簡単にわかるブリヂストン「BLIZZAK VRX2 」解説! スタッドレスの王者、最新作の出来は?

タイヤの世界では早くもスタッドレスのシーズンに突入です。今回は、装着率が16年連続ナンバーワン(札幌市、旭川市、青森市、盛岡市、秋田市の5都市において。期間は2017年1〜2月)のブリヂストン「ブリザック」の最新作をレポートします。

 

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ブリヂストン

BLIZZAK VRX2

9018円〜9万504円

SPEC●タイヤサイズ:135/80R12 68Q〜245/40R20 95Qの109サイズ

 

「非対称サイド形状」で安心の走りを実現

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ふらつきを軽減し、高い直進安定性と応答性を発揮。氷雪路だけでなくドライ路面にも強さを発揮します。

 

「アクティブ発泡ゴム2」を生かす「非対称パタン」

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ブロック剛性の向上やラグ溝の増加などにより接地性を高めました。力強くグリップします。

独自の発泡ゴムやパターンの進化により接地性を向上

クルマの先進安全技術の普及が進んでいるのは非常に喜ばしいこと。ただし、最終的にクルマの走りを左右するのはタイヤであることには違いありません。特に、冬道ではタイヤへの依存度が高くなることはいうまでもありません。

 

そんななか、1988年の誕生以来、氷上に強いスタッドレスタイヤの第一人者BLIZZAKが、さらなるスペックアップを遂げました。最新モデルでは、同社史上最高の性能を実現しているといいます。

114_06_実画↑氷上のトラクションが増し旋回速度が10%強も向上。旋回中も横に逃げず前へ前へと進んでいきます。車速を高めたときのコントロール性も高くなっています。(写真は非発泡ゴムタイヤ)

 

 

氷上でのダントツの制御性と、それを発揮し続けるために、こだわったのは“接地”。氷上で滑る原因である水膜を、最新版の発泡ゴムがより効果的に除水。タイヤパターンの進化により、グリップ力の向上を図っています。

114_05_実画↑氷上ブレーキは10%短縮され、スラロームでの印象も別物。ブレーキの踏み始めから減速感があります。剛性向上により操舵に対する応答遅れも小さくなっています。

 

これにより、もともと競合製品をリードしていた氷上性能が、さらなる高みへと達しています。この性能は運転して即座に体感できるほど明らかで、新旧の差は決して小さくありません。これからの季節に頼もしい逸品です。

 

 

【車種別インプレ】

輸入車:高性能4WD車の潜在能力を引き出す

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運動性能の高いクルマとの相性もバッチリです。コントロール性に優れ、スポーティな走りを楽しめます。

 

ミニバン:ふらつきを抑えた快適で安定した走り

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重心の高いミニバンでもコーナリング時に腰砕けになることがないです。不安なくドライブできます。

 

軽自動車:圧雪とは思えない意のままの走り

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軽いクルマでは雪上グリップや剛性に余裕があります。舗装路を夏タイヤで走るのと近い感覚で走れます。