次期「iPhone 16」に爆売れ予想! その理由は…

アップルが「iPhone 16」シリーズの売上増を見越して、TSMCへのチップの発注を1000万個も増やしたとの情報が、中国メディアで伝えられています。

↑Apple IntelligenceがiPhoneの売り上げを増やす?(画像提供/アップル)

 

歴代のiPhoneには「Aシリーズ」のチップが搭載されており、昨年発売された「iPhone 15 Pro/Pro Max」には「A17 Pro」が採用されています。また、TSMCは最新の製造技術を進んで導入するチップメーカーであり、Aシリーズのチップ製造を担当しています。

 

中国語ニュースサイトのCTEEによれば、アップルは今年のiPhone 16シリーズに向けて、9000万個〜1億個のチップを準備するようにTSMCに依頼したとのこと。昨年のiPhone 15向けのチップ製造数が8000万個〜9000万個だったのと比較して、大幅な生産量の増加と言えるでしょう。

 

さらに「iOS 18」を搭載するiPhone 16シリーズでは、AI(人工知能)機能「Apple Intelligence」が導入されます。iPhone 16シリーズは4モデルすべてがこのAI機能をサポートする見込みで、これにより売上台数の大幅増が見込めるようです。

 

Source: CTEE via 9to5Mac

噂の「Galaxy Z Fold6 Slim」、中国の公的機関が認証? 日本での販売は…

サムスンは次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」において、薄型モデルを投入するとの噂が相次いでいました。このデバイスが、中国3C機関の認証を通過したとテック系情報サイトのGizmochinaが主張しています。

↑Galaxy Z Fold6 Slimが発売されるのは中国と韓国だけ?

 

インドメディアのMySmartPriceは未発売のサムスン製品「W25」を3C認証サイトで発見したと報告しました。3Cとは中国の強制認証制度であり、人体の健康などにかかわる製品は必ず届け出て認証を受けることが義務付けられます。

 

同サイトは、これがGalaxy Z Fold6の中国版だと推測しました。しかし、GizmochinaのライターはGalaxy Z Fold Slimあるいは「Galaxy Z Fold6 Ultra」であり、サムスン社内でのコード名はQ6Aだと主張。さらにディスプレイ専門アナリストRoss Young氏に問い合わせ、Galaxy Z Fold6の通常モデルとは画面のサイズが異なるという確認を取ったという流れです。

 

この「Q6A」というコード名は、以前もGalaxy Z Fold6の特別バージョンとして噂されていたものです。一時は廉価モデルとの説もありましたが、GizmochinaはGalaxy Z Fold6 UltraまたはGalaxy Z Fold6 Slimだと述べています。

 

また、上記のYoung氏は、Q6Aの画面サイズがGalaxy Z Fold6の通常モデルと異なると語っていたことがあります

 

このGalaxy Z Fold6特別バージョンが中国や韓国だけの限定販売になるとの予想もあり、Gizmochinaもその説を支持しています。

 

その理由はコスト。折りたたみ画面の開発には莫大なコストがかかり、それが製品の価格に反映されます。Galaxy Z Fold6でさえ非常に高価になることを考えれば、特別バージョンはそれ以上となり、全世界で販売するリスクは避けられるというわけです。

 

もしもGalaxy Z Fold6 Slim(あるいはUltra)が実際に発売されても、日本では入手しにくそうです。いずれ十分に製造コストが下がり、後継モデルが国内でも販売されるようになることを期待したいところです。

 

Source: Gizmochina

Nothing、「CMF Phone 1」のカメラ性能を初公開! ソニー製のイメージセンサーを搭載

英Nothing Technologyは安価なサブブランドCMFで、新型スマートフォン「CMF Phone 1」とともに新型ワイヤレスイヤホン「Buds Pro 2」とスマートウォッチ「Watch Pro 2」を7月8日に正式発表すると予告しています

↑正式発表まで待てない!(画像提供/Nothing Technology)

 

それに続き、CMF Phone 1のカメラやBuds Pro 2の性能など、新たな情報が公開されました。

 

CMF Phone 1の背面メインカメラは、ソニー製のイメージセンサーとF1.8のレンズを備え、画素数は50MP(5000万画素)です。

 

これは「自然で美しい画像を撮影するように設計」されており、先進的なアルゴリズム(Ultra XDR含む)により「照明条件に関係なく、明るく臨場感ある写真を撮影できます」と述べています。ただしOIS(光学手ブレ補正)には言及していないため、この機能はなさそうです。

 

次に、イヤホンのCMF Buds Pro 2は、最大50dBのノイズを低減できるハイブリッドANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載。これは初代モデルより5dB高く、性能がアップしています。カラーバリエーションはブラック/グレーとブルーの2色で、デュアルドライバーを搭載し、NothingまたはCMF Phone 1を通じてChatGPTを利用できるとのことです。

↑新型ワイヤレスイヤホン(画像提供/Nothing Technology)

 

最後に第2世代スマートウォッチCMF Watch Pro 2は、前モデルのような四角い文字盤ではなく、丸い文字盤を搭載。本体ケースはアルミニウム製となっています。

 

Nothingの製品は価格のわりにデザインが優れており、性能も非常に好評を呼んでいるため、正式発表を楽しみに待ちたいところです。

 

Source: Nothing(X), Gizmochina
via: GSMArena

サムスン「Galaxy Watch Ultra」と「Watch7」の全スペックが流出! 噂の3nmチップは?

サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch7」と上位モデル「Galaxy Watch Ultra」の情報は何度もリークされてきましたが、それらのスペックと価格が分かったとフランスのテック系サイトDealabsが主張しています。

↑残すは正式発表のみ(画像はGalaxy Watch6 Classic)

 

同サイトはフランスで入手できる情報に基づき、Galaxy Watch UltraとGalaxy Watch7の情報を掲載しました。一般的にハイテク機器は地域ごとに価格設定が異なりますが(消費税などが違うため)、ある程度の目安にはなりそうです。

 

まずGalaxy Watch Ultraのサイズは47mmと大きく、全体の寸法は 47.4 x 47.1 x 12.1mm、重さは60.5gとのこと。ちなみにGalaxy Watch6 Classicの大型モデルは46.5 x 46.5 x 10.9mm、59gでした。

 

Ultraモデルのボディはチタン製で、サファイアガラスに保護された1.5インチ、480×480のAMOLEDディスプレイを搭載。RAM容量は2GB、内蔵ストレージは32GB(Google Pixel Watch 2と同じ)。バッテリー容量は590mAhで、ワイヤレス充電に対応。防水性能は10ATM(10気圧防水)であり、平均的なスマートウォッチの2倍に達しています。

 

そんなGalaxy Watch Ultraのフランスでの価格は699ユーロ(約12万円※)。なお現在、Galaxy Watch 6 Classicは449ユーロ(約7万8000円)、日本では8万円弱です。

※1ユーロ=約174円で換算(2024年7月3日現在)

 

カラーバリエーションは「チタニウム・グレー」、「チタニウム・シルバー」、「チタニウム・ホワイト」の3色展開になるようです。

 

一方、Galaxy Watch7は、前Galaxy Watch6とかなり近い仕様となりそう。サイズは40mm版(40.4 x 40.4 x 9.7mm)と44mm版(44.4 x 44.4 x 9.7mm)の2種類あり、それぞれ300mAhと425mAhのバッテリー、5気圧防水、2GBのRAMと32GBのストレージを搭載し、画面サイズは先代モデルと同じ。どちらも引き続きアルミニウム製となるとのことです。

 

価格については、40mmモデルが319ユーロ~(約5万5000円〜)、44mmサイズが349ユーロ~(約6万円〜)。これはGalaxy Watch6の発売当時の価格と全く同じで、噂された値上げはなさそうです。

 

色については、40mmモデルには「グリーン」と「クリーム」が、44mmモデルには「グリーン」と「シルバー 」が用意されるとのこと。

 

これらの全モデルに搭載されるチップは「Exynos W1000」であり、噂通りサムスン初の3nm製造となる模様です。また、どちらも予想通りWear OS 5を搭載しています。

 

サムスンは7月10日の「Galaxy Unpacked」イベントで、新型折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold6」や「Galaxy Z Flip6」と一緒に新型スマートウォッチも発表する見通しです。すでにハードウェアの全仕様は分かった感じがありますが、新AI機能に期待したいところです。

 

Source: Dealabs
via: 9to5Google

19分で充電終わるのすごすぎ! しかも8万円切りのプレミアムスマホ「Motorola edge 50 pro」

モトローラ・モビリティ・ジャパンは7月3日、急速充電スマホ「motorola edge 50 pro」シリーズを発表しました。発売は7月12日を予定しています。

 

モトローラといえば折りたたみスマホの新モデル「motorola razr 50」をグローバル発表したニュースもありますが、今回日本向けに発表されたのはそれではなく“折りたたまない方”のプレミアムモデルedgeシリーズの新型です。

↑モトローラが7月3日に発表した急速充電スマホ、motorola edge 50 pro

 

ソフトバンク向けの「motorola edge 50s pro」とSIMフリー版の「motorola edge 50 pro」の2種類を展開します。SIMフリー版は通信キャリアとしてはMVNOのIIJmioが独占で取り扱います。単体販売ではAmazonや家電量販店などの多くの販路で販売します。

 

どちらもデザインや主な機能は共通。ソフトバンク版がメモリー8GBとなっているのに対して、SIMフリー版がメモリー12GBとなっている程度の違いです。

↑SIMフリー版のmotorola edge 50 pro

 

↑ソフトバンク向けのmotorola edge 50s proは3色展開

 

価格はソフトバンク版が8万5584円(税込)。ただし購入から12か月後に返却するプログラムを利用すると、実質12円で利用できます。一方のSIMフリー版はモトローラの直販価格で7万9800円(税込)。IIJmioではややこしい条件なしで、6万9800円(税込)で販売します。

↑ソフトバンク版は複雑な割引きで実質12円

 

↑IIJmioではSIMフリー版もモトローラ直販より1万円安く提供します

 

引き締まった形状にスタイリッシュな仕上げ

edge 50 proのデザインは、スタイリッシュな優美さと扱いやすい触り心地を両立しています。

 

前面はカーブディスプレイを採用し、側面にかけて滑らかに落ち込む形状となっています。6.7インチの大型ディスプレイ、背面のカーブと相まって端末全体が引き締まった形状です。

 

背面にはヴィーガンレザー(合皮)を使用し、すべすべ、サラッとした触感になっています。手に優しく落としづらいスタイリッシュな仕上げ。このヴィーガンレザーは再生プラスチックを使っていて、環境に優しい素材です。

 

モトローラは色彩管理を専門にしているPANTONE社と提携していて、スマホのカラーバリエーションにもPANTONEの色名を使っています。motorola edge 50 proではブラックビューティとリュクスラベンダーの2色を展開。ソフトバンク版ではこの2色にバニラクリームが加わり、3色展開となっています。

 

19分でフルチャージできる爆速充電に対応

最大の特徴は125Wの急速充電に対応していることです。USB PD規格をモトローラ独自に拡張した「125W TurboPower」充電に対応。専用充電器を使うと、バッテリー残量1~100%までの充電がわずか19分で完了します。ワイヤレス充電はQiで最大15Wをサポート。

↑125Wの急速充電器が同梱されています

 

ソフトバンクは急速充電のスマホをシリーズ化した「神ジューデン」というブランドを展開していますが、motorola edge 50s proもそのラインアップに加わります。XiaomiやOPPOの急速充電モデルに加えた、3ブランド目の選択肢となっています。

 

なお、急速充電の125W対応は付属の純正充電器を利用した場合のみ。この充電器を自宅以外にも置きたいという人は、別途8800円(税込)で購入することも可能です。共通規格のUSB PD3.0対応の充電器の場合は、最大100Wで充電できます。

 

ちなみに、充電まわりの仕様はソフトバンク版独自ではなく、SIMフリー版のmotorola edge 50 proも共通になっています。125W急速充電で、USB PD規格との互換性もあります。

 

PANTONE監修のディスプレイは特に肌色表現に優れる

ディスプレイはOLEDパネルを採用。解像度は2712×1220ドットとなっています。端末の左右両端まで隅々に広がるカーブディスプレイは、画面の境界を感じさせない臨場感を演出しています。

↑ディスプレイを手に持っている感覚

 

144Hzの高リフレッシュレート駆動対応で、SNSアプリなどの画面操作も快適にできそうです。またHDR 10+もサポートしています。色の再現性ではPANTONE社の監修も入っていて、特に肌色を適切な色味で表現できるようになっています。

 

カメラもPANTONE監修で色味の再現が正確に

カメラシステムは4眼カメラで、5000万画素のメインカメラ、1300万画素の超広角カメラ、1000万画素の3倍光学ズームカメラ、ToFセンサーという構成になっています。5000万画素のメインカメラはレーザーオートフォーカスと光学式手ブレ補正(OIS)を搭載。薄暗いシーンでもピントを的確に合わせて、手ブレを抑えた写真を撮影できます。超広角と3倍望遠はメインカメラではまかないきれない画角をカバー。ToFセンサーは動画撮影時のブレも補正しています。

 

また、インカメラは5000万画素を採用。前モデルより画素数がアップしています。

 

もちろん、カメラでもPANTONE社の監修付き。色味を正確に再現できるとしています。

↑カメラもPANTONE社の監修付き

 

カメラに「moto ai」機能搭載で性能アップ

そして、2024年のスマホの発表に欠かせない要素が“AI”です。モトローラは「moto ai」として、カメラ機能をAIで改善したとアピールしました。

 

moto aiのカメラ機能はどのようなものがあるのでしょうか。基本的な部分では白飛びや手ブレにおいてAIによる改善が盛り込まれています。数十枚を連写してそのフレームを合成し、白飛びや手ブレを抑えるという仕組みです。特に設定せずに、シャッターボタンを押すだけで機能します。使う人としては、小難しいことを考えずに、きれいに撮影してくれるカメラになったといえます。

 

また、今回新たに加わった望遠レンズを強化し、最大30倍のデジタルズームを行なうための画素補完にもAIを使っています。動画ではAIオーディオズームとして、画面の中の人物の声をしっかり検出する機能も備えています。

↑moto aiによるカメラ画質改善

 

↑黒い被写体にフォーカスを合わせても、白飛びを抑えた写真を撮れます。これはmoto aiによる改善

 

撮影機能ではミニチュア風の写真を撮れるティルトシフト撮影も搭載。さらにAdobe Scanと連動して書類を簡単に撮影できる文書撮影モードもあります。ここまで来るとモトローラのAIではなさそうですが、これもmoto aiと呼ばれています。

↑カメラモードも追加

 

ただし、これらのAIの使い方は他社のスマホでは以前から搭載されています。アプローチとしては堅実ではあるものの2024年に発表する「AIスマホの新機能」としてはインパクトが薄めと言わざるを得ません。

 

moto aiの機能のうち“AIっぽい”機能が壁紙生成機能です。その日の服装を撮影すると、その柄を取り入れた壁紙を作成してくれます。日々の装いにあわせてスマホをイメチェンできる楽しさがありそうな機能です。

↑AIによる壁紙作成機能

 

↑ジャケットを撮ったら万華鏡のようなパターンが生成されました

 

PCと連携できるSmart Connect

モトローラスマホにはWindows PCと連携するSmart Connectという新機能があります。PCとWi-Fiで接続して、PCのウインドウのひとつとしてスマホのアプリを映し出せます。

 

Windows標準の機能でもこのようなスクリーンミラーリングは可能ですが、Smart Connectでは3つのアプリを同時に起動できるようになっています。さらにスマホ上にマウスカーソルを表示して、PCの外部ディスプレイのひとつのように操作することもできます。たとえばスマホ宛のメールに対してキーボードを使ってしっかり返信したいときに便利に使えそうです。

↑PCとスマホが深く連携するSmart Connect

 

直感的な操作ができるジェスチャーも搭載

モトローラスマホではおなじみの、便利なジェスチャー機能も搭載しています。カメラを起動したいときは、スマホを持った手首をひねるだけ。3本指で画面をスライドしてスクリーンショットを撮れたり、アプリ上で指を左右に動かすと画面分割を起動できたりします。直感的な操作でスマホを使いこなせるのが快適です。

 

ちなみに日本向けの機能にはしっかり対応しています。防水防塵はIP68相当で、FeliCa/おサイフケータイも搭載。マイナンバーカードのスマホ搭載も発売後のソフトウェアアップデートで対応予定となっています。

 

まとめ

motorola edge 50 proシリーズは、プレミアム機能を備えながらも挑戦的な価格設定を実現したスマートフォンです。125Wの超高速充電により、わずか19分でフル充電が可能なため、常に忙しく動き回るアクティブなユーザーにとって重宝しそうです。

 

高性能な4眼カメラシステムとmoto aiによる撮影機能は、手軽にパッと良い写真を撮りたいユーザーの期待に答えられそうです。6.7インチの大画面ディスプレイに144Hzの高リフレッシュレートと、動画視聴やゲームを遊ぶうえでも隙のないスペックになっています。

 

価格と性能のバランスが優れているため、高機能スマートフォンを手に入れたいが、フラッグシップモデルほどの出費は避けたいと考える学生や若手社会人にとって、特に魅力的な選択肢となりそうです。

 

主なスペック

OS:Android 14

CPU:Qualcomm Snapdragon 7 Gen 3(オクタコア)

メモリー:8GB(ソフトバンク版:edge 50s pro)/12GB(SIMフリー版:edge 50 pro)

ストレージ:256GB

SDカード:非対応

モバイル通信:5G

SIM:nanoSIM/eSIM

Wi-Fi:Wi-Fi 6E

Bluetooth:Bluetooth 5.4

背面カメラ:約5000万画素(広角)/約1300万画素(超広角)/約1000万画素(3倍望遠)/ToFセンサー

インカメラ:約5000万画素

外部端子:USB Type-C(USB 3.1、DisplayPort 1.4)

生体認証:指紋認証、顔認証

NFC/おサイフケータイ:○

FMラジオ:非搭載

Moto Secure:〇

内蔵スピーカー:ステレオスピーカー

バッテリー:4500mAh

急速充電:125W TurboPowerチャージ対応

ワイヤレス充電:15W ワイヤレス充電(Qi準拠)

大きさ:約162mm×73mm×8.2mm

重さ:約186g

防水防塵:IP68

スピーカーをなんと8基搭載! レノボが11.5型Androidタブレット「Lenovo Tab Plus」を発表

レノボ・ジャパンは7月2日、Androidタブレット「Lenovo Tab Plus」を発表。レノボオンライン価格は7万円前後(税込)。

 

Lenovo Tab Plusは、エンターテイメント性能を極限まで高めたタブレットです。JBLスピーカーを計8基(マトリックス・ツイーター×4基、フォース・バランスド・ベース・システム×4基)搭載し、最高のサウンド体験を提供するとのこと。

 

さらに、Bluetooth接続でポータブルBluetoothスピーカーとしても利用でき、スマートフォン等を接続してどこでも音楽を楽しむことができます。

目の疲れに配慮したディスプレイと大容量バッテリーで長時間コンテンツを楽しめる

Lenovo Tab Plusは、11.5型のTUV認証取得の低ブルーライト高解像度ディスプレイ(2000×1200ドット)を採用。バッテリーは8600mAhの大容量で、最大約12時間のストリーミング再生を実現。また、45Wの急速充電に対応し、約90分でフル充電が完了します。

 

MediaTek Helio G99オクタコアプロセッサー、8GBのRAM、256GBのストレージを搭載し、ゲームアプリも快適に動作。175°開くキックスタンド一体型デザインは、スタイリッシュで耐久性に優れ、さらにIP52の防滴・防塵性能を備えています。その他、機能をカスタマイズできるボタン付きのLenovo Tab Pen Plusをオプション製品として用意しています。

 

この製品のポイント

8基のスピーカー搭載はタブレットとしては多いうえに、Dolby Atmos対応なので音に期待できます。タブレットはエンタメ用途で求める人が多いと思いますが、まさにピッタリな製品といえそうです。

 

■Lenovo Tab Plus主な仕様

OS:Android 14
プロセッサー:MediaTek Helio G99 プロセッサー(最大2.2 GHz、8コア)
メモリ:8GB LPDDR4x
ストレージ:256GB(最大1TBまでのmicroSDカード対応)
ディスプレイ:11.5型(2000×1200ドット)、マルチタッチ対応
インターフェース:USB 2.0 Type-C(OTG機能付き)、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
スピーカー:JBLスピーカー×8
カメラ:フロント800万画素、リア800万画素
バッテリー駆動時間:約12時間 ※1
通信機能:Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth v5.2
本体寸法:268.3(W)×7.8~13.6(D)×174.3(H)mm
本体重量:約650g

レノボオンライン価格(予定):7万円前後(税込)
発売日:2024年7月2日

※1 バッテリー駆動時間は、使用状況によって異なります。

「LINEMOベストプラン」登場で考えたい、月10GBのデータ通信でお得なのはどこ?

ソフトバンクのオンライン専用ブランドLINEMOが2024年7月下旬、新料金プラン「LINEMOベストプラン」の提供を開始します。これまでのLINEMOは3GBと20GBという2つのデータ容量から選ぶ仕組みでしたが、新プランでは使ったデータ量に応じて料金が変化するシステムへと変更になりました。

LINEMOのサイトから

 

本記事では、LINEMOの新プランを細かく解説するとともに、「データ容量月10GB」にスポットをあてて、他社プランとの比較をしていきます。

 

少し複雑だけど幅広いニーズに応えたLINEMOベストプラン

はじめに、LINEMOの新プランはどこが変わったのか、新旧を比較しながら見ていきましょう。

 

LINEMOの旧プラン

LINEMOのサイトから

 

プラン名 データ容量・月額料金 通話料 容量超過時の通信速度
ミニプラン 3GB:990円 22円/30秒 300kbps
スマホプラン 20GB:2728円 22円/30秒 1Mbps

※価格は税込(以下同)

 

LINEMOの旧プランは月間3GBの「ミニプラン」と、月間20GBの「スマホプラン」という2つで構成されていました。月間データ量に加えて、規定のデータ量を超えた際の通信速度にも違いが見られることが特徴です。

 

LINEMOの新プラン

LINEMOのサイトから

 

プラン名 データ容量・月額料金 通話料・付帯通話オプション 容量超過時の通信速度
LINEMOベストプラン ・~3GB:990円
・3GB超~10GB:2090円
22円/30秒 ・10GB超~15GB:300kbps
・15GB超:128kbps
LINEMOベストプランV ・~20GB:2970円
・20GB超~30GB:3960円
5分/1回の通話で国内なら無料(5分超過後は22円/30秒) ・30GB超~45GB:1Mbps
・45GB超:128kbps

 

わかりやすくシンプルだった旧プランと比較すると、新プランは少々複雑な仕組みです。

 

これまでと同様に2プラン構成ですが、使用したデータ容量に応じて料金が変わるように変更されました。その結果、旧プランよりも幅広いニーズに応えるものとなっており「3GB超~10GB」および「20GB超~30GB」が新たな選択肢として加わった形になっています。

 

また、通話料に大きな変更があったことも特徴のひとつ。旧プランの通話料は一律に「22円/30秒」でしたが、新プランのうち「LINEMOベストプランV」には、1回5分までの国内通話無料が含まれています。

 

さらに、容量超過時の通信速度にも変更が加わっています。旧プランではミニプランが300kbps、スマホプランが1Mbpsで統一されていましたが、新プランでは速度制限がより厳しくなるように変更されました。

 

Rakuten最強プランとahamoを強く意識

新しい料金プランは、楽天モバイルとahamoを強く意識したものになったと言えます。

 

まず、段階的に料金が変動する仕組みは、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」と似ています。毎月多くのデータ通信をする場合は楽天モバイルのほうがお得ですが、10GB以下の場合、LINEMOのほうが若干安価に利用することができます。

 

そして、LINEMOベストプランVの「20GBまで:2970円、1回5分以内の国内通話が無料」というサービス内容は、ahamoとまったく同じものとなっています。

 

楽天モバイルとahamoの料金

プラン名 データ容量・月額料金 通話料・付帯通話オプション 容量超過時の通信速度
Rakuten最強プラン ・~3GB:1078円
・3GB超~20GB:2178円
・20GB超:3278円
22円/30秒(Rakuten Link使用で通話料無料) なし(大容量使用時に制限がかかる場合もあり)
ahamo ・~20GB:2970円
・100GB:4950円(大盛りオプション適用)
5分/1回の通話で国内なら無料(5分超過後は22円/30秒) 1Mbps

 

価格だけで見ると他社の「月10GB」の方がお得

ここまで解説してきたとおり、LINEMOベストプランは旧プランと比較して仕組みが少々複雑になってしまったものの、「10GB」や「30GB」という新たな選択肢が追加されたことが強みとなっています。

 

なかでも特に注目したいのは「10GB」というデータ量です。

 

近年、大手通信キャリアでは無制限プランが中心となり、MVNOでも「月30GB」や「月50GB」などの大容量プランが次々と登場しています。

 

このように大量のデータを使うユーザーが増える一方で、大半のユーザーはそこまで多くのデータを使用していません。MM総研が今年発表したデータによると、スマホ利用者の月間データ通信量の平均は11.08GBで、全体の75.7%が月10GB以下しかデータ量を使用していないとされています。

 

3GB程度では心もとないけれど、20GB超は少し多すぎるというユーザーにとって、LINEMOの新プランはちょうどいい選択肢であるといえるでしょう。

 

ただし、注意しなければならないのは、他社のプランにはLINEMOよりも安価な10GBプランが多数あること。

 

LINEMOの公式ページには、新プランについて「10GB以下最安」という記述がありますが、これは「最大通信速度110Mbps超・年齢条件なし受付中プラン」という枠組みの中で比較したものです。通信速度が多少遅くなってもいいのなら、下記のように安価な選択肢があることを覚えておきましょう。

 

月間10GBの料金プラン比較

会社名・プラン名 月額料金 通話料・付帯通話オプション
LINEMOベストプラン 2090円 22円/30秒
mineo「マイピタ 10GB」 1958円 22円/30秒
IIJmio 1500円 11円/30秒
NUROモバイル「VLプラン」 1485円 11円/30秒(NUROモバイルでんわ使用時)
日本通信SIM「合理的みんなのプラン」 1390円 国内通話ひと月70分無料または5分/1回の通話で国内なら無料(超過後は11円/30秒)

 

ここでは10GBプランのあるMVNOから4プランをピックアップしましたが、どれも2000円を切る価格で、LINEMOベストプランよりもお得となっています。特に注目したいのは、日本通信SIMが提供する「合理的みんなのプラン」です。

日本通信SIMのサイトから

 

今回ピックアップした10GBプランの中では最安値で、LINEMOベストプランと比較すると価格差は700円。さらに、70分の国内通話または1回5分までの国内通話無料も付帯しており、お得度で言えば間違いなくトップクラスです。

 

通信速度が速いLINEMOか、コスパに優れた日本通信SIMか、重視するポイントを定めたうえで、自分にあったプランを選んでみましょう。

「Apple Intelligence」、一部機能をサブスク化する計画が発覚!

アップルが将来、AI(人工知能)機能「Apple Intelligence」の一部を有料のサブスクリプションとして提供することを計画していると、米ブルームバーグが報じています。

↑有料機能はどんな価値を提供してくれるのかな?

 

Apple Intelligenceは先日開催された開発者向け会議「WWDC24」で発表されました。人工知能により言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリでアクションを実行したり、日々のタスクをシンプルにこなすことが可能。Apple Intelligenceは今秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」で無料で利用できます。

 

しかし、ブルームバーグによれば、Apple Intelligenceは最初は無料で利用できるものの、長期的な計画としては月額料金を払ってアクセスできる、追加機能を備えた「Apple Intelligence+」のようなものが用意されるそう。

 

このようなAI機能のサブスクリプションを用意することで、アップルはハードウェアの買い替え頻度が鈍化したとしてもそれを補い、ハードウェアへのビジネスの依存を抑えられると言います。それだけでなく、ユーザーがOpenAIの「ChatGPT」やグーグルの「Gemini」を契約するたびに、アップルは収益の一部を得ることも期待できます。

 

ChatGPTやGeminiなどのAIチャットボットには、上位機能を使用することができる有料のサブスクリプションがあります。アップルがこのビジネスモデルにならう可能性は十分ありそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、今度は「Gemini」を導入!? 今秋にも実現か

アップルがグーグルのAIチャットボット「Gemini」を今秋にも導入すると、米ブルームバーグが報じています。

↑Geminiも導入?

 

アップルは先日、今秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」において、OpenAIの「ChatGPT」との統合を発表しました。これにより、ユーザーはChatGPTに質問したり、画像を生成したりすることができます。なお、アップルのデバイスでのChatGPT(GPT-4oモデル)の利用は無料となっています。

 

アップルは開発者向け会議「WWDC24」で、将来はさらに多くのAIチャットボットと統合されると言及していました。ブルームバーグによれば、アップルはグーグルとAI関連企業のAnthropicとの提携を模索しており、AI機能「Apple Intelligence」の一般公開と同時期にGeminiとの統合が正式発表されるというのです。

 

アップルがiOS 18とiPadOS 18、macOS SequoiaにGeminiを統合するために、グーグルと交渉していることは、Apple Intelligenceの発表前から報じられていました。また、フェイスブックを運営するメタともアップルは交渉していましたが、プライバシーポリシーで同意できないことから決裂したようです。

 

もしユーザーがChatGPTとGeminiとを自由に選択できるようになれば、iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaの利便性がさらに向上するはず。今後の発表を楽しみに待ちたいものです。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac

iPhoneの「NFC」が進化しそう! 多目的タップとは?

将来、「iPhone」のNFC(Near Field Communication)機能において、ワンタップで複数のアクションができる可能性が判明しました。

↑もっと便利になりそう(画像提供/MacRumors)

 

NFC技術を標準化するNFC Forumは7月1日、NFCでの多目的タップの概要を発表。1回のタップで複数のアクションをサポートするこの技術は、ポイントツーポイントの領収書の配布、ロイヤルティプログラム、身分証明、交通機関のチケット発行など、さまざまな場面で役に立つとされています。

 

NFCの多目的タップでは、支払いやポイントの記録、領収書の受け取りをワンタップで同時に行うことが可能。例えば、旅行ではiPhoneをタップするだけで旅費の支払いや割引の適応、旅行の領収書を一度に受け取ることができるのです。

 

アップルはNFC Forumの主要メンバーであり、この技術の開発に貢献したと考えられています。同社は「iPhone 6」と「初代Apple Watch」で初めてNFCを導入し、支払いシステム「Apple Pay」で利用。アップルはNFCタグの読み取りや幅広いNFCデバイスとのやり取りなど、新しいNFC技術を積極的に取り入れています。

 

そのようなことを考えると、今回のNFC多目的タップがiPhoneやApple Watchに搭載される可能性は非常に高いと思われます。iPhoneのNFC技術がさらに発展することに期待です。

 

Source: NFC Forum via MacRumors

「Pixel 9」、アルジェリアですでに発売中!? ピンク色の実機っぽい動画が流出

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 9」のうち、標準モデルはオブシディアン(黒)、ポーセリン(ベージュ)、ジェイド(グレー)、ピオニー(ピンクに近い赤紫)の全4色になると噂されています。そのうち、ピオニーらしきPixel 9のハンズオン動画がネット上で公開されています。

↑本当にもう販売中?(画像提供/Hani Mohamed Bioud/X)

 

XユーザーのHani Mohamed Bioud氏は、Pixel 9らしきスマホを手に取った動画をシェア。それと合わせて「Pixel 9はアルジェリアでは発売されている。ストレージは256GB、色はピンク」とも述べています。

 

その色合いから、おそらく4つのカラバリのうちピオニーと思われるものです。Googleは8月13日(現地時間)に「Made by Google」イベントにおいてPixel 9シリーズを発表すると予想されるため、ダミーモデルではなく本物である可能性が高いと思われます。

 

そのデザインは、以前からの噂通り背面のカメラバーが丸みを帯び、フラットディスプレイを搭載。側面が直線的になっている以外は、現行のPixel 8から大きな変化はなさそうです。

 

今年のPixel 9シリーズは、Pixel 9のほか、上位モデル「Pixel 9 Pro」や大型の「Pixel 9 Pro XL」に加えて、折りたたみ機の「Pixel 9 Pro Fold」の全4モデルになると噂されています

 

ちなみに、Pixel 9/9 Pro/9 Pro XLの予想ディスプレイサイズや寸法は次の通りです

 

  • Pixel 9: 画面サイズは約6.03インチ/約152.8 x 71.9 x 8.5mm
  • Pixel 9 Pro: 画面サイズは約6.1インチ/約152.8 x 71.9 x 8.5mm
  • Pixel 9 Pro XL: 画面サイズは約6.5インチ/約162.7 x 76.6 x 8.5mm

 

標準モデルは鮮やかな本体カラー、上位モデルは大胆なデザインの刷新、さらにはGoogleの新たな生成AI機能により、大きな人気を呼ぶかもしれません。

 

Source: Hani Mohamed Bioud(X)
via: PhoneArena

大注目の「Galaxy Ring」、ヘルスケア機能が判明!

サムスン初のスマートリング「Galaxy Ring」は、7月10日開催の「Galaxy Unpacked」イベントで正式に発表される見通しです。ハイテク大手からスマートリングが発売されるのは前例がなく、先行するOuraなど小規模なメーカー以上のインパクトがあると予想されています。

↑大きな期待を集めるGalaxy Ring(画像提供/サムスン)

 

スマートリングの主な用途は健康関連データを追跡できること。サムスン製品に詳しいAndroid Authorityは、最新のSamsung Healthアプリ(健康管理アプリ)からGalaxy Ringの健康機能が見つかったと報告しています。

 

Galaxy Ringはストレス値と心拍数の変化を測定できるとのこと。公開された画像では、これらのパラメーターを測定する二つの画面が確認できます。インターフェースや「Measuring with ring」(リングで測定中)というメッセージを見る限り、測定は自動的ではなく、ユーザーが気になったときに手動で行うようです。

↑ストレス値と心拍数を測定する画面(画像提供/Android Authority)

 

もう一つの大きな機能は、女性の月経周期を追跡できること。すでにApple Watchにも実装されており、最近のウェアラブル機器では標準ともいえます。

 

興味深いのは、「時計とリングのどちらで測定しますか?」と尋ねていること。つまり、Galaxy RingとGalaxy Watchのどちらか一つだけでデータを取り、二つを合わせて使うことはできないようです。

 

さらに、スマートフォンが近くにある場合は睡眠中のいびきも追跡できるそう。これはGalaxy Watchにもある機能ですが、あくまでスマホ側で録音することになり、時計もリングも必要なさそうです。

 

ほかにも、最新のSamsung Healthアプリからは、バージョン6.27以降はAndroid 9以前のデバイスで使えなくなったとのメッセージも見つかりました。Android 9といえば数年前のOSですが、かなり古いスマホはサポートが打ち切られることになります。

 

Galaxy Ringの本体価格は5万円前後、月額10ドル(約1600円※)のサブスクリプションが提供されるとの噂があります。健康関連サブスクは国ごとに提供の有無や価格設定が異なる傾向がありますが、日本ではどういった形になるのか気になるところです。

※1ドル=約161円で換算(2024年7月2日現在)

 

Source: Android Authority(1),(2)
via: 9to5Google

噂の「Galaxy S24 FE」、著名アナリストが予想するカラバリは…

サムスンは2024年内に、フラッグシップ機をベースにした安価な「Galaxy S24 FE」を発売する見通しです。これまでにスペックに関する噂話や予想CG画像が報じられてきましたが、今度は新たに本体カラーの情報が届けられています。

↑Galaxy S24 FEは5色展開らしい…

 

ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏は、Galaxy S24 FEのカラーバリエーションをXに投稿。かつて同氏はGalaxy S24シリーズの本体色を予想し、的中させていました。

 

今回の投稿によれば、Galaxy S24 FEのカラバリはブラック、グレー、ライトブルー、ライトグリーン、イエローの5色とのこと。このうち、最も出荷台数が多いのはブラックだと主張しています。

 

ライトグリーンは、先月リークされた予想レンダリング画像で確認済み。この画像では、6.65インチもの大型ディスプレイに加え、前モデルよりスリムなベゼルが見てとれました。

 

搭載プロセッサーは、ほとんどの国でサムスン製のExynos 2400になりそうです。これはフラッグシップ機のGalaxy S24とGalaxy S24+の一部モデルに採用したのと同じチップ。つまり、上位モデル並みの性能になる可能性が高いわけです。

 

ほかにも、次期モデルは12GBのRAMを搭載し、OSはAndroid 14になる見込み。カメラはメインが50MP、超広角カメラが12MP、光学3倍ズームの望遠カメラは8MPというふうに、前モデルのGalaxy S23 FEと同じ構成になると見られています

 

サムスンがGalaxy S24 FEをいつ発売するかは不明ですが、今年末~2025年初めに登場することになりそうです。

 

Source: Ross Young(X)
via: Sammobile

「Apple Intelligence」、将来は「Vision Pro」に搭載されるも…

アップルのAI(人工知能)機能「Apple Intelligence」は将来、空間コンピュータ「Apple Vision Pro」に搭載されるものの、スマートスピーカー「HomePod」には導入されないと米ブルームバーグが報じています。

↑Apple Intelligenceとの融合を待つ

 

Apple Intelligenceは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に搭載される機能で、「言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、個人的な背景にもとづいて、日々のタスクをシンプルにしてよりすばやくこなせる」のが特徴です。機能はデバイスに搭載された「Appleシリコン」、またはクラウド上のAppleシリコン搭載サーバーで処理されます。

 

ブルームバーグによれば、アップルはApple Vision ProにApple Intelligenceを搭載する準備を進めているものの、今年中には実現しないとのこと。Apple Vision Proには通知の概要や書き込みツール、「Siri」の最新バージョン、十分なメモリが搭載されていますが、Apple IntelligenceがMR(複合現実)環境で適切に表示される必要があると指摘しています。また、十分なクラウドコンピューティング能力も要求されます。

 

一方、HomePodにApple Intelligenceが搭載されないのは、HomePodに搭載されているメモリが少なすぎることや、デバイスの生産量が少なすぎることと関係しているそう。その一方、アップルは「Apple Intelligenceを中核にした、ディスプレイ付きの全く新しいロボットデバイス」に焦点を当てているともブルームバーグは指摘しているのです。

 

最新のApple Vision ProでApple Intelligenceが実行できるとすれば、さらに先進的な使い方ができるはず。今後のアップデートを楽しみに待ちたいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「iPhone 16」、バッテリーの新しい交換方法を導入!?

今年の「iPhone 16」シリーズでは新しいバッテリーの交換方法が導入されると、海外メディアのThe Informationが報じています。

↑iPhone 16 Proのバッテリーの金属ケースと噂されているもの(画像提供/MacRumors)

 

現在のiPhoneのバッテリーの交換方法は難しく、ピンセットで粘着テープを剥がす必要があります。このテープが破けた場合には、熱や溶剤を使って作業をすることになるのです。また、古いバッテリーを取り外した後には、新しいバッテリーを安全に取り付けるためのトレイと専用の機械が必要です。

 

The Informationによれば、今年後半に導入されるiPhoneのバッテリー交換技術では、金属で覆われたバッテリーに低電圧の電流を流すことで、素早く筐体から取り外すことができるとのこと。なお、iPhoneの筐体はユーザーが自分で開ける必要があり、引き続き工具などが必要になります。

 

iPhone 16に関しては、以前にも金属ケースに覆われたバッテリー部品の画像がリークされていました。EUの新法では、2025年までに所有者が簡単に入手できる工具を使用してバッテリーを交換できるように、スマートフォンメーカーに義務付けています。そのため、新たなバッテリーの交換技術が導入されるようです。

 

電流を流してバッテリーを取り外すと聞くと、一般ユーザーにはあまり縁のない技術のようにも思えます。それでも、バッテリー交換のコストや時間が削減されるのであれば、喜ばしいことでしょう。

 

Source: The Information via MacRumors

次期「Snapdragon 8 Gen 4」、フレーム補完技術を搭載!? ゲーム体験の向上に期待

サムスンの次期ハイエンド・スマートフォン「 Galaxy S25」シリーズなどに搭載が噂される「Snapdragon 8 Gen 4」チップは、前世代より性能が大幅に高くなると予想されています。

↑パフォーマンスアップに期待

 

そんなスマホ向け最先端チップに、デスクトップPC用GPUと同じ「フレーム補完技術」が搭載されると著名リーカーが主張しています。

 

このフレーム補完技術(一般的にはフレーム生成技術)は、NVIDIAが自社のグラフィックボードRTX 40シリーズ向けに送り出し、その後にAMDが独自のバージョンを発表したもの。前者はDLSS 3、後者はAMD Fluid Motion Framesと呼ばれます。

 

具体的には、AIを使って新しいフレームを生成し、レンダリングされたフレームの間に挿入する技術です。例えば、それによって60fps(秒間60フレーム)を120fpsに引き上げることが可能になります。

 

著名リーカーDigital Chat Station(DCS)氏は、「Snapdragon 8 Gen 4がGPU補完技術を正式にサポート」と中国のSNS・Weiboに投稿。さらに『原神』で1080p+120fpsを維持できることに期待したい」と述べています。

 

この情報は、韓国方面からの噂話とも一致しています。原神は高解像度や高フレームレートを設定できるものの、それを実際に動かせるスマホがほとんどありません。

 

さらにDCS氏は、フレーム補完技術がSnapdragon 8 Gen 3とSnapdragon 8s Gen 3もサポートしていると付け加えています。つまり、今後のソフトウェア・アップデートにより、Galaxy S24シリーズなど1世代前のデバイスでも、処理の重いゲームがサクサク動くようになると期待できそうです。

 

Source: Digital Chat Station
via: Wccftech

【西田宗千佳連載】iPad Proがここまで高価になった理由とは

Vol.139-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは新たに登場したiPad Pro。高価な製品となった理由を解説する。

 

今月の注目アイテム

アップル

iPad Pro

16万8800円~(11インチ) 21万8800円~(13インチ)(※)

※ いずれもWi-Fiモデル

↑13インチモデルは最薄部で5.1mmの驚異的な薄さを実現。次世代プロセッサーとなるM4プロセッサーと強力なGPUでM2プロセッサーよりも4倍の高性能なレンダリング性能、同様にCPUは約1.5倍高速化している

 

IT機器の価格は上がる傾向にある。理由はいくつもある。

 

日本にとって一番大きな影響があるのはもちろん円安の影響だ。ただ、値上がり傾向は世界的なものでもある。技術的にも価格が下がりづらくなる要素もあるわけだ。

 

タブレットにしろスマートフォンにしろ、価格を決める大きな要素は、ディスプレイパネルとプロセッサーだ。iPad Proの場合、ディスプレイパネルは有機EL、プロセッサーも最新のものなので当然価格は高くなる。

 

タブレットの場合、コンテンツを見ることが中心の要素となるので、差別化要素はディスプレイになる場合が多い。

 

昨今は有機ELが採用されることも増えてはきた。有機ELは液晶に比べ輝度を高めにくいが、テレビではなくタブレットであれば大きな問題にはなりにくい。しかしiPad Proの場合には、過去の機種よりも輝度を下げるわけにはいかないので、発光層が2枚ある「タンデムOLED」というパネルを採用している。

 

タンデムOLEDはLGディスプレイが製造しているもので2019年ごろに開発されたものだが、価格が上がっても高輝度を実現したい……という製品がテレビくらいしかないことから、広く使われては来なかった。アップルがハイエンド製品に使ったことから、今後は差別化のために採用するメーカーも増えてくるかもしれない。

 

プロセッサーについては、過去に比べ価格を下げられる要因が減りつつある。半導体自体の製造技術が減速し、省電力化・低コスト化しづらくなっているからだ。差別化については、半導体を組み合わせてひとつのプロセッサーにまとめる「パッケージング」に依存する部分も大きくなってもおり、複雑化し、結果として価格は下がりづらくなっている。

 

iPad Proの場合はアップルのフラッグシップ・タブレットであり、そのタイミングで最高の機能を備えたものであることが望ましい。今回は特に高価なものとなったが、一方でコストパフォーマンスの良い「iPad Air」を同時に出すことで、“ディスプレイとプロセッサーのスペックを抑えて同じサイズの製品”を求めることができるようになっていた。

 

タブレット市場はPCやスマホに比べても価格重視の側面が強いが、ここまでコストをかけて、高い製品を作っても“売れる”のはアップルだけだ。iPad Proは高価な製品になったが、良くも悪くもアップルだから許容される価格帯である……といえる。ただ、タブレットの価格としては上限に近いだろう。今後もこの価格帯で行くのかどうかは、世界的に今回のiPad Proが支持されるかどうかにかかっている。

 

前述のように、高価格の一端はプロセッサーの価格が担っている。特に今回は、アップルの最新プロセッサーである「M4」が導入されたのが大きい。

 

では、アップルはなぜ最新のプロセッサーをiPad Proから導入したのだろうか? M4の差別化点はどこになるのだろうか?次回解説する。

 

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Google折りたたみ機「Pixel Fold」のプロトタイプが流出! スタイラスペンが使えた?

Google初の折り畳みスマートフォン「Pixel Fold」は2023年6月に発売されましたが、その数年前から折りたたみデバイスが開発中だと噂されていました。その初期プロトタイプの写真がネット上に公開されています。

↑流出したGoogle折りたたみデバイスのプロトタイプ(画像提供/Android Authority/XDA Developer)

 

ことの始まりは、GoogleがPixel 6シリーズと同時に2021年末に「Passport(パスポート)」と呼ばれる折りたたみ機を発売予定との内部文書がリークされたことです。

 

さらに2022年末には著名リーカーのOnleaks氏が予想レンダリング画像を公開。この頃にはすでに現在のPixel Foldとほぼ同じデザインが見てとれました。

 

実はこの最終バージョンの前に別のプロトタイプがあったものの、「満足いかない」との理由で破棄していたことをGoogleは公式に明かしていました

 

今回Android Authorityが掲載したのは、その幻に終わったモデルのようです。折りたたみ機はコード名「pipit」と「passport」の2種類あると噂されましたが、これらは「ある時点では別々のプロジェクト」だったものの、最終的には「pipit」に合流したそうです。

 

この試作機「pipit」は、背面のカメラバーはPixel 6と似ているものの、他はPixel Foldとほぼ同じデザインのようです。後ろ側はガラス張りで、上部と下部には金属製のレールがあります。表面のテクスチャーは、単に後付けで貼ったスキンに過ぎません。

 

それ以外は、画面のアスペクト比はやフレーム、ヒンジも同じ。あくまで社内でのテスト機であり、公に見せることは想定していないためか、自由気ままな壁紙が設定されています。

↑さまざまな角度から見たテスト機(画像提供/Android Authority/XDA Developer)

 

カメラについてはメインと超広角の二つしかなく、Pixel Foldにある望遠カメラはなし。両方ともPixel Foldより世代が古いセンサーを使っていたとのことです。

 

内側の折りたたみ画面も、Pixel Foldとパネルが全く同じだと確認が取れたとされています。ただし、プロトタイプではスタイラスペンが使えたそうで、そちらは製品版より勝っています。

 

そしてpipitのプロセッサーやモデムは、第1世代のTensorチップとExynos Modem 5123を搭載。これらもPixel Foldより一世代古く、Pixel 6と同じであり、1年延期されたことで性能が上がったようです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

「Galaxy Z fold6」と「Flip6」の最新予想! 全カラバリが判明!?

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip6」および「Galaxy Z Fold6」は、7月10日夜のGalaxy Unpackedイベントで発表される見通しです。すでに数々の噂話が流れてきましたが、新たに予想CG画像や全カラーバリエーションの情報が届けられています。

↑新たな予想CG画像(画像提供/Evan Blass)

 

著名リーカーのEvan Blass氏は、Galaxy Z Fold6とGalaxy Z Flip6の予想CG画像をXおよびSubstackのメルマガでシェアしました。概ねこれまでのリーク情報を裏付ける内容となっています。

 

Galaxy Z Fold6は、内側の折りたたみ画面と外側のカバーディスプレイともに横幅が広くなり、正方形に近づいています。カバーディスプレイのベゼルも細くなったようで、ヒンジ(折りたたみ軸)もスリムになっている模様。本体色はシルバーとダークネイビーブルーの2色。このうちシルバーはGalaxy S24 Ultraのチタニウムグレーに似ており、チタニウム製ボディとなる噂が本当である可能性を示しています。

 

さらにドイツメディアのWinfutureは、オーストラリアのオンラインショップから見つけたとして、Galaxy Z Fold6とGalaxy Z Flip6の画像を掲載。全カラバリも公開しており、Galaxy Z Fold 6はグレー、ネイビーブルー、ピンクの計3色。Galaxy Z Flip 6はグレー、ブルー、グリーン、イエローの4色とのことです。

 

これら折りたたみスマホは、どちらも現行モデルのSnapdragon 8 Gen 2チップからSnapdragon 8 Gen 3に強化され、さまざまな改良が加えられると予想されています。Galaxy Flip6のバッテリー容量が増えていることが確認済みであり、Galaxy Z Fold6はより薄くなるといったところです。

 

Source: Evan Blass(X), Winfuture

via: 9to5Google

【西田宗千佳連載】大幅改善のiPad Proに見える「価格のジレンマ」

Vol.139-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは新たに登場したiPad Pro。性能が大幅に向上した一方、円安の影響もあり価格が上昇した。新モデルの価値はどこにあるのか。

 

今月の注目アイテム

アップル

iPad Pro

16万8800円~(11インチ) 21万8800円~(13インチ)(※)

※ いずれもWi-Fiモデル

↑13インチモデルは最薄部で5.1mmの驚異的な薄さを実現。次世代プロセッサーとなるM4プロセッサーと強力なGPUでM2プロセッサーよりも4倍の高性能なレンダリング性能、同様にCPUは約1.5倍高速化している

 

有機ELを用いることで軽さと薄さを実現

アップルが5月に発売した「iPad Pro」は、同社としては久々に大幅なハードウェア変更となった。

 

特に大きな変化があったのは13インチモデルだ。面積はほとんど変わっていないが、厚みは6.4mmから5.1mmと一気に薄くなり、重量も684gから582g(ともにWi-Fi+セルラーモデル)へと軽くなった。手にしてみると差は歴然としており、過去のモデルに戻るのが難しく感じるほどだ。

 

新しいiPad Proが薄く・軽くなったのは、ディスプレイが有機ELになったためだ。

 

一般論として、有機ELは液晶に比べ構造がシンプルで、薄くて軽い製品を作りやすい。スマホで有機ELが主軸になってきたのはそのためでもある。ただ、液晶に比べ輝度を上げづらい、という難点はある。

 

先代の12.9インチ版iPad Proは小さなLEDを並べてバックライトにする「ミニLED」を採用していた。ミニLEDは明るさとコントラストを向上させやすい一方、構造的に厚くなりやすい。有機EL採用によって最新の13インチモデルが劇的に薄く・軽くなったのは、「明るさをミニLED以上にしつつ、有機ELを採用する」ことができたからでもある。

 

この新型iPad Proでは一般的な有機ELではなく、「タンデムOLED」というディスプレイパネルが採用されている。これは通常1枚である発光層を2枚とし、組み合わせて光り方をコントロールすることで、平均的な輝度を上げつつ、軽くて薄い製品を作れたわけだ。

 

画質的にももちろん有利になる。なお11インチ版iPad Proも有機ELを採用しているが、こちらは過去のモデルでもミニLEDを使っていなかったので、そこまで薄く・軽くはなっていない。そのぶん画質については、13インチ版以上に進化を感じられる。

 

ハイエンド化と円安で価格もかなり上昇

一方で、ハイエンドかつ高価なパーツを使った製品になったこと、昨年以降続く円安の影響が重なり、もっとも安価な製品でも16万8800円から、と価格はかなり高くなった。

 

「タブレットにそこまでの費用は払えない」という声も聞こえてくる。

 

そこで大きなジレンマとなるのは、アップルの最新プロセッサーである「M4」が、Mac ではなくiPad Proから採用されたことにも表れている。タブレットはコンテンツ視聴が中心であり、そこまで高性能なプロセッサーは必要ないのでは……という意見も聞かれる。

 

アップルとしては異論のあるところだろう。イラストレーターや動画クリエイターの中には、iPadを日々使っている人々も多い。そうした「プロ」のための道具としては、性能はあればあっただけありがたいものだ。

 

一方、多くの消費者には性能の違いがわかりにくいのも事実。そこで効いてくるのが「AI」を処理するための性能となってくる。

 

いまはM4の持つ高いAI処理性能の価値がわかりにくい。しかし、これからはそこが重要になるのは間違いない。それはなぜなのか? いつからどう効いてくるのか? そこは次回以降で解説する。

 

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14.0型で世界最軽量、VAIOから約325gのモバイルディスプレイ「VAIO Vision+ 14」登場

VAIOは7月1日、14.0型ワイド以上のモバイルディスプレイにおいて世界最軽量※とする「VAIO Vision+ 14」を発表しました。7月4日に発売します。価格は5万4800円(税込)。

※14.0型ワイド以上のモバイルディスプレイにおいて。2024年6月14日時点 ステラアソシエ調べ。

 

VAIO Vision+ 14は、重さ約325gで14.0型ワイドのモバイルディスプレイ。アスペクト比16:10、解像度1920×1200ドットの液晶を搭載しています。

製品のポイント

持ってみるとまるで「モック?」と思ってしまうような軽さです。14.0型のディスプレイが大きいこともあって、いい意味で見た目とのギャップがあります。詳細をのちに記載しますが、USB Type-C搭載もうれしいポイント。ケーブル1本でノートPCと接続できるので、アダプターなどを持ち歩く必要がありません。軽さを求めつつ、作業効率のアップが期待できそうです。

 

↑ノートPCの上に置かれているのがVAIO Vision+ 14

 

軽量化のために、新開発の熱可塑性立体成形カーボンを採用しました。軽さが特徴のカーボンシート(熱可塑性カーボン)に熱を加えてプレスすることで、立体成形。加えて小型で軽量のアルミスタンドを採用するなどで、本体を軽くしています。熱可塑性カーボンは剛性に優れているため、軽量でありながら堅牢性も高めているそうです。

 

なお、軽量化の面では有機ELの方が優れていますが、有機ELは焼き付きによって長く使えないのではという懸念から液晶を選んだとしています。

 

インターフェイスにはUSB PDとDisplayPortの機能をサポートするUSB Type-Cを2基備えています。これにより、映像入力と電源供給をケーブル1本で対応できます。

 

また、本体は横表示と縦表示の両方に対応。WebサイトやWordなどで縦に長いコンテンツを表示させる場合は縦置きにするなど、柔軟な使い方ができます。

↑縦置き時。インターフェイスが画面上部にくるようになっています

 

さらに別売りの本体カバーを使えば、ノートPC画面の上部にVAIO Vision+ 14を設置したり、縦置き時に安定させたりできます。このカバーは本体を包み込むようにできているため、移動時に液晶をしっかり保護してくれるとのこと。

↑別売りの本体カバー。横置き、縦置き時ともにスタンドとしての役割も果たします

 

↑スタンドとして使う場合は背面のアルミスタンドを本体カバーに差し込みます

 

本体サイズは約幅312×奥行き211.1×高さ12.4mm。そのほかのスペックは、ディスプレイの表示色が1677万色、輝度が400cd/㎡、色域がsRGBに100%対応、視野角が上下左右178度、コントラストが1200:1となっています。

 

VAIOによると、どこでも働けるような「真のハイブリッドワーク」の実現にはどこにでも持ち運べるディスプレイが求められるとのこと。とはいえ従来のモバイルディスプレイは毎日持ち運べる重さの製品は少ない、といった課題から製品の開発に至ったそうです。

↑14.0型のVAIOの上に設置したときのイメージ

Safariの検索ボックスでURLが端折られない! URL全体を常に表示させたいときは? 【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「Safariの検索ボックスにURL全体を表示させる方法」です。

 

 

Safariの画面中央上部の「スマート検索フィールド」には、いま開いているWebサイトのアドレスが表示されますが、デフォルトではURLの文字列が「apple.com」や「amazon.co.jp」のように、ドメイン名だけが表示される仕様になっています。

 

「スマート検索フィールド」をクリックするとドメイン名以降のアドレスも表示されるのですが、Google ChromeやFirefoxなどのほかのWebブラウザのように、URL全体を常に表示したい人もいるのではないでしょうか。

 

実はSafariでも、設定を切り替えれば、すべてのURLを表示できるんです。

 

Safariを開いた状態で、メニューバーにある「Safari」をクリックし、「設定」を選択します。次に、[詳細]タブを選択したら、最上部にある[スマート検索フィールド]を見てみましょう。デフォルトでは「Webサイトの完全なアドレスを表示」のチェックボックスがオフになっていますが、これをクリックしてオンに切り替えます。

 

すると、スマート検索フィールドにURL全体が表示されるようになります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

ChatGPTが仕事以外でも頼りになる?生成AIの暮らしにおける意外な使い道と注意点

生成AIの普及が急速に進み、「生成AI時代」とも呼ばれる近年。ビジネスや日常生活など、幅広いシーンで生成AIが活用されるようになり、私たちに多くの恩恵をもたらしています。

 

生成AIは、使い方次第で日々の暮らしをさらに楽しく、便利にできるツールです。今回は、AI専門メディア「AINOW」の編集長を務め、AI領域に精通し幅広く活躍されている小澤健祐(おざけん)さんに、日常生活で生成AIを使いこなすためのヒントを紹介していただきます。

 

私たちの日常を変える?
生成AIの進化で広がる可能性

2022年11月にChatGPTが公開されて以降、全世界で爆発的に普及した生成AI。その技術は驚くべきスピードで進化を続けています。

 

「これまではテキスト情報や画像生成といった、1種類の情報のみを処理する生成AIが主流とされてきました。しかし、最近はテキストや画像、音声、動画など、さまざまな形式のデータを横断的に処理する『マルチモーダルAI』が目覚ましい発展を遂げており、これまで以上に幅広い分野での活用が期待されています。

今後はメッセージアプリや動画サイトなど、私たちが普段から利用しているサービスやコンテンツにも、生成AIが組み込まれていくと予想されています。生成AIは、私たちの生活に欠かせない、身近な存在になりつつあります」(「AINOW」編集長・小澤健祐さん、以下同)

 

押さえておきたい三大生成AIサービス

近年はChatGPTを筆頭に多種多様な生成AIサービスが登場し、ビジネスの現場をはじめ、日常生活のあらゆる場面で生成AIの便利な機能を取り入れられるようになりました。なかでも生成AI初心者におすすめなのが、対話型AIチャットツールの三大サービスとも言われる「ChatGPT」「Gemini」「Claude」です。

 

・ChatGPT

OpenAI社発の「ChatGPT」は、まるで人間と対話しているかのような自然言語処理と高い回答精度で公開直後から話題を集め、生成AIブームの先駆けとなりました。

「文書の作成や要約、翻訳のほか、音声や画像の認識・生成など、非常に汎用性が高いサービスです。ビジネス利用だけでなく、日常使いもしやすいです」

ChatGPT

 

・Gemini

「Gemini(ジェミニ)」は、2023年12月にGoogleが発表した次世代のマルチモーダル生成AIモデルです。GmailやYouTubeなど、Googleが提供する各種サービスとの連携ができるという大きな強みがあります。

「ビデオ通話中に『ここに何がある?』と聞くと、通話画面に映るものを認識して回答してくれたり、動画の内容を解析して記事を生成してくれたりと、マルチモーダル性に優れています」

Gemini

 

・Claude

「Claude (クロード)」は、OpenAI出身のメンバーが立ち上げたスタートアップ企業、Anthropic社によって開発されました。他の生成AIサービスと比べ、より人間的で自然な言語表現が可能です。

「Claudeが出力する回答は言い回しがとても自然で、AI業界でもきれいな日本語に強いと評価されています。記事作成やメールなど、テキストの生成に便利です」

Claude

 

これらのサービスはいずれもモバイルアプリがリリースされており、スマートフォンで気軽に利用することができます。まずは登録して、無料プランから試してみてください。

 

生成AIを使いこなすカギは「プロンプト」にあり!

実際に生成AIサービスを使い始めてみたはいいものの、とんちんかんな回答ばかりで上手く使いこなせないパターンも多いのではないでしょうか? 実は、それには「プロンプト(=AIに与える指示)」の質が大きく影響しています。

 

「例えば、物件検索サイトで部屋を探すとき、住みたい部屋の条件を指定しますよね。ざっくりした条件を入れただけだと、希望にぴったり合致する物件が埋もれてしまったり、条件がほとんど合わない変な物件ばかりが引っかかったりしてしまいます。
それはAIも同様で、具体的な条件を指定してあげないと、ユーザーが意図しない的外れな回答が返ってきてしまいます。単に『○○して』とだけ伝えるのではなく、指示の内容や目的を明確にして、細かく整理することが重要です」

 

プロンプトを整理するコツは、「指示」「目的」「参照情報」「出力形式」の4つの基本要素を押さえること。知りたい情報や出力したい形式などを項目に分けて入力します。

 

【プロンプトの基本要素】

# 指示 AIに何をしてほしいかを具体的に入力する
# 目的 「上司への報告文作成のため」など、出力結果を使用するシーンを指定
# 参照情報 要約したいテキストや解析する画像などを指定
# 出力形式 表形式、会話形式など、内容に合った出力形式を指定

 

プロンプトを作成する際、指示は必ず先頭に置きます。項目を追加する場合は、「#」などの記号で区切ると良いでしょう。

 

「使用シーンに応じて条件やターゲット、注意事項などの項目を追加して、より細かく情報を入力していきます。一見難しそうに思えますが、たったこれだけで出力結果の精度は大きく変わってきます」

 

日常生活に取り入れたい!
暮らしの中の生成AI活用術5選

生成AIを使って、日常の困りごとを解決する方法について、引き続き小澤さんに解説していただきます。今回は、2024年5月にリリースされたChatGPTの新モデル「GPT-4o」を使用します。

 

使用目的に合わせてモデルを選択することができます(画像は有料版のChatGPT Plus)。

 

ChatGPTのアカウント登録や基本操作についてはこちら↓

ChatGPTを登録から解説。けんすう氏おすすめの初心者向け7つの使いこなし方

 

GPT-4oを利用する場合、基本的には有料プランである「ChatGPT Plus」へのアップグレードが必要です。有料プランでは、画像や音声の入力・生成や最新の情報を使った回答など、より高度な機能を利用できます。ただし、利用回数や一部機能に制限はあるものの、無料プランのユーザーでもGPT-4oの利用が可能です(2024年6月現在)。

 

ではさっそく、日常生活での活用法を見ていきましょう。

 

1.家にある食材からおいしいレシピを生成する

買い物に行きたくない、でも冷蔵庫にある食材だけで作れる料理を探すのは大変……。そんなときは、AIにレシピを生成してもらいましょう。まずは先ほど紹介したプロンプト作成のヒントを参考に、テキストのみでプロンプトを作成します。なお、テキスト入力のみであれば無料版のGPT-3.5でも出力が可能です。

 

【プロンプト例】

#指示
STEP1:提供する食材からレシピを作成してください。
STEP2:足りない食材がある場合は、その食材を指定してください。

#目的
なるべく買い足しをせずに、満足感のあるレシピを作成するため。

#残っている食材(=参照情報)
トマト、小麦粉、タマネギ、各種調味料、豚肉

#条件
健康には配慮したメニューにしてください(栄養バランスを重視)

 

「ポイントはSTEP1・2のように指示を2段階に分けて入力することです。長文のプロンプトだとAIに指示内容が伝わりづらいので、指示が2つ以上になる場合は情報を細かく分解してみてください」

 

テキスト入力だけでなく、画像認識機能を使ってレシピを生成することも可能です。冷蔵庫の中身を撮影してチャット画面にアップロードします。

 

「AIが冷蔵庫内にどんな食材があるのかを分析して、それに応じたメニューを生成してくれます。分析できない食材があっても、『おそらく○○』というように食材の予測までしてくれます」

 

2.食事内容を撮影してカロリー推定をしてもらう

料理の写真をもとに、AIに推定カロリーを計算してもらいます。

 

「画像で判断できる限りですが、大まかなカロリーを計算してくれます。詳細な成分分析までは難しいかもしれませんが、1日の総摂取カロリーを計算するための指標になりますね」

 

3.インテリアの配置換えを提案してもらう

家具の配置に迷ったら、部屋の写真を撮影してAIに模様替えのアイデアをもらってみましょう。

 

「写真からわかる範囲で配置換えの提案をしてもらいました。どんな部屋作りをしたいか、目的や条件を入力すると、より詳細なアイデアをもらえます」

 

4.写真撮影の改善方法についてアドバイスをもらう

撮影スキル向上のために、構図や背景について誰かに意見をもらいたい……。そんなときは、撮影した写真をもとにアドバイスをしてもらいます。

 


「使用目的を入力すると、それに応じたアドバイスをしてくれます。例えば『写真をおばあちゃんに見せたい』から『資金調達用のプレスリリースに使いたい』に変更すると、ビジネスシーンでの使用に適した回答が返ってきます」

 

5.旅行先の環境に適したコーディネートを提案してもらう

旅行先にどんな服を持って行くか迷ったら、目的地の気候や観光に適した服装を提案してもらいましょう。プロンプトには旅の目的地や時期、性別、身長など詳細な情報を入力します。

 

有料プランの機能ですが、提案されたコーディネートをもとに参考画像を生成することも可能です。

 

「『全体的に可愛くしたい』など、好きなテイストを指定するのも良いでしょう。コーディネートが気に入ったら、Googleの画像検索を使って似たアイテムを探すこともできます」

 

上記の他にも、使い方はいろいろ。テニスの練習メニューを作ってもらったり、音声認識機能を使って英会話練習の相手をしてもらったり、プロンプトを応用するだけで、幅広いシーンで活用することができます。

 

ただし、生成AIを利用するにはこんな注意点も。

 

「生成AIは、ユーザーが入力したデータを学習して回答を生成するので、入力した情報が他ユーザーの回答に組み込まれてしまう可能性は否定できません。名前や住所など個人が特定できる情報や機密情報の入力は避けましょう。
また、生成AIの出力結果をすべて鵜呑みにするのではなく、事実かどうかを見極めることも大切です。通常のインターネット利用と同様に、情報の扱い方には注意が必要です」

 

無限の可能性を秘める生成AI。みなさんも日々の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

Profile


「AINOW」編集長 / 小澤 健祐(おざけん)

日本最大のAI専門メディア「AINOW」編集長。「人間とAIが共存する社会をつくる」のビジョンのもと、ディップ株式会社で生成AI活用推進プロジェクトに携わるほか、 1000本以上のAI関連記事の執筆、AIに関するトークセッションのモデレーターや登壇、講演、メディア出演など、AI領域で幅広く活動している。株式会社Cinematorico 共同創業者兼COO、株式会社テックビズ/PRディレクター、株式会社Carnot/事業戦略担当、Cynthialy株式会社/顧問 、日本大学次世代社会研究センター/プロボノとしても活躍。一般社団法人生成AI活用普及協会の協議員も務める。著書に『生成AI導入の教科書』(ワン・パブリッシング)。

小澤健祐『生成AI導入の教科書』

手裏剣で大量の忍者を倒す、Apple Vision Pro向けシューティングアプリ「Shuriken Survivor」

Graffityは6月28日、Apple Vision Pro向けのシューティングゲーム「Shuriken Survivor」をリリースしました。価格は500円(税込)で、App Storeで購入できます。

 

リリースに先駆けて説明会が開催されたため、ゲームの概要と合わせてレポートします。

 

早くも2つめのApple Vision Pro向けゲームアプリを作ったGraffity

Shuriken Survivorの前に、ゲームを開発したGraffityについて見ていきましょう。GraffityはAIの研究をしていた森本俊亨さんが学生時代に起業した会社で、これまでARとエンタメを掛け合わせたサービスを中心に事業を展開してきました。サービスのひとつである、スマホを使ったARシューティングアプリ「ペチャバト」は累計25万ダウンロードを達成するほか、筑波大学附属高等学校の体育の授業にも導入されるなど、着実に評価を集めています。

↑GraffityのCEO、森本俊亨さん

 

また、Apple Vision Proの国内販売が決まる前の2024年2月14日にApple Vision Pro向けアプリ「Ninja Gaze Typing」をリリースしています。アイトラッキングシステムとハンドトラッキングシステムを活用し、空間上に表示されたキーボードをタップして出題された単語を入力するゲームで、Apple Vision Proでのタイピングに慣れることをひとつの目的としています。

↑「ゲームを通じて操作が覚えやすくなった」という評価もあるApple Vision Pro向けアプリ、Ninja Gaze Typing

 

Apple Vision Proの米国発売は2024年2月2日。まだ4か月しか経っていないうえに、国内販売は6月29日からという状況にもかかわらず、GraffityにとってShuriken Survivorは早くも2つめのApple Vision Pro向けゲームアプリです。この開発からサービスローンチまでのスピード感はGraffityの特徴でしょう。

 

楽しむ要素と細部の作り込みが詰まったShuriken Survivor

Shuriken Survivorは、迫り来る敵の忍者を手裏剣で倒して自分の城を守るゲームです。手のひらをこする動作で手裏剣を投げることができます。敵の忍者を倒すとレベルアップして手裏剣をアップグレードできたり、ボスが出てきたりとゲームをやり込む要素も入っています。

↑Shuriken Survivor

 

↑忍者のように手裏剣を投げられます

 

Apple Vision Pro向けアプリならではと言える部分もあり、たとえば部屋の家具に向かって手裏剣を投げると刺さったり、目の前にイスなどを置くと敵の忍者がそのイスを避けてこちらに向かってきたりします。リアルタイムで空間を認識して、状況に合わせてゲームも変化するのは斬新な感覚です。

 

説明会でゲームを体験してみたところ、敵の忍者が思ったよりも大量に迫ってくるのが印象的でした。素早く手裏剣を投げないとすぐにゲームオーバーになってしまいそうで、ミニゲームといった雰囲気はまったくないシューティングゲームです。大人がプレイするといい運動になるでしょう。

 

細かい部分では、音量を調整するためのフェーダーがあったり、足元にあるお茶を取るとゲームを中断できたりと、3Dのオブジェクトが用意されており、プレイヤーのアクションを促す仕掛けとなっています。GraffityはApple Vision Proを活かすために、2DボタンなどのUIを極力なくす意図があると説明しており、こうした部分からもこだわって作ったゲームであることを感じます。

↑2DのUIを使わないほか、画面を敵で埋める工夫や現実空間にあるものがゲームに作用するなど、作り込まれていることがわかります

 

↑1回の体験を短くしているうえに、ランダム性を持たせることで何度も遊べるようにしたそうです

 

6月29日時点では国内のみのリリース。7月以降は、Apple Vision Proが販売される国でも展開される予定です(ただし中国は除きます)。デバイス自体の普及がまだまだの状態なので、いきなり大ヒットはないかもしれません。一方で、海外でウケそうな忍者、作り込まれた細部、やり込み要素のあるシステムと、国内だけでなく海外でも話題になる可能性は十分にあります。

「macOS Sequoia」、アプリのインストールで2倍の空き容量が不要に

Mac向けの次期OS「macOS Sequoia」では、Mac App Storeからアプリをインストールする際、アプリの2倍の空き容量が不要になりました。

↑アプリをダウンロードしやすくなる(画像提供/アップル)

 

これまでMac App Storeからアプリをインストールするためには、アプリの容量の2倍の空き容量が必要でした。小さなアプリなら問題ありませんが、数GB〜数十GBもあるゲームアプリなどでは、空き容量の確保が大きな問題となります。

 

アップルによれば、macOS SequoiaのMac App Storeでアプリをインストールするには、アプリのサイズと小さなバッファ用の空き容量があれば、インストールが可能になるとのこと。これにより、ユーザーがアプリをインストールできるかどうかが事前にわかりやすくなるというのです。

 

アップルはアプリの開発者に対して、アプリのサイズ要件に関するメッセージを全て更新し、macOS Sequoiaでの変更を反映するように指示しています。「アプリの空き容量はあるのに、なぜインストールできないの?」というトラブルが、今後は減ることになりそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

「macOS Sequoia」で「AirPods」のオーディオが調整できるように!

今年秋に正式版がリリースされる「macOS Sequoia」では、「AirPods」のオーディオをカスタマイズできる「オーディオ調整」の機能が追加されます。

↑MacでもAirPodsを調整できるように

 

これまで「iPhone」や「iPad」で利用できたヘッドフォン調整。「設定」アプリの「アクセシビリティ」からアクセスできるこの機能では、オーディオの音域や明るさを強調したり、あるいはソフトなサウンドを中程度、あるいは強めに増強したりすることができます。これは電話とメディアのそれぞれに適応が可能。

 

macOS Sequoiaのベータ版では、iPhoneやiPadと同じように設定アプリのアクセシビリティから、ヘッドフォンのオーディオを調整することができます。アップルによれば、ユーザーがmacOSで「AirPods Pro(第2世代)」のヘッドフォン調整を行うと、イヤホンが他のオーディオソースに接続されても、調整されたオーディオが維持されるそうです。

 

macOS Sequoiaは現在、開発者向けにベータ版が配布されており、7月にパブリックベータ版がリリースされる予定。Macで電話アプリなどを多用する場合に、AirPodsのオーディオ調整は便利に使えそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

カナダのAmazonで「Galaxy Watch7」の製品ページが目撃される! 興味深い情報が…

サムスンは噂通り、新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」を7月10日22時(日本時間)に行うことを正式に予告しました。この場では新型スマートウォッチ「Galaxy Watch7」の登場も予想されていますが、まだサムスンは一切の情報を出していません。

↑Amazonがまたしてもフライング(画像はGalaxy Watch6)

 

そんななか、Amazonカナダがフライングして、Galaxy Watch7の製品ページを掲載してしまいました。

 

テック系サイトPassionateGeekzが最初にこのことを発見。それをAndroid Authorityほか複数のメディアが独自に確認し、保存したスクリーンショットを公開しています(元のページは削除済み)。

↑Amazonカナダに掲載された情報(画像提供/Android Authority)

 

この製品ページはChromebookの画像が使われているものの、スペック情報はGalaxy Watch7の40mm/Bluetoothバージョンのものです。

 

まず注目すべきは、初の3nmチップを搭載し、電力効率と動作のスムーズさが向上したとうたっていること。以前からの噂とも一致しており、よりバッテリーが長持ちになると期待できます。

 

もう一つの注目点は「第2世代のバイオセンサーを搭載」していることでしょう。これにより運動中や睡眠中に、より正確な心拍数を追跡できるとのこと。ほかにも、「Galaxy AI」でメッセージにスマート返信したり、睡眠、運動、コミュニケーションなどのAIコンパニオン機能もあると書かれています。

 

ただし、RAMが8GBやストレージが128GBの箇所は、Chromebookの仕様を流用してしまっているようです。Galaxy Watch7の内蔵ストレージは、前モデルの16GBから32GBに倍増すると予想されています

 

メーカーが正式発表する前に、Amazonが製品ページをフライング掲載した前例は何度もあり、特に珍しくはありません。今回の情報が正しければ、高性能でサクサク動き、バッテリー持ちも良く、健康状態も正確に追跡できるスマートウォッチになりそうです。

 

Source: PassionateGeekz, Android Authority

アップルの「地図」アプリ、意外な弱点をiOS 18で修正へ

今秋に正式版がリリースされる「iOS 18」において、「マップ(地図)」アプリに「ここで検索(Search here)」の機能が追加されていることが、ベータ版ユーザーによって発見されました。

↑ついに「このエリアを検索(Search here)」を追加(画像提供/9to5Mac)

 

「Google Map」のユーザーにはおなじみの機能ですが、「このエリアを検索」をタップすることで、特定の地点のカフェやホテルを検索することが可能です。アップルのマップで同じことをするには、目標の施設を検索してから地図をスクロールして移動する必要がありました。

 

しかしiOS 18のベータ版において、アップルのマップアプリでは「ここで検索」をタップすることで、特定地域のカフェやホテルをすぐに探すことができるそう。さらに地図を拡大/縮小したとしても、新たに「ここで検索」の機能が利用できます。

 

iOS 18のマップアプリでは、その他にもウォーキングやハイキングのカスタムルート、地形図、オンラインハイキングサービスのサポートが追加されています。また、インターフェイスではより目立つ色とテキストを使用し、興味あるポイントが一目で確認しやすくなるように調整されています。

 

アップルのマップアプリにあった意外な欠点がアップデートされたことで、さらに使い勝手が向上することでしょう。

 

Source: Reddit via 9to5Mac

Googleが「Pixel 9 Pro」をチラ見せ。8月のイベントで全てが明らかに!

Googleは新型ハードウェア発表イベント「Made by Google」を8月13日に開催すると予告しました。同時に、次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 9 Pro」らしきデバイスをチラ見せしています。

↑もうすぐベールを脱ぐ(画像提供/Google)

 

公式ストア内では「Google Pixel」から始まる12秒間のアニメーションが表示。「ⅸ」(ローマ数字の9)が表示されるとともに、デバイスのボタンが付いた横側と背面のカメラバーが煌めいています。

 

三つのカメラが並び、Pixel 8より丸みを帯びたカメラバーは、前に流出した「Pixel 9 Pro」の写真とソックリです。

 

Made by Googleの基調講演は、Google本社のある米カリフォルニア州マウンテンビューにて、現地時間で8月13日午前10時に開始。日本時間では14日の深夜2時にスタートします。

 

すでに海外の大手メディアは、Googleから招待状を受け取っています。そこには「最高のGoogle AI、Androidソフトウェア、およびPixelポートフォリオ・デバイスを紹介します」と書かれており、複数のPixel製品のほか、新たな生成AI機能の発表もありそうです。

 

この場で発表が予想されるPixelデバイスは、まずスマートフォンの「Pixel 9」シリーズ。今年は「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」のほか、折りたたみ機の「Pixel 9 Pro Fold」の全4モデルになると噂されています

 

ほかにも、第3世代のスマートウォッチ「Pixel Watch 3」は、41mm/45mmの2サイズ展開になると見られています。大型サイズの製品名は「Pixel Watch 3 XL」になり、予想CG画像も公開されています

 

Googleストアのトップページには「新たなマジックをお見逃しなく」と意味深な言葉もあります。Pixel 8シリーズでは、写真から消したいものを取り除ける「消しゴムマジック」や、動画に入り込んだ雑音を小さくできる「音声消しゴムマジック」が使えますが、さらなる「魔法」に期待したいところです。

 

Source: Google Store

via: 9to5Google

iPhoneの組み立て、作業員の50%がロボットに置き換えられていることが判明

アップルが「iPhone」の最終組み立てラインにおいて、作業員の最大50%をロボットに置き換えるように指示していると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑工場でロボットを増やすアップル

 

iPhoneの組み立てラインの自動化は、アップルでオペレーション担当上級副社長を務めるSabih Khan氏により指示されたそう。

 

iPhoneの組み立てでは、アジア圏を中心に多くの作業員が働いています。2022年11月には中国のiPhoneの組立工場で、給与の支払いを求めた労働者と警察が衝突するなどの問題が生じていました。Khan氏はその事件の直後に判断を下したそうです。

 

iPhoneの組み立てを自動化するロボットは、毎年数百億ドルの投資が必要な巨大プロジェクトですが、この取り組みはすでに始まっている模様。フォックスコンやペガトロンといったパートナー企業と協力しながら、中国では数千人の従業員の雇用を削減したとされています。

 

さらにアップルは、組み立てラインのビデオ映像を分析してボトルネックとなっている製造上の問題をリアルタイムで特定する、Drishtiという会社を買収。最終的には、iPhoneの組み立てラインの労働者を最大50%削減するのが目標だと報じられています。

 

iPhoneの製造ラインの人員が徐々にロボットに置き換えられるのは、もはや避けられない流れなのでしょう。それによって失われた雇用がどのような形で守られるのかも気になるところです。

 

Source: The Information via 9to5Mac

便利な機能が増えた! iPhoneやiPadで外付けドライブのフォーマットができるように

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した「iOS 18」と「iPadOS 18」には、外付けドライブ(外部ストレージ)をフォーマットする機能が追加されていることが報告されています。

↑フォーマットの形式を選ぶことができる(画像提供/MacRumors)

 

iPhoneはコネクタやアダプタを使うことで、USBドライブやSDカードリーダーを接続することができます。外付けドライブの内容は「ファイル」アプリなどで参照し、写真やビデオを書き込むことが可能。

 

iOS 18とiPadOS 18のベータ版では、iPhoneやiPadからMacがなくても、外付けドライブをフォーマットすることが可能になりました。フォーマットの形式は「APFS」「ExFAT」「MS-DOS(FAT)」から選択できます。

 

この機能により、外出先で入手したものの、フォーマットが読み込めない外付けドライブをその場で使用することができます。特に、iPadをパソコンのように使用するユーザーにとって便利な機能になりそうです。

 

iOS 18とiPadOS 18の正式版は、今年秋にリリースされます。今後はiPhoneやiPadからでも外付けドライブをフォーマットできることを覚えておけば、役立つシーンがあるかもしれませんね。

 

Source: MacStories via MacRumors

「Android版YouTube」がスリープタイマー機能を追加!? 早く安心して寝落ちしたい

スリープタイマーは音楽ストリーミングやPodcastアプリによくある機能の一つで、再生を停止する時間を指定できるものです。特に寝る前にはとても便利で、曲やエピソードを流しっぱなしで寝落ちしても自動的に止まるため、スマホがバッテリー切れになることも防ぎやすくなります。

↑スリープタイマー機能が待ち望まれている

 

そんな機能が、まもなくAndroid版YouTubeアプリに追加される可能性があることが明らかになりました。

 

これは、Android用YouTubeアプリの最新ベータ版においてAPK(Androidアプリを格納するファイル)を解析した結果から判明。「sleep_timer」(スリープタイマー)に言及する記述が見つかりました。

 

文字列を見る限り、再生を停止するまでの残り時間や分まで指定できるようです。また、「sleep_timer_notification_channel_name」という記述もあり、タイマーが通知として表示されることも示唆しています。

 

さらに「タイマーをリセットするか、完了をクリックして視聴を続けることができる」といったオプションを選択できるとのこと。逆にいえば、もう少し聴きたかったり観たかったりする場合は、いつでもタイマーを消したり、続きを楽しめたりするというわけです。

 

すでに音楽ストリーミングのYouTube Musicにはスリープタイマー機能があることから、YouTubeアプリへの追加は遅すぎるとも言えます。これまでAndroidユーザーは、動画再生で同じ機能を使いたい場合、サードパーティ製のアプリを使うしかありませんでした。

 

ちなみにiPhoneユーザーは、例えば、Apple Musicであれば音楽を再生した状態で「時計」アプリを起動。そこでタイマーを選んでから停止するまでの時間を設定し、「タイマー終了時」をタップして「再生停止」を選ぶ。最後に「開始」をタップすると、スリープタイマー機能が利用できます。

 

AndroidスマホでYouTubeアプリを再生しながら寝落ちしたい人は、決して少なくはないはず。少しでも早く、スリープタイマー機能が正式に実装されることを期待したいところです。

 

Source: Android Authority

「Pixelスマホ」は使用中止か即刻アップデートせよ! 米政府が職員に要請する理由とは?

GoogleのPixelデバイスに深刻な脆弱性が見つかったとして、米政府は連邦政府職員に対して7月4日までにアップデートするか、使用を中止するよう求めていると米Forbesが報じています。

↑即刻アップデートを

 

これはゼロデイ脆弱性「CVE-2024-29748」に関するものです。Googleは6月にセキュリティ・アップデートを配信するとともに対処したと報告していました。「高深刻度」とラベル付けされ、放置すれば「限定的な標的型攻撃」を受ける可能性があります。

 

すでにアップデート済みであれば問題ありませんが、そうでなければ設定アプリから更新する必要があります。今回の警告は政府職員に向けられたものですが、それ以外のユーザー、特に企業サーバーに接続している個人ユーザーも速やかに対応すべきでしょう。

 

Googleは脆弱性について詳しく説明していませんが、政府も動いていることから、普通の脆弱性よりも少し深刻なようです。また、この脆弱性は「他のAndroidデバイスでも最終的に、Android 15にアップデートされたときに修正されます」と同社は述べており、Pixel以外にも及ぶ可能性をほのめかしています。

 

AndroidベースのOSであるGrapheneOSの開発者も、「これはPixel固有ではない」として、他のAndroidデバイスも危険にさらされると指摘しています。

 

また、修正プログラムはAndroid 15に含まれるものの、Android 14にはバックポート(新バージョンでの修正を古いバージョンにも適用する)されないとのこと。つまり、Android 14のままで、15にアップデートしなければ、脆弱性を修正できない可能性が高いということです。

 

つまり、Pixelスマホのユーザーは今すぐ設定アプリからアップデートしたほうがよさそう。その他のAndroidデバイスは静観するしかなさそうです。

 

Source: Forbes
via: Engadget

サムスンの新製品発表会「Galaxy Unpacked」、オランダのサイトで広告が目撃される

サムスンは7月10日に新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」を開催し、数々の新製品をお披露目すると噂されています。それを裏付けるように、オランダの携帯電話プロバイダ「Mobile.nl」サイトに、この日にちが一時的に登場しました。

↑新製品への期待が高まる

 

オランダのテック系サイトTweakersによれば、同サイトに下記の画像が掲載されたとのこと。すでに記事執筆時点ではサイトから削除されており、「404」(ページが存在していない)が表示されています

↑オランダのサイトで目撃された画像(出典/Tweakers)

 

今回のバナーにはサムスンの生成AI「Galaxy AI」を意味する星マークもありました。ちょうど先日、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」にも落書きした絵をきれいに描き直す新AI機能が搭載されるとの噂が伝えられていました

 

Mobile.nlはイベントの開催地を明らかにしていませんが、フランス・パリで開催される説が有力です。なぜなら2024年夏季オリンピックが開催される場所であり、サムスンが五輪の公式パートナーだからです。

 

このGalaxy Unpackedイベントでは、次期折りたたみスマホやスマートウォッチなどが登場すると噂され、新製品リストも流出していました。価格についてもリーク情報が流れており、例えば、米国では縦折りの「Galaxy Z Flip6」が前モデルより100ドル近く高くなると言われています。

 

ほかにも、サムスン初のスマートリング「Galaxy Ring」も正式発表される見通し。さらに「Galaxy Watch7」シリーズや最高級モデルの「Galaxy Watch Ultra」、タブレットの「Galaxy Tab S10」シリーズや、新型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds3」シリーズも登場する可能性があります。

 

Source: Tweakers
via: Gizmochina

ユーザーの声に応えて性能強化! ポータブルゲーミングPC「ROG Ally X」が日本でも発売

台湾のPCメーカー・ASUSTeK Computer(以下ASUS)は、台湾本社でポータブルゲーミングPCの新モデル「ROG Ally X」を発表しました。6月4日〜7日まで台北で開催されていたPCパーツ関連の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2024」にあわせてのタイミングとなります。

↑新しく登場したポータブルゲーミングPCのROG Ally X。既存モデルの上位機となります

 

ポータブルゲーミングPCは、小型ディスプレイとゲームパッドを搭載した、Nintendo Switchのような形状のゲーミングPCです。周辺機器を活用して拡張することで通常のPCとしても使用でき、もちろん持ち運んでゲームも楽しめます。ASUSが2023年に発売した「ROG Ally」は、多くのポータブルゲーミングPCの中でも、最も売れた製品だといいます。

↑台湾本社での発表会の様子。世界中の報道陣の前で発表されました

 

ユーザーの声に答えてパワーアップ

今回発表されたROG Ally Xは世界中のユーザーの声に応えて、大きく強化したモデルです。フルHDの7.0型ディスプレイやCPUに「AMD Ryzen Z1 Extreme」を搭載する点は共通ですが、使い勝手の面で進化しています。

 

最も大きいのが、内蔵バッテリーが40Whから80Whに倍増したこと。従来モデルで負荷の高いゲームをプレイすると、バッテリーが1~2時間しか持たないこともあり、なかには本体を改造してバッテリーを追加していたユーザーもいたそうです。今回、バッテリー駆動時間が大きく伸びたことで、より使い勝手がアップしています。

↑従来モデルではバッテリー駆動時間が短いのが不満のひとつでした。写真は発表会で紹介された、本体の背面を削って大容量バッテリーを取り付けたヘビーユーザー

 

さらに、内蔵のSSDも512GBから1TBへ倍増。メモリーも速度がアップしたうえで、16GBから24GBへと増強されているのです。

 

個人的に最も良いアップデートだと感じたのが、 USB Type-C ポートが2基になったこと(USB3.2 Gen2とUSB4.0)。これにより、外部ディスプレイに出力しながら本体を充電する、キーボードや外付けストレージを接続するといった使い方ができるようになりました。

↑ROG Ally Xのハイライト。 性能面での向上はもちろん、エルゴノミックデザインを採用するなど、使い勝手の向上も大きいです

 

このほか背面キーのデザインが変更され、よりゲームプレイを邪魔しないようなレイアウトに変更されています。本体サイズは約幅280×高さ111×奥行き36.9mmで、質量は約678gとわずかに大きく、重くなっていますが性能の進化を考えると問題のないレベルです。

↑展示会会場のROGブースに並んでいたROG Ally X。多くの来場者が手に取っていました

 

ASUSでアジア太平洋地域を統括するピーター・チャン氏によると「昨年発売されたROG Allyは北米市場に続いて、日本市場が2番目に売れた」とのこと。そして世界市場では支配的なポジションを確立しており、今回ユーザーからの声を反映し、使い勝手がアップしたROG Ally Xを発売することになったそうです。「ポータブルゲーミングPC市場には今後さらに期待し、投資をしていく」と語りました。

↑ASUS システム部門 アジア太平洋地域ジェネラルマネージャーのピーター・チャン氏

 

ROG Ally Xはグローバル市場では799ドルで7月に発売予定。日本市場は夏以降に発売予定です。

 

重量級のゲーミングキーボードやマウス、Wi-FiルーターもROGブランドで登場

このほかイベントでは、ROGブランドの周辺機器も登場しました。たとえば重厚感のあるアルミやカーボン素材などを幾層にも重ね合わせたゲーミングキーボード「ROG Azoth Extreme」。右上にタッチ操作に対応した有機ELディスプレイを搭載し、さまざまな情報を表示できます。

↑高耐久性とカスタム性が魅力のゲーミングキーボード「ROG Azoth Extreme」が登場。安定感のある重さと、高級感、そして高いゲーミング性能を誇ります

 

また、本体背面のスイッチでキーの打鍵感をソフトとハードで切り替えることが可能。物理的にキーボード内部でキーの固定が変わるため、打鍵感も大きく変わるのがおもしろいです。

↑7層でできたROG Azoth Extreme。アルミ製のトップカバーからカーボンファイバーのプレート、シリコンパッドなどが重ねられて構成されています

 

重量感のあるキーボードに対して、ゲーミングマウス「ROG Harpe Ace Extreme」は カーボンファイバーで構成されており、わずか47gという軽さを実現しています。

 

これらキーボードとマウスの発売は未定です。

↑モックアップかと思わせるほどに軽いカーボンファイバー製のマウス。最大42000dpiの光学センサーを搭載します

 

また、Wi-Fi 7に対応した新型のゲーミングルーターも登場。6GHz帯では最高11Gbpsを超える通信速度に対応します。すでにASUSはWi-Fi 7対応ゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BE98」を日本国内でも販売しており、さらなるラインナップ拡充となりそうです。

↑新型のWi-Fi 7ゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BE19000」も発表。日本市場でも発売される「GT-BE98」よりは安く購入できそうです

 

ゲーミングPC市場において、ROGブランドの存在感は非常に大きくなっています。ゲーミングデスクトップやゲーミングノートに加えて今後、ポータブルゲーミングでもASUSが市場を引っ張っていくことになりそうです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

「Galaxy S25 Ultra」、新型センサー搭載でカメラの画素数が4~5倍アップ!?

サムスンの次期フラッグシップ・スマートフォン「Galaxy S25 Ultra」が登場するのは2025年初めと思われますが、すでに「背面カメラが大幅に強化される」との噂が相次いでいました。それを裏付けるように、リーカーが新たな情報をもたらしています。

↑カメラの性能がさらに向上!?

 

リークアカウントのSperandio4Techは「Galaxy S25 Ultraの新たな(カメラ)センサー」が明らかになったとXで主張。大まかに言えば、超広角カメラと光学3倍望遠レンズがともに解像度50MPになると述べています。

 

まず、超広角センサーは、1/2.76インチの「JN1センサー」に変更するとのこと。現行のGalaxy S24 Ultraは1/2.55インチで小さくなる格好ですが、それでも12MPから50MPに移行。つまり、解像度が4倍以上になるというわけです。

 

また、光学3倍望遠カメラも、1/3インチの新型Isocellセンサー(サムスン製イメージセンサー)を搭載。こちらも解像度が大きく跳ね上がり、従来の10MPから50MPに、なんと5倍になる計算です。

 

このようにハードウェアが大幅に改善されつつ、カメラの画質と機能を拡張するアルゴリズム(ソフトウェア)も準備中とのこと。Galaxy S24 Ultraのアルゴリズムは、画質と手ぶれ補正を大きく改善していました。

 

その一方、標準モデル「Galaxy S25」と「Galaxy S25+」のカメラに大きな変更はなく、どちらも超広角カメラは12MP、望遠カメラは10MPのままだと予想されています。

 

Galaxy S25シリーズはクアルコムの次期チップ「Snapdragon 8 Gen 4」を搭載すると噂されていますが、このチップは最先端の3nmプロセス製造となるため、30%もの値上げが予想されています。それが本体の価格に上乗せされる可能性もありますが、生成AI機能やカメラの性能が飛躍的に向上すれば、十分にお買い得なスマホとなりそうです。

 

Source: Sperandio4Tech(X) 
via: Wccftech

「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Flip6」のプロトタイプ写真が流出! 折りたたみ画面のシワは…

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip6」と「Galaxy Z Fold6」は、折りたたみ画面のシワが目立たなくなるとの噂が相次いでいました。今度は、それがどの程度なのかを推測できる試作機の画像がネット上に流出しています。

↑流出した「Galaxy Z Flip6」と「Galaxy Z Fold6」のダミーモデル(画像提供/9to5Google)

 

米9to5Googleは、信頼性の高いリーカーSonny Dickson氏を通じて、両モデルのプロトタイプ写真を入手したとのこと。この画像には、それぞれの外側と内側のディスプレイが写っていますが、第6世代でもディスプレイには大きな折り目がついているようです。

 

とはいえ、このデバイスはあくまで試作機(あるいはダミーモデル)であり、ここから大幅な変更が加えられる余地が残されています。全体的なボディは最終的な製品と同じながらも、画面だけは古いバージョンを装備している可能性もありそう。

 

今回の画像には、両デバイスともヒンジ(折りたたみ軸)部分に「Samsung」と刻印されています。通常のダミーモデルは、あくまでサードパーティーがアクセサリを開発するために自作するものであり、こうしたロゴまで入れる必要はないはず。サムスン社内から流出したことを示しているのかもしれません。

 

また、両デバイスとも折りたたみ画面まわりのベゼルが前モデルより狭くなっているようで、全体的なサイズが小さくなるか、サイズは同じのまま画面だけ大きくなるとも考えられそうです。

 

サムスンはGalaxy Z Fold 6とGalaxy Z Flip 6を、新型ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチと同時に、7月10日にパリで発表する予定と見られています。実際に発表される製品版では、シワが小さくなっているように祈りたいところです。

 

Source: 9to5Google

アップルとメタが「Apple Intelligence」でまさかのタッグ!?

アップルとメタが、「Apple Intelligence」向けのAIモデルで提携することを協議していると、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じています。

↑AI競争で勝つためなら宿敵とも手を組む

 

開発者向け会議「WWDC24」で発表されたApple Intelligenceでは、さまざまなAI機能がiPhoneやiPad、Macに導入されます。また、「iOS 18」や「iPadOS 18」「macOS Sequoia」では、OpenAIのAIチャットボット「ChatGPT」が組み込まれます。

 

WSJによれば、アップルがOpenAIとAIチャットボットで提携したように、メタのAIチャットボット「Meta AI」をiOS 18に統合する計画について話し合っているとのこと。また、グーグルの「Gemini」や「Perplexity AI」、「Anthropic」といった他のAIチャットボットとも交渉中だと報じられています。

 

Apple IntelligenceはiOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaのアップデートの一部として、今年後半から利用可能。Meta AIやGeminiがChatGPTの代替オプションとして提供されることになるのかどうか、今後の動向に注目です。

 

Source: The Wall Street Journal via 9to5Mac

アップル、「Apple Translate」とサードパーティーアプリが統合可能に

「iOS 17.4」や「iPadOS 17.4」「macOS Sonoma」において、サードパーティーアプリにアップルの翻訳ツール「Apple Translate」を組み込めるAPIが導入されることが、先日明らかとなりました。

↑日本語の英訳はこのように表示される(画像提供/MacRumors)

 

現在のiPhoneやiPad、Macでは、ハイライト表示されたテキストや「Safari」で閲覧したウェブサイトに対して、システムレベルの翻訳機能が提供されています。しかし、今回導入されたAPIは、日本語のレビューのようなユーザー生成コンテンツを、他の言語に素早く翻訳することができるのです。

 

さらに、今年の秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」では、翻訳されたテキストをオーバーレイ表示された翻訳シートではなく、アプリ内にインラインで表示することが可能。

 

iOS 18では、バイリンガルキーボードがサポートされます。これにより手動で言語を切り替えることなく、例えば、同じキーボードで英語と韓国語を入力でき、各言語で単語の候補が表示されるのです。

 

iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaは開発者向けベータ版が配布されており、今年秋に正式リリースされる予定。サードパーティーの翻訳アプリを使わずに済むApple Translateは、iOS向けアプリで広がっていきそうです。

 

Source: Apple 1, 2 via MacRumors

次期「iOS 18」、サードパーティーアクセサリとのペアリング方法が変わる

今秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」では、「AirPods」のようなペアリングのインターフェイスが、より多くのBluetoothやWi-Fiアクセサリで使用できるようになります。

↑(画像提供/MacRumors)

 

この機能は、先日開催された開発者向け会議「WWDC24」で発表されました。このペアリングプロセスを実装したアプリでは、ユーザーは「設定」アプリを開かなくても、アプリ内で直接アクセサリをデバイスに接続できるようになります。

 

アップルによれば、アクセサリメーカーがこのペアリングプロセスによってユーザーのローカルネットワーク上の他のデバイスを認識できなくなるため、プライバシーが強化されるとのこと。開発者は新しい「AccessorySetupKit」のフレームワークを使用して、AirPodsのようなペアリングプロセスをアプリに追加できます。

 

現在のiOS 18は開発者向けのベータ版。パブリックベータ版は7月にリリースされ、正式版は9月に配布される予定です。AirPodsのようなインターフェイスでサードパーティーのワイヤレスヘッドホンが接続できれば、より気軽に利用できそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

新興メーカー「AYANEO」のAndroidゲーム機の突き抜け加減がすごい

ポータブルゲーミングPCというジャンルで、異彩を放つ「AYANEO」というメーカーをご存じでしょうか。レトロMacのようなミニPC、2画面のWindows PCなど、個性的な製品が並び、創業から4年で投入した製品は17台にもおよびます。このメーカーは何者なのか。初来日したArthur Zhang CEOのプレゼンテーションから、AYANEOの素顔を紹介します。

 

そして注目の、Androidゲーム機「AYANEO Pocket S」もレビューします。

↑AYANEO Pocket S

 

ベンチャーとしては異例の企画力と設計力を持つAYANEO

AYANEOは中国・深センに本拠地を置くハードウェアメーカーです。Windows搭載の小型ゲーム機作りを得意としており、コントローラー付きのゲーム機を10種類以上投入しています。

 

驚くべきは、企画と設計の能力です。ベンチャー企業としてこれほどまでに多品種を生産するのは並大抵のことではありません。投入された製品を見てもスライドキーボード付き、Windowsで2画面対応など、ひと癖もふた癖もある製品ばかり。オールドMac風やファミコン風などの懐かしい製品をリバイバルしたものもあります。

↑AYANEOは2021年の立ち上げ以降10種類以上の小型ゲーム機やPCを発表しています

 

AYANEOの創造性の一因は、深センという中国でもハイテク工場が集積している土地を本拠地としていることにありそうです。さらに、AYANEOのZhang CEO自身が並々ならぬゲームファンであることにも、秘訣があります。Zhang氏は中国でモバイルガジェットの専門メディアを複数立ち上げた人物です。個人としては大のゲーム愛好家で、レトロゲームやモバイル機器の収集家でもあります。CEOがゲーム好きなことから、ゲーマーのニーズをよくくみ取った製品を自在に開発できるということなのでしょう。

↑AYANEOのArthur Zhang CEO

 

AYANEOの販売スタイルも特徴的です。同社はクラウドファンディングのIndiegogoを積極的に活用しています。新しい製品を販売するときは必ず同サイトに出品して、世界中のコアなファンの間で話題を集めます。この取り組みの結果として、中国向けと国外向けで半数ずつというバランスの良い販売実績を達成しました。中国以外では、米国や日本、欧州、オーストラリアなどで受け入れられているといいます。

↑今回投入された製品とは別に、AYANEO microも日本に投入予定。ゲームボーイミクロ風のAndroidゲーム機です

 

「AYANEO Pocket S」はガチでスマホゲームを楽しめるAndroidゲーム機

そんなAYANEOが「AYANEO Pocket S」を7月上旬に日本に投入します。プラットフォームはこれまでAYANEOが何台も投入してきたWindowsではなく、Androidです。要するに「スマホゲームをガチで遊ぶ人のための“ゲーム機”」ということになります。

↑AYANEOのAndroidゲーム機2作目にして、高性能チップ搭載のAYANEO Pocket S

 

スマホゲームというと隙間時間に遊べるライトなゲームを想像しますが、本格的にがっつり遊べるタイトルも増えています。たとえば、HoYoverseの『原神』や『崩壊:スターレイル』が有名です。さらに、クラウドゲームやストリーミングによって、PC向けやコンソール機向けの高品質なゲームとの接点も増えています。スマホでも充実したゲーム体験ができるようになりつつある中で、そこに特化したニッチなデバイスが登場するのは必然だったのかもしれません。

 

AYANEO Pocket Sは性能面では折り紙付きです。チップメーカーのクアルコムと提携し、ゲーム専用に設計された最新チップセット「Snapdragon G3x Gen2」を搭載します。このチップはSnapdragon 8 Gen 2のゲーム機特化版ということで、スマホなら「Galaxy S23」など2023年のフラッグシップスマホに匹敵する性能を備えています。Androidの大作タイトルはSnapdragon プロセッサーに最適化されていることが多いので、その点でも安心です。

 

ディスプレイは約6インチ。DCI-P3準拠のIPS液晶を採用し、60Hz駆動対応と、グラフィックの表現力もまずまずです。また、冷却システムとしてベイパーチャンバーと空冷を備えていて、ヘビーなゲームでもパフォーマンスを落とすことなくプレイできます。

 

通信はWi-Fiのみ対応となっており、4G/5G接続はありません。加えて、GPSやカメラも非搭載となっています。たとえばAR対応のゲーム(ポケモンGOなど)を遊ぶときに不便かもしれません。あくまで横向き画面でゲームに特化した製品となっています。

 

ゲームのお供として、「AYA Space」というアプリがあります。このアプリではゲーム操作時のキーコンフィグの割り当てなどが設定できます。ゲーム中のフレームレート表記なども可能です。

 

さらに右側面のスライドボタンがあり、物理的な操作でゲームブーストを利用できます。メモリーの優先割り当てや、通知をオフにするといった機能も設定できるうえに、2回スライドすると、ファン全開で冷却するモードも利用できます。

 

【AYANEO Pocket Sをフォトギャラリーでチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

さまざまな本格ゲームを遊べる。ただしちょっと(物理的に)重い

Androidゲーム機というのは要するに、コントローラーを備えたAndroidタブレットなのですが、これがあるとないとでは大違いです。特に外部コントローラーが必須のクラウドゲームやリモートプレイを遊ぶユーザーにとっては多くの意義があります。寝転がりながらAndroidゲームを遊べるのは、このデバイスならではの特典です。

 

USB外付けコントローラーに対応しているゲームなら、コントローラーをそのまま利用できます。たとえば『Minecraft』では特に設定も必要なく、快適に動作できました。

 

クラウドゲームの「Xbox Cloud Gaming」や「GeForce NOW」で、PC向けの本格ゲームタイトルを手軽に楽しめるのもこのデバイスならではのメリットです。AYANEOの小型ゲーミングデバイスの中でもコンパクトで、Androidで動作するため4~5時間はストリーミングしつづけて遊べます。

 

実際にXbox Cloud Gamingで検証してみたところ、『OCTOPATH TRAVELER』のような描画の変化が多くないゲームは快適に遊べました。3Dレンダリングを多用するような作品は、Wi-Fi 6のネットワークでも描画が安定しない場合があったので、どちらかというと動きの少ないRPGの方が適しているようです。

↑「Xbox Cloud Gaming」で『OCTOPATH TRAVELER』をプレイ

 

また、Androidには『原神』のようにタッチパネルのみのゲームも多々あります。この場合は、コントローラーのキーをタッチ操作に割り当てるキーマッピング機能を利用できます。『原神』の場合はキーマッピングを利用することでかなり快適に遊べるようになりました。

↑写真はデモの様子ですが、『原神』はキーマッピングを割り当てれば快適に操作できます

 

なお、Androidタブレットの一種ですから、縦持ち型のゲームをプレイすることもできます。感覚としては、縦長の小型タブレットを持っているような持ち方になります。縦画面と横画面を行き来するタイトルとして、『学園アイドルマスター』もプレイしてみましたが、コントローラーの存在を気にせず快適に操作できました。

↑動作性能の要求水準が高い『学園アイドルマスター』もぬるぬる動きます

 

ただし、キーマッピングは現状ではゲームタイトルごとに手動で割り当てる必要があり、その点は手間も感じました。特に『PUBG』のような視点移動を割り当てる必要があるゲームでは割り当てが難しくなっています。このあたりは有名タイトルごとに設定済みプロファイルを提供する方針を示しているため、アップデートでの改善が期待できそうです。

 

気になるのは約350gの重さ。iPad miniやNintendo Switch Liteより重く、iPad Airよりは軽いという程度でしょうか。長時間ゲームに熱中していると、腕に疲労感を感じることがありました。

 

AYANEO Pocket Sの価格は8万9800円(税込)~。既存のゲーミングスマホよりも割安な価格帯に抑えてきました。2台持ちでゲームに特化したAndroidスマホがほしい人、特に『原神』や『崩壊:スターレイル』をがっつりとやりこみたい人には、理想的な2台目端末となり得そうです。クラウドゲームのサービス内容充実を見据えて、いまからゲーム機をそろえておくのもありでしょう。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

iPhoneが音を聞いてお知らせ! サウンドを認識して通知します【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「iOS 17の新機能「サウンド認識」の使い方」です。

 

 

イヤホンで音楽を楽しんでいたらチャイムに気付かず荷物の受け取りを逃してしまった! なんてことはありませんか。今回はそんなシーンにぴったりな「サウンド認識」の機能を紹介しましょう。

 

設定方法ですが、ホーム画面の「設定」にある[アクセスビリティ]から[サウンド認識]をタップ。オンに切り替え、その下にある[サウンド]をタップ。すると認識できるアラームや動物の鳴き声、家庭内で聞こえるいろいろなサウンドが並んでいるので認識させたい項目をタップし、オンに切り替えましょう。

 

その際、通知の送信確認を聞いてくるので[許可]をタップしておきます。

 

こうしてサウンド認識を有効にしておけば、iPhoneが周囲の音を認識してどんな音がしたか通知してくれます。

 

サウンド認識を無効にしたいときは先ほどの「設定」内でもオフにできますが、コントロールセンターでもオンオフを切り替える事ができます。

 

あらかじめ用意してある項目以外の音を認識させたいときは「カスタムアラーム」を設定しましょう。今回は玄関のドアホーンが認識しないため、カスタム設定してみます。

 

先ほどのサウンド認識の画面で[カスタムアラーム]をタップします。[続ける]をタップしてアラームの名称を入力し、もう一度[続ける]をタップ。[聞き取りを開始]をタップして実際にドアホーンを鳴らします。

 

ドアホーンの音が聞き取れるとアラームが検出されたというメッセージが表示されるので[サウンドを保存]をタップ。再び[聞き取りを開始]をタップして、この作業を5回繰り返します。

 

ドアホーンの音が5回、検出されたら[完了]をタップ。しばらくするとドアホーンの音が使用可能になったと通知されれば、以後、ドアホーンの音をサウンド認識してくれます。

 

一覧内にある[電気器具]で検知してくれない家電製品のアラーム音なども、この方法でカスタムアラームとして設定しておくと認識してくれるようになります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

人とは一味違った風景で仕事&プライベートを過ごせるPFUのモバイルディスプレイ

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。今回はイレギュラー版として、PFUのモバイルディスプレイ「RICOH Light Monitor」を使った感想を語ります。

 

選べるサマープレゼントキャンペーン実施中!

ちなみに、今ならRICOH Light Monitorを購入&応募すると、もれなく「Amazonギフトカード5000円分」、または専用ペン「RICOH Monitor Stylus Pen Type1(9570円/税込)」が当たる「選べるサマープレゼントキャンペーン」を大々的に実施中!

 

RICOH Light Monitor150BW(無線モデル)限定特典もあります。RICOH Light Monitor150BWを購入後、ユーザー登録Webアンケートの自由記入欄に「GetNaviを見た」と記入のうえ、応募された方に、もれなく「RICOH Monitor Stylus Pen Type1」と「Amaozn ギフトカード5000円分」をセットで差し上げます。キャンペーンは7月31日までなのでそちらもお見逃しなく。

 

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先日、会社でデスクワークをしているとき、ふと気づいたことがある。どの席も同じなのだ。各自の席に、外付けのPCモニターとモニター台があり、台上に充電ケーブルがあり、よく使う文房具があり。モニター台の下にはキーボードやマウスが収められていて、左右どちらかに書類棚があり。

 

当たり前の光景だが、あまりに同じなのである。オフィス全体で見れば、統一感の取れた空間に見えるが、他者と同じすぎるデスクフォーマットで自由な発想や意表を付く戦略が生まれるだろうか。という疑問がよぎったのである。

 

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人と違うデスク環境を作るのに、PFUのRICOH Light Monitorは有力な選択肢だ。15.6インチの有機ELで外部ディスプレイとしての広さは必要十分。PCモニターとモニター台を取っ払うだけで視界の広がりが全然違う。自然豊かなところに来て、空が広いことを感じるような感覚ーーこれは言い過ぎだが、それに近いものはある。

 

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最もデスクの見栄えを変えてくれるのが、縦置きしたとき。15.6インチの本機を縦に置くと、いつもの業務が違った業務に見えるほど。実際に効率も上がるし、シゴデキ(仕事できる)感も出る。本機には有線モデルと無線モデルがあるが、機動力の面で個人的には有線モデルが断然推しである。挿すだけ映る。実にシンプルでスマート。

 

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そう、実にシンプルでスマートなのだ。だから、自宅で同じ環境を作るのも容易だし、訪問先でFace to Faceで商談することもスマートにできる。人とは一味違った風景で仕事をしたり、プライベートを過ごしたりーーそこから生まれる副次効果が待ち遠しい。

 

撮影/松川忍

MOTTERUからSNSで注目の“推し活ポーチ”⁉️ 大人気モバ充には残量表示機能が追加。新製品続々発表!

MOTTERU(モッテル)は、スマートフォンアクセサリーを中心とした新製品発表会を2024年6月19日(水)に開催。残量表示機能付きのモバイルバッテリーをはじめとした、新4製品がお披露目されました。

大人気モバイルバッテリーに残量表示機能が付いた!

 

新製品発表会の様子

 

おしゃれでかわいい、そして便利な新4製品

1つ目の新製品は、8月末に発売予定の「PD30W 入出力対応 残量表示機能付 10000mAhバッテリー」。MOTTERUの看板アイテムで累計23万台以上出荷された「モバイルバッテリー大容量10000mAh」が、さらにパワーアップしたものになります。

MOTTERUカラーはそのまま

 

モバイルバッテリーでスマホを充電する際「あとどれくらい充電できるのだろう?」と残量が気になってしまう経験、ありますよね。同製品には、残量表示機能を搭載! 本体正面に丸いディスプレイが設置され、電源ボタンを押すと残量をデジタル表示してくれるのです。これは便利。

 

パワーアップしたのは残量表示だけではなく、出力もPD20WからPD30Wに進化。スマホを約2回以上充電することができ、USB Aポートを搭載しているので2台同時充電も可能です。もちろんスマホだけでなくタブレットの充電もでき、繰り返し1000回以上使用できます。

 

スペックアップの一方で重さは約184グラムと、デジタル残量表示ができる10000mAhのモバイルバッテリーの中では最小・最軽量クラスになっています。MOTTERUカラーであるペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルクがそろっており、おしゃれに持ち運ぶことができますよ。

 

■商品名:PD30W 入出力対応 残量表示機能付 10000mAh バッテリー
■発売日:2024年8月末予定
■発売価格:4980円予定
■カラー:ペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルク

 

2つ目は、8月末に発売予定の「最大22.5W 直挿し5000mAh バッテリー」です。

ケーブルなしでコンパクト!

 

本機はスマホなどに直接差し込んで充電できるモバイルバッテリーで、ケーブルを持ち歩く必要がありません。「小さめのカバンを持ち歩いている」「荷物を増やしたくない」というユーザーからの意見に答え、コンパクトさを追求し、軽くて持ちやすく、使い勝手のいい同商品を開発しました。

 

本体にはUSB Cポートも搭載されているので、ライトニングケーブルやほかの充電ケーブルを接続しながら同時充電することもできます。5000mAhのダイレクトモバイルバッテリーの中では最小・最軽量クラスで、その重さはなんと板チョコ2枚分(約100グラム)! 軽い。

スマホケースを装着したままでも充電が可能

 

スマホ約1回分の充電ができ、急速充電も可能です。またバッテリーは高品質なものが採用されており、繰り返し1000回以上使用できるうえ2年間の保証付きと、かわいいだけでなく機能面やサービス面も申し分ありません。

 

■商品名:最大22.5W 直挿し5000mAh バッテリー
■発売日:2024年8月末予定
■発売価格:3480円予定
■カラー:ペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルク

 

3つ目は、8月末に発売予定の「マグネット式Qi2 ワイヤレス充電器ケーブルタイプ・スタンドタイプ」。

ケーブルタイプのマグネット式Qi2 ワイヤレス充電器

 

Qi2とは、ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)が定めたワイヤレス充電テクノロジーの新しい国際標準規格のこと。Qi2対応デバイスと、充電パッドの位置合わせを“マグネットで行う”ことで、より高速な充電が可能になりました。また充電しながらスマホを操作することもできます。

 

スタンドタイプは好みの角度に調整することができ、動画視聴にも最適。さらに充電ケーブルを外せばスタンドのみの使用も可能です。カラーバリエーションは、ケーブルタイプがペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルクの全3色展開で、 スタンドタイプはアーモンドミルクのみの展開となります。まるでおしゃれなインテリアアイテムのようですね。

スタンドタイプのマグネット式Qi2 ワイヤレス充電器。

 

■商品名:マグネット式Qi2 ワイヤレス充電器ケーブルタイプ・スタンドタイプ
■発売日:2024年8月末予定
■発売価格:ケーブルタイプ / 3980円予定
スタンドタイプ / 4980円予定
■カラー:ケーブルタイプ / ペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルク
スタンドタイプ / アーモンドミルク

 

4つ目は、ライフスタイルを豊かにする製品として、ステーショナリーメーカーのレイメイ藤井が展開する「Kept」とコラボレーションした「sofumo × Kept クリアガジェットポーチ」。6月20日(木)発売です。

モバイルバッテリー、ケーブル、AC充電器がすっぽり

 

見た目のかわいさはもちろん、クリアガジェットポーチの名の通り中が見えるのが特徴です。透明度の高い厚手の生地と、ほどよい背景になる背面メッシ仕様で、飽きのこないシンプルさとこだわりを兼ね備えています。

推し活ポーチにぴったり

 

紐付きのジッパー仕様で出し入れもしやすく、マチがあるのでモノがたっぷり入ります。化粧品を入れてコスメポーチにしたり、旅行時の小物入れにしたりと使い方はさまざま。中に推しのぬいぐるみやアイテムを入れれば、推し活ポーチとして活躍! ロフトで先行販売が行われたところ、推しのぬいぐるみと一緒にお出かけできると、SNSで注目を集めました。

 

■商品名:sofumo × Kept クリアガジェットポーチ
■発売日:2024年6月20日(木)
■発売価格:1320円予定
■カラー:ペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルク

 

「こんなの欲しかった!」を生み出すMOTTERUとは?

MOTTERU代表取締役社長・櫻田 良太氏

 

MOTTERUは「楽しくなる・嬉しくなる・持っていたくなる」をテーマに、誰もが持ちたくなるプロダクトをクリエイティブな発想とテクノロジーで実現し、人々の暮らしを華やかに、そして役に立つことをミッションとした会社です。

 

女性ならではの視点で製作されたパステルカラーベースのデザインと、実用性が兼ね備えられたスマートフォンアクセサリーやデスク周りの便利アイテムは、おしゃれでかわいいと多くのユーザーから人気を集めています。

 

そんな唯一無二のアイテムを生み出せる理由の一つとして、同社では多くの女性社員が活躍しており、“働きやすい環境ができている”ことが挙げられます。

 

「働く」視点でも注目を集めているMOTTERU。アウトドアを楽しみたい夏前に、同社がこだわりぬいた新製品に注目です。

 

【発表会でお披露目されたMOTTERU新製品】

MOTTERUからSNSで注目の“推し活ポーチ”⁉️ 大人気モバ充には残量表示機能が追加。新製品続々発表!

MOTTERU(モッテル)は、スマートフォンアクセサリーを中心とした新製品発表会を2024年6月19日(水)に開催。残量表示機能付きのモバイルバッテリーをはじめとした、新4製品がお披露目されました。

大人気モバイルバッテリーに残量表示機能が付いた!

 

新製品発表会の様子

 

おしゃれでかわいい、そして便利な新4製品

1つ目の新製品は、8月末に発売予定の「PD30W 入出力対応 残量表示機能付 10000mAhバッテリー」。MOTTERUの看板アイテムで累計23万台以上出荷された「モバイルバッテリー大容量10000mAh」が、さらにパワーアップしたものになります。

MOTTERUカラーはそのまま

 

モバイルバッテリーでスマホを充電する際「あとどれくらい充電できるのだろう?」と残量が気になってしまう経験、ありますよね。同製品には、残量表示機能を搭載! 本体正面に丸いディスプレイが設置され、電源ボタンを押すと残量をデジタル表示してくれるのです。これは便利。

 

パワーアップしたのは残量表示だけではなく、出力もPD20WからPD30Wに進化。スマホを約2回以上充電することができ、USB Aポートを搭載しているので2台同時充電も可能です。もちろんスマホだけでなくタブレットの充電もでき、繰り返し1000回以上使用できます。

 

スペックアップの一方で重さは約184グラムと、デジタル残量表示ができる10000mAhのモバイルバッテリーの中では最小・最軽量クラスになっています。MOTTERUカラーであるペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルクがそろっており、おしゃれに持ち運ぶことができますよ。

 

■商品名:PD30W 入出力対応 残量表示機能付 10000mAh バッテリー
■発売日:2024年8月末予定
■発売価格:4980円予定
■カラー:ペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルク

 

2つ目は、8月末に発売予定の「最大22.5W 直挿し5000mAh バッテリー」です。

ケーブルなしでコンパクト!

 

本機はスマホなどに直接差し込んで充電できるモバイルバッテリーで、ケーブルを持ち歩く必要がありません。「小さめのカバンを持ち歩いている」「荷物を増やしたくない」というユーザーからの意見に答え、コンパクトさを追求し、軽くて持ちやすく、使い勝手のいい同商品を開発しました。

 

本体にはUSB Cポートも搭載されているので、ライトニングケーブルやほかの充電ケーブルを接続しながら同時充電することもできます。5000mAhのダイレクトモバイルバッテリーの中では最小・最軽量クラスで、その重さはなんと板チョコ2枚分(約100グラム)! 軽い。

スマホケースを装着したままでも充電が可能

 

スマホ約1回分の充電ができ、急速充電も可能です。またバッテリーは高品質なものが採用されており、繰り返し1000回以上使用できるうえ2年間の保証付きと、かわいいだけでなく機能面やサービス面も申し分ありません。

 

■商品名:最大22.5W 直挿し5000mAh バッテリー
■発売日:2024年8月末予定
■発売価格:3480円予定
■カラー:ペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルク

 

3つ目は、8月末に発売予定の「マグネット式Qi2 ワイヤレス充電器ケーブルタイプ・スタンドタイプ」。

ケーブルタイプのマグネット式Qi2 ワイヤレス充電器

 

Qi2とは、ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)が定めたワイヤレス充電テクノロジーの新しい国際標準規格のこと。Qi2対応デバイスと、充電パッドの位置合わせを“マグネットで行う”ことで、より高速な充電が可能になりました。また充電しながらスマホを操作することもできます。

 

スタンドタイプは好みの角度に調整することができ、動画視聴にも最適。さらに充電ケーブルを外せばスタンドのみの使用も可能です。カラーバリエーションは、ケーブルタイプがペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルクの全3色展開で、 スタンドタイプはアーモンドミルクのみの展開となります。まるでおしゃれなインテリアアイテムのようですね。

スタンドタイプのマグネット式Qi2 ワイヤレス充電器。

 

■商品名:マグネット式Qi2 ワイヤレス充電器ケーブルタイプ・スタンドタイプ
■発売日:2024年8月末予定
■発売価格:ケーブルタイプ / 3980円予定
スタンドタイプ / 4980円予定
■カラー:ケーブルタイプ / ペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルク
スタンドタイプ / アーモンドミルク

 

4つ目は、ライフスタイルを豊かにする製品として、ステーショナリーメーカーのレイメイ藤井が展開する「Kept」とコラボレーションした「sofumo × Kept クリアガジェットポーチ」。6月20日(木)発売です。

モバイルバッテリー、ケーブル、AC充電器がすっぽり

 

見た目のかわいさはもちろん、クリアガジェットポーチの名の通り中が見えるのが特徴です。透明度の高い厚手の生地と、ほどよい背景になる背面メッシ仕様で、飽きのこないシンプルさとこだわりを兼ね備えています。

推し活ポーチにぴったり

 

紐付きのジッパー仕様で出し入れもしやすく、マチがあるのでモノがたっぷり入ります。化粧品を入れてコスメポーチにしたり、旅行時の小物入れにしたりと使い方はさまざま。中に推しのぬいぐるみやアイテムを入れれば、推し活ポーチとして活躍! ロフトで先行販売が行われたところ、推しのぬいぐるみと一緒にお出かけできると、SNSで注目を集めました。

 

■商品名:sofumo × Kept クリアガジェットポーチ
■発売日:2024年6月20日(木)
■発売価格:1320円予定
■カラー:ペールアイリス、ラテグレージュ、アーモンドミルク

 

「こんなの欲しかった!」を生み出すMOTTERUとは?

MOTTERU代表取締役社長・櫻田 良太氏

 

MOTTERUは「楽しくなる・嬉しくなる・持っていたくなる」をテーマに、誰もが持ちたくなるプロダクトをクリエイティブな発想とテクノロジーで実現し、人々の暮らしを華やかに、そして役に立つことをミッションとした会社です。

 

女性ならではの視点で製作されたパステルカラーベースのデザインと、実用性が兼ね備えられたスマートフォンアクセサリーやデスク周りの便利アイテムは、おしゃれでかわいいと多くのユーザーから人気を集めています。

 

そんな唯一無二のアイテムを生み出せる理由の一つとして、同社では多くの女性社員が活躍しており、“働きやすい環境ができている”ことが挙げられます。

 

「働く」視点でも注目を集めているMOTTERU。アウトドアを楽しみたい夏前に、同社がこだわりぬいた新製品に注目です。

 

【発表会でお披露目されたMOTTERU新製品】

空間ビデオを撮れるってどういうこと? XREALの新デバイス「Beam Pro」を体験

スマートグラスの「Air」シリーズを展開するXREALが、空間ビデオ・空間写真を撮れるデュアルカメラを内蔵するXRコンテンツプレーヤー「XREAL Beam Pro」を8月6日に発売します。3万円台から買える空間コンピューティング対応の注目ガジェットです。XREALが開催した新製品発表会で実機を体験してきました。

↑XREALの“スマホのようなXRコンテンツプレーヤー”「Beam Pro」を発売前に体験してきました

 

カメラ・ディスプレイを搭載する空間コンテンツプレーヤー

XREALの代表的な製品といえばスマートグラスのAirシリーズです。USB-C DisplayPort互換のスマホやタブレットなど、USB-Cケーブルで接続したデバイスの映像を透過型OLEDマイクロディスプレイに映して、実風景の前に浮かび上がる映像の視聴を楽しめます。

 

USB-C DisplayPortと互換性能を持たないデバイスもAirシリーズに接続して楽しめるように、XREALは媒介となる「Beam」というポケットサイズのアダプターを発売しています。その進化形である「Beam Pro」は、Android 14にベースとした“スマホのようなコンテンツプレーヤー”です。背面に搭載するデュアルレンズカメラで、Airシリーズによる立体視が楽しめるビデオや写真を撮り、Beam Proの本体ストレージに記録。USB-Cケーブルで直接つないだAirシリーズが大画面スクリーンになります。

↑背面にデュアルレンズカメラを搭載

 

↑ディスプレイのサイズは6.5インチ。Android 14を搭載しています。Google Playストアからアプリをダウンロードできます

 

Beam Proの画面は6.5インチのタッチディスプレイ。また、クアルコムのモバイル向けSoCである「Snapdragon 6 Gen 1」をベースにカスタマイズした「Snapdragon spatial companion processor」が、快適動作を実現しています。

 

データ通信はWi-Fi専用。スマホのような形をしていますが、eSIMも含めてSIMカードによるモバイル通信には対応しません。

↑ユーザーインターフェースのイメージ。空間にアプリのアイコンや大型スクリーンが浮かび上がるように見えます

 

スマホと変わらない操作感。ただし立体視のビデオ・写真はコツが必要

XREALが開催した新製品体験会では、Beam Proで撮影した動画・写真のほか、Netflixのビデオ作品、人気コミック「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic」のキャラクターが登場するXRコンテンツを視聴しました。

 

最初にカメラで空間ビデオ・空間写真を撮りました。Android 14の上に独自の「NebulaOS」を走らせて、NebulaOSに最適化された専用カメラアプリを使ってビデオと写真を撮影します。

↑NebulaOS上で立ち上がる専用カメラアプリで空間ビデオ・空間写真を撮ります

 

本機で撮れる空間ビデオ・空間写真は横画面のみで、ビデオの最大解像度はフルHD/60p・30p。3Dビデオの記録方式はAirシリーズが対応するSide by Side(SBS)、ファイルのコンテナ形式はMP4になります。Beam Proで撮影した空間ビデオは、同じファイル形式をサポートするヘッドセットでも視聴ができそうです。

 

Beam Pro本体のサイズやアプリの操作はまさしくスマホのカメラを構えるような感覚です。ただ、カメラにズーム撮影の機能がないので、カメラを構えたまま被写体に自ら近付いて撮ります。1〜2.5mの範囲で撮影した被写体が最も立体視に適していますが、遠くの風景はあまり立体視に向いていません。

 

デュアルレンズカメラは超広角14mm、F2.2。ユニットの配置間隔を人間の左右の目の距離に近い50mmとしており、空間ビデオ・空間写真のリアリティを高めています。

 

続いて撮影した空間ビデオ・空間写真をXREAL Air 2 Ultraで視聴しました。動かない被写体を撮影すると自然な立体感が得られます。一方、カメラの前で次々にポーズを変える人物を被写体にして、Beam Proを構えるユーザー側もゆっくりと動きながらビデオを撮ると、前後の奥行き感が時折崩れて不自然に見えることもありました。

↑カメラにズーム機能がないので、構えたまま被写体に近付いて立体感のあるビデオ・写真を撮影します

 

2つのカメラの画素数は5000万画素。空間ビデオ・写真は記録されるファイルのサイズが肥大しがちですが、XREALは128GB/256GBの内蔵ストレージのほかに、microSDカードを追加するとストレージを最大1TBまで拡張できます。身の回りのいろんな被写体を空間撮影しながら経験を積めば、XREAL Airシリーズで美しく立体視できるコンテンツを安定して記録できるようになると思います。

↑カメラは横向きが基本。タテ向きの立体コンテンツの撮影には対応していません

 

XRエンターテインメントを「現実的」に感じさせるデバイス

XREAL Air 2 Ultraのコンテンツプレーヤーとしての評価ですが、Netflixの2D動画コンテンツや、3DCGで制作された“しおあま”のコンテンツについては視聴感が安定していました。XREAL Airシリーズと一緒に、持ち運びも自由自在なコンテンツプレーヤーとしてBeam Proの魅力が実感できました。Netflixのコンテンツなどをストレージにダウンロードして、飛行機の中で快適にオフライン視聴が楽しめると思います。

↑XREAL Airと有線接続は必要になりますが、軽くてスリムなスマートグラスは「現実的」なXR対応デバイスであると言えそうです

 

さらにBeam ProにBluetoothヘッドホン・イヤホンをペアリングできるので、屋外でも「音もれ」を気にすることなくコンテンツを視聴できます。XREALは、Beam ProにBluetooth対応のキーボードやマウスをペアリングすれば「空間コンピュータ」としてマルチな使い方ができることもうたっています。本機に搭載するプロセッサーが音を上げることなく、どこまで重いタスクをこなせるのか試してみる価値がありそうです。

 

Beam Proは3万2980円(税込)から気軽に買える価格も現実的です。XREAL Airシリーズを所有するユーザー、またはこれから買うことを検討している方は、Beam Proを買えば自身で撮った空間ビデオ・空間写真のコンテンツも増えて、XRエンターテインメントの身近さに触れられるはずです。

 

Beam Proの主なスペック

OS:Android 14ベースのNebulaOS

チップセット:Snapdragon spatial companion processor

メモリー:6GB/8GB

ストレージ:128GB/256GB(microSDカードを利用して最大1TBまで拡張可能)

カメラ:50万画素リアカメラ×2、BMPフロントカメラ×1

バッテリー:4300mAh

サイズ:162.84mm×75.55mm×10mm

重量:約208g(バッテリー含む)

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

3万円台で過不足なし! モトローラから「moto g64 5G」登場

モトローラ・モビリティ・ジャパンは6月20日、Androidスマートフォン「moto g64 5G」を発表しました。6月28日から公式オンラインストア「MOTO STORE」のほか、Amazonや家電量販店などで発売します。価格は3万4800円(税込)。

 

moto g64 5Gは、洗練された美しいデザインと優れた機能性を兼ね備えたとうたう、ミドルレンジの5Gスマホです。6.5インチのFHD+ディスプレイを搭載し、120Hzの高リフレッシュレートに対応。滑らかな画面表示を実現します。また、Dolby Atmos対応のステレオサウンドを搭載しており、立体感のある音響体験が可能です。

 

カメラは、5000万画素のメインと200万画素のマクロを組み合わせたデュアルカメラシステムを採用しています。またクワッドピクセルテクノロジーにより、低光量環境でも高品質な写真撮影が可能としています。さらに、1600万画素のフロントカメラも搭載しており、セルフィーやビデオ通話も高画質で楽しめるとのこと。

 

スペックは、MediaTek Dimensity 7025プロセッサーを搭載しており、8GBメモリーと128GBのストレージを内蔵しています。また、バッテリーの容量は5000mAhで、長時間の使用が可能です。30Wの「TurboPowerチャージ」にも対応しています。

 

このほか、おサイフケータイやIP52相当の防水・防塵に対応し、日本のユーザー向けの仕様を備えています。

 

本体の厚さは7.99mm、質量は約177gと、手にフィットする薄型軽量デザインとなっています。カラーはスペースブラックとシルバーブルーの2色展開です。

 

なお、同日にワイモバイルの新商品として「moto g64y 5G」も登場。7月上旬に発売します。moto g64 5Gとの違いはメモリーが4GBになっていることと、カラバリにバニラクリームが追加されていることが挙げられます。

自分にぴったりの「Mac」はどれ? アップルが教えてくれます

アップルは、自分に合ったMacを見つけられるサイト「Help Me Choose」を公開しました。

↑公開された「Help Me Choose」(画像提供/アップル)

 

現在のMacはノートパソコンの「MacBook Air」や「MacBook Pro」、デスクトップの「Mac mini」や「iMac」、ワークステーションの「Mac Studio」や「Mac Pro」と、多様なモデルがラインナップされています。初めてMacを買いたい人は、どれを選んだらいいのか悩んでしまいそうですね。

 

そこで、Help Me Chooseではいくつかの質問に答えることで、自分に最適なMacを見つけることができます。質問内容は「Macを何に使用しますか?」「どんな仕事をしますか?」「Macはどこで使用しますか?」「Macに何を接続しますか?」「予算はどれくらいですか?」といったもの。筆者がビデオ編集用のマシンを想定して質問に答えたところ、パワフルなMac Studioをおすすめされました。

 

Help Me Chooseは現在は英語でしか公開されていませんが、「Google 翻訳」を使えば日本語で質問を読むこともできます。初めてのMacを買おうとしている方にも、今のMacに不満がある方にも、Help Me Chooseは便利に使えそうです。

 

Source: アップル

「CMF Phone 1」、7月8日に発表へ! 新型スマートウォッチとワイヤレスイヤホンも

英テクノロジー企業のNothingは、安価なサブブランドのCMFで新型スマートフォン「CMF Phone 1」を7月8日に発表すると予告しました。新型ワイヤレスイヤホン「Buds Pro 2」とスマートウォッチ「Watch Pro 2」も登場すると述べています。

↑謎のダイヤルの意味が明らかに(画像提供/CMF by Nothing/X)

 

これは「CMF by Nothing」アカウントがXでシェアした情報です。英国の夏時間(BST)で7月8日10時発表とのこと(日本時間では8日の18時)。

 

CMF Phone 1は、公式アカウントが物理ダイヤルの付いたオレンジ色のボディをチラ見せ。安価で高性能なチップ「MediaTek Dimensity 7200」を搭載するとのリーク情報もありました

 

一方、「CMF Buds Pro」と「Watch Pro」は、どちらも現行モデルの後継機やバリエーションのようです。国内ではそれぞれ「CMF by Nothing Buds」と「CMF by Nothing Watch Pro」が販売中であり、どちらも低価格なわりに高性能であることが人気を集めています。

 

今回の予告では短い動画があり、円形の製品と、Phone 1のように物理的なダイヤルを備えたものが確認できます。現行のWatch ProはApple Watchのようにボディが四角となっていますが、新モデルは丸い文字盤になる可能性もありそうです。

 

Source: CMF by Nothing(X)
via: 9to5Google

「ちょうどいいスマホ」の新水準。急速充電やAI編集機能対応のOPPO Reno11 Aレビュー

OPPOは6月20日、Androidスマートフォン「OPPO Reno11 A」を発表しました。多くの人の使い方に寄り添ったミッドレンジスマートフォンです。メーカー直販版の価格は4万8800円(税込)で、発売は6月27日。ワイモバイル・楽天モバイルと各MVNOでも販売されます。

↑OPPO Reno11 A

 

OPPO Reno11 Aの特徴は主に以下の4点が挙げられます。

・薄型デザインで大画面

・48分、超急速充電対応

・MediaTek製チップで性能向上

・AI写真編集ツール搭載

 

一方で気になる点はこの2点です。

・角張った形状

・プリインストールアプリが多い

 

ここでは、それぞれの詳細を見ていきましょう。

 

価格帯で考えると高品質なディスプレイ

OPPO Reno11 Aの画面サイズは6.7インチと、前モデル「OPPO Reno9 A」に比べて大きくなりました。動画が見やすい長めの画面で、額縁が細く、スタイリッシュな作りです。前面カメラはパンチホール型ですが、カメラ穴は小さく、画面を見ているときにそれほど目立ちません。

↑画面占有率は93.4%と高め

 

ディスプレイは価格帯を踏まえても高品質です。10ビットカラー対応で、当然HDRも再生可能。120Hz駆動で滑らかに動くのでSNSも楽しめます。また、本体に保護フィルムが貼り付けられているので、使い始めるときにフィルムを購入する必要がありません。

 

背面は最近のミッドレンジらしく、カメラを強調したデザインを採用しています。カメラ部の出っ張りは1mmほどと控えめです。

 

カラーはスーツに合いそうなダークグリーンと、オシャレなコーラルパープルの2色をそろえます。

↑カラーは2色展開

 

少し気になったのは、本体の側面が角ばった形状になっているところで、指先に当たる感触があまり心地よくないと感じました。前世代モデルのOPPO Reno9 Aでは付属していた保護ケースが今回は同梱されないため、余計に本体の手触りが気になってしまうのかもしれません。

 

最短48分で100%になる急速充電対応

実用的な特徴として、OPPO Reno11 Aは超急速充電に対応します。専用の充電器とケーブルを用意した場合は、最大67Wの急速充電が可能。スマホを100%まで充電するのにたった48分で済みます。

 

また、OPPO Reno11 Aは端末側もUSB-PDによる最大55Wの急速充電に対応しているため、標準規格のUSB-PD充電器を使えます。充電機器はメーカーの種類も幅広いので、好みに合わせて選べるでしょう。

 

急速充電をするとバッテリーがへたるのではないかという疑問が湧きますが、長く使ううえでの配慮もなされています。独自のバッテリー管理の仕組みがあり、動作する際の電池の消耗を抑えられるといいます。

 

なお、67Wの「SUPERVOOC充電器」は別売りです。7920円(税込)とお値段が張る製品ですが、USB-PDとも互換性があり、モバイルPCも充電できます。IIJmioでOPPO Reno11 Aを購入するユーザーには無料でプレゼントされます。

↑67WのSUPERVOOC充電器

 

4万円台ながらAI編集ツール搭載

4万円台のスマホとしては珍しく、AIによる写真編集ツールを搭載します。発売当初からの搭載ではなく、7月のアップデートで配信されます。

 

「AIクリッピング」という機能で、Google Pixelの消しゴムマジックのように、選択した部分の一部を写真から削除して、何もなかったかのように埋め合わせることができます。

↑なぞった部分が消える消しゴムマジック的な機能を搭載

 

また、iPhoneが搭載するような、被写体を長押しするだけで白抜きにできる機能も備えています。LINEアプリなどに貼り付ければ“疑似スタンプ”として楽しめます。

↑写真を長押しすると……

 

↑被写体が切り出されてコピーされます

 

PixelやiPhoneでは、これらの機能はオンデバイスで処理されますが、OPPOの場合はクラウドサーバー上で処理が行なわれます。この価格帯のスマホでこれらの機能を実現するために、OPPOがクラウドサーバーを用意した点では、ユーザー体験向上のための努力が感じられます。

 

背面カメラは3眼構成で、広角約6400万画素、超広角約800万画素、マクロ約200万画素。2倍ズームも画質劣化を抑えて撮影できます。インカメラは約3200万画素と高解像度です。

↑上のカメラは6400万画素。下のサークルには800万画素と200万画素のカメラが8の字を描いて並びます

 

【作例フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

MediaTek製チップで価格を抑えつつ性能向上

OSはAndroid 14ベースで、独自UIのColorOS 14を搭載。ファイルマネージャーやボイスメモ、天気アプリやリラックス音源アプリなど、実用的なツール類がそろっています。

↑さまざまなアプリをそろえています

 

日本向けのカスタマイズとしては、おサイフケータイとマイナンバーカードのスマホ搭載にも対応しています。

 

プリインストールアプリは多めで、アゴダやBooking.comのような旅行予約アプリのほか、カジュアルゲームがいくつか入っている点は気になります。これらのアプリを使わない人にはアンインストールを手間に感じるかもしれません。

↑筆者にとってはよく使うアプリだったO Reluxアプリ。海の音や睡眠用の音楽など、心地よい音を再生できます

 

スマホの性能を決めるチップセットには、今回初めてMediaTek社製のDimensity 7050を採用し、パフォーマンスを向上させました。ベンチマークスコアでは5年前のフラッグシップスマホを上回るスコアを出しています。

↑ベンチマークスコアでは5年前のフラッグシップ「Galaxy S10」を上回る程度の性能

 

パフォーマンス管理にも独自の工夫を取り入れています。OPPOはトリニティエンジンという、計算資源やメモリー、ストレージを細かく管理する仕組みを開発しました。たとえばアプリを使っているうちに生じるキャッシュファイルの重複を圧縮し、アプリを快適に実行できる状態を保ち続けるとしています。

 

Web閲覧や動画視聴、電子書籍などで2週間ほど試用しましたが、カクつきやもたつきを感じることはありませんでした。KindleやBlueskyのような軽量なアプリが中心なら、何不自由なく快適に過ごせそうです。

 

「ちょうどいい」を一歩超えた新時代のミッドレンジスマホ

OPPO Reno11 Aは、急速充電対応やAI写真編集ツールなど、ハイエンドモデルに匹敵する機能を搭載しながら、4万円台という手頃な価格設定を実現しました。単に「ちょうどいいスマホ」という枠にとどまらない、新時代のミッドレンジスマートフォンと位置付けられます。

 

6.7インチの大画面ディスプレイは、没入感のある動画視聴体験やスムーズなSNSの利用を可能にします。MediaTek製チップセットやトリニティエンジンの導入によって、普段使いの些細なストレスをなくす、スペックに現れない性能向上も実現。

 

「ちょうどいい」を一歩超えた、ミッドレンジスマホの新水準を打ち立てたOPPO Reno11 A。この夏の注目モデルとなりそうです。

 

OPPO Reno11 Aの主なスペック

大きさ 約75×162×7.6mm
重さ 約177g
画面サイズ 6.7インチ
ディスプレイ 有機EL フルHD+(2412×1080ドット)
駆動速度 120Hz
背面カメラ 約6400万画素(広角)+約800万画素(超広角)+約200万画素(マクロ)
インカメラ 約3200万画素
SoC MediaTek Dimensity 7050
メモリー 8GB
ストレージ 128GB
OS Android 14(ColorOS 14)
生体認証 ディスプレイ内指紋認証・顔認証
おサイフケータイ 対応
防水防塵 IP65対応
SIM デュアルSIM(nanoSIM×2/eSIM)
急速充電 最大67W(SUPERVOOC)

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

噂の「Galaxy Z Fold6 Slim」、10月に中国で発売!?

サムスンが次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」に薄型モデルを投入するとの噂は、現れたり否定されたりしていました。しかし、中国で実際に10月に発売されると著名リーカーが主張しています。

↑「Slim」が発売される確率は高い(画像はGalaxy Z Fold3)

 

サムスンの未発表製品に詳しいIce Universe氏によると、サムスンは薄型のGalaxy Z Fold6を「W25」と名付け、10月に中国で販売予定とのこと。標準モデルのGalaxy Z Fold6より軽くて画面は大きく、Sペン(スタイラス)には対応しないと述べています。

 

ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏も、標準モデルより画面が大きくてSペンが使えないスリムモデルが登場すると予想。両氏ともサムスンの未発表製品に関する情報は確かなことから、Galaxy Z Fold6 Slimが登場する可能性は高まりました。

 

サムスンは他社に先がけて折りたたみスマホを発売し、この分野で圧倒的なシェアを誇っていました。しかし、その後に中国企業の猛追を受け、ついに2024年第1四半期に首位から陥落し、ファーウェイにトップの座を明け渡しています

 

そのために、まず中国でシェアを取り返すべく、折りたたみスマホの「分厚くて重い」弱点を克服したスリムモデルの投入に踏み切るのかもしれません。

 

サムスンは7月10日にフランスのパリで「Galaxy Unpacked」イベントを開催し、新型の折りたたみスマホやスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンを発表すると予想されています。今回の噂が正しければ、それから3か月後にGalaxy Z Fold6 Slimが登場することになりそうです。

 

Source: Ice Universe(X) 
via: 9to5Google

次期「Galaxy Z Flip6」のベンチマーク結果が判明! 高性能になる予感

サムスンの次期縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip6」については、折りたたみ画面のシワが減る外側の画面が大型化するなど噂される一方、スペックに関する情報は乏しい感がありました。

↑Galaxy Z Flip6のベンチマーク結果は?(画像提供/@Onleaks/Smartprix)

 

そんななか、Galaxy Z Flip6のベンチマーク結果が登場し、搭載プロセッサーやRAM容量の手がかりが得られました。

 

人気ベンチマークアプリの投稿サイト・Geekbench Browserに、「SM-F741B」という型番のサムスン製スマホが登場。この型番は、NBTC(タイの電波法)認証からGalaxy Z Flip6だと分かっています

 

それによれば、Galaxy Z Flip6はSnapdragon 8 Gen 3チップや12GB RAMを搭載。これらは両方ともGalaxy Z Flip5のSnapdragon 8 Gen 2や8GB RAMを上回るもの。以前からの噂話が裏付けられた形です。

 

最近のGalaxyスマホは、生成AI機能「Galaxy AI」の一部をオンデバイス(クラウドと通信せず、端末内で完結)で処理できます。この機能をスムーズに使うために、RAM容量を増やすのかもしれません。

 

また、Geekbench 6.3によるシングルコアスコアは2247、マルチコアスコアは6857で、それぞれ現行モデルより13.2%および30%もアップしています。

 

今のところGalaxy Z Flip6の予想スペックは次の通りです。

  • 冷却システムが大型化
  • 背面カメラはメインが5000万画素/超広角が1200万画素
  • バッテリー容量は4000mAh
  • ソフトウェア・アップデート7年間保証

 

価格については1099ドル(約17万4000円※)~(内蔵ストレージ256GB)との噂もありました 。前モデルGalaxy Z Fold5は999ドル~だったため、少し値上げとなります。

※1ドル=約158円で換算(2024年6月20日現在)

 

とはいえ、性能が大幅にアップし、カメラやバッテリー容量も強化されるなら、お値段以上のアップデートとなりそうです。

 

Source: Geekbench Browser
via: Wccftech

Google AIでなにができるの? 7万円台の「Pixel 8a」で検証してみた

5月14日にグーグルが発売したAndroidスマホ「Google Pixel 8a」(以下、Pixel 8a)が好調のようです。本機には独自設計の最新プロセッサー「Tensor G3」が搭載され、「Google AI」のさまざまな機能が使えます。価格は7万2600円(税込)。

 

このAIスマホを1か月ほど使ってみた筆者がおすすめする、Pixel 8aの実践的なAI機能を紹介します。

 

片手持ち操作も快適な6.1インチ。バッテリーも長持ち

Pixel 8aはディスプレイのサイズが6.1インチ。最大120Hz駆動に対応する有機ELの「Actuaディスプレイ」は、自然な色再現と滑らかな動画表示が特徴です。背面には広角64MP・超広角13MPのデュアルレンズカメラを搭載しています。前面の13MPカメラと合わせて、本機で撮影できる写真や動画のクオリティはとても安定しています。

↑コンパクトな6.1インチ。片手持ち操作も快適にこなせます

 

↑有機ELを採用する「Actuaディスプレイ」は発色が自然

 

Tensor G3チップは最先端のAI機能を高速に処理できる​パフォーマンスを備えていますが、同時にAIに関連する機能を1日中ふつうに使いながら、むやみにバッテリーを消費しないように駆動効率の最適化も図っています。グーグルが公式スペックに記載するバッテリーのスタミナは「24時間以上持続可能」となっていますが、実際には1日半ぐらい持つ印象です。最大72時間のバッテリー持ちを実現する「スーパーバッテリー セーバー」の機能もあります。

 

「a」が付かないPixel 8/Pixel 8 Proとの違いは「バッテリーシェア」の機能がないことです。PixelスマホでQi対応デバイスをワイヤレス充電できる機能で、対応イヤホンや2台持ちしているiPhoneがPixel 8aだとチャージできない点はピンチが訪れたときに不便さを実感することがあります。

 

本体はPixel 8よりも縦横サイズが2mmほど広くなりました。筆者の実感としては、Pixel 8の方が手に持つとグリップ感がより安定します。

↑左がPixel 8a、右がPixel 8。Pixel 8aの方が縦横のサイズが2mmほど広くなっています

 

AI画像編集機能はプロ向けソフトなみの実力

Pixel 8aが搭載するGoogle AI機能は多岐に渡りますが、筆者はやはりAIによる写真と動画の加工機能がとても役に立っています。

 

Google Pixel純正の「フォト」アプリにはさまざまなAIによる写真・動画の編集機能があります。特筆すべき良いところは、写真などはPixel 8aで撮影した素材でなくても、フォトアプリで読み込めれば独自のAI編集ができることです。Pixel 8aがあれば、PCと画像編集ソフトで時間をかけて写真を補正する手間はもう必要ないかもしれません。

 

筆者がよく使う「ボケ補正」は、​手ブレなどで精細感を欠いてしまった写真のディティールをAIと​機械学習の力で​直す​機能です。夜景などは、撮影したその場で確認するとキレイに撮れているように見えても、PCに取り込んでみたら輪郭がぼんやりしていることがよくあります。そんなときに、フォトアプリの「編集」から「ボケ補正」を選ぶだけでシャキッとした写真になります。加工があまり不自然にならないように、補正レベルは0から100の間で細かく調整できます。

↑フォトアプリの「ボケ補正」。補正レベルを細かく調整できます

 

大勢が写るグループ写真は、誰かの目線や表情がイケてない場合が多々あります。同じ場所で複数のショットを撮っておけば、あとからGoogle Pixelの「ベストテイク」機能で、各人のいいとこ取りをしたベストな1枚を合成して残せます。

 

貴重なフォトチャンスを逃してしまっても、Pixel 8aがあれば「やり直し」が効くところがGoogle AIの魅力です。たとえば旅行に行って歴史的建造物の前で自撮りをパシャリ。スマホの画面でプレビューを入念にチェックしたはずなのに、写真に写る自分が建物の手前に被りすぎていることもよくあります。Pixel 8aの「編集マジック」を使えば写真に写る自分の立ち位置や大きさを変えて、背後に写るランドマークの方をより目立たせた写真に加工できます。

↑黄色い印を付けたアイコンが「編集マジック」。被写体のサイズや配置を自由に変更できます

 

ただし、被写体を動かした元の場所にある画像はAIが機械学習によって復元してくれるのですが、建物などの場合は復元された画像が不自然になる場合もあります。あとで編集マジックを使う前提だとしても、自撮り撮影の際にはプレビューチェックを欠かさないようにしましょう。

↑左が編集前、右が編集後の写真。建物の形などはAIがキレイに復元していますが、人物の影は元の位置のままでした

 

不要な画像・音声をAIで消す

AIによる写真補正機能といえば、Pixel 6シリーズから搭載する「消しゴムマジック」の便利さが図抜けています。観光地など人通りが絶えない場所で、背景に人が写り込んでいない写真を撮ることは困難です。Pixel 8aの「消しゴムマジック」があれば、フォトレタッチの技術がなくても不要な被写体をサクッと消せます。

↑「消しゴムマジック」で背後に写る人物を消去。SNSにも公開しやすくなります

 

Pixel 8シリーズから搭載が始まった「音声消しゴムマジック」も、ビデオに収録された音声の種類をAIが自動で分類して、たとえば「人の声だけ残して、ノイズを消す」といった後加工が簡単にできる機能です。観光地のきれいな風景を動画で撮影中に、クルマのクラクションが鳴っても「うるさいノイズだけを消す」こともできます。使いこなせるようになると動画撮影の幅がグンと広がる実感があります。

↑「音声消しゴムマジック」の機能。動画に含まれる音声を自動で分類して、消したい音だけを消せるようになります

 


↑元の動画。背景で盛大にノイズが鳴り響いています

 


↑音声消しゴムマジックをかけると、ノイズだけが消えて、人の声や自然の音だけが残ります

 

メインカメラでの撮影時には最大8倍の超解像ズームが効きます。遠くの被写体もPixel 8aなら手ブレを抑えながらキレイに撮れます。

 

グーグルの生成AI「Gemini Nano」で何ができる?

カメラ系以外のGoogle AI機能の中では「かこって検索」が便利です。Pixel 6以降のモデルや、サムスンのGalaxyシリーズの一部機種などが対応しています。たとえば誰かがSNSに投稿したギターの写真にグッときたときも、画像を「かこって検索」すれば即座にWebで検索したり、取り扱っているショップを調べたりすることができます。

↑インスタで見つけた気になるギターを「かこって検索」で調べると、機種や扱っているショップなどをすぐに調べられます

 

Pixel 8aは今後予定しているグーグルのFeature Dropアップデートにより、デベロッパーオプションとしてグーグル独自のモバイル向け生成AI「Gemini Nano」が使えるようになることが予告されています。

 

Gemini Nanoに一足早く対応したPixel 8 Proでは、Pixel純正のレコーダーアプリで録音した音声のテキスト文字起こしを「要約」できるほか、メッセージアプリなどでGboardを使ったスマートリプライ(テキストをAIが先読みして提案する機能)が搭載されました。これらの機能はPixel 8 Proがオフラインの状態でも使える、デバイス上に搭載された生成AIベースの機能です。日本でも使えるのですが、対応する言語が英語のみなので、正直あまり筆者の生活の中で活躍する場面はありません。Pixel 8aへの対応と、日本語対応を期待しながら待ちましょう。

↑Gemini Nanoが実現するレコーダーの「要約」機能。今のところ日本語の要約には対応していません

 

グーグルの下取りサービスを使えばさらに安く買える

価格面において、携帯通信キャリアによる割引サービスを上手に活用すれば上位のPixel 8がPixel 8aに並ぶお得な価格で買える場合もあります。一方で、上位のPixel 8でなければ力不足、と感じることもないと思います。ですので、最先端のGoogle AIをとりあえず体験してみるのに、Pixel 8aは最適といえます。

 

Googleストアの下取りプログラムを活用してPixel 8aを買う場合、Pixel 6aからの買い換えは最大1万4000円、Pixel 7aからであれば最大1万9000円の値引きが適用されます。また、グーグルはPixel 8aに対して、今後7年間に渡ってOSアップデートとセキュリティアップデートを提供し続けることを宣言しています。Google AIのアップデートもPixel 8aで長く楽しめる可能性も考えれば、7万円台のGoogle AIスマホは十分にお買い得だといえそうです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

iOS 18.1以降まで使えない「iOS 18の機能」は何?

先日開催された開発者向け会議「WWDC24」で発表された、「iOS 18」。しかし、秋のリリースの時点で全ての機能が利用できるわけでわなく、いくつかの機能は「iOS 18.1」へのアップデートやそれ以降を待たなければならないようです。

↑すぐに全ての新機能が使えるわけではなさそう

 

例えば、iOS 18のアップデート(iOS 18.1以降)では、「メール」アプリで「主なもの」「取引」「更新情報」「プロモーション」という四つのカテゴリが追加されると言います。これらのカテゴリは英語に設定されたデバイスで利用でき、「すべてのメール」はオプションとして残ります。また、同じ送信元からのメールを表示する新しいダイジェストビューも追加されるそう。

 

また、AI(人工知能)を活用した「Apple Intelligence」は、米国英語に設定された「iPhone 15 Pro/Pro Max」とそれ以降のモデルで「プレビュー」として利用可能。なお、「個人の状況」「画面上の認識」「アプリごとの詳細なコントロール」といった機能は、2025年までリリースされない可能性が高いと米ブルームバーグが報じています。さらに、Apple Intelligenceの追加の言語や地域も来年まで追加されない模様。

 

「ホーム」アプリでのロボット掃除機のサポートもiOS 18のアップデートで提供され、「Siri」に床の掃除を依頼できるようになります。また、米国では電力使用量をホームで確認することも可能。

 

というわけで、スマート機能やApple Intelligenceを活用した機能は、iOS 18.1かそれ以降のリリースまでお預けになりそう。日本語を含めた多言語・他地域でのサポートも遅れるようなので、気長に待つことにしましょう。

 

Source: MacRumors

「Apple Watch」の着信音、やっとパーソナライズできるように

今年の秋に配布される「Apple Watch」向けの新OS「watchOS 11」で、デフォルトの着信音が変更できることが判明しました。

↑ついに音が選べる(画像提供/9to5Mac)

 

watchOS 11の大きなトピックとしては、健康とフィットネスに関する機能の強化、ライブアクティビティのカスタマイズ性の向上、新しいウォッチフェイスや妊娠中のサポート機能の向上があります。また、ついに「翻訳」アプリが登場することも話題となりました。

 

Apple Watchでは、初代モデルから、iPhoneから電話をかけたり受けたりすることが可能。「Apple Watch Series 3」では新しい着信音が登場しましたが、それでもそれを変更することはできませんでした。

 

しかし、watchOS 11のベータ版では、Apple Watchの着信音を「Pebbles(携帯の着信音)」「Focus」「Jingle(オリジナル着信音)」「Nighthawk」「Transmit」「Twirl」「Windup」「Wonder」の8種類から選択することが可能になりました。

 

着信音に加えて、テキストメッセージやメール、カレンダーアラート、リマインダー、通常の通知音も、「Resonate」「Brilliant」「Cheer」「Flutter」「Globe」「Moment」「Scoop」「Timekeeper」「Tinker」から選ぶことができます。なお、連絡先ごとに着信音を設定したり、iTunes Storeから着信音を設定したりすることはできません。

 

初代モデルの登場から9年が経過して、ようやく登場するApple Watchの着信音の変更機能。Apple Watchをより自分らしくカスタマイズできるのは、うれしいアップデートとなりそうです。

 

Source: 9to5Mac

ついに全貌が…。「Galaxy Watch Ultra」の公式っぽい画像が流出!

サムスンはまもなく、スマートウォッチのハイエンドモデル「Galaxy Watch Ultra」を投入すると噂されています。先月末にも予想CG画像が公開されていたほか、「全スペック」と称する情報もネット上に登場していました

↑Galaxy Watch Ultraの全貌がわかった?(画像はGalaxy Watch5)

 

それに続き、サムスン公式らしき画像や、価格およびカラーバリエーションに関する情報が伝えられています。

 

リークアカウントのTim Tom 0はX、Galaxy Watch Ultraの「公式レンダリング画像」と称する画像をXでシェアしています。

 

先日の予想CG画像にあったように、ケースの形は四角っぽいものの、画面はこれまでのGalaxy Watchと同じく丸くなっています。また、右側にはオレンジ色のボタンがありますが、竜頭のように回転するのか、それとも普通のボタンのように押し込むだけなのか不明です。

 

本体色は、ダークブラック+グレーとホワイト+シルバーの2種類があるそう。今回の投稿では触れていませんが、ケースはチタン製になると複数の情報源が伝えていました。どちらも、スポーツバンドらしきものと一緒に写っています。

↑Galaxy Watch Ultraの公式レンダリング画像(画像提供/Tim Tom 0/X)

 

かたやインドメディアの91mobilesは、Galaxy Watch Ultraの価格に関する詳細を報道。それによると、699ドル~710ドルの「間」になるとのこと。ざっと、11万円前後(※)といったところです。

※1ドル=約158円で換算(2024年6月19日現在)

 

それに対して、通常モデルのGalaxy Watch7は299ドル~310ドル(約4万7000円~4万9000円)。これまで最も高価なサムスン製スマートウォッチはGalaxy Watch5 Proで449ドル~だったことから、Galaxy Watch Ultraは価格が跳ね上がることになります。

 

もっとも、ライバルとなるApple Watch Ultra 2は799ドル。Galaxy Watch Ultraは同じチタン製で多機能、それでも「Apple Watch Ultra 2より100ドル安い」と宣伝するのかもしれません。

 

Source: Tim Tom(X) ,91mobiles

via: 9to5Google

YouTube、「ファクトチェック」のメモ機能を米国で試験中

YouTubeは、動画に文脈や情報のメモを追加できる機能を米国でテスト中だと発表しました。例えば、動画がパロディであるとか、古い映像が間違って現在の出来事として紹介されているなど、ちょっとした注釈が付けられるというわけです。

↑ファクトチェックを強化

 

このメモ機能は「役に立つ」と評価された場合、動画のタイトルとチャンネルの間にポップアップ表示されるようです。すでに誤った情報が発生しやすいトピックでは「情報パネル」が表示されますが、それよりはるかに目立ちやすいかもしれません。

↑テスト中のメモ機能(画像提供/YouTube)

 

今のところメモを書くことができるのは「限られた数」のユーザーのみ。初めはこれらのメモが外部評価者(YouTubeの検索結果やお勧めを評価するのと同じ人々)の役に立つかどうかを判断すると言います。この結果をもとに、YouTubeは今後数週間~数か月かけて評価システムに磨きをかけていく予定。

 

最終的には、視聴者にメモが「役に立った」「やや役に立った」「役に立たなかった」のどれかを選んでもらい、その理由を尋ねるそう。それらをアルゴリズムに入力し、そのメモが「広く役に立つ」かどうかを判断するようになります。

 

当面の間は、メモ機能は米国内のスマートフォンユーザー向けに英語のみで提供。しばらくは実験段階に留まるようです。

 

こうした注釈機能は、すでにXが「コミュニティノート」として導入しています。とはいえ、注釈そのものに間違いや無関係な情報が混じってしまう可能性もあるため、Xも2021年から数年かけてテストしたうえで、正式に運用を始めました。

 

YouTubeにも間違った情報や誤報が溢れかえっていますが、コメント欄で指摘しても多くの人の目には止まりません。しっかりとした審査を経た注釈を、怪しげな動画に付けることが全世界的に望まれそうです。

 

Source: YouTube
via: 9to5Google

Android向け最強チップ「Snapdragon 8」シリーズ、次世代は価格が最大30%もアップ!?

2025年、主なハイエンドのAndroidスマートフォンは、クアルコム製の「Snapdragon 8 Gen 4」を搭載すると予想されています。しかし、このチップが現行のSnapdragon 8 Gen 3から大幅に値上げされる可能性があると著名アナリストが主張しています。

↑価格がどんどん高くなる

 

SnapdragonチップはAndroid向けで最も強力なチップとして人気を集めていますが、年を追うごとに高価になっています。どれほどかと言えば、この7年間で5倍近くとの指摘もあります。

 

信頼性の高いアナリストのMing-Chi Kuo氏によると、次期Snapdragon 8 Gen 4の値上げ幅は25~30%にも及び、1個あたり190~200ドル(約3万円~3万2000円※)になるとのこと。

※1ドル=約158円で換算(2024年6月18日現在)

 

これほど値上がりする主な理由は、TSMCの「最新でより高価なN3Eノード」、つまり3nmプロセス技術を使うため。このN3Eは3nm製造技術の第2世代であり、新型iPad Proに搭載されたM4チップにも投入。それほど高度な技術であるがゆえに、製造費も高くつくというわけです。

 

チップの価格が上がれば、サムスンの次期ハイエンド機「Galaxy S25 Ultra」などの価格にも上乗せされるかもしれません。もっとも、ここ数年でスマホ本体はSnapdragonチップほど値上がりしていないため、メーカーが値上がりを抑える可能性もありそうです。

 

その一方、Kuo氏はクアルコムがWindowsノートPC向けに安価なチップを発売する予定とも付け加えています。現行のSnapdragon X Elite/X Plusは、マイクロソフトやDell、LenovoなどのノートPCに搭載されて発売が始まりましたが、どれも安くはありません。

 

しかし、新型チップ「Canim」は、Snapdragon X Eliteと同じAI処理能力を持ちながら、599ドル~(約9万5000円)の低価格PCに搭載される見通し。さらに高価になったハイエンドAndroidスマホを買うか、AI処理に優れた安価なノートPCを買うか、頭を悩ませる日が来るかもしれません。

 

Source: Medium
via: 9to5Google

HTCから新作スマホ「U24 Pro」がデビュー! 海外メディアも高評価

HTCが新型スマートフォン「HTC U24 Pro」を発表しました。

↑HTC U24 Pro(画像提供/9to5Google)

 

かつては名作スマホを数多く投入してきたHTCですが、近年は端末の発売ペースが激減。2023年5月にリリースされた「HTC U23 Pro」は、6.7インチディスプレイとSnapdragon 7 Gen 1、Android 13を搭載した、お手ごろ価格のスマートフォンでした。

 

HTC U24 ProはプロセッサにSnapdragon 7 Gen 3を搭載した、ミドルレンジスマートフォンです。ディスプレイは6.8インチでFHD+解像度、12GBのRAMと256GB/512GBのストレージ、Android 14を搭載。背面カメラは5000万画素メイン+800万画素超広角+5000万画素望遠カメラで、前面には5000万画素のセルフィーカメラを搭載しています。

 

HTC U24 Proは、最近のハイエンドスマホからは省かれがちな、microSDカードスロットやイヤホンジャックを搭載していることも特徴。その他にも、4600mAhのバッテリーを搭載し、最大60Wの有線充電と最大15Wのワイヤレス充電に対応。NFCやBluetooth、IP67の防塵防水性能を実現しています。

 

HTC U24 Proについて海外メディアは好意的に受け止めており、9to5Googleは「かなりよい」と評価。GsmArenaは「ミドルレンジスマートフォンでの中国ブランドとの競争は厳しいが、(HTC U24 Proは)興味深いデバイスで、HTCがスマートフォン分野でまだ生き残っているのは喜ばしい」と伝えています。

 

HTC U24 Proの本体カラーはトワイライト・ホワイトとスペース・ブルーの2色で、ヨーロッパ市場では564ユーロ(約9万5000円※)で販売されます。日本販売の有無を含めて、今後の展開に注目です。

※1ユーロ=約169円で換算(2024年6月18日現在)

 

Source: HTC via 9to5Google

「Apple Watch」、ライオンなどの心拍数を測定できることが判明!

ライオンの心拍数は「Apple Watch」を舌に巻くことで測定できると、獣医師のChloe Buiting氏が報告しています。

↑ライオンの舌に装着されたApple Watch(画像提供/jungle_doctor/Instagram)

 

Apple Watchは初代モデルから心拍数の測定が可能で、「Apple Watch Series 4」や「Apple Watch Ultra」からは心電図を表示することもできます。また、最新モデルの「Apple Watch Series 9」では50メートル、Apple Watch Ultra 2では100メートルの耐水性能を備えています。

 

Buiting氏によれば、麻酔をかけたライオンの舌にApple Watchを装着することで、その心拍数が測定できるとのこと。このような使い方はもちろんApple Watchの想定外ですが、毛皮や鱗、棘のある動物の監視に役立つと説明しています。

 

さらに同氏によれば、Apple Watchを象の耳にテープで貼り付けることで、その心拍数もモニタリングできるとのこと。

 

今年アップルから投入されるであろう次期モデル「Apple Watch X」では、本体の薄型化やマグネットによる新バンドシステムの登場がされています。将来のApple Watchでも動物の心拍数の測定が可能なのかどうか、少し気になるところです。

 

Source: jungle_doctor / Instagram

発売間近の「Galaxy S24 FE」の予想CG画像が登場! 大画面を実現!?

サムスンのお手ごろ価格かつ高性能スマートフォン「Galaxy S24 FE」は、発売が間近に迫っているとの手がかりが見つかっています。搭載プロセッサーやバッテリー容量など各種スペックの予想も、複数の情報源から伝えられていました。

↑公開された「Galaxy S24 FE」の予想CG画像(画像提供/Onleaks/GizNext)

 

そんななか、今度はその予想CG画像がネット上に登場しました。

 

信頼性の高いリークアカウントのOnLeaks(Steve H.McFly氏)はテックサイトGizNextと協力し、Galaxy S24 FEの「5Kレンダリング」と「360度動画」を公開しています。

 

それによれば、Galaxy S24 FEの寸法は、前Galaxy S23 FEの158 x 76.5 x 8.2mmに対し、162 x 77.3 x 8mmとのこと。

 

ボディがわずかに大きくなり、ベゼルが薄くなったおかげで、ディスプレイは前モデルの6.4インチに対して6.65インチの大画面を実現。上位モデルGalaxy S24(6.2インチ)とGalaxy S24+(6.7インチ)の中間となるようです。

 

さらに、背面にはトリプルカメラがあり、筐体の側面はフラット。底面にはUSB-Cポートがあります。電源ボタンと音量ボタンは向かって右側に配置され、おおむねGalaxy S24やGalaxy S24+に近い印象です。ただし、下側のベゼルは他の3辺よりも分厚くなっています。

 

Galaxy S24 FEの搭載プロセッサーは、ほとんどの国でサムスン製Exynos 2400を搭載する見通し。ただし、米国など一部地域では、Galaxy S24シリーズと同じSnapdragon 8 Gen 3を採用する可能性が高いとされています。前Galaxy S23 FEでは、日本向けモデルも米国と同じSnapdragon 8 Gen 1を搭載していたため、その例に倣うのかもしれません。

 

ほかにも、基本のRAM容量は8GBながらも、オプションで12GBモデルも用意されているとの手がかりも見つかっていました。背面トリプルカメラについては、前モデルと全く同じになるとのリーク情報が伝えられています

 

Source: GizNext
via: Sammobile

「Galaxy Ring」の充電ケースの画像が流出! ふたがあった

サムスン初のスマートリング「Galaxy Ring」は、8月頃に米国で発売することが裁判の訴状から明らかとなっています。すでにリング本体は公開済みですが、充電器の写真は登場していません。

↑ケースは?(画像提供/サムスン)

 

そんななか、専用の充電ケースと称する画像を著名リーカーが公開しました。

 

これはサムスン未発表製品に詳しいIce universe氏が、中国SNSのWeiboに投稿したものです。前面に「Samsung」のロゴがエンボス加工された白いプラスティックケースの中には、リングを所定の位置に固定する箇所のある台座が確認できます。どのように充電するのかは今回の画像からは分かりません。

 

こうしたケースの形状は、米FCC(連邦通信委員会)への登録とも一致しています。しかし、FCCに届け出た資料では単なるドックにも見えましたが、今回の画像を見る限り、ふたができるケースであることが分かります。

↑流出したケースの画像(画像提供/Ice Universe)

 

スマートリングの充電については、各社ともさまざまなアプローチを取っています。例えば最大手のOuraは、ふたのない充電ドックを採用。リング全体を包みこむケース型はRinConnに近く、旅先にも持ち運びしやすそうです。

 

さらにケースにバッテリーも内蔵されていれば、外出先でも充電できそう。とはいえ、Galaxy Ringは1回の充電で最大9日間も持つとうたわれており、充電ケースを頻繁に使うこともなさそうです。

 

Galaxy Ringはユーザーの体調をリアルタイムに測定し、それに基づきレシピや食事計画を提案するサービスを利用できるとの噂もあります。ただし、それは有料のサブスクリプションになる可能性もあります。

 

サムスンは7月10日に開催する「Galaxy Unpacked」イベントで、新型の折りたたみスマートフォンやスマートウォッチとともにGalaxy Ringを正式発表すると見られています。それまでに、さらなるリーク情報が伝えられるのかもしれません。

 

Source: Weibo
via: 9to5Google

【西田宗千佳連載】ハイエンドスマホは「オンデバイスAI」の活用が差別化になる

Vol.138-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはイギリスに拠点を置く「Nothing」が日本市場に投入するスマホ。ハイエンドスマホがたどる今後の進化を解説する。

 

今月の注目アイテム

Nothing

Phone(2a)

実売価格4万9800円~

↑ロンドンを拠点とするNothingが日本市場に投入するスマホ。画面は6.7インチのAMOLEDディスプレイを採用。OSは「Nothing OS 2.5 Powered by Android 14」を採用し、多彩なNothingウィジェットを利用できる

 

どんな機器でも“性能の陳腐化”はついて回る。必要とする機能に機器の性能が追いついてきて、ハイエンドとそれ以下の差が目立ちづらくなってくる。PCでは顕著だし、スマートフォンでも目立つようになってきた。性能の陳腐化は価格競争につながる。消費者にとってはプラスもあるが、業界全体で見ると停滞にもつながり、良いことばかりではない。

 

では、このままスマホも停滞するのだろうか?

 

ひとつ大きな変化として見えてきているのは「AIによる価値向上」だ。それも、クラウドでのAIではなく「オンデバイスAI」の活用である。

 

長年、AIをアシスタントのように使ってもっと生活を楽にしたい……という試みは続けられてきた。実のところなかなかうまくいってはいないのだが、大きな変革になりそうな技術として脚光を浴びているのが「生成AI」だ。OpenAIのGPT-4やGoogleのGeminiに代表されるものだが、かなり“人間に近い知的な反応”だと感じられるようになってきたことで、実用的な“アシスタントとしてのAI”の実現が見えてきた。

 

そこで重要になるのが、クラウドではなく機器の中で処理が完結するオンデバイスAIだ。スマホ内でアシスタントのように働かせると、プライベートな情報を多数扱うことになる。だからクラウドには情報を上げず、自分の機器内ですべてが完結することが望ましい。

 

ここで先行するのがGoogleだ。同社はAndroidに生成AI「Gemini」を統合していく方針。現在もPixelやGalaxyでは、オンデバイス版のGeminiを使ってリアルタイム翻訳などを実現しているが、今後はもっと多彩なことが可能になっていく。

 

今年の後半には、英語だけではあるが、Pixelでは“通話内容から、電話が詐欺的なものである場合、その旨を警告として出す”機能が搭載される。音声通話をAIが判断して危険を耳打ちしてくれるようなもので、まさに、オンデバイスAIがなければ実現できない機能だ。

 

ただし、オンデバイスAIを使うには性能の高いプロセッサーが必要だ。正確には、プロセッサー内のCPUやGPUだけではなく「NPU」と呼ばれるAI処理に特化した機能が重要になってくる。

 

ハイエンドスマホ向けのプロセッサーは、アップルもQualcommも、そしてGoogleも、すべてがすでに「強力なNPU」を搭載するようになっている。これまでは音声認識や写真加工などに使われてきたが、今後はオンデバイスAI処理への活用がさらに進むと見られているので、NPUはさらに強化が進む。今年の後半に出てくるハイエンドスマホでは、“オンデバイスAIでなにができるのか”が強くアピールされることになるだろう。

 

ミドルクラス以下の製品向けのプロセッサーでもNPUの活用は進むが、Googleも「まずはハイエンドが中心であり、徐々に安価な機種へも拡大していく」と予測している。すなわち、ハイエンドスマホの差別化点は、当面“オンデバイスAIの活用”になりそうだ。

 

逆にいえば、オンデバイスAIでなにができるかを、機能としてわかりやすく示すことが重要になってくるわけだが、開発には相当のコストもかかる。それができるメーカーは、アップルやGoogle、サムスンなどの大手が中心になってくるだろう。

 

そうでないメーカーは、デザインやUIなど、ミドルクラスでもアピールしやすい要素で勝負することになるのではないだろうか。

 

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静止画だけじゃない! 動画内のテキストまで翻訳しちゃいます【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「動画に登場するテキストを翻訳する方法」です。

 

 

macOSには、写真にうつっているテキストを選択して、コピーしたり、翻訳したり、Web検索したりできる「テキスト認識表示」機能が搭載されています。

 

実はこの機能は、静止画だけでなく、動画を一時停止した状態でも使うことができるんです。たとえば、海外の動画にうつっている現地の看板や標識などのテキストを翻訳したいときなどに大変便利です。さっそく使い方を確認しましょう。

 

まずは動画をQuickTime Playerまたは「写真」ソフトで再生して、翻訳したいテキストがうつっているシーンを一時停止します。

 

次に、そのテキストをドラッグして選択しましょう。

 

続いて、テキストの上で右クリックして、ポップアップメニューから「(選択中のテキスト)を翻訳」を選びます。

 

言語が検知されたら、青色の部分を見てみましょう。日本語に翻訳する場合は、言語名をクリックしてポップアップメニューから「日本語」を選択します。

 

すると、日本語に翻訳された文章が表示されます。

 

その下にある「翻訳をコピー」をクリックすると、翻訳された文章をクリップボードにコピーできます。

 

なお、このように、言語が正しく認識されない場合は、ポップアップメニューから選択したテキストの言語を選んで、どの言語に翻訳するかを選びましょう。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

軽いは正義!「RICOH Light Monitor」(と専用ペン)で働き方と生き方が劇的に変わった話。選べるサマープレゼントキャンペーンを実施中!

提供:株式会社PFU

本体価格6万円ちょっとの投資は100倍の価値になって返ってくると言っても過言ではないーー今回はそんなビジネスに大活躍して、ビジネス以外でも獅子奮迅の働きをする、PFUからお届けする渾身のデバイス「RICOH Light Monitor」を紹介します。

 

本モバイルディスプレイの特徴を簡単に紹介しておくと、圧倒的な薄型&軽量さ、タッチ対応の有機ELディスプレイ、無線接続対応モデルでは無線&有線接続の両方が可能なこと、そして専用ペンの存在。GetNavi web編集長・山田がRICOH Light Monitor、それぞれの性能をチェックしつつ、どんな場面で活用できるのかお届けします。

 

今ならRICOH Light Monitorを購入&応募すると、もれなく「Amazonギフトカード5000円分」、または専用ペン「RICOH Monitor Stylus Pen Type1(税込 9570円)」が当たる「選べるサマープレゼントキャンペーン」を大々的に実施中! しかも、この記事を読んだ方はさらなる特典が付く「GetNavi web読者限定の特典」もあるとか(詳細は記事末尾にて)! キャンペーンは7月31日までなのでそちらもお見逃しなく。

 

ビジネスパーソンのモニター術のひとつの解

現代で「PC」といえば、据え置きのデスクトップよりも持ち運べるノートPCを連想する人が多いと思います。かつてはノートPC=性能不足といった印象もありましたが、ここ数年のノートPCはへたなデスクトップよりも高性能だったりしますからね。加えて、働き方の変化に伴い職場自宅を問わず作業するスタイルも一般的になりつつあります。カフェや時間制のワークスペースで作業するノマドワークも増えてきましたが、ノートPCの性能向上も無関係ではないでしょう。

 

しかし、それでもどうしてもカバーしきれない部分があります。それはディスプレイの狭さ問題です。IT作業においての作業デスクとも呼ぶべきディスプレイの面積は、ノートPCであれば小さいものなら13インチ、大きいものでも16〜18インチ程度。外付けモニターであれば24インチや32インチも珍しくないことを思えば、ノートPCの作業スペースはあまりにも狭い……!

 

この作業スペース不足問題に、我々人類はどう対処すべきか。その答えが、リコーが手掛ける15.6インチの有機ELポータブルタッチディスプレイRICOH Light Monitorです。ノートPCにモバイルディスプレイを繋げることで、画面の面積を大幅に増やせるわけですね。デスクトップPCがノートPCという持ち運びやすいスタイルに変化していったように、PCのディスプレイもモバイルディスプレイのような持ち出しやすいスタイルが来てる時代だと思いますよ。

↑最薄部は4.8mmと、薄さもすごい。しかも一体型スタンドで、ケーブルは本体に収納可能なので、ほかに余計なガジェットを持ち歩く必要もありません

 

 

軽すぎて、持ち出すストレスが一切ない

RICOH Light Monitorには2種類のモデルが存在します。有線モデルの「RICOH Light Monitor 150」(6万3600円/税込)と、Wi-Fiによる無線接続に対応した「RICOH Light Monitor 150BW」(7万9200円/税込)です。なお、本記事ではRICOH Light Monitor 150BWを使用しています。

 

前者の有線モデルなら、その重量はたった560gと超軽量! 後者の無線接続モデルでも715g程度しかありません。この軽さのおかげで、とにかく持ち運びがラク。

↑RICOH Light Monitor 150に関しては、重量がA4雑誌2冊分と同等。雑誌を持ち歩く感覚でディスプレイを持ち歩けるわけですから、ストレスフリーったらないです。サイズはW356×D10.8×H221.7mm

 

↑スタンドは金属製で剛性もしっかりしています。角度は約16〜75度のあいだで調整が可能。後述しますが、なんと縦置きにも対応しています

 

↑輝度やコントラストの調整は、本体側面のボタンで調整。薄型だからタブレットのように感じてしまいがちですが、ディスプレイなので画面表示に関する設定はかなり細かく追い込めます

 

↑背面にType-C端子があり、有線接続時はノートPCとの接続および本体の充電も兼ねています。ケーブルホルダーの存在が地味にありがたく、背面のケーブル取り回しをスッキリさせられるのも助かりますね。こういう細かい配慮がありがたい

 

では、RICOH Light Monitorはどんな場面で活躍できるのか。今回は「ビジネス編」と「プライベート編」として、GetNavi web編集長・山田が「オンとオフ両方での使い心地に注目してみました。

 

 

ビジネス編:仕事の機動力も◎すなわち、仕事が早くなる

なんといっても、一番実感できるのはその軽さです。これだけ軽いと常にノートPCとセットで持ち歩けるので、実質的に2画面を持ち歩いてることになります。ディスプレイの広さは作業スペースの広さですから、一般的なノートPCの倍以上の作業スペースを持ち歩いているのと同義。

↑「社内での持ち運びもラクラクです。編集部から会議室への移動などでも、ちょっとしたケースにさっとしまってスマートに動けます」(山田)

 

近年のオフィスではフリーアドレスを採用している会社もありますが、そうなると外付けディスプレイを使うためには設置されている所定の席を確保する必要があります。せっかくフリーアドレスなのに、席が固定されてしまっては本末転倒。RICOH Light Monitorなら、どの座席に座っても広い作業スペースを確保できます。

↑「一般的な外付けディスプレイでは難しい縦画面表示にも対応し、設定もカンタン。PCで扱う資料やワードのデータなどは縦長のものが多く、実は縦画面のほうが一度の情報表示量は多いんです。こうなると生産性の向上にも繋がります」(山田)

 

また、対面での打ち合わせなどではノートPCの画面を相手に見せたいときもあります。外付けディスプレイが用意されている会議室などであればケーブルを繋げばOKですが、設定に手間取ったり、そもそもディスプレイが用意されてないこともありますよね。

↑アイスブレイクでもしながらRICOH Light MonitorをサっとノートPCに繋いで…

 

ノートPCの画面をRICOH Light Monitorで複製してしまえば、簡単に資料を見せることができます。タッチ操作対応なのを活かして、見ている資料に対してその場で書き込んでもらう、なんてコミュニケーションも実現できますね。

↑「外付けディスプレイの接続設定で慌てることもありませんし、対面相手と向き合う感覚でトークができるので、会議にありがちな『参加者が外付けディスプレイの方ばかりを向いている』なんてことも起きません」(山田)

 

もちろん、タッチ対応を活かして手書き感覚で資料に修正指示を書き込んでもOK。

↑「いままで資料作成→プリントして紙でチェック、とやっていた工程も、これなら一気にペーパーレス&時短化に繋がります」(山田)

 

さて、仕事といえばオフィスだけではなく出張することもあるはず。こういったフレキシブルな環境づくりが求められる場所は、RICOH Light Monitorが特に活躍するポイントです。薄型軽量だから、バッグに入れる際もノンストレス。

↑「バッグのサイズ次第では、ノートPCスリーブと同じ場所に入れてしまってもOKでしょう。上記の写真では付属の黒いレザーケースにRICOH Light Monitorを収納しています」(山田)

 

出張先のビジネスホテルなどからリモート会議に参加することもあるはず。本来、ノートPCだけだとカメラ画面のせいで資料を表示する面積が減ってしまうところですが、RICOH Light Monitorを繋げば追加の15.6インチが約束されています。

↑「いちいち資料を拡大・縮小したりしなくて良いので、戸惑わず迅速に打ち合わせが進められますね」(山田)

 

カフェでのノマドワーク時も、広いディスプレイでゆったりと作業が可能。有線で繋ぐことで接続トラブルを抑えることもできます。RICOH Light Monitor 150BWであれば、状況によって有線と無線を切り替えられるのも強みです。

↑「ワーク・ライフスタイルが多様化する時代にぴったりなモバイルディスプレイです」(山田)

 

ここまではノートPCとの接続を前提にお話してきましたが、スマホやタブレットと繋ぐこともできます。例えばスマホに無線接続して、スマホで見ている画面を大画面に映すことも。

 

このように、ビジネスにおいては軽量さや取り回しの良さなどよる、機動力の高さを実感しました。ほかにも外付けディスプレイを使わないことでオフィスデスクをスッキリさせることもできるし、自分なりの作業環境を構築しやすいのもRICOH Light Monitorならではの特徴。社内・社外を問わずノマドな作業環境を作れることで、どんな場所でも高いパフォーマンスを維持できるでしょう。

 

 

プライベート編:運動も映像も何でもウェルカム

これまではオフィスを中心としたRICOH Light Monitorの活用法を見てきましたが、今度は自宅のようなプライベートな場所での活用法を探っていきましょう。実際に、編集長・山田の自宅でもRICOH Light Monitorを使用してみました。

 

最近、体の硬さも気になり、スキマ時間にストレッチをする編集長。普段はスマホでお手本動画を見ながら体を動かしているとのことですが、スマホの画面をRICOH Light Monitorに映してみました。

↑「大画面だからスマホよりも圧倒的に見やすいですし、角度も調整できるから見やすい位置も作りやすいですね」(山田)

 

今度はタブレットのように映像鑑賞を試してみましたが、こちらも大画面の恩恵を実感する結果に。

↑「そもそも、15.6インチにまで迫るタブレットは選択肢がとても少ないんですよ。RICOH Light Monitorは有機ELの発色の良さも相まって、エンタメ鑑賞にもうってつけです。スマホの小さな画面で見るのと大画面で見るのとでは、見ごたえも大きく変わってきますよ」(山田)

 

スタンド付きアクセサリーが不要で、本体そのものにスタンドが内蔵されているから、設置して視聴するにも使いやすいです。

↑「スタンド付きケースにありがちな『もうちょっと角度を浅くしたいんだけど動かせない』なんてこともなく、広い範囲で角度調整ができるのも嬉しいところ」(山田)

 

一方で、最近は自宅にいてもリモートワークで仕事をすることも増えてきました。そんなフレキシブルな使い方こそ、RICOH Light Monitorにお任せ! 接続先をスマホからPCに切り替えて、サッとリモートワークスタイルにチェンジ。有線接続なら本体の充電もできるので、ケーブルを繋ぐだけであっという間に仕事モードに移行できますよ。ワイヤレス接続の場合はケーブルそのものをなくすことで、デスクの周りをよりスッキリさせられるメリットもありますね。(写真のキーボードは、「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」を使用)

↑「自宅ではノートPCに外付けディスプレイを使って作業している人もいると思いますが、そうなるとディスプレイがある場所でしか作業ができず、機動力も落ちがち。RICOH Light Monitorなら自室でもリビングでも作業ができるようになるので、より時間や場所にとらわれないはたらき方を実現できます。ディスプレイというデスクでの場所を取りがちな物体をなくせるのも大きなメリットでしょう」(山田)

 

ここで改めて専用ペンのRICOH Monitor Stylus Pen Type1について紹介しましょう。RICOH Light Monitorはパームリジェクション(手の一部が画面に当たっている状態でも筆記ができる)機能があり、ペンを使った作業の快適性も特徴なんです。

↑別売りの「RICOH Monitor Stylus Pen Type1」標準販売価格:9570円 (税込)

 

ペンの強さを表す筆圧検知は最大4096段階という高い数値。実際に書き込んでみると画面の抵抗感や滑らかさが絶妙で、スイスイと書き続けられる心地良さがあります。

 

ビジネス面においては、手書きによる脳への刺激があります。マインドマップの作成、原稿の校正作業、テキストでは表現しにくいイラストによる図示など、あえて手書きを選択することメリットは多数挙げられます。ミーティング中の落書きから新しいアイディアが生まれることもありますからね。

 

プライベートでは、高い筆記性能を活かしたイラスト用途がオススメ。ノートPCと接続すれば液晶タブレットのように使え、本格的なイラスト制作にも活用できます。実際にプロでもRICOH Light Monitorを液晶タブレットとして使っている人もいるそうで、その筆記性能の高さがうかがえます。

↑「個人的には、15.6インチの大画面に手書きできるというメリットは大きい気がしますね。というのもタブレットではこのサイズはなかなかないです。発色が良い有機ELディスプレイを使っているので、イラスト制作を目的に本製品は選択肢としてアリ!」(山田)

 

 

令和なんだし、新しい情報表示スタイルを

今回はビジネスとプライベートといった、2つの面からRICOH Light Monitorの魅力をお届けしました。山田編集長が終始感じたのは、軽いおかげでどんな場面でもストレスフリーだったということです。持ち出すことに対して精神的なハードルが無いので、気兼ねなくバッグに入れたくなりますね。

 

旧来のオフィスデスクといえば、大型ディスプレイがあって、キーボードやマウス、書類や文房具が並ぶのが一般的なところでしょう。しかし、新しいワークスタイルが模索されている昨今においては、作業環境そのものを見直す流れがきています。場所を問わず、さらに有線無線も問わず使えるRICOH Light Monitorは、自分らしい環境づくりに挑戦するためのこれ以上無い相棒になりますよ。

 

一方でプライベートの面では、軽量&大画面なディスプレイというだけでも充分活躍の機会がありました。イラストのような趣味の領域でも活躍できますし、かといって趣味だけではなくリモートワークのような仕事での領域でも活躍の場があります。一般的なタブレットはノートPCとの連携が難しく、趣味では活用できても仕事での使い勝手が難しい面もあったり。

 

軽いから持ち出しやすい、持ち出しやすいからどんなアクションも捗る。RICOH Light Monitorは、仕事も趣味活も楽しみたい人にとっての切り札となること、間違いなしです。

 

◾選べるサマープレゼントキャンペーン詳細

・実施期間:2024年6月7日〜2024年7月31日24時まで

・賞品:Amazonギフトカード5000円分、もしくはRICOH Monitor Stylus Pen Type1

・応募方法:RICOH Light Monitorを購入後、ユーザー登録Webアンケートから商品を選び、ご応募ください。

■GetNavi web読者限定特典も!

RICOH Light Monitor150BW(無線モデル)限定特典。RICOH Light Monitor150BWを購入後、ユーザー登録Webアンケートの自由記入欄に「GetNaviを見た」と記入のうえ、応募された方に、もれなく「RICOH Monitor Stylus Pen Type1」と「Amaozn ギフトカード5000円分」をセットで差し上げます。ぜひこの機会を見逃しなく!

 

文/ヤマダユウス型 撮影/松川忍

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

「iOS 18」、ボタンを押すとベゼルがムニッと動きます

今年の秋にリリースされる「iOS 18」では、iPhoneのボタンを押すとベゼルが飛び出すアニメーションが追加されていることが、海外テックメディアのMacRumorsにより報じられています。

↑画面の縁のベゼルが動くように(画像提供/MacRumors)

 

 

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上の投稿を見るとわかりやすいのですが、iOS 18をインストールしたiPhoneの音量ボタンやアクションボタン、電源ボタンを押すと、画面の縁のベゼルがムニッと内側に膨らむのがわかります。なんだか、可愛いアニメーションですね。

 

このようなアニメーションは、「iPhone 16」シリーズでの登場が噂されている「キャプチャーボタン」でも表示されることでしょう。キャプチャーボタンではカメラのシャッターやフォーカス、ズームなどの操作ができる予定です。

 

なおiPad向けの「iPadOS 18」には、このようなベゼルが膨らむアニメーションは導入されていません。今後Androidスマートフォンでも後追いするメーカーが出てくるのでしょうか? 注目です。

 

Source: MacRumors

蛍光ペンっぽい? iOS 18の「メモ」、テキストに5色追加

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した、iPhone向けの新しい「iOS 18」。その「メモ」アプリでカラフルなテキストの色が選択できることが判明しています。

↑まるで蛍光ペン(画像提供/MacRumors)

 

現在のメモでは文字の大きさやスタイルを変えることはできますが、文字の色を変更することはできません(手書きでさまざまな色のイラストを挿入することはできますが、テキスト入力ではありません)。

 

しかし、iOS 18のメモでは紫、ピンク、オレンジ、ミント、青の5色のテキストが入力可能。ただし、それ以外の色を選択することはできません。この色は「Aa」ボタンをタップして表示される書式設定から選択することができ、色を選択したテキストには同色の背景が表示されます。

 

なお、現時点での仕様では、背景のないカラーテキストを選んだり、カラー背景のある黒いテキストを選択したりすることはできないようです。

 

メモのテキストのカラー表示は、単語や文章を強調するのに役立つことでしょう。iOS 18のメモにはライブオーディオの文字起こしや要約、折りたたみ可能なセクションヘッダー、入力した数学の問題を解くなどの新機能が追加されており、さらに便利に使うことができそうです。

 

Source: MacRumors

新macOSの「Sequoia」にレトロなMacintoshの壁紙があった!

先日、アップルはMac向けの新OS「macOS Sequoia」を発表。そのなかにレトロな「Macintosh」をモチーフにしたダイナミック壁紙やスクリーンセーバーが含まれていました。

↑懐かしくてかわいらしい(画像提供/MacRumors)

 

このレトロなMacintoshの壁紙はアニメーションとして表示され、さまざまなグラフィックが表示されます。カラーオプションとしては、スペクトラム、アクセント、青、赤、紫、黄、濃いグレー、グレー、緑、オレンジ、ランダムが選択できます。

 

macOS SequoiaにはレトロなMacintoshの壁紙だけでなく、OSのテーマとなっている「Helios」の壁紙も含まれています。Heliosはグラデーションのアニメーションとして表示されます。

 

macOS Sequoiaの最初のベータ版にレトロなMacintoshの壁紙は含まれていませんでしたが、Basic Apple Guyは壁紙のスクリーンショットを撮影し、公開しています。macOS Sequoiaは今年の秋に一般公開される予定ですが、公開された壁紙を自分のMacに設定して、新OSの雰囲気を体験してみるのもよさそうです。

 

Source: MacRumors

次期「Galaxy Z Fold6」、手書きのスケッチから画像を生成!? ライバルの先を行く機能とは

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」には、全く新しいAI機能が搭載されると著名リーカーが主張しています。

↑新しいAI体験を準備中

 

Androidやサムスンの未発表製品に詳しいリーカーのIce Universe氏は、次期Galaxy Z Fold6において「新AIがアップルより先に実現する」ことや「落書きが画像になる」との情報を画像付きでXに投稿しました。

 

これらの画像は「15世紀から18世紀にかけてのインドの建築物」という題名になっており、その説明や手書きのスケッチが左側の画像に添えられています。AIがその画像を取り込み、手書きのメモに基づいて3Dのイメージを生成。できたのが右側の画像のようです。

 

さらに、Ice Universe氏は他のユーザーからの質問に、後日Galaxy S23とGalaxy S24シリーズにもアップデートで提供されると答えています。

 

先週、「サムスン・カザフスタンから流出したと思われる」というGalaxy Z Fold6(とタテ折りの「Galaxy Z Flip6」)の公式画像らしきものがインターネットに登場。そこには「Galaxy AI」のロゴも確認できました。

↑カザフスタンから流出(画像提供/Reddit)

 

また、サムスンも「今後の折りたたみ式デバイス向けにGalaxy AI体験をさらに最適化します」と公式に述べたばかりです。

 

ここ最近、サムスンはGalaxy AIをフラッグシップ機の目玉としています。今年初めに発売したGalaxy S24シリーズは「かこって検索」や生成AIによる写真編集機能をいち早く利用することができました。これらの機能は後にGalaxy S23シリーズなどの過去モデルにもソフトウェア更新により追加されました。

 

開くと大画面になるGalaxy Z Foldシリーズは、手書きのメモやスケッチを描きやすく、非折りたたみ機とは違った方向で生成AIを活用できると期待したいところです。

 

Source: Ice Universe(X) 
via: Tom’s Guide

次期「Galaxy S25 Ultra」、アップルの上を行く顔認証技術「Polar ID」を搭載!?

サムスンのGalaxyスマートフォンは顔認証で画面のロックを解除できますが、決済はできません。対して、iPhoneのFace IDが決済まで可能なのは、それだけ強固なセキュリティーが保証されているからです。

↑Polar IDって何?

 

しかし、次の最上位モデル「Galaxy S25 Ultra」では、Face IDにも匹敵する顔認証技術「Polar ID」を採用すると、あるリーカーが主張しています。

 

iPhoneにおけるFace IDの欠点は、顔を正確に認識するため投光イルミネーターやドットプロジェクタなどが必要であり、装置が大型化すること。そのため、最新のiPhone 15 Proモデルでも「ダイナミックアイランド」として画面内に広いスペースを取っています。

 

リーカーのHaizaki Ryouhei氏は、サムスンがGalaxy S25 Ultraに、Face IDのライバルであるPolar IDを搭載するとXで主張。アップルと違い、追加のセンサーを必要とせず、パンチホール(画面上に穴が一つ開いたデザイン)のまま実現できると述べています。

 

さらに、PolarIDは「Face IDよりもさらに安全で、他の顔認識技術よりも上手く機能する」とも付け加えています。

 

ここでいうPolar IDとは、Metalenz社が開発した顔認証システム。この技術は、近赤外線偏光カメラとメタ光学技術を使っており、Snapdragon 8 Gen 3(Galaxy S24シリーズに搭載)チップを搭載したリファレンスモデルで有効性を実証したと発表していました

 

かたや、別のリーカーのSawyer Galox氏は、同技術はGalaxy S25 Ultraでは間に合わず、再来年の「Galaxy S26 Ultra」まで待つことになると述べています。

 

iPhoneのFace IDは、ただ画面をのぞき込むだけで、支払いの決済ができる便利な仕組みです。これ以上に安全性が高いPolar IDが、2025~2026年のGalaxyスマートフォンにやって来る可能性は高そうです。

 

Source: Haizaki Ryouhei(X)
via: 91mobiles

「Pixel 8」シリーズ、ついにUSB-Cから外付けディスプレイに映像出力が可能に!

Googleは6月のPixelスマートフォン向けアップデート「Feature Drop」を発表。ついに、Pixel 8シリーズをUSB-C経由で外付けディスプレイに接続し、大画面で映画やスライドなどのコンテンツを表示できるようになると明らかにしました。

↑外付けディスプレイに手軽に出力

 

このアップデートは11日(現地時間)から配信が始まり、今後数週間にわたって展開される予定です。

 

こうしたUSB-Cによる有線接続での外付けディスプレイへの映像出力は、「DisplayPort Alternate Mode」と呼ばれます。もともとPixel 8シリーズはハードウェアレベルでは対応していましたが、なぜか封じられていました。

 

先月初め、Android 14ベータ版で外付けディスプレイ出力は有効となっていましたが、ようやく本番環境でも提供されます。

 

ただし、当面はPixelスマホの画面をそのまま映すミラーリング・モードのみ。横長ディスプレイの真ん中に縦長スマホがこじんまり表示されるか、横向きにして拡大表示となります(どのように見えるかは下の画像を参照)。

↑Pixelスマホの画面を外付けディスプレイで表示(画像提供/Android Authority)

 

今回のアップデートを受けて、AndroidスマホをPCのように使える「デスクトップ・モード」への期待が再び高まっています。Googleは長年にわたってこの機能をテストしてきたものの、2019年には単なる実験プロジェクトに過ぎないとコメントしていました

 

しかし、次期Android 15ベータ版では複数のウィンドウが扱える、進化したデスクトップ・モードが確認されています。これが正式に採用されることを期待したいところです。

 

Source: Google
via: Ars Technica

Apple Intelligenceってなに? 次期OSのポイントは? アップルがWWDCで発表した7つの見どころをおさらい

アップルが世界開発者会議「WWDC」をカリフォルニア州クパティーノの本社・Apple Parkで開催しました。独自開発による「Apple Intelligence=AI」や、秋に正式公開を控える新OSの話題など、現地を取材中の筆者が「注目の話題・7選」としてお届けします。

↑アップルのCEO、ティム・クック氏も基調講演後のイベントに参加。「独自のApple Intelligenceや新しいOSの発表に注目してほしい」と300人を超えるジャーナリストの参加者に呼びかけました

 

WWDC24の基調講演は世界中にインターネット中継されました。アップルのサイトには動画アーカイブも公開中です。基調講演の間、現地はどうなっているかと言えば、Apple Parkに巨大な屋外ステージが設置され、世界中から集まった総勢1000人は超えていそうなデベロッパーとジャーナリストがスクリーンに上映されるビデオを見ています。

↑会場に設置された巨大スクリーン。このほか屋内のスペースにも複数台のモニターがあります

 

配信の場合と違うのは、カンファレンスの直前にティム・クックCEOと、ソフトウェアエンジニアリング担当 上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏がスクリーンの前に登壇して生スピーチをすることです。「みんな、今日は集まってくれてありがとう! 最高のWWDCにしようぜ!」みたいな、音楽の野外フェスのような楽しいノリが感じられます。

 

では、今年のWWDC24で発表されたハイライトを振り返ってみましょう。

 

注目その1 iPhoneの画面をカスタマイズ

iPhoneのOSであるiOSは、今秋に最新バージョンのiOS 18が公開を予定しています。一番楽しそうなポイントは、ホーム画面にロック画面、コントロールセンターのデザインを、ユーザーがより自分好みにカスタマイズできるようになることです。

 

アイコンの置き方や壁紙などはいまでも自由に変えられますが、今度は「アイコンの色」をモノトーンでダークな雰囲気に統一することも可能になります。

↑ユーザーの好みに合わせてもっとカスタマイズできるようになるiOS 18

 

フルスクリーンデザインのiPhoneは、画面の右上側から下にスワイプすると表示されるコントロールセンターもカスタマイズの自由度が高まります。他社製アプリのコントロールも常備できるので、よく使うアプリなどをそろえると便利かもしれません。なお、グーグルのAndroid OSも2023年に登場したAndroid 14からホーム画面のカスタマイズが自由にできるようになりました。

 

筆者的にはSafariや写真、ミュージックなどさまざまなアプリのアイコンが並んでいる方がiPhoneらしくて好きですが、実際に使ってみたらとことんカスタマイズしてみたくもなりそうです。7月に新OSのパブリックベータ版が公開されるので、また機会があればレポートします。

 

注目その2 手書きの数式も計算するiPadOSの「計算機」アプリ

5月にiPad Pro、iPad Airの新製品が発売されたばかりですが、次期iPadOS 18によってiPadライフがますます充実しそうです。

 

iPhoneには長らく搭載されていながら、なぜかiPadには存在していなかったアップル純正の「計算機」アプリがついに登場です。しかも強力な新機能「計算メモ」は要注目。ユーザーがApple Pencilを使って手で書いた数式を、シンプルなものから複雑なものまで自動で認識して正しい答えを導き出します。イラストが混在していても、計算式や方程式の部分だけを認識。とにかくすごい機能ですが、筆者は高校数学からドロップアウトした赤点魔王なので、この機能の便利さについて身をもって知る日は来ないかもしれません……。

↑Apple Pencilを使って手で書いた数式などを、計算機アプリの「計算メモ」機能が認識しながら正確な答えを導き出します

 

注目その3 AirPodsが“うなずく”ジェスチャーに対応

第2世代のAirPods Pro(USB-C/Lightning)のファームウェアが秋に更新されると、イヤホンを耳に装着したまま首を縦横に振るジェスチャー操作で通話やSiriの読み上げに応答できるようになります。首を縦に振ると「はい」、横に振ると「いいえ」の操作入力に代わります。満員電車の中など声を出しづらい環境で便利に使えると思います。

↑AirPods Proを装着した状態で、頭を縦横に振るジェスチャーによる操作が可能になります

 

また、AirPods ProをiPhone、iPad、Macに接続していれば、音声通話中にユーザーのバックグラウンドノイズを消して、通話音声だけを分離しながら聞こえやすくする機能も加わります。ノイズ抑制効果がどれぐらい鮮やかなのか気になるところです。

 

注目その4 健康状態を見守るApple Watchの「バイタル」アプリ

Apple Watchの次期watchOS 11には、ウォッチを身に着けて過ごすユーザーの心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中に取り込まれた酸素のレベルの各項目を「健康指標」として画面に横並びにしながら一望できる「バイタル」アプリが新設されます。

↑ユーザーの健康指標の変化を知らせてくれる「バイタル」アプリ

 

Apple Watchでいつも健康状態を計測し続けることで、健康指標が通常の値から飛び出たときにはバイタルアプリの表示が変わり、ペアリングしているiPhoneなどのデバイスに通知が届きます。もはやApple Watchはユーザーの健康を絶えず見守り続ける“ウェアラブル・ドクター”です。

 

注目その5 MacでiPhoneを操作

次期macOSの名称は「Sequoia(セコイア)」に決定しました。Mac OS X 10.9のマーベリックス以降続く、カリフォルニア州の有名な地名シリーズが継続。セコイア自体はヒノキ科セコイア属の樹木の名称でもあります。

 

macOSにはiPhoneをMacのWebカメラとして使える「連係カメラ」のようなコンビネーションを活かした機能があります。次期OSには連係シリーズの新機能として「iPhoneミラーリング」が加わります。

↑Macの中にiPhoneの画面を再現する新しい連係機能「iPhoneミラーリング」

 

機能をオンにすると、MacとワイヤレスでつながっているiPhoneの画面がMacのディスプレイに再現されます。iPhoneの画面操作はMacのキーボード、トラックパッド、マウスを使います。iPhoneとMacの間でデータのドラッグ&ドロップもできるそうです。AirDrop(エアドロ)するよりも効率よくデータを共有できるのか、興味深いところ。またMacで仕事に集中している間、iPhoneだけに入れているアプリの通知を確認したいときなどにiPhoneミラーリングが便利に感じられるかもしれません。

 

注目その6 Apple Vision Proが日本にやってくる

米国では今年の2月2日に先行発売された“空間コンピュータ”「Apple Vision Pro」の、日本発売日が6月28日に決まりました。6月11日にリリースされたvisionOS 1.2から先行してプラットフォームの日本語対応も始まっているようです。

↑Apple Vision Proは6月28日に日本発売を迎えます

 

価格は59万9800円(税込)からという、やはりとても高価なデバイスですが、日本の動画サービスであるU-NEXTや、日本経済新聞社、Yahoo! JAPANなどが独自のアプリコンテンツをvisionOSに向けて今月から配信を開始します。販売は全国のApple Store店舗とオンラインで取り扱われますが、実機を体験できるストアの数は限られるようです。6月14日午前10時の予約注文開始以降に発表される詳細を要確認です。

 

注目その7 Apple Intelligenceの登場でSiriも大きく変わる

アップルがOpenAIのChatGPTやDall-E、グーグルのGeminiなどのライバルに対抗する独自の生成AIプラットフォーム「Apple Intelligence」を発表しました。略して“AI”。

↑アップル独自の新しいAIプラットフォーム「Apple Intelligence」がアメリカから始まります

 

今年の秋にiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaの一部として、無料でApple Intelligenceに関連する機能がベータ版として実装される予定ですが、対象となる地域が米国に限られます。また、対応するデバイスもiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、M1以降を搭載したiPadとMacのみになります。

 

ユーザーが書いたテキストの清書や校正、受信した長いメールの要約、メモアプリが対応する「音声の録音・書き起こし・要約」といった機能が使え、これらは仕事で大活躍しそうです。

 

生成AIによる画像生成も可能で、任意のテキストをプロンプトに入力してオリジナルの絵文字をつくる「Genmoji」や、テーマ、コスチューム、アクセサリ、場所など指定した条件に合った画像を生成する「Image Playground」の機能がそろいます。

↑テキストプロンプトに合わせた絵文字を生成する「Genmoji」

 

Apple Intelligenceによって生まれ変わるSiriは、デバイスを使うユーザーのことを学びながら、よりパーソナルなコミュニケーションができるようになります。たとえば友だちがメッセージアプリから転居先の住所を送ってきたら、「この住所を彼の連絡先カードに追加して」とSiriにお願いすると、「これ」や「彼」など曖昧な指示語も理解しながら正しい操作を実行します。

 

iPhoneの場合は、「Hey Siri」と話しかけた後に、Siriのアイコンがポップアップするのではなく、画面の周囲が虹色に光る新しいユーザーインターフェース効果にも注目です。

↑Siriも新しいデザインに生まれ変わります

 

Apple Intelligenceについてはとにかく「日本語化」の時期が気になるところ。先行するOpenAIやグーグルの生成AIに対して、Apple Intelligenceが洗練されたインターフェースの使い勝手も含めて、どんなAIのミライを見せてくれるのか楽しみです。

 

次点 Apple Parkの食事が美味しかった!

筆者は2022年のWWDCから現地取材に参加しています。今回はWWDCのイベントで使われるスペースに限られるものの、社屋内のカフェテリアに入って食事を楽しむこともできました。バーガーやメキシカン風の餃子(?)のような食事がやたらと美味しかったです。食に関わるボキャブラリーが貧困で申し訳ありません。

 

【フォトギャラリー】(Apple Parkの様子をまとめてご覧ください)

「iOS 18」、ロック画面のアイコンがカスタマイズ可能に

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した「iOS 18」では、ロック画面に表示されるアイコンを変更することが可能です。

↑ロック画面のアイコンをカスタマイズできます(画像提供/MacRumors)

 

iOS 18では、ホーム画面やロック画面、コントロールセンターのカスタマイズ性が大幅に向上。ホーム画面では好きな場所にアプリのアイコンを置いたり、その色を変更したりすることができます。コントロールセンターではグループごとにページを作ることや、サードパーティのアプリのアイコンを置くことが可能。

 

さらにiOS 18では、ロック画面で下部に表示されるコントロールが切り替えられるようになります。「controls gallery」から利用可能なアイコンを選んだり、完全に削除したりすることも可能。これにより、例えばロック画面からSNSアプリを直接起動し、素早く投稿できるようになるのです。

 

これらの新しいコントロールには、コントロールセンターやロック画面からだけでなく、「iPhone 15 Pro」シリーズのアクションボタンからもアクセスできます。これら一連の新しいアクションは使いこなしてみたいですね!

 

Source: MacRumors

1.5時間で速攻、満充電! ポータブル電源「PowerArQ S10 Pro」

加島商事は、ポータブル電源「PowerArQ S10 Pro」から新色のブラックを、2024年6月11日より各種オンラインストアで販売しています。

↑日常から非日常まで、シーンを選ばず活躍

 

容量1024Wh、出力1600W(最大2400W)で、ほとんどの家電を利用できます。例えば、ドライヤー(1000W)なら約50分、車載冷蔵庫 45L(60W)であれば約14時間。アウトドアやリモートワークはもちろん、防災面でも活躍します。専用ケーブルで急速充電をする場合は、約1.5時間あれば満充電になるのもうれしいポイント。

↑既存のコヨーテタン、オリーブドラブに加えて、ブラックが登場

 

非常用照明としても活躍します。背面に設置されたLEDライトは最大600ルーメンに調節でき、色は3色から、明るさは3段階からそれぞれ選択可能です。

 

急な停電に見舞われた場合でも、給電モードへ自動で切り替わるため、本体の電池残量の範囲内で電力を補えます。

 

バッテリーは、安全性の高い「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」。電池寿命が長く、自己放電が少ないことや、発火や爆発が起こりにくいのが特徴で、夏場のキャンプ場や車中泊、キャンピングカーに据え置いても安心です。

 

さらにバッテリーマネージメントシステムも内蔵しているので、内部機器温度が高温を検知したら保護装置が働き、自動的に稼働を止める仕様です。

↑バッテリーの充放電は4000回以上、繰り返し行えます

 

価格は14万3000円(税込)。スペックは下記の通りです。

■AC出力
100VAC対応のAC出力4口設置、50/60Hzの切り替えも可

■Type-A出力
2口合計36W出力可能なType-A2口

■USB Type-C出力
2口合計200W出力可能なType-C2口

ココがポイント!

・人気の製品に新色の黒が追加

・急速充電に対応だから、キャンプなどで使いたい日に充電を忘れていても朝に充電すれば間に合う

・背面のLEDは夜のキャンプシーンなどでも活躍しそう

iPhoneの「充電制限」機能、「iOS 18」で進化へ! 重宝する予感

この秋、iPhone向けにリリースされる「iOS 18」では、バッテリーの充電制限に関する設定がさらに豊富になります。

↑充電制限の新デザイン(画像提供/Aaron Perris/MacRumors)

 

「iPhone 15」シリーズでは、デバイスの充電を80%でストップする設定が導入されました。これはバッテリーがフル充電されるのを減らすことで、その寿命を伸ばすのが狙いです。

 

iOS 18では、80%だけでなく85%、90%、95%の充電制限のオプションが導入されます。これにより、バッテリーを労りつつ、日常生活で不便がないように適度に充電するということが可能になるのです。

 

iOSのバッテリーの充電制限は、設定アプリの「バッテリー」→「充電の最適化」で設定可能。なお、iOS 18のベータ版では、iPhone 15シリーズでしかバッテリーの充電制限は利用できません。

 

個人的にはバッテリーが80%だと物足りない気もするので、90%や95%の充電制限のオプションは重宝しそうな予感がしています。

 

Source: MacRumors

アップル、この秋の「iOS 18」から「RCS」に対応すると発表

今年の秋にリリースされる「iOS 18」において、メッセージアプリが「RCS」をサポートすることが発表されました。

↑この秋、コミュニケーションが濃密になる

 

RCSとは「リッチコミュニケーションサービス」の略で、従来のSMS(ショートメッセージサービス)とは異なり、グループメッセージングなどのコミュニケーションが可能。具体的には、高解像度の画像や動画の添付、入力状態の表示、既読通知などが利用できます。

 

例えば、これまでiPhoneユーザーとAndroidユーザーがメッセージを交換する場合、SMSでは画像がかなり圧縮されていました。しかしRCSなら、プラットフォームが異なっても高解像度の画像が送れるようになるのです。

 

アップルはこれまで、RCSのサポートを「2024年後半に行う」とだけ明かしていました。そして今回、秋にリリースされるiOS 18でRCSのサポートが正式に発表されたのです。

 

RCSはグーグルが主導し普及を進めた結果、海外の携帯キャリアでは広くサポートが広がっています。日本でも3大キャリアの「+メッセージ」や、楽天モバイルの「Rakuten Link」で利用可能。iPhoneがRCSに対応したことにより、今後はRCSがさまざまな場面で利用されるようになるかもしれません。

 

Source: アップル

Nothingの「CMF Phone 1」、安くて高性能なチップ「Dimensity 7300」を搭載? コスパがいいかも

英テクノロジー企業のNothingは、安価なサブブランドCMFから新型スマートフォン「CMF Phone 1」を発売すると予告し、物理ダイヤルが付いたデザインをチラ見せしていました

↑このダイヤル、もう覚えた?(画像提供/Nothing)

 

この新型スマホはNothing Phone(2a)をベースとして、MediaTek Dimensity 7200チップを搭載しているとの噂が以前にありましたが、最近では改良型のDimensity 7300チップを採用する可能性が浮上しています。

 

リークアカウントGadget Bitsは、CMF Phone 1の搭載チップやその他の詳細をXでシェア。これまでリークの実績はないものの、最近CMF Phone 1関係の情報を積極的に発信していました。

 

今回の自称リークにあるDimensity 7300は、Nothing Phone (1)内蔵のSnapdragon 778G+と同等の性能を発揮すると予想されるものです。MediaTekが先月末に発表し、「AIとモバイルゲームをレベルアップする」とアピールしていました

 

このDimensity 7300は、Dimensity 7050の後継チップ。前チップよりも消費電力が25%も減っており、AI関連タスクでは2倍のパフォーマンスを発揮するとうたっています。また、噂にあったDimensity 7200が6nmプロセス(半導体の回路線幅)に対して4nmであり、基本的なチップ構成は同じながら性能が向上しています。

 

同アカウントが予想する各種スペックは次の通りです。

 

  • ディスプレイ: 6.7インチFHD+AMOLED 120hz
  • 生体認証: 画面内指紋認証
  • 背面カメラ: デュアルカメラ/50MP OIS(手ぶれ補正)と4k+30fps動画が撮影可能
  • 自撮りカメラ: 16MP
  • バッテリー: 5000mAh
  • Glyph(背面のLEDライト)なし/NFC搭載
  • 背面はレザー
  • 価格: 2万ルピー(約3万8000円※)以下(※1ルピー=約1.9円で換算)

 

これらの予想が当たっていれば、コストパフォーマンスが高いスマホとなるはず。日本での発売も期待したいところです。

 

Source: Gadget Bits(X) 
via: 91mobiles

噂の「Galaxy Z Fold6 Slim」、Sペンが使えないのに価格は高い!?

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」に、新たなラインアップが追加されるとの噂が何度も報じられてきました。この新機種が「Ultra」ではなく「Slim」であり、標準モデルよりも高価になると著名リーカーが主張しています。

↑スリムになるのは難しい(画像はGalaxy Z Fold5)

 

Androidの未発表製品に詳しいIce Universe氏は、サムスンがGalaxy Z Fold6 Slimの準備に取り組んでおり、これは「Ultra」ではないと中国SNSのWeiboで述べています。

 

同氏によれば「Ultraではなく、ただ薄いだけ」とのこと。つまり、標準モデルよりも仕様がアップグレードされているわけではなく、薄さに特化したバージョンになるようです。

 

性能が落ちているわけではないものの、薄さと引き換えにSペンが使えないともIce Universe氏は述べています。このスリムモデルが薄型化のため、デジタイザー(ペン入力を読み取る層)を省くことは、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏も伝えていました

 

最も注目すべきは、仕様のアップグレードやSペン対応がなくても、Galaxy Z Fold6 Slimは標準モデルよりも高いと示唆されていることでしょう。

 

サムスンと競合するアップルも、2025年には「iPhone 17 Slim」を、Pro Maxよりも高い価格で発売するとの噂もありました。スマホの薄型化は、それほど難しい技術が必要なのかもしれません。

 

サムスンは7月10日に噂される「Galaxy Unpacked」イベントで、次期「Galaxy Z Fold6」や「Galaxy Z Flip6」を発表する可能性が高いと見られています。

 

しかし上記のYoung氏は、Galaxy Z Fold6 Slim用の画面パネル出荷が2024年第4半期だと述べ、2025年初頭に「Galaxy S25」シリーズと同時に発表する可能性を示唆していました。

 

かたや「Galaxy Z Fold6 Ultra」はスリムモデルとは別にあり、韓国国内だけで限定発売されるとの噂もあります。サムスンは今年から来年にかけて折りたたみスマホのバリエーションを次々と投入し、ユーザー人口を広げる狙いかもしれません。

 

Source: Ice Universe(Weibo) 
via: Gizmochina

次期「Galaxy S25 Ultra」のスペックはどうなる? 著名な情報通の予想は…

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S25 Ultra」の発売は数か月先とみられていますが、すでにカメラやデザインなどのリーク情報は次々と届いています。すでに準備が整いつつあることを示すように、今度は国際移動体装置識別番号(IMEI)認証サイトに、それらしきデバイスが発見されました。

↑これまでの情報を整理すると…

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Headlinesは、サムスン製の端末「SM-S938U 」をIMEIデータベース内で発見。Galaxy 24 Ultraの型番が「SM-S928U」(「U」は米国向けモデル)だったことから、後継機のGalaxy S25 Ultraを意味するというわけです。

 

このデータベースには、Galaxy S25 Ultraの詳細な仕様は書かれていません。ただし、カメラの性能や生成AI機能を助ける高速ストレージなど、リーク情報はさみだれ的に伝えられてきました。

 

そんななか、著名リーカーのBenIt Bruhner Pro氏は、Galaxy S25 Ultraの「噂とリークされたスペック」をまとめてXに投稿しています。同氏はサムスンの未発表製品やソフトウェアに詳しく、数々の「Galaxy AI」機能を正確に予想していました

 

そこで挙げられたGalaxy S24 Ultraの仕様は、概ね次の通りです。

 

  • ディスプレイ: 6.9インチ/ピーク輝度3000ニト
  • プロセッサー: Snapdragon 8 Gen4 for Galaxy
  • RAM: 12~16 GBのLPDDR5X
  • ストレージ: 256 GB/512 GB/1TB
  • カメラ: メイン200MP(センサーサイズが少し大型化)/超広角50MP/3倍ズームは50MP/5倍ズームは50MP
  • バッテリー: 5000~5500 mAh/有線充電 65W対応(テスト中)/ワイヤレス充電 Qi2(MagSafe互換)25W
  • デザイン: カメラやフレームデザインは更新/新色あり

 

これらをGalaxy S24 Ultraと比べると、画面のピーク輝度は2600ニトから3000ニトに増加。背面カメラは3倍ズームが10MPから50MP、5倍ズームが12MPから50MPへと大幅にアップグレードされているようです。

 

つまり、プロセッサーも最新世代となり、画面はより明るく、望遠カメラはより鮮明に撮れるということ。正式発表を楽しみに待ちたいところです。

 

Source: Android Headlines, BenIt Bruhner Pro(X) 
via: 91mobiles

次期「Galaxy Watch FE」がイタリアのAmazonに登場! 価格が判明!?

サムスンのお手ごろな次期スマートウォッチ「Galaxy Watch FE」の発売日や販売価格に関する情報が、イタリアのAmazonに掲載されているのが見つかりました。

↑正式発表を待てずにフライング(画像提供/Sudhanshu Ambhore/X)

 

Galaxy Watch FEはすでにレンダリング画像も流出しており、基本的には約3年前に発売された「Galaxy Watch4」をベースとしているようです。本体には1.2インチの丸いディスプレイとシリコン製のバンドを備え、カラーはライトブルー、ライトピンク、ブラックの3色。プロセッサーにはExynos W920を採用し、One UI Watch 5.0(Wear OSベース)が動作することも報告されています。

 

イタリアのAmazonに掲載された情報によれば、製品名として「Samsung Galaxy Watch FE (40mm) BT Pink Gold」が記載されています。寸法は40x10x39mmで、重量は26.6g。製品は6月24日に発送され、価格は199ユーロ(約3万4000円※1)とされています。

※1: 1ユーロ=約169円で換算(2024年6月11日現在)

 

サムスンの最新スマートウォッチ「Galaxy Watch6」は、米国では299ドル(約4万7000円※2)で販売されています。Galaxy Watch FEが同国でも199ドル(約3万1000円)で販売されるのなら、十分に入手しやすい価格帯といえそうです。

※2: 1ドル=約157円で換算(2024年6月11日現在)

 

サムスンはGalaxy Watch FEだけでなく、ハイエンドスマートウォッチ「Galaxy Watch7 Ultra」の投入も噂されています。お手ごろモデルから最上位モデルまで、同社のスマートウォッチのラインナップはますます豊富になりそうです。

 

Source: Ytechb via 9to5Google

6月12日にお披露目!「HTC」が久しぶりに新型スマホを投入へ

HTCが新型スマートフォンの投入を予告しました。同社にとって久しぶりの新モデルの投入となりそうです。

↑明日お会いしましょう(画像提供/HTC/X)

 

HTCといえば、Androidスマートフォンの創世記には評判の高いモデルを多数投入していました。近年は端末の投入ペースが落ち、2022年9月に4年ぶりの日本向けスマホを投入していました。現在の同社の主力スマホは、2023年5月に発表されたミドルレンジモデルの「HTC U23 Pro」となっています。

 

今回の予告からは、HTCの新型デバイスがどのようなものになるのかは不明。投稿された画像にはスマートフォンの横からの姿と、「6月12日に正式発表」というコメントが添えられています。

 

昨年にHTC U23 Proが投入されたことを考えると、今回のスマホは「HTC U24」に相当する可能性が高そう。HTCの近年のスマホの傾向を踏まえると、HTC U24もミドルレンジ向けモデルとなりそう。今年4月には、「HTC U24 Pro」という未発表スマートフォンが、Google Play Consoleに登録されているのも見つかっています。

 

以前にはメタバーススマホ「HTC Desire 22 Pro」を投入するなど、なんとか他社との差別化を図ろうとしているHTC。今回の新型スマホがどんな端末になるのか楽しみです。

 

Source: HTC / X via 9to5Google

Nothingが「CMF Phone 1」をチラ見せ! 物理ダイヤルは何に使うのか…

Nothingのサブブランド「CMF」は、物理ダイヤルを搭載したブランド初のスマートフォン「CMF Phone 1」の画像を公開しました。

↑「CMF Phone 1」のダイヤル(画像提供/Nothing)

 

コストパフォーマンスに優れ、スケルトンによる特徴的なデザインのスマホを投入しているNothing。昨年には、そのサブブランドのCMFからお手ごろ価格のスマートウォッチワイヤレスイヤホン、急速充電器が発表されました。

 

現時点では、CMF Phone 1の全体の外観やスペック、発売日や価格は判明していません。Xに投稿された画像から、本体の隅に物理ダイヤルが存在していることがわかります。CMFの公式アカウントによれば、このスマホは「デザインが素晴らしく、他社が見落としている分野の製品」とのこと。何やら自信満々です。

 

最新のデジタルガジェットと物理的なインターフェイスという組み合わせは、2022年4月に出荷されたゲーム機「Playdate」でも話題となりました。Playdateには本体サイドにクランクが搭載され、これを回すことでゲームを操作することが可能です。

 

Nothingは今年3月、廉価なスマートフォン「Phone (2a)」を発表しました。このスマホはMediaTek製のプロセッサや5000万画素のデュアル背面カメラ、最大120Hz駆動の5.7インチディスプレイを搭載していますが、CMF Phone 1はこのPhone (2a)がベースとなっている可能性があります。

 

CMF Phone 1の物理ダイヤルでは、一体何ができるのか……。ただの音量調整ダイヤルでないことを祈りつつ、今後の詳細発表を待ちたいものです。

 

Source: CMF by Nothing / X via 9to5Google

噂の「Galaxy Watch7」と「Galaxy Watch Ultra」、とうとう全スペックまで判明!?

サムスンは次期スマートウォッチ「Galaxy Watch7」シリーズとともに、高級モデル「Galaxy Watch Ultra」も準備中であると噂されてきました。それが本当であるとして、搭載プロセッサーなどを含む「全スペック」と称する情報がネット上で公開されています。

↑全スペックが判明!?(画像提供/Onleaks/Smartprix)

 

サムスンの未発表製品に詳しいAndroid Headlinesによると、まずGalaxy Watch7には、前モデルのGalaxy Watch6と同じく40mmと44mmの2種類のサイズがあり、本体カラーはグリーンとクリームの二つがあるとのこと。

 

ディスプレイ表面は、サファイアクリスタルにより保護されると言います。これはアップルの最上位モデルApple Watch Ultra 2と同じ仕様であり、かなりの頑丈さが期待できます。

 

また、バッテリー容量は、40mmモデルでは300mAh、44mmモデルでは425mAh。これらは前モデルと全く同じものです。

 

Galaxy Watch 7の最大のアップグレードは、新しいチップセットとなりそうです。

 

Galaxy Watch6が5nmチップだったのに対して、新モデルでは3nmチップになるとのこと。ここでいう「○nm」とは半導体の回路線幅であり、数値が小さくなるほど性能がアップし、消費電力が下がる傾向にあります。

 

内蔵ストレージは前モデルの16GBから32GBへと倍増。これは以前からの噂通りであり、さまざまなアプリをインストールできるほか、オフライン音楽をたっぷり保存できそうです。

 

最後にディスプレイのピーク輝度は2000ニトとのことで、Galaxy Wach6と同じ仕様になるようです。

 

かたや「Galaxy Watch Ultra」は、ケースサイズが47mmでチタン製になる模様。Apple Watch Ultra 2(49mm)より少し小さいものの、ケース素材は同じです。本体カラーはチタニウム・グレー、チタニウム・シルバー、チタニウム・ベージュなど。

 

本体サイズはGalaxy Watch5 Pro(45mm)より大きいものの、バッテリー容量は同じ590mAhとのことです。

 

搭載プロセッサーやストレージ容量は、上記の標準モデルと同じ。ただし画面のピーク輝度は3000ニトにも達し、Apple Watch Ultra 2と同等です。また、Wi-Fiのみのモデルはなく、LTEモデル(Apple WatchのCellularモデルに相当)のみ販売されると伝えられています。

 

サムスンの新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」は7月10日にパリで開催されると予想されています。そこでは新型折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold6」や「Galaxy Z Flip6」とともに、これら新型スマートウォッチも登場することになりそうです。

 

Source: Android Headlines

次期「iPhone 16」標準モデル、バッテリーの画像が流出! 金属製ケースになる可能性大

毎年の新型iPhoneにおいて、ひそかに注目を集めるのがバッテリーでしょう。スマートフォンを連続で使える時間や、手に持つときの熱さにも大きく影響するためです。

↑次のバッテリーはどうなる?

 

今年の秋に登場するとみられる「iPhone 16」標準モデルについて、前iPhone 15よりもバッテリー容量が増えるうえ、金属製ケースを使っている可能性を示す写真が公開されました。

 

著名リーカーのMajin Bu氏は「iPhone 16(標準モデル)バッテリー」と称した画像をXでシェア。そこにはL字型をした金属製の筐体が写っており、表面には「3597mAh」の表記が確認できます。

 

iPhone 15 標準モデル内蔵のバッテリーは3349mAhであり、 約7%増。さらに従来型と異なり、金属製ケースとなることで放熱性が高まり、熱くなりにくなると予想されます。

 

これに先立ち、アップル未発表製品のコレクターとして知られるKosutami氏が「iPhone 16 Proプロトタイプ」用バッテリーと称する写真を公開していました。そちらもL字型かつ金属製になっており、iPhone 16シリーズ全モデルがこのタイプで統一される可能性が高まりました。

 

一方、最大サイズの「iPhone 16 Pro Max」については、エネルギー密度が増えることで、より大容量のバッテリーも小さなサイズに収まるとの予想もありました。この技術が他のモデルにも使われるとすれば、iPhone 16シリーズは全て重くならず、バッテリー容量が増えるのかもしれません。

 

また、金属製ケースに切り替えることは、EU域内での「バッテリー交換のしやすさを義務づける」規制を守るためという推測もあります。これが当たっていれば、非正規の修理業者でもバッテリーを交換しやすくなる可能性がありそうです。

 

Source: Majin Bu(X) 
via: PhoneArena

【西田宗千佳連載】体感での差が縮まる「ハイエンドスマホ」と「ミドルクラススマホ」

Vol.138-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはイギリスに拠点を置く「Nothing」が日本市場に投入するスマホ。ここではスマホ性能、特にハイエンドとミドルクラスの違いを解説する。

 

今月の注目アイテム

Nothing

Phone(2a)

実売価格4万9800円~

↑ロンドンを拠点とするNothingが日本市場に投入するスマホ。画面は6.7インチのAMOLEDディスプレイを採用。OSは「Nothing OS 2.5 Powered by Android 14」を採用し、多彩なNothingウィジェットを利用できる

 

ハイエンドスマホとミドルクラス以下を分ける条件はなんだろう? 端的にいえば“使っているパーツ”ということになるが、昨今は見た目ではそれとわかりにくくなっている。

 

たとえばディスプレイの解像度は、もはやミドルクラスでも十分。ハイエンドの方が良いのは事実だが、購入の大きな要因にはならない。

 

そうなるとカメラの品質、ということになるが、こちらも、過去に比べミドルクラスの品質も上がっている。ただ、センサーとソフトウェアでのチューニングの差が大きく、確かに“ハイエンドとそれ以下で大きく品質が変わる”部分でもある。だからハイエンドスマホの多くはカメラに注力する。

 

では、プロセッサーはどうだろう? CPUやGPUの性能は確かに違う。

 

そしてPCに比べるとわかりづらいが、メインメモリーの容量も、ハイエンドとミドルクラスでは結構違う領域である。安価な機種は4GB程度だが、昨今のハイエンドでは12GBクラスになる。

 

これによって生まれる違いについて、「複数のアプリを使わなければ大丈夫」と説明している記事なども見かけるが、それはかなり認識が甘い。スマホの場合、PCに比べて“複数のアプリを自然と使っている”場合が多く、スペックが劣っているからと言って“気を遣いながら使えば大丈夫”というものでもない。メモリーの差は、アプリ自体の動作にも影響するものの、「アプリの切り替えをしたときの動作が遅い」とか「アプリの起動が遅い」という形で見えてくる場合が多いだろう。

 

スマホの場合、もちろんハイエンドであればアプリの動作が速くなる。ゲームの画質も上がることが多い。しかし、そこに重きを置かない場合、ミドルクラスでも十分と考える人は多くなってくる。

 

こうしたことはハイテク機器では常に繰り返されてきた道だ。スマホの場合、iPhoneやPixelなど一定の機種に人気が集中すること、割引や分割払いなどの施策が充実していることなどから、意外なほどハイエンド製品を手にする人が多い。

 

とはいえ、価格を下げるためにハイエンド向けプロセッサーを選ばない、という選択肢は増えてくる。シャープの「AQUOS R9」は、コストを考えて、あえてQualcommの「Snapdragon 7+ Gen3」を採用した。昨年モデルはハイエンドにあたる「Snapdragon 8 Gen2」だったから、グレードは下がったことになる。しかし、R9の目指す用途では7+ Gen3でも大丈夫と判断し、価格上昇を抑えるために決断したわけだ。

 

そもそもGoogleのPixelも、プロセッサーの性能としてはアップルやQualcommのものに比べれば劣る。性能はトップクラスとせず、コストパフォーマンスを重視した設計に近い。だから、秋にその年のハイエンドPixelを出しつつも、半年後の春にはコスパ重視の「a」シリーズが出せる。先日発売されたばかりの「Pixel 8a」も、昨年発売の「Pixel 8」も、同じプロセッサー・同じメインメモリー量(8GB)であり、違いはカメラとディスプレイくらいだ。

 

だとすると、カメラに興味がなければハイエンドの意味は薄いのか……という話になってくる。しかし、現在登場した「AI」というトレンドが、新たな差別化点としてフォーカスされてくる可能性が見えてきた。

 

ではそれはどういうことなのか? その点は次回解説したい。

 

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「ダイナミックアイランド」がスクショに写ってしまうのはなぜ!? 写さずに撮る方法は【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「「ダイナミックアイランド」を写さずにスクショを撮る方法」です。

 

 

iPhone本体の左右にある「音量を上げる」ボタンと「サイドボタン」を同時に押すことでスクリーンショットが撮れます。オンラインショップで注文した時の決済画面を控えたり、ネットで見つけた面白い情報を残しておきたい時などに使うと便利な機能ですね。

 

スクリーンショットは基本、iPhoneの画面全体を保存するのですが、iPhone 15シリーズやiPhone 14 Pro、Pro Maxで採用しているダイナミックアイランドはスクリーンショットに写りません。でも場合によっては写ってしまうこともあるんです。

 

その違いはダイナミックアイランドに何か表示されているかどうか。

 

例えば「時計」アプリでタイマーが動作中だったり「ミュージック」アプリで曲を再生中だったりすると、スクリーンショットにダイナミックアイランドが写り込んでしまうんです。

 

アクティビティが表示されている状態でもスクリーンショットにダイナミックアイランドを写したくない時はどうすればいいんでしょう? そんな時はダイナミックアイランドの右側または左側から中央にスワイプしてアクティビティを一時的に折りたたんでしまいましょう。こうすればスクリーンショットを撮ってもダイナミックアイランドは写り込みません。

 

スクリーンショットを撮ったらダイナミックアイランドの中央から右側または左側にスワイプ。折りたたんでいたアクティビティが元に戻ってダイナミックアイランド内に表示されます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

PDFの結合は標準搭載ソフトだけでOK! しかも簡単&安全です【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「「プレビュー」ソフトを使ってPDFを結合する方法」です。

 

 

複数のPDFファイルを結合して1つにまとめたいとき、方法としてはAdobeアクロバットなどの専用ソフトを使ったり、Webサービスを使ったりする方法を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

 

実はmacOSに標準搭載されている「プレビュー」ソフトを使ってPDFを結合することができるんです。

 

「プレビュー」は標準ソフトなのでインストールも必要ありませんし、Macの中で完結するのでWebサービスによる情報漏洩リスクもありません。さっそく手順を解説しましょう。

 

手順はとても簡単。「プレビュー」ソフトに結合したいPDFをまとめてドラッグ&ドロップし、メニューバーから「表示」→「サムネール」と進み、各ウインドウのページサムネールをサイドバーに表示します。

 

続いて、追加したいサムネールを別のPDF内のサムネールのサイドバーにドラッグ&ドロップします。ページの順番を変更したい場合は、追加したサムネールを上下にドラッグして並べ替えましょう。

 

最後に、ウインドウを閉じれば、結合したPDFの完成です。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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デザインだけじゃない、Nothing Phone (2a)は人とスマホの関係性を見直す設計思想が魅力

個性的なスマホを世に送り出しているNothingから、初の廉価版「Nothing Phone (2a)」が登場しました。日本ではオープンマーケットモデル(SIMフリー版)として販売中。価格は4万9800円(税込)からとなっています。このスマホは、同社初のおサイフケータイ対応モデルでもあります。

 

ユニークさが目立つ製品ですが、スマホの実用面ではどのような魅力があるのか、ここでは改めて探っていきます。

↑Nothing Phone (2a)

 

コストダウンを感じるものの、ワクワク感のあるデザイン

Nothing Phone (2a)は、スタイリッシュでありながらガジェット感もあり、手にすると単なるツールを超えた満足感があります。モノとして手に取って楽しいという製品です。

 

スタイリッシュさを体現する、個性的なデザインも目を引きます。スケルトンのバックパネル越しに、リボンケーブルが敷かれた見せ回路が透けて見えます。この回路はロンドンの地下鉄路線図にインスパイアされているそうです。印象としては昔のゲームボーイのようにワクワク感がありながら、目立ちすぎず、引き締まったデザインになっています。

 

またカメラカバーの部分は有機的な曲線で形づくられていて、ほかのスマホのように出っ張りが目立って煩わしいということもありません。

 

一方で、バックパネルには若干のコストダウンが見られます。上位機種のガラス素材と比べると、Nothing Phone (2a)のプラスチック製バックパネルは、やや安っぽい手触り。指紋や汚れが付きやすく、拭き取りにくいのは気になるところです。

 

演出的でありながら実用性もある「Glyphインターフェイス」

ユニークな機能として、Nothing Phone (2a)には「Glyphインターフェイス」というハードウェアの仕掛けがあります。カメラの周りを半周するようにリング状のLEDライトが仕込まれ、通知や音楽再生に合わせて光で演出してくれるのです。

 

電話の着信時には、スマホを伏せておくだけで背面のライトがゆっくり点滅し、着信を上品に知らせてくれます。メッセージを受信すると、ライトが特定のパターンで光ることで、通知を視覚的に確認できます。

↑スマホが光る「Glyphインターフェイス」の設定画面

 

また、「ミュージックの視覚化」機能を使えば、音楽の再生に合わせてライトがリズミカルに点滅し、まるでDJブースのようにピカピカ光る演出を楽しめます。「Glyph Composer」機能を使って、ユーザー自身がライトの光り方をカスタマイズすることもできます。

 

さらに、「Glyphタイマー」機能を使えば、リングライトで時間経過を示すタイマーとして活用できます。

 

「スマホを主体的に使う」意識ができあがるモノクロなホーム画面

もうひとつユニークな部分であり、筆者が気に入ったのは、モノクロームなホーム画面へのこだわりです。

 

Nothingはホーム画面に置けるウィジェットを、20種類以上も用意しています。すべてのウィジェットがモノクロームで作られていて、アイコンを並べるだけですっきりとしたホーム画面を作成できます。

↑統一感のあるホーム画面を手軽に作成できる

 

睡眠をサポートするAndroidの標準機能「おやすみ時間モード」では、スマホの全体をグレースケールで表示できますが、Nothingのホームアプリではアプリの色合いはそのままで、ホーム画面をモノクロにできます。

 

また、アプリのアイコンも含めてすべてモノクロに設定も可能。アプリのアイコンから色をなくして、グレースケールで統一したホーム画面を作れるのです。

↑Google Playアプリのアイコンもモノクロで表示できる

 

単にアプリのアイコンを単色にしただけですが、使ってみるとホーム画面を見るときの誘惑が減って、目的のアプリを探しやすくなります。使いたいアプリにたどり着くまでの操作で、ほかのアプリも目に入ってつい開いてしまうのはよくあることですが、モノクロになることで必要なアプリだけ開いて、用が済んだらスマホの操作は終わりという気持ちになるのです。

 

漫然とスマホを触るのではなく、主体的にスマホを使おうという意識になります。

↑生成AIで壁紙を作成する機能も搭載。モノトーンデザインの壁紙は特に作りやすい

 

Glyphインターフェイスはポモドーロ・タイマーとして使える

先に紹介した、Glyphインターフェイスのリングライトも、スマホから意識を切り離すのに役立ちます。Glyphタイマー機能を使えば、ポモドーロ・テクニックのタイマーとして活用できるのです。

 

ポモドーロ・テクニックは、25分の作業と5分の休憩を繰り返すことで、集中力を維持しながら効率的に作業を進める時間管理法です。一般的にはキッチンタイマーがよく使われますが、Glyphタイマーはそれとよく似た特徴を持っています。

 

キッチンタイマーは文字盤の目盛りが減っていくのに対し、Glyphタイマーはリングライトが徐々に消灯していき、さながら蚊取り線香のようです。どちらもアナログ的に時間の経過を可視化するので、直感的に残り時間を把握でき、作業に集中しやすくなります。

↑Glyphライトをポモドーロ・タイマーのように使える。スマホを伏せて置けるので気をそらす心配が減らせる

 

また、スマホ画面を見なくても時間がわかるため、ほかのアプリを開いてしまう誘惑を避けられます。時間を設定してスマホを裏返しておけば、リングライトが時間を知らせてくれるので、スマホに触れずに済むのです。

 

惜しむらくは標準の時計アプリとの連携がないことです。Nothing PhoneはGoogle製の時計アプリを採用していますが、Glyphタイマーの設定はこのアプリとは連動しません。

 

Glyphタイマーの設定は設定パネルの奥深くに位置しており、少々わかりづらいのですが、通知パネルにショートカットを設置することができます。ただ、ホーム画面の時計ウィジェットを開くと標準の時計アプリが起動するため、Glyphタイマーの設定場所を探し回ってしまった経験が何度かありました。

 

もしGlyphタイマーが標準の時計アプリに対応していれば、Googleアシスタントの音声入力でもタイマー設定ができるようになるでしょう。ぜひ今後のアップデートで改善されることを期待します。

 

スマホとしての基礎は十分

目新しい機能で選ぶとしても、スマホとしての使い勝手が十分に保証されていなければ検討要素にはなりません。

 

その点、Nothing Phone (2a)は性能面で物足りなさを感じることはないでしょう。ユニークな機能を利用する以前に検討課題となる、スマホとしての性能のベースラインはきっちり抑えている印象です。

 

CPUは8コアチップの「Dimensity 7200 Pro」、メモリーは8GB/12GB搭載で、4年前のフラッグシップスマホ並みの性能があります。WebサイトやYouTube再生は余裕でこなせますし、軽いゲームも快適に動かせるでしょう。

 

OSはAndroid 14を搭載しています。また3年間のOSアップデートと4年間のセキュリティアップデートを提供。十分に使い続けられるでしょう。

 

背面カメラは5000万画素の標準+5000万画素の広角カメラの2眼仕様です。暗所撮影に強く、価格帯を考慮すれば実用的と言えます。

 

Nothing Phone (2a)はスマホと人の関係性を見直すきっかけになる

Nothing Phone (2a)は、カメラやディスプレイの性能において、他社の同価格帯のスマートフォンと比べて突出しているわけではありません。

↑スマホとのあり方を見直すきっかけを与えてくれる1台

 

一方で、モノトーンに統一されたホーム画面は、使いたいアプリ集中しやすくなるように設計されており、スマホを意識的に使うという本質的なところを促しています。

 

Glyphインターフェイスも現状では発展途上な部分もありますが、ディスプレイに依存せずにスマホの状態を知らせるツールとして興味深い存在です。

 

スマホと人との関係性を見直すきっかけを与えてくれる一貫した設計思想があり、思想が機能として反映されていることが、Nothing Phone (2a)の妙味と言えるでしょう。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

AMDと接戦! インテルがAI性能重視の「Lunar Lake」を発表

インテルは、ノートパソコン向けの次世代プロセッサ「Lunar Lake」をComputex 2024で発表しました。

↑「Lunar Lake」をお披露目(画像提供/インテル)

 

Lunar Lakeの特徴は、AI(人工知能)処理のパフォーマンスを大幅に向上させたこと。具体的には、Lunar LakeのNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)はAI処理において48TOPSを発揮。これは、先日発表されたAMDの「Ryzen AI 300」の50TOPSに近く、クアルコムの「Snapdragon X Elite」の45TOPSを上回っています。

 

さらにLunar Lakeは「x86」アーキテクチャでありながら、最大40%の消費電力の削減に成功。また、前世代よりグラフィックス性能が1.5倍向上した新しい「Xe2」が組み合わされることで、ノートパソコンでも十分な性能と長時間駆動が可能になるとしているのです。

 

インテルによれば、Lunar Lakeは2024年第3四半期(7月〜9月)までに出荷され、20社以上の80種類以上のパソコンに搭載される予定とのこと。要チェックです。

 

Source: 9to5Google

「ChatGPT」が一時ダウンしていた。現在は復旧済み

6月4日、OpenAIが提供するAIチャットボット「ChatGPT」において大規模な障害が発生していました。このトラブルは同日のうちに解決されています。

↑何が起きた?

 

OpenAIの報告によれば、午後2時15分(グリニッジ標準時)に「ChatGPTを一部のユーザーが利用できない」ことが判明。その後、問題が一時軽減されたり、修正作業が行われたり、調査が続けられたりと、不安定な状態が続きました。

 

そして午後5時1分、OpenAIはChatGPTの問題が解決されたと発表。障害の影響はChatGPTの全プランの全ユーザーに及んだとしています。なお、この記事を執筆している日本時間6月5日には、ChatGPTは問題なく動作しています。

 

どのような大企業が運営していたとしても、オンラインサービスには常に障害のリスクがあります。これはマイクロソフトから巨額の出資を受けているChatGPTも例外ではありません。AIチャットボットも一つのサービスに頼らず、グーグルの「Gemini」やマイクロソフトの「Copilot」などの代替手段を用意しておいたほうがよさそうです。

 

Source: ChatGPT via 9to5Google

サードパーティ製部品が使われているスマホも返却へ。グーグルが修理方針を転換

グーグルはスマートフォンの修理ポリシーを変更しました。デバイスの内部にサードパーティ製部品が含まれていたとしても、顧客に返却するなどの手段を取るとAndroid Authorityに伝えています。

↑サードパーティ製が使われていても返却へ(画像提供/グーグル)

 

これまでグーグルは、修理に送られてきたスマホの内部にサードパーティ製部品が含まれていた場合、デバイスを保管する、つまり返却しないとの姿勢を取っていました。2023年7月からスタートしたこのポリシーには、多くの批判が寄せられていたのです。

 

しかし6月4日、同社はこのポリシーを撤回。Android Authorityに以下のような声明を出しています。

 

お客様がPixelスマートフォンを修理のためにグーグルに送った場合、サードパーティ製部品の有無にかかわらず、弊社ではそれを保管しません。安全上の懸念がある場合、状況によっては修理を完了できないことがあります。その場合、お客様に返送するか、お客様と協力して今後の方針を決定します。この点を明確にするために、利用規約を更新しています。

 

このような問題はグーグルだけではなく、サムスンも独立系の修理業者に対し、「スマホにサードパーティ製部品があった場合、デバイスを分解して顧客情報を報告すること」と義務付けていたことが判明しています。

 

メーカー側にとって、自社の利益を損ないトラブルまで起こす可能性があるサードパーティ製部品は排除したい存在であることも事実。今後は、顧客の権利を尊重するような明確なポリシーを表明してほしいものです。

 

Source: Android Authority

次期「Galaxy Z Fold6」の新たなダミーモデルが流出! シワが減った?

サムスンの次期横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold6」に注目が集まっており、先日も著名リーカーが予想レンダリング画像を公開していました

↑新たに流失したGalaxy Z Fold6のダミーモデル(画像提供/Ali TA Tech/X)

 

それに続き、ネット上にGalaxy Z Fold6のダミーモデルと称するものが登場しました。

 

リーカーのAli TA Techは「韓国のフォーラムで見つけた」というダミーモデルの写真をXで公開しています。こうしたダミーモデルは、サードパーティーのアクセサリー企業が、製品の正式発表前に情報を集め、独自に作成することが一般的です。

 

今回の画像も、以前のリークに基づく予想CG画像と一致しており、幅がより広くなったカバー(折りたたんだときの外側)ディスプレイや、正方形に近づいた折りたたみ画面が確認できます。

 

また、現行モデルGalaxy Z Fold5本体の角は丸みを帯びていますが、こちらはGalaxy S24 Ultraのように直角に近くなっています。こうした形状も、複数の情報源が伝えてきたことです。

 

ただし、今回の写真を見る限りでは、折りたたみ画面の中央にあるシワはまだ目立っています。筆者の手元にあるGalaxy Z Fold5よりは折り目が浅くなっている印象もありますが、競合他社もシワの除去を進めているため、製品版ではさらに軽減していると期待したいところです。

 

Galaxy Z Fold6のほか、次期縦折りの「Galaxy Z Flip6」や新型スマートウォッチ「Galaxy Watch7」シリーズは、フランスのパリで開催される「Galaxy Unpacked」イベントでのお披露目が噂されています。それまでに、さらに細部まで分かるダミーモデルや実物の写真が登場するのかもしれません。

 

Source: Ali TA Tech(X) 
via: Tom’s Guide

「折りたたみiPhone」、2027年までは登場しない? アップルの要求が厳しく…

アップルは先進技術をいち早く採用することはせず、技術の成熟や製造コストの低下を待ってから新製品を投入する傾向があります。そのジャンルの一つが折りたたみスマートフォンであり、サムスンがGalaxy Z FoldシリーズやGalaxy Z Flipシリーズを数世代にわたり発売した今なお、様子見をしているようです。

↑折り目が美しくない

 

それでも折りたたみiPhoneは開発中と噂され、2026年頃に登場すると予想されていました。しかし、アップルは画面の折り目をなくすことに強くこだわっているため、2027年までに発売される可能性は低いとある調査会社が予想しています。

 

市場調査会社のTrendforceの最新レポートによると、アップルは折り目と信頼性に関して厳しい要求をしており、部品の仕様と性能を評価中とのこと。2027年までに折りたたみiPhoneを発売する可能性は低いが、その参入は市場の力学を大きく変えるかもしれないと述べています。

 

現時点では、どの折りたたみスマホメーカーも、折りたたみ画面の折り目をなくすことには成功していません。サムスン製品も世代を重ねる毎にシワは減っていますが、それでも完全ではありません。

 

今年の初めにも、アップルが社内でテストしている折りたたみiPhoneにサムスン製ディスプレイを使っているとの噂がありましたが、同社の厳しいテストのもとでは「数日で故障した」と伝えられていました。

 

今回のレポートでは、2024年における折りたたみ製品の出荷台数はスマホ市場の1.5%を占めるに過ぎず、2028年までには4.5%まで増えると予想しています。各メーカーが主に取り組んでいるのは価格設定であり、全体的なコスト削減に力を入れているとのことです。

 

しかし、アップル製品であれば、高価格となってもユーザーは引きつけられやすいはず。折りたたみiPhoneが登場したあかつきには、折りたたみスマホ市場も一気に拡大し、全世界で普及するのかもしれません。

 

Source: Trendforce
via: Wccftech

「Galaxy Watch FE」の予想画像とスペックが流出! ほぼGalaxy Watch4?

ここ最近、サムスンのお手ごろ価格スマートウォッチ「Galaxy Watch FE」に関する噂が相次いでいました。同社の公式サイトにもサポートページが登場したことから、まもなく発売される可能性が高まっています。

↑流出した「Galaxy Watch FE」(画像提供/Sudhanshu Ambhore/X)

 

そんななか、Galaxy Watch FEの予想CG画像と仕様について、リーク情報がネット上に登場しました。

 

著名リーカーのSudhanshu Ambhore氏は、Galaxy Watch FEのレンダリング(CG)画像と仕様をXでシェアしています。かつて同氏は、サムスン製品についてはGalaxy Tab S8シリーズ、スマートウォッチについてはRedmi Band 2の発表前に正確な予想画像をリークしていました。

 

今回の画像によれば、丸いディスプレイとシリコン製のバンドを備え、色はライトブルー、ライトピンク、ブラックの三つあるようです。

 

主な仕様は概ね次の通りです。

 

  • 1.2インチのスーパーAMOLEDディスプレイ、解像度は396×396
  • プロセッサー: Exynos W920
  • 1.5GB RAM + 内蔵ストレージ16GB
  • One UI Watch 5.0(Wear OSベース)
  • バッテリー容量: 247mAh
  • バッテリー持続時間: 30時間
  • マグネットワイヤレス充電
  • 防水性能: 水深50mまで
  • 無線: Wi-Fi802.11 a/b/g/n 2.4 GHz + 5 GHz、Bluetooth 5.0
  • NFCやGPS搭載
  • センサー類: 心電センサー、ジャイロスコープ、地磁気センサー、加速度計、気圧計、光学式心拍センサーなど

 

これらのスペックは、約3年前に発売されたGalaxy Watch4とほぼ同じ。あとは、お手ごろな価格になるかが気になるところです。

 

Source:Sudhanshu Ambhore(X)
via:Gizmochina

MediaTek、Chromebook向けの新型SoC「Kompanio 838」を発表!

MediaTek(メディアテック)は6月4日、Chromebook向けの新型SoC「Kompanio 838」を発表しました。

↑新登場の「Kompanio 838」(画像提供/MediaTek)

 

Kompanio 838はChromebook向けのオクタコアプロセッサで、製造プロセスには「6nm」を採用。1日中利用可能なバッテリー駆動時間をうたっています。2台の4K解像度ディスプレイへの同時出力をサポートし、「MediaTek NPU 650」を搭載することで、AIタスクでは4 TOPSの性能を達成しています。

 

Kompanio 838は、ビデオコーデック「AV1」にも対応。AV1は画質を維持しながらファイルサイズが小さいのが特徴で、YouTubeやNetflixでも採用されています。また、Wi-Fi 6Eに対応し、カメラサポートを向上させるアップグレードされたISP(イメージシグナルプロセッサ)も搭載されています。

 

Kompanio 838を搭載したChromebookは、今後レノボからの発売が予定されています。お手ごろなChromebookでも十分な人工知能の処理性能が得られるのは心強いと言えるでしょう。

 

Source: MediaTek via 9to5Google

AMDの最新「Ryzen AI 300」、AI処理能力で「Snapdragon X Elite」を上回る!

AMDはノートパソコン向けの新型SoC「Ryzen AI 300」シリーズを発表しました。その名前が示すとおり、AI(人工知能)処理に重点を置いた製品となっています。

↑ライバルを超えた(画像提供/AMD)

 

現在、WindowsノートパソコンではAI処理能力の重要性が高まっています。マイクロソフトは今年5月、新たなカテゴリーのPC「Copilot+ PC」を発表。40 TOPS(1秒あたり40兆回の処理)以上の処理能力を要求するこのカテゴリーでは、クアルコムの「Snapdragon X」シリーズが対応することを表明。Snapdragon Xの上位バージョンこと「Snapdragon X Elite」は、45 TOPSの処理性能を実現しています。

 

しかし、今回発表されたRyzen AI 300は50 TOPSと、さらに高い性能を達成。つまり、Ryzen AI 300を搭載したPCはCopilot+ PCとして認定されるのです。

 

Ryzen AI 300は、最大12個の高性能な「Zen 5」コアと24個のスレッドを備え、人工知能処理を担当するNPUには「XDNA 2」アーキテクチャを採用。グラフィックスには「Radeon 800M」シリーズが搭載されています。第一弾として投入されるRyzen AI 9 365は、最大5.0GHzで駆動可能な10コアチップを搭載しています。

 

Ryzen AI 300を搭載したノートパソコンは、HPやレノボ、MSIなどから投入される予定。7月には、Ryzen AI 300を搭載したCopilot+ PCの第一弾として、Asusから「Zenbook S 16」が発売されます。今後、ますますAI性能を重視したノートパソコンが登場することになりそうです。

 

Source: AMD via 9to5Google

「Galaxy Ring」の発売時期は8月頃!? 米裁判所から判明した理由は…

サムスンのスマートリング「Galaxy Ring」が8月頃に発売されることが裁判の過程で明らかになったと、米ブルームバーグが報じています。

↑すでに法的バトルが始まっていた(画像提供/サムスン)

 

Galaxy Ringは指輪型のウェアラブルデバイスで、内側に搭載したセンサーで睡眠情報や血中酸素飽和度の測定ができるそう。また、連邦通信委員会(FCC)への登録情報を基に、9種類の指輪サイズやバッテリー情報なども伝えられています。

 

ブルームバーグによれば、サムスンはスマートリング分野で先行するOuraからの訴訟に備え、カリフォルニア州の米国地方裁判所に法的な助言を求めているとのこと。Ouraは他のメーカーがスマートリングをリリースするたびに、同社の知的財産(IP)を侵害していると主張し、訴訟を起こしてきたとされています。

 

Galaxy Ringの特許紛争を避けるため、サムスンは先手を打ち、米国でOuraを提訴。この訴訟の中で、「Galaxy Ringの生産は6月中旬に開始される予定であり、8月頃に米国でGalaxy Ringを発売する予定だ」と述べているのです。

 

サムスンは7月10日にイベント「Galaxy Unpacked」を開催すると噂されており、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 6」や「Galaxy Z Flip 6」とともに、Galaxy Ringの発売情報が明かされると期待されています。はたして、予定通り発売することができるのでしょうか?

 

Source: Bloomberg via 9to5Google

「Galaxy Watch」の新AI機能、サムスン以外のAndroidスマホでも使える可能性が浮上!

サムスンは、次期「One UI 6 Watch(Wear OS 5ベース)」によって、Galaxy WatchシリーズにさまざまなAI機能を追加することを発表。これらがサムスン製以外のAndroidスマートフォンでも使える可能性があると判明しました。

↑モチベーションを高めてくれるみたい(画像提供/サムスン)

 

そのAI機能は概ね次の通りです。

 

  • Energy Score: 睡眠や活動、心拍数などを分析して、現在のコンディションを深く理解できる
  • Wellness Tips: 健康データに基づき、目標を達成するための洞察や、モチベーションを高めるヒントなどを提供
  • 睡眠AIアルゴリズムの強化: さらに詳しい睡眠の分析
  • Workout Routine: さまざまな運動を組み合わせて個人に合わせたワークアウトを行い、スムーズに次のエクササイズに移行できる

 

新機能のほとんどは健康管理に集中しています。これらの新AI機能を発表する記事の脚注で、サムスンは「少なくとも」2025年末までは無料で提供するとコメント。つまり、2026年以降は有料のサブスクリプションにすると示唆しています。

 

もう一つ注目が集まったのは、サムスン以外の他社製Androidスマホとペアリングした場合、これらの新機能が使えるかどうかという点です。

 

これまでサムスンは、Galaxy Watchの健康機能の一部をGalaxyスマホ専用としてきました。例えば、ECG(心電図)アプリは、Galaxy以外とペアリングしたときは使うことができません。

 

しかし、今回の発表でサムスンは、上記のEnergy Score機能について「Androidスマホ(OS Android 10以上)で利用可能」であり、Samsung Healthアプリが必要だというだけで、Galaxyスマホには言及していません。同じくWellness Tipsの脚注でも、「Androidスマホ(OS Android 10以上)」が必要と書いているだけです。

 

機能によっては「Galaxyスマートフォン」と明記した脚注もありますが、逆にいえば、そう明記されていない機能はサムスン以外のAndroidスマホで利用できる可能性が出てきたことになります。

 

これらの機能は、6月に公開予定のOne UI 6 Watchベータ版で利用できる予定。Galaxyスマホ以外でもGalaxy Watchの新AI機能が使えれば、ユーザーの裾野も広がり、Apple Watchにとって手強いライバルとなるかもしれません。

 

Source: 9to5Google

噂の「Galaxy Watch FE」の尻尾をつかんだ!? 海外のサムスン公式サイトに登場

サムスンがお手ごろ価格のスマートウォッチ「Galaxy Watch FE」をまもなく発売することは、これまで何度も噂されてきました。今年7月にフランス・パリで開催される新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」で登場すると予想されているものの、確かな証拠はありませんでした。

↑ついに発売間近の手がかりをつかんだ!(画像はGalaxy Watch 5 Pro)

 

そんななか、英国やラテンアメリカ向けのサムスン公式サイトで「Galaxy Watch FE」のサポートページが登場したと報告されています。

 

サムスンの公式サイト二つに「SM-R861」というモデル番号が登場したと、インドのスマートフォン情報サイトMySmartPriceが報告。トピックの中には「Galaxy Watch」というブランド名が確認できます。

↑英国の公式サイトで目撃された情報(画像提供/MySmartPrice)

 

これに先立ち、アラブ首長国連邦(UAE)の規制機関サイトに「SM-R861」という型番と「Galaxy Watch FE」という製品名が登場。その後にサムスン公式サイトに同製品のサポートページが目撃されたことで、発売が間近に迫っている可能性が高まりました。

 

このSM-R861は、最近FCC(米連邦通信委員会)サイトでも発見され、5Wワイヤレス充電に対応していることが明らかとなりました。かたや標準モデル「Galaxy Watch7」は15Wであり、充電には3倍ほど時間がかかりそうです。

 

こうして複数の規制機関サイトに同一のモデル番号が確認されたため、全世界でお手ごろ価格のGalaxy Watchが購入できそうです。ただし、実は「Galaxy Watch4の再発売」ではないかとの噂もあり、さらなる情報を待ちたいところです。

 

Source: MySmartPrice
via: Gizmochina

次期「Galaxy S25 Ultra」、ストレージが「UFS 4.1」に進化!? AI機能を強烈に後押し

サムスンの最上位スマートフォン「Galaxy S24 Ultra」は、高速な「UFS 4.0」規格のストレージを採用しています。次期「Galaxy S25 Ultra」では、さらにアクセス速度がアップした「UFS 4.1」ストレージを採用し、Galaxy AI機能が改善される可能性が浮上しました。

↑次はもっと軽快に動きそう

 

サムスンの未発表製品に詳しいリーカーののSawyer Galox氏は、Galaxy S25 UltraはUFS 4.1ストレージを搭載するとXで主張。これまでのUFS 3.0やUFS 4.0と比べて、どれほどアクセス速度が改善するかを示したグラフを投稿しています。

 

サムスンとグーグルはGalaxy S24シリーズで提携していますが、Galaxy S25シリーズでも協力は続き、第2世代Gemini Nanoが利用可能になるとの噂もありました

 

Gemini NanoなどオンデバイスAI、つまり「クラウドと通信せず、スマホ内部だけで処理を完結する」AIは、大容量のRAMと高速なストレージが必要になります。

 

サムスンはスマホ向けに先進技術の「UFS 5.0」も開発中であるものの、おそらく2027年まで実用化はできません。その一方で「高速バージョンのUFS 4.0」の準備も進行中と見られていました

 

もっとも、最新の標準モデルGalaxy S24の128GB版では、低速なUFS 3.1ストレージが搭載されています。次期Galaxy S25シリーズでも、一部モデルが低速ストレージのままなのか、それとも格上げされるのかは気になるところです。

 

Galaxy S24 Ultraに話を戻すと、最大RAM容量を前モデルの12GBから16GBに引き上げるとの予想もありました。大容量RAMと高速ストレージを組み合わせれば、Galaxy AIもサクサク動きやすくなるはず。

 

その一方で、次期「iPhone 16」シリーズもさまざまなオンデバイスAI機能が利用できると噂されています。2024年後半から2025年初めにかけて、アップルとサムスンのAIスマホ対決が繰り広げられることになりそうです。

 

Source: Sawyer Galox(X)
via: Wccftech