【スーツケースレビュー】使ってわかったフロントポケットの便利さ。育児中ライターがエース「クルーズボックス」33Lを徹底レビュー

先日、夫が会社の福引でユニバーサルスタジオジャパンのペアチケットを当てて帰宅! 産後初めての小旅行に心躍らせつつも、0歳児連れで1泊2日のお泊まりが少し心配。通常のお泊りセットにくわえ、ベビー用品に仕事用のノートパソコンなど、なにかと多くなりがちな荷物をコンパクトにまとめつつ、必要な荷物をサッと取り出せてパッとしまえて、持ち運びも楽な状態にしておきたい……。つまるところ手頃なスーツケースが一個欲しいわけです。

ごちゃつく荷物もスッキリ収納!身軽になれるスーツケース

↑エース社 のストリートバッグブランド「EDGELINK (エッジリンク)」初のハードスーツケース「クルーズボックス」。

そんな折に出会ったのが、エースのハードスーツケース「クルーズボックス」。公式サイトによると、容量33Lタイプと小さめボディでありながら、2泊3日分の荷物が収納できるとあります。

CRUZBOX[クルーズボックス]スーツケース 機内持ち込み 33L

ブランド:エッジリンク

実売価格:23,980(税込)

サイズ:H55×W35×D25 cm
※サイズはキャスター・ハンドルを含む外寸表記です。

容量:33L

重量:3.2kg

機能一覧:フロントポケット(蓋側:メッシュポケット2つ。ファスナーポケット1つ。本体側:15.6inchのPC収納可能。(参考収納寸法 W38.5×H26.5×D2.7㎝)/メイン内装(2気室。両面仕切りタイプ。メッシュポケット1つ)/双輪キャスター(4輪)/国内100席以上・国際機内持込み

ほか、TSダイヤルファスナーロック/キャスターストッパー

サイズはH55×W35×D25cm。2Lペットボトルと比較してもかなりコンパクト。

収納には、ノートパソコンや書類などの出し入れに便利なフロントポケットのほか、メイン内装はファスナーで分かれる2気室タイプで荷物の区分けもばっちり。

フロントポケットを全開にした図
メインポケットを全開にした図

子ども用品、仕事道具、大人のお泊まりセットなど、分けたい荷物が複数ある時に便利です。

重量は3.2kgとハードスーツケースの中では軽量な部類。持ち上げたり、荷下ろししたりする動作はけっこう疲れるので軽いに越したことはありません。

それでは、1泊2日の小旅行をイメージしながら、もっと詳しく機能をチェックしていきたいと思います!

チェックポイントは、

  • 実際にどこにどれくらいのものが入るのか
  • 荷物のしまいやすさ、取り出しやすさはどうか
  • 移動中の取り回しは楽かどうか

……以上、3項目のレビューをさっそく始めていきましょう。

仕事道具+ベビー&大人の1泊2日分の荷物がしっかり入る

それでは「実際にどこにどれくらいのものが入るのか」をチェックします。今回は1泊2日の小旅行(ワーケーション)を想定して必要な荷物を洗い出してみました。

まずは仕事道具から。

ライター、編集という仕事柄、ノートパソコンとタブレットのセットは欠かせません。執筆や原稿チェックはノートパソコンで、資料の読み込みやラフ作成はタブレットで行っています。

ということで以下が仕事道具です。

↑左上から時計回りで、タブレット(ケース付き)、14型ノートパソコン、パソコンケース、マウスパッド、マウス、充電器。※タブレットの充電器はいつも手持ちのバッグの中にモバイルバッテリーと一緒に携帯しているため割愛

さて次に大人用のお泊りセットはこちら。

バスタオル1枚、着替えの洋服(ロンT2枚、Tシャツ1枚、デニム1枚)、下着類(ピンクの巾着内:下着上下セット×2、靴下2足、ハンカチ2枚)

1泊2日に必要な最低限の荷物だけを集めてみました。バスタオルは意外とスペースをとりますので、宿先に常備されている場合は家に置いていきます。

最後に、ベビー用品です。マザーズバッグに入りきらない予備のものや、すぐに使わないものたちをリストアップしてみました。

左上から時計回りで、抱っこふとん、ベビー衣類(ロンパース3枚、肌着2枚)、搾乳機と充電器、オムツSサイズ10枚、予備の哺乳瓶2本、粉ミルク入れボトル

これで荷物がすべて出そろいました。それぞれ必要最低限の荷物にとどめたとはいえ、この量をソフト系のリュックやボストンバッグに入れたら、パンパンになって出し入れが大変そう……。

今回のようなケース(精密機器などの壊れ物を持っていきたい、大人とベビーの荷物が混ざらないように分けたい、荷物ごとにスムーズに取り出したいとき)こそ、荷室が仕切られているハード系のスーツケースの出番だと実感します。

仕事道具の収納に便利なのは、サッと取り出せるフロントポケット

荷物を実際に収納してみました。荷物のしまいやすさ、とりだしやすさについても同時にチェックしていきます。

まずは仕事道具から。これらはフロントポケットへ収納してみます。

そもそもフロントポケットという言葉にあまりなじみがないので調べてみたところ、スーツケースの前面についている収納部分のことなのですね。荷物の出し入れがしやすいように設計されているのが特徴です。

クルーズボックスのフロントポケットはというと、ノートパソコンや周辺機器、仕事の資料などビジネスに必要なものが収納できるような作りになっています。

↑蓋側の収納。メッシュポケット×2、ファスナーポケット×1。
↑本体側の収納。15.6inchのノートパソコン収納可能。ファスナーを開ければ、メイン気室にアクセス可能。

私の場合、ノートパソコンとケースに入ったタブレットが分厚いので、ちょっとパンパン気味ですが…何とか入りました。左側のファスナータイプの袋はマチなしですが、第9世代のiPad(ケース付きで縦約27cm、横約20cm、厚さ約4cm)でも閉まります。右側のノートパソコン入れもマチはないものの、ベルクロで止めるゴム部分がよく伸びてくれたので、わたしの14型ノートパソコン(ソフトケースに入れた状態で縦約36cm、横約26cm、厚さ約4cm)でも収まりました。

実際に使ってみて、便利だなと思ったのは、ノートパソコン用のセカンドバックを別で持ち運ばなくてもよいことと、狭い場所でも荷物がスムーズに取り出せることです。

↑サイドにあるマチの結合部分は、ベルクロとスナップボタンの二重構造。いきなりバーンと蓋部分が開いてしまう心配もありません。

ファスナーを全開にしても、サイドのマチ部分が支えてくれるため、いい感じの角度で止まってくれます。

仕事道具って、ちょっとした隙間時間ができたら、パッと取り出して作業をして、サッとしまいたいじゃないですか。たとえば、電車や新幹線、飛行機などの移動中とか。

これなら、スーツケースをわざわざ横にして見開きの状態にする必要がないため、狭い場所でも人目を気にせずにスムーズに中身を取り出せます。

忙しい中でも、なんとか仕事にさける時間を捻出したいときにかなり重宝しそうです。

こんなに出し入れがスムーズなら、飛行機にノートパソコンを持ち込む際にも、保安検査場でモタモタしなくてすみますね。

そんな忙しいビジネスパーソンをサポートしてくれるフロントポケットですが、仕事道具が必要ない場合は、ぬいぐるみや絵本など、子どものおもちゃ入れにしてもよいかもしれません。“マザーズバッグに入りきらないけれど、すぐに取り出せたらうれしいもの”を入れると便利そうです。

大人のお泊りセットとベビー用品を分けて収納できるメインポケット

大人のお泊りセットとベビー用品は、メイン収納へ。

メイン収納は、左側と右側に部屋が分かれている2気室タイプ。左右それぞれにファスナーがついており、左側はフロントポケットと繋がっているので、移動中の荷物の出し入れもスムーズです。

この左側の使い方としてはたぶん、「使用する確率はそう高くないけれど、もし使うとなったら絶対に必要なもの」を入れておくのが正解なのでは?

ということで、今回は「抱っこふとん」を左側の一番下(フロントポケットへのアクセス部分)に収納することにします。抱っこふとんは我が家では寝かしつけのマストアイテム。移動中はしまっておきたいけれど、必要となったらいつでも取り出したいのです。

それでは、ベビー用品を左側に、大人のお泊りセットを右側に収納していきます。

↑抱っこふとんは一番下に敷きました。

多少手間取りましたが、サイズ約縦60cm、横40cmの抱っこふとんを折らずにしまえました。試しにフロントポケットから引っ張り出してみましたが、意外とスムーズに取れます(ただ、一度取り出してしまうとしまうのが難しいですね)。

2気室のメリットは、荷物の仕分けができるため、収納に困らないし、空間をうまく使えること。さらにいいことにクルーズボックスは、左右それぞれの部屋がファスナーで仕切られている両面仕切りタイプ。

メインを全開にしたときに中身が見えないし、荷こぼれしないのが最高です。宿泊先でスーツケースを広げたまま過ごしても、同室の人や清掃員の方の目に触れなくて済みます。些細なことかもしれないですが、プライバシーが確保されている安心感がすごくよいです。

機内持ち込み可能な高い機動力。移動中の取り回しも良好

続いて、「移動中の取り回しやすさ」についてチェックしていきましょう。

私の中での“スーツケースの困りごとあるある”の上位に君臨するのが、“自分の動作についてきてくれず転倒させてしまう”というのがあります。

おそらく、キャスターの可動範囲を超えた無理な動きをさせているのでしょう。そうは言っても、心の中では「お願いだから、私の動きについてきて!」といつも思ってしまっているのです。

そこへきて、クルーズボックスのキャスターはどうかというと、とても滑らかに360度回転してくれます。

安定性が高い双輪キャスター

そして重量はというと3.2キロとかなり軽量。バスやタクシーの乗り降りや、階段の上り下り、飛行機や列車、船の荷台への積み下ろしなど、持ち上げタイミングは思ったより多いので、軽ければ軽いほど体力温存できますね。ありがたい限りです。

大きさも33Lと「機内持ち込みできるサイズ」であるため、カフェや狭い通路など小回りを聞かせたい場所での取り回しもラクでしょう。

それに、機内持ち込みができれば、手荷物預け入れ時とランディング時のベルトコンベアから荷物を回収する時間を節約できます。

現地で人を待たせているときや、フライトが遅れて終電に間に合いそうにないときなど、機内持ち込みにすればよかったと何度思ったことか……。

エース公式サイトには、33Lのほかに3サイズ(52L、64L、101L)が展開されていますが、用途として旅行のほかビジネスシーンにも活用するなら33L一択だと思うのですがいかがでしょう。

機能面、デザイン、価格のバランスが非常に優秀

実際に使用してみた結果、私のようなタイプの使い方をする人なら、ビジネスにもプライベートにも断然アリ!と感じました。

<私タイプな人ってこんな人>

  • 1泊2日から2泊3日くらいの外出が多い
  • 機内持ち込みで身軽に動きたい
  • 移動中に荷物にアクセスしたいタイミングがある
  • 仕分けしたい荷物が数種類ある
  • 必要な荷物をスムーズに出し入れしたい
  • 人の目を気にせず、プライバシーを守りたい
  • スーツケースを引くとき、少々大胆な走行をさせてしまう
  • 疲れたくないので持ち運びが楽なほうが良い

そして、気になるお値段なのですが、税込みで23,980円でございます。

価格だけにフォーカスすれば、安くはないと感じる価格ですが、使われている素材や搭載されている機能を鑑みれば、このお値段で納得。むしろお得。

安かろう悪かろうではなく、オーバースペックでもない、ちょうどよいスーツケースを探している人にぴったりだと思います。

ハンドルが少しグラつくのが残念

4段階ハンドル式で細かな調整が可能ではありますが…

あえてイマイチな部分を挙げるとしたら、ハンドルが少々グラつくところでしょうか。

とはいえ、4段階式に伸縮してくれる便利なハンドルをつかまえて、このツッコミはどうなのか。

繋ぎ目が多くなれば、そのぶんグラつくのは構造上いたしかたないこと。それに、乱暴な走行をしなければ少々グラつくくらい問題ないはず(少し心細いな、と思うくらいで)。使用上は何か困ることはないと思われます。

高い収納力、出し入れのしやすさ、取り回しのよさが揃ったエースのクルーズボックスなら移動中、宿泊先の両方で快適に過ごせることでしょう。

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カラバリ&サイズが豊富! 2万円台から揃う高コスパのスーツケース「クルーズボックス」

バッグメーカーのエースは、ストリートバッグブランド「EDGELINK (エッジリンク)」から、ストリートテイストなデザインと機能性を兼ね備えたブランド初のハードスーツケース「クルーズボックス」を、2025年6月下旬に発売しました。

EDGELINK「クルーズボックス」

記事のポイント

豊富なカラバリとストリートテイストのデザインが特徴のハードスーツケース。機能性と価格のバランスに優れているので、修学旅行などの学生のファーストスーツケースとしてもオススメです。

「クルーズボックス」は、機能性はもちろん、ストリートファッションにも合わせやすいシンプルかつ個性を感じさせるロゴ入りデザインが特徴。フロントポケット内には、メイン収納部にアクセスできるファスナー付きで、移動中にもスマートに荷物の出し入れができます。15.6 インチノートPCサイズまで収納可能で、旅行やビジネストリップなど様々な場面で活躍します。

↑大きく開くフロントポケット。ファスナーを開ければメイン収納部にもアクセス可能。

背面にある操作ボタンで、簡単にキャスターをロックできる「キャスターストッパー」を搭載し、電車や坂道などでの不意な走行を防ぎます。エコバッグやシューズバッグを簡易的に掛けられる「サイドフック」付き(※機内持込サイズは除く)。

↑背面に「キャスターストッパー」のボタンを搭載。
↑簡易的にバッグなどを掛けられるサイドフック付き。

表面は傷が目立ちにくいシボ加工を施し、デザイン性と耐久性に優れたリブラインを採用しています。

カラーは落ち着いたブラックやネイビー、チョコレートから、鮮やかなオレンジやアイボリーの計5色の展開。さらに、全4サイズのバリエーションを揃えているため、様々なシーンで活躍します。

↑全4サイズで目的や用途にあった大きさを選べる。

エース/EDGELINK (エッジリンク)

ハードスーツケース「クルーズボックス」

発売日:2025年6月下旬

実売価格:2万3980円~3万580円(税込)

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カラバリ&サイズが豊富! 2万円台から揃う高コスパのスーツケース「クルーズボックス」

バッグメーカーのエースは、ストリートバッグブランド「EDGELINK (エッジリンク)」から、ストリートテイストなデザインと機能性を兼ね備えたブランド初のハードスーツケース「クルーズボックス」を、2025年6月下旬に発売しました。

EDGELINK「クルーズボックス」

記事のポイント

豊富なカラバリとストリートテイストのデザインが特徴のハードスーツケース。機能性と価格のバランスに優れているので、修学旅行などの学生のファーストスーツケースとしてもオススメです。

「クルーズボックス」は、機能性はもちろん、ストリートファッションにも合わせやすいシンプルかつ個性を感じさせるロゴ入りデザインが特徴。フロントポケット内には、メイン収納部にアクセスできるファスナー付きで、移動中にもスマートに荷物の出し入れができます。15.6 インチノートPCサイズまで収納可能で、旅行やビジネストリップなど様々な場面で活躍します。

↑大きく開くフロントポケット。ファスナーを開ければメイン収納部にもアクセス可能。

背面にある操作ボタンで、簡単にキャスターをロックできる「キャスターストッパー」を搭載し、電車や坂道などでの不意な走行を防ぎます。エコバッグやシューズバッグを簡易的に掛けられる「サイドフック」付き(※機内持込サイズは除く)。

↑背面に「キャスターストッパー」のボタンを搭載。
↑簡易的にバッグなどを掛けられるサイドフック付き。

表面は傷が目立ちにくいシボ加工を施し、デザイン性と耐久性に優れたリブラインを採用しています。

カラーは落ち着いたブラックやネイビー、チョコレートから、鮮やかなオレンジやアイボリーの計5色の展開。さらに、全4サイズのバリエーションを揃えているため、様々なシーンで活躍します。

↑全4サイズで目的や用途にあった大きさを選べる。

エース/EDGELINK (エッジリンク)

ハードスーツケース「クルーズボックス」

発売日:2025年6月下旬

実売価格:2万3980円~3万580円(税込)

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リモワ・ゼロハリ超えてきた!「Magne」スーツケースの世界初マグネシウム合金ボディ&世界最軽量2.9kgから見えた勝ち筋とは?

金属製スーツケースと言えばリモワか、ゼロハリバートンか? それともMUJI? 競合ひしめくホットスポットに“世界最軽量”の旗印を掲げて参入したのが「Magne」(マグネ)だ。マグネシウム合金を主素材として重さ2.9kgの超軽量を達成した「Magne」の社長直撃インタビュー、お届けします。

一“持”瞭然の軽さだ

「『Magne』は金属製として世界最軽量、そして世界で初めて主素材にマグネシウム合金を採用したスーツケースです」

そう語るのは「Magne」を開発・発売する旅行ジャパン株式会社の猿渡歩社長。猿渡社長はモバイルバッテリーで有名なアンカージャパンの社長(兼務)でもあるが、両社に業務・資本関係はない。(以下「」内コメント同)。

↑旅行ジャパン株式会社の猿渡歩社長。

旅行用品の企画・製造・販売を手掛ける旅行ジャパン株式会社の立ち上げはおよそ1年前。「Magne」は「あなたの旅と行動力に、強さと軽さを。」をコンセプトとする日本発の旅行用品ブランドで、誕生の背景にはアフターコロナの旅行需要の高まりもある。

「スーツケースは旅行の必需品。ユニークな機能やデザインも増えてきた昨今ですが、「Magne」は頑丈で持ち運びやすいというスーツケースの基本性能にこだわりました」

↑金属製なのにヒョイっと持てる。これが2.9kgの実力!

持ってみれば、100人が100人「え?」と驚くだろう軽さである。特に同サイズの他社製品と比べればよくわかる。金属製スーツケースってこんなに重かったっけ? というくらいだ。

↑発表会当日並べられた他社の金属製スーツケース。同サイズながら重さの違いにびっくり。

「当初は2.0kgを切りたいと考えていましたが、それはさすがに無理筋だと(笑)協力メーカーに言われまして、じゃあどうする? 3.0kgなら軽いよね? いや2.0kg台じゃないとインパクトがないだろう……と社内で検討した結果が2.9kgなのです」

価格設定の裏話

ちょっと早口で「Magne」に対する思いや経緯を伝えようとする猿渡社長は、実はかなり正直な人でもあった。

↑セットアップ可能なボストンバッグとポーチは同時発売のオプション品。

「販売に関しては7月1日よりMakuake先行。オプションのボストンバッグ(9980円)とポーチ(4980円)をセットして総額で実質割引30%OFFとなる7万9840円(いずれも税込)となりますが、ちょっと高い……ですか? 開発スタート時はスーツケース単体5~6万円位を狙っていたのですが」

意地悪くも「超えちゃいましたね?」と尋ねると、

「ここ1~2年でモノ作りのコスト全体が上がりました。特にマグネシウム合金の加工費がかなりかかりました。しかし持った瞬間に『軽い!』と実感する“アハ体験”をしていただければ、この価値を感じて頂けると信じています」

なぜマグネシウム合金か。なぜ最軽量か。

軽量性だけを狙うなら樹脂素材を採用すればいいが頑丈さはどうか。またそこに後発として市場参入する意味があるのか? 樹脂スーツケースなら有名無名ブランドがあまたあり、価格も数千円(!)から選り取り見取りなのが実態なのだ。

↑スーツケースボディにマグネシウム合金を使うのは世界初。同じ強度の場合、マグネシウム合金はアルミの2/3、鉄の1/4の重さになるという。

旅行や仕事の移動は特別な体験だから、頑丈で軽く信頼できるモノを選びたくなるだろうし、金属製であれば所有欲も満たされるはず。「Magne」が世界初のマグネシウム合金(実用金属中の最軽量素材なのだ!)製スーツケースにこだわったのは、そこに勝ち筋を見出したからだ。

「最軽量を重視したこともありますが、昨今の便利機能満載のスーツケースに比べて『Magne』ではシンプルさを徹底しました。サイドハンドルも、内部の仕切りも設けていませんが、安心安全にものを運ぶというスーツケースの本質に立ち返り、装飾的な要素を省いたデザインです」

↑いわゆる移動する箱としてのシンプルネスに徹したインテリア。
↑そしてこちらはエクステリア。旅上手なら特にこれを評価するはず。

金属製スーツケースによくみられるリブもないし、実はブランドネームさえ本体にはない(トップハンドルに明記)。ただし静かでタフと定評あるエラストマーキャスターを採用するなど、部材選択にメリハリをつけている。

「これはアンカージャパンでの経験ですが、当初は大勢のモバイルバッテリー業者のひとつ。しかしより高性能で信頼できるモノづくりを続けると、レビューなどで評価が高まりブランドとなりました。ですから『Magne』も“頑丈で軽い旅行アイテム”にこだわってモノ作りを磨けば、ブランドとして育つのではないかと考えています」

↑ピタリと収まるオプションのポーチ。

「Magne」と一緒にどこへ行く?

インタビュー最後の質問として、「猿渡社長なら『Magne』と一緒にどこを旅したいですか?」と尋ねた。すると一瞬「え?」ともらしつつ「完全に、想定外の質問ですね(汗)」とこれまた正直な猿渡社長。

「そうですね。機内持ち込みサイズから言っても国内、飛行機、2~3泊の旅行。金属製スーツケースですから海や山のレジャーというより、都市部で観光やショッピングを思いっきり楽しむ上質な旅のイメージでしょうか。近場の海外も合うでしょうね」

モノにこだわるGetNavi web読者には、まず実際に「Magne」でアハ体験されることを願いたい。デザイン、使い勝手が自らに合うかどうかの検討は【金属製スーツケース世界最軽量2.9㎏】の実力に驚いてからでいい。

Magne公式 https://www.magne.co.jp
Makuake応援ページ https://www.makuake.com/project/magne/

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スーツケースがベビーカーに早変わり!? 子連れ旅行を超ラクにする「バッグライダー」

「子どもが生まれても海外旅行へ行きたい!」

 

そう思うパパママは世の中にたくさんいるかもしれません。しかし子連れ旅行というのは、実際にはとても大変です。国際結婚した筆者には3歳になる子どもがいますが、飛行機移動は毎回苦労の連続。特に抱っこ紐が外れ、自分で歩きたがるようになってからは負担が増すばかり。どうにかならいか、といつも思います。

 

そこで最近見つけたのが「Mountain Buggy bagrider」。斬新なアイデアで子連れ旅行を楽にしてくれるアイテムなのです。旅行好きのパパママは要チェックですよ。

 

Mountain Buggy bagriderとは?

Mountain Buggy bagriderとは、スーツケースとベビーカーが合体した一台二役のアイテムです。通常スーツケースは2輪ですが、本製品はハンドルにクッションシートが取り付けられており、補助輪を出すと4輪のベビーカーに変身。子どもが自分で座れるようになる9か月ごろから、15kgになるまで(3歳ごろ)長く使えます。

 

シートの後ろ側にはメッシュポケットがついており、スマホやチケットなど細々したものを入れられます。メッシュなので見やすいうえ、すぐに取り出せるので便利。スーツケースも35Lと大容量(約 H51×W38×D25 cm)。内部に仕切りもあり、スーツケースとしての機能も十分果たしています。

機内持ち込みも可能なので、子どもを乗せたまま席まで行けます。これは意外と大事なこと。通常のベビーカーの場合、搭乗ギリギリまでは乗って行けますが、機内持ち込みができません。乗り込む前にベビーカーから荷物を下ろしてたたんでいる間に子どもは早く飛行機に乗りたくて走り出す、というヒヤリな状況を筆者は何度か経験しました。荷物と子どもを抱えて席までたどり着くのも一苦労です。

 

しかし、bagriderの場合は、このような苦労もありません。さらに、乳幼児とその保護者は優先搭乗を希望すれば、一般搭乗者よりも早く飛行機に乗ることができるので、焦ることなくゆっくり移動できるのです。

 

簡単な使い方&安心設計

bagriderは、耐久性がありながらも軽量なナイロンプラスチックで作られています。ブラックでシンプルなデザインなので、パパが使うにもいいですよね。

 

使い方も簡単。まずスーツケースのハンドル部分を伸ばしてクッションシートをつけます。次に「バッグライダーモード」と「キャビンバッグモード」を切り替えるためのダイヤルを回して補助輪をセット。この補助輪のおかげでスーツケースが4輪となり、安定したまま動かせるのです。バッグライダーモードでダイヤルがロックされるので、走行中に補助輪が閉じてしまうということもありません。

 

最後に子どもを乗せて、シートベルトを取り付けます。5点ハーネスは長さの調節も可能。しっかりと留められるので、ハーネスがずれることもなく子どもの身体にぴったりとフィットします。他のベビーカーのようなタイヤロックはありませんが、4輪で安定して置けるため、チケットや入国の手続きなどの際は、とても便利だと思います。

 

bagriderを製造販売しているのは、有名セレブからも人気の高いMountain Buggy。高品質で機能性、デザイン性も高いのが人気の秘密です。世界の安全基準を上回る独自テストも行っていますが、この会社の高級ベビーカーは2015年にドイツの国際的なプロダクトデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞しています。



買う前に確認してほしいこと

bagriderには注意点もあります。容量が35Lと機内持ち込みにしてはサイズが大きいうえ、補助輪のため、スーツケースだけで重さが約5kgもあります。新幹線など陸路の場合は問題ないかもしれませんが、標準的なエコノミークラスでは持ち込みの手荷物は7kgまでと制限があるので、スーツケースの重さを差し引くと実質2kg分しか荷物を入れられません。

 

着替えやおむつなど軽いものであればいいのですが、重量制限を超えないようにパッキングする必要があるうえ、航空会社によっては機内持ち込みのサイズも異なるので、持ち込めない場合もあります。なので、購入前にいつも利用する航空会社の基準を確認してから購入したほうがいいでしょう。

bagriderは海外旅行だけではなく、帰省などの移動にも活躍しそうですね。アメリカでの価格は135ドル(約1万5000円。日本でもMountain Buggyの正規販売店が税込2万1600円で販売中)。親からすれば、ベビーカーと荷物を一気にまとめられ、その分身軽に移動できます。子どもにとっては目線が高くなり、アトラクションのように楽しいでしょう。なので、試す価値は十分あります。次の長期休暇には、bagriderとともに家族で遠出してみてはいかがでしょうか?

世界初の「完全自走」で手ぶら旅行を実現! 掃除ロボットの次は「自走式スーツケース」がくる!

旅行時のネックといえば、移動時に片手を塞いでしまうスーツケース。しかし、ここで紹介するスーツケースは、そんなネックを解決する「完全自走式」なのです。スマホとBluetooth接続することで、スマホの所持者の後を勝手についてくるこのアイテムの魅力を紹介。

 

 

縦・横を問わず、最大4時間&最大時速9㎞で走行可能!

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合同会社イーコネクト

Travelmate

13万6080円〜※ (2018年2月先行予約開始)

Bluetoothでスマホと接続することで、そのスマホを持つ人の動きに合わせて自動で追尾してくれる完全自走スーツケース。施錠や解錠などの操作もスマホから行えるほか、スーツケースの重さなどもアプリで確認できます。(※2018年2月からイーコネクトwebサイト上で先行予約の受付を開始)

 

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障害物や段差を自動で避けながら、最大時速9㎞で走行。省スペースな縦と安定感のある横のどちらでも自走可能。フル充電で約4時間駆動します。

 

最先端な発想を形にした旅の概念を変えるアイテム

久々にガツンと新しいアイテムが登場しました。スーツケースをロボット化するというアイデアだけで否が応でも期待が高まってしまいます。そんな自走式スーツケースの「Travelmate」に筆者同様の期待を抱いた人はかなり多いようで、米国のクラウドファンディングサービスでも瞬時に76万ドルもの資金を集めたといいます。

 

バッテリーやモーターを内蔵したスーツケースが、専用アプリをインストールしたスマホを追尾するという仕組み自体はロボット掃除機の親戚といった感じ。ただし、スーツケースという性格上、障害物にぶつかって感知するという手は使えません。そこで、内蔵カメラなどを利用して、障害物や段差などを認識し、きちんと避けて追従してくれる作りになっています。ユーザーはスーツケースを転がしながら歩くといった必要がなく、手ぶら感覚で旅行に行けるというわけです。

 

今後、カメラなどのセンサーを活用して、自宅の監視などができる機能を搭載することも検討されているというのがまた面白い。まさに最先端な発想のアイテムといえます。

 

操作はスマホから&給電もできる!

20171222_bln01_9↑バッテリー残量などもスマホで確認可能。付属のGPSタグを利用することで、スーツケースの位置も調べられます

 

20171222_bln01_7↑付属のGPSタグ

 

20171222_bln01_6↑スーツケースの操作に必要なアプリはiOSとAndroidの両方を用意。施錠・解錠コードは家族などにシェア可能です

 

20171222_bln01_8↑スーツケース天板には、2基のUSBポートを搭載。他製品への給電も可能で、スマホやタブレットなどを充電できます

 

20171222_bln01_10↑USB充電機能の使用イメージ。スーツケース本体には、取り外し可能なリチウムイオンバッテリーを搭載します

 

 

20171222_bln01_11↑内装のイメージ。バッテリーやホイールなどのぶん、多少容量は小さくなりますが、それほど影響があるわけではありません

 

20171222_bln01_12↑大きなホイールを採用し、安定した二輪駆動を実現。多少デコボコした道でも問題なく走行可能といいます

 

S・M・Lの3サイズ展開

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3サイズ展開で、Sサイズは機内持ち込みが可能です。いずれも最大積載量約40kg。価格は、Sサイズが13万6080円、Mサイズが16万920円、Lサイズが19万80円を予定。