アウトドア気分が高まる季節。今年は自作のアイテムを伴って、いっそう味わい深い時間を過ごそう。意外と簡単に作ることができ、手にすれば大いに心を満たしてくれるアウトドア小物の作り方を紹介!
CRAFT2 革でナイフシースを作る
前回、完成したナイフにぴったり合うシース(さや)が欲しい。手作りシースの定番は革か木だが、ここではあえて本誌で馴染みのないレザークラフトを取り上げよう。初心者でも十分楽しめる内容なので、皆さんぜひチャレンジを!
*金ヤスリのアウトドアナイフ作りの様子はコチラ!

革のシースを作りたくて訪ねたのは、クラフト作家の長野修平氏。趣旨を伝えると、「カンタン、カンタン!」と頼もしい返事。「要はナイフの形状に合わせて革を切り、筒状に縫い合わせればOK」との説明を聞くと、確かに手軽な感じがする。というわけで、長野さんにシース作りを実践してもらったところ、菱目打ちやスピーディースティッチャーといった特殊な道具が登場したものの、やっぱり作業はいたって単純。もちろん、熟練度によって仕上がりに差はあるだろうが、味わい深い革のシース、初心者だって間違いなく作れます!
<レザーシース作りならではの道具と資材>







<1、ナイフに合わせて型紙を作る>
<2、革をカットする>





<3、各部材を加工する>









<4、ベルトループを仮留めし、縫い穴をあける>









<5、ベルトループを縫う>
*縫い方の詳細は記事の最後も参照してほしい!













<6、本体を仮留めし、縫い穴をあける>






<7、本体を縫う>












<8、ナイフに合わせて形をつける>




<9、仕上げ剤を塗る>




針でも、スピーディースティッチャーでもどっちでもOK!
今回は2種類の縫い方を紹介するため、ベルトループは針、本体はスピーディースティッチャーと使い分けたが、すべて針で縫っても、スピーディースティッチャーで縫っても、もちろんOK。2種類の縫い方の手順をイラストでも掲載しておこう。
- 針で縫う







- スピーディースティッチャーで縫う









*掲載データは2013年4月時ものです。
*小さく表示されている写真はクリックすると大きく表示されます。
写真◎佐藤弘樹