バルミューダから4.9インチの5Gスマホ登場! 「BALMUDA Phone」はスマホ選びの新たな選択肢となるか

バルミューダは11月16日、新ブランド「BALMUDA Technologies」および製品第1弾となるスマートフォン「BALMUDA Phone」を発表しました。国内キャリアではソフトバンクが独占販売し、同時にSIMフリー版(税込10万4800円)が発売されます。

↑「BALMUDA Phone」

 

これまでバルミューダといえば、トースターや空調製品などほかにないデザインの生活家電を手掛けてきました。そんな「家電メーカー」が作ったBALMUDA Phoneとは、どんなスマホなのでしょうか。詳細を見ていきましょう。

 

目指したのはコンパクト&エレガント

発表会に登壇したバルミューダの寺尾玄 代表取締役社長は、スマートフォン開発に至った2つの理由を説明しました。1つは、「いまのスマホはどれも画一的である」こと。もう1つが、「大型化が止まらず、人は画面ばかり見るようになった」こと。そうしてBALMUDA Phoneは、ユーザーの新たな選択肢として開発されました。

↑「スマホを使うわれわれがスマートではなくなってきている」と寺尾社長

 

BALMUDA Phoneの最大の特徴は、その本体デザイン。ディスプレイサイズはなんと4.9インチという小ささで、手のひらに収まるほどコンパクトです。さらにおもしろいのが、本体がすべて曲線によってデザインされている点。手のひらが触れる背面は緩やかなラウンド形状をしていて、エッジ部分やディスプレイ表面までもわずかにカーブしています。

↑本体サイズは、約123mm(H)×69mm(W)×13.7mm(D)。重量は約138g

 

背面の質感にもこだわっており、「河原に落ちている小石」をイメージしてわずかに凹凸の加工が施されています。また、革製品のように使っているうちに味わいが出てくる仕掛けになっているそう。

↑背面はゆったりと丸みのある形状で、表面にわずかな凹凸がある。中央にバルミューダのロゴ

 

サイズや形状は、直線がない人間の体になじむようにと寺尾社長が自らデザイン。1日に何回も手に取るスマホだからこそ持ちやすさを最重要視した結果、このサイズが最良であるという結論になったといいます。

 

実際に手に取ると、そのコンパクトさとフィット感に驚きます。また、曲線のデザインが視覚的な「デバイスっぽさ」を和らげ、自然的な印象をもたらしているように感じました。

↑iPhone 13(左)とサイズを比べてみた

 

スマホの基本スペックも見ていきましょう。OSはAndroid 11、CPUはクアルコムのSnapdragon 765を搭載し、5Gに対応します。メモリは6GB、ストレージは128GB。バッテリー容量は2500mAh(USB Type-Cポートを搭載、ワイヤレス充電にも対応)。

 

4.9インチのディスプレイは、フルHD(1920×1080)の解像度。指紋認証に対応し、背面の電源ボタンが指紋センサーを兼ねています。Felicaにも対応するため、おサイフケータイを利用可能。IPX4相当の防水性能、IP4X相当の防塵性能を搭載します。

↑背面の左上に電源ボタンを搭載。左手で持ったときに自然と人差し指が当たる位置にあるためスムーズにロック解除できそうだ

 

↑本体左側に音量ボタンを搭載

 

スペックを見たかぎりでは、いわゆるミドルハイクラスに相当する性能といえそうです。

 

基本アプリも自社設計。“画面を見る時間を減らすため”の工夫

BALMUDA Phoneのための設計は本体だけではありません。身のまわりの道具が集約されたスマホだからこそ、普段使いのアプリにバルミューダらしい工夫をしたといいます。

 

「カメラ」アプリは、「ムービー」「フォト」「料理」「人物」「夜景」の5つの撮影モードを用意。とりわけ料理モードは、バルミューダの料理撮影のノウハウをつぎ込んだと自負しています。夜景や料理モードで撮影してみると、シャッターボタンを押してから撮影終了まで数秒がかかり、その間にモードごとに最適な処理を施しているようでした。

↑各モードをタップして切り替え可能。非常にすっきりしたUIも特徴だ

 

予定管理を行う「スケジューラ」アプリは、縦軸を日付、横軸を時間という新しい表示方法を考案。ピンチ操作で日ごと、週ごと、月ごとなど自由に表示範囲を調整できます。もちろん、Googleカレンダーなど外部のスケジュールサービスとの同期も可能です。また、「メモ」「計算機」といったアプリでも、新たな管理方法や機能を搭載しています。

↑週や月で表示を区切らない、シームレスな新しいカレンダー。古来のカレンダー表示はスマホには適さない、と寺尾社長は話していた

 

↑「計算機」アプリは4桁ごとにコンマを入れる「億万」表示に切り替えられる

 

さらに、これらの機能はアイコンをタップするのではなく、ホーム画面から直感的な操作で呼び出せるのも特徴。ホーム画面を複数回タップしたり、壁紙のストライプ線をなぞったりして各アプリを起動できます。このように、デザインと操作性が結びついたショートカットも、バルミューダらしい工夫だと感じました。

↑ホーム画面の配色や、ショートカットで呼び出すアプリはカスタマイズ可能

 

こうした工夫は、ただ便利だからという理由ではなく、作業を時短する=スマホの画面を見る時間を減らすねらいがあると寺尾社長は言います。スマホというものはあくまでも人間が使う補助道具にすぎないとし、生活をより良くするための工夫であると説明していました。

 

これらのアプリはBALMUDA Phoneでしか利用できないようになっています。また、来年以降にはさらなるアプリの提供を目指しているとのことです。

 

あれもこれもできるのがスマホの便利なところ。しかし、そのスマホにとらわれすぎているという実感も多くの人が抱いているのではないでしょうか。BALMUDA Phoneはひときわ小さなボディに目がいきますが、手に取ると「スマホはあくまで補助道具であり、画面を見る時間を減らすべき」という思いや狙いがよく反映されていることがわかります。持ちやすさやアプリの使いやすさは、使えば使うほど実感できるのでしょう。

 

BALMUDA Phoneは11月17日よりバルミューダ、ソフトバンク両社のオンラインストアで予約を開始。発売は11月26日(水)を予定しています。

 

また11月19日には初の旗艦店「BALMUDA The Store Aoyama」がオープン。同店でBALMUDA Phoneの体験、契約ができるとのこと。トースターや扇風機などの製品も店頭にならび、体験・購入ができます。

↑旗艦店ではバルミューダの製品を体験できる

 

↑バルミューダの代名詞ともいえるトースターなどの家電製品も店頭に並びます

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

au Payマーケットでお得に買い物ができる「au Black Friday」開催! スマパス会員は要チェック

映像・音楽・書籍・ライブなどのエンタメサービスが、どの携帯キャリアでも楽しめる「auスマートパスプレミアム」では、会員限定で特典がゲットできる「au Black Friday」を、11月17日より開始します。

 

内容は、抽選でau PAYマーケットで使える合計1700万Pontaポイントをプレゼントする「スマプレジャンボ」。au PAYマーケットでの買い物時に購入額の5%をPontaポイントとして還元する「スマプレポイント還元」。そして、同マーケットにてケンタッキーフライドチキンの「デジタルKFCカード500円分」を実質400円で購入できるクーポンを配布する「ケンタッキーのデジタルKFCカードで使える400円OFFクーポンプレゼント」の3つのキャンペーンとなっています。どのキャンペーンも、auスマートパスプレミアム会員限定で、Black Friday特設ページからエントリーする流れです。

 

それぞれの期間は以下の通りです。

「スマプレジャンボ」:11月17日から12月6日

「スマプレポイント還元」:11月17日から11月22日

「ケンタッキーのデジタルKFCカードで使える400円OFFクーポンプレゼント」:11月17日から12月4日

カメラ/AV/ゲームの、それぞれのジャンルのプロも満足の完成度、Xperia 1 IIIとXperia 5 IIIは究極に楽しめるスマホだった

デジタル一眼カメラ「α」シリーズの技術、360度から音が降り注ぐような体験が可能な「360 Reality Audio」を始めとするオーディオビジュアルの技術、ゲームで勝ちにこだわる人のための「ゲームエンハンサー」機能などを実現する技術。これらの、こだわり抜いた技術を搭載するのが、ソニー・Xperiaシリーズのフラッグシップスマホ「Xperia 1 III」と、ハイエンドスマホ「Xperia 5 III」です。

 

両モデルの、実際の実力はどれほどのものなのか。今回は、カメラ、オーディオビジュアル、ゲームにおいて、それぞれの専門家に実機をプロの目線を交えてレビューしていきます。

 

Xperia 5 IIIは見た目の質感に高級感があり、Xperia 1 IIIは見た目も触り心地も完成度が高い

まずは、Xperia 5 IIIとXperia 1 IIIのデザインを見ていきましょう。今回試用したXperia 5 IIIのグリーンは、落ち着いたカラーながら地味に見えることはなく、机などに置くと存在感を放っています。艶やかなグロス仕様を採用し、高級感ある質感を実現したうえに、光の当たり具合や見る角度によって色の表情が変わります。

↑Xperia 5 III。11月12日に発売されたばかりのハイエンドスマホだ

 

持ってみると、ボディのエッジが丸みを帯びており、手になじみやすいです。本体サイズが約68×約157×約8.2mm、重量が約168gと、比較的コンパクトかつ軽量。特に幅が広くないため、片手にしっかりと収まります。手が小さい人や片手で操作したいという人にはうれしいでしょう。

↑片手で操作しやすいサイズ感のXperia 5 III

 

一方のXperia 1 IIIはフロストパープルと呼ばれるカラーを試用。深みのある紫が上品さをまとっています。背面ガラスはフロスト仕上げになっており、さらさらとした手触りが印象的。いつまでも触っていたくなる質感で、指紋は付きにくくなっています。見た目も質感もフラッグシップにふさわしい、完成度の高い仕上がりです。

↑3キャリアから7月に発売されたXperia 1 III。11月19日には、SIMフリーモデルも販売される

 

Xperia 1 IIIのエッジは四角く、持ったときに指の関節に自然にハマるホールド感があります。本体サイズは約71×約165×約8.2mm、重量は約188gとXperia 5 IIIに比べて若干大きいですが、その分より大きいディスプレイを搭載しています。

↑こちらは両手で操作したほうがよさそうなサイズ感

 

 

フラッグシップなスペックで、高画質な動画やゲームも楽しめる

続いてスペックに目を向けてみましょう。両モデルともに、スマホの処理性能を左右するSoCには、Qualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platformを搭載。高いパフォーマンスと省電力性を実現した、フラッグシップ向けスマホに搭載されるチップです。

 

Xperia 5 IIIのメモリーは8GB、ストレージは128GBと不満のない構成。一方のXperia 1 IIIはメモリー12GB、ストレージ512GBとよりハイスペックな構成です。どちらもWeb検索やSNSチェックといった日常使いから、高画質な動画鑑賞やゲームプレイまで快適にこなせます。

 

また、バッテリー容量は両モデル共通で大容量の4500mAh。USB Type-C経由での急速充電に対応しており、約30分で約50%の充電が可能です。バッテリーの負荷を軽減する「いたわり充電」と、独自の「充電最適化技術」により、3年使用してもバッテリーが劣化しにくくなっているため、安心して長く使い続けられます。

 

αシリーズやRXシリーズの機能がカメラより小さいスマホに搭載

ここからは専門家にXperia 5 IIIとXperia 1 IIIを触ってもらい、そのインプレッションをお伝えしていきます。まずはカメラからチェックしていきましょう。

 

両モデルのカメラは4つの焦点距離をそなえた3レンズ構成で、すべてZEISS(ツァイス)レンズを採用。16mmの超広角(1220万画素、F値2.2)、24mmの広角(1220万画素、F値1.7)、70mmと105mmの可変式望遠レンズ(1220万画素、70mmはF値2.3/105mmはF値2.8)となっています。

↑Xperia 5 IIIのカメラ(左)とXperia 1 IIIのカメラ(右)。上から16mmの超広角、24mmの広角、70mmと105mmの可変式望遠という構成だ。なお、Xperia 1 IIIの望遠レンズの上には、暗い場所での高速・高精度AFに有利な3D iToFセンサーが搭載されている

 

すべてのレンズにおいて人や動物の瞳を自動で検出して正確にピントを合わせる瞳AFや、動く被写体にフォーカスを合わせたうえに自動で露出も調整しながら秒間20コマの撮影が可能な高速連写機能などを搭載しています。

↑被写体の瞳を検出した瞬間。カメラアプリを起動し、被写体に向けるとすぐに検出してくれた

 

Xperia 5 IIIは被写体をタップするだけで、その被写体をとらえてフォーカスを合わせ続ける「オブジェクトトラッキング」に対応。一方のXperia 1 IIIには、このフォーカス性能がより高い「リアルタイムトラッキング」に対応しています。

 

これらの機能は、ソニーがデジタル一眼カメラ「α」シリーズやコンパクトデジタルカメラ「RX」シリーズで培ってきた技術がベースにあります。そんな優れたカメラ性能が、カメラよりも小さいスマホに取り入れられているというのは驚くべき点といえるでしょう。

 

では、実際の使い勝手やカメラ性能はどれほど高いのか。フォトジャーナリストの柴田誠さんに使用してもらいました。

柴田 誠

香港をベースに活動するフォトジャーナリスト。日本のカメラ雑誌の編集者を経て独立し、国内外のカメラショーやアートフェアなどを取材しレポートする。現在はCAPA CAMERA WEBの製品情報を担当するなど、カメラ関連の新製品にも精通する。取材のかたわらアジア各地のストリートスナップを撮り歩く、自称ストリートスナイパー&ナイトフォトグラファー。https://www.instagram.com/club_kowloon/

 

ダイナミックな撮影もでき、コンデジのような活躍も期待できるモデル

撮影でまずおもしろいと感じたのは16mmの超広角だ。スナップショットで使ったが、ダイナミックな撮影ができるのは魅力に感じた。また、焦点距離を変えるとすぐに画角が切り替わり、どういう画になるのかがわかりやすいので、画角をどうしようかと悩めるところもカメラらしくていい。

↑Xperia 5 IIIの広角16mmで撮影。空に奥行き感があるため、ダイナミックな印象を与えてくれる

 

【作例フォトギャラリーその1】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

 

撮影した写真はどれも質感がリアルで、ディテールをよくとらえていて、細部の潰れが見られなかった。ほかのスマホだとシャドーが潰れるなどするので、どこかで諦めないといけない部分が出てくるものだが、それがないのは見事といえる。ダイナミックレンジが広く、メリハリと立体感のある画を撮影できるので、使っていて気持ちがよく、撮影後に見返すのも楽しい。デジタルズームでの撮影も納得できるレベルで、細かい部分まで見ないと画質の劣化はほとんど気にならないだろう。

【作例フォトギャラリーその2】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

瞳AFや被写体をとらえ続けるトラッキング性能については、ミラーレスカメラのαシリーズ並みに素早くとらえる印象だ。秒間20コマの高速連写もできるので、動く被写体も問題なく撮影できるだろう。また、カメラアプリでαシリーズのUIを踏襲した「Photography Pro」は、まさにαシリーズと操作部が同じなので、違和感がない。特にシャッタースピードを簡単に変えられるあたりに「カメラ」っぽさを感じた。ちょっと時間をかけてイルミネーションを撮影しよう、などといったときにちゃんと撮影できる安心感がある。実際に撮影に持ち出すことを考えると、町のスナップや、夕景・夜景の撮影、ロケハンなどでサブカメラ的に使えそうだ。

↑全速力で走る子どもをXperia 5 IIIでとらえた様子。短い間に瞬時に判断して、オブジェクトトラッキングと瞳AFが切り替わるのは驚きだ

 

↑Xperia 5 IIIで高速連写した際の1枚(広角24mm)。子どもにしっかりとピントが合っている。これなら決定的瞬間も逃すことはない

 

海外だと特にそうだが、町中で撮影したいけれどカメラを取り出しにくいシーンに出くわすことがある。そういったシーンでは、カメラを構えて撮るよりも目立ちにくいスマホで撮る方が有利なことも多い。そのスマホがカメラ並みの性能を備えていてくれるのはありがたい。

 

また、家族と一緒に出かけるような撮影においても十分活躍してくれそうだ。子供を撮影して、紅葉を撮影して、料理も撮影してなど、まさにコンパクトデジタルカメラで撮るような使い方でもその実力を発揮してくれるカメラ機能だ。

↑さっと取り出して撮影してもちゃんとした1枚を残せる

 

(文責/柴田 誠)

 

 

スピーカー、イヤホン、ワイヤレスのあらゆる方法で楽しめる、至高のオーディオスペック

続いて、オーディオビジュアル面の性能を見ていきましょう。

 

Xperia 5 IIIのディスプレイは、約6.1インチで解像度はフルHD+。Xperia 1 IIIはさらに大画面高精細で、約6.5インチ/4K解像度のディスプレイを搭載しています。

↑左がXperia 5 IIIで、右がXperia 1 IIIのディスプレイ

 

また、音質面では注目すべき技術がいくつも盛り込まれています。ひとつは、臨場感あふれる音楽体験が可能なソニー独自の立体音響技術「360 Reality Audio」です。これにより、イヤホンはもちろんのこと、内蔵のスピーカーを使って、音が360度に広がる没入感の高い音楽体験が可能になっています。

 

なお、10月下旬からAmazonのストリーミングサービス「Amazon Music Unlimited」で、360 Reality Audio対応のコンテンツが配信されています。加えて、ソニーは、対象のXperiaを購入し、応募フォームから応募したユーザーに特典をプレゼントする「Xperiaで好きを極める! 体験クーポンプレゼントキャンペーン」を実施中。Amazon Music Unlimitedの3カ月無料クーポンがもらえるため、360 Reality Audio対応コンテンツを気軽に楽しめます。

 

次に注目したいのは、内蔵スピーカーです。スピーカーは両モデルそれぞれ、本体前面の上部と底部に配置。Xperia 5 IIIは、このステレオスピーカーによって立体感のある音場を実現しています。

↑上部と底部のディスプレイにわずかな隙間があり、そこにスピーカーが搭載されている

 

 

Xperia 1 IIIはさらに上をいっており、音響構造の新しいスピーカーを搭載することで、前モデルの「Xperia 1 II」に比べて最大音圧が約40%向上。加えて低音の性能も強化されています。

↑こちらはXperia 1 IIIの上部と底部のスピーカー

 

もう1点注目したいのが、本体に搭載された3.5mmイヤホンジャックです。それぞれ前モデルのXperia 5 II/Xperia 1 IIに比べて最大音圧が約40%向上しています。それでいて、大音量で再生する際の音の歪みを低減。お気に入りのイヤホンで、高音質を楽しめます。

↑Xperia 1 IIIのイヤホンジャック。本体上面に装備されている。Xperia 5 IIIも同じ位置だ

 

このほか、ワイヤレスイヤホンを使用してもハイレゾ音源を楽しめるコーデック「LDAC」や、ストリーミングサービスの音源などをハイレゾ相当の音源にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」に対応。スピーカー、イヤホン、ワイヤレスとあらゆる方法で高音質が楽しめるのです。

 

そんなXperia 5 IIIとXperia 1 IIIのオーディオビジュアル性能を、専門ライターの山本敦さんにレビューしてもらいました。

山本 敦

オーディオビジュアル誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。ハイレゾに音楽配信、スマホなどポータブルオーディオの最先端を徹底探求。海外の展示会取材やメーカー開発者へのインタビューなども数多くこなす。

 

完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM4と組み合わせて聴くハイレゾは、ほかでは得られない音

まず、ディスプレイで注目したい点は、Xperia 5 IIIとXperia 1 IIIの解像感の高さ。人の肌は自然に、花は色鮮やかにと、色の再現性に優れている。この高い基本性能をベースに、見るコンテンツに合わせて画質設定で「スタンダードモード」と「クリエイターモード」を選べるのがいい。

 

スタンダードモードは、色温度のある鮮やかな仕上がりで、写真などを楽しむのに向いている。クリエイターモードは、コンテンツ制作者の意図を忠実に再現するため、映画にドラマ、アニメなどの映像がリッチに楽しめる。こうして、モードを使い分けることで、エンタメライフを充実させられるのが両モデルのよさだろう。

 

次に、音質面ではスピーカーの音を体感してほしい。両モデルともにDolby Atmosに対応しており、高さ方向から音が降ってくるかのような立体感をしっかりと味わえる。Dolby Atmos対応といってもそれほど効果を感じられないモバイルデバイスも多いが、映画館で映画を観る、あるいはコンサートホールで音楽を聴く体験に近い臨場感が得られるため稀有な製品といえる。

 

最後に、今回はソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」と、Xperia 5 III/Xperia 1 IIIを組み合わせて試用したので、その印象をお伝えしたい。イヤホン・端末ともに対応しているハイレゾ相当の高音質を実現するLDACコーデックで試聴してみたところ、サウンドは情報量が豊富でとても“濃厚”に感じられた。

 

中高域には独特の華やかさがある。タイトでスムーズな低音とのバランスもすごくよい。ハイレゾなど良質な音源を基準にしっかりとチューニングが練り上げられている印象を受けた。特に大編成のオーケストラ、ジャズバンドの演奏などを聴いたときにサウンドステージをクリアに見渡せる感じはほかのスマホでは得がたい。

 

加えて「Sony | Headphones Connect」による、イヤホンと端末の接続性のよさや、外音取り込みやノイズキャンセリングなどの完成度が高く、マッチングにも優れている。音質と機能の両面でWF-1000XM4とXperia 5 III/Xperia 1 IIIの組み合わせは、一度使用したらなかなか手放せないだろう。

 

(文責/山本 敦)

 

21:9のディスプレイやゲームの楽しさがワンランク上がる機能による、格段のゲーム性能

最後にXperia 5 IIIとXperia 1 IIIのゲーム性能をチェックしていきます。

 

ゲームをプレイするうえで、両モデルが特筆すべき点は、アスペクト比16:9の一般的なスマホに比べて、表示領域が広い21:9のディスプレイを搭載していること。たとえばFPSの場合、より視野を広く保って敵を探したり、画面が俯瞰で見やすかったりします。

↑「Call of Duty Mobile」をプレイしたときの画面。白い罫線内がアスペクト比16:9の表示領域で、薄くなっている部分を足すと21:9になる。21:9だと両端が広がり、よりゲーム画面が見やすくなっているのがわかる

 

また、リフレッシュレートの高さもポイント。120Hz以下だとFPSなどの場合、エイムが難しくなってきます。ですが、両モデルともにディスプレイのリフレッシュレートは120Hzを実現。最大240Hzの高速タッチ検出にも対応しています。

 

そのほか、暗いシーンを意図的に明るくし、ゲーム画面の視認性を高める「L-γレイザー」や、ゲーム中の敵の足音や銃声などの必要な音を強調したり不必要な衝撃音などを抑制したりできる「オーディオイコライザー」など、ゲームを快適に楽しめる機能もそろっています。

↑左がL-γレイザーオフ時の画面で、右がオン時の画面。建物出口付近が明るくなり、視認性が上がっていることがわかる。これなら暗い場所に潜む敵も見つけやすい

 

↑オーディオイコライザーの設定画面。かなり細かく音質を変えられる

 

こうしたハード面と機能面で、ゲーム性能が高いXperia 5 IIIとXperia 1 III。そのゲーム性能を、ゲームとデバイスの両面に詳しいライターの岡安学さんに試してもらいました。

岡安 学

eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。@digiyas

 

画面に指を置いても余裕があるディスプレイはやはり魅力、グラフィックも美麗

スマホでゲームをプレイする場合、アスペクト比16:9のディスプレイだと、操作する指で画面が隠れてしまう。だが、Xperia 5 IIIとXperia 1 IIIのアスペクト比21:9のディスプレイは、操作する指で隠れた画面以外の部分で16:9分ほどの画面を確保できる。この、指の操作部分だけ画面が広がった感覚がいいと感じた。

↑このように、ゲーム画面の邪魔にならない位置に指を置いて快適にプレイできる

 

また、実際のゲーム画面は滑らかで、3Dグラフィックの表現も美麗だ。このあたりは120Hzのリフレッシュレートに加えて、ディスプレイの高い解像度、Qualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platformの処理性能がパフォーマンスを発揮しているのだろう。3D酔いをしやすい人にも、1フレーム差で勝負が決するゲーム上級者にも、どちらにとっても有効で快適にプレイできる所以のひとつだ。

 

L-γレイザーやオーディオイコライザーについては、自分の好みや体質に合わせた設定をすることができるので、ストレスフリーでゲームをプレイできるようになる。

 

L-γレイザーは、暗い部分だけでなく、明るい部分もより明るくなったので、個人的には3Dグラフィックがより美麗なタイトルを明るく見たいときに有効にしたい。一方のオーディオイコライザーは、高い音が苦手な場合はその帯域を抑えるなどの使い方ができる。いずれにせよ、どちらの機能も、自分好みの環境を追い求められるのがいい。

 

なお、細かい点だと、ゲームの場合は音も重要になるので、イヤホンジャックがあるのはうれしい。このほか、着信非通知機能など、ゲームをプレイするうえであってほしい機能がちゃんとそろっているのも好印象だ。

 

なにより、Xperia 5 IIIとXperia 1 IIIは、カメラやオーディオビジュアル、処理性能などがハイスペックでありながら、ゲーム性能も高められているというオールインワンなところに魅力を感じた。また、ゲーム性能に限って言えば、これからゲームを始めたい人のニーズは十分に満たせるはずで、より快適にゲームを楽しみたいと思っている人にもおすすめできる。

 

(文責/岡安 学)

 

趣味を突き詰めることも、新しい趣味を開拓することもできる1台

Xperia 5 IIIとXperia 1 IIIは、ダイナミックな撮影も可能なカメラ、ほかでは得られない音を楽しめるオーディオ性能、初心者から上級者までおすすめできるゲーム性能をそなえ、それぞれの専門家も充分満足できる完成度でした。まさに、究極に楽しめるスマホといえます。

 

そして、どの機能も高次元まで性能を高められるのは、ソニーがそれぞれのジャンルで培ってきたからこそでしょう。

 

カメラ、オーディオビジュアル、ゲームすべてを趣味にしている人にはもちろんおすすめですが、どれかひとつのジャンルが好きな人も、Xperia 5 IIIとXperia 1 IIIを持つことで違うジャンルの趣味を開拓できるはず。楽しみを突き詰めるもよし、新しい楽しみを見つけるのもよし。Xperia 5 IIIとXperia 1 IIIで、思いっきり楽しんでみることをおすすめします。

 

Xperia 1 IIIで楽しめる専用ヘッドセット「Xperia View」も登場!

Xperia 1 IIIとXperia 1 IIを使って、VRを視聴できるヘッドセット「Xperia View」も登場しました。スマホを活用したVR視聴体験において、世界で初めて8K HDR映像で対角120度の広視野角を実現したとうたう高性能なヘッドセットです。Xperiaの4K HDR有機ELディスプレイや、120Hzのリフレッシュレートにより、まるで現実の世界のように感じる没入体験が可能。Xperia 1 IIIをより楽しむために、合わせて使用してみてはいかがでしょうか。

 

なお、11月19日のXperia Viewの発売に合わせて、乃木坂46のオリジナルVRコンテンツもリリース(スペシャルサイトはこちら)。乃木坂46を高精細な8K HDRで360度楽しめます。8Kの乃木坂46を堪能するために、Xperia Viewを手にしてみましょう。

 

Xperiaで好きを極める! 体験クーポンプレゼントキャンペーン実施中

ソニーでは現在、対象のXperiaを購入し、応募フォームから応募したユーザーに特典をプレゼントする「Xperiaで好きを極める! 体験クーポンプレゼントキャンペーン」を実施中。Adobe Lightroomの2カ月無料クーポン、Amazon Music Unlimitedの3カ月無料クーポン、Call of Duty Mobileをより楽しめる5000円相当(3240CP)のゲーム内ポイントがもらえます。

 

概要は下記のとおりです。

 

購入期間:2022年1月10日(月) 23:59まで

応募期間:2021年9月30日(木) ~ 2022年1月17日(月) 10:00まで

対象モデル:Xperia 5 III、Xperia 1 III、Xperia 5 II、Xperia 1 II

詳細サイト:https://xperia.sony.jp/campaign/taiken-present/

 

文・構成/GetNavi web編集部・柴田誠・山本敦・岡安学、撮影/ヒゲ企画

 

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ガジェットマニア大興奮のスマホ「Black Shark 4」でポケモンユナイトをプレイ

ポケモントレーナー(プレイヤー)同士がチームを組み、時間内でスコアを競う、「ポケモン」初のチーム戦略バトルゲーム「ポケモンユナイト」がおもしろい。どれくらいおもしろいかといえば、久々に時間を忘れてやってしまうゲームを見つけたなあ、という感じだ。比較的強いキャラクター(ポケモン)もいるが、どのポケモンをメインキャラクターにしても戦えるゲームバランスで、今後のさらなるアップデート次第な部分もあるが、長く楽しめそうな作品である。

↑ポケモンユナイトのプレイ画面(Nintendo Switch版、公式サイトより)

 

本作は、2021年7月にNintendo Switch向けに配信開始。9月22日にはスマホからでもプレイできるようになった。しかも、Nintendo Switchからでもスマホからでも、混合で対戦マッチングできる。

 

このスマホ版の登場でゲームを始める手軽さは格段に増した。しかし、試合中の操作量は少なくないタイトルなので、スマホでプレイしたときの操作性がやはり気になる。対戦ゲームをやるからには、ランク戦で勝ちたいし、できる限り良いプレイ環境を用意したいものだ。

 

そこで、今回試したのが、2021年夏に発売されたゲーミングスマートフォン「Black Shark 4」。”eSportsを勝ち抜くウルトラスペック 5Gスマートフォン”というキャッチコピーの通り、ゲームプレイに尖りまくった一台だ。

↑Black Shark 4。一時は売り切れていたが、11月6日から販売が再開されている

 

スマホ最速クラスのリフレッシュレート144Hzを実現

まず、Black Shark 4の性能について触れておこう。本機のスペックにおいて、特筆すべきはディスプレイの性能だ。1秒間の画面の切り替わり回数を表すリフレッシュレートは、スマートフォンでは最速クラスの144Hz。1秒間に認識できる画面タッチ回数の上限を表すタッチサンプリングレートは720Hzと、これもまたすさまじい数値である。

↑ポケモンユナイトのオープニングムービーをBlack Shark 4で鑑賞。ディスプレイにはノッチがないので、大画面で映像を堪能できる

 

参考までに、iPhone 13 Proシリーズのリフレッシュレートは最大120Hz。これだけでも本機の尖りっぷりがわかってもらえるだろう。

 

また、6.67型のディスプレイ、2400×1080ドットという画面サイズが特徴的だ。縦横比は20:9となっており、多くのスマートフォンで採用されている16:9の画面と比べ、長辺が二回りほど長くなっている。

↑Black Shark 4の待受画面。明らかに縦長なのがわかる

 

プロセッサーにはクアルコムの8コアチップ・Snapdragon 870を搭載。こちらもハイエンドスマホなどに採用される高性能チップだ。このほか、メモリーは8GB、ストレージは128GBとなっている。なお、メモリー12GB、ストレージ256GBのモデルも存在するが、こちらの販売開始日は未定となっている。

 

リアカメラは3眼。4800万画素での撮影が可能なメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、500万画素のマクロカメラという構成だ。ゲーミングデバイスではあるが、カメラ性能も十分である。

↑背面。左方に並んでいるのがカメラだ

 

バッテリーは大容量の4500mAhを内蔵し、USB Type-C経由となる充電は、最大120Wでの急速充電に対応。同梱されている充電アダプターは67W出力だが、これでもわずか22分で満充電が可能という速さだ。なお、22分で満充電というのはメーカーの公称実測値だが、筆者が充電を行った際も同程度のスピードが出たので、信頼してよい数字である。

 

高スペックかつ長時間ゲームをプレイするであろうことから、電池消費も激しいことが予想される本機だが、それに対応できる強力なスタミナを持っている。

↑同梱の充電アダプター。高速充電に対応しているため、少し大きめだ

 

ゲーム起動中の着信拒否など、ゲーミングスマホらしい機能も

本機は、ゲーミングスマホらしいユニークな機構を装備している。そのひとつが横向きで持ったときに両サイド上部にくるよう配置されたトリガーボタンだ。このボタンの役割は、ユーザーの好みによってカスタマイズできる。たとえば、画面のスクリーンショット撮影や録画のオンオフ、フラッシュのオンオフなどの多彩な操作がワンタッチで可能だ。

↑上部のトリガーボタン。まるで、ゲームコントローラーのL・Rボタンのような存在で、設定次第でかなり便利になる

 

そしてこのボタン、不使用時にはボタンそのものを収納できるようになっている。基本は収納しておいて、使用時のみ出すのがおすすめだ。

↑ボタンを収納させた状態。出っ張っている部分を内側に向けてスライドさせることでボタンが出てくる

 

また本機には、ディスプレイのタッチ感度やリフレッシュレートの変更など、ゲームにかかわるさまざまな設定をまとめて変更できる「Shark Space 4.0」が搭載されている。

 

ゲーム起動中の電話着信を拒否する機能など、ほかのスマホではない機能も装備。ゲームプレイ時の横やりを未然に防いでくれるのは、ゲーマーにとってありがたいことだ。

↑Shark Spaceからゲーム中の着信拒否などを設定できる画面。タッチ感度などの設定変更も可能だ

 

↑ゲーム中でも、画面右上から斜め下に指をスライドさせるだけで、一部の設定画面を呼び出せる。回線速度などの確認も可能

 

ガジェットマニア垂涎! スマホなのにまさかの液冷式を採用

さて、ここまでBlack Shark 4のスペックや機能について書いてきたが、本機について私が個人的に推したいポイントは別の部分にある。それは、スマホでありながら液体冷却式(以下、液冷式)を採用しているという点だ。

↑本機の液冷システムは、2つの液冷ユニット「VC液体冷却板」と「シングル液体冷却パイプ」で内部コンポーネントを挟む構造を採用

 

話は少しそれるが、デスクトップパソコンを自作するマニアが一度はあこがれるのが液冷式である。液冷式とは、パソコン内に熱伝導性に優れた液体を循環させ、CPUやGPUなどの発熱が大きいパーツの熱を逃がす方式のことだ。冷却性能に優れるうえ、静音性、さらには見た目も魅力的で、中二病的な味わいがある。

 

だが、この液冷式パソコンを目にする機会は少ない。というのも、いま流通しているほとんどのパソコンの放熱システムは空気冷却式(空冷式)を採用しているからだ。空冷式は、ファンやヒートシンクを使い、空気を通してパソコン内部の熱を外に逃がしている。

 

液冷式はこの空冷式よりコストが高いこと、液冷ユニットをパソコンのなかに収める必要があるためスペースを取ること、万一液漏れが発生したときのリスクの高さなどから、導入のハードルが高いのが実情である。液冷式パソコンを所有しているユーザーは、かなりのガジェット好きに限られているといって過言ではないだろう。

 

そんなガジェット好きの心をくすぐる液冷式を、Black Shark 4は採用している。しかも本機の冷却技術は、特許も取得しているという。これはゲーマーだけでなく、ガジェットマニアにも刺さるのではないだろうか。

 

ただ、そんな液冷式を採用しているせいか、持ってみるとやや重い印象を受ける。実際、重量は約210gなので、軽量とは言い難い。しかし、本体内に液冷ユニットが内蔵されているという事実に感動してしまう。

↑本機の厚みを、綿棒と並べて比較。液冷式と思えない薄さだ。なお、本体サイズは横76.3×縦163.8×厚み10.3mm

 

とはいえ、日常的に使用するうえでは液冷式のデメリットは感じなかった。また、特許取得の液冷式となると気になるのは本体価格だが、一般的なハイスペックスマホに比べてて手ごろな5万9800円(税込)に抑えられているから驚きである。

 

さて、筆者のガジェット好きが災いして、前置きが長くなってしまった。以降は、本機でゲームをプレイした感想を書いていきたい。

 

絶妙すぎる画面サイズが、ゲームプレイに効く

結論から書こう。Black Shark 4でのゲームプレイはとても快適である。

 

横長の画面はまごうことなき正義だ。先にも述べたが、本機のディスプレイは縦幅が一般的なスマホに比べて広いので、横向きにしてゲームをプレイしたときに試合の盤面を俯瞰しやすい。

 

このゲームにおいて敵に倒されてしまうケースの多くは、見えないところから急に現れてきた敵によって数的不利を作られたり、HPが消耗しているところに急襲を受けてとどめを刺されてしまったりするパターンだ。だが、画面が広ければ、敵の奇襲を早めに察知できる可能性がある。

 

さらに、画面の幅が広いということは、操作部が広いということも意味する。スマホゲームでは、どうしても指で視野が狭まってしまうので、その恩恵は非常に大きい。

↑Black Shark 4でのプレイ画面。俯瞰で見やすいうえに、左右に余裕があるため操作もしやすい

 

本機でゲームプレイをしてみたら、アスペクト比20:9の6.67インチという画面サイズは、ゲーミングスマホの最適解なのではと感じさせられた。画面サイズが大きすぎると、同一の操作をするのに指を大きく動かさねばならなくなってタイムロスが起きうる。つまり、画面を大きくしすぎても操作性が落ちてしまう。だから、短辺の長さは変えず、長辺だけを伸ばした判断は正しいように感じた。

 

ポケモンユナイトのランクマッチに潜ってみる

Black Shark 4の大画面の恩恵を紹介したところで、ポケモンユナイトのランクマッチに潜ったときのインプレッションに移ろう。筆者は、当初Nintendo Switchでポケモンユナイトをプレイしていたが、スマホ版配信後は手軽さやコマンド入力が楽であることからスマホ版に乗り換えている。

 

ポケモンユナイトに登場するポケモンは、現時点で26匹。それぞれ違う個性を持っており、攻めが得意なポケモン、守りが得意なポケモン、敵の妨害が得意なポケモンなど、得手不得手がある。筆者が主に使っているのはフシギバナ。素の耐久力は並か低いくらいだが、回復しながら攻撃する「ギガドレイン」、高速で移動しながら攻撃できる「はなびらのまい」を覚えるので、前線を押し上げるタンク役としてしぶとく戦えるのが長所だ。また、レベル9で覚える技の選択肢として遠距離攻撃の高火力技「ソーラービーム」もあるので、スナイパーとして戦うこともできる。

↑フシギバナが覚えるギガドレインは、攻撃しながら回復できる技。この技だけだと瞬間火力はそれほど高くないが、回復できるぶんダメージレースを制しやすい。ちなみに、つい最近のアップデートでギガドレインの回復量が弱体化され、ソーラービームのダメージ量が強化されたため、今後はスナイパーとしての運用が増えそうだ。スナイパー運用の場合、レベル5で覚える技は、当てた敵の移動速度を落とせる「ヘドロばくだん」がおすすめ

 

しかし、いくら回復技を持っているとはいえ、敵に倒されてしまっては本末転倒だ。フシギバナに限った話ではないが、引き際が何より大切になる。フシギバナのようなアタッカー型のポケモンは素の耐久力が低めで、複数の敵から集中攻撃を受けてしまうとすぐにKOされてしまう。そういった状況を回避するため、敵の増援が来るか来ないか常に考えつつ押し引きを判断しなければならない。敵もそれをわかっているわけで、特にHPが減っている場合は遠距離や死角からの奇襲を狙われることも多い。

↑草むらのなかに潜んでいる敵は接近しないとプレイヤーから見えない。これを利用して敵プレイヤーに待ち伏せを仕掛けたり、野生ポケモンのラストヒットを狙い敵からキルスティールしたりできる

 

だからこそ、本機の大きな画面は視野を広げてくれるので安心感が違う。ポケモンユナイトに限らず、シューティングゲームなどでは特に当てはまることだが、画面外から迫る敵の襲撃を少しでも早めに察知することが勝負の明暗を分ける。Black Shark 4を使っていて、かつ回線も高速で、それでも負けたのなら、素直に敗因を分析して改善しようという気にもなるものだ。

 

対戦の母数がそれほど多くないので、本機を利用したことによる勝率への好影響がどこまであったか具体的に書くことは難しい。筆者はスマホ版に乗り換えて以降300戦ほどランクマッチに潜っているが、使っているポケモンによる勝率差、あるいはプレイヤースキルの成長などもある。だが、感覚の上では筆者が普段使っているiPhone XRよりも、Black Shark 4のほうがゲームプレイ時の快適性は高いように感じた。ちなみに、本機使用中の勝率はソロプレイで60%くらいだったので、勝てていると思いたい。

 

また、放熱については、さすが液冷といったところ。10戦程度(100分前後)連続でプレイしても気にならないレベルであった。別売りのスマホクーラーもラインナップされているが、筆者の感覚では、それを使わずとも十分なように思う。

↑別売りのクーラー「FUN COOLER 2 PRO」(税込5980円)。挟み込む形で使用する外付けクーラーだ。光るのはかっこいいが、かさばるので操作性がやや犠牲になる

 

ちなみに、別売アクセサリーとして「モンスターゲーミングトリガー」(税込2700円)という、ゲームコントローラーのL・Rボタンと同様のボタンを設置できるキットも発売されている。画面の表示領域に干渉してしまうが、活用できるタイトルを遊んでいる方は検討してもいいだろう。

↑モンスターゲーミングトリガーを装着した状態。操作性は上がるが、画面の一部が見えなくなってしまうのが玉に瑕

 

ここまでの高機能で6万円以下はかなりの高コスパ!

以上、ゲーミングスマホとしてのBlack Shark 4の魅力をお伝えしてきたが、本機は非常に魅力的な商品といえる。性能比で考えれば6万円を切る価格はかなりコストパフォーマンスが高い。スマホでガッツリゲームをしたい方はもちろん、人とは違うユニークなスマホを使いたいガジェット好きにも、おすすめしたい一台だ。

 

©2021 Pokémon. ©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
©2021 Tencent.

ゲーミングスマホ「REDMAGIC 6S PRO」発売! 一部店舗ではタッチ&トライも開催

NLNテクノロジーは、Nubia Technology社のゲーミングスマートフォン「REDMAGIC 6S PRO(レッドマジック6Sプロ)」を、ビックカメラ(有楽町店)、ヨドバシカメラ(秋葉原店)、HISモバイルなどで販売を開始しました。

 

同製品は、「12GB+128GB(Cyborg)」と「16GB+256GB(Ghost)」の2モデルを展開。ゲーミングPCをスマートフォンに詰め込んだような光るスケルトンデザインが特徴です。価格はCyborgが7万9900円、Ghostが9万9900円。

↑REDMAGIC 6S PRO 12GB+128GB(Cyborg)

 

ビックカメラ(有楽町店)、ヨドバシカメラ(秋葉原店)では16GB+256GB(Ghost)の実機を展示し、実際に触れて大きさや重さなどを体感することができます。

↑REDMAGIC 6S PRO 16GB+256GB(Ghost)

 

同製品は、冷却ターボファンと透明な背面カバーで、RGBライトが鮮やかに光ります。 内蔵のターボファンは、風圧を30%、空気圧を35%増加。金属製のトップカバーは、ファンの騒音を40%低減しています。

 

背面にはマッピング可能なタッチパッドエリア「Mキー」を搭載。Mキーを使用すると、背面のタッチパッドをスライドすることで、1つまたは2つのアクションをカスタマイズすることができます。

 

Qualcomm Snapdragon 888+、超高速LPDDR5、UFS3.1を搭載しています。アップグレードされたQualcomm Kryo 680 CPUのクロックは約3GHz。Qualcomm Adreno 660 GPUは、AIパフォーマンスを20%以上向上させています。アップグレードされたQualcomm Snapdragon 888+は、32 TOPSという驚異的な性能を持ち、多くのニューラルネットワークを1秒で実行します。最大16GBのLPDDR5RAMと最大256GBのUFS3.1容量を組み合わせることで、ゲームだけでなく、あらゆる要求の高いタスクに十二分に対応します。

 

これまでの「REDMAGIC 6シリーズ」同様、ゲームスペース(Game Space)を搭載しており、本体の側面にある赤色のスイッチをスライドすると起動します。新しく機能が追加され、さらに自由度の高いカスタムが可能になっています。

シャオミの旗艦スマホ「Xiaomi 11T Pro」が日本上陸! 超急速充電&1億画素カメラ&おサイフ対応で“鬼コスパ”

シャオミは、Androidスマートフォン「Xiaomi 11T Pro」など新モデルを発表しました。同社が日本向けに投入する初のフラッグシップ級スマートフォンとなるXiaomi 11T Proは、120Wの超急速充電や1億画素センサーのカメラ、おサイフケータイ対応など見どころが多い端末です。

 

このほか、準ハイエンドスマホ「Xiaomi 11T」や高性能なAndroid タブレット「Xiaoi Pad 5」、スマートスピーカー「Mi Smart Speaker」、完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 3 Pro」と、注目のモデルを怒涛のごとく発表しました。これらの新製品はこの記事の後半でまとめて紹介します。

↑大量の新製品が発表されました

 

いよいよ上陸のフラッグシップ「Xiaomi 11T Pro」

シャオミは今年で創業11年になる、中国発のスマホメーカーです。低価格なスマホが強みで、出荷台数ではアップルを追い抜き世界2位に位置付けています。日本では2018年12月に参入し、5G時代にはauやソフトバンクへの製品を投入。オープンマーケット(SIMフリー市場)向けにも多くのスマホを投入してきました。

 

そんなシャオミが今回、満を持して投入するフラッグシップ(旗艦)モデルが「Xiaomi 11T Pro」です。Snapdragon 888という、2021年時点で最高クラスのチップセットを搭載しながら、価格は約7万円からと、他のハイエンドスマホの半分程度に抑えています。

↑カラバリは3色

 

Xiaomi 11Tメモリ8GB+ストレージ128GBモデルが6万9800円(税込、以下同)、8GB+256GBモデルが7万9800円。発売日は11月5日を予定しています。

↑ストレージは128GBと256GBの2種類

 

その性能の割りにはかなり控えめな価格設定ですが、発売日前日の11月4日までに予約した人には、5000円引きの予約特典も用意されています。予約特典はシャオミ公式サイトのMi.comと家電量販店限定で、1300台の台数限定となっています。

 

17分でバッテリー満タン、120W超急速充電

Xiaomi 11T Proは見どころが多いスマホですが、中でも注目は急速充電です。大容量の5000mAhバッテリーを搭載しながら、独自規格の「120W Xiaomi ハイパーチャージ」によって、17分でバッテリーをフル充電にできます。充電する時間がたった10分しかなくても、7時間分の動画再生ができるほど、高速に充電できます。

↑120Wで高速充電が可能

 

この充電の速さの秘密はスマホの中にあります。バッテリーパックを2つに分けて搭載していて、充電用のチップも2系統分備えているのです。

 

この急速充電システムでは、安全性にも配慮されています。スマホ内部に複数の温度計を配置して、不慮の過熱が起きないように制御するなど、34種類の安全対策を実施し、外部認証機関による「安全な急速充電」の認証も取得されています。

↑温度をリアルタイムで計測し安全性にも配慮

 

結果として、電池の劣化も一般的なスマホよりも抑えられるとしています。一般的なスマホは充電を重ねるごとに最大容量が減っていき、約500回でバッテリー容量が80%まで下がるとされています。一方で、Xiaomi 11T Proはシャオミの検証によると、容量80%に低下するまでに、約800回の充電が可能だったとしています。

 

なお、付属の120W急速充電器は、シャオミ独自の規格の充電器ですが、USB Type-C標準の充電規格との互換性も備えています。USB PD準拠のノートパソコンやスマホの場合、最大65Wで充電可能としています。

 

Dolby対応の豪華なディスプレイ

Xiaomi 11T Proは6.67インチの有機ELディスプレイを搭載。パンチ穴型のインカメラを内蔵しています。10億色(10ビットカラー)の色表現が可能な仕様で、ダイナミックな映像表現ができる「Dolby Vision」や「HDR10+」といったHDR規格にも対応しています。加えて120Hz駆動にも対応しており、画面の動きや3Dゲームの表示をなめらかに動かすことができます。

↑6.67インチの有機ELディスプレイを搭載

 

ゴージャスな映像にはリッチな音も欲しいということで、サウンドはステレオスピーカーを内蔵。音響のチューニングは有名オーディオ機器ブランドのHarman Kardonが監修しています。映画などの映像は、Dolby Atmos規格でサラウンド再生が可能です。

↑ステレオスピーカーを内蔵

 

スピーカーは横持ちしたときに持ちやすい形状に設計されていて、スピーカーは動画を見るときに手でふさがらない場所に配置されています。

 

映像を見るだけでなく、撮るほうもHDR10+規格に対応。見ごたえのある映像を撮影できます。

 

映画風に撮れる1億画素カメラ

背面カメラには「1億画素」こと108メガピクセルの高画素カメラを搭載。このカメラでは実際に1億画素の写真を取ることもできますが、暗いシーンで明るい写真を撮影したり、デジタルズームをしても映像が荒れにくいという強みがあります。

↑トリプルAIカメラを搭載

 

108メガピクセルのメインカメラの他に、視野角120度の超広角カメラ(8メガピクセル)と、マクロカメラ(5メガピクセル)を装備。メインカメラとの組み合わせで、広角や接写といったシーンにも対応します。

 

また、動画撮影では8Kや4K HDRといった高画質な映像も撮影可能。さらに、映画でよく使われる特殊効果を簡単に撮れる「ワンクリックAIシネマ」という機能を備えています。例えば周りの風景を止めて人だけが動きだしたり、人以外の動きをスローシャッターにして疾走感を出したりといった特殊効果をかけたりできます。

 

しっかりハイエンド性能でおサイフケータイも対応

Xiaomi 11T Proは8コアの最上位チップセットSnapdragon 888を搭載。メモリは8GBと、2021年現在のハイエンドスマホとして十分な性能を備えています。

 

モバイル通信は国内4キャリアの5G/4G LTEに対応しています。5Gでは、通信速度が出やすい周波数帯のミリ波帯にも対応。仕様上はau、ソフトバンク、楽天モバイルの3キャリアのミリ波帯につながります。デュアルSIM仕様になっており、2枚のnanoSIMをセットして5Gと4G LTEの同時待受が可能です。

 

OSはAndroid 11を搭載し、もちろんGoogle Playにも対応。Xiaomi独自のユーザーインターフェイス「MIUI 12.5」を搭載し、メモやレコーダーなどツール系のアプリを多く備えています。生体認証は指紋センサーを装備しています。

 

日本版だけの仕様として、おサイフケータイにも対応しています。SuicaやiD、QUICPay、楽天Edy、WAON、nanacoなど国内の電子マネーが利用可能。一方で、防水防塵はIP52相当規格準拠で、つまり防水ではなく防滴仕様となっています。

↑スペック概要

 

【Xiaomi 11T Proの主なスペック】
ディスプレイ 6.67インチ有機EL
解像度:FHD+(2400×1080ドット)
Dolby Vision/HDR10+対応
120Hz駆動
オーディオ ステレオスピーカー内蔵
Dolby Atmos対応
Harman Kardon監修
チップセット Snapdragon 888
メモリ 8GB(LPDDR5)
ストレージ 128GB/256GB(UFS 3.1)
背面カメラ 1億800万画素(広角)+800万画素(超広角)+500万画素(テレマクロ)
インカメラ 1600万画素
バッテリー 5000mAh
急速充電 120W Xiaomiハイパーチャージ(USB PD互換)
ワイヤレス充電 非対応
生体認証 指紋センサー
おサイフケータイ ○
モバイル通信 5G(サブ6:au/ソフトバンク/楽天モバイルの周波数に対応)、4G LTE
デュアルSIM(nanoSIM×2)
Wi-Fi Wi-Fi 6
OS Android 11(MIUI 12.5)
大きさ 164.1×76.9×8.8mm
重さ 204g
カラー セレスティアルブルー、ムーンライトホワイト、メテオライトグレー

 

カメラは同じでさらに安い「Xiaomi 11T」も

Xiaomi 11T Proのほかに、一部の機能を抑えた準ハイエンドモデル「Xiaomi 11T」も発表されました。こちらも11月5日発売で、価格は5万4800円。予約特典の5000円引きは1600台限定で用意されています。

↑一部機能を抑えた「Xiaomi 11T」

 

Xiaomi 11Tは、形状やバッテリー容量、カメラの構成など大部分がXiaomi 11T Proと同じ仕様となっています。大きな違いとしては、チップセットは同じ8コアですが、性能が近いMediaTek製の最上位モデル「Dimensity 1200-Ultra」に変更されています。

 

急速充電は最大67Wとなっており、Dolby Visionなど一部の機能に対応していません。おサイフケータイも非対応となっています。

↑スペックの比較表

 

【Xiaomi 11Tの主なスペック】
ディスプレイ 6.67インチ有機EL
解像度:FHD+(2400×1080ドット)
HDR10+対応
120Hz駆動
オーディオ ステレオスピーカー内蔵
Dolby Atmos対応
チップセット MediaTek Dimensity 1200-Ultra
メモリ 8GB(LPDDR4X)
ストレージ 128GB(UFS 3.1)
背面カメラ 1億800万画素(広角)+800万画素(超広角)+500万画素(テレマクロ)
インカメラ 1600万画素
バッテリー 5000mAh
急速充電 67W Xiaomiターボチャージ(USB PD互換)
ワイヤレス充電 非対応
生体認証 指紋センサー
おサイフケータイ 非対応
モバイル通信 5G(サブ6:au/ソフトバンク/楽天モバイルの周波数に対応)、4G LTE
デュアルSIM(nanoSIM×2)
Wi-Fi Wi-Fi 6
OS Android 11(MIUI 12.5)
大きさ 164.1×76.9×8.8mm
重さ 203g
カラー セレスティアルブルー、ムーンライトホワイト、メテオライトグレー

 

コスパ良好なAndroidタブレット「Xiaomi Pad 5」

シャオミはまた、Androidタブレット「Xiaomi Pad 5」も発表しています。Androidタブレットとしては珍しく高性能なタブレットとなっています。

↑Androidタブレット「Xiaomi Pad 5」

 

11インチディスプレイを備えており、厚さが約6.85mmというスリムなボディが特徴。専用のペン「Xiaomi Smart Pen」での描画にも対応します。

 

価格と発売日はストレージ128GBモデルが4万3780円で10月21日発売、256GBモデルが5万4780円で11月末発売です。Xiaomi Smart Penは別売で、価格は1万1800円となっています。

 

ディスプレイはXiaomi 11Tシリーズと同じく、120Hz駆動のなめらかな表示に対応し、HDR/Dolby Visionの再生をサポート。スピーカーは4基を内蔵し、Dolby Atmos規格の迫力のあるサラウンド再生が可能です。発表では、NetFlixアプリの高画質再生が可能だとアピールされました。

↑4つのスピーカーを搭載

 

チップセットはSnapdragon 860でメモリは6GBとAndroidタブレットとしては高性能な構成。指紋認証には非対応ですが、インカメラを使った顔認証が利用できます。

 

バッテリー容量は8720mAhで、22.5Wの急速充電に対応。モバイル通信には対応しない、Wi-Fi版のタブレットとなっています。OSはAndroid 11で、「MIUI 12.5 for Pad」を搭載します。

↑スペック概要

 

スペックだけで比較するならiPad Proとも引けをとらない内容で、価格はその半分以下というXiaomi Pad 5。高性能なAndroidタブレットを求めていた人には待望の選択肢となりそうです。

 

【Xiaomi Pad 5の主なスペック】
ディスプレイ 11インチ
解像度:WQHD+(2560×1600ドット)
HDR10+/Dolby Vision対応
120Hz駆動
オーディオ 4スピーカー内蔵
Dolby Atmos対応
チップセット Snapdragon 860
メモリ 6GB(LPDDR4X)
ストレージ 128GB/256GB(UFS 3.1)
背面カメラ 1300万画素
インカメラ 800万画素
バッテリー 8720mAh
ワイヤレス充電 非対応
生体認証 インカメラによる顔認証
おサイフケータイ 非対応
モバイル通信 非対応
デュアルSIM(nanoSIM×2)
Wi-Fi Wi-Fi 5
OS Android 11(MIUI 12.5 for pad)
大きさ 254.69×166.25×6.85mm
重さ 511g
カラー パールホワイト、コズミックグレー

 

スマートスピーカー「Mi Smart Speaker」

Mi Smart Speakerは、Google アシスタント対応のスマートスピーカー。価格は6480円で、11月下旬発売です。

↑Mi Smart Speaker

 

機能はGoogle Nestシリーズとほぼ同等で、スマート家電を操作したり、音楽配信サービスを聴いたりできます。シャオミならではの機能として、Mi Home対応のスマート家電やIoT機器を音声操作する仕組みも備えています。

 

シンプルな筒形のデザインで、2.5インチスピーカーを装備。同じ部屋に2台を置けば、ステレオ再生も可能です。大きさは131×104×151mm、重さは842g。カラーはホワイトのみの展開です。

 

7000円のノイキャンワイヤレス「Redmi Buds 3 Pro」

ノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 3 Pro」も発表されました。価格は6990円で、10月29日発売となっています。

↑Redmi Buds 3 Pro

 

シンプルなクリスタルグレーとオブシディアンブラックの2色展開で、アクティブノイズキャンセリングに対応。スマホやノートパソコンなど2台に同時接続して、接続先をスムーズに切り替えることができます。

 

充電ケースを含めた再生時間はノイズキャンセリング適用で6時間、非適用で28時間。Type-Cポートからの急速充電に対応し、10分充電すれば3時間の再生が可能。ワイヤレス充電もサポートします。

↑ワイヤレス充電に対応

 

低価格かつ魅力的なスペックの新製品が多数登場した今回の発表で、国内市場でのシャオミの躍進が一段と進みそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ソニーからカメラに振り切った最新スマホ「Xperia PRO-I」登場

ソニーは10月26日、プロフェッショナル向けのスマホ「Xperia PRO」シリーズから、新モデル「Xperia PRO-I」を発表。12月15日から発売します。市場想定価格は19万8000円(税込)前後です。

 

Xperia PRO-Iは、ソニーが定める“イメージングコミュニティー”において、好きを極めたい人に向けたとするモデル。スマホとしては世界で初めて像面位相差AFをそなえた1型イメージセンサーを搭載するほか、画像処理エンジン「BIONZ X for mobile」やαシリーズにも搭載されているチップ「Front-end LSI」、さらにはスマホならではの高い処理性能によって、画質の向上を実現しているといいます。

 

 

 

これに加えて、Xperiaならではの、動く被写体をとらえるリアルタイムトラッキングや、リアルタイム瞳AFも搭載。カメラ性能に振り切ったモデルと言えます。なお、カメラ構成は16mmの超広角(12メガピクセル、F2.2)、24mmの広角(12メガピクセル、F2.0とF4.0の可変絞り)、50mmの標準(12メガピクセル、F2.4)の3眼仕様です。

 

また、Xperia PRO-Iは動画撮影機能も充実。Xperiaとしては初めて、動画撮影時の瞳AFと被写体をとらえ続けるオブジェクトトラッキングに対応するほか、4K 120コマ/秒のハイフレームレート撮影も可能です。さらに、高性能な手ブレ補正機能や21:9のディスプレイに最適化されたUIなど、細かい部分までこだわったモデルに仕上がっています。

 

 

このほかスペックは、SoCがSnapdragon 888、メモリーが12GB、ストレージが512GBで、バッテリーは4500mAh。また、5GはSub 6に対応しています。

 

本体サイズは166×72×8.9mmで、重量は約211g。ディスプレイは6.5型で、4K有機EL液晶を搭載しています。

 

なお、Xperia PRO-Iに合わせて、Vlogger向けアクセサリー「Vlog Monitor」も登場。市場想定価格は2万5000円(税込)前後です。

Google「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」が日本で発売! 独自チップでカメラとAIが超進化

↑Pixel 6 Pro

 

Google 日本法人(グーグル)は、Androidスマートフォン「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」を10月28日に発売すると発表。グーグル直販のGoogle ストアなどで取り扱われます。Google ストアでの直販価格は以下の通りです。

 

Pixel 6 128GB:7万4800円(税込)

Pixel 6 256GB:8万5800円(税込)

Pixel 6 Pro 128GB:11万6600円(税込)

Pixel 6 Pro 256GB:12万7600円(税込)

 

また、携帯キャリアではソフトバンクとauがPixel 6シリーズを販売。ソフトバンクは、Pixel 6とPixel 6 Proの両機種を取り扱い、auはPixel 6のみを販売します。

↑Pixel 6とPixel 6 Pro

 

カメラが際立つ新デザイン

Pixel 6シリーズは、これまでのPixelシリーズからデザインを一新。カメラが際立つ新たなデザインを採用しました。

 

とりわけ目を引くのは背面の「カメラバー」。太帯のように出っ張った外観に、カメラユニットが収まっています。

↑Pixel 6 Proのカメラバー

 

Pixelシリーズはもともと、グーグルが作ったスマホであると同時に、「カメラが優秀なスマホ」としても認知されてきました。今回のカメラバーのデザインは、その強みを外観でも表現しています。

 

カラーはPixel 6がStormy Black(嵐のような黒)、Sorta Seafoam(波の花っぽい白)、Kinda Coral(ちょっと珊瑚っぽいピンク)の3色(括弧内は筆者による意訳です)。背面はガラス素材で、しっとりとしたマット調の仕上げです。

↑Pixel 6。左から、Stormy Black、Sorta Seafoam、Kinda Coral

 

Pixel 6 ProはStormy Black、Sorta Sunny(お日様っぽい黄色)、Cloudy White(雲のような白)の3色展開となっています。Pixel 6 Proの背面はガラス素材をつややかなポリッシュ加工で仕立てています。

↑Pixel 6 Pro。左から、Stormy Black、Sorta Sunny、Cloudy White

 

なお、別売りでシリコン素材の純正ケースが販売されます。Google ストアでの価格は3630円(税込)で、Pixel 6向けに3色、Pixel 6 Pro向けに4色が用意。このケースはカメラバーの部分がくりぬかれており、ケースに入れてもバーが引き立つようにデザインされています。

↑Pixel 6 Proに純正ケースを装着したところ

 

6インチ以上の大画面で高速駆動のディスプレイ

画面サイズはPixel 6が6.4インチ(縦横比20:9)。また、側面まで平らなディスプレイを採用しています。

 

一方のPixel 6 Proは6.7インチ(縦横比19:9)で、左右の側面にかけてディスプレイが回り込むエッジディスプレイです。どちらも2021年のAndroidスマホの中ではかなり大柄な部類に入ります。

↑Pixel 6シリーズのディスプレイの特徴

 

ディスプレイでは大きさだけでなく、駆動速度も異なります。Pixel 6は最大90Hz駆動、Pixel 6 Proは最大120Hz駆動。Pixel 6 Proの方がより滑らかに画面表示が可能です。

 

壁紙から色を抽出して、スマホ全体のカラーテーマを設定するAndroid 12

Pixel 6シリーズが搭載するAndroid 12は、「Material You」という新たなデザインシステムに対応し、装いがガラッと変化しています。

 

このMaterial Youの特徴は、その人らしさを全面に表現できること。たとえば設定した壁紙から色を抽出して、アプリのアイコンやウィジェット、通知エリアや設定の配色などスマホ全体のカラーテーマを設定できます。

↑Android 12を搭載

 

Android 12にはこのほかにも、スマホの中の情報をまとめて検索できる新たなシステムや、セキュリティ関連の管理機能を集約した「セキュリティハブ」など、多くの新機能が追加されています。

 

AI処理能力を高めた“Google チップ”を初搭載

Pixel 6シリーズは、デザインを変えただけでなく、その中身も大きく変化。グーグルが独自にカスタマイズしたプロセッサー「Google Tensor」を初搭載します。

↑“グーグルが作ったチップ”ことGoogle Tensorを搭載

 

Google Tensorは、スマホの主要な処理機能を集約した統合チップセット(SoC)です。スマホのさまざまな機能を担う重要な部品ですが、グーグルがこだわったのは「TPU」と呼ばれる、いわゆるAI処理(ディープラーニング)を担うチップ。このTPUはグーグルが独自に回路を設計して、性能を高めています。

 

また、写真に関わる重要な部品「ISP(イメージシグナルプロセッサー)」や省電力なAI処理ユニット「コンテキストハブ」もSoCに統合して、省電力性能と処理性能を向上させています。

↑TPUとISPはグーグル独自の設計。CPUはArm X1ベースとされています

 

また、ハッキングなどの対策として、Google Tensorの中にセキュリティチップを統合しているほか、独自設計のセキュリティチップ「Titan M2」も搭載。Titan M2は、指紋認証のための情報やパスワードなどを、高度なハッキングから守れるチップです。

 

動く被写体の顔をしっかり描写するなど、AIで強化されたカメラ

Pixelシリーズが強みとしていたカメラは、ハード、ソフトの両面から強化されています。

 

標準モデルのPixel 6は超広角+広角のデュアルカメラ構成。上位モデルのPixel 6 Proはそこに光学4倍の望遠レンズが加わったトリプルカメラを搭載します。この望遠カメラはいわゆるペリスコープ構造(潜望鏡構造)で、望遠レンズが横向きに配置されています。

↑Pixel 6 Proの望遠カメラは目を引きます

 

↑望遠レンズはペリスコープ構造を採用

 

カメラのハードウェアとしての性能は、従来モデルから大きく向上しました。たとえば広角レンズのイメージセンサーは1/1.31インチで50メガピクセルという、スマホの中では最大クラスのセンサーを搭載。前モデルと比べて2.5倍多くの光を取り込めるようになっています。

↑グーグル公式の夜景作例

 

そして、グーグルが得意とする「コンピュテーショナル・フォトグラフィー」のアプローチはもちろんPixel 6シリーズも受け継いでいます。コンピュテーショナル・フォトグラフィーとは、ソフトウェアやAI処理を通じて写真の画質を高めるという設計思想です。たとえばデジタルズームをAIの力で強化する「超解像ズーム」はわかりやすい一例と言えるでしょう。

↑グーグル公式の「超解像ズーム」作例

 

そんなカメラでは、いくつかの新機能が追加されています。なかでも、「モーション モード」はGoogle Tensorの高いAI処理能力を生かしたもので、Pixel 6シリーズ限定の機能です。これは、動きのある被写体をビシッと写真に収めるもので、たとえば駆け抜ける犬の躍動感を表現しつつ、顔だけはしっかり描写する写真を撮影できます。また、長時間露光で夜景を流し撮りしつつ、手前にいる人物はしっかり描写するといったような、これまでにない表現も可能です。

↑グーグル公式の「モーションモード(長時間露光)」作例

 

このほか、どんな肌の色の人もその人らしい美しさを引き立たせる「リアルトーン」に対応。夜景モードも強化されています。

 

また、Pixel 6シリーズのGoogle フォトでは映り込んだ通行人などを検出して写真から消せる「消しゴムマジック」という新機能を搭載しています。

↑「消しゴムマジック」では映り込んだ人などを自動検出。ワンタップで消せます

 

ついに「日本語の文字起こし」が可能に

AI処理能力の強化は、文字起こしや翻訳機能といった分野にも生かされています。

 

レコーダーアプリではついに「日本語の文字起こし」が可能となりました。話し言葉をリアルタイムで文字化して表示する機能で、これまでは英語のみに対応。この文字起こし機能は笑い声なども検出することができるようになっており、録音された会話の中でも盛り上がったところを検索といった使い方も可能です。

↑レコーダーアプリの文字起こしがついに日本語対応

 

文字起こしは端末内のAI処理で行われており、機内モードにしても利用可能。また音声が外部のサーバーで読み取られたり、データ通信を使いすぎたりする心配はありません。

 

一方の翻訳機能はGoogle製アプリのいたるところで活用されています。Google翻訳では会話モードとして、2つの言語を認識して双方の言葉で翻訳する機能があるほか、Google レンズではカメラで写した外国語やスクリーンショットから文字を読み取って翻訳できます。Pixel 6シリーズはGoogle Tensorによって、この翻訳の速度も向上し、消費電力は従来の2分の1になっているとしています。

 

音声入力はもっと実用的に

AIの力によって認識能力があがった音声入力は、さらに使いやすくなるよう改良されています。入力したテキストの修正したい部分をなぞってから音声入力して、入力し直せるようになりました。

 

また、一部の絵文字はたとえば「ハートの絵文字」と発音して入力できるほか、SMSアプリでは「CCに田中さんを追加」といったような操作も音声で対応できるようになっています。

 

国内版はおサイフケータイにも対応

Pixel 6シリーズの国内版は過去の製品と同様に、おサイフケータイをサポートします。モバイルSuicaやiD、nanaco、WAONといった電子マネーが利用可能です。

 

もちろん防水防じん仕様となっており、IP68相当の規格に準拠しています。

 

また、SIMはnanoSIMカードに加えて、eSIMもサポート。nanoSIMとeSIMの2回線同時待受にも対応します。

↑Pixel 6シリーズの特徴まとめ

 

Pixel 6とPixel 6 Proの違い

Pixel 6とPixel 6 Proの大きな違いは、大きさ、カメラ、ディスプレイ、仕上げ、5G通信性能の5点です。

 

おさらいすると、Pixel 6が画面サイズ6.4インチで90Hz駆動、Pixel 6 Proは6.7インチで120Hz駆動のディスプレイを搭載。背面カメラはPixel 6が超広角、広角の2眼カメラで、Pixel 6 Proは光学4倍望遠カメラが付いた3眼カメラになっています。

 

ディスプレイの形状は、Pixel 6がフラット、Pixel 6 Proがエッジディスプレイを採用。背面はPixel 6がマット調の仕上げ、Pixel 6 Proは光沢感のある仕上げです。

 

5Gの通信では、Pixel 6がサブ6エリアのみ対応となっているのに対して、Pixel 6 Proはサブ6エリアとミリ波エリアの両方に対応します。なお、日本での5G対応については発売当初はau網とソフトバンク網のみに対応しており、アップデートで他社の周波数帯に対応する予定となっています。

名称 Pixel 6 Pixel 6 Pro
容量/直販価格 128GB:7万4800円(税込) 128GB:11万6600円(税込)
256GB:8万5800円(税込) 256GB:12万7800円(税込)
取り扱いキャリア au、ソフトバンク ソフトバンク
ディスプレイ 6.4インチ 有機EL 6.7インチ 有機EL
フルHD+(1080×2400ドット) QHD+(1440×3120ドット)
最大90Hz駆動 最大120Hz駆動
チップセット Google Tensor Google Tensor
メモリー(RAM) 8GB LPDDR5 12GB LPDDR5
ストレージ 128GB/256GB UFS 3.1 128GB/256GB UFS 3.1
microSDカード 非対応 非対応
背面カメラ デュアルカメラ トリプルカメラ
広角82度:50MP(1/1.31インチ、F1.85) 広角82度:50MP(1/1.31インチ、F1.85)
超広角114度:12MP(F2.2) 超広角114度:12MP(F2.2)
望遠:48MP(1/2インチ、光学4倍相当、F3.5)
レーザーAF レーザーAF
光学・電子手ブレ補正 光学・電子手ブレ補正(超広角:望遠対応)
超解像ズーム:最大7倍 超解像ズーム:最大20倍
インカメラ 8MP(84度、F2.0) 11.1MP(94度、F2.2)
5G通信 Sub6 Sub6/ミリ波
国内キャリアは当初au、ソフトバンクのみ対応 国内キャリアは当初au、ソフトバンクのみ対応
4G LTE通信 国内4キャリア対応 国内4キャリア対応
SIM nanoSIM×1、eSIM×1 nanoSIM×1、eSIM×1
2回線同時待受 2回線同時待受
Wi-Fi Wi-Fi 6E(802.11ax) Wi-Fi 6E(802.11ax)
2.4GHz/5GHz/6GHz 2.4GHz/5GHz/6GHz
MIMO、HE160対応 MIMO、HE160対応
Bluetooth Bluetooth 5.2 Bluetooth 5.2
防水・防じん IP68 IP68
おサイフケータイ/NFC 対応 対応
生体認証 画面内指紋認証 画面内指紋認証
オーディオ ステレオスピーカー ステレオスピーカー
外部端子 USB Type-C 3.1 Gen 1 USB Type-C 3.1 Gen 1
バッテリー容量 4614mAh(標準) 5003mAh(標準)
電池持ち時間 24時間以上(標準) 24時間以上(標準)
急速充電 USB PD 3.0 PPS準拠 USB PD 3.0 PPS準拠
ワイヤレス充電 最大23W(第2世代Pixel Stand利用時) 最大21W(第2世代Pixel Stand利用時)
最大10W(Qi充電器利用時) 最大10W(Qi充電器利用時)
大きさ 158.6×74.8×8.9mm 163.9×75.9×8.9mm
重さ 207g 210g
カラー Stormy Black、Sorta Seafoam、Kinda Coral Stormy Black、Cloudy White、Sorta Sunny

 

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楽天モバイルがauローミングを停波、楽天回線のメリットは何か

2021年8月末に、自社回線のサービスエリアが人口カバー率92.6%に達した楽天モバイル。これに伴い、10月1日以降、KDDI回線を用いるローミングサービスを順次終了し、楽天回線によるサービスに切り替わっています。

 

この切り替えのメリットはどこにあるのか、圏外エリアが生じるなどのデメリットはないのかなど、代表取締役副社長の矢澤 俊介氏にお話をうかがいました。

↑インタビューは、東京都が緊急事態宣言発令中だったこともあり、Zoomを用いてのオンラインで実施

 

パートナーとの協力、AI、ドローンなどの活用で人口カバー率約93%を達成

まずは、矢澤氏から楽天モバイルのサービスエリア展開状況について説明を受けました。

 

2020年に「携帯事業の民主化」を掲げて、携帯事業に本格参入した楽天モバイル。基地局はゼロから設営する必要があり、参入の2年前から準備を開始したとのこと。

 

基地局を建てる場所を探して、地権者に交渉し、実際に設営するまでの作業は、工事会社に一括して委託するのが一般的。しかし、楽天モバイルでは「楽天がなぜ携帯事業に参入するのか? 我々が目指す世界観について説明し、ご賛同いただいた会社に参画いただくというステップを踏みました」(矢澤氏)とのこと。

↑工事会社と対等な関係でパートナーシップを組んだことが、既存の携帯事業者との違いだそうです

 

用地確保においては、楽天が展開するさまざまな事業のパートナーの協力も得たとのこと。業務提携を進める日本郵政グループからは、全国に約2万4000あるすべての郵便局を基地局の候補として提供してもらっているそうです。また、用地確保のために、約800名の社員を楽天グループの他事業より動員し、社員自らが用地の確保・交渉に動いたと説明。

↑楽天グループがこれまでに培ってきたパートナーとの関係性が、迅速な用地確保につながったとしています

 

後発ながら、スピーディーにエリア拡張を進められた背景には、テクノロジーの活用もあります。「弊社には100人を超えるAIのチームがあります。さらに、ビッグデータを扱うチームが加わり、どこに基地局を設置すると最も効率的なのかを調べて、強力にサポートしてくれました」(矢澤氏)

 

また、アンテナを設置する場所と竣工後の調査にはドローンも活用。「本来なら人が登るところをドローンが調査ました。どれくらい正確に調査できるのかという課題はありましたが、実際にはカメラでズームすると小さなビスまで捉えることができ、人が登るよりも精密な検査が可能だったので、記録も取れました」(矢澤氏)

↑山間部などに建てる長いポールを使ったタワー型のアンテナは、従来は鉄製のものでコストがかかっていましたが、楽天モバイルでは軽量なカーボンを用いたことで、コストダウンにもつながったといいます

 

2020年4月のサービス開始時は、楽天回線エリアは東京23区、名古屋市、大阪市のみで人口カバー率は23.4%。それ以外のエリアでは、KDDI回線のローミングを用いていました。現在は、楽天回線エリアが全国に広がり、人口カバー率は約93%に達しています。

↑約1年半で楽天回線の人口カバー率は大幅に向上

 

10月1日から39都道府県で順次ローミングを停波

楽天回線エリアの拡張に伴い、実施されたのがローミングの停波。すでに一部のエリアでは昨年10月からローミングを停波して、楽天回線だけにつながるように切り替わっていますが、2021年10月1日からは全国の多くのエリアで切り替えがスタートしています。

↑2021年10月1日からのローミングサービスの切り替え対象エリアは39都道府県に及びます

 

↑岩手県、山形県、山梨県など8県ではローミングサービスが当面継続

 

矢澤氏によると「東京23区、名古屋市、大阪市以外のほとんどの場所では楽天とKDDIの両方の電波が飛んでいる状況。お客様がお使いの端末によっては、楽天回線が開通している場所でも、KDDI回線につなががってしまうことがあります。その場合、ローミングで月に5GBを超えると速度制限が課されてしまいます」とのこと。ローミングを停波することで、確実に楽天回線につながり、無制限のプランで安心して使えるようになるわけです。

↑楽天回線とKDDI回線の両方がつながる場所では、古いデバイスは低い周波数をつかんでしまい、KDDI回線につながってしまうこともあるそうです

 

「財政的な観点でも、我々はKDDI様にローミング費用をお支払いしていて、楽天回線につながる場所でも、KDDI回線につながると、その分は支払わなければなりません。それを改善することと、お客様のアクセシビリティを上げることが、今回の切り替えの目的です」(矢澤氏)

 

さらに、楽天モバイルは地下鉄のエリア化も進めています。東京メトロでは、すでに約9割のエリアを、地上と同じく10月1日以降にローミングを停波して、楽天回線に切り替えるとのこと。

↑地下鉄構内での基地局設置も進んでおり、東京メトロの多くの駅ではローミングが停波し、楽天回線に切り替わります

 

ローミングが停波することで、つながらなくなることを不安に思う人もいるでしょう。「その可能性がある方には、我々からお電話をさせていただいて、万が一、電波に不安があれば、至急改善することをお伝えしています。すでに1万人以上に電話させていただきましたが、98%の方からは『待ってました』とポジティブな声をいただいております。残りの2%の方には、MVNOの端末やモバイルルーターの貸し出し、自宅用の小型アンテナの設置など、個別の対応を行っています」(矢澤氏)。

↑ローミングから楽天回線への切り替えによって、つながりにくくなった場合の対応策も用意されています

 

↑電波状況の改善や調査は、Webなどから依頼できます

 

商業施設やオフィスビルでは引き続きローミングを実施

事前の説明を受けたうえで、編集部からの質問に答えていただきました。

 

―― 楽天回線エリアは、従来「夏頃に人口カバー率96%」という達成目標を発表していたと記憶していますが、やや遅れが出ているのでしょうか?

 

矢澤氏 結論から言えば、少し遅れています。その理由は半導体不足の影響によるものです。我々は約5万本のアンテナを建てる計画で、すでに3万本のアンテナが電波を発射しています。さらに1万本のアンテナがすでに建っているのですが、ひとつの部品だけ納入が遅れていて、そのアタッチメント待ちの状態です。本来は夏までに入って来る予定だったのですが、今のところ12月をメドに納入される見通しです。

↑今年4月にメディア向けに開催されたイベントでは、夏頃までに人口カバー率96%を達成する見込みが伝えられていました

 

―― そもそも96%は、参入当初の計画から5年前倒しにした目標だそうですが、基地局設置をスピーディーに進められた秘策があるのでしょうか?

 

矢澤氏 振り返ると、特別な魔法の杖があったわけではなく、工事会社のみなさん、NTT東西の関係者のみなさん、部品の納入会社のみなさん、そして社員の頑張りに尽きると思います。全員が同じ目標に向かってワンチームで動けたことが一番重要だと思っています。今は、コロナ禍でFace to Faceでお話しができない状況ですが、それ以前に、顔と顔を合わせて打ち合わせをして、信頼関係を築けたことが大きいと感じています。

 

―― 現状、商業施設やビル内などでは、まだ楽天回線につながらず、KDDI回線につながることが多いように感じます。建物内の基地局の進捗はいかがでしょうか?

 

矢澤氏 商業施設とオフィスビルでも、自前での工事を進めております。ただ、今回のタイミングでは、まだ工事が完了していないところが多く、東京都内、名古屋市、大阪市も含めて、大規模な商業施設とオフィスビルについては、引き続きKDDI様の回線をお借りしている状況です。次の切り替えのタイミングは来年3月になりますが、準備ができ次第、順次楽天回線に切り替えていく予定です。

 

―― ローミングに使っているKDDIの回線は800MHzのプラチナバンドですが、携帯事業を行ううえで、やはりプラチナバンドはあった方がいいのでしょうか?

 

矢澤氏 電波の特性上、低周波数に利点はあると思っております。ただ、いろいろな関係者の方々が、いろいろなご意見を持っていらっしゃるので、われわれが欲しいと言って、いただけるものではないということも理解しています。まずは、免許をいただいた1.7GHzでやれることを先にやらなければならないと思っております。

 

5Gエリアの拡大はやろうと思えばできる

―― 5G対応の端末が増えてきましたが、まだ楽天モバイルの5Gエリアは狭いように思います。今後の拡張予定についてお聞かせください。

 

矢澤氏 5Gの基地局もすでに数千局が開通しています。弊社の4Gの基地局には、5Gのアンテナが付けられるようになっています。なので、すでに開通している3万局については、順次5Gのアンテナを取り付けていきます。ただし、まずは4Gのエリア拡張を最優先にしているのが現状です。

↑5Gのエリア展開については、2022年に向けた具体的な計画は示されていません

 

―― 最初から4Gと5Gの共用のアンテナを設置することはできなかったのでしょうか?

 

矢澤氏 2つパターンがあります。アンテナの先端部分を「Radio Head(レディオヘッド)」と言いますが、すでに設営した4Gの基地局に5GのRadio Headを取り付けることもできます。また、4GのアンテナのRadio Headを変えずに、そのまま5Gに転用することも技術的には可能ですが、現状は、4Gの部品が先に揃っているので、それを先に付けている状況です。

 

―― 楽天モバイルが導入する「完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク」が、ネットワーク構築のうえで有利になることはあるのでしょうか?

 

矢澤氏 基地局のハードウェアをほとんど変更することなく、5Gに切り替えられることがメリットです。なので、これから、大きな威力を発揮するタイミングになると思っております。

 

―― Webサイトには2022年3月までの5Gサービスの拡大予定エリアが公表されていますが、5Gの基地局数や人口カバー率の具体的な目標は設定されていますか?

 

矢澤氏 社内的には、5Gエリアの拡張目標について、少しずつ固まりつつあります。しかし、他社のように何年までに何万局といったメッセージは、まだ発表していません。弊社の場合、4Gから5Gへの転用が容易にできるので、言い方はあれですが、やろうと思えばできます。しかし、どれくらいの規模で、どれくらいのキャパシティで5Gに変えていくのかは、パラメーターを見ながら検討する必要があります。

 

―― 最後に、KDDIのローミングを停波して、楽天回線に切り替わることで、ユーザーに直接的なメリットはありますか? ローミングコストが抑えられて、それがユーザーに還元されたりするのでしょうか?

 

矢澤 (ローミング費用については) 現時点でお話しできることはありません。それは、また違うタイミングで。ただ、地方は楽天回線とローミングのオーバーラップエリアがほとんどだったので、楽天回線で使えるようになることが、お客様にとって大きなメリットになります。それは、まだ楽天モバイルを利用されていない方々にもアピールしていきたいと思います。

 

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OCNモバイルONEがドコモと連携、 月額550円の低料金プランも新設

NTTコミュニケーションズは、同社が提供する低料金通信プラン「OCNモバイル ONE」が、NTTドコモの「ドコモのエコノミーMVNO」として連携することについて合意したと発表しました。

 

月額550円で通信0.5GB、無料通話最大10分のプランも新設

今回の連携合意にともない、全国のドコモショップで10月21日から、OCN モバイル ONEの取り扱い、さらにはOCNサービスにおけるdポイントの取り扱いが開始されます。dポイントについては、OCNサービスの利用でポイントを貯めることができるほか、OCNサービスの利用料金をポイントで支払うこともできるようになります。

 

また、ドコモショップでのOCNモバイルONE取り扱いが開始される10月21日から、月額550円(税込)のコースも新設されます。新設するコースは、月間の利用データ量が0.5GB、ひと月あたり最大10分相当の無料通話が利用可能です。なお、キャンペーンにより、60歳以上のユーザーは、12カ月間実質1GBの通信利用が可能です。

 

人気Androidスマホと、低料金SIMがセットになったセールも実施

さらに、NTTレゾナントの「goo Simseller」において、「AQUOS R6」や「Xperia 10 III Lite」をはじめとした人気スマホと、OCN モバイル ONEの月額500円(税込550円)コース音声対応SIMとのセット商品を取り揃えた、特価セールを開催するという発表もなされています。主なセール対象商品は下記のとおり。一部の商品は、文字が大きくなり画面が見やすい「かんたんホーム」機能を設定した状態での配送となります。初めてスマホを利用する、シニアの方などにおすすめです。

 

おすすめ格安スマホ16機種比較ランキング! 価格帯・用途別に比較&選び方も徹底解説!【2022年最新】

スマホおすすめ

新規購入や乗り換え、機種変更で選ぶスマホ端末には非常に多くの種類があり、どれが自分にマッチするのかわからない方も多いでしょう。

博士

今回は2022年最新のおすすめスマホを価格別・用途別に紹介していくぞ!

助手のジョン

まずはおすすめの最新スマホ端末を、価格の安い順にランキングにした比較表でイッキ見してみよう!

【おすすめスマホ全16機種価格ランキング】
順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位 15位 16位
機種名 Rakuten Hand

rakutenhand-1
arrows We
arrows-We-1
Xperia Ace Ⅱ

Xperia-Ace-II-1
Redmi Note 11
Redmi Note 11
Rakuten Hand 5G
Rakuten Hand 5G
AQUOS sense6s
AQUOS sense6s
iPhone SE 第3世代

iPhone SE 第3世代
Xperia 10 Ⅲ
Xperia 10 Ⅲ
Google Pixel6
Google Pixel6
iPhone 13

iPhone 13
Galaxy S22 5G

Galaxy S22 5G
OPPO Find X3
Pro OPG03

OPPO Find X3 Pro OPG03
ROG Phone 5s Pro
ROG Phone 5s Pro
Galaxy Z Flip3 5G
Galaxy Z Flip3 5G
Xperia 1 Ⅲ  
Xperia 1 Ⅲ  
Galaxy Z Fold3
Galaxy Z Fold3
一括払い価格 12,980円 21,450円~ 22,000円~ 23,760円~ 39,800円 40,470円~ 57,800円~ 51,480円~ 82,695円~ 98,800円~ 122,012円~ 122,095円~ 142,800円~ 148,896円~ 154,440円~ 237,565円~
種類 Android Android Android Android Android Android iPhone Android Android iPhone Android Android Android Android Android Android
メーカー 楽天モバイル FCNT ソニー Xiaomi 楽天モバイル SHARP Apple ソニー Google Apple サムスン oppo ASUS サムスン ソニー サムスン
発売日 2020年12月8日 2021年12月3日 2021年5月28日 2022年3月10日 2022年2月14日 2022年4月28日 2022年3月18日 2021年6月18日 2021年10月24日 2021年9月24日 2022年4月21日 2021年6月30日 2021年11月26日 2021年10月6日 2021年7月9日 2021年10月6日
5G対応 × ×
画面サイズ 5.1インチ 5.7インチ 5.5インチ 6.43インチ 5.1インチ 6.1インチ 4.7インチ 6.0インチ 6.4インチ 6.1インチ 6.1インチ 6.7インチ 6.78インチ 7.6インチ 6.5インチ 7.6インチ
ディスプレイ 1,520×720 1,520×720 1,496×720 2,400×1,080 1,520×720 2,432×1,080 1,334×750 2,520×1,080 2,400×1,080 2,532×1,170 2,340×1,080 3,216×1,440 2,444×1,080 2,208×1,768 3,840×1,644 2,208×1,768
バッテリー 2,750mAh 4,000mAh 4,500mAh 5,000mAh 2,630mAh 4,570mAh 非公開 4,500mAh 4,614mAh 非公開 3,700mAh 4,500mAh 6,000mAh 4,500mAh 4,500mAh 4,500mAh
購入可能ショップ 楽天モバイル ・docomo
au
SoftBank
docomo mineo 楽天モバイル au ・docomo
au
SoftBank
楽天モバイル
・docomo
au
楽天モバイル
SoftBank
au
・docomo
au
SoftBank
楽天モバイル
・docomo
au
au ASUS store au
docomo
・docomo
au
SoftBank
au
docomo

※スクロールできます
※端末代金は価格.comを参照

自分にあったスマホの機種を選ぶために、チェックしてほしいポイント6つについても解説していきますよ。

スマホを安く利用するためにおすすめしたい格安SIM3選や、オンラインショップから機種変更をする方法なども紹介していきます。

記事を参考にお気に入りのスマホを見つけてくださいね!

この記事の監修者
小川正人
QUANTA代表。光回線や携帯電話・ポケット型WiFiなどのモバイルサービスの専門家。大手家電量販店で販売員を行っていたが光回線やモバイルサービスの種類や料金体系の複雑さを痛感。「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いから月間60万PVの通信サービスメディアサイト「XERA」を運営。一時期は光回線を3社、携帯電話を12社同時に契約していた。2019年には2019年度バリューコマースMVPを受賞。

【30,000円以下】おすすめ人気スマホランキング

では早速、2022年おすすめスマホとして当サイトが厳選した16機種をそれぞれピックアップして、特徴や概要を詳しく解説していきます。

まずは30,000円以下のおすすめスマホを、価格が安い順番でランキングにしました。

【30,000円以下のおすすめスマホ価格ランキング】
順位 1位 2位 3位 4位
機種名 Rakuten Hand

rakutenhand-1
arrows We
arrows-We-1
Xperia Ace Ⅱ

Xperia-Ace-II-1
Redmi Note 11
Redmi Note 11
一括払い価格 12,980円 21,450円~ 22,000円~ 23,760円~
種類 Android Android Android Android
メーカー 楽天モバイル FCNT ソニー Xiaomi
発売日 2020年12月8日 2021年12月3日 2021年5月28日 2022年3月10日
5G対応 × ×
画面サイズ 5.1インチ 5.7インチ 5.5インチ 6.43インチ
ディスプレイ 1,520×720 1,520×720 1,496×720 2,400×1,080
バッテリー 2,750mAh 4,000mAh 4,500mAh 5,000mAh
購入可能ショップ 楽天モバイル ・docomo
au
SoftBank
docomo mineo

※スクロールできます
※端末代金は価格.comを参照

リーズナブルな価格帯ですが、いずれも独自の魅力を備えた有力スマホです。

予算を抑えたい人は、この中から自分にマッチするスマホを選びましょう。

Rakuten Hand

rakutenhand-1

格安な料金プランで急激にユーザーを増やしている「楽天モバイル株式会社」が発売したスマホです。

ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表イニエスタ選手がCMに出演したことも話題になりました。

まずは概要を表にまとめてご紹介します。

【Rakuten Handの概要表】
発売日 2020年12月8日
カラー ブラック、ホワイト、クリムゾンレッド
内蔵メモリ RAM:4GB
ROM:64GB
サイズ 138×63×9.5mm
画面サイズ 5.1インチ
ディスプレイ 720×1,520(HD+)
カメラ性能 メイン:4,800万画素
インカメラ:1,600万画素
主な機能 おサイフケータイ、防水
バッテリー性能 2,630mAh

最大の特徴は、高速通信が可能な4×4 MIMOの搭載です。

楽天モバイルの従来機種と比べて、ダウンロード速度が約1.5倍に上がっています。

従来端末にあった2本のアンテナを2倍の4本に増やすことで通信速度を向上させているため、高画質動画の再生やオンラインゲームのプレイヤーにはとくにおすすめです。

助手のジョン

楽天モバイルで売っているほかのスマホよりも通信速度が速いんだ!

博士

ZOOM飲みやテレワークもスムーズにできそうね。

ディスプレイサイズは近年の主流と比べると小さめですが、むしろ「世界一スリムなボディ」を売りにしていて、手のひらにフィットするデザイン性も魅力といえるでしょう。

重量はわずか129gなので、片手でスマホを持って写真撮影したい人や、重たいスマホを持ち歩きたくない女性にもおすすめですよ。

  • 4×4 MIMOの採用によって平均ダウンロード速度が従来機の1.5倍と速い
  • 重量が129gと軽く、手のひらにフィットするため持ち運びやすい
  • おサイフケータイや防水・防塵といった基礎的な機能・性能も一通り備えている

さらに、2022年1月14日に楽天モバイルはオリジナルスマホの価格改定を行い、20,000円だった端末代金が12,980円と大幅に値下げしています。

博士

購入ができるのは、楽天モバイルのみだから注意!

スマホの操作が不安なら「arrows We」

arrows-We-1

使いやすさとコスパを重視するなら2021年12月に発売された新機種「arrows We」がおすすめです。

まずは概要からチェックしてみましょう。

【arrows Weの概要表】
発売日 2021年12月3日
カラー ホワイト
ソフトバンク・auのみ:ブラック
ソフトバンクのみ:ターコイズ
auのみ:ローズゴールド
ドコモのみ:レッド・ネイビー・パープル
内蔵メモリ RAM:4GB
ROM:64GB
サイズ 147×71×10.2mm
画面サイズ 5.7インチ
ディスプレイ 1,520×720
カメラ性能 メインカメラ:1,310万画素
インカメラ:500万画素
主な機能 おサイフケータイ、防水、ハイレゾ対応
バッテリー性能 4,000mAh

arrows Weはシンプルでわかりやすいのに5G通信に対応しており、キャッシュレス決済や高画質のカメラ機能などの機能面も充実しています。

さらに、端末本体を石鹸で水洗いしたりアルコール消毒したりできるので、コロナ禍の現代にフィットしたスマホになっています。

助手のジョン
防水・防塵・耐衝撃性能にも優れているから、落としてしまうのが不安な人や子供に持たせる場合も安心だよ!
  • 文字やアプリのアイコンが大きく表示されるため使いやすい
  • 水洗いやアルコール消毒が可能で壊れにくい
  • スマホを利用したことのない人や操作が不安な人におすすめ
博士

3大携帯電話キャリアすべてで取り扱い中なのもうれしいポイントじゃ!

Xperia Ace Ⅱ

Xperia-Ace-II-1

5.5インチという手ごろなサイズのディスプレイをひっさげて登場したスマホで、コンパクトなボディながら大容量・長寿命のバッテリーを搭載していることも話題です。

具体的な特徴について触れる前に、まずは概要表をご用意しました。

【Xperia Ace Ⅱの概要表】
発売日 2021年5月28日
カラー ホワイト、ブラック、ブルー
内蔵メモリ RAM:4GB
ROM:64GB
サイズ 140×69×8.9mm
画面サイズ 5.5インチ
ディスプレイ HD+/TFT
カメラ性能 メイン:1,300万画素
インカメラ:800万画素
主な機能 おサイフケータイ、防水
バッテリー性能 4,500mAh

多くの人の手にジャストフィットするサイズながら、4,500mAhという大容量、かつ3年間は劣化しにくい長寿命バッテリーを搭載したスマホです。

IPX5/8の防水性能を擁しているため、台所やアウトドアに持ち運んでもタフに利用できることも魅力的です。

非接触決済が可能な「おサイフケータイ」などの機能も持ち合わせています。

助手のジョン

電池が長持ちして水にも強いなら、旅行中やキャンプにも活躍しそうだね!

初期設定や基本性能がひと目でわかる「かんたん使いこなしガイド」も付帯するので、スマホを購入するのがはじめての人でも安心して利用できますよ。

もちろん、スマホからスマホに買い替えるという人が使いやすいような設計も施しており、「データ移行アプリ」を使ってスマホのデータをスムーズに移行できることも特徴的です。

  • コンパクトなボディながら、電池切れや劣化がしにくい大容量バッテリーを搭載している
  • 優れた防水性能を持つため、キッチン周りやアウトドアでも大活躍
  • 「かんたんガイド」「データ移行アプリ」などの機能があり、スマホ初心者の人にもおすすめ
助手のジョン

購入ができる場所は、ドコモのみだよ!

Redmi Note 11

Redmi Note 11

2022年3月に新発売したRedmi Note 11は、リーズナブルな価格帯でありながら5Gやおサイフケータイに対応し、防水・防塵機能も付いています

まずは概要を表にまとめたので、スペックを確認していきましょう。

【Redmi Note 11の概要表】
発売日 2022年3月10日
カラー トワイライトブルー、スターブルー、グラファイトグレー
内蔵メモリ RAM:4GB
ROM:64GB
サイズ 159.87×73.87×8.09mm
画面サイズ 6.43インチ
ディスプレイ 2,400×1,080(AMOLED)
カメラ性能 メインカメラ:広角5,000万画素、超広角800万画素、マクロ200万画素、深度200万画素
インカメラ:1,300万画像
主な機能 5G対応、防水・防塵、おサイフケータイ、ハイレゾ
バッテリー性能 5,000mAh

画面サイズは6.43インチと大型で有機EL(AMOLED)搭載のため、ダイナミックな画面で高画質動画を存分に楽しめる仕上がりです。

背面のメインカメラは5,000万画像で、さらに800万画素の超広角カメラ、それぞれ200万画素の「深度センサー」と「マクロカメラ」が搭載されています。

4つのカメラを組み合わせて撮影できるため、背景をぼかした印象的な写真を撮ったり、被写体まで4cmという距離に接近して撮影したりできることも特徴的です。

  • 6.43インチの大画面を搭載している
  • 4つのカメラを組み合わせた印象的な撮影ができる
  • リーズナブルで豊富な機能を備えている
助手のジョン
SIMフリー端末だから、取り扱いのあるmineoなど格安SIMで契約できるよ!

【30,000~80,000円以下】おすすめ人気スマホランキング

「あまり多くの予算はかけられないけれど、入門機よりは機能が充実したスマホがほしい!」という人は、3~80,000円の価格帯のスマホに注目してみましょう。

とくにこの項目でご紹介する以下の4機種は、2022年春におすすめのスマホですよ。

【30,000円~80,000円以下のおすすめスマホ価格ランキング】
順位 1位 2位 3位 4位
機種名 Rakuten Hand 5G
Rakuten Hand 5G
AQUOS sense6s
AQUOS sense6s
iPhone SE 第3世代

iPhone SE 第3世代
Xperia 10 Ⅲ
Xperia 10 Ⅲ
一括払い価格 39,800円 40,470円~ 57,800円~ 51,480円~
種類 Android Android iPhone Android
メーカー 楽天モバイル SHARP Apple ソニー
発売日 2022年2月14日 2022年4月28日 2022年3月18日 2021年6月18日
5G対応
画面サイズ 5.1インチ 6.1インチ 4.7インチ 6.0インチ
ディスプレイ 1,520×720 2,432×1,080 1,334×750 2,520×1,080
バッテリー 2,630mAh 4,570mAh 非公開 4,500mAh
購入可能ショップ 楽天モバイル au ・docomo
au
SoftBank
楽天モバイル
・docomo
au
楽天モバイル

※スクロールできます
※端末代金は価格.comを参照

各機種の細かな情報に深く切り込んでいきます。

Rakuten Hand 5G

Rakuten Hand 5G

楽天モバイルのオリジナルスマホで5Gに対応した新機種がRakuten Hand 5Gです。

まずは概要を表にまとめてご紹介します。

【Rakuten Handの概要表】
発売日 2022年2月14日
カラー ブラック、ホワイト、クリムゾンレッド
内蔵メモリ RAM:4GB
ROM:128GB
サイズ 138×63×9.5mm
画面サイズ 5.1インチ
ディスプレイ 720×1,520(AMOLED)
カメラ性能 メイン:6,400万画素
インカメラ:1,600万画素
主な機能 おサイフケータイ、防水、防塵、ハイレゾ
バッテリー性能 2,630mAh

Rakuten Hand 5Gは4G対応のRakuten Handと比べて高速通信が期待できるほか、ストレージが64GBから128GBへ増えたので大容量の画像やデータも保存できます。

また、メインカメラも6,400万画素とハイスペックで、「背景ぼかしモード」や「夜景モード」など撮影が楽しくなる機能も充実しています。

博士
価格は抑えられているのに、大容量&高画質カメラ搭載はうれしいポイントじゃ!

楽天モバイルならではの機能として、カメラと連動し楽天市場での最安値がすぐにわかったり、楽天のサービスへのログインが簡単になったりとオリジナリティあふれる工夫もほどこされていますよ。

  • 楽天モバイルオリジナルスマホで初の5G対応機種
  • メインカメラが6,400万画素と高画質
  • 楽天のサービスが便利に使える機能も搭載

さらに、初めて楽天モバイルを申込む方限定でRakuten Hand 5Gが実質14,800円で購入できるキャンペーンも実施中なのでぜひチェックしてくださいね。

博士

購入ができるのは、楽天モバイルのみだよ!

AQUOS sense6s

AQUOS sense6s

AQUOSが2022年4月28日発売したsense6sは5Gに対応したスマホで、大容量通信をスムーズに実現させるだけの処理性能も持ち合わせています

まずは概要表からチェックしてみましょう。

【AQUOS sense6sの概要表】
発売日 2022年4月28日
カラー ライトカッパー、ブラック、シルバー
内蔵メモリ RAM:4GB
ROM:64GB
サイズ 152×70×9.2mm
画面サイズ 6.1インチ
ディスプレイ 1,080×2,432
(フルHD、IGZO OLED)
カメラ性能 メインカメラ:4,800万画素
インカメラ:800万画素
主な機能 5G対応、おサイフケータイ、防水、防塵、顔認証、ハイレゾ
バッテリー性能 4,570mAh

素材としては美しく強いアルミボディを採用しているため、質感があって剝がれにくく、ぶつけてしまったとしても大きなキズが付きにくい構造です。

幅71mmという手に馴染みやすいちょうどいいサイズ感ですが、4,570mAhの大容量バッテリーを搭載しており、使用状況によっては1週間の電池持ちに期待できます。

博士

放電しにくいから、毎日充電するのが面倒な人にぴったりだね!

助手のジョン

緊急時用に2台持ちしたい人が買ってもいいかもしれないね。

話題の5Gにも対応していて、超高速・大容量通信を実現させられます。

sense6sは120Hzタッチレスポンス×高性能チップセットのコンビネーションで処理速度の速さにも自信を持っており、あらゆるシチュエーションでストレスを感じない操作を可能にしていますよ。

  • 4,570mAhの大容量バッテリーで、1週間も電池持ちする
  • 高性能CPU×大容量メモリで5G接続にもばっちり対応
  • タフさと賢さを兼ね備えた5G対応スマホを探している人におすすめ
博士
auから購入できるよ!

iPhone SE(第3世代)

iPhone SE 第3世代

「iPhoneを購入したいけれどあまり大きなサイズは求めていないし、できれば予算も抑えたい」という場合には、2022年3月に発売されたシリーズ最新機種のiPhone SEの第3世代に注目してみましょう。

まずは概要からご紹介します。

【iPhone SE(第3世代)の概要表】
発売日 2022年3月18日
カラー ミッドナイト・スターライト・レッド
内蔵メモリ 64GB、128GB、256GB
サイズ 138.4×67.3×7.3mm
画面サイズ 4.7インチ
ディスプレイ 1,334×750
(Retina HD)
カメラ性能 メインカメラ:12MP広角カメラ
インカメラ:7MPカメラ
主な機能 防水、防塵、4K撮影、Apple Pay、Siri、指紋認証、ホームボタン搭載
バッテリー性能 ビデオ再生:最大15時間

iPhone特有の「Siri」も利用でき、Apple Payを使った決済にも対応しているほか、防水・防塵機能まで備えているため最初に選ぶiPhoneとしてもおすすめです。

最新モデルのiPhone13と同じA15 Bionicを搭載しているので、アプリを起動するときもゲームで遊ぶときも仕事をするときも、流れるような動作ですべての動きを後押ししてくれるコスパの高いスマホです。

iPhoneらしく写真撮影・動画撮影といった機能のクオリティも高く、写真撮影時は「ポートレートモード」、動画は「4K動画」の撮影にも対応しています。

博士
SEシリーズでは初の5G対応機種じゃ!
助手のジョン
SEシリーズで人気の高かったホームボタンや指紋認証も継承している点も注目したいポイントだよ!
  • iPhone 13と同じチップを搭載しているため動きがスムーズ
  • Siri、Apple Pay、防水・防塵機能など充実した機能性を持つ
  • ポートレートモードや4K撮影に対応しているため、映像のクオリティを重視する人にもおすすめ
助手のジョン

ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルから購入できるよ!

Xperia 10 Ⅲ

Xperia 10 Ⅲ

5G時代のスタンダードモデルとして2021年6月から販売をスタートした、新しいXperiaです。

最初に概要をご紹介し、さらに特徴を深掘りしていきますよ。

【Xperia 10 Ⅲの概要表】
発売日 2021年6月18日
カラー ブラック、ホワイト、ブルー、ピンク、イエロー
※イエローはドコモオンラインショップ限定
内蔵メモリ RAM:6GB
ROM:128GB
サイズ 154×68×8.3mm
画面サイズ 6.0インチ
ディスプレイ 2,400×1,080
有機EL トリルミナス®ディスプレイfor mobile(HD対応)/FHD+
カメラ性能 メインカメラ:1,200万画素
インカメラ:800万画素
主な機能 5G対応、おサイフケータイ、防水、FMラジオ、ハイレゾ
バッテリー性能 4,500mAh

最初に注目するべきなのは、5Gのクオリティを存分に生かすために強化されたバッテリー性能です。

4,500mAhという大容量バッテリーはXperia史上最大容量で、さらに3年間使っても劣化しにくい長寿命バッテリーを採用しています。

5Gの楽しみといえば高画質動画や音楽の再生ですが、ディスプレイには有機ELを使用し見とれるほどの色彩美を実現させました。

博士

動画や音楽のクオリティが高い!さすがソニー製のXperiaだね。

オーディオにはCDを超える高音質の「ハイレゾ」を再生する機能を搭載しているので、音楽を聴くときも、動画を見るときも、従来モデルでは考えられないほどのダイナミックさを感じられるでしょう。

助手のジョン

写真もきれいに見えるディスプレイだから、夜景もくっきり見えるね。

またカメラに関する機能では、プレミアムおまかせオートに「ペット」を追加しています。

犬や猫の動きを自動で認識して、自動的にシャッタースピードやISO感度を調整するので、ペットのかわいい動きや一瞬見せるベストな表情を逃しません。

  • ディスプレイに有機ELを採用しているため、画像や動画の撮影・再生が美しい
  • Xperia史上最大容量のバッテリーを搭載している
  • カメラの機能も充実しており、とくにペットと一緒に暮らしている人におすすめ
博士

購入は、ドコモ・au・楽天モバイルからできるよ!

【80,000円以上】おすすめ人気スマホランキング

「価格よりも性能を重視したい。お金を気にせずにスマホを選びたい」という方は、80,000円以上のスマホに注目してみましょう。

2022年春の購入におすすめできるのは以下の8機種です。

【80,000円以上のおすすめスマホ価格ランキング】
順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
機種名 Google Pixel6
Google Pixel6
iPhone 13

iPhone 13
Galaxy S22 5G

Galaxy S22 5G
OPPO Find X3
Pro OPG03

OPPO Find X3 Pro OPG03
ROG Phone 5s Pro
ROG Phone 5s Pro
Galaxy Z Flip3 5G
Galaxy Z Flip3 5G
Xperia 1 Ⅲ  
Xperia 1 Ⅲ  
Galaxy Z Fold3
Galaxy Z Fold3
一括払い価格 82,695円~ 98,800円~ 122,012円~ 122,095円~ 142,800円~ 148,896円~ 154,440円~ 237,565円~
種類 Android iPhone Android Android Android Android Android Android
メーカー Google Apple サムスン oppo ASUS サムスン ソニー サムスン
発売日 2021年10月24日 2021年9月24日 2022年4月21日 2021年6月30日 2021年11月26日 2021年10月6日 2021年7月9日 2021年10月6日
5G対応
画面サイズ 6.4インチ 6.1インチ 6.1インチ 6.7インチ 6.78インチ 7.6インチ 6.5インチ 7.6インチ
ディスプレイ 2,400×1,080 2,532×1,170 2,340×1,080 3,216×1,440 2,444×1,080 2,208×1,768 3,840×1,644 2,208×1,768
バッテリー 4,614mAh 非公開 3,700mAh 4,500mAh 6,000mAh 4,500mAh 4,500mAh 4,500mAh
購入可能ショップ SoftBank
au
・docomo
au
SoftBank
楽天モバイル
・docomo
au
au ASUS store au
docomo
・docomo
au
SoftBank
au
docomo

※スクロールできます
※端末代金は価格.comを参照

それぞれのスマホの概要を表にまとめながら、特徴やおすすめできる人をお伝えします。

Google Pixel6

Google Pixel6

「Google Pixel6」はGooglのオリジナルスマホで最新機種です。

Google Pixelのために開発された「Google Tensorチップ」を搭載し、前機種であるGoogle Pixel 5と比べてもパフォーマンスが最大80%もアップしていますよ。

【Google Pixel6の概要表】
発売日 2021年10月24日
カラー Stormy Black
Kinda Coral
Sorta Seafoam
内蔵メモリ RAM:8GB
ROM:128GB
サイズ 158.6×74.8×8.9mm
画面サイズ 6.4インチ
ディスプレイ 2,400×1,080(FHD+)
カメラ性能 メインカメラ:50メガピクセル(広角)
インカメラ:8メガピクセル
主な機能 5G対応
バッテリー性能 4,614mAh

Google Pixel6はバッテリー持ちがよく、1回の充電で最大48時間もバッテリーを持続させられます。

博士

48時間も使い続けられるなら、1~2泊の旅行に充電器は必要ないね!

助手のジョン

もし電池が切れかかっても、充電スペースを10分くらい借りられればしのげそうだね。

バッテリーセーバーの機能のひとつである自動調整バッテリーの稼働中は、よく使うアプリをスマホが自動的に認識して、優先度の高いアプリに向けてバッテリーを供給します。

反対に使用率の低いアプリには、なるべく無駄な電力が届かないように調整してくれるので、歩数計などの常に稼働が必要なアプリを使っていても、バッテリーの消耗を最小限に抑えられますよ。

  • バッテリー容量が4,614mAhで最高クラス
  • スーパーバッテリーセーバーを利用すると、1度の充電でバッテリーが最大48時間持続する
  • 1日のお出かけ時間が長くなる人や、小旅行に充電器を持ち歩きたくない人におすすめ
博士

購入はソフトバンクとauからできるよ!

iPhone13シリーズ

iPhone 13

2021年9月24日に発売のiPhone13シリーズは、人気のiPhoneの最新作です。

従来までのiPhoneと比べて圧倒的なほどのパワフルなチップを採用しており、バッテリー持ちも向上していますよ。

スタンダードなiPhone13とハイスペックモデルのiPhone13 Proの概要をまとめました。

【iPhone13シリーズの概要表】
iPhone13 iPhone13 Pro
発売日 2021年9月24日
カラー スターライト、ミッドナイト、
レッド、ブルー、ピンク
シルバー、グラファイト、
ゴールド、シエラブルー
容量 128GB、256GB、512GB 128GB、256GB、512GB、1TB
サイズ 146.7×71.5×7.65mm
画面サイズ 6.1インチ
ディスプレイ 2,532×1,170(HDR)
カメラ性能 12MP超広角カメラ 12MP超広角カメラ
12MP望遠カメラ
主な機能 5G対応、Apple Pay、Siri、
顔認証、防水
バッテリー性能 ビデオ再生
最大19時間
ビデオ再生
最大20時間

iPhone13 Proは12MP望遠カメラや1TBものストレージ容量などより高度な技術が詰め込まれていますが、とくにこだわりがなければiPhone13を選ぶとよいでしょう。

博士
iPhone13は映画のようなクオリティの動画や写真を撮影できるのが自慢じゃ!

iPhone13は「フォトグラフスタイル」「シネマティックモード」という撮影モードが追加されており、デュアルカメラシステムや超広角カメラを使ってプロ顔負けの撮影ができます。

助手のジョン
新色としてiPhone13はピンクが、iPhone Proはシエラブルーが出たのも注目の理由だよ!
  • 新色にピンクとシエラブルーが追加
  • 撮影モードが追加され映画のような動画も撮れる
  • バッテリー持ちが向上し、動画再生も最大20時間以上可能
博士

iPhone13はどのキャリアからも購入ができるよ!

Galaxy S22 5G

Galaxy S22 5G

Galaxyが販売している5G対応スマホの中で、とくに画像・動画の撮影や再生のクオリティを高めた機種がS22 5Gです。

カメラや映像の性能・特徴について触れる前に、まずは概要から確認していきましょう。

【Galaxy S22 5Gの概要表】
発売日 2022年4月21日
カラー ・ファントムホワイト・ファントムブラック・ピンクゴールド
内蔵メモリ RAM:8GB
ROM:256GB
サイズ 146×71×7.6mm
画面サイズ 6.1インチ
ディスプレイ 2,340×1,080(Dynamic AMOLED)
カメラ性能 メインカメラ:広角約5,000万画素/超広角約1,200万画素/望遠約1,000万画素
インカメラ:1,000万画素
主な機能 5G対応、8K動画撮影、おサイフケータイ、防水、ハイレゾ、ワイヤレス充電
バッテリー性能 3,700mAh

最大の特徴は、4K動画の4倍の解像度を誇る8Kビデオ撮影ができることです。

さらに望遠・広角・超広角という3つのアングルの中から好きなようにカメラを切り替えられるので、映画の撮影すら可能なほどの性能です。

博士

8K動画まで撮影できるなんてすごいね!

写真撮影時には、高額3倍ズームカメラとデジタル10倍ズームを組み合わせた最大30倍のズームが可能なので、遠くの野鳥など、肉眼では確認できない被写体も撮影できます。

助手のジョン

撮影したデータを5Gで送信できるのも、最先端という感じがするね。

Galaxy S22 5Gの側面はアーマーアルミフレームで保護されメ、シームレスで高級感のあるデザインに仕上げながら、故障からも守っています。

メインディスプレイにはDynamic AMOLED(有機EL)が採用されているので、撮影した高画質動画を見たり、グラフィックがきれいなオンラインゲームで遊んだりするときも迫力を感じられますよ。

  • 8K動画を撮影できる
  • 撮影した高画質な画像や動画は5Gで送信できる
  • 有機ELを採用しているため、高画質動画の視聴をする人にもおすすめ
助手のジョン

ドコモとauから購入ができるよ!

OPPO Find X3 Pro OPG03

OPPO Find X3 Pro OPG03

とにかく大きな画面や発色のよさにこだわり、タブレットやパソコンと同じような感覚でスマホを使いたいという人には、オッポが販売している「Find X3 Pro OPG03」をおすすめします。

まずは概要からチェックしましょう。

【OPPO Find X3 Pro OPG03の概要表】
発売日 2021年6月30日
カラー クロスブラック、ホワイト
内蔵メモリ RAM:12GB
ROM:256GB
サイズ 164×74×8.3mm
画面サイズ 6.7インチ
ディスプレイ 3,216×1,440(QHD+)
カメラ性能 メインカメラ:5,000万画素
インカメラ:3,200万画素
主な機能 5G対応、防水、ハイレゾ
バッテリー性能 4,500mAh

概要表の中でとくに際立って見えるのは、ディスプレイの非常に高い解像度、そしてカメラ性能の画素の高さではないでしょうか。

OPPO Find X3 Pro OPG03は世界ではじめて10億色を表現できるディスプレイを搭載したスマホなので、限りなく肉眼で見た色合いに近い画像・動画を視聴できます。

インカメラの3,200万画素という数字は、一般的なハイスペックスマホのメインカメラの画素数すら上回る性能なので、画質を重視する人にもおすすめです。

博士

この画質なら、インカメラで自撮りをしてもきれいに映りそうだね。

助手のジョン

インスタにアップする写真とか、YouTubeにアップする動画のクオリティも上がるね!

鮮やかな発色が売りのスマホではあるものの省電力性能にも長けていて、そもそものバッテリー容量も4,500mAhと現時点のスマホの中では最高レベルです。

10分間で約40%の急速充電ができることもポイントで、いざという時や緊急時にバッテリーが切れかかってしまっても安心です。

  • 世界初となる10億色以上の発色で、画像も動画もくっきり映る
  • バッテリー容量も十分で、10分間で40%まで充電できる急速充電機能も備わっている
  • インカメラの画素数も3,200万画素と高いため、自撮りをきれいに写したい人にもおすすめ
博士

auからのみ購入ができるよ!
他では取り扱ってないから注意!

ROG Phone 5s Pro

ROG Phone 5s Pro

ASUSから販売されている「ROG Phone 5s Pro」はゲーミングスマホとして人気の機種です。

まずは概要から確認していきましょう。

【ROG Phone 5s Proの概要表】
発売日 2021年11月26日
カラー ファントムブラック
内蔵メモリ RAM:18GB
ROM:512GB
サイズ 173×77×9.9mm
画面サイズ 6.78インチ
ディスプレイ 2,448×1,080(フルHD+)
カメラ性能 メインカメラ:6,400万画素
インカメラ:2,400万画素
主な機能 マルチキャリア対応
バッテリー性能 6,000mAh

バッテリーは大容量6,000mAhで、バッテリー残量ゼロの状態から52分でフル充電する急速充電サポート機能も付いています。

博士
たっぷりゲームができるだけのバッテリー容量を備えているのじゃ!
助手のジョン

ゲームだけじゃなくて、カメラ性能がいいことにも魅力的だよ!

このスマホはカメラ性能も高く、メインカメラは6,400万画素、インカメラも2,400万画素という2022年現在では最高レベルのスペックを誇ります。

ゲーム専用に楽しむスマホを探している人だけでなく、それ以外のスマホとしての性能にもこだわりたいという人にもおすすめです。

  • ゲーミングPCのスマホ版として利用できるクオリティを持っている
  • 6,000mAhの大容量に52分間でフル充電できる
  • カメラの性能も全スマホの中で最高クラスなので、ゲームを重視しない人にもおすすめ
助手のジョン

ASUS Storeからでしか購入ができないんだね!気をつけなきゃ!

Galaxy Z Flip3 5G

Galaxy Z Flip3 5G

少し変わったスマホをお探しなら「Galaxy Z Flip3 5G」をチェックしてみましょう。

Galaxy Z Flip3 5Gは大画面のディスプレイを備えていながら、コンパクトに折りたたむことができます。

【Galaxy Z Flip3 5Gの概要表】
発売日 2021年10月6日
カラー クリーム、ファントムブラック
内蔵メモリ RAM:8GB
ROM:128GB
サイズ 166×72×6.9mm(開いた状態)
86×71×15.9mm(閉じた状態)
画面サイズ 6.7インチ
ディスプレイ 2,640×1,080(FHD+)
カメラ性能 メインカメラ:1,200万画素
インカメラ:1,000万画素
主な機能 5G対応、おサイフケータイ、防水、ハイレゾ
バッテリー性能 3,300mAh

Galaxy Z Flip3 5Gは大きな画面を折り曲げて半開きの状態でキープさせられるので、ビデオ通話をしたり、ZOOMで会議をしたりしているときにスタンドを使う必要もありません。

画面にはセンサーが搭載されており、手のひらをかざすだけでシャッターを切れるという利便性も備えています。

専用カバーも発売されているので、スマホをおしゃれに持ち歩きたい人にもぴったりですよ。

  • 折りたたんで持ち運べるためコンパクトで、画面にキズが付きにくい
  • 手をかざすだけでシャッターを切れるセンサーを搭載
  • 半開きにすればスタンドいらずで立てかけられるため、ビデオ通話の利便性を高めたい人にもおすすめ
助手のジョン

auとドコモで契約できるよ!

Xperia 1 Ⅲ

Xperia 1 Ⅲ  

Xperiaの中で最高のモデルを購入したいという場合は、現在フラッグシップモデルに位置づけられている「Xperia 1 Ⅲ」の購入をおすすめします。

特徴をご紹介するよりも前に、概要表をご用意したので確認していきましょう。

【Xperia 1 Ⅲの概要表】
発売日 2021年7月9日
カラー フロストブラック、フロストグレー、フロストパープル
内蔵メモリ RAM:12GB
ROM:256GB
サイズ 165×71×8.2mm
画面サイズ 6.5インチ
ディスプレイ 4K/有機EL シネマワイド™ディスプレイ
カメラ性能 メインカメラ:1,220万画素
インカメラ:800万画素
主な機能 5G対応、おサイフケータイ、防水、ハイレゾ、ワイヤレス充電
バッテリー性能 4,500mAh

容量や画面サイズ、ディスプレイなど、どの要素を切り抜いてもクオリティが高く、ソニーが磨きぬいてきた最新のテクノロジーをまざまざと見せつける仕上がりです。

すばやい動きもくっきり映せる120Hz駆動ディスプレイと、最大240Hzの高速タッチを敏感に検出する繊細さもあわせ持っており、eスポーツに本気の人にもおすすめできます。

搭載しているバッテリーはXperia史上最大容量の4,500mAhなので、オンラインゲームや動画視聴に夢中になってしまっても、すぐに電池切れを起こすことはないでしょう。

博士

ディスプレイは4K対応!6.5インチの大画面だから迫力が十分だね。

助手のジョン

ちょっとしたパソコンは余裕で上回るくらいのクオリティだね!

合計4つのレンズで構成されたメインカメラは、超広角(16mm)、広角(24mm)、望遠(70mm)、望遠(105mm)で構成されています。

とくに2種類の望遠レンズは特徴的で、70mmと105mmの2つの焦点距離で撮影できる、世界初の技術となる「Dual PD」機能を搭載していますよ。

  • 容量からカメラ機能まで申し分のないクオリティを誇っている
  • 世界初となる「Dual PD」機能を擁するカメラを備え、望遠撮影に強い
  • 大迫力かつ高性能ディスプレイ搭載で、オンラインゲームを楽しむ人にもおすすめ
助手のジョン

楽天モバイルを除くキャリアで購入ができるよ。

Galaxy Z Fold3 5G

Galaxy Z Fold3

先にご紹介したGalaxy Flip3 5Gと同じように折りたたんで使えるスマホがGalaxy Fold3 5Gです。

【Galaxy Z Fold3 5Gの概要表】
発売日 2021年10月6日
カラー ファントムブラック、ファントムグリーン
内蔵メモリ RAM:12GB
ROM:256GB
サイズ 158×128×6.4mm(開いた状態)
158×67×14.4mm(閉じた状態)
画面サイズ 7.6インチ
ディスプレイ 2,208×1,768(QXGA+)
カメラ性能 メインカメラ:1,200万画素
インカメラ:1,000万画素
主な機能 5G対応、おサイフケータイ、防水、ハイレゾ、Sペン対応
バッテリー性能 4,400mAh

Galaxy Z Fold3 5Gは画面を割るようにして折りたためることが特徴的です。

博士

大画面でタブレットとして、折りたたんでスマホとして使えるぞ!

助手のジョン

スマホとタブレットの両方を持ち歩いている人は、Galaxy Z Fold3 5Gに切り替えるとカバンの中がスッキリするよ。

タブレットとして使用するときは、画面を最大3つのアプリに分割して表示させられるので、マルチタスクをこなしたい人にもぴったりです。

筆圧に耐えられる強化されたディスプレイを持ち、Sペンにも対応しているので、急なメモが必要になったときも役立ちます。

  • 7.6インチのタブレットと、6.2インチのスマホを兼ねている
  • タブレット利用時は最大3画面にわけたマルチタスクに対応可能
  • スマホとタブレットの両方を持ち歩きたい人におすすめ
博士

auとドコモで取り扱っているぞ!

【用途別】おすすめ人気スマホランキング

スマホに求める要素は人それぞれのため、「カメラ性能がよいスマホがほしい」人がいれば、「ゲームで遊びやすいスマホじゃないと嫌」という人もいるはずです。

そこで、どのような使い方をするかという観点から、おすすめのスマホを探ってみましょう。

それぞれのスマホを詳しくチェックしてみましょう。

カメラ性能を求めるなら「OPPO Find X3 Pro OPG03」

OPPO Find X3 Pro OPG03

先ほど80,000円以上のおすすめスマホの1つとしてご紹介したOPPO Find X3 Pro OPG03は、現時点で最高クラスのカメラ性能を持つスマホです。

改めて、概要や特徴を確認していきましょう。

【OPPO Find X3 Pro OPG03の概要表】
発売日 2021年6月30日
カラー クロスブラック、ホワイト
内蔵メモリ RAM:12GB
ROM:256GB
サイズ 164×74×8.3mm
画面サイズ 6.7インチ
ディスプレイ 3,216×1,440(QHD+)
カメラ性能 メインカメラ:5,000万画素
インカメラ:3,200万画素
主な機能 5G対応、防水、ハイレゾ
バッテリー性能 4,500mAh

なんといっても目を引くのは、メインカメラ5,000万画素、インカメラ3,200万画素という圧倒的な性能でしょう。

一般的なスマホは望遠に弱く、ズームアップするにつれて画質が劣化していきますが、このスマホの場合は望遠時にも約1,300万画素のクオリティを維持します。

60倍の拡大・接写ができる顕微鏡モードも特徴的な機能のひとつで、約300万画素の写真撮影やFHD画質の動画撮影が可能です。

博士

普通に撮っているときだけじゃなくて、ズームやアップにも強いんだね。

助手のジョン

タイムラプス、夜景、パノラマ、スローモーションといった撮影モードも多いよ!

論より証拠という言葉もあるので、Twitterに投稿された写真を見てみましょう。

Twitter
Twitter
OPPO find x3 proのカメラ、良いね
OPPO Find X3 Pro OPG03で取った写真

まるでプロが撮影したような、くっきりした映りと背景のぼかし方ですね。

Twitter
Twitter
OPPOていうブランドから出してるFind X3 PROっていうスマホで撮りましたわ(笑)前に試しでユニバのウォークシティで撮ったら凄い良かったですよ?多分、iPhone12ProMaxに匹敵するかも?

ネオンの彩が鮮やかで、細かくて見えにくいはずの文字もくっきりと見えますし、木々もボヤけることなく映っています。

写真や動画をきれいに撮れるスマホを探すなら、第一候補として選ぶ価値が十分にあるでしょう。

バッテリー容量を求めるなら「Google Pixel6」

1度の充電で長くスマホを使い続けたい人には、バッテリー容量と省エネ性能の両方が優れている「Google Pixel6」がおすすめです。

まずは概要表から見ていきましょう。

【Google Pixel6の概要表】
発売日 2021年10月24日
カラー モストリーブラック
内蔵メモリ RAM:8GB
ROM:128GB
サイズ 158.6×74.8×8.9mm
画面サイズ 6.4インチ
ディスプレイ 2,400×1,080(FHD+)
カメラ性能 メインカメラ:50メガピクセル(広角)
インカメラ:8メガピクセル
主な機能 5G対応
バッテリー性能 4,614mAh

Google Pixel6で特徴的なのが「スーパーバッテリーセーバー」という機能で、1回の充電で最大48時間もバッテリーを持続させられます。

また急速充電にも対応しており約30分間で50%まで充電可能なので、電池が切れそうになった場合はすぐに復旧させられることもメリットといえるでしょう。

コンパクトサイズを求めるなら「Galaxy Z Flip3 5G」

コンパクトに持ち運べるスマホを探している方には、「折りたためるスマホ」として話題を独占している「Galaxy Z Flip3 5G」をおすすめします。

【Galaxy Z Flip3 5Gの概要表】
発売日 2021年10月6日
カラー クリーム、ファントムブラック
内蔵メモリ RAM:8GB
ROM:128GB
サイズ 166×72×6.9mm(開いた状態)
86×71×15.9mm(閉じた状態)
画面サイズ 6.7インチ
ディスプレイ 2,640×1,080(FHD+)
カメラ性能 メインカメラ:1,200万画素
インカメラ:1,000万画素
主な機能 5G対応、おサイフケータイ、防水、ハイレゾ
バッテリー性能 3,300mAh

通常時の画面サイズは6.7インチと最大級のサイズを誇りますが、中央部分から2つに折りたためることが最大の特徴です。

コンパクトに持ち歩きやすくなることはもちろんのこと、もし落としたとしても画面に直接キズが付くことを避けられるので、故障のリスクも回避しやすくなるでしょう。

博士

スマホなのに折りたためるのは画期的で、使っていると注目されそうだね。

助手のジョン

閉じたときもサブディスプレイが使えるから、通知の確認やセルフィーの撮影ができるよ!

見やすい大きめサイズを求めるなら「Galaxy Z Fold3 5G」

先にご紹介したGalaxy Flip3 5Gと同じように折りたたんで使えるスマホがGalaxy Fold3 5Gです。

【Galaxy Z Fold3 5Gの概要表】
発売日 2021年10月6日
カラー ファントムブラック、ファントムグリーン
内蔵メモリ RAM:12GB
ROM:256GB
サイズ 158×128×6.4mm(開いた状態)
158×67×14.4mm(閉じた状態)
画面サイズ 7.6インチ
ディスプレイ 2,208×1,768(QXGA+)
カメラ性能 メインカメラ:1,200万画素
インカメラ:1,000万画素
主な機能 5G対応、おサイフケータイ、防水、ハイレゾ、Sペン対応
バッテリー性能 4,400mAh

通常時の画面サイズは動画もゲームも楽しめる7.6インチディスプレイで、タブレットと同じような感覚で使えます。

画面を折りたたむと6.2インチのスマホとして利用できるため、スマホとタブレットを両方持ちたい人の理想を叶えてくれますよ。

博士

仕事とプライベートのオン・オフを兼用できそうなガジェットだね!

助手のジョン

スマホとタブレットの両方を持ち歩いている人は、Galaxy Z Fold3 5Gに切り替えるとカバンの中がスッキリするよ。

ゲームをよくするなら「ROG Phone 5s Pro」

ゲーミングPCのスマホ版がほしい方には、ASUSから販売されている「ROG Phone 5s Pro」をおすすめします。

まずは概要から確認していきましょう。

【ROG Phone 5s Proの概要表】
発売日 2021年11月26日
カラー ファントムブラック
内蔵メモリ RAM:18GB
ROM:512GB
サイズ 173×77×9.9mm
画面サイズ 6.78インチ
ディスプレイ 2,448×1,080(フルHD+)
カメラ性能 メインカメラ:6,400万画素
インカメラ:2,400万画素
主な機能 マルチキャリア対応
バッテリー性能 6,000mAh

スマホからゲームを楽しむうえで重視すべきなのは、応答速度を含むすばやさです。

ROG Phone 5s Proには最先端のQualcomm Snapdragon 888 5Gプラットフォームが搭載されています。

RAMが18GB、ROMは512GBという強烈なスペックを持ち合わせていることもあり、応答速度は衝撃の1msです。

助手のジョン

応答速度を表す数値は10msだと超高速と言われるから、ROG Phone 5s Proは最速に近い数値を出しているよ!

スマホの操作が不安なら「arrows We」

これからスマホデビューする人やスマホの操作に不安がある人、はじめてスマホを扱う人にプレゼントする機種を探している人へのおすすめは2021年12月に発売された新機種「arrows We」です。

【arrows Weの概要表】
発売日 2021年12月3日
カラー ホワイト
ソフトバンク・auのみ:ブラック
ソフトバンクのみ:ターコイズ
auのみ:ローズゴールド
ドコモのみ:レッド・ネイビー・パープル
内蔵メモリ RAM:4GB
ROM:64GB
サイズ 147×71×10.2mm
画面サイズ 5.7インチ
ディスプレイ 1,520×720
カメラ性能 メインカメラ:1,310万画素
インカメラ:500万画素
主な機能 おサイフケータイ、防水、ハイレゾ対応
バッテリー性能 4,000mAh

arrows Weはスマホの操作に慣れていない方向けに、文字やアイコンが大きく見やすい「シンプルモード」に切り替えられます。

博士

子供向けにアプリの制限や時間によってロックがかけられる「ジュニアモード」も搭載しているぞ!

シンプルでわかりやすいのに5G通信に対応しており、キャッシュレス決済や約1,310万画素の広角レンズでの撮影も可能など、初心者にとってまさに至れり尽くせりなスマホですよ。

自分に合ったおすすめスマホの選び方

世界中のメーカーから、常に新作が登場し続けているスマホ。

性能や機能はさまざまで、どれを選ぶべきなのかわからなくなってしまいますよね。

自分に合ったスマホを見つけるためには、まず以下の6項目をチェックしましょう。

これから、各項目を詳しく解説していきます。

おすすめの選び方①:Android・iPhone

スマホの種類は、世界的に見てもAndroidとiPhoneに二分されています。

まずはそれぞれの特徴とメリットをまとめた表をご覧ください。

【AndroidとiPhoneの違い】
特徴 メリット
Android さまざまなメーカーから発売されている
折りたたみ式など先進機能が豊富
選択肢が豊富で選びやすい
スマホ決済の種類が多い
iPhone Appleだけが販売している
日本国内で高いシェア率を誇る
ケースなどのアイテムを購入しやすい
リセールバリューが高い

Androidは世界中のメーカーから発売されているため、選択肢が豊富で選びやすいというメリットがあります。

開発競争も激化しているので、折りたたみ式スマホのような独特で先進的なスマホも多く、決済手段などの機能も多く備わっていることがメリットです。

博士

Androidはとにかく種類が多いのも特徴じゃ!

助手のジョン

選ぶのは大変そうだけど、自分の好みに合ったスマホが見つかりやすそうだよね!

一方、iPhoneはAppleだけが販売しているスマホです。

世界中にコアなファンを多く抱えているため、中古として売却する際のリセールバリューが高めです。

日本国内で高いシェア率を誇っていることもあり、スマホケース・スマホカバーなどの専用アイテムが見つけやすく、ドレスアップしやすことも魅力といえるでしょう。

博士

iPhoneの種類は少ないから、選びやすいのは助かるね。

助手のジョン

専用ケースをハイブランドが売っているのもよく見かけるわね!

基本的にスマホ選びの際は、AndroidかそれともiPhoneかを決めるところから始まります。

双方をおすすめできるタイプの人をまとめるので、これを見たうえでスマホ選びをスタートさせましょう。

【Androidがおすすめの人】

  • 個性的なスマホがほしい人
  • 先進的な機能を持ったスマホがほしい人
  • 決済手段が豊富なスマホがほしい人

【iPhoneがおすすめの人】

  • ブランド力が強いスマホがほしい人
  • スマホケースやカバーなどの専用アイテムでおしゃれをしたい人
  • リセールバリューが高いスマホを持ちたい人

おすすめの選び方②:値段

スマホの本体価格は、1万円台のものもあれば、10万円を上回るような高級なものもあります。

一般論としては、値段の高いスマホのほうが豪華で多彩な機能が搭載される傾向にあります。

博士

ただし、ネット検索やSNSをするならハイスペックのスマホでなくても快適に楽しめるぞ!

あらかじめ予算を決めておき、それに合致する値段のスマホを選ぶとよいでしょう。

記事の前半では3つの価格帯にわけて、2022年に最もおすすめのスマホを紹介していますよ。

おすすめの選び方③:性能

スマホが持つ性能は、機種によって異なります。

どんな性能があるのかを見てみましょう。

【スマホが持つ性能と意味・注目点】

  • カメラ:画素数、ズーム倍率、動画撮影の可否、スローなどの機能
  • バッテリー:電池の容量
  • ストレージ:写真データなどの記憶容量
  • RAM:同時タスクの数

【RAMとは】
「Random Access Memory」の略。記憶装置の中でとくに重要なもので、スマホの場合は数値が高ければ高いほど同時に開けるアプリが増える。

これらの機能の質が高いほど優秀ですが、すべての人にハイスペックなスマホをおすすめするわけではありません。

たとえば「写真撮影はミラーレスのデジカメでする」という人なら、必要以上にスペックが高いカメラを備えたスマホを買っても意味がないでしょう。

博士

どんな機能を重視するのかを決めておくと、スマホ選びが簡単になりそうだね!

性能の高い機能が増えるほどスマホの本体価格は高くなる傾向にあるので、不必要な機能が少ないスマホを選ぶことがコストを抑えるためのコツです。

おすすめの選び方④:機能性

性能と同じように、機能性にも注目しましょう。

スマホには以下のような機能が搭載されています。

  • 決済機能:「おサイフケータイ」などの支払い方法
  • 防犯機能:「指紋認証」「顔認証」などの機能

機能と同様に、性能に関しても多ければよいというものではありません。

スマホ決済ができないクレジットカードや現金での決済にこだわりがある場合は、スマホに多くの決済機能が搭載されていても意味がないからです。

機能性もアップするごとに本体価格が高くなりがちなので、搭載されている機能が本当に自分の求めているものなのかどうかをチェックしましょう。

おすすめの選び方⑤:スマホサイズや容量

最後にチェックすべき項目は、スマホサイズと容量です。

スマホの画面が大きければ動画を見るときも迫力がありますが、女性や子どもなどの手が小さい人にとっては持ちにくいかもしれません。

助手のジョン

サイズが大きいと嬉しいけど、持ちにくくて落としちゃう人がいるかも。

容量(ストレージ)が大きいスマホを選ぶと、画像や動画を大量に溜め込みやすくなり、たくさんのアプリもインストールできます

博士

昔、データ容量不足で写真が撮れなくなって焦ったことがあったなあ。

データ容量が大きいほうが便利ですが、同じ機種でも容量によって数万円という差額が出る場合が多いことには注意しましょう。

自分の使い方に合ったスマホサイズと容量を見極めて、サイズ・容量ごとの価格差もチェックしつつ、最適なスマホを発見してくださいね。

おすすめの選び方⑥:対応しているSIM

ドコモやソフトバンク、auといったキャリアのスマホをお使いの方で、同じキャリア内でスマホを機種変更する場合は関係ありませんが、格安SIMをお使いの方は端末が対応しているSIMカードがどの回線のものか確認しましょう。

ゲット君
ゲット君
SIMってよく聞くけど、そもそも何なの?

スマホのSIMとは?

  • 契約者情報などが登録された小型のカードのこと
  • SIMカードをスマホ端末に挿入して通話や通信ができるようになる
  • SIMカードによって対応する回線・端末が異なる
ナビ博士
ナビ博士
簡単に言えば、自分が契約したSIMカードを新しいスマホに挿入するだけで機種変更もすぐにできてしまうんじゃ!

引用:UQモバイル

ただし、基本的にSIMカードは契約しているキャリア回線に対応した端末にしか使えません。

ゲット君
ゲット君
つまり、ドコモ回線のSIMカードをソフトバンク端末に挿入しても使えないんだね!

格安SIMの契約先によっては利用したいキャリア回線が選べるので、お使いの端末にあったSIMカードを契約するのもいいでしょう。

また、端末によっては「SIMフリー」といって利用するキャリア回線に縛られず、基本的にどのSIMカードにも対応できるものもあります。

キャリアで購入した端末でも「SIMロック解除」という手続きをすることで、SIMフリー端末になりますよ。

【キャリアと比較】スマホは格安SIMへの乗り換えもおすすめ!

スマホはドコモ・ソフトバンク・au・楽天モバイルといった大手キャリア以外にも、格安スマホから購入できる機種もあります。

また、SIMフリーの端末を購入して格安スマホのSIMカードを挿し込めば、キャリアで契約するより安く利用できますよ。

【おすすめ格安SIMとキャリア比較】
ドコモ
(5Gギガライト)

(ミニフィット
プラン+)
auロゴ
(ピタット
プラン5G)
月額料金 ~1GB 3,465円
3,278円 3,465円 1,298円
~2GB 4,378円
~3GB 4,565円
5,478円 1,628円 2,178円
~4GB 5,115円
~5GB 5,665円 1,518円
~7GB 6,775円 6,765円
~10GB 1,958円
~15GB 2,728円 3,278円
~20GB 2,178円
~25GB 3,828円
4,158円
特典額 最大13,000円
キャッシュバック
(au PAY)
最大12,000円
キャッシュバック
(普通為替)
ナビ博士
ナビ博士
上記の比較表のとおり、格安SIMの月額料金はキャリアの半額以下じゃ!
ゲット君
ゲット君
さらに格安SIMはキャッシュバックが受け取れることもあるんだね!

ただし、格安SIMとしてサービスを提供している会社は多く、料金や速度面で安心して利用できるかも比較しなくてはいけませんん。

初めてキャリアから乗り換える方はauのサブブランド・UQモバイルソフトバンクのサブブランド・ワイモバイルeo光などを運営する関西電力系列のmineoなど大手で契約するのがオススメですよ。

おすすめ格安SIM
  • キャンペーンが豊富な格安SIMならUQモバイル
  • 家族で格安SIMを利用するならワイモバイル
  • 自分に合った回線・データ容量を選びたいならmineo

スマホを安く契約したい方に向けて、上記3社の格安SIMについてさらにくわしく解説しましょう。

ナビ博士
ナビ博士
ちなみに、たくさんの選択肢から選びたい!という人に最新格安SIMを徹底比較した記事も用意しているから参考にしよう!

キャンペーンが豊富な格安SIMなら「UQモバイル」

UQモバイルを契約するメリットは、主に以下のとおりです。

  • 人口カバー率が高く実測値も安定しているau回線を利用できる
  • 最大13,000円分のキャッシュバックが受けられる
  • データ容量増量キャンペーンが13か無料
  • 固定回線とのセット割「自宅セット割」で月額料金が最安990円にまで下がる

auのサブブランドとしてau回線を利用しているUQモバイルは、人口カバー率99.9%という圧倒的なつながりやすさに定評があります。

格安SIMの実測値を平均速度としてまとめているみんなのネット回線速度でも、下り60.88Mbpsと高速で安定した数値が出ています。

【UQモバイルの概要表】
契約年数 なし
(くりこしプラン+5Gの場合)
使用回線 au
月額料金 くりこしプランS+5G(3GB):1,628円
くりこしプランM+5G(15GB):2,728円
くりこしプランL+5G(25GB):3,828円
基本国内通話料 22円/30秒
実測値 60.84Mbps
オプション ・国内通話60分定額(550円)
・国内通話10分かけ放題(770円)
・国内通話かけ放題(1,870円)
・増量オプションⅡ(550円)
キャンペーン ・乗り換えでSIMのみ契約なら最大13,000円キャッシュバック
・15日間無料でお試し Try UQ mobile
・iPhone12、iPhone mini限定5,000円相当還元
・対象Android購入で5,000円相当還元
・Apple Music6ヶ月無料

※すべて税込

UQモバイルでは端末とのセットではなくSIMのみの契約になりますが、新規なら最大6,000円、乗り換えなら最大13,000円分のau PAYでのキャッシュバックが受け取れます。


引用: UQモバイル
ナビ博士
ナビ博士
au PAYは1pt=1円でスーパーや飲食店でも使えるぞ!

UQモバイルは毎月のデータ容量が最大5GB増量される「増量オプションⅡ」が13か月間無料で加入できるのも、大きなメリットです。


引用: UQモバイル

また、UQモバイルは余ったデータ容量は翌月まで繰り越せるので、予定よりもインターネットを利用しなかった月があったとしても損をすることがありません。

助手のジョン

UQモバイルは固定回線とのセット割「自宅セット割」も利用できるからお得だよ!

【自宅セット割の適用表】
くりこしプランS+5G くりこしプランM+5G くりこしプランL+5G
通常月額料金 1,628円 2,728円 3,828円
割引額 -638円 -638円 -858円
支払い合計額 990円 2,090円 2,970円

※すべて税込

自宅セット割の適用条件は、「auでんき」「対象のインターネットサービス」「au・WiMAXのホームルーター 5G」に加入することです。

適用条件のサービスをすでに利用しているという方は、UQモバイルをとてもお得に契約できますよ。

家族で格安SIMを利用するなら「ワイモバイル」

ワイモバイルを契約するメリットは、主に以下のとおりです。

  • ワイモバイル回線で格安SIMでも高速通信が可能
  • 最大12,000円分のキャッシュバックが受けられる
  • データ容量増量キャンペーンが12か月無料
  • 家族割引が利用できる
  • 「おうち割光セット(A)」で月額料金が最安990円にまで下がる

ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは実測値が65.87Mbps(※みんなのネット回線速度参照)と、今回ご紹介する格安SIMのなかでは最速なので、回線速度を重視する人にもおすすめです。

【ワイモバイルの概要表】
契約年数 なし
使用回線 ソフトバンク
月額料金 シンプルS(3GB):2,178円
シンプルM(15GB):3,278円
シンプルL(25GB):4,158円
基本国内通話料 22円/30秒
実測値 65.87Mbps
オプション ・データ増量(550円)
・国内通話1回10分無料(770円)
・国内通話かけ放題(1,870円)
キャンペーン ・最大12,000円キャッシュバック
・60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン
・データ増量無料キャンペーン2
・超PayPay祭

※すべて税込

ワイモバイルは端末との同時購入ではなくSIMのみの特典になりますが、乗り換えで最大12,000円の普通為替でのキャッシュバックを実施中です。

また、1か月のデータ容量が増量される「データ増量オプション」(月額550円)が1年間無料なので、たっぷりスマホが使えますよ。


引用:ワイモバイル

ワイモバイルでは家族で2回線目以上契約すれば最大10台まで月額料金が1,188円割引になるサービスを実施中です。

家族割引とは併用できませんが光回線またはホームルーターとのセット割「おうち割光セット(A)」が適用された場合でも最大10台までスマホの月額料金が1,188円割引されますよ。

【家族割引/おうち割光セット(A)の適用表】
シンプルS シンプルM シンプルL
通常月額料金 2,178円 3,278円 4,158円
割引額 -1,188円 -1,188円 -1,188円
支払い合計額 990円 2,090円 2,970円

※すべて税込

ワイモバイルを契約している家族が多ければ多いほど割引による恩恵を受けられるので、家族みんなで契約したいという人には特におすすめです。

ナビ博士
ナビ博士
ワイモバイルは小容量プランでも1,188円と大幅な割引が受けられるから節約度が高いぞ!

ワイモバイルショップは全国に約1,000店舗あり、いざというときは対面でのサポートを受けやすいこともメリットといえるでしょう。

自分に合った回線・データ容量を選びたいなら「mineo」

mineoを契約するメリットは、以下のとおりです。

  • 最小1GB単位から契約できる
  • セット割や家族割を適用しなくても、額面通りの月額料金で利用できる
  • ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から好きなものを選べる

mineoはドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア回線のなかから好きな回線を同一料金で選べるため、端末のSIMロック解除をしなくても簡単に乗り換えられるのが特徴です。

また、mineoは最小1GBからの契約が可能なので自分にあったデータ容量を選べる格安SIMを探している人にもおすすめです。

【mineoの概要表】
契約年数 なし
使用回線 ドコモ、au、ソフトバンク
月額料金 1GB:1,298円
5GB:1,518円
10GB:1,958円
20GB:2,178円
※デュアルタイプ(音声通話+データ通信)の場合
基本国内通話料 22円/30秒
実測値 49.25Mbps
オプション ・5G通信オプション(220円)
・mineoでんわ10分かけ放題(935円)
・通話定額30(924円)
・通話定額60(1,848円)
・スマート留守電(319円)
・メールアドレス(無料)
キャンペーン ・端末大特価セール
・デュアルタイプ3ヶ月間1,188円月額割引
・日経電子版2ヶ月無料など

※すべて税込

セット割や家族割などの割引が適用されなくても、そのままで安い料金で契約できることもmineoのメリットです。

ひとりで契約する人や小容量で月額料金が安い格安SIMを探している人は、mineoの契約を検討するといいでしょう。

ゲット君
ゲット君
mineoはデータ容量をユーザー同士で分け合ったり、低速モードでインターネットが使い放題になるオプションがあったりと独自のサービスが多いのも特徴だよ!

mineoは通常料金に月額220円を追加すると5G通信オプションを付帯できるので、5G対応エリアにお住まいの方にはオプション契約の検討もおすすめできます。

おすすめスマホによくある質問

この記事の最後に、おすすめスマホによくある質問3つにお答えします。

[スマホを機種変更するおすすめのタイミングは?]追加、[スマホを端末そのままで格安SIMへ乗り換えられる?][スマホの機種変更の方法は?]

この記事の総決算としても、詳しくチェックしてみてくださいね。

自分に合ったおすすめスマホの選び方とは?

自分に合ったスマホは、以下の基準で選びましょう。

まずはAndroidとiPhoneのどちらにするかを決めることが大切です。

そのあとに容量や値段・性能・機能性・サイズを比較して、自分が求める要素を備えたスマホを選びましょう。

くわしくは自分に合ったおすすめスマホの選び方の項目をご覧ください。

2022年最新のおすすめスマホは?

今回は3つの価格帯にわけて、おすすめスマホ16機種を紹介しました。

スマホは機種によって、持ち味や価格帯が異なります。

この記事で各機種の詳細を解説しているので、じっくり読みながら比較してみてくださいね。

用途別で見るおすすめのスマホとは?

スマホは自分の希望や重視するポイントにあわせて選ぶのも大切です。

今回は以下の用途別でもおすすめのスマホを紹介しましたよ。

スマホ選びで譲れないポイントがあるという方は、上記から自分に合ったスマホを探してみましょう。

くわしくは【用途別】おすすめ人気スマホランキングの項目をご覧ください。

スマホを機種変更するおすすめのタイミングは?

スマホは以下のタイミングで新しい機種に変更するのがオススメです。

  • バッテリーがすぐになくなる
  • アプリの起動や操作がスムーズにできない
  • 使用中に端末が熱くなる
  • 最新端末が発売される春ごろ

端末の寿命は使い方によって人それぞれですが、バッテリー持ちが悪い、操作が重いと感じるという場合は買い替えの時期が来ているのかもしれません。

また、端末本体が充電中や使用中に熱くなる場合はバッテリーが廉価しているのが原因かもしれません。

ナビ博士
ナビ博士
ある日突然壊れてしまう前に、不具合が出始めたら機種変更を考えよう!

ちなみに、スマホの端末は3月~4月ごろに最新モデルが発表されることが多く、新機種が出ると型落ちの機種は値下げされ欲しかったモデルが安く手に入ることもありますよ。

最新モデルの発売を待って、最新機種を選ぶかあまりスペックに変化がなければ旧モデルを安く購入しましょう。

スマホを端末そのままで格安SIMへ乗り換えられる?

キャリアのスマホ端末は基本的に自社の回線にのみ対応しているので、格安SIMなどへ乗り換える際は「SIMロック解除手続き」が必要です。

SIMロック解除を行えば、他社の回線を使うSIMカードを格安SIMで契約して端末に挿入しても接続できますよ。

くわしくは、こちらの項目をご覧ください。

スマホの機種変更の方法は?

スマホの機種変更は契約しているキャリアや格安SIMの実店舗で行う以外に、オンラインショップから端末を選んで自分で行う方法があります。

オンラインショップから機種変更の手続きをすると、店舗へ出向く手間や待ち時間がなくなり、24時間好きなタイミングでできます。

ナビ博士
ナビ博士
契約先によっては、オンラインショップからの機種変更限定で事務手数料が無料になったり、特別価格で端末を購入できたりするぞ!

オンラインショップから手続きして機種変更を行う手順は、主に以下のとおりです。

スマホの機種変更方法

  1. アプリやデータなどの引継ぎ・バックアップ設定をする
  2. オンラインショップで希望の機種を選び機種変更で契約する
  3. 最短翌日に端末(契約内容によってはSIMカードも同梱)が自宅へ届く
  4. 古い端末からSIMカードを取り外し(または同梱のSIMカードを)新端末に挿し込む
  5. 新機種でアプリやデータなどの復旧を行う

スマホの機種変更を行う際は、LINEや電子マネーなどのアカウントの引継ぎ設定や電話帳などのデータをクラウド上に保存するなどバックアップを忘れないようにしてくださいね。

基本的に機種変更は新しい機種が届いたら、古い機種のSIMカードを入れ替えるだけで完了します。

ゲット君
ゲット君
SIMカードを移すだけなら簡単そうだね!

キャリアショップなどで手続きしてもアプリの設定や電話帳などのデータ復旧は自分で行わなければならないことが多いので、オンラインショップから機種変更する方が気軽ですよ。

ただし、新しいSIMカードを挿入しなければいけなかったり、物理的なSIMカードを持たずクラウド上で設定するeSIMを利用する場合はウェブや電話で開通設定をしなければいけません。

端末と一緒に届く設定マニュアルなどをみながら行えば、問題ありませんよ。

まとめ

結論として、2022年におすすめの最新スマホは以下の16機種です。

助手のジョン

今回おすすめするスマホ端末を、比較表でイッキ見してみよう!

【おすすめスマホ全16機種価格ランキング】
順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位 15位 16位
機種名 Rakuten Hand

arrows We
Xperia Ace Ⅱ

Redmi Note 11
Rakuten Hand 5G
AQUOS sense6s
iPhone SE 第3世代

Xperia 10 Ⅲ
Google Pixel6
iPhone 13

Galaxy S22 5G

OPPO Find X3
Pro OPG03

ROG Phone 5s Pro
Galaxy Z Flip3 5G
Xperia 1 Ⅲ  
Galaxy Z Fold3
一括払い価格 12,980円 21,450円~ 22,000円~ 23,760円~ 39,800円 40,470円~ 57,800円~ 51,480円~ 82,695円~ 98,800円~ 122,012円~ 122,095円~ 142,800円~ 148,896円~ 154,440円~ 237,565円~
種類 Android Android Android Android Android Android iPhone Android Android iPhone Android Android Android Android Android Android
メーカー 楽天モバイル FCNT ソニー Xiaomi 楽天モバイル SHARP Apple ソニー Google Apple サムスン oppo ASUS サムスン ソニー サムスン
発売日 2020年12月8日 2021年12月3日 2021年5月28日 2022年3月10日 2022年2月14日 2022年4月28日 2022年3月18日 2021年6月18日 2021年10月24日 2021年9月24日 2022年4月21日 2021年6月30日 2021年11月26日 2021年10月6日 2021年7月9日 2021年10月6日
5G対応 × ×
画面サイズ 5.1インチ 5.7インチ 5.5インチ 6.43インチ 5.1インチ 6.1インチ 4.7インチ 6.0インチ 6.4インチ 6.1インチ 6.1インチ 6.7インチ 6.78インチ 7.6インチ 6.5インチ 7.6インチ
ディスプレイ 1,520×720 1,520×720 1,496×720 2,400×1,080 1,520×720 2,432×1,080 1,334×750 2,520×1,080 2,400×1,080 2,532×1,170 2,340×1,080 3,216×1,440 2,444×1,080 2,208×1,768 3,840×1,644 2,208×1,768
バッテリー 2,750mAh 4,000mAh 4,500mAh 5,000mAh 2,630mAh 4,570mAh 非公開 4,500mAh 4,614mAh 非公開 3,700mAh 4,500mAh 6,000mAh 4,500mAh 4,500mAh 4,500mAh
購入可能ショップ 楽天モバイル ・docomo
au
SoftBank
docomo mineo 楽天モバイル au ・docomo
au
SoftBank
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・docomo
au
楽天モバイル
SoftBank
au
・docomo
au
SoftBank
楽天モバイル
・docomo
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au ASUS store au
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・docomo
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※端末代金は価格.comを参照

博士

スマホ選びに迷ったら、以下のポイントもチェックしながら自分にあったものを探してみよう!

スマホはAndroidとiPhoneに二分されています。

まずはどちらにするかを決めたうえで、さまざまなポイントから購入するスマホを絞り込んでみてくださいね。

参考サイト

総務省
消費者庁
国民生活センター
日本データ通信協会
電気通信事業者協会
電気通信消費者相談センター
電気通信サービス向上推進協議会
一般財団法人 インターネット協会
一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会
みんなのネット回線速度
NTTドコモ
ソフトバンク
au
楽天モバイル
UQモバイル
ワイモバイル
mineo
価格.com

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ドコモの2021冬春スマホは全機種5G対応! 5G本格普及へ向け新たな施策も

NTTドコモは、2021-2022冬春モデルとして、Androidスマートフォン3機種を発表しました。すでに発表済みの5機種と合わせ、今シーズンの新機種全8モデルが5G対応するとアピールしています。

↑全機種5G対応をアピールするプロダクト部の安部成司部長

 

今回発表されたのは、同社が“スペックと価格を両立したスタンダードモデル”と位置づけている「Galaxy A22 5G」(SC-56B)と、誰でも安心して操作できる使いやすさを追求した「あんしんスマホ」(KY-51B)および「らくらくスマートフォン」(F-52B)の3機種。

↑各端末の特徴を説明したプロダクト部の斉藤恵子主査

 

「Galaxy A22 5G」(SC-56B)は、4000mAhの電池容量と防水・防塵、FMラジオなど、基本機能が充実した5G対応スマホ。本体カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色をラインナップします。

↑スタンダードモデルの「Galaxy A22 5G」

 

「あんしんスマホ」(KY-51B)は、ドコモ初となる京セラ製の5Gスマホ。見やすく操作しやすいUI設計で、スマホ初心者でも簡単に使えます。カラーはピンクゴールドとネイビーの2色。

↑初の京セラ製スマホ「あんしんスマホ」(KY-51B)

 

「らくらくスマートフォン」(F-52B)は、変わらない操作性で長く使えるUIが特徴。2眼カメラを搭載しており、写真がきれいに撮影できます。カラーはピンク、ホワイト、ネイビーの3色。

↑2眼カメラを搭載した「らくらくスマートフォン」(F-52B)

 

このほか、ドコモオンラインショップ限定カラーとして、「AQUOS sense6」(SH-54B)のブルーメタリックと、arrows We(F-51B)のレッドが用意されることも発表されました。

 

また、新サービスとして、SNSへのアクセス性を高める無料のAndroid向けホームアプリ「SNS launcher」を10月下旬より提供開始します。これは、ホーム画面からフリックするだけで、登録しているSNSアプリをすばやく立ち上げることができるというもの。SNSのメッセージもホーム画面で確認することも可能で、SNSの使用率が高い若年層を意識したアプリとなっています。キャリアフリーで、ドコモユーザー以外も利用可能です。

↑新サービスの説明を行ったプロダクト部の荒山莉穂さん

 

さらに、スマホを振るだけでアプリを呼び出すことができる「すぐアプ」をバージョンアップ。従来はあらかじめ登録してある1つのアプリを呼び出すことができましたが、キャッシュレス支払い時にポイントアプリなどもすぐ呼び出したい、といったユーザーの声に応え、最大5つのアプリをクイックに切り替えられる「アイコン同時表示機能」を新たに搭載しました。21冬モデルは最新バージョンをプリインストールしているほか、すぐアプ対応機種ならバージョンアップで新機能を利用できます。

↑「すぐアプ」がバージョンアップ。最大5つのアプリをすばやく切り替え可能に

 

5Gの本格普及を後押しする新サービスも

同社では、5Gネットワークの世界を広げる試みとして、5G対応スマートフォンと周辺機器をシームレスに連携させる「MY NETWORK」構想を推進していますが、その世界観を広げる施策として、5G対応端末や機器との出会いや購入、機器の管理、使い方のサポートなどを包括して行えるプラットフォーム「kikitoデバイスガイド」アプリを提供します。

↑「kikitoデバイスガイド」の概要

 

これは、5G対応機器のレビュー記事などを通じてデバイスの使い方などを提案し、興味を持ったユーザーがアプリ上から機器をレンタルしたりECサイト経由で購入することをサポート、さらに手持ちの機器を登録することで使い方に困った時など説明書や問い合わせ窓口へ簡単にアクセスできるようになります。機器が必要なくなったときには、フリマサイトへの出品も誘導してくれます。

 

また、5G対応機器として、Wi-Fiなしでも5Gによる高速通信が可能なノートPC「ThinkPad X1 Nano」や、動画などのコンテンツを楽しめるARグラス「Nreal Air」を発売します。

↑Lenovo「ThinkPad X1 Nano」を5Gで利用可能

 

↑ARグラス「Nreal Air」

 

5G対応端末のリリースだけでなく、サービスやサポートを含めた総合的な提案を行ったNTTドコモの今回の発表は、5Gネットワーク普及への本気度を感じる内容となっています。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

arrowsシリーズのニューモデル「arrows We」が新登場! あらゆる世代の使いやすさにこだわった5G対応スマホ

Android OSを搭載したスマートフォン、arrowsシリーズを販売するFCNTは、新シリーズとして「arrows We」シリーズを2021年冬モデルとして発表しました。

 

“すべての人が使いやすく、すべての人が手に取りやすい” 5Gスマートフォンとして開発されたarrows Weには、様々な新機軸が盛り込まれました。

 

ハンドソープで洗える! コロナ禍を意識した新機軸

コロナ禍のいま、いつも手に取るスマホは清潔にしておきたいもの。そんなニーズに対応すべく、arrows Weは泡タイプハンドソープで洗えることに加え、アルコール除菌できる仕様になっています。防水・防塵・MIL規格23項目に準拠したタフなスマートフォンです。

 

また、もはや必携アイテムとなったマスクをしたままでも、クリアな音声で通話できる「マスク通話モード」も新規搭載。自身の発話の音声が小さいときに、相手へ送る音量を自動調整する「はっきりマイク」機能もあわせて、通話の品質を向上させます。

 

バッテリーやカメラなどの基本性能も充実

 

バッテリー容量は4000mAhで、画面オフ時の5G通信を最適化することで省電力化に成功し、駆動時間を増やしています。また、バッテリー劣化を抑えられる長持ち充電機能も搭載します。

 

カメラは、マクロと広角の2つを装備。近くも遠くも楽しく撮影することが可能です。 また、アドビ社の写真編集アプリと連動したカメラ機能の自動補正で、逆光や夜景の撮影条件が十分でない写真も簡単に美しく補正できます。

 

さらに、本シリーズは、指紋認証ですぐ起動できるロック画面から指紋認証でFASTウォレットアプリを搭載します。ポイントカードアプリとPayPayなどのキャッシュレス決済の切り替えも素早くできるので、レジ前で手間取ることがありません。

 

シニア・子ども向けのモードも搭載

 

スマートフォンに慣れないシニア世代にも使いやすいよう、簡単に操作できる「シンプルモード」を搭載。フィッシング詐欺警告機能、迷惑電話対策・還付金詐欺対策の防犯機能も搭載し高齢者を狙った万一の詐欺被害に対する注意喚起もしてくれます。

 

また、子ども向けには、家族がアプリの使用時間制限などをできるジュニアモードもあります。

 

さらに、Fケータイで人気を博したプライバシーモードがついにスマホで復活。着信通知オフや特定アプリの非表示設定を簡単に行えます。

 

arrows Weはドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアを通して販売されます。

 

握りやすさを追求した2万円台のお手軽スマホが登場! デュアルSIMにも対応

IoT機器などを販売するプラススタイルは、SIMフリー4Gスマートフォン「mode1 GRIP」を、10月10日より販売することを発表。同社ウェブサイト「+Style本店」のSIMフリースマホコーナーで予約受付を開始しています。また、「mode1 GRIP 発売記念キャンペーン」として10月9日までの期間、予約特典としてワイヤレス充電台を提供します。

 

握りやすさを追求した、2万円台のお手軽スマホ

 

mode1 GRIPは、横幅を56mmに抑えることで、女性をはじめとした手が小さい人でもグリップしやすいサイズのSIMフリースマートフォンです。端末の重心を下部にずらすことで安定感を持たせたほか、ディスプレイに触れても誤作動しないようなソフトウェア設計、ワイヤレス充電機能への対応など、日本メーカーとして日本人のために機能性を追求しています。価格も2万2000円(税込)に抑えられている、手ごろなスマホです。

 

メインカメラは約4800万画素+約800万画素(広角)のデュアル構成で、フロントカメラにも約2500万画素の高解像度センサーを採用。CPUにはMediaTek Helio P70を搭載し、4GBのRAMと、64GBのストレージを装備しています。ディスプレーは約5インチTFT液晶。シネマスコープのアスペクト比で約1677万色の映像を楽しめます。

 

 

本体側面に指紋センサーを搭載したことで、スマートフォンを持つだけの自然な動作でロックを解除できます。充電は、USB Type-Cのほか、ワイヤレス充電機能にも対応。5W充電が可能な「mode1 Wireless Quick Charge」(別売)も同時に発売します。

 

日本のユーザーのための設計として、近年採用例が減少している赤外線ポートを搭載し、リモコンアプリなどをインストールすることでテレビやリモコンを操作できます。

 

2枚のSIMを使い分けられる、デュアルSIMに対応

 

スマホのコストパフォーマンスを向上させる「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)」機能にも対応。契約状況にもよりますが、2枚のSIMを利用する際にデータ通信と高品質な音声通話「VoLTE」のどちらも利用できます。SMSや発着信を簡単に切り替えられるほか、データ専用SIMなどを2枚目として常時挿入するなど、自分に合った使い方を選べます。

「AQUOS sense」シリーズの新モデルは、薄型&長寿命で、カメラ機能も進化

シャープは、「AQUOS sense」の2021年秋冬モデルとして、5G対応スマートフォン「AQUOS sense6」を商品化することを発表しました。美しさと使いやすさを追求したスタイリッシュなデザインと1週間の電池持ちを両立したモデルです。

 

1週間の電池持ち&長寿命バッテリーを搭載

本機は、シリーズ初となるIGZO OLEDディスプレイを採用。4570mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、厚さ約7.9mmを実現し、同シリーズの2020年度モデルAQUOS sense5G比で約11%薄型化に成功しました。指紋センサーの画面内配置による狭額縁化や、持ちやすく手当たりの良い側面・背面形状により、スタイリッシュなデザインに仕上げています。

 

また、ディスプレイの高い省エネ性能と大容量バッテリーの組み合せにより、シャープによる試算値で1週間の電池持ちを実現し、電池の劣化を防ぐ工夫も施しています。「インテリジェントチャージ」に新機能を搭載し、電池残量が90%に達すると充電を停止、端末への直接給電に切り替えて電池への負荷を低減します。使用開始3年後も電池容量を90%以上維持するので、長期間の使用でも、電池が持ちやすくなりました。

 

新開発の画質エンジンと高性能カメラで、高精細な写真が撮れる

画質エンジンは、フラグシップモデル「AQUOS R6」のカメラ画質技術を応用した「ProPix3」を新たに開発して搭載。アウトカメラには標準、広角、望遠の3つのカメラを備えます。標準カメラは約4800万画素のセンサーとF値1.8のレンズの採用により、一度に取り込める光量がAQUOS sense5Gと比較して約2倍に向上しました。

 

この高性能カメラと「ProPix3」との組み合せによって、細部まで自然な表現の写真が撮影できます。10億色の鮮やかな色表現が可能なディスプレイと高画質技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」は、撮影した写真を美しく色鮮やかに表示します。

 

AQUOS sense6は、2021年秋以降に発売予定です。

 

↑カラバリは、ライトカッパー、シルバー、ブラックの3色

 

5G対応スマホ世界最軽量「AQUOS zero6」が今秋登場!

シャープは、軽さと快適さを追求し、5G対応モデルで世界最軽量の約146gを実現したスマートフォン「AQUOS zero6」を2021年秋冬モデルとして商品化します。

 

 

軽さを叶えつつ、残像を抑える4倍速ディスプレイと高性能CPUも装備

本機は、4倍速の高速表示に対応する約6.4インチOLEDディスプレイや4010mAhの大容量バッテリー、SDカードトレイ、イヤホンジャックなど充実した装備を有しながら、5G対応スマートフォンとしては世界最軽量の約146gを実現しました。常に身に着けていても気にならない軽さで、快適に使用できます。

 

4倍速ディスプレイは、毎秒240回の描画更新とタッチ検出を行うので、俊敏さや正確さが求められるゲームをストレスなく楽しめます。また、画面をスクロールすることが多いニュースやSNSの閲覧時も残像を抑え、くっきりと見やすく表示します。

 

また、本機は、5G対応の高性能CPU「Qualcomm Snapdragon TM 750G 5G mobile platform」と大容量メモリー8GB RAM/128GB ROMを採用しています。これにより、複数アプリを同時利用する際の動作も快適としています。

 

さらに、スマートフォンAQUOS初となる5Gミリ波に対応。2時間の映画コンテンツ(約1GB)を約3秒でダウンロードできるなど、5Gの特長である超高速・大容量通信を最大限に活用できます。

 

加えて、フラグシップモデル「AQUOS R6」のカメラ画質技術を応用し開発した新画質エンジン「ProPix3」を搭載しました。ProPix3のノイズリダクションやエッジ強調処理により、輪郭などのディテールをより自然に表現するほか、広いダイナミックレンジでさまざまなシーンを美しく捉えます。標準、広角、望遠のトリプルカメラに加え、暗所でのピント調整をサポートするレーザーAFを搭載し、幅広いシーンで使用できます。撮った写真のブレを除去できる「ブレクリーナー」機能も搭載しています。

 

そのほか、決済アプリを一瞬で起動する「Payトリガー」や設定した場所でテザリングが自動的にONになる「テザリングオート」など、AQUOSならではの機能も充実しています。

 

AQUOS zero6の発売は、2021年秋以降を見込んでいます。

↑カラバリは、ブラック、ホワイト、パープルの3色

モトローラが高性能&3万円台の5G対応スマホ「moto g50 5G」を新発売

モトローラ・モビリティ・ジャパンは、9月30日、Androidスマートフォン「moto g50 5G」を発表しました。

 

高性能と手ごろな価格を両立した、5G対応スマホ

moto g50 5Gは、ストリーミングやダウンロードも快適に行える5Gスマートフォンです。5G高速通信対応モデルながら、手ごろな価格帯を実現しています。また、大容量5000mAhバッテリーを内蔵し、フル充電で約2日の使用が可能(新品時点)。6.5インチのMax Visionディスプレイは、90Hzのリフレッシュレートにより、映像やゲームをなめらかに表示します。

 

さらに4800万画素のトリプルカメラシステムで、鮮明で明るい撮影が可能。CPUには、MediaTek Dimensity 700 オクタコアプロセッサーを搭載し、高いパフォーマンスを発揮します。大容量128GBストレージに加え、microSDカードで最大512GB拡張でき、写真や動画、音楽、アプリなど、多くのデータを保存可能です。

 

操作性も快適で、簡単なジェスチャーでよく使う機能を起動するMy UX(マイユーザーエクスペリエンス)を搭載しているほか、Googleアシスタントにも対応。

 

本体カラーは、洗練されたメテオグレイとクールなテンダーグリーンの2色を用意しています。

↑メテオグレイ
↑テンダーグリーン

 

■販売価格と発売時期

3万2800円(税込、MOTO STORE価格)

発売日:2021年10月1日発売予定

 

■販売ストア

〈EC〉公式オンラインストア「MOTO STORE」、「Amazon」、「e-TREND」、「ひかりTVショッピング」、「murauchi.com」、「楽天市場」ほか

 

〈家電量販店〉「エディオン」、「ケーズデンキ」、「ジョーシン」、「ノジマ」、「ビックカメラ」、「ヤマダデンキ」、「ヨドバシカメラ」 他 〈MVNO〉 「IIJmio」、「イオンモバイル」、「QTmobile」、「goo Simseller」、「NifMo」、「Fiimo」ほか

 

moto g50 5Gが当たるTwitter キャンペーンも実施

1928年9月25日、アメリカ・シカゴで創業したモトローラは、今年で93周年を迎えました。今回、この記念日を祝してWho is Motorola ? Twitter キャンペーンを開催しています。実施期間は9月28日から10月11日までの14日間を予定。

 

開催されるTwitterキャンペーンでは、中田英寿氏が出演する動画コンテンツを視聴し、クイズに答えた人のなかから抽選でmoto g50 5Gをプレゼントします。

 

■キャンペーン概要

期間:9月28日から10月11日までの14日間

期間中モトローラの公式Twitterアカウント(@MotorolaJP)をフォローし、キャンペーンツイートからハッシュタグを選んで投稿。

当選者数:抽選で5名

賞品:moto g50 5G

ソニーのプレミアムスマホ「Xperia 5 III」が登場、高いカメラ機能がコンパクトなボディに搭載

ソニーは9月30日、ハイエンドに位置付けられるプレミアムスマホ「Xperia 5 III」を発表しました。発売は11月中旬以降を予定しています。

 

Xperia 5 IIIは、フラッグシップモデル「Xperia 1 III」と同等のカメラ機能やバッテリーを搭載しながら、サイズは157×68×8.2mmとコンパクトに、重量は約168gと、より軽量になったモデルです。

 

カメラは、超広角16mm、広角24mm、70mmと105mmの可変式望遠という構成。画素数はいずれのレンズも12MPとなっています。また、子どもやペットの瞳からフォーカスを外さない「リアルタイム瞳AF」や、動く被写体をタップするとその被写体を捉え続ける「オブジェクトトラッキング」、最高で20コマのAF/AE追従高速連写などの撮影機能を備えています。

 

↑オブジェクトトラッキングのイメージ

 

Xperia 1 IIIとの違いとしては、Xperia 1 IIIには暗い場所での高速・高精度AFに有利な「3D iToFセンサー」と、動いている被写体のAFをより逃がしにくい「リアルタイムトラッキング」が搭載されている点です。ソニーによると、それ以外のカメラ性能は基本的に同じとしています。

 

オーディオ面においては、さまざまな音源をハイレゾ相当にアップスケールする「DSEE Ultimate」や、独自の360度立体音響技術「360 Reality Audio」など、こちらもXperia 1 IIIでおなじみの高音質、立体音響技術が搭載。さらに、有線ヘッドホンを使用すると、前モデルの「Xperia 5 II」に比べて音圧が最大40%向上しているそうです。

 

このほか、プロゲーミングチーム「SCARZ」と共同で開発したゲーミング機能などを搭載。ゲーム機能も強化しているとのこと。

 

スペックは、CPUがSnapdragon 888、メモリーが8GB、ストレージが128GB。またディスプレイは有機ELパネルを採用し、サイズは6.1型です。さらに、比率は21:9のほか、解像度はフルHDとなっています。

 

このほか、バッテリー容量は約4500mAhで、3年経っても劣化しにくいバッテリーを搭載。

 

なお、カラバリは、フロストブラック/フロストシルバー/グリーン/ピンクをそろえています。

NTTドコモが”2年縛り”の解約金廃止を発表! 解約金の留保も廃止

NTTドコモは、定期契約の料金プラン解約時に設定している「解約金」について、2021年10月1日から廃止すると発表しました。また、料金プラン変更前の定期契約プランの契約満了月まで、解約金が留保される「解約金留保」の制度についても、同日から廃止するとのことです。なお、今回の変更に伴い、現在提供している2年定期契約プランについては、9月30日に新規受付が終了します。

 

項目 現在 2021年
10月1日
以降
解約金 ①2019年9月30日までの料金プラン

2年契約 1万450円/1年契約 3300円

廃止
②2019年10月1日以降の料金プラン

2年契約 1100円

解約金留保 ①から②の料金プランへ変更した際、①の契約満了月までは変更前プランの解約金が留保される。

上記②の2年契約から定期契約なしプランへ変更した際も、同様に解約金が留保される。

(解約金留保期間に解約した場合、解約金が発生)

 

また、旧料金プランの「ずっとドコモ割コース」契約者に対して、2年の契約期間以内に解約すると1万450円の解約金が発生する2年定期契約を契約更新した際に進呈していた「更新ありがとうポイント」の提供も、2021年10月1日に終了します。

 

なお、ドコモ光は今回の解約金廃止の対象外となります。

 

ビジネスメンバーズ割が新設。2年定期契約と同水準の金額に

項目 内容
定期契約プラン新規受付終了日 2021年9月30日
新規受付終了の定期契約プラン 5Gギガホ プレミア 法人定期、ギガホ プレミア 2年定期、5Gギガライト 法人定期、ギガライト2 2年定期、ケータイプラン2 2年定期、はじめてスマホプラン(5G) 法人定期、はじめてスマホプラン(Xi) 2年定期
ビジネスメンバーズ割の概要 2021年10月1日に新設。
「ドコモビジネスメンバーズ」に加入することで、毎月の利用料金から187円割引

 

個人契約は「dカードお支払割」、法人契約は新設する「ビジネスメンバーズ割」の適用により、2年定期契約プランと同水準の金額まで割引されます。

 

↑定額プラン終了後の割引イメージ

 

※上図は例としてギガホ プレミア(3GB以上利用)にみんなドコモ割(同一ファミリー割引グループ3回線以上)、ドコモ光セット割を適用した税込の月額料金。
※「dカードお支払割」は、dカード(年会費無料)/dカード GOLD(家族カード含む)を毎月の支払い方法に設定することを条件に、毎月の利用料金から187円割引。

※本記事内の価格はすべて税込表記です。

シャオミの5Gスマホ「Xiaomi 11T」は超ハイスペック! 高コスパなタブレットにも注目

iPhone 13が発表されてから約19時間後、シャオミも新製品発表会をオンラインで配信しました。欧州向けの発表でしたが、スマートフォンの最新モデル「Xiaomi 11T」シリーズと、11インチタブレット「Xiaomi Pad 5」は日本での発売予定があることを、シャオミ ・ジャパンがTwitterの公式アカウントで公表しています。

↑Xiaomi 11Tシリーズ

 

上位モデルのXiaomi 11T ProはSnapdragon 888を搭載

「Xiaomi 11T」シリーズは、無印の「Xiaomi 11T」と上位モデルの「Xiaomi 11T Pro」が発売されます。シャオミは、これまで「Mi」と「Redmi」の2つのブランドを展開していましたが、今回のモデルから「Mi」ブランドを廃止し、「Xiaomi」ブランドに変更されました。

 

Xiaomi 11TとXiaomi 11T Proは、どちらも6.67インチのディスプレイを搭載し、デザインは共通。カラバリはメトロライトグレー、ムーンライトホワイト、セレスティアルブルーの3色展開となります。

↑どちらもカラバリは3色

 

両モデルはSoC(チップ)が異なり、Xioami 11TがMediaTekの「Dimension 1200-Ultra」というチップを採用しているのに対して、Xiaomi 11T Proは、Androidスマホ向けでは最高峰とされる「Snapdragon 888」を搭載。Dimension 1200-Ultraも処理速度は最大3GHzというハイスペックなチップですが、総合力ではSnapdragon 888がワンランク上で、一部の機能が強化されています。

↑Xiaomi 11T Proはクアルコムの「Snapdragon 888」を搭載

 

Xiaomi 11Tシリーズのテーマは「CINEMAGIC」

Xiaomi 11Tシリーズのキャッチコピーは「CINEMAGIC」。魔法のような映像体験ができることがアピールされました。つまり、最大のセールスポイントはカメラとディスプレイです。

↑Xiaomi 11Tシリーズの特徴を表す言葉として、何度も使われたキーワードが「CINEMAGIC」

 

カメラは、メイン(1億800万画素)+超広角(800万画素)+テレマクロという構成。録画時に赤く光るドットを備えるなど、CINEMAGICのコンセプトは、カメラ部のデザインにも反映されています。

 

本来であれば、特別な機材が必要だったり、あとで編集する必要があるような映像を誰でも簡単に撮影できることが特徴。例えば、フォーカスした人物にオートでズームしたり、背景の動きを止めたり、あるいは背景だけを動かしたりといった、多彩なエフェクトを楽しめる趣向です。

↑Xiaomi 11Tシリーズのカメラで撮影できるビデオの効果の例

 

テレマクロでの動画撮影も可能で、被写体へのズームアップに合わせて、音もだんだん大きく捉える「Audio Zoom」も可能。3つのマイクを搭載することで、ノイズを除去しつつ、狙った音をクリアに録音できる仕組みです。

↑鉄板の上で焼かれるステーキにズームアップすると、ジュウジュウと美味しそうに焼ける音がだんだん大きくなるデモ映像が披露された

 

↑一般的なスマホにはマイクは2基しか搭載されていないが、3つの目のマイクを搭載することで周囲のノイズを除去できるという

 

なお、Xiaomi 11T Proは8Kビデオを撮影でき、HDR10+ビデオの撮影にも対応。ディスプレイもHDR10+対応なので、鮮明な画質で撮ったビデオを、そのままの画質で再生できるわけです。

↑Xiaomi 11T Proは8Kビデオ撮影にも対応

 

↑さらに、HDR10+ビデオも撮影できる

 

ディスプレイと内蔵スピーカーも高性能

ディスプレイはフラットなAMOLED(有機EL)で、リフレッシュレートは120Hz。タッチサンプリングレートは480Hzを実現しています。フロントパネルに「Corning Gorilla Glass Victus」を採用し、2メートルの高さから落下させても画面が割りにくい堅牢さも備えています。

↑業界トップクラスのフラットな有機ELディスプレイを採用

 

↑10億色を超える階調表示が可能で、自然のグラデーションもなめらかに描写

 

↑リフレッシュレートは最大120Hz

 

内蔵スピーカーはデュアルで、Xiaomi 11T Proはドルビービジョンとドルビーアトモスにも対応。さらに、音響メーカーのHarman Kardonの監修も受けているとのこと。

↑デュアルスピーカーは、両手で持った時に指で塞がないように搭載位置を改良

 

5000mAhバッテリー×120Wの急速充電を実現

バッテリーの優位性も力説していました。Xiaomi 11T Proは5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、120Wの急速充電が利用可能。なんと、わずか17分で100%まで充電できるとのこと。もはや、電池切れを恐れることはなくなりそうです。ちなみに、Xiaomi 11Tのバッテリーも5000mAhで、67Wの急速充電により約36分でフル充電が可能とのこと。

↑バッテリーが2つのセルに分かれていることや、加熱を抑えつつ急速に充電できる仕組みなど、独自技術についても解説された

 

欧州での価格は、Xiaomi 11Tの8GB+128GBモデルが499ユーロ、8GB+256GBモデルが549ユーロ。Xiaomi 11T Proの8GB+128GBモデルが649ドル、8GB+256GBモデルが649ドル、12GB+256GBモデルが649ドル。日本で発売されるモデルがどのような仕様になるかはわかりませんが、かなりお得感のある価格になることは期待してよさそうです。

 

ペン操作にも対応する11型タブレット「Xiaomi Pad 5」

日本向けには初となるタブレットも発表されました。11インチの液晶ディスプレイを搭載する「Xiaomi Pad 5」です。

↑Xiaomi Pad 5は11インチのディスプレイを搭載し、薄くて軽いことが特徴

 

画面アスペクト比は16:10で、解像度はWQHD+。10億色表示に対応し、リフレッシュレートは120Hzと、充実したスペックを備えています。クアッドスピーカーを搭載し、ドルビービジョンとドルビーアトモスにも対応。カラバリはコズミックグレーとパールホワイトの2色が用意されます。

↑クアッドスピーカーを搭載

 

↑カラバリは2色

 

SoCはSnapdragon 860。8720mAhのバッテリーを内蔵し、フル充電でゲームは10時間以上、ビデオは16時間以上楽しめます。

↑チップセットはハイエンド向けのSnapdragon 860を採用

 

独自の「Xiaomiスマートペン」に対応し、メモやイラストを描けて、ファイルを動かしたり、一部を切り抜いてスクリーンショットを撮ったりすることも可能。ペンはマグネットでタブレットの側面にくっつけて充電することができます。

↑例えばペンでエリアを指定してスクショを撮ることも

 

欧州での価格は、6GB+128GBモデルが349ユーロ(約4万5000円)、6GB+256GBモデルが399ユーロ(約5万1500円)。

 

Mi 10 Lite 5Gの派生モデルも発表

なお、発表会では、日本でも発売中のMi 10 Lite 5Gのニューエディションモデル「Mi 10 Lite 5G NE」、スマートバンド「Mi Smart Band 6」のNFC搭載モデルなども発表されましたが、日本で発売される可能性は低そうです。

↑新色のスノーフレークホワイトを含む4色バリエで発売される「Mi 10 Lite 5G NE」の価格は369ユーロ

 

日本向けには初めてとなる5G対応のハイエンドスマホ「Xiaomi 11T」シリーズと、多目的に使えそうなタブレット「Xiaomi Pad 5」の、日本での正式な発表を待ちましょう。

 

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「Xperia 10 III Lite」レビュー、5万円前後としては最強のエンタメスマホ

ソニー「Xperia」シリーズのラインアップに、高機能ながら手頃な価格を実現した5Gスマホ「Xperia 10 III Lite(エクスペリア テン マークスリー ライト)」が加わりました。ミドルレンジクラスながら、ソニーがオーディオ・ビジュアルの領域で培ってきた技術と経験値を受け継いでいるのが特徴です。そんな本機が、エンターテインメント利用でどれだけ魅力的なのか、実機に触れながら詳しく検証してみたいと思います。

↑ソニー「Xperia 10 III Lite」のオーディオ・ビジュアル機能をチェックします

 

Xperiaから5万円台の5Gスマホが2機種誕生。違いはストレージ容量とFM機能

Xperia 10 III Liteは8月下旬から楽天モバイルのほかIIJmio、mineo、goo Simseller、nuroモバイルで発売されています。本体販売価格は、楽天モバイルが4万6800円(税込)など、各社ともに5万円を切る価格帯で取り扱っているようです。

 

なお、今年の初夏には、スペックが近いソニーの5Gスマホ「Xperia 10 III」もNTTドコモ、au、ワイモバイルから発売されました。こちらの価格は、auだと5万3985円(税込)など、およそ5万円台です。

↑左がXperia 10 III Lite、右がXperia 10 III。外観はほぼ変わりません

 

Xperia 10 IIIに比べると、今回レポートするXperia 10 III Liteは内蔵ストレージが128GBから64GBに減っています。ただ、拡張ストレージメディアとしてmicroSDカードが使えるので、実用的にさほど不便はないと思います。

 

このほかXperia 10 III Liteは、Xperia 10 III では利用できるFMラジオ機能が省略されています。

↑外部ストレージとしてmicroSDカードが使えます

 

一方で、Xperia 10 III LiteにはソニーのXperiaシリーズとして初めてeSIM機能が採用されました。楽天モバイルなどのeSIM契約ができる会社の通信プランと相性のよいスマホだと言えます。

↑Xperia 10 III LiteはeSIMが使えるデュアルSIM対応の5Gスマホです

 

さらに、nanoSIMとeSIMによる通信を両方開通させれば、それぞれのSIMの電話番号にかかってきた着信が受けられる「DSDV」(デュアルSIMデュアルVoLTE)も活用できます。今は機会が少なそうですが、海外旅行や出張のときにこの機能があると便利です。ただし、5Gデータ通信ができるSIMはひとつに限られます。

 

その5G通信の周波数帯はSub-6に対応しています。このほか、本体はIPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵仕様。またカラーバリエーションにはブルー/ピンク/ホワイト/ブラックの4色をそろえています。

 

バッテリーは4500mAhと大容量でしかも3年使っても劣化しない

続いてスペックをチェックしていきましょう。Xperia 10 III Lite のSoCは、ミドルレンジクラスのスマホで採用される「Snapdragon 690 5G Mobile Platform」。これに加えてOSはAndroid 11、メモリーは6GBとなっています。

 

また、対応する無線LANの規格はIEEE802.11acまでで、最新のWi-Fi 6(IEEE802.11ax)には非対応。ですが、筆者宅の環境でNetflixやAmazonプライム・ビデオの動画、SpotifyやAmazon Musicの音楽ストリーミングをWi-Fi経由で再生したところ、スムーズに楽しめました。

 

バッテリーは4500mAhと容量が大きめなうえに、Xperia独自の「いたわり充電」と「充電最適化技術」により充電時にかかる負荷を軽減。使用開始から約3年が経過しても劣化しにくいバッテリーであることをソニーは強調しています。

 

このほか、本体サイズは約幅68×高さ154×厚さ8.3mm、重量が約169g。片手で持ちながらの画面操作を楽々とこなせます。

↑横幅は約68mm。片手で持ちながら軽快に画面操作ができます。スマホの大型化が進む中、片手で操作できるのはうれしいという人も多いのではないでしょうか

 

ディスプレイはブラビアのノウハウを受け継ぐ高画質

ここからは、Xperia 10 III Liteのエンターテインメント性能に深く切り込んでいきましょう。本機には画面サイズが6.0インチ、解像度がフルHD+、画面アスペクト比が21:9という細長い有機ELディスプレイが搭載されています。

 

有機ELディスプレイを採用するスマホは今や珍しくありませんが、Xperiaシリーズにはソニーがテレビのブラビアシリーズで培ってきた“画づくり”のノウハウが注入されているところがポイントです。

↑高精細な6.0インチ有機ELディスプレイを搭載

 

↑6.0インチの画面を分割して2つのアプリを同時に動かせる「マルチウィンドウ」にも対応しています

 

そのノウハウが、映像の色域再現を高める「トリルミナスディスプレイ for mobile」です。この技術により、鮮やかな色が描写可能。たとえば、NetflixやAmazonプライム・ビデオなどで配信されている映画やドラマを再生すると、その鮮やかな色彩や、メリハリを効かせた明暗の再現力がよくわかると思います。

 

特にNetflixのコンテンツでは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」がおすすめ。暗い夜のシーンでは暗部がつぶれないうえに、強くきらめく光を自然に引き立たせます。

 

また、本機のワイドディスプレイは、21:9のアスペクト比で制作されている映画コンテンツを視聴する際、画面の上下に黒帯が挿入されない利点があります。これによって、画面全体に迫力あふれる映像が広がるため、画面に没入しやすくなります。

 

さらに、ディスプレイの画質設定を、ユーザーが好みに合わせて簡単にカスタマイズできる機能を備えていることも、ソニーのテレビのノウハウを受け継ぐXperiaシリーズならではと言えます。カスタマイズは、設定アプリから「画面設定」を選択して、さらに深く「画面設定」に入っていくと落ち着いた色バランスの「オリジナルモード」、または鮮やかで切れ味に富む「スタンダードモード」から選べます。

 

映画やドラマ系のコンテンツを視聴する際にはオリジナルモード、スポーツ系の動画や写真(静止画)の表示にはスタンダードモードがマッチすると筆者は感じました。

 

これに加えて、画面設定の「ホワイトバランス」に入ると、白色表示を「暖色/中間色/寒色」の3種類のプリセットとRGBのマニュアルバランス調整からカスタマイズができます。

↑ディスプレイのホワイトバランス調整も簡単にカスタマイズできます

 

ハイレゾ相当の音源を楽しめる3つの注目オーディオ機能

Xperiaには、WALKMAN(ウォークマン)やワイヤレスヘッドホン・イヤホンの開発で培ってきた高音質再生のための技術がぎっしりと詰まっています。Xperia 10 III Liteにもその技術が取り入れられており、さまざまな音楽コンテンツを楽しめるスマホですが、筆者は本機のオーディオ機能について、主に3つの点に注目しました。

 

ひとつめは、Xperia 10 III Liteがクアルコムの「aptX Adaptive」というBluetoothオーディオのコーデック(符号化技術)に対応していることです。同じaptX Adaptiveに対応するワイヤレスヘッドホン・イヤホンにペアリングすると、最大48kHz/24bitまでのハイレゾ音源を楽しめます。

 

また、aptX AdaptiveはBluetoothによるワイヤレス伝送の「遅延がとても少ない」ことでも評判の良いコーデックです。この特徴はモバイルゲームを楽しむ際、コマンド入力に対する音声の遅延が抑えられるところにもメリットがあります。

 

試しに筆者もピアノの演奏を楽しめるアプリを利用してみましたが、鍵盤を叩いて音が鳴るまでのギャップはほかのSBC/AACなどのコーデックで接続した場合に比べてとても少なく、自然な演奏を楽しめました。シューティング系や格闘系のゲームを楽しむ際にもメリットが発揮されるでしょう。

↑クアルコムの高音質・低遅延性能をあわせ持つaptX Adaptiveに対応

 

2つめは、Xperia 10 III Liteに搭載されている、どんな音源もCDを超えるハイレゾ相当の音質にアップスケーリングしながら再生する「DSEE Ultimate」という機能です。これは、「設定」アプリから「音設定」に入り、「オーディオ設定」に並ぶDSEE Ultimateをオンにすることで、音楽配信サービスのストリーミング、MP3形式などでダウンロードできる音楽ファイル、YouTubeのサウンドなど、圧縮された音声データを再生時にリアルタイム補完。圧縮された際に失われがちな中高音域の伸びやかさや、滑らかさをよみがえらせます。

 

このDSEE Ultimateでは、AI解析の技術を使って原音の属性に合わせた自然なアップスケーリングを行います。人の声は繊細なニュアンスを引き出し、楽器はそれぞれの特徴を捉えながら音色に彩りを追加。Xperia 10 III Liteに無線・有線どちらのヘッドホン・イヤホンを接続した場合でも効果がある機能なので、ぜひ常時オンで利用することをおすすめします。

↑音楽配信やCDからリッピングした音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングするDSEE Ultimate

 

そして3つめに注目したいポイントは、本体の上側にある3.5mmイヤホンジャックです。イヤホンジャックからの出力は音質の劣化を伴いません。しかもXperia 10 III Liteはハイレゾ音源再生に対応しています。このため、Apple MusicやAmazon Music HD、mora qualitasなどのサービスで開始されているハイレゾやロスレスの音楽配信を最も高音質に、かつ手軽に楽しめるのです。ぜひハイレゾ対応の有線ヘッドホン・イヤホンをつないで試してください。

↑本体上部に3.5mmイヤホンジャックを搭載しています

 

一方でXperia 10 III Liteが内蔵するスピーカーは残念ながらモノラル仕様です。スマホの内蔵スピーカーによる再生にもこだわりたいのであれば、上位モデルの「Xperia 1 III」を選ぶべきでしょう。こちらの内蔵ステレオスピーカーは立体的なサウンド表現が可能なDolby Atmosや、ソニー独自の360 Reality Audioのような最先端の立体音楽再生にも対応しています。

 

カメラはタップするだけでベストショットを撮影できる点が魅力

本体背面に搭載するメインカメラは、16mm超広角/27mm広角/54mm望遠のトリプルレンズ仕様。カメラアプリから倍率を自由自在に変えながら静止画・動画をシンプルに撮影できます。また、動画撮影は4K/60p対応です。

↑超広角・広角・望遠対応のトリプルレンズカメラを搭載

 

上位モデルのXperia 1 IIIは、ソニーのデジタルカメラであるαシリーズやサイバーショットシリーズの開発で培った技術を満載しています。マニュアルで設定できる項目を細部まで決めながら、スマホでも気合いの入った写真や動画を撮りたいのであれば、迷わずXperia 1 IIIを選ぶべきです。

 

かたやスタンダードモデルであるXperia 10 III Liteの魅力はシャッターアイコンをタップするだけで、さまざまなシーンに合わせてベストな写真が撮れる「プレミアムおまかせオート」の完成度がとても高いことです。

 

その実力を確かめるために、価格が近い5万円台の5Gスマホ「Google Pixel 5a (5G)」と被写体を撮り比べてみました。

 

結果は、Google Pixel 5a (5G)は暖色系に仕上がり、Xperia 10 III Liteはよりナチュラルで落ち着いた色バランスに仕上がる印象を受けました。暗い場所ではXperia 10 III Liteの「ナイトモード」よりもGoogle Pixel 5a (5G)の「夜景モード」による写真撮影の方がやや安定していると思います。

↑左側のGoogle Pixel 5a (5G)と撮影比較をしてみました

 

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片手持ちサイズの最強エンターテインメントプレーヤー

Xperia 10 III Liteの映像・音楽再生、それにカメラの機能を見てきましたが、どれも完成度が高く、特に画質や音質のチューニングにおいては同価格帯クラスのスマホを圧倒するほどに成熟していると感じました。

 

また、片手で持ちながら操作をサクサクとこなせるスリムなサイズも好感触。男女を問わず、あらゆるスマホユーザーに「片手持ちサイズの最強エンターテインメントプレーヤー」としておすすめしたいスマホです。

 

これからの5Gの時代、高品位な映像・音楽エンターテインメントが主流になってもしばらくはXperia 10 III Liteで存分に楽しめそうです。ソニーにはぜひ本機の「SIMフリー版」も発売してもらいたいと思います。待望するファンも大勢いるのではないでしょうか。

 

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ドコモとauが「Galaxy Z Fold 5G/Z Flip 5G」を予約開始! 折りたたみスマホ初の防水・おサイフ対応

サムスン電子の第三世代の折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold3 5G」と「Galaxy Z Flip3 5G」が日本向けに発表されました。

↑Galaxy Z Fold3 5GとGalaxy Z Flip3 5G

 

前作まではau独占モデルでしたが、今年はNTTドコモでも取り扱われます。両キャリアでは9月8日より購入予約の受付を開始。それぞれ10月上旬以降に発売予定としています。

 

おサイフケータイと防水に初対応

Galaxy Z Fold3 5G/Galaxy Z Flip3 5Gの両機種は、折りたたみスマホとしては初めてとなる「防水」と「おサイフケータイ」に対応。これまでのGalaxyスマホと同じように、水回りで使ったり、Suicaなど電子マネーが使えるようになっています。

 

縦折り型のGalaxy Z Fold3は、折りたたんだ状態でも縦長のスマホとして使える上に、広げるとタブレットのような大画面で使えるという変幻自在な折りたたみスマホです。

↑Galaxy Z Fold3 5G。今年はNTTドコモとauの2キャリアで販売されます

 

↑内開きのフォルダブル(折りたたみ)ディスプレイに加えて、外型にも縦長のディスプレイを装備

 

今回新たにメインディスプレイで「Sペン」に対応。これまでのGalaxy Noteシリーズのように、手書きでメモを取ったり、スケッチしたりできるようになりました。

↑折りたたみスマホ初のSペン対応。画面を傷つけない新型Sペンが開発されました

 

このSペンはGalaxy Z Foldシリーズのために新開発されたもので、ペン先が柔らかく、画面を傷つけない形状になっています。

 

メインディスプレイはサイズは6.7インチで、縦横比は比22.5:18と、正方形に近い画面比率を採用。ちょうど新書版の見開きほどの大きさで、電子書籍は見やすく表示できるでしょう。リフレッシュレート(画面書き換え数)は10Hz~120Hzの可変駆動に対応し、画面を流し見したときに残像を感じにくく、目への負担が軽減できます。

 

閉じたときに使う外側のディスプレイは6.2インチで24.5:9とかなりの縦長。120Hzの高速駆動にも対応しています。なお、外側ディスプレイではSペンは使えません。外側のディスプレイでアプリなどを操作している時に端末を開くと、内側のメインディスプレイに表示が切り替わり、スムーズに使い続けられます。

 

さらに、メインディスプレイは大きい画面で使えるというだけにとどまりません。3つのアプリを同時に開ける、独自のマルチタスク機能を備えています。例えば、画面の左半分にメールアプリを開きつつ、右半分にはカレンダーと地図を上下に表示するといったように、複数のアプリを自由自在に展開できます。Windowsでいうタスクバーのような機能もあり、よく使うアプリの組み合わせを登録して、一度に開くように設定できます。

↑3つのアプリを同時に展開。講演を録音しながらメモを取り、さらに調べ物もできそう

 

マルチウインドウの呼び出しの操作はややクセがあり、使いこなすには慣れも必要です。ただし、表示の切り替えは敏捷で、3つのアプリを同時に開いても軽快に動作していました。例えば、メールや地図とカレンダーをいったり来たりしながら使うようなタスクには、このスマホを使い込んでいけばスムーズにこなせるようになりそうです。

 

また、一部のアプリでは、Galaxy Z Foldの画面の形にあわせた表示にも対応しています。例えば、Galaxy純正のメールアプリでは、画面の左半分にメッセージ一覧を表示して、右半分にトーク画面を表示するといったように、大きな画面を有効活用できます。

 

画面の形にあわせた表示は、ChoromeやGmail、YouTubeといったGoogle系のアプリや、Microsoft OfficeやOutlookなどのマイクロソフト製のアプリでも対応が進んでいます。Google Playの人気アプリのトップ100のうち、半数ほどで対応できる見込みとしています。

↑フレックスモードでYouTobeを表示すると、上画面に動画、下部にコントローラーという形に

 

背面カメラは望遠、広角、超広角の3眼を装備。ただし、背面カメラのハードウェア自体は前世代のGalaxy Z Fold2 5Gから変わっていません。

↑メインカメラは超広角、広角、望遠の3眼仕様。性能は前モデルとほぼ同等

 

フォルダブルディスプレイ側のインカメラは、Galaxyとしては初めて画面下インカメラを装備しています。使わないときはディスプレイに埋もれて目立たなくなるという仕掛けですが、実機を見るとインカメラの部分はやや粗目な表示になっており、完全に隠れているわけでもありません。

↑メインディスプレイには「ディスプレイ下インカメラ」を内蔵し、カメラを目立ちにくくしています

 

モバイル通信では、5Gのミリ波帯にも日本向けのGalaxy Z Foldシリーズとして初めて対応。5Gのミリ波帯は提供エリアが限られていますが、エリアに入れば超高速な通信ができるという特性があります。

 

なお、Galaxy Z Fold3を含め多くのAndroidスマホでは、販売キャリアの提供するネットワークに最適化されています。5Gの通信性能を最大限に生かしたいと思うなら、NTTドコモ網で使うならドコモ版を、au網で使うならau版を選ぶのをおすすめします。

 

折りたたみスマホの初代モデル「Galaxy Fold」は画期的なスマホであったものの、防水に非対応だったり、外側のディスプレイが小さいといった弱点が多く存在するモデルでもありました。今回で3世代目となるGalaxy Z Fold3は、そうした弱点を1つ1つ潰した結果、より洗練されたスマホに仕上がっています。

↑歴代Galaxy Z Foldシリーズ。折りたたみ機構の改善が進み、ディスプレイも高性能になっています

 

Galaxy Z Fold3のあえて難点を挙げるとするならば、やはり272gという重さは、片手持ちで使うには腕に負担がかかるようにも思えます。それこそ手帳のように、ビジネスバッグに入れて使うのがピッタリなスマホかもしれません。

 

また、価格も下がってはいるものの、スマホのなかではもっとも高い部類に入ります。NTTドコモの販売価格は、税込23万7600円となっています(ドコモオンラインショップでの直販価格)。au版の価格は発表時には未定。

 

なお、発売記念のキャンペーンとして、発売日までの予約・購入でSペン付きの「Flip Coverケース」と完全ワイヤレスイヤホン「ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds Pro」」がもらえるキャンペーンが実施されます。

↑合皮のケースを装着すると、まるで手帳のような見た目に

 

防水・おサイフ対応になった「Galaxy Z Flip3 5G」

Galaxy Z Flip3 5Gは、同じ折りたたみディスプレイを使いつつも、“小さなスマホ”を指向した1台です。

↑Galaxy Z Flip3 5G。コンパクトにたためるスマホです

 

スマホでWebサイトやSNSを観るには、縦長で大きな画面のほうが便利なのは間違いありません。ただし、あまり画面が長くなりすぎると、今度はポケットやカバンへの収まりが悪いという新たな問題が不便が生じてきます。

 

Galaxy Z Flipシリーズは、画面を半分にたためるようにして、縦長画面と持ち運びの良さを両立しています。ある意味、折りたたみケータイへの先祖返りともいえるかもしれません。

 

こちらも3世代目となるGalaxy Z Flip3 5Gでは、デザインを一新し、防水とおサイフケータイに対応しました。スペックも最新のハイエンドスマホとして相応しいものになっています。

↑歴代Galaxy Z Flipシリーズ。今作はやや角張った形状となりました

 

内側の折りたたみディスプレイは6.7インチで、縦横比は21.9:9と縦長寄り。Z Flipシリーズとしては初めてのリフレッシュレート120Hz対応の高速駆動ディスプレイを搭載。画面操作した時の表示がなめらかになりました。

↑120Hz駆動のなめらか表示でスマホ向けWebサイトやSNSの縦移動が快適になります

 

外側のディスプレイは通知用ですが、時計ウィジェットで華やかに飾れるようになりました。通知も複数行で表示できるため、より実用的になっています。

↑背面ディスプレイでカメラのプレビューを表示して、手をかざしてシャッターを切れます

 

使える機能は他の多くのスマホと大差ないといってしまえばそれまでですが、折りたたんだ時のたたずまいはほかのスマホにはない独特な魅力を感じます。今回、日本に投入されるカラーバリエーションはキリっとした漆黒「ファントム ブラック」と、柔和な印象の「クリーム」の2色。Galaxy純正のケースも多数投入予定で、ケース選びでもより自分らしさを主張できます。

↑カラバリは2色

 

前世代モデルと比べると角ばった形状になり、やや厚みが増していますが、ガラスと合金で覆われたボディはより高級感を増しています。おサイフケータイへの対応は、持ち運び自在なGalaxy Z Flip3の活躍の幅をさらに広げることになりそうです。

 

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シャオミ2万円台の格安5Gスマホ「Redmi Note 10 JE」はどこまで実用性があるのか

コスパの高いスマホを続々とリリースし、日本でもファンを増やしつつあるシャオミ。8月13日には、auから「Redmi Note 10 JE」が発売されました。「JE」とは「Japan Edition」の意。おサイフケータイと防水・防塵に対応させた日本専用モデルで、5G対応ながら端末価格は2万8765円とお手頃です。

 

このRedmi Note 10 JEはどんな人に向いているモデルなのか? そこそこ使う人でも満足できるのか? じっくり使って検証してみました。

↑シャオミがKDDIと共同開発した日本専用モデル「Redmi Note 10 JE」。auから発売されており、9月上旬以降にはUQモバイルでも発売予定です。サイズは約163×76×9.0mmで、重さは約200g。背面にはトリプルカメラを搭載しています

 

エントリーモデルとしては十分に満足できる操作性

まずは操作性から見ていきましょう。Redmi Note 10 JEのプロセッサーはSnapdragon 480 5G。まだ採用する機種が少ない新しいチップで、クアルコムの5G向けチップの中では、最もグレードの低いエントリーモデル向けのものです。

 

また、メモリー(RAM)も4GBと、昨今のスマホの中では少なめ。カタログスペックだけ見ると、正直パフォーマンスにはさほど期待できません。

 

しかし、実際に使ってみると、アプリの起動速度やタッチレスポンスは十分実用性があります。サクサクと操作できるハイエンドモデルに比べると若干もたつく印象はあるものの、電話、メッセージ、カメラなど、基本アプリの操作で不便に感じることはありません。

 

試しにスマホの処理速度を比較するベンチマークテストも実行してみましたが、ミドルクラス並みのスコアを記録しました。

↑ベンチマークテストアプリ「Geekbench 5」で測定した結果。従来のSnapdragon 4シリーズ(400番台)よりは圧倒的に高く、その上のクラスにあたる6シリーズ(600番台)に匹敵するスコアを記録しました

 

ただし、使い続けていると、タッチレスポンスにタイムラグを感じたり、カクカクした反応になったりすることもありました。処理負荷の大きいゲームをプレイすることや、マルチタスク操作などには不利と考えておいた方がいいでしょう。

 

バッテリー容量は4800mAh。電池持ちは非常に良く、ややヘヴィーに使っても余裕で1日持ち、使い方によっては2〜3日持続しそうな印象です。テストとして、フル充電にしてから「Netflix」の映画を2時間再生しても電池は9%しか減っていませんでした。

↑フル充電から2時間の映画を再生しても91%の電池が残っていました。さらに、2種類の省電力モードも備えています

 

大画面ディスプレイは魅力だが、スピーカーの音質には不満も

ディスプレイは液晶で約6.5インチ。有機ELに比べると、明るさに劣る印象はありますが、普段使いで気になることはありませんでした。液晶の落ち着いた色調を好む人にとっては使いやすいはずです。また、解像度は2400×1080ドットなので、小さい文字もクッキリと表示されます。

↑約6.5インチの液晶ディスプレイは、ナチュラルな色で表示され、Webページの小さな文字も見やすいです

 

ディスプレイサイズが大きいため、「YouTube」や「Netflix」などの動画をフリスクリーンに拡大して表示すると、字幕が読みやすいことも利点。

 

リフレッシュレートは最大90Hzで、コンテンツに合わせて自動でリフレッシュレートが切り替わる機能も備えています。この価格で90Hzに対応しているのは画期的。ただ、筆者が試した範囲では、初期設定の60Hzから90Hzに切り替えても、さほどの差を感じられなかったというのが本音です。

↑リフレッシュレートの初期設定は60Hzで、90Hzに切り替えることも可能。90Hzでは画面をスクロールした際の残像が低減されるはずですが、筆者には、画面表示がさほど滑らかになったとは感じられませんでした

 

それでもエントリーモデルであることを考えたら、ディスプレイ部分は普段使いでも概ね満足できるでしょう。

 

一方で気になったのが内蔵スピーカーの音質です。シングルスピーカーが底部に搭載されていて、そこそこの音量は出せるのですが、モノラルなので、動画を見ていると少々物足りなさを感じました。

↑底部にスピーカーとUSB Type-Cポートを搭載。スピーカーはモノラルで、フラットでやや乾いた感じの音質です

 

↑上部に3.5mm穴のイヤホンジャックを搭載。ステレオ音声を楽しみたいのであれば、イヤホンを準備した方がいいでしょう

 

カメラの性能は価格相応。AIの使い分けが難しい

アウトカメラは3眼構成。メイン(約4800万画素/F値1.79)+マクロ(約200万画素/F値2.4)+深度カメラ(約200万画素/F値2.4)という構成です。

↑2万円台ながら、4800万画素をメインとするトリプルカメラを搭載

 

マクロカメラは最短で4cmの距離で撮れますが、200万画素なので、さほど鮮明に撮れるわけではありません。深度カメラは、被写界深度を測るためのセンサーのようなもの。つまり、実際には、ほとんどの状況で約4800万画素のメインカメラを使うことになります。

↑マクロモードで撮影した作例。4cmまで近づいて撮れますが、AFが使えず、ピントが合っているかどうかを確認しづらかったです

 

メインカメラで撮った画像は1200万画素(4000×3000)で記録されます。つまり、4つの画素を1つに結合して撮影する仕組みです。ただし、「48M」モードに切り替えて、4800万画素(8000×6000)で記録することもできます。

↑撮影モードの選択画面。4800万画素で撮るには、撮影モードを「48M」にします

 

気になる画質ですが、やや色が濃く写り、シチュエーションによっては若干暗く写るように感じました。ただし、「夜景」モードは、かなり明るく写りました。2万円台のスマホで、ここまで撮れたら上々と評価したいところです。

 

AIによるシーン検出にも対応していて、オンにすると、わかりやすく色調が変わります。使いやすいのですが、シーンによっては色が不自然になってしまうこともあり、頻繁にオン・オフの切り替えが必要だと感じました。

 

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インカメラはF値が2.0で約800万画素。画質はエントリーモデルとしてはかなり良く、AIによる補正や、背景をぼかすポートレートモードでも撮影できます。

↑約800万画素のインカメラは、2万円台で買えるスマホとしては十分に満足できる画質で撮れると考えてよいでしょう

 

おサイフケータイと防水への対応は素直に歓迎

この機種の最大のセールスポイントとなっているが日本独自仕様。シャオミのスマホとしては、ソフトバンク向けに発売した「Redmi Note 9T」に続いてFeliCaを搭載しており、おサイフケータイや、Google Payで電子マネーを利用できます。

↑FeliCaを搭載しているので、おサイフケータイが利用可能。「Suica」や「PASMO」も使えます

 

↑Google Payで電子マネーを使うことも可能

 

さらに、シャオミのスマホでは初めて、IPX8の防水とIP6Xの防塵に対応しています。IPX8は一定時間水没させていても、端末内部に浸水しない性能を示します。プールにドボンと落としてしまったり、突然の大雨に濡れてしまったりしても、速やかに対処すれば、故障する心配はありません。

 

シャオミのスマホが気になっていたものの、おサイフケータイや防水に対応していないことを理由に選択肢から外していた人には朗報と言えるでしょう。

 

シャオミによると、今後日本で発売するすべてのモデルが、おサイフケータイや防水に対応するわけではないそうですが、キャリア向けモデルでは対応機種が増えることが期待できそうです。

 

SIMフリーだが、5GはauとUQモバイルに最適化

Redmi Note 10 JEは、エントリーモデルながらボディの質感も悪くありません。背面パネルは光沢が強めのグラデーションで、サラサラとした手触り。カラバリは、使用している「グラファイトグレー」のほかに「クロームシルバー」があります。ちょっと地味なのですが、飽きが来ない色とも言えます。

↑背面パネルは高級とは言えないまでも、美しい仕上がり

 

↑クリアケースが同梱されています

 

指紋センサーは、本体右側面の電源キーに搭載。また、フロントカメラによる顔認証にも対応しています。指紋センサーの認証速度は遅くもなく、速くもなくと言ったところ。顔認証はスピーディーにロックを解除できました。

↑電源キーが指紋センサーを兼ねています。ただ、スムーズに認識してくれないこともあるため、認証スピードを重視するなら顔認証を使うのがベター

 

なお、キャリアモデルということもあり、SIMは1枚しか挿せません。ただし、SIMロックはかけられていないので、他社のSIMを挿して使うことができます。

↑左側面にあるSIMスロットには、nanoSIMに加えて、microSD(最大1TB)も装着可能。64GBの内部ストレージで足りない場合は、microSDで拡張できます

 

5Gの周波数はKDDIが使うn28、n77、n78に対応しています。ドコモやソフトバンクが独自に使う周波数には対応させていないそうなので、KDDIの5G回線に適した端末と言い切って差し支えないでしょう。

 

じっくり使い込んでわかった○と×、必要な性能はきっちり仕上がっている

最後に、Redmi Note 10 JEの気に入った点と、不満を感じた点をまとめてみました。

Redmi Note 10 JEの○
・Webや動画が見やすい大画面ディスプレイ
・おサイフケータイと防水・防塵に対応
・余裕で2日以上使い続けられるバッテリー

Redmi Note 10 JEの×
・カメラの画質がイマイチ
・内蔵スピーカーがモノラル
・シャオミのほかのモデルに比べるとデザインが地味

こうして見ると、スマホの使い勝手として必要な部分はしっかりと仕上げ、それ以外のところは多少性能を抑えることで、低価格を実現していることがわかります。気に入った点と不満を感じた点を見て、購入を検討してみるのがいいでしょう。

 

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UQ mobileのスマホプランを月990円から利用できる「自宅セット割」が9月2日開始

KDDIと沖縄セルラーは、月額990円(税込)からUQ mobileのプランを利用できる「自宅セット割」を9月2日から提供します。

 

自宅セット割は、対象のサービスに新規加入・もしくはすでに利用中であれば、UQ mobileのプランを利用しているユーザーもしくはその家族の月額料金を割り引くというもの。

 

対象のサービスは、「インターネットコース」と「でんきコース」を用意しており、インターネットコースは、自宅のauひかりや全国のケーブルテレビ/電力系通信事業者などの、提携先のインターネットサービスや、auホームルーター 5Gなどの利用によって、割引を適用します。

 

一方のでんきコースは、auでんきもしくはUQでんきの利用によって割引を適用します。

 

インターネットコースの提供は、2021年11月以降で、でんきコースは2021年9月2日から提供を開始。

 

また、割り引かれるUQ mobileのプランは、「くりこしプランS +5G」「くりこしプランM +5G」「くりこしプランL +5G」となっており、自宅セット割適用後の月額料金は以下の通りです。

 

くりこしプランS +5G
データ容量 3GB
割引後月額料金 990円(税込)

くりこしプランM +5G
データ容量 15GB
割引後月額料金 2090円(税込)

くりこしプランL +5G
データ容量 25GB
割引後月額料金 2970円(税込)

 

自宅セット割の申し込みは、インターネットコース・でんきコースの申し込みページまたはUQスポット、au Style、auショップなどの店頭で受け付けています。また、割引は申し込みの翌月からとなっています。

 

なお、本人ではなく家族が自宅セット割を適用する場合は、インターネットコース・でんきコース契約者の家族であることの登録が必要となります。登録は、UQスポット、au Style、auショップおよびUQ mobileお客さまセンターで手続き可能です。

最新Google Pixel 5a(5G)レビュー、コスパ重視ならグーグルスマホの中でベストバイ

グーグルがスマートフォンの最新モデル「Google Pixel 5a(5G)」(以下、Pixel 5a(5G))を発表しました。8月26日発売で、Google ストアでの価格は5万1700円(税込)。また、ソフトバンクでも取り扱っており、ソフトバンクオンラインショップでは6万4800円(税込)です。なお、2年後の機種変更時に端末を返却する「トクするサポート+」を利用した場合の実質負担金は3万2400円(税込)になります。

 

グーグルのスマホ「Pixel」シリーズにおいて、末尾に「a」が付くAシリーズは、価格重視の廉価版。Pixel 5a(5G)は、発売中のPixel 5の下位モデルにあたります。しかし、廉価版とはいえ、基本性能は上位モデルと比べて大きな差はないため、Aシリーズのコスパの高さには定評があります。そこで、まずは、既存モデルと主なスペックを比べてみました。

 

Pixel 5 Pixel 5a (5G) Pixel 4a (5G)
Google ストア価格 7万4800円(税込) 5万1700円(税込) 6万500円(税込)
ディスプレイ 6.0インチ(2340×1080ドット) 6.34インチ(2400×1080ドット) 6.2インチ(2340×1080ドット)
背面カメラ 広角(12.2メガピクセル)+超広角(16メガピクセル)
前面カメラ 8メガピクセル
プロセッサー Snapdragon 765G
メモリー(RAM) 8GB 6GB
ストレージ 128GB
バッテリー容量 4080mAh 4680mAh 3885mAh
防塵・防水 ○(IP68) ○(IP67) ×
ワイヤレス充電 ×
内蔵スピーカー ステレオスピーカー
イヤホンジャック ×
サイズ 144.7×70.4×8.0mm 156.2×73.2×8.8mm 153.9×74×8.2mm
重さ 151g 183g 168g

 

↑左からPixel 5、Pixel 5a(5G)、Pixel 4a(5G)。スペック違いのほかに、Pixel 5と4a(5G)は、それぞれのカメラで撮った写真を容量無制限で「Google フォト」にアップロードできるという特典が付いています。Pixel 5a(5G)は通常通り、Google フォトは15GBまで無料で利用でき、それを超過すると有料プランに移行する必要があります

 

プロセッサーは上位モデルのPixel 5と共通で、カメラの画素数も同じ。しかも、Pixel 5よりも画面が大きかったり、バッテリー容量が多かったりというアドバンテージもあります。強いて弱点を挙げるのであれば、ワイヤレス充電が非対応であることくらいでしょうか。

 

従来のAシリーズ以上に、上位モデルとの差分は少ないようです。それでいて、価格はPixel 5より2万円以上安い5万1700円(税込)。では、いったいどこに差があるのか、グーグルから借りた端末をいち早く使ってみました。

 

有機ELの大画面6.34インチディスプレイが見やすい

まずはボディから見ていきましょう。Pixel 5a(5G)のディスプレイは、6.34インチの有機ELディスプレイで、アスペクト比は20:9。縦に長いので、ボディ幅は73.2mmに抑えられています。

 

Pixel 5よりもひと回り大きいうえに、重量は183gと若干重くなっていますが、片手で操作しづらいということはありません。個人的には、画面が大きくなった分、Webページの文字や映画の字幕が見やすくなったように思えました。

 

↑大画面ながら横幅はスリムで、片手でしっかりつかめます。また、ディスプレイは高コントラストで、小さい文字もクッキリと表示されます

 

ディスプレイの細かいスペックを比べると、リフレッシュレートはPixel 5が最大90Hzであるのに対して、Pixel 5a(5G)は一般的な60Hz。また、画面を保護するガラスには、Pixel 5が「Gorilla Glass 6」を使っているのに対して、Pixel 5a(5G)はグレードの低い「Gorilla Glass 3」を採用しています。

 

電源キーや音量キー、USBポートなどの配置は、従来のPixelシリーズと同様なほか、スピーカーは上下に搭載されていて、音楽や動画の音声をステレオサウンドで楽しめます。

 

なお、Pixel 5と違うのは、ヘッドホンジャックを搭載している点で、有線接続のイヤホンやヘッドホンをメインで使っている人にはうれしいはず。Aシリーズならではの利点と言えるでしょう。

 

【Pixel 5a(5G)の外観フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

ボディの素材にはプレミアム金属製ユニボディを用いていますが、手触りはマットでサラサラとしています。従来のAシリーズはポリカーボネートを使っていたので、見た目がややリッチになった印象です。

 

カラーはMostly Blackの1色で、別売りで4色の専用ケースが用意されています。その専用ケースは、頑丈な2重構造を採用しているうえ、簡単には外れないほどピタリと装着できます。保護用にケースを使うのなら、まず専用ケースから検討するのがおすすめです。

 

↑背面パネルはマットで、サラサラとした質感。背面に装備されている指紋センサーの反応も良好でした

 

↑グーグル純正のケースは3630円(税込)。これで端末のカラーに変化を付けることができます

 

操作感はPixel 5と遜色なし、2日間の連続使用が可能なバッテリーも魅力

Pixel 5a(5G)のプロセッサーは上位モデルのPixel 5と同じSnapdragon 765G。ミドルハイ向けのスマホに搭載され、ゲームにも適しているチップです。メモリー(RAM)はPixel 5が8GBを搭載しているのに対して、Pixel 5a(5G)は6GBとやや控えめ。それでも5万円台のスマホとしては十分な容量です。

 

実際の使用感も、Pixel 5と比べて遜色はなく、サクサクと軽快に操作できます。この機種に限らず、Pixelシリーズのスムーズな操作性は、OSと端末を提供しているグーグルならではの、Androidに最適化されたモデルだからこそと言っていいでしょう。

 

バッテリーは4680mAhと、Pixel 5よりも大容量です。なお、グーグルはバッテリーセーバーを使うことで最大48時間の連続使用を見込めるとアピールしていますが、実際に、電池持ちは良い印象。通常モードでも、長時間ゲームをしたり、動画を見続けたりしないのであれば、2日間は使い続けられそうです。

 

↑「電池」画面で、バッテリーが持続する時間の目安を確認できます。残り81%で2日間以上使えると表示されました

 

↑「スーパーバッテリセーバー」をオンにすることで、効率よく電池を長く持たせることが可能

 

デュアルカメラの画質もほとんど差はない

Pixel 5a(5G)のアウトカメラはデュアルレンズで、広角(12.2メガピクセル)+超広角(16メガピクセル)という構成。こちらもやはり、Pixel 5と同じスペックです。とはいえ、レンズの質や画像処理エンジンなど、どこかに差分があるのではないかと思い、撮影した画像を比較。しかし、ほとんど差は認められず、Pixel 5a(5G)でも非常にクリアなうえに鮮明な画質で撮影できました。

 

↑アウトカメラは2眼構成。3眼構成が主流の他社モデルに比べると物足りなく思えるかもしれませんが、画質では負けていません

 

【Pixel 5の作例フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

【Pixel 5a(5G)の作例フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

また、「ポートレート」モードで撮影すると、背景をナチュラルにぼかすことができます。さらに、撮影後に「フォト」アプリで、ボケの度合いを変更できたり、ライティング効果を変えたりできるのも便利です。このあたりの画像処理はソフトウェア技術を培ってきたグーグルならではの特徴と言えます。

 

↑「ポートレート」モードで撮影すると、背景を自然にぼかすことができます

 

↑ボケ具合は、後から「フォト」で調整可能

 

↑8メガピクセルのインカメラでも「ポートレート」モードで撮影できるうえ、「フォト」でライティング効果を変更することも可能。自撮りも満足できる一枚に仕上げられます

 

相手の名前や用件を確認できる「通話スクリーニング」や、「自動車事故検出」機能も注目

Pixelシリーズは、セキュリティに注力しているのもポイントです。Pixel 5a(5G)は、日本で今年6月から提供されている「通話スクリーニング」機能にも対応。知らない番号から着信があった場合、相手の名前や用件を確認してから、応答できます。

 

↑すでに使っているユーザーから評価が高い「通話スクリーニング」機能も搭載

 

また、Pixel 5a(5G)の発売のタイミングで新たに「自動車事故検出」機能が提供されました。自動車事故を検出すると、アラームが鳴り、それに反応しないと自動で119に発信されるという機能です。

 

↑新機能「自動車事故検出」もすぐに利用可能

 

もちろん、これらの機能は従来のPixelシリーズでもソフトウェアのアップデートによって利用可能。Pixel 5a(5G)ならではと言うことはできませんが、Pixelシリーズの購入検討の際には注目しておきたい機能です。

 

コスパ重視ならPixel 5a(5G)がベストバイ

Pixel 5a(5G)のスペックは、前モデルのPixel 4a(5G)を上回ることはもちろん、上位モデルのPixel 5と比べても大きな差はありません。冒頭でも触れましたが、ワイヤレス充電が不要であれば、Pixel 5よりもPixel 5a(5G)を選んだほうが断然お得です。今まさにPixelシリーズを購入するならPixel 5a(5G)がベストバイでしょう。

 

ただし、さらに高いスペックを求めるのであれば、今秋の発売が予告されている最新フラッグシップ「Pixel 6」の詳細が明らかになるのを待った方がよさそうです。

 

↑グーグルは、すでにPixel 6の発売を予告済み。コスパではなく、スペックを重視する人は、Pixel 6の発売を待ちましょう

 

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

ソニー、有機ELディスプレイ搭載でハイレゾ音源対応の、エンタメ性能バッチリな「Xperia 10 III Lite」発表

ソニーは8月20日、6.0型のスマートフォン「Xperia 10 III Lite」を発表しました。発売は8月下旬以降の予定で、日本の一部の通信事業者から発売予定としています。

 

Xperia 10 III Liteはその名の通り、ソニーのミドルレンジスマホ「Xperia 10 III」に比べて、ストレージ容量が半分になったりFM非対応だったりと、スペックダウンしたモデル。

 

しかしながら、21:9のアスペクト比やHDRに対応した有機ELディスプレイ、有線はもちろん、LDAC対応によるワイヤレスでのハイレゾオーディオ体験など、エンターテインメント性能は引き継がれています。

 

 

また、カメラも1200万画素の広角、800万画素の超広角、800万画素の望遠の3眼構成は同じ。シーンを自動で判断して適した設定を選択する「プレミアムおまかせオート」や、夜景撮影に適した「ナイトモード」などのカメラ機能も備えています。

 

 

さらに、4500mAhのバッテリーを搭載するほか、約幅68×高さ154×厚み8.3mm・重さ約169gと手にフィットしやすいサイズと重量を実現しています。もちろん、5Gも対応です。

 

主なスペックは、CPUがSnapdragon 690、メモリーが6GB、ストレージが64GB。防水はIPX5/IPX8に準拠しています。また、Xperiaとしては初めてeSIMに対応。SIMを差し替えることなく、オンラインなどで開通手続きをして使い始めることができるうえに、nanoSIMとeSIMを利用して、1台でSIMを切り替えることなく、両方のSIMに紐づく電話番号の着信を受けられます。

 

なお、価格は現時点では不明。お手ごろ価格で販売されたら、エンタメスマホとして人気が出そうです。今後の価格情報に期待しましょう。

カメラとディスプレイが自慢の「AQUOS R6」と「OPPO Find X3 Pro」を比較、個性がまるで違う

筆者は今年の夏、2台のフラッグシップスマホを購入。シャープ製の「AQUOS R6」とOPPO製の「OPPO Find X3 Pro」です。

 

AQUOS R6はライカが監修したカメラを搭載するモデルとして注目を集め、ドコモ(税込11万5632円)とソフトバンク(税込13万3920円)から発売。

 

一方のOPPO Find X3 Proは、ディスプレイとカメラ性能の高さが話題となったモデルで、au版(税込12万2095円)とSIMフリー版(税込11万8000円)が販売されています。

 

↑左がOPPO Find X3 Pro、右がAQUOS R6。筆者はドコモ版のAQUOS R6とSIMフリー版のOPPO Find X3 Proを購入しました

 

↑OPPO Find X3 Pro(左)は顕微鏡カメラを含む4眼カメラを搭載。AQUOS R6(右)のカメラは単眼で、カメラには1インチの画像センサーを搭載

 

【両モデルの外観をチェック】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

どちらも高価格ですが、カメラ性能の高さやフラッグシップモデルにふさわしい優れた基本性能を備えており、選び切れずに両モデルを買ったという次第です。そこで、せっかくなので両モデルを使い比べてみました。

 

AQUOS R6 OPPO Find X3 Pro
ディスプレイ 約6.6インチ Pro IGZO OLED(2730×1260ドット) 約6.7インチ AMOLED(3216×1440ドット)
リフレッシュレート 最大240Hz 最大120Hz
アウトカメラ 約2020万画素/F値1.9 広角(約5000万画素/F値1.8)+超広角(約5000万画素/F値2.2)+望遠(約1300万画素/F値2.4)+顕微鏡(約300万画素/F値3.0)
インカメラ 約1260万画素/F値2.3 約3200万画素/F値2.4
SoC Snapdragon 888 Snapdragon 888
メモリー/ストレージ 12GB/128GB 12GB/256GB
外部ストレージ microSD(最大1TB) ×
バッテリー 5000mAh 4500mAh
eSIM × ○(SIMフリー版のみ)
FeliCa(おサイフケータイ) ×
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX8/IP6X
サイズ/重量 約162×74×9.5mm/約207g 約163.6×74.0×8.26mm/約193g
OS Android 11 ColorOS 11 based on Android 11

 

【本体デザイン】サイズ感は同等、高級感ではOPPO Find X3 Proに軍配

まずは外観からチェックしていきましょう。AQUOS R6とOPPO Find X3 Proはサイズ・重さともに近いので、ホールド感に大きな差はありません。また、どちらもディスプレイの左右に曲面処理が施されているほか、ベゼルは細く仕上がっています。

 

↑本体サイズは同等で、手にしたときに感じる厚みや重さにも差は感じられません。なお、パンチホール型のインカメラの搭載位置は異なりますが、使い勝手には影響しませんでした

 

操作ボタンは、AQUOS R6は右側面に音量キー、アシスタントキー、電源キーを搭載。アシスタントキーは「Google アシスタント」を起動する初期設定になっていますが、AQUOSに搭載されている人工知能「エモパー」のほか、ドコモ版ではユーザーに合わせた情報を提示してくれる「my daiz」を設定することも可能です。

 

一方のOPPO Find X3 Proは、左側面に音量キー、右側面に電源キーを搭載し、アシスタントキーはありません。

 

↑AQUOS R6の右側面。上から音量キー、アシスタントキー、電源キーを搭載

 

↑OPPO Find X3 Proは左側面には音量キーを、右側面には電源キーを搭載

 

また、AQUOS R6は3.5mm穴のイヤホンジャックを備えていますが、OPPO Find X3 Proにはなく、USB Type-Cポートが音声出力を兼ねています。これにともない、OPPO Find X3 Proには、USB Type-C端子のイヤホンが同梱されています。

 

↑AQUOS R6の底面にはイヤホンジャックとUSB Type-Cポートを搭載。SIMスロットは本体上部に備えています

 

↑OPPO Find X3 Proの底面にはUSB Type-CポートとSIMスロットを搭載。SIMフリー版は、SIMスロットに2枚のnano SIMを装着できます

 

なお、AQUOS R6はmicroSDカードを搭載してストレージを拡張できるうえに、FeliCa(おサイフケータイ)に対応しています。一方のOPPO Find X3 ProはSIMフリー版だと、デュアルSIMでeSIMに対応。使いたい機能によって、どちらのモデルを選ぶか変わってくるでしょう。

 

↑AQUOS R6はFeliCaを搭載し、おサイフケータイを利用可能

 

↑OPPO Find X3 ProのSIMフリー版はeSIMに対応し、物理SIMと組み合わせて、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)で利用可能

 

背面はどちらもカメラを主張するデザインに仕上がっています。AQUOS R6は高性能カメラの存在感をアピールするように、中央上部にカメラを配置。かなり出っ張っていますが、それゆえにレンズに指が当たる心配はなさそうです。

 

OPPO Find X3 Proは4眼カメラのあたりが緩やかに隆起するユニークなデザインになっています。なお、OPPO Find X3 Proにはスマホケースが同梱されていて、これを取り付けるとカメラ部の盛り上がりは目立たなくなります。

 

↑左がAQUOS R6で、右がOPPO Find X3 Pro。カメラ部のデザインが大きく異なります

 

↑OPPO Find X3 Proに同梱のケース。これに収めるとカメラ部の出っ張りが気にならなくなります

 

カラバリはAQUOS R6が「ブラック」と「ホワイト」で、どちらも光沢仕上げ。OPPO Find X3 Proは鏡面仕上げの「グロスブラック」と磨りガラスのような手触りの「ホワイト」から選べます(au版はグロスブラックのみ)。質感としては、AQUOS R6はベーシックな印象で、OPPO Find X3 Proは従来のスマホとは一味違う新しさがあります。個人的には、OPPO Find X3 Proの方が高級感を感じることができました。

 

↑AQUOS R6のカラバリ

 

↑OPPO Find X3 Proのカラバリ

 

【ディスプレイ】明るさはOPPO Find X3 Pro、指紋センサーはAQUOS R6が上

両モデルのディスプレイはどちらも有機ELで、画面サイズはAQUOS R6が約6.6インチ、OPPO Find X3 Proが約6.7インチとほぼ互角。そして、それぞれのブランドにおいて “最高画質” のディスプレイを搭載していることをアピールしています。

 

実際に使い比べた印象は、AQUOS R6よりもOPPO Find X3 Proのほうが明るく鮮やかな色で表示されるように感じました。撮影した写真や動画を見るのに適しているのはOPPO Find X3 Proでしょう。ただ、Webページを見ているときには自動調整をオンにしていると眩しく感じられ、明るさを下げることもありました。

 

↑明るさを最大限にして比較。左がOPPO Find X3 Pro、右がAQUOS R6です。OPPO Find X3 Proのほうが明るく表示されました

 

↑Google フォトにアップしたデジカメ撮影の写真を表示。やはりOPPO Find X3 Proのほうが明るいです

 

スマホのディスプレイの仕様が詳細に公開されることは少ないですが、両モデルはセールスポイントでもあるため、詳しく見ることができます。

 

・AQUOS R6

解像度:2730×1260ドット

色彩階調:10億色

最大輝度:2000nit

コントラスト比:2000万:1

リフレッシュレート:最大240Hz

 

・OPPO Find X3 Pro

解像度:3216×1440ドット

色彩表示:10億色

最大輝度:1300nit(通常時は800nit)

コントラスト比:500万:1(ダイナミックコントラスト比は1200万:1)

リフレッシュレート:最大120Hz

 

解像度はOPPO Find X3 Proに軍配が上がりますが、輝度とコントラスト比はAQUOS R6のほうが高く、コンテンツに適した画質調整に優位性があると考えられます。とはいえ、両モデルともに画質調整機能は充実しているので、どちらも満足できる画質に設定できるはずです。また、どちらも10ビット(約10億7000万色)の色深度表示に対応し、グラデーションも美しく表示できます。

 

リフレッシュレートは、AQUOS R6が最大240Hz、OPPO Find X3 Proが最大120GHzと差があります。ただし、AQUOS R6は、1秒間に120回更新されるフレームの間に黒いフレームを挿入することで最大240Hzを実現した仕様。つまり、実際の240Hzと120Hzほどの大きな差はないと考えたほうがよいでしょう。

 

↑AQUOS R6は自動でコンテンツを認識して、最適なリフレッシュレートが設定される仕組み。高リフレッシュレートで利用したいアプリを手動でオンにすることも可能です

 

↑OPPO Find X3 Proは、リフレッシュレートの最大速度を選択できます

 

また、どちらもディスプレイ内に指紋センサーを搭載。特にAQUOS R6は、米クアルコムが開発した最新の「3D超音波指紋センサー」をいち早く搭載しています。このセンサーの指紋認識エリアは広いため、指を1回当てるだけで登録可能です。さらに、2本の指で同時に認証して、セキュリティを高めることもできます。指紋センサーの性能としてはAQUOS R6の方が高いと言えます。

 

ただ、OPPO Find X3 Proもスピーディーにロックを解除できるため、素早く使えるという点で差はありません。

 

↑AQUOS R6の指紋センサーは認識エリアが広く、登録も認証もスピーディー。2本指の認証によるセキュリティ性の高さも魅力です

 

↑OPPO Find X3 Proも画面内に指紋センサーを搭載。登録の際は、何度も指を当てる必要があります

 

【カメラ】ナチュラルなAQUOS R6、色鮮やかなOPPO Find X3 Pro

両モデルの大きな差分となるのはカメラです。

 

ライカ監修のAQUOS R6のカメラは、スマホとしては最大の1インチ画像センサーを搭載。有効画素数は約2020万画素と、最近のフラッグシップモデルとしては控えめですが、その分、1画素あたりの面積が大きくなります。つまり、光を多く集めやすく、より高精細な写真撮影を可能にした設計と言えます。

 

一方のOPPO Find X3 Proは、広角+超広角+望遠+顕微鏡の4眼構成。一般的にはメインとなる広角カメラの性能を重視して、超広角カメラはスペックを抑えることが多いのですが、OPPO Find X3 Proは、広角・超広角ともに約5000万画素で、どちらもメインと呼べるスペックを備えています。また、望遠は光学2倍で、画質劣化が気にならないハイブリッドズームは5倍まで。さらに、唯一無二の顕微鏡カメラも備えています。

 

構成の違うカメラでどのような差が出るのか、両モデルで撮った写真を比べてみましょう。両モデルともAIによる被写体・シーン認識機能を備えていますが、まずはAIオフで撮影しました。

 

↑AQUOS R6の超広角(0.7×)で撮影

 

↑AQUOS R6の広角(1×)で撮影

 

↑AQUOS R6の2倍ズームで撮影。デジタルズームですが画質の劣化は気になりません

 

↑OPPO Find X3 Proの超広角(0.6×)で撮影

 

↑OPPO Find X3 Proの広角(1×)で撮影

 

↑OPPO Find X3 Proの光学2倍ズームで撮影

 

↑OPPO Find X3 Proのハイブリッド5倍ズームで撮影

 

AQUOS R6は単眼ながら、画角を3段階に切り替えて撮影できるほか、同じ画像サイズで記録できます。撮影写真は明るくナチュラルな色で写るのが印象的です。

 

一方、OPPO Find X3 Proの広角と超広角は、AIをオフにしても、実際に見えるよりも鮮やかな色で写ります。ただ、望遠ではやや色味を抑えた写真になりました。

 

続いて、夜景モードを撮り比べてみました。

 

↑AQUOS R6の「ナイト」モードで撮影

 

↑OPPO Find X3 Proの「夜景」モードで撮影

 

どちらも、「うわっ!」と驚くほどキレイに撮れましたが、色調には差が出ました。AQUOS R6はナチュラルで暖かみのある色合いの写真になり、OPPO Find X3 Proは色彩が強く、ドラマティックな印象です。

 

続いて、料理をAIのオン・オフで撮り比べ。

 

↑AQUOS R6でAIをオフにして撮影

 

↑AQUOS R6でAIをオンにして撮影

 

↑OPPO Find X3 ProでAIをオフにして撮影

 

↑OPPO Find X3 ProでAIをオンにして撮影

 

AQUOS R6は、AIをオンにすると、暖色系が一気に強くなり、かなり鮮やかに見えます。

 

AIオフでも鮮やかに写る傾向があるOPPO Find X3 Proは、AIをオンにすると、グッと明るくなった印象で、“映える” 写真になりました。

 

↑OPPO Find X3 Proには「10ビットカラー」で撮影して、10ビット表示に対応するディスプレイで楽しめるという機能も。ただし、10ビットカラーで撮った画像は、汎用性の高いJPEGではなく、HEIF形式で保存されます

 

さらに、OPPO Find X3 Proに搭載されている顕微鏡カメラにも触れてみましょう。このカメラは30倍または60倍で撮影でき、布や紙、食材など、身近にあるものを撮影すると、肉眼では見えない表情を写せます。使ってみるとシンプルに楽しいです。また、5種類の特殊効果を使って、万華鏡を覗いたかのような模様を写すことも可能。オリジナルのデザイン素材として活用できそうです。

 

↑OPPO Find X3 Proの顕微鏡カメラでは、肉眼では見えない繊維の細部まで写せます

 

↑顕微鏡カメラでの撮影時に特殊効果を使うと、さまざまな模様を作れます

 

続いて動画もチェック。両モデルともに最大で4K(60fps)で撮影可能ですが、初期設定の1080p(30fps)で撮り比べてみたところ、静止画と同様に、AQUOS R6のほうがナチュラルで、OPPO Find X3 Proのほうが明るく鮮やかな色で撮れました。

 

なお、AQUOS R6には、ビデオ撮影時にAIがシャッターチャンスを認識して、自動で静止画も記録される「AIライブシャッター」という機能が搭載。ペットを撮影する際などに便利です。

 

↑AIライブシャッターはフルHDビデオの撮影時に有効。AIが被写体の向きや構図を認識して、自動でフルHD画質の静止画が撮影される仕組みです

 

【処理性能】パフォーマンスが互角だが、誤タッチや発熱でAQUOS R6がやや不利

最後に処理性能やバッテリーの違いを比較してみましょう。

 

性能の決め手となるSoC(チップセット)は、両モデルともに現行機種向けでは最高峰のSnapdragon 888を採用しています。また、メモリーも両モデルともに12GBと、カタログスペックは非常に近いです。

 

実際、どちらもタッチレスポンスは軽快で、アプリの起動・切り替えもスピーディーに行えます。

 

処理速度を比較するアプリ「Geekbench 5」でベンチマークを比べた結果、AQUOS R6のほうが若干高いスコアを記録しました。ただ、体感としての差はありません。

 

↑「Geekbench 5」でAQUOS R6のベンチマークを測定した結果。現行機種でトップクラスのスコアをマークしました

 

↑OPPO Find X3 Proも、AQUOS R6よりも若干低いものの、高スコアを記録

 

ただし、AQUOS R6には、使っていて気になることが2つあります。まず、画面縁に指が当たると誤作動しやすいこと。軽く指先が触れるだけで画面が切り替わったり、画面端に手や指が触れているとそれを認識して、画面のほかの部分をタッチしても反応しないということが起きたりします。レスポンスがいい、と言えばそれまでですが、慣れないのであれば市販のケースを使って解消したほうがいいでしょう。

 

もう一つは、長時間使っていると端末が熱くなること。特に動画撮影時には熱が高くなり、一時的にカメラを起動できなくなることもありました。

 

続いて、バッテリー容量はAQUOS R6が5000mAhであるのに対して、OPPO Find X3 Proは4500mAh。実際の電池持ちを比較するために、フル充電時に「Netflix」の映画を2時間再生してみると、AQUOS R6はバッテリーが約13%減り、OPPO Find X3 Proは約15%減った結果になりました。

 

ただし、通常の使い方ではOPPO Find X3 Proのほうが電池の減りが少なく感じられました。

 

↑AQUOS R6をフル充電してから、2時間の映画を再生。電池残量は87%で、さらに約14時間使用できる見込みが表示されました

 

↑OPPO Find X3 Proで2時間映画を再生した後の電池残量は85%。そこからさらに1日と13時間以上使える見込みが表示されました

 

スマホを使う楽しさはOPPO Find X3 Proが勝る

AQUOS R6とOPPO Find X3 Proは、スペックや価格は近いものの、比べてみると個性は大きく異なるモデルだと感じられました。

 

AQUOS R6は、おサイフケータイやセキュリティ性の高い3D超音波指紋センサーなど、多くの人が求める機能を漏れなく備えて、さらに高級デジカメに匹敵する画質で写真を撮れることが特徴。万人が使えるモデルという印象です。

 

一方のOPPO Find X3 Proは、おサイフケータイが使えなかったり、microSDに非対応だったりと残念な面はあるものの、フラッグシップモデルらしい先進性を体験できることが魅力。スマホ初搭載の顕微鏡カメラ、eSIM対応など、利点はいくつもあります。スマホを使いこなすヘビーユーザーに適していると言えます。

 

両モデルを1か月ほど使った感想としては、どちらも使用感には満足しています。ですが、強いてどちらか1台を選ぶならOPPO Find X3 Proです。AQUOS R6のカメラはナチュラルな色で撮れるのが魅力と伝えてきましたが、それゆえに曇天や薄暗い場所などでは、やや冴えない色味になることもあります。

 

一方、OPPO Find X3 Proは、デフォルトで多くの人に好まれそうなドラマティックな色調で撮影できます。また、発色の良いディスプレイは「Netflix」や「YouTube」を観るのにも適しているうえに、ヘビーに使っても端末がさほど熱くならない点も気に入っています。OPPO Find X3 Proの方が、スマホを使う楽しさで勝っているように感じました。

 

ただし上記の結論は、筆者がスマホのヘビーユーザーである点を含めてもらった方がいいでしょう。また、繰り返しにはなりますが、AQUOS R6は万人に評価されるであろう作り込みが魅力です。これらを考慮したうえで、個性の違う両モデルをしっかり吟味してから選ぶのをおすすめします。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

グーグルから防水機能や大容量バッテリー搭載スマホ「Google Pixel 5a(5G)」が登場

グーグルは8月18日、Google Pixel A シリーズ スマートフォンから最新の「Google Pixel 5a(5G)」を発表。8月26日から発売します。価格は5万1700円(税込)です。なお、Google ストアや各販売店、オンラインストアのほか、ソフトバンクからも販売されます。

 

Google Pixel 5a(5G)は、シリーズとしては初めて防水に対応。IP67の防塵・防水性能を実現しています。また、ボディの素材にはプレミアム金属製ユニボディを採用し、高い耐久性を確保しています。さらに、バッテリー容量は4680mAhと大容量を搭載しており、使い勝手に優れたモデルに仕上がっています。

 

 

ただし、スペック面はSoCがSnapdragon 765G、メモリーが6GB、ストレージが128GBと、従来モデルの「Google Pixel 4a(5G)」と同じ。またディスプレイは6.34インチ、本体サイズは約幅73.7×高さ154.9×厚み7.6mm、重さは約183gで、従来モデルより若干ディスプレイは大きいですが、その分重くなっています。

 

カメラは12.2メガピクセルと16メガピクセルの超広角の組み合わせで、こちらも従来モデルと同じ仕様です。

 

カメラ機能としては、人の顔に当たるライトの明るさと位置を調整できる「ポートレート ライト」や、撮影時の手ぶれを自動的に補正するうえに風景をなめらかに撮影できる「シネマティック撮影」などを搭載。また、夜景モードと天体写真機能により、街の明かりから月や星まで、さまざまなものを簡単に撮影できるとしています。

 

さらに、Google Pixelユーザーが自動車事故にあったことをGoogle Pixelが感知したときに、ユーザーに代わって110に自動的に発信する「自動車事故検出機能」も搭載しています。

 

カラバリはMostly Blackの1色展開で、端末に装着したときの重なった色合いを楽しめる専用のケースは4色展開となっています。

 

コンパクトと高性能のベストバランスを実現! ASUS「Zenfone 8」の使い勝手、Flipとの違いをじっくりレビュー

ASUS JAPANがスマートフォンの最新フラッグシップ「Zenfone 8」シリーズの日本発売を発表しました。5.9インチ画面のコンパクトな「Zenfone 8」と、前モデルから継承してフリップカメラを搭載する「Zenfone 8 Flip」の2モデルがあり、どちらも8月20日に発売されます。いずれも現行機種向けでは最高峰のプロセッサー「Snapdragon 888」を搭載するハイスペックモデル。持ちやすさや使い方で選べる趣向です。

↑左がZenfone 8、右がZenfone 8 Flip。なお、従来は「ZenFone」という表記だったが、「Zenfone」という表記に変更された

 

Zenfone 8は、Zenfoneとして初めておサイフケータイと防水・防塵に対応した意欲作。ahamoやpovo、LINEMOなど、大手キャリアの新しい料金プランのユーザーにも注目を集めそうです。いち早く試せる機会を得たので、リアルな使用感を紹介しましょう。

 

【Zenfone 8/Zenfone 8 Flipの外観をチェック】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

片手で軽快に操作でき、電池持ちも満足必至の「Zenfone 8」

ディスプレイは5.9インチの有機ELで、解像度は2400×1080ドット。左上にパンチホール型のインカメラを備え、90.02%という高い画面占有率を実現しています。ベゼルも比較的細く、ボディ幅は68.5mm。片手で操作することが多い人や、コンパクトなスマホを好む人には、ちょうど良いサイズ感です。

↑片手で持ちやすいサイズ感。ディスプレイの画質も良好

 

そもそも片手で操作しやすいサイズですが、さらに「片手モード」があり、ディスプレイの中央下部を下方向にスワイプすると、画面表示を引き下げて、画面上方の操作がしやすくなります。

↑画面の下部を軽くなぞるだけで画面表示を引き下げられる。片手で通知パネルを表示させたい時などに便利

 

スマホとしてベーシックなデザインで、カラバリも堅実なカラーを3色。一見、ハイエンドには思えないのですが、手にすると質感が良く、Snapdragon 888の恩恵でサクサクと操作できます。

 

↑カラバリは、ムーンライトホワイト、ホライゾンシルバー、オブシディアンブラックの3色

 

↑右側面に音量キーとスマートキーを搭載。スマートキーは電源のオン・オフに加えて、2回押しでよく使うアプリを起動させるなどのカスタマイズが可能

 

↑上部には3.5mm穴のオーディオジャックを搭載

 

↑底部にUSB Type-CポートとSIMスロットを搭載。nanoSIMを2枚装着でき、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応。なお、microSDカードは装着できない

 

アウトカメラは、広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)の2眼構成。画質は、どちらかと言えばナチュラルで、明るくスッキリとしたトーンで写る印象。AIによる最適化の機能も備えていますが、オン・オフで大きく画質が変わることはないので、常時オンにしておいても支障はないでしょう。

↑背面に搭載されたメインカメラは広角+超広角の2眼

 

↑超広角で撮影

 

↑広角で撮影。雨天だったが、明るい仕上がり

 

↑「夜景」モードで撮影した作例。透明感のあるクリアな色調で写った

 

↑AIをオンにして料理を撮影した作例

 

↑花を写すと、背景がナチュラルにボケる

 

↑「AIシーン検出」は、カメラアプリの「設定」画面でオン・オフができる。頻繁に切り替えるのは手間だが、常にオンで撮影したほうがよさそうだ

 

撮影モードに「マクロ」はありませんが、超広角カメラは4cm距離での接写にも使えます。書類や雑誌のページなどを、切り抜いて歪みを補正して撮影できる「ドキュメント」モードも便利。PDFに変換する機能も備えているので、ビジネスシーンにも役立ちそうです。

↑「ドキュメント」モードは、街で見かけた掲示物などを撮影するときにも重宝。シャッターを押した後、トリミング範囲を補正して、PDFに変換して保存できる

 

約169gという5Gスマホとしては圧倒的な軽さながら、4000mAhの大容量バッテリーを搭載。フル充電してから2時間の映画を観ても14%しか減らないなど、タフな電池持ちを実感できました。また、「システムモード」を使い分けることで、さらに長く続けられそうです。

 

↑「Netflix」アプリで2時間の映画を再生しても、電池は14%しか減らず、さらに約24時間持続する目安が表示された

 

↑用途に合わせて使い分けられる「システムモード」を用意。「アドバンスド」を選択すると、ユーザー任意の細かい設定も可能

 

↑充電時のバッテリーへの負担を軽減して、バッテリーを長持ちさせる機能も備える

 

Zenfone 8には、メモリとストレージの容量が異なる3モデルがあり、市場想定価格は下記の通り。

 

8GB RAM + 128GB ROM:7万9800円

8GB RAM + 256GB ROM:9万2800円

16GB RAM + 256GB ROM:10万8800円

 

SIMフリーの5Gスマホの中ではやや高めですが、この小さなボディに “ほぼ全部入り” と言えるスペックを備えています。Snapdragon 888搭載モデルが7万円台から買えるわけですから、むしろお買い得と言うべきでしょう。

 

回転カメラがタフに進化した「Zenfone 8 Flip」

フリップカメラを搭載する「Zenfone 8 Flip」は、前モデル「ZenFone 7」の後継モデル。6.67インチの有機ELディスプレイを搭載し、解像度は2400×1080ドット。大画面でゲームや映画などを楽しみたい人にも適しています。

 

↑回転式カメラを搭載しているため、ディスプレイにはインカメラがなく、フルにスクリーンとして利用できる

 

最大の特徴であるフリップカメラは、広角(6400万画素/F値1.8)+超広角(1200万画素)+望遠(800万画素/光学3倍ズーム)の3眼構成。180度に回転するので、この高画素カメラでセルフィーを撮れます。

↑背面に、メインが6400万画素のトリプルカメラを搭載

 

↑カメラは180度に回転。任意の角度で写真や動画を撮影できる

 

↑カメラが自動で回転して7枚の写真を撮影し、パノラマ写真を合成する「オートパノラマ」も健在

 

なお、カメラを前方に向けて撮影する場合は、「商品レビューモード」という新機能も利用可能。撮影者(レビュアー)が商品を手にしてカメラに向けた場合、商品を優先してピントが合うという機能。筆者が使い勝手を試してみたところ、スピーディーにピントが切り替わり、非常に役立つように感じました。

 

スピーディーな開閉を実現する「ステッピングモーター」は、0.5度の角度調整が可能で、シャフト耐久性は前モデルから50%向上。30万回(毎日150回×5年間)開閉しても壊れない耐久性を実現しているとのこと。

 

なお、Zenfone 8 Flipは防水・防塵とおサイフケータイには対応していません。カラバリはギャラクティックブラックとグレイシアシルバーの2色。ストレージ容量が異なる2モデルが用意され、市場想定価格は下記の通りです。

 

8GB RAM +128GB ROM:8万6800円

8GB RAM +256GB ROM:9万8800円

 

カラバリは2色から選べる

 

おサイフ&防水はZenfone 8のみ。両モデルの細かい違いに注意!

前モデルのZenFone 7は、無印の「ZenFone 7」と上位モデルの「ZenFone 7 Pro」がリリースされましたが、両モデルの差分はさほど大きくはありませんでした。しかし、最新モデルの「Zenfone 8」と「Zenfone 8 Flip」は、画面サイズとカメラだけでなく、細かい部分にも違いがあるので注意が必要です。そこで、両モデルの基本スペックをまとめてみました。

Zenfone 8 Zenfone 8 Flip
OS Android 11(ZenUI)
ディスプレイ 5.9インチ AMOLED(2400×1080) 6.67インチ AMOLED(2400×1080)
リフレッシュレート 最大120Hz 最大90Hz
アウトカメラ 広角(6400万画素)+超広角(1200万画素) 広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)+望遠(800万画素/光学3倍)
インカメラ 1200万画素
プロセッサー Snapdragon 888
メモリ(RAM) 8GB/16GB 8GB
ストレージ(ROM) 128GB/256GB
外部メモリ × microSD
イヤホンジャック ×
内蔵スピーカー ステレオ
バッテリー 4000mAh 5000mAh
急速充電 最大30W(Quick Charge 4.0対応)
5Gの対応バンド n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
デュアルSIM
FeliCa(おサイフケータイ) ×
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X ×
サイズ/重量 約148×68.5×8.9mm/約169g 約165×77.2×9.6mm/約230g

 

それぞれ個性が異なるので、意外と迷わず選べるかもしれませんね。なお、5Gは、どちらも国内事業者のsub6に対応し、ドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの5G対応SIMで使用可能。楽天モバイルの5Gも対応する見通しのことです。

 

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イオンモバイルが月額基本料を値下げ、音声プランとシェア音声プランに適用

イオンは8月12日、イオンリテールが提供しているMVNOサービス「イオンモバイル」において、音声プランとシェア音声プランの月額基本料を値下げすると発表。新料金は10月1日から適用されます。

 

イオンモバイルは2016年のサービス開始から、ユーザーが利用状況に合わせてデータ容量を選択できるよう、55種類の豊富な料金プランを提案。ユーザーからは「利用状況にあったプランを選べる」と好評を得ているとしています。

 

新料金プランはデータ容量を0.5GB~10GBの間で選べる「さいてきプラン」、12~50GBの間で選べる「さいてきプランMORIMORI」、60歳以上限定のプラン「やさしいプラン」の音声プラン及びシェア音声プランの月額基本料金が、一律220円(税込)値下げされます。これにより、さいてきプランは803円(税込)/月(データ容量0.5GB)から、さいてきプランMORIMORIは1958円(税込)/月(データ容量12GB)から、やさしいプランは748円(税込)/月(データ容量0.2GB)からとなります。

 

新料金は以下の通りです。

 

 

また、シェア音声プランの音声SIMカードの追加料金も220円(税込)に値下げされます。さらに、「イオンでんわ」アプリを利用しない国内通話を11円(税込)/30秒に値下げ。これにより、国内通話はアプリを利用するしないに関わらず11円(税込)/30秒に統一されました。

 

これらの値下げは、現在利用中のユーザーは10月利用分から自動で適用されます。イオンモバイルは2021年4月に全面的な料金プラン改定を実施したうえ、さいてきプランの提供を開始したばかり。半年経たずに料金をさらに値下げした形です。

 

なお、従来の「イオンでんわ5分かけ放題」および「イオンでんわ10分かけ放題」よりも、長時間の連続通話が利用できるかけ放題サービス「イオンでんわフルかけ放題」を、新たな音声オプションサービスとしてリリースします。提供開始は11月中旬を予定。月額基本料金は1650円(税込)です。

新型縦折りスマホ「Galaxy Z Flip3 5G」登場、リフレッシュレート120Hz対応でSNSなどがより見やすい

↑Galaxy Z Flip3 5G

 

サムスン電子は8月11日、縦折りタイプのフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Flip3 5G」を発表しました。画面を縦折りにしてコンパクトに持ち歩けるAndroidスマホで、今回折りたたみスマホとしては初めての防水対応となりました。

 

同時に横折り型の「Galaxy Z Fold3 5G」と、スマートウォッチ「Galaxy Watch 4」、完全ワイヤレスイヤホンの「Galaxy Buds2」も発表されていますが、ここではGalaxy Z Flip3 5Gを紹介します。

 

持ち運びラクラクなコンパクトスマホ

Galaxy Z Flipシリーズは、縦長ディスプレイのスマホをコンパクトに持ち運べる、デザインにこだわったスマートフォンです。画面を半分に縦折りすると、コンパクトミラーのような形になり、小さなポケットやポーチにもすっぽりと収まります。

 

↑大型ディスプレイ搭載のスマホがメインとなった今、こうしてポケットに収まるデザインのモデルはうれしいところ

 

開いたときの画面サイズは6.7インチで、このときに使える機能は一般的なストレート型のスマホとほぼ同じ。また、アスペクト比は21.9:9とかなりの縦長です。比率で言えば「Xperia 1 III」よりも縦長になっています。WebブラウザーやSNSアプリを開いたときに、一度に多くの情報を表示できます。

 

↑ディスプレイの解像度は2640×1080ドット(フルHD+)。映像なども高精細な表示で楽しめます

 

サブ画面は華やかなうえに実用的に

Galaxy Z Flipシリーズはかつての折りたたみケータイのように「サブ画面」を搭載しています。カバーディスプレイと言われるこの画面は、前モデル「Galaxy Z Flip 5G」比で4倍の大きさの1.9インチへと刷新されました。

 

カバーディスプレイには待受画面として、さまざまなスタイルの時計を表示できます。また、スマートウォッチのGalaxy Watch 4とおそろいのデザインを選ぶことも可能です。

 

さらに、前モデルのカバーディスプレイでは、通知の文字は1行のみの表示となっていましたが、大型化したことで複数の通知が一覧可能になりました。これに加えて、縦にスクロールして過去の通知を遡って確認も可能です。

 

↑Galaxy Watch 4とおそろいの時計デザインにすると、統一感が生まれてグッとオシャレな印象に

 

↑スケジュールの表示も可能。いちいち開かなくても大事な情報はカバーディスプレイで確認できます

 

また、カバーディスプレイで音楽の再生・停止を操作したり、マナーモードなどを切り替えたりできるコントロールパネルも用意されています。

 

折りたたみディスプレイは120Hz対応でGetNavi webやTwitterを見やすい

Galaxy Z Flip3 5Gの進化点はいくつかありますが、使用感に関わるところでは、ディスプレイのリフレッシュレートが120Hz駆動に対応したことは大きな変化と言えるでしょう。ディスプレイの書き換え速度が高速になったため、たとえばアプリ上でスクロールしたときなどでも、なめらかに表示できるようになります。

 

特に、Galaxy Z Flip3 5G において120Hz駆動が威力を発揮するのは、縦長のページをひたすらスクロールするとき。たとえばGetNavi webのようなニュースサイトや、TwitterのようなSNSアプリを閲覧する際に効果を実感できるでしょう。動きがなめらかになるため、目への負担を軽減できます。

 

なお、ディスプレイは可変リフレッシュレート対応となっており、たとえば画像を表示しているときは自動でリフレッシュレートを下げて、消費電力を削減できます。つまり、使うシーンによって快適な表示と電池持ちの良いとこ取りをできるディスプレイなのです。

 

スタイリッシュなデザインはそのままにIPX8相当の防水仕様を採用

Galaxy Z Flip3 5Gは折りたたみスマホとしては初めて、防水への対応も果たしています。

 

↑IPX8相当の防水仕様で、水面で操作しても正常に動作することが確認されています

 

さらに、耐久性も向上しています。本体側面のフレームには新開発のアルミニウム合金「Armor Aluminum」を採用。落としたときに凹みが入りにくいようになっています。このほか、メインディスプレイには折り曲げ可能な極薄ガラスを採用したうえで、ひっかき傷を自己修復する画面コーティング材を新たに追加しました。

 

このように、防水対応かつより頑丈にしつつも、スタイリッシュなデザインは変わっていません。今回、折りたたんだときの形状が見直されて、ヒンジ部のスキマが減って、よりピタッと折りたためるようになっています。

 

また、画面サイズはそのままに、開いたときの横幅は72.2mmと前モデル比で1.4mm細くなりました。片手持ちで操作しやすくなっています。

 

↑片手でしっかりとホールドしやすいサイズ感に仕上がっています

 

チップセットは最新のSnapdragon 888搭載、ハイエンドクラスのスペックを実現

カメラは前モデルと同じく、背面カメラを2つ、インカメラを1つ搭載。背面カメラは超広角12メガピクセル(123度、F2.2)と広角12メガピクセル(F1.8、光学手ブレ補正対応)となっています。インカメラは10メガピクセルで、画面上部に穴を空けたような形状のパンチホール型を採用しています。

 

↑背面カメラは縦に2つ並ぶ構成

 

チップセットはSnapdragon 888(5nmプロセス、8コア)を搭載。メモリーは8GBと、2021年のスマホとしては最高クラスのスペック。内蔵ストレージは128GBまたは256GBとなっています。

 

生体認証は本体側面に指紋センサーを装備しています。また、開いたときの大きさは72.2×166.0×6.9mmで、閉じたときは72.2×86.4×17.1(ヒンジ部)~15.9mm(先端部)。重さは183gで、防水対応や耐久性を実現しつつも前モデルのGalaxy Z Flip 5Gと変わりません。バッテリー容量も3300mAhで前モデルと同じです。

 

4色の新デザイン&オンライン限定3色、日本での展開にも期待

米国向けのカラーバリエーションは、Cream、Phantom Black、Green、Lavenderの4色を展開。いずれもカバーディスプレイとカメラ部は黒色のツートンカラーで、マット調の落ち着きのある色合いとなっています。さらに、米国ではSamsung.comの限定カラーとして、White、Pink、Grayの3色もラインアップ。価格はいずれも999.99ドル~で、前モデル発売時の1449.99ドルという価格設定と比べると、大幅に安価になっています。

 

↑上から時計回りに、Phantom Black、Cream、Green、Lavenderモデル

 

↑左からWhite、Pink、GrayのSamsung.com限定カラーモデル

 

また、ファッションブランドThom Browneとのコラボレーションモデルは今回も展開予定。ブランドモチーフのトリコロールカラーをあしらったデザインモデルが発表されています。

 

日本国内での展開については、発表時点(8月11日23時現在)では明らかにされていませんが、前モデルのGalaxy Z Flip 5Gは国内ではauの独占販売となっていました。また、限定モデルのThom Browne EditionはSIMフリーモデルとしてGalaxy Harajukuや百貨店などで販売された実績もあります。今回のモデルの日本投入も十分期待できるでしょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

「Galaxy Z Fold3 5G」発表。ついに防水&Sペン対応した折りたたみスマホの進化点

↑Galaxy Z Fold3 5G

 

サムスン電子は8月11日、フォルダブルタイプのスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」を世界に向けて発表しました。折りたたみスマホとしては初めての防水とSペンへの対応が目玉となっています。

 

同時に縦折り型スマホ「Galaxy Z Flip3 5G」と、スマートウォッチ「Galaxy Watch 4」、完全ワイヤレスイヤホンの「Galaxy Buds2」も発表。ここでは、Galaxy Z Fold3 5Gを取り上げます。

 

折りたたみスマホとしては世界初の防水対応

Galaxy Z Fold3 5Gは、手帳のように折りたたんで持ち運べるAndroidスマホ。本体外側と内側に2つの画面があり、開くとタブレットのような大画面で、閉じても縦長スマホとして使えるという製品です。

 

そのGalaxy Z Fold3 5Gの注目点は2つ。「防水」と「Sペン」です。

 

防水仕様への対応は折りたたみスマホとしては世界初。防水規格のIPX8相当をサポートします。

 

↑水面下での使用が可能とされているIPX8相当の防水仕様に対応

 

サムスン電子によると、折りたためるディスプレイでの防水仕様に対応するのは、一般的なスマホよりもハードルが高かったといいます。開いたときはもちろん、折りたたんだときも防水仕様を実現しつつ、ヒンジ部分には耐水設計を施すなど、工夫を凝らしたことで防水に対応しています。

 

ついに実現したSペン対応

Galaxy Z Fold3 5Gのもう一つのトピックがSペンへの対応です。Galaxy Noteシリーズで人気を博してきたスタイラスが使えるようになりました。

 

Sペンは手書き感覚でスマホに書き込めるスタイラス。メモを取ったり、書類やスケジュール帳に書き込んだり、イラストを描いたりといったさまざまな使い方が可能です。

 

Sペンにはペンタブレットで長い実績を持つワコムの技術を採用。今回のGalaxy Z Fold3 5Gでは、折りたたみディスプレイに初めて対応することになります。内側に折りたためるディスプレイは、画面中央に浅い凹みがある構造ですが、ワコムはこうしたディスプレイでも滑らかに手描きできるようにチューニングを施したとしています。

 

↑Sペンの対応により、一般的なスマホより大きいディスプレイの活用の幅が広がります

 

なお、Sペンが使えるのは内側の折りたためるディスプレイのみ。外側の縦長のディスプレイはSペン非対応となっています。また、Sペンを本体に格納することはできません。

 

Galaxy Z Fold3 5Gの発売にあわせて、サムスンは2種類のSペンを用意。一つが「S Pen Pro」で、これはGalaxyシリーズ共通のSペンとなっており、タブレットのGalaxy Tabや2in1PCのGalaxy Bookでも使えます。

 

もう一つはGalaxy Z Fold3 5G専用の「S Pen Fold Edition」で、こちらはBluetooth非搭載のSペン。全長132.1mmと持ち運んで使うのに便利な小型サイズで、別売のGalaxy Z Fold3 5G専用ケースと組み合わせて、一緒に持ち歩くことが可能です。

 

メインディスプレイはインカメラが埋め込まれた仕様に

Galaxyシリーズこだわりのディスプレイも健在です。メインディスプレイは正方形よりの7.6インチ(2208×1768ドット)。閉じたときのカバーディスプレイは縦長の6.2インチ(2260×816ドット)となっています。

 

↑パネルには2020年発売の「Galaxy S20」から採用されたDynamic AMOLED 2Xを使っています

 

↑閉じたときのカバーディスプレイは縦型スリムな印象。Webページをスクロールしながら見る際に向いています

 

ディスプレイの大きさや解像度は、前モデルのGalaxy Z Fold2と同じですが、メインディスプレイ、カバーディスプレイそれぞれに変更点があります。

 

メインディスプレイでは、「ディスプレイ下インカメラ」をGalaxyスマホで初めて採用しています。ディスプレイにカメラを埋め込み、インカメラを使うときだけディスプレイの一部が透明になるという仕組みで、普段はインカメラが目立たず、ディスプレイをフル画面で使うことが可能です。

 

↑メインディスプレイの右上部分に設けられたカメラ。ディスプレイに埋め込まれており、あまり目立ちません

 

また、メインディスプレイはもちろん、カバーディスプレイも、120Hz駆動の可変リフレッシュレートに対応となりました。120Hzの威力がわかりやすいのは、WebブラウザーやSNSアプリでスクロールしたときで、残像が少ないため、目への負担を軽減できます。

 

折りたたみ形状はよりスタイリッシュに見えるようブラッシュアップ

Galaxy Z Fold3 5Gでは折りたたみ機構が見直され、紙を折ったときのようにピッタリとたためるようになっています。前モデルでは、折りたたんだときに底面がやや厚くなりましたが、Galaxy Z Fold3 5Gでは、より並行に近い形で折りたためます。

 

↑折りたたんだ状態。厚みは約16mmに抑えられています

 

折りたたんだときの横幅は67.1mmで、前モデルから0.9mmほど削減。より持ちやすい形状となっています。

 

また、本体の耐久性も高めたとしており、側面のフレームには新たに開発されたアルミニウム合金「Armor Aluminum」を採用。スマホで使われるアルミニウム素材としてはもっとも傷つきにくい素材で、落下時の傷への耐性が前モデルから10%向上したとしています。また、カバーディスプレイとカメラのレンズには米コーニングの強化ガラス「Gorilla Glass Victus」を採用。メインディスプレイには折り曲げられる極薄ガラスを使用し、ひっかき傷を自己修復するフィルムを新たに採用しています。

 

5つのカメラ搭載、メインカメラの解像度は前モデルと同じ12メガピクセル

Galaxy Z Fold3 5Gは、合計5つのカメラを搭載しています。背面のカバーディスプレイではない側に搭載されたメインカメラユニットは、超広角12メガピクセル、広角12メガピクセル、2倍望遠12メガピクセルというトリプルカメラ構成。カメラのスペックそのものは前モデルのGalaxy Z Fold2と共通です。

 

↑メインカメラは縦に3眼並ぶ構成

 

インカメラは外側のカバーディスプレイと、内側のメインディスプレイそれぞれに搭載。メインディスプレイ側は前述の通り、ディスプレイ下に埋め込まれたインカメラで、解像度は4メガピクセルと低めです。一方のカバーディスプレイ側は画面に穴を空けたようなパンチホール形状で、解像度は10メガピクセルとなっています。

 

↑カバーディスプレイ側のカメラは上部真ん中に搭載されています

 

大画面ならではの使い勝手も大幅改善、Webページの2画面並べて表示などが可能に

大画面ならではの使い勝手を向上するソフトウェア面での改善も実施されています。

 

Galaxy Z Fold3 5Gのメイン画面では、マルチタスク機能で3つのアプリを同時に起動することが可能。2つの縦長のアプリを並べて使うこともできます。

 

↑3つのアプリを同時に起動可能。アプリで調べ物をして、カレンダーを見ながら、メモを取るといった使い方もできます

 

今回、このマルチタスク表示をより便利に使える機能が実装されました。たとえば、ブラウザーで「新しいウインドウを開く」を選んだとき、これまで見ていたページと新しく開いたリンク先のページを2つ並べて表示できるようになっています。

 

また、画面右側に呼び出せる「タスクバー」はアイコンが小さくなり、Windows PCのような形状に。たとえばゲーム中にメッセージが来たとき、メッセージアプリを開いてからすぐゲームに戻るといった操作が簡単にできるようになりました。

 

このほかにも、一部のアプリではメニュー項目を小さく表示して大画面を活かせるような変更も加えられています。Galaxyの純正アプリはもちろん、Microsoft OfficeやGmail、Netflix、Spotifyなど、さまざまなアプリが大画面向けに最適化されるとしています。

 

↑Netflixは全画面表示で楽しめます

 

前モデルの主要機能は引継ぎつつも、機能・デザイン・使い勝手が追求されている

チップセットはクアルコム製のSnapdragon 888を搭載。5nmプロセスで設計された最新8コアCPUを内蔵しています。メモリーは12GBで、ストレージはUFS3.1規格で256GBまたは512GBを内蔵。バッテリー容量は4400mAhで、前モデルと比べると100mAh少なくなっています。また、5G通信をサポートします。

 

開いたときの大きさは縦67.1×横158.2×厚み6.4mmで、閉じたときは縦67.1×横158.2×16.0(ヒンジ部)~14.4mm(先端部)。重さは271gと、前モデルより11g軽くなりました。

 

オーディオではステレオスピーカーを内蔵し、サラウンド再生機能のDolby Atmosをサポートします。生体認証は本体側面に物理ボタン型の指紋センサーを装備。

 

前モデルのコンセプトや主要な機能はすべて引き継ぎつつ、新たにIPX8相当の防水とSペンへの対応が目玉となっているGalaxy Z Fold3 5G。防水対応を果たしながらも、より洗練されたデザインへと進化し、折りたたみスマホならではの使い勝手も追求されています。

 

海外向けのカラーバリエーションはPhantom Green、Phantom Black、Phantom Silverの3色。米国での価格は1799.99ドルからと、前モデルよりも200ドル安く設定されています。また、アパレルブランドのThom Browneとのコラボレーションモデルは今回も発売予定としています。

 

↑上がPhantom Black、右がPhantom Green、左がPhantom Silver

 

サムスン電子ジャパンによると、日本向けの展開は「11日23時時点で言及できることはありません」としています。前モデルのGalaxy Z Fold2はauの独占販売となり、限定モデルのThom Browne EditionはSIMフリー版として限定販売されました。今回のGalaxy Z Fold3 5Gの日本での発売にも期待したいところです。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

auから月990円の新プラン、月3GBのデータ通信と1回5分以内の国内通話かけ放題がセットの「スマホスタートプラン」

↑auのWebサイトから

 

KDDIと沖縄セルラーは、1回5分以内の国内通話かけ放題と、月間3GBのデータ通信をセットにした「スマホスタートプラン(フラット)5G」および「スマホスタートプラン(フラット)4G」を8月6日から提供開始します。本プランの対象となるのは、現在auケータイや他社ケータイを利用中で、auスマホへの機種変更や乗り換えをする人と、15歳以下でauスマホに新規契約する人です。

 

スマホスタートプラン(フラット)5Gとスマホスタートプラン(フラット)4Gの、1回5分以内の国内通話かけ放題では、通話時間が5分を超えた場合、22円(税込)/30秒の通話料がかかります。また、月間3GBのデータ通信を超えると、最大128kbpsの速度制限がかかるとしています。

 

月額料金はどちらも通常2288円(税込)ですが、「スマホスタート1年割」と「au PAY カードお支払い割」を適用した場合、申し込み翌月から1年間は月額990円(税込)で、2年目以降は月額2178円(税込)で利用できます。

 

さらに、本プランに加入したユーザー向けに、月1100円(税込)で国内通話がかけ放題になるオプション「通話定額(スマホスタート)」も合わせて提供されます。

 

申し込みはauショップ、au Style、KDDI直営店、au取扱店、My au、お客さまセンターなどで受け付けます。

 

月間のデータ容量が3GBであることや、割引適用で月額990円(税込)にしたことなどは、ソフトバンクが先に発表していた「LINEMO」の「ミニプラン」に近い印象です。ただし、ミニプランはLINEをデータ通信としてカウントしない「LINEギガフリー」が付くなど、違いもあります。

 

ケータイからスマホへの乗り換えを検討している人や15歳以下の人は、これらの違いをチェックしながら選ぶといいでしょう。

タフネスケータイ「G’zOne」20周年記念モデル「G’zOne TYPE-XX」が4G LTEケータイとして登場

 

KDDIと沖縄セルラーは8月2日、耐久性に優れたG’zOneシリーズの20周年記念モデル「G’zOne TYPE-XX」と、シンプルなデザインの「GRATINA KYF42」を、4G LTEケータイとして発売すると発表。G’zOne TYPE-XXは11月以降の発売で価格は未定、GRATINA KYF42は8月13日発売で価格は3万3000円(税込)です。どちらのモデルも8月3日から予約受け付けを開始します。

 

G’zOneシリーズは2000年2月に販売を開始し、雨の中でも使用できる耐水性能や、日常でのハードなシーンでも安心して使える耐衝撃性能という、当時の携帯電話にはなかった「タフネスケータイ」という領域を開拓したモデルです。今回、G’zOne20周年を記念して、カシオ計算機の歴代G’zOneデザインチームが商品デザインを担当。初代G’zOneをオマージュした円形の10キーや背面バックロックなど、細部までこだわっています。

 

また、アメリカ国防総省が制定したMIL規格19項目に準拠した耐久性能を実現しているうえ、高さ1.8mから鉄板・コンクリートに26方向から落下させるメーカー独自の試験をクリア。

 

さらに。4つのセンサーを搭載し、天気や気圧、温度などを確認できるほか、簡易ライトやホイッスル音、FMラジオが聴けるなどの機能を搭載しています。

 

一方のGRATINA KYF42は、見やすいうえに押しやすいキーデザインを採用し、今まで通りの快適な使い心地を実現したとする折りたたみ式のケータイ。

 

 

電話番号だけで写真や動画を送れる「+メッセージ」を利用できるほか、日常で安心して使える防水・防塵・耐衝撃性能をそなえています。また、アルコール除菌シートや泡ハンドソープでのお手入れが可能なため、端末の清潔さを維持できます。

 

このほか、着信に気づきやすい「でかバイブ」や、同じ相手から10分以内に2回以上の不在着信が続くと段階的に着信音を大きくする「ステップアップ着信」など、電話の着信を逃さない機能を搭載しています。

シャオミが2万円台の5Gスマホ「Redmi Note 10 JE」発表、auとUQ mobileから発売へ

↑クロームシルバーモデル

 

シャオミは8月2日、auとUQ mobileから日本限定モデル「Redmi Note 10 JE」を発売すると発表。auからは8月13日に発売し、価格は2万8765円(税込)です。UQ mobileは、9月上旬以降の発売としています。

 

Redmi Note 10 JEは、おサイフケータイやIP68等級の防塵防水性能を持つなど、日本で人気の仕様をおさえながら低価格を実現した5G対応のエントリーモデルです。

 

主なスペックは、MIUI 12.5(Android 11)、Qualcomm Snapdragon 480 5G、4GBメモリー、64GBストレージ、4800mAhバッテリーなどを備えています。また、ディスプレイは約6.5型で、解像度は2400×1080ドット(フルHD+)、リフレッシュレートは最大90Hzに対応。

 

カメラは、4800万画素のメインカメラのほか、200万画素のマクロカメラ、200万画素の深度カメラの3眼構成。これらのカメラにより、クリアな被写体とボケ味のある背景を、指先で簡単に調整して撮影可能としています。さらに、AIによる撮影シーンの自動識別で、色や明るさを最適化し、明るい場所から夜景までさまざまな場所で活躍するとのこと。

 

このほか、本体側面の指紋認識センサーや、ブルーライトを低減して読書に集中できる「読書モード」などを搭載しています。

 

低価格ではありながら、スペックや機能面を見るとぬかりのない1台となっています。5Gスマホをお手軽に手に入れたいなら購入検討の候補に挙がるでしょう。

 

↑グラファイトグレーモデル

 

なお、au公式アクセサリー「au +1 collection」では、Redmi Note 10 JE向けのアクセサリーを発売。さらに、シャオミの「Mi スマートバンド 6」を8月下旬以降に発売するとしています。

「基本が大事」を地でいく基本性能の高さを誇る、おすすめスマホ 「OPPO Reno5 A」をたっぷりレビュー

“いろいろと余裕のスマホ” というキャッチコピーを掲げて、2019年秋に発売されて大ヒットした「OPPO Reno A」。当時のOPPOは、日本ではさほど知名度は高くなかったはずですが、コスパの良さが評価されてファンを増やし、昨年はau(KDDI)とソフトバンクから5Gスマホをリリースするなど、着実に日本市場でのシェアを拡大しつつあります。

 

そんなOPPOが発売中のモデルが、「OPPO Reno5 A」。日本のユーザー向けに開発した人気のReno Aシリーズの最新モデルで、初めての5G対応モデルです。楽天モバイル価格で4万2980円。従来モデル(3万円台)よりも、ちょっと高くなっていますが、その分、カメラの性能が大きく進化しているとのこと。その使い勝手を本音でレポートさせていただきます。

↑6.5インチの液晶ディスプレイを搭載。解像度は2400×1080ドット

 

↑背面には6400万画素をメインとする4眼カメラを搭載

 

【製品の外観をチェック】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

大画面なのに、軽くて持ちやすい

OPPO Reno5 Aを手にして、まず気に入ったのはサイズ感。約6.5インチの大画面スクリーンを搭載しているので、それなりに大きいのですが、手に馴染みやすく、見た目よりも軽く感じます。NetflixやAmazonプライム・ビデオなどを観るために、画面サイズは妥協できない。されど、軽く持ちやすい端末が欲しい、という人にはちょうどよさそうです。

↑サイズは約H162×W74.6×D8.2mmで、重さは約182g。スペックの数値よりも薄く、軽く感じる

 

ディスプレイは有機ELではなく液晶ですが、視認性には支障なし。コントラストが高めで、ウェブページやメールの文字もくっきりと表示されます。ミドルレンジのモデルながら、リフレッシュレート(画面の更新速度)が標準の60Hzだけでなく、90Hzに対応していることも利点です。

 

右側面に電源ボタン、左側面にSIMスロットと音量ボタンを搭載。SIMスロットには2枚のnanoSIMを装着でき、SIMを1枚しか使わないのなら、microSD(最大1TB)を装着することも可能。さらに、eSIMにも対応。最近は、日本でもeSIMを提供する事業者が増えてきたので、重要視すべきアドバンテージと言えるでしょう。

↑右側面に電源ボタン

 

↑左側面に音量ボタン

 

↑nanoSIMカードを2枚装着でき、2枚目はmicroSDとの排他利用

 

↑eSIMもインストールでき、物理SIMと同時に利用できる

 

カラバリはアイスブルーとシルバーブラック。筆者はアイスブルーを借りていましたが、パールのような落ち着いた光沢で、ツルツルとした手触りなのですが、指紋は付着しにくい。このモデルに限らず、OPPOのスマホの質感は、いつも “価格以上” という印象です。

↑右がアイスブルー、左がシルバーブラック

 

背面にはクアッドカメラと指紋センサーを搭載。FeliCaマークがあり、おサイフケータイにも対応しています。背面の指紋センサーは、古いタイプという印象を持つかもしれませんが、実用性を考えると、最も触れやすいポジション。反応もスピーディーでした。

↑背面にある指紋センサーは、左右どちらの手の指でも触れやすい。顔認証でのロック解除も可能

 

底部には、USB Type-Cポート、イヤホンジャック、スピーカーを搭載。音楽や動画の音声などを出力するスピーカーはここだけで、音質や音量には、やや物足りなさを感じました。

↑底部にUSB Type-Cポートとイヤホンジャックを備える

 

暗所での撮影性能が向上し、ビデオ撮影機能も強化

OPPO Reno5 Aの最大のセールスポイントはカメラです。メディア向けに開催されたグループインタビューでは「4万円台のミドルレンジモデルでありながら、上位モデルの同等のカメラ機能を搭載している」という説明を受けました。

 

4眼のアウトカメラは、メイン(約6400万画素/F値1.7)+超広角(約800万画素/F値2.2)+モノクロ(約200万画素/F値2.4)+マクロ(約200万画素/F値2.4)という構成。まずは、実際に撮影した写真をご覧ください。

↑メイン(広角)+超広角+モノクロ+マクロのカメラシステムを搭載

 

【作例フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

鮮やかで、はっきりとした色合いで写るので、いわゆる “映え” を重視する人にはおすすめできます。特に夜景写真の美しさは、Reno Aシリーズの従来モデルから格段に向上している印象。

 

撮影時に使えるフィルターに「ネオンポートレート」というものが追加され、背景を美しい玉ボケにして撮影することも可能。人物を美しく撮れる「AIビューティー」機能も進化しています。今回はモデルさんを起用した撮影は残念ながら行えませんでしたので、ポートレートの画質が気になる人は、OPPOのウェブサイトなどを参照してください。なお、インカメラは約1600万画素でF値は2.0。セルフィーを楽しむにも申し分のないスペックを備えています。

↑インカメラでも背景をぼかすことができ、顔の補正は自動でも手動でも行える

 

ビデオ撮影機能には、新たにアウトカメラとインカメラで同時に撮影できる「デュアルビュー動画」モードが追加されました。撮影者自身を写せるので、レポート動画を撮るときに最適。いつも家族のカメラマンになっていて、自分が一緒に写ることが少ないお父さんお母さんにもおすすめです。

↑デュアルビュー動画は、画面を2分割にするか、ワイプを表示させて、アウト・イン両方のカメラで撮影できる。ワイプの位置は自由に動かせる

 

↑AIが自動で明るさを調整する「AIハイライトビデオ」も手軽に利用できて便利

 

↑動画は最大4Kで撮影可能。高画質の静止画を切り出せるのも便利

 

基本性能にも不安要素はなさそう

スマホを長く使い続けていく上で、最も重要なのは操作の快適性。アプリの起動や切り替えに時間がかかったり、急いで操作したいのにタッチ反応が鈍かったりすると、ストレスになってしまいます。

 

CPUはミドルハイ向けのSnapdragon 765G。最大2.4GHzのオクタコアで、普段使いには全く不満を感じることがない、軽快な操作感を得られるはずです。RAM(メモリ)も必要十分な6GBが確保されています。

↑「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果。ミドルクラスの中では上位のスコアを記録した

 

バッテリー容量は4000mAhで、18Wの急速充電にも対応しています。フル充電の状態から「Netflix」の映画を2時間再生すると、90%の電池が残っていました。外出先で動画を観たり、ゲームをしたりしても、余裕で1日持ちそうです。

↑2時間の映画を観ても、なお90%残っていた。電池持ちはかなりいいと思っていいだろう

 

OPPOのスマホは、Androidをベースにした「ColorOS」というメーカー独自のOSを採用しています。Reno5 Aには、最新のColorOS 11が搭載されていますが、画面表示を自在にカスタマイズできたり、便利なショートカット機能が充実していたりと、使いこなすほどスピーディーに操作できるようになります。

↑ホーム画面のレイアウトやアイコンの形状などを自由にカスタマイズできるので、飽きずに長く使えそうだ

 

↑画面の端からスワイプして、素早く表示できる「スマートサイドバー」は、表示されている画面を翻訳したり、マルチタスクで使うアプリを起動したり、便利に使える

 

5Gは国内全キャリアのSub6(6GHz未満の周波数帯)。ahamo、povo、LINEMOでも使用でき、まさに万人受け必至のモデルです。あらためて手ごろな価格で末永く使えるモデルをお探しの方はぜひ。

↑広いマーケットで販売されるSIMフリー版のほかに、ワイモバイルと楽天モバイルからも発売。ワイモバイル版は独自仕様で、SIMロックがかかっている

 

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異例の中で開催されたモバイル業界のイベント「MWC2021」、注目集めたのはレノボやサムスンなど

 

モバイル通信の大展示会「MWC(Mobile World Congress)」が2年ぶりに開催されました。スマホや5Gの将来の姿が垣間見えるこの展示会の内容を、ダイジェストでお届けします。

 

MWCは例年2月にスペイン・バルセロナで開催されていた、モバイル通信分野で世界最大の展示会です。世界各国の携帯電話キャリアやスマートフォンメーカー、通信機器ベンダーなどが一同に集まり、新製品の発表や新しい事業を展開するための商談の場になっています。この時期になるとバルセロナには、毎年世界から10万人が集まります。

 

また、開催に合わせてソニーのXperiaやサムスン電子のGalaxyなど、注目スマホの新モデルが発表されるのが通例でした。

 

しかし昨年度のMWC2020は新型コロナウイルス感染症の流行によりやむなく中止。そして今年は開催スケジュールを7月に延期したうえで、オンライン・オフラインの両方で参加できるハイブリッド方式での開催となりました。

 

もちろん現地会場での出展はあったものの、一方で現地展示を見合わせる出展者も相次ぎました。例年大きなブースを構えているソニーやNTTドコモ、クアルコム、ノキアといった企業は軒並み、専用Webページから見られるバーチャル出展という形式や、オンライン講演のみで参加する形を選択。通例のようなスマホの発表もありません。

 

このような状況の中で、リアル会場での参加者は2万人ほどと低調にとどまったものの、バーチャル参加したユーザーは4日間で延べ12万人にのぼり、例年以上の参加者を記録。いろいろと例年にはない、異例のイベントになりました。そんなMWC2021の中で、注目を集めた発表をまとめて紹介します。

 

【注目その1】サブディスプレイにもなるAndroidタブレットをレノボが発表

新製品の発表数が大きく減少したMWC 2021において、気炎を上げたのがレノボです。高性能なAndroidタブレットやスマートクロックなどの新製品を発表しました。

 

↑PCの外付けディスプレイになるAndroidタブレット「Yoga Tab 13」

 

特に注目の製品はAndroidタブレット「Yoga Tab 13」です。HDRやステレオ再生に対応する高性能なタブレットであるうえに、microHDMI入力対応という珍しい機能を備えています。これにより、単体でAndroidタブレットとして映画やゲームを楽しめるのはもちろん、PCと接続してサブディスプレイとして活用できます。

 

最近では持ち運びできるサブディスプレイの新製品が多く登場するようになってきましたが、Yoga Tab 13はそこにAndroidタブレットの機能性を追加した製品と言えます。ディスプレイ単体でもAndroidタブレットとして動画視聴やWebサイトの閲覧ができ、PCと接続すれば画面を拡張できるという、ミニマリスト向けの製品と言えるかもしれません。

 

もっとも、ライバル製品にあたるiPadとMacBookの組み合わせではワイヤレスでディスプレイの拡張ができ、接続のしやすさではAppleに軍配が上がります。Yoga Tab 13の場合は、Nintendo Switchのようなゲーム機にも接続できる、接続デバイスの多さが優位性になりそうです。

 

↑常夜灯やワイヤレス充電器を追加できる「Lenovo Smart Clock 2」

 

スマートクロックの第2世代モデル「Lenovo Smart Clock 2」も発表されました。Google アシスタント対応の画面付き目覚まし時計で、外付けのアダプターを装着すれば、スマホをワイヤレス充電したり、常夜灯にしたりもできるという製品です。

 

このジャンルの製品は、GoogleやAmazonからも出ているほか、レノボも第一世代のモデルを出しているので、注目すべき製品といえるでしょう。

 

なお、Yoga Tab 13シリーズやLenovo Smart Clock 2の日本での展開予定は公表されていませんが、前世代のモデルが市販されている実績もあり、日本での発売も期待できそうです。

 

【注目その2】スマホやPS5に接続して140インチの大画面が楽しめるサングラス型デバイス

中国TCLは、サングラス型ディスプレイデバイス「NXTWEAR G」を発表して注目を集めました。

 

↑TCLが発表した「NXTWEAR G」

 

NXTWEAR Gは、PCなどに接続するディスプレイデバイス。サングラスの内側にソニー製の有機ELディスプレイが仕込まれており、かけるだけで目の前に「140インチのディスプレイが広がるような表示」が可能としています。

 

重量が約130gと軽いため長時間着用しやすいほか、鼻の部分には空間があるので視界をすべて奪われないのもポイントです。

 

VRやARを表示する機能はありませんが、標準的なディスプレイ接続規格に対応しているため、つなぐデバイスを選びません。スマホやPCのほか、PlayStation 5やXboxのようなゲーム機にも接続できます。TCLは、ポピュラーなスマホやPC、ゲーム機など100種類以上で動作を確認済みとしています。

 

↑140インチの大画面が目の前に広がる“かけるディスプレイ”です

 

サングラス型のディスプレイでは「NrealLight」という競合製品が存在しますが、接続できるスマホの機種がかなり限られているという弱点があります。対するNXTWEAR Gは使える機器の幅広さが最大のアピールポイントとなりそうです。

 

販売については、まずオーストラリアで展開予定。その後の展開は明確にされておらず、順次展開する地域を広げていく予定となっています。

 

なお、英国のテクノロジーメディアTechRadarは、同製品についてオーストラリアの次は日本や韓国での発売を計画していると伝えています。日本や韓国は新しいテクノロジーに関心の高い人が多くいる国で、ライバルのNrealLightの展開エリアとなっているため、早めに投入される国として選ばれていても不自然ではありません。

 

【注目その3】GalaxyのスマートウォッチはGoogleのサービスとの親和性が高くなる

Galaxyシリーズを展開する韓国サムスン電子は、MWC2021でバーチャル講演を開催。その中で、スマートウォッチ「Galaxy Watch」シリーズの新たな展開を予告しました。

 

↑この夏、Galaxy Watchが生まれ変わります

 

5月、Googleは開発者向けのイベントでスマートウォッチ向けOSの「Wear OS by Google」と「Tizen」を統合すると発表しました。このTizenはGalaxy Watchシリーズが搭載しているスマートウォッチ向けのOSです。新しいスマートウォッチ向けOSは今夏から提供される予定で、現行のGalaxy Watchシリーズも新たなOSへと更新されます。

 

サムスン電子は、Galaxy WatchがGoogleとの「統合プラットフォーム」に置き換わることで、Googleのサービスとの親和性が高くなると紹介。例えばGoogle PlayストアからGalaxy Watchにアプリをダウンロードできたり、Google マップやGmailなどのGoogle製アプリが搭載されたりといったメリットがあるとしています。

 

↑Spotifyのようなスマホ向けアプリもGalaxy Watch向けに登場

 

さらに、サムスン電子とGoogleの共同開発により、新OS自体の動作速度も高速化し、バッテリーの性能向上も期待できるとしています。加えて、新たなスマートウォッチ向けOSの開発にはGoogleが買収したFitbitも参加しており、Fitbitのヘルスケア機能も盛り込まれる予定です。

 

また、Galaxy Watch独自の要素として、Galaxyスマホと連携する機能が盛り込まれると発表されました。Galaxyスマホに新しいアプリをインストールしたとき、Galaxy Watchにも自動でインストールされたり、スマホで登録した世界時計や着信拒否リストなどがGalaxy Watch側にも自動で反映されたりするとしています。

 

プレゼンテーションの最後には、Galaxy Watchの新製品発表イベント「Unpacked」を開催すると予告。イベントは今夏の後半に開催予定です。

 

【注目その4】Snapdragon 888 Plusが発表、ゲーム機のようなグラフィックや4K HDR映像を楽しめるスマホ登場か

スマホ向けのチップセットを設計するクアルコムは最上位クラスのチップセット「Snapdragon 888 Plus」を発表しました。

 

↑クアルコムのクリスティアーノ・アモンCEOは録画映像でバーチャル登壇

 

現在、夏モデルの最上位機種で多く採用されているSnapdragon 888の性能向上版で、AI処理の性能が20%向上するとしています。これにより、例えば最新ゲーム機のような豪華なグラフィックの3Dゲームを動かしたり、4K HDRの映像を再生したり、カメラアプリで広角から望遠まで素早く切り替えたりといった、負荷の高い処理をサクサクこなすスマホの登場が期待できます。

 

Snapdragon 888 PlusはASUS、モトローラ、シャオミ、Honor、Vivoのスマートフォンで採用が決まっています。搭載製品は2021年秋ごろから順次発売される見込みです。

 

↑AI性能が20%向上したSnapdragon 888 Plusが発表されました

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

イーロン・マスクの衛星インターネットが注目の的に。モバイル業界の大イベント「MWC2021」レポート

 

モバイル通信の大展示会「MWC(Mobile World Congress)」が2年ぶりに開催されました。スマホや5Gの将来の姿が垣間見えるこの展示会の内容を、ダイジェストでお届けします。

 

MWCは例年2月にスペイン・バルセロナで開催されていた、モバイル通信分野で世界最大の展示会です。世界各国の携帯電話キャリアやスマートフォンメーカー、通信機器ベンダーなどが一同に集まり、新製品の発表や新しい事業を展開するための商談の場になっています。この時期になるとバルセロナには、毎年世界から10万人が集まります。

 

また、開催に合わせてソニーのXperiaやサムスン電子のGalaxyなど、注目スマホの新モデルが発表されるのが通例でした。

 

しかし昨年度のMWC2020は新型コロナウイルス感染症の流行によりやむなく中止。そして今年は開催スケジュールを7月に延期したうえで、オンライン・オフラインの両方で参加できるハイブリッド方式での開催となりました。

 

もちろん現地会場での出展はあったものの、一方で現地展示を見合わせる出展者も相次ぎました。例年大きなブースを構えているソニーやNTTドコモ、クアルコム、ノキアといった企業は軒並み、専用Webページから見られるバーチャル出展という形式や、オンライン講演のみで参加する形を選択。通例のようなスマホの発表もありません。

 

このような状況の中で、リアル会場での参加者は2万人ほどと低調にとどまったものの、バーチャル参加したユーザーは4日間で延べ12万人にのぼり、例年以上の参加者を記録。いろいろと例年にはない、異例のイベントになりました。

 

イーロン・マスクの衛星インターネット網「Starlink」は2021年中に積極拡大へ

そんなMWC2021の講演の中でも特に注目を集めたのは、イーロン・マスク氏のバーチャル登壇でした。電気自動車のテスラを始め、数多くの事業を手掛けるイーロン・マスク氏ですが、MWC2021ではSpaceXが進める「Starlink」計画について語りました。

 

↑イーロン・マスク氏が米国の自宅からバーチャル登壇

 

SpaceXは「繰り返し使える宇宙ロケット」を開発し、NASAと共同で宇宙飛行士の有人飛行を実現させるなど、宇宙開発で実績を積み重ねてきました。

 

そしてStarlinkは、たくさんの衛星を打ち上げて、世界中のどこからでもつながるインターネットサービスを提供しようという野心的な計画です。

 

携帯電話サービスや光ファイバー網は、人が少ない過疎地では1人あたりの接続コストが高くなるため、都市部以外のエリア展開が進みづらいという特性があります。これに対して宇宙から通信サービスを提供するStarlinkのような仕組みでは、速度は出づらいものの広いエリアをカバーできるという特徴を持っています。

 

↑SpaceXのロケットは再利用可能な構造かつ、短期間に高頻度の打ち上げが可能となっています

Photo by Official SpaceX Photos – Starlink Mission(2019) / CC BY-NC 2.0

 

Starlinkは現在、世界の12の国で展開されています。米国などでは一般ユーザーも契約できる先行サービスを展開。7万人に迫る一般ユーザーがいるとしています。

 

米国での個人向けサービスは、専用の衛星アンテナを購入し、月額99ドルで最大100Mbpsの速度でつながる内容。携帯電話サービスよりも低速なうえに高額ですが、従来の衛星システムと比べれば格段に高速で、応答速度が4G LTE並みに速いこともあり、モバイルゲームを遊べるほどのサービスとしています。ただし、従来の衛星と同じく、アンテナとの間の障害物や、雪などの気象条件に左右されやすいというデメリットがあります。

 

また、日本では地方まで光ファイバー網が行き渡っているため、個人で利用したいという人は多くないかもしれません。一方で、山間部などを携帯電話エリア化するために、携帯電話事業者がStarlinkと契約する可能性もあります。

 

イーロン・マスク氏は、このStarlinkを2021年中に積極的に拡大する方針を示しました。同氏は「8月までに北極と南極を除く世界中にカバーエリアを広げる」としたうえで、「今後12か月で、50万人以上のユーザーを獲得できるだろう」と見込みを示しました。なお、サービス開始は各国の認可を前提としており、国によって提供形態も異なります。

 

日本では携帯網の先の回線として活用する可能性も

ちなみに、次世代の衛星インターネット網を作ろうとしている企業はSpaceXだけではありません。楽天モバイルはSpaceXのライバルである米AST & Scienceとパートナーシップを組み、同様の衛星インターネットサービスを提供する「スペースモバイル計画」を構想しています。

 

また、ソフトバンクグループはビジョン・ファンドを通じて出資する英OneWebとともに日本での衛星インターネットサービスを計画しています。

 

そのような中で、SpaceXは日本でKDDIのサポートを受け、総務省の委員会に参加しています。事業面での協力について両者から公表されているものはありませんが、5Gのエリア整備が課題となる中で、SpaceXの技術を携帯網の先の回線として活用する可能性もありそうです。

 

こうした競合ひしめく衛星インターネット市場の中で、SpaceXの強みはすでに宇宙開発を積み重ねていることです。再利用可能なロケットで低コストに衛星を打ち上げられる体制を整え、衛星間の通信も効率的に行う仕組みを作り上げたとしています。これを裏付けるかのように、すでに1800基の衛星を打ち上げ、衛星間の通信網を作っています。

 

さらに、イーロン・マスク氏の野望は地球規模に留まりません。将来的には宇宙開発における通信システムとしてStarlinkを活用する計画を掲げており、「Starlinkは月面基地や火星の都市を作る際に必要とされる最初のシステムとなるだろう」と語りました。

 

高速輸送システム「ハイパーループ」計画のように、イーロン・マスク氏が描く計画は壮大なものが多いですが、ことStarlink計画に関しては現実味のあるものに思えます。

 

 

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月990円で3GBのデータ容量とLINE使い放題が付く、ソフトバンクが「LINEMO」の「ミニプラン」開始

↑ソフトバンクのWebサイトから

 

ソフトバンクは、オンライン専用の料金プラン「LINEMO」の新プランとして、「ミニプラン」の提供を7月15日から開始しました。

 

ミニプランは、毎月のデータ容量3GBに加えて、LINEのトークやLINE通話が使い放題になる「LINEギガフリー」が付いて、月額990円(税込)で利用できるプランです。ソフトバンクとしては、データ通信の少ないユーザー向けのサービスと位置付けています。

 

また、LINEMOには、5分以内の国内通話が無料になる通話オプション「通話準定額」が1年間無料で利用できる「通話オプション割引キャンペーン」が付いていますが、ミニプランにも適用可能。さらに、通話時間・回数ともに無制限で、国内通話がかけ放題になる通話オプション「通話定額」が、通常月額1650円(税込)のところ、1年間は月1100円(税込)で利用できます。

 

なお、月間で3GB以上のデータ容量を利用した際の通信速度は最大300kbpsになります。データ量の追加購入は1GBあたり550円(税込)です。

 

月1000円を切るあたり絶妙な料金設定です。また、このプランの提供にほかのキャリアが追随するかどうかに注目が集まるでしょう。

シャオミ5Gスマホ「Mi 11 Lite 5G」レビュー、これは弱点のないお買い得モデルです

 

シャオミが7月2日に、SIMフリーの5Gスマホ「Mi 11 Lite 5G」を発売しました。

 

Mi 11 Lite 5Gは、6.55インチの有機ELディスプレイを搭載しながら、幅75.73×高さ160.53×厚さ6.81mmで重さは159gと、薄さと軽さが特徴のモデルです。また、最新のミドルハイ向けSoC「Snapdragon 780G」(最大2.4GHz/オクタコア)を搭載するほか、おサイフケータイに対応するなど、セールスポイントの多いモデルに仕上がっています。

 

さらに、SIMフリースマホ市場においては、比較的上位に位置付けられる仕様ですが、市場想定価格4万3800円(税込)というアグレッシブな価格設定もポイントで、今夏、最も注目を集める1台になることは間違いないでしょう。

 

そんな魅力の多いMi 11 Lite 5Gですが、実際の使い勝手はどうか、使ってみてから気づく弱点はないかなどを、1週間ほど使って探ってみました。

 

必要な機能を備えたスマホとは思えないほど薄く軽い

Mi 11 Lite 5Gを手にして最初に驚いたのがやはり薄さと軽さです。本体の厚さ6.81mm、重さ159gは、例えとして適切ではないかもしれませんが、板チョコのような印象を受けます。詳細は後述しますが、これだけの薄さ・軽さであっても、バッテリー容量は決して少ないわけではなく、機能を削っているわけでもありません。むしろ、最新の5Gスマホとして必要な機能をもれなく備えており、技術の高さを感じます。

 

↑本体の厚さは、わずか6.81mm

 

その薄型化に大きく貢献しているのが、折り曲げられるほど薄い有機ELを採用していること。さらに、ゴリラガラス6(強化ガラス)で保護して、堅牢性も確保しています。

 

↑6.55インチの有機ELディスプレイを搭載。解像度は2400×1080ドットで、小さい文字もクッキリと表示。リフレッシュレートは60Hzと90Hzに切り替え可能

 

本体右側面には音量キーと、指紋センサーを兼ねる電源キーを搭載し、下部にはSIMスロットとUSB Type-Cポートを装備。SIMスロットは表裏にnanoSIMを1枚ずつ装着でき、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応しています。なお、2枚目はmicroSDとの排他利用になっています。

 

また、イヤホンジャックはありませんが、USB Type-C to 3.5mmの変換アダプターが同梱されているので、手持ちのイヤホンを接続して音楽を聴くことが可能です。

 

内蔵スピーカーは本体の上下に搭載。横向きにして「YouTube」や「Netflix」などを見ると、周囲に広がるような立体的なサウンドを楽しめます。

 

↑本体右側面に音量キーと電源キーを搭載。電源キーは指紋センサーを兼ねています。このほか、生体認証はインカメラによる顔認証にも対応しています

 

↑下部にはSIM/microSDスロットとUSB Type-Cポートを搭載

 

↑SIM/microSDスロットは表裏に1枚ずつ装着可能。周波数は国内全キャリアの5G(sub6)に対応しています

 

背面パネルは擦りガラスのような質感で、サラサラとした手触り。筆者はミントグリーンを借りて使いましたが、光の当たり方によって表情が変わり、価格以上にリッチな印象を受けます。

 

↑背面パネルはガラスを使用。ハイエンドモデルに引けを取らない高級感のある仕上がりです

 

操作感は小気味よく、バッテリー持ちも及第点

SoCとして搭載されたクアルコムのSnapdragon 780Gは、5nmプロセスで製造された最新チップセットで、クアルコムによると前世代の「Snapdragon 768G」に比べて性能は40%も向上しているそうです。

 

その性能を確かめるために、「Geekbench 5」アプリでベンチマークテストを実施したところ、ミッドレンジではトップクラスのスコアを記録。公式発表の高い性能は伊達ではないようです。

 

↑「Geekbench 5」アプリで実施したベンチマークテストの結果、Snapdragon 7シリーズでは最も高く、1世代前のハイエンドモデルと同等のスコアを記録しました

 

実際に使った印象は、タッチレスポンスがキビキビとしていて、小気味よい操作感。もちろん、上位クラスのSoCである8シリーズ(800番台)を採用するモデルのような、タッチ操作に滑らかに追随する、いわゆる “ヌルサク” の操作感は得られませんが、ストレスを感じることはなく使えそうです。

 

バッテリー容量は4250mAh。5Gスマホは、4Gスマホよりもバッテリーを消費するため、ほとんどの機種が4000mAh以上の電池を内蔵しています。Mi 11 Lite 5G の4250mAhは妥当な容量と言えるでしょう。実際に動作確認のためにややヘヴィーに使ってみたところ、1日は持ったので、使い方によっては2日以上の連続使用を見込めるはずです。

 

また、フル充電から「Netflix」の映画を2時間再生したところ、電池は83%残り、さらに30時間以上使える見込みが表示されました。外出先でも電池の減りを気にせずに、動画を見たり、ゲームを楽しんだりできそうです。

 

↑2時間の映画を再生しても、電池は17%しか減りませんでした

 

 

さらに、33W出力の急速充電器が付属され、スピーディーに充電できることも利点。充電に要する時間は計っていませんが、就寝時に充電しなくても、外出前のちょっとした時間に充電すれば十分という印象でした。

 

↑同梱の充電器を使って、33Wの急速充電が可能。出かける前のわずかな時間に充電すれば、1日に必要なバッテリーを十分チャージできます

 

もう一つ特筆すべき点は、長時間のゲームや動画視聴でも本体がさほど熱くならなかったことです。発表会などで放熱効率に関する言及はなかったのですが、これはSnapdragon 780Gの電源効率の良さに加えて、熱が発生しにくい構造になっているのではないかと思われます。

 

カメラは鮮明な色の表現が特徴的、撮影モードの多さも魅力

アウトカメラは、メイン(6400万画素/F1.79)、超広角(800万画素/F2.2)、テレマクロ(500万画素/F2.4)という3眼構成。テレマクロは、望遠でマクロ撮影ができるレンズです。被写体に近づかなくても、引き寄せてクローズアップ撮影ができるので、撮影時にスマホが影になることがなく、使いやすく感じました。

 

↑6400万画素をメインとする3眼カメラを搭載

 

6400万画素カメラは、4つの画像を1つに結合して、光を効率よく取り込む「4 in 1ピクセルビニング」という技術が採用され、デフォルトで有効になっています。これにより、薄暗い場所でも鮮明な画質で撮影できます。もちろん、夜景撮影においても力を発揮。試しにさまざまな被写体を撮ってみましたが、どんなシチュエーションでも実際よりも明るく鮮やかな色で写る印象でした。

 

なお、Mi 11 Lite 5Gには、AIが被写体やシーンを認識して最適な設定が行われる機能も搭載。この設定はあくまで自然な色付けをしてくれる印象で、色が鮮やかになりすぎたり、不自然な色味になったりすることはなかったので、常時オンにしておくのが良さそうです。

 

↑超広角で撮影した作例。119度の視野角を撮影できます

 

↑メインカメラで撮影した作例。ナチュラルな色調です

 

↑背景をぼかす撮影も可能

 

↑料理も自然な赤が表現され、美味しそうな色の写真を撮れました

 

↑「夜景」モードで撮影した作例。画質は若干粗いものの、スマホの画面で見るには、ほとんど気になりません

 

↑「マクロ」モードで撮影した作例。葉脈が細部まで表現できているのは見事と言えます

 

また、6400万画素で撮影可能な「64M」モードも用意されています。64Mモードで撮った写真は、ディスプレイで拡大させても精細な画質で表示でき、高画質のままで一部をトリミングすることも可能です。

 

↑64Mモードで撮影した画像を拡大していくと、途中で「HDプレビュー」に切り替わり、精細な画質を維持して拡大できます

 

このように、Mi 11 Lite 5Gのカメラは多くの撮影モードを備えていますが、個人的に特に気に入ったのは「Vlog」モードです。14のテンプレートが用意されていて、簡単に音楽付きのショートビデオを撮影できます。普段、動画を撮ることが少ない人でも使ってみる価値アリです。

 

↑多彩な撮影モードを搭載

 

 

↑「Vlog」モードで撮った作例。シーンの切り替わりは自然に見えるので、いろいろな動画を撮影して試したくなります。なお、最後の「VLOG」というロゴは仕様で挿入されます

 

一方のインカメラは2000万画素(F2.24)で、背景をぼかせる「ポートレート」モードや、肌をきれいに写す「ビューティー」機能があるので、自撮りを楽しみたい人も満足できるはずです。

 

スピーカーをクリーニングするなどのユニークな機能も搭載

シャオミのスマホはこのモデルに限らず、Androidをベースにした「MIUI」という独自OSを搭載していることも特徴。Mi 11 Lite 5Gの初期搭載OSは、Android 11がベースのMIUI 12です。

 

これにともない、ホーム画面に見慣れないアプリがあったり、「設定」画面に表示される項目が、一般的なAndroidスマホとは若干異なったりします。ただ、操作に迷うほどではありません。Androidのベーシックな仕様に、シャオミ独自の機能が追加されていると思えばいいでしょう。ユーザー自身がカスタマイズできる機能も多く用意されています。

 

↑「設定」画面に表示される項目や並び順は、一般的なAndroidスマホとは若干違います

 

 

例えば、片手で操作しやすいように画面表示を縮小する「片手操作モード」のほか、スピーカーの目詰まりを直すという、他メーカーの機種では見かけない珍しい機能を備えています。使いこなすことができれば、一般的なAndroidスマホよりも便利になるでしょう。

 

↑「片手操作モード」は画面サイズを選択可能

 

↑スピーカーの目詰まりを直すクリーニング機能も用意

 

↑ダークモードのほかに、目への負担を軽減する「読書モード」も用意されています

 

これといった弱点が見当たらないオールラウンダーモデル

Mi 11 Lite 5Gを1週間ほど使ってみましたが、快適に操作できるうえに、機能に不足を感じることもありませんでした。特に本体の薄さと軽さはほかにはない魅力で、それでいてバッテリーはそれなりに持ち、本体が熱くなりにくいことも利点です。個人的には、端末価格が5万円以上でもおかしくはなく、非常にコスパの高い端末と思えました。強いて弱点を挙げるとするならば、日本でも徐々に普及しつつあるeSIMに対応していないことくらいでしょう。

 

冒頭でも触れましたが、海外メーカー製のSIMフリーモデルながらおサイフケータイが使えることも大きなメリット。これらの機能が充実していることから、使う人を選ばない万人向けモデルといった印象です。5Gに対応するMVNOのユーザーや、ahamo、povo、LINEMOなど、今年始まった各キャリアの新しいプランと合わせて使うにも最適でしょう。

 

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Google マップが新宿駅や商業施設の屋内ナビゲーションに対応、渋谷駅や東京駅もこれで迷いにくいかも

↑Googleのサイトから

 

グーグルは、Google マップにおいて、東京駅や渋谷駅などJR東日本の主要駅や、商業施設における屋内ナビゲーションを実現した「インドア ライブビュー」を提供すると発表。iOS版とAndroid版で、7月5日から順次提供を開始しています。

 

インドア ライブビューは、Google マップからカメラアプリを起動し、実際の道路や街を見ながら、ARを使用してナビゲーションする「ライブビュー」を利用したもの。AIで数百億枚のストリートビュー画像をスキャンすることで、ユーザーが向いている方向を特定する「グローバル ローカライゼーション」という技術を活用しています。

 

これにより、屋内でも正確な高度と位置の判別が可能になり、空港や駅での乗り換え、ショッピングモールなどのナビゲーションが難しい施設でも、スムーズにナビゲーションできるとのこと。

 

また、インドア ライブビューを利用することで、矢印で目指す方向を確認しながら、最寄りのエレベーターやエスカレーター、改札口、プラットフォーム、トイレなどの場所を知ることができます。

 

インドア ライブビューが利用できる駅の一例は、東京駅、新宿駅、渋谷駅、品川駅、上野駅、池袋駅、新橋駅、秋葉原駅、高田馬場駅、五反田駅、恵比寿駅、日暮里駅、中野駅、北千住駅、立川駅、大宮駅、浦和駅。なお、対象施設は順次拡大予定とのこと。

 

都内だと新宿駅や渋谷駅、東京駅は特に迷いやすく、待ち合わせなども不便に感じる人が多いでしょう。そんな人のためにピッタリな機能と言えそうです。

 

↑Googleのサイトから

OPPOのフラッグシップスマホ「OPPO Find X3 Pro」のSIMフリーモデルが予約開始

 

OPPOは7月6日、フラッグシップモデル「OPPO Find X3 Pro」のSIMフリー版の予約を開始しました。発売は7月16日で、希望小売価格は11万8000円(税込)です。

 

OPPO Find X3 Proは、撮影から保存、表示までのプロセスを10bit(10億色)で処理するのが特徴のモデル。人の肌の色や、空、夕日などのあらゆる被写体の色をそのまま記録、表現できるとしています。

 

また、カメラは4眼構成で、5000万画素の超広角と広角はソニーの「IMX766 50MP」センサーを搭載しています。このほか、最大60倍の300万画素顕微鏡カメラ、1300万画素の望遠カメラを備えています。

 

主なスペックは、Snapdragon 888、12GBメモリー、256GBストレージ、Android 11(ColorOS 11)で、バッテリー容量は4500mAhとなっています。ディスプレイは約6.7型で解像度はQHD+(3216×1440ドット)、リフレッシュレートは最大120Hzに対応しています。

 

本体サイズは約幅74.0×縦163.6×厚さ8.26mmで、重量は約193gです。

スマホデビューの子ども向け、15歳までなら月1078円で3GBのデータ通信が可能なドコモの新プラン「U15はじめてスマホプラン」

NTTドコモは、15歳以下のユーザーを対象に、5分間までの国内通話が無料なうえ、16歳の誕生日までは月額1078円(税込)で3GBのデータ通信が可能なプラン「U15はじめてスマホプラン」を、7月7日から提供開始すると発表。

 

U15はじめてスマホプランは、子どものスマホデビューを応援するためのプランと位置付けられています。通常の月額は1815円(税込)ですが、支払い方法をdカードもしくはdカード GOLDに設定すると適用される「dカードお支払割」と、「U15はじめてスマホ割」を適用すると、契約1年目の月額が1078円(税込)で利用できます。また、2年目以降は月額1628円(税込)となりますが、これでも通常月額よりはお得です。

 

月間で利用できる通信データ量は3GBまでで、超えた場合は1GBあたり1100円(税込)でデータ量を追加できます。また、音声通話は5分までの国内通話であれば無料。これより多く通話する場合は、月1100円(税込)で国内通話がかけ放題になるオプションも用意されています。

 

なお、16歳の誕生日を迎えると、月間で利用できる通信データ量は1GBとなるほか、月額は通常の1815円(税込)となります。

全国2万局以上に展開を目指す、郵便局で楽天モバイルの契約ができる「楽天モバイル 郵便局店」が期間限定オープン

 

2021年3月、日本郵政グループと楽天グループが業務提携を発表しましたが、両社の協業による取り組みが早くも始まっています。その一つが「楽天モバイル 郵便局店」です。郵便局内に楽天モバイルの申し込みカウンターやサービスの説明が受けられるブースが設置されるもので、まずは東京・埼玉・千葉の10か所の郵便局で、2021年6月から8月まで期間限定で営業しています。

 

7月1日に、この楽天モバイル 郵便局店が設置されている東京・文京区の本郷郵便局にて、メディア向けの説明会が実施されました。

 

↑楽天モバイル 郵便局店が設置されている本郷郵便局

 

楽天モバイル 郵便局店には二つの業態があります。一つは、実際に楽天モバイルのスタッフが対面で接客する「簡易店舗型」。スマホの在庫が用意されており、その場で契約手続きをして、SIMカードとスマホを受け取ることが可能です。

 

↑現在、深川郵便局、新宿郵便局、豊島郵便局、さいたま中央郵便局、美浜郵便局の5か所に設置されている簡易店舗型のカウンター。対面で説明を受けて、スマホを受け取ることも可能です

 

もう一つは、遠隔地にいるスタッフがディスプレイ越しに契約サポートを行なう「リモートブース型」。ただし、リモート対応とは言え、郵便局には楽天モバイルのスタッフが常駐し、ブースの利用方法などを案内してくれるとのこと。なお、リモートブースでもオンライン契約は可能で、その場合はスマホやSIMカードは後日郵送される仕組みです。

 

また、簡易店舗型もリモートブース型もWebサイトで事前の来店予約が可能です。郵便局に行く用事がある際や、時間が空いている時に予約・来店してスタッフからの接客を受けるのがいいでしょう。

 

↑周囲にいる人に見られない状況で利用できるリモートブース型。本郷郵便局、王子郵便局、荒川郵便局、葛飾郵便局、武蔵府中郵便局の5か所に設置されています

 

↑リモートブースの内部。ヘッドホンを装着して、ディスプレイを通してスタッフからの契約サポートを受けられます。契約する場合は自宅でオンラインからの契約と同じ手順ですが、不明なことをすぐに確認でき、よりわかりやすくナビゲートしてもらえるのがメリットです

 

本郷郵便局には、リモートブース型が設置されていますが、説明会では、簡易店舗型のカウンターで、実際に説明を聞きに来た人に対応する様子も披露されました。

 

↑実際に予約して訪れた20代の女性に説明する様子が公開されました

 

↑郵便局の近くに職場があり、「郵便物を出しに来た際に楽天モバイルの出店を知った」という女性。スタッフからの説明を受けた後、「料金がかなり安くなるので、後日契約したい」と話していました

 

楽天モバイル 郵便局店の事業を担当する中村 礼博さんによると、出店してから想定以上の反響があり、「各店で1日平均100人くらいに接客させていただいています」とのこと。先にも触れたように、Webサイトで予約してから来店したほうがスムーズですが、郵便局でたまたま見かけて説明を受ける人も多いそうです。「郵便局は月に何度も来られる方が多い。ブースやカウンターがあることを知り、次に来られる時に説明を聞いてくださる方も多いです」(中村さん)と説明していました。

 

↑メディアからの取材に応じた、日本郵便 本郷郵便局 局長 懸川 洋文さん(左)、 日本郵便 物販ビジネス部 専門役 中山 圭子さん(中央)、楽天モバイル ビジネスインキュベーション部 部長 中村  礼博さん(右)

 

日本郵便側の担当者である中山 圭子さんは、「郵便局は窓口のサービスの充実に取り組んでいますが、今回の取り組みはお客様からの関心も高い。窓口のさらなる活性化につながる」と、協業の効果を期待しているようです。

 

現在、期間限定かつ10か所で展開しているのはトライアルのため。利用ニーズやコスト面での効果を分析したうえで、将来的には「全国に2万局以上あるすべての郵便局での展開を目指している」(中村さん)そうです。また、契約サポートだけでなく、郵便局でのスマホ教室の開催も計画しているといいます。

 

2021年4月現在、楽天モバイルショップは614店舗あるそうですが、近くに実店舗がなくても、郵便局に行けば、詳しい説明を聞けて、契約できるようになるかもしれません。

 

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月2728円で50GBまでデータ通信が可能なビッグローブの新プラン「donedone」

 

ビッグローブは6月30日、新たなモバイルサービスブランド「donedone(ドネドネ)」を発表。7月1日からサービスを開始します。申し込みは専用Webサイトで受け付けます。

 

donedoneは、月2728円(税込)で50GBまでデータ通信が可能なプランです。YouTubeなどの動画をHD画質で閲覧可能な通信速度3Mbpsの「ベーシックUプラン」と、動画・SNS・ゲームなどの対象アプリの中から3アプリまで速度制限なく利用可能で、ほかの通信速度は1Mbpsとなる「カスタムUプラン」の、2つの音声プランを用意しています。カスタムUプランの中で対象となるアプリは、YouTubeやLINE、Amazon Musicなどで、順次追加予定としています。

 

なお、50GBのデータ通信量を超えた場合の速度は、最大1Mbpsとなります。音声通話は30秒で22円(税込)です。

 

また、月額無料のデータ専用プラン「エントリープラン」も用意していますが、こちらは通信速度128kbps。ただし、音声プランのデータ通信速度を一定期間試すことができるクーポンが付与されるため、音声プラン契約前に通信速度を確認といったことが可能です。

 

 

↑カスタムUプランの中で速度制限なく利用できる対象のアプリ

 

さらに、donedone利用者は、「教育」「健康」「海洋」「環境」「医療」の5つの領域から支援したい領域をひとつ選んで、月額料金の中から50円を継続的に支援できます。選択した支援領域は変更が可能なうえ、災害発生時には「緊急」という支援領域も追加されます。サービスを利用しながら寄付できるのはユニークな仕組みと言えるでしょう。

 

 

ドコモ「ahamo」、au「povo」、ソフトバンク「LINEMO」は2000円台で20GBという新プランを提供していますが、価格帯は同じで大容量50GBは魅力的に見えます。国内3キャリアに割って入ることができるかどうかに注目したいところです。

iPhoneの端末代金を最大半額にできる「楽天モバイル iPhone アップグレードプログラム」が開始

楽天モバイルは6月29日、端末代金が最大半額で最新のiPhoneを利用できる「楽天モバイル iPhone アップグレードプログラム」を開始しました。

 

楽天モバイル iPhone アップグレードプログラムは、端末代金および毎月の支払いにおけるユーザーの負担を軽減することで、最新のiPhoneを利用しやすい環境を実現したとうたうプログラムです。

 

プログラムは、iPhone購入時に申し込むことができ、iPhone単体購入のほか、楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」とのセット契約で適用できます。適用すると、楽天カードによる48回の分割支払いになりますが、24回分の支払いが完了した後に使用中のiPhoneを返却することで、残りの分割支払いが不要になり、新しいiPhoneに機種変更することができます。新しいiPhoneに機種変更後は、機種変更した端末代金の分割支払いが再度スタートする仕組みです。

 

また、プログラムを解約する場合は、24回の分割支払い完了後にiPhoneを楽天モバイルに返却すれば、残りの分割支払いは不要です。さらに、48回の分割支払いが完了した場合は、自動的に解約となります。ただし、24回の支払いが完了していない時点での解約は、iPhoneの買い取りとなり、残りの端末代金を一括で支払う必要があります。

 

プログラムの対応端末は、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」、「iPhone 12」、「iPhone 12 mini」、「iPhone SE(第2世代)」です。また、プログラムは楽天モバイルの公式Webサイトか、対象の楽天モバイルショップで受け付けています。

月590円からで音声通話も可能なHIS Mobileの格安SIMプラン「格安ステップ」登場

HIS Mobileは6月28日、格安SIMの新料金プラン「格安ステップ」の提供を開始しました。

 

格安ステップは、嗜好に合わせてデータ容量を細分化させたほか、需要が多いという5分間の電話かけ放題オプションやデータチャージなどを追加可能にしたプラン。データ利用量の少ないライトユーザーに向けて、無駄のない納得感のある料金プランの提供を目指したとしています。

 

プランは1GBプラン/3GBプラン/5GBプラン/7GBプラン/10GBプランの5つから選ぶことができます。月額基本料は税込みで、1GBプランが590円、3GBプランが790円、5GBプランが1190円、7GBプランが1490円、10GBプランが1790円です。また、データ容量を1GBあたり275円で追加することも可能です。

 

さらに、音声通話とSMS利用も可能なうえ、月700円(税込)の5分かけ放題のオプションも追加できます。回線はNTTドコモの回線を利用します。

 

プランはWebサイトからのほか、J-PICモバイルステーション、アイサポの店舗で申し込みできます。

炎上やネットストーキングを防ぐには? スマホ安全アドバイザーが教える「SNSでプライバシーを守る方法」

自分の「好き」を発信したり、友人の近況を知ったり、同じ趣味を持つ人とつながったり、さまざまな形で楽しめるSNS。とはいえ楽しみながらも、自分の個人情報やプライバシーが脅かされていると、不安を感じる人も多いのではないでしょうか? SNSの世界で自分自身を守るためにはどうしたらいいのか? ITジャーナリストでスマホ安全アドバイザーの鈴木朋子さんに教えていただきました。

 

主なSNSとその特徴を、あらためてチェック!

そもそも「SNS」とは、「ソーシャルネットワーキングサービス」の略称。人と人とのコミュニケーションを促進したり、ネットワークの構築を支援したりするオンラインサービスのことを言います。まずは現在よく利用されているSNSとそれぞれの特徴について、あらためて鈴木さんに解説してもらいました。

 

・LINE
「LINEは現在、メッセージツールとして多くの人が利用しています。特徴としては、見知らぬ人ではなく、親しい人や家族とコミュニケーションを取るためのツールであるということ。そもそもSNSに含まれるのか議論されることもありますが、写真などを投稿できる『タイムライン』は、SNSの機能を持っていると言えます」(ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー 鈴木朋子さん、以下同)

 

・Twitter
「Twitterは、140字以内の『つぶやき』を投稿して共有するサービスです。これまでは『自分の想いをつぶやく場所』という捉え方が主流でしたが、現在は、最新のニュースや電車の遅延情報など、リアルタイムの情報を得るためのSNSになってきています」

 

・Instagram
「Instagramは写真・動画の投稿に特化したSNSです。2017年に『インスタ映え』という言葉が流行語大賞に選ばれるなど、これまでは特別な一枚を投稿するイメージが強いSNSでした。しかし現在は、24時間で消えるストーリーズ機能やライブ機能が追加されたことによって、『映え』よりも日常のふとした瞬間を投稿する気軽な場所に変わりつつあります」

 

・Facebook
「Facebookは、プロフィールに実名や顔写真、出身校といった個人情報の登録が必要なSNS。最近の調査では、60~70代がLINEの次に愛用していることがわかっており、以前からの仲間との交流を深めていると考えられます」

 

・TikTok
「TikTokは、短時間の動画を投稿できるSNS。10代の女子がダンス動画を投稿しているイメージを持つ人も多いかもしれませんが、最近ではメイクやDIYのHow To動画、一発ギャグやモノマネを披露する動画など、多様化しています。AIによるレコメンド機能の性能が良く、ユーザーの多くは『おすすめ』というタイムラインをチェックしています」

 

知らない間に個人情報が流出!? SNSに潜む危険性とは?

使い方の変化や多様化が見られ、楽しみ方もますます広がるSNS。その一方で、個人情報流出や、プライバシー侵害によるトラブルは、ニュースでもたびたび取り上げられています。

 

2021年4月、Facebookのユーザー5億3000万人以上の個人情報が、ハッカー向けウェブサイトで閲覧可能になっていたことを、アメリカのニュースサイトが報じました。Facebookによると、ユーザーのスマートフォンから連絡先をインポートする機能を悪用して、プロフィールから情報をスクレイピング(保護されていない公開データを収集すること)されていたと言います。データは数年前のものと見られますが、氏名、生年月日、電話番号を含む個人情報が流出してしまったため、ハッキングへの悪用などが懸念されています。この事件のポイントを鈴木さんに解説してもらいました。

 

「実は、スクレイピング自体は違法行為ではないんです。そのためこの事件のポイントは、自分が『無難な情報』としてSNSに公開したものが、ハッカーによってデータ活用される可能性があるということ。これはFacebookに限った話ではありません」

 

自分自身のプライバシーを守るためにできることは?

気付かないうちに自分のプライバシーが侵害されていた! そんなトラブルに巻き込まれないためには、どうすれば良いのでしょうか? 自分自身のプライバシーを守るためにできることを「SNSをはじめるとき」と「SNSを利用しているとき」のそれぞれで教えていただきました。

 

・SNSをはじめるときにできる対策

 

1. 登録時に表示される文章を読み飛ばさない

SNSを始めるときにはどうしても「早くアカウントを作りたい」という気持ちが先走ってしまいがち。しかし登録時こそ、「自身の情報をどこまで提供するのか」を慎重に考える必要があります。

「表示される文章を読み飛ばして登録を進めていると、『知り合いを見つけやすくします』などと言ってアドレス帳のデータと紐づけさせるなど、自分が持つ情報を不用意にサービス側に提供してしまう可能性もあります。しっかりと確認して、拒否したい場合には『スキップする』『あとで登録する』などを選ぶようにしましょう」

 

2. アカウントを非公開にする

最近、未成年がInstagramでアカウントを作成する際には、非公開が推奨されるようになったそう。鈴木さんも「非公開にするのはかなりおすすめの方法」だと言います。

「アカウントを非公開にすることで、ある程度自分でフォロワーを選ぶことができるので、個人情報流出の可能性は低くなります。ただ、知らない人とつながることはSNSの醍醐味の一つでもありますよね。『同じ趣味を持つ人とつながりたい』『情報収集したい』など、自分がどうSNSを楽しみたいのか考えて、『どの情報を出してどの情報を隠すのか』ということをあらかじめ決めておくことが大切です」

 

3. 複数のアカウントを使い分ける(Instagram、Twitter)

特にInstagramとTwitterでおすすめだという複数アカウントの使い分け。その際の注意点も教えてもらいました。

「プライバシーを守りたいけど、SNSならではのコミュニケーションも楽しみたいという人は、メインアカウントは非公開にして、趣味用アカウントはオープンにするなどして使い分けるのがおすすめ。その際に、趣味用アカウントではメインアカウントの人とつながらないようにするなど、境界をはっきりさせて楽しむのが良いでしょう」

 

・SNSを利用しているときにできる対策

 

1. 写真や動画は投稿前に入念にチェック

たった一枚の写真から自宅や勤務先が特定されてしまうことも。写真や動画を投稿する前に確認しておくべきポイントを教えてもらいました。

 

「写真や動画を投稿する際には、場所が特定されるものや関係のない人物が映りこんでいないか入念に確認を。写真の場合は、少しでも不安な点はモザイクをかけたり、スタンプで隠したりするようにしましょう。動画の場合は音声をオフにしておくと安心です。

また、店の写真などを投稿するときには、『店を出た後』に投稿するようにしましょう。ただ、自分が行った店の写真を頻繁にアップしていると行動範囲がばれてしまうこともあるので注意が必要。ばれたくない場合は非公開アカウントで投稿するなどして、親しい人だけに見せるようにしてください」

 

2. タグ付けやコメントに注意!

良かれと思ってタグ付けをつけたりコメントを残したりしたつもりが、他人のプライバシーを侵害する可能性も。自分だけでなく他人のプライバシーを守ることも大切です。

 

「タグ付け機能を使用する際には、相手の許可を取ることを忘れずに。タグ付けは誰と誰がいつどこにいたという証拠にもなる機能です。トラブルを回避するためにも、あらかじめタグ付けはしないと決めておくのもよいかもしれません。

意外と油断してしまうのが、誰かの投稿に対してコメントをするとき。例えば友人の子どもの写真に対するコメントに、勝手に子どもの名前を出してしまってはまずいですよね。『コメントも不特定多数の人に見られている』ということを忘れないようにしてください」

 

3. アップデートはこまめに

使い慣れた仕様が変わってしまうことに抵抗があるためか、「若い世代ほどアップデートを嫌がる人が多い」と鈴木さん。

 

「ただ新しい機能が追加されるときだけでなく、脆弱性が見つかったり、プライバシー保護が強化されたりするときにもアプリはアップデートされます。よく使用するSNSほど、アップデート情報をチェックし、こまめに更新したほうが良いかもしれませんね」

 

プライバシーが侵害されてしまったときの対処法

できる限りの対策をしていたのにも関わらず、プライバシーが侵害されてしまったらどうすればいいのでしょうか? 対処法についても教えてもらいました。

 

「自分のある投稿によって個人情報が特定されてしまったり、炎上トラブルになったりしたときには、『アカウント停止』をするのが良いと思います。アカウント停止とは、完全な削除状態ではなく、ユーザー以外からは削除されているように見える状態のこと。この機能を利用して、ひとまず『隠れること』をおすすめします。

そのほか、特定の人から何かしらの嫌がらせを受けた場合には、そのアカウントを通報するようにしましょう。運営側が通報されたアカウントをチェックして、場合によっては削除をしてくれます。

もしもインターネットを離れ、ストーカー被害などリアルでのトラブルに発展した場合には、すぐに警察へ相談するようにしてください」

 

たとえ非公開アカウントにしたり、あとから投稿を削除したりしても、自分の投稿した写真などを誰かが保存している可能性は十分にあります。『SNSに一度あげたものは消えない』という意識は、常に持っておくことが大切です。

 

設定を見直して、万全の対策を!

最後に、プライバシーを守るための具体的な設定方法について、特に利用者が多いLINE、Twitter、Instagramの3つのSNSで、それぞれ教えていただきました。

 

・LINE

知らないうちに「友だち追加」されないための設定方法

「LINEは、不特定多数の人から自分のアカウントを知られることはあまりありません。しかし、設定によっては関係のない業者や知らない人と勝手につながってしまうこともあるので注意が必要です」

「設定」→「友だち」を選択すると、上記の画面が表示されます。「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」をどちらもオフにしておくことで、アドレス帳と紐づけされたり、自分が勝手に友だち追加されたりするのを防ぐことができます。

 

・Twitter

不用意に自分の居場所を漏らしていないか、位置情報の設定をチェック!

「ツイートと一緒に現在地を投稿している人をときどき見かけますが、自宅などからツイートするときには注意が必要。あらかじめ位置情報をオフにしておくことをおすすめします」

「設定とプライバシー」→「プライバシーとセキュリティ」を選ぶと上のような画面が表示されます。「正確な位置情報」を「無効」にしておけば、自分の位置を知らせることなく投稿することが可能です。

 

・Instagram

プライバシー侵害につながる可能性のあるタグ付けやコメントの設定を見直し!

「最初は、タグ付けやコメントが誰でもできる設定になっています。フォロワーのみに許可したり、手動で承認したりと、細かい設定が可能なのでぜひ一度見直してみてください」

「設定」→「プライバシー設定」→「投稿」を選ぶと上のような画面が表示されます。自分のタグを勝手に付けられたくない場合には、「タグ付けを許可する人」から設定の変更を! また「タグ付けを手動で承認」をオンにすると、自分のタグが付けられた投稿をその都度確認することが可能です。

 

↑アカウントを「非公開」にしているときには「コメント許可の対象」は表示されません

 

続いては、自分の投稿に対するコメントを制限する方法です。「設定」→「プライバシー設定」→「コメント」を選ぶと上のような画面が表示されます。この設定では、自分の投稿に対して全ての人がコメントできる状態になっています。

「コメント許可の対象」をタップすると上のような画面に。ここから、自分のアカウントにコメントできる対象を制限することが可能です。自身の使い方にあわせて設定してみてください。

 

SNSを思いきり楽しむためにも、ぜひ一度自身のSNSの使い方を見直して、プライバシーが守れているかチェックしてみましょう。

 

【プロフィール】

ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー/鈴木朋子

SNSなどスマートフォンを主軸にした身近なITに関する記事を執筆している。初心者がつまずきやすいポイントをやさしく解説することに定評があり、入門書の著作は20冊を越える。安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」としても活動中。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など多数。

 

月間6万歩で1GBのデータ容量をもらえるサービス「歩いてギガが貯まる」がスタート

日本通信は、ヘルステックベンチャーのFiNC Technologiesと協業し、オンライン健康管理サービス「歩いてギガが貯まる」を提供開始。日本通信SIMのオプションサービスとして提供されます。

 

歩いてギガが貯まるは、糖質管理をしたりアドバイスレポートを見たりできるオンライン健康管理サービス「FiNC Plus」(税込で月480円)のサービスを受けられるもの。また、日々歩いて月間6万歩を達成すると、1GBのデータ容量とオンラインセレクトショップ「FiNCモール」で使える500ポイントをもらえます。1日平均2000歩なので、ちょっとの散歩を継続すると達成できそうです。

 

なお、歩いてギガが貯まるを利用するには、オプション利用時に付属するIDコードを使用して「FiNC Plus」に利用登録をする必要があります。

シャオミの「Xiaomi Redmi 9T」が20%オフ、Amazonプライムデーでさらにお買い得に

Amazon.co.jpでは、6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施中。

 

これにともなって、シャオミのSIMフリースマホ「Xiaomi Redmi 9T」が通常価格から20%オフの1万3990円(税込)で販売中です。製品ページはこちら

 

Xiaomi Redmi 9Tはエントリークラスのモデルです。かなりリーズナブルな価格ながらも、リアに4800万画素のメインカメラのほか、800万画素の超広角カメラとマクロカメラ、200万画素の深度センサーを搭載。OSにはAndroid 10.0を採用し、プロセッサーにはクアルコムの「Snapdragon 662(オクタコア、最大2.0GHz)」を採用しています。

 

ディスプレイサイズは6.53インチで、解像度は2340×1080ドットと大きいほか、SIMスロットはデュアルnanoSIM方式となっています。また、6000mAhとバッテリー容量が大きめなのも特徴で、連続待受時間は最大で28日、連続通話時間は最大で56時間と長寿命を実現しています。

 

通常販売価格は1万7490円(税込)と、ただでさえコストパフォーマンスに優れたモデルなのですが、3500円オフでさらに手に取りやすい価格となっています。SIMフリーモデルなので、格安SIMと組み合わせてサブマシンとしてはもちろん、メインスマホとしても十分に活躍できる性能を備えています。この価格なら、「とりあえず予備用として買っておく」というのもアリかもしれません。

あのライカが初のスマホを作った! 1インチセンサー搭載カメラの「LEITZ PHONE 1」発表

ソフトバンクは6月17日、新機種に関する発表会をオンラインで開催しました。発表されたのは、ライカの「LEITZ PHONE 1」。これまで、ライカ監修のカメラを搭載するスマホはありましたが、外観からUI・UXまでトータルでライカがデザインしたスマホは本機種が初となります。

↑「LEITZ PHONE 1」

 

販売は日本国内のみ、ソフトバンク独占となっています。価格は18万7920円(ソフトバンク直営店での価格)。6月18日より予約開始、7月以降の発売を予定しています。

 

カメラはスマホ最大のセンサーサイズ

ライカ初のスマホであるLEITZ PHONE 1のはじまりは、2019年7月にさかのぼります。ソフトバンクとライカで話し合うなかで、日々の風景をスマホで撮ってシェアする行為が当たり前になったいま「カメラから進化したい、挑戦したい」という思いがライカにはあったそう。ここに開発パートナーとしてシャープが加わり、開発が進められました。

 

そうして生まれたLEITZ PHONE 1は、カメラが最大の特徴です。スマホでは最大級となる1インチセンサーを搭載。そこにライカの光学技術とイメージエンジニアリングが合わさり、スマホカメラの域を超えたクオリティを備えるといいます。

↑スマートフォンとしては異例の1インチセンサーを搭載

 

↑他機種より約55%大きいセンサーにより、さらに明るく、精細に撮れる

 

カメラには「ライツルクス」モードを搭載します。このモードに切り替えるだけで、“ライカらしい写真”が手軽に撮れるとのこと。

↑拡大しても細部のクオリティが保持されている

 

さらに、マグネット式のレンズキャップが付属します。表面には「Leica」の刻印があり、ライカファンはグッときてしまうはず。まさにライカのスマホを体現している部分です。もちろん、実用的な面から見ても、机などに置いたときレンズ部分に傷やよごれがつかないメリットがあります。

↑ライカのカメラといえばこのレンズキャップだ

 

↑専用の本体ケースも付属する

 

本体外観もライカらしさが詰まっています。発表会に登壇したライカカメラジャパンの福家 代表取締役社長は「シンプルかつ控えめでありながら、存在感のあるデザインがライカカメラの伝統」と述べていましたが、ライカカメラに触れたことがある人ならLEITZ PHONE 1の外観を見てピンとくるでしょう。実際にカメラとスマホを見ると、やはりデザイン的な近さを感じますよね。

↑エッジ部分やカラーリングなど、全体にライカらしさをまとう

 

↑筆者が父に借りたライカのカメラ。キャップもおなじみなのだ

 

カメラ以外のスペックもハイエンド仕様になっています。通信は5G(Sub 6)に対応。CPUは現時点で最高クラスであるクアルコム社のSnapdragon 888を搭載。メモリは12GB、ストレージは256GB。SDカードを使用して最大1TBまで利用できるので、写真をたくさん保存できます。

 

バッテリー容量は5000mAh。さらにIP68相当の防水・防塵性能を持ちます。電池切れや雨を気にせず、タフに使えるのも魅力です。

↑カメラを使い倒せるだけの性能をしっかり備えている

 

ディスプレイは6.6インチのIGZO OLED。最大240Hzのリフレッシュレートが特徴。撮影した写真はもちろん、映画やドラマも存分に楽しめるでしょう。

↑画像を見るとインカメラは画面上の中央に配置されている

 

スマホでありながらライカカメラの実力

発表会では、写真家の安珠さんが実際にLEITZ PHONE 1で撮影した写真が展示されました。安珠さんは、「スマホカメラとしての気軽さ&携帯性」と「ライカカメラの描写力と迫力」の両方を感じられたと語っていました。

↑「白飛びせず、グラデーションも鮮やかに撮れた」と安珠さん

 

↑「淡い色合いをしっかり識別。再現性が高い」

 

福家代表取締役社長も、「およそ100年前に映画用カメラの試作からはじまり、2021年にLEITZ PHONE 1が生まれた。新たな歴史であり、日々の撮影機材として提供できることがうれしい」と話していました。

 

ライカ初のスマホとなるLEITZ PHONE 1。レンズキャップや本体デザインは、ライカファンの心をくすぐること間違いなしです。またファンでなくとも、「モノ」としての魅力をじゅうぶんに感じられる1台であると思います。スマホ機能付きカメラと言えるかもしれませんね。

 

現在、全国のライカストアとソフトバンクショップで、LEITZ PHONE 1を体験できるよう準備しているとのこと。気になる人はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

↑ソフトバンク独占販売となっています

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

暗い場所でも鮮明に撮影できるカメラ搭載のドコモスマホ「AQUOS R6 SH-51B」が6月25日に発売

NTTドコモは6月17日、カメラ機能を強化したシャープの5G対応Androidスマートフォン「AQUOS R6 SH-51B」を、6月25日に発売すると発表。価格は11万5632円です。

 

AQUOS R6 SH-51Bは、独ライカカメラと共同開発したセンサーやレンズ、カメラシステムを搭載したスマホ。カメラには、一般的なスマートフォンの約5倍の大きさとなる1インチサイズのイメージセンサーと、ライカのレンズ「ズミクロン」の称号を得たF値1.9/焦点距離19mmの7枚構成レンズを採用しています。

 

これにより、暗い場所でもノイズが少なく鮮明な写真を撮れるほか、高いダイナミックレンジで明るい被写体は白とびせず、暗い被写体は黒つぶれのない広い階調の表現で細部までくっきりした撮影が可能です。

 

また、撮影でズームしたときに粗く見えてしまうような場合も、シャープ独自のAI超解像技術で高解像に復元することで、くっきり鮮明な写真を撮ることができます。さらに動画では、水平補正機能を搭載するほか、4Kで撮影した動画を8K HDRにアップコンバートして大画面のテレビに映して映像を楽しめます。

 

ディスプレイは約6.6型で、世界初となる1Hz-240Hzで駆動する有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」を搭載。このほか、CPUはSnapdragon 888、メモリーは12GB、ストレージは128GB、OSはAndroid 11を搭載しています。バッテリー容量は5000mAhです。

 

また、おサイフケータイや防水・防塵、指紋認証や顔認証に対応しています。本体サイズは約高さ162×幅74×厚さ9.5mmで、重量は約207gです。

スマホのワイヤレス充電に対応、使い勝手抜群のスマホリング5選

ディスプレイサイズの大型化が主流となっている今のスマホ。画面が見やすいのはいいのですが、その反面、片手で操作するのは困難になってきています。そこで使いたいのがスマホの背面に接着するスマホリングです。なかでも、スマホのワイヤレス充電が可能なスマホリングは、操作性はもちろん、利便性にも優れているので、注目を集めています。今回は、そんなワイヤレス充電対応スマホリングの中でも、特に使い勝手に優れた製品をご紹介します。

 

目次

 


ホールド部分をつけたままでも充電できるのがうれしい!


DUSUN スマホリング

絶縁材料を採用し、スマホに装着したままでもワイヤレス充電が可能なスマホリング。耐久性も抜群で、日常使いであればリングに傷が残ることはありません。また、スマホとの接着には3MのVHBテープを使用。強力な吸着力を誇り、最大8kgの力で引っ張っても剥がれません。ホールドリングが360度回転するため、スマホの角度を調整しながら使えるなど、使い勝手にも優れています。ユーザーからは「実際に使ってみるとワイヤレス充電バッチリできました。作りもしっかりしており、見た目も黒~ガンメタ系で目立ちすぎずgood」という声も。

【詳細情報】
サイズ(梱包):92×60×12mm
重量(梱包):40g

 


長時間の使用でも指が痛くなりにくい!


ルプラス Grip Ring Smart LP-MSMRGQIGD

新素材設計により、スマホに装着したままワイヤレス充電が可能なスマホリング。360度回転するリングは、角度を調整すればスマホスタンドにもなるため、動画視聴時などに便利です。また、リングの内側はなめらかな肌触りになっており、長時間使用しても指が痛くなりにくいのもポイント。レビューでは「いつも使うleplus製なら!と購入しましたが、期待通り安心感があります。張り付けに際しても、ガラスボディ等に付けられるようにフィルムが付属しておりますので、それを使用すればスマホ本体への傷防止にもなるので満足の一言です」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:34.7×5.3mm
重量:8g

 


スライドしてワイヤレス充電が可能に!


AAUXX iRing Slide Single UMS-IR13SLS

 

スライド式を採用し、リングをスライドさせることで、スマホのワイヤレス充電が可能になるというアイデア商品です。また、リングは360度回転できるうえ、180度倒せるため、スライドと合わせて、スマホを操作しやすい角度と位置にリングを調整することができます。さらにリングを一番下までスライドさせて、スマホを立たせるようにリングに角度を付けると、ほぼ垂直に近い88度の角度で固定可能。縦構図の定点撮影や動画撮影などに役立ちます。このほか、スマホにしっかりと接着する3Mシートや、滑らかなエッジ仕上げのリング内側など、細部にもこだわっています。

【詳細情報】
サイズ:86×28mm
重量:15g
カラー:ゴールド・シルバー・ローズゴールド・ホワイト

 


自分なりにデコレーションしてオリジナリティを出せる!


AAUXX iRing LINK2 UMS-IR09IL

リング部分がスマホから簡単に取り外せるスマホリング。ワイヤレス充電時にはリングを外せばスマホを充電できます。リング部分とスマホをくっ付けるプレート部分は、普段はロックされる構造を採用しており、不意にリングが外れないようになっています。また、プレート部分に写真や好みのステッカーを貼って、オシャレさをアップさせるなんて使い方もいいでしょう。豊富なカラバリで、選ぶ楽しみがあるのも魅力です。

【詳細情報】
重量:0.01kg
カラー:ゴールド・シルバー・ブラック・レッド・ローズゴールド

 


瞬時に指にひっかけやすいストラップタイプ!


Altecs スマホリング

スマホに装着したリングを起こす、という動作が煩わしいと感じる人におすすめなのが、こちらのストラップタイプ。スマホを持ってストラップに指がかかるとしっかりとしたホールド感を得ることができます。また、リングも付いており、スマホスタンドとして活用可能。このリング部分は取り外しができ、ワイヤレス充電時には取り外してスマホを充電できます。

【詳細情報】
重量(梱包時):30g
カラー:黒

 

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5Gプレミアムスマホの決定版!ソニー「Xperia 1 III」でどこまで音と映像を楽しめるか試した

ソニーの新しい5G対応フラッグシップスマホ「Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー)」が、国内の大手通信キャリア3社から今夏発売されます。この注目モデルの特徴をレポートすべく、実機を触ってみました。

 

【Xperia 1 IIIの外観を写真でチェック】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

 

 

画面サイズは6.5インチを継続。縦長で幅が狭いデザイン

今回レポートするのは、スマホの枠を越えてソニーが映像・音響、デジタルカメラ等の先端技術を集めて完成させた「Xperia 1」シリーズの第3世代機です。約6.5インチの4K/HDR対応有機ELディスプレイを引き続き搭載。日本国内でも高速・大容量通信を特徴とするミリ波と、4G LTEとの高い互換性を確保するSub6、両方の5G通信方式をカバーしました。

↑Xperia 1 IIIのau版「SOG03」試作機をレポートします

 

本体のカラーバリエーションは3色。auとソフトバンクがフロストブラックとフロストパープルの2色展開、ドコモだけフロストグレーも扱います。

↑背面は磨りガラス処理のフロストガラスを採用

 

6.5インチのXperia 1 IIIを、6.7インチの有機ELディスプレイを搭載する「iPhone 12 Pro Max」の隣に並べてみました。Xperiaの方が縦に長く幅はスリムであることがわかります。大人の男性が片手で持ちやすいサイズ感を目指したそうです。

↑iPhone 12 Pro Maxとサイズを比較。Xperiaの方が縦に長く、横幅がスリムです

 

長辺の長さが約165mm(iPhone 12 Pro Maxは160.8mm)もあるので、質量は約188gと片手で持てるサイズ感ではあるものの、親指が画面の上から下まで一息では届きにくいと思います。ディスプレイのサイドをダブルタップして、アプリやクイック設定のランチャーを表示する「サイドセンス」を活用するか、または両手がフリーにできない場面では画面をコンパクトにして左右に寄せられる「片手モード」をマスターしておくと安心です。

↑Xperia独自の「サイドセンス」を活用すると、よく使うアプリやサービスに素速くアクセスできます

 

↑片手持ち操作に便利な「片手モード」

 

背面にはフロスト加工と呼ばれるつや消し処理のガラスパネルとしています。Xperia 1シリーズは従来機が光沢系ガラスパネルだったので意外かつ、やや地味な印象を受けましたが、使ってみると指紋の付着が目立ちにくいことが大きなメリットであると実感。ケースを装着せずに、スタイリッシュな外観がアピールできるでしょう。

 

4K/HDR映像の見事な鮮やかさ。120Hz高速描画にも対応

Xperia 1 IIIにも、アスペクト比が21対9の「シネマワイド体験」をうたうディスプレイが受け継がれました。本体を横に構えたときに、映画館のスクリーンと同じアスペクト比で制作された映像作品が画面の隅々まで広がる没入感が味わえます。

 

アスペクト比が21対9の映画「シン・ゴジラ」を見てみましたが、スマホで再生していることを思わず忘れるほどの臨場感でした。映像の解像度が高く、ゴジラの皮膚のゴツッとした質感が立体的に再現されます。クライマックスでゴジラが熱線を吐く直前、体のスリットから漏れる光の煌めきは眩しく感じるほどに鮮やか。HDR映像の画作りは4K/HDR対応のブラビアの技術を忠実に継承するXperia 1 IIIならではの完成度でした。

 

最新機種のディスプレイは4K/HDR対応に加えて、最大120Hzの高速描画を実現。被写体がダイナミックに動くゲームやスポーツの映像などを、チラつきを抑えながらより滑らかに表示できるところにメリットがあります。ただ120Hz表示対応のコンテンツは、まだスマホで楽しめる動画配信系にはほとんどなく、モバイルゲームが少しずつ作られているという現状です。ソニーはXperia 1 IIIで先手を打ってこれに対応した格好になります。

↑ディスプレイ設定から「低残像設定」をオンにすると120Hz対応の映像コンテンツが滑らかに表示できます。通常はオフにするとバッテリーの持ちを稼げます

 

家庭用のテレビやPCモニターの中にはパネルを倍速で駆動させる技術により120Hz、または240Hz相当のなめらかな描画を可能にする製品もあります。Xperia 1 IIIの場合、通常のビデオソースをブーストして高速に描画する機能は持ち合わせていません。

 

ゲーム系コンテンツの場合は独自の「ゲームエンハンサー」機能により「最大画面リフレッシュレート」やパネルのタッチ応答速度・追従性をブーストできる機能があります。モバイルゲームの「Call of Duty」をプレイしてみましたが、高精細なグラフィックスの描画がモタつくことはありません。タッチ操作に対するパネルの感度の良さも実感できました。

↑ゲームエンハンサーには表示を滑らかにブーストする機能などがあります

 

Xperia 1 IIIの映像は精細感が高く、発色の自然な豊かさは作品を長く視聴しても疲れを感じにくい点にもメリットとして表れます。尺の長いコンテンツをゆったりと楽しむなら、ソニー純正のスタンド機能付きカバー「Style Cover with Stand」を合わせて揃えるのがおすすめです。背面のスタンドを立てると片手持ち操作のグリップ感も安定します。

↑Xperia 1 IIIに専用の「Style Cover with Stand」を装着

 

105mm望遠を新規に加えた、4つの焦点距離を持つトリプルレンズカメラ

Xperia 1 IIIが背面に搭載するメインカメラは「4つの焦点距離を持つトリプルレンズユニット」という特殊な仕様です。前機種まで好評を博してきた16mm超広角、24mm広角レンズに加えて、内部でユニットが70mmと105mmの焦点距離に合わせて形を変える望遠レンズをXperiaに初搭載しました。

 

さらに全部のレンズユニットには光を多く取り込めるレンズと感度の高いデュアルフォトダイオードセンサーを搭載しています。

↑4つの焦点距離を3基のカメラでカバー

 

筆者がふだん使っているiPhone 12 Pro Maxといくつかのシーンで写真を撮り比べてみました。鮮やかな色の花や食品は色彩が少し濃く、明るめに仕上がるようです。

↑屋外で花壇を撮影。Xperia 1 IIIの写真はより色合いが鮮やかに撮れる傾向があるようです

 

↑屋内でケーキを撮影。やはりXperia 1 IIIの写真は色合いが少し濃いめに見えます

 

Xperia 1 IIまでは標準のカメラアプリと、より本格的な写真撮影をサポートするソニーのカメラアプリ「Photography Pro」が別々に搭載されていました。しかし、Xperia 1 IIIからはPhotography Proに統一されています。

 

Photography Proの特長は、ソニーのデジタルカメラ「αシリーズ」「サイバーショットシリーズ」と操作感を揃えたユーザーインターフェースと、多彩な機能によりスマホのカメラで表現力豊かな写真が撮れることです。RAWフォーマットによる撮影にも対応しています。

 

反対に、ソニーのデジタルカメラを使い慣れていない人にとっては表示に慣れる時間が少し必要です。画面の中にシャッターアイコンがないため、本体側面に設けられた専用のカメラシャッターボタンを押して写真を撮る感覚がしっくりと来ない場合があるかもしれません。

↑αやサイバーショットのユーザーインターフェースを踏襲したPhotography Proアプリ

 

そこでXperia 1 IIIには従来のカメラアプリに似た感覚で写真と動画が撮れる「BASIC」モードが設けられています。Photography Proアプリの設定に入り、「起動時の撮影モード」を常にBASICモードとしておき、設定に工夫を凝らして撮りたい場面でAuto/P/S/Mに切り換える使い方ができます。

↑BASICモードに切り換えると普通のスマホのカメラアプリのように使えます

 

BASICモードの場合、撮影画面に表示される「×0.7/1.0/2.9/4.4」の倍率アイコンを選択すると4つの焦点距離に合うレンズに素速く切り替わります。新設された105mmのズームモードで遠くの被写体を撮影してみました。粗さが目立たず、解像度の高い写真が撮れました。ただ同じ場所で広角・超広角にレンズを切り換えながら撮影すると彩度の異なる写真が記録されました。今回テストした端末は試作機なので、商用機の段階で仕上げてくるのだと思います。

↑左から超広角/広角/70mm望遠/105mm望遠レンズで撮影

 

内蔵スピーカーがパワフル。圧巻のサラウンド再生

最後にXperia 1 IIIで楽しむ音楽再生について触れたいと思います。

 

Xperia 1 IIIは有線・無線によるヘッドホンとイヤホン、本体に内蔵するスピーカーや外部Bluetoothオーディオ機器につないで音楽再生、映画やゲームなどコンテンツのサウンドが楽しめるスマホです。

 

ステレオスピーカー、および3.5mmヘッドホンジャックから出力されるサウンドは音圧(音の密度)が約40%パワーアップ。Amazon Music HDで配信されている楽曲を聴くと、中低域の重心が低く安定した滑らかなサウンドが楽しめます。特に有線ヘッドホン・イヤホンによる音楽再生は格段に肉付きが向上したため、ボーカルの実態感が際立ち、楽器の演奏も活き活きと感じられました。

↑Dolby Atmosのサウンドが映画視聴のサウンドをパワフルに引き立てます

 

自宅など周囲に気兼ねなく音を出して視聴できる環境で、映画やドラマなど動画コンテンツを楽しむならばXperia 1 IIIの内蔵スピーカーもおすすめです。「オーディオ設定」から「Dolby Atmos」を選択、「映画」モードを選択すると映画やドラマなど動画コンテンツの音声に立体感あふれるサラウンド効果をバーチャル処理によりかけた状態で楽しめます。

 

Netflixで配信されているアニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」のシーズン1-5で、“公安9課”のチームがポストヒューマンと対決するシーンでは、力強い爆音に埋没することなく、キリッと引き締まったダイアローグが聞こえてきます。銃声など効果音の粒立ちも良く、リアルな音声に囲まれながらどこまでも深くコンテンツの世界にダイブできます。サラウンド効果がとても鮮やかで透明感に優れているところがXperia 1シリーズの特徴であると筆者は思います。

 

ワイヤレスオーディオのハイレゾ化や遅延抑制の技術もフル装備

Xperia 1 IIIにはソニー独自の「360 Spatial Sound」という新しい立体サウンド技術も搭載されました。「オーディオ設定」から該当の項目をオンにすると、Amazon MusicやSpotify、Apple MusicなどXperiaで楽しめる音楽配信のコンテンツがライブ演奏のように立体的な音場感を伴って聴くことができます。

 

イヤホン・ヘッドホンによる音楽再生は有線・無線接続を問わず、オーディオ設定からDSEE Ultimateをオンにするとリスニング感が向上します。デジタル音楽コンテンツが配信のため圧縮する段階で失われた情報を補完しながら、ハイレゾ相当のきめ細かなサウンドにアップコンバートする機能です。DSEE Ultimateにより、ボーカルの豊かな質感、弦楽器の滑らかなタッチが生々しく蘇る感覚を体験してほしいと思います。

↑360 Spatial Soundも通常聴いている音楽ソースを立体的に楽しめる面白い機能です

 

Xperia 1 IIIは最新のBluetoothオーディオコーデックであるaptX Adaptiveにも対応しています。音質もさることながら、Bluetoothワイヤレス接続により発生する伝送遅延が極力抑えられる技術であることにも注目です。モバイルゲームコンテンツの音声をワイヤレスヘッドホン・イヤホンで聴く時に発生する音のズレが大幅に解消されます。それでもやはり遅延がゼロにはならないので、コマンド入力のタイミングと音のズレがプレイに致命的な影響を与えるシューティング、格闘ゲームや音モノのゲームを楽しむ際には有線接続のヘッドホン・イヤホンを選びたいところ。その選択が自由にできることもXperia 1 IIIの大きな強みです。

↑3.5mmヘッドホンジャックに有線接続のヘッドホン・イヤホンをつないで手軽に音楽再生が楽しめるところも、Xperia 1 IIIの魅力です

 

Xperia 1 IIIは長く愛用できるプレミアムスマホだ

Xperia 1 IIIの魅力は「スマホの最先端」が先取りできるだけではありません。カメラからオーディオ・ビジュアルまで幅広く洗練された上質なコンテンツ体験が楽しめるところにこそ、Xperiaのフラグシップモデルならではといえる本機の醍醐味があります。最高のデジカメ、モバイルコンテンツプレーヤーを探していた方にも、スマホの域を超えて長く愛用できるデバイスとしてXperia 1 IIIをおすすめします。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

 

コンパクトで持ち運びラクチン!スマホ撮影がはかどるスマホ三脚4選

スマホで自撮り写真や集合写真を撮影するのが当たり前と言える中で、あると便利なのがスマホ用の三脚です。写真はブレることがないうえに、足場が悪い場所でも安定して撮影が可能。外出時にスマホと一緒に持ち出したいアイテムです。しかし、荷物がかさばらないかは気になるところ。そこで今回は、コンパクトなスマホ三脚をご紹介します。

 

目次

 


携帯時にコンパクトにたためる4段伸縮式!


ヴァレック HAKUBA スマホ三脚

三脚は4段伸縮式でコンパクトにたためる軽量タイプ。スマホホルダーの固定部にはラバーグリップとクッションパッドを装備し、スマホに傷を付けることなくしっかり固定できます。また、幅5.9cmから8.7cmまでと、幅広いスマホサイズに対応しているうえ、広げて挟むだけで簡単に装着可能。さらに、背面と底面の2か所にネジ穴を装備し、三脚の3WAY雲台との組み合わせでさまざまなアングルでの撮影を楽しめます。通常のカメラ用三脚としてはもちろん、入学式や運動会などの学校行事やアウトドアシーンでの撮影でも活躍します。このほか、便利な専用ケースも付属。

【詳細情報】
サイズ:折りたたみ時/44.5cm、全高/128cm
重量:730g

 


10m離れても撮影できて大人数での撮影にもぴったり!


XXZU スマホ三脚

本体に軽量のアルミニウム合金を採用した、重量わずか650gの三脚。軽量ながら耐荷重に優れており、スマホはもちろんのこと、重量1.5kgまでのカメラを設置可能です。また、上下、左右、水平方向とそれぞれに動かすことができる3WAY雲台付きでカメラの向きを360度自由に変えられます。さらに、スマホ用のBluetoothリモコンが付いており、約10m離れた場所からの遠隔操作が可能。このほか、脚先端に滑り止めゴム素材を採用し、不安定な岩場や起伏のある地面など、滑りやすい環境でも安定した撮影ができます。高さは55cmから125cmまでの4段階伸縮で、収納後のサイズは45cm。なお、紐付き収納袋が付いてるので手軽に持ち運べます。

【詳細情報】
サイズ:収納時/45cm、高さ/55~125cm
重量:650g

 


フルチャージで約20時間使用できるワイヤレスリモコン付き!


Ginova 【2021進化版】 自撮り棒

こちらは自撮り棒でありながら、三脚としても使える一台。三脚の先の滑り止めゴムのおかげで、ロッドを伸ばした時にグラつきがなく、安定感が抜群です。ホルダー部分は水平360度×上下120度回転できるうえ、スマホを縦にも横にも設置することができます。対応スマホは幅5.2cm~10.5cmまでのAndroid & iPhoneです。また、ワイヤレスリモコンが付属し、フルチャージの状態で約20時間までの使用が可能。専用アプリをインストールする必要がなく、Bluetoothに接続してボタンを押すだけで、最大10m離れた場所からの遠距離操作ができます。

【詳細情報】
サイズ:折りたたみ時/20cm、全高/100cm
重量:235g

 


撮影時の手ぶれを軽減するグリップとしても使える!


Manfrotto ミニ三脚 PIXI Smart スマートフォンアダプターキット MKPIXICLAMP-BK

手持ちのスマホでの撮影をより快適に楽しむためのスマホアダプターとPIXIミニ三脚のキット。三脚として固定した撮影はもちろん、脚をたためば動画撮影時のグリップとして使用可能で、動きながらの撮影の際に手ぶれを軽減できます。また、三脚に付いたボタンを押すだけで角度調整ができるので、スピーディーに構図を変更可能です。対応スマホは幅8.35cmまでの機種。このほか、三脚に取り付けるための4分の1ネジ穴が付いているので、他の三脚にも取り付けられます。

【詳細情報】
サイズ:格納高/26cm、最伸高/21cm
重量:0.22kg

 

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UQ mobileからiPhone 12などの5G対応スマホ4機種が発売

KDDIと沖縄セルラーは6月7日、UQ mobileから「iPhone 12」「iPhone 12 mini」「OPPO A54 5G」「AQUOS sense5G」を6月10日に発売すると発表しました。

 

iPhone 12はディスプレイがSuper Retina XDRの6.1型(2532×1170ドット)モデルで、本体サイズは幅71.5×高さ146.7×厚さ7.4mm、重量は162gです。CPUにはA14 Bionicを搭載。このほか、カメラは超広角と広角の2眼で、どちらも1200万画素となっています。

 

iPhone 12 miniは、5.4型のSuper Retina XDRディスプレイを搭載した、アップルの中では小型に位置するスマホ。本体サイズは幅64.2×高さ131.5×厚さ7.4mmで重量は133gです。CPUとカメラはiPhone 12と共通となっています。

 

UQ mobileでは、どちらも128GBモデルと64GBモデルをラインアップしています。

 

OPPO A54 5Gは、5000mAhの大容量バッテリーを搭載したモデル。カメラは約4800万画素のメインカメラのほか、約800万画素の超広角、約200万画素のマクロ、約200万画素のモノクロの4眼構成となっています。

 

このほかスペックは、CPUがQualcomm Snapdragon 480、メモリーが4GB、ストレージが64GB。ディスプレイは解像度2400×1080ドットの約6.5型で、最大90Hzのリフレッシュレートに対応しています。本体サイズは約幅74.7×高さ162.9×厚さ8.4mmで、重量は約190gです。

 

AQUOS sense5Gは、4570mAhのバッテリーと省エネ性能に優れた約5.8型(2280×1080ドット)のIGZO液晶ディスプレイを搭載し、約1週間のバッテリー駆動時間を実現したとうたうモデル。

 

スペックは、CPUがQualcomm Snapdragon 690、メモリーが4GB、ストレージが64GB。カメラは約1200万画素の標準カメラ、約1200万画素の広角カメラ、約800万画素の望遠カメラの3眼構成です。本体サイズは約幅71×高さ148厚さ8.9mmで、重量は約178g。

 

なお、発売されるモデルはすべて5Gに対応しています。

データ容量3GBで月1628円の「くりこしプラン 5G」がUQ mobileから

↑UQ mobileのサイトから

 

KDDIと沖縄セルラーは6月7日、UQ mobileの料金プランに「くりこしプラン 5G」を追加しました。提供開始は2021年の夏からとなっています。

 

くりこしプラン 5Gは、「ひとりからでもおトクに利用できる」がコンセプトになっている、4G向けの「くりこしプラン」の5G対応版。余ったデータ容量を翌月に繰り越せるほか、データ消費ゼロの「節約モード」、ユーザーの利用用途に合わせて選べる「通話オプション」なども利用できます。

 

プランは、「くりこしプランS 5G」「くりこしプランM 5G」「くりこしプランL 5G」の3つを用意。くりこしプランS 5Gはデータ容量3GBで月額1628円(税込み)、データ容量超過時の通信速度は最大300kbpsです。くりこしプランM 5Gはデータ容量15GBで月額2728円(税込み)、データ容量超過時の通信速度は最大1Mbps。くりこしプランL 5Gはデータ容量25GBで月額3828円(税込み)、データ容量超過時の通信速度は最大1Mbpsとなっています。

 

また、UQ mobileでは対象のでんきサービス加入でくりこしプランを割引できる「でんきセット割」を6月10日から提供開始します。

 

でんきセット割は、UQでんき・auでんきに加入したユーザーまたはその家族が、専用サイトから申し込むことで、くりこしプランの月額料金が割引されるというもの。

 

割引額は、くりこしプランSが638円割引で月額990円(税込み)に、くりこしプランMが638円割引で月額2090円(税込み)に、くりこしプランLが780円割引で月額2970円になります。なお、くりこしプラン 5Gも割引の対象です。

月1390円で6GBのデータ通信と70分の無料通話がセットになった「合理的みんなのプラン」が提供開始

日本通信は6月3日、月6GBのデータ通信と月70分の無料通話がセットになって月額1390円(税込み)のプラン「合理的みんなのプラン」の提供を開始しました。

 

日本通信は、総務省が実施した実態調査に触れ、「3大キャリアのショップ店員の4割超が『利用者のニーズを確認することなく、高額な料金プランを勧誘した』ことが明らかとなり大きな問題となる中、当社は、小容量帯についても安心できる『合理的な携帯料金プラン』、みんなのプランを提供開始することといたしました」と、今回のプラン提供の背景を明らかにしています。どこか強気な印象を受けますね。

 

合理的みんなのプランは、総務省が示すデータ使用量の分布において66%をカバーできるとする6GBが月の基本容量です。6GBを超えた場合は1GBあたり275円で追加できます。また、ユーザー自身で上限値を設定することができ、自身に合った最適な容量を決めながら、データ使用量に応じた金額を支払うことができます。

 

なお、通信規格はLTEのみで、5Gは非対応です。

 

通話は携帯キャリアと同じ通話品質で、通話時間は月70分まで月額料金に含まれます。この70分は月の平均通話時間130分という統計数値をもとに、発信と着信を半々と想定すると65分になると判断し、それをカバーする時間としています。なお、ひと月で70分の通話時間を超えた場合は、30秒ごとに11円かかる仕組みです。

1万円台の超小型SIMフリー携帯電話「NichePhone-S+」登場、VoLTE対応で通話品質が向上

フューチャーモデルは6月3日、国内の4G端末としては最小・最軽量クラスのSIMフリー携帯電話「NichePhone-S+」を6月11日に発売すると発表。販売は、ビックカメラやヨドバシカメラほか家電量販店、Amazon、BEGALO SHOPヤフー店などで、価格は1万3800円です。

 

NichePhone-S+は、クラウドファンディング「Makuake」で目標2000%を達成した注目度の高い携帯電話。累計出荷台数2万台を超える人気の従来モデル「NichePhone-S」の後継機にあたります。

 

Niche Phone-S+は新たにLTEのデータ通信で音声通話ができるVoLTEに対応。通話の品質が向上しています。

 

また、約幅50×高さ90×厚さ9.5mmというカードサイズの小ささと、約52gという軽さも魅力です。

 

このほか、モバイルルーターとして使えるテザリング機能や、SMS、ICレコーダー機能にも対応。

 

スペックは、CPUがMT6737M、メモリーは4GB、ストレージは512MBで、OSはAndroid 6.0という構成。ディスプレイサイズは0.96型、バッテリーは1000mAhです。対応のSIMは、ドコモ、ソフトバンク、Y’mobile、IIJmio、mineo、nuroモバイル、HISモバイル、NifMo by NIFTYで、SIMのサイズはnanoSIMとなっています。

 

従来も通話用の2台目やテザリング用などの需要がありましたが、このモデルもそういったニーズで人気を集めそうです。

物理ボタン搭載でゲームがはかどる5G対応ゲーミングスマホ「Black Shark 4」が発売決定

ブラックシャーク科技ジャパンは5月31日、5G対応のゲーミングスマートフォン「Black Shark 4」の日本向けモデルを順次販売すると発表。また、販売に先駆けて、6月4日19時からオンラインで製品発表イベントとPUBGモバイルカスタムマッチ大会を開催することを発表しました。

 

Black Shark 4は8GBメモリーと128GBストレージ搭載の下位モデルと、12GBメモリーと256GBストレージ搭載の上位モデルをラインアップ。価格は下位モデルが5万9800円、上位モデルが7万2000円です。下位モデルは7月20日に販売を予定しているほか、6月4日のイベント終了後に先行予約を開始します。いっぽう、上位モデルの販売開始日は未定となっています。

 

Black Shark 4は、2021年3月に中国で発表されたモデル。本体側面に収納可能なゲーム操作用の物理ボタンや、本体内部のチップをサンドイッチする2つの液体冷却ユニットを搭載する、ゲーミングスマホです。物理ボタンはLボタンとRボタンがそろっており、軽いタッチで素早く反応するとしています。

 

また、6.67型の有機ELディスプレイを搭載。解像度は2400×1080ドットで、リフレッシュレートは144Hz、タッチサンプリングレートは720Hzと、なめらかな映像表示と良好なタッチ感度を実現しています。

 

CPUにはQualcommのSnapdragon 870を搭載。さらにメモリーはデータ転送速度が速いLPDDR 5、ストレージは書き込みや読み込み速度が速いUFS 3.1を採用しています。カメラはメインが4800万画素、超広角が800万画素、マクロが500万画素の3眼構成です。バッテリーは4500mAh。5Gの対応バンドはn1/n3/n8/n28/n41/n77/n78で、sub6もカバーしています。

 

このほか、ゲーム中にディスプレイやオーディオ設定を変更したり、隠れた敵を見つけやすくするために画面の色を反転させるハンティングモードや神シーンを30秒遡って録画するシャークタイム機能が使えたりする「Shark Space 4.0」も搭載されています。

 

なお、アクセサリーとしてイヤホンやクーラーなども一部を除き7月20日に販売予定です。

ドコモ、サムスンのオリンピック記念スマホと5G対応スマホを6月3日に発売

NTTドコモは5月31日、サムスン電子の東京2020オリンピック記念モデル「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition SC-51B」と5G対応スマートフォン「Galaxy A52 5G SC-53B」を、6月3日に発売すると発表。なお、事前予約は現在受け付け中です。

 

Galaxy S21 5G Olympic Games Edition SC-51Bは、ハイスペックモデル「Galaxy S21 5G」をベースにした限定モデル。ボディにはファントムブルーを、サイドフレームにはゴールドカラーを採用し、背面にはオリンピックロゴが印字されています。

 

また、パッケージにもこだわっており、特別感のあるプレミアムパッケージで提供されるほか、壁紙やロックスクリーン、アプリアイコンなどがカスタマイズされたモデルです。

 

ディスプレイは、6.2型の有機EL仕様。本体サイズは約幅71×高さ152×厚さ7.9mmで、重量は約171gです。カメラは約1200万画素のメインカメラのほか、約6400万画素の望遠、約1200万画素の超広角の、トリプルカメラ構成。このほかスペックは、CPUがQualcomm Snapdragon 888、メモリーが8GB、ストレージが256GBとなっています。

 

いっぽうの、Galaxy A52 5Gはミドルレンジにあたるモデル。ディスプレイは約6.5型で、狭額縁ベゼル「Infinity-O Display」を採用しています。また、リフレッシュレートは120Hzに対応しており、動画やゲームが快適に楽しめるとしています。

 

カメラは、約6400万画素のメインカメラのほか、約1200万画素の超広角、約500万画素のマクロ、深度測定の4眼構成。このほかスペックは、CPUがQualcommのSnapdragon 750Gで、メモリーは6GB、ストレージは128GB。バッテリーは4500mAhとなっています。また、5G通信はSub-6に対応します。

 

本体サイズは約幅75×高さ160×厚さ8.4mmで、重量は約188g。このほか、防水や防塵、おサイフケータイ、指紋認証と顔認証などに対応しています。

世界初18GBメモリ搭載も! ハイスペックすぎるASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone 5」の詳細

ASUSは、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5」と、数量限定のハイスペックモデル「ROG Phone 5 Ultimate」を5月28日より順次発売します。本体カラーはROG Phone 5がストームホワイトとファントムブラックの2色、ROG Phone 5 Ultimateがストームホワイトのみ。

↑オンラインで新製品を発表したASUS JAPANの塩野拓也氏

 

メモリ 価格(税込) 発売日
ROG Phone 5 12GB 9万9800円 6月4日
16GB 11万4800円 5月28日
ROG Phone 5 Ultimate 18GB 14万9800円 2021年夏予定

 

ROG Phone 5は、スマホゲーム向けを快適にプレイできるよう、高い3Dグラフィック処理能力や背面タッチセンサーなどを備えたゲーミングスマートフォン。CPUチップセットには「Qualcomm Snapdragon 888 5G」を搭載。メモリーは、ROG Phone 5が12GBと16GBの2モデルをラインナップし、ROG Phone 5 Ultimateは世界初となる18GBとなります。また、本体ストレージは、ROG Phone 5が256GB、ROG Phone 5 Ultimateが512GB。OSはAndroid 11をサポートしています。

↑ヘビーなゲームアプリでもスムーズに処理できる高いスペックが特徴

 

↑ベンチマークも他を圧倒するハイスコア

 

本体中央部にCPUを配置した設計により高い熱効率を実現しています。さらに、アクセサリとして外付けクーラー「Aero Active Cooler 5」を用意し、ゲーム中のオーバーヒートを防いで処理能力の低下を抑えます。なお、ROG Phone 5 UltimateにはAero Active Cooler 5が標準同梱されます。

↑CPUチップセットを中央に配置することで排熱性を強化

 

↑アクセサリの「Aero Active Cooler 5」を使えば、CPUをしっかり冷やすことができます

 

 

ディスプレイには、6.78インチのサムスン製AMOLEDディスプレイを採用。解像度は2448×1080ドットのフルHD+。業界最高水準の144Hz/1msのリフレッシュレートを実現しているほか、タッチサンプリングレートは300Hz、タッチ入力遅延は24.3msで、タッチ操作時の高いレスポンス性能を実現しています。

↑ディスプレイはサムスン製AMOLEDを採用ぎょう

 

↑業界最高水準となる144Hzのリフレッシュレート

 

デュアルフロントステレオスピーカーを内蔵しており、本体だけでも広がりのあるサウンドを楽しむことが可能。また、前モデル「ROG Phone 3」では非搭載だった3.5mmイヤホン端子が復活し、有線イヤホン/ヘッドホンを利用できるようになりました。ESS製DACチップを内蔵しており、ハイレゾ音源の再生にも対応します。

↑デュアルフロントステレオスピーカーを内蔵。3.5mmイヤホン端子も備えています

 

本体背面にスワイプ操作などにも対応するタッチセンサーを備えるほか、本体を傾けて操作するモーションセンサーや超音波センサーなど最大18種類の操作に対応。ゲームプレイ時に操作を割り当てることで、複雑な操作も快適に行うことができます。

↑18種類の操作方法に対応

 

また、本体背面には「ROG VISION」という小さなモノクロ画面を備えており、バッテリー残量などの情報を表示できるほか、好みの画像を設定して表示させることも可能です。

↑端末状態などを表示できる「ROG VISION」を背面に搭載

 

カメラスペックは、インカメラが2400万画素、背面カメラが6400万画素の広角カメラ(メイン)、1300万画素の超広角カメラ(2nd)、500万画素のマクロカメラ(3rd)の3カメラ構成。

 

バッテリーはCPUを挟んだ両サイドに3000mAhずつ、計6000mAhの大容量バッテリーを搭載。65Wの急速充電時はわずか52分でフル充電できます。また、充電ポートは本体の下部のほか中央部にも配されており、ゲームプレイ時横向きに本体を持ったときでも充電ケーブルが邪魔になりにくい設計となっています。

↑6000mAhの大容量バッテリーを搭載

 

近年では、スマホ向けゲームアプリもPCやコンシューマ機向け顔負けの本格的なものが登場しており、スマホ端末にもより高い処理性能が求められるようになりつつあります。スマホゲームをメインにプレイしているユーザーや、スマホにより高い性能や操作性を求めるゲームファンは、ぜひASUSのゲーミングスマホROG Phone 5をチェックしてみてください。

 

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「スマホ顔面落下」問題をスッキリ解決! ハンズフリー視聴が快適すぎる「首掛けスマホホルダー」5選

スマホを手に持ちながら動画などを見ていて、次第に腕が疲れたり、仰向けで使っていたスマホが顔に落ちて痛い思いをしたり……といった経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、スマホでの動画視聴やビデオ通話をハンズフリーで楽しめる首掛けスマホホルダーをご紹介します。一度使えば、その快適さを実感できるはずですよ!

 

目次

 


しなやかなアームは曲げ癖がつかず扱いやすい!


FLEXD-X スマホホルダー

高品質ABS樹脂でできたホルダー部分は、幅58~82mm、厚さ12mmまでのほぼ全てのスマホに対応。軽量でありながら壊れにくく、手触りの良いマット仕上げです。ホルダーは360度回転するため自在に角度調整でき、好みの角度で動画などを快適に楽しめます。アーム部分は軽い力でしなやかに曲がり、安定感抜群。曲げ癖がつかず、扱いやすいのが特徴です。アームを外せばスマホスタンドとして使えます。

【詳細情報】
サイズ:収納時/直径12cm
重量:約445g

 


安定感抜群の頑丈なアルミ合金製アーム


Newseego 首掛けスマホホルダー

アーム部分は頑丈なアルミ合金で作られており、安定感が抜群。首掛け部分は耐衝撃性があり首に優しいため、長時間使い続けられます。スタンド部分はABS素材で、スマホを保護し傷つける心配はありません。ユーザーからは「とても軽く、アームも動かしやすく、スマホの固定もしっかりしていて手も目も疲れません。安価でいまのところ特に変色や変形、損壊もなく、大変重宝しています」と好評です。

【詳細情報】
サイズ(梱包):27.6×22.6×8.9cm
重量(梱包):220g
カラー:ピンク・ブラック・ホワイト

 


折りたたんでコンパクトになるから持ち運びにも最適!


ATiC 折りたたみ式首掛けスマホホルダー


人間工学に基づいた首掛け設計で快適にスマホを利用できます。4~10.5インチのスマートフォンに対応。ホルダー部分は360度調整可能で、デバイスを縦置き・横置きしてもしっかり固定できます。耐久性に優れているほか、デバイスを挟む先端部分にはゴム製のパッドが付いているため、スマホなどに傷がつく心配はありません。使っていないときには取り外して折畳めるので持ち運びなどにも便利です。

【詳細情報】
サイズ:アーム/60cm、ホルダー/12.5~17.5cm

 


厚みのあるネックパッドが首にかかる負担を軽減!


YUNLEJP 首掛け式スマホホルダー


寝ながらの映画鑑賞やビデオ通話がより快適に楽しめるスマホホルダー。耐久性の強いアルミニウム・マグネシウム合金などで作られており、長期間使用しても変形しません。首のあたる部分には厚いネックパッドを採用しているため、首にかかる負担を軽減させ、ストレスフリーに使えます。ホルダー部分には滑り止め加工が施されているほか、ダブルシリコーン保護により使用中にずれたり、デバイスに傷がつく心配がありません。

【詳細情報】
サイズ:26×9×9cm
重量:455g

 


大きいタブレットもしっかり固定できる頼もしさ!


ligangam 首掛け式スマホホルダー


ホルダーがクルクルと360度動かせて、好みの角度で調整できます。端末を挟むクリップ部分は両側広がるタイプでスマホ・タブレットをしっかり固定します。スダンド部分はABS素材とアルミニウム合金を採用し、樹脂加工を施しているので、スマホを傷付けません。高品質の耐震スポンジを使用したネックパッドで使用中の首を痛めないのも特徴。ユーザーからは「片手でタブレットを持っているだけでしんどく使いづらったのですが、この商品があれば両手がフリーになりとても楽でした。それに、縦横楽に変えられてよかったです」という声も。

【詳細情報】
サイズ:クランプ口/11.5~18.5cm
重量:380g

 

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5分以内の国内通話は無料、月550円の「イオンでんわ5分かけ放題」

イオンモバイルは5月28日、1通話5分以内の国内通話が無料になる「イオンでんわ5分かけ放題」を6月1日に提供開始すると発表しました。料金は月額550円です。2017年に提供していたイオンでんわ5分かけ放題を復活させる形と言っていいでしょう。

 

イオンモバイルでは、かけ放題サービス「イオンでんわ10分かけ放題」(月額935円)と、「050かけ放題」(月額1078円)を提供していましたが、今回再度提供するイオンでんわ5分かけ放題は、従来よりもさらに低価格で利用できるサービス。音声通話の利用状況に合わせて、最適なかけ放題サービスを便利にお得に選べるとしています。なお、イオンでんわ10分かけ放題と050かけ放題は引き続き提供されます。

 

イオンでんわ5分かけ放題は、専用アプリ「イオンでんわ」から発信することで、1通話5分以内の国内通話料が無料になります。5分を超過すると30秒ごとに11円かかります。

 

申し込みは新規であれば、イオンモバイルの契約と同時に申し込み可能。すでにイオンモバイルを利用しているユーザーは、電話もしくは店舗での申し込みとなります。なお、音声プラン専用サービスのため、データプランおよびSMS付きデータプランに加入しているユーザーは利用できません。

ワイモバイル、4眼カメラ搭載の5Gスマホ「OPPO Reno5 A」を6月3日に発売、5月28日から予約開始

ソフトバンクとウィルコム沖縄は5月27日、ワイモバイルから4眼カメラを搭載した5Gスマートフォン「OPPO Reno5 A」を6月3日に発売すると発表。5月28日から予約受け付けを開始します。

 

OPPO Reno5 Aは、背面に6400万画素のメインカメラのほか、800万画素の超広角カメラ、200万画素マクロカメラ、200万画素モノクロカメラを搭載。これに加えて、街中の光を美しくぼかして被写体を際立たせたロマンチックな写真が撮影できるネオンポートレートモードや、暗い場所でも明るく撮影できるウルトラナイトモードなどに対応しています。

 

主なスペックはSnapdragon 765G、6GBメモリー、128GBストレージで、OSはAndroid 11を搭載。バッテリーは4000mAhとなっているうえ、30分間で約41%まで充電が可能としています。

 

ディスプレーは約6.5型で、解像度はフルHD+(2400×1080ドット)。リフレッシュレートは90Hzに対応しています。このほか、IP68相当の防じん・防水やおサイフケータイに対応。また、生体認証は指紋認証を採用しています。

mineo、月385円でデータ通信が使い放題になるオプションを発表、通信速度は最大1.5Mbps

オプテージは5月26日、モバイルサービス「mineo」において、通信速度最大1.5Mbpsでデータ通信が使い放題になる「パケット放題 Plus」を6月1日から開始すると発表。料金は月額385円ですが、10GB以上のコースに契約しているユーザーは無料となります。

 

パケット放題 Plusに加入すると、専用アプリやmineoのマイページから「mineoスイッチ」をオンにすれば、最大1.5Mbpsの速度で通信が可能になります。データ通信するコンテンツには制限がないほか、契約しているデータ容量を使い切った後でも利用できるのが特徴です。ただし、混雑回避のため、3日間で10GB以上利用した時は速度制限がかかるとしています。

 

mineoスイッチは任意のタイミングでスイッチをオフにすることも可能なので、より高速な通信で利用したい場合は、すぐに切り替えることができます。

 

オプテージでは、2021年3月から先行トライアルを実施しており、96%のユーザーから、通信速度最大1.5Mbpsは十分な速度という回答をもらったとしています。また、利用シーンはSNSやYouTubeなどの動画視聴、Zoomなどのビデオ会議などが多く、おおむねすべてのサービスで利用可能とのこと。この結果を見る限り、期待できると言えます。

 

なお、パケット放題 Plusのオプション料金が最大3カ月無料になるキャンペーンを実施。6月1日~8月31日の間に、パケット放題 Plusに新規で申し込むユーザーが対象となります。まずは加入してみるのがよさそうですね。

IIJmioモバイルサービス ギガプランでデータ容量のシェアやプレゼントが可能に

インターネットイニシアティブは5月25日、個人向けモバイルサービスの新プラン「IIJmioモバイルサービス ギガプラン」に新機能を追加すると発表。6月1日から提供を開始します。

 

新機能は同一契約(同一ID)のギガプラン回線の中で、データ容量をシェアできる「データ容量のシェア」、同一契約のギガプラン回線において、データ容量を移すことができる「データ容量プレゼント」、5Gオプション、ギガプラン専用追加データ量が追加されます。

 

データ容量のシェアは、同一IDの複数のギガプラン回線をひとつのグループにまとめることで、そのグループ内で合算したデータ容量を分け合うことができます。SIMの種類と容量に関係なくシェアできるほか、シェアの解除はいつでも可能としています。

 

データ容量プレゼントは、同一ID内のギガプラン回線において、データ容量が不足している回線に対し、ほかの回線のデータ残量から10MB単位でデータ容量を移行することができます。

 

5Gオプションは会員専用サイトから申し込むことで5G通信が利用可能。こちらは無料で提供されます。

 

ギガプラン専用追加データ量は、データ容量が不足したときに、IIJmioのWebサイトから1GBあたり220円で、クーポンの形で購入・追加が可能です。クーポンは毎月最大で20枚まで購入できます。なお、クーポンの有効期限は購入した当月の末日で、残ったデータ容量を翌月に繰り越すことはできません。

 

また、6月1日から全国のビックカメラグループやヨドバシカメラなどに専用カウンターで、音声通話機能付きSIMカードの即日開通に対応。申し込みがしやすくなります。

世界最小のFeliCa機能搭載スマホ「Jelly 2」の予約開始、価格は2万4999円

FOXは5月24日、世界最小をうたうFeliCa機能搭載Androidスマートフォン「Jelly 2」の予約を開始。5月31日から販売を開始します。価格は2万4999円で、FOX ONLINE STOREや、ヨドバシカメラドットコム、ビックカメラドットコムなどで取り扱います。

 

Jelly 2は、本体サイズ幅49.4×高さ95×厚さ16.5mmと、クレジットカードと同等の大きさのスマートフォン。初代Jellyと比べてディスプレイサイズは120%大型化し、3型のディスプレイを搭載しています。また、バッテリー容量は2000mAhと、こちらも初代Jellyに比べて2倍以上の容量を実現しました。

 

さらに、FeliCa機能を搭載しており、おサイフケータイとして使用可能。モバイルSuicaやモバイルWAON、nanacoモバイル、楽天Edyなどを利用できます。なお、指紋認証にも対応し、セキュリティ面でも安全とのこと。

 

主なスペックは、CPUがHelio P60のほか、メモリーは6GB、ストレージは128GB、カメラは背面が1600万画素。OSはAndroid 10を搭載しています。対応するLTEバンドは、1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/34/38/39/40/41/66。このほか、デュアルSIMとデュアルVoLTEに対応しています。

甘えん坊だと……!? シャープのロボット「RoBoHoN(ロボホン)」に弟モデル登場

シャープは5月21日、モバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」の弟モデル「SR-S04BJ(LTE/3Gモデル)」を発表。ベネフィットジャパンからオリジナルモデルとして、6月下旬以降に発売します。価格は、ロボホン単体で21万7800円、タブレットとセットの価格は26万9280円で、それぞれ36回の分割支払いが可能です。

 

弟モデルは、ロボホンの特徴である二足歩行はもちろん、持ち歩きやすいコンパクトサイズ、カメラ、歌やダンスなど、“お兄ちゃん”(現行モデル)の機能はそのままに、甘えん坊でおっとりした性格になったそうです。

 

また、早口言葉を噛んでしまったり、歌の音程を外してしまったりするなど、あどけない仕草を披露してくれるとのこと。さらに、“お兄ちゃん”よりも高い声でゆっくり話してくれるとしています。完全に狙いに来ている性格です。

 

すでに“お兄ちゃん”を持っている場合は、弟モデルと接続すると兄弟の設定になり、 ロボホン専用アプリ「ロボ会話2」を起動しなくても自発的に兄弟が会話をするようになります。兄弟同士の特別な会話や、一緒に歌やダンスをする様子を楽しめるそうです。

 

身長は約19.8cmで、体重は約395g。そのほか主なスペックは、Snapdragon 430、2GBメモリー、16GBストレージです。通信はLTE及び3Gに対応するほか、IEEE802.11a/b/g/n/acおよびBluetooth 4.2に対応しています。バッテリーは約1日以上持ち、充電時間は約130分です。

ソニー、ミドルクラスの5Gスマホ「Xperia 10 III」がワイモバイルから発売

ソフトバンクとウィルコム沖縄は5月20日、ワイモバイルからソニーの5Gスマートフォン「Xperia 10 III」を6月中旬以降に発売すると発表。

 

Xperia 10 IIIは、Xperiaのミドルレンジスマホとしては初の5Gに対応したモデル。5Gはsub6に対応しています。

 

本体には解像度2520×1080ドットの、約6型有機ELディスプレイを搭載。本体サイズは約幅68×高さ154×厚さ8.3mmで、重量は約169gです。

 

カメラは約1200万画素の広角と、約800万画素の超広角、約800万画素の望遠の3眼構成となっています。カメラ機能も十分で、被写体やシーンに適した設定を自動で選ぶプレミアムおまかせオートや、美しい夜景を撮影できるナイトモードなどを備えています。

 

このほかスペックは、Snapdragon 690、6GBメモリー、128GBストレージ、4500mAhバッテリーなど。なお、バッテリーは負荷を軽減する「いたわり充電」とXperia独自の「充電最適化技術」により3年使っても劣化しにくいとしています。

4眼カメラで撮影はかどる5Gスマートフォン「OPPO Reno5 A」がワイモバイルから発売

ソフトバンクとウィルコム沖縄は5月20日、ワイモバイルの新商品として、4眼カメラを搭載した5Gスマートフォン「OPPO Reno5 A」を発売すると発表。6月上旬以降に発売します。

 

背面カメラは、約6400万画素のメインカメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラ、深度測定センサーの4眼構成。また、街中の光をぼかして被写体を際立たせる写真を撮影できるネオンポートレートモードや、暗い場所でも明るく撮影できるウルトラナイトモードなどを搭載しています。

 

ディスプレイは約6.5型で、解像度は2400×1080ドット。リフレッシュレートは最大90Hzで、滑らかな操作が可能としています。このほか主なスペックはSnapdragon 765G、6GBメモリー、128GBストレージ、4000mAhバッテリーなど。本体サイズは、約幅75×高さ162×厚さ8.2mmで、重量は約182gです。

 

また、防水・防じん仕様となっているほか、おサイフケータイ、指紋認証に対応しています。

ソニーSIMフリーの5Gスマホ「Xperia 5 II」が28日に発売、価格は11万円台

ソニーは5月20日、5G対応のフラッグシップスマートフォン「Xperia 5 II」のSIMフリーモデルを5月28日に発売すると発表。ソニーストアおよびソニーの直営店ほか、一部の家電量販店、ECサイトで本日から予約受け付けを開始しています。ソニーストアでの価格は11万4400円。

 

Xperia 5 IIは2020年冬モデルとして各キャリアから発表されたモデル。本体サイズ約幅68×高さ158×厚さ8mmとコンパクトながら高性能で、CPUはQualcommのSnapdragon 865、メモリーは8GB、ストレージは256GBを搭載しています。また、5GはSub6に対応するほか、デュアルSIMにも対応しています。

 

カメラは、16mm相当の超広角、70mm相当の望遠、24mm相当の標準の3眼構成で、有効画素数はすべて約1220万画素。さらに、人物や動物の瞳にフォーカスを合わせる「リアルタイム瞳AF」や、4K HDR 120コマ/秒のスローモーション撮影といった撮影機能も搭載しています。

 

また、音質面でもこだわっており、高音質化技術のDSEE Ultimateに対応し、あらゆる圧縮音源をハイレゾ相当の音源にアップスケーリングして再生することができます。

新しい生活様式にピッタリなスマホ「arrows Be4 Plus F-41B」がドコモから

NTTドコモは5月19日、FCNTの最新スマートフォン「arrows Be4 Plus F-41B」を発売すると発表。5月28日から発売します。機種代金は一括払いで2万1780円。

 

arrows Be4 Plus F-41Bは、従来モデルで注目を集めたハンドソープや食器用洗剤での丸洗いが可能なことや、操作が簡単なシンプルモード、耐衝撃設計による堅牢性などを備えつつ、基本スペックの向上および新しい生活様式に対応した機能を搭載したモデル。

 

新たに、ビデオ通話中に通知が来ないようにしたり、着信が来た時に定型文で簡単に応答できたりする「オンラインコミュニケーションマネージャー」機能を搭載。より快適にビデオ通話ができるようになりました。

また、マスクでこもった相手の音声も聞き取りやすくなる「マスク通話モード」を搭載しています。

さらに、アルコールや次亜塩素酸水でボディを直接除菌できるようになったほか、決済アプリやポイントアプリを登録して買い物時にすぐに使える「FASTウォレット」機能を搭載しています。

 

スペックは、背面カメラが約1310万画素の単眼、CPUがQualcommのSnapdragon 460、メモリーが4GB、ストレージが64GB。ディスプレイは約5.6型で有機ELを搭載しています。本体サイズは約幅71×高さ148×厚さ9.4mmで、重量は約160g。

サムスンの5G対応ミドルレンジスマホ「Galaxy A52 5G」がドコモから発売

NTTドコモは5月19日、サムスン電子の5G対応スマートフォン「Galaxy A52 5G」を発売すると発表。6月上旬から発売します。

 

Galaxy A52 5Gはミドルレンジの5G対応スマートフォン。ディスプレイは約6.5型で、狭額縁ベゼル「Infinity-O Display」を採用しています。また、リフレッシュレートは120Hzに対応しており、動画やゲームが快適に楽しめるとしています。

 

カメラは、約6400万画素メインカメラのほか、約1200万画素の超広角、約500万画素のマクロ、深度測定の4眼構成。マクロカメラは、約40mmの近距離にある被写体でも精細に写し出せるため、花の繊細さやペットの毛並みなどの撮影も可能としています。

 

CPUはQualcommのSnapdragon 750Gで、メモリーは6GB、ストレージは128GB。バッテリーは4500mAhとなっています。また、5G通信はSub-6に対応。

 

本体サイズは約幅75×高さ160×厚さ8.4mmで、重量は約188g。このほか、防水や防塵、おサイフケータイ、指紋認証と顔認証などに対応しています。

ソニーのエントリースマホ「Xperia Ace II」がドコモから発売

NTTドコモは5月19日、ソニーのエントリースマートフォン「Xperia Ace II」を発売すると発表。5月28日から発売を開始します。価格は一括払いで2万2000円。

 

Xperia Ace IIは、4500mAhのバッテリーを搭載したスマートフォンとしては世界最小サイズを実現したとしています。本体サイズは約幅69×奥行き140×高さ8.9mm。Xperiaシリーズとしては初めてノッチを採用しているのもポイントです。ディスプレイは約5.5型を搭載し、解像度はHD+となっています。

 

カメラは約1300万画素の単眼構成ですが、深度測位カメラを搭載しており、背景をぼかしたポートレート撮影が可能です。

 

このほかスペックは、CPUがMediaTekのHelio P35、メモリーが4GB、ストレージが64GB。

 

また、画面サイズに最適化されたレイアウトで文字やアイコンサイズが大きく見やすい「かんたんホーム」を備えるなど、スマートフォン初心者向けのモデルになっているとのこと。これに加えて、おサイフケータイや本体側面の指紋認証センサーなど、必要十分と言える機能がそろっています。

Galaxyのフラグシップスマホに特別仕様が登場!「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition」がドコモから販売

サムスン電子は5月19日、限定モデル「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition」をNTTドコモから販売すると発表しました。6月上旬に発売を開始します。

 

「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition」は、「Galaxy S21 5G」をベースにした限定モデル。ボディにはファントムブルーを、サイドフレームにはゴールドカラーを採用し、背面にはオリンピックロゴが印字されています。また、サイドフレームは、カメラフレームと一体化しており、高級感と美しさを感じるスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

 

さらに、パッケージにもこだわっており、特別感のあるプレミアムパッケージで提供されるほか、壁紙やロックスクリーン、アプリアイコンなどがカスタマイズされています。

 

「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition」のディスプレイは、6.2型の有機EL仕様。本体サイズは約幅71×奥行き7.9×高さ152mmで、重量は約169gです。

 

カメラは約1200万画素のメインカメラのほか、約6400万画素の望遠、約1200万画素の超広角の、トリプルカメラ構成となっています。このほかスペックは、CPUがQualcomm Snapdragon 888、メモリーが8GB、ストレージが256GBです。

スマホとしては異例の超大型センサー搭載! カメラ性能に振り切った「AQUOS R6」が超おもしろい

シャープは、カメラ機能を強化した5G対応のAndroidスマートフォン「AQUOS R6」を、NTTドコモおよびソフトバンクの2021年夏モデルとして発売します。

↑シャープ「AQUOS R6」(ブラック、ホワイト)

 

AQUOS R6は、独ライカカメラと共同開発したセンサーやレンズ、カメラシステムを搭載。“co-engineered with Leica”と銘打った第1弾製品として展開します。

↑国内メーカーのスマホでは初となるライカカメラ共同開発のカメラシステムを搭載

 

カメラには、一般的なスマートフォンの約5倍の大きさとなる1インチサイズのイメージセンサーと、ライカのレンズ「ズミクロン」の称号を得たF値1.9/焦点距離19mmの7枚構成レンズを採用。超大型センサーによる圧倒的な集光量で、暗い場所でも高感度、かつ広角から望遠までひずみを抑えた撮影を可能にしています。

↑レンズは7枚構成

 

さらに、カメラの土台となるセンサーやレンズなどのスペックの高さに、スマホが得意とするコンピュテーショナルフォトグラフィー(デジタル画像処理技術)を融合。デジタルズーム時にも細部の輪郭まで緻密に再現できるほか、夜景撮影時にはノイズを抑えたダイナミックレンジの広い描写が可能になるなど、昼夜、室内外を問わず、大切な瞬間をその場の“空気感”とともに残します。

 

6.6インチ/WUXGA+(1260×2730ドット)のディスプレイには、世界初となる1Hz-240Hzで駆動する有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」を搭載。表示コンテンツに応じて駆動速度を自動で切り替え、高い省エネ性能と、滑らかで残像を抑えたクリアな表示を両立します。

 

10億色の色彩階調と2000万:1の高コントラスト、業界最高レベルの2000nit(cd/m2)の高いピーク輝度などにより、HDRコンテンツを明るく臨場感のある立体的な映像で表示します。

↑高い省エネ性能と高画質を両立した有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」

 

本体前面は、フロントカメラ部分以外はほぼディスプレイという設計で、画面内に3D超音波指紋センサー「Qualcomm 3D Sonic Max」を内蔵。指紋認証エリアが広いため、2本の指で同時にタッチするよう登録しておけば、従来の20倍のセキュリティ強度にすることも可能です。

↑画面内に指紋センサーを内蔵。フロントカメラによる顔認証にも対応しています

 

本体スペックは、OSがAndroid 11対応、CPUはQualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platform(2.8GHz+1.8GHz オクタコア)で、RAMは12GB、内蔵ストレージは128GB。カメラは、フロントカメラが1260万画素、背面カメラが2020万画素。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac/axをサポートしています。NFC・おさいふケータイにも対応しています。サイズ・質量は約162×74×9.5mm/約207g。

 

コンパクトデジタルカメラ並みの超大型イメージセンサーと、ライカ共同開発によるスマホの常識を超えたカメラスペックで、とにかく撮影が楽しくなりそうなシャープの「AQUOS R6」は、スマホのカメラ機能をよく利用する人にオススメのモデルといえそうです。

 

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バルミューダがまさかのスマホ参入! ソフトバンクから京セラ製5Gスマホ

バルミューダは5月13日、携帯端末事業の参入を発表しました。端末の発売時期は11月以降を予定しており、価格は未定です。

 

同社はこれまで家電事業で培った経験と実績をもとに、5Gスマートフォンの開発・販売に参入。自社工場を保有しないファブレスメーカーのため、京セラが製造パートナーとなります。キャリアはソフトバンクの独占となりますが、同時にSIMフリーモデルの販売も計画しているそうです。

 

バルミューダといえば、代表作の「BALMUDA The Toaster」をはじめ、「BALMUDA The Pure」「BALMUDA The Speaker」など、「音」にこだわる家電メーカーとしても知られています。高音質なプレイヤー機能を持たせたり、スマホに何らかの音のギミックを仕込んだりと、様々な期待ができそう。続報が楽しみなところです。

OPPOが開発! ディスプレイが伸び〜るスマホを触ってきました!

スマホの新しいトレンドとして、ディスプレイが折り曲がる「フォルダブル」が注目を集めています。ですが、スマホの進化はまだまだ止まりません。次なるトレンドとして期待されるのが「ローラブル」。OPPOが昨年11月に発表した「OPPO X  2021」は、なんとディスプレイが伸びたり縮んだりするんです。

 

まずは、どのように伸びたり、縮んだりするのかをご覧ください。

 

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通常は6.7インチの大画面スマホで、サイドキーを長押ししたり、なぞったりすると、画面がゆっくり伸びて7.4インチに。もちろん、ディスプレイがゴムのように伸びるわけではなく、巻き取り式のディスプレイを搭載し、画面を広く使いたい時にだけ、画面を引き出せる仕組みです。

↑普段は6.7インチ画面のフツーのスマホとして使える

 

↑伸ばすと7.4インチの大画面に。折り目のないシームレスでフラットなディスプレイとして利用できる

 

筆者も実際に操作させてもらいました。まるで魔法のように、なめらかに画面が伸縮します。本体の左端に6.8mm幅の中心軸が内蔵されていて、そこをカーブしてディスプレイが巻き取られる仕組み。内部には左右から噛み合わさる仕組みの2 in 1プレートを内蔵し、2つのモーターが均等に動いて、安定した開閉操作を実現しているとのこと。スマホの内部構造ではバッテリーが大きなスペースを閉めますが、バッテリーのカバーも左右に分かれて広がる仕組みになっているそうです。

↑左側に6.8mmの中心軸を内蔵。薄さと耐久性を両立させるギリギリの数値だそう(画像提供:OPPO)

 

↑内部のプレートはこのような構図で、左右に広がる仕組み(画像提供:OPPO)

 

↑2基のモータードライブによる安定した動力システムを採用(画像提供:OPPO)

 

↑伸縮に追従してディスプレイを守る、極めて薄いスクリーンラミネート技術も導入(画像提供:OPPO)

 

約10万回の開閉操作の耐久性が確保されていて、標準的な使い方で5年以上、ヘヴィユーザーでも2〜3年の連続使用を見込めるとのこと。

↑ディスプレイを伸ばした状態の背面(画像提供:OPPO)

 

↑上から見るとこんな感じ

 

↑下部にはUSB Type-Cポートを搭載。マイクとスピーカーは開閉時どちらでも使えるようになっている

 

なぜ魔法のように見えるかと言うと、ディスプレイの伸縮に連係して画面表示も切り替わるから。ホーム画面を表示している場合は、壁紙の表示範囲が広がりつつ、アイコンの感覚も広がります。ウェブページを表示している場合は、左右幅に最適化され、文字や画像が大きく表示されます。

↑6.7インチ画面でGetNavi webを表示させたみた

 

↑7.4インチに伸ばすと画像が大きく表示される

 

↑画面を2分割するマルチウィンドウ利用にも重宝(画像提供:OPPO)

 

↑画像編集時に指での操作がしやすくなる(画像提供:OPPO)

 

↑電子書籍の視認性が向上。電子コミックとの相性も良さそうだ(画像提供:OPPO)

 

通常は1列の「設定」画面の表示が2列になったり、電子書籍の1行に表示される文字数が増えたり、ただ拡大されるのではなく、表示される情報量が増えたり、レイアウトが変わって可読性が向上することがポイント。新しい技術と、それに合わせたソフトウェアとも融合で、スマホの使い勝手も大きく向上しそうです。

 

背面にはトリプルカメラを搭載。そのうち2基は被写体までの距離を細かく計測し、形状も認識するToFカメラ。ARやVRコンテンツを楽しむ端末として開発されていることも推察されます。

↑背面にはメインカメラ+2基のToFカメラをトリプルカメラを搭載。クローズ時はフツーのスマホと変わらないサイズ感だ

 

通常は、曲面ディスプレイを搭載した先進的なモデルに見えて、ディスプレイを伸ばすとタブレットに近い操作感に。シンプルにカッコよくて便利なデバイスです。発売されたら、買いたい! という人は少なくないですよね。筆者もその一人です。しかし、残念ながら、OPPO X 2021は、あくまでもコンセプトモデル(試作機)で、発売の予定はないそうです。

↑側面から見ると、ディスプレイが大きく曲がり込んでいる

 

OPPOは、このOPPO X 2021に関して122件もの特許を取得し、そのうち12件はローラブルメカニズム、つまりディスプレイを巻き取る技術に関するものだそうです。このOPPO X 2021をベースに、近い将来、商用モデルが開発・発売される可能性が極めて高いと思われます。期待して待ちましょう!

 

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ガラケーのような5Gスマホ「motorola razr 5G」 じっくり使ってわかったメリット・デメリット

3月26日に、モトローラの最新フラッグシップ「motorola razr 5G」が発売されました。ガラケー時代に世界的なヒットを記録した薄型ケータイ「RAZR」のコンセプトを受け継ぐモデルで、6.2インチの大画面を折りたためて、コンパクトに持ち歩けることが最大の特徴。

 

ソフトバンク版とSIMフリー版が発売され、ソフトバンク版の価格は19万8000円(税込・以下同)で、2年後に機種変更時に端末を返却する「トクするサポート+」を利用すると実質負担金は9万9000円に抑えられます。SIMフリー版は公式オンラインストアでの価格が17万9799円。なお、ソフトバンク版はシングルSIMでロックがかかっていますが、SIMフリー版は物理SIM+eSIMのデュアルSIM仕様になっています。その他の仕様は共通しています。

 

筆者は、モトローラ・ジャパンからお借りしたSIMフリー版を1週間ほど使ってみました。

 

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メリット1:触れただけでハイグレードを実感できるボディ

razr 5Gに触れて、すぐに気に入ったのはボディの質感。背面パネルにはガラス、ヒンジやフレームにはメタル素材を用いて、全体的に丸みを帯びたラウンドフォルムになっています。折りたたみ時のサイズは91.7×72.6×16.0mmで、手のひらに収まるほどのコンパクトさ。鏡面仕上げでツルツルとして手触りで、質感のリッチさはトップクラスだと感じました。裸のままで使いたい反面、うっかり落としてしまいそうで怖かったりします。

↑折りたたみ時は、手のひらに収まるほどコンパクト

 

側面を見ると、ほとんど隙間なく、ピタリと折りたためます。と言っても、ディスプレイが鋭角に折り曲がるわけではなく、折り曲がる部分の小さなカーブがヒンジに収まる仕組み。右側面に音量キー、左側面に電源キーを搭載し、とくに折りたたみ時は操作しすい印象です。

↑右側面に音量キーを搭載

 

↑左側面に電源キーを搭載。隙間なく折りたためる

 

折りたたみ時の正面には2.7インチ(800×600ドット)のサブディスプレイと4800万画素カメラを搭載。背面には、モトローラのロゴをデザインした指紋センサーを備えています。

↑サブディスプレイで電話をかけることも可能

 

↑光沢の強い鏡面仕上げで、背面には指紋センサーを搭載

 

本体を開くと、6.2インチ(2142×876ドット)の大画面スクリーンを利用可能。使うときだけでにパカンと開く感覚は、ガラケーを長く使っていた世代には懐かしく感じること請け合いです。

↑開くと、フツーの大画面スマホとして使える。音量キーと電源キーは高い位置になり、やや操作しづらくなる

 

なお、モトローラによると、ヒンジ部は約20万回(1日100回で5年以上)の開閉操作に耐えられるそう。なので、頻繁にパカパカして、見せびらかしてもOK! ただし、ワンタッチで開閉できるボタンは付いていないので、片手でかっこよく開くには慣れが必要です。コツをつかむまでは、うっかり落として傷を付けてしまわないように注意しましょう。

↑ヒンジの上部

 

↑このヒンジの部分に、ディスプレイが丸く折り曲がって収まる仕組み

 

↑隙間に親指を入れて、上部を跳ね上げるようにして開ける。ただし、不慮の落下を防ぐためには、片手で持って、もう片方の手で開くほうが安全だ

 

メリット2:閉じたままで、あれもこれもできる!

折りたたみ時は「クイックビューディスプレイ」というサブディスプレイで、時刻を確認したり、通知のチェックが可能。上辺から下方向にスワイプするとクイック設定パネル、下辺から上方向にスワイプすると通知パネルを表示します。

↑折りたたみ時はクイックビューディスプレイで多くの操作が可能

 

↑メインディスプレイと同じように、各種設定のオン・オンができるクイック設定パネルを搭載

 

さらに、このクイックビューディスプレイだけでアプリも使えます。まず、右方向にスワイプするとカメラが起動。4800万画素のアウトカメラで自撮りができます。右側面の音量キーがシャッターとなり、片手でさりげなく撮れることも利点です。

↑閉じたままでカメラを起動して、セルフィーが撮れる

 

↑撮影モードの切り替えもできる

 

左方向にスワイプすると、アプリを選択できる画面が表示。3つのアプリ(ミニゲーム、電卓、YouTube)がプリセットされていますが、自分が使いたいアプリを追加したり、要らないアプリを削除したりしてカスタマイズできます。すべてのアプリがサブディスプレイを使えるわけではありませんが、「LINE」や「Twitter」など、「Playストア」からダウンロードしたアプリが追加できることを確認できました。

↑クイックビューディスプレイで使いたいアプリを設定し、素早く起動できる

 

さらに左にスワイプすると「連絡先」と「電話」が利用できる画面に。ダイヤルキーパッドを表示させて、電話をかけることができ、よく連絡を取り合う人の電話番号のショートカットを貼り付けることもできます。

↑連絡先のショートカットを設定して、素早く発信することも可能

 

実際に使ってみて便利だと思ったのは、クローズ時とオープン時の連携性。例えば、電話を着信した場合、折りたたんだ状態で応答すると、スピーカーホンが起動します。開くだけで応答することもでき、その場合は、受話レシーバーからの出力となり、耳にあてて通話が可能です。まず、折りたたんだままで通話を始めて、開いて通話を続けることもできます。

↑電話を着信すると、閉じたままでもスピーカーホンで応答可能。開いて応答することもできる

 

↑開くとメインディスプレイでの表示に切り替わる

 

メールを受信した場合は、クイックビューディスプレイでメール本文まで読めますが、長いメールの場合は、開くと大画面表示に切り替わるので、読みやすくなります。返信メールを作成したい場合にも、開いたほうが便利でしょう。

↑閉じたままでもキーボードを表示させてメールを作成できる

 

プリインされている基本アプリで、クイックビューディスプレイで使えなかったのは「Chrome」くらい。ほとんどのアプリは使えます。メールやSNSのチェックなど、ちょっとした作業をクイックビューディスプレイで済ませることは電池の節約にもつながりそうです。

↑音楽を聴いている時の一時停止やスキップの操作にも重宝

 

メリット3:21:9のワイドスクリーンでウェブや動画を楽しめる

オープン時は、6.2インチの大画面ディスプレイを利用できます。ユーザーインターフェイスは、一般的なAndroidスマホと変わりはなく、フツーの大画面スマホと変わらない使い勝手。しかし、開くという操作と、画面アスペクト比が21:9と縦に長いこともあり、操作感がガラケーに近いようにも感じます。

 

オープン時のサイズは169.2×72.6×7.9mm。横幅が細めで、最薄部が7.6mmと薄いので、片手でもスムーズに操作できます。ウェブやニュース、SNSなどの閲覧は、やはりメインディスプレイを使ったほうが便利でしょう。

↑縦に長いウェブページの閲覧性が向上。ディスプレイの下の出っ張り部分が重石のような安定感をもたらす

 

横向きにすると、ワイドなスクリーンで写真や動画を楽しめます。フルスクリーン表示に対応するアプリでは、より没入感がアップするはず。なお、写真や動画を見る際も折り曲げ線などは気にならず、最初からフラットの画面と同じように表示されます。もちろん、長期的に使うと、どうなるのかはわかりませんが……。

↑21:9のワイドな画面は動画視聴にも最適

 

↑折り曲がる部分に線や跡が付いたりしない

 

メリット4:4800万画素カメラは、昼でも夜でもキレイに撮れる!

アウトカメラは4800万画素で、4つの画素を1つに結合して、効率よく光を取り込む「クアッドピクセルテクノロジー」を採用。F値1.7の明るいレンズで、光学式手ブレ補正も備えているので、とくに夜景や薄暗い場所の撮影でも、その威力を発揮しそうです。実際に撮影してみたところ、夜景は鮮明な画質で撮影でき、薄暗い室内でもフラッシュ不要。屋外でもナチュラルな色・明るさで写りました。

↑アウトカメラは4800万画素。LEDライトも備えているが、撮影時に必要になることは少ないだろう

 

↑夜景はすっきりとした色で写る

 

↑逆光でもほどよい明るさで、ナチュラルな色で撮影できた

 

↑花を写した作例。鮮やかな色で写り、後方はナチュラルにぼけた

 

↑居酒屋の店内で撮影。AIが「料理」と認識し、鮮やかな色味に補正された

 

AIによるシーン認識や、水平の検出など、便利な機能もひと通り揃っています。モトローラ独自の、指定した色だけを残す「スポットカラー」、動く写真が撮れる「シネマグラフ」といったユニークな撮影モードも健在。

↑カメラの設定画面

 

↑撮影モードも充実している

 

↑開いてアウトカメラで撮影する際に、サブディスプレイにアニメーションを表示できる「アイキャッチアニメ」という新機能も搭載。被写体の目を引いて、カメラ目線の写真が撮れる趣向になっている

 

インカメラは2000万画素でF値2.2。アウトカメラと同じくクアッドピクセルテクノロジーを搭載しています。しかし、自撮りはアウトカメラで撮れるので、インカメラの主用途はビデオ通話になるでしょう。

 

メリット5:パフォーマンスや細かい使い勝手にも満足

プロセッサーはSnapdragon 765G。メモリはRAMが8GBで、ROMが256GB。他社のフラッグシップはSnapdragon 8シリーズ(800番台)を採用し、12GBのRAMを搭載する機種が多いので、それらよりはやや抑えたスペック。グレードとしては「ミドルハイ」と呼ぶのが妥当でしょう。しかし、基本アプリの操作で、パフォーマンスに不満を感じることはまずなさそうです。

↑「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果。Snapdragon 865などを搭載するハイエンドモデルには及ばないが、普段使いには必要十分以上の処理速度が得られるだろう

 

先述のようにSIMフリー版はeSIMを追加でき、2つの電話番号で同時に待ち受けできるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しています。筆者はeSIMでの動作確認はしていませんが、日本でもeSIMを提供する事業者が増えつつあるので、見逃せないアドバンテージと言えるでしょう。なお、物理SIMは、対応キャリアは公式には発表されていないようですが、3大キャリアに加えて、楽天モバイルのSIMでも使えることを確認できました。

↑底部にUSB Type-CポートとSIMスロットを搭載。SIMはnanoサイズで1枚しか挿せない。microSDは非対応

 

↑SIMフリーモデルはeSIM(組み込み型のSIMで、データを書き換えられる)を追加できる

 

モトローラのスマホには「Motoアクション」という独自機能が搭載されています。機種によって使える機能が異なりますが、razr 5Gでは、端末の仕様上必要ない機能(「片手操作切替」と「伏せて置いて無音化」)を除き、すべての機能が使えます。2回ひねってカメラを起動、2回振ってライトを点灯できる機能は、閉じている時でも開いている時でも、どちらでも使えます。

↑ユーザーから人気が高いMotoアクションも搭載

 

↑2回素早く振り下ろすとLEDライトが転倒。再度振って消灯できる

 

デメリット:開閉操作が面倒で、電池持ちに不満を持つ恐れも……

razr 5Gは、このフォルム、このギミックに強く惹かれる人には、マストバイのモデルです。ガラケーのような持ちやすいサイズ感で、5Gの高速通信の恩恵を受けられ、必要に応じて大画面も利用できます。「画面が大きいほうがいいが、片手で操作しやすいコンパクトなスマホが欲しい」と矛盾した欲求に駆られていた方は、その矛盾があっさり解消するはずです。

↑ソフトバンクの5Gエリアで通信速度を計測してみた。下り600Mbpsを超える速度を記録。上り速度が速いこともメリット

 

強いてデメリットを挙げるとすると、板状のフツーのスマホにもそれなりの良さがあります。フツーのスマホの操作に慣れきっている人には、開閉操作が手間に思えるかもしれません。

 

コンパクトさを優先したためか、バッテリー容量は2800mAhと少なめです。他社の5Gスマホは4000mAh以上の大容量バッテリーを搭載するモデルが多く、使い比べてみると、razr 5Gの電池持ちは今ひとつというのが率直な印象。

↑バッテリー容量は少なめ。ヘビーユーザーだと1日もたせるのは難しいかも

 

アウトカメラが1基しかないのも残念なポイント。もはや2眼は当たり前で、3眼、4眼の機種も増えているので、せめて超広角レンズは搭載してほしかったところ。防水・防塵、おサイフケータイにも対応していませんが、これらは人によって必要か否かは分かれるでしょう。

 

筆者が挙げたデメリットを「そんなことはたいしたことではない」と思ったあなたは、ぜひいち早く入手して、カッコよく使い倒してくださいね。

↑パッケージは特別仕様で、そこにも価値がありそう

 

↑DENON プレミアムヘッドセット、15Wの急速充電器、アクセサリーポーチなどが同梱されている

 

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5Gもコスパ最強!? シャオミの「48円スマホ」を使ってみました!

ソフトバンクから2月26日に発売された5Gスマホが注目を集めています。シャオミ製の「Redmi Note 9T」という端末で、なんと48円で買えるんです。本体の価格は2万1600円(税込・以下同)で、それでも十分過ぎるほど安いのですが、MNPでソフトバンクに乗り換えて「メリハリプラン」に契約すると、一括48円(1円×48円)という超破格の割引価格で買えます。

↑ソフトバンクから発売された5Gスマホ「Redmi Note 9T」。サイズは約162×77×9.1mmで、重さは約200g

 

シャオミは、2月5日に「Redmi 9T」という4GのSIMフリースマホも発売しました。実勢価格は1万7490円と、こちらもかなり安い価格設定になっています。

↑SIMフリーの4Gモデル「Redmi 9T」は量販店やオンラインストアで購入可能。一部のMVNOも取り扱っている。サイズは約162.3×77.3×9.6mmで、重さは約198g

 

この2モデル、ただ安いだけでなく、「コスパがいい!」「結構使える!」と性能面での評判も良いようです。1〜2万円台のスマホで、どこまでできるのか? じっくり使ってみました。

 

激安5Gスマホ「Redmi Note 9T」はカメラの性能も期待以上

まず、条件によっては、たった48円で買える「Redmi Note 9T」ですが、スペックシートを見ると、3万円でも4万円でもおかしくない仕様です。

6.53インチのディスプレイは有機ELではなく液晶ですが、解像度はフルHD+(2340×1080ドット)で視認性は上々。小さな文字もくっきりと表示されます。デュアルスピーカーを搭載しているので、「Netflix」などサブスクの動画サービスとも相性が良さそうです。

↑6.53インチ(2340×1080)の液晶ディスプレイは、パンチホール型のインカメラ(1300万画素)を搭載し、高い画面占有率を実現

 

↑ディスプレイの色を調整できる機能も搭載

 

背面パネルはポリカーボネート製で、指紋が付着しにくい表面処理が施されています。円形で搭載されたトリプルカメラはメイン(4800万画素)+マクロ(200万画素)+深度センサー(200万画素)という構成。AIによるシーン認識に対応し、暗い場所でも鮮明な画質で撮影できます。超広角が撮れないという弱点はありますが、むしろ「この価格でここまで撮れるのか」と驚くこと請け合いです。

↑背面パネルには指紋が着きにくい加工が施されている。おサイフケータイにも対応

 

↑4800万画素をメインとする3眼カメラを搭載

 

↑景色を撮影した作例。ナチュラルな色で写る

 

↑望遠カメラは搭載していないが、デジタルズームは最大10倍。これは2倍で撮影した写真

 

↑屋内で料理を撮影した作例。AI補正によって鮮やかな色になる

 

↑夜景モードで撮影した作例

 

↑ポートレートモードでは、背景ボケを調整可能

 

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右側面に指紋センサーを搭載し、インカメラによる顔認証にも対応。おサイフケータイも使えます。残念に思うことがあるとしたら、防水・防塵に対応していないことくらいでしょう。

↑右側面の音量キーと、指紋センサーを備えた電源キーを搭載

 

↑左側面のSIMスロットにはmicroSD(最大512GB)も装着可能。おそらくグローバル版はSIMが2枚挿せるのだろうが、日本版は2枚目のSIMスロットがはめ殺しになっている

 

↑底部にUSB Type-Cポートとイヤホンジャックを搭載

 

パフォーマンスはミドルハイ相当

CPUは多くのメーカーが採用する米国・クアルコム製のSnapdragonではなく、台湾・MediaTek製の「Dimensity 800U」を採用しています。最大2.4GHzのオクタコアCPUで、筆者が期待していた以上に性能が良く、実にキビキビと反応してくれます。ちなみに、4GのRedmi 9TにはSnapdragon 662(最大2.0GHz/オクタコア)が搭載されていますが、Redmi Note 9TのほうがRedmi 9Tよりも動作性は良い印象なので、Snapdragon 700番台のミドルハイ相当のパフォーマンスと考えていいでしょう。

↑CPUは最大2.4GHzで、RAMは4GB。内部ストレージは64GB

 

 

↑5000mAhのバッテリーを搭載し、電池持ちも上々。2つの省電力モードも備えている

 

シャオミのスマホは、Androidをベースにした「MIUI」というカスタマイズOSを搭載しています。表示される画面やメニューの項目などが、標準的なAndroidとは異なる場合があります。初めて使う人は戸惑うかもしれませんが、使っているうちに、むしろ標準的なAndroidよりも便利だと感じるかもしれません。例えば、片手操作モードの画面サイズを選択できたり、多彩なショートカットを設定できたり、自分が使いやすいようにカスタマイズできます。

↑片手で操作しやすいように画面表示を縮小することが可能。表示サイズは3つから選べる

 

↑スクリーンショットを撮ったり、カメラアプリを起動したりするショートカットを設定可能

 

Redmi Note 9Tは、使い勝手を犠牲にすることなく、有機ELではなく液晶にしたり、超広角カメラの搭載を見送ったり、CPUをちょっと安いものにしたりと、徹底的にコストダウンを図った端末という印象。2021年3月現在、日本で買える最もコスパに優れた5Gスマホと言って差し支えないでしょう。

↑東京・渋谷のソフトバンク5Gがつながる場所で通信速度を測定してみたところ、下り600Mbpsを超えるスピードを記録した

 

4Gの「Redmi 9T」が勝る部分も……

4GのSIMフリーモデル「Redmi 9T」も6.53インチの液晶ディスプレイを搭載しています。背面パネルのデザインは異なりますが、やはり指紋が付きにくい加工が施されて、さほど安っぽくは見えない仕上がりです。

↑Redmi 9Tも6.53インチ(2340×1080ドット)の液晶ディスプレイを搭載

 

↑背面パネルにはクアッドカメラを搭載し、「Redmi」のロゴが大きく刻まれている

 

Redmi 9TのほうがRedmi Note 9Tよりも安いで、スペックも低いと思われがちですが、Redmi 9Tが勝る部分もあります。まず、カメラですが、メイン(4800万画素)+超広角(800万画素)+マクロ(200万画素)+深度センサー(200万画素)の4眼で、120°の超広角撮影も楽しめます。

↑Redmi 9Tは超広角撮影が可能。歪みの補正する機能があり、これはオンにして撮影した写真だが、それなりに歪む

 

↑花を撮った作例。後方はナチュラルにボケる

 

↑夜景モードで撮影。明るくなり過ぎず、地面の模様まではっきりと写る

 

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Redmi Note 9Tのバッテリーも大容量(5000mAh)ですが、Redmi 9Tはさらに多い6000mAhのバッテリーを内蔵しています。

2枚のnanoSIMを装着でき、2回線で待ち受けできるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応。さらに、microSDカード(最大512GB)も装着できます。SIMフリースマホは、microSDが2枚目のSIMとの排他利用になる機種が多いので、2枚のSIMとmicroSDを併用できることは大きな利点と言えるでしょう。

↑2枚のnanoSIMと1枚のmicroSDを挿せるトリプルスロットを搭載

 

 

↑3大キャリアだけでなく、楽天モバイルのSIMでも使えることを確認できた

 

Redmi 9Tの弱点を挙げると、当たり前のことですが、5Gは利用できません。防水・防塵、おサイフケータイにも対応していません。ですが、それらを納得できるのであれば、普段使いには必要十分な機能・スペックを備えています。正直、2〜3万円台だったとしても、なお安いと思える出来です。

携帯電話各社がこぞって料金プランを値下げした今年の春。端末購入費も安い抑ええたい人には、シャオミのスマホが有力な選択肢となりそうですよ。

 

 

 

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映像と音に包まれる新感覚! ソニー最新5Gスマホ「Xperia 1 III」「Xperia 10 III」速報レポート

ソニーが、Xperiaに新しい最上位5G対応モデル「Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー)」と、ミドルレンジモデル「Xperia 10 III(エクスペリア テン マークスリー)」を発表しました。ひと足早く触れることができたグローバルモデルのファーストインプレッションを報告します。

 

↑右がフラッグシップのXperia 1 III、左がスタンダードモデルのXperia 10 III

 

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Xperia 1 IIIとXperia 10 IIIはそれぞれ日本を含む世界の各国・地域で、今年の初夏以降に発売予定の5Gスマホです。ミドルレンジのXperiaに初めて5G対応モデルが投入される形となります。国内の販売価格は明らかにされていませんが、それぞれ現在販売中の「II」の後継機になるモデルです。参考までに、Xperia 1 IIの発売当時価格が12万円前後、Xperia 10 IIは4〜5万円台でした。

 

モバイルゲームが快適に楽しめる!120Hz駆動のディスプレイを採用

Xperia 1シリーズはソニーがテレビやカメラ、オーディオプレーヤー等で培ってきたエンターテインメントやデジタルクリエーションの技術を総まとめにしたフラッグシップスマホです。2019年にXperia 1として新しいスタートを切ってから、早くも3世代目となりました。

 

アスペクト比を21:9という映画館のスクリーン比率に近づけた、約6.5インチのシネマワイドディスプレイは健在。Xperia 1 IIからのハイライトである4K/HDR対応に加えて、新しく120Hz駆動のパネルを採用しました。

↑約6.5インチの4K/HDR有機ELディスプレイを搭載。Xperiaとして初めて120Hz駆動のパネルを搭載しました

 

例えば、最大120コマ/秒のハイフレームレートで制作されているゲームコンテンツが、より滑らかに表示されるなどの効果があります。タッチパネルの応答速度も最大240Hz対応なので、動画表示の滑らかさに加えてタッチ操作の応答感度の良さも実感できそうです。残念ながら、今回筆者が触れてきたグローバルモデルは、まだディスプレイの機能が未完成でした。なので、Xperia 1 IIIによる動画視聴、ゲーミング体験の報告はまた別の機会に譲りたいと思います。

↑背面にはきめ細かい、つや消しガラスパネルを採用しています

4つの焦点距離を3つのレンズでカバーするXperia 1 IIIのカメラ

Xperia 1 IIIは、本体の背面に「3つのレンズ」で「4つの焦点距離」を実現するメインカメラユニットを搭載しました。縦に並ぶ3つのレンズは、上から16mmの超広角、24mmの広角、間にオートフォーカス性能の向上を実現する3D iToFセンサーを挟み、最下段に2つの焦点距離を併せ持つ可変式望遠レンズになります。スマホのカメラアプリからズーム比率を変えると、内部でレンズユニットが70mmと105mmの焦点距離に合わせて形が変化する仕組みです。

↑「3つのレンズ」で「4つの焦点距離」を実現するメインカメラユニット

 

↑望遠レンズは、内部でユニットの機構が形を変えて70mmと105mmの焦点距離に合わせます

 

すべてのレンズユニットには光量を多く取り込めるレンズと、感度の高いデュアルフォトダイオードセンサーが搭載されています。さらに広角、望遠レンズには光学式手ブレ補正も載せて、明るく高精細な写真・動画の撮影を可能に。3つのレンズはすべて画質に定評のあるT*(ティースター)コーティングを施したツァイスレンズ。ソニーがデジタル一眼レフカメラのαシリーズで培ってきた高速オートフォーカス、画面タップで選択した被写体に焦点を合わせながら自動追尾できるリアルタイムトラッキングの機能など、まさに「デジタル一眼顔負け」な機能が満載です。

 

Xperia 1 IIIでは従来のXperiaシリーズにプリインストールされていた、標準の「カメラ」アプリが廃止されました。ソニーのカメラシリーズ「α」、「サイバーショット」のユーザーインターフェースや機能に近づけた「Photography Pro」をメインのカメラアプリとしたことが理由です。筆者はふだん、ソニーのデジタルカメラを使っているので、使い勝手の近いPhotography Proは扱いやすく感じますが、スマホのカメラに凝った機能は要らないという方も多くいると思います。その点、Photography Proはユーザーインターフェースを「ベーシックモード」に切り換えると、従来のカメラアプリに近いシンプルな撮影が楽しめるので安心です。前述の通り、今回触れた実機はカメラ機能がまだ動いていなかったため、本格的なハンズオンレポートはまた後日にしたいと思います。

↑ソニーのデジタルカメラのような操作性を実現したPhotography Proアプリを標準搭載

内蔵スピーカー&イヤホン出力の音がパワーアップした

音楽や動画の再生性能も進化した、Xperia 1 IIIの「オーディオ」についてはグローバルモデルの実機による体験ができたので、インプレッションを報告します。

 

注目したいポイントが大きく2点あります。ひとつは本体に内蔵するスピーカー、および3.5mmヘッドホンジャックからの出力がパワーアップして、いっそうメリハリの効いたサウンドになったことです。

↑前面に搭載するスピーカーユニットを改良しています

 

ソニーではこれらの高音質化について、本体内部の設計とパーツの選定に見直しをかけつつ、ソフトウェアの改善を図ることで実現したと説明しています。ステレオスピーカー、およびヘッドホンジャックから出力されるサウンドの音圧(音の密度)は約40%アップしました。ボリュームを上げた時に音が歪まないように余裕を持たせたことにより、特に騒音に囲まれがちな外での音楽再生が快適になります。

 

Xperia 1 IIIのサウンドをソニーのデモルームで試聴しました。内蔵スピーカーによるステレオ音源の再生ではボーカルの音像がより前に押し出され、迫力のあるサウンドが味わえます。バンドの楽器は、それぞれ鳴っている位置がはっきりと捉えられる定位の鮮明さが特徴的でした。

↑ソニーモバイルのデモルームで、Xperia 1 III(奥)とXperia 1 II(手前)の音質を聴き比べました

 

動画のサウンドをXperia 1 IIと比べてみると、Xperia 1 IIIは内部スピーカーボックスの構造を変えたことで低音がビシッと引き締まりました。ドルビーアトモスに対応したサラウンドコンテンツを再生すると、高さ方向に音場が広がり、細かな効果音の粒立ちがはっきりとしたようです。

 

ソニー独自の360度音楽体験にフル対応

そしてもう1つの注目ポイントが、ソニー独自の立体音楽体験技術である「360 Reality Audio」の高音質再生に、Xperia 1 IIIが対応したことです。360 Reality Audioは、対応する音源を配信するアプリと組み合わせて、あらゆるヘッドホン・イヤホンとの組み合わせで手軽に楽しめる音楽体験ですが、内蔵スピーカーで360度全天球の周囲に広がる没入型音楽体験を味わえるスマホは、Xperia 1 IIIが初めてとなります。

 

Xperia 1 IIIにプリインストールされる360 Reality Audioの音源を聴きましたが、スマホのスピーカーから鳴っていることが信じられないほど豊かに広がるサウンドは圧倒的。背後や足下にまで広がる音の生々しい包囲感と、縦横無尽に音源が移動しながら鳴り響く感覚は、360 Reality Audio独特の魅力。初めて体験した方にもすぐに“違い”がわかると思います。

 

360 Reality Audio体験を満喫するためには、対応する音楽コンテンツが必要です。2021年4月14日時点では、日本国内で360 Reality Audioの音源を配信するサービスはAmazon Music HDしかありません。Xperia 1 IIIが日本で発売される頃に、どの音楽配信サービスで360 Reality Audioが楽しめるようになるのかはまだ不明です。本機には通常のステレオ音源にバーチャライズ処理をかけて、360 Reality Audio風の立体サウンドに変換する「360 Spatial Sound」という機能も搭載されます。まずはこちらからXperia独自のオーディオ体験を満喫するとよいでしょう。

↑Xperia 1 IIIにはフロストブラック/フロストグレー/フロストパープルの3色カラーバリエーションが揃います

 

↑本体側面にシボ加工を施したカメラシャッター専用ボタンなどを配置

意外と本命はこっち!? 5G対応「Xperia 10 III」の魅力

Xperia 1 IIIはソニーの4Kテレビ、ゲーム機のPlayStation、デジタルカメラにオーディオのプレミアムモデルを愛するファンも、唸らせるハイクオリティ&高機能の最強フラッグシップモデルになりそうです。

 

本機には4G LTEと高い互換性を持つ5G Sub6のほかに、さらにパフォーマンスに優れた5Gミリ波に対応するモデルが揃うようです。5Gミリ波対応のXperiaは、今年プロフェッショナルモデルの「Xperia PRO」が国内で発売されています。Xperia 1 IIIも、ミリ波とSub6の両対応モデルが日本で発売される可能性が高いと思います。

 

もうひとつの新製品であるXperia 10 IIIも5G Sub6のネットワーク通信に対応する新しいスタンダード機です。現行モデルのXperia 1 IIよりも本体サイズを小型化しながら、バッテリーの容量を900mAhほどアップして4500mAhに。アスペクト比が21:9のHDR対応ディスプレイ、有線・無線接続によるハイレゾリューションオーディオ体験などエンターテインメント性能も充実。カメラ構成は、明るく高精細な写真・動画が撮れるトリプルレンズ仕様です。

↑女性も片手で持ちやすいサイズ感を実現した約6.0インチのXperia 10 III

 

↑背面にはトリプルレンズカメラを搭載しています

 

↑5G対応や4500mAhの大容量バッテリーの搭載などXperia 10 IIから進化を遂げています

 

↑ブラック/ホワイト/ブルー/ピンクの4色展開

 

Xperia 10 IIは現在、日本国内では携帯電話事業者を通じてのみ販売されています。Xperia 10 IIIは機能と性能のバランスがよく、デザインがとてもスタイリッシュなスマホなので、Xperia 1 IIのようにSIMロックフリーの端末をソニーの直販サイト等で発売すればかなり注目されるのではなでしょうか。筆者もぜひ1台買いたいです。各新製品の国内モデルに関連する詳報を期待しながら待ちましょう。

↑新しいXperiaには純正のスタンド機能付きカバーが発売されます

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

「Galaxy S21 5G/S21 Ultra 5G」海外版インプレ! 大刷新デザインと最強カメラの実力を見る

サムスン電子が発表した2021年のフラッグシップスマホ「Galaxy S21 5G」と「Galaxy S21 Ultra 5G」。日本発売も期待できそうなこのモデルの魅力の一端を紹介します。

 

なお、Galaxy S21シリーズは5G通信に対応するスマホですが、今回は海外版をレビュー。外観やカメラ機能を中心に検証しています。

↑左がGalaxy S21 5G、右はGalaxy S21 Ultra 5G

 

【Galaxy S21 5G/S21 Ultra 5Gの外観をチェック!】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

高倍率ズームカメラを引き立たせるデザイン

2020年のGalaxy S20シリーズでは、S20 5Gで最大30倍、S20 Ultra 5Gでなんと最大100倍というデジタルズームに対応するカメラ機能が特徴でした。今回のS21シリーズは、この性能はそのままに、デザインや基本性能を大幅にブラッシュアップしています。

 

Galaxy S21 5Gはボディデザインを大きく改良。自慢の3眼カメラを引き立たせるデザインとなりました。薄型の筐体から大きく出っ張ったカメラユニットは側面バンパーの金属と一体化し、1つの流れを作るような形状に。

 

チップセットは、発売国によってクアルコム製のSnapdragon 888 5Gか、サムスン製のExynos 2100に分かれます。どちらも最新の5nmプロセスで作られた現状最高峰のチップセットです。

↑Galaxy S21 5Gのカメラ部分

 

↑S21 5Gのサイズ感は、約6.2インチと現行機種の中でも標準的

 

↑今回触った実機のカラーは、ファントムバイオレット。高級感ある意匠に進化している

 

↑画面内指紋認証に対応

 

ディスプレイは現行で最高峰のスペックである、120Hz駆動の有機ELディスプレイを搭載。スクロールした時の表示から滑らかです。HDRに対応しているので、映画や自分で撮った映像も色鮮やかに表示できます。他のハイエンドスマホと比べても、画面枠が特に細く小さいGalaxy S21シリーズは、片手持ちで使いたい人に適したモデルでしょう。

 

Galaxy S21 Ultra 5Gはシリーズ初のSペン対応

Galaxy S21 Ultra 5Gは、Galaxy Noteシリーズの「Sペン」に対応。Galaxy Sシリーズで初めてペンによる手書き入力が可能となりました。

↑Galaxy S21 Ultra 5G。約6.8インチのディスプレイは、動画視聴はもちろん、今回初のペン入力対応にも効果を発揮するサイズ感だ

 

↑Noteシリーズで評価の高いSペンに初対応

 

Galaxy Noteシリーズとは異なり、Galaxy S21 Ultra 5Gには本体にSペンを格納する場所がありません。Sペンを使う場合は別売のペン対応ケースを利用するか、あるいは互換性のあるペンを使うと良いでしょう。ワコム製の「Wacom Oneペン」や鉛筆型の「Staedtler ノリスデジタル」などが利用できます。

 

カメラは前作と同等性能

前機種と同様に、1億画素カメラ搭載のGalaxy S21 Ultra 5G。デジタルズームで最大100倍という高性能を誇ります。

↑最大100倍デジタルズームは、いまだトップクラスの望遠性能

 

Galaxy S21シリーズのカメラ性能は、基本的には前世代のモデルをそのまま踏襲。Galaxy S21 5Gでは最大30倍のデジタルズームに対応し、Galaxy S21 Ultra 5Gは最大100倍のデジタルズームが可能です。最後に2機種の撮影作例をご覧ください。

 

【Galaxy S21 5G撮影サンプル】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

【Galaxy S21 Ultra 5G撮影サンプル】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

 

【記事内の写真をチェック】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

撮影協力:キャットラウンジ 猫の館ME

アウトドアの楽しさをちょい増し! タフな5Gスマホ「TORQUE 5G」の魅力をおさらい

京セラは3月16日、auから販売する5G対応スマートフォン「TORQUE 5G」の新作発表会を行いました。2014年に「TORQUE G01」を発売して以来、そのタフネスぶりにアウトドアファンから絶大な信頼を得てきたTORQUEシリーズの5G対応モデルとなります。3月26日にau限定で発売、現在予約受付中です。価格は、直販で8万8885円(税込)。

↑今回発表された「TORQUE 5G」。カラーはイエロー、レッド、ブラックの3色

 

【TORQUE 5Gの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

過酷な環境でも作動する驚異のタフネスぶり

TORQUE 5G最大の特徴は、ボディの耐久性能にあります。米国国防総省の調達基準の21項目に加え、京セラ独自の耐薬品試験などTORQUEシリーズ史上、最多となる28項目の試験をクリアしたスマートフォンです。

 

これまでのTORQUEシリーズでも耐落下性能は優れていましたが、今回はサンドペーパーを敷いた独自の耐久試験をクリアしました。八角形のボディの隅に装着したポリウレタン製のバンパーで落下時の衝撃を緩和し、スマホ本体を守ります。もちろん、防水・防塵にも対応しているので、アウトドアを始め、過酷な環境でも安心して使用できます。

↑TORQUEシリーズの最大の特徴である堅牢性は今回のモデルにも受け継がれました

 

↑隅に取り付けられたバンパーが本体を守ります

 

今回から「泡ハンドソープ洗浄試験」と「耐薬品試験」も実施し、いずれもクリアしています。そのため、スマホの表面が汚れてしまったとき、泡ハンドソープで洗浄することが可能になりました。

 

特に最近は新型コロナウイルス感染予防の観点から、スマホをアルコール消毒する機会が増えましたが、TORQUE 5Gはアルコール除菌シートでのふき取りも可能。清潔を保ち、安心して使用することができます。

↑屋外で落としたときも洗えます

 

もちろん、バイクや自転車にマウントしても問題ない耐振動性や、ゲレンデなど氷点下の環境でも作動する耐低温・凍結性など、これまでのTORQUEシリーズの特徴だったタフネスぶりは今回のモデルにも受け継がれています。

 

さまざまな新機能を備えたマルチカメラを採用

カメラはマルチカメラを新たに採用。メインカメラとサブカメラでの同時撮影が可能になったことにより、それぞれを組み合わせて1枚の写真や動画を撮影することができるようになりました。例えばスノーボードで雪山を滑走する際、流れる風景と自らの顔を同時に撮影できるため、臨場感に溢れる様子を記録することができます。

↑2400万画素のメインカメラ(左)と1600万画素の超広角(右)の2機を装備

 

↑アクティブの最中、前方の風景撮影と自撮りを同時にすることも可能

 

今回のモデルからメインカメラにナイトモードとパノラマモードも追加。ナイトモードでは周囲の明るさを感知し、モード切り替えを促すアイコンを表示。薄暗い場所でも鮮明な写真を撮影することが可能になりました。

↑ナイトモードはキャンプの夜などのシチュエーションで明るく、鮮明な写真や動画を撮影することが可能

 

また、シャッターボタンを押してから、横方向や縦方向に動かせば、最大360°のパノラマ写真を撮影することも。登山などで絶景に出会ったときに役立ちそうな機能です。

 

さらにプッシュムービー機能も新搭載。本体側面のカメラボタンかプッシュムービースイッチを押している間だけ動画の撮影ができるため、ワンプッシュで撮りたいシーンのみ簡単に動画で残すことができるようになりました。この機能を使用すると、断続的に撮影した動画を繋げてストーリー仕立てにすることも可能です。

↑プッシュムービースイッチは本体の右側にあります。ムービーチャンスが訪れたときはすぐに撮影可能

 

アクティブ・フィールドをより楽しめる仕掛けが満載

写真や動画の撮影時に日時、速度、高度、天気など、撮影時の情報をそのまま記録するAction Overlay機能も備えました。バイクや自転車に搭載して速度や現在位置を表示することができるほか、サイクルコンピューター用の外部センサーと連携し、心拍数や勾配などを記録することも可能になっています。

↑自転車に搭載すれば、スピードメーターや心拍計として使用できます

 

↑後輪軸に取り付けられた速度を感知する外部センサー(別売)

 

↑ペダルを漕ぐ力を感知するセンサー(別売)

 

↑心拍数などを測定するウオッチ型のセンサー(別売)

 

フィッシングにおける計測機能という便利な機能も。釣った魚をカメラにかざすと、自動的に判別した魚の名前とともにサイズを計測し、記録してくれます。

↑カメラを釣った魚に向けると、魚種やサイズを検知し、表示します

 

バッテリー容量は従来モデルの2940mAhから4000mAhへ大幅にアップしたため、耐久時間も向上。今回から電池パック単体で充電できる別売のバッテリー充電器もラインナップしたため、複数のバッテリーを所有することもできます。

 

屋外での使用でバッテリーが切れそうになっても、予備を持っていれば安心できるでしょう。

↑バッテリーの充電器(別売)。バッテリーが取り外せるため、複数を使い分けることも可能

 

ディスプレイは太陽光を受けても見やすい高輝度フルHD液晶を採用しているため、アウトドアでの活動時でも見やすくなっています。また、ディスプレイのサイズも前モデルの5インチよりひと回り拡大され、5.5インチになりました。屋外でもリアリティあふれる動画などを楽しむことができます。

 

さらに濡れた手やグローブを着用した状態でもタッチ操作が可能に。マリンスポーツやウインタースポーツのときも、手を拭いたりグローブを外すことなく、スマホを操作することができます。

↑スマホのディスプレイや手が水で濡れた状態でも操作することが可能です

 

↑グローブをしたままでもタップやスクロールができるようになっています

 

TORQUE 5Gは別売のアクセサリーも豊富にラインナップ。カメラネジに対応した市販のスティックや自転車用マウントに取り付け可能な「三脚ネジ対応マルチホルダー」やズボンやリュックに取り付けられる専用の「ハードホルダー」、水に落としても浮かび上がる「フローティングストラップ」など、屋外で使用する際に便利なアイテムが揃っています。

↑「三脚ネジ対応マルチホルダー」で三脚に立てた様子

 

↑ズボンやリュックに装着可能な「ハードホルダー」

 

↑「フローティングストラップ」を装着すると、海や川に落としても沈みません

 

アウトドアメーカーとのコラボモデルも登場

この日は、コールマンジャパンとのコラボレーションモデル「TORQUE 5G Coleman LIMITED」も発表されました。TORQUE 5Gのタフネスさはそのままに、コールマンのシンボルカラーであるレッドをベースにしたオリジナルのカモフラージュ柄をデザインに採用しています。4月下旬以降に期間限定で発売予定、価格は未定。

↑カムフラージュ柄が印象的なコラボモデル

 

端末を起動すると、コールマンの象徴であるランタンが点灯するようなイメージの起動アニメーションが展開されます。

↑起動直後はランタンのアニメーションを展開

 

TORQUE 5GとTORQUE 5G Coleman LIMITEDは屋外使用する際に便利な機能が満載で、アクティブなフィールドでこそ真価を発揮するタフなスマホです。これを携えて屋外に出かければ、スポーツやアウトドアが何倍も楽しくなるでしょう。

 

 

【西田宗千佳連載】プロ向けカメラには当面「5Gは搭載されない」。その理由とは?

Vol.100-4

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Xperia PRO」。高価格にばかり目が行きがちな本機だが、そのコンセプトにこそ斬新さがあった。

 

Xperia PROは、自身の内蔵しているカメラ機能をそこまで重視していない。ミラーレスカメラや放送用機器など、より高度な映像を扱う機器と接続して使うことを前提としているからだ。

 

だが、ここでシンプルな疑問が浮かぶ。それらの放送用機器自体に通信機能を搭載するわけにはいかないのだろうか? ケーブルでつなぐのは面倒。最初からなかに通信機能が入っていればもっと楽なようにも思える。

 

だが残念ながら、今日では通信機能と専門的な機能は分けて設計するほうが良い、という考えが支配的だ。

 

理由は2つある。

 

ソニー Xperia PRO/実売価格24万9800円

 

一つは、機器の設計が難しくなることだ。通信機能を内蔵するのは簡単なことではない。Wi-FiやBluetoothのようにこなれていて、そもそも安定している通信ならばともかく、まだ発展途上の5Gなどを組み込むには、5Gの側でも組み込まれる機器(例えばカメラ)の設計の側でも、通常よりハイレベルなノウハウが必要になる。

 

二つ目は、「そこまでやっても、機器の売り上げにはプラスではない」という点だ。例えば、カメラは買ったら長く使うのが基本。だが、スマホは1~2年で技術が進歩していく。特に5Gのような、発展途上の技術の場合なおさらだ。カメラとしては十分にまだ使える状態なのに、通信機器としての技術面が陳腐化して先に機器としての寿命が来る……という可能性が高い。

 

こうしたジレンマは、カメラだけでなくテレビやゲーム機など、様々な分野に存在する。1つにまとめるべきか否かは機器によって異なるが、カメラのような製品では、なによりもまずカメラのクオリティが重要であり、通信などはその先の付加価値と言える。だからこそ、機器を1つにまとめようというアプローチはなかなかうまくいかないのだ。

 

過去には、コンパクトデジカメなどで、OSにAndroidを使った通信一体型カメラが出たこともある。しかし、結局は、大量に生産されて開発コストも十分に用意されるスマートフォン自体がコンパクトデジカメを圧倒してしまった。一方で、スマホやコンパクトデジカメと、フルサイズのセンサーを使ったミラーレスの間には、「物理的なサイズの差異」によって実現できる画質に大きな差がある。だからこそ、スマホがコンパクトデジカメを駆逐したなかでも、一眼レフやミラーレスは生き残った。そんな大型・プロ向けデジカメであっても通信と無縁ではいられないが、そこは「外部に機器をつなぐ」形が基本。これは、ソニーだけでなく、大手カメラメーカーのすべてが同様に考えていることでもある。

 

だから当面、「プロ向けカメラ」には通信機能は乗らず、Xperia PROのような「プロ向けカメラを意識した通信機器」がそれぞれ必要とされるのだ。

 

 

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【西田宗千佳連載】単体では儲けが少ないXperia PRO。それでもソニーが製品化を進めた理由

Vol.100-3

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Xperia PRO」。高価格にばかり目が行きがちな本機だが、そのコンセプトにこそ斬新さがあった。

 

ソニーのXperiaといえば、日本では人気のスマホブランドだ。だが、世界的に見ると、スマホ市場におけるソニーはマイナーなメーカーになってしまっている。世界でのシェア争い、特にアメリカや中国といった大きなニーズを持つ国での競争に負け、現在は事業戦略として「販売台数を追わず、規模を縮小する」形を採っている。そのため、バリエーションをとにかく増やしたり、販売国を増やしたりするという状況にはない。

 

そのなかで、なぜ「Xperia PRO」のような製品を開発するに至ったのだろう? 実のところ、販売数量は多くはならない。業務用で売れる数量は限られており、個人向けスマホに比べると大きな商いとはいえない。

 

ビジネス向け・業務向けスマホの市場は確かに存在する。だがそれらは、Xperia PROのように特化した機能を備えているものというより、工事現場などのヘビーデューティーな要素が必須のものや、単純に法人市場向けにシンプル化したものが中心。要は「もっと数が売れるもの」が多いのだ。映像のプロ市場に向けたスマホは、そこまで大きな市場に向けたものではないと考えられる。

 

だが、それでもソニーがXperia PROのようなスマホを作ったのは「社内に連携する機器が多数あり、ビジネス上の価値が高い」からだ。

 

Xperia PROのデモでは、ソニーのミラーレスカメラである「α」シリーズとの連携が示された。Xperia PROの機能自体は別にαに特化した部分はないのだが、同じグループ会社同士の製品だから、アピールに使われるのも当然と言える。スマホに興味がある人は「αと連携できるのか」と思うし、カメラに興味があるひとは「αと連携するスマホがあるのか」と考える。スマホとカメラの両方でそれなりの認知度を持つ企業はほかにはなく、結果的にだが、これはソニーらしい連携となっている。

 

ソニー Xperia PRO/実売価格24万9800円

 

ソニーにとってのXperia PROの価値はそれだけにとどまらない。

 

ソニーは多くの「業務用映像機器」を作っている。テレビ中継用のカメラや機材などだ。撮影の現場ではソニーの業務用機器が多く使われており、それらと連携するものとして、通信機器も必要になる。

 

Xperia PROにつながる開発の過程では、アメリカの通信会社であるベライゾンと組み、アメリカンフットボールの本場・NFLの試合で、放送用カメラに5G端末を取り付け、放送局の編集室へと直接届ける試みも行われている。そうした組み合わせが放送業界に売り込めるなら、Xperia PROのようなデバイスは、スマホ単体の売り上げだけでなく、編集システムやカメラのビジネスとしても重要なものになる。

 

こうした連携は昔から「ソニーに必要なもの」と言われてきた。だが、それがちゃんとできていた例は意外なほど少ない。Xperia PROはそういう意味でも、ようやく生まれた「ソニー社内の横連携」の象徴でもあるのだ。

 

では、本機のような「他の機器とつなぐことを前提としたスマホ」の存在はいつまで続くのだろうか? それは次回のウェブ版で考察する。

 

 

 

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スマホでもついにパカパカ! 折り畳める5Gスマホ「razr 5G」の魅力は?

モトローラ・ジャパンは3月4日、新製品発表を行い、ソフトバンクから販売する5G対応スマートフォン「razr 5G」(モトローラ)を発表しました。海外では2020年9月から発売されていたスマートフォンですが、日本市場にもついに導入されます。直販価格で17万9801円(税込)で、3月下旬発売予定。

↑今回発表された「razr 5G」は17万9801円(税込)で3月下旬発売予定

【rezr 5Gの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

畳んだ状態でも使えるクイックビューディスプレイを搭載

razr 5Gの最大の特徴は6.2インチの大画面を折り畳めることにあります。スマホは年々、大型化してきましたが、razr 5Gはガラケーのように縦に折り畳むことができるため、手のひらサイズとなり、コンパクトさと大画面を両立。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶことが可能です。

↑折り畳んだ状態では手のひらに収まるサイズになります

ディスプレイは内側に折り畳めるようになっていて、ヒンジ部に丸まるように収納され、折り畳んでもほとんど隙間ができません。精巧なヒンジ構造を取り入れたため、開いた際も折り目がなく、見た目にも美しい仕上がりになっています。ヒンジの耐久性も折り紙付きで、20万回開閉するテストを行なっており、1日に100回開閉したとしても5年間は壊れることなく使用できるとの結果が得られました。

↑画面の中央部で折れ曲がるが、画面に折り目はありません

 

↑ヒンジ部は極めて頑丈に作られています

 

また、本体の背面にも2.7インチのクイックビューディスプレイを搭載。折り畳んだ状態でも通知の確認や電話の発信、セルフィー撮影、メッセージの返信、音楽の再生、マップの検索などが実行できる設計となりました。

↑背面にもクイックビューディスプレイが設置され、画面を開かなくても地図検索やメッセージ送信が可能となっています

 

本体を持って手首を2回ひねってカメラを起動したり、3本指で画面にタッチすることでスクリーンショットを撮れるアプリ「motoアクション」もプリインストールされています。急にシャッターチャンスが訪れたときや、訪れる地図をスクリーンショットしたいときなどはとても便利でしょう。

 

暗所でも手振れを防ぎ、鮮明な写真が撮影できる高性能カメラを搭載

メインカメラには光学式手ブレ補正(OIS)を採用。カメラのブレで生じた画像や動画のピンぼけは自動で補正します。薄暗い場所での撮影でシャッタースピードが遅かったとしても、写真のブレは生じることがなく、細部まではっきりと写る鮮明な写真を撮影することが可能です。

↑メインカメラは4800万画素で、鮮明な写真を撮影することが可能です

 

また同じくメインカメラにはクアッドピクセルテクノロジーを搭載していますが、これは4つの画像を結合させて1つの明るい画像にすることができる技術で、夜景の撮影などでは特に威力を発揮します。

 

撮影するシチュエーションに合わせ、被写体の背景にぼかしが入る「ポートレートモード」、暗い場所でも明るい写真の撮影ができる「ナイトビジョン」などのカメラモードも選択することができます。

 

この最高性能を誇るセルフィーカメラを折り畳んだ状態で使うことができるため、暗い場所でシャッターチャンスが訪れた際も、鮮やかなセルフィー写真を撮影することが可能です。

↑クアッドピクセルテクノロジーを搭載しているため、暗所での撮影も問題なく行えます

 

チップセットは高性能なSnapdragon765Gを搭載し、高速処理を実現しています。メインメモリは8GB、内蔵ストレージは256GB、バッテリー容量は2800mAhなので、動画やゲームなど大容量のアプリを複数同時に立ち上げても、快適に操作することができるでしょう。

 

現在のところおサイフケータイアプリを備えていませんが、モトローラの過去のスマートフォンにはおサイフケータイアプリをプリインストールしたモデルもあり今後、ユーザーのニーズによってはおサイフケータイアプリの搭載も検討するそうです。

↑モトローラ初の5G対応機種となります

 

ソフトバンクでは2021年2月より4Gで使っている周波数帯を転用した5G回線サービスを始めましたが、razr 5Gは4Gから転用した周波数にも対応。対象エリアのユーザーはrazr 5Gで5G回線を利用できるようになります。

 

ソフトバンクモデル限定のキャンペーンも行われます。2021年6月30日までにrazr 5Gを購入し、キャンペーンに応募したユーザー先着1000人にBEAMSがデザインしたTシャツがプレゼントされます。

1000名にプレゼントのオリジナルTシャツにはrazr 5Gが収まるサイズの胸ポケットがついています

 

発表会に登壇した松原丈太社長は、「razr 5Gは現在のスマートフォン市場でお客様が何を求めているのかかを徹底的に理解することから開発が始まりました。そしてたどり着いたのが折り畳めるスマートフォンという結論でした。私たちはこれから日本のお客様に未来のモバイルソリューションを提供していきます」と結びました。

↑質疑応答で質問に答える松原丈太社長

 

ThinkPad X1 Foldの5G対応モデルも登場

当日はモトローラの親会社でもあるレノボのフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」の5G対応モデルも発表されました。モバイルPCとして13.3インチの画面を搭載しながら、世界で初めて画面が折り畳めるPCとして2020年に発売されて以来、好評を博してきましたが、このほど5Gに対応したソフトバンクモデルが登場。直販価格で40万2480円から(税込)で3月17日に発売します。

↑今回発表されたThinkPad X1 Foldの5G対応モデル

 

持ち運びやすさや折り畳み耐久性など従来の良さはそのままに、5G対応となったことでモバイルネットワークを通してWi-Fiが整っていない場所でもインターネットに接続可能になったため、テレワークの強い味方になってくれるでしょう。

↑持ち運びしやすい上、Wi-Fi環境がなくてもインターネットに接続できるのでリモートワークの強い味方になるでしょう

 

オープンモデルやSIMフリーモデルはレノボ・ショッピングなどでも販売されますが、ソフトバンクモデルを購入したユーザーに限り、5万円相当の製品やサービスをプレゼントする「~ThinkPad X1 Fold~SoftBank発売記念キャンペーン」を実施します。ThinkPadを充電することが可能な「Lenovo USB Type-C ノートブックパワーバンク」やThinkPad X1プレゼンターマウス、「Bluetoothインイヤーヘッドホン」などの製品のほか、ユーザーの過失による故障を保証する「アクシデント ダメージ プロテクション」がセットでプレゼントされます(なくなり次第キャンペーン終了)。

↑発表会に登壇したモトローラ・モビリティ・ジャパンの松原丈太社長(左)、ソフトバンク常務執行役員の菅野圭吾氏(中央)、レノボ・ジャパンのデビット・ベネット社長

 

【西田宗千佳連載】「プロによるスタジアムからの配信」に重要なミリ波のサポート

Vol.100-2

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Xperia PRO」。高価格にばかり目が行きがちな本機だが、そのコンセプトにこそ斬新さがあった。

 

5Gは4Gと同じように、複数の周波数帯の電波を使ってサービスが展開されている。ただし、周波数帯による特性の違いは、4Gよりもさらに大きい。なかでも特別な扱いになっているのが「ミリ波」と呼ばれる、26GHz以上の領域を使った部分だ。以前にも本連載で解説したが、ミリ波はこれまで携帯電話向けにはあまり使われてこなかった周波数帯で、帯域がかなり広く用意できる。そのため、「実行通信速度で数Gbpsを超える」ような、4Gとはレベルの違う速度を実現するには、ミリ波対応であることが望ましい。

 

だが、ミリ波に対応しているスマートフォンは少ない。理由は、街中ではまだミリ波がほとんど使われていないからだ。ミリ波は非常に電波が届きづらく、いままでの感覚では使えない。搭載しても価値が出づらいので、ミリ波基地局の増加や技術の進化が実現するまで、マス向けのスマホにはなかなか搭載されないだろう。一般化するまで最低でも2年くらいはかかりそうだ。

 

だが、先日発売されたXperia PROはミリ波に対応している。ハイエンドな製品だから……というわけではない。「ミリ波がありそうな場所で活用することを前提とした」製品だからだ。

 

 

ソニー Xperia PRO/実売価格24万9800円

 

ミリ波がありそうな場所とは、野球やサッカーなどが行われるスタジアムだ。現状、ミリ波を一般的な街中で活用するのはなかなか難しい。将来、ノウハウが蓄積され、効率の良いインフラ構築と端末の開発が進めば別だが、いまはまだ、「ある程度ひらけた、特定の場所にミリ波の電波を集中的に降らせる」形がベスト。そうすると、スタジアムの席やプレスが使う撮影エリアに向けて、ピンポイントにミリ波のインフラを構築するというのは最適なやり方といえる。特に撮影エリアからは、ダウンロードよりも「アップロード」の速度を重視した用途が求められる。5Gの特徴として、4Gよりもアップロード速度を劇的に向上させられる点がある。それを考えても、「映像などをアップロードするニーズがある」撮影エリアに向けて、スタジアムでミリ波をサポートするのは非常に理にかなったものなのだ。

 

一方、そこで使う端末はどうするのか? これまでのミリ波対応端末は、ミリ波サポートを他国より早く開始しているアメリカ市場向けのハイエンド端末が多かった。だが、それらのスマホはあくまで「個人市場を狙ったもの」。そのため、発熱対策が不十分で、長時間大量の通信を続けるには困難があった。

 

そのあたりを意識して開発されたものとしては、2020年春にシャープが発売した「5G対応モバイルルーター」がある。本機はイーサネットのコネクタもあり、業務用を強く意識している製品だ。Xperia PROがミリ波対応したのも、同じような市場を狙ってのことである。「ミリ波を使ってスタジアムから写真や動画をアップロードする」用途は、プロ市場で大きな可能性を持っているのだ。

 

では、なぜソニーはそれをやるのか? そこには、スマホメーカーとしての顔以外の側面が大きく影響しているのだが、それについては次回のウェブ版で解説したい。

 

 

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リモートワークで2画面スマホはどう役立つ? 「LG VELVET」おうちレビュー!

スマホは大画面化が進み、どんどんハイスペックになっていますが、そのなかでも異彩を放っているのが2画面スマホ。本体にサブディスプレイ付きのケースを装着すると、2枚のディスプレイを使用できる端末です。

 

そんな2画面スマホの最新モデルが、昨年末にドコモから発売されたLG VELVET。今回は自宅でのリモートワーク環境にLG VELVETを組み込むことにトライ。2画面スマホは使いやすいのか? 2画面をどう使いこなすのか? 魅力を探ってみました。

 

【端末の写真を見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

意外に持ちやすいサイズ感

LG VELVETは片側にディスプレイが付いた折りたたみケースに本体を装着することで、2画面として機能します。開いたときの大きさは、新書サイズとほぼ同じ。重量も約309gと普通のスマホの2倍ほどあるので、両手で操作するのが基本スタイルになります。

↑右側がスマホ本体。ドコモでの価格はデュアルスクリーンとセットで税込8万8704円

 

2画面の大きさにもっと圧倒されるかと思っていましたが、実際に触ってみると予想よりもずっとスリムです。ケースのヒンジ部分は開閉時にしっかり抵抗があるので角度が調整しやすく、片手でも安定して持っていられます。

↑ケースは360度開ける

 

ケースの表側には、時刻や通知を確認できる小さなディスプレイが付いています。背面はスーツケースのような凹凸のあるデザインをしていて、左上から3つのカメラレンズがのぞきます。

↑開かずに通知を確認できる

 

↑凹凸があるため滑りにくくなっている

 

リモートワークで便利な使い方は?

筆者は現在ノートPCとiPad(撮影した写真の確認やビデオ会議用)を使って作業していますが、今回は普段使いのスマホをLG VELVETに変えて、3台目のデバイスとして使ってみました。リモートワークにおける2画面ならではの便利な使い方をレポートします。

 

使い方その①:ビデオ会議+予定、メールチェック

リモートワークで必須となったのがビデオ会議。いつもならiPadで会議中の画面を表示しつつ、パソコンでメールや週内の予定、各作業の進行状況などを確認しますが、LG VELVETなら2画面で同時にできます。

 

横向き時はスマホ本体側を下にするほうが安定しますが、フロントカメラも本体側に付いているため、机に置くとこちらの顔が映りません。手持ちしなければいけないのは不便では? と思うかもしれませんが、反対にリモートワークだからこそのメリットに気づきます。

↑上画面でビデオ会議、下側で予定を確認

 

たとえば、キッチンで朝のコーヒーを一杯淹れてデスクに戻る、というルーティーンのあいだもLG VELVETを持ちながら会議に参加できます(部屋が映るとか、そういう問題は置いておいて)。また、子どものそばで面倒を見ながら作業しないといけない瞬間もあるでしょう。そんなときにLG VELVETの持ち運びやすさが役立つのではないかと思うのです。

 

ちなみに、スマホ側とサブディスプレイでは起動中のアプリ画面を入れ替えられます。操作のしやすさにあわせて、入れ替えるとよいでしょう。

↑画面内のアイコンをタップして「画面の入れ替え」をタップ

 

使い方その②:ウェブ閲覧+ウェブ閲覧

LG VELVETでは、専用のブラウザアプリ「Whale」を使うと、片側にウェブサイトを表示しながらもう一方の画面でリンク先を開けます。ニュースサイトで気になる記事を探しつつ、読みたいものをダブルタップしてサブディスプレイで開いて読む、という使い方ができます。

↑気になる記事をデュアルスクリーンで表示

 

朝は日々のニュースに加えてJリーグの移籍情報をチェックするのが習慣なのですが、元のサイトを開いておけるのでページ移動にかかる手間が圧倒的に少なくなります。空き時間にまとめてニュースに目を通している人は、さらに効率よくチェックできるはずです。もちろん、リモートワークに限らず普段の情報収集にも役立つでしょう。

 

また、リンクの共有もすばやくできます。筆者は、あとで読みたい記事をSlackの個人チャンネルによく投げておくのですが、片側にアプリを開いておけばすぐにコピペできるので便利でした。

 

使い方その③:動画視聴+メール、Slack

自由に休憩時間をとれるリモートワークでは、一息ついているときにメールが届くこともよくあります。休憩中とはいえ、メールの内容ぐらいはすぐに確認しておきたいですよね。そんなとき、YouTubeやNetflixなどを閉じずに、もう一方の画面でメールを開けます。

↑動画は再生したまま、メールをチェック

 

動画を再生したまま確認できるので、「休憩してたのに!」とムッとせずに済みます(筆者が普段ムッとしているわけではありません)。

 

休憩中にゲームを楽しむ人も多いかと思いますが、LG VELVETでは片方の画面をコントローラーにして遊ぶことができます。対応アプリに限られますが、ゲーム画面に指が重ならないので、より没頭しやすいはず。両手で持ったサイズ感は、ニンテンドーDSやPSPで遊んでいた頃を思い出しました。

↑携帯ゲーム機さながらのプレイスタイル

 

使い方その④:通話+メモ

そうやって遊んでいると、電話がかかってくることもあります(汗)。普段ならデスクに戻ってメモを取る準備をしますが、LG VELVETは電話をつないだままメモアプリ(筆者の場合はSlack)を開いて用件を残せるので便利でした。

↑スピーカー通話にすれば、メモも楽に取れる

 

些細なことですが、急いでペンとメモ用紙を用意する必要がないのは想像以上に楽でした。休憩中にいきなり電話があっても、慌てずに対応できます。もちろん、リモートワークに限らず、外出先でかかってきた電話でも用件をしっかりメモできるはずです。

 

スマホ単体でも魅力的

スマホ本体の特徴にも触れておきましょう。本体は縦長スリム。左右両側が丸みのあるデザインなため、グリップ感も非常に良し。有機ELディスプレイは約6.8インチ。ベゼルは極細ではないものの、表示領域はじゅうぶん確保しており、ウェブサイトも見やすくなっています。

↑iPhone 12(右)と比較してみた

 

アウトカメラは、標準(約4800万画素/F1.8値)+広角(約800万画素/F2.2値)+深度(約500万画素/F2.4値)の3眼構成。被写体やシーンを自動で識別し、最適な設定で撮影できます。しずくが落ちるようにレンズが配置されているのもユニーク。背面の質感やカラーリングは、非常に洗練された印象を与えます。

↑今回使用できたのは「オーロラグレー」。もう1つの「オーロラホワイト」も触れてみたい

 

写真の仕上がりとしては、シーンを選ばずきれいに撮れます。「ナイトビュー」モードでは明るさを調整して撮影可能。他にもポートレートモードや、ささやきや咀嚼音を録音できるASMR撮影も利用できます。

↑広角で撮影

 

↑ナイトビューは明るさを調整可能

 

↑2画面時は撮影した写真を見ながら画角を調整できる

 

OSはAndroid 10、CPUにはSnapdragon 765Gを採用。RAM(メモリ)は6GB、ROM(ストレージ)は128GBとなっています。バッテリーは4300mAhの大容量。ただし、2画面ぶんの消費になるため、何日も充電せずに使えるわけではありません。

↑2画面時は専用のコネクターを付けたうえでUSB Type-Cケーブルを接続。ワイヤレス充電にも対応する

 

生体認証は指紋に対応し、本体ディスプレイ下部に指紋センサーを搭載します。またIPX5/8の防水性能と、IP6Xの防塵性能を備えます(サブディスプレイには防水防塵性能はなし)。

 

LG VELVETを使う前は、“スマホとタブレットのあいだ”に位置するデバイスだと思っていましたが、「2画面」という独自の強みを持った端末であると思います。ビデオ会議+予定確認といったリモートワークならではのマルチタスクを効率よくこなせるのはもちろん、スマホ単体としても非常に使いやすい1台です。

 

マルチタスク自体は普通のAndroidやタブレットでもできますが、<2画面のマルチタスク端末>と<スマホ単体>を自由に切り替えられるのは、LG VELVETだけの魅力。また、大画面でいえば折りたたみスマホという選択肢もありますが、切り替えができる対応力と価格の面でLG VELVETを推したいです。

 

ドコモではスマホ単体でも販売していますが(税込7万480円)、デュアルスクリーンを別途購入することはできないので、セットで購入することをおすすめします。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

【西田宗千佳連載】本当に「プロ」仕様だったXperia PRO

Vol.100-1

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Xperia PRO」。高価格にばかり目が行きがちな本機だが、そのコンセプトにこそ斬新さがあった。

 

名ばかりの「プロ」と一線を画す本気仕様

ソニーは2月10日、新スマートフォン「Xperia PRO」を発売した。価格は税込で約25万円。高いと感じるかもしれないが、本機は単純に高価で高性能だから「PRO」と名付けられたワケではない。

 

Xperia PROのハードウエアには、2つの特徴がある。一つ目は「HDMI入力端子がある」こと、二つ目は「ミリ波の5Gに対応している」ことだ。

 

Xperia PROは底面に、一般に使われる充電用のUSB Type-C端子のほかにmicro HDMI端子を備えている。これは一般的なHDMI出力端子、すなわちスマホの映像を外部に出力するためのものではない。HDMI出力対応の機器をつないで、Xperia PROの画面を「モニター代わり」にするための入力端子であることがポイントだ。接続するのは主にカメラ、それもミラーレス一眼のような、本格的なカメラが想定されている。

 

動画の場合、スマホ側にHDMI入力があれば、高画質なカメラを使って撮影した映像を即座に端末のディスプレイに表示するのと同時に、YouTubeなどに代表される動画配信サイトや、バックエンドにある編集スタジオに送ることができる。つまり、カメラ+スマホのセットで、直接映像配信ができてしまうということだ。また静止画の場合でも、同時にUSBケーブルでも接続することで、カメラから撮影データを直接受け取り、それをネット経由でアップロードすることができる。

 

こうした使い方に特化していることこそが、Xperia PROの「PRO」たる所以なのだ。現場からの中継機能など、多くの人にとっては不要な機能だろう。だが、プロカメラマンや放送の現場などでは、こうした機能の存在によって、機材や手間の削減が容易になる。そうしたターゲットにとって。本機は25万円という価格に見合う価値が十分にある、といえる。

 

一般的に、今日のスマホ市場では、「プロ」と名の付く端末は数多く存在している。だが、それらは別に「プロフェッショナルだけに向けた製品」というわけではない。あくまでハイエンド製品であることを示すためのネーミングで、「プロにも使える」という話でしかなかった。

 

だが、Xperia PROは過去にないくらい「プロ向け」のアイテムとして設計されている。本体がマット仕上げで滑らないようになっているのも、そのほうが撮影の現場ではプラスに働くから。ディスプレイの大きさなどよりも、そうした気配りのほうが重要になるのが「プロ向け」、ということなのだ。

ソニー Xperia PRO/実売価格24万9800円

 

5Gミリ波への対応はスタジアム中継のため

また、もう一つの要素「ミリ波対応」もプロ市場を考慮して採用されている。具体的には、スタジアムなどからの中継を考えてのものだ。現在、街なかにミリ波の設備はまだ少ないが、スタジアムなどでは先行して敷設が進んでいる。そうした場所から中継することを想定した作りになっているのだ。

 

では、なぜミリ波対応施設の敷設がスタジアムからスタートしているのか? 本機がほかのスマホに与える影響はどんなものか? そして、プロ向けスマホに市場性はあるのか? そのあたりをウェブ版で解説しよう。

 

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

 

基礎からわかるスマホ料金プラン活用術

外出頻度が減るとともに、スマホの使い方も大きく変わった。維持費を少しでも抑えるには通信プランをどう工夫すれば良いだろうか。ここでは料金節約に関する小ワザをチェックしていこう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【Tip1】まずは「乗り換え(MNP)」すべきか「組み合わせ(DSDS)」すべきか考えよう

番号そのまま乗り換えるか 副回線を導入するか

通信費の節約を行うには、やはり通信プランを乗り換える手間は欠かせない。今季は特に、ブランドやキャリアを跨いでの乗り換えを検討したいところだ。また、仕事で回線を所有している場合には、安価な副回線を活用することも考慮したい。

 

<MNPのメリット&デメリット>

[ココがメリット]より自分に合った料金プランを選択可能

MNPならば使用している電話番号を変更せず、異なる携帯電話会社の安価な通信サービスに移行できる。幅広い選択肢から検討できるので、通信プランの抜本的な見直しをするには、有効な手段と言えるだろう。

 

[ココがデメリット]関連サービスの影響と手間がかかる点に注意

MNPをする場合、キャリアメールなど関連サービスが使えなくなることがある。切り替え中には、電話や通信が使えなくなる期間が生じることも理解しておきたい。条件によっては解約金も必要となるので注意を。

 

<DSDSのメリット&デメリット>

[ココがメリット]既存の回線を生かしつつ安価な通信回線を足せる

主回線を生かしたまま別の通信プランを同じ端末で扱えてムダがなく、手続きによる手間も少なめ。安価で大容量通信が可能な格安SIMなどを併用することにより、最低限のコストで使える通信量をUPできる。

 

[ココがデメリット]コスト削減に繋がるかどうかは場合による

通信プランを追加で契約することになるので、主回線を安くしても、ある程度上乗せが発生する。大幅なコストカットは望めず、組み合わせによっては割高にも。またDSDS時に主回線で5Gが使えない場合もある。

 

■そもそもDSDSって何?

SIMカードを2つ使える仕様

DSDSとは、「Dual SIM Dual Standby」の略称で、1台のスマホで2枚のSIMカードを使い、同時に通信の待ち受けができることを指す。VoLTE対応の場合にはDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)と呼ばれることも。

 

↑iPhoneはXS以降の世代であれば、DSDSに対応。さらにeSIMも利用できる

 

<MNPの手順>

【1】予約番号を取得する

移行前の事業者に対してMNPで転出することを告げ、MNP予約番号を発行してもらう。MNOでは、専用の電話窓口も用意されている。手数料が発生するが、ウェブでの手続きなら多くが無料だ。

 

↑MNPの予約方法についての詳細は、各事業者の公式サイトで確認できる

 

【2】すぐ新プランを申し込む

MNP予約番号には有効期限が定められている。取得後はすぐ申し込みを行おう。申込先の事業者によっても必要な残り期限が異なるので注意。申し込むプランはあらかじめ決めておくのが賢明だ。

 

↑契約時にMNP予約番号を用いる。そのほかの必要書類をチェックしておくことも忘れずに

 

【3】開通を待とう

店舗またはウェブで転入を申し込んだら、MNPの手続きが完了するまで待つだけ。新しいSIMカードが手元に届いたら、端末にセットして回線利用の手続きを行えば、利用開始となる。

 

↑以前のSIMカードに代えて、新しいSIMカードをスマホにセット。開通したら手続き完了だ

 

<DSDSの手順>

【1】SIMロックを解除

副回線で利用する通信プランも、SIMロックの対象になる。大手キャリアで購入したスマホを利用する場合は、あらかじめSIMロックを解除する手続きを行う。なお解除条件は各事業者で確認しておこう。

 

↑大手キャリアの場合、条件を満たす端末はオンライン手続きでSIMロックを解除可能だ

 

【2】副回線をセットする

eSIMプランを契約した場合には、QRコードなどが手元に届くので、設定アプリ内からこれを読み込んで通信プランを追加する。DSDS/DSDV対応のAndroidの場合は、SIMカードをセットしよう。

 

↑Androidでは、DSDS/DSDV対応の端末はSIMカードを2枚セットできる場合が多い

 

【3】端末の設定を行う

iPhoneなどのeSIM対応端末では、画面指示に従って設定を行う。eSIM非対応のAndroidの場合は、副回線副回線のSIMカードをセットしたら、APN(アクセスポイント名)を設定しよう。

 

↑iPhoneで副回線に追加したeSIMプランは、モバイル通信専用の回線としても設定できる

 

 

【Tip2】eSIMを活用すればメインプランを維持しながらデータ容量追加が割安に

オンライン手続きだけですぐに使えるのが便利

ここではiPhoneでeSIM向けの通信プランを利用する流れを紹介しよう。まず、専用のウェブサイトからプランを契約すると、登録に必要なQRコードを取得できる。iPhoneの「設定」アプリから「モバイル通信プランを追加」というメニューを操作し、入手したQRコードを読み込むことで、登録が可能だ。複数回線が有効になると、通信で利用する回線を選べる。

 

【1】プランを契約する

eSIM対応のプランはウェブサイトから申し込める。想定用途に適したプランを契約しよう。なお、海外のプリペイドプランはアプリから申し込むものも多い。

 

【2】QRコードを入手

申し込み手続きを行って契約が完了すると、eSIMの追加に必要なQRコードが表示される。iPhoneの場合は設定アプリ内の操作でこれが必要になる。

 

【3】設定画面を開く

iOSの「設定」アプリを起動し、「モバイル通信」を選択。青字で表示された「モバイル通信プランを追加」をタップして、回線追加の設定操作を続けよう。

 

【4】QRコードを読み込む

カメラが起動したら入手したQRコードを読み込むと、通信プランの利用に必要なプロファイルが導入される。画面指示に従って操作を続けよう。

 

【5】主回線を選択

「デフォルト回線」を選ぶ画面が表示されたら、主に電話番号を使用したい回線を選択しよう。設定なしで電話をかける場合に、こちらの番号が使われる。

 

【6】データ回線を選ぶ

同様に「モバイルデータ通信」には、通信量を消費したい回線を選択しよう。なお、切り替えを許可しておくと電波状況によって回線を使い分けてくれる。

 

【主なeSIMプランを比較】

使い放題だけでなく従量プランも便利

日常的に使いやすい代表的なeSIMプランとしては、楽天モバイル「Rakuten UN- LIMIT V」や、IIJmioの「データプラン ゼロ」がある。後者はデータ通信専用で、使うギガ数×450円で運用できるほか、0GBの月は150円で回線を維持可能だ。

 

【Tip3】通話にLINE Outを使う

固定電話宛もアプリから安く通話できる

基本料とは別途発生する通話料金を抑えるためには、LINEなどアプリの通話機能をWi-Fi接続下で使うのが◎。固定電話宛など、通常のアプリ通話ができない場合には「LINE Out」機能などを使えば、割安で通話が可能だ。

 

↑LINE OutはLINEアプリ内から使用可能。使用感は一般的な「電話」アプリとほぼ変わらない

 

【Tip4】サブ機や家族と容量をシェアする

家族で分け合うだけでなくサブ機持ちにも恩恵アリ

家にずっといる人と毎日外出する人、または毎日携帯するスマホとほとんど家で使うタブレットなどで使用する通信量は異なる。こうした複数デバイスで通信量を共有できるプランが用意されているので、うまく活用すれば全体の料金を抑えられる場合もあるだろう。

 

[OCNモバイルONEの場合]

OCN モバイル ONEの「容量シェア」では、契約中の通信プランの容量を最大5枚のSIMカードで共用可能。2枚目以降のSIMカードを1枚あたり400円〜で追加できる。

 

【Tip5】フリーWi-Fi自動接続アプリを使う

外出時に少しでも通信量を減らせる

従量課金プランなどを契約している場合は、モバイル通信の量に応じて、月々の料金が上がる。屋外で通信する際には無料で使える公衆無線LANをうまく活用したい。自動接続を有効にするアプリなどを活用すると良いだろう。

 

↑例えば「タウンWiFi」アプリを使えば、指定したアクセスポイントに自動接続可能だ

 

【Tip6】バックグラウンド更新をオフにする

必要なものだけに設定しておこう

利用者が無自覚で消費しているモバイル通信量を減らすことも重要だ。例えば、ニュースアプリなどでは待機中にコンテンツを更新しても通信が行われる。こうしたバックグラウンドでの通信は、設定をカスタマイズすることで減らせる。

 

↑iOSの場合、「設定」アプリにある「一般」>「Appのバックグラウンド更新」で細かく設定可能だ

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

格安SIMでスマホ料金がもっと安くなる!

新しく登場してきたオンライン専用プランは確かにお得だが、モバイル通信をあまり利用していない人ならば20GBも使い切れずに持て余してしまうだろう。そうした人は、格安SIMなどを利用すれば、より安価に回線を維持できる。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

そのまま割高でいるか、少しでも安い選択肢を探すか

「月7GB」というのが、かつて標準的な通信量の目安だった。しかし、20GBや無制限のプランが台頭するいま、10GB未満のプランはすでに節約のための選択肢になりつつある。5G化などを踏まえれば、こうした流れは必然だ。

 

一方、新型コロナウイルスの感染予防策などにより、一部業種ではテレワークが推進されており、外出頻度が減っている。通信プランが大容量化するトレンドはあるものの、Wi-Fiの活用などで通信量が抑えられている人ならば、より安価な通信プランで、維持費を低減する選択も合理的だ。

 

具体的な候補には、大手キャリアの段階定額制プランや、サブブランドの月10GB前後のプランなどが挙がる。ただし、これらは新参のオンライン専門プランと比べるとお得感が少ない。そこで検討したいのが、サブブランドの小容量プランやMVNOが提供する1〜3GBプランだ。大体1100〜1500円で運用ができ、例えばBIGLOBEモバイルの場合、月1GBで1160円になる。

 

また、日本通信のようにMNOのオンライン専門プランの対抗策となる通信プランも選択肢として登場してきている点にも注目。今春は、20GB前後を2000円弱で利用できる格安SIMプランがさらに増える可能性もありそうだ。

 

月1〜10GBで済むならもっと安くなる 格安SIMも検討すべき価格帯

MVNOが提供する格安SIMの通信プランならば、月に1〜3GBだけを使えるという小容量プランを選択可能。外ではほぼ通信しないが、電話番号を維持したいという場合に検討したい。

 

 

【2月24日追記】発表後に変更があったため一部修正

 

【コレも要チェック! MVNOの格安個性派プラン】

個性派の格安SIMならユニークな運用も可能

MVNOが提供する格安SIMのプランには、珍しい仕組みを採用する通信プランやオプションが用意されていることもある。想定用途に合致さえすれば、より安価な運用に繋がる場合もあるだろう。見逃さずにチェックしておきたい。

 

[その1]経済的にタブレットを運用したいならコレ!

IIJmio

従量制プラン

月額480円(1GB)、月額700円(2GB、以降1GBごとに+200円)

IIJmioの従量制プランはデータSIM専用なら月額480円〜で運用可能。音声通話機能付きのプランだと、1GB未満の運用なら1180円〜となるが、キャンペーン中につき、6か月間は480円〜だ。

 

[その2]YouTube好きにオススメの裏ワザ

BIGLOBEモバイル

エンタメフリーオプション

月額2080円(3GB+エンタメフリー)

3GB以上の通信プランを選択している場合に、月480円のオプションを追加すると、合計2080円〜で、対象サービスの通信量がカウントされなくなる。対象にはYouTubeの動画視聴も含まれる。

 

[その3]特定ゲームのみ通信が無制限に

LinksMate

カウントフリーオプション

月額1620円(3GB+ゲームフリー)

LinksMateが提供するゲームカウントフリーオプションでは、特定のゲームアプリの通信量がカウントフリー対象になる。モバイル通信下で対象ゲームを遊ぶ時間が長いなら狙い目だ。

 

★小中容量プラン、向いているのはこんな人

在宅時間が多めでWi-Fiを使いやすい人

自宅のWi-Fi環境下で過ごすことが多い人向きで、外出時に、モバイル通信を多少利用するくらいなら、月1〜3GBも使えれば十分だ。プランを変更することで維持費を削減できる。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

5Gを見据えた新時代の容量プランをチェック!

今春提供の新プランでは、NTTドコモとソフトバンクの大容量プランも通信量無制限に変更された。すでに無制限だったauも値下げを決行。5Gを見据えた新時代のプラン内容をチェックしよう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

5G時代の本格化を前に、容量無制限プランが揃う

MNOにおける通信プラン大容量化の流れで、無制限化の先陣を切ったのは、19年春に登場したauの「データMAXプラン」である。一方で、NTTドコモやソフトバンクは、当時から超大容量なプランこそ提供していたが、標準で無制限という仕様にはしていなかった。

 

しかし、3月からはソフトバンクが「メリハリ無制限」として、4月からはNTTドコモが「5Gギガホ プレミア」として、超大容量プランに置き換わる無制限プランの提供を開始する。文字どおり通信量の上限が撤廃されたほか、総務省から「複雑な料金体系」にメスが入ったおかげで、基本料金の経時変化もほぼなくなり、ユーザーにとってもわかりやすく魅力的な仕様になっている。このトレンドを追い、従来から通信量無制限プランを提供してきたauも、該当プランを「使い放題MAX」へと改めたうえで、料金体系をシンプルに変えて3月から提供。ほか2社に足並みを揃えてきた印象だ。

 

なお、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」については、無制限ではあるものの、楽天回線エリアから外れると上限5GBという縛りがある点に注意したい。月額料金が2980円と安く、1年間無料のキャンペーンも魅力的だが、実質的には他キャリアのプランと同列では語りづらい。

 

5G端末も出揃った今年こそが本格的なスタートに。エリアと価格の両面で競争激化!

安価なオンライン専用プランが登場した一方で、大手キャリア主力プランは通信量上限のない使い放題が常識に。5Gエリアの拡充も進んでおり、いよいよ本格活用の年になる。

 

 

 

 

 

【料金×エリア×将来性で見る5Gオススメ度】

私が解説します

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に広く精通。雑誌やウェブを中心に記事を寄稿する。

【NTTドコモ】オススメ度★★★★

企業との積極的な連携は将来的に成果が出そう

目先のエリア展開は遅くとも、「なんちゃって」ではない5Gの展開に関しては、期待感が大きい。企業とのコラボレーションも含め、積極的に5G技術の展開を図っており、関連サービスの充実やB2B展開にも注目だ。

 

↑公式サイトでの21年夏時点のエリア拡充予想。ピンク部分が5Gエリアで、かなり広がっている

 

【au】オススメ度★★★☆

端末を5Gで一本化しエリア展開にも本気

新規で取り扱うスマホを5G対応モデルのみに絞るなど、本格的に5Gに注力する姿勢が見られる。ソフトバンクとのインフラ連携をしていることもあり、基地局数もこれから順調に伸びていくと思われる。

 

↑公式サイトでは、地図上で5Gのミリ波およびSub-6対応のスポットを確認できるのが面白い

 

【ソフトバンク】オススメ度★★★

市場の動きを見つつ着実に5G化を図るか

エリア展開のスピード感は、インフラで連携するauとほぼ同じと思われる。4G/5Gプランが実質共通であるなど、ユーザーが5Gへと移行する際のハードルを低く見せている部分も上手い。堅実な進化に期待できる。

 

↑公式サイトで現時点と今後対応予定の5Gエリアが確認可能。大まかな面での表示が特徴的だ

 

【楽天モバイル】オススメ度★★

4Gと5Gを並行して整備中だがまだ途上

新参のMNOとして、4Gの自社回線エリアもまだカバー率が低いのが課題。5G着手のスタートは、他社と一緒とはいえ、ベースに差があることは否めない。料金の安さも鑑みながら長期的な目で見守るのが賢明だろう。

 

↑公式サイトでは、5G対応スポットの地図表示がない。エリアが箇条書きで記されるのみだ

 

<無制限でもテザリングには注意が必要>

テザリング上限が気になる人はサブ回線導入も検討を

 

楽天モバイル

Rakuten WiFi Pocket

実質価格0円

auとソフトバンクは無制限プランでもテザリング時に上限が存在する。気になる人はモバイルルーター導入がオススメ。本機は、通信プランとセットで、実質無料となるキャンペーン中。連続駆動時間は10時間だ。

 

★使い放題プラン、向いているのはこんな人

外で動画を長く見る人や家にWi-Fiがない場合に◎

Wi-Fi環境がない人や、通勤通学時に長時間ストリーミング動画を視聴する場合は無制限プランが狙い目だ。PCなどを日常的にテザリングする場合は、設けられた上限に注意しよう。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

3大通信キャリアのオンライン専用プランを大解剖!

NTTドコモとau、ソフトバンクの3キャリアが発表した月額2500〜3000円で月20GBを使えるオンライン専用の通信プランが大いに話題になっている。3月からの提供開始を前に、その概要について確認しておきたい。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

20GB・2980円が新時代の標準になるか

オンライン専用プランに関して先陣を切ったのが、NTTドコモだ。同社は20年12月3日に新プランの「ahamo(アハモ)」を発表。21年3月に提供を開始する。同プランは月額2980円で月20GBが利用でき、通信量を使い切ったあとも最大1Mbpsで通信可能など、これまでにないコスパの高さが目を引く。一方で、申し込みやサポートなどは基本的にオンライン限定。キャリアメールが使えないなど、ユーザーが注意すべき点は多い。

 

ソフトバンクは、20年12月22日に、「SoftBank on LINE」なるブランドコンセプト名とプラン概要を発表し、21年3月に提供予定とした。MVNOの「LINEモバイル」を前身とするサブブランドで、正式なブランド名は決定次第公表される。なお、ソフトバンクは21年3月にLINEモバイルの100%子会社化と吸収合併の検討も進める。この新ブランド提供に伴い、LINEモバイルは新規受付終了が協議されている。

 

21年1月にはauも「Povo(ポヴォ)」を発表。こちらも提供は3月予定。他社より基本料が500円安いほか、200円で1日通信し放題になるような「トッピング」という仕組みを用意する点にも注目。パートナーシップを結んだCircles Asia社との連携を生かした形となっている。

 

手続きや各種サポートはオンラインに限定。対面サポート省略で値下げを実現

オンライン専用プランでは、原則として店舗サポートが用意されない。手続きがオンラインに限定される反面、そのぶん低価格で利用できる。

 

 

 

 

<オンライン限定プランのギモンに答えます>

【Q1】契約手続きはどうやる?

A1:ウェブサイトやアプリから申し込もう

オンライン専用プランは、店頭からの新規申し込み手続きができない。申し込みは基本的に専用サイトやアプリなどから行う。例えば、ahamoでは契約者は20歳以上という条件があり、20歳未満の場合には保護者が契約を行う必要がある。

 

↑ソフトバンクは、LINEからの契約申し込みや契約内容の確認変更などの手続きが可能。また、サポートにもLINEのチャットが使われる予定だ

 

【Q2】故障した場合はどうする?

A2:一部の緊急対応は例外的に電話窓口対応なども予定

オンラインチャットによる手続きが原則。ドコモの場合、端末故障時や紛失・盗難時などの緊急対応については専用電話窓口でのサポートが受けられる場合もあるという。au、ソフトバンクは緊急時の電話窓口対応の有無について現状、明言していない。

 

↑有事の際でも、キャリアショップに駆け込めるわけではない点に注意。もしものときのためにスマホ以外の通信手段を確保しておきたい

 

【Q3】海外ローミングは使える?

A3:ahamoでは利用できるとされる

ahamoでは、アメリカやヨーロッパ諸国など海外82の国・地域で、追加料金がかからず月20GBまでモバイル通信を利用できるとされている。一方、auのpovoやSoftBank on LINEは、海外ローミングの利用可否についていまのところ未公表。

 

【Q4】家族割は適用される?

A4:基本は非適用だが、ahamoは頭数としてカウントされる

オンライン専用プランはどれも家族割が適用されない。ただし、ahamoは料金の割引こそされないものの、家族割に含まれる回線としてはカウントされる。家族が「ギガホ」などを契約している場合、恩恵を受けられる。

 

↑ドコモの家族割は2回線なら500円引き、3回線以上なら1000円引きとなる。家族ひとりがahamoに乗り換えても、ほかの家族の割引には影響がない

 

【Q5】料金はずっと一定?

A5:基本料金はずっと一定でわかりやすい

ahamoとSoftBank on LINEは月額基本料は2980円で、povoは2480円。これらは数か月間限定の割引などが設けられていないため、1年後はいくらになるのかなどの計算は不要だ。ただし、無料時間ぶんを超過した通話料などは別途発生する。

 

【Q6】5Gも使用できる?

A6:4Gだけでなく、5Gも使えるとの説明あり

サービス提供開始前ゆえに、実際に利用した際の通信速度については不明だが、ahamo、SoftBank on LINEについては当初から4G/5G回線を利用できると説明されている。povoも夏から5Gに対応予定。

 

【オンライン専用プラン 向いているのはこんな人】

契約などの各種手続きを自力で調べて進められる

ブラウザやアプリからの手続きを抵抗なく行えるような、ある程度のITリテラシーを持つ人向き。また、キャリアメールがないので、フリーメールなどをすでに活用していると移行が楽だ。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

“スマホ料金”を見直すために知っておきたいケータイ基礎知識ガイド

3月にスマホの料金プランが大きく動く。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアがオンライン専用の20GB・3000円弱のプランを展開。さらにメインブランドの主力プランも通信量上限を撤廃しつつ、既存の通信プランより価格を下げてきた。つまり、今春は、通信料金を見直す絶好のタイミング。ここで注目のスマホ料金トレンドについてじっくり学んでいこう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が解説します】

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に広く精通。雑誌やウェブに記事を寄稿。

 

政府の値下げ圧力により、料金プランは大激変!

2020年、総務省や現政権は大手3社の寡占状態を憂い、料金値下げとプラン簡略化を促す圧力をかけた。その是非はともかく、結果的にそれはスマホの料金プランに大きな変化を起こすこととなった。12月にNTTドコモが新プランを発表したのを皮切りに、ソフトバンク、auも新時代を見据えた料金体系を提案。こうしたプランが、21年3月に提供開始を迎える。詳細情報が明らかになっていない部分もわずかに残るが、現時点で最旬情報のキャッチアップは必須だ。

 

注目のトレンドは3つある。1つ目は、キャリアショップなどで取り扱われないオンライン専用の割安プランが登場したこと。2つ目は、大手キャリアの主力プランが、従前の超大容量から無制限へと進化しつつ料金体系が簡略化されたこと。そして3つ目は、こうした変化を受けて格安SIM市場も対抗策を出しつつあるということだ。

 

ユーザー的には選択肢こそ膨大だが、各プランの内容はわかりやすくなっている。今春こそ、自分の使用スタイルに合わせた料金プラン見直しに臨む絶好の時期だろう。

 

知っておくべき “いま”のケータイ基礎知識

スマホ料金の説明には、専門用語がつきもの。まずは、モバイルの最新トレンドを理解するために最低限必要な重要キーワードについて解説する。知らないものがないかチェックしておこう。また、料金プランの大激変についても紹介する。

 

[MNOとサブブランド]

最大手の事業者が提供する通信サービス

KDDIのように自社で通信設備を備える事業者を「MNO(エムエヌオー)」という。同社が展開するメインの通信サービスは「au」だ。一方「UQモバイル」もKDDIが提供する通信サービスだが、auとは別物である。こうした通信サービスを「サブブランド」と呼ぶ。新設の「ahamo」や「povo」はあくまで“プラン”扱いだが「SoftBank on LINE」は“サブブランド”として説明されるなど、その関係はやや複雑だ。

↑「ahamo」「povo」「SoftBank on LINE」ら新プランは、メインブランドのサービスから切り離されている。サブブランド的なプランだ

 

[MNP]

電話番号を変えずに通信会社を変える仕組み

契約中の電話番号を維持したまま、他の事業者が提供する通信サービスに移行できる仕組みを「MNP(番号ポータビリティ)」という。従来、MNPを行う場合には手数料が発生したが、昨今はこれが撤廃されつつある。

 

[5G]

日本では2020年から開始された次世代通信技術

「第5世代移動通信システム」の略称で、4G/LTEと比べて、より高速、低遅延、同時多接続な通信が利用できるのが特徴。5G対応の端末と通信プランを組み合わせることで利用可能だが、5Gに対応したエリアは限定的だ。

 

[eSIM]

スマホにSIMカードがあらかじめ内蔵されている

「SIM(シム)」とは、電話番号などの情報が記載された小さいICカードで、端末にセットして使う。一方「eSIM(Embedded SIM)」は端末に組み込まれたSIMのこと。完全オンラインの手順で通信プランを開通するのに必要となる。

 

[MVNO]

格安SIMを運営する通信事業者のこと

MNOが所有する通信回線網の一部を借りて、通信プランを提供する事業者を「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ぶ。一般に「格安SIM」や「格安スマホ」という言葉は、MVNOが提供する通信プランを利用したものを指す場合が多い。

 

★主なMVNO

日本通信SIM(【NTTドコモ】)

老舗MVNOの日本通信が提供する格安SIMブランド。MNOのオンライン専用プランへの対抗策を早くも展開。

 

BIGLOBEモバイル(【NTTドコモ】【au】)

KDDIの子会社であるビッグローブがMVNOとして提供する格安SIM。充実したオプション展開が特徴的だ。

 

IIJmio(【NTTドコモ】【au】)

インターネットイニシアティブが展開する。新技術を精力的に導入し、「eSIM」対応プランもいち早く取り入れた。

 

mineo(【NTTドコモ】【au】【ソフトバンク】)

オプテージ(旧ケイ・オプティコム)が展開。3社回線を選べる貴重な格安SIMだ。コミュニティにも注力する。

 

LINEモバイル(【NTTドコモ】【au】【ソフトバンク】)

ソフトバンクとLINEの合弁会社が展開するMVNO。同サービスを前身としてSoftBank on LINEが立ち上がる。

 

イオンモバイル(【NTTドコモ】【au】)

イオンリテールが2016年から運営。プラン数が豊富で、データ容量を複数枚のSIMで分け合えるシェアプランも用意。

 

[SIMロック]

格安SIMやeSIMプランを使うなら気をつけたい制限

MNOが提供するスマホには、他社のSIMカードを不正に利用できないよう「SIMロック」という制限がかけられている。制限は一定条件を満たすと外せて、これを「SIMロック解除」と呼ぶ。最初から制限のない端末は「SIMフリー」と呼ぶ。

 

[対応周波数]

端末流用で注意すべきはSIMロックだけじゃない

通信事業者は、総務省から利用できる電波の周波数帯を割り当てられており、MNOごとに利用できる周波数帯は異なる。スマホによって対応できる周波数が違うので、MNPの際に、端末の使い回しができるかどうかの確認が必要だ。

 

↑4G LTEの対応バンド一覧。楽天もMNOではあるが、割り当てられた周波数帯には差がある。◎と〇に対応していれば、おおむね問題なく使用可能となる

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

5G・おサイフ対応で2万円! 「コスパの鬼」シャオミがソフトバンクに~「Redmi Note 9T」発表

コスパの高いスマホで知られる中国メーカーのXiaomi(シャオミ)が、新モデル2機種を発表しました。ソフトバンク独占販売の「Redmi Note 9T」はシャオミ初のおサイフケータイ対応で約2万円と怒涛の安さです。

 

SIMフリーでは大画面・4眼カメラで1万5900円(税抜、以下同)の「Redmi 9T」も発売します。また、スマートウォッチ2製品とホームカメラも発表されました。

 

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5Gの“格安”スマホ「Redmi Note 9T」

 

Redmiシリーズはシャオミの中でも特にコスパ重視のブランドです。そのRedmiで初の5G対応となる「Redmi Note 9T」は、日本ではソフトバンクが独占販売することとなりました。発売日は2月下旬以降で、2月3日に予約開始です。

 

ソフトバンクオンラインショップでの販売価格は一括1万9637円。さらにMNPでソフトバンクに加入する人には一括1円で販売されます。

↑ソフトバンクの5Gスマホの中でも群を抜く安さですが、安いだけではありません。シャオミのスマホとしては初めて、おサイフケータイにも対応します

 

チップセットは日本では採用例が少ない台湾Mediatek製のDimensity 800U(8コア)を搭載。メモリは4GB、ストレージは64GBと価格相応に抑えられています。モバイルゲームをガンガン遊ぶ人には動作が物足りなく感じられるかもしれませんが、Webサイトを見たり動画再生をしたりするような使い方なら必要十分な性能と言えるでしょう。

 

ストレージは64GBですが、microSDスロットを備えており、最大512GBのmicroSDを追加できます。ディスプレイは6.53インチと大きめのTFT液晶を搭載。解像度はフルHD+(2340×1080)となっています。本体の上下にスピーカーを搭載し、横向きでのステレオ再生に対応。大画面で動画を楽しむには不足の無い仕様です。

↑3.5mmイヤホンジャックも装備しており、イヤホンを有線接続すればFMラジオも利用できます

 

バッテリー容量の大きさも特徴で、5000mAhを搭載します。22.5W充電器が付属し、スマホ本体には15Wの急速充電に対応します。バッテリーについては、2年間繰り返し充電しても劣化が少ないとしています。

 

カメラは3眼構成で、メインが4800万画素。200万画素の深度カメラと200万画素のマクロカメラによって、夜景撮影やマクロ撮影の画質も高めています。前面のパンチ穴型インカメラは約1300万画素です。

 

大きさは約77×162×9.1mmで、重さは約200g。大容量バッテリーを搭載することから、やや厚みがあります。背面には手になじみやすいよう独特なカーブ形状がつけられています。

↑カラーはナイトフォールブラックとデイブレイクパープルの2色展開です。背面素材はポリカーボネート製で指紋がつきづらく独特の質感です。防水は非対応ですが、水ハネへの耐性があるとしてます

 

5Gは主力の3.7GHz帯(Band n77)をサポート。ミリ波帯は非対応です。4G LTEはソフトバンク向けに割り当てられたほとんどの帯域をカバーします。OSはAndorid 10。生体認証は指紋センサーを備えています。

 

画面保護シートが貼り付け済みで、ソフトケースも付属。急速充電対応のACアダプターやUSB Type Cケーブルも同梱と付属品が充実しているのもうれしいポイントです。

↑大容量かつ節約の効くバッテリー機能も備えています

 

↑その他、この価格では考えられないほど多彩な多機能性

 

SIMフリー向け「Redmi 9T」

SIMフリー市場向けには4G LTE対応の「Redmi 9T」が発表されました。メモリ4GB、ストレージ64GBの構成で価格は1万5900円。大画面やデュアルSIM対応など、コスパだけではない魅力を備えています。

↑発売は2月5日で、MVNOではイオンモバイル、IIJmio、OCNモバイルONE、BIGLIBEが取り扱い予定。Amazonなどのオンラインストアやビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキなど家電量販店でも販売されます

 

チップセットはクアルコム製のミドルレンジ向けSnapdragon 662を搭載。ディスプレイは6.53インチTFT液晶で解像度はフルHD+。テュフ ラインランド社の認証試験でブルーライトの少ない目に優しいディスプレイとして認証されています。

↑「しずく型」の切り欠きにインカメラを搭載。デュアルスピーカー内蔵で3.5インチジャックも装備しています

 

背面カメラは4眼で、4800万画素・1/2インチセンサーが主力。超広角を800万画素カメラで対応し、200万画素の2つのサブカメラでマクロや深度情報を補う構成です。インカメラは800万画素カメラを搭載します。

 

デュアルSIMに対応し、さらに最大512GBのmicroSDスロットを搭載します。バッテリーは6000mAhで、18Wの急速充電に対応します。生体認証では側面に指紋センサーを備えています。このほか、有線ヘッドホンを接続してFMラジオを利用可能。赤外線センサーを備えており、スマートリモコンとしても使用できます。

↑カラーはカーボングレーとオーシャングリーンの2色。こちらも22.5W対応の急速充電器同梱です

 

スマートウォッチとホームカメラも発表

シャオミの魅力は、コスパだけではありません。スマホと連携して使える周辺機器の豊富さも特徴です。今回はスマートウォッチ「Mi Watch」「Mi Watch Lite」と家庭用カメラ「Mi 360°家庭用スマートカメラ 2K」が発表されました。3製品とも2月以降の発売を予定します。

↑「Mi Watch」の価格は1万1800円

 

1.39インチの円形有機ELディスプレイを備えたスマートウォッチで、明るい画面表示と32gの軽さが持ち味。117種類のエクササイズや睡眠の記録に対応し、心拍数や血中酸素濃度、ストレスレベルの計測も可能です。

 

1回の充電で最大16日間使える省エネ仕様。50m防水仕様で、スイミングや雨天での利用も問題ありません。気圧センサーやGPSも備えるなど、アウトドア向けのスマートウォッチとしては「全部入り」という趣があります。

↑血中酸素濃度を計測することもできます

 

「Mi Watch Lite」は6800円と手ごろな価格のスマートウォッチ。角型の1.4インチ液晶ディスプレイを装備します。GPSや心拍モニタリング、睡眠計測に5気圧防水など、スマートウォッチとしての基本機能はしっかり抑えています。

↑電池もちが最大9日間とロングバッテリーを誇る「Mi Watch Lite」

 

↑心拍・睡眠モニタリング、防水性能などキャッチ―な機能が揃っています

 

家庭用スマートカメラの「Mi 360°家庭用スマートカメラ2K」は4800円で販売。スマホと連携し、家の中の防犯や、子供やペットの様子の見守りに使える製品です。

 

コンパクトサイズながらモーター可動式のカメラを搭載。天井や壁などへの設置も対応。アプリからの音声を送る機能もあり、見守り用途なら留守番中の子供とやり取りするような使い方も可能です。

 

記録解像度は2K解像度(2304×1296ドット)。赤外線による暗視も対応し、夜間でも色味をとらえた記録が可能です。AI技術によって、人の動きを検出して知らせる機能も備えています。

↑可動域は水平360度、垂直108度で、アプリから画角を調整可能

 

 

2018年に日本に進出し、2019年には大手キャリアの一角auへの5Gスマホを供給を果たしたシャオミ。今回、ソフトバンクにも採用となりました。「コスパの鬼」の快進撃からは目が離せません。

 

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5Gミリ波、HDMI入力対応の「Xperia PRO」は、誰のためのスマホか?(メーカーコメントあり)

ソニーモバイルが、同社のスマートフォンXperiaシリーズとして初めて5Gのミリ波による高速通信に対応する端末「Xperia PRO」を2月10日に発売。価格はオープンですが、ソニーの直営店舗などを通じて想定売価約25万円で販売される“Xperiaの高級プロ機”は、5Gを活用したある“特別な使い方”も想定しています。ソニーモバイル担当者のコメントを交えながら、Xperia PROがどんな5Gスマホなのか解説します。

↑カメラと合体するスマホ!? ちょっと変わった5Gスマホ「Xperia PRO」の特徴と使い方をレポートします

 

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ソニーストアなどでSIMフリースマホとして約25万円で販売

Xperia PROはソニーが全国展開する5つの直営店とオンラインストア、並びに一部の家電量販店やECサイトに販路を絞る形でSIMフリー端末として2月10日から発売されます。価格はオープンですが、税別の想定売価は22万8000円前後。税込換算では約25万円になるかなりハイエンドなスマホです。日本のほか北米でも同時期に発売を予定しています。

↑Xperia 1 IIをベースに開発されたプロフェッショナル向け5Gスマホ「Xperia PRO」

 

本機は国内で2020年の春に発売された「Xperia 1 II」のデザインとスペックをベースに開発された上位機です。Xperia 1 IIは現在、ソニーの直販店やオンラインストアでSIMフリー端末が12万4000円(税別)で販売中ですが、比べると約10万前後の価格差があります。

 

その理由はXperia PROがプロの映像クリエイターをターゲットに想定して、Xperia 1 IIをベースに様々な機能を追加した特別仕様の5Gスマホだからです。プロ仕様のスマホに相応しい機能を追加、チューンナップも施していることもあって、本体サイズはXperia 1 IIと比較して縦に5mm/横に3mm/厚みは2.5mm大きくなっています。質量は44g重くなりました。

 

プロの映像クリエイターを支援する「新カテゴリーの5G端末」

ソニーモバイルコミュニケーションズでXperia PROの商品企画を担当する企画マーケティング部門 企画部の生雲稔敬氏は、Xperia PROは動画撮影が可能なデジタルカメラなどに接続して、5Gを活用した動画のライブストリーミングやファイル転送、あるいは高精細な画面で撮影中・撮影後のファイルを確認するための有機ELモニターとしても使うことを想定した「新カテゴリーの5G端末」なのだと、本機の立ち位置を説いています。

↑Xperia PROを担当するソニーモバイルコミュニケーションズの生雲稔敬氏に製品の特徴を聞きました

 

映像制作に携わるクリエイターは本機を携えていれば、例えば屋外のインターネット回線が確保しづらい環境でも安定したライブ動画配信や生中継、あるいはデジタルカメラで撮影した素材をすぐにクラウドサーバー等に送ることなどができるでしょう。映像制作のモバイルワークフローを5G高速通信のチカラを活用して支援できるコンパクト端末でもある、そういったところにXperia PROの特殊性があるのです。

 

それにしてもなぜ一般向けの5GプレミアムスマホであるXperia 1 IIより10万円も高価なのでしょうか。

 

ひとつは5Gのミリ波による高速通信にも対応しているからです。昨年の春から国内で開始された5G通信サービスはSub-6と呼ばれる6GHz未満の周波数帯域を利用。障害物の多い場所でも電波がつながりやすい特徴を備えていますが、日本ではn257と呼ばれる28GHz帯の5Gミリ波を利用する通信のほうが上り・下りともさらに速い通信速度が実現できることから、5Gのメリットが活かせる本命として期待されています。

 

国内ではNTTドコモとauが昨年から5G ミリ波のサービスを始めていますが、Xperia PROは発売後から両社の5Gミリ波サービスが使えます。同じくNTTドコモが昨年末に発表した3.7GHz帯と4.5GHz帯の5G Sub-6の周波数を束ねるキャリアアグリゲーションによる高速・大容量通信もサポートしています。

 

Sub-6による5G通信サービスは、NTTドコモ以外にauとソフトバンクのプランに契約してSIMカードを挿すことによってXperia PROで使えるようになります。楽天モバイルの5G通信サービスは動作保証の対象外なので注意が必要です。本体は物理SIMカードによるDual SIMに対応。

↑通信状態を視覚化するための「Network Visualizer」機能も設けました。現在接続されているネットワークと、アップ・ダウン接続のスループットを画面に表示。全画面表示だけでなく、ホーム画面にコンパクトなウィジェットを置くこともできます

 

5Gミリ波の通信はSub-6や4G LTEの電波に比べて直進性が高く、減衰しやすいため端末側で電波感度を確保することが困難だと言われています。Xperia PROは筐体の内部に上下左右に向けた通信アンテナを合計4基配置して、360度周囲にまんべんなく受信感度を高める独自のアンテナ構造を採用。生雲氏は「端末を一定方向に傾けたりしても5Gミリ波通信時の電波感度が落ちないため、失敗が許されないプロの現場で確度の高い作業に集中できる」として、Xperia PROの特徴をアピールしています。

↑Xperia 1 IIよりも約2.5mmほど厚みのあるボディに、5Gミリ波通信の感度を獲得するために特殊なアンテナを配置しています

 

HDMI入力搭載。5Gを使って高画質動画をハイスピード送信

Xperia PROが高価な端末であるもうひとつの理由は、世界で初めてデジタルカメラなどHDMI出力を持つ映像機器から10bit階調の高精細な4K/60p/HDRの映像信号を受けてモニターに表示、5G通信を使って送信ができるようにHDMI入力を設けたスマホだからです。本体のボトム側に中央にUSB Type-C端子と並んでHDMI端子を装備しています。

 

HDMIケーブルで端末を接続すると、デジタルカメラで撮影中の動画をYouTubeやStreamYard、Streams Labsなどのサードパーティのアプリを使って即時ライブストリーミングができます。Xperia PROのディスプレイが4K/HDR対応なので、カメラで撮影中の映像を高精細にプレビューできるモニターとしても使用可能。

↑HDMI出力に対応するカメラとケーブルによる有線接続が可能。HDMI入力機能については、ソニーのαシリーズ以外のカメラ機器にも対応しています

 

USB Video Class(UVC)に準拠するHDMI-UVC変換アダプターを介すれば、同じようにデジタルカメラをXperiaのUSB端子に接続して外付けモニターのように使うこともできますが、HDMI接続の場合は10bit階調表示にも対応するため、カメラの性能がフルに発揮される利点があります。

 

国内でミリ波、Sub-6の5G通信が使える場所はまだ限られているため、当面はまだXperia PROを4G LTEネットワークにつないで映像ライブ配信等に使うことの方が多くなるでしょう。一方でHDMI入力を備えたことで、デジタル一眼レフカメラの醍醐味であるレンズ交換を活かした映像表現を楽しんだり、暗所の撮影に強いカメラをつないで天体観測のライブ中継に使ってみたりと、スマホ単体ではかなわない映像表現に一歩踏み込めることがXperia PROの大きな魅力だと思います。プロの映像クリエイターに限らず、YouTubeのライブ配信やVlog制作を楽しむ方に広く役立つのではないでしょうか。コロナ禍の影響を受けて、オンラインを活用した音楽ライブの配信、イベントを実施できる環境を模索するアーティストの活動支援にもつながるかもしれません。

↑HDMI接続時には、端末にプリインストールされているアプリを使ってXperia PROを外部モニターとして使うこともできます。モニターに表示されている映像のピンチインアウトズーム操作に対応するほか、アプリにはグリッドライン表示やスクリーンロック、明るさ調整など様々な設定メニューが搭載されました

 

デジタル一眼レフカメラで撮影した静止画を、Xperia PROを介してFTPサーバーへリアルタイムに転送・保存する使い方もできます。ソニー純正のモバイルアプリ「Transfer&Tagging add-on」アプリを使うとFTPバックグラウンド転送や、画像ファイルへのタグ・キャプション付けが行えます。

 

Xperia PROはスマホ本体も高機能

Xperia PROが搭載するディスプレイはXperia 1 IIと同じ6.5型の4K/HDR対応の有機ELですが、ソニーの業務用マスターモニターに画質を合わせ込む調整を1台ずつ丁寧に行った後に出荷されます。

 

背面のメインカメラにはすべてカール・ツァイス製の高画質レンズを採用。16mm超広角/24mm標準/70mm望遠レンズによるトリプルレンズカメラと、3D iToFセンサーによる高精度なオートフォーカス機能も備えているので、いざという時にはXperia PRO単体でもハイグレードな5G・動画ライブストリーミングができます。ハイグレードなデジタルカメラは一気に揃えられなくても、とりあえずXperia PROを揃えるところから動画制作作業の足場を固めてもよさそうです。

↑Xperia 1 IIと同じ仕様のトリプルレンズカメラを搭載しています

 

本体の前面には強化ガラスを採用していますが、背面と側面には強化樹脂素材を採用しているため傷が付きにくく、またグリップ感も良いプロ仕様の筐体とした点もXperia PROの特徴です。IPX5/IPX8相当の防水、IP6X相当の防塵対応はXperia 1 IIと同じになります。

 

アクションカメラのGoProの中にはHDMI出力機能を持つ機種があるので、Xperia PROをつないで大型モニターとして使えれば撮影環境が一段と快適になりそうです。だからこそXperia PROの本体をより強固にガードできるように純正品のタフネスケースや、体に身に着けるためのホルダー等のアクセサリーも欲しくなってきます。

 

Xperia PROはソニーのオンラインストアなどで1月27日から予約受付を開始しています。また全国5か所のソニーストアでは1月28日から実機の展示も行われます。生雲氏は「多くの映像クリエイターにXperia PROを使っていただき、5GやHDMI入力を活かした動画制作の可能性を見つけてほしい」と語っています。

 

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実質無料で買える! 楽天モバイルのオリジナルスマホ3機種を使い比べてみました

2020年4月にサービスを開始した楽天モバイルが、300万人を対象に月額2980円(税別)の基本料金が “1年無料” になるキャンペーンを実施していることはご存知でしょうか? 2020年12月30日に契約数が200万回線を超えたことが発表されたので、無料キャンペーンの対象となるのは、残り100万人弱と推測されます。

 

楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT」の1プランのみ。現在は5Gも利用できる「Rakuten UN-LIMIT V」へとバージョンアップしています。月額2980円(税別)で、楽天回線エリアではデータ使い放題。楽天回線エリア外ではパートナー回線(au回線)に繋がり、月に5GBまでという制約があるものの、5GB超過後も最大1Mbpsで通信が可能です。さらに、専用アプリから発信すると国内通話は無料。しかも、契約時も解約時も手数料は無料なのです。要するに、1年間タダでスマホが使い放題になるわけですね。気になっている人は、得をすることはあっても損をすることはないはずなので、ぜひ使ってみてください。

 

実質無料で買えるオリジナルスマホがお得

唯一お金がかかるのが端末代ですが、楽天回線に対応するスマホ(楽天モバイルのWebサイトで調べられる)を持っていれば、そのスマホにSIMを挿し替えるだけで使えます。

↑楽天モバイルの対応端末はWebサイトで調べられる

 

楽天モバイルは、個性的なオリジナルスマホも開発・販売しています。大きさが異なる「Rakuten BIG」「Rakuten Hand」「Rakuten Mini」の3モデルがあり、これらを購入すると、最大2万ポイント以上の楽天ポイントが還元されるキャンペーンが実施中。

↑左からRakuten Mini、Rakuten Hand、Rakuten BIG。BIGは5Gに対応

 

●Rakuten BIG
一括払い価格:5万9073円(税別)
ポイント還元:最大2万ポイント(6か月の期間限定ポイント)

●Rakuten Hand
一括払い価格:1万8182円(税別)
ポイント還元:最大2万4999ポイント(6か月の期間限定ポイント)

●Rakuten Mini
一括払い価格:1万7000円(税別)
ポイント還元:最大2万ポイント(6か月の期間限定ポイント)

 

つまり、HandとMiniは実質無料で入手でき、5G対応の最上位モデル・BIGもかなりお得に購入できます。この3モデルを使い比べる機会を得たので、それぞれの端末がどんな人に向いているのか? あるいは向いていないのかをチェックしてみました。

 

【端末の外観を写真でチェックする】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

見た目の印象だけでなく、実用性を重視して選ぶべし!

3モデルは、画面サイズと本体サイズ・重さに大きな差があります。

 

●Rakuten BIG
ディスプレイ:約6.9インチ 有機EL(2460×1080ドット)
本体サイズ:約174×80×9mm
重さ:約227g

●Rakuten Hand
ディスプレイ:約5.1インチ 有機EL(1520×720ドット)
本体サイズ:約138×63×9.5mm
重さ:約129g

●Rakuten Mini
ディスプレイ:約3.6インチ TFT液晶(1280×720ドット)
サイズ:約106.2×53.4×8.6mm
重さ:約79g

 

画面の見やすさを重視する人にBIGが適していて、コンパクトさを重視する人にMiniが魅力的であることは言うまでもありません。その上で注意したいのは、BIGがかなり大きめで、Miniが驚くほど小さいこと。約6.9インチの有機ELディスプレイを搭載するBIGは横幅が約80mmで、重さは約227g。現在発売されているスマホの中では最重量級です。これまで片手でメッセージを入力したり、SNSをチェックしたりしていた人は、使いづらく感じる恐れがあります。

↑約6.9インチの大画面ディスプレイを搭載するRakuten BIGは、手にするとずっしりとした重さを感じる

 

↑約3.6インチ画面のRakuten Miniは、オモチャと錯覚するほどの軽さ

 

Miniは、約3.6インチの液晶ディスプレイを搭載し、重さは約79g。手のひらに収まるほどの小ささですが、画面に表示できる情報は必然的に少なくなり、使い勝手を犠牲にしている印象は否めません。

↑Rakuten Miniの画面にGetNavi webを表示

 

↑Rakuten BIGではここまで表示できる

 

3モデルの中では真ん中のHandも、実はかなりコンパクト。約5.1インチの有機ELディスプレイを搭載し、横幅が約63mmで、重さは約129g。あのiPhone 12 miniよりもスリムで軽いです。コンパクトさを重視しつつ、操作性にも妥協したくないのならMiniよりもHandを選ぶべきでしょう。

↑約5.1インチ画面で、ほどよくコンパクトなRakuten Hand

 

↑左がiPhone 12 miniで、右がRakuten Hand。Handのほうが横幅が1.2mm細く、重さは4g軽い

 

カメラ性能を重視するならBIG。だが、Handも結構キレイに撮れる

カメラは、BIGが4眼、Handが2眼、Miniが1眼。それぞれのスペックは下記の通り。

 

●Rakuten BIG
アウトカメラ:超広角(約800万画素)+広角(約6400万画素)+深度測位(約200万画素)+マクロ(約200万画素)
インカメラ:約3200万画素

●Rakuten Hand
アウトカメラ:広角(約4800万画素)+深度測位(約200万画素)
インカメラ:約1600万画素

●Rakuten Mini
アウトカメラ:約1600万画素
インカメラ:約500万画素

 

↑BIGはクアッドカメラ、Handはデュアルカメラ、Miniはシングルカメラを搭載

 

↑BIGのインカメラはディスプレイ内に搭載。画面が黒色に表示されている場合は、その存在がわからないほどに隠れる

 

撮り比べてみたところ、画質はグレードに比例していました。しかし、Handは価格のわりにはキレイに写り、夜景写真もさほど粗くなりませんでした。超広角が不要なら、Handでも十分に満足できるでしょう。

 

【作例写真をギャラリーでチェックする】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

5Gをいち早く体験できるBIG。Miniは電池もちに不安が……

Rakuten BIGは5Gに対応し、HandとMiniは4Gのみの対応。ハードウェアの基本仕様もBIGが他の2モデルを大きく引き離しています。

 

●Rakuten BIG
CPU:Snapdragon 765G (最大2.4GHz オクタコア)
メモリ: RAM 6GB/ROM 128GB
バッテリー容量:約4000mAh(連続通話 約21.7時間)

●Rakuten Hand
CPU:Snapdragon 720G(最大2.3GHz オクタコア)
メモリ: RAM 4GB/ROM 64GB
バッテリー容量:2750mAh(連続通話 約18.3時間)

●Rakuten Mini
CPU:Snapdragon 439(最大2GHz オクタコア)
メモリ: RAM 3GB/ROM 32GB
バッテリー容量:約1250mAh(連続通話 約5.4時間)

 

楽天モバイルの5Gエリアはまだ限定的ですが、すでに5Gが開通している場所でBIGの通信速度を測定したところ、概ね200〜400Mbpsのダウンロード速度を確認できました。同じ場所でのHandとMiniの受信速度は25〜40Mbps程度でしたので、速度面ではBIGに大きなメリットがあります。

↑BIGの5Gアクセスは、クイック設定画面でオン・オフが可能

 

↑すでに5Gが開通している東京の二子玉川エリアでは下り300Mbpsを超えるスピードを記録

 

処理速度を比較するためにベンチマークテストも行ってみました。BIGが大きくリードするかと思いきや、Handも同等のスコアを記録。数値だけではなく、実際の使用感でも、Handは実質無料で入手できる端末とは思えないほどのキビキビとした動作性を確認できました。

↑「Geekbench 5」というアプリで、BIGのベンチマークを測定した結果

 

↑Handも好スコアをマークした

 

↑エントリー向けのCPUを搭載するMiniは、ヘヴィユースには向かない

 

電池もちで注意したいのはMini。小さいのでバッテリー容量も少なく、電池もちが良くないのは仕方ないのですが、電池が減る速さは予想以上。フツーに使っていたら1日はもたないでしょうし、外出が多い人はモバイルバッテリーが必須。スマホよりも大きいモバイルバッテリーを持ち歩くという、本末転倒な日常になってしまうかもしれません。なお、BIGとHandの電池もちは、いまどきのスマホとしては及第点と言えそうです。

 

防水、指紋認証、イヤホンジャック……細かい違いも要チェック!

3機種いずれもおサイフケータイに対応しています。電子マネー専用のサブ機としての使用を考えているのなら、携帯性に優れたMiniを検討する価値は十分にあるでしょう。なお、防水(IPX8)に対応しているのはBIGのみで、HandとMiniは防滴までのIPX2なので、水没には注意が必要です。

 

セキュリティロックは、BIGが指紋、Handが指紋+顔、Miniが顔認証のみに対応。まだしばらくはマスク着用を欠かせないでしょうから、指紋認証に対応している端末のほうが有利でしょう。

↑BIGとHandは画面内に指紋センサーを搭載。とくに片手で操作しやすいHandは、指紋認証をスピーディーに使いこなせる

 

独立したイヤホンジャックを備えているのはHandのみ。BIGとMiniはUSBポートが兼用し、変換アダプタが同梱されています。充電しながら、イヤホンで音楽を聴いたりしやすいのはHand。しかし、イヤホンは同梱されていません。ワイヤレスイヤホンを使うのならBIGでもMiniでも問題はありません。

↑Handには3.5mmのオーディオジャックを搭載

 

なお、3モデルはいずれもSIMカードは挿せず、端末にeSIMを内蔵しています。SIMロックはかかっていませんが、1つの事業者のSIMしか使えない仕様になっています。2回線で同時に待ち受けるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)には対応していないので注意が必要です。ただし、海外渡航時に現地で使えるeSIMを追加して、それに切り替えて使ったり、楽天回線で使わなくなった後に、他社のeSIMに変更して使ったりできます。

↑物理SIMは挿せない状態になっている。eSIMは通信事業者が提供するQRコードを読み取るなどして追加可能

 

筆者が使い比べた率直の感想を述べると、実質無料ながら使い勝手がよく、パワフルで、カメラの性能も満足レベルのRakuten Handは、抜群にコスパが良い印象。Netflixやプライム・ビデオを存分に楽しみたい人にはBIG、用途を絞ったサブ端末にはMiniも選択肢に加えて検討することをおすすめします。

 

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美しく、そしてシンプルに“いいスマホ”! 約3万円で買える「OPPO A73」レビュー

SIMフリースマホ市場で販売台数を伸ばし、2020年はau(KDDI)とソフトバンクから5G端末もリリースしたOPPO。好調の要因として、日本市場に参入してから3年目を迎え、知名度が浸透してきたことに加え、米国からの制裁によってファーウェイが不振に陥っていることも挙げられるでしょう。しかし、シンプルに “いいスマホ” を作っている点も見逃せません。

 

筆者の印象では、OPPOのスマホって、デザインがよくて、使い勝手もよくて、価格以上の性能を備えていると思います。実際に使った人の「OPPOって結構いいかも」という評判が徐々に広まってきたのかなぁと。

 

そんなOPPOが2020年11月20日に発売したSIMフリースマホが「OPPO A73」。3万800円(税込)という安さで、有機ELディスプレイと4眼カメラを搭載するという充実仕様。価格以上の満足度をもたらしてくれるのか? 2週間ほどトコトン使ってみました。

↑OPPO A73の価格は3万800円(税込)

 

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↑6.44インチの大画面ディスプレイを搭載し、OSはAndroid 10ベースのColorOS 7.2。家電量販店、ECサイトなどで購入できるほか、多くのMVNOも取り扱っている

 

有機ELを採用し、画面内に指紋センサーを内蔵

OPPO A73は6.44インチの有機ELディスプレイを搭載しています。3万円前後のスマホは液晶を採用することが多いのですが、上位モデルと同じく有機ELを採用し、解像度もフルHD+(2400×1080)と十分。しずく型ノッチを採用することで、90.7%という高い画面占有率を実現しています。

↑左右のベゼルが細いことに加えて、しずく型のノッチにインカメラを搭載

 

有機ELは視野角が広く、鮮明な画質が得られるだけでなく、実用面でもメリットがあります。画面内に指紋センサーを搭載しているので、スピーディーなロック解除が可能。インカメラによる顔認証にも対応していますが、マスク着用を求められることが多いご時世ではやはり指紋認証のほうが便利ですよね。

↑画面内指紋センサーを搭載し、画面オフの状態から指紋マークに指を当てるだけでロックを解除できる

 

↑指紋マークに触れた時のアニメーションを選べるなど、自分好みのカスタマイズができるのも魅力

 

薄さと軽さは、手にした瞬間に実感できる

OPPO A73を手にして最初に感じたのはボディの薄さ。6インチ以上の大画面のスマホは厚さが8〜9mmの機種が多いのですが、OPPO A73の厚さはわずか7.45mm。重さも約162gと軽めです。

 

右側面に電源ボタンを搭載し、左側面に音量ボタンを配置。底部にはUSB Type-Cポートとイヤホンジャックを備えています。サイドフレームをメタル調にすることで、よりシャープでスリムな印象になっています。

↑サイズは約159.8×72.9×7.45mm。左側面には音量ボタンとSIM/microSDスロットを搭載

 

↑右側面には電源ボタンを搭載

 

↑底面部にUSB Type-Cポートと3.5mmのイヤホンジャックを搭載。リモコンマイク付きイヤホンも付属している

 

背面パネルはレザーのような質感で、滑りにくく、指紋が付きにくいことが利点。クリアケースが付属していますが、薄さや手触りを重視するなら、裸のままで使うのもアリでしょう。

↑背面には4眼カメラを搭載。サイドフレームと同色のOPPOのロゴプレートがアクセントに。カラバリは、この「ダイナミック オレンジ」のほかに「ネービー ブルー」がある

 

↑同梱のクリアケースを着けると、カメラ部の出っ張りが相殺される

 

AIによる自動補正は “やりすぎ感” があるかも……

背面に搭載されている4眼カメラは、メイン(1600万画素)+超広角(800万画素)+モノクロ(200万画素)+ポートレート(200万画素)という構成。モノクロとポートレートは単独で機能するカメラではなく、濃淡や被写界深度を得るためのセンサーと捉えるのが妥当でしょう。

↑4眼カメラは、メイン(1600万画素/F2.2)+超広角(800万画素/F2.2)+モノクロ(200万画素/F2.4)+ポートレート(200万画素/F2.4)という構成で、電子式手ブレ補正に対応

 

OPPOのカメラには「AIダズルカラー」という機能があります。これをオンにすると、AIがシーンや被写体を認識して自動で最適な設定が行われる仕組み。しかし、筆者が使ってみたところ、AIによる設定が必ずしも理想的な設定にはならない印象。AIダズルカラーによって、不自然なほどに彩度が上がることもありました。ナチュラルな色調を好む人は、AIダズルカラーをオフにしたほうがいい場合もあるでしょう。

 

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パフォーマンスは上位モデルのReno3 Aと同等

CPUはSnapdragon 662(2.0GHz×4 + 1.8GHz×4)で、RAM(メモリ)は4GB。現在販売されているスマホの中では低めのスペックですが、基本アプリの操作で不便を感じることはないはず。カメラを起動したり、撮影モードを切り替えたりするときに、タッチレスポンスがワンテンポ遅れたり、データサイズが大きいゲームの起動に時間がかかったり、その程度のことです。

 

ちなみにOPPOは、おサイフケータイや防水・防塵に対応するOPPO Reno3 Aという上位モデルも人気です。Reno3 AはSnapdragon 665(2.0GHz×4 + 1.8GHz×4)で、RAM(メモリ)は6GB。A73に近いスペックなので、スマホの処理速度を比較するベンチマークを測定できる「GeekBench 5」というアプリで、ベンチマークスコアを比較してみました。

↑OPPO Reno3 Aのベンチマークスコア

 

↑OPPO A73のベンチマークスコア。ほぼ同等の結果だった

 

ご覧のように、大きな差はなかったので、OPPO A73は、OPPO Reno3 Aと同等のパフォーマンスを得られると考えていいでしょう。薄型ながらバッテリー容量は4000mAh。ヘヴィユーザーでなければ、1日で電池が切れてしまう心配はないでしょう。

↑電池持ちはいいが、さらに2つの省エネモードを備えているので安心

 

↑急速充電に対応し、約2時間でフル充電できる

 

なんとeSIMが使えて、DSDVにも対応

ネットワークは4Gまでに対応し、ドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルの全キャリアのSIMで利用可能。SIMスロットに装着できるSIMカードは1枚だけですが、eSIMも使えます。

 

eSIMとは組み込み型のSIMで、事業者が発行する電話番号などの情報を読み込んで通信サービスを利用できる仕組み。物理SIMとeSIMを同時に利用するDSDV(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応しています。

↑スロットにはnanoSIMとmicoSDカード(最大256GB)を装着可能。なお、内部ストレージは64GB

 

↑eSIMは、通信事業者が発行するQRコードを読み取ってデータをダウンロードするという一般的な方法でインストールできる

 

今のところ、日本でeSIMを提供している事業者はIIJmioと楽天モバイルだけですが、海外では多くの事業者が提供しています。今は簡単に海外には行けない状況ですが、コロナが収束したら、海外出張・旅行に重宝することでしょう。

 

従来のOPPOのスマホと同様に、コスパの高さが魅力のA73。気になる人は、お店で実機に触れて、薄さと軽さを体感してみてくださいね。MVNOによっては、キャンペーンで大幅な割引を行うこともあります。これからの価格動向にも注視してください。

 

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2020年の「ベスト5Gスマホ」はどれだ? モバイルライターが選ぶトップ5ランキング

2020年3月に商用サービスが開始された5G。新たに発売されたスマホは、ほとんどが5G対応で、まさに “5G元年” といった様相でした。でも、まだ5Gにつながるエリアは限定的。せっかく5Gスマホを買ったのに、「5G」という表示が出ず、虚しい気持ちになった人もいることでしょう。また、そんな噂を聞いて、5Gスマホへの機種変更を躊躇している人もいるかもしれませんね。

 

5Gに関してはそんな2020年でしたが、日本で発売された5Gスマホの、ほぼ全機種に触れた筆者が “初めての5Gスマホ” としてレコメンドしたい5機種を選びましたので、紹介していきましょう。一応、順位をつけましたが、それぞれ個性が異なり、価格も異なる端末なので、同率1位と言ってもいいほどです。予算に合って、惹かれるモデルがあれば、ぜひお店に行って触れてみてくださいね。

 

第5位:Galaxy Z Flip 5G

スマホの新しいトレンドとして注目される「フォルダブル」、つまり折りたためるディスプレイを搭載するモデル。海外では、複数のメーカーがリリースしていますが、日本では今のところGalaxyの独壇場。今年は、本のように開ける「Galaxy Z Fold2 5G」に加えて、縦開きの「Galaxy Z Flip」「Galaxy Z Flip 5G」も発売されました。

↑au/サムスン電子製/価格:18万5835円(かえトクプログラム適用時:11万1435円)。開くと約H167×W74×D6.9mmで、折りたたむと約H87×W74×D15.4mmになる

 

Galaxy Z Flip 5Gは、2月に発売された4GモデルのGalaxy Z Flipを5Gに対応させたもの。5Gになってもサイズ感はそのまま。コンパクトに折りたたんで持ち歩けて、使うときに開いて約6.7インチの大画面を利用できます。折りたたみ時には小さいサブディスプレイで時刻や通知を確認できます。世代によっては、ガラケーの使い勝手が返ってきたようで、懐かしく感じるかもしれません。

↑時刻や電池残量などを確認できるサブディスプレイを搭載。閉じた状態で、このサブディスプレイでプレビューを確認して撮影することも可能

 

半開きにすると、端末を置いて撮影できたり、ハンズフリーで動画を見たり、ビデオ通話ができたり、フォルダブルならではの使い勝手も考え尽くされています。使っているだけで注目され、人に自慢できること請け合いですが、ネックは価格。次の機種変更時に端末を返却する「かえトクプログラム」を利用しても10万円超え。でも、この端末は返したいくないですよね?

↑半開きにすることで卓上に置いて操作するなど、折りたたみ形状を生かした使い方が可能

 

第4位:iPhone 12 mini

秋に発売されたiPhone 12シリーズも全4機種が5Gに対応。最も注目されたのは、最も小さくて軽いiPhone 12 miniでしょう。

↑SIMフリー、NTTドコモ、au、ソフトバンク/アップル製/価格:8万2280円(SIMフリー版 64GBモデル)〜。サイズはH131.5×W64.2×D7.4mmで、重さはわずか133g

 

5.4インチの有機ELディスプレイを搭載し、重さは133g。横幅は64.2mmしかないので、片手で楽に操作できます。されど、最新のA14 Bionicチップを搭載し、パフォーマンスは他の3機種と比べて遜色なし。ゲームやマルチタスク操作はもちろん、4Kビデオの編集もサクサクと行えます。

↑5.4インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載。4Kビデオの再生・編集もスムーズに行える

 

上位モデルのiPhone 12 Pro/12 Pro Maxは超広角+広角+望遠のトリプルカメラを搭載していますが、12/12 miniは超広角+広角のデュアルカメラ。されど、実際に撮り比べてみたところ、画質にはさほど差はない印象。望遠がなくても、デジタルズームでも2〜3倍くらいまでなら鮮明な画質で撮れます。

↑左がiPhone 12 Pro Maxで、右がiPhone 12 mini。超広角(1200万画素)+広角(1200万画素)のデュアルカメラを搭載。デジタルズームは最大5倍

 

ボディが小さい分、バッテリー容量が少なめで、電池持ちは今ひとつ。しかし、大きく重くなりがちな5Gスマホで、このサイズを実現したことは高く評価すべきでしょう。

 

第3位:TCL 10 5G

ここ数年、世界市場でテレビの出荷台数を伸ばしている中国の大手家電メーカー・TCL。2019年から自社ブランドのスマホの製造・販売を開始しましたが、早くも2年目にして5Gスマホをリリース。SIMフリーモデルで、3万9800円という激安価格をしました。

 

6.53インチの液晶ディスプレイは、パンチホール型のインカメラを搭載することで、91%の画面占有率を実現。テレビの開発で培った「NXTVISION」という高画質化技術によって、写真や動画、ゲームをより鮮やかな画質に拡張したり、SDR動画をリマスターして、HDR並みのコントラストと色合いにアップコンバートすることが可能。

↑SIMフリー/TCLコミュニケーション製/価格:3万9800円。6.53インチの液晶ディスプレイを搭載。解像度はフルHD+(2340×1080ドット)で、自分好みの画質にカスタマイズすることも可能

 

6400万画素をメインとする4眼カメラを搭載し、超広角撮影に加え2cmまで近づけるマクロ撮影も楽しめます。AIによる被写体・シーン認識にも対応し、不自然には見えない範囲で、映える写真を撮ることが可能。さらに、4500mAhの大容量バッテリーを搭載するなど、満足度が高い仕様です。

↑背面にはクアッドカメラと指紋センサーを搭載

 

ボディが210gとやや重く、SIMを1枚しか挿せないことは残念ですが、この価格なら納得。コスパを重視する人は、TCLというメーカーを覚えておいて損はないでしょう。

↑SIMフリースマホは2枚のSIMを挿せる機種が多いが、TCL 10 5GはシングルSIM仕様。なお、microSD(最大1TB)は装着可能

 

第2位:Xperia 5 II

今年2機種の5Gスマホをリリースしたソニーモバイル。「Xperia 1 II」は約6.5インチの4Kディスプレイを搭載し、「Xperia 5 II」は約6.1インチのフルHD+ディスプレイを搭載。どちらも1220万画素のトリプルカメラを搭載しています。Xperia 1 IIの方がグレードが高く、価格も高いのですが、個人的には、Xperia 5 IIの使い勝手に強く惹かれました。

↑NTTドコモ、au、ソフトバンク/ソニーモバイルコミュニケーションズ製/価格:9万9900円(スマホおかえしプログラム適用時:6万6600円)*NTTドコモ版の場合。約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しつつ、ボディ幅は約68mmに抑えられているので、片手でも楽に操作できる

 

Xperiaは縦横比が21:9の「シネマワイドディスプレイ」を搭載し、大画面ながらボディ幅が細く、片手で操作しやすいことが利点。Xperia 1 II/5 IIにはデジカメライクに設定・撮影できる「Photography Pro」というアプリがプリインされていますが、とくにXperia 5 IIとの相性は◎。横向きにして構えて、側面のカメラボタンをシャッターにする操作感はデジカメそのもの。

↑デジタル一眼カメラと同じように詳細な設定ができる「Photography Pro」アプリは、横向きで使う仕様。側面のカメラボタンをシャッターにして、デジカメライクに撮影できる

 

さらに、Xperia 1 IIにはない5 IIのアドバンテージが、120Hzの高速リフレッシュレートに対応したこと。ゲームや動画再生に有利であることはもちろん、通常の画面スクロール時にもなめらかな表情が得られます。

↑リフレッシュレート(画面の更新速度)は120Hzに設定でき、ゲームプレイ時はタッチサンプリングレート(タッチ反応の頻度)は最大240Hzにできる

 

性能と使い勝手のバランスが良く、ボディの質感などデザイン面での完成度も高い。価格がもう少し安ければ、1位にしたかったモデルです。

 

第1位:Mi 10 Lite 5G

1位に選んだのは、auからリリースされたシャオミ製の5Gスマホ「Mi 10 Lite 5G」。最大の魅力は価格です。9月に発売された当初から5Gスマホでは最安だったのですが、さらに値下げされて、12月28日現在、一括価格は3万2470円。次の機種変更時に端末を返却する「かえトクプログラム」を利用すれば、なんと実質2万5990円で購入できるんです。

↑au/シャオミ製/価格:3万2470円(かえトクプログラム適用時:2万5990円)。約6.6インチの有機ELディスプレイを搭載。しずく型ノッチに搭載されたインカメラは約1600万画素

 

ちょっと心配になるような安さですが、性能や使い勝手はお値段以上。プロセッサーはSnapdragon 765G(最大2.4GHz)で、メモリ(RAM)は6GB。ミドルクラスの最上位と言える仕様で、日常的な用途での操作感はハイエンドモデルと比べて遜色なし。約6.6インチの有機ELディスプレイを搭載し、画面内に指紋センサーを内蔵。4800万画素をメインとするクアッドカメラは4Kビデオの撮影にも対応。4160mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちも安心。

↑指紋センサーはディスプレイ内に搭載。画面オフの状態からでも素早くロックを解除できる

 

↑背面パネルは光沢が強めで、ハイエンドモデルに見える仕上がり。4眼カメラはメイン(広角)+超広角+マクロ+深度センサーという構成

 

強いて弱点を挙げるとしたら防水とおサイフケータイに対応していないこと。それらがなくても平気なら、買って損なしのモデルでしょう。

 

気になるモデルはありましたか? ビビッと響くモデルがなかった人は、2021年に発売されるモデルに期待しましょう。筆者は、さらに高性能で、価格的にも魅力がある5Gスマホが増えるのではないかと予測しています。

 

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