ジャガー Iペイスが深夜のモナコGPコースを“静かに”激走

ジャガー・ランドローバーはこのほど、ジャガー初のEV「Iペイス」でフォーミュラ1モナコGPのコースを走るというユニークな動画を公開した。

 

 

 

ジャガーIペイスは、2018年3月上旬に開催されたジュネーブ・ショーで初公開。パナソニック・ジャガー・レーシングとして参戦するフォーミュラEで培ったEV技術が生かされており、400ps/696Nmを発揮するモーターで4輪を駆動。0-100km/hを4.8秒でこなす性能とともに、480kmの航続距離を実現している。

 

 

今回の動画は、このIペイスを深夜のモナコGPコースでこっそり走らせるというもの。ステアリングを握るのは、パナソニック・ジャガー・レーシングのミッチ・エヴァンス選手だ。

 

この動画でジャガーが表現したかったのは、卓越した走りのパフォーマンスをEVならではの静かさで実現できているということ。テクニカルなモナコGPコースを駆け抜けるIペイスは、付近の人たちに気付かれることなくコースを走り切ってしまう。

 

 

英国では3月から販売がスタートしており、車両価格は6万3495ポンド(約954万円)からと発表されている。ちなみに、日本市場では未発売ながらジャガーの公式サイトではモデルラインナップとして掲載されていることから、近い将来、発売される可能性が高そうだ。

 

ランドローバー・ディスカバリー並みにタフなスマホ?

ジャガー・ランドローバーはこのほど、ランドローバー・ディスカバリーにインスピレーションを受けたタフなAndroidスマートフォン「ランドローバー・エクスプローラー」をBullittグループと共同開発。4月26日より特設ウェブサイトで発売すると発表した。価格は599〜649ユーロ(約7万9000円〜8万6000円)で、イギリスのほかドイツ、ベルギーで購入が可能となる。

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筐体は海水や泥水を含めた完全防水性能に加えて、1.8mの高さから落としても問題ない耐衝撃性や急激な温度変化にも耐えられるタフな性能が与えられた。5インチサイズのディスプレイは濡れた指や手袋をはめたままで操作ができる。バッテリーは4000mAhで、一般的な使い方であれば2日間もつ。また、GPSを内蔵するナビゲーション機能が搭載されている点も特徴だ。

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4370mAhの大型バッテリーやユニバーサル・バイク・マウントなどのオプションも設定されるという。

 

この新しいタフなスマホは、2月26日から3月1日までバルセロナで開催しているMobile World Congressのほか、3月6日に開幕するジュネーブショーで初公開される。

レンジローバー・スポーツPHEVが「ヘブンズゲート」を踏破!

ジャガー・ランドローバーはこのほど、レンジローバー・スポーツのPHEVモデル「P400e」を使用した、とてもユニークなチャレンジを成功させた。題して「ザ・ドラゴン・チャレンジ」。

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舞台は中国・北京。観光名所にもなっている「ヘブンズゲート」だ。そこに至るまでにはまず、全長11.3kmにわたる「ドラゴンロード」を通らなければならない。ドラゴンロードは99におよぶコーナーの連続。そしてその先に待つのは45度の急勾配を持つ999段の階段だ。

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この場所をレンジローバー・スポーツPHEVで走破するというのが、「ザ・ドラゴン・チャレンジ」。ステアリングを握ったのは、パナソニック・ジャガーレーシングのリザーブドライバーで、ル・マン24時間レースでクラス優勝も達成したHo-Pin Tung選手である。

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レンジローバー・スポーツのPHEVモデル「P400e」のパワートレインは、300psを発揮する2リッター直列4気筒ターボのインジニウム・ガソリンエンジンに116psを発揮するモーターを組み合わせ、システム出力で404ps/640Nmを引き出す。EVでの航続距離は50kmにおよぶ。同ブランドの最新電気駆動パワートレインであるP400eの実力が、今回試されたというわけである。

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地元の人々によれば、ヘブンズゲートに続く999段の階段をクルマで登りきるのは不可能というが……。果たして結果は、見事に登り切ったのである。その様子はぜひ、動画でご確認を。