スマート電球にも価格破壊の波ーーWiz Connected Lightsが照らす「光を選ぶ」暮らし

アプリや音声アシスタントを使って操作ができ、家の外からも照明のオンオフがコントロールできる、時間帯やムードに合わせて照明の色や明るさを変える。そんなスマートな照明デバイスがどんどんとマーケットに登場しています。

 

しかし自宅の普通のライトで満足しているユーザーからすると、「なんでわざわざ新しいデバイスやハブを購入しないといけないのか」とそれほど魅力を感じていない人も多いのではないでしょうか。

 

海外メディアが「たくさんあるスマートライトの中で頭一つ飛び抜けている」と評価するスマート照明システムWiz Connected Lightsは、そんな人にも「ちょっと欲しいかも」と思わせてくれるシンプルかつ多機能、そして何より経済的なスマートライトになっています。

 

ハブやデバイスの購入不要! 自宅の電球を交換するだけでOK

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Wiz Connected Lightsは電球の根本部分にコンピューターを搭載したスマート電球となっています。なので、従来の照明デバイスの電球をWizに交換するだけで、手持ちのランプや電灯がスマートライトに変身してしまうのです。

 

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もちろんLEDなので省エネかつ長持ち。WiFiに接続してアプリで操作できます。もちろんAmazonエコーやGoogleホームにも対応しているので、夜ベッドに入った後に「あー、リビングの電気消すのを忘れてた」と思い出してもベッドから出る必要もありません。「電気を全部消して」と音声でコントロールできるので便利です。

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操作のしやすさもWizの魅力の1つ。アプリを使って各照明の位置(部屋)に名前を付けることができます。リビング、キッチン、寝室、といった具合に名前を付けることで、アプリや音声アシスタントでの操作が一気に楽になりますね。もちろん時間でオンオフや明るさをセットすることも可能です。

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確かに「どの部屋の明かりが何時頃にどれくらい必要なのか」という問題の答えは毎日ほぼ変わらないですよね。不必要な繰り返しを節約することもできますし、逆に「11時には寝室に行く」という習慣を付けるために、リビングのライトを11時に消灯タイマーをセットするなど「身に付けたい習慣」に合わせて照明を設定するのも良さそうです。

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1600万色から自分のお気に入りを設定

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Wizと同じようにスマートフォンを使って色温度や明るさなどを調整することができる最先端のライトは、フィリップスやソニーなどからも既に発売されています。しかし、WizはAmazonエコーやGoogleホームに対応しているほかに2つの強みがあります。それは「価格」と「色温度のバリエーション」です。

 

白色のWiz電球はたった約2800円から米Amazonで購入することが可能。Philips Hue ホワイトグラデーション・スターターセットの実売価格は1万5984円なので、Wizのほうが格段に安いことが分かります。「ただの白色でしょ」と侮ってもいけません。白の明るさや色温度を6万4000種類も演出することができるとのことです。約4000円から購入できるフルカラーの場合、なんと1600万色も生み出すことができるそうなので驚きです。海外メディアも「値段の安さは他のスマートライトよりも飛び抜けている」と評価しています。

ということなので、自分のお気に入りの色合いを作ることができますね。ホラー映画を見る時はちょっと赤くしてみたり、パーティの時はイエローやパープルといったワクワクする色合いを試してみたり、誕生日は暖色で和んだりと色々なバリエーションが楽しめるわけです。

 

さらに他のモーションセンサー、カメラ、GPS、天気アプリといったデバイスと組み合わせることもできるので、煙探知機が発動したら家中の明かりを赤くしたり、曇の日は照明を強くしたりといったことも可能です。

 

複雑な設定を決めるのが面倒という方も安心です。Wizのアプリにはリラックス、集中、ベッドタイム、森林、オーシャン、といったプリセットの照明設定も組み込まれているので、そこから気に入った組み合わせを選ぶだけで簡単に使い始めることができます。

 

フィリップスの上記の製品は、4つのシーンを想定した光がスイッチにプリセットされており、1%刻みでの調光が可能となっています。電球色から昼白色まであらゆる色温度の白色光が楽しめますが、Wizはこの点において劣っていないと考えられるでしょう。

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電球を交換するだけなので、少しずつ試していけるのが有り難いですよね。気に入ったら今度はリビングの電球をこれにしてみて……と段階的にスマートライトを導入できるわけです。Amazonのコメントにも「電球もアプリもアレクサとの連携も大のお気に入り。自分のスマートフォンにIFTTTのウィジェット・ボタンを作ってボタン1つで消灯できるようにもカスタマイズした!」と使い込んでいるユーザーの絶賛の声が書き込まれています。

 

わずか数千円の購入費用で、自宅で現在使っている照明機器を生かしながらスマートスピーカーも使える上に、数百万通りの白色が楽しめるWiz。このコスパの良さは、これまでのスマート電球のなかで最高かもしれません。これからスマート電球は競争が激しくなっていき、価格が落ちていくのか注目です。