した記事はコチラ

 

シャープ「アクオス」のオススメはコレ!

シャープのAQUOS(アクオス)は、業界初の民生用8Kテレビをラインナップしていますが、その8Kテレビと平行して開発を進めているのが、4K解像度のディスプレイで8K相当の画質を実現する「4K NEXT」シリーズ。これは、独自の「4原色技術」と「超解像技術」を融合することで、疑似的に縦横2倍の解像度を得るというもの。4Kディスプレイを使用するので、8Kテレビと比べて比較的安価に8K相当の高解像度を実現することが可能となります。

 

アクオス4K NEXTの「XG35」ラインは、地デジ放送も8K情報量で映像を再構成する「超解像・8Kアップコンバート」回路を搭載し、細部まで美しい映像を実現しています。また、「高演色リッチカラーテクノロジー」により自然でなめらかな色を表現。画面両サイドに独立型スピーカー(2.1ch 3ウェイ10スピーカー)を備えた「AROUND SPEAKER SYSTEM」により、広がりのあるサウンドを再生します。

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アクオス4K NEXT XG35ライン

サイズ:70型

実売価格:41万2500円

20180226-i06 (15)↑画素を分割駆動することで8K相当の画質を実現

 

4K NEXTと並び、同社の独自の技術が光るのが、AI(人工知能)技術の「COCORO VISION」。ユーザーがよく見る番組や時間帯をどんどん学習し、好きなジャンルの番組やよく見るタレントが出演する作品を音声で知らせてくれるなど、使い続けることで自分好みの提案をしてくれるようになります。

 

COCORO VISION対応モデルの「US5」ラインは、「4K-Master アップコンバート」機能やコントラストを高める「メガコントラスト(ダイナミックレンジ拡張)」機能を備えた「AQUOS 4K Smart Engine」により、精細で美しい映像を再生。広がりのあるサウンドを奏でる「AROUND SPEAKER SYSTEM」も備えています。

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アクオス4K US5ライン

サイズ:60型、55型、50型

実売価格:24万1800円(60型)

20180226-i06 (16)↑「COCORO VISION」は音声コミュニケーション機能も備える

 

同社の4Kテレビのハイグレードモデルとして位置づけられている「US45」ラインは、「AQUOS 4K-Master Engine PROⅡ」や「N-Blackパネル」などの高画質化技術を搭載。視聴位置に合わせて、画面角度を水平方向にを左右計約30度調節できる便利なスイーベルスタンドを採用しています。

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アクオス4K U45ライン

サイズ:60型、55型、50型、40型

実売価格:16万2000円(60型)

 

→アクオス4K全モデルを紹介した記事はコチラ

 

東芝「レグザ」のオススメはコレ!

東芝REGZA(レグザ)は、複数のチャンネルを24時間連続録画できる「タイムシフトマシン」機能を搭載していることが特徴(上位機種のみ)。地デジ最大6chを約80時間まるごと録画できるので(2TBのタイムシフトマシン対応HDDを利用した場合)、個々の番組の録画予約をしなくとも、過去の番組欄から見たい番組を選ぶように視聴できます。

20180228-i02 (10)↑最大6ch分の番組を連続録画できる「タイムシフトマシン」機能

 

4K有機ELモデル「X910」シリーズは、有機ELテレビ専用に新たに開発した高画質処理エンジン「OLEDレグザエンジン Beauty PRO」を搭載。有機ELパネルの特徴である深い黒を生かしながら、HDR復元やローカルコントラスト復元により高輝度なきらめきを再現しています。ドラマや映画などをじっくり見たい人にオススメです。

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4K有機ELレグザ X910シリーズ

サイズ:65型、55型

実売価格:49万9880円(65型)

 

4K液晶テレビ「BZ710X」は、「大容量バスレフボックス2ウェイスピーカー」を搭載した高音質モデル。臨場感のある重低音を再生する「バズーカウーファー」により、テレビのスピーカーとは思えない迫力のサウンドが楽しめます。さらに、付属のリモコンには専用の「重低音」ボタンを用意。好みのレベルに重低音を調整することができます。音にこだわる方にオススメのモデルです。

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4Kレグザ BZ710Xシリーズ

サイズ:55型、49型

実売価格:16万1000円(55型)

20180228-i02 (12)↑「大容量バスレフボックス2ウェイスピーカー」搭載

 

4K液晶テレビのスタンダードモデル「M510X」は、テレビの正面にスピーカーを設置し、音が聴き取りやすい「クリアダイレクトスピーカー」を採用。タイムシフトマシン機能は備えていませんが、「タイムシフトリンク」機能により、レグザサーバーやタイムシフトマシン搭載レグザとLANケーブルでつなぐだけで録画した番組を視聴できます。搭載チューナー数は地デジ・BS/CSとも各3つで、別売のUSB HDDを接続することでW録画も可能です。

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4Kレグザ M510Xシリーズ

サイズ:58型、50型、40型

実売価格:12万5800円(58型)

20180228-i02 (15)↑音が聴き取りやすい「クリアダイレクトスピーカー」搭載

 

→レグザ全モデルを紹介した記事はコチラ

 

三菱電機「リアル」はコレがオススメ!

三菱電機のREAL(リアル)は、全モデルで録画用のHDDを内蔵していることが特徴。別途、レコーダーやUSB HDDを用意しなくても、テレビだけで録画が可能です。また、4K対応の「LS3」シリーズ以外は、すべてブルーレイレコーダーも内蔵。BDソフトの視聴や、HDDに録り貯めた番組のダビングまで1台で行えるという多機能ぶりです。

 

最上位モデル「LS3」シリーズは、4K液晶パネルを採用。また、バックライトには業界で唯一、色純度の高い赤色レーザーとシアン色LEDを採用。一般的な白色LEDバックライトには真似できない豊かな色彩となめらかな諧調を実現しており、最新のHDR映像においても高い輝度表現を可能にしています。

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4K液晶テレビ REAL LS3シリーズ

サイズ:65型、58型

実売価格34万2800円(58型)

20180131-i03 (10)↑業界唯一の「赤色レーザーバックライト」を採用

 

フルHDモデルの「MD9」シリーズは、内蔵HDDに加え、ブルーレイレコーダーも搭載。カーボンナノチューブ配合のDIATONE NCVスピーカーを搭載しており、クリアなサウンドが楽しめます。

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液晶テレビ REAL MD9シリーズ

サイズ:40型(フルHD)

実売価格12万5000円

20180131-i03 (5)↑BDレコーダーを内蔵する

 

スタンダードモデルの「BHR9」シリーズは、上位モデルにも採用される映像処理エンジン「DIAMOND Engine」や、鮮明で引き締まった映像を実現する「DIAMOND Panel」を搭載。また、リモコンでテレビの向きを調整できる「オートターン」機能も備えています。

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液晶テレビ REAL BHR9シリーズ

サイズ:40型(フルHD)、32型(HD)

実売価格9万5500円(40型)

↑オートターン機能↑オートターン機能

 

→リアル全モデルを紹介した記事はコチラ

 

このようにメーカー各社のテレビを比較すると、それぞれに個性的な機能を備えていることがわかります。特徴やスペックを確認して、自分の使い方にあったテレビを探してみて下さい。

 

空気清浄機、どれが買い?――GetNaviが贈るお悩み解決バラエティ番組「クラベスト」第3回放送中!!

GetNaviと、アクトオンTV(J:COM 701ch.などで放送中)がタッグを組んだモノクラベ番組「クラベスト!」(毎月24日更新)。第3回目の今回、目利きたちがプレゼンするのは「空気清浄機」です!!

 

クラベスト第3回「空気清浄機」はコチラでご覧いただけます!

http://webcast.actontv.com/movie/1802kurabest.html?ref_e=qr

 

 

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MCはこの人
タレント ホリさん

木村拓哉、武田鉄矢、えなりかずき、テリー伊藤などのネタでおなじみのモノマネ芸人。家電好き。

 

 

【今回のお悩み】空気清浄機、どれが買い?

 

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相談者・明美見枝子さん
女優として舞台を中心に活躍。また、美容研究家としての顔も持ち、化粧品の企画販売なども行っている。

 

 

【3人の目利きがコードレス掃除機をプレゼン】

 

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タレント 井上咲楽さん
太い眉毛がトレードマークの現役JKタレント。本企画にはSNSなどの情報を元に一般ユーザー代表として参戦。

【咲楽イチオシ】
スティッククリーナー付き個性派空気清浄機能

三菱電機
三菱コードレススティッククリーナー
iNSTICK(インスティック) HC-VXG30P
実売価格6万円前後

スティック型クリーナー搭載の空気清浄機。充電台にHEPAフィルターを採用し、8畳の部屋を約51分で清浄可能。ハンディクリーナーやふとんクリーナーにもなるなど、汎用性が高い。

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女優・タレント 奈津子さん
芸能活動のかたわら、家電アドバイザー(エグゼクティブ等級)の資格を取得。家電の品評・執筆もしている。

【奈津子イチオシ】
空気環境や使用履歴を分析し賢く成長するAI活用タイプ

シャープ
プラズマクラスターNEXT搭載
加湿空気清浄機 KI-HP100
実売価格11万9760円

Wi-Fi経由で設置場所の空気やユーザーの使い方を分析して成長するクラウドサービス「COCORO AIR」に対応。運転モードの自動切り替えに加え、消耗品の正確な交換時期も通知する。

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GetNavi編集長 野村純也
生活家電やデジタル製品の最新トレンド・新作情報に精通。GetNaviのプライドをかけて熱烈プレゼンを行う!

【野村イチオシ】
フィルター掃除が不要な“特化型”空気清浄機

ブルーエア
Blueair Classic 680i
実売価格13万9900円

世界的な空気清浄機専業ブランドの最上位機種。花粉などすべての対象物質で空気浄化の世界基準「CADR」の最高値以上を達成。アプリで遠隔操作や室内・屋外の空気のモニタリングも可能だ。

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クリーナーとしても使える“4 in 1”空気清浄機

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ホリ さぁ、始まりました「クラベスト!」。この番組では、欲しいモノがあるんだけど何を買えばいいのかわからない、そんな方のために最強の目利きたちがイチオシの逸品をプレゼンします。今回の相談者は、女優で美容研究家の明美見枝子さんです!

 

明美 よろしくお願いします。

 

ホリ 明美さんは、空気清浄機を探されているそうですね。

 

明美 はい。実は花粉症がヒドくて、春が来る前に空気清浄機を最新のものに買い替えたいんです。

 

ホリ なるほど。では早速、プレゼンタイムです。まずは咲楽ちゃん、トップバッターよろしく!

 

咲楽 お任せください! 今回、私がオススメするのは、三菱電機のiNSTICKです。コチラの商品の何がスゴいかと言うと、1台4役のとんでもなくコスパのいい空気清浄機なんです!

 

ホリ 4役って、どういうこと!?

 

咲楽 ご覧ください。本体上部を持ち上げれば、このようにスティッククリーナーに早変わり!

 

ホリ お?!

 

咲楽 さらにヘッドを付け替えれば、ハンディクリーナーやふとんクリーナーにもなるんですよ。

 

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明美 ふとんも掃除できるのは、花粉対策に役立ちそうですね。

 

咲楽 もちろん、空気清浄機能もとても優秀でして。高性能フィルターのHEPAフィルターを採用しており、粒径が0.3マイクロメートル以上の粒子の捕集率は99・97%以上。ちなみに花粉の大きさは20~40マイクロメートルです。

 

ホリ 花粉は余裕でキャッチしちゃうってわけね。

 

咲楽 はい。しかも、弱モードなら運転音はわずか約29dB。どのくらい静かかというと、深夜にささやく声をイメージしてください♪

 

ホリ すげー静かじゃん。

 

明美 寝室でも使いたいので、静かなのはうれしいです!

 

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日本とスウェーデンが誇る頭脳派な空気清浄機が激突!

ホリ 続いては、奈津子さん!

 

奈津子 私が推薦するのは、ずばり“賢く成長する”空気清浄機!

 

ホリ え? 空気清浄機が勝手に賢くなっちゃうの!?

 

奈津子 そうなんです。クラウド上の人工知能が使う人のライフサイクルや設置場所の空気の情報を分析して、最適な空気環境に整えます。例えば、花粉対策で言えば、お住まいの地域で花粉がたくさん飛ぶと予報が出た場合、自動で「花粉運転」に切り替わります。

 

ホリ (キムタクのモノマネで)シャープさん、ハンパねぇッス!

 

奈津子 それだけじゃありません!「自動掃除パワーユニット」がプレフィルターを自動で掃除するため、1年後も集じん能力が約99%持続。メンテナンスは溜まったゴミを半年に1回捨てるだけ!

 

明美 半年に1回のゴミ捨てだけでいいのは、すごく魅力的かも。

 

奈津子 さらに、もうひとつ。高濃度プラズマクラスターイオンの効果で、「集中力が維持しやすい」などの身体にいい環境が作られることも証明されています。

 

ホリ 女優さんはセリフを覚えるのに集中する必要がありますからね。これは明美さんにぴったりなんじゃないでしょうか。では、最後に野村編集長、お願いします!

 

野村 この商品は、「空気が視える」というのが特徴です。

 

ホリ 空気が視える?

 

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野村 本体内蔵のセンサーで空気の汚れを成分別に細かく計測し、専用のスマホアプリで可視化。その状況から問題解決に向けたソリューションを提案してくれます。

 

明美 シャープの商品に負けず、これもとっても賢いですね。

 

野村 はい。そして、ブルーエアは空気清浄機の専業ブランドということで、清浄能力がダントツにスゴいんです! 44畳を1時間に5回きれいにするほどの清浄力を発揮し、花粉のように重い粒子も床に落ちる前に素早く吸引します。

 

ホリ つまり、44畳がたった12分できれいになるってこと? どんだけパワフルなんですか!!

 

野村 フィルターは、半年に1回交換すればOK。掃除は不要です。

 

ホリ いやー、今回も甲乙つけがたいですね……。さて、明美さんのジャッジやいかに!?

 

 

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【結論】
相談者・明美さんが選んだのはコチラ

シャープ
プラズマクラスターNEXT搭載 加湿空気清浄機 KI-HP100

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「一番の決め手は、メンテナンスがラクな点。性格がズボラなもので(笑)。あと、集中力が維持しやすくなるっていうのも、仕事の面でプラスになりそうで興味を持ちました」(明美さん)

 

 

information

ビックカメラ 新宿西口店では「クラベスト!」コーナーを展開中!!

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ビックカメラ 新宿西口店(東京)では、「クラベスト!」の特設コーナーを展開中。番組内で紹介された製品が展示されており、自由にじっくりお試しできます!

ビックカメラ新宿西口店

http://www.biccamera.co.jp/shoplist/shop-016.html

ビックカメラのネットショップ「ビックカメラ.com」はコチラ!

https://www.biccamera.com/bc/main/

空気清浄機は「高いヤツ」以外もオススメ! 家電のプロがパナ、シャープの最新モデルをユーザー目線でガイドした

いよいよ本格的な花粉の季節が近づいてきました。ぜひ花粉除去に効果的な空気清浄機を導入して、せめて室内だけでも快適に過ごしたいですよね。前編ではIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏に空気清浄機の選択の最重要ポイント「邪魔に感じないこと」を教えてもらいました。第2回となる今回は、より花粉対策に重点を置いた製品や、環境に合わせて選びたいユニークな製品などを紹介していきます!

 

教えてくれるのはこの人!

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安蔵靖志(あんぞう・やすし)
IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっています。

 

とにかく花粉を取るなら、吸引口が床に近いパナソニックのF-VXP90が優位

――これからの季節、やはり気になるのは花粉です。「とにかく花粉を取ること」にこだわった場合、気になる製品は何でしょうか。

 

安蔵 甲乙付けがたい部分ではありますが、花粉除去でいえば、パナソニックの加湿空気清浄機 F-VXP90が優位な印象を受けますね。本機は空気の吸引口(吸い込み口)が本体下部にあるため、花粉対策には有利に働きます。なぜなら、花粉は空気中の粒子ではかなり重たい部類。あまりふわふわ舞い続けず、床に落ちやすいため、吸引口が床に近ければ、それだけ花粉を吸い込みやすいというわけです。

 

さらに、F-VXP90は2方向に風を吹き出す「ダブルフローツインルーバー」を搭載。その名も「ダブルフロー 花粉撃退気流」を室内に作って、床上の花粉を効率よく吸引してくれます。床上の花粉を取るなら掃除機でもいいですが、毎日何度も掃除機を掛けられる人はいない。そう考えると、「ダブルフロー 花粉撃退気流」は、やはり魅力的な機能です。

 

――F-VXP90は適用畳数も~40畳とかなり広いです。

 

安蔵 8畳を浄化する目安時間は約7分、最大加湿量は1時間あたり870mlと、かなり優秀です。ただ、一般家庭には少々オーバースペック気味なので、価格と性能のバランスを見て、適用畳数~31畳の「F-VXP70」や~25畳の「F-PXP55」を選んでみても良いでしょう。

20180227-s2 (7-2)

パナソニック
加湿空気清浄機 F-VXP90
実売価格6万8610円

 

 

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パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP70
実売価格5万8270円

 

 

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パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP55
実売価格4万8483円

F-VXP90とF-VXP70は、「ナノイー」の10倍の量のOHラジカルを生成する微粒子イオン「ナノイーX」を搭載。花粉だけでなく、アレル物質やPM2.5などの有害物質、さらにはタバコ臭やペット臭といったニオイ対策にも効果があります。下部吸い込み口が大きく開口し、床上30cmを強力吸引するメガキャッチフォルムも採用。「ナノイー」搭載モデルのF-VXP55には、就寝前と起床前にしっかり運転して、就寝中は静音運転する「寝室モード」を装備しています。各モデルともスマホ連携には非対応。

 

【パナソニック機のスペック比較】

20180227-s2-(18

 

シャープは環境や目的に合わせたバリエーションの豊富さが魅力

――パナソニックのナノイーが出てくると、シャープのプラズマクラスターはどうなんだろう……と感じてしまいますが、こちらはいかがですか?

 

安蔵 シャープはラインナップが豊富なのが魅力ですね。家庭環境や部屋の構造などに合った適切なソリューションが選べます。プラズマクラスター濃度が従来の倍になった「プラズマクラスターNEXT」を搭載する最上位の「KI-HP100」は、機能は最強クラスです。ただ、本体はやや大きいですし、適用畳数~46畳で価格は約12万円と、いささか大仰な製品ですね。今年はプラズマクラスターNEXTをもう少し下位のモデルにまで広げて小型化した製品の登場を期待したいです。

 

――となると、狙い目はそれ以下の機種ということになるでしょうか。

 

安蔵 はい。価格と性能のバランスから見ると、オススメは「KI-HX75」(適用畳数~約34畳)か「KI-HS50」(適用畳数~23畳・実売価格4万7400円)ですね。また、最初の10分間を最大風量で自動運転して、室内の空気を急速に浄化する「効果実感モード」に対応しており、帰宅直後の花粉除去にも有効です。前方向に集中的に高濃度プラズマクラスターを放出する「プラズマクラスターパワフルショット」も搭載しており、ソファやカーペットなど、ピンポイントでニオイまで取れるのは良いですね。

 

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シャープ
KI-HP100
実売価格11万9760円

 

20180227-s2 (10)

 

シャープ
KI-HX75
実売価格7万8710円

KI-HX75とKI-HS50は「プラズマクラスター25000」、KI-HP100はその2倍の濃度を放出する「プラズマクラスターNEXT」を搭載。「プラズマクラスターNEXT」は、「ストレスがたまりにくい」「集中を維持しやすい」環境を作ることを実証しました。各モデルとも、使い方を学習して成長するAIoTクラウドサービス「COCORO AIR」対応。KI-HP100とKI-HX75は、自動掃除パワーユニットに対応しています。

 

――シャープは、クラウドのAI(人工知能)と連携する機能、「COCORO AIR」(ココロエアー)を搭載するのもユニークですね。

 

安蔵 こちらはWi-Fi機能を標準搭載するKI-HP100およびKI-HX75とKI-HS50が対応しています。COCORO AIRで注目したいのは、「空気情報モニター」「おうちフィット」「消耗品モニター」という、使い勝手の良い機能が利用できる点です。

 

――こうして見ると、スマホ連携の面でシャープは充実していますね。

 

安蔵 今後、こうした情報の「見える化」は、必ず主流になってきます。国内メーカーとしては、この分野の先駆者となっている点は、大いに評価したいですね。

↑シャープの「COCORO Air」には、空気清浄機の搭載するセンサーとWi-Fi機能を利用して、スマートフォンで室内の空気環境を確認できる「空気情報モニター」などの機能を備えています↑室内の空気環境を確認できる「空気情報モニター」

 

特殊なニーズに応える「天井空清」「蚊取空清」も用意

――シャープは、1月にLEDシーリング一体型の「天井空清」を発売して話題となりました。

 

安蔵 こうしたユニークな製品を開発する点は、実にシャープらしいですね。ただ、こちらは加湿機能が付いておらず、対応畳数~14畳で、8畳の清浄目安時間が19分と空気清浄能力はそれほど高くない。2台めとして、あるいは床にモノを置きたくないといった、特殊なニーズに応えるものだと考えています。とはいえ、床の上に場所を取らず、置き場所を考えなくても良いのはメリット。電源が照明用のコンセントから取れるのは便利ですし、ロボット掃除機でこまめに掃除する人にはいいかもしれません。

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シャープ

天井空清 FP-AT3
実売価格9万7070円

業界初のLEDシーリングライト一体型空気清浄機。ペットや小さな子供のいたずらが気になる家庭でも安心して導入できます。部屋に温かさを演出するさくら色のLED照明も業界唯一です。

 

――シャープの変り種といえば、「蚊取空清」もありますね。

 

安蔵 蚊取空清 FU-GK50は、文字通り蚊が取れるのが最大の特徴。蚊の好む灯りと蚊取りシートで捕まえるので、赤ちゃんやペットがいるなど、殺虫剤を利用したくない環境でも安心して使えます。発売が2016年4月の製品なので、そろそろ次世代機の発表も期待したいところですね。

 

次回はお手入れのしやすさや、デザインにこだわった製品などを見ていきます!

 

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シャープ
蚊取空清 FU-GK50
実売価格2万8660円

黒いボディやUVライト、蚊が隠れたがる小窓で蚊やコバエを誘い、空気清浄機の吸引力と強力な蚊取りシートでキャッチ。空気の汚れと一緒にうっとおしい蚊やコバエを取り除けます。

 

【シャープ機のスペック比較】

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同じアクオスでもこんなに違う! 4Kテレビ全モデル一挙比較【シャープ編】

メーカー各社の薄型テレビをハイエンドからエントリーまで一挙に紹介し、テレビの購入や買い替えをサポートする連載企画。第4回目は、液晶テレビの草分け的ブランドであるシャープAQUOS(アクオス)の8K/4Kモデルを一挙に紹介します。

 

シャープは8Kテレビをいち早く商品化

4K有機ELテレビをフラッグシップに据えているソニーやパナソニックと異なり、シャープは次世代の8K液晶テレビをいち早く商品化してフラッグシップとしています。8Kテレビの解像度は7680×4320ドットで、フルHDの約16倍という驚異の画素数! 2018年12月開始予定の8K実用放送に対応する唯一の民生用テレビとなっています(2018年2月現在)。

 

70型で約100万円という価格は、まだまだ一般消費者の手に届くものではありませんが、イベントで使われる展示ディスプレイや街頭サイネージとして利用が始まっており、実際にNHKなどでは8Kによる試験上映も行われています。4Kの次のスタンダードとして、8K映像を目にする機会も増えていきそうです。

20180226-i06 (1)↑8Kテレビはサイネージなどでの活用が始まっている

 

【8Kモデル】

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アクオス8K X500ライン

サイズ:70型

実売価格:97万2000円

実物が目の前にあるような「臨場感」や「実物感」、物体の奥行や膨らみなどの「立体感」をリアルに感じることができる8K解像度の液晶テレビ。「8Kマスターアップコンバート」機能により、フルHDや4Kコンテンツも高解像度化・高精細化処理を行い、よりリアルに再現します。高輝度映像を忠実に再現するHDR規格にも対応。

 

4Kモニターで8K相当の解像度を実現する「4K NEXT」

8Kテレビと並び、シャープが独自に開発を進めているのが4K解像度のディスプレイで8K相当の画質を実現する「4K NEXT」シリーズ。これは、独自の「4原色技術」と「超解像技術」を融合することで、疑似的に縦横2倍の解像度を得るというもの。4Kディスプレイを使用するので、8Kテレビと比べて比較的安価に8K相当の高解像度を実現することが可能となります。

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今後のことを考えて8K放送に備えておきたいけど、8Kテレビはまだ高い……という方にオススメ。いまから7~8年後を見据えて購入を検討してもよいでしょう。

 

【4K NEXTモデル】

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アクオス4K NEXT XU30ライン

サイズ:80型

実売価格:151万900円

世界初の「超解像・8Kアップコンバート」回路を搭載し、地デジ放送も8K情報量で映像を再構成。細部まで美しい映像を実現しています。また、「高演色リッチカラーテクノロジー」により自然でなめらかな色を表現。音質面では、ミッドレンジに加え高域を奏でるツィーターと豊かな低音を再現する低振動ウーハー「DuoBass」を組み合わせた2.1ch 3ウェイ6スピーカーシステムにより、臨場感のあるサウンドを実現しています。

 

LC-70XG35

 

アクオス4K NEXT XG35ライン

サイズ:70型

実売価格:41万2500円

XU30ラインと同様、「超解像・8Kアップコンバート」回路や「高演色リッチカラーテクノロジー」などの高画質化技術を搭載。このXG35ラインは、画面両サイドに独立型スピーカー(2.1ch 3ウェイ10スピーカー)を備えた「AROUND SPEAKER SYSTEM」により、広がりのあるサウンドを再生します。

↑↑広がりのある音を実現する「AROUND SPEAKER SYSTEM」

 

テレビが家族の一員になるAI技術「COCORO VISION」

シャープの4Kテレビは豊富なラインナップが特徴。そのなかでも、独自のAI(人工知能)「COCORO VISION」搭載モデルは、よく見る番組や時間帯をどんどん学習し、好きなジャンルの番組やよく見るタレントが出演する作品を音声で知らせてくれるなど、使い続けることで自分好みの提案をしてくれるようになります。

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また、人感センサーを搭載しているので、テレビの前に座るだけで自動でテレビがオンになったり、テレビの方から話しかけてくれたりすることも。まるでテレビが家族の一員になったかのような感覚を体験できます。

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【COCORO VISION搭載モデル】

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アクオス4K UH5ライン

サイズ:60型、55型

実売価格:28万2700円(60型)

人工知能が最適なAIoTサービスを届ける「COCORO VISION」を搭載。「4K-Master アップコンバート」機能やコントラストを高める「メガコントラスト(ダイナミックレンジ拡張)」機能を備えた「AQUOS 4K Smart Engine」により、精細で美しい映像を再生します。広がりのあるサウンドを奏でる「AROUND SPEAKER SYSTEM」も備えています。

 

20180226-i06 (6)

アクオス4K US5ライン

サイズ:60型、55型、50型

実売価格:24万1800円(60型)

UH5ラインと同様、AIがユーザーの好みを学習して最適な情報を提供する「COCORO VISION」を搭載。このUS5ラインは、音声を前方に導くリフレクター構造と前面開口構造の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」により、明瞭で聴き取りやすい音質を実現しています。

20180226-i06 (21)↑音を前方に放射する「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」

 

独自技術を備えた4Kテレビ

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アクオス4K XD35ライン

サイズ:60型

実売価格:23万5400円

XD35は、4Kモデルのフラッグシップに位置づけられている機種。「4K NEXT」モデルと同様に「超解像・8Kアップコンバート」回路を内蔵したテレビエンジン「X8-Master Engine」を搭載。入力された映像を内部で8K情報まで高めて画像処理することで、よりクリアな4K映像を実現します(8Kおよび8K相当表示はされません)。また、独自のUV2A技術による高コントラスト液晶パネルと、エリア毎に輝度調整が可能なLEDバックライトを組合せ、明暗の表現力を高める「メガコントラスト」技術も採用しています。

↑↑自然な輝きを再現する「メガコントラスト」技術を搭載

 

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アクオス4K XD45ライン

サイズ:55型

実売価格:23万3700円

XD45は、広がりのある音が楽しめる「AROUND SPEAKER SYSTEM」や、外光の反射を抑え引き締まった黒を実現する「N-Blackパネル」、コントラストを高める「メガコントラスト」といった高画質・高音質化技術を搭載。テレビエンジン「X8-Master Engine」こそ搭載していないものの、上位モデルであるXD35に迫る美しい映像を楽しめます。

 

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アクオス4K US4ライン

サイズ:70型

実売価格:34万1700円

US4は、4K液晶パネル専用のテレビエンジン「AQUOS 4K-Master Engine PROⅡ」を搭載した大画面モデル。外光の反射を抑え引き締まった黒を再現する「N-Blackパネル」を搭載するほか、エリアごとにLEDバックライトを制御する直下型LEDバックライトの採用により、高コントラストでメリハリのある映像を表現します。

↑↑低反射「N-Blackパネル」を搭載

 

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アクオス4K US45ライン

サイズ:60型、55型、50型、45型

実売価格:16万9800円(60型)

US45は、US4と同様、同社のハイグレードモデルとして位置づけられている機種。「AQUOS 4K-Master Engine PROⅡ」や「N-Blackパネル」などの高画質化技術が惜しみなく投入されています。また、視聴位置に合わせて、画面角度を水平方向にを左右計約30度調節できる便利なスイーベルスタンドを採用。スタンドを動かさなくても、視聴しやすい向きに向けることができます。

 

 

 

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アクオス4K U45ライン

サイズ:60型、55型、50型、40型

実売価格:16万2000円(60型)

低反射4Kパネルを装備したスタンダードモデル。HDR映像に対応するほか、豊かな色彩を再現する広色域技術「リッチカラーテクノロジープロ」(60型のみ)を採用しています。US45と同様、画面の向きを調整できる便利なスイーベル機構を備えています。

 

各モデルの特徴や仕様を比較して、自分の用途に合った1台を選んでみて下さい。

「まさかヘッドが…」意外すぎる新機能は、さすがシャープ! 最軽量コードレス「身体にやさしい進化」を果たす

シャープは、業界最軽量1.5kgのコンパクトボディが特徴のコードレス掃除機「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」の新モデルEC-AR2SXを発売します。発売日は3月15日で、実売予想価格7万5000円前後(税抜)。なお、リチウムイオンバッテリーが1個のみ付属(※)する下位機種EC-AR2Sも発売。こちらは6万円前後(税抜)です。

※上位機種EC-AR2SXはバッテリーが2個付属

20180219-s3 (2)↑EC-AR2SX

 

ワンタッチで吸込口が外れる「スグトルブラシ」で無理な姿勢をとらずに済む

20180219-s3 (3)

上記発表に際し、シャープの広報担当の方が、わざわざ上位機種のEC-AR2SXを見せに来てくださいました。にもかかわらず、同僚が約束の時間に遅れ、筆者とシャープ広報さんの2人で同僚を待つ状態に……。その間、広報さんに掃除機の新機能は何ですか? と聞くと、「今回、大きく変わったのは1点。見ていただいたほうがわかりやすいと思いますので……」。じゃあ見せてくださいよ、と言うと、「いやいや、Aさん(同僚)と一緒に見ていただいたほうが」と、なかなか教えてくれません。そこまでとっておきの機能とはいったい……。期待がMAXまで高まったとき、同僚のAが到着。実演が始まりました。

 

「ヘッドに足をかけ、こうしてレバーを引くと……ヘッドが取れるんです」。一瞬、ポカンとしましたが、すぐにこの機能の便利さに気がつきました。ワンタッチでヘッドが外れると、パイプの先に掃除ブラシが露出する形となるため、付属ノズルに差し替える手間が不要になるのです。ノズル差し替えのためにかがみこんだり、手を伸ばしたりと、無理な姿勢を取る必要もなし。狭い隙間や部屋の角、本棚など、ヘッド付きだと不適切な場所が、極めてスムーズに掃除できるわけですね。

20180219-s3 (15)↑「スグトルブラシ」の仕組み。ヘッドに足をのせてダストボックス下のレバーを持ち上げると(左)、スルっとパイプを引き抜くことができます(右)

 

20180219-s3 (11)↑ヘッドを外すとパイプの先端にブラシが露出。気になる高所なども、すぐに掃除することができます

 

ヘッドのパイプ部が自立する「待っててパイプ」の開発が困難だった

さらに、外したヘッドのパイプ部は倒れず自立するので、ブラシ掃除が終わったあとは、ここにパイプをスポっとかぶせるだけでOKです。つまり、床と床ではない場所の掃除の切り替えが実にスムーズ。たとえば床掃除の途中、棚の上に気になるホコリを見つけたら、サッと吸って、サッと床掃除に戻れるわけです。その姿はさながら、撃ってすぐに銃を収めるすご腕ガンマンのよう。ちなみに、ワンタッチでヘッドが外せる機能の名は「スグトルブラシ」。倒れずに自立するパイプは「待っててパイプ」というそうです。

 

【待っててパイプの動画】

なお、シャープ広報さんによると、ヘッドのフレキシビリティを維持しながら、残されたヘッドのパイプを立たせること(「待っててパイプ」機能)が技術的に困難だったとのこと。また、ヘッドに機能を追加したぶん、どうしてもヘッドが重くなってしまったので、ヘッド以外のパーツの重さをギリギリまで削ることで、従来機種と同様の1.5kgをキープしたのだといいます。

20180219-s3 (14)↑パイプ部が自立する「待っててパイプ」

 

↑ヘッドは十分な↑ヘッドは十分なフレキシビリティを備え、床ギリギリまでパイプを倒すことが可能です

 

このほか、本機は「フルパワーモード」を新搭載。新採用の大風量高圧モーターの性能を最大限まで引き出すことで、吸引性能を同社従来機比約1.3倍に高め、壁際や隅のホコリも強力に吸い込みます。さらに、運転音と消費電力を抑える「弱モード」もワンタッチで素早く選択できるようになり、夜間でも気兼ねなく掃除できるようになりました。

 

また、ニュースリリースには書いていませんが、運転音の耳障りな周波数を抑えることで、体感する騒音レベルも抑制。さらにヘッドのブラシ部分にはゴム素材を追加することで、油汚れや細かい汚れを捕集しやすくしているそうです。なるほど、目立たないですが、今回の新製品には実に多くの改良が隠されていたのですね。そんな同社の技術が詰まった本機の便利さ、楽しさを、ぜひみなさんも体験してみてください。

20180219-s3 (4)↑ヘッドの赤く見える部分が追加されたゴムの部分

 

20180219-s3-(16)

シャープ

コードレススティック掃除機 ラクティブ エア

EC-AR2SX

SPEC●実売予想価格:7万5000円前後(税抜)●発売日:3月15日●サイズ/質量:W222×D220×H980mm/1.5kg(本体、バッテリー、パイプ、吸込口含む)●集じん容積:0.13L●充電時間:約80分(バッテリー1個あたり)●強モード:約16分、弱モード:約60分、自動モード:約40分(* バッテリー2個連続使用時)●バッテリー×2個、充電器、ふとん掃除パワーヘッド、タテヨコ曲がるすき間ノズル、スグトルブラシ、はたきノズル、すき間ノズル、クリーニングブラシ

セレッソ大阪と契約のSHARP、Twitterで「サッカーの会話が意味不だった」とこぼす

セレッソ大阪との間で、長居コミュニケーションパートナー契約を締結したSHARP。

 

スタジアムおよび長居公園内におけるロゴの掲出をはじめ、セレッソ大阪のプロモーション活動を支援していくという。

 

そんな同社のTwitterアカウントは大企業らしからぬ自由なツイートで人気を博しているが、2月8日にこんな内容を投稿していた。

スポンサー契約締結後、セレッソ大阪への挨拶のためヤンマースタジアム長居を訪れたというSHARPのTwitter担当者。

 

実はサッカーにはあまり詳しくないようで、同席した同僚とセレッソ大阪スタッフの間で交わされた会話が難しかったそう。

 

「セレッソの方とその同僚の会話のほとんどが意味不だったこと、言う場所ないのでここで言います」、「自分には意味がわからないカタカナ飛び交うこの感じ」と、当時のことを赤裸々に綴った。

 

オフサイドやダイアゴナル、インターセプトなど、たしかにサッカーには横文字が多い。Jリーグのチームだけでも54あるが、SHARPの“中の人”にはぜひこの機会にサッカーとの距離を縮めてもらいたい。

コードレス掃除機、どれが買い?――GetNaviが贈るお悩み解決バラエティ番組「クラベスト」第2回放送中!!

GetNaviと、アクトオンTV(J:COM 701ch.などで放送中)がタッグを組んだモノクラベ番組「クラベスト!」(毎月24日更新)。第2回目の今回、目利きたちがプレゼンするのは「コードレス掃除機」です!!

 

クラベスト第2回「コードレス掃除機」はコチラでご覧いただけます!

 

 

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MCはこの人
タレント ホリさん

木村拓哉、武田鉄矢、えなりかずき、テリー伊藤などのネタでおなじみのモノマネ芸人。家電好き。

 

 

【今回のお悩み】コードレス掃除機、どれが買い?

 

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茶々元真央さん
「コンバットマガジン」などで活躍中のサバゲーアイドル。都内の学校で家庭科を教える現役の教師でもある。

 

 

【3人の目利きがコードレス掃除機をプレゼン】

 

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タレント 井上咲楽さん
太い眉毛がトレードマークの現役JKタレント。本企画にはSNSなどの情報を元に一般ユーザー代表として参戦。

【咲楽イチオシ】
吸引力が15%アップし最大運転時間も2倍に!!

ダイソン
Dyson
V8 Fluffy
実売価格5万8860円

新開発のモーターを搭載したことで、従来機のV6に比べて運転音が1/2になりながら吸引力は15%も向上! また、新型バッテリーの採用により、最大40分の長時間運転も可能となった。

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女優・タレント 奈津子さん
芸能活動のかたわら、家電アドバイザー(エグゼクティブ等級)の資格を取得。家電の品評・執筆もしている。

【奈津子イチオシ】
女性も操作しやすい1.5㎏の超軽量モデル

シャープ
RACTIVE Air
プレミアムパッケージモデル
EC-A1RX
実売価格6万5530円

 

業界最軽量の標準質量1.5Kgを実現した「ラクティブ エア」の特別仕様モデル。着脱式の大容量バッテリーが2個付属するほか、ふとん掃除用ヘッドや隙間を掃除しやすい新開発ノズルも同梱される。

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GetNavi編集長 野村純也
生活家電やデジタル製品の最新トレンド・新作情報に精通。GetNaviのプライドをかけて熱烈プレゼンを行う!

【野村イチオシ】
T字⇔I字に変化するノズルが面白い紙パック式

パナソニック
iT(イット)紙パック式
MC-PBU510J
実売価格6万2440円

 

手首をひねるだけで家具と壁などの隙間を容易に掃除できる「くるっとパワーノズル」を搭載。紙パック式ながら効率的に空気を通す独自の風路設計により、サイクロン式と同等の吸引力を誇る。

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パナソニックのiTは手入れ不要の紙パック式

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ホリ さぁ、始まりました「クラベスト!」。この番組では、欲しいモノがあるんだけど何を買えばいいのかわからない、そんな方のために最強の目利きたちがイチオシの逸品をプレゼンします。今回の相談者は、サバゲーアイドルとして活動する一方、現役の教師でもある、茶々元真央さん!

 

茶々元 よろしくお願いします。

 

ホリ さて、茶々元さんはコードレス掃除機を探しているそうで。

 

茶々元 はい。いま使っているのが10年選手なので、そろそろ最新のものに買い替えたいと思って。

 

ホリ 最新モデルは、10年前からかなり進化してそうですね。では早速、プレゼンしてもらいましょう。まずは、野村編集長!!

 

野村 私がオススメするのは、パナソニックのiTです。最大の特徴は名前の由来でもあるノズルの形状でして。手首をひねるとT字型からI字型に変形するんです。

 

ホリ なんと! 先端のノズルを替えずに隙間を掃除できるんだ!

 

野村 はい。もうひとつの推し機能が、「ハウスダスト発見センサー」です。約20μmの微細なゴミまで検知して手元のランプで知らせてくれるので、キレイになったことがひと目でわかります。

 

茶々元 私、ハウスダストアレルギーなので、その機能にはすごく惹かれますね。

 

ホリ あと、よく見たら、コードレスなのに紙パック式なんだ。紙パックだと使っているうちに吸引力が落ちるんじゃないの?

 

野村 ご心配なく。iTはパナソニックがキャニスター掃除機で培った独自の風路技術により、高い吸引力をキープ。しかもゴミを効率的に圧縮するので、ゴミ捨ては月1回程度で済むんです。

 

茶々元 紙パック式はゴミ捨てが手軽なのがいいですね!

 

ホリ さすがは野村編集長、いきなり勝負あったか!?

 

 

軽さで選ぶならシャープ優勢。ダイソンはさらに吸引力UP

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ホリ 続いては、奈津子さん!

 

奈津子 私のイチオシは、シャープのRACTIVE Airです。実はこれ、私が実際に自宅で使っている機種なんですよ。

 

ホリ  それは強い! 毎日使って便利さを実感しているわけですから、説得力ありますよ?。

 

奈津子 一番の推薦理由は、何と言ってもその軽さ! たったの1.5kgなので、例えばエアコンの掃除だってラクにできちゃいます。ぜひ持ってみてください。

 

茶々元 ホントだ! すっごく軽い! 長物の銃より軽いかも。

 

ホリ 比較対象が独特すぎ(笑)。

 

奈津子 そして、もうひとつのポイントが、着脱式のバッテリーが2個付属している点です。掃除中ももう1個のバッテリーを充電しておけるので、トータルで60分使用することができます。

 

茶々元 お客さんが来るときとか、しっかり掃除したいときはそれくらい連続して使えると便利かも。

 

ホリ おっと、こちらもなかなかの高評価。咲楽ちゃん、大丈夫?

 

咲楽 お任せください! 掃除機といえば、やっぱりこれを外すことはできません。ダイソンのV8 Fluffyです!

 

ホリ 出ましたッ! いま、掃除機を買おうというとき、真っ先に候補に挙がりやすいブランドだね。

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咲楽 人気の秘密は、おなじみのパワフルな吸引力。しかもこのV8は、運転音が半分になったのに吸引力は15%も向上してます。その証拠に、ホラ、この通り。マットレスにベビーパウダーを撒いてその上にシーツをかけて、V8で吸うと……シーツ越しでもこんなにたくさん吸い取れるんです!

 

ホリ (木村拓哉のモノマネで)ちょ、マジかよ!!

 

咲楽 先端のソフトローラークリーナーヘッドにもご注目を。前部が大きく開いた独自形状により、大小のゴミを一度に吸い込むことができるんです。

 

ホリ すげー! 大きさの違うゴミを全部一気に吸い込んでる!

 

咲楽 さらに、排気がニオわないのも大きなポイントで。実は、吸った空気よりも、本体から出る排気のほうがキレイなんです。

 

茶々元 ホントだ。全然イヤなニオイがしない!

 

ホリ いやー、今回も甲乙つけがたい逸品ぞろいだ。さて、ジャッジは!?

 

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【結論】
相談者・茶々元さんが選んだのはコチラ

ダイソン
Dyson V8 Fluffy

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「それぞれ魅力的でしたが、やっぱりダイソンの、コードレスとは思えない吸引力の強さが決め手になりました。想像していたよりも運転音がずっと静かなことにも驚きました。欲しいです!」(茶々元さん)

 

 

information

ビックカメラ 新宿西口店では「クラベスト!」コーナーを展開中!!

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ビックカメラ 新宿西口店(東京)では、「クラベスト!」の特設コーナーを展開中。番組内で紹介された製品が展示されており、自由にじっくりお試しできます!

ビックカメラ新宿西口店

http://www.biccamera.co.jp/shoplist/shop-016.html

ビックカメラのネットショップ「ビックカメラ.com」はコチラ!

https://www.biccamera.com/bc/main/

いま話題「コードレスキャニスター掃除機」の実力は? 家電ライターが東芝、シャープの2大モデルをチェック!

掃除機市場では、コードレススティック型が着実にシェアを伸ばす一方、その技術を取り入れコードレス化したキャニスター型が注目を集めています。果たしてコードレスキャニスターとはいかなるものなのか? 相次いで発売された東芝、シャープの最新2モデルをテストすることで、その特徴を解説していきましょう。

 

テストする人

家電ライター平島憲一郎さん

平島

本誌を中心に執筆中の家電ライター。掃除機の検証ほか、電化製品の企画を数多く担当している。

 

スティック型の快進撃を受けキャニスターもコードレス化

コードの煩わしさがなく使えるコードレススティックが評価され、掃除機市場ではスティック型が絶好調。スティック型のシェアはコード付キャニスターと同格に。この流れを受けて、いよいよキャニスター型もコードレスの時代に突入しようとしています。

 

東芝VC-NXS1は高速DCモーター採用に加え、リチウムイオン電池を大量搭載。コード式に劣らぬ吸引力と約1時間の運転を可能にしました。シャープEC-AS700は軽量化に徹底的にこだわり、スティック並みに使いやすいコードレスキャニスターを実現。高効率リチウムイオンバッテリー採用で、吸引力も優れていました。コードレスのパワーに不安がある方にも、両方、自信を持ってオススメできます!

 

コードレスキャニスター その1

本体が上下反転しても走行可能な斬新構造を採用

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東芝

コードレスキャニスター

VC-NXS1

実売価格12万9600円前後

コードレスの利便性を備えつつ、コード式に迫る吸引力と長時間運転を実現。床面掃除で手元にかかる重さは約520gで、自走式ヘッドも搭載しています。本体が上下反転しても走行できる構造を採用。●カラバリ:グランレッド、グランブロンズ ●本体質量:2.8㎏ ●集じん容積0.2ℓ ●サイズ:W261×H185×D234㎜ ●連続運転時間最長約60分 ●充電時間約5時間

【吸引力をチェック!】

吸引テストのルール

ビーズ17g、紙クズ2g、毛糸1g、計20gを各機種の吸引口幅に合わせてタテ1mのフローリングに散布。それを自動モードで1ストローク+1バウンドで集じんしました。

Before

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After 20g中19g取れた!

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1ストロークだけでほぼ吸引。ヘッドの高速回転で跳ねた微量のビーズが飛んでいきました。ビーズ190粒、紙クズ7片が残りました。

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ブラシの吸引幅は約210mm。床面の静電気を抑えてゴミ離れを良くするAgブラシを採用し、床に付いた菌を99%除去。

 

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片手に本体、片手にヘッドと持つ重さを分散できます。ただし、本体2.8㎏はやや重いです。

 

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ダストカップのフィルターの塵落としとゴミの吸い出しを自動で行う「ダストステーション」が付属。

 

注目アタッチメントはコチラ!

ロングブラシ

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吸引部は3つの穴が空いているだけなので、その分吸引力が高め。すき 間ノズルへの変更も可能。

 

逕サ蜒十螳・6-6

ブラシは3つのジョイント付きでノズルの角度を自在に変更可能。エアコンなど高い場所でもしっかり掃除できます。

 

平島’s CHECK

集じん力と床上掃除の快適さは文句なし!

「集じん力は文句なく、ヘッドの操作性、本体の追随性も良好です。フィルターなどを自動で手入れする『ダストステーション』も便利!」

 

コードレスキャニスター その2

本体1.8㎏の驚きの軽さでスティック型以上の快適性

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シャープ

コードレスキャニスター掃除機

RACTIVE Air EC-AS700

実売価格9万7000円

本体構造の軽量化などで総質量2.9㎏を実現。大風量ターボモーターと高効率バッテリーの採用で、同社のコード式キャニスターと同等の集じん力を達成しました。2個同梱されているバッテリーは本体から外して充電可能です。●本体質量:1.8㎏ ●集じん容積0.25ℓ ●サイズ:W204×H230×D390㎜ ●連続運転時間最大約60分(バッテリー2個使用時) ●充電時間約80分(バッテリー1個) ●カラバリ:ゴールド系

 

【吸引力をチェック!】

Before

20171219_suzuki8

 

After 20g中19g取れた!

20171219_suzuki9

1ストロークでは取り切れなかった紙クズや毛糸もバウンドさせてほぼ集じん。ビーズ205粒、紙クズ12片、毛糸5片が残りました。

逕サ蜒十螳・7-2

ブラシの吸引幅は約189mm。メガネ拭きに使われる極細繊維を使ったループブラシを搭載。床の微細な汚れも絡め取ります。

 

逕サ蜒十螳・7-9

ヘッドは自走式なのに超軽量。本体もユーザーの動線にスイスイ追随してくれます。

 

20171219_suzuki22

ヘッドを動かす手にかかる重さは1.1㎏。本体も1.8㎏で、両方持つのも苦になりません。

 

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「ふとん掃除パワーヘッド」が最大約1万回/分の振動で寝具内の微粒子を浮かせて除去。

 

注目アタッチメントはコチラ!

はたきノズル

ブラシの角度を調節可能。ほこりを一気に吸い上げるので、エアコン上に溜まった大量の塵もスピーディに除去できます。

20171219_suzuki16

硬めの毛ブラシでホコリを捕集。パソコンのキーボードなどもスムーズに掃除できます。

 

逕サ蜒十螳・7-5

ブラシの角度を調 節可能。ほこりを一 気に吸い上げるので、 エアコン上に溜まっ た大量の塵もスピー ディに除去できます。

 

平島’s CHECK

着脱式のバッテリーが2つ同梱

「軽量で操作性抜群。バッテリーが着脱式で、掃除機の収納場所の自由度も高い。フィルターに触らずチリ除去できるのも魅力です」

家電のプロは「最新の空気清浄機」をどう見たか? 主要5モデルの実力チェック!

今シーズン登場した大手空気清浄機メーカーの最新モデルは、各社の最新技術を投入した意欲作揃いです。そんな最新モデルのなかから5機種を厳選。“家電のプロ”戸井田園子さんが、それぞれの実力をじっくり検証しました。

 

チェック人

家電コーディネーター 戸井田園子さん

戸井田

消費者目線に立った製品評価でおなじみ。空気清浄機の主要機種は欠かさず自宅でチェックしています。

 

空気清浄機利用者の悩みは花粉と面倒なフィルター掃除

空気清浄機の最近のトレンドは「花粉・ニオイ除去」「メンテナンスの軽減」。花粉除去に関しては、室内で気になる空気の汚れに「花粉」を上げる声が多く、それに対する機能を各社強化しています。メンテナンスに関してはフィルター掃除の自動化の流れができつつあります。

 

今回試した5機種のなかで、パナソニックと日立は花粉除去に効果的な気流制御技術を採用しています。ニオイ除去ではダイキンがツインストリーマにより有害化学物質を分解し、脱臭力が従来の2倍に向上。ダイソンは花粉からニオイ、有害ガスまで捕集できる高機能フィルターを採用しています。フィルターの手入れの手軽さでは、自動掃除機能採用の日立とシャープに注目。さらに「IoT化」もトレンドのひとつに。シャープはAIoTクラウド連携の自動運転機能を強化し、新たな可能性を示しています。

 

その1

花粉撃退気流など様々な気流で室内の空気を清浄!

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パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格8万3850円

ハウスダストのなかでも重い花粉を効率的に吸引する気流など多彩な気流を搭載。花粉除去性能は従来の約2倍に向上しました。OHラジカル量がナノイーの10倍の「ナノイーX」で脱臭力もアップ。●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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2本の気流で床上の花粉を本体下部に導き吸引。送風と吸気が干渉せず、花粉が舞い上がりにくいです。

 

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フィルターは簡単に着脱。集じんフィルターは掃除機でホコリ除去。脱臭フィルターは手入れ不要です。

 

戸井田’s CHECK 

状況を先読みする独自のプログラムで快適!

「多彩な運転モードで集じん性抜群。状況を先読みするなど、独自のプログラムで自動運転し、人が操作しなくても快適性を高めてくれます」

 

その2

AIで空気環境や使い方を学び最適な自動運転を選択

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シャープ

プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-HX75

実売価格8万1460円

AIが空気環境や使い方を学習する機種。クラウド上のAIと連携し、花粉の時期には自動で花粉除去運転に切り替わります。空気清浄の効果が実感できるモードやフィルター自動掃除機能を装備。●サイズ/質量:W405×H666×D316㎜/約12㎏ ●空気清浄適用床面積〜34畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量750㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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部屋の隅々に風が行き渡る循環気流を実現。プラズマクラスターがホコリの静電気を除去し、効率良く集じんします。

 

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本体背面の「自動掃除パワーユニット」がプレフィルターを定期的に掃除。ゴミ捨ては約半年に1回。

 

戸井田’s CHECK 

人工知能が自ら考えて空気清浄するのが新しい

「AIで状況に合わせて運転する次世代型。フィルター自動掃除で手入れを軽減し、プラズマクラスターで付着菌やニオイの抑制も期待できます」

 

その3

増強したストリーマで花粉や有害ガスを分解

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ダイキン工業

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70U

実売価格6万3500円

●サイズ/質量:W395×H600×D287㎜/12.5㎏ ●空気清浄適用床面積〜31畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量650㎖/h ●フィルター交換目安約10年

放電量を増やしたツインストリーマでフィルターに捕集した花粉を芯まで分解。有害ガスの分解スピードや脱臭性能が2倍に向上しました。集じん力が持続する「TAFUフィルター」を新採用。

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集じん力が持続する「TAFUフィルター」を搭載し、電気集じんユニットをなくしたことで、メンテナンス性が向上しました。

 

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フィルター上部に2つのストリーマユニットを搭載。フィルターに効率良く照射できる設計です。

 

戸井田’s CHECK 電気集じん部を省略してメンテの手間を軽減!

「独自の電気集じんの長所を残しつつ、電気集じん部をなくして手入れを省手間化。加湿を併用しても空気清浄能力が落ちないのは同社のみです」

 

その4

従来比約2.5倍の吸い込み速度で花粉を素早く捕集する!

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日立

自動おそうじ クリエア EP-NVG110

実売価格9万1580円

8畳の清浄時間わずか6分の高性能モデル。従来機種の約2.5倍の吸い込み速度の気流で花粉を素早く捕集する「快速花粉」気流を新搭載しました。自動掃除機能でプレフィルターの清潔さを維持。●サイズ/質量:W360×H673×D291㎜/13.4㎏ ●空気清浄適用床面積〜48畳 ●空気清浄時間8畳/6分 ●最大加湿量約800㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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背面両側からワイドに吸気。「快速花粉」気流は斜め前への送風で花粉の多い床上付近に気流を起こします。

 

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緑色の自動お掃除ユニットが、運転48時間ごとにプレフィルター上を移動しながらホコリを除去。

 

戸井田’s CHECK 

自動掃除機能をはじめメンテのしやすさが光る

「自動お掃除機能搭載に加え、前面パネルがガラス製で手入れがラク。洗って脱臭力が回復する脱臭フィルターを採用しているのも魅力です」

 

その5

PM0.1や有害ガスを高性能フィルターで徹底除去

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ダイソン

Dyson Pure Hot+Cool Link

空気清浄機能付ファンヒーター

実売価格6万5780円

360°集じんの空気清浄機と扇風機、ファンヒーターを融合。フィルターの活性炭量を増やし、室内の有害ガスの捕捉・分解能力を高めました。専用アプリで室内の空気の状態をモニター可能。●サイズ/質量:W222×H632×D222㎜/4.01㎏ ●空気清浄適用床面積〜8畳 ●空気清浄時間畳/約30分 ●加湿機能非搭載 ●フィルター交換目安約1年(※1日12時間使用の場合)

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PM0.1レベルの粒子を99.95%除去し、清浄な空気で送風。ホルムアルデヒドなどのガスも逃しません。

 

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360°グラスHEPAフィルターはメンテ不要で1年で交換。手入れは本体に付いたホコリの除去のみです。

 

戸井田’s CHECK 

空気清浄できる涼風・暖房機器として大活躍!

「いち早くIoTに対応した機種。純粋な空気清浄機としてより、きれいな空気で涼風・暖房できるのがうれしい。設置性も群を抜いています」

 

番外編

デザインで選ぶ加湿器

2017年下半期は、加湿機能が充実しているうえに洗練されたデザインの製品が続々と登場しています。部屋に置いて使うものだからこそ、インテリア性も十分に考慮して選びたいですね。

 

デザインで選ぶ加湿器その1

上から水を注ぐだけのタンクレス構造!

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バルミューダ

Rain Wi-Fiモデル

実売価格4万9680円

上から水を注いで給水できる加湿器。本体に取り入れた空気を酵素フィルターで分解し、清潔な蒸気で加湿します。操作は本体上部のリングを回して押すだけ。スマホ操作も可能です。●サイズ/質量:φ350×H374㎜/約5.7㎏ ●加湿方式気化式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約17畳 ●最大加湿量600㎖/h ●給水ボウル容量4.2ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その2

大容量の流線型ボディで給水の手間が省けて便利

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シロカ

5L加湿器 SD-C111

実売価格5980円

たまご型ボディがインテリアとしても楽しめる加湿器。容量5ℓで、最大加湿量でも約12時間加湿できる。超音波式なのでミストが熱くならず、子どものいる家庭でも安心。●サイズ/質量:約φ230×H300㎜/約1.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約5.0ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その3

除菌とカルシウム除去性能が大幅に向上した超音波式

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カドー

超音波式加湿器

STEM620

実売価格4万5900円

床や壁が濡れないマイクロミストで部屋全体を加湿。特殊抗菌プレートが水槽内のカビや雑菌を99.9%以上除菌します。水道水内のカルシウム成分除去性能も大幅アップ。●サイズ/質量:φ270×H855㎜/4.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・27畳 ●最大加湿量600㎖/h ●タンク容量2.3ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その4

のびやかなラインで床濡れを軽減する加湿器

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ドウシシャ

ハイブリット式加湿器

実売価格1万7150円

インテリア性の高いデザインを採用したハイブリット式。高さ89㎝の吹出口からミストを放出することで床濡れを防ぎます。加湿量を4段階で調整可能です。●サイズ/質量:約φ200×H890㎜/約2.2㎏ ●加湿方式ハイブリッド式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約3.0ℓ

この「アナログ感」が逆に新しい! 吸い込んでふき取るシャープ「コードレスワイパー掃除機」が登場

フローリングを掃除するとき、フローリングワイパーだけを使うと大きなゴミが取りきれずに残ってしまう一方、掃除機だけでゴミを吸い取ると、細かいホコリでフローリングがザラつく……そんな経験はありませんか? この問題を解決するのが、シャープのコードレスワイパー掃除機「EC-FW18」です。発売日は1月18日で、実売予想価格は1万5000円前後(税別)。カラーはピンク系とブラック系の2色を用意しています。

 

市販のワイパーシートで拭き取りながら、前面の吸込口から吸引できる!

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本機は、「吸う」と「拭く」機能が一体化し、これ1台でゴミの吸引と拭き掃除を同時に行うことが可能。先端部の「吸う・拭く ラクラクヘッド」は、市販のワイパーシートを簡単に装着でき、ワイパーで拭き取ることが難しい大きなゴミを前面の吸込みノズルで吸いつつ、フローリングに残るザラつきをワイパーシートで拭き取ります。なお、ワイパーシートは市販のドライシートもウェットシートもどちらも装着可能。

↑↑ワイパーで吹くと当時に、ワイパーの前に位置する吸込口からゴミを吸引

 

↑市販のワイパーシートを装着できます↑市販のワイパーシートを装着できます

 

また、標準質量1.3kgと軽量でコードレスタイプなので、汚れに気付いたときにサッと掃除でき、部屋から部屋への移動もスムーズに行えます。さらに、パイプを取り外すとハンディスタイルになるため、階段などの狭い場所でも手軽にお掃除できるのです。

 

フローリング床と共稼ぎ世帯の増加によるニーズに応えて復活

同社によると、同様の掃除機を2004年にも発売していたとのこと。復活させた理由は、現在までにフローリング床が増え、かつ共稼ぎ世帯が増加したことで、掃除を簡単に済ませたいというニーズが高まったためだそうです。なるほど、「掃除機にワイパーつけちゃえ」という一見アナログ的な発想が、一周回っていま、逆に新しいということですね。また、クリーナーの高機能化が進む昨今、「そんなに機能はいらないよ」というユーザーは、実は本機のようなアイテムを望んでいるのかもしれません。価格も1万5000円前後(税別)と手ごろなので、特に一人暮らしの方や2台目として追加したい方、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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シャープ

コードレスワイパー掃除機 EC-FW18

●発売:1月18日●実売予想価格 :1万5000円前後(税別)●サイズ/質量:W254×H1020×D120㎜/1.3kg(本体、パイプ、バッテリー含む)●集じん方式:ダストボックス式(紙パックレス)●集じん容積:0.18L●吸込口:吸う・拭くラクラクヘッド●バッテリー:充電式ニッケル水素電池●充電時間:約5時間●最長運転時間:約10分

 

家電のプロが「もっとも勢いがある」と感じたメーカーは? 2017年「注目の家電」と「業界の流れ」を振り返る!

2017年も各社からさまざまな家電製品が登場しました。なかでも、家電のプロの目から見て、いったいどんなアイテムが印象に残ったのでしょうか。前編では、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏に調理家電について語っていただきました。後編となる今回は、調理家電以外で注目したアイテムや、2017年の業界の流れについてお話を聞いていきましょう!

 

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安蔵靖志(あんぞう・やすし)

IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっています。

 

パワー、持続力ともに高い「コードレスキャニスター掃除機」がいよいよ出てきた

――2017年、調理家電以外で「これは!」と思ったものはありますか?

 

安蔵 いよいよ出てきたな! と思ったのは、シャープと東芝から相次いで登場したコードレスキャニスターのクリーナーです。実は以前にも発売されたことがあったのですが、当時はパワーとバッテリー容量がいまひとつなのに、価格も安くなかったので普及しませんでした。今回、シャープと東芝から出た製品は、パワー、バッテリーともしっかり確保されていて、実用性は十分です。

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シャープ

コードレスキャニスター掃除機

RACTIVE Air(ラクティブ エア) EC-AP700

実売価格6万9480円

紙パック式のコードレスキャニスター掃除機。本体質量1.8kg、標準質量2.9kgの軽量ボディが特徴です。着脱式のバッテリーを採用し、予備バッテリーを用意すれば連続して運転できます(自動モードで約30分×バッテリー2個=約60分)。バッテリーパックは本体と離れた場所で充電が可能。サイクロン式の「EC-AS700」もあります。

 

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東芝

コードレスキャニスター VC-NXS1

実売価格10万9190円

独自開発のモーターにより、強力な吸引力を実現。自走式のパワーヘッドで、スイスイお掃除できます。標準モードで最長約60分の運転が可能。裏表のない二面式の本体も特徴。また、大容量のダストカップを装備したダストステーションが付属しているので、本体のダストカップのゴミ捨てが不要です。

 

――今回は普及すると思われますか?

 

安蔵 訴求の仕方次第ですね。コードレスキャニスターで裾野を広げるためには、新しモノ好きのユーザーに訴求するだけでなく、高齢者を含めたマジョリティに訴えねばなりません。そのためには、今までのキャニスターと同じ使い勝手を実現して、高齢者でも迷わず使えるようにし、なおかつ充電は「充電台に置くだけ」というシンプルさが求められます。シャープも東芝もここはクリアしているので、あとは「いかに認知を広げるか」ということではないでしょうか。

 

ロボット掃除機ではパナソニックのRULOが他社と差別化できていた

――ロボット掃除機市場はいかがでしょうか。

 

安蔵 色々と出ましたが、どれか1台を選ぶならパナソニックの「RULO(ルーロ)」を推します。

 

――あ、センサーを増やした新モデルでしたよね。

 

安蔵 はい。特に上位モデルのMC-RS800は、人工知能も搭載して、マッピングしながら間取りを学習して効率よく掃除します。このマッピングが面白いんですよ。一度間取りをマッピングすれば、スマートフォンの専用アプリから「エリア指定モード」を利用して、掃除してほしくない場所を指定できるんです。例えばペットがいる家庭なら、エサの置き場所を指定すれば、そこを避けて掃除してくれます。ルンバの場合はバーチャルウォールという機材を設置する必要がありますし、その他のメーカーでは、磁気テープを貼る必要があることも。磁気テープだと、さすがにリビングの見栄えがね……。その点、RULOならリビングに余計なモノを置くことなく、除外エリアを指定できます。これは、大きな差別化ができているポイントですね。

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パナソニック

RULO MC-RS800

実売価格12万9220円

独自の三角形状を採用し、部屋の隅のゴミにも強いのが特徴です。新機種ではレーザー、超音波、赤外線の3種類の障害物検知センサーを搭載し、壁や障害物にぶつからないようにお掃除。スマートフォンからの操作にも対応します。

 

エアコンではアイリスオーヤマのWi-Fi搭載が衝撃的

――空調関連ではいかがでしょう。印象的な製品はありましたか?

 

安蔵 ユニークさという意味では、日立の凍結洗浄エアコンは印象的ですね。なかなか真似できないだと思います。しかし、なんといってもエアコンで衝撃的だったのは、新規参入したアイリスオーヤマがWi-Fiを標準搭載したこと。パナソニックやシャープも最上位のシリーズでは無線LANを内蔵していますが、アイリスオーヤマは8万~10万円台の低価格帯でWi-Fi搭載を実現し、業界を震撼させました。

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日立

ステンレス・クリーン 白くまくん

プレミアムXシリーズ
実売価格税込30万230円(※14畳タイプRAS-X40H2)

熱交換器の自動お掃除機能「凍結洗浄」は、熱交換器をいったん凍らせて霜を蓄え、一気に溶かすことで、従来取り除くのが難しかったホコリやカビを洗い流す新方式。エアコン内部をキレイにして清潔な空気を送り出します。[くらしカメラ AI]で部屋を検知し、人がいない時間を選んで自動で洗浄するのも特徴。

 

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アイリスオーヤマ

IRW-2817C(10畳用)

実売価格10万7780円

Wi-Fiと人感センサーを標準搭載し、屋外からのスマートフォンでの遠隔操作を実現したルームエアコンです。低価格とWi-Fi搭載で大きな注目を集めましたが、現在は販売終了。

 

安蔵 エアコンを遠隔操作しようという動きは2012年ごろからあったのですが、当時は法律の問題で電源ONができず、普及に弾みがつきませんでした。法改正を受けて、各社とも電源オンに対応するようになったのですが、これまでずっと「オプション(別売)対応」でした。そこにアイリスオーヤマが先陣を切ってWi-Fiを標準搭載し、パナソニックとシャープが続いた形です。パナソニックとシャープは最上位モデルのみですが、来年は下位モデルにまで広げて欲しいところですね。もちろん、他のメーカーも追随してくるでしょう。

 

――遠隔操作とは、それほど便利なものなんですか?

 

安蔵 もちろん。できたほうが誰にとっても便利です。家に帰る前に部屋を涼しくしておきたい、あるいは暖かくしておきたいとは誰しも思うでしょう。ましてやペットを飼っていると、春先の気温が落ち着かない時期などは「暑くて苦しんでいないかな……」などと心配してしまいます。この心配がなくなるだけでも、導入する価値がありますね。個人宅だけでなく、アパートやマンションなどの集合住宅に導入すれば、賃貸物件のアピールポイントの1つになるはずです。ペット可の賃貸物件とは、特に相性がいいのではないでしょうか。

 

もうひとつ、遠隔操作といえば、洗剤と柔軟剤を自動投入するパナソニックの洗濯機が良かった。こちらもスマホとの連携が可能なうえ、洗剤の量を自動で計量してくれるので、帰宅時間に合わせて洗濯が終了するよう、スマホで設定できるようになっています。

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パナソニック

ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800

実売価格35万3620円

液体合成洗剤や柔軟剤をあらかじめ入れておけるタンクを搭載し、洗濯の際は最適な量を計算してタンクから自動で投入。手間が省けて洗剤の入れすぎなどもなくなります。外出先からスマートフォンで洗濯の仕上がり時間などを設定可能。

 

2017年は「見える化」の機運が高まった

――空気清浄機の分野ではいかがでしょう。

 

安蔵 これは、家電業界全体にも言えるのですが、2017年は「見える化」の機運が高まってきた印象があります。そもそも、空気清浄機というものは、本当に効いているのかがわかりづらい。メーカーもその点に配慮して、例えば運転状況が屋外からスマホで確認できるようにし、スマホアプリで空気の状況を示すことで、空気清浄機の効果を見せる……といった形で「見える化」を進めてきた印象ですね。ダイキン、シャープ、ダイソン、ブルーエアなどがこれに対応していますが、例えばダイキンの加湿空気清浄機「MCK70U」は、PM2.5、ホコリ、ニオイの3種類の汚れを6段階のレベルで「見える化」しています。今後はパナソニックなども当然対応してくるでしょう。

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ダイキン

MCK70U

実売価格5万7070円

独自のストリーマ技術を強化し、有害ガスの分解スピードや脱臭性能が2倍になりました。0.3μmの微小な粒子を99.97%除去するTAFUフィルターを新たに搭載。ルームエアコンと同じアプリで、スマートフォンから室内の空気を見える化。遠隔操作も可能です。

↑ダイキンのアプリ画面↑ダイキンのアプリ画面

 

安蔵 「見える化」という意味では、「部屋干し3Dムーブアイ」を搭載した三菱電機の衣類乾燥除湿機「サラリ」が抜群に良かった。衣類乾燥除湿機では「一択」と言っていいと思います。

 

――「一択」ですか! どこがそんなにいいんでしょうか?

 

安蔵 「光ガイド」という機能がいい。これは、濡れた部分だけ検知して緑色の光で照らし、重点的に温風を当ててくれる機能です。これがあるだけで、「ちゃんと働いてくれているな」と、確認できるので、安心感がまるで違います。発想が面白いうえに理に適っている、という極めて良いプロダクトですね。また、フィリップスの電動ハブラシは、スマホと連携して正しく磨けているか、コーチングできるものが出ています。こちらも「見える化」のひとつと言えるでしょう。

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三菱電機

サラリ MJ-120MX

実売価格4万3090円

経済的なコンプレッサー方式を採用する衣類乾燥除湿機。約180cmのワイド送風で、洗濯物を一気に乾燥できます。温度、湿度、赤外線センサーを用いて乾き残りを見つけ、緑色の「光ガイド」を照射しながら集中乾燥します。

↑除湿をスタートしてから約5分ほど経過すると、濡れた箇所だけ検知して重点的に送風するのが特徴だ↑除湿をスタートしてから約5分ほど経過すると、濡れた箇所だけ検知して緑色の光で照らし、重点的に送風します

 

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フィリップス

sonicare(ソニッケアー) HX9964/55

実売価格3万8880円

4種類の高性能ブラシヘッドを備えた電動ハブラシ。スマートフォンの専用アプリで歯磨きをリアルタイムに追跡し、きちんと磨けているかどうかをセンサーでチェックします。

 

メーカーで「勢いがあるな」と感じたのはパナソニックとシャープ

――ちなみに、2017年、安蔵さんが「勢いがあるな」と感じたメーカーはどこですか?

 

安蔵 まずはパナソニックですね。先述の「ロティーサリーグリル&スモーク」「洗剤を自動投入する洗濯機」をはじめ、創業100周年で気合いの入った商品が数多く発表されました。私は毎週、家電を紹介するラジオ番組をやっているんですが、面白いモノを立て続けに出すものだから、紹介したいのがパナばかりになってしまって。こんなに続けて大丈夫か……と思ったこともあります。

↑前編でも紹介したパナソニックのパナソニック ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100(実売価格5万1230円)↑前編でも紹介したパナソニックのパナソニックの「ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100」(実売価格5万1230円)。かたまり肉を回転させて焼くことができるほか、オーブン、トースター、燻製器としても使用可能

 

もうひとつ際立っていたのが、実はシャープだと感じています。もともと、どん底の時期に「蚊取空清」や「ロボホン」などのチャレンジングな商品を出していましたが、これは凄いことですよ。2017年も、そのチャレンジ精神は健在。先述のコードレスキャニスター掃除機のほか、冷蔵庫の分野では大容量の500Lクラスで左右どちらでも開く「どっちもドア」を実現したモデルや、AIoT(※)に対応したモデルを開発しています。どっちもドア&AIoTモデルが出なかったのはちょっと残念でしたが、いずれ開発されるでしょう。また、効果は床置きの方がいい部分もあるとは思いますが、発想の面では天井に取り付けることで邪魔にならないLEDシーリングライト付きの空気清浄機、「天井空清」も面白いですね。さらに勢いのあったメーカーの次点を挙げるとすれば、低価格でWi-Fi搭載エアコンを出したアイリスオーヤマでしょう。

AIoT……AI(人工知能)とIoT(モノがインターネットを通じてクラウドやサーバーに接続され、情報をやりとりすること)を組み合わせたシャープの造語。単なるIoTではなく、ユーザーの好みを学習して提案するなどが可能となります

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シャープ

SJ-GX50D

実売価格30万5680円

クラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応したAIoT冷蔵庫。献立や食品保存方法などを教えてくれます。チルドルーム内を清潔に保つ高密閉構造の「プラズマクラスターうるおいチルド」を新採用。

 

――では最後に、2018年の家電がどのように進化していくか、予想をお願いします!

 

安蔵 意外性に欠けると思いますが、やはり期待したいのは家電のスマート化。いま、スマートスピーカーは一部のギークが楽しんでいるだけですが、できることが増えると魅力も増していきます。メーカーには、他社が対応したら自社も……というのではなく、「何が何でも対応してやろう」くらいの意気込みで対応してほしいです。極端な話をすれば、情報をやりとりするインターフェイスさえしっかり作っておけば、アプリの開発やアップデートはある程度「後追い」でもできるはず。そんなイメージで、開発スピードをどんどん上げていってほしいですね。

 

――魅力的な調理家電が数多く登場し、「遠隔操作」「見える化」などがキーワードとなった2017年。2018年も、「何だコレ!」と、我々の度肝を抜くような、斬新な家電に登場してほしいところ。みなさんもぜひ、新たなアイテムの登場に期待してみてください!

 

2017年の注目の調理家電を紹介した前編はコチラ

テレビを買うなら“音”も大事なポイント! 国内主要7モデルを徹底比較「音質」編

年末年始のセールシーズンは割引額の大きい大型家電が狙い目。なかでもイチオシは「テレビ」。2011年の地デジ移行に合わせてテレビを買い替えた方は、そろそろ次の買い替えを検討する時期に入ったのではないでしょうか? 今回は、前回に引き続き国内主要メーカー6モデルと、話題のジェネリックテレビ1モデルの計7モデルを実際に用意し、スピーカーの位置や音質をチェックしました。

 

【比較機種】

20171227-i02 (4)

ソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」 (49型/4K)

実売価格:12万9730円(2017年12月26日時点)

地デジやネット動画も4Kにアップコンバートして高精細な画質で楽しめるソニーの4Kテレビのエントリーモデル。「Android TV機能」を搭載し、見たい番組もネット動画も音声検索でラクラク検索可能。本体カラーはブラックとウォームシルバーの2色を用意し、お部屋のインテリアに合わせて選べます。

 

20171227-i02 (2)

パナソニック「VIERA TH-49EX850」 (49型/4K)

実売価格20万8200円(2017年12月26日時点)

テクニクスのチューニングによるハイレゾ再生対応のスピーカーを備えた高画質&高音質な4Kテレビ。独自の「ヘキサクロマドライブ」により、画面の諧調を保ちながら色を忠実に再現します。高輝度な映像を表現するHDR映像にも対応。

 

20171227-i02 (5)

シャープ「AQUOS LC-45US45」 (45型/4K)

実売価格13万1000円(2017年12月26日時点)

引き締まった黒を実現する低反射「N-Blackパネル」を搭載した4Kテレビ。独自の高効率LEDバックライトシステムにより、消費電力を抑えたまま画面輝度を高める「リッチブライトネス」機能を搭載。画面角度を水平方向に左右計約30度調節できるスイーベルスタンドにより、視聴場所に応じて自由に向きを調整できます。

 

20171227-i02 (6)

東芝「REGZA 50M510X」 (50型/4K)

実売価格10万7400円(2017年12月26日時点)

小さな音も聴き取りやすいフロントスピーカー搭載の4Kテレビ。独自の「レグザエンジンbeauty」により、地デジなどの映像をクリアに再生し、肌の色も美しく再現します。すばやい操作が求められるゲームプレイ時にクイックレスポンスを発揮する「ゲームモード」を搭載。レグザサーバーと連携して、リモコン1つで過去の番組をシームレスに探せる「タイムシフトリンク機能」も備えます。

 

20171227-i02 (1)

LGエレクトロニクス「49UJ6500」 (49型/4K)

実売価格9万1638円(2017年12月26日時点)

日常のテレビ視聴をワンランク上にしてくれる4Kテレビ。独自の「Color Master Engine」により、カラー、コントラスト、精細度を補正して高画質化。地デジなどの一般的な映像もHDR効果を与えて表現できる「HDR Effect」機能を搭載し、ハイコントラストな映像を楽しめます。

 

20171227-i02 (8)

三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」 (40型/フルHD)

実売価格9万5880円(2017年12月26日時点)

ブルーレイレコーダーを内蔵したフルHDパネル搭載の個性派テレビ。大容量1TBのHDDを内蔵し、HDDからDVD/BDへのダビングも簡単。これ1台で番組録画やDVD/BD視聴が楽しめます。DIATONEの高音質技術と前面スピーカーにより、ニュースやドラマなどの音声もハッキリ聴きやすく再生可能。

 

20171227-i02 (7)

maxzen「J50SK03」 (50型/フルHD)

実売価格5万2800円(2017年12月26日時点)

必要最低限の機能にしぼり、低価格を実現したフルHD解像度のジェネリックテレビ。直下型LEDバックライトと国内メーカーの映像チップを搭載し、高品位な映像を再現。従来モデルからスピーカーの位置が前面に変更になり、より聴き取りやすく臨場感のあるサウンドが楽しめます。

 

スピーカーをチェック

液晶テレビの薄型化・狭額縁化が進むにつれ、スピーカーをどのように配置するかが問題になってきました。どうしても面積・容積を必要とするスピーカーは、テレビの薄型化のハードルのひとつだったのです。

 

以前よく見られたのは、スピーカーをテレビの下辺部分に配置し、下向きに音を出すというもの。これなら正面から見るとスピーカーが目立たず、スッキリとした印象に仕上げることができます。しかし、下向きに音を放出するため「音量を上げてもテレビの音が聴きとりにくい」といった問題や「ブラウン管テレビに比べて音が貧弱」といった問題が出てきました。そのため、バータイプやテレビを上に乗せるボックスタイプのテレビ用スピーカーなどが人気になったことも。

 

最近では、薄型テレビの音質を改善するため、さまざまな工夫を凝らしたモデルが登場しています。ひとつは、「音が聴きとりにくい」といった問題を解決するため、スピーカーを正面に向けて配置したもの。スピーカーを正面に向けることで音が耳に届きやすくなるので、音量を上げなくても人の声などが聴きとりやすくなります。今回紹介したなかでは、東芝「REGZA 50M510X」や三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」、maxzen「J50SK03」がこのタイプ。

20171230-i02(2)↑三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」などはスピーカーが正面を向いたタイプ

 

また、シャープ「AQUOS LC-45US45」は、音を前方向に導くリフレクター構造と前面開口の「フロントオープンサウンドシステム」により、前面スピーカーに近いサウンドになっています。さらに、オンキヨーと共同で開発したサブウーファー搭載の2.1chスピーカーにより、迫力のあるサウンドも楽しめます。

20170905_suzuki_3↑「フロントオープンサウンドシステム」

 

ふたつめは、パナソニック「VIERA TH-49EX850」のように、テレビの両サイドにスピーカーを搭載して音質を強化したもの。このタイプは、通常の液晶テレビに比べて横方向にサイズが大きくなるというデメリットがありますが、その分、外部スピーカーが不要なほど高品位なサウンドが楽しめます。

20171230-i02(3)↑画面の両サイドにスピーカーを搭載

 

パナソニック「VIERA TH-49EX850」は、本体サイドにミッドレンジスピーカーとハイレゾ対応ツイーターのスピーカーユニット、本体下部にダブルウーハー、クアッド・パッシブラジエーターを搭載した「ダイナミックサウンドシステム」を採用。背面のウーファーボックスの音を前面に放出する独自の音導管構造により、テレビの内蔵スピーカーとは思えないほどのサウンドを再生します。

↑背面にはウーハーシステムの重低音を前方へ導く音導管を装備↑背面にはウーハーシステムの重低音を前方へ導く音導管を装備

 

今回は紹介していませんが、ソニー「BRAVIA X9500E」シリーズも同様なサイドスピーカー搭載モデルとなっています。

 

実際の音を聴いてチェック

実際に各モデルで映画を再生して、音質をチェックしてみました。HDMIケーブルでBDレコーダーと接続し、BDソフト「スパイダーマン:ホームカミング」を再生しています。

20171227-i02(9)

 

まず、最も迫力のあるサウンドだと感じたのはパナソニック「VIERA TH-49EX850」でした。音にサラウンド感があり、サブウーファーと音導管による重低音がほかのモデルとは段違いの迫力。映画を見るのにピッタリのモデルです。

 

次いで良かったのが、シャープ「AQUOS LC-45US45」、東芝「REGZA 50M510X」の2機種。どちらも音がクリアで聴きとりやすく、低音の迫力も十分に感じられました。どちらもオンキヨーと共同開発したスピーカーシステムを採用しているので、納得の音質です。

 

ソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」とLGエレクトロニクス「49UJ6500」は、低音の迫力は感じられましたがセリフがやや聴きとりにくい印象。三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」とmaxzen「J50SK03」は、聴きやすいサウンドですが、映画を見るにはややメリハリに欠けるように思えました。

 

日常生活でニュースやバラエティ番組を見る分にはどのモデルも音質は気になりませんが、ドラマや映画をよく見るなら音質重視モデルを選びたいところです。

 

次回はデザインや操作性をチェックします。お楽しみに!

 

いま液晶テレビを買うならココに注目! 国内主要7モデルを徹底比較「画質」編

年末年始のセールシーズンは割引額の大きい大型家電が狙い目。なかでもイチオシは「テレビ」。2011年の地デジ移行に合わせてテレビを買い替えた方は、そろそろ次の買い替えを検討する時期に入ったのではないでしょうか? この数年のあいだにテレビの主流は4Kモデルに変化してきましたが、まだまだフルHDモデルで十分な場合もあります。そこで今回は、国内主要メーカー6モデルと、話題のジェネリックテレビ1モデルの計7モデルを実際に用意し、画質や使い勝手をチェックしました。

 

テレビの買い替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【比較機種】

20171227-i02 (4)

ソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」 (49型/4K)

実売価格:12万9730円(2017年12月26日時点)

地デジやネット動画も4Kにアップコンバートして高精細な画質で楽しめるソニーの4Kテレビのエントリーモデル。「Android TV機能」を搭載し、見たい番組もネット動画も音声検索でラクラク検索可能。本体カラーはブラックとウォームシルバーの2色を用意し、お部屋のインテリアに合わせて選べます。

 

20171227-i02 (2)

パナソニック「VIERA TH-49EX850」 (49型/4K)

実売価格20万8200円(2017年12月26日時点)

テクニクスのチューニングによるハイレゾ再生対応のスピーカーを備えた高画質&高音質な4Kテレビ。独自の「ヘキサクロマドライブ」により、画面の諧調を保ちながら色を忠実に再現します。高輝度な映像を表現するHDR映像にも対応。

 

20171227-i02 (5)

シャープ「AQUOS LC-45US45」 (45型/4K)

実売価格13万1000円(2017年12月26日時点)

引き締まった黒を実現する低反射「N-Blackパネル」を搭載した4Kテレビ。独自の高効率LEDバックライトシステムにより、消費電力を抑えたまま画面輝度を高める「リッチブライトネス」機能を搭載。画面角度を水平方向に左右計約30度調節できるスイーベルスタンドにより、視聴場所に応じて自由に向きを調整できます。

 

20171227-i02 (6)

東芝「REGZA 50M510X」 (50型/4K)

実売価格10万7400円(2017年12月26日時点)

小さな音も聴き取りやすいフロントスピーカー搭載の4Kテレビ。独自の「レグザエンジンbeauty」により、地デジなどの映像をクリアに再生し、肌の色も美しく再現します。すばやい操作が求められるゲームプレイ時にクイックレスポンスを発揮する「ゲームモード」を搭載。レグザサーバーと連携して、リモコン1つで過去の番組をシームレスに探せる「タイムシフトリンク機能」も備えます。

 

20171227-i02 (1)

LGエレクトロニクス「49UJ6500」 (49型/4K)

実売価格9万1638円(2017年12月26日時点)

日常のテレビ視聴をワンランク上にしてくれる4Kテレビ。独自の「Color Master Engine」により、カラー、コントラスト、精細度を補正して高画質化。地デジなどの一般的な映像もHDR効果を与えて表現できる「HDR Effect」機能を搭載し、ハイコントラストな映像を楽しめます。

 

20171227-i02 (8)

三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」 (40型/フルHD)

実売価格9万5880円(2017年12月26日時点)

ブルーレイレコーダーを内蔵したフルHDパネル搭載の個性派テレビ。大容量1TBのHDDを内蔵し、HDDからDVD/BDへのダビングも簡単。これ1台で番組録画やDVD/BD視聴が楽しめます。DIATONEの高音質技術と前面スピーカーにより、ニュースやドラマなどの音声もハッキリ聴きやすく再生可能。

 

20171227-i02 (7)

maxzen「J50SK03」 (50型/フルHD)

実売価格5万2800円(2017年12月26日時点)

必要最低限の機能にしぼり、低価格を実現したフルHD解像度のジェネリックテレビ。直下型LEDバックライトと国内メーカーの映像チップを搭載し、高品位な映像を再現。従来モデルからスピーカーの位置が前面に変更になり、より聴き取りやすく臨場感のあるサウンドが楽しめます。

 

いま買うなら4K? フルHD?

液晶テレビを購入するときに最も気になるのは、やはり「画質」。今回視聴した7モデルのうち、4K解像度モデルは5モデル、フルHD解像度モデルは2モデルとなっています。

 

これからテレビを購入する際、最初に決めなければいけないのは、「4Kテレビにするか、フルHDテレビにするか?」ということでしょう。現行モデルのなかでも、特に50型以上の大画面モデルはほとんどが4K解像度なので、大型テレビを購入するなら4Kテレビ以外にほぼ選択肢はありません。しかし、50型未満のテレビにはまだフルHDモデルも多く、どちらにすべきか迷う人も多いはず。

20171227-i02 (10)

 

現在、地上波デジタル放送の解像度はHD解像度(1440×1080ドット)、BSデジタルやブルーレイソフトはフルHD解像度(1920×1080ドット)となっています。テレビ番組やBDソフトなどを視聴するのがほとんどであれば、フルHD解像度のテレビでも十分に思えます。しかし、2018年12月1日以降には衛星放送による4K/8Kの本放送が開始予定となっていますので、もうすぐ始まる4K/8K放送のために4Kテレビを購入しておくというのもアリでしょう。現行の4Kテレビにこれから発売されるであろうチューナーを接続すれば、すぐに4K/8K本放送が視聴できるようになります。

 

新しいテレビを長く使いたい、リビングなどに設置するメインのテレビとして使いたい、と考えているなら4Kテレビがオススメ。一方、ひとり暮らしなどで数年後にはテレビを買い替えるかもしれないと考えている方や、寝室や子ども部屋などに置くサブテレビとして使いたいなら、価格が手ごろなフルHDテレビを選んでもいいでしょう。

 

4Kテレビはどれを選んでも失敗なし。ジェネリックTVは価格なり

今回、画質をチェックするためにテレビにBDレコーダーを接続し、地デジ放送を録画したものとBDソフト「スパイダーマン:ホームカミング」をそれぞれ再生しました。いずれもテレビの映像モードは、地デジ「標準」、BDソフト「シネマ」に設定しています。

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地デジは高解像度処理技術で差がつく

HD解像度の地デジ放送は通常、4Kテレビに映し出す際にアップコンバートされます。HD解像度の映像をそのまま4Kテレビに出力すると、画面の4分の1程度しか映像が表示されません。これを画面いっぱいに映し出すためにアップコンバートが必要になるのですが、そのまま拡大しただけでは画質の荒い映像になってしまいます。そこで各社は映像処理エンジンや超解像処理技術など独自の技術を用いて、映像をなるべくなめらかに再生するように工夫しています。

 

各社の4Kテレビで地デジを見てみると、いずれも日常で視聴するのに不満のない画質でしたが、特に自然に4Kアップコンバート処理が施されていると感じたのは東芝「REGZA 50M510X」でした。肌の質感を美しく再現する「美肌リアライザー」や、ノイズを低減する「地デジノイズクリア高精細化技術」といった高画質化技術がしっかり効いて、破綻のないなめらかな映像に仕上げています。

 

フルHD解像度の三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」はやや地味め、maxzen「J50SK03」はやや派手めな絵作りと対照的ですが、地デジはどちらも違和感なく見ることができました。

 

映画を見るならソニーやシャープがオススメ

続いてBDソフト「スパイダーマン:ホームカミング」を視聴。明るい日中の屋外シーンや、動きのあるアクションシーン、黒の表現が難しい夜のシーンなどを再生して、それぞれのテレビの画質をチェックしました。映像モードは「シネマ」に設定しています。

 

7機種のなかで最も映画が美しく見えたのはソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」でした。地デジに比べて色味や明るさの表現が抑えられ、グッと引き締まった映画ならではの映像が楽しめます。シャープ「AQUOS LC-45US45」も、コントラスト感がやや弱いものの、フィルムのような落ち着いた映像が好印象でした。

 

一方、パナソニックや東芝の場合、超解像処理や倍速補完処理が効きすぎているのか、CGとそうでないところの境目が際立ってしまい、映画というより高精細なテレビドラマのように見えてしまった場面もありました。映画を見る際は、シネマモードに設定するだけでなく、超解像処理や倍速補完処理を弱めに調整したほうがよいでしょう。

 

LGエレクトロニクス「49UJ6500」は、動きのある場面でややスムーズさに欠けるところがありましたが、映像自体は鮮明で上手く描写できていると感じました。

 

フルHD画質の2機種は、三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」が地味ながら破綻のない描写なのに対し、maxzen「J50SK03」はカメラが大きくパンする(カメラを固定したまま水平に動かすこと)場面で、画面がガクガクとコマ送りのようになってしまうことがありました。このあたりの映像処理性能は、価格なりと割り切る必要がありそうです。

 

【まとめ】

地デジを見るなら4Kテレビはどれを選んでも十分な画質。なかでも東芝「REGZA 50M510X」は自然な解像感が際立つ

映画を見るならソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」とシャープ「AQUOS LC-45US45」がオススメ

低価格なジェネリックテレビは、画質面では価格なりなところも

 

次回は画質と並んで重要なサウンドのチェックを行います。お楽しみに!

 

 

ジャマな空清、ついに天に召される? シャープよりシーリングライト一体型「天井空清」誕生

空気清浄機は、部屋が狭くて置き場所に困る、電源コードが邪魔になる、小さな子どもやペットがぶつかったり、いたずらをしたりする……といった理由から、一度は導入を決めたユーザーでさえ、使用をやめてしまう場合が少なくありません。とにかく「置き場所に困る」という空気清浄機ですが、そんな課題を解決する業界初の新製品がシャープから発表されました。それが、空気清浄機と照明を合体させたLEDシーリングライト一体型空気清浄機「天井空清」(FP-AT3)です。発売は2018年1月20日で、店頭予想価格は9万円前後(税抜)です。

↑LEDシーリングライト一体型空気清浄機「天井空清」(FP-AT3)↑LEDシーリングライト一体型空気清浄機「天井空清」(FP-AT3)

 

一般的な照明用配線器具があればカンタンに設置できる

本機は一般的な照明用配線器具があれば、工事をする必要がなく、簡単に取り付けられるのが特徴。リビングなどの照明器具として天井に設置できるため、置き場所に困ることはありません。プラズマクラスター/LED照明の適用畳数は12畳で(空気清浄は14畳)。サイズは直径625㎜で、高さは172㎜(突起部を含むと192㎜)。空気清浄機のフィルターや送風ファンを搭載しているため、一般的なLED照明と比較すると少し厚みがある印象です。

↑横から見た写真。やや厚みがあります↑横から見た写真。やや厚みがあります

 

HEPAフィルター&プラズマクラスターで細かなホコリやニオイをキャッチ

ボディには0.3μmの微小な粒子を99.97%以上集じんする「静電HEPA・脱臭一体型フィルター」を搭載し、細かなホコリやニオイをキャッチ。さらにプレフィルターには「抗菌・防カビ ホコリブロックプレフィルター」を採用し、ホコリが内部へ侵入するのを防ぎ、本体を清潔に使用できます。これに加えて「高濃度プラズマクラスター25000」を搭載し、空中に浮遊するウイルスの作用を抑制するとのこと。空気清浄機能は自動運転にしておくことで、空気の汚れに応じて強弱が自動で変わります。

 

商品企画を担当した健康環境システム事業本部 空調・PCI事業部 PCI商品企画部、澤井和美氏は「人は1日にペットボトル2万本程度の空気を取り入れているといわれています。天井空清は、頭に近い位置で細かいホコリを効率的にキャッチできるので、快適に過ごせます」と、天井に空気清浄機を設置するメリットについて語りました。

↑ボディにはフィルターや送風ファンを搭載。汚れた空気を吸い込んでキレイな空気を放出します↑ボディには2つのフィルターと送風ファンを搭載。汚れた空気を吸い込んでキレイな空気を放出します

 

↑カバーは簡単に外すことができます。ホコリが気になったら掃除機で吸い取ればOK↑カバーは簡単に外すことができます。プレフィルターはホコリが気になったら掃除機で吸い取ればOK

 

なお、本体の上側には空気の汚れ具合を光でお知らせする「きれいモニター」を搭載。センサーで空気の汚れ具合を判断し、天井面に反射する光の色で空気の状態を知らせてくれます。汚れの度合いはキレイなほうから青(点灯)、橙(点滅)、赤(速い点滅)の3段階になっています。本機の内覧会では120×120×220cmの透明ボックスにスモークを焚いて実演が行われました。フロントパネルからどんどん空気を吸い取って、30秒ほどで煙がほぼ吸い込まれていました。

20171122-s1 (11)↑上部のランプで空気の汚れ具合をお知らせしてくれます。写真では赤が点灯していますが、こちらは汚れているサイン

 

↑左がスモークを焚いた直後。右が30秒後。空気がキレイになっているのがわかります↑左がスモークを焚いた直後。右が30秒後。空気がキレイになっているのがわかります

 

LED照明はリラックスできる独自の「さくら色」も搭載

ちなみにLEDの調光は10段階で、シーンに合わせて変えることができます。調色は寒色から暖色の10段階に加えて、「さくら色LED」(八重桜、ソメイヨシノの2種類)も搭載されています。この「さくら色」は目にやさしくリラックスできる色で、健康科学ビジネス推進機構により「癒し快適」のエビデンス評価マークが与えられています。

↑目にやさしいさくら色↑さくら色のやさしい光。寒色と比べて気持ちが癒され、目にやさしいとのこと

 

電気代は1時間あたり約2円で静音性にも配慮

気になる電気代は、照明と空気清浄機を同時に使用しても75Wと省電力。最大でも1時間あたり約2円程度です。空気清浄機の単独運転も可能で、昼間は明かりを使わず、空気清浄機だけ運転できるのはうれしいですね。

 

静音性にもこだわっており、送風ファンはトンボの羽根形状を応用したシャープ独自のネイチャーテクノロジーを採用しています。空気の摩擦抵抗が低いので静音時はたったの23dB(強運転時でも45dB)。図書館の騒音レベルでも40dBですので、数値上ではかなり静かというのがわかります。実際に運転音を聞いてみると、頭に近いぶん強運転ではやや音が気になりましたが、静音モードでは全く気になりませんでした。

 

お手入れは、フロントパネルを開けてフィルターにたまったホコリを掃除機で吸い取ります。フィルターの上に装着することで掃除が簡単になる「使い捨てフィルター」も3枚同梱。そのままはがして捨てることが可能。静電HEPA・脱臭一体型フィルターの交換めやすは約2年です。

↑トンボの羽根の形状を模したネイチャーファン(右から2番目)↑トンボの羽根の形状を応用したネイチャーファン(右)が静音運転に貢献

 

↑取り付けは簡単↑取り付け・お手入れはカンタン。ハンガー付の配線器具はそのまま使用可能。使い捨てプレフィルターを使えば、汚れたらはがして捨てることができます

 

トイレなどで使うアイテムが好評だった点もあって開発に踏み切る

健康環境システム事業本部 空調・PCI事業部 副事業部長 冨田昌志氏は、「2014年にトイレなどの小空間で使えるプラズマクラスターイオン発生機を発売しました。こちらは電源や置き場所がないというお客様に対して、新しいスタイルを提案した製品。天井に取り付けるだけで便器の黒ずみ形成を抑制でき、トイレの空気が清々しくなったという声をいただいています。今回、LEDシーリングライト一体型空気清浄機を開発したのは、このプラズマクラスターイオン発生機が好評だったこともあります」と開発の背景について語りました。

↑トイレの電球口金に取り付けるタイプのプラズマクラスターイオン発生機↑トイレの電球口金に取り付けるタイプのプラズマクラスターイオン発生機

 

なるほど、話題となったトイレに取り付けるタイプも「限られた空間を有効利用する」という点で発想は同じ。本機の開発のウラには、同社ならではのアイデアが受け継がれていたわけですね。おかげで部屋の中も空気もスッキリして、明かりも選べるというわけですからいうことなし。いままで空気清浄機の置き場に困っていた人でも、ムリせず使い続けられるモデルになりそうです。

「消臭剤はイマイチ」という人が待っていた! クルマのニオイをターボで除去するPCI発生機

シャープは、車内の気になるニオイを消臭する車載用PCI(プラズマクラスターイオン)発生機として、カップホルダータイプ「IG-KC15」とカーエアコン取付タイプ「IG-KC1」の2機種を2018年1月18日に発売します。こちらは、2009年の発売以来、好評を受けている車載用プラズマクラスターイオン発生機の新モデル。実売予想価格は各1万3000円前後(税別)です。

 

「おまかせ運転」モードを搭載したカップホルダータイプ

IG-KC15↑カップホルダータイプのIG-KC15

 

20171121-s2 (5)↑IG-KC15の使用例

 

カップホルダータイプ「IG-KC15」は、「おまかせ運転」モードを新たに搭載。「おまかせ運転」は、標準運転時の約3倍の高濃度なプラズマクラスターイオンを約20分間放出(ターボ運転)し、ニオイをスピーディに消臭。その後、自動で標準運転に切り換わり、車内空間を快適に保ちます。約10μm以上の花粉やホコリなどを約80%捕集できる「花粉キャッチフィルター」も搭載し、花粉やホコリ対策もバッチリ。

 

エアコンの気流に乗せて車内全体にイオンを放出

一方、カーエアコン取付タイプ「IG-KC1」は、カップホルダーの数が少ない軽自動車やコンパクトカーへの設置に適したモデル。ワンタッチでカーエアコンの吹き出し口に簡単に取り付けることが可能で、エアコンの気流に乗せて車内全体にイオンを放出します。

IG-KC1↑カーエアコン取付タイプのIG-KC1

 

↑ワンタッチでカーエアコンの吹き出し口に簡単に取り付けることが可能で、エアコンの気流に乗せて車内全体にイオンを放出します↑IG-KC1は、エアコンの吹き出し口に簡単に取り付けて使用します

 

両機とも新たに2ポートUSBカーアダプターを同梱しており、本機を使用しながら車内で同時にスマホを充電することもできます。消臭剤では物足りない、あるいはニオイが苦手…という方、ニオイを素早く消臭し、繰り返し使うことができる本機を試してみてはいかがでしょうか。

 

カップホルダータイプ IG-KC15

●発売:2018年1月18日●実売予想価格:1万3000円前後(税別)●サイズ/質量:円筒形 上部直径74㎜ 下部直径65㎜ 高さ162㎜/約260g(付属品除く)●カラー:ブラック系、レッド系、ホワイト系●電源:USBカーアダプター(DC12V)●イオン適用容積の目安:約3.6㎥●電源コードの長さ:約1.5m●付属品:2ポート カーアダプター(約1.5m)、USBケーブル、 ユニット清掃ブラシ

 

カーエアコン取付タイプ IG-KC1

●発売:2018年1月18日●実売予想価格:1万3000円前後(税別)●サイズ/質量:W44×H76×D20㎜(突起部・付属品除く)/約42g(付属品除く)●カラー:ピンク系、ブラウン系、オレンジ系●電源:USBカーアダプター(DC12V)●イオン適用容積の目安:エアコンONで使用の場合 約3.6㎥、エアコンOFFで使用の場合約60㎝●電源コードの長さ:約1.5m●付属品:2ポート カーアダプター(約1.5m)、アタッチメント、 USBケーブル、ケーブルクリップ(3個)、ユニット清掃ブラシ

ケーブル1本だけでOK! AQUOSオーディオから簡単接続のテレビ用スピーカー「AN-SA1」登場

シャープは、AQUOSオーディオの新製品として、テレビと簡単に接続して迫力の高音質が楽しめるバータイプのスピーカー「AN-SA1」を12月2日に発売します。実売予想価格は2万7000円前後(税抜)。

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AN-SA1は、AC電源への接続が不要で、テレビとケーブル1本で接続するだけでサウンドをパワーアップできるバータイプのテレビ用スピーカー。給電用のUSBケーブルと光デジタル音声ケーブルがひとつになった専用のコンボケーブルを用いることで、配線の煩わしさをなくして手軽に利用することができます(※)。
※:USB端子非搭載のテレビと接続する場合は、別売のUSB-ACアダプターを使用

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テレビから受信するデジタル音声信号をアナログ変換せずにスピーカーまで伝達するフルデジタルスピーカーシステムにより、クリアな高音質を実現。本体には合計4基のフルレンジスピーカーユニットを搭載しており、広がりのあるサウンドが楽しめます。

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本体は高さ50mmの薄型設計で、テレビの前に置いても画面の邪魔になりにくくなっています。また、背面には半円形の切れこみがあり、同社の液晶テレビAQUOSシリーズのスタンドと重ねることが可能なので、奥行きの少ないラックなどでも省スペースで設置できます。

 

入力端子は、光デジタル音声(角型)のほか、3.5mmアナログ入力も搭載。光デジタル出力のないテレビでも利用できます。サイズはW672×H50×D117mm、質量は約2.2kg。最大出力は15W(7.5W+7.5W)。

 

自宅のテレビの音があまりよくない、スピーカーが下を向いていて聞こえづらい……とお困りの方は、簡単接続でテレビのサウンドを強化できるAQUOSオーディオのバースピーカー「AN-SA1」を導入してみてはいかがでしょうか。

「ウチの冷蔵庫…クサっ」とならないために! 最新5モデルの冷蔵・冷凍「以外」の機能を家電のプロが徹底チェック

冷蔵庫は10年前の製品と比べて驚くほどの進化を遂げています。でも、いざ買い替えるとなると、どれも同じように見えて迷ってしまう人も多いはず。そこで今回は、主要5社の2017年新モデルのうち、4~5人の家庭で一般的な500Lクラスをピックアップ。家電選びのプロ、戸井田園子さんが5項目にわたって徹底検証していきます。「冷蔵・冷凍」「野菜室」などを検証した前回に引き続き、今回は、「清潔性・脱臭機能」「設置性・デザイン」 「省エネ性能」をチェック。併せて各モデルがどのような家庭に向いているか、結論を導き出していきます!

 

【今回のガイド】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

検証モデルその1

省エネ性能もアップした、スリムな幅65cmの大容量冷蔵庫

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三菱電機
WXシリーズ
MR-WX52C(517L)
実売価格36万7070円

高性能真空断熱材の採用でさらなる省エネ性が図られた、「置けるスマート大容量」シリーズの新モデル。「クリーン朝どれ野菜室」は、世界初の「ハイブリッドナノコーティング」を使用した抗菌トレイを導入し、清潔さもアップしました。

【SPEC】●サイズ/質量:W650×H1821×D699mm/約118kg●容量:517L(冷蔵室 277L/野菜室 98L/製氷室 23L/瞬冷凍室 30L/冷凍室 89L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア

 

【三菱 WXシリーズ 検証03 清潔性・脱臭機能】

汚れ防止の「クリーントレイ」はお手入れ簡単!

「野菜室の底に汚れ防止の『ハイブリッドナノコーティング』を施したトレイ『クリーントレイ』が追加され、お掃除のしやすさがアップ。エアコンにも使われている技術で、その力は立証されています。トレイは薄型なので簡単に取り出せて、キッチンのシンクで洗えます。ただ、トレイがあるのは後方の大きいスペースのみ。できれば、前面スペースにもセットして欲しかったですね」(戸井田さん)

↑大きなボックスを取り外して洗わなくてすむので、手入れが簡単です↑大きなボックスを取り外して洗わなくてすむので、手入れが簡単です

 

【三菱 WXシリーズ 検証04 設置性・デザイン】

大容量コンパクトで狭いキッチンでも効率的

「三菱は断熱材の薄型化で、いち早く大容量・コンパクトに着手したメーカーです。この機種は、65cm幅で容量517Lを達成していて、諦めていたスペースにも大きな冷蔵庫が置けると人気に。デザイン面では、ガラスドアがすっきりとした印象を演出。ガラスから透けてみえる地の模様は、ステンレスのヘアラインを思わせ、落ち着いた印象を醸し出しています。シックで重厚感があるブラウン系、ベーシックで空間に馴染みやすいベージュ系、シンプルで爽やかなホワイト系の3色展開で、どんなインテリアにも合わせやすいですね」(戸井田さん)

↑カラーは3色展開。キッチンの雰囲気に合った色が選べます↑カラーは3色展開。キッチンの雰囲気に合った色が選べます

 

【三菱 WXシリーズ 検証05 省エネ性能】

三菱のみの全室独立設計で部屋別に省エネ

「冷凍室(大)・冷凍室(小)・製氷室が、完全に仕切られた全室独立設計なのは三菱のみです。『瞬冷凍室』と『冷凍室』で違う温度帯にできるのは独立設計だからこそ。また、独立設計は、部屋ごとの使用状況に応じて適切な運転ができるのもメリット。扉の開閉による温度上昇が他の部屋に影響しない、使わない部屋だけ冷却を止めることができる、など省エネにもつながっています」(戸井田さん)

 

【結論 三菱 WXシリーズはどんな家庭にオススメ?】

買いだめをして少量ずつ使いたい家庭向き

「共働きなど、頻繁には買い物に行かない、買いだめスタイルのご家庭に向いています。食材の鮮度が維持しやすいので、食材管理を担当する主婦(主夫)にとっては、先々の献立を考えて材料を買わなくてすむのは大きな魅力。『食材を早く使わなくちゃ!』と焦ることが減り、ストレスも軽減されます。

 

また『瞬冷凍』は、食材を少量だけ使う家庭にもおすすめ。たとえばお弁当作りのときや、少人数世帯なら、冷凍保存してある肉や魚を必要な量だけカットして使えるのでとても便利です」(戸井田さん)

 

検証モデルその2

プラス50Lの大容量化を実現した「微凍結パーシャル」搭載モデル

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パナソニック

HPXタイプ

NR-F503HPX(500L)

実売予想価格35万4240円

新たに開発された新形状の薄壁筐体を採用し、本体幅はそのままに冷却部品をコンパクト化した「微凍結パーシャル」搭載冷蔵庫の新モデル。初搭載の「フラット冷却システム」と新「エコナビ」で省エネ性能も向上しています。

【SPEC】●サイズ/質量:W650×H1828×D699mm/約118kg●容量:500L(冷蔵室 258L/野菜室 105L/製氷室 17L/新鮮凍結ルーム 28L/冷凍室 92L)●ドア開閉タイプ:フレンチドア●ドア数:6ドア

 

【パナソニック HPXタイプ 検証03 清潔性・脱臭機能】

「ナノイー」が全室に行きわたって庫内を除菌!

「微粒子イオン『ナノイー』が全室に行きわたり、壁面に着いている菌や庫内に浮遊している菌を除菌し、清潔な状態をキープ。また収納量センサーで、庫内に食材がたっぷり入っているときは、スピーディーに除菌してくれる『パワフルモード』に切り替わります。ナノイーは脱臭効果もあって、庫内のニオイも取り除いてくれるのがうれしいですね」(戸井田さん)

↑ナノイーのイメージ。↑ナノイーのイメージ。全室に行きわたって除菌するため、食品を新鮮に、かつ庫内を清潔に保ちます

 

【パナソニック HPXタイプ 検証04 設置性・デザイン】

新モデルは幅のコンパクト化を実現!

「今年の新モデルは、機械室のコンパクト化、ボディの薄壁化、奥の収納スペースの拡大によって大容量ながら幅のコンパクト化に成功。幅650mmで500Lを達成しました。カラーはシックで上品なゴールド系、落ち着いた重厚感のあるダークブラウン系、シンプルなホワイト系のほかミラータイプも展開。取っ手の部分が目立たないデザインでスッキリとした印象です」(戸井田さん)

↑カラバリは3色のほかに、写真のミラータイプ「オニキスミラー」もあります↑カラバリは3色のほかに、写真のミラータイプ「オニキスミラー」もあります

 

【パナソニック HPXタイプ 検証05 省エネ性能】

省エネ技術「エコナビ」がきめ細かくムダを省く!

「さまざまなセンサーを採用した、パナソニックの省エネ技術『エコナビ』が優秀。光で収納量の変化を検知する独自の『収納量センサー』は、片側のみから検知する仕様から、左右で検知する仕様に進化して精度がアップしました。また、扉の開閉回数と時間まで検知し、使い方に合わせて霜取り運転の間隔を最適化する機能も搭載されています。生活リズムに合わせてきめ細かくエコナビで運転してくれるので、ほったらかしで省エネはバッチリです」(戸井田さん)

↑食品が減ってくると、「エコナビ」ランプが点灯して冷やしすぎのムダを省きます↑食品が減ってくると、「エコナビ」ランプが点灯して冷やしすぎのムダを省きます

 

【結論 パナソニック HPXタイプはどんな家庭にオススメ?】

小分けせず、一気にしまいたい清潔重視の家庭向き

「野菜室や冷凍室など引き出し収納のスペースが大きく収納がラクなので、一度にたくさんの買い物をして、がばーっと入れておきたいおおらかなご家庭向きです。食材を微凍結で少しずつ使えるので、作り置きしてお弁当作りをしている家庭にもおすすめ。『ナノイー』があるので、庫内の除菌・消臭をしたい清潔派の人も満足できそう」(戸井田さん)

 

検証モデルその3

約0.8気圧の「真空チルド」と炭酸ガスで食材の鮮度が長持ち!

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日立
「真空チルド」XGシリーズ

R-XG5100H(505L)

実売価格34万3440円

真空の効果で鮮度を保つ日立だけの「真空チルド」を搭載した冷蔵庫の新モデル。炭酸ガス生成能力を向上させた新「プラチナ触媒(ルテニウム配合)」により、食品表面の酵素の働きを抑えておいしく保存します。

【SPEC】●サイズ/質量:W685×H1818×D699mm●容量:505L(冷蔵室 269L/野菜室 94L/冷凍室 142L)●ドア開閉タイプ:フレンチドア●ドア数:6ドア

 

【日立「真空チルド」XGシリーズ 検証03 清潔性・脱臭機能】

製氷皿は外して洗えていつでも清潔

「特に目立った特殊な機能はないのですが、外して洗える製氷皿は清潔感があっていいですね。また、冷蔵室最下段が左右に2分割されているので、一枚の棚の幅が小さくなり、取り外しやすく、お手入れがしやすいのは他社より有利です」(戸井田さん)

 

【日立「真空チルド」XGシリーズ 検証04 設置性・デザイン】

デザインに関してはトレンドリーダー的存在!

「コンパクト化の面ではやや出遅れていますが、デザインに関してはトレンドリーダー的存在。ガラス扉、ミラー扉ともに、いち早く展開したのが日立です。また、扉の蝶つがい側をラウンド形状にすることで、扉の開閉時に角が出っ張らず、ギリギリまで壁に寄せて設置できる『スッキリ設置』も機能的。色は、クリスタルブラウン、クリスタルシャンパン、クリスタルホワイトの3色展開。地模様のない仕上げでスッキリ見えます」(戸井田さん)

↑クリスタルブラウンの設置例(写真はR-XG6700H)↑クリスタルブラウンの設置例(写真はR-XG6700H)

 

【日立「真空チルド」XGシリーズ 検証05 省エネ性能】

霜を利用した独自技術の「フロストリサイクル冷却」

「冷却器につく霜を利用して冷蔵室・野菜室を冷やす独自技術『フロストリサイクル冷却』を搭載。これにより、霜取り時間も短縮でき省エネにも貢献しています。ドアの開閉状況から冷蔵庫の使用パターンを学習し、深夜や留守中にヒーターを使う霜取りをするなど、庫内の温度上昇をできる限り抑えて省エネにつなげています」(戸井田さん)

↑運転時に冷却器に付着する霜を利用して、冷蔵室や野菜室を冷やすという逆転の発想がスゴイ!↑冷却器に付着する霜を利用して冷蔵室や野菜室を冷やし、コンプレッサーを止めるという逆転の発想がスゴイ!

 

【結論 日立「真空チルド」XGシリーズはどんな家庭にオススメ?】

鮮度のいい食材で毎日料理を作りたい家庭向き

「冷凍しなくて済む『真空チルド』は、生鮮食材を長持ちさせるだけでなく、食材を調味料に浸けておくと下味が染み込みやすく、下ごしらえの時短にもつながって本当に便利! 休日にまとめて下ごしらえや作り置きをするスタイルではなく、その日の食事はその日に作るというご家庭におすすめしたいです。デザイン面では、扉に地模様がない単一色なので、硬質な素材感やシンプルな印象が好きな方に向いています」(戸井田さん)

 

検証モデルその4

野菜の鮮度にこだわった、野菜室が真ん中の「ベジータ」シリーズ

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東芝
「べジータ」FWXシリーズ

GR-M510FWX(509L)

実売価格33万2640円

冷蔵庫の中段に使用頻度の高い野菜室をレイアウトした「ベジータ」の新モデル。野菜の乾燥を防いでうるおいを閉じ込める「ミストチャージユニット」を採用した「もっと潤う 摘みたて野菜室」で、野菜の保存性が高まりました。

【SPEC】●サイズ/質量:W650×H1833×D699mm/117kg●容量:509L(冷蔵室 260L/野菜室 112L/製氷室 20L/冷凍室 117L)●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)●ドア数:6ドア

 

【東芝「べジータ」FWXシリーズ 検証03 清潔性・脱臭機能】

汚れがちな野菜室は「Ag抗菌ボックス」で清潔

「野菜室の内側のボックスはAg抗菌仕様で、腐敗の原因となる微生物の増加を抑制してくれます。また、野菜室のボックスの底には『お掃除口』が設置され、ケースを外すことなく野菜クズや泥を捨てることができるようになりました。野菜室が真ん中にあるので、下にゴミ箱を持ってくればお手入れもラクラク。さらに光触媒『ルネキャット』で、庫内の冷気を除菌・消臭してくれるのも便利です」(戸井田さん)

↑野菜室の底に穴が空いていて、そこから野菜くずなどを捨てられます↑野菜室の底に穴が空いていて、そこから野菜くずなどを捨てられます

 

【東芝「べジータ」FWXシリーズ 検証04 設置性・デザイン】

新モデルも大容量・コンパクト化を追求

「東芝は、三菱に次いで大容量コンパクトを実現したメーカーです。今年もさらに冷蔵庫の壁面を薄くすることで、大容量を進化させています。幅650mmで509L達成は、三菱に続く大容量です。扉カラーは高級感のあるダイヤモンドミラーです」(戸井田さん)

↑高級感のあるダイヤモンドミラー↑高級感のあるダイヤモンドミラー

 

【東芝「べジータ」FWXシリーズ 検証05 省エネ性能】

真ん中にある野菜室は省エネの面でも貢献

「2つの冷却器がある東芝独自の『ツイン冷却』で、プラスの温度帯とマイナス(氷点下)の温度帯それぞれに適したぶんだけ冷やすことで、省エネを実現しています。冷蔵庫はその構造上、プラスとマイナスの温度帯には仕切りにヒーターを入れているのが基本。そのため、冷凍室が中央だと、その上下がプラスの温度帯になるため、2本のヒーターが必要になります。その点、野菜室が中央だと、プラスの温度帯とマイナスの温度帯が上下に分かれるため、ヒーターがひとつで済むのです。ということで、野菜室が真ん中なのも、実は省エネには有利。新モデルは、断熱性能の向上もあって昨年モデルより10%の省エネになりました」(戸井田さん)

↑ツイン冷却」イメージ↑「ツイン冷却」イメージ

 

【結論 東芝「べジータ」FWXシリーズはどんな家庭にオススメ?】

野菜料理にこだわるヘルシーな家庭向き

「『野菜室は絶対に真ん中希望』というご家庭なら一択! また、大きなチルド室、野菜そのまま冷凍、高湿度の野菜室など、手間をかけずに食材維持管理がしやすい機能が多いので、『休みの日まで作り置きするためにキッチンに立つなんてイヤ!』という人にもぴったり。特に野菜の保存は、冷蔵・冷凍いずれにしても独自機能があるので、野菜料理を重視するご家族には大いにオススメできます」(戸井田さん)

 

検証モデルその5

献立を提案してくれるIoT時代を象徴するIoT冷蔵庫

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シャープ

SJ-GX50D

実売価格37万5840円

チルドルーム内を清潔に保つ高密閉構造の「プラズマクラスターうるおいチルド」を新たに採用。人工知能とIoTを組み合わせたクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応し、献立や食品保存方法などを教えてくれます。

【SPEC】●サイズ/質量:W685×H1833×D699mm/109kg●容量:502L(冷蔵室 259L/野菜室 73L/冷凍室 170L)●ドア開閉タイプ:フレンチドア●ドア数:5ドア

 

【シャープ SJ-GX50D 検証03 清潔性・脱臭機能】

扉を閉めたあと「プラズマクラスター」を一気に放出

「シャープならではの『プラズマクラスターイオン』を庫内に充満させるため、浮遊菌や付着菌の除菌ができます。冷蔵室のドアを閉めた直後は、集中的にプラズマクラスターを放出してくれるのもキレイ好きには好評ですね。他社もそうですが、冷蔵室の棚はオールガラス棚でお手入れがラク。野菜室は、底に敷いてあるプレートだけ取り外して洗えるので、こちらも手入れが簡単です」(戸井田さん)

↑チルドルーム内を清潔に保ち、乾燥を抑える「プラズマクラスターうるおいチルド」↑チルドルーム内を清潔に保ち、乾燥を抑える「プラズマクラスターうるおいチルド」も搭載しています

 

【シャープ SJ-GX50D 検証04 設置性・デザイン】

「本体幅のコンパクト化はまだ対応していませんが、取っ手やフレームが一切ないデザインでスッキリ感はバッチリ。扉カラーには、下方に行くほど色が濃くなる『グラデーションレッド』と『グラデーションブラウン』があり、こちらは高級感と安定感あり。『ピュアホワイト』はシンプルなインテリアにおすすめです。扉に軽く触れると開く電動アシストドアで、両手がふさがっていてもドアの開閉ができるのが便利!」(戸井田さん)

20170914-s3-1-1↑上に行くほど淡い色になっていくグラデーションレッド(写真はSJ-GX55D)

 

【シャープ SJ-GX50D 検証05 省エネ性能】

人工知能が25項目にわたって節電をアシスト

「人工知能を利用した25項目の省エネ技術『節電25』を搭載。生活パターンに応じた省エネ運転をしてくれるモードで、通常運転より最大25%も節電できます。また、半ドアだと自動でドアが閉まる『オートクローズドア』機能も搭載。扉は得意のネイチャーテクノロジーを生かし、合わせ目にホタテ貝ようなの凹凸形状を施すことで、空気の流出入を減らし、断熱効果を向上。さらに省エネ性をアップしました 」(戸井田さん)

↑「節電25」の25項目の省エネ技術↑「節電25」の25項目の省エネ技術

 

【シャープ SJ-GX50D その他・IoT機能 】

IoT対応で冷蔵庫が献立を決めてくれる!

「他モデルの検証項目にはありませんが、本機でぜひ触れなければいけないのがIoT機能。IoT機能搭載は業界初の機能で、その目玉は献立相談ができること!  中に入れている食材を登録して冷蔵庫に話しかけると、おすすめのメニューを提案してくれます。また、食材の購入サイク ルを冷蔵庫が学習して買う時期を知らせてくれたり、天気予報や生活パターンに応じた情報を知らせてくれたりと、本当に賢い モデルです。新モデルでは、扉にスマホのような操作パネルが搭載されたので、スマホのアプリを使わなくても、冷蔵庫だけでも使えるIoT機能が拡大しました。今後の進化が楽しみです!」(戶井田さん)

液晶では「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンスパネルでは「COCORO KITCHEN」のメニューを表示。右下に「聞いて」というアイコンがあり、これを押すと、献立のアドバイスや食材の買い忘れ通知や省エネのヒント、食材の保存テクニックなどを音声でアナウンスしてくれます

 

【結論 シャープ SJ-TF49Cはどんな家庭にオススメ?】

食材管理を徹底したい新しモノ好きな家庭向き

「なんといっても最先端のIoT技術をいち早く試したいというご家庭向きです。また、スマホとの連携で食材管理ができるので、ついつい二重買いをしてしまいがちな人や、夫婦それぞれ食材の買い物をするご家庭にも合っています。シャープ製だけに、独自のプラズマクラスターで庫内の除菌ができて、清潔好きな人にも向いています。メガフリーザーで冷凍食品の買いだめもできるので、共働きなど忙しいご家庭にもオススメです」(戸井田さん)

【西田宗千佳連載】家電横断サービスで「生活分析」を目指すシャープ

「週刊GetNavi」Vol.60-4

シャープは現在、「COCORO+」というサービス群を備えた家電の開発を進めている。テレビだとそれが「COCORO VISION」というサービスになり、電子レンジでは「COCORO KITCHEN」というサービスになるというわけだ。

↑「COCORO+」のロゴマーク

↑シャープ「COCORO+」商品群↑シャープ「COCORO+」商品群

 

どれも軸になっているのは、「いま、家電がなにをすべきかを消費者に提示する」という、ある意味でレコメンドに近いものだ。利用しているネットワークプラットフォームはまったく同じもので、会員サービスとしても同じ「COCORO+」を使う。機器から得られたデータをシャープ内の同サービスに蓄積し、利用するのである。音声アシスタントとしての機能は、当然音声を使うので共通のインフラを使っているが、それだけでなく、個人の好みから適切な選択肢を消費者に提示するというコアな部分も、同じサービスが受け持っているのだ。これは、ネットワーク開発インフラを共通化することで、全体での開発コストを下げつつ、これまでネットワーク化されていなかった白物家電などの機器での活用を容易なものにするという狙いもあるが、情報をより多彩なものにして、人間の気持ちに寄り添ったAI作りに生かすことが最大の目的といえる。

 

もちろん、テレビでの番組のレコメンドと電子レンジでのレシピのレコメンドでは、最終的なアウトプットはまったく異なり、同じ名前のサービスではあるが、見え方は異なってくる。そもそも、多くの人にとって、電子レンジとテレビが連携する、といわれてもさほどうれしくないように感じられがちだ。

 

しかし、こと「家庭で使う機器」という観点に立てば、そこで生かす情報の性質について、似たところが多い。そのカギになるのは「いつなにをしたか」「家族がどのような行動をしたか」という情報だ。

 

例えば、同じ「テレビを見た」という行為でも、「チャンネルを変えず、適当についている番組を見た」場合と、「テレビのレコメンドに応じてチャンネルを切り換えた」場合と、「電子番組表から自ら選んで録画予約し、それを見た」のでは、行為の重みがまったく異なる。また、同じ録画でも、どの時間帯に見たのかによって、実際には家族の誰が見たのかがある程度わかる。ここに、電子レンジの使われ方の傾向を組み合わせると、「その家はだいたい何人の構成で」「何曜日の何時に家電が多く使われるか」といったことが見えてくる。その結果、将来的には、家族向けの料理を多くしたり、家族の年齢層を考慮したレシピを提案したり……といったことが可能になる。シャープは、こうした効能に加え、複数の家電で「同じ顔を持つ音声アシスタント」を用意することで、「COCORO+というキャラクターが家族と共に暮らす」ようなイメージになることを狙っている。

 

これは、AV・IT・白物といった、広いジャンルを手がけるシャープのような企業でないと難しいやり方だ。現在はまだ、その構想が示された段階に過ぎないため、消費者が「シャープのサービスがあるから家電を選ぶ」段階にはない。しかし、そうした世界をわかりやすく示せれば、GoogleやAmazonにはない魅力になりえるだろう。いま、シャープはその入り口にいるが、変化を示すまでに残された時間は少ないように思える。

 

●Vol.61-1は「ゲットナビ」1月号(11月24日発売)に掲載予定です。

 

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掃除機の新ジャンル「コードレスキャニスター」2大モデルを徹底比較! 東芝とシャープ「最も大きな違い」はどこだった?

コードレスキャニスターは、次の掃除機のトレンドとして大注目されているカテゴリ。実はこれまでにも何度かコードレスキャニスターは国内発売されていたのですが、主にバッテリーの容量不足による連続運転時間の短さと吸引力の低さから、普及までには至りませんでした。それに対し、今秋相次いで発売された東芝「VC-NX1」とシャープ「Ractive Air EC-AS500」は、バッテリー技術とモーター技術も飛躍的に向上し、コード式にも見劣りしない吸引力と十分な運転時間を実現しています。

 

前回は、この2機種について、「吸引力(フローリング)」「吸引力(カーペット)」「操作性」「設置性」の4項目をチェックしました。今回はそれに引き続いて、「ゴミ捨てのしやすさ/メンテナンス性」「汎用性」「独自機能」の3項目を比較検証していきたいと思います。併せて両機にはどんな違いがあってどんなユーザーに向くか、最後に結論としてまとめてみましたので、そちらを読んでいただくだけでもおおよそのことがわかるはず。ぜひ、この新ジャンルの魅力に注目してみてください!

 

【検証する機種はコチラ】

エントリーその1

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コード式に迫る吸引力と約1時間という長時間の連続運転を実現

東芝

VC-NX1

実売価格10万2370円

リチウムイオン電池を同社のコードレススティック掃除機の2倍搭載し、最長約60分の連続運転が可能に。最大毎分約12万回転する高速DCモーターを新採用し、同社のコードレススティックを超えるパワフルな吸引力を実現しました。凹凸の少ない本体デザインで狭いスペースでも動きやすく、本体が上下反転しても体勢を直さずそのまま掃除が続けられます。スイスイ自走する「ラクトルパワーヘッド」やゴミの有無を知らせる「ゴミ残しまセンサー」など、同社の高度な機能を多数装備。●サイズ/本体質量:W261×H185×D234mm/2.8kg

 

エントリーその2

徹底した軽量化によりスティック型を超える使いやすさが魅力!

20171005-s3 (2)

シャープ

Ractive Air EC-AS500

実売価格6万4330円

本体構造などの軽量化により、パワーブラシタイプのキャニスター型では最軽量クラスの総質量2.9kgを実現。手元パイプ部に航空機などにも使われる軽量素材「ドライカーボン」を採用し、手や腕への負担を大幅に軽減しました。大風量ターボモーターと高効率リチウムイオンバッテリー、自走パワーヘッドで、同社のコード式キャニスター掃除機と同レベルの集じん力を達成。バッテリーは着脱式なので、置き場所を選ばず手軽に充電が行えます。●サイズ/本体質量:W204×H230×D390mm/1.8kg

 

【テストの内容はコチラ】

「ゴミ捨て/メンテナンス性」ではまず、ゴミ捨てまでの工程と捨てやすさ、ゴミ捨ての頻度に関係するダストカップの集じん容積をチェック。メンテナンス性はダストカップを分解して、そのパーツ数やフィルター掃除のしやすさを確認しました。さらに、ヘッドのブラシ部分の掃除のしやすさも見ています。「汎用性」については、付属のアタッチメントを確認、それらを使った掃除の多様性をチェック。さらに「独自機能」では、掃除のしやすさを向上させる各種機能を見ていきたいと思います。

20171113-s3 (19)

 

【検証結果はコチラ】

エントリーその1

東芝

VC-NX1

<ゴミ捨て/メンテナンス性>

2つのフィルターでホコリを除去するため、こまめなフィルター掃除が必要

本機がユニークなのは、大型の車輪の奥にダストカップが収納されているところ。まず本体を横倒しにして「取りはずしボタン」を押し、ダストカップを取り出します。その後カップカバーを外してゴミを捨てます。集じん容積は0.4ℓです。

↑本体の車輪部分が上を向くように本体を立て、「取りはずしボタン」を押すとダストカップが少し浮きます。その後ハンドルを引き起こして、ダストカップを取り出します↑本体の車輪部分が上を向くように本体を立て、「取りはずしボタン」を押すとダストカップが少し浮きます。その後ハンドルを引き起こして、ダストカップを取り出します

 

本機はサイクロン式でなく、メッシュフィルターとプリーツフィルターでゴミをこし取る方式を採用。そのためこまめなフィルターの掃除は不可欠です。フィルター掃除の際は、ホコリに触れる可能性が高いので、気になる人はビニール手袋などを着けてお手入れするのがいいでしょう。ダストカップは4つに分解して掃除します。なお、プリーツフィルターも含めて、すべて水洗いOKです。

↑写真左からカップカバー、プリーツフィルター、メッシュフィルター、ダストカップ↑写真左からカップカバー、プリーツフィルター、メッシュフィルター、ダストカップ

 

↑メッシュフィルターについたホコリは付属のお手入れブラシを使って丁寧に取り除きます。ちなみにお手入れブラシはプリーツフィルターに使うと破れる危険があります。フィルター上部についているちり落としレバーを往復させるか、フィルターの外枠を手のひらで軽くたたいて落とすのがよいそうです↑メッシュフィルターについたホコリは付属のお手入れブラシを使って丁寧に取り除きます。ちなみにお手入れブラシはプリーツフィルターに使うと破れる危険があります。フィルター上部についているちり落としレバーを往復させるか、フィルターの外枠を手のひらで軽くたたいて落とすのがよいそうです

 

ヘッド内のブラシは、ヘッド天面部のロックを外し、ブラシをベルトから外して絡みついたゴミを除去できます。天面を外すタイプは筆者は初めてでしたが、ブラシの取り出しも比較的ラクでした。

↑ヘッド天面の両側のロックを外すとカバーが簡単に開きます。ブラシは上部から簡単に取り出せます↑ヘッド天面の両側のロックを外すとカバーが簡単に開きます。ブラシは上部から簡単に取り出せます

 

<汎用性>

豊富なアタッチメントで家中くまなく掃除できる!

本機は付属のアタッチメントが多いのも特徴。フィルター掃除用ブラシも含む6つのアタッチメントが同梱され、アタッチメント収納袋まで入っています。アタッチメントのなかにはふとん用ブラシやロングブラシも入っており、特にロングブラシは3つの関節を使って自在に折り曲げられ、様々な場所の掃除ができます。

↑付属のアタッチメント。左からお手入れブラシ、別売品用アタッチメント、ふとん用ブラシ、丸ブラシ、すき間ノズル、ロングブラシ、付属品収納バッグ↑付属のアタッチメント。左からお手入れブラシ、別売品用アタッチメント、ふとん用ブラシ、丸ブラシ、すき間ノズル、ロングブラシ、付属品収納バッグ

 

↑ロングブラシはジョイント部が3点あり、掃除する場所に合わせて、様々な角度に調整できます↑ロングブラシはジョイント部が3点あり、掃除する場所に合わせて、様々な角度に調整できます

 

↑ふとん用ブラシ。2列の「たたき棒」が回転して、寝具の中のアレル物質を叩き出して吸引します↑ふとん用ブラシ。2列の「たたき棒」が回転して、寝具の中のアレル物質を叩き出して吸引します

 

↑本機に付属のすき間ノズルは、一般的なすき間ノズルより吸引口が小さいのが特徴。サッシのすき間などの掃除に便利です↑本機に付属のすき間ノズルは、一般的なすき間ノズルより吸引口が小さいのが特徴。サッシのすき間などの掃除に便利です

 

<独自機能>

上下反転して走行できる構造やゴミセンサーなどの豊富な機能で効率アップ!

本機独自の機能といえばまず、本体が上下反転しても掃除が続けられる「ダブルフェイススタイル」。やや大型のボディながら、狭い場所でもスムーズに方向転換ができます。延長パイプの先端にLEDライトを搭載し、暗い場所でもゴミのある場所を確認しながら掃除できるのもメリットです。

↑ホースを持ち上げると、大型車輪の回転軸に沿って本体がぐるっと反転。そのまま逆方向に掃除を続けることができます。本体先端の補助輪も両側に付いています。↑ホースを持ち上げると、大型車輪の回転軸に沿って本体がぐるっと反転。そのまま逆方向に掃除を続けることができます。本体先端の補助輪も両側に付いています

 

↑ヘッドを接続する延長パイプの先端にLEDライト(ワイドピカッとライト)を装備。ただし、このLEDライトは常時点灯していて、明るい場所を掃除するときはバッテリーのムダ遣いに感じてしまいます。スイッチでON/OFFできるとうれしいのですが↑ヘッドを接続する延長パイプの先端にLEDライト(ワイドピカッとライト)を装備。ただし、このLEDライトは常時点灯していて、明るい場所を掃除するときはバッテリーのムダ遣いに感じてしまいます。スイッチでON/OFFできるとうれしいのですが…

 

また、掃除中にゴミの有無を確認する「ゴミ残しまセンサー」を装備。ゴミを見つけると手元のランプが赤く光り、自動モードで掃除している場合は吸引力がアップします。布団などの上の微粒子ゴミの集じんや、ベッドの下など目の届きにくい場所の掃除に役立ちます。さらに、「汎用性」のところで触れましたが、多彩なアタッチメント搭載も魅力です。

↑「ゴミ残しまセンサー」はゴミを吸っているときは赤く点灯。ゴミを吸っていないときは消灯します。赤いランプが消えることで、園場所がきれいになったことがわかります↑「ゴミ残しまセンサー」はゴミを吸っているときは赤く点灯。ゴミを吸っていないときは消灯します。赤いランプが消えることで、その場所がきれいになったことがわかります

 

エントリーその2

シャープ

Ractive Air EC-AS500

 

<ゴミ捨て/メンテナンス性>

2工程で素早くゴミ捨てでき、フィルターについたホコリも手動でラクラク落とせる

ゴミ捨てまでの工程は、「ダストカップセットを外す」「ゴミ捨てボタンを押す」の2工程のみ。ゴミを捨てる前にカップ上部のハンドルを回すとプリーツフィルターのホコリが落ちてゴミも圧縮、ホコリの舞い上がりが抑えられます。集じん容積はやや小さめの0.25ℓです。

↑ダストカップ上部のカップハンドルを引っ張るとロックが外れ、ダストカップが取り出せます↑ダストカップ上部のカップハンドルを引っ張るとロックが外れ、ダストカップが取り出せます

 

↑ゴミ捨てボタンを押すとダストカップの底ぶたが開いてゴミが落ちます↑ゴミ捨てボタンを押すとダストカップの底ぶたが開いてゴミが落ちます

 

↑カップハンドルを回すと、プリーツフィルターのチリ落とし機構と連動。フィルターが弾かれてホコリが落ちます。さらにダストカップ内部のスクリュー型の羽根でゴミをカップの底に押し込んで圧縮します↑カップハンドルを回すと、プリーツフィルターのチリ落とし機構と連動。フィルターが弾かれてホコリが落ちます。さらにダストカップ内部のスクリュー型の羽根でゴミをカップの底に押し込んで圧縮します

 

ダストカップのパーツは5種類。プリーツフィルターにはフィルターを弾いてホコリを落とす機構が付いていて、これを回転させるか新聞紙などの上でフィルターをはたいてホコリを除去します。また、5つのパーツはすべて水洗いが可能です。

↑ダストカップのパーツは全部で5種類。左からカップカバー、プリーツフィルター、筒型フィルター(上)、筒型フィルター(下)、ダストカップ↑ダストカップのパーツは全部で5種類。左からカップカバー、プリーツフィルター、筒型フィルター(上)、筒型フィルター(下)、ダストカップ

 

ヘッドブラシの掃除は、ヘッド裏のカバーを外して、ベルトからブラシを抜き取って掃除します。カバーはロックを外せば簡単に取れますが、抜き取ったブラシにベルトを掛けて戻すのに、ややコツがいりました。

↑ヘッドブラシを掃除するときは、ヘッド右側のカバーを外し、ブラシに装着されているベルトを外して取り出します↑ヘッドブラシを掃除するときは、ヘッド右側のカバーを外し、ブラシに装着されているベルトを外して取り出します

 

<汎用性>

伸縮式すき間ノズルとはたきノズルで家具のすき間からエアコンの上まで掃除できる

付属のアタッチメントは「2段伸縮すき間ノズル」と「はたきノズル」の2つ。そのほか延長パイプを差し込むハンドル部の先端に「ベンリブラシ」が付いています。はたきノズルは先端のブラシの角度を変えられ、高い場所の掃除にも使えました。

↑付属のアタッチメント。左がはたきノズル、右が2段伸縮すき間ノズル↑付属のアタッチメント。左がはたきノズル、右が2段伸縮すき間ノズル

 

↑「ベンリブラシ」はハンドル部に折り畳まれている状態から手で回転させて吸込口にセット。卓上などのちょっとした掃除に便利です。また、取り外して延長パイプに取り付けることも可能です↑「ベンリブラシ」はハンドル部に折り畳まれている状態から手で回転させて吸込口にセット。卓上などのちょっとした掃除に便利です。また、取り外して延長パイプに取り付けることも可能です

 

↑はたきノズルを延長パイプに接続して、エアコン外部の掃除も可能。本体はもちろん、ヘッドも延長パイプも軽いので、片手に本体、片手にハンドルを持って、高い場所もラクラク掃除できます↑はたきノズルを延長パイプに接続して、エアコン上部の掃除も可能。本体はもちろん、ヘッドも延長パイプも軽いので、片手に本体、片手にハンドルを持って、高い場所もラクラク掃除できます

 

<独自機能>

圧倒的な軽さであらゆる掃除がラクにこなせる!

「機能」といえるかどうかわかりませんが、本機の最大の独自性といえるのは徹底した軽量設計。突出した便利機能は少ないですが、実際に使ってみるとその軽さの恩恵を実感できます。バッテリー着脱式で充電・収納がしやすいのも特徴。掃除中モノを動かす際に、本体を起こしてヘッドのフックを掛け、自立した状態で置けるのも、意外に便利です。ゴミ捨てでは、ゴミをプレスする機構も快敵な使用感にひと役買っています。

↑バッテリーも充電器もコンパクト。コンセント近くの壁際に設置しておけば、生活の邪魔にならずに充電できます↑バッテリーも充電器もコンパクト。コンセント近くの壁際に設置しておけば、生活の邪魔にならずに充電できます

 

↑掃除終了後だけでなく、掃除中にも掃除機を自立して置けます。フックを掛けるのに最初手間取りますが、慣れればサッと本体を立ててヘッドのフックを掛け、イスやモノの移動に取りかかれます↑掃除終了後だけでなく、掃除中にも掃除機を自立して置けます。フックを掛けるのに最初手間取りますが、慣れればサッと本体を立ててヘッドのフックを掛け、イスやモノの移動に取りかかれます

 

【今回のテストのまとめ】

<ゴミ捨て/メンテナンス性>

ゴミ捨てとメンテ性ではシャープ、ヘッドブラシの手入れは東芝が有利

ゴミ捨てまでの工程は東芝が3工程なのに対し、シャープは2工程。シャープはゴミの圧縮機能が付いていたり、プリーツフィルターのホコリ落としをカップハンドルを回して行い、フィルターに触らなくて良いなど、使い勝手はやや上だと感じました。ちなみに両機種とも、ダストカップの全パーツを水洗いできるのはポイントが高いです。一方、ヘッドブラシのメンテナンスに関しては、カバーをヘッド天面で外せる東芝のほうが、ブラシの手入れはしやすいと感じました。

↑ゴミ圧縮機能を持つシャープのダストカップ↑ゴミ圧縮機能を持つシャープのダストカップ

 

<汎用性>

東芝は豊富なアタッチメントで、シャープは圧倒的な軽さで多彩な掃除に対応

汎用性では豊富なアタッチメントが付属した東芝が一歩リード。床掃除はもちろん、棚やテーブル、布団掃除など部屋中の掃除に対応できます。ただし本体がやや重いので、片手で本体を持っての高所の掃除は、女性や年配の方にはやや大変かもしれません。

 

逆に、シャープはアタッチメント数こそ少なめですが、本体やハンドル〜ヘッド部が軽いため、掃除できる範囲は広いとも言えます。ちなみに別売のふとん掃除パワーヘッドを使えば、ふとん掃除も可能です。

↑東芝のアタッチメントはとにかく豊富↑東芝のアタッチメントはとにかく豊富

 

<独自機能>

掃除を効率よく行うための各種機能を装備した東芝に優位性あり

独自機能に関しては、東芝のほうが多彩。斬新な上下反転構造に加え、LEDライトや「ゴミ残しまセンサー」などキャニスターやスティック掃除機で培われた便利機能が投入されています。一方のシャープは、コードレススティックの「Ractive Air」の軽量化技術、着脱式バッテリー技術をキャニスター型に応用。独自機能は少なくても、使い勝手は文句なしです。

↑東芝のゴミ残しまセンサー↑東芝のゴミ残しまセンサー

 

【検証のまとめ】

以上、2回連載で7項目の検証を行いましたが、最後にそれぞれのモデルがどんな用途に適しているか、考えてみたいと思います。

 

東芝は「強い集じん力」で家中くまなく掃除したい人に最適!

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まず、東芝「VC-NX1」は、強力な集じん力を持ち、約60分もの連続運転が可能。かさのあるドライペットフードも完璧に集じんし、カーペットに吸い付くことなく快適に集じんできるうえ、アタッチメントも豊富に用意しており、床面を中心に、家中をくまなく丁寧に掃除したい人に向いています。本体がやや重いため、本体を引きずる動作が多少わずらわしく思えてしまうのは事実。その意味では、集じん力の強さも含め、シャープよりキャニスター寄りの機種といえそうです。ただし、これまでコード式キャニスターを使ってきた人なら、コンセントをいちいち挿し替えずに複数の部屋を掃除できる快適さ、狭い場所でもサッと方向転換できる快適さを体感できるでしょう。収納時も、ホースが垂れることもなく充電台にすっきり設置でき、デザイン面でも部屋置きに耐えられると感じました。

↑VC-NX1はドライペットフードも残さず集じん↑VC-NX1のフローリングでの集じん力テスト。わずかな紙ゴミを残し、かさのあるドライペットフードも残さず集じんしました

 

シャープはとにかく軽く腕への負担が少ない「スティック寄り」モデル

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一方、軽量設計のシャープ「Ractive Air」は、女性や年配の方にオススメ。とにかく軽いため、本体を引きながらの掃除も、本体を片手で持っての掃除も快適。その意味では、東芝よりスティックに近い存在といえるでしょう。また、ある程度長時間掃除をする人には、コードレススティック掃除機より本機のほうがラクに使えます。ただしカーペット掃除ではヘッドがカーペットに吸い付いてしまうのがやや惜しい。床を中心に、毎日こまめに掃除したい人に向いているといえます。また、バッテリーが着脱式で、本体の収納場所の選択肢が広いのも魅力。バッテリーを2個用意すれば、東芝と同じ約60分の連続運転も可能で、しかもバッテリー1個あたりの充電時間が約80分とスピーディなのも魅力です。ゴミ捨てやメンテナンス面も快適で、使い勝手を何より優先する人には、オススメの1台だといえます。

↑バッテリーを外して充電できるので、コードの近くでなくても本体が収納できます↑バッテリーを外して充電できるので、収納場所はコードの近くでなくてもOKです

 

今回の検証で、東芝は主に「パワーとスタミナ」、シャープは「軽さと操作性」に優位性があることが判明。さらに、「コードレスキャニスター」という新ジャンルは十分な実用性を備えていることを証明してみせました。特にこれまでコード式のキャニスター掃除機を使っていてコードレスの快適さを味わってみたい人、コードレススティック掃除機を使うと腕が疲れるという人、ぜひ買い替えの選択肢として考えてみてください。

【西田宗千佳連載】同じEPGから「操作ログ」で差別化を図る家電メーカー

「週刊GetNavi」Vol.60-3

↑シャープ「AQUOS LC-55US5」 ↑シャープ「AQUOS LC-55US5」

 

テレビの番組情報を見るものとして、我々はまず「電子番組表(EPG)」を使っている。テレビの情報化とデジタル化は、まずEPGからスタートしたといっていい。このEPG、特に日本の場合、ほとんど1社から提供されていることはご存知だろうか。現在使われているEPGは、ほとんどが「Gガイド」である。これはアメリカのTiVo(昨年、合併により「Rovi」から社名を変更。そのさらに前は「マクロビジョン」といった)が提供しているもので、EPGに関する特許を同社が多数保持していることなどから参入障壁があった。そのうえ、同社がEPGに関する技術を積極的に開発し、各社が利用しやすい環境を整えていったこともあり、結局同社がデファクトスタンダードになったという経緯がある。

 

そしてTiVoは、EPGを使った高度なレコメンデーションに力を入れている企業でもある。テレビ局から提供される番組情報に加え、出演者や製作者の情報を加味し、シンプルな番組情報だけでは不足している「レコメンドに必要な属性」を追加するといった、レコメンドに必要なサービスを提供するソリューションビジネスも展開している。各社のテレビのなかにも、TiVoから提供を受けた情報を使ったものが少なくない。

 

一方で、TiVoからの情報だけでは差別化ができないのも事実。そこで、各社が情報の扱い方や見せ方、切り口を変えることで、独自の持ち味や機能を実現している。

 

例えば東芝のREGZAに搭載されている全録機能である「タイムシフトマシン」は、EPGとしてはシンプルな情報を使っているが、ジャンル情報の使い方を工夫したり、機器の操作の履歴を記録した「操作ログ」を生かしたりすることで、「人気のある番組」や「利用者が見たいであろう番組」を発見しやすくしている。

 

シャープも、昔からTiVoのEPGを使っており、今回、4Kテレビを刷新する際にも、やはりTiVoをパートナーに選んでいる。ただし、レコメンデーションには、TiVoのソリューションをそのまま使うのではなく、自社でUIや機能を変えて独自色を強めている。そこでは、やはり「ユーザーがどのようにテレビを視聴しているか」を示す操作ログを重視している。テレビが毎日使われていくなかで蓄積される、「何時にテレビをつけたか」「どのチャンネルを多く見ているか」といった視聴習慣の情報を生かすことで、番組情報以外の「情報量」を増やしていき、レコメンデーションの精度をあげようというアプローチをとっているのが同社の特徴だ。

 

家電メーカーは、機器の中で得られる情報を最大限に使う。だが、その情報はプライバシーや利用許諾の問題もあり、外の企業には簡単には渡せない。だからこそ、自社内で「製品の差別化」に使おうとしているのだ。

 

では特にシャープは、どのような観点で操作ログを使おうとしているのだろうか? それはなにも、テレビ番組のレコメンデーションだけで終わるものではない。その構想については、次回のVol.60-4で解説したい。

お茶は「氷点下」が一番ウマイ! 3社のコラボが実現した「究極の煎茶カクテル」体験会より至福のレポート

クラウドファンディングサービスのMakuakeには、『煎茶GIN「茶饗-SAKYO-」PROJECT』なるプロジェクトがありまして、目標金額を大きく上回る出資が集まり、密かな話題を呼んでいます。

 

このプロジェクトは、煎茶は氷点下で抽出するのが適しており、味わいや風味が最も豊かになる。その最高の煎茶を使い、最高のドライジンを割ると、とんでもない味のカクテルが出来上がる…そんな夢を実現するためのセットが購入できるという内容。今回は、その体験会に参加する機会を得たので、以下でレポートしていきましょう。

↑目標金額の100万円を軽々クリア↑Makuakeのサイトでは目標金額の100万円を軽々クリア

 

↑出資すると購入できる『「茶饗」氷点下抽出セット<ジンあり>』↑出資すると購入できる『「茶饗」氷点下抽出セット<ジンあり>』(1万2400円~)

 

本プロジェクトは、3つの企業がコラボして実現されました。まずは、中核となる茶葉を見てみましょう。本セットには、お茶どころである静岡で100年以上続くお茶農園「カネ十農園」が独自の製法で作り上げた煎茶が2種類同梱されます。同梱される煎茶はカフェインを低減し、静岡産の柚子とレモングラスを配合した「柚子煎茶」と、雑味のないシンプルな煎茶が楽しめる「カネ十煎茶」の2種類。

↑「柚子煎茶」(左)と「カネ十茶葉」(右)↑「柚子煎茶」(左)と「カネ十茶葉」(右)

 

次に、カクテルを作るために必要なドライジン。同梱されるのは、バカルディ社が販売する大人気のドライジン「ボンベイ」シリーズのなかでもフラッグシップとなる「スター・オブ・ボンベイ」です。下位モデルである「ボンベイ・サファイア」に含まれる10種類のボタニカル(植物由来の素材)に加えて、イタリア産ベルガモットとエクアドル産アンブレットシードを配合した合計12種類のボタニカルを採用。酸味と甘みが絶妙なバランスで調和する、上品な味わいのドライジンです。

↑「スター・オブ・ボンベイ」 750ml入り↑「スター・オブ・ボンベイ」 750ml入り

 

そして、最後のピースが低温抽出を実現するためのボトルと保冷バックです。この保冷バッグには、シャープの社内ベンチャー「TEKION LAB」(テキオンラボ)が開発した蓄冷材料が採用されており、煎茶を低温で抽出する際に使用します。

 

保冷バッグの蓄冷材料は、停電が多い地域向けに冷蔵庫の保冷剤として開発された技術を転用。蓄冷材料は、シャープがテレビやパソコンなどの液晶材料の研究で培った技術をベースにしており、-24℃~+28℃の温度領域の特定の温度で蓄冷できます。簡単に説明すると「氷点下で冷やせる氷」を使うことで、通常の氷よりも冷たい温度で冷やせるのが特徴。また、電源なしで長時間の保冷にも適している技術なのです。

↑保冷バッグとボトル↑中央の筒状のものが保冷バッグ。オリジナルフィルターインボトル

 

↑保冷バッグの中にはTEKION LABが誇る蓄冷材料のマットが入っています↑保冷バッグの中にはTEKION LABが誇る蓄冷材料の白いマットが入っています

 

 

低温で抽出した煎茶カクテルは確かに激ウマ!

では、いよいよ実際に低温で抽出した煎茶カクテルを飲んでみましょう! 煎茶の抽出方法ですが、茶葉にお湯をかけて葉っぱを開かせることで、香りや風味が抽出されやすくします。ただし、この工程は数十秒。茶葉が開いたらすぐに保冷バッグに入れて、低温でじっくりと抽出します。

↑お湯で開かせた茶葉をボトルに移します。このときにドライジンも一緒に注ぎます↑お湯で開かせた茶葉をボトルに移します。このときにドライジンも一緒に注ぎます

 

↑保冷バッグに入れて数分待つと…↑保冷バッグに入れて数分待つと…

 

↑煎茶ジンのできあがり!↑煎茶ジンのできあがり!

 

筆者は普段、お茶はよく飲むものの、ドライジンは、ほぼ飲みません。また、カクテルもあまり飲まないので、味わいに関してはまったく想像できませんでした。

 

そんな筆者が飲んでみたところ…確かに激ウマ! お茶とジンの香りがほど良くマッチしていて、クセは感じません。最初は苦味を感じますが、ノドを通る前に苦味は消え、豊かな甘みが広がります。苦味と甘みと酸味が絶妙に入り交じっているものの、それでいて複雑というわけではなく、むしろシンプルに感じるほどスッキリしている…正直、そのウマさに驚きを隠せませんでした。ほのかなフルーティさも相まって、女性でもグイグイ飲めてしまいそうです。そのウマさに、筆者は仕事を忘れておかわりしまくってしまいました……。

 

この味わいは、カネ十農園、バカルディ、シャープという、それぞれ分野の違う3つの企業がコラボしなければ実現できなかった味。まさにオンリーワンの「奇跡の味」と言っても過言ではありません。まだMakuakeでは、本プロジェクトに申し込みが可能。ぜひ究極の煎茶ジンを手に入れて、友人やパートナーとともに楽しんでみてはいかがでしょう。

↑ウマすぎてご満悦の筆者↑ウマすぎてご満悦の筆者

 

お茶は「氷点下」が一番ウマイ! 3社のコラボが実現した「究極の煎茶カクテル」体験会より至福のレポート

クラウドファンディングサービスのMakuakeには、『煎茶GIN「茶饗-SAKYO-」PROJECT』なるプロジェクトがありまして、目標金額を大きく上回る出資が集まり、密かな話題を呼んでいます。

 

このプロジェクトは、煎茶は氷点下で抽出するのが適しており、味わいや風味が最も豊かになる。その最高の煎茶を使い、最高のドライジンを割ると、とんでもない味のカクテルが出来上がる…そんな夢を実現するためのセットが購入できるという内容。今回は、その体験会に参加する機会を得たので、以下でレポートしていきましょう。

↑目標金額の100万円を軽々クリア↑Makuakeのサイトでは目標金額の100万円を軽々クリア

 

↑出資すると購入できる『「茶饗」氷点下抽出セット<ジンあり>』↑出資すると購入できる『「茶饗」氷点下抽出セット<ジンあり>』(1万2400円~)

 

本プロジェクトは、3つの企業がコラボして実現されました。まずは、中核となる茶葉を見てみましょう。本セットには、お茶どころである静岡で100年以上続くお茶農園「カネ十農園」が独自の製法で作り上げた煎茶が2種類同梱されます。同梱される煎茶はカフェインを低減し、静岡産の柚子とレモングラスを配合した「柚子煎茶」と、雑味のないシンプルな煎茶が楽しめる「カネ十煎茶」の2種類。

↑「柚子煎茶」(左)と「カネ十茶葉」(右)↑「柚子煎茶」(左)と「カネ十茶葉」(右)

 

次に、カクテルを作るために必要なドライジン。同梱されるのは、バカルディ社が販売する大人気のドライジン「ボンベイ」シリーズのなかでもフラッグシップとなる「スター・オブ・ボンベイ」です。下位モデルである「ボンベイ・サファイア」に含まれる10種類のボタニカル(植物由来の素材)に加えて、イタリア産ベルガモットとエクアドル産アンブレットシードを配合した合計12種類のボタニカルを採用。酸味と甘みが絶妙なバランスで調和する、上品な味わいのドライジンです。

↑「スター・オブ・ボンベイ」 750ml入り↑「スター・オブ・ボンベイ」 750ml入り

 

そして、最後のピースが低温抽出を実現するためのボトルと保冷バックです。この保冷バッグには、シャープの社内ベンチャー「TEKION LAB」(テキオンラボ)が開発した蓄冷材料が採用されており、煎茶を低温で抽出する際に使用します。

 

保冷バッグの蓄冷材料は、停電が多い地域向けに冷蔵庫の保冷剤として開発された技術を転用。蓄冷材料は、シャープがテレビやパソコンなどの液晶材料の研究で培った技術をベースにしており、-24℃~+28℃の温度領域の特定の温度で蓄冷できます。簡単に説明すると「氷点下で冷やせる氷」を使うことで、通常の氷よりも冷たい温度で冷やせるのが特徴。また、電源なしで長時間の保冷にも適している技術なのです。

↑保冷バッグとボトル↑中央の筒状のものが保冷バッグ。オリジナルフィルターインボトル

 

↑保冷バッグの中にはTEKION LABが誇る蓄冷材料のマットが入っています↑保冷バッグの中にはTEKION LABが誇る蓄冷材料の白いマットが入っています

 

 

低温で抽出した煎茶カクテルは確かに激ウマ!

では、いよいよ実際に低温で抽出した煎茶カクテルを飲んでみましょう! 煎茶の抽出方法ですが、茶葉にお湯をかけて葉っぱを開かせることで、香りや風味が抽出されやすくします。ただし、この工程は数十秒。茶葉が開いたらすぐに保冷バッグに入れて、低温でじっくりと抽出します。

↑お湯で開かせた茶葉をボトルに移します。このときにドライジンも一緒に注ぎます↑お湯で開かせた茶葉をボトルに移します。このときにドライジンも一緒に注ぎます

 

↑保冷バッグに入れて数分待つと…↑保冷バッグに入れて数分待つと…

 

↑煎茶ジンのできあがり!↑煎茶ジンのできあがり!

 

筆者は普段、お茶はよく飲むものの、ドライジンは、ほぼ飲みません。また、カクテルもあまり飲まないので、味わいに関してはまったく想像できませんでした。

 

そんな筆者が飲んでみたところ…確かに激ウマ! お茶とジンの香りがほど良くマッチしていて、クセは感じません。最初は苦味を感じますが、ノドを通る前に苦味は消え、豊かな甘みが広がります。苦味と甘みと酸味が絶妙に入り交じっているものの、それでいて複雑というわけではなく、むしろシンプルに感じるほどスッキリしている…正直、そのウマさに驚きを隠せませんでした。ほのかなフルーティさも相まって、女性でもグイグイ飲めてしまいそうです。そのウマさに、筆者は仕事を忘れておかわりしまくってしまいました……。

 

この味わいは、カネ十農園、バカルディ、シャープという、それぞれ分野の違う3つの企業がコラボしなければ実現できなかった味。まさにオンリーワンの「奇跡の味」と言っても過言ではありません。まだMakuakeでは、本プロジェクトに申し込みが可能。ぜひ究極の煎茶ジンを手に入れて、友人やパートナーとともに楽しんでみてはいかがでしょう。

↑ウマすぎてご満悦の筆者↑ウマすぎてご満悦の筆者

 

【8項目徹底比較】キャニスター掃除機は「過去の遺物」じゃない! 東芝/シャープ2大モデルが示したコードレスの可能性

2013年ごろから始まったコード式キャニスター掃除機とコードレススティック掃除機のシェア争いは、いまやコードレススティック掃除機が優勢。コードレススティックは、元々コンセントに電源を抜き挿しする必要がなく、使いたいときにさっと取り出せるのが魅力でしたが、弱点だった運転時間と吸引力の強化により、メイン掃除機として十分に使える性能を獲得しました。

 

一方、コードレススティック型に押されて苦しい状況にあったキャニスター掃除機ですが、2017年秋に起死回生を狙った2モデルが相次いで発売されました。それが東芝「VC-NX1」とシャープ「Ractive Air EC-ASシリーズ(サイクロン式)・EC-APシリーズ(紙パック式)」です。

20171005-s3-(00)↑シャープ「Ractive Air EC-AS500」(左)と東芝「VC-NX1」(右)

 

コードレスキャニスター掃除機の注目2モデルの使い勝手を検証!

20171005-s3 (13)

「VC-NX1」と「Ractive Air」はともに、キャニスター型ながら「コードレス」を実現したモデル。コードレススティック掃除機で培ったバッテリー技術・モーター技術を応用し、コード式に迫る吸引力と長い連続運転時間を実現したのが特徴。コードがモノに引っかかることもなく、 「コードの抜き挿し」という面倒な作業がなくなったうえ、本体の重さが手首や腕にかかりません。「コードレス」となったことで、キャニスター掃除機は、より快適な操作が期待できるのです。しかし、その使い勝手の良し悪しは、実際に使ってみないとわからない……。

 

ということで今回は、新発売の東芝「VC-NX1」と、シャープのEC-ASシリーズのなかから「Ractive Air EC-AS500」(以下、Ractive Air)を取り上げ、「吸引力(フローリング)」「吸引力(カーペット)」「操作性」「設置性」「ゴミ捨てのしやすさ/メンテナンス性」「汎用性」「独自機能」の8項目で、前・後編の2回に分けて比較検証。前編では、「吸引力(フローリング)」「吸引力(カーペット)」「操作性」「設置性」の4項目を見ていきましょう!

 

【検証する機種はコチラ】

エントリーその1

20171005-s3 (1)

コード式に迫る吸引力と約1時間という長時間の連続運転を実現

東芝

VC-NX1

実売価格10万2370円

リチウムイオン電池を同社のコードレススティック掃除機の2倍搭載し、最長約60分の連続運転が可能に。最大毎分約12万回転する高速DCモーターを新採用し、同社のコードレススティックを超えるパワフルな吸引力を実現しました。凹凸の少ない本体デザインで狭いスペースでも動きやすく、本体が上下反転しても体勢を直さずそのまま掃除が続けられます。スイスイ自走する「ラクトルパワーヘッド」やゴミの有無を知らせる「ゴミ残しまセンサー」など、同社の高度な機能を多数装備。●サイズ/本体質量:W261×H185×D234mm/2.8kg

 

エントリーその2

徹底した軽量化によりスティック型を超える使いやすさが魅力!

20171005-s3 (2)

シャープ

Ractive Air EC-AS500

実売価格6万7320円

本体構造などの軽量化により、パワーブラシタイプのキャニスター型では最軽量クラスの総質量2.9kgを実現。手元パイプ部に航空機などにも使われる軽量素材「ドライカーボン」を採用し、手や腕への負担を大幅に軽減しました。大風量ターボモーターと高効率リチウムイオンバッテリー、自走パワーヘッドで、同社のコード式キャニスター掃除機と同レベルの集じん力を達成。バッテリーは着脱式なので、置き場所を選ばず手軽に充電が行えます。●サイズ/本体質量:W204×H230×D390mm/1.8kg

 

【テストの内容はコチラ】

吸引力テストは、フローリング上とカーペット上の幅20cm×長さ70cmの範囲にドライペットフード50粒、重曹20g、長さ5cm×幅1〜2mmに切った紙ゴミ1gを撒き、それぞれ強モードで1回だけ走行。どれだけ取れたかを視認しました。また、フローリングに関しては、壁際に重曹を撒き、その集じん具合も確認しています。

20171005-s3 (21)

操作性は、ヘッドの前後の動かしやすさ、左右の首振りのしやすさを確認。また、テーブルなどの家具の近くを掃除機がけして、本体が障害物を避けてスムーズに走行できるか、方向転換がスムーズか、などもチェックしました。さらに、ソファやベッドなど高さのない場所の掃除のしやすさにつながる、ヘッドをどこまで寝かせて掃除できるかも吟味。掃除機の連続稼働時間と充電時間も合わせて確認します。

 

設置性は、掃除終了後に省スペースに収納できるか否か、また収納する手間はどうか、という点を見ていきます。

 

【検証結果はコチラ】

エントリーその1

東芝

VC-NX1

 

<吸引力(フローリング)>

ヘッドと床のすき間が十分に取られ、かさのあるドライペットフードも完璧に集じん

1回の走行では紙ゴミがある程度残り、ヘッド両端(特に左端)に重曹が残ってしまいました。一方注目なのは、ドライペットフードを完璧に集じんできていたこと。ペットフードは直径6mm×長さ6mmほどの筒型ですが、コードレススティックが苦手にしている“かさのあるゴミ”をしっかり捕集できるのは大きなメリットです。

↑ペットフードは一粒残らず捕集。一方紙ゴミは、ヘッドの下を通過したものの集じんされずに残ったものが前方に溜まっています。一度ブラシでかき込んだものの、吸引されずにヘッドの外に飛び出た紙ゴミもありました。また、ヘッドの両端の通過跡には重曹の取り残しも見られます↑ペットフードは一粒残らず捕集。一方紙ゴミは、ヘッドの下を通過したものの集じんされずに残ったものが前方に溜まっています。一度ブラシでかき込んだものの、吸引されずにヘッドの外に飛び出た紙ゴミもありました。また、ヘッドの両端の通過跡には重曹の取り残しも見られます

 

ヘッドの形状を確認すると、ヘッド前面カバーと床のすき間が約8mm開いていました。通常のコードレス掃除機の場合、バッテリー消費を抑えつつ吸引力を高めるために、ヘッドと床のすき間を小さくしがちなのですが、そうするとかさのあるゴミはすき間を通れません。その点、本機で大きめのゴミも問題なく集じんできるのは、それだけパワフルなモーター出力とバッテリー容量を確保できていることの証拠です。

20171005-s3 (5)↑ヘッド前面のカバーの下が大きく開いています。メジャーで計るとすき間は約8mmありました

 

↑ヘッドには、綿ゴミが絡みにくく、汚れもつきにくいフッ素加工ブラシ(濃緑色)と床面の静電気発生を抑えるAgブラシ(薄緑色)の2種類のブラシを搭載しています↑ヘッドには、綿ゴミが絡みにくく、汚れもつきにくいフッ素加工ブラシ(濃緑色)と床面の静電気発生を抑えるAgブラシ(薄緑色)の2種類のブラシを搭載しています

 

また、壁際に重曹をまいての集じんでは、両端にわずかに粉が残るものの、壁と床の間のゴミは完璧に集じんできていました。

↑壁際に溜まった重曹も、フローリングの目地に溜まった重曹も逃さず捕集できています。ヘッドが壁についたときの両端にわずかに重曹が残っていますが、ヘッド位置をずらしてもう一度掃除機がけすれば、完全に集じんできました↑壁際に溜まった重曹も、フローリングの目地に溜まった重曹も逃さず捕集できています。ヘッドが壁についたときの両端にわずかに重曹が残っていますが、ヘッド位置をずらしてもう一度掃除機がけすれば、完全に集じんできました

 

<吸引力(カーペット)>

重曹とペットフードは完璧に捕集するも、紙ゴミの集じんはやや苦手

カーペットの掃除では、重曹とドライペットフードは完璧に集じんできていた一方、紙ゴミはカーペットの毛に引っかかる形で、半分ほど残っていました。フローリングの掃除でもそうでしたが、細長くてある程度硬さのある紙ゴミは、ヘッドブラシではかき取りにくいようです。

↑紙ゴミのみ、カーペットに埋まるようにして残りましたが、ほかは重曹もペッフードも完璧に集じんしていました↑紙ゴミのみ、カーペットに埋まるようにして残りましたが、ほかは重曹もペッフードも完璧に集じんしていました

 

ちなみに掃除機のなかには、ヘッドがカーペットにぴったり吸い付いて掃除しにくい機種もあるのですが、本機はそれがなく、極めて快適に掃除できたのも印象的でした。

 

<操作性>

本体が上下反転しても掃除できる特殊構造で方向転換が超スムーズ

キャニスター掃除機の長所は、長時間掃除しても疲れにくいこと。本体がハンドル部分と分離しているので、手首や腕にかかるのがハンドルや延長パイプ、ヘッドの重さだけになるので、快適に操作できるのです。

 

本機は、そうしたキャニスター型本来の長所に加え、随所に使いやすさの工夫が見られます。なかでも特徴的なのは、本体が上下反転してもそのまま掃除し続けられる構造(東芝はこれを「ダブルフェイススタイル」と名付けています)であること。本体が円筒型でさらに本体より大きい車輪を採用しているため、本体が真上を向いてもひっくり返っても、問題なく走行し続けられます。また、大型車輪なのに加え、柔らかくしなりのあるホースの採用で、急な方向転換にも柔軟に追随。滑らかなラウンドフォルム採用で、家具の間もスルスルと走行できます。

↑上下に反転できるので、ベッドと壁の間のすき間など、横に方向転換できないスペースでもスームズに向きを変えられます↑上下に反転できるので、手前側にも、奥側にも本体を倒して進むことができます。ベッドと壁の間のすき間など、横に方向転換できないスペースでもスームズに向きを変えられます

 

↑充電台から本体を外す際は、ハンドルを持ったまま本体を手前に引き出すだけ。本体がすぐにフックから外れて掃除を開始できます↑充電台から本体を外す際は、ハンドルを持ったまま本体を手前に引き出すだけ。本体がすぐにフックから外れて掃除を開始できます

 

ヘッドは左右にそれぞれ60°以上首振りし、ハンドル部を床にピタッとつけても、ヘッドが浮かず、高さが約6cm以上あるすき間なら奥までしっかり掃除できます。何より自走式パワーヘッドが強力で、フローリングでもカーペット上でも、手を添えておくだけでどんどん前に進み、掃除がとてもラクでした。ハンドルがラウンド形状で、掃除する場所によって最も操作しやすいハンドル位置を選びながら使えるのが便利です。

↑ヘッド部の高さは約6cm。延長パイプやハンドル部は床にピタッとくっつき、そのまま約6cmの高さがあるすき間に入って、楽々ゴミが取れます↑ヘッド部の高さは約6cm。延長パイプやハンドル部は床にピタッとくっつき、そのまま約6cmの高さがあるすき間に入って、楽々ゴミが取れます

 

↑ハンブル部はやや広めでラウンドしており、手首に負担のかからない場所に持ち替えながら掃除できます↑ハンブル部はやや広めでラウンドしており、手首に負担のかからない場所に持ち替えながら掃除できます

 

ただし本機の場合、(あくまでシャープ「Ractive Air」と比較してですが)本体の重さがやや気になりました。特に女性や高齢者が片手で本体を持って階段などを掃除する場合に、その重さが辛く感じるかもしれません。

 

充電時間は約5時間で、連続運転時間は標準モードで約60分。約1時間の掃除ができれば、コード式掃除機と同じ感覚で掃除しても、ほぼ問題がないと思われます。また、ゴミの有無を「ゴミ残しまセンサー」が見分けて吸引力を自動調節する「おまかせ」モードでも、約20〜30分の掃除が可能です。

 

<設置性>

セットにコツがいるものの、ほぼA4サイズの充電台にすっきり収納

本機は掃除終了後は付属の充電台に戻して収納することになります。充電台は幅25cm×奥行26.5cmとA4用紙よりやや大きいサイズの設置面積。ホースをハンドルの裏に引っ掛けるフックが付いており、見た目にもすっきりと収納できます。ただし、充電台に本体をセットする際は、最初なかなかうまくセットできませんでした。

↑充電台にセットするとき、本体の向きがどっちにしたらいいのか最初はわかりにくかったです。なにかワンポイントの目印が付いているとよかったのですが……↑充電台にセットするとき、本体の向きがどっちにしたらいいのか最初はわかりにくかったです。なにかワンポイントの目印が付いているとよかったのですが……

 

↑ヘッドの付け根裏側と、ハンドル裏側にホースを留めるためのフックがあり、これを使うとホースが垂れ下がらず、すっきりと収納できます↑ヘッドの付け根裏側と、ハンドル裏側にホースを留めるためのフックがあり、これを使うとホースが垂れ下がらず、すっきりと収納できます

 

また、本機は東芝の製品らしく豊富なアタッチメントを付属していますが、それらは充電台にはセットできず、別の場所に収納する必要があります。もっとも、アタッチメントも充電台に収納できるようにするとコンパクトさが失われますから、本体の設置性向上とトレードオフだと考えれば納得できるでしょう。

 

エントリーその2

シャープ

Ractive Air EC-AS500

 

<吸引力(フローリング)>

微細な重曹はしっかり吸引。ドライペットフードはヘッドを浮かせる必要あり

重曹はほぼ完璧に集じん。ヘッドが走行したあとにはまったくゴミが残りませんでした。一方、ドライペットフードと紙ゴミは通常の掃除のやり方だと取り残しあり。特にドライフードはほぼ集じんできませんでしたが、これは、ヘッドと床面のすき間が3mmしか空いていないため。紙ゴミが残っていたのもペットフードがヘッド前面に溜まってしまい、吸引の障害になったと考えられます。ちなみに、ヘッドを浮かせてペットフードの上にかぶせて掃除すると問題なく集じんできました。

↑ヘッドが走行したあとには何も残らなかったものの、ヘッドと床面のすき間に入り込めないゴミが、前に押し出される状態に↑ヘッドが走行したあとには何も残らなかったものの、ヘッドと床面のすき間に入り込めないゴミが、前に押し出される状態に

 

↑ヘッド前面カバーと床面のすき間は3mm。東芝と比べると、すき間がやや狭くなっています↑ヘッド前面カバーと床面のすき間は3mm。東芝と比べると、すき間がやや狭くなっています

 

↑ノズルブラシには、メガネ拭きなどに使われる東レの極細繊維をループ状に加工した「極細ループから拭きブラシ」を採用。微細な汚れもしっかり絡め取ります↑ノズルブラシには、メガネ拭きなどに使われる東レの極細繊維をループ状に加工した「極細ループから拭きブラシ」を採用。微細な汚れもしっかり絡め取ります

 

なお、壁際に重曹をまいての吸引テストでは、両端にわずかに重曹が残ったものの、壁と床の境界のゴミはしっかり吸引できていました。

↑壁際の重曹はしっかり集じん。ヘッドが壁際にきた際の両端に残る重曹も東芝と比べると少ないです↑壁際の重曹はしっかり集じん。ヘッドが壁際にきた際、両端に残る重曹も東芝と比べると少ないです

 

<吸引力(カーペット)>

カーペットにヘッドが吸い付いて掃除しにくい点が惜しい

カーペットの集じんに関しては問題がありました。ヘッドの吸引力でカーペットとくっついてしまい、かなりヘッドが動かしにくかったのです。これはテストに使ったカーペットが薄型で軽いのも影響したのかもしれません。試しに弱モードで掃除してみましたが、こちらも強モードとあまり差がありませんでした。

 

結局力を入れてなんとか走行してみましたが、ヘッドに押し出されるかたちで、ドライペットフードと紙ゴミがヘッド前面にかなり残ってしまいました。重曹はところどころに取り残しが出たものの、あらかた集じんできている印象です。

↑前方に多くのゴミが溜まっているほか、カーペット上にも紙ゴミが多少残ってます。また、勢いをつけてヘッドを押し出した部分に、重曹の取り残しがありました↑前方に多くのゴミが溜まっているほか、カーペット上にも紙ゴミが多少残ってます。また、勢いをつけてヘッドを押し出した部分に、重曹の取り残しがありました

 

ちなみに、ペットフードの残量がフローリングのときより明らかに少なくなっていますが、これはペットフードがカーペットに沈み込むため、ヘッド前面のすき間を通り抜けられたのだと考えられます。

 

<操作性>

ハンドル部も本体も軽くて様々な場所で軽快に掃除できた!

本機の最大の特徴は本体質量が1.8kg、総質量が2.9kgと極めて軽いこと。ハンドル部からヘッドまでが特に軽く、掃除が驚くほどスムーズです。特に階段の掃除は、同社のコードレススティック掃除機に比べ、腕への負担を最大約20%低減しているとか。これならスティック型以上に快適に使えると実感しました。

 

ホースも柔らかくしなりがあるので、急な方向転換にもスムーズに対応。本体が細身なので狭い場所にもどんどん入っていけますし、走行できない場所なら片手で本体を持ちながら掃除しても、それほど苦になりません。東芝のように狭い場所での方向転換はできませんが、本機の場合は軽量な本体をひょいと持ち上げれば済む問題で、それほどデメリットには感じられませんでした。本体前面に大型の取っ手があり、持ちやすいのもうれしいポイントです。

↑本体は軽量かつ細身で、ホースも柔軟性があるため、人が掃除機がけする動線にうまく追随。重心も安定していて、急な方向転換で倒れることもありませんでした↑本体は軽量かつ細身で、ホースも柔軟性があるため、人が掃除機がけする動線にうまく追随。重心も安定していて、急な方向転換で倒れることもありませんでした

 

↑本体1.8kgなので、片手で持っての掃除もラクラク。モノが多い部屋でピンポイントにゴミを取りたいときも使いやすいです↑本体1.8kgなので、片手で持っての掃除もラクラク。モノが多い部屋でピンポイントにゴミを取りたいときも使いやすいです

 

また、「設置性」の検証でも触れますが、本機はどんな場所でも自立できるのが魅力。モノを動かすときにいちいち腰をかがめて床にハンドルを置いて……という作業が不要です。

 

ヘッドの左右の首振りは各45°程度。ヘッドの首振り角度は東芝より小さめですが、ヘッド自体が軽くスイスイ動かせるので、イスの脚回りなども快適に掃除できます。ハンドルをペタッと床に置けば、高さ約6cmのすき間にも入って掃除が可能。ちなみに、フローリング上では自走式ヘッドが機能しますが、カーペット上ではブラシがカーペットとの摩擦で止まってしまい、うまく機能しませんでした。

↑ヘッド部の高さは6cm弱。ラックの下なども奥までしっかり集じん可能です↑ヘッド部の高さは6cm弱。ラックの下なども奥までしっかり集じん可能です

 

↑ハンドルは持ち手がやや小さめ↑ハンドルは持ち手はやや小さめ

 

充電時間は約80分で、連続運転時間は弱モードで約30分。バッテリーをもう1個用意すれば、差し替えて連続約60分の掃除も可能です。フローリングとカーペットなど、掃除する場所に合わせて吸引力を変える「自動エコモード」では約20分の連続運転ができます。

 

<設置性>

本体のみで自立できるうえバッテリーを外して充電でき、設置場所は自由!

掃除終了後は本体をタテに起き上がらせ、延長パイプ本体底面のフックに掛けて収納。ホースもハンドル裏に引っ掛けてスリムに設置できます。バッテリーが着脱式なのでバッテリーだけ外して別の場所で充電でき、本体の収納場所が自由なのもメリットです。掃除中に本体を立ててパイプをフックに収め、イスやモノを片付けるという作業も快適に行えます。

↑延長パイプの先端裏面にフックがあり、本体を起き上がらせてから裏面のホルダーにフックを挿し込むと(左)、自立して収納できます。また、ホースフックをハンドル裏側にあるホルダーに挿し込めば(右)、ホースをすっきり収納可能↑延長パイプの先端裏面にフックがあり、本体を起き上がらせてから裏面のホルダーにフックを挿し込むと(左)、自立して収納できます。また、ホースフックをハンドル裏側にあるホルダーに挿し込めば、ホースをすっきり収納可能(右)

 

↑本体後方の「バッテリーはずす」と表示されたボタンを押せば、バッテリーが簡単に外れます↑本体後方の「バッテリーはずす」と表示されたボタンを押せば、バッテリーが簡単に外れます

 

↑外したバッテリーは付属の充電器に挿し込んで充電。充電器はコンパクトなので、置き場所の自由度も高いです↑外したバッテリーは付属の充電器に挿し込んで充電。充電器はコンパクトなので、置き場所の自由度も高いです

 

【今回のテストのまとめ】

<吸引力>

大小のゴミなら東芝が有利だが微細ゴミ中心ならシャープも優秀! ただしカーペットの掃除に注意

吸引力に関しては、東芝「VC-NX1」はかなりパワフルで、大小のゴミをしっかり集じんできる一方、ヘッドの両端の吸引力はわずかに落ちるようです。それに対してシャープ「Ractive Air」は、ヘッド前面と床の間が狭いものの、ヘッドの下に潜り込んだゴミは逃さず集じんできていました。ただし、カーペットにヘッドが吸い付く場合があり、その際は掃除が大変になります。

20171005-s3 (10)↑カーペットでも、紙ゴミ以外はパワフルに集じんした東芝VC-NX1

 

総合的に見ると、基本的なモーターパワーが強く、ヘッドと床面の間のすき間が大きくても問題なく掃除できる東芝のほうが、吸引力ではやや優勢だと感じました。ただし、通常のフローリング上の綿ボコリやチリなどをメインに掃除するなら、シャープでもまったく問題ありません。

 

<操作性>

どちらもスムーズに掃除できるが、より快適なのは軽さを極めたシャープ!

まず、コードレスキャニスター掃除機に共通して言えることですが、キャニスター型でコードの抜き挿しがなく、複数の部屋をどんどん掃除できるのはかなり新鮮でした。これまでキャニスター型を使ってきた人なら、この利便性だけで、コードレスキャニスターを導入する価値はあると思います。

 

特に本体もその他のパーツも徹底的に軽量化したシャープ「Ractive Air」は、文句なしの使いやすさ。スティック型よりも手や腕に負担がかからず、片手で本体を持てばスティック型同様の使い方もできる、まさにキャニスター型とスティック型のいいとこどりのハイブリッドモデルだといえます。

20171005-s3 (32)↑シャープRactive Airは片手で持っての移動もラク

 

一方東芝「VC-NX1」は、上下反転機能を採用するなど、これまでにないスタイルを実現しているとはいえ、本体の重さがどうしても気になります。もちろん、従来のキャニスター型掃除機と比べて重いわけではないのですが、コードレススティック型に慣れてしまった人は、本体の存在感に少々違和感を覚えるかもしれません。

 

<設置性>

部屋置きなら東芝、自由に収納するならシャープがオススメ!

設置性に関しては、東芝「VC-NX1」はコードレススティック掃除機とほぼ同様のスタイル(特にエレクトロラックス製品と近いです)。本体を充電台にセットするのに若干の慣れが必要ですが、ホースもスリムにまとめられ、部屋置きしてもそれほどうるさくは感じません。

↑↑東芝VC-NX1はスッキリ収納できます

 

一方のシャープ「Ractive Air」は、バッテリーを外して充電するので、設置場所の自由度が格段に高いのが魅力。収納場所を特に決めず、掃除が終わった場所にとりあえず置いておく、というズボラな使い方もできてしまいます。

↑シャープはバッテリーが着脱式で、充電のためコンセント近くに本体を置く必要がありません。インテリアの関係で設置場所が限られている部屋にも最適です↑シャープはバッテリーが着脱式で、充電のためコンセント近くに本体を置く必要がありません。インテリアの関係で設置場所が限られている部屋にも最適です

 

次回は連載企画の後編。「ゴミ捨てのしやすさ/メンテナンス性」「汎用性」「独自機能」について検証していきたいと思います。

【西田宗千佳連載】レコメンドが映像産業を「データベースビジネス」に変えた

「週刊GetNavi」Vol.60-2

↑シャープ「AQUOS LC-55US5」 ↑レコメンド機能「COCORO VISION」を搭載したシャープ「AQUOS LC-55US5」

 

映像や音楽の配信において、「レコメンド」は非常に重要な技術になっている。なぜなら、大量のコンテンツに出会えるようになった現在、レコメンドがなければ人々は「選ぶことに疲れて」しまうからだ。レコメンドはまだそんなに賢くはなく、映画好き・音楽好きの友人ほどに全面的な信頼を置くことは難しい存在ではあるものの、レコメンドがなくては、毎日のように追加されるコンテンツのなかから、好みのものを見つけるのは難しい。

 

レコメンド技術の基本となっているのは、「特定の属性のものを見た人が、それとは別になにを見ているのか、逆になにを見ていないのか」ということ。技術的には「協調フィルタリング」と呼ばれるものである。アマゾンの「これを買った方はこれを買っています」という奴でも同じ技術が使われているので、みなさんにも非常に身近なものである。

 

だが、この技術には大きな落とし穴がある。

 

きちんと機能するには、驚くほど多くの情報が必要なのだ。

 

現在、テレビのチャンネルは、衛星放送を含めると100近くある。主要な地上波とBS・CSだけでも20から30というところだろうか。そこに毎時間放送があるわけだから、1日の放送番組数は主なチャンネルで400くらい。1週間になおすと2000以上の番組があることになる。このなかから自分が好きな番組を見つけるのは難しく、だからレコメンドを……ということになるのだが、技術者の話では「この程度の数では、適切なレコメンドにはまったく足りない」のだそうだ。協調フィルタリングによるレコメンドが適切に働くには、番組の属性が多数必要になる。「スポーツ」「ドラマ」といった単純なジャンルと出演者情報などではまるで足りない。

 

そのためネット配信では、レコメンドのために、利用者には見えない独自の「属性タグ」が番組に付加されている。例えば「作品の作られた年代」「ハッピーエンドか否か」「都会派の作品か」「バイオレンス度」といった情報が、各番組に数十種類設定され、その情報を掛け合わせることで、ようやくレコメンデーションを成立させている。

 

すなわち、映像配信ビジネスは映像を供給するビジネスであると同時に、映像をデータベース化して管理するビジネスでもあるのだ。使っているだけでは気づくことはないが、こうしたデータ整備こそがサービスの質を大きく左右しており、実は「データベース産業」の意味合いが強い。そのため、テレビで放送のレコメンドをするためにも、各社は独自のデータベース構築を進めている。

 

では、水面下でどこがどんな動きをしているのか? 次回のVol.60-3以降ではそのあたりを解説していこう。

 

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【西田宗千佳連載】シャープは「AIレコメンド」を軸にテレビを変える

「週刊GetNavi」Vol.60-1

20171030-i02↑シャープ「AQUOS LC-55US5」

 

「選ぶ」ことの負担を軽減するためのレコメンド

シャープは11月11日より発売する「AQUOS 4K」シリーズにて、ネット連携を拡充する。その中核が、「COCORO VISION」という機能だ。「COCORO VISION」は、簡単にいえばテレビ番組の「レコメンド」機能。家族が見たテレビ番組、録画したテレビ番組、視聴したネット動画などを学習し、視聴時間帯などに応じて、好みの番組を教えてくれるものだ。シャープは2018年度までに、同社製4Kテレビの8割に「COCORO VISION」を搭載するとしている。

 

テレビにおいて「レコメンド」は大きなテーマである。なぜなら、この10年でテレビの見方は大きく変わっており、そこに対応するため、新しいテクノロジーが必要とされているからだ。

 

40年前、地上波(しかもアナログ)しかなかった頃は、番組の選択肢もそんなになかった。各家庭では必ず新聞をとっており、ラジオ・テレビ欄(ラテ欄)を見れば、その日に見たい番組がわかった。だが、ビデオデッキが登場して「録画」するようになってから、人々は今日より先の番組表を必要とし始めた。これに合わせて需要が伸びたのが「テレビ情報誌」だ。その後、多チャンネル化とレコーダーのデジタル化に伴い、電子番組表(EPG)が登場し、録画はさらに容易になった。新聞をとる人も減り、テレビの視聴行動はラテ欄からは産まれなくなっている。

 

一方で、人々が見る映像の出口は増え続けている。放送は健在で、もっとも大きなソースであることに変わりはないが、ネット配信やYouTubeもある。ゲームや音楽まで含めることもできる。テレビは「放送だけを見るもの」ではなく、様々な映像の出口となっている。

 

だが、自分が意思をもって「見たいもの」を選び続けるのは難しい。「選ぶ」という行為はそれなりに気を使うもので、リラックスしてテレビを見る、という行為には合わない部分もある。

 

そこで出てくるのが「レコメンド」。レコメンドによって「これからあなたが見たいであろうもの」を、多数の選択肢から示すことで、「選ぶ」という行為の負荷を軽減することが目的だ。

 

ただし問題は、「機械からの指示が適切とは限らない」ことである。過去のレコメンド機能に完璧なものはなかったし、「COCORO VISION」のものも、まだ完璧ではない。とはいえ、これからのテレビにレコメンドが必要であることは疑いがなく、いかに使いやすいレコメンド機能を搭載するか、その改善を進めやすい仕組みを導入するかが、テレビの開発において大きな価値になっていく。シャープは、レコメンドの精度を上げるため、動画配信やゲーム配信なども自社で「COCOROブランド」のサービスとして用意し、連携させていく戦略だ。

 

シャープは、自社家電で使うネットサービスを「COCORO+」ブランドに統一し、利用者の嗜好や行動を集約。同社の家電を持つ人がより高い価値を得られるようにしていく。現状はまだ価値が見えづらいが、より「人間くさい」「親しみを持てる」AIを作り、それを差別化要因にしたい、と考えているわけだ。

 

では、シャープ以外のメーカーは「テレビとレコメンド」の関係をどう考えているのか? そのあたりは次回のVol.60-2以降で解説する。

 

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