新規ブランドながら有力候補だ!トレンドの「水拭き掃除機」に参入した「ウォーターサイクリーナー」の実力を検証

この10年、掃除機は大きく進化した。主役はキャニスター型からコードレススティックに変わり、ロボット掃除機も世帯普及率が3割近くまで伸びている。そして今注目されているのが、ゴミを吸い取る吸引ではなく、床拭き掃除ができる製品だ。拭き掃除専用のロボット掃除機や、拭き掃除機能を備えた吸引タイプのロボット掃除機などが数多く登場している中、もう一つの選択肢が、回転モップを備えたスティック型の拭き掃除機である。

 

2021年11月1日にアズマが発売したLTMsブランドのコードレス水拭きモップクリーナー「Water CyCleaner(ウォーターサイクリーナー、以下サイクリーナー)」(実勢価格1万4800円/税込・以下同)も拭き掃除ができる製品。実際に借りて使ってみたので、その実力と使い勝手を紹介しよう。

 

高コスパ家電を手掛けるファブレス家電メーカー

最初にアズマについて紹介しよう。同社は埼玉県に拠点を置く家電メーカーで、ドン・キホーテなどの量販店やホームセンターなどのPBブランド家電の企画開発で実績がある。同社が新たに立ち上げたのが「LTMs(リトマス)」で、第1弾の製品が今回紹介する「Water CyCleaner」だ。なお、LTMs以外にも調理家電を展開する「NATUUL(ナチュール)」を同時に発表している。

 

このサイクリーナーは、回転するモップをヘッドに配置した拭き掃除専用の掃除機。いわゆるコードレススティック掃除機に近いフォルムを採用し、腰をかがめることなく拭き掃除ができる。本体サイズは、幅約304×奥行き約180×高さ約1210mmで重さは約2.4㎏。約3時間の充電で、約25分の連続使用ができる。ヘッドには2つのモップローラーを 取り付けることができ、電源を入れるとこれが1分間に約400回転しながら拭き掃除をしてくれる仕組みだ。

↑直径約5cm、長さ約14cmのブラシローラーを2つ搭載する

 

なおモップローラーは計4つ付属しているので、2つずつ交換しながら使うことができる。付属の専用台座にはモップローラーの収納部があり、使い終わったモップローラーを立て掛けて乾燥させることが可能だ。

 

1分間のアイドリング後に拭き掃除が可能に

早速掃除を始めよう。本体スティック部にタンクを内蔵。タンクはきれいな水を入れた「浄水タンク」と、 掃除後の汚れた水を集めた「汚水タンク」の二重構造になっており、準備としては浄水タンクに水を入れて取り付けるだけだ。

↑スティックボディに水タンクを搭載。浄水と汚水に分かれている

 

↑浄水タンクに水を注ぐ

 

とはいえ、浄水タンクからの水は少しずつモップローラーに流れてくるため、すぐには水拭きができない。電源を入れたら、1分ほど洗浄・収納ベースの上でモップローラーを回転させ、しっかりと湿らせる。 モップローラーが十分に湿ったら掃除開始だ。

 

本体はモップローラーの回転に合わせて自走する仕組みなので、 その動きについて行くのもよし、後ろに引っ張って床を往復しながら掃除してもいい。汚れたモップは、ヘッド部分に内蔵されているワイパーにより絞られ、その汚水が汚水タンクに吸収される仕組みだ。1〜2回、床をモップローラーで掃除するとツヤっとして水拭きできたのがわかる。あとは部屋中の床を拭き掃除していけばいい。

↑電源ボタンだけのシンプルな構造。ボタンを押すとモップローラーが回転する

 

↑ちょっと走らせるだけで床がきれいになっていく

 

便利だったのは、コーヒーや醤油など、水気のあるものを床にこぼしたときだ。実際に床に100mlほどのコーヒーをこぼしてみた。通常なら雑巾などを持ってきてコーヒーを吸い取り、その上で水拭きする必要がある。しかしサイクリーナーがあれば、1〜2往復するだけ。こぼれたコーヒーをしっかり拭い取り、さらにきれいに水拭きできた。掃除するのにタンクに水を入れたり、約1分間のアイドリングが必要なので、いつでもサッと使えるとまでは言えないが、手軽さは感じられた。使った後に水をセットしてあれば、素早く使えそうだ。

↑コーヒーがこぼれたところをきれいに吸い取り、同時に水拭きできた

 

使い終わったあとはスタンドの台座で洗浄

水拭き掃除が終わったら、モップローラーのメンテナンスを行う。スタンドの台座は洗浄スペースとしても使え、そこに水(約100ml)を入れてサイクリーナーをセット。3分間回転させることでモップローラーが洗える仕組みだ。ただし、3分のタイマー機能などは備えていないのでスマホなどで計測しながら行うといい。

↑スタンドに100ml程度のお手入れ用の水を入れる

 

モップローラーの掃除が終わったらヘッドから取り外して、台座の横に立てかけて乾燥する。このとき汚れが強いようなら別途洗面所などで水洗いするといい。

↑モップローラーを専用の器具で取り外す。この器具をなくさないように注意したい

 

この他、ヘッド背面のフィルターとフィルターカバーを取り外して水洗い。タンクを外して汚水を捨て、これも水洗いしてお手入れは完了だ。フィルター周りは毎回洗う必要はなさそうだが、ローラーヘッドと汚水タンクのお手入れは毎回やっておきたい。

↑フィルター、フィルターカバーも定期的に掃除したい

 

サイ クリーナーでの水拭き掃除を何度か試してみたが、床のザラつきが取れるのは非常に快適。また、キッチンやダイニングなど、食べこぼしや調味料がこぼれたりするエリアがきれいになるのは便利だった。

 

注意点もある。まず、タンクには水以外入れられず、床用洗剤などは利用できない。そして当然のことながらゴミの吸引はできず、床に残るのだが水拭きした後だと濡れて掃除機で吸いにくくなってしまうので、 吸引掃除は事前に行う必要があるようだ。

 

また、本体サイズが大きい分、設置スペースもそれなりに必要だ。コードレススティック掃除機を使っているならそれがほぼ2台分になると思えばわかりやすい。台座には充電機能はなく、その都度コネクタを差す必要もある。

↑付属の電源コード。あまり長くないのでコンセント近くに置く必要がある

 

使い終わった後のお手入れにやや手間がかかる印象ではあるが、たまに行う拭き掃除と考えたら許容範囲。小さい子がいる家庭や犬を飼っている家庭で、床の汚れが気になっているなら活躍しそうだ。また、リビングだけでなく、廊下や寝室など広いエリアを拭き掃除したい場合にも適している。

↑ヘッドの可動性は180°と高く、狭い場所や低い場所も掃除できる

 

同様に水拭き掃除ができるお掃除家電として、ケルヒャーの「フロアクリーナー」やCCPの「コードレス回転モップクリーナーNeo+」がある。同一環境で比較したわけではないが、ケルヒャーとの大きな性能差や使い勝手の差は感じなかった。高級感はケルヒャーが上だが、コストパフォーマンスでは、サイクリーナーが上回っている印象だ。かたやCCPは横回転なので、動きが大きく異なる。また、水タンクなどもなく、回転以外は自動ではないため、広いエリアを掃除したいならサイクリーナーが向く印象だ。

 

となると、一番のライバルは市販の使い捨てフローリングモップだ。手軽さではかなわないが、あちらはランニングコストがかかる。フローリングが広く、効率的に拭き掃除ができる製品を探しているなら、サイクリーナーは選択肢に入りそうだ。

寝ている子を起こさない! 「赤ちゃんに優しい」家電アイテム7選

赤ちゃんが生まれると、生活が一変! 家の中や衣類、布団の清潔さにこだわったり、寝ている赤ちゃんを起こさないよう工夫したり、赤ちゃんのために気を付けたいことがたくさん出てきます。そこで今回は、赤ちゃんがいるご家庭にオススメしたい家電グッズなどをピックアップしました。ご紹介するのはパナソニックの空気清浄機やドウシシャの扇風機、アイロボットのロボット掃除機、ピジョンのさく乳器など計7点。赤ちゃんにも優しく、静かで、パパママにもうれしい家電製品を選ぶ際の参考にしてみてください。

 

[空気清浄機]

パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格 5万3070円

SPEC ●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

 

花粉やPM2.5などの粒子から約0.3μmの粒子まで、99.97%以上集じんしつつ、ナノサイズの微粒子イオン「ナノイーX」が花粉などのアレル物質やウイルス、菌などの活動を抑制。床上30cmに溜まりがちな花粉、ハウスダストは、本体下部の開口部に設けた「メガキャッチャー」機能がパワフルに吸引します。加湿機能付きなので、乾燥が気になる季節も大活躍。

 

【おすすめポイント】

空気清浄機能に加え、アレル物質の活動も抑制してくれる高性能モデル。特に床上30cmの空気の汚れを吸引してくれる「メガキャッチャー」は、床で過ごすことが多い赤ちゃんに嬉しい機能です。部屋が暗くなると、風量と表示ランプの明るさをセーブするので、眠っている赤ちゃんを起こさないという配慮も○。

 

[扇風機]

ドウシシャ

カモメファン FKLT-232D/TLKF-1232D

実売価格 1万5410円

SPEC●サイズ/質量:W305×H800~900×D260㎜/約4.4kg●動作音:12.0dB●風量調節:無段階●自動首ふり角度:左右30・60・90度●手動角度調節:上下 上向き90度、下向き90度※真正面起点●タイマー:入 / 切 1・2・4・8時間●消費電力:1.2W(最小時)~10.5W(最大時)

 

カモメの羽をヒントにつくられた羽根を採用し、やわらかく心地よい風を遠くまで届けるDCモーター扇風機。フレキシブルに曲がる5つの関節を備え、真上や真下など、様々な方向に送風できます。徐々に風が弱まる「おやすみ風」や、まぶしさを抑えるLEDの減光・消灯機能など、睡眠中も使いやすい機能も搭載。

 

【おすすめポイント】

カモメファンの風はとてもやわらかく、繊細な赤ちゃんも負担なく、心地よい風が浴びられます。特にこのモデルは、フレキシブルアームを調整すると真上から見下ろすように送風できるので、お布団で寝ている赤ちゃんを優しい風で包み込んでくれますよ。

ロボット掃除機

アイロボット

ブラーバ 380j

実売価格 3万7580円

SPEC●走行システム:iAdapt2.0●掃除モード数:3●稼働面積(ウェットモップモード):約12畳●充電時間:2時間●サイズ/質量:W178×H84×D170㎜/約1.2kg

 

フローリングを自動でお掃除してくれる床拭きロボットは、動作音がとっても静か。スイスイと部屋の隅から隅まで移動しながら、フローリングの汚れを拭き取ります。皮脂汚れや食べこぼしには「ウェットモード」、ホコリや髪の毛には「ドライモード」で日々のフローリング掃除と使い分けが可能。

 

【おすすめポイント】

掃除機のように吸引しないので音が静かなうえ、ホコリを立てないので赤ちゃんが寝ていても安心して使えます。床に溜まりがちな花粉やホコリ、こびりついた菌も取り除いてくれるので、フローリングが中心の家にオススメです。

 

スティッククリーナー

ケルヒャー

スティッククリーナーKB5

実売価格:1万1580円

SPEC●集じん容積:0.37ℓ●充電時間:約3時間●連続運転時間:約30分(フローリング)●清掃幅:210mm●運転音:55dB●サイズ/質量:W215×H1120×D230mm/1.17kg

 

1.2kgと軽くてコンパクトなスティッククリーナー。自立するので部屋の隅に立てておき、使いたいときはスティックを倒せば自動でスイッチが入ります。インテリアを邪魔しないシンプルなデザインも特徴。独自のクリーニングシステム搭載で排気を出さず、ホコリを舞い上げる心配もありません。

 

【おすすめポイント】

出しっぱなしにできるので、ちょっとゴミが気になったときや、隙間時間で掃除したいとき、サッと手に取りスティックを倒すだけで掃除が始められます。一般的な掃除機に比べて動作音も静かなので、寝ている赤ちゃんを驚かせてしまうことはなさそう。

 

洗濯乾燥機

シャープ

プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-PU11B

実売価格:11万7000円

SPEC●洗濯脱水/乾燥:11kg/6kg●定格洗濯乾燥時間:約220分●サイズ/質量:約W600×H1050×D650mm/約48kg●消費電力量:約2200Wh(洗濯乾燥時)

 

洗濯槽に穴がないので、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが槽内に侵入せず、清潔な水で洗えるのが、シャープのタテ型洗濯機の特徴。洗濯後も独自イオン「プラズマクラスター」で洗濯槽のカビ菌繁殖を抑制します。洗剤なしで予洗いできる「サッと予洗いコース」や、部分洗いに便利と話題の「超音波ウォッシャー」など、予洗いの手間を軽減してくれる機能も多数搭載しています。

 

【おすすめポイント】

食べこぼしやおもらしなど、ほかの洗濯物と一緒に洗いたくない衣類やシーツの予洗いが洗濯機でできるのは便利! 洗濯容量11kgでシーツや毛布などの大物もたっぷり洗えるので、赤ちゃんの寝具もこまめに洗いやすく清潔に保てます。

照明

フィリップス

Philips Hue Go

実売価格:9680円

SPEC●サイズ/重量:W15×H8.0×D15cm/0.5kg●ランプ技術:LED/24V●ワット数:6W●照明カラー:クール ホワイト●ルーメン出力合計:300lm●寿命:2万時間

 

照明の色温度やカラーが変えられるポータブルライト。実用的な温白色光から、涼しげでやる気を引き出す昼光色など、色温度を変えられるほか、カラー照明で空間の雰囲気づくりに一役買います。ブリッジに接続すればスマートデバイスからもコントロールでき、1600万色のカラー演出が可能に。バッテリー内蔵で、屋外でも使えます(3時間)。

 

【おすすめポイント】

赤ちゃんと眠るときに枕元に置いておけば、おむつを替えたり、授乳するときに便利。照明の明るさを暗めに設定すれば、赤ちゃんを完全に目覚めさせることなく、お世話ができます。カラー照明は、誕生日やクリスマスなどイベント時のムードづくりにもオススメ!

 

電動さく乳器

ピジョン

さく乳器 母乳アシスト電動Pro Personal+(プラス)

価格:2万7000円

 

両胸同時にさく乳できる電動さく乳器。赤ちゃんが飲んでいるように自然にさく乳でき、おっぱいの状態に合わせて吸引リズムや強さが選べる「赤ちゃんここちリズム」を搭載しています。専用アプリと連動すれば吸引リズムが追加できるほか、さく乳できた量や赤ちゃんが飲んだ量の記録も可能。片胸ずつさく乳する「電動Pro Personal」(1万6200円)もあります。

 

【おすすめポイント】

外出先や夜中にさく乳する機会が多い人には、手などに負担なく、あてているだけで自動で効率よくさく乳できる電動タイプがオススメ。さく乳時のモーター音が従来品より静かになったので、赤ちゃんが寝ているときや外出先でも気兼ねなく使えます。

 

【Amazon】900円電動ハブラシ、4000円スティック掃除機の実力は? 家電のプロがレジェンド級アイテムをチェック

今回は、最上位機種のような“至れり尽くせり”感はありませんが、基本性能と実用的な機能をしっかり押さえ、Amazonで高評価の超高コスパなアイテムを紹介。家電の達人・戸井田園子さんがその実力をチェックしました!

●実売価格やサービス内容、ランキングは、2018年5月15日現在、編集部調べの情報です。最新の価格やサービス内容はAmazon.co.jpでご確認ください ●AmazonおよびAmazon.co.jpは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です

 

【レビューした人】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

核心を突く製品評価で多くの読者からの支持を獲得。一般ユーザーのクチコミにも日ごろから注目しています。

 

その1

【スティッククリーナー】たった4000円ちょっとなのに2Wayでパワーも十分!

「ハンディ掃除機としての使い勝手も優秀です!」

ツインバード

サイクロンスティック型クリーナー

TC-E123SBK

4111円

1.7㎏と軽量ながら、パワフルな吸引力を持つコード式スティック。ハンドル部を本体から外し、ハンディ機としても使えます。ダストケースとフィルターは丸洗いできます。サッシの掃除に便利な隙間ノズルも付属。

SPEC●集じん容積:0.6ℓ●消費電力:270W●吸込仕事率:70W●運転音:75dB以下●床用ノズル:ブラシなし●コード長:約4.5m●サイズ/質量:W225×H1020×D155㎜/1.7㎏

↑ハンドルがペタッと床にくっつく……とまではいきませんが、ヘッドの可動域は十分。テーブルやベッドの下もスムーズに掃除できます

 

↑質量1.7㎏と軽量なだけでなく重心が下側にあるので、長く掃除しても手首への負担が少ないです。部屋中快適に掃除できます

 

↑ハンディにした状態ですき間ノズルを装着すれば、サッシの掃除もラクにできる。コードは約4.5mあるので、不便さもほぼ感じません

 

↑ハンドルを外せば、階段の掃除がより手軽にできます。吸引パワーも十分あり、軽量コンパクトなので手首も疲れにくいです

 

あえてコード式にしたことで軽量・ハイパワー・安さを実現

「近年、掃除機分野ではコードレススティックが主流になりつつあります。だが低価格モデルの場合、低コストゆえに『吸引力がいまひとつ』という機種も多いです。

 

その点コチラが秀逸なのは、ヘタにコードレスにせず、給電式(コード式)にしたことで、低コストでも十分なパワーを持続できている点です。ハンドルを外してハンディになるのも、使いやすかったです。

 

コードを手動で巻く必要がある点、本格サイクロンでなく、フィルター掃除を怠ると吸引の持続力が落ちる点は、正直割り切る必要があります。ですがそれらを考慮しても、価格以上の性能があります。コスパを考えれば、アマゾンで人気が高いのも納得です」(戸井田さん)

 

その2

【LEDシーリングライト】10段階調光、明るさ記憶、リモコンetc.

「欲しい機能全部入りのLEDライト」

アイリスオーヤマ

LEDシーリングライト CL6D-5.0

3781円

薄さ93㎜のスリムデザインでどんな部屋にも合い、光束3300lmの広がりのある光で満たす。低価格にもかかわらず、10段階調や明るさメモリ機能、切タイマーなど便利機能の多さに驚き。5年保証もうれしいです!

SPEC●適用畳数:〜6畳●光色:昼光色相当●演色性:Ra83●器具光束:3300lm●発光効率:100lm/W●サイズ/質量:φ450×H93㎜/約1.0㎏

↑生活シーンに合わせて明るさを10段階に調節可能。切タイマーを設定すると徐々に暗くなり、30分で消灯します

 

↑手のひらになじむデザインのリモコンは、ボタン4つと超シンプル。1つのリモコンで複数機の操作(2チャンネル設定)も可能です

 

その3

【ドライヤー】日常使いにも旅行にも便利

「風量十分&マイナスイオンも搭載なのに破格」

IZUMI

マイナスイオンドライヤー

DR-RM36-W

886

マイナスイオンと1.2㎥/分の大風量で、髪をやさしく素早く乾かします。傷んだ髪に最適なヘアケアモードも同風量で使えるのが便利です。折りたたみ式で旅行などにも最適。“マイナスイオン”という、いまや必須のトレンド機能を押さえてこの価格はスゴい!

SPEC●消費電力:1200/600W●最大風量:約1.2㎥/分●モード数:3●温風温度:クイックドライ約90℃/ヘアケア約60℃●サイズ/質量(ノズル含む):約W197×H208×D76㎜/約440g

 

↑モード切り替えはクイックドライ(90℃)、ヘアケア(60℃)、クールの3通り。風量切り替えはありません

 

その4

【電動歯ブラシ】初めての電動歯ブラシはコレで決まり!

「1000円以下でも歯垢除去力はホンモノ!」

ブラウン

オーラルB

プラックコントロール

DB4510NE

927

旅先でも手軽に使える乾電池式。上位機種同様の丸型ブラシと高速反転振動方式(※)を採用、手磨きの約2倍の歯垢除去力を持ちます。2分経過を振動の変化で知らせるタイマー機能で、しっかり丁寧な歯磨きをサポートします。

SPEC●電源:単3形アルカリ乾電池2本●駆動方式:回転式●モード数:1●電池交換目安:1か月(1日2回各2分使用の場合)●付属ブラシ:ベーシックブラシ●サイズ/質量(ブラシ含む):W31×H210×D36.5㎜/92g

※:上位機種は3D丸型回転(高速反転+上下振動)。DB4510NEは上下振動なし

↑毎分約9600回転の振動で、効果的に歯垢をかき出す。口内で歯に軽く毛先を当てて、ゆっくりと移動させるのがコツです

 

↑歯科クリーニング器具に発想を得た、独自の丸型ブラシを採用。歯と歯ぐきの境目にぴったりと合い、丸い形の歯にもフィットします

 

ブラウン独自の〝磨き〟がこの安さで買えるのは驚き

「ブラウンは、実に幅広い価格帯のモデルがラインナップされています。本機は、安価なベーシックブラシを付属するエントリーモデルですが、上位機ゆずりの機能を備えつつ驚きの価格を実現しています。

 

電源が必要ない乾電池式なので、オフィスや旅先など、充電しにくい環境下でもストレスなく使えるのも魅力。ただ、電池が入るぶんボディがやや太くて重くなりました。上位モデルのような機能がすべて搭載されているわけではないため、歯垢除去力は落ちますが、圧倒的にコスパは良いです。本格的な電動歯ブラシを買う前のお試し用としては最適な一本と言えます」(戸井田さん)

 

その5

【シェーバー】3枚刃でばっちり気持ち良く剃れる!

「浴室でも使えてコスパ最高です」

パナソニック

【Amazon.co.jp限定】ラムダッシュ

メンズシェーバー ES-AST2A-K

(フラストレーションフリーパッケージ)

6280

防水仕様を施し、カミソリ感覚で使える風呂剃り対応モデル。高速リニアモーター駆動とナノレベルまで鋭角化した内刃で、肌に負担をかけず深剃りできます。シェービングフォームをつけて使えば、より肌への摩擦刺激を軽減可能。

SPEC●駆動方式:リニアモーター駆動(約1万3000ストローク/分)●外刃:ステンレス刃物鋼3枚刃●充電時間:1時間●使用日数:1日1回3分使用で約14日●サイズ/質量:W64×H153×D48㎜/約160g

 

ラムダッシュES-GA21のアマゾン限定モデル

ラムダッシュはリニアモーター駆動や多彩な内刃・外刃の技術で深剃りと肌への負担の少なさを両立し、人気が高いです。そんな同社の基本技術が詰まったのがコチラ。

 

普通に洗面台で使用できるのはもちろんのこと、浴室でもそのまま使える防水設計なのがうれしいところ。5枚刃の上位機種に比べて深剃り度はやや劣りますが、ヒゲが濃い人でなければ十分満足できる剃り味です。手になじむグリップ形状で、ヘッドの操作もスムーズ。2009年発売で、流通はアマゾンのみとなっていますが、ロングセラーを記録中です。

↑独自開発のリニアモーターが、内刃を毎分約1万3000ストロークで高速駆動。とらえたヒゲを逃さず剃り落としていきます

↑外刃に適度な膨らみを持たせることで、肌の柔らかい部分にもしっかり密着。中央のスリット刃で長めのヒゲをカットします

 

その6

【加湿空気清浄機】高濃度プラズマクラスター、加湿・集じん能力、静音……

「型落ちだけど、最新モデルとほぼ同じスペック!」

シャープ

加湿空気清浄機

KC-G50-W

1万5400

薄型デザインに必要十分な性能を搭載。循環気流に乗せて放出した高濃度プラズマクラスターが室内の静電気を除去して、遠くのホコリも引き寄せてパワフル吸引します。3つのフィルターで花粉やPM2.5、気になるニオイも捕集。

SPEC●適用畳数:空気清浄23畳/加湿空気清浄15畳/プラズマクラスター約13畳●最大風量:5.1㎥/分●運転音:20〜52dB●サイズ/質量:W399×H615×D230㎜/約7.7㎏

 

ほぼ同機能の現行機種より1万円近く安く買えておトク

「省スペースかつスタイリッシュなデザインで、発売当初から人気だったモデル。加湿機能・プラズマクラスター・自動運転・高温高湿/乾燥低温みはり機能など、基本性能を見事に備えています。

 

安さの理由は、2016年秋発売のいわゆる『型落ち』モデルだから。最新モデルと比べて機能・性能に大きな差はないのに1万円近く安く、本当にお買い得です!

 

消灯すると自動で静音運転になるのも便利。適用畳数は23畳だが、プラズマクラスターを使った効率良い集じんを体感するなら、13畳以内での使用がオススメ」(戸井田さん)

 

↑プレフィルターは後ろから掃除機で吸い取るだけでお手入れ可能。パネルを外す手間がなくて便利です

 

↑8つのボタンが並ぶ操作パネル。「風量」ボタンでは多彩なモードに加え、プラズマクラスター運転にも切替えられます

 

その6

【衣類スチーマー】男性が使いやすいハンドルも魅力!

「スチーム十分&全方向対応で即効シワ伸ばし」

日立

衣類スチーマー CSI-S1 B

5360

使いやすいアイロン機能を搭載したスチーマー。スチーム噴出口を十字型に12個搭載し、広範囲にスチームを当てられます。全方向にアイロンがけできるダイヤ型かけ面、オープンタイプの持ち手採用で、手首に負担をかけずにアイロンがけができます。

SPEC●消費電力:約800W●連続スチーム:約6分●スチーム量:約11g/分●水タンク容量:約70mℓ●立ち上がり時間:約30秒●アイロン温度:約170℃●サイズ/質量:約W175×H125×D85㎜/約690g

 

秀逸なスチーム機能に加えアイロン機能が特筆モノ!

「申し分ないスチーム量をはじめ、スチーマーとしての性能が優秀。それに加え、本機はアイロン機能が使える! 独自のひし形形状で、シャツなどをプレスするとき、前後左右斜めと、どの方向にも本当にスムーズに動くのです。持ち手がオープンタイプなので、手が大きい男性でも使いやすいはず。

 

ちなみに最新モデルのCSI-RX1はアイロンとして使う際に温度を3段階切替えできるが、本機は170℃のみ。アイロンの使いやすさが日立のウリなので、温度調節できないのは残念ですが、それ以外は文句なしでオススメです」(戸井田さん)

↑十字に噴出口を配置し、縦横幅広くスチームを放出。上下・左右どちらに動かしても、効率的にまんべんなくスチームが当たります

 

↑ダイヤ型かけ面と滑りの良いチタンコートにより、軽快なアイロンがけが可能。先端を使い、ボタンまわりも細かくプレスできます

 

その7

【布団クリーナー】布団クリーナーを試してみたい人は買って損なし!

「高速たたき&ダニちりセンサー搭載で約7000円はおトク」

アイリスオーヤマ

超吸引

ふとんクリーナー

IC-FAC2

7275

軽量1.6㎏ながら、ハウスダスト除去率は98%以上(※)。6000回/分のノズルのたたき機能や温風機能、ホコリの量をランプ表示する機能など、実用的な機能が揃います。自立して収納できるなど、使い勝手も秀逸です。

SPEC●消費電力:400W●集じん容積:約0.2ℓ●たたきパッド振動回数:約6000回/分●コード長:4m●サイズ/質量:W250×H212×D459㎜(使用時)/約1.6㎏

※:ダニ由来のアレルゲンを含むハウスダストを想定した、テストダストを用いたアイリスオーヤマでの評価結果

↑「ダニちりセンサー」がハウスダスト量を検知。量によってランプの色が変わり、「きれい」を実感しやすいです

 

その8

【電子血圧計】血圧計を使い慣れていなくてもOK

「カフの巻き方やチェック機能が親切!」

オムロン

上腕式血圧計

HEM-7130

4980

カフ(腕帯)が正しく巻けたか確認できる血圧計。血圧値レベルを8段階で表示するため、高血圧基準値を超えていないかすぐわかります。カフはソフトな装着感で、腕にぴったり巻けます。直近10分以内3回分の平均値が出るのも便利。また、正確な血圧測定を行うため、測定のたびにカフが適切な強さで巻けているかチェックする機能を装備。結果を画面で通知します。

SPEC●電源:単3形アルカリ乾電池4本、専用ACアダプタ(別売)●血圧測定範囲:20〜280mmHg●脈拍数測定範囲:毎分40〜180拍●メモリ:60回●サイズ/質量:W107×H79×D141㎜/約280g

「まさかヘッドが…」意外すぎる新機能は、さすがシャープ! 最軽量コードレス「身体にやさしい進化」を果たす

シャープは、業界最軽量1.5kgのコンパクトボディが特徴のコードレス掃除機「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」の新モデルEC-AR2SXを発売します。発売日は3月15日で、実売予想価格7万5000円前後(税抜)。なお、リチウムイオンバッテリーが1個のみ付属(※)する下位機種EC-AR2Sも発売。こちらは6万円前後(税抜)です。

※上位機種EC-AR2SXはバッテリーが2個付属

20180219-s3 (2)↑EC-AR2SX

 

ワンタッチで吸込口が外れる「スグトルブラシ」で無理な姿勢をとらずに済む

20180219-s3 (3)

上記発表に際し、シャープの広報担当の方が、わざわざ上位機種のEC-AR2SXを見せに来てくださいました。にもかかわらず、同僚が約束の時間に遅れ、筆者とシャープ広報さんの2人で同僚を待つ状態に……。その間、広報さんに掃除機の新機能は何ですか? と聞くと、「今回、大きく変わったのは1点。見ていただいたほうがわかりやすいと思いますので……」。じゃあ見せてくださいよ、と言うと、「いやいや、Aさん(同僚)と一緒に見ていただいたほうが」と、なかなか教えてくれません。そこまでとっておきの機能とはいったい……。期待がMAXまで高まったとき、同僚のAが到着。実演が始まりました。

 

「ヘッドに足をかけ、こうしてレバーを引くと……ヘッドが取れるんです」。一瞬、ポカンとしましたが、すぐにこの機能の便利さに気がつきました。ワンタッチでヘッドが外れると、パイプの先に掃除ブラシが露出する形となるため、付属ノズルに差し替える手間が不要になるのです。ノズル差し替えのためにかがみこんだり、手を伸ばしたりと、無理な姿勢を取る必要もなし。狭い隙間や部屋の角、本棚など、ヘッド付きだと不適切な場所が、極めてスムーズに掃除できるわけですね。

20180219-s3 (15)↑「スグトルブラシ」の仕組み。ヘッドに足をのせてダストボックス下のレバーを持ち上げると(左)、スルっとパイプを引き抜くことができます(右)

 

20180219-s3 (11)↑ヘッドを外すとパイプの先端にブラシが露出。気になる高所なども、すぐに掃除することができます

 

ヘッドのパイプ部が自立する「待っててパイプ」の開発が困難だった

さらに、外したヘッドのパイプ部は倒れず自立するので、ブラシ掃除が終わったあとは、ここにパイプをスポっとかぶせるだけでOKです。つまり、床と床ではない場所の掃除の切り替えが実にスムーズ。たとえば床掃除の途中、棚の上に気になるホコリを見つけたら、サッと吸って、サッと床掃除に戻れるわけです。その姿はさながら、撃ってすぐに銃を収めるすご腕ガンマンのよう。ちなみに、ワンタッチでヘッドが外せる機能の名は「スグトルブラシ」。倒れずに自立するパイプは「待っててパイプ」というそうです。

 

【待っててパイプの動画】

なお、シャープ広報さんによると、ヘッドのフレキシビリティを維持しながら、残されたヘッドのパイプを立たせること(「待っててパイプ」機能)が技術的に困難だったとのこと。また、ヘッドに機能を追加したぶん、どうしてもヘッドが重くなってしまったので、ヘッド以外のパーツの重さをギリギリまで削ることで、従来機種と同様の1.5kgをキープしたのだといいます。

20180219-s3 (14)↑パイプ部が自立する「待っててパイプ」

 

↑ヘッドは十分な↑ヘッドは十分なフレキシビリティを備え、床ギリギリまでパイプを倒すことが可能です

 

このほか、本機は「フルパワーモード」を新搭載。新採用の大風量高圧モーターの性能を最大限まで引き出すことで、吸引性能を同社従来機比約1.3倍に高め、壁際や隅のホコリも強力に吸い込みます。さらに、運転音と消費電力を抑える「弱モード」もワンタッチで素早く選択できるようになり、夜間でも気兼ねなく掃除できるようになりました。

 

また、ニュースリリースには書いていませんが、運転音の耳障りな周波数を抑えることで、体感する騒音レベルも抑制。さらにヘッドのブラシ部分にはゴム素材を追加することで、油汚れや細かい汚れを捕集しやすくしているそうです。なるほど、目立たないですが、今回の新製品には実に多くの改良が隠されていたのですね。そんな同社の技術が詰まった本機の便利さ、楽しさを、ぜひみなさんも体験してみてください。

20180219-s3 (4)↑ヘッドの赤く見える部分が追加されたゴムの部分

 

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シャープ

コードレススティック掃除機 ラクティブ エア

EC-AR2SX

SPEC●実売予想価格:7万5000円前後(税抜)●発売日:3月15日●サイズ/質量:W222×D220×H980mm/1.5kg(本体、バッテリー、パイプ、吸込口含む)●集じん容積:0.13L●充電時間:約80分(バッテリー1個あたり)●強モード:約16分、弱モード:約60分、自動モード:約40分(* バッテリー2個連続使用時)●バッテリー×2個、充電器、ふとん掃除パワーヘッド、タテヨコ曲がるすき間ノズル、スグトルブラシ、はたきノズル、すき間ノズル、クリーニングブラシ

「吸わない」のにここまでゴミが取れるのか! ケルヒャーの1万4000円スティッククリーナーを編集部で最速レビュー

清掃機器で知られるドイツ・ケルヒャーの日本法人、ケルヒャー ジャパンは、家庭用スティッククリーナー「KB 5 イエロー」「KB 5 ホワイト」を発売します。発売日は3月1日で、実売予想価格は1万4018 円(税込)。

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回転するブラシでゴミをかきとるバッテリー式コードレスクリーナー

本機は、吸うのではなく、回転するブラシでかきとることで、ゴミをダストボックスに集めるバッテリー式のコードレススティッククリーナー。重さ1.2kgと軽量・コンパクトなうえ、スティックを倒すだけで電源が入り、スティックを戻せば直立して電源がOFFになるので、最低限の動作で掃除ができます。一般的な掃除機と比べて動作音も静かとのこと。

↑パッケージは驚くほどコンパクト↑パッケージは驚くほどコンパクト

 

勝手に前に進む印象で、操作感は驚くほど軽い

今回、モニター用として編集部に実機が届きましたので、実際に使ってみました。まず驚いたのは、操作感の軽さ。本体も1.2kgと軽量なうえに、ヘッドはブラシの回転の力で勝手に前へ進んでいくイメージなので、操作はラクラクです。気になるのは「吸引しないで本当にゴミが取れるのか?」という点。普通にカーペットを5分程度かけてみて、ダストボックスを見てみると……おお、思ったより綿ゴミが取れていますね。髪の毛や砂粒も取れているようです。

20180209-s2-(17)↑力を入れなくても勝手に前に進んでいくイメージです

 

↑↑軽く掃除したあと、ダストボックスを本体のサイドから取り出してみると、綿ゴミや砂粒、髪の毛などがしっかり取れていました

 

紙ゴミ、粉ゴミも十分取れるが、壁ぎわは左右で取れ方が違う点に注意

次はカーペットの幅50cm、長さ1mほどのスペースに紙ゴミをまいて検証してみました。以下写真で本機が通ったあとに道ができているのがわかる通り、紙ゴミの捕集率は優秀。2~3回往復するだけで、あらかた紙ゴミは取れました。

20180209-s2 (9)

面白いのは、ゴミの取れ方が左右対称ではないということ。ハンドルを手にしたとき、ヘッドの向かって右側は、壁ぎわのゴミまで捕集できるのですが、左側で壁ぎわを掃除すると、取り残しが出てしまいます。こちらは右側がヘッドのギリギリまでゴミの取り込み口とブラシがある一方、左側はヘッドの端から2cmほどの空白地帯(ブラシがない部分)があるため。ここにローラーを回すベルトがあるのか、構造上の特徴が原因のようです。壁ぎわのゴミを掃除するときは、この点を意識して掃除してみるといいでしょう。

↑↑本体の右端を壁ぎわに沿わせた場合(左)、ほとんどのゴミがキレイに取れています。一方、左側を壁ぎわに沿わせていくと、左側に帯状の取り残しが(右)

 

↑ヘッド↑ヘッドを裏返してブラシを見てみると、向かって左側は本体の端ギリギリまでブラシがあります。一方向かって右側には2cmほどブラシがない部分が

 

では、粉ゴミはどうでしょうか? コーヒーに使う粉末クリームをカーペットにまいてかけてみると、1回かけただけではうっすらと粉が残りますが、2回、3回と往復すると、みるみる白い部分が取れていきます。一般的な粉ゴミなら、問題なく捕集できることがわかりました。

 

運転音は、低くくもったモーター音とブラシが床をかく規則的な音。掃除機と違い、キーンという高い音がせず、耳障りな印象はありません。その意味では、オフィスなど公共性の高い場所でも活用できそうです。

↑粉↑粉ゴミも意外なほどよく取れました

 

方向転換が苦手ながら、モノの下の掃除が得意

一方、惜しかったのは、ヘッドの方向転換がやや苦手であること。グリップをひねるだけで方向転換しようとすると、ヘッドが浮いてしまいます。また、ヘッドがほぼ正方形の「面」なので、床に凹凸があるとやや進みづらくなるうえ、モノとモノの間のちょっとした隙間にねじ込むのは難しいです。

20180209-s2 (2)↑グリップをひねるだけで方向転換をしようとすると、ヘッドの後部が浮いて前に進まなくなります

 

しかしながら、操作感が超軽いので、往復させながら方向を変えていく作業はまったく苦になりません。さらに、スティックを床のギリギリまで倒すことができ、ヘッドとジョイント部を合わせた高さ(約10cm)の隙間が掃除できるので、イスやラックなどは、モノをよけずとも下にすべりこませることができました。

20180209-s2 (12)↑ラックの下にもすべり込ませることができます

 

デザインはシンプルそのものですが、カラーリングが独特。GetNavi本誌の副編集長で「映画好き巨大物体」として知られるM氏によると、「これが1台あるといいですね――」と評価しつつ、「このカラーがアイデンティティなんだろうけど、もうちょっと(部屋に)溶け込んでよ~」とのこと。確かに、この色使いは好みが分かれるところ。ホワイトも用意しているので、こちらを検討してもいいでしょう。

↑↑シンプルなフォルムで、ちょっとしたスペースに設置できます

 

軽い操作感と5秒で完結する手軽さが大きなメリット

使ってみた実感としては、集じん力が予想以上。紙ゴミから綿ゴミ、粉ゴミに至るまで幅広い種類に対応してくれました。そしてなにより、操作がラクでシンプルなのがいい。本機の質量1.2㎏といえば、吸引タイプのスティック掃除機だと最軽量クラス。さらに本機は重心がヘッドにあるので、手にかかる負担はほとんどなく、いちど使えば誰もがその操作感の軽さに驚くはず。また、部屋の隅に置いておけば、例えば、キッチンで粉をこぼしてしまったとき、ペットがドライフードをこぼしたとき、本体を倒すだけでサッと使えて、5秒後には収納も完結(立てるだけ)。1万4018 円と価格もお手ごろなので、メインの掃除機は持っていて、サブ掃除機としてコードレスを買い増ししたいという方にはぴったりですね。

20180209-s2 (9)

KB 5 イエロー KB 5 ホワイト

●発売日:3月1日●実売予想価格:1万4018 円(税込)●サイズ/質量:D215×W230×H1120mm/1.2kg●充電時間:約3時間●連続使用時間(満充電時):フローリング約30 分、カーペット約20 分●清掃幅:210mm●ダストボックス容量:370mL