折りたたみiPhoneは2026年、ディスプレイの穴が減る画面下Face IDは2027年に実現? 大手調査会社が予想

今後のiPhoneでは折りたたみ式モデルや、画面下Face ID(顔認証関連パーツが完全に画面の裏に隠され、ディスプレイの穴が1つ減る)が実現すると噂されてきました。それらが、発売までには数年かかると市場調査会社が予想しています。

↑大手調査会社Omdiaが予想

 

大手調査会社Omdiaの上級マーケットリサーチャーは、2024年のKorea Display Conference(韓国でのディスプレイ関連カンファレンス)にて、アップルは市場の予想よりも遅れて折りたたみ式と画面下Face IDモデルを投入すると語りました。

 

まず、2025年には有機EL画面を採用した「iPhone SE4」が登場し、同年後半には「iPhone 17」シリーズが4モデル全てにLTPO TFT(常時表示ディスプレイ)を採用すれば、アップルも上位モデルの差別化を迫られると主張しています。

 

その差別化のため、上位モデルに画面下Face IDが導入されるというわけです。当初、アップルはこれを2024年の「iPhone 16」に追加する予定だったものの、現在では2027年までずれ込んだとのこと。こうした予想は、信頼性の高いアナリストRoss Young氏とも一致しています

 

また、2026年には7~8インチの折りたたみ式iPhoneが発売されると主張。すでに競合他社が折りたたみスマートフォンを発売しているものの、このサイズであれば差を付けられると語っています。

 

こうした折りたたみ式iPhoneは、有機EL画面を搭載したiPad mini的なものになる見通し。その結果「7インチの折りたたみ式製品が発売されれば、iPad miniとのシナジー効果や差別化を狙うことができる」と主張しています。

 

こちらは、独自の情報源を持つニュースメディアThe Informationの記事ともほぼ符合。これまでは折りたたみiPhoneがiPad miniを置き換えるとの予想もありましたが、iPadは液晶画面のままにしておき、並行して販売し続けるのかもしれません。

 

Source:The Elec
via:BGR

まだまだ謎が多い? アップルのスマートリング「Apple Ring」について“現在わかっていること”まとめ

Apple(アップル)からの投入が噂されているスマートリング「Apple Ring(仮称)」について、期待される仕様や機能を海外メディアのMacRumorsがまとめています。

↑dencg / Shutterstock.comより

 

今年2月には、AppleがApple Ringを開発しているとの情報を韓国ニュースサイトのElectronic Timesが報じていました。一方でSamsung(サムスン)は今年1月に、スマートリング「Galaxy Ring」の投入を予告。こちらでは、睡眠情報や血中酸素飽和度の測定が可能で、1回の充電で5日〜9日持つとされています。

 

機能

Apple Ringでは、心拍数や活動量、睡眠、呼吸数をトラッキングし、睡眠や健康のアドバイスを提供する可能性があります。また、iPhoneやiPad、Vision Pro、Macの入力デバイスとして利用できる可能性もあります。

 

Apple Watchとの比較

Apple Ringにはディスプレイが無いため、iPhone SEと常時接続する必要はありません。また、Apple WatchのようにリアルタイムでiPhoneに同期することもなさそうです。さらにApple Ringは、Apple Watchよりも廉価に投入される可能性があります。

 

特許

Appleはスマートリングに関する特許を取得しており、Apple Ringのセンサーを利用してVRヘッドセットの制御ができたり、あるいはテレビやタブレットを操作することもできるとしています。

 

発売日

Bloomberg(ブルームバーグ)によれば、Appleは現在はApple Ringを積極的に開発していないとされています。また、Appleのチームが健康とフィットネスに特化したスマートリングのアイディアを幹部に提示しましたが、Appleが今すぐ市場投入を計画しているプロジェクトではないかもしれません。

 

というわけで、現時点ではまだまだ不明点が多い、Apple Ring。Apple Watchや「Apple Vision Pro」に続くウェアラブルデバイスとして登場することになるのか、注目が集まります。

 

Source: MacRumors

米政府、「ブロードバンド」の定義を下り100Mbps以上に引き上げ! これまでの25Mbpsから4倍に

日本ではインターネット回線の「ブロードバンド」を上り(アップロード)下り(ダウンロード)ともに30Mbps以上としています。が、米FCC(米連邦通信委員会)はブロードバンドの定義を下り100Mbps、上りを20Mbpsに変更しました。

↑日本への影響は?

 

2015年以来、米国でのブロードバンドは上り3Mbps/下り25Mbpsに留まっていました。2021年の頃には、当時のFCC委員長は退任前に、それ以上はまだ必要ないと主張したこともあります

 

最新の声明では、FCCはすでに米連邦政府や州の助成金が要求しているもの、そして「消費者の利用パターンや、インターネット・サービス・プロバイダーで実際に利用でき、販売されているもの」に基づいたと述べています。

 

つまり政府の助成金を与えられる水準や、現実にプロバイダーの提供している回線スピードから導き出したようです。

 

今回の報告によれば、地方に住む米国人のほぼ28%は、有線インターネットさえ満足に利用できないそうです。回線スピードが速い・遅い以前に、ネットの普及が進んでいない地域もあるというわけです。

 

これまでは、少なくとも下りについては日本の方が基準が高めでしたが、逆に追い抜かれた格好です。日本政府もブロードバンドの基準を変えるのか、また米国での「ブロードバンド」の条件をクリアしているプロバイダーがどれほどの割合なのか、興味深いところです。

 

Source:Google Docs
via:The Verge

4万円弱ならあり!折りたたみスマホ「Libero Flip」は格好の入門モデルだ

Y!mobile(ワイモバイル)初の折りたたみスマートフォン「Libero Flip」が2月29日に発売されました。折りたたみスマホとしては異例のお手頃価格になっています。ここでは、Libero Flipのデザインや使い勝手から、値段差はあるものの同じくリーズナブルな「motorola razr 40s」との違いまで触れていきます。

↑ワイモバイル初のフォルダブル(折りたたみ)スマホ「ZTE Libero Flip」

 

新規・MNPなら3万9800円から。身近になった折りたたみスマホ

気になる価格は、ワイモバイルのオンラインショップで新規契約する場合、値引きが適用されて一括3万9800円(税込み、以下同)で購入できます。ドコモやau、楽天モバイルや他社系MVNOからMNPする場合も、3万9800円になります。

 

ソフトバンクやワイモバイルをすでに契約している人は、5万5800円で購入できます。オンラインショップでは実施していませんが、店頭では同等の価格で端末単体での購入も可能です。

 

Libero Flipはコンパクトミラーのように広げて使う、縦折り型スマホ。メーカーは中国のZTEです。価格性能比に優れたミッドレンジスマホを手掛けるのを得意とするメーカーで、同社が日本に投入する初の折りたたみ型端末になります。

 

縦折り型スマホの最初のモデル「Galaxy Z Flip」が、2020年2月にauから発売されたとき、価格は約18万円でした。そこから4年を経て登場したLibero Flipは、その4分の1の価格にまで低価格化を進めたことになります。

 

折りたたみスマホの中では厚くて重みがある

本体を見てみると、Libero Flipは少し厚みがあり、ふっくらとした形状をしています。ほかの縦折り型スマホがコンパクトさを追求しているのに対し、Libero Flipは大画面を重視しているようです。

↑折りたたんだ状態はやや厚みがある

 

重さは約214gと、折りたたみスマホの中では重め。iPhoneの中で一番重い「iPhone 15 Pro Max」よりは多少軽いかなという程度です。重心は端末の中心点よりもやや上にあるため、少し上を持った方がバランスよく持てます。横幅は約76mmあり、片手持ちで握るような持ち方は難しいでしょう。

 

背面は樹脂製で、光沢感があります。キラキラのラメ入りシールのような華やかな色味となっており、どちらかといえば若者向けな仕上げです。実売4万円弱のスマホとしては十分な質感といえるでしょう。

 

折りたたみスマホ特有の外側ディスプレイは珍しい円形

外側ディスプレイは約1.43インチで、円形になっています。円形の画面には、好きな壁紙を設定できるほか、画面オフの状態で好みの標語を表示する機能も備わっています。

↑外側に円形のサブディスプレイを備える。折りたたみスマホの中で円形は珍しい

 

また、閉じた状態で通知を確認したり、音楽再生をコントロールしたりできるうえ、天気やタイマー、ボイスレコーダーのような各種ツールも制御できます。

 

ちなみに、メーカーのZTEはLibero Flipの購入者全員にリング付きケースをプレゼントするキャンペーンを実施しています。ケースのデザインは2000種類以上のパターンから選べるので、自分にあったデザインを選べそうです。

↑2000種類のデザインから選べるケースのプレゼントキャンペーンを実施。折りたたみスマホはまだまだケースやアクセサリーが少ないので応募したいところ

 

ミッドレンジとしては高性能なディスプレイ。映像もしっかり楽しめる

このスマホの一番の見どころは、メインディスプレイ。もちろん、折りたためるという特徴もあるのですが、ディスプレイ自体の表示品質も良好です。

 

画面サイズは約6.9インチ。解像度はフルHD+で、2790×1188ドットです。縦横比を計算すると、約21:9となります。縦長なスマホXperia 1シリーズよりもさらに細長いです。

↑メインの画面は6.9インチと、折りたたみスマホの中では大型

 

折りたたみならではの使い方もあります。YouTubeアプリを「く」の字型にした状態で表示すると、画面の下半分にコントロールパネルが表示されます。スマホスタンドがなくても、見やすい位置で固定できる実用的な機能です。

↑折りたたみ状態で動画を視聴できる

 

この価格帯としては珍しく、120Hzの高リフレッシュレートにも対応。画面表示のスクロールを滑らかに表示できます。かつての120Hz対応ミッドレンジスマホでは実際に使ってみるとコマ落ちが発生することもありましたが、Libero Flipではそのようなことはなく、メモリー消費量が多いSNSも快適にスクロールできました。

 

実機を見る限り、映像の明るさや暗さを詳細に再現できるHDR 10/HLG規格に対応しており、映画の雰囲気を忠実に表現できます。また、オーディオ面では、サラウンド音響システム「DTS: X Ultra」を搭載しており、内蔵されたステレオスピーカーから繰り出されるサウンドは立体感があり、音量も十分。ミッドレンジのスマホながら、見応えのある動画再生が可能です。

↑ディスプレイ色味の設定も調整できる

 

パフォーマンスはまずまずで、ライトゲームも十分遊べる

チップセットは「Snapdragon 7 Gen 1」を搭載。メモリーは6GB、ストレージは128GBで、2024年のミッドレンジスマホとしては、オーソドックスな構成です。この構成でもたとえば3年前のスマホから買い替えれば、サクサク動いていると感じられるでしょう。

 

また、多くのゲームも問題なく遊べそうです。3Dゲームの中ではそこまで高い負荷を要求しないタイトルとして、『PUBG Mobile』の中程度の設定(クオリティ:HDR、フレーム設定:ウルトラ)でプレイしたところ問題なく動作しました。

 

『原神』のようにパフォーマンスを要求するゲームでは、背面ディスプレイ周辺の放熱部の温度が上昇するものの、ある程度遊べることを確認しました。

 

ちなみに、放熱源は背面ディスプレイ周辺の円形の部分に集中しているため、縦持ち型のよりライトなゲームを遊ぶときは発熱を気にすることなく遊べるでしょう。

 

使っていて便利だと感じたのが、有線の急速充電をサポートしているところです。Quick Charge 4+とPD3.0規格によって最大33Wに対応し、約73分で満充電が可能。そもそもあまり消費電力が多くないミッドレンジのチップセットなので、充電回数も少なく済みます。1週間の試用の中で、2回~3回充電ですれば事足りました。

↑内蔵アプリはGoogle製のものが多め。通話録音機能を搭載している

 

おサイフケータイやスマホ用電子証明書にも対応

Libero Flipはおサイフケータイにも対応しています。FeliCaマークは裏面下側の中央部、つまりたたんだ状態で底になる位置にあって、スマホをたたんだ状態で改札機を通過したり、レジの端末にかざしたりしやすくなっています。

↑底面におサイフケータイのマーク

 

また、マイナンバーカードをスマホに登録する「スマホ用電子証明書」も発売当初から対応しています。生活の中でスマホを使ううえで大事な機能はきっちり抑えてきたということです。

 

カメラ画質は価格相応

外側の円形画面は10mmほどの太枠に囲まれています。その枠の中に、デュアルカメラが配置されています。

 

カメラアプリでは「メイン26mm」と「標準50mm」を画角で選べるようになっています。カメラ構成は広角5000万画素と、ぼかしを演出するための深度センサーという内容なので、実質的にはシングルカメラで切り出しズーム処理をしていることになるでしょう。

↑カメラアプリで画角が選べる

 

写りは、価格相応といったところ。スマホのカメラらしく彩度を強調した、くっきりはっきりした写真を撮れます。暗所撮影の性能はあまり高くなく、薄暗いレストランなどでは料理をおいしそうに撮影するのが難しいでしょう。

 

【カメラの作例をギャラリーでチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

折りたたみスマホならではの注意点も

スマホを選ぶうえでチェックするべき点としては、防水に非対応です。IPX2/IP4X相当の防滴・防じんとなっています。

 

また折りたたみならではの注意点としては、保護フィルムははがせません。

 

折りたたみスマホのディスプレイガラスは薄いため、割れないように保護するフィルムが貼られています。このフィルムをはがすと、保証の対象外となります。上からフィルムを貼ることもできないため、ガラスの手触りが好きな人は、選ばない方が良いでしょう。

↑折りたたみスマホの柔らかい保護フィルムをはがすと保証外になる

 

10万円以下のmotorola razr 40sとの大きな差はデザイン

ソフトバンク系列には、もう1つの折りたたみスマホがあります。モトローラ製のmotorola razr 40sです。この製品はソフトバンクブランドの専売で、発売は2023年11月。端末価格は9万7200円(ソフトバンクオンラインショップ)となっていて、発売時には折りたたみスマホとしてはリーズナブルで注目を集めました。とはいえ、Libero Flipからすると一段上の価格帯の製品です。

↑motorola razr 40s(左)とLibero Flip

 

この価格差は、主にボディのデザインに反映されています。

 

razr 40sのボディは、折りたたむと四隅が丸みのあるフォルムをしています。また横幅74mmとコンパクトで、持ち運びに適したサイズに抑えられており、画面の額縁も細く作られています。

 

背面パネルには合皮のような質感を出すために、樹脂素材にシワ加工が施されています。この独特の手触りが持ちやすさを向上させています。

 

一方、Libero Flipは全体的にサイズが大きく、特に画面の額縁が太い印象。素材も質感良く加工されてはいますが、razr 40sと比べるとプラスチックを貼り付けたような素材感の物足りなさがあります。さらに、ボディの形状はrazr 40sの丸みに対して角張っており、重心も上寄りです。

↑画面サイズは同じくらいだが、Libero Flip(左)は画面枠が太め

 

また、折り曲げた状態で固定するときも、razr 40sの方が自由度が高いです。Libero Flipは開き角度が60~110度で設計されており、それ以上に浅く開くとペタンと開ききってしまいます。一方でrazr 40sは、45~120度まで展開できるように設計されており、Libero Flipよりも浅い角度で固定可能。

↑Libero Flip(手前)はヒンジを固定できる角度が狭い。浅くするとぱたんと倒れてしまう

 

総合すると、razr 40sは価格に見合った高級感があり、Libero Flipはよりカジュアルな印象です。折りたたみヒンジの設計を含めた、全体的な形状の多くの点にその差が表れていると感じました。

 

大画面を楽しめる、折りたたみ入門機

Libero Flipは、折りたたみスマホの入門機として格好の1台です。大画面を折りたためることは、単に持ち運びが便利というだけではありません。開くたびにちょっとしたワクワク感が得られる仕掛けになっています。鮮やかな画面やしっかりとした迫力のサウンドで、SNSを眺めたり、動画配信を視聴したりするために十分な機能を備えています。

 

防水性能がないことや、ハイエンドスマホと比べるとやはり引けを取るカメラなど、物足りない点はありますが、新規契約なら4万円弱からという手に取りやすさを踏まえると、すべて許せてしまえるのではないでしょうか。

 

特に、「動画視聴用の2台目スマホがほしい」「できればおしゃれなスマホがいい」と思う人には、ぜひ試してみてもらいたい、そんな折りたたみスマホになっています。

 

Libero Flip 主なスペック

大きさ(開いたとき) 約76×170×7.3mm

大きさ(畳んだとき) 約76×88×15.5mm

重さ 約214g

画面(メイン) 6.9インチ有機EL

解像度 2790×1188ドット(フルHD+)

サブ画面 1.43インチ有機EL

解像度(サブ) 466×466ドット

メインカメラ 約5000万画素+200万画素(深度センサー)

インカメラ 約1600万画素

バッテリー容量 4310mAh

生体認証 指紋、顔

OS Android 13

5G 対応(Sub-6)

Wi-Fi Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

なぜ!? iPhone SE(第4世代)の中古買取価格はめっちゃ安くなる……という予測

次期iPhone SE(iPhone SE 第4世代)のリセールバリュー(中古買取価格)が大幅に下がるという予測を、中古スマホ業者のSellCellが報告しています。

Jia / Xより

 

報告書によれば「iPhone SE」シリーズの価格は、同社のプレミアムモデルと比較して、急速に下落する傾向にありました。例えば2022年3月に発売された「iPhone SE(第3世代)」の場合、そのリセールバリューは発売後1か月で42.6%も下落。一方でiPhone 13のリセールバリューの下落は、同時期に18.7%にとどまりました。また「iPhone 15」や「iPhone 14」のリセールバリューも、高いレベルを維持しています。

 

このことから次期iPhone SEが登場した場合でも、そのリセールバリューが大幅に下落する可能性をSellCellは報告しているのです。iPhone SEシリーズのリセールバリューが低い傾向にあることは、同スマホがエントリーモデルであること、技術の進歩により古いモデルがより早く陳腐化すること、ハイエンドモデルを好む消費者の嗜好などが考えられます。

 

次期iPhone SEは6.1インチの有機ELディスプレイや、「Face ID」、USB-Cポート、アクションボタンなど、さまざまな新技術が投入され、2025年の発売が予測されています。これらの新機能により、iPhone SEの価値がより高められることに期待したいものです。

 

Source: SellCell via MacRumors

“分解しやすくなった”M3 MacBook Airを速攻分解レポート。中身はどう変わったの?

先日発売が開始された、Apple(アップル)の「M3 MacBook Air」。こちらの詳細な分解レポートを、修理業者のiFixitが公開しています。

↑iFixitより

 

新型MacBoo Airの特徴は、新たに「M3」チップを搭載したこと。これにより「M2」を搭載した先代モデルと比較して、大幅にパフォーマンスが向上しています。またストレージが256GBのベースモデルでも、SSDの速度が向上していることも報告されています。

 

 

iFixitによれば、M3 MacBook Airは新しい筐体デザインを採用した第2世代の製品で、13インチモデルと15インチモデルではスピーカーやその他の細かい部品の違いをのぞけば、ほぼ同じ構造とのこと。またM3 MacBook Airでは接着剤やテープがあまり使われておらず、ドライバーがあれば簡単に分解することができます。

 

13インチM3 MacBook Airでは52.6Wh、15インチモデルでは66.5Whのバッテリーを搭載。どちらもストレッチリリースタブによる、シンプルな取り外しシステムを採用しています。一方で、RAMやストレージなどの主要なパーツは交換することができません。

 

スペックが向上し、より完成度を高めたM3 MacBook Air。ベースモデルでもSSDの速度が向上するなど、まさに「買い」なモデルに仕上がっているといえそうです。

 

Source: iFixit via Apple Insider

「Galaxy Z Flip6」、カバー画面が3.9インチに大型化? カメラもバッテリーも大幅強化かも

サムスンは次回の新製品発表イベント「Unpacked」を今年7月に行い、その場で折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」や「Galaxy Z Flip6」を発表すると噂されています

↑さらにデカくなる?

 

そのうちタテ折りのGalaxy Z Flip6につき、カバー画面(折りたたんだ時の外側ディスプレイ)が大型化すると著名リーカーが主張しています。

 

昨年、サムスンはGalaxy Z Flip5のカバー画面を、前機種のGalaxy Z Flip5の1.9インチから3.4インチに大型化して話題を呼んでいました。これに伴いGoogleマップやYouTubeなどのアプリが、本体を閉じたまま使えるようになっています。

 

信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏は、Galaxy Z Flip6のカバー画面は3.9インチになると主張。が、その後に著名リークアカウント@Onleaks氏が公開した予想CG画像では、サイズは3.4インチのままとなっていました

 

そんななか、サムスンの未発表製品に詳しい@TheGalox_氏は、カバー画面が3.9インチになると主張。これが本当であれば、同社は2年連続でデザインを変更する異例の事態となります。

 

ほか、今回の投稿で予想されていることは次の通りです。

  • Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy(Galaxy S24 Ultraと同じチップ)搭載
  • 冷却システムが大型化
  • 背面カメラはメインが5000万画素/超広角が1200万画素
  • バッテリー容量は4000mAh
  • ヒンジと内部構造が改善
  • カバーガラス素材にGorilla Glass Armor採用
  • ソフトウェア・アップデート7年間保証
  • Galaxy AI対応
  • RAM 12GB搭載モデルがある可能性

 

Galaxy Z Flip6のメインカメラが5000万画素、つまりGalaxy Z Flip5(1200万画素)の約4倍になることは、他の有力な情報源とも一致しています。また、バッテリーがGalaxy S24並の4000mAhに増量されることも、以前から噂されてきました

 

これらのリーク情報が正しければ、Galaxy Z Flip6は閉じたままでもさらに使いやすく、またバッテリー持ちも長くなり、あらゆる場所で活躍しそうです。

 

Source:@TheGalox_(X)
via:Sammobile

次期11インチiPad Pro、発売当初は品薄に? 有機EL化による生産の遅れがあるかも

近日中の登場が予測される「次期11インチiPad Pro」の生産が遅れているとの情報を、ディスプレイアナリストのRoss Young(ロス・ヤング)氏が報告しています。

↑Appleより

 

次期iPad Proは、今月(3月)末から4月の発表が予測されています。本体が大幅に薄型化するだけでなく、シリーズ初となる有機ELディスプレイを搭載。チップやカメラスペックの向上だけでなく、ワイヤレス充電への対応も期待されています。一方で、もしかすると大幅な値上げがあるかもしれません。

 

Young氏によれば、11インチ次期iPad Proの有機ELディスプレイはSamsung Display(サムスン・ディスプレイ)が生産しているとのこと。また今月中には、LG Display(LGディスプレイ)も11インチの有機ELディスプレイの生産を開始します。なお、LG Displayは12.9インチのiPad Pro用の有機ELディスプレイも生産します。

 

しかし現時点では、11インチの有機ELディスプレイの生産は、12.9インチの有機ELディスプレイよりも遅れていると、Young氏は報告しているのです。これにより、次期iPad Proの発売時には11インチモデルが品薄になることが予測されています。一方でLG Displayによるパネル生産が開始されれば、この問題は改善される可能性があります。

 

Appleの新製品の発売時に、ディスプレイ生産が遅れているというニュースが報じられるのは、よくあること。次期iPad Proでも、最終的には潤沢に製品が用意されることを願いたいものです。

 

Source: Ross Young / X via 9to5Mac

マイクロLED搭載Apple Watch Ultra、ますます実現が遠のく? もう1つの大手サプライヤーも撤退かも

将来のApple Watch Ultra後継モデルに、次世代ディスプレイ技術「マイクロLED」採用する計画に暗雲が垂れ込めていることは、先日もお伝えしました。マイクロLEDとは微細なLEDを画素として敷き詰める方式であり、従来の有機ELよりも色鮮やかで明るくなるメリットがあります。

↑マイクロLED搭載Apple Watch Ultraの登場は遠い?

 

前回、アップルがマイクロLEDサプライヤーをキャンセルした可能性が浮上したことに続き、もう1つの関連サプライヤーも中止を申し渡されたかもしれないことが明らかとなりました。

 

信頼性の高いディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏は、先進的なディスプレイの製造装置を提供するKulicke & Soffa社が、「戦略的顧客」の1社が謎の 「プロジェクトW 」をキャンセルしたことを明らかにしたと報告。その上で、アップルはマイクロLEDへの移行を心配する必要がなくなったと述べています。

 

この「プロジェクトW」は、おそらくマイクロLED版Apple Watch Ultraの開発コード名のこと。Kulicke & Soffa社はそのディスプレイ量産を支援するために準備を進めていたものの、計画が中止になったことで、少なくとも1億1000万ドルの費用が発生するとSEC(米国証券取引委員会)に届け出た次第です。

 

2つの主要サプライヤーが姿を消したことで、マイクロLED版Apple Watch Ultraは実現が遠のいたようです。上述のYoung氏のほか、アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏も「アップルがプロジェクトを中止した可能性が高い」と述べていました

 

もしも実現したとしても、マイクロLEDは先進技術のため製造コストも高く、価格にも上乗せされるはず。十分にコストが下がった数年後に発売するのが、アップルにとってもユーザーにとってもベストかもしれません。

 

Source:Ross Young(X)
via:iMore

サムスン初のスマートリング「Galaxy Ring」、発売は8月? 初期生産は40万台で品薄にならないかも

サムスンは同社初のスマートリング「Galaxy Ring」を今年(2024年)後半に発売する予定ですが、具体的な日にちは明らかにしていません。そんななか、発売日に向けて40万台も生産する予定だと韓国サプライチェーン情報筋が伝えています。

Image:Samsung

 

韓国の電子業界誌ETNews報道によると、Galaxy Ringの量産は7月頃の「第6世代折りたたみスマートフォン製品」と同時の正式発表や8月の発売に先立ち、5月頃に始まる予定とのことです。

 

この40万台もの数字は、現在のスマートリング市場を考えるとかなり大胆なものです。どれほどかと言えば、今のところ最も人気のあるスマートリングOuraが2022年3月までに販売した数の、ほぼ半分に達しています。

 

もしもGalaxy Ring需要が予想を上回ったとしても、製品サイズの小ささや、現在は部品不足がないこともあり、すぐに増産が追いつくと韓国の業界誌The Elecは予想しています。

 

Galaxy Ringは先月の国際展示会MWC 2024で初めて披露され、9種類のサイズ、3種類の仕上げがあり、1回の充電でバッテリーが最大9日間も持つことを明らかにしています。

 

もっとも、発売直後は単なるウェルネス機器に留まり、医療機器のような機能を追加するのは、後のソフトウェア・アップデートを待つことになりそうです。なぜなら、韓国や米国で医療機器の認証を取得するには、一般的に10~12か月が必要であり、発売には間に合いそうにないためです。

 

ともあれ、十分に軽くて安くなれば、スマートウォッチほど嵩張らず、何日も着けっぱなしで過ごしやすいはず。発売日の正式発表を、楽しみに待ちたいところです。

 

Source:The Elec
via:9to5Google

準備オーケー? もうすぐ発表の「新型iPad Pro」をズバッと復習

近日中の登場が期待されている「次期iPad Pro」について、薄型化や有機ELディスプレイの搭載を含めた、これまでの主な予想を海外メディアのMacRumorsが取り上げています。

↑期待は最高潮

 

大幅な薄型化

次期iPad Proでは、本体の大幅な薄型化が期待されています。流出した情報によれば、11インチモデルは5.9mmから5.1mmに、13インチ(現行モデルは12.9インチ)モデルは6.4mmから5.0mmになる模様。また、FaceTimeカメラも縦向きから横向きの場所へと移動する可能性があります。

↑予想される寸法(画像提供/MacRumors)

 

有機ELディスプレイの採用

次期iPad Proでは、黒がより深く、コントラスト比の高い有機ELディスプレイの搭載が予測されています。また、ディスプレイサイズも11.1インチ/13インチへと大型化する一方、画面を囲うベゼルはより薄型に。これにより、本体サイズは現行モデルとほぼ変わらないとみられています。

 

スペック向上

次期iPad Proでは、最新の「M3」チップが搭載される見込み。また、ベースモデルのストレージ容量が256GBになり、4TBストレージモデルの登場も予測されています。これにより、全モデルで4K解像度の「ProRes」動画が録画できる可能性があります。また、FaceTimeカメラ/背面カメラのアップグレードもありそう。

 

ワイヤレス充電への対応

次期iPad Proは背面がガラス製となり、「MagSafe」によるワイヤレス充電に対応する可能性があります。さらに、「リバースワイヤレス充電」機能により、iPhoneやAirPods、その他アクセサリーを次期iPad Proの背面から充電できるようになるかもしれません。

 

値上げ

次期iPad Proの予想価格は11インチモデルが1500ドル(約22万円※)〜、13インチモデルが1800ドル(約27万円)〜となっており、現行モデルの799ドル/1099ドルから大幅に値上げされるとみられています。しかし、その一方で、そこまで大きく値上げされないという情報も……。

※1ドル=約147.3円で換算(2024年3月13日現在)

 

次期iPad Proに合わせて、新型の「Apple Pencil」や「Magic Keyboard」の登場も噂されています。iPad Proの大幅な進化は間違いないようですが、やっぱり費用が気になるところですね。

 

Source: MacRumors

M3搭載「新型Mac」、2024年に出そうな物はどれだっけ? これまでの予測をおさらい

アップルから年内の登場が予測される、「M3」シリーズのチップを搭載したMacについて、海外メディアのMacRumorsがこれまでの情報をまとめています。

↑M3搭載Macはいつ出る?(画像提供/アップル)

 

M3を搭載したMacとしては、「M3」「M3 Pro」「M3 Max」を搭載した「MacBook Pro」と、M3を搭載した「iMac」がそれぞれ2023年10月と11月に登場しました。先日にはM3を搭載した「MacBook Air」も発表されましたが、それ以外のMacは前世代の「M2」を搭載しています。

 

Mac mini

米メディアのブルームバーグは以前、次期Mac miniが登場するのは早くても2024年後半になると報じていました。一方でMacRumorsは、M3を搭載したMac miniがスキップされる可能性を指摘しており、「2025年の春にM4 Mac miniが登場するかも」と予測しています。

 

Mac Studio

台湾の調査会社・TrendForceによれば、Mac Studioの新モデルは2024年半ばに発売され、強力な「M3 Ultra」を搭載するとのこと。M3 UltraはTSMCの3nmプロセスの強化版「N3E」で製造され、性能と生産歩留まりの向上が期待されています。

 

また、ブルームバーグは、次期Mac StudioにはM3シリーズの新モデル(おそらくM3 Ultra)が採用され、最大32コアのCPUと80コアのGPUを搭載し、2024年後半に発売されると報告しています。

 

Mac Pro

次期Mac Proは、Mac Studioと同じくM3 Ultraの搭載が予測されています。ブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurman)記者は、次期Mac Proが今年後半に登場する可能性が高いと予測しています。

 

このように、2024年もM3を搭載した新型Macが複数登場する可能性がまだまだありそう。個人的には、Mac ProでM3 Ultraを複数搭載し、Mac Studioと明確に差別化されることに期待したいものです。

 

Source: MacRumors

「Apple Car」、幻のモンスター級チップを搭載する計画だった

アップルの電気自動車開発プロジェクト「Apple Car」で、「M2 Ultra」チップを4個合体させたモンスター級のチップの搭載が計画されていたと米大手メディアのブルームバーグが報じています。

↑幻に終わった4個合体計画(画像提供/アップル)

 

M2 Ultraは「M2」シリーズの最上位に位置づけられるチップで、2つの「M2 Max」チップを統合させることで2倍のパフォーマンスを実現。さらに、192GBという超大容量メモリを搭載し、メモリの帯域幅もM2 Maxの2倍となっています。現在は、「Mac Pro」や「Mac Studio」といったワークステーションに搭載されているチップです。

 

1個のM2 Ultraは24コアのCPU、最大76コアのGPU、32コアのNeural Engine(ニューラル・エンジン)を搭載しています。今回の報道が正しければ、Apple Carのチップには理論的に96コアのCPU、最大304コアのGPU、128コアのNeural Engineが搭載されていた可能性があります。

 

ただし残念なことに、このM2 Ultraを4個合体させたチップの開発は、Apple Carのプロジェクトが打ち切られる前にほぼ終了していたとのこと。電気自動車の開発に関わっていたエンジニアの一部は、Appleの他のチームに配置転換されたため、チップを開発していたエンジニアは違うプロジェクトへ異動したそうです。

 

紆余曲折の末に、世に出ることはなかったApple Carのプロジェクト。そこに存在していたであろうM2 Ultraを4個合体させたチップの技術は、今後の「M3」チップの上位モデルや「M4」に活用されてほしいですね。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac

次期「Pixel 9」シリーズ、タッチ感度を自動調整する新機能を搭載!?

Googleの次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 9」シリーズでは、指が濡れていたり、画面保護シートが貼られていたりするかを自動的に判別してタッチ感度を調整する「アダプティブ・タッチ(Adaptive Touch)」機能が追加される可能性があると判明しました。

↑一歩先のディスプレイへ

 

すでにPixelシリーズには、画面保護シートを貼ったときのタッチ感度を向上させる「画面保護シート モード」が用意されています。次期Pixel 9シリーズはその一歩先へと進むかもしれません。

 

Android OSに精通するAndroid Authorityが、先月配信されたAndroid 14 QPR3ベータ1を調べたところ、Googleが「設定」>「ディスプレイ」>「タッチ感度」に「アダプティブ・タッチ」設定を追加する準備を進めている手がかりを発見しました。

 

この設定はPixel 8 Proでは表示されないものの、コードを調べたところ、アダプティブ・タッチが有効になっていると「タッチ感度が環境、行動、画面保護シートに合わせて自動的に調整される」ことが分かりました。

 

どのような環境や行動によりタッチ感度が自動調整されるかは不明ですが、濡れた指(または濡れた画面)が考慮される可能性はありそうです。ちなみにOnePlus 12シリーズは、画面が濡れているときでも問題なく使えるアクアタッチ機能を搭載しています。

 

その後、最新のAndroid 14 QPR3ベータ3内のコードでは、アダプティブ・タッチが「P24」用の機能だと明示されていました。Google社内では「P23」はPixel 8とPixel 8 Proを指していたことから、「P24」はPixel 9を意味している可能性が高そうです。

 

ただし、Googleは新型デバイス向けの機能を、後に旧機種向けにPixel Feature Dropアップデートにより提供することもあります。当初はアダプティブ・タッチがPixel 9独占だとしても、将来的にはPixel 7やPixel 8シリーズなど過去モデルでも利用できるようになると期待したいところです。

 

Source: Android Authority

via: PhoneArena

Apple Watchで「深部体温」が測れるようになる? アップルが特許を出願

Apple Watch Series以降では手首の皮膚温を測ることができますが、いまのところ月経周期を追跡する以外の使い道はあまりありません。しかし最近、将来的にApple Watchが深部体温(身体の内部の温度)の測定を目指していることを示す特許が発見されました。

↑芯温までチェックできるようになる?

 

アップルの特許情報に詳しいPatently Appleは、米国特許商標庁(USPTO)が公開したアップルの特許申請を報告。それは皮膚温ではなく、体幹の温度を測定する技術だと説明しています。

 

特許文書によれば「体幹温度は人の口や耳腔に入れる医療用体温計で測定できるが、これらの方法は侵襲的(生体の内部に変化をもたらす刺激や行為)であり、電子時計のようなウェアラブル機器とは互換性がない」とのこと。つまり、耳や口に入れる体温計のような設計をスマートウォッチは作れないというわけです。

 

Apple Watchのように手首に巻く場合の問題点は、測定した温度のどれだけが本人の体温で、どれだけが環境の影響を受けているかを知るのが難しいということ。これに対して、アップルは着用者の皮膚と、さらに離れた場所(ディスプレイの近くなど)の温度を測ることで解決できるとしています。

 

この二つの温度を取得してから、アルゴリズム(ソフトウェア)が着用者の体幹温度を推定するという考え方ですが、現行モデルによる皮膚温の測定もアルゴリズムを使っているとみられています

 

アップルが深部体温を測る技術を探っているとの噂は、これまでも何度か伝えられてきました。例えば、AirPodsも耳の内側から体温を測るセンサーを搭載した試作機が開発中との報道もあります

 

どんな形であれ、身近なウェアラブル機器で体温測定ができれば、いつでも気軽に体調の変化をチェックできるはず。アップルならではのスマートな機能になると期待したいところです。

 

Source: Patently Apple
via: iMore

iOS版『フォートナイト』、二転三転して欧州で復活の兆し。舞台裏で何が?

3月初めから配信中のiOS 17.4では、EU(欧州連合)域内だけでアップル純正以外のアプリストア(代替アプリストア)を使えます。これにより、純正のApp Storeから削除されたiOS版『Fortnite』が、少なくともEUで復活すると期待されていました。

↑EUがにらみを効かせる

 

しかし、アップルは『Fortnite』の開発元・Epic Gamesの開発者アカウントを停止。そのため実現する目がなくなったかと思いきや、急きょアップルがEpicのアカウントを復活させる驚きの展開となりました。

 

EpicはiOS版『Fortnite』のアプリ内課金をめぐってアップルとトラブルがあり、その結果『Fortnite』はApp Storeから消され、両社は長年にわたり訴訟を繰り広げていました。そんな中、EUで代替アプリストアが可能となったことで、Epicが独自にiOS向けゲームストア(Epic Games Store)を展開する道が開けたわけです。

 

しかし、Epicは3月6日、予定していたiOS向けゲームストアが開発できなくなったと発表。アップルの弁護士から送られてきた書簡も公開しましたが、そこにはEpicが「信頼に値しない」と書かれていました

 

その後、Epicは新たなブログ記事で「アップルは欧州委員会に対して、開発者アカウントを復活させることを表明し、約束してくれました」と発表。

 

そこでは「欧州委員会が施行したデジタル市場法(DMA)は、ゲートキーパー(特定の基準を満たす大規模なオンラインプラットフォーム企業)の責任を追及するために迅速に動くという強いシグナルを開発者に送るものです」と述べています。

 

さらにEpicのティム・スウィーニーCEOは、X(旧Twitter)で「欧州委員会による迅速な調査の後、アップルは欧州委員会とEpicに対し、DMAに基づいて『Fortnite』を復活させ、Epic Games StoreをEUで立ち上げることについて譲歩し、アクセスを回復すると通知しました」と付け加えています。

 

つまり、欧州委員会がアップルの動きににらみを利かせた結果、急に方針転換したようです。

 

アップルの視点では、何が起こったのか? アップル関連情報サイト9to5Macに対し、アップルはEpicとさらなる話し合いを行った結果、EpicがDMAポリシーに従うことを約束したため、開発者契約を再締結したそうです。

 

舞台裏で何が話し合われたのであれ、iOS版『Fortnite』が復活する可能性は高そうです。日本でも再びプレイできる日が来ることを期待したいところですね。

 

Source: Epic Games
via: 9to5Mac

タッチスクリーンiMacが登場するかも? Appleの特許出願で明らかに

Apple(アップル)がタッチパネルを搭載したiMacにつながるかもしれない、回転式ディスプレイに関する特許を更新したことが、米特許商標庁(USPTO)の公開書類により明かされています。

↑USPTOより

 

Appleが2023年11月に更新した特許は、「アーティストなどのために傾斜タッチスクリーンを備えた実用的なiMacのデザイン」を説明したもので、直接的にはタッチスクリーンの搭載を示唆したものではありません。しかし特許に添付されたイラストは、タッチスクリーンを搭載したMicrosoft(マイクロソフト)のデスクトップPC「Surface Studio」を連想させるものです。

 

Appleは今回の特許について、「iMacの持ち運びを容易にする」ことが目的だとしています。iMacのような一体型PCは大きなスペースを専有し、持ち運びにくいのが一般的。しかし特許のイラストのような柔軟なスタンドがあれば、そのような問題が解決できるかもしれません。

 

現時点では、Appleの特許がただのアイディアなのか、それとも将来のタッチスクリーンを搭載したiMacにつながるのかはわかりません。今後のiMacの進化に注目したいものです。

 

Source: USPTO via 9to5Mac

もうM4版の“次期MacBook Pro”開発は始まっている!? ガーマン記者の報告

Apple(アップル)が「M4」チップを搭載した「次期MacBook Pro」の開発をすでに開始していると、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑Appleより

 

「M3」チップを搭載した現行モデルのMacBook Proは、2023年10月に発表されました。従来とは異なり「M3」「M3 Pro」「M3 Max」の3モデルが用意され、このうちM3チップは最新の「MacBook Air」にもすでに搭載されています。

 

Appleは2020年11月に「M1」チップを発表し、2022年6月に「M2」チップ、2023年10月にM3チップを投入。それぞれおよそ1年半の間隔が空いています。これに従えば、M4は2025年前半に登場するはずです。ただし計画がより早められる、あるいは遅れる可能性もあります。

 

一方でAppleのチップ製造を担当しているTSMCは、2025年後半に「2nm」プロセスでのチップ製造を予定しています。つまり、それより前に登場するM4は、M3と同じ「3nm」プロセスにて製造される可能性があるのです。

 

M4チップではその他にも、AI処理を担当する「Neural Engine(ニューラル・エンジン)」が強化され、生成(ジェネレーティブ)AI機能の進化が予測されています。M4を搭載した次期MacBook Pro、どれだけのパフォーマンスを発揮するのかに期待です。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期iPad Pro/Air、登場は3月末~4月に? 有機ELディスプレイ大量発注との報道

「次期iPad Pro」と「次期iPad Air」が3月末から4月に登場すると、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。また、新しい「Magic Keyboard」と「Apple Pencil」も同時に発売されるようです。

↑NYC Russ / Shutterstock.comより

 

次期iPad Proに関しては、M3チップや有機ELディスプレイを搭載し、本体は薄型化。横向きのフロントカメラと再設計された背面カメラ突起、「MagSafe」によるワイヤレス充電に対応することがされています。また次期iPad AirではM2チップを搭載し、こちらも横向きフロントカメラの搭載が期待されています。さらに、次期iPad Airではより大型な12.9インチモデルも登場するようです。

 

Bloombergによれば、Apple(アップル)は新しいiPadのために、「iPadOS 17.4」の特別なビルドを準備しているとのこと。次期iPad ProやiPad Air、新しいMagic KeyboardやApple Pencilが3月末から4月に登場する頃には、iPadOS 17.4も完成しているはずだと述べています。

 

さらに、Appleが次期iPad Pro向けに、850万枚の有機ELディスプレイを韓国のサプライヤーに発注したとも報じられています。次期iPad Proでは11インチモデルと13インチモデルの登場が予測されていますが、具体的にはSamsung(サムスン)が11インチモデル、LGが13インチモデルのディスプレイ生産を担当しているようですが、このことからも、次期iPad Proの有機ELディスプレイへの移行は間違いなさそうです。

 

より薄く、軽く、そして美しい有機ELディスプレイを搭載するであろう、次期iPad Pro。その美しい画面表示を、早く見てみたいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors 1, 2

Google、お手ごろ価格スマホ「Pixel 8a」を準備中だと公式に認める。バッテリーの詳しい情報が分かるようになるかも

Googleの次期廉価スマートフォン「Pixel 8a」は、様々なリーク情報があったものの、同社は公式に開発中とも準備中とも述べていません。が、ひょんなことから発売予定であることを認めました。

↑思わぬ形で「Pixel 8a」が“公式発表”に?

 

Android 14のQPR1アップデートでは、Googleはバッテリー情報(設定アプリの「デバイス情報」内)に新機能を追加し、充電サイクル数とバッテリーの製造日を表示しました。これはユーザーに歓迎されましたが、Pixelスマートフォンでは3月のFeature Drop(アップデート)で消えてしまいました。

 

これにつき、Googleはバグ追跡ページで「この表示はPixel 8a以降でのみ有効であり、意図した通りの動作です」とコメント。つまり、本機能が将来のPixelスマホに搭載されることや、今後Pixel 8aが登場することを同社が初めて公式に認めたことになります。

 

なぜ本機能が現行のPixelスマホで使えたのか、また消す必要があったのか、正確な理由は不明です。が、表示された数値はあまり正確ではなかったとの指摘もあり、将来のモデルに必要なハードウェアを追加する予定かもしれません。

 

Pixel 8aは今後数カ月、おそらく5月の開発者会議「Google I/O」にて発表が予想されています。昨年夏には早くもベンチマーク結果が登場し、今年初めにはパッケージ写真までが流出していました

 

最近のPixelスマホはGoogleの独自AI機能も搭載されており、そちらの方面でも期待できるはず。さらなるリーク情報や、Googleの公式発表を楽しみにしたいところです。

 

Source:Google
via:9to5Google

今後のAndroidスマホ性能、ついに「iPhone 16」を圧倒? 「Snapdragon 8 Gen 4」が「A18」をあらゆる面で超えるかも

ハイエンドのAndroidスマートフォン向けSnapdragonチップと、iPhoneに搭載されるAシリーズチップとは、年を追うごとに性能差が着実に縮まっています。そして新たに、次期「Snapdragon 8 Gen 4」は、今年秋の「iPhone 16」に採用される「A18」よりも高速になる可能性があるとの噂が伝えられています。

↑Snapdragon

 

これまでSnapdragon搭載のGalaxy SシリーズとiPhoneとは、ベンチマーク結果にかなりの差が付いていました。が、最新のGalaxy S24 UltraとiPhone 15 Proは抜きつ抜かれつで、ほぼ互角の戦いを繰り広げていました

 

著名リーカーの定焦数码氏は、Snapdragon 8 Gen 4はシングルコアスコアが3500に達する一方で、A18は3300を突破するのは難しいと主張。また8 Gen 4はマルチコアスコアやGPU性能でもA18を大きく上回ると述べています。

 

すでにクアルコムの幹部は、今年10月にSnapdragon 8 Gen 4を発表することや、「Oryon」を搭載することを認めています。Oryonとはクアルコム自社開発のCPUコアであり、これにより性能が大幅に向上するとみられるものです。

 

とはいえ、今回のスコアはメインコアのクロック周波数が4.3GHzの場合とのこと。現在のSnapdragon 8 Gen 3のCortex CPUコアはピーク周波数3.30GHzであり、それを大きく上回っています。あまりに動作周波数が上がりすぎると、発熱も激しくなるため、製品版では下げることになるのかもしれません。

 

それを差し引いても、性能が大きく向上する可能性は高いはず。2024年から2025年にかけて、iPhone 16シリーズの性能を凌ぐ、あるいは匹敵するAndroidスマホが続々と出ると期待したいところです。

 

Source:Minigadget Korea
via:PhoneArena

まもなくAirPods Proに補聴器モード追加? 次期「iOS 18」で実現するかも

アップルは完全ワイヤレスイヤホンAirPodsに、様々な聴覚の健康やアクセシビリティ(誰もが使いやすくする仕組み)を提供済みです。さらに次期「iOS 18」では、AirPods Proに新たな「補聴器モード」を追加すると著名ジャーナリストが主張しています。

↑「補聴器モード」まもなく追加?

 

同社の内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、自らのニュースレター「Power On」最新号で、2024年内にAirPods Proのハードウェア新製品は出ないと書いています。が、「大きなニュースは、iOS 18と一緒に登場する、新しい補聴器モードです」と付け加えています。

 

すでにAirPodsでは、2018年のiOS 12以降から「ライブリスニング」が利用できます。この機能はiPhone本体が指向性マイクのように働き、捉えた音声をリアルタイムでAirPodsに送るというものです。

 

また、2021年には目の前にいる人の声を聴き取りやすくする「会話を強調」機能を追加。2022年の調査では、これらの機能が高価な補聴器に匹敵する可能性があるとの結果が出ていました

 

今のところ、iOS 18でAirPods Proに追加される補聴器機能についての詳細は不明です。が、これまでもアップルはAirPodsに健康機能を次々と追加していることから、実現する可能性は高いはず。

 

一般的に補聴器は高価なため、69才以下の成人のうち難聴でも約6人に1人しか補聴器を使っていないとのデータもありました。それら専用機器より安価なAirPods Proに補聴器機能が追加されれば、より多くの人々が快適な生活を送れるようになりそうです。

 

Source:Bloomberg
via:9to5Mac

iPhone 16 Pro、側面ボタンのデザインが変更? “アクションボタン”が大型化か

今年登場とみられる「iPhone 16 Pro」の、CAD(設計)レンダリングとされる画像が海外にて投稿されており、側面ボタンのデザインが予測されています。

↑91Mobilesより

 

iPhone 16 Pro/Pro Maxに関しては以前にも予測レンダリング画像が登場しており、画面の大型化やキャプチャーボタンの設置がされています。搭載される「A18」プロセッサは、AI(人工知能)関連機能が強化されるようです。

 

今回公開されたレンダリング画像では、音量ボタンの上部のアクションボタンが縦に長くなっていることがわかります。音量ボタンとの区別をつけるためか、その幅は若干太くなっているようです。そして本体の右側側面には、キャプチャーボタンが搭載されています。

 

iPhone 16 Proでは、ProモデルもMaxモデルと同じように光学5倍ズームカメラが搭載されると噂されています。またキャプチャーボタンはデジカメのように半押しをしたり、左右スワイプでズームインやアウトといった操作もできるようです。さらに、ゴールド系カラーの復活も噂されています。

 

今回の情報が正しければ、iPhone 16 Proは現行モデルの「iPhone 15 Pro」と比較して、小改良モデルとなりそうです。個人的にはiPhone 15 Proのアクションボタンは小さくて押しにくいので、大型化を楽しみにしたいものです。

 

Source: 91Mobiles via MacRumors

新型MacBook Airの最安モデル、SSDが遅くない! 2022年モデルと比較し速度大幅向上

先日発売が開始された新型の「MacBook Air」について、より高速なSSD(ソリッドステートドライブ)が搭載されていることが、YouTubeチャンネルのMax Techにより報告されています。

↑Appleより

 

実はMacBook Air、2022年モデルでは一番安いベースモデルにて単一の256GBチップが搭載され、SSDのスピードが上位モデルと比較して劣るという事実が報告されていました。なお新型のMacBook Airに搭載されている「M3」チップは、順当に性能が向上しているようです。

 

 

Max Tecの報告によれば、新型のMacBook Airは2022年モデルのMacBook Airと比較して、SSDの速度が大幅に向上。5GBのファイルでテストしたところ、書き込み速度が最大33%、読み込み速度が最大82%高速化していたそうです。

 

さらにMax Tecが新型MacBook Airを分解したところ、256GBのSSDが1チップから2チップへと変更されていたとのこと。これにより、書き込みや読み込みのリクエストが並列処理でき、ファイルの処理速度が大幅に向上したようです。

 

Max Tecによれば、このSSDの仕様の変更は13インチモデルだけでなく、15インチモデルにも適応されている可能性が高いとのこと。今年の新型MacBook Airは、ベースモデルでも十分納得できる性能に進化しているようです。

 

Source: Max Tech / YouTube via MacRumors

20インチクラスの折りたたみMacBookは3年以内に発売!? 折りたたみiPadの後になるかも

Apple(アップル)が20インチクラスの「折りたたみMacBook」を3年以内に発売する予定だと、著名アナリストのMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏が報告しています。

↑画像提供/Astropadより

 

Appleが20インチの折りたたみMacBookを投入するとの情報は、以前にもThe Elecが報告していました。この20インチディスプレイは折りたたみ時に15.3インチとなり、ノートパソコンとして利用できるようです。

 

Kuo氏によれば、「Appleの折りたたみ可能な製品で開発スケジュールがはっきりしているのは、20.3インチのMacBookだけで、2027年に量産が開始される見込みだ」と伝えています。ただし、製品の詳細については触れていません。

 

Appleは折りたたみMacBookだけでなく、「折りたたみiPad」を近年中に投入し、さらにその後に折りたたみiPhoneが登場するとの情報もあります。Kuo氏は折りたたみiPadについて、「全く新しいデザインを採用し、軽量でカーボンファイバー製のキックスタンドを搭載する」と報告しているのです。

 

Androidスマートフォンでは、折りたたみ製品が次々と登場しています。その先に、折りたたみiPadやiPhone、そしてMacBookがあるのか…今後のAppleの動向に注目です。

 

Source: 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) / X via MacRumors

【西田宗千佳連載】Apple Vision Proの「空間コンピューティング」とは一体なにか

Vol.136-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはアップルが米国で発売した「Apple Vision Pro」。空間コンピューティングが目指しているものはなにかを解説する。

 

今月の注目アイテム

アップル

Apple Vision Pro

3499ドル~

↑2023年6月に発表となったApple Vision Proがついに発売開始。全米のApple StoreもしくはApple Storeオンラインで予約したうえでの、App Storeのみでの販売となっている。日本でも2024年下半期に発売開始の予定だ

 

アップルはApple Vision Proを「空間コンピューティングデバイス」と呼んでいる。前回述べたように、これは多分に既存の機器との差別化を意識したキーワードではある。ただ、この言葉自身に意味がないのかというと、そうではない。

 

我々はどんなIT機器も、基本的にはディスプレイを介して利用している。PCやスマホはもちろんだが、テレビやプロジェクターなどのAV機器も同様だ。四角い画面があり、その中に出ている映像を見て操作することによって価値が生まれている。

 

当たり前すぎることだが、現実に存在する物体というのは、四角い画面の中だけにあるわけではない。仕事をしているデスクの上には、文房具や時計、コーヒーカップなどいろいろなものが置かれている。それぞれに価値があり、我々は便利に使っている。壁を見ると、ポスターやカレンダーが貼ってあるかもしれない。これも画面の外に何かを表示して価値を見出しているものと考えることができる。

 

現在は、そうした壁にあるものや、机の上にあるものも、それぞれがディスプレイを持っていて、部屋の中に“四角い画面が偏在している”状況にある。もちろん日常的にはスマホを持ち歩いているので、“四角い画面と一緒に動いている”ということもできるわけだ。

 

ただ冷静に考えると、本当はもっとたくさんの情報を使いたい、もっと自由に情報を使いたいにもかかわらず、情報を表示する面積は「四角い窓の中」に限られている。

 

人間の視界をすべてディスプレイで置き換えることができて、空中に好きなサイズの窓を開くことができたらどうだろう? 窓の配置も自由で縦横比も自由。そもそも窓に限定する必要はない。立体物をそのまま机の上、空中などに置いてもいい。現実に存在するものに対して、メモや付箋を貼るように情報を追加してもいいわけだ。

 

簡単に言えば、これを実現する仕組みが「空間コンピューティング」である。

 

現状のApple Vision Proでは、まだできることは限られている。Macの画面やWebブラウザーの画面、写真アプリなど「好きな大きさの四角い窓」を複数配置できるというのがせいぜいだが、この先、立体物を見ながらコミュニケーションしたり、人を立体表示しながら対話をしたり、ということが当たり前になっていくだろう。

 

すなわちアップルが目指していることは「個人にとってのコンピュータとディスプレイの再定義」ということになる。VRというと、人とコミュニケーションをするための空間である「メタバース」が注目されてきたが、アップルが狙っているのはコミュニケーションの再定義ではなく、あくまで個人の創造性をさらに高めるという方向性なのだ。

 

「Apple Vision Proはスマホを駆逐するのか?」という質問が出ることも多いが、それは少し軸がズレているように思う。Apple Vision Proがまず代替するのは、MacなどのPCや、iPadなどのタブレットだろう。すなわち、個人の創造性のためのツール、個人のためのエンターテインメントデバイスを置き換えることになるだろう。

 

これは筆者の予想だが、価格としても200ドル~500ドルといった安価な製品にまで落としていくことはなかろう。MacにしろiPadにしろ、主軸モデルの価格帯は1000ドルから2000ドル。将来安くなったとしても、そのへんがターゲットになるのではないだろうか。

 

ただ、いまのApple Vision Proは高価すぎて、いきなり大ヒットで大量販売が見込める状況にはない。普及速度のジレンマに対して、各社はどのような考えを持っているのだろうか。その点は次回解説する。

 

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新型iPad Air、「横向きにしたとき前面カメラが上側」となりビデオ会議がやりやすくなるかも

アップルは今月内(3月)に、新型iPadを発表すると噂されています。そのうち次期iPad Proは本体を横置きにしたとき、前面カメラが上に位置する手がかりがiOS 17.4ベータ版から見つかっていました

↑横置き時のビデオ会議がやりやすくなりそう

 

それに続き、新型iPad Airも同じく前面カメラが「横向きのときに上側」になる噂が報じられています。

 

現在のiPad AirとiPad Proはどちらも、本体を横向きにすると前面カメラが左右どちらかの端となり、ユーザーの顔を正面に捉えることができません。ビデオ会議のときには目線が横に寄ってしまい、使いやすいとはいえないデザインとなっています。

 

アップルはこの問題を認識していたようで、第10世代iPadでは前面カメラを本体の側面(長方形のうち短い辺)に移しています。実際、ニュースリリースでも「より良いビデオ通話体験のために」カメラの位置を変えたと強調していました

 

さて中国WeiboユーザーのInstant Digital(刹那数码)氏は、「iPad Air 6 10.9/12.9のカメラ位置は水平センタリングに移された」と主張。つまり、横置きにしたときにカメラが中央に来ると述べています。

 

Apple Pencil(第2世代)は、iPad AirとiPad Proの両方で長辺に取り付けてワイヤレス充電する仕組みです。カメラの位置を移した場合、どのようにして機能を両立させるのかは不明です。

 

とはいえ、アップルは新型iPadと同時に第3世代Apple Pencilを発表すると噂されています。新型ペンシルはマグネット式でペン先が交換できるとの予想もありますが、他にも短辺側に取り付けやすくなる、などの変更があるのかもしれません。

 

Source:Weibo
via:MacRumors

次期「Galaxy Z Flip6」と「Galaxy Z Fold6」のカラバリが判明? 控えめな色になるかも

サムスンは次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Flip6」を、今年7月に発表すると噂されています。それらのカラーバリエーションにつき、信頼性の高いアナリストが予想を述べています。

↑信頼性の高いアナリストによる予想

 

ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏はXにて、両モデルのカラバリにつきポストしました。

 

それによれば、Galaxy Z Flip6はライトブルー、ライトグリーン、シルバー、イエローの4色展開。かたや、Galaxy Z Fold6はダークブルー、ライトピンク、シルバーの3色が用意されるとのことです。

 

Young氏は、iPhone 14 Proや第6世代iPad miniの画面仕様などを、発表前に正確に予想した実績があります。また、昨年のGalaxy Z Flip5/Fold5のカラバリについても、ほぼ的中させていました。もっとも「どのような色に見えるか」ということで、サムスン公式の呼び方は違う可能性があります。

 

いずれも大人しめな色ですが、特にGalaxy Z Fold6については、前モデルで好評だったブラックがないとすれば、ガッカリする人もいるかもしれません。

 

とはいえ、両モデルとも前機種よりも大きく改善されると予想されています。まずGalaxy Z Fold6については本体がチタニウム製となって薄く軽くなり、内側ディスプレイが正方形に近づくとともに外側のカバー画面も幅広くなる、といったところです。

 

かたやGalaxy Z Flip6は画面のベゼルが狭くなり、本体が分厚くなる代わりにバッテリー容量が増える可能性があるとのリーク情報も伝えられていました。どちらも現行機種よりグッと使いやすくなりそうであり、期待して続報を待ちたいところです。

 

Source:Ross Young(X)
via:Wccftech

アップル、iPhoneからAndroidにデータを引っ越すツールを開発中! EU圏外での提供はどうなる?

アップルは最新のiOS 17.4で、EUのデジタル市場法(DMA)を守るため、EU域内のユーザーに限って代替アプリストア(App Store以外のアプリストア)などを認めました

↑EUの規制により移行ツールが登場

 

さらに今後、DMAの条項に準拠するため、EU域内では「純正ブラウザのSafariを完全に削除できる」ことや、「iPhoneからアップル製以外のスマートフォン」にデータを移行できる「ユーザーフレンドリー」な方法を開発中だと発表しました。

 

iPhoneからAndroidへの移行ツール

アップルは「非機密DMA コンプライアンス レポートの概要」と題したドキュメントを公表。この中で、今後の方針を明らかにしています。

 

1つには、「コンピュータ-(iPhone)から異なるOSを搭載したデバイスにデータを転送できる移行ソリューション」を開発中とのこと。要はiPhoneからAndroidスマホにデータを移し、乗り換えやすくするツールを準備しているというわけです。

 

この移行ツールは、2025年秋までに提供する予定です。それ以降はサムスンやGoogleなどのAndroidスマホメーカーが、これをベースにより使いやすいアプリを用意する展開となりそうです。

 

Safariの削除と別のブラウザへの移行ツール

EU圏のiPhoneユーザーは、2024年末からSafariを完全に削除でき、他のブラウザを使えます。この計画の一環としてブラウザのデータを別のブラウザに移せる「ブラウザ切り替えソリューション」も開発中とのことです。

 

Safariを削除できる新機能はEUユーザーに限られ、他の地域では利用できません。とはいえ、iPhoneからAndroidへの移行ツールにつき、アップルはEU圏だけとは述べておらず、日本など他の地域でも提供する可能性はあるかもしれません。

 

すでにGoogleは連絡先や写真、ビデオや無料アプリ、テキストやメモを転送できる「Switch to Android」を提供しています。が、Safariのブックマークなどは引き継げないため、アップル製ツールではその辺りのカバーが望まれそうです。

 

Source:Google Docs
via:MacRumors

Macの「文字小さくて読みにくい問題」を解決! ビッグな文字で視認性アップ【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「画面上のテキストサイズを変更して視認性をアップ!」です。

 

 

Macを使っているとき、画面上の文字が小さくて見づらいと感じたことはないでしょうか。macOS Sonomaでは、「Finder」「カレンダー」「メール」「メッセージ」「メモ」の5つのソフトについて、テキストを表示するサイズを変更できるようになりました。

 

「5つのソフトすべての文字サイズを変更する方法」と「ソフトごとに文字サイズを変更する方法」があり、まずは前者について設定方法を解説します。

 

アップルメニューから「システム設定」を開いて、サイドバーから[アクセシビリティ]を選択します。上から3番目にある[ディスプレイ]をクリックして、切り替わった画面の中程の[テキストサイズ]にある[デフォルト]をクリックしましょう。

 

ウインドウが開いたあと、上部のスライダーで、9ポイントから42ポイントまでの範囲でテキストサイズを調整できます。このとき、システム設定のサイドバーに表示される項目名の大きさも自動的に3段階で変化します。

 

この方法では、「Finder」「カレンダー」「メール」「メッセージ」「メモ」がすべて同じテキストサイズに反映されます。

 

また、ソフトごとにテキストサイズを変更することも可能です。ダイアログ下部のFinderやカレンダー、メールといった項目の右にある[指定したサイズを使用]をクリックしたら、プルダウンメニューから好みのテキストサイズを選びましょう。

 

また、メニューバーに表示されるテキストのサイズが小さくて見づらい場合は、先ほどのウインドウにある[メニューバーのサイズ]で[デフォルト]から[大]に切り替えるとメニューバー上のテキストが少し大きくなります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

3万円の「HUAWEI WATCH GT 4」がゴルフウォッチに変身、ゴルフナビ機能が追加

ファーウェイ・ジャパンはスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 4」に、「ゴルフナビ機能」を追加します。3月下旬の無料アップデートを通じて、ゴルファーのための新機能が配布されます。

↑HUAWEI WATCH GT 4に「ゴルフナビ」機能が追加されます

 

HUAWEI WATCH GT 4は、場面を選ばず使えるスマートウォッチです。実売価格で3万円前後からと手ごろな価格設定ながら、GPS/みちびきに対応した正確な位置測位や、日差しの強いシーンでも見やすい有機ELディスプレイを備えています。

 

アップデートによって、この時計がゴルフウォッチとして使えるようになりました。追加されたのは、ゴルフ場のコースガイドとスイング練習という2つの機能です。

 

コースガイドは国内2200以上のゴルフ場に対応。現在地から見たコースの形状や目標地点までの距離を表示します。機能はスマートフォンアプリ「HUAWEI Health」から事前にダウンロードすることで、ラウンド中は通信することなく、スマホを持たずに利用できます。

 

さらに、一打ごとの感触や、コースごとのスコアをメモしておくスコア記録機能も搭載。天気予報から当日の風速や風向きをデータで表示する機能もあります。

 

記録した情報は、ファーウェイのヘルスケアアプリと同期されるため、スマホでの振り返りにも利用できます。なお、ゴルフスコア記録アプリと連携する機能はなく、あくまでファーウェイのスマートウォッチと、専用のヘルスケアアプリでのみ情報を参照できる仕様となっています。

↑コースガイドはフェアウェイやグリーン、ハザードを表示します

 

↑グリーンに入ると専用モードに切り替わります

 

スイング練習は時計を装着してスイングすると、スイングスピードやスイングテンポを表示します。正しいフォームを確認する機能も備えています。

↑スイング練習機能も搭載

 

なお、ゴルフ場のデータはテクノクラフト社が提供しており、ファーウェイ独自のアルゴリズムを利用して現在位置からのコースを表示しています。

 

HUAWEI WATCH GT 4のゴルフ機能は、パシフィコ横浜で開催中の「ジャパンゴルフフェア2024」のテクノクラフト社のブースで先行展示されています。

↑ジャパンゴルフフェア2024でのHUAWEI WATCH GT 4の展示

 

ゴルフ特化型の派生モデルも発売予定

ジャパンゴルフフェアのテクノクラフト社のブースでは、未発売のスマートウォッチも展示されていました。テクノクラフト社が自社ブランドで販売する「TECRA」という製品です。

 

TECRAは、ゴルファーのためのスマートウォッチです。ファーウェイのHUAWEI WATCH 4をベースモデルとしています。

 

TECRAはファーウェイのゴルフナビ機能には対応していません。その代わりにテクノクラフト社のゴルフガイドアプリ「Aiキャディ」を搭載しています。このアプリには全国2200以上のゴルフコースの情報があらかじめインストールされていて、独自のスイング分析機能も備えています。

 

ファーウェイ製のゴルフナビにはない特徴として、このアプリでは毎日変わるピン位置の情報をスマートウォッチ上で表示できます。

 

ジャパンゴルフフェアのテクノクラフト社展示担当者によると、TECRAはゴルフ場の会員向けに販売する製品となり、発売は6月を予定しているとのことです。

↑ジャパンゴルフフェア2024では、テクノクラフト社が発売するTECRAも展示されていた

 

↑TECRAはテクノクラフト社のAiキャディを搭載。毎日変わるピンの位置も表示できる

ダイエットしながら電気ができる!「まわしてチャージ充電丸PRO」クラファン開始

マリン商事は、クラウドファンディングサービスMakuakeにて、ペダルを漕いで電気をためるポータブル電源「まわしてチャージ充電丸PRO」の先行予約販売を3月8日(金)より開始しました。

 

充電容量が前作の1.75倍にアップ

災害時には電源の確保が重要。しかし、あらかじめACアダプタで充電しておくタイプや太陽光などのエネルギーを使う充電器は、充電切れや天候の影響を受ける可能性があります。そこで開発されたのが、ペダルを漕ぐことで発電・充電できる「まわしてチャージ 充電丸Evolution」。こちらは2022年にMakuakeで847万6008円もの応援購入を集めたヒット作。その後継機種として登場したのが「まわしてチャージ充電丸PRO」です。

↑ペダルを漕いで充電する「まわしてチャージ充電丸PRO」。テーブルの上などに置いて、手回しで充電する方法もあります

 

その進化ポイントとしては、前作よりバッテリー容量が30000mAhから1.75倍の52500mAhにパワーアップ。より長時間の使用が可能となりました。

↑スマホやタブレットの充電のほか、搭載したLEDライトを点灯することも可能

 

このほか、AM/FMラジオ機能を追加し、災害時にも情報収集が可能。スピーカーも搭載し、Bluetoothで接続が可能なため、スマホの音楽をスピーカーで流すことも可能です。

 

USB出力が2A10Wから2.5倍の5A25Wにパワーアップ。これにより充電スピードがアップし、いざという時でも短時間で充電が可能です。

 

なお、ACアダプタ付属で、コンセントからの直接充電も可能(フル充電まで約23時間)。日常的に充電しておくことで、いざという時に役に立ちます。

 

応援購入は1台3万7350円(税込)~で、プロジェクト期間は2024年3⽉8⽇(金) 〜 2024年4⽉29⽇(月)18時です。

 

いざというときの防災グッズとして、ときには電気がたまるダイエット用品として、便利に活用してみてはいかがでしょうか。

格安SIMも大容量プランが主流? 「20GB以上」でお得なプランを徹底比較

通信キャリアのデータ容量は数年前まで、大手通信キャリアが大容量〜無制限プラン、格安SIMブランドが小容量〜中容量プランという棲み分けができていました。

 

ところが近年、20GB以上の大容量プランを設定する格安SIMブランドが増えており、価格も低下しています。

 

本記事では、格安SIMやスマホのお得な情報・最新ニュースを発信するメディア・モバワン編集部が、格安SIM会社の大容量プランを比較、解説します。

 

動画コンテンツの充実にともない大容量プランが増加

近年、TikTokやYouTubeショートなど、短編動画コンテンツが注目を集めています。一本あたり60秒までのショート動画とはいえ、連続で視聴していると多くの「ギガ」を消費します。

 

たとえばTikTokの場合、2時間連続で見た際に消費する通信量は約1GB。

 

仮に3GBプランの場合、6時間視聴すると上限に達します。6時間を31日で割ると一日あたり約11分なので、ヘビーユーザーでなくとも、データ容量が足りなくなりそうです。

 

このようなリッチコンテンツが主流になるにしたがって、格安SIMブランドは容量の大きなプランをリリースするようになりました。そして2024年3月1日、格安SIMの大手IIJmioが最大50GBのプランを投入したことで、がぜん注目が集まっています。

 

ここからは8つのサービスをピックアップし、20GB以上のプランに絞って比較していきます。

 

【その1】50GBの大容量プランでも安価なIIJmio

IIJmioのサイトから

 

老舗であるIIJmioはこれまで、「2GB・5GB・10GB・15GB・20GB」の5つのプランを展開していました。

 

2024年3月になるとこれに加えて、「30GB・40GB・50GB」が新たにラインアップ。50GBでも月額3900円(税込、以下同)と安価に使えることが魅力です。

 

また、余ったデータ容量は翌月まで繰り越せることもポイント。月ごとの使用データ容量が一定しない人にもおすすめです。

 

IIJmioの大容量プラン

プラン名 月額料金
20ギガプラン 2000円
30ギガプラン 2700円
40ギガプラン 3300円
50ギガプラン 3900円

※価格は税込み ※すべて音声通話機能付きプラン

 

【その2】プランの選択肢が多いイオンモバイル

イオンモバイルのサイトから

 

イオンモバイルは、プランの選択肢が格段に多いことで知られる格安SIMブランドです。小容量プラン「さいてきプラン」では、データ容量を1GB刻みで選ぶことが可能(最大10GB)。容量変更は無料で何度もできるので、自分に最適なプランを見つけられます。

 

そして、大容量向けプランの「さいてきプラン MORIMORI」では、最大50GBのプランに対応。どれも翌月までのデータ繰越ができるので、無駄なく使うことができます。

 

イオンモバイルの大容量プラン

プラン名 月額料金
さいてきプランMORIMORI 20GBプラン 1958円
さいてきプランMORIMORI 30GBプラン 3058円
さいてきプランMORIMORI 40GBプラン 4158円
さいてきプランMORIMORI 50GBプラン 5258円

※価格は税込み ※すべて音声通話機能付きプラン

 

【その3】SNSの一部機能でデータ通信量を消費しないのが魅力のNUROモバイル

NUROモバイルのサイトから

 

ソニーグループが運営するNUROモバイルは大きく分けて、通話メインの「かけ放題ジャスト」、小容量プランの「バリュープラス」、そして大容量プランである「NEOプラン」の3つを展開しています。

 

NEOプランで注目すべきは、付帯オプションの充実ぶりです。LINE・X・Instagram・TikTokの対象機能利用時にデータ通信量を消費しない「NEOデータフリー」や、上り通信のデータ通信量を消費しない「あげ放題」などのオプションが無料で付帯します。

 

動画配信などで上り通信を多く使う場合、通信費を大きく節約できる「あげ放題」は要チェックです。

 

NUROモバイルの大容量プラン

プラン名 月額料金
NEOプラン(20GB) 2699円
NEOプラン W(40GB) 3980円

※価格は税込み ※すべて音声通話機能付きプラン

 

【その4】最大通信速度で料金が変わるmineo

mineoのサイトから

 

ユニークなプラン・オプションを提供していることで知られるmineoでは、1GB・5GB・10GB・20GBの4コースから選べる「マイピタ」と、データ容量無制限で使える「マイそく」の2つでサービスを構成しています。

 

特に注目したいのは、無制限プランの「マイそく」です。こちらは月額料金によって最大通信速度が異なる仕様となっており、支払う金額が高いほど通信速度が速くなります。

 

ただし、「マイそく」は平日の12時から13時の間、一律に32kbpsまで速度制限が行われます。32kbpsだとテキストを送受信するくらいが精一杯で、Web閲覧もままならない速度です。そのため、ランチタイムにスマホを使いたい人にはおすすめできません。

 

mineoの大容量プラン

プラン名 月額料金
マイピタ
(20GB)
2178円
マイそく・スーパーライト
(無制限・最大32kbps)
250円
マイそく・ライト
(無制限・最大300kbps)
660円
マイそく・スタンダード
(無制限・最大1.5Mbps)
990円
マイそく・プレミアム
(無制限・最大3Mbps)
2200円

※価格は税込み ※すべて音声通話機能付きプラン ※マイそくは平日12時台に通信速度が最大32kbpsに制限

 

【その5】100GBのデータプランとサービス面で魅力のahamo

ahamoのサイトから

 

ここからは大手通信キャリアのプランも紹介します。まず、ドコモの格安プランであるahamoには20GBの「ahamo」と、100GBの「ahamo大盛り」が用意されています。

 

月100GBのデータ容量なら、720pの高画質動画を約85時間視聴することが可能。これだけあれば、通常の使い方でギガが不足することは滅多にないと言えるでしょう。

 

また、5分かけ放題が無料で付帯するほか、海外でも手続きなしで20GBまで使用できるなど、料金やデータ容量以外のメリットがあることにも注目です。

 

ahamoの大容量プラン

プラン名 月額料金
ahamo(20GB) 2970円
ahamo大盛り(100GB) 4950円

※価格は税込み

 

【その6】大容量のデータトッピングもあるpovo

povoのサイトから

 

auのオンライン専用プランであるpovoは、基本料金が0円で必要なときにデータトッピングを購入する仕組みになっています。

 

30日間で3GBなどの小容量・短期間トッピングのほかに、「150GB(180日間)」といった、大容量かつ長期間使えるトッピングもラインアップしているので、多くのデータを使用する人にも最適な通信キャリアとなっています。

 

表に記載したトッピングのほかにも、期間限定で「40GB/30日間」や「300GB/180日間」などが販売されることもあり、幅広い選択肢の中から自由にトッピングをすることができます。

 

povoの大容量トッピング(通年販売しているもの)

トッピング名 料金
20GB(30日間) 2700円
60GB(90日間) 6490円
150GB(180日間) 1万2980円

※価格は税込み

 

【その7】各種割引が充実しているワイモバイル

ワイモバイルのサイトから

 

ワイモバイルは2023年10月、新たなプラン「シンプル2 S/M/L」をリリースしました。従来のデータ容量は「3GB/15GB/20GB」でしたが、シンプル2になり「4GB/20GB/30GB」へと増量。ワイモバイルでも大容量化が進みました。

 

月額料金は他社と比較すると若干高く設定されていますが、ワイモバイルは各種割引が充実していることが特徴。インターネットとのセット割引などを適用させれば、半額近くにすることも可能です。

 

ワイモバイルの大容量プラン

プラン名 月額料金
シンプル2 M(20GB) 4015円(2178円)
シンプル2 L(30GB) 5115円(3278円)

※価格は税込み ※カッコ内の価格は各種割引を適用させた金額

 

【その8】無制限プランが破格の楽天モバイル

楽天モバイルのサイトから

 

楽天モバイルは自社回線を有する大手通信キャリアの一角ですが、料金は格安SIM会社と同水準のため、本記事でも紹介します。

 

楽天モバイルのプランは「楽天最強プラン」の1つのみ。使用したデータ容量に応じて料金が段階的に上がっていく仕組みで、3GBまでなら1078円、20GBまでなら2178円、以降は無制限で使えて3278円となっています。

 

金額だけを見るとmineoの無制限プラン「マイそく」よりも高額ですが、高速通信ができる無制限プランで月額3278円は破格と言えるでしょう。

 

楽天モバイルの大容量プラン

プラン名 月額料金
楽天最強プラン(~20GB) 2178円
楽天最強プラン(無制限) 3278円

※価格は税込み ※すべて音声通話機能付きプラン

 

8サービスの大容量プランを一覧で比較!

ここまでに紹介したプランを、データ容量ごとに一覧で比較していきます。

 

なお、mineoの無制限プラン「マイそく」は月額250円~と極端に安価ですが、通信速度が大きく制限される特殊なプランのため、比較からは除外しています。

 

大容量プラン月額料金比較(50GB以下)

20GB 30GB 40GB 50GB
IIJmio 2000円 2700円 3300円 3900円
イオンモバイル 1958円 3058円 4158円 5258円
NUROモバイル 2699円 3980円
mineo「マイピタ」 2178円
ahamo 2970円
povo 2700円
ワイモバイル 4015円(2178円) 5115円(3278円)
楽天モバイル 2178円 3278円 3278円 3278円

※ワイモバイルのカッコ内金額は各種割引を適用させたもの

 

大容量プラン月額料金比較(60GB以上)

60GB 100GB 150GB 無制限
IIJmio
イオンモバイル
NUROモバイル
mineo「マイピタ」
ahamo 4950円
povo 6490円

(90日間)

1万2980円

(180日間)

ワイモバイル
楽天モバイル 3278円 3278円 3278円 3278円

※povoの1か月あたりの参考料金はおよそ2163円

 

比較の結果、20GBならイオンモバイルが最安、30GBならIIJmioが最安、そして40GB以上になると、無制限プランである楽天モバイルが最安値となりました。なお、povoのトッピング料金を1か月換算にすると約2163円。3か月もしくは6か月まとめて支払いしてもいいのであれば、povoも十分選択肢になりえるでしょう。

 

ただし、これはあくまで通信量と料金を比較したもの。ほかにも「通信品質」「通信速度」「付帯オプション」なども注目して、最適な大容量プランを選ぶようにしましょう。

 

モバワンでは、格安SIM会社の大容量プランについて解説した記事を公開しています。月々のデータ容量が足りないと感じている人はぜひアクセスしてみてください。

すごいぞ「M3 MacBook Air」! 驚きのベンチマーク結果が登場

アップルが先日発表した「新型MacBook Air」のものとされるベンチマーク結果が、Geekbenchに早速登場しています。

↑すごく優秀(画像提供/アップル)

 

新型MacBook Airは、チップに最新の「M3」を搭載。8コアCPUと最大10コアGPUを搭載したM3の採用により、「M1 MacBook Air」よりも最大60%高速になったとうたわれています。さらに、最大18時間のバッテリー駆動時間も実現しました。

 

今回、Geekbench Browserに登録されたのは、「Mac15,13」という識別子のモデル。これは「15インチMacBook Air」を意味していますが、そのスコアはシングルコアが「3157」、マルチコアが「12020」でした。

 

旧モデルの「M2 MacBook Air」のスコアは、シングルコアが「2610」、マルチコアが「10120」だったので、M2モデルと比較して、M3 MacBook Airは着実に性能が向上していることがわかります。また、M3を搭載した「MacBook Pro」のシングルコア(3071)とマルチコア(11967)にも匹敵するものでした。

 

最新のM3チップを搭載しながら、Proモデルと比較すると廉価に購入できる、M3 MacBook Air。気軽に購入できるMacBookとして非常に有力な選択肢となりそうです。

 

Source: Geekbench Browser via MacRumors

すごいぞ「M3 MacBook Air」! 驚きのベンチマーク結果が登場

アップルが先日発表した「新型MacBook Air」のものとされるベンチマーク結果が、Geekbenchに早速登場しています。

↑すごく優秀(画像提供/アップル)

 

新型MacBook Airは、チップに最新の「M3」を搭載。8コアCPUと最大10コアGPUを搭載したM3の採用により、「M1 MacBook Air」よりも最大60%高速になったとうたわれています。さらに、最大18時間のバッテリー駆動時間も実現しました。

 

今回、Geekbench Browserに登録されたのは、「Mac15,13」という識別子のモデル。これは「15インチMacBook Air」を意味していますが、そのスコアはシングルコアが「3157」、マルチコアが「12020」でした。

 

旧モデルの「M2 MacBook Air」のスコアは、シングルコアが「2610」、マルチコアが「10120」だったので、M2モデルと比較して、M3 MacBook Airは着実に性能が向上していることがわかります。また、M3を搭載した「MacBook Pro」のシングルコア(3071)とマルチコア(11967)にも匹敵するものでした。

 

最新のM3チップを搭載しながら、Proモデルと比較すると廉価に購入できる、M3 MacBook Air。気軽に購入できるMacBookとして非常に有力な選択肢となりそうです。

 

Source: Geekbench Browser via MacRumors

次期「Apple Pencil」は3月中に登場!? 噂の「iPad Pro」と同時デビューか

アップルが3月にも「次期Apple Pencil」を発表するとの情報が、中国語SNSのWeiboに投稿されています。

↑新しいペンが出る?(画像提供/アップル)

 

現行モデルの「Apple Pencil(第2世代)」は、2018年11月に発売されました。第2世代モデルでは磁気でiPadの側面に付け、充電やペアリングすることが可能。また、ペン先付近をダブルタップすることで、ペンと消しゴムなどのツールを素早く切り替えます。通信のレイテンシーも低減されていました。

 

WeiboアカウントのInstant Digitalによれば、アップルは5年以上アップデートが行われなかったApple Pencilを、今月リフレッシュする予定とのこと。次期Apple Pencilが近日中に登場することは、ブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurman)記者も報告していました。

 

次期Apple Pencilに関しては、マグネットにより交換可能なペン先、カラーサンプリング機能、光沢仕上げになり本体が短くなるなどの情報が伝えられています。アップルは近日中にも「次期iPad Pro」を発表するとされていますが、次期Apple Pencilは次期iPad Proと同時に発表されるのかもしれません。

 

長らくアップデートの行われなかったApple Pencilですが、有機ELディスプレイの搭載が期待される次期iPad Proと同じように、大幅な刷新に期待したいものです。

 

Source: MacRumors

次期「Apple Pencil」は3月中に登場!? 噂の「iPad Pro」と同時デビューか

アップルが3月にも「次期Apple Pencil」を発表するとの情報が、中国語SNSのWeiboに投稿されています。

↑新しいペンが出る?(画像提供/アップル)

 

現行モデルの「Apple Pencil(第2世代)」は、2018年11月に発売されました。第2世代モデルでは磁気でiPadの側面に付け、充電やペアリングすることが可能。また、ペン先付近をダブルタップすることで、ペンと消しゴムなどのツールを素早く切り替えます。通信のレイテンシーも低減されていました。

 

WeiboアカウントのInstant Digitalによれば、アップルは5年以上アップデートが行われなかったApple Pencilを、今月リフレッシュする予定とのこと。次期Apple Pencilが近日中に登場することは、ブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurman)記者も報告していました。

 

次期Apple Pencilに関しては、マグネットにより交換可能なペン先、カラーサンプリング機能、光沢仕上げになり本体が短くなるなどの情報が伝えられています。アップルは近日中にも「次期iPad Pro」を発表するとされていますが、次期Apple Pencilは次期iPad Proと同時に発表されるのかもしれません。

 

長らくアップデートの行われなかったApple Pencilですが、有機ELディスプレイの搭載が期待される次期iPad Proと同じように、大幅な刷新に期待したいものです。

 

Source: MacRumors

アップルが「iOS 17.4」を正式リリース! 見どころは?

アップルが、iPhone向けの最新OS「iOS 17.4」の配布を開始しました。

↑早めにアップデートしたい(画像提供/アップル)

 

iOS 17.4では欧州連合(EU)向けに、サードアプリストアを提供したり、サードアプリストアからアプリをインストールしたりすることが可能となりました。また、アプリでサードパーティーによる支払いオプションを使用することもできます。さらに、サードパーティーのブラウザエンジンに対応し、サードパーティーの決済アプリでNFCを利用することも可能に。

 

そんなiOS 17.4では、「Apple Podcast」も進化を遂げました。文字起こし機能により、英語、スペイン語、およびドイツ語でオーディオと同時にテキストがハイライト表示され、エピソードを追うことができます。また、エピソードをテキストで全て読んだり、単語や語句で検索したり、タップしたところから再生したり、VoiceOverなどのアクセシビリティ機能を使用したりすることが可能になりました。

 

その他には、キノコや不死鳥、ライム、切れた鎖、首を振っている顔などの新しい絵文字が使用可能に。また、18個の人と身体の絵文字に左右のどちら側も向いているオプションが追加されました。

 

iOS 17.4の機能強化とバグフィックスとしては、以下が挙げられています。

 

・ミュージック認識で、見つけた曲をApple Musicのプレイリストやライブラリ、Apple Music Classicに追加することが可能に

・対応している言語で受信したメッセージを読み上げる新しいオプションをSiriに追加

・「盗難デバイスの保護」には、常に、またはよく知っている場所から離れたときにだけ、セキュリティ遅延を求めるオプションを追加

・iPhone 15とiPhone 15 Proの機種で、「設定」の「バッテリーの状態」にバッテリーの充放電回数、製造日、および最初の使用を表示

・「探す」で連絡先の写真が空白になる問題を修正

・デュアルSIMを使用している場合に電話番号が主回線から副回線に変更されて、メッセージの送信先グループに表示される問題を修正

 

全体的には、iOS 17.4はEU向けのアップデートが主な変更点となっています。とはいえ、バグ修正やセキュリティアップデートも含まれているので、時間があるときに早めにアップデートしておきましょう。

 

Source: MacRumors

アップルが「iOS 17.4」を正式リリース! 見どころは?

アップルが、iPhone向けの最新OS「iOS 17.4」の配布を開始しました。

↑早めにアップデートしたい(画像提供/アップル)

 

iOS 17.4では欧州連合(EU)向けに、サードアプリストアを提供したり、サードアプリストアからアプリをインストールしたりすることが可能となりました。また、アプリでサードパーティーによる支払いオプションを使用することもできます。さらに、サードパーティーのブラウザエンジンに対応し、サードパーティーの決済アプリでNFCを利用することも可能に。

 

そんなiOS 17.4では、「Apple Podcast」も進化を遂げました。文字起こし機能により、英語、スペイン語、およびドイツ語でオーディオと同時にテキストがハイライト表示され、エピソードを追うことができます。また、エピソードをテキストで全て読んだり、単語や語句で検索したり、タップしたところから再生したり、VoiceOverなどのアクセシビリティ機能を使用したりすることが可能になりました。

 

その他には、キノコや不死鳥、ライム、切れた鎖、首を振っている顔などの新しい絵文字が使用可能に。また、18個の人と身体の絵文字に左右のどちら側も向いているオプションが追加されました。

 

iOS 17.4の機能強化とバグフィックスとしては、以下が挙げられています。

 

・ミュージック認識で、見つけた曲をApple Musicのプレイリストやライブラリ、Apple Music Classicに追加することが可能に

・対応している言語で受信したメッセージを読み上げる新しいオプションをSiriに追加

・「盗難デバイスの保護」には、常に、またはよく知っている場所から離れたときにだけ、セキュリティ遅延を求めるオプションを追加

・iPhone 15とiPhone 15 Proの機種で、「設定」の「バッテリーの状態」にバッテリーの充放電回数、製造日、および最初の使用を表示

・「探す」で連絡先の写真が空白になる問題を修正

・デュアルSIMを使用している場合に電話番号が主回線から副回線に変更されて、メッセージの送信先グループに表示される問題を修正

 

全体的には、iOS 17.4はEU向けのアップデートが主な変更点となっています。とはいえ、バグ修正やセキュリティアップデートも含まれているので、時間があるときに早めにアップデートしておきましょう。

 

Source: MacRumors

MacBookとiPadを合体! 夢の「MacPad」が完成

熱心なアップルファンの一部は、タッチパネル搭載のMacBookとかmacOSアプリが使えるiPadを夢見てきました。しかし、アップルがそれらを実現させる気配はありません。

↑じゃじゃーん!(画像提供/MacStories/Federico Viticci)

 

そんな中、普段はキーボード付きのMacBookとして使うことができる一方、画面を取り外せばiPadになる「MacPad」を強引に作った猛者が現れました。

 

これに似たガジェットは、すでに世に出ています。例えば、LenovoのThinkBook Plus Gen 5 Hybridは、ノートPCから分離した画面がAndroidタブレットになるニコイチの製品です。

 

あらゆる奇抜なことにチャレンジするFederico Viticci氏は、空間コンピュータApple Vision ProをMacBook Airのディスプレイ代わりとして使ううちに、MacBookからディスプレイを取り外すことを思いつきました。

 

しかし、Vision Proを使わないときにMacBookのディスプレイをどうするのか? そこから、「iPadを画面のない(キーボードだけの)MacBookに合体させる」考えにたどり着きました。

 

Viticci氏はM2 MacBook Airからディスプレイを外し、磁石を使って11インチのiPad Proをキーボード部分にドッキング。そしてiPadをMacのディスプレイ化する「Sidecar」や、1つのキーボードやマウスでiPadとMacを操作できる「ユニバーサルコントロール」といった機能を使い、iPadをMacBookのメインディスプレイに変身させました。

 

ドッキングするとiPadはMacBookの画面のように振る舞い、しかもジェスチャーなどのタッチ操作も使えるうえ、Apple Pencilなども利用できます。

 

とはいえ、さまざまな制約があるのも確か。例えば、Macを起動するたびにロックを解除しなければいけませんが、そのためにiPadとは別の外付けディスプレイが必要となります。また、iPadとMacBookは同じWi-Fiに接続することが必須のため、ネット環境のないところでは使いものになりません。

 

それでも、「MacとiPadの合体」という夢を叶えたのは事実。アップルが、より洗練されたMacPadを製品化することはあるのでしょうか?

 

Source: MacStories
via: BGR

MacBookとiPadを合体! 夢の「MacPad」が完成

熱心なアップルファンの一部は、タッチパネル搭載のMacBookとかmacOSアプリが使えるiPadを夢見てきました。しかし、アップルがそれらを実現させる気配はありません。

↑じゃじゃーん!(画像提供/MacStories/Federico Viticci)

 

そんな中、普段はキーボード付きのMacBookとして使うことができる一方、画面を取り外せばiPadになる「MacPad」を強引に作った猛者が現れました。

 

これに似たガジェットは、すでに世に出ています。例えば、LenovoのThinkBook Plus Gen 5 Hybridは、ノートPCから分離した画面がAndroidタブレットになるニコイチの製品です。

 

あらゆる奇抜なことにチャレンジするFederico Viticci氏は、空間コンピュータApple Vision ProをMacBook Airのディスプレイ代わりとして使ううちに、MacBookからディスプレイを取り外すことを思いつきました。

 

しかし、Vision Proを使わないときにMacBookのディスプレイをどうするのか? そこから、「iPadを画面のない(キーボードだけの)MacBookに合体させる」考えにたどり着きました。

 

Viticci氏はM2 MacBook Airからディスプレイを外し、磁石を使って11インチのiPad Proをキーボード部分にドッキング。そしてiPadをMacのディスプレイ化する「Sidecar」や、1つのキーボードやマウスでiPadとMacを操作できる「ユニバーサルコントロール」といった機能を使い、iPadをMacBookのメインディスプレイに変身させました。

 

ドッキングするとiPadはMacBookの画面のように振る舞い、しかもジェスチャーなどのタッチ操作も使えるうえ、Apple Pencilなども利用できます。

 

とはいえ、さまざまな制約があるのも確か。例えば、Macを起動するたびにロックを解除しなければいけませんが、そのためにiPadとは別の外付けディスプレイが必要となります。また、iPadとMacBookは同じWi-Fiに接続することが必須のため、ネット環境のないところでは使いものになりません。

 

それでも、「MacとiPadの合体」という夢を叶えたのは事実。アップルが、より洗練されたMacPadを製品化することはあるのでしょうか?

 

Source: MacStories
via: BGR

インスタグラムの「DM」、送信後15分以内なら編集可能に!

今週初め、メタはインスタグラム用モバイルアプリの最新版をリリースしました。今回はダイレクトメッセージ(DM)に多くの新機能が追加されています。

↑DMがもっと便利に

 

まず、送信から15分以内であればメッセージを編集できるようになりました。変更するには、送信済みメッセージを長押しし、ドロップダウンメニューから「編集」を選びます。

 

次に、親友や家族とのチャット、あるいは読み返したいメッセージは、最大3つまで受信トレイのトップにピン留めできるようになりました。やり方は、メッセージをスワイプするか長押しして、「ピン留め」を選択。いつでもピン留めは解除できます。

 

また、メッセージを読んだことを相手に知らせる既読通知も、全てのメッセージ、あるいは特定のメッセージに限ってオン/オフ可能となりました。「設定とプライバシー」から「メッセージとストーリーズへの返信」を選び、「開封証明を表示」をタップすると切り替えが可能です。

 

さらに、気に入ったステッカーを保存して、簡単に再利用できるようになりました。保存したいステッカーを長押しすると、次にステッカーに移動したときトップに表示されます。メッセージの返信にはステッカー、GIF、ビデオ、写真、ボイスメッセージを利用可能。

 

インスタグラムは若い世代に非常に人気のあるアプリであり、友達とのやり取りにDMを活用しているユーザーも少なくないはずです。うっかり誤字・脱字・不適切な内容を送ってしまったときや、待ち合わせの場所や時間を書いたメッセージをトップに表示したいとき、相手に既読を知らせて返事を急かされたくない場合などには、新機能を上手く活用したいですね。

 

Source: インスタグラム

インスタグラムの「DM」、送信後15分以内なら編集可能に!

今週初め、メタはインスタグラム用モバイルアプリの最新版をリリースしました。今回はダイレクトメッセージ(DM)に多くの新機能が追加されています。

↑DMがもっと便利に

 

まず、送信から15分以内であればメッセージを編集できるようになりました。変更するには、送信済みメッセージを長押しし、ドロップダウンメニューから「編集」を選びます。

 

次に、親友や家族とのチャット、あるいは読み返したいメッセージは、最大3つまで受信トレイのトップにピン留めできるようになりました。やり方は、メッセージをスワイプするか長押しして、「ピン留め」を選択。いつでもピン留めは解除できます。

 

また、メッセージを読んだことを相手に知らせる既読通知も、全てのメッセージ、あるいは特定のメッセージに限ってオン/オフ可能となりました。「設定とプライバシー」から「メッセージとストーリーズへの返信」を選び、「開封証明を表示」をタップすると切り替えが可能です。

 

さらに、気に入ったステッカーを保存して、簡単に再利用できるようになりました。保存したいステッカーを長押しすると、次にステッカーに移動したときトップに表示されます。メッセージの返信にはステッカー、GIF、ビデオ、写真、ボイスメッセージを利用可能。

 

インスタグラムは若い世代に非常に人気のあるアプリであり、友達とのやり取りにDMを活用しているユーザーも少なくないはずです。うっかり誤字・脱字・不適切な内容を送ってしまったときや、待ち合わせの場所や時間を書いたメッセージをトップに表示したいとき、相手に既読を知らせて返事を急かされたくない場合などには、新機能を上手く活用したいですね。

 

Source: インスタグラム

iOS 17.4の「代替アプリストア」、EU外で使えなくなることが判明!

すでに配信が始まったiOS 17.4は、欧州連合(EU)域内だけでアップル純正以外のアプリストアが使える初のバージョンとなります。つまり、EU諸国のユーザーは「App Store以外からアプリをインストールできる」わけですが、代替アプリストアは、EU以外の国や地域に長らくいると使えなくなることが明らかとなりました。

↑代替アプリストアには好き勝手させない

 

アップルは新たな公式サポート文書で、代替アプリストアが利用できるのはEU在住のユーザーのみだと説明。「利用できるユーザー」とみなされるには、Apple IDに設定した国または地域を以下のいずれかに設定しなければなりません。

 

オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン

 

さらに、ユーザーが物理的にもEU域内にいる必要があります。場所のチェックはデバイス(iPhone)上で行われますが、本人の場所はアップルのサーバーに送信されません。

 

しかし、ユーザーの位置情報が変われば、アプリストアを使う資格が取り消される可能性があるようです。アップルは、短期間の旅行であれば「猶予期間」があるものの、EUを長く離れた場合は代替アプリストアからのインストールなど一部の機能が使えなくなるといいます。具体的にどれほどの期間かは明かしていません。

 

この状態になると、インストール済みのアプリは使えるものの、アップデートはできなくなります。物理的にEU域内に戻るか、アプリを削除して正規のApp Storeから同等のものを再ダウンロードするしかなくなるわけです。

 

もう一つ注意したいのは、代替アプリストアがiPhoneだけで使えるということ。iPadOS 17.4は対象外で、そもそもApp Store以外にアクセスできません。

 

日本のユーザーから見れば、EU諸国に滞在中、現地でApple IDを作り、代替アプリストアをインストールしてから帰国すると、いずれアプリストアにアクセスできなくなり、インストール済みアプリも更新できなくなることを意味します。

 

アップルが代替アプリストアをEU域内だけで(デジタル市場法による規制のため)しぶしぶ受け入れ、他の地域には広げたくないことを象徴する方針といえそうです。

 

Source: Apple
via: 9to5Mac

iOS 17.4の「代替アプリストア」、EU外で使えなくなることが判明!

すでに配信が始まったiOS 17.4は、欧州連合(EU)域内だけでアップル純正以外のアプリストアが使える初のバージョンとなります。つまり、EU諸国のユーザーは「App Store以外からアプリをインストールできる」わけですが、代替アプリストアは、EU以外の国や地域に長らくいると使えなくなることが明らかとなりました。

↑代替アプリストアには好き勝手させない

 

アップルは新たな公式サポート文書で、代替アプリストアが利用できるのはEU在住のユーザーのみだと説明。「利用できるユーザー」とみなされるには、Apple IDに設定した国または地域を以下のいずれかに設定しなければなりません。

 

オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン

 

さらに、ユーザーが物理的にもEU域内にいる必要があります。場所のチェックはデバイス(iPhone)上で行われますが、本人の場所はアップルのサーバーに送信されません。

 

しかし、ユーザーの位置情報が変われば、アプリストアを使う資格が取り消される可能性があるようです。アップルは、短期間の旅行であれば「猶予期間」があるものの、EUを長く離れた場合は代替アプリストアからのインストールなど一部の機能が使えなくなるといいます。具体的にどれほどの期間かは明かしていません。

 

この状態になると、インストール済みのアプリは使えるものの、アップデートはできなくなります。物理的にEU域内に戻るか、アプリを削除して正規のApp Storeから同等のものを再ダウンロードするしかなくなるわけです。

 

もう一つ注意したいのは、代替アプリストアがiPhoneだけで使えるということ。iPadOS 17.4は対象外で、そもそもApp Store以外にアクセスできません。

 

日本のユーザーから見れば、EU諸国に滞在中、現地でApple IDを作り、代替アプリストアをインストールしてから帰国すると、いずれアプリストアにアクセスできなくなり、インストール済みアプリも更新できなくなることを意味します。

 

アップルが代替アプリストアをEU域内だけで(デジタル市場法による規制のため)しぶしぶ受け入れ、他の地域には広げたくないことを象徴する方針といえそうです。

 

Source: Apple
via: 9to5Mac

Googleの「かこって検索」機能、Pixel 7シリーズにも展開中!

サムスンの新型フラッグシップ機「Galaxy S24」シリーズやGoogleのPixel 8シリーズでは、便利な新機能「かこって検索」(Circle to Search)を使うことができます。写真の中にある物をスタイラスや指で丸く囲むと、Googleの検索結果をすぐに入手できるようになりました。

↑早く来て

 

この新機能が、旧モデルのPixel 7やPixel 7 Proシリーズでも徐々に利用可能となっています。

 

これはGoogleサーバー側のアップデート(Googleアプリは最新バージョンにしておくこと)によるもので、すでに一部のデバイスでは有効になっています。今後「数週間かけて」全てのユーザーが利用できる見通し。

 

運良くアップデートが来たユーザーは自動的に有効になります。ユーザー側で設定を変更したり行動を起こしたりする必要はありません。

 

アップデートで利用可能になったら、かこって検索は次の手順で使うことができます。

 

  • 画面の下部にあるホームボタンあるいはナビゲーションバーを長押しして「かこって検索」を呼び出し
  • Google検索バーとグラデーションが表示
  • 検索する画像やテキストを丸で囲むか、ハイライト表示するか、なぞるか、タップする
  • 正確に操作する場合は、2本の指を使って画面をズームしたり移動させてから、丸で囲む

 

今のところ、「かこって検索」が使えるGoogle製品はPixel 7シリーズとPixel 8シリーズのみ。Pixel 6以前の過去モデルにもやって来ることを期待したいところです。

 

Source: Google Blog
via: 9to5Google

Googleの「かこって検索」機能、Pixel 7シリーズにも展開中!

サムスンの新型フラッグシップ機「Galaxy S24」シリーズやGoogleのPixel 8シリーズでは、便利な新機能「かこって検索」(Circle to Search)を使うことができます。写真の中にある物をスタイラスや指で丸く囲むと、Googleの検索結果をすぐに入手できるようになりました。

↑早く来て

 

この新機能が、旧モデルのPixel 7やPixel 7 Proシリーズでも徐々に利用可能となっています。

 

これはGoogleサーバー側のアップデート(Googleアプリは最新バージョンにしておくこと)によるもので、すでに一部のデバイスでは有効になっています。今後「数週間かけて」全てのユーザーが利用できる見通し。

 

運良くアップデートが来たユーザーは自動的に有効になります。ユーザー側で設定を変更したり行動を起こしたりする必要はありません。

 

アップデートで利用可能になったら、かこって検索は次の手順で使うことができます。

 

  • 画面の下部にあるホームボタンあるいはナビゲーションバーを長押しして「かこって検索」を呼び出し
  • Google検索バーとグラデーションが表示
  • 検索する画像やテキストを丸で囲むか、ハイライト表示するか、なぞるか、タップする
  • 正確に操作する場合は、2本の指を使って画面をズームしたり移動させてから、丸で囲む

 

今のところ、「かこって検索」が使えるGoogle製品はPixel 7シリーズとPixel 8シリーズのみ。Pixel 6以前の過去モデルにもやって来ることを期待したいところです。

 

Source: Google Blog
via: 9to5Google

M3の「MacBook Pro」、アップデートで2台の外部ディスプレイに接続可能へ

「M3」チップを搭載した「MacBook Pro」がアップデートで2台の外部ディスプレイの接続に対応するようになる、と海外メディアの9to5Macが報じています。

↑心配しないで(画像提供/アップル)

 

2023年10月に発表されたMacBook Proは、上位モデルでは「M3 Pro/M3 Max」チップを搭載。下位モデルでは、M3を搭載した13インチMacBook Proも同時に登場していましたが、このM3 MacBook Proは上位モデルと異なり、1台の外部ディスプレイにしか接続することができなかったのです。

 

しかし、先日発表された「M3 MacBook Air」では、2台の外部ディスプレイの接続が可能とうたわれています。同じM3チップなのに、MacBook AirのほうがMacBook Proよりも高機能というおかしな状況が発生していたのですが、アップルによれば、この問題はソフトウェアアップデートにより解決されるそうです。

 

現在、同社は「macOS Sonoma 14.4」の開発者向けベータ版を配布していますが、M3 MacBook Proへのアップデートがどのタイミングで配布されるのかは不明。もうしばらく待つことにしましょう。

 

Source: 9to5Mac

M3の「MacBook Pro」、アップデートで2台の外部ディスプレイに接続可能へ

「M3」チップを搭載した「MacBook Pro」がアップデートで2台の外部ディスプレイの接続に対応するようになる、と海外メディアの9to5Macが報じています。

↑心配しないで(画像提供/アップル)

 

2023年10月に発表されたMacBook Proは、上位モデルでは「M3 Pro/M3 Max」チップを搭載。下位モデルでは、M3を搭載した13インチMacBook Proも同時に登場していましたが、このM3 MacBook Proは上位モデルと異なり、1台の外部ディスプレイにしか接続することができなかったのです。

 

しかし、先日発表された「M3 MacBook Air」では、2台の外部ディスプレイの接続が可能とうたわれています。同じM3チップなのに、MacBook AirのほうがMacBook Proよりも高機能というおかしな状況が発生していたのですが、アップルによれば、この問題はソフトウェアアップデートにより解決されるそうです。

 

現在、同社は「macOS Sonoma 14.4」の開発者向けベータ版を配布していますが、M3 MacBook Proへのアップデートがどのタイミングで配布されるのかは不明。もうしばらく待つことにしましょう。

 

Source: 9to5Mac

「ChatGPT」が答えを読み上げるようになりました! どんな声だろう?

OpenAIのChatGPTは、すっかりチャットボットAIとしておなじみの存在となっていますが、新たに回答を音声で読み上げる機能「Read Aloud」が追加されました。

↑ヨミアゲマス

 

すでにこの機能はウェブ版とiOS/Android用のChatGPTモバイルアプリで利用可能。また、有料のGPT-4と無料のGPT-3.5の両方で使うことができます。

 

ChatGPTには昨年秋に音声チャット(音声入力)機能が追加され、ユーザーはキーボードや画面から手で入力せず、音声で直接プロンプト(命令文や質問)を話しかけることができるようになりました。

 

Read Aloudの使い方は、回答されたテキストをタップして長押しするとメニューが表示。その中から「Read Aloud」を選ぶとプレイヤーが開き、再生や一時停止、巻き戻しや早送りができます。

 

音声のタイプは5種類から選ぶことができ、好みに応じて変えることができます。

 

音声で質問した後、テキストを長押しすることで回答を音声で聞き取れるというRead Aloud。出先ではワイヤレスイヤホンと併用すれば、ChatGPTを気軽に使えるようになりそうです。

 

Source: OpenAI(X) 
via: The Verge

「ChatGPT」が答えを読み上げるようになりました! どんな声だろう?

OpenAIのChatGPTは、すっかりチャットボットAIとしておなじみの存在となっていますが、新たに回答を音声で読み上げる機能「Read Aloud」が追加されました。

↑ヨミアゲマス

 

すでにこの機能はウェブ版とiOS/Android用のChatGPTモバイルアプリで利用可能。また、有料のGPT-4と無料のGPT-3.5の両方で使うことができます。

 

ChatGPTには昨年秋に音声チャット(音声入力)機能が追加され、ユーザーはキーボードや画面から手で入力せず、音声で直接プロンプト(命令文や質問)を話しかけることができるようになりました。

 

Read Aloudの使い方は、回答されたテキストをタップして長押しするとメニューが表示。その中から「Read Aloud」を選ぶとプレイヤーが開き、再生や一時停止、巻き戻しや早送りができます。

 

音声のタイプは5種類から選ぶことができ、好みに応じて変えることができます。

 

音声で質問した後、テキストを長押しすることで回答を音声で聞き取れるというRead Aloud。出先ではワイヤレスイヤホンと併用すれば、ChatGPTを気軽に使えるようになりそうです。

 

Source: OpenAI(X) 
via: The Verge

iPhoneケースやApple Watchバンドに新色登場! ひときわ存在感を放つのは…

アップルが、iPhoneケースやApple Watchバンドに新色を追加しました。新たにエルメス(Hermès)のApple Watchバンドも登場しています。

↑新色デビュー(画像提供/アップル)

 

「MagSafe対応iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Maxシリコーンケース」では、新色のソフトミント、サンシャイン、ライトブルー、ピンクが追加されました。また、Apple Watchバンドでは以下の新色が追加されています。

 

  • スポーツループ:ソフトミント、オーシャンブルー
  • スポーツバンド:ソフトミント、サンシャイン、ライトブルー
  • ブレイデッドソロループ:サンシャイン、ライトブルー、ラズベリー
  • ソロループ:ピンク、ソフトミント、オーシャンブルー

 

エルメスからは、編み上げたニット生地によるバンド「トリコシンプルトゥールストラップ」が新登場。色はブルー・ジーン、ジョーヌナプル、オレンジ、ベージュ・ドゥ・ヴェマールが用意されています。

 

また、「トワルHシンプルトゥールストラップ」にはブルーセレスト/エクリュとフランボワーズ/エクリュが、「キリムシンプルトゥールストラップ」には白、ブルーセレスト、カーキが追加されました。「ツイルジャンプシンプルトゥール」にはブルーセレスト/ブルー・ジーンとジョーヌドール/ブルー・ジーンが加わっています。

 

個人的には、エルメスから新たに登場したニット生地のApple Watchバンドが気になるところ。どんなつけ心地なのか、一度試してみたいものです。

 

Source: MacRumors

iPhoneケースやApple Watchバンドに新色登場! ひときわ存在感を放つのは…

アップルが、iPhoneケースやApple Watchバンドに新色を追加しました。新たにエルメス(Hermès)のApple Watchバンドも登場しています。

↑新色デビュー(画像提供/アップル)

 

「MagSafe対応iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Maxシリコーンケース」では、新色のソフトミント、サンシャイン、ライトブルー、ピンクが追加されました。また、Apple Watchバンドでは以下の新色が追加されています。

 

  • スポーツループ:ソフトミント、オーシャンブルー
  • スポーツバンド:ソフトミント、サンシャイン、ライトブルー
  • ブレイデッドソロループ:サンシャイン、ライトブルー、ラズベリー
  • ソロループ:ピンク、ソフトミント、オーシャンブルー

 

エルメスからは、編み上げたニット生地によるバンド「トリコシンプルトゥールストラップ」が新登場。色はブルー・ジーン、ジョーヌナプル、オレンジ、ベージュ・ドゥ・ヴェマールが用意されています。

 

また、「トワルHシンプルトゥールストラップ」にはブルーセレスト/エクリュとフランボワーズ/エクリュが、「キリムシンプルトゥールストラップ」には白、ブルーセレスト、カーキが追加されました。「ツイルジャンプシンプルトゥール」にはブルーセレスト/ブルー・ジーンとジョーヌドール/ブルー・ジーンが加わっています。

 

個人的には、エルメスから新たに登場したニット生地のApple Watchバンドが気になるところ。どんなつけ心地なのか、一度試してみたいものです。

 

Source: MacRumors

シリーズで最も薄く軽いゲーミングノートPC。ASUSの「ROG Zephyrus」から新モデル

ASUS JAPANは3月6日、ゲーミングブランド「ROG」の「ROG Zephyrus」シリーズから「ROG Zephyrus G16 GU605」シリーズと、「ROG Zephyrus G14 GA403」シリーズを発表。順次販売を開始します。

 

希望小売価格(税込)は下記のとおりです。

 

■ROG Zephyrus G16 GU605

GU605MZ-U9R4080W/44万9800円

GU605MI-U9R4070W/39万9800円

GU605MI-U9R4070G/43万9800円

GU605MV-U7R4060GS/26万9800円

 

■ROG Zephyrus G14 GA403

GA403UI-R9R4070W/34万9800円

GA403UI-R9R4070G/38万4800円

GA403UV-R7R4060W/32万9800円

 

ROG Zephyrusは、ROGシリーズの中では薄型軽量とハイパフォーマンスを実現させたモデルです。今回登場した新モデルは新しいデザインを採用し、シリーズ史上で最も薄く軽い製品。両モデルともに、ボディ素材はアルミニウム合金の一枚板から削り出しており、強度や放熱性を保ちながら薄型軽量に仕上げています。

 

ROG Zephyrus G16 GU605の上位モデル「GU605MZ-U9R4080W」の本体サイズは、幅354.95×奥行き246.95×高さ14.95~17.43mm、重さは約1.95kg。また、ディスプレイサイズは16型となっており、ディスプレイは有機EL、解像度は2560×1600ドット、リフレッシュレートは240Hzに対応しています。

 

GU605MZ-U9R4080Wのスペックは、インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPU。AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとしています。

 

冷却性能も高めており、Thermal Grizzly製の液体金属をCPUに使用しているため、従来のサーマルペーストを使用したCPUと比較して13度低い温度を実現したとのこと。さらに、GU605MZ-U9R4080Wでは、筐体内の熱を効率的に吸収するベイパーチャンバーを搭載。加えて底面部分に吸気口と排気口も備え、効果的に冷却するといいます。

 

ROG Zephyrus G14 GA403も同様に薄型軽量のボディを実現。本体サイズはすべて幅311×奥行き220×高さ15.9~16.3mmで、重さは約1.5kg。ディスプレイサイズは14型となっています。

 

ディスプレイには有機ELを採用。また、解像度は2880×1800ドットで、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

 

上位モデル「GA403UI-R9R4070W」のスペックは、AMD Ryzen 9 8945HS、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU。こちらも、AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとのこと。

 

冷却については、熱伝導率が高い液体金属グリスをCPUに塗布しているうえに、3本のヒートパイプによってCPUとGPUの熱を放熱。さらに、底面部分に吸気口と排気口も備えています。

シリーズで最も薄く軽いゲーミングノートPC。ASUSの「ROG Zephyrus」から新モデル

ASUS JAPANは3月6日、ゲーミングブランド「ROG」の「ROG Zephyrus」シリーズから「ROG Zephyrus G16 GU605」シリーズと、「ROG Zephyrus G14 GA403」シリーズを発表。順次販売を開始します。

 

希望小売価格(税込)は下記のとおりです。

 

■ROG Zephyrus G16 GU605

GU605MZ-U9R4080W/44万9800円

GU605MI-U9R4070W/39万9800円

GU605MI-U9R4070G/43万9800円

GU605MV-U7R4060GS/26万9800円

 

■ROG Zephyrus G14 GA403

GA403UI-R9R4070W/34万9800円

GA403UI-R9R4070G/38万4800円

GA403UV-R7R4060W/32万9800円

 

ROG Zephyrusは、ROGシリーズの中では薄型軽量とハイパフォーマンスを実現させたモデルです。今回登場した新モデルは新しいデザインを採用し、シリーズ史上で最も薄く軽い製品。両モデルともに、ボディ素材はアルミニウム合金の一枚板から削り出しており、強度や放熱性を保ちながら薄型軽量に仕上げています。

 

ROG Zephyrus G16 GU605の上位モデル「GU605MZ-U9R4080W」の本体サイズは、幅354.95×奥行き246.95×高さ14.95~17.43mm、重さは約1.95kg。また、ディスプレイサイズは16型となっており、ディスプレイは有機EL、解像度は2560×1600ドット、リフレッシュレートは240Hzに対応しています。

 

GU605MZ-U9R4080Wのスペックは、インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPU。AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとしています。

 

冷却性能も高めており、Thermal Grizzly製の液体金属をCPUに使用しているため、従来のサーマルペーストを使用したCPUと比較して13度低い温度を実現したとのこと。さらに、GU605MZ-U9R4080Wでは、筐体内の熱を効率的に吸収するベイパーチャンバーを搭載。加えて底面部分に吸気口と排気口も備え、効果的に冷却するといいます。

 

ROG Zephyrus G14 GA403も同様に薄型軽量のボディを実現。本体サイズはすべて幅311×奥行き220×高さ15.9~16.3mmで、重さは約1.5kg。ディスプレイサイズは14型となっています。

 

ディスプレイには有機ELを採用。また、解像度は2880×1800ドットで、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

 

上位モデル「GA403UI-R9R4070W」のスペックは、AMD Ryzen 9 8945HS、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU。こちらも、AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとのこと。

 

冷却については、熱伝導率が高い液体金属グリスをCPUに塗布しているうえに、3本のヒートパイプによってCPUとGPUの熱を放熱。さらに、底面部分に吸気口と排気口も備えています。

M3搭載の新型「MacBook Air」がデビュー! 海外の評価は?

アップルが新型ノートパソコン「MacBook Air」(13インチおよび15インチ)を発表しました。価格は13インチモデルが16万4800円(税込)〜、15インチモデルが19万8800円〜となっています。

↑海外メディアは高評価(画像提供/アップル)

 

新型MacBook Airは、プロセッサに「M3」を採用。3nmプロセスで製造されたM3は、「M1」搭載のモデルより最大60パーセントも高速になったとうたわれています。最大18時間のバッテリー駆動時間も特徴。

 

新型のMacBook Airは、最大2台の外部ディスプレイと接続することが可能となりました。また、前世代より最大2倍速いダウンロード速度を実現した、Wi-Fi 6Eにも対応。その他の仕様は、前世代の「M2 MacBook Air」とほぼ同一です。

 

アップルのノートパソコンの中でも、コストパフォーマンスに優れているMacBook Airシリーズ。海外メディアの9to5Macは、「15インチMacBook Airは、いま最もおすすめできるMacだ」と非常に高く評価しています。一方、The Vergeには、「ベースモデルに16GBのメモリを搭載すべきという意見もわかるが、ウェブサーフィンやFace Time、動画や音楽視聴なら8GBのメモリでも実用的だ」というコメントが寄せられています。

 

軽くて薄く、長時間駆動が可能で、ますますパワフルになった新型MacBook Air。Macのノートパソコンの購入を検討している人は要チェックです。

 

M3搭載の新型「MacBook Air」がデビュー! 海外の評価は?

アップルが新型ノートパソコン「MacBook Air」(13インチおよび15インチ)を発表しました。価格は13インチモデルが16万4800円(税込)〜、15インチモデルが19万8800円〜となっています。

↑海外メディアは高評価(画像提供/アップル)

 

新型MacBook Airは、プロセッサに「M3」を採用。3nmプロセスで製造されたM3は、「M1」搭載のモデルより最大60パーセントも高速になったとうたわれています。最大18時間のバッテリー駆動時間も特徴。

 

新型のMacBook Airは、最大2台の外部ディスプレイと接続することが可能となりました。また、前世代より最大2倍速いダウンロード速度を実現した、Wi-Fi 6Eにも対応。その他の仕様は、前世代の「M2 MacBook Air」とほぼ同一です。

 

アップルのノートパソコンの中でも、コストパフォーマンスに優れているMacBook Airシリーズ。海外メディアの9to5Macは、「15インチMacBook Airは、いま最もおすすめできるMacだ」と非常に高く評価しています。一方、The Vergeには、「ベースモデルに16GBのメモリを搭載すべきという意見もわかるが、ウェブサーフィンやFace Time、動画や音楽視聴なら8GBのメモリでも実用的だ」というコメントが寄せられています。

 

軽くて薄く、長時間駆動が可能で、ますますパワフルになった新型MacBook Air。Macのノートパソコンの購入を検討している人は要チェックです。

 

【西田宗千佳連載】Apple Vision Proを高価な製品にしたアップルの狙い

Vol.136-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはアップルが米国で発売した「Apple Vision Pro」。高価だという指摘があるが、その狙いはどこにあるのかを解説する。

 

今月の注目アイテム

アップル

Apple Vision Pro

3499ドル~

↑2023年6月に発表となったApple Vision Proがついに発売開始。全米のApple StoreもしくはApple Storeオンラインで予約したうえでの、App Storeのみでの販売となっている。日本でも2024年下半期に発売開始の予定だ

 

Apple Vision Proをアップルは「空間コンピューティング」デバイスと呼んでいる。ただ、彼らがどう呼ぶかはともかくとして、形状がVR機器にかなり近いことは間違いないし、構造的にもほぼVR機器と同じだ。

 

では、VR機器とApple Vision Proを分けるものは何なのか? それは利用者が体感できる画質であり、そこから生まれる自然さだ。

 

Apple Vision Proは片目4K弱の解像度を備えたマイクロOLED(有機EL)を使っており、一般的なVR機器よりも解像度が高い。解像度が高いということは、それだけ目に見える映像が精細であるということになる。

 

人間の目で見て違和感が少ない映像を実現するには、十分に高い解像度を備えたディスプレイが必要になる。しかも、画像密度も同様に高い必要がある。結果として、人間の目に自然に密度が高い映像として感じられるようにしないと、現実との差が大きくなってしまうわけだ。

 

解像度を高くするのはそこまで難しい話ではない。パーツが高くなるが、高解像度のディスプレイを調達して搭載すればいいだけだ。ただそれを快適に使おうとすれば、両眼分の解像度、すなわち横8Kぶんの処理を楽々とこなせる性能が必要になってくる。

 

VRのように目を覆ってしまう機器では、映像の書き換えが遅れたり途中で止まったりすると「酔い」につながる。だから、性能はPCやスマホ、ゲーム機よりもさらに余裕を持って設計する必要が出てくる。

 

さらには、カメラから取り込んだ映像に歪みが出ないように各種補正をかけなくてはならない。そうでないと手元が歪んだり奥行きが不自然になったりすることが多い。周りが見えていても、実際の感覚と違っているようであれば、ヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)をつけたまま歩くことは難しくなる。

 

このように“自然な映像”をHMDで実現するにはさまざまな技術的な難題がある。それを解決するためには、一定以上に高性能なコンピューター、ディスプレイ、カメラのセットを採用しなくてはならない。結果として、そういう製品は高価になってしまうわけだ。

 

Apple Vision Proは3500ドルと高価な製品だ。画質の高さなどを評価する声は多いが、同様に、3500ドルという価格が高すぎるとの指摘も多い。筆者はアメリカに行って実機を購入したが、3500ドルが高価である、というのはその通りだとは思う。

 

だがそれでも、アップルの選択は正しいと感じる。この機器は、過去にVR機器を多数使った人に向けた商品ではない。実際に買う人は、VR体験者が多いと思うが、アップルが狙っている顧客層はVR体験者ではないのだ。

 

彼らが狙っているのは、まだVRなどに懐疑的な人々だ。不自然かつ快適でない画質では彼らを満足させることはできない。現在使える技術による理想的な製品をまず作り、“未来はこちらにある”ということを示す必要があったわけだ。

 

「空間コンピューティング」という名前を使っているのも、過去の機器と差別化し、新しい世界を作るものと言うイメージをアピールしたいからだろう。

 

理想的な機器を高い価格で作っても売れるのは、アップルが高いブランド価値を持っているからにほかならない。ほかのIT企業が作っても、ここまで大きな話題にはならないだろう。まずは一定の安価な価格で普及させ、その後に技術を進化させていくというのが定番だ。

 

そういう意味では、Apple Vision Proはこれ以上ないくらい“アップルらしい”製品なのである。

 

では、彼らが考えている「空間コンピューティング」とは、キャッチフレーズだけの存在なのだろうか。実際にはそうではない。それはどういうものかは次回解説していくことにしよう。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

【西田宗千佳連載】ついに発売。Apple Vision Proはヒットするのか

Vol.136-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはアップルが米国で発売した「Apple Vision Pro」。他社のHMDと比較して飛躍的に高価なモデルに込める狙いは何か。

 

今月の注目アイテム

アップル

Apple Vision Pro

3499ドル~

↑2023年6月に発表となったApple Vision Proがついに発売開始。全米のApple StoreもしくはApple Storeオンラインで予約したうえでの、App Storeのみでの販売となっている。日本でも2024年下半期に発売開始の予定だ

 

落胆するHMDから決別をはかるApple

アップルは2月2日より、アメリカで「Apple Vision Pro」を発売した。1月19日から予約が始まり、発売日近くに出荷されるぶんはすぐに売り切れた。1月末の段階では、次の出荷が3月末から4月になる模様だ。日本での販売は年内に行なわれる予定だが、まずはお膝元で販売が開始されたカタチだ。

 

Apple Vision Proを、アップルは「空間コンピュータ」と定義している。形状としては、いわゆるVR用のヘッドマウントディスプレイなのだが、できる限りHMD(ヘッドマウントディスプレイ)と呼ばないよう、認知を進めている。

 

彼らが慎重になる理由は、いままでの機器に感じたある種の落胆を引き継がないようにするためだろう。

 

筆者は昨年6月にApple Vision Proの実機を体験している。既存の製品との違いは、周囲の風景も、空間に浮かぶウインドウも圧倒的に自然な形で再現されていることだ。もちろん現実そのままとはいかないのだが、他機種のような「解像度の低さ」「表示のゆがみ」などはなく、まさに視界すべてがディスプレイになったような体験ができる。

 

ただそのためには、非常に凝ったハードウェアが必要。約3500ドル(約50万円)と高価なのはそのためだ。

 

妥協した体験では使えるモノにならない

だが今回、予約が開始されてみると、価格だけが違いではないことも見えてきた。

 

Apple Vision Proではメガネの併用ができない。また、コンタクトレンズについても、ソフトのみでハードコンタクトレンズは使えない。視力補正が必要な場合には、アップルが提携したツァイス社のインサートレンズを同時に予約する必要がある。また、予約時にはiPhoneのFace IDを使って顔をスキャンし、バンドやライトシェードのサイズを決める必要もある。そのため予約作業はかなり煩雑になっている。

 

ほかのVR機器には見られないことだが、ここまで厳密な手段を採っているのは、目とレンズ、ディスプレイの関係を最適化し、できるだけ質の良い体験を作るためだ。前向きに捉えれば、Apple Vision Proはそこまで厳密な設定により、良い体験を提供して差別化しようとしている……と判断できる。一方で厳密さは面倒臭さにもつながるので、実際の使い勝手がどうなるか気になるところではある。

 

では、なぜそこまでアップルはこだわるのか?

 

理由はシンプルだ。妥協した体験では消費者を納得させられず、毎日使ってもらえるデバイスにならない、と判断したのだ。

 

HMDに類する機器はなかなか一般化しない。頭になにかをかぶる、という体験はまだ不自然なものだ。だから「ゲームをするとき」など、特定のタイミングでないと使われず、定着しない。結果として、スマホやPCのように一般化していない。

 

だが、得られた体験が良く、日常に必須のものと判断されれば定着する可能性はあり、その先には大きな市場が広がっている。アップルはまず理想的な製品を示すことで“毎日使う機器”を目指そうとしているのだ。

 

ではそのためにはなにが必要なのか? そこは次回以降で解説していく。

 

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驚愕! 中止報道の「Apple Car」、1兆5000億円のプロジェクトだった……

先日にプロジェクトの中止が報道された、Apple(アップル)の自動車開発プロジェクト「Apple Car(仮称)」。こちらに100億ドル(約1兆5000億円)もの資金が投入されていたことが、The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)により報じられています。

↑max.ku / Shutterstock.comより

 

長らくその存在が噂されていた、Apple Car。Bloomberg(ブルームバーグ)によれば、Appleは10年以上Apple Carの開発に取り組んでいたものの、事業が成立しないと判断。同社で最高執行責任者(COO)を務めるJeff Williams氏が約2000人の従業員に対し、プロジェクトの中止を伝えたとされています。

 

New York Timesによれば、Appleは過去10年にわたり100億ドルもの資金をApple Carの開発に投じていたとのこと。社内の一部の社員はこのプロジェクトが最初から失敗する可能性が高いと疑っており、「Project Titan(プロジェクト・タイタン)」というプロジェクト名をもじって「The Titanic Disaster(タイタニック号の惨劇)」と呼んでいたそうです。

 

また2014年、AppleはTesla(テスラ)の買収の可能性について検討したものの、自社で自動車を製造するほうが理にかなっていると判断したそう。一方で、自動運転機能を備えた電気自動車は10万ドル(約1500万円)以上する必要があり、利幅は非常に薄く、競争が激しいことも予測されていました。

 

さらに、Apple Carには10年で4人ものリーダーがかかわり、プロジェクトが拡大したり縮小したりを繰り返したことも報じられています。最終的に、Appleは自律走行車のソフトウェアとアルゴリズムを開発できなかったそうです。プロジェクトの方向性の不透明さが招いた、Apple Carの失敗。Appleにとっては、手痛い教訓となりそうです。

 

Source: The New York Times via MacRumors

次期「Galaxy S25」シリーズ、全モデルがサムスン製Exynosチップ搭載? Snapdragonは採用しないかも

これまでサムスンのフラッグシップ機Galaxy Sシリーズには、同社が独自開発した「Exynos」チップを採用する年と、採用しない年がありました。たとえばGalaxy S23シリーズの全モデルには、クアルコム製のSnapdragonチップだけが搭載。しかし、最新のGalaxy S24シリーズでは一部モデルにExynosチップが復活しています。

↑全モデルがExynosチップになるかも

 

そして次期「Galaxy S25」シリーズでは、全世界でExynosチップだけを採用すると著名リーカーが主張しています。

 

サムスンの未発表製品に詳しいConnor氏は、2025年のサムスン製スマホに搭載されるチップにつき予想をつぶやいています。

そこでは、折りたたみ端末のGalaxy ZシリーズはSnapdragonチップのみ。が、Galaxy SシリーズはExynosチップだけだと述べている次第です。

 

この投稿がなぜ注目されるかといえば、ExynosチップよりもSnapdragonチップの方が性能が優れている傾向があるからです。Galaxy S24シリーズの一部に採用された「Exynos 2400」は、以前より大幅に改善されましたが、それでもSnapdragon 8 Gen 3には及んでいません

 

ただし、サムスン関連情報サイトSammobileは、次の4つの理由から次期「Exynos 2500」チップは飛躍的に良くなると示唆しています。

 

  • サムスンは次世代Exynosチップを最適化するための特別チームを立ち上げたとの噂
  • サムスンはGalaxyスマホ向けに次期Exynosチップをオーダーメイドしたとみられる
  • 次期フラッグシップExynosチップは、サムスンの第2世代3nm製造プロセスが使われる可能性(iPhone 15 Pro搭載のA17 Proチップは台湾TSMC製造の3nmチップ)
  • 搭載されるCortex-X5 CPUコアは、アップルのA/Mシリーズチップ(iPhoneやMac用)のCPUよりも高速になると噂される

 

これらの噂が本当であれば大いに期待が持てそうですが、それでも次期「Snapdragon 8 Gen 4」を上回るとは限りません。ともあれ、続報を待ちたいところです。

 

Source:Connor(X)
via:Sammobile

Android Auto、クルマを駐車しないと使えないアプリが分かりやすく! 長文メッセージの要約も可能に

Android Autoは、スマートフォンを車載システムに接続してカーナビや各種のアプリを使うことができ、便利な機能として親しまれています。

↑Android Auto

 

その最新版では、クルマが駐車しているときだけ使えるアプリのアイコンには「P(Parked)」マークが付くようになりました。

 

Android Autoのアプリには様々なものがありますが、中にはクルマが完全に停止している場合、つまり運転中には使えないものもあります。その1つが、海外でも広く親しまれているの「GamesSnacks」。タッチ操作で遊べるミニゲーム集であり、主にEV(電気自動車)の充電中に暇つぶしとして遊ばれています。

 

このGameSnacksなど一部アプリは、クルマが走行中に起動すると、「駐車中でなければ動きません」というエラーメッセージが表示されます。が、開こうとしたときに初めて警告され、それまでは走行中に使えるのか、駐車中のみかは区別が付きませんでした。

 

しかし、最新版のAndroid Autoでは、駐車中だけ使えるアプリには「P」マークが表示されます。ドイツのブログSmartDroidが、Android Auto 11.4から有効になったと報告しています。

Image:9to5Google

 

またAndroid Auto 11.4では、ついに長文のメッセージを要約して読み上げることが可能となりました。ただしGoogleは「一部のデバイス、地域、国、言語ではご利用いただけません」と但し書きをしています。

 

これらのアップデートは今のところ展開中ですが、なかなか利用できない場合は、Google Playストアでアップデートを確認するとよさそうです。

 

Source:SmartDroid,Google
via:9to5Google

超レアなブラック「iPod Hi-Fi」が存在していた! 元Apple開発者がXに投稿

非常に珍しいブラックカラーの「iPod Hi-Fi」のプロトタイプとされる画像を、X(旧:Twitter)アカウントのJose Benitez Cong氏が投稿しています。

↑Jose Benitez Cong / Xより

 

iPod Hi-Fiは2006年2月に発売されたアンプ内蔵オーディオスピーカーで、本体上部の「Universal Dock」にiPodを差し込むことで、高品質な音楽再生を楽しむことができました。AC電源だけでなく乾電池でも駆動できるなど、なかなか便利な製品でしたが、2007年9月には販売が終了しています。

 

 

Jose Benitez Cong氏は2005年から2011年までApple(アップル)に勤務し、現在はHumaneで働いています。このブラックカラーのiPod Hi-Fiについては、「現存する唯一の黒いiPod Hi-Fiだろう」とのこと。かなりレアな一品のようです。

 

また、同氏は「当時のAppleでさえほとんどの人は、私たちがブラックのプロトタイプをいくつか作ったことを知りませんでした。私は、破壊されなかった唯一のものを手に入れたのだと思います」とXに綴っています。

 

現在Appleはスマートスピーカー「HomePod」を販売しており、将来は「iPad」と融合したスマートディスプレイ風の製品の登場も噂されています。そんな進化するHomePodを見ると、かつて販売されていた巨大なiPod Hi-Fiを思い出してしまうAppleファンは、私だけではないのかもしれません。

 

Source: Jose Benitez Cong / X via 9to5Mac

 

※Joseeは、アキュートアクセント付きが正式な表記です

まもなくPixelスマホに衛星SOS機能がやって来る? 携帯の電波やWi-Fiが届かない場所でも助けを呼べるかも

iPhone 14シリーズ以降に搭載された「衛星経由の緊急SOS」機能は、携帯の電波が届かない場所で遭難した人たちを救うなど、数々のお手柄を立ててきました

↑無人島に流されても安心!?

 

この機能が、Google Pixeスマートフォンにまもなく追加される可能性が浮上しています。

 

米9to5Googleは3月初旬現在、Pixelスマホで設定アプリから「安全性と緊急事態」を開くと、「緊急SOS」と「自動車事故検出」の間に「衛星SOS」機能が表示される可能性が高いと報告しています。もっとも手元の環境(Pixel 6a/場所は日本)では、特に何も追加されていません。

 

しかし、表示される環境であっても、今のところ「衛星SOS」をタップしても何も反応がないようです。もう少し時間が経てば、メニューが表示されるようになると予想されます。

 

そこで9to5Googleはルート化した(本来ユーザーに与えられていない権限を獲得し、Android内部のシステムを制御する)Pixelスマホを通じて、隠しメニューへのアクセスに成功。衛星SOSのページには「Pixelを使えば、携帯電話やWi-Fiに接続できないときに、緊急サービスとメッセージをやり取りしたり、現在地を共有したりできます」と書かれていました。

Image:9to5Google

 

さらにGoogleは、ユーザーの氏名や電子メール、電話番号や位置情報、端末情報や緊急情報が、緊急サービスおよび衛星サービスプロバイダーにも共有されると説明しています。

 

このページは衛星SOSが「どの国で対応しているか」を示す公式ページにリンクしていますが、そのページは公開されていません。

 

いつGoogleがこの機能を正式に配信するのか、どの国で配信するのかも不明です。iPhone用の衛星SOS機能はいまだに日本に提供されていませんが、こちらはサービス開始を期待したいところです。

 

Source:9to5Google

次期iPhone SEのデザイン判明? Face IDにUSB-C、アクションボタンを確認

次期iPhone SE(iPhone SE 4)のCAD(設計図)のものとされる画像を、海外テックサイトの91Mobilesが掲載しています。

↑91Mobilesより

 

次期iPhone SEに関してはすでにさまざまな情報が登場しており、「iPhone 14」がベースとなることや、6.1インチの有機ELディスプレイの搭載が噂されています。また「Face ID」やアクションボタン、USB-Cポートも搭載されるようです。

 

今回公開された次期iPhone SEのレンダリング画像では、ノッチ型のFace IDが搭載されていることがわかります。本体サイズは147mm×71.5mm×7.7mmで、iPhone 14とほぼ同一です。背面にはシングルカメラが搭載され、カメラ突起はより大きくなっています。また、本体サイドと下部にはアクションボタンとUSB-Cポートが搭載されています。

 

これらの本体デザインは、次期iPhone SEがiPhone 14をベースとしていることを、強く裏付けているといえそうです。画面サイズが大きくなり刷新された次期iPhone SEは、かなりの売れ筋モデルとなりそうな予感です。

 

Source: 91Mobiles

HHKB Studio用の無刻印キートップセットが発売、キャンペーンも

PFUは3月5日、Happy Hacking Keyboard(HHKB)シリーズの新モデル「HHKB Studio」の「キートップセット(墨)/無刻印」を発表。直販のPFUダイレクトで販売を開始しました。

↑英語配列のHHKB Studio

 

HHKB Studioは2023年10月に発売された高性能キーボード。発売直後から人気だったものの、多くのユーザーから「無刻印で使いたい」という声が挙がったそうです。その要望に応えるため、無刻印キートップセットを英語配列・日本語配列ともに用意したとのこと。

 

価格は英語配列の無刻印キートップセットが6600円(税込)、日本語配列が7590円(税込)。セット内容はほぼ同じで、交換用キートップ一式、引き抜き工具、取扱説明書となっています。

↑こちらは日本語配列

 

なお、無刻印キートップセットの販売に合わせて、キャンペーンも実施。英語配列/日本語配列いずれかのキートップセットを購入した先着1000人にHHKBオリジナルステッカーをプレゼントするとのこと。上限に達したらキャンペーンは終了だそうです。

マイクロLED版のApple Watch Ultraは登場せず!? キャンセルになったかも……

↑Appleより

 

将来のApple Watch Ultraへの「マイクロLED」ディスプレイの搭載がキャンセルされた可能性が、海外メディアのApple Insiderにより報じられています。

 

マイクロLEDディスプレイとは、微細なLEDをパネルの画素として利用する技術です。将来のApple Watch Ultraに同ディスプレイが搭載される可能性は何度も報じられてきたものの、その実現は2026年以降になるともされています。

 

Apple Insiderによれば、Apple Watch Ultra向けと思われるマイクロLEDの注文が、Appleらしき顧客からams Osramへとキャンセルされたとのこと。これにより、同社の株価は40%も下落しました。

 

Appleはams Osramと以前から関係があり、マイクロLEDディスプレイを搭載した「Apple Watch Ultra 3」が登場する2025年には同社の収益が増加すると、2023年に報告されていました。ams Osramは関係を明らかにしていないものの、CEOのAldo Kamper氏は「非常にショックだ」と電話会見で述べています。

 

色の再現性などでメリットがある、マイクロLEDディスプレイ。一方でApple製品への搭載がなかなか進まないことから、その開発が難航していることも想定されていました。有機ELディスプレイの先にマイクロLEDディスプレイへとAppleが乗り換えを予定しているのか、今後が注目されます。

 

Source: Apple Insider

めっちゃ薄い! 次期iPad Proの設計図らしき画像が流出か

次期iPad ProのCAD(設計)デザインとされる画像が、海外ニュースサイトのMacRumorsに掲載されています。

↑MacRumorsより

 

次期iPad Proに関しては、13インチの有機ELを搭載。また本体がより薄くなるという情報も、何度か報じられてきました。さらに、「Face ID」カメラ位置の変更や、「MagSafe」によるワイヤレス充電への対応も噂されています。

 

今回公開された画像を見ると、次期iPad Proは現行モデルと比較して大幅に薄くなっていることがわかります。これは11インチモデルも13インチも共通で、本体の強度が若干心配なくらいの薄さです。

 

以前のリーク情報によれば、次期11インチiPad Proの厚みは5.1mm(現行モデルは5.9mm)、次期13インチiPad Proの厚みは5.0mm(現行モデルは6.4mm)になるとされています。より大型な13インチモデルの方が、11インチモデルよりも薄くなるのは興味深いです。

 

より深い黒の表現やコントラストの向上、消費電力の削減が見込まれる、有機ELディスプレイ。次期iPad Proでは「本体の薄さ」という意味でも、有機ELディスプレイの採用が大いに貢献しそうです。

 

Source: MacRumors

お手ごろ価格の「Galaxy S24 FE」、上位モデルと同じチップでバッテリー容量は上回るかも

サムスンはGalaxy S24シリーズの廉価モデル「Galaxy S24 FE」を開発中として、そのスペック情報がリークされました。

↑廉価モデルとは思えないようなスペックに?

 

同社はフラッグシップ・スマートフォンを元に、少し性能を抑えつつお手ごろ価格としたFE(ファン・エディション)モデルを何回か投入してきました。昨年10月にもGalaxy S23 FEを発表し、今年初めに日本でも発売。そのコストパフォーマンスの高さが、大きな注目を集めていました。

 

今回の情報を発信しているのは、サムスンの未発表製品に詳しいConnor氏です。

それによれば、Galaxy S24 FEはExynos 2400またはSnapdragon 8 Gen 3(地域により異なる)を搭載。これらはGalaxy S24シリーズと同じチップであり、つまり性能も同等になる可能性が高いということです。

 

ちなみにGalaxy S23 FEはSnapdragon Gen 1/Exynos 2200であり、Galaxy S23シリーズのSnapdragon 8 Gen 3/Exynos 2400と差別化されていました。

 

さらに画面は6.1インチで、AMOLED(アクティブマトリックス有機EL)ディスプレイを搭載する可能性あり。内蔵RAMは12GBでバッテリー容量は4,500mAhとされていますが、この数値はGalaxy S24標準モデル(それぞれ8GB/4000mAh)を超えています。

 

この情報が本当だとすれば、Galaxy S24 FEは目覚ましい性能となりそうです。もっとも、あくまで廉価版という位置づけのため、カメラのスペックが控えめにされるのかもしれません。

 

Source:Connor Bhai(X)
via:91mobiles

次期「Galaxy Z Flip6」の予想CG画像が登場! フラットデザインになり、バッテリー容量は増える?

サムスンは次期折りたたみスマートフォンを、今年7月頃に新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」を開催してお披露目すると予想されています。そのうち、横折りの「Galaxy Z Fold6」に関しては、予想CG画像が公開されていました

Image:@Onleaks/Smartprix

 

それに続き、今度はタテ折りの「Galaxy Z Flip6」の予想CG画像を著名リーカーがシェアしています。

 

この画像は、著名リークアカウント@OnleaksとインドメディアのSmartprixが協力して作成したもの。前回のGalaxy Z Fold6と同じく、細部まで分かる高画質の作りとなっています。

 

まずデバイスの外側には前モデルと同じくカバーディスプレイがあり、サイズも約3.4インチのまま。デュアルカメラとフラッシュの配置も、ベゼルの太さも変わっていません。Galaxy Z Flipシリーズは控えめの価格も魅力のため、大きくコスト増を招くような変更はしにくいのかもしれません。

 

また折りたたみ画面のサイズは約6.7インチであり、中央にはパンチホール(穴あき画面)カメラ、ベゼルの幅も前モデルから太くも狭くもなっていないようです。

Image:@Onleaks/Smartprix

 

全体的な見た目は、前モデルとそれほど違いはないものの、側面がフラットになっており、Galaxy S24 Ultraに近づいていることが確認できます。Galaxy Z Fold6の予想CGも同じ方向性であり、サムスンはデザイン言語の統一を目指しているとも思われます。

 

より重要なことは、開いた状態での厚みが7.4mmとなり、前モデルの6.9mmより増している点です。つまりバッテリー容量が増えている可能性があり、「Galaxy S24並にパワーアップする」との噂が裏付けられた感もあります。

 

スペックに関しては、Galaxy Z Fold6はGalaxy S24シリーズと同じ「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」を搭載し、Galaxy AIに対応すると噂されています。見かけは前モデルから激変はしないものの、中味はグッと賢くなり、バッテリー持ちも改善されて、使いやすさは倍増すると期待したいところです。

 

Source:Smartprix
via:Wccftech

複数のスタイルで使える2画面ノートPC! 「ASUS Zenbook DUO」など新モデルが登場

ASUS JAPANは3月4日、2画面ノートPCの「ASUS Zenbook DUO UX8406MA」および、13.3型のノートPC「ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA」を発表しました。希望小売価格はASUS Zenbook DUO UX8406MAが34万9800円(税込)で、ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MAが23万9800円(税込)です。3月4日から予約を開始しており、順次発売されます。

↑ASUS Zenbook DUO UX8406MA

 

ASUS Zenbook DUO UX8406MAは、一般的なノートPCのキーボードにあたる部分にもディスプレイを搭載した2画面ノートPC。このセカンドディスプレイとメインディスプレイは仕様が同じとなっており、14型の有機ELディスプレイで解像度は2880×1800ドット、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

↑ディスプレイの仕様

 

Bluetooth対応キーボードも付属し、ポゴピンでノートPC本体と接続可能。セカンドディスプレイの上にキーボードを乗せて使用できます。これらにより、一般的なノートPCとしてはもちろん、2つのディスプレイを縦に並べてフル活用できる「デュアルスクリーンモード」、ディスプレイを横置きにして使う「デスクトップモード」、本体を180度開くことで対面の相手に画面を見せやすい「共有モード」といった使い方が可能です。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

デュアルスクリーンモード時は、本体底面に付いているキックスタンドを開くことで画面を縦に並べられます。デスクトップモード時もキックスタンドで固定できます。

 

スペックはインテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)。また本体サイズは幅313.5×奥行き217.9×高さ14.6~19.9mm、重さは約1.65kg(ノートPCとキーボードの合計)です。

 

インターフェイスはHDMI×1、Thunderbolt 4(Type-C)×2、USB3.2(Type-A/Gen1)×1、マイク/ヘッドホン・コンボジャック×1を備えています。

↑製品特徴のサマリー

 

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MAは、薄型軽量と高性能を両立させたノートPCです。本体サイズは幅296.2×奥行き216.3×高さ10.9~11.8mmで、重さは約1kg。またスペックは、インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)となっています。

↑ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA

 

ディスプレイは13.3型の有機ELで、解像度は2880×1800ドット、リフレッシュレートは60Hz。加えて、Dolby Visionに対応しており、同じくDolby Vision対応コンテンツであればより美しい映像を楽しめます。

 

インターフェイスはHDMI×1、Thunderbolt 4(Type-C)×2、USB3.2(Type-A/Gen2)×1、マイク/ヘッドホン・コンボジャック×1を装備しています。

↑Copilotキーが搭載されています

ASUS「Zenbook DUO」は2画面ノートPCだけど「普段通り使える」のが実は革新的

↑ASUS Zenbook DUO UX8406MA

 

昨今のスマホの世界では、「折りたたみ」がひとつのキーワードとなっています。現状は一部のハイエンドモデルに限られたユニークな機構という印象ではあるものの、いずれはこのスタイルが一般的になる可能性もあるかもしれません。

 

では、同じような折りたたみ機構がノートPCにも採用されたら? ASUSの「Zenbook DUO UX8406MA」(以下、Zenbook DUO)は、上下にディスプレイを持つ2画面のノートPCです。過去に紹介したLenovoの「Yoga Book 9i Gen 8」と同様のスタイルですね。

常識破りのノートPC! 2つのディスプレイを備えた「Yoga Book 9i Gen 8」は使いこなせるのか?

 

ASUSはこれまでにもDuoの名を持つノートPCを手掛けてきました。直近のモデル「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はキーボード部分の上部に横長のディスプレイを備えていましたが、ついにキーボード部分までもディスプレイで覆うに至ったのが今回のモデル。ある意味で、真の意味のDuoの登場です。

ASUSのディスプレイ2枚搭載のノートPCどう使う?「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はガジェット好きへの挑戦状だ

 

↑とても2画面を備えているとは思えない

 

慣れ親しんだ操作性も残した2画面ノートPC

さっそく、本機をチェックしていきましょう。個人的に驚いたのが、畳んだ状態だと一般的なノートPCとまったくおなじに見える点です。天板のデザインや質感がほかのZenbookシリーズと共通しており、この段階ではあくまでも普通のノートPCに見えています。

↑発色の良い有機ELディスプレイが飛び込んでくる

 

開いてみても、まだ普通のノートPCと同じ見た目です。Yoga Book 9i Gen 8はBluetooth接続のキーボードが付属されてはいるものの、開いてもキーボードは搭載されていないので、同じ2画面ノートの枠でもずいぶん異なるデザインといえます。

 

しかし、キーボード部分を持ち上げると……。

↑普通のノートPCではありえない動き!

 

↑キーボードを外した状態での運用も可能

 

この通り、上下2画面を持つユニークすぎるノートPCに早変わり! キーボードとトラックパッド部分をまるまる取り外せるようにしたのは注目すべき点です。逆に言うと、キーボード部分を取り付けた状態の操作性は一般的なノートPCとまったく同じ。慣れ親しんだ操作性が残っているのはありがたいですね。

↑マグネットの吸着力は高く、入力時にブレることもなし

 

キーボードはマグネットで固定&充電される仕組み。取り外した状態でもBluetoothでつながっているので、遠隔からのキー入力やトラックパッド操作も可能です。

↑持ち心地は一般的なノートPCと変わらない

 

キーボードを取り付けた状態での厚さは19.9mm、重量は約1.65Kg(キーボードなしの状態では約1.35kg)。2つのディスプレイを備えたデバイスとしては軽量と呼べるでしょう。

↑大きな排気口が頼もしい

 

写真上は本体右側面で、HDMI端子と3.5mmヘッドホン端子を搭載。写真下は本体左側面で、USB 3.2 Gen1、Thunderbolt 4端子×2を搭載します。キーボード単体にも充電用のUSB Type-C端子が備わっています。

 

「普通」に使える、大画面体験

2画面ノートPCということで、Yoga Book 9i Gen 8のように下画面(セカンドスクリーン)に仮想キーボードや仮想トラックパッドを表示させて、物理キーボードなしでの操作も可能です。

↑タッチ感は滑らかで、タブレットのよう。フリック入力ができればもっと便利かも

 

物理キーボードを外し、6本指で画面をタッチするとキーボードが登場。ディスプレイの品質は上下同じで、14インチの有機EL。2880×1800ドットのグレア仕様、リフレッシュレート120Hzとなっています。

↑上段に仮想ファンクションキーを表示することもできる

 

キーボードを上方向にスワイプすると、仮想トラックパッドも登場します。さすがに物理キーボードほど快適な入力性ではないものの、検索ボックスへの入力やチャットアプリへの返信程度であれば問題なし。

 

とはいえ、本機は物理キーボードを装着した状態で一般的なノートPCとして使っても問題ありません。わざわざ仮想キーボードを使う場面、すなわち物理キーボードが手元にない状態があるとすれば、荷物を減らしたいときかセカンドスクリーンでの情報表示を活用したいときでしょう。

↑ディスプレイを余すところなく使える

 

大画面での情報表示を味わいたいならこの「デュアルスクリーンモード」がオススメ。上下2画面はもちろん、Bluetoothでつながった物理キーボードがとにかく快適。キーやトラックパッドがノートPCと同じ位置にあるから、操作性も違和感がないんです。上画面に資料や動画を表示しつつ下画面で文書を作成する、なんて使い方も。

↑ヒンジは40〜70度の角度で調整可能。とはいえ角度が浅すぎると転倒の危険が

 

本体がキックスタンドを内蔵している点も、外付けのスタンドが必要なYoga Book 9i Gen 8と異なる点。外部パーツなしに自立させられるのはやっぱり便利です。

↑2画面ノートを使うならぜひやってみたい構成

 

たとえばこんな使い方も。デュアルスクリーンモードの本体をラップトップスタンドに設置しつつ、本体のHDMIから外部ディスプレイに接続。外部ディスプレイは1枚なのに、贅沢なトリプルディスプレイ環境が構築できちゃいます。

↑縦表示になるため帳簿など入力にも重宝しそう

 

もうひとつのスタイルはディスプレイを横配置した「デスクトップモード」で、2画面合計で19.8インチのディスプレイとして使えます。Yoga Book 9i Gen 8と違いディスプレイのヒンジ部分に段差があるものの、真正面から見る分にはあまり気になりません。同じ2画面ノートといえど、細やかな部分に差異が見られますね。

↑付属のAsus Pen 2.0を使ったお絵かきにも向いたスタイル

 

さらに、ぺたんと180度展開し、上下画面をミラーリングすれば「共有モード」に。対面の人に資料を見せる際には重宝し、ビジネスシーンでの活躍が期待できそうです。

 

縦置きや横置き、180度展開など、同じ2画面ノートであるYoga Book 9i Gen 8と近い体験がありました。一方で大きく異なるのは、キックスタンドの有無と物理キーボード。特に物理キーボードは装着状態でも取り外した状態でも使いやすいインターフェースでした。やはり慣れ親しんだデバイスは使いやすい……。

 

2画面ノートの新機軸となるか

↑天面のデザインはZenbookシリーズそのもの。あくまでノートPCの延長としての2画面性を感じた

 

キーボード部分をディスプレイにした、2画面ノートPCはやはり新しい存在。と同時に、今までのノートPCと変わらない生産性も求めたい。最新のZenbook DUOは、これら2つを高いレベルで融合させています。スペックも意外と高く、贅沢なハイエンドノートとして見ることもできますね。

 

ユーザーにとってどのような2画面体験がなじみやすいのか、これからさらなる探求が始まっていくでしょう。スマホだけでなく、ノートPCにも2画面の波がやってきつつあります。

 

製品名:Zenbook DUO UX8406MA

CPU:インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H

メモリー:32GB

ストレージ:1TB SSD (NVMe接続/M.2)

本体サイズ:幅約313.5×奥行き217.9×高さ14.6~19.9mm

価格:34万9800円(税込)

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

ASUS「Zenbook DUO」は2画面ノートPCだけど「普段通り使える」のが実は革新的

↑ASUS Zenbook DUO UX8406MA

 

昨今のスマホの世界では、「折りたたみ」がひとつのキーワードとなっています。現状は一部のハイエンドモデルに限られたユニークな機構という印象ではあるものの、いずれはこのスタイルが一般的になる可能性もあるかもしれません。

 

では、同じような折りたたみ機構がノートPCにも採用されたら? ASUSの「Zenbook DUO UX8406MA」(以下、Zenbook DUO)は、上下にディスプレイを持つ2画面のノートPCです。過去に紹介したLenovoの「Yoga Book 9i Gen 8」と同様のスタイルですね。

常識破りのノートPC! 2つのディスプレイを備えた「Yoga Book 9i Gen 8」は使いこなせるのか?

 

ASUSはこれまでにもDuoの名を持つノートPCを手掛けてきました。直近のモデル「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はキーボード部分の上部に横長のディスプレイを備えていましたが、ついにキーボード部分までもディスプレイで覆うに至ったのが今回のモデル。ある意味で、真の意味のDuoの登場です。

ASUSのディスプレイ2枚搭載のノートPCどう使う?「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はガジェット好きへの挑戦状だ

 

↑とても2画面を備えているとは思えない

 

慣れ親しんだ操作性も残した2画面ノートPC

さっそく、本機をチェックしていきましょう。個人的に驚いたのが、畳んだ状態だと一般的なノートPCとまったくおなじに見える点です。天板のデザインや質感がほかのZenbookシリーズと共通しており、この段階ではあくまでも普通のノートPCに見えています。

↑発色の良い有機ELディスプレイが飛び込んでくる

 

開いてみても、まだ普通のノートPCと同じ見た目です。Yoga Book 9i Gen 8はBluetooth接続のキーボードが付属されてはいるものの、開いてもキーボードは搭載されていないので、同じ2画面ノートの枠でもずいぶん異なるデザインといえます。

 

しかし、キーボード部分を持ち上げると……。

↑普通のノートPCではありえない動き!

 

↑キーボードを外した状態での運用も可能

 

この通り、上下2画面を持つユニークすぎるノートPCに早変わり! キーボードとトラックパッド部分をまるまる取り外せるようにしたのは注目すべき点です。逆に言うと、キーボード部分を取り付けた状態の操作性は一般的なノートPCとまったく同じ。慣れ親しんだ操作性が残っているのはありがたいですね。

↑マグネットの吸着力は高く、入力時にブレることもなし

 

キーボードはマグネットで固定&充電される仕組み。取り外した状態でもBluetoothでつながっているので、遠隔からのキー入力やトラックパッド操作も可能です。

↑持ち心地は一般的なノートPCと変わらない

 

キーボードを取り付けた状態での厚さは19.9mm、重量は約1.65Kg(キーボードなしの状態では約1.35kg)。2つのディスプレイを備えたデバイスとしては軽量と呼べるでしょう。

↑大きな排気口が頼もしい

 

写真上は本体右側面で、HDMI端子と3.5mmヘッドホン端子を搭載。写真下は本体左側面で、USB 3.2 Gen1、Thunderbolt 4端子×2を搭載します。キーボード単体にも充電用のUSB Type-C端子が備わっています。

 

「普通」に使える、大画面体験

2画面ノートPCということで、Yoga Book 9i Gen 8のように下画面(セカンドスクリーン)に仮想キーボードや仮想トラックパッドを表示させて、物理キーボードなしでの操作も可能です。

↑タッチ感は滑らかで、タブレットのよう。フリック入力ができればもっと便利かも

 

物理キーボードを外し、6本指で画面をタッチするとキーボードが登場。ディスプレイの品質は上下同じで、14インチの有機EL。2880×1800ドットのグレア仕様、リフレッシュレート120Hzとなっています。

↑上段に仮想ファンクションキーを表示することもできる

 

キーボードを上方向にスワイプすると、仮想トラックパッドも登場します。さすがに物理キーボードほど快適な入力性ではないものの、検索ボックスへの入力やチャットアプリへの返信程度であれば問題なし。

 

とはいえ、本機は物理キーボードを装着した状態で一般的なノートPCとして使っても問題ありません。わざわざ仮想キーボードを使う場面、すなわち物理キーボードが手元にない状態があるとすれば、荷物を減らしたいときかセカンドスクリーンでの情報表示を活用したいときでしょう。

↑ディスプレイを余すところなく使える

 

大画面での情報表示を味わいたいならこの「デュアルスクリーンモード」がオススメ。上下2画面はもちろん、Bluetoothでつながった物理キーボードがとにかく快適。キーやトラックパッドがノートPCと同じ位置にあるから、操作性も違和感がないんです。上画面に資料や動画を表示しつつ下画面で文書を作成する、なんて使い方も。

↑ヒンジは40〜70度の角度で調整可能。とはいえ角度が浅すぎると転倒の危険が

 

本体がキックスタンドを内蔵している点も、外付けのスタンドが必要なYoga Book 9i Gen 8と異なる点。外部パーツなしに自立させられるのはやっぱり便利です。

↑2画面ノートを使うならぜひやってみたい構成

 

たとえばこんな使い方も。デュアルスクリーンモードの本体をラップトップスタンドに設置しつつ、本体のHDMIから外部ディスプレイに接続。外部ディスプレイは1枚なのに、贅沢なトリプルディスプレイ環境が構築できちゃいます。

↑縦表示になるため帳簿など入力にも重宝しそう

 

もうひとつのスタイルはディスプレイを横配置した「デスクトップモード」で、2画面合計で19.8インチのディスプレイとして使えます。Yoga Book 9i Gen 8と違いディスプレイのヒンジ部分に段差があるものの、真正面から見る分にはあまり気になりません。同じ2画面ノートといえど、細やかな部分に差異が見られますね。

↑付属のAsus Pen 2.0を使ったお絵かきにも向いたスタイル

 

さらに、ぺたんと180度展開し、上下画面をミラーリングすれば「共有モード」に。対面の人に資料を見せる際には重宝し、ビジネスシーンでの活躍が期待できそうです。

 

縦置きや横置き、180度展開など、同じ2画面ノートであるYoga Book 9i Gen 8と近い体験がありました。一方で大きく異なるのは、キックスタンドの有無と物理キーボード。特に物理キーボードは装着状態でも取り外した状態でも使いやすいインターフェースでした。やはり慣れ親しんだデバイスは使いやすい……。

 

2画面ノートの新機軸となるか

↑天面のデザインはZenbookシリーズそのもの。あくまでノートPCの延長としての2画面性を感じた

 

キーボード部分をディスプレイにした、2画面ノートPCはやはり新しい存在。と同時に、今までのノートPCと変わらない生産性も求めたい。最新のZenbook DUOは、これら2つを高いレベルで融合させています。スペックも意外と高く、贅沢なハイエンドノートとして見ることもできますね。

 

ユーザーにとってどのような2画面体験がなじみやすいのか、これからさらなる探求が始まっていくでしょう。スマホだけでなく、ノートPCにも2画面の波がやってきつつあります。

 

製品名:Zenbook DUO UX8406MA

CPU:インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H

メモリー:32GB

ストレージ:1TB SSD (NVMe接続/M.2)

本体サイズ:幅約313.5×奥行き217.9×高さ14.6~19.9mm

価格:34万9800円(税込)

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

M3 iPad ProやMacBook Air、iPad Airに期待! アップル新製品は今週発表かも

Apple(アップル)が今週にも新製品を発表するとの情報を、海外ニュースサイトのMacRumorsが伝えています。

↑Den Rozhnovsky / Shutterstock.comより

 

今回の報道によれば、Appleから発表される可能性があるのは「次期iPad Pro」「次期iPad Air」「次期MacBook Air」の3モデル。それ以外にも、「次期Apple Pencil」や「次期Magic Keyboard」が登場するかもしれません。それぞれの製品の詳細は、以下のとおりです。

 

次期iPad Pro:M3チップと横向きのフロントカメラ、有機ELディスプレイを搭載し、本体は薄型化。背面のカメラ突起のデザインも変更され、「MagSafe」によるワイヤレス充電に対応します。

次期iPad Air:12.9インチモデルが登場し、M2チップを搭載。

次期MacBook Air:15インチ/13インチモデルがM3チップを搭載

次期Magic Keyboard:筐体の一部がアルミニウム製になり、トラックパッドも大型化

次期Apple Pencil:詳細不明

 

またこれらの製品だけでなく、「iPhone 15/15 Plus」の新色や、「Apple Watch」の新色バンドが登場する可能性もあるようです。

 

興味深いことに、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman記者は、Appleの新製品はイベントではなくプレスリリースで発表されると伝えています。これだけのたくさんのプロダクトが登場するとすれば、どれを買えばいいのか迷ってしまいそうです。

 

Source: MacRumors, Bloomberg

M3 iPad ProやMacBook Air、iPad Airに期待! アップル新製品は今週発表かも

Apple(アップル)が今週にも新製品を発表するとの情報を、海外ニュースサイトのMacRumorsが伝えています。

↑Den Rozhnovsky / Shutterstock.comより

 

今回の報道によれば、Appleから発表される可能性があるのは「次期iPad Pro」「次期iPad Air」「次期MacBook Air」の3モデル。それ以外にも、「次期Apple Pencil」や「次期Magic Keyboard」が登場するかもしれません。それぞれの製品の詳細は、以下のとおりです。

 

次期iPad Pro:M3チップと横向きのフロントカメラ、有機ELディスプレイを搭載し、本体は薄型化。背面のカメラ突起のデザインも変更され、「MagSafe」によるワイヤレス充電に対応します。

次期iPad Air:12.9インチモデルが登場し、M2チップを搭載。

次期MacBook Air:15インチ/13インチモデルがM3チップを搭載

次期Magic Keyboard:筐体の一部がアルミニウム製になり、トラックパッドも大型化

次期Apple Pencil:詳細不明

 

またこれらの製品だけでなく、「iPhone 15/15 Plus」の新色や、「Apple Watch」の新色バンドが登場する可能性もあるようです。

 

興味深いことに、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman記者は、Appleの新製品はイベントではなくプレスリリースで発表されると伝えています。これだけのたくさんのプロダクトが登場するとすれば、どれを買えばいいのか迷ってしまいそうです。

 

Source: MacRumors, Bloomberg

次期iPad ProはM4チップ、iPad miniはA17 Pro搭載? 16機種のアップル未発表製品につきチップ情報がリーク

今後アップルは新型iPadやiPad Air、iPad miniを発売すると予想されていますが、どのようなチップを載せるのか明らかではありません。

↑アップル未発表製品のチップが明らかに?

 

そんななか、16機種もの未発表アップル製品につき、搭載チップに関するリーク情報が発見されました。

 

アップル関連情報サイトMacRumorsは、「アップルの計画に関する正確な情報をシェアしてきた」実績ある個人アカウントがX(旧Twitter)に投稿した技術情報を発見したと述べています。

 

まず、A14 Bionic、A17 Pro、M2チップを搭載した8つのアップル製デバイスがリストにあり。その内訳はA14とA17 Proが2台ずつ、M2デバイスが4台だったそうです。以下、MacRumorsは次のように推測しています。

 

  • A14 Bionic:第11世代iPad(Wi-FiモデルよびWi-Fi+Cellularモデル)。もっとも、現行の第10世代iPadもA14 Bionicを搭載しているため、噂のディスプレイを搭載したHomePodの可能性もある
  • A17:第7世代iPad mini(Wi-FiモデルよびWi-Fi+Cellularモデル)。これはA17 Proチップか、そのバリエーションかも
  • M2:新型10.9インチ/12.9インチiPad Air(Wi-FiモデルおよびWi-Fi+Cellularモデル)

 

現行の第7世代iPad miniは、A15 Bionicチップを搭載しています。次期モデルではA16 Bionicを搭載する可能性が高いと思われていましたが、もしもA17 Proであれば、大幅なアップグレードとなりそうです。

 

また、次期「iPhone 16」シリーズと思しき4つのモデルと、11インチ/13インチの次期iPad Proらしきモデル(Wi-FiモデルよびWi-Fi+Cellularモデル)の合計8機種もあり。それぞれに搭載される、2つの未発表チップの識別子もあったそうです。

 

まず、次期iPad Proには識別子の並びから「M4」チップが搭載される可能性が浮上。これまで次期iPad Proは3月末に発売され、アップルが最新のMacBook Proに採用したM3チップを搭載すると噂されたことから、本当であれば予想外のことです。

 

また今回の情報源は、iPhone 16シリーズの全モデルは同じ「A18」チップを搭載すると示唆。これは著名アナリストの予想とも一致しています

 

より具体的には、全モデルとも基本的には同じチップを搭載。ただし「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」向けには「A18 Pro」というブランド名にする可能性が高いとのこと。その一方、標準モデル「iPhone 16」と「iPhone 16 Plus」向けの「A18」チップは、差別化のために一部のモジュールを無効化するかもしれないようです。

 

次期iPad ProがMacBook Pro以上のM4チップを搭載するとは考えにく感もありますが、A17 Pro搭載の高性能な新型iPad miniは期待したいところです。

 

Source:MacRumors

iOSの日記アプリ「ジャーナル」で、「日記が長続きしない」というお悩みを解決! 【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「日記アプリ「ジャーナル」で三日坊主を克服する」です。

 

 

突然ですが、日記を毎日書こうと決めたものの、書くことが思いつかなくて三日坊主になってしまった経験はありませんか? そんな人におすすめしたいのが、iOS 17.2から標準アプリに加わった「ジャーナル」です。「ジャーナル」は一言でいえば“日記アプリ”に分類できますが、既存の日記アプリとは異なり、iPhoneで撮影した写真や「ミュージック」で聞いた音楽などがAIによってトピックとして提案されるんです。そのため、日記を書き始めるときに「書くことが思いつかない!」と悩むことがありません。さっそく、使い方を見ていきましょう。

 

「ジャーナル」を開き、画面下部の[+]をタップ。すると最上部に[新規エントリー]というボタンが表示されます。ここをタップすると白紙の状態から書き始められますが、今回は[モーメントを選択して書く]の候補から選んでみましょう。

 

[モーメントを選択して書く]には[おすすめ]と[最近]の2項目があります。[おすすめ]では、位置情報や写真、「ミュージック」で聴いた曲などがAIによってトピックとして提案されるほか、自分の内面を見つめるための[振り返り]という項目が用意されています。対して[最近]では、それらのトピックが日付順に並んで表示されます。

 

候補を選び、[書き始める]をタップすると、提案されたメディアが上部に並び、サムネイルの並び順はドラッグ&ドロップで入れ替えられます。メインの画面では、先頭のメディアがもっとも大きく表示されるので、より強調したいものを先頭にしましょう。

 

また、日記には、写真や音声などを追加できるほか、文章の入力欄には毎回さまざまな質問が表示されます。これに答えて書き進めるのはもちろん、自分なりに書くのもよいでしょう。

 

書くことが思いつかなくても、こうして「ジャーナル」から提案されるトピックを活用すれば、継続して日記を続けられそうですね。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

マウスのPCがAmazonでお買い得、「新生活SALE」が期間限定で開催

マウスコンピューターは、Amazonブランドストアで「新生活SALE」を開始しました。期間は3月1日から3月5日までです。

 

セールでは、普段使いできる14型のノートPCや、最新のインテル第14世代CPUとGeForce RTX 4070 SUPER搭載でゲームから動画配信までこなせるデスクトップPCなどが販売されています。

 

特に割引率が高いのはクリエイター向けパソコンブランド「DAIV」のノートPCで、22%オフの24万9800円(税込)で販売中。製品の概要は以下のとおりです。

 

製品名 DAIV Z6

CPU インテル Core i7-13700H プロセッサー

グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU

メモリー 32GB

ストレージ 1TB SSD(NVMe接続)

ディスプレイ 16型、解像度2560×1600ドット(WQXGA)、アスペクト比16:10

インターフェイス Thunderbolt 4×1、USB3.1 Type-C×1、USB3.0 Type-A×2、HDMI×1、SDカードリーダー×1

 

ほかにもセールになっている製品が並んでいます。新生活に向けてこれからPCを用意する、という人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

iPhone15Pro・ProMaxで夜景撮影に成功するには?望遠レンズの活用や構図の決め方など夜景写真家が解説

新シリーズが発売されるとともに、カメラ機能にも注目が集まるiPhone。2023年9月に発売された「iPhone 15」シリーズのカメラ機能や撮影方法を「進化したポートレートモードをどう使いこなす? 写真家が教える「iPhone15」シリーズ撮影術」で紹介しましたが、今回は少しレベルを上げて、iPhone 15シリーズを使った夜景撮影術を解説します。

 

夜景撮影に有効なカメラ機能から、専門家が重視している夜景撮影のポイントまで、夜景写真家の中村勇太さんに教えていただきました。

 

 

iPhone 15シリーズのカメラ機能をおさらい

 

年々進化しているiPhoneのカメラ機能。撮影する前に、iPhone 15シリーズのカメラ機能をおさらいしておきましょう。

 

iPhone 15シリーズの最大の特徴は、望遠カメラが優れていること。「iPhone 15 Pro」は光学3倍の望遠カメラ、「iPhone 15 Pro Max」には光学5倍の望遠カメラが搭載されています。これにより、遠くから被写体を撮影した場合でも高画質な写真が撮れるようになりました。

 

「iPhone 14シリーズのProとPro Maxでは、カメラ機能に差はありませんでした。ですが、iPhone 15シリーズの場合は違いがあるので、よりカメラ機能にこだわりたい方はPro Maxを選ぶなど、選択できるようになったのがいいですね」と評価する中村さん。

 

「Pro Maxに搭載されている光学5倍の望遠カメラには、一眼レフでいうところの120mmレンズが使われています。ほかには、13mmの超広角カメラ、24mmの広角カメラ、以上3つのカメラが搭載されています。2倍望遠(48mm)も加えて、『超広角』『広角』『2倍望遠』『5倍望遠』の4段階をワンタップで切り替えられる点も魅力です。ちなみに、48mmのカメラはついていませんが、最大4800万画素の高解像度カメラを高度なデジタル技術で2倍望遠にしています。これにより、2倍望遠にしても画質が荒れることなく、高い解像度で撮影することができます」(夜景写真家・中村勇太さん、以下同)

 

iPhone15 Pro Maxでは、「5×」をタップすると、簡単に光学5倍の望遠カメラに切り替えられます。

 

ほかにも、被写体を認識すると自動で「ポートレートモード」に切り替えてくれるのもiPhone 15シリーズならでは。背景のボケ感も幅広く設定ができ、まるで一眼レフで撮影したような写真になります。

 

写真家が教える「iPhone15/iPhone15Pro」の撮影術…13枚の作例で解説するポートレートモードの使いこなし

 

撮影前に設定を確認しよう!

撮影する前に、カメラ機能をデフォルトから自分好みに設定しておくのも大事なポイントです。iPhone 15シリーズで設定しておくと便利な機能を教えていただきました。

 

1.「アクションボタン」をカスタマイズする

「iPhone 15シリーズのProとPro Maxでは、側面のアクションボタンを好きなアプリに設定できるようになりました。従来のiPhoneシリーズですと、着信音のON・OFFを切り替えていたボタンです。ここを『カメラ』に設定しておくことで、画面OFFの状態や別のアプリを開いているときでも、すぐにカメラに切り替えられます。頻繁に撮影される方はカメラに設定しておくといいでしょう」

 

アクションボタンはカメラのほかにも、集中モードやボイスメモ、翻訳、ショートカットなどに設定することができます。

 

【設定方法】
設定アプリ→「アクションボタン」→「カメラ」を選択。

 

2.4800万画素&「Apple ProRAW」での撮影には、事前の設定を

「もう一つ、iPhone 15 ProおよびPro Maxを使い、最高解像度である4800万画素の写真を撮る際は、あらかじめ設定が必要です。何も設定しない状態だと、1200万画素で撮影されます。ですが、Apple独自の『Apple ProRAW』という形式で保存することで、4800万画素の写真を撮ることができるのです
iPhoneには自動で写真を調整し、HEICやJPEG形式に圧縮して保存する機能が備わっています。これにより、容量の軽い写真データを保存しておくことができますが、調整・圧縮が行われることで写真の品質は落ちてしまいます。ProRAWに設定しておくことで、調整や圧縮を行う前の状態で写真が保存されます。その分、容量は重くなりますが、高品質のまま保存できるのです。
ただし、ProRAW形式のまま保存し続けるとiPhoneの容量がいっぱいになってしまうので、必要に応じて切り替えるといいでしょう」

 

「ProRAWに設定すると、撮影画面の右上に表示が出ます。タップするとON・OFFの切り替えができるので便利です」

 

【設定方法】
最大4800万画素・ProRAW形式の場合……
設定アプリ→カメラ→フォーマット→「ProRAWと解像度コントロール」をON→「プロデフォルト」を「ProRAW(最大)」に設定。

※「プロデフォルト」を「ProRAW 12MP」にすると、最大画素数を1200万画素に抑えて撮影できます。

 

iPhoneでもっときれいに撮影するには? 写真のプロが解説するiPhone 14シリーズの撮影術とマクロや望遠、Apple Pro RAWの使い方

 

3.ガイドを設定し、構図を決めやすくする

「あとは基本的なところで、『グリット」と『水平』といったガイド機能もONにしておきましょう。構図を決めるのにガイドがあった方が便利です」

【設定方法】
設定アプリ→「カメラ」→「グリット」と「水平」をONにする。

 

プロが撮影するような
きれいな夜景写真を撮影する秘訣は?

設定が完了したら、夜景撮影に挑戦してみましょう。「夜景は目で見るととても美しいのに、撮影するとなんだかイマイチ……」と感じていた人でも、プロのようにきれいに撮るコツはあるのでしょうか?

 

1.画角に光を集めること

「夜景撮影で大切なのは、なるべく構図の中に明るい被写体を集めることです。iPhone 15シリーズのカメラが高性能といっても、明かりが少ない場所では画質の荒い写真になってしまいます。なぜかというと、明るさが十分でない場所では、iPhoneはISO感度を自動で上げるからです。ISO感度が上がれば明るく撮影できますが、その反面、粗さが出てしまいます。ですから、なるべくISO感度を上げないように明かりを集めた構図で撮影するのがポイントです」

構図の中に明るい場所を多くすることで、高画質のまま夜景を撮影できます。

 

・「ナイトモード」も知っておこう

かなり暗い場所では、iPhoneが自動的に判断してナイトモードが使われます。ナイトモードによって、暗所でも明るく撮影することができます。

 

iPhone 14の夜景撮影術…AE/AFロックやポートレートモードの使いこなし方

 

2.メリハリをつけた構図にする

「構図の中に明かりを多く入れるメリットは、ほかにもあります。例えば、何もない夜空を構図に多く入れるよりも、きらびやかなビルの明かりや、明かりが反射した水面を入れてみてください。美しい一枚に仕上がるはずです」

 

空や水面など、暗くて何もない部分が多いとぼやけた印象に。

 

ビル明かりや水面に映った光など、要素が多く入ることで印象的な夜景写真に仕上がります。「川沿いであれば橋を入れてみるのもおすすめです。奥行きが出て動きのある写真になりますよ」

 

3.望遠カメラを活かして構図を決める

「構図を決める際に活躍するのが、光学3倍または5倍の『望遠カメラ』です。イルミネーションを撮る際、イルミネーション全体を撮った方がいいか、それとも景色の一部分を切り取った方がいいかなど、構図を練る際にカメラを切り替えて画角を決めていくといいと思います。
一昔前のスマートフォンには複数のカメラが付いていなかったため、デジタルズームで拡大していました。ですが、デジタルズームで拡大すると粗さが目立ってしまうため、きれいに撮るためにズームしない方がよかったんです。その点、iPhone 15のProやPro Maxは、光学の望遠カメラが搭載されているので、粗さが出る心配がなくなりました。積極的に使いたい機能ですね」

 

24mmの広角カメラで撮影。きらびやかな街の雰囲気が分かる一枚。

 

同じ場所で光学5倍の望遠カメラを使って撮影。イルミネーションの並木道がフォーカスされ、上の画像と印象の異なる写真になりました。

 

4.ピントを合わせることを忘れずに!

「画面をタップするとピントを合わせることができます。この時、タップした部分を基準に露出設定も行われています。夜景やイルミネーションを撮影する際に、光がぼやけてうまく撮れないという方は、タップしてピントを合わせる習慣をつけてみてください。あとは、両手でしっかりと持ち、ブレないようにすることも大切です」

 

ピントを合わせたいところをタップすると、露出量を調整するマークも一緒に出てきます。

 

5.こんな写真も面白い! 光の反射を活かした夜景写真を撮るには

「光を反射するものを使えば、少し変わった写真が撮影できます。例えば、人工大理石のようなつるつるした素材のベンチや床、水たまりなどがあればカメラを近づけてみてください。反射部分が広く映り込み、光がたくさん入ったきれいな写真が撮れますよ」

 

よくある構図の写真も、手前にあるベンチにカメラを近づけてみると……。

 

ベンチに光が反射して、美しい一枚が撮れました。

 

夜景撮影のプロが撮りたくなる
おすすめの夜景とは?

夜景撮影を専門に活動されている中村さんは、国内外のさまざまな夜景スポットを撮影してこられました。夜景を熟知されている中村さんが、思わず撮影したくなる夜景とは?

 

「その時、その瞬間にしか見ることのできない夜景を撮影するのが好きですね。最近よく撮影しているのは、富士山の夜景です。夜景といっても、暗くなりきらない夕暮れ時の景色を撮影しています。東京や神奈川でも天候がよければ、ビルの隙間から見える富士山が撮影できるんです。冬は空気が澄んでいるので、富士山もよく見えるんですよ。
ほかの季節では、夏は花火が上がる夜空を撮影したり、梅雨の時期は雨が降っている様子も入れながら撮影しています。日中には撮れないような幻想的な写真を一瞬一瞬切り取っていくのが、夜景撮影のおもしろさだと思います」

 

とくに素敵に撮れたという夜景写真は、冬に訪れた北海道札幌市の藻岩山で撮影した一枚。「札幌市街に積もった一面の雪に札幌市内の街の明かりが反射して、とても幻想的な写真が撮れました」

 

 

プロの機材はなくとも、iPhone 15 ProやPro Maxの力を借りれば、プロ顔負け(?)の雰囲気ある夜景が撮れるはず。ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

Profile

夜景写真家 / 中村勇太

夜景情報サイト「夜景FAN」の運営や夜景コンテンツの提供、各種メディアでの夜景企画監修など、「夜景×撮影」を軸に活動する夜景撮影の専門家。2016年には夜景オフィス株式会社を設立。台湾での夜景取材も行っており、2022年には台湾情報サイト「もっと台湾」をリリース。撮影だけでなく、自社メディアの開発・運営のノウハウを活かし、Webサイト制作や運用のサポートなども手掛けている。
「夜景FAN」

 

アップルは生成AIで新境地を開く……株主総会でティム・クックCEOがコメント

Apple(アップル)のTim Cook(ティム・クック)CEOは年次株主総会にて、同社は2024年に生成(ジェネレーティブ)AIで「新境地を開拓する」と述べました。

↑Appleより

 

AppleとAIの関わりについては、「iOS 18」や「iPhone 16」「次期Mac」にて、AI機能が大幅に強化されるとも噂されています。また、中止された電気自動車開発プロジェクト「Apple Car(仮称)」の開発メンバーも、AI関連事業に配置転換されるようです。

 

Cook氏はAppleの生成AIへの注力について、「ユーザーにとって革新の機会が開かれると信じている」と語っています。なお、具体的にどのような機能やサービスが提供されるのかには触れられていません。

 

一方で株主総会を前に、大株主がAppleへのAIツールの使用に関する開示を迫る動きもありました。しかし総会では、AIの透明性に関する報告書を求める提案は否定されたと報じられています

 

Apple Carのプロジェクトを切り捨て、AI事業への注力をすすめるApple。まずは今年リリースされる「iOS 18」にて、どのような便利なAI機能が搭載されるのかに注目したいものです。

 

Source: Financial Times via MacRumors 1, 2

「Galaxy Z Fold6」の高画質な予想CG画像が登場! Galaxy S24 Ultraのようなデザインになるかも

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」については、数々のリーク情報が届けられてきました。先日も「軽くて薄くなる」との噂話がありましたが、ついに細部まで確認できる予想CG画像がネット上で公開されました。

Image:@Onleaks/Smartprix

 

著名リークアカウントの@Onleaksは、インドメディアのSmartPrixと協力してGalaxy Z Fold6の「独占デザインレンダリング(CG)」をシェアしています。

 

ここ数年、本のように横折りできるGalaxy Z Foldシリーズは、プロセッサーが高性能化したり、画面のシワがわずかに薄くなったものの、劇的な変化はありませんでした。が、最新の予想CG画像は、見た目を一新しつつ、人間工学に基づいた使いやすさを予感させるものです。

 

今回の画像では、Galaxy Z Fold6は全体的に丸みが消えてフラットになり、Galaxy S24 Ultraのように直線的で箱っぽくなっています。

 

また背面にはトリプルカメラがあり、その右側にはフラッシュが配置されています。これらは前モデルと同じながらも、背面ガラスはつや消しのマット仕上げになるようです。

Image:@Onleaks/Smartprix

 

画面については、折りたたみディスプレイの対角は約7.6インチ、広げると153.5×132.5mm×厚さ6.1mm。そして閉じた状態での外側(カバーディスプレイ)は、約6.2インチとのこと。

 

対して、現行のGalaxy Z Fold5の折りたたみ画面は154.9×129.9×厚み6.1mm。つまりGalaxy Z Fold6はタテに1.4m短く、横幅が2.6mm広くなり、正方形に近づくことになります。この予想は、信頼性の高いリーカーIce universe氏の情報とも一致しています。

 

また厚さは前モデルと変わらず(6.1mm)、Sペンを収納できるスロットはなさそうです。

 

そしてカバーディスプレイの寸法は書かれていませんが、予想CG画像を見るかぎり、幅が広くなっているようです。これまで狭すぎて使いづらいとの声もあっただけに、本当であれば朗報でしょう。

 

Galaxy Z Fold 6のトリプルカメラ仕様は、Galaxy Z Fold5と同じとの予想が有力です。ただし、プロセッサーはGalaxy S24 Ultraと同じSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxy搭載とみられており、生成AI機能「Galaxy AI」もサクサク動くと期待できそうです。

 

Source:SmartPrix
via:Wccftech

「Galaxy Z Fold6」の高画質な予想CG画像が登場! Galaxy S24 Ultraのようなデザインになるかも

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」については、数々のリーク情報が届けられてきました。先日も「軽くて薄くなる」との噂話がありましたが、ついに細部まで確認できる予想CG画像がネット上で公開されました。

Image:@Onleaks/Smartprix

 

著名リークアカウントの@Onleaksは、インドメディアのSmartPrixと協力してGalaxy Z Fold6の「独占デザインレンダリング(CG)」をシェアしています。

 

ここ数年、本のように横折りできるGalaxy Z Foldシリーズは、プロセッサーが高性能化したり、画面のシワがわずかに薄くなったものの、劇的な変化はありませんでした。が、最新の予想CG画像は、見た目を一新しつつ、人間工学に基づいた使いやすさを予感させるものです。

 

今回の画像では、Galaxy Z Fold6は全体的に丸みが消えてフラットになり、Galaxy S24 Ultraのように直線的で箱っぽくなっています。

 

また背面にはトリプルカメラがあり、その右側にはフラッシュが配置されています。これらは前モデルと同じながらも、背面ガラスはつや消しのマット仕上げになるようです。

Image:@Onleaks/Smartprix

 

画面については、折りたたみディスプレイの対角は約7.6インチ、広げると153.5×132.5mm×厚さ6.1mm。そして閉じた状態での外側(カバーディスプレイ)は、約6.2インチとのこと。

 

対して、現行のGalaxy Z Fold5の折りたたみ画面は154.9×129.9×厚み6.1mm。つまりGalaxy Z Fold6はタテに1.4m短く、横幅が2.6mm広くなり、正方形に近づくことになります。この予想は、信頼性の高いリーカーIce universe氏の情報とも一致しています。

 

また厚さは前モデルと変わらず(6.1mm)、Sペンを収納できるスロットはなさそうです。

 

そしてカバーディスプレイの寸法は書かれていませんが、予想CG画像を見るかぎり、幅が広くなっているようです。これまで狭すぎて使いづらいとの声もあっただけに、本当であれば朗報でしょう。

 

Galaxy Z Fold 6のトリプルカメラ仕様は、Galaxy Z Fold5と同じとの予想が有力です。ただし、プロセッサーはGalaxy S24 Ultraと同じSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxy搭載とみられており、生成AI機能「Galaxy AI」もサクサク動くと期待できそうです。

 

Source:SmartPrix
via:Wccftech

来年のiPhone 17/17 Plusは「ProMotion」や常時表示画面に対応?

2025年の登場が予想される「iPhone 17」「iPhone 17 Plus」が、「ProMotionテクノロジー」と「常時表示ディスプレイ」に対応するとの情報を、韓国ニュースサイトのThe Elecが報じています。

↑Urbanscape / Shutterstock.comより

 

ProMotionテクノロジーでは、画面のリフレッシュレートを最大120Hzにまで高めることで、スムースな操作感を実現。また常時表示ディスプレイでは、画面をオフにした状態でも時計や通知を表示することができます。現行モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」は、どちらにも対応しています。

 

The Elecによれば、今年の「iPhone 16」「iPhone 16 Plus」では、「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」と同じ「LTPS」パネルが採用されるとのこと。つまり、ProMotionテクノロジーや常時表示ディスプレイには対応しません。一方でiPhone 17/17 Plusは「LTPO」パネルを搭載し、ProMotionテクノロジーと常時表示ディスプレイが利用できるのです。

 

また楽しみなことに、iPhone 17/17 Plusでは画面サイズが6.27インチ/6.86インチに大型化するとの情報もあります。画面が大きくなり新技術に対応するiPhone 17/17 Plusは、かなり「買い」なモデルになりそうです。

 

Source: The Elec via MacRumors

アップル、新型iPadやMacBook Air発売を準備? 「未発表または未発売の製品」に関する社内サポート文書を更新か

アップルは今年3月末、有機ELディスプレイ搭載iPad Proや12.9インチiPad Air、M3搭載MacBook Airなど新製品を一挙に発表すると噂されています。

↑いよいよ新型MacやiPadが登場か

 

そんななか、アップルが「未発表または未発売の製品」に関する社内サポート文書を更新したと米MacRumorsが報じています。

 

この文書は、未発表の製品やサービス、あるいは発表されたもののまだ発売していない製品に関して、お客からの質問にどのように対応すべきかを、アップルのサポート担当者に知らせるものです。

 

この文書の変更履歴を確認すると、2月27日の日付で「再構築され、最適化された」そうです。ただし、具体的にどのように中味が書き換えられたか、何が追記されたかは明らかではありません。

 

すでに新型iPadやMacBookに関する噂は次々と届けられており、どんなハードウェアになるのかはほぼ判明している印象もあります。

 

まず次期iPad Proは、より明るく鮮やかな有機ELディスプレイを搭載することが有力視されています。ほか、最新Macと同じM3チップやiPhoneのようなMagSafeワイヤレス充電、前面カメラは横向きになるといったところです。

 

また新型iPad Airは、これまでの10.9インチモデルのほか、より大型の12.9インチモデルも追加。デザインは現行モデルとあまり変わらないものの、M2チップ搭載が予想されています

 

そして13インチと15インチMacBook Airは、どちらも現行のM2チップからM3チップに更新され、処理能力が向上しつつ、ゲームでのグラフィック性能も大幅に改善すると見られています。

 

昨年(2023年)はiPadの新型が1つも出なかっただけに、そちらに大きな注目が集まるかもしれません。

 

Source:MacRumors

Apple Carプロジェクトは完全キャンセル? 従業員2000人にプロジェクト中止が伝えられたとの報道

Apple(アップル)が電気自動車の開発プロジェクトを中止したことが、Bloomberg(ブルームバーグ)により報じられています。

↑withGod / Shutterstock.comより

 

Appleが電気自動車(あるいは自動運転車)を開発していることは2014年から継続的に報じられており、革新的な「Apple Car(仮称)」の登場が期待されていました。一方で、今年1月にはプロジェクトがスケールダウンされ、早ければ2028年には車両が発売されるとも伝えられていました。

 

今回のBloombergの報道によれば、Appleは10年以上前からApple Carの開発に取り組み、数百万ドル以上をプロジェクトに投じたものの、事業が成立しないと判断。同社で最高執行責任者(COO)をつとめるJeff Williams氏が約2000人の従業員に対し、プロジェクトの中止を伝えたというのです。

 

これによりApple Carの開発は終了し、同プロジェクトに関わっていたメンバーはAppleの人工知能部門に移り、AIチームのJohn Giannandrea氏の下でジェネレーティブ(生成)AIに取り組むことになります。また、ハードウェアエンジニアやカーデザイナーにたいしては、配置転換やレイオフが予定されています。

 

紆余曲折を経て、残念ながら世に出ることはなかったAppleの電気自動車プロジェクト。その問題点はコンセプトの不明瞭さだとも、あるいはリーダーが何度も交代させられたのが原因だとも噂されています。Apple Carの人員が人工知能部門にに再配置されるのは、AI全盛な世相を反映しているともいえそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

まもなく配信のiOS 17.4、バグが一挙に修正! 「ビデオ会議中にピースサインで紙吹雪が暴発」もなくなりそう

アップルは3月にはiOS 17.4を正式に配信する予定です。これは公式に予告していることですが、なぜかといえばEUのデジタル市場法(DMA)に準拠する必要があり、期限が決まっているからです。

↑iOS 17.4はまもなく配信

 

そしてアップルは今週初め、iOS 17.4 RCを開発者及びベータテスト参加者向けに配信しました。このRCとは「Release Candidate(リリース候補版)」の略で、特に問題がなければ、このままの形で正式配信されるバージョンです。

 

それに伴いiOS 17.4のリリースノート全文も公開され、追加される新機能や、修正されるバグが明らかにされました。以下、そのリストです(一般ユーザーに関係が薄いものや、日本では利用不可なものは除く)。

 

  • 音楽認識機能により、Apple Musicのプレイリストやライブラリ、Apple Music Classicalに認識した曲を追加できるように
  • Siriに新しいオプションが追加され、受信したメッセージをサポートされている言語で読み上げ可能に
  • 「盗難デバイスの保護」において、すべての場所でセキュリティを強化するオプションが追加
  • iPhone 15シリーズ全モデルで、バッテリーのサイクル数、製造日、初回使用日が「設定」の「バッテリー残量」に表示される
  • 電話番号の識別機能では、アップルが確認した企業名、ロゴ、部署名が表示される
  • 「探す」アプリで連絡先の写真が空白になることがある問題を修正
  • デュアルSIMを使っている場合、電話番号がプライマリ(主回線)からセカンダリ(副回線)に変更され、メッセージを送ったグループに表示される問題が修正

 

また、一時注目を集めていた「ビデオ通話アプリでリアクション機能が暴発する」問題にも対応。アプリ開発者がデフォルト動作を無効に設定可能になる(一律に無効になるのではなく、開発者がアプリ毎に無効にできる)ことも確認されました。

 

これまでiOS 17、iPadOS 17、macOS Sonomaでは、FaceTimeやZoomなどビデオ通話アプリで通話中にハンドジェスチャーをすると、どのアプリでも3Dエフェクトが出てしまいました。そのため、マジメな会議中に恥ずかしい瞬間が生じていたわけです。

今後は安心して、ビデオ会議で身ぶり手ぶりを使うことができそうです。

 

Source:9to5Mac,Apple

Apple Arcadeには「死のにおい」が漂う! ゲーム開発者の悲痛な叫びとは?

アップルのゲーム配信サービス「Apple Arcade」の将来性に懸念を抱く開発者のインタビューが、mobilegamer.bizに掲載されました。

↑未来はない?

 

Apple Arcadeとは2019年にスタートしたゲーム配信サービスで、定額(月額900円/年額6000円)を支払うことで、200本以上のゲームが遊び放題となります。ゲームには広告や追加の課金がなく、自分以外の5人とサブスクリプションを共有できるのも特徴です。

 

しかし、mobilegamer.bizの取材に応じた、ある開発者によれば、Apple Arcadeの周辺には「死のにおい」が漂っているそう。

 

同開発者は「トップにはゲームに対する情熱と敬意が必要だが、それがない」と指摘し、「音楽やテレビに投資するのと同じようにApple Arcadeに価値を見出し、投資しているとは思えない」と述べています。

 

mobilegamer.bizの記事では、Apple Arcadeからゲームディベロッパーへの支払額は数年前から減少しており、2020年10月からは顕著に減少していると言われています。支払いには契約一時金と、プレイごとの「ボーナスポール」の2つがありますが、この計算方法も不透明とされているのです。

 

また、シナリオが短いゲームやプレミアムインディーズタイトルは、長期的にインストールされるタイトルよりも収益が少なくなるようです。

 

アップルは2021年4月にApple Arcadeを再起動し、多数のプロジェクトをキャンセルしました。鳴り物入りで登場した同社のゲーム配信サービスに未来があるのかどうか、今後が注目されます。

 

Source: mobilegamer.biz via MacRumors

Apple Arcadeには「死のにおい」が漂う! ゲーム開発者の悲痛な叫びとは?

アップルのゲーム配信サービス「Apple Arcade」の将来性に懸念を抱く開発者のインタビューが、mobilegamer.bizに掲載されました。

↑未来はない?

 

Apple Arcadeとは2019年にスタートしたゲーム配信サービスで、定額(月額900円/年額6000円)を支払うことで、200本以上のゲームが遊び放題となります。ゲームには広告や追加の課金がなく、自分以外の5人とサブスクリプションを共有できるのも特徴です。

 

しかし、mobilegamer.bizの取材に応じた、ある開発者によれば、Apple Arcadeの周辺には「死のにおい」が漂っているそう。

 

同開発者は「トップにはゲームに対する情熱と敬意が必要だが、それがない」と指摘し、「音楽やテレビに投資するのと同じようにApple Arcadeに価値を見出し、投資しているとは思えない」と述べています。

 

mobilegamer.bizの記事では、Apple Arcadeからゲームディベロッパーへの支払額は数年前から減少しており、2020年10月からは顕著に減少していると言われています。支払いには契約一時金と、プレイごとの「ボーナスポール」の2つがありますが、この計算方法も不透明とされているのです。

 

また、シナリオが短いゲームやプレミアムインディーズタイトルは、長期的にインストールされるタイトルよりも収益が少なくなるようです。

 

アップルは2021年4月にApple Arcadeを再起動し、多数のプロジェクトをキャンセルしました。鳴り物入りで登場した同社のゲーム配信サービスに未来があるのかどうか、今後が注目されます。

 

Source: mobilegamer.biz via MacRumors

腐ったバナナみたい! iPhone 15の「ファインウーブンケース」にまたもやダメ出し

「iPhone 15」シリーズとともに登場した公式ケース「ファインウーブンケース」について、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙のJoanna Stern記者が手厳しい評価を下しています。

↑またも厳しい意見が…

 

ファインウーブン素材について、アップルは「耐久性に優れたマイクロツイル製で、柔らかくスエードのような感触です。環境にも配慮して作られており、再生素材を68%使用することで、レザーに比べて炭素排出量を大幅に削減しています」と説明していますが、一方でその外観や質感については批判も集まっていました。

 

Stern記者は「iPhone 15 Pro Max」のファインウーブンケースを5か月使用したところ、「端は剥がれ、表面は古いCDのように傷つき、腐ったバナナのように茶色くなった」とのこと。「国際安全衛生センター(CDC)が私の家に来て、生物医学的懸念があると宣言するのを待っている」とまで皮肉っているのです。

↑掲載されたJoanna Stern記者のケース(画像提供/THE WALL STREET JOURNAL)

 

アップルのサポート文章を見ると、ファインウーブンケースのクリーニングに関するアドバイスとして、「通常の使用で繊維が圧縮されるため、時間の経過とともに素材が異なって見えたり、摩耗が目立つことがあります」と明かしています。

 

ケースにもプレミアムな質感を望むなら、別素材を選択したほうがいいのかもしれません。

 

Source: Joanna Stern / THE WALL STREET JOURNAL

サムスン初のスマートリング「Galaxy Ring」、ライバル超えのバッテリー持続時間が明らかに

2024年初め、サムスンはスマートリング「Galaxy Ring」を予告。そして、2月26日からスペインで始まった国際展示会MWC Barcelona 2024で、ついに実物を公開しました。

↑少しずつ機能が明らかになる「Galaxy Ring」(画像提供/サムスン)

 

サムスンは24時間365日装着しやすいフィットネストラッカーを目指し、Galaxy AIと深く統合すると概要を述べつつ、詳しい機能や価格、発売日については明らかにしていません。

 

そんな中、同社の幹部がGalaxy Ringのバッテリー駆動時間や身体のどんな情報を追跡できるのかについて少し語りました。

 

サムスンのモバイル部門トップであるTM Roh氏は、MWC 2024でSKグループ(韓国の財閥)会長とSKテレコム(韓国最大の携帯電話事業者)社長にGalaxy Ringを紹介。そのときに話された内容から注目すべき点を著名リーカーのRevegnus氏が抜き出しています。

 

それによれば、Galaxy Ringは1回の充電で5日~9日間も持つとのこと。これはサムスン製スマートウォッチのGalaxy Watch5 Pro(約80時間)よりはるかに長いものの、Galaxy Fit3の13日間には及びません。とはいえ、競合するOura Ringの最大7日間は上回っています。

 

また、Galaxy Ringは内側に配置されたセンサーにより、睡眠情報や血中酸素飽和度も測定できると明らかにしています。さらに「携帯電話に情報が送れる」つまり紐付けしたGalaxyスマートフォンなどにデータを転送し、Samsung Health(サムスン純正の健康管理アプリ)と同期できるようです。

 

ほかにも、MWC 2024の会場では、Galaxy Ringには3つの色(セラミック・ブラック、プラチナ・シルバー、ゴールド)や異なるサイズがあることも明かされました

 

サムスンはGalaxy Ringを、2024年後半に発売すると予告しています。次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」や「Galaxy Z Flip6」も7月に発表が噂されており、Galaxy Ringと同時発売になるのかもしれません。

 

Source: Tech M
via: Sammobile

デルのゲーミングPC「Alienware」からインテル Core Ultra搭載の高性能モデル登場

デル・テクノロジーズは、プレミアムゲーミングブランドの「Alienware」から、「New Alienware m16 R2 ゲーミングノートパソコン」「New Alienware x16 R2 ゲーミングノートパソコン」を3月上旬に発売します。価格は現時点で未定。

↑New Alienware m16 R2 ゲーミングノートパソコン

 

New Alienware m16 R2 ゲーミングノートパソコンは、ハイパフォーマンスを実現したとうたう製品。上位モデルにはインテル Core Ultra 9 プロセッサー 185HおよびNVIDIA GeForce RTX 4070 8GB GDDR6が搭載され、お気に入りのゲームや高負荷のタスクを操作できるとしています。

 

また、「ステルスモード」を採用しており、F2キーでRGBに光るバックライトキーボードを白のバックライトに変更可能。加えて、静音モードに切り替えることもできるため、PCゲームを楽しむのはもちろん、作業で使う場合にも適しているといいます。

 

冷却機構も新しくしており、94枚の薄型ブレードを搭載した2基のファンが、4本の銅製ヒートパイプを通して空気を循環させるほか、内部の配置設計を見直すことで前世代と比べてエアフロー効率が43%向上したそうです。

 

ディスプレイは16型で解像度は2560×1600ドット(QHD+)。リフレッシュレートは240Hzに対応しています。このほか、メモリーは最大64GB、ストレージは最大8TB SSD(NVMe接続)を選択できます。

 

New Alienware x16 R2 ゲーミングノートパソコンは、12フェーズ電圧レギュレーターを搭載し、高い出力に対応するモデル。NVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop搭載モデルはトータルで220W出力します。また、インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185Hを搭載することも可能で、極めて負荷の高い最新ゲームも余裕でプレイできるとのこと。

↑New Alienware x16 R2 ゲーミングノートパソコン

 

冷却機構は、6本のヒートパイプを搭載するうえに、NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop搭載以上の構成であれば、独自の熱伝導素材「エレメント31」とベイパーチャンバーを搭載。CPUとGPUからの熱を素早く放出できるといいます。さらに、4基のファン、エアフローを確保した底部など、ゲームのパフォーマンスを損なわないよう、冷却システムに力を入れています。

 

カスタマイズが可能な照明システム「AlienFX照明」も強化され、本体背面に100個のマイクロLEDを搭載するほか、スクロール機能とカスタマイズ可能な照明を内蔵したタッチパッドを新たに搭載しました。

 

ディスプレイは16型で解像度は2560×1600ドット(QHD+)。リフレッシュレートは240Hzに対応しています。このほか、メモリーは最大32GB、ストレージは最大4TB SSD(NVMe接続)を選択できます。

大きめの画面と必要十分な機能が備わった、1万円以下のスマートバンド「Xiaomi Smart Band 8 Pro」

シャオミ・ジャパンは、スマートバンドの新モデル「Xiaomi Smart Band 8 Pro」を発売しました。市場想定価格は8980円(税込)。

 

Xiaomi Smart Band 8 Proは、前モデル「Xiaomi Smart Band 7 Pro」から全面的に刷新したという製品。ディスプレイやバンド交換の機構、位置情報のトラッキングなどがアップデートされています。

 

ディスプレイは1.74インチの有機ELで、リフレッシュレートは60Hzを実現。また600nitの最大輝度に加えて、自動で明るさを調節する機能にも対応しています。

 

画面が大きくなったことで、ウィジェットのデザインも新しくなっています。文字盤のスワイプで画面のレイアウトをカスタマイズでき、健康のモニタリングや天気、スケジュールなど、よく見る画面を自由に組み合わせることが可能です。

 

バンド部分は「クイックリリース構造」を刷新し、シーンに合わせてバンドを気軽に交換できるとのこと。別売りのバンドは9種類用意。素材やカラー違いで980円(税込)から販売しています。

 

位置情報については、衛星測位チップを内蔵することで5つの衛星測位システムに対応。スマホがなくても正確な位置情報をリアルタイムでトラッキングできるとしています。

 

フィットネス機能やヘルスケア機能も備わっており、150種類以上のワークアウト、24時間血中酸素のモニタリング、睡眠モニタリングに対応しています。

 

このほか仕様は、バッテリー持続時間が標準使用モードで最大14日、5ATMの防水性能、重さ約22.5g、本体サイズ46×33.35×9.99mmとなっています。

「iPhone 16 Pro」、光学5倍ズーム搭載の可能性が高まる!

次期「iPhone 16 ProおよびPro Max」に光学5倍ズームが搭載されると台湾のリサーチ会社・TrendForceが報告しています。

↑iPhone 16 Proのズーム性能は上がりそう

 

このような情報は以前から報告されていましたが、TrendForceによれば、iPhone 16 Proはテトラプリズムレンズを搭載することで、光学5倍ズームが可能になるとのこと。同モデルは画面サイズが6.3インチに大きくなるので、大型なテトラプリズムレンズの搭載が可能になるようです。

 

なお、現行モデルのiPhone 15 Proは光学3倍カメラを、そしてiPhone 15 Pro Maxは光学5倍ズームを搭載しています。

 

iPhone 16 Proの望遠カメラが強化される一方、上位モデルのiPhone 16 Pro Maxでは広角(メイン)カメラに、より大きなイメージセンサーが搭載されるとのもありました。iPhone 16シリーズでも、最高のカメラ撮影体験をするにはMaxモデルを選択する必要がありそうです。

 

Source: TrendForce via MacRumors

そろそろ出る? 新型「iPad Air」の噂を一挙におさらい

アップルは2023年、iPadの新モデルを1つも投入しませんでした。そのため、今年3月にはiPad ProやiPad Airの後継機を発表すると予想されており、すでに多くのリーク情報が届けられてきました。そうしたiPad Airに関する予想の数々を、アップル関連情報サイトのMacRumorsがまとめて振り返っています。

↑そろそろ新モデルが出そうなiPad Air

 

サイズとデザイン

現行モデルと同じ、10.9インチiPad Airの登場は確実視されていますが、今回初めて1モデルではなく2モデルを投入する可能性が高まっています。すなわちiPad Proと同じく、2つのサイズでリリースするというわけです。

 

具体的には10.9インチが小さいほうとなり、大きいほうは12.9インチと見られています。つまり、現行の12.9インチiPad Proと同じサイズですね。

 

両モデルとも現行と同じく、ベゼルが薄く、全画面デザインで、角が丸みを帯びたアルミニウム製筐体を採用すると予想されています。もっともProよりはベゼルは分厚く、その点での差別化は続きそうです。

 

12.9インチiPad Airの予想CG画像もリーク済み。背面カメラ周りはレンズとLEDフラッシュがひとまとめにされ、縦長に盛り上がるデザインとなっているようです。

 

M2かM3

現行モデルはM1チップを搭載していますが、次期モデルではM2かM3のどちらかを採用すると予想されています。

 

このうちM2チップは2022年に初登場したもので、ほぼ2年が経過。とはいえ、最新のM3チップは製造コストが高く、iPad Proより価格を抑えるためにも、M2チップを採用する可能性が高そうです。

 

BluetoothとWi-Fi

最近のアップル製品はBluetooth 5.3を採用しているため、新型iPad Airでも同じ仕様になることが期待できます。Bluetooth 5.3は周辺機器との接続が安定するだけでなく、電力効率も良くなり、バッテリー持ちにも貢献するでしょう。

 

Wi-Fi 6E対応も予想されており(現行機はWi-Fi 6)、より高速な6GHz Wi-Fiネットワークに接続できるようになりそうです。

 

価格

現行の10.9インチiPad Airは米国価格が599ドル~(約9万円※)であり、新モデルも同じ価格になる可能性が高いでしょう。

※1ドル=約150円で換算(2024年2月28日現在)

 

かたや12.9インチは、10.9インチより200ドル高くするのが理に叶っており、799ドル~(約12万円)になるかもしれません。なぜ差額が200ドルと推定されるかといえば、以前のiPad Proで12.9インチと11インチの価格差(どちらも通常の液晶ディスプレイを採用していた時代)が200ドルだったためです。

 

ただし、最近は円安が進んでいるため、両モデルとも現行モデルより国内価格が大幅に高くなることもあり得そうです。

 

発売日

アップルの社内情報に詳しいブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurman)記者は、iPadの新モデルは3月~4月にかけて発売されると何度も述べており、最新のニュースでも3月末の発売を示唆していました。

 

アップルは3月頃に新製品発表イベントを開催することが多いため、そろそろ公式の予告アナウンスがあるのかもしれません。

 

Source: MacRumors

マイクロソフトの生成AI「Copilot」、Androidで標準アシスタントに設定できそう!

マイクロソフトは2023年末から、Android向けに「Microsoft Copilot」アプリをGoogle Playストアで提供しています。ChatGPTで知られるOpenAIの生成AI技術をもとにした会話型アシスタントであり、質問に答えたり、文章を代筆したり、画像を生成してくれたりします。

↑Androidでデフォルトにできる

 

この最新AIアプリが、まもなくAndroidのデフォルト(標準)アシスタントに設定可能になる見通しです。

 

Android OSの分析で知られるMishaal Rahman氏は、Copilotアプリの最新ベータ版(バージョン27.9.420225014)では、標準のアシスタントアプリに設定できるようになったと報告しています。

 

残念ながら、Copilotを標準アシスタントアプリに設定しても、ホーム/電源ボタンを長押しするか、画面の隅から斜めにスワイプする操作でしか呼び出せません。Googleアシスタントのように「Hey Google」などの音声で起動はできないわけです。

 

また、GoogleアシスタントやGemini、Bixbyなど、ほかのデジタルアシスタントは、表示中の画面を分析し、それに応じた機能を提供できます。が、Copilotは画面の情報が取得できず、あくまで手で入力したテキストや音声に対して受け答えできるだけ。もっとも、マイクロソフトが後ほど機能を追加して、より便利にする可能性もあるでしょう。

 

CopilotをAndroidスマートフォン/タブレットの標準アシスタントアプリに設定するには、設定アプリから[アプリ]>[標準アプリを選択]>[デフォルトのアプリ]>[デジタルアシスタントアプリ]に進み、Copilotを選びます。

 

いまのところ、マイクロソフトが本機能をいつ正式に提供するのかは不明。同社は2024年初めから、個人向けに高度な機能を持つ「Copilot Pro」を有料で提供していますが、標準デジタルアシスタントに設定できれば、より活躍の幅が広がりそうです。

 

Source: Mishaal Rahman(X) 
via: Sammobile

ファッション性を高めたスマートウォッチ「Xiaomi Watch S3」発売、ベゼルの着せ替えが可能

シャオミ・ジャパンは2月27日、ファッション性を高めたスマートウォッチ「Xiaomi Watch S3」を発表。同日から販売を開始します。市場想定価格は1万8980円(税込)です。

 

Xiaomi Watch S3は、従来の腕時計を身につける感覚で使いたいユーザーに向けて開発したという製品です。また、シャオミの新しいOS「Xiaomi HyperOS」を搭載した初めてのスマートウォッチとなっています。

 

ベゼルは着せ替えが可能で、別売りのベゼル(ストラップとセット)を装着するとサウンドとともに専用のウォッチフェイスに自動で切り替わります。加えて、ベゼル自体は落下などから画面を保護する役割も備えています。別売りのストラップとベゼルの価格は下記のとおりです。

 

オーシャンブルー 3980円(税込)
クロームイエロー 6480円(税込)
デュアルトーンセラミック 6480円(税込)
レインボー 6980円(税込)

 

ディスプレイは1.43インチの有機ELで、60Hzのリフレッシュレートを実現。また、本体サイズは47×47×12mm、重さは約44gです。

 

フィットネス機能としては、ランニングやサイクリングなど、150種類以上のプロスポーツモードに対応しているほか、スキーやスノーボードといったウインタースポーツにも対応しています。5ATMの防水性能により、ウォーターアクティビティでも着用可能。加えて、独立デュアルバンドGNSSチップによって、5つの主要な衛星測位システムを利用して正確な位置を表示してくれます。

 

このほか、手首を動かすだけで操作できる「クイックジェスチャーコントロール」も搭載。スマホにかかってきた通話を拒否する、Alexaを起動する、スマホの写真撮影といった操作が手首の動きで可能です。

 

バッテリーは標準使用モードで最大15日間駆動。ヘルスケア機能は血中酸素レベルの測定や心拍数のモニタリング、睡眠モニタリングなどが可能となっています。

 

1万円ちょっとで買えるロングバッテリーのシャオミ新スマートウォッチ「Redmi Watch 4」

シャオミ・ジャパンは2月27日、スマートウォッチの新モデル「Redmi Watch 4」を発表しました。市場想定価格は1万1980円で、同日から発売しています。

 

Redmi Watch 4は、大容量のバッテリーとRedmi Watchシリーズ最大のディスプレイが特徴の製品です。電力効率の高いチップを搭載したことで、標準使用モードで最大20日間のバッテリー持続時間を実現。ロングバッテリーモードでは最長30日、常時点灯のモードでも約10日間の連続使用が可能としています。

 

ディスプレイサイズは1.97インチで、有機ELディスプレイを採用。また最大輝度は600nitとなっているうえに、自動明るさ調整機能に対応しているため、環境に合わせて明るさを調整してくれます。

 

本体にはアルミニウム合金のフレームを採用したほか、スムーズに回転するとうたうステンレススチール製の回転式クラウンを搭載。加えて、ストラップのカラバリはオプシディアンブラック、シルバーグレーを用意しています。

 

フィットネス面では、ランニングやサイクリングなど、150種類以上のプロスポーツモードに対応しています。また、5つの衛星測位システムに対応しているため、装着しているユーザーの位置を正確に捉えるとのこと。さらに、5ATMの防水性能によって、18種類のウォータースポーツにも対応しています。

 

健康管理については、24時間体制で心拍数や血中酸素レベル、睡眠などをモニタリングして、毎日のデータを表示します。

 

このほか、Bluetoothによる通話機能や、自由にカスタマイズできるウォッチフェイス、専用アプリに登録した緊急連絡先に電話をかけられるクイックコール機能などを採用しています。本体サイズは47.5× 41.1×10.5mmで、重さは約31.5g。

 

なお、別売りでストラップのカラバリも販売します。カラーは、ダークシアン、ミントグリーン、パステルパープルの3色で、市場想定価格は980円(税込)です。

iOS 18はデザイン変更だけでなく、AIを活用した機能も多数追加に? macOS刷新は2025~2026年かも

今年の「iOS 18」ではデザイン変更が予定されているものの、「macOS」の刷新は1~2年先になるとの情報を、Bloomberg(ブルームバーグ)が伝えています。

↑Poetra.RH / Shutterstock.comより

 

iOS 18のデザインが変更されるという情報は以前にも報じられており、以前にThe Verifierは「visionOS風の半透明デザインが採用される」と報じていました。それだけでなく、AI(人工知能)を活用した機能も多数追加されるようです。

 

今回のBloombergの報道では、やはりiOS 18が「visionOSにインスパイアされたデザイン要素をいくつか採用する」と伝えています。ただし、visionOSを全面的に反映するわけではないようです。そして、早ければ今年中にiOSのデザインをアップデートするためにAppleが動いているとしています。

 

一方でmacOSに関しては、2025年か2026年にリリースされる同OSのデザイン変更における、初期段階にAppleが着手していると報じています。これは、2020年にリリースされた「macOS Big Sur」に続く大幅なデザイン変更となるようです。

 

Appleは毎年、6月に開催する開発者向け会議「WWDC」にて、次期iOSやmacOSの概要を説明します。今年のWWDCでは、iOS 18の刷新の内容に期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

生成AIスマホ「Galaxy S24」とGoogle Pixel 8を比較、AIはどこまで便利なの?

サムスンが最新フラグシップスマートフォン、「Galaxy S24」シリーズを1月に発表しました。各所で言われているとおり、「Galaxy AI」と呼ばれる、AI機能が充実したシリーズです。

 

今回はシリーズの中で、6.2インチで約168gというハンディサイズを実現した「Galaxy S24」のグローバルモデルを借りて、サムスンとグーグルの連携により誕生した“生成AIスマホ”に関連する機能を中心にレポートします。

 

なお、Galaxy S24は、筆者が本稿を執筆している2月13日時点でまだ日本での発売が決まっていません。そのため、試用した実機がグローバルモデルなので、今回は電話アプリによる音声通話のリアルタイム通訳を試せていません。

 

ただ、サムスンのWebサイトには日本語によるGalaxy S24シリーズのページがすでに公開されているので、発売に関するアナウンスもあることを期待しましょう。

↑今回はGalaxy S24(右)のAI機能の特徴を知るために、Google Pixel 8(左)も用意。AI機能を比較しました

 

最新のPixelとGalaxyが先行対応、検索がより捗る「かこって検索」

Galaxy S24はグーグルとの連携により、グーグルの生成AIモデルを活用した機能や、Pixel 8に採用された機能が数多く搭載されています。そのなかではじめに、2024年1月末にグーグルがPixel 8シリーズに追加した、画面上の対象物を丸で囲うなどによって検索できる「かこって検索」を試しました。

 

Pixel 8シリーズ以外ではサムスンのGalaxy S24シリーズが初めて対応した機能です。

 

使い方はとても簡単。Galaxy S24はホームボタンアイコンを、Pixel 8は画面下のナビゲーションバーを長押しすると、かこって検索が起動して画面にうっすらと白いベールがかかったような表示になります。続いてWebページやYouTubeのビデオなど、スマホの画面に表示されている画像、またはテキストを選択するだけでGoogle AIを活用する検索が可能です。

↑Webページの画像などを指で描く線で囲うと

 

↑素早くGoogle AIによる検索ができます

 

かこって検索の良いところは、アプリを切り替えずにテキスト入力よりも直感的な検索ができることだと思います。現実世界のオブジェクトにスマホのカメラを向けて、AIで検索する「Googleレンズ」とうまく併用すれば“検索の達人”に一歩近付けそうです。

 

暗所撮影はGalaxy S24の方が色鮮やかで精細

続いて、Galaxy S24のカメラを試してみました。Galaxy S24はリア側にトリプルレンズカメラを搭載。中核の光学2倍ズーム対応・広角カメラは50MPの高画質センサーを搭載しています。

↑Galaxy S24は背面にトリプレンズカメラを搭載しています

 

暗所で静止画を撮り比べたところ、Pixel 8よりもGalaxy S24の方が色鮮やかで精細感のある写真が撮れました。

 

Pixel 8も「夜景モード」を使うと、暗い場所でも自然な明るさと色合いの写真を記録できます。それでも、Galaxy S24の「ナイトモード」を選ぶ方が暗所撮影は安定しました。

 

【カメラの画質をギャラリーでチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

Galaxy S24には望遠カメラがあり、光学3倍ズームの撮影が楽しめます。一方のPixel 8は広角カメラの高画素センサーで記録した画像データを切りだして、2倍ズームに相当する写真を残す方式を採用しています。

 

さらにGalaxy S24は3倍ズームで記録した写真データを、AI処理によって精細感を高めてコントラストや色合いなどを整える画像補正技術があります。

 

デジタルズームは最大30倍(Pixel 8は8倍)まで届きますが、さすがに写真は粒子の粗っぽさが目立ちます。

 

【画像補正技術をギャラリーでチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

iPhoneの動画も再生できるインスタントスローモーション

Galaxy S24には、生成AIによってスローモーション再生に必要な動画フレームを予測しながら自動補完する技術を活用した「インスタントスローモーション」という機能もあります。これにより、ギャラリーアプリに保存したビデオを、再生開始後に画面を長押しするとスローモーション再生で楽しめます。

↑動画の再生を始めてから画面を指で長押しすると、自然にフレーム補完をしながらスローモーション再生に切り替わります

 

海外では4Kテレビやゲーミングディスプレイなどの、映像機器も精力的に展開するサムスン。その高画質化技術のノウハウが垣間見える、自然で滑らかなスローモーション動画です。しかも、iPhoneで撮影した動画もギャラリーに取り込めばスローモーション再生ができました。いろんな楽しみ方が考えられそうです。

 

Pixel 8にはない編集機能もある、画像の「ジェネレーティブ編集」

Galaxy S24のギャラリーアプリには、生成AIを活用しながら撮影した写真データを編集する「ジェネレーティブ編集」機能があります。この機能は、グーグルの画像生成AI「Imagen 2」を活用。SamsungアカウントにログインするとGalaxy AIがアクティベートされ、クラウド経由で連携するImagen 2の進化が発揮されます。

 

Pixel 8のGoogleフォトアプリに搭載する「編集マジック」と同様、Galaxy S24シリーズのジェネレーティブ編集を使う際にはネットワーク接続が必要です。

↑Galaxy S24が搭載するAIによる画像の再構成機能。ジェネレーティブ編集として組み込まれています

 

たとえば人物や風景を写真に撮るときに、水平・垂直線を意識すると構図が安定します。ところが、時には斜めに傾いた写真を撮ってしまうこともあるでしょう。

 

Galaxy S24なら、ギャラリーアプリの背景塗りつぶし機能を使って、斜めに傾いている写真を回転させてから、四隅の空白を自然な背景で埋めた写真が後処理により生成できます。この機能はいまのところPixel 8にはありません。

↑斜めに撮った写真。四隅に背景を付け足して、驚くほど自然な写真に再構成してくれました

 

↑左側が元の写真。自分がより高く翔んでいるように見せるため、サイズを小さくして高い場所に移動してみました。背景の穴が自然に見えるようにAIが補正してくれます

 

なお、写真の被写体を選んで拡大・縮小を加えながら場所を移動させて空いた背景の空白を埋める、あるいは不要に写り込んでいる被写体を選んで消せる機能は、Galaxy、Pixelともにあります。

 

「写り込みとか構図は気をつければいいじゃんか」と思うかもしれませんが、過去にほかのスマホやデジカメで撮った写真も、Galaxy S24に取り込めればギャラリーアプリから簡単に“手直し”ができるところが魅力的です。

 

従来はアドビのモバイル向けフォトレタッチアプリなどに切り替えて対応していた作業が、シンプルなユーザーインターフェースを使って直感的にできるところにも筆者は好感を持ちました。

 

チャットを英語に翻訳したり、フォーマルなテキストに変換したりもできる

Galaxy AIは、グーグルの生成AIモデルの中核「Gemini Pro」ともクラウド経由で連携しています。これは通話をリアルタイムで翻訳する「Live Translate」機能に活用されています。メッセージのテキストをタイプした瞬間、日本語から英語などの外国語に変換する「チャットの翻訳」機能も利用できます。

↑チャットアプリの「Live Translate」は外国語の翻訳/スペルと文法のチェック/言葉づかいの変換の3つに対応しています

 

チャットの翻訳は、ユーザーインターフェースのレイアウトが若干異なっていますが、Pixel 8シリーズの「リアルタイム翻訳」と使い勝手はよく似ています。筆者も外国人の友だちや仕事仲間が周りにいれば、この機能の恩恵にあずかれそうです。

↑Pixel 8のチャット翻訳。Galaxy S24とはインターフェースのデザインが若干異なっています

 

 

ビジネスシーンでは、同じGemini Proを活用する「文書のスタイル」が頻繁に使えそうです。チャットやテキストメッセージのアプリから、口語調のくだけた文章をタイプすると即座に礼儀正しいフォーマルな文章に変換してくれます。

 

筆者のようなアラフィフのおじさんは、メールアプリで長いテキストを書くときにも文書のスタイルを整えてくれる機能が欲しいと思いました。

↑丁寧な言い回しに変換してくれる機能が、ビジネスシーンで実践的に使えそうです

 

レコーダーの文字起こしはPixelの精度が高い。Galaxyは要約機能が強み

ビジネスで役立つ「Samsungボイスレコーダー」にも生成AIの機能が統合されました。音声を録音しながら、同時に17の言語に対応する文字起こしができます。

 

Pixelにも純正の「レコーダー」アプリがあります。レコーダーアプリはリアルタイムに文字起こしされるテキストを、スマホの画面で見られるところに特徴があります。

 

英語・日本語で試しましたが、文字起こしはGalaxyよりもPixelの方が精度は高く、会話の途中で相づちをうったり、フィラー(「えー」「う〜ん」などの言いよどみ)が発生したりしても、Pixelのレコーダーアプリはいい感じにこれを“無視”してテキストに起こしません。

 

対してSamsungボイスレコーダーのリアルタイム文字起こしの完成度は1〜2年前のPixelレコーダーくらいのようで、もう少し練り上げが必要な気がしました。

↑17の言語の自動文字起こしに対応するSamsungボイスレコーダー。テキスト化されている文字をリアルタイムに確認できないところがPixel 8との見た目上の違いです

 

↑Pixelシリーズ純正のレコーダーアプリ。文字起こしの精度など、リリース以来積み重ねてきた機能のブラッシュアップが効いているため、英語・日本語ともに実用性が高いアプリになりました

 

一方でSamsungボイスレコーダーは、文字に起こした会話の要点をまとめてくれる「要約」の機能が日本語にも対応しています。しかもGalaxyの日本語による要約は実践的なレベルです。Pixelのレコーダーアプリはこの機能がまだ英語でしか使えません。

 

ミーティングや打ち合わせなど、会話の内容をざっくりと把握できれば良いときのボイスレコーダーとして、Galaxy S24シリーズは強みを発揮できそうです。

↑日本語も要約機能を使えるところがSamsungボイスレコーダーの特徴です

 

あらかじめスマホに「言語パック」をダウンロードしておけば、飛行機の移動中など「オフライン時」にもアプリを起動して録音ファイルの文字起こしができます。これができない有料の文字起こしアプリもある中で、無料の純正ボイスレコーダーの機能が充実するGalaxy S24シリーズ、Pixel 8シリーズはビジネス向きのAIスマホとして、選ぶ価値があると感じました。

 

Galaxy S24は生成AIスマホをリードする旗手

2023年のはじめにOpenAIの「ChatGPT」が国内でも広く知れ渡ったときには、日本語による質問にもスマートに答えるチャット生成AIがとても刺激的に感じられたものです。ですが、いまでは生成AIのテクノロジーはエンターテインメントとしてユーザーを楽しませるだけでなく、スマホやPCによる仕事やクリエーションにも役立つ実践的なツールにまでなりました。

 

サムスンのGalaxy S24シリーズは生成AIのテクノロジーを、ユーザーがメリットを実感できるように使いやすく組み込んだスマホです。これから“生成AIスマホ”の進化をリードする旗手になりそうな手応えも実感しました。

 

現在発表されていること以上に、今後も生成AIを活用する機能が追加されることも期待できるでしょう。Galaxy S24シリーズの日本上陸が楽しみです。

 

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iPadとHomePodの合体スマートディスプレイ、早ければ2025年に発売かも

iPadのようなディスプレイを搭載した「HomePod」が早ければ2025年にも登場するとの情報を、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑MacRumorsより

 

AppleがiPadとHomePodを合体させたような製品を開発してるのは以前から報告されており、著名アナリストのMing-Chi Kuo氏は「7インチディスプレイを搭載したHomePodが2024年初頭に登場する」と報告していました。またこの製品は「tvOS」をベースとして開発しているようです。

 

Gurman記者によれば、Appleは海外サプライヤーと協力し、ディスプレイを搭載したHomePodの初期作業を開発したとのこと。発売が間近に迫っていると考える証拠はないものの、この計画がすすめば早ければ2025年にも製品が発売されるというのです。

 

また、AppleはHomePodと「Apple TV」「FaceTimeカメラ」を組み合わせたデバイスや、壁にマグネットで取り付けられるiPadのようなスマートディスプレイも検討しているとのこと。しかし、これらの製品が発売されるかどうかは不明だとしています。また、Appleのスマートホーム製品の計画は「優柔不断だ」とも指摘しています。

 

HomePodは、一時は製品販売が終了したものの、2023年には新バージョンのHomePodが登場しました。このHomePodにiPadを合体させれば、魅力的なスマートディスプレイになると考える人は多いはず。Appleのスマートホーム分野へのさらなる進出に期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors