AI開発を加速! アップルが最大級のフォトストックと契約交渉中

アップルがAIのトレーニングのために、最大級のフォトストックサービスのPhotobucketとの契約を目指していると、ロイター通信が報じています。

↑大量の画像が欲しいアップル

 

最近、アップルのAI開発について盛んに報じられており、例えば、今秋のリリースが期待されている「iOS 18」では、AIにより「Siri」などの機能が大幅に強化されると言われています。このAIモデルにはOpenAIやグーグル、中国の百度(バイドゥ)など他社製のものが採用されるとの見方も……。

 

ロイター通信によれば、アップルを含む複数のテクノロジー企業が、Photobucketの130億を超える膨大な画像ライブラリに関心を集めているとのこと。この画像を基にAIモデルをトレーニングすることで、テキストプロンプト(指示)に応答してコンテンツを作成できるAIなどが提供できるようになると言います。

 

アップルは2022年後半にOpenAIの「ChatGPT」がリリースされた直後、Shutterstockと数百万枚の画像のライセンスの取得について、2500万ドル〜5000万ドル(約38億円〜76億円※)で合意したと報じられています。これにPhotobucketの巨大なライブラリが加われば、アップルのAI開発がさらに加速することは間違いないでしょう。

※1ドル=約151.7円で換算(2024年4月10日現在)

 

今後、アップルが他社製のAIモデルを採用するのか、あるいは独自のAIモデルを開発するのか、注目が集まりそうです。

 

Source: Reuters via MacRumors

「Galaxy Z Fold6」のカメラは従来のまま? 一つだけ例外があるかも…

サムスンの次期横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold6」はチタン製ボディになり、薄くて軽くなるなど大きな変化が予想されています。が、カメラは現行のGalaxy Z Fold5と同じものだと著名リーカーが主張しています。

↑カメラは変わらない?

 

信頼性の高いリーカー・Ice Universe氏によると「Galaxy Z Fold6のカメラ構成はFold5と全く同じ」とのこと。

 

さらに背面カメラも、自撮りカメラも、UDC(アンダーディスプレイカメラ〔折りたたみ画面の下に隠されたカメラ〕)もそうなると強調。全て前モデルと同じカメラパーツを流用すると示唆しているようです。

 

これが本当であれば、サムスンの最新折りたたみスマホは、2022年に発売されたGalaxy Z Fold4と同じカメラパーツを搭載することになります。つまり、50MPのメインカメラ、10MPの望遠カメラ、12MPの超広角カメラという構成。

 

UDCも変わらないとすれば、こちらは2021年のGalaxy Z Fold3以来、4年連続で同じ仕様に留まる格好です。

 

ただし、Ice Universe氏は「Galaxy Z Fold6 Ultraは変わるかもしれない」と付け加えています。

 

Galaxy Z Fold6 Ultraとは、2024年の発売が噂される高級モデルのこと。まだ標準モデルとどこが異なるのか不明ですが、カメラの性能をアップして差別化を図るのかもしれません。

 

サムスンはGalaxy Z Fold6のほか、次期縦折りスマホ「Galaxy Z Flip6」、新型スマートウォッチ「Galaxy Watch7」などを7月に発表するとの説が有力。あと数か月のうちに、さらに詳しいリークがやって来ると期待したいところです。

 

Source: Ice Universe(X) 
via: 9to5Google

幻のアップル製ワイヤレス充電マット「AirPower」でApple Watchを充電してみたら…

アップル純正のワイヤレス充電マットAirPowerは、公式イベントで予告されながら、結局は発売中止となりました。iPhoneとApple Watch、AirPodsをどこに置いても同時に充電できるはずの製品でしたが、最近、アップル試作品のコレクターが実物を入手し、Apple Watchを充電する様子を紹介しました。

↑こうなるはずだったが…

 

過去にいろんなアップル製品の試作品を紹介してきたApple Demo氏は、XでApple Watch Series 4をAirPowerで充電する動画を公開しています。

 

一般的なワイヤレス充電器でApple Watchは充電できませんが、プロトタイプAirPowerでは見事に成功。ちなみに、ここで使われているApple Watch Series 4もDVT(設計検証テスト)段階の試作機です。

 

このデバイスは16個ものコイルがギッシリ詰め込まれ、密度感はかなりのもの。そのためか、Apple Watchはかなり熱くなるようです。

 

2023年末、開発初期のAirPowerプロトタイプが公開され、こちらはAirPodsを充電できています。が、もともとAirPods充電ケースはQi対応のため、特に不思議ではありません。

 

しかし、Apple WatchはQiをサポートしていないため、AirPowerで充電できるようにするためには特別の工夫が必要でした。具体的には、複数の重なり合う充電コイルを搭載する必要があり、それにより設計が複雑になり、発熱しやすくなったようです。

 

すでにiPhoneとApple Watchを同時充電できる「MagSafeデュアル充電パッド」が発売中ですが、位置合わせも必要なく、どこに置いても充電できるAirPowerの後継モデルがいつか実現すると期待したいところです。

 

Source: AppleDemo(X)
via: MacRumors

次期「Pixel 8a」の写真がまた流出! 本体の表面が…

グーグルはフラッグシップ機をベースにした廉価モデル「Pixel 8a」を準備中と噂されており、実際にBluetooth SIG認証を取得したことから、まもなく発売する可能性が高まっています。

↑新モデルではベゼルが…

 

そんな中、今度はブラックモデルと画面周りのベゼル(額縁)が確認できる新たなリーク画像がネット上に出現しました。

 

これまでPixel 8aのイメージは何度か目撃されており、2023年秋には予想CG画像も登場していました。また、Pixelスマホの工場があるベトナム方面からパッケージ写真も流出しており、最近ではグーグル自らが携帯電話サービス「Google Fi Wireless」の広告で披露してしまったばかりです。

 

さて今回、XユーザーのTechDroider氏はPixel 8aの画像を投稿。この画像の出所は不明ですが、そこには光沢仕上げだったPixel 7aとは対照的に、つや消しでマット仕上げの背面が写っています。

↑流出した画像(画像提供/TechDroider/X)

 

また、前面のディスプレイ写真もあり、その下半分にはかなりガッシリしたベゼルがありますが、Pixel 7aよりも細い模様。また、四隅は丸いカーブを描いています。

 

Pixel 8aの画面サイズはPixel 7aと同じながら、最大リフレッシュレートが90Hzから120Hzにアップ。Pixel 8シリーズに内蔵されたTensor G3チップのマイナーチェンジ版を搭載し、有線映像出力にも対応すると予想されています。

 

おそらく、本製品は5月の開発者会議「Google I/O」で発表されるはず。その一方でPixel 7aからの値上げも噂されており、価格が気になるところです。

 

Source: TechDroider(X)
via: 9to5Google

【西田宗千佳連載】AIの進化で「ヘッドホンの価値」も変わる

Vol.136-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは最近増加中の“耳をふさがないイヤホン”。イヤホンやヘッドホンの主目的が生成AIによって拡大している。その内情を解説する。

 

今月の注目アイテム

HUAWEI

FreeClip

実売価格2万7800円

↑形状記憶合金を使用したC-bridgeデザインを採用し、圧倒的な安定感と着けやすさを実現。さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかりとフィットして激しい運動でも落ちにくい。片耳単体では約5.6gと軽量だ

 

ヘッドホンの主たる用途は、いうまでもなく「音を聞くこと」。音楽がまず思いつくが、いまはもっとニーズが増えている。

 

聞くことと同じように重要になったのが「話すこと」。音声通話やビデオ会議などで、マイクを通じた声の音質が大切、という認識は特にコロナ禍で拡大。いまやスマホ向けだけでなく、PCにつないで利用することも一般的になっている。

 

聞くことと話すこと、双方を生かすものとして今後重要になってくるのが「AIアシスタントとの連携」だ。いまもヘッドホンをスマホから使う場合、SiriやGoogle アシスタントなどの音声アシスタントに命令を与えたり、スマホの通知を読み上げさせたりすることができる。つけっぱなしで使いやすいヘッドホンは、スマホと人間の間をつなぐ機器として活躍する可能性が高いのだ。

 

そうした要素は、今後さらに重要になっていくだろう。なぜなら、生成AIの登場によって、音声アシスタントの機能・価値がさらに高まると予想されているからだ。

 

これまでの音声アシスタントは、命令に対して音声で答えるだけだった。だが、生成AIでより人間に近い回答ができるようになっているので、文字どおりアシスタントのように振る舞い、さまざまな情報を届けてくれるようになる可能性が高い。そうしたアップデートは、特に今年、アップルやGoogleのスマートフォン向けOSに組み込まれていくことになりそうだ。

 

当然、OSのプラットフォーマーもヘッドホンに力を入れる。だが同時に、OSは持っていないがAIは持っている……という企業にとってもチャレンジすべき事柄になってくる。特にMetaやHUAWEIがこのジャンルに積極的なのはこのためだ。

 

現状、AIだけを持っている企業は消費者にアプローチする手段が限られている。しかし、AIが優れているかどうかは消費者に見えづらいが、ヘッドホンの良し悪し・デザインの違いは目立つため、ヘッドホンを活用して新しいテクノロジーを提案できれば、そこを接点として顧客を拡大できる。

 

たとえばMetaは、アメリカなどの市場で「RayBan-Meta」というスマートグラスを発売している。非常に音質が良いこと、内蔵のカメラを使って“自分の見た目”の映像をライブ配信できることなどから、ちょっとしたヒット商品になっている(残念ながら、日本では未発売)。

 

この製品で、Metaは画像や音声を認識できる生成AIを活用するようになっている。カメラで撮影した映像に含まれる風景がどんなものか、AIが認識して答えを返したりできる。現状ではそこまで役に立つわけではないが、今後生成AIの技術がさらに進化し、スマホの中で処理されるようになっていくと、“自分が見ているものをAIも見ていて、必要なときに助けてくれる”という形に変わっていくはずだ。

 

ではそのとき、「音声と連携するAI」はどのように我々の生活を変えていくことになるのだろうか? そのあたりは次回解説しよう。

 

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Bloomberg名物記者、次期iPad Pro/Airは5月第2週にリリースと報告!

「次期iPad Pro」「次期iPad Air」が5月の第2週にリリースされるとの情報を、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurnam(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑NYC Russ / Shutterstock.comより

 

次期iPad ProとiPad Airについては、以前は3月〜4月の登場が報じられていましたが、そのリリースには遅れが生じているようです。また先日には、未発表のiPadがインドの規制当局に登録され、5月中のリリースが予測されています。

 

「次期iPad ProとiPad Airの発売日は、5月6日の週(5月6日〜12日)になる」と、Gurman記者は報告しています。同記者はその根拠として、Appleの小売店が5月の第2週の後半に新製品のマーケティング資料を受け取る準備をしている、とも付け加えているのです。

 

次期iPad Proは有機ELディスプレイや「M3」チップを搭載し、より薄い本体や細いベゼルを採用すると噂されています。フロントカメラは横向きに移動し、「MagSafe」によるワイヤレス充電に対応。また次期iPad Airでは12.9インチモデルが登場し、「M2」チップの搭載が予測されています。

 

またiPadシリーズの刷新だけでなく、アルミ製の筐体と大型トラックパッドを搭載し、デザインを刷新した「次期Magic Keyboard」や、「握る」ジェスチャーに対応した「次期Apple Pencil」の登場も期待されているのです。

 

iPad ProとiPad Airは現行モデルが2022年10月と3月に登場して以来、新モデルは発売されていません。そろそろ、内外まるっと刷新された次期iPad ProとiPad Airに登場してほしいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

売却金額は約50億円! アップルCEO、自身所有の19万6410株を売却

Apple(アップル)で最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook(ティム・クック)氏は、自身が所有する19万6410株のApple株式を売却しました。売却金額は3320万ドル(約50億円)だと報じられています。

↑Appleより

 

今回の取引はインサイダー取引法に従い、事前の取引計画に従ったものです。Cook氏は19万6410株の売却により、税引き後に1640万ドル(約25億円)の利益を得ています。これは業績に基づく株式報酬として、Cook氏が受け取ったものです。

 

19万6410株や約50億円という金額を聞くと膨大な数字のように思えますが、Cook氏の資産はこれにとどまりません。なんと売却後も、同氏はAppleの株式を330万株も所有しているのです。もしこれを売却すれば、数百億円という凄まじい金額になるはずです。

 

Cook氏は2011年から、AppleのCEOを務めています。なお2015年のFortuneの報道によれば、同氏は「全財産を手放す」計画を立てているとのこと。莫大なAppleの株式を含め、Cook氏の財産が今後どのように取り扱われるのかが注目されます。

 

Source: 米国証券取引委員会(PDF) via MacRumors

将来のApple TVはカメラ内蔵、FaceTimeビデオ会議が安価で実現しそう

アップルのセットトップボックス「Apple TV」は、将来的にはカメラが内蔵され、iPhoneなしにFaceTimeビデオ会議が可能となるかもしれません。

↑「Apple TV」がカメラ内蔵に?

 

現在Apple TV 4K(第2世代以降)では、昨年秋のtvOS 17でFaceTimeアプリが追加され、iPhoneやiPadを外付けカメラとしてビデオ通話ができるようになりました。もしもカメラが内蔵されれば、他の機器に頼る必要がなくなるわけです。

 

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman氏によれば、同社内では「FaceTimeビデオ会議のための内蔵カメラとジェスチャーベースの制御」を備えた新型Apple TVを検討中とのことです。それ以上の詳細は、明らかにされていません。

 

現在iOS 17やiPadOS 17、tvOS 17最新版では、ビデオ通話中にハンドジェスチャで画面を3Dエフェクトで埋め尽くすことができます。たとえば親指を2回立てると花火が上がったり、ピースサインを2回すると紙吹雪が舞うというぐあいです。そのため暴発に困ることもありましたが、すでに対策済みです。

 

ほか、アップルが家の中で使える「軽量スマート・ディスプレイ」も検討していると伝えています。それは「必要に応じて部屋から部屋へと移動し、家のあちこちに設置された充電ハブに接続できる」というもの。すでに小規模なテスト生産を始めているものの、その先に進むかどうかは決めていないそうです。

 

これらの製品が、いつ発売されるかは不明です。Apple TVはiPhoneやiPadよりも非常に安価な製品のため、実現すればビデオ会議のハードルがグッと下がることになるでしょう。

 

Source:Bloomberg
via:MacRumors

Galaxy S24 Ultraのカメラ画質、今後のアップデートでさらに改善していく見通し!

サムスンのフラッグシップ最上位モデルGalaxy S24 Ultraは発売された当時、カメラアプリにいくつかの問題がありました。それらは今までのアップデートでかなり修正されましたが、今後さらに改善される予定だと報じられています。

↑今後もアプデで改善予定?

 

信頼性の高いリーカーIce Universe氏は、Galaxy S24 Ultraが次の「カメラ・ファームウェア更新」で残っているカメラの問題を修正すると述べています。

 

具体的には望遠カメラの画質、ホワイトバランスの精度、一部の写真に現れる異常な赤色の低減などが含まれるそうです。

 

が、サムスンはいつアップデートを配信するか、時期を明らかにしていないとのこと。「4月に解決できることを願う」と述べていることから、5月以降となりそうです。

 

前回のアップデートでは、ホワイトバランスと露出関連の問題が修正されました。特にGalaxy S24 Ultraは露出オーバーになり、明るい部分や光源が白飛びしがちでした。

 

前回のアップデートでは、標準モデルGalaxy S24のカメラ画質も改善しました。が、まだ不完全な部分もあり、次の数回の更新でカメラが安定すると思われます。

 

またサムスンは、先週リリースしたOne UI 6.1アップデートで、Galaxy S23 Ultraでのカメラ画質をより自然な色に修正しました。1年以上前の過去モデルでも、今後もカメラアプリが進化していくことを期待できるかもしれません。

 

Source:Ice Universe(X)
via:Sammobile

iMacやiPhoneなどのデザインを手がけた元アップルデザイナー、 AIデバイスをOpenAIと共同開発?

元アップルデザイン責任者のJony Ive(ジョニー・アイブ)氏と、AI企業のOpenAIで最高経営責任者(CEO)を務めるSam Altman(サム・アルトマン)氏が、「パーソナルAIデバイス」の開発に向け資金を募集していると、海外メディアのThe Informationが報じています。

↑MacRumorsより

 

Ive氏は1996年に正式にApple(アップル)に入社すると「iMac」や「iPhone」など、革新的なデバイスをデザイン。まさに、インダストリアルデザインのトップを走ってきた人物です。2019年にAppleを退社した後は、ターンテーブルなどさまざまなプロダクトデザインに関わっています。

 

現時点では、Ive氏とAltman氏がどのようなデバイスを検討しているのかは判明していません。一方でAltman氏は、画面を持たないウェアラブルAIデバイス「Humane AI pin」の主要投資家でもあり、このデバイスの製品化に向けて取り組んでいる可能性もあります。

 

Ive氏とAltman氏が提携する可能性については、昨年秋にも報道が登場しました。しかし当時はまだ初期段階で、正式な話はなにもありませんでした。現在、Ive氏とAltman氏の無名の新興企業は大手ベンチャーキャピタルから資金を調達しており、Ive氏は最大10億ドル(約1500億円)の調達を目指しているとされています。

 

さらにOpenAIは事業の一部を共有する可能性があり、Ive氏とAltman氏はソフトバンクの孫正義氏とも交渉していると報じられています。まだ誰も見たことがない両氏のパーソナルAIデバイス、いつか世に出ることを楽しみにしたいものです。

 

Source: The Information via MacRumors

サムスン、スマートウォッチ「Galaxy Watch FE」を準備中? Apple Watch SEより安くなるかも

サムスンが折りたたみスマホの廉価版「Galaxy Z Fold FE」や「Galaxy Z Flip FE」等を発売すると噂されているなか、スマートウォッチのお手ごろ価格モデル「Galaxy Watch FE」も準備中との噂が報じられています。

↑果たして“FE”は登場するのか

 

Android製品情報に詳しいAndroid Headlinesは、IMEI(国際移動体装置識別番号)」データベースにて「Galaxy Watch FE」なる製品を発見。これは米国と韓国を含む全世界で発売予定ながらも「SM-R866」という型番以外は不明です。

 

もっとも、数か月前にはGalaxy Watch4(2021年)を再発売するとの噂もあり、それと同じ製品の可能性もあります。

 

今年(2024年)、サムスンは次期「Galaxy Watch7」に3つのバリエーションを準備中と予想されています。まず標準モデルの「Galaxy Watch7」、そして「Galaxy Watch Classic」、最後に大容量バッテリーを搭載した「Galaxy Watch7 Pro」というラインアップです。

 

そこに低価格の「FE」モデルも加われば、アップルのApple Watchとかなり近い構成となります。現在、アップルはApple Watch Series 9やApple Watch Ultra 2とともに、お手ごろ価格のApple Watch SEを販売中です。

 

とはいえ、現行モデルGalaxy Watch6の米国価格は299ドル~、Apple Watch SEより50ドル高いだけです。もしかすると、199ドル程度の思い切った低価格とするのかもしれません。

 

Source:Android Headlines
via:9to5Google

iPadでも「バッテリーの状態」を確認できるようになるかも? 「iPadOS 17.5」ベータ版で痕跡発見

iPad向けの次期OS「iPadOS 17.5」のベータ版にて、バッテリーの最大容量や充放電回数を表示する機能の痕跡が存在すると、MacRumorsが伝えています。

↑Casa nayafana / Shutterstock.comより

 

iOS(iPhone)では設定アプリの「バッテリー」→「バッテリーの状態」から、バッテリーの状態や最大容量、充放電回数を確認することができます。一方でiPadOS(iPad)では、同様の情報を確認することができません。

 

一方でiPadOS 17.5のベータ版には、バッテリーの状態を表示するためと思われる文字列が追加されています。このことから、iPadOS 17.5でもバッテリーの最大容量や充電回数が確認できるようになると予測されています。

 

以前にリリースされたiPadOS 17.5のベータ版には、バッテリーの状態を表示する機能は搭載されていませんでした。このことから、同機能は近日中の投入が噂されている「次期iPad Pro」と「次期iPad Air 」に限定されたものとなる可能性があります。また、今後発売されるその他のiPadでも、バッテリーの状態が表示できることでしょう。

 

中古iPhoneの売買などで、非常に役立つバッテリーの状態の表示機能。これがiPadでも利用できれば、より安心してiPadを使ったり、中古機種を購入できるようになりそうです。

 

Source: MacRumors

やっぱり次期iPad Pro/Airは5月登場? 未発表iPadのデータがインド規制当局に登録される

Apple(アップル)の次期iPad Proや次期iPad Airのものとされる未発表モデルが、インドのインド規制当局へと登録されました。

↑Appleより

 

現在、Appleは「次期iPad Pro」「次期iPad Air」の投入を予定していると噂されています。両モデルは3月や4月の登場が噂されていましたが、現在は5月のリリースが予測されています。

 

インドのBureau of Indian Standards(BIS)に登録されたのは、「A2836」「A2837」という2モデルの未発表iPadシリーズ。どちらが次期iPad Proで、どちらが次期iPad Airなのか、あるいは片方だけなのかは、現時点ではわかっていません。

 

次期iPad Proでは有機ELディスプレイを搭載し、本体の大幅な薄型化が予測されています。チップは「M3」に刷新され、ワイヤレス充電に対応する可能性があります。また次期iPad Airは12.9インチモデルが登場し、チップは「M2」が搭載されるようです。

 

長らく登場が噂されているものの、何度もリリースが遅れている次期iPad Proと次期iPad Air。そろそろ、実際の製品を拝みたいものです。

 

Source: 91Mobiles via MacRumors

お手ごろ価格の高性能機「Galaxy S24 FE」、今年夏に発売される可能性。S23 FEより数か月前倒し?

サムスンがフラッグシップ機Galaxy S24シリーズの廉価版、「Galaxy S24 FE」を開発中との噂は、先月もお伝えしたところです。

↑廉価モデルは今夏発売?

 

その「お手ごろ価格で高性能」モデルが、予想されていた10月よりも早く、今年の夏に発売予定とのサプライチェーン情報が届けられています。

 

韓国の電子業界誌The Elecによると、Galaxy S24 FEは「今年の夏」に発売される予定とのこと。前モデルにあたるGalaxy S23 FEは2023年10月に一部地域で発売されていました(日本での発売は今年2月)。

 

また同誌は、サムスンのサプライヤーがGalaxy S24 FE用ディスプレイ・ドライバ(画面のピクセルを制御するIC)の量産を始めたとも付け加えています。まもなく、他のパーツの生産や本体の組立も始まるのかもしれません。

 

さらに、Galaxy S24 FEの量産台数は「数百万台」を目指しているとのこと。前モデルGalaxy S23 FEの生産台数は300万台と報じられていたため、それを上回るヒット製品にする意図がうかがわれます。

 

今のところ、Galaxy S24 FEの予想スペックは次の通りです。

  • 搭載プロセッサー:Galaxy S24シリーズと同じく、サムスン製のExynos 2400またはクアルコム製のSnapdragon 8 Gen 3
  • 内蔵RAMおよびストレージ:12GB LPDDR5X RAMと128GB UFS 3.1ストレージ、または256GB UFS 4.0ストレージ
  • バッテリー容量: S23 FEより500mAh大きい4500mAh

 

まだディスプレイやカメラについての情報は不足していますが、そちらは控えめにすることで、上位モデルGalaxy S24シリーズと差別化を図るのかもしれません。

 

Source:The Elec
via:91mobiles

サムスン、お手ごろ折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold FE」と「Galaxy Z Flip FE」を発売するかも!

サムスンは今年に横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold6」を2モデル、お手ごろ価格版と通常版(あるいは高級モデル)を発売すると噂されています

↑「Galaxy Z Flip」シリーズにも廉価版登場?

 

その横折り廉価モデルのほか、縦折りスマホ「Galaxy Z Flip」シリーズの廉価版も登場するとの噂が報じられています。

 

中国のテックメディアMydriversは独自の情報源に基づき、横折り廉価モデルが「Galaxy Z Fold FE」、縦折りモデルが「Galaxy Z Flip FE」だと主張。それと合わせて、内部文書らしき写真を掲載しています。

 

まずGalaxy Z Fold FEの搭載チップはクアルコム製のSnapDragonと、サムスン自社製のExynosが採用。国や地域により採用チップが異なるということで、Galaxy S24シリーズと同じ展開となりそうです。

Image:Mydrivers

 

そして折りたたんだ状態での寸法は、155.1×67.1×14.2mm。現行モデルGalaxy Z Fold5は154.9×67.1×13.4mmであり、ほぼ同じサイズながら、少し分厚くなるようです。

 

次に縦折りのGalaxy Z Flip FEは、Snapdragon 7s Gen 2を搭載。広げた状態では165.2×71.9×6.9mmになるとのことで、現行モデルGalaxy Z Flip5(165.1×71.9×6.9mm)とほぼ同じサイズとされています。

Image:Mydrivers

 

搭載RAMは、Galaxy Z Fold FEは12GBと16GBの2種類、Flip FEには8GBのみが用意。内蔵ストレージに関しては、どちらも256GBと512GBのオプションがあると伝えられています。

 

次期「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Flip6」ともにハイエンドチップ「SnapDragon 8 Gen 3」搭載が噂されており、廉価モデルの性能はそれより落ちるようです。とはいえ、十分に安ければ、お買い得製品となりそうです。

 

Source:Mydrivers
via:GSMARENA

標準モデルとProモデルでデザインが全然違う!? iPhone 16シリーズのダミーモデル4種類が出揃う

「iPhone 16」シリーズのダミーモデルとされる画像を、リークアカウントのSonny Dickson(ソニー・ディクソン)氏が投稿しています。

↑Sonny Dickson / Xより

 

今年のiPhone 16シリーズでは「iPhone 15」シリーズと同じく、上位モデルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」と、標準モデルの「iPhone 16/16 Plus」の投入が予測されています。以前に流出したダミーモデルでは、iPhone 16/16 Plusにて縦型の背面カメラが搭載されることが確認されました。

 

 

今回のダミーモデルでは、iPhone 16 Pro/Pro Maxの本体サイズがiPhone 16/16 Plusよりも若干大きいことがわかります。これは、iPhone 16 Pro/Pro Maxの画面サイズが6.1/6.7インチから6.3/6.9インチへと大型化していることが原因のようです。

 

iPhone 16シリーズの全モデルで、本体左側側面に「アクションボタン」、右側側面に「キャプチャーボタン」が存在していることがわかります。iPhone 16シリーズではアクションボタンがボリュームボタンと同等の大きさになるとの噂もありますが、今回のダミーモデルでは現行モデルと同じ、小さなサイズとなっています。

 

例年どおりなら、今年の秋に登場するであろうiPhone 16シリーズ。画面が大きくなるPro/Pro Maxモデルだけでなく、アクションボタンやキャプチャーボタンが搭載される標準モデルも、大いに注目されることになりそうです。

 

Source: Sonny Dickson / X via MacRumorsより

お手ごろ価格スマホ「Pixel 8a」、Bluetooth SIG認証を取得! まもなく発表・発売かも

Googleは、次期お手ごろ価格スマートフォン「Pixel 8a」が準備中であることを公式に認めており、数か月前にパッケージ写真らしき画像も流出していました

↑Pixel 8aはまもなく発表・発売?

 

すでにスペックに関する情報も次々と届けられるなか、Pixel 8aがBluetooth SIG(Bluetooth関連機器の認証機関)の認証を取得したことが明らかとなりました。

 

世界各国でBluetooth内蔵デバイスを発売する前には、事前にBluetooth SIGの認証を得ることが恒例となっています。つまり、Pixel 8aの発表・発売が間近に迫っている可能性が高まったというわけです。

 

Bluetooth SIGデータベースに登録されたモデル番号は、G8HNN、GKV4X、G6GPR、G576D。これらは先月、Googleが米FCC(連邦通信委員会)に申請していたものと一致しています

 

このうちG6GPRは、ベトナム方面から流出したパッケージ写真でも確認できます。

 

今までのところ、Pixel 8aに関するリーク情報は次の通りです。

  • 画面サイズと解像度はPixe 7aと同じ6.1インチ/2400×1080
  • 最大リフレッシュレートはPixel 7aの90Hzから120Hzにアップ
  • HDRのピーク輝度は1400ニト
  • 有線映像出力(DP Alt Mode)に対応
  • 搭載チップはTensor G3(Pixel 8シリーズに採用)のマイナーチェンジ版
  • カメラ: メインカメラ64MP/超広角カメラ13MP(Pixel 7aと同じ)
  • 米国での価格:500~550ドル(前Pixel 7aは499ドル~)

 

これらの噂話が正しければ、Pixel 8aは「ほぼPixel 8」の高性能なデバイスになるはず。しかし、米国での価格は値上げの可能性もあり、最近の円安のもとでは日本での価格が気になるところです。

 

Source:Mukul Sharma(X)
via:91mobiles

実はできるんです! キーボードでダイアログのボタンを操作するには【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「ダイアログのボタン操作をキーボードで行う!」です。

 

 

ダイアログでアイコンやボタンを選択するときに、マウスを使って対象をクリックする人が多いと思います。一度ならいいですが、毎回クリックしていると作業効率が落ちますし、やや面倒ですよね。そんなときは、キーボードを使ってボタン操作を行いましょう。さっそく手順を解説します。

 

まずはダイアログの「青色のボタン」を選択するを解説します。この場合は、「リターン」キーを押すことで、青色のボタンをクリックしたときと同じ操作が実行されます。

 

次に青色のボタン以外を選択する場合を解説します。Appleメニューから「システム設定」を開き、サイドバーから「キーボード」を選択します。次に、画面中ほどにある「キーボードナビゲーション」をオンにして、システム設定を閉じましょう。これで準備完了です。

 

この設定にすると、アイコンやボタンを選ぶ場面で「tab」キーを押すことで、ボタンが青色の枠で囲まれフォーカスされます。操作を実行したいボタンを「tab」キーで選び、そのまま「スペース」キーを押すと実行されます。

 

この方法は「リターン」キーではなく「スペース」キーですので間違えないようにして下さい。ダイアログに青色のボタンが表示されている場合、別のボタンを選んだあと間違って「リターン」キーを押してしまうと、青色のボタンが実行されてしまいます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

普段あんまりゲームしなくてもゲーミングスマホ「ROG Phone」は意味ある? 使い込んでみた!

スマートフォン市場は昨今、カメラ・バッテリー性能ともに革新的な進化が感じられにくくなってきており、特定の機能に特化したスマホも発売されています。

 

写真を楽しみたいユーザー向けのカメラメーカー発スマホや、ゲームに特化して作られたゲーミングスマホ、折りたたみ式スマホなどが挙げられます。

 

なかでも“ゲーミングスマホ”と聞くと、ゲームをどっぷり楽しんでいる人に向けてのみ作られているんじゃないの? と思われがち。そこで、日常的にそこまでゲームをプレイしないライトユーザーが使ってもメインスマホになり得るのか? という視点でASUSの「ROG Phone 7」をレビューしていきます。

 

ちなみに機種名になっているROGとは”Republic of Gamers”というブランド名の略称で、日常を超えた素晴らしい体験を世界中のゲーマーや愛好家に提供することを目的としてさまざまな製品を開発・販売しているそうです。

 

ケースを着けたくないくらい、所持欲を満たしてくれるデザイン

ROG Phone 7はストームホワイト、ファントムブラックの2カラー展開です。今回はストームホワイトの実機をメーカーさんからお借りしました。

↑239gの本体重量は片手で持つには少し重さも感じられる

 

さっそく不器用な持ち方になっていますが、これはROG Phone 7の重さゆえのもの。カタログ値で239gある本体重量は、筆者が普段使っているiPhone 15よりも約70g重くなっています。片手で長時間使い続けるのは、若干不安を感じます。

 

本体背面は斜めに切り込みが入ったようなデザインで、左側はサラサラとしたマット地、右側は透明感のあるクリアな仕上げとなっています。機種名はホワイトと称されていますが、アッシュグレーに近い印象を受けます。

 

中央にはROGのロゴが大きく入っており、もしや七色に光ったりするのか!? と思ったのですが、さすがにそのようなギミックはありませんでした。

 

iPhoneやGoogle Pixelはそのシンプルなデザインゆえにさまざまなケースを装着して楽しむ人もいますが、ROG Phone 7は背面デザインの良さから、むしろケースは不要で使いたいと思いました。

 

ちなみに、本体左下には薄い文字で「25°07’29.3″N 121°28’17.3″E」と北緯東経の座標が書かれており、何かを表しているのかと思い調べてみると……。

 

台湾に位置するASUS本社の座標でした。ほかのROGシリーズの本体外箱などにも記載があるようで、遊び心のあるデザインが光ります。

 

本体サウンドはもはやスマホとは別物

使い始めて最初に驚いたのは音質。これまでに使ってきたスマホとはまったく異なる体験でした。12×16mmのスピーカーが2機搭載されている本体から鳴るサウンドは、スマホを超えて小型のステレオのような響きが感じられます。一度ROG Phone 7のスピーカーサウンドを聞いてしまうと、これまで満足していたiPhoneやPixelのサウンドが随分と薄く感じられてしまうほど。

ASUS公式サイトから

 

ゲームを楽しむユーザーのために音質を高めたはずですが、たとえゲームをプレイしなくとも、Netflixでドラマや映画を見る際にも本体のサウンドで十二分に満足できるものでした。

 

もちろんバスや電車の移動中、職場での休憩中などはイヤホンをして操作する人も多いことでしょう。そういったユーザーへ向けても、Bluetooth接続時に映画館のような空間オーディオを楽しむことができる「Dirac Virtuo」技術が搭載されており、高音質を堪能することができます。

 

画面の大きさは正義だと改めて知った

せっかくなのでゲームも試してみました。もともと戦闘系のゲームがあまり得意ではないということもあり、友人の教えに沿って「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」をプレイしてみました。

↑友人のすすめでプロセカを始めてみた

 

本体サイズが173mm×77mmでディスプレイが約6.78型と、iPhone 15と比べて少し横長のサイズなこともあり最初は慣れず、プレイ中に目線が追いつかないこともありました。しかし一旦このサイズ感に慣れてしまうとiPhoneに戻ったときに小さく感じてしまうほどで、画面の広さはプレイのしやすさに繋がるものだと改めて実感しました。

 

もちろん画面の大きさはゲームだけでなく、そのほかの映像系サービスでも恩恵を受けられます。YouTubeやNetflixなどを視聴する際は、画面が大きく見やすいことに加えて、先にも触れたとおり音の厚みが一層感じられました。スマホとしては迫力のある映像を楽しめます。ただし本体の重さから長時間手に持って視聴するのは負担がかかるため、適宜置きながらの使い方が良さそうです。

↑画面斜め上からスワイプすると、コントロールパネルが出現

 

ゲーム中でもプレイ環境を快適に整えるためのコントロールパネルも用意されています。最大165Hzまでのリフレッシュレートの設定やプレイ中に通知が来ないような設定に加え、ここから画面録画の開始もできるのでプレイ動画の撮影もお手軽です。

 

なお上記の写真は、充電ケーブルを繋ぎながらのもの。横画面でのゲームプレイが前提とされていることもあり、一般的な本体底面に加えて側面中央にもUSB Type-Cの充電ポートがあるため、プレイしながらの充電もストレスレスです。このあたりはゲーミングスマホならではの配慮が感じられます。

ASUS公式サイトから

 

またROG Phoneシリーズの特徴とも言える「Air Trigger」ですが、今回試用中にプレイしたゲームではあまり活用のタイミングが登場しませんでした。どちらかといえば筆者の苦手とする戦闘系ゲームなどで活用することが多いようで、楽しみ方によってはハマりそうです。

 

日常使いの多いカメラ性能はビビッドな写りが多い

一般的なスマホユーザーのなかでも使用する頻度が高いカメラ機能はどうでしょうか。総括として彩度が高めに写るなどのクセはあるものの、総じて満足度の高い写りをしてくれました。個人的にはiPhoneを使い始める前に使っていた、AQUOS Phoneの写りを思い出します。

↑2月はじめの沖縄の空は高く海は青い

 

↑少し暗い居酒屋の店内でもビビッドな写り

 

海や空などの青色や暖色の店内などの赤色をはじめとして、RGB(赤・青・緑)系の原色は、発色が鮮やかになる傾向がみられます。

 

ここからは同じ条件下で撮影したROG Phone 7とiPhone 15の違いをみてみましょう。

↑飲食店内での撮影

 

暖色照明下では赤みが強く出がちなROG Phone 7ですが、少し白っぽさが感じられる写りとなりました。

 

↑港での撮影

 

iPhoneでの撮影は全体的に落ち着いたトーンで写ったのに対して、 ROG Phone 7は強くビビッドな写りになりました。iPhoneの純正カメラのフィルター”ビビッド”を当てたときに近しいです。

↑カフェ暗所での撮影

 

暗所での撮影はiPhone 15は自動的にHDR撮影となり、暗く映る部分を持ち上げた仕上がりとなるのに対し、ROG Phone 7はピントが定まりづらいのと、ところどころにノイズが見られます。どのスマホにも弱み・強みはあるものなので、暗所での撮影がそこまで多くない、または気にならないという方であれば問題なく使えるレベルかとは思います。

 

Felica非対応なのは痛いかも……

ROG Phone 7をメインスマホとして生活することを考えた際に、致命傷ともいえるのがFelicaの非対応。

 

世界的な半導体不足によってSuicaやPASMOの新規発行が停止しているという社会情勢もあり、モバイルSuicaやモバイルPASMOを利用するユーザーは増加していることから、スマホでSuicaなどを使いたいニーズは高まっています。またキャッシュレス決済の手段でもあるQUICPayや楽天Edyなども利用できないため、不便に思うユーザーも多くいるのではないかと感じられました。

 

またサイズ感も、購入前に確認したいポイントです。一般的な男性よりもいくらか手が小さい筆者ですが、常時片手で操作するには少し大きすぎると感じました。特に画面左側に表示される項目などは、両手で持って操作することが多くありました。

 

iPhoneやPixelとは違う、触っていて楽しいスマホ

普段のスマホの用途といえば、写真や動画を撮ることとSNSを見ること、それに加えて仕事の連絡などでしか使わない筆者ですが、ゲーミングスマホを手にするとゲームをするためにスマホを触る時間が増えることに。これまでに使ってきたiPhoneやPixelシリーズとはまったく毛色の異なる作りをしていることもあり、とにかく触っていて楽しいと感じられる一台でした。

 

もう一声と言いたくなるポイントもありますが、満足できるカメラ性能や、高音質でエンタメをほかのスマホ以上に楽しめることなどから、メインスマホとしても十分活躍してくれることでしょう。

 

この春、新生活を迎える中でスマホを買い替えたいと思っている方や、普段からスマホでゲームを楽しむ機会が多い方に、ROGのスマホも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

auからUQモバイルへの乗り換え後に後悔しないためのポイント|メリット・注意点を解説

auからUQモバイルへの乗り換えは本当におトク?メリットや注意点を解説
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auからUQモバイルへの乗り換えを考えているけれど、後悔しないか心配な方も多いのではないでしょうか。

auからUQモバイルへの乗り換えると、スマホ料金の節約はもちろん以下8つのメリットがあります。

ただし、乗り換え後に後悔しないように、注意点も抑えることが大切です。

本記事では、乗り換えのメリットとデメリット、後悔しないための注意点について詳しく解説します。

ナビ博士
ナビ博士
ベストな選択に必要な知識を分かりやすくまとめたのじゃ!

乗り換えがおすすめできる人も紹介するので、スマホ料金の節約を考える方はぜひ参考にしてみてくださいね。

auからUQモバイルに乗り換える8つのメリット【後悔しない理由】

auからUQモバイルに乗り換えるメリットは以下の8つです。

それぞれ把握して、本当におトクなのか判断する参考にしてみてください。

メリット1.auの通常プランより月額料金が安くなる

auからUQモバイルに乗り換えると、月額料金が大幅に安くなります

auとUQモバイルの月額料金を以下の表で比較しました。

【auとUQモバイルの月額料金比較表】
プラン 容量/月 月額料金
UQモバイル トクトクプラン2 ~5GB 2,948円
トクトクプラン2 ~30GB 4,048円
コミコミプランバリュー 35GB 3,828円
au スマホミニプラン+5G ~1GB 4,708円
~3GB 6,358円
~5GB 8,008円
使い放題MAX5G 無制限 7,458円
※税込料金

最大で月額6,000円近くの料金を抑えることが可能なことが分かります。

ゲット君
ゲット君
年間にすると7万円近くおトクになるケースもあるよ!

中には携帯代金が半額になったという方もいました。

Xアイコン
X
auからUQモバイルに変えたら
携帯代ほぼ今までの半額になった?
でも3時間かかったのは
キツい?
でも店員さんも大変だろうに?
頭の中グルグル?で帰ってきました。
お疲れ様でした?
— まなみ? (@umi_sora_21)

通信費用を削減したい方は、ぜひ検討してみてください。

メリット2.自宅セット割を適用するとさらに1,100円ほど安くなる

UQモバイルには、自宅セット割と呼ばれる割引サービスがあります。

条件を満たすとそれぞれのプランごとに設定されている割り引き金額が適応され、さらにおトクです。

【自宅セット割の割引】

自宅セット割の割引額_UQモバイル

適用条件は、でんきコースかインターネットコースをUQモバイルと同時に契約していることです。

でんきコースはauでんきのみです。インターネットコースの対象のプランは以下の表にまとめました。

【インターネットコースの対象プラン】
光インターネット auひかり
auひかり ちゅら
コミュファ光
eo光
ピカラ光
メガエッグ
BBIQ
ひかりゆいまーる
ひかりJ
ビッグローブ光
So-net光
@T COMヒカリ
@nifty光
エディオンネット
ケーブルテレビ J:COM
地域ごとの提携先
モバイルルーター auスマートポート
au ホームルーター 5G
WiMAX +5Gルーター

インターネットコースの対象でない光回線をご利用の場合は、auでんきの契約もしくは光回線の見直しをすると、さらなる節約が可能です。

メリット3.au回線で安定した通信ができる

UQモバイルはauのサブブランドなので、格安SIMよりも安定した通信ができます。

ナビ博士
ナビ博士
月額料金だけでなく、通信品質にもこだわりたいならUQモバイルへの乗り換えがおすすめじゃ!

試しに大手キャリアや格安SIMとUQモバイルの通信速度を比べてみましょう。

実際に各キャリアを利用しているユーザーが測ったデータ「みんなのネット回線速度」を参考にします。

【UQモバイルと他社の通信速度の比較】
キャリア 下り 上り
UQモバイル 130.77Mbps 17.71Mbps
au 117.72Mbps 15.1Mbps
ドコモ 134.36Mbps 12.78Mbps
ソフトバンク 110.54Mbps 18.97Mbps
楽天モバイル(格安SIM) 11.73Mbps 17.5Mbps
BIGLOBEモバイル 25.74Mbps 8.02Mbps

UQモバイルは他社の格安SIMと比べて、安定した通信速度が出ることが分かります。

今回の結果ではauよりも速い平均ダウンロード速度(130.77Mbps)を記録しました(auは117.72Mbps)。

下り通信速度が100Mbpsを超えているため、ウェブ検索はもちろん、動画視聴やアプリのダウンロードも快適に利用できます。

口コミを調査した結果、格安プランや格安SIMよりも安定した通信ができると評判でした。

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UQモバイルからahamoに乗り換えてちょうど2ヶ月経ったけど、ahamoが不安定なのか、たまに圏外になったり通信しなくなる時があって圧倒的にUQモバイルの方が安定してた。来月UQモバイルに戻ろうかな

ーみや?(@miya3886)

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楽天モバイル遅すぎますね。
先月はパートナー回線で通信することなかったのに、今月はパートナー回線に繋ぎまくるから残量が既に0。
2ヶ月近く同じ病室にいるから条件は変わらないはずなのにおかしすぎます。

ちなみにUQモバイルは回線安定してて20-30Mbpsに出てるのでおすすめです!

ーあずさん@退院したよ(@azu_uber)

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今まで使ったことがある格安SIM
・楽天モバイル 電話無料は魅力
・UQモバイル 安いし、速度も安定
・ahamo 昼間がとても遅い
・LINEMO 3GB 速度制限かかると遅い

満足度はUQが高かった。LINEMOに今は落ち着いているけど、今後も他に良いプランがあれば乗り換えて固定費を削減したい。

ーcool@ポイ活×資産運用(@cool62346135)

メリット4.auのスマホをそのまま利用できる

auユーザーがUQモバイルに乗り換えなら、そのままスマホを利用できます。

他社から乗り換えの場合は、基本的にMNP番号の取得やSIMロックの解除などの手続きをしなければなりません。

口コミでも乗り換えの簡単さは好評でした。

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auからUQモバイルに乗り換えてみたけど簡単に出来て驚いた
— ハブさん?? (@habusan1983)
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auからUQモバイルに
乗り換え完了✌

回線の切り替えして
SIM入れて
プロファイルの設定をするだけだった?

BBAでも簡単乗り換え?
これauからUQだから
簡単だったのかもなぁ

主回線 UQモバイル
副回線 iijmio

— アマンダ 誤字脱字絶好調 (@amannda810)

ただし、古い機種をご利用の方はauからの乗り換えでもSIMロックの解除が必要なケースもあります。

あらかじめUQモバイル公式サイトから動作端末確認でSIMロックの有無をチェックしてください。

また、auスマホを分割払いしている場合の残債分は、乗り換え後も引き続きauに支払いを続けることになります。

メリット5.au IDやPontaポイントを引き継げる

auからUQモバイルの乗り換えでは、au IDやPontaポイントの引き継ぎが可能です。

ナビ博士
ナビ博士
同じau IDを使うため、紐付いているPontaポイントも自動的に引き継がれるんじゃ!

そのため、au WALLETポイントやPontaポイントが消滅することがなく、焦ってポイントを使い切る必要はありません。

ただし、auと違いUQモバイルの利用料金ではau WALLETポイントが貯まらない点は押さえてください。

メリット6.解約金や手数料の負担なく乗り換えられる

auからUQモバイルに乗り換える場合、解約金だけでなく手数料までも負担がありません。

auの解約金は2022年3月31日をもって廃止されていますが、UQモバイルに支払う番号移行手数料や契約事務手数料も無料です。

【他社への乗り換えでかかる費用】
かかる費用 金額
auの解約金 9,500円
番号移行手数料 3,300円
事務手数料 3,300円
合計 16,100円
※税込料金

合計16,100円ものコストを抑えて乗り換えられるので、かなり乗り換えのハードルが下がりました。

ただし、以下2つに当てはまる場合は手数料がかかってしまいます。

  • 乗り換えではなく、auを解約してから新規契約した
  • エントリーコードを使った申込み

auからUQモバイルへの乗り換えなら、通信費を削減できるだけでなく一時的な費用も最小限に抑えられます。

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今朝の用事は、格安スマホへの乗り換え手続き。

auからUQモバイルへの乗り換えで、解約違約金なし乗り換え手数料なしでした。
これまで毎月5千円くらい払っていたスマホ代金が、月額992円に。

固定費削減!!

— ??うさぎ??(@LittleRabbit001)

メリット7.実店舗がある

UQモバイルは格安SIMやサブブランドでは珍しく実店舗があります。

サポート面が充実しているので、大手キャリアからの乗り換えに不安がある方にはピッタリです。

【実店舗のメリット】

  • 対面で相談ができる
  • 気になるスマホを試せる
  • 契約した日から利用できる
ゲット君
ゲット君
待ち時間が発生する可能性があるから来店予約は忘れないでね!

メリット8.LINEのID検索できる

多くの格安SIMはLINEのID検索ができません。

なぜなら、LINEのID検索など年齢認証に関わる機能はLINEと連携するキャリアでしか提供されないからです。

一方で、UQモバイルはLINEの年齢認証が使えるので、乗り換えてもID検索で友だち追加できます。

auからUQモバイルに乗り換える6つの注意点【後悔しやすい理由】

auからUQモバイルに乗り換える際の後悔しないための注意点は、以下の6つです。

乗り換え後に後悔しないように、しっかりと確認するのがおすすめです。

注意点1.データ容量使い放題のプランがない

UQモバイルにはデータ量使い放題のプランがありません。

ナビ博士
ナビ博士
最大でも月間35GBのプランになるんじゃ……
プラン名 ミトクトクプラン2 トクトクプラン2 コミコミプランバリュー
月間データ容量 ~5GB ~30GB 35GB
月額料金 2,948円 4,048円 3,828円
速度制限時最大速度 300kbps 1Mbps 1Mbps
データチャージ 1GB:1,100円
3GB:3,300円
5GB:5,500円
※価格は税込
※コミコミプランバリュー:10分以内の国内通話がかけ放題

自宅にWi-Fi環境がある場合は、35GBあれば十分な人がほとんどです。

さらに、UQモバイルには以下の特徴があるので、データを超過しそうなときも比較的に快適な通信ができます。

  • 余ったデータ量は翌月にくりこせる
  • 節約モード中はどれだけ使ってもデータ消費なし
  • トクトクプラン2とコミコミプランバリューなら速度制限されてからも1Mbps出る

実際にデータのくりこしや節約モードを駆使して、auよりも快適にUQモバイルを利用している人は多いです。

通信速度は1Mbpsあれば検索には問題ありません。高画質にしなければ動画の再生も可能です。

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UQモバイル、au契約の時よりもすごく通信料やすいのに
ギガは繰り最大越し含め以前より6倍も自由に使えるし、節約モードにするとYouTubeとかtiktokとかWiFiなしで長時間みてても全くギガ数減らないから本当に助かってる……
教えてくれた妹に感謝?見直しって大事だなぁ、、
— 凜々*LC垢 (@ruru_lovekosume)

しかし、「コミコミプランバリュー」は50GB、「トクトクプラン2」は40GBまでは速度制限後も最大1Mbpsで通信可能ですが、それを超えると当月末まで最大128kbpsの低速状態になるので注意が必要です。

自宅にWi-Fiがなく、高画質の動画を見たい人以外はUQモバイルのデータ量で充分なケースがほとんどです。

注意点2.auからの乗り換えでは割引の対象外となる

auからUQモバイルに乗り換えると、auスマートバリューと家族割プラスの割引対象外となります。

auスマートバリューとは、auの対象プランとauひかりなどの光回線を契約すると、月額料金が月々最大1,100円割引きされる制度です。

家族割プラスでは、グループに加入する家族に応じて、auスマートバリューの割引額が増えていきます。同居家族だけでなく離れて暮らしている家族の方も利用できるのがポイントです。

とはいえ、auよりもUQモバイルは月額料金が圧倒的に安いです。

加えて、自宅セット割で最大1,100円の割引を受けられるので、ほとんどのケースで月額料金はUQモバイルのほうがスマホ料金を節約できます。

【UQモバイルの料金概要】
トクトクプラン2 トクトクプラン2 コミコミプランバリュー
データ量 ~5GB 5GB超〜30GB 35GB+電話10分
月額基本料金 4,048円 4,048円 3,828円
自宅セット割の
割引料金
-1,100円 -1,100円
au PAY カード
お支払い割
-220円 -220円
~5GB利用時 -1,100円
割引適用後の
月額料金
1,628円 2,728円 3,828円※割引対象外
※価格は税込

自宅セット割の適用条件は、auでんきもしくは対象のインターネットサービスを契約していることです。

対象のサービスに加入していない場合でも、電気や光回線の料金を合わせて見直す良い機会になります。

注意点3.auの端末でもSIMロック解除が必要

auからUQモバイルに乗り換える際は、SIMロックがかかっているケースがあります。

iPhoneであればiPhone7まではSIMロックの解除が必要です。

Androidをご利用の場合は、UQモバイル公式サイトの動作端末確認で使っている機種を検索してみてください。

注意点4.auのアドレスの継続利用には月額330円かかる

auのキャリアメールを引き継ぐには月額330円の追加料金が発生します。ドメインは以下の2パターンです。

【auキャリアメールのドメイン】

  • @au.com
  • @ezweb.ne.jp

UQモバイルでも引き続き同じメールアドレスを使いたい方は「auメール持ち運び」のオプションを契約してください。

ナビ博士
ナビ博士
au解約から31日以内の申し込みするんじゃ!

ただし、キャリアのメールアドレスは乗り換えの度に有料で引き継ぐかアドレスを変更するか選択を迫られるので、無料のメールアドレスに切り替えるのがおすすめです。

Googleやyahoo!のメールアドレスなら、どの通信会社を選んでも無料で使い続けられます。

注意点5.データ通信専用SIMがない

UQモバイルにはデータ通信専用のSIMがありません。

ゲット君
ゲット君
データ通信専用SIMとは、携帯回線を使ってモバイルデータ通信ができるSIMだよ!

したがって、電話を利用する機会がなく、通信もごく少量の方は他の格安SIMのほうが月額料金が安くなります。

代表的なデータ通信専用SIMの料金は以下にまとめました。

格安SIM プラン月額料金
BIGLOBEモバイル 3GB:990円
6GB:1,595円
12GB:2,970円
20GB:4,950円
30GB:7,425円
IIJmio 2GB:740円
5GB:860円
10GB:1,300円
15GB:1,730円
25GB:1,950円
35GB:2,340円
45GB:3,240円
55GB:3,840円
HISモバイル 1GB:400円
3GB:580円
7GB:880円
10GB:1,100円
20GB:1,850円
30GB:2,720円
mineo 1GB:880円
5GB:1,265円
10GB:1,705円
20GB:1,925円
50GB:2,695円
NUROモバイル 3GB:627円
5GB:825円
10GB:1,320円
15GB:1,625円
※税込料金

サブの端末やモバイルルーターのような使い方をする場合も、データ通信専用SIMのほうがおすすめです。

注意点6.UQモバイル契約時のキャンペーンが適用されない

auからUQモバイルへの乗り換えでは、以下のキャシュバック系のキャンペーンが適用されません

【適用できないキャンペーン】

  • オンラインからの申し込みで最大15,000円分のau PAY残高還元

auとUQモバイルは両方KDDIが運営しているサービスなので、乗り換えがあってもおいしくないからです。むしろ、UQモバイルのほうが料金が安い分、会社の売上は下がります。

しかし、キャンペーンの代わりに解約金や手数料を無料にして顧客の費用負担を減らす配慮があります。

その他の乗り換えや、新規契約に関係ないキャンペーンは適用可能です。

auからUQモバイルに乗り換える手順は5ステップ

auからUQモバイルへの乗り換えで必要な手順は、以下の5ステップです。

スムーズに乗り換えられるように解説します。

ステップ1.乗り換えに必要なものを準備する

まずは、UQモバイルへの申込みに必要なものを準備してください。

以下4点があれば、滞りなく乗り換えが進められます。

【申込みに必要なもの】

  • auIDとパスワード
  • auIDとパスワード
  • メールアドレス
  • 支払い手続きに必要なもの

申込時にMy auにログインするので、auIDとパスワードは必須です。

本人確認に利用できる書類は、下記にまとめました。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
  • 住民基本台帳カード
  • 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳
  • 特別永住者証明書
  • 在留カード+外国発行パスポート

支払い手続きにはクレジットカード情報もしくは口座振替に使う金融機関の情報が必要です。

ステップ2.手持ちのスマホを使う場合は動作確認をする

手持ちのスマホを使う場合は、UQモバイルでの動作端末かどうかの確認が必要です。

使う予定のスマホが動作端末に入っていなければ、UQモバイルでは利用できない可能性があります

なお、乗り換えを機に機種変更をする方は、動作端末の確認が不要です。

ナビ博士
ナビ博士
機種によってはSIMロックの解除が必要な場合もあるんじゃ!

SIMロックとは、端末にかかっている利用できる回線を制限する鍵です。au以外で利用していたAndroidとiPhone8より古い機種には、基本的にSIMロックがかかっています。

iPhoneであれば以下の手順で簡単にSIMロックの有無を確認できます。

【iPhoneのSIMロックの確認手順】

  1. 設定
  2. 一般
  3. 情報
  4. SIMロック

「SIMロックあり」と表記があれば、SIMロックの解除に進んでください。

AndroidのSIMロックの確認は以下の手順です。機種によって細かい確認方法が異なります。

【AndroidのSIMロックの確認手順】

  1. 設定
  2. デバイス情報
  3. SIMカードステータス

ステータスに「許可されています」と表示があれば、SIMロックは解除されています。

SIMロックがかかっていた場合は、SIMロックの解除が必要です。

ただし、古い機種であればSIMロックの解除ができない可能性があります。そのときは機種の買い替えをご検討ください。

SIMロックの解除方法

SIMロックを解除する方法は、オンラインとauショップの2通りがあります。

24時間対応かつ手間がかからないため、オンラインでの申込みがおすすめです。

【オンラインでのSIMロック解除手順】

  1. ホーム画面から「My auアプリ」をタップ
  2. 「今月のご利用額目安」下の「もっとみる」をタップ
  3. 「ご利用機種情報」下にある「SIMロック解除のお手続き」をタップ

auショップでSIMロックの解除をすると、税込3,300円の手数料がかかります。

ステップ3.UQモバイルの公式サイトから申し込む

動作確認が終われば、UQモバイルの公式サイトから申し込みスタートです。

まずはSIMの種類や機種を購入するかどうかを選択し、申込み画面に移動します。

申し込み画面では「au/povo1.0から乗り換え」を選ぶようにしてください。間違えて選択してしまうとauの情報がUQモバイルに移行されません。

UQモバイル契約方法

あとは契約内容の入力を進めると、数分で申し込みが完了します。

ちなみに、UQモバイルは店舗でのサポートもあるため、直接相談したい方は利用してみるのも1つです。

ただし、オンライン限定のキャンペーンもあるので、UQモバイルの公式サイトからの申込みをおすすめします。

ステップ4.SIMカードを受け取りスマホに挿し込む

申し込みから数日後にSIMカードとスマホが届きます。

ナビ博士
ナビ博士
SIMカードとは、契約者を特定する情報が記されたカードじゃ!
ゲット君
ゲット君
SIMカードの情報を電話番号と紐付けると通信や通話ができるんだよ!

回線切り替えを実行してから、スマホにSIMカードを差し込んでください。

【回線切り替えの手順】

  1. IDとパスワードでmy UQ mobileにログイン
  2. 受付情報確認を選択
  3. お申込状況一覧から回線切り替えをタップ
  4. 実行するをタップ

はじめて作業する場合は、ミスがないようにUQモバイルの各種製品の使い方からSIMカードの扱い方をチェックするのがおすすめです。

機種ごとに詳しくSIMカードの挿入方法が解説されています。

ステップ5.ANP設定を済ませる

動作端末確認のときにiPhoneなら「プロファイル設定」、Androidなら「APN手順書」が必要となっている場合は、ANP設定をしないとインターネットに繋がりません。

ゲット君
ゲット君
ANPはアクセスポイントのことだよ!

ANP設定をすると、スマホでモバイル通信が利用できるようになります。

iPhoneの場合は、UQモバイルの公式サイトからプロファイルをインストールし、指示に従って画面を進めるだけです。

Androidの場合は「APN手順書」を開くと詳しい手順を確認できます。

auからUQモバイルへのデータ移行は4種類

auからUQモバイルに乗り換える際に機種を変更する場合は、旧端末からのデータ移行が必要です。

データ移行の方法は4種類あります。

それぞれの方法を簡単に紹介するので、自分に合ったものを選んでください。

SDカードで移行する

SDカードでのデータ移行は、Android限定です。iPhoneにはSDカードの差込口がありません。

ナビ博士
ナビ博士
Wi-Fi環境なしでデータが移行できるのがメリットじゃ!

容量が足りないなどの理由でSDカードを使用している人におすすめの方法です。

【SDカードで移行する手順】

  1. 旧端末にSDカードを差し込む
  2. 「設定」→「ストレージ」から選んだデータをSDカードに移す
  3. 新しいスマホにSDカードを差し込んでデータを端末に移行する

SDカードを紛失しないように管理には注意しましょう。

クラウドでデータを移行する

次は、クラウドサービスを使ってデータを移行する方法です。

【利用するクラウドサービス】

  • iPhone…iCloud
  • Android…Googleドライブ

スマホがiPhoneなら「Apple ID」、Androidなら「Googleアカウント」でログインすると、各クラウドサービスからデータが移行が可能です。

データの移行には自宅のWi-Fi環境が必要です。

公衆のWi-Fiではデータが盗まれる恐れがあるため、セキュリティ面で優れた自宅のWi-Fiを使って移行しましょう。

ゲット君
ゲット君
スマホの種類によって、利用するクラウドサービスが違うよ!

パソコンでデータを移行する

パソコンでのデータ移行は、以下の手順で行こないます。

【パソコンで移行する手順】

  1. パソコンと旧端末をUSBケーブルで接続する
  2. 必要なデータをパソコンに移す
  3. パソコンに新しいスマホを接続してデータ移行を済ませる

ちなみに、iPhoneの場合はiTunesで一括でデータのバックアップができるため、データ移行が楽になります。

注意点はパソコンとスマホを繋ぐ前に、iTunes の「自動同期」の設定を停止することです。

自動同期が有効になっていると、データが重複したり消えたりするリスクがあります。

店舗でデータ移行をする

データ移行で不安な点がある方は、auショップでの有料サポートを使うのも1つです。

データ移行以外にも乗り換えに伴う設定を依頼できます。

【有料サポートの内容】

  • データ移行(バックアップ/復元)
  • データ移行(バックアップのみ)
  • データ移行(復元のみ)
  • Googleアカウント設定
  • Apple ID設定
  • LINE設定
  • ノートンセキュリティ設定

個別で依頼する場合の料金はそれぞれ1,100〜2,200円です。上記のサポートを全て受けるならセット料金で1台あたり4,015円になります。

ゲット君
ゲット君
費用はスマホの利用料金と合わせて請求されるよ!

auからUQモバイルへの乗り換えで後悔しない最適なタイミング

auからUQモバイルに乗り換えで後悔しない最適なタイミングは、以下の2パターンです。

auからUQモバイルに乗り換える最適なタイミング

順番に解説します。

毎月20日前後

少しでもおトクに乗り換えたい人は、月末近くに手続きを終わらせることをおすすめします。

UQモバイルの初月の月額料金は日割り計算ですが、auの月額料金は日割り計算されないからです。

また、月をまたいでしまうとauの料金が1ヶ月分請求されてしまうので、余裕をもって20日前後に手続きをはじめるのが良いでしょう。

ナビ博士
ナビ博士
UQモバイルのデータ量が月末に契約してもまるまるもらえる点もポイントじゃ!

毎月のデータ容量が35GB未満の時

毎月のデータ通信量が35GB未満のときはauからUQモバイルへの乗り換えがおすすめです。

例えば、データ量無制限であるauの使い放題MAX5Gから最大35GBであるUQモバイルのコミコミプランバリューに変更すると、月額料金が月々3,410円も安くなります。

【auとUQモバイルの月額料金比較表】
プラン 容量/月 月額料金
UQモバイル トクトクプラン2 ~5GB 2,948円
トクトクプラン2 ~30GB 4,048円
コミコミプランバリュー 35GB 3,828円
au スマホミニプラン+5G ~1GB 4,708円
~3GB 6,358円
~5GB 8,008円
使い放題MAX5G 無制限 7,458円
※税込料金
ゲット君
ゲット君
スマホのみで大量のデータを使いたい人以外は乗り換えたほうがおトクだね!

auの小容量プランもありますが、かなり割高です。

1GB超~5GBの月額料金がUQモバイルの30GBのプランよりも高いので、選ぶ人は少ないでしょう。

auからUQモバイルへの乗り換えがおすすめの人

ここまでauからUQモバイルへの乗り換えについて詳しく解説しました。

結論、以下2つに当てはまる人には迷わず乗り換えをおすすめします。

auからUQモバイルへの乗り換えがおすすめの人

それぞれ解説します。

月額料金を抑えつつ通信速度が速い方がいい人

月額料金を抑えつつ通信速度の速さにもこだわりたい人は、auからUQモバイルに乗り換えるのがおすすめです。

auよりもUQモバイルの月額料金が3,000円から5,000円ほど安いからです。

ゲット君
ゲット君
年間では3〜6万円もの節約ができるね!
【auとUQモバイルの月額料金比較表】
プラン 容量/月 月額料金
UQモバイル トクトクプラン2 ~5GB 2,948円
トクトクプラン2 ~30GB 4,048円
コミコミプランバリュー 35GB 3,828円
au スマホミニプラン+5G ~1GB 4,708円
~3GB 6,358円
~5GB 8,008円
使い放題MAX5G 無制限 7,458円
※税込料金

さらに、格安SIMと比べて通信が安定することもUQモバイルの魅力です。

平均通信速度が50Mbps以上出ているので、検索や動画鑑賞を利用できます。

【格安SIMとUQモバイルの通信速度比較表】
UQモバイル 平均ダウンロード速度:130.77Mbps
平均アップロード速度:17.71Mbps
mineo 平均ダウンロード速度:54.51Mbps
平均アップロード速度:12.65Mbps
IIJmio 平均ダウンロード速度:53.49Mbps
平均アップロード速度:10.7Mbps
BIGLOBEモバイル 平均ダウンロード速度:25.74Mbps
平均アップロード速度:8.02Mbps
ワイモバイル 平均ダウンロード速度:121.82Mbps
平均アップロード速度:19.91Mbps

特にWi-Fiがない環境でスマホを使う人には、快適な通信環境が欠かせません。

Xアイコン
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つかマジでUQモバイル安いなぁ…今月も1000円いかない(΄◉◞౪◟◉`)ほんと大手キャリアから乗り換えて大正解。
— 英夫 (@hideof)
Xアイコン
X
今まで使ったことがある格安SIM
・楽天モバイル 電話無料は魅力
・UQモバイル 安いし、速度も安定
・ahamo 昼間がとても遅い
・LINEMO 3GB 速度制限かかると遅い

満足度はUQが高かった。LINEMOに今は落ち着いているけど、今後も他に良いプランがあれば乗り換えて固定費を削減したい。

— cool@ポイ活×資産運用 (@cool62346135)

上記のように乗り換えてよかったという声も多数見つかりました。

安さと通信速度の両方にこだわりたいなら、auからUQモバイルへの乗り換えが良い選択肢になります。

通話をたくさんする人

通話をたくさんする人にもUQモバイルがおすすめです。

UQモバイルには、格安SIMやサブブランドでは珍しい通話料無制限のオプションが用意されています。

【UQモバイルの電話オプション】
オプション名 月額料金 内容
通話パック60 660円 最大2,640円分の通話料金が無料
(60分相当)
通話放題ライト 880円 10分以内の国内通話が無料
通話放題 1,980円 国内通話が無料
※税込料金

そのため、通信量を節約するために乗り換えたのに通話をしすぎて料金が高くなってしまう心配がありません。

通話をよくする人は通話時間に合ったオプションを契約してみてください。

auからUQモバイルに乗り換える際のよくある質問

最後に、auからUQモバイルに乗り換える際のよくある質問に答えます。

順番に解説します。

Q1.UQモバイルは口座振替にも対応している?

UQモバイルの支払い方法は、口座振替とクレジットカードの2択です。

口座振替の場合は、店舗で手続きする必要があります。

Q2.乗り換えのベストタイミングは?

UQモバイルは料金は日割りになりますが、データ容量はまるまるもらえるので、20日あたりの契約がおトクです。

余ったデータをくりこして余裕のある状況でUQモバイルの利用をスタートできます。

乗り換えのタイミングについて詳しく知りたい人は「auからUQモバイルへの乗り換えで最適なタイミング」を確認してみてください。

Q3.使える割引やキャンペーンはある?

UQモバイルでは自宅セット割が利用できます。

指定の電気やインターネットサービスに契約すると、最大で月々1,100円おトクです。

残念ながら乗り換え時のau PAY残高還元キャンペーンは使えません。

UQモバイル契約後に適用できるキャンペーンは以下にまとめました。

【使えるキャンペーン】

  • 2025年6月3日~終了日未定
  • Apple Music加入で最大20%Pontaポイント還元
  • YouTube Premium加入で最大20%Pontaポイント還元!
  • iPhone下取り増額キャンペーン25夏

自宅セット割について詳しく知りたい人は「メリット2.自宅セット割を適用するとさらに1,100円ほど安くなる」を確認してみてください。

Q4.auからUQモバイルに乗り換える際にMNPは必要?

auからUQモバイルに乗り換える際に、MNPは不要です。

MNPとは携帯の電話番号を変更せずに他社に乗り換える手続きを指します。

本来は他社乗り換え時に必要な手続きですが、2021年9月から同じブランド間では不要になりました。

Q5.auからUQモバイルに乗り換えて後悔するケースとは?

UQモバイルは料金が安く、au回線で通信も安定しているため、満足しているユーザーが多い一方で、「思っていたのと違った」と感じて後悔してしまう人もいます。

よくある後悔するケースとしては以下のようなものがあります。

  • キャリアメール(@au.comなど)が使えなくなった
  • auの割引(家族割など)がなくなって料金が変わった
  • キャンペーンが適用されなかった
  • SIMロック解除が必要だった

多くの後悔は、乗り換え前に「少しだけ情報を確認しておけば防げること」がほとんどです。

心配な点がある場合は、UQモバイルの公式サイトやサポートに相談しながら、しっかり準備して乗り換えるのがおすすめです。

まとめ

auからUQモバイルへの乗り換えでは、安定した通信速度を維持しつつ月額料金を3,000〜5,000円ほど安くできます。

通話オプションが充実しているので、今まで通話が多いという理由から大手キャリアを使っていた人にもピッタリです。

プランも3種類ありベストな選択をしやすいので、ぜひUQモバイルへの乗り換えをご検討ください。

通信費用が抑えられるので、乗り換えが早ければ早いほど節約できる金額が大きくなります。

auのサブブランドのUQモバイルは、格安SIMよりも安定した通信ができる点も魅力的です。

この記事の監修者
小川正人
新聞社が推薦する通信サービスに精通したコンサルタント。QUANTA代表。光回線や携帯電話・ポケット型WiFiなどのモバイルサービスの専門家。大手家電量販店で販売員を行っていたが光回線やモバイルサービスの種類や料金体系の複雑さを痛感。「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いから月間60万PVの通信サービスメディアサイト「XERA」を運営。一時期は光回線を3社、携帯電話を12社同時に契約していた。2019年には2019年度バリューコマースMVPを受賞。監修者について(マイベストプロ)

参考サイト

総務省
消費者庁
国民生活センター
日本データ通信協会
電気通信事業者協会
電気通信消費者相談センター
電気通信サービス向上推進協議会
一般財団法人 インターネット協会
一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会
UQモバイル公式サイト
みんなのネット回線速度

クルマを断念したアップル、新たな野望は「家庭向けロボット」の開発?

アップルが「家の周りでユーザーを追いかけるモバイルロボット」や、「ディスプレイを搭載して移動する家庭向け卓上デバイス」を開発していると、米メディアのブルームバーグが報じています。

↑アップルの新たなビジョンはこんな感じ?

 

自律走行が可能な家庭向けロボットとしては、2021年9月にアマゾンが発表した「Astro」があります。同ロボットはタイヤを搭載し、障害物を避けながらの移動が可能。本体のディスプレイではビデオ通話を利用したり、屋外から見守りカメラとして使ったりすることもできます。

 

ブルームバーグによれば、アップルは「家の中の雑然とした空間を移動するのに役立つAIアルゴリズム」を開発しているとのこと。将来的には「シンクで食器を洗う」などの雑用をこなせるロボットも検討していますが、その開発は非常に難しく、10年以内に実現する可能性は低いと見られています。

 

卓上型デバイスに関しては、画面内の人の頭の動きに合わせてディスプレイも動作するなどの機能が想定されているそう。しかし、小さなスタンドの上で画面のバランスを取ることは難しく、開発を進めるべきかどうかが議論されていると言います。

 

これらのプロジェクトは研究の初期段階にあり、一般向けに公開されるかどうかは現時点で不明。アップルは先日、電気自動車への参入を断念しましたが、本当に家庭用ロボットを投入する日は来るのでしょうか?

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、「iOS 17.5」に紛失防止アクセサリーの悪用を防ぐ新機能を導入か

次期バージョンとなる「iOS 17.5」に不要な紛失防止アクセサリーを無効にする新機能が導入されると、海外メディアの9to5Macが報じています。

↑悪用されることがある「AirTag」

 

アップルの「AirTag」に代表される紛失防止アクセサリーは、自分の持ち物の場所を把握するのに便利なアイテムですが、その反面、紛失防止タグを他人のバッグやクルマに仕込むなどのストーカー行為も複数報告されています。

 

先日配布されたiOS 17.5のベータ版では、「Find My(探す)」アプリの内部コードに新たな文字列が追加されていました。これは、ユーザーが認識していない紛失防止アクセサリーを無効化するためのものだと思われます。その文字列とは……

 

このアイテムは、Find Myネットワークで設定されていません。このアイテムを無効にして、所有者と位置情報を共有しないようにすることができます。これを行うには、この商品の製造元がウェブサイトで提供する指示に従ってください。

 

アップルは昨年、紛失防止アクセサリーによるストーカー行為を防止するため、グーグルと提携すると発表しました。同様の技術には、サムスンやTile、Chipolo、Eufy、Pebblebeeなどの企業も関心を寄せています。

 

現時点では、iOS 17.5に紛失防止アクセサリーを無効化する機能が搭載されると断言することはできません。しかし、ユーザーのプライバシーや安全に関わる機能だけに、早めの実装を期待したいものです。

 

Source: 9to5Mac

待望の「Beats Solo4 Wireless」、5月初旬に発売決定!?

アップルの次期ヘッドホン「Beats Solo4 Wireless」が5月2日に発売されると、海外ニュースサイトの9to5Macが報じています。

↑デビューの足音が聞こえてきた

 

現行モデルの「Beats Solo3 Wireless」は、2016年9月に発売されました。「W1」チップを搭載し、最大40時間のバッテリー駆動が特徴。その一方で新モデルの登場を待つ声も高まっていました。

 

9to5Macによれば、Beats Solo4 Wirelessは40mmサイズのドライバーユニットを採用し、音響を再設計することで音質が向上するそう。また「ダイナミックヘッドトラッキング」をサポートすることで、「空間オーディオ」の再生にも対応しています。本体にUSB-Cポートを採用することで、高速充電やハイレゾ・ロスレスオーディオにも対応します。

 

バッテリー駆動時間は最大50時間に増加。また、10分間の高速充電で最大5時間のワイヤレス再生が可能です。紛失時に役立つ「Find My(探す)」や、Android向けのワンタッチペアリングも利用可能。その他には、Bluetooth 5.3のサポートやビームフォーミングマイクによる通話品質の向上、折りたたみ可能な217gの本体などが特徴です。

 

Beats Solo4 Wirelessは現行モデルと変わらず199.99ドル(約3万円※)で発売されるとのこと。「AirPods Max」よりも気軽に購入できるBeatsの新ヘッドホン、早く登場してほしいものです。

※1ドル=約151.6円で換算(2024年4月4日現在)

 

Source: 9to5Mac

次期「Pixel 9」の予想動画が公開! まるでiPhoneなのはどうして?

先日、Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 9」の予想CG画像を、インドメディア91mobilesが公開しました。情報を提供したリークアカウントの@OnLeaks(Steve H.McFly氏)は未発表Android製品の予想において定評があり、この画像も信ぴょう性が高いと思われます。

↑公開されたPixel 9の予想画像(画像提供/Technizo Concept/YouTube)

 

これを基に「Pixel 9をいろんな角度から眺めるとどう見えるか?」を確認できる予想動画が公開されています。

 

テック系YouTubeチャンネルのTechnizo Conceptは、ピンク、イエロー、ブラック、グリーンの4色を想定したPixel 9の予想動画を公開。これらの色が正しいかどうかは不明ですが、デザインに関しては@OnLeaksの情報に沿っています。

 

この動画では、Pixel 9は側面が平らになり、角が丸くなっていることが確認できます。前モデルまでは側面は丸みを帯び、本体の角は直線的となっていましたが、その印象が一変。iPhone 15 Proなどに近く、コメント欄でも「iPixelだ」と呼ぶ声もあります。

 

Pixel 9について、先日の91mobiles情報を改めて整理しておくと次の通りです。

 

  • コンパクトなボディに分厚い背面カメラ部分(本体を合わせた厚みが12mm)。Pixel 8から引き続きデュアルカメラ
  • ディスプレイの中央にはパンチホールの自撮りカメラ。電源ボタンと音量キーは本体の右側に配置
  • ディスプレイのサイズは約6.03インチ
  • 本体サイズは約152.8 x 71.9 x 8.5mm(Pixel 8は150.5 x 70.8 x 8.9 mm)

 

Pixel 9シリーズは「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」の予想CGも公開済み。つまり、Pixel 8の2モデル構成から3モデル構成になるというわけです。

 

また、3機種とも次期チップ「Tensor G4」チップを搭載するものの、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLの二つは背面トリプルカメラを採用すると予想されています。つまり、Proモデルとの主な違いはカメラと画面サイズだけであり、特にPixel 9のスペックが低いということはなさそうです。

 

Source: Technizo Concept(YouTube) 
via: Wccftech

「Galaxy S25」シリーズも「Exynos」と「Snapdragon」のデュアルチップが濃厚! その理由は…

サムスンは最新のフラッグシップ機「Galaxy S24」シリーズで、自社製チップExynos 2400とクアルコム製のSnapdragon 8 Gen 3を搭載した2つのバリエーションを発売しました。国や地域によっては、Exynos搭載モデルかSnapdragon搭載モデルか、どちらかになる格好です。

↑次も同じ戦略で勝負

 

次の「Galaxy S25」シリーズでは全モデルがExynosチップになるとの噂もありましたが、やはり「Exynos 2500とSnapdragon 8 Gen 4」の両方を採用すると台湾サプライチェーン情報筋が主張しています。

 

台湾の電子業界誌・DigiTimesは有料記事で、サムスンがGalaxy S24と同じ「デュアルチップ戦略(2種類のチップを採用)」をGalaxy S24ファミリーでも採用すると述べています。しかし、Exynos 2500搭載モデルとSnapdragon 8 Gen 4モデルの出荷台数が、どれほどの比率になるかは言及していません。

 

これまでSnapdragonチップは、演算性能とグラフィック性能の両方でライバルのExynosチップを凌駕してきました。なぜサムスンがデュアルチップ戦略を選ぶのか? その答えはSnapdragon 8 Gen 4の仕入れ価格にあるようです。

 

Snapdragon 8 Gen 4についてクアルコムの幹部は「これまでで最も高価なチップになる」と示唆していました。そのため、サムスンが十分な利益率を確保するには、自社製で安く作れるExynosチップも使う必要があるというわけです。

 

Exynosチップも徐々に改良されているものの、まだまだSnapdragonチップのほうが優位に立っています。全世界のGalaxy S25 UltraでSnapdragon 8 Gen 4が採用されるなら、安定した動作と性能アップが期待できそうです。

 

Source: DigiTimes
via: Wccftech

ぎゅうっと押すと何かが起きる! 第3世代「Apple Pencil」の噂の新機能とは?

アップルは新型iPad ProやiPad Airとともに、第3世代Apple Pencilを準備中だと噂されています。そんななか、実際に「Apple Pencil 3」が開発中だと裏付ける証拠を発見し、新たに「スクイーズ(squeeze)」ジェスチャーに対応することが分かったと米9to5Macが主張しています。

↑一体スクイーズとは?

 

この手がかりは今週初め、開発者向けに配信されたiPadOS 17.5最新ベータ版から見つかったもの。スクイーズは、図形やサイン、ステッカー、テキストフィールドの追加など、素早い操作に使うことができるようです。おそらく、Apple Pencilの表面をぎゅうっと押すと発動するとみられています。

 

第2世代Apple Pencilは、特定のアプリで複数のツールを切り替えるダブルタップ(トントンとタップする)ジェスチャーのみに対応しており、圧力センサーは内蔵していません。このことから、新たに見つかったスクイーズは、未発表のApple Pencil 3用であると強く示唆しているわけです。

 

さらにiPadOS 17.5最新ベータでは、Apple Pencilをペアリングするためのインターフェースも初めて更新し、まだ存在しない新たなハードウェアにも対応したとのこと。2024年初め、「探す」アプリがApple Pencilに対応する手がかりも見つかっていましたが、いまのところ同アプリで追跡できるApple Pencilモデルは存在せず、ますます新型が準備中である可能性が高まった形です。

 

最近、米ブルームバーグは、アップルが5月初旬に新型iPadを発表する予定だと報じていました が、同時に新型Apple Pencilもお披露目されるとすれば、それまでに「どんな新機能が追加されるか」の情報も次々と出てくるのかもしれません。

 

Source: 9to5Mac

次期「iPhone SE」のケースが流出! やっぱりiPhone 14にそっくりだけど…

次期「iPhone SE(iPhone SE 4)」のものとされるケースの画像をリークアカウントのMajin Buが投稿しています。

↑流出したケース(画像提供/Majin Bu/X)

 

次期iPhone SEに関しては、「iPhone 14」をベースにした本体デザインになるとされています。画面サイズは6.1インチに大きくなり、顔認証機能「Face ID」有機ELディスプレイアクションボタンやUSB-Cポートを搭載するとも予測されています。

 

そんな中、今回流出した次期iPhone SE向けのケースは、やはりiPhone 14向けのケースに似たデザインとなっていました。ケース上部にはFace ID機能を担当する「TrueDepth」カメラやフロントカメラがあり、物理的なホームボタンは廃止されるようです。

 

「ケースが流出すれば、そろそろ製品販売も近いのでは?」と期待しがちですが、次期iPhone SEは2025年の発売が噂されており、次期iPhone SE向けの5Gモデムの自社開発が終了したとの報道もあります。iPhone 14をベースに完全刷新されるであろう次期iPhone SE、早くこの手に取ってみたいものです。

 

Source: Majin Bu/X via MacRumors

「次世代の新しい常識をつくる」Googleと連携でスマホの新時代を宣言したGalaxy S24シリーズ

サムスン電子ジャパンが、独自の「Galaxy AI」機能を搭載するAndroidスマホのフラグシップ「Galaxy S24」「Galaxy S24 Ultra」の日本導入が決まったことを発表しました。NTTドコモとKDDI/沖縄セルラー(以下:au)が4月11日から販売を開始。同日からSamsungオンラインショップでSIMフリーモデルの取り扱いもスタートします。

↑サムスンがグーグルと共同開発したAIエンジンを搭載する「Galaxy S24」シリーズが日本で発売を迎えます。画像は6.8インチのGalaxy S24 Ultra

 

Galaxy S24シリーズの日本発売は4月11日。気になる価格も発表

Galaxy S24シリーズは2024年1月にサムスン電子が発表したスマホの新しいフラグシップです。クアルコムによる高性能なシステムICチップ「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy」を搭載。グーグルの生成AIモデルを活用して、Web検索に音声通話のリアルタイム通訳、音声文字起こしと要約、そして内蔵カメラによる写真の撮影・編集など、多用途にサムスン独自のGalaxy AI機能が使えます。

 

日本発売の製品にも搭載されるGalaxy AIの一部機能については、グローバルモデルで試した筆者のレビューも参考にしてください。

生成AIスマホ「Galaxy S24」とGoogle Pixel 8を比較、AIはどこまで便利なの?

 

↑コンパクトな6.2インチのGalaxy S24

 

グローバルのラインナップにはS24をベースに、機能の強化を図った「S24+」というモデルもありますが、現時点で日本での発売が決まっているのは約6.2インチのS24と、約6.8インチで専用スタイラス「Sペン」を内蔵するS24 Ultraになります。

↑S24 Ultraには本体に収納できる専用のスタイラス「Sペン」が付属します

 

↑日本で発売されるGalaxy S24シリーズのラインナップとカラーバリエーション

 

NTTドコモ、auが取り扱うラインナップとカラバリの一覧は以下の通りです。

 

【NTTドコモ】

・Galaxy S24(アンバーイエロー/オニキスブラック/コバルトバイオレット 全3色)ストレージ256GB

・Galaxy S24 Ultra(チタニウムグレー/チタニウムバイオレット/チタニウムブラック 全3色)

※チタニウムグレー/チタニウムバイオレットは256GB、チタニウムブラックは512GB/1TBのみ。チタニウムブラックはドコモのオンラインショップのみでの取り扱い

 

【au】

・Galaxy S24(アンバーイエロー/オニキスブラック 全2色)ストレージ256GB/512GB ※アンバーイエローは256GBのみ

・Galaxy S24 Ultra(チタニウムグレー/チタニウムブラック 全2色)

※チタニウムグレーは256GBのみ。チタニウムブラックの512GB/1TBはKDDIのオンラインショップのみでの取り扱い

 

なお、Galaxyの上位シリーズが通信事業者での発売と同時にサムスンのショップでSIMフリーモデルとして展開される機会はこれが初めてです。価格とラインナップも発表されています。本体の仕様について、通信事業者のモデルと違いはありません。

 

【Samsungオンラインショップ(SIMフリー)】

・Galaxy S24(アンバーイエロー/オニキスブラック/コバルトバイオレット 全3色)ストレージ256GB/512GB

※アンバーイエロー/コバルトバイオレットは256GBのみ

・Galaxy S24 Ultra(チタニウムグレー/チタニウムバイオレット/チタニウムブラック 全3色)ストレージ256GB/512GB/1TB

※チタニウムグレー/チタニウムバイオレットは256GBのみ。

 

<価格(税込)>

・Galaxy S24(256GB) 12万4700円

・Galaxy S24(512GB) 13万9000円

・Galaxy S24 Ultra(256GB) 18万9700円

・Galaxy S24 Ultra(512GB) 20万4100円

・Galaxy S24 Ultra(1TB) 23万3000円

 

次世代の新しい常識をつくるのが「AIフォン」

4月3日には都内で記者発表会が開かれ、サムスン電子ジャパン CMOの小林謙一氏がステージに登壇。Galaxy S24シリーズの日本発売に向けた抱負を語りました。

↑AIフォン時代の到来を宣言するサムスン電子ジャパンの小林謙一氏

 

小林氏は2008年から移動通信サービスの主流を担ってきたスマートフォンが、これからクラウド・オンデバイスの「AIによる力」を得ることで、次世代の新しい常識をつくる「AIフォン」になるとアピールしました。そしてGalaxy S24シリーズがサムスンによる初めてのAIフォンであるとしながら、Galaxy AIを実現するためにグーグルとのパートナーシップが不可欠だったと語ります。

 

グーグルの日本法人からはAndroid 事業本部 マネジングディレクターの菅野圭吾氏が登壇。Google Pixelシリーズのスマートフォンから先に搭載が始まった、AIを活用する「かこって検索」の機能が、Androidのパートナーのスマホとして初めてGalaxy S24シリーズに搭載されたことについて喜びのコメントを贈りました。

 

グーグルの菅野氏によると、スマホを使う多くのユーザーから「面倒なアプリの切り替え操作を行なわず、スムーズにいろんな検索をしたい」という声が寄せられたことから、かこって検索ができたそうです。Galaxy S24シリーズはホームアイコンを長押しした後、S24は指で、S24 UltraはSペンも併用して写真の被写体を囲むと素早くAIが検索結果を知らせます。検索対象が画面に映る「テキスト」だった場合、丸く囲わなくてもテキストをラフになぞるようなジェスチャー操作からAI検索ができます。

↑グーグルとサムスンはAIフォンの開発におけるパートナーシップの強化を図ります

 

菅野氏は「AI体験の次のステップも貪欲に進めたい」と語りつつ、サムスンとのパートナーシップの重要性を語りました。コメントに応える形でサムスンの小林氏もまた未来に向けて両社のパートナーシップをさらに強くしていくことを宣言しました。

 

発表会には新機種の各端末も展示され、Galaxy AIによるリアルタイム通訳のスムーズな使い心地などが体験できました。

↑かこって検索のデモンストレーション。ホームアイコンを長押しして、画面に白いベールがかかったような状態になってから、検索したい対象を画面上で選択すると……

 

↑AIが画像やテキストを判定。素早く対象を見つけてくれます

 

Galaxy AIをアップデート提供へ。S23シリーズやZ Fold5なども対象

Galaxy S24シリーズは、国内版のモデルも発売後から7世代のOSアップグレードと、7年間のセキュリティアップデートを提供する予定であることが明らかにされました。

 

さらに4月中旬以降には本体のソフトウェアアップデートにより、Galaxy AIの機能が直近で発売されたGalaxyシリーズのスマホ・タブレットにも展開することが公表されました。対応する機種は以下の通りです。

 

・Galaxy S23シリーズ

・Galaxy S23 FE

・Galaxy Z Flip5

・Galaxy Z Fold5

・Galaxy Tab S9シリーズ

 

↑発売後も7世代のOSアップデートと、7年間のセキュリティアップデートを提供します

 

↑Galaxy AIを直近の過去モデルにも展開します

 

また、サムスンではGalaxy S24/S24 UltraのSIMフリーモデル発売を記念して、サムスンのタブレットやスマートウォッチ、イヤホン、アクセサリーなどの製品を購入すると最大2万8000円の値引きが受けられる予約購入キャンペーンを実施します。期間は2024年4月3日から4月10日まで。

 

加えてGalaxy製品の下取りを申し込むと、通常の下取り価格から最大2万円増額する「Samsung下取りサービス増額キャンペーン」も実施。こちらは2024年4月3日から5月7日までとなっています。

↑サムスンのSIMフリーモデル購入時に展開されるキャンペーンを発表

 

そして、各通信事業社も独自にGalaxy S24シリーズの販売促進キャンペーンを展開します。

 

NTTドコモは2024年4月3日から4月10日までの間に、全国のドコモショップ、ドコモ取扱店、ドコモオンラインショップ(ahamoサイト含む)で、Galaxy S24/S24 Ultraを予約購入して、キャンペーンに応募すると6000〜20000ポイントのdポイントを購入者にプレゼントします。

 

auの予約キャンペーンも期間は同様、2024年4月3日から4月10日まで。全国のau取扱店、au Online Shopでの予約購入・応募者にau PAYギフトカードを最大2万円相当額プレゼントするほか、Galaxy Watchを一緒に買うとさらに最大8000円相当のギフトカードがもらえる特典もあります。

 

サムスンのGalaxy S24シリーズが追加されることで「AIフォン」がつくる次世代のモバイル体験にますます多くの方が触れられる機会が広がります。日ごろ複数のスマホを使い分けている筆者としては、GalaxyのフラグシップであるS24シリーズのSIMフリーモデルが気になっています。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

アップルの研究者が新しい「AIシステム」を発表! ChatGPTを超える性能とは?

アップルの研究者が、音声コマンドを理解して応答する人工知能システム「ReALM(Reference Resolution as Language Modeling)」を開発したと学術誌に報告しています。

↑ChatGPTを超える?

 

アップルといえば次期OS「iOS 18」において、生成AIにより音声アシスタント「Siri」などを強化するとされていますが、その生成AIはアップルが独自で開発するものではなく、グーグルの「Gemini」やOpenAIの「ChatGPT」、百度(バイドゥ)の「Ernie」が採用されるという見方もあります。

 

今回のReALMは、画面上の視覚的な要素への曖昧な参照や、会話や背景のコンテキストを理解できる模様。これにより、ユーザーとデバイスの間でより直接的で自然な対話が可能になるとしています。また、画面上の要素とその位置を解析することで、テキストを生成することも可能。これは、ChatGPTの最新バージョン「GPT-4」を含む従来の方式よりも優れていると言われています。

 

さらにユーザーは正確な指示をしなくても、画面上の表示を参照して、デジタルアシスタントともっと効率的に対話ができるそう。これは、自動車のインフォテイメントシステムの操作や、身体に障がいがあるユーザーなどでも活用できそうです。

 

アップルは以前にも、AI関連の研究論文を発表していました。iOS 18で同社の生成AIが採用されるかどうかは不明ですが、将来的には独自開発のAIの登場に期待したいものです。

 

Source: Cornell University via MacRumors

Apple Watch Series 4、とうとう「watchOS 11」でサポートが終わる!?

2024年のリリースが期待される「watchOS 11」で「Apple Watch Series 4」のサポートが終了すると、海外ニュースサイトのiPhoneSoftが伝えています。

↑時は移り、OSは変わる(画像提供/アップル)

 

iPhoneの「iOS」やApple WatchのwatchOSでは、バージョンが新しくなると以前のデバイスでは使えなくなるケースがあります。2年前の「watchOS 9」では「Apple Watch Series 3」のサポートが外れましたが、2023年の「watchOS 10」ではサポートが外れたモデルはありませんでした。

 

iPhoneSoftによれば、watchOS 11ではApple Watch Series 4のサポートが終了するとのこと。「Apple Watch Series 5」とそれ以降、「Apple Watch SE」の初代モデルとそれ以降、「Apple Watch Ultra」の初代モデルとそれ以降がサポートされると伝えているのです。

 

「iPhone XS」や「iPhone XS Max」と同時にリリースされ、デザインを再設計し大型ディスプレイを搭載したApple Watch Series 4。ストレージ容量が増え、転倒検出や心電図の測定機能を搭載した同モデルは、Apple Watchにとって転換点ともいえるものでしたが、いよいよ最新OSによるサポートが終了することとなりそうです。

 

Source: iPhoneSoft via MacRumors

お手ごろ価格の新型「AirPods」、年内デビューの可能性が高まる!

アップルは2024年中に低価格の新型AirPodsを発売すると、同社のサプライチェーン情報に詳しい著名アナリストが主張しています。

↑低価格AirPodsの年内デビューの可能性が高まる

 

香港の投資会社・Haitong International Securitiesのジェフ・プー(Jeff Pu)氏は、投資家向け研究ノートで、台湾Foxconn(iPhone組み立ての最大手)の子会社が低価格AirPodsのサプライヤーの一つになると述べています。さらに2024年の第4四半期に、インドの工場で組み立てを始めるとのこと。

 

アップルの内部情報に精通する米ブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurman)記者は、同社が9月~10月に第4世代AirPodsを2種類、中級モデルと廉価モデルを発売すると予想していました

 

両モデルともフィット感が増した新デザインとなり、USB-Cを備えた充電ケースを同梱。中級モデルにはアクティブノイズキャンセリング機能と「探す」アプリに対応したスピーカー内蔵の充電ケースが付いてくると述べていました。

 

ここでいう第4世代の廉価モデルと、プー氏のいう低価格モデルが同じ製品かどうかは不明。しかし、いずれにせよ「アップルが2024年内にお手ごろな価格の新型AirPodsを準備中」である可能性は高まったと言えそうです。

 

さらにプー氏は、アップデートされたAirPods Maxが2024年の第4四半期に登場するとも予想。ガーマン記者も新型AirPods Maxが準備中であるとしつつ、USB-C充電ポートだけが唯一新しくなる点であり、新たなカラーバリエーションも出る可能性があると述べていたことがあります。

 

Source: MacRumors

他人と関わらずに承認欲求を満たす!? 謎のSNS風アプリ「Palmsy」とは?

Xやフェイスブックでは他人とあまり関わりたくないけど、「いいね!」はもらいたい。そんな矛盾した願いをかなえる日記アプリ「Palmsy」が登場しました。

↑承認欲求だけは満たしたい…

 

Palmsyの公式説明によれば、本アプリは「自分のために、ちょっとした投稿ができる」というもの。ユーザーはテキストと共に写真も付けて書き込むことができ、投稿は一般的なSNSのように新着順に表示されます。普通のSNSと違うのは、参加している人が自分しかいないことです。

↑Palmsyだけ聞いてくれる(画像提供/Pat Nakajima)

 

日記アプリやマインドマップアプリなど、黙々と記録を付けたりアイデア出したりするのが苦手な人にとって、SNS風の画面はハードルが下がるかもしれません。あるいは、SNSにはまり過ぎたり、炎上してしまったりして戻りにくい間は、何かをつぶやきたい欲求を満たしつつ、他の人と距離を取るのに役立ちそうです。

 

Palmsyならではの工夫は、iPhoneの連絡先をインポートして、偽の「いいね!」を送ってくれること。何年も会っていない知り合いから「いいね!」をもらえるのは非常に楽しそうです。

 

開発者のPat Nakajima氏は、「デバイスから出ていくものは何もない」と強調。投稿は全て端末内で完結するため誰にも読まれず、また連絡先情報がサーバーに送られることもありません。「ただのフリです」と明言しています。

 

最近のアップデートでは、偽「いいね!」数の上限を1~20まで、「いいね!」を受け取る期限を数秒~数日まで変更できるようになりました。もっと「いいね!」が欲しい、あるいは多過ぎると思ったとき、いつでも調節できます。

 

アプリは無料でアプリ内課金もなし、iPhoneとiPadだけで使えます。「しばらくSNSをやめたいけど、つぶやくのはやめられない……」と悩んでいる人には、待ち望んでいたアプリかもしれません。

 

Pixel 9の廉価版? 2カメラで小さめディスプレイの“第3モデル”が存在か

Google(グーグル)の次期スマートフォン「Pixel 9シリーズ」に3番目のモデル「Pixel 9」が存在するとして、海外テックサイトの91Mobilesが予測レンダリングと詳細情報を掲載しています。

↑91Mobilesより

 

Pixelスマートフォンは長らく、画面サイズの大きさで「標準モデル/Proモデル」の2機種が投入されていきました。また、時期をずらして、スペックと価格をおさえた「aシリーズ」も発売されてきました。さらに「Pixel 9 Pro」の予測レンダリング画像も以前に登場しており、背面カメラがより強調されたデザインとなるようです。

 

91Mobilesによれば、Pixel 9は上位モデルの「Pixel 9 Pro/9 Pro XL」と同一のデザインを採用しながら、背面カメラが3個ではなく2個になっているなどの違いがあります。またPixel 9 Pro(約6.2インチ)と比較して、約6.03インチと小さめのディスプレイを搭載。一方で本体サイズは152.8×71.9×8.5mmと、Pixel 9 Proとほぼ同じになるようです。

 

以前リークされたGoogleのPixelリリース計画のロードマップでは、Pixel 9のほか2種類のPixel 9 Proが発売されるとのことでしたが、このようにPixel 9シリーズで3モデルが登場することは、廉価な「aシリーズ」が消滅することを示唆しているのかもしれません。3モデルで最もスペックが低いとされるPixel 9には、手軽に購入できる価格で登場してほしいものです。

 

Source: 91Mobiles via 9to5Google

なぜかグーグルが宣言! アップルの「RCS」導入は今秋から

Apple(アップル)が次世代携帯電話メッセージサービス「RCS(リッチコミュニケーションサービス)」を2024年秋から導入すると、Androidの公式サイトに記載されているのが見つかりました。

↑Googleより

 

RCSはSMS(ショートメッセージサービス)と同じく電話番号で送受信が可能ながら、長い文章や大きな添付ファイルを送信することができます。すでに米国の携帯キャリアだけでなく、日本でも「+メッセージ」としてサービスが提供されています。

 

Appleは2023年11月、RCSの導入を発表しました。その時は「来年後半」と漠然としていましたが、今回のAndroidのサイト表記により、その時期がはっきりしました。おそらく今年秋に提供される「iOS 18」「iPadOS 18」にて、RCSの導入が予定されていることでしょう。

 

AppleはRCSの対応を長らく渋っていた経緯がありますが、今秋からようやくiPhoneでもRCSが利用できるようになります。SNS全盛の昨今にRCSがどれだけ必要とされているのかは不明ですが、一度くらいは使ってみたいものです。

 

Source: Android via 9to5Mac

Galaxy S24シリーズ、最新ソフトウェアアップデートでカメラの問題がほぼ修正! まもなく日本でも発売の見通し

今年2月に登場したサムスンのGalaxy S24シリーズ(日本では4月3日に発表の見通し)は、素晴らしいカメラのハードウェアを持ちながらも、いくつかの場合は画質等に不満の声が上がっていました。

↑Galaxy S24 Ultra

 

サムスンはこれらを修正すると約束しており、実際、2月半ばに初のアップデートで一部を改善していました。そして米国では、4月のソフトウェア更新で残りの問題がほとんど解消したことが明らかとなりました。

 

このファームウェア更新のバージョンは「S92xU1UEU1AXCB」で、ダウンロードサイズはかなり大きなものです。サムスンは、以下の点を改善したと述べています。

  • ホワイトバランスの精度と露出の向上。
  • 低照度での画質が向上
  • ExpertRAWカメラアプリの色精度が改善(ExpertRAWアプリには別のアップデートが提供)
  • 高倍率ズーム撮影時に、テキストの鮮明度が向上
  • スローモーション動画を撮影できる「Instant Slo-mo」機能が480×480の解像度に対応。

 

このアップデートは、以前のソフトウェアバージョンで見つかったセキュリティの脆弱性を修正するパッチも含まれています。つまり、カメラの画質だけでなく、外部からの攻撃に対してもガードが強化されたわけです。

 

発売直後から何回かアップデートを繰り返し、ソフトウェア的な弱点がなくなってきたGalaxy S24シリーズ。日本で発売される頃には、完成度が高まったものを入手できそうです。

 

Source:Sammobile

【西田宗千佳連載】なぜ「形状の違うイヤホン」に注目が集まるのか

Vol.136-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは最近増加中の“耳をふさがないイヤホン”。これまでとは形状の違うイヤホンに注目が集まる理由を解説する。

 

今月の注目アイテム

HUAWEI

FreeClip

実売価格2万7800円

↑形状記憶合金を使用したC-bridgeデザインを採用し、圧倒的な安定感と着けやすさを実現。さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかりとフィットして激しい運動でも落ちにくい。片耳単体では約5.6gと軽量だ

 

周囲が聞こえるタイプのヘッドホンやスマートグラス型の音声再生デバイスが出てくる理由には、身も蓋もない理由もある。飽和し始めて差別化が難しくなってきたヘッドホン市場での生き残りだ。

 

ヘッドホン市場の主流が「完全ワイヤレス型」になって久しい。

 

特に近年は、日本での販売価格が3000円を切るような、非常に安価な製品も増えてきた。理由は、中国を中心とした製造請負企業(EMS)での設計手法がこなれてきて、パーツコストも大幅に下がったからだ。

 

特に大きな影響があるのは、ワイヤレスヘッドホンに必要なプロセッサーのコスト低下である。オープンなアーキテクチャである「RISC-V」を使ったヘッドホン用のプロセッサーが登場したことで半導体会社へのライセンス支払いが減り、そのぶん安価に作れるようになったわけだ。逆に言えば、「完全ワイヤレス型である」だけでは、低価格な製品との差別化ができない時代になってしまったということでもある。

 

そうすると、単価を維持したい企業の側としては、ある程度付加価値のついたヘッドホンを売るしかない。音質や接続性などの古典的な差別化要素はいまだ有効であるが、それだけで消費者は振り向いてくれない。より目立つ差別化としてフォーカスされるのが「形状の違い」であり「周囲の音が聞こえる」という要素だ。

 

耳の穴に入れず耳たぶに引っ掛けるような構造のイヤホンは、すでに普及しているインイヤー型製品との違いがわかりやすく、売りやすい製品でもある。メガネのフレームにスピーカーを仕込むタイプの製品も、形状的な違いをアピールしやすいという点では同様だ。

 

ただ、いままでにない形状のヘッドホンを使った場合、音質や使い勝手を上げるためには、いままでと異なるノウハウが必要になる。その点を差別化点としてアピールすることもできるが、逆に品質の問題が生まれる可能性もある。

 

また、消費者から見た場合、“変わり種”はやはりリスクでもある。市場規模はまだ大きくないので、作ってはみたものの売れ行きがいまひとつ……ということも多いようだ。たとえばメガネフレーム型のヘッドホンについては、一時期多くの企業が製品化して市場が盛り上がったものの、BOSEを含め多くの企業が撤退し、Metaなど少数の製品が残るだけだ。耳にかけるタイプの製品も、このまま定着するのかは未知数な部分がある。

 

ただそれでも、各社は新しい製品を作る。そこには、単純にヘッドホンなどだけを売りたい、というニーズだけではない思惑も存在する。それがどういう点なのかは、次回解説することにしよう。

 

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「多機能は優先事項じゃない」 なぜCIOはユニークな製品を出し続けられるのか

大阪に本社を置く充電機器メーカーのCIOは、ユニークな製品を作っている注目の企業です。これまで、合計65Wの出力で3つのポートをおよそ鶏卵1個分ほどの大きさに収めた急速充電器「NovaPort TRIO 65W」や、Qi2規格対応でコンセントプラグ一体型のワイヤレス充電器「NovaWave SPOT PLUG+C」などを出しています。

 

ユニークさはユーザーにも受け入れられており、ECサイトなどで製品レビューを見ていると、高い点数評価はもちろん、愛用者からの熱い支持のコメントが目立ちます。最近ではIT関連サイトなどに製品のレビューが掲載されるなど、知名度を広げ続けているのも見逃せません。ですが、どんなメーカーか知らない人もまだまだ多いのではないでしょうか。

 

そこで今回、代表取締役の中橋翔大さんにCIO立ち上げの経緯から製品作りに込める想いに至るまで、じっくりと聞いてみました。

↑中橋翔大さんは1990年 大阪府生まれ。2011年に新卒で日本のIT企業に入社。2015年 個人事業主としてガジェット製品の輸入販売を開始。2017年 に『多機能とテクノロジーで新たな常識を』をコンセプトとして株式会社CIOを設立し、2018年に自社で初めて企画・開発を行った次世代モバイルバッテリー「SuperMobileCharger」を応援購入サイトMakuakeにてスタート。以降「多機能と最新テクノロジーでわくわくする未来をつくる」をコンセプトに、ユーザーとのコミュニケーションの中から多機能と最新テクノロジーをまとった製品を多数展開している。

 

製品の特徴は“結果的に”生まれるもの

──御社の公式サイトで沿革を拝見すると、ECサイトからスタートされていることがわかります。

 

中橋 はい。CIOを設立する前は、充電器やモバイルバッテリー、ケーブルなどを輸入して販売するECサイトを運営しておりました。扱う製品は、日本ではまだ目新しいものや機能的に優れたものが中心。気に入ってくださる方も多かったのですが、続けていく中で、課題に感じることも出てきました。

 

──というと?

 

中橋 輸入販売する製品を喜んでもらえる一方で、「こういうものがあったらいいのに」というご意見も頂戴するようになってきたんです。それは、どれだけ探しても見つからないものとか、そもそも存在しないものだったりして。

 

お客さまのニーズに向き合っていく中で、人それぞれによって異なるニーズがあることがわかってきて、自分たちでそのニーズを考えながら、直接作っていきたいと思うようになりました。そうするには、ロット数など満たさなければいけない条件がいろいろあったので、法人化する方向に動きました。それがCIO設立の経緯です。

 

──法人化から7年が経過しています。どんな道のりでしたか?

 

中橋 法人化してからも、いまの方針がすぐに生まれたわけではありません。新しいものをどんどん取り入れて、機能性に特化したものを作って販売しても、すぐに模倣されて、価格的にもっと買いやすい製品がすぐに出回り、売れなくなっていく……そんな時期も1年ほど続きました。ただ、購入してくださった方のレビューに目を向けていると、「次々目新しいものを出してくれるのがうれしい」といったお声もいただいていました。

 

そこで「製品に向き合うことも大事だけど、製品を通じて、お客さまに感じていただける価値を作っていく方に気持ちを向けたい」という考えを持つようになりました。お客さま1人1人の生活の中に、それぞれの価値観に響くワクワクする瞬間を作りたい、CIOの製品を通じてそれを感じてほしいというのが、企業理念の根幹にある想いです。

↑インタビューはオンラインで実施

 

──プロダクト優先ではなく、ユーザーの好奇心を満たしたいという考えが、プロダクトよりも先に、ものづくりのベースとしてあるのですね。

 

中橋 プロダクトアウトになるのではなく、お客さまがCIOの製品を通じてどういう日常を過ごすのかとか、使うシーンの中でどういう価値を得られるのかということを優先して考えています。

 

──“結果的に”多機能であったり、先進的で珍しいプロダクトだったりを安価で販売されているということですね。

 

中橋 特徴的であったり多機能であったりするのは、お客さまの好奇心を満たすことが目的であって、優先事項というわけではないんです。

 

──たしかに、いまは個人でも海外の最新製品を安価に買えるようになっていますからね。多機能とか新しいだけだと、特別な価値にはならないというか。

 

中橋 その通りで、多機能で安価な製品とか、デザインがかっこいい製品、目新しい製品は、探そうと思えば海外の安価なサイトでとことん探せますし、いわばECが加速している世の中なので、物の売買がすごく簡単になっていると思います。その中で、“自分たちよがり”で製品を発信するというよりも、ユーザーの感性や価値観に寄り添って、ユーザーのことを考えてはじめて「これを買って良かったな」と感じてもらえるプロダクトが生まれると思うんですね。

 

製品はユーザーとコミュニケーションを取るためのツール

──「ユーザーの価値観に寄り添う製品」は、どのようにして生まれるのですか? 理念に沿うにはユーザーの声を集めることが重要な気がしますが、なにか特別な仕組みを持っているとか。

 

中橋 していることは、ポジティブもネガティブな声も受け止めて、そこに応えていくという作業です。具体的に言うと、まずYouTube。YouTubeはPR目的というよりも、お客さまと相互にコミュニケーションを取る場所と考えています。CIOの考えをお伝えすることもありますし、ライブ機能で「どう思いますか?」とお客さまに意見を求めることもあります。そうすると「それ、マジで探してたわー」とか「もうちょっとこうだったらいいわー」とかリアクションをいただけるんですよね。

↑CIOのYouTubeチャンネル。製品の紹介動画や開発秘話を語る動画を定期的に公開するほか、ライブ配信も頻繁に実施している

 

──開発中のプロトタイプを紹介しながら、意見を求めることも?

 

中橋 いえ、もちろん企画開発の担当者はいますが、構想そのものがお客さまから出てくることの方が多いです。クラウドファンディングもしていますが、そちらではもう少しコアな方から「生活の中でこういうところに困っているから、CIOで作ってくれへんか?」と言っていただくこともあります。

 

──それに直接的に応える製品を作ることもあるんですか。

 

中橋 そうすると、純粋にその方のニーズを満たすだけになってしまいますが、私たちとしては、いただいたご意見を超えていきたいし、「こういう物を作ったのか!」と思ってほしい。ご意見をベースに「どうすれば期待を超えていけるのか」という視点で会議をすることが多いです。

 

──意見として無茶で、作れそうにないような要望が来たときは?

 

中橋 「実現できるのか?」みたいなところはさておいて、まず話します(笑)。「こういう商品ができたらすごくワクワクしていただけるだろう」という部分を主軸にして「その実現に向けて何ができるのか」という話の進め方をしています。そういう意味で、CIOにとって製品というのは、お客さまとのコミュニケーションツールなんですよね。SNSやレビューサイトからお客さまの意見を抽出して、社内で誰でも見られる形でディスプレイに流すということもしています。

 

技術的に困難な商品もあるが、時代の変化でチャレンジできることも

──製品を拝見すると、技術的に難しいことをしているものも多いように思います。部材選定が大変なのでは、と想像するのですが。これらの難しいスペックの製品はどうにか作れてしまうものなのでしょうか。

 

中橋 正直な話をすると、1年とか2年とかかけても作れない商品ってあります。実際問題、技術的に困難な商品とか、再現が不可能な商品とか。ただ、具体的な例で話すと「あと1mm厚さを持たせればできる」とかってことがあるんですね。1mmの厚さはお客さまの生活にとって、大きな影響を与えない場合が大半かもしれませんが、一方で「お客さまにとって最強で最高のもの」にはならないかもしれない。

 

でも「1年前には実現できなかったことが、いまの半導体の技術なら作れる」ということもあります。そういう風に、時代の変化とともにチャレンジできるようになることもありますし、やはり作れないものもあります。

↑実際の製品をもとに、製品づくりの過程なども話してくれた

 

──製造する工場とも密接にやり取りをしていないと、こういった製品を作るのは難しそうです。

 

中橋 中国に提携工場を持っていて、チップ、コンデンサー、バッテリーなど、目指す製品の仕様に向けて協力しながらいろいろ試しています。工場だけでなく、サプライヤーに対しても「一緒にチャレンジしてくれるかどうか」とか「そのチャレンジに意味を見出してくれているか」という視点で、協力していけるかどうかを考えていますね。

 

もちろんビジネスなので、ビジネスとして継続してやっていける利益が出るのかは大事ですが、実現が難しくて困難な課題に一緒にチャレンジできて、かつそのチャレンジが、工場側やサプライヤー側にとってもメリットになるか。その付き合い方を大事にしています。たとえば、私たちが注文した部材を新たに作れるようになることで、その工場やサプライヤーに新しいメリットが生まれるかといった部分ですね。

 

──そのように苦労して作った部材が他社にも卸されて、似た製品が生まれてしまうということもあると思うのですが。

 

中橋 目指しているのは「その時、その瞬間において、お客さまにとって最強で最高のものを作る」という部分ですし、この分野で、1社だけ独占的に新技術を使っていくということも考えにくいので、そこは割り切っています。これからも技術の転用はどんどん盛んになっていくと思いますし、我々もひたすらにそこを追い続けます。その中で、どうすれば技術を活用できるのかも考え続けていきたいですし、先取りできるような体制も作っています。

 

作りたいのは、CIOで満たされた空間

──お話をうかがって「ユーザーをワクワクさせる」ためにユーザーとコミュニケーションを取ることは、御社のコアになる部分だと感じました。ですが、会社が大きくなっていくと、密接なコミュニケーションが難しくなっていくときもくるのではないかと想像します。

 

中橋 たしかに、YouTubeは続けられるけど、SNSで返信することは難しくなっていく……などが起こると「どこを向いているんだ?」となってしまいますが、私たちがしたいのは「お客さまのことを理解したものづくり」なので、たとえばYouTubeもいま持っているひとつの方法という捉え方なんです。

 

お客さまとコミュニケーションが取れる場所やツールを「タッチポイント」と呼んでいますが、今後は、私たちの製品をしっかりと体験いただき、触れていただく空間を作っていきたいと思っているんです。

 

──というと、現実にお店を作るなどですか?

 

中橋 はい、これからは実店舗展開を積極的にしていこうと考えています。直近では大阪でポップアップを展開していて、4月と5月に東京でも実施を予定しています。将来的には「CIOで満たされた空間」を作っていきたいと思っているんです。

↑1月19日~2月4日まで出店されたCIOのポップアップストア

 

本当に大きな話でいうと、世界中の方にワクワクしていただきたい。単純な店舗での展開というよりも、CIOが皆さまの生活の中に存在していて、お客さまからの意見も聞いていける環境を作りたいという想いです。

 

注目の充電器やケーブルなどを解説!

ここからは、インタビュー中に登場した製品について、中橋さんによる解説を紹介します。

 

【その1】NovaPort TRIO 65W

↑合計65W出力で、USB Type-C×2、USB Type-A×1を搭載するGaN充電器

 

「この仕様を持つ製品の中で、世界最小を目指すという目的で開発を進めた製品です。4月には、さらに小型になった第2世代を発売します」

 

【その2】NovaWave SPOT PLUG +C

↑コンセントプラグ一体型のQi2充電器。Type-Cポートもそなえ、有線での充電にも対応する

 

「文字どおりの意味での“コードレス”が実現できたらおもしろいなと思って作りました。高い位置にコンセントプラグがある部屋なら、スマホを置き時計みたいにして使えるようになると思います」

 

【その3】ディスプレイ付きシリコンケーブル

↑デバイスへの給電の状況が、LEDでディスプレイに表示されるケーブル

 

「むちゃくちゃニッチな商品だと思いながら作りましたが、実は我々の製品の中でもトップクラスに売れています。パソコンを開かずに、バッテリーに不安を覚えることなく持っていけるかどうかがわかるので『めちゃくちゃ便利で重宝しています』といった声をいただいています」

折りたたみスマホ最上位「Galaxy Z Fold6 Ultra」は本当に開発中? ただし韓国向けモデルだけかも

サムスンは今年(2024年)7月に、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Flip6」を発表することが有力視されています。そのうち、横折りの前者については廉価モデル「Galaxy Z Fold6 FE」のほか、高級モデル「Galaxy Z Fold6 Ultra」が出るとの噂も相次いでいました。

↑Galaxy Z Fold6 Ultraは存在する?

 

このGalaxy Z Fold6 Ultraが「確かに開発中だが、もしかすると韓国だけの限定販売になるかもしれない」と、サムスンの未発表製品に詳しいGalaxy Clubが主張しています。

 

今回の記事によれば、Galaxy Z Fold6 Ultraの型番は「SM-F958N」とのこと。現行モデルのGalaxy Z Fold5は「SM-F946」で、Galaxy Z Fold6通常モデルは「SM-F956」になる見通し。そしてGalaxy S24 Ultraは「SM-S928」であり、最近のUltraモデルでは数字部分の下1ケタが常に「8」になるというわけです。

 

ただし「SM-F958N」のうちNは、韓国向けモデルという意味です。欧州、米国、それ以外の市場向けのデバイスは存在が確認できないと述べています。

 

とはいえ、廉価モデルGalaxy Z Fold6 FEは7月ではなく、「iPhone 16」シリーズと同時期の9~10月に登場との噂もありました。Galaxy Z Fold6 Ultraも発売時期を数ヶ月遅らせて、韓国以外の国や地域に向けても準備を進めるのかもしれません。

 

Source:Galaxy Club
via:Wccftech

次期iOS 18、何が変わる? アップル独自開発AIや「ホーム画面にアプリを自由に置ける」など新機能が来るかも

アップルは6月のWWDC24(世界開発者会議)にて、次期「iOS 18」を発表する見通しです。同社内では初代iPhoneを発売してから「最も革新的なソフトウェア・アップデートの1つ」になるとの噂もありました。

↑iPhoneとAndroid端末とのメッセージのやり取りがしやすくなる?

 

これまで様々なリーク情報や予想が伝えられてきましたが、今のところ可能性が高いと思われる新機能をざっと振り返っておきましょう。

 

メッセージアプリのRCS対応

昨年アップルは、自社のメッセージアプリが2024年内に業界標準規格RCSに対応すると発表していました。

 

もしも実現すれば、AndroidスマホとiPhoneとのメッセージのやり取りが便利になります。具体的には次の通りです。

  • 高画質の画像や動画の送受信ができる
  • グループチャット機能
  • 既読の通知
  • タイピングインジケーター(相手が入力中だと表示)
  • 携帯の電波が届かないところでも、Wi-Fi経由で送受信できる

 

アップル独自開発AI

同社のティム・クックCEOは決算報告会にて、社内で2024年内に発表予定のAIソフトウェア開発に取り組んでいると述べていました

 

今のところ、様々なメディアで報じられた新たなAI関連機能はざっと以下の通り。

  • 中核アプリや生産性ソフトウェアの自動要約やオートコンプリート機能
  • Apple Musicのプレイリスト作成機能が強化
  • AIに重きを置いたSiriの強化
  • 開発者向けXcodeではプログラムの補完機能

 

サードパーティの生成AI搭載

アップルは生成AI機能の一部を強化するため、OpenAIやGoogle、さらには中国のBaiduと交渉しているとも報じられていました

 

もしも交渉が成立すれば、アップル独自開発のAIが間に合わなくとも、iOS 18は大いに強化されるはず。また生成AIにまつわる倫理やプライバシーの問題に悩まされることもないかもしれません

 

ホーム画面のカスタム性が向上

アップルの内情に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、iOS 18では初めて、ホーム画面のアプリを好きな場所に置けるようになると予想していました

 

すでにAndroidスマートフォンやタブレットで可能なことと似ている感もありますが、アップルが独自のセンスを持ち込み、自由かつ使いやすいカスタム性を持ち込むと期待したいところです。

 

「Apple ID」が「Appleアカウント」に変更

iOS 18や「watchOS 11」に移行すると同時に、Apple IDの名前を「Appleアカウント」に変更することを検討しているとの報道もありました。GoogleやMetaも、それぞれ「Googleアカウント」「Metaアカウント」という名前を使っているだけに、統一性があって分かりやすくなるかもしれません。

 

Source:BGR

「iOS 18」「iPadOS 18」で使えるiPhone/iPadはどれだ!? 海外メディアが大予測

今秋の登場が期待されている「iOS 18」「iPadOS 18」に対応するiPhoneとiPadの一覧を、海外メディアの9to5Macが予測しています。

↑rafapress / Shutterstock.comより

 

9to5Macによれば、iOS 18は現行バージョンの「iOS 17」と同じデバイスをサポートします。つまり、「iPhone XS」や「iPhone XR」、「iPhone SE(第2世代)」とその後にリリースされたすべてのiPhoneで、iOS 18が動作することになります。

 

一方でiPadOS 18では、「iPadOS 17」でサポートされていた「iPad(第6世代)」「12.9インチiPad Pro(第2世代)」「10.5インチiPad Pro」が利用できなくなるとされています。それ以外のiPad、具体的にはiPad(2019年以降)とiPad mini(2019年以降)、iPad Air(2019年以降)、iPad Pro(2018年以降)でiPadOS 18が利用できます。

 

今回の情報はあくまでも予測をベースとしており、実際の対応デバイスは若干異なる可能性もあります。それでも、もしiOS 18とiOS 17の対応デバイスが完全に同じなら、気軽にアップデートすることができそうです。

 

Source: 9to5Mac

ありゃ? 次期「iPad ProとAir」のデビューは5月にお預けか

「iPad Pro」と「iPad Air」の次期モデルが5月初旬に登場すると、米メディアのブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑デビューは5月にお預け?

 

次期iPad ProおよびAirに関しては3月〜4月に登場するとの予測が以前に報じられていました。一方で「次期11インチiPad Pro」は生産が遅れているという、気になる情報も登場しています。

 

ガーマン記者によれば、アップルは現在、次期iPad ProおよびAirの生産を強化しているとのこと。しかし、有機ELディスプレイを搭載した次期iPad Proは「複雑な新しい製造工程」が原因で、生産が遅れていると指摘しているのです。

 

次期iPad Proは本体が大幅に薄くなることで重量が軽量化し、有機ELディスプレイや「M3」チップを搭載すると予測されています。また、ワイヤレス充電にも対応する模様。一方、次期iPad Airでは12.9インチモデルが登場し、「M2」チップの搭載も噂されています。

 

次期iPad ProおよびAirと一緒に「次期Apple Pencil」や「次期Magic Keyboard」のリリースも期待されていますが、5月まで待つしかないかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップルの「M3 Ultra」、新設計で超パワフルになる?

将来の「M3 Ultra」チップでは「M2 Ultra」と異なる設計が採用される可能性があると、Vadim Yuryev氏が報告しています。

↑M3 Extremeが出る?

 

M2シリーズで最上位に位置づけられているM2 Ultraは、「UltraFusion」技術により2つの「M2 Max」チップを合体させて製造しています。これにより、M2 Maxの2倍となる24コアCPUや76コアGPU、32コアのNeural Engine、800GB/sのメモリ帯域幅を実現しています。

 

Yuryev氏によれば、「M3 Max」はM2 Maxと違って、UltraFusionが搭載されていないとのこと。このことから、M3 UltraはM3 Maxを2個合体させたのではなく、独自設計のチップになると予測しているのです。

 

M3 Ultraが独自設計になることのメリットとしては、例えば、全て高パフォーマンスなコアを搭載することで、性能を大幅に向上させることができます。さらに、GPUコアを追加することで、グラフィックスのパフォーマンスを上げることも可能でしょう。

 

Yuryev氏は、M3 UltraがUltraFusionを搭載し、2個合体して「M3 Extreme」として登場する可能性も指摘しています。これによってM3 Extremeは、M3 Maxを4個合体させた場合よりも高性能なチップになるかもしれません。

 

M3 Ultraは、2024年半ばに登場する次期「Mac Studio」への搭載が期待されていますが、次期「Mac Pro」では超高性能なM3 Extremeの搭載を楽しみにしたいものです。

 

Source: Vadim Yuryev / X via MacRumors

アップル、まさかiPhoneを折りたたむのを諦めた!?

「折りたたみiPhone」の登場は2027年になるか、無期限に延期された可能性があると、海外テックサイトのAlpha Bizが報じています。

↑諦めムード?

 

アップルが折りたたみデバイスを開発してることは以前から報じられており、2026年以降に2サイズの折りたたみiPhoneが登場するとの情報も伝えられています。しかしその一方で、画面クオリティが基準に達しないことから折りたたみiPhoneの開発が一時ストップしたとの報道も登場しています。

 

Alpha Bizによれば、アップルの折りたたみiPhoneは、折りたたみディスプレイ部品の調達に問題があり、販売スケジュールが2026年第4四半期(10月〜12月)から2027年第1四半期(1月〜3月)に延期されたとのこと。

 

アップルは、繰り返し折りたたむことでディスプレイの中央にできる「しわ」をなくすことに苦労しているとも伝えられています。さらに、ディスプレイの中央に凸凹がなく、完全に平らにできるヒンジの設計も考案中とされているほか、光の反射の問題を軽減するために、パネルにシリコンやアクリレートなどの、ポリマー素材を充填することも検討しているようです。

 

サムスン証券(Samsung Securities)によれば、折りたたみiPhoneは内部に8インチのメインディスプレイ、外部に6インチの外部ディスプレイを搭載するとのこと。また、韓国ニュースサイトのThe Elecは、Appleが「iPad mini」に代わる7〜8インチのデバイスの発売を検討していると報じています。

 

本当に折りたたみiPhoneが登場するのかどうか、不安はさらに募ります。

 

Source: Alpha Biz via MacRumors

いつから? iPhone 12が「Qi2ワイヤレス充電」に対応していた

アップルは3月の初めにiOS 17.4を配信しましたが、実はひっそりとiPhone 12シリーズでQi 2による15Wのワイヤレス充電が可能となったことが明らかとなりました。

↑Qi2も使えます

 

Qi2とは、アップルのMagSafe充電技術をベースとしたワイヤレス充電規格です。昨年末から今年初めにかけて、対応するワイヤレス充電アダプタが次々と発売されています。

 

iPhone 12シリーズはMagSafeに対応しており、最大15W充電に対応していますが、アップルのMagSafe認証を受けていない充電器は、最大速度が7.5Wに制限されていました。

 

しかし、アップル関連情報サイトMacworldによると、iOS 17.4以降のiPhone 12はQi2による15Wワイヤレス充電ができるようになったとのこと。つまり、アップルの認証を受けていないサードパーティー製品でも、Qi2対応であれば7.5Wに制限されず、15Wのフルスピードで充電できるわけです。

 

アップルは昨年末、iOS 17.2によりiPhone 13とiPhone 14シリーズのQi2対応を解禁し、15W充電を可能としていました。iPhone 15シリーズは発売と同時にQi2に対応しており、iPhone 12シリーズは唯一の「MagSafe対応だが、Qi2の高速充電に非対応」となっていた次第です。

 

最近はQi2対応のワイヤレス充電器が続々と発売され、ラインアップも充実しているだけに、3年以上前のiPhone 12シリーズが対応することはうれしいサプライズです。グーグルの次期フラッグシップ機「Pixel 9」シリーズもQi2対応と噂されており、AndroidスマホとiPhoneを同じアダプタで充電できるとすればオトク感がありそうです。

 

Source: Macworld
via: MacRumors

【西田宗千佳連載】大手2社から相次ぎ「つけっぱなし向けイヤホン」が登場する理由

Vol.136-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは最近増加中の“耳をふさがないイヤホン”。ノイキャン性能を誇る高級機が人気となっているなかで、ヒットしている理由は何か。

 

今月の注目アイテム

HUAWEI

FreeClip

実売価格2万7800円

↑形状記憶合金を使用したC-bridgeデザインを採用し、圧倒的な安定感と着けやすさを実現。さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかりとフィットして激しい運動でも落ちにくい。片耳単体では約5.6gと軽量だ

 

ノイキャンもないが着け心地の良さでヒット

最近、耳をふさがないタイプのイヤホンが増えている。今年に入り、大手から2つの製品が同時に登場した。HUAWEIの「FreeClip」と、BOSEの「Bose Ultra Open Earbuds」だ。

 

どちらも、それぞれのメーカーの特徴を反映したデザインにはなっているが、機能や特性はかなり似ている。

 

どちらもいわゆる完全ワイヤレス型イヤホンなのだが、耳の穴に入れるのではなく、耳の縁に挟むようにして使う。耳の穴に押しつける形ではなくなり、耳への負担感が大幅に小さくなる。耳への負担を最小限にし、周囲の音も聞こえるようにすることで、長い時間つけっぱなしで使うことを目指したイヤホン……と考えれば良いだろうか。

 

その性質上、音楽などの再生音は、周囲の音と自然に混ざって聞こえる。ノイズキャンセルももちろんできない。自分が聞いている音も、100%周囲に漏れないわけではない。だが、極端に大きな音にしなければ聞こえないように設計されており、日常的な利用には十分だろう。

 

こうした製品が注目されるのはいまに始まったことではない。コロナ禍でビデオ会議が注目された頃にも、骨伝導タイプのヘッドホンが売れた。ソニーが2022年に発売した「LinkBuds」も、耳への負担の小ささに加え、周囲の音がそのまま聞こえることがウリだった。長時間耳につける&耳の穴に入れるのは、やはり音楽向けの行為であり、長時間使い続けるのは辛い……ということなのだろう。

 

耳の側面に挟む、というスタイルにしてもこれが初めてではなく、国内でも「ambie」などが同じスタイルをずいぶん前から販売している。それだけ、こういうスタイルには価値があるということなのだろう。今後も同様の製品はもっと出てくるはずだ。

 

音声アシスタントや生成AIで変わる価値

ただ、いまはまた少し違う流れもある。それは音声アシスタントや生成AIとの関係だ。

 

音声での応答は今後より重要になる可能性がある。スマホとの連動により、単に音を聞くだけでなく、自分のアシスタントとしての価値が上がっていくわけだ。

 

そんなことから、イヤホンスタイルではなく「メガネ型」のデバイスを作るところも多い。BOSEは商品展開をやめてしまったが、HUAWEIは「Eyewear」シリーズを展開中だ。

 

日本では発売していないものの、メガネ型についてはこのほかにも、ビッグテックの取り組みが目立つ。

 

Metaはサングラスブランドのレイバンと組んで「Ray-Ban Meta」を2023年秋からアメリカなどで発売中。299ドルという手ごろな価格もあってか、かなりのヒット商品となっている。Amazonも「Echo Frames」という製品をアメリカで展開中だ。どちらもスマートフォンに専用アプリを入れて連動させ、かけたまま音楽を聞いたり、音声アシスタントを使ったりする。

 

こうした製品はどのくらい伸びる可能性があるのだろうか? 生成AIとの連動はどこまで進むのだろうか?

 

そうした未来の話は、次回以降解説していくことにしよう。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

次期「iPhone 16 Pro」はさらに美しくなる! アップルの新たなチタン加工技術とは?

2023年秋に発売されたiPhone 15 Proモデルは、ボディにシリーズ史上初のチタン素材を使うことで、美しい外観が話題となっていました。次期「iPhone 16 Pro」モデルでは、新たなチタン加工技術により、さらに美しくなると著名リーカーが主張しています。

↑チタンに磨きをかける

 

韓国Naverブログで活躍するyeux1122氏によると、アップルは、より改善したチタン加工や色味処理の工法を用いるとのこと。これにより、ブラシ仕上げのiPhone 15 Proモデルよりも洗練された外観になると述べています。

 

yeux1122氏の的中率は100%ではありませんが、これまで第10世代iPadがM2搭載iPad Proと同時発売されることや、iPhone 15シリーズでも常時表示はProモデル限定になることを正確に予想していました

 

スマホの表面加工におけるブラシ(ブラッシング)仕上げとは、金属製のブラシで細かい傷を付ける技術のこと。これにより繊細な模様がつきつつ、指紋や小さな傷が目立ちにくくなるメリットもあり。その見た目は、反射が少ないつや消し風となります。

 

iPhone 16 Proシリーズについては、新色「スペースブラック」と「ローズ」が追加されるとの噂があります。そのうちローズはゴールドに近い色合いになる可能性がありますが、いずれも光沢仕上げとの組み合わせで美しいボディとなりそうです。

 

Source: Naver
via: MacRumors

警戒せよ! 海外のiPhoneユーザーにパスワードリセット攻撃が続出

最近、アップルのパスワード機能のバグらしきものを悪用し、iPhoneを乗っ取ろうとするハッカーの攻撃が相次いでいると報じられています。

↑疲労攻撃に警戒せよ

 

この攻撃は「iPhoneをApple IDのリセットに使いますか?」という通知から始まるもの。その後、同じ通知が何十回も届きますが、特に厄介なのは、全てに対して「許可しない」と選ぶ必要があることです。選択肢をタップしないかぎり、iPhoneは実質的に使いものにならなくなります。

 

より怖いのは、間違って「許可する」ボタンを押してしまうこと。そうなれば、この攻撃を仕掛けたハッカーがパスワードをリセットした後、Apple IDを完全に乗っ取ってしまいます。

 

複数のアップル製品を持っている場合、通知がそれら全てに表示されるため、さらに迷惑なものになります。例えば「Ken」という人物は、Apple Watchに表示されたとき「許可しない」ボタンを押すために下にスクロールする必要があったと語っています。

 

これらを「許可しない」ではね除けた後も、アップル公式サポートと名乗る人物が電話を掛けてきたと複数の人物が語っています。そこでアップル公式に問い合わせたところ、顧客から連絡を取らない限り、こちらから電話を掛けることはないと回答したそうです。

 

こうした攻撃は、一般的にMFA(多要素認証)疲労攻撃と呼ばれます。ハッカーがなんらかの手段で入手したIDとパスワードを使ってログインすると、正規ユーザーのもとに認証要求が送られます。それを繰り返すうち、正規ユーザーが疲れ果てて「許可する」を押すことを待つというもの。

 

このパスワードリセット攻撃がiOSのバグによるものかどうかは、今のところ不明です。ともあれ、うっかり「許可します」を押したり、アップルを名乗る人物から電話が掛かってきても、個人情報を渡さないよう気をつけたいところです。

 

Source: Krebs on Security
via: Tom’s Guide

買い物がグッとはかどる! 「リマインダー」アプリで“買い物リスト”を作ってみよう【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「『買い物リスト』を活用しよう!」です。

 

 

「リマインダー」アプリを「買い物リスト」として使っている人も多いのではないでしょうか。これまでは、購入する商品を順番に表示するだけでしたが、iOS 17からは、キャベツやサツマイモは「野菜」に、牛乳は「乳製品」に、ソーセージや挽き肉は「お肉・ハム・ベーコンなど」に、塩や砂糖は「調味料・油・香辛料など」に自動で分類できるようになったんです。この機能を使えば、リストの視認性が高まり、買い物がより効率的になります。さっそく使い方を解説しましょう!

 

「リマインダー」アプリを開いたら、画面右下の[リストを追加]をタップしてリストを新規作成します。リスト名にわかりやすい名前を書き込み、[リストタイプ]で[買い物リスト]を選択。カラーやアイコンも選べるので、好みのものを選んだら[完了]をタップしましょう。

 

続いて、リスト内に購入する商品を入力すると、その内容に応じて「乳製品」などと自動でカテゴリ分けされていきます。野菜コーナーや魚コーナーなど、カテゴリごとに商品が並ぶことが多いスーパーにおいて、この機能を使えば「あれを取り忘れた!」などと行ったり来たりしなくて済みますね。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

楽天モバイル「最強家族プログラム」はお得? 通信キャリアの家族割引を徹底比較

携帯電話料金の割引サービスのひとつに、家族で同じ通信キャリアに加入すると月額料金が割引になる「家族割引」があります。多くの通信キャリアが採用している割引ですが、大手通信キャリアの一角である楽天モバイルにはこれまで、その家族割引の設定はありませんでした。

 

ところが2024年2月、楽天モバイルが「最強家族プログラム」を突如スタートさせて話題になっています。元々安価な料金が家族割でさらに安くなると歓迎する声がある一方、他社と比較して割引額が少ないという声も聞かれます。

 

そこで本記事では、格安SIMやスマホのお得な情報・最新ニュースを発信するメディア・モバワン編集部が、最強家族プログラムを始めとする各通信キャリアの家族割引を比較・解説していきます。

 

3GBまでなら月額1000円を切る楽天モバイルの最強家族プログラム

楽天モバイルのサイトから

 

まずは、楽天モバイルが2024年2月21日に開始した最強家族プログラムの仕組みをチェックしてみましょう。

 

このプログラムは家族全員の利用料金が月額110円(税込)割引となるもので、名字が同じなら離れて暮らす家族も対象となり、最大20回線まで適用することが可能です。

 

割引金額が110円とあまり大きくはありませんが、割引を適用させることで3GBまでの料金が1000円を切るのは魅力と言えるでしょう。

 

楽天モバイル「最強家族プログラム」

データ容量 通常月額料金 割引適用時の月額料金
~3GB 1078円 968円
~20GB 2178円 2068円
~無制限 3278円 3168円

※価格は税込です(以下すべて同様)

 

ほかの大手通信キャリアの家族割引は割引額が大きい

ドコモのサイトから

 

次に、楽天モバイルを除く大手通信キャリアの家族割引プログラムをチェックしてみましょう。

 

ドコモ・au・ソフトバンクの家族割引プログラム

会社名・割引名 割引額
ドコモ「みんなドコモ割」 ・2回線:-550円
・3回線以上:-1100円
au「家族割プラス」 ・2回線:-550円または-220円 ※1
・3回線以上:-1100円または-550円 ※1
ソフトバンク「新みんな家族割」 ・2回線:-660円
・3回線以上:-1210円

※1 プランにより割引額が異なる

 

楽天モバイルの最強家族プログラムは、プログラムに参加する家族の人数に関わらず一律に110円の割引になりますが、ドコモ・au・ソフトバンクの場合は、契約回線数によって割引額が変わる仕組みになっています。割引額はソフトバンクが若干大きいものの、ほぼ横並びの結果になっており、最大で1000円程度の割引を受けることが可能です。

 

以上を踏まえて、大手通信キャリア4社の無制限プランに家族割引を適用させた場合の料金を、一覧で比較してみましょう。

 

使用データ容量ごとの料金比較(家族割引適用後)※2

楽天モバイル

「Rakuten最強プラン」

ドコモ

「eximo」

au

「使い放題MAX 5G」

ソフトバンク

「メリハリ無制限」

~1GB 968円 3465円 4488円 4565円
~2GB 4565円
~3GB 6215円
~20GB 2068円 6215円 6138円
無制限 3168円

※2 家族で3回線以上契約した場合の割引金額を適用

 

ドコモ・au・ソフトバンクの3社は家族割引の割引額は大きいものの、楽天モバイルは元の価格が安価なため、割引を適用させてもなお楽天モバイルのほうが大幅に安いことがわかります。

 

格安SIMサービスにもある家族割、楽天モバイルとの価格差は?

元から安価な料金でサービスを提供している格安SIMサービスの場合、家族割引を提供していないケースが多く見られます。またキャリアのサブブランドであるpovo、LINEMOには家族割引の設定がありません。

 

まれに、期間限定の「家族割引キャンペーン」を開催して、数か月間のみ月額料金を割り引くこともありますが、家族割引を常設している格安SIMサービスは多くありません。

 

そんななかでも、常設の家族割引を設定している格安SIMサービスを3社ピックアップして紹介します。

 

格安SIM会社の家族割引プログラム

会社名・割引名 割引額
UQモバイル「家族セット割」 -550円
ワイモバイル「家族割引サービス」 2台目以降-1100円
mineo「家族割引」 ・2回線:-55円
・3回線以上:-165円

 

格安SIMサービスの家族割引は、大手通信キャリアのものと比較して価格が控えめであることがわかります。また、ワイモバイルの家族割引サービスは月額1100円割引と金額が大きく見えますが、割引が適用されるのは2台目以降で、1台目は割引されないことに注意が必要です。

 

次に、これらの割引を適用させた料金と楽天モバイルの料金を比較してみましょう。

 

使用データ容量ごとの料金比較(家族割引適用後)

楽天モバイル UQモバイル ワイモバイル※3 mineo※4
~1GB 968円 1727円(トクトクプラン) 1265円(シンプル2S) 1133円(マイピタ1GB)
~2GB 1815円(ミニミニプラン) 1353円(マイピタ5GB)
~3GB
~4GB 2068円
~5GB 2915円(トクトクプラン) 2915円(シンプル2M)
~10GB 1793円(マイピタ10GB)
~15GB 2013円(マイピタ20GB)
~20GB 4015円(シンプル2L)
~30GB 3168円
無制限

※3 2回線目以降の価格

※4 デュアルタイプ3回線目以降の割引額を適用した場合の料金

 

大手通信キャリア4社を比較した際は、どのデータ容量でも楽天モバイルが最安値という結果になりましたが、格安SIMサービスとの比較の場合は異なる結果となりました。特に、毎月5GB程度のデータ容量を使う場合、楽天モバイルは2068円、mineoは1353円と1か月で約700円の価格差が生まれています。

 

一方、3GBまでの小容量や30GB以上の大容量を使う場合、楽天モバイルが最安値となっています。

 

家族全員で乗り換えを考えている場合、それぞれが毎月どの程度のデータ容量を使用するかを把握してから、最適な通信キャリアを選択する必要があると言えるでしょう。もちろん、つながりやすさなどを考慮するとまた変わった選択肢になります。

 

モバワンではほかにも、楽天モバイルの最強家族プログラムに関する記事や、各社の家族割に関する記事などを多数公開しています。家庭の通信費削減を検討している人は、ぜひアクセスしてみてください。

注目を集めるVictorのポータブル電源「BN-RF510」をインプレ! 日常でも気軽に使える?サイズが気になる…に答えます

提供:株式会社JVCケンウッド

注目アイテムを本音でインプレ! Vol.88

使ってみたら、こうだった。

災害発生時の停電やアウトドアでの使用で注目を集めるポータブル電源。屋内外でマッチするデザインを採用したビクターのポータブル電源シリーズは、企画から設計、販売、サポートまで自社で行うなど信頼性も高い。今回はミディアムモデルを主に自宅で使ってみた。

 

ポータブル電源

Victor
BN-RF510

実売価格8万6900円

折りたたみ式のハンドルが付いて持ち運びしやすいポータブル電源。本体前面の表示は端子ごとにエリアを枠線で区切ることで誤操作を防止し、わかりやすく直感的な操作が可能だ。

●バッテリー容量:512Wh●AC出力:600W(瞬間最大出力1200W)●AC出力端子数:3●USB出力端子数:4●DC出力端子数:1●充電時間:約1.5時間(AC充電時)●サイズ/質量:W260×H190×D210㎜/約6.7㎏

 

ACコンセントにつないだままでもOK! 電源タップ状態で快適に使ってます(上岡)

ポータブル電源の多くは災害発生時の停電に備えて、あるいはアウトドアなど「特別なイベント」で活用することを想定したものだ。せっかくの電源なのだから毎日気軽に使用できるモデルがあれば……。それをビクターのポータブル電源シリーズが叶えてくれた。

 

ポータブル電源は使ったら充電し、コンセントを抜いて保管しておくのが普通だが、本機はバッテリーの経年劣化や事故防止のために必要だったコンセントの抜き差しが不要。そのためコンセントにつなぎっぱなしでもOKで、電源タップ感覚で使えてとても便利。自動で94%以上の充電状態に保つため、いつでもフル充電に近い状態でスタンバイしておける。

 

別売のポータブルソーラーパネルにも対応し、電源のない場所でも手軽に充電可能。天気の良い日はベランダに出して、ちょっと使っては太陽光でそのぶんを充電するのもラクだった。

 

今回使ったのはバッテリー容量512Wh、AC出力600Wまで対応のミディアムモデルだが、AC出力1500Wまで対応するハイパフォーマンスモデルもありラインナップが充実。用途に応じて選びやすいのも魅力だ。

 

【使ってみたら、スゴかった。1】

コンセントに接続したままでOK! バッテリーの劣化も防げる

常時コンセントに接続したままでOKなので、電源タップ感覚で使える。家電への供給量よりポータブル電源の給電量の方が大きい場合、自動的にバッテリーを経由せず家電に給電されるため、バッテリーの劣化も防げる。約4000回の充放電に対応で安心だ。

 

【使ってみたら、スゴかった。2】

ポータブルソーラーパネルで電源なしでも手軽に充電可能

別売のポータブルソーラーパネルを使えば電源のない場所でも充電可能。ポータブル電源からちょっと給電→そのぶんを太陽光で充電すれば電気代もかからない。軽量コンパクトなBH-SV100との組み合わせなら、約9時間を目安でフル充電できる。

 

【使ってみたら、スゴかった。3】

コンパクトモデルからハイパフォーマンスモデルまで充実

スマホの充電やLEDライトの電源供給にぴったりなコンパクトモデルから、AC1500W出力対応でドライヤーなども使用可能、そして2〜3泊の車中泊まで対応するハイパフォーマンスモデルまで5モデルをラインナップ。用途に応じて選びやすい。

≪結論!≫

使いやすさ ★★★★★
持ち運びやすさ ★★★★
ラインナップ ★★★★

リン酸鉄系リチウムイオンバッテリーの採用で、熱安定性と安全性はバッチリ。ほぼコンセントにつなぎっぱなしでしたが、約6.7㎏の質量なので移動もラク。外でも使っています。

 

●使った人

GetNaviデジタル担当
上岡 篤

PCをはじめスマホやタブレット、電動アシスト自転車のバッテリーなど“電池モノ”に囲まれる日々。1月に発生した能登半島地震や4月号の防災特集でポータブル電源の重要性を改めて認識し、真剣に購入を検討している。本機はその筆頭!

 

撮影/福永仲秋(ANZ)

日本HPが力を入れる「AI PC」を拡充。個人向けノートPC「Envy」登場

日本HPは、個人向けノートPC「HP Envy」シリーズの新モデルを発表しました。ラインアップは「HP Envy x360 14(インテル)」「HP Envy x360 14(AMD)」「HP Envy x360 16」の3モデルで、それぞれの販売開始日と希望小売価格は下記のとおりです。

 

HP Envy x360 14(インテル)/発売中/19万8000円~(税込)

HP Envy x360 14(AMD)/発売中/17万6000円~(税込)

HP Envy x360 16/4月中旬以降の発売/20万9000円~(税込)

↑発表された新モデルのラインアップ

 

HP Envyは、「確かな性能、先進体な機能、そして柔軟なスタイルでユーザーの新たな挑戦を応援するハイパフォーマンスPC」と位置付けられたモデル。副業やフリーランス、クリエイターなどがターゲットです。

↑HP Envyのコンセプトとメインターゲット

 

新モデルは、2024年1月に「2024年はAI PC元年」と掲げてHPブランドを築いていくことを明らかにしたとおり、AI性能やテクノロジーに寄せた製品となっています。

 

プロセッサーにはインテル Core Ultra プロセッサーもしくはAMD Ryzen 8000シリーズを搭載しており、NPU内蔵によってAI処理の高速化やバッテリーの省電力化が図られています。

↑NPU内蔵プロセッサーを搭載。処理性能も高いため、ハイパフォーマンスが期待できます

 

また、ユーザーのPC使用状況を機械学習し、CPU温度の最適化やファンの騒音を調節する「HP Smart Sense」を搭載しました。PC作業で課題となりがちな熱と騒音の問題を解決できるうえに、将来的には製品寿命をのばすことに期待できるとしています。

 

加えて、Microsoft製品をサポートする「Microsoft Copilot」をボタン1つで起動できるCopilotキーを搭載しています。

↑AIを活用した機能を搭載

 

使い勝手にもこだわっており、たとえば約500万画素のWebカメラは高精細としたうえで、背景ぼかしやオートフレーミングが可能な「Windows Studio エフェクト」に対応。コミュニケーションも快適としています。

 

また、インテルCPU搭載モデルであれば、スマホなどと連携してファイルの相互転送や通知確認、通話などが可能な「インテル Unison アプリ」も利用できるとのこと。

↑Webカメラなどにもこだわっています

 

ディスプレイは一部を除き有機ELを採用するほか、IMAXが要求する性能基準をクリアした製品に与えられる「IMAX Enhanced」に対応。劇場さながらの明るさやアスペクト比などで映像作品を楽しめるそうです。

↑同梱物はマウスのほか、HP Envy x360 16にはアクティブペンもあります

 

これらに加え、360度回転するコンバーチブルデザインや強度の高いアルミニウムボディのほか、PCの前から離れると画面がオフになったり、近づいたらスリープを解除したりするセキュリティ機能を備えています。

↑セキュリティの高さも強調

 

新モデルのスペックは下記のとおりです。

製品名 HP Envy x360 14(インテル)
モデル スタンダードモデル パフォーマンスモデル パフォーマンスプラスモデル
プロセッサー インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125U インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U
メモリー 16GB 32GB
ストレージ 512GB SSD 1TB SSD
ディスプレイ 14型タッチディスプレイ(1920×1200ドット) タッチ対応14型有機ELディスプレイ(2880×1600ドット)
重さ 約1.39kg
バッテリー 最大15時間 最大10時間30分

 

製品名 HP Envy x360 14(AMD)
モデル スタンダードモデル パフォーマンスプラスモデル
プロセッサー AMD Ryzen 5 8640HS AMD Ryzen 7 8840HS
メモリー 16GB 32GB
ストレージ 512GB SSD 1TB SSD
ディスプレイ 14型タッチディスプレイ(1920×1200ドット) タッチ対応14型有機ELディスプレイ(2880×1600ドット)
重さ 約1.39kg
バッテリー 最大14時間30分 最大10時間30分

 

製品名 HP Envy x360 16
モデル スタンダードモデル パフォーマンスモデル
プロセッサー インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125U インテ Core Ultra 7 プロセッサー 155U
メモリー 16GB 32GB
ストレージ 512GB SSD 1TB SSD
ディスプレイ 16型タッチディスプレイ(1920×1200ドット) タッチ対応16型有機ELディスプレイ(2880×1600ドット)
重さ 約1.87kg
バッテリー 最大14時間30分 最大11時間

 

「iOS 18」、アップル独自の生成AIチャットボットの搭載を断念か

2024年にリリースされるであろう「iOS 18」に、アップル独自の生成AI(人工知能)によるチャットボットは搭載されないと米ブルームバーグが報じています。

↑ちょっとガッカリ?

 

iOS 18でAI機能が強化されることはたびたび報じられており、生成AI機能により音声アシスタント「Siri」や「Shortcuts」「Spotlight」が進化するとの情報も飛び交っています。

 

ブルームバーグによれば、iOSではアップル独自の生成AIチャットボットは搭載されず、その代わりにグーグルやOpenAI、百度(バイドゥ)といった企業と生成AIに関する提携を模索しているそうです。

 

グーグルは「Gemini」、OpenAIは「ChatGPT」といった生成AIチャットボットを提供しており、これらの機能をライセンス使用できれば、iOS 18でも完成度の高いAIチャットボットが利用できることでしょう。また、中国市場向けには、百度の生成AIチャットボット「Ernie」を使用する可能性もあります。

 

アップルは6月10日から開発者向け会議「WWDC24」を開催すると発表しており、その話題の中心はAIとなると予想されています。同社独自の生成AIチャットボットが登場しないとすれば少し残念ですが、グーグルやサムスンといったライバル企業に追いつくためにも、他社製の生成AIチャットボットの導入はやむを得ない判断なのかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

「iPhone 16」シリーズのダミーモデルが流出! 背面カメラが昔に逆戻り?

2024年の発表が期待されている「iPhone 16」と「iPhone 16 Pro」のダミーモデルとされる画像が、中国語SNSのWeiboに投稿されています。ここから何がわかるでしょうか?

↑流出したiPhone 16シリーズのダミーモデル(画像提供/Weibo)

 

現行モデルの「iPhone 15/15 Plus」では、正方形のカメラ突起の内側に広角カメラと超広角カメラ、フラッシュ、マイクが配置されています。これは上位モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」と共通したデザインですが、カメラ数が一つ少ないので、若干スカスカな印象です。

 

しかし今回流出したモック画像を見ると、iPhone 16/16 PlusではiPhone 15/15 Plusとは異なり、縦型の背面カメラが採用されるようです。なんだか、昔販売されていた「iPhone XS」や「iPhone X」のようなデザインですね。

↑アクションボタンやキャプチャーボタンも確認できる(画像提供/Weibo)

 

また、本体の左側側面には「アクションボタン」、右側側面には「キャプチャーボタン」が配置されています。アクションボタンはiPhone 15 Pro/Pro Maxに搭載されたボタンで、さまざまな機能を割り当てることが可能。iPhone 16シリーズのアクションボタンは、iPhone 15 Pro/Pro Maxのものより少し大きくなっているようです。

 

キャプチャーボタンでは、カメラ撮影のさまざまな機能が利用できると噂されています。ボタンは感圧式で、軽く押すとフォーカスを合わせ、強く押すと撮影/録画の開始、あるいは上下へのスライドによりズームが調整できるとの情報もあります。

 

背面カメラのデザインやボタンなどが大幅に変更されそうなiPhone 16および16 Plus。アクションボタンやキャプチャーボタンの搭載により、上位モデルと遜色のない操作感が楽しめそうです。

 

Source: Weibo via MacRumors

アップルの「WWDC24」、6月10日に開幕! 見どころは?

アップルは、開発者向け会議「Worldwide Developers Conference(WWDC24)」を米カリフォルニア州にある本社「Apple Park」で6月10日から開催すると発表しました。

↑何が出るかな?(画像提供/アップル)

 

WWDCでは、毎年ソフトウェア関連の発表が行われます。2024年は次期ソフトウェアとなる「iOS 18」「iPadOS 18」「tvOS 18」「macOS 15」「watchOS 11」「visionOS 2」の発表が期待されています。

 

このうちiOS 18(とiPadOS)では、AI(人工知能)機能の強化が期待されており、例えばAIを強化することによって音声アシスタント「Siri」がもっと賢くなる模様。また、ルーティン作業の「Shortcuts」やドキュメントの作成機能にもAIが活用されると予想されています。

 

さらに、iOS 18ではホームスクリーンのカスタム性が大幅に向上するとのも……。Androidスマートフォンのようにアプリを好きな場所に配置できるようになるかもしれません。

 

重要なニュースが発表される「Keynote(基調講演)」は、YouTubeや「Apple Developer」アプリ、アップルのウェブサイトで閲覧可能。今年もWWDCは要チェックです!

 

Source: アップル

サムスンの「折りたたみスマホ」、次期3モデルの詳細が発覚!

サムスンが2024年内に折りたたみスマートフォンの後継モデル「Galaxy Z Fold6」や「Galaxy Z Flip6」のほか、横折りスマホの廉価モデル「Galaxy Z Fold6 FE」を発売するという噂は、これまで何度かお伝えしてきました。

↑決戦に向けて準備を進めるサムスンの折りたたみスマホ

 

最近では新たに、これら折りたたみスマホが搭載するプロセッサーなどの詳細が分かったと著名リーカーが主張しています。

 

サムスンの未発表製品に詳しいリークアカウント@TheGalox_は、Galaxy Z Fold6やGalaxy Z Fold6 FE、Galaxy Z Flip6の予想ラインナップについてXにポストしました。

 

まず、横折りスマホ後継機の「Galaxy Z Fold6」については、「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」を搭載。このチップは、サムスンのフラッグシップ機・Galaxy S24 Ultraと同じものです。

 

また、サムスン純正のスタイラスペン「Sペン」もサポート。つまり、搭載チップはGalaxy Z Fold5の「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」から進化しつつ、ほぼ同じ長所を受け継ぐというわけです。

 

次に、廉価モデルの「Galaxy Z Fold6 FE」は、搭載チップがSnapdragon 8s Gen 3になるかもしれないとのこと。これはクアルコムが発表したばかりの最新チップであり、Snapdragon 8 Gen 3をベースに少し性能を落として安価にしたものです。

 

ディスプレイは少し小さくなる可能性があるそう。Galaxy Z Fold6 FEはコスト削減のためSペン非対応が噂されていますが、こちらも価格を安く抑えるためかもしれません。

 

最後に縦折りスマホの後継モデル「Galaxy Z Flip6」に関する予想は、次の通りです。

  • 「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」搭載モデルと「Exynos 2400」モデルの2種類あり
  • 背面カメラはメインカメラが5000万画素/超広角が1200万画素
  • カバーディスプレイ(折りたたんだ状態での外側画面)は120hz対応

 

これらは先日、別のリーカーが主張したことと一致しています

 

今後の流れとしては、まず7月にGalaxy Z Fold6とGalaxy Z Flipが発売され、その数か月後に安価なGalaxy Z Fold6 FEが発売との予想が有力。ちょうどアップルの「iPhone 16」シリーズが発売される前後となる可能性が高そうですが、サムスンも意図的に注目を集めるつもりかもしれません。

 

Source: @TheGalox_(X)
via: 91mobiles

「iPhone 16 Pro」シリーズの新色は二つ? 噂のゴールド系は…

アップルの次期スマートフォン「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」には、2年ぶりにゴールド系モデルが復活するとの噂がありますが、最近では新色「スペースブラック」と「ローズ」が追加されるという情報が中国方面から届けられています。

↑新色にますます期待

 

著名リーカーのShrimpApplePro氏はXに、中国SNSのWeiboで注目されている投稿をシェア。この人物はiPhone 14 Proのディープパープルを正確に予想した実績があるそうです。

 

今回の投稿によれば、iPhone 15 Proにあったブルーチタニウムがなくなり、新色のローズが追加される一方、ブラック系の色はブラックチタニウムの代わりに「スペースブラック」が採用されるとのこと。

 

また、iPhone 15 Proにあったナチュラルチタニウムとホワイトチタニウムは残りつつも、少し色合いが異なると言います。前者はよりグレーがかったものに、後者は「シルバーホワイト」ふうの色になり、iPhone 14 Proのシルバーに近いそうです。

 

アップルは2023年秋のiPhone 15 Proシリーズから、ボディ素材を従来のステンレススチールからチタンに変更しました。が、iPhone XSからiPhone 14 Proまで用意されたゴールド系の色はありません。そのため、噂の新色「ローズ」はゴールドに似た色合いのチタン版かもしれません。

 

Source: ShrimpApplePro(X)
via: MacRumors

「iPhone 16 Pro」、新ボタンを搭載!? ケースで見つかった謎の穴とは

2024年秋に登場するとみられる「iPhone 16」シリーズには、全モデルとも新たな「キャプチャーボタン」を搭載すると噂されています。アップルの内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurman)記者は、ビデオ撮影専用ボタンだと説明していたことがあります。

↑次のProモデルは新ボタンを搭載する模様

 

このボタンの存在を裏付けるような、サードパーティ製の「iPhone 16 Pro」用ケースの写真を著名リーカーが公開しました。

 

アップルの未発表製品について数々の正確な予想をしてきたSonny Dickson氏は、「iPhone 16 Pro – 新しいボタン」とコメントした写真を投稿。正面に向かって右下に、これまでのiPhoneにはなかったボタン用の穴がくりぬかれていることを確認できます。

 

このアクセサリーメーカーが新しいキャプチャーボタンの情報をアップル内部から入手したのか、それとも単に噂に基づいて作ってみただけなのかは不明。もっとも、予想CG画像ではなくケースの実物を作ることには大きなコストがかかるため、新ボタンが追加されると強く信じていることは間違いなさそうです。

 

アップル関連情報サイトのMacRumorsは、iPhone 16全モデルに追加されるというキャプチャーボタンについて何度も報じてきました。すなわち写真やビデオを撮影するうえでさまざまな操作ができるものであり、軽く押すとピント合わせ、強く押し込むと撮影といったところです。

 

この新たなボタンは、iPhone 16で横長の動画を撮影するときは上に位置し、シャッターボタンとして指が届きやすい理想的なポジションとなりそうです。

 

現在カメラアプリを開いているときは、音量ボタンがシャッターボタン代わりにできますが、押し込みの強弱には対応していません。

 

現行のiPhone 15シリーズでは、標準モデルのメインカメラも以前の12MPから48MPとなり、画質が飛躍的に向上しています。新たなキャプチャーボタンと合わせれば、iPhone 16全モデルは最高に使いやすい、優秀なデジカメになると期待したいところです。

 

Source: Sonny Dickson(X)
via: MacRumors

未開封iPhoneをストアでアップデート! 米で新システムの導入が間近か

アップルが「iPhone」を箱から出さない状態でアップデートするシステムを準備している、と米メディアのブルームバーグが報じています。

↑新開発のパッドの上にのせると…

 

アップルが未開封のiPhoneをアップデートするシステムを準備しているとの情報は、2023年10月にも報告されていました。それによれば、パッドのような装置の上に未開封の箱を置くことでiPhoneの電源が自動で入り、ソフトウェアを最新バージョンにアップデートし、電源が切れるという仕組みのようです。

 

ブルームバーグによれば、この独自のパッドは「Presto」と呼ばれており、「MagSafe」などのワイヤレス技術が採用されているとのこと。Prestoは金属製の靴箱のような外観をしており、このシステムは4月から全米で広く展開されると言います。

 

この新システムのメリットは、古いバージョンのiOSを搭載したiPhoneの販売を防げること。古いバーションのソフトウェアには不具合があったり、セキュリティ上の問題があったりする可能性があります。

 

多くのユーザーにとってもありがたいであろう、未開封iPhoneのアップデートシステム。米国だけでなく、日本への導入にも期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

「Apple Pencil」、「Vision Pro」への導入を目指してテスト中?

「Apple Pencil」が、将来「Apple Vision Pro」に対応するため、「visionOS 2」に先駆けて現在テストが行われていると海外メディアのMacRumorsが報じています。

↑Vision Proでも使えたら面白いかも

 

次期Apple Pencilに関しては、マグネットにより交換可能なペン先、カラーサンプル機能、光沢仕上げなどのが登場しています。書き心地をユーザーが選択できるようになるとも言われていますが、そんなこのデバイスは3月中にも「次期iPad Pro」と同時に発表されるとも伝えられています。

 

現在のApple Pencilは、iPadシリーズでしか利用できません。しかしMacRumorsによれば、将来のApple PencilはApple Vision Proに対応し、「Freeform」や「Pixelmator」といったApple Vision Proのドローイングアプリで使用できるようになるというのです。

 

この先、Apple PencilがApple Vision Proに対応すれば、ユーザーはヘッドセットを装着して机など好きな場所で、ドローイングを楽しめる可能性があります。また、筆圧や傾きの検知がApple Vision Proで利用できるようになるかもしれません。

 

現時点で、次期Apple PencilがApple Vision Proに対応するかどうかは不明。Apple Pencilとヘッドセットで好きな場所でドローイングが楽しめる未来に期待したいものです。

 

Source: MacRumors

次期「iPad Pro」は横向きフロントカメラを搭載する! 中国の情報筋が断言

次期「iPad Pro」に横向きのフロントカメラ(FaceTimeカメラ)が搭載されるとの情報が、中国語SNSのWeiboに投稿されています。

↑フロントカメラの位置に注目が集まる

 

現在のiPad Proではフロントカメラは縦向き、つまり本体の短い辺に搭載されています。一方でスタンダードな「iPad」では、すでに横向きのフロントカメラが搭載されており、これにより、横向きでiPadを持っている際にもビデオ会議などでフロントカメラが使いやすくなっています。

 

リークアカウントのInstant DigitalはWeiboにシンプルな画像を投稿し、次期iPad Proに横向きカメラが搭載されると主張。投稿によれば、顔認証機能「Face ID」に利用される「TrueDepthカメラ」は次期iPad Proの右側に移動する一方、マイクは本体上部の中央に引き続き搭載されるそうです。

 

これまでも次期iPad Proに横向きのフロントカメラが搭載されるとのは繰り返し報じられてきました。また、「iOS 17.4」で発見された内部コードも、次期iPad ProのTrueDepthカメラが本体の側面に移動することを示唆しています。

 

Instant Digitalは次期「iPad Air」にも横向きのフロントカメラが搭載されると先日報道していました。次期iPad ProとiPad Airでフロントカメラの位置が揃って変更されるのかどうかに注目です。

 

Source: MacRumors

次期「iPad Pro」は横向きフロントカメラを搭載する! 中国の情報筋が断言

次期「iPad Pro」に横向きのフロントカメラ(FaceTimeカメラ)が搭載されるとの情報が、中国語SNSのWeiboに投稿されています。

↑フロントカメラの位置に注目が集まる

 

現在のiPad Proではフロントカメラは縦向き、つまり本体の短い辺に搭載されています。一方でスタンダードな「iPad」では、すでに横向きのフロントカメラが搭載されており、これにより、横向きでiPadを持っている際にもビデオ会議などでフロントカメラが使いやすくなっています。

 

リークアカウントのInstant DigitalはWeiboにシンプルな画像を投稿し、次期iPad Proに横向きカメラが搭載されると主張。投稿によれば、顔認証機能「Face ID」に利用される「TrueDepthカメラ」は次期iPad Proの右側に移動する一方、マイクは本体上部の中央に引き続き搭載されるそうです。

 

これまでも次期iPad Proに横向きのフロントカメラが搭載されるとのは繰り返し報じられてきました。また、「iOS 17.4」で発見された内部コードも、次期iPad ProのTrueDepthカメラが本体の側面に移動することを示唆しています。

 

Instant Digitalは次期「iPad Air」にも横向きのフロントカメラが搭載されると先日報道していました。次期iPad ProとiPad Airでフロントカメラの位置が揃って変更されるのかどうかに注目です。

 

Source: MacRumors

「Galaxy Z Flip6」もチタニウム製ボディに!? チップも2種類を用意か…

サムスンは次期横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold6」に、Galaxy S24 UltraやiPhone 15 Proモデルと同じチタニウム製ボディを採用すると噂されています。最近では、次期タテ折りスマホ「Galaxy Z Flip6」もチタニウム製になると著名リーカーらが主張しています。

これまで数々の予想を当てた実績があるリーカーのTech Reve氏は、Galaxy Z Flip6にはチタニウムが採用されるとXにポスト。この発言はすでに削除されていますが、テックメディアWccftechや9to5Googleといった複数のサイトが掲載を確認しています。

 

また、別の著名リーカーのkro_roe氏は、Galaxy Z Flip6にRAM 12GB搭載バージョン(現在は8GBのみ)が登場し、カバーディスプレイ(折りたたんだ時の外側画面)は120Hz対応になると主張。こちらも削除済みですが、やはりAndroid Policeなど複数のメディアが記録しています。

 

Galaxy Sシリーズも、国や地域によってRAMの容量が異なるモデルがあります。Galaxy Z Flip6もそれに倣いつつ、カバー画面はリフレッシュレートが上がり、より表示が滑らかになるのかもしれません。

 

その一方、気になるのが、上記のkro_roe氏ほか複数のリーカーが「SnapdragonとExynosチップ搭載版がある」と述べていること。やはりGalaxy Z Flip6も、販売国によってクアルコム製のSnapdragonモデル(日本を含む)と、サムスン製のExynosモデルを分けるのかもしれませんが、性能に少し違いがある可能性も……。

 

ともあれ、Galaxy Z Flip6のボディがチタニウム製になれば頑丈となり、カバー画面の120Hz化は折りたたんだままでも使いやすさが改善するはず。7月に開催されると噂の「Galaxy Unpacked」イベントでのお披露目を楽しみにしたいところです。

 

Source: 9to5Google and Android Police

「Galaxy Z Flip6」もチタニウム製ボディに!? チップも2種類を用意か…

サムスンは次期横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold6」に、Galaxy S24 UltraやiPhone 15 Proモデルと同じチタニウム製ボディを採用すると噂されています。最近では、次期タテ折りスマホ「Galaxy Z Flip6」もチタニウム製になると著名リーカーらが主張しています。

これまで数々の予想を当てた実績があるリーカーのTech Reve氏は、Galaxy Z Flip6にはチタニウムが採用されるとXにポスト。この発言はすでに削除されていますが、テックメディアWccftechや9to5Googleといった複数のサイトが掲載を確認しています。

 

また、別の著名リーカーのkro_roe氏は、Galaxy Z Flip6にRAM 12GB搭載バージョン(現在は8GBのみ)が登場し、カバーディスプレイ(折りたたんだ時の外側画面)は120Hz対応になると主張。こちらも削除済みですが、やはりAndroid Policeなど複数のメディアが記録しています。

 

Galaxy Sシリーズも、国や地域によってRAMの容量が異なるモデルがあります。Galaxy Z Flip6もそれに倣いつつ、カバー画面はリフレッシュレートが上がり、より表示が滑らかになるのかもしれません。

 

その一方、気になるのが、上記のkro_roe氏ほか複数のリーカーが「SnapdragonとExynosチップ搭載版がある」と述べていること。やはりGalaxy Z Flip6も、販売国によってクアルコム製のSnapdragonモデル(日本を含む)と、サムスン製のExynosモデルを分けるのかもしれませんが、性能に少し違いがある可能性も……。

 

ともあれ、Galaxy Z Flip6のボディがチタニウム製になれば頑丈となり、カバー画面の120Hz化は折りたたんだままでも使いやすさが改善するはず。7月に開催されると噂の「Galaxy Unpacked」イベントでのお披露目を楽しみにしたいところです。

 

Source: 9to5Google and Android Police

「Galaxy S25 Ultra」、もう試作機をテスト中!? ベゼルが…

サムスンが次期フラッグシップ・スマートフォン「Galaxy S25」シリーズの開発を始めたとの噂は、すでに何度か報じられてきました。先日も、標準モデル「Galaxy S25」の画面サイズが少し大きくなると著名リーカーが主張したばかりです。

↑次はどう変わりそう?

 

そんな中、最上位モデル「Galaxy S25 Ultra」において4つの試作機がテスト中であり、それぞれベゼルの幅やデザインが異なることを示す予想CG画像が公開されています。

 

リーカーのPanaFlash氏は、Galaxy S25 Ultraの試作機を正面から見たCG画像を公開。ベゼル(画面周りの額縁)とフレーム(外側の枠)の太さで異なるバリエーションがあると強調しています。

 

例えば、一番左の画像ではGalaxy S24 Ultraと同じフレームながら、ベゼルは狭くなる。そして左から2番目は、フレームは薄くて平たくなり、ベゼルは上下左右とも狭くなるという具合です。

 

これら4つの画像からは、少なくとも試作機の段階では、Galaxy S25 Ultraは同じ位置に自撮りカメラ用のパンチホール(画面に開けた穴)が配置されると考えられます。とはいえ、「上下のフレームが分厚く、左右が薄く」なれば、手に持ったときの感触はかなり異なるのかもしれません。

 

今のところスペックに関しては、Galaxy S25 Ultraはクアルコム製のSnapdragon 8 Gen 4を搭載すると予想されています。このチップは性能がアップルのMac用チップ「M3」に匹敵する可能性もあり、『原神』など処理が重いゲームも60fpsで安定して動かせたとの情報もありました

 

その一方で、サムスン製Exynosチップを搭載すると主張するリーカーもいます。もっとも、Galaxy S24シリーズの一部に搭載されたExynos 2400は以前より大幅に改善されており、いずれにしても大いに期待が持てそうです。

 

Source: PandaFlash(X)
via: Wccftech

iPhone 16向け「A18 Pro」チップ、AI機能で新トレンドを生み出す可能性が浮上!

アップルは、次期iOS 18や2024年秋の「iPhone 16」シリーズに生成AI機能を本格的に導入すると噂されています。そんな中、次期iPhone用チップ「A18 Pro」ではオンデバイスAI(クラウドに依存しないAI)に特化した変更を計画していると著名アナリストが主張しています。

↑新たな流れを生み出すか

 

これまでAppleシリコン(アップル独自開発チップ)について正確な情報を提供してきたアナリストJeff Pu氏は、投資家向けメモの中で次のように述べています。

 

  • アップルのA18に対する需要は高まっている一方で、(iPhone 15 Pro搭載の)A17 Proの生産量は2月以降安定している
  • GPU6コア版のA18 Proは、A17 Proよりも大きなダイ面積(チップが基板上で占める面積)を特徴としている
  • これはエッジAIコンピューティング(外部サーバーと通信せず、デバイス内部で処理)のトレンドになる可能性がある

 

チップのダイ面積が大きくなることは、より多くのトランジスタや特殊なパーツを搭載でき、一般的に性能アップにつながります。

 

その一方で、設計上の欠陥のリスクも高まるほか、電力消費や放熱にも影響を与える可能性があります。アップルとしては、これらのバランスを取る必要があるわけです。

 

アップルが特にAIに重きを置いたチップ設計をするという予想は、今回が初めてではありません。2月にも台湾メディアの経済日報が、A18には強化したNeural Engine(機械学習に特化したチップの一部)を搭載すると報じていました

 

iPhone 16シリーズ全モデルはA18ブランドのチップを搭載すると予想されています。標準モデルにはA18を、ProモデルにはAI機能を強化したA18 Proを採用し、差別化を図る戦略もあり得そうです。

 

Source: 9to5Mac

iOS 18の生成AIに採用されるのはグーグルか? OpenAIか? それとも……

Apple(アップル)が「iOS 18」にてGoogle(グーグル)やOpenAI、さらには中国Baidu(百度)の生成(ジェネレーティブ)AI機能の採用を検討していることが、Bloomberg(ブルームバーグ)やThe Wall Street Journalにより報じられています。

↑Poetra.RH / Shutterstock.comより

 

iOS 18では生成AI機能を組み込むことで、「Siri」や「Spotlight」の機能強化がされています。また、ヘッドセット「Apple Vision Pro」に採用されている「visionOS」風のデザインが採用されるとの報道も登場しています。

 

The Wall Street Journalによれば、AppleはiPhoneの生成AI機能の一部にBaiduのAIモデルを採用すべく、話し合いをおこなたとのこと。Bloombergは以前、Appleが生成AI機能の採用でGoogleやOpenAIと協議を行ったと報じていました。

 

Appleが中国で生成AI機能を利用する際に、GoogleやOpenAIではなくBaiduのAIモデルを採用するといった棲み分けが想定されます。Googleの「Gemini」やOpenAIの「ChatGPT」は中国の規制当局の認証を受けていないため、中国では利用できないのです。

 

今年はiOS 18だけでなく、「iPhone 16」シリーズでもコア数を大幅に増やした「Neural Engine」が搭載され、生成AI機能のパフォーマンスアップが向上するとも噂されています。今年のiPhoneとiOSのトピックは、AI一色となりそうな予感です。

 

Source: The Wall Street Journal via MacRumors

iOS 18はカスタム性が大幅に向上? アプリが好きな場所に置けるかも

今年のリリースが期待されている「iOS 18」では、アプリを好きな場所に配置できるなどカスタム性が大幅に向上すると、MacRumorsやBloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑MacRumorsより

 

現在の「iOS 17」を含めてこれまでのiOSでは、アプリがグリッドに沿って左上に詰めるように自動で整理されるので、好きな場所にアプリのアイコンを置くことができません。これは、アプリを好きな場所に設置できる「Android OS」との大きな違いとなっています。

 

MacRumorsによれば、iOS 18ではホーム画面のグリッド上の任意の場所に、アプリを配置できます。これにより、アプリとアプリの間を空けたり、空白の行や列を設置することが可能になるのです。

 

またBloombergも、iOS 18は「ホーム画面がよりカスタマイズ可能になる」と報じています。その詳細は明かしていませんが、iOS 18では「生成(ジェネレーティブ)AI」による「Siri」の進化やメッセージサービス「RCS」のサポート、デザインの変更が含まれると噂されています。

 

アプリが自動整列されるので自分で配置する必要がないのは、iOSのメリットでもありました。しかしアプリの自由な配置が可能になれば、ホームスクリーンで自分の個性を出すなど、利便性がより高まりそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors 1, 2

サムスンGalaxy Ring、体調をリアルタイム測定して「健康にいいレシピ」を提案してくれるかも

サムスンは今年(2024年)7月に、次期折りたたみスマートフォンと同時にスマートリング「Galaxy Ring」を正式発表すると噂されています。すでに初期生産は40万台もあって品薄になりそうにないことや、ライバル超えのバッテリー持ちを実現することが伝えられてきました。

Image:Samsung

 

そんななか、Galaxy RingがAIを活用した食事管理・レシピサービス「Galaxy Food」と連携し「指の上の栄養士」になるかもしれないと韓国の大手メディア朝鮮日報(Chosun Biz)が報じています。

 

このGalaxy Foodとは、ユーザーがより良い食事をして健康的な食生活を送れるよう、食事計画やレシピを提供するアプリです。今回の記事によると、Galaxy Ringによりリアルタイム測定したユーザーの健康情報に基づき、その人に合ったレシピやダイエットを勧めるとのことです。

 

この連携はAIを搭載したサムスン製冷蔵庫ともリンクし、中にある食材を分析して、調理できる食品やレシピも推奨するものだと伝えられています。昨年末、同社は冷蔵庫内部の写真を撮って食品を認識し、そこからレシピを生成できる製品を発表していました

 

スマートリングは24時間着けっぱなしにすることで、ユーザーは意識することなく健康状態を把握できることが大きなメリットです。自分では気づきにくい体調の変化をリングが検出し、スマホアプリで「今日はおかゆがお奨めです」とレシピを提案してくれる未来がもうすぐ実現するのかもしれません。

 

Source:Chosun Biz
via:Wccftech

スティーブ・ジョブズの名刺、驚きの高値で落札

Apple(アップル)の共同設立者であるSteve Jobs(スティーブ・ジョブズ)氏の名刺が、オークションサイトのRR Auctionにて18万1183ドル(約2700万円)にて落札されました。

↑RR Auctionより

 

Jobs氏といえば、1976年にAppleを創業。「Apple I」や「Macintosh」といった、従来のコンピューターの概念を覆すマシンを世に送り出しました。一時はAppleを去ったものの、1996年にAppleに復帰すると、「iPod」や「iPhone」「iPad」といった革新的な製品を生み出しました。

 

今回の名刺は、1983年に発行されたものです。名刺にはレトロな6色のAppleロゴが描かれており、また旧本社の住所となる「10495 Bandley Drive」とも記載されています。Jobs氏の肩書は、Appleの取締役会長となっています。

 

Jobs氏は2011年に亡くなりましたが、同氏はあまりサインに積極的でなかったので、彼のサインが入ったアイテムは貴重です。例えば2023年5月には、サイン入りの小切手が10万6985ドル(約1600万円)にて落札されています。

 

今回オークションに出品されたサイン入りの名刺は、彼のファンにとってはどうしても手に入れたい一品…なのかもしれません。

 

Source: RR Auction via MacRumors

「iPhone 16」シリーズではRAMか内蔵ストレージを増やす? オンデバイスAIを動かすため

これまでのiPhoneは搭載RAMが最大8GB止まりであり、サムスンのGalaxy S24 Ultra(12GB)等Androidのフラッグシップ機よりも少なめに抑えられていました。

↑RAM 8GBではツラい?

 

が、次期「iPhone 16」シリーズではオンデバイスAI(クラウドに依存せず、デバイス内部で処理するAI)のためにRAMを増やすか、内蔵ストレージの下限を引き上げる可能性があるとの噂が報じられています。

 

著名リーカーRevegnus氏は、「韓国の証券会社」からの興味深いレポートを紹介。一部アナリストは「オンデバイスAIのためiPhone 16のRAM容量が増える」と予想しているとのことです。すでに投稿は削除されていますが、テックメディアWccftechやTechradarほか複数のサイトが内容を確認しています。

 

その一方で、アップルはRAMの代わりにNANDフラッシュ、つまり内蔵SSDを一種の仮想RAMとして扱うことで、オンデバイスAIを実現できるという研究論文を発表していたことがあります。

 

そこから、アップルがRAMを8GB以上に増やす代わりに、基本(最低)ストレージ容量を従来の128GBから256GBに増やす可能性があり。要は、RAMかストレージのどちらかを増やすのは避けがたいということでしょう。

 

より多くのRAMを搭載すれば、メイン基板の再設計を余儀なくされることもあり得ます。またRAMチップを追加すると消費電力が増え、バッテリー持続時間の低下につながる事態も考えられます。

 

すでにiPhoneは最大1TBのストレージを搭載できるよう設計されているため、基本ストレージ容量を増やす方が可能性が高いのかもしれません。

 

しかしアップルは最近、iPhone 15の128GBモデルでも「たくさんの写真が保存できる」と宣伝したばかりです。iPhone 16で下限が256GBとなれば「128GBでは足りない」とアピールするのかもしれません。

 

Source:Revegnus(X) 
via:Wccftech

「Galaxy Watch7」、内蔵ストレージが16GBから32GBに倍増? オフライン音楽をたっぷり保存できるかも

サムスンが今年(2024年)後半に新型スマートウォッチ「Galaxy Watch7」を発表するとの噂は、以前もお伝えした通りです。その発表イベント「Galaxy Unpacked」は、例年より数週間も早い7月上旬と見られています

↑スマホ無しの単体で使いやすくなりそう?

 

Galaxy Watch7には3つのバリエーションがあるとのに続き、内蔵ストレージが倍増するとのリーク情報が届けられています。

 

サムスンの未発表製品に詳しいSammobileによると、サムスンは次期スマートウォッチの内蔵ストレージを強化し、Galaxy Watch6の16GBから32GBに増やすとのことです。内蔵ストレージが増えれば、アプリや文字盤をインストールした後でも、屋外で運動するときに聴けるオフライン音楽を保存する容量に余裕ができることになります。

 

またサムスンは、Galaxy Watch7でモデル番号の体系を変更するとも述べています。3つあるうち、最初のモデルには2つの型番「SM-L300」と「SM-L305」があり。次のモデルは「SM-L310」と「SM-L315」で、最上位モデルは「SM-L700」と「SM-L705」とのこと。

 

Galaxy Watch7は、サムスン初の3nmチップ搭載製品になると噂されています。最新フラッグシップ機Galaxy S24搭載のExynos 2400でさえ4nmチップであり、それを上回ることになります。

 

ここでいう○○nmとは、半導体の回路線幅のこと。この数値が小さくなるほど処理速度がアップし、消費電力が減る傾向があります。

 

そのため、電力効率が50%向上し、30%高速になるとのリーク情報もありました。「バッテリー持ちが良く、サクサク動き、たっぷりとオフライン音楽を保存できる」スマートウォッチになると期待したいところです。

 

Source:Sammobile

キヤノン電卓60周年! 世界初テンキー式卓上電子計算機から最新バイオマス原料使用の電卓まで、数々の名作を振り返る

キヤノンの電卓が、2024年10月で発売から60周年を迎える。同社は、第一号機で世界初のテンキー式電子計算機「キヤノーラ130」の発売以降、約400機種、累計2億9000万台もの電卓を出荷してきた。

 

この度、60周年を迎えるにあたり、キヤノン電卓の変遷を紹介するメディア向け説明会がキヤノンマーケティングジャパンの本社で実施された。時代の移り変わりと共に変化し続けてきたキヤノンの電卓には、一体どんな機種があったのだろうか? 会場には、千万単位機能電卓やカード型電卓、マウス・テンキーと一体化したパソコン連携型の電卓など、往年の機種がズラリと並んでいた。早速、キヤノン電卓60年のレガシーを紹介しよう。

 

世界初のテンキー式卓上電子計算機。価格はなんと39万5000円!

キヤノンの電卓の歴史は、1964年10月20日に発売されたキヤノーラ130から始まる。当時の計算機のほとんどは、各桁に0~9の10個のキーが並ぶ「フルキー式」だった。それを、キーの数を少なくして、より便利で手軽に操作することはできないだろうか、と開発されたのが、世界初のテンキー式を採用したキヤノーラ130。現在の電卓にテンキー式が採用されていることからも、同モデルがエポックメイキングな存在であることは明らかだ。

↑記念すべきキヤノンの電卓第1号機 キヤノーラ130。225×350×467mm、15kgとサイズも大きければ、当時で39万5000円と価格も超高額であった

 

同製品は、利便性から圧倒的な支持を得た。その人気は、発売に先駆けて東京・晴海で開催された「ビジネスショウ」でもすさまじく、当時の大卒サラリーマンの初任給が1万円台の時代に39万5000円という高額商品であるにも関わらず、企業からの申し込みが殺到したほどだったという。

 

利便性の証ともなるのは、キーの配置である。当時のキーと現在のキーを見比べてみると、驚くことにほとんど変わっていない。キヤノン コンスーマ新規ビジネス企画部 コンスーマ新規ビジネス推進課 チーフの長 健夫氏は「キヤノンの電卓は、60年前には今の仕様がほぼ成り立っています。そこに、時代のニーズに合わせて『00』キーや軽減税率対応の機能などを追加して、さらに利便性を追求した製品を開発してきました」と、ユーザーの利便性に配慮し続けた開発背景を語った。

 

21年間のロングセラー電卓「MP1215D-V」

こうしたユーザーへの配慮は、製品のロングセラーへもつながった。たとえば「MP1215D-V」は、同社製品の中で最もロングセラーのモデルで、1987年の発売以降、21年間もの間愛用され続けた業務用のプリンター電卓。レジスターのように電卓で計算したものを紙で印字して残しておける機能を有する同モデルは、主に金融機関などで利用され、現在も後続モデルの「MP1215-D VII」が活躍中だ。

↑残念ながら「MP1215」シリーズは展示されていなかったが、同じくプリンター電卓で1985年に発売された、世界初のAC/DC駆動のバブルジェット式「BP12-D」の実機を見ることができた

 

時代によって移り変わるニーズに合わせて開発されてきたキヤノンの電卓には、衛生意識の高まりから抗菌機能を備えたモデルも登場した。今や、同社製品の約半分が抗菌機能を備えているが、その始まりは1998年5月発売の抗菌電卓「HS-1200C」だった。抗菌電卓は国内で好評を博し、特に2009年発売の抗菌電卓「HS-121T」は、累計出荷98万台と、同社の電卓の中で最も売れたモデル(※)となった。

 

※2004年以降の累計出荷台数

↑キヤノンの抗菌電卓第1号機 HS-1200C。現在では、同社電卓の約半分に抗菌機能が備わっている

 

そのほか、千万単位の「0」を一括入力でき、桁数をカンマ区切りと「億千万」の漢字表示とで切り替えも可能な、千万単位機能電卓「LS-120TU」や、2つの税率設定キーを備え、軽減税率の計算などにも便利、かつ小型の電卓「LS-105WUC」などが国内人気の高い製品として紹介された。

↑LS-120TUではないが、同じく千万単位機能電卓の「LS-12TU II」。カンマ区切りと「億千万」の漢字表示切り替えは、上部右側の「表示」キーを押す。「億千万」それぞれの桁数の「0」を一括入力するには、上部左側に設置されている「憶」「万」「千」キーを入力する

 

↑税率設定キーを2つ備えたミニ卓上電卓LS-105WUC。カラバリも6色(グリーン・ピンク・ネイビー・ブルー・アイボリー・チャコール)と、充実している(画像は、ピンクとネイビー)

 

マウスの中に電卓!? ユニークな発想の電卓がズラリ

60年の間には、様々なアイデア製品も誕生した。電話番号を手帳に記して確認することが当たり前だった1978年には、21人分の名前と電話番号や生年月日が記憶でき、ワンタッチで呼び出し可能な電卓「パームトロニクLCメモ」が登場。

↑会場に展示されていた電話番号を記憶できる卓上電卓「DM-1000」

 

また、当時は現代よりもさらに小型軽量がフィーチャーされた時代でもあった。そうした世相から登場したのが、クレジットカードサイズの超薄型電卓「キヤノンカードLC-7」。1.9mmという超薄型で、8桁1メモリー。カラーバリエーションにはホワイト・ブルー・ブラックの3色を揃え、クレジットカードや定期券入れとしても利用できるレザータッチのケースもオプションで販売するなど、ファッション性も兼ね備えたアイテムだった。

↑会場に展示されていたのは、LC-7とは別モデルのプラスチック液晶を採用した初のクレジットカード型電卓「T19」。持ち運びやすい利便性はもちろん、ゴールドカードのような見た目とレザータッチのケースで高級感も与えている

 

「当時は、スーツやワイシャツのポケットに入れて持ち運べるという利便性が非常に重宝されました。このクレジットカード型電卓は、便利だと評判も良かったのですが、徐々に大型で見やすい方がいい、という方面にニーズが変化したことで、2008年頃には電卓のラインナップから消失してしまいました」(長 健夫さん、以下同)

 

2000年代は、パソコンが一般化した時代でもある。そこで、キヤノンが開発したのが、パソコンに接続して使用できるという電卓。中でも「KS-1200TKM」は、トラックボールとスクロールホイール付きで、通常の電卓として使用する「計算モード」とテンキーとして使用する「PC入力モード」が備わっていた。さらに、計算結果をPCにそのまま送信できるなど、1台で3役も4役もこなしてくれる同機種は、その便利さから多くの支持が集まった人気商品だったという。

 

そんな数あるユニークな電卓の中でもひと際目を引いたのが、2008年発売のマウス型電卓「LS-100TKM」だ。折りたたみ式ボディをパカッと開くと電卓が出て来る特異なデザインで、電卓・テンキー・マウス計3つの機能を搭載。本体を閉じたまま使用すればマウスに、開けばテンキー電卓として使用できる。こちらもパソコンとの連携が考慮されており、電卓で計算した結果をパソコンへと転送することが可能だ。

 

発売当時、営業を担当していたという長氏は「担当していた秋葉原の家電量販店さんでは、『これは面白い!』と、レジの前にワゴンで積んでいただきました」と、遊び心のあるマウス型電卓の人気を振り返った。

↑マウス・電卓・テンキーが一体化した1台3役のマウス型電卓 LS-100TKM。堅実なアイテムが多いキヤノン製品の中では珍しい、遊び心を加えたアイテムで、ユーザーからも「面白い」と好評だった

 

下降傾向にある電卓市場。一方で底堅い商品ニーズに期待も

このように、時代のニーズに合わせた機能とともに身近な存在であり続ける電卓だが、国内市場は下降傾向にあるという。2019年には454万台だった出荷数が、2023年には330万台にまで下落。同社がJBMIA(一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会)の統計を基に予測した出荷数量は、今後さらに下落する見込みだ。その要因には、少子化による教育現場での需要減少、電子マネーをはじめとした様々なビジネスツールの登場、そしてコロナ禍を経て浸透したリモートワークなどにより、出社機会が減少したことなどが挙げられる。

 

一方で、先にも紹介した、千万単位機能や軽減税率対応の電卓など、金融機関を中心としたビジネスパーソンに需要が高い製品も存在する。「代替となるデジタルツールが増える一方、アナログのよさが見直されているシーンも少なくない」と、現状を解説した長氏は、「市場のニーズに合わせた変革と、長年ご好評をいただいている点の維持を両立した、長く愛される商品を届けていきたい」と、今度の展望について述べた。

 

2024年2月には、12桁卓上電卓「HS-1220TUB」「TS-122TUB」と12桁ミニ卓上電卓「LS-122TUB」が発売された。この3機種は、同社の電卓として初めて植物由来のバイオマス原料をキーの素材の10%に採用している。現段階では、耐久性の問題からバイオマス原料の使用割合に限界があるが、今後はこの課題を解消していき、電卓を通じてエシカル消費の促進や持続可能な社会の実現に、より貢献することを目指すという。

↑キヤノンの電卓として初めて植物由来のバイオマス原料を採用した、環境配慮型電卓。左から「HS-1220TUB」、「TS-122TUB」、「LS-122TUB」

 

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iPhone 16は4モデルすべて超薄型ベゼルになる? 過去に断念した技術を採用か

今年の登場が期待されている「iPhone 16」シリーズの4モデルすべてに、超薄型ベゼルが採用されるとの情報を、韓国語ニュースサイトのSisa Journalが伝えています。

↑MacRumorsより

 

昨年発売された「iPhone 15 Pro/Pro Max」では「低射出圧オーバーモールディング(LIPO)」という技術を採用。「iPhone 14」では約2.2mmだったベゼルが、1.5mmにまで薄くなりました。またiPhone 16 Pro/Pro Maxでは、6.3インチ/6.9インチの大型ディスプレイの採用が噂されています。

 

今回の報道によれば、iPhone 16シリーズではディスプレイを囲うベゼルを最小化するために、「Border Reduction Structure(BRS)」という技術を採用するとのこと。これは内部も銅配線をよりコンパクトなパッケージに巻き取る技術で、これによりベゼルのさらなる薄型化が実現できるというのです。

 

Appleは以前にもBRSをiPhoneで採用しようとしていましたが、熱問題で断念していました。しかし最近の放熱技術の工場により、BRSの採用が現実的となったのです。

 

スマートフォンの本体が大型化すれば、内部スペースが増えることで、より効率的に部品を配置することができます。さらに放熱性も向上するので、iPhone 16シリーズでは超薄型ベゼルの採用が可能となるのかもしれません。

 

Source: Sisa Journal via MacRumors

次期iPad Proでは非光沢な“マットスクリーン”が選択可能に? ベゼルもさらに薄くなるかも

「次期iPad Pro」にて「Nano-textureガラス」のようなマット仕上げのディスプレイがオプションとして用意されるとの情報が、中国語SNSのWeiboに投稿されています。

↑NYC Russ / Shutterstock.comより

 

Nano-textureガラスとは、光が反射しにくいように加工されたマット仕上げのディスプレイです。Apple製品では「Pro Display XDR」「Studio Display」にて選択が可能で、Nano-textureガラスは標準ガラスよりも高価に設定されています。

 

WeiboのリークアカウントことInstant Digitalによれば、次期iPad Proでも標準ガラスにくわえて、マット仕上げのディスプレイが選択可能とのこと。このディスプレイは目の負担を減らす、ブルーライトカット機能を搭載している可能性もあるようです。

 

Nano-textureガラスの注意点としては、表面のテクスチャーが油分やゴミを吸着しやすいので、クリーニングが難しいという問題があります。AppleはNano-textureガラスの清掃について、「柔らかく研磨剤の入っていないポリッシングクロスでクリーニングするように」と注意していますが、これが次期iPad Proにも共通しているのかどうかは不明です。

 

次期iPad Proは4月にも発売され、有機ELディスプレイやM3チップの搭載、本体の大幅な薄型化、MagSafeでのワイヤレス充電への対応が噂されています。さらにNano-textureガラスが選択できれば、まさに最強のiPad Proといえそうですが…どこまで価格が上昇するのかが心配でもあります。

 

Source: MacRumors 1, 2

無念! マイクロLED版Apple Watchはキャンセルか。Bloombergが報じる

Apple(アップル)がマイクロLEDディスプレイを搭載した「Apple Watch」の開発を中止したとの情報を、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑Appleより

 

マイクロLEDとは、微細なLEDをディスプレイの画素として利用する方式で、色再現性やコントラスト、輝度の向上が期待できます。Apple Watchでは「次期Apple Watch Ultra」などでマイクロLEDディスプレイの搭載が噂されていましたが、近日ではその計画のキャンセル複数筋から報告されていました。

 

BloombergのMark Gurman(マーク・ガーマン)記者によれば、AppleはマイクロLEDディスプレイの開発に数十億ドルを投資し、まずApple Watch UltraにマイクロLEDディスプレイを搭載する計画だったとのこと。しかしマイクロLEDディスプレイは高価かつ複雑過ぎたため、Appleは自社開発プロジェクトを中止。開発チームを再編成し、従業員の解雇も実施しているというのです。

 

マイクロLEDディスプレイはApple Watchを皮切りに、将来のiPhoneやヘッドセット「Apple Vision Pro」、開発中止が報じられた電気自動車「Apple Car」への搭載もされていました。しかしマイクロLED版Apple Watchの開発が中止されたことで、これらの計画も不透明となっています。AppleはiPadなどで有機ELディスプレイへの切り替えを予定していると噂されており、次世代ディスプレイ技術の採用はその後となるのかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

仮想デスクトップの対応範囲拡大などを実現したNECのセキュリティソフト「NeoFace Monitor」新製品

NECは、高性能な顔認証エンジン「NeoFace」をベースとしたPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」のパッケージ版を強化。新バージョン「NeoFace Monitor V7.1」の受注/提供を4月中旬に開始します。

 

NeoFace Monitorはパッケージ版とクラウド版を提供しており、今回強化されたのはパッケージ版です。仮想デスクトップ環境において、従来のMicrosoftリモートデスクトップサービスに加え、新たに「VMware Horizon」や「Citrix Virtual Apps and Desktops」のサービス利用環境でも手元PCのカメラが利用可能になり、仮想デスクトップOSに顔認証でログオンできるようになりました。また、仮想デスクトップ上のアプリでは、アプリログイン代行認証機能によるシングルサインオンも実現。

 

さらに、手元のPCと仮想PC間のネットワーク通信時に顔の認証データを軽量化。多数の利用者が同時に接続する環境や狭い帯域での環境でも通信できるよう強化したため、導入のハードルを下げることができるといいます。

 

セキュリティ面では管理者向けの強化を実現。アプリログイン代行認証機能において、管理者が特定のアプリで顔認証の適用を必須にするかどうか決められるようになりました。また、顔認証を利用できない場合に用意しているワンタイムパスワード機能で、入力失敗許容回数やログオン可能回数を設定できます。

 

また、顔認証を利用する際、PC内蔵カメラや外付けディスプレイに取り付けたカメラ、タブレットPCの前面/背面カメラを使い分けての認証が可能。管理者権限を有してない利用者でもカメラの切り替えができるため、リモートワークにおける利便性を向上させています。

 

製品の希望小売価格は下記のとおりです。

製品名 希望小売価格(税別)
NeoFace Monitor V7 クライアント用-i/SW
(i配信、ライセンスなし)
1000円
【ライセンス】
NeoFace Monitor V7クライアント用-i
1万4500円(1台)~
【保守パック】
保守1年更新 NeoFace Monitorクライアント用-i
2600円(1台)~

 

アイデア商品はなぜできた? 片手でプラグ抜けるエレコム電源タップの開発経緯を聞く

GetNavi webが運営する有料のコミュニティサービス「GetNavi Salon」でちょっとした話題になった製品があるとのことで、編集部から連絡を頂いたのが、エレコムの新商品である電源タップ「イージーリリース6口タップ」だ。

↑エレコム「イージーリリース6口タップ」

 

このイージーリリース6口タップは、片手でプラグを外せるレバー機構を全口に備えていることが特徴で、ラインナップは通常タイプと、底面に磁石を備えスチール部分などに貼り付けることができる磁石付きの2タイプ。いずれも6口で、ケーブル長は1m、2m、3mの3種類から選べる。

 

底部には回転するフックを内蔵しており、壁掛け使用にも対応するなどさまざまな場所で使えるよう設計されている。

↑フックを出せば壁掛け使用にも対応

 

GetNavi Salonのコミュニティに参加しているメンバーからは「片手でタップを押さえながらプラグを引き抜く必要がなく、手の力が弱い人でも片手で簡単にプラグを抜けるアイデア商品」「こういう物理的にできる改善は素晴らしい」「抜き差しが多い場合はかなり重宝しそう」など、好意的な意見が散見された。同じように思っている人はおそらく一定数いるのだろう。

 

ほかでは見たことのないユニークな機構を備えた製品ではあるが、どのような意図でどういった層をターゲットに開発されたのか。今回はエレコムの製品開発担当者にメールインタビューを行なうことができたので、まずはそちらを紹介しよう。

 

差込口側にプラグを抜きやすくする機構の搭載を思いついた

今回インタビューにお答えいただいたのは、同社のパワーサプライデバイスチームに所属する坂口申悟さん。電源まわりの製品を主に開発されているそうだ。

 

――この製品の開発のきっかけは?

 

坂口さん:弊社にはUSB充電器にこのようなプラグが楽に抜ける機構を備えた製品がすでに存在しており、年齢や障がいなどで手が不自由な方や、力の弱い方などから好評でした。しかし、そのUSB充電器だけでなく、日頃から使用するあらゆる電子機器が抜きやすくできれば、より便利になると思いました。

↑イージーリリース機構を備えたUSB充電器「MPA-ACCP31WH」

 

そこで、プラグ側ではなく、差込口側にプラグを抜きやすくする機構を搭載すればいいのではと思いつき、この電源タップを開発しました。

 

――どのような層をターゲットに想定しているか?

 

坂口さん:老若男女、誰でも使いやすい製品であることを前提としていますが、特に片手が不自由な方や手の力が弱い方に便利に使っていただけると考えています。また、プラグの抜き差しが頻繁な環境、たとえばフリーアドレスのオフィスなどにも適した製品です。

 

――参考にした商品は?

 

坂口さん:前述の通り、MPA-ACCP31WHが自社商品として存在していましたので、それは参考にしています。それ以外にも身の回りにあるレバーの付いた製品をいろいろと触りながら、その形状やサイズ、動きなどを参考にしました。

 

自然に指を置くよう促すデザインなど、レバー機構にこだわり

――レバー機構の開発が肝だと思うが苦労した部分は?

 

坂口さん:当初はできるだけ筐体を小さくするためにレバーをL字型に折り曲げて、側面から押し込む形状で検討していたのですが、プラグを接続した状態ではレバー操作が難しかったり、力を入れにくかったりしたため、現在のような上から下に押し込む構造に変更しました。このことによってレバーを押し込む際に手の重さを利用でき、接地面というストッパーができるので、片手でもより力を伝えやすくなりました。

 

しかしその分、筐体には奥行きが出てしまいますので、使用感とサイズのちょうどいい部分を見つけることに苦労しました。何度も3Dプリンターで試作を繰り返し、たくさんの人に実際に試してもらいながら意見を集めて、できるだけ奥行きが大きくならないように構造を調整していきました。

 

――特にこだわった部分は?

 

坂口さん:レバー機構の使用感です。前述の通り、どのようなレバー形状にするのかは何度も検討を重ねました。また、一見わかりにくいポイントかもしれませんが、テコの原理を最大限発揮してもらうためにはレバーのできるだけ端を押す方がいいので、レバーの端に指型の凹みや目印にもなる滑り止めを設けるなどして、自然とそこに指が置かれるように促すデザインとしています。

↑見た目ですぐわかるよう、しっかりと凹みが付いている

 

また、機能だけでなく形状やデザインにもこだわっています。この製品はその特性上、人目に付くところへの設置も想定されるため、ほかのインテリアの邪魔にならないよう、できるだけシンプルな形状とし、機能優先だからといって野暮ったくならないように気を付けました。

 

――開発にはどれぐらいかかった?

 

坂口さん:ほかの商品の開発も同時に進めていたこともあって、着想から実際に開発を始めるまでに半年くらいブランクが空いてしまいました。その後、外観や機構の設計調整に半年くらい、商品化が決定してから発売するまでにさらに半年くらいかかっています。着想から発売まで1年半ほど要しました。

 

電源タップはシーンが決まってないので、複数の設置方法を可能に

――この製品がマグネットやフックなど多彩な設置方法にこだわっている理由は?

 

坂口さん:電源タップはどんな場所、どんなシーンで使うということが案外決まっていない製品なので、より多くの場面でユーザーが使いやすくなるよう、いろいろな設置方法ができる製品を目指しました。ただ、磁石は近年価格が高くなっているので、型番別で有無を設定してユーザーが選べるようにしています。

 

――安全面でのこだわりは?

 

坂口さん:弊社製品で標準的な安全仕様である「雷ガード」や「ホコリ防止シャッター」、「絶縁スリーブ」「熱硬化性樹脂を用いた二重構造筐体」などは、本製品でもしっかりと備えています。特にホコリ防止シャッターは、差込口中央にプラグを押し出すためのバーが配置されるため、普段ほかの製品で採用している構造が採用できず、この製品のために設計をイチからやり直す必要がありました。

 

また、吊り穴やフックとなる底面両端に配した回転するパーツは、展開することで構造上差込口を端に寄せざるを得なかった本製品の横転を防止することができます。横転することでACアダプターが半差しになるのを防ぐ効果も期待できます。

↑ACアダプターなどを複数挿すと重みでスイッチ側が浮いてしまうところ……

 

↑フックを手前に出すとタップを支えて安定させる効果がある

 

――現在は6口タップのみだが、2口や4口などのラインナップ展開の予定は?

 

坂口さん:実験的な商品のため、営業部と相談のうえ、とりあえず6口のみの発売としましたが、もし一定の需要があるのであれば今後口数やケーブル長の異なる商品も出せればと考えています。

 

指1本で簡単に電源プラグが抜ける

続いて、本製品を購入して実際に使ってみたので、そのレビューもお届けしよう。購入したのは磁石なしの通常タイプでケーブル長は2mのもの。エレコムの直販サイトでの価格は3480円(税込)。磁石付きは同じ2mのものでも3980円(税込)と500円高くなるので、使用環境に応じて磁石の有無を選ぼう。

↑購入したのは磁石なしでケーブル長2mのもの

 

まず箱から製品を出して思ったのは、「結構大きいな」ということ。プラグを抜きやすくするためのレバー部分の分だけ、どうしても一般的な電源タップより奥行きが出てしまうのは仕方ない。とはいえ、デスクに置くとそれなりの存在感になる。

 

筆者は普段、自宅のデスクまわりでノートパソコンとスマホの充電用に3口の小さな電源タップを使っているので、6口だとかなり持て余してしまう。インタビューでも質問したが、もう少しコンパクトな2口~4口タイプも発売していただけるとありがたい。

 

デザインはシンプルで無駄がなく洗練されているので、オフィスでも自宅のリビングでも場所を選ばず使えそうだ。個人的にはなんとなく無印良品のプロダクトっぽさを感じた。

 

本製品のキモでもあるレバー機構の使用感だが、商品説明の通り、スイッチ部分を指で押すだけで電源プラグも重いACアダプターも簡単に抜くことができる。てこの原理を利用しているため、力をいれなくてもスッと抜けるので、小さなお子さんや高齢者にも使いやすいだろう。これなら頻繁にプラグの抜き差しがあってもストレスを感じず使えそうだ。

↑スイッチ部分を押すとレバーが持ち上がりプラグを押し上げて抜ける仕組み

 

一般的なプラグやACアダプター、スマホの充電器など自宅にあるさまざまな形状のものを試してみたが、このレバー機構で抜けないものはなかった。国内で流通している一般向けの製品なら、だいたいのものは使えるだろう。

 

筆者が電源タップを購入するとき、最も重要なのは実は各口間の距離で、これが狭いものはACアダプターを挿したとき隣の口が使えなくなってストレスになることもある。本製品は各口のあいだがそれなりに空いているので、ACアダプターを挿しても隣の口を塞いでしまうという事態は起こりにくい。レバーの位置の関係上、レバーの反対側からしかプラグをさせないので、設置位置には少し気を使うかもしれない。

↑ACアダプターを挿しても隣の口が塞がらない

 

底面のフック部分を出せば安定感が増すので、重めのACアダプターを複数挿しても倒れにくくなるのは便利。底面にはシリコン製すべり止めも付いており、ズレを防いでくれる。

↑底面にはシリコン製すべり止めが備わっている

 

フックは壁掛け用にも使えるので、デスク上や設置場所が限られるところでの使用も可能。ただし、ACアダプターなどを複数使っていると結構重くなるので、重さでフックを掛けたピンなどが外れて落下しないように気をつけるべし。

 

細部まで考えられたプロダクト設計に脱帽

インタビューでも坂口さんのこだわりや思いが伝わったが、実際に使ってみると細かいところまで考えて設計されたのがわかる、とても日本のメーカーらしい製品だと感じた。特に、フックを脚のように使って安定感を高めるところなんか、よく考えられているなぁと感心してしまった。

 

本製品は片手が不自由な人や力の弱い高齢者にも使いやすいユニバーサルデザインを目指したものではあるが、近年増えているフリーアドレスオフィスなど、頻繁にプラグを抜き差しするような環境での需要もあると思う。価格は一般的な電源タップに比べてやや高いが、間違いなくこの機能を必要としている人もいるだろう。

 

電源タップの抜き差しにストレスを感じている人や、家族や周囲の人がお困りの方はぜひエレコムのイージーリリース6口タップを試してもらいたい。

 

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「Galaxy Z Fold6」廉価モデル、「iPhone 16」シリーズと同じ時期に発売? 価格もガチンコ対決かも

先日、サムスンが次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」の廉価モデルを準備中であり、現行モデルGalaxy Z Fold5の半額以下を目指しているとの噂をお伝えしました

↑「Galaxy Z Fold6」廉価モデルの発売はいつ?

 

それに続き、本製品が「iPhone 16」シリーズと同じ時期に発売されるとのサプライチェーン情報が届けられています。

 

韓国の電子業界誌The Elecによれば、次期Galaxy Z Fold6と「Galaxy Z Flip6」(タテ折り機種の後継モデル)に使う部品の生産が5月上旬に始まり、製品は7月に発売される可能性が高いとのこと。ここまでは、以前の噂話とほぼ同じです。

 

そしてGalaxy Z Fold6の廉価モデルは、その2~3か月後の9~10月頃に発売される見込み。つまり、iPhone 16の発売に重なることになると述べています。

 

なぜ、サムスンはGalaxy Z Fold6とGalaxy Z Flip6の発売を急ぐのか? 同社の未発表製品に詳しいSammobileは、今年の夏季オリンピックが7月26日に始まるため、そこでの宣伝を目指していると報じていました。より具体的な発表イベントの時期は、7月上旬とのことです。

 

米国でのiPhone 15標準モデル価格は799ドル~だったため、Galaxy Z Fold6廉価モデルが800ドルであれば、ほぼ同じ価格となります。今年の秋は「折りたためないiPhone」か「折りたためるGalaxy廉価モデル」のどちらを買うか、迷うことになるのかもしれません。

 

Source:The Elec
via:BGR

アップル、Apple WatchのAndroid対応に3年もかけていた? しかし「技術的な制約」からプロジェクト中止に…

アップルは一時、Apple WatchのAndroid対応を検討していたものの、結局キャンセルしたと米9to5Macが報じています。

↑3年かけ断念?

 

これは先週、米司法省がアップルを独禁法違反として提訴したことを受けてのものです。アップルの匿名情報筋は9to5Macのチャンス・ミラー氏に、Apple WatchをAndroidに対応させるため3年を費やしたものの、最終的には技術的な制約から実現不可能だと判断。そのため、このプロジェクトは中止したと語っています。

 

司法省はアップルが市場を独占しているという根拠の1つが、iPhoneでサードパーティ製スマートウォッチの機能を制限する一方、Apple WatchユーザーがiPhoneから(Androidに)乗り換えるのを困難にしていることだと主張しています。以下、その趣旨を箇条書きします。

  • Apple WatchはiPhoneとしか互換性がない
  • アップルがユーザーをApple Watchの購入に誘導できれば、そのユーザーが別の種類のスマートフォンを購入するには、高価なApple Watchを捨てて、新たにAndroidと互換性のあるスマートウォッチを購入する必要がある
  • それはコストがかかるため、iPhoneからAndroidに乗り換えにくい

 

アップルがApple WatchのAndroid対応を検討していたが、結局は放棄したという証言は、同社の内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman氏による記事とも一致しています。

 

その記事によれば、アップル社内ではApple Watchと健康アプリをAndroidスマホと互換性を持たせる「プロジェクト・フェンネル」(Project Fennel)が進行。しかし、「AndroidにApple Watchを譲れば、iPhoneに対するウォッチの価値が薄れてしまう」というビジネス上の配慮から中止になったとのことです。

 

もしもApple WatchのAndroid対応が実現していれば、実際にiPhoneからAndroidスマホに乗り換えるユーザーがさらに増えていたのかもしれません。

 

Source:9to5Mac

Galaxy S24 UltraのSペンが焦げ臭い? サムスンは正常な現象であることを説明

サムスンのフラッグシップ機Galaxy S24 Ultraは、独自のスタイラスペン「Sペン」が使えることが好評を呼んでいます。が、焦げたような臭いがするとの声が一部ユーザーから上がっています。

↑焦げ臭さの理由とは

 

これにつき、サムスン公式が正常な現象であり、心配するようなことではないと確認しました。

 

大手掲示板RedditのユーザーLatifYil氏は、Galaxy S24 UltraのSペンを嗅いでみると、悪臭を放っていると投稿。この機種はSペンを収納できますが、「内部でバーベキューされている」ような焦げ臭さだと述べています。

 

他のユーザーらは、前モデルGalaxy S23 Ultraもそうだった、数年前のGalaxy Noteシリーズもそうだったと反応。要は、Sペンが使える歴代のサムスン製スマートフォンに共通する現象だったようです。

 

サムスンのEU向けコミュニティ・フォーラムでも、同じような投稿があり。これにつき、同社公式のモデレーター(掲示板を管理する役職)は「Sペンをホルスターに入れている間は、スマホの内部パーツに近いため、使用中に発熱し、プラスチックが熱くなる」ことで焦げたような臭いがする場合もあると説明。

 

が、この臭いは「自動車を太陽の下に数時間放置した場合に経験する臭い」と似ているとのこと。車内のシートやプラスチック製の部品が熱くなって臭うこともあるが、冷めると軽減されると述べています。

 

つまりSペンの臭いは「プラスチックが熱された場合に起こる一般的なこと」であり、なんら問題はないという結論です。ふだんSペンは手に持って使うため、臭いに気づく人も少なそうではありますが、鼻に近づけるのは避けた方がよさそうです。

 

Source:Samsung
via:Sammobile

「Launchpad」をカスタムショートカットキーでもっと便利に!【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「カスタムしたショートカットキーでLaunchpadを開こう!」です。

 

 

Mac標準のランチャー機能「Launchpad」を使うと、すべてのソフトを表示できます。ここでソフトを探したり、ソフトをグループ化してまとめたりすることが可能です。

 

Launchpadを開く方法はさまざまあります。Dockに登録したアイコンをクリックするほか、一部のキーボードに用意されているLaunchpadキーを押す方法もあります。また、MacBookシリーズのトラックパッドやMagic Trackpadでは、合計4本の指でつまむような操作でLaunchpadを開くことが可能です。

 

今回は通常設定のままでは使用できない、Launchpadを呼び出すショートカットキーの設定方法を紹介します。

 

Appleメニューから「システム設定」を開いて、サイドバーから[キーボード]を選択したら、中程にある[キーボードショートカット]をクリックしましょう。

 

画面左の最上段にある[LaunchpadとDock]を選択して、[Launchpadを表示]にチェックを入れたら、右端の[なし]をクリックして好きなキーコンビネーションを割り当てましょう。ここでは[command]+[option]+[L]キーを設定しました。

 

そのキーを実際に押してみてLaunchpadが開くこと、そしてもう一度押して閉じることを確認したら、[完了]ボタンをクリックしてウインドウを閉じましょう。これでLaunchpadを起動するキーボードショートカットの設定は完了です。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

次期「iPad Air」、3月26日にお披露目か!?

次期「iPad Air」が3月26日(火曜日)に発表されると、中国語ニュースサイトのIT Homeが伝えています。

↑もうすぐお披露目

 

次期iPad Airに関しては、12.9インチモデルの追加が噂されています。また、「M2」チップの搭載や再設計された背面カメラ、FaceTimeカメラの横位置への移動、通信機能の刷新も期待されています。

 

今回のIT Homeの情報は、iPad用のサードパーティ製保護ケースのアマゾンへの出品情報をもとに、発売日を予測したもの。また中国のリークアカウントのInstant Digitalも、3月26日にiPadに関する何らの発表があるとWeiboに投稿しています。

 

次期iPad Airに関しては4月に製品の出荷が開始されるとディスプレイアナリストのロス・ヤング(Ross Young)氏が述べていますが、このことからも、次期iPad Airの発売日が近づいている可能性は高そうです。

 

次期iPad Airに合わせて「次期iPad Pro」も同時に登場するとの見方もありますが、3月26日に大規模なiPad関連のイベントがあるのか、あるいはプレスリリースだけでの発表となるのか、来週を楽しみにしたいものです。

 

Source: IT Home via MacRumors

次期「iPad Air」にまさかの展開! 12.9インチ版が…

次期iPad Airでフロントカメラこと「FaceTimeカメラ」が横向き(本体の長辺)位置に移動するとリークアカウントのShrimpAppleProが伝えています。

↑FaceTimeカメラは横に移動しそうだが…

 

次期iPad AirのFaceTimeカメラが横向き位置に移動するという情報は、以前にも中国語SNSのWeiboなどで報じられていました。また、次期iPad Airだけでなく「次期iPad Pro」でもFaceTimeカメラが横向き位置に移動することが予測されています。

 

ShrimpAppleProによれば、次期iPad AirではFaceTimeカメラが横向きに移動する以外には、大幅なデザイン変更はないとのこと。FaceTimeカメラの位置が変更されることにより、iPadを横向きにしたときにビデオ通話などが利用しやすくなります。また「Magic Keyboard」を接続した場合でも、FaceTimeカメラの使い勝手が向上します。

 

その一方、気になるのは、ShrimpAppleProが「12.9インチの次期iPadは投入されない可能性が高い」と報告していること。12.9インチの次期iPad Airの登場はこれまでも繰り返し報じられてきましたが、もしかするとアップル社内で何らかの計画変更があったのかもしれません。

 

iPadシリーズでは、すでにベースモデルとなる「iPad(第10世代)」が横向きFaceTimeカメラを採用していますが、このデザインは今後すべてのiPadシリーズに適用されそうです。

 

Source: ShrimpApplePro / X via MacRumors

次期「iPad Pro」、まもなく出荷開始!? Xデーは4月の…

次期「iPad Pro」の出荷が4月にも始まるとディスプレイアナリストのロス・ヤング(Ross Young)氏が発信しています。

↑近づくXデー

 

次期iPad Proについてはさまざまな事前情報が報じられており、「M3」チップの搭載や本体の大幅な薄型化、有機ELディスプレイの採用、ワイヤレス充電への対応がされています。さらに、次期iPad Proにあわせて「Apple Pencil」や「Magic Keyboard」の新モデルも登場すると言われています。

 

ヤング氏によれば、次期iPad Pro向けの新しいソフトウェア(iPadOS 17.4の発展型)が完成するのは3月末か、あるいは4月に入ってからになるとのこと。OSが完成したらアップルはそれを工場に送り、新しいハードウェアにインストールするので、このプロセスは2〜3週間続く可能性があり、出荷は来月になると伝えているのです。

 

次期iPad Proの発表日について、同氏は「3月下旬〜4月上旬」になると予測しています。米メディアのブルームバーグも次期iPad Proは早ければ3月末に発表される可能性があると報じており、Xデーは近そうです。

 

さらにヤング氏によれば、次期iPad Proと同時に12.9インチの「次期iPad Air」が発表される可能性が高いと述べています。今月末から来月にかけて、AppleのiPadのラインナップがガラっと一新されることになりそうです。

 

Source: DSCC via MacRumors

「iPhone 17」、ディスプレイの強化で保護フィルムが不要になる!?

あと1年以上も先のことになりそうですが、2025年の「iPhone 17」シリーズでは反射防止コーティングが強化され、傷が付きにくいディスプレイを搭載すると著名リーカーが主張しています。

↑いずれ画面保護フィルムがいらなくなる

 

中国SNS・WeiboユーザーのInstant Digital(刹那数码)氏は、iPhone 17シリーズの外装ガラスがすべて超硬質のAR(反射防止)層で作られていると主張。そのため、iPhone 15シリーズのセラミックシールドと比べて「思った以上に傷がつきにくい」ものになると述べています。

 

この超硬質コーティングをするための装置は、すでに中国のサプライヤーに引き渡し済み。ただし準備ができるまでに時間がかかり、2024年秋の「iPhone 16」シリーズには間に合わず、実現するのはiPhone 17シリーズとなるようです。

 

iPhone 15のディスプレイは上部で発色も美しいものの、反射防止はベストとは言えません。

 

これに対して、サムスンのGalaxy S24 Ultraはカバーガラスに最新素材の「Corning Gorilla Armor」を採用することで反射光が抑えられ、明るい光の下ではiPhone 15 Pro Maxよりも画面が鮮明に表示されます。さらに傷を最小限に抑え、従来のカバーガラスよりもデバイスの耐久性も高めています。

 

アップルは2020年発売のiPhone 12シリーズでカバーガラスにセラミック・シールドを採用しましたが、それからiPhone 15シリーズまで素材は変更していません。iPhone 17世代では全面的に見直され、傷つきにくく、反射しにくくなり、画面保護フィルムが不要となるかもしれません。

 

Source: Weibo
via: Wccftech

噂の「Galaxy Z Fold6」廉価版、衝撃的な価格で一発逆転をかける

サムスンが、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」でお手ごろ価格のバージョンを準備しているとの噂は先日お伝えしましたが、どれほど安くなるのでしょうか?

↑信じられないくらいの価格だ

 

サムスンは800ドル(約12万円※)、つまり現行モデルGalaxy Z Fold5(米国では1799ドル~)の半額以下を目指しているとの情報が報じられています。

※1ドル=約150円で換算(2024年3月21日現在)

 

韓国メディアのSisaJournal-eが伝える数字は、より安価なタテ折りモデルGalaxy Z Flip5の999ドル~さえ下回っており、信じがたい話です。しかし、サムスンは折りたたみスマホ市場でのリードを維持するため、廉価モデルを発売してシェアを拡大する必要があるそう。

 

この廉価モデルはSペンに対応せず、プロセッサーやディスプレイ、バッテリー仕様などが上位モデルよりも低くなるとのこと。ただ、カメラだけは既存モデル、つまりGalaxy Z Fold5と近くなるようです。もっとも、現行機はトリプルカメラですが、廉価モデルは1つ少ないデュアルカメラになる可能性も示唆しています。

 

コストカットの可能性が最も高いのは、おそらく搭載チップでしょう。上位モデルはGalaxy S24シリーズと同じSnapdragon 8 Gen 3を採用する一方で、廉価モデルはサムスン自社開発のExynosチップを採用するかもしれません。

 

あるいは、クアルコムの安価なチップを選ぶ可能性も。ちょうどクアルコムは、Snapdragon 8 Gen 3の性能を少し下げた「Snapdragon 8s Gen 3」を発表したばかりです。

 

サムスンの次期折りたたみスマホは7月に発表されると予想されているため、今後数か月のうちに詳しい情報が届けられることになりそうです。

 

Source: SisaJournal-e
via: 9to5Google

新型「iPad Air」のデビューは目前!? 工場からの出荷が始まる

アップルは3月末~4月に新型iPadを発表すると噂されているものの、今のところ公式のアナウンスや予告はありません。そんな中、新型iPad Airの(製造工場のある)中国から海外への出荷が始まったと著名リーカーが主張しています。

↑準備は整った

 

この噂の発信源は、中国SNS・WeiboユーザーのInstant Digital(刹那数码)氏。次期iPad Airは2種類のサイズを用意しており、発売に向けて「全ての準備が整った」とのことです。

 

Instant Digital氏はiPhone 14および14 Plusに新色のイエローが登場することを的中させるなど、アップル未発表製品について数々の実績がある人物です。

 

次期iPad Air、すなわち第6世代モデルは従来の10.9インチに加えて、大型の12.9インチモデルもあることが有力視されています

 

予想スペックは、M2チップ搭載、背面カメラ周りも再設計されるほか、ワイヤレス機能もBluetooth 5.3やWi-Fi 6Eにアップグレード。さらに「横向きにしたとき前面カメラが上」となり、ビデオ会議がやりやすくなる手がかりが見つかっています

 

他にもInstant Digital氏は、新型iPad Airが3月26日に発表するとも主張。中国テックメディアIT Homeも同じ予想をしており、その根拠としてAmazonでサードパーティ製「iPad Air/Pro 2024」用ケースが「3月26日」付けで予約販売中だと指摘しています

 

もっとも、新型iPad Proの発売は4月になるとディスプレイ専門アナリストRoss Young氏は予想。先に新型iPad Airが発売され、その後にProモデルが続くのかもしれません。

 

Source: Weibo
via: MacRumors

お手頃価格で高解像度/AI検出機能を備えた見守りカメラ「Xiaomi スマートカメラ C500 Pro」

シャオミ・ジャパンは、「Mi Home アプリ」と連携して使う室内向けの見守りカメラ「Xiaomi スマートカメラ C500 Pro」を発売しました。実売価格は6680円(税込)です。

 

Xiaomi スマートカメラ C500 Proは、高解像度とAIによる検出機能を備えた見守りカメラです。500万画素と3K解像度レンズ(2960×1666ドット)のカメラを搭載し、自宅を細部まで撮影可能。また、超低照度カラーモードと、赤外線暗視機能によって低照度時や暗闇でも鮮明な画像を撮影できるとしています。

 

さらに音や異常を検知するAI検出機能を搭載。たとえば赤ちゃんの泣き声やペットの動作、大きなノイズなどを検知するとスマホにプッシュ通知を送信します。加えて、見守るエリアを最大6か所設定でき、エリアに人物が立ち入った際も検出します。

 

本体にはデュアルモーターによるパン/チルトズーム設計を取り入れ、レンズは上下左右/水平方向に360度、垂直方向に114度回転可能。また、内蔵のスピーカーで双方向の音声通話もできます。

 

このほか、通信の安全性とユーザーのプライバシーを保証する専用セキュリティチップやスマホから操作できる物理レンズを内蔵しています。

 

ストレージはmicroSDカード、NAS、クラウドの3つに対応。また本体サイズは78×78×124mm、重さは約301gです。

サムスン、廉価版「Galaxy Z Fold6」で折りたたみスマホ首位攻防戦へ

サムスンは次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」において従来の通常モデルとは別のバリエーションを準備中だと噂されてきました。一部のテック系情報サイトは「上位のUltraモデルが出る」と報じていましたが、やはり廉価モデルである可能性が高まりました。

↑廉価版で戦う

 

韓国の電子産業誌・ETNewsは、Galaxy Z Fold6について、サムスン製折りたたみスマホ初の「エントリーレベル(廉価版)製品」が準備中と主張。通常モデルとの違いは、Sペン入力に対応しないことだと述べています。同誌は以前もほぼ同じことを報道していましたが、より確証が得られたのかもしれません。

 

こうした戦略は、サムスンが折りたたみスマホ市場でかつてない競争に晒されていることを意味します。

 

2019年に初めて折りたたみ製品を投入して以来、同社は市場で揺るぎないポジションを誇っていました。が、最近はPixel Fold、OnePlus Open、Motorola Razrシリーズなど競合する他社製品が増えており、中国ではついに首位の座をファーウェイに奪われるとのアナリスト分析もありました

 

そのファーウェイは、2024年の第1~第2四半期にかけて全世界の折りたたみ市場でサムスンを追い抜くとも予想されています。しかし、ディスプレイ関連サプライチェーン調査会社DSCCは、Galaxy Z Fold6廉価モデルが登場することで、サムスンは首位に返り咲けると述べています。

 

Galaxy Z Fold6は、タテ折りスマホ「Galaxy Z Flip6」と一緒に今年7月に発表されるとの説が有力。通常モデルのさらなる進化と、廉価モデルの買いやすい価格に期待したいところです。

 

Source: ET News
via: 9to5Google

新型「MacBook Air」にまさかの欠点! ふたを閉じて使い続けると…

先日発売されたM3チップ搭載のMacBook Airは、同じチップを搭載したMacBook Proとほぼ同じベンチマーク結果を叩き出していました。

↑ふたを閉じたまま長く使うと…(画像提供/アップル)

 

その一方で、M3 MacBook Airには、以前のモデルでは不可能だった「ふたを閉じた状態で2台の外付けディスプレイが使える」新機能があります。しかし、この状態で長時間にわたって使い続けた場合、本来の性能の半分程度に落ちる可能性があることが明らかとなりました。

 

テック系YouTubeチャンネルのMax Techが、定番ベンチマークテスト「3DMark Wild Life Extreme Stress Test」を20分間実行したところ、M3 MacBook Airはふたを閉じると初めは8083点の好スコアを獲得。しかし、冷却ファンを内蔵していないため放熱が追いつかず、次第にパフォーマンスが低下し始め、やがて5916点となり、ついには4198まで下がりました。

 

以前、同チャンネルはM3 MacBook Airをふたを開けたままテストしました。そのときはCPUが摂氏114℃、GPUが102.9℃もの高温に達し、性能も33%低下していました。一般的にコンピュータ搭載チップは高温になると破損を避けるため、わざと動作速度を遅くする「サーマルスロットリング」という仕組みが組み込まれているからです。

 

これまでMシリーズチップ搭載のMacBook Airは3世代にわたり、放熱のため薄いヒートシンクを採用してきましたが、ほとんど役に立っていないようです。

 

ふたを開けた状態では、M3 MacBook Airはキーボード部分に冷風を当てられてサーマルスロットリングを和らげられます。しかし、ふたを閉めた状態では空気の流れが完全に塞がれてしまうため、さらなる性能低下を招いている模様。

 

これはあくまで、負荷の重い処理をさせた場合のこと。ウェブ巡回やテキスト文書作成など、軽いタスクであれば熱くなりにくく、性能が下がる可能性は低くなるでしょう。また、ノートPC用の冷却用クーラーを使うのも有効かもしれません。

 

M3 MacBook Airのベースモデルは内蔵SSDのアクセス速度が改善していることもあり、適材適所でマシンを使いたいところです。

 

Source: Max Tech(YouTube)
via: Wccftech

約7.5mmと薄さ際立つ、シャオミ「Xiaomi モニター A24i」が1万円で発売

シャオミ・ジャパンは、薄型のディスプレイ「Xiaomi モニター A24i」を発売しました。実売価格は1万980円(税込)です。

 

Xiaomi モニター A24iは約7.5mmの薄さを実現した23.8型のディスプレイです。スリムかつシンプルなデザインにしているほか、VESA規格準拠による壁掛けにも対応しています。

 

アスペクト比は16:9、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、リフレッシュレートは最大100Hz、応答速度は6ms、視野角は178度に対応しています。また、1670万色表現できるうえに、sRGB99%の色域によって、鮮やかでナチュラルな画像を表示できるとのこと。

 

インターフェイスはDisplayPort、HDMI 2.0、DC入力をそろえています。また重さは約2.98kg。

 

販売はシャオミの公式サイト、Amazon、楽天市場など。手頃な価格で省スペースなディスプレイなので、とりあえず1台用意したいといったニーズにハマりそうです。

「Galaxy S25」標準モデルの画面が6.36インチに拡大? デザインが激変する可能性も

ここ数年、サムスンのフラッグシップ・スマートフォンGalaxy Sシリーズのデザインは大きく変わることがありませんでした。最上位モデルUltraの画面がフラットになるなど確実に使いやすくなっていますが、前モデルとのビジュアル的な違いは気づきにくくあります。

↑ついに見た目が大きく変わる?

 

しかし、次期「Galaxy S25」シリーズでは、ついに見た目が全体的に変わり、特に標準モデル「Galaxy S25」では顕著に変化すると著名リーカーが主張しています。

 

今回の情報は、韓国ブログのリーカーyeux1122氏が述べていること。この人物の的中率は100%ではないものの、iPhone 15シリーズでも常時表示はProモデル限定だと正確に予想していました

 

同氏によれば、Galaxy S25シリーズの標準モデルは画面サイズがS24の6.2インチから6.36インチに大型化するとのこと。ちなみにGalaxy S24+は6.7インチ、Galaxy S24 Ultraは6.8インチであり、いずれも標準モデルを上回っています。

 

標準モデルの画面が大きくなれば、それに伴い上位モデルの画面や筐体も大型化し、その結果として、さまざまなパーツの追加ができる余地ができるはず。その可能性はバッテリー容量を増やすことから、より表面積の大きなベイパーチャンバー冷却システムを積むことまで多岐にわたります。

 

同氏は「iPhone 16 Pro」の画面が前モデルの6.1インチから6.3インチになることや、Xiaomiスマホの画面が大きくなるとの噂にも言及しています。今年後半から来年にかけて、あらゆるメーカーのスマホが大型化するのかもしれません。

 

Source: Naver
via: Wccftech

「au海外放題」登場で改めてそろった大手キャリアなど主要な国際ローミングサービスを比較!

海外でスマホを使うには、現地通信キャリアのSIMカードを購入したり、海外向けレンタルWi-Fiを利用したりする方法が挙げられます。

 

なかでもおすすめしたいのが、日本の通信キャリアが提供する「国際ローミングサービス」を使う方法。複雑な設定もいらず、普段使っているスマホを海外でそのまま使用できるので、慣れない土地でも大きな安心を得ることができます。

 

本記事では、格安SIMやスマホのお得な情報・最新ニュースを発信するメディア・モバワン編集部が、各通信キャリアの国際ローミングサービスを比較、解説します。

 

大手通信キャリアの国際ローミングは年々お得に!

大手通信キャリアの国際ローミングを使って海外でデータ通信をする場合、以前は1日の利用料が非常に高額で、気軽に使えるものではありませんでした。

 

ところが近年、各社とも新しい定額サービスをリリースしており、1日1000円未満で使用できるものや、特定の国で無料になるものなどが登場し、使い勝手が大きく向上しています。

 

ここからは、大手通信キャリアの国際ローミングのうち、海外データ定額サービスにスポットを当てて比較・解説していきます。

 

追加料金で契約中のプランを海外でも利用できるドコモ「世界そのままギガ」

ドコモのサイトから

 

ドコモの海外データ定額サービスには「世界そのままギガ」と「世界ギガし放題」という2つがあります。

 

おすすめしたいのは前者の世界そのままギガ。こちらは追加料金を支払うことで、日本国内で契約しているプランのデータ容量が海外でも使えるようになるサービスです。

 

基本的には1日あたり980円(非課税)の追加料金となりますが、70以上の国と地域の場合「国・地域限定割プラン」が適用でき、利用期間に応じて割引が適用されます。たとえば、3日間使った場合は通常2940円(非課税)ですが、2480円(非課税)で使用できます。

 

なおこちらは、事前の申し込みが必要なサービスです。渡航前にWebなどで申し込みをするのを忘れないようにしましょう。

 

一方、後者の世界ギガし放題は、申し込み不要で使えるサービスですが、利用料金は1日で最大2980円(非課税)と高額なため、あまりおすすめできません。

 

ドコモ 世界そのままギガ

料金 「国・地域限定割プラン」 ※1 24時間:980円
3日間:2480円など
「通常プラン」 24時間:980円

※1 最大30日間利用可

 

800円/24時間から、最大30日まで利用できる「au海外放題」

auのサイトから

 

auには申し込みが必要な「au海外放題」と、申し込み不要の「海外ダブル定額(5G/4G LTE)」という2つの海外データ定額サービスがあります。

 

このうちおすすめなのは、2024年3月15日に新しくスタートしたばかりのau海外放題です。

 

料金は通常、24時間で1200円(非課税)ですが、利用開始1時間前までに事前予約をすれば24時間あたり800円(非課税)または1000円(非課税)で利用することが可能(国により金額が異なります)。

 

また、事前予約なしの場合は最大で8日までの利用に留まりますが、事前予約をすると最大30日間まで使用できます。そのため、必ず予約をしてから使い始めるようにしましょう。

 

なお、もうひとつの海外データ定額サービスである海外ダブル定額(5G/4G LTE)は、申し込み不要で使えるというメリットはあるものの、1日最大2980円(非課税)と高額なのでおすすめできません。auユーザーは旅行前にau海外放題へ申し込みするのがいいでしょう。

 

au海外放題

料金 早割 800円または1000円(24時間)※2
早割なし 1200円(24時間)※3

※2 最大30日間利用可
※3 最大8日間利用可

 

ソフトバンクの注目は通話・SMS・データ通信無料の「アメリカ放題」

ソフトバンクのサイトから

 

ソフトバンクの海外データ定額サービスで注目なのは、アメリカ本土やハワイで通話・SMS・データ通信が無料で使える「アメリカ放題」です。

 

追加料金・申し込みともに不要なので、アメリカを頻繁に訪れる人は要注目のサービスと言えるでしょう。ただし、グアムとサイパンは対象外であることに注意が必要です。

 

アメリカ放題

料金 通話・SMS・データ通信がすべて無料 ※4
対象エリア アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領)
対象外エリア グアム、サイパン

※4 アメリカから第三国(日本およびアメリカ以外の国)への通話(発信)は、1分あたり210円(非課税)

 

ソフトバンクのサイトから

 

もうひとつ「海外あんしん定額」が用意されており、こちらはアメリカ放題の対象エリア以外で使える海外データ定額サービスです。

 

「定額国L」「定額国S」「飛行機、船」の3カテゴリに分かれており、それぞれ料金が異なりますが、メジャーな渡航先の大半は料金の安い定額国Lに含まれているので、ほとんどの国では24時間3GB980円(非課税)で利用できると考えていいでしょう。

 

海外あんしん定額

料金 定額国L 24時間3GBで980円など
定額国S 24時間1MBで1980円など
飛行機、船 1時間50MBで980円など

 

追加料金なしで2GBまで利用可能。安価で手軽な楽天モバイル

楽天モバイルのサイトから

 

大手通信キャリア4社の中で、もっとも安価かつ手軽に国際ローミングを利用できるのは楽天モバイルです。

 

海外データ通信は追加料金なしで2GBまで利用可能。2GBを超過しても最大128kbpsで使い放題でき、1GBあたり500円(非課税)でチャージすることも可能。

 

Web検索・地図閲覧・SNS利用程度なら2GBあれば十分なので、ホテルのWi-Fiなどと組み合わせれば短期旅行の際に困ることはないでしょう。

 

また、コミュニケーションアプリ「Rakuten Link」アプリ同士なら、海外通話とSMSを無料で使えることもポイントです。

 

楽天モバイルの国際サービス

料金 Rakuten Link 対象国で利用なら通話とSMSが無料
データ通信 毎月2GBまで無料
2GB超過後は最大128kbpsで使い放題
超過後は1GBあたり500円でチャージ可

 

ahamoとpovoの国際ローミングサービスはさらにお得

もうひとつ注目したいのは、独自の国際ローミングサービスを提供しているahamoとpovo。どちらもこれまで紹介したプランよりもお得に利用できます。

ahamoのサイトから

 

ahamoは事前の申し込みや追加料金が一切必要なく、91の国と地域で20GBまでデータ通信を利用可能。海外に出ても日本にいるようにスマホを使うことができます。

 

ただし、海外で15日以上使用をすると通信速度が128kbpsに制限されることは要注意。長期の留学や出張などには向いていないので、あくまでも短期旅行で使うサービスと考えましょう。

 

ahamoの国際サービス

データ通信 追加料金なしで20GBまで利用可
使用開始から15日経過で128kbpsに速度制限

 

povoのサイトから

 

基本料金0円で、必要に応じて各種トッピングを購入するというユニークなサービスで知られるpovoも、独自の海外ローミングサービスを提供しています。

 

国内でトッピングを購入するのと同様に、海外用のトッピングが用意されており、滞在先や期間に応じて必要なトッピングを選べます。

 

トッピングには、国をまたいで使える「レギュラートッピング」「ワイドトッピング」に加え、特定のエリアだけで使用できる「エリアトッピング」が存在します。

 

このうちおすすめなのは、後者のエリアトッピング。たとえば韓国の場合、3GB7日間のトッピングが2000円(非課税)と、ほかのサービスと比較してもかなり割安な設定となっています。

 

エリアトッピングの対象国は当初、韓国、アメリカ、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシアのみでしたが、2024年2月には対象エリアが拡大。ヨーロッパ9か国(イギリス・イタリア・オーストリア・オランダ・スイス・スペイン・ドイツ・フランス・ベルギー)、台湾、中国、香港、マカオが新たに追加され、より便利でお得なサービスに変わりました。

 

povoの海外トッピング

トッピング料金例 レギュラートッピング ※5 1GB3日間:1480円
3GB7日間:4280円など
エリアトッピング 韓国1GB3日間:690円
韓国3GB7日間:2000円
アメリカ1GB3日間:780円
アメリカ3GB7日間:2260円など
ワイドトッピング ※6 0.3GB30日間:6980円

※5 90以上の国と地域で使用可

※6 レギュラートッピング地域を含む160以上の国と地域で使用可

 

データ通信に対応していないケースに要注意

ここまで解説してきたとおり、大手通信キャリアやそのサブブランドなどは、各社趣向を凝らした国際ローミングサービスを提供しています。

 

一方、大手通信キャリアから回線を借りて運営している格安SIMサービスの場合は注意が必要です。

 

たとえば、人気の格安SIMサービスであるIIJmioやmineoは、通話とSMSの国際ローミングには対応しているものの、海外データ通信には対応していません。渡航後にインターネットができず慌ててしまわないよう、サービスの提供状況をあらかじめ調べておくようにしましょう。

 

モバワンではほかにも、海外でスマホを使う方法について解説した記事を多数公開しています。海外旅行を計画している人はぜひアクセスしてみてください。

「Apple ID」という名前は時代遅れ? 新名称は…

アップルのアカウント名称の「Apple ID」が「Apple Account」に変更される、と米大手メディアのブルームバーグが報じています。

↑IDはもう古い?

 

Apple IDの名称はApp StoreやApple Music、iCloud、iMessage、FaceTimeなど、アップルのサービスで幅広く使用されています。

 

名称変更の動きは以前にも海外メディアのMacRumorsが報じていましたが、ブルームバーグによれば、新しいApple Accountは2024年後半からオンラインサービスと、「iOS 18」や「watchOS 11」などのソフトウェアから使用が開始されるとのこと。また、社内にはApple Accountチームが存在しており、すでにApple IDに追加された資金は「Apple Account Balance(Apple Account 残高)」と呼ばれています。

 

Apple IDという名称は、すでに20年以上使われています。一方で、グーグルのアカウントサービスが「Google Account」と呼ばれているように、IDよりもAccountの名称のほうが世間では一般的かもしれません。今年6月に開催される開発者向け会議「WWDC」で名称変更が発表されるのかどうかに注目です。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「AirPods」、2つのモデルが秋にデビューか!?

アップルが2つのモデルの「次期AirPods(AirPods 4)」の量産を5月に開始し、9月〜10月に発売すると米大手メディアのブルームバーグが報じています。

↑ノイキャン搭載に期待

 

次期AirPodsに関しては「AirPodsとAirPods Proの中間のようなデザインになる」と、以前にブルームバーグが報じていました。アクティブノイズキャンセリングに対応し、充電ケースにはUSB-Cポートと「Find My(探す)」用のスピーカーが搭載される模様。

 

今回の報道によれば、次期AirPodsではデザインが刷新された2つのモデルが用意され、フィット感が向上し、USB-Cで充電できるとのこと。上位モデルでは、ANC機能やケースを探す機能(Find My)が搭載されるそうですが、第2世代と第3世代のAirPodsを置き換えることを意図しているというのです。

 

一方で、「AirPods Pro」の次期モデルは2025年まで登場しないとのこと。今年のリリースが予定されている「iOS 18」では「補聴器機能」が追加され、ヘッドホン「AirPods Max」にUSB-Cポートが搭載されるとも伝えています。

 

廉価なAirPodsにANC機能が追加されれば、かなり人気を集めそうな予感がしますが、上位モデルのAirPods Proとどのように差別化を図っていくのかが気になるところです。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac

まだの人は急げ! MacBookの「バタフライキーボードの無償修理」が近日終了

アップルが以前に販売していたMacBook向けの「バタフライキーボード」の無償修理プログラムが、間もなく終了します。

↑まだ修理していない方は今のうちに

 

アップルは2015年3月から、MacBookシリーズに「バタフライスイッチ機構」の薄型キーボードを採用しました。このキーボードは薄型ではあるものの、キーを押したときに文字入力が繰り返されたり、あるいは入力されなかったりと、不具合が多かったのです。そこで同社は2018年6月から無償での修理プログラムを開始し、翌年3月には正式に謝罪を行いました。

 

バタフライキーボードの修理プログラムの対象となるのは、2015年から2019年に発売された以下のMacBookとなっています。自分のMacのモデルはメニューから「このMacについて」を選択することで調べることができます。

 

  • MacBook (Retina, 12-­inch, Early 2015)
  • MacBook (Retina, 12­-inch, Early 2016)
  • MacBook (Retina, 12-­inch, 2017)
  • MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
  • MacBook Air (Retina, 13-inch, 2019)
  • MacBook Pro (13­-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (13-­inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (13-inch, 2019, Two Thunderbolt 3 ports)
  • MacBook Pro (13-­inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (13-­inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (15-­inch, 2016)
  • MacBook Pro (15-­inch, 2017)
  • MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (15-­inch, 2018)
  • MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (15-­inch, 2019)

 

バタフライキーボードの修理プログラムの適用期間は、モデルの最初の小売発売日から4年間。すでに多くのバタフライキーボードを搭載したMacBookの修理対応が終了していますが、気になる方は自分のMacBookが無償修理できるかどうかを調べてみると良さそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

画面の大型化も! iPhone 16で期待される目玉アップグレード5つ

今年の投入期待される「iPhone 16」の目玉となる5つのアップデートについて、海外メディアのMacRumorsが報じています。

↑MacRumorsより

 

キャプチャーボタン

iPhone 16では4モデルすべてで、電源ボタンの下にキャプチャーボタンの搭載が期待されています。こちらはiPhoneを横向きに構えた時に、写真や動画を撮影するためのボタンで、機械的なボタンながら複数の圧力レベルに対応します。それにより、軽く押し込むとフォーカスが合い、押し込むと録画が開始できるようです。

 

ディスプレイサイズ

iPhone 16 Proでは6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxでは6.9インチの大型ディスプレイが噂されています。一方でiPhone 16/16 Plusは引き続き、6.1インチ/6.7インチディスプレイを搭載するようです。

 

カメラ

iPhone 16/16 Plusではカメラが縦方向に配置され、空間ビデオの撮影が可能となる可能性があります。iPhone 16 Pro/Pro Maxでは超広角カメラが4800万画素にアップグレードされ、iPhone 16 Proでは光学5倍のズームレンズが搭載されるようです。

 

より高速な5G

iPhone 16 Pro/Pro MaxではQualcomm(クアルコム)の最新モデムチップ「Snapdragon X75」を搭載し、より高速な5G通信が可能となり、消費電力も削減されます。このモデムチップには第2世代のAIプロセッサーが搭載され、速度や信頼性、位置精度が向上します。

 

生成AI

iOS 18ではAIベースの大幅な改善が行われます。iPhone 16の4モデルすべてに「A18」チップ(上位モデルではA18 Pro)が搭載され、より高速なニューラルエンジンが搭載される見込みです。これによりオンデバイスによるAI処理の性能が向上する見込みです。

 

iPhone 16では画面サイズの大型化や生成AI機能の強化など、かなり楽しみなアップグレードがいくつかあるようです。一方で画面サイズの変更により本体価格が上昇しないかが、個人的には若干気になるところでもあります。

 

Source: MacRumors

次期iPad Proに続き、有機ELになるのはiPad Airかも

「iPad Air」が将来的に有機ELディスプレイを搭載する可能性を、調査会社のOmdiaが報じています。

↑aappp / Shutterstock.comより

 

近日中の発表が期待されている「次期iPad Pro」では、シリーズ初となる有機ELディスプレイの搭載が期待されています。一方で「次期iPad Air」では12.9インチモデルの投入や「M2」チップの搭載が噂されていますが、画面は液晶ディスプレイのままのようです。また、前面の「FaceTime」カメラが横向きの位置に移動するというもあります。

 

Omdiaの最新予測によれば、「2028年にiPad Airはシングルスタック、iPad Proは2スタックのタンデムOLED(有機ELディスプレイ)が搭載され、iPad AirもOLEDに移行する」と伝えているのです。2スタックのタンデムOLEDはシングルスタックと比較し、消費電力の削減や寿命の延長が期待されます。

 

またOmdiaは、Appleが7〜8インチの有機ELディスプレイを搭載した「折りたたみデバイス」を開発しており、8.3インチの「iPad mini」に取って代わると予測しています。

 

今回の予測が正しければ、iPad Airの有機ELディスプレイへの移行はまだまだ先となりそうです。黒の表現がより深く、省電力化にも貢献する有機ELディスプレイのiPad Airへの搭載を、楽しみにしたいものです。

 

Source: The Elec via MacRumors

次期「Galaxy Watch7」、3つバリエーションあり? 新プロセッサー搭載でバッテリー持ちも動作も大幅に改善かも

サムスンは次期スマートウォッチ「Galaxy Watch7」につき、現行モデルの丸型から正方形の画面に変えることを検討しているとの噂がありました。それに続き、3つのバリエーションがあり、電力効率の高い新型プロセッサーを搭載するというリーク情報が届けられています。

↑バッテリー持ちが良くなりそう?

 

サムスンの未発表製品に詳しいSammobileの情報筋によると、Galaxy Watch7にはClassicとPro、そしてもう1つのバリエーションがあるとのこと。この新たなモデルが、上記の正方形デザインかもしれないと述べています。

 

この情報が正しければ、サムスンがGalaxy Watchにつのバージョンを用意するのは初めてのことになります。2022年のGalaxy Watch5では通常モデルとPro、Galaxy Watch6では通常モデルとClassicの2機種構成でした。

 

かたや著名リークアカウント@TheGalox_は、Galaxy Watch7シリーズに搭載されるプロセッサー「Exynos W940」は従来モデルより50%(消費電力の)効率が向上し、30%高速になると主張。

 

これにより、最新のクアルコム製「Snapdragon W5 Gen 1」を搭載するOnePlus Watch 2やPixel Watch 2、Xiaomi Watch 2などに匹敵することになりそうです。

 

消費電力の効率が50%上がるということは、前モデルとバッテリー容量が同じであれば、バッテリー持続時間も大幅に延びることを意味します。しかも30%も処理が速くなれば「バッテリー持ちが良くてサクサク動作」が期待できるでしょう。

 

Source:Sammobile

【西田宗千佳連載】アップルやMetaも直面。VR機器「価格」「利用率」のジレンマ

Vol.136-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはアップルが米国で発売した「Apple Vision Pro」。アップルやMetaが抱えるVRの普及速度にまつわるジレンマを解説する。

 

今月の注目アイテム

アップル

Apple Vision Pro

3499ドル~

↑2023年6月に発表となったApple Vision Proがついに発売開始。全米のApple StoreもしくはApple Storeオンラインで予約したうえでの、App Storeのみでの販売となっている。日本でも2024年下半期に発売開始の予定だ

 

Apple Vision Proの課題はシンプルだ。まだ非常に高価であり、 購入できる人が限られているということだ。アップルとしては、まず現状できる限りで質の高い空間コンピューティングデバイスを提示し、そこから完成度の向上とコスト削減をじっくり進めていくつもりだろう。だから、スマホやタブレットのようにすぐに新製品が出ることはなく、次のモデルや廉価版も、最低でも1年半以上出ないのではないか、と考えられる。

 

このことは、アップル自身の戦略としては理解できるものの、他社にとっては悩ましいことだ。特にアプリを提供する側から見ると、デバイスが普及していない限りビジネスのパイも大きくならないわけで、「どこまで投資して本気でビジネスをするのか」という判断が難しくなる。

 

Metaももちろん、高価なハードウェアを作れば体験を良くできることはわかっている。だが、彼らはまず機器を普及させ、コミュニケーション・サービスの母体となるユーザー数を確保し、そこに向けてゲームなどのソフトウェアを売って収益を得る、というビジネスモデルを持っている。だから一定価格より高いハードは作らず、普及しやすいビジネスモデルを採る。

 

ほかのスタートアップ企業の場合には、「空間にPCの画面を高精細に映す」ことに特化してゲームができるほどの性能は搭載せず、コストを抑えるところも出てきた。それはそれで、アップルやMetaとの差別化を考えるとよくわかるやり方だ。

 

ただ、利用者が増えたとしても、機器自体を毎日使ってもらえないとビジネスにはならない。ソフトやサービスの売れ行きは、ユーザー数×利用時間という形で最大化されるからだ。Apple Vision Proも、普及台数は少なくとも、本当に利用頻度の高い機器になるならビジネスになる。

 

問題は、毎日使ってもらえるには、ゲームだけでなく空間コンピューティング的な「便利な機能」が必要という点だ。それには、OS側の構造も重要になってくる。ゲームに特化した機器とそうでないもの、単一機能とマルチタスク前提のものでは、OSやユーザーインターフェースの構造が変わってくる。

 

アップルは最初からそういうOSを作ったが、MetaはOSのアップデートを行なっている最中であり、おそらく今年前半のうち、遅れたとしても年内には、Meta Quest 3向けのOSの大型アップデートがあるだろう。

 

ここからはハードウェアだけでなく、むしろOSの競争となってくる。この点は、スマホの初期にも似た様相といっていい。そのぶんコストもノウハウも必要なので、競争に参加できる企業の数も絞られて来る。

 

ただそこまでやっても、大きな課題がひとつある。

 

結局便利さが、「なにかを頭にかぶる」という不便さを超えられない可能性だ。Apple Vision Proにしても、このハードルは越えられていない。壁を越えるには、良い体験を作るのが最優先ではあるものの、「どんなメリットがあるか」をきちんと認知することも重要だ。そこでは、機器の普及も大切な要素となる。

 

各社はここから数年の間、可能性は大きいが、どこまでもジレンマがつきまとう競争に苦しむことになるだろう。

 

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