家で使いたい連絡板とは? 省電力の電子メモパッド「ブギーボード」のインテリアモデルがちょうどいい!

最近いろいろと試しているのが「家庭向けのホワイトボード」。というのも、我が家は夫婦ともにフリーランスで日中はほぼ在宅。常に顔を合わせているので、例えば「ティッシュのストックがもうないから、外に出たときに買ってきて」なんて連絡も口頭で済ませるんだけど……だいたい忘れちゃうのだ。そしてたいてい、言った言わないでモメる。

 

夫婦どちらかが外で仕事をしていれば、こういった家庭内の連絡もSMSやLINEを使うが(=連絡事項が文面として残る)、共に在宅だとそれもよそよそしいし、ちょっと面倒くさくもある。であれば、家族間の連絡事項はホワイトボードで伝えるぐらいがちょうどいいんじゃないかな、と思ったのだ。

 

ただ、ホワイトボードはそもそもオフィス用品としての色が強いため、家に持ち込むと、どうしてもその周辺だけ“事務事務しい”雰囲気になってしまう。これがどうにもいただけない。もうちょっとオシャレというか、すっきりスマートなデザインのボードってないものか。

 

スタイリッシュに飾っておける「ブギーボード」のインテリアモード

そうしてたどり着いたのが、キングジムの「ブギーボード BB-15」(以下BB-15)だ。液晶に加圧して筆記する“電子メモパッド”というジャンルなので、正確にはホワイトボードではないが、用途はまったく同じだ。なにより見た目に事務用品っぽさがなく、かなりスタイリッシュ。

キングジム
ブギーボード BB-15
6000円(税別)

 

↑スタイラスなどで板面に圧を加えると蛍光グリーンの筆跡になるのが、ブギーボードシリーズの特徴。筆圧で線の強弱もつけられる

 

まず印象的なのが、ベゼル(枠)の薄さである。最近のスマートフォンなども“ベゼルレス”が注目されているが、やはりベゼルが分厚いと、それだけでどうしても野暮ったく感じてしまう。

 

「BB-15」は、シリーズ従来モデルと比較すると非常にスッキリとしたルックスで、パッと見からして「おっ、かっこよくなったなー」と思えるはずだ。

↑従来モデル(左)と比較すると、ベゼルはかなりスリムで洗練された雰囲気に

 

なぜベゼルを薄くできたかというと、お馴染みの画面消去ボタンをなくした、というのが最大のポイントだろう。

 

ブギーボードは、「スタイラスなどで画面を加圧すると筆跡が残せて、消去ボタンを押すと画面が消えてリセットされる」というのが基本の仕組みだ。となれば消去ボタンは必須なのだが、BB-15はボタンの代わりに消去ポイントを画面右下に設置。ここに専用スタイラスの上部(マグネット内蔵)を近づけることで、画面がリセットできるようになっている。

 

ちなみに専用スタイラスがない場合でも、なにか適当な磁石を使っての画面リセットは可能だ。

↑スタイラスの磁石(後端灰色の部分)を「erase」と書かれたポイントに近付けると、盤面が一瞬でリセットされる。ただし従来モデル同様、“この文字だけ”のような部分消去はできない

 

↑ベゼル側面・上面にスタイラスをくっつけておくこともできる

 

ちなみに、実は誤解されがちな部分だが、ブギーボードは画面のリセットを行う際にわずかに電力消費をするだけ(コイン型電池1つで約2万5000回の消去が可能)で、液晶表示には電力がいっさい使われていない。

 

そのため、たとえ電池切れになろうと、表示されているものが勝手に消えるという心配は不要なのだ。

 

↑背面の磁石で冷蔵庫や玄関ドアに貼っておけば、家庭内の伝達事項はこれでまかなえるはず

 

↑スマートな外見は、壁にかけてあっても違和感が少ない

 

裏面には、マグネットおよびフックをかける用のくぼみが備わっている。つまりこれ、最初から完全に壁掛けで使う前提なわけだ。このあたりが「シリーズ初のインテリアモデル」と名乗るゆえんだろう。

 

もちろん、ホワイトボード(連絡ボード)として考えると「お値段やや高い」「画面内の部分消しができない」などのネガティブはある。だが、逆に「消耗品は電池のみ(しかもほぼ消耗しない)」「ボード面が汚れずカスも出ない」のはありがたいし、なによりこのスタイリッシュな雰囲気は、これまでのホワイトボードにはなかった部分だ。

 

そのあたりを考えると、家庭内の連絡用にBB-15を選ぶ理由は充分にあるんじゃないだろうか。

 

来年の手帳は紙とデジタルのいいトコ取り! アプリが進化した「スマレコダイアリー2019」

スマートフォンアプリと連携する手帳「スマレコダイアリー2019」が、ナカバヤシより8月中旬に発売されます。価格は324円~1620円で、7サイズ9製品が用意されています。

↑紙の手帳に書き込んだ予定をスマホで管理できる「スマレコダイアリー2019」

 

スマレコダイアリーは、紙の手帳に書いた内容をアプリで管理できる製品。手帳に書き込んだ予定をスマホの専用アプリで撮影すると、書き込んだ日付ごとに整理されて保存。アプリのカレンダーから表示できるようになります。

 

手帳サイズからA5サイズまで、全7パターン9品目をラインナップ。予定を一覧できる月間・週間カレンダーと、詳細に記録できるノートを組み合わせて利用できます。

↑月間カレンダー、週間カレンダー、ノートなど7パターンのラインナップ

 

2019年版ではアプリがリニューアルされ、よりシンプルなデザインになりました。これまでは横型だったスケジュール画面は、片手操作がしやすい縦画面に変更されました。

 

さらに、AIを活用した新機能が追加。月間カレンダー画面などを撮ったとき、書き込みがある日付だけがアプリに登録されるようになりました。空白にした日付は自動で省かれ、より機能的に使えるようになっています。

↑月間カレンダーをアプリで撮ると、書き込んだ部分だけが記録される

 

↑別の手帳に書き込んだ内容を日付ごとに一覧表示できる

 

図などを記録しやすい紙の利点と、日付で串刺し検索できるデジタルの利点を併せ持った「スマレコダイアリー2019」。紙の手帳をよりスマートに使いこなす、ひとつの最適解と言えそうです。