Google Pixel 9シリーズを少しでも安く買うには? オンライン販売価格を徹底比較

人気のGoogle純正スマホ「Google Pixel」の最新作Pixel 9シリーズが、2024年8月22日に販売を開始しました(一部機種は9月上旬発売)。

 

気になるのはやはり価格ですが、各社の販売ページを見ると「下取りありで実質◯円」や「24か月で返却すれば実質◯円」などの表記が多く見られ、実際の購入金額がいまいちわかりにくくなっています。

 

そこで本記事では、結局いくらで購入できるのかを知るため、できるだけシンプルな価格比較をしてみました。

 

Pixel 9シリーズのスマホは4種類。8よりも値上げの傾向

Googleのサイトから

 

今回発売されたPixel 9シリーズは大きく、「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro」「Google Pixel 9 Pro XL」「Google Pixel 9 Pro Fold」の4機種に分けられ、さらに、それぞれで異なるメモリー(ROM)のものが販売されています。

 

価格は全体的に上がっており、Google ストアでGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 9の価格を比較すると、前者は11万2900円(税込、以下同)で、後者は12万8900円となっており、1万6000円の差がありました。

 

販売しているのは現在のところ、Google ストアに加え、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアです。本記事ではこれらのオンラインショップの一括購入価格を調べるとともに、乗り換え割やポイント還元を適用した場合の価格を比較しています。

 

なお、キャリア各社が展開している、1~2年で端末を返却する「端末購入プログラム」は本記事では取り上げません。また、Google ストアで実施しているストアクレジット特典など、実施期間の短いキャンペーンや割引は除外しています。

 

Pixel 9はメモリー(ROM)によって割引額が異なる

Googleのサイトから

 

はじめに、今回発売されたPixel 9シリーズの中で、もっともベーシックな機種であるGoogle Pixel 9の価格比較をしていきます。

 

Pixel 9は、メモリー(ROM)の容量によって割引額が異なるため、128GBと256GBを別々に見ていきましょう。

 

Google Pixel 9 128GB 価格比較

販売窓口 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 12万8900円
NTTドコモ 14万8060円 実質11万6060円
┗5G WELCOME割:2万2000円割引
┗dポイント還元:1万ポイント還元
au 14万4900円 12万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 15万1200円 実質13万1200円
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:2万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等2万ポイント、2等1万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

まず、128GBの価格を比較します。

 

一括購入価格がもっともお得なのは、Google ストアの12万8900円です。キャリアと違い他社からの乗り換え時に適用できる割引はありませんが、割引なしでもかなり安価な水準です。

 

一方、キャリアで購入する場合、一括購入価格は高価ですが、乗り換え時に適用できる割引やポイント還元キャンペーンを適用すれば、大幅に価格を抑えることが可能です。

 

ドコモは他社からの乗り換え時、対象機種なら「5G WELCOME割」が適用され、2万2000円割引されます。128GBは対象に含まれるため、割引を受けることが可能。これに加え、Pixel 9購入&応募でdポイントが1万ポイント還元されるキャンペーンも展開しているので、実質金額は11万6060円となり、もっともお得な価格となります。

 

auにも他社からの乗り換え時に適用される割引「au Online Shop お得割」があり、2万2000円引きで購入できます。

 

ソフトバンクの割引は少々特殊です。まず、128GBの場合は他社からの乗り換え時に適用できる割引はありません。

 

一方、事前応募型のポイント還元キャンペーンが用意されており、1等2万ポイント、2等1万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれかの還元を受けられます。

 

ただし、仮に1等の2万ポイントに当選してもなお、他社より高価という結果になっているため、128GBに限ってはソフトバンクで購入するのは割高となってしまいます。

 

Google Pixel 9 256GB 価格比較

販売窓口 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 14万3900円
NTTドコモ 16万7090円 実質15万7090円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
au 16万4800円 14万2800円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 16万5600円 実質12万3616円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:2万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等2万ポイント、2等1万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

256GBの場合、お得な購入方法が大きく変わります。

 

256GBをもっとも安価に購入できるのは、ソフトバンクです。この機種はソフトバンクの乗り換え割引「オンラインショップ割」の対象であると同時に、PayPayポイント還元の対象でもあるため、仮に1等(2万ポイント)に当選すれば実質12万3616円で購入できます。

 

4等(5000ポイント)の場合でも実質価格は13万8616円となり、ほかよりも安価に購入可能です。

 

一方、128GBでは最安値だったドコモですが、256GBは「5G WELCOME割」の対象外となるので、もっとも高価という結果になりました。

 

Pixel 9 Proはソフトバンクのポイント還元が大きい

Googleのサイトから

 

上位機種であるGoogle Pixel 9 Proは、すべてのバージョンを一覧で比較していきます。

 

Google Pixel 9 Pro 価格比較

販売窓口 ROM 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 128GB 15万9900円
256GB 17万4900円
512GB 19万4900円
NTTドコモ 128GB 18万5350円 実質17万5350円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
256GB 20万2730円 実質19万2730円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
512GB 22万5940円 実質21万5940円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
au 128GB 17万9900円 15万7900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
256GB 19万4900円 17万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
512GB 21万4900円 19万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 128GB 18万3600円 実質13万1616円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
256GB 20万1600円 実質14万9616円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
512GB 22万6800円 実質17万4816円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等3万ポイント、2等2万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

Pixel 9 Proで注目したいのは、ソフトバンクのPayPayポイント還元です。

 

Pixel 9よりも1等と2等のポイントが増えており、1等なら3万ポイント、2等なら2万ポイントの還元が受けられます。たとえば、128GBの場合、1等なら実質13万1616円、2等なら実質14万1616円、3等なら実質15万3616円、4等なら実質15万6616円となります。

 

上位当選の場合、かなりお得に購入できるので、必ず購入前に抽選に参加するようにしましょう。

 

Google Pixel 9 Pro XLはラインナップに違いあり

Proの大画面版であるGoogle Pixel 9 Pro XLは、128GB、256GB、512GBの3モデルを展開しています。しかし、ドコモでは256GBのみの扱いとなっていることに注意が必要です。

 

Google Pixel 9 Pro XL 価格比較

販売窓口 ROM 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 128GB 17万7900円
256GB 19万2900円
512GB 21万2900円
NTTドコモ 128GB
256GB 22万7700円 実質21万7700円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
512GB
au 128GB 19万9900円 17万7900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
256GB 21万4900円 19万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
512GB 23万4900円 21万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 128GB 20万8800円 実質15万6816円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
256GB 22万6800円 実質17万4816円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
512GB 24万8400円 実質19万6416円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等3万ポイント、2等2万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

価格を比較すると、ドコモは割高。

 

auは乗り換え割の2万2000円を適用させた金額が、Google ストアの価格とまったく同じという結果になりました。

 

ここでも、注目なのはソフトバンクです。

 

128GBの場合、ポイント還元1等なら15万6816円、2等なら16万6816円、3等なら17万8816円、4等なら18万1816円となります。つまり、2等以上ならGoogle ストアよりもお得に購入することができます。

 

Google Pixel 9 Pro FoldはGoogle ストア一択!

Googleのサイトから

 

これまで見てきた機種は、キャリアで乗り換え割などを適用させれば、Google ストアよりも安価に購入可能な場合がありました。

 

しかし、折りたたみスマホのGoogle Pixel 9 Pro Foldに関しては少し事情が変わってきます。

 

Google Pixel 9 Pro Fold 価格比較

販売窓口 ROM 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 256GB 25万7500円
512GB 27万7500円
NTTドコモ 256GB 29万4800円 実質26万4800円
┗dポイント還元:3万ポイント還元
512GB 31万7570円 実質28万7570円
┗dポイント還元:3万ポイント還元
au 256GB 28万9800円 26万7800円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
512GB 30万9800円 28万7800円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 256GB 30万6000円 実質25万4016円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
512GB 33万1200円 実質27万9216円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等3万ポイント、2等2万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

ドコモでは本機種に限り、還元されるdポイントが3万ポイントに増えていますが、これを適用してもGoogle ストアより高価です。

 

auも同じで、乗り換え割を適用してもGoogle ストアより高くなっています。

 

唯一の例外は、ソフトバンクの256GBモデルを乗り換えで購入するパターン。この際、ポイント還元で1等に当選した場合に限りGoogle ストアより3500円ほど安価になりますが、2等以下ならGoogle ストアの方がお得に購入できるため確実性に欠けます。

 

Google Pixel 9 Pro Foldを購入するのなら、基本的にはGoogle ストア一択と考えてよいでしょう。

 

新規や機種変更の場合も基本はGoogle ストアがお得

ここまで解説してきたとおり、各社の乗り換え割引の値引き幅は大きく、キャリアや機種によってはGoogle ストアよりも安価に買える場合があります。

 

一方、新規契約や機種変更の場合、割引は限定的です。たとえばauでは、新規契約時にも割引を適用できますが、割引幅は乗り換え時と比較して小さくなっています。

 

auではこのほかにも、機種変更ユーザーを対象にした「Pixel 9シリーズ機種変更おトク割」という最大3万3000円引きのお得なキャンペーンを実施しており、これを適用できればかなり安価に購入可能となります。ただし、こちらは2024年9月末までの期間限定キャンペーンです。

 

こうしたキャンペーンを除けば、基本的にはGoogle ストアで購入したほうがお得と考えてよいでしょう。

 

Pixel 9シリーズは、安くても12万程度。最高級機種は25万円を超える、決して安くはないスマホです。少しでもお得に購入できるよう、最新の割引情報をチェックするようにしましょう。

「スマホ+サブスク」の必須2大サービスはどこのセット契約がお得?

スマホは生活に欠かせないものですが、定額で動画や音楽などを楽しめるサブスクもまた、必須のサービスと考えている人も多いのではないでしょうか。

 

必ず発生する支出こそ、できるだけ節約をしたいもの。そこで着目したいのが、スマホと各種サブスクをセットで契約するとお得になるサービスです。できるだけ支出を切り詰めたい物価高の今、必須サービスの見直しから節約を始めてみませんか。

 

「スマホ+サブスク」は楽天モバイルがお得度で一歩リード?

大手通信キャリアは4社とも、スマホとサブスクをセットで契約するとお得になる割引やサービスを展開しています。なかでもいま、要注目なのが楽天モバイルです。

楽天モバイルのサイトから

 

楽天モバイルは、契約者向けのサブスク関連サービスを数多くラインアップしています。まず、契約者は追加料金なしで「NBA Rakuten」や「パ・リーグSpecial」を利用できることが大きなポイント。バスケや野球ファンはこれだけでも乗り換えを検討する価値があります。

 

さらに2024年7月9日からは、新たなオプションサービス「トク得!エンタメセレクション」を開始。楽天モバイル経由で「Hulu」もしくは「DAZN」と契約すれば、それぞれの月額利用料に対して最大で20%の楽天ポイントが還元されます。

 

ほかにも、音楽のサブスク「楽天ミュージック」が月5時間まで無料で利用できる特典なども付帯するため、楽天モバイルはサブスク関連サービスの手厚さにおいて、大手通信キャリアのなかでも一歩リードと言える充実ぶりとなっています。

楽天モバイルのサイトから

 

ドコモはサブスクの料金をdポイントで最大25%還元

ドコモのサイトから

 

ドコモは、各種サブスクの月額利用料がdポイントで還元されるサービス「爆アゲセレクション」を提供しています。対象となるサブスクは「Disney+」「Netflix」「Spotify」など全7種類。どれも還元率が高く、たとえば月額料金が高額なDAZNの場合、月々764ポイントと大きな還元を受けることが可能です。

 

注意点は、対象となるプランが「eximo」と「ahamo」に限られること。格安プランの「irumo」は対象外、または還元率が低下します。

 

ドコモ「爆アゲセレクション」

サービス名 月額利用料 dポイント還元率 実質月額利用料
Disney+ 990円(スタンダードプラン) 20%(180ポイント) 810円
Netflix 1490円(スタンダードプラン) 20%(271ポイント) 1219円
Lemino 990円(Leminoプレミアム) 10%(90ポイント)※1 900円
YouTube 1280円(YouTube Premium) 20%(233ポイント) 1047円
DAZN 4200円(DAZN for docomo) 20%(764ポイント) 3436円
Spotify 980円(Standardプラン) 25%(223ポイント) 757円
Apple Arcade 900円 10%(82ポイント) 818円

※価格は税込(以下同)
※1 「DAZN for docomo」を除くほかの対象サービスと同時契約した場合は20%還元

 

auは各種サブスクとのセットプランあり

auのサイトから

 

auでは、スマホとサブスクがセットになったプランを提供しています。基本となるのは無制限プランである「使い放題MAX 5G/4G」。これに加え、各種サブスクとのセットプランが全部で5種類用意されています。

 

ここで注目してほしいのは、「個別に契約した場合との価格差」です。

 

たとえば、NetflixやDAZNに加え、電子書籍サービスのピッコマなども含まれる「使い放題MAX 5G ALL STARパック3」の場合、すべてを個別に契約した際にかかる料金と比較すると、月額7299円もお得に利用することができます。

 

スマホは無制限、サブスクもいろいろ契約するというヘビーユーザーにとって注目すべきプランと言えるでしょう。

 

auの使い放題プラン

プラン名 月額料金 含まれるサブスク
(カッコ内は通常の月額利用料金)
(使い放題MAX 5G/4G+サブスクの個別契約)-それぞれのプランの月額料金(割引適用前)
【参考】使い放題MAX 5G/4G ・7238円

・4928円(各種割引適用時)※2

使い放題MAX 5G with Amazonプライム ・8107円

・5797円(各種割引適用時)※2

・Amazon Prime(600円)

・TELASA(618円)

-349円
使い放題MAX 5G/4G Netflixパック2(P) ・8437円

・6127円(各種割引適用時)※2

・Netflix(広告つきスタンダードプラン、790円)

・Amazon Prime(600円)

・TELASA(618円)

-809円
使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック ・9108円

・6798円(各種割引適用時)※2

・U-NEXT(Paraviベーシックプラン ドラマ・バラエティパック専用、1017円)

・FOD PREMIUM(976円)

・TELASA(618円)

-741円
使い放題MAX 5G/4G DAZNパック ・1万208円

・7898円(各種割引適用時)※2

・DAZN(4200円) -1230円
使い放題MAX 5G ALL STARパック3 ・1万1187円

・8877円(各種割引適用時)※2

・Netflix(広告つきスタンダードプラン、790円)

・Amazon Prime(600円)

・TELASA(618円)

・YouTube Premium(1280円)

・DAZN(4200円)

・Apple Music(1080円)

・ピッコマ(700円)

・GeForce NOW Powered by au(1980円)

-7299円

※2 「auスマートバリュー」「家族割プラス(3人以上で加入時)」「au PAY カードお支払い割」適用時の価格

 

ソフトバンクはPayPayポイントで最大20%還元、対象サブスクが多い

ソフトバンクのサイトから

 

ソフトバンクにはユーザーが加入できる「ソフトバンクプレミアム」というプログラムがあり、PayPayポイントが通常よりも多く貯まるなどの各種特典を受けることができます。この特典の中に、エンタメ系サブスクの月額利用料金から最大で20%のPayPayポイントが還元される特典が用意されています。

 

大きな特徴は、対象サブスクの多さ。13種が対象で、他社では還元対象外のものも多く含まれています。

 

特におすすめなのは、ABEMAとSPOTV NOWの2つ。どちらも還元率が20%と高く、さらに双方ともドコモや楽天では還元対象外のため、これらのサブスクを利用している人は要チェックです。

 

ソフトバンクプレミアム「エンタメ特典」

サービス名 月額利用料 PayPayポイント還元率 実質月額利用料
Apple TV+ 900円 5%(41ポイント) 859円
Apple Arcade 900円 5%(41ポイント) 859円
Netflix 1490円
(スタンダードプラン)
5%(68ポイント) 1422円
U-NEXT 2189円(月額プラン、ポイント増量) 10%(199ポイント) 1990円
Hulu 1026円 10%(93ポイント) 933円
DAZN 4200円 10%(382ポイント) 3818円
ABEMA 960円 20%(175ポイント) 785円
DMM TV 550円 10%(50ポイント) 500円
バスケットLIVE 550円 10%(50ポイント) 500円
ベースボールLIVE 660円 20%(120ポイント) 540円
J SPORTSオンデマンド 2640円 10%(240ポイント) 2400円
SPOTV NOW 2000円 20%(364ポイント) 1636円
釣りビジョンVOD

for ソフトバンクプレミアム

1320円 20%(240ポイント) 1080円

 

U-NEXTユーザーは「y.u mobile」なら大幅節約に!

前述のとおり、大手通信キャリアは4社とも、サブスクに関連する特典や専用プランなどを展開しています。一方、同様のサービスを展開しているMVNOは多くありません。

 

そんななかで、要注目なのがU-NEXTとヤマダホールディングスが共同出資して設立したMVNO「y.u mobile」です。

y.u mobileのサイトから

 

y.u mobileの料金プラン

プラン名 月額料金・容量 U-NEXTの月額プラン料金込み 毎月もらえる

U-NEXTポイント

シングル 5GB:1070円
シングル U-NEXT 10GB:2970円 1200円分
シェア U-NEXT 20GB:4170円 1200円分

 

y.u mobileの料金プランは3つありますが、このうちプラン名に「U-NEXT」と入っているものは、U-NEXTの月額料金がプランに含まれています。たとえば、「シングル U-NEXT」の場合、月額2970円で10GBのデータ容量に加えて、U-NEXTの月額プランを利用することが可能です。U-NEXTを単体で契約した場合の月額利用料金は2189円なので、10GBを実質781円で利用できます。これは他社と比較してもかなり安価な水準と言えるでしょう。

 

さらに注目したいのが、毎月もらえる1200円分のU-NEXTポイントです。このポイントは電子書籍の購入や、映画館の割引クーポンへの交換などに使えますが、y.u mobileで10GB分のデータ容量と交換することも可能です。多くのデータを使う人はポイントをデータ容量交換に充てることで、データ容量20GB、さらにU-NEXTも使えて、月額2970円で利用できる破格のサービスとなります。

 

また、2人以上で使用できるプラン「シェア U-NEXT」もあり、うまく使えばさらなる節約も可能です。

 

大手通信キャリアと比較すると、スマホの通信速度や通信品質の面でどうしても劣ってしまいますが、お得度は圧倒的と言えるサービスです。すでにU-NEXTを契約している人も、これから契約を考えている人も、スマホごとの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

親のスマホどうするか問題。「小容量ギガ+通話し放題」でお得な選択肢は?

2024年7月1日、auの新プラン「スマホスタートプランベーシック 5G/4G」がスタートしました。ケータイからスマホに乗り換える人、または22歳以下でスマホを新規契約する人向けのプランで、既存のプランよりもデータ容量が大容量になったことが特徴です。

 

本記事では、auの新プランを解説するとともに、親世代に多い「ギガは小容量でいいけれど、かけ放題のオプションはつけたい」というニーズに応えるには、どのキャリアやプランが良いのかを比較検討していきます。

 

auのスマホスタートベーシック 5G/4Gは30GBの大容量が特徴

auのサイトから

 

はじめに、auが7月1日に新しく始めたスマホスタートベーシック 5G/4Gをチェックしてみましょう。

プラン名 スマホスタートプランベーシック 5G/4G
データ容量と月額料金 30GB:5203円
割引 ・auスマートバリュー:永年-550円

・家族割プラス:3人以上で永年-550円、2人で永年-220円

・au PAY カードお支払い割:永年-187円

・スマホスタート1年割:翌月から1年間-1188円

・スマホスタート1年割ベーシック(U22):翌月から1年間-550円

割引適用時 ・22歳以下:2178円(1年間のみ、2年目以降は3916円)

・23歳以上:2728円(1年間のみ、2年目以降は3916円)

通話定額オプション

(国内通話24時間無料)

・通話定額2:1980円

┗通話定額割60:-1100円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 3608円(1年間のみ、2年目以降は4796円)

※価格は税込(以下同)

 

スマホスタートプランベーシック 5G/4Gは前述のとおり、ケータイからスマホに乗り換える人、または22歳以下でスマホを新規契約する人向けのプランです。本プランの大きな特徴は、月間データ容量が30GBと大容量であること。そして、22歳以下への割引が手厚くなっていることが挙げられます。各種割引を最大限に適用できれば、1年間限定で月30GBを2178円で使えるので、非常にお得なプランと言えるでしょう。

 

また、このプランには60歳以上なら通話オプション代金が1100円割引となる「通話定額割60」を適用できることも特徴。通話を多用する親世代のユーザーが使ってもお得なプランとなっています。

 

auだと小容量プランも用意

一方、月30GBという大容量プランのため、あまりデータを使用しないシニア世代は持て余してしまいます。その場合、小容量プランが選択肢にあがります。

プラン名 スマホスタートプランライト 5G/4G スマホミニプラン5G/4G
データ容量と月額料金 4GB:2453円 ・~1GB:3465円

・~2GB:4565円

・~3GB:5665円

・~4GB:6215円

割引 ・au PAY カードお支払い割:永年-187円

・スマホスタート1年割:翌月から1年間-1188円

・auスマートバリュー:永年-550円

・家族割プラス:3人以上で永年-550円、2人で永年-220円

・au PAY カードお支払い割:永年-187円

割引適用時 1078円(1年間のみ、2年目以降は2266円) ・~1GB:2178円

・~2GB:3278円

・~3GB:4378円

・~4GB:4928円

通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・通話定額2:1980円

┗通話定額割60:-1100円

・通話定額2:1980円

┗60歳以上の通話割引:なし

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 1958円(1年間のみ、2年目以降は3146円) ・~1GB:4158円

・~2GB:5258円

・~3GB:6358円

・~4GB:6908円

 

auには既存の小容量プランとして、ケータイからの乗り換えおよび22歳以下の新規契約者のみが使える「スマホスタートプランライト 5G/4G」と、誰でも契約可能な「スマホミニプラン 5G/4G」の2つがあります。

 

どちらも月間データ量が4GBなので、あまりデータを使用しないシニア世代にはちょうどいいプランと言えるでしょう。

 

ただし、後者のスマホミニプラン 5G/4Gには「通話定額割60」を適用できないことに要注意。通話オプションを適用させた場合の月額料金に大きな違いが生まれます。

 

60歳以上が優遇されるプランを4つピックアップ

プライベートで音声通話を多用する人の場合、LINE通話や、楽天モバイルがリリースしている「Rakuten Link」など、インターネット回線を用いた音声通話を使って節約をしているケースが多く見られます。

 

一方、シニア世代の場合、音質の良い電話回線を用いた音声通話への支持が根強く、定額通話オプションに人気が集まっています。

 

auの場合は60歳以上に適用できる通話オプション割引がありますが、ほかのキャリアの対応状況はどうなのでしょうか? ここでは60歳以上が優遇される4つのプランをピックアップして解説します。

 

ケータイからの乗り換えなら有力な候補となるソフトバンク

ソフトバンクのサイトから

 

ソフトバンクにも、auと同様にケータイからの乗り換えや22歳以下の新規契約者が加入できる「スマホデビュープラン+ライト(4GB)」と「スマホデビュープラン+ベーシック(20GB)」の2つがラインナップしています。

 

このうち親世代のスマホプランにおすすめしたいのは、スマホデビュープラン+ライト(4GB)です。

プラン名 スマホデビュープラン+ライト
データ容量と月額料金 4GB:2266円
割引 1年おトク割:翌月から1年間-1188円
割引適用時 1078円(1年間のみ、2年目以降は2266円)
通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・定額オプション+:1980円

┗60歳以上通話おトク割:永年-1100円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 1958円(1年間のみ、2年目以降は3146円)

 

こちらは、auのスマホスタートプランライト 5G/4Gとほぼ横並びの内容と価格です。60歳以上が使える通話オプション割引も用意されており、通話定額オプションをつけた場合の料金は月額1958円で、auとまったく同じ金額となっています(2年目以降は3146円)。

 

ケータイからの乗り換えならば、auと並んで有力な選択肢となるプランといえます。

 

2年目以降もお得なワイモバイル

ワイモバイルのサイトから

 

ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルにも、60歳以上で通話オプションが永年1100円割引になる「60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン」があります。

 

月間データ容量4GBの「シンプル2S」と組み合わせれば月額1958円で、au・ソフトバンクと同じ月額料金となります。しかも、auとソフトバンクは最初の1年間のみの価格で、2年目からは価格が上がりますが、ワイモバイルはずっとこの価格で使えるのでお得です。

 

また、家族で加入すれば2台目以降の料金が安くなる割引もあるので、家族で契約をまとめる場合はワイモバイルがおすすめです。

プラン名 シンプル2S
データ容量と月額料金 4GB:2365円
割引 ・おうち割光セット(A):永年-1100円

・PayPayカード割:永年-187円

・家族割引サービス:2台目以降永年-1100円

割引適用時 1078円(おうち割光セットとPayPayカード割を適用)
通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・スーパーだれとでも定額+:1980円

┗60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン:永年-1100円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 1958円

 

月額1870円とかなりお得なUQモバイル

UQモバイルのサイトから

 

auと同系列のUQモバイルにも永年1100円割引となる「60歳以上通話割」が提供されています。

 

通話メインの高齢者におすすめしたいのは、1GB・15GBの2段階料金となっている「トクトクプラン」。自宅インターネットとのセット割引である「自宅セット割」などを適用したうえで1GB未満に抑えれば、月額990円で済ませることができます。

 

これに、60歳以上の人が「通話放題」を追加しても、月額料金は1870円とお得な価格水準になっています。

プラン名 トクトクプラン
データ容量と月額料金 ・~1GB:2277円

・~15GB:3465円

割引 ・自宅セット割:-1100円 または 家族セット割:-550円

・au PAY カードお支払い割:-187円

割引適用時 990円(~1GBで、自宅セット割とau PAY カードお支払い割適用)
通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・通話放題:1980円

┗60歳以上通話割:永年-1100円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) ・~1GB:1870円

・~15GB:3058円

 

割引を適用しなくてもかなり安価なイオンモバイル

イオンモバイルのサイトから

 

MVNOであるイオンモバイルには、60歳以上を対象とした「やさしいプラン」が用意されています。1~10GBまで1GB刻みでデータ容量を選べるほか、夫婦2人で加入すれば容量をシェアすることもできるという自由度の高さが魅力です。

 

また、本記事で取り上げた他社のプランは、自宅インターネットとのセット割や家族割引などを適用できないと割高になってしまいますが、イオンモバイルの場合は割引を適用しないでも安価なことが特徴です。

 

さらに、60歳以上なら、24時間かけ放題の「イオンでんわフルかけ放題」が440円割引の1210円で利用できることもポイント。

 

1GBプランと組み合わせたときの価格は月額1848円で、今回紹介したプランの中でもっとも安い価格となっています。

プラン名 やさしいプラン
データ容量と月額料金 1GB:638円
割引 なし(夫婦2人でシェアするプランあり)
割引最大適用時 638円
通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・イオンでんわフルかけ放題:1650円

┗契約者本人が60歳以上の場合:永年-440円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 1GB:1848円

 

店舗サポート体制も要チェック

ここまで解説してきたとおり、多くの事業者が60歳以上のユーザーに対する通話割引を用意しており、小容量プランに24時間かけ放題オプションをつけても、60歳以上なら月額2000円未満に抑えることが可能です(auとソフトバンクは1年間のみ)。

 

ただし、自宅インターネットとのセット割引や家族割引を使えない場合は割高となることが多いので、各種割引を適用させなくても安価なイオンモバイルが価格面では有利といえます。

 

ほかのMVNOにも、これらと同等の金額またはより安い金額で「小容量+通話し放題」にできるプランはありますが、親が使うスマホであることを考えると、店舗における対面サポートの有無も重視すべきでしょう。

 

その点、本記事で紹介した事業者はすべて実店舗を全国各地に展開しているため、離れた場所に暮らす親も安心できる選択肢となるはずです。

ドコモも「ahamo ポイ活」で参入! 大手キャリアのポイ活・マネ活プランは本当にお得?

大手通信キャリアはそれぞれ、「ドコモ経済圏」「au経済圏」「PayPay経済圏(ソフトバンク)」、そして「楽天経済圏」と呼ばれる、ポイント経済圏を構築しています。

 

各社とも囲い込みのため、特定のスマホプランに加入するとポイント還元率などが優遇される「ポイ活・マネ活プラン」の展開を進めており、2024年4月1日にはNTTドコモも新料金プラン「ドコモポイ活プラン」の提供を開始しました。

 

本記事では、ドコモポイ活プランの概要を解説するとともに、他社のポイ活・マネ活プランもチェックしていきます。

 

ドコモは「ahamo ポイ活」が先行スタート

ドコモのサイトから

 

ドコモポイ活プランは、「ahamo ポイ活」と「eximo ポイ活」の2つがラインアップしています。このうち2024年4月にスタートしたのはahamo ポイ活です。eximo ポイ活は、2024年の夏~秋頃の開始を予定しており、詳細はまだ発表されていません。

 

ここからは、ahamo ポイ活の仕組みをチェックしていきましょう。

 

ahamo ポイ活の仕組み

月額料金 概要
ahamo 2970円 月間20GBのデータ容量+国内通話5分無料
大盛りオプション 1980円 月間80GBのデータ容量
ポイ活オプション 2200円 オプション加入でdポイントの還元率がアップ
合計 7150円

※価格は税込です(以下同)

 

ahamoは月額2970円で20GBのデータ容量が使えるワンプラン制が採用されています(国内通話5分無料も付帯)。

 

この基本プランに月額1980円で80GBのデータ容量を追加できる「大盛りオプション」と、月額2200円の「ポイ活オプション」を適用させた、合計7150円のサービスがahamo ポイ活と位置づけられています。注意したいのはポイ活オプションを付ける場合、必ず大盛りオプションも適用しなければならないという点。毎月100GBも使用しない人には不向きなサービスと言えるでしょう。

 

7150円を支払ってahamo ポイ活に加入し、さらにd払いを使って決済をすると、ポイント還元率が+3%になるという特典を受けることができます(上限4000ポイント/月)。

 

ポイ活オプション還元の仕組み

ポイント還元対象となる
支払い方法
d払い
特典内容 dポイント(期間・用途限定)
+3%還元
ポイント上限 4000ポイント

 

+3%は、他社と比較して際立って大きな還元というわけではありません。ただし、注目したいのは、サービス開始と同時に始まったキャンペーンです。上限は4000ポイント/月と変わりませんが、キャンペーン期間中は+10%還元と高水準になっています。

 

こちらのキャンペーンは当面継続が予想されるので、キャンペーン期間中に限ってahamoを契約するという使い方でも良いでしょう。

ahamoのサイトから

 

個性が異なる大手通信キャリアのポイ活・マネ活プラン

ほかの大手通信キャリアは、ドコモに先行してポイ活・マネ活プランを展開しています。ここからは各社のプラン概要を見ていきましょう。

 

特典内容の幅広さが魅力の「auマネ活プラン 5G/4G」

auのサイトから

 

auマネ活プラン 5G/4Gの概要

月額料金 7238円
(auスマートバリュー適用で1100円割引可)
データ容量 無制限
特典内容 ・最大800円相当(不課税)のau PAY残高付与

・au PAYゴールドカードで「auマネ活プラン」の料金を支払うと、12か月間のみPontaポイント20%還元

・au PAYゴールドカード+au PAY利用で最大2%還元

・au PAYゴールドカード決済で最大1.5%還元

・auじぶん銀行の円普通預金金利が最大で年0.33%(税引前)になる

・auカブコム証券のクレカ積立時、ポイント還元率が12か月間のみ合計最大3.0%になる(13か月目以降は2.0%)

 

auは、ポイ活・マネ活向けプランとして、「auマネ活プラン 5G/4G」を提供しています。このプランの大きなメリットは、特典内容の幅広さ。au PAYゴールドカード、auじぶん銀行、auカブコム証券など、au経済圏のサービスを使えば使うほどお得になる仕組みとなっています。

 

ただし、特典期間が12か月間のみなど、一部制限があることに注意が必要です。

 

なお、auマネ活プランには、自宅インターネットとのセット割引「auスマートバリュー」の適用が可能なため、セットで契約できる人は月額料金が上記の金額から1100円割引となります。

 

割引を適用できるかでお得度が変わるソフトバンクの「ペイトク」

ソフトバンクのサイトから

 

ペイトクの概要

月額料金 ・ペイトク30:7425円

・ペイトク50:8525円

・ペイトク無制限:9625円
(3プランとも各種割引適用で2497円割引可)

データ容量 30GB/50GB/無制限
特典内容 PayPay(残高/クレジット)支払時に
利用プランに応じてポイント還元率がアップ【ペイトク30】

・還元率+1%、初めてのペイトク適用から3か月間のみ+2%(月間上限1000円相当)

 

【ペイトク50】

・還元率+3%、初めてのペイトク適用から3か月間のみ+6%(月間上限2500円相当)

 

【ペイトク無制限】

・還元率+5%、初めてのペイトク適用から3か月間のみ+10%(月間上限4000円相当)

 

ソフトバンクは、プランに加入することでPayPayの支払い還元率がアップする「ペイトク」を提供しています。月間データ容量が異なる3つのプランがラインアップされており、それぞれ還元率と月間の還元上限に違いがあることが特徴です。

 

それぞれのプランを見て、まず気になるのは高額な月額料金でしょう。「ペイトク無制限」の場合、月額1万円近くと他社よりもかなり高い水準となっています。ただし、ペイトクには家族割引や自宅インターネット割引などを複数適用できるので、最大で2497円の割引を適用できます。仮にペイトク無制限に割引を最大限適用すれば月額は7128円となり、auマネ活プランとほぼ同水準になります。

 

ソフトバンクを使う場合、割引を適用できるかがお得の分かれ目であると覚えておきましょう。

 

SPUが+4倍とかなり魅力な「楽天最強プラン」

楽天モバイルのサイトから

 

楽天最強プランの概要

月額料金 最大3278円
データ容量 ・3GBまで:1078円

・3GB超20GBまで:2178円

・20GB超無制限:3278円

特典内容 SPU(スーパーポイントアッププログラム)が+4倍になる(月間獲得上限2000ポイント)

 

楽天モバイルは、auやソフトバンクのようにマネ活・ポイ活専用のプランは用意されておらず、「楽天最強プラン」のワンプランのみとなっています。

 

しかし楽天最強プランは、加入するだけで自動的にSPU(スーパーポイントアッププログラム)が+4倍になり、楽天市場での買い物がお得になります。

 

SPUは、楽天トラベル5000円以上利用で+1倍、楽天ブックス3000円以上利用で+0.5倍などが一般的。そんな中、プラン契約をするだけで+4倍になるのは非常に魅力的です。楽天経済圏でポイントを重点的に貯めたい人は、乗り換えを検討してみましょう。

 

ポイ活・マネ活プランは2つの傾向に分けられる

ここまで解説してきたとおり、大手通信キャリア4社のポイ活・マネ活プランを比較すると、各社とも特色のあるサービスを展開しています。

 

大きく分けると、

 

・ドコモとソフトバンクはd払いやPayPayなど、決済利用時の還元が手厚い

・auと楽天モバイルは、銀行や証券などのサービスを広く使うことで還元がより手厚くなる

 

という2つの傾向があると言えるでしょう。

 

月々のお金の使い方、決済方法、また家族構成などによってお得なプランが変わるので、各社の特徴を捉えたうえで自分に最適なサービスをチョイスしてください。

4Gスマホも関係あり! ソフトバンク3Gサービス終了で起こる影響とは?

第5世代移動通信システム「5G」の普及が進む昨今ですが、以前からある通信規格「4G(LTE)」や「3G」もいまだ現役で使用されています。

 

しかし、このうち3G回線はドコモ・au・ソフトバンクともに停波が決定しており、はじめにauが2022年3月末でサービスを終了。そして、2024年1月31日にはソフトバンクの3Gサービスも終了します(ドコモは2026年3月末まで継続)。

ソフトバンクのサイトから

 

本記事では、ソフトバンクの3Gサービス終了が与える影響について、格安SIMやスマホのお得な情報・最新ニュースを発信するメディア・モバワン編集部が解説します。

 

3G回線契約数は1400万超え? 親世代やビジネスユーザーは特に注意

「2世代も前の通信規格が終了したところで大きな影響はない」と考えている人は多いかもしれませんが、そうではありません。

 

総務省が公表した文書「通信市場の動向について」によると、2022年末時点の3G回線契約数は1433万件にのぼっています。約1年経過した現在はこれより減少しているはずですが、それでも一定数の3Gユーザーが残っていることは間違いないでしょう。

 

2022年末の回線別契約数

3G 1433万契約
4G(LTE) 1億3005万契約
5G 6316万契約

※出典:総務省「通信市場の動向について」

 

まず気をつけるべきは、ケータイを使っているユーザー。スマホと違い製品寿命が長いので、3Gのみに対応したケータイを使い続けているユーザーが残っています。親や祖父母など高齢者世代、またビジネス利用でケータイを使っている場合は要注意です。

 

一方、ケータイ以外のユーザーでもまったく影響がないわけではありません。一部のスマホやモバイルルーターを利用している場合、3Gサービス終了にともない音声通話ができなくなったり、使用できるエリアが狭くなったりする可能性があります。

 

4Gスマホも関係あり? 3Gサービス終了で起こる影響とは

2024年1月31日にソフトバンクの3Gサービスが終了すると、下記4つの影響が出ることが考えられます。当てはまるものがないかをチェックしましょう。

 

・契約が自動的に解除されることがある

「3G専用プランを契約している場合」や「特定の3G機種を利用している場合」などは、自動的に契約が解除されます。なお、解約は2024年2月1日の午前0時から順次行なわれるので、サービス終了後に手続きをしようとしても間に合いません。

 

・通話や通信が利用できなくなることがある

上記の自動解約に該当しない場合でも、使用している機種や設定方法によって通話、メール、データ通信などの機能が利用できなくなります。

 

特に気をつけたいのは音声通話「VoLTE」に非対応の機種を使っている場合。4GスマホでもVoLTEに対応していない機種は2月1日以降通話ができなくなります。また、VoLTEを設定でオフにしている場合も通話が不可能になるので、設定を見直す必要があります。

 

・エリアが狭くなることがある

使用している機種によっては、3Gサービスが終了することでサービスエリアが縮小されてしまいます。旧型のiPadや、モバイルルーター「Pocket WiFi」の一部製品なども影響を受けるので注意しましょう。

 

・一部のサービスが終了する

3Gサービスの終了にともない、一部のサービス提供が終了します。「Yahoo!ケータイトップ」などケータイで使用するサービスだけでなく、ソフトバンクの「みまもりホームセキュリティアプリ」などスマホで利用するサービスも終了することに要注意です。

 

これら4つに関する詳しい内容や該当機種などは、ソフトバンク公式「3Gサービス終了のご案内」を参照してください。

 

「Google Pixel 7a」も無料! 3Gからの変更特典がお得

3Gサービス終了を目前に控え、ソフトバンクでは複数の特典を用意して早期の変更をユーザーにうながしています。

 

3Gプランからの変更を対象にした特典

特典名 概要
3G買い替えキャンペーン 3Gサービスのみに対応した機種を使っている場合、対象のスマホまたはケータイに無料で交換可能
【3G】基本料無料特典 対象の3G専用の料金プランから「基本プラン(音声)」に変更のうえ、VoLTE対応機種へ変更すると、翌月の請求から2024年2月分まで、月額基本料1078円が無料
【3G】事務手数料0円特典 対象の3G専用の料金プランから4Gまたは5G向けの料金プランに変更のうえ、VoLTE対応機種へ変更する場合、契約事務手数料(3850円)が無料
【3G】1年おトク割+延長特典 対象の3G専用の料金プランから対象の料金プランに変更のうえ、VoLTEに対応した機種へ変更すると、「1年おトク割+」の割引期間が2年に延長される
60歳以上通話おトク割 60歳以上の人が「スマホデビュープラン+」または「ケータイ4GBプラン」に加入のうえ、「60歳以上通話おトク割」に申し込むと、「音声定額オプション+」の月額料金1980円が翌月からずっと1100円引き

 

どれもお得な特典ばかりですが、この中でも特に注目したいのは「3G買い替えキャンペーン」です。

 

こちらは、3Gのケータイ・スマホ・タブレットから対象機種に機種変更または乗り換えをすると、機種代金が無料になるもの。対象機種の中には通常6万9300円(直販価格の税込)の「Google Pixel 7a」も含まれており、通常では考えられない値引き額となっています。

ソフトバンクのサイトから

 

上記特典のほかにも、2年間限定で月額1078円(税込)で利用できる「スマホデビュープラン+ライト」など、3Gケータイから変更する人だけが利用できるお得なプランも用意されています。

 

これらのプランや特典を組み合わせれば、新たな金銭負担が発生しないばかりか、3Gケータイ利用時よりも月額の支払いが安くなる可能性もあります。

 

サービス終了直前で、もっとも特典が充実している今、忘れずに切り替えをするようにしましょう。

 

モバワンではこのほかにも、ソフトバンクに関するさまざまな解説記事を多数アップしています。ぜひアクセスしてみてください。

通信障害や災害時に活躍! au、ソフトバンク、ドコモで提供の「副回線サービス」ってなに?

2022年7月、大規模な通信障害により、auおよびUQモバイルの回線が最大86時間もつながらない事故が発生。物流や金融をはじめ、日本経済に与えたダメージは決して小さくなく、改めて通信の重要性に気づいた人も多いのではないでしょうか。

 

もし、そんなときに「副回線サービス」に加入していれば、連絡が取れないという状況は回避できたはず。では、副回線サービスとは一体どういうものなのか? 格安SIMやスマホのお得な情報、最新ニュースを発信するメディア・モバワン編集部が解説します。

↑ドコモのサイト(https://www.docomo.ne.jp/service/hukukaisen/)から

 

メイン回線がつながらないときに、ほかの回線を利用

結論から言いますと、副回線サービスは普段メインとして利用している主回線が利用できない場合に、ほかのキャリアの回線を利用するサービスのこと。つまり、普段はドコモ回線をメインに使いながらも、通信障害が発生したときは、au回線に切り替えるといったことです。

 

副回線サービスは、現在ドコモ(ドコモ回線のahamo含む)、au(au回線のUQモバイル含む)、ソフトバンクの3社が提供し、それらのキャリアを利用している人が対象のサービスとなっています。しかし、auのオンライン専用プランであるpovo、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルとオンライン専用プランのLINEMOは対象外となっているため、注意が必要です。

 

では、3社を利用していれば、自由に副回線を選べるかというとそうではなく、au&UQモバイル利用者は、ソフトバンク回線(4Gエリア)を利用可能。ドコモ&ahamoとソフトバンク利用者は、au回線(4Gエリア)が利用可能となっています。

 

ちなみに副回線サービスは1回線につき、1回線まで申し込みが可能。また、契約事務手数料は基本無料ですが、au&UQモバイルはサービス解約後1年以内の再加入時は3850円(税込)が発生するため注意してください。

 

データ容量は個人で月額429円。SIMカードの種類には注意が必要

月額料金については、下記図の通り、3社で同一です。しかし、個人契約・法人契約によって月額料金が異なります。

 

副回線サービス 月額料金

個人契約 法人契約
月額料金※1 429円 550円 ※2
国内通話料 22円/30秒
国内SMS 3.3円(税込)/全角70文字

※1 価格は税込表示です。

※2 UQモバイルの法人向けプランを利用の方は429円(税込)で利用可能です。

 

利用できるデータ容量と通信速度も個人・法人契約によって異なります。業務で使う法人の場合は多めに設定されており、最大1GB。ビジネス観点から、もしものことを考えると企業単位で加入していくこともおすすめです。個人で利用する場合は、あくまで「もしものときのサブ」として考えておくのがいいでしょう。

 

副回線サービス データ容量

個人契約 法人契約
データ容量 500MB 1GB
通信速度 最大300kbps 最大1Mbps
通信制限時の速度 最大128kbp

 

また、各キャリアで対象料金プランが決まっていますが、auであれば音声通話に対応した料金プランなど、基本的にはベーシックプランなら利用可能。詳細は副回線サービス契約時に、各キャリアの公式サイトで確認するようにしてください。

 

細かい設定になりますが、SIMカードについては、au&UQモバイルは、SIMカードとeSIMから選択することができます。ただし、個人契約・法人契約で選択できるSIMタイプが異なります。

 

au/UQモバイル 利用可能なSIMタイプ

SIMタイプ
個人契約 SIMカード/eSIM
法人契約 eSIM ※3

※3 UQモバイルの法人向けプランを利用の方はSIMカードも利用可能です。

 

利用中の機種にもよりますが、個人契約の場合は、SIMカード or eSIMからの選択が可能。法人契約の場合、auはeSIMのみ、UQモバイルはSIMカード or eSIMのどちらも利用可能です。なお、ドコモ&ahamo、ソフトバンクでは、個人契約・法人契約問わずeSIMのみの提供となっています。

 

また、副回線サービスを利用している端末から機種変更する場合、eSIMまたはSIMカードの再発行が必要となる場合があります。

 

さらに、eSIMのプロファイルは再発行できないため、機種変更や故障などが原因で副回線を利用できなくなってしまった場合、サービスが自動的に解約されてしまう点に注意が必要です。もうひとつ、eSIMのみの提供となるため、当然ながらeSIMに対応した機種を所有していることが必須となります。

 

万が一の備えとして検討しておきたい副回線サービス

申し込み手順については、各キャリアの公式サイトに従うのがスムーズです。また、副回線サービスに関するよくある質問や具体的な手続き方法は、モバワンの記事でも説明しています。

 

通信障害はもとより、昨今懸念される災害を想定したとき、誰とも通信ができないという危機的状況は回避しておきたいものです。万が一に備えて、副回線サービスの利用を検討してみるのをおすすめします。

ChatGPTとMicrosoft 365 Copilotが話題、3月注目のデジタルネタを3本に厳選!

スマホやモバイル関連の注目ニュースをピックアップしてお届け。3月のトピックは、

 

・賢いAI「ChatGPT」が話題集める、マイクロソフトが怒濤の製品展開

・auがメタバースに本腰、ソフトバンクも対抗

・ホリエモンの携帯回線「ホリエモバイル」提供開始

 

の3本です。

 

ChatGPTの強化版登場、マイクロソフトもチャットAIで怒濤の発表

2月から3月にかけて、OpenAI社が開発するチャットAI「ChatGPT」が大きな話題を集めています。ChatGPTは、“コンピューターに話しかけると、もっともらしい返事が返ってくる”というサービスです。

↑ChatGPTはAIがチャット形式で質問に答えてくれるWebサービスです

 

特筆すべきはその高機能さで、インターネット上のサイトからさまざまな分野の情報を学習しており、多少専門的な内容の質問をしても、すらすらと結果を返してきます。3月15日に発表された新バージョン「GPT-4」で駆動するChatGPTは、米国の司法試験の合格ラインに到達するとのこと。また、GPT-4は限定的な「マルチモーダルエンジン」となっており、テキストでの入出力だけでなく、画像で入力して文章で返答できるように改善されています。

 

ChatGPTはトライアルサービスとしてOpenAIのWebサイト上で、無料で試せるようになっており、月20ドルの有料プランに加入すると、GPT-4ベースのChatGPTも試用できます。

 

OpenAIの独占パートナーとして100億ドル以上を投資しているマイクロソフトは、2月から3月の半ばにかけて、同社製品の多くにAI機能を搭載する方針を示しています。チャットAIについては、検索エンジンの「Bing」やWebブラウザーの「Edge」に実装されていますが、今後はさらにOffice 365など多くの人が使うサービスに順次展開される予定です。

↑GPT-4をベースとした「新しいBing」は、スマホ向けのEdgeやSkypeへの搭載も発表されました

 

Office 365向けのAIチャット機能「Microsoft 365 Copilot」は、3月16日(米国時間)に発表。Copilot(副操縦士)という名前から想像できるように、オフィスワーク中の操作を手伝ってくれるチャットAI機能となっています。現在は限られたユーザーでテストされており、順次拡大する見込みです。

 

Microsoft 365 Copilotのイメージ動画

 

たとえば、Wordでは企画案やメールの文面なども、さまざまな文書を出力できるようになっています。発表時のプレゼンテーションでは「娘の卒業祝いのスピーチを作成して」と指示すると、それらしい体裁のスピーチ原稿が一瞬にして出力されるというデモンストレーションが披露されました。

 

また、文書の体裁を整えることもできます。たとえばOneDriveに保存されている写真をちりばめた、PowerPointのプレゼンテーション用スライドを自動で作成といったことも可能です。

↑ExcelにおけるMicrosoft 365 Copilot。チャット欄に問いかけるだけで、表から必要な情報を取得できます

 

 

ChatGPTが注目を集めて以来、日々新しい発表が続いている生成AIの世界ですが、競合となる言語モデルの開発では、グーグルが挙げられます。3月15日にはGmailやGoogle Workspace向けに、チャットAIを活用した文章案作成・編集機能を発表。このほか、Metaや中国の百度なども開発に名乗りを挙げています。競争はこれから本格化していくことでしょう。

 

【関連リンク】

ChatGPT

ChatGPTの概要(OpenAI)

新しいBing

3月15日:Google、Google Workspaceに生成AIを導入

3月16日:マイクロソフト、AIによる文章編集機能、Microsoft 365 Copilotを発表

3月22日:マイクロソフト、新しいBingのチャット機能をモバイル版のSkypeとEdgeに拡大

 

KDDI、「αU」でメタバースに本腰

KDDIは3月7日、新たなメタバースサービス「αU(アルファユー)」を発表しました。αUは、スマホで参加できる仮想空間サービスです。

 

αUには、オンラインゲームやSNSのように交流ができる場所や、3Dのライブ映像が楽しめるコンテンツが用意されており、すべてスマホで利用できるようになっています。各サービスは3月以降、順次提供されます。

↑KDDIが発表した、メタバース関連ブランドのαU

 

αUのメイン会場といえるのが、「渋谷」や「大阪」といった実在都市を再現した仮想空間です。最大20人までのユーザーが集まって、会話やチャットをできるようになっています。会話の遅延を抑えて、その場にいるように話せるとのこと。

↑大阪をモチーフとしたαUメタバースの仮想空間

 

エンタメ体験では、夏以降に順次コンテンツを提供します。3D空間内でライブを楽しめるコンテンツのほか、YouTubeの映像技術を取り入れており、スマホ上で動くコンテンツとしては滑らかな映像表現が特徴。「BE:FIRST」や「水曜日のカンパネラ」などの人気アーティストが手掛けるライブコンテンツが提供される予定です。

↑αUライブはYouTubeの映像配信技術を取り入れた、なめらかな3D表示が特徴

 

アイテム販売ではメタバース空間内の自室に飾れるアイテムや服装が販売されるほか、NFTアートも取り扱われます。デジタル絵画や3Dフィギュアを特典としたNFTで、αUメタバースの自室に飾れるうえに、不要になったらNFTマーケットで二次流通(転売)することも可能となっています。

 

実在の都市空間との連動要素として、オンラインショッピング体験も提供されます。これは、実際の都市空間に存在するお店の人とビデオ通話をつないで交流できるという体験で、メタバース空間でお店の雰囲気を味わいつつ、ビデオ通話で品物を確かめたり、より具体的な説明を聞いたりできるという内容です。ファッションブランドやauショップなど、全国各地の店舗とつなぐサービスを展開する予定としています。

↑αUのバーチャルショッピング体験。メタバース空間でお店の雰囲気を楽しみつつ、実店舗と動画をつないでショッピングできます。夏以降に提供開始予定

 

αUブランドでは、“メタバース”という言葉から連想される機能の多くをサービスとして取り入れていますが、一方で各サービス間の連携は薄く、その点がこれからの課題となりそうです。たとえば、メタバース空間でのアイテムに使われる“通貨”は、現時点ではアイテムを購入できるゲーム内通貨のような位置づけにとどまっており、ライブコンテンツを購入したり、実空間のアイテムを購入したりすることはできません。

 

また、仮想空間の完成度もまちまちで、既存のオンラインゲームなどと比べても操作性が良くないと感じる部分もありました。ソフトウェアとしての作り込みの弱さと、スマホの処理能力が不足という、両方の要素で開発の余地がありそうです。

 

KDDIはメタバースにおいて「オープンイノベーション」を掲げ、積極的に外部の企業と連携して開発を進めていく方針を示しています。メタバース間での連携も呼びかけており、たとえば1つのアバターで複数のメタバースにログインできるようにしたり、あるメタバースで購入したデジタルアイテムをほかのメタバースでも使えるようにしたりといった構想が含まれています。

 

メタバース関連では、NTTドコモが子会社のNTTコノキューを設立し、仮想空間プラットフォームの「NTT Door」を運営しています。KDDIではこうした携帯キャリア系のメタバースサービスも含めて、他社サービスとの連携を打診していく方針です。

 

【関連リンク】

αU(アルファユー)

KDDI、メタバース・Web3サービス「αU」始動

 

ソフトバンクは“2.5Dメタバース”に進出

KDDIの発表に合わせるかのように、ソフトバンクも3月7日にメタバースサービスを発表しました。ソフトバンクは、韓国NAVER系の「ZEP」と「ZEPETO」という2つのメタバース空間でサービスを提供。両メタバースに出店したい企業や自治体への支援も展開するとしています。

 

このうちZEPは、韓国で2022年に開発されたメタバースで、日本での展開がほぼ初の海外進出となるサービスです。メタバースとは言っても、2Dの箱庭ゲームのような見た目で、メタバース空間内で近くにいる人と音声チャットをしたり、ビデオ通話をつないだりする機能を備えています。

↑ソフトバンクがメタバース進出の足場にしたのは、韓国初のメタバースサービスであるZEP

 

ZEPの特徴は手軽さです。スマホのブラウザー上で動作するため、アプリをインストールする手間がありません。仮想空間を制作する側としても、3Dのメタバースよりも手間がかからずに空間を制作できます。たとえば、地域の観光スポットを紹介する空間を制作してポスターにQRコードを貼っておくといった活用法も期待できるでしょう。

 

できることは既存のアバター交流型SNSと変わりませんが、スマホでのメタバース体験に限界がある時点では、より賢いアプローチかもしれません。

 

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ソフトバンク、なにわ男子の世界観満載のメタバース空間「なにわ男子HOUSE」をオープン

 

ホリエモンの携帯回線「ホリエモバイル」が発表

エックスモバイル(X-mobile)は3月16日、起業家の堀江貴文氏がプロデュースする格安SIM「HORIE MOBILE(ホリエモバイル)」の提供を開始しました。NTTドコモ網のMVNOで月20GBのデータ容量と、5分かけ放題がついて料金は月額3030円と、大手キャリアのオンラインプランに近い水準です

↑堀江貴文氏がプロデュースするHORIE MOBILE

 

このプランだけの特徴として、堀江貴文氏が配信するコンテンツが無料で提供されます。メールマガジン「デイリーホリエニュース」や、音声配信サービスの「Voicy」や「ZATSUDAN」での視聴権などが付帯されるほか、堀江氏が展開するパン屋「小麦の奴隷」で毎月1個カレーパンがもらえるクーポン券も配布されます。さらに、堀江氏による限定イベントも実施する方針としています。すべてのコンテンツを利用するなら総額1万円程度かかるため、堀江氏に興味がある人にはうれしい特典といえそうです。

 

また、携帯電話会社のポイントプログラムのようなサービスも提供されます。月額利用者にイーサリアムベースの独自トークン(暗号資産)を付与する仕組みで、トークンは料金からの割引に充てられるほか、ほかの契約者に再販売することも可能としています。サービス開始当初から保有している人ほど有利な仕組みとするとしていることから、こちらも開始当初に契約するホリエモンファンほどうれしい特典といえるでしょう。

 

サービス内容だけ見ればホリエモンファン向けの携帯サービスという印象も受けますが、ホリエモバイルでは「LCCモバイル」と銘打って、幅広いユーザーにアピールしていく方針です。

↑エックスモバイルの木野将徳社長(左)と堀江貴文氏

 

一方で、ホリエモバイルでは、大手キャリアからの乗り換えるユーザーもターゲットとしています。日本でのMVNOの利用比率は携帯ユーザーのうち13.4%(2022年9月時点、総務省)となっていますが、堀江氏は「対象となる(潜在的なユーザー)はもっと多いと思う。ホリエモバイルで初めて、ドコモやauなどとは違う販売方法があるのを知った人もいるのではないか。そうした人にも広げていきたい」と語っています。

 

エックスモバイルはMVNOとしては珍しく、100店舗以上の取り扱い店舗網を有しています。特に地方や離島部では、地元の有力な商店にX-mobileを扱ってもらう形で店舗展開を拡大しています。実店舗でスムーズに契約できるようにすることで、大手キャリアのオンライン専用プランは難しいと考えている人にも訴求していくといいます。

 

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エックスモバイル、「HORIE MOBILE」をリリース

 

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動画配信サービス再編に検索AIの続々登場、2月注目のニュースまとめ

毎月起こったガジェット・サービス系ニュースの中から注目の情報をピックアップ。今回は国内の動画配信サービス終了や、マイクロソフト/Googleが続々とリリースした検索AIなどを取り上げます。

 

国内動画配信に異変、「GYAO!終了」と「U-NEXTのParavi統合」

LINEとヤフー(Yahoo! JAPAN)を運営するZホールディングス(以下ZHD)は、無料の動画配信サービス「GYAO!」を、3月31日をもって終了すると発表しました。同時にZHDは、TVerとの提携も発表しています。

 

ZHDは傘下のLINEとヤフーの合併も2023年度中に完了する見込みで、GYAO!の終了は合併にともなう事業再編の一環としてとらえることができます。

↑GYAO!のサービス終了のお知らせ

 

一方、2月17日には動画見放題サービスを運営するU-NEXTが、放送局系の動画配信サービスParaviの事業を統合すると発表しました。映画や海外ドラマに強いU-NEXTが、TBSやテレビ東京のオリジナル番組を豊富に揃えるParaviを統合することで、ラインナップの強化につながるとしています。U-NEXTはParaviのサービス統合により、有料の動画配信サービスとしては国内事業で最大になる見込みです。

↑U-NextのWebサイト

 

U-NEXTへのParaviのサービス移管は7月をメドに実施予定。サービス移管後は、U-NEXTの月額会員がParavi提供の動画コンテンツも見放題となります。また、ParaviのサービスはU-NEXTの運営の元、継続して提供されます。

 

ちなみに、GYAO!は元を辿ると2005年にUSENグループが立ち上げた「GyaO」をYahoo! JAPANが買収し、Yahoo!動画と統合したサービス。会員登録不要・無料を掲げ、テレビ局の公式コンテンツを多く配信し、国内の無料動画配信サービスとして確かな地位を築いてきました。

 

一方のU-NEXTは2007年に同じくUSENが立ち上げた有料の映像配信サービス「GyaO NEXT」が独立する形で発足。スマホでの動画配信が普及する流れに乗って成長を続け、2017年にはUSENを吸収合併するに至っています。

 

もともとは同じUSENから出発したGYAO!とU-NEXTですが、前者はサービス終了、後者は競合の取り込みと、明暗が分かれる結果となりました。

 

ZHDはLINE VOOMに注力

GYAO!を運営していたZHDは、今後どのように動画市場に挑んでいくのでしょうか。ZHDは決算説明会にて、LINEのショート動画サービス「LINE VOOM」の開発に注力する方針を示しました。

↑ZHDは、GYAO!の終了後、LINE VOOMを強化していく方針を示しています

 

GYAO!と関連事業の再編により、ZHDは年間30億円の運営コスト削減を実現。動画配信サイトの運営ノウハウを持つスタッフや、制作体制はLINE VOOMに集中投下して、サービスの成長を目指します。

 

ショート動画市場では、TikTokを筆頭に、YouTube ショート、InstagramのリールなどSNS大手がひしめいています。これらのライバルにどう挑んでいくのか。ZHDの慎ジュンホGCPOは「VOOMの強みはLINEのユーザー基盤の大きさ。10代~20代だけでなく、幅広い年齢層への利用者の拡大が見込める。また、身近なLINEアプリからアクセスできるため、これまで動画を制作したことがない人も参入しやすいという側面もある」と説明。「クリエイターの参入を促し、コンテンツを強化したい」と方針を示しています。

 

マイクロソフトとGoogleが新しい検索AIを相次ぎ発表

マイクロソフトは2月8日、検索エンジン「Bing」に対話型AIの技術を組み込んだ新バージョンを発表しました。新しいBingには、マイクロソフトが出資するOpenAI社の対話型AIプラットフォーム「ChatGPT」の技術が活用されています。

↑マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、チャット機能を搭載した「新しいBing」を発表しました

 

従来の検索エンジンは検索結果のWebサイトを一覧表示にして応答するのに対して、新しいBingでは検索結果の内容を要約して、流ちょうな話し言葉で応答します。

 

さらに、「90年代を舞台にしたディストピア小説を書いて」と小説のアイデアを出してもらったり、「人参と玉ねぎを使った煮込み料理のレシピを提案して」と話して調理法を聞いたりと、創作の補助に用いることも可能です。

 

マイクロソフトはBing検索以外にもOpenAI社の対話型AIの技術を導入していく方針を示しています。Webブラウザーの「Microsoft Edge」には、Webサイトの要点をチャットで質問して、その要点を教えてくれる要約機能や、ブログの記事などを簡単に作成する作成補助機能が追加されます。

↑新しいBingと会話している画面。Web 検索で情報を集めて要点をまとめて表示するという使い方ができます

 

新しいBingはベータ版が公開されており、Windows 11ではWebブラウザー「Microsoft Edge」で試すことができます。また、スマートフォン向けのアプリ「Bing」では、先行ベータテストを実施しており、Microsoft アカウントを登録した人向けに、順次サービスを提供しています。

 

一方で、検索エンジンの雄であるGoogleは2月6日、対話型AIに基づく検索システム「Google Bard」を発表しました。現在は限られたベータテスター向けに提供されていますが、近いうちにGoogle 検索に実装されるとしています。Google 公式ブログ「The Keyword」では、多数の情報ソースから得られる情報を要約して検索結果に表示する新機能が紹介されています。

↑Googleも新検索アルゴリズム「Google Bard」を発表しています。Webサイトの要点をまとめて短い文章で提示する機能を備えています

 

災害・通信障害時の備えに「デュアルSIM」サービス化の動き

2022年夏に発生したKDDIの大規模な通信障害をきっかけに、キャリア3社が連携して新サービスを提供する構想が立ち上がっています。auを運営するKDDIと、ソフトバンクの両社は、お互いの回線を副回線として提供する有料オプション「デュアルSIMサービス」の提供を発表しました(KDDIソフトバンク)。

↑1台のスマホで2つのSIMを使う「デュアルSIM」。KDDIとソフトバンクは、お互いの回線を災害時・通信障害時用のバックアップ回線として提供することを発表しました

 

3キャリアにデュアルSIMサービスを提案したというKDDIの髙橋誠社長によると、たとえば、auショップでソフトバンク回線を追加するといった「保険サービスのようなオプションサービス」の形態で提供されるといいます。月額料金は数百円程度で、サブ回線の通信を使う際には使った量に応じて利用料が発生する形としています。

 

KDDIとソフトバンクは3月下旬以降にデュアルSIMサービスを提供すると発表しています。NTTドコモは正式な発表をしていないものの、NTTの島田社長はKDDIとソフトバンクの両社と協議中であると明かし、「そんなに遅れることなく展開できると思っている」とコメントしています。

 

地球環境に配慮したスマホ「arrows N」発売

NTTドコモは、サステナビリティ(持続可能性)に配慮して作られたスマートフォン「arrows N F-51C」を2月10日に発売しました。製造は、日本のスマホメーカーFCNT(旧富士通モバイル)が担当します。

↑NTTドコモが2月10日に発売した、“エシカルなスマホ”ことarrows N F-51C

 

arrows N F-51Cは、スマホの外装やフレームで使われる素材のうち約67%に再生素材を採用。リサイクルされたペットボトルや、クルマのヘッドライトカバー、CDなどがスマホの筐体の過半数を占める部分に使われています。

↑電気電子部品を除いた部分の約67%にリサイクル素材が使用されています

 

スマホを使っている内にヘタってしまう電池については、バッテリーの負荷を抑えて充電する技術を導入し、4年後の電池劣化を抑えています。OSのアップデート対応もarrowsとしては初めて4年間に延長し、長く使えるエコなスマホへと仕上げています。

 

「長く使える」と言われると、4年後もしっかり動くのかが気になるところですが、SoCは2022年の多くのスタンダードモデルが搭載する「Snapdragon 695 5G」で、性能としてはやや控えめです。一方で、価格は9万9780円(税込、ドコモオンラインショップ)と、同クラスの性能を持つスマホの中ではかなり割高な設定となっています。

 

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自然にボケるエモい写真が撮れる! ライカ監修の「Leitz Phone 2」を旅先で使ってみた

11月18日にソフトバンクから発売された「Leitz Phone 2」(ライツフォン ツー)は、高級カメラメーカーのLeica(ライカカメラ社)が監修するAndroidスマートフォンです。このスマートフォンの目玉機能は、ライカの高級カメラのような写真が撮れる「Leitz Looks」。今回はその機能を堪能すべく、三重県の伊勢・鳥羽地域への旅を通して写真を撮影してみました。

 

もはやカメラな見た目、スマホとしても高性能

Leitz Phone 2の見た目はもはや、スマホというよりカメラの風格。大きなカメラユニットが、柔らかいホワイトのボディから浮かび上がるように配置されています。背面の白は発色が良く、冷たすぎず、かといって黄色寄りでもない絶妙な色合いになっています。

 

側面フレームはライカらしく、温かみのあるシルバーメタルを採用。左右の側面にはカメラで使われるローレット加工という凹凸がほどこされています。フレームの端は切り立った形状になっていて、表面から見ても個性的な見た目です。

↑Leitz Phone 2の画面サイズは6.6インチ

 

↑清潔感がありつつ、安っぽくない絶妙な白色。Leitzロゴが映えます

 

Leitz Phoneシリーズならではの要素としてカメラの「レンズキャップ」が付属します。このレンズキャップはマグネット式で、本体のカメラ部分にペタッと取り付けられます。レンズキャップを外すという“儀式”を経ると、写真を撮るという行為に集中できることでしょう。もちろん、レンズキャップ無しで持ち歩いても問題ありません。

 

また、ブラックのシリコンケースも付属します。こちらもLeitzロゴ入りとなっており、レンズキャップを装着してもなじむ色合いです。

↑レンズキャップとシリコンケースを付けると、見た目はカメラそのもの。製造はスマホメーカーのシャープが担当しており、2022年夏の最上位モデル「AQUOS R7」とほとんどの仕様が共通しています。ということで、性能も折り紙付きです

 

一眼カメラのボケを再現するLeitz Looks

Leitz Phone 2のメインカメラは、ライカの「SUMMICRON(ズミクロン)」ブランドを冠するレンズと、1インチの大型イメージセンサーを搭載。旅先の風景や人を撮るときに、柔らかく自然なボケを表現できます。

 

そして、Leitz Phone 2ならではの撮影モードがLeitz Looksです。このモードでは、ライカのクラシックカメラを代表するレンズの“写り”がスマホ上で再現されています。さらに3つのフィルターをかけて、印象的な写真に仕上げられます。

↑カメラはSUMMICRONブランド

 

↑ライカのカメラレンズの写りを再現する撮影モードLeitz Looks

 

旅先で寄った鳥羽水族館では、Leitz Looksでさまざまな被写体を撮ってみました。

 

Leitz Looksが威力を発揮するのは、ポートレートや街中のスナップ写真のようなシーンです。狙った被写体に柔らかいボケが入ると、実に印象的な温かい雰囲気の写真に仕上がります。水族館では、水槽に浮かぶペンギンや、漂う淡水魚が良い被写体となりました。

 

【鳥羽水族館でのフォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

水族館での撮影を通して、Leitz Looksの苦手なシーンも見えてきました。まず、構図が3つしか選べない(35mm判換算で28mm、35mm、50mm相当)ため、遠くの被写体を大きく写したりはできません。また、シャッターボタンを押してから、撮影して写真が表示されるまで数秒待たされることもあるため、カワウソのような常に動き回る被写体は撮り逃してしまうことがしばしばあります。

 

適当にパシャパシャ撮っているだけでは狙った被写体にボケが入らず、失敗写真になることも。Leitz Looksは、スマホのカメラのような感覚で使うよりも「スナップ写真を撮る」と意識して、ここぞという場所で使う方が成功率は高いでしょう。

 

【伊勢・鳥羽地域でのフォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

センサー改善でオートモードも使い勝手アップ

もちろん、Leitz Phone 2もスマホなので、カメラ任せできれいな写真が撮れるオート撮影モードを搭載しています。改良型の1インチセンサーを搭載しているため、2020年発売の初代機と比べると、動きのある被写体や暗いシーンでも撮影しやすくなっています。

 

オートモードでは、AIがシーンを判断して映える写真に仕上げてくれる機能や、見栄えの良い構図に自動で調整してくれる機能なども搭載しています。ズームの操作がしやすくなるなど、細かな使い勝手が改良されているのも見逃せません。

 

オートモードの写りは、兄弟機の「AQUOS R7」と同等です。ただし、Leitz Phone 2ならではの機能として、「ブライトフレーム」を搭載しています。これは、プレビュー画面で、実際に撮影される範囲よりも広い領域を表示するというもの。撮影するときに構図を意識するため、より見栄えの良い写真を撮影しやすくなります。

↑オートモードでは構図決めに便利な「ブライトフレーム」機能を利用できます

 

↑動きの速い被写体はオートモードで撮ると失敗しません

 

「ゴールデン・アワー」に撮る

Leitz Phone 2では、ホームアプリにも若干のライカ要素が盛り込まれています。その1つが、新たに追加されたウィジェット「ゴールデン・アワー」。日の出前と日の入り後の“最高の時間帯”を表示してくれるだけのシンプルなウィジェットです。

 

なぜ日の出前と日の入り後がゴールデン・アワーなのか。その時間に写真を撮って見るとよくわかります。実際に鳥羽の海で撮ってみたところ、沈みゆく夕日が空全体に広がり、反物のような淡いグラデーションを織りなしていました。

↑写真撮影に適した時間を教えてくれるゴールデン・アワー

 

ゴールデン・アワーは、「撮影に適した時間を表示する」以外の機能はなく、タップしても何も表示されません。さらには、Leitz Phone 2には天気アプリがプリインストールされていないため、本当にきれいな夕日が撮れるのかは、そのときの天候にも左右されます。それでも、エモい写真を撮りたい人にとっては貴重な機能になりそうです。

↑この記事の最後は、まさにゴールデンアワーに撮影した写真。空から海へ夕焼けが染みてゆく、なんとも情緒のある景観でした

 

撮影協力:鳥羽水族館

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

ライカスマホ第2弾「Leitz phone 2」登場。前モデルからカメラ性能が進化、専用撮影モードも!

ライカカメラジャパンは第2弾となる独自スマートフォン「Leitz phone 2(ライツフォン・ツー)」を、日本市場にて発表しました。

↑ライカカメラジャパンより

 

昨年6月に同じくライカから発表された「Leitz Phone 1」では、スマートフォンでは珍しい大型の1インチセンサーを搭載。また、ライカレンズやカメラならではの写りを再現する撮影モードも採用されました。

 

Leitz phone 2では、前モデルの2020万画素から4720万画素に画素数が向上した1インチセンサーを搭載。これに、F1.9の明るいレンズを組み合わせています。

 

専用の撮影モード「Leitz Looks」では、「Summilux(ズミルックス)28」、「Summilux(ズミルックス)35」、「Noctilux(ノクティルックス)50」を採用。また、「Monochrome(モノクローム)」「Cinema Classic(シネマクラシック)」「Cinema Contemporary(シネマコンテンポラリー)」の3種類のフィルターも利用できます。さらにLeitz phone 2の専用機能として、「Golden Hour Widget(ゴールデンアワーウィジェット)」を搭載。日の出後と日没前に美しい写真を撮るのに最適な時間を表示します。

 

画面は6.6インチ/最大240Hz駆動の有機ELディスプレイで、プロセッサーにはSnapdragon 8 Gen 1を採用。本体カラーは「ライカM8 ホワイト」をモチーフとした「ライカ ホワイト」が採用されています。

 

Leitz phone 2はソフトバンクから、11月18日より発売されます。価格は22万5360円(税込み)とお高めですが、ライカらしい撮影ができるカメラがポケットサイズになったと考えれば、逆にお得なのかもしれません。

 

Source: ライカカメラジャパン

これはかわいい! アクセサリー感覚で身につけたくなる、ハート型ワイヤレスイヤホン「HeartBuds」

ソフトバンクは、SB C&Sとの共同企画として「SoftBank SELECTION(ソフトバンクセレクション)」ブランドから、アクセサリーのようなハート型の完全ワイヤレスイヤホン「HeartBuds(ハートバッズ)」を発売します。

 

同製品は、「可愛いワタシでいたい」をキーメッセージに、アクセサリー感覚で身につけられるハート型のワイヤレスイヤホン。誰が見ても可愛いと思うようなフォルムやカラーリングにこだわり、耳元につけるだけ、持っているだけで心が弾むようなハート型のデザインに仕上げています。

 

イヤーピースはL、M、S、XS、XXSの、5サイズのオリジナルイヤーピースを同梱し、フィット感も追求。

 

周囲の音を取り込む外音取り込み機能を搭載。ON/OFFの切り替えが可能で、イヤホンを着けたままでも自然な会話ができます。

 

イヤホンはIPX4の防水性能。わずか10分間の充電で、約1.5時間再生可能な「Fast Charge(急速充電)」を搭載しています。

 

税込価格は1万3536円。カラーバリエーションは、RedとPinkの2種類。生活雑貨専門店ロフト、ロフトネットストア、フェリシモ「OSYAIRO(おしゃいろ)」のオンラインショップでは、6月初旬以降の発売。ソフトバンクショップでは、6月中旬以降の発売となります。

小学生から社会人まで幅広く使える、セルラーモデルのChromebook! レノボ「Lenovo 300e Chromebook Gen3」ソフトバンクから発売

レノボ・ジャパンは、タブレットのように使用でき、LTEネットワークを通していつでもインターネットに接続できる、Chrome OS搭載のACPC(Always Connected PC)「Lenovo 300e Chromebook Gen3(レノボ サンビャクイー クロームブック ジェンスリー)」を、ソフトバンク社の「ソフトバンク」から4月22日に発売。4月15日から予約を受け付けています。価格は5万7600円。

 

同製品は、スワイプやタップ、スクロールなどに対応した11.6型のディスプレーを搭載し、キーボードだけでなく、ディスプレーを指でタッチすることで操作することができます。PCとしての使用のほか、動画視聴時などには画面を360度回転させて、タブレットのように使用することも可能。ディスプレイにはコーニング社の「ゴリラガラス」を採用しています。

 

「Google アカウント」にログインすると、現在使用中の「Google ドライブ」のファイルや「Chrome」の設定など、簡単にアクセスできます。Chrome OSは自動的にセキュリティ機能の更新を行い、常に最新の状態で利用できます。ソフトウェアもバックグラウンドで自動的に更新されます。PCは数秒で起動でき、すぐに操作が可能です。

 

LTEに対応しており、Wi-Fi環境がなくてもネットワークに接続することが可能。Google Playストアから様々なアプリケーションをインストールしたり、Chromeウェブストアから拡張機能を追加したりすることができます。

5G対応「シンプルスマホ」発売! シリーズ初の指紋認証搭載……シャープ「シンプルスマホ6」ソフトバンクから

シャープは、5G対応のスマートフォン「シンプルスマホ6」を発表。ソフトバンクの「ソフトバンク」ブランドから4月8日に発売予定で、3月31日から予約受け付けを開始します。

 

同製品は、5.7インチの液晶ディスプレイを採用。大きな文字やアイコンとシンプルなホーム画面で、見やすく直感的な操作が可能です。本体下部には、不在着信や未読メールを光って知らせる「電話」や「メール」の専用ボタンを配置。ボタンのサイズを従来機比1.3倍に大きくすることで、より押しやすく、使いやすくなりました。「インターネットにつながらない」「着信音が鳴らない」など、困ったときは「押すだけサポート」機能を使えば、簡単に初期設定に戻せるほか、サポート窓口に電話をかけることができます。

 

「シンプルスマホ」シリーズ初の指紋認証を搭載。マスクをしたままでもすばやくセキュリティの解除が可能で、ホーム画面で指紋センサーを長押しすれば、「PayPay」などの決済アプリが即座に立ち上がります。

 

アルコール除菌シートで手入れができ、ハンドソープでの洗浄も可能で、端末を清潔に保つことができます。バッテリー容量4000mAhで1週間を超える電池持ちや、ポケットやバッグから落としても壊れにくい耐衝撃性能などを備えています。

 

カラーバリエーションは、シャンパンゴールド、インディゴブルー、ルビーレッドの3色です。

ついにLINEMOで開始! 少し古いiPhoneでも故障や破損時に保証を受けられる「持込端末保証 with AppleCare Services」

ソフトバンクは、アップルの協力のもと、「LINEMO」を新規契約して対象のiPhoneを使用するユーザー向けに、アップル公式の修理サービスとテクニカルサポートが受けられる「持込端末保証 with AppleCare Services」の提供を開始しました。

 

同サービスは、もしものときに安心できるサポートをセットで提供するアフターサービス。対象のiPhoneであれば、購入日にかかわらず申し込みが可能です。故障や破損時には、アップル純正部品を使用した、アップル認定の修理・交換サービスを利用できます。紛失した機種のおおよその位置を確認できる「紛失ケータイ捜索サービス」や、電源が入らないなどのトラブル時にデータを復元する「データ復旧支援サービス」も利用可能。サービスの詳細は、LINEMO公式サイトの当該ページをご覧ください。

 

対象機種と月額料金は、以下の通りです。

ワイモバイル、ネットトラブルの解決に役立つサービスをまとめた「セキュリティパックプラス」を提供開始! ソフトバンクも今春以降提供予定

ソフトバンクは、安心・安全に加え、ネットトラブルの解決に役立つサービスをまとめた「セキュリティパックプラス」の提供を、「ワイモバイル」にて開始しましました。月額使用料は税込660円。4月24日までに、同サービスに初めて加入した場合、月額使用料が3か月無料で利用できます。

 

同サービスは、「ソフトバンク」で提供中の安心・安全なサービスをまとめた「セキュリティパック」の各種サービスが利用可能で、迷惑電話や迷惑メール、ワンクリック詐欺などの危険なサイト、ウイルスや公衆Wi-Fi経由の情報漏えいといった、様々な危険から、利用中のスマートフォンやタブレットなどを守ります。今春以降に、従来のセキュリティパックにはなかったサービスとして、ネットトラブルの対処に役立つオリジナルコンテンツが利用できる「ネットトラブル相談室」と、セキュリティ被害の対応費用を補償する「ネットトラブル補償」も追加予定です。

 

サービスの内容は、以下の通りです。

 

現在ワイモバイルでは「iPhone セキュリティパックプラス」「スマートフォンセキュリティパックプラス」を提供中。ソフトバンクでも今春以降に、「iPhoneセキュリティパックプラス」「スマートフォンセキュリティパックプラス」「iPadセキュリティパックプラス」「タブレットセキュリティパックプラス」「4Gケータイセキュリティパックプラス」を提供を開始する予定です。

 

現在ソフトバンクで提供中の各種セキュリティパックは、ソフトバンクのセキュリティパックプラスの提供開始前日をもって申し込み受け付けを終了します。現在各種「セキュリティパック」に加入している場合は、継続して利用可能です。

ソフバンの人気スマホが1万80円おトクに購入できる! 5GBが1年間月額990円キャンペーンも

ソフトバンクは、5~30歳の利用者を対象に、人気のスマホが1万80円割引になるキャンペーン「U30スマホおトク割」を、11月17日から提供開始します。また、スマホデビューする利用者を対象に、「スマホデビュープラン」の月間のデータ容量上限を、加入翌月から1年間、3GBから5GBに増量するキャンペーン「データ増量特典(スマホデビュー)」を同日から開始します。

 

 

同社は「スマホデビュープロジェクト」として、料金プラン・機種代金・各種サービスのなど提供だけでなく、親子で一緒に楽しくスマホデビューの準備ができるコンテンツも提供予定とのこと。

 

スマートフォン全機種の販売価格から1万80円割り引くU30スマホおトク割は、受付期間中に本キャンペーンに申し込み、48回分割払いで対象機種を購入すること、申し込み時点で使用者の年齢が5~30歳であることが適用条件。キャンペーン終了日は未定です。

 

データ増量特典(スマホデビュー)は、キャンペーン受付期間に、新たにスマホデビュープラン、または「ケータイ3GBプラン」に加入した利用者の、1か月あたりのデータ容量上限を、加入翌月から1年間2GB増量します。キャンペーンの終了日は未定となっています。

 

なお、「ソフトバンク」ではキャンペーン開始日の11月17日から、音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」の6か月間無料提供も開始となります。

1年間、毎月15GBが月額990円に! ワイモバイル「ワイモバ親子割」11月17日から

ソフトバンクとウィルコム沖縄は、期間中に「ワイモバイル」を契約した5~18歳の利用者と、その利用者と同一の家族割引グループの方を対象に、「シンプル M/L」の月額基本使用料を1年間1100円引きする「ワイモバ親子割」を、11月17日から提供します。

 

「家族割引サービス(2回線目以降)」か「おうち割 光セット(A)」の適用がある場合、申し込みの翌月から1年間、「シンプル M」は毎月15GBのデータ容量を月額990円で、「シンプル L」は毎月25GBのデータ容量を月額1870円でそれぞれ利用可能です。なお、同日から音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」の6か月間無料提供も開始します。

 

ワイモバ親子割の受付期間は2022年5月31日まで。詳しい適用条件などは、ワイモバイル公式サイトの当該ページをご覧ください。

 

また、ワイモバイルは、親子でスマホに関する正しい知識を学ぶことができる「全国統一スマホデビュー検定」を現在提供していますが、直近の社会問題を踏まえ、設問内容が12月上旬にアップデートされる予定です。

 

同検定は、子どものスマホデビューにあたって、親子で一緒にスマホに関する正しい知識を学べるクイズ形式のコンテンツで、ワイモバイル利用者でなくても受けることができます。検定には保護者用と子ども用があり、それぞれ合計14問出題されます。千葉大学教育学部の藤川大祐教授の監修のもと、「SNS上での誹謗中傷」「フェイクニュース」「違法ダウンロード」など、直近の社会問題を踏まえた設問となっています。

ソフトバンク、「LINE MUSIC」が6か月間無料! おトクなPayPay特典も

ソフトバンクは、LINE MUSIC社と共同で、「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO(ラインモ)」の利用者に、音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC(ラインミュージック)」6か月間の無料提供を、11月17日から開始します。

 

同社指定サイトから「LINE MUSIC」の「プレミアムプラン(学生)」または「プレミアムプラン(一般)」の月額プランに加入すること、月額料金の支払いを「ソフトバンクまとめて支払い」または「ワイモバイルまとめて支払い」に設定することを適用条件としています。

 

また、同時に、ソフトバンクのスマホ利用者向けに提供している、「PayPay」がたくさんもらえる「ソフトバンクプレミアム」の特典内容を変更し、新しく「LINE サービス特典」として提供を開始。「LINE サービス特典」の適用で「LINE MUSIC」の6か月無料の期間が終了した7か月目以降は、月額料金(税抜)の20%相当のPayPayボーナスが付与されます。

 

「LINE MUSIC」の「プレミアムプラン(学生)」または「プレミアムプラン(一般)」の月額プランに加入すること、月額料金の支払いを、「ソフトバンクまとめて支払い」に設定すること、スマートログインが設定されたYahoo! JAPAN IDとPayPayアカウントの連携をしていることが、適用条件となっています。

 

なお、これに合わせて、「LINE MUSIC」は「ソフトバンクプレミアム」の「エンタメ特典」の対象から外れ、11月17日からは「LINE サービス特典」としての提供となることも発表されています。

 

サービスの詳細などは、同社の当該ページ(ソフトバンクプレミアム特典一部変更のご案内)をご覧ください。

「YouTube Premium」が6か月無料! 7か月目以降もおトクに利用できる特典、ソフトバンク「メリハリ無制限」で2022年以降

ソフトバンクは、料金プラン「メリハリ無制限」加入者に、「YouTube Premium」を6か月間無料、7か月目以降は日本国内価格の25%オフの料金(月額880円※2021年9月時点)で利用できる特典を、2022年以降に提供すると発表しました。既に同プランに加入済でも、同特典に申し込むことができます。

 

同プラン加入のほか、My SoftBank内の専用ページから「YouTube Premium」の申し込みが完了しており、Googleアカウントを持っていること、または新規作成することが適用条件となっています。詳細は、同社の「メリハリ無制限」ページなどをご覧ください。

 

「YouTube Premium」は、YouTube、YouTube Music、YouTube Kidsを広告なしで、オフライン環境やバックグラウンド再生で利用できるサービス。人気のオリジナル作品や映画を楽しめるYouTube Originalsも視聴できます。

SoftBank Air、5G対応! 新料金プランと新機種「Air ターミナル 5」発表

ソフトバンクは、宅内機器を設置するだけで、Wi-Fiによる高速インターネットを利用できるSoftBank Air(ソフトバンクエアー)新プランの、4Gと5Gの両方に対応した「Air 4G/5G 共通プラン」を、9月15日に開始します。

 

同プランは月額5368円(税込)で利用可能で、これまで同様、データ容量の制限と総量規制はなく、月額基本料金はそのままで契約期間も契約解除料もありません。同プランを利用すると、現在利用中の固定電話の電話番号と電話機をそのまま使えて、電話料金がお得なサービス「おうちのでんわ」の基本料金が、新キャンペーン「Air 4G/5G 共通プラン限定!SoftBank Airとおうちのでんわでずーっと割引」と「でんわまとめて割」の適用により、12月から実質無料になります。

 

「Air 4G/5G 共通プラン限定!SoftBank Airとおうちのでんわでずーっと割引」は、SoftBank Airの「Air 4G/5G 共通プラン」を利用し、SoftBank Airと「おうちのでんわ」との組み合わせで「でんわまとめて割」が適用された場合に、適用条件を満たす限り、「Air 4G/5G 共通プラン」の月額基本料金から、550円を永年割引します。

 

詳しい適用条件については、同社の「Air 4G/5G 共通プラン限定!SoftBank Airとおうちのでんわでずーっと割引」ページなどをご覧ください。

 

また、10月からは、SoftBank Airの新機種に、5G対応「Air ターミナル 5」の提供を開始。9月15日から予約を受け付けます。

 

同製品は、5G対応により下り最大通信速度が従来機種より大幅に高速化し、2.1Gbpsを実現。Wi-Fi規格がIEEE802.11ax(4×4 MIMO)に対応したことにより、Wi-Fi接続による下り最大通信速度2.1Gbpsの高速インターネットを利用できます。

↑機種別下り最大通信速度

 

独自技術であるアンテナセレクションで、内蔵されているアンテナ8本から電波強度が強い4本を自動的に選択して通信を行い、これまで以上に安定した通信でご利用いただけます。

↑アンテナセレクションのイメージ

 

価格は7万1280円ですが、月月割適用時、36か月間利用すると実質0円となります。サイズは約W103×H225×D103mm、重さは約1086gです。

ソフトバンク、5年間は月990円で利用できるPC向けの新料金プラン「データ通信専用3GBプラン」

↑ソフトバンクのWebサイトから

 

ソフトバンクは、「ソフトバング」ブランドにおける新料金サービス「データ通信専用3GBプラン」を、8月18日から提供開始します。基本利用料は月額1408円です。

 

データ通信専用3GBプランは、毎月3GBのデータ容量を利用できるプランで、「基本プラン(データ)」と「データプラン3GB(データ通信)」をまとめたもの。4Gと5Gに対応していますが、スマホではなく、4Gや5Gなどのモバイルネットワークを通じていつでもインターネットに接続できるPCやタブレット、モバイルWi-Fiルーター向けのプランとしています。

 

なお、データ通信はSMSや海外での利用は対象外となるほか、利用したデータ量が3GBを超えると、請求月末まで送受信の通信速度が最大128kbpsに制限されます。ただし、追加でデータ量を購入すれば、速度制限されずにデータ通信できるとのこと。

 

また、データ通信専用3GBプランの提供に合わせて、「3ヵ月基本料無料特典(データ通信)」と「5年おトク割(データ通信)」の提供も開始。これらの特典を適用すると、データ通信専用3GBプランの基本料が翌月から3カ月間は無料になるうえ、その後の57カ月間は毎月990円(税込)になり、お得に利用できるとしています。

月990円で3GBのデータ容量とLINE使い放題が付く、ソフトバンクが「LINEMO」の「ミニプラン」開始

↑ソフトバンクのWebサイトから

 

ソフトバンクは、オンライン専用の料金プラン「LINEMO」の新プランとして、「ミニプラン」の提供を7月15日から開始しました。

 

ミニプランは、毎月のデータ容量3GBに加えて、LINEのトークやLINE通話が使い放題になる「LINEギガフリー」が付いて、月額990円(税込)で利用できるプランです。ソフトバンクとしては、データ通信の少ないユーザー向けのサービスと位置付けています。

 

また、LINEMOには、5分以内の国内通話が無料になる通話オプション「通話準定額」が1年間無料で利用できる「通話オプション割引キャンペーン」が付いていますが、ミニプランにも適用可能。さらに、通話時間・回数ともに無制限で、国内通話がかけ放題になる通話オプション「通話定額」が、通常月額1650円(税込)のところ、1年間は月1100円(税込)で利用できます。

 

なお、月間で3GB以上のデータ容量を利用した際の通信速度は最大300kbpsになります。データ量の追加購入は1GBあたり550円(税込)です。

 

月1000円を切るあたり絶妙な料金設定です。また、このプランの提供にほかのキャリアが追随するかどうかに注目が集まるでしょう。

ソフトバンクから5G対応で大容量バッテリー搭載のモバイルWi-Fi「Pocket WiFi 5G A101ZT」登場

 

ソフトバンクは7月8日、5G対応のモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 5G A101ZT」を発表。7月16日に発売します。

 

Pocket WiFi 5G A101ZTは5Gに対応し、大容量のコンテンツなどもストレスなく楽しめるとうたうルーターです。最大通信速度は下り2.4Gbps/上り110Mbps。5Gの周波数帯はsub6に対応しています。

 

また、ソフトバンクのPocket WiFiとしては最大の5300mAhバッテリーを搭載。これに加えて、急速充電に対応しているため、バッテリー残量が少なくなっても、素早い充電が可能です。

 

Wi-Fiは最新のWi-Fi 6に対応するほか、5GHz帯と2.4GHz帯を利用可能。さらに、同時に接続できるのは30台までとなっており、スマホやゲーム機、PCなどのさまざまな機器を接続できます。このほか、オプションのクレードルを利用すれば有線LAN接続が可能になります。

 

本体サイズは約幅141×高さ69×厚さ15.9mmで、重量は約240g。連続通信時間は5Gで約5時間、LTE通信で約7.5時間となっています。

 

あのライカが初のスマホを作った! 1インチセンサー搭載カメラの「LEITZ PHONE 1」発表

ソフトバンクは6月17日、新機種に関する発表会をオンラインで開催しました。発表されたのは、ライカの「LEITZ PHONE 1」。これまで、ライカ監修のカメラを搭載するスマホはありましたが、外観からUI・UXまでトータルでライカがデザインしたスマホは本機種が初となります。

↑「LEITZ PHONE 1」

 

販売は日本国内のみ、ソフトバンク独占となっています。価格は18万7920円(ソフトバンク直営店での価格)。6月18日より予約開始、7月以降の発売を予定しています。

 

カメラはスマホ最大のセンサーサイズ

ライカ初のスマホであるLEITZ PHONE 1のはじまりは、2019年7月にさかのぼります。ソフトバンクとライカで話し合うなかで、日々の風景をスマホで撮ってシェアする行為が当たり前になったいま「カメラから進化したい、挑戦したい」という思いがライカにはあったそう。ここに開発パートナーとしてシャープが加わり、開発が進められました。

 

そうして生まれたLEITZ PHONE 1は、カメラが最大の特徴です。スマホでは最大級となる1インチセンサーを搭載。そこにライカの光学技術とイメージエンジニアリングが合わさり、スマホカメラの域を超えたクオリティを備えるといいます。

↑スマートフォンとしては異例の1インチセンサーを搭載

 

↑他機種より約55%大きいセンサーにより、さらに明るく、精細に撮れる

 

カメラには「ライツルクス」モードを搭載します。このモードに切り替えるだけで、“ライカらしい写真”が手軽に撮れるとのこと。

↑拡大しても細部のクオリティが保持されている

 

さらに、マグネット式のレンズキャップが付属します。表面には「Leica」の刻印があり、ライカファンはグッときてしまうはず。まさにライカのスマホを体現している部分です。もちろん、実用的な面から見ても、机などに置いたときレンズ部分に傷やよごれがつかないメリットがあります。

↑ライカのカメラといえばこのレンズキャップだ

 

↑専用の本体ケースも付属する

 

本体外観もライカらしさが詰まっています。発表会に登壇したライカカメラジャパンの福家 代表取締役社長は「シンプルかつ控えめでありながら、存在感のあるデザインがライカカメラの伝統」と述べていましたが、ライカカメラに触れたことがある人ならLEITZ PHONE 1の外観を見てピンとくるでしょう。実際にカメラとスマホを見ると、やはりデザイン的な近さを感じますよね。

↑エッジ部分やカラーリングなど、全体にライカらしさをまとう

 

↑筆者が父に借りたライカのカメラ。キャップもおなじみなのだ

 

カメラ以外のスペックもハイエンド仕様になっています。通信は5G(Sub 6)に対応。CPUは現時点で最高クラスであるクアルコム社のSnapdragon 888を搭載。メモリは12GB、ストレージは256GB。SDカードを使用して最大1TBまで利用できるので、写真をたくさん保存できます。

 

バッテリー容量は5000mAh。さらにIP68相当の防水・防塵性能を持ちます。電池切れや雨を気にせず、タフに使えるのも魅力です。

↑カメラを使い倒せるだけの性能をしっかり備えている

 

ディスプレイは6.6インチのIGZO OLED。最大240Hzのリフレッシュレートが特徴。撮影した写真はもちろん、映画やドラマも存分に楽しめるでしょう。

↑画像を見るとインカメラは画面上の中央に配置されている

 

スマホでありながらライカカメラの実力

発表会では、写真家の安珠さんが実際にLEITZ PHONE 1で撮影した写真が展示されました。安珠さんは、「スマホカメラとしての気軽さ&携帯性」と「ライカカメラの描写力と迫力」の両方を感じられたと語っていました。

↑「白飛びせず、グラデーションも鮮やかに撮れた」と安珠さん

 

↑「淡い色合いをしっかり識別。再現性が高い」

 

福家代表取締役社長も、「およそ100年前に映画用カメラの試作からはじまり、2021年にLEITZ PHONE 1が生まれた。新たな歴史であり、日々の撮影機材として提供できることがうれしい」と話していました。

 

ライカ初のスマホとなるLEITZ PHONE 1。レンズキャップや本体デザインは、ライカファンの心をくすぐること間違いなしです。またファンでなくとも、「モノ」としての魅力をじゅうぶんに感じられる1台であると思います。スマホ機能付きカメラと言えるかもしれませんね。

 

現在、全国のライカストアとソフトバンクショップで、LEITZ PHONE 1を体験できるよう準備しているとのこと。気になる人はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

↑ソフトバンク独占販売となっています

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」の月額無料プランがソフトバンクから

ソフトバンクは6月3日、NVIDIAのクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW Powered by SoftBank」を、月額料金無料で利用できる「フリープラン」の提供を発表。6月10日から提供を開始します。

 

これに合わせて、月額1980円で提供しているプレミアムプランの無料期間は終了となります。

 

GeForce NOW Powered by SoftBankは、NVIDIAのクラウドゲーミングサービスの日本版で、通信キャリアを問わずに楽しむことができます。ゲームプレイ時に、高い負荷がかかるデータ処理をサーバー側で処理してからストリーミング配信するため、高負荷な処理が難しいPCやタブレット、スマホでもゲームプレイが可能です。

 

対応タイトルは800以上で、そのうち80以上のタイトルが無料なのも特徴です。

 

フリープランは、月額無料で利用可能ですが、混雑時には通常接続となるうえ、連続プレイ可能時間が1時間となっているプランです。

 

いっぽうのプレミアムプランは月額1980円と有料ながら、混雑時には優先接続されるほか、連続プレイ可能時間は6時間となっています。さらに、NVIDIAによるリアルタイムレイトレーシングにも対応しています。

 

なお、今後プレミアムプランはソフトバンクプレミアム「エンタメ特典」の対象に追加されます。これは、適用条件を満たせば、プレミアムプランの月額料金の20%(360円相当)がPayPayボーナスで毎月もらえるというもの。

 

適用するには、「メリハリ無制限」「ミニフィットプラン+」「スマホデビュープラン」のいずれかに加入していること、専用サイトからソフトバンクプレミアムのエンタメ特典にエントリーしていること、GeForce NOW Powered by SoftBankのプレミアムプランに加入して月額料金の支払いを「ソフトバンクまとめて支払い」に設定することが条件です。

バルミューダがまさかのスマホ参入! ソフトバンクから京セラ製5Gスマホ

バルミューダは5月13日、携帯端末事業の参入を発表しました。端末の発売時期は11月以降を予定しており、価格は未定です。

 

同社はこれまで家電事業で培った経験と実績をもとに、5Gスマートフォンの開発・販売に参入。自社工場を保有しないファブレスメーカーのため、京セラが製造パートナーとなります。キャリアはソフトバンクの独占となりますが、同時にSIMフリーモデルの販売も計画しているそうです。

 

バルミューダといえば、代表作の「BALMUDA The Toaster」をはじめ、「BALMUDA The Pure」「BALMUDA The Speaker」など、「音」にこだわる家電メーカーとしても知られています。高音質なプレイヤー機能を持たせたり、スマホに何らかの音のギミックを仕込んだりと、様々な期待ができそう。続報が楽しみなところです。

スマホでもついにパカパカ! 折り畳める5Gスマホ「razr 5G」の魅力は?

モトローラ・ジャパンは3月4日、新製品発表を行い、ソフトバンクから販売する5G対応スマートフォン「razr 5G」(モトローラ)を発表しました。海外では2020年9月から発売されていたスマートフォンですが、日本市場にもついに導入されます。直販価格で17万9801円(税込)で、3月下旬発売予定。

↑今回発表された「razr 5G」は17万9801円(税込)で3月下旬発売予定

【rezr 5Gの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

畳んだ状態でも使えるクイックビューディスプレイを搭載

razr 5Gの最大の特徴は6.2インチの大画面を折り畳めることにあります。スマホは年々、大型化してきましたが、razr 5Gはガラケーのように縦に折り畳むことができるため、手のひらサイズとなり、コンパクトさと大画面を両立。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶことが可能です。

↑折り畳んだ状態では手のひらに収まるサイズになります

ディスプレイは内側に折り畳めるようになっていて、ヒンジ部に丸まるように収納され、折り畳んでもほとんど隙間ができません。精巧なヒンジ構造を取り入れたため、開いた際も折り目がなく、見た目にも美しい仕上がりになっています。ヒンジの耐久性も折り紙付きで、20万回開閉するテストを行なっており、1日に100回開閉したとしても5年間は壊れることなく使用できるとの結果が得られました。

↑画面の中央部で折れ曲がるが、画面に折り目はありません

 

↑ヒンジ部は極めて頑丈に作られています

 

また、本体の背面にも2.7インチのクイックビューディスプレイを搭載。折り畳んだ状態でも通知の確認や電話の発信、セルフィー撮影、メッセージの返信、音楽の再生、マップの検索などが実行できる設計となりました。

↑背面にもクイックビューディスプレイが設置され、画面を開かなくても地図検索やメッセージ送信が可能となっています

 

本体を持って手首を2回ひねってカメラを起動したり、3本指で画面にタッチすることでスクリーンショットを撮れるアプリ「motoアクション」もプリインストールされています。急にシャッターチャンスが訪れたときや、訪れる地図をスクリーンショットしたいときなどはとても便利でしょう。

 

暗所でも手振れを防ぎ、鮮明な写真が撮影できる高性能カメラを搭載

メインカメラには光学式手ブレ補正(OIS)を採用。カメラのブレで生じた画像や動画のピンぼけは自動で補正します。薄暗い場所での撮影でシャッタースピードが遅かったとしても、写真のブレは生じることがなく、細部まではっきりと写る鮮明な写真を撮影することが可能です。

↑メインカメラは4800万画素で、鮮明な写真を撮影することが可能です

 

また同じくメインカメラにはクアッドピクセルテクノロジーを搭載していますが、これは4つの画像を結合させて1つの明るい画像にすることができる技術で、夜景の撮影などでは特に威力を発揮します。

 

撮影するシチュエーションに合わせ、被写体の背景にぼかしが入る「ポートレートモード」、暗い場所でも明るい写真の撮影ができる「ナイトビジョン」などのカメラモードも選択することができます。

 

この最高性能を誇るセルフィーカメラを折り畳んだ状態で使うことができるため、暗い場所でシャッターチャンスが訪れた際も、鮮やかなセルフィー写真を撮影することが可能です。

↑クアッドピクセルテクノロジーを搭載しているため、暗所での撮影も問題なく行えます

 

チップセットは高性能なSnapdragon765Gを搭載し、高速処理を実現しています。メインメモリは8GB、内蔵ストレージは256GB、バッテリー容量は2800mAhなので、動画やゲームなど大容量のアプリを複数同時に立ち上げても、快適に操作することができるでしょう。

 

現在のところおサイフケータイアプリを備えていませんが、モトローラの過去のスマートフォンにはおサイフケータイアプリをプリインストールしたモデルもあり今後、ユーザーのニーズによってはおサイフケータイアプリの搭載も検討するそうです。

↑モトローラ初の5G対応機種となります

 

ソフトバンクでは2021年2月より4Gで使っている周波数帯を転用した5G回線サービスを始めましたが、razr 5Gは4Gから転用した周波数にも対応。対象エリアのユーザーはrazr 5Gで5G回線を利用できるようになります。

 

ソフトバンクモデル限定のキャンペーンも行われます。2021年6月30日までにrazr 5Gを購入し、キャンペーンに応募したユーザー先着1000人にBEAMSがデザインしたTシャツがプレゼントされます。

1000名にプレゼントのオリジナルTシャツにはrazr 5Gが収まるサイズの胸ポケットがついています

 

発表会に登壇した松原丈太社長は、「razr 5Gは現在のスマートフォン市場でお客様が何を求めているのかかを徹底的に理解することから開発が始まりました。そしてたどり着いたのが折り畳めるスマートフォンという結論でした。私たちはこれから日本のお客様に未来のモバイルソリューションを提供していきます」と結びました。

↑質疑応答で質問に答える松原丈太社長

 

ThinkPad X1 Foldの5G対応モデルも登場

当日はモトローラの親会社でもあるレノボのフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」の5G対応モデルも発表されました。モバイルPCとして13.3インチの画面を搭載しながら、世界で初めて画面が折り畳めるPCとして2020年に発売されて以来、好評を博してきましたが、このほど5Gに対応したソフトバンクモデルが登場。直販価格で40万2480円から(税込)で3月17日に発売します。

↑今回発表されたThinkPad X1 Foldの5G対応モデル

 

持ち運びやすさや折り畳み耐久性など従来の良さはそのままに、5G対応となったことでモバイルネットワークを通してWi-Fiが整っていない場所でもインターネットに接続可能になったため、テレワークの強い味方になってくれるでしょう。

↑持ち運びしやすい上、Wi-Fi環境がなくてもインターネットに接続できるのでリモートワークの強い味方になるでしょう

 

オープンモデルやSIMフリーモデルはレノボ・ショッピングなどでも販売されますが、ソフトバンクモデルを購入したユーザーに限り、5万円相当の製品やサービスをプレゼントする「~ThinkPad X1 Fold~SoftBank発売記念キャンペーン」を実施します。ThinkPadを充電することが可能な「Lenovo USB Type-C ノートブックパワーバンク」やThinkPad X1プレゼンターマウス、「Bluetoothインイヤーヘッドホン」などの製品のほか、ユーザーの過失による故障を保証する「アクシデント ダメージ プロテクション」がセットでプレゼントされます(なくなり次第キャンペーン終了)。

↑発表会に登壇したモトローラ・モビリティ・ジャパンの松原丈太社長(左)、ソフトバンク常務執行役員の菅野圭吾氏(中央)、レノボ・ジャパンのデビット・ベネット社長

 

もう一度おさらいしよう! 続々と発表されたスマホの新料金プラン、最も安いのはどこ!?

今年の春は、スマホ料金はドーンと安くなります。大手3社が発表したオンライン専用の新料金プランが注目を集めていますが、これに対抗するべく、新興の楽天モバイルも大胆な値下げを発表しました。なんと1GBまでならタダで使えるという大胆なプランです。

↑楽天モバイルが1月28日に発表した新プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」は、1GBまでは無料で使える

 

楽天モバイルの新料金プランは、どんなケースでも最安なのか? 契約してから後悔しそうなことはないのか? 大手プランとじっくり比べてみました。

 

楽天モバイルの新プランは、20GB以下なら月額0円〜1980

まずは、3社が3月に開始予定のオンライン専用プランと、楽天モバイルが4月1日から提供する新プランを比較してみましょう。

 

大手3社の20GBプランと楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」の比較

※表部分を右スクロールすると全体が見られます

NTTドコモ KDDI ソフトバンク 楽天モバイル
プラン・ブランド名 ahamo povo LINEMO Rakuten UN-LIMIT VI
月額料金 2980円 2480円 2480円 〜1GB:0円(2〜5回線目は980円)
〜3GB:980円
〜20GB:1980円
20GB〜:2980円
月間データ容量 20GB 20GB 20GB 楽天回線:無制限
パートナー回線:5GB
超過後の通信速度 最大1Mbps 最大1Mbps 最大1Mbps 最大1Mbps(パートナー回線)
データ追加 500円/1GB 500円/1GB 500円/1GB 500円/1GB
通話定額 5分かけ放題:無料
かけ放題:1000円
5分かけ放題:500円
かけ放題:1500円
5分かけ放題:500円
かけ放題:1500円
「Rakuten Link」アプリでの国内通話は無料

 

楽天モバイルは、現行の「Rakuten UN-LIMIT V」が月額2980円で楽天回線が使い放題でしたが、4月1日にアップデートされる「Rakuten UN-LIMIT VI」からは、使ったデータ量によって支払い額が変わる段階式に変わります。この改定により、20GB以下であれば、楽天モバイルが圧倒的に安くなります。ただし、楽天回線エリア外では、パートナー回線であるau回線につながることが多く、月に使えるのは5GBまで。これは従来通りです。

 

大手3社の新料金プランでは、auの「povo」とソフトバンクの「LINEMO」が月額2480円で、ドコモの「ahamo」より500円安くなっています。ただし、povoとLINEMOの料金には通話定額が含まれていません。1回5分以内の通話がかけ放題になるオプションを追加した場合は、ahamoと同額の2980円になります。

 

大手3社と楽天モバイルのメリット・デメリットは真逆

各社のプランには、それぞれ下表のようなメリットとデメリットがあります。

 

各社プランのメリット&デメリット

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NTTドコモ KDDI ソフトバンク 楽天モバイル
プラン・ブランド名 ahamo povo LINEMO Rakuten UN-LIMIT VI
メリット ・オンラインで手続きができる ・店舗でもオンラインでも手続きが可能
・独自のメールアドレスを提供予定(2021年夏頃)
・300万人は1年無料(残り800万人程度)
・海外82の国・地域で、追加料金なしで利用可能 ・5分以内かけ放題(500円)、24時間データ使い放題(200円)などのトッピングを提供 ・LINEのトークや通話のデータ量がノーカウント
デメリット ・実店舗では申し込めない
・キャリアメールが使えない
・家族割引、固定回線とのセット割引などがない
・自社回線エリアが狭い

 

ahamoは海外利用について発表済み。82の国・地域で特別な申し込みや追加料金なしで、そのまま使えて、データ量は国内と同じく20GBから消費されます。povoは必要なサービスを簡単に追加できる「トッピング」を提供。200円支払うだけで、24時間データが使い放題になるトッピングは、長時間テザリングを利用したい時や、「Netflix」の海外ドラマを一気に見たい時などに重宝しそうです。LINEMOは「LINE」のデータがノーカウントになるのがセールスポイント。さらに、通常は月額240円でLINEクリエイターズスタンプが使い放題になる「LINEスタンプ プレミアム」も無料で使えます。

 

↑NTTドコモが2020年12月に、他社に先がけて発表した新料金プラン「ahamo」は業界に大きなインパクトを与えた

 

↑auの新プラン「povo」は、必要な時にだけ追加できるトッピングが特徴。トッピングのメニューは今後増える予定

 

大手3社の新プランはオンライン専用ですが、楽天モバイルはオンラインで実店舗でも手続きができることが利点。ただし、他社に比べるとサービスエリアが狭いという大きな欠点があります。データ無制限の楽天回線の人口カバー率は73.5%(2021年1月)で、3月末に80%、夏頃に96%に達する見通しです。一見、十分に思えるかもしれませんが、使いたい時に使いたい場所で使えないことは大きなストレスになるはず。また、楽天モバイルは、障害物に強いプラチナバンドを持っていません。建物内などで他社よりも繋がりにくい問題は、しばらくは改善されないでしょう。

 

↑楽天モバイルの自社回線エリアは順調に拡張されているが、大手3社に並ぶには、まだまだ時間を要するだろう

 

楽天回線エリア外での利用が多い場合は要注意!

楽天回線エリアだけで使うのであれば、楽天モバイルが最安であることは言うまでもありません。しかし、楽天モバイルはパートナー回線につながった場合は、月に5GBまでしか使えません。超過すると通信速度が最大1Mbps程度に制限され、制限を解除するには、500円/1GBのデータを購入する必要があります。そこで、パートナー回線のデータ量を使い切って、データを追加購入した場合の支払い額を計算してみました。

 

楽天モバイルでデータを追加した場合の支払い額

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回線別のデータ量 支払い額(月額料金+データ追加料)
楽天回線1〜3GB+パートナー回線6GB(1GB追加) 980円+500円=1480円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線7GB(2GB追加) 980円+1000円=1980円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線8GB(3GB追加) 980円+1500円=2480円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線9GB(4GB追加) 980円+2000円=2980円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線10GB(5GB追加) 980円+2500円=3480円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線11GB(6GB追加) 980円+3000円=3980円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線6GB(1GB追加) 1980円+500円=2480円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線7GB(2GB追加) 1980円+1000円=2980円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線8GB(3GB追加) 1980円+1500円=3480円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線9GB(4GB追加) 1980円+2000円=3980円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線10GB(5GB追加) 1980円+2500円=4480円

 

楽天モバイルで月に使うデータが1〜3GBで月額980円の場合、パートナー回線のデータを4GB追加すると、amahoなどと同額の2980円になります。5GBを追加すると大手3社の月額料金よりも高くなり、6GBを追加すると、大手プランの月額料金にかけ放題オプションを追加した場合と同額になります。

 

月に3〜20GBの月額1980円の場合は、2GBの追加で他社と並び、4GBの追加で、かけ放題オプションを追加した場合と同額になります。楽天モバイルを契約する際は、自分の行動範囲でほぼつながるのかどうかを事前に確かめるべきでしょう。

 

大手3社の使い放題プランも値下げされたが……

大手3社は、データ使い放題のプランも発表しています。ドコモの「5Gギガホ プレミア」は4月1日から、auの「使い放題MAX 5G」(4G向けプランも使い放題で同料金)とソフトバンクの「メリハリ無制限」(5G/4Gの共通プラン)は3月に開始予定。楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」も楽天回線エリアでは無制限でデータ通信を行えるプランです。まずは、これら4つのプランの概要を押さえておきましょう。

 

大手3社の5G向け使い放題プランと楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」の比較

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NTTドコモ KDDI ソフトバンク 楽天モバイル
プラン・ブランド名 5Gギガホ プレミア 使い放題MAX 5G メリハリ無制限 Rakuten UN-LIMIT VI
月額料金(割引適用前) 〜3GB:5150円
無制限:6650円
(定期契約なし)
〜3GB:5080円
無制限:6580円
〜3GB:5080円
無制限:6580円
〜1GB:0円(2〜5回線目は980円)
〜3GB:980円
〜20GB:1980円
20GB〜:2980円
月間データ容量 無制限 無制限(テザリングなどは30GBまで) 無制限(テザリングなどは30GBまで) 楽天回線エリア:無制限
パートナー回線エリア:5GB
家族利用割引 2人で利用:-500円
3人以上で利用:-1000円
2人で利用:-500円
3人以上で利用:-1000円
2人で利用:-600円
3人以上で利用:-1100円
なし
固定回線セット割引 -1000円 -1000円 -1000円 なし
指定カード支払い割引 -170円 -100円 なし なし
通話定額
5分かけ放題:700円
かけ放題:1700円
5分かけ放題:800円
かけ放題:1800円
5分かけ放題:800円
かけ放題:1800円
「Rakuten Link」アプリでの国内通話は無料

 

大手3社の料金はほぼ横並び。各種割引がフルに適用されると、3社いずれも月額4480円で使い放題が実現します。ただし、テザリング利用の上限を設定していないのはドコモだけ。auとソフトバンクはテザリングやデータシェアなどの合計は月に30GBまでという制限があります。楽天モバイルは、楽天回線であれば月額2980円で使い放題、テザリングも無制限。やはり、他社よりも圧倒的に安いです。

 

↑ソフトバンクの「メリハリ無制限」は、5G向けの料金は、従来プランより1900円も安くなった

 

割引が適用されると、大手のお得感がグ〜ンと向上

ドコモの「5Gギガホ プレミア」で各種割引が適用され、通話定額に加入した場合の支払い額は下記の通り。これを楽天モバイルの料金と比べてみましょう。

 

「5Gギガホ プレミア」の割引適用後の料金

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通話定額非加入の場合 +5分かけ放題 +かけ放題
1人で利用 5480円 6180円 7180円
2人で利用 4980円 5680円 6680円
3人以上で利用 4480円 5180円 6180円

 

楽天モバイルで20GB以上を使って、さらにパートナー回線の利用も5GBを超えて、データを追加購入した場合の支払い額を計算してみました。

 

楽天モバイルで20GB以上を使って、データを追加した場合の支払い額

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回線別のデータ量 支払い額(月額料金+データ追加料)
楽天20GB以上+パートナー6GB(1GB追加) 2980円+500円=3480円
楽天20GB以上+パートナー7GB(2GB追加) 2980円+1000円=3980円
楽天20GB以上+パートナー8GB(3GB追加) 2980円+1500円=4480円
楽天20GB以上+パートナー9GB(4GB追加) 2980円+2000円=4980円
楽天20GB以上+パートナー10GB(5GB追加) 2980円+2500円=5480円
楽天20GB以上+パートナー11GB(6GB追加) 2980円+3000円=5980円
楽天20GB以上+パートナー12GB(7GB追加) 2980円+3500円=6480円
楽天20GB以上+パートナー13GB(8GB追加) 2980円+4000円=6980円
楽天20GB以上+パートナー14GB(9GB追加) 2980円+4500円=7480円
楽天20GB以上+パートナー20GB(10GB追加) 2980円+5000円=7980円
楽天20GB以上+パートナー21GB(11GB追加) 2980円+5500円=8480円

 

このようにデータを1GB追加購入するごとに500円高くなります。ドコモの「5Gギガホ プレミア」の料金と比べてみましょう。「5Gギガホ プレミア」の各種割引適用前は6650円。つまり、パートナー回線の利用が12GB以下であれば、楽天モバイルのほうがお得です。なお、「5Gギガホ プレミア」に通話かけ放題を追加すると月額8350円になるので、楽天モバイルが得するゾーンがさらに広がります。

 

ただし、各種割引が最大限に適用される場合は、損得分岐点が変わります。「5Gギガホ プレミア」の最安料金は月額4480円。かけ放題サービスに加入しない場合は、楽天モバイルでパートナー回線を8GB使った場合(3GBを追加)と並びます。24時間かけ放題のオプションを付けた場合は、パートナー回線11GBまでは楽天モバイルが安く、12GB以上ならドコモのほうがお得です。

 

今回は比較対象には挙げませんでしたが、大手のサブブランドであるUQモバイルとワイモバイルも2月から新料金プランを提供しました。月に20GBも使わないという人は、それらのプランも選択肢に入れて、最適プランを検討してみてくださいね。

5Gを見据えた新時代の容量プランをチェック!

今春提供の新プランでは、NTTドコモとソフトバンクの大容量プランも通信量無制限に変更された。すでに無制限だったauも値下げを決行。5Gを見据えた新時代のプラン内容をチェックしよう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

5G時代の本格化を前に、容量無制限プランが揃う

MNOにおける通信プラン大容量化の流れで、無制限化の先陣を切ったのは、19年春に登場したauの「データMAXプラン」である。一方で、NTTドコモやソフトバンクは、当時から超大容量なプランこそ提供していたが、標準で無制限という仕様にはしていなかった。

 

しかし、3月からはソフトバンクが「メリハリ無制限」として、4月からはNTTドコモが「5Gギガホ プレミア」として、超大容量プランに置き換わる無制限プランの提供を開始する。文字どおり通信量の上限が撤廃されたほか、総務省から「複雑な料金体系」にメスが入ったおかげで、基本料金の経時変化もほぼなくなり、ユーザーにとってもわかりやすく魅力的な仕様になっている。このトレンドを追い、従来から通信量無制限プランを提供してきたauも、該当プランを「使い放題MAX」へと改めたうえで、料金体系をシンプルに変えて3月から提供。ほか2社に足並みを揃えてきた印象だ。

 

なお、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」については、無制限ではあるものの、楽天回線エリアから外れると上限5GBという縛りがある点に注意したい。月額料金が2980円と安く、1年間無料のキャンペーンも魅力的だが、実質的には他キャリアのプランと同列では語りづらい。

 

5G端末も出揃った今年こそが本格的なスタートに。エリアと価格の両面で競争激化!

安価なオンライン専用プランが登場した一方で、大手キャリア主力プランは通信量上限のない使い放題が常識に。5Gエリアの拡充も進んでおり、いよいよ本格活用の年になる。

 

 

 

 

 

【料金×エリア×将来性で見る5Gオススメ度】

私が解説します

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に広く精通。雑誌やウェブを中心に記事を寄稿する。

【NTTドコモ】オススメ度★★★★

企業との積極的な連携は将来的に成果が出そう

目先のエリア展開は遅くとも、「なんちゃって」ではない5Gの展開に関しては、期待感が大きい。企業とのコラボレーションも含め、積極的に5G技術の展開を図っており、関連サービスの充実やB2B展開にも注目だ。

 

↑公式サイトでの21年夏時点のエリア拡充予想。ピンク部分が5Gエリアで、かなり広がっている

 

【au】オススメ度★★★☆

端末を5Gで一本化しエリア展開にも本気

新規で取り扱うスマホを5G対応モデルのみに絞るなど、本格的に5Gに注力する姿勢が見られる。ソフトバンクとのインフラ連携をしていることもあり、基地局数もこれから順調に伸びていくと思われる。

 

↑公式サイトでは、地図上で5Gのミリ波およびSub-6対応のスポットを確認できるのが面白い

 

【ソフトバンク】オススメ度★★★

市場の動きを見つつ着実に5G化を図るか

エリア展開のスピード感は、インフラで連携するauとほぼ同じと思われる。4G/5Gプランが実質共通であるなど、ユーザーが5Gへと移行する際のハードルを低く見せている部分も上手い。堅実な進化に期待できる。

 

↑公式サイトで現時点と今後対応予定の5Gエリアが確認可能。大まかな面での表示が特徴的だ

 

【楽天モバイル】オススメ度★★

4Gと5Gを並行して整備中だがまだ途上

新参のMNOとして、4Gの自社回線エリアもまだカバー率が低いのが課題。5G着手のスタートは、他社と一緒とはいえ、ベースに差があることは否めない。料金の安さも鑑みながら長期的な目で見守るのが賢明だろう。

 

↑公式サイトでは、5G対応スポットの地図表示がない。エリアが箇条書きで記されるのみだ

 

<無制限でもテザリングには注意が必要>

テザリング上限が気になる人はサブ回線導入も検討を

 

楽天モバイル

Rakuten WiFi Pocket

実質価格0円

auとソフトバンクは無制限プランでもテザリング時に上限が存在する。気になる人はモバイルルーター導入がオススメ。本機は、通信プランとセットで、実質無料となるキャンペーン中。連続駆動時間は10時間だ。

 

★使い放題プラン、向いているのはこんな人

外で動画を長く見る人や家にWi-Fiがない場合に◎

Wi-Fi環境がない人や、通勤通学時に長時間ストリーミング動画を視聴する場合は無制限プランが狙い目だ。PCなどを日常的にテザリングする場合は、設けられた上限に注意しよう。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

3大通信キャリアのオンライン専用プランを大解剖!

NTTドコモとau、ソフトバンクの3キャリアが発表した月額2500〜3000円で月20GBを使えるオンライン専用の通信プランが大いに話題になっている。3月からの提供開始を前に、その概要について確認しておきたい。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

20GB・2980円が新時代の標準になるか

オンライン専用プランに関して先陣を切ったのが、NTTドコモだ。同社は20年12月3日に新プランの「ahamo(アハモ)」を発表。21年3月に提供を開始する。同プランは月額2980円で月20GBが利用でき、通信量を使い切ったあとも最大1Mbpsで通信可能など、これまでにないコスパの高さが目を引く。一方で、申し込みやサポートなどは基本的にオンライン限定。キャリアメールが使えないなど、ユーザーが注意すべき点は多い。

 

ソフトバンクは、20年12月22日に、「SoftBank on LINE」なるブランドコンセプト名とプラン概要を発表し、21年3月に提供予定とした。MVNOの「LINEモバイル」を前身とするサブブランドで、正式なブランド名は決定次第公表される。なお、ソフトバンクは21年3月にLINEモバイルの100%子会社化と吸収合併の検討も進める。この新ブランド提供に伴い、LINEモバイルは新規受付終了が協議されている。

 

21年1月にはauも「Povo(ポヴォ)」を発表。こちらも提供は3月予定。他社より基本料が500円安いほか、200円で1日通信し放題になるような「トッピング」という仕組みを用意する点にも注目。パートナーシップを結んだCircles Asia社との連携を生かした形となっている。

 

手続きや各種サポートはオンラインに限定。対面サポート省略で値下げを実現

オンライン専用プランでは、原則として店舗サポートが用意されない。手続きがオンラインに限定される反面、そのぶん低価格で利用できる。

 

 

 

 

<オンライン限定プランのギモンに答えます>

【Q1】契約手続きはどうやる?

A1:ウェブサイトやアプリから申し込もう

オンライン専用プランは、店頭からの新規申し込み手続きができない。申し込みは基本的に専用サイトやアプリなどから行う。例えば、ahamoでは契約者は20歳以上という条件があり、20歳未満の場合には保護者が契約を行う必要がある。

 

↑ソフトバンクは、LINEからの契約申し込みや契約内容の確認変更などの手続きが可能。また、サポートにもLINEのチャットが使われる予定だ

 

【Q2】故障した場合はどうする?

A2:一部の緊急対応は例外的に電話窓口対応なども予定

オンラインチャットによる手続きが原則。ドコモの場合、端末故障時や紛失・盗難時などの緊急対応については専用電話窓口でのサポートが受けられる場合もあるという。au、ソフトバンクは緊急時の電話窓口対応の有無について現状、明言していない。

 

↑有事の際でも、キャリアショップに駆け込めるわけではない点に注意。もしものときのためにスマホ以外の通信手段を確保しておきたい

 

【Q3】海外ローミングは使える?

A3:ahamoでは利用できるとされる

ahamoでは、アメリカやヨーロッパ諸国など海外82の国・地域で、追加料金がかからず月20GBまでモバイル通信を利用できるとされている。一方、auのpovoやSoftBank on LINEは、海外ローミングの利用可否についていまのところ未公表。

 

【Q4】家族割は適用される?

A4:基本は非適用だが、ahamoは頭数としてカウントされる

オンライン専用プランはどれも家族割が適用されない。ただし、ahamoは料金の割引こそされないものの、家族割に含まれる回線としてはカウントされる。家族が「ギガホ」などを契約している場合、恩恵を受けられる。

 

↑ドコモの家族割は2回線なら500円引き、3回線以上なら1000円引きとなる。家族ひとりがahamoに乗り換えても、ほかの家族の割引には影響がない

 

【Q5】料金はずっと一定?

A5:基本料金はずっと一定でわかりやすい

ahamoとSoftBank on LINEは月額基本料は2980円で、povoは2480円。これらは数か月間限定の割引などが設けられていないため、1年後はいくらになるのかなどの計算は不要だ。ただし、無料時間ぶんを超過した通話料などは別途発生する。

 

【Q6】5Gも使用できる?

A6:4Gだけでなく、5Gも使えるとの説明あり

サービス提供開始前ゆえに、実際に利用した際の通信速度については不明だが、ahamo、SoftBank on LINEについては当初から4G/5G回線を利用できると説明されている。povoも夏から5Gに対応予定。

 

【オンライン専用プラン 向いているのはこんな人】

契約などの各種手続きを自力で調べて進められる

ブラウザやアプリからの手続きを抵抗なく行えるような、ある程度のITリテラシーを持つ人向き。また、キャリアメールがないので、フリーメールなどをすでに活用していると移行が楽だ。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

“スマホ料金”を見直すために知っておきたいケータイ基礎知識ガイド

3月にスマホの料金プランが大きく動く。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアがオンライン専用の20GB・3000円弱のプランを展開。さらにメインブランドの主力プランも通信量上限を撤廃しつつ、既存の通信プランより価格を下げてきた。つまり、今春は、通信料金を見直す絶好のタイミング。ここで注目のスマホ料金トレンドについてじっくり学んでいこう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が解説します】

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に広く精通。雑誌やウェブに記事を寄稿。

 

政府の値下げ圧力により、料金プランは大激変!

2020年、総務省や現政権は大手3社の寡占状態を憂い、料金値下げとプラン簡略化を促す圧力をかけた。その是非はともかく、結果的にそれはスマホの料金プランに大きな変化を起こすこととなった。12月にNTTドコモが新プランを発表したのを皮切りに、ソフトバンク、auも新時代を見据えた料金体系を提案。こうしたプランが、21年3月に提供開始を迎える。詳細情報が明らかになっていない部分もわずかに残るが、現時点で最旬情報のキャッチアップは必須だ。

 

注目のトレンドは3つある。1つ目は、キャリアショップなどで取り扱われないオンライン専用の割安プランが登場したこと。2つ目は、大手キャリアの主力プランが、従前の超大容量から無制限へと進化しつつ料金体系が簡略化されたこと。そして3つ目は、こうした変化を受けて格安SIM市場も対抗策を出しつつあるということだ。

 

ユーザー的には選択肢こそ膨大だが、各プランの内容はわかりやすくなっている。今春こそ、自分の使用スタイルに合わせた料金プラン見直しに臨む絶好の時期だろう。

 

知っておくべき “いま”のケータイ基礎知識

スマホ料金の説明には、専門用語がつきもの。まずは、モバイルの最新トレンドを理解するために最低限必要な重要キーワードについて解説する。知らないものがないかチェックしておこう。また、料金プランの大激変についても紹介する。

 

[MNOとサブブランド]

最大手の事業者が提供する通信サービス

KDDIのように自社で通信設備を備える事業者を「MNO(エムエヌオー)」という。同社が展開するメインの通信サービスは「au」だ。一方「UQモバイル」もKDDIが提供する通信サービスだが、auとは別物である。こうした通信サービスを「サブブランド」と呼ぶ。新設の「ahamo」や「povo」はあくまで“プラン”扱いだが「SoftBank on LINE」は“サブブランド”として説明されるなど、その関係はやや複雑だ。

↑「ahamo」「povo」「SoftBank on LINE」ら新プランは、メインブランドのサービスから切り離されている。サブブランド的なプランだ

 

[MNP]

電話番号を変えずに通信会社を変える仕組み

契約中の電話番号を維持したまま、他の事業者が提供する通信サービスに移行できる仕組みを「MNP(番号ポータビリティ)」という。従来、MNPを行う場合には手数料が発生したが、昨今はこれが撤廃されつつある。

 

[5G]

日本では2020年から開始された次世代通信技術

「第5世代移動通信システム」の略称で、4G/LTEと比べて、より高速、低遅延、同時多接続な通信が利用できるのが特徴。5G対応の端末と通信プランを組み合わせることで利用可能だが、5Gに対応したエリアは限定的だ。

 

[eSIM]

スマホにSIMカードがあらかじめ内蔵されている

「SIM(シム)」とは、電話番号などの情報が記載された小さいICカードで、端末にセットして使う。一方「eSIM(Embedded SIM)」は端末に組み込まれたSIMのこと。完全オンラインの手順で通信プランを開通するのに必要となる。

 

[MVNO]

格安SIMを運営する通信事業者のこと

MNOが所有する通信回線網の一部を借りて、通信プランを提供する事業者を「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ぶ。一般に「格安SIM」や「格安スマホ」という言葉は、MVNOが提供する通信プランを利用したものを指す場合が多い。

 

★主なMVNO

日本通信SIM(【NTTドコモ】)

老舗MVNOの日本通信が提供する格安SIMブランド。MNOのオンライン専用プランへの対抗策を早くも展開。

 

BIGLOBEモバイル(【NTTドコモ】【au】)

KDDIの子会社であるビッグローブがMVNOとして提供する格安SIM。充実したオプション展開が特徴的だ。

 

IIJmio(【NTTドコモ】【au】)

インターネットイニシアティブが展開する。新技術を精力的に導入し、「eSIM」対応プランもいち早く取り入れた。

 

mineo(【NTTドコモ】【au】【ソフトバンク】)

オプテージ(旧ケイ・オプティコム)が展開。3社回線を選べる貴重な格安SIMだ。コミュニティにも注力する。

 

LINEモバイル(【NTTドコモ】【au】【ソフトバンク】)

ソフトバンクとLINEの合弁会社が展開するMVNO。同サービスを前身としてSoftBank on LINEが立ち上がる。

 

イオンモバイル(【NTTドコモ】【au】)

イオンリテールが2016年から運営。プラン数が豊富で、データ容量を複数枚のSIMで分け合えるシェアプランも用意。

 

[SIMロック]

格安SIMやeSIMプランを使うなら気をつけたい制限

MNOが提供するスマホには、他社のSIMカードを不正に利用できないよう「SIMロック」という制限がかけられている。制限は一定条件を満たすと外せて、これを「SIMロック解除」と呼ぶ。最初から制限のない端末は「SIMフリー」と呼ぶ。

 

[対応周波数]

端末流用で注意すべきはSIMロックだけじゃない

通信事業者は、総務省から利用できる電波の周波数帯を割り当てられており、MNOごとに利用できる周波数帯は異なる。スマホによって対応できる周波数が違うので、MNPの際に、端末の使い回しができるかどうかの確認が必要だ。

 

↑4G LTEの対応バンド一覧。楽天もMNOではあるが、割り当てられた周波数帯には差がある。◎と〇に対応していれば、おおむね問題なく使用可能となる

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

ソフトバンク、新ブランドで月額2980円・20GBでLINE使い放題を実現! 新大容量プランやワイモバイル新プランも解説

ソフトバンクは12月22日、新しい料金プランに関する発表会を開催。「すべての人に選択肢を」というテーマのもと、小容量から中容量、大容量までの3つの料金ブランドが発表されました。

 

目玉となるのは、LINEモバイルとの協力により提供する“20GBで月額2980円”の新プラン。先日ドコモが「ahamo」を発表して話題になりましたが、今回の新プランはそれに対抗するかたちとなりました。そのほかのプランとあわせて詳細を見ていきましょう。

 

20GB・月額2980円のオンライン専用ブランド

目玉となる新プランは、「SoftBank on LINE」。ソフトバンクはMVNOであるLINEモバイルを100%子会社化する予定となっており、ソフトバンク内のブランドの1つとして提供されます。

 

プランの内容としては、月額2980円で20GBの容量を使えます。これはドコモの「ahamo」と同じですが、加えて「LINE」アプリのデータ使用量がカウントされないのも特徴。そのほか、5分以内の国内通話が無料、eSIMに対応します。

↑家族割や期間限定の割引などはなく、料金はずっと変わらない

 

また、プランの申し込みはオンラインのみとなっており、専用サイトもしくはLINEアプリから行います。2021年3月より提供される予定。現在、先行予約の受付は行っていません。

↑「SoftBank on LINE」は2021年から提供開始

 

従来の大容量プランも値下げ&無制限に

ソフトバンクが提供してきた大容量の「メリハリプラン」も大きく刷新。「メリハリ無制限」と名前を新たにし、容量無制限で月額6580円から利用できます(4G・5G共通)。データ使用量の少なかった月は自動で1500円割引される仕組みは従来と同じです(従来プランは2GB以下)。

↑月額6580円でギガ使い放題の「メリハリ無制限」

 

↑従来の「メリハリプラン」との比較。容量無制限になったうえ、4Gは900円、5Gは1900円値下がりした

 

さらに、「おうち割 光セット」適用で1000円の割引、「新みんな家族割」適用で600円(2人)/1100円(3人)の割引を利用できます。

↑光回線とのセット割や家族割の適用でさらに安くなる

 

ワイモバイルもシンプルな料金プランに

「SoftBank on LINE」よりも少ない小~中容量を担うのが、ワイモバイル。2021年2月から、3GB~20GBの容量ごとに分かれた3つのプランを提供します。

 

「シンプルS」は月額1980円で3GB。「シンプルM」は月額2980円で10GB。「シンプルL」は月額3780円で20GBという構成。加入後の期間限定の割引はなく、料金はずっと変わりません。「おうち割 光セット」適用で500円、「家族割」の適用で500円が割引されます。

↑3つのシンプルなプランを用意

 

↑割引適用でさらにお得

 

自社のブランドとして3つの料金プランを用意したソフトバンク。なお、ブランド間での移行にかかる手数料は0円とのこと。ユーザーの選択肢が増えましたが、魅力的なサービスとなるでしょうか。来年の提供開始からの動きに注目です。

↑3つの料金ブランドのまとめ

 

↑3ブランド間においては、事務手数料やMNP手数料はかからない

格安スマホの機能、スペックを〇×判定! エクスぺリア/ファーウェイ/アクオスの評価は?

価格が安い、安すぎてちょっと心配になってしまうくらいの格安アイテムを、プロ・専門家が徹底的にチェック! 独自機能やおすすめポイントなど、良いところも悪いところも含めて惜しみなくレビューをお伝えしていきます。

 

格安スマホのバリエーションは続々と増えていますが、どれを選べばいいかわからず、結局はショップで目に入ったものに決めてしまいがちです。ここでは、格安ながら使い勝手抜群のスマホをキャリア別にガイド。自分にとってどのスマホが一番合っているか、しっかりと見極めましょう。

 

 

【○・×判定した人】

ITライター 酒井麻里子さん

IT関連の雑誌や書籍の編集・執筆に携わっています。仕事柄、様々なデジタル端末に触れる機会が多いです。

 

【その1】格安でもカメラや音にこだわるならコレ!

ドコモ

ソニーモバイル

Xperia XZ2 Compact SO-05K

実質価格1万5552

Xperiaシリーズ初の18:9ディスプレイを採用した5型モデル。対応するイヤホンを使えば、ハイレゾ音源の楽曲をクリアな音質で再生することも可能です。4K HDR動画を撮影できるカメラ機能も搭載されています。SPEC●OS:Android 8.0●ストレージ:64GB●ディスプレイ:約5.0インチ(1080×2160ドット)●サイズ/質量:W65×H135×D12.1㎜/168g

 

【Check!】

使い勝手:〇

防水・防塵対応なので安心

「毎日持ち歩くものなので、防水・防塵仕様はやはり安心感があります。しっかりとおサイフケータイにも対応している点も便利」

 

カメラ性能:〇

高画素ならではの精細感!

「1920万画素の高画素カメラで明るく高コントラストな写真が撮れます。コンパクトサイズで端末をホールドしやすい点もグッド」

 

持ちやすさ:△

コンパクトだが重さが難点

「背面の曲線が手にフィットするので持ちやすく、片手操作にも適したコンパクトさが魅力。ただし、少々重いのがネック」

 

総評

「4K HDR動画の撮影に対応するなどカメラにこだわる人には魅力的な端末です。コンデジと同レベルの美しい写真画質も楽しめます」

 

 

【その2】約5.8インチの大画面ながら軽量&コンパクト

 

au

ファーウェイ

HUAWEI P20 lite  HWV32

実質価格1万6200

フルHD+の高精細ディスプレイを搭載。フレームが細く、端末サイズいっぱいに写真や動画を表示できます。カラバリとして、光沢のある深い青色の独特なカラー「クラインブルー」もラインナップします。SPEC●OS:Android 8.0●ストレージ:64GB●ディスプレイ:5.84インチ(2280×1080ドット)●サイズ/質量:W71.2×H148.6×D7.4㎜(最厚部約8.6㎜)/145g

 

【Check!】

カメラ性能:〇

デュアルカメラを搭載!

「1600万画素と200万画素の2つのカメラを搭載。撮影した写真は彩度がやや低めな傾向がありますが、落ち着いた雰囲気で好感」

 

使い勝手:△

急速充電対応がうれしい

「急速充電モード対応なので、出かける直前に充電したい場合に便利です。防水・防塵&おサイフケータイ非対応は残念」

 

持ちやすさ:〇

長時間操作でも疲れない

「画面サイズの割りにコンパクトで持ちやすいのが◎。軽長時間片手で持って操作しても疲れない軽さも高評価です」

 

総評

「カメラやディスプレイの性能が高めなので、スマホで写真を撮る機会が多い人も満足できます。端末の軽さやスリムさにも魅力を感じました」

 

 

 

【その3】2つのカメラを搭載した軽量&薄型のシンプル端末

ソフトバンク

ファーウェイ

HUAWEI nova lite 2

実売価格1万6320

5.7インチで143gという軽さが特徴。ダブルレンズカメラを搭載し、カメラに手のひらを向けるだけで簡単にセルフィーを撮影できるセルフタイマー機能にも対応します。急速充電に対応したACアダプターも付属。SPEC●OS:Android 8.0●ストレージ:32GB●ディスプレイ:5.7インチ(2160×1080ドット)●バッテリー容量:3000mAh●サイズ/質量:W72×H150×D7.5㎜/143g

 

【Check!】

カメラ性能:△

2つのレンズを搭載

「1300万画素と200万画素のダブルレンズカメラを搭載。解像度でやや劣りますが、撮影した写真は落ち着いた色合いで◎」

 

使い勝手:×

マルチスクリーンは便利

「防水・防塵、おサイフケータイは非対応。ただ、画面を分割して2つのアプリを同時に使えるマルチスクリーンは便利です」

 

持ちやすさ:〇

軽さ&薄さは文句ナシ!

「この軽さと薄さは十分に魅力的。指紋認証用のセンサーが背面に設置されている点は、好みが分かれるところかもしれません」

 

総評

「機能はそれほど多くないですが、価格の安さは魅力大。通話やLINE、カメラなどの利用がメインのライトユーザーであれば十分満足できそう」

 

 

【その4】鮮やかな発色が魅力の独自開発ディスプレイを搭載

SIMフリー

シャープ

AQUOS sense plus

実売価格3万2510

5.5インチフルHD+ディスプレイには、実物に近い発色を実現する、シャープ独自のIGZO液晶を採用。動きのある被写体もしっかり捉えて撮影できる「ハイスピードAF」機能も搭載されています。SPEC●OS:Android 8.0●ストレージ:32GB●ディスプレイ:5.5インチ(2160×1080ドット)●サイズ/質量:W151×H71×D8.9㎜/157g

 

【Check!】

カメラ性能:〇

インカメラも高画質!

「1640万画素のカメラを搭載。発色が鮮やかな万人受けする写真が撮れます。インカメラが800万画素と高画質な点もイイですね」

 

使い勝手:〇

おサイフケータイにも対応

「防水・防塵仕様で、おサイフケータイにも対応。スマホを持ち上げると自動で画面がオンになるBright Keepという機能も便利です」

 

持ちやすさ:△

厚さと重さがやや気になる

「本体は少し厚め&重め。指紋認証のセンサーが前面下部に設置されているので、そのぶん額縁も広くなっています」

 

総評

「防水・防塵やおサイフケータイ、周囲からの画面ののぞき見をブロックできるモードなど、日常で役立つ機能が満載。コスパがとても良好です」

 

 

【SIMフリースマホはMVNO選びも重要】

楽天モバイルの格安SIMなら楽天会員割引もアリ!

SIMフリーの格安スマホを使うなら、どのMVNOを利用するかも重要。昨年、SIMカード型シェア1位を獲得した楽天モバイルは、楽天会員向けの割引も用意されているので、よりおトクに利用できます。

 

[格安SIM]

楽天モバイル

NTTドコモの通信網を利用したMVNO。SIMフリー端末の購入とセットでの契約のほか、SIMカードのみを契約して、自分で別に購入した端末を使うことも可能です。

 

●楽天会員が新規3年契約した場合の2年間の月額基本料金

スーパーホーダイプランS(2GB):1480円/月

スーパーホーダイプランM(6GB):2480円/月

スーパーホーダイプランL(14GB):4480円/月

スーパーホーダイプランLL(24GB):5480円/月

→AQUOS  sense plusを購入した場合:端末料金 1476円×24回

 

【check】

料金:〇

「通話のできるプランは1480円から用意されています。キャリアから乗り換えれば通信費トータルの削減も期待できます」

 

途中解約:△

「最低利用期間は1〜3年から選択。契約期間が長いほど料金は安くなりますが、途中での乗り換えができなくなるのが難点」

 

割引制度:〇

「楽天会員割引や長期割引のほか、楽天会員ランクが『ダイヤモンド』のユーザーを対象とした割引も用意。ポイントも貯まります」

 

総評

「長く利用する予定で年単位での縛りが気にならないならおトク感あり。2回線目のスマホは料金が3か月間0円になる割引制度もあって、家族で使う場合などに重宝します」

 

 

 

ソフトバンク夏スマホはXperia、AQUOS、HUAWEIのスリートップ! 三者三様のカメラに注目

ソフトバンクは5月10日、2018年夏モデル6機種を発表しました。注目はフラッグシップモデルの「Xperia XZ2」「AQUOS R2」「HUAWEI Mate 10 Pro」。この3機種はそれぞれ違った特徴のあるカメラを備えています。

 

スマホ初、4K/HDR撮影対応の「Xperia XZ2」

↑「Xperia XZ2」5月下旬以降発売予定(5月18日予約受付開始)。 実質予想価格○○円

 

Xperiaシリーズの新モデル「Xperia XZ2」。注目のカメラは動画撮影を大幅に強化。スマートフォンでは初となる4K/HDR撮影に対応し、高精細で高画質な映像を手軽に撮れるようになりました。960fpsのスーパースローモーション撮影もアップグレード。フルHDの高画質で記録できます。

 

このほか、最近のトレンドを取り込み、縦横比18:9の縦長ディスプレイを搭載。置くだけ充電の「Qi」もサポートしています。ボディは前モデルまでのフラットなデザインから一新。背面は山型の3Dガラスを採用し、なめらかなカーブ形状になりました。

 

【SPEC】

●ディスプレイ:約5.7インチ フルHD+
●CPU:2.8GHz+1.8GHz オクタコア
●カメラ:1920万画素(背面)/500万画素(前面)
●バッテリー:3060mAh
●OS:Android 8.0
●連続通話時間/連続待受時間:約2010分/約620時間(FDD-LTE接続時)
●RAM/ROM:4GB/64GB
●サイズ/質量:約W72×H153×D11.1mm/約198g

 

写真と動画を同時に撮れる「AQUOS R2」

↑「AQUOS R2」6月上旬以降発売予定(5月18日予約受付開始)。実質予想価格○○円

 

シャープの「AQUOS R2」は、背面に2つのカメラを搭載。「ドラマチックワイドカメラ」と名付けられた動画撮影専用のカメラでは、画角135度の超広角で、ダイナミックな映像を残せます。もう片方のカメラは写真(静止画)専用で、こちらは90度の広角仕様。「AIライブシャッター」機能では、動画を撮るだけでの操作で、おすすめのシーンをAIが自動で選んで写真も残せます。

 

ディスプレイは上部のフチをギリギリまで切り詰めて縦長の6インチに。スクロール表示などをなめらかに表現する「ハイスピードIGZO」に対応。Dolbyの高画質・高音質で再生技術も新たにサポートしました。カラーは定番のブラック系とホワイト系のほか、深い赤みの「ローズレッド」をラインナップしています。

 

【SPEC】

●ディスプレイ:約6インチ ワイドクアッドHD+
●CPU:2.6GHz+1.7GHz オクタコア
●カメラ:1630万画素(背面・動画用)+2260万画素(背面・静止画用)/1630万画素(前面)
●バッテリー:3130mAh
●OS:Android 8.0
●連続通話時間/連続待受時間:1830分/585時間(FDD-LTE接続時)
●RAM/ROM:4GB/64GB
●サイズ/質量:約W74×H156×D9.0mm/約181g

 

ライカカメラ搭載のファーウェイ旗艦モデル「Mate 10 Pro」

↑「HUAWEI Mate 10 Pro」5月18日発売予定(5月11日予約受付開始)

 

「HUAWEI Mate 10 Pro」は、SIMフリースマホで支持を獲得してきたファーウェイのフラッグシップモデルです。Leicaブランドを冠したダブルレンズカメラ(デュアルカメラ)が特徴。モノクロ専用の高解像度カメラとカラーのカメラの組み合わせで、色味を際立たせた写真が撮影できます。

 

「Mate 10 Pro」の、もう一つの特徴はAIを活用した独自機能。カメラでは、被写体をAIが判別して、最適な設定で撮影します。さらに4000mAhの大容量バッテリーを搭載しつつ、ユーザーの利用状況をAIが把握して無駄な電力消費をカットする機能も備えています。

 

【SPEC】

●ディスプレイ:約6インチ フルHD+
●CPU:2.36GHz+1.8GHz オクタコア
●カメラ:2000万画素+1200万画素(背面)/800万画素(前面)
●バッテリー:4000mAh

●OS:Android 8.0
●連続通話時間/連続待受時間:950分/435時間
●RAM/ROM:6GB/128GB
●サイズ/質量:約W72×H153×D11.1mm/約198g

SIMフリーの定番「nova lite 2」がソフトバンクに

↑「HUAWEI nova lite 2」7月上旬以降発売予定

 

SIMフリースマホで定評のある「HUAWEI nova lite 2」がソフトバンクからも登場。ダブルレンズカメラにより、F値0.95~16の幅広い写真表現に対応します。フラッグシップモデルと同じ縦横比18:9の縦長ディスプレイ、厚さ7.5mmの薄型ボディなど魅力十分な普及モデルです。

 

【SPEC】

●ディスプレイ:約5.7インチ フルHD+
●CPU:2.36GHz+1.7GHz オクタコア
●カメラ:1300万画素+200万画素(背面)/800万画素(前面)
●バッテリー:3000mAh
●OS:Android 8.0
●連続通話時間/連続待受時間:測定中/測定中
●RAM/ROM:3GB/32GB
●サイズ/質量:約W72×H150×D7.5mm/約143g

 

頑丈でバッテリー長持ち、スマホビギナーも安心の「DIGNO J」

↑「DIGNO J」7月上旬以降発売予定

 

DIGNO Jは、フィーチャーフォンからスマホに乗り換えるユーザーにも使いやすい機能を備えた端末です。スマホ初心者向けのアイコンが大きいホーム画面、フィーチャーフォン風の文字入力機能、赤外線通信機能などを備えています。

 

MILスペックの耐衝撃性能や防水・防塵も対応し、耐久性もしっかり確保。バッテリーは2600mAhとそれほど大きくはないものの、3日以上の電池持ちを実現した省電力性も魅力です。

 

【SPEC】

●ディスプレイ:約5インチ フルHD
●CPU:1.4GHz+1.1GHz オクタコア
●カメラ:1300万画素(背面)/500万画素(前面)
●バッテリー:2600mAh
●OS:Android 8.1
●連続通話時間/連続待受時間:1010分/640時間
●RAM/ROM:3GB/32GB
●サイズ/質量:約W72×H145×D8.4mm/約130g

 

サポートのプロの意見を取り入れ開発「シンプルスマホ4」

↑「シンプルスマホ4」7月下旬以降発売予定

 

「シンプルスマホ4」は、シニアユーザーなど、スマートフォンの操作に不慣れな人でも使えるような工夫を取り入れた機種。ソフトバンクショップでスマートフォンの使い方をサポートするスタッフ「スマホアドバイザー」の意見を取り入れて開発されました。例えば、スマホ初心者にも好評という音声検索は、専用ボタンを押して一発で起動できます。

 

屋外でもはっきり見えるIGZO液晶ディスプレイを採用。輝度や彩度などを調整することで、眼に負担がかからない表示をするモードも搭載しています。

 

【SPEC】

●ディスプレイ:約5インチ HD
●CPU:1.4GHz+1.1GHz オクタコア
●カメラ:1310万画素(背面)/500万画素(前面)
●バッテリー:2800mAh
●OS:Android 8.0
●連続通話時間/連続待受時間:測定中/測定中
●RAM/ROM:3GB/32GB
●サイズ/質量:約W71×H143×D9.4mm/約150g

 

乗るだけ自動測定、手間いらずの「スマート体組成計」

↑「スマート体組成計2」7月下旬以降発売予定

 

「スマート体組成計2」は、モバイル通信機能を備えた体組成計です。測定は体組成計に乗るだけ。データは自動でクラウドに保存。スマートフォンから日々の健康状態を確認できます。測定忘れを防止するアラーム機能を搭載。体組成計に乗るとキャラクターが育つ「いきもの育成ゲーム」も用意されており、楽しみながら気軽に気軽に健康管理に取り組めます。

 

Xperia、AQUOSという定番ブランドに、SIMフリーで人気を博したファーウェイのMateシリーズも加わり、充実した布陣となったソフトバンクの夏モデル。どのメーカーも力を入れるカメラでは、各社が工夫を凝らした新機能を投入しています。この夏は最新のスマホのカメラを撮り比べてみてはいかがでしょうか。

携帯大手3社による新SMSサービス「+メッセージ」を5月から提供へ。モバイル専門家はどう見る?

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は4月10日、新サービス「+メッセージ(プラスメッセージ)」の提供開始について合同で記者会見を開催しました。同サービスは、3社のスマホ・タブレットを利用するユーザーが使用可能となり、2018年5月9日から提供される予定です。なお、MVNO(格安SIMを運営する事業者)などへの提供は、導入希望に応じて検討するとのこと。

 

要はSMSが進化して文字数制限撤廃&スタンプ対応へ

「+メッセージ」は、3社のユーザーであれば、文字数を気にすることなくチャット形式でメッセージやスタンプ、写真・動画(最大100MB)を送受信できるサービスです。スタンプは専用の「スタンプストア」からダウンロードする仕様で、サービス開始時で500点の無料スタンプが提供されます。

 

↑+メッセージの画面。携帯電話番号がわかれば誰にでもメッセージを送信できる

 

最大のメリットは従来のSMSと同様、IDとパスワードを登録することなく、携帯電話番号を使用してメッセージがやりとりできること。

 

複数人でグループを作成してメッセージをやりとりすることも可能。また、受け手がメッセージを開封したことが把握できる機能として「既読」の表示も用意され、設定でオン・オフを切り替えられます。

 

従来のSMSでは他社携帯電話番号宛ての場合、「最大全角70文字のテキストと絵文字」のように送受信の制限がありました。これと比較すると、+メッセージはより使いやすいサービスになっているのがわかります。

 

↑+メッセージで採用するRCS(リッチコミュニケーションサービス)は、SMSの後継として標準化された規格。39カ国、50キャリアで商用サービスとして提供されている

 

一方で、連絡先に登録していない不明な差し出し人からメッセージが届くと「未登録」というアイコンが表示されます。セキュリティ面でもメリットあることがアピールされました。

 

OSに関しては、iOS 9.0以上、Android 4.4以上をサポート。なお、auではSMS(Cメール)、ソフトバンクでは「SoftBankメール」のアプリに関してバージョンアップが必要となる場合があります。

 

利用料金は基本的にパケット通信料のみ。有料スタンプの販売などについては、検討段階ということで詳細は明かされていません。

 

↑株式会社NTTドコモ、スマートライフビジネス本部スマートライフ推進部コミュニケーションサービス担当部長の藤間良樹さんは「お客様からは他社にメッセージを送れない、この絵文字が送れないなど、多くの不満が送られて来ている。こういった過去の経験を踏まえて今回のサービスでは、提供前からキャリア間で仕様を統一した」と述べる

 

↑KDDI株式会社、商品・CS統括本部商品企画本部サービス企画部部長 金山由美子さんは「ユニバーサルサービスとして、UI面でも安心して使える部分にこだわってつくってきた」と述べた

 

↑ソフトバンク株式会社、テクノロジーユニット モバイル技術統括IoT事業推進本部 事業開発統括部 AIデータコンサルティング部 部長千葉芳紀さんはメインターゲットについて「SMSを使っている人に使ってもらいたい。そういった人から周りに普及していけばよい」と述べた

 

将来的には企業とユーザーをつなぐプラットフォームへ

+メッセージは企業からユーザーへのお知らせや各種手続きなどを送信するためにも利用されるとのこと。「総合的なコミュニケーションプラットフォーム」を目指すといい、まさに「LINE」を想起させます。

 

NTTドコモ藤間氏はこうした利用について「単に広告を送るのではなく、必要な情報を送っていく。例えば、カスタマーセンターの申し込みなど、チャット形式で実現したい」と述べています。

 

↑アプリの配信については各社、およびOSごとに異なる

 

アプリの提供方法については、キャリアやOSによって異なります。5月以降に各社が発売するAndroidスマホについては、同アプリがプリインストールされる形で提供されます。また、既存機種についてはアプリダウンロードや既存のアプリのバージョンアップで提供される予定です。

一方、iOSではAppStoreからアプリをインストールして使うことになります。その他の詳細については、各社のホームページで確認してみてください。

LINEに置き換わるサービスとなるのか?

従来のSMSが+メッセージへと進化し、キャリアを問わずに、そして従来の制限を気にせずに使えるようになるのは喜ばしいことです。しかし、LINEのユーザーがそのまま移行するということはまずないでしょう。今後もLINEはLINEとして従来通り機能するはずです。

 

例えば、親しい相手や家族とのプライベートな連絡はLINEを使う。仕事関係の知り合いなど、電話番号しか知らない相手に、緊急で確認をとるときには、+メッセンジャーを使う。しばらくは、個人個人でこういった使い分けがされるでしょう。おそらくSMSの使い道とほぼ同じになるのかな、と想像できます。

 

一方で、筆者としては+メッセンジャーのシンプルさに魅力を感じました。LINEは既に機能が追加されすぎていて、画面がごっちゃごちゃ。ニュースや広告でアプリも重くなってしまっています。良心的な言い方をすればプラットフォームとして充実してきたわけですが、ユーザーからしてみれば全容を把握しづらくなったとも言えます。

 

こうした煩わしさを解消する目的で、思い切ってシンプルな+メッセージに移行するのも良いでしょう。特に、子どもやご年配の両親に新しくスマホを持たせる際には、(ごっちゃごちゃな画面の)LINEの使い方を教えるより「みんなで+メッセンジャーを使おう」と割り切った家族ルールを作るのも一つの手。こんな事例が繰り返されていけば、少しずつ利用率も上がっていくのかなと思います。

 

+メッセージも将来的にLINE化を目指すようですが、ぜひともシンプルである魅力も忘れずに開発して欲しいところです。なにはともあれ提供開始は5月9日から。実際に使えるようになるまで、もう少し待ちましょう。

 

【最新スマホ5機種・プロ評価】キャリア系Androidスマホはハイスペックの個性派が狙い目

基本的な性能は横並びになりつつあるキャリアのハイエンドモデル。しかし、唯一無二の独自機能を備える機種が増えてきて、それがiPhoneとの差別化にもなっています。使う人によっては、ぐ〜んと満足度が高まりそうな “ハイスペック+α” の個性派スマホを紹介します。

※実質価格は、新規契約もしくは機種変更時の端末価格から、月々サポート(NTTドコモ)やアップグレードプログラムEX(au)の割引分を引いたものです

 

【解説する人】

ITライター 井上 晃さん

スマホやスマートウォッチに精通するライター。海外に出向いて最新トレンドを取材することも。

 

【採点項目】

操作性:本体のサイズ感は適正か? ホーム画面は迷わずスムーズに操作できるか? を評価しました。

パフォーマンス:「Antutu Benchmark」というアプリでパフォーマンスをテスト。実際の使用感も加味しました。

カメラ:背面カメラのスペックと画質を評価。使える独自機能がある場合は加点要素としました。

独自機能:その機種ならではの独自機能の役立ち度をチェック。レア度と汎用性を重視して評価しました。

 

個性派の筆頭は「M」と「Note8」

日本ではiPhone Xも好調で、iPhoneはますますユーザーの裾野を広げています。しかし、スマホの使い方は人それぞれ。自分なりの満足度を追求するなら、必要十分なスペックを備えつつ、さらに “一芸” も備えた個性派モデルも検討したいところ。最注目は2画面スマホ・M。

 

「1画面を2分割するマルチウィンドウでは満足できなかった人に最適な1台です」(井上さん)

 

ほかにもペンで操作できるGalaxy Note8は、実はアナログ派も重宝するといいます。

 

「ちょっとしたメモを書くために手帳を手放せない人でも、Note8があれば、手帳を持ち歩く必要はなくなるかも」(井上さん)

 

 

【その1】2つのディスプレイを自在に使い分けられる

NTTドコモ/ZTE

M Z-01K

実質価格 4万2768円

2面ディスプレイを搭載し、2つのアプリを同時に利用したり、画面を連結させて大きな画面でウェブや動画を見たりできることがメリット。「dマガジン」など電子雑誌の閲覧にも最適です。【最大2.2GHzクアッドコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080 ×2】【リアカメラ2030万画素】

 

操作性:★×5

フツーのスマホとしての使い勝手も上々

折りたたみ時の横幅を約72㎜に抑え、一般的なスマホと同じ感覚で操作できる。2画面ゆえの厚さや重さはありますが、使い勝手は良いです。

 

パフォーマンス:★×4

ハイエンドらしい処理能力を有する

CPUはSnapdragon 821で、RAMは4GB。ベンチマークのスコアは、ライバルより少し劣りましたが、実用上の差はあまりありません。

 

カメラ:★×4

20メガピクセルカメラは自撮りがラク

折りたたみ構造を生かし、約2030万画素カメラを1基搭載。高画質セルフィーを撮れるのは◎。ただし、使いこなすには慣れが必要です。

 

独自機能:★×5

2画面をフレキシブルに使い分け可能

目的・用途に合わせて、2つの画面を使い分けられるのが最大の魅力。「大画面」「2画面」「ミラー」「通常」の4モードを利用可能です。

 

【ここが個性派】タブレットのようにも使える

スマホの画面ではウェブや地図が見づらいという人には、2画面を連結する大画面モードが最適。このほか、2人で向き合って同じ画面を見ることもできます。

↑約6.8インチの大画面で地図やウェブ、動画を見ることができます

 

↑半開きにして立てて、2つの画面で同じ動画を再生することも可能です

 

 

【その2】便利な「Sペン」がさまざまな場面で活躍!

 

NTTドコモ・au/サムスン電子製

Galaxy Note8

実質価格 7万6464円(NTTドコモ)

大画面とペンで操作できることが特徴のハイエンドモデル。録音しながらメモを書いたり、撮った写真に説明を入れたりと、使い方は人それぞれ。デュアルカメラも備えています。【最大2.35GHz オクタコア】【6GB RAM/64GB ROM】【6.3インチ/2960×1440】【リアカメラ1220万画素+1220万画素】

 

操作性:★×5

安定したホールド感で快適に操作可能

大画面ですが、画面比率は18.5:9で縦に長い。横幅は約75㎜で、ホールド感は良好。画面を分割するマルチウィンドウ機能も使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

アプリの切り替えも圧倒的にスピーディ

今回紹介した5機種のなかで最高スコアを記録。6GBメモリの恩恵で、マルチタスクなど負荷の大きい作業もキビキビとこなせます。

 

カメラ:★×5

広角+望遠のデュアルカメラが◎

デュアルカメラは広角+望遠の組み合わせです。広角カメラはF1.7のレンズで、光を効率よく取り込む「デュアルピクセルセンサー」を採用。

 

独自機能:★×5

Sペンがスマホの用途を広げてくれる

本体から抜き出せるSペンを装備。とっさにメモを書いたり、写真を切り抜いたり、動くメッセージを送ったり、多彩に使用できます。

 

【ここが個性派】Sペンで翻訳することも可能!

Sペンのペン先はわずか0.7㎜で、4096段階もの筆圧を検知。ただ文字を書けるだけでなく、ペン先をかざした部分を拡大したり、翻訳したりもできます。

↑Sペンで大きく書いた文字を、罫線上にきれいに並べて記録できる機能もあります

 

↑外国語のサイトを見ている際、Sペンをかざした部分を素早く翻訳できます

 

【その3】先進的なカメラ機能とデザインが魅力 

NTTドコモ・au・ソフトバンク

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製

 Xperia XZ1

 実質価格 3万1104円(NTTドコモ)

シャッターを押した直前の画像も記録される「先読み撮影」など、先進的なカメラ機能を搭載。ディスプレイ画質の美しさや音楽再生機能の充実度にも定評があります。 【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080】【リアカメラ1920万画素】

 

操作性:★×5

美しいデザインとスマートな操作性を両立

画面の大きさと持ちやすさを両立するちょうどいいサイズ感。側面の電源ボタン兼指紋センサーも使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

キビキビと動作して快適に操作できる

 Snapdragon 835という高性能CPUを採用しており、ベンチマークテストの結果も最高クラスでした。

 

カメラ:★×5

高画質はもちろん、遊べる機能も搭載

メモリ一体型の「Motion Eye」カメラシステムを搭載。先読み撮影やスーパースローモーション撮影が可能です。

 

独自機能:★×4

人の顔や立体物を3Dで撮影できる

「3Dクリエーター」に対応し、人物の顔をスキャンして3Dデータを作成・活用できます。用途の広がりに期待。

 

【ここが個性派】

作った3D画像はARで遊べる

「3Dクリエーター」で作成した3D画像は、「ARエフェクト」として撮影時に表示したり、オリジナルフィギュアを注文したりできます。

 

↑自分自身の3Dアバターを作成して、AR世界で遊べるのがユニーク

 

【その4】アウトドアで安心して使えるタフネス仕様

 

au/京セラ製

TORQUE G03

実質価格 3万9960円

米国国防総省が定める耐久試験19項目と、京セラ独自の耐海水・耐荷重試験をクリアした頑強モデル。昨夏からロングヒットを続け、3月に新色レッドが追加されました。【2GHzオクタコア】【3GB RAM/32GB ROM】【4.6インチ/1280×720】【リアカメラ1300万画素+200万画素】

 

操作性:★×3

濡れた指先でもタッチ操作が可能

本体サイズのわりに画面が小さく、視認性はやや悪い。濡れた手や、手袋をしていてもタッチ操作できるのは◎。

 

パフォーマンス:★×3

ミドルクラスとして標準的な動作性

スコアは振るいませんが、基本的な操作はサクサクとこなせます。動画編集など、負荷が大きい用途には不向き。

 

独自機能:★×5

ダイレクトボタンの設定が自由自在

左側面にダイレクトボタンを搭載。よく使うアプリをワンタッチで起動したり、簡易ライトを点灯したりできます。

 

カメラ:★×4

“アクションカメラ”としても使える

1300万画素カメラと200万画素の広角カメラを搭載。ランニング等の活動データを画像に重ねて記録できます。

 

【ここが個性派】アウトドアで役立つアプリが◎

 電子コンパスや日の出・日の入り時間がわかるアプリを標準搭載。気圧、潮の満ち引き、スキー場の積雪情報なども素早く調べられます。

 

↑気圧や高度がわかる「Barometer」アプリもプリインストール

 

 

【その5】トレンド機能が全部入りの欲張りモデル

 

au・ソフトバンク/HTC製

HTC U11

実質価格 4万3200円(au)

F1.7のレンズと高感度センサーを搭載したカメラ、ノイズキャンセリング付きイヤホンなど、先進装備が満載のハイエンドスマホ。握って操作する独自機能も魅力です。【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.5インチ/2560×1440】【リアカメラ1200万画素】

 

操作性:★×4

持ちやすさは△でもアプリが秀逸

感圧センサーの採用ゆえか、約5.5型で幅76㎜と、少し大きめです。ただ、独自のホームアプリの使い勝手は◎。

 

 

パフォーマンス:★×4

ゲームや動画視聴も快適に楽しめる

昨年夏発売モデルですが、性能は依然トップクラス。スコアでわずかにトップに劣りましたが、十分優秀です。

 

カメラ:★×5

シンプルな操作性でキレイに撮れる

一般的なスマホのカメラよりも画素が大きい撮像センサーを搭載。画質の良さは海外の評価機関のお墨付きです。

 

独自機能:★×4

よく使うアプリを握るだけで素早く起動

両側面の下部に感圧センサーを搭載。握るだけで様々なアプリを起動できる「エッジ・センス」は便利です。

 

【ここが個性派】楽しく活用できる「エッジセンス」

「エッジセンス」の初期設定では背面カメラが起動します。Googleアシスタントを素早く起動できるように設定するのもオススメ。

↑握るだけでカメラが起動し、もう1度握るとシャッターが切れます

 

 

【中村優がお試し!】プロのランニング指導はスマホで受けても効果はある? ソフトバンクの「スマートコーチ」を試してみた

先日(といっても少し前ですが)、24回目のフルマラソンにチャレンジしました。初の東京マラソン、憧れの東京マラソンです。トップアスリートたちと同じ大会を走れるというのもすごい体験でしたが、早々に折り返してきたトップ選手たちを、コースの反対側から応援しながら走るのはとても興奮しました。

 

「スタートからゴールまでずっと楽しく走る!」という目標を決めて走ったのですが、宣言通り、本当にずっと楽しくてゴールするのが惜しいくらいでした。23回フルマラソンを走っていても、スタートからゴールまでずっと楽しく走れたのなんて、記憶のなかでも1~2回程度。

 

どこか痛めてしまったり、ペースメイクが上手くいかなかったり理由は様々ですが、やはりフルマラソンは苦しい瞬間が必ずあります。初めての東京マラソンでテンションが上がっていたこともありますが、安定した走りをキープしてずっと楽しい42.195kmを走ることができました。

 

それは心強いコーチに指導のおかげかもしれません。そのコーチの名はズバリ……ソフトバンクの「スマートコーチ」です。

 

「スマートコーチ」という単語でなんとなく想像できるかもしれませんが、まずは概要を説明していきましょう。

スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォームです。プロのコーチが続々と参加予定。(スマートコーチ 公式サイトより)

そう、時代はプロコーチにネット上で指導してもらえるところまできているのです。

 

ランニングの専門コーチはなんと、私が公私ともにお世話になっている金 哲彦さん。金さんと言えば、「ラン×スマ」(NHK BS1)でご一緒していた縁もあり、ゲストランナーとしていろんな大会に呼んでくださり、いまでも交流があります。でも、私が金さんの指導を受ける機会は意外とありませんでした。

動画を送ってフォームをチェックしてもらえたり、チャットでアドバイスをもらえたり

まずはネットで「スマートコーチ」と検索して、新規登録します。金さんのランニングのコースは3つ。

 

・課題にあった練習方法を3つの動画で提供してくれる「完全オリジナル練習メニューbest3」3000円/回
・練習風景の動画を元にフォーム指導をしてもらえる「1回限定!ランニングフォームチェック」6000円/回
・ランニングフォームチェックと、その後3回分の練習メニュー提供、その他チャットを通じてアドバイスを提供してもらえる「完全マンツーマンRun&Training」1万円/回

 

私は安定したフォームでフルマラソンを走りきれるかどうかを見てほしかったので、「1回限定!ランニングフォームチェック」を申し込みました。まずはプロフィールに目標や課題などを記入してコーチに現状を知ってもらいます。

 

するとすぐに、金さんから動画でコメントが届きました。

 

フォームチェックをするために【①走っている正面と後ろ姿②横の姿③足もと】が分かるよう走っている動画を送ってください、ということで早速撮影しに公園へ。私は100均で売っている簡易三脚を使って撮影しました。

 

スマートコーチのマイページを開くと、簡単に動画添付できるようになっているので、とてもスムーズに送信ができます。実は、動画を3つ添付して送る作業って「面倒だなぁ」と思っていた私も拍子抜けするくらい簡単、かつスピーディーに送れました(笑)。素晴らしいサービスだ! 面倒くさがりさんにもおすすめできます。

送った動画にコーチの音声が入ってくる

動画を送るとまたしばらくして金さんからコメントが。

 

自分が送った動画に金さんの解説の音声がプラスされたものが返って来ました。まず正面と後ろ姿の動画はこんな感じ。

スロー再生でリプレイしたり拡大したりしながら、良い点・良くない点を細かく指摘してくれています。ラン歴10年になる私ですが、ランニング中の骨盤の傾きは気にしたことがなかったので、知れてよかったです。

 

横からの動画でさらにわかりやすくフォームの問題点が見えました。

まさか着地の仕方に左右差があるとは思っていなかったですが、この動画で一目瞭然ですね。

足もとの動画では、着地の問題点が指摘されています。原因や改善方法までお話しして下さっているので、自分のやるべきことが明確になります。

 

あとこれは前々から思っていたことですが、金さんは、とても優しい声で説得力のある話し方をされるので、この音声付きの動画はすごく励みになりますよね。金さんありがとうございました!!

課題を意識してフルマラソンも楽しく完走

というわけで私の課題は、骨盤や肩甲骨の左右差を整えることが最優先事項だとわかりました。マラソン本番まであまり日がなかったので、まず、お世話になっている治療院で骨盤のズレなどを矯正。走る前などは股関節や肩甲骨の動きの悪いほうを念入りにストレッチ。そして走る時には重心の真下着地を心がけました。おかげでどこも痛めることもなく、笑顔で沿道の応援の方とハイタッチしながらずっと楽しい42.195kmを走ることができました! ありがとうスマートコーチ!

ちなみにスマートコーチは、ランニング以外にもバレーボール(山本隆弘コーチ)やボクシングダイエット(渡嘉敷勝男コーチ)、トライアスロン(西内洋行コーチ)etc.さまざまなスポーツに対応しています。

スマートコーチだと、自分のテリトリーにいながらプロのコーチに指導してもらえるので、忙しい方や人見知りの方でも気軽に挑戦できるはずです。それぞれの目標にむかって心強いコーチがサポートしてくれるので、思い切り頼ってみましょう!

 

中村優オフィシャルブログ https://lineblog.me/nakamura_yu/

1000円以上食べるとおすし2皿分無料に!? スシローとauのコラボキャンペーンが話題

「スシロー」が、「auスマートパスプレミアム会員」限定でおすし2皿が無料になるキャンペーンを実施。ネット上では「久しぶりにスシロー食べに行くか」「スマホと企業のコラボ熱すぎでしょ」と話題になっている。

出典画像:「スシロー」公式サイトより出典画像:「スシロー」公式サイトより

 

会計が1000円以上の人は2皿分無料に!

2月1日から3月29日までの期間限定で、毎週木曜日に開催される今回のキャンペーン。「びん長まぐろ」や「寒ぶり」など108円のおすしが2皿分無料になるとあって、「いつもはもったいなくてやらないけど、これなら好きなネタを2回頼める!」「自分ではなかなか頼まないネタも挑戦してみようかな」など期待の声が続出した。

 

ただし、注意しておきたいのが「お会計金額が1000円以上の人でないとクーポンを使用できない」という点。2皿だけ食べてタダで帰ることはできず、1000円以上のお会計から216円分の割引が適応されるといったシステムになっている。

 

これに対しネット上では、「無料になるキャンペーンよりも行列はできなさそうだしちょうどいいかも」「auもスシローも客もみんなwinwinだからいいね」と好評の様子。また、実際に行った人からは「1人で行って10皿食べるのはキツイけど、友達と何人かで行って割り勘で安くなるから得だった」「スシロー行くためにauユーザーを募って食べてきたよ」など、数々の反響が巻き起こった。みんなで行くとワイワイ楽しめそうなので、auユーザーの人はこの機会に家族や友人を誘って足を運んでみては?

 

スマホ×企業のキャンペーンが熱い!?

最近ではスマホと企業のコラボキャンペーンが盛り上がりを見せており、吉野家とソフトバンクは牛丼の並盛が1杯タダになるキャンペーンを実施中。さらに学生だと2杯無料になるという大盤振る舞いのキャンペーンだが、開催日には行列ができ、一部の店舗では吉野家周辺の道路が混雑してしまうといった事態も発生した。

出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより

 

ネット上では「吉野家のキャンペーンにあやかろうと思ったけど近くの店舗はどこも行列で入れない」「あまりの混雑で吉野家をとうとう諦めてしまった…」といった吉野家難民も続出。吉野家は予想以上の反響にお詫びを告げるとともに、車での来店を控えるよう呼びかけたり無料引換券を配布するなどの対処を発表している。

 

ほかにもソフトバンクとサーティワンは3月からレギュラーシングルコーンを1個貰えるキャンペーンを開催するなど、スマホ×企業のキャンペーンは続々と実施予定。次はどんな商品がお得になるか、使用中キャリアのキャンペーン情報をこまめにチェックしておこう。

出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより

「ドコモさん頑張って!」ソフトバンクとauの“食料配給”にドコモユーザーから悲しみの声!?

毎週金曜日に色々なものが“タダ”になる「ソフトバンク」のキャンペーン「SUPER FRIDAY」。2018年2月は吉野家の牛丼(並盛)が無料になると告知され、ユーザーからは歓喜の声が上がっている。

出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより

 

牛丼の無料配給にユーザー歓喜

「SUPER FRIDAY」とは、ソフトバンクのスマートフォンを使っている人に毎週1回だけ利用できるクーポンが配信されるというキャンペーン。これまでも年に数回実施されており、サーティワンアイスクリームのレギュラーシングルコーンや築地銀だこのたこ焼きなど、様々な商品の無料券が配布されてきた。

 

同キャンペーンの特典はたちまち“破格のクーポン”と大反響を呼び、日頃から楽しみにしている人も多い模様。実は2016年10月にも吉野家の牛丼(並盛)が貰えるクーポンが配信されたのだが、この時はお店に行列が出来るほどの大反響に。SNSなどでは「吉野家に行列が出来てるの初めて見た…」「牛丼が売り切れになってるところもあってびびった」と驚きの声が上がっている。

 

そんな吉野家とのタイアップが再び実現して、ユーザーは早くも大盛り上がり。ネット上では「前回は食べられなかったけど今回は参加したい!」「毎週金曜日は牛丼の日にしよう」「ソフバンユーザーで良かった」「冬の炊き出しありがてぇ…」といった声が相次いだ。

 

食料供給がないのはドコモダケ?

「SUPER FRIDAY」に歓喜の声が続出するなか、一方で「ドコモもこういうのやってほしい」と嘆く人も少なくない。実はauでも「三太郎の日」というキャンペーンで度々食料を供給しており、12月にはミスタードーナツとコラボ。同店で使える216円分の電子ギフトチケットが配布されている。

 

そのため、3大キャリアのなかで食料供給キャンペーンをやっていないのはドコモだけということに。SNSなどでは「ソフバンは牛丼でauはドーナツ… ドコモさん頑張って!」「ドコモさん私たちにも早く食べ物をください」といった声が続出。

 

また、ドコモは2018年3月31日までマクドナルドの支払いで適用されるキャンペーンをやっているのだが、こちらはdカードとdカードGOLDを使うと最大5%おトクに買い物できるというもの。これには「auもソフトバンクも無料で食料をくれるのに、ドコモは5%引きかぁ…」と悲観するユーザーもちらほら。当然「ドコモ」にも食べ物関連以外のお得なキャンペーンがたくさんあるのだが、最近の携帯会社にはユーザーのお腹を満たすことも求められているようだ。