デジタル一眼レフか、ミラーレス一眼か。究極の問いの答えはコレだ!

今、レンズ交換式のデジタルカメラは、フィルムカメラと同様の機構を利用したデジタル一眼レフと、ミラーをなくした小型のミラーレス一眼の2種類が存在する。

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僕は、メインはニコンのD750というデジタル一眼レフを、ミラーレス一眼は、オリンパスのOM-D E-M10 Mark IIを使っている。

 

 

僕なりのデジタル一眼レフとミラーレス一眼の使い分け

僕なりの使い分けは、インタビューカットやポートレート、ちゃんとしたブツ撮りなど、ストロボを多用する撮影にはD750を、街歩きや食レポなどのロケ、家で手軽にブツ撮りをするときにはE-M10 Mark IIをという感じになっている。

 

本音で言えば、D750ですべて撮影できればいいのだが、歩き回ってササッと撮影したい場合は、小型軽量のカメラのほうが都合がいいので、2つのシステムを使い分けている。

 

2つのシステムを使うということは、機材を揃えるのにもお金がたくさんかかってしまうので、できれば一本化したいところ。お金がいっぱいあれば、両方のシステムを充実させたいところだが、なかなかそうもいかないのが歯がゆい。

 

 

風景写真家による両者の使い分けポイント

CAPA 2018年2月号』の第1特集は「一眼レフvs.ミラーレス大決戦!!」というもの。両方を使っている僕としてはかなり興味深い。

 

特集は、さまざまなジャンルの写真家が、デジタル一眼レフとミラーレス一眼をどのくらいの割合で使い分けているのかを掲載している。

 

風景では両方を使い分けている写真家が多く、モータースポーツ系はデジタル一眼レフが多いという印象。ドキュメンタリーの分野では、100%デジタル一眼レフという写真家と、100%ミラーレス一眼という写真家がいるのが興味深い。

 

デジタル一眼レフとミラーレス一眼を同じくらい使っている風景写真家の相原正明氏は、ミラーレス一眼のメリットについてこう語っている。

 

 

オーストラリアの砂漠での撮影は、その色の変化をどう捉えるかが勝負。だから、その場で色がファインダーを見ながら確認撮影できるミラーレスが断然有利。刻々と変化する色に合わせて、WB、彩度、シャドー、ハイライトを調整していき、クォリティーの高いJPEGデータを作り上げることができる。

『CAPA 2018年2月号』より引用

 

 

EVF(液晶ビューファインダー)は、光学ファインダーと違い、撮影後のイメージがそのまま表示される。いわば、仕上がりの状態が撮影前に確認できるので、微調整をして追い込む撮影に向いているということだ。

 

一方、デジタル一眼レフのメリットについては以下のように語っている。

 

かたや一眼レフは色こそファインダー内で見ることは不可能だが、光学式ファインダーにより、夕暮れから夜間では、画面の四隅がとても見やすい。(中略)また動物などの動体に関しては、その視認性は、ミラーレスのEVFよりも2枚も3枚も上手だ。

『CAPA 2018年2月号』より引用

 

そのほか、ミラーレス一眼は完全に無音で撮影できる点もメリットに挙げている。

 

 

そして答えはひとつになる

画質に関しては、現在のデジタルカメラは総じて高画質なので、あまり問題ではない。一番のポイントは、両者のメリット・デメリットを把握して、状況に応じて使い分けることができるかということなのだ。

 

僕にもいろいろこだわりがあって、やはり光学ファインダーが好きなので、メインはデジタル一眼レフを使い続けることは間違いない。

 

ただし、ミラーレス一眼の機動力はとても有用であることも実感しているので、やはり二刀流で使い分けていくことになるだろう。

 

もし、デジタル一眼レフとミラーレス一眼、どちらを選ぼうか悩んでいるのなら、『CAPA 2018年2月号』の特集を一読してほしい。

 

プロの使い方、使い分けを参考にすることで、自分の撮影スタイルにどちらが合っているかがわかるかもしれない。

 

そして、ひとつの答えにたどり着くだろう。

 

「両方欲しい」と。

 

 

【著書紹介】

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CAPA 2018年2月号

著者:CAPA編集部(編)
出版社:学研プラス

【巻頭特集1】今、最注目のテーマを徹底検証「一眼レフvsミラーレス 大決戦!!」
【特集2】スナップ写真で紡いでいく、街と人と自分の写真物語 人と街を撮るスナップ写真
【特集3】月の光で情緒豊かな風景を撮ろう! 月の風景を撮る・月光の演出で撮る

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カメラは動かすな! 動画撮影の基本はフィックス! とにかくフィックスから始めよう

最近はデジタル一眼カメラはもちろん、コンパクトデジカメでもフルHDや4K動画の撮影ができるものがある。

 

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僕は、カメラを結構持っているし、長いこと撮影もしているし、なんだったら仕事でいろいろなメーカーのカメラのレビューを書いたりもしている。

 

だが、しかし! 動画撮影は苦手なのだ。

 

 

動画撮影のセンスがない

僕はほとんど動画を撮ったことがない。以前、新製品のデジタル一眼レフカメラのレビューのために作例撮影をしていたのだが、そのとき動画も撮ろうと思って何気なく撮影して、後でパソコンで見返してみたら、パソコンの液晶を割ってやろうかというくらいひどいものだった。

 

手ぶれしているし、風切り音がすごいし、やけにズームしたりカメラを動かしたりしていて、見ていて酔いそうな感じだった。

 

たまに、ロケをしているときに動画撮影をする場合もあるのだが、その場合は三脚を使い、カメラは動かさず、ほぼ定点で撮影するようにしている。もちろん編集なんてしない。これなら失敗はない。

 

 

ホワイトバランスは固定する

せっかく動画が撮れるデジカメをたくさん持っているのだから、少しは動画の勉強もしたほうがいいのでは。そう思い『イチからわかるデジタル一眼動画入門』(CAPA&デジキャパ!編集部・編/学研プラス・刊)を手に取ってみた。

 

まず目についたのが、「動画撮影時の露出と設定」というページ。露出設定はプログラムオートと露出補正で対応し、ISO感度はオート。このあたりはわかる。思わず「それだ!」と思ったのがホワイトバランスの設定だ。「ホワイトバランスはプリセットが基本」らしい。

 

静止画ではホワイトバランスはオートがメインだが、動画だと撮影中にカメラの向きを変えて画面内の要素が変わった際などに、オートでは色味が変わってしまう。そのため「太陽光」などプリセットのモードにセットして、ホワイトバランスを固定しておこう。画面の色味が固定され、フレーミングを変えても映像の色が一定に保たれる。

『イチからわかるデジタル一眼動画入門』より引用

 

僕もこれで失敗したことがある。動画撮影を頼まれ、数本撮って納品したのだが、「ホワイトバランスが動画ごとにバラバラ」という理由で全部ボツに……。お恥ずかしい。これからはホワイトバランスは固定します。

 

 

カメラワークの基本は「フィックス」

また、この本を読んでいるとカメラの動かし方についての記述が繰り返し登場する。要はカメラワークだ。

 

基本は「フィックス」。カメラを動かさずに固定して撮影する方法だ。

 

カメラを固定した状態で撮る「フィックス」は、どんな映像であっても基本となるカメラワークだ。初級者であるほどカメラを振ったり、ズームしたりしがちだが、そんな撮り方では落ち着きのない映像になってしまう。安定感を与えるためには、動く被写体でもカットの最初から最後までをフィックスで撮ることがポイントだ。

『イチからわかるデジタル一眼動画入門』より引用

 

動くものを動画で撮影する場合、どうしても動いている被写体を追ってしまいがち。しかし、そこはぐっと我慢をしてフィックスで撮影。この基本を抑えておくだけでも相当違うのだろう。

 

カメラワークのポイントの記事でも、ほとんどがフィックスからスタート。写真と違い、動画は編集前提の傾向があるから、まずはフィックスで主要なカットを抑え、そこにズーミングをしたりピント送りをしたり、パンをしたシーンを差し込んでいくという感じで考えるといいのかもしれない。

 

 

今年は動画撮影にチャレンジしてみよう

以前、映像クリエイターの方にお話を伺ったときは、「まず5秒制止しましょう」と言っていた。

 

旅行などに行ってiPhoneなどで動画を撮る場合でも、まず目に付いたものをアップで5秒。そして、全体の風景を5秒。家族を5秒。とにかく、5秒以上制止して撮影するのがポイントだと言っていた。

 

僕が動画を撮影すると、どうしても動いているものを追ってしまうし、3秒も制止していない。動画だから画面が動いていないといけないと思ってしまうのだ。

 

これから動画を撮影する際は、「フィックス」を念頭に置くことを誓う。5秒撮って次、5秒撮って次。

 

今年は、少し動画撮影のテクニックを身に付けようと思う、お正月明けなのであった。

 

 

【著書紹介】

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イチからわかるデジタル一眼動画入門

著者:CAPA&デジキャパ!編集部(編)
出版社:学研プラス

写真はわかるけど動画は不慣れという人のためのデジタル一眼動画入門本。動画特有の用語や基本知識、撮影テクニックなどを、写真にも動画にも精通したプロがわかりやすく翻訳・説明する。このほか、動画編集ソフトの基本的な使い方なども解説。

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一眼レフカメラの“動体王”はどっち!? ニコン/キヤノンのミドルクラス定番2モデルを実写比較

一眼レフカメラは、スピーディな位相差AFを使いつつ、光学ファインダーを見ながら撮影できるので、動体撮影との相性ぴったり。ここでは、連写とAF性能にこだわった中級一眼レフ2機種の「動体対応力」を徹底比較。どちらが子どものイベント撮りなどに強いか、ケース別に1~5の5段階(最高は5)で検証していきます。

※記事内の価格は2017年12月末時点の編集部調べによるものです

 

【エントリー①】

タッチ対応チルト式液晶を採用した好バランスモデル

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ニコン
D7500
実売価格14万4180円(ボディ)

ニコンDXフォーマットの最上位機D500から画像処理エンジンとセンサーを受け継ぎつつ、ファインダーなどのスペックを抑えて、小型軽量化と低価格化を図ったモデル。AFは51点測距で、連写は最高8コマ/秒に対応しています。

20171222_yamauchi_19↑ファインダーに視野率100%のペンタプリズムを採用。クリアな見え方で倍率も大きく、長時間のぞいても目が疲れにくくなっています

 

【SPEC】

●有効画素数:約2088万画素 ●モニター:3.2型チルト式液晶 ●連写:最高約8コマ/秒 ●ファインダー倍率:約0.94倍 ●大きさ・重さ:W135.5×H104×D72.5mm・約720g

 

【CHECK 01】向かってくる動き:5(合焦率100%)

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遠方からカメラの方向に向かってくる急行列車を最高速で連写。全40コマを正確なピントで撮影できました。

 

【CHECK 02】複雑な動き:5(合焦率92%)

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左右前後に不規則に走り回る子どもを、高速連写+AF-Cモードで撮影。高い確率でしっかりと追従しました。

 

【CHECK 03】暗所での動き:4(合焦率84%)

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薄暗い水槽の魚を高速連写で撮影。-3EV対応というスペックどおり、暗所でも作動するAFを実感できました。

 

【CHECK 04】ライブビュー時:2(合焦率16%)

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動くオモチャをライブビューで撮影。残念ながらライブビューの場合、動体のAF撮影は実用性が高くなさそうです。

 

 

【エントリー②】

ライブビュー撮影時も正確&高速なAFが魅力

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キヤノン
EOS 9000D
実売価格10万1970円(ボディ)

ボディ右肩にサブ液晶を搭載したキヤノンの中級一眼レフ。一眼レフとしては小さくて軽いボディながら、オールクロス測距の45点AFに対応。ライブビューが高速な「デュアルピクセルCMOS AFや最高6コマ/秒連写も魅力です。

20171222_yamauchi_17↑バリアングル液晶を採用。ボディの軽量さやライブビュー時の高速AFと相まって、フリーアングル撮影の自由度が高くなっています

 

【SPEC】

SPEC●有効画素数:約2420万画素 ●モニター:3.0型可動式液晶 ●連写:最高約6コマ/秒●ファインダー倍率:約0.82倍 ●大きさ・重さ:W131×H99.9×D76.2mm・約540g

 

【CHECK 01】向かってくる動き:5(合焦率95%)

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同じく向かってくる急行列車を最高速で連写。40コマ中の38コマを正確なピントで撮影できました。

 

【CHECK 02】複雑な動き:4(合焦率71%)

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高速連写+AIサーボで撮影。光線などの条件によってたまに外すこともありましたが、まずまずの性能です。

 

【CHECK 03】暗所での動き:5(合焦率91%)

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薄暗い水槽の魚を高速連写。こちらも-3EV対応というスペックどおり、優秀な暗所時AFを確認できました。

 

【CHECK 04】ライブビュー時:4(合焦率88%)

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高速走行するオモチャをライブビューで撮影。ファインダー撮影時と大きく変わらない優秀な動体AFです。

 

 

文・作例/永山昌克  撮影/高原マサキ(TK.c)

2017年発売の狙い目カメラはコレだ! プロが選ぶ「コスパ&実用度で“買い”なカメラ」Best5

前回の記事では、プロカメラマンの吉森信哉さんに、2017年に発売されたカメラのなかから“意表を突かれたカメラ”Best5を解説してもらいました。1歩抜きん出た機能・性能をもつこれらの製品たちは見ていてワクワクしますが、どうしても高価になりがち。そこで本記事では、同じく吉森カメラマンに“コスパ・実用度”というテーマで5機種を選んでもらいました。実際に購入を検討するならこのあたりが狙い目ですよ!

※記事内の価格は2017年12月27日時点の編集部調べによるものです

 

【第5位】カシオ EXILIM EX-ZR4100

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“超広角19mm”でダイナミックな表現が可能

「メイクアップテクノロジー」により、肌の階調を残したまま段階的に自然で滑らかな肌を表現でき、さらに人物の周囲の景色をアート作品のように仕上げる「メイクアップアート」を搭載するなど、自分撮りをキレイに仕上げる独自機能が魅力のコンパクトデジカメ。液晶モニターも180度まで開くチルト式なので、快適な自分撮りが楽しめる。また、19mm相当の超広角域までカバーする、高性能な光学5倍ズームレンズを搭載。これによって、ほかのコンパクトデジカメでは得られない、ワイドでダイナミックな描写や表現が可能だ。

 

【選出理由】

メーカーの製品紹介ページの「特長」をチェックすると、まず最初に「メイクアップテクノロジー」や「メイクアップアート」などの、美肌・美顔・美景といった機能が紹介されている。そこに、このカメラの方向性(誰に訴求したいカメラなのか)を見ることができる。たしかに、こうした機能は“自分や景色を美しくドラマチックに表現したい人”にとって魅力的だ。ただここで注目したいのは、それらに隠れてしまいがちだが、基本仕様や機能も非常に優秀なカメラである点。撮像センサーの画素数は「有効1210万画素」と控えめなものの、サイズは一般的なコンデジよりも大きい「1/1.7型」。画像形式はJPEGだけでなくRAWでも記録できる(RAW現像が行える)。そして、何よりも魅力的なのが、搭載される光学5倍ズームが“超広角19mm”をカバーしている点。これによって、より広い空間を写し込むことができ、遠近感を強調したダイナミックは絵作りが可能になるのである。実際に撮影してみても、そのレンズ描写(性能)や画質の良好さに感心させられた。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ一体型コンパクト ●撮像素子サイズ:1/1.7型 ●有効画素数:1210万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):19~95mm ●ISO感度:80~6400 ●シャッター速度:1/20000~15秒(撮影モードにより異なる) ●AF方式(測距点数):TTLコントラスト方式(25点) ●連続撮影速度:30コマ/秒 ●ファインダー:- ●液晶モニター:チルト式3.0型・92.16万ドット ●動画記録:フルHD(1920×1080)対応 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):108.3×61.5×37.7mm(突起部除く奥行き28.0mm) ●質量(本体のみ):約209g ●参考価格:4万5370円

 

■EX-ZR4100の詳細はコチラ↓

豊富なメイクアップ機能で理想の自分に! 自撮りが楽しいコンパクトデジカメ「カシオ EXILIM EX-ZR4100」

 

 

【第4位】オリンパス Tough TG-5

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タフ性能だけでなく、画質や高度な撮影機能も魅力

広角端でF2.0を誇る明るいレンズを搭載し、新開発の高性能イメージセンサーや最新の高速画像処理エンジン「TruePic VIII」によって、従来以上の高画質を実現したタフネスコンパクトカメラ。映像にトラッキング情報を加えて高い臨場感が得られる「フィールドセンサーシステム」も採用する。さらに、充実したタフ性能をベースに、新たに耐結露も実現。また、堅牢性を重視したコンパクトデジカメでありながら「4Kムービー」などの動画撮影機能も備えている。

 

【選出理由】

単にタフ性能やアウトドア機能が優れているだけでなく、高画質の追求や、各種アクセサリーによる表現領域の拡大。そうした点が、Tough TG-5の大きな魅力である。画質面では、高速かつ高感度性能に優れた新開発の「Hi-speed裏面照射型CMOSイメージセンサー」と、同社のミラーレス一眼のフラッグシップモデル「OM-D E-M1 Mark II」と同じ画像処理エンジン「TruePic VIII」を採用。これにより、常用感度域での画質向上や、高感度時のノイズレベルをISO感度1段分改善することに成功(従来モデル「STYLUS TG-4 Tough」との比較)。さらに、マクロ写真の表現を広げる4つの撮影モード(顕微鏡、顕微鏡コントロール、深度合成、フォーカスブラケット)や、別売の2種類の接写用アクセサリー(LEDライトガイド LG-1、フラッシュディフューザー FD-1)からなる「バリアブルマクロシステム」の魅力も大きい。フィッシュアイとテレの2種類のコンバーターレンズも使用できる。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ一体型コンパクト ●撮像素子サイズ:1/2.33型 ●有効画素数:1200万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):25~100mm ●ISO感度:100~12800 ●シャッター速度:1/2000~1/2秒(夜景モードとAモードは最長4秒) ●AF方式(測距点数):TTLコントラスト方式(25点) ●連続撮影速度:約20コマ/秒 ●ファインダー:- ●液晶モニター:3.0型・約46万ドット ●動画記録:4K(3840×2160)対応 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):113×66×31.9mm ●質量(本体のみ):約250g(充電池、メモリーカード含む) ●参考価格:5万880円

 

■Tough TG-5の詳細はコチラ↓

トラッキング情報を記録できる“タフ”な相棒! 防水コンパクトデジカメ「オリンパス Tough TG-5」誕生

 

 

【第3位】富士フイルム instax SQUARE SQ10

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インスタントカメラでありデジタルカメラでもある

撮ったその場でプリントが楽しめる、インスタントカメラのinstax“チェキ”シリーズ。そのなかで、デジタルイメージセンサーと画像処理技術を初めて搭載したモデルが、この「instax SQUARE SQ10」だ。つまり、インスタント写真(プリント)が作れるだけでなく、多彩な画像編集や加工機能によって、撮影または画像再生中にいろいろな効果を生かした写真が作れ、自由にプリントできるのである。

 

【選出理由】

インスタントカメラは、撮影したその場でプリントが作れるカメラである。……が、「instax SQUARE SQ10」はデジタルカメラでもある。つまり、撮影画像をデジタルデータとして保存しつつ、必要に応じてプリントすることができるのだ。それゆえに、撮影時や撮影後の画像エフェクト(明るさ調整、ビネット、各種フィルター効果、など)によって、通常のインスタント写真では難しい多彩な表現が可能になる。もっとわかりやすく言えば、デジタルカメラと画像編集ソフトとプリンターを一緒に持ち歩いている……という状態なのである。これは実に楽しい!! そんな楽しい多機能カメラが約3万円で買えるのは実にウレシイ。

 

【SPEC】

●カメラ形式:ハイブリッドインスタントカメラ ●撮像素子サイズ:1/4型 ●記録画素数(ピクセル):1920×1920 ●搭載レンズ(35mm判相当):28.5mm ●ISO感度:100~1600(自動) ●シャッター速度:1/29500~1/2秒、バルブ(最長10秒) ●AF方式(測距点数):TTLコントラスト方式(中央) ●連続撮影速度:- ●ファインダー:- ●動画記録:- ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):119×127×47mm ●質量:450g(フィルムパック、バッテリーを含む) ●参考価格:2万9000円

 

■instax SQUARE SQ10の詳細はコチラ↓

【作例多め】“撮り直しができる”新発想チェキ、富士フイルム「instax SQ10」を使い倒し!

 

 

【第2位】ペンタックス KP

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軽快かつ高品位なミドルクラス一眼レフ

内部構造の最適化により、薄型でコンパクトな携帯性に優れたボディを実現。新型CMOSイメージセンサーと、高速画像処理エンジン「PRIME IV」との組み合わせにより、ISO819200の超高感度撮影も可能にしている。また、イメージセンサーユニットを微細にずらしながら4回撮影して合成する超解像技術「リアル・レゾリューション・システム」を搭載。これにより超高精細な画像を得ることができる。

 

【選出理由】

ミドルクラス以上の一眼レフは大柄で重いものが多いが、携帯性や撮影時の負担を考えると、少しでも小柄で軽量なもののほうがありがたい。とはいえ、エントリークラスの製品だと、機能や仕様に不満が多くなるし、ボディの質感もあまり良くない……。だが、このKPは小型で軽量な設計ながら、ボディ素材に軽量で堅牢なマグネシウム合金を採用し、剛性感や高品位な材質感を実現している。そして、同社の35mm判フルサイズ機「K-1」譲りの、動体補正対応の超解像技術「リアル・レゾリューション・システム」も搭載。こういった高度な機能も搭載しているので、軽快な撮影だけでなく、本格的な高精細描写を追求する撮影にも威力を発揮する。さらに、グリップ部が簡単に交換できるグリップ交換システム(3タイプ)を採用しているので、使用レンズや撮影スタイルに応じてたボディカスタマイズが可能。こういった“趣味性”も、このKPの魅力である。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ交換式一眼レフ ●撮像素子サイズ:APS-Cサイズ ●有効画素数:約2432万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):- ●ISO感度:100~819200 ●シャッター速度(※は電子式):1/6000(※1/24000)~30秒、バルブ ●AF方式(測距点数):TTL位相差検出方式(27点) ●連続撮影速度:最高約7コマ/秒 ●ファインダー:一眼レフレックス式ファインダー(視野率約100%・約0.95倍) ●液晶モニター:チルト式3.0型・約92.1万ドット ●動画記録フルHD(1920×1080)対応 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):約131.5×101.0×76.0mm ●質量(本体のみ):約643g ●参考価格(ボディ):10万4480円

 

■ペンタックス KPの詳細はコチラ↓

最高感度ISO 819200で撮影条件を選ばない! グリップカスタマイズもユニークな「ペンタックス KP」新登場

 

 

【第1位】キヤノン EOS 9000D

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上位機顔負けの実力を備えたエントリーモデル

エントリークラスでありながら、ボディー上面に表示パネルと、2つの電子ダイヤルを搭載。高い視認性と操作性を実現した、本格志向ユーザー向けのモデルとなっている。また、同社のエントリークラスで初めて「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載し、ライブビュー撮影時における高速なAFを実現。ファインダー撮影時においても、上位機「EOS 80D」と同じオールクロス45点AFを採用するなど、まさに上位機並の実力を備えた実力派エントリーモデルである。

 

【選出理由】

従来モデルのEOS 8000Dはもう1つのエントリーモデル「EOS Kissシリーズ」と異なり、エントリークラスながら上面に表示パネルと、前後に2つの電子ダイヤルを搭載する本格志向のモデルであった。EOS 9000DはそのEOS 8000Dの基本仕様を受け継ぎ(外観もほぼ一緒)、操作性だけでなく撮影機能も上位機並にレベルアップされている。オールクロス45点AFの搭載、ライブビュー時にCMOSセンサーの画素が撮像と位相差AFの両方を行う「デュアルピクセルCMOS AF」の採用、ファインダー撮影時に約2420万画素の高画素(RAW/JPEGラージ)で約6コマ/秒の高速連続撮影が可能……など、ミドルクラス並の性能なのである。上位機「EOS 80D」にも防塵・防滴対応や視野率100%の広いファインダー、約7コマ/秒の高速連続撮影など魅力的な部分はあるが、EOS 9000Dは多くの機能や仕様で追いついており、映像エンジンに関してはEOS 80Dよりも進化しているのだ。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ交換式一眼レフ ●撮像素子サイズ:APS-Cサイズ ●有効画素数:約2420万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):- ●ISO感度:100~25600(拡張:上限51200) ●シャッター速度:1/4000~30秒、バルブ ●AF方式(測距点数):TTL位相差検出方式(45点) ●連続撮影速度:最高約6コマ/秒 ●ファインダー:一眼レフレックス式ファインダー(視野率約95%・約0.82倍) ●液晶モニター:ワイド3.0型・104万ドット ●動画記録:フルHD(1920×1080)対応 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):約131.0×99.9×76.2mm ●質量(本体のみ):約493g ●参考価格(ボディ):10万1970円

 

■EOS 9000Dの詳細はコチラ↓

エントリー一眼の新定番! キヤノンEOS 9000DとEOS Kiss X9iはどちらを買うべき?

2017年のカメラカテゴリ総決算! プロが意表を突かれたカメラBest5

2017年も数々のカメラ新製品が登場し、市場を賑わせました。本稿ではプロカメラマン・吉森信哉さんが、2017年に発売されたカメラ製品のなかから“意表を突かれたカメラ”という切り口で5製品をピックアップ。選出理由も含め、ランキング形式で紹介してもらいます。

※記事内の価格は2017年12月27日時点の編集部調べによるものです

 

【第5位】富士フイルム GFX 50S

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1kgを切る小型軽量の“中判ミラーレス”

GFX 50Sは、「FUJIFILM G フォーマット」のイメージセンサーを搭載する、小型軽量ボディの中判ミラーレスカメラ。その中判サイズの有効5140万画素CMOSセンサーと、画像処理エンジン「X-Processor Pro」の組み合わせにより、35mm判フルサイズ機を上回る超高画質を実現する。そして、静電式タッチパネルを採用する背面モニターや、防塵・防滴・耐低温構造の高剛性マグネシウム合金製ボディの採用などにより、過酷な屋外撮影での高パフォーマンスも期待できる。

 

【選出理由】

超高画質が期待できる、中判サイズ(43.8×32.9mm)の5140万画素CMOSセンサーを搭載。これだけでも35mm判フルサイズ一眼レフカメラに対するアドバンテージになるが、GFX 50Sのボディの重さは1kgを切る軽量設計だ。この「約740g」という質量は、予想以上の軽さであった。また、EVF(液晶ビューファインダー)は、富士フイルム初の着脱式で、使い方に合わせたボディスタイルが選択できる。このあたりのフレキシブルさも驚いた点である。さらに、液晶モニターはタッチパネル対応なのでメニュー操作や測距点選択などが迅速に行えるし、縦位置にも対応できる3方向チルト機構の採用も機動性の高さにつながっている。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ交換式ミラーレス ●撮像素子サイズ:中判(43.8×32.9mm) ●有効画素数:約5140万画素 ●ISO感度:100~12800(拡張:下限50、上限102400) ●シャッター速度(※は電子式):1/4000(※1/16000)~60分、バルブ、タイム ●AF方式(測距点数):TTLコントラストAF(425点) ●連続撮影速度:約3コマ/秒 ●ファインダー:電子式ビューファインダー(視野率100%・0.85倍) ●液晶モニター:3方向チルト式3.2型・約236万ドット ●動画記録:フルHD(1920×1080)対応 ●外形寸法:147.5×94.2×91.4mm(最薄部41.6mm) ●質量(本体のみ):約740g ●参考価格(ボディ):80万4060円

 

 

【第4位】キヤノン PowerShot G1 X Mark III

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1.0型機を彷彿とさせる小型軽量ボディにAPS-Cサイズセンサーを搭載

キヤノンのコンパクトデジカメで、初めてAPS-Cサイズのセンサーを採用したモデル。その有効約2420万画素のCMOSセンサーと、新設計の光学3倍ズームレンズにより、美しいボケや豊かな階調を生かした表現が可能だ。さらに、映像エンジンDIGIC7の搭載により、高感度撮影時のノイズ耐性や高解像度を実現し、独自のデュアルピクセルCMOS AFの採用で「AF追従時・約7コマ/秒」の高速・高精度な連続撮影も実現している。

 

【選出理由】

1.0型センサー機のPowerShot G5 Xと見紛うサイズ&デザインの小型ボディに、APS-CサイズのCMOSセンサーと高性能な光学3倍ズームレンズを搭載。筆者のようにG5 Xを使ったことがある人間なら、素直に驚いてしまうだろう。「あれと同程度サイズのAPS-Cズーム機が可能なのか!」と(※高級コンデジのスタンダードは1.0型センサーで、APS-Cサイズセンサーはそれよりも大きい)。しかも、前述の高速・高精度な連続撮影や、「ピクチャースタイル」の搭載、防塵・防滴構造の採用など、一眼レフEOSシリーズのミドルクラス機並の機能や仕様を備えている点も恐れ入る。そして、一眼レフとはひと味違う軽快なサイズ&質量のカメラだけに、より軽快で快適な高品位撮影が堪能できる。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ一体型コンパクト ●撮像素子サイズ:APS-Cサイズ ●有効画素数:約2420万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):24~72mm ●ISO感度:100~25600 ●シャッター速度:1/2000~30秒、バルブ ●AF方式(測距点数):デュアルピクセルCMOS AF(49点) ●連続撮影速度:最高約9コマ/秒 ●ファインダー:電子式ビューファインダー(視野率100%) ●液晶モニター:バリアングル式3.0型・約104万ドット ●動画記録:フルHD(1920×1080)対応 ●外形寸法:約115.0×77.9×51.4mm ●質量(本体のみ):約375g ●参考価格:12万7460円

 

■PowerShot G1 X Mark IIIの詳細はコチラ↓

センサーは大きく、でもボディはコンパクトに! キヤノン「PowerShot G1 X Mark Ⅲ」の与えた衝撃

 

 

【第3位】ソニー Cyber-shot DSC-RX0

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アクションカメラと見紛うタフネス仕様の高画質モデル

プレミアムコンパクトRXシリーズの高画質技術を、防水性や堅牢性を備えた小型ボディに凝縮したコンパクトデジタルカメラ。水中や砂ぼこりが舞う環境、限られたスペースでの撮影など、あらゆる過酷な状況下での撮影を実現する。また、ワイヤレス接続や有線接続で複数台を組み合わせての多視点撮影なども可能。

 

【選出理由】

近年、ツーリングやマリンスポーツなどのアウトドアで、小型で堅牢なアクションカメラが活用されている。DSC-RX0はそうしたカメラを彷彿とさせる、小型で斬新なフォルムが目を引く。だが、その中身(実力)は、紛れもなく高画質設計のRXシリーズそのものである。撮像センサーには、高感度・低ノイズで広いダイナミックレンジを実現する、有効約1530万画素のメモリー一体1.0型積層型CMOSイメージセンサーExmor RSを採用。まず、この大型センサーに驚く。そして、搭載レンズは高解像で歪みの少ない広角「ZEISS Tessar T* 24mm」レンズ。こういったハイグレードな主要パーツを、約59.0×40.5×29.8mmの超小型ボディに搭載しているのだ。また、水深10mの防水性能、2.0mの落下耐性、200kgfの耐荷重……というタフネス性能も見逃せない。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ一体型コンパクト ●撮像素子サイズ:1.0型 ●有効画素数:約1530万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):24mm ●ISO感度:125~12800(拡張:下限80) ●シャッター速度:1/32000~1/4秒 ●AF方式(測距点数):ワイド(25点自動測距)など ●連続撮影速度:最高約16コマ/秒 ●ファインダー:- ●液晶モニター:1.5型・約23万ドット ●動画記録:フルHD(1920×1080)対応 ●外形寸法:59.0×40.5×29.8mm ●質量(本体のみ):約95g ●参考価格:8万3490円

 

■Cyber-shot DSC-RX0の詳細はコチラ↓

超小型なのに1型センサー&ツァイスレンズを搭載! ソニー「Cyber-shot RX0」はいったい何者!?

 

 

【第2位】ニコン D850

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高画素化と高速化を図ったフルサイズ一眼レフの主力モデル

ニコンのデジタル一眼レフで初めて裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、有効4575万画素と高画素ながらISO64~25600の広い常用感度域を実現。また、ボディ単体でも最高約7コマ/秒、マルチパワーバッテリーパック「MB-D18」使用で最高約9コマ/秒の高速連続撮影が可能になる。タッチパネル対応のチルト式液晶モニターも搭載。センサー画素数と高速連写性能を両立させた、ハイレベルな35mm判フルサイズ一眼レフである。

 

【選出理由】

従来モデルに当たるD810も「有効3635万画素」と十分に高画素な一眼レフだったが、本製品は「有効4575万画素」とさらに高画素化。しかも、入射光を効率的にフォトダイオードへ導く裏面照射型CMOSセンサーなので、高感度性能(領域と画質)も大きく進化している。そして、高速連続撮影の性能も、D810の「最高5コマ/秒」から、バッテリーグリップ装着で「最高9コマ/秒」へと大幅スピードアップ。その“高画素化と高速化”のレベルアップに感心する。と同時に、近年ミラーレスカメラに押されぎみの一眼レフの“底力”を見せつけられた思いだ

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ交換式一眼レフ ●撮像素子サイズ:35mm判フルサイズ ●有効画素数:4575万画素 ●ISO感度:64~25600(拡張:下限32、上限102400) ●シャッター速度:1/8000~30秒、バルブ、タイム、X250 ●AF方式(測距点数):TTL位相差検出方式(153点、選択可能55点) ●連続撮影速度:約7コマ/秒、約9コマ/秒(マルチパワーバッテリーパック「MB-D18」装着で電源が「EN-EL18b」の場合) ●ファインダー:一眼レフレックス式ファインダー(視野率約100%・約0.75倍) ●液晶モニター:チルト式3.2型・約236万ドット ●動画記録:4K(3840×2160)対応 ●外形寸法:約146×124×78.5mm ●質量(本体のみ):約915g ●参考価格(ボディ):39万9600円

 

■D850の詳細はコチラ↓

【待ってました!】有効4575万画素のフルサイズ一眼レフ「ニコン D850」正式発表!

 

 

【第1位】ソニー α9

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プロ仕様一眼レフを凌駕する、驚異の高速連写ミラーレス

新開発の有効約2420万画素フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーと、進化した画像処理エンジンBIONZ X。この組み合わせにより、AF/AE追従「最高20コマ/秒」の高速連写を実現。また、大容量バッファメモリーの搭載により、20コマ/秒連写で圧縮RAW241枚/JPEG362枚1の大量連続撮影も可能。

 

【選出理由】

ごく一部のプロ仕様35mm判フルサイズ一眼レフならば、毎秒十数コマの高速連写が可能である。が、このα9は、ミラーレス(ミラーがない)構造上のメリットを生かし、AFとAEを追従させつつ「最高20コマ/秒」という驚異的な高速連続撮影を可能にした。その“一眼レフを超える超高速連写が可能なフルサイズ機”という点に、非常に驚きを覚えた。しかも、電子シャッター撮影なので、一眼レフのようなシャッターごとのブラックアウトも発生しない。また、その高速性能だけでなく、圧縮RAWモードで「241枚」という大量の連続撮影が可能である、という点にも度肝を抜かれる。少し大げさに表現すれば、スポーツなど一瞬を捉える撮影に革命をもたらしたカメラ、とも言えるだろう。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ交換式ミラーレス ●撮像素子サイズ:35mm判フルサイズ ●有効画素数:約2420万画素 ●ISO感度:100~51200(拡張:下限50、上限204800) ●シャッター速度(※は電子式):1/8000(※1/32000)~30秒、バルブ ●AF方式(測距点数):ファストハイブリッドAF(693点) ●連続撮影速度:最高約20コマ/秒(電子)、最高約5コマ/秒(メカ) ●ファインダー:電子式ビューファインダー(視野率100%・約0.78倍) ●液晶モニター:チルト式3.0型・144万ドット ●動画記録:4K(3840×2160)対応 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):約126.9×95.6×63.0mm(グリップからモニターまで) ●質量(本体のみ):約588g ●参考価格(ボディ):50万6930円

 

■α9の詳細はコチラ↓

注目ミラーレス一眼の真価を問う! ソニー「α9」対「動きモノ」