ハンズフリーでページを固定するブックストッパー「カドノオモクリップ」の目立たずぶらさがって抑え込む斬新な仕掛けとは?

2023年の秋頃から現在まで、中高生を中心に“ブッククリップ”が流行り続けているらしい。ブッククリップとは、本を目的のページで「開いた状態」で固定できるアイテム。教科書や問題集を手で押さえなくても開いておけて勉強がしやすい、というのが人気の要因のようだ。もちろん勉強に限らず、資料を見ながらの入力作業といった社会人によくある作業にも、十分に使い道はあるはずだ。

↑手で本を押さえておくのは、作業の邪魔でストレスになりやすい動作だ

 

実際、GetNavi主催の「文房具総選挙2024」で大賞に選ばれたのも、サンスター文具のブッククリップ「ウカンムリクリップ」であった。とにかく注目度の高さは間違いのないところだろう。

 

……という話の流れからお察しの通り、今回紹介するのはブッククリップの2024年の新製品である。従来品よりもグッとコンパクトながら、しっかりとページを固定する力もあるのがポイントだ。

 

“カドのオモリ”でコンパクトにページを固定

その新製品というのが、ソニックから2024年9月に発売されたばかりの「カドノオモクリップ」。ブッククリップとしてはやや珍しい「2個1セット」のパッケージングと、手にしたときの「えっ、こんな小さいの!?」というサイズ感が特徴だ。

SONiC(ソニック)
カドノオモクリップ 2個入 おもさでページキープ!
600円(税別)

 

本のページを閉じないように手で押さえたことのある方ならお分かりだろうが、あのグッと開いておくの、意外と力が必要なのである。

 

例えば、この製品の前モデルにあたる「オモクリップ」は、ページの端に約100gのオモリ入りクリップを挟むことで、めくったページをその重量で戻らないように押さえるというもの。

↑2023年に発売された前モデル「オモクリップ」。ページ端にずっしりとしたオモリ入りクリップを挟み付けることで、ページを固定するタイプだ

 

対して新しい「カドノオモクリップ」は、“カドノ”というネーミングからも分かる通り、オモリ入りのクリップでページの四隅=カドの部分を挟み付けるようになっている。

↑新モデル「カドノオモクリップ」も、オモリでページキープするスタイル。ただし、クリップはページのカドに挟む構造になっている

 

挟むのがページのカドなのでクリップが文字にかかりにくく、またサイズがコンパクトなので目立ちにくい。ページを押さえていても見た目がスッキリするのはメリットと言えるだろう。

↑カドに小さな透明クリップを挟むだけなので、目立たず紙面に集中しやすい+文字にかかりにくいのが使いやすい

 

ただそのコンパクトさゆえに、重量も1個あたり約37gと、オモリにしてはやや軽い。それぐらいの重量でも意外とページは押さえられるものだが、本の厚さによっては、もう少し重さがないと固定できない、ということもあるだろう。

 

そういう場合は、ページを挟んだクリップに、2個セットの残りを近付けてやればOK。「カドノオモクリップ」は内部に磁石を内蔵しているので、カチャッと勝手にくっつき合う。つまり重量2倍になって、その分だけ固定する力もアップするという仕掛けである。

↑底面に磁石を内蔵しているので、重さが足りない場合は2個をくっつけられる。これでだいたいの本は開いておけるはず

 

オフィスで使う場合はメリットがもっと明快で、一般的なスチールデスクであれば、天板にクリップの磁石が勝手にくっついてくれる。これなら、前モデル「オモクリップ」よりもはるかにガッチリと固定してくれるほど。正直なところ、スチールデスクで使う前提の製品ではないか? と思うほどに使いやすい。

 

クリップにもしっかりと工夫あり!

ページを挟むためのクリップに関しては、いわゆる目玉クリップとそっくりな「オモクリップ」が開閉にコイルバネを使っているのに対して、「カドノオモクリップ」は板バネを使用したタイプとなっている。

 

これはボールペンのバインダークリップと似たようなもので、小さなクリップでも厚みのあるものが挟める仕組みだ。

↑開口は最大で約5mm。一概に何ページ分とは言えないが、それなりのページ数を挟むことはできた

 

加えてクリップの端(開口するために指で押す場所)は小さく窪んでおり、視線はページ内に向けたままでもノールックでクリップを押し開くことができる。指が滑らないので押し込みやすいし、これもシンプルながら細かな気遣いと言えるだろう。

↑透明クリップ端の小さなくぼみは、クリップを押すときの“指がかり”として分かりやすい

 

ほかにも、紙が挟める&自重があって安定している、という性質を応用して、メモスタンドに使うこともできそうだ。メモ用紙に伝言を書いて立てて置く、なんて使い方もありだと思う。

↑「重みのあるクリップ」なので、ちょっとしたメモを立てておくにも意外と使いやすかった

 

気になる点は……?

実際に使ってみた中で少し気になったのは、クリップの口が小さいというところ。もちろんサイズ的に仕方ないことではあるが、どうしたって快適に使うためのネックになっているように感じたのだ。

↑開口が狭い&クリップのピンチ力が強いので、開口してページを挿し込んで……という繰り返しは、頻繁に発生すると面倒くさく感じるかもしれない

 

クリップの開口が小さいと、当然ながらページを挟んだり解放したりがやりにくくなっていまう。こまめにページをめくるような使い方には、あまり向いていないかもしれない。

 

例えば問題集を解いたり、調理しつつ料理のレシピを見るなら、同じページを開きっぱなしにできるのだから、問題は無さそう。導入するのであれば、まずどう使うか、用途を考えてからが良いだろう。

 

【文房具総選挙2024】やる気を引き出すIoT文房具やリングが痛くないノートなどキッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具7点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【特別部門】「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門にノミネートされた文房具7点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門】

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の7点がノミネートしました。20

 

No.94

2019年発売
プラス
エアイン 富士山消しゴム
242円

使い続けると富士山が現れる使って楽しい消しゴム

「文房具総選挙 2020」の大賞受賞商品。2層構造の樹脂で構成され、バランス良く消すと先端が削れて富士山が姿を現す。消すたびに表情が変わり、消す作業自体が楽しくなる。消字力の高さも魅力。

 

No.95

2019年発売
ゼブラ
クリッカート
各110円

乾かないインクで水性ペンの常識を覆した名品

空気中の水分を吸収して乾燥を防ぐ「モイストキープインク」を搭載し、ノック式が可能になった水性カラーペン。モイストキープインクは、No.02の「クリックブライト」でも使われている。

 

No.96

2019年発売
コクヨ
しゅくだいやる気ペン
実売価格6980円(3月13日時点)

勉強に遊びの要素をプラスして子どものやる気スイッチを刺激

専用スマホアプリと同期させることで、子どもの勉強の習慣化を促すIoT文房具。本品をセットした鉛筆を使って勉強すると「やる気パワー」が溜まり、アプリ内のキャラが力を得てステージを進んでいく。

 

No.97

2015年発売
コクヨ
ソフトリングノート
297円(カラフル・A7変形)〜803円(ビジネス・6号)

↑写真は「ソフトリングノート(カラフル)」

 

ページの端まで快適に書けるリングノート界の革命児

手が乗り上げても痛くない、「やわらかリング」を備えたノート。通常文房具の開発期間は1年程度だが、本品は3年かけて開発された。左のページを使うときも、リングを気にせずページの端まで書ける。

 

No.98

2014年発売
ゼブラ
デルガード
各495円

2つの機構が芯を徹底ガードし折れを防止

どんな角度からでも芯を守り、折れを防ぐシャープペン。紙面に対し垂直に圧力がかかると、内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃がし、斜めに筆圧がかかると、先端の金属部品が自動で出て芯を包んで守る。

 

No.99

2017年発売
ソニック
トガリターン 手動鉛筆削り
2200円

何本も削りたくなる動きが面白い新構造の鉛筆削り

削り終わると自動で鉛筆が排出される鉛筆削り。鉛筆が「トガッたらリターン」するから、ムダ削りを高い精度で防止できる。2020年には、中身の機構が見え子どもの好奇心を刺激する透明モデルも登場。

 

No.100

2014年発売
トンボ鉛筆
「モノグラフ」
440円

↑写真は「モノグラフ」0.5/0.3mm芯

 

「書く」と「消す」を高レベルで両立した元祖

「モノ消しゴム」を内蔵したシャープペンとして誕生し、ボールペンなども展開。筆記面が見やすいペン先が特徴で、精密筆記が得意だ。No.14の「モノグラフファイン」も本シリーズのひとつ。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】穴の開いた耳栓に接近注意のブザー? 勉強のタイパを上げる「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」8点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」部門にノミネートされた文房具8点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

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【「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」部門】

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気です。全8商品がノミネートしました。

 

No.74

こどものかお
N#手帳はんこ部(スタンプカード)
1078円(3月24日発売)

子どものやる気を引き出す スタンプカードが押すだけで完成

押すだけでスタンプカードを作れるハンコ。スタンプカードのマスに、小さなスタンプを押したりシールを貼ったりして使う。勉強したらスタンプ1個などのルールを設ければ子どものやる気がアップ!

 

No.75

キングジム
学習タイマー「ルラップ」
各3080円

問題ごとのラップタイムと試験・学習時間の同時計測が可能

ラップタイムを残せるタイマー。設定時間から超過した時間を測れる「折り返しカウントアップ機能」を搭載し、ペース配分の見直しにも活躍。試験までの残日数を数える「デイカウントモード」もある。

 

No.76

キングジム
近視対策ライト「めまもりん」
5500円

画面に顔が近づくと知らせてくれる子どもの近視対策ツール

タブレットやスマホなどの画面に顔が近づくと、ライトとブザーでお知らせ。背面クリップで様々なデバイスに取り付けできる。スタンド付きで自立するため、平置きしたタブレットや本を読むときにも◎。

 

No.77

ソニック
時っ感タイマー 3・2・1! 色で時間を実感&光ってお知らせ
3960円

時間経過が視覚化されやる気と集中力がアップ

色で時間経過を実感できるデジタルタイマー。開始時に「3・2・1」とカウントダウンが表示され、やる気&集中力がアップ。音と光で時間切れを知らせてくれる。時間設定は操作が簡単なダイヤル式。

 

No.78

ソニック
集中耳栓 シリコンタイプ ケース付
1320円

適度にノイズを残して集中力を上げる

集中力が高まるといわれている無音と雑音の間の、「適度なノイズ」を残した状態を作れる耳栓。3サイズのイヤーピースが付属し、自分の耳に合わせて使える。持ち運びに便利なシリコンケース付き。

 

No.79

ソニック
スティックル タイマー ダイヤル式 持ち運びしやすい勉強用
各1540円

ペンケースにも入るスティック型のミニタイマー

持ち運びしやすいスティック型のタイマー。横向き、斜め、上向きの3つの角度で置けるため、場所に応じて画面がはっきり見えるように調整できる。ダイヤルをくるくる回して直感的な時間設定が可能。

 

No.80

コクヨ
Hello! Family.「はろもに」
1万6280円

外出先からでも子どもと連絡が取れる見守りツール

専用アプリと連携させ、写真付きの音声メッセージを送り合えるカメラ・マイク付きのモニター。留守番中の子どもとの連絡ツールとして使える。家族がどこにいるのかを画面から確認することも可能。

 

No.81

キングジム
ビジュアルバータイマー
2970円 (3月24日発売)

目盛りで表示されるから残り時間がひと目でわかる

液晶に表示された20個の目盛りで、残り時間がひと目で分かるコンパクトなタイマー。カウンドダウンと、カウントアップの両方に使える。背面にマグネットが付いており、スチール面への貼り付けが可能。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

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トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】集中力がアップする暗記シートや文字が読みやすい下敷きなど大人でも見逃せない「キッズの勉強がはかどる」文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる文房具」部門にノミネートされた文房具15点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどる文房具」部門】

赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる全15点がノミネートしました。

 

No.59

クツワ
エアピタファスナー
1980円

置くだけで机にピタッとくっつく倒れないペンケースの軽量タイプ

底面に備えた吸盤が机にくっつき、揺らしても倒れない立つペンケースの新型。布製で90gと従来品の約半分に軽量化している。内側上部にポケットがあり、消しゴムや付箋などの小物が取り出しやすい。

 

No.60

クツワ
カクシート
638円(スリム)、748円(A5)

繰り返し書いて覚えるメモスペース付きの赤シート

繰り返し書き消しできるメモスペースを備えた暗記用の赤シート。黄色いメモスペースは、ペンのキャップや指先などで書き込め、シートをめくると文字が消える。A5サイズとスリムサイズの2種。

 

No.61

コクヨ
キャンパス 青色シートで覚える 暗記用ペンセット
308円

集中に効く(※) “青色” を採用した暗記専用ツール

集中力維持が期待できる青色を採用したシートと、オレンジマーカー、水色ペンのセット。マーカーは、重要な箇所を目立たせながらも可読性を下げない明るいオレンジ。シートを重ねるとマークした文字が隠れる。

 

※:青色の効果は心理評価によるものであり、個人差や環境により効果は異なります

 

No.62

KYOKUTO
X-ZONE『付箋』
各550円

学びを深める問いや見出しが書かれた勉強用付箋

「どうして間違えたの?」「間違えない方法は?」などの問いや、「ここは覚える!!」「余談だけど……」といった見出しが書かれた付箋。書き込むことでミスの対策を考えたり、学びを深堀りしたりできる。

 

No.63

パイロット
ザ・ドクターグリップ(0.3mm)
各990円

芯出し機構にロックがかかる静音設計の細書きシャープペン

ボディを振ると芯が出る人気シャープの0.3mmタイプ。芯を繰り出すときの操作音を従来品の約半分に抑える静音設計で、移動中の衝撃などで芯が出るのを防ぐ「フレフレロック」機構も搭載している。

 

No.64

ソニック
速暗! 2色で書いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット
660円

書き込み内容を2段階で隠して暗記効率アップ!

2色のシートとペンのセット。答えをオレンジ、ヒントをピンクのペンで書き、オレンジシート(答えのみが隠れる)を使って問題が解けるようになったら、次に赤シート(答えとヒントが隠れる)を使う。

 

No.65

レイメイ藤井
超観察スコープ
2310円 (3月下旬発売)

シーンに合わせて変形する水陸両用の拡大鏡

レンズフードを拡張できるシリコン製の拡大鏡。観察物に近づけて観察できる「ルーペスコープ」、観察物の上からかぶせて使う「虫かごスコープ」、水中を観察できる「アクアスコープ」の3つに変形する。

 

No.66

クツワ
ノートぴったりに切れる定規
418円

プリントをノートサイズに切れるガイド付き定規

学習プリントをノートサイズに切るためのガイドが付いた定規。目盛り側の側面に45度の傾斜が付いており、定規で押さえた紙を手前に引くときれいにカットできる。折り畳み式で、伸ばすと30cm定規に。

 

No.67

ソニック
ポジットペンシル
各935円

指を入れて書くだけで正しい握り方が身につく

握り方トレーニング用のシャープ。リングに指を入れると、自然と正しいポジションで握れる。シャープペンのため、削るたびに外すという手間がない。芯は0.7mmと1.3mmの2種で、右手用と左手用がある。

 

No.68

サンスター文具
metacil school
各330円

削らずに書き続けられる新感覚の鉛筆が学生仕様に!

芯の摩耗が少ない「特殊黒鉛」を使った鉛筆の学生向けモデル。芯の濃さはF鉛筆相当で、削らずに約5km、漢字練習帳約18冊ぶん書き続けられる。軸には成長が早いサステナブルな竹を使用し、約3gと軽い。

 

No.69

クツワ
モジサシ下じき
286円

文章がスラスラ読めるリーディングマーカーにもなる!

教科書などに書かれた文章の1行分だけ色が異なり、読んでいる行を強調してスラスラ読めるようにするリーディングマーカー付きの下敷き。上と左の側面には目盛りがあり定規としても使える。

 

No.70

ヤマト
ヤマト糊 タピコ
319円

ロングセラー糊が手を汚さずに塗れるチューブタイプに

手を汚さずに容器から直接塗れるチューブタイプのでんぷん糊。小さな穴が開いたキャップと、子どもでも握りやすい柔らかな容器を採用。原料は、ロングセラーの「ヤマト糊」と同じタピオカでんぷん。

 

No.71

三菱鉛筆
uni タブレット授業えんぴつ
924円(1ダース)

新開発の特殊な芯で濃く書けて反射もしにくい

従来品より濃くはっきりとした文字を書ける2B鉛筆。黒鉛筆芯特有の反射を抑え、明るい照明の下でも視認性が高い。書き込んだノートを写真に撮ったときに反射せず、撮影者の影が写っても見やすい。

 

No.72

サンスター文具
ヨコピタ ギガテクト
各2200円

ランドセルの隙間にも入れられる耐衝撃型の筆箱

柔軟性のあるエラストマーフレームとリブ構造で、従来品よりも耐衝撃性や歪み強度を高めた筆箱。コンパクトサイズで、教科書を入れたランドセルの上部に横向きでピッタリ収まる。鉛筆削りも付属。

 

No.73

サクラクレパス
ライトルシャープ
各550円

視認性の高い細いペン先を完全収納できる新機構を搭載

ペン先を完全に収納できる「ダブルノック機構」を搭載。細いパイプ型のペン先は、視認性が高い一方でペン先を収納できないタイプが多く、携行時に折れや曲がりが生じやすい。その点本品なら安心だ。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】立つ・広がる・変形する! 筆記具やPC小物の収納ツールが豊作な「収納する」部門は12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「収納する」部門にノミネートされた文房具12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「収納する」部門】

昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12点がノミネートしました。

 

No.38

ソニック
カクスタ ポータブルペン立て シリコンタイプ
各1980円

出し入れしやすい 仕切りを備えた 持ち運べるペン立て

中身の見つけやすさと取り出しやすさに優れた、60度の仕切りが付いたペン立て。開けたときに折り返される部分に磁石を内蔵しており、三角の形で安定して自立する。さらさら加工を施したシリコン製。

 

No.39

キングジム
クリアーファイル「カキコ」ジャバラタイプ
1265円(16ポケット)、1485円(24ポケット)

書類を複数枚同時に閲覧できて挟んだまま書き込める

書類を入れたまま書き込めるファイルシリーズの新モデル。上下に付いたフラップで書類を挟む仕様はそのままに、表紙とウラ表紙にそれぞれスナップボタンを搭載。ボタンを外すとジャバラに広がる。

 

No.40

ナカバヤシ
スマウス マウスパッド付きマルチケース
2750円

デスク上を効率良く活用できるマルチケース

マウスパッド、マルチケース、スマホスタンドの3機能がひとつに。ケースは簡単に開閉できるマグネット式で、約8cmのマチ付き。芯材がしっかりしているため、メガネや腕時計なども入れられる。

 

No.41

DEWALT
TSTAKバインダー
4620円

ライト付きで暗所でも活躍! 収納力の高いタフなバインダー

厚さ3cmのインナー収納機能を備えたバインダー。7個のポケットが付いた着脱式ポーチも付属する。クリップ部分に可動式のLEDライト、四隅には落下時の衝撃を緩和する保護ラバーが付いている。

 

No.42

サンスター文具
tray tray
1540円

パカッと開くだけでペントレイに早変わり!

開くとペントレイになり、使いたいアイテムがすぐに見つかるペンケース。開くときに中身がバラバラとこぼれるのを防ぐゴムバンド付き。収納部には15度の傾斜が付いており、出し入れもしやすい。

 

No.43

ナカバヤシ
neoformマルチペンケース
2420円

磁石の力で3通りに変形しあらゆるシーンに対応

前面下部に1個、背面上部に2個内蔵した磁石で、スマホスタンド機能付きペンスタンドやペントレーに変形。壁掛けとしても使え、埋もれやすい小物を取り出しやすい位置に固定できる収納スペース付き。

 

No.44

ナカバヤシ
filemo リュックサックファイル
473円

リュックに入れたまま書類を出し入れできる!

短辺のひとつが開く書類ファイル。留め具がゴム紐のため、リュックなどのタテ型バッグに入れたままでも、ゴムを外して中身を出し入れできる。5仕切り、6ポケットで最大120枚の書類を収納可能。

 

No.45

コクヨ
ペンケース〈スリッシュ〉
各880円

中身が見えるメッシュ素材とスムーズに取り出せるスリットポケットを採用

ファスナー付きのポケットと、口がスリットになったポケットを搭載したスリムなペンケース。よく使う筆記具をスリットポケットに入れれば、すぐに取り出せる。中身が見え、目的のペンがすぐ見つかる。

 

No.46

キングジム
ポータブルワークベース「ノッテオン」
7975円

PC作業に必要なアイテムと書類がひとつにまとまる

ワークツールをひとまとめにでき、ノートPCスタンドにもなる収納ボックス。下段には、マウスやキーボードなどが入る引き出しが付いている。ケーブル穴付きで、ノートPCを収納したまま充電が可能だ。

 

No.47

ライオン事務器
マウスパッドポケット
1045円

持ち運びに便利なマウスパッドにもなるマウス専用ケース

オモテ面にマウスをスムーズに操作できる再生塩ビを採用した、マウスパッドにもなるマウス収納ケース。ウラ面には机上で滑りにくい素材を採用している。USBなどの小物が入る内ポケット付き。

 

No.48

アソラボ
Live Pod Bouquet
各3980円

挟んだり貼ったり立てたり多彩に使えるマルチケース

2つの収納部がつながったマルチケース。収納部の間に磁石と滑り止めシートが付いており、リュックのショルダーやポールなどを挟んで装着できる。広げてスチール面に貼ったり立たせたりも可能。

 

No.49

クツワ
リララペンケース
1980円

手首の負担を和らげながら筆記具や小物も収納

広げるとリストレストになる動物デザインのペンケース。中綿入りで手首の負担を和らげながら、中身をしっかり保護。収納部がふたつに分かれており、筆記具とUSBなどのPC小物を分けて入れられる。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

ビジネスパーソンにすすめたい! ダイヤル式タイマー「スティックル」のスマホでは代用できない秀逸な使い勝手とは?

筆者は日常的に、タイマーをかけて仕事をすることが多い……などと言うと「タイムマネジメント意識が高いのか」と、誤解されることが多いが、さにあらず。タイマーをかけると、どんなに仕事をしたくなくても「ひとまずやらなきゃ」という気になるし、さらにタイマーが終了したら一旦手を止めていいというコンセンサスが(自分に対して)形成できて、ご褒美感もある。つまり、めちゃくちゃ意識の低いタイマー活用ワークと言えるだろう。

 

自宅だけでなくカフェやコワーキングスペースで仕事をする機会もけっこうあるので、そのためにはタイマーを携帯しておきたいところ。そこで、持ち運びしやすいコンパクトなタイマーを探して辿り着いたのが、スティックタイプの学習タイマー「スティックル」なのだが……これ、使ってみると、思っていた以上にさまざまな点が適度に使いやすい優れモノだったのだ。

 

ペンケースに入るスティックタイプのコンパクトタイマー

ソニック「スティックル」は、細長い形状が特徴的なデジタルタイマーである。93×30×22mmというボディを手に握ると、任天堂Switchのジョイコンよりちょっと小さいかな? ぐらいのサイズ感だ。

ソニック
スティックル タイマー ダイヤル式 持ち運びしやすい勉強用
(ホワイト/ベージュ/ライドブルー/バイオレット)
1400円(税別)

 

筆者は、仕事柄それなりの数の学習タイマーを見てきているが、このスティック型というのは意外と他に見ることがない。だが、この形状はペンケースに入れても邪魔になりにくく、持ち歩きやすいというメリットがあるのだ。一般的な板タイプのデジタルタイマーのほうが液晶画面は大きく取れるが、テスト対策などでしっかり時間管理をしたいという場合を除けば、画面の見やすさはさほど求めないと思う。

↑手のひらにコロンと乗るサイズで、タイマーとしては携帯性バツグン

 

操作系は、まず液晶のある面にボタン(START/STOP)がひとつ。左側面には電源/アラームON/OFFを司るスライダー、右側面にはダイヤルが備わっている。使用する際には、まず電源を入れて、ダイヤルを時計回りに回転させる。すると1分単位で表示が増える(逆転させると減る)ので、セットしたい時間に合わせてSTART/STOPボタンを押すとカウントダウンがスタートする、という仕組み。最大99分まで設定可能だ。

↑電源+アラームをひとまとめにしたシンプルなスイッチと、ライトを兼ねたスタートボタン

 

製品によっては、時間・分・秒にそれぞれ時間を前後させる設定ボタン(合計6個)があったりして、タイマーセットのたびにこれらを操作するのは正直面倒だ。それよりは、ダイヤルをコリコリコリ……と回して好きな時間で止めるほうが、圧倒的に正しくて直感的なインターフェースだと思う。何より、スティックルのコンパクトなボディには、多くのスイッチを配置できないだろうから、これが正解だろう。

↑ダイヤル1クリックが1分で、慣れてくれば直感的に時間設定が可能

 

カウントゼロになると、サウンドONの場合はピピピッという大きめのアラーム音とSTART/STOPボタンの点滅、OFFの場合はボタン点滅だけで知らせてくれる。ボタンの光量はそこまで激しくなく、視界に入っているときにだけ気付くレベルだ。ビカビカと強く点滅されると、カフェなど他の人がいる場所で気を遣ってしまうから、これはありがたい配慮だ。そもそも、タイマーのアラームをOFFにするのは周囲に気遣っての話なのだから、これぐらい控えめなほうがちょうどいいに決まってるのだ。

↑ボタン点滅は眩しすぎず、適度な光量で終了を知らせてくれる。対してアラーム音量は大きめ

 

いろんな点が “ちょうどいい” ! ほどよい使いやすさが魅力

もうひとつ、使ってみて “ちょうどいい” と感じたのが、デスクへの置きやすさだ。デジタルタイマーの中には、画面に角度をつけるなどの工夫をしたものもあるが、ほとんどは板状のボディを机に垂直に立てるか、水平に寝かせるかの二択となる。しかし、バックライトのない反射型液晶は、角度やユーザーの目線位置によって、画面の見やすさがかなり変わってきてしまう。

 

その点、スティックルは断面が台形に近い六角形なので、それを活かして水平・45度・垂直の3パターンに角度調整が可能。これで置き場所によって見やすい角度を選べるというわけだ。

↑断面の形状を活かして3段階の角度に置ける。スタンドなどが無くてもこれで十分だ

 

↑デスクトップに置くなら、45度が照明の影響も受けにくく見やすい

 

↑少し高い場所に設置する場合は垂直に立てると画面が視界に入りやすい

 

もちろん、もっと自由に角度を変えられた方が便利には決まっているが、そのために可動スタンドを付けるなどすると、どうしてもボディサイズが大きくなってしまう。それなら、ギミックを使うことなくボディ形状だけで角度が3パターン取れれば、それで十分じゃない? という話なのである。

↑電源は単4形乾電池1本。このスライダー蓋がやたら固くて開けづらいのが、この製品の数少ない難点のひとつかもしれない

 

何より、こまめにタイマーを使う場合、ダイヤルで素早く時間設定ができる使い勝手の良さは他に替えがたい。こういう物理タイマーの話をすると、必ず「スマホのタイマーアプリでいいじゃん」という意見が見られるが、スマホでタイマーアプリをタップして時間設定するよりも、実際にはタイマーの方が圧倒的に早い

 

加えて、スティックルなら、見やすい角度を選べて、サウンドOFFにすれば周りにも気を遣わずに済んで、さらに携帯性もいい感じ。ものすごく便利! というほどではないが、あると嬉しい機能が揃った “ちょうどいい” 感じの使い勝手なのである。

 

2色のシート&ペンでさらなる効率アップ! ソニック「速暗」が試験の追い込みに最適な理由

中高生の勉強のうち、暗記が占める割合はそれなりに大きい。応用問題を解くにしても、まずそのスタートラインに立つ前に “覚えておかないと始まらない” 基礎的なことは、丸暗記しておく必要があるからだ。例えば英単語や数学の公式、歴史上の出来事なども、そのまま暗記しておくしかない。

 

そういった暗記科目の勉強方法として定番なのが「暗記ペン+暗記シート」を使った、いわゆる目隠し暗記である。覚えておくべき部分を赤ペンでマーキングして、上から緑の半透明シートをかけるとマーキング部分が見えなくなるという、アレだ。数十年前からある勉強法だが、実は最近、それがちょっと進化したアップデート版が発売されたのはご存知だろうか? 今回はそんな進化した「暗記ペン+暗記シート」学習ツールを紹介しよう。

 

2色ペン+2色シートで効率的な暗記学習

SONiCから発売された「速暗」シリーズは、「暗記ペン+暗記シート」学習の効率を高めて暗記スピードをアップさせるためのツールだ。ラインナップは2種類で、反復暗記に効く「赤/緑シート+ピンク/ブルーの2色マーカー」セットと、ヒントが出せる「オレンジ/ピンクシート+オレンジ/ピンク2色ペン」セットとなっている。どちらも2色ペンで書いて2色シートで隠す、という構成になっているが、その使い方と勉強の方向性がまったく別物なのが面白い。

SONiC
速暗!
2色で引いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット
2色で書いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット
600円(税別)

 

赤/緑シートセットを使う場合は、参考書やノートの文中にある覚えたいワードを、約4mm径のピンクマーカーとブルーマーカーで交互にマーキングする(交互に、というのがミソ)。そこを赤のシートで覆うとブルーのマーキングが消え、緑のシートだとピンクのマーキングが消える。

↑セットには、縦分割/横分割の2色シートがそれぞれ2枚ずつと、専用マーカーが含まれる(画像は、2色で引いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット)

 

↑暗記したいワードにピンク・青・ピンク……と交互にマーキングを施す。年号はピンク、人物名は青、といった塗り分けも良さそう

 

従来の暗記学習は、1ページ内のマーキング箇所(目隠し)が多すぎると文章が意味をなさなくなるし、難易度が高くなりすぎて学習効率が落ちる、というデメリットがあった。しかし、2色で交互にマーキングしておけば、1色のシートで隠れるワード数が従来の半分になるので、難易度は適度に調整される。さらに、緑シートで覚え終わったら次は赤シート、というようにすぐ問題を切り替えることもできるので、何度も反復しての暗記効率を上げることもできるという仕組みである。これは大量の暗記項目がある英語や古文、または理系科目に効きそうだ。

↑赤シート、緑シートでそれぞれ目隠しされるワードが違うので、暗記する内容が多くても「目隠しだらけ」にならず覚えやすい

 

↑赤/緑シートセットに付属のWチゼルチップ・マーカー。変わった軸形状だが、握った際に安定して直線を引きやすい

 

正味の話をすると、お馴染みの「マーカー+カラーシート暗記学習セット」から機能的になにかが変わっているわけではない。製品としてユニークなのは、 “2色のマーカーによる2通りの目隠しを使った、効率的な暗記学習法の提案” という部分なのである。

 

新しい暗記メソッドによる効率的学習

もう一方のオレンジ/ピンクシートセットは、文字を書く用に約0.6mm径のオレンジ/ピンクの中字ペンが同梱されている。こちらは、例えば英文の長文問題の中で、記憶が危うい・または難しい単語の訳をピンクで書き、さらに全体的な訳文をオレンジで書くのに使ってみよう。

↑Wマーカーはピンクをヒント、オレンジを解答の記入に使う。軸にそれぞれ「answer」「HINT」と書いてあるので、間違えないように

 

↑長文問題に使う場合、単語訳(ヒント)と訳文(解答)で書き分ける

 

これをピンクのシートで覆うと、書き込みが全て消えるので、まずはノーヒントで文章訳にトライする。分からなかった場合は、シートをスライドさせてオレンジに切り替える。すると、ピンクで書いた単語訳だけが浮かび上がるので、それをヒントにして再考ができるという仕組みだ。 “考えても思い出せない部分” にずっと滞在しなくて済むのは、地味にメリットが大きいのではないだろうか。分からないところはどうしたって分からないのだから、素早く諦めて次に行くか、ヒントをもらって再考するほうが効率的なのである。

↑ピンクのシートで覆うとヒント・解答ともに隠れるので、まずは独力でチャレンジ

 

↑画像では分かりづらくて申し訳ないが、オレンジのシートに切り替えると、ピンクで書いたヒントがうっすらと浮かび上がる仕組みだ

 

というのも、暗記内容を単体で覚えるよりも、ヒントや別のキーワードと紐づけて覚えたほうが記憶が定着しやすく、また思い出すときもスルッとスムーズに出やすい。加えて正答できなかったという失敗体験は、勉強を継続するうえでそこそこ大きな足かせともなり得る。独力で考えて不正解になるより、ヒントを見ながらでも正解を出せたほうがテンションは上がるし、集中力も長続きしやすいはずだ。暗記=厳しいものと思われがちだが、こういう甘やかされる暗記学習だって、あっていいはずだろう。

 

また、製品の工夫としては、シートの色分割が縦と横それぞれが付属(各2枚入り)しているところが、なかなか面白い。図面や単語暗記の場合は縦分割の方が使いやすいし、文章問題だと横分割でないとはみ出してしまうこともある。どちらの使い方にも両対応しているのは、メーカーとしての丁寧な配慮だなと思った。

↑縦分割シートを使った単語の大量暗記。英単語のスペルと単語訳をそれぞれブルーとピンクに分けて塗っておく

 

↑シート色を切り替えると、暗記する内容(この場合はスペル/単語訳)が切り替えられる

 

暗記というのは結局のところ、反復して脳にすり込むのが重要だ。だからこそ、効率的に反復できるように、一度の情報量を適度に制限すること(赤/緑シート)や、ヒントによって正しい記憶に導くことで失敗体験をさせないこと(オレンジ/ピンクシート)といった工夫がありがたいのだ。

 

なにより、単に漫然と暗記シートで目隠しするよりは、きちんと記憶定着のための理屈がある勉強方法をやったほうが正しいはず。暗記項目が多ければ赤/緑シート、長文問題なら オレンジ/ピンクシートといった使い分けは必要になるが、うまく導入できれば暗記効率はしっかりと上がりそうだ。

 

大人の悪筆も矯正!「ポジットペンシル」を字にコンプレックスを抱える筆者が試してみたらどうなった?

「字が汚い」とか「落ち着きのない子どもっぽい字になってしまう」ことにコンプレックスを抱えている人は、意外に多く存在するのではないだろうか。実は、筆者もその一人。この連載の筆記具レビューでは、いつも落ち着きのない汚文字を読者諸氏にさらすことになるのが、本当に恥ずかしいのである。……などとボヤいていると、知人から「今さらだけど、筆記具の握り方が間違っているんじゃない?」という指摘を受けた。

 

そこで改めてネットで調べた “正しいペンの握り方” と自分の握りを比較してみると……確かにちょっと違っていた。そして正しい握り方だと、ペン先が自由に動かしやすく、ほんのちょっとだけれどマシな字が書けているように思えたのだ。それならば、正しくペンを握るための矯正グリップなどで握り方を矯正すれば、もっときれいな字が身につくのではないか?

↑左が以前までの筆者の握り方。中指以下を強く握り込んでしまっているため、窮屈でペン先が動かしにくかった

 

自然に正しい握り方ができる矯正シャープペンシル

しかし、矯正グリップ導入にはひとつ問題がある。握り方矯正グリップのほとんどは幼児〜小学校低学年向けに作られていて、鉛筆に装着して使う前提のものばかりなのだ。鉛筆を削る度にいちいち矯正グリップを外して、また着け直して、というのはボールペン・シャープペンシルに慣れた身ではどうしても面倒くささが先立ってしまう。では他に何か良いものはないか、と探していたところ、2023年9月に発売されたソニック「ポジットペンシル」に行き当たった。

SONiC
ポジットペンシル(芯径1.3mm/0.7mm)
850円(税別)

 

ポジットペンシルは、太芯(0.7mm/1.3mm)の三角軸シャープペンシルと矯正グリップが一体化した筆記用具だ。当然ながら芯を削る必要がないので、グリップの着け外しもしなくて済む。シリコン製のグリップからは、左右に各1本のリングが飛び出しており、握る際にはそれぞれのリングに親指と人差し指を下から上へ通す形となる。

↑ポジットペンシルを装着した状態。リングのねじれに合わせて指を沿わせると自動的に最適な握りになる仕組み

 

グリップ下部には凹凸があり、軸を握ったときに中指の側面から腹側までがフィットする。左右リングで親指と人差し指を固定しつつ、下部の凹凸に中指をハメ込むように持つことで、自動的に最適な握り方が決まるという仕組みだ。しかも、リング固定のおかげで軸を握るのに指の力はまったく必要なく、ただ軽く指を添えるだけでOK。

↑下部のくぼみに中指をはめることで、さらにペン先が動かしやすくなる

 

この力加減が身につけば、字が汚い人にありがちな「つい無駄に力を込めてグリップを握る」→「力が入りすぎて指が上手く動かせない」→「字が汚くなる」という負のコンボを元から絶つ効果も期待できるのではないだろうか。また、無駄な力を抜くことができるので、長時間筆記がラクになる可能性も高いだろう。

↑指にはほとんど力を入れず、グリップに沿わせるだけ。おかげでペン先がかなりスムーズに動かせるようになった

 

加えて、線を引くための指の動かし方も、このグリップなら理解しやすい。右利きの場合、ペンで縦線を引くには人差し指で軸を下に押すように、横線は親指で右側に押すように、上側に跳ねるには中指で持ち上げるようにコントロールするのが基本。これもリングと下部の凹凸を意識することで、力を使わず効率的にペン先の移動を制御することができるのだ。筆者は特に、横線が極端な右上がりになるクセがあるのだが、しばらく使っているうちに意識ひとつでかなりコントロールできるようになった。

↑指先で操作しやすくなったため、線の上がり癖も少し緩和された気が……

 

シャープペンシルは1ノックで長く書けるセミオートマ機構を搭載

シャープペンシル自体は、“セミオートマチック”とでも言うべき機構を搭載している。これは、筆記によって芯が減ると先端の金属パイプが紙に当たってわずかに後退し、その後退分だけ芯が新たに露出するという仕組みだ。そう聞くと最近人気のオートマチック機構のように思えるが、後退したパイプは自動で元の位置に復帰せず、再びノックし直すまではただ後退し続けるだけ。なので、オートマではなくセミオートマと呼ぶのがしっくり来る感じだ。

↑セミオートマ機構は、金属パイプが後退しきるまでノックせずに書き続けることが可能

 

リングに指を通している都合上、握り変えてのノックにやや手間があるため、この機構を搭載しているのだろう。せっかくならオートマ機構にしてくれたら良かったのに……と思わないこともないが、これでも普通のシャープと比べて1ノックで書ける距離は2.5倍ぐらい長くなるので、そこはまぁ我慢かな、というところ。太芯だけに偏芯も気になるのだが、偏芯対策として軸を回転させることが一切できないのは個人的に残念である。

 

ところで、ボールペンを日常筆記具として使っている我々のような字が汚い大人は、この便利なグリップを普段のボールペンと合わせて使ってみたい、と思うんじゃないだろうか? それなら、偏芯も気にしなくて済むわけだし。

↑個人的には、シャープペンシルよりもボールペンに装着して使いたい。グリップがツルツルしたペンに着けるとより効果的だ

 

結論から言うと、このグリップを軸径の合う別のペンに付け替えることも、可能といえば可能だ。グリップは大パーツと小パーツに分割されているため、外す場合は大パーツを先に動かすのがコツ。装着する場合は、逆に小パーツを先に動かす、と覚えておくと作業がしやすい。

 

ただし、メーカーが認める使い方ではないため、万が一破損などしても自己責任。もし試す場合には、そこは承知のうえでお願いしたい。

↑着け外しをする場合は、分割によってリングが伸びきらないように気をつけるとやりやすい

 

ポジットペンシルは学童用グリップであるため、ややファンシーな外見なのは仕方がない。個人的には、そこを押してでも字がきれいになるなら使うべきだと考えている。ただし、すでに自分の握り方が完成していて自筆に不満がない人が使うと、単に指が固定されて窮屈なだけの拘束具になってしまうので、そこは注意して欲しい。

 

残り時間を色で実感!効率化したいビジネスパーソンこそ使うべき学習タイマー「時っ感3・2・1!」の実力

一般的に “学習タイマー” と呼ばれるツールが、昨今注目されている。主に勉強世代である小学生~高校生のあいだで使われている、文字通り勉強する際に時間を計るタイマーである。30分なり1時間なり時間を計ることで「その時間内は集中して勉強する」という制約になるので、ダラダラ勉強を防ぎ、“タイパ”(時間対効果)を上げるためのツールとしても有効と言えるだろう。

 

しかし、タイパを上げたいのは何も学生に限ったことではない。社会人もまた、時間を決めずダラダラと仕事をするよりは、短い時間内で効率よく作業を片付けた方がいいに決まっている。むしろ、日々時間に追われている大人こそ、学習タイマーを駆使してタイパ上げていこうぜ! という話なのである。そこで今回は、作業時間の管理にめちゃくちゃ便利な最新タイマーを紹介したい。

 

残り時間が可視化されて “見やすい” デジタルタイマー

その最新の学習タイマーというのが、SONiCの「時っ感タイマー 3・2・1!」(以下、時っ感タイマー)である。もともとはアナログ式タイマー「時っ感タイマー」があり、それをデジタル化したのが本商品だ。最近の学習タイマーとしてはやや大きめのボディで、前面がほぼ液晶パネルになっており、あとは上部にボタン2つとダイヤルを備えているのみ。かなりシンプルな操作系だ。

ソニック
時っ感タイマー 3・2・1!
3600円(税別)

 

使う際は、ダイヤルを時計回りにグリッと回すと、連動して回した分だけ液晶内の時間ゲージが扇形に赤くなる。それと同時に中央にはデジタル表示で「●●分」と表示されるので、設定したい時間までダイヤルを回して合わせればセット完了。

↑ダイヤルを回すことで残り時間を示す扇形の赤いゲージが増減する、シンプルで分かりやすいタイマー設定

 

 

そして、この「時っ感タイマー」シリーズ最大の特徴が、設定時に赤く表示された扇形の時間ゲージである。これは時間の経過とともにどんどん減っていく……つまりは残り時間が赤い扇の面積で可視化されるというもの。パッと見ただけで、スタート時からどれぐらい時間が経過して、残りはどれぐらいなのか、ということが直感的に掴める仕組みなのだ。

↑時計の読み方さえ知っていれば、数字を見なくても直感的に残り時間が把握できる

 

この「パッと見ただけで」というのがとても重要で、残り時間が直感的に把握できる=集中力が削がれにくい、ということ。もちろん、デジタル数字のみの表示でもいいのだが、それを見て、「設定時間の1/3ぐらい経過したな」など全体からの配分を計算するのは、わずかなりに脳のリソースを消費するはず。それなら、時間ゲージとデジタル数字、作業中や勉強中に嬉しいのはどっち? というのは、考えるまでもないだろう。

 

細部まで気が利いた使いやすさが高評価

先ほどの説明ではあえてスルーしたが、実は時っ感タイマー には、タイマー開始時にちょっとユニークな演出が発生する。スタートボタンを押すと、ゲージがグルグル回りながら「3……2……1」と画面内でカウントダウンしてから、タイマーがスタートするのだ。これが製品名の “3・2・1” の由来ということだろう。

↑「3, 2, 1,」のカウント、実際に使ってみるとかなりテンションが上がる

 

 

これによって「よし、やるぞ!」と気分が盛り上がるわけだが、とはいえそれだけではない。例えば、時間を計って模試に臨む場合、机上にあるタイマーのスタートボタンを押して、ペンを握って、いざ書き始めた時点で、すでに2~3秒は経ってるはず。つまり、それだけタイムロスがあるのだ。しかし、ボタンを押してから3カウントの猶予があれば、ペンを握って心を落ち着けた状態でスタートダッシュできる。これはなかなかに重要なポイントなのである。

 

もうひとつ重要なのが、時間設定の簡単さだ。一般的な学習タイマーは、時間・分・秒をそれぞれ別のボタンを押して設定しなくてはならないが、それと比べてダイヤルを回すだけで時間設定できるのは、簡単で思わず笑ってしまうほど。設定最大時間は60分で秒は設定できないが、ダイヤルをゼロ時から反時計回りに回すと、60分から減らす方向にゲージが動いてくれる。この操作も直感的で、とても使いやすい。試用してみた感覚では、「現行の学習タイマーで一番ラクに操作できるタイマー」と呼んでも過言ではないと思う。

↑ダイヤルは1クリック=1分なので、慣れれば画面を見ずに時間設定もできそう

 

カウントダウンタイマーは、ゼロになると「ピピピッ」とアラーム&フラッシュ(スタートボタンが光る)でお知らせしつつ、逆進してカウントアップタイマーに切り替わる。面白いなと感じたのは、ここでスタートボタンを押してもアラームとフラッシュが止まるだけで、カウントアップは続くという仕様である。設定時間をオーバーしても作業や勉強を続ける場合、どれぐらい過ぎてしまったかは計測したいけれど、アラームは邪魔になる。その点、時っ感タイマーならアラームに邪魔されることなく計測し続けられるというわけ。これは、ユーザーの実際のタイマー運用を心得てる設計だと思う。ちなみに、タイマーを止める場合の操作もいたってシンプルで、もう一度スタートボタンを押すか、ダイヤルでゼロ時に戻すかで良い。

↑アラームのオン/オフは小さなボタンで切り替える

 

↑電源は単四電池2本。充電式の電池は使用NGなので要注意

 

時っ感タイマーを紹介していると、どうしても「直感的に残時間が分かるゲージ」と「ダイヤルひとつで時間設定できる簡単さ」がメインになってしまうのだが……それに加えて、仕様のあちこちから垣間見えるユーザーフレンドリーさも素晴らしい、と言っておきたい。誰が使っても操作に迷うことはないだろうし、不満を感じる部分も少ないのではないだろうか。個人的には、汎用的な学習タイマーとしては、今一番オススメできるアイテムだ。

 

2024年こそ、効率アップを目指すぞ! という人に、ぜひ導入して欲しい一品である。

 

ハンズフリーの快適さよ…挟むだけで効率化する「クリップ型ブックストッパー」2種を使い比べ

以前よりはだいぶ減ったとはいえ、本など紙の資料を見ながら仕事を進めるという機会は、いまだにゼロではないだろう。そういうときに、なによりも面倒くさいのがページの固定である。本やカタログを開いた状態でギュッと圧をかけて押さえ付けたり、重しを乗せてみたりしても、いつの間にかページが戻っていたりする。しかも、借り物や大事な本だったりすると手荒な真似もしづらい。

 

そこで今回試してみようと思ったのが、一般的に “ブックストッパー” と呼ばれる、ページを挟んで固定するクリップ型のページ保持具だ。偶然にも同時期に新製品が2つ登場していたので、両方を試してみた。

 

1.本の上に “ウかんむり” でページを固定

まず1つ目が、サンスター文具から発売されている「ウカンムリクリップ」だ。ちょっと不思議な製品名だけど、実物を見れば「ああ、なるほど」と思える。クリップの形状が、まさに漢字の部首の “ウかんむり” の形をしているのだ。

サンスター文具
ウカンムリクリップ
各600円(税別)
6色展開

 

使い方は、つまみ部分を持ってグッと開いてから、開いておきたいページの上部中央に挟みつけるだけ。これでページを固定するというわけだ。単にそれだけなら、大きめな目玉クリップか洗濯ばさみでも似たようなことができるのだろうが……実はこのユニークなウかんむり形状が、他にはない便利さに効いてくるのである。

↑先端が二叉になった大きめの洗濯ばさみのような形状。つまみ部分が反った形状で、少しの力でも大きく開口する

 

「ウカンムリクリップ」は、中央を空けて左右の端に挟み口があるので、本の背表紙を避けて挟むことができる。これならハードカバーでも背が邪魔にならず、スムーズにセット可能だ。加えて本のノド(中央にあるページの綴じ部)を押さえ付けない構造なので、開きグセが付きにくいというメリットもある。個人的には、この開きグセの付きにくさが特にありがたかった。

↑二叉の先端が左右のページを押さえるように挟み着ければ、固定完了

 

実際に試してみた感覚としては、上部から左右の両ページを固定しているため、開いているページがしっかりフラットになって読みやすいように感じられた。ただし、上から固定している=下側がフリーなので、厚い本だとページ下部が少し浮いたようになるケースもある。形状的に仕方がないことなのだが、その点は少し気になるところだ。

↑背の厚みをすり抜けて挟むことで、本に不必要なダメージを与えにくい

 

2.ずっしり重量で挟んだページを固定

ふたつ目に紹介するのが、ソニックの「OMO CLIP(オモクリップ)」。こちらは左右のページを挟む力で固定するのではなく、片側のページに荷重をかけることで開きっぱなし状態をキープする、というもの。

SONic(ソニック)
OMO CLIP
各700円(税別)
2色展開

 

「OMO CLIP」は挟み口がフラットで、普通の目玉クリップなどに近い見た目だ。しかし、クリップ用のバネが巻き付けられた金属軸の部分が、「うおっ!」と驚くほどに太いのである。この軸が錘(おもり)になっており、開いたページの片側端に挟むことで、ずっしりと荷重がかかってページが開きっぱなしになるという仕組みだ。

 

ただし、左右でページの残量が少ない方に着けないと意味がない。そうしないと、逆に本が勢いよく閉じてしまうので、要注意だ。

↑極太の金属軸を含む全体の重さは約105g。見た目よりもかなり重量感がある

 

↑本の端を挟むと、「OMO CLIP」の重みでページが固定される

 

もうひとつ、ページ端だけに重みをかけるという方式だけに、固定中はどうしてもページが山なりになってしまう。そのため、ノド側の文字が読みづらく感じることもあった。

 

一方で、本をめくって読み進めるときには、固定するページを変更しやすいというメリットもあった。例えば、数ページに渡るレシピを見ながら調理するときには、「開いて固定&めくり進めしやすい」このクリップが便利だと思う。

↑挟み口を軽く開いてページを差し替えれば、めくりも簡単

 

↑素材が透明なので、挟み口の下に文字が入り込んでも本文を読むことができる

 

仕事で使うだけでなく、参考書を見ながらノートを作ったり、譜面を開いておいたりという用途にもブックストッパーは欠かせない。見た目にもわりと地味な道具ではあるが、使ってみるとなかなかに便利なので、ここまでの紹介を読んでピンと来た人は、ぜひ導入してみてほしい。

 

【文房具総選挙2023】やる気を後押し! 大人も欲しいキッズの勉強がはかどる文房具14点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる文房具」部門にノミネートされたアイテム14点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

「文房具総選挙2023」投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどる文房具」部門】

児童の毎日の宿題から学生の試験勉強まで、学習意欲を応援する文房具14点がノミネートしました。集中力を持続させるスムーズな使用感を追求したアイテムや、各自の苦手分野をサポートしてくれるアイデアに注目です。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能です。

 

「学研キッズネット」とは?
小中学生と保護者、教員のためのポータルサイト。自由研究ネタが豊富なほか、学習に役立つ1万8000項目超の用語辞典も人気。

 

No.67

ソニック
うかサポ両面筆入 スリムタイプ ひと目でえんぴつチェック
1870円

鉛筆の削り忘れ・入れ忘れを防止

筆入を開けたら、鉛筆が全部削れてない……あの絶望感を防止する、先端だけが透明になった筆入。ひと目で削り忘れや入れ忘れのチェックができ、取り外せる鉛筆削りも付属する。全5色。

 

No.68

ぺんてる
オレンズAT デュアルグリップタイプ
2200円

自動芯出しで集中力を妨げない

ノック1回で書き続けられる自動芯出し機構、ペン先のパイプで芯を守る「オレンズシステム」を搭載。握りやすいラバーに金属製デュアルグリップの安定感が加わって疲れにくい。芯径0.5mm。全4色。

 

No.69

マルマン
書きやすいルーズリーフミニ スマートレビュー
220円〜275円

スキマを駆使して効率良く学べる

外枠の色が目立つ「要点チェック罫」。1枚で最大48語記入できる「単語罫」。A4、A5のバインダーにも挟める「暗記シート」。持ち運びやすい片手サイズのルーズリーフでスキマ時間を活用できる。

 

No.70

ナカバヤシ
ハウスタディ 学習パーティション
3410円

自分だけのスペースで集中!

ダイニングテーブル等に広げて自分だけの学習スペースが作れる、気軽に導入しやすい紙製パーテーション。ペンやノートを収納、時間割なども貼り付け可能。片付けるときは閉じるだけ。全2色。

 

No.71

三菱鉛筆
クルトガ KSモデル
605円

ペン先が安定して疲れにくい

芯が回ってトガり続ける「クルトガエンジン」が待望のアップデート。筆記中に芯が回転することで生じていたペン先のブレを軽減し、新たなグリップで長時間筆記しやすくなった。芯径は0.3mmと0.5mm。各4色。

 

No.72

三菱鉛筆
クルトガ ダイブ(KURUTOGA DIVE)
5500円

筆記にのめり込ませるシャープ

ノック不要、繰り出し量を5段階調節できる機能を搭載した「クルトガ」シャープの最高峰。書き始めから書き終わりまで思考の流れを止めず、好みの筆記感で学習に没入させる。芯径0.5mm。全3色。

 

No.73

クツワ
スタッド 削り付シンロケット鉛筆
385円

短くなった鉛筆をムダなく使える

短くなって使えない鉛筆を3本ほど連ねてムダなく使える、押し出し式の鉛筆ホルダー。短い鉛筆に使える鉛筆削りも付属する。正しい持ち方もきちんと身に付けられ、最後まで使い切る心を養うという。全3色。

 

No.74

パイロット
ザ・ドクターグリップ
990円

フレフレ機構がより便利に進化!

振って芯を送り出す独自の「フレフレ」機構に、持ち運び時の芯出しを抑えるロック機構を新たに追加。従来品に比べノック音も約50%軽減し、静かな場所でも快適に使える。芯径0.5mm。全5色。

 

No.75

トンボ鉛筆
シャープペンシル モノグラフライト
各242円

ペン先周りが見やすい高精度シャープ

回転繰り出し式のモノ消しゴム付き、高視界ロングパイプによる高精度で狙った位置へ確実に筆記。滑りにくい高密度テクスチャーグリップも、ベタつきを抑えた快適な握り心地。芯径0.5mm。全7色。

 

No.76

ソニック
スーパーコンパス くるんパス デル・クル シャープ用
各880円

大小の円がスムーズに描ける

つまんで・くるんと・まわすだけ。描きたい円のサイズに合わせて自動伸縮し、360度スムーズに回転する特許技術「デル・クルヘッド」搭載。コンパスが苦手なキッズでも、円の大小に関わらずきれいに描けるはず。全2色。

 

No.77

サンスター文具
ニニピー暗記用
単品242円、暗記用セット330円

ペンの持ち替え不要で暗記が楽!

細字のペンとマーカーをひとつのペン先に集約、指先で半回転して切り替えられる「ニニピー」の暗記用ペン。オレンジのペンと緑のマーカーを付属の赤シートで隠しながら、効率良く勉強できる。

 

No.78

ぺんてる
Pentel Ain(ぺんてるアイン)
220円

カッコ良く取り出せる替芯

原材料に特殊なオイルを使用、なめらかさと折れにくさ、汚れにくさを備えたシャープペン替芯。上向きのまま片手でスマートに取り出せるケースは、見た目のカッコ良さからも満足感を得られる。

 

No.79

共栄プラスチック
オリオンズ よいこの交通フアイル
440円

交通ルール博士になれるかも!

レトロな配色に交通標識をデザインした3ポケットのクリアファイル。透け感があって見やすいポケットは使用感も上々。毎日プリントを出し入れしていれば、交通ルールにも詳しくなれそうだ。大人も復習すべし。全4種。

 

No.80

クツワ
スタッド ワンハンド単語カード
小330円、大385円

片手でサクサクめくれる単語カード

表紙ポケットに人差し指を入れ、切り欠きに親指を入れてめくる独自の構造によって片手で使える単語カード。右手・左手どちらでも使用でき、電車やバスで吊り革につかまりながら暗記ができる。大小各4色。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

 

「文房具総選挙2023」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した7部門・80商品!

「文房具総選挙2023」は、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした “トレンド部門” に今年は「推し活がはかどる文房具」を設置した2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計80もの商品がノミネートされました。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
インク容量が増えたり替芯式になったり、長く使えるペンの存在が目立つ。またペンが豊作で部門を「書く」に限定した昨年と打って変わって、「消す」文房具にも注目。全13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842446/

■ 記録する 部門
ノートはリッチな紙質を競った時代を経て、昨今は構造や形状を工夫し、思考を妨げないことや使ったあとのエコ性も重視する傾向に。電子文具もエルゴ設計で、作業を快適にはかどらせる。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842493/

■ 収納する 部門
7部門のなかで、「技あり!」と膝を打ちたくなるアイテムがもっとも多く並ぶ。斬新な構造、1つで複数のシーンに活躍する機能性は、はかどり文房具の真骨頂と言えよう。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842564/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
本質機能を磨くと同時に、ポータブル性を高めたアイテムが目立つ。また、刃物である「切る」文房具は切れ味とともに安全性を担保するなど、全体的にきめ細やかさが光る。全10商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842568/

■ 分類する・印をつける 部門
推し活ならぬ “捺し活” と言いたくなる楽しいスタンプを中心に、実用性に華やかさも併せ持つアイテムが揃う。仕分けに役立つファイルなど硬派な実用アイテムも健在。全10商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842570/

 

【トレンド部門】

■ 推し活がはかどる文房具 部門
推しを愛でる心にオン・オフは関係なし。デスクに推しを迎えられるデコレーションアイテムや、仕事用っぽく “擬態” 可能なバッグまで、推し活を完全サポートする全10商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/842574/

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
児童の毎日の宿題から学生の試験勉強まで、学習意欲を応援する文房具14商品がノミネート。集中力を持続させるスムーズな使用感を追求したアイテムや、各自の苦手分野をサポートしてくれるアイデアに注目したい。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。
https://getnavi.jp/stationery/842580/

 

目の前のタスクは1つに絞る! 仕事の順序に悩むビジネスパーソンを子ども向けツール「まずコレ!ふせん」が救うかも

お恥ずかしい話ではあるが……という書き出しも、この連載で何度目だろうか。まったく、生きているだけでお恥ずかしいことだらけである。

 

さて今回の恥ずかしい話とは、仕事を順序立てて片付けることができない、ということだ。というのも、筆者は物事のプライオリティ(優先順位)を考えるのがとても苦手。とにかく眼前のことにリソースを奪われがちなので、例えば「クライアントA社に一刻も早くメールして確認を取る」という最優先事項がリストにあったとしても、先にB社(特に急ぎじゃない相手)からメールを受信しちゃったら、それを読んで返事をしちゃう。

やるべき事の優先順位を考えて、目の前のことをいったん無視する、というのができないのである。そこで、思い切った改善案を打ち立ててみた。小学生用うっかりミス防止ツールの導入である。

 

目に見えるタスクを1つに絞る「うかサポ まずコレ!ふせん」

学童文具メーカーのソニックは、うっかりが起こりにくい仕組み作りをサポートする「#うかサポ」なる製品群を展開している。今回取り上げる「うかサポ まずコレ!ふせん」は、一見すると小ぶりな定期入れという感じ。そもそもは小学生の忘れ物を防ぐ管理ツールとして作られているのだが、これが上手く使えば、タスク管理超苦手マンの切り札になりそうなのだ。

SONiC(ソニック)
うかサポ
まずコレ!ふせん 携帯ケース付き
500円(税別)

 

↑表カバーの下には、タブ付きの透明シート×2がセットされている

 

↑さらにその下に、指示通りに専用付箋をセット

 

↑これで使う準備は完了

 

表のゴムベルトを外して透明窓付きの表カバーをめくると、まず透明のシートが2枚重なっており、さらにその下には専用付箋が挟みこまれている構造。

 

使うときは、まず付箋に「とにかく一番にやるべきこと」を書いて、上側の透明シートに貼る。もしその次にやるべきことがあるなら、もう一枚付箋に書いて、下側の透明シートに貼る。以上。

 

↑付箋に最初にやるべきタスクを記入して、透明シートに貼っておく

 

↑こんな感じでToDo確認。今やることを限定することで、集中しやすくなるのだ

 

カバーを閉じると、見えるのは「一番にやるべき=絶対に今やること」だけ。なので、これ以外のことはやらない! と心に誓わなければならない(コレが大事)。逆に、ここに表示されている以外はやらなくていい、と考えればラクかも知れない。

 

で、表示されているタスクを達成したら、付箋を剥がす。すると次にやるべきことが指示されるので、同じようにこなせばよい。

↑タスクを完了したら、シートから付箋を取り除く。次はまた表示されたタスクに取りかかろう

 

この作業が完了すればひとまず優先度の高いタスクは片付いた、ということになるだろう。そうしたらいったん落ち着いて、次の優先タスク1位と2位をふせんに書き出し、貼る。この繰り返しである。

 

↑さすがに専用付箋のデザインが子どもっぽすぎるな……と思うなら、普通の付箋(50×75mm)に交換してもOK

 

どうしてこんなに手間のかかることを……? と思われる方もいるかもしれない。普通にToDoリスト作ってこなしていけばいいじゃない、という話だ。分かる。

 

しかし、筆者のように物事の順序立てが苦手なタイプだと、リストにいくつものタスクが並んでいる時点で順序付けができなくなり、結果、リストを無視してしまいがち。対してタスクが目に見えている1つだけであれば、順序を考えるまでもない。つまり、悩まずに済むわけで、これは気分的にとても救われるのである。

↑自宅で使うときは、首から下げると良さそう。視界からあまり遠ざけないのがポイントだ

 

現時点で、手帳を始めとしたビジネス用タスク管理ツールは「できる人にやさしく、できない人に厳しい」形になりがちだ。だから筆者ほど酷くはないにせよ、似たような悩みを抱えている人は意外と多いんじゃないだろうか?

 

そういったタスク管理に振り落とされた人たちにとって、学童向けのツールは大いなる助けになるのかもしれない。子ども用だからなー、と恥ずかしさを感じる人もいるかもしれないが、付箋さえ入れ替えてしまえば、バレる心配は薄い。ガンガン使っていけばイイと思うのだ。

 

文房具シティ・大阪で3年ぶりに開催「文紙MESSE(ぶんしメッセ)」で見つけた今すぐ欲しくなる新作5点

夏は文房具のシーズン……いや、正確には「文房具の展示会」シーズンである。この時期に発表された新製品が秋冬に発売される、というのがお定まりの流れなのだ。もちろん、そういった展示会のほとんどは、文房具の小売り・バイヤーといった事業者向け。

 

だが、われわれ一般人もウェルカムで開放されているものがある。なかでも最大規模なのが、大阪で毎年8月に開催されている「文紙MESSE(ぶんしメッセ)」だ。

↑今年は8月2日-3日に開催された、大阪の文紙MESSE

 

↑会場内には妙なフォトスポットもいっぱい。ついつい撮っちゃう

 

こちらは在阪メーカーを中心に、会場内にずらりと新製品が並び、そこへ大人から子どもまでがワイワイと遊びにやってくるという、非常にお祭り感のあるイベントである。しかも今回は、コロナ禍を経て3年ぶりのリアル開催。非常に盛り上がりを見せている会場で、気になる新作文房具をチェックしてきた。

 

1.サクラクレパスの最新ボールペンは、初代のDNAを受け継ぐシンプルデザイン

最初に取り上げたいのが、サクラクレパスの新ボールペン。高級ラインで人気のシリーズから、最新作の「SAKURA craft_lab 007」(11月中旬発売予定)が、文紙MESSE初日に情報解禁となった。

サクラクレパス
SAKURA craft_lab 007
各4000円(税別/予価)

 

ここ数年は、重厚感や素材感など毎回いろいろな切り口を見せてくれたcraft_labシリーズだが、今作は原点回帰がテーマに。2017年に発売され大いに話題となった初代「001」をベースに、さらに今のテイストにあわせてリファインしたものになっている。

↑007(上)と001(下)の比較。007は繰り出し機構を軸中央に配置するなど、スリムデザインへのこだわりが見て取れる

 

「001」はクラシカルさ・レトロさを多分に盛り込んだデザインだったが、「007」はそこからかなりスマートに。いわゆる“令和デザイン”と呼ばれる、余分な凹凸を減らしたシンプルな軸に近づけているように思う。

 

それでいて、きちんと高級感のある重厚さも備えており、「あー、これクリスマスシーズンにプレゼント用でめちゃ売れるヤツだな……」と判断せざるを得ない。

 

軸色は昨今の定番となっているくすみ系だが、アルミ梨地加工の“枯れ感”もあって、なんとも渋い。まさに“大人のかっこいいペン”という印象だ。

↑軸色はくすみ感が強く、これまで以上に落ち着いた印象だ

 

ちなみにインク色は、「ボールサインiD」シリーズでもお馴染みのカラーブラック系に加えて、特濃ブラックの「漆黒」もラインナップされている。

2.携帯性に優れたスティックタイプのホッチキスは、針をたっぷり収納

個人的にちょっと楽しみなのが、MAXの新しいホッチキス「MOTICK」(10月発売予定)だ。スリムなスティックタイプで収納に優れ、立つペンケースに入れても沈まないボディがポイントとなっている。

マックス
MOTICK
各750円(税別/予価)

 

これまでにもコンパクトな携帯型ホッチキスはいくつかあったが、ボディが小さい=針の容量が少ない、というデメリットがあった。つまり、持ち歩けても、うっかり針切れで使えないというケースがありうるわけだ。

↑使用時は中央のスライダを前に押し出すと……

 

↑ジャキッとハンドルが開いて、針が打てる状態に。ワンタッチで使いやすい構造だ

 

対して「MOTICK」はスティック型ということで、マガジンにはきっちり針100本を収容。これなら出先でバチバチ使うにも安心できそう。

↑あとは普通のホッチキスと同様に、バチンと押し込んで針を打ちこむ

 

↑針は後端側から100本を装填。プッシャーが長い!

 

携帯するだけでなく、このフォルムならペン立てに立てての常備も問題なし。筆者のような整理下手は、毎回のように「ホッチキスどこいった!?」と引き出しや小物入れを探す手間が発生するため、ペン立てのように常に視界に入る場所に立てておけると、探す手間が確実に省けそう。これはなかなかにありがたいのだ。

3.工夫されたインクパッドで、赤ちゃんの手形が捺しやすい

シヤチハタのブースでは、スタンプパッド「パームカラーズ」(発売中)が面白かった。赤ちゃんの手足にインクをつけて紙や布に捺すための、手形・足形用インクパッドだが、この形状にちょっと工夫があるのだ。

シヤチハタ
パームカラーズ(布用) 全10色
各700円(税別)

 

実は赤ちゃんの手形を採るのは意外と難しい。というのも、彼らの手はキュッとグーの形に握っているのが基本姿勢。つまり、まずはこの手を開かせないことには、手形を捺すことができないのである。

 

しかし「パームカラーズ」には、フタを折り返すと端がナナメになる傾斜型ちょうつがいを採用。この傾斜を赤ちゃんの握った手にこじいれていくと、少しずつ手を開かせることができる仕組みなのだ。

↑ヒンジの傾斜を赤ちゃんの指の間に差し入れて、開かせつつインクを塗布する。これは上手いアイデアだ

 

↑布用インクなので、スタイやトートバッグに捺してグッズを量産可能

 

あとはそのままインクパッドを手のひらにポンポンと当てて、色紙などにぎゅっと捺せば、かわいい手形が残せるわけだ。

 

もちろんインク(水性顔料)は肌に優しく、ウェットティッシュなどで簡単に拭き取れるタイプ。それでいて耐水・耐光性には優れているので、手形足形は長期間の保管が可能。

 

これは2021年秋に発売された製品だが、コロナのせいで生まれたばかりの孫と会う機会の少ない“じいじ・ばあば”たちに大ヒット中なのだそう。

4.伝統工芸とのコラボがユニーク! 全国の織物に触れられるボールペン

大阪市内でノベルティの製造販売をしている蝶屋物産は、日本全国の織物を軸に巻いたボールペンシリーズ「yuEN」を発表。西陣織や大島紬、小千谷縮など20種以上の伝統織物のホンモノを手作業で軸に巻いており、視覚だけでなく手触りまで楽しめるペンになっている。

蝶屋物産
yuEN
ボールペンシリーズ
発売時期・価格未定

 

実際に手に取ってみると、なるほど、織りの密度や絹糸の滑らかさなどが指に感じられて、かなりリッチな気分になれる。今や着物を着ることもないし、こういった織物に触れる機会なんてほとんどないわけで、筆記具の形からあらためて伝統織物を認識するというのも面白いのではないだろうか。

↑どっしりした織の手触りが気持ち良い、沖縄のヤシラミ花織ボールペン。1本1本手作業で巻き付け作業をしているとのこと

 

↑複雑な図案が美しい西陣織も、豪勢なボールペンに

 

ちなみにペン自体の価格も、元の織物のお値段によってそれぞれ異なるそう。さすが高級な大島や西陣などはほかに比べてちょっとお高めになる、とのことだ。

5.子どものウッカリを減らす! 学童ペンケースは透明がトレンドに

学童文具メーカー(と言いつつ最近は大人向けも強いが)のソニックのブースでは、「うかサポ 両面筆入」(11月発売予定)を前面で大プッシュ。実は、ここ数年かなり激化している学童向けペンケースの新ジャンルとして「鉛筆先端の見える化」を提案してきた。

ソニック
うかサポ 両面筆入
各1700円(税別)

 

小学生のメイン筆記具といえばやはり鉛筆だが、子どもはうっかり削るのを忘れたり、芯がボッキリ折れたまま放置してあったりと、油断がならない。しかし、それはペンケースの外から芯の状態がチェックできないのが悪いんじゃないだろうか。芯が見えていれば、「あっ、折れてるから削らなきゃ」と気付けるはず。

↑鉛筆の芯先が外からいつでも確認できるので、うっかり削り忘れ防止に効果的

 

↑もうひとつ、人気の鉛筆削り「トガリターン」も落ち着いた半透明のリビガク仕様が新発売。これはオシャレだ

 

そこで、ペンケースの先端を一部透明化。こうすることで、芯の状態が常に確認できるわけだ。

 

最近は学校側から「ペンケースは無柄で装飾のないものに限る」という指定も多いそうだが、一部透明は柄や装飾の範疇から外れるのでセーフ。鉛筆削りも搭載しているので、いざというときにも安心のペンケースなのである。

 

文紙メッセでは、これら新製品の展示発表だけでなく、一般ユーザーを対象にしたワークショップやイベントなどもいっぱいだ(もちろん、感染症対策は万全)。さすがにコロナ前と比較するとギュッとコンパクトになった感はあるが、それでもメーカーと文具ファンが一体となった盛り上がりは、以前と変わらない。

↑会場内のあちこちでワークショップも開催。夏休みの親子連れが集まっていた

 

↑文紙MESSEは物販があるのも特徴のひとつ。いつもよりお得だったり、限定のレアモノがあったりと、これまた見逃せない

 

文房具好きなら行く価値めちゃ高なイベントなので、機会があれば来年以降、ぜひ行ってみてほしい。ほんと、楽しいから。

 

【文房具総選挙2022】PCやタブレットと併用できるアイテムも! キッズの学習がはかどる文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「キッズの学習がはかどる文房具」部門にノミネートされた15商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「キッズの学習がはかどる文房具」部門】

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。

 

No.73

サクラクレパス
アーチ消しゴム小学生学習用
110円

“ゴリラ筆圧でもよく消える!”とSNSで話題の「アーチ消しゴム」のキッズ向け。2B鉛筆もラクに消せる消字性能で、通常より厚みがあるため小さな手でも握りやすく、より消しやすくなった。

 

No.74

ナカバヤシ
学習タッチペン
1298円

指を固定しやすく転がりにくい、六角形の鉛筆型のスタイラスペン。子どもが握ったときにバランスを取りやすいよう、長さは一般的なスタイラスペンよりも短い98㎜に設計されている。

 

No.75

コクヨ
キャンパス クリップボードにもなる
プリントファイル
605円

不安定な場所でも下敷きなしで書き込める、クリップボード機能を持ったファイル。表紙を360度折り返せて、省スペースで使える。ポケット2つとクリップで、最大60枚のプリントを収納可能。

 

No.76

コクヨ
キャンパス ノートのための修正テープ
242円(長さ6m)、297円(長さ10m)

「キャンパスノート」の紙の色とテープの色、罫線幅とテープの幅を合わせていて、修正部分が目立たない。先端の金属プレートがテープをきれいにカットし、紙への定着性を高めている。

 

No.77

コクヨ
キャンパスノート(ハーフサイズ)
143円

セミB5ノートを半分にしたサイズで、省スペースで使える「キャンパスノート」。ノートがきれいに書ける「ドット入り罫線」と、漢字などが書きやすい小学生用の「方眼罫線」の2種展開だ。

 

No.78

コクヨ
キャンパス バンドでまとまる単語カード
176円

リング部分をシリコン素材のバンドにすることで、“持ち運び時に広がる”という単語カードの弱点を克服。従来の単語カード同様に、バンドを取り外して中身を入れ替えることもできる。

 

No.79

ショウワノート
ジャポニカ学習帳 宇宙編
209円(B5サイズ)、286円(A4サイズ)

表紙写真の解説や読み物付録が付いたロングセラー学習帳の、JAXA監修協力商品。「天の川の正体」や「ロケット打ち上げの仕組み」など、宇宙の謎に迫る知識が詰まった全18種展開。

 

No.80

レイメイ藤井
先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき
660円(クリアー)、825円(ブルー、バイオレット)

鉛筆を思った通りに動かす力「運筆力」の向上を期待できる、作業療法士監修の下敷き。表面に施された細かなドット加工が、イメージした通りのきれいな文字を書くのを手伝う。

 

No.81

ミラガク
タツール筆入
2530円

タブレットを立てられるスタンド付きの筆箱。細めから太めの鉛筆が入る鉛筆ホルダーと、スタイラスペンや名前ペン、定規類が入る収納部、消しゴム用のスペースがあり、抜群の収納力だ。

 

No.82

STAD
はじめてのコンパス
418円

円を描くときだけ針が出る、安全設計のコンパス。ヘッド部分は人間工学に基づいた設計で、軸がブレず回しやすい。ホルダーは、スライドするだけで鉛筆を固定する。一体型のため紛失しにくい。

 

No.83

シード
プシュケシホルダー/プシュケシ用消しゴム
110円(ホルダー)、88円(消しゴム)

ホルダーをプシュプシュ押すと、バネの力で消しゴムが出てくるユニークな仕掛けが特徴。ホルダーは3色、消しゴムは6色展開で、組み合わせは18通り。自分好みに組み合わせられる。

 

No.84

ほぼ日
ほぼ日ノオト
297円

デザイン心理学に基づいて作られた、いままでにない罫線のノート。隙間があるのに線がつながっているように見えるデザインで、視覚的ストレスが少なく、文字や図をスムーズに書きやすい。

 

No.85

HiLiNE
マ磁ケシ/マ磁ケシ替え消しゴム
550円(マ磁ケシ)、165円(マ磁ケシ替え消しゴム)

消しクズを磁石で集められるよう、フェライト(鉄粉)を練り込んだ消しゴム。本体のキャップを外すと磁力がオンになり消しクズを回収、はめるとオフになってキャップ内に消しクズが落ちる。

 

No.86

ソニック
メモポケット ランドセル用
1320円

ゴムバンド付きのメモ用ポケット。連絡メモを入れてランドセルのかぶせ部分に装着すると、開閉時に視界に入り、うっかりミスや忘れ物を防げる。紛失しがちな小物を入れられるのも便利。

 

No.87

ソニック
リビガク ハコボート
磁石付トレイでかんたん整理
1485円

勉強セットや工作道具などをまとめるのに活躍。筆記具を入れるのにちょうど良い浅めのトレイ付きで、マグネットで取り外しできる。入れるモノの名前が書ける「場所決めシール」付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】自宅が散らからない! 在宅ワークやオフィスとのハイブリッドワークを効率化する文房具&雑貨15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門にノミネートされた15商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。

 

No.58

キングジム
折りたたみコンパクトブース
3万2780円

2か所の面ファスナーを留めるだけで完成する個室ブース。在宅ワークはもちろん、撮影や趣味の作業用ブースとしても使える。軽量で丈夫なプラパール製で、折り畳み時の厚さは40mm。2022年3月25日発売。

 

No.59

カウネット
折りたたみブースデスク オレルタ
3万2780円

広げたときにトビラがパーテーションになり、集中できる空間を簡単に作れる。有孔ボードは小物の吊り下げが可能。前面に配線穴があり、机上に電源タップを置く必要がないのも魅力。

 

No.60

カウネット
スタンディング用PCスタンド パタスタ
5478円

マウスを置くスペースが付いた、スタンディングワーク用のPCスタンド。座る・立つを切り替えることで集中力の維持、作業効率のアップを期待できる。使わないときはコンパクトに折り畳みが可能。

 

No.61

コクヨ
スタンド型ノートPCオーガナイザー〈BIZRACK〉
3520円

筆記具とケーブルなどのPC周辺ツールをまとめられる収納ツール。三つ折りにしてマグネットで固定すれば自立し、省スペースでも使える。ノートPCに装着できるゴムバンド付きだ。

 

No.62

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
SMART FIT ALTNA(スマートフィット オルトナ)
アレンジマグポケット/アレンジボード
550円〜/3190円

卓上に収納スペースを作れるボードとポケット。収納物に合わせてコーディネートできるポケットは、背面にマグネットが付いており、アレンジボードはもちろん金属ラックなどにも貼れる。

 

No.63

コクヨ
スライドボード付きノートPCスタンド〈BIZRACK〉
4950円

2段階に角度調整できる折り畳み式のノートPCスタンド。スライドボードを引き出して折り返すと、キーボードに干渉しにくい筆記台になり、狭い場所でも作業スペースを確保できる。

 

No.64

レイメイ藤井
デテクールコンボ
4950円

中のペンケースと小物ケース、2つのユニットが30度に傾き、中身の出し入れがしやすい収納ツール、「デテクール」の大型モデル。ユニットごとケースから取り出して使うこともできる。

 

No.65

レイメイ藤井
デテクールフリーアドレスバック
5500円

内ポケットが豊富で、書類やノートPCなどを収納しやすい社内移動用バッグ。必要に応じて引き出せるパーテーションが、左右に内蔵されている。クリアポケット付きでA4書類の確認も可能。

 

No.66

カウネット
テレワークハングラック
2189円

テーブルに引っ掛け、デッドスペースを有効活用できるラック。耐荷重は3㎏で、中央部に底板が入っているため、ノートPCを入れても安定して使用できる。シリコン製の滑り止め付き。

 

No.67

エレコム
テレワーク向けマルチインナーケース BM-IBSML01NV
実売価格6280円

PCスタンド、マウスパッド、リストレスト、スリーブポケットを備え、広げるだけですぐに仕事に着手できる。ノートPCは14インチまで対応。高級感のあるソフトレザーを使っている。

 

No.68

キングジム
ノートPCカバー「ネスティ」
5280円

オンライン会議などカメラ位置を調整したいときに、PCスタンドとしても使えるノートPCカバー。書類や小物をまとめられる収納ポケットや、手が疲れるのを防ぐリストレスト付きだ。

 

No.69

キングジム
ノートPCに貼り付けるポーチ
2970円

粘着シートでPCに貼り付けて使うポーチ。口を自由な位置に設置できるダブルファスナー仕様で、モバイルバッテリーなどをPCに繋いだまま入れても口を閉じやすい。耐荷重は約500g。

 

No.70

カウネット
ポケッタス
3828円

ダイニングチェアなどの脚部背面に取り付けられる収納ポケット。在宅ワークはもちろん、子どものリビング学習グッズをまとめるのにもオススメだ。カバーで中身を隠せるのもうれしい。

 

No.71

ソニック
ユートリム
広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付
3850円

ソファなどで膝の上に置いて使う、クッション付きデスク。手の疲れを低減させるアームレストは、PCの滑り落ちを防ぐストッパーとしても活躍する。タブレットを立てられるスリット付き。

 

No.72

カウネット
リビングワークデスク ロータイプ
6578円(ワイド600mm)/7678円(ワイド800mm)

広げた場所がオフィスになる、折り畳みデスクのロータイプ。コンパクトサイズで、手持ちのローデスクのサブデスクとしても活躍する。両側の脚は、事務用品がまとまるポケット付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

2022年を占う! 2021年「文房具」業界を席巻した二大トレンドのおさらい

2020年に引き続き、今年もやっぱりコロナで大変だったなぁ、という印象の強い2021年。では、文房具業界としては、2021年はどんな雰囲気だったかというと、世情の薄暗さに対して、実は近年まれに見る“面白い年”だったように思う。

 

コロナ禍で発売時期が遅れていた製品も徐々に出始めたし、ニューノーマルに対応した従来にないツールも数多く登場している。まだ業界全体で景気回復とまでは至らないが、それでも我々ユーザーが「わー、なんか楽しい新製品がいっぱいあるなー」と感じられるような前向きな雰囲気になっているのだ。

 

そこで今回は2021年の文房具シーンを振り返りながら、あらためて「コレ買い忘れてない?  買っておいたほうがいいよ」という2021年の傑作文房具を紹介していこう。おそらくトレンド的にはもうしばらく今の流れが続くはずなので、来年以降の予測としても読んでいただけるとありがたい。

 

1.ここ数年で最大級!? ボールペンの当たり年

2021年で一番に挙げたいのが、「ボールペンすごかったね!」という話。まず上期には、ファン待望の多機能ペン「ブレン2+S」(ゼブラ)や、ロングニードルで細字の書きやすさに特化した「モノグラフライト」(トンボ鉛筆)に注目が集まった。

↑ロングニードルチップで先端視界が広く、細かな字が書きやすい「モノグラフライト」

 

【ゼブラ「ブレン 2+S」】ボールペンかシャープか、メイン機能で選ぶべき最新個性派「多機能ペン」

【トンボ鉛筆「モノグラフライト」】なめらか筆記はもう常識! 最新ボールペンが「モノグラフライト」「イルミリー」で遂げたさらなる進化とは?

 

さらに夏には「オレンジEG」(BIC)廃番というショッキングなニュースに続いて、新定番を目指す「クリスタル オリジナル ファイン」(BIC)が発売されるなど、とにかく話題に事欠かなかった印象だ。

↑今年惜しまれつつ廃番となった「オレンジEG」(上)と、新登場の「クリスタル オリジナル ファイン」(下)

 

BIC「クリスタルオリジナルファイン」】「BICオレンジEG」廃盤! その後継ボールペン「クリスタルオリジナルファイン」はファンを納得させられる出来なのか?

 

例年であれば、これでも充分に「いろいろ出たなぁ」と言って構わないのだが、実はまだまだ。今年のボールペンに関する動きは、秋以降が本番だったと言える。

 

なにより最もインパクトがあったのが、「ユニボールワン」の軸を高機能化させた「ユニボールワン F」(三菱鉛筆)や、6色カラーブラック「ボールサイン iD」のアップグレード版「ボールサイン iD plus」(サクラクレバス)といった、上位モデルの登場だろう。

↑最適な重心バランスの「ユニボールワン F」は、 おそらく2021年で最も注目されたであろうボールペンだ

 

↑良好なフローのワンインク+スタビライザー機構で安定した握り心地を実現した軸は、相性抜群の組み合わせだ

 

これらの特徴としては、すでに人気の高い既存ボールペンのリフィルはそのまま、軸のデザインや重心バランスを見直すことで握りの安定感・書きやすさをアップさせていること。価格も従来モデルから100~200円ほど上がっているが、触ってみれば、間違いなくお値段以上の価値を感じられるクオリティである。

↑低重心化に加えて軸のマット塗装でグリップ感も向上した「ボールサイン iD plus」

 

【三菱鉛筆「ユニボールワン F」】【サクラクレパス「ボールサイン iD plus」強みは書き心地を高める低重心! 新価格帯「300円ボールペン」の真価とは?

 

実際問題として、インクやチップ周りに関しては2019~2020年の間でかなり高品質化しており、現状すぐにこれ以上のものを求めるのは難しい。そこでメーカーがたどり着いたのが、手付かずだった軸のバージョンアップなのだろう。

 

その結果として、高品質なインクと高機能な軸がかけ合わされ、ある意味「ボールペンの完成版」とも言える製品が登場した、というわけ。

 

↑ゲルインクの大定番「サラサクリップ」は、極細0.3㎜径でサラッと書ける「サラサナノ」にアップグレード

 

【ゼブラ「サラサナノ」】秘密は軸にあり!「サラサナノ」が極細ゲルインクボールペンなのにガリガリしない理由

 

ところでこのムーブメントがまだ2022年も続くとしたら、気になるのが、現時点でまだ軸のバージョンアップが終わっていないレジェンド級ボールペンの存在だろう。

 

例えば来年以降、「ジェットストリーム」や「フリクションボールノック」が同じ文脈でアップグレードされたらどうなる……? と考えるだけで、正直ワクワクが止まらないのだ。

2.ニューノーマルに慣れたユーザーの要望を製品化

2021年でもうひとつ大きな動きといえば、コロナ禍におけるニューノーマルに積極的に対応した文房具の登場だろう。

 

これまでにも「狭い作業スペースで効率的に仕事ができる」ことを主眼にした製品はあったが、在宅ワーク爆増の流れを受けて、ジャンルの枝がより太くなったという印象だ。

↑狭い机でも、自立する書類ファイル「ジリッツ」を使えば作業効率が落ちない

 

【キングジム「ジリッツ」】見やすくて省スペース! キングジムの自立するファイル「ジリッツ」の斬新な仕組みとは?

 

さらに言えば、ただただコロナ騒ぎに流されるだけだった2020年に比して、2021年はユーザーが新しい働き方を受け止めてきちんと咀嚼しはじめた、ということもあると思う。オンライン会議ひとつとっても、昨年までならただぼんやりとフレームに収まっていた同僚が、最近は妙に顔色良くくっきり写ってるな、と感じたことはないだろうか?

 

これは、「ノートPCにスタンドをセットすると画角が上がって顔写りが良くなる」、あるいは「照明にビデオライトを使うと見栄えが上がる」といったノウハウが次第に広まっていることに由来する。

↑クリップオンでカメラ写りが圧倒的に良くなる「Web会議用スクエアライト」

 

つまり、我々がオンライン会議にようやく慣れてきたことで、不満に感じるポイントも明確化してきた、ということなのだ。そしてそれによって、不満が解決できるツールの要望をメーカーが汲み取って製品化、という流れも生まれているのである。そもそも文房具メーカーの社員だって在宅ワークを1年以上みっちり経験しているわけだから、ケーススタディも万全だろう。

 

例えば「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」(コクヨ)のように、スタンドでノートPCの画角を上げつつ、オンライン会議に参加しながらメモを取りやすい、といった“オンライン会議特化型”の機能を持っている。これは、在宅ワークの環境的な不満をまとめて取り除くことができる、とてもよく考えられた製品だと思う。

↑キーボード上がデスクに早変わりする「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」は、狭い場所でのオンライン会議にとにかく重宝する

 

【コクヨ「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」】在宅ワーク環境を快適化!コクヨのPC周辺アイテムでキーボード入力もメモもスムーズ

 

↑ソファや座椅子でも快適に仕事ができる「広々ひざ上デスク」も今年前半に注目を集めた

 

【ソニック「ユートリム 広々ひざ上デスク」】在宅ワークの「机がない!」問題を解決するか?「広々ひざ上デスク」の実力を検証

 

↑自宅のプアな椅子で腰を痛めたときは、「パタスタ」で机をスタンドデスク化がオススメだ

 

【カウネット「WORK FIT HOME スタンディングワーク用PCスタンド パタスタ」】いつもの机をスタンディングデスク化するカウネット「パタスタ」が座りっぱなしの腰痛を解消する!

 

今後はコロナも落ち着くことで、また現在とは違う仕事環境になることだろう。とはいっても、オンライン会議というものがなくなるとはとても思えないし、DX化の流れを考えれば在宅ワークももっと気軽なものになるに違いない。

 

であれば、来年以降もそういった新しい仕事環境に適応した文房具やツールは増えるはずだし、よりユーザーの不満を踏まえて解決力を高めた完成度になって出てくるのではないだろうか。

 

筆者・きだてたく文房具レビューのバックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

手提げバッグから肩掛けタイプまで! 多機能に使える「タブレットバッグ」5選

大事なタブレットを保護しながら持ち運べるタブレットバッグ。なかでも、タブレットと一緒に使うことが多い充電器やアダプター、タッチペンを収納できるポケットが付いたバッグは、頻繁にものをなくすことが多い人にオススメです。そこで今回は、タブレットを保護するだけでなく、多機能に使えるタブレットバッグをご紹介します。

 

目次

 


世界ブランド「VICTORINOX」のタブレットバッグ


ビクトリノックス アルトモント オリジナル フラップオーバー デジタル バッグ

「VICTORINOX(ビクトリノックス)」のタブレットバッグは、出し入れがしやすく、持ち歩きも安心なパッド入りタブレット用ポケット、スマートフォンなどのガジェットや小物類の収納に便利なジッパー式メッシュポケット、キーフック、ペンホルダー、ネームタグなどの多機能装備。 ショルダーストラップにはマルチツール用ポケットが付いています。

【詳細情報】
サイズ:300×260×100mm
重量:300g
カラー:ブラック、ブルー、レッド

 


持ち運び方が選べる3WAYバッグ


tomtoc 10.5-11インチタブレット ケース インナーバッグ

手持ちとして、ショルダーバッグとして、そしてバッグインバッグとしても使える3WAYのタブレットバッグ。ペンホルダー付きのフロントポケットには充電器、アダプター、Apple Pencilなどの端末を簡単に収納できます。高耐久性のYKKファスナー、撥水加工された表地を使用。バッグの底には、タブレットが落下した際に、エアバッグのように衝撃から守る「CornerArmor」ガードが施されています。

【詳細情報】
サイズ:280×210×18mm
発送重量:210g
カラー:グレー、ブラック

 


クッション性に優れたウレタン素材を採用!


エレコム マルチポケット付きタブレット用インナーバッグ“CELL”

やわらかく伸縮性に優れたストレッチ素材を使用しており、収納物にほどよくフィットしスリムに持ち運べます。芯材にはウレタン素材を重ねることでクッション性を高め、タブレットの液晶画面を守ります。スマートフォンやモバイルバッテリーなど大きめのガジェットや、充電器やUSBメモリ、メモリカードなど小さなガジェットを整理して収納できるマルチポケットが付いています。タッチペンなど、長さのあるアクセサリが収納できるペンポケット付き。8.5〜10.5インチまでのタブレットを収納可能。

【詳細情報】
サイズ:20×200×280mm
重量:約290g
カラー:ブラック、レッド

 


タブレットを取り出さずに操作できるクリアポケット付き!


エレコム タブレットバッグ(ブリーフケースタイプ) TB-08BM01シリーズ

タブレット収納専用ポケットがついたブリーフケースタイプの薄型タブレットバッグ。タブレット本体を取り出さずに操作可能な、タブレット専用クリアポケットがついているのが特徴で、電車の中などで、バッグを膝の上に置いてタブレットを操作することが可能です。収納物の量によってバッグの厚みを変えられるスナップ付き。大・小問わずガジェットが収納できる伸縮マルチポケット、タッチペンなどに適したペンポケットも付いています。8.4インチまでのタブレットを収納可能。

【詳細情報】
サイズ:約272×40×200mm(ハンドルを含まず)
重量:約384g
カラー:ブラック、グレー

 


開いたままでも自立するから物を取り出しやすい!


ソニック ユートリム ブリッジ B5 10インチタブレットサイズ

マグネットによって開いたままで自立するので、収納したものを取り出しやすいタブレットバッグです。メインの収納部分の裏生地は、ディスプレイの傷つきにくいやわらかい素材。大きいポケットにはB5サイズノート、小さいポケットにはモバイルケーブルなどを収納できます。タブレットは10インチまで収納可能。ユーザーからも「机に立てて整理スタンドとして利用出来て、そのまま外出時に持ち運び出来るのでコンパクトで便利」と高評価を得ています。

【詳細情報】
サイズ:310×230×33mm
カラー:ネイビー、グレージュ、レッド

 

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在宅ワークの「机がない!」問題を解決するか?「広々ひざ上デスク」の実力を検証

在宅ワーク中の皆さんは今、どのような場所で作業をしているだろうか? 昨年から、いろいろな人に話を聞いているが、「専用のデスクにPCを置いて、ワークチェアに座った状態」で仕事をしているケースは、意外なほど少ない。

 

「食卓兼用のダイニングテーブルにダイニングチェアで」……なんていうのはなかでも快適な方で、「ローテーブル+床に直座り」や、「ベッドに座ってPCは膝の上」という状態もけっこう普通。

さらに問題なのが、家庭内に複数の在宅ワーカーがいる場合。夫婦ともに家仕事なんてことになれば、当然ながら必要な作業スペースは倍増である。果ては場所の取り合いで家庭内紛争なんて事態も聞くに至って、「家の中に仕事する場所がない」というのは、昨今なかなか切実な問題なのである。

 

かといって、面積の狭いところにデスクとチェアをセットで追加導入する、なんて無理筋もいいところ。それならせめて、デスクだけでもなんとかならないものだろうか?

 

「広々ひざ上デスク」ならその問題、解決できるかも?

座った状態で膝の上にPCを乗せて仕事する場合、困るのは「他に何も乗せられない」ことだ。書類を置いたり、マウスを動かしたりする場所もないわけだから、非効率も甚だしい。

 

ならば、ひとまず「デスクそのものを膝に乗せちゃう」のが、解決策としては手っ取り早いのではないだろうか?

ソニック
ユートリム 広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付
3500円(税込)

 

まさにそういった用途で作られたのが、ソニックの「ユートリム 広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付」(以下、広々ひざ上デスク)である。ざっくり言えば、単なる“板”なのだが、少しでも仕事が快適にできるよう工夫され作られているのだ。

 

まず重要なのが、作業ができる面積。天板サイズは約548×356mmとそこそこ広めで、13インチノートPC+A4書類を並べて置ける。これくらいの広さがあれば、マウスを動かすスペースだって充分に確保できるだろう。

↑そもそも、膝上のPC直置きは不安定なので、無意識の緊張を強いられて疲労感も強い。フラットで安定した天板があるだけで、かなりラクになる

 

↑13インチのノートPCとA4書類を並べた状態。これなら充分に仕事ができそう
↑13インチのノートPCとA4書類を並べた状態。これなら充分に仕事ができそう

 

手元側には、天板が傾いた際にPCがすべり落ちないように、ストッパーが付いている。しかも、このストッパーはクッション素材なので、アームレストも兼用しているのだ。この手の膝上デスクは他メーカーからもあれこれ発売されているが、アームレスト付きは比較的レア。作業中、加熱したPCから手首をちょっと離して休ませられるのは、地味にありがたい。

↑個人的に「加熱したPCに手首乗せっぱなし」が苦手なので、レストがあるのはとても嬉しい

 

端にあるスリットは、筆記具を置いておけるペントレー。膝上デスクは基本的に傾斜ゼロ状態で使われることがないので、ペンが転がり落ちないようにできる置き場がないと、使いにくいのだ。

 

さらに、内側に付属の滑り止めシートを貼れば、スマホやタブレット(最大13.5インチサイズまで対応)を立てるスタンドとしても機能する。スマホも膝上デスクに平置きするとすべり落ちやすいので、こういった場所に固定しておいた方が使いやすい。

↑一時的に筆記具を待避させるためのペントレー

 

↑トレー部に滑り止めシール(3枚セット)を貼れば、スマホ/タブレットスタンドに

 

本体裏面にはクッションが全面に張られているのだが、このクッションが、かたさ・厚みともになかなか“ちょうどいい”感じ。あまりフカフカしすぎていると机が不安定だし、かたすぎると長時間作業の際に膝が痛くなる。個人的には、「広々ひざ上デスク」のクッションがベストに近いバランスだと思う。

 

クッション厚は、ノートPCと自分の距離にダイレクトに影響する部分だが、これも腕が窮屈にならず動かせて、かつ目から遠すぎない。ほどよい印象だ。

↑少しかためのクッションで安定感良好。ただし通気性はさほど良くないので、夏場はやや蒸れそうな気もする

 

↑クッションが厚すぎると、収納時に邪魔になることも。これくらいが、空いた隙間にスッと置いておける限界かもしれない

 

使うコツとしては、デスク面と自分を近づけすぎないこと。先にも述べた通り、近すぎると腕が窮屈になって、肩こりの危険性が高くなるし。疲労しにくい姿勢で作業するには、とにかくデスクを抱え込まないように意識すると良いだろう。

 

また、猫背にならないよう、背もたれ付きの座椅子に深く腰掛けておくのもいい。その上で腕を縮こまらせないような距離を保てば、リラックスして作業ができるはずだ。

 

あくまでも机がない場合の次善策ではあるが、こういったツールを使うことで、場所なし在宅ワークがかなり快適になるのは間違いない。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

渾身の力はもう不要。約半分の力で開く新型ダブルクリップはデザインも刺激的

【ド腐れ文具野郎・古川 耕の文房具でモテるための100の方法】

No.078

プラス「エアかる(10個入)」
324円〜
本体に設けた小さな突起で支点の位置をずらし、さらにレバーの長さを伸ばすことで同社従来品に比べて開く力を最大約50%削減。レバー先端の形状も指当たり柔らか。サイズは大・中・小。

 

半分の力で開く超便利なダブルクリップで快適にモテる

手に取ってみて、「こんなものにもまだ進化の余地があったのか!」と心底驚いてしまいました。従来の約半分の力で開くという画期的なダブルクリップ「エアかる」。極めてシンプルな構造ながら、わずかな工夫次第で(理屈については諸説あるそうですが)見た目も価格もほぼ変えずに改良できる。これはすごいと感心しつつ、しかしこれはこれでややこしい話になるぞ、という懸念も同時に感じてしまったのです。

 

どういうことか? 単純に言うと、このエアかるは見た目があまりに「ただのダブルクリップ」然としているため、何も知らない人がうっかり手に取ったとき、「壊れてるのかな?」「軽い力で開くということは挟む力も弱いのかな?」と誤解されてしまう余地が残ってしまっているんですね。もちろんこのリスクも重々承知で選んだ見た目だとは思うのですが、とても難しい判断だったとも推察します。「スペシャルなダブルクリップ」感を見た目でどう打ち出すのか、そもそもそれを前面に押し出すのが正解かどうかもわからないし。

 

広い意味での「デザイン」の役割とは何なのかを考えさせられる、個人的にもかなり刺激的な新製品でした。

 

クリップを長くして開ける力を軽減!

ソニック「らくレバークリップ」
216円〜
昨年発売されたソニックのダブルクリップ。こちらはクリップの長さを従来品より長くすることで、開ける力を軽減。また、レバーの先端形状を平たくして、指の痛みを和らげている。大・中・小の3サイズ。1箱10個入り。

 

【プロフィール】
古川
放送作家/ライター。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」「ジェーン・スー 生活は踊る」などを担当。

丸くなるな、トガっていけ! 大人も満足させる最高の鉛筆削りはオブジェ用途も満たす

【ド腐れ文具野郎・古川 耕の文房具でモテるための100の方法】

No.076

カール事務器「アイン」
3456円(税込)

精度と耐久性に優れた日本製の刃を搭載した卓上鉛筆削り。芯の露出幅が長い弓なり形状に削り上げる。大型で丸みを帯びたボディは、子どもの手にもしっかりフィット。ガタつかず安定して削ることができる。色は2色。

 

ミッドセンチュリー風の新しい鉛筆削りでスタイリッシュにモテる

久しぶりのひと目ぼれでした。鉛筆削りの名品「エンゼル 5」を世に出したカール事務器が新たに発売した鉛筆削り「アイン」。その強烈なチャームに抗えず、普段はまるで鉛筆を使わないのに、すぐさま取り寄せてしまいました。それくらい好き。

 

余計なパーツを廃した大胆なフォルムと配色はどこかレトロで人懐っこく、まるでミッドセンチュリー風家電のようにモダンであたたかみがあります。実物は意外と大ぶりで、プラスチックの材質とも相まって、手で押さえたときの安定感も充分。もちろん削り機構の性能と使い勝手は安心のカール製なので問題なし。見た目と実用性を兼ね備えた、いままでありそうでなかったユニバーサル鉛筆削りと言えるでしょう。

 

もちろん、それまでの鉛筆削りに不満なんてありませんでした。いや、そもそも鉛筆削りを買うつもりなんてなかったのです。ところが、優れた道具はニーズを後付けで呼び覚まし、それどころか既製品を相対化するような新たな視点を与えてくれます。こうした「モノ先行型」の発見が筆者は大好きです。そこにはニーズによって生み出された道具にはない、大きな「ジャンプ」があるから。その跳躍が道具のみならずユーザーをも進化させ、選択肢の自由をもたらしてくれるのです。

 

学童用鉛筆削りの最先端はコレ!

ソニック「トガリターン」
1944円(税込)

学童用の文房具メーカー・ソニックが昨年発売した鉛筆削り。ハンドルを回し続けているだけで、削り終わった鉛筆が自動で輩出される機能を備えている。

 

【プロフィール】
古川 耕
放送作家/ライター。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」「ジェーン・スー 生活は踊る」などを担当。

 

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