最新のSeries 6&SEとSeries 3にも対応! Apple Watch用モバイルバッテリー5選

スケジュール管理や体調管理など、様々な用途でされているApple Watchですが、やっぱり心配なのはバッテリー切れ。もし前日に充電を忘れてしまうと、例えばランニング中にバッテリーが切れて、最後までランの記録がつけられない……なんてことも。そこで今回は、いざというときのために持っておきたいApple Watch用のモバイルバッテリーをご紹介します。現在発売中のSeries 6、SE、Series 3、どれでも使えますよ!

 

目次

 


Apple Watchと同時にスマホも充電できる大容量バッテリー


CHOETECH Apple Watch モバイルバッテリー 5000mAh大容量

一台でApple Watchとスマートフォン(USB出力)を2台同時に充電できるモバイルバッテリー。5000mAhと大容量なので一度フル充電にすると、Apple Watchを最大6回、iPhoneを最大1.5~2回完全に充電することができます。Smart Chipが内蔵されているので、Apple Watchへの高速充電だけではなく、使用デバイスを自動的に検出し、最大2.1Aの高速充電を利用できます。MFi認証・PSE認証済み。4段階バッテリー残量確認LED搭載により、バッテリー残量が一目で分かります。

【詳細情報】
サイズ:123×42×22mm
重量:100g

 


わずか70gの重さで約3.5回の充電ができる!


ベルキン BOOST↑CHARGE Apple Watch用モバイルバッテリー(2200mAh)

外出の際にバッグやポケットに入れても邪魔にならないコンパクトさで、重さもわずか70gながら、Apple Watchを約3.5回充電可能なモバイルバッテリーです。横置きと縦置きで使用でき、充電中はナイトスタンドモードにも対応。目覚まし時計のように使えます。Apple MFi認証取得。レビューでは「さすがにApple MFi認証を取得しているだけあって、一旦Apple Watchを置いたら途中で止まることなく、100%になるまで充電してくれます」という声も。

【詳細情報】
サイズ:17.25×41.94×79mm
重量:70g

 


キーホルダー感覚で持ち運べるコンパクトさがイイ!


FOCAL TUNEMAX for Apple Watch 900mAh

本体には光沢のある軽い樹脂素材を採用。Apple Watchを1.5回分充電できるバッテリーを搭載しながら、約54gの超軽量設計でキーホルダー感覚で持ち運べます。Apple Watchとの接点部分には、アップル純正と同じマグネットを搭載した磁気充電を採用しており、吸い付くような使用感で確実に充電できます。バッテリー残量に合わせて4段階に点灯するLEDインジケータランプを搭載。バッテリー残量が一目でわかるので、外出先での急な電池切れに悩む心配もありません。

【詳細情報】
サイズ:約55×60.2×16.6mm(キーチェーン除く)
重量:約54g

 


収納ケースとして使いながら充電もできる!


Smatree Apple watch 充電収納ケース

こちらはApple Watchの収納ケースでありながら、3000mAhのバッテリーを備えているため、収納しておきながら充電ができます。カバーの素材は防水機能を持つPUレザー製。便利なカラビナループがあり、バッグにつけて持ち運べます。レビューでも「しっかりとしたケースでバッテリー内蔵の割に重くも無く、災害時や停電する様な環境下でも内蔵バッテリーで3回程度充電出来るならありがたいです」「仕事上使えないときの収納ケースが欲しくて購入しました。充電もできてかなり助かっています」と好評です。

【詳細情報】
梱包サイズ:128×110×62mm
発送重量:260g
カラー:ブラック、ブルー

 

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Twitterの音声会話機能「スペース」、Clubhouseと比べてどう?

Twitterの音声会話機能「スペース(Spaces)」が、本日5月4日に正式に発表されました。2020年12月から米国でベータテストを開始し、日本では2021年2月から一部のユーザーにテスト権限が付与されていました。もしかしたら、スペースが開催されている様子をすでに見たことがある人もいるかもしれませんね。

 

 

音声SNSといえばClubhouse。文字や画像、動画、ライブ放送と様々なスタイルでオンラインによる交流をしてきた私たちに、Clubhouseは音声の魅力を教えてくれました。

 

音声交流が人々のニーズに応えることがわかり、他のプラットフォームも急ピッチで音声チャットの開発を行っています。Facebookは「Live Audio Rooms(ライブオーディオルーム)」を今夏までにリリース予定。掲示板サイト「Reddit(レディット)」も音声チャット機能「Reddit Talk」のプレビューを開始しています。

 

「スペース」は参加者が絵文字で感情を表現できる

スペースは、Twitterアプリ上で利用する音声チャット機能です。iOS、Android両対応なので、Clubhouseで音声体験をし損ねたAndroidユーザーも楽しめます。

 

スペースの機能を説明しましょう。スペースを開始するには、Twitterアプリのホーム画面右下にある「作成」ボタンを長押しします。すると、紫色の「スペース」ボタンが表示されるのでタップします。フォロワー数が600人未満のアカウントなど、このボタンが表示されないユーザーはスペースを開始することはできませんが、参加することはできます。

↑作成ボタンを長押しして、スペースボタンをタップすると開始される

 

スペースはすべてのユーザーに公開されます。スペースが開始されると、スペースに参加しているユーザーをフォローしているユーザーが、アプリ上部に表示される紫色の表示で開催中であることに気づきます。また、スペースのリンクをDMで送ったり、ツイートなどで共有することでユーザーを招待できます。

 

「スピーカー」として話をすることができる人は、ホストを含めて最大11人です。スペースを開催したら、スペース内の「設定」でスピーカーになれる人を選択しておくこともできます。「全員」、「フォローしているアカウント」、「スピーカーとして招待したアカウントのみ」の3つです。

 

ユーザーはその設定により、「リスナー」として入室するか、「スピーカー」か「リスナー」を選択してから入室します。「リスナー」が発言したい場合は「リクエスト」を送り、ホストに承認されるとスピーカーになれます。リスナーを含めた参加者は、自分のアイコン上に絵文字を表示することができるので、音声を発さなくても自分の感情を参加ユーザーに示すことができます。また、字幕(英語のみ)をオンにすると、聴覚障害を持つ人のために会話がテキスト表示されます。

↑絵文字を自分のアイコン上に表示できる

 

スペースの開催画面が表示されたら、スペースに「名前」を付けます。Clubhouseでは入室前にルームのタイトルから話題がわかりますが、スペースでは入室してみないと、この名前を確認することができません。どんなスペースなのかわからず、入ることをためらう人もいそうです。ただ、この名前はいつでも変更できるので、後から入室した人への説明として、「今はこのテーマで話している」とリアルタイムで更新してもいいですね。また、ツイートをスペース内に表示できるので、ツイートされた画像や動画を見ながら話すこともできます。

↑開始するときにスペースに名前を付けられる

 

 

 

今後、スペースを事前に予定しておく「スケジュール」機能とリマインダー機能、共同ホスト機能がサポートされる予定です。またキャプション機能は現在英語にのみ正式対応しており、日本語については今後精度を上げていくとのことです。

 

スペースは「音声による配信」に近い

「Clubhouse対抗」とも言われるスペースですが、その設計思想には違いがあります。スペースはTwitterという既存のプラットフォーム上に作られた機能なので、これまでツイートなどで交流してきたフォロー・フォロワー関係を重視しています。フォローしているユーザーがスペースを開催するとすぐ気づくことができますし、どんな話題で話しているかは二の次で、その人の話を聞くために入室するからです。

 

Clubhouseは、開催中、またはスケジュールされたルームのテーマを見て、興味を持ったら入室します。フォローしているユーザーがルームを開催したら通知を受け取ることもできますが、テーマで選択する人がほとんどでしょう。

 

そしてClubhouseは限定公開でルームを作成できるので、知り合いとの雑談やセミナーの打ち合わせなどにも利用できます。一方スペースは、公開範囲を限定することができません。スペースの開催は参加メンバーのフォロワーに知られる上に、誰でもリスナーとして参加できてしまいます。非公開アカウントにすれば、とも考えましたが、ヘルプによると非公開アカウントはスペースを作成することができないとのこと。

 

スペースはTwitterユーザーが聞けるコンテンツを配信してほしい、Clubhouseは音声交流を自由な形でしてほしい、という違いだと考えます。

 

投げ銭を始めたClubhouseに続いてTwitterも課金制実施の予定

なぜスペースはフォロー・フォロワー関係を重視し、音声チャットではなく配信に近い形式にしているのか、それはTwitterが将来考えている月額課金制「Super Follow(スーパーフォロー)」の一機能として捉えているからです。

 

Super Followは米国時間2月25日、投資家向けのイベントにおいて発表された計画です。月額課金(例示は月額4.99ドル)により、ファンがクリエイターを支援することができます。クリエイターはサポーターバッジ、独占コンテンツやニュースレター、コミュニティへのアクセス権などを提供できるほか、ツイートやフリート、そしてスペースの一部を有料で公開できるようになります。

 

今回、スペースに関しては、今後数か月のうちに限られたグループがチケット制のスペースを開催できるようになるとの発表がありました。ホストは、チケットの価格や販売数を設定することができ、チケット販売による収益の大部分はホストが得ますが、Twitterも少額の売上を得ます。

↑月額課金制「Super Follow(スーパーフォロー)」

 

Twitterが課金制に乗り出すことは大きな反響を呼びましたが、Clubhouseも4月5日、“投げ銭”機能である「Clubhouse Payments」を開始しました。こちらはクリエイターに対して、ファンが任意の金額を送金できる機能です。魅力的なイベントを開催することで、クリエイターがどんどん収益を上げられる仕組みです。

 

すでにTwitterで多くのフォロワーを集めている人は、Super Followでファンとの交流がますます盛んになるでしょう。Clubhouseは音声での魅力的なコンテンツ作りが収益のカギとなります。

 

YouTubeの「スーパーチャット」や、TikTokの「TikTok LIVE Gifting(ティックトックライブギフティング)」のように、ウェブサービスのトレンドはクリエイターが直接稼げる「クリエイターエコノミー」へと動いています。コロナ禍で思うように活動できないクリエイターでも、ネットを使って才能を活かせる世界がやって来ましたね。

 

ガラケーのような5Gスマホ「motorola razr 5G」 じっくり使ってわかったメリット・デメリット

3月26日に、モトローラの最新フラッグシップ「motorola razr 5G」が発売されました。ガラケー時代に世界的なヒットを記録した薄型ケータイ「RAZR」のコンセプトを受け継ぐモデルで、6.2インチの大画面を折りたためて、コンパクトに持ち歩けることが最大の特徴。

 

ソフトバンク版とSIMフリー版が発売され、ソフトバンク版の価格は19万8000円(税込・以下同)で、2年後に機種変更時に端末を返却する「トクするサポート+」を利用すると実質負担金は9万9000円に抑えられます。SIMフリー版は公式オンラインストアでの価格が17万9799円。なお、ソフトバンク版はシングルSIMでロックがかかっていますが、SIMフリー版は物理SIM+eSIMのデュアルSIM仕様になっています。その他の仕様は共通しています。

 

筆者は、モトローラ・ジャパンからお借りしたSIMフリー版を1週間ほど使ってみました。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

メリット1:触れただけでハイグレードを実感できるボディ

razr 5Gに触れて、すぐに気に入ったのはボディの質感。背面パネルにはガラス、ヒンジやフレームにはメタル素材を用いて、全体的に丸みを帯びたラウンドフォルムになっています。折りたたみ時のサイズは91.7×72.6×16.0mmで、手のひらに収まるほどのコンパクトさ。鏡面仕上げでツルツルとして手触りで、質感のリッチさはトップクラスだと感じました。裸のままで使いたい反面、うっかり落としてしまいそうで怖かったりします。

↑折りたたみ時は、手のひらに収まるほどコンパクト

 

側面を見ると、ほとんど隙間なく、ピタリと折りたためます。と言っても、ディスプレイが鋭角に折り曲がるわけではなく、折り曲がる部分の小さなカーブがヒンジに収まる仕組み。右側面に音量キー、左側面に電源キーを搭載し、とくに折りたたみ時は操作しすい印象です。

↑右側面に音量キーを搭載

 

↑左側面に電源キーを搭載。隙間なく折りたためる

 

折りたたみ時の正面には2.7インチ(800×600ドット)のサブディスプレイと4800万画素カメラを搭載。背面には、モトローラのロゴをデザインした指紋センサーを備えています。

↑サブディスプレイで電話をかけることも可能

 

↑光沢の強い鏡面仕上げで、背面には指紋センサーを搭載

 

本体を開くと、6.2インチ(2142×876ドット)の大画面スクリーンを利用可能。使うときだけでにパカンと開く感覚は、ガラケーを長く使っていた世代には懐かしく感じること請け合いです。

↑開くと、フツーの大画面スマホとして使える。音量キーと電源キーは高い位置になり、やや操作しづらくなる

 

なお、モトローラによると、ヒンジ部は約20万回(1日100回で5年以上)の開閉操作に耐えられるそう。なので、頻繁にパカパカして、見せびらかしてもOK! ただし、ワンタッチで開閉できるボタンは付いていないので、片手でかっこよく開くには慣れが必要です。コツをつかむまでは、うっかり落として傷を付けてしまわないように注意しましょう。

↑ヒンジの上部

 

↑このヒンジの部分に、ディスプレイが丸く折り曲がって収まる仕組み

 

↑隙間に親指を入れて、上部を跳ね上げるようにして開ける。ただし、不慮の落下を防ぐためには、片手で持って、もう片方の手で開くほうが安全だ

 

メリット2:閉じたままで、あれもこれもできる!

折りたたみ時は「クイックビューディスプレイ」というサブディスプレイで、時刻を確認したり、通知のチェックが可能。上辺から下方向にスワイプするとクイック設定パネル、下辺から上方向にスワイプすると通知パネルを表示します。

↑折りたたみ時はクイックビューディスプレイで多くの操作が可能

 

↑メインディスプレイと同じように、各種設定のオン・オンができるクイック設定パネルを搭載

 

さらに、このクイックビューディスプレイだけでアプリも使えます。まず、右方向にスワイプするとカメラが起動。4800万画素のアウトカメラで自撮りができます。右側面の音量キーがシャッターとなり、片手でさりげなく撮れることも利点です。

↑閉じたままでカメラを起動して、セルフィーが撮れる

 

↑撮影モードの切り替えもできる

 

左方向にスワイプすると、アプリを選択できる画面が表示。3つのアプリ(ミニゲーム、電卓、YouTube)がプリセットされていますが、自分が使いたいアプリを追加したり、要らないアプリを削除したりしてカスタマイズできます。すべてのアプリがサブディスプレイを使えるわけではありませんが、「LINE」や「Twitter」など、「Playストア」からダウンロードしたアプリが追加できることを確認できました。

↑クイックビューディスプレイで使いたいアプリを設定し、素早く起動できる

 

さらに左にスワイプすると「連絡先」と「電話」が利用できる画面に。ダイヤルキーパッドを表示させて、電話をかけることができ、よく連絡を取り合う人の電話番号のショートカットを貼り付けることもできます。

↑連絡先のショートカットを設定して、素早く発信することも可能

 

実際に使ってみて便利だと思ったのは、クローズ時とオープン時の連携性。例えば、電話を着信した場合、折りたたんだ状態で応答すると、スピーカーホンが起動します。開くだけで応答することもでき、その場合は、受話レシーバーからの出力となり、耳にあてて通話が可能です。まず、折りたたんだままで通話を始めて、開いて通話を続けることもできます。

↑電話を着信すると、閉じたままでもスピーカーホンで応答可能。開いて応答することもできる

 

↑開くとメインディスプレイでの表示に切り替わる

 

メールを受信した場合は、クイックビューディスプレイでメール本文まで読めますが、長いメールの場合は、開くと大画面表示に切り替わるので、読みやすくなります。返信メールを作成したい場合にも、開いたほうが便利でしょう。

↑閉じたままでもキーボードを表示させてメールを作成できる

 

プリインされている基本アプリで、クイックビューディスプレイで使えなかったのは「Chrome」くらい。ほとんどのアプリは使えます。メールやSNSのチェックなど、ちょっとした作業をクイックビューディスプレイで済ませることは電池の節約にもつながりそうです。

↑音楽を聴いている時の一時停止やスキップの操作にも重宝

 

メリット3:21:9のワイドスクリーンでウェブや動画を楽しめる

オープン時は、6.2インチの大画面ディスプレイを利用できます。ユーザーインターフェイスは、一般的なAndroidスマホと変わりはなく、フツーの大画面スマホと変わらない使い勝手。しかし、開くという操作と、画面アスペクト比が21:9と縦に長いこともあり、操作感がガラケーに近いようにも感じます。

 

オープン時のサイズは169.2×72.6×7.9mm。横幅が細めで、最薄部が7.6mmと薄いので、片手でもスムーズに操作できます。ウェブやニュース、SNSなどの閲覧は、やはりメインディスプレイを使ったほうが便利でしょう。

↑縦に長いウェブページの閲覧性が向上。ディスプレイの下の出っ張り部分が重石のような安定感をもたらす

 

横向きにすると、ワイドなスクリーンで写真や動画を楽しめます。フルスクリーン表示に対応するアプリでは、より没入感がアップするはず。なお、写真や動画を見る際も折り曲げ線などは気にならず、最初からフラットの画面と同じように表示されます。もちろん、長期的に使うと、どうなるのかはわかりませんが……。

↑21:9のワイドな画面は動画視聴にも最適

 

↑折り曲がる部分に線や跡が付いたりしない

 

メリット4:4800万画素カメラは、昼でも夜でもキレイに撮れる!

アウトカメラは4800万画素で、4つの画素を1つに結合して、効率よく光を取り込む「クアッドピクセルテクノロジー」を採用。F値1.7の明るいレンズで、光学式手ブレ補正も備えているので、とくに夜景や薄暗い場所の撮影でも、その威力を発揮しそうです。実際に撮影してみたところ、夜景は鮮明な画質で撮影でき、薄暗い室内でもフラッシュ不要。屋外でもナチュラルな色・明るさで写りました。

↑アウトカメラは4800万画素。LEDライトも備えているが、撮影時に必要になることは少ないだろう

 

↑夜景はすっきりとした色で写る

 

↑逆光でもほどよい明るさで、ナチュラルな色で撮影できた

 

↑花を写した作例。鮮やかな色で写り、後方はナチュラルにぼけた

 

↑居酒屋の店内で撮影。AIが「料理」と認識し、鮮やかな色味に補正された

 

AIによるシーン認識や、水平の検出など、便利な機能もひと通り揃っています。モトローラ独自の、指定した色だけを残す「スポットカラー」、動く写真が撮れる「シネマグラフ」といったユニークな撮影モードも健在。

↑カメラの設定画面

 

↑撮影モードも充実している

 

↑開いてアウトカメラで撮影する際に、サブディスプレイにアニメーションを表示できる「アイキャッチアニメ」という新機能も搭載。被写体の目を引いて、カメラ目線の写真が撮れる趣向になっている

 

インカメラは2000万画素でF値2.2。アウトカメラと同じくクアッドピクセルテクノロジーを搭載しています。しかし、自撮りはアウトカメラで撮れるので、インカメラの主用途はビデオ通話になるでしょう。

 

メリット5:パフォーマンスや細かい使い勝手にも満足

プロセッサーはSnapdragon 765G。メモリはRAMが8GBで、ROMが256GB。他社のフラッグシップはSnapdragon 8シリーズ(800番台)を採用し、12GBのRAMを搭載する機種が多いので、それらよりはやや抑えたスペック。グレードとしては「ミドルハイ」と呼ぶのが妥当でしょう。しかし、基本アプリの操作で、パフォーマンスに不満を感じることはまずなさそうです。

↑「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果。Snapdragon 865などを搭載するハイエンドモデルには及ばないが、普段使いには必要十分以上の処理速度が得られるだろう

 

先述のようにSIMフリー版はeSIMを追加でき、2つの電話番号で同時に待ち受けできるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しています。筆者はeSIMでの動作確認はしていませんが、日本でもeSIMを提供する事業者が増えつつあるので、見逃せないアドバンテージと言えるでしょう。なお、物理SIMは、対応キャリアは公式には発表されていないようですが、3大キャリアに加えて、楽天モバイルのSIMでも使えることを確認できました。

↑底部にUSB Type-CポートとSIMスロットを搭載。SIMはnanoサイズで1枚しか挿せない。microSDは非対応

 

↑SIMフリーモデルはeSIM(組み込み型のSIMで、データを書き換えられる)を追加できる

 

モトローラのスマホには「Motoアクション」という独自機能が搭載されています。機種によって使える機能が異なりますが、razr 5Gでは、端末の仕様上必要ない機能(「片手操作切替」と「伏せて置いて無音化」)を除き、すべての機能が使えます。2回ひねってカメラを起動、2回振ってライトを点灯できる機能は、閉じている時でも開いている時でも、どちらでも使えます。

↑ユーザーから人気が高いMotoアクションも搭載

 

↑2回素早く振り下ろすとLEDライトが転倒。再度振って消灯できる

 

デメリット:開閉操作が面倒で、電池持ちに不満を持つ恐れも……

razr 5Gは、このフォルム、このギミックに強く惹かれる人には、マストバイのモデルです。ガラケーのような持ちやすいサイズ感で、5Gの高速通信の恩恵を受けられ、必要に応じて大画面も利用できます。「画面が大きいほうがいいが、片手で操作しやすいコンパクトなスマホが欲しい」と矛盾した欲求に駆られていた方は、その矛盾があっさり解消するはずです。

↑ソフトバンクの5Gエリアで通信速度を計測してみた。下り600Mbpsを超える速度を記録。上り速度が速いこともメリット

 

強いてデメリットを挙げるとすると、板状のフツーのスマホにもそれなりの良さがあります。フツーのスマホの操作に慣れきっている人には、開閉操作が手間に思えるかもしれません。

 

コンパクトさを優先したためか、バッテリー容量は2800mAhと少なめです。他社の5Gスマホは4000mAh以上の大容量バッテリーを搭載するモデルが多く、使い比べてみると、razr 5Gの電池持ちは今ひとつというのが率直な印象。

↑バッテリー容量は少なめ。ヘビーユーザーだと1日もたせるのは難しいかも

 

アウトカメラが1基しかないのも残念なポイント。もはや2眼は当たり前で、3眼、4眼の機種も増えているので、せめて超広角レンズは搭載してほしかったところ。防水・防塵、おサイフケータイにも対応していませんが、これらは人によって必要か否かは分かれるでしょう。

 

筆者が挙げたデメリットを「そんなことはたいしたことではない」と思ったあなたは、ぜひいち早く入手して、カッコよく使い倒してくださいね。

↑パッケージは特別仕様で、そこにも価値がありそう

 

↑DENON プレミアムヘッドセット、15Wの急速充電器、アクセサリーポーチなどが同梱されている

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

あのウォッチに似た「満足度120%」のアイテム発見!「Amazon爆安ガジェット」をプロが使ってガチ検証

数億もの商品をラインナップするAmazonは爆安ガジェットの品揃えも豊富だが、心配なのは“本当に使える”のか? 2人のデジタル系ライターが商品を厳選し、実際に使い倒して実力をガチ検証した!

※こちらの記事は「GetNavi」 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです。●以下価格は購入時(2月27日)のもの

 

選んだ人

ガジェットライター

武者良太さん

音響機器やスマホをはじめ、IT、AI、VRなどを中心に執筆活動を行う。ガジェット市場を構成する周辺領域にも詳しい。

武者さんからひとこと・ポチる前にココに注意!

小さめガジェットのステマが蔓延しているAmazon。ガチな口コミを参考にしたいのであれば、★5つとなっているコメントは注意して読むべきです。失敗したくなければ、★1〜2のコメントを重視するのが良いでしょう。

 

選んだ人

PC&デジタル家電ライター

コヤマタカヒロさん

デジタル、キッチン家電などの執筆活動の傍ら、メーカー開発部門への提言など幅広く活躍。米・食味鑑定士の資格を保有する。

コヤマさんからひとこと・ポチる前にココに注意!

格安ガジェットには説明がわかりづらかったり、情報が少なかったりするものが多々あります。製品名だけで判断せず、「この商品について」や「詳細情報」を読み込んで勘違いを防ぐことが大切です。

 

その1【USB接続マイク】NC機能を搭載しクリアな音で会話が可能

↑SPEC●対応OS:Windows7/8/10、Mac OS10.6以降●対応アプリ:Skype、Zoomほか●ケーブル長:約2m●本体直径/質量:70mm/約160g

Ringo

会議用マイク

2880円

360度無指向性のマイク。ノイズキャンセリング機能を備え、雑音などを自動的に識別して低減するため、クリアな音声を伝えられる。3m離れても集音できるので、3〜5人程度の会議に便利。

 

↑中央のスイッチでオン/オフを切り替えられる。集音中は緑、ミュート時は赤のLEDが点灯し作動を確認可能

 

《ココに期待して購入!》 会議の様子をワンマイクですべて捉えられたら……

↑USB接続、ミュートボタンが大きくわかりやすい。複数人でのWeb会議で活躍しそう

 

《使用後インプレ》 個人用として使うなら満足度110%もアリ!

遠い場所に座る人の声も捉えられる性能を持ちますが、声が重なると音が破綻して、文字起こししにくい音になってしまうことも。自分だけが話すときに使うのであれば何ら問題ありません。(武者)

★満足度★ 95%

 

その2【外付けSSD】PCデータ保存やテレビ録画に便利なスティック型SSD

↑SPEC●インターフェース:USB 3.2(Gen 1)/3.1(Gen 1)/3.0/2.0Type-A●サイズ/質量:W23×H68.2×D11mm/約17g

バッファロー

SSD-PUT250U3-B/N

4880円

高速転送が可能なスティックSSD。容量は250GB。バスパワー駆動なので、PCに挿すだけで使えるのが便利だ。テレビ録画やPS4やPS5のデータ保存に対応し、ケーブルレスで直接接続できる。

 

↑約17gと超軽量なので持ち運びがラク。スライドタイプだから、片手で簡単に使えてキャップを失くす心配もない

 

《ココに期待して購入!》 SSDの速さを生かしてデータをコピーしたい

↑ベンチマークテストを実施。外付けHDDの約4倍のスピードで読み書きができた

 

《使用後インプレ》 外付けHDDの約4倍の速さで読み書きできる

USBメモリや外付けHDDとは比べ物にならない速度(リード時約430MB/s)でデータの読み書きができました。サイズもコンパクトでスライドコネクタ付き。携帯に困らないのも高ポイントです。(コヤマ)

★満足度★ 110%

 

その3【ノートPCスタンド】姿勢が良くなるノートPCスタンド

↑SPEC●対応PC:11〜17.3インチのノートPC、タブレット●材質:アルミニウム●耐荷重:20kg●カラバリ:シルバーほか全5色(色により価格が異なる)

BoYata

ノートパソコンスタンド

4899円 ●シルバーの価格

7.9〜26.9cm(傾斜角度0〜60度)の間で、自分に最適な位置に調節可能。モニターを目線の高さにできるので、PC作業時の姿勢改善に役立つ。素材は冷却性と耐久性に優れるアルミ合金を使用。

 

↑折りたたみ式のため、使用しないときはたたんでコンパクトに収納できる。可動部が固めなので安定感抜群

 

《ココに期待して購入!》 ノートPCのタイピングを快適に行いたい

↑ノートPCの高さや角度を自在に調整できる。さらに発熱対策にもなる仕組みだ

 

《使用後インプレ》 安定感が高くしっかりタイピングできる

アルミ素材を使用しており本体に適度な重さがあるため、ノートPCを置いても安定感は抜群。スタンドもしっかりしていてそのままタイピングも可能。角度調整で猫背防止にもなるのが良いですね。(コヤマ)

★満足度★ 95%

 

その4【USB充電器】コスパに優れる5個入りUSB充電器

↑SPEC●入力電圧:AC100V〜240V(海外国内両用)●出力電圧:DC5V●出力電流:最大2.1A(合計)●サイズ/質量:W32×H32×D38mm/30g

Viviber

USB充電器 【5個セット】

1569円

USBポートを2つ備えるAC充電器。スマホやタブレットPCなどUSB充電に対応した機器を同時に2台充電(合計最大2.1A以内)できる。同製品は5個セットなので、部屋ごとに置くことも可能。

 

《ココに期待して購入!》 家じゅうどこにいてもUSB機器を充電したい

↑5つのUSB充電器がパッケージされる。1個あたり約314円とコスパも上々だ

 

《使用後インプレ》 小型サイズながら安定して充電ができた

手のひらに収まるコンパクトサイズで、2基のUSBポートを配置。合計2.1A(5V)に対応し、10.5W給電が可能。急速タイプではないものの、安定してスマホやタブレットの充電ができました。(コヤマ)

★満足度★ 100%

 

その5【ワイヤレスイヤホン】IPX7防水に対応するスポーツイヤホン

↑SPEC●充電時間:2時間●連続再生時間:8〜10時間●待機時間:300時間●Bluetooth ver.:5.0●防水性能:IPX7●イヤーピース:S/M/L

Glhty

Bluetoothワイヤレスイヤホン

2430円

一時的な水没にも耐えるIPX7の防水性能を備える、ネックバンド型ワイヤレスイヤホン。130mAhのバッテリーを内蔵し、1回2時間の充電で8〜10時間再生できる。Bluetooth5.0に対応。

 

↑ハウジング側にマグネットを搭載。音楽を聴かないときは左右をくっつけてネックレスのように首から下げられる

 

《ココに期待して購入!》 ケーブルを気にせずWeb会議に集中したい

↑音楽用イヤホンとして使うのであればアリ。ヘッドセット目的だったら他機種が良い

 

《使用後インプレ》 音楽用イヤホンとしては及第点、会話用としては少々難アリ

開封してみたら、見事に安っぽい作り。音楽再生時の音質は価格なりですが、充電用USBポートのフタはしっかりとハマらないしマイクの音質も低い。音楽再生用のイヤホンとしてポチるなら良いかも。(武者)

★満足度★ 85%

 

その6【スマートウオッチ】あの人気モデルを彷彿させるスタイリッシュなデザイン

↑SPEC●画面:1.3インチカラー2.5Dガラススクリーン●アプリ通知:メッセージ、LINEほか●対応スマホバージョン:iOS 7.1、Android4.4以上●Bluetooth4.0対応●防水・防塵性能:IP68

YAMAY

スマートウォッチ SW021

3998円

某人気モデルを思わせる上品なデザインながら4000円を切る低価格が魅力。スマホの着信通知はもちろん、心拍計測&睡眠検知、さらに9種類の運動モードを備えるなど機能性も上々だ。

 

↑腕を顔に向けて傾けると液晶が自動的に点灯するのが便利。ディスプレイは発色が良く視認性に優れる

 

《ココに期待して購入!》 低価格だけど機能が良ければラッキー

↑アプリが見やすく使いやすい。追加機能のインストールはできないが問題ナシ

 

《使用後インプレ》 心拍計も付いているのにバッテリーの持ちが良好!

運動&睡眠トラッキングおよび心拍数の計測もできるうえ、スマホの通知表示機能もあるのに、バッテリーの持ちが良い。スマホとの通信回数が少なかったのですが、充電1回で3日は持ちました!(武者)

★満足度★ 120%

 

「おうち仕事」での書類処理はタブレットにお任せ!

新たな仕事様式が定着し、テレワークを継続する企業が増えている。「一時的に」とリビングで仕事をしていた人も多いだろうが、その作業環境を見直すべきタイミングが来た。今回は、「紙の書類がデジタル化されてメモ書きがしにくい……」と悩んでいる方にオススメしたいアイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです

 

★お悩み解決人

テクニカルライター

湯浅顕人さん

AV機器とPCを中心に、デジタル全般に精通するテックライター。自宅仕事歴も長い。

【お悩み】紙の書類がデジタル化されてメモ書きがしにくい……

決済書類や申請書など、これまで紙に印刷していた書面も含めてデジタル化が進んでいます。在宅ワークでは紙の書類は扱いにくいため、個人単位でも手書き入力環境の整備はマスト。そうした場面で活躍するのはやはり定番のiPadです。

 

《解消!》iPad一台で紙感覚は再現できます

慣れるほど使いやすいiPad+ペンのコンビ

タブレットのペン入力というとイラスト用途を想像しがちだが、メモ書きやPDFヘのコメント書き込みなど仕事で役立つ場面は意外と多い。現在主流のiPadにはノートアプリも豊富にあるが、まずはPDF編集アプリで手書きに慣れるのが良いだろう。ペンの書き味などにこだわるのはその後だ。

 

【タブレット】

Apple

iPad Air

6万9080円(64GB)〜

ホームボタンを省略し、10.9インチディスプレイを搭載した新型。プロセッサーには最新のA14 Bionicを採用。側面に磁力で貼り付けるだけで充電できるApple Pencil 2(1万5930円)に対応する。

 

【PDF編集アプリ】

Readdle

PDF Expert

無料(アプリ内課金あり)

PDF内のテキストや画像などを変更できる編集アプリ。マーキングや注釈付けなど、基本的な編集機能は無料。電子サインの記入やPDFデータ自体の編集は有料(年間5400円)となる。

 

★これだけで!

1.紙と同様PDFに手書きで書き込める

PDF Expertは手書き描画に対応する。PDFを表示して「ペン」または「マーカー」ツールを選択したら、あとは紙に書き込むのと同じ要領だ。

 

2.重要書類にパスワードをかけられる

編集したPDFにパスワードを設定できるのは、有料機能の目玉の一つ。重要な機密書類を、悪意ある第三者に読まれるリスクを低減できる。

 

3.フォルダ構造でファイルを管理

PDF Expert単体で、PCと同じフォルダを使ったファイル管理も可能。クラウドサービスなどとも連携して、PCレスで作業できる。

 

★iPadはPCとのデータのやり取りがラク

MacユーザーならiPadとのデータのやり取りはAirDropで迅速に行える。Windowsユーザーなら「Snapdrop」という類似サービスがオススメ。

 

★モデル選びは「目的に合わせる」のが正解

価格重視だとiPadのコスパの高さが目立つ。ただし、充電がラクなApple Pencil 2を使えるのはAir以上。手書き目当てなら狙い目はAirだろう。

 

【One Point】アクセサリーを使ってさらに紙に近い書き心地を

iPadでさらに書き心地を追求するなら触感をより紙に近づけるアクセサリーを使うと良い。iPadに貼るフィルムや、Apple Pencilの交換用ペン先などがある。

 

BELLMOND

ペーパーライク上質紙タイプ

1798円

適度に摩擦があり、紙のような書き心地を実現した液晶保護フィルム。光の反射を抑えたアンチグレア仕様で目が疲れにくい。

 

ブライトンネット

BM-APRPSIN

1518円

Apple Pencilの交換用ペン先。摩擦を調整し、鉛筆に近い書き心地を実現している。力を入れて文字を書くクセのある人に◎。

 

【こんな解決策も!】PCに板タブレットをプラスするのもあり

iPadがなく、ペンと併せて購入するのは予算的に厳しいという人は、板タブを使用するという手も。使用するには別途PCが必要になるが、慣れてしまえば手書き機能自体はiPadと差異はない。

 

■iPadと板タブの違いは?

大きな違いは、ペンが接触する面にディスプレイがあるかないかという点。画面があるiPadは直感的に操作しやすいが、板タブはそのぶん安価。

 

ワコム

Wacom Intuos Mediumワイヤレス

2万1780円

板タブ初心者にオススメの小型モデル。PCと無線接続が可能で、スッキリした机上で使用できる。傾き&筆圧検知対応の高性能なタッチペンが付属。

SPEC ●読取方式:電磁誘導方式 ●読取可能範囲:216×135mm ●読取精度:±0.25mm ●筆圧検知:4096段階 ●サイズ/質量:W264×H8.8×D200mm/410g

ゲーミングキーボードでカチャ×2してリズムを作ったら意外に仕事が捗った【愛用品コラム40】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 40: ロジクール G913】

●起

ゲーミングデバイスは高性能だから、仕事道具としても活躍してくれるという、ありがちではないことに今回は触れたい。僕は在宅勤務でロジクールのG913を愛用。もともとは会社で使っていたのだけど、リモートワーク時代になって自宅で使うようになった。

 

●承

仕事の波に乗っている時って、キーボードを打つリズムも良い。メールの文面がスラスラ出てきて快調に文章が形作られていくし、エクセルをいじるときもバンバン表がハマっていく。逆に、仕事で考えがまとまらないとき、集中できていないときは、キーボードを打つペースが乱れている。リズムが悪い。

 

●転

そういうときは、音から入ってリズムを作るといい気がしているのだ。G913はメカニカルキーボード。所謂、かちゃかちゃ音のタイプだ。仕事の波に乗ってないとき、とりあえず打鍵音を響かせて、リズムを強制的につけていく。

 

内容は仕事のものでなくていい。何だったら好きな曲の歌詞でもいい。文字を小気味よく打ち込んで、音を響かせて、指と身体にリズムに作る。ある程度打っていると、だいぶ変わった気がする。あと、そもそもかちゃかちゃ音を響かせていると、仕事が進んだ感覚を味わえる。錯覚でも大事。

 

●結

G913でもうひとつ好きなのは音量調整コントロール部。コロコロが気持ちいいのだ。ハンドスピナー的にずっと触っていられる。ほぼ音量調整には使っていない。ASMR性能に手慰み効果ーー恐るべし、G913。ちなみに、ゲームで使ったことは数度しかない……。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

リビングワーカーの悩みを解決! プロが教える「おうち仕事」がはかどる最新PC関連アイテムたち

新たな仕事様式が定着し、テレワークを継続する企業が増えている。「一時的に」とリビングで仕事をしていた人も多いだろうが、その作業環境を見直すべきタイミングが来たのだ。今回は、「リビングと会社の環境が違いすぎて仕事しにくい」と悩んでいる方にオススメしたいPC関連アイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです

 

★お悩み解決人

テクニカルライター

湯浅顕人さん

AV機器とPCを中心に、デジタル全般に精通するテックライター。自宅仕事歴も長い。

 

【お悩み】リビングと会社の環境が違いすぎて仕事しにくい

「会社では大画面モニターとデスクトップPCを使っているけれど、家ではノートPCを使わざるを得ないという人は多いでしょう。この場合、ストレスの原因となるのは「モニター環境」と「入力環境」の2点。ここを改善していきます」(湯浅さん)

 

《解消!その1》モバイルモニターを用意しよう

持ち運び可能なモニターで業務効率が大幅アップ

ノートPCの弱みは、やはりディスプレイサイズ。どれだけ大型のモデルでもデスクトップPCに及ばず、表計算アプリをひとつ開くだけでノートPCのモニターが占拠されてしまうなど、仕事の能率が上がりにくい。そのため、会社ではノートPCに大型ディスプレイを接続してマルチモニター環境を構築しているという人も多いだろう。

 

こうした環境を家で構築する際にオススメなのが、持ち運びもできるモバイルモニター。出したりしまったりしやすく場所を取らないうえ、ディスプレイの高さがノートPCと同程度なので、目線の移動が少なくて済む点も魅力だ。価格も2〜3万円台とだいぶ手ごろになっている。

 

【No.1】角度調節しやすいスタンドを内蔵した14型モデル

SPEC ●ディスプレイ:14.0型(1920×1080)●視野角:上下左右178度 ●輝度:345cd/m2 ●サイズ/質量:W323.4×H209×D96.5mm/約570g

【モバイルモニター】

レノボ

ThinkVision M14 61DDUAR6JP

3万3660円

3辺狭額縁仕様で、フルHD対応の14型IPS液晶を搭載。ケーブル1本で給電と映像出力が行えるUSB Type-C端子を左右に備える。

 

↑ブルーライト軽減機能を搭載。スタンドは10〜90度の角度調整が行えて、ノートPCの画面と高さを合わせて使いやすいのがうれしい

 

【No.2】家での使用に向いた15.6型サイズ

SPEC ●ディスプレイ:15.6型(1920×1080)●視野角:上下左右170度 ●輝度:250cd/m2 ●サイズ/質量:W368×H225×D9mm/約711g

【モバイルモニター】

グリーンハウス

GH-LCU16A

2万4980円

スタンドにもなるカバーが付属した15.6インチモデル。本体質量は約711gと軽い。USB Type-Cとmini-HDMIの2通りの接続に対応。

 

【こんな解決策も!】手持ちの機器をサブモニターとして利用するのもアリ

新たにモバイルモニターを購入するのはためらわれるという人は、自宅にあるアイテムを活用する方法を試してほしい。HDMI出力端子を搭載しているノートPCであれば、ケーブル1本でテレビをサブモニターにすることが可能だ。また、iPadなどタブレット端末があるなら、それをサブディスプレイとして使う手段もある。

 

1 .テレビを利用する

PCがHDMI出力対応か確認

近年発売されたノートPCの多くは、HDMI出力端子を備えている。USB Type-C端子しかない場合は、変換アダプターを利用すると良い。

テレビにHDMIで接続

PCとテレビをHDMI経由で接続すればOK。あとの手順はOSにより異なるが、ディスプレイ設定を行えばテレビがサブモニターになる。

 

2.iPadを使う

「spacedesk」をインストール

Macでは「Sidecar」という純正機能があるが、WinPCでは「spacedesk」などのアプリを使えば、iPadをサブディスプレイ代わりにできる。

PCの画面をiPadへ飛ばす

PCに「spacedesk」をインストールしたのち、タブレット側で同アプリを起動。すると同じWi-Fi内にあるPCの画面を映し出してくれる。

 

《解消!その2》入力環境をデスクトップPCレベルに高めよう

 

【No.3】8段階の角度調整で目線を正して姿勢を矯正

SPEC ●対応PCサイズ:15.6インチまで ●PCの高さ:+9.5cm ●耐荷重:10kg ●サイズ/質量:W280×H26×D280mm(折りたたみ時)/約840g

【ノートPCスタンド】

エレコム

PCA-LTSH8BK

実売価格2600円

ノートPCを持ち上げて、作業時の姿勢を改善するスタンド。PCの傾斜角度は8段階で調整できる。スマホスタンドも備え、折りたたみ可能。

 

【No.4】腕を休ませるのに最適な20度傾くトラックボール

SPEC ●無線接続:Bluetooth、USBレシーバー ●トラッキング:380dpi ●ボタン数:8 ●電池寿命:1回のフル充電で最長4か月 ●サイズ/質量:W99.8×H132.5×D51.4mm/約259g

【トラックボール】

ロジクール

MXTB1s

実売価格1万2400円

右に20度傾けられる独自ヒンジを搭載したトラックボール。マウスと違って狭いスペースで使用でき、手首や前腕の筋緊張を20%軽減する。

 

↑20度傾けると、手はただ添えるだけという印象に。マウスのように動かすためのスペースが必要ないので場所を取らないのもよい

 

【No.5】アプリごとに機能が変わるクリエイティブ入力ダイヤルを搭載

SPEC ●キー数:113キー日本語レイアウト ●キーピッチ:19mm ●キーストローク:1.8mm ●押下圧:60±20g ●サイズ/質量:W430×H32×D149mm/約960g

【キーボード】

ロジクール

KX1000S

実売価格2万1410円

各種機能を割り当てられるクリエイティブ入力ダイヤルを備えたキーボード。イラスト作成や画像編集、表計算などにダイヤルが活躍する。

 

↑ダイヤルはブラウザのタブ切替や、表計算ソフトのサイズ調節などに使える。オフィス作業との相性も良い

 

【コラム】大事な仕事のデータを家でどのように保管する?

自宅作業で大事な機密情報を失ってしまったらシャレにならない。かといって、クラウドにバックアップするのも不安。そんな人向けに、個人で導入できる簡単なバックアップ環境を紹介!

 

1.自動バックアップ設定を使う

【Mac編】

Macは純正バックアップ機能Time Machineで外付けHDDに保存するのがラク。オンにしておけば毎時間データが保存される。

↑Apple メニュー>「システム環境設定」の順に選択し、「Time Machine」をクリックする

 

↑バックアップしておくメディアを選択すれば、自動で定期的なバックアップが行われる

 

【Win編】

Windows 10にもMac同様の自動バックアップ機能が搭載されている。バックアップの頻度やデータの保持期限も設定可能だ。

 

↑スタートメニュー内の「設定」(歯車のアイコン)から「更新とセキュリティ」をクリック

 

↑「バックアップ」から「ドライブの追加」を選び、システムドライブ以外を選択すればOK

 

2.NASを導入しよう

ネットワーク(LAN)を介して接続できるHDDであるNASを活用すれば、バックアップもしやすい。PCと1対1で接続する通常のHDDと違い、複数PCで同時に使用可能だ。

 

【ココをCHECK!】

1.HDDはRAID対応か?

データを複数残すRAIDならバックアップが強固に。2基以上のHDDを組み込むNASなら使える。

2.スマホなどでも利用可能か?

LANケーブルで接続するのが基本だが、機種によってはワイヤレス接続も可能。スマホなども利用できる。

 

バッファロー

LS220D0202G

実売価格3万1680円(2TB)

スマホのみでも設定が完了する初心者にもオススメのNAS。DLNAサーバー機能を搭載し、PCやビデオカメラから保存した動画を、対応のテレビなどで再生できる。

【西田宗千佳連載】Chromebookは「万能を求めなければ」仕事に使える

Vol.102-1

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Chromebook」。素早く低コストに使える魅力的な機械だが、果たして仕事には活用できるのだろうか。

 

個人向けコンピュータとしてChromebookのシェアは上がってきている。そうなると気になるのは「Chromebookは仕事に使えるのか?」ということだろう。

 

もともとChromebookは、教育市場などへの導入を目的に開発されたものだ。ウェブベースで使う機器であり、アプリはいまだにPCほど充実しているわけではない。

 

とはいえ、それなら仕事はできないのかというと、「思った以上にできる」というのが答えになるだろう。

 

試してみるのは簡単だ。PCを使って「ウェブブラウザ上だけでどれだけのことができるか」やってみればいいのだ。メールもスケジュール管理もウェブサービスでできるし、ワープロ・表計算・プレゼンソフトも代用できる。Googleのサービスを使うのが一番楽だが、それに頼らずともマイクロソフトのものだってウェブベースで相当のことが可能だ。ファイルの受け渡しもクラウドベースでいい。とはいえ、ローカルがまったく使えないかというとそんなことはなく、Chromebookでもちゃんとローカルにファイルを保存して作業はできるから、そのあたりは安心していい。ビデオ会議も、近ごろ主流のサービスはちゃんとウェブブラウザ上でも利用できるようになっているので、ここも問題ない。

 

いや本当に、いまだったら大抵の仕事がウェブだけでも「できる」のだ。

 

ただし、である。「できる」ことと「ものすごく快適である」ということはちょっと違う。

 

メールやメッセージでコミュニケーションをして、文書ファイルのやりとりをするだけなら、正直ウェブベースのほうがもはや楽になっていると思う。だが、「これは厳しい」と思うことも多数ある。

 

例えば、「ビデオ会議の内容を、サービス側の機能に頼らず録音・録画する」にはどうしたらいいだろう?凝ったビデオ編集や、操作画面を動画でキャプチャしてマニュアルを作るといった作業も面倒だ。

 

つまり、ウェブだけで仕事をする場合には、PCとはやりかたを変える必要が出てくる。なかには使えない機能やフォントもある。それが絶対に必要なものであることは少ないだろうが、「違う」ことが負担となるのは事実といっていい。これは「iPadを仕事に使う」ことにも通じる。

 

コスト的にはもうPCとChromebookは逆転している。管理もシンプルで、本体も安い。だとすると、大半の仕事をする際に、Chromebookはもはや「素早く低コストに使える機械になった」と言っても過言ではない。問題は、「これでいい」という判断を下せない人が多いだろう……という点だ。

 

つまり、「できない」わけではないのだが、仕事をするための手法・サービスを自分で組み立てないといけないという側面があるということだ。こうした知識が十分にある人にとっては問題ないが、そうでない人には「PCのほうが作業しやすい」のは間違いないだろう。このバランスの見極めの難しさこそ、Chromebookの難点と言える。

 

では仕事以外ならどうなのか?そのあたりは次回で解説しよう。

 

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ファーウェイタブレットが「お家時間」にプラスする「ちょっと便利で豊か」なひととき

先日、ファーウェイから発表された新タブレット「HUAWEI MatePad T 10s」。10.1型で税込価格が2万7280円とコスパに優れたエントリークラスのタブレットです。

 

 

10.1型ディスプレイのベゼルは狭額縁設計になっていて、約80%の画面占有率を実現。充実のサウンドシステムとあわせて、動画鑑賞などのエンタメを楽しむ際にその実力を発揮します。そんなエンタメ性能が高いHUAWEI MatePad T 10sは、様々な役立つ機能を持ち「暮らしを豊かにする」側面のあるタブレットなのです。

 

 

本記事では、HUAWEI MatePad T 10sがあると暮らしがどう豊かになるのかを、マンガ家のフナヤマヤスアキさん執筆のマンガを交えて紹介していきます。

 

■マンガを描いた人

マンガ家・イラストレーター

フナヤマヤスアキ

GetNavi webで「ディストピア×家電」をテーマにした連載作品「エレクトロジー」を執筆中。オカルト・ホラー・SF・お笑い・稲川淳二が好き。Twitterアカウントはこちら

 

まずは、そちらのマンガをお楽しみください!

 

 

 

 

猫のハナちゃんの春夏秋冬を楽しく愉快にするHUAWEI MatePad T 10s。微笑ましい猫ちゃんとのお家での風景を描いたマンガでしたが、実はこのマンガの中にはHAUWEI MatePad T 10sならではの機能・特性がたくさん盛り込まれています。マンガのシーンを交えつつ、HUAWEI MatePad T 10sが暮らしにどんな豊かさを与えてくれるのかを紹介していきましょう!

 

 

どんな姿勢でも持って苦にならない軽量設計

 

HUAWEI MatePad T 10sは、重量約450g、厚さ7.9mmと、近しいスペックのタブレット製品の中でも軽く薄い仕上がり。軽さを実現したポイントでもあるアルミ合金採用のリアパネルは、サンドブラスト加工を施しマットな質感になっています。ハナちゃんがスリスリと顔をこすりつけていたのは、その質感を楽しんでいたんですね。

 

↑マット仕様のリアパネルのカラーは、ディープシーブルー

 

 

おうち用のタブレットとして使う場合でも軽さは正義になります。作中で、電子書籍を寝転がりながら読んでいますが重量のあるタブレットだと、腕に負荷がかかって楽には読めないものです。室内で自由にデバイスを使うには、モノ自体の扱いやすさが重要になります。その点、HUAWEI MatePad T 10sの軽量性は大きなポイントとなるでしょう。

 

サイズ、価格以上の動画体験を生み出すディスプレイ性能

 

ハナちゃんを魅了したイルカの動画ですが、それもそのはず。HUAWEI MatePad T 10sには、独自の画像処理テクノロジー「HUAWEI ClariVu」が搭載されているからです。HUAWEI ClariVuとは、再生している動画の輝度を自動調整し、より鮮明に見やすくするもの。彩度調整や、映像処理アルゴリズムによってシャープ差を向上させることで、動画体験の魅力を引き出してくれます。

 

いま家の中でどこでも動画を観る機会が増えているのは、言わずもがな。在宅時間そのものが増えているのはもちろんですが、一人暮らしでも家族で暮らしている方でも、パーソナルな時間で動画を観る機会も一気に増えました。特にタブレットなら、リビング、キッチン、プライベートルームなど場所を問わずいつでも観れるため、その動画の質が高いことはすなわちお家でのエンタメ体験そのものが充実することに繋がるでしょう。

 

また、HUAWEI MatePad T 10sの動画体験を特別にしている理由は、ディスプレイだけでなくサウンド面も関係しています。ハナちゃんが感じた感動は、「パシャ―」とダイナミックに再生されたサウンドのおかげでもあるのです。

 

 

エンタメにビジネスに、使い方の幅が広がるサウンドの良さ

 

さて、動画体験を向上させるHUAWEI MatePad T 10sのサウンドについて、詳しく解説していきます。HUAWEI MatePad T 10sは、高出力のステレオスピーカーに、スピーカーからイヤホンまで様々な高音質モデルを持つ、オーディオブランド「Harman Kardon」によるサウンドチューニングが施されているのもポイント。ここまでサウンドに注力したタブレットはなかなか存在しません。HUAWEI MatePad T 10sは、他にも優れたサウンド性能を持っています。イヤホン使用時に音質効果をもたらす、HUAWEI独自のサウンドシステム「HUAWEI Histen 6.1サウンドエフェクト」を搭載。低音域や音量レベルに応じた周波数パラメータを自動補正したり、9.1chサラウンドセットアップによりバーチャル3Dサウンド効果を体験できたりと、迫力のステレオサウンドを楽しめます。

 

↑友達とのオンライン飲み会や、仕事の会議でもクリアな音声を発揮します

 

「eBookモード」で、電子書籍ビューアーとしても優秀な使い勝手

 

eBookモードとは、モードオンにすることでモノクロ表示にするモード。電子書籍で活字を読むのに読みやすくするモードで、快適に読書ができます。良い動画体験と同様に、読書もいかにストレスなく楽しめるかが重要。HUAWEI MatePad T 10sが気になる人の中では、「とりあえず電子書籍を読む用にしたい」と割り切って使いたい人もいると思います。作中で描かれている通り、寝転ぶなど自由な体勢、読みやすい表示ができると、室内でのタブレット利用もよりナチュラルにできるでしょう。

 

ビジネス、家族使いそれぞれに優れた機能性

エンタメ機能と、その汎用性、便利さをお伝えしてきましたが、ストレートに「役立ち」に特化した機能も持っているHUAWEI MatePad T 10s。横画面で同じアプリを2つのウィンドウに表示できる「アプリマルチプライヤー」は、商品のデザインを拡大して見ながらオンラインショッピングを楽しんだり、関連するレポートを横に並べてニュースを読んだりと、様々な使い方ができる便利な機能です。

 

↑左右の画面サイズは調整可能です

 

家族で兼用のタブレットが一台欲しいという方にも、「キッズモード」が搭載されているのでおすすめ。適切なコンテンツやアプリのみに使用を制限したり、利用時間をコントロールが可能なモード。子どもの顔とタブレットとの間の距離を測る「近距離アラート」、タブレットを見る際に寝転んでいたりと悪い姿勢が継続された場合にアラートを表示する「姿勢アラート」、極端に明るい、または暗い環境でタブレットを使用していないかをチェックする「明るさアラート」、特定の揺れを検知するとアラートを表示する「でこぼこ道アラート」といった多彩なアラート機能を搭載しているのも特徴です。

 

これら2機能は、シンプルに家の中でHUAWEI MatePad T 10sが存在するだけで、暮らしがちょっと便利になったり、暮らし方の幅が広がるもの。キッズモードで安全にタブレットを子どもと共有することで、ハナちゃんと飼い主さんのようにまた新しいコミュニケーションも生まれるでしょう。

 

HUAWEI MatePad T 10sが一台あるだけで、多彩な楽しみと暮らしに幅が出ることが伝わったのではないでしょうか。マンガで描かれているように、お役立ちの側面だけでなく「HUAWEI MatePad T 10sがあるから生まれる瞬間」が生まれる、つまり暮らしに楽しみや豊かさが「ちょい足し」されるのではないかと思います。そんなひとときに興味がある方は、ぜひ購入を検討してみてください。ちなみに、「HUAWEI MatePad T 10」というさらにお求めやすいコスパモデルも存在します。

↑HUAWEI MatePad T 10の価格は税込2万3980円

 

HUAWEI MatePad T 10sとサイズは同じですが、画面占有率はやや低くディスプレイサイズは9.7型になります。解像度も1280×800ピクセルと控えめ。HUAWEI ClariVuや、Harman/kardonチューニング、キッズモードのアラート機能の一部がカットされていたりしますが、動画性能や音響性能は高いことに変わりありません。より、動画視聴や電子書籍での読書に割り切った使い方をしたいという方は、こちらも検討してみてください。

 

 

活用方法を投稿して豪華景品をGet!「#私のMateの使い方」キャンペーン開催!

HUAWEI MatePad T10s/T10の発売を記念して、MatePadユーザーを対象に、ハッシュタグ投稿によるプレゼントキャンペーンを開催中。旧製品のMatePadも対象となりますので、MatePadユーザーや今回のマンガでMatePadに興味を持った方は、この機会に是非参加してみてください!

 

■キャンペーン詳細はこちら

 

【マンガをもう一度読む】※タップすると一覧が表示できます。

高校でも“1人1台”の時代に突入 『GIGAスクール構想』で教育現場が変わる!

1人1台の学習端末所有を骨子とする『GIGAスクール構想』。小学校、中学校に続き、今年度から高校でも本格的なデジタル学習がスタートしている。

そこで、ICT環境の導入によるシステム上のメリットをはじめ、教育現場での活用例や現状抱えている問題点など、1年前倒しされて開始された高校向け『GIGAスクール構想』の現状を学研プラス社の文教担当者に伺った。

 

今までデジタル学習への取り組みを行なっていた“現場を知る人”の話だけに、教育ICT環境の現実的な部分が見えてくるはずだ。

 

生徒と教員をつなぐ「学習eポータル」準拠のプラットフォーム

現在は、2019年度より採り入れられた“探究学習”をはじめ、高校の授業内容の変化・深化が進み、生徒はもちろん、教員からもICTの活用が期待されている状況。必要となるのは、情報の共有や利活用がしやすい“学習のハブ”だ。

 

↑高校教育コンテンツ事業部で“学習eポータル”を担当する田中宏樹さん(左)と教材編集室の室長を務める志村俊幸さん(右)に、ICT環境導入の現状についてお聴きした

 

「探求学習は、以前アクティブラーニングと呼ばれていたもので、単純な暗記ではなく、自身で考えて能動的に学ぶことができる授業のこと。例えば古地図を見て“この庄屋の生活として考えられることは何か”といったように、正解が書かれていないものを調べ、自分で考えて答えを出すというものです。この例でいえば、地図上にある倉に年貢として集められた米が保存されていたのではないかとか、そういったことが考えられるわけですね。ただし、これだけでは知識と想像止まりです。ここにICTが加わると、文化遺産として現存している屋敷や倉の様子を調べる、検索で異なる見解を見つける、専門家へと連絡してコメントをもらうといったことまで実現できます」(志村氏)

 

「現実世界と知識を結び付け、自分事として扱うというのが、従来との大きな違いでしょう。小学校や中学校ではこういった傾向がありますが、高校ではもう少し踏み込んだところ、例えば世界が取り組むべき課題に対し、調べながらレポートを作成するとか、問題点を洗い出すとか、それらをまとめてプレゼンする、といったことが考えられていそうです。グループ内の議論やデータの取りまとめなどで“学習eポータル”が活用されれば、教員があとから議論の中身をチェックでき、どの生徒がどんな役割をしていたのかの把握も可能になります」(田中氏)

 

このように、教科書の中で完結していた学習と違い、外部からの意見を採り入れたり、新しい情報を検索で探せるというのがICTが得意とする部分だ。そして最終的な答えだけでなく、その過程まで共有できる学習のハブとしての役割が“学習eポータル”に期待できる。

 

「こういった学校での学習はもちろんですが、それ以外でもICTは期待されています。そのひとつが、留学。本来であれば海外へ行くような学ぶ意欲の高い人たちが、コロナ禍によってその道が閉ざされてしまっています。こういった人向けに、世界の人たちとつながれる場所、また、海外の専門家と直接やり取りできる方法として、ICTが活用できるのではないでしょうか」(田中氏)

 

【ミニコラム01】

『学習eポータル』とは?

ICT環境導入のメリットは、データが収集しやすく、学習や生徒指導、校務などの効率をアップできる点だ。とはいえ、ただデータを集約すれば良いというわけではない。一定のルールに沿ってデータを記録することで、手軽にデータを分析したり、利活用したりといったことが可能になる。収集するデータのルールを定めるのが文部科学省の提唱する『学習eポータル』だ。児童生徒・教職員・学校の基本情報をまとめた“主体情報”、学習内容を記録する“内容情報”、出欠や成績・評価などの“活動情報”の3分野に区分される。全国の学校や児童生徒の属性など、共通化することが目的だ。

 

生徒の状況を“見える化”することで、効果的な指導を実現!

ICT導入の大きなメリットとなるのは、生徒の状況を“見える化”できること。学習の進捗状況や生徒の行動を把握でき、学力の向上や生徒指導なども、生徒個人に合わせて、より効果的なアドバイスが可能になる。

 

「ある高校生が数学の成績で悩んでいるといった場合、過去の宿題の提出状況とか、テストの結果などと突き合せれば、どこで悩んでいるのか、何が問題になっているのかを教員が見つけやすくなります。漠然と“勉強しろ”というだけではなく、より効果が高く、生徒に寄り添った指導ができるようになるわけです」(志村氏)

 

ICTの活用は、生徒の状況を“見える化”することで、問題点を見つけるまでの時間を大きく短縮できるのがメリットだ。今まで以上に的確な指導ができるようになるため、全体レベルの底上げや優秀な生徒のさらなる能力向上も見込めるようになるだろう。

↑ビジネスシーンでは、さまざまな情報をデータ化して記録をとり、そのデータを元に作業の効率化や製品開発の方向性などへフィードバックするのが常識に。今後は教育機関でも同様のデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められる

 

一方で、教材や教育コンテンツとしてデジタル学習が増えていくと、プリントや資料の配布準備といったものが必要なくなり、教員の負担が軽減されていくことは想像に難くない。そうなれば、生徒と向き合える時間がさらに増えるだろう。

 

また、デジタル学習で期待されていることのひとつが、配信を使ったリモート授業だ。

 

「以前から配信を使った授業、学習を行なうというのは言われてきていましたが、普及はせず、足踏みしている状態でした。この理由は簡単で、日本では通える範囲に学校があるというのがほとんどで、必要性がなかったからです。海外では学校に行こうとすれば移動だけで半日かかるとか、冬場は雪で閉ざされてしまうので通えないといった地理的問題があり、こういった生徒向けに通信を使った教育が普及してきました。日本ではコロナ禍の影響で学校へ通えなくなってリモート授業の必要性が高まり、多くの現場で急遽導入されるようになりました」(志村氏)

 

ただし多くの場合、教員の工夫や努力による部分が大きかったのも事実。ソフトやサービスの選定から機器の用意まで、保護者の協力を得ながらなんとか実現したというところも少なくなかっただろう。

 

しっかり環境が整ったプラットフォームが導入され、1人1台学習端末が行き届くようになれば、こういった準備の苦労をすることなく、授業ができるようになるのだ。

↑以前に取材した埼玉県の『学校法人塩原学園 本庄第一高等学校』では、すでに“1人1台”環境を実現し、リモート授業も対応。加えて、校務の効率化にも活用され、教員をサポートしているという

 

【ミニコラム02】

“高校GIGA”を視野に入れた教育機関向けのソリューションが登場

ICT導入やデジタル学習におけるメリット、デメリットを多くあげてきたが、運用が軌道に乗れば、教員の負担が減り、授業や生徒への指導に割ける時間が増えるというのは間違いないだろう。そこで注目したいのが、NECの教育クラウドサービス『Open Platform for Education』だ。

↑今年2月に機能強化された『Open Platform for Education』。“探究学習のサポート”や“オンライン進路相談”など、高校教育に役立つ機能を実装されるという

 

従来までの提供していたデジタル教科書や教材の利用に加えて、新たに文科省の『学習eポータル』へ対応。学習履歴の確認や分析などを前提とした仕組みを取り入れている。

 

また、設定したテーマに対して専門家や識者なども交えて議論ができる“探究学習のサポート”、社会人や大学生と面談することで将来の目標をより具体的にできる“オンライン進路相談”など、今後、教育現場で必要になる強化が図られている。

 

今後、本格的にICT環境の導入を検討している高校は、チェックしておきたいソリューションだ。

 

事前の準備や対策で、ICT導入直後のトラブルは回避できる

ICT導入といっても、生徒に情報端末を配れば完了ではない。情報端末を活用できる環境を整えられなければ、スタート地点にすらたどり着いていないことになる。環境とは、インターネットへ接続可能なネットワーク設備、コンテンツの用意、情報端末のセットアップ、利用マニュアル、トラブル対応できる人材など、多岐に渡る。

 

こういった点を考えると、Wi-Fi環境の構築と管理ができ、教員の情報端末操作をサポートする仕組み……いわゆる“情報システム部”が欲しくなる。学校ごとに数人常駐させるというのが理想だが、予算や人材面を考えれば不可能に近い。どうしても一部のわかる教員が頼りにされ、負担が大きくなってしまいがちだ。

↑企業では、専門の部署を設けたり、アウトソーシングしたり、ICT環境の構築やメンテナンスは切り分けるのが常識。教育機関では、それらを一般の教員が兼務していることが多く、なおざりにされるケースも

 

ここで問題となるのは生徒の端末だ。今年度からスタートした、高校向けのGIGAスクール構想では、生徒の端末は“BYOD”が前提となっている。BYODとは“Bring Your Own Device”の略称で、生徒が使う情報端末は保護者が用意し、それを学校に持ち込んで利用するという方法。このBYODのメリットは、情報端末の予算を保護者が負担するため、1人1台のICT導入コストが抑えられることだ。

その反面、教員がカバーしなければいけないデメリットは大きい。

 

「共通の情報端末でも操作に困るというのに、生徒それぞれがOSもメーカーも性能も違う情報端末を持ってきた時、対応できる先生がどれだけいるでしょうか。トラブルがあった場合の原因切り分けすら難しいでしょう」(志村氏)

 

パソコンのサポートが本業の人でも、利用したことのない端末をサポートすることは難しい。再起動するだけでも、電源ボタンの場所がわからず、手間取ることもある。ましてや、ICTが触れる機会の少ない生徒や保護者、そして教員である。無制限に端末を持ち込めば、授業の妨げになりかねない。

 

「こういったデメリットを考えると、メモリーが4GBでCPUがセレロンといった低性能パソコンでもいいから、確実に学習コンテンツが使える共通の情報端末を全員に配る方がよいでしょう。もちろん、小学校から高校まですべて同じにする必要はありませんが、せめて、学年で使う機器を統一する、もしくは、数機種に絞って選べるようにすると運用しやすいでしょう」(志村氏)

↑ビジネスシーンでも、同じタイミングで導入されるパソコンは統一されているのが一般的。いくつかの種類から選べる場合もあるが、BYODのように個人の端末をメインマシンにすることは稀なケースと言える

 

たとえ“1人1台”環境が実現できたとしても、それを十全に利用できる環境を用意できないのであれば本末転倒だ。とはいえ、高校向けの『GIGAスクール構想』は、本年度からスタートしており、待ったなしの状況になっている。ICTのリテラシーが高い担当者を用意できないのであれば『Open Platform for Education』などのような、統合型のソリューションの導入を検討したほうがよいだろう。

 

関連リンク:現役教員が証言する “いまどき”高校の「デジタル環境」を徹底調査

現役教員が証言する “いまどき”高校の「デジタル環境」を徹底調査

 

 

【保存版】識者&ガジェットYouTuberが太鼓判を押した「殿堂入り」の13製品

コロナの影響下でも家電市場は好調。巣ごもりに適した白物家電や、在宅勤務を助けるモバイル機器は特に人気を集めている。今回は、識者のオススメアイテムを紹介。“新しい日常”に適した逸品が中心となった。

※こちらは「GetNavi」 2021年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【No.1】動画クリエイター・Kazuさんの殿堂入りモノ

動画クリエイター

Kazuさん

YouTube「カズチャンネル」を運営。家電・ガジェットのレビューやDIYなど、生活すべてを公開する行動派動画クリエイター。

バッグに気軽に入れられる映像のブレないジンバルカメラ

《ジンバルカメラ》

DJI

DJI Pocket 2

実売価格4万9500円

ポケットやバッグに入れて気軽に持ち運べるコンパクトボディに、4Kカメラや3軸ジンバルを内蔵。動きながらの撮影でも滑らかな映像を記録できる。新たにズーム機能を搭載したほか、セルフィー撮影時には美顔効果も働くようになった。

SPEC ●安定化機能:3軸 ●有効画素数:64MP ●駆動時間:140分 ●充電時間:73分 ●サイズ/質量:W124.7×H38.1×D30mm/117g

 

↑タッチ対応の液晶モニターを搭載。ディスプレイサイズは21×19mm。上下左右のスライド操作で各種機能を呼び出せる

 

↑6400万画素&最大8倍ズームで静止画を撮影可能。動画撮影時は最大4倍ズームに対応する。最大画角が93度と広いのもうれしい

 

↑細かな撮影設定はスマホアプリから行う。Wi-Fiでも接続できるが、手元で操作しやすいよう本体にスマホをつなげられる

 

「これほどまでに小さく、そして誰にとっても使いやすいVlog用カメラはないです!」

 

そうDJI Pocket 2を熱くレコメンしてくれたのは、動画クリエイターのKazuさん。Vlogとはビデオブログの意味で、飾り気のない日常的な自分の行動を映像で記録するというのが特徴だ。そうした自分のVlogを投稿し、人気を博しているYouTuberも数多い。彼らの多くが自分たちの日常を撮影するためにジンバル付きカメラを活用している。

 

「DJI Pocket 2はジンバル付きカメラというジャンルの開拓者であるOSMO Pocketの後継機なんですが、音がキレイなうえに映像もブレが目立たなくて本当にイイ。場面の切り替わりが多かったり、荷物が多くて細かなカメラワークにまで手が回らなかったりするときは、これ1台で撮ることが多いです」(Kazuさん)

 

ズーム対応など、静止画撮影機能も強化されており、旅先に持っていく“思い出撮影カメラ”としてもピッタリだ。

 

【殿堂入りの理由】本体底部を取り外して多彩なアクセサリーが使える

「底部を取り外してアクセサリーを取り付けられる新設計を採用したことで、より便利になりました。アタッチメントが豊富なので、首からぶら下げてよく使ってます」(Kazuさん)

↑マイクロ三脚を取り付けるベースやワイヤレスマイクの音を受信するレシーバーも取り付け可能。プロも納得だ

 

【No.2】動画クリエイター・Masuoさんの殿堂入りモノ

動画クリエイター

Masuoさん

近所にいるようなお兄さんが、何でも率直に紹介するYouTubeチャンネル「MasuoTV」が人気。登録者数は約119万人を誇る。

片手で取り回せるダイソン最軽量のスティック掃除機

SPEC ●充電時間:3.5時間 ●駆動時間:最長約20分(エコモード、モーターヘッド不使用時) ●サイズ/質量:W207×H1091×D222mm/1500g

《スティック型掃除機》

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg

実売価格6万4900円

日本の住環境向けに研究開発され、質量1.5kgを実現したコードレスクリーナー。新たにボタンによるオンオフに対応し、使い勝手が向上している。クリーンな排気は従来どおりで、微細なホコリを99%カット。ごみ捨てもワンタッチで行える。

 

 

↑Micro Fluffyクリーナーヘッドのほか、ミニモーターヘッドやコンビネーション隙間ノズル、卓上ツールなどが付属。天井からクルマの中まで様々な場所を手軽に掃除できる

 

↑これまでのクリーナーヘッドからさらに45%も小型化。ソファの下や棚の隙間などにもスムーズに入っていくため、家具を動かす必要がなくなった

 

↑8つのルートサイクロンで構成された同社史上最小のサイクロン機構。配置を工夫することで9万6000Gもの遠心力をキープ。高い吸引力を保つ

 

↑人間工学に基づき、より軽く感じられるように重量バランスを再設計。さらに、手元の構造を改良し、従来のトリガー式でなくスイッチ式を採用した

 

在宅時間が増えるなか、掃除をする機会が増えた人は多い。頻度が増えたことで掃除機の重さに小さなストレスを感じている人もいるだろう。本機は、そんな人にこそオススメの一台だ。

 

「Dyson Micro 1.5kgは、その名のとおり超軽量なのにパワーが強いので、自宅全般の掃除に重宝しています。コードレスで電源を探す手間もなく、ストレスフリーに使えるんです」(Masuoさん)

 

動画クリエイターのMasuoさんはそうベタ褒めする。気になる駆動時間についても「パワー“強”で掃除をすると充電が5分程度しか持たないという指摘もありますが、実際は“強”でなくともしっかりゴミを吸い取ってくれるので、使ってみると十分に快適でした」と太鼓判を押した。

 

【殿堂入りの理由】床だけでなく天井の掃除も楽にこなせる圧巻の軽さ

「とにかく軽く、グリップが手に馴染むので、片手で持ち上げての天井の掃除も、階段や段差の移動もとても簡単です。気軽に使えるので『掃除しよう!』という気になります」(Masuoさん)

↑ゴミ捨ては、グリップの下部に付いている赤いレバーを下げるだけ。溜まったゴミを触らずに捨てられるので衛生的だ

 

★コレも殿堂入り!

SPEC ●洗濯・脱水容量;10kg ●乾燥容量:6kg ●標準使用水量:約78L ●定格洗濯目安時間:約30分 ●サイズ/質量:W600×H1009×D722mm/約75kg

《ドラム式洗濯機》

パナソニック

NA-VX300 BL

実売価格21万9780円

自動槽洗浄機能をはじめ、洗濯槽をキレイに保つ機能が充実したヒートポンプ乾燥対応機。「洗濯・乾燥容量が大きいのがうれしいポイント。いまは、洗濯と乾燥を完全にこの1台で行っています!」(Masuoさん)

 

【No.3】アーティスト・ピエール中野さんの殿堂入りモノ

アーティスト

ピエール中野さん

ロックバンド「凛として時雨」のドラマー。人並外れた聴覚とチューニングスキルをもつイヤホンマニアとしても有名。

ノイズキャンセリング機能も備え圧巻の重低音を堪能できる

SPEC ●ドライバー径:40mm ●対応コーデック:SBC、AAC、aptX HD ●連続再生:最大24時間 ●充電時間:2時間 ●質量:308g

《ワイヤレスヘッドホン》

Skullcandy

Crusher ANC

実売価格3万5800円

10Hz〜200Hzの重低音に反応してヘッドホンが振動するセンサリーベース機能を搭載したヘッドホン。アクティブノイズキャンセリングを備えるほか、専用アプリで聴力テストを行うことで最適な音質に自動で調整可能な新機能にも対応した。

 

↑ややハードなシェルで携帯性に優れた専用キャリングケースが付属する。また、急速充電対応の充電ケーブルも同梱

 

↑左耳側にスライダーを装備。これを上下に動かすことで、振動のレベルの強弱を、楽曲を聞きながら手早く調整できる

 

↑耳をすっぽり覆うイヤーカップは折りたたみ可能。ノイズキャンセリングと組み合わせれば、電車内でも静寂が訪れる

 

近年、音楽配信サブスクの浸透とテレワークによる需要とが重なり、ヘッドホンやイヤホンへの注目はさらに高まっている。そんななかで「音質がとにかく良くて、物理的にも震える超重低音を楽しめる唯一無二のヘッドホン」と、「凛として時雨」のドラマーであるピエール中野さんはSkullcandyのCrusher ANCを猛プッシュする。

 

中野さんが特に注目するのは、ヘッドホンが振動するセンサリーベース機能。本機は同機能が作用する周波数帯域がさらに広がっており、音楽をエンターテインメントとしてより楽しめる。また、使用者に合わせて音質を調整するパーソナルサウンド機能も本機の目玉のひとつだ。同機能はアプリで行う3分ほどの簡単なテストを参照してその人の音の聴こえ方を計測。そのデータを参考に音質をチューニングしてくれる世界初の機能。使用者の左右の耳の特性を把握して、再生時に聴こえ方の差をなくしてくれる。

 

これにより、楽曲に鮮明なステレオ感がもたらされるのだ。さらに、同機能には、ボリュームを過剰に上げなくても大音量に感じられるようになるというメリットもあり、進化したノイズキャンセリング機能と併せて、耳への負担も抑えられる。

 

【殿堂入りの理由】パーソナルサウンド測定は人生を変える体験

「パーソナルサウンド機能を使用後はこれまでと違う方向から音が聴こえ、なじみ深い楽曲も新鮮に感じられます。本機はそもそもの音質が良いのですが、付加価値機能として面白いです」(ピエール中野さん)

↑聴力テストや各種音質設定が行える専用アプリ。表記は英語表示のみだが、イラストが豊富に使われているので心配無用だ

 

★コレも殿堂入り!

SPEC ●対応コーデック:SBC、AAC、 LDAC、 aptX、aptX HD ●連続再生:最大20時間 ●充電時間:約6.5時間 ●サイズ/質量:W57.3×H121.8×D14.8mm/約164g

《携帯オーディオプレーヤー》

ソニー

ウォークマンNW-ZX507

実売価格8万8000円

AIが再生中の楽曲をリアルタイムで解析し、アップスケーリングしてくれる携帯音楽プレーヤー。「音楽再生のプレーヤーにこだわるならこれ。ストリーミングサービスにも対応し、イコライザーなどのカスタマイズも豊富です」(ピエール中野さん)

 

【No.4】e☆イヤホン PRスタッフ・たにみくさんの殿堂入りモノ

e☆イヤホン PRスタッフ

たにみくさん

世界最大の品揃えを誇るポータブルオーディオ専門店e☆イヤホンのPRスタッフ。アイテムの紹介やレビューを行う。

低価格品の常識を覆す高品質で愛の詰まったイヤホン

SPEC ●再生周波数帯域:5Hz〜40kHz(ハイレゾ対応)●出力音圧レベル:92dB ●接続プラグ:φ3.5mmステレオミニプラグ ●質量:約10g

《有線イヤホン》

Hi-Unit

HSE-A2000PN

実売価格3600円

ピエール中野さんがプロデュースし、音質をチューニングした有線イヤホンの第2弾モデル。ドライバーにはグラフェンコート振動板を採用。低音域はバスドラムとベースサウンドの生々しさを向上させ、高音域は澄みわたった音を楽しめる。

 

↑ケーブルのタッチノイズを軽減できるクリップが付属。新たにマイクも搭載しており、通話もこなせる

 

「高額な製品に手を出す勇気がまだないという人に、ぜひ試してみてほしいのがピエール中野さん監修の有線イヤホン第2弾、通称『有線ピヤホン2』です。比較的安価なモデルなんですが、クリアに澄んだ高音域や深く厚みのある低音域が絶品なんです!」(たにみくさん)

 

e☆イヤホンのたにみくさんは語る。「有線ピヤホンの第1弾は、1700円でイイ音を、というコンセプトで大好評でした。今回はリモコンマイクを搭載したり、服とケーブルが擦れた時に生じるタッチノイズ軽減のためのクリップが付属したりと大きくグレードアップ。通話やウェブ会議もできるようになって、使い勝手がグッと向上しました。音楽に没入して楽しめるだけでなく、仕事にも使える、超ハイコスパな逸品です!」(たにみくさん)

 

【殿堂入りの理由】格安なのに付属品まで充実しているのがイイ

「安価でもキャリングケースが付属しています。むき出しでカバンにしまうと起きやすいケーブルの断線を予防でき、長く使えるのがうれしい! 作り手の愛を感じます」(たにみくさん)

 

↑Hi-Unitで専用キャリングケースが付属するのは、ピエール中野監修モデルだけ。ピエール中野のロゴが刻印される

 

★コレも殿堂入り!

SPEC ●オーディオ入力:Bluetooth 5.1ほか ●連続再生:最大5時間 ●充電時間:約2.5時間 ●サイズ/質量:W87.5×H75×D41.3mm/約209g

《Bluetoothスピーカー》

JBL

JBL GO 3

実売価格3990円

迫力十分な低音域が特徴の小型ワイヤレススピーカー。「カラーが6色と豊富でデザインもかわいい! 底面に滑り止め素材を使っているうえ、フックも一体化しているので気軽に持ち運べます」(たにみくさん)

↑IP67の防塵防水に対応。バッテリー駆動なのでアウトドアや水場でも、場所を選ばず気軽に音楽を楽しめる

 

【No.5】オーディオライター・山本 敦さんの殿堂入りモノ

オーディオライター

山本 敦さん

ハイレゾに音楽配信、スマホなどポータブルオーディオの最先端を探求。海外の展示会取材やインタビューもこなす。

iPhoneと高度に連携する賢い小型スピーカー

SPEC ●ドライバー:フルレンジドライバー ●スピーカー方式:デュアルパッシブラジエーター ●無線接続:Wi-Fi(802.11n)●サイズ/質量:W97.9×H84.3×D97.9mm/約345g

《スマートスピーカー》

Apple

HomePod mini

実売価格1万1880円

360度に音が広がる小型スピーカー。AIアシスタントのSiriに対応し、声による操作が可能。iPhoneと連携するAirPlay 2をサポートするほか、ワンタッチでiPhoneとHomePod mini間の楽曲切り替えが可能なハンドオフ機能も利用できる。

 

↑楽曲の再生をバトンタッチするハンドオフ機能。外出時や帰宅時、聴きたい音楽をスムーズに引き継げる

 

【殿堂入りの理由】2台使えばステレオに! 再生環境を自在に構築

「本機を2台揃えればステレオに! 用途や予算に合わせて再生環境を自在に構築できます。同じ音源を別々の部屋で同時に鳴らすマルチルーム再生に対応するのも◎」(山本さん)

 

↑iPhoneに加え、iPadやMacとも連携。配信サービスApple Musicも単体で利用できる

 

【No.6】フリーライター・田中真紀子さんの殿堂入りモノ

フリーライター

田中真紀子さん

白物家電、美容家電を得意とするライター。ユーザー目線を大切にした主婦ならではのレビュー記事には定評がある。

食材を入れるだけで本格料理が失敗なし

SPEC ●定格容量:2.4L ●消費電力:800W ●予約設定時間:最大15時間 ●保温:最大12時間 ●サイズ/質量:W395×H249×D305mm/約6.1kg

《自動調理鍋》

シャープ

自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」KN-HW24F

実売価格6万1960円

レシピどおりに材料を入れるだけで、定番品から特別なごちそうまでおいしく作れる自動調理鍋。栄養を多く残す水なし調理に対応するほか、Wi-Fi経由でスマホと連携し、メニュー追加も可能。各種パーツは食洗器で洗える。

 

↑料理をかき混ぜる「まぜ技ユニット」を装備しており、完全放置で料理が仕上がる。54種の料理に対応梱

 

【殿堂入りの理由】本格的な低温調理もこの1台でこなせる!

「日常的なおかずづくりに加え、ローストビーフやサラダチキンといった本格的な低温調理にも対応するのが◎。袋に食材を入れて、水を張った内鍋で加熱するだけとお手軽です」(田中さん)

↑低温加熱は機械まかせでOK。肉や魚のタンパク質が過剰に変性するのを防ぎ、柔らかく仕上がる

【No.7】IT・家電ジャーナリスト・安蔵靖志さんの殿堂入りモノ

IT・家電ジャーナリスト

安蔵靖志さん

ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電のスペシャリストとして多数のメディアに出演中。

光触媒を使って空気を除菌・脱臭する壁掛けデバイス

《除菌・脱臭デバイス》

カルテック

ターンド・ケイKL-W01

実売価格6万7650円

吸着フィルターを使用せず、光触媒のみを用いる除菌・脱臭機。壁掛けタイプで、わずか7mmの極細モールを採用しており、取り付けた際もデザインの調和を乱さない。フィルターは数か月に一度浸け置き洗いをするだけでOK。センサーの感度は環境に合わせて切り替え可能だ。

 

↑スリムかつノイズレスなデザインを採用。別売のスタンドを使用すれば、床置きにも対応する

 

【殿堂入りの理由】メンテ頻度が少なくて済む新方式で除菌&脱臭する

「触媒に光を当てて有害物質を分解する方式を採用したのが画期的。フィルターに風を通すことで除菌・脱臭します。メンテナンスが楽で、腐敗ガスなども分解してくれます!」(安蔵さん)

↑光触媒フィルターは数か月ごとに、水かぬるま湯で洗うだけ。メンテの手間が少ないのが◎

 

【No.8】テクニカルライター・湯浅顕人さんの殿堂入りモノ

テクニカルライター

湯浅顕人さん

AV機器とPCを中心に幅広いアイテムに精通するテックライター。最近は自宅でハイレゾオーディオ鑑賞を楽しんでいる。

好みの打鍵感を選べば生産性が格段に上がる!

SPEC ●キー数:91キー●キーピッチ/キーストローク:19mm/4±0.5mm ●インターフェース:PS/2、USB ●サイズ/質量:W357×H37×D137mm/980g

《キーボード》

FILCO

Majestouch 2 Tenkeyless 黒軸・テンキーレス・かなあり

1万3730円

基板をリニューアルして耐久性と打鍵感が向上したテンキーレスの高級キーボード。ドイツCherry社の黒軸メカニカルスイッチを採用。黒軸は、最大約60gのバネ圧で押し下げるほど重くなる特性を持ち、その反発力を利用してキーから指を離す感覚が得られる。

 

↑Cherry社の黒軸。ほかに青軸、茶軸、赤軸が選べて、それぞれ打鍵感が異なる

 

【殿堂入りの理由】操作性を大きく向上させるキーをしっかり搭載

「『HOME』『PageUp』などの独キーで、文章アプリでページ単位のカーソル移動や、範囲指定などのショートカットが可能です。生産性が格段に向上するので重宝しています!」(湯浅さん)

↑「HOME」や「PageUP」などのキーが独立。よく使うキーなので助かる

 

【No.9】動画クリエイター・セゴリータ三世さんの殿堂入りモノ

動画クリエイター

セゴリータ三世さん

2014年に動画投稿を開始した自称“野良YouTuber”。チャンネル登録者数は約14.4万人。奥さんは動画クリエイターのレイさんだ。

3台で構築する理想のサラウンド

SPEC ●無線接続:Wi-Fi ●サイズ/質量:W651×H68.5×D100mm/2.8kg(Beam)、W119.7×H161.45×D119.7mm/約1.85kg(One SL)

《サラウンドシステム》

Sonos

Beam+One SLステレオペア

実売価格9万400円

テレビと組み合わせて使用するバースピーカーのBeamと、2台一組でステレオとして機能するOne SLのセット。BeamとOne SLはWi-Fiで連携し、サラウンドシステムとして機能する。AIアシスタントによる音声操作にも対応。

 

↑One SL(左)とBeam(右)。それぞれ単体でも使用できるが、組み合わせることでその真価を発揮できる

 

【殿堂入りの理由】家庭用テレビに適したサイズ感がうれしい

「両機種ともとても小さいのに音楽鑑賞時も十分満足できるほど高音質! 我が家のテレビは40V型なんですが、Beamがちょうど収まるのが気に入っています」(セゴリータ三世さん)

↑Beamの設置例。筐体が小型なので、テレビ本体の下部などにキレイに収まりやすい

 

【No.10】パノラマ写真家・高松勝範(わっき)さんの殿堂入りモノ

パノラマ写真家

高松勝範(わっき)さん

1999年にフリーランスとして独立。テレビ、映画、ゲームなどの数々の映像制作を手がけるほか、動画クリエイターとしても活動中。

360度写真もブレない動画もコレ1台で撮れる

SPEC ●写真解像度:6080×3040(360度)●動画解像度:5.7K ●ディスプレイ:OLEDタッチスクリーン ●サイズ/質量:W46.2×H113×D29.8 mm/149g

《360度カメラ》

Insta360

Insta360 ONE X2

実売価格5万4780円

正面と背面の2基のカメラにより、360度の全天球動画を手軽に撮影できるアクションカメラ。片側のカメラだけを使って、ジンバルなしでブレを抑えた動画なども撮影できる。10mの防水にも対応し、オールラウンドに使用可能だ。

 

↑強力な手ブレ補正機能に対応するのも特徴。ジンバルレスで常に水平を保ってくれる機能も実現した

 

【殿堂入りの理由】全天球カメラとしては貴重な防水対応でタフに使える

「防水機能も備え、全天球カメラとアクションカメラの良いとこ取りな1台です。専用スマホアプリではAI自動編集なども可能で、初心者でもユニークな動画を撮れます!」(高松さん)

↑自撮り用のアクセサリーも用意。撮影した映像には棒が写らず、独特な浮遊感を楽しめる

 

【No.11】モバイルライター・井上 晃さんの殿堂入りモノ

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチ、格安SIMなど最新モバイル事情に精通するライター。雑誌やウェブを中心に記事を執筆する。

PCでも超快適なペン入力ができる!

SPEC ●読取方式:電磁誘導 ●読取可能範囲:216×135mm ●筆圧感知:4096段階 ●ワイヤレス接続:Bluetooth 2.1以上 ●サイズ/質量:W264×H8.8×D200mm/410g

《ペンタブレット》

ワコム

Wacom Intuos Medium ワイヤレス

実売価格1万7370円

PCとBluetoothで接続し、4096段階の筆圧検知対応の自然な書き味でペン入力が行えるタブレット。ペンにサイドスイッチを2つ、タブレット側にショートカットキーを4つ備えており、操作性も高い。

 

【殿堂入りの理由】テレワークで重宝する手書き環境を安価に!

「紙に書き込むようなごく自然な感覚でペン入力が行えます。PCさえあれば、iPadなどを買うより安価に手書き環境を構築できるのでオススメ! イラスト用途も十分こなせます」(井上さん)

 

↑Bluetooth接続に対応し、ケーブルでごちゃつかないのも◎。 タブレット上部にペントレイも備える

 

【No.12】フォトグラファー・永山昌克さんの殿堂入りモノ

フォトグラファー

永山昌克さん

写真スタジオを経て、フリーランスの写真家に。得意分野は、 ポートレートと商品撮影。雑誌などでの執筆も多数行う。

超高画素なのに動作は俊敏な新・名機

SPEC ●撮像素子:約6100万画素35mm判フルサイズ ●マウント:ソニーFEマウント ●ディスプレイ:3.0型144万ドット(チルト式)●サイズ/質量:約W128.9×H96.4×D77.5mm/約665g

《ミラーレス一眼》

ソニー

α7R IV

実売価格39万4330円(ボディ)

α史上最高の約6100万画素センサーを搭載したハイアマ向けモデル。5.5段ぶんの5軸手ブレ補正をボディに内蔵。最高10コマ/秒の連写が可能なほか、リアルタイムで被写体の瞳を捉えるAFに対応する。EVFも576万ドットと超高解像度だ。

 

↑背面モニターは上下チルト式。画面の明るさは5段階で調節できる

 

【殿堂入りの理由】驚異的な低ノイズと秀逸な操作性が魅力

「常用最高ISO32000に対応し、高感度でもノイズが気にならない画質はため息モノ。3基のダイヤルやスティックを備え、使い込むほど快適になる優れた操作性も素晴らしい!」(永山さん)

↑天面には露出補正ダイヤルも装備。大きく張り出したグリップは握りやすく、大型のレンズを装着しても安定感がある

 

【No.13】家電ライター・平島憲一郎さんの殿堂入りモノ

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電の知識はトップクラス。家電系ライターとして活躍する一方で、立ち食いそばにも精通。100店舗以上を食べ歩く。

卓上でそのまま使える小型の全自動圧力鍋

SPEC ●最高圧力:70kPa ●調理容量:1.4L ●満水容量:約2.2L ●保温時間:12時間 ●サイズ/質量:W約282×H213×D286mm/約3.6kg

《電気圧力鍋》

アイリスオーヤマ

電気圧力鍋 KPC-MA2

実売価格1万4710円

材料を入れてボタンを押すだけで圧力による自動調理が可能。65種類の自動調理メニューを搭載し、オリジナルレシピブックも付属する。卓上で取り分けやすい高さに設計されており、食卓で調理して、そのまま食事をすることも可能だ。

 

↑圧力調理だけでなく、卓上での調理も可能。より大型のKPC-MA4(実売価格1万9000円)もオススメ

 

【殿堂入りの理由】台所に立つ時間を減らして自由な時間をつくれる

「本機があれば、これまで台所でコンロの前にいなければならなかった時間を有効活用できるのが魅力。卓上で鍋料理なども作れるので、想像以上に毎日活躍してくれます!」(平島さん)

 

↑火を使わず、ボタンひとつで調理。火加減などを見ずに済むので、時間を自由に使える

【保存版】識者&ガジェットYouTuberが太鼓判を押した「殿堂入り」の13製品

コロナの影響下でも家電市場は好調。巣ごもりに適した白物家電や、在宅勤務を助けるモバイル機器は特に人気を集めている。今回は、識者のオススメアイテムを紹介。“新しい日常”に適した逸品が中心となった。

※こちらは「GetNavi」 2021年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【No.1】動画クリエイター・Kazuさんの殿堂入りモノ

動画クリエイター

Kazuさん

YouTube「カズチャンネル」を運営。家電・ガジェットのレビューやDIYなど、生活すべてを公開する行動派動画クリエイター。

バッグに気軽に入れられる映像のブレないジンバルカメラ

《ジンバルカメラ》

DJI

DJI Pocket 2

実売価格4万9500円

ポケットやバッグに入れて気軽に持ち運べるコンパクトボディに、4Kカメラや3軸ジンバルを内蔵。動きながらの撮影でも滑らかな映像を記録できる。新たにズーム機能を搭載したほか、セルフィー撮影時には美顔効果も働くようになった。

SPEC ●安定化機能:3軸 ●有効画素数:64MP ●駆動時間:140分 ●充電時間:73分 ●サイズ/質量:W124.7×H38.1×D30mm/117g

 

↑タッチ対応の液晶モニターを搭載。ディスプレイサイズは21×19mm。上下左右のスライド操作で各種機能を呼び出せる

 

↑6400万画素&最大8倍ズームで静止画を撮影可能。動画撮影時は最大4倍ズームに対応する。最大画角が93度と広いのもうれしい

 

↑細かな撮影設定はスマホアプリから行う。Wi-Fiでも接続できるが、手元で操作しやすいよう本体にスマホをつなげられる

 

「これほどまでに小さく、そして誰にとっても使いやすいVlog用カメラはないです!」

 

そうDJI Pocket 2を熱くレコメンしてくれたのは、動画クリエイターのKazuさん。Vlogとはビデオブログの意味で、飾り気のない日常的な自分の行動を映像で記録するというのが特徴だ。そうした自分のVlogを投稿し、人気を博しているYouTuberも数多い。彼らの多くが自分たちの日常を撮影するためにジンバル付きカメラを活用している。

 

「DJI Pocket 2はジンバル付きカメラというジャンルの開拓者であるOSMO Pocketの後継機なんですが、音がキレイなうえに映像もブレが目立たなくて本当にイイ。場面の切り替わりが多かったり、荷物が多くて細かなカメラワークにまで手が回らなかったりするときは、これ1台で撮ることが多いです」(Kazuさん)

 

ズーム対応など、静止画撮影機能も強化されており、旅先に持っていく“思い出撮影カメラ”としてもピッタリだ。

 

【殿堂入りの理由】本体底部を取り外して多彩なアクセサリーが使える

「底部を取り外してアクセサリーを取り付けられる新設計を採用したことで、より便利になりました。アタッチメントが豊富なので、首からぶら下げてよく使ってます」(Kazuさん)

↑マイクロ三脚を取り付けるベースやワイヤレスマイクの音を受信するレシーバーも取り付け可能。プロも納得だ

 

【No.2】動画クリエイター・Masuoさんの殿堂入りモノ

動画クリエイター

Masuoさん

近所にいるようなお兄さんが、何でも率直に紹介するYouTubeチャンネル「MasuoTV」が人気。登録者数は約119万人を誇る。

片手で取り回せるダイソン最軽量のスティック掃除機

SPEC ●充電時間:3.5時間 ●駆動時間:最長約20分(エコモード、モーターヘッド不使用時) ●サイズ/質量:W207×H1091×D222mm/1500g

《スティック型掃除機》

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg

実売価格6万4900円

日本の住環境向けに研究開発され、質量1.5kgを実現したコードレスクリーナー。新たにボタンによるオンオフに対応し、使い勝手が向上している。クリーンな排気は従来どおりで、微細なホコリを99%カット。ごみ捨てもワンタッチで行える。

 

 

↑Micro Fluffyクリーナーヘッドのほか、ミニモーターヘッドやコンビネーション隙間ノズル、卓上ツールなどが付属。天井からクルマの中まで様々な場所を手軽に掃除できる

 

↑これまでのクリーナーヘッドからさらに45%も小型化。ソファの下や棚の隙間などにもスムーズに入っていくため、家具を動かす必要がなくなった

 

↑8つのルートサイクロンで構成された同社史上最小のサイクロン機構。配置を工夫することで9万6000Gもの遠心力をキープ。高い吸引力を保つ

 

↑人間工学に基づき、より軽く感じられるように重量バランスを再設計。さらに、手元の構造を改良し、従来のトリガー式でなくスイッチ式を採用した

 

在宅時間が増えるなか、掃除をする機会が増えた人は多い。頻度が増えたことで掃除機の重さに小さなストレスを感じている人もいるだろう。本機は、そんな人にこそオススメの一台だ。

 

「Dyson Micro 1.5kgは、その名のとおり超軽量なのにパワーが強いので、自宅全般の掃除に重宝しています。コードレスで電源を探す手間もなく、ストレスフリーに使えるんです」(Masuoさん)

 

動画クリエイターのMasuoさんはそうベタ褒めする。気になる駆動時間についても「パワー“強”で掃除をすると充電が5分程度しか持たないという指摘もありますが、実際は“強”でなくともしっかりゴミを吸い取ってくれるので、使ってみると十分に快適でした」と太鼓判を押した。

 

【殿堂入りの理由】床だけでなく天井の掃除も楽にこなせる圧巻の軽さ

「とにかく軽く、グリップが手に馴染むので、片手で持ち上げての天井の掃除も、階段や段差の移動もとても簡単です。気軽に使えるので『掃除しよう!』という気になります」(Masuoさん)

↑ゴミ捨ては、グリップの下部に付いている赤いレバーを下げるだけ。溜まったゴミを触らずに捨てられるので衛生的だ

 

★コレも殿堂入り!

SPEC ●洗濯・脱水容量;10kg ●乾燥容量:6kg ●標準使用水量:約78L ●定格洗濯目安時間:約30分 ●サイズ/質量:W600×H1009×D722mm/約75kg

《ドラム式洗濯機》

パナソニック

NA-VX300 BL

実売価格21万9780円

自動槽洗浄機能をはじめ、洗濯槽をキレイに保つ機能が充実したヒートポンプ乾燥対応機。「洗濯・乾燥容量が大きいのがうれしいポイント。いまは、洗濯と乾燥を完全にこの1台で行っています!」(Masuoさん)

 

【No.3】アーティスト・ピエール中野さんの殿堂入りモノ

アーティスト

ピエール中野さん

ロックバンド「凛として時雨」のドラマー。人並外れた聴覚とチューニングスキルをもつイヤホンマニアとしても有名。

ノイズキャンセリング機能も備え圧巻の重低音を堪能できる

SPEC ●ドライバー径:40mm ●対応コーデック:SBC、AAC、aptX HD ●連続再生:最大24時間 ●充電時間:2時間 ●質量:308g

《ワイヤレスヘッドホン》

Skullcandy

Crusher ANC

実売価格3万5800円

10Hz〜200Hzの重低音に反応してヘッドホンが振動するセンサリーベース機能を搭載したヘッドホン。アクティブノイズキャンセリングを備えるほか、専用アプリで聴力テストを行うことで最適な音質に自動で調整可能な新機能にも対応した。

 

↑ややハードなシェルで携帯性に優れた専用キャリングケースが付属する。また、急速充電対応の充電ケーブルも同梱

 

↑左耳側にスライダーを装備。これを上下に動かすことで、振動のレベルの強弱を、楽曲を聞きながら手早く調整できる

 

↑耳をすっぽり覆うイヤーカップは折りたたみ可能。ノイズキャンセリングと組み合わせれば、電車内でも静寂が訪れる

 

近年、音楽配信サブスクの浸透とテレワークによる需要とが重なり、ヘッドホンやイヤホンへの注目はさらに高まっている。そんななかで「音質がとにかく良くて、物理的にも震える超重低音を楽しめる唯一無二のヘッドホン」と、「凛として時雨」のドラマーであるピエール中野さんはSkullcandyのCrusher ANCを猛プッシュする。

 

中野さんが特に注目するのは、ヘッドホンが振動するセンサリーベース機能。本機は同機能が作用する周波数帯域がさらに広がっており、音楽をエンターテインメントとしてより楽しめる。また、使用者に合わせて音質を調整するパーソナルサウンド機能も本機の目玉のひとつだ。同機能はアプリで行う3分ほどの簡単なテストを参照してその人の音の聴こえ方を計測。そのデータを参考に音質をチューニングしてくれる世界初の機能。使用者の左右の耳の特性を把握して、再生時に聴こえ方の差をなくしてくれる。

 

これにより、楽曲に鮮明なステレオ感がもたらされるのだ。さらに、同機能には、ボリュームを過剰に上げなくても大音量に感じられるようになるというメリットもあり、進化したノイズキャンセリング機能と併せて、耳への負担も抑えられる。

 

【殿堂入りの理由】パーソナルサウンド測定は人生を変える体験

「パーソナルサウンド機能を使用後はこれまでと違う方向から音が聴こえ、なじみ深い楽曲も新鮮に感じられます。本機はそもそもの音質が良いのですが、付加価値機能として面白いです」(ピエール中野さん)

↑聴力テストや各種音質設定が行える専用アプリ。表記は英語表示のみだが、イラストが豊富に使われているので心配無用だ

 

★コレも殿堂入り!

SPEC ●対応コーデック:SBC、AAC、 LDAC、 aptX、aptX HD ●連続再生:最大20時間 ●充電時間:約6.5時間 ●サイズ/質量:W57.3×H121.8×D14.8mm/約164g

《携帯オーディオプレーヤー》

ソニー

ウォークマンNW-ZX507

実売価格8万8000円

AIが再生中の楽曲をリアルタイムで解析し、アップスケーリングしてくれる携帯音楽プレーヤー。「音楽再生のプレーヤーにこだわるならこれ。ストリーミングサービスにも対応し、イコライザーなどのカスタマイズも豊富です」(ピエール中野さん)

 

【No.4】e☆イヤホン PRスタッフ・たにみくさんの殿堂入りモノ

e☆イヤホン PRスタッフ

たにみくさん

世界最大の品揃えを誇るポータブルオーディオ専門店e☆イヤホンのPRスタッフ。アイテムの紹介やレビューを行う。

低価格品の常識を覆す高品質で愛の詰まったイヤホン

SPEC ●再生周波数帯域:5Hz〜40kHz(ハイレゾ対応)●出力音圧レベル:92dB ●接続プラグ:φ3.5mmステレオミニプラグ ●質量:約10g

《有線イヤホン》

Hi-Unit

HSE-A2000PN

実売価格3600円

ピエール中野さんがプロデュースし、音質をチューニングした有線イヤホンの第2弾モデル。ドライバーにはグラフェンコート振動板を採用。低音域はバスドラムとベースサウンドの生々しさを向上させ、高音域は澄みわたった音を楽しめる。

 

↑ケーブルのタッチノイズを軽減できるクリップが付属。新たにマイクも搭載しており、通話もこなせる

 

「高額な製品に手を出す勇気がまだないという人に、ぜひ試してみてほしいのがピエール中野さん監修の有線イヤホン第2弾、通称『有線ピヤホン2』です。比較的安価なモデルなんですが、クリアに澄んだ高音域や深く厚みのある低音域が絶品なんです!」(たにみくさん)

 

e☆イヤホンのたにみくさんは語る。「有線ピヤホンの第1弾は、1700円でイイ音を、というコンセプトで大好評でした。今回はリモコンマイクを搭載したり、服とケーブルが擦れた時に生じるタッチノイズ軽減のためのクリップが付属したりと大きくグレードアップ。通話やウェブ会議もできるようになって、使い勝手がグッと向上しました。音楽に没入して楽しめるだけでなく、仕事にも使える、超ハイコスパな逸品です!」(たにみくさん)

 

【殿堂入りの理由】格安なのに付属品まで充実しているのがイイ

「安価でもキャリングケースが付属しています。むき出しでカバンにしまうと起きやすいケーブルの断線を予防でき、長く使えるのがうれしい! 作り手の愛を感じます」(たにみくさん)

 

↑Hi-Unitで専用キャリングケースが付属するのは、ピエール中野監修モデルだけ。ピエール中野のロゴが刻印される

 

★コレも殿堂入り!

SPEC ●オーディオ入力:Bluetooth 5.1ほか ●連続再生:最大5時間 ●充電時間:約2.5時間 ●サイズ/質量:W87.5×H75×D41.3mm/約209g

《Bluetoothスピーカー》

JBL

JBL GO 3

実売価格3990円

迫力十分な低音域が特徴の小型ワイヤレススピーカー。「カラーが6色と豊富でデザインもかわいい! 底面に滑り止め素材を使っているうえ、フックも一体化しているので気軽に持ち運べます」(たにみくさん)

↑IP67の防塵防水に対応。バッテリー駆動なのでアウトドアや水場でも、場所を選ばず気軽に音楽を楽しめる

 

【No.5】オーディオライター・山本 敦さんの殿堂入りモノ

オーディオライター

山本 敦さん

ハイレゾに音楽配信、スマホなどポータブルオーディオの最先端を探求。海外の展示会取材やインタビューもこなす。

iPhoneと高度に連携する賢い小型スピーカー

SPEC ●ドライバー:フルレンジドライバー ●スピーカー方式:デュアルパッシブラジエーター ●無線接続:Wi-Fi(802.11n)●サイズ/質量:W97.9×H84.3×D97.9mm/約345g

《スマートスピーカー》

Apple

HomePod mini

実売価格1万1880円

360度に音が広がる小型スピーカー。AIアシスタントのSiriに対応し、声による操作が可能。iPhoneと連携するAirPlay 2をサポートするほか、ワンタッチでiPhoneとHomePod mini間の楽曲切り替えが可能なハンドオフ機能も利用できる。

 

↑楽曲の再生をバトンタッチするハンドオフ機能。外出時や帰宅時、聴きたい音楽をスムーズに引き継げる

 

【殿堂入りの理由】2台使えばステレオに! 再生環境を自在に構築

「本機を2台揃えればステレオに! 用途や予算に合わせて再生環境を自在に構築できます。同じ音源を別々の部屋で同時に鳴らすマルチルーム再生に対応するのも◎」(山本さん)

 

↑iPhoneに加え、iPadやMacとも連携。配信サービスApple Musicも単体で利用できる

 

【No.6】フリーライター・田中真紀子さんの殿堂入りモノ

フリーライター

田中真紀子さん

白物家電、美容家電を得意とするライター。ユーザー目線を大切にした主婦ならではのレビュー記事には定評がある。

食材を入れるだけで本格料理が失敗なし

SPEC ●定格容量:2.4L ●消費電力:800W ●予約設定時間:最大15時間 ●保温:最大12時間 ●サイズ/質量:W395×H249×D305mm/約6.1kg

《自動調理鍋》

シャープ

自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」KN-HW24F

実売価格6万1960円

レシピどおりに材料を入れるだけで、定番品から特別なごちそうまでおいしく作れる自動調理鍋。栄養を多く残す水なし調理に対応するほか、Wi-Fi経由でスマホと連携し、メニュー追加も可能。各種パーツは食洗器で洗える。

 

↑料理をかき混ぜる「まぜ技ユニット」を装備しており、完全放置で料理が仕上がる。54種の料理に対応梱

 

【殿堂入りの理由】本格的な低温調理もこの1台でこなせる!

「日常的なおかずづくりに加え、ローストビーフやサラダチキンといった本格的な低温調理にも対応するのが◎。袋に食材を入れて、水を張った内鍋で加熱するだけとお手軽です」(田中さん)

↑低温加熱は機械まかせでOK。肉や魚のタンパク質が過剰に変性するのを防ぎ、柔らかく仕上がる

【No.7】IT・家電ジャーナリスト・安蔵靖志さんの殿堂入りモノ

IT・家電ジャーナリスト

安蔵靖志さん

ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電のスペシャリストとして多数のメディアに出演中。

光触媒を使って空気を除菌・脱臭する壁掛けデバイス

《除菌・脱臭デバイス》

カルテック

ターンド・ケイKL-W01

実売価格6万7650円

吸着フィルターを使用せず、光触媒のみを用いる除菌・脱臭機。壁掛けタイプで、わずか7mmの極細モールを採用しており、取り付けた際もデザインの調和を乱さない。フィルターは数か月に一度浸け置き洗いをするだけでOK。センサーの感度は環境に合わせて切り替え可能だ。

 

↑スリムかつノイズレスなデザインを採用。別売のスタンドを使用すれば、床置きにも対応する

 

【殿堂入りの理由】メンテ頻度が少なくて済む新方式で除菌&脱臭する

「触媒に光を当てて有害物質を分解する方式を採用したのが画期的。フィルターに風を通すことで除菌・脱臭します。メンテナンスが楽で、腐敗ガスなども分解してくれます!」(安蔵さん)

↑光触媒フィルターは数か月ごとに、水かぬるま湯で洗うだけ。メンテの手間が少ないのが◎

 

【No.8】テクニカルライター・湯浅顕人さんの殿堂入りモノ

テクニカルライター

湯浅顕人さん

AV機器とPCを中心に幅広いアイテムに精通するテックライター。最近は自宅でハイレゾオーディオ鑑賞を楽しんでいる。

好みの打鍵感を選べば生産性が格段に上がる!

SPEC ●キー数:91キー●キーピッチ/キーストローク:19mm/4±0.5mm ●インターフェース:PS/2、USB ●サイズ/質量:W357×H37×D137mm/980g

《キーボード》

FILCO

Majestouch 2 Tenkeyless 黒軸・テンキーレス・かなあり

1万3730円

基板をリニューアルして耐久性と打鍵感が向上したテンキーレスの高級キーボード。ドイツCherry社の黒軸メカニカルスイッチを採用。黒軸は、最大約60gのバネ圧で押し下げるほど重くなる特性を持ち、その反発力を利用してキーから指を離す感覚が得られる。

 

↑Cherry社の黒軸。ほかに青軸、茶軸、赤軸が選べて、それぞれ打鍵感が異なる

 

【殿堂入りの理由】操作性を大きく向上させるキーをしっかり搭載

「『HOME』『PageUp』などの独キーで、文章アプリでページ単位のカーソル移動や、範囲指定などのショートカットが可能です。生産性が格段に向上するので重宝しています!」(湯浅さん)

↑「HOME」や「PageUP」などのキーが独立。よく使うキーなので助かる

 

【No.9】動画クリエイター・セゴリータ三世さんの殿堂入りモノ

動画クリエイター

セゴリータ三世さん

2014年に動画投稿を開始した自称“野良YouTuber”。チャンネル登録者数は約14.4万人。奥さんは動画クリエイターのレイさんだ。

3台で構築する理想のサラウンド

SPEC ●無線接続:Wi-Fi ●サイズ/質量:W651×H68.5×D100mm/2.8kg(Beam)、W119.7×H161.45×D119.7mm/約1.85kg(One SL)

《サラウンドシステム》

Sonos

Beam+One SLステレオペア

実売価格9万400円

テレビと組み合わせて使用するバースピーカーのBeamと、2台一組でステレオとして機能するOne SLのセット。BeamとOne SLはWi-Fiで連携し、サラウンドシステムとして機能する。AIアシスタントによる音声操作にも対応。

 

↑One SL(左)とBeam(右)。それぞれ単体でも使用できるが、組み合わせることでその真価を発揮できる

 

【殿堂入りの理由】家庭用テレビに適したサイズ感がうれしい

「両機種ともとても小さいのに音楽鑑賞時も十分満足できるほど高音質! 我が家のテレビは40V型なんですが、Beamがちょうど収まるのが気に入っています」(セゴリータ三世さん)

↑Beamの設置例。筐体が小型なので、テレビ本体の下部などにキレイに収まりやすい

 

【No.10】パノラマ写真家・高松勝範(わっき)さんの殿堂入りモノ

パノラマ写真家

高松勝範(わっき)さん

1999年にフリーランスとして独立。テレビ、映画、ゲームなどの数々の映像制作を手がけるほか、動画クリエイターとしても活動中。

360度写真もブレない動画もコレ1台で撮れる

SPEC ●写真解像度:6080×3040(360度)●動画解像度:5.7K ●ディスプレイ:OLEDタッチスクリーン ●サイズ/質量:W46.2×H113×D29.8 mm/149g

《360度カメラ》

Insta360

Insta360 ONE X2

実売価格5万4780円

正面と背面の2基のカメラにより、360度の全天球動画を手軽に撮影できるアクションカメラ。片側のカメラだけを使って、ジンバルなしでブレを抑えた動画なども撮影できる。10mの防水にも対応し、オールラウンドに使用可能だ。

 

↑強力な手ブレ補正機能に対応するのも特徴。ジンバルレスで常に水平を保ってくれる機能も実現した

 

【殿堂入りの理由】全天球カメラとしては貴重な防水対応でタフに使える

「防水機能も備え、全天球カメラとアクションカメラの良いとこ取りな1台です。専用スマホアプリではAI自動編集なども可能で、初心者でもユニークな動画を撮れます!」(高松さん)

↑自撮り用のアクセサリーも用意。撮影した映像には棒が写らず、独特な浮遊感を楽しめる

 

【No.11】モバイルライター・井上 晃さんの殿堂入りモノ

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチ、格安SIMなど最新モバイル事情に精通するライター。雑誌やウェブを中心に記事を執筆する。

PCでも超快適なペン入力ができる!

SPEC ●読取方式:電磁誘導 ●読取可能範囲:216×135mm ●筆圧感知:4096段階 ●ワイヤレス接続:Bluetooth 2.1以上 ●サイズ/質量:W264×H8.8×D200mm/410g

《ペンタブレット》

ワコム

Wacom Intuos Medium ワイヤレス

実売価格1万7370円

PCとBluetoothで接続し、4096段階の筆圧検知対応の自然な書き味でペン入力が行えるタブレット。ペンにサイドスイッチを2つ、タブレット側にショートカットキーを4つ備えており、操作性も高い。

 

【殿堂入りの理由】テレワークで重宝する手書き環境を安価に!

「紙に書き込むようなごく自然な感覚でペン入力が行えます。PCさえあれば、iPadなどを買うより安価に手書き環境を構築できるのでオススメ! イラスト用途も十分こなせます」(井上さん)

 

↑Bluetooth接続に対応し、ケーブルでごちゃつかないのも◎。 タブレット上部にペントレイも備える

 

【No.12】フォトグラファー・永山昌克さんの殿堂入りモノ

フォトグラファー

永山昌克さん

写真スタジオを経て、フリーランスの写真家に。得意分野は、 ポートレートと商品撮影。雑誌などでの執筆も多数行う。

超高画素なのに動作は俊敏な新・名機

SPEC ●撮像素子:約6100万画素35mm判フルサイズ ●マウント:ソニーFEマウント ●ディスプレイ:3.0型144万ドット(チルト式)●サイズ/質量:約W128.9×H96.4×D77.5mm/約665g

《ミラーレス一眼》

ソニー

α7R IV

実売価格39万4330円(ボディ)

α史上最高の約6100万画素センサーを搭載したハイアマ向けモデル。5.5段ぶんの5軸手ブレ補正をボディに内蔵。最高10コマ/秒の連写が可能なほか、リアルタイムで被写体の瞳を捉えるAFに対応する。EVFも576万ドットと超高解像度だ。

 

↑背面モニターは上下チルト式。画面の明るさは5段階で調節できる

 

【殿堂入りの理由】驚異的な低ノイズと秀逸な操作性が魅力

「常用最高ISO32000に対応し、高感度でもノイズが気にならない画質はため息モノ。3基のダイヤルやスティックを備え、使い込むほど快適になる優れた操作性も素晴らしい!」(永山さん)

↑天面には露出補正ダイヤルも装備。大きく張り出したグリップは握りやすく、大型のレンズを装着しても安定感がある

 

【No.13】家電ライター・平島憲一郎さんの殿堂入りモノ

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電の知識はトップクラス。家電系ライターとして活躍する一方で、立ち食いそばにも精通。100店舗以上を食べ歩く。

卓上でそのまま使える小型の全自動圧力鍋

SPEC ●最高圧力:70kPa ●調理容量:1.4L ●満水容量:約2.2L ●保温時間:12時間 ●サイズ/質量:W約282×H213×D286mm/約3.6kg

《電気圧力鍋》

アイリスオーヤマ

電気圧力鍋 KPC-MA2

実売価格1万4710円

材料を入れてボタンを押すだけで圧力による自動調理が可能。65種類の自動調理メニューを搭載し、オリジナルレシピブックも付属する。卓上で取り分けやすい高さに設計されており、食卓で調理して、そのまま食事をすることも可能だ。

 

↑圧力調理だけでなく、卓上での調理も可能。より大型のKPC-MA4(実売価格1万9000円)もオススメ

 

【殿堂入りの理由】台所に立つ時間を減らして自由な時間をつくれる

「本機があれば、これまで台所でコンロの前にいなければならなかった時間を有効活用できるのが魅力。卓上で鍋料理なども作れるので、想像以上に毎日活躍してくれます!」(平島さん)

 

↑火を使わず、ボタンひとつで調理。火加減などを見ずに済むので、時間を自由に使える

連休中はPC内データ整理のチャンス! 使用頻度の低いデータはUSBメモリにまとめて保存しよう

今年の大型連休も旅行などの“遠出”は断念……。しかし、どこにも行きにくい連休だからこそ、思い切って、PCデータの整理整頓をしてみては? 撮影した写真や動画、気付いたら日に日に増えているPDF……等々、それほど頻繁に開くわけでもなく、かと言って削除はしたくない。そんなデータはUSBメモリにまとめて保存しておきましょう! 今回は比較的お手頃な容量の、32GBのUSBメモリ4選をピックアップしました。

 

目次

 


国際的なプロダクトデザイン賞を受賞した“機能美”にひかれる


シリコンパワー Jewel J80

シリコンパワー「Jewel J80」は、金属の質感を活かした高級感のある外観で、シンプルかつ使いやすい“機能美”を実現した、世界的権威のある「レッドドットデザイン賞」受賞のUSBメモリです。本体のリングは、キーホルダーやカラビナ、ストラップに取り付けるだけでなく、パソコンから本体を引き抜くときにも便利です。指紋や傷が付きにくい亜鉛合金のつや消しボディは耐久性も抜群。「Chip On Board(COB)」という、フラッシュメモリや部品を基板の中に封入する技術を採用しているので、水やホコリ、衝撃に強いのが特徴です。

【詳細情報】
サイズ:44×18×4.5mm
重量:5.9g

 


コンパクトでタフボディなUSBメモリ


トランセンド JetFlash 710

重さわずか3.3gのUSBメモリ。コンパクトなメタルハウジングはUSBポートにフィットし、目立つことなく取付けられます。取付けた際に機器から出っ張っている部分が少ないので、カーオーディオに取り付けても、操作の邪魔をすることがありません。防滴防塵加工済みで、衝撃にも強いアルミ筐体です。ユーザーからは「服のポケットに入れて洗濯してしまったのですが、大事なデータが欠けることなく保存されており、書き込み書き出し作業も普通にできたので、感謝してもしきれないです! このUSBを買っていて良かったです!」とそのタフさに満足する声も。

【詳細情報】
サイズ:22.4×12.2x6mm
重量:3.3g

 


華やかなカラーバリエーションで個性を演出


バッファロー ノックスライドUSBメモリ RUF3-KSW32G-RD

まるでコスメのような、鮮やかな色合いが目を引くUSBメモリ。ボールペン感覚で、片手でノックするだけでUSB端子の出し入れができるのが特徴。キャップレスなので長めのネイルをしていても扱いやすく、小さなキャップの着脱に手間取ることもなく、スマートに使用できます。PCから取り外すと自動でUSB端子が収納される「オートリターン機構」搭載で、使用後にUSB端子をしまい忘れることがありません。ストラップが取り付けられるので持ち運びに便利で、紛失防止にもなるので安心です。

【詳細情報】
サイズ:65×19.8×10mm(突起部除く)
重量:11g
カラー:イエロー・ピンク・ブルー・レッド

 


Type-AとType-Cの両方に対応!


アイオーデータ U3C-HP32G


アイオーデータ「U3C-HPシリーズ」は、USB Type-AとType-Cの両コネクターを搭載したUSBメモリ。2種類のコネクター搭載により、Type-A、Type-Cと端子が異なる機器同士のデータ共有が簡単に行なえて、非常に便利です。長さ約29mmのコンパクトボディでポケットに入れてもかさばらず、持ち運びもラクです。高級感漂うシルバーのボディと、キャップは透明感のあるホワイトが採用され、洗練されたカラーリングに仕上がっています。

【詳細情報】
サイズ:17.6×7.2×28.5mm
重量:4g

 

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連休中はPC内データ整理のチャンス! 使用頻度の低いデータはUSBメモリにまとめて保存しよう

今年の大型連休も旅行などの“遠出”は断念……。しかし、どこにも行きにくい連休だからこそ、思い切って、PCデータの整理整頓をしてみては? 撮影した写真や動画、気付いたら日に日に増えているPDF……等々、それほど頻繁に開くわけでもなく、かと言って削除はしたくない。そんなデータはUSBメモリにまとめて保存しておきましょう! 今回は比較的お手頃な容量の、32GBのUSBメモリ4選をピックアップしました。

 

目次

 


国際的なプロダクトデザイン賞を受賞した“機能美”にひかれる


シリコンパワー Jewel J80

シリコンパワー「Jewel J80」は、金属の質感を活かした高級感のある外観で、シンプルかつ使いやすい“機能美”を実現した、世界的権威のある「レッドドットデザイン賞」受賞のUSBメモリです。本体のリングは、キーホルダーやカラビナ、ストラップに取り付けるだけでなく、パソコンから本体を引き抜くときにも便利です。指紋や傷が付きにくい亜鉛合金のつや消しボディは耐久性も抜群。「Chip On Board(COB)」という、フラッシュメモリや部品を基板の中に封入する技術を採用しているので、水やホコリ、衝撃に強いのが特徴です。

【詳細情報】
サイズ:44×18×4.5mm
重量:5.9g

 


コンパクトでタフボディなUSBメモリ


トランセンド JetFlash 710

重さわずか3.3gのUSBメモリ。コンパクトなメタルハウジングはUSBポートにフィットし、目立つことなく取付けられます。取付けた際に機器から出っ張っている部分が少ないので、カーオーディオに取り付けても、操作の邪魔をすることがありません。防滴防塵加工済みで、衝撃にも強いアルミ筐体です。ユーザーからは「服のポケットに入れて洗濯してしまったのですが、大事なデータが欠けることなく保存されており、書き込み書き出し作業も普通にできたので、感謝してもしきれないです! このUSBを買っていて良かったです!」とそのタフさに満足する声も。

【詳細情報】
サイズ:22.4×12.2x6mm
重量:3.3g

 


華やかなカラーバリエーションで個性を演出


バッファロー ノックスライドUSBメモリ RUF3-KSW32G-RD

まるでコスメのような、鮮やかな色合いが目を引くUSBメモリ。ボールペン感覚で、片手でノックするだけでUSB端子の出し入れができるのが特徴。キャップレスなので長めのネイルをしていても扱いやすく、小さなキャップの着脱に手間取ることもなく、スマートに使用できます。PCから取り外すと自動でUSB端子が収納される「オートリターン機構」搭載で、使用後にUSB端子をしまい忘れることがありません。ストラップが取り付けられるので持ち運びに便利で、紛失防止にもなるので安心です。

【詳細情報】
サイズ:65×19.8×10mm(突起部除く)
重量:11g
カラー:イエロー・ピンク・ブルー・レッド

 


Type-AとType-Cの両方に対応!


アイオーデータ U3C-HP32G


アイオーデータ「U3C-HPシリーズ」は、USB Type-AとType-Cの両コネクターを搭載したUSBメモリ。2種類のコネクター搭載により、Type-A、Type-Cと端子が異なる機器同士のデータ共有が簡単に行なえて、非常に便利です。長さ約29mmのコンパクトボディでポケットに入れてもかさばらず、持ち運びもラクです。高級感漂うシルバーのボディと、キャップは透明感のあるホワイトが採用され、洗練されたカラーリングに仕上がっています。

【詳細情報】
サイズ:17.6×7.2×28.5mm
重量:4g

 

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今は無き「ウィルコム」と「PHS」の偏った思い出を語る【愛用品コラム36】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 36: ウィルコム STOLA「WX08K」】

●起

ウィルコムである。STOLAである。PHSである。1月のサービス終了で役目を終えた愛用品だ。多分、7年ほど使った。メール機能はあったが、カメラはないし、通信機能は赤外線のみ。極めてシンプルだった。

●承

なぜ買ったのか? きっかけは当時、「いまガラケー使うのかっこよくない?」という天邪鬼な性格から。加えて、その当時、タブレットを持ち歩くようになり、「タブレット+ピッチ」の使い勝手が良かったのだ。電話で打ち合わせするとき、スマホだとメモを見るのに、画面と耳との行ったり来たりが忙しない。だが、「タブ+ピッチ」だとモニターと電話が切り離されていて便利だったのだ。

 

●転

なぜ今まで持ってた? ずるずると関係が続いて……。もう終わりにしようと何度も思ったのだけど……。という不倫カップルが言いそうな言い訳もあるのだが、別の事情もあった。ピッチのサービスは本来、去年の7月で終了だったが、コロナの影響で延期。ここまで来たら最後まで持つしかないという謎の使命感だけで持っていた。ヤケだ。

 

●結

山間部に行くとほぼ圏外、電話帳の登録面倒、SMS使えないから電話番号と紐づくサービスが使えない、USB端子の立て付け悪くて全然充電できない。文句はたくさんあったが、この端末が好きだった。そういった偏愛できるモノたちを今後も探し求めたいと思う。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

 

今は無き「ウィルコム」と「PHS」の偏った思い出を語る【愛用品コラム36】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 36: ウィルコム STOLA「WX08K」】

●起

ウィルコムである。STOLAである。PHSである。1月のサービス終了で役目を終えた愛用品だ。多分、7年ほど使った。メール機能はあったが、カメラはないし、通信機能は赤外線のみ。極めてシンプルだった。

●承

なぜ買ったのか? きっかけは当時、「いまガラケー使うのかっこよくない?」という天邪鬼な性格から。加えて、その当時、タブレットを持ち歩くようになり、「タブレット+ピッチ」の使い勝手が良かったのだ。電話で打ち合わせするとき、スマホだとメモを見るのに、画面と耳との行ったり来たりが忙しない。だが、「タブ+ピッチ」だとモニターと電話が切り離されていて便利だったのだ。

 

●転

なぜ今まで持ってた? ずるずると関係が続いて……。もう終わりにしようと何度も思ったのだけど……。という不倫カップルが言いそうな言い訳もあるのだが、別の事情もあった。ピッチのサービスは本来、去年の7月で終了だったが、コロナの影響で延期。ここまで来たら最後まで持つしかないという謎の使命感だけで持っていた。ヤケだ。

 

●結

山間部に行くとほぼ圏外、電話帳の登録面倒、SMS使えないから電話番号と紐づくサービスが使えない、USB端子の立て付け悪くて全然充電できない。文句はたくさんあったが、この端末が好きだった。そういった偏愛できるモノたちを今後も探し求めたいと思う。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

 

iPad ProもOK! ゴロ寝動画鑑賞もテレワークも捗るスタンド「KUNE KUNE Arm Holder」

みなさんは、アームホルダーを使っていますか?

テレワークでカメラにサブディスプレイに活躍したり、ベッドに取り付けて堕落の一線を踏み越えたりするプロダクトです。まあ、便利。少なくとも「寝落ちスマホ顔面落下」がないだけで、極楽です。

 

というアームホルダーですが、5月7日にMOTTERUが発売する「KUNE KUNE Arm Holder(くねくねアームホルダー)」は、「コロナ禍で、自宅で休日を過ごす人が増えるなか、ベッドやデスクなどで両手を使わずに、楽に動画視聴できるスタンドがあったら便利では」という思いから生まれたデジタルアクセサリーです。

↑KUNE KUNE Arm Holder(ブラック)

 

同製品は、13インチまでのタブレットやスマホをデスクやベッドに固定し、ハンズフリーの楽々視聴を可能にするスタンド。曲げ伸ばし自由な強化フレキシブルアームでしっかり固定しながら、端末ホルダーをコンテンツによって縦横360度お好みの角度に調整することが可能です。端末ホルダーは約12cm~22cmの機器に対応する挟み込み方式なので、脱着も簡単。台座クランプは最大約7cmまでの厚さに取り付け可能なので、様々なデスクやベッドに設置が可能です。固定部分にクッションもついているので、挟み口を傷つけないようにできています。カラーはホワイトとブラックの2種類で、現在使用している端末やインテリアに合わせて選べます。価格は2499円(税込)。

↑KUNE KUNE Arm Holder(ホワイト)

 

アームの長さを自由に調節できて、端末の角度もクルッと変えられるので、取り付け場所も選ばなさそうですね。というわけで、この製品の“こだわりポイント”を、MOTTERUの担当者に聞きました。

 

「強化フレキシブルアームの強度が強いので、スマホやタブレットが落ちてきたりするなどといった煩わしさがなくお使いいただけます。また、360度回転式なので、自由自在に横でも縦でも角度調整することができるのもこだわりポイントです。スマホを取り付けるときも“サポートひも”がついているので簡単に装着可能です。製品には安心の1年保証もついています」

↑台座への取り付けが簡単。端末取り付けも“サポートひも”があるのでラク

 

なるほど! アーム部分が貧弱だと、端末の重さで垂れ下がってしまって、その度に角度を直すのが億劫ですよね。1年保証がついているのも心強いです。

 

冒頭の通り、「ベッドで寝ながら動画視聴できたら良いな」という、MOTTERU社員の声から生まれたアイテムですが、寝ながら動画視聴以外のおすすめ使用シーンはありますか?

 

「デスクやベッドに固定可能で、さらに、長くて丈夫なアームスタンドなので、両手を自由に使えるのがポイント。料理やメイクの動画などを好きな角度で視聴できるほか、テレワークにもおすすめです」

 

寝転がってSNSや動画を見るだけでなく、キッチン周辺に取り付ければ動画を見ながら料理を作ることができ、鏡が見える位置に端末を設置すれば、動画と見比べながらメイクをするのもラクになりますね。テレワークのオンライン会議に役立つのは言うまでもないでしょう。iPad Proも問題なく取り付けて使えるので、大画面でゴロ寝動画鑑賞が捗る……だけでなく、それ以外の娯楽や趣味、そして仕事も捗りそうです!

iPad ProもOK! ゴロ寝動画鑑賞もテレワークも捗るスタンド「KUNE KUNE Arm Holder」

みなさんは、アームホルダーを使っていますか?

テレワークでカメラにサブディスプレイに活躍したり、ベッドに取り付けて堕落の一線を踏み越えたりするプロダクトです。まあ、便利。少なくとも「寝落ちスマホ顔面落下」がないだけで、極楽です。

 

というアームホルダーですが、5月7日にMOTTERUが発売する「KUNE KUNE Arm Holder(くねくねアームホルダー)」は、「コロナ禍で、自宅で休日を過ごす人が増えるなか、ベッドやデスクなどで両手を使わずに、楽に動画視聴できるスタンドがあったら便利では」という思いから生まれたデジタルアクセサリーです。

↑KUNE KUNE Arm Holder(ブラック)

 

同製品は、13インチまでのタブレットやスマホをデスクやベッドに固定し、ハンズフリーの楽々視聴を可能にするスタンド。曲げ伸ばし自由な強化フレキシブルアームでしっかり固定しながら、端末ホルダーをコンテンツによって縦横360度お好みの角度に調整することが可能です。端末ホルダーは約12cm~22cmの機器に対応する挟み込み方式なので、脱着も簡単。台座クランプは最大約7cmまでの厚さに取り付け可能なので、様々なデスクやベッドに設置が可能です。固定部分にクッションもついているので、挟み口を傷つけないようにできています。カラーはホワイトとブラックの2種類で、現在使用している端末やインテリアに合わせて選べます。価格は2499円(税込)。

↑KUNE KUNE Arm Holder(ホワイト)

 

アームの長さを自由に調節できて、端末の角度もクルッと変えられるので、取り付け場所も選ばなさそうですね。というわけで、この製品の“こだわりポイント”を、MOTTERUの担当者に聞きました。

 

「強化フレキシブルアームの強度が強いので、スマホやタブレットが落ちてきたりするなどといった煩わしさがなくお使いいただけます。また、360度回転式なので、自由自在に横でも縦でも角度調整することができるのもこだわりポイントです。スマホを取り付けるときも“サポートひも”がついているので簡単に装着可能です。製品には安心の1年保証もついています」

↑台座への取り付けが簡単。端末取り付けも“サポートひも”があるのでラク

 

なるほど! アーム部分が貧弱だと、端末の重さで垂れ下がってしまって、その度に角度を直すのが億劫ですよね。1年保証がついているのも心強いです。

 

冒頭の通り、「ベッドで寝ながら動画視聴できたら良いな」という、MOTTERU社員の声から生まれたアイテムですが、寝ながら動画視聴以外のおすすめ使用シーンはありますか?

 

「デスクやベッドに固定可能で、さらに、長くて丈夫なアームスタンドなので、両手を自由に使えるのがポイント。料理やメイクの動画などを好きな角度で視聴できるほか、テレワークにもおすすめです」

 

寝転がってSNSや動画を見るだけでなく、キッチン周辺に取り付ければ動画を見ながら料理を作ることができ、鏡が見える位置に端末を設置すれば、動画と見比べながらメイクをするのもラクになりますね。テレワークのオンライン会議に役立つのは言うまでもないでしょう。iPad Proも問題なく取り付けて使えるので、大画面でゴロ寝動画鑑賞が捗る……だけでなく、それ以外の娯楽や趣味、そして仕事も捗りそうです!

白・黒・原色のケーブルバンドの世界に「北欧カラー」が到来。「sofumo」は部屋に馴染む

なんで、ケーブルバンドって「地味」or「派手」しかないんだろう――と思ったことはありませんか?

在宅勤務で自宅でデジタル機器のケーブルを使うことが増えているのに、インテリアに馴染むものがないっていう。

 

という人にオススメなものを見つけました。MOTTERUのデジタルアクセサリー「sofumo(ソフモ)」です。発売は5月7日。価格は1280円(税込)です。

↑sofumo(ペールカラー)

 

同製品は、北欧カラーのやわらかな色使いで、手にしっとりとなじむソフトタッチが特徴のシリコン製ケーブルバンド。Lightningケーブルなどの充電ケーブルやイヤホン、マウスやキーボードなど、各種ケーブルをまとめることができ、ケーブルの太さや長さによって、バンドを留める位置を2段階で選べます。

↑sofumo(ダークカラー)

 

カラーバリエーションは、「ペールカラー5色」と「ダークカラー5色」2セットを用意。今までありそうでなかった珍しい淡色のカラーが特徴ですが、なぜこのカラーリングにしたのでしょうか? MOTTERUの担当者に聞きました。

 

「原色で目立ってしまうようなケーブルバンドが多い中で、MOTTERUケーブルバンドは“インテリアに馴染むようなカラー”を意識しました。雰囲気の違う2パターンのカラーバリエーションなので、若い世代だけでなく、どんな世代でも使いやすいようにこだわりました」

↑sofumo ペールカラー5色

 

ちなみに、この製品パッケージのデザインも、何度か変更を重ねた末に、アイテムのカラーを引き立てるような、現在のシンプルなデザインに仕上がったとのことです。ぜひパッケージにも注目してみてください。

↑sofumo ダークカラー5色

 

今回は、様々な種類があるデジタルアクセサリーのなかから、なぜケーブルバンドを発売しようと思ったのでしょうか。そのきっかけも聞いてみました。

 

「普段生活しているなかで、パソコン作業や携帯の充電など、ケーブルを何本も使うことが多く、デスク上に絡まっていたりケーブルがスペースを広く取っていたことが気になったのがきっかけで、充電ケーブルをまとめられるような製品開発を始めました」

 

あえて“強く主張しない”淡色が美しいシンプルなデザインで、デスク周りをスッキリとオシャレにまとめられます。ペールカラーセットとダークカラーセットの2種類があるので、デスクの雰囲気や、手持ちのアクセサリーに合わせて選べるのもうれしいですね。

白・黒・原色のケーブルバンドの世界に「北欧カラー」が到来。「sofumo」は部屋に馴染む

なんで、ケーブルバンドって「地味」or「派手」しかないんだろう――と思ったことはありませんか?

在宅勤務で自宅でデジタル機器のケーブルを使うことが増えているのに、インテリアに馴染むものがないっていう。

 

という人にオススメなものを見つけました。MOTTERUのデジタルアクセサリー「sofumo(ソフモ)」です。発売は5月7日。価格は1280円(税込)です。

↑sofumo(ペールカラー)

 

同製品は、北欧カラーのやわらかな色使いで、手にしっとりとなじむソフトタッチが特徴のシリコン製ケーブルバンド。Lightningケーブルなどの充電ケーブルやイヤホン、マウスやキーボードなど、各種ケーブルをまとめることができ、ケーブルの太さや長さによって、バンドを留める位置を2段階で選べます。

↑sofumo(ダークカラー)

 

カラーバリエーションは、「ペールカラー5色」と「ダークカラー5色」2セットを用意。今までありそうでなかった珍しい淡色のカラーが特徴ですが、なぜこのカラーリングにしたのでしょうか? MOTTERUの担当者に聞きました。

 

「原色で目立ってしまうようなケーブルバンドが多い中で、MOTTERUケーブルバンドは“インテリアに馴染むようなカラー”を意識しました。雰囲気の違う2パターンのカラーバリエーションなので、若い世代だけでなく、どんな世代でも使いやすいようにこだわりました」

↑sofumo ペールカラー5色

 

ちなみに、この製品パッケージのデザインも、何度か変更を重ねた末に、アイテムのカラーを引き立てるような、現在のシンプルなデザインに仕上がったとのことです。ぜひパッケージにも注目してみてください。

↑sofumo ダークカラー5色

 

今回は、様々な種類があるデジタルアクセサリーのなかから、なぜケーブルバンドを発売しようと思ったのでしょうか。そのきっかけも聞いてみました。

 

「普段生活しているなかで、パソコン作業や携帯の充電など、ケーブルを何本も使うことが多く、デスク上に絡まっていたりケーブルがスペースを広く取っていたことが気になったのがきっかけで、充電ケーブルをまとめられるような製品開発を始めました」

 

あえて“強く主張しない”淡色が美しいシンプルなデザインで、デスク周りをスッキリとオシャレにまとめられます。ペールカラーセットとダークカラーセットの2種類があるので、デスクの雰囲気や、手持ちのアクセサリーに合わせて選べるのもうれしいですね。

手頃なサイズで意外に落としやすい!?「iPhone 12 mini」を保護する耐衝撃ケース5選

発売以来、手のひらに収まるコンパクトなサイズ感で人気を集めている「iPhone 12 mini」。扱いやすいサイズですが、小さい分、意外と手から落としやすいという懸念点も。そこで今回は、万が一の衝撃から本体をしっかり守る、耐衝撃性に優れたケースを紹介します。丈夫なポリカーボネート素材と、衝撃を和らげるソフトなTPU素材を組み合わせたケースが、特に人気のようです。

 

目次

 


クリアケースにありがちな黄ばみを防ぐバイエルTPU素材を採用!


Humixx iPhone 12 mini用耐衝撃ケース

パネルと本体の間に0.3mmの隙間があるため、背面への衝撃を緩和し、本体をしっかりと守ります。また、背面はレンズより1.3mm高く設計されており、カメラレンズを傷から保護します。黄ばみに強いバイエルTPU素材と耐候性に優れたポリカーボネートパネルを採用しているのも特徴です。ユーザーからは「汚れがついてもサッと拭けば取れるし、この携帯の寿命まで使えそうです。グリップ感もあります。手にぴったりフィットして握りやすいです。ワイヤレス給電も試しましたが、もちろんちゃんと充電されました」という声も。

【詳細情報】
サイズ:135.8×68.5×11.5mm
重量:30g

 


段差設計でカメラのレンズも傷から守る!


Spigen iPhone 12 mini(5.4インチ)ケース タフアーマー

ソフトなTPUケースにハードポリカーボネートパーツを重ねた二重構造で、保護力を高めたMIL規格取得のケース。落下時の衝撃を和らげられるよう、四隅で衝撃を吸収する「エアクッションテクノロジー」、ケースの内側にクモの巣状の「スパイダーパターン」の衝撃吸収加工を採用しています。また、前面と背面のフチをわずかに高く設計し、ディスプレイとカメラのレンズを傷から保護します。ケースをはめてしまうと見えなくなりがちだったAppleマークも見える設計になっているのもうれしいですね。

【詳細情報】
サイズ:76.2×10.2×152.4mm
重量:37g
カラー:ブラック、ガンメタル

 


アウトドアシーンにもうってつけなトレッキングモデル!


エレコム iPhone 12 mini ハイブリッド ケース NESTOUT Trekking

アウトドアでの使用に最適なケース「NESTOUT(ネストアウト)」シリーズのトレッキングモデル。軽くて丈夫なポリカーボネートと弾力性のあるTPU、2種類の素材を使用した耐衝撃構造を採用しています。落下時に最も大きな衝撃が予想される四つ角にエアクッションを設置し、効率的に衝撃を吸収。また、ケース背面には凸型に設計されたベゼルを配置し、傷やダメージを防ぎます。 専用ホルダーが付属しており、バックパックのショルダーストラップなどに装着して、端末をワンアクションで脱着可能です。

【詳細情報】
梱包サイズ:212×114×40mm
発送重量:40g
カラー:オリーブ、スモーキーブルー、ブラック、ライムイエロー

 


ワイヤレス充電、サイドボタン操作などもスムーズなサイズ!


Miracase iPhone 12 mini用 TPUバンパーカバーケース

ガラスフィルム付き全面保護ケースカバー。高感度スクリーンガラスプロテクターは、スクリーンにフィットし、クラック・透かし・指紋・すり傷を防止してくれます。また、ソフトな衝撃吸収性TPUバンパーにより、スマホを360度保護。四隅で衝撃を吸収する「クッションコーナー」を採用し、盛り上がったエッジは、落下やその他の衝撃から画面とカメラを保護します。適正なサイズ設計デザインにより、ワイヤレス充電、サイドボタン操作、スクリーンタッチなどもスムーズに扱えます。

【詳細情報】
梱包サイズ:150×80×18mm
発送重量:80g
カラー:ブルー、ブラック

 


定期券やクレジットカードが収納できる!


Spigen iPhone 12 mini(5.4インチ)ケース スリムアーマーCS

TPUとポリカーボネート素材を組み合わせており、四隅に施したエアクッションの加工で衝撃を吸収。交通系ICカードやクレジットカードなどを最大2枚まで収納できるのが特徴です。ユーザーからは「自分は定期券とキャッシュ&クレジットカードの2枚を入れて、お財布を出すことはほとんどなくなりました。お昼なんかは、携帯ひとつで行けるので、すごい楽です」「見た目もスッキリしていて思ったよりも嵩張ってなくていいです。カード入れにはPASMOともう一枚クレカを入れてますが、スマホリングを付けた状態でもちゃんとPASMOは認識されて支払いできるし自動改札も問題なく通れました」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:76.2×10.2×152.4mm
重量:40g
カラー:ブラック、ローズゴールド

 

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※耐衝撃性能の発揮はメーカー規定の取り扱い方にのっとった場合に限ります。

※性能の保証はメーカーが負います。

5Gもコスパ最強!? シャオミの「48円スマホ」を使ってみました!

ソフトバンクから2月26日に発売された5Gスマホが注目を集めています。シャオミ製の「Redmi Note 9T」という端末で、なんと48円で買えるんです。本体の価格は2万1600円(税込・以下同)で、それでも十分過ぎるほど安いのですが、MNPでソフトバンクに乗り換えて「メリハリプラン」に契約すると、一括48円(1円×48円)という超破格の割引価格で買えます。

↑ソフトバンクから発売された5Gスマホ「Redmi Note 9T」。サイズは約162×77×9.1mmで、重さは約200g

 

シャオミは、2月5日に「Redmi 9T」という4GのSIMフリースマホも発売しました。実勢価格は1万7490円と、こちらもかなり安い価格設定になっています。

↑SIMフリーの4Gモデル「Redmi 9T」は量販店やオンラインストアで購入可能。一部のMVNOも取り扱っている。サイズは約162.3×77.3×9.6mmで、重さは約198g

 

この2モデル、ただ安いだけでなく、「コスパがいい!」「結構使える!」と性能面での評判も良いようです。1〜2万円台のスマホで、どこまでできるのか? じっくり使ってみました。

 

激安5Gスマホ「Redmi Note 9T」はカメラの性能も期待以上

まず、条件によっては、たった48円で買える「Redmi Note 9T」ですが、スペックシートを見ると、3万円でも4万円でもおかしくない仕様です。

6.53インチのディスプレイは有機ELではなく液晶ですが、解像度はフルHD+(2340×1080ドット)で視認性は上々。小さな文字もくっきりと表示されます。デュアルスピーカーを搭載しているので、「Netflix」などサブスクの動画サービスとも相性が良さそうです。

↑6.53インチ(2340×1080)の液晶ディスプレイは、パンチホール型のインカメラ(1300万画素)を搭載し、高い画面占有率を実現

 

↑ディスプレイの色を調整できる機能も搭載

 

背面パネルはポリカーボネート製で、指紋が付着しにくい表面処理が施されています。円形で搭載されたトリプルカメラはメイン(4800万画素)+マクロ(200万画素)+深度センサー(200万画素)という構成。AIによるシーン認識に対応し、暗い場所でも鮮明な画質で撮影できます。超広角が撮れないという弱点はありますが、むしろ「この価格でここまで撮れるのか」と驚くこと請け合いです。

↑背面パネルには指紋が着きにくい加工が施されている。おサイフケータイにも対応

 

↑4800万画素をメインとする3眼カメラを搭載

 

↑景色を撮影した作例。ナチュラルな色で写る

 

↑望遠カメラは搭載していないが、デジタルズームは最大10倍。これは2倍で撮影した写真

 

↑屋内で料理を撮影した作例。AI補正によって鮮やかな色になる

 

↑夜景モードで撮影した作例

 

↑ポートレートモードでは、背景ボケを調整可能

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

 

右側面に指紋センサーを搭載し、インカメラによる顔認証にも対応。おサイフケータイも使えます。残念に思うことがあるとしたら、防水・防塵に対応していないことくらいでしょう。

↑右側面の音量キーと、指紋センサーを備えた電源キーを搭載

 

↑左側面のSIMスロットにはmicroSD(最大512GB)も装着可能。おそらくグローバル版はSIMが2枚挿せるのだろうが、日本版は2枚目のSIMスロットがはめ殺しになっている

 

↑底部にUSB Type-Cポートとイヤホンジャックを搭載

 

パフォーマンスはミドルハイ相当

CPUは多くのメーカーが採用する米国・クアルコム製のSnapdragonではなく、台湾・MediaTek製の「Dimensity 800U」を採用しています。最大2.4GHzのオクタコアCPUで、筆者が期待していた以上に性能が良く、実にキビキビと反応してくれます。ちなみに、4GのRedmi 9TにはSnapdragon 662(最大2.0GHz/オクタコア)が搭載されていますが、Redmi Note 9TのほうがRedmi 9Tよりも動作性は良い印象なので、Snapdragon 700番台のミドルハイ相当のパフォーマンスと考えていいでしょう。

↑CPUは最大2.4GHzで、RAMは4GB。内部ストレージは64GB

 

 

↑5000mAhのバッテリーを搭載し、電池持ちも上々。2つの省電力モードも備えている

 

シャオミのスマホは、Androidをベースにした「MIUI」というカスタマイズOSを搭載しています。表示される画面やメニューの項目などが、標準的なAndroidとは異なる場合があります。初めて使う人は戸惑うかもしれませんが、使っているうちに、むしろ標準的なAndroidよりも便利だと感じるかもしれません。例えば、片手操作モードの画面サイズを選択できたり、多彩なショートカットを設定できたり、自分が使いやすいようにカスタマイズできます。

↑片手で操作しやすいように画面表示を縮小することが可能。表示サイズは3つから選べる

 

↑スクリーンショットを撮ったり、カメラアプリを起動したりするショートカットを設定可能

 

Redmi Note 9Tは、使い勝手を犠牲にすることなく、有機ELではなく液晶にしたり、超広角カメラの搭載を見送ったり、CPUをちょっと安いものにしたりと、徹底的にコストダウンを図った端末という印象。2021年3月現在、日本で買える最もコスパに優れた5Gスマホと言って差し支えないでしょう。

↑東京・渋谷のソフトバンク5Gがつながる場所で通信速度を測定してみたところ、下り600Mbpsを超えるスピードを記録した

 

4Gの「Redmi 9T」が勝る部分も……

4GのSIMフリーモデル「Redmi 9T」も6.53インチの液晶ディスプレイを搭載しています。背面パネルのデザインは異なりますが、やはり指紋が付きにくい加工が施されて、さほど安っぽくは見えない仕上がりです。

↑Redmi 9Tも6.53インチ(2340×1080ドット)の液晶ディスプレイを搭載

 

↑背面パネルにはクアッドカメラを搭載し、「Redmi」のロゴが大きく刻まれている

 

Redmi 9TのほうがRedmi Note 9Tよりも安いで、スペックも低いと思われがちですが、Redmi 9Tが勝る部分もあります。まず、カメラですが、メイン(4800万画素)+超広角(800万画素)+マクロ(200万画素)+深度センサー(200万画素)の4眼で、120°の超広角撮影も楽しめます。

↑Redmi 9Tは超広角撮影が可能。歪みの補正する機能があり、これはオンにして撮影した写真だが、それなりに歪む

 

↑花を撮った作例。後方はナチュラルにボケる

 

↑夜景モードで撮影。明るくなり過ぎず、地面の模様まではっきりと写る

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

Redmi Note 9Tのバッテリーも大容量(5000mAh)ですが、Redmi 9Tはさらに多い6000mAhのバッテリーを内蔵しています。

2枚のnanoSIMを装着でき、2回線で待ち受けできるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応。さらに、microSDカード(最大512GB)も装着できます。SIMフリースマホは、microSDが2枚目のSIMとの排他利用になる機種が多いので、2枚のSIMとmicroSDを併用できることは大きな利点と言えるでしょう。

↑2枚のnanoSIMと1枚のmicroSDを挿せるトリプルスロットを搭載

 

 

↑3大キャリアだけでなく、楽天モバイルのSIMでも使えることを確認できた

 

Redmi 9Tの弱点を挙げると、当たり前のことですが、5Gは利用できません。防水・防塵、おサイフケータイにも対応していません。ですが、それらを納得できるのであれば、普段使いには必要十分な機能・スペックを備えています。正直、2〜3万円台だったとしても、なお安いと思える出来です。

携帯電話各社がこぞって料金プランを値下げした今年の春。端末購入費も安い抑ええたい人には、シャオミのスマホが有力な選択肢となりそうですよ。

 

 

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

 

 

ミニマリストな生活にベストバイな「dripのMacBookケース」、革製品の醍醐味をすべて味わえる【愛用品コラム31】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 コラム31: dripのMacBookケース「No.02 Leather MacBook Case」】

●起

大学生のとき、MLBのスタジアムジャンパーを買った。ボディにウール、袖が革というオーソドックスなタイプだ。当時の僕は、毎日のようにネイキッドバイクで移動していた。そのスタジャンと一緒に。という生活が続いたあと、ある変化が起きた。バイクの姿勢だと割と肘が曲がっているから、その部分の革にシワが残ったのだ。

 

●承

ちょうど就職活動中だった僕は、そのエピソードを面接で話してみた。「モノは使い込むほどにその人の生き様が刻まれる」というニュアンスだったと思う。「だから、モノと付き合うことは人生を記録することであり、モノと過ごす楽しさをGetNaviでやりたい」。結果、受かった。

 

いまはバイクから降りてしまって、スタジャンもほとんど着れていない。けれど、革に生き様を残す生活は一部続けている。それがdripのNo.2 MacBook Caseだ。

 

●転

No.2 MacBook Caseはシンプルだ。表面には何もない。中面にさりげなくタグが付いているだけ。MacBookケースと言いつつ、最近はiPadとペンシルを入れ、iPadで作業したり、紙資料にメモしたりするときの下敷きとして使っている。結果、何が起こったかというと、すげー汚れた。筆記の文字が下写りしたり、出先のカフェの汚れが付いたり。でも確実に、日々の生き様が刻印されている。

 

●結

革製品には2つの方向性があると思っている。キレイに育てて美しいエイジングを楽しむ。もうひとつが、ガシガシ使いまくって生き様エイジングを楽しむ。僕の中でNo.2 MacBook Caseは後者だ。でも、たまには労ってあげたい。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

mixiが会話ロボット「Romi」を発売。本体に隠された意外なデザイン。

ミクシィは、AIによるディープラーニング機能を搭載した手のひらサイズの自律型会話ロボット「Romi(ロミィ)」を4月21日より一般発売します。本体カラーはパールピンク、マットホワイト、パールブルーの3色で、価格は4万9280円。利用に必要となる月会費は1078円。

↑自律型会話ロボット「Romi(ロミィ)」

 

↑カラバリは3色

 

Romiは、独自開発のAIを使った学習機能により、一定のパターンによらない会話ができるコミュニケーションロボット。多彩な表情とかわいらしい動作で、ペットのように癒してくれたり、家族のように話を聞いてくれたり、従来のデバイスとは一線を画す新しいコミュニケーションの形を創造します。

 

ディープラーニングにより、会話を重ねることで日本語データを学習し、より柔軟で自由な会話を行えるように成長するほか、様々な単語を理解できるようになります。

↑ミクシィ取締役会長の笠原健治氏がRomiの特徴を解説

 

また、天気予報やニュース、タイマーなどの機能も備えており、「今日の天気は?」と話しかけるだけで情報を教えてくれるほか、しりとりや連想ゲームなど一緒に遊べる機能も搭載。さらに、英会話モードに切り替えることで、英会話の練習も可能です。

 

なお、玉ねぎのようなデザインは、同社のロゴマークである“ふきだし”をイメージしたもの。Romiを反対に持つとよくわかります。

↑同社のロゴマークをイメージしたデザインとなっています

 

会話することで生まれる“癒し”

開発したミクシィの取締役会長を務める笠原健治氏によれば、「コミュニケーションが主体なら、スマホのアプリでもいいのでは? なぜハードで出すのか? と聞かれることもあるが、やはり実体としてそこにいる、ということが大事」と語り、ロボットとのコミュニケーションで癒されるという新しい体験の提供にこだわっていることを説明。

 

Romiは2020年6月に200台が先行で発売されており、すでにRomiを使っているユーザーの87.3%が「Romiと会話して癒された気持ちになった」と回答。Romiと暮らすことで感じる生活の変化としては、「家族との会話が増えた」「ひとりの時間の寂しさが癒された」などの回答が挙げられたことからも、Romiとの会話によって“癒された”と感じているユーザーが多いことがわかります。

↑先行購入したユーザーの87.3%がRomiとの会話で癒されたと感じたと回答

 

↑生活の変化についてのユーザーアンケート

 

コロナ禍で対面コミュニケーションが難しいいま、AIやディープラーニングといった最新テクノロジーで進化した会話ロボットの登場が、コミュニケーション不足からくるストレスを解消するためのひとつの解決策になるのかもしれません。

 

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iPhone新色からAirTag、Apple TV 4Kまで! Apple Eventに登場した注目製品を一挙に紹介

4月21日午前2時(日本時間)から行われたApple Eventでは、iMacやiPad proのほかにも多数の新製品が登場しました。こちらの記事では、それらの注目アイテムを一挙紹介します。

 

iPhone 12の新色パープル

iPhone 12の6.1インチと、5.4インチのiPhone 12 miniに追加される新色パープルが紹介されました。スペックや価格などは既存モデルと同様になります。価格はiPhone12が9万4380円~、iPhone 12 miniが8万2280円~。

↑iPhone 12と12 miniに追加される新色パープル

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

紛失や忘れ物を防ぐ「AirTag」

AirTagはBluetoothを利用したトラッカーで、ユーザーの持ち物をあっという間に見つけてくれます。iOSデバイスの「探す」から検索が可能で、iPhone 12のようなU1チップを搭載したデバイスなら、紛失した物が近くにあればAR表示を用いて誘導してくれます。さらに、「Hey Siri、お財布を探して」と指示すれば、タグ自身に搭載しているスピーカーを鳴らして見つけることも可能です。

↑コインのような大きさのAirTag

 

↑マップなどから場所を確認できます

 

↑U1チップを搭載したiPhone 12なら、より詳細な案内を表示できます

 

また、AirTagは不要な追跡に使われないように設計されています。誰かのAirTagがユーザーの持ち物に紛れ込んでも、iPhoneが検知してアラートを表示するなど、プライバシーに配慮した設計となっています。

 

そのほか、1年以上使えるバッテリーと耐水性能も備えています。Apple Store Appで購入すると、イニシャル、絵文字、または両方を組み合わせた刻印で自分だけのAirTagをオーダーすることも可能。価格は1個3800円、4個パックが1万2800円。専用のキーリングやループなども用意されます。

↑キーリングやループといった専用アクセサリーも用意されます

 

iPhone連携でどんなテレビでもプロ画質で楽しめる

Apple TV 4Kは、A12 Bionic搭載によってかつてないレベルのパフォーマンスを実現しました。ドルビービジョンなどハイダイナミックレンジの形式に対応しており、リアルな色合いや細部を表現。また、HDR高フレームレートで、より滑らかにビデオを再生することができます。そして、ゲームプレイが一段とリアルとなり、120Hzフレームレート対応で動きもよりスムーズになっています。

↑新しいApple TV 4K

 

↑A12 Bionicチップにより性能を強化

 

リモコンのSiri Remoteはタッチ対応クリックパッドを搭載しており、5方向の操作ができ、素早く映像コンテツを選択できます。外側のリングを使い、ジョグコントロールも可能。リングを回して、映像を目的の場所まで早送りする事も可能。さらに、テレビ用の電源操作やミュートができるボタンも備えられています。

↑新しくデザインされたSiri Remote

 

そして、さらに高画質で映像を楽しむための機能があります。通常、テレビはメーカーごとに色味や画質が異なりますが、iPhoneの先進的なセンサーを連係してキャリブレーションを行い、どんなテレビでもプロが確認している画質と同じように調整できます。価格は32GBモデルが2万1800円、64GBモデルが2万3800円。

↑iPhoneの光センサーをテレビ画面の表示位置に合わせます

 

↑カラーバランスなどを測定し、テレビに合わせた画質にApple TVの方で調整します

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

今回のイベントで注目を集めたiPad ProやiMacだけではなく、ここで紹介した新製品も高スペックなものばかり。特にAirTagは性能だけではなく、ファッションのひとつとして活用することもできそう。AppleTV 4Kは自宅での時間が増えるなかで気軽に高品質なネット動画を楽しめるようになります。Appleのならではの魅力的なアイテムが出揃った新製品発表会でした。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

新型「iPad Pro」を徹底解説! M1チップ搭載、5G対応で何が変わる?

4月21日午前2時(日本時間)から行われたApple Event。ここで発表された新製品で最も注目を集めそうなのは、驚異的なパワーを誇るM1チップが内蔵された「iPad Pro」です。外観上の形は従来から大きく変わってはいませんが、性能はさらに大幅にアップ。この記事では、どんなスペックを持っているのか解説していきたいと思います。

↑新iPad Proは4月30日より予約受付を開始

 

M1チップにより性能が飛躍的に進化

新「iPad Pro」最大の注目ポイントはM1チップの内蔵でしょう。昨年発売された「MacBook Air」などに搭載され、パフォーマンスレベルが格段にアップ。いままでのApple製品と比べて処理速度が最大2.8倍速くなり、グラフィック性能も最大5倍で速く、美しくなりました。それらを、僅かな電力で発揮できることでバッテリー駆動時間も増加。まさに驚異的なパワーを誇るチップなのです。

↑M1チップを搭載

 

今回iPad Proに搭載されるM1チップは、CPU、GPUが8コア、機械学習関連の処理を担うNeural Engineは16コアという構成で、先代の「iPad Pro」に搭載されたチップ「A12Z Bionic」と比べて、CPUの処理能力は最大50%、8コアのGPUは、最大40%向上しました。また、複雑なARモデルを構築やコンソール級グラフィックスを駆使したハイフレームレートのゲームをプレイするなど、あらゆることが思いのままとなります。

 

11/12.9インチの2モデルをラインナップ

新iPad Proは、ディスプレイの仕様が異なる11インチと12.9インチの2モデルを展開。なかでも、12.9インチモデルに採用される「Liquid Retina XDRディスプレイ」の美しさは圧倒的。ディスプレイの背面に1万個以上のミニLEDを詰め込んだことにより、100万:1の高コントラスト比を実現し、現実世界に近い精細な映像を映し出せます。目の覚めるようなフルスクリーンの最大輝度は1000ニトと非常に明るく、HDRのピーク輝度は1600ニトに達します。また、P3の広色域、True Tone、ProMotionなどの先進的なディスプレイテクノロジーも組み込まれており、11インチモデルでもサポートされます。

↑12.9インチモデルに採用される「Liquid Retina XDRディスプレイ」

 

↑1万個以上のミニLEDを搭載しています

 

↑HDR規格にも対応

 

カメラは、前面が1200万画素センサー/122度の視野角を持つ新しい超広角カメラを搭載。このカメラと学習機能を使って、ユーザーがフレームの中心から外れないように自動でパンを調整してくれる「センターフレーム」機能を新たに搭載しました。ほかの人がビデオ通話などで出入りする際にも、全員が映るように自動で拡大や縮小してくれます。

↑自動で全員がフレームインするように調整する「センターフレーム」機能を搭載

 

背面カメラには背面は1200万画素の広角と、1000万画素の超広角、そしてLiDARスキャナが備えられています。LiDARスキャナは、光が物体に反射して戻るまでの時間を計測。ユーザーがどんな空間にいても、臨場感のあるAR体験を楽しめるようになっています。暗い環境で写真やビデオを撮る時は、パワフルなISPと連係して細部まで捉えてくれるそう。

↑LiDARスキャナにより手軽にAR映像が楽しめます

 

USB Type-CコネクターはThunderboltに対応し、最大40Gbpsのデータ転送を可能。そして、超高速の5GやWi-Fi接続も利用できます。映画をストリーミングで楽しむ、仕事仲間と共同作業をする、コンテンツをアップロードするなど、そのすべてを外出先で最速のネットワークに接続して行えます。

↑5Gネットワーク通信にも対応

 

タブレットという枠から飛び出してしまうほど規格外な機能を持つ「iPod Pro」。M1チップが内蔵されたことにより圧倒的なパフォーマンスが発揮されており、ディスプレイの美しさ、広角カメラの素晴らしい性能など、すべてにおいてトップ・オブ・トップのタブレットといえるでしょう。

 

●新型11インチiPad Proラインナップ

・容量…128GB/256GB/512GB/1TB/2TB

・サイズ…178.5mm(横)/247.6mm(縦)

・カラー…シルバー/スペースグレイ

・価格…9万4800円~

 

●新型12.9インチiPad Proラインナップ

・容量…128GB/256GB/512GB/1TB/2TB

・サイズ…214.9mm(横)/280.6mm(縦)

・カラー…シルバー/スペースグレイ

・価格…12万9800円~

 

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M1チップに7色カラバリ!生まれ変わった新iMacはココがすごい

Appleのオンラインによる新製品発表会「Apple Event」が、日本時間4月21日午前2時から開催されました。こちらの記事では、SoCチップ「Apple M1」を搭載してリニューアルした一体型モデル「iMac」の新モデルについての情報をお届けします。

↑新しくなったiMac

 

色鮮やかな全7色のカラバリに注目

新iMacでまず目を惹くのが明るくカラフルな筐体。カラーバリエーションは最大で7色を展開します。背面と側面はビビッドなカラーとなりますが、フロント部分は薄めのカラーとライトグレーのベゼルにより画面に集中しやすいデザインになっています。

↑カラフルな全7色展開

 

↑フロントは薄めのカラーになっており、集中しやすいデザインとなっています

 

【クリックすると拡大表示します】

 

筐体は薄さ11.5mmで、前モデル比で体積が50%コンパクトに。設置面積も小さくなったため、置き場所に悩むこともありません。

↑前モデル比で50%コンパクトに

 

昨年のMacBookシリーズに続き、アップルが独自開発するCPUやGPUを統合した「Apple M1」チップとmacOS Big Surを採用しており、よりパワフルな処理速度を実現。M1に最適化されたアプリはCPUパフォーマンスが最大で85%高速化したほか、PhotoShopなど一部のアプリではGPUパフォーマンスが2倍高速に。高負荷な4K動画の編集などもスムーズに行うことができます。

↑パワフルで省電力なM1チップを採用

 

↑CPUパフォーマンスは最大で85%高速に

 

M1チップはiPhoneやiPadに採用されているAシリーズチップと共通のアーキテクチャを採用しているため、親和性が高いのもポイント。iPhoneやiPadのアプリ上で編集していた続きをiMacで編集したり、iCloudを介してシームレスにデータを共有したりできます。ユニバーサルクリップボード機能により、iPhoneでコピペしたテキストや画像をiMacのドキュメントに直接ペーストすることも可能です。

↑iPhoneやiPadと親和性が高く、iOS用アプリもそのまま動きます

 

4.5K大画面で動画も楽しめる

新iMacは、新たに狭額デザインの24インチの4.5K Retinaディスプレイ(4480×2520ドット)を搭載。P3の広色域と10億色の色表示、輝度500nitの明るさで、様々な画像や映像を美しく再生します。iPhoneなどでおなじみの、周囲の環境に応じて色を変化させる「True Tone」機能も搭載。画面は低反射コーティングされており、見やすさも向上しています。

↑4.5KのRetinaディスプレイを採用

 

また、コロナ禍でリモートワークやビデオ会議をする機会が増えたことを意識しており、カメラやスピーカーなども一新。ディスプレイ上部に1080pの「FaceTime HDカメラ」を搭載しており、USBカメラを用意しなくてもビデオ会話が行えます。カメラで撮影する映像は、M1チップがピクセルごとに処理することで適切な画質に自動で調整。暗い場所でも明るくノイズの少ない映像でビデオ会話などを行うことができます。

↑1080pのFaceTime HDカメラを内蔵しています

 

↑M1チップがカメラ映像を処理することで、自動で最適な画質に調整してくれます

 

マイクは、スタジオ品質の3マイクアレイを搭載。ビームフォーミング技術により話者の声にフォーカスすることで、余計なノイズを抑えて自然な音質で会話することができます。

 

スピーカーは、大型のスピーカーユニットとツイーターに加え、フォースキャンセリングウーファーを搭載した6スピーカーシステムを採用。音楽も動画も迫力のサウンドで楽しめます。さらに、ドルビーアトモスに準拠したコンテンツを再生する際には、アップル独自の空間オーディオが体験できます。

↑6スピーカーシステムでパワフルなサウンドを実現

 

デスクトップ初のTouch ID搭載キーボード

キーボードは3種類から選択可能。ベーシックな「Magic Keyboard」に加え、デスクトップ用で初めてTouch IDを備えたモデルと、Touch ID+テンキーを備えるモデルから選べます。Touch ID搭載モデルは、指で触れるだけでログインや決済処理ができるほか、複数のユーザーで使用する際は、ユーザー切り替えもタッチ操作のみで行えるように。家族で共有して使うときなどに便利ですね。

↑ベーシックなMagic keyboard。カラーは本体と合わせています

 

↑デスクトップ用としては初となるTouch ID搭載モデルも

 

↑Magic Mouseも同系色で揃えています

 

本体には2つのThunderboltポートを含む、最大4つのUSB Type-Cポートを搭載し、最大6Kまでの外部ディスプレイに対応しています。電源ポートはマグネット式で簡単に取り外しが可能。電源アダプタ部分にEthernetポートを備えているので、本体には電源ケーブルを接続するだけでよく、デスクの上がスッキリした印象に。

↑電源アダプタにEthernet端子を内蔵。これにより本体には電源ケーブルだけが接続され、見た目もスッキリ

 

ラインナップは、4色展開の8コアCPU/7コアGPUモデルが15万4800円~、7色展開の8コアCPU/8コアGPUモデルが17万7800円~。いずれも4月30日より予約受付を開始し、5月後半より販売されます。

 

M1チップ採用やディスプレイ、カメラ、スピーカーなどの一新により、仕事用としてもプライベート用としても使えるオールインワンモデルとして生まれ変わったiMac。ポップなカラバリ展開も話題を呼びそうですね!

 

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アンカーのポータブル電源は「在宅勤務」でこそ輝く! 月20日使えばコスパも抜群!【愛用品コラム30】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 コラム30: アンカーのポータブル電源「Anker PowerHouse 200」】

●起

ポータブル電源はいまバカ売れしているカテゴリだ。GetNavi webでも記事にすれば大体ヒット。クラウドファンディングでもとてつもない金額を集めている。

 

●承

ポータブル電源には大きく2つの用途がある。ひとつは、防災用品としての側面。災害が起きて命を守る行動群の次に大事なのが、スマホの充電を切らさないこと。ポータブル電源があれば、家族分のスマホを数日間は持たせることができる。

 

もうひとつが、キャンプやアウトドア利用での側面。ちょっとした家電なら動かすことができるから、キャンプ料理の幅が広がる。

 

●転

ただ、どちらも非日常の利用だ。この「Anker PowerHouse 200」の実売は3万円。このカテゴリでは手ごろだが、普通に考えると高額だ。いわゆるコスパが悪い。

 

なので、我が家では平日利用も積極的に行っている。山田家は夫婦で在宅勤務かつ、私がデジタル機器をバンバン使うので、コンセントが足りなくなる。スマホ、タブレット、デジタルペンシルなど、ここぞとばかりにバッテリー系デバイスをPowerHouse 200につなぐ。これで電源戦争も起きない。月の平日20日使うのであれば、コスパもグッと上がる。

●結

この商品を使いたいシーンがある。友人や親が自宅に泊まりに来たときに、夜、みんなのスマホをつなげつつ、テーブルで話したり、カードゲームをしたりというものだ。お泊まりの夜は、スマホの充電がなくなってしまって、家のコンセントを使うのだけど、そうすると行ったり来たりで忙しない。みんなで輪になって集中して過ごせる環境が作れる。意外にそういうのって大事だと思っている。

 

●おまけ

ほぼ、製品の話ができなかったけど、「Anker PowerHouse 200」はコンパクトで重すぎず、容量も57600mAhで標準的。さすがバッテリーのアンカーという感想だ。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

ファーウェイが5製品を一挙発表! スマバン、ノイキャンイヤホン、タブレットとどれも破格のコスパ!

ファーウェイ・ジャパンは4月20日、ウェアラブルデバイスやタブレットの新製品を発表しました。4月14日には発表に先駆けてメディア向けの製品説明会が開催され、いち早く製品に触れることもできたので、ファーストインプレッションも交えて紹介しましょう。

 

今回発表されたのは下記の5モデル。

・HUAWEI Free Buds 4i(ワイヤレスイヤホン)
・HUAWEI Band 6(スマートバンド)
・HUAWEI WATCH FIT Elegant Edition(スマートウォッチ)
・HUAWEI MatePad T10s(タブレット)
・HUAWEI MatePad T10(タブレット)

 

さらに、発売中のタブレット「HUAWEI MatePad」に、Wi-Fi 6対応の64GBモデルが追加されることも発表されました。では、それぞれの特徴を紹介していきます。

 

ノイズキャンリングを搭載「HUAWEI Free Buds 4i」

ファーウェイは「FreeBuds Pro」「FreeBuds」「FreeBuds i」という3つの完全ワイヤレスイヤホンをラインナップしています。4月20日から発売されるのは、最も安いFreeBuds iシリーズの最新モデル「HUAWEI FreeBuds 4i」で、発売予想価格は9680円。

↑「HUAWEI FreeBuds 4i」のカラバリは、セラミックホワイト、カーボンブラック、レッドの3色。レッドのみ5月発売予定

 

耳にフィットするカナル型で10mmのダイナミックドライバーを搭載。FreeBuds iシリーズとしては初めてアクティブノイズキャンセングに対応しており、周囲の環境音を認識してノイズを低減し、通話時のノイズキャンセングも搭載します。もちろん、外部音取り込みモードに切り替えることも可能。

 

楕円形の充電ケースはコンパクトで手に馴染みやすく、約10分で約4時間分をチャージできる急速充電に対応。イヤホン本体のみで約10時間、ケースを含めて約22時間の連続再生を実現しています。

↑手になじみやすい楕円形の充電ケース

 

↑HUAWEI FreeBuds 4iの特徴

 

血中酸素レベルも測定できる「HUAWEI Band 6」

スマートバンドの最新モデル「HUAWEI Band 6」は、1.47インチの大画面ディスプレイを搭載し、スマートウォッチ並みに機能を強化されていました。24時間の心拍数モニタリング機能、睡眠やストレスのモニタリング機能に加えて、ニーズが高まっている血中酸素測定機能も搭載。24時間常時測定し、血中酸素レベルが低い場合に通知してくれる機能も備えています。発売予想価格は8580円。

↑「HUAWEI Band 6」のカラバリは4色。グラファイトブラック、サクラピンクは近日発売で、フォレストグリーン、アンバーサンライズは5月以降発売

 

↑前モデルのBand 5(左)のサイズ感はそのままに、画面の大型化が図られた

 

↑ウォッチフェイスを自在にカスタマイズできることも魅力

 

96種類のワークアウトモードで運動量を記録でき、スマホと連携する音楽再生コントロール機能やカメラのリモートシャッター機能も搭載しています。

 

わずか約18gながら、通常使用で約2週間バッテリーが持つこともセールスポイント。24時間の心拍数モニタリングや睡眠モニタリングをオンにした場合でも10日間の連続使用を見込めるとのこと。しかも、5分で約2日分をチャージできる急速充電にも対応しています。

↑HUAWEI Band 6の特徴

 

進化した「HUAWEI WATCH FIT Elegant Edition」

昨年10月に発売されたHUAWEI WATCH FIT(1万5180円)に、ボディとベルトのクオリティを向上させた「Elegant Edition」が追加されます。カラバリはフロスティホワイトとミッドナイトブラックの2色で、発売予想価格は1万9800円。

↑ステンレススチルベゼルを採用し、ハイグレードに進化したHUAWEI WATCH FIT Elegant Edition

 

HUAWEI WATCH FITの通常モデルはカジュアルな印象ですが、Elegant Editionはケースに上質なガラスとステンレスを用いて、エレガントな仕上がり。ベルトには装着感がよいフッ素エラストマーを使用。通常モデルではアップデートによって追加された血中酸素レベル測定機能も最初から搭載されています。

↑機能・スペックは従来モデルと共通

 

子どもにも安心「HUAWEI MatePad T10s/T10」

タブレットは、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル「HUAWEI MatePad T」シリーズに、「HUAWEI MatePad T10s」「HUAWEI MatePad T10」の2モデルが追加されました。

↑左がMatePad T10、右がMatePad T10s。MatePad T10sのほうがディスプレイが大きくて、ベゼルが細い

 

MatePad T10sは約10.1インチ(1920×1200ドット)、MatePad T10は約9.7インチ(1280×800ドット)の大画面ディスプレイを搭載。多くの仕様は共通していますが、MatePad T10sのディスプレイは「HUAWEI ClariVu」という画像処理テクノロジーによる自動画質調整機能を搭載。さらに、音響メーカーであるハーマン カードンの監修によるサウンドチューニングが行われています。映像コンテンツを楽しみたい人にはMatePad T10sが有利でしょう。

↑10.1インチのディスプレイを搭載するHUAWEI MatePad T10s

 

↑9.7インチ画面のHUAWEI MatePad T10は、縦向きでも使いやすそうな印象

 

どちらのモデルもキッズモードを搭載しているので、子どもに安心して使わせることもできます。

【クリックすると拡大します】

 

どちらもWi-Fiモデルのみで4月23日発売。発売予想価格はHUAWEIMatePad T10sが2万7280円で、HUAWEI MatePad T10が2万3980円。

↑カラーはディープシーブルーのみ。やや指紋が付きやすい印象

 

「HUAWEI MatePad」に64GBモデルが登場

発売中の「HUAWEI MatePad Wi-Fi 32GBモデル」は、CPUがKirin 810(最大2.27GHz)で、RAMは3GB、ROMは32GBという構成ですが、新たに登場する64GBモデルは、CPUがKirin 820(最大2.36GHz)で、RAMは4GB、ROMが64GBと、ワンランク上のスペックを搭載。22.5Wの急速充電に対応し、Wi-Fi 6に対応したことも差分です。4月23日発売で、発売予想価格は3万3800円です。

↑HUAWEI MatePadは、別売のM-PencilやSmart Magnetic Keyboardに対応。PCライクに使うこともできる

 

「HUAWEI AppGallery」のアップデートも発表

ファーウェイのスマホ・タブレットからアクセスできる「HUAWEI AppGallery」の最新情報も発表されました。世界に向けて提供を開始してから、まだ1年余りですが、2020年12月時点で、月間アクティブユーザーは5.3億人に達し、ダウンロード総数は年間で3844億回に達したとのこと。アプリ開発者の登録数は230万人で、数は公表されませんでしたが日本の開発者も増えているそうです。

↑ファーウェイ独自のアプリストアが、App Store、Google Playストアに続く、第3のアプリストアとして成長中であることがアピールされた

 

説明会では、日本のユーザーに向けたアプリが3つ紹介されました。例えば、タクシー配車アプリ「DiDi」は、AppGalleryでの配信開始を記念して、1000円分のクーポンがプレゼントされるキャンペーンを実施。

↑「DiDi」の1000円クーポンプレゼントは4月15日〜5月15日に実施

 

無料のイラスト・マンガ作成用アプリ「MediBand Paint」は、HUAWEIタブレットをテーマにしたイラストコンテストが実施されます。

↑無料ながら多彩なツールを使えることで人気の「MediBand Paint」もAppGalleyに登場。コンテストは5月上旬〜6月上旬に実施される

 

↑株式会社メディバンのシニアマネージャー・コンテンツディレクターの中常伸彦氏がゲストとして登壇。「MediBand Paint」アプリがファーウェイデバイスと親和性が高いと、コンテスト開催の主旨について語った

 

また、人気のニュースアプリ「ニュースダイジェスト」もAppGalleyに登場。マルチプライヤーに対応し、2画面分割で使う場合、ヘッドライン画面と記事画面を同時に表示することもできます。

 

今回発表された新製品にはスマホは含まれていませんでしたが、HUAWEI Free Buds 4iとHUAWEI Band 6は、スマホの機種を問わず、便利に使えるアイテム。HUAWEI MatePad T10s/T10はお手頃価格ながら、多目的に使えるスペックを備えています。スマートライフを充実させたい人は要チェックです。

↑会場では、スマホやパソコンなど、ファーウェイが発売中の他のデバイスにも触れることができた

 

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大容量ソフトをダウンロードして遊ぶなら必須! ニンテンドースイッチにおすすめのmicroSDカード5選

2021年3月、待望のニンテンドースイッチ(以下NS)版がリリースされた、大人気バトロワ系FPS「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」。リリース前に「30GB以上の空き容量が必要」と報じられると、Twitterで関連ワードがトレンド入りするなど大反響に。現在は「25GB以上」と同作のマイニンテンドーストアページに書かれていますが、今後も大作を遊ぶにはストレージの容量に注意する必要があるでしょう。さて、今回の件を機にNS用のmicroSDカードを購入しようと思った人も少なくないはず。しかし、実際どのくらいの容量を購入すればいいのか……と悩みどころですが、個人差はあれど、64GB以上を選ぶとある程度は安泰でしょう。というわけで今回は、NSでの使用……だけでなく、スマホやタブレットなど、様々なデータの記録におすすめのmicroSDカード5選を紹介します。

 

目次

 


1分で最大1000枚の画像を転送!


サンディスク ウルトラ microSDXC/microSDHC UHS-Iカード エコパッケージ

アプリ向けに最適化された同製品はA1クラスに対応。アプリの起動とパフォーマンスが向上し、スマートフォンがさらに使いやすくなります。最大100MB/秒の高速読み取り速度を実現。PCに1分あたり最大1000枚の画像を転送できます。耐衝撃性、耐温性、防水性、耐X線を備えています。ユーザーからは「NSの拡張用に買いました。前のmicroSDカードからの移行も問題ないし、このカードで問題なく動いています。これで暫く残りの容量を気にせず過ごせます」という声も。

【詳細情報】
サイズ:14.99×10.92×1.02mm
容量:32GB・64GB・128GB・256GB・512GB・1TB

 


完全防水設計、3年保証付きだから安心して使える!


GAUDI microSDXCカード GMSDXCU1A*Gシリーズ

SDスピードクラス規格のUHSスピードクラス1に対応し、最低保証速度10MB/秒以上の高速で安定したデータ転送を実現。デジタルビデオカメラ・ウェアラブルカメラやデジタル一眼レフカメラでの4K動画撮影や高速連写において、機器の性能を余すことなく引き出すことができます。高度な著作権保護機能SDMI(Secure Digital Music Initiative)規格に準拠。JIS防水保護等級7に適合した完全防水設計です。SDメモリーカード変換アダプタ付属。鉛などの含有量を抑えた、環境にやさしいRoHS指令対応。安心の3年間保証付きです。

【詳細情報】
サイズ:15×11×1mm
重量:約0.2g
容量:64GB・128GB・256GB

 


フラッシュメモリ市場で世界的な人気を誇るサムスンの一枚


Samsung microSD EVO Plus

NANDフラッシュメモリ市場で連続10年以上、世界首位を維持しているサムスンのメモリーカードです。UHS-Iインターフェースで最大100MB/秒の転送速度。スマホ、タブレット、ゲーム機など様々な用途に対応しています。クラス最大級の容量と高速読込・書込を誇り、4K UHD動画にも適しています。海水で最大72時間耐えうる防水設計、極端な温度差、空港のX線検査機、MRI スキャナに相当する磁場から守る4つの耐久保護機能を備えています。

【詳細情報】
サイズ:15×11×1mm
重量:0.25g
容量:32GB・64GB・128GB・256GB・512GB

 


4K UHDの動画も安定して録画できる!


KLEVV CRAS microSD card

高速SDインターフェースUHS-Iの対応機器で使用すれば、最大読込速度100MB/秒、最大書込速度80MB/秒を実現。UHS-I非対応機器では、SDアソシエーションで定められた速度規格Class10の転送速度になります。30MB/秒の書き込み最低保証速度を持つビデオスピードクラスV30に対応しており、4K UHDの動画も安定して録画することができます。レビューでも「NSのゲームをダウンロードで買うようになり、当初のSDでは不足してきたので購入しました。気になる相性ですが、今のところエラーが出たり、速度が極端に落ちるということはなく、大変満足しております」と好評です。

【詳細情報】
重量:0.25g
容量:32GB・64GB・128GB・256GB・512GB

 


あらゆる環境下で問題なく使えるタフなSDカード


Transcend microSDカード microSDXC/SDHC 300S

トランセンドのmicroSDカードは水深1mの環境で純水に30分浸しても問題ないIPX7の耐水性、マイナス25度~85度で動作する幅広い動作温度、EMC IEC61000-4-2に準拠した静電耐性、ISO7816-1に準拠した耐X線、衝撃や振動に強い耐衝撃性に優れています。転送速度は読出し最大95MB/秒。安心の5年保証付き。ユーザーからも「とりあえず、NSとAndroidスマホで試してみましたが、問題なく利用できています。速度も気になる点はなく、この価格では大変お買い得な買い物ができました」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:15×11×1mm
重量:0.4g
容量:4GB・8GB・16GB・32GB・64GB・128GB・256GB・512GB

 

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【全11社】WiMAXを徹底比較! おすすめプロバイダや選び方などもあわせて紹介します

WiMAX 比較

WiMAXは、工事不要で手軽に利用できる回線という点が魅力です。
しかし「WiMAXはいろいろな窓口があって、どこで申し込めばいいのかわからない!」と悩んでいる方が多いでしょう。

実は、どのプロバイダでWiMAXを申し込んでも、エリアや速度などの品質は変わりません
後悔しないためにもWiMAXプロバイダの選び方を抑えましょう。

 

 

今回はWiMAXの契約を検討中の方に向けて、WiMAXのおすすめ窓口や選び方、手順などを解説していきます。
結論を述べると、比較してわかったWiMAXのおすすめプロバイダは、以下のとおりでした。

 

【WiMAXのおすすめプロバイダ】

 

 

 

この記事を参考にして、自分に合ったWiMAXのプロバイダをぜひ選んでみてくださいね。

実質料金最安!WiMAXならまず「BroadWiMAX」がおすすめ

(Broad WiMAXの場合)
  • 最大19,000円まで負担してくれる解約金の負担キャンペーン
  • 工事不要で利用ができる

Broad WiMAXから申し込む

 

 

WiMAXは3つのポイントで比較すれば間違いなし!

WiMAXとは、高速通信回線「WiMAX2+」を大容量使用できるWiFiサービスです。
WiMAXの契約をする場合、どの窓口やプロバイダから申し込みを行っても、速度や提供エリアなど品質が変わることはありません

ただし、プロバイダの選び方にはいくつか注意点があるので事前に把握しておきましょう。
ここでは、以下3つのプロバイダの選び方について紹介します。

 

 

①【最重要】申し込むプロバイダを比較

UQWiMAXとWiMAXプロバイダの違い

WiMAXを契約する場合、申し込むプロバイダを比較することがもっとも重要です。

助手のジョン

申し込むプロバイダによって何が変わるの?

WiMAXはプロバイダによって、主に月額料金・キャンペーン・契約条件(期間)の3つが変わってきます。

逆に言うと、WiMAXはどの窓口やプロバイダから申し込みを行っても、速度やエリア、品質が変わることはありません

だからこそ、申し込み先を検討する際は、もっとも実質料金が安く、お得な窓口やプロバイダを選ぶ必要があります。

なお、料金を比較するときにはキャッシュバック金額に目を奪われがちですが、月額割引キャンペーンなども加味した実績金額、長期的にもっとも安くなるプロバイダを選ぶことが重要です。

>今すぐWiFiプロバイダの比較結果を見たい人はこちら

※ おすすめのWiMAXプロバイダの項目にジャンプします

②WiMAXルーターを比較!モバイルタイプならWX06がおすすめ

WiMAXを契約する場合、ルーターの性能を比較することも重要です。
結論から述べると、モバイルルーターなら「Speed Wi-Fi NEXT WX06」、ホームルーターなら「SpeedWi-FiHOME02」がおすすめとなっています。

 

モバイルルーターなら「SpeedWi-FiNEXTWX06」がおすすめ

WiMAX

モバイルルーターなら「SpeedWi-FiNEXTWX06」がもっともおすすめです。
SpeedWi-FiNEXTWX06のスペックは以下の表にまとめました。

 

【Speed Wi-Fi NEXT WX06のスペック】
発売日 2020年1月30日
サイズ 約111×62×13.3mm
重量 約127g
対応ネットワーク ・WiMAX 2+
・au 4G LTE
クレードル WX06 クレードル対応
最大速度 下り:440Mbps
上り:75Mbps
連続通信時間 NORMAL(バランス)モード:約690分
HI-P(速度優先)モード:約500分
ECO(電池優先)モード:約840分
同時接続台数 Wi-Fi:最大16台
USB:最大1台
機能 WiFiバンドステアリング
QRコードでかんたんWiFi接続
データ通信量をホーム画面表示
本体カラー ライムグリーン
クラウドホワイト

 

「WX06」のおもな特徴は以下が挙げられます。

 

【WX06の特徴】

  • バンドステアリング機能
  • WiMAXルーター初の2種周波数の同時利用が可能
  • QRコードでかんたんWiFi接続
  • データ通信量のホーム画面表示

 

バンドステアリング機能とは、2つの周波数「2.4GHzと5GHz」のどちらかから最適な周波数へ自動接続される機能です。
従来のルーターは手動で周波数を変更する必要があったため、手間がかからなくなっただけではなく、より安定した接続が可能となりました。

また、WX06では従来のルーターより通信機器との接続が簡単になった点も特徴的です。
表示されるQRコードを読み取るだけで通信機器に接続できるようになりました。

博士

WiMAXにクレードルを付けると、断然通信が安定して利用することができるよ!
ちなみにクレードルとは、モバイルルーターを載せるようなスタンドだよ。

助手のジョン

以下にクレードルを利用しているユーザーの口コミを紹介するよ♪
口コミから、速度が安定していることがわかるね!

 

 

 

上記のコメントにもあるように、クレードルを利用することで安定した速度が期待できますね。

博士

ちなみに、W06ではクレードル対応していないから注意してね!

さらにWX06では、データ通信量の情報をより詳細にホーム画面に表示できるようになっています。
「3日間の使用通信量」と、「今月使用したハイスピードプラスエリアモードの通信量」が同時で確認できるようになったため、以前より利便性が向上しています。

WX06などのモバイルルーターは、以下のような人におすすめです。

 

【モバイルルーターがおすすめの人】

  • 外出先でネットを利用する機会が多い人
  • 単身で一人暮らしの人
  • 光回線の工事を避けたい人
  • スマホの月額料金を節約したい人
  • 簡単な契約で早くインターネットを利用したい人

 

ホームルーターなら「SpeedWi-FiHOME L02」がおすすめ

ホームルーターなら「SpeedWi-FiHOME L02」がもっともおすすめです。
SpeedWi-FiHOME L02のスペックを以下の表にまとめました。

 

【Speed Wi-Fi HOME L02のスペック】
発売日 2019年1月25日
サイズ 約93(W)×178(H)×93(D)mm
重量 約436g
対応ネットワーク ・WiMAX 2+
・au 4G LTE
最大速度 下り:1,237Mbps (WANポート)
上り:75Mbps (WANポート)
下り:1,000Mbps (LANポート)
上り:75Mbps (LANポート)
電源 ACアダプタのみ
同時接続台数 Wi-Fi:最大40台(2.4GHz:20台、5GHz:20台)
LANポート:最大2台
スマートスピーカー 非対応
本体カラー ホワイト

 

「HOME L02」のおもな特徴は以下が挙げられます。

 

【HOME L02の特徴】

  • 速度の高速化
  • 同時接続台数が倍の40台

 

HOME L02は、WiMAXルーターの中で最速の下り最高速度1,237Mbpsとなっています。
従来の機種は下り最高速度が440Mbpsだったので、HOME L02の速度が大幅に向上していることがわかりますね。

また同時接続台数も増え、HOME 02では最大20台でしたが、HOME L02では最大40台まで同時接続が可能になりました。
40台も必要なのか疑問に感じる人も多いとは思いますが、家族の人数やタブレットなどの接続機器が増え続けていくと仮定すれば、同時接続台数はできるかぎり多いほうが便利です。

なお、HOME L02などのホームルーターが向いているのは以下のような人です。

 

【ホームルーターがおすすめの人】

  • 自宅メインでインターネットを利用する人
  • 工事に手間やお金をかけたくない人
  • 家族など複数人、複数端末でインターネットを利用したい人
  • 引っ越しの頻度が多い人
  • 固定回線が必要な人

 

③プランを比較!おすすめはギガ放題プラン

WiMAXを契約する際、7GBプランよりも「ギガ放題プラン」のほうがおすすめです。
ギガ放題プランは、月間データ通信量が実質無制限で使い放題のプランとなっています。

月間での上限はありませんが、直近3日間で10GBまでという制限があるため、注意が必要です。
10GBの上限を超えてしまった場合は、翌日の18時から翌々日の2時まで1Mbpsでの速度制限がかかってしまいます。

7GBプランは、日常生活でインターネットを利用する回数が少ない人の場合、月額費用を節約できるのでおすすめです。

しかし、月間で7GBの縛りはほとんどの人に厳しい制限となるため、おすすめですが少しでもYouTubeなど動画視聴したいと考えているのであれば、WiMAXのギガ放題プランを選択しましょう。

 

【全11社比較】おすすめWiMAXプロバイダ2社を紹介

ここではWiMAXのプロバイダ全11社を比較した上で、おすすめのプロバイダを2社紹介します。
全11社のプロバイダを比較した表は以下のとおりです。

 

【プロバイダの比較表】
実質料金 キャンペーン 契約期間 口座振替
Broad WiMAX 3,875円 ・違約金負担
・初期費用割引
・端末無料
3年
BIGLOBE WiMAX 4,460円 ・17,000円キャッシュバック 1年
GMO
とくとく
BB WiMAX
3,941円 ・30,500円キャッシュバック
・端末代無料
3年
DTI WiMAX 3,932円 ・月額最大2ヶ月無料
・端末代無料
3年
カシモWiMAX 3,986円 なし 3年
So-net WiMAX 4,441円 ・月額割引
・端末代無料
3年
UQ WiMAX 4,754円 なし 3年
DIS mobile WiMAX 4,754円 なし 3年
YAMADA air mobile 4,754円 なし 3年
KT WiMAX 4,754円 なし 3年
ワイヤレスゲートWi-Fi 4,803円 ・総額8,000円相当の豪華プレゼント
・契約事務手数料無料
3年

 

このように、WiMAXでは口座振替に対応しているプロバイダが少なく、ほとんどのプロバイダでクレジットカードが必要です。
また、各プロバイダによって実施しているキャンペーンが大きく異なります。

博士

WiMAXはどこで申し込んでも、通信品質やエリアなどの性能は変わらないよ。

助手のジョン

なるほどね!だから実質料金で比較し、選ぶのが大切なんだね。
その中でも、断トツで安く利用できるWiMAXは「BroadWiMAX」だね。

博士

そうだね。でもBroadWiMAXを含めた多くのWiMAXは、3年契約だよ。
短期間での利用を予定している人はBIGLOBE WiMAXがおすすめになるね。

したがって、WiMAXでおすすめのプロバイダは、以下の2社です。

 

 

実質料金最安!WiMAXならまず「BroadWiMAX」がおすすめ

実質料金最安のWiMAXなら「BroadWiMAX」がおすすめです。
Broad WiMAXは、WiMAXでは数多くあるWiMAXプロバイダの中でも実質料金が最安で利用できます。
また、乗り換え時など、お得なキャンペーンが豊富な点も特徴的です。

 

【Broad WiMAXの概要】
対応エリア 日本全国
使用回線 WiMAX 2+
契約期間 3年
データ容量 無制限(ギガ放題プラン)
初期費用 事務手数料 3,300円
端末代金 0円
月額料金 1〜2ヶ月:2,998円
3~24ヶ月:3,752円
25ヶ月目~:4,412円
2年間実質料金合計 95,443円
2年間実質月額料金 3,818円
キャンペーン内容 ・月額料金割引
・初期費用18,857円割引
・他社違約金補填最大19,000円
・5,000円キャッシュバック内容

 

BroadWiMAXで実施中のキャンペーンには以下のものがあります。

 

【BroadWiMAXで実施中のキャンペーン】

  • 申請不要で月額料金が割引されるキャンペーン
  • 最大19,000円の違約金を負担してくれるキャンペーン
  • 光回線に違約金なし&0円で乗り換えできる「いつでも解約サポート」
  • 5000円キャッシュバック
    →当サイトから申し込みの場合

 

博士

今なら当サイトから申し込みで5000円のキャッシュバックをうけれてお得だよ!

 

BroadWiMAXの詳細はこちらから

 

料金が最安で利用できる

BroadWiMAXは、WiMAXが申し込める窓口の中でも、料金が最安で利用することができます。

 

【プロバイダの比較表】
実質料金 キャンペーン 契約期間 口座振替
Broad WiMAX 3,875円 ・違約金負担
・初期費用割引
・端末無料
3年
BIGLOBE WiMAX 4,460円 ・17,000円キャッシュバック 1年
GMO
とくとく
BB WiMAX
3,941円 ・30,500円キャッシュバック
・端末代無料
3年
DTI WiMAX 3,932円 ・月額最大2ヶ月無料
・端末代無料
3年
カシモWiMAX 3,986円 なし 3年
So-net WiMAX 4,441円 ・月額割引
・端末代無料
3年
UQ WiMAX 4,754円 なし 3年
DIS mobile WiMAX 4,754円 なし 3年
YAMADA air mobile 4,754円 なし 3年
KT WiMAX 4,754円 なし 3年
ワイヤレスゲートWi-Fi 4,803円 ・総額8,000円相当の豪華プレゼント
・契約事務手数料無料
3年

 

この比較表をみてもわかるとおり、1番安いことが伺えるかと思います。
2番目に安いDTI WiMAXとBroad WiMAXを利用した場合のシミュレーションをしてみました。

 

【DTI WiMAXとBroad WiMAXのシミュレーション】
実質月額料金(3年間) 実質年間料金(3年間)
Broad WiMAX 3,875円 139,500円
DTI WiMAX 3,932円 141,552円
差額 57円 2,052円

 

表から分かるとおり、3年間で換算すると2,052円お得になることが分かりますね。
しかし、そこまで差がないように思えますが、Broad WiMAXには「いつでも解約サポート」というキャンペーンがあります。

「いつでも解約サポート」とは、違約金なしで他社インターネット回線に乗り換えられるキャンペーンになります。

このようなキャンペーンが豊富にあるので、Broad WiMAXは総合的にみておすすめといえるでしょう。

 

月額料金がそもそも安くなっている

BroadWiMAXでは、月額料金割引タイプのキャンペーンを実施中です。
煩わしい申請の手間がなく、確実に受けられるキャンペーンであるため、キャッシュバックのようにもらい忘れの心配がないというメリットがあります。

なお、BroadWiMAXの月額料金割引キャンペーンの概要は以下のとおりです。

 

【月額割引キャンペーンの概要】
ギガ放題プラン 7GBプラン
月額料金 0ヶ月:2,999円の日割
1~2ヶ月:2,999円
3~24ヶ月:3,752円
25ヶ月~:4,413円
0ヶ月:2,999円の日割
1~24ヶ月:2,999円
25ヶ月~:3,659円
3年間の実質月額 3,994円 3,302円
割引額 0~2ヶ月:毎月1,413円割引
3~24ヶ月:毎月660円割引
(年間最大10,179円割引)
25ヶ月:毎月660円割引
(年間最大8,580円割引)
キャンペーン 初期費用20,742円割引 初期費用20,742円割引
適用条件 月額割引:なし
初期費用割引:クレカ払い、オプション加入、Web申し込み
月額割引:なし
初期費用割引:クレカ払い、オプション加入、Web申し込み

 

月額料金割引キャンペーンの適用に条件はなく、申請も不要です。
しかし、表にあるように初期費用20,742円割引キャンペーンを適用するためには複数の条件があるので、注意しましょう。

 

違約金補填CPなどキャンペーンが充実

Broad WiMAXでは、他社インターネット回線を利用中の人に向けて、初期費用と契約解除料を最大19,000円分負担してもらえる乗り換えキャンペーンを実施しています。

最大19,000円乗り換えキャンペーンの適用条件を以下にまとめました。

 

【適用条件】

  • キャンペーンサイトから期間内にBroad WiMAXに乗り換える
  • 月額最安プラン(ギガかライト)に申し込む
  • クレジットカード払いで支払い登録する
  • 安心サポートプラス、MyBroadサポートに加入する

 

そのほか「いつでも解約サポート」というものもあります。
Broad WiMAXを契約している人で、通信速度や回線に不満がある場合、違約金なしで他社インターネット回線に乗り換えられることができます。
いつでも解約サポートでは違約金が0円になるだけではなく、専門スタッフによって乗り換え先として最適な回線を提示してもらえます。

また、「いつでも」解約サポートという名前のとおり、いつでも解約可能で利用期限がないため、お試しで Broad WiMAXを利用したい人にもおすすめのキャンペーンです。

「いつでも解約サポート」の適用条件は、以下となっています。

 

【適用条件】

  • Broad WiMAXのサポート窓口から対象となるインターネット回線への乗り換えを行う

 

いつでも解約サポートを利用する際は、電話かWebの送信フォームから問い合わせしましょう。

なお、光回線を契約する際は使用中のスマホキャリアを基準に、セット割が適用可能な光回線を選択するのがおすすめです。
キャリアごとのおすすめの光回線は以下のとおりです。

 

【キャリア別おすすめ光回線】

  • ソフトバンクユーザー:NURO
  • ドコモユーザー:ドコモ光
  • auユーザー:auひかり
  • エリア外のauユーザー:So-net光プラス

 

auひかりはエリア限定の光回線なので、利用場所が対応しているか事前に確認しておきましょう。

1年以内の短期利用&口座振替の人は「BIGLOBEWiMAX2+」

1年以内の短期利用および口座振替希望の人には、「BIGLOBE WiMAX 2+」がおすすめです。
BIGLOBE WiMAX 2+の概要は以下の表にまとめました。

 

【BIGLOBE WiMAXの概要】
使用回線 ・WiMAX 2+
・au 4G LTE
エリア 全国
契約期間 1年
違約金 1,100円
契約事務手数料 3,300円
端末代 21,120円
月額料金 4,378円
3年実質月額 4,472円
キャンペーン 端末同時購入で17,000円キャッシュバック

 

口座振替を希望する場合、毎月220円を別途支払う必要がありますので、覚えておきましょう。

BIGLOBE WiMAX 2+では、契約期間が1年と短く、解約した際の違約金はわずか1,100円しかかかりません。
他社プロバイダごとの違約金・契約期間を比較した表は以下のとおりです。

 

【違約金の比較】
違約金 契約期間
BIGLOBEWiMAX2+ 1,100円 1年
Broad WiMAX 1年未満:31,350円
2年未満:25,850円
3年未満:10,450円
3年
GMOとくとくBB WiMAX 1年未満:20,900円
2年未満:15,400円
3年未満:10,450円
3年
カシモWiMAX 1年未満:20,900円
2年未満:15,400円
3年未満:10,450円
3年

 

この表からもわかるとおり、他社プロバイダの契約期間は3年であることが多く、違約金は高額です。
他社プロバイダと比較すれば、BIGLOBE WiMAX 2+の違約金1,100円はとても安いといえますね。

 

BIGLOBE WiMAX 2+の詳細はこちらから

 

WiMAXの申し込みから利用までの手順

それでは、実際にWiMAXに申し込む際の手順を見ていきましょう。

 

①Web窓口から申し込む

WiMAXを申し込む場合は、必ずWeb窓口から申し込みましょう。
なぜなら、家電量販店などスタッフが必要な窓口では人件費や経費が発生するため、キャンペーンに回せる金額が減ってしまうからです。

WiMAXの申込窓口を選ぶ際は、月額料金やキャンペーンを加味した実質料金で比較することで、本当に安い窓口を選択できます。
したがって、WiMAXを契約するときには、Web窓口から申し込みを行いましょう。

 

②ギガ放題プランと最新機種を選択する

WiMAXには、ギガ放題プランのほかに7GBプランも選択できますが、YouTubeなどで動画を見ているとすぐに7GB以上のデータ容量を消費してしまうので、不便さを感じやすいので注意する必要があります。

また、最新機種は充電のもちがよく、充実した機能を備えているため、快適に利用できます。
そのため、WiMAXを契約する際には、最新機種でギガ放題プランを選択しましょう!

 

③端末の初期設定をして利用開始する

WiMAXの端末が届いたら初期設定を行えば、すぐに利用を開始できます。
端末にSIMカードを入れた後、端末の電源を入れるだけで設定は完了しますので、とても簡単ですよ。

 

WiMAXのよくある質問

最後にWiMAXに関するよくある質問を4つ紹介します。

 

Q1.速度制限について知りたい

ギガ放題プランは、月間データ通信量に制限はありません。
ただし、直近3日間で10GBを超えた場合は、1Mbpsの速度制限がかかってしまいます。

また、7GBプランの場合は月間で7GBを越えると128kbpsの速度制限がかかってしまうため、注意が必要です。
各プランの制限時速度と制限条件を以下にまとめましたので、参考にしてください。

 

【制限時の速度・条件】
制限時の速度 制限条件
ギガ放題プラン 最大1Mbps 直近3日間で10GBを超える
7GBプラン 最大128kbps 月間で7GBを超える

 

速度制限中であったとしても、以下の作業であれば問題なく利用できます。

 

【制限時に行える作業】
1Mbps ・通常画質で動画視聴
・ウェブページ閲覧
・メール送受信
・LINE送受信
128kbps ・LINE送受信
・メール送受信

 

Q2.支払い方法はクレジットカードのみですか?

支払い方法は、クレジットカード以外に口座振替を選択できるプロバイダもあります
ただし、WiMAXで口座振替に対応しているプロバイダは少ないため、注意しましょう。

口座振替可能なプロバイダは以下の3社です。

 

【口座振替可能なプロバイダ】

  • Broad WiMAX
  • BIGLOBE WiMAX 2+
  • UQ WiMAX

 

ちなみに、これらのプロバイダの中でもっともおすすめなのは、Broad WiMAXです。

 

Q3.エリアについて知りたい

WiMAX対応エリアは、こちらでご確認ください。

 

Q4.プラン変更はできるの?

WiMAXの料金プランは無料で変更可能となっており、翌月から適用されます。

 

まとめ

今回はWiMAXの契約を検討している人に向けて、WiMAXの比較ポイントやおすすめのプロバイダについて詳しく解説してきました。

結論として、WiMAXを契約する際におすすめのプロバイダは、「Broad WiMAX」「BIGLOBE WiMAX 2+」です。
また端末を選ぶ際は、モバイルルーターなら「Speed Wi-Fi NEXT WX06」、ホームルーターなら「SpeedWi-FiHOME02」がおすすめです。

WiMAXの契約の際は、キャッシュバックの金額だけではなく実質料金でプロバイダを選ぶことがもっとも重要です。
今回の記事を参考に、各プロバイダを再度比較し、自分に合ったWiMAXのプロバイダを見つけてくださいね。

「太っいコード」と「無骨なスチール」に惚れて買った電源タップがいい感じ【愛用品コラム25】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 25: Fargo「スチール タップ」】

●起

ワイヤレス時代なはずなのに、僕の暮らしではケーブルが増えている。先日、Blue Microphonesの「Yeti X」が届き、MacBookと接続。PCマイクとして使い始めた。ウェブカメラはLUMIX「G100」を使っていて、こちらもMacBookとつないでいる。

●承

USB周りのケーブルだけではない、AC電源ケーブル類も迷宮に入りつつある。夜になると、MacBook/iPhone/iPadの充電に加えて、PlayStation 4 or PlayStation 5とゲームモニターの電源が加わる。ちなみにPlayStationは有線LANでつないでいて、ヘッドセットにはアンプもかませているから、カオス!

 

●転

Fargoの電源タップは、デザインに惹かれた。スチールが醸す無骨なデザインは、スタジオにあるような、ガレージに似合うような「仕事らしさ」がある。

 

特に気に入っているのは、太い径のケーブルだ。太いケーブルが電源タップを経て、細いケーブルに変わっていく。まるで血管のように、徐々に細くなっていくグラデーションがいい。暮らしの隅々まで電気が行き渡るような感覚。「ケーブルは血管だ」。使える。

 

●結

唯一の欠点は、一括電源スイッチがコンセントの近くあって、押し心地が軽いため、抜き挿しの際に間違ってオフにしそうになること。ただ、背面には壁に設置するための穴も開いているので、使える幅も広い。在宅勤務で「家の電源問題」に悩む人は選択肢のひとつにオススメだ。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

プログラミング初心者も“プロ”に質問できる! toio公式コミュニティ「トイオ・クラブ」

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は4月12日、同社のロボットトイ「toio」のユーザーやクリエイター、エンジニアと、toio開発者が直接つながり交流・共有する、toio公式無料オンラインコミュニティ「トイオ・クラブ」を、コミュニケーションツール「Slack」上に開設しました。誰でも参加が可能ですが、16歳未満は保護者を通じての利用となります。

 

トイオ・クラブは、toioの一般ユーザーから、toioが好きなクリエイターやエンジニア、プログラミングに興味がある家庭・親子などが集まり、toioの開発者と直接交流したり作品を共有したりできる、オンラインでの「クラブ活動」のような公式オンラインコミュニティ。

 

ロボットプログラミングがこれからという入門ユーザーでも、作りたいものをどう実現すればいいか、クリエイターやエンジニアや開発者に気軽に質問することができるコーナーや、作った作品の共有を通じて、ユーザー同士でディスカッションしたり制作のノウハウを共有したりできるコーナーも設けています。

 

また、toioを研究開発やアート作品などに応用するユーザーの高度な技術的ディスカッションや、ノウハウについて質問・議論できるチャンネルも用意。toio開発や技術情報は、これまでも様々なSNSやオンラインコミュニティで、開発者やクリエイターたちによって開発環境UnityやJavaScriptなどの作品が活発に開発・発表されてきました。今後はそれに加え、トイオ・クラブがtoioにまつわる横断的な技術情報の共有や作品発表の場所になると同時に、プロトタイプやノウハウの共有・蓄積、改善提案のディスカッションなどを通じた情報共有の場となることが期待されています。

 

トイオ・クラブ開設と同日には、プログラミングアプリ「toio Do」がChromebookに対応。すでに提供中のWindows・Mac両PCやiPadに加え、急速に普及が進むChromebookも追加され、マルチデバイスに対応となったtoio Doで、多様な教育現場の端末環境に応じたロボットプログラミングが楽しめるようになりました。トイオ・クラブでは、教育関係者向けにtoioやtoio Doの活用方法を共有できるチャンネルを設置する予定とのことです。

 

コミュニティの詳しい参加方法などについては、下記「関連リンク」の“「トイオ・クラブ」の詳細・参加について(toio公式ブログ)”をご覧ください。

【西田宗千佳連載】半導体リスクは「安全保障」問題に。そこで立ち回るアップルのパワーゲーム

Vol.101-4

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「世界的な半導体不足」。ソニーがPS5をすぐに大幅増産できない、その背景にある“原因”はいったい何なのか?

 

世界的な半導体不足。そのなかで、生産ラインの増強もすぐにはできない。

 

このことは、世界的なリスクになっている。それは、単に特定の製品、例えばPlayStation 5の在庫が足りなくて買えない……ということだけに止まらない。世界的な経済・安全保障上のリスクと見られるようになっている。

 

半導体やディスプレイパネルの製造は、その8割以上は中国・台湾・韓国に集中している。そして、そこに部材や製造機器を提供しているのは日本、という構図だ。日本から供給する半導体製造に必須の素材も潤沢な状況ではなく、それもまた半導体製造のスピードに影響している。

 

20年前、半導体は「開発したメーカーが生産する」スタイルだった。そのころと違い、今は開発メーカーと生産メーカーが分かれている。生産する企業は東アジアに集中しているため、ここでの需給が世界的な状況を左右しているのだ。つまり、昔と違って成長リスクは分散されたが、その代わりに今回のような「地域的リスク」が生まれたわけである。

 

ソニー・インタラクティブ エンタテインメント PlayStation 5/実売価格5万4978円

 

そのため、アメリカは政府を通じて直接、TSMC(台湾新竹市新竹サイエンスパークに本拠を置く半導体製造ファウンドリ)に対して増産を要求しているし、今後はリスクヘッジのために、アメリカやヨーロッパにも先進半導体を中心とした製造ラインを作ろう……という話が出ている。元はといえばアメリカが中国との対抗上の理由で始めた政策によるリスク上昇なのだが、それはそれとして、だ。

 

かといって、そうした施策が有効に働き始めるには、まだ数年が必要だろう。現在目の前にある半導体不足の解消は難しい。ソニーが「PS5をすぐに大幅増産することができない」というのはそのためだ。

 

一方、そうした話があまり聞こえてこない企業もある。アップルだ。iPhoneやMacBook Airなどでは、TSMCの最新半導体プロセスを使ったアップルオリジナル設計のプロセッサーを多用している。だが、部品不足の話はそこまで聞こえてこない。

 

理由はシンプル。アップルが一定期間の大量調達を最初から持ちかけ、他社より早く、優先的に生産ラインを押さえているからだ。TSMCとしても、アップルは長年のお得意様であり、数量・金額的に非常に大きな存在である。

 

これは、企業戦略としては力技ではあるがストレートなやり方と言える。パーツが欲しいなら、製造ラインをカネの力で押さえてしまうのが一番だ。ゲーム機は大きな需要だが、数量ではアップルの需要に敵わない。自動車用半導体も、スマホなどとの競争になればいまは厳しい。

 

今後、短期的には、いかにTSMCのキャパを増やし、各企業が「自分向けの数量を確保させるか」というパワーゲームが続く。その間に、TSMC以外でも生産できる半導体は、早急に生産企業を増やしてカバーしていくことになるだろう。

 

メーカーと国家、両方のパワーゲームのなかで、半導体は文字どおり戦略物資として扱われることになるのだ。

 

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映像と音に包まれる新感覚! ソニー最新5Gスマホ「Xperia 1 III」「Xperia 10 III」速報レポート

ソニーが、Xperiaに新しい最上位5G対応モデル「Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー)」と、ミドルレンジモデル「Xperia 10 III(エクスペリア テン マークスリー)」を発表しました。ひと足早く触れることができたグローバルモデルのファーストインプレッションを報告します。

 

↑右がフラッグシップのXperia 1 III、左がスタンダードモデルのXperia 10 III

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

Xperia 1 IIIとXperia 10 IIIはそれぞれ日本を含む世界の各国・地域で、今年の初夏以降に発売予定の5Gスマホです。ミドルレンジのXperiaに初めて5G対応モデルが投入される形となります。国内の販売価格は明らかにされていませんが、それぞれ現在販売中の「II」の後継機になるモデルです。参考までに、Xperia 1 IIの発売当時価格が12万円前後、Xperia 10 IIは4〜5万円台でした。

 

モバイルゲームが快適に楽しめる!120Hz駆動のディスプレイを採用

Xperia 1シリーズはソニーがテレビやカメラ、オーディオプレーヤー等で培ってきたエンターテインメントやデジタルクリエーションの技術を総まとめにしたフラッグシップスマホです。2019年にXperia 1として新しいスタートを切ってから、早くも3世代目となりました。

 

アスペクト比を21:9という映画館のスクリーン比率に近づけた、約6.5インチのシネマワイドディスプレイは健在。Xperia 1 IIからのハイライトである4K/HDR対応に加えて、新しく120Hz駆動のパネルを採用しました。

↑約6.5インチの4K/HDR有機ELディスプレイを搭載。Xperiaとして初めて120Hz駆動のパネルを搭載しました

 

例えば、最大120コマ/秒のハイフレームレートで制作されているゲームコンテンツが、より滑らかに表示されるなどの効果があります。タッチパネルの応答速度も最大240Hz対応なので、動画表示の滑らかさに加えてタッチ操作の応答感度の良さも実感できそうです。残念ながら、今回筆者が触れてきたグローバルモデルは、まだディスプレイの機能が未完成でした。なので、Xperia 1 IIIによる動画視聴、ゲーミング体験の報告はまた別の機会に譲りたいと思います。

↑背面にはきめ細かい、つや消しガラスパネルを採用しています

4つの焦点距離を3つのレンズでカバーするXperia 1 IIIのカメラ

Xperia 1 IIIは、本体の背面に「3つのレンズ」で「4つの焦点距離」を実現するメインカメラユニットを搭載しました。縦に並ぶ3つのレンズは、上から16mmの超広角、24mmの広角、間にオートフォーカス性能の向上を実現する3D iToFセンサーを挟み、最下段に2つの焦点距離を併せ持つ可変式望遠レンズになります。スマホのカメラアプリからズーム比率を変えると、内部でレンズユニットが70mmと105mmの焦点距離に合わせて形が変化する仕組みです。

↑「3つのレンズ」で「4つの焦点距離」を実現するメインカメラユニット

 

↑望遠レンズは、内部でユニットの機構が形を変えて70mmと105mmの焦点距離に合わせます

 

すべてのレンズユニットには光量を多く取り込めるレンズと、感度の高いデュアルフォトダイオードセンサーが搭載されています。さらに広角、望遠レンズには光学式手ブレ補正も載せて、明るく高精細な写真・動画の撮影を可能に。3つのレンズはすべて画質に定評のあるT*(ティースター)コーティングを施したツァイスレンズ。ソニーがデジタル一眼レフカメラのαシリーズで培ってきた高速オートフォーカス、画面タップで選択した被写体に焦点を合わせながら自動追尾できるリアルタイムトラッキングの機能など、まさに「デジタル一眼顔負け」な機能が満載です。

 

Xperia 1 IIIでは従来のXperiaシリーズにプリインストールされていた、標準の「カメラ」アプリが廃止されました。ソニーのカメラシリーズ「α」、「サイバーショット」のユーザーインターフェースや機能に近づけた「Photography Pro」をメインのカメラアプリとしたことが理由です。筆者はふだん、ソニーのデジタルカメラを使っているので、使い勝手の近いPhotography Proは扱いやすく感じますが、スマホのカメラに凝った機能は要らないという方も多くいると思います。その点、Photography Proはユーザーインターフェースを「ベーシックモード」に切り換えると、従来のカメラアプリに近いシンプルな撮影が楽しめるので安心です。前述の通り、今回触れた実機はカメラ機能がまだ動いていなかったため、本格的なハンズオンレポートはまた後日にしたいと思います。

↑ソニーのデジタルカメラのような操作性を実現したPhotography Proアプリを標準搭載

内蔵スピーカー&イヤホン出力の音がパワーアップした

音楽や動画の再生性能も進化した、Xperia 1 IIIの「オーディオ」についてはグローバルモデルの実機による体験ができたので、インプレッションを報告します。

 

注目したいポイントが大きく2点あります。ひとつは本体に内蔵するスピーカー、および3.5mmヘッドホンジャックからの出力がパワーアップして、いっそうメリハリの効いたサウンドになったことです。

↑前面に搭載するスピーカーユニットを改良しています

 

ソニーではこれらの高音質化について、本体内部の設計とパーツの選定に見直しをかけつつ、ソフトウェアの改善を図ることで実現したと説明しています。ステレオスピーカー、およびヘッドホンジャックから出力されるサウンドの音圧(音の密度)は約40%アップしました。ボリュームを上げた時に音が歪まないように余裕を持たせたことにより、特に騒音に囲まれがちな外での音楽再生が快適になります。

 

Xperia 1 IIIのサウンドをソニーのデモルームで試聴しました。内蔵スピーカーによるステレオ音源の再生ではボーカルの音像がより前に押し出され、迫力のあるサウンドが味わえます。バンドの楽器は、それぞれ鳴っている位置がはっきりと捉えられる定位の鮮明さが特徴的でした。

↑ソニーモバイルのデモルームで、Xperia 1 III(奥)とXperia 1 II(手前)の音質を聴き比べました

 

動画のサウンドをXperia 1 IIと比べてみると、Xperia 1 IIIは内部スピーカーボックスの構造を変えたことで低音がビシッと引き締まりました。ドルビーアトモスに対応したサラウンドコンテンツを再生すると、高さ方向に音場が広がり、細かな効果音の粒立ちがはっきりとしたようです。

 

ソニー独自の360度音楽体験にフル対応

そしてもう1つの注目ポイントが、ソニー独自の立体音楽体験技術である「360 Reality Audio」の高音質再生に、Xperia 1 IIIが対応したことです。360 Reality Audioは、対応する音源を配信するアプリと組み合わせて、あらゆるヘッドホン・イヤホンとの組み合わせで手軽に楽しめる音楽体験ですが、内蔵スピーカーで360度全天球の周囲に広がる没入型音楽体験を味わえるスマホは、Xperia 1 IIIが初めてとなります。

 

Xperia 1 IIIにプリインストールされる360 Reality Audioの音源を聴きましたが、スマホのスピーカーから鳴っていることが信じられないほど豊かに広がるサウンドは圧倒的。背後や足下にまで広がる音の生々しい包囲感と、縦横無尽に音源が移動しながら鳴り響く感覚は、360 Reality Audio独特の魅力。初めて体験した方にもすぐに“違い”がわかると思います。

 

360 Reality Audio体験を満喫するためには、対応する音楽コンテンツが必要です。2021年4月14日時点では、日本国内で360 Reality Audioの音源を配信するサービスはAmazon Music HDしかありません。Xperia 1 IIIが日本で発売される頃に、どの音楽配信サービスで360 Reality Audioが楽しめるようになるのかはまだ不明です。本機には通常のステレオ音源にバーチャライズ処理をかけて、360 Reality Audio風の立体サウンドに変換する「360 Spatial Sound」という機能も搭載されます。まずはこちらからXperia独自のオーディオ体験を満喫するとよいでしょう。

↑Xperia 1 IIIにはフロストブラック/フロストグレー/フロストパープルの3色カラーバリエーションが揃います

 

↑本体側面にシボ加工を施したカメラシャッター専用ボタンなどを配置

意外と本命はこっち!? 5G対応「Xperia 10 III」の魅力

Xperia 1 IIIはソニーの4Kテレビ、ゲーム機のPlayStation、デジタルカメラにオーディオのプレミアムモデルを愛するファンも、唸らせるハイクオリティ&高機能の最強フラッグシップモデルになりそうです。

 

本機には4G LTEと高い互換性を持つ5G Sub6のほかに、さらにパフォーマンスに優れた5Gミリ波に対応するモデルが揃うようです。5Gミリ波対応のXperiaは、今年プロフェッショナルモデルの「Xperia PRO」が国内で発売されています。Xperia 1 IIIも、ミリ波とSub6の両対応モデルが日本で発売される可能性が高いと思います。

 

もうひとつの新製品であるXperia 10 IIIも5G Sub6のネットワーク通信に対応する新しいスタンダード機です。現行モデルのXperia 1 IIよりも本体サイズを小型化しながら、バッテリーの容量を900mAhほどアップして4500mAhに。アスペクト比が21:9のHDR対応ディスプレイ、有線・無線接続によるハイレゾリューションオーディオ体験などエンターテインメント性能も充実。カメラ構成は、明るく高精細な写真・動画が撮れるトリプルレンズ仕様です。

↑女性も片手で持ちやすいサイズ感を実現した約6.0インチのXperia 10 III

 

↑背面にはトリプルレンズカメラを搭載しています

 

↑5G対応や4500mAhの大容量バッテリーの搭載などXperia 10 IIから進化を遂げています

 

↑ブラック/ホワイト/ブルー/ピンクの4色展開

 

Xperia 10 IIは現在、日本国内では携帯電話事業者を通じてのみ販売されています。Xperia 10 IIIは機能と性能のバランスがよく、デザインがとてもスタイリッシュなスマホなので、Xperia 1 IIのようにSIMロックフリーの端末をソニーの直販サイト等で発売すればかなり注目されるのではなでしょうか。筆者もぜひ1台買いたいです。各新製品の国内モデルに関連する詳報を期待しながら待ちましょう。

↑新しいXperiaには純正のスタンド機能付きカバーが発売されます

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

中国の新進スマホメーカー「realme」が日本上陸! まずはワイヤレスイヤホンなどIoT製品を投入

中国のスマホメーカー「realme(リアルミー)」が日本市場に参入しました。第1弾として発売するのはスマートフォンではなくIoT製品、つまりスマホと一緒に使うデバイスです。具体的にはワイヤレスイヤホン3機種と、スマートウォッチ、そしてモバイルバッテリーが4月15日から順次発売されます。いずれもトレンドを踏まえつつ、価格は抑えられており、コスパ重視の人はチェックする価値がありそうです。

↑realmeの日本上陸第1弾はワイヤレスイヤホンを含む5品

 

設立3年目にして世界第7位まで躍進

realmeは2018年8月28日に設立された新しいブランドです。日本でも展開しているスマホメーカーOPPOから独立したブランドですが、OPPO傘下というわけではなく、独立した会社によって運営されています。

 

設立以来、常に「過去を超え続けること」をブランドのDNAとして、主に若い世代に訴求する製品を展開。2019年からグローバル展開を開始し、2020年の初めに「スマートフォン+IoT」という戦略的エコシステムを発表。2020年11月には、世界で5000万台のスマホ販売を達成。設立からまだ3年も経っていませんが、スマホの出荷台数では世界第7位(2020年第3四半期)になるほど急速な躍進を遂げています。

↑世界最速で5000万ユーザーを獲得するなど、驚異的な成長を遂げている

 

これまでに61の国と地域に参入し、そのうち13地域では、スマホシェアのトップ5に入っているとのこと。例えば、フィリピンでは2位、マレーシアでは3位を獲得しています。

↑東南アジア各国では、すでにスマホ出荷台数のトップ5入りを果たしている

 

realmeはデザインにも力を入れています。同社のデザインスタジオでは世界的に著名な3人のデザイナーを起用。プロダクトデザイナーの深澤直人氏もそのひとりで、オリジナリティに富んだスマホのデザインを手掛けています。

↑左からブランドビジュアルデザインを手がけるエディー・オパラ氏、プロダクトデザインディレクターの深澤直人氏、realmeデザインスタジオのアートディレクターを務めるジョゼ・レヴィ氏

 

【デザインの詳細(クリックすると拡大します)】

 

日本上陸第1弾としてリリースするのは5製品

では、日本市場向けの第1弾として発売するアイテムを紹介しましょう。

 

realme Buds Air Pro

業界トップクラスの最大35dBのノイズキャンセリングを搭載したワイヤレスイヤホン。10mmのダイナミックドライバーを搭載し、クリアな高音が楽しめることが特徴。4月15日発売予定で、価格は1万3800円。

 

realme Buds Q

エルメスのデザインを手がけていたジョゼ・レヴィ氏が、Cobble(川辺の丸石)をイメージしてデザインした丸みのある形状が特徴の完全ワイヤレスイヤホン。片耳が約3.6gという軽さも魅力。低価格ながら、10mmダイナミックドライバーを内蔵し、AACコーデックにも対応しています。4月15日発売予定で、価格は3480円。

 

realme Buds Wireless Pro

Realmeのブランドカラーでデザインされたネックバンド型のワイヤレスイヤホン。13.6mmのダイナミックドライバーを搭載し、高音質なLDACコーデックに対応。さらに最大35dBのノイズキャンセリング機能も備えています。5月以降発売予定で、価格は9980円。

 

realme watch S

運動の成果を記録し、健康管理もできるスマートウォッチも発売。最近、注目度が高まっている血中酸素レベル測定機能や睡眠モニター機能も搭載し、最長で約15日間の連続使用が可能です。同等の機能を備えた他メーカーの製品に比べると、圧倒的にコスパが高そうです。4月15日発売予定で、価格は1万1800円。

 

realme 20000mAh Power Bank 2

20000mAhの大容量モバイルバッテリー。USB Type-Aが2口、Type-Cが1口の計3ポートを搭載し、最大3つのデバイスを同時に充電可能です。色はイエローとブラックから選べます。5月以降発売予定で、価格は4980円。

 

日本では、まだまったくといっていいほど知られていないブランドなので、実際の製品を手に取って確認したいところですが、いまのところ決まっている取扱店はrealme公式楽天市場、Amazon、ひかりTVショピングのみ。性能が気になる人は、いち早く購入した人のレビューなどを参考にする必要がありそうです。

 

実は、筆者はワイヤレスイヤホン3機種を発売に先駆けて借りています。近く、GetNavi webにてレビューを公開したいと考えておりますので、少々お待ちくださいね。

↑目下、実製品の使い勝手と音質をチェック中

 

日本でスマホを発売する可能性は?

海外では洗練されたデザインやコスパに優れたスマホが人気のrealmeですが、日本でもスマホを発売するのかどうか? 気になりますよね。日本のメディア向けに開催された説明会では、realmeの日本法人であるシンガ・ジャパン社長のカ ムショウ氏が、「まずは現在、戦略的に力を入れているIoT製品を発売し、日本のユーザーの反応を見たい」と話していました。日本でスマホを発売する計画については明らかにされませんでしたが、多くの国においてスマホで実績を上げている現状から察するに、日本でもスマホ発売を視野に入れていることは間違いないでしょう。

↑オンラインで開催した説明会で、日本参入の意図などを語った株式会社シンガ・ジャパン 取締役社長のカ ムショウ氏。「realmeは“若者と一緒に歩んでいく”ブランド。日本のみなさまからも多くのことを学びたい」と話す

 

↑realmeはスマホをメインに、多くのスマートデバイスを手掛けている。第1弾の反響によっては、日本で発売する製品も増えていくだろう

 

スマホ市場で中国メーカーの躍進が著しいのは周知の通り。2018年1月に日本市場に参入したOPPOも、2019年12月に参入したXiaomi(シャオミ)も、早くも日本のスマホ市場に欠かせないメーカーとして存在感を強めています。realmeも近い将来、我々がスマホを買い替える際の選択肢に加わっているかもしれません。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

画面が350度回転する! 使い勝手が進化したスマートディスプレイ「Amazon Echo Show 10」登場

Amazon.co.jpは、10.1インチのHDディスプレイと指向性スピーカー備えた「Amazon Echo Show 10」の予約販売を開始しました。4月14日より出荷される予定です。実売価格は2万9980円で、本体カラーはグレーシャーホワイトとチャコールの2色をラインナップ。

↑Amazon Echo Show 10(グレーシャーホワイト)

 

↑Amazon Echo Show 10(チャコール)

 

この「Amazon Echo Show 10」の最大の特徴は、新たに画面の向きを自動で水平方向に350度動かせる「モーション機能」を搭載したこと。これにより部屋のどこに置いても画面の向きを見やすく調整できるほか、ビデオ通話を利用する際など話者の動きや声の方向に合わせてカメラが追随する「自動フレーミング機能」も利用可能となります。

 

また、外出中などにスマホからアクセスすることで、内蔵カメラで室内の様子を確認することも可能。モーション機能によりカメラの向きを変えることができるほか、マイクをオンにすれば声をかけること可能で、小さいなお子さんや高齢者、ペットなどの見守りカメラとして使うこともできます。

↑見守りカメラとしても使用可能

 

Amazon Music、Apple Music、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスや、Amazon Prime Video、Netflix、ひかりTV、Paraviなどの動画配信サービスに対応しており、ネットワークに接続するだけで手軽に楽しむことができます。

 

Zigbee対応のスマートデバイスが簡単に接続・設定できるスマートホームハブを内蔵しており、「アレクサ、○○して」と話しかけるだけでスマートデバイスの操作を行うことも可能。このほか、Amazon Photosに保存している写真を自動で表示する「スマートフォトフレーム機能」も搭載しており、設置場所の光源に合わせて色彩を自動で調整する「自動色彩調整機能」も備えています。

↑プライバシーに配慮し、内蔵カメラをオフにできる物理シャッターも搭載。マイクとカメラをオフにできるスイッチも備えています

 

関根親子がEcho Show 10をいち早く体験

オンラインで実施された新製品発表会には、タレントの関根 勤さんと関根麻里さんが登場し、Echo Show 10の機能を様々なシチュエーションで体験しました。

↑関根 勤さん、関根麻里さん親子

 

普段からよくビデオ通話でコミュニケーションを取っているというお二人ですが、関根勤さんは「とにかく画面がキレイで大きくて、ビデオ通話しているときに相手のことが見やすい!」と絶賛。複雑な操作をしなくても音声で呼びかけるだけでビデオ通話を開始できる点なども、自分のような年代にはありがたいと評価していました。

↑普段から仲良しなお二人

 

新型コロナウイルスの感染拡大により離れた家族とのコミュニケーションが難しくなっているいま、手軽に利用できるスマートディスプレイを活用すれば、そのような悩みを解決できるかもしれません。離れて暮らす家族がいる方は、プレゼントとして贈ってみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

【14社徹底比較】モバイルWi-Fiの容量別で見るおすすめはこれ! 選ぶときのポイントと注意点も解説!

おすすめのモバイルWi-Fiをご紹介

モバイルWi-Fiは1ヶ月に使えるデータ容量によっておすすめが異なります

本記事ではモバイルWi-Fiを提供している14社を比較して、200GB・100GB・50GB・実質無制限のデータ容量別におすすめのモバイルWi-Fiをご紹介。

結論から言うと、データ容量別で見ると以下のモバイルWi-Fiがおすすめですよ。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

またモバイルWi-Fiを使いたいけど、一時的で長期間使わない場合はレンタルという選択肢もあります

本記事ではモバイルWi-Fiを選ぶときのポイントや、知っておきたい注意点もあわせて解説しているのでチェックしてみてくださいね。

※この記事は、2021年3月時点での情報です。

モバイルWi-Fiは「データ容量」をみて選ぼう!

モバイルWi-Fiには多くの種類がありますが、選ぶ際は「データ容量」を重視して選ぶのがおすすめです。

博士

1ヶ月もしくは1日で何GB使えるかの決まりが「データ容量」というんじゃ。

現在モバイルWi-Fiはそれぞれの会社で様々な容量のプランを打ち出していて、プランによって月額料金も大きく異なります。

それぞれの会社で提供されている主な容量別プランは以下のとおりです。

  • 実質無制限プラン
    月間データ容量を気にせず日常的にたっぷりインターネットを楽しみたい場合は実質無制限プラン(ただし3日間で10GB使うと速度制限)
  • 月間200GBプラン
    毎日たっぷり動画を見たりインターネットを使いたいなら大容量の200GB
  • 月間100GBプラン
    毎日インターネットを使うなら中容量の100GB
  • 月間50GB以下プラン
    週末だけや外出時だけ使う場合は小容量の50GB

データ容量によってどれだけインターネットが使えるかは以下を参考にしてくださいね。

データ容量 200GB 100GB 50GB
Youtube 360p(中画質)で再生 約820時間 約410時間 約205時間
インターネット Yahoo! トップページを閲覧 約886,000回表示 約443,000回表示 約221,500回表示
メール 500万画素の画像を添付 約66,000通 約33,000通 約16,500通
LINE トーク 約26,600,000回送信 約13,300,000回送信 約6,650,000回送信
音声通話 約11,000時間 約5,500時間 約2,750時間
ビデオ通話 約660時間 約330時間 約165時間
Instagram 閲覧・いいね 約260時間 約130時間 約65時間

プランの違いは月に利用できる「データ容量」なので、まずは自分が必要な容量把握して、その中で料金や性能の違いを比較して決めるのがおすすめです。

【14社比較】データ容量別で見るおすすめのモバイルWi-Fi

主要なモバイルWi-Fi各社をデータ容量・月額料金・契約期間・実質月額・平均通信速度・開催キャンペーンの項目で比較しました。

まず結論からいうと、データ容量別でみるおすすめのモバイルWi-Fiは以下のとおりです。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

実際に14社を比較した表は以下のとおり。

データ容量(月間) 速度制限条件 月額料金 契約期間 実質月額
※1
平均通信速度(下り)
※2
キャンペーン
WiMAX
(Broad WiMAX)
実質無制限 10GB/3日 1〜2ヶ月目:2,999円
3〜24ヶ月目:3,753円
25ヶ月目以降:4,413円
3年 3,876円 32.5Mbps
(WX06の場合)
・5,000円キャッシュバック
・月額割引
・学割キャンペーン
・乗り換えキャンペーン
・初期費用割引キャンペーン
Mugen WiFi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
3,718円 2年 3,318円 17.9Mbps ・最大10,000円キャッシュバック
・事務手数料0円キャンペーン
・30日間おためし体験
・縛りなしオプションあり
ゼウスWi-Fi 100GB データ容量を超えた場合 3ヶ月目まで:3,278円
4ヶ月目以降:3,828円
2年 3,894円 19.15Mbps ・月額割引
・縛りなしプランあり
どこよりもWi-Fi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
3,718円 2年 3,850円 17.15Mbps ・縛りなしプランあり
Ex wifi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
3,718円 2年 3,850円 投稿なし
縛りなしWi-Fi 約62GB 2GB/日 5ヶ月目まで:3,025円
6ヶ月目以降:3,630円
なし 3,485円
(2年間利用した場合)
22.15Mbps ・契約期間ありプランあり
THE WiFi 100GB データ容量を超えた場合 4ヶ月目まで:0円
5ヶ月目以降:4,226円
(通常プランの場合)
2年 3,682円
(通常プランの場合)
14.43Mbps ・10日間お試し期間あり
hi-ho let’s wifi 約210GB 7GB/日 6ヶ月目まで:3,278円
7ヶ月目以降:4,730円
2年 4,323円 8.27Mbps ・30日間返金保証
・月額料金割引
・事務手数料0円
限界突破WiFi 約155GB 5GB/日 3,850円 2年 3,850円 16.48Mbps
MONSTER MOBILE 50GB データ容量を超えた場合 2,640円 1年 2,894円 19.42Mbps ・縛りなしプランあり
それがだいじWiFi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
3,718円 2年 3,850円 21.68Mbps
ギガゴリWiFi ワールドプラン 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
2ヶ月目まで:3,267円
3ヶ月目以降:3,817円
2年 3,905円 31.31Mbps
クラウドWiFi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
3,718円 なし 3,850円
(2年間利用した場合)
20.89Mbps
Chat WiFi 200GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
4,928円 なし 5,103円
(2年間利用した場合)
7.51Mbps

※ すべて税込価格
※1 実質月額は契約期間に応じて算出
※2 平均通信速度は「みんなのネット回線速度(タップでみんなのネット回線速度確認サイトへジャンプします)」に投稿された測定平均値を記載

それではおすすめのモバイルWi-Fiについて一つずつご紹介していきます。

【月間200GB】契約期間ありなら「hi-ho Let’s Wi-Fi」、縛りなしなら「Chat WiFi」

月間200GBまで使える大容量のモバイルWi-Fiなら、契約期間の有無でおすすめが異なります

博士

最低利用期間が設定されているのが「契約期間あり」のタイプ
最低利用期間の設定がなくいつ解約しても大丈夫なものが契約期間がない「縛りなし」のタイプじゃよ。

契約期間があるタイプなら「hi-ho Let’s Wi-Fi」が、縛りなしのタイプなら「Chat WiFi」がおすすめですよ。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。

【契約期間あり】1日7GB使える!実質210GBの「hi-ho Let’s Wi-Fi」

hiho

引用:hi-ho let’s wifi

1日7GBまでのデータ容量で、実質月間210GB利用できる大容量のモバイルWi-Fiならhi-ho let’s wifiが最安級でおすすめです。

hi-ho Let’s Wi-Fiの基本情報は以下のとおり。

hi-ho Let’s Wi-Fi
提供エリア 全国(クラウドSIM)
月額料金 4,730円
※鬼コスパキャンペーン新生活編の適用で1〜6ヶ月目まで3,278円
実質月額料金(2年間) 4,323円
事務手数料 3,300円
※鬼コスパキャンペーン新生活編の適用で0円
契約期間 2年
解約違約金 11ヶ月目まで:19,800円
12ヶ月目以降:10,450円
更新月(25ヶ月目):0円
最大通信速度(下り) 150Mbps
平均通信速度(下り) 8.27Mbps
同時接続台数 5台
キャンペーン ・鬼コスパキャンペーン新生活編(2021年4月30日まで)
ー月額料金割引
ー30日間返金保証
ー事務手数料0円

※ すべて税込価格
※ 平均通信速度は「みんなのネット回線速度(タップでみんなのネット回線速度確認サイトへジャンプします)」に投稿された測定平均値を記載

hi-ho Let’s Wi-Fiはデータ容量が1日7GBと大容量な点が魅力

実質210GBも利用可能で、Youtubeの標準画質なら約648時間も視聴可能でたっぷり使えます。

hiho金額

引用:hi-ho let’s wifi

契約期間は2年で、鬼コスパキャンペーンが開催されていて月額料金の割引や事務手数用0円になるため実質月額は4,323円と安く利用することが可能です。

またhi-ho Let’s Wi-Fiは端末を景品として贈与してくれているので、解約となった場合でも端末の返却が必要ありません

さらにhi-ho Let’s Wi-Fiは海外100ヵ国以上に対応していて手続きなしで海外で利用できるのも嬉しいポイントです。

なおhi-ho Let’s Wi-Fiは1日7GBまで利用できますが、7GBを超えた場合、7GB利用した日の翌々日の送受信速度が概ね128kbpsに制限されてしまうので注意しましょう。

hi-ho Let’s Wi-Fiのキャンペーンを詳しくみる

【縛りなし】200GB使えて契約期間なしの「Chat WiFi」

chatwifi

引用:Chat WiFi

月間200GB利用できて契約期間の縛りがないモバイルWi-FiならChat WiFiがおすすめ。

Chat WiFiの基本情報は以下のとおりです。

Chat WiFi
提供エリア 全国(クラウドSIM)
月額料金 4,928円
実質月額料金(2年間) 5,103円
事務手数料 4,378円
契約期間 なし
解約違約金 なし
最大通信速度(下り) 150Mbps
平均通信速度(下り) 7.51Mbps
同時接続台数 5台

※ すべて税込価格
※ 平均通信速度は「みんなのネット回線速度(タップでみんなのネット回線速度確認サイトへジャンプします)」に投稿された測定平均値を記載

博士

Chat WiFiは契約期間の縛りがないから、いつ解約しても違約金が発生しないのが魅力なんじゃ!

契約期間のあるモバイルWi-Fiの場合は、最低利用期間中に解約すると通常は解約違約金が発生しますが、Chat WiFiは契約期間の縛りがないため違約金がかかりません

たっぷりデータ通信をしたいけど、長期間使うか分からずいつでも解約したい場合にはChat WiFiがおすすめですよ。

またChat WiFiは利用データ容量に達した場合や、著しくネットワークを占有してしまうほどの大容量通信を行った場合、通信速度が月末まで概ね128kbpsに制限されてしまうので注意しましょう。

Chat WiFiのキャンペーンを詳しくみる

【月間100GB】契約期間ありなら「Mugen WiFi」、縛りなしなら「クラウドWiFi」

月間100GBまで利用できる中容量のモバイルWi-Fiも、契約期間の有無でおすすめが異なります。

契約期間があるタイプなら「Mugen WiFi」が、縛りなしのタイプなら「クラウドWiFi」がおすすめですよ。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。

【契約期間あり】月間100GB使えて最安級!「Mugen WiFi」

mugenwifi

引用:Mugen WiFi

月間100GBまで使えるモバイルWi-FiならMugen WiFiが最安級でおすすめです。

Mugen WiFiの基本情報は以下のとおり。

Mugen WiFi
提供エリア 全国(クラウドSIM)
月額料金 3,718円
実質月額料金(2年間) 3,318円
契約事務手数料 3,300円
※MUGEN新生活応援キャンペーン適用で0円(先着2,000台限定)
契約期間 2年
解約違約金 1年未満:9,900円
1〜2年未満:5,500円
契約更新月以降:0円
最大通信速度 150Mbps
平均通信速度(下り) 17.9Mbps
同時接続台数 10台
キャンペーン ・最大10,000円キャッシュバック
・事務手数料0円キャンペーン

※ すべて税込価格
※ 平均通信速度は「みんなのネット回線速度(タップでみんなのネット回線速度確認サイトへジャンプします)」に投稿された測定平均値を記載

Mugen WiFiは現在MUGEN新生活応援キャンペーンを開催していて、事務手数料無料キャンペーンや最大10,000円のキャッシュバックが受け取れます

キャンペーンを適用すると2年間の実質月額料金は3,318円となり、お得に利用可能です。

Mugen WiFiは30日間おためし体験も開催しているため、モバイルWi-Fiを試してみたい方にもおすすめ。

さらにMugen WiFiは2年間縛りなしプランオプション(月額660円)を申し込むと、契約期間の縛りなしでいつ解約しても違約金0円にすることもできますよ。

またMugen WiFiは利用データ容量に達した場合や、大容量通信を継続的に行った場合、通信速度が月末まで概ね128kbpsに制限されてしまうので注意しましょう。

Mugen WiFiのキャンペーンを詳しくみる

【縛りなし】100GB使えて契約期間なしの「クラウドWiFi」

クラウドWiFi

引用:クラウドWiFi

月間100GBで契約期間の縛りなく利用したい場合はクラウドWiFiがおすすめ。

クラウドWiFiの基本情報は以下のとおりです。

クラウドWiFi
提供エリア 全国(クラウドSIM)
月額料金 3,718円
実質月額料金(2年間) 3,850円
契約事務手数料 3,300円
契約期間 なし
解約違約金 なし
最大通信速度 150Mbps
平均通信速度(下り) 19.26Mbps
同時接続台数 10台

※ すべて税込価格
※ 平均通信速度は「みんなのネット回線速度(タップでみんなのネット回線速度確認サイトへジャンプします)」に投稿された測定平均値を記載

クラウドWiFiは契約期間の縛りがないため、いつ解約しても違約金はかかりません

助手のジョン

いつ解約してもOKだから、とりあえず使ってみたいから契約!っていうのもありだね!

またクラウドWiFiの端末補償オプションは故障・水没・紛失・盗難のすべてを保証してくれるフルプラン(月額550円)と、故障・水没を保証してくれるライトプラン(月額275円)の2種類から選べるのも嬉しいポイント。

クラウドWiFiは月額料金も3,718円と安い上に、契約期間の縛りがないためおすすめですよ。

またクラウドWiFiは利用データ容量に達した場合、翌月1日まで通信速度が概ね128kbpsに制限されてしまうので注意しましょう。

クラウドWiFiのキャンペーンを詳しくみる

【月間50GB】「MONSTER MOBILE」が安くておすすめ

モンスターモバイル

引用:MONSTER MOBILE

月間50GBまでの小容量なら最安級で利用できるMONSTER MOBILEがおすすめ。

MONSTER MOBILEの基本情報は以下のとおりです。

MONSTER MOBILE
提供エリア 全国(クラウドSIM)
月額料金 2,640円
実質月額料金(1年間) 2,894円
契約事務手数料 3,300円
契約期間 1年
解約違約金 12ヶ月目まで:10,780円
13ヶ月目以降:3,300円
最大通信速度 150Mbps
平均通信速度(下り) 19.42Mbps

※ すべて税込価格
※ 平均通信速度は「みんなのネット回線速度(タップでみんなのネット回線速度確認サイトへジャンプします)」に投稿された測定平均値を記載

MONSTER MOBILEには契約期間のあるプランと縛りなしのプランがあり、おすすめは1年の契約期間のある50GBのプランです。

50GBのプランだと1年間の実質月額料金は2,894円とお得に利用できます。

さらに現在NTTファイナンス タイアップキャンペーンを実施中で、NTTグループカードでMONSTER MOBILEの料金を支払うと毎月500円の割引が12ヶ月適用になりさらにお得です。

またMONSTER MOBILEは利用データ容量に達した場合、翌月1日まで通信速度が概ね256kbpsに制限されてしまうので注意しましょう。

ただMONSTER MOBILEはもしデータ容量を使い切ってしまった場合にも容量をチャージしたり、容量アップのプラン変更が可能なため柔軟に利用できますよ。

MONSTER MOBILEのキャンペーンを詳しくみる

【実質無制限】通信速度も速い!「WiMAX」

モバイルWi-Fiにはデータ通信量完全無制限のものはありません。

しかし「WiMAX」は3日間で10GBの通信を行うと速度制限がかかりますが、規定のデータ容量がないため実質無制限で利用できます

またWiMAXはクラウドSIMタイプのモバイルWi-Fiに比べても速度が速いため、速度を重視する方にもおすすめですよ。

WiMAXとクラウドSIMのモバイルWi-Fiの平均通信速度を比較した表が以下になります。

モバイルWi-Fiタイプ 平均通信速度(下り)※
WiMAX WiMAX
(Broad WiMAX)
32.5Mbps(WX06の場合)
クラウドSIM ギガゴリWiFi ワールドプラン 31.31Mbps
縛りなしWi-Fi 22.15Mbps
それがだいじWiFi 21.68Mbps
クラウドWiFi 20.89Mbps
MONSTER MOBILE 19.42Mbps
ゼウスWi-Fi 19.15Mbps
Mugen WiFi 17.9Mbps
どこよりもWi-Fi 17.15Mbps
限界突破WiFi 16.48Mbps
THE WiFi 14.43Mbps
hi-ho lets wifi 8.27Mbps
Chat WiFi 7.51Mbps

※ 平均通信速度は「みんなのネット回線速度(タップでみんなのネット回線速度確認サイトへジャンプします)」に投稿された測定平均値を記載

クラウドSIMでも速度が出ているものもありますが、WiMAXの方が平均通信速度が速いことがわかりますね。

博士

WiMAXにはライトプランとギガ放題プランの2種類があるが、データ容量実質無制限で使える「ギガ放題プラン」がおすすめなんじゃ。

助手のジョン

端末もたくさんあるけど「最新機種」を選ぶと間違いないよ!

WiMAXは「Broad WiMAX」からの申し込みがお得!

BroadWiMAX

引用:Broad WiMAX

WiMAXを申し込むならキャッシュバックも受け取れて月額割引もあるBroad WiMAXがおすすめです。

Broad WiMAXの基本情報は以下のとおり。

Broad WiMAX
提供エリア 全国
月額料金(ギガ放題プランの場合) 利用開始月:2,999円の日割り
1〜2ヶ月目:2,999円
3〜24ヶ月目:3,753円
1〜2ヶ月目:4,413円
実質月額料金 3,876円
契約期間 3年
契約事務手数料 3,300円
初期費用 20,743円
※キャンペーン適用で0円
最大通信速度
(Speed Wi-Fi NEXT WX06の場合)
440Mbps
平均通信速度(下り)
(Speed Wi-Fi NEXT WX06の場合)
32.56Mbps
キャンペーン ・5,000円キャッシュバック
・月額割引

※ すべて税込価格
※ 平均通信速度は「みんなのネット回線速度(タップでみんなのネット回線速度確認サイトへジャンプします)」に投稿された測定平均値を記載

WiMAXは3日間で10GB利用すると、翌日の18時頃〜翌々日の2時頃にかけて速度制限にかかります。

しかし制限がかかっても概ね1Mbpsの速度がでる上に、3日で10GBの制約が解除されれば速度制限も解除されるため、日常使いには遅延などの問題は起こりにくいといえます。

またBroad WiMAXでは5,000円のキャッシュバックが受け取れて、さらに無条件で月額料金が割引されているので実質月額は3,876円とお得に利用可能。

さらにBroad WiMAXは最新端末を含め全端末が無料で契約できます

他社から乗り換え時の違約金を負担してくれるキャンペーンも開催されているのでチェックしてみてくださいね。

Broad WiMAXのキャンペーンを詳しくみる

おすすめのモバイルWi-Fiを選ぶときの5つのポイント

モバイルWi-Fiのおすすめをご紹介しましたが、選ぶ際に何を基準にしたらいいのかポイントを解説します。

博士

モバイルWi-Fiを選ぶ時は次の5つをチェックするんじゃ。
・データ容量
・速度制限
・実質料金
・契約期間
・利用可能エリア

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

【データ容量】は自分に合ったものを選ぼう

モバイルWi-Fiを選ぶ際は、まず【データ容量】が自分に合ったものを選ぶことが大切です。

モバイルWi-Fi各社はさまざまなプランを提供していますが、利用できるデータ容量によって料金が異なります。

データ容量が大きすぎると過剰分が勿体なく、小さすぎるとデータ容量の追加が必要だったり翌月まで満足にデータ通信ができなくなり不便です。

自分がどれだけのデータ容量を使うかチェックして、適切な容量を選ぶようにしましょう。

博士

月間のデータ容量を気にせずに使いたいなら、実質無制限のWiMAXがおすすめなんじゃ。

また自分がどれくらいの容量でいいかわからない場合は、月間100GB利用できる「Mugen WiFi」がおすすめです。

一般的に100GBあれば十分に使える容量ですし、さらにMugen WiFiなら30日間お試しキャンペーンも開催されているので気軽に始められますよ。

1GBでどれだけ使える?データ利用量の目安

自分に合ったデータ容量を選ぶことが大切ですが、どれだけの通信量が必要か検討するのは難しいですよね。

博士

データ容量の目安になるように、1GBで出来ることをまとめてみたぞ。

助手のジョン

どれだけ動画を見ているか、SNSをどれだけ使っているか、思い出しながら見てみよう!

データ使用量の目安(1GB)
内容 1GBでできること
インターネット Yahoo! トップページを閲覧 約4,430回表示
メール 500万画素の画像を添付 約330通
LINE トーク 約133,000回送信
音声通話 約55時間
ビデオ通話 約3.3時間
Instagram 閲覧・いいね 約1.3時間
Youtube 360p(中画質)で再生 約4.1時間
Googleマップ 表示と拡大 約4,430回表示

1GBあればYoutubeを中画質で約4.1時間視聴できます。

1日に何時間見ているか思い返してみてチェックするといいですね。

また適切なデータ容量のモバイルWi-Fiが見つからない場合は、一般的に月間利用量をカバーできる月間100GBのMugen WiFiか、実質無制限のWiMAXをおすすめします。

【速度制限】があるかどうか確認しよう

モバイルWi-Fiを契約する際には【速度制限】の決まりがあるか確認が必要です

速度制限の決まりがあるか、ある場合はどんな条件で速度制限が発生するのかチェックしておかないと、契約後に利用に支障がでる可能性があります。

速度制限は大容量通信を行うと発生する場合があるので、以下の表で確認してくださいね。

データ容量(月間) 速度制限の条件 制限後の速度(概ね)
WiMAX
(Broad WiMAX)
実質無制限 3日間で10GB 1Mbps
Mugen WiFi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
128kbps
ゼウスWi-Fi 100GB データ容量を超えた場合 128kbps
どこよりもWi-Fi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
128kbps
Ex wifi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
384kbps
縛りなしWi-Fi 約62GB 2GB/日 記載なし
THE WiFi 100GB データ容量を超えた場合 128kbps
hi-ho lets wifi 約210GB 7GB/日 128kbps
限界突破WiFi 約155GB 1日5GB~10GB 4Mbps
1日10GB以上 128kbps
MONSTER MOBILE 50GB データ容量を超えた場合 256kbps
それがだいじWiFi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
384kbps
ギガゴリWiFi ワールドプラン 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
記載なし
クラウドWiFi 100GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
384kbps
Chat WiFi 200GB ・データ容量を超えた場合
・大容量通信を継続的に行った場合
128kbps
博士

大容量通信を継続的に行った場合に速度制限がかかるところがあるけど、明確な基準は記載されていないんじゃ

助手のジョン

大容量の通信をずっとしたい場合は光回線の方がおすすめだね!

【実質料金】がいくらになるか確認しよう

モバイルWi-Fiは各社でさまざまなプランがありますが【実質料金】がいくらになるかチェックしましょう

プランの違いだけではなく、キャンペーンや月額割引などもあり比較しづらく、どのモバイルWi-Fiのどのプランがお得なのか分かりづらいのが難点。

そのため実質料金を計算して比較することが大切です。

博士

実質料金は (月額料金×契約月数+契約事務手数料など初期費用)÷契約月数=実質月額 で計算できるんじゃ

また本記事で比較しているモバイルWi-Fi14社の実質料金は「【14社比較】データ容量別で見るおすすめのモバイルWi-Fi」の項目で紹介しているのでチェックしてみてくださいね。

【契約期間】は問題ないか確認しよう

モバイルWi-Fiには【契約期間】があるものが多く、中でも年単位で利用期間が定められているプランがあります。

契約期間が満了する前に途中解約すると、違約金が発生してしまうため事前にチェックしてから契約することが大切です。

またモバイルWi-Fiには契約期間の定めのないところもあります。

博士

契約期間の縛りをなくす有料オプションを付けられるところもあるんじゃよ。

契約期間の定めがない場合はいつ解約しても解約金がかからないので、長期間利用するかわからない場合はおすすめです。

【利用可能エリア】を確認しておく

モバイルWi-Fiにはそれぞれ【利用可能エリア】があり、契約前にチェックしておくことが大切です。

クラウドSIMタイプのモバイルWi-Fiはdocomo・au・SoftBankの3キャリアのエリアを利用できます。

クラウドSIMは3キャリアのエリアを利用できるため広範囲で使えるのが特徴で、ビルの間や地下鉄などでも繋がりやすくなっています。

Mugen WiFiなど一部のモバイルWi-Fiでは、30日間お試しキャンペーンなどで使用感を試すことができるので有効活用するといいですね。

またWiMAXも全国で利用できますが、一部地域では利用可能エリア外なので必ず事前に確認してから申し込みましょう。

WiMAXのエリア確認方法は?不安ならTry WiMAXを利用しよう!

WiMAXは地域によっては電波が届かず、利用できない場合があります。

WiMAXの利用可能エリアは「UQ WiMAXエリア判定」から確認できるので、検討する際には最初にチェックしましょう。

博士

エリア判定でOKでも本当に繋がるのか、使用感はどうなのか不安な場合はWiMAXを無料体験できる「Try WiMAX」を使うことがおすすめじゃよ。

Try WiMAXについてはのちほど「UQ WiMAXは「Try WiMAX」で15日間無料で試せる!」の項目で紹介しているので見てみてくださいね。

短期間だけ使いたいならレンタルを利用する方法もある

モバイルWi-Fiを利用したいけど月や年単位で使う予定がなく、旅行の間だけ使いたいなど短期間利用の場合はレンタルを使う手段もあります

博士

モバイルWi-Fiを試しに使ってみたいという場合にもレンタルはおすすめなんじゃ。

レンタルを行っている主な窓口は以下のとおりです。

またモバイルWi-Fiをレンタルするなら「期間」「目的」で比較するのがおすすめ。

2週間以下の期間利用する場合、1ヶ月単位で使いたい場合、海外で使いたい場合でおすすめのモバイルWi-Fiレンタルは以下のとおりです。

モバイルWi-Fiのレンタルについては以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてくださいね。

Mugen WiFiは30日間無料でお試しできる!

Mugen WiFiは「30日間おためし体験」のキャンペーンを開催しています

申し込みから30日以内であれば、事務手数料と利用料金が全額返金されるため30日間無料で体験が可能です

mugenwifi30日間お試し

引用:Mugen WiFi

短期間だけ使いたい場合や、モバイルWi-Fiを試してみたい場合におすすめなのでぜひチェックしてみてくださいね。

ただ30日間おためし体験を利用する場合、返金手数料として1,100円が発生してしまうので注意しましょう。

また、Mugen WiFiを初めて利用する場合のみ適用可能なことと、50GBを超える容量を利用した場合は9,900円の解約費用がかかってしまうことにも注意が必要です。

UQ WiMAXは「Try WiMAX」で15日間無料で試せる!

UQ WiMAXでは、WiMAXを無料で試すことができる「Try WiMAX」のキャンペーンを行っています

trywimax

引用:Try WiMAX

Try WiMAXは契約前に15日間無料でWiMAXを体験できるので、まずは試してみたいという方にはもちろん、数日だけモバイルWi-Fiを使いたい方にもおすすめです。

本契約の前に試用したい場合には、実際にどれくらい速度がでるのか、自分の持っている機器と接続できるのか無料で試せるので有効活用してくださいね。

助手のジョン

契約してから使えなかった!なんてことがなくなるから実際に試せると安心だね!

またTry WiMAXはお試しキャンペーンのため、15日間の試用が終わったら機器の返却が必要なことも覚えておきましょう。

モバイルWi-Fiの速度が遅いときの対処法

モバイルWi-Fiを利用していて通信速度が遅い場合の対処法を解説します。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

端末を再起動してみる

モバイルWi-Fiの速度が遅い場合はルーター(端末)の調子が悪い可能性があるため、まずは端末を再起動してみましょう

端末に不具合が生じている場合は再起動することで改善する可能性が高いでしょう。

またクラウドSIMの場合は電源を入れたときに電波を探すため、再起動する前より良い電波が拾える可能性もあります。

博士

端末の温度が高くなっている場合にも、端末の調子が悪くなることがあるんじゃ。

WiMAXならクレードルを利用してみる

WiMAXを利用していて速度が遅いと感じる場合は、クレードルを利用することで改善する可能性があります

博士

クレードルは端末の充電器のことで、WiMAXの最新端末WX06のクレードルはアンテナが付いていて、受信電波が強化されるんじゃよ。

クレードルの利用で受信電波が強くなり通信速度がアップする可能性があるので覚えておきましょう。

また電波は屋外から受信するため端末を窓辺に置いてみたり、Wi-Fiの周波数を変えてみることも有効です。

博士

Wi-Fiには2.4GHzと5GHzの2種類があって、5GHzはあまり使われていなくて電波干渉が少ないから速度が速くなりやすいんじゃ。

もっと高速通信を安定して使いたいなら光回線も検討しよう

端末を再起動したり、設置場所を変えてみてもどうしても改善せず、もっと高速通信を安定して使いたい場合は光回線を検討しましょう

博士

モバイルWi-Fiは工事不要で使えて便利だけど、高画質の動画をたっぷりみたかったり、オンラインゲームをよくする場合にはちょっと役不足なんじゃ

助手のジョン

光回線は回線を家に引き込んで使うから、安定した高速通信が楽しめるよ!

光回線を選ぶ場合は利用しているスマホとのセット割があるとお得に利用可能です

所持スマホ別で見るおすすめの光回線は以下のとおり。

SoftBankを利用している場合

  1. NURO光【提供エリア:北海道・関東・東海・関西・九州の一部】
  2. NURO光がエリア外の場合ソフトバンク光【提供エリア:全国】

auを利用している場合

  1. auひかり【提供エリア:北海道・東北・関東・甲信越・北陸・中国・四国・九州】
  2. auひかりがエリア外の場合So-net光プラス【提供エリア:全国】

docomoを利用している場合

  1. ドコモ光【提供エリア:全国】

格安SIMスマホを利用している場合

  1. NURO光【提供エリア:北海道・関東・東海・関西・九州の一部】
  2. NURO光がエリア外の場合auひかり【提供エリア:北海道・東北・関東・甲信越・北陸・中国・四国・九州】
  3. どちらもエリア外の場合So-net光プラス【提供エリア:全国】

モバイルWi-Fiを使うときの知っておきたい4つの注意点

モバイルWiFiを利用する際に気をつけておきたい注意点を4つ解説します。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

端末を紛失・破損してしまうと違約金がかかる

モバイルWi-Fiは端末をレンタルしている場合、紛失したり破損してしまうと、高額な違約金(機器損害金)が発生してしまいます

ただし紛失や破損した場合に交換対応などをしてくれる端末保証オプションがある場合が多いので活用してみましょう。

月額にプラスしてオプションを申し込めば対応出来るので、心配な場合はオプションをつけることをおすすめします。

博士

端末保証オプションは契約時のみ申し込み可能で、利用開始後に追加することができない場合もあるから注意するんじゃ!

また端末を購入するタイプのモバイルWi-Fiの場合は、紛失や破損してしまうと新たに購入が必要になってしまうため、こちらも保証オプションがあれば入っておくと安心ですね。

支払方法が限られている場合がある

モバイルWi-FiはWeb申し込みが多く、クレジットカードのみしか使えない場合もあります

口座振替で支払うつもりだったのにできない、ということがないように事前にチェックしておきましょう。

また窓口で行っているキャンペーンも、支払いをクレジットカードにした場合に適用など条件指定されている場合がありますよ。

主なモバイルWi-Fi各社で利用できる支払方法は以下のとおりです。

クレジットカード払い 口座振替
UQ WiMAX
Broad WiMAX
GMOとくとくBB WiMAX ×
BIGLOBE WiMAX
Y!mobile
docomo
au
Mugen WiFi ×
ゼウスWi-Fi ×
どこよりもWi-Fi ×
Ex wifi ×
縛りなしWi-Fi
THE WiFi ×
hi-ho let’s wifi ×
限界突破WiFi ×
MONSTER MOBILE ×
それがだいじWiFi ×
ギガゴリWiFi ワールドプラン ×
クラウドWiFi ×
Chat WiFi ×
spaceWi-Fi

契約期間中に解約すると解約金が発生する

モバイルWi-Fiは契約期間があるプランの場合、契約更新月以外の解約には解約金が発生します

最低利用期間が経過後は解約金が0円の場合もありますが、契約期間が設定されている場合は解約金が必要になることを覚えておきましょう。

助手のジョン

契約期間の縛りがないプランは解約金が発生しないよ!

長期間利用するかわからない場合は、契約期間のないプランを選択するか、契約期間の縛りをなくすオプションがあれば追加するといいでしょう。

またBIGLOBE WiMAXの場合は1年契約で自動更新もないため、1年程度の利用ならおすすめですよ。

解約時に機器の返却が必要な場合がある

モバイルWi-Fiには解約時に契約した端末の返却が必要な場合と、不要な場合があります

博士

WiMAXは基本的に端末を購入しているから、返却がいらない場合が多いんじゃ。

クラウドSIMタイプのモバイルWi-Fiは返却が必要な場合も多く、契約前にはチェックが必要です。

返却が必要なのに破損してしまったなど、端末に不備がある場合は違約金が発生する可能性もあるので注意しましょう。

また最低利用期間中に解約した場合には返却が必要な場合もあり、条件はさまざまです。

助手のジョン

端末を返さなきゃいけないかどうか、ちゃんと確認しようね!

モバイルWi-Fiに関するよくある質問

モバイルWi-Fiに関するよくある質問をご紹介します。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

完全無制限のモバイルWi-Fiはないの?

データ容量が完全無制限のモバイルWi-Fiは現時点ではありません。

以前は完全無制限タイプのモバイルWi-Fiがありましたが、大規模な通信障害が発生してからはデータ容量が制限されたプランに移行されました。

WiMAXについては実質無制限なので、速度制限にならない限り無制限で利用可能です。

WiMAXとモバイルWi-Fiは何が違うの?

モバイルWi-FiというのはモバイルWi-Fi回線の総称で、大きく分けて3種類に分けられます。

  • WiMAX
  • クラウドSIMタイプ
  • 通信キャリアタイプ

一つはWiMAXで、UQコミュニケーションズが提供しているWiMAX2+回線を使ったモバイルWi-Fiサービスのことです。

もう一つクラウドSIMと呼ばれる、LTE回線を利用し3キャリアのエリアで使えるモバイルWi-Fiがあります。

最後に通信キャリアタイプと呼ばれる、docomo・au・SoftBankが提供するモバイルWi-Fiがあり、3つを総称したものがモバイルWi-Fiです。

つまりWiMAXはモバイルWi-Fiのうちの一つ、ということになります。

モバイルWi-Fiが届いたけど使えない場合キャンセルできる?

モバイルWi-Fiを契約したけど届いてから電波がなく使えない場合は、初期契約解除制度でキャンセルが可能です。

ただし契約期間の定めのないプランは、初期契約解除制度の対象外で利用できないこともあるので注意しましょう。

電波がつながらないことはあるの?

地域によってはモバイルWi-Fiの電波がつながらない場合もあります。

WiMAXはWiMAX2+回線が届かない場所では利用できません。

またクラウドSIMタイプのモバイルWi-Fiも、エリア内であっても電波受信状況によってはつながらない場合もあるので注意が必要です。

もしモバイルWi-Fiが届いた後に電波がつながらず使えない場合は、8日以内であれば初期契約解除制度を利用してキャンセルもできるので覚えておきましょう。

速度はどれくらいでるの?

モバイルWi-Fiの速度は提供されている端末や電波の受信状況によって異なりますが、概ね10〜40Mbpsの平均実質速度が出ています。

モバイルWi-Fiの速度比較表は「【実質無制限】通信速度も速い!「WiMAX」」の項目で紹介しているのでチェックしてくださいね。

動画視聴やSNSなど普段使いには問題ない速度が出ますが、高画質の動画をたっぷりみたい場合や大容量のデータを扱いたいなど安定した高速通信が必要な場合は役不足です。

高速通信を安定して行いたいなら光回線を検討するといいでしょう。

まとめ

モバイルWi-Fiはそれぞれの会社で多様な容量のプランを打ち出していて、プランによって月額料金も大きく異なります。

そのためモバイルWi-Fiを検討する際はまず自分にあったデータ容量を基準にして選ぶことが大切です。

データ容量別でみたおすすめのモバイルWi-Fiは以下のとおり。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

またモバイルWi-Fiは以下の5つのポイントをチェックするといいですよ。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

さらにモバイルWi-Fiには契約前に知っておきたい注意点もあるので、以下の4つを念頭において契約に進んでくださいね。

※タップで、記事内の詳しい解説へジャンプします

自分にあったモバイルWi-Fiを選んで快適なインターネット環境を作りましょう。

「Galaxy S21 5G/S21 Ultra 5G」海外版インプレ! 大刷新デザインと最強カメラの実力を見る

サムスン電子が発表した2021年のフラッグシップスマホ「Galaxy S21 5G」と「Galaxy S21 Ultra 5G」。日本発売も期待できそうなこのモデルの魅力の一端を紹介します。

 

なお、Galaxy S21シリーズは5G通信に対応するスマホですが、今回は海外版をレビュー。外観やカメラ機能を中心に検証しています。

↑左がGalaxy S21 5G、右はGalaxy S21 Ultra 5G

 

【Galaxy S21 5G/S21 Ultra 5Gの外観をチェック!】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

高倍率ズームカメラを引き立たせるデザイン

2020年のGalaxy S20シリーズでは、S20 5Gで最大30倍、S20 Ultra 5Gでなんと最大100倍というデジタルズームに対応するカメラ機能が特徴でした。今回のS21シリーズは、この性能はそのままに、デザインや基本性能を大幅にブラッシュアップしています。

 

Galaxy S21 5Gはボディデザインを大きく改良。自慢の3眼カメラを引き立たせるデザインとなりました。薄型の筐体から大きく出っ張ったカメラユニットは側面バンパーの金属と一体化し、1つの流れを作るような形状に。

 

チップセットは、発売国によってクアルコム製のSnapdragon 888 5Gか、サムスン製のExynos 2100に分かれます。どちらも最新の5nmプロセスで作られた現状最高峰のチップセットです。

↑Galaxy S21 5Gのカメラ部分

 

↑S21 5Gのサイズ感は、約6.2インチと現行機種の中でも標準的

 

↑今回触った実機のカラーは、ファントムバイオレット。高級感ある意匠に進化している

 

↑画面内指紋認証に対応

 

ディスプレイは現行で最高峰のスペックである、120Hz駆動の有機ELディスプレイを搭載。スクロールした時の表示から滑らかです。HDRに対応しているので、映画や自分で撮った映像も色鮮やかに表示できます。他のハイエンドスマホと比べても、画面枠が特に細く小さいGalaxy S21シリーズは、片手持ちで使いたい人に適したモデルでしょう。

 

Galaxy S21 Ultra 5Gはシリーズ初のSペン対応

Galaxy S21 Ultra 5Gは、Galaxy Noteシリーズの「Sペン」に対応。Galaxy Sシリーズで初めてペンによる手書き入力が可能となりました。

↑Galaxy S21 Ultra 5G。約6.8インチのディスプレイは、動画視聴はもちろん、今回初のペン入力対応にも効果を発揮するサイズ感だ

 

↑Noteシリーズで評価の高いSペンに初対応

 

Galaxy Noteシリーズとは異なり、Galaxy S21 Ultra 5Gには本体にSペンを格納する場所がありません。Sペンを使う場合は別売のペン対応ケースを利用するか、あるいは互換性のあるペンを使うと良いでしょう。ワコム製の「Wacom Oneペン」や鉛筆型の「Staedtler ノリスデジタル」などが利用できます。

 

カメラは前作と同等性能

前機種と同様に、1億画素カメラ搭載のGalaxy S21 Ultra 5G。デジタルズームで最大100倍という高性能を誇ります。

↑最大100倍デジタルズームは、いまだトップクラスの望遠性能

 

Galaxy S21シリーズのカメラ性能は、基本的には前世代のモデルをそのまま踏襲。Galaxy S21 5Gでは最大30倍のデジタルズームに対応し、Galaxy S21 Ultra 5Gは最大100倍のデジタルズームが可能です。最後に2機種の撮影作例をご覧ください。

 

【Galaxy S21 5G撮影サンプル】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

【Galaxy S21 Ultra 5G撮影サンプル】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

 

【記事内の写真をチェック】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

撮影協力:キャットラウンジ 猫の館ME

「半導体不足」は在庫できない半導体と生産ラインの関係で生まれる

Vol.101-3

 

半導体が不足したならば、製造ラインを増やせばいい……と考えがちだ。だが、半導体は投資判断が非常に難しい。理由は、半導体の製造ラインは「フルに動いている」形を維持するのが基本であること、そして、半導体の「作り溜め」が非常に難しいことにある。

 

半導体の需要がずっと続くならば話は簡単だ。製造ラインを増やしてもその需要は埋まるので、投資判断はしやすい。だが、需要は時期によって変わる。半導体生産ラインは、稼働率が常に80%から90%の間であることが望ましい、と言われている。80%を切ると効率が落ちて赤字が出やすくなり、90%を超えると需要を満たせなくなる可能性が高くなる。非常に微妙なコントロールだ。そもそも、半導体製造ラインの追加には数千億円単位の費用がかかるため、勝算のある計画を立てるのが難しいのだ。このあたりは、半導体だけでなくディスプレイパネルも事情が近い。日本企業は過去10年、この投資コントロールに失敗し続けて、「先端パーツ供給」の舞台から退いていった。なんとか競争力を維持できたのはソニーくらいのものだろうか。そのソニーも、常に需給コントロールが経営課題として語られる。

ソニー・インタラクティブ エンタテインメント PlayStation 5/実売価格5万4978円

 

ならば、需要が少ない時期には「作り溜め」をして、需要が上がった時にはそれを出荷することで、工場からの出荷需要をコントロールすればいいのでは……。そんな風に思う人もいそうだ。半導体は野菜ではないのだから、腐りもせず作り置きできそうに見える。

 

だが、実際はそうではない。部品によっては長く備蓄できるものもあるのだが、半導体を使うプロセッサーなどのパーツはそうもいかず、数か月に渡るような長期間、在庫しておくのは難しい。

 

理由は、湿度などに弱いからだ。特に「錆」の問題は大きい。海の近くでもなければそんなには……と思われそうだが、電子部品は「組み立てる前」の場合、端子類が錆びやすい。各種耐久性は「正常に組み立てた後」を想定したものになっていて、すぐにはんだ付けなどで隠れてしまう部分の強度は、必ずしも高くない。それでも、輸送や保管の過程で工夫すれば1、2か月は持つが、需要期を待って倉庫に半年寝かせておく……といったことは、トラブルのリスクや検品コストを考えても難しい。

 

というわけで、半導体メーカーとしては「できるだけ在庫を積み上げずに流せて、しかも生産ラインも空きができない」ようにコントロールする必要に迫られる。自動車や家電、スマートフォンなどを作る最終製品メーカーとしても、在庫は最終製品として持ちたい(こちらなら部品で持つよりリスクははるかに小さい)ので、数か月以内の需要に基づいて発注するのが基本だ。

 

こうした事実が積み重なると、安易に「半導体不足だからすぐにラインを作って」とは言えないのが実情である。

 

このことは、世界的な生産におけるリスクになってきている。では、実際には今後どうなっていくのか? また、企業はどう対応しているのか? そのあたりは次回のウェブ版で解説したい。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

ノートPC「VAIO Z」の頭一つ抜けた「高性能と軽量性の両立」は、ユーザーに何をもたらすのか?

去る2月18日に発表され、早くも話題沸騰中のハイエンドモバイルノートPC「VAIO Z」(3月5日発売)。モバイルマシンとは思えない驚異的なスペックと、直販価格27万2580円(税込)からという強気の価格設定でも注目を集めている本機ですが、その価値はそういった分かりやすい部分だけでは語り尽くせません。そこで今回では、「VAIO Z」の商品企画を担当したVAIO株式会社PC事業本部PCビジネス統括部事業企画グループ商品企画課の原田真吾氏に、同社がこの製品に込めた想いを語ってもらいました。

↑VAIOのフラッグシップモデルとして発表されたVAIO Z

 

【VAIO Zの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

↑リモート取材に応じるVAIO株式会社PC事業本部PCビジネス統括部事業企画グループ商品企画課の原田真吾氏。VAIO Zの商品企画担当として企画から製品化までを主導する

 

なお、VAIO Zの製品概要はGetNavi webでもすでに紹介済み。ぜひこちらもご一読ください。

至高のモバイルPC「VAIO Z」ーー比類なきパワー、スタミナ、強靭さを「軽く」仕上げたフルカーボンボディの魅力は?

 

VAIO Zは極上の環境をどこにでもモバイルできることを目指した

 

ーーまずはVAIO Zという製品の位置付けから教えて下さい。

 

原田:VAIOにおけるフラッグシップという位置付けです。モバイルノートPCにはパフォーマンスや薄さ、軽さ、バッテリー駆動時間などさまざまな要素が求められていますが、VAIO Zは、それらを1つとして妥協せず、高次元で融合した製品だと自負しています。

 

また、そうした基本性能だけでなく、使い勝手やデザイン性などもしっかり追求。PCを長年使っていると、我慢できる範囲ですが、ちょっと使いにくいと感じる部分や、そもそも不便に気がついていないところも多いんですよね。VAIO Zではそういう部分も積極的に改善しており、ユーザーがより高いレベルでアウトプットできるようにしています。

 

ーーそんなVAIO Z、最大の特長がボディ全体をカーボン素材で覆った「立体成型フルカーボンボディ」ですが、これはどういったものなのでしょうか?

 

原田:まずカーボンという素材の特性について説明します。これまでのノートPCで使われてきたマグネシウムやアルミニウムなどの金属素材には素材ごとの物性があり、それを変えることはできません。薄くすればその分、弱くなりますし、強くするには厚くしなければなりませんでした。

 

それに対してカーボンは、カーボンファイバー(炭素繊維)をどの方向に何層重ねるか、どのグレードのカーボンを使うかによって、物性を変えることができる極めてユニークな素材。例えばVAIO Zの場合、パームレスト面と底面は同じ構成のカーボンを使っているのですが、強度が求められるディスプレイ背面はより剛性の高い構成のものを採用しています。

↑VAIO Zの最大のトピックはボディ全面を覆うカーボン製ボディ。極めて強度が高く、かつ軽く仕上がっています

 

ーー本体の全面をカーボン化しただけでなく、部位ごとに最適な素材を使い分けているんですね。

 

原田:はい。さらに今回は、そのカーボンパネルを曲げることにもチャレンジしました。板状の素材を曲げて立体的にすることで形状的に剛性を高めることができるので、軽量化と剛性向上を両立させることが可能になるんです。本来カーボンは曲げるのがとても難しい素材なのですが、国内の製造メーカー各社にご協力いただき、なんとか実現することができました。

↑カーボンを立体的な形状に加工することで剛性を高める工夫をしています

 

↑ディスプレイ部分は180°まで開くようになりました

 

こうしたカーボンの使いこなしは、業界に先駆けてカーボン素材をモバイルノートPCに採用してきたVAIOだからできたこと。長年この素材に取り組んできたからこそ実現できたと思っています。

 

ーーただ、そうした夢の軽量素材を使ったわりにVAIO Zはそこまで軽くないですよね(最軽量構成で約958g)。これにはなにか理由や狙いがあるんでしょうか?

 

原田:我々も、軽さだけを目指せばもっと軽くすることはできました。でも、どんなに軽くても性能が不足していたら外出先で快適な作業はできませんよね? ですので、今回はボディが軽くなった分、より高性能なCPUを載せられるよう強力な冷却機構を搭載したり、大きなバッテリーを搭載(フルHDモデルで最大34時間駆動を実現)するなどして、基本性能を底上げし、どこでもオフィスや自宅と同じように作業できることを目指しています。

 

ヘビーな作業をしない人にもVAIO Zのハイパフォーマンスは価値がある

 

ーー「立体成型フルカーボンボディ」に並ぶ、VAIO Zもう1つの特長が、もっとサイズの大きなゲーミングPCやクリエイターズPC向けの爆速CPU「第11世代インテルCoreプロセッサー H35シリーズ(以下、Core H35シリーズ)」を搭載していること。ただ、一般ユーザーにそれほどのパフォーマンスが必要なのか疑問に思うところもあります。このあたり、どうお考えですか?

 

原田:一般的な使い方をするならこんなCPUパワーはいらないのではということですよね? このあたりは、VAIO Zの発表会で公開した動画でもテストしているのですが、例えばPowerPointで作った大きな資料をPDFに書き出すとか、Excelでちょっと複雑なマクロを動かしたり、大きなグラフを表示するといった、ビジネスシーンでよくある使い方でも明確な違いを感じていただけるはずです。

 

VAIO Z発表会動画

↑パフォーマンステストは8分3秒あたりから

 

また、VAIO Zでは、普段のちょっとした動作がすごく機敏です。最近のノートPCはどれも高速なので、遅いと感じることはほとんどないのですが、実際にVAIO Zでさまざまな作業を行ってみると、アプリを起動するとかデータをコピーするといった、毎日何度も繰り返す作業がとても速く感じるんです。それによって思考が中途半端に中断されることがなくなり、より作業に集中できるようになるのは大きなメリットだと思いませんか?

 

先ほど「そもそも不便に気がついていないところも多い」と言いましたが、これがまさにそうで。実はちょっとした待ち時間をストレスに感じていたんだな、と。ですので、すごく重い作業をしない方にもVAIO Zのスピードは意味があると考えています。

 

ーーなるほど。Core H35シリーズ搭載には、作業時のわずかな待ち時間を短縮することで集中力を高め、ユーザー自身の生産性を上げる効果もあるんですね。

 

原田:その通りです。なお、VAIO ZのハイパフォーマンスはCPUの力だけで実現しているわけではありません。従来とは比べものにならないほど高速な第四世代ハイスピードSSD搭載など、CPU以外の部分も同じくらい高速化することで、この速度感を実現しています。

 

ーーたしかにVAIO ZのSSDは、立ち上げなどの速度がものすごく速いですよね。大きなファイルデータがあっという間にコピーできて、ちゃんとコピーしたのか心配になるほどでした(笑)。ところで、ハイパフォーマンスCPUというと、使っているうちに本体が熱くなってきて、それを冷やすためにものすごい勢いで空冷ファンが回り始めるイメージがあるのですが、このあたりVAIO Zではどのように対策しているのでしょうか?

 

原田:VAIO Zでは高性能の空冷ファンを2つ載せるなど、冷却性能を大きく高めているので、使っていてパームレストや底面が触れなくなるほど熱くなることはありません。

 

ーー音はどうですか? リモートワークでビデオ会議をやっていると時々、話す声より空冷ファンの風切り音の方が大きい人とかいますよね。

 

原田:ビデオ会議など、日常的な用途ではCore H35シリーズを大きく発熱させるほどにはなりませんので安心してください。わずかな発熱もフル稼働時を想定した冷却性能でしっかり逃がしてくれるので、ファンもゆっくりしか回りません。快適にお使いいただけます。

 

面倒なログイン・ログアウトをノーストレスにする「VAIO User Sensing」

 

ーー先ほどVAIO Zは使い勝手にもこだわったとおっしゃいましたが、具体的にはどんなところが改善されているのでしょうか?

 

原田:大きなところでは、今回、これまでなかった新機能として「VAIO User Sensing」を追加しました。これは人感センサーとセキュリティ機能を組み合わせることで、強固なセキュリティを実現し、どうしても避けられない面倒くささやストレスを軽減しようというものです。

 

ーー人感センサーがノートPCのセキュリティにどう役立つんですか?

 

原田:例えば、「着席オートログオン」という機能では、スリープ状態のVAIO Zの前に人がくると人感センサーがそれを検知して自動的に顔認証がスタート、一切手を触れることなくログオンまで完了するので、すぐに作業を始められます。

 

ーーPCの前に座った後、キーを叩いてスリープを解除し、顔認証なり指紋認証なりでログオンする手間がゼロになるのは、たしかに便利ですね。

 

原田:さらに、それとは逆に「離席オートロック」という、席から離れると(人感センサーが人の不在を検知すると)自動的にVAIO Zをロックしてくれる機能や、VAIO Zの前にユーザーがいる時は、たとえ操作をしていなくてもスリープに入らないようにする「在席ノーロック」という機能も実現しました。

↑着席オートログオン機能ではユーザーがPC前に座っただけで、スリープ状態が解除されます

 

↑人感センサーを「ON」にすると、離席すれば自動的にシステムがロックされます

 

ーーPC画面を見ながら考え事などをしている時に画面がオフになると集中が削がれますから、この「在席ノーロック」はとてもうれしいですね。ちなみにこういった機能はどのように思いつくんですか?

 

原田:やっぱり自分たちが普段思っている面倒くささや、煩わしさを何とか解決したいというのがスタートです。PCがユーザーに気を遣わせる存在になってはいけないと常々考えています。

 

好評だったVAIOのキーボードがさらに快適にブラッシュアップ

 

ーーVAIO Zではキーボードやタッチパッドも大きく進化しているとお聞きしました。具体的にはどのように変わったのでしょうか?

 

原田:キーボードはPCを使う上で、最も触る部分なので、その使い勝手にはかねてよりこだわってきました。その象徴はパームレスト面がデスク面までシームレスに繫がっていく「無限パームレスト」や、ディスプレイを開いた時にキーボード奥部がせり上がってタイピングしやすい傾斜が付く「チルトアップヒンジ」なのですが、今回はキーを押し込む深さ、キーストロークを従来モデルの1.2mmから1.5mmにまで増やしています。

↑ディスプレイを開くとキーボード奥部がせり上がるチルトアップヒンジ

 

さらに押し込んだ時の感触がより心地よく感じられるよう、各キーの下に仕込まれているラバードームという部品を改善しています。また、キートップの形状もわずかに変更。これまでの製品も「ディッシュ」と呼ばれる中央に向かって窪んだ形状になっていたのですが、その深さを0.1mmから0.3mmまで大きくしています。これによってタイピング時の指の収まりがよくなるので、ミスタッチが減り、また疲れにくくもなっているんですよ。

↑キーの窪みを0.2mm深くしたことで、ユーザーの疲労を軽減し、作業効率の高さにつなげています

 

ーーたしかに、なんというか、スコッスコッと気持ちいいフィーリングでタイピングできますね。

 

原田:指をキートップに置いた時点で違いがわかりませんでしたか? 各パーツをより高精度に組み上げたことで、個々のキーの安定感が高まっており、無用なガタツキなどもありません。これによってタイプ時の打鍵音も抑えられたので、静かなカフェや図書館などでも周囲に迷惑をかけることなくタイピングしていただけます。

 

そして何よりキーストロークが深くなったことがすごく効いています。0.2mm増えたくらいで何が変わるのかと思われそうですが、これが全くの別もの。このキーボードに慣れてしまった結果、キーピッチ1.2mmの古いVAIOに戻ったらミスタッチが増えたくらいなんですよ(笑)。

 

ーー同じくらい触る時間の長いタッチパッドについてはいかがでしょうか? パッと見でものすごく大きくなって、海外製ノートPC並みのサイズになりましたね。

 

原田:そうですね。従来のものと比べて約190%、およそ倍くらいのサイズにまで大きくしています。タッチパッドが小さいと、画面の端から端までマウスカーソルを動かすのに何往復もしなければなりません。VAIO Zのディスプレイは14.0型のモバイルPCとしては比較的大きいサイズに、高解像度の4Kもラインナップしているので、それに合わせた側面もあります。

↑タッチパッドは約110mm×60mmへと拡大されました。モニターの端までカーソルを動かせます

 

ーー触り心地も従来の少しザラザラした感じから、滑らかな触感に変わりましたよね。これによってフリックやピンチなど、スマホライクな操作をしやすくなったように感じます。

 

原田:ただ、その上で変えなかったのが物理2ボタンをきちんとつけること。押し間違いを防ぐ観点からも、この点にはこだわりました。

↑物理2ボタンはVAIO SX14同様、少し固いタッチですが、クリック音は抑えられています

 

なお、触り心地の点でいうと、今回はパームレストの触感にもこだわっています。塗装メーカーさん協力のもと、パームレストを含むボディ全体に質感の高い塗装を施しており、夏場に長時間タイピングしても手のひらが汗でじっとり不愉快な感触にならないようにしています。これまでのVAIOと比べて指紋が付きにくくなったのもポイントですね。

 

細かすぎて伝わらない? VAIO Zの細部へのこだわり

 

ーーそのほか、使い勝手の点で従来のVAIOから進化している点はありますか?

 

原田:ここまででお話したこと以外にも、Wi-Fi/5Gのアンテナ配置の改善や、これまで以上に厳しい品質試験、スピーカーの音圧・音質向上など、本当に語りきれないくらいたくさんあるのですが、昨今、重要度が高まっているビデオ会議に関連する部分でいうと、内蔵マイクの構造を改良することで、より音質を高めています。

 

ーー具体的にはどのように構造を変えたのでしょうか?

 

原田:マイクは本体ディスプレイベゼル上端のフロントカメラ左右に2つ組み込まれているんですが、ベゼルに空いている孔とマイクモジュールとの間にあるわずかな隙間をしっかり密閉することで、右の孔から入ってきた音が隙間を伝って左のマイクに伝わることがないようにしました。

↑マイクの周囲には密閉性の高いゴム素材を配置し、雑音やキーボードの打鍵音を遮断しています

 

ーー音が隣のマイクに伝わるとどんな問題が起きるんですか?

 

原田:VAIO Zでは2つのマイクに入って来る音のわずかな差を元にノイズキャンセル処理を行っているのですが、音が漏れているとその効果が落ちてしまうんです。密閉度を上げたことで、キーを叩いた時などの軋みなども伝わりにくくなり、よりクリアな音声を相手に届けることができるようになりました。

 

ーー1日何件もビデオ会議をする人には地味ながらもありがたい改善ですね。

 

原田:あと個人的にすごく気に入っているのがVAIO初のモダンスタンバイ対応です。これまでのVAIOと比べて、スリープからの復帰がものすごく速くなっており、ディスプレイを開いたら、その瞬間に作業を再開できます。

 

ーー最近、徐々に対応モデルが増えているモダンスタンバイはうれしいところですね。しかし、こうして聞いてみると、新しいVAIO Zは、従来VAIOとは、丸っきり別モノになっていると感じました。こうした新しい取り組みは今後、VAIOのスタンダードモデルなどにも採用されていくんでしょうか?

 

原田:VAIOでは機種ごとにターゲットとするユーザー層が異なり、それによって立ち位置も変わってくるため、今後の新製品の何もかもがVAIO Zのようになるとは言いません。ただ、この製品で新しく生まれたエッセンスは今後の製品にも活かされていきます。

 

VAIO Zは挑戦する人のためのパートナー

 

ーー最後にGetNavi web読者に向けて、メッセージをお願いします。

 

原田:VAIO Zには、弊社が昨年11月に発表したブランドミッション「挑戦に火をともそう。」で示したように、挑戦する人のパートナーでありたいという強い気持ちがあります。では、パートナー=一緒に働く人はどんな人がいいかというと、ものすごく仕事ができる優秀な人……というだけではダメなんですよね。長く働き続けられるスタミナもあって、何でも言い合える関係が作れて、そして何よりそばにいて心地よい人であってほしいと思いませんか?

 

それを具体的にノートPCに落とし込んでいくと、キーボードの打ち心地とか、触り心地とかの価値が分かっていただけるのではないでしょうか。正直言ってVAIO Zは安い買い物ではありません。しかし、買っていただけた方にそれだけの価値を提供できると思っています。

 

ですので、機会があればぜひ実機に触れてみていただきたいですね。より快適になったキーボードなど、実際に手に取っていただければ、数字だけでは伝えることの難しい魅力を体感でき、ただ高価なだけのマシンではないことが分かっていただけるはずです。

 

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構成/内山慎太郎 撮影/我妻慶一

Galaxy初の5G対応! モバイルルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」4月8日発売

サムスン電子のモバイル製品ブランドであるGalaxyは、同ブランド初の5G対応モバイルルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」を、4月8日から全国のau取扱店、au Online Shop、UQ WiMAX Online Shopなどで発売します。

 

同製品は、横約147mm、縦約76mm、厚さ約10.9mmとコンパクトサイズで、他社既存モデルの約2.4インチから大きくサイズアップした、約5.3インチのディスプレイを搭載し、スマホのように縦横どちらでも、使いやすい向きで使用できます。画面には期間内のデータ使用量や設置場所の電波強度がわかりやすいメーター形式で表示されるので、設置のベストポジションが一目で見極められます。

 

ボディはシンプルなホワイトにパターンデザインを施したスタイリッシュなデザインで、背面にはスタンドもついているので、自立可能です。

 

ディスプレイは、充電器に接続中に画面を常時ONにしておくように設定可能。ロック画面のカレンダーを常に表示させ、卓上に自立させることで、インテリア雑貨のように使うこともできます。

 

ダークモードで背景を白から黒に変えられ、暗いところでも目に優しく利用できます。時刻を設定すれば、自動でダークモードのON/OFFが切り替わります。

 

3つ買っても1万円ちょい。MOTTERUの「テレワーク快適アイテム」を編集部員が選び抜いてみた

テレワークが日常となってから2回目の春。まだまだ在宅勤務、モバイルワーク環境の充実化を追求している人も多いはず。引き続き、web会議やオンラインミーティングなどで時間を取られて、なかなか効率的に仕事をすすめることができない、という悩みもよく聞きます。

 

そこで今回は、GetNavi web編集部でAV製品やデジタル製品ジャンルを担当する一條が、テレワークのお悩みを解決する便利なアイテムを紹介。なお、一條は、自宅+編集部+ワークスペースの3つを軸に仕事をしており、業務内容によって働く場所が変化。場所が変わっても活躍する携帯性に優れ、汎用性のあるプロダクトを中心にピックアップしました。

↑自宅、外出先でのテレワークにオススメのガジェットをGetNavi web編集部の一條が紹介します

 

【その1】「スマホスタンド」を使えば手軽にマルチディスプレイ環境に

テレワークをしていると、web会議をしながら資料を確認したり、オンラインで打ち合わせしながらメールをチェックしたり、手持ちのPCだけでは画面が足りず2画面欲しくなることがありますよね。モニターを購入してマルチディスプレイ環境を作るのが1番ですが、仕事用のデスクがなく、リビングのテーブルなどを使っていると、そう簡単には実現できません。

 

そんなときは、手持ちのスマートフォンやタブレットをサブモニター代わりに使ってみるとよいでしょう。筆者が愛用しているMOTTERUのスライド可動式スタンド「MOT-SPSTD05」(直販価格1299円)は、角度や高さを調整できるので、画面やカメラ位置を好みに応じて変えられるのが特徴。また、スタンドの足部分を伸ばせば安定性が高くなり、13インチまでのタブレットも置くことが可能です。PCで資料を作成しながらスマホでweb会議をしたり、メールをチェックしたりと、サブモニターがあるだけで仕事の効率がグッとアップしますよ。

↑スタンドを使えば、外出先でもスマホをサブモニター代わりに使えます。メールのチェックなどに便利!

 

↑可動部をスライドさせれば、タブレットなどの大きな端末にも対応可能

 

↑13インチまでのタブレットも置けるので、プライベートでネット動画を見るときなどにも使えます

 

端末を載せる部分と台座の裏面にはシリコンパッドがついているので、すべりにくくしっかりホールドしてくれます。また、スタンドに載せたまま充電できるようデザインされているので、長時間のweb会議などでもバッテリー切れを心配することなく使えます。

↑スタンドに載せたまま充電できます

 

折り畳めばスマホよりもコンパクトサイズになるので、持ち運びもラクラク。カバンのポケットなどにスッと収まり邪魔になりません。

↑折り畳めばスマホよりも小さくなります

 

【その2】国内最小最軽量の「モバイルバッテリー」

このコンパクトなスタンドと一緒に持ち歩きたいのが、国内最小最軽量(※)のモバイルバッテリー「MOT-MB10001」(直販価格2899円)です。こちらは、iPhone 11/12なら2回フル充電できる10000mAhの大容量なのに、本体はICカードよりも小さい超コンパクトサイズ。さらに、わずか174gという驚異的な軽さで、持ち歩きが苦になりません。

※:10000mAhのモバイルバッテリーとして。2020年9月時点
↑国内最小最軽量のモバイルバッテリー「MOT-MB10001」と、別売の充電ケーブル「airy510シリーズ」

 

USB Power Delivery(USB PD)に対応しているUSB Type-Cポートと、USB Type-Aポートの計2ポートを搭載しており、最大18W(9V×2A)の高速充電が可能。USB PD対応機種なら、なんとわずか50分で80%まで充電できちゃいます。うっかりスマホの充電を忘れて外に出てきてしまったときも、カフェに滞在する1時間のあいだにほぼ充電が完了できます。もちろん、2端末同時充電にも対応していますよ(※)。

※:USB Type-CポートとUSB Type-Aポートを同時に使用した場合、合計最大5V/3A出力に固定されます

 

さらに、デバイスに合わせて最適な充電を行う「かしこく充電」に対応しており、スマホでもタブレットでもスピーディーに充電可能。電源ボタンを5秒間長押しすれば、ワイヤレスイヤホンなどの入力電力が小さいデバイスも安全に充電できる「低電流モード」に切り替えることができるのも便利。スマホもタブレットもワイヤレスイヤホンも、これ1台で全部充電できるので、ちょっとした旅行などにもオススメです。

↑「低電流モード」にすればワイヤレスイヤホンなども安全に充電可能

 

また、本体を充電する際も、USB Power Delivery対応のAC充電器と充電ケーブルを使用すれば、わずか3.5時間で充電が可能。短い時間でスピーディーに充電できるので、一緒に揃えておきたいですね。

 

ちなみにこちらのモバイルバッテリーは、全6色の豊富なカラバリも特徴。充電ケーブル「airy510シリーズ」(Type-A to Lightning 1m/直販価格1399円)もそれに合わせて6色展開しているので、同色で合わせたり、あえて違う色を組み合わせてみたり、自由にアレンジできます。トレンドのパステルカラーはプレゼントしても喜ばれそう。

↑トレンドのパステルカラーを中心に全6色をラインナップしています。マットな質感も◎

 

【その3】コリ固まった首を「温熱&EMS刺激」でリフレッシュ

もうひとつオススメしたいデバイスは、テレワークで凝り固まった首を温熱効果とEMS電気刺激のダブル効果でリフレッシュさせるネックバンド式のリフレッシャー「MOT-EMS02-WH」(直販価格6480円)です。

↑ネックバンド式の「MOT-EMS02-WH」

 

長時間、PCに向かっていると、首のあたりがコリ固まってくるのを感じるのですが、そんなときは休憩時間にこちらを使ってリフレッシュするようにしています。使っているうちに、首元がじんわり温まってきて、EMSの心地よい刺激でついつい居眠りしてしまうことも……1日の終わりのリフレッシュタイムに使うのもいいですね。

↑仕事の合間に首元をリフレッシュすれば気分転換にもなります

 

温感は3段階(低音/中温/高温)から選択可能。EMSは3種類の刺激モードがあり、気分や状態に応じて強さを15段階に調節できます。はじめは弱めの刺激から試してみましょう。

【EMS刺激モード】

モード1:毎日の首の疲れに

モード2:首のこわばりや疲れに

モード3:首の慢性的な疲れに

 

バッテリーを内蔵したコードレス仕様なので、場所を選ばずいつでもどこでも使える点もうれしいところ。休憩時だけでなく、家事や仕事をしながら使うこともできます。1回15分の使用で自動停止するので、ちょっとした隙間時間の息抜きにも最適です。フル充電の状態から約7回(最大強度時)使用できるので、1日1回使うのなら、充電は1週間に1度でOK。

 

付属のリモコンは、本体の左側にくっつけておくことも可能。マグネット式なので自由に取り外しができます。

↑リモコンは自由に取り外し可能

 

本体の内側はクッションになっており、装着中も圧迫感がなく快適。また、本体は約116gととても軽く、首や肩に負担をかけません。テレワークしている方だけでなく、デスクワークや立ち仕事で首がコリやすい方にもオススメのアイテムです。

 

撮影:我妻慶一

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

米中摩擦、そして自動車産業との半導体の取り合いがPS5に影響

Vol.101-2

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「PS5の品不足」。欲しい人になかなか行き渡らない、その背景にある“原因”はいったい何なのか?

 

 

PlayStation 5(PS5)やハイエンドGPUは、買いたくても市場にあまりない状態がつづいている。一義的には、こうした製品が人気であることが品不足の理由である。PS5は製品自体の魅力から人気があるし、ハイエンドGPUは、ゲームよりむしろ仮想通貨(暗号資産)のマイニングを目的に買われている。

 

もちろん本来なら、需要に合わせて増産されるのが基本である。だが現状、ハイエンド半導体を生産する台湾・TSMCの生産ラインのキャパシティはいっぱいであり、短期での大規模増産は難しい状況にある。

 

なぜそうなっているのか? ひとことでいえば奇妙な玉突き現象の結果である。遠因となったのは、米中摩擦の激化だ。

 

2018年まで、半導体業界は好調に沸いていた。だが2019年以降、アメリカ政府が対中制裁を強化したことから、変化が生まれた。特に影響が出たのは、2020年9月以降本格化した、中芯国際集成電路製造(SIMC)に対する制裁である。

 

といっても、SIMCが、ハイエンドGPUやPS5に使われるようなハイエンド半導体を作っていたわけではない。SIMCが作っているのは、技術的にはこなれた28nm(ナノメートル)から65nmというプロセスルールによる車載向け半導体が中心である。

 

これにより、現在、自動車向け半導体の分野では、PS5やハイエンドGPUと同様に「半導体不足」が深刻化している。各自動車メーカーが、自動車自体の生産量を減らさねばならないほどの、過去に類を見ない状況になっているのだ。

 

 

ソニー・インタラクティブ エンタテインメント PlayStation 5/実売価格5万4978円

 

だが、前述のように、SIMCはハイエンド半導体を作っていない。それならPS5やハイエンドGPUには関係してこないように思える。なのになぜ、SIMCが作っていないようなハイエンド製品まで影響を受けるのか? それは、SIMCに製造委託できなくなったぶんを、TSMCが作らざるを得なくなったからである。

 

TMSCはあらゆる半導体の製造を請け負っている。ハイエンド製品が差別化の中心であり収益源でもあるが、世の中にあるのはハイエンド半導体でできた製品ばかりではない。むしろ数だけで言えば、こなれたプロセスで作られるもののほうが多い。

 

一方、ハイエンド半導体以外の生産ラインについては、積極的な拡大が図られているわけではない。投資効率で言えば、ハイエンドに投資し、それが次第に古くなって一般的な製品向けになっていくのが好ましいためだ。結果、稼働率が落ちていた古いラインを自動車のために回し、ハイエンド半導体向けのラインは維持、という方向になっている。

 

ただ、TSMCはあらゆる方向から半導体を求められるゆえ、これではまったく需要が追いついていないのである。

 

また、ハイエンド製品であっても、電源関連やメモリまわりなどは、すべてがハイエンド半導体ではない。自動車向けと同じようなプロセスで作られる部品もあり、ここは自動車との取り合いが発生している。CPUだけでなく、すべての部品が足りなければ、結局製造はできない。

 

では、その深刻さはどのくらいなのか? 解決の方法はあるのか?  そのあたりは次回のウェブ版で解説していく。

 

 

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子どもの「初めてのPC」は予算とスペックで妥協してはいけない【愛用品コラム10】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 10(今回は娘):Apple「iMac」】

 

●起

21.5インチ iMac Retina 4Kディスプレイモデルは娘の初めてのパソコンだ。昨年、国と区の給付金で購入した。塾のオンライン授業をスマホサイズで受けるのは辛い、というのと、良い機会かなと思ったのだ

 

●承

購入してすぐ娘は動画編集に興味を持った。が、そんなにすぐに動画編集に興味を持つとは思っていなかったのだ。このiMac、メモリが8GB(!)で日常使いするなら全く問題ないが、編集作業はキツイ。2020年にもなって、8GBを選んだ私も私だが。

 

●転

で、なんというか、娘の可能性を狭めてしまった気がした。大げさな言い方かもしれないけど、その可能性自体も否定はできない。お金でカバーできる可能性なら、パパ節約するで!と思い、余計な出費にはなってしまうけど、メモリを増設を計画。

 

●結

が、自室に置いてYouTube三昧、配信観戦三昧で、成績がガタ落ち。増設計画はペンディングで設置場所はリビングに変更。とりあえず、スペックが未来を狭めるみたいなカッコつけたことを言う前に、PCとの付き合い方を教えないと未来が狭まる。

 

話にまとまりがないが、お伝えしたいのは、長く使う高額商品を買うときは馬鹿高くならないなら、2つか3つ上のスペックを選んだほうがいい。不満がないことが、一番の満足だと思う。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。

現役教員が証言する “いまどき”高校の「デジタル環境」を徹底調査

2019年末に“1人1台の学習端末”を骨子として発表された『GIGAスクール構想』だが、2021年度は、いよいよ高校でもICT環境の整備がスタートする。そこで、注目されるのは“どのようにICT環境を構築するべきか?”だろう。

 

本特集では、GIGAスクール構想に先駆けて、すでにICT環境を整え、活用している埼玉県の『学校法人塩原学園 本庄第一高等学校』(以下、本庄第一高校)を取材。教育機関におけるICTの使いどころや注意するポイントを探っていく。

↑『本庄第一高等学校』の授業風景。ICTの活用は教員の裁量に任されており、個性ある授業が実施されている

 

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すでに導入されている学校でICTの“使いどころ”を調査!

GIGAスクール構想は、当初、2020年度からスタートする小学校のICT環境整備を皮切りとして、1年ごとに中学校、高校と拡充していく予定だった。ところが、コロナ禍の影響もあり、高校の環境整備は1年も早まり、2021年度からスタートする見込みとなっている。多くの高校では、この対応を迫られているのだ。

 

まずは、いち早くICT環境の導入に取り組み、校内全館にWi-Fiを整備して、1人1台の学習端末の導入も実現している本庄第一高校で、ICTの使いどころを現役教員にお伺いしました。

 

「コロナ禍でも、まったく影響なく授業ができました。本校では“Google Classroom”を使っているのですが、課題の配布や提出などの管理に活用しています。課題の提出状況をひと目で確認できますし、つまずいている生徒にはオンラインで指導が可能です。自動採点・集計機能も便利ですね」と語るのは、ICT推進担当の森大祐教諭だ。

↑数学科の森大祐教諭。職員室で不調になったパソコンをメンテナンスしていたところ、ICT推進担当に抜擢されたという

 

↑Google Classroomを用いた課題提出の様子。生徒側が手書きのノートでも画像添付で提出できる

 

↑提出された課題は、オンライン上で採点も可能。気になることがあれば、オンライン上で生徒に声をかけて内容を伝えられる

 

オンライン上で授業を実施できるのはICT導入の大きなメリット。加えて、生徒とのコミュニケーションが、より深くなるケースもあるという。

 

「生徒がオンラインで気軽に質問や相談をしてくるようになりました。やはり、職員室を訪ねるのは抵抗がありますよね(苦笑)。オンラインなら落ち着いて相談ができるようです。生徒指導に力を入れられるのはうれしいですね」(森教諭)

 

生徒指導の面でも、ICT環境の整備はプラスに働いていた。

 

もちろん、ICTの活用シーンは、学習や生徒指導の面だけではない。コロナ禍で必須となった検温報告をネットで一元管理したり、職員会議をオンラインで実施したり、校務でもICTは大活躍だ。

 

「以前は、授業が変更になったり、部活の立会いができなくなったりした場合には、個別に予定を確認して代わりの先生を探すので、手間がかかりました。いまは、予定の空いている先生がすぐにわかるので、突発的な変更にもスムーズに対応できます」(森教諭)

 

↑同校のポータル画面。所属している学年、クラス、教科などがアイコン表示されている

 

↑事務室に入る欠席連絡は、事務員がその場で入力。教員は現場で、すぐ確認できる

 

↑時間割調整の画面。かつてはホワイトボードで管理していたが、オンラインに代わり調整もスムーズになった

 

なお、これらのシステム構築には、情報科の木暮紀樹教諭が簡単なプログラムを組むなどの協力をしている。

↑情報科の木暮紀樹教諭。専門知識を生かして、同校のICT推進をサポートしている

 

ほかにもプリント類をデジタル配布にし、印刷や配布、掲示の手間を削減するなどの工夫もしている。教員の長時間労働が問題視されているが、ICT環境の整備が多忙な教員を助けるのだ。

 

そもそも“GIGAスクール構想”って、どんなプロジェクト?

GIGAスクール構想とは、ICTを基盤に誰1人取り残すことがない、公正かつ個別最適化された学びを実現するという政策。文科省が2019年に提唱した。GIGAは“Global and Innovation Gateway for All”の略。将来的にはスタディ・ログなど、教育ビッグデータの活用も視野に入れている。当面は義務教育の児童・生徒向けに1人1台の学習専用端末と、高速大容量通信ネットワークの整備を2023年までに実現するのが目標。

 

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高校向け1人1台端末のBYODの問題点は“BYAD”で解決

環境を整備できれば、授業に校務にと使いどころが満載のICT。本庄第一高校が、わずか数年で、ここまでICTを活用できるようになった理由は“環境の整え方”にポイントがある。

 

高校向けのGIGAスクール構想では、生徒が利用する端末は“個人所有”のパソコンが推奨されている。いわゆる“BYOD”と呼ばれる方式で、自治体の費用負担を軽減でき“1人1台の学習端末”を容易にできるのがメリットだ。

 

とはいえ、このBYOD方式には問題がある。授業中に端末のトラブルが発生した場合、教員が対応しなければいけないという点だ。例えば、生徒が個々に好きなパソコンを使っていた場合、教員はすべてのOSや製品仕様を覚えなければいけないことになる。マイナーなOSや特殊な仕様のパソコンがトラブルを発生した場合、専門家でも容易に解決できないケースも多い。ICT環境を整えられたとしても、使いこなせないのだ。

 

本庄第一高校では、生徒が使う端末はGIGAスクール構想と同様に個人所有だが、指定のモデルを設定することで、この問題をクリアしている。“BYAD”と呼ばれる方式だ。端末が統一されていれば、OSの操作やパソコンの仕様を把握するのも容易で、事前にトラブル対処の準備もしやすい。また、端末を統一にしたメリットは、コロナ禍で、さっそく発揮されている。

 

「2020年度の新入生には『Chromebook』の初期設定を自宅で作業してもらったのですが、端末を統一していたので、設定動画をつくって送るなどのフォローができました」(木暮教諭)

 

↑環境が整っていたため、コロナ禍での遠隔授業がすぐにスタートでき、学びを止めることはなかった

 

教室で大人数が一斉に使用することを念頭に置くと、BYAD方式がスムーズな導入や授業につながるというわけだ。

 

「本校で導入した『Chromebook』は、全端末を一元管理できるので運用が、かなり楽なのです。起動も早く、授業中に手間取ることがない点もメリットだと思います」(森教諭)

 

そこで、学校側で気になるのはパソコンの選び方だろう。最も簡単な方法は、本庄第一高校のように、生徒が利用するパソコンを同じモデルに統一すること。モデルを統一するのが難しい場合でも、OSだけはそのサポート期限を確認した上で統一をしておきたい。

 

一方、ハードウェアの仕様では、利用できるインターフェイスを統一しておくとよい。例えば、USB(Type A)ポートやSDメモリーカードスロットは、データの受け渡しに便利だが、パソコンによって備えていない場合もある。特に校内のネットワークインフラが、弱い場合は気をつけておきたい。

 

また、ICTに詳しい担当者がいるのであれば、ソリューションも検討したいところだ。自由度の高いソリューションは、必要な機能を追加したり、削除したりできるが、運用するための知識が求められる。

 

本庄第一高校の木暮教諭のように、アプリやサービスを使いこなせる人材がいない場合は、メーカーのサポートが手厚く、利用できるサービスが充実しているソリューションを選ぶのが無難だ。

 

まずは、上記の3点に意識しておくだけでも、かなり効果的にICTを活用できるだろう。

 

BYODとBYADの違いを詳しく知りたい!

BYODとは“Bring your own device”の略で、個人所有している端末を組織に持ち込んで使用するという意味。使い慣れたスマホやパソコンを使えるのはメリットとなるが、児童・生徒の場合、そもそも個人所有がないケースや自宅で使っていない古い端末を持たされるケースが想定され、管理する学校側の負担が大きくなる。

一方、“Bring Your Assigned Device”を意味するBYADは、学校や教育委員会が推奨する端末を個人で購入する手法。端末が統一され学校側としては管理がしやすくなる上に、性能差による学習機会の損失を防ぐことができる。

 

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生徒も教員も集中できるNECのGIGAスクール構想対応パソコン

さて、ここまでは、ICT環境を整備して、積極的に活用している本庄第一高校の取り組みを紹介してきた。情報科の木暮教諭のサポートがあるとはいえ、数学科の森教諭が中心に進められており、ICT環境の整備は決して専門家がいなければいけないというわけではない。

 

とはいえ、なじみの薄い教員が、ゼロからICT環境を整備するは、極めてハードルが高い。そこで注目したいのは、各メーカーがGIGAスクール構想向けに定義し、学校利用を前提としたサポート・サービスの用意があるパソコンだ。

 

例えばNECでは、GIGAスクール構想の仕様に則ったモデルをラインアップしており、BYADでパソコンを導入するにはうってつけだ。現在は、インテル(R) Celeron(R)プロセッサーを搭載するWindows 10の『VersaPro Eシリーズ タイプVR』とChrome OSの『NEC Chromebook Y3』が最新モデルとして発表されている。

『VersaPro EシリーズタイプVR』●OS:Windows 10 Pro●CPU:インテル(R) Celeron(R)●ディスプレイ:11.6型HDタッチパネル対応●2021年8月出荷予定

『NEC Chromebook Y3●OS:Chrome OS●CPU:インテル(R) Celeron(R)●ディスプレイ:11.6型HDタッチパネル対応●2021年6月出荷予定

 

どちらも高い信頼性と高校3年間の学習を支援するのに十分な性能を発揮してくれるIntel社製のCPUを搭載し、屋外使用や端末を机から落下させてしまった場合を想定した“堅牢性”、キーボードの“抗菌性”を備え、設計からアクティブに過ごす生徒たちを意識している。卒業後すぐに社会に出る生徒が多いなら、ビジネスでの利用率が高いWindows 10搭載タイプ、学校市場への導入が比較的多い方が良い場合は、Chrome OS搭載タイプと学校の方針に合わせて選択できる。

 

また、NECでは『Open Platform for Education』という教育クラウドサービスも展開している。ICT支援員による故障や操作のサポートを、電話・チャット・メールなどで行なっており、一部は生徒からの問い合わせも可能だ。デジタル教科書と連携した教材配信や採点支援など先生の働き方をサポートする各種サービスの提供も予定されている。端末購入に合わせてこのようなサービスも導入すれば、教員は本来の業務である生徒指導にますます集中できるようになるだろう。

 

Chrome OSってどんなOSなの?

Google社が2009年に発表したOS。すべてのソフトがWEBアプリケーションの体裁をとっており起動が速い。WEBベースなのでアプリは常にアップデートされた状態が保たれており、データはクラウド保管が基本。結果的に安全性が担保され、データ損失のリスクも低い。

動画・映像編集などの大きな負荷が必要な作業には不向きだが、機能を抑えた分、比較的安価に導入できるようだ。買い替え時にはWEBにアクセスするだけで、今までの環境を引き継げるなどITが苦手な人も安心して使える。

なお、MM総研が実施した「GIGAスクール構想実現に向けたICT環境整備調査」では、Chrome OSが2020年度に導入された端末のシェアを43.8%獲得。OS別シェアのトップに輝いている。

出典:MM総研「GIGAスクール構想実現に向けたICT環境整備調査」
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=475

 

NECの学校ICT推進ソリューションについて詳しく知りたい方はコチラ

ペットとLINEできる! NECがペット向けプラットフォーム「waneco」を提供開始

インターネット上に場所を提供し、企業やサービス提供者とユーザーを結びつける「プラットフォームサービス」が、様々な分野で広がりを見せています。例えば、Amazonや楽天市場などのネットショッピングサイトや、ヤフオク!やメルカリなどのフリーマーケットサイトに加え、最近はサービスを売買するUberEatsなども人気となっています。

 

もはや生活に欠かせないほど普及しているプラットフォームサービスですが、このスキームをペットの健康管理やコミュニケーションに生かそうと、NECが新たなサービスの開発に取り組んでいます。

 

同社は、ペットを1つのIDで管理し、様々なサービス提供者がその情報を横断的に利用できるプラットフォームサービス「waneco」を発表しました。

↑wanecoというネーミングには、わんこ&にゃんこという意味のほか、NEC、ecoという文字も含まれています

 

wanecoを利用することで、動物病院やペットサロン、トリマーなどペットに関連する様々なサービス提供者がペットの情報を相互に利用することが可能となり、カルテのデジタル化や日々の健康管理に役立てることができます。

↑IDによりペットの個別情報を様々な企業やサービス間で共有

 

↑wanecoの概要。ペットの健康管理を目的としています

 

また、日本動物高度医療センター(JARMeC)が販売する犬猫用活動量計「PLUS CYCLE」を用い、収集した犬猫の行動を、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」により分析。これに基づいたペットの状態をLINEメッセージで確認できる「waneco talk」も提供されます。

↑センサーを内蔵したペット用活動量計「PLUS CYCLE」

 

↑首輪などに取り付けて使用します

 

これは、ペットがいま何をしているのかを、PLUS CYCLEに内蔵された三軸加速度センサーと気圧センサーにより分析し、「ねむねむ~」「起きた!」「のんびり~」などペットが直接メッセージを発信しているかのように送信するもの。「何してるの?」とメッセージを送って、ペットの状態を確認することもできます。

↑waneco talkの概要

 

↑ペットの行動がLINEメッセージで送られてきます

 

まるで自分のペットと直接やりとりをしているかのようなユニークなwaneco talkは、2021年4月より社内実証を行い、8月から一般ユーザーへの提供を開始する予定。将来的には、PLUS CYCLEから得られたペットの活動データを健康管理につなげることも目指しているそうです。

 

なお、現時点ではサービスの利用料などは未定とのこと。今後は、wanecoのプラットフォームサービスに賛同してくれるパートナー企業や団体を募集し、5年間で600万頭の登録を目指してコミュニティの拡充を図るとしています。

↑発表会に登壇したJARMeC 事業開発課の山本 誠 課長、NEC 環境分析事業推進室の池田雅之 事業部長、新見 景 マネージャー

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

人気ノートPC「ThinkPad X1」の最新シリーズ登場! 「テレワーク目線」で使い勝手を考えてみた

レノボ・ジャパンは3月23日、新製品の発表会を行いました。今回発表されたのは「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」、「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」をはじめ「ThinkPad X13 Gen 2」、「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」など、第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載した同社の最新モデル。価格は以下の通りです。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen 9」24万4000円(税込)、「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」27万8000円(税込)、「ThinkPad X13 Gen 2」18万7000円(税込)、「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」20万8000円(税込)。ThinkPad X13 Yoga Gen 2のみ発売日未定です。

↑今回発表された「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」。タッチパッドが大型化されました

 

今回のレノボの新製品は、いずれもテレワーク向けの機能を強化しました。そこで本記事ではテレワークで使用したときにこれらの新製品にどんな強みがあるのかを紹介しています。

 

【紹介製品の細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

マイクやスピーカーを改良し、オンラインミーティングが快適に

注目はフラッグシップモデル、ThinkPad X1シリーズでしょう。Carbon Gen 9は14型クラムシェル・モバイルPCで、「ThinkPad X1 Carbon」シリーズの9世代目となります。薄さ14.9mm、質量約1.13kg〜という薄さと軽さが特長。

↑ThinkPad X1 Carbon Gen 9はショルダーバッグやトートバッグにも収まる薄さです

 

テレワーク視点で見た特徴は、マイクやスピーカーなどの機能を根本的に見直し、大幅な性能アップを図ったことです。4つの360°集音マイクとキーボード両側にスピーカーを搭載し、数メートル離れた音声でも集音が可能。また、バックグラウンドノイズを排除しクリアな会話を実現する音声処理技術「ドルビーボイス」を用いて、オンラインミーティング時に相手の声を聞き取りやすくし、快適な会話が可能になっています。

↑マイクやスピーカーの性能は大きく向上。オンラインミーティングの他、動画視聴などでも真価を発揮します

 

前モデルのCarbon Gen 8で好評だったビジュアル面の見やすさや美しさは、本モデルにも受け継がれています。前モデルでは、16:9の画面比率を採用していましたが、本モデルからはアスペクト比16:10に変更されました。画面が縦方向に広がったため、Microsoft Officeの利用やWebサイトの閲覧がしやすくなっています。ディスプレイは横3840px×縦2400pxのWQUXGAと、横1920px×縦1200pxのWUXGAが選択可能。WUXGAモデルはスクリーン上における指での操作が可能なマルチタッチや、ディスプレイを他人に見られることを防ぐことができるPrivacy Guardにも対応しています。

 

内蔵グラフィックは、ハイパワーなインテルIris  Xeグラフィックスを搭載したため、Webブラウジングはもちろん、オンライン会議やメディア視聴でも驚異的な鮮明さと色の正確さを実現しています。

↑アスペクト比16:10に変更された画面は、前モデルと比較して大幅に使いやすくなっています

 

その他、PCの前に座るとスリープ状態が解除されるHPD(Human Presence Detection)対応や26時間の長時間バッテリー性能なども実現。席に戻るたびにスリープ状態を解除する煩わしさを軽減し、充電が困難な場所での仕事もしやすくなっています。

 

新型コロナウイルス感染防止を目的に、この1年で多くの企業でテレワークを取り入れるようになりました。オンラインミーティングなどでは相手の音声がなかなか聞き取れずに聞き返したり、お気に入りのカフェなどでの仕事中、バッテリー切れしたなどで困った経験をした方も多いのではないでしょうか。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen 9はそんなストレスから解放される、テレワークの強い味方になってくれるでしょう。

 

内蔵型のペンで快適なコラボレーションを実現できる

ThinkPad X1シリーズからは、もう1モデル発表されました。14型回転式マルチモードPC「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」です。

↑ディスプレイを360°回転させればタブレットにもなります

 

360°ヒンジを採用しているため、1台でモバイルPC、タブレット、テント、スタンドの各モードを素早く切り替えることができるのが特徴。これ1台を持っていればWeb会議の際はノートPC、対面での打ち合わせの際はタブレットとして使用するといった多様な使い方が可能になります。

↑ヒンジは360°回転可能なため、テントモードにすることも可能です

 

また、オプションで充電式アクティブペンにも対応。ミーティングの最中に手書き文字や図を書き込んだり、契約書などへのサインをする際に便利になっています。

↑オプションのアクティブペンはボディ内部で充電できます

 

↑アクティブペンを用いて書いた手書き文字。データ上のマーキングなどでは便利です

 

バッテリーの持続時間は、従来モデルの最大約19.3時間から最大約23.9時間へと進歩しました。大容量のファイルなどを扱ったとしても、1日の労働時間は十分にカバーしてくれるでしょう。

 

さらに耐久性も秀逸。12項目の米軍調達基準に準拠したさまざまな品質チェックをクリアし、過酷な環境での使用にも耐えられるように設計されているので、万一、持ち運びの途中で落としたとしても故障のリスクを減らすことが可能です。

 

↑数々の耐久テストをクリア。ボディからヒンジ部まで頑丈な設計となっています

 

コンパクトな13.3型モデルにも注目!

コンパクトな軽量ボディに13.3型のディスプレイを搭載したThinkPad X13シリーズも最新モデルが登場しました。ThinkPad X13 Gen 2とThinkPad X13 Yoga Gen 2です。

 

今回からThinkPad X13シリーズにもアスペクト比16:10のディスプレイを採用したため、スクロール回数の軽減につながります。また、集音効果をより高めるべく、マイクの位置をキーボード面へと変更。持ち運びしやすい上、パフォーマンスは大きく向上しました。

↑ThinkPad X1よりもややコンパクトなので、持ち運びや出先での作業で便利です

 

ThinkPad X13 Yoga Gen 2もモバイルPC、タブレット、テントモードが使い分けられる上、充電式アクティブペンに対応できるようになりました。

↑テントモードにすれば、出先で急なオンライン会議が入っても対応できるでしょう

 

テレワークでは自宅に限らず、好きな場所で仕事ができます。ただ、キーボード操作音は耳障りなため、狭い場所や静かな場所で使用するのをためらうことがあるかもしれません。ThinkPad X1 Yoga Gen 6、ThinkPad X13 Yoga Gen 2は1台でモバイルPCとタブレットを兼ねているため、自宅ではモバイルPCとして使用し、移動中の電車内やカフェではタブレットとして活用するといったシチュエーションに合った使い方ができるモバイルPCです。快適なテレワークができること間違いないでしょう。

 

PS5の品不足にも影響、メーカーを苦しめる半導体不足

Vol.101-1

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「PS5の品不足」。欲しい人になかなか行き渡らない、その背景にある“原因”はいったい何なのか?

 

PS5供給不足は世界中で発生している

 

昨年11月に発売されたPlayStation 5(PS5)は、いまだに入手困難な状況が続いている。ニュースなどでは、転売に関する問題が取りざたされることが多いが、そもそもの供給量が足りないことがこの問題の主な原因だ。これについて、ソニーは「2020年中に全世界で450万台を出荷した」と発表しており、いまも供給拡大に最大限の努力をしている、とアピール。だが、それでも世界中で品不足が起こっているのが現実だ。特に、日本の品不足は、供給されるPS5の多くが「世界向け」であり、日本への割当量自体が不足しているという側面もあるようだ。

 

だが、やはり本質的な課題は、「PS5の生産数を急激に拡大するのは難しい」という部分にある。ソニー・CFO(最高財務責任者)の十時裕樹さんは、2月に行われた2020年度第3四半期業績説明会にて「調達にはベストを尽くしているが、世界的な半導体不足の影響も大きい」とコメント。短期で生産計画を大きく上積みするのが難しい、という見解を示しており、供給不足解消の具体的な時期について言及するのを避けた。

 

ソニー・インタラクティブ エンタテインメント PlayStation 5/実売価格5万4978円

 

7nmプロセッサーの需給逼迫が品不足の原因

このようにPS5の大幅増産が難しい理由は、PS5に使われる半導体、特にメインプロセッサーの供給不足が大きく響いているからだ。PS5のメインプロセッサーはAMDとソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の共同開発によるもので、生産は台湾の半導体製造専業メーカー・TSMCが担当している。このプロセッサーには、製造プロセス(編注:半導体の製造に用いられる線の幅のこと)「7nm(ナノメートル)」のものが使用されている。重要なのは、同社の7nmの製造ラインは、PS5向けだけでなく、AMDのCPU「Ryzen 4000」「Ryzen 5000」シリーズ、そしてマイクロソフトの「X box Series X」「Series S」などでも使われているということだ。昨今は、テレワーク下での需要拡大により、ただでさえPCのプロセッサー需要が増えていた。そこに2つのゲームハードが同時に新型機を出した関係で、TSMCの7nmの製造ラインはかなり逼迫している状態なのだ。そのため、世界的に見ると、PS5だけでなく新型X boxも販売は好調なのだが、こちらも同様に生産数不足で需要を満たせていない事態に陥っている。

 

では、こうした供給不足はいつくらいに解消されるのか? AMDのリサ・スーCEO(最高経営責任者)は、「2021年上期はまだ供給がタイトだが、下期には供給量を上げられる。年間を通じては需要に見合う供給ができるだろう」と説明している。これはすなわち、今春から今夏くらいまでは、まだまだPS5の品不足は解消しそうにないということでもある。

 

ただ、そこで気になるのは、なぜプロセッサーの生産量を上げるのが難しいのか? という点だ。そもそも、昨年末に2つの新型ゲーム機が出るのは予定されていたことでもある。それでも生産ラインを増やせなかった理由、そしていまも増やしづらい理由には一体何があるのか? これについてはウェブ版で解説していくことにしよう。

 

 

 

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アウトドアの楽しさをちょい増し! タフな5Gスマホ「TORQUE 5G」の魅力をおさらい

京セラは3月16日、auから販売する5G対応スマートフォン「TORQUE 5G」の新作発表会を行いました。2014年に「TORQUE G01」を発売して以来、そのタフネスぶりにアウトドアファンから絶大な信頼を得てきたTORQUEシリーズの5G対応モデルとなります。3月26日にau限定で発売、現在予約受付中です。価格は、直販で8万8885円(税込)。

↑今回発表された「TORQUE 5G」。カラーはイエロー、レッド、ブラックの3色

 

【TORQUE 5Gの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

過酷な環境でも作動する驚異のタフネスぶり

TORQUE 5G最大の特徴は、ボディの耐久性能にあります。米国国防総省の調達基準の21項目に加え、京セラ独自の耐薬品試験などTORQUEシリーズ史上、最多となる28項目の試験をクリアしたスマートフォンです。

 

これまでのTORQUEシリーズでも耐落下性能は優れていましたが、今回はサンドペーパーを敷いた独自の耐久試験をクリアしました。八角形のボディの隅に装着したポリウレタン製のバンパーで落下時の衝撃を緩和し、スマホ本体を守ります。もちろん、防水・防塵にも対応しているので、アウトドアを始め、過酷な環境でも安心して使用できます。

↑TORQUEシリーズの最大の特徴である堅牢性は今回のモデルにも受け継がれました

 

↑隅に取り付けられたバンパーが本体を守ります

 

今回から「泡ハンドソープ洗浄試験」と「耐薬品試験」も実施し、いずれもクリアしています。そのため、スマホの表面が汚れてしまったとき、泡ハンドソープで洗浄することが可能になりました。

 

特に最近は新型コロナウイルス感染予防の観点から、スマホをアルコール消毒する機会が増えましたが、TORQUE 5Gはアルコール除菌シートでのふき取りも可能。清潔を保ち、安心して使用することができます。

↑屋外で落としたときも洗えます

 

もちろん、バイクや自転車にマウントしても問題ない耐振動性や、ゲレンデなど氷点下の環境でも作動する耐低温・凍結性など、これまでのTORQUEシリーズの特徴だったタフネスぶりは今回のモデルにも受け継がれています。

 

さまざまな新機能を備えたマルチカメラを採用

カメラはマルチカメラを新たに採用。メインカメラとサブカメラでの同時撮影が可能になったことにより、それぞれを組み合わせて1枚の写真や動画を撮影することができるようになりました。例えばスノーボードで雪山を滑走する際、流れる風景と自らの顔を同時に撮影できるため、臨場感に溢れる様子を記録することができます。

↑2400万画素のメインカメラ(左)と1600万画素の超広角(右)の2機を装備

 

↑アクティブの最中、前方の風景撮影と自撮りを同時にすることも可能

 

今回のモデルからメインカメラにナイトモードとパノラマモードも追加。ナイトモードでは周囲の明るさを感知し、モード切り替えを促すアイコンを表示。薄暗い場所でも鮮明な写真を撮影することが可能になりました。

↑ナイトモードはキャンプの夜などのシチュエーションで明るく、鮮明な写真や動画を撮影することが可能

 

また、シャッターボタンを押してから、横方向や縦方向に動かせば、最大360°のパノラマ写真を撮影することも。登山などで絶景に出会ったときに役立ちそうな機能です。

 

さらにプッシュムービー機能も新搭載。本体側面のカメラボタンかプッシュムービースイッチを押している間だけ動画の撮影ができるため、ワンプッシュで撮りたいシーンのみ簡単に動画で残すことができるようになりました。この機能を使用すると、断続的に撮影した動画を繋げてストーリー仕立てにすることも可能です。

↑プッシュムービースイッチは本体の右側にあります。ムービーチャンスが訪れたときはすぐに撮影可能

 

アクティブ・フィールドをより楽しめる仕掛けが満載

写真や動画の撮影時に日時、速度、高度、天気など、撮影時の情報をそのまま記録するAction Overlay機能も備えました。バイクや自転車に搭載して速度や現在位置を表示することができるほか、サイクルコンピューター用の外部センサーと連携し、心拍数や勾配などを記録することも可能になっています。

↑自転車に搭載すれば、スピードメーターや心拍計として使用できます

 

↑後輪軸に取り付けられた速度を感知する外部センサー(別売)

 

↑ペダルを漕ぐ力を感知するセンサー(別売)

 

↑心拍数などを測定するウオッチ型のセンサー(別売)

 

フィッシングにおける計測機能という便利な機能も。釣った魚をカメラにかざすと、自動的に判別した魚の名前とともにサイズを計測し、記録してくれます。

↑カメラを釣った魚に向けると、魚種やサイズを検知し、表示します

 

バッテリー容量は従来モデルの2940mAhから4000mAhへ大幅にアップしたため、耐久時間も向上。今回から電池パック単体で充電できる別売のバッテリー充電器もラインナップしたため、複数のバッテリーを所有することもできます。

 

屋外での使用でバッテリーが切れそうになっても、予備を持っていれば安心できるでしょう。

↑バッテリーの充電器(別売)。バッテリーが取り外せるため、複数を使い分けることも可能

 

ディスプレイは太陽光を受けても見やすい高輝度フルHD液晶を採用しているため、アウトドアでの活動時でも見やすくなっています。また、ディスプレイのサイズも前モデルの5インチよりひと回り拡大され、5.5インチになりました。屋外でもリアリティあふれる動画などを楽しむことができます。

 

さらに濡れた手やグローブを着用した状態でもタッチ操作が可能に。マリンスポーツやウインタースポーツのときも、手を拭いたりグローブを外すことなく、スマホを操作することができます。

↑スマホのディスプレイや手が水で濡れた状態でも操作することが可能です

 

↑グローブをしたままでもタップやスクロールができるようになっています

 

TORQUE 5Gは別売のアクセサリーも豊富にラインナップ。カメラネジに対応した市販のスティックや自転車用マウントに取り付け可能な「三脚ネジ対応マルチホルダー」やズボンやリュックに取り付けられる専用の「ハードホルダー」、水に落としても浮かび上がる「フローティングストラップ」など、屋外で使用する際に便利なアイテムが揃っています。

↑「三脚ネジ対応マルチホルダー」で三脚に立てた様子

 

↑ズボンやリュックに装着可能な「ハードホルダー」

 

↑「フローティングストラップ」を装着すると、海や川に落としても沈みません

 

アウトドアメーカーとのコラボモデルも登場

この日は、コールマンジャパンとのコラボレーションモデル「TORQUE 5G Coleman LIMITED」も発表されました。TORQUE 5Gのタフネスさはそのままに、コールマンのシンボルカラーであるレッドをベースにしたオリジナルのカモフラージュ柄をデザインに採用しています。4月下旬以降に期間限定で発売予定、価格は未定。

↑カムフラージュ柄が印象的なコラボモデル

 

端末を起動すると、コールマンの象徴であるランタンが点灯するようなイメージの起動アニメーションが展開されます。

↑起動直後はランタンのアニメーションを展開

 

TORQUE 5GとTORQUE 5G Coleman LIMITEDは屋外使用する際に便利な機能が満載で、アクティブなフィールドでこそ真価を発揮するタフなスマホです。これを携えて屋外に出かければ、スポーツやアウトドアが何倍も楽しくなるでしょう。

 

 

5品全部買ってもU-2万円。「テレワーク快適アイテム」を編集部員が選び抜いてみた

テレワークが日常となってから2回目の春。まだまだ在宅勤務、モバイルワーク環境の充実化を追求している人も多いはず。引き続き、web会議やオンラインミーティングなどで時間を取られて、なかなか効率的に仕事をすすめることができない、という悩みもよく聞きます。

 

そこで今回は、GetNavi web編集部でAV製品やデジタル製品ジャンルを担当する一條が、テレワークのお悩みを解決する便利なアイテムを紹介。なお、一條は、自宅+編集部+ワークスペースの3つを軸に仕事をしており、業務内容によって働く場所が変化。場所が変わっても活躍する携帯性に優れ、汎用性のあるプロダクトを中心にピックアップしました。

↑自宅、外出先でのテレワークにオススメのガジェットをGetNavi web編集部の一條が紹介します

 

【その1】「スマホスタンド」を使えば手軽にマルチディスプレイ環境に

テレワークをしていると、web会議をしながら資料を確認したり、オンラインで打ち合わせしながらメールをチェックしたり、手持ちのPCだけでは画面が足りず2画面欲しくなることがありますよね。モニターを購入してマルチディスプレイ環境を作るのが1番ですが、仕事用のデスクがなく、リビングのテーブルなどを使っていると、そう簡単には実現できません。

 

そんなときは、手持ちのスマートフォンやタブレットをサブモニター代わりに使ってみるとよいでしょう。筆者が愛用しているMOTTERUのスライド可動式スタンド「MOT-SPSTD05」(直販価格1299円)は、角度や高さを調整できるので、画面やカメラ位置を好みに応じて変えられるのが特徴。また、スタンドの足部分を伸ばせば安定性が高くなり、13インチまでのタブレットも置くことが可能です。PCで資料を作成しながらスマホでweb会議をしたり、メールをチェックしたりと、サブモニターがあるだけで仕事の効率がグッとアップしますよ。

↑スタンドを使えば、外出先でもスマホをサブモニター代わりに使えます。メールのチェックなどに便利!

 

↑可動部をスライドさせれば、タブレットなどの大きな端末にも対応可能

 

↑13インチまでのタブレットも置けるので、プライベートでネット動画を見るときなどにも使えます

 

端末を載せる部分と台座の裏面にはシリコンパッドがついているので、すべりにくくしっかりホールドしてくれます。また、スタンドに載せたまま充電できるようデザインされているので、長時間のweb会議などでもバッテリー切れを心配することなく使えます。

↑スタンドに載せたまま充電できます

 

折り畳めばスマホよりもコンパクトサイズになるので、持ち運びもラクラク。カバンのポケットなどにスッと収まり邪魔になりません。

↑折り畳めばスマホよりも小さくなります

 

【その2】国内最小最軽量の「モバイルバッテリー」

このコンパクトなスタンドと一緒に持ち歩きたいのが、国内最小最軽量(※)のモバイルバッテリー「MOT-MB10001」(直販価格2899円)です。こちらは、iPhone 11/12なら2回フル充電できる10000mAhの大容量なのに、本体はICカードよりも小さい超コンパクトサイズ。さらに、わずか174gという驚異的な軽さで、持ち歩きが苦になりません。

※:10000mAhのモバイルバッテリーとして。2020年9月時点
↑国内最小最軽量のモバイルバッテリー「MOT-MB10001」と、別売の充電ケーブル「airy510シリーズ」

 

USB Power Delivery(USB PD)に対応しているUSB Type-Cポートと、USB Type-Aポートの計2ポートを搭載しており、最大18W(9V×2A)の高速充電が可能。USB PD対応機種なら、なんとわずか50分で80%まで充電できちゃいます。うっかりスマホの充電を忘れて外に出てきてしまったときも、カフェに滞在する1時間のあいだにほぼ充電が完了できます。もちろん、2端末同時充電にも対応していますよ(※)。

※:USB Type-CポートとUSB Type-Aポートを同時に使用した場合、合計最大5V/3A出力に固定されます

 

さらに、デバイスに合わせて最適な充電を行う「かしこく充電」に対応しており、スマホでもタブレットでもスピーディーに充電可能。電源ボタンを5秒間長押しすれば、ワイヤレスイヤホンなどの入力電力が小さいデバイスも安全に充電できる「低電流モード」に切り替えることができるのも便利。スマホもタブレットもワイヤレスイヤホンも、これ1台で全部充電できるので、ちょっとした旅行などにもオススメです。

↑「停電流モード」にすればワイヤレスイヤホンなども安全に充電可能

 

また、本体を充電する際も、USB Power Delivery対応のAC充電器と充電ケーブルを使用すれば、わずか3.5時間で充電が可能。短い時間でスピーディーに充電できるので、一緒に揃えておきたいですね。

 

ちなみにこちらのモバイルバッテリーは、全6色の豊富なカラバリも特徴。充電ケーブル「airy510シリーズ」(Type-A to Lightning 1m/直販価格1399円)もそれに合わせて6色展開しているので、同色で合わせたり、あえて違う色を組み合わせてみたり、自由にアレンジできます。トレンドのパステルカラーはプレゼントしても喜ばれそう。

↑トレンドのパステルカラーを中心に全6色をラインナップしています。マットな質感も◎

 

【その3】持ち運べるペンスタンド

レイメイ藤井

デテクールペンケース

1870円

デスクワークの必需品であるペンスタンドを持ち運べる便利なペンケース。ペンを立てておけるので、使いたいペンが探しやすく、すばやく取り出せます。

 

【その4】コリ固まった首を「温熱&EMS刺激」でリフレッシュ

もうひとつオススメしたいデバイスは、テレワークで凝り固まった首を温熱効果とEMS電気刺激のダブル効果でリフレッシュさせるネックバンド式のリフレッシャー「MOT-EMS02-WH」(直販価格6480円)です。

↑ネックバンド式の「MOT-EMS02-WH」

 

長時間、PCに向かっていると、首のあたりがコリ固まってくるのを感じるのですが、そんなときは休憩時間にこちらを使ってリフレッシュするようにしています。使っているうちに、首元がじんわり温まってきて、EMSの心地よい刺激でついつい居眠りしてしまうことも……1日の終わりのリフレッシュタイムに使うのもいいですね。

↑仕事の合間に首元をリフレッシュすれば気分転換にもなります

 

温感は3段階(低音/中温/高温)から選択可能。EMSは3種類の刺激モードがあり、気分や状態に応じて強さを15段階に調節できます。はじめは弱めの刺激から試してみましょう。

【EMS刺激モード】

モード1:毎日の首の疲れに

モード2:首のこわばりや疲れに

モード3:首の慢性的な疲れに

 

バッテリーを内蔵したコードレス仕様なので、場所を選ばずいつでもどこでも使える点もうれしいところ。休憩時だけでなく、家事や仕事をしながら使うこともできます。1回15分の使用で自動停止するので、ちょっとした隙間時間の息抜きにも最適です。フル充電の状態から約7回(最大強度時)使用できるので、1日1回使うのなら、充電は1週間に1度でOK。

 

付属のリモコンは、本体の左側にくっつけておくことも可能。マグネット式なので自由に取り外しができます。

↑リモコンは自由に取り外し可能

 

本体の内側はクッションになっており、装着中も圧迫感がなく快適。また、本体は約116gととても軽く、首や肩に負担をかけません。テレワークしている方だけでなく、デスクワークや立ち仕事で首がコリやすい方にもオススメのアイテムです。

 

【その5】置き場所自由に進化したアロマディフューザー

無印良品

コードレスアロマディフューザー

3990円

新たにバッテリーを内蔵したことで、電源を気にせずどこにでも置けるように進化。好きなアロマオイルを数滴垂らせば、香りでリフレッシュできます。

 

撮影:我妻慶一

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

3月25日、あのアイリスオーヤマから初のノートPC発売! テレワークからオンライン学習まで幅広くサポート

アイリスオーヤマは、「LUCA Note PC」を、2021年3月25日に発売します。税別価格は4万9800円で、インターネット通販や全国のホームセンターを中心に販売予定です。

 

同製品は、CPU「インテル Celeron プロセッサー 4コア」を採用することで消費電力を抑え、冷却用ファンも不要となるため、図書館や自宅などの静かな場所でも、稼働音を気にせず快適に使用できます。また、自宅でのテレワークから家庭内学習まで、様々な世代や場所での使用を想定し、14インチの液晶画面で見やすく、キーボードはキートップが16.3×17.2mmと大きめのサイズでタイピングしやすいよう配慮しています。

 

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、日本政府はICTを活用したテレワークや大学を中心としたオンライン授業を推奨。また、文部科学省が推進するGIGAスクール構想は、2023年度を目標に小学生から高校生までの1人1台の学習者用端末の導入や校内LAN整備の標準化、緊急時における家庭でのオンライン学習環境の整備への実現を提唱しており、デジタル教育化は急速に進んでいます。

 

同社はこれまで、デスクやチェアなどの家具、Webカメラや液晶ディスプレイ、ヘッドセット、Wi-Fiルーターなど、オンラインによるテレワークや家庭学習などをサポートするOA機器を相次いで発売してきました。今回はそんな同社初のノートPCということで、注目度も高まっています。

 

SPEC●OS:Windows 10 Pro 64bit ●ディスプレイ:14インチ フルHD(1920×1080) ●CPU:インテル CeleronプロセッサーNシリーズ Gemini Lake 4コア ●メモリ:LPDDR4 4GB ●無線LAN:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac ●インターフェース:USB3.2 Gen1 Type-A×2 Type-C×1/miniHDMI×1(HDMI 2.0対応)/3.5mmオーディオジャック×1/microSDカードスロット×1 ●カメラ/マイク/スピーカー:インカメラ100万画素/内蔵マイク/8Ω 1Wx2内蔵 ●サイズ:約W323.15×D219.4×H19.3mm(突起部除く) ●重量:約1.3kg ●価格(税別):4万9800円

「制限の時代」にせめてデバイスは「制約が少ないモノ」を選ぶと◎【愛用品コラム03】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 コラム03 ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT」(右)】

●起

気合入れてブツ撮りっぽくすぎてしまった。ちなみに、左は昨年のクリスマスプレゼントに妻に贈ったApple Watch SE。ファーウェイのスマホを持っていない自分にとっては、その実力をフルに引き出せてないのだけど魅力は以下。

 

●承

・実売1万4000円ちょっとの手ごろな価格
・価格に対しての機能の充実度(活動量計+スマートウォッチ)
・10日間ぐらいは持つロングバッテリー
・寝る時も付けて邪魔にならないコンパクトさ
・LINEなどの各種通知はしてくれる(返信はできない)

 

●転

2021年もまた「制限の時代」。移動が制限され、出社も制限されるだけでなく、ミクロなところでは顔の動きや声がマスクで遮られる。顔の動きや声が制限されること自体は小さなことなのだけど、そうした小さなことが積み重なって、大きな制限につながっていると思うのだ。だから、身にまとうデバイスぐらいは、身体の動きを制限しないものが良い。

 

●結

そういう意味でFITは、腕時計型のスマートウォッチよりコンパクトだし、手ごろな価格だからガシガシ使えて、ロングバッテリーで付け外しも最小限で済んで、返信機能はないから作業を中断しすぎることもない、でも機能は必要十分ーーちょうど良いスマートウォッチなのかなと思っている。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramで先行して公開中。週3回更新しています。


 

気分転換&軽い運動にピッタリ! サイクリングを安全&楽しくする方法

関節への負担が少なく、短時間で遠くに行けるサイクリングは、コロナ禍でも気分転換として取り入れやすい。そこで今回は、サイクリングをより楽しむためのアイテムを紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです

 

デジタルギアを駆使してサイクリングを楽しもう

ドライブレコーダーが急速に普及しつつあるが、自転車にもサイクルレコーダーが登場してきた。最近は自転車での交通トラブルも増えているため、万一に備えて映像を記録しておくと安心。もちろん風景の記録用としても楽しめる。

 

また、スマホホルダーがあれば、サイクルナビなどを使用可能。下調べなしで思うままに走り、そこからナビで帰宅できるのは便利だ。

 

トレーニングを意識するなら、速度や走行距離を記録できるサイクルコンピューターがオススメ。どのくらい長く速く走れるようになったかが数値で見えるのが楽しい。心拍数を記録できる製品もある。

 

【No.1】万一の事態に備えて動画で記録を残す

サイクルレコーダー

カイホウジャパン

KH-BDR100

実売価格6980円

水平95度・垂直50度の範囲をフルHD(100万画素)で録画できるビデオカメラ。赤外線ライトで夜間も撮影でき、IPX5の防水性能も備える。バッテリーで約3時間駆動可能。64GBのmicroSDカードが付属する。

 

↑ブラケットを装着することで、ワンタッチで着脱可能。自転車を離れるときは取り外せて盗難防止になる

 

【No.2】スマホを装着すればナビの代わりに使える

スマホホルダー

ROCKBROS

スマホホルダー

実売価格1960円

5.8/6.0インチに対応したスマホホルダー。360度回転するので横位置でも使える。防水性能を備えるほか、遮光フードで斜めからの太陽や街灯などを遮断できる。内側にはポケットがあり、お金やカード、鍵などを収納可能だ。

 

↑前面は高感度のタッチ対応スクリーンを使用。ホルダーに収納した状態のまま、タッチ操作が行える

 

【No.3】ペダルの回転数表示で効果的にトレーニング

サイクルコンピューター

キャットアイ

PADRONE DIGITAL CC-PA400B

実売価格1万630円

自転車に取り付け、速度や走行時間などを表示・記録できる。無理なくトレーニングするために重要なケイデンス(ペダル回転数)も計測可能。スマホにBluetooth接続し、専用アプリでデータの記録と管理ができる。

 

↑大画面に大きな文字で表示。オプションの心拍センサーHR-12(実売価格5873円)で心拍数も計測できる

 

<「位置ゲー」と一緒ならご近所探索がもっと楽しく!>

ついつい長時間歩いてしまう、位置情報ゲーム(位置ゲー)も散歩のお供に最適。楽しく体力づくりができるうえ、近所の未知エリアを発見できる。

 

【その1】Pokémon GO

iOS/Android

ナイアンティック

Pokémon GO

無料(ゲーム内課金あり)

街に点在するポケストップで道具を手に入れ、ポケモンと闘って仲間にできる大ヒットゲーム。仲間にしたポケモンをチームにして、「ジムバトル」に参加できる。歩くことで卵からポケモンを孵化させることも可能だ。

 

【その2】ドラゴンクエスト ウォーク

iOS/Android

スクウェア・エニックス

ドラゴンクエスト ウォーク

無料(ゲーム内課金あり)

指定した目的地まで実際に歩き、クエストをクリアすることで「導きのかけら」を集めていく。バトルはドラクエおなじみのコマンド式。歩行中、自動的に戦闘や収集などをしてくれる「ウォークモード」も備えている。

 

【その3】TSUBASA+

iOS/Android

miraire

TSUBASA+

無料(ゲーム内課金あり)

人気漫画「キャプテン翼」の世界観を取り入れた位置ゲー。街の随所にあるサッカースタジアムに行き、選手とバトル。勝った選手は仲間になり、他のユーザーとの対戦に使えるようになる。Jリーグ所属の選手も登場。

オンライン会議で好印象を与えるには?“画面映え”するコツとアイテムをガジェット通が指南

テレワークが浸透し、社内、社外問わずオンラインでの打ち合わせが一般化してきました。ときには、初対面の相手とオンライン会議をすることもあるでしょう。もちろん会議で何を発言するかは大切ですが、画面越しという制限があるなかで、相手に与える印象を大きく左右する「画面映り」にも気を配りたいところです。

 

そこで、デジタルガジェットや家電などのモノ情報を日夜配信しているウェブメディア「GetNavi web」の編集長・山田佑樹さんに相談。仕事柄、ガジェットに精通し、自身も1日に複数本のオンライン会議を日々こなしている山田さんに、オンライン会議での画面映りを良くするためのコツと、オススメのアイテムを教えていただきました。

 

コツ1.「機能性スーツ」で部屋着のような着心地ときちんと感を両立

オンライン会議に参加するとき、どのような服装でのぞんでいますか? オフィスで仕事をしているときよりも、ラフな服装をしていることが多いのではないでしょうか。

 

「社内の人との打ち合わせであれば、カジュアルな服装でも問題ありませんが、社外の方が相手の場合は、きちんとして見えるかも大切。そこでおすすめしたいのが“機能性スーツ”です。機能性スーツとは、ストレッチ性や通気性、抗菌防臭、UVケアなど、何かしらの機能が付与されたスーツのこと。

例えば、私が愛用しているニューバランスの機能性スーツは、ジャージのような伸縮性に優れた素材で作られているため、部屋着のようなラクな着心地ながらも、画面越しでは普通のスーツやジャケットを着ているように見えます。はおるだけで、気持ちが仕事モードに切り替わるのもポイント。女性用の機能性スーツも増えているのでチェックしてみてください」(GetNavi web編集長・山田佑樹さん、以下同)

 

WWS(旧ブランド名:ワークウェアスーツ)
「テーラードライトジャケット」
1万7600円(税込)

「スーツに見える作業着」がコンセプトのブランド、「WWS(ダブリューダブリューエス)」の女性用ジャケット。ストレッチ性、速乾・撥水性に優れ、イージーケア機能も備えます。
「水洗いが可能なので、自宅で洗濯できてお手入れが簡単。ブラック、ダークネイビー、ネイビー、チャコール、ベージュの5色展開で、コーディネートもしやすいんです」

 

コツ2. 顔に「光」が当たる場所を探し、なければ自分で光を作る

“カメラ映り”を考えるうえで、顔への光の当たり方も重要だと、山田さんは言います。ベストは窓の方向に顔が向くように、PCをセットすることだそう。そうすれば自然光が射し、顔が明るく写ります。

 

とはいえ、ちょうどいい場所に窓がない、天気や日当たりが悪く自然光が入ってこないという人もいるでしょう。

 

↑山田さんは普段、リビングでオンライン会議を実施。そのときだけ顔が窓の方を向くように、テーブルの配置を変えているとか

 

「自然光の力を借りられないときのために、ライトをひとつ用意しておきましょう。本格的なリングタイプのライトを導入しても良いですが、デスクライトでも十分。また、アウトドアが好きな方なら、キャンプ用のLEDランタンで代用するのもいいでしょう。ただし、オレンジ色ではなく白色のライトを選んで。

また、編集部の部員には、部屋の日当たりが悪いため、浴室を使っている人もいます。浴室の壁が白っぽいなら、それもひとつの手ですね。白いものに囲まれると光がうまく回り、顔が明るく照らされるんです。浴室は音が響くので、声が届きやすくなるというメリットもあります」

 

コツ3.「カメラの位置」はなるべく顔の正面に

画面映りを良くするためには、カメラの位置も重要です。ノートPCのインカメラを使う場合、パソコンを机に直接置くとカメラを見下ろす姿勢に。そうすると威圧感が生まれるだけでなく、顔に影ができ表情が暗くなってしまいます。

 

↑左は机の上にノートPCを直で置いた場合。右はPCスタンドを使い、顔の正面にカメラが来るように調節した場合。顔に光が当たって表情も明るく見えますね

 

「PCスタンドを使えば、カメラが顔の正面の位置にくるように調整できます。ただし、キーボードを打ちにくくなるので、外付けのキーボードも用意すると便利ですね。また、外付けのキーボードを使えば、カメラと自分との間に適度な距離を作れるので、顔がアップになりすぎるのも防げます。おすすめは、打鍵音がしにくい静音タイプ。これなら会議中にPCで議事録やメモを取っていても気になりません」

 

ロジクール
「サイレント ワイヤレスキーボード K295GP」
実売価格2970円(税込)

独自のSilentTouchテクノロジーで、従来モデルよりも90%ノイズを軽減させたフルサイズキーボード。電池寿命が長く、約24か月電池交換が不要です。
「いままでの静音キーボードよりも圧倒的に静か。防水機能も備えているので、万が一飲み物をこぼしたとしても安心です」

 

コツ4. PCの「カメラ性能」がイマイチならスマホも活用する

カメラのスペックにも気を使いましょう。ノートPCのカメラのスペックが低い場合は、スマホのインカメラを使うのがおすすめだそう。

 

「最近は、スマホのインカメラの画質がかなり良くなっているので、ぜひ一度試してみてください。PCよりもきれいに映る場合があります」

 

↑MacBook Airのカメラ(左)と、iPhone 11のインカメラ(右)の映り方を比較。iPhoneのほうが輪郭がくっきりしているだけでなく、肌の色もきれいです

 

「ただ、スマホからでは資料などを画面で共有することができないので、資料を見せたい場合はPCからも参加をして、画面共有のときだけPCからログインしたアカウントを使いましょう。マイクを両方オンにすると声が重なってしまうので、片方をミュートにするのも忘れないでくださいね」

 

コツ5.「背景」はできるだけシンプルに

家の中からオンライン会議に参加をする場合、背景をどうするかも迷うところ。「Zoom」を筆頭とし、オンライン会議システムには好きな画像を自分の背景に合成できる「バーチャル背景」機能がありますが、はたして会議で使用してもいいのでしょうか?

 

「バーチャル背景を使うとPCへの負荷が大きくなります。スペックがギリギリのPCを使っている場合、動きが鈍くなるなど支障が出ることもあるので要注意です。とはいえ、部屋の中を映したくないという方もいらっしゃると思います。そういった方は表情と声に集中してもらうために、できるだけシンプルな背景画像を選びましょう」

 

「ちなみに、とある海外のデザイン会社が、キャンドルを置いたやや暗めの部屋や絵を飾った部屋、書棚を置いた部屋など6種類のバーチャル背景を用意して、相手に与える印象がどう変化するかを調べたデータがあります。そのなかで『“知性”を感じる』と答えた人がもっとも多かったのは、植木鉢を置いた部屋だったそうです。この部屋は“信頼感”や“親密性”など他のスコアも総じて高いという結果でした。これを受けてではありませんが、私は部屋に植物を置いて写り込むようにしています」

 

コツ6.「通信環境」を見直そう

そして、意外と見逃しがちなのが通信環境の整備だと言います。きちんと整えていないと、声が途切れたり動きが止まったりして、画面映えどころではありません。

 

「最新の無線ルーターを使っていても改善しない場合は、間取りが影響しているはず。そういった方は、大切な打ち合わせのときだけ、無線LANから有線LANに切り替えるのもひとつの手です。また、電磁波は無線LANに対してノイズになるので、会議中の電子レンジの使用も避けましょう」

 

Tp-link
「AC1900 メッシュWi-Fi中継機 RE550」
実売価格7150円(税込)

間取りによる無線LAN通信の不良を改善する方法のひとつに、中継機の導入があります。本品は6つのストリームを搭載し、クラウドゲーミングや4K動画ストリーミングを行ってもストレスがなく、最大1900Mbpsの超高速通信を可能にします。
「我が家でも、本品を導入したら通信速度がアップしました。コンセントに直接挿せるので、置き型のように掃除機をかけるときなどに邪魔になることもありません」

 

おまけ.「個性」を映り込ませてアイスブレイクにつなげる

最後に、社外のオンライン会議でよくある、“参加者が全員揃うまでの気まずい時間”を減らすための、アイスブレイクのコツも教えていただいたので紹介しましょう。

「ツッコミたくなるようなアイテムを使っていると、アイスブレイクになります。例えばマイク。私はラジオの収録などで使われるようなコンデンサーマイクを使っているんですが、そうすると『普段、音声配信をされているんですか?』など聞かれるので、そこから会話が生まれます。ちなみにこのマイクは画面映えも抜群ですよ(笑)」

 

オンライン会議中の水分補給用にイエローのタンブラーを愛用。「画面に映り込むことでアクセントカラーにもなるだけでなく、明るい印象を与えられる気もします」

 

JBL
「ENDURANCE RUN イヤホン」
実売価格1880円

見た目重視のマイクのほかに、山田さんがおすすめするマイク付きイヤホン。「スポーティなカラーリングが画面越しでもさりげなく映えます。ワイヤレスイヤホンを愛用している方が多いとは思いますが、Bluetooth接続がうまくいかなかったときのために、有線タイプも持っておくと安心です。手頃ながらも、運動時の使用を想定して作られているので耳から抜け落ちにくく、会議中のストレスを減らせます。防水仕様なのも魅力ですね」

 

「このようにアイテムを導入してもいいですし、ある程度気心の知れた相手との会議であれば、オンラインツールに表示される名前を『山田佑樹/コーヒーにハマり中』など、趣味や近況がわかる内容に変えるのも面白いですね。話のきっかけにもなりますし、人となりがわかることで空気も和らぎます。

また、先ほどバーチャル背景はシンプルなものが良いと言いましたが、あえてネタとしてユニークな背景を選ぶのもアリです。会議の内容や相手に合わせて臨機応変に対応しましょう」

 

【プロフィール】

GetNavi web編集長 / 山田佑樹

アイテム情報雑誌「GetNavi」の編集を経て、2016年に同誌のウェブ「GetNavi web」の編集長に就任。ガジェットや生活家電、オーディオなどの新製品情報を日々発信している。アナログデジタルを問わずゲームも好きで新作に精通。

【西田宗千佳連載】プロ向けカメラには当面「5Gは搭載されない」。その理由とは?

Vol.100-4

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Xperia PRO」。高価格にばかり目が行きがちな本機だが、そのコンセプトにこそ斬新さがあった。

 

Xperia PROは、自身の内蔵しているカメラ機能をそこまで重視していない。ミラーレスカメラや放送用機器など、より高度な映像を扱う機器と接続して使うことを前提としているからだ。

 

だが、ここでシンプルな疑問が浮かぶ。それらの放送用機器自体に通信機能を搭載するわけにはいかないのだろうか? ケーブルでつなぐのは面倒。最初からなかに通信機能が入っていればもっと楽なようにも思える。

 

だが残念ながら、今日では通信機能と専門的な機能は分けて設計するほうが良い、という考えが支配的だ。

 

理由は2つある。

 

ソニー Xperia PRO/実売価格24万9800円

 

一つは、機器の設計が難しくなることだ。通信機能を内蔵するのは簡単なことではない。Wi-FiやBluetoothのようにこなれていて、そもそも安定している通信ならばともかく、まだ発展途上の5Gなどを組み込むには、5Gの側でも組み込まれる機器(例えばカメラ)の設計の側でも、通常よりハイレベルなノウハウが必要になる。

 

二つ目は、「そこまでやっても、機器の売り上げにはプラスではない」という点だ。例えば、カメラは買ったら長く使うのが基本。だが、スマホは1~2年で技術が進歩していく。特に5Gのような、発展途上の技術の場合なおさらだ。カメラとしては十分にまだ使える状態なのに、通信機器としての技術面が陳腐化して先に機器としての寿命が来る……という可能性が高い。

 

こうしたジレンマは、カメラだけでなくテレビやゲーム機など、様々な分野に存在する。1つにまとめるべきか否かは機器によって異なるが、カメラのような製品では、なによりもまずカメラのクオリティが重要であり、通信などはその先の付加価値と言える。だからこそ、機器を1つにまとめようというアプローチはなかなかうまくいかないのだ。

 

過去には、コンパクトデジカメなどで、OSにAndroidを使った通信一体型カメラが出たこともある。しかし、結局は、大量に生産されて開発コストも十分に用意されるスマートフォン自体がコンパクトデジカメを圧倒してしまった。一方で、スマホやコンパクトデジカメと、フルサイズのセンサーを使ったミラーレスの間には、「物理的なサイズの差異」によって実現できる画質に大きな差がある。だからこそ、スマホがコンパクトデジカメを駆逐したなかでも、一眼レフやミラーレスは生き残った。そんな大型・プロ向けデジカメであっても通信と無縁ではいられないが、そこは「外部に機器をつなぐ」形が基本。これは、ソニーだけでなく、大手カメラメーカーのすべてが同様に考えていることでもある。

 

だから当面、「プロ向けカメラ」には通信機能は乗らず、Xperia PROのような「プロ向けカメラを意識した通信機器」がそれぞれ必要とされるのだ。

 

 

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auひかりのマンションプランをお得に契約!料金や速度を注意点も含め徹底解説

auひかりマンショ

auひかりのマンションタイプはauやUQモバイルとのセット割が利用でき、キャンペーンも豊富なので他社のマンションプランと比べてもオススメできる光回線です。

ただし、auひかりマンションはプランが8種類にわかれており、契約者自身が選べなかったり建物によってはそもそも契約できなかったりもしますよ。

博士
今回はauひかりのマンションタイプ8種類の違いやエリア検索方法を解説するぞ!
助手のジョン

auひかりマンションのメリットと注意点も以下のとおり解説するから、契約を迷っている人は参考にしてね!

auひかりマンションをどこよりもお得に契約できる窓口も徹底比較して、オススメの契約先を紹介します。

auひかりマンションなら「代理店NEXT」からの申し込みがおすすめ

(代理店NEXTの場合)
  • au・UQモバイルとのスマホとのセット割適用
  • 最高70,000円の高額キャッシュバック
  • 他社違約金を最大55,000円まで負担してくれる

代理店NEXTから申し込む

これからauひかりマンションを契約する方や他社回線からの乗り換えを検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

【728×90】OCN光

auひかりマンションは8種類!料金や速度の違いを解説

auひかり ロゴ

auひかりマンションは、建物によって契約できるプランが決められています

博士

auひかりマンションのプランは全部で8種類にわかれるぞ!

ユーザー自身が自由にプランを選べないので、申し込み前に各プランの料金を確認しておきましょう。

【各プランの料金】
プラン名 最大速度 月額料金
タイプG 8契約以上 664Mbps 4,510円
16契約以上 4,180円
タイプV 8契約以上 100Mbps
(一部70Mbps)
4,510円
16契約以上 4,180円
都市機構 西日本16M(R) 16Mbps 3,465円
西日本16M(B) 2,585円
東日本16M(R) 3,025円
東日本16M(B) 2,585円
東日本/西日本DX 100Mbps
(一部70Mbps)
4,180円
都市機構G 西日本16M(R) 16Mbps 3,465円
西日本16M(B) 3,025円
東日本16M(R) 3,025円
東日本16M(B) 2,585円
DX-G 664Mbps 4,180円
タイプE 8契約以上 100Mbps 4,070円
16契約以上 3,740円
タイプF 100Mbps 4,290円
ギガ 1Gbps 4,455円
ミニギガ 1Gbps 5,500円

※価格はすべて税込

助手のジョン

プランによって月額料金も最大通信速度も大きく違うんだね!

auひかりマンションのプランは建物に導入されるインターネット回線が、光回線方式・VDSL方式・LAN方式のうちどれを使えるかで決まります。

博士

配線方式は建物の形状や設備などによって決まるから、契約者が自分で選べないんじゃ!

では、さらにくわしくauひかりマンションの配線方式の違いについて紹介していきましょう。

auひかりマンションは3つの配線方式でわかれている

インターネットをマンションで契約する際には、外の電柱などから回線を物件内に引き込み、さらに各戸へ分配しなくてはいけません。

マンション内へ引き込んだ回線をどのような配線方式で各戸へ引っ張るかは、以下の3パターンにわかれますよ。

【インターネット回線の配線方式】

  • 光回線方式:各戸まで光回線でつなげる
  • VDSL方式:各戸までアナログの電話回線でつなげる
  • LAN方式:各戸までLANケーブルでつなげる

auひかりマンションプランごとの配線方式や特徴を表でまとめましたので、確認しておきましょう。

配線方式 プラン 特徴 最大通信速度
下り 上り
VDSL方式 タイプG 最新技術で
速度が安定
664Mbps 166Mbps
タイプV 導入物件は
最も多い
100Mbps
都市機構 UR賃貸
物件向け
100Mbps 35Mbps
都市機構G 664Mbps 166Mbps
LAN方式 タイプE 導入物件は
少ない
100Mbps
光回線方式 タイプF 導入物件は
少ない
100Mbps
ギガ 光回線対応
物件向け
1Gbps
ミニギガ 3階建て以下の
光回線対応
物件向け
1Gbps
助手のジョン

速度を重視したい僕はできれば光回線方式やVDSL方式のタイプGで契約したいな…

のちほど、お住まいのマンションで実際にどのプランが契約できるのか調べる方法を解説しますよ。

auひかりマンションは独立回線だから速い!

お住まいの物件で最大通信速度100MbpsVDSL方式やLAN方式でしか契約できなかった場合でも、auひかりは「比較的速度が速い」とユーザーの評判もよいので安心です。

auひかりが速度面で期待できる理由として、自社の独自回線を使っておりauひかりの契約者しか利用しないという点があります。

博士

光回線にはNTTの光回線を使う光コラボ回線と自社で敷設した独自回線の2種類があるんじゃ!

独自回線と光コラボ回線には、それぞれ以下の違いがあります。

【独自回線と光コラボ回線の違い】
独自回線 光コラボ回線
使用回線 自社回線 NTTの光回線
速度 どの時間帯も安定して速い 昼間や18時以降、週末など
同じ回線を使うユーザーが増える
時間帯になると遅くなりやすい
提供エリア 限定的 日本全国
主な回線 ・auひかり
・NURO光
・コミュファ光
・eo光 など
・フレッツ光
・ドコモ光
・ソフトバンク光
・OCN光 など

光コラボ回線はフレッツ光やドコモ光などの人気事業者で共有するため、どうしても回線が混雑しやすく、1社あたりの速度が遅くなりがちです。

しかし、auひかりなら自社がもつ回線をauひかり単体で使用できるため、回線が混雑しにくく速度を保ちやすいというわけです。

実際にauひかりマンションプランでどれくらいの速度が出ているか、速度測定サイトの「みんなのネット回線速度」で調査してみました。

【平均速度】
接続方法 IPv4接続 IPv6接続
平均速度 247.62Mbps 183.56Mbps
最高値 845.99Mbps 815.12Mbps
最低値 17.14Mbps 0.03Mbps

auひかりのマンションタイプはプランによって最大速度が大きく変わるため、最高値と最低値に差が生まれます。

しかし、下り速度は250Mbps近くの高速な値が出ているため、オンラインゲームや4K以上の高画質動画も十分快適に楽しめますよ。

助手のジョン

auひかりをマンションで使っている人からも速度に対して満足している声が届いているよ!

VDSL方式のタイプG(最大664Mbps)を契約している方は実測値が432.63Mbpsも出ており、auひかりに乗りかえてよかったと喜んでいますよ。

タイプGは2018年11月から新たに提供されたVDSL方式のプランで、最新の通信規格「G.fast」で接続するので安定した高速通信ができます。

速度重視でauひかりをマンションで契約した人も、速度は十分だったと安心しているようです。

ただし、速度に関する口コミの中には「遅い」という声もいくつかみられます。

auひかりマンションを利用中に速度が遅いと感じたときの対処法も、のちほど紹介しますのであわせてチェックしてくださいね。

auひかりが自分のマンションで使えるか確認しよう!

チェックマーク

auひかりは自社の独自回線が敷設された地域や物件でしか利用できず、提供エリアが限られています。

戸建て マンション
関西・東海・沖縄県以外 auひかりの設備導入済み
のアパート・マンション(沖縄県以外)
助手のジョン

お住まいのマンションが提供エリアから外れていると、契約そのものができないよ!

博士

マンションで沖縄県の人はauひかりちゅらを契約しよう!

また、auひかりの戸建てタイプが利用できるエリアでもマンション自体にauひかりの設備が導入されていない場合は契約できません。

お住まいのマンションで契約できるプランや配線方式も提供エリア検索をすればわかるので、まずは以下の手順でエリア確認をしておきましょう。

【auひかりのエリア確認方法】

  1. au公式サイトにアクセスする
  2. 「提供エリアを調べる」をクリックして、郵便番号を入力後、居住タイプは「マンション・アパートなど」を選ぶ
  3. 「提要タイプと料金プランの確認」をタップする
  4. 細かい住所やマンション名を選択する

エリア検索結果の画面でプラン名が表示された人はauひかりを契約できますが、「お客さまの地域で提供可能なマンションがありません。」と表示された人はマンションタイプを契約できません。

博士

マンションタイプが対応していない建物でも、「戸建てタイプ」なら契約できる可能性があるよ!

エリア外なら「戸建てタイプ」で申し込み&利用しよう!

auひかりのマンションタイプではエリア検索でNGが出た人も、大家さんやオーナーの許可が下りれば戸建てタイプを契約できます

マンションタイプと戸建てタイプの違いは、次のとおりです。

【マンションタイプと戸建てタイプの違い】
マンションタイプ 戸建てタイプ
提供エリア 沖縄県以外 関西・東海・沖縄県以外
料金 2,585円~5,500円 5,610円
特徴 ・月額料金が
戸建てより安い
・速度は戸建て
より遅め
・月額料金がマンション
より高い
・速度はマンション
より速い
工事内容 共有部分へ引き込まれた光ファイバーを
各室内まで棟内LANや電話線、光ファイバーで引き込む
(共有部分からの引き込み配線はプランによって異なる)
壁に穴を開け近くの電柱から直接
室内へ光ファイバーを引き込む

※価格はすべて税込

戸建てタイプは同じ物件の住人と回線をシェアするマンションタイプと違って、自分の家の中に直接引き込んだ光回線を独占して使えるので速度がより速いです。

ただし、月額料金はマンションタイプよりも高くなるので注意しましょう。

助手のジョン

開通工事も外壁や室内に穴を開けるなど大掛かりだから、大家さんの許可は必須だよ!

auひかりの開通工事についてはこちらの記事でくわしく紹介しているので、気になった方はあわせて読んでおいてくださいね。

auひかりマンションがお得な理由は4つ

auひかりマンションは他社回線のマンションタイプと比べても、お得に契約できます。

博士

主要光回線10社で月額料金や最新のキャンペーンを比較してみよう!

助手のジョン

契約期間に支払う月額料金や初期費用の合計からキャッシュバックや割引額を差し引いた「実質料金」にも注目してね!

光回線最新比較表
契約期間 実質料金※1 セット割引 月額料金※1 キャッシュバック 工事費無料
auひかり 2年 1,777円 au 4,180円 最大70,000円
NURO光 3年 2,037円~ SoftBank 2,090円~ 25,000円
ぷらら光 なし 3,739円※2 ひかりTV 3,960円 35,000円
So-net光プラス 3年 3,766円 au 4,928円 60,000円
@nifty光 3年 4,034円 au 4,378円 30,000円
BIGLOBE光 3年 4,103円 au
BIGLOBE SIM
4,378円 33,000円
ドコモ光 2年 4,254円
※3
ドコモ 4,400円~ 20,000円
楽天ひかり 3年 4,424円 1,980円~
ソフトバンク光 2年 4,426円 SoftBank
ワイモバイル
4,180円 37,000円
OCN光 2年 5,170円 OCN
モバイル
ONE
3,960円
フレッツ光
(西日本)
2年 5,674円
※4
4,235円~
フレッツ光
(東日本)
2年 5,619円
※4
4,235円

※1:価格は税込、1Gbpsプラン(NUROは2Gbpsプラン)、マンションは16契約以上、プロバイダ一体型、光回線+光電話の料金で計算
※2:2年間の実質料金
※3:タイプAの料金を記載
※4:プロバイダSo-netの料金含む

auひかりをVDSL方式(16契約以上)で代理店NEXTから契約した場合、実質料金は1,777円と最安です。

auひかりマンションが他社回線と比べてもお得な理由として、主に以下の4つが挙げられます。

さらにくわしく解説していくので、マンションでどの光回線を選ぼうか迷っている方はぜひチェックくださいね。

開通工事費が実質無料

auひかりマンションタイプを契約した場合、初期費用として以下の料金が発生します。

事務手数料 3,300円
開通工事費 33,000円
(1,375円×24回)

開通工事の工事費は分割払いで、月額1,375円を24か月間かけて支払います。

しかし、「初期費用相当額割引」が適用され、開通工事費の分割払い額と同じ1,375円が24ヶ月間割引されるので2年間の継続利用で実質無料になりますよ!

助手のジョン

戸建てだと「初期費用相当額割引」の適用条件としてひかり電話の加入が必要だけど、マンションならオプション加入なしで割引が受けられるよ!

ただし、2年以内に解約してしまうと残りの工事費を一括で払わなければならないので解約のタイミングに気をつけましょう。

au・UQモバイルとのセット割が適用

auひかりではauやUQモバイルとのセット割が利用できます。

博士

それぞれのセット割の割引額を表でまとめたから、対象になる人はチェックしよう!

auスマートバリュー(au)
・ピタットプラン5G
・ピタットプラン4G LTE
1GBまで 割引対象外
1GB超~7GBまで 550円
・使い放題MAX 5G ALL STAR パック
・使い放題MAX 5G テレビパック
・使い放題MAX 5G Netflixパック(P)
・使い放題MAX 5G Netflixパック
・使い放題MAX 5G with Amazonプライム
・使い放題MAX 5G
・使い放題MAX 4G テレビパック
・使い放題MAX 4G Netflixパック
・使い放題MAX 4G Netflixパック
・使い放題MAX 4G
1,100円
ピタットプラン 5G(s)
ピタットプラン 4G LTE(s)
2GB超~20GBまで
※1GBまで割引対象外
550円
自宅セット割(UQモバイル)
くりこしプラン S +5G 638円
M +5G
L +5G 858円

※価格は税込、新規受付プランのみ記載

auスマートバリューもUQモバイルとの自宅セット割も、家族間で最大10台まで割引が適用されるのも大きなメリットですよ。

ただし、セット割の適用条件としてauスマートバリューも自宅セット割も以下を満たす必要があります。

  • auひかり電話の加入
  • 別途セット割の申込み手続きが必要

auひかり電話は月額550円の有料オプションですが、セット割が適用されれば最低でも1台550円の割引が受けられます。

家族の中に同じキャリアのスマホが多いほど割引額はあがるので、契約しても損はないでしょう。

また、セット割の適用には以下の窓口での申込みが必要なので忘れずに行ってくださいね。

キャンペーン窓口からの申込みで高額キャッシュバック

auひかり

引用:代理店NEXT

auひかりマンションが申込める窓口の中には、高額のキャッシュバックを用意している会社も多数あります。

助手のジョン

せっかくならたくさんキャッシュバックがもらえる窓口を選んで、さらにお得に契約しちゃおう!

【マンションタイプが申し込める窓口の比較表】
2年間の
実質総額
2年間の
実質月額
キャッシュ
バック額
受取時期 申請方法 オプション契約
NEXT 42,640円 1,777円 70,000円 代理店:4ヶ月後
プロバイダ:5ヶ月後
電話・メール ひかり電話
GMOとくとくBB
キャッシュバック
48,440円 2,018円 51,000円 1年後と2年後 メール ひかり電話
フルコミット 49,640円 2,068円 63,000円 代理店:翌月
プロバイダ:4ヶ月後
電話 ひかり電話
代理店25 62,640円 2,610円 50,000円 12ヶ月後 Web+郵送 7つの有料
オプション
GMOとくとくBB
割引
64,630円 2,693円 5,000円 1年後 メール ひかり電話
So-net 67,100円 2,796円

※価格は税込

auひかりの申込み窓口は最大70,000円の高額キャッシュバックが受け取れる、代理店NEXTがオススメです。

代理店NEXTのキャンペーン詳細をみてみましょう。

【代理店NEXTのキャンペーン内容】
キャッシュバック オプションなし 30,000円
ひかり電話加入 +10,000円
プロバイダ
So-net選択
+20,000円
auまたは
UQモバイルとの
セット割加入
+10,000円
申請手続き 1回目
(So-net分)
開通4か月後の15日に届くメールから口座番号を登録
2回目
(代理店NEXT分)
開通5か月後の15日に届くメールから口座番号を登録

※価格はすべて税込

現金は2回に分けて振り込まれるものの、1回目は4か月後、2回目は5か月後と半年以内に全額受け取れる点もポイントです!

同じく2回に分けてキャッシュバックが振り込まれる「GMOとくとくBB」は、1回目1年後、2回目2年後とすべて受け取れるまで2年もかかるので、その差は歴然といえるでしょう。

助手のジョン

メールから申請手続きをしたら最短当日にキャッシュバックが振り込まれるよ!

最大70,000円のキャッシュバックを受取るための条件も、有料オプションの加入はひかり電話のみです。

auやUQモバイルとのセット割を利用したい方は必ず加入しなくてはいけないオプションで、セット割の適用でもキャッシュバックが増額されるのもお得ですよね。

また、プロバイダのSo-netを選ぶと開通後に設定を代理で行ってもらえる「設定サポート」を無料で受けられるのでぜひ利用しましょう。

\最大70,000円キャッシュバック!/

代理店NEXTのキャンペーン詳細をみる

他社違約金を最大55,000円まで負担してくれる

引用:代理店NEXT

auひかりでは公式キャンペーンとして、他社解約違約金最大30,000円キャッシュバックが受けられます。

さらに、代理店NEXTなら違約金負担額が増額され最大55,000円までキャッシュバックしてもらえますよ。

博士

公式だと負担額は最高30,000円だけど、代理店NEXTを通すだけで上限がさらに55,000円まで上がるんじゃ!

他社解約違約金負担キャッシュバックは、下の条件を満たすだけで必ず適用されますよ。

  • auひかり申し込み月を含む12ヶ月以内に申請書を送付
  • 申請書送付前に、au PAYプリペイドカードを申し込む
  • ネット+ひかり電話+電話オプションパック*を24ヶ月継続利用
  • *タイプG(G契約)/都市機構GデラックスGは、電話オプションパックEX

乗りかえでauひかりを申込みたい方は、ぜひ利用して解約費用を実質0円に抑えてくださいね。

auひかりマンションの申し込み前に確認したい注意点

auひかりマンションは速度面でも料金面でもメリットが多いですが、申し込む際は以下の注意点も確認しておきましょう。

博士

注意点も踏まえたうえで、自分にとってぴったりの契約先か考えよう!

auひかり未導入の場合は工事許可を取らなければならない

マンションが提供エリア内の地域にあっても、建物にauひかりの設備が入っていない場合は原則auひかりを契約できません

ただし、マンションのオーナーや管理会社から開通工事の許可が下りれば、戸建てタイプの契約が可能になります。

助手のジョン

マンションタイプと戸建てタイプの違いは記事の前半で解説したよ!

マンションは勝手に壁へ穴を開けると大問題になってしまいますので、戸建てタイプでauひかりを検討する際には必ず申し込み前に許可を取ってくださいね。

2年以上利用しないと解約費用がかかる

auひかりマンションは契約時に、2年契約と契約期間なしを選びます。

auひかりで2年契約の「お得プランA」を選んでも契約期間なしの「標準プラン」を選んでも、月額料金は変わりません。

しかし、「お得プランA」を選んだ場合は以下のサービスが無料で受けられますよ。

引用:auひかり公式サイト

助手のジョン

2年契約で申し込むと月額440円の「おうちトラブルサポート」が無料で利用できるんだ!

ただし、お得プランAでauひかりマンションを契約して2年以内に解約すると、以下の違約金が発生してしまいますよ。

auひかりマンションの違約金
違約金が発生する条件 違約金
標準プラン
(契約期間なし)
0円
お得プランA
(25か月目・26か月目の
契約更新月以外)
タイプG・都市機構G 10,450円
タイプV・E・F
都市機構
ギガ・ミニギガ
7,700円
開通工事日の残債
(24か月以内)
1,375円×(24か月-解約までの契約月)

さらに、auひかりマンションの工事費は分割払い期間の24か月以上で実質無料になりますが、2年以内の解約で残りの工事費を一括で支払わなくてはいけません

工事費の残債を請求されることを考えれば、契約期間なしで申込んだとしても2年間は継続利用しなければ解約費用が発生してしまうので気をつけましょう。

戸建てタイプと料金やキャンペーンが異なる

auひかりは、戸建てタイプとマンションタイプで料金や適用されるキャンペーンが異なります

【戸建てとマンションの違い】
戸建てタイプ マンションタイプ
月額料金 1年目:5,610円
2年目:5,500円
3年目~:5,390円
4,180円
利用できる
公式キャンペーン
解約違約金負担 最大30,000円 最大30,000円
工事費割引 最大41,250円
※60ヶ月で相殺
最大33,000円
※24ヶ月で相殺
高速サービス割引 5ギガ・10ギガプランの料金から
550円/月×36ヶ月間割引

※価格はすべて税込
また、窓口独自のキャッシュバックなども戸建てタイプとマンションタイプで金額に差があることもあるので、注意して確認をしましょう。

たとえば、今回オススメ窓口として紹介した代理店NEXTも戸建てでは最大75,000円キャッシュバックとなり、マンションよりも5,000円高いですよ。

博士
それでも代理店NEXTのキャッシュバック額はほかの窓口と比べても、十分高額だからお得なのじゃ!
\最大70,000円キャッシュバック!/

代理店NEXTのキャンペーン詳細をみる

auひかりの悪質な申込窓口もある

auひかりのマンションタイプは公式サイトから申し込むより、独自のキャッシュバックを受け取れる代理店窓口から申し込んだほうがお得です。

助手のジョン

代理店窓口から申込んでも、公式キャンペーンがあわせて受け取れるよ!

しかし、代理店によっては次のように悪質な窓口もあるため、窓口を選ぶ際は契約条件をよく確認しておきましょう。

【悪質な窓口の特徴】

  • キャッシュバックが100,000円以上と高額
  • キャッシュバックの受取申請が複雑
  • auひかりへの乗りかえが義務であるかのように伝えてくる

100,000円以上の超高額キャッシュバックを実施している代理店は、特典の内訳に公式の割引額が含まれているケースがほとんどです。

auひかりマンションタイプの場合、どの窓口から申し込んでも以下の公式特典は適用されます。

  • 工事費割引:最大33,000円
  • 他社解約違約金負担:最大30,000円

上記だけでも63,000円ですから、100,000円のなかに上記の特典を含んでいる会社は実際3万円程度しか還元されないことになりますね。

auひかりには公式特典を含めなくても最大70,000円の現金還元をしてくれる代理店NEXTなどの窓口があるので、申し込む際はしっかり特典額の内訳を確認しましょう。

助手のジョン

キャッシュバックを受取るための申請手続きが簡単かもチェックしたいポイントだよ!

上記のツイートにあるように高額のキャッシュバック窓口ほど、申請手続きが面倒だったり複雑だったりしてもらい忘れが起きやすいです。

たとえば申込み時の電話口や届いたメールからキャッシュバック申請をするような窓口を選べば、簡単に手続きをして特典を受け取れますよ。

また、auひかり代理店のなかには執拗な電話で不安をあおり、auひかりの契約を無理にすすめてくるところもあるようです。

上記のツイートにあるように身分を偽ったり、事実とは異なるサービスが受けられるとセールスしてくることもあるので、注意してくださいね。

今回紹介した代理店NEXTなどの窓口は申込みサイトに「auひかり正規販売店」と記載されており、auひかりから優良な代理店だと認められた会社ばかりです。

博士

しっかりとキャンペーン内容なども比較しながら安心できる窓口で申込もう!

auひかりマンションを申し込む手順

チェックボックス

auひかりマンションを申し込む手順は、次のとおりです。

基本的にのマンションタイプは物件内にauひかりの設備が導入されていることを前提に契約できるので、申込みから開通までの期間は2週間~1か月以内です。

もし、マンションでも戸建てタイプで契約する場合は、まず物件内にインターネット回線を引き込む必要があるので開通まで1~2か月を目安に考えましょう。

博士

auひかりの契約を決めたら、まずは大家さんや不動産会社に工事業者が入る旨を報告しておくと間違いないぞ!

では、さらにくわしくauひかりをマンションで契約する流れをみていきましょう。

auひかりの提供エリア検索をする

まずは、お住まいのマンションでauひかりの対応状況をチェックしましょう。

【auひかりのエリア確認方法】

  1. au公式サイトにアクセスする
  2. 「提供エリアを調べる」をクリックして、郵便番号を入力後、居住タイプは「マンション・アパートなど」を選ぶ
  3. 「提要タイプと料金プランの確認」をタップする
  4. 細かい住所やマンション名を選択する

このとき契約できるプランも確認できるので、事前にチェックしておくといいですよ。

お得な窓口から申込み手続きをする

auひかりが物件で利用可能だとわかったら、お得なキャンペーンを受け取れる窓口から申込みましょう。

助手のジョン

auひかりのエリア検索ページからそのまま申し込んだら、公式キャンペーンしかもらえないよ!

auひかりの申込みを公式窓口でなく代理店窓口から行うと、公式キャンペーンと一緒に独自の高額キャッシュバックが受取れます。

今回はマンションでも最大70,000円のキャッシュバックが受取れる、代理店NEXTを紹介しました。

auひかりマンションなら「代理店NEXT」からの申し込みがおすすめ

(代理店NEXTの場合)
  • au・UQモバイルとのスマホとのセット割適用
  • 最高70,000円の高額キャッシュバック
  • 他社違約金を最大55,000円まで負担してくれる

代理店NEXTから申し込む

代理店NEXTの申込みサイトにアクセスして、[Web申し込み]をタップしましょう。

申込みフォームに住所や氏名などを入力すると、後日オペレーターから契約内容の確認の電話があるのでわからないことや不安なことはその際に尋ねましょう。

auひかりの開通工事をする

auひかりの申込みが完了したら、KDDIから工事日の調整で連絡があります。

auひかりの開通工事は立会いが必要なので、ご都合のよい日時を指定してくださいね。

建物によって工事内容や施行時間は変わりますが、およそ2時間で完了します。

博士

開通後は契約者が自分で設定などをしなくてはいけないぞ!

開通設定は説明書などをみながら行えば簡単ですが、心配な方は代理店NEXTから申し込めば提携しているプロバイダのSo-netで「訪問サポート」が1回無料で受けられます。

開通日にあわせて利用の申し込みをしておけば、自宅に専門のスタッフが訪問して設定を代行してくれるのでぜひ利用しましょう。

キャッシュバックの受取も忘れずに!

auひかりが無事に開通したら、キャンペーンの申請手続きも忘れずに行いましょう。

たとえば代理店NEXTの場合は、開通から4か月後と5か月後にそれぞれ15日にキャッシュバック申請用のメールが届くので振込用の口座を登録します。

口座を登録すれば、キャッシュバックが早くてその日のうちに振込されますよ。

助手のジョン

メールが届いてから45日以内に申請手続きをしなきゃ、キャッシュバックの権利がなくなるから気をつけてね!

また、auひかりの公式キャンペーンである他社解約違約金負担キャッシュバックやau・UQモバイルとのセット割も申請手続きが必要です。

【auひかり公式キャンペーンの申請手続き】

  • 他社解約違約金負担キャッシュバック:申込月含めて12か月以内に書類で申請
  • auスマートバリュー(au):My auまたは店舗で申請
  • 自宅セット割(UQモバイル):My UQ mobileまたはUQスポット

auひかりはキャンペーンが豊富ですがせっかくの特典ももらい忘れると意味がないので、確実に受け取れるよう申請しておいてくださいね。

auひかりマンションに関するよくある質問

auひかりのマンションタイプについて、多くの方から寄せられる質問に答えていきましょう。

博士

記事のおさらいも兼ねて説明していくぞ!

auひかりマンションの月額料金は?

auひかりマンションは回線の配線方式によって、8種類のプランにわけられています。

月額料金はどのプランを契約できるかによって異なりますが、物件によって配線方式が決まるので契約者自身が決められませんよ。

助手のジョン

auひかり導入済み物件に多いVDSL方式で月額4,180円~だよ!

くわしくは、【auひかりマンションは8種類!料金や速度の違いを解説】の項目で説明しています。

auひかりマンションの提供エリアは?

auひかりマンションが利用できるエリアは、基本的に沖縄県以外の日本全国です。

ただし、あらかじめauひかりの設備が導入済みの物件であることが前提です。

博士

ただし、工事の許可が得られれば未導入マンションでも戸建てタイプで契約できる可能性があるぞ!

くわしいエリア検索方法は【auひかりが自分のマンションで契約可能か確認しよう!】の項目で紹介しているので、ご覧ください。

auひかりマンションのオススメ窓口は?

auひかりは独自キャッシュバックを用意している申込窓口も多く、公式キャンペーンとも併用できるのでよりお得な契約先を選ぶべきです。

今回はマンションでも最大70,000円のキャッシュバックが最短4か月後に受け取れる代理店NEXTをオススメしました。

キャンペーン窓口からの申込みで高額キャッシュバック】の項目でキャンペーン窓口比較を行っていますので、参考にしてくださいね。

auひかりの速度が遅いときはどうしたらいい?

マンションのauひかりが遅いと感じたときは、原因をもとに以下の対処法を試してみましょう。

【原因と対処法】
原因 対処法
マンションの利用者が多い 使用時間帯を変える
契約プランがVDSL方式になっている プランを変更する
※タイプG(V契約)または都市機構G契約者のみ可能
機器の不具合 再起動させる
機器周辺に障害物がある 家電製品や家具、壁など、
電波を遮断するものがない場所へ機器を移動させる

auひかりは自社の設備を使う独自回線ですが、共有部分まで引き込んだ光ファイバーを契約者全員で共有するため、マンション内の利用者が多いと速度が落ちやすくなります。

しかし、上記の対処法を試すことでいくらか速度は速くなりますので、ぜひ参考にしてみましょう。

インターネットの速度を改善する方法はこちらの記事でくわしく紹介しているので、ご覧ください。

auひかりマンションの問合せ先は?

auひかりについて問合せをしたいときは、以下の窓口で受け付けています。

【auひかりの問合せ一覧】

  • 総合サポート:0077-7023(9時~18時、年中無休)
  • 設定方法や故障など:0077-7084(9時~18時、年中無休)
  • メールやLINEでの問合せ

また、契約内容の確認やオプションの解約などはMy auで24時間できますので利用しましょう。

代理店のキャッシュバックなどの問合せは契約した会社でしか受け付けていないので、電話番号などは必ず控えておいてくださいね。

まとめ

今回はauひかりのマンションタイプについて、以下のとおりメリットと注意点を紹介しました。

auひかりマンションは建物によって契約できるプランが決まっていたり、提供エリアを確認する必要がありますが、利用できれば高額のキャッシュバックなども受けられてお得です。

今回はauひかりの申込み窓口6社を比較し、最大70,000円のキャッシュバックが受け取れる代理店NEXTをオススメしました。

auひかりマンションなら「代理店NEXT」からの申し込みがおすすめ

(代理店NEXTの場合)
  • au・UQモバイルとのスマホとのセット割適用
  • 最高70,000円の高額キャッシュバック
  • 他社違約金を最大55,000円まで負担してくれる

代理店NEXTから申し込む

マンションで光回線の契約を検討している方は、他社回線と比べても安く利用できるauひかりをぜひチェックしてみてくださいね。

auひかりマンショ

現在お住まいのマンションで、「auひかりを使いたいな」と考えている方は多いと思います。

auひかりのマンションプランは、沖縄県以外ならどの都道府県でも契約可能です。
しかし、建物によっては使えない場合もあるため、申し込みを検討している人は、まずご自身のマンションで利用できるかを確認しましょう!

博士

申し込みをしたあとにエリア外とわかった場合は、無駄に時間と手間を失う羽目になるよ

助手のジョン

だから、後悔しないためにしっかり確認をしなければいけないんだね!

auひかりマンションの平均速度は、2022年1月時点で201.7Mbpsです。
また料金も2,585円から利用することが可能です!
auひかりのマンションプランは、料金も安く、速度も速い回線なので、おすすめですよ。

今回は、auひかりのマンションタイプのプランや料金、注意点などについて、わかりやすく解説していきます。

auひかりマンションプランなら「フルコミット」からの申し込みがおすすめ

auひかりマンションプラン フルコミット(代理店フルコミットの場合)
  • auスマホとのセット割と適用ができる
  • 最高60,000円の高額キャッシュバック
  • 他社違約金を最大30,000円まで負担してくれる

代理店フルコミットから申し込む

【728×90】OCN光

マンションによって変わるauひかりの料金

auひかり ロゴ

auひかりマンションタイプは、建物によって契約できるプランが決められています
ユーザー自身が自由にプランを選べないので、申し込み前に各プランの料金を確認しておきましょう。

【各プランの料金】
プラン名 最大速度 月額料金
タイプG 8契約以上 664Mbps 4,510円
16契約以上 4,180円
タイプV 8契約以上 100Mbps
(一部70Mbps)
4,510円
16契約以上 4,180円
都市機構 西日本16M(R) 16Mbps 3,465円
西日本16M(B) 2,585円
東日本16M(R) 3,025円
東日本16M(B) 2,585円
東日本/西日本DX 100Mbps
(一部70Mbps)
4,180円
都市機構G 西日本16M(R) 16Mbps 3,465円
西日本16M(B) 3,025円
東日本16M(R) 3,025円
東日本16M(B) 2,585円
DX-G 664Mbps 4,180円
タイプE 8契約以上 100Mbps 4,070円
16契約以上 3,740円
タイプF 100Mbps 4,290円
ギガ 1Gbps 4,455円
ミニギガ 1Gbps 5,500円

※価格はすべて税込

ここでauひかり以外の他社と比較をしてみましょう。

実質月額料金(2年) 実質総額(2年)
auひかり ※1 2,273円 56,820円
So-net光プラス ※ 3,279円 81,972円
ソフトバンク光 4,273円 106,820円
ドコモ光 4,538円 108,900円

※実質月額料金と総額料金は、割引後の金額となります
※1:フルコミットから申し込みをした場合

このように他社と比較をしても、auひかりは安いことが分かります。

auひかりマンションプランが申し込める窓口は多くありますが、そのなかでもフルコミットが断トツでおすすめです!
フルコミットは契約時の電話で申請すれば、マンションタイプでも戸建てタイプと同額の60,000円を最短翌月に振り込んでもらえます。

もしauひかりのマンションプランを申し込む際は「フルコミット」から申し込みましょう。

フルコミットの詳細はこちらから

気になるauひかりマンションの速度を口コミから分析

吹き出し

auひかりマンションプランの速度を、「みんなのネット回線速度」で調査してみました。
2022年1月から直近30件の平均値は、以下のとおりです。

【平均速度】
接続方法 IPv4接続 IPv6接続
平均速度 191.885Mbps 193.027Mbps
最高値 845.99Mbps 815.12Mbps
最低値 17.14Mbps 0.03Mbps

auひかりのマンションタイプはプランによって最大速度が大きく変わるため、最高値と最低値に差が生まれます。
しかし、平均値は191~193Mbpsとじゅうぶんに出ているため、Twitterの口コミを見ても多くの方が満足しているようです。

この方の実測値は上の平均値より低めですが、常に84Mbps前後の速度が出ているとツイートしていますね。
auひかりは独自回線なので、ネットユーザーが増える18時以降(ゴールデンタイム)でも、速い速度が安定的に供給される点は大きな特徴です。

この方は最大1Gbpsのマンションギガを契約しており、実測値は633Mbpsも出ていますね!
auひかりマンションタイプのうち、ギガとミニギガは共有部分から各戸まで光ファイバーを通してくれるため、マンションプランのなかでも速い実測値を出せます。

このあとのツイートで「161MBのゲームアプリを2秒でダウンロードできた!」とあるので、633Mbpsはかなり速いことがわかりますね。

この方は最大100MbpsのタイプVを契約していますが、18時以降にもかかわらず50Mbpsが出ています。
上限100Mbpsと聞くとかなり遅いイメージがありますが、auひかりは独自回線で光コラボより利用者が少ないため、ゴールデンタイムでもじゅうぶんな速度が出せるんですね。

ユーザーの口コミを見ると、auひかりマンションタイプは独自回線のよさが光る内容となっていました。
ただし、平均値の表を見ると、最低値にかなり低い数値も出ています。

そこで次の項目では、独自回線と光コラボの違いや、速度が遅い場合の対処法について見ていきたいと思います。

auひかりは独自回線で安定&速度が速く安心!

インターネットには、光コラボ回線と独自回線の2種類があり、それぞれ以下の違いがあります。

【光コラボ回線と独自回線の違い】
独自回線 光コラボ回線
使用回線 自社回線 フレッツ光回線
速度 どの時間帯も安定して速い 昼間や18時以降など、ネットユーザーが増える時間帯になると遅くなりやすい
提供エリア 限定的 日本全国

このうち、auひかりは独自回線です。

独自回線は、自社回線を自社のみで使用できる点が大きなポイントとなります。
光コラボ回線は、フレッツ光が所有する回線を多数の事業者で共有するため、どうしても1社当たりの速度が遅くなりがちです。
しかし、auひかりなら自社がもつ回線をauひかり単体で使用できるため、光ファイバーの稼働率も高く、速度を保ちやすいというわけです。

博士

だから、auひかりはどの時間帯でも速度が速く安定しているんだね!

もし速度が遅いと感じた場合の対処法

マンションのauひかりが遅いと感じたときは、原因をもとに以下の対処法を試してみましょう。

【原因と対処法】
原因 対処法
マンションの利用者が多い 使用時間帯を変える
契約プランがVDSL方式になっている プランを変更する
※タイプG(V契約)または都市機構G契約者のみ可能
機器の不具合 再起動させる
機器周辺に障害物がある 家電製品や家具、壁など、
電波を遮断するものがない場所へ機器を移動させる

auひかりはいくら独自回線でも、共有部分まで引き込んだ光ファイバーを契約者全員で共有するため、マンション内の利用者が多いと速度が落ちやすくなります。
ですが、上記の対処法を試すことでいくらか速度は速くなりますので、ぜひ参考にしてみましょう。

auひかりが自分のマンションで使えるか確認しよう!

チェックマーク

auひかりは限定地域で使えるインターネット回線なので、お住まいのマンションが提供エリアから外れていると、契約そのものができません。
したがって、マンションでauひかりを使いたいと考えている人は、申し込み前にご自身のマンションでauひかりが使えるか、下記手順で確認しておきましょう。

【確認方法】

  1. au公式サイトにアクセスする
  2. 「提供エリアを調べる」にて、郵便番号を入力後、居住タイプは「マンション・アパートなど」を選ぶ
  3. 「提要タイプと料金プランの確認」をタップする
  4. 細かい住所やマンション名を選択する

次のページでプラン名が表示された人はauひかりを契約できますが、「お客さまの地域で提供可能なマンションがありません。」と表示された人は、マンションタイプを契約できません。

博士

マンションタイプが対応していない建物でも、「戸建てタイプ」なら契約できる可能性があるよ!

エリア外なら「戸建てタイプ」で申し込み&利用しよう!

エリア検索でNGが出た人も、大家さんやオーナーの許可が下りれば戸建てタイプを契約できます
マンションタイプと戸建てタイプの違いは、次のとおりです。

【マンションタイプと戸建てタイプの違い】
マンションタイプ 戸建てタイプ
提供エリア 沖縄県以外 関西・東海・沖縄県以外
料金 2,585円~5,500円 5,610円
工事内容 共有部分へ引き込まれた光ファイバーを、各室内まで棟内LANや電話線、光ファイバーで引き込む
(共有部分からの引き込み配線はプランによって異なる)
壁に穴を開け、近くの電柱から直接室内へ光ファイバーを引き込む

※価格はすべて税込

この表からもわかるとおり、戸建てタイプはマンションタイプより料金が高くなります。
しかし、関西・東海・沖縄県以外のマンションであれば、マンションタイプがエリア外と判定された建物でもauひかり導入可能です!
エリア外のマンションでもauひかりを使いたい人は、ぜひ戸建てタイプも検討してみましょう。

auひかりマンションの申し込み前に確認したい注意点

ビックリマーク

auひかりマンションタイプを申し込む際は、事前に次の点を確認しておきましょう。

マンションが対応エリアに入っているかどうか

冒頭でもお話したとおり、マンションタイプは基本的に沖縄県以外で契約できますが、建物によっては契約できない場合があります。
必ず申し込み前に「au公式サイト」でお住まいのマンションを検索し、auひかりのマンションタイプが契約できるかチェックしておきましょう。

auひかり未導入の場合は工事許可を取らなければならない

マンションが提供エリア内にあっても、建物にauひかりの設備が入っていない場合は、原則auひかりを契約できません
ただし、マンションのオーナーや管理会社から開通工事の許可が下りれば、戸建てタイプの契約が可能になります。
マンションは勝手に壁へ穴を開けると大問題になってしまいますので、このケースに当てはまる場合は、必ず申し込み前に許可を取ってくださいね。

悪質な申込窓口ではないか今一度条件を確認しよう

auひかりのマンションタイプは公式サイトから申し込むより、代理店窓口から申し込んだほうがお得です。
しかし、代理店によっては次のように悪質な窓口もあるため、窓口を選ぶ際は契約条件をよく確認しておきましょう。

【悪質な窓口の特徴】

  • キャッシュバックが10万円など非常に高額
  • キャッシュバックの受取申請が複雑
  • auひかりへの回線切替が義務であるかのように伝えてくる

実際に、上のような窓口からauひかりを契約してしまった方は、以下のようなツイートをしています。

この方が利用した窓口は、契約から10ヶ月後の1ヶ月間にご自身で専用URLへアクセスし、その後も書類を送るなど受け取りまでの行程が複雑ですね。
キャッシュバックがもらえる点は魅力的ですが、auひかりには後日申請不要でさらに高いキャッシュバックをもらえる窓口があります。
代理店を利用する際は、キャッシュバックの申請方法まで細かくチェックしておくと安心ですよ。

この方は、auひかりを名乗る代理店から電話勧誘を受けたようですが、「auひかりに乗り換えないと危険だ!」と不安をあおられています。
auひかり代理店のなかには、執拗な電話で不安をあおり、auひかりの契約を無理にすすめてくるところもあるようです。
このツイートにあるような事実は一切ありませんので、もし同じような電話がかかってきたとしても無視をしましょう。

また、10万円など超高額キャッシュバックを実施している代理店は、内訳に公式の割引が含まれているケースがほとんどです。
auひかりマンションタイプの場合、どの窓口から申し込んでも以下の公式特典は適用されます。

【公式特典】

  • 工事費割引:最大33,000円
  • 他社解約違約金負担:最大30,000円

上記だけでも63,000円ですから、10万円のなかに上記の特典を含んでいるところは、実際3万円程度しか還元されないことになりますね。

auひかりには、公式特典を含めなくても5万円以上の現金還元をしてくれる窓口があるので、申し込む際は、そのような場所を利用しましょう。

工事費を無料にするなら必ず2年以上利用する

auひかりマンションタイプの工事費は33,000円となっており、1,375円を24回分割で支払っていきます
しかし、ネットとひかり電話を同時契約すると、自動的に24ヶ月間1,375円が毎月引かれていくため、2年間契約し続けることで工事費は実質無料になります。

博士

2年以内に解約してしまうと、残りの工事費は一括で支払わなくてはないといけなくなる…!

助手のジョン

工事費を無料にしたいのであれば、最低でも2年は使い続けなければいけないんだね。

戸建てプランと料金プランやキャンペーンが異なる

auひかりは、戸建てタイプとマンションタイプで料金や使用できるキャンペーンが異なります

【料金プランと利用できるキャンペーンの違い】
戸建てタイプ マンションタイプ
月額料金 1年目:5,610円
2年目:5,500円
3年目~:5,390円
4,180円
利用できる公式キャンペーン 解約違約金負担 最大30,000円 最大30,000円
工事費割引 最大41,250円
※60ヶ月で相殺
最大33,000円
※24ヶ月で相殺
高速サービス割引 5ギガ・10ギガプランの料金から
550円/月×36ヶ月間割引

※価格はすべて税込

窓口によっては、戸建てタイプとマンションタイプを別ページで掲載していることもあります。
窓口独自のキャッシュバックなども、戸建てタイプとマンションタイプで金額に差があることもあるので、注意して確認をしましょう。

auひかりマンションなら「フルコミット」からの申し込みがおすすめ!

auひかりマンションプラン フルコミット

auひかりマンションタイプは、以下のようにさまざまな窓口から申し込めますが、利用するなら「フルコミット」です。
フルコミットは契約時の電話で申請すれば、マンションタイプでも戸建てタイプと同額の60,000円を最短翌月に振り込んでもらえます

【マンションタイプが申し込める窓口の比較表】
窓口名 2年間の実質金額 キャッシュバック
総額 月額 金額 受取時期 申請方法 オプション契約
フルコミット 56,820円 2,273円 60,000円 代理店:翌月
プロバイダ:4ヶ月後
電話 ひかり電話
GMOとくとくBB キャッシュバック 52,620円 2,105円 51,000円 1年後と2年後 メール ひかり電話
割引 66,940円 2,678円 5,000円 1年後 メール ひかり電話
NEXT 56,820円 2,273円 60,000円 代理店:4ヶ月後
プロバイダ:5ヶ月後
電話 ひかり電話
So-net 71,412円 2,856円
25 150,574円 6,023円 50,000円 12ヶ月後 Web+郵送 ひかり電話
トータル・ネットセキュリティ
BIGLOBEお助けサポート
あんしんバックアップ
エンジョイプラス
暮らしのあんしん相談
生活かけつけレスキュー

※価格はすべて税込

フルコミットからマンションタイプを申し込むと、実質料金などは次のようになります。

【フルコミットの概要表】
エリア 沖縄以外の日本全国
セット割 キャリア au
最大割引額 1,100円/月
対象台数 最大10台
最大速度 最大1Gbps
月額料金 4,180円
初期費用 契約事務手数料 3,300円
工事費 実質無料
キャンペーン内容 公式 ・他社違約金負担:最大30,000円
・工事費割引:最大33,000円
フルコミット ・他社違約金負担増額:最大25,000円
・60,000円キャッシュバック
2年間の実質金額 56,820円
2年間の実質月額 2,273円

※価格はすべて税込

そんなフルコミットのおすすめポイントはこちらです!

フルコミットの詳細はこちらから

おすすめポイント①:最大60,000円のキャッシュバックの受け取りが簡単

フルコミット最大の独自特典は、ネット+ひかり電話の申し込みだけでもらえる60,000円キャッシュバックです!
申請は申し込み後、折り返しかかってくる電話で振込先をオペレーターに伝えるだけなので、とても簡単に受け取れますよ。

おすすめポイント②:キャッシュバックが最短翌月とスピーディー

現金は2回に分けて振り込まれるものの、1回目は翌月、2回目も4ヶ月と半年以内に全額受け取れる点もポイントです!
同じく2回に分けてキャッシュバックが振り込まれる「GMOとくとくBB」は、1回目1年後、2回目2年後とすべて受け取れるまで2年もかかるので、その差は歴然といえるでしょう。

キャッシュバックはもらい忘れると結局実質料金が高いままのため、フルコミットのように短期間ですぐにもらえるところが最適です。

おすすめポイント③:サポート対応が親切

フルコミットはサポートセンターの対応も高評価を得ています。

この方も、フルコミットの対応はよかったとツイートしています。
代理店のなかには契約をすすめることに必死で、ユーザーの質問や疑問をないがしろにするところもあります。
フルコミットならこちらが疑問に思う点もきちんと対応してくれるため、ユーザーからすると安心感が高いですね!

契約時に困ったことがあったら、下記サポートセンターへ気軽に相談してみましょう。

【フルコミットサポートセンター】

  • 電話番号:0120-588-075
  • 受付時間:10:00~20:00(年中無休)

おすすめポイント④:工事費が実質無料

auひかり公式の工事費無料特典は、フルコミットから申し込んでも適用されます。

マンションタイプの場合、工事費は33,000円で、1,375円を24分割で払います。
しかしひかり電話を一緒に契約すれば、毎月1,375円が24ヶ月間割引され、2年間の継続利用で実質無料になるわけです!

ただし、2年以内に解約してしまうと残りの工事費を一括で払わなければならないので、2年以内の解約はおすすめしません

おすすめポイント⑤:他社違約金を最大30,000円まで負担してくれる

auひかり公式の違約金負担特典も、もちろん使えます!
公式だと負担額は最高30,000円ですが、フルコミットを通すだけで上限がさらに55,000円まで上がるため、違約金が30,000円以上になる人も安心です。

こちらの特典は、下の条件を満たすだけで必ず適用されますよ。

【適用条件】

    • auひかり申し込み月を含む12ヶ月以内に申請書を送付
    • 申請書送付前に、au PAYプリペイドカードを申し込む
    • ネット+ひかり電話+電話オプションパック*を24ヶ月継続利用
    • *タイプG(G契約)/都市機構GデラックスGは、電話オプションパックEX

auひかりマンションを申し込む手順

チェックボックス

auひかりマンションを申し込む手順は、次のとおりです。

1.au公式サイトにアクセスし、「エリア確認」をする
まずはお住まいのマンションの対応状況をチェックしましょう。
このとき契約できるプランも確認できるので、事前に見ておくといいですよ。
2.フルコミットにアクセスし、「Webお申し込みする」をタップする
auひかりのマンションタイプをもっともお得に申し込めるのは、フルコミットです。
申し込みボタンタップ後は、住所氏名などを入力し、希望連絡日に電話がかかってくるのを待ちましょう。
3.折り返しかかってくる電話で、現金の振込先を伝える
2で入力した日時にオペレーターから電話がかかってきます。
申し込み内容を再度確認し、最後に現金の振込先を伝えましょう。
以上でキャッシュバック申請は完了です!
4.工事日を調整する
建物によって工事内容や施行時間は変わりますが、およそ2時間で完了します。
ただし、auひかりは工事に立ち会いが必要なので、日程調整を行いましょう。
5.工事完了後、ネットが開通する
工事が完了した直後からネットが使えるようになります。
パソコンやスマホなどをネットにつないでみましょう。
6.翌月に最大40,000円、4ヶ月後に20,000円が振り込まれる
フルコミットのキャッシュバックは、2回に分けて振り込まれます。
ただし、すでに申請は完了しているので、ユーザーは待つだけです!

まとめ

auひかりのマンションタイプは、沖縄県以外ならどの都道府県でも申し込めます。
しかし、建物によっては使えない場合もあるため、申し込みを検討している人は、まず公式サイトでエリア確認を行いましょう。
エリア外と表示されても、管理会社の許可が下りればマンションで戸建てタイプを契約することも可能です。
許可を得ることは簡単ではありませんが、可能性はゼロでないので、エリア外でも一度交渉してみましょう。

マンションタイプは建物によって契約できるプランが割り振られており、自由にプラン変更はできません。
とはいえ、いずれも口コミを見る限り快適に利用できていますので、どのプランになっても問題ないでしょう。

申し込む際はフルコミットを窓口に指定し、ぜひ60,000円の現金をもらってくださいね!

フルコミットの詳細はこちらから

【西田宗千佳連載】単体では儲けが少ないXperia PRO。それでもソニーが製品化を進めた理由

Vol.100-3

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Xperia PRO」。高価格にばかり目が行きがちな本機だが、そのコンセプトにこそ斬新さがあった。

 

ソニーのXperiaといえば、日本では人気のスマホブランドだ。だが、世界的に見ると、スマホ市場におけるソニーはマイナーなメーカーになってしまっている。世界でのシェア争い、特にアメリカや中国といった大きなニーズを持つ国での競争に負け、現在は事業戦略として「販売台数を追わず、規模を縮小する」形を採っている。そのため、バリエーションをとにかく増やしたり、販売国を増やしたりするという状況にはない。

 

そのなかで、なぜ「Xperia PRO」のような製品を開発するに至ったのだろう? 実のところ、販売数量は多くはならない。業務用で売れる数量は限られており、個人向けスマホに比べると大きな商いとはいえない。

 

ビジネス向け・業務向けスマホの市場は確かに存在する。だがそれらは、Xperia PROのように特化した機能を備えているものというより、工事現場などのヘビーデューティーな要素が必須のものや、単純に法人市場向けにシンプル化したものが中心。要は「もっと数が売れるもの」が多いのだ。映像のプロ市場に向けたスマホは、そこまで大きな市場に向けたものではないと考えられる。

 

だが、それでもソニーがXperia PROのようなスマホを作ったのは「社内に連携する機器が多数あり、ビジネス上の価値が高い」からだ。

 

Xperia PROのデモでは、ソニーのミラーレスカメラである「α」シリーズとの連携が示された。Xperia PROの機能自体は別にαに特化した部分はないのだが、同じグループ会社同士の製品だから、アピールに使われるのも当然と言える。スマホに興味がある人は「αと連携できるのか」と思うし、カメラに興味があるひとは「αと連携するスマホがあるのか」と考える。スマホとカメラの両方でそれなりの認知度を持つ企業はほかにはなく、結果的にだが、これはソニーらしい連携となっている。

 

ソニー Xperia PRO/実売価格24万9800円

 

ソニーにとってのXperia PROの価値はそれだけにとどまらない。

 

ソニーは多くの「業務用映像機器」を作っている。テレビ中継用のカメラや機材などだ。撮影の現場ではソニーの業務用機器が多く使われており、それらと連携するものとして、通信機器も必要になる。

 

Xperia PROにつながる開発の過程では、アメリカの通信会社であるベライゾンと組み、アメリカンフットボールの本場・NFLの試合で、放送用カメラに5G端末を取り付け、放送局の編集室へと直接届ける試みも行われている。そうした組み合わせが放送業界に売り込めるなら、Xperia PROのようなデバイスは、スマホ単体の売り上げだけでなく、編集システムやカメラのビジネスとしても重要なものになる。

 

こうした連携は昔から「ソニーに必要なもの」と言われてきた。だが、それがちゃんとできていた例は意外なほど少ない。Xperia PROはそういう意味でも、ようやく生まれた「ソニー社内の横連携」の象徴でもあるのだ。

 

では、本機のような「他の機器とつなぐことを前提としたスマホ」の存在はいつまで続くのだろうか? それは次回のウェブ版で考察する。

 

 

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

 

映画公開を記念して増産決定! エヴァ×バッファロー“NERV官給品”HDD&SSD

バッファローが1月に限定発売した、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」記念コラボレーションモデル2製品「ポータブルHDD HD-PGF1.0U3/NRV」「ポータブルSSD SSD-PGM480U3/NRV」が、3月8日の同映画公開に合わせて、増産・2次予約を開始しました。

 

バッファローによると、同製品は1月の発売時には当初の予想を大きく上回る反響で、リリース後瞬く間に受注数をオーバーし品切れに。今回は前回取り扱いの店舗に加えて、アニメイトでも購入が可能になっています。

 

同製品は、“データ補完計画”をコンセプトに、特務機関NERV官給品をイメージした限定デザインのポータブルHDD及びポータブルSSD。

 

HD-PGF1.0U3/NRVは、新劇場版作中のNERV本部施設内通路をイメージカラーに、NERV職員が利用する官給品をイメージしたデザインで、税込価格は1万3980円。

 

SSD-PGM480U3/NRVは、名刺サイズの小型筐体で、NERV職員のIDカードをベースにしたデザインで、税込価格は1万4980円。

 

両製品とも、NERV官給品をイメージした特装パッケージに入っており、PC認識時に表示されるドライブアイコンは特別仕様となっています(Windowsのみ対応)。

楽天モバイルCMO・河野奈保氏に問う。1GBまで無料の「Rakuten UN-LIMIT VI」の背景と、楽天モバイルの向かう先

2020年4月の正式サービス開始から、まもなく1年を迎える楽天モバイル。4月1日からは現在の料金プランを「Rakuten UN-LIMIT VI」にアップグレードし、1GBまでは0円で使えるようになります。300万名限定で1年無料になるキャンペーンも4月7日で受付を終了することが発表されました。

※3月9日時点で300万回線を突破。

 

今年の春は、大手3キャリアが格安の新料金プランを開始します。キャリアの乗り換えを視野に入れて、スマホ料金の見直しを検討している人が少なくないでしょう。新規参入の楽天モバイルに勝算はあるのか? ユーザーにはどんな恩恵があるのか? 楽天モバイルの常務執行役員で、CMO(最高マーケティング責任者)の河野奈保氏に、2年目の展望について聞きました。

↑楽天株式会社および楽天モバイル株式会社 常務執行役員兼CMOの河野奈保さん。楽天グループと楽天モバイルのマーケティングを統括している

 

 

――1月29日に発表した新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」の反響はいかがですか?

 

河野:私たちとしては、新しいプランを出したわけではなく、既存の「Rakuten UN-LIMIT」をアップデートさせたという認識です。なので、他社が新しいプランを発表したこととは意味合いは異なります。「Rakuten UN-LIMIT VI」は、多くの人に関心を持っていただき、とくに若い方と年配の方の契約が伸びています。今回のアップデートで、ユーザー層が全方位的になってきた印象です。

↑1月29日に開催したプレスカンファレンスで、20GBまでは使ったデータ量に応じて料金が変わり、20GB超過後が2980円で無制限の「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表した

 

 

「ワンプラン」のコンセプトは変えずに、様々なニーズを読み試行錯誤して作り上げた「Rakuten UN-LIMIT VI」

――「Rakuten UN-LIMIT VI」のどういう点が評価されたと考えていますか?

 

河野:昨年4月にローンチした際は、ワンプランをとにかくわかりやすくするために「2980円で無制限」、そこにフォーカスしました。しかし、ユーザーさんからのフィードバックなど、いろいろなデータを見て、多様なニーズがあることがわかってきました。特に、コロナによって生活スタイルが大きく変わり、例えば月に10GB以上使っていた方が在宅ワークのためにほとんど使わなくなったり、海外出張が減ったりですとか、料金プランに対する考え方が変わったという声も聞かれました。また、家族とのコミュニケーションにしか使わないので、データ無制限は必要ないというご年配の方もいらっしゃいます。他社が多様なニーズを応えるべく、多くのプランを提供されているという理由もよくわかりました。

 

その上で、私たちとしては、他社と同じやり方ではなく、シンプルなワンプランで、いろいろなユーザーニーズに応えることができないかと考えたわけです。今回は1GBまでは0円で、3GBまでは980円、20GBまでは1980円という階段にしましたが、この階段の幅についても、ものすごく細かく検討しました。何度階段を作り変えたことか(笑)。ユーザーの利用状況や分布などをデータを細かく分析した上で、最終的に導き出したのが今回のプランです。

↑インタビューは2月24日に楽天本社で実施。コロナ感染防止対策のために、ソーシャルディスタンスを確保し、われわれ取材陣との間にアクリル板を設置した環境で行った

 

――「Rakuten UN-LIMIT VI」は、3キャリアがオンライン専用の新プランを発表した後に発表されました。他社の動向を見た上で検討されたのでしょうか?

 

河野:もちろん他社の動きを見ていないわけではありません。しかし、月額2980円という金額を最初に打ち出したのは私たちで、そこに向けて、他社さんが課題(政府からの値下げ要請)を検討されたのだと思っています。私たちは「300万人限定、1年無料」と設定していました。「Rakuten UN-LIMIT VI」の発表時点で220万人を超えていて、300万人到達が近づいてきたので、新たな戦略として発表した次第です。

 

――ワンプランは今後も続ける計画ですか? 市場の変化に合わせて、新しいプランが追加される可能性もあるのでしょうか?

 

河野:ユーザーさんにわかりやすく、シンプルな設計で、というコンセプトは変わりません。「Rakuten UN-LIMIT」をどう進化させていくかは、みなさんの利用状況を見ながら常に検討しています。これまでも、メインの料金体系は変えずに、5Gを無料で追加したり、手数料を無料にしたりというアップデートを行ってきました。次に何が変わるかは未定です。

 

――楽天モバイルは、従来からMVNOサービスを提供し、多くのユーザーを擁しています。そのわりには300万契約までに時間がかかったように思いますが、思うようには移行が進まなかったのでしょうか?

 

河野:そういう認識はありません。MVNOには複数のプランがあり、大容量のプランを契約されている方は、早めにMNOに移られる方が多かったです。一方、低額のプランを選ばれている方や利用年数に応じた割引が適用されている方の中には、もう少し様子を見たいという方もいらっしゃいます。私たちとしては、しっかり検討いただいて、しかるべきタイミングで移っていただければと考えています。なので、強引に移っていただくような案内はしていません。ですが、「Rakuten UN-LIMIT VI」に興味を持っていただいた方が多いようで、最近、MVNOからの移行が加速しています。

 

――「1年無料」「1GBまで0円」など、安さを全面にアピールしていますが、価格面以外に楽天モバイルを選択するメリットは、どこにあるのでしょうか?

 

河野:まず「1GBまで0円」だけではなく、利用に応じて金額が変わり、2980円で無制限で使えることは、他社との大きな違い。ユーザーさんに安心してお使いいただけます。また、他社の新プランはオンライン専門ですが、弊社ではオンラインでも店舗でも申し込めます。契約にあたって不安なことがあれば、店舗で説明させていただきますし、契約後に、使い方がわからない、契約内容を変更したい、解約したいといったときに、店舗でもフォローさせていただきます。そこも弊社の優位性と考えています。

 

――楽天モバイルのショップは、今後も増やしていく計画ですか?

 

河野:すでに全国で600店舗以上を展開していますが、まだまだ増やしていきたいです。ショップのオペレーションは非常に重要で、そのためのコストも確保しています。

 

楽天市場で頻繁に買い物をするような方でも、楽天モバイルを契約する際にウェブではなく、店舗に行かれる方がいらっしゃいます。私自身、その気持ちはよく理解できます。例えば、ペットボトルを1本買う場合、選び間違えたとしても1本分を損するだけですよね。しかし、携帯電話の場合は、契約に失敗すると後々の手続きも大変。事前にショップで説明を受けることは大きな安心感につながります。ウェブで契約される方にも、近くにショップがあることで、なにかあったら行ける、という安心感を与えられると考えています。

 

複数のサービス・事業が連携する、楽天グループのシナジー効果を活かしていく

――ネットワーク構築やショップ展開などに莫大な費用がかかる中、「1年無料」といった太っ腹の施策を行える理由は? モバイル事業には、それだけ投資する価値があるのでしょうか?

 

河野:楽天は4月1日に「楽天グループ株式会社」に社名変更しますが、多くの事業を展開しているだけではなく、すべての事業がつながっていくエコシステムを打ち出しています。ユーザーさんは「楽天」をグループとして見ていらっしゃいます。その最たるものが楽天IDや楽天ポイントで、その利用価値を感じていただいています。実際、楽天のユーザーは、1つのサービスだけでなく複数のサービスを使っている方が7割以上いらっしゃって、そういう人たちを意識しながらサービスを提供しているのです。なので、モバイル事業への投資は、グループ全体の投資と考えています。

 

楽天は、複数の事業をクロスで展開することが当たり前の企業文化を持っています。そういう文化を生み出したり、現場の意識を変えていくことは、本来は難しいことです。ですが、楽天は、最初に楽天市場があり、事業が増えていく中で、ほかの事業と連携することが根付いています。

 

――楽天モバイルの契約者は、既存の楽天サービスの利用者が多いのでしょうか?

 

河野:サービスをローンチした当初は、楽天の何かしらのサービスを利用されている方が多かったです。しかし、数か月経つと、楽天のサービスを一度も使っていない、楽天経済圏の外からの新規ユーザーも増えてきました。現在は、契約者の約15%が新規ユーザーで、その傾向が続いています。楽天のサービスは70以上あります。すでに多くの人に利用いただいているにも関わらず、新しいユーザーを獲得できることもモバイル事業の特徴です。

 

――新規ユーザーは、ほかの楽天サービスを使っていますか? 顕著に利用されているサービスはありますか?

 

河野:新しく入られた方の動きを見ていますと、楽天市場や楽天カードなど、ほかのサービスも使い始めています。それはデータにも顕著に現れています。ウェブだけではなく、リアル店舗でも使えて、ポイントが貯まるということで楽天Payの利用も増えています。そういうシナジー効果においても、楽天モバイルはグループの中で非常に重要な位置付けにあります。

 

――ほかのキャリアは、Amazonやメルカリ、Netflixなど、人気が高いサービスと積極的に提携する動きが見られます。楽天モバイルがほかの楽天サービスを利用しやすいことはメリットである反面、楽天ブランドに縛られるような印象も受けますが?

 

河野:たしかに、パートナーを探していくほうが新しいことができるように捉えられることがあるかもしれません。しかし、他社から仕入れたものをユーザーに提供すると、仕入れ値やユーザーへの提供コストは、自社で行うよりもはるかにかかります。私たちは自社のサービスを提供することで、低価格を実現しています。だからこそ、楽天モバイルもこの価格で提供できるわけです。

 

携帯電話事業に参入するにあたって、弊社ではネットワークの構築から、すべて新しいやり方を取り入れました。それにより、楽天モバイルのユーザーの動きを、楽天ならではの技術と知見で分析でき、他事業に生かすこともできます。そこに楽天の強みがあると考えています。

 

――オリジナル端末を開発するのも同じ理由でしょうか?

 

河野:端末はパートナーのブランドからの提供も受けています。既存のブランドに強い信頼を寄せていて、使い慣れた端末を使いたいというニーズもありますから、それに応えていくことも重要です。

 

同時に、楽天ならではのサービスやコンセプトが伝わる端末を自社で開発していきたいという思いもあります。昨年は、Rakuten Mini、Rakuten BIG、Rakuten Handという、ネーミングも含めて変わったものを出させていただきました。どういうクオリティであれば、ユーザーに認めていただけるかを試行錯誤している段階です。昨年12月に発売したRakuten Handは、細長いボディが持ちやすいと好評です。安いので買ったという方も多いのですが、毎日使うものですから、気に入っていただかないと使い続けてもらえません。しっかりクオリティも担保できるものを、今後も開発していきたいです。

↑上からRakuten Mini、Rakuten Hand、Rakuten BIG。いずれもおサイフケータイに対応。BIGは5Gにも対応

 

――楽天回線エリアがまだ狭いことを不安視する人もいます。夏頃には人口カバー率で約96%に達する見通しと発表されましたが、それでも、すでに99%を超えている他社には及びません。96%以降の計画は?

 

河野:今年の3月末までに80%、夏までに96%という見通しを発表したのは、みなさんがエリア拡張に興味を持たれているからです。当初の計画から5年前倒しで、スピード感を持って取り組んでいることを宣言させていただいたわけです。もちろん96%で終わりというわけではなく、最終ゴールは100%です。96%から99%にしていく過程が大変だということは認識していますし、楽観視しているわけでもありません。100%まで、スピードを落とさずに取り組んでいきますので、見守り続けていただきたいです。

↑宇宙空間に基地局を設営し、2023年以降に100%のエリアカバーをめざす「スーパーモバイル計画」も発表された

 

――昨年9月30日から5Gサービスも始まりました。まだ、対応エリアは限定的のようですが、5Gエリア拡張の進捗は?

 

河野:私はネットワーク専門ではないので、細かいことまでは申し上げられませんが、5Gの時代が来るのは確実で、5Gのネットワークもしっかり構築していかなくてはならないと認識しています。他社も含めて、現時点では、5Gエリアは限定的です。5Gエリアの拡大は今年から加速していくでしょう。日常生活の中で当たり前に5Gを体験できるようになるまでには、まだ年月を要します。現時点で他社と比較されることもありますが、個人的には、5Gについては、数年後の世界でどうなっているかが重要だと思っています。

 

――ありがとうございました。

↑「楽天は会議がオープンで、意見を言うのもウェルカム。自身の発言をシャットダウンされた経験がない」と話す河野さん。楽天サービスのスピーディーなアップデートは、そんな楽天の社風によって実現しているのだろう

 

撮影/中田 悟

スマホでもついにパカパカ! 折り畳める5Gスマホ「razr 5G」の魅力は?

モトローラ・ジャパンは3月4日、新製品発表を行い、ソフトバンクから販売する5G対応スマートフォン「razr 5G」(モトローラ)を発表しました。海外では2020年9月から発売されていたスマートフォンですが、日本市場にもついに導入されます。直販価格で17万9801円(税込)で、3月下旬発売予定。

↑今回発表された「razr 5G」は17万9801円(税込)で3月下旬発売予定

【rezr 5Gの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

畳んだ状態でも使えるクイックビューディスプレイを搭載

razr 5Gの最大の特徴は6.2インチの大画面を折り畳めることにあります。スマホは年々、大型化してきましたが、razr 5Gはガラケーのように縦に折り畳むことができるため、手のひらサイズとなり、コンパクトさと大画面を両立。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶことが可能です。

↑折り畳んだ状態では手のひらに収まるサイズになります

ディスプレイは内側に折り畳めるようになっていて、ヒンジ部に丸まるように収納され、折り畳んでもほとんど隙間ができません。精巧なヒンジ構造を取り入れたため、開いた際も折り目がなく、見た目にも美しい仕上がりになっています。ヒンジの耐久性も折り紙付きで、20万回開閉するテストを行なっており、1日に100回開閉したとしても5年間は壊れることなく使用できるとの結果が得られました。

↑画面の中央部で折れ曲がるが、画面に折り目はありません

 

↑ヒンジ部は極めて頑丈に作られています

 

また、本体の背面にも2.7インチのクイックビューディスプレイを搭載。折り畳んだ状態でも通知の確認や電話の発信、セルフィー撮影、メッセージの返信、音楽の再生、マップの検索などが実行できる設計となりました。

↑背面にもクイックビューディスプレイが設置され、画面を開かなくても地図検索やメッセージ送信が可能となっています

 

本体を持って手首を2回ひねってカメラを起動したり、3本指で画面にタッチすることでスクリーンショットを撮れるアプリ「motoアクション」もプリインストールされています。急にシャッターチャンスが訪れたときや、訪れる地図をスクリーンショットしたいときなどはとても便利でしょう。

 

暗所でも手振れを防ぎ、鮮明な写真が撮影できる高性能カメラを搭載

メインカメラには光学式手ブレ補正(OIS)を採用。カメラのブレで生じた画像や動画のピンぼけは自動で補正します。薄暗い場所での撮影でシャッタースピードが遅かったとしても、写真のブレは生じることがなく、細部まではっきりと写る鮮明な写真を撮影することが可能です。

↑メインカメラは4800万画素で、鮮明な写真を撮影することが可能です

 

また同じくメインカメラにはクアッドピクセルテクノロジーを搭載していますが、これは4つの画像を結合させて1つの明るい画像にすることができる技術で、夜景の撮影などでは特に威力を発揮します。

 

撮影するシチュエーションに合わせ、被写体の背景にぼかしが入る「ポートレートモード」、暗い場所でも明るい写真の撮影ができる「ナイトビジョン」などのカメラモードも選択することができます。

 

この最高性能を誇るセルフィーカメラを折り畳んだ状態で使うことができるため、暗い場所でシャッターチャンスが訪れた際も、鮮やかなセルフィー写真を撮影することが可能です。

↑クアッドピクセルテクノロジーを搭載しているため、暗所での撮影も問題なく行えます

 

チップセットは高性能なSnapdragon765Gを搭載し、高速処理を実現しています。メインメモリは8GB、内蔵ストレージは256GB、バッテリー容量は2800mAhなので、動画やゲームなど大容量のアプリを複数同時に立ち上げても、快適に操作することができるでしょう。

 

現在のところおサイフケータイアプリを備えていませんが、モトローラの過去のスマートフォンにはおサイフケータイアプリをプリインストールしたモデルもあり今後、ユーザーのニーズによってはおサイフケータイアプリの搭載も検討するそうです。

↑モトローラ初の5G対応機種となります

 

ソフトバンクでは2021年2月より4Gで使っている周波数帯を転用した5G回線サービスを始めましたが、razr 5Gは4Gから転用した周波数にも対応。対象エリアのユーザーはrazr 5Gで5G回線を利用できるようになります。

 

ソフトバンクモデル限定のキャンペーンも行われます。2021年6月30日までにrazr 5Gを購入し、キャンペーンに応募したユーザー先着1000人にBEAMSがデザインしたTシャツがプレゼントされます。

1000名にプレゼントのオリジナルTシャツにはrazr 5Gが収まるサイズの胸ポケットがついています

 

発表会に登壇した松原丈太社長は、「razr 5Gは現在のスマートフォン市場でお客様が何を求めているのかかを徹底的に理解することから開発が始まりました。そしてたどり着いたのが折り畳めるスマートフォンという結論でした。私たちはこれから日本のお客様に未来のモバイルソリューションを提供していきます」と結びました。

↑質疑応答で質問に答える松原丈太社長

 

ThinkPad X1 Foldの5G対応モデルも登場

当日はモトローラの親会社でもあるレノボのフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」の5G対応モデルも発表されました。モバイルPCとして13.3インチの画面を搭載しながら、世界で初めて画面が折り畳めるPCとして2020年に発売されて以来、好評を博してきましたが、このほど5Gに対応したソフトバンクモデルが登場。直販価格で40万2480円から(税込)で3月17日に発売します。

↑今回発表されたThinkPad X1 Foldの5G対応モデル

 

持ち運びやすさや折り畳み耐久性など従来の良さはそのままに、5G対応となったことでモバイルネットワークを通してWi-Fiが整っていない場所でもインターネットに接続可能になったため、テレワークの強い味方になってくれるでしょう。

↑持ち運びしやすい上、Wi-Fi環境がなくてもインターネットに接続できるのでリモートワークの強い味方になるでしょう

 

オープンモデルやSIMフリーモデルはレノボ・ショッピングなどでも販売されますが、ソフトバンクモデルを購入したユーザーに限り、5万円相当の製品やサービスをプレゼントする「~ThinkPad X1 Fold~SoftBank発売記念キャンペーン」を実施します。ThinkPadを充電することが可能な「Lenovo USB Type-C ノートブックパワーバンク」やThinkPad X1プレゼンターマウス、「Bluetoothインイヤーヘッドホン」などの製品のほか、ユーザーの過失による故障を保証する「アクシデント ダメージ プロテクション」がセットでプレゼントされます(なくなり次第キャンペーン終了)。

↑発表会に登壇したモトローラ・モビリティ・ジャパンの松原丈太社長(左)、ソフトバンク常務執行役員の菅野圭吾氏(中央)、レノボ・ジャパンのデビット・ベネット社長

 

Wi-Fi 6でリモートワークもやりやすく! 7000円値引きで手ごろなPCなら「NECの15.6型ノートPC」で決まり!

NECは、同社が運営するショッピングサイト『NEC得選街』で、3月31日まで“年度末大感謝セール”を開催中だ。

 

中でも注目したいモデルは、15.6型クラスのエントリーノートPC『VersaPro J タイプVF(VF-9)』。キーボードにはテンキーを備えて、表計算や数字入力が多い事務処理も軽快に作業できる。また、通信機能にはWi-Fi 6(最大9.4Gbps)を採用。Wi-Fi 6は高速、混雑に強いといった特徴があり、オンラインミーティングなどでも使えて、リモートワークにうってつけの1台だ(※)。

※:Wi-Fi 6を利用するにはルーターなどのLAN環境機器Wi-Fi 6の対応が必要
↑VersaPro J タイプVF(VF-9)

 

キャンペーンでは本体価格が7000円引きとなっており、最小構成価格は、税別4万8100円~となっている。

 

↑タイプミスをしにくい、アイソレーションタイプのキーボードを採用。またキーボード中央に向かって傾斜しているため、タイピングがしやすい結成となっている。このあたりは、長年PCを作り続けているNECならではの強みだ

 

↑DVDスーパーマルチドライブを標準搭載。光学メディアでのやりとりも問題なく対応

 

【その他の魅力はギャラリーで紹介!(画像をタップすると拡大画像と詳細説明が表示されます】

 

VersaPro J タイプVF(VF-9)は、上記でも挙げたようにテンキーがあるため、経理作業など数字をメインに扱う業務もやりやすく作業できるのが特徴だ。画面も15.6インチと十分なサイズなので、複数のウィンドウを同時作業で行う業務向き。さらには、画面の大きさを活用して、オンラインミーティング時に画面を開きながらメモや記事録を取ることもできる。

 

新年度を目前に業務効率を改善したい方や組織、新年度から加入するメンバーのPCをリサーチしている方はぜひ注目してほしい一台だ。

 

【NEC得選街とは?】

↑NEC得選街は購入時にスペックを変更できるBTO方式を採用。業務に合わせて必要なスペックをカスタマイズできるのも魅力

 

NECが運営するSOHO/企業向けのショッピングサイトで、ビジネス向けのPCをはじめ、プリンタ、映像機器など、直販ならではの豊富なラインナップ。販売管理・財務会計といった「基幹業務」やオンライン授業などの「重要業務」に使える機器をネットでスピーディに購入できる点が特徴だ。

 

【急げ】持ち運びヨシ、使い勝手ヨシ! NECの14型ノートPCが3万4000円値下げ中!

NECは、同社が運営するショッピングサイト『NEC得選街』で、3月31日まで“年度末大感謝セール”を開催中だ。

 

セール対象モデルで、見逃せないのはフルHD表示対応の14型ディスプレイで、フレーム部分は狭額縁設計を採用したコンパクトノートPC『VersaPro J タイプVM(VM-9)』。幅が327mm、奥行きは226mmと15.6型モデルよりも2割以上も専有面積が小さく、場所をとらないのが特徴だ。また、最大約12時間もバッテリーがもつので、外出先や移動中などのモバイル環境でも、じっくり集中して業務に取り組める。

↑VersaPro J タイプVM(VM-9)

 

 

キャンペーンでは本体価格が3万4000円引きとなっており、最小構成価格は、税別7万7900円~となっている。

 

↑A4ファイルサイズのカバンや収納ケースに無理なく収まるコンパクト設計が魅力

 

↑音声出力を前方に集中させたり、周囲に拡散させたりできるほか、雑音や残響音を抑える機能も備え、Webミーティングに適したモデル

 

【その他の魅力はギャラリーで紹介!(画像をタップすると拡大画像と詳細説明が表示されます】

 

まもなく新年度を迎え、業務で使用するデジタルデバイスを一新しようと考えている人、企業も多いはず。2021年度は引き続き、自宅で作業する日もあれば、オフィスで仕事する日もあれば、出先で仕事する日もあり、働く場所の多様化が加速するはず。

 

これまでデスクトップPCを使っていたり、大型ディスプレイのノートPCを使っていたりした人は、本製品を導入することで業務効率を改善するきっかけになります。詳細なスペックや仕様は『NEC得選街』および『VersaPro J タイプVM(VM-9)製品サイト』をチェック!

 

【NEC得選街とは?】

↑NEC得選街は購入時にスペックを変更できるBTO方式を採用。業務に合わせて必要なスペックをカスタマイズできるのも魅力

 

NECが運営するSOHO/企業向けのショッピングサイトで、ビジネス向けのPCをはじめ、プリンタ、映像機器など、直販ならではの豊富なラインナップ。販売管理・財務会計といった「基幹業務」やオンライン授業などの「重要業務」に使える機器をネットでスピーディに購入できる点が特徴だ。

 

ハイレゾ音質で宅録もできる! 約1万円のコンデンサー式USBマイク

サンワサプライは、ハイレゾ録音に対応したコンデンサー式USBマイク「400-MC022」を、直販サイトの「サンワダイレクト」にて発売しました。実売価格は9800円。

↑USBマイク「400-MC022」

 

本製品は、PCなどにつないで高音質で録音することができるUSBマイク。24bit/96kHzのハイレゾ録音に対応(※)しており、楽器の演奏や歌声などをより高音質に録音可能です。

※:ハイレゾ録音に対応したレコーディングアプリなどが別途必要となります
↑約W160×D115×H195mmのコンパクトなサイズ

 

指向性は周囲の音を拾いにくい「単一指向性」と、マイクを中心に360度全方向の音を拾う「無(全)指向性」の切り替えが可能。単一指向性は自宅でのゲームストリーミングやリードボーカルなど個人での配信に向いており、無(全)指向性はWeb会議や複数人による使用に最適です。

↑web会議などでも使用できます

 

マイクは角度調節が可能で、用途に合わせてマイクの向きを自由に調整可能。また、反響ノイズを軽減する「エコーキャンセリング機能」付きで、音声を明瞭に録音できます。

↑マイクの角度を自由に調整可能

 

マイク背面には音声出力端子を備え、ヘッドホンやスピーカーを接続可能。パソコンを介さずマイクの音を出力できるダイレクトモニタリングに対応しています。

↑パソコンを介さずともマイクで拾った音を聴くことができます

 

動画の撮影から演奏の録音、web会議時のマイクなど幅広い用途に使用できるUSBマイクは、1本持っていると便利に使うことができます。web会議や生配信などオンラインで活動することが増えたいま、ぜひ高音質なコンデンサー式USBマイクを導入してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

NEC、「学校1人1台PC時代」に向けて 複合的なサービスを開始!

NECは、政府が推進するGIGAスクール構想に向けた教育ICT事業強化の一環として、教育機関を対象に独自の教育クラウド「Open Platform for Education (以下OPE)」や学習者用端末などの製品群を拡充することを発表しました。

↑発表会に登壇したNEC 第一官公ソリューション事業部 シニアマネージャー 田畑 太嗣さん(左)と、日教販 執行役員 デジタル事業部長 加藤 幸彦さん(右)

 

また、教科書などの卸売り販売を行う日教販と協業し、主要各社の学習者用デジタル教科書への対応を行うほか、新たに10社以上と連携して、ドリル教材や電子辞書アプリ、学習支援ツールなどの各種デジタル教材を拡充します。

 

これらの施策により、同社はデジタル活用が進む学校教育現場に向けての包括的なソリューション提案を一層強化していくとしています。

 

サービスや端末など包括的なソリューションを提案

NECが展開する教育クラウド「OPE」は、PCを使ってデジタル教科書やAIドリルなどで学習を行ったり、オンライン授業を行ったりすることができる教育向けプラットフォーム。政府が推進するデジタル端末やインターネット通信を活用したICT教育の実現に向け、2020年7月より提供が開始され、すでに全国5000校以上で採択されています。

 

今回の発表では、文部科学省が推進する「学習eポータル」の仕様準拠に向けて、OPEの機能拡充を進めることを報告。2021年度中に、個々の学習記録やテストの成績、宿題の提出状況などを見える化し、効率的に学習指導などが行える「ダッシュボードサービス」の提供を開始することを明らかにしました。

↑学習eポータルとしてのOPEの役割イメージ

 

また、SDGsをはじめとする社会課題に関する探究的な学習や進路相談を支援するサービスの提供など、複合的な教育サービスを展開します。

 

これに合わせ、Wi-Fi6対応の学習者用端末・学校向けネットワーク機器のラインナップを強化。Chrome OS搭載の「NEC Chromebook Y3」(2021年6月より出荷予定)や、Windows 10 Pro搭載の「VersaPro E タイプVR」(2021年8月より出荷予定)、Wi-Fi 6対応の無線LANアクセスポイント「UNIVERGE QX-W1120」(2021年6月より出荷予定)を販売します。

↑NEC Chromebook Y3

 

↑VersaPro E タイプVR

 

コロナ禍において一気に進展しそうなICT教育ですが、教育現場における情報テクノロジーの活用に注目が集まります。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

【西田宗千佳連載】「プロによるスタジアムからの配信」に重要なミリ波のサポート

Vol.100-2

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Xperia PRO」。高価格にばかり目が行きがちな本機だが、そのコンセプトにこそ斬新さがあった。

 

5Gは4Gと同じように、複数の周波数帯の電波を使ってサービスが展開されている。ただし、周波数帯による特性の違いは、4Gよりもさらに大きい。なかでも特別な扱いになっているのが「ミリ波」と呼ばれる、26GHz以上の領域を使った部分だ。以前にも本連載で解説したが、ミリ波はこれまで携帯電話向けにはあまり使われてこなかった周波数帯で、帯域がかなり広く用意できる。そのため、「実行通信速度で数Gbpsを超える」ような、4Gとはレベルの違う速度を実現するには、ミリ波対応であることが望ましい。

 

だが、ミリ波に対応しているスマートフォンは少ない。理由は、街中ではまだミリ波がほとんど使われていないからだ。ミリ波は非常に電波が届きづらく、いままでの感覚では使えない。搭載しても価値が出づらいので、ミリ波基地局の増加や技術の進化が実現するまで、マス向けのスマホにはなかなか搭載されないだろう。一般化するまで最低でも2年くらいはかかりそうだ。

 

だが、先日発売されたXperia PROはミリ波に対応している。ハイエンドな製品だから……というわけではない。「ミリ波がありそうな場所で活用することを前提とした」製品だからだ。

 

 

ソニー Xperia PRO/実売価格24万9800円

 

ミリ波がありそうな場所とは、野球やサッカーなどが行われるスタジアムだ。現状、ミリ波を一般的な街中で活用するのはなかなか難しい。将来、ノウハウが蓄積され、効率の良いインフラ構築と端末の開発が進めば別だが、いまはまだ、「ある程度ひらけた、特定の場所にミリ波の電波を集中的に降らせる」形がベスト。そうすると、スタジアムの席やプレスが使う撮影エリアに向けて、ピンポイントにミリ波のインフラを構築するというのは最適なやり方といえる。特に撮影エリアからは、ダウンロードよりも「アップロード」の速度を重視した用途が求められる。5Gの特徴として、4Gよりもアップロード速度を劇的に向上させられる点がある。それを考えても、「映像などをアップロードするニーズがある」撮影エリアに向けて、スタジアムでミリ波をサポートするのは非常に理にかなったものなのだ。

 

一方、そこで使う端末はどうするのか? これまでのミリ波対応端末は、ミリ波サポートを他国より早く開始しているアメリカ市場向けのハイエンド端末が多かった。だが、それらのスマホはあくまで「個人市場を狙ったもの」。そのため、発熱対策が不十分で、長時間大量の通信を続けるには困難があった。

 

そのあたりを意識して開発されたものとしては、2020年春にシャープが発売した「5G対応モバイルルーター」がある。本機はイーサネットのコネクタもあり、業務用を強く意識している製品だ。Xperia PROがミリ波対応したのも、同じような市場を狙ってのことである。「ミリ波を使ってスタジアムから写真や動画をアップロードする」用途は、プロ市場で大きな可能性を持っているのだ。

 

では、なぜソニーはそれをやるのか? そこには、スマホメーカーとしての顔以外の側面が大きく影響しているのだが、それについては次回のウェブ版で解説したい。

 

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

 

次世代ITトレンドをこまかーくチェック! 家庭用ロボット、ローラブルスマホ、ミニLEDなど未来を拓く技術を知る

メーカーが技術をアピールする見本市で発表された製品は、すぐに消費者が購入できるわけではない。しかし、将来的な技術トレンドを知るためには有用な指標となるーー。本稿では、1月に完全オンラインで開催された「CES 2021」を改めて振り返り、各メーカーが発表したユニークな製品やコンセプトから、今年から来年にかけてのITトレンドを探りたい。

 

【トレンド1】順当進化を進めるPC、ユニークなゲーミング製品も目立った

CES 2021では、数多くのノートPCが発表されたが、多くの人の目にとまったのはNECがプロトタイプとして発表した「LAVIE MINI」だろう。コンバーチブルタイプのノートPCでありながら、左右端にコントローラーを接続できるほか、専用ドックに接続することで、「TV Gaming Style」としても利用できる。サイズは8型であり、ポータブルゲーム機市場を意識したようなゲーミングPCだ。

 

この手の製品は、例えば20年に中国のOne-Netbook Technologyが「OneGx1/OneGx1 Pro」を発表していることからもわかるように、これまで全く存在しなかったジャンルでは決してない。しかし、NECのように名の知れたメーカーが挑戦するという点でも、ガジェットの1ジャンルとして興味深い。ちなみに、ノートPCに関しては、昨年のトレンドの延長として、5G対応製品が続々と発表されている点にも引き続き注目だ。例えば、「Lenovo IdeaPad 5G」や「HP Elite Dragonfly G2」などがこれに該当する。

 

【トレンド2】スマートグラスの進化が目立つ、一般普及もいよいよか?

レノボが発表したスマートグラスーー「ThinkReality A3」は、可能性を感じる製品だった。単にARの映像を表示できるだけでなく、ノートPCの画面拡張が行える仮想モニター表示に活用できる点で、幅広いビジネスユースでの活躍が期待できる。PCに接続できる製品と、モトローラ製のスマホに接続できる製品の2種類が展開されるが、先述のような理由で、筆者としては特に前者に注目したい。

↑ThinkReality A3の公式サイトに表示される仮想画面拡張のイメージ

 

スマートグラス繋がりでは、パナソニックが開発中のHDR対応なVRグラスも引き続き話題だ。2020年のCESでも4K超/HDR対応のVRグラスとして参考展示された製品だったが、今年も5KのマイクロOLEDパネルなどを追加するなどの改良が加えられたうえで展示された。PC接続時には、SteamVRタイトルも利用できるといい、先述のレノボの製品と比べると、よりエンターテインメント分野での活躍が期待される。

 

【トレンド3】ディスプレイトレンドはLEDの応用に注目

「マイクロLED」とは、極小のLEDを並べてディスプレイを構成する技術を指して使われる言葉だ(有機ELディスプレイに近いイメージである)。ただし、高いコストがかかってしまうので、まだまだPCやテレビなどのディスプレイに使われるのは現実的ではない。

 

似た用語として、「ミニLED」というものもあり、トレンドとしてはこちらを抑えておきたい。ミニLEDは、液晶ディスプレイのバックライトに極小のLEDを使用する方式の一つで、マイクロLEDの方向性とはやや異なる。従来からもLEDをバックライトにするディスプレイは存在するが、ミニLEDはそれをより数を多く配置し、精密に制御を行うという方向性で進化したもの。消費電力や熱を抑える面でメリットがあるとされる。こちらはPCなどのディスプレイへの搭載も期待されている部分があり、TCLやLGエレクトロニクスなど、こうした技術をアピールする姿が印象深い。

 

【トレンド4】スマホは「ローラブル」…巻き取り式が出てきそう

スマートフォンのディスプレイとしては、「巻き取り式」の発表が目立った。例えばLGエレクトロニクスが「LG Rollable」のコンセプト動画を披露しており、TCLもコンセプトモデルを披露している。特に前者については21年中の発売も仄めかされており、「フォルダブル」に次ぐトレンドとして注目度を高めた。

↑CESの基調講演動画でちらっと登場した「LG Rollable」

 

ちなみに、「ローラブル」なディスプレイを採用した製品としては、2019年のCESでLGが披露した巻き取り式のテレビなどもすでに広く知られる存在だ。また、2020年11月にはOPPOもスマホのコンセプトモデルとして「OPPO X 2021」を発表しているなど、順当な流れを追って展開されており、近い将来の製品化も現実的に思える。

 

【トレンド5】スマートウォッチはWearOSのLTE対応をチェック

スマートウォッチ市場では、フォッシルがLTE対応の製品「ジェネレーション 5 LTE」を発表したことが重要だ。同社はWearOSを搭載する数多くのブランドのスマートウォッチをOEMとして製造していることもあり、今後ファッションブランドが展開するWearOS製品の中からも、LTE対応製品が増えてくる可能性があると言える。

↑「Gen 5 LTE」は米国向けで今春発売(https://www.fossil.com/en-us/smartwatches/generations/gen-5-lte/)

 

従来はスマートウォッチ単体でのモバイル通信といえば、Apple Watchの独壇場のような部分もあったが、もしWearOS勢の対応が進むと考えると、モバイル通信目当てでも製品の選び方が広がるかも知れない。

 

【トレンド6】ソニーはドローンブランドを発表

2020年のCESではコンセプトカーを発表して驚かせたソニーだが、今年はドローンブランドを発表した。ブランド名を「Airpeak」とし、同社の一眼カメラ「α」シリーズを搭載したうえで、高精細な空撮を可能にするとアピールした。スマホもそうだが、最近のソニーはプロフェッショナル分野での展開にますます注力している印象だ。

↑ソニーのドローンブランド「Airpeak」

 

ちなみに、アメリカと日本で、ソニーと共にドローンを創り上げていくプロフェッショナルサポーターが募集されている。興味がある方はチェックしてみると良い。

 

【トレンド7】家事手伝いをするロボットは可能なのか?

家庭用ロボットには「手」がつきだすかも知れないーー。サムスンがコンセプトモデルを発表した「Bot Handy」の紹介動画では、そんな様子が描かれていた。具体的には、AIが物体を認識したうえで、ロボットアームでそれを掴んで移動させる様子が紹介された。皿を食洗機にセットしたり、ワインをボトルから注ぐなど、近未来な家事手伝いの様子にはロマンを感じた。

 

ただし、製品化として実現可能なのかどうかは、過去に発表されたロボットにまだ製品化されてないものが多いことを考慮しても、未知数な部分が多そうだ。これから短期、中期と様々なプロダクトと技術が世の中を変えていくことを感じられたCES 2021。今後の動向に期待していきたい。

もう一度おさらいしよう! 続々と発表されたスマホの新料金プラン、最も安いのはどこ!?

今年の春は、スマホ料金はドーンと安くなります。大手3社が発表したオンライン専用の新料金プランが注目を集めていますが、これに対抗するべく、新興の楽天モバイルも大胆な値下げを発表しました。なんと1GBまでならタダで使えるという大胆なプランです。

↑楽天モバイルが1月28日に発表した新プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」は、1GBまでは無料で使える

 

楽天モバイルの新料金プランは、どんなケースでも最安なのか? 契約してから後悔しそうなことはないのか? 大手プランとじっくり比べてみました。

 

楽天モバイルの新プランは、20GB以下なら月額0円〜1980

まずは、3社が3月に開始予定のオンライン専用プランと、楽天モバイルが4月1日から提供する新プランを比較してみましょう。

 

大手3社の20GBプランと楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」の比較

※表部分を右スクロールすると全体が見られます

NTTドコモ KDDI ソフトバンク 楽天モバイル
プラン・ブランド名 ahamo povo LINEMO Rakuten UN-LIMIT VI
月額料金 2980円 2480円 2480円 〜1GB:0円(2〜5回線目は980円)
〜3GB:980円
〜20GB:1980円
20GB〜:2980円
月間データ容量 20GB 20GB 20GB 楽天回線:無制限
パートナー回線:5GB
超過後の通信速度 最大1Mbps 最大1Mbps 最大1Mbps 最大1Mbps(パートナー回線)
データ追加 500円/1GB 500円/1GB 500円/1GB 500円/1GB
通話定額 5分かけ放題:無料
かけ放題:1000円
5分かけ放題:500円
かけ放題:1500円
5分かけ放題:500円
かけ放題:1500円
「Rakuten Link」アプリでの国内通話は無料

 

楽天モバイルは、現行の「Rakuten UN-LIMIT V」が月額2980円で楽天回線が使い放題でしたが、4月1日にアップデートされる「Rakuten UN-LIMIT VI」からは、使ったデータ量によって支払い額が変わる段階式に変わります。この改定により、20GB以下であれば、楽天モバイルが圧倒的に安くなります。ただし、楽天回線エリア外では、パートナー回線であるau回線につながることが多く、月に使えるのは5GBまで。これは従来通りです。

 

大手3社の新料金プランでは、auの「povo」とソフトバンクの「LINEMO」が月額2480円で、ドコモの「ahamo」より500円安くなっています。ただし、povoとLINEMOの料金には通話定額が含まれていません。1回5分以内の通話がかけ放題になるオプションを追加した場合は、ahamoと同額の2980円になります。

 

大手3社と楽天モバイルのメリット・デメリットは真逆

各社のプランには、それぞれ下表のようなメリットとデメリットがあります。

 

各社プランのメリット&デメリット

※表部分を右スクロールすると全体が見られます

NTTドコモ KDDI ソフトバンク 楽天モバイル
プラン・ブランド名 ahamo povo LINEMO Rakuten UN-LIMIT VI
メリット ・オンラインで手続きができる ・店舗でもオンラインでも手続きが可能
・独自のメールアドレスを提供予定(2021年夏頃)
・300万人は1年無料(残り800万人程度)
・海外82の国・地域で、追加料金なしで利用可能 ・5分以内かけ放題(500円)、24時間データ使い放題(200円)などのトッピングを提供 ・LINEのトークや通話のデータ量がノーカウント
デメリット ・実店舗では申し込めない
・キャリアメールが使えない
・家族割引、固定回線とのセット割引などがない
・自社回線エリアが狭い

 

ahamoは海外利用について発表済み。82の国・地域で特別な申し込みや追加料金なしで、そのまま使えて、データ量は国内と同じく20GBから消費されます。povoは必要なサービスを簡単に追加できる「トッピング」を提供。200円支払うだけで、24時間データが使い放題になるトッピングは、長時間テザリングを利用したい時や、「Netflix」の海外ドラマを一気に見たい時などに重宝しそうです。LINEMOは「LINE」のデータがノーカウントになるのがセールスポイント。さらに、通常は月額240円でLINEクリエイターズスタンプが使い放題になる「LINEスタンプ プレミアム」も無料で使えます。

 

↑NTTドコモが2020年12月に、他社に先がけて発表した新料金プラン「ahamo」は業界に大きなインパクトを与えた

 

↑auの新プラン「povo」は、必要な時にだけ追加できるトッピングが特徴。トッピングのメニューは今後増える予定

 

大手3社の新プランはオンライン専用ですが、楽天モバイルはオンラインで実店舗でも手続きができることが利点。ただし、他社に比べるとサービスエリアが狭いという大きな欠点があります。データ無制限の楽天回線の人口カバー率は73.5%(2021年1月)で、3月末に80%、夏頃に96%に達する見通しです。一見、十分に思えるかもしれませんが、使いたい時に使いたい場所で使えないことは大きなストレスになるはず。また、楽天モバイルは、障害物に強いプラチナバンドを持っていません。建物内などで他社よりも繋がりにくい問題は、しばらくは改善されないでしょう。

 

↑楽天モバイルの自社回線エリアは順調に拡張されているが、大手3社に並ぶには、まだまだ時間を要するだろう

 

楽天回線エリア外での利用が多い場合は要注意!

楽天回線エリアだけで使うのであれば、楽天モバイルが最安であることは言うまでもありません。しかし、楽天モバイルはパートナー回線につながった場合は、月に5GBまでしか使えません。超過すると通信速度が最大1Mbps程度に制限され、制限を解除するには、500円/1GBのデータを購入する必要があります。そこで、パートナー回線のデータ量を使い切って、データを追加購入した場合の支払い額を計算してみました。

 

楽天モバイルでデータを追加した場合の支払い額

※表部分を右スクロールすると全体が見られます

回線別のデータ量 支払い額(月額料金+データ追加料)
楽天回線1〜3GB+パートナー回線6GB(1GB追加) 980円+500円=1480円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線7GB(2GB追加) 980円+1000円=1980円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線8GB(3GB追加) 980円+1500円=2480円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線9GB(4GB追加) 980円+2000円=2980円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線10GB(5GB追加) 980円+2500円=3480円
楽天回線1〜3GB+パートナー回線11GB(6GB追加) 980円+3000円=3980円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線6GB(1GB追加) 1980円+500円=2480円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線7GB(2GB追加) 1980円+1000円=2980円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線8GB(3GB追加) 1980円+1500円=3480円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線9GB(4GB追加) 1980円+2000円=3980円
楽天回線3〜20GB+パートナー回線10GB(5GB追加) 1980円+2500円=4480円

 

楽天モバイルで月に使うデータが1〜3GBで月額980円の場合、パートナー回線のデータを4GB追加すると、amahoなどと同額の2980円になります。5GBを追加すると大手3社の月額料金よりも高くなり、6GBを追加すると、大手プランの月額料金にかけ放題オプションを追加した場合と同額になります。

 

月に3〜20GBの月額1980円の場合は、2GBの追加で他社と並び、4GBの追加で、かけ放題オプションを追加した場合と同額になります。楽天モバイルを契約する際は、自分の行動範囲でほぼつながるのかどうかを事前に確かめるべきでしょう。

 

大手3社の使い放題プランも値下げされたが……

大手3社は、データ使い放題のプランも発表しています。ドコモの「5Gギガホ プレミア」は4月1日から、auの「使い放題MAX 5G」(4G向けプランも使い放題で同料金)とソフトバンクの「メリハリ無制限」(5G/4Gの共通プラン)は3月に開始予定。楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」も楽天回線エリアでは無制限でデータ通信を行えるプランです。まずは、これら4つのプランの概要を押さえておきましょう。

 

大手3社の5G向け使い放題プランと楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」の比較

※表部分を右スクロールすると全体が見られます

NTTドコモ KDDI ソフトバンク 楽天モバイル
プラン・ブランド名 5Gギガホ プレミア 使い放題MAX 5G メリハリ無制限 Rakuten UN-LIMIT VI
月額料金(割引適用前) 〜3GB:5150円
無制限:6650円
(定期契約なし)
〜3GB:5080円
無制限:6580円
〜3GB:5080円
無制限:6580円
〜1GB:0円(2〜5回線目は980円)
〜3GB:980円
〜20GB:1980円
20GB〜:2980円
月間データ容量 無制限 無制限(テザリングなどは30GBまで) 無制限(テザリングなどは30GBまで) 楽天回線エリア:無制限
パートナー回線エリア:5GB
家族利用割引 2人で利用:-500円
3人以上で利用:-1000円
2人で利用:-500円
3人以上で利用:-1000円
2人で利用:-600円
3人以上で利用:-1100円
なし
固定回線セット割引 -1000円 -1000円 -1000円 なし
指定カード支払い割引 -170円 -100円 なし なし
通話定額
5分かけ放題:700円
かけ放題:1700円
5分かけ放題:800円
かけ放題:1800円
5分かけ放題:800円
かけ放題:1800円
「Rakuten Link」アプリでの国内通話は無料

 

大手3社の料金はほぼ横並び。各種割引がフルに適用されると、3社いずれも月額4480円で使い放題が実現します。ただし、テザリング利用の上限を設定していないのはドコモだけ。auとソフトバンクはテザリングやデータシェアなどの合計は月に30GBまでという制限があります。楽天モバイルは、楽天回線であれば月額2980円で使い放題、テザリングも無制限。やはり、他社よりも圧倒的に安いです。

 

↑ソフトバンクの「メリハリ無制限」は、5G向けの料金は、従来プランより1900円も安くなった

 

割引が適用されると、大手のお得感がグ〜ンと向上

ドコモの「5Gギガホ プレミア」で各種割引が適用され、通話定額に加入した場合の支払い額は下記の通り。これを楽天モバイルの料金と比べてみましょう。

 

「5Gギガホ プレミア」の割引適用後の料金

※表部分を右スクロールすると全体が見られます

通話定額非加入の場合 +5分かけ放題 +かけ放題
1人で利用 5480円 6180円 7180円
2人で利用 4980円 5680円 6680円
3人以上で利用 4480円 5180円 6180円

 

楽天モバイルで20GB以上を使って、さらにパートナー回線の利用も5GBを超えて、データを追加購入した場合の支払い額を計算してみました。

 

楽天モバイルで20GB以上を使って、データを追加した場合の支払い額

※表部分を右スクロールすると全体が見られます

回線別のデータ量 支払い額(月額料金+データ追加料)
楽天20GB以上+パートナー6GB(1GB追加) 2980円+500円=3480円
楽天20GB以上+パートナー7GB(2GB追加) 2980円+1000円=3980円
楽天20GB以上+パートナー8GB(3GB追加) 2980円+1500円=4480円
楽天20GB以上+パートナー9GB(4GB追加) 2980円+2000円=4980円
楽天20GB以上+パートナー10GB(5GB追加) 2980円+2500円=5480円
楽天20GB以上+パートナー11GB(6GB追加) 2980円+3000円=5980円
楽天20GB以上+パートナー12GB(7GB追加) 2980円+3500円=6480円
楽天20GB以上+パートナー13GB(8GB追加) 2980円+4000円=6980円
楽天20GB以上+パートナー14GB(9GB追加) 2980円+4500円=7480円
楽天20GB以上+パートナー20GB(10GB追加) 2980円+5000円=7980円
楽天20GB以上+パートナー21GB(11GB追加) 2980円+5500円=8480円

 

このようにデータを1GB追加購入するごとに500円高くなります。ドコモの「5Gギガホ プレミア」の料金と比べてみましょう。「5Gギガホ プレミア」の各種割引適用前は6650円。つまり、パートナー回線の利用が12GB以下であれば、楽天モバイルのほうがお得です。なお、「5Gギガホ プレミア」に通話かけ放題を追加すると月額8350円になるので、楽天モバイルが得するゾーンがさらに広がります。

 

ただし、各種割引が最大限に適用される場合は、損得分岐点が変わります。「5Gギガホ プレミア」の最安料金は月額4480円。かけ放題サービスに加入しない場合は、楽天モバイルでパートナー回線を8GB使った場合(3GBを追加)と並びます。24時間かけ放題のオプションを付けた場合は、パートナー回線11GBまでは楽天モバイルが安く、12GB以上ならドコモのほうがお得です。

 

今回は比較対象には挙げませんでしたが、大手のサブブランドであるUQモバイルとワイモバイルも2月から新料金プランを提供しました。月に20GBも使わないという人は、それらのプランも選択肢に入れて、最適プランを検討してみてくださいね。

リモートワークで2画面スマホはどう役立つ? 「LG VELVET」おうちレビュー!

スマホは大画面化が進み、どんどんハイスペックになっていますが、そのなかでも異彩を放っているのが2画面スマホ。本体にサブディスプレイ付きのケースを装着すると、2枚のディスプレイを使用できる端末です。

 

そんな2画面スマホの最新モデルが、昨年末にドコモから発売されたLG VELVET。今回は自宅でのリモートワーク環境にLG VELVETを組み込むことにトライ。2画面スマホは使いやすいのか? 2画面をどう使いこなすのか? 魅力を探ってみました。

 

【端末の写真を見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

意外に持ちやすいサイズ感

LG VELVETは片側にディスプレイが付いた折りたたみケースに本体を装着することで、2画面として機能します。開いたときの大きさは、新書サイズとほぼ同じ。重量も約309gと普通のスマホの2倍ほどあるので、両手で操作するのが基本スタイルになります。

↑右側がスマホ本体。ドコモでの価格はデュアルスクリーンとセットで税込8万8704円

 

2画面の大きさにもっと圧倒されるかと思っていましたが、実際に触ってみると予想よりもずっとスリムです。ケースのヒンジ部分は開閉時にしっかり抵抗があるので角度が調整しやすく、片手でも安定して持っていられます。

↑ケースは360度開ける

 

ケースの表側には、時刻や通知を確認できる小さなディスプレイが付いています。背面はスーツケースのような凹凸のあるデザインをしていて、左上から3つのカメラレンズがのぞきます。

↑開かずに通知を確認できる

 

↑凹凸があるため滑りにくくなっている

 

リモートワークで便利な使い方は?

筆者は現在ノートPCとiPad(撮影した写真の確認やビデオ会議用)を使って作業していますが、今回は普段使いのスマホをLG VELVETに変えて、3台目のデバイスとして使ってみました。リモートワークにおける2画面ならではの便利な使い方をレポートします。

 

使い方その①:ビデオ会議+予定、メールチェック

リモートワークで必須となったのがビデオ会議。いつもならiPadで会議中の画面を表示しつつ、パソコンでメールや週内の予定、各作業の進行状況などを確認しますが、LG VELVETなら2画面で同時にできます。

 

横向き時はスマホ本体側を下にするほうが安定しますが、フロントカメラも本体側に付いているため、机に置くとこちらの顔が映りません。手持ちしなければいけないのは不便では? と思うかもしれませんが、反対にリモートワークだからこそのメリットに気づきます。

↑上画面でビデオ会議、下側で予定を確認

 

たとえば、キッチンで朝のコーヒーを一杯淹れてデスクに戻る、というルーティーンのあいだもLG VELVETを持ちながら会議に参加できます(部屋が映るとか、そういう問題は置いておいて)。また、子どものそばで面倒を見ながら作業しないといけない瞬間もあるでしょう。そんなときにLG VELVETの持ち運びやすさが役立つのではないかと思うのです。

 

ちなみに、スマホ側とサブディスプレイでは起動中のアプリ画面を入れ替えられます。操作のしやすさにあわせて、入れ替えるとよいでしょう。

↑画面内のアイコンをタップして「画面の入れ替え」をタップ

 

使い方その②:ウェブ閲覧+ウェブ閲覧

LG VELVETでは、専用のブラウザアプリ「Whale」を使うと、片側にウェブサイトを表示しながらもう一方の画面でリンク先を開けます。ニュースサイトで気になる記事を探しつつ、読みたいものをダブルタップしてサブディスプレイで開いて読む、という使い方ができます。

↑気になる記事をデュアルスクリーンで表示

 

朝は日々のニュースに加えてJリーグの移籍情報をチェックするのが習慣なのですが、元のサイトを開いておけるのでページ移動にかかる手間が圧倒的に少なくなります。空き時間にまとめてニュースに目を通している人は、さらに効率よくチェックできるはずです。もちろん、リモートワークに限らず普段の情報収集にも役立つでしょう。

 

また、リンクの共有もすばやくできます。筆者は、あとで読みたい記事をSlackの個人チャンネルによく投げておくのですが、片側にアプリを開いておけばすぐにコピペできるので便利でした。

 

使い方その③:動画視聴+メール、Slack

自由に休憩時間をとれるリモートワークでは、一息ついているときにメールが届くこともよくあります。休憩中とはいえ、メールの内容ぐらいはすぐに確認しておきたいですよね。そんなとき、YouTubeやNetflixなどを閉じずに、もう一方の画面でメールを開けます。

↑動画は再生したまま、メールをチェック

 

動画を再生したまま確認できるので、「休憩してたのに!」とムッとせずに済みます(筆者が普段ムッとしているわけではありません)。

 

休憩中にゲームを楽しむ人も多いかと思いますが、LG VELVETでは片方の画面をコントローラーにして遊ぶことができます。対応アプリに限られますが、ゲーム画面に指が重ならないので、より没頭しやすいはず。両手で持ったサイズ感は、ニンテンドーDSやPSPで遊んでいた頃を思い出しました。

↑携帯ゲーム機さながらのプレイスタイル

 

使い方その④:通話+メモ

そうやって遊んでいると、電話がかかってくることもあります(汗)。普段ならデスクに戻ってメモを取る準備をしますが、LG VELVETは電話をつないだままメモアプリ(筆者の場合はSlack)を開いて用件を残せるので便利でした。

↑スピーカー通話にすれば、メモも楽に取れる

 

些細なことですが、急いでペンとメモ用紙を用意する必要がないのは想像以上に楽でした。休憩中にいきなり電話があっても、慌てずに対応できます。もちろん、リモートワークに限らず、外出先でかかってきた電話でも用件をしっかりメモできるはずです。

 

スマホ単体でも魅力的

スマホ本体の特徴にも触れておきましょう。本体は縦長スリム。左右両側が丸みのあるデザインなため、グリップ感も非常に良し。有機ELディスプレイは約6.8インチ。ベゼルは極細ではないものの、表示領域はじゅうぶん確保しており、ウェブサイトも見やすくなっています。

↑iPhone 12(右)と比較してみた

 

アウトカメラは、標準(約4800万画素/F1.8値)+広角(約800万画素/F2.2値)+深度(約500万画素/F2.4値)の3眼構成。被写体やシーンを自動で識別し、最適な設定で撮影できます。しずくが落ちるようにレンズが配置されているのもユニーク。背面の質感やカラーリングは、非常に洗練された印象を与えます。

↑今回使用できたのは「オーロラグレー」。もう1つの「オーロラホワイト」も触れてみたい

 

写真の仕上がりとしては、シーンを選ばずきれいに撮れます。「ナイトビュー」モードでは明るさを調整して撮影可能。他にもポートレートモードや、ささやきや咀嚼音を録音できるASMR撮影も利用できます。

↑広角で撮影

 

↑ナイトビューは明るさを調整可能

 

↑2画面時は撮影した写真を見ながら画角を調整できる

 

OSはAndroid 10、CPUにはSnapdragon 765Gを採用。RAM(メモリ)は6GB、ROM(ストレージ)は128GBとなっています。バッテリーは4300mAhの大容量。ただし、2画面ぶんの消費になるため、何日も充電せずに使えるわけではありません。

↑2画面時は専用のコネクターを付けたうえでUSB Type-Cケーブルを接続。ワイヤレス充電にも対応する

 

生体認証は指紋に対応し、本体ディスプレイ下部に指紋センサーを搭載します。またIPX5/8の防水性能と、IP6Xの防塵性能を備えます(サブディスプレイには防水防塵性能はなし)。

 

LG VELVETを使う前は、“スマホとタブレットのあいだ”に位置するデバイスだと思っていましたが、「2画面」という独自の強みを持った端末であると思います。ビデオ会議+予定確認といったリモートワークならではのマルチタスクを効率よくこなせるのはもちろん、スマホ単体としても非常に使いやすい1台です。

 

マルチタスク自体は普通のAndroidやタブレットでもできますが、<2画面のマルチタスク端末>と<スマホ単体>を自由に切り替えられるのは、LG VELVETだけの魅力。また、大画面でいえば折りたたみスマホという選択肢もありますが、切り替えができる対応力と価格の面でLG VELVETを推したいです。

 

ドコモではスマホ単体でも販売していますが(税込7万480円)、デュアルスクリーンを別途購入することはできないので、セットで購入することをおすすめします。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

【西田宗千佳連載】本当に「プロ」仕様だったXperia PRO

Vol.100-1

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Xperia PRO」。高価格にばかり目が行きがちな本機だが、そのコンセプトにこそ斬新さがあった。

 

名ばかりの「プロ」と一線を画す本気仕様

ソニーは2月10日、新スマートフォン「Xperia PRO」を発売した。価格は税込で約25万円。高いと感じるかもしれないが、本機は単純に高価で高性能だから「PRO」と名付けられたワケではない。

 

Xperia PROのハードウエアには、2つの特徴がある。一つ目は「HDMI入力端子がある」こと、二つ目は「ミリ波の5Gに対応している」ことだ。

 

Xperia PROは底面に、一般に使われる充電用のUSB Type-C端子のほかにmicro HDMI端子を備えている。これは一般的なHDMI出力端子、すなわちスマホの映像を外部に出力するためのものではない。HDMI出力対応の機器をつないで、Xperia PROの画面を「モニター代わり」にするための入力端子であることがポイントだ。接続するのは主にカメラ、それもミラーレス一眼のような、本格的なカメラが想定されている。

 

動画の場合、スマホ側にHDMI入力があれば、高画質なカメラを使って撮影した映像を即座に端末のディスプレイに表示するのと同時に、YouTubeなどに代表される動画配信サイトや、バックエンドにある編集スタジオに送ることができる。つまり、カメラ+スマホのセットで、直接映像配信ができてしまうということだ。また静止画の場合でも、同時にUSBケーブルでも接続することで、カメラから撮影データを直接受け取り、それをネット経由でアップロードすることができる。

 

こうした使い方に特化していることこそが、Xperia PROの「PRO」たる所以なのだ。現場からの中継機能など、多くの人にとっては不要な機能だろう。だが、プロカメラマンや放送の現場などでは、こうした機能の存在によって、機材や手間の削減が容易になる。そうしたターゲットにとって。本機は25万円という価格に見合う価値が十分にある、といえる。

 

一般的に、今日のスマホ市場では、「プロ」と名の付く端末は数多く存在している。だが、それらは別に「プロフェッショナルだけに向けた製品」というわけではない。あくまでハイエンド製品であることを示すためのネーミングで、「プロにも使える」という話でしかなかった。

 

だが、Xperia PROは過去にないくらい「プロ向け」のアイテムとして設計されている。本体がマット仕上げで滑らないようになっているのも、そのほうが撮影の現場ではプラスに働くから。ディスプレイの大きさなどよりも、そうした気配りのほうが重要になるのが「プロ向け」、ということなのだ。

ソニー Xperia PRO/実売価格24万9800円

 

5Gミリ波への対応はスタジアム中継のため

また、もう一つの要素「ミリ波対応」もプロ市場を考慮して採用されている。具体的には、スタジアムなどからの中継を考えてのものだ。現在、街なかにミリ波の設備はまだ少ないが、スタジアムなどでは先行して敷設が進んでいる。そうした場所から中継することを想定した作りになっているのだ。

 

では、なぜミリ波対応施設の敷設がスタジアムからスタートしているのか? 本機がほかのスマホに与える影響はどんなものか? そして、プロ向けスマホに市場性はあるのか? そのあたりをウェブ版で解説しよう。

 

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

 

縛りなしWiFiはどんな人におすすめ?メリット・注意点を徹底解説!

縛りなしWiFiの評判

縛りなしWiFiは契約期間の縛りがなく、契約の翌月からいつでも違約金0円で解約できるモバイルWiFiです。

いつ解約しても違約金が発生しないため、短期間モバイルWiFiを利用したいという人に向いています。

博士

ただし、他にも料金が安く契約期間なしで契約できるモバイルWiFiもあるよ。

結論から申し上げますと、短期間でモバイルWiFiを利用したい人には「縛りなしWiFi」、契約期間の縛りなしでWiMAXを使いたい人には「縛られないWiFi」がおすすめです!

今回はメリット・注意点など、縛りなしWiFiの特徴に加え、本当におすすめのモバイルWiFiを解説します。

縛りなしWiFiが合わなかった人に向けて他社おすすめ回線も紹介しているので、契約期間の縛りがない自分にピッタリのモバイルWiFiを見つけたい人は、今回の記事を最後まで読んでくださいね!

この記事の監修者
小川正人
新聞社が推薦する通信サービスに精通したコンサルタント。QUANTA代表。光回線や携帯電話・ポケット型WiFiなどのモバイルサービスの専門家。大手家電量販店で販売員を行っていたが光回線やモバイルサービスの種類や料金体系の複雑さを痛感。「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いから月間60万PVの通信サービスメディアサイト「XERA」を運営。一時期は光回線を3社、携帯電話を12社同時に契約していた。2019年には2019年度バリューコマースMVPを受賞。監修者について(マイベストプロ)
この記事でわかること

縛りなしWiFiは契約期間なしでモバイルWi-Fiを使いたい人におすすめ!

縛りなしWiFi

まずは、縛りなしWiFiの料金プランを実質料金やエリア、速度制限など気になる点をまとめて紹介します。

縛りなしWiFiには4種類のプランがあります。

<縛りなしWiFi概要表>
月間データ容量 10GB 30GB 60GB 90GB
春トクキャンペーン適用の月額料金 1,890円 2,680円 3,480円 3,980円
キャッシュバック金額 11,340円 10,720円 13,920円 15,920円
対応エリア ソフトバンクの対応エリア
(エリア確認はこちら
使用回線 ソフトバンク
セット割 Fon光とのセット割(スマホとのセット割はなし)
速度制限 データ容量を超過すると
当日速度制限
初期費用 事務手数料…3,300円
端末代金…0円

※価格はすべて税込、春トクキャンペーンを適用した場合

縛りなしWiFiは、契約期間なしのモバイルWiFiの中で最安級です。

さらに、評判を調査したところ、契約期間がないという点で縛りなしWiFiは高評価を得ているようです。

Twitter
よい口コミ
エリア内なら、楽天モバイルのポケットWiFiが3ヶ月無料、以降使わなければ無料、解約金0円なのでおすすめです🙌🏻

もしくは縛りなしWi-Fiや、WiMAXレンタルとかであれば、解約金なしの契約が可能なので、つなぎには良いなと思います🤔

おじゃましました🙇‍♂️
— 福さん@回線系サイト運営者 (@Fuku__san)

しかし、他社モバイルWiFiと比較したところ、契約期間なく使えるものの中ではそこまで安くないということもわかりました。

契約期間なしでWiMAXを使いたい方は、【縛りなし×WiMAXを使いたいなら「縛られないWiFi」】で紹介している縛られないWiFiが最もおすすめです。

そのほかおすすめの契約期間のないポケットWiFiは【縛りなしWiFiの以外のおすすめモバイルWi-Fi4社】で詳しく紹介しているので先に知りたい方は下記からどうぞ。

助手のジョン

まずは、評判からわかった縛りなしWiFiの、メリットと注意点を解説していくよ!

縛りなしWiFiを契約する3つのメリット

縛りなしWiFiを契約することで得られるメリットは以下3つです。

上記を口コミ評判とあわせて詳しく解説していきます。

契約期間なしで、解約違約金がかからない

「縛りなしプラン」であれば、契約期間なしでモバイルWiFiを利用できます。

端末到着当月でなければいつでも0円で解約できるため、短期利用や使用期間が定まっていない方、違約金をかけたくない方にピッタリです。

全国ほとんどの場所で使える

縛りなしWiFiは、ソフトバンク回線を借りて通信を行っています。

ソフトバンク回線は日本全国に対応しているため、ほとんどの場所で縛りなしWiFiを利用できるでしょう。

Twitter
よい口コミ
返信遅くなり申し訳ありません。ありがとうございます。
私の場合、縛りなしWiFiで問題ありません。ソフトバンク回線使っているタイプなのでうちのような田舎でも問題なく繋がるのでとても助かっております。
今はテレワークで利用度は減っていますが、今後とも宜しくお願いします。
— またち (@omochiromatachi)

縛りなしWiFiはソフトバンク回線なので田舎でも問題なくつながる、とても助かっているという口コミを見つけました。

ソフトバンク回線は日本全国ほとんどの場所を網羅しているため、都心部でなくても利用できる可能性が高いです。

キャンペーンで月額料金が最大6ヶ月間実質無料になる

縛りなしWiFiでは、2022年5月25日まで「文句なし!縛りなし!春トクキャンペーン!」を実施しています。

このキャンペーンでは、各プランの月額料金割引を受けられることに加え、月額料金最大6ヶ月相当分のキャッシュバックを受け取れますよ。

概要を表にまとめました。

<春トクキャンペーンの概要表>
月間データ容量 10GB 30GB 60GB 90GB
通常月額料金 2,178円 3,278円 4,103円 4,818円
春トクキャンペーン適用後月額料金 1,890円 2,680円 3,480円 3,980円
利用料金合計 11,340円
(1,890円×6カ月)
10,720円
(2,680円×4カ月)
13,920円
(3,480円×4カ月)
15,920円
(3,980円×4カ月)
キャッシュバック額 11,340円
実質6カ月無料
10,720円
実質4カ月無料
13,920円
実質4カ月無料
15,920円
実質4カ月無料

※価格はすべて税込

キャンペーン期間中に契約すると、2023年3月にアンケート回答用のメールが届きます。

これに回答すると、2023年4月中にキャッシュバック手続きメールが届き、手順に沿って申請すると所定のキャッシュバックが指定した口座に振り込まれますよ。

縛りなしWiFiを契約する際の2つの注意点

つづいては、縛りなしWiFiを契約する前に確認しておきたい2つの注意点を紹介します。

上記2つについても、メリット同様、口コミ・評判と合わせて詳しく解説します。

データ容量を使いすぎると、厳しい速度制限がかかる

規定のデータ容量を超えると各プラン厳しい速度制限にかかるので、利用量は常に気にしておく必要があります。

データ容量超過後の速度は128kbpsという低速に制限されてしまいます。

通信速度は速いものからGbps・Mbps・Kbpsと表され、一番遅いのがKbpsです。

通常のスマホ利用は、1Mbpsあれば問題ないとされています。

128Kbpsでは1Mbpsを下回るため、速度制限にかかってしまうと縛りなしWiFiはほぼ使い物にならなくなってしまうでしょう。

Twitter
悪い口コミ
最悪だ…速度制限(128kbps)来たからリアルタイムでごちうさ見れない…(家にWiFiない)明日友達に見せてもらうしかないか…
— tonaei (@tonaei_1stAnniv)

128kbpsの速度制限にかかってしまうと、動画の視聴はまず不可能です。

Webページの表示自体が難しくなってしまう水準なので、縛りなしWiFiの速度制限はとても厳しいものになると覚悟しなければなりません。

契約後のプラン変更はできない

縛りなしWiFiは契約途中のプラン変更ができません。

データ容量を変更したい場合は、1度解約して新規契約を結び直す必要があります。

助手のジョン

新規契約すると事務手数料の3,300円がもう1度かかることにも注意してね!

縛りなしWiFiの以外のおすすめモバイルWi-Fi4社

つづいては、縛りなしWiFi以外の、契約期間の縛りがないおすすめWiFiを4つ厳選してご紹介します。

契約期間の縛りがないおすすめモバイルWiFi4社

上記4社はいずれも契約期間の縛りはありません。

データ利用量ごとにおすすめを紹介しているので、ご自身の利用量にピッタリなものを選んでくださいね。

縛りなし×WiMAXを使いたいなら「縛られないWiFi」

縛られないWiFi

「縛られないWiFi」は2021年6月にリリースされたばかりのサービスです。

人気のWiMAXも契約期間の縛りなしで利用できますよ。

モバイルWiFiだけでなくホームルーターの提供もあり、料金も安い設定なので、契約期間の縛りがないWiFiを探している方は容量帯に関わらず一度検討してみることをおすすめします。

<縛られないWiFi概要表>
データ容量 30GB/月
50GB/月
無制限(WiMAX)
契約期間の縛り
解約違約金
セット割
月額料金 30GB…3,190円
50GB…3,740円
WiMAX…4,620円
1年間の実質月額料金 30GB…3,444円
50GB…3,994円
WiMAX…4,874円
初期費用 端末代金…無料
契約事務手数料…3,300円
キャンペーン内容

※価格はすべて税込

現在、WiMAXを契約期間の縛りなしで使えるのは縛られないWiFiとUQ WiMAXのみです。

<契約期間のないWiMAXの1年間の実質料金比較表>
縛られないWiFi UQ WiMAX

4,874円

5,043円

※価格はすべて税込

縛られないWiFiのほうが料金設定も安いので、お得にWiMAXやモバイルWiFiを利用したい、違約金の心配をしたくないという方にピッタリでしょう。

また、ホームルーターの提供もあるため、モバイルWiFiかホームルーターどちらにしようか迷っているという方、どちらも契約したいという方にも向いています。

50GBまでの小容量プランなら「MONSTER MOBILE」

MONSTER MOBILE

料金設定の安さが魅力のモバイルWiFiサービスが「MONSTER MOBILE」です。

容量が足りないと感じたときには途中でプラン変更も可能なので、その点が利用者にとっては嬉しいポイントです。

<MONSTER MOBILE概要表>
データ容量 20GB/月
50GB/月
契約期間の縛り
解約違約金
セット割
月額料金 20GB…2,140円
50GB…2,690円
1年間の実質月額料金 20GB…2,894円
50GB…3,444円
初期費用 端末代金…無料
契約事務手数料…3,300円
キャンペーン内容 NTTファイナンスタイアップキャンペーン

※価格はすべて税込

MONSTER MOBILEは、料金設定の安さはもちろん、データチャージやあんしんオプションも充実しています。

契約期間の縛りがあるプランもありますが、1年と契約期間も短めなのでよりお得に利用したい人はそちらも検討してみましょう。

博士

4月30日までの申し込みで、1年契約プランは6ヶ月間毎月500円割引されるぞ!

縛りなし×100GB程度の中容量プランなら「AiR-WiFi」

AiR-WiFi

100GBは容量がほしいという方は、「AiR-WiFi」であれば契約期間の縛りなしで中容量利用できます。

<AiR-WiFi概要表>
データ容量 100GB/月
契約期間の縛り
解約違約金
セット割
月額料金 3,608円
1年間の実質月額料金 3,862円
初期費用 端末代金…無料
契約事務手数料…3,300円
キャンペーン内容

※価格はすべて税込

AiR-WiFiは、海外での利用も可能です。

また、契約期間ありのプランもありますが、月間100GBの契約期間なしモバイルWiFiではAiR-WiFiが最安ですよ。

縛りなし×120GBの大容量プランなら「どこよりもWiFi」

どこよりもWiFi

100GB以上はほしいという方は、「どこよりもWiFi」であれば大容量を契約期間の縛りなしで契約できます。

<どこよりもWiFi概要表>
データ容量 ~120GB/月
契約期間の縛り
解約違約金
セット割
月額料金 50GB利用時…3,400円
120GB利用時…3,900円
1年間の実質月額料金 50GB利用時…3,654円
120GB利用時…4,154円
初期費用 端末代金…無料
契約事務手数料…3,300円
キャンペーン内容

※価格はすべて税込

どこよりもWiFiのプランは月120GBまで使え、使った分だけ支払う設定のため、データ容量をあまり使わなかった月でも損することはありません。

大容量使いたいけれど、毎月、容量目いっぱい使いきれるか不安という方にも安心の料金形態です。

縛りなしWiFiの申し込み方法と解約方法

つづいては、縛りなしWiFiの申し込みと解約両方の手順を解説します。

縛りなしWiFiの申し込みから利用開始までの手順

縛りなしWiFiの申し込みから利用開始までは、全6ステップで完了します。

1.必要なものを事前に準備しておく
支払いに必要なクレジットカード、もしくは口座情報や本人確認書類を申し込み前に準備しておきましょう。

2.縛りなしWiFiウェブサイトにアクセスし「お申込み」をクリックする

縛りなしWiFiの申し込みはウェブのみです。
サイトにアクセスし、右上にある「お申込み」をクリックして申し込みを進めましょう。

3.契約プランや容量、オプションを選択する
契約プランや容量、オプションなどを選択し、利用規約等を確認したら「同意する」にチェックを入れて「次ページへ」をクリックしてください。

4.必要情報を入力する
個人情報など、必要な情報の入力を進めてください。

5.内容確認後、申込完了
内容を確認し、問題なければ申し込みを完了しましょう。

6.端末が届いたら初期設定をして利用開始
縛りなしWiFiから端末が届いたら充電し、SSIDとパスワードを接続したい機器に入力しWiFiをつなげればすぐに利用開始できます。

縛りなしWiFiの解約方法

全3ステップで解約手続きは完了しますが注意点もあるため必ず確認してください。

1.縛りなしWiFiウェブサイトの「問い合わせ」より解約の旨を伝える
まず、縛りなしWiFiウェブサイトの問い合わせフォームより、解約したい旨を連絡しましょう。

博士

問い合わせはこちらからできるよ!

2.縛りなしWiFiから返信メールが来たら解約を進める
問い合わせ後、縛りなしWiFiから返信メールが来たら案内に沿って解約手続きをすすめましょう。

3.機器を返送することも忘れずに
解約後は翌月1日までに機器やUSBケーブルを返送しましょう。

返却期限を過ぎてしまうと翌月分の料金が請求されてしまうため、手続き後は迅速な返送をおすすめします。

送り状等は契約者自身で用意しなければなりません。

<縛りなしWiFi返却先住所>
〒136-0075
東京都江東区新砂2-2-11 STLCビル荷捌き棟4F
縛りなしWifi宛

縛りなしWiFiでよくある質問

利用者や契約検討中の方からよく寄せられる質問5つをピックアップしてご紹介します。

上記について回答・解説していきます。

縛りなしWiFiは本当に契約期間がないの?

縛りなしWiFiは、どのコースでも契約期間の縛りはありません。
そのため、いつでも違約金なしで解約が可能です。

縛りなしWiFiには通信制限がある?

縛りなしWiFiは、各プランのデータ容量を超過すると、翌月まで通信制限がかかります。

通信制限中の最大速度は128kbpsです。

厳しい速度制限のため、毎日容量のチェックを忘れないようにしましょう。

通信可能なエリアってどれくらい?

通信可能エリアはソフトバンク回線エリアです。

<通信可能エリア>

  • ソフトバンクの対応エリア
<各エリア検索>

  • ソフトバンクのエリア確認はこちら

海外でも利用できる?

縛りなしWiFiは、海外でもそのまま利用できます。

対応する国は2022年7月現在、全部で106ヶ国です。

プランは「1日300MB」「7日1GB」「30日3GB」の3種類で、利用する国によって料金が異なります。

申し込んだあとキャンセルってできる?

商品発送後のキャンセルや申し込み月の解約はできません。
エリア確認をせず申し込みをした場合の交換等も行っていないため、申し込み前には必ずエリア確認をしましょう。

まとめ

縛りなしWiFiは、契約期間の縛りなしで最大90GBのデータ容量を利用できる利用できるサービスです。

ただ、他社にはより安いプランも存在するため、お得に契約期間の縛りなくモバイルWiFiを利用したいという方は新サービスである「縛られないWiFi」なども検討してみましょう。

メリット・注意点など縛りなしWiFiの特徴やそのほか契約期間の縛りがないおすすめのモバイルWiFiまでまとめて知りたい方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

参考サイト

総務省
消費者庁
国民生活センター
日本データ通信協会
電気通信事業者協会
電気通信消費者相談センター
電気通信サービス向上推進協議会
一般財団法人 インターネット協会
一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会
みんなのネット回線速度
縛りなしWi-Fi
縛られないWiFi
MONSTER MOBILE
AiR-WiFi
どこよりもWiFi

記事一覧

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基礎からわかるスマホ料金プラン活用術

外出頻度が減るとともに、スマホの使い方も大きく変わった。維持費を少しでも抑えるには通信プランをどう工夫すれば良いだろうか。ここでは料金節約に関する小ワザをチェックしていこう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【Tip1】まずは「乗り換え(MNP)」すべきか「組み合わせ(DSDS)」すべきか考えよう

番号そのまま乗り換えるか 副回線を導入するか

通信費の節約を行うには、やはり通信プランを乗り換える手間は欠かせない。今季は特に、ブランドやキャリアを跨いでの乗り換えを検討したいところだ。また、仕事で回線を所有している場合には、安価な副回線を活用することも考慮したい。

 

<MNPのメリット&デメリット>

[ココがメリット]より自分に合った料金プランを選択可能

MNPならば使用している電話番号を変更せず、異なる携帯電話会社の安価な通信サービスに移行できる。幅広い選択肢から検討できるので、通信プランの抜本的な見直しをするには、有効な手段と言えるだろう。

 

[ココがデメリット]関連サービスの影響と手間がかかる点に注意

MNPをする場合、キャリアメールなど関連サービスが使えなくなることがある。切り替え中には、電話や通信が使えなくなる期間が生じることも理解しておきたい。条件によっては解約金も必要となるので注意を。

 

<DSDSのメリット&デメリット>

[ココがメリット]既存の回線を生かしつつ安価な通信回線を足せる

主回線を生かしたまま別の通信プランを同じ端末で扱えてムダがなく、手続きによる手間も少なめ。安価で大容量通信が可能な格安SIMなどを併用することにより、最低限のコストで使える通信量をUPできる。

 

[ココがデメリット]コスト削減に繋がるかどうかは場合による

通信プランを追加で契約することになるので、主回線を安くしても、ある程度上乗せが発生する。大幅なコストカットは望めず、組み合わせによっては割高にも。またDSDS時に主回線で5Gが使えない場合もある。

 

■そもそもDSDSって何?

SIMカードを2つ使える仕様

DSDSとは、「Dual SIM Dual Standby」の略称で、1台のスマホで2枚のSIMカードを使い、同時に通信の待ち受けができることを指す。VoLTE対応の場合にはDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)と呼ばれることも。

 

↑iPhoneはXS以降の世代であれば、DSDSに対応。さらにeSIMも利用できる

 

<MNPの手順>

【1】予約番号を取得する

移行前の事業者に対してMNPで転出することを告げ、MNP予約番号を発行してもらう。MNOでは、専用の電話窓口も用意されている。手数料が発生するが、ウェブでの手続きなら多くが無料だ。

 

↑MNPの予約方法についての詳細は、各事業者の公式サイトで確認できる

 

【2】すぐ新プランを申し込む

MNP予約番号には有効期限が定められている。取得後はすぐ申し込みを行おう。申込先の事業者によっても必要な残り期限が異なるので注意。申し込むプランはあらかじめ決めておくのが賢明だ。

 

↑契約時にMNP予約番号を用いる。そのほかの必要書類をチェックしておくことも忘れずに

 

【3】開通を待とう

店舗またはウェブで転入を申し込んだら、MNPの手続きが完了するまで待つだけ。新しいSIMカードが手元に届いたら、端末にセットして回線利用の手続きを行えば、利用開始となる。

 

↑以前のSIMカードに代えて、新しいSIMカードをスマホにセット。開通したら手続き完了だ

 

<DSDSの手順>

【1】SIMロックを解除

副回線で利用する通信プランも、SIMロックの対象になる。大手キャリアで購入したスマホを利用する場合は、あらかじめSIMロックを解除する手続きを行う。なお解除条件は各事業者で確認しておこう。

 

↑大手キャリアの場合、条件を満たす端末はオンライン手続きでSIMロックを解除可能だ

 

【2】副回線をセットする

eSIMプランを契約した場合には、QRコードなどが手元に届くので、設定アプリ内からこれを読み込んで通信プランを追加する。DSDS/DSDV対応のAndroidの場合は、SIMカードをセットしよう。

 

↑Androidでは、DSDS/DSDV対応の端末はSIMカードを2枚セットできる場合が多い

 

【3】端末の設定を行う

iPhoneなどのeSIM対応端末では、画面指示に従って設定を行う。eSIM非対応のAndroidの場合は、副回線副回線のSIMカードをセットしたら、APN(アクセスポイント名)を設定しよう。

 

↑iPhoneで副回線に追加したeSIMプランは、モバイル通信専用の回線としても設定できる

 

 

【Tip2】eSIMを活用すればメインプランを維持しながらデータ容量追加が割安に

オンライン手続きだけですぐに使えるのが便利

ここではiPhoneでeSIM向けの通信プランを利用する流れを紹介しよう。まず、専用のウェブサイトからプランを契約すると、登録に必要なQRコードを取得できる。iPhoneの「設定」アプリから「モバイル通信プランを追加」というメニューを操作し、入手したQRコードを読み込むことで、登録が可能だ。複数回線が有効になると、通信で利用する回線を選べる。

 

【1】プランを契約する

eSIM対応のプランはウェブサイトから申し込める。想定用途に適したプランを契約しよう。なお、海外のプリペイドプランはアプリから申し込むものも多い。

 

【2】QRコードを入手

申し込み手続きを行って契約が完了すると、eSIMの追加に必要なQRコードが表示される。iPhoneの場合は設定アプリ内の操作でこれが必要になる。

 

【3】設定画面を開く

iOSの「設定」アプリを起動し、「モバイル通信」を選択。青字で表示された「モバイル通信プランを追加」をタップして、回線追加の設定操作を続けよう。

 

【4】QRコードを読み込む

カメラが起動したら入手したQRコードを読み込むと、通信プランの利用に必要なプロファイルが導入される。画面指示に従って操作を続けよう。

 

【5】主回線を選択

「デフォルト回線」を選ぶ画面が表示されたら、主に電話番号を使用したい回線を選択しよう。設定なしで電話をかける場合に、こちらの番号が使われる。

 

【6】データ回線を選ぶ

同様に「モバイルデータ通信」には、通信量を消費したい回線を選択しよう。なお、切り替えを許可しておくと電波状況によって回線を使い分けてくれる。

 

【主なeSIMプランを比較】

使い放題だけでなく従量プランも便利

日常的に使いやすい代表的なeSIMプランとしては、楽天モバイル「Rakuten UN- LIMIT V」や、IIJmioの「データプラン ゼロ」がある。後者はデータ通信専用で、使うギガ数×450円で運用できるほか、0GBの月は150円で回線を維持可能だ。

 

【Tip3】通話にLINE Outを使う

固定電話宛もアプリから安く通話できる

基本料とは別途発生する通話料金を抑えるためには、LINEなどアプリの通話機能をWi-Fi接続下で使うのが◎。固定電話宛など、通常のアプリ通話ができない場合には「LINE Out」機能などを使えば、割安で通話が可能だ。

 

↑LINE OutはLINEアプリ内から使用可能。使用感は一般的な「電話」アプリとほぼ変わらない

 

【Tip4】サブ機や家族と容量をシェアする

家族で分け合うだけでなくサブ機持ちにも恩恵アリ

家にずっといる人と毎日外出する人、または毎日携帯するスマホとほとんど家で使うタブレットなどで使用する通信量は異なる。こうした複数デバイスで通信量を共有できるプランが用意されているので、うまく活用すれば全体の料金を抑えられる場合もあるだろう。

 

[OCNモバイルONEの場合]

OCN モバイル ONEの「容量シェア」では、契約中の通信プランの容量を最大5枚のSIMカードで共用可能。2枚目以降のSIMカードを1枚あたり400円〜で追加できる。

 

【Tip5】フリーWi-Fi自動接続アプリを使う

外出時に少しでも通信量を減らせる

従量課金プランなどを契約している場合は、モバイル通信の量に応じて、月々の料金が上がる。屋外で通信する際には無料で使える公衆無線LANをうまく活用したい。自動接続を有効にするアプリなどを活用すると良いだろう。

 

↑例えば「タウンWiFi」アプリを使えば、指定したアクセスポイントに自動接続可能だ

 

【Tip6】バックグラウンド更新をオフにする

必要なものだけに設定しておこう

利用者が無自覚で消費しているモバイル通信量を減らすことも重要だ。例えば、ニュースアプリなどでは待機中にコンテンツを更新しても通信が行われる。こうしたバックグラウンドでの通信は、設定をカスタマイズすることで減らせる。

 

↑iOSの場合、「設定」アプリにある「一般」>「Appのバックグラウンド更新」で細かく設定可能だ

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

至高のモバイルPC「VAIO Z」ーー比類なきパワー、スタミナ、強靭さを「軽く」仕上げたフルカーボンボディの魅力は?

VAIOは2月18日、新しいモバイルPC「VAIO Z」を発表しました。世界初の立体成型フルカーボンボディを持ち、スピード、スタミナ、強靭性と、1kgを切る驚異的な軽量性の両立を実現した新たなフラッグシップモデルです。直販価格で26万700円から(税込)で、3月5日より発売となります。

↑今回発表された「VAIO Z」

 

【VAIO Zの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

驚異の軽量性とハイスペックの両立を実現した、世界初の「フルカーボンボディ」

VAIO Zの最大の特徴は、重量958gの軽さと機能性とハイスペックを両立している点にあります。その高度なバランスを得るための鍵となったのは、UDカーボンをボディ全体に採用したフルカーボンボディ。UDカーボンはレーシングカーやロケットなど、極限まで軽さが求められる現場で使用されています。また、一般的なクロスカーボンよりも強靭な反面、曲げ加工が難しい欠点を持っていました。しかし、VAIO Zでは15年以上にわたって培ってきたカーボン技術を生かすことで、世界初の立体成型フルカーボンボディの開発に成功したのです。

↑UDカーボンで構築された軽量かつ強靭なボディ

 

その結果、最軽量モデル「VJZ14190311B」の重量は958gを実現しています。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、企業のリモートワーク化が進み、モバイルPCを持ち歩く機会が増えていますが、VAIO Zの軽さは鞄に入れて持ち歩くのにとても便利です。

↑わずか958gなので、気軽に持ち歩くことができます

 

そしてVAIO Zはフルカーボンボディの実現で軽さにこだわりながらも、処理スピードの速さなどスペック面にも妥協がありません。VAIO Zに搭載されたインテルの最新プロセッサである、第11世代Core H35(Tiger Lake-H)は、これまでよりも動作周波数や熱設計電力を向上。フルカーボンボディによりフレキシブルに稼働できる1kg前後の軽量ボディを持ちながら、従来のPCと比較して大幅なスピードアップに成功しているわけです。処理スピードアップにより、起動時や大容量ファイルを開くまでの時間など今まで、ただ待っているしかなかった時間の節約に繋がるようになりました。

 

特に従来、時間のかかっていた細かな処理が速まったことは大きなメリットと言えるでしょう。2017年9月発売の「VAIO S13」と比較すると、PowerPointで作成したプレゼン資料をPDF化するのにかかる時間は半分で済みます。

↑2017年発表のVAIO S13と比較しても処理スピードは大幅に進化しました

 

同じく処理スピードの向上により、ビデオ会議などでのリモート・コミュニケーションで発生するタイムラグを大幅に縮めることにも成功。従来型のPCでは、音声が遅れるなどの現象が発生することがあり、何度も言い直すようなこともありましたが、VAIO Zならそうしたストレスとは無縁でリモート会議を実施することが可能です。

 

リモートワークが広まるにつれて、お気に入りのカフェやワーキングスペースなどでも仕事ができるようになりました。「VAIO Z」はそのようなシーンでACアダプターを持たずに外出し、電池残量を気にせず1日の仕事ができることを目指して開発、最長で約34時間のバッテリー持続を実現しています。

 

VAIO取締役執行役員PC事業本部長の林 薫氏は「大きく重いボディに高性能なプロセッサを搭載すれば、処理スピードが速いパソコンを作ることはできます。1kg未満のボディで実現したことにVAIO Zの価値があるのです」と強調します。

↑取締役執行役員 PC事業本部長の林 薫氏

 

様々なシーンでの使用を想定したモバイルPCにとって、バッテリー容量も重要な要素です。VAIO Zは、フルHD液晶モデルなら約34時間、4K液晶モデルなら約17時間の大容量バッテリーを搭載。タフに使っても極力充電せずに1日のワーキングアワーで使用することができるとしています。

↑メール&Webブラウジングで45分、ビデオ会議120分など、1日の仕事を無充電で行えます

 

↑19時過ぎに1日の仕事を終えても、まだ25%の電池残量があることがわかります

 

VAIO Zなら、移動中や出先で動画を視聴する際も電池の残量を気にせずに楽しむことができるでしょう。

 

軽量性と強靭さの両立も実現、ユーザビリティにも優れる

さらに強靭さもVAIO Zの特徴です。リモートワークの機会が増えたことによって、モバイルPCを持ち運ぶ機会が増えたと思いますが、VAIO Zは万一、落としても壊れないほどの強靭さも備えています。

↑VAIO Zに採用されたカーボンファイバーの強度はアルミニウム合金の約2倍です

 

VAIO Zは、VAIO独自の様々なモバイルPC利用シーンを想定した数十項目に及ぶ衝撃耐久性などの試験をクリア。また、アメリカ国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810H)もパスするほどの堅牢性を誇ります。

 

MIL規格準拠落下衝撃テストでは、持ち運び中やデスクの上からの落下などを想定して、26方向から硬い鉄板の上に落下させる試験を行います。VAIO Zはこれらの試験をクリアしたばかりか、127cmの高さからの落下試験にも耐えられる圧倒的な強度を実現しました。

↑5kgの重量をかけてもカーボン製ボディはびくともしません

 

この堅牢さを手にしたことにより、本当の意味で「どこへでも気軽に」モバイルPCを持ち出せる時代になったと言えるでしょう。

 

また、ユーザビリティにおいても、妥協のない機能性を誇るのが新生VAIO Z。VAIO User Sensingという独自の認識機能を新たに搭載しています。顔認識および指紋認識を組み合わせ、ユーザーがPCの前に座ればユーザーを認識し、スリープ状態から復帰したり、PCの前から離れると自動でロックする機能です。他にも、キーボードは日本語配列では「かな文字なし」「かな文字あり」「かな文字なしで隠し刻印」の3種類を選択できる(英語配列は隠し刻印の有無で2種類を展開)など、かゆいところに手が届く仕様を設計しています。

↑生体認識機能を備えているので、デスクに着くだけでスリープ状態が解除されます。また、デスクを離れれば自然にロックされるのでセキュリティも万全

 

↑かな文字なしで隠し刻印だと、スタイリッシュに整った見栄えになります

 

発表会に登壇したVAIOの山本千弘社長は、「この7年間、日本のビジネスパーソンの生産性を高めることに徹底的にこだわり抜いたモバイルPCを開発してきました。これまでは難しかった軽量性とスピード、スタミナ、強靭性などを両立させた“VAIO Z”の登場でモバイルPCは新たなステージに突入することは間違いないでしょう」と結びました。

↑VAIO ZならびにVAIOにおける、今後の展望を語る山本千弘社長

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

執筆/内山 慎太郎

格安SIMでスマホ料金がもっと安くなる!

新しく登場してきたオンライン専用プランは確かにお得だが、モバイル通信をあまり利用していない人ならば20GBも使い切れずに持て余してしまうだろう。そうした人は、格安SIMなどを利用すれば、より安価に回線を維持できる。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

そのまま割高でいるか、少しでも安い選択肢を探すか

「月7GB」というのが、かつて標準的な通信量の目安だった。しかし、20GBや無制限のプランが台頭するいま、10GB未満のプランはすでに節約のための選択肢になりつつある。5G化などを踏まえれば、こうした流れは必然だ。

 

一方、新型コロナウイルスの感染予防策などにより、一部業種ではテレワークが推進されており、外出頻度が減っている。通信プランが大容量化するトレンドはあるものの、Wi-Fiの活用などで通信量が抑えられている人ならば、より安価な通信プランで、維持費を低減する選択も合理的だ。

 

具体的な候補には、大手キャリアの段階定額制プランや、サブブランドの月10GB前後のプランなどが挙がる。ただし、これらは新参のオンライン専門プランと比べるとお得感が少ない。そこで検討したいのが、サブブランドの小容量プランやMVNOが提供する1〜3GBプランだ。大体1100〜1500円で運用ができ、例えばBIGLOBEモバイルの場合、月1GBで1160円になる。

 

また、日本通信のようにMNOのオンライン専門プランの対抗策となる通信プランも選択肢として登場してきている点にも注目。今春は、20GB前後を2000円弱で利用できる格安SIMプランがさらに増える可能性もありそうだ。

 

月1〜10GBで済むならもっと安くなる 格安SIMも検討すべき価格帯

MVNOが提供する格安SIMの通信プランならば、月に1〜3GBだけを使えるという小容量プランを選択可能。外ではほぼ通信しないが、電話番号を維持したいという場合に検討したい。

 

 

【2月24日追記】発表後に変更があったため一部修正

 

【コレも要チェック! MVNOの格安個性派プラン】

個性派の格安SIMならユニークな運用も可能

MVNOが提供する格安SIMのプランには、珍しい仕組みを採用する通信プランやオプションが用意されていることもある。想定用途に合致さえすれば、より安価な運用に繋がる場合もあるだろう。見逃さずにチェックしておきたい。

 

[その1]経済的にタブレットを運用したいならコレ!

IIJmio

従量制プラン

月額480円(1GB)、月額700円(2GB、以降1GBごとに+200円)

IIJmioの従量制プランはデータSIM専用なら月額480円〜で運用可能。音声通話機能付きのプランだと、1GB未満の運用なら1180円〜となるが、キャンペーン中につき、6か月間は480円〜だ。

 

[その2]YouTube好きにオススメの裏ワザ

BIGLOBEモバイル

エンタメフリーオプション

月額2080円(3GB+エンタメフリー)

3GB以上の通信プランを選択している場合に、月480円のオプションを追加すると、合計2080円〜で、対象サービスの通信量がカウントされなくなる。対象にはYouTubeの動画視聴も含まれる。

 

[その3]特定ゲームのみ通信が無制限に

LinksMate

カウントフリーオプション

月額1620円(3GB+ゲームフリー)

LinksMateが提供するゲームカウントフリーオプションでは、特定のゲームアプリの通信量がカウントフリー対象になる。モバイル通信下で対象ゲームを遊ぶ時間が長いなら狙い目だ。

 

★小中容量プラン、向いているのはこんな人

在宅時間が多めでWi-Fiを使いやすい人

自宅のWi-Fi環境下で過ごすことが多い人向きで、外出時に、モバイル通信を多少利用するくらいなら、月1〜3GBも使えれば十分だ。プランを変更することで維持費を削減できる。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

丈夫で画面割れから守るだけじゃない! 様々な特徴を持った、iPhone 12用ガラスフィルム5選

2020年秋に発売された「iPhone 12」シリーズは、ディスプレイに「セラミックシールド」と呼ばれる新素材が採用されており、従来のiPhoneより丈夫なディスプレイになっていますが、それでも万が一の“画面割れ”が心配……。ここでもやはり頼りたいのが保護フィルム。元々はディスプレイを守るためのものなので、“丈夫であること”は基本中の基本ですが、様々なニーズにこたえる特徴を持った製品が最近では増えています。今回はネット通販で人気のiPhone 12用ガラスフィルムをご紹介します。

 

目次

 


ケースと干渉しないほどよいサイズ感!


NIMASO 2枚セット ガラスフィルム iPhone 12/iPhone 12 Pro/11/XR用

しっかりとしたラウンドエッジ加工が施されており、引っかかりのないデザイン。表面硬度9Hと非常に高い硬度の素材を採用し、日々の生活で発生しうるスリ傷はもちろんのこと、不注意で落下してもスマホをしっかり守れます。本体の縁にスペースを残すデザインを取っているため、スマホケースと干渉せず併用できるのも特徴です。また、専用の貼り付けガイド枠が同梱されており、ガイド枠を利用することで、本体とフィルムがズレることなく簡単にフィルムを貼ることができます。

【詳細情報】
梱包サイズ:18×11×1.6cm
重量:80g

 


透明度抜群でFace IDにも対応!


ESR iPhone 12 ガラスフィルム 2枚入り

最大で5kgの力に耐えられるように強化されているiPhone 12/iPhone 12 Pro用保護フィルム。透明度抜群のガラスにより、簡単にFace IDでロック解除できます。付属のクリーニングキットと貼り付けガイド枠を使えば貼り付けも簡単。ユーザーからは「同梱のガイドを利用して貼り付けることでスピーカー位置もズレることなくしっかりと貼り付けることができ、貼る時に気泡が入ってしまっても使用している間にすぐ気泡が抜けていくため、快適に使用できます」という声も。

【詳細情報】
サイズ:14.36×6.84×0.03cm
重量:80g

 


万が一割れたときも安心の飛散防止加工!


Spigen iPhone 12 | 12 Pro ガラスフィルム Glas tR EZ Fit(2Pack)

飛散防止加工が施されているので、万が一割れたときも安心のフィルムです。貼り付けキットが付いており、簡単に位置決めができ、初心者でも簡単に貼り付けることが可能。硬度9H以上で傷つきにくく、側面は曲面加工され、滑らかな手触りでガラスの厚さが気になりにくい設計です。レビューには「貼り付けキットがあるおかげでほぼ間違いなく失敗しないという安心感はとても大きいです。フィルム自体も指の滑りもよく、ひっかかりもないので不満はありません」という声も。

【詳細情報】
サイズ:16.18×8.89×0.71cm
重量:120g

 


強靭さと360°曲げても割れない柔軟性を両立!


OVER’s 10H ガラスザムライ 高品質 iPhone 12 (らくらくクリップ付き)

柔軟性と強度を兼ね揃えた、フィルムをOの字まで360度曲げても割れない独自開発の「Oシェイプ」技術を採用。 表面硬度は10H(鉛筆硬度試験)と高く、カッターやナイフでも傷つけられない硬度で本体を守り抜きます。失敗せず貼り付けられる付属クリップ付き。ユーザーからも「触った感触もスルスルとしていて操作しやすく、指紋も付きにくいと感じます。らくらくクリップは使った後はスマホスタンドにもなる。ここまで至れり尽くせりでこの値段はかなり安いと思います」と好評です。

【詳細情報】
梱包サイズ:25×15×2cm
発送重量:100g

 


カメラ用の保護フィルムやケースも付いたお得なセット


AloMit iPhone 12用ガラスフィルム3枚+レンズ保護フィルム3枚

画面ガラスフィルム3枚、カメラ保護フィルム3枚、透明ケース1個のセット。表面硬度9Hの旭硝子製を採用し、丈夫な素材と剛性の高い構造で、保護ガラス表面の傷を防止して長く安心して使えます。画面ガラスの厚みは0.22mmで透明度は99.9%と高く、iPhone本体が持つ高精細な画面を損なうことはありません。また、特殊な飛散防止設計により、万が一割れてしまった際にもガラス片が飛散することなく、高い安全性を実現しています。四隅には、高品質の強靭性TPU素材を採用し、落下時の衝撃を最大限に吸収して本体を守ります。

【詳細情報】
サイズ:40.61×22.83×2.54cm
重量:0.64g
セット内容:画面ガラスフィルム3枚+レンズ保護フィルム3枚+衝撃吸収コーナーケース1個

 

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5Gを見据えた新時代の容量プランをチェック!

今春提供の新プランでは、NTTドコモとソフトバンクの大容量プランも通信量無制限に変更された。すでに無制限だったauも値下げを決行。5Gを見据えた新時代のプラン内容をチェックしよう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

5G時代の本格化を前に、容量無制限プランが揃う

MNOにおける通信プラン大容量化の流れで、無制限化の先陣を切ったのは、19年春に登場したauの「データMAXプラン」である。一方で、NTTドコモやソフトバンクは、当時から超大容量なプランこそ提供していたが、標準で無制限という仕様にはしていなかった。

 

しかし、3月からはソフトバンクが「メリハリ無制限」として、4月からはNTTドコモが「5Gギガホ プレミア」として、超大容量プランに置き換わる無制限プランの提供を開始する。文字どおり通信量の上限が撤廃されたほか、総務省から「複雑な料金体系」にメスが入ったおかげで、基本料金の経時変化もほぼなくなり、ユーザーにとってもわかりやすく魅力的な仕様になっている。このトレンドを追い、従来から通信量無制限プランを提供してきたauも、該当プランを「使い放題MAX」へと改めたうえで、料金体系をシンプルに変えて3月から提供。ほか2社に足並みを揃えてきた印象だ。

 

なお、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」については、無制限ではあるものの、楽天回線エリアから外れると上限5GBという縛りがある点に注意したい。月額料金が2980円と安く、1年間無料のキャンペーンも魅力的だが、実質的には他キャリアのプランと同列では語りづらい。

 

5G端末も出揃った今年こそが本格的なスタートに。エリアと価格の両面で競争激化!

安価なオンライン専用プランが登場した一方で、大手キャリア主力プランは通信量上限のない使い放題が常識に。5Gエリアの拡充も進んでおり、いよいよ本格活用の年になる。

 

 

 

 

 

【料金×エリア×将来性で見る5Gオススメ度】

私が解説します

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に広く精通。雑誌やウェブを中心に記事を寄稿する。

【NTTドコモ】オススメ度★★★★

企業との積極的な連携は将来的に成果が出そう

目先のエリア展開は遅くとも、「なんちゃって」ではない5Gの展開に関しては、期待感が大きい。企業とのコラボレーションも含め、積極的に5G技術の展開を図っており、関連サービスの充実やB2B展開にも注目だ。

 

↑公式サイトでの21年夏時点のエリア拡充予想。ピンク部分が5Gエリアで、かなり広がっている

 

【au】オススメ度★★★☆

端末を5Gで一本化しエリア展開にも本気

新規で取り扱うスマホを5G対応モデルのみに絞るなど、本格的に5Gに注力する姿勢が見られる。ソフトバンクとのインフラ連携をしていることもあり、基地局数もこれから順調に伸びていくと思われる。

 

↑公式サイトでは、地図上で5Gのミリ波およびSub-6対応のスポットを確認できるのが面白い

 

【ソフトバンク】オススメ度★★★

市場の動きを見つつ着実に5G化を図るか

エリア展開のスピード感は、インフラで連携するauとほぼ同じと思われる。4G/5Gプランが実質共通であるなど、ユーザーが5Gへと移行する際のハードルを低く見せている部分も上手い。堅実な進化に期待できる。

 

↑公式サイトで現時点と今後対応予定の5Gエリアが確認可能。大まかな面での表示が特徴的だ

 

【楽天モバイル】オススメ度★★

4Gと5Gを並行して整備中だがまだ途上

新参のMNOとして、4Gの自社回線エリアもまだカバー率が低いのが課題。5G着手のスタートは、他社と一緒とはいえ、ベースに差があることは否めない。料金の安さも鑑みながら長期的な目で見守るのが賢明だろう。

 

↑公式サイトでは、5G対応スポットの地図表示がない。エリアが箇条書きで記されるのみだ

 

<無制限でもテザリングには注意が必要>

テザリング上限が気になる人はサブ回線導入も検討を

 

楽天モバイル

Rakuten WiFi Pocket

実質価格0円

auとソフトバンクは無制限プランでもテザリング時に上限が存在する。気になる人はモバイルルーター導入がオススメ。本機は、通信プランとセットで、実質無料となるキャンペーン中。連続駆動時間は10時間だ。

 

★使い放題プラン、向いているのはこんな人

外で動画を長く見る人や家にWi-Fiがない場合に◎

Wi-Fi環境がない人や、通勤通学時に長時間ストリーミング動画を視聴する場合は無制限プランが狙い目だ。PCなどを日常的にテザリングする場合は、設けられた上限に注意しよう。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

カメラ部分を傷や汚れから保護する、iPhone 12用レンズカバー5選

スマートフォンを新しく購入したとき、ボディはケースで守り、ディスプレイは保護フィルムで守り……と、“万が一”に備えてガードを固めますよね。しかし、意外と傷付きやすく、ガードを怠りがちなのがカメラ。鍵などの小物と一緒にポケットやバッグに放り込んでおくと、知らぬ間に傷が付いていることも起きがちなのです。そんな大事なスマートフォンの高性能レンズを、細かい傷から守ってくれるのがレンズカバーです。今回は、2020年秋に発売され、まだまだ人気の「iPhone 12」のレンズカバーをご紹介します。

 

目次

 


台座ごとカバーできる構造だから防塵効果◎!


Xeokone iPhone 12用 カメラフィルム 2眼レンズ保護

レンズ部分だけではなく四角い台座部分もカバーできる、剥がれにくいカメラカバーです。カバーの密着度合いが高いので、レンズのみを覆うカバーと比べて防塵効果が高く、ホコリが入りにくい構造です。高品質なメイドインジャパンの旭硝子製、ハードコーティング加工により外部からの衝撃をフィルムが吸収し、画面へのダメージを最小限に抑えます。万が一破損した際も飛散防止加工によって破片はほとんど飛び散りません。また、強力な撥水撥油コーティングを施しているため、汚れや油分をはじき、指紋が付きにくくなっています。

【詳細情報】
梱包サイズ:18.2×10×2.2cm
発送重量:40g

 


エアーレス加工で気泡が消えるから誰でもきれいに貼れる!


ALLFUN iPhone 12用 カメラフィルム 硬度9H

レンズに置くだけで自動的に吸着し、エアーレス加工により気泡が消えるので、誰でもきれいに貼り付けることができます。撥油疎水コーティング加工で、耐油性に優れ、指紋が付きにくく、付着した汚れも簡単に拭き取れます。強化ガラスフィルムは日本製の旭硝子を採用し、業界最高レベルの9H硬度で耐衝撃性と耐傷性に優れ、飛散防止加工も施されています。高い光通過率で撮影時の画質を損ないません。

【詳細情報】
梱包サイズ:9.4×5.8×1.6cm
発送重量:20g

 


万が一割れても破片が飛び散りづらいから安全!


SUGURE iPhone 12 カメラフィルム レンズ保護 アルミニウムカバー

非常に薄いアルミニウム合金と強化ガラスレンズを使用した、フルカバータイプの保護フィルム。9H硬度で傷、破損を防ぎます。透明度は99%以上。飛散防止加工により万一割れても強化ガラス破片が飛び散りづらく、とても安全です。ユーザーからは「カメラのガードは、地面などに落としてもしっかりとガードしてくれていて、粘着力がとても強く、見映えも変わらなくて最高です!」という声も。

【詳細情報】
梱包サイズ:7×7×1.6cm
発送重量:10g
カラー:ブラック・ブルー・レッド

 


2.5Dラウンドエッジ加工で貼り付け後も自然な仕上がり!


AUNEOS iPhone 12用 カメラフィルム フラッシュ穴に黒ゴム

カバーの縁は2.5Dラウンドエッジ加工で、段差を感じない自然な仕上がり。2眼のレンズ部分だけでなく、四角い台座部分もカバーする、剥がれにくいレンズカバーです。露出オーバー防止のため黒い縁取りをしており、フラッシュ撮影でカバーが光ってしまう現象を防止します。ガラス透明度は99.9%と高く、貼ったままでもカメラ撮影に影響はほとんどありません。旭硝子製の強化ガラスを使用した本品は、カメラレンズ全面を守り、バッグやポケットの中で付いてしまう引っかき傷に対して高い耐性を持ちます。

【詳細情報】
梱包サイズ:13.6×7.4×1.6cm
発送重量:20g

 


失敗しても貼りなおせる2枚入り!


YOFITAR iPhone 12用 カメラフィルム 露出過度防止

フィルムは失敗してしまっても貼り直せる2枚入りなので、貼り付けが苦手な人にも安心です。9Hガラスフィルムを採用し、落下時のカメラへの衝撃、破損を防ぎ、鋭いものからの摩擦による細かい傷などもしっかりガード。四角い台座ごと覆って保護しながら、カメラレンズ内のホコリの巻き込みを防止します。透過率99.9%のクリアガラスで、装着した状態でも、美しい映りはそのまま。特殊加工により、ガラスフィルム全体が粘着面になっています。

【詳細情報】
梱包サイズ:10.4×6.9×2cm
発送重量:20g

 

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3大通信キャリアのオンライン専用プランを大解剖!

NTTドコモとau、ソフトバンクの3キャリアが発表した月額2500〜3000円で月20GBを使えるオンライン専用の通信プランが大いに話題になっている。3月からの提供開始を前に、その概要について確認しておきたい。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

20GB・2980円が新時代の標準になるか

オンライン専用プランに関して先陣を切ったのが、NTTドコモだ。同社は20年12月3日に新プランの「ahamo(アハモ)」を発表。21年3月に提供を開始する。同プランは月額2980円で月20GBが利用でき、通信量を使い切ったあとも最大1Mbpsで通信可能など、これまでにないコスパの高さが目を引く。一方で、申し込みやサポートなどは基本的にオンライン限定。キャリアメールが使えないなど、ユーザーが注意すべき点は多い。

 

ソフトバンクは、20年12月22日に、「SoftBank on LINE」なるブランドコンセプト名とプラン概要を発表し、21年3月に提供予定とした。MVNOの「LINEモバイル」を前身とするサブブランドで、正式なブランド名は決定次第公表される。なお、ソフトバンクは21年3月にLINEモバイルの100%子会社化と吸収合併の検討も進める。この新ブランド提供に伴い、LINEモバイルは新規受付終了が協議されている。

 

21年1月にはauも「Povo(ポヴォ)」を発表。こちらも提供は3月予定。他社より基本料が500円安いほか、200円で1日通信し放題になるような「トッピング」という仕組みを用意する点にも注目。パートナーシップを結んだCircles Asia社との連携を生かした形となっている。

 

手続きや各種サポートはオンラインに限定。対面サポート省略で値下げを実現

オンライン専用プランでは、原則として店舗サポートが用意されない。手続きがオンラインに限定される反面、そのぶん低価格で利用できる。

 

 

 

 

<オンライン限定プランのギモンに答えます>

【Q1】契約手続きはどうやる?

A1:ウェブサイトやアプリから申し込もう

オンライン専用プランは、店頭からの新規申し込み手続きができない。申し込みは基本的に専用サイトやアプリなどから行う。例えば、ahamoでは契約者は20歳以上という条件があり、20歳未満の場合には保護者が契約を行う必要がある。

 

↑ソフトバンクは、LINEからの契約申し込みや契約内容の確認変更などの手続きが可能。また、サポートにもLINEのチャットが使われる予定だ

 

【Q2】故障した場合はどうする?

A2:一部の緊急対応は例外的に電話窓口対応なども予定

オンラインチャットによる手続きが原則。ドコモの場合、端末故障時や紛失・盗難時などの緊急対応については専用電話窓口でのサポートが受けられる場合もあるという。au、ソフトバンクは緊急時の電話窓口対応の有無について現状、明言していない。

 

↑有事の際でも、キャリアショップに駆け込めるわけではない点に注意。もしものときのためにスマホ以外の通信手段を確保しておきたい

 

【Q3】海外ローミングは使える?

A3:ahamoでは利用できるとされる

ahamoでは、アメリカやヨーロッパ諸国など海外82の国・地域で、追加料金がかからず月20GBまでモバイル通信を利用できるとされている。一方、auのpovoやSoftBank on LINEは、海外ローミングの利用可否についていまのところ未公表。

 

【Q4】家族割は適用される?

A4:基本は非適用だが、ahamoは頭数としてカウントされる

オンライン専用プランはどれも家族割が適用されない。ただし、ahamoは料金の割引こそされないものの、家族割に含まれる回線としてはカウントされる。家族が「ギガホ」などを契約している場合、恩恵を受けられる。

 

↑ドコモの家族割は2回線なら500円引き、3回線以上なら1000円引きとなる。家族ひとりがahamoに乗り換えても、ほかの家族の割引には影響がない

 

【Q5】料金はずっと一定?

A5:基本料金はずっと一定でわかりやすい

ahamoとSoftBank on LINEは月額基本料は2980円で、povoは2480円。これらは数か月間限定の割引などが設けられていないため、1年後はいくらになるのかなどの計算は不要だ。ただし、無料時間ぶんを超過した通話料などは別途発生する。

 

【Q6】5Gも使用できる?

A6:4Gだけでなく、5Gも使えるとの説明あり

サービス提供開始前ゆえに、実際に利用した際の通信速度については不明だが、ahamo、SoftBank on LINEについては当初から4G/5G回線を利用できると説明されている。povoも夏から5Gに対応予定。

 

【オンライン専用プラン 向いているのはこんな人】

契約などの各種手続きを自力で調べて進められる

ブラウザやアプリからの手続きを抵抗なく行えるような、ある程度のITリテラシーを持つ人向き。また、キャリアメールがないので、フリーメールなどをすでに活用していると移行が楽だ。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

ピラミッド調査のプロが開発! プログラミングを学べるドローン「SKY SELFIE」を体験してみた

2020年より小学校の必修科目となったプログラミング教育。最近は、ロボットや工作キット、ボードゲームなど、さまざまなプログラミングトイも販売されています。何事も楽しみながら学べるのが一番。興味に合った入口がたくさん用意されているのは、とてもいいことですよね。そんなプログラミングに触れる第一歩として、知育玩具などが各メーカーで展開されています。

 

本記事で紹介するのは、プログラミングができる小型軽量のドローン「SKY SELFIE(スカイセルフィー)」。アプリと連携して動画撮影や動作のプログラミングをしていくモデルです。今回は、発売元であるワールドスキャンプロジェクトの方に話を伺うことができました。SKY SELFIEの操作も実際に体験できたので、レポートしていきます!

 

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手のひらサイズの子ども向けドローン

SKY SELFIEは手のひらサイズのドローンです。本体重量は34gと超軽量。4つのプロペラを搭載しており、怪我や羽根の破損を防ぐためにそれぞれリング状のカバーで保護されています。連続飛行時間は約5分。バッテリーは約40分でフル充電が可能です。

↑たまたま自宅にあったクロワッサンを量ってみたら50gだったので、SKY SELFIEはかなり軽量だ

 

特徴は、専用アプリと連携して操作できること。専用のコントローラー以外にスマホでも操作が可能(本体とはWi-Fi接続)。その際は、本体搭載のカメラが中継する映像をスマホの画面で見ながら操作できます。さらにフルHD(1920×1080)の写真・動画撮影に対応。ドローンに向かってピースサインをすると、自動で写真を撮ってくれる機能まであります。

↑スマホアプリでの操作画面(画面は開発段階のもの)

 

↑アプリ内で撮影した動画や写真を見られる

 

また、アプリではドローンの動き(前進、上昇、旋回など)を個別にプログラミングし、そのプログラム通りに飛行させることができます。実はこのプログラミング機能こそ、SKY SELFIEの狙いなのです。

↑動きを組み合わせて、SKY SELFIEの動作をプログラムできる

 

というのも、SKY SELFIEがターゲットとするのは、小学生~中学生の子どもたち。「ドローンに触れたことがない子どもに、“はじめてのドローン”として手に取ってほしい」「プログラミングやSDGsに興味関心を持ってもらいたい」という思いから、SKY SELFIEは生まれています。しかし、なぜワールドスキャンプロジェクトはこうした「教育」を重視しているのでしょうか。

 

はじまりはエジプトのピラミッド?

そもそも、株式会社ワールドスキャンプロジェクトは、世界中の文化財や建造物を3Dスキャンし、デジタルアーカイブとして保存するという1つのプロジェクトからスタートしました。2017年からは、エジプトのピラミッドを調査するチームに参加。ドローンによるデータ取得からCG解析を行っています。プロジェクトとして2年を過ごし、2019年に会社化しました。

↑プロジェクトを率いていた市川泰雅さん

 

デジタルアーカイブを作成する目的は、人が行けない場所や見られないものの全貌を形にすること。そして、作成したVRや3DCGは「教育」に活かすべきだろう。こうした思いこそ、ワールドスキャンプロジェクトが教育分野に力を入れている理由です。

 

しかし、ただドローンを開発して売るだけでは誰にも届かないとワールドスキャンプロジェクトは言います。ドローン自体を売りにするのではなく、プログラミングを含めた「教育向けのパッケージ」として売り出しており、学校や塾への提供もすでに開始しているとのことです。

 

プログラミング自体は、初歩的な難易度にとどめてあるとのこと。あくまでも、SKY SELFIEはドローンやプログラミングに慣れるための1台。さらに高性能なドローンや複雑なプログラミング製品へのステップアップを見据えたエントリーモデルになっています。

 

いざフライト体験!

開発の背景を伺ったあと、実際に操作を体験させていただきました。SKY SELFIEは免許なしで操縦できるドローン。本体とコントローラーの接続方法は簡単で、左スティックを上→下と倒すだけ。接続後に自動離着陸スイッチ押すと、プロペラが回転し浮上します。操作は、左スティックで上昇と下降・左右の旋回、右スティックで前後左右の移動を行います。

↑専用のコントローラー。本体とはBluetoothで接続する(最大距離は50mほど)

 

筆者はドローンを操作するのは今回がはじめて。左手で高さと向きを調整しつつ、右手で前進/後退するのはなかなかハード……。本体がとても軽く、エアコンの風にスーッと流されやすいのも難しいポイントでした。ただ、プロペラがリングで保護されているので、もし家具や壁に当たったとしても、傷がついたり破損したりする心配はないはずです。また、飛行音はしますが、家庭の掃除機よりも小さい程度(筆者の感覚ですが)なので、近隣の迷惑になることもないかと思います。

↑手に当たっても怪我しにくい

 

慣れてくると、コースに設置された輪をくぐったり、ホバリングしたりできるようになります。本体に付いたLEDライト(前方は青、後方は赤)を見て向きを判別できるので、自分から離れても操作がしやすいです。また、空中で静止できないときに位置ズレを調整できるスイッチもあり、機体のコントロールに役立ちます。

↑操縦に慣れてくると、めちゃくちゃ楽しい

 

1つのバッテリーにつき、連続飛行時間は約5分。約40分でフル充電が可能です(バッテリーは3つ付属)。取材時アプリは正式リリース前で体験できませんでしたが、発売と同時に利用できるようになるとのこと。本体カラーはレッド/ホワイト/ブルー/ブラックの4種類。交換用プロペラやACアダプター、スマホをコントローラーに取り付けるクリップなどが付属し、それらをまとめて持ち運べる専用ケースも付きます。

↑本体の底の部分にバッテリーをはめる仕組み

 

↑SKY SELFIEのセット一覧。基本的にレンタル販売限定で、3月末開始予定(価格未定)

 

SKY SELFIEは、操作がシンプル、かつ室内でも飛ばせるように安全面も配慮されています。子どもならすぐに操作を覚えるでしょうし、プログラミングの第一歩として、親子で一緒に遊んでみるのもよいのではないでしょうか。ドローンが気になっている人、子どもにプログラミングを触れさせたい人にぴったりのモデルです。あらためて、基本的にレンタル販売限定で、3月末開始予定(価格未定)となります。

 

ちなみに今回取材で訪れていたのは、スカイファイトカフェ銀座。機体を借りて操縦のレクチャーを受けたり、レースに参加したりできます。購入前に一度体験してみるのもおすすめですよ。

↑スカイファイトカフェ銀座

 

↑コースが設置されている

 

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“スマホ料金”を見直すために知っておきたいケータイ基礎知識ガイド

3月にスマホの料金プランが大きく動く。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアがオンライン専用の20GB・3000円弱のプランを展開。さらにメインブランドの主力プランも通信量上限を撤廃しつつ、既存の通信プランより価格を下げてきた。つまり、今春は、通信料金を見直す絶好のタイミング。ここで注目のスマホ料金トレンドについてじっくり学んでいこう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が解説します】

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に広く精通。雑誌やウェブに記事を寄稿。

 

政府の値下げ圧力により、料金プランは大激変!

2020年、総務省や現政権は大手3社の寡占状態を憂い、料金値下げとプラン簡略化を促す圧力をかけた。その是非はともかく、結果的にそれはスマホの料金プランに大きな変化を起こすこととなった。12月にNTTドコモが新プランを発表したのを皮切りに、ソフトバンク、auも新時代を見据えた料金体系を提案。こうしたプランが、21年3月に提供開始を迎える。詳細情報が明らかになっていない部分もわずかに残るが、現時点で最旬情報のキャッチアップは必須だ。

 

注目のトレンドは3つある。1つ目は、キャリアショップなどで取り扱われないオンライン専用の割安プランが登場したこと。2つ目は、大手キャリアの主力プランが、従前の超大容量から無制限へと進化しつつ料金体系が簡略化されたこと。そして3つ目は、こうした変化を受けて格安SIM市場も対抗策を出しつつあるということだ。

 

ユーザー的には選択肢こそ膨大だが、各プランの内容はわかりやすくなっている。今春こそ、自分の使用スタイルに合わせた料金プラン見直しに臨む絶好の時期だろう。

 

知っておくべき “いま”のケータイ基礎知識

スマホ料金の説明には、専門用語がつきもの。まずは、モバイルの最新トレンドを理解するために最低限必要な重要キーワードについて解説する。知らないものがないかチェックしておこう。また、料金プランの大激変についても紹介する。

 

[MNOとサブブランド]

最大手の事業者が提供する通信サービス

KDDIのように自社で通信設備を備える事業者を「MNO(エムエヌオー)」という。同社が展開するメインの通信サービスは「au」だ。一方「UQモバイル」もKDDIが提供する通信サービスだが、auとは別物である。こうした通信サービスを「サブブランド」と呼ぶ。新設の「ahamo」や「povo」はあくまで“プラン”扱いだが「SoftBank on LINE」は“サブブランド”として説明されるなど、その関係はやや複雑だ。

↑「ahamo」「povo」「SoftBank on LINE」ら新プランは、メインブランドのサービスから切り離されている。サブブランド的なプランだ

 

[MNP]

電話番号を変えずに通信会社を変える仕組み

契約中の電話番号を維持したまま、他の事業者が提供する通信サービスに移行できる仕組みを「MNP(番号ポータビリティ)」という。従来、MNPを行う場合には手数料が発生したが、昨今はこれが撤廃されつつある。

 

[5G]

日本では2020年から開始された次世代通信技術

「第5世代移動通信システム」の略称で、4G/LTEと比べて、より高速、低遅延、同時多接続な通信が利用できるのが特徴。5G対応の端末と通信プランを組み合わせることで利用可能だが、5Gに対応したエリアは限定的だ。

 

[eSIM]

スマホにSIMカードがあらかじめ内蔵されている

「SIM(シム)」とは、電話番号などの情報が記載された小さいICカードで、端末にセットして使う。一方「eSIM(Embedded SIM)」は端末に組み込まれたSIMのこと。完全オンラインの手順で通信プランを開通するのに必要となる。

 

[MVNO]

格安SIMを運営する通信事業者のこと

MNOが所有する通信回線網の一部を借りて、通信プランを提供する事業者を「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ぶ。一般に「格安SIM」や「格安スマホ」という言葉は、MVNOが提供する通信プランを利用したものを指す場合が多い。

 

★主なMVNO

日本通信SIM(【NTTドコモ】)

老舗MVNOの日本通信が提供する格安SIMブランド。MNOのオンライン専用プランへの対抗策を早くも展開。

 

BIGLOBEモバイル(【NTTドコモ】【au】)

KDDIの子会社であるビッグローブがMVNOとして提供する格安SIM。充実したオプション展開が特徴的だ。

 

IIJmio(【NTTドコモ】【au】)

インターネットイニシアティブが展開する。新技術を精力的に導入し、「eSIM」対応プランもいち早く取り入れた。

 

mineo(【NTTドコモ】【au】【ソフトバンク】)

オプテージ(旧ケイ・オプティコム)が展開。3社回線を選べる貴重な格安SIMだ。コミュニティにも注力する。

 

LINEモバイル(【NTTドコモ】【au】【ソフトバンク】)

ソフトバンクとLINEの合弁会社が展開するMVNO。同サービスを前身としてSoftBank on LINEが立ち上がる。

 

イオンモバイル(【NTTドコモ】【au】)

イオンリテールが2016年から運営。プラン数が豊富で、データ容量を複数枚のSIMで分け合えるシェアプランも用意。

 

[SIMロック]

格安SIMやeSIMプランを使うなら気をつけたい制限

MNOが提供するスマホには、他社のSIMカードを不正に利用できないよう「SIMロック」という制限がかけられている。制限は一定条件を満たすと外せて、これを「SIMロック解除」と呼ぶ。最初から制限のない端末は「SIMフリー」と呼ぶ。

 

[対応周波数]

端末流用で注意すべきはSIMロックだけじゃない

通信事業者は、総務省から利用できる電波の周波数帯を割り当てられており、MNOごとに利用できる周波数帯は異なる。スマホによって対応できる周波数が違うので、MNPの際に、端末の使い回しができるかどうかの確認が必要だ。

 

↑4G LTEの対応バンド一覧。楽天もMNOではあるが、割り当てられた周波数帯には差がある。◎と〇に対応していれば、おおむね問題なく使用可能となる

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

世界のミュージシャンも愛用! PCやiPhoneでも使えるBlueの高音質USBマイク「Yeti X」をレビュー

レディー・ガガ、スティング、エルトン・ジョンにデヴィッド・ボウイなど名だたる世界のミュージシャンもレコーディングに愛用したことがあるというアメリカのマイクロフォン専業ブランドBlue Microphonesから、ノートPCによるオンライン会議などにも活用できるUSBマイクのフラグシップモデル「Yeti X(イエティ・エックス)」が発売されます。PCだけでなく、iPhone/iPadの通話音声品質を手軽に強化できるUSBマイクの実力をレポートしたいと思います。

↑Blue Microphonesの高音質USBマイクのフラグシップモデル「Yeti X」

 

新型コロナウィルス感染症の影響が長引くなか、自宅にいながらオンライン会議に参加できる環境を整えてきた方も多いと思います。ビデオの有無にかかわらず、通話音声が聞き取りづらいと長時間に渡るオンライン会議は窮屈に感じられるもの。マイクをよりグレードの高いものに変えて、音声の品質向上を図るだけでオンライン通話の負担は大幅に軽減されます。通話相手に与える印象も良くなることうけあいですよ。

 

PCやスマホ、タブレットに外付けできるマイクにも様々なものがあります。アメリカで1995年にミュージシャンとレコーディングエンジニアが設立したBlue Microphonesは、クリエイターが手がける高音質なマイクとして瞬く間に名を馳せてきました。2018年にロジテック・インターナショナルのグループ傘下に加わってから、同社の製品はますますPCやモバイル端末との親和性を高めています。筆者が愛用するUSBマイクの「Yeti」も、PCアプリによる設定操作に対応していたり、iPhoneやiPadにつないで利用可能です。

 

フラグシップモデルの「Yeti X」が日本上陸

新製品のYeti Xはコンデンサー方式を採用するUSBマイクです。価格はオープンですが、想定される売価は2万4860円前後。対応するシステム要件はWindows 7/8.1/10、macOSは10.10以降で、PCのUSB端子は1.1/2.0/3.0に接続できます。

 

コンデンサー方式の特徴はアーティストがライブパフォーマンスなどに使用するダイナミック方式のマイクに比べて感度が高く、繊細な音を記録できるところにあるといわれます。反面、振動や気候の変化に弱いところもあるため、どちらかといえばレコーディングスタジオに据え置いて使われることの方が多いようです。

↑USBケーブルを接続するためのmicroUSB端子と3.5mmヘッドホン出力を搭載

 

Yeti Xは本体に搭載する4つのコンデンサー方式のマイクカプセルにより、使用用途に合わせた4つのピックアップパターンを切り換えながら高品位な録音ができるマイクです。Yetiは3つのカプセルを搭載していましたが、カプセルが1つ増えたことによってまるで静寂の空気感も伝えられるほどサウンドの透明度が増しています。

↑背面にピックアップパターンをスイッチするためのボタンを搭載しています

 

Yeti Xが対応する4つのピックアップパターンを紹介します。

・単一指向性モード:マイク正面の話者の声を集中的にピックアップ
・ステレオモード:歌や楽器の演奏に最適な音楽録音用
・無指向性モード:マイクの周囲全方向からピックアップ
・双指向性モード:マイクの前後にいる話者の声をピックアップ

↑PCアプリケーションの「Logicool G Hub」からピックアップパターンの変更も可能

 

話者が1人で参加するオンライン会議等の場合は「単一指向性モード」がおすすめ。話し手側に家族やオフィスの同僚など複数人がいるビデオ通話であれば「無指向性モード」を選んでもよいかもしれません。双指向性モードは対面インタビューなどに最適です。

 

音質やLED色のカスタマイズが楽しい!

筆者はMacユーザーなので、今回はYeti XをApple M1チップを搭載する最新のMacBook Airに接続して試しています。OSのバージョンも最新のmacOS 11.2.1です。

↑Apple M1チップを搭載するMacBook Air、macOS 11.2にYeti Xを接続

 

Yeti Xのマイク本体への電源供給はMacに接続したUSBケーブルで行うため、別途電源アダプター等の接続は不要。USBケーブルをつないだらMacの場合は「システム環境設定」に入り、続いて「サウンド」の設定からYeti Xを入力デバイスに選びます。音声出力デバイスもYeti Xに設定すると、マイクの底面に搭載されている3.5mmヘッドホン端子にヘッドホン・イヤホンを接続して、自分の声がミックスされた会話の音声が聴けます。

 

Yeti Xのマイク/ヘッドホン端子の音量、4つのピックアップパターンは本体のボタンですべての操作がまかなえます。これに加えてPCに「Logicool G Hub」アプリケーション(Mac/Windows対応)をインストールすると、マイクの音質や各スイッチにあるインジケーターLEDの発光色などを細かくカスタマイゼーションして楽しめます。

↑Yeti Xのカスタマイゼーションが楽しめる「Logicool G Hub」アプリケーション

 

アプリケーションには自分の声をサンプルとして録音して、どのように相手に聞こえるかプレビューしながら音質を微調整できる機能があります。例えばファン音やロードノイズなど持続的に響く環境音を除去するための「ノイズリダクション」、“ささやき声”を集音しやすくする「ディエッサー」などの値を調整すると、マイクを設置する環境に使う場面に合わせた最適化が簡単にできます。

↑マイクの音質を好みに合わせて細かくチューニングできます

 

アプリケーションにはBlue Microphonesが開発した「Blue VO!CE」機能があります。これを有効にすると複数のプリセットが用意されているフィルターをかけて好みの音質を選べるほか、それぞれのフィルターをベースにユーザーカスタムの設定を保存して、新しいプリセットとして繰り返し使用可能。マイクの音に広がりを付けたり、あえてAMラジオっぽい聞こえ方にしてくれるフィルターなどもあり、色々と試すだけでも楽しめます。また、Yeti Xのユーザーが作成したフィルターをアプリケーション経由で共有できる機能もあります。

 

本体フロント側のメーターリング、リア側のピックアップパターンの選択ボタンのインジケーターLEDは、「ライト」の設定からカラーチャートを見て細かく選ぶことができます。筆者も小一時間ほど設定にはまってしまいました。

↑インジケーターLEDの発光パターンの設定も可能

 

iPhone/iPadでも使える

Yeti XはiPhone/iPadにも接続ができるUSBマイクです。iPad Proには元からスタジオ品質の録音ができる高音質マイクが内蔵されていたりもしますが、例えばエントリーモデルの無印iPadやiPhone SEのマイク音声のグレードアップを手軽に試したい時や、先に紹介した「ピックアップパターン」を活用して複数人数の声を拾って相手に届けたい場面でYeti Xが活躍します。

↑iPhoneはアダプターを介してUSBケーブルにつなぐだけ

 

例えばiPhone 12に接続して使う場合は、Yeti Xとの間にUSBケーブルのほか、アップル純正の変換アダプタを介してつなぎます。Lightning端子を搭載するiPhoneやiPad、iPad miniの場合は「Lightning – USBカメラアダプター」、第四世代のiPad Airや最新のiPad Proなら「USB-C – USBアダプター」が対応しています。サードパーティの変換アダプタにも使えるものがありそうですが、筆者が持っているもので試したところ正しく動作しない製品がありました。万全を期すのであればアップル純正品がおすすめです。

 

iPhone/iPadにアダプタを介してYeti Xをつなぐ場合、Macと違ってシステム環境設定をいじる必要もありません。3.5mmヘッドホン端子からのモニタリングもできそうですが、アプリによっては通話相手の音声がiPhoneの内蔵マイクのみから聞こえてくるものがあったので、PCに比べるとiPhone/iPad対応は「裏技」的なものなのかもしれません。モバイル向けのG HUBアプリケーションもいまのところないので、細かなマイク設定もできません。メーカーの公式対応が待ち遠しい限りです。

 

エントリーモデルの「Snowball」も発売

今回Blue MicrophonesからはUSBマイクの新しいエントリーモデル「Snowball」が同時に発売されます。こちらの製品も価格はオープンですが、想定される売価は9900円前後とかなりお手頃です。

↑USBマイクのエントリーモデル「Snowball」

 

搭載されるコンデンサー方式のマイクカプセルが2個、ピックアップパターンが単一指向性モード/無指向性モードの2択に限られ、ヘッドホンモニター出力はありません。G HUBアプリケーションにも非対応。iPhone/iPadとの接続はできました。Yeti Xに比べるとサウンドの解像度やダイナミックレンジは少し落ちる感じはやはりあるものの、人の声は立体的で力強く実用性に富んでいます。

 

上位のYeti Xはオンライン会議や楽器の演奏、ナレーションの収録から、YouTubeやゲーム実況のライブストリーミングの音声をグレードアップしたい方に幅広くおすすめできる安定のフラグシップモデルです。取り急ぎPCによるオンライン会議の音質向上を手頃な価格の高音質USBマイクで試してみたいという方は、Snowballから入ってみるのもアリでしょう。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

Clubhouseの爆発的人気から約2週間ーーあらためてわかった5つの「楽しみ」と4つの「困った」

ここ最近話題を呼んでいる音声SNS「Clubhouse」、皆さんはもう始めましたか? 「昨日は午前3時まで話し続けた」「一日中Clubhouseのどこかで○○さんを見かける」といったエピソードが聞こえてくるほど、その魅力にハマっているユーザーが続出しています。そこで、Clubhouseの楽しみ方と困ったときの解決法について、登録から二週間ほど経った筆者がお話したいと思います。

 

Clubhouseとは? その基本をおさらい

Clubhouseは、音声でコミュニケーションするサービスです。米国Alpha Explorationが2020年3月にローンチ、日本では2021年1月下旬から爆発的な人気となりました。

 

Clubhouseを使うためには、iOS 13.0以降のiPhone、iPad、iPod touch、電話番号、そして招待が必要です。ClubhouseのユーザーにSMSで招待を受けるか、ユーザーネームを登録してウェイトリストに入り、電話番号を交換し合っているユーザーから招待されるのを待ちます。アカウント登録すると、1ユーザーにつき2枠の招待枠が付与されますが、利用期間が長くなると招待枠が追加されていきます。

 

そのため、「自分だけ楽しいことに乗り遅れている!」と悩む必要はありません。その焦燥感もあって話題が沸騰していますが、すでに招待枠が余っているユーザーもいますし、登録できる日はまもなくやってくるでしょう。

 

登録する名前は実名が基本で、表示名を設定することもできます。ローマ字表記で登録し、表示名を漢字にしているユーザーも多いですね。名前の変更は一度しかできないので、誤字をしないように気を付けましょう。TwitterやInstagramアカウントへのリンクも設定できます。また、紹介者のアカウントが表示され、タップしていくとどのような繋がりで自分まで来たのか、たどることもできます。

 

Clubhouseを起動すると、room(部屋)が表示されます。タップすると入室でき、緑アイコンのModerator(モデレーター)とSpeaker(スピーカー)の話を聞くことができます。Clubhouseは音声のみなので、テキストでコメントしたり、いいねボタンで反応したりすることはできません。もし発言したくなったら、挙手ボタンを押します。すると、Moderatorの許可により、Speakerになることができます。プロフィール画像の左下にあるクラッカーのアイコンは初心者マーク。一週間ほどで外れます。

↑roomの表示画面

 

roomは、「Open(公開)」「Social(フォローしている人のみに表示)」「Closed(追加した人だけ参加)」の3種類があります。セミナーのように聴衆を多く集める、内輪で雑談する、といった目的に応じて公開範囲を変更できるのです。

 

今後の開催予定はカレンダーアイコンをタップすると確認することができます。フォローしている人がroomを予約すると通知も来るので、スケジュールを空けておきましょう。

 

Clubhouse、5つの「楽しみ」

さて、国内のユーザーはまだほとんどが初心者。「Clubhouseで何ができるのか」を話しているユーザーが多く、誰もが楽しみ方を模索している状態です。ここ数日はユーザーが集中する夜になると、Clubhouseの挙動がおかしくなることもあり、混乱期と言えるかもしれません。

 

とはいえ、すでにClubhouseにどっぷりハマっている人達もたくさん。その魅力を挙げてみましょう。

 

(1)憧れの芸能人やタレントと話せる

Clubhouseには有名な芸能人やタレント、ミュージシャン、漫画家などが続々と参加してきています。ある芸能人の開催している部屋に入って話を聞いていたら、他の芸能人が続々と入ってきて豪華な顔ぶれになることもしばしば。手を挙げたら話ができて感激!という人も現れています。こうした牧歌的な感じは、初期ならでは。好きな有名人がいる人はアカウントを探してフォローしてみましょう。テレビやラジオとは違うトークを聞けるかもしれません。

 

(2)コロナ禍で会えていなかった人と話せる

知り合いが数人いるroomがあったら入ってみましょう。最初は話すことが恥ずかしいかもしれませんが、ぜひSpeakerになって話してみてください。SNSの投稿やチャットで話していた相手でも、実際に声を聞きながら話すと、より相手を感じることができます。Clubhouseは複数の人が同時に話しても聞きやすいように作られています。話していると他の知り合いが入ってきて、久しぶりの人と街中で会ったような気持ちにもなるでしょう。ただし、雑談には終わりがないもの。楽しさの余り、生活に支障が出てしまわないように、話したいときに話しかけるようなゆるいroomを作ってもいいですね。

 

(3)ラジオとして楽しむ

Clubhouseには、自分が興味を持っているテーマのroomや、普段関わる機会がないジャンルの人が集まっているroomがあります。こうしたroomに入り、ラジオのように話を楽しむこともおすすめです。Clubhouseは録音を禁じているため、気になったらそのときに聞くしかありません。また、あるroomで聞いているときでも画面を小さくすれば、他のroomで何をやっているかを見ることができるため、ラジオのチャンネルを変えるように面白そうなroomに移動することもできます。何か作業をしていても、耳は空いているもの。ながら聞きすることで、変化の少ない暮らしに刺激が生まれそうです。

 

(4)情報収集や人脈作りに使う

あるテーマで開催されているroomなら、そこに参加しているユーザーは同じことに興味を持っている可能性が高いということ。プロフィール画像をタップすると、その人のプロフィールやTwitter、Instagramなどを見ることができます。興味を持った人がいたらさっそくフォローしてみましょう。その人達が参加するroomから、さらに情報を得ることができるようになります。他のSNSでも繋がっておくと、メッセージも送り合えますね。

 

(5)roomを開催してみる

話を聞いたり、参加したりでも十分楽しいのですが、慣れてきたら自分でroomを開催してみましょう。最初は知り合いだけの雑談roomがいいかもしれません。自分が発信したいことがある人は、テーマを決めたroomを作ってみても。ブログのようにしっかり文章にまとめなくても音声ならすぐに発信できますし、テーマの興味がある人が入ってきて、意見交換に花が咲くかも。定期的に開催すれば、固定ファンが集まるroomになるかもしれません。

 

Clubhouse、4つの「ここが困った」

さて、Clubhouseを始めている人達からはすでに悩みの声も挙がっています。よくあるお悩みに私なりの回答をしてみます。

 

(1)話したくないのに指名されたら困る

聞くだけのつもりでroomに入ったらSpeakerにされてしまった、話下手なので指名されたくない、作業中なので今は話せないなど、聞く専門でいたい人もいます。Moderatorからの招待があっても断ればいいのですが、気まずくなるのはイヤですよね。そこで、プロフィール画像で主張してみましょう。プロフィール画像に「聞く専(聞く専門)」などの文字を入れておくのです。プロフィール画像は何度も変えることができるので、話をしたいときには文字のないプロフィール画像にしておけばOKです。

 

また、指名されないような大人数の部屋に入るのもいいですね。夜はあちこちのroomが大盛況になります。有名人がModeratorのroomでは、手を挙げなければ指名されることはほとんどありません。安心して聞いていられます。

 

(2)入ってしまったら抜けにくい

roomに入ったものの話があまり面白くない、急な用事ができた、などの理由で抜けたくなるときがあります。ピースマークをタップすると退出できるのですが、黙って抜けることになるためなんとなく申し訳なく感じる人もいるでしょう。でも気にせずに退出してOKです。Speakerの場合は発言できるので、ひと言理由を言ってから抜けるといいですね。

 

(3)終わりがわからない

これから面白いことが起きるかもしれないと思うと、最後まで聞いていたくなりますね。終わりのきっかけが難しく、つい長くなっているroomが多いため、睡眠不足に陥っている人も。そこで、開催側になるときには、あらかじめ「一時間程度で終わる」など決めておくと親切です。roomのタイトルに終了時間を入れておくのもおすすめです。

 

(4)iPhoneを持ってない

Androidユーザーは残念ながらClubhouseを使うことができません。Androidの電話番号で認証してiPod touchやiPadで使う、中古のiPhoneを購入してSMS付きのSIMを挿してClubhouse専用端末を作るという手もありますよ。

 

大盛り上がりのClubhouse、筆者は登録した日にアコースティックギターと複数のボーカルによる音楽セッションroomに入り、その音楽の質の高さと偶然の出会いに感動しました。開催側の気持ちも知りたくて友人とroomを開いてみましたが、予定調和に進まないライブ感がたまりませんでした。ネットサービスのほとんどは非同期で、自分の楽しみたい時間に楽しめる点がメリットですが、Clubhouseはまったく逆。同じ時間を共有する楽しみを思い出すことができるのです。

 

Clubhouseは、ラジオ、部室、社交場など、色々なものに例えられています。自分の使い方次第でイメージは変わるでしょう。チャンスがあれば、ぜひ登録してみてくださいね。

【西田宗千佳連載】春に起きる「携帯料金見直し」の機運、重要なのは価格より「サービスの差別化点」

Vol.99-3

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、
「携帯料金値下げ」。携帯電話料金事情に楽天モバイル登場以来となる大きな変化が起きようとしている。

 

前回、解説したように、この3月にNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクが相次いでスタートする「20GBプラン」は、各家庭での携帯電話料金見直しの機運を高めるだろう。

 

ではどうなるのか?

 

実のところ、20GBプランに万人が移行するとは思えない。オンライン専売であることと、家族割引などに制限があることが理由だ。後者はともかく、前者は「わからないことは店頭で聞きたい」層には大きな障害となるだろう。ただし、すべての人がそうではない。携帯電話販売店でのサポートを必要としていない、むしろ自分でできたほうがいい、という人だって多いはずだ。おそらく、本誌の読者にはそういう人が多いのではないだろうか。

 

そうすると、オンライン専売の20GBプランに移る人は年齢を問わず一定数は存在しそうだ。

 

とはいうものの、本格的な5G時代には、20GBは少ない。2021年中はまだ4G中心だろうが、2022年が近づくころには、目に見えて状況が変わってきている可能性が高い。特に都市部・ターミナル駅周辺などはそうだろう。そのころになると「オンライン専売プランの拡大」を求める声が多くなっていそうだ。

 

一方で、意外な台風の目となるかも知れないのが、20GBより少ない「本当に安いプラン」だ。記事を執筆している1月末現在、NTTドコモの低料金プランの動向は不明だが、先に料金を打ち出しているKDDI・ソフトバンクの価格帯を見ると、もはやMVNOとの差は小さい。本当に「通話だけでいい」人は、大手の低価格プランへ切り替える可能性もある。

 

しかも、同じ携帯電話事業者内での契約種別切り替えはコストも手続きも簡素化される可能性が高い。同時にMNPによって、事業者をまたいで契約を移動するのも楽になる。

 

こうしたことから、「契約の見直し」がこの春以降加速するのは間違いない。

 

ただ、それが「事業者の乗り換え」になるかは、なんとも言えない。手続きもコストも下がるのだが、結果的に「同じ事業者に安価なプランもできる」ことになるため、事業者を変えなくてもいい……と考える人は出そうだし、各事業者もそういうプロモーションを打つだろう。MVNOを使っていた人が大手に戻ってくる現象も考えられる。

 

料金プランの変化によって「契約の見直し」が起きるので、一見、市場が活性化したように見えるが、実のところそこまで「競争」は起きない……というのが筆者の見立てだ。

 

とはいえ、各社のサービスプランはしっかりと差別化されている。特に「20GBプラン」は、各社の強みを打ち出した、料金でない部分の違いがある。NTTドコモは海外でも使いやすく、ソフトバンクはLINEとの連携が強い。そしてKDDIは、必要なときだけ「データ定額」や「通話定額」を追加できるフレキシブルさがある。

 

そうした「料金以外の違い」をいかに認識し、自分にあったプランを見つけるかが、これから重要なポイントとなる。サービス内容の精査が必要になるので少し大変だが、賢く契約したいなら、それくらいの価値はある。

 

今回、政府側から「値下げ」にフォーカスした圧力がかかったわけだが、結果的に生まれたものの価値は「価格以外」にあった。ここに少し皮肉な本質があるように感じるのは、筆者だけだろうか。

 

 

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【西田宗千佳連載】政府からの圧力の前から、水面下で進んでいた「大手3社の若者争奪戦」

Vol.99-3

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、
「携帯料金値下げ」。携帯電話料金事情に楽天モバイル登場以来となる大きな変化が起きようとしている。

 

今春の大手3社による携帯電話料金値下げの中核となるのは、「データ量20GB・月額料金2980円」のプランだ。正確には、KDDIの「povo」は月額2480円なのだが、まあ、まずは同じグループと考えていただきたい。

 

各社とも20GBというデータ量になったのは政府側が「20GB」を名指ししたから、という側面がある。一方で、各社のプランは、20GB以外にも似た側面を持っている。それは、どれも「若者向け」「オンライン専売」の形を採っている、ということだ。

 

従来、大手3社は自社の「携帯電話販売店網」を使って契約・サポート・販売促進を行ってきた。だが、実際に店舗を運営するのはほとんどが販売代理店であり、彼らに支払う「顧客獲得に伴う費用」の大きさは、携帯電話料金になって跳ね返っている。MVNOの多くが低価格を打ち出せるのは、大手3社ほどの規模がなく、販売代理店契約がそこまで重荷にならないからだ。

 

オンライン専売になるということは、携帯電話販売店網に頼らない・頼れないという意味であり、そのぶんコストが下がる。結果として、サポートに価値を感じる法人や高齢者は対象にしづらい。

 

一方で、携帯電話事業者はすでに「顧客獲得競争」が難しい状況にある。携帯電話契約が日本中の家庭に行き渡り、収益拡大の柱だった「完全な新規顧客獲得」は困難になっていたからだ。

 

となると、他社から顧客を奪うしかない。ではどこから奪うのがいいのか? そのまま行けば長期顧客になる可能性のある若者が独り立ちするタイミングがベストだ。若者ならネット専売に対する拒否感も小さいだろうし、「データ量が小さすぎず、高くもない」プランに惹かれるだろう。従来、安価なプランを作る場合は「データ量を少なくして安くする」のが定番だったが、それでは若者ニーズは満たせない。

 

特にここを狙ったのがNTTドコモだ。ドコモはシェアトップでありながら、若者層に弱い。ここ数年は新規顧客獲得数でも利益率でも、KDDIやソフトバンクに負けている。逆転を狙うなら弱点である若者を狙うのが一番。だから「ahamo」を作ったのである。

 

KDDIも負けてはいない。彼らの「povo」は、KDDIが若者層をターゲットにするうえで課題となっていた「料金の複雑さ」、「他社との差別化」の面を解決したプランになっている。割引サービスなどはないが、最初から月額2480円と安い。「トッピング」と名付けられたオプションを使わない場合は、通話料金が他社より高い計算になるが、若者は「電話回線での通話」はあまりせず、LINEなどで通話することが多いため、問題としては小さい。

 

ソフトバンクも同様に、自社傘下に入るLINEの価値を最大限生かせるものとして「SoftBank on LINE」を開発した。

 

実はどれも、政府に言われたからすぐにできうような料金プランではなく、年単位での検討が行われていたもののようだ。「オンライン専売」はメリットもあるが、顧客に混乱をもたらす可能性があるし、場合によっては、長年築き上げてきた販売店網の再編にもつながる。新たなシステム構築も必要で、当然検討には時間を要する。

 

各社は裏で、若者をターゲットに顧客獲得競争のための準備をしていたのだ。政府の圧力がなければもう少し高いものになったかもしれないし、こんなに早く発表されることもなかったかもしれないが。

 

では、新「20GBプラン」は我々の生活にどのような影響を与えるのだろうか? そのあたりは次回のウェブ版で解説する。

 

 

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ごろごろするときに最適! スマホをハンズフリー化する多機能ホルダーが便利すぎる

自宅でくつろぎながらスマホやタブレットで動画を視聴するときなど、ずっと手に持っているのが面倒だと感じたことはありませんか? そんなときに便利なのが、ハンズフリーでスマホを自由に固定できるサンワサプライの多機能ホルダー「200-DGCAM032」(直販価格2480円)です。

↑サンワサプライ「200-DGCAM032」(直販価格2480円)

 

こちらは、アーム部分がフレキシブルに曲がり、自由に形を変えて使うことができるスマホホルダー。首に掛ける・腰に付ける・寝ながら・スタンドとして・自撮り棒にと、工夫次第で様々な使い方ができるのが特徴です。

↑肩にかけたり腰で固定したり、様々な使い方に対応

 

↑スタンドとしても利用可能。動画撮影にも使えます

 

スマホ・タブレットを挟むホルダー部分はボールジョイントで360度回転でき、縦・横など自由に画面の向きを変えることができます。また、ホルダー部分には滑り止めゴムが付いており、機器をしっかりホールドしてくれます。

↑ホルダーは360度回転するので自由に画面角度を調整できます

 

↑滑り止めゴムが付いているので機器をしっかりホールドします

 

首にかける部分はクッションスポンジ付きで、首への負担を軽減。本体は約340gと軽量で、首などへ負担をかけにくくなっています。

 

対応機器のサイズは、幅140~185mmまで、厚さは15mm以下、耐荷重は650gまでのスマートフォン・タブレットとなっています。

↑対応サイズ内ならタブレットにも対応

 

ハンズフリーで固定できるホルダーがあれば、スマホやタブレットの利用シーンがグッと広がってさまざまな用途に活用できそうですね。価格もお手ごろなので、家族分を揃えてもいいかも。

 

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新料金プラン目前の今こそ再検討しよう! iPhone現行5機種、10のチェックポイント

3月にはMNO各社からオンライン専用の新ブランドなどが提供されることもあり、5G対応の通信プランをリーズナブルに選択できるようになります。2020年秋に発売されたiPhone 12シリーズが気になりつつも、「5Gモデルはちょっと高いからなぁ…」と二の足を踏んでしまっていた皆さんにとって、今春は維持費の見直しとともに、端末を新調するのにも最適なタイミングとなるでしょう。

 

本稿では、iPhone SE(第2世代)を含めて、改めて現行iPhoneの選び方について、10のポイントでチェックしていきます。

 

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12シリーズ+SE(第2世代)=計5機種ある

2020年秋に登場した「iPhone 12」シリーズは、全部で4機種。価格が安い順に「iPhone 12 mini」「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」です。これに、同年4月に発売された「iPhone SE(第2世代)」を加えた計5機種が、現行のラインナップとなります。なお、iPhone SE(第2世代)は、5Gには対応していません。

↑左から順に「iPhone SE(第2世代)」「iPhone 12 mini」「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」

 

1)見た目を比べてみる → 12とSEに大きな差

外観については、ホームボタンのあるSE(第2世代)を除き、iPhone 12シリーズは、上部にノッチのある「X(テン)」シリーズのデザインで統一されています。本体のエッジはアンテナの都合もあって角張りました。前面ガラスには耐久性に優れる「Ceramic Shield」が使われていることも4機種で共通です。

↑SEより12 miniの方がディスプレイサイズが大きい。12と12 Proはサイズが共通している

 

また、iPhone 12シリーズには、ディスプレイにOLEDが使われており、コントラスト比が高いのが特徴。動画視聴時に、深みのある黒を表現できます。液晶ディスプレイを使う「iPhone SE(第2世代)」と比べると、視野角がついた際などに一定の差が出ます。

↑暗所で真正面からコンテンツを視聴する分には、SEでもバックライトが気になることはなく、黒の表現にそこまでの差は感じないが……
↑明るいところで、少し角度がつけてみると、黒の表現に違いがあるのが一目瞭然だ

 

一方で、「Touch ID(指紋センサー)」が使えることはSEだけの特権。どうしてもFace IDが苦手など、こだわりがある場合には、有力な選択肢となるでしょう。

 

2)サイズ感を比べてみる → 機動性は12 miniが◎

本体サイズに注目すると、最もコンパクトなのは「iPhone 12 mini」です。ホームボタンのある「iPhone SE」よりも小さく、筆者は片手で握った状態で、画面の対角線上もタッチ操作が行えました。

↑筆者の場合、片手持ちでは、SEと12 miniは最上段のアプリアイコンまで届いた。一方、12/12Proは上2段分が届かず、12 Pro Maxは上3段が届かなかった

 

12と12 Proは、これよりも一回り大きく、筆者の手では、端末を持ち直さないと画面上部には指が届きません。また、12 Pro Maxはさらに大きいので、片手でのタッチ操作では画面の半分程度まで届かすのがやっと。両手操作やリングタイプの周辺機器が必須です。

 

ただし、iOS 14では、背面タップ操作をカスタマイズすることで、コントロールセンターを表示するなどのショートカット操作が行えるようにもなっていますし、タッチ操作頻度の少ないホーム画面上部をウィジェット用に活用する手もあります。さらに、在宅時間が長い人ならば、「Siri(シリ)」を使って操作することで、最低限のタッチ操作で済んでしまう場面も増えているでしょう。文字入力も音声入力を活用できれば、さほど片手操作に囚われる必要はないかもしれません。

 

3)価格を比べてみる → SE(2nd)はやっぱり安い

各機種の画面サイズと、Apple Storeにおける価格(税別)は下記の通りとなります。

 

普段から外部ストレージを使って小まめに容量の整理を行えている人はともかく、一般的な運用を想定するならば、どの機種を選ぶ場合にも、長期的な運用を前提に128GB以上のモデルを選択するのが無難です。特に、SE(第2世代)/12 mini/12については、最小構成での価格の安さが目を引きますが、ストレージ不足に悩まされないためには、5000円プラスの128GBを基準に検討しておくべきでしょう。さらに、動画をよく撮影する人ならば、256GBを選んだ方が安心です。

 

4)チップセットを比べてみる → 12とSEで1世代違う

チップセットに関しては、iPhone 12シリーズは共通して「A14 Bionic」を搭載しており、4機種間に大きな性能差はありません。一方、iPhone SEも、2019年モデルの「iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max」にも使われた「A13 Bionic」を搭載。5Gには対応しないものの、アプリ利用で不満を感じることはほぼありません。

 

iPhone SE(第2世代) :A13 Bionic
iPhone 12シリーズ   :A14 Bionic

↑両手持ちでゲームアプリをプレイするならば、画面サイズ的に、12/12 Pro/12 Pro Maxがおすすめ。SEや12 miniでもできなくはないが、特にSEでは表示領域がかなり小さくなるので、画面上にゲームパッドなどが表示されるタイトルでは不利になる

 

5)スピーカーを比べてみる → 12シリーズの圧勝

内蔵スピーカーについては、iPhone 12シリーズ、SE(第2世代)のどちらもステレオスピーカー搭載しています。しかし、音質を聞き比べてみると、かなり差を感じます。

↑SEも十分な音量がでるものの、12シリーズの方がクリアかつ迫力ある音響を楽しめる

 

SEでも、10畳以上の部屋でスピーカー代わりになりそうな十分大きな音量は出せますが、低音域のクオリティでは、iPhone 12シリーズのそれに劣ります。

 

なお、iPhone 12シリーズに関しては、12 miniと12 Pro Maxを聴き比べてもさほど違いはありません。機種間での差分はさほど気にせずに選んで問題ないでしょう。

 

6)MagSafe対応は? → 12シリーズのみ

iPhone 12シリーズのみが使える新機能としては「MagSafe」があります。これは、背面に対応周辺機器をぴったりと張り付けられるという規格です。例えば、対応のワイヤレス充電器を使う場合、iPhone 12シリーズでは、充電器のコイルがずれるような心配がありません。また、カーマウントやカードを収納できるケースなども便利です。

↑カードを収納できるレザーウォレット(左)とMagSafe充電器(右)

 

一方で、iPhone 12シリーズには、端末自体に磁力があるため、腕時計などの磁力に弱い機器類などは重ね置きしないように気をつけておいた方が良い注意点も——。英語版のサポートページでは、ペースメーカーやICD(植込み型除細動器)から15cm以上の距離を離すように、という注意書きも追記されています。

 

7)電池もちを比べてみる → 12 Pro Maxが有利か

各機種の画面輝度を最大にした状態で、Wi-Fi接続下でYouTubeの動画を3時間視聴し、バッテリーの減り具合を記録してみました。視聴した映像は、夜間に焚き火がゆらめいている動画で、OLEDに有利な条件ではありましたが、SEと12シリーズには大きな差が出ました。

 

↑Wi-Fi接続下でYouTubeを視聴し、30分毎にバッテリー残量の%を記録。120分経過後には、iPhone 12 Pro Maxが89%、iPhone 12/12 Proが85%、iPhone 12 miniが81%、iPhone SE(第2世代)が67%になった

 

また、iPhone 12シリーズの中でも、12 miniと、iPhone 12/12 Pro、12 Pro Maxのそれぞれには僅かに違いがありました。特にバッテリーもちが良かったのが、12 Pro Maxです。なお、今回のテスト条件では画面サイズが共通するiPhone 12と12 Proの間に大きな差は生まれませんでした。

 

なにより、iPhone 12 miniは電池もちが心配、という人も多かったでしょうが、SEと比べてみて、十分スタミナは高いと思うので、そこまで過敏に構える必要はないでしょう(まぁ、5G通信をした場合はどうなるかわかりませんが……)。

 

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8)背面カメラを比べてみる → 望遠ならProを

背面カメラの仕様に関しては、SE(第2世代)がシングルカメラを、iPhone 12/12 miniがデュアルカメラシステムを、iPhone 12 Pro/12 Pro Maxがトリプルカメラシステムを搭載します。各機種のカメラの仕様は下記の通りです。

 

・iPhone 12 Pro Max
画素数:1200万画素 超広角:ƒ/2.4絞り値 広角:ƒ/1.6絞り値 望遠:ƒ/2.2絞り値
・iPhone 12 Pro
画素数:1200万画素 超広角:ƒ/2.4絞り値 広角:ƒ/1.6絞り値 望遠:ƒ/2.0絞り値
・iPhone 12
画素数:1200万画素 超広角:ƒ/2.4絞り値 広角:ƒ/1.6絞り値
・iPhone 12 mini
画素数:1200万画素 超広角:ƒ/2.4絞り値 広角:ƒ/1.6絞り値
・iPhone SE(第2世代)
画素数:1200万画素 広角:ƒ/1.8絞り値

 

旅行先の記念撮影など、超広角カメラでの撮影が行い場合には、12シリーズの方がメリットがあります。特に12シリーズは「スマートHDR 3」に対応したことで、逆光下などの難しい条件下でも鮮明かつ綺麗な写真が撮れることがポイント。下記の作例のように、従来機と比べてもカメラ性能の進化は顕著です。

↑「iPhone 12」の超広角カメラで撮影。「スマートHDR 3」の恩恵で、色味も自然に写っている。超広角やスマートHDR 3はSE(第2世代)にはないメリットの一つだ

 

↑比較用に、同じ構図を19年モデルの「iPhone 11 Pro」で撮影したもの。こちらはスマートHDR 3非対応なので、iPhone 12で撮影したものと比べて色味がやや不自然だ

 

また、望遠カメラが必要な場合には、Proシリーズを選択した方が満足度は高まるでしょう。例えば、遠くの被写体を撮影する際や、小物や食べ物を撮影するときに手元の影を入れたくないような場面で活躍します。

 

ちなみに、12 Proの望遠カメラが光学2倍相当なのに対し、12 Pro Maxは2.5倍相当で、倍率がやや異なります。実際に撮影してみると、12 Pro Maxの方がぐっと被写体に寄れるので、使い勝手は良好。屋外で花や鳥を撮影したり、遠くから子どもやペットを撮影するなら、後者の方が便利です。

↑各機種で一番上の枝を撮影。望遠カメラのあるProシリーズなら精細感を失わずに、葉の形を捉えられる

 

ちなみに、12シリーズは前面カメラでも、やや広角での撮影ができます。こちらは従来機種でも使えた特徴ではありますが、カメラアプリの中心に表示されるUIで、画角を切り替えられるのは、SEにはない特徴です。

 

9)動画撮影を比べてみる → 12シリーズが良好

動画撮影に関しては、iPhone 12 シリーズが「ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影」をサポートしたのがポイント。明暗差の激しいシーンでも、階調豊かな映像が撮影可能です。

 

↑「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」から「HDRビデオ」をオンにして(左)から撮影。焚き火を撮影した動画ファイルの左上に「HDR」と表示されている(右)

 

↑HDRで撮影した動画の一部をスクリーンショットで撮影したものがこちら。薪の黒い部分も黒つぶれせず、ディティールが残っているのがわかる(※ただし、表示するディスプレイや輝度によって見え方が異なることがあるかもしれない)

 

例えば、実際に撮影したHDR動画では、炎の明るい部分と、影になる薪の表面も精細感を残したまま、撮影できているのがわかりました。

 

なお、Proシリーズは60fpsまで対応しますが、12と12 miniは最大30fpsまでしか対応していない点が異なります。動画作品を作るのを目当てに購入する場合には、Proシリーズの方がおすすめですよ。

 

10)こだわり撮影機能を比べてみる → Proが◎

Proシリーズには、カメラシステムのなかに、iPad Proにも搭載された「LiDARスキャナ」が組み込まれました。AR機能を活用する際の空間認識が素早くでき、暗所や棚などの通常認識しづらい空間でも、AR機能が使いやすくなっています。

 

また、同センサーは、ポートレートモードの強化にも利用されています。12シリーズでは、暗所での「ナイトモードポートレート」撮影に対応するほか、被写体の輪郭をより正確に認識できるようになりました。

 

実際に撮影してみて、大きな違いを感じるのは、コップにストローが刺さっているような場面。LiDARスキャナーなしのモデルでは、ストローが背景として認識されてボケてしまうのに対し、Proシリーズではストローも被写体として認識されます。

↑iPhone 12 Pro/12 Pro Maxでは、ストローまでしっかり被写体として認識されているのがわかる。特にPro Maxではコップ全体を大きく捉えら得ているのが特徴だ。一方、12/12 miniではストローの先端がボケてしまっている。SEでは同条件でポートレート撮影自体がうまくできなかったので、上記の画像は画面をキャプチャしたものとなっている

 

バリエーションが多く、どのiPhoneが良いか悩んでしまうところではありますが、やはり自身の使用スタイルにあったモデルを選択するのがおすすめです。価格や新しく追加されたminiなども気になる要素ではありますが、それだけでなく、総合的に使いやすいモデルを判断して選んでみてください。

 

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5G・おサイフ対応で2万円! 「コスパの鬼」シャオミがソフトバンクに~「Redmi Note 9T」発表

コスパの高いスマホで知られる中国メーカーのXiaomi(シャオミ)が、新モデル2機種を発表しました。ソフトバンク独占販売の「Redmi Note 9T」はシャオミ初のおサイフケータイ対応で約2万円と怒涛の安さです。

 

SIMフリーでは大画面・4眼カメラで1万5900円(税抜、以下同)の「Redmi 9T」も発売します。また、スマートウォッチ2製品とホームカメラも発表されました。

 

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5Gの“格安”スマホ「Redmi Note 9T」

 

Redmiシリーズはシャオミの中でも特にコスパ重視のブランドです。そのRedmiで初の5G対応となる「Redmi Note 9T」は、日本ではソフトバンクが独占販売することとなりました。発売日は2月下旬以降で、2月3日に予約開始です。

 

ソフトバンクオンラインショップでの販売価格は一括1万9637円。さらにMNPでソフトバンクに加入する人には一括1円で販売されます。

↑ソフトバンクの5Gスマホの中でも群を抜く安さですが、安いだけではありません。シャオミのスマホとしては初めて、おサイフケータイにも対応します

 

チップセットは日本では採用例が少ない台湾Mediatek製のDimensity 800U(8コア)を搭載。メモリは4GB、ストレージは64GBと価格相応に抑えられています。モバイルゲームをガンガン遊ぶ人には動作が物足りなく感じられるかもしれませんが、Webサイトを見たり動画再生をしたりするような使い方なら必要十分な性能と言えるでしょう。

 

ストレージは64GBですが、microSDスロットを備えており、最大512GBのmicroSDを追加できます。ディスプレイは6.53インチと大きめのTFT液晶を搭載。解像度はフルHD+(2340×1080)となっています。本体の上下にスピーカーを搭載し、横向きでのステレオ再生に対応。大画面で動画を楽しむには不足の無い仕様です。

↑3.5mmイヤホンジャックも装備しており、イヤホンを有線接続すればFMラジオも利用できます

 

バッテリー容量の大きさも特徴で、5000mAhを搭載します。22.5W充電器が付属し、スマホ本体には15Wの急速充電に対応します。バッテリーについては、2年間繰り返し充電しても劣化が少ないとしています。

 

カメラは3眼構成で、メインが4800万画素。200万画素の深度カメラと200万画素のマクロカメラによって、夜景撮影やマクロ撮影の画質も高めています。前面のパンチ穴型インカメラは約1300万画素です。

 

大きさは約77×162×9.1mmで、重さは約200g。大容量バッテリーを搭載することから、やや厚みがあります。背面には手になじみやすいよう独特なカーブ形状がつけられています。

↑カラーはナイトフォールブラックとデイブレイクパープルの2色展開です。背面素材はポリカーボネート製で指紋がつきづらく独特の質感です。防水は非対応ですが、水ハネへの耐性があるとしてます

 

5Gは主力の3.7GHz帯(Band n77)をサポート。ミリ波帯は非対応です。4G LTEはソフトバンク向けに割り当てられたほとんどの帯域をカバーします。OSはAndorid 10。生体認証は指紋センサーを備えています。

 

画面保護シートが貼り付け済みで、ソフトケースも付属。急速充電対応のACアダプターやUSB Type Cケーブルも同梱と付属品が充実しているのもうれしいポイントです。

↑大容量かつ節約の効くバッテリー機能も備えています

 

↑その他、この価格では考えられないほど多彩な多機能性

 

SIMフリー向け「Redmi 9T」

SIMフリー市場向けには4G LTE対応の「Redmi 9T」が発表されました。メモリ4GB、ストレージ64GBの構成で価格は1万5900円。大画面やデュアルSIM対応など、コスパだけではない魅力を備えています。

↑発売は2月5日で、MVNOではイオンモバイル、IIJmio、OCNモバイルONE、BIGLIBEが取り扱い予定。Amazonなどのオンラインストアやビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキなど家電量販店でも販売されます

 

チップセットはクアルコム製のミドルレンジ向けSnapdragon 662を搭載。ディスプレイは6.53インチTFT液晶で解像度はフルHD+。テュフ ラインランド社の認証試験でブルーライトの少ない目に優しいディスプレイとして認証されています。

↑「しずく型」の切り欠きにインカメラを搭載。デュアルスピーカー内蔵で3.5インチジャックも装備しています

 

背面カメラは4眼で、4800万画素・1/2インチセンサーが主力。超広角を800万画素カメラで対応し、200万画素の2つのサブカメラでマクロや深度情報を補う構成です。インカメラは800万画素カメラを搭載します。

 

デュアルSIMに対応し、さらに最大512GBのmicroSDスロットを搭載します。バッテリーは6000mAhで、18Wの急速充電に対応します。生体認証では側面に指紋センサーを備えています。このほか、有線ヘッドホンを接続してFMラジオを利用可能。赤外線センサーを備えており、スマートリモコンとしても使用できます。

↑カラーはカーボングレーとオーシャングリーンの2色。こちらも22.5W対応の急速充電器同梱です

 

スマートウォッチとホームカメラも発表

シャオミの魅力は、コスパだけではありません。スマホと連携して使える周辺機器の豊富さも特徴です。今回はスマートウォッチ「Mi Watch」「Mi Watch Lite」と家庭用カメラ「Mi 360°家庭用スマートカメラ 2K」が発表されました。3製品とも2月以降の発売を予定します。

↑「Mi Watch」の価格は1万1800円

 

1.39インチの円形有機ELディスプレイを備えたスマートウォッチで、明るい画面表示と32gの軽さが持ち味。117種類のエクササイズや睡眠の記録に対応し、心拍数や血中酸素濃度、ストレスレベルの計測も可能です。

 

1回の充電で最大16日間使える省エネ仕様。50m防水仕様で、スイミングや雨天での利用も問題ありません。気圧センサーやGPSも備えるなど、アウトドア向けのスマートウォッチとしては「全部入り」という趣があります。

↑血中酸素濃度を計測することもできます

 

「Mi Watch Lite」は6800円と手ごろな価格のスマートウォッチ。角型の1.4インチ液晶ディスプレイを装備します。GPSや心拍モニタリング、睡眠計測に5気圧防水など、スマートウォッチとしての基本機能はしっかり抑えています。

↑電池もちが最大9日間とロングバッテリーを誇る「Mi Watch Lite」

 

↑心拍・睡眠モニタリング、防水性能などキャッチ―な機能が揃っています

 

家庭用スマートカメラの「Mi 360°家庭用スマートカメラ2K」は4800円で販売。スマホと連携し、家の中の防犯や、子供やペットの様子の見守りに使える製品です。

 

コンパクトサイズながらモーター可動式のカメラを搭載。天井や壁などへの設置も対応。アプリからの音声を送る機能もあり、見守り用途なら留守番中の子供とやり取りするような使い方も可能です。

 

記録解像度は2K解像度(2304×1296ドット)。赤外線による暗視も対応し、夜間でも色味をとらえた記録が可能です。AI技術によって、人の動きを検出して知らせる機能も備えています。

↑可動域は水平360度、垂直108度で、アプリから画角を調整可能

 

 

2018年に日本に進出し、2019年には大手キャリアの一角auへの5Gスマホを供給を果たしたシャオミ。今回、ソフトバンクにも採用となりました。「コスパの鬼」の快進撃からは目が離せません。

 

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置くだけ簡単! サンコーの「ディスプレイアーム(3980円)」でテレワーク生活が劇的にラクに

モバイルディスプレイをノートPCの上に配置するには、ディスプレイアームが必要だが、キッチンやリビングの机にはアームを固定するのは現実的ではない……。そんな時に活躍したのが、サンコーの「超安定モバイルディスプレイ&タブレットスプリングアームスタンド」(実売価格3980円)だった。

 

筆者はフリーライターとして在宅中心で仕事をしているが、約13インチのノートPCのディスプレイだけでは作業画面が小さすぎて足りず、サブディスプレイの利用が必須だ。もちろん書斎として機能する部屋には、専用のサブディスプレイをどんと据え置きしてあって、ケーブルを挿入するだけで快適な作業ができる。しかし、たまにはダイニングテーブルで息抜きしながら作業したくなる日もあって、そうした場合にはどうしても作業効率は下がってしまう。

 

こうした課題を解決するのがモバイルディスプレイだ。製品の組み合わせにもよるが、ノートPCにUSB Type-CーCケーブルを装着すれば、画面拡張もすぐ完了する。頻繁な移動を伴うフリーアドレス制のオフィスや、在宅勤務では非常に使い勝手がよい。

 

しかし、筆者には1点気になることもあった。実は、ノートPCの”横”にディスプレイを並べるのが苦手なのだ。書斎のデスクに設置しているサブディスプレイも、ノートPCのディスプレイの”上”に並ぶように配置していて、キーボードのホームポジションと、視線の動きは体の中心線に合わせたい。個人的に、この方が執筆業務や事務作業を長時間行ううえで、明らかに負担が少ないのと感じる。

 

では、ダイニングテーブルで作業する際に、これを実現するにはどうするか、と考えた時にサンコーの「超安定モバイルディスプレイ&タブレットスプリングアームスタンド」を見つけ、「これだ!」と思いすぐ購入した。

↑13インチのMacBook Pro(2018)に、アイリスオーヤマのポータブルモニター「ILD-A1616MS-B」をUSB Type-Cケーブルで接続。サンコーの「超安定モバイルディスプレイ&タブレットスプリングアームスタンド」でモニターをPC上部に配置した様子。写真は仕事机で撮影したもの

 

面倒な設置準備が不要で便利

同製品の特徴は、”机に固定せずに使える”モニターアームであることだ。万力のように机を挟んでネジをぐりぐりと締め上げる必要がないぶん、ダイニングテーブルや床など、どこにでも設置できる。まぁ、机にA4用紙くらいのサイズ感がある底板部分がどっしりと存在感を放っている点は気になるが、ひょいっと持ち上げてすぐに片付けられるので、非常に取り回しがよい。

 

固定できるディスプレイは、15.6インチまで、耐荷重は700gまでとなっており、 一般的な外付けモニターをつけるにはやや頼りない。しかし、モバイルディスプレイ用iPadシリーズなどのタブレットを固定するには十分な仕様だ。筆者は主に、アイリスオーヤマ製の15.6型ポータブルモニター「ILD-A1616MS-B」をこれに固定して使っている。また、iPadでMacBookの「Sidecar」機能を使うような場面でも便利だ。

↑アイリスオーヤマのポータブルモニター「ILD-A1616MS-B」

 

「超安定モバイルディスプレイ&タブレットスプリングアームスタンド」の組み立て方はシンプルで、工具も必要としない。底板にアームを差し込み、ネジで固定する。アームの角度もネジで固定できる。ホルダー部分は、タブレット用とスマホ用の2サイズが同梱されているので、モバイルディスプレイを装着する場合には、前者を選択しよう。

↑底板にアームを差し込んでネジで固定

 

ホルダー部に専用の金具をはめ込んで固定。そして、その金具をアーム部に用意された金具に差し込んで、ネジで固定すれば準備完了だ。あとはホルダーをグッと開き、ディスプレイを挟むようにして固定する。ディスプレイに触れる部分は柔らかくなっているので、デバイスを傷つける危険性も少ないだろう。なお、アームやディスプレイの角度調整は片手でも簡単に行えるほど、スムーズだ。

 

【取り付けの詳細はギャラリー形式で解説!画像をタップすると詳細が表示されます】

 

視点の移動が少ないので負担が激減

MacBook Proのディスプレイの上部にサブディスプレイが並ぶように配置すれば、ブラウザで調べ物をしながらの資料作成や、カレンダーを開きながらのメールチェックなどが容易になる。何より、先述した通り、首や体を左右にひねらずに済むので、心身ともに負担が少ないのが嬉しい。

↑縦に並べることで、視点が体の中心に揃って事務作業が楽になる。視点が上がることで、猫背やストレートネックの予防にも

 

また、書斎でもデュアルディスプレイで足りない場合に、これを使えば縦並びでトリプルディスプレイを配置できる。机の広さにもよるだろうが、常にアームで固定したいわけではないという人にとっても使いやすいかもしれない。

↑すでに据え置きのディスプレイを使っている場合には、アームを使ってさらに3段目の増設も可能だ

 

モバイルディスプレイやiPadでマルチディスプレイ化を試みてはみたものの、横並びではどうしてもしっくりこなかったという人はぜひこうしたアームで縦並びに挑戦してみて欲しい。なお、底板を含め、重さはそこそこあるので、小さなお子さんやペットなどがいる家庭では、転倒させないように気を配る必要はあるだろうが、配線などをうまく工夫すれば安全に使えると思う。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

在宅勤務の肩こり・腰痛予防は姿勢改善から! 折りたたみ式ノートPCスタンドおすすめ4選

在宅勤務・リモートワークに、会社から貸与されたノートPCを使っている人は多いと思います。しかしノートPCでは、長時間作業していると姿勢が悪くなってしまいがち。猫背のまま作業をしていると肩こりや腰痛を引き起こすだけでなく、逆流性食道炎などの原因にもなり、パフォーマンスの低下につながりかねません。そうならないように、目線の高さに合わせてノートPCを斜めに立てかけられる、ノートPCスタンドを使いましょう。今回ご紹介するのは、自宅からオフィスまで幅広くサポートしてくれる、携帯性にも優れた折りたたみ式ノートPCスタンドおすすめ4選です。

 

目次

 


便利なマウス置き場付きスタンド


BEESUM ノートPCスタンド(42cm/マウス台付き)

アルミニウム素材、高品質ベアリング、ブラケットABSを採用したノートPCスタンド。ボタンを押して脚を回転させ、好みの角度でロックすることができます。PC設置面には滑り止めが施されており、PCが落下するのを防ぎます。マウスの置き場があるのもポイント。使わない時にはコンパクトに収納できます。対応PCサイズは15インチ以内。ユーザーからは「値段のわりに、頑丈。一度角度を設定したら、重めのノートPCをのせてもしっかり保ってくれます」という声も。

【詳細情報】
サイズ:520×260×40mm(本体)、420×260mm(天板)、180×160mm(マウス台)
重量:約1300g

 


利き手に関わらず使いやすい設計!


NEARPOW 【改良版】 折りたたみ式 ノートパソコンスタンド

24cmから32cmまで4階段で高さを調整できるスタンド。天板は30度間隔で角度設定ができ、雑誌を見たり、パソコン作業や書物をするときの無理な体勢による腰や背中、首への負荷を軽減します。右利き、左利きを問わず使える設計です。手元の滑り止めのシートは必要に応じて、自由に取り付けることができます。脚部の先端には床キズ防止パーツが付いており、ベッドやソファに置いても傷つく心配がありません。

【詳細情報】
サイズ:520×300×45mm(折りたたみ時)
重量:1420g
カラー:ホワイト・ブラック・ブラウン

 


Apple・Windows問わず18インチまで対応!


ONED Majextand 人間工学に基づく、世界最薄スタンド

Apple製ノートPCだけでなく、WindowsノートPCでも底面がフラットなものならスクリーンサイズが18インチ以下で対応。6段階の高さ調整で、タイピングに適したポジションだけでなく、ノートPCに繋いだ外付けディスプレイと高さを合わせるなどより快適に使用することができます。ノートPCの熱も効果的に抑え、ノートパソコンの持つ本来あるべきパフォーマンスへを保ちます。

【詳細情報】
サイズ:141×140×1.7mm
重量:約136g
カラー:スペースグレー・シルバー・ブラック・ローズゴールド・ゴールド

 


重さわずか86g! 携帯性抜群のスタンド


memumi(R)ノートパソコンスタンド

重さはわずか86g程度で、厚さも0.2cmと、とにかく携帯性に優れたスタンドです。PUレザーと特別な繊維材料で作られており、最大耐荷重は8kg。15.6インチまでのノートパソコンと互換性があります。角度調整は25度と15度の2種類。25度は座った姿勢に最適で、15度はスタンドアップデスクに最適です。レビューでも「軽いしバックの中に一緒に入れられるし、かさばらないからいいですね」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:厚さ2mm
重量:86g
カラー:グレー・ブラック

 

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SIMフリーのXperiaで裾野を広げる――Xperiaを軸にソニーストアが提案する体験価値

ソニーモバイルは国内主要キャリアに加えて、国内MVNOや海外のキャリアによる通信サービスもより手軽に利用できるSIMロックフリーモデルのXperiaを発売しています。5G対応の最新モデル「Xperia 1 II」のSIMロックフリーモデルも昨年秋に登場しました。

↑国内でXperia 1 IIのSIMロックフリーモデルが昨年10月から購入できるようになりました

 

Xperia 1 IIをはじめ、ソニーモバイルがSIMロックフリーの端末として販売を開始したプレミアムクラスにはソニーが誇る最先端のモバイルテクノロジーが惜しみなく詰め込まれています。その一つひとつの内容はどれも知るほどに興味を喚起されるものばかりですが、実際に端末を購入した後に上手く使いこなせなかったり、今こそ使えばXperiaをより便利に感じられるはずの生活シーンをうっかりスルーしてしまうことも有り得るでしょう。

 

その点でソニーストアでは、Xperiaに搭載された機能を、ソニーストアに展示されているオーディオやカメラの最新モデルと比べながらじっくりと体験できることがメリット。使用イメージを明快に描きながら納得して買い、隅々まで機能を使いこなせることもですが、実店舗だからこそ得られるデバイスの体験価値があるのではないか? また、昨年から余談を許さない状況にあるコロナ禍において、デバイスを体験できる場がどういった意味を持つのか? といった期待も含んだ疑問がわいてきます。

 

それらの期待を持ちながら、今回はソニーショールーム/ソニーストア銀座(以下:ソニーストア銀座)を訪問して、現在店舗ではどのようにXperiaのSIMロックフリーモデルが販売されているのか見せていただきました。

 

Xperia最新5GスマホのSIMロックフリー版について

ソニーモバイルは昨年8月に「Xperia 1」と「Xperia 5」、昨年10月に「Xperia 1 II」のSIMロックフリーモデルを発売。それぞれに先行して国内キャリアが発売した端末とスペックや機能は基本的に同じです。違いはSIMロックフリーの端末として発売されること以外に、1台のスマホに2枚のSIMカードを差し込んで使えるデュアルSIM対応機であること。2つのSIMのどちらも4G LTE通信とVoLTEの高品位通話が使える「Dual SIM Dual VoLTE(DSDV)」対応としています。

 

さらにXperia 1 IIのSIMロックフリーモデルには、NTTドコモとauから発売されている光沢感のあるブラックとは異なるマットな質感のフロストブラックのほか、ホワイトとパープルの3色が揃いました。

 

これらのモデルの発売以来、ストアに寄せられている反響を含めて、XperiaのSIMロックフリーモデルの魅力をソニーマーケティングの山口敬一氏、太田智博氏に聞きました。

↑インタビューに応えていただいたソニーマーケティングの山口敬一氏(写真右)と太田智博氏(写真左)

 

まず、ソニーストアがXperiaのSIMロックフリーモデルを扱うことに至った経緯を山口氏が次のように振り返ります。

 

「現在国内にも様々なスマートフォンが発売され普及が広がる中、ソニーから『SIMロックフリーのXperia』という選択肢をご提案したいと考えました。5Gの時代が到来して、これからもスマートフォンへの期待は伸び続けると思います。ソニーは本格的にSIMロックフリーの端末をお客様に販売する経験が少なかったため、まずはお客様により深く製品を知っていただき、安心してご購入・ご使用いただくためのサービスをオンラインとリアルの直販ストアに充実させることに注力しています。ストアは製品を直に体験いただきながら、スタッフに詳細を訊ねることもできるよい場所にしたいという思いです」(山口氏)

 

↑5Gスマホへの期待と注目が高まる中、ソニーモバイルとしてSIMロックフリーのモデルを含む様々なスマホの選択と楽しみ方を提案したいと山口氏が語っています

 

ここからはリアルに体験できるサービスの詳細について追っていきましょう。

 

ソニーのハイレゾ対応ヘッドホンと組み合わせたサウンドが楽しめる

Xperiaはソニーストア銀座の5階に特設コーナーを設けて、ヘッドホンやBluetoothスピーカーなどソニーのオーディオ製品と一緒にサウンドの体験デモを行っています。

↑ソニーのハイレゾ対応ヘッドホンとの組み合わせによるハイレゾサウンドが試聴できます

 

Xperia 1 IIは3.5mmオーディオジャックに有線接続のヘッドホン・イヤホンを接続して、CDよりも音質の良いハイレゾ音源の再生が楽しめるスマホです。ソニーにはハイレゾ対応のヘッドホン「WH-1000XM4」「WH-H910N」やイヤホン「WI-1000XM2」をはじめとした豊富なハイレゾ対応のラインナップがあり、ストアではXperia 1 IIにつないでハイレゾ音源をじっくりと聴ける環境が揃っています。

 

Xperia 1 IIにはBluetooth対応のワイヤレスヘッドホン・イヤホンで聴く音楽を、ハイレゾ相当の高音質にアップコンバート変換をかけながら再生する「DSEE Ultimate」が搭載されています。ソニーが発売した人気の左右独立型完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」とXperia 1 IIの組み合わせによる高品位な音楽再生は、体験しておいて損はないでしょう。

↑人気ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」によるハイレベルなサウンドが楽しめるところもXperia 1 IIの大きな魅力です

 

αシリーズと比べてわかる、Xperia 1 IIの高機能カメラの実力

4階のフロアには、ソニーがデジタルカメラのαシリーズ、RXシリーズの開発により培った技術が注入されているXperia 1 IIで写真や動画を試し撮りできる展示があります。

↑ソニーのデジタル一眼レフカメラ、αシリーズのテクノロジーとXperia 1 IIのカメラ機能のつながりを体験により確かめることができます

 

ここでは特に「Photography Pro(フォトグラフィー プロ)」のアプリに要注目です。Xperia純正のカメラアプリとは別に独立して搭載されたフォトグラフィー プロは、よりユーザーのこだわりを盛り込んだ写真をXperia 1 IIで撮影するためのアプリです。画面の中央にプレビューを表示しながら、左側にはAutoのほか「P(プログラムオート)/S(シャッタースピード優先)/M(マニュアル露出)」へのモード切り換えダイヤルを配置。右側のアイコンから露出補正やホワイトバランス調整を細かく設定して、創意を凝らした写真をXperiaで簡単に撮影できます。

 

ソニーのデジタルカメラを使ったことがある方は、αやRX、サイバーショットとデザインを統一したフォトグラフィ プロのユーザーインターフェースがすごく使いやすく感じるはずです。Xperia 1 IIを横向きに構えて、シャッターボタンとして操作できる「カメラキー」が本体の右上側面に配置されています。デジタルカメラでは一般的な“半押し”操作で被写体にフォーカスを合わせたり、シャッターチャンスを待ち構えられる直感的な操作がスマホによる写真の“撮り損じ”を格段に減らしてくれるでしょう。

↑人物や動物など被写体の瞳の位置に自動でフォーカスを素速く合わせ込む「瞳AF」機能の体験コーナー

 

筆者もデモンストレーションを体験してみて、Xperiaとソニーのオーディオやカメラの先端技術がつながるイメージがより明快に見えたことが大きな収穫になりました。Xperia 1 IIのディスプレイにはソニーの4Kテレビの“ブラビア”の高画質化技術も注入されているので、テレビの展示と並べて見ながら画づくりの一貫性を確かめられることもポイント。ソニーのテクノロジーを詰め込んだ代表的なオーディオビジュアル製品と比べながら体験してみると、フラッグシップモデルのXperia 1 IIの実力が浮き彫りになります。

↑Xperiaによるフォトテクニックを学べるセミナーなども実施しています

 

ストアで体験できる安心感。手厚いXperiaケアプランにも注目したい

「商品に対する深い知識を持つスタッフが、Xperiaの特徴をお客様に直接ご案内できることも強み」なのだと太田氏が話しています。ストアにSIMロックフリーモデルのXperiaを求めて足を運ぶ人々からはどのような質問が多く寄せられているのでしょうか。

↑ストア担当の太田氏は、現在の店舗状況含めて展望を語ってくれました

 

「Xperia 1 IIの発売後まもない頃は端末やSIMロックフリーのスマホの扱い方を既に熟知している人も多くいらっしゃいました。SIMロックフリーとは何かをよくご存じない方も、店頭でご体験いただくと“結構簡単だね”というポジティブな反響もいただきました。SIMロックフリーのスマホをよくご存じない方々のために、Web向けに作成したSIMロックフリースマホの解説、初期設定の方法をわかりやすく紹介した動画を店頭で上映しています。今後、SIMロックフリーの選択肢が増えるほど、私たちもより丁寧にご説明しながらXperiaの魅力を広くお伝えしなければならないと気を引き締めています。」(太田氏)

 

↑SIMロックフリーのスマートフォンの使いこなし方を紹介する動画を上映中

 

スマホを携帯電話キャリアで購入することのメリットとして、修理・故障の相談、操作に関する質問にも応対してくれる手厚いカスタマーサポートが用意されていることを挙げる声も少なくありません。ソニーストアでは直営店でSIMロックフリーのスマホを安心して購入してもらえるように、本体の故障・水濡れ・全損などトラブルが発生した際に交換機を申し込むことができたり、負担金上限5000円で何度でも修理に出せる「Xperiaケアプラン」をXperia購入時に用意しています。

↑太田氏をはじめ、ソニーのエレクトロニクス製品を熟知するスタッフがXperiaの上手な楽しみ方をアドバイスしてくれます

 

また現在はオンラインに加えて、ソニーストアの直営店舗でも購入時に不要になったスマホを持ち込むと、査定後に買い取ってもらえる「スマホあんしん下取サービス」がスタートしています。山口氏は「SIMロックフリーのXperiaをより楽しんでいただける周辺機器のご提案も含めて、ソニーストアのサービスをさらに充実させていきたい」と抱負を語っています。

 

5Gの時代にはモバイルゲームの画質や音質が一段と向上して、ビジネスシーンではオンラインカンファレンスの通話品質にもクオリティアップが期待されるようになると言われています。今からXperia 1 IIのように5G対応の高機能なスマホを手元に用意しておくことも大切ですが、スマホに出来ることは手元で情報を表示することだけではありません。

 

特に総合的なエンタメ体験に長年注力しているソニーにとって、スマホは世界観の中核を担うハブのような存在。本記事で紹介したように最新のXperiaはディスプレイ、カメラ、サウンド面において他機種とは一線を画すスペックと、オリジナルの設計を備えています。

 

Xperiaを所有するということは、優れたスマホを持つ以上の価値がある――その真意はソニーの製品群と合わせて体験することで一層つかめていく事実でしょう。スマホとしてのXperiaに興味を持っている人も、かねてからソニーが提唱するエンタメ体験に触れてみたい人も、購入前には一度ソニーストアに足を運んでみて、Xperiaが繋ぐエンタメの世界観に触れてみてほしいです。

 

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【西田宗千佳連載】「値下げ」を急いで携帯電話料金の「寡占」を加速した菅政権

Vol.99-2

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、
「携帯料金値下げ」。携帯電話料金事情に楽天モバイル登場以来となる大きな変化が起きようとしている。

 

この3月に向けて携帯電話料金に大きな変化があるのは、ご存知のとおり、政府が携帯電話料金の値下げを求めたためだ。料金が下がるのは消費者にとって、基本的にプラスである。だが、問題はその前提が正しいかどうかだ。

 

政府として、コロナ禍で国民の生活が苦しくなるなか、負担を減らしたいというのはわかる。だが、そもそも論として、政府が民間が決める携帯電話料金に細かく口を出すのは「資本主義社会」としては正しくない。また、国民の生活を助けたいなら、企業に値下げを強いるのではなく、減税や補助などの形でやるのが筋だ。

 

政府が携帯電話料金の高さを問題にするのは、「諸外国に比べ日本の料金は高い」という調査があるからでもある。だが、これはちょっと内容が微妙だ。「20GBのプラン」に絞った調査では確かに高いのだが、低容量や大容量プランはそうでもない。また、通信速度や「圏外の少なさ」などのネットワーク品質を考えると、日本はかなり優位にある。

 

日本の携帯電話料金の問題は「高い」ことではない。高いものもあるが、安いものもすでにある。実際には、20GBクラスのプランが少なかったこと、大手同士では価格やサービスの差が小さかったこと、そして、サービスを乗り換えようと思う人が少なかったことなど、「競争上の課題」が存在していたのだ。

楽天モバイル Rakuten Hand/実売価格2万円

 

これらは確かに解決すべき問題なのだが、それをシンプルに「高い」と置き換えてよかったのか。競争をより活性化し、選べるサービスや提供元を増やしていく施策を導入すべきだったのに、今回は政府からの圧力という形で、大手3社が20GBプランを軸に値下げする流れになった。結果として、安価なプランが世の中に出るのは早くなったものの、競争環境としては非常に厳しいものになった。大手3社が安価なプランを提示してしまったため、結果として、楽天モバイルとMVNOなどが「価格で勝負」するのが難しい状況になってしまったのだ。

 

電気通信事業者などの業界団体であるテレコムサービス協会・MVNO委員会は、1月19日に開催された総務省の有識者会議「接続料の算定等に関する研究会」において、MVNO向けの接続料や音声卸料金の引き下げを要望した。これは実質的に、MVNOからの「降参宣言」だった。早急に大手3社から携帯電話回線を借り受ける際の価格を大幅に引き下げないと、3社の「20GBプラン」などに価格で対抗するのは困難だ……という要請だったからだ。

 

もともと総務省の計画では、2020年からの3年で、MVNOから大手携帯電話事業者への「接続料」を、2019年度比で半分にする計画だった。だが、菅政権下で「値下げ」が急がれた結果、3年を待っていては事業が成り立たない、という話になったのである。楽天モバイルとMVNOは、価格面でしばらくかなり厳しい立場に置かれる。なかなか簡単ではないことだが、価格以外で戦うか、企業体質を変えてさらに低価格で戦うか、という選択を迫られそうだ。

 

大手の値下げは、そのくらい各社に大きな影響を与えた。では、大手3社は赤字覚悟で価格を下げているのか、不公正な料金設定を打ち出してきたのか、というとそうではない。ちゃんと裏付けはある。そして、それこそが、今後の携帯電話事業に大きく影響する点であり、今回の「価格以上の目玉」であり、各社の今後の差別化ポイントでもある。

 

それはどういうことなのか? 次回のウェブ版で解説したい。

 

 

 

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5Gミリ波、HDMI入力対応の「Xperia PRO」は、誰のためのスマホか?(メーカーコメントあり)

ソニーモバイルが、同社のスマートフォンXperiaシリーズとして初めて5Gのミリ波による高速通信に対応する端末「Xperia PRO」を2月10日に発売。価格はオープンですが、ソニーの直営店舗などを通じて想定売価約25万円で販売される“Xperiaの高級プロ機”は、5Gを活用したある“特別な使い方”も想定しています。ソニーモバイル担当者のコメントを交えながら、Xperia PROがどんな5Gスマホなのか解説します。

↑カメラと合体するスマホ!? ちょっと変わった5Gスマホ「Xperia PRO」の特徴と使い方をレポートします

 

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ソニーストアなどでSIMフリースマホとして約25万円で販売

Xperia PROはソニーが全国展開する5つの直営店とオンラインストア、並びに一部の家電量販店やECサイトに販路を絞る形でSIMフリー端末として2月10日から発売されます。価格はオープンですが、税別の想定売価は22万8000円前後。税込換算では約25万円になるかなりハイエンドなスマホです。日本のほか北米でも同時期に発売を予定しています。

↑Xperia 1 IIをベースに開発されたプロフェッショナル向け5Gスマホ「Xperia PRO」

 

本機は国内で2020年の春に発売された「Xperia 1 II」のデザインとスペックをベースに開発された上位機です。Xperia 1 IIは現在、ソニーの直販店やオンラインストアでSIMフリー端末が12万4000円(税別)で販売中ですが、比べると約10万前後の価格差があります。

 

その理由はXperia PROがプロの映像クリエイターをターゲットに想定して、Xperia 1 IIをベースに様々な機能を追加した特別仕様の5Gスマホだからです。プロ仕様のスマホに相応しい機能を追加、チューンナップも施していることもあって、本体サイズはXperia 1 IIと比較して縦に5mm/横に3mm/厚みは2.5mm大きくなっています。質量は44g重くなりました。

 

プロの映像クリエイターを支援する「新カテゴリーの5G端末」

ソニーモバイルコミュニケーションズでXperia PROの商品企画を担当する企画マーケティング部門 企画部の生雲稔敬氏は、Xperia PROは動画撮影が可能なデジタルカメラなどに接続して、5Gを活用した動画のライブストリーミングやファイル転送、あるいは高精細な画面で撮影中・撮影後のファイルを確認するための有機ELモニターとしても使うことを想定した「新カテゴリーの5G端末」なのだと、本機の立ち位置を説いています。

↑Xperia PROを担当するソニーモバイルコミュニケーションズの生雲稔敬氏に製品の特徴を聞きました

 

映像制作に携わるクリエイターは本機を携えていれば、例えば屋外のインターネット回線が確保しづらい環境でも安定したライブ動画配信や生中継、あるいはデジタルカメラで撮影した素材をすぐにクラウドサーバー等に送ることなどができるでしょう。映像制作のモバイルワークフローを5G高速通信のチカラを活用して支援できるコンパクト端末でもある、そういったところにXperia PROの特殊性があるのです。

 

それにしてもなぜ一般向けの5GプレミアムスマホであるXperia 1 IIより10万円も高価なのでしょうか。

 

ひとつは5Gのミリ波による高速通信にも対応しているからです。昨年の春から国内で開始された5G通信サービスはSub-6と呼ばれる6GHz未満の周波数帯域を利用。障害物の多い場所でも電波がつながりやすい特徴を備えていますが、日本ではn257と呼ばれる28GHz帯の5Gミリ波を利用する通信のほうが上り・下りともさらに速い通信速度が実現できることから、5Gのメリットが活かせる本命として期待されています。

 

国内ではNTTドコモとauが昨年から5G ミリ波のサービスを始めていますが、Xperia PROは発売後から両社の5Gミリ波サービスが使えます。同じくNTTドコモが昨年末に発表した3.7GHz帯と4.5GHz帯の5G Sub-6の周波数を束ねるキャリアアグリゲーションによる高速・大容量通信もサポートしています。

 

Sub-6による5G通信サービスは、NTTドコモ以外にauとソフトバンクのプランに契約してSIMカードを挿すことによってXperia PROで使えるようになります。楽天モバイルの5G通信サービスは動作保証の対象外なので注意が必要です。本体は物理SIMカードによるDual SIMに対応。

↑通信状態を視覚化するための「Network Visualizer」機能も設けました。現在接続されているネットワークと、アップ・ダウン接続のスループットを画面に表示。全画面表示だけでなく、ホーム画面にコンパクトなウィジェットを置くこともできます

 

5Gミリ波の通信はSub-6や4G LTEの電波に比べて直進性が高く、減衰しやすいため端末側で電波感度を確保することが困難だと言われています。Xperia PROは筐体の内部に上下左右に向けた通信アンテナを合計4基配置して、360度周囲にまんべんなく受信感度を高める独自のアンテナ構造を採用。生雲氏は「端末を一定方向に傾けたりしても5Gミリ波通信時の電波感度が落ちないため、失敗が許されないプロの現場で確度の高い作業に集中できる」として、Xperia PROの特徴をアピールしています。

↑Xperia 1 IIよりも約2.5mmほど厚みのあるボディに、5Gミリ波通信の感度を獲得するために特殊なアンテナを配置しています

 

HDMI入力搭載。5Gを使って高画質動画をハイスピード送信

Xperia PROが高価な端末であるもうひとつの理由は、世界で初めてデジタルカメラなどHDMI出力を持つ映像機器から10bit階調の高精細な4K/60p/HDRの映像信号を受けてモニターに表示、5G通信を使って送信ができるようにHDMI入力を設けたスマホだからです。本体のボトム側に中央にUSB Type-C端子と並んでHDMI端子を装備しています。

 

HDMIケーブルで端末を接続すると、デジタルカメラで撮影中の動画をYouTubeやStreamYard、Streams Labsなどのサードパーティのアプリを使って即時ライブストリーミングができます。Xperia PROのディスプレイが4K/HDR対応なので、カメラで撮影中の映像を高精細にプレビューできるモニターとしても使用可能。

↑HDMI出力に対応するカメラとケーブルによる有線接続が可能。HDMI入力機能については、ソニーのαシリーズ以外のカメラ機器にも対応しています

 

USB Video Class(UVC)に準拠するHDMI-UVC変換アダプターを介すれば、同じようにデジタルカメラをXperiaのUSB端子に接続して外付けモニターのように使うこともできますが、HDMI接続の場合は10bit階調表示にも対応するため、カメラの性能がフルに発揮される利点があります。

 

国内でミリ波、Sub-6の5G通信が使える場所はまだ限られているため、当面はまだXperia PROを4G LTEネットワークにつないで映像ライブ配信等に使うことの方が多くなるでしょう。一方でHDMI入力を備えたことで、デジタル一眼レフカメラの醍醐味であるレンズ交換を活かした映像表現を楽しんだり、暗所の撮影に強いカメラをつないで天体観測のライブ中継に使ってみたりと、スマホ単体ではかなわない映像表現に一歩踏み込めることがXperia PROの大きな魅力だと思います。プロの映像クリエイターに限らず、YouTubeのライブ配信やVlog制作を楽しむ方に広く役立つのではないでしょうか。コロナ禍の影響を受けて、オンラインを活用した音楽ライブの配信、イベントを実施できる環境を模索するアーティストの活動支援にもつながるかもしれません。

↑HDMI接続時には、端末にプリインストールされているアプリを使ってXperia PROを外部モニターとして使うこともできます。モニターに表示されている映像のピンチインアウトズーム操作に対応するほか、アプリにはグリッドライン表示やスクリーンロック、明るさ調整など様々な設定メニューが搭載されました

 

デジタル一眼レフカメラで撮影した静止画を、Xperia PROを介してFTPサーバーへリアルタイムに転送・保存する使い方もできます。ソニー純正のモバイルアプリ「Transfer&Tagging add-on」アプリを使うとFTPバックグラウンド転送や、画像ファイルへのタグ・キャプション付けが行えます。

 

Xperia PROはスマホ本体も高機能

Xperia PROが搭載するディスプレイはXperia 1 IIと同じ6.5型の4K/HDR対応の有機ELですが、ソニーの業務用マスターモニターに画質を合わせ込む調整を1台ずつ丁寧に行った後に出荷されます。

 

背面のメインカメラにはすべてカール・ツァイス製の高画質レンズを採用。16mm超広角/24mm標準/70mm望遠レンズによるトリプルレンズカメラと、3D iToFセンサーによる高精度なオートフォーカス機能も備えているので、いざという時にはXperia PRO単体でもハイグレードな5G・動画ライブストリーミングができます。ハイグレードなデジタルカメラは一気に揃えられなくても、とりあえずXperia PROを揃えるところから動画制作作業の足場を固めてもよさそうです。

↑Xperia 1 IIと同じ仕様のトリプルレンズカメラを搭載しています

 

本体の前面には強化ガラスを採用していますが、背面と側面には強化樹脂素材を採用しているため傷が付きにくく、またグリップ感も良いプロ仕様の筐体とした点もXperia PROの特徴です。IPX5/IPX8相当の防水、IP6X相当の防塵対応はXperia 1 IIと同じになります。

 

アクションカメラのGoProの中にはHDMI出力機能を持つ機種があるので、Xperia PROをつないで大型モニターとして使えれば撮影環境が一段と快適になりそうです。だからこそXperia PROの本体をより強固にガードできるように純正品のタフネスケースや、体に身に着けるためのホルダー等のアクセサリーも欲しくなってきます。

 

Xperia PROはソニーのオンラインストアなどで1月27日から予約受付を開始しています。また全国5か所のソニーストアでは1月28日から実機の展示も行われます。生雲氏は「多くの映像クリエイターにXperia PROを使っていただき、5GやHDMI入力を活かした動画制作の可能性を見つけてほしい」と語っています。

 

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【西田宗千佳連載】政府からの“圧力”で生まれた「20GB・2980円」プラン

Vol.99-1

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、
「携帯料金値下げ」。携帯電話料金事情に楽天モバイル登場以来となる大きな変化が起きようとしている。

 

2021年3月に、日本の携帯電話料金事情が大きく変わろうとしている。大手3社であるNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクが、「月額2980円・データ容量20GB・オンライン対応」をひとつの水準とした新プランを提示し、実質的な値下げに踏み切るのだ。こうした動きは、すでに多くの方がご存知なのではないだろうか。

 

最初に動いたのはNTTドコモだった。同社は2020年12月3日、新料金プラン「ahamo」を発表した。このahamoによって前述の「月額2980円・データ容量20GB・オンライン対応」という基準が生まれたといえる。この新プランは、店舗での対応を省略し、オンラインでの契約やサポートを前提とすることでコストを絞っているのが特徴だ。また、NTTドコモが苦手とする20代若者市場の開拓を狙うという意図もある。

 

それを追う形で12月22日にソフトバンクは、仮称ながら「SoftBank on Line」を発表した。LINEという名称が入っていることからもわかるように、新たに同社傘下となったLINEと連動している点が特徴。こちらも手続きなどはすべてオンラインで行う。

 

本稿を執筆している1月前半の段階では、KDDIはまだ新プランを発表していない。しかし、年明けの時点で発表はもうまもなくと噂されており、新たなプランの内容も、他の2社から大きく逸脱したものにはならないだろうと予想される。

 

政府が促した値下げは思わぬ落とし穴を生む

楽天モバイル Rakuten Hand/実売価格2万円

 

そもそも、こうしたプランが出てくる理由は、政府からの強い値下げ圧力によるものだ。2020年中に、KDDIとソフトバンクは、それぞれ「UQモバイル」や「Y!モバイル」で20GBクラスの低価格プランを用意することで政府側の意向に対応した。だが、それではお気に召さなかったようで、もっとメインブランドに近い形で値下げが行われることになった。ここには色々な問題がある。それについては後ほど述べるが、消費者にとって、価格が下がることはうれしいというのもまた事実。だからこそ、これだけ多くの人が注目しているのだ。

 

だが、全員にとってプラスか、というとそうでもない。

 

まず、基本的に「家族割引などは対象外」であることに注意したい。すでに家族割や光回線とのセット割引を使っている場合、ちょっと考える必要が出てくる。家族のなかに新プランを求めない人がいて、なのに自分だけ新プランへ移行すると、全体では支払いが下がらない可能性もある。また、月に20GBは大容量に思えるが、5G時代にはそうでもない。自由に使うなら「無制限」のほうが適している。さらに、ネット販売専用なので、店頭でのサポートなどを期待できない。これを不安に感じる人もいそうだ。開始まではまだ若干時間があるので、こういった月額以外の要素も検討しておく必要はあるだろう。

 

また今回の低価格プラン登場は、携帯電話業界全体を見ると、必ずしもプラスであるとは言えない部分がある。業界の抱える課題を解決するどころか、より深刻なものにする可能性があるのだ。一体、それはなんなのか?そのあたりはウェブ版で解説していきたい。

 

 

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これからも人々の生活に寄り添っていきたい――富士通クライアントコンピューティングが1000日の歩みを振り返る

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、設立から1000日となる1月25日に、「DAY1000 Memorial Reception」をオンラインで開催。DAY1からの取り組みと成長、そして今後の展開について発表しました。

 

生活に寄り添うコンピューティングを

FCCLは、1981年のFM-8にはじまり、富士通のPC事業を担う会社としてさまざまなPCをリリースしてきました。2018年5月1日からはレノボグループの傘下となり、レノボと富士通の合弁会社として、社名はそのままに新体制としてスタートしています。

↑FCCLの歴史

 

FCCLの齋藤邦彰 代表取締役社長は、「われわれはパソコン屋ではありますが、本質は“コンピューティング”にあります」と説明。コンピューティングを世間に浸透させ、人々の生活をより良いものにすることが、FCCLのミッションであると話します。

↑本質はあくまでもコンピューティング。将来はPCではないデバイスになるかもしれないとも語る

 

昨今のコロナ禍では人々のライフスタイルが大きく変わったなかで、PC市場も変化。しかし、「ユーザーの生活に寄りそうこと」はどんな状況でも変わらないとし、コンピューティングにできることはまだまだあると意気込みを見せていました。

↑市場も生活も変化した

 

コロナ禍により社内の開発体制も整えたとのこと。社員向けに「Tech Pit」を設置し、機材の手配や通信環境の整備、ビデオ会議ツールの整備に加えて、出勤状況やPC利用状況の管理、在宅ワークのルール構築などを行っています。そういった社員の悩みは、ユーザーが抱く悩みでもあるため、課題解決が製品の品質向上にも繋がると捉えているそうです。

↑社員の悩みや困りごとを開発やサポートに活かす

 

“軽さ”への究極のこだわり

FMVブランドの開発についても説明がありました。FMVの開発指針となっているのが「生活者発想」と「チャレンジ精神」。ユーザーが何を求めているのかを常に考え、可能性を広げるチャレンジをしていくというもの。

↑これらを指針として開発を行っている

 

↑「時代を先取りしすぎている」と言われた製品も可能性を広げるチャレンジであると齋藤社長

 

昨年発売された世界最軽量ノートPC「LIFEBOOK UH-X/E3」も、そうした環境でも開発を止めなかった成果であると言います。徹底的に軽さを追求しつつ、ユーザーがどう使うか? 生活がどう変わるか? というところまで考えてデザインされているそうです。

↑FCCLの威信をかけたモデル。1gでも軽くするというこだわりが、PC自体の進化にもつながる

 

UHシリーズは2020年春にアジアに進出しました。また、さらに軽く、強力なパフォーマンスを備えたUHシリーズを開発中とのことです。

 

シニア層に向けたサポートサービスも

これからの事業展開として、デジタルが苦手な人にも徹底的に優しいサービスを提供するとのこと。あらゆるサービスがオンライン経由(もしくはオンラインのみ)で利用できるようになったいま、デジタルが使える人と使えない人とでは、大きな生活格差が生まれてしまいます。

↑とりわけシニア層にはハードルが高いだろう

 

すべての人に快適でワクワクするオンライン生活を体験してもらいたい。そうした思いから、AIアシスタント「ふくまろ」を使ったサポートサービスを拡大。ふくまろに「旅行の予約をしたい」「不用品をオークションで売りたい」などと伝えると、オペレーターにつながり、画面が自動でシェアされます。その後、具体的な操作をレクチャーしてくれるサービスです。

 

オペレーターはマウスの握り方から自社サービスでないもの(YouTubeなど)の使い方も丁寧に教えてくれます。まだ開発中でテストを重ねているそうですが、評価は上々とのこと。

↑質問に答えるかたちで、ふくまろに用件を伝える

 

↑オペレーターと一緒に画面を見ながら操作を覚えられる

 

設立から1000日目。FCCLが宣言したのは「世界一お客様に優しいコンピューティング会社になること」。生活をより豊かにすることだけを考えてきた、それは1001日目からも変わらないといいます。今後どんな製品やサービスが登場するのか、FCCLに期待しましょう。

 

ファーウェイの物凄いスマートウォッチについて「仙人っぽい人との出会い」とともに語ろう

多彩な健康管理ができるフィットネス機能や、スマホのメール通知などのビジネスで役立つ機能を搭載したスマートウォッチ。今や一般的になったアイテムですが、市場でも種類が増えてどれを選んだらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。本記事では、ファーウェイの「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」が、他のスマートウォッチとひと味違う点について紹介していきたいと思います。

 

↑HUAWEI WATCH GT 2 Pro(クラシックモデル)の価格は、税込で3万9380円

 

HUAWEI WATCH GT 2 Proは上質なデザインと、ファーウェイ製スマートウォッチおなじみの豊富なアクティビティ機能を搭載した最新機種。日常の健康管理だけでなく、スキーやゴルフといった専門競技のデータを記録できる「プロスポーツ」モードなどのアクティビティを一歩上のレベルで楽しめる仕様になっています。

 

 

さて、GetNavi webではファーウェイの魅力的な製品をもとに実力派のマンガ家たちが独自のストーリーを描く企画を実施中です!

 

【関連記事】

在宅続きで憧れの人に会えない体に…!? ゆるんだ生活を正そうと努力するスマートウォッチユーザーのお話

喧騒から「静かな異世界」へ! 業界最高クラスのノイズキャンセリングイヤホンは日常を変える

 

今回は、HUAWEI WATCH GT 2 Proの特徴をもとにマンガ家の「凸ノ高秀」さんにマンガを描いていただきました。意外性たっぷりの驚きの作品に仕上がっていますのでぜひお楽しみください!

■マンガを描いた人

マンガ家

凸ノ高秀(とつの たかひで)

マンガ誌・ウェブで多数執筆するマンガ家。週刊少年ジャンプの連載作「アリスと太陽」のような王道のボーイ・ミーツ・ガールから、ちょっとした瞬間に起こる日常のコミカルな瞬間をSNSで描いたり活動は多岐に渡る。Twitterアカウントはこちら/Instagramアカウントはこちら

 

 

 

 

 

東京にも仙人(っぽい人)が存在することを感じさせるショートストーリー、いかがでしたでしょうか?もし、同じように何もかも自棄になってしまった人がいれば、どこかにあなたにとっての「仙人」がいるかもしれないことを、このマンガで思い出してほしいです。

 

さて、ここからはマンガの中で触れていた機能含めてHUAWEI WATCH GT 2 Proの特徴を紹介していきたいと思います。

 

 

【特徴1】仙人ルックにも馴染む!? 高級時計らしいデザイン

 

HUAWEI WATCH GT 2 Proと他のスマートウォッチを分ける最大の特徴は、どんなスタイリングにも合わせやすい「時計らしい」デザイン。スマートウォッチはガジェット然とした外観をしていることが多く、スーツなどのビジネススタイルに合わせにくいものも少なくありません。その点、本製品はフェイスにサファイヤガラス、ボディにはチタン素材を用いて、高級腕時計さながらの質感を実現しています。

↑ナチュラルなフェイスウォッチデザインと組み合わせれば、ひと目で時計製品と区別がないほど自然な見た目になる

 

洗練されたデザインは見た目の良さだけでなく、直接肌に当たるリアケースにセラミック、ベルトには本革を用いるなど装着感の高さにも寄与しています。また、フェイスウォッチのカスタマイズも可能で「ウォッチフェイスストア」から多彩なフェイスウォッチをダウンロード可能。仙人(っぽい)スタイリングにも違和感なく(?)馴染んだHUAWEI WATCH GT 2 Proは、ビジネス、プライベート問わずあらゆるスタイリングに溶け込めるスマートウォッチなのです。

↑スタイル、シーンに合わせたカスタマイズができる

 

【特徴2】通常使用で最大2週間充電いらず! タフで便利なバッテリー性能

 

HUAWEI WATCHシリーズで定番のロングバッテリー、本製品では約2週間という電池持ちを実現(※)。GPSを連続使用しても約30時間持ちます。デザインだけでなく、充電を気にしないで使える使用感も通常の時計さながらです。

※通常使用で2週間の使用は、次のテスト条件によります。心拍数モニターを24時間着用、睡眠時にHUAWEI TruSleepを有効にして、毎週30分のワークアウト(GPSを有効にして)、メッセージ通知を有効にして(SMSメッセージ50件、通話6件、アラーム3件/日)、画面は1日200回オンにした場合。

 

専用の充電器に接触させるだけで充電できるのもスマートなポイント。また、ワイヤレス充電にも対応しているためワイヤレス給電対応のスマホと接触させても充電できて便利です。悠久の時を生きていそうな雰囲気の仙人も、小まめに充電する必要のないその便利さを実感。果たして仙人が活動的に動いているかは謎ですが…。

↑充電器をボディ裏面に接触させるだけ。写真はHUAWEI WATCH GT 2 Proのスポーツモデル

 

【特徴3】本格的なデータ記録ができるアクティビティ機能の豊富さ

 

通常の歩数計測に加えて、85種類以上のワークアウトモードによりアクティビティに合わせた活動記録ができます。85種類のうち17種類は本格的なデータ分析が行える「プロスポーツモード」に対応。「プロスポーツモード」はHUAWEI WATCHシリーズ従来の機能ですが、HUAWEI WATCH GT 2 Proでは、新たに「スキー」と「ゴルフ(ドライビングレンジ)」のモードも追加されました。

↑プロスポーツモードの一覧。屋内ランニングなど汎用的なモードも用意されている

 

標準的な健康管理だけでなく、HUAWEI WATCH GT 2 Proを身に着けているだけでシームレスに日常でアクティビティを楽しんでいくことができるのです。クラシックモデルには、汗に強いフルオロエラストマーベルトも付属されているのでスマートウォッチをアクティビティ目的で探している人にもおすすめです。

 

【特徴4】身体の内側を可視化するサポート機能

 

虫嫌い、緊張しいという仙人の見た目に反した繊細さを暴いた機能は、HUAWEI WATCHシリーズ特有の健康管理機能。ボディ裏面に配置された心拍センサーで、ストレス値を計ったりできるわけです。

 

↑このシーンでは血中酸素レベル(※)を計測し、値が低くなっていることを知ることができる ※本製品は一般的なウェルネス・フィットネス目的の製品であり、医療機器として設計されたものではなく、病気などの診断、治療、予防の目的にはご使用いただけません。また、本機能は2021年1月下旬より順次アップデートにて追加予定です

 

その他、本製品を装着しながら睡眠することで睡眠の具合をモニタリングできたりと、普段はわからない身体の内側を数値で意識することができます。身に着けているだけで健康改善のモチベーションが上がるというのも、HUAWEI WATCH GT 2 Proの良さですね。

↑記録した健康面の数値は、HUAWEI Healthアプリで一括閲覧できる

 

スマートウォッチ然としたスタイルとは一線を画すHUAWEI WATCH GT 2 Proは、どんな時にも違和感なく着けられて、かつ普通の時計に近い形で毎日自然と着けられる。しかも、着けているだけで健康管理にもプラスがあるという「一石三鳥」のスマートウォッチです。おそらく仙人も「初めてのスマートウォッチにするなら…」と熟考の末、本製品にたどり着いたはず…。みなさんも、仙人に倣って本製品に一度触れてみてはいかがでしょうか?

 

 

【マンガをもう一度読む】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

リモートワークでのビデオ会議に役立つウェブカメラ5選

昨今、リモートワークを導入している企業は多いと思います。ビデオ会議の環境に満足していない人は、今一度環境を見直してみるのはいかがでしょうか。例えばウェブカメラも、ストリーミングタイプのものから広角レンズを搭載したタイプまで、様々な種類があります。そこで今回は、ウェブカメラの買い替えを検討中の方必見! おすすめ5選をご紹介します。

 

目次

 


モバイルに最適な縦型撮影も可能!


ロジクール StreamCam C980

フルHD 1080Pの高画質および 60FPSのなめらかな動画が撮影可能。AIによる顔追尾オートフォーカス、自動露出補正、自動ブレ補正により、画面内のどこにいても、どのような照明条件でも、最適、正確な焦点と露出が提供されます。モバイルに最適な9:16の縦型撮影にも対応しており、InstagramやFacebookのストーリーズの撮影にも活躍します。Windows&Macintosh両対応。

【詳細情報】
サイズ:66×58×48mm(マウントなし)
重量:150g
カラー:ホワイト・グラファイト

 


マニュアルフォーカスで好みのピントに調節できる!


バッファロー BSWHD06M

カメラ本体の内蔵マイクで音を広く拾うので、複数人のチャットやライブ動画撮影に適しています。また、ヘッドセット不要なのでケーブルを気にせず楽な姿勢でビデオチャットを楽しめます。マニュアルフォーカスだから、レンズ部のリングで簡単にお好みの位置にピントを固定可能。3wayスタンドのため、ノートパソコン・液晶ディスプレイ・机の平面など様々な設置方法が可能です。Windows&Macintosh両対応。

【詳細情報】
サイズ:60×24×19mm(スタンド部除く)
重量:約50g
カラー:ホワイト・グレー・ブラック

 


カメラを向けるだけでピントが合う!


サンワサプライ オートフォーカスWEBカメラ CMS-V45S

カメラを向けるだけで、ピントが合うので少人数での会議や在宅ワークに最適です。カメラ本体にマイクを内蔵しており、ヘッドセットなしでもSkype等での通話が可能です。可動するマルチスタンドでノートPCやディスプレイに取り付け可能です。簡単に角度調整が行えます。カメラ用三脚穴を内蔵しています。市販のカメラ用三脚に取り付けできます。高級感のあるアルミボディを採用しています。Intel Core 2 Duo 2.4GHz以上対応。

【詳細情報】
サイズ:57×20×27mm(スタンド部分を除く)
重量:90g

 


カメラにマイクとスピーカーが内蔵!


サンワサプライ カメラ内蔵USBスピーカーフォン CMS-V47BK

カメラにマイクとスピーカーを内蔵した会議に最適な会議用カメラです。USBケーブル一本でカメラとマイクとスピーカーが使用でき、別途電源接続は不要です。画角は105度とWEB会議に最適な広角レンズを採用。カメラの上部に360度全指向性のマイクを内蔵。強力なエコーキャンセル機能と、ノイズリダクション機能を備えているのでクリアな音声でビデオチャットが可能です。Windows&Macintosh両対応。

【詳細情報】
サイズ:62×62×235mm
重量:476g

 


広角レンズ搭載で大人数の会議にもぴったり!


eMeet WEBカメラ C960

フル高解像度1080p 200万画素のWebカメラ。フルHDレンズとプレミアム固定フォーカスで明瞭かつきめ細かい画質を実現することができます。デュアルビルトイン全方向マイクは、どの角度からでも明確に集音。360度集音なので多人数での会議が可能です。Windows&Macintosh両対応。ユーザーからは「ワイド画面での動画は相手に見えやすいらしく大変好評。また、マイクがカメラについているため、自然に相手の顔を見ながらしゃべるようになり、スムーズな会話につながる印象」という声も。

【詳細情報】
サイズ:124x67x52mm
重量:151g

 

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おすすめ「PCマイク」5選! ウェブ会議で「声が聞き取りづらい」と言われがちなら一考の価値あり

リモートワークといえばウェブ会議はほぼセットのようなものですが、相手に声をなかなか聞き取ってもらえなかったり、「声が遠い」と言われたりで、会話がスムーズにいかなかった経験はありませんか? そんなときは新しいPCマイクを用意しましょう。そこで今回は、Amazonレビューで高評価を集めている、人気のPCマイクをご紹介します。

 

目次

 


お手頃価格だから初めてのPCマイクとしてもぴったり


サンワサプライ クリップ付きPCマイク MM-MC24

ピンマイクとしても使えるクリップ付きPCマイクです。机に置いてもディスプレイの脇に取り付けても邪魔になりません。マイクの周り360度全ての音を拾う全指向性なのでどちらからの音でも拾えます。また、コンデンサー式なので繊細な音が拾え高感度。また、標準価格1760円と、お手頃な価格なのも魅力。Macシリーズや、4極仕様(マイク入力とスピーカー出力が1つになったもの)のPC・タブレットには対応していないのでご注意を。

【詳細情報】
サイズ:23×20×47mm
重量:約38g(アタッチメント含む)

 


ウィンドウスクリーン付きだからノイズを低減!


iGOKU PCマイク 全指向性 高音質 小型集音マイク

マイク本体にクリップが付いており、向きや角度に関係なく、360度方向からの音を拾えるピンマイクです。周波数域は65~18000Hzと高音に強く、きれいな音で録音することができます。また、ウィンドウスクリーンも付属されているため、マイクに息がかかってしまった時や野外での使用もノイズを低減できます。専用収納ケースが付属しており、コンパクトなので持ち運びにも便利です。

【詳細情報】
梱包サイズ:124×78×34mm
重量:21g

 


ヘッドホンやスピーカーが接続できるステレオミニ端子付き


サンワサプライ WEB会議高感度USBマイク MM-MCUSB33

集音範囲5mで、広範囲の音を拾えて多人数での会議に便利な高感度USBマイク。広範囲の集音が可能な高感度マイクユニットを採用しています。多人数での会議やパソコンから離れた場所での通話などに便利です。エコーキャンセリング機能付き。しっかりした重みのあるメタルハウジングです。マイクミュート(消音)スイッチ付きです。ヘッドホンやスピーカーが接続できるステレオミニ端子付きです。

【詳細情報】
サイズ:80×80×20mm
重量:150g

 


単一指向性だからバックグラウンドノイズを抑えられる


FIFINE USBマイク K052

アームは三段になっていて、中段は金属製のスタンド、上下両段はフレキシブルアームになっています。上下の角度が自由に調整可能。会議に便利なミュート機能とボリューム調節機能が付いています。コンデンサー方式で単一指向性のカーディオイド線の収音特性が採用されているので、バックグラウンドノイズとホワイトノイズを抑えながら正面からの声をクリアに拾えます。12か月品質保証付き。

【詳細情報】
サイズ:高さ…約310mm
発送重量:499g

 


Bluetoothに対応している機器なら使えるからスマホもOK!


Anker PowerConf

8人程度までの会議に最適なPCマイク。エコーキャンセリングや残響抑制、ノイズリダクション機能を採用しており、クリアな通話を実現。声の大きさと本体までの距離に関係なく音量を最適化します。Bluetoothによるワイヤレス接続と付属のUSB-C & USB-Aケーブルでの有線接続に対応しており、複雑な初期設定をすることなく簡単にできます。6700mAhのバッテリーを搭載し、モバイルバッテリーとしても使用可能です。

【詳細情報】
サイズ:約124×124×28mm
重量:約340g

 

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三密回避に役立つ! 室内のCO2濃度を見える化する「まもセンサー Air」

SB C&Sは、室内の空気をモニタリングして換気の目安を見える化するIoTBank製の環境測定器「まもセンサー Air」の個人向け販売の予約受付を開始しました。+StyleやPayPayモール、Yahoo!ショッピング、Amazon、楽天市場で販売されます。実売価格は1万7380円(1年分の通信料込み)。

↑「まもセンサー Air」

 

「まもセンサー Air」は、室内空気中のCO2濃度と温度・湿度を5分ごとに測定し、そのデータをクラウド上に自動でアップして、モニタリング可能にするもの。パッケージシステムに含まれるWEB版ダッシュボード機能により、空気中のCO2濃度を「緑・黄色・赤」の3段階で表示するので、換気の目安やタイミングを一目で把握することができます。

↑専用ダッシュボードのほか、スマホなどからも確認可能

 

↑CO2濃度を緑・黄色・赤の3段階で表示するので、換気のタイミングが一目でわかります

 

また、設定したCO2濃度に達したことを、あらかじめ登録したメールアドレスにお知らせするプッシュ通知機能も備えており、離れた場所からも換気のタイミングをチェックできます。

 

ダッシュボードには複数のセンサーのデータをまとめて表示することも可能。センサーごとに名前をつけられるので、「会議室」「エントランス」などわかりやすく表示させることもできます。

↑複数のセンサーをまとめて管理することも可能

 

本体にはLTEと接続可能な通信モジュールを内蔵しており、ネット環境がない場所でも利用可能。本体価格に1年分の通信料が含まれているので、すぐに利用することができます(※)。

※:2年目以降は通信料年額5000円(税別)が必要。またWEB版ダッシュボードを利用する場合にはWi-Fi通信環境が必要となります

 

三密回避の目安のひとつとして管理が推奨されているCO2濃度を簡単に見える化できるので、誰でも簡単に換気のタイミングを確認することができます。室内環境が気になる方は、家庭やオフィスに導入してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

iPad Air 4はPC代わりの仕事用途に耐えられるか?

iPad Air 4は、iPad Pro向けの周辺機器も利用可能で、トラックパッドを用いた操作などが快適に行える。そんな新型iPadは、仕事にも生かせるのだろうか? 今回は、同クラスの様々な機器と比較してみた。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が検証します

フリーエディター

有馬真一

スマホはSIMフリーモデルを中心にチェックする。5G対応製品が想定していたよりも安かったため5Gへ移行を検討中。

 

A14 Bionicチップ搭載で処理性能がUP

Apple

iPad Air 4

6万9080円〜

iPad Proと同サイズの10.9インチディスプレイを採用した新型iPad Air。最新のA14 Bionicを搭載する。第2世代Apple PencilやMagic Keyboardといった、Proシリーズのアクセサリーを使用可能だ。

SPEC ●OS:iPadOS 14 ●CPU:A14 Bionic ●ストレージ:64/256GB ●ディスプレイ:10.9インチ(2360×1640ドット)●サイズ/質量:W178.5×H247.6×D6.1mm/約458g

 

Appleが設計した64bitの最新プロセッサーを搭載。6基のコア構成にすることで、高性能コアを4基用いたiPad Proに迫る処理能力を実現。リアルタイムの音楽ミキシングなども軽くこなす。

 

仕事に使いやすいアクセサリーも充実!

Apple Pencil(第2世代)

1万5950円

ピクセル単位の描画に対応したApple Pencilの第2世代。iPad側面に磁石で装着して充電する。

 

Magic Keyboard

3万4980円

新型のMagic Keyboardも使用可能。トラックパッドを備えており、よりPCのような操作性に。

 

vs

 

【Case 1】U-10万 2 in 1 Chromebook

Chrome OSを搭載するChromebookは多様なモデルが登場している。着脱式2 in 1タイプのIdeaPad Duetは、タッチ対応のモニターが分離し、タブレット感覚でも使用可能だ。

レノボ

IdeaPad Duet Chromebook

4万841円

Chrome OSは起動の早さも魅力。本機は、iPadより手ごろな価格だ。

 

【Case 2】Surface Go 2

iPadのライバル・Surfaceも要検討。Surface Go 2は、高解像度の10.5インチ液晶を搭載した最廉価モデル。別売のキーボードカバーやペンと合わせれば操作感はiPadと同様だ。

マイクロソフト

Surface Go 2

6万5780円

Windows OSを搭載する点が最大の魅力。PCと同様の環境で作業ができる。

 

【Case 3】U-10万円PC+板タブレット

PCに板タブレットを追加すれば、iPadと同じようにペン入力を活用できる。今回は、PCと板タブレットを合わせて、iPad Air 4と似た価格帯になるように製品を選出した。

HP

14s-dk 1000

5万5000円

Ryzenプロセッサーを搭載する14型機。USB Type-Cを備えるなど、拡張性も◎。

 

ワコム

Wacom Intuos Small

1万4080円

ペン入力の入門に最適な小型の板タブレット。Bluetooth接続にも対応している。

 

【その1】コスパ勝負

キーボードやペンまで一式購入した場合にかかるコストを調査。さらに、Performance Testを用いて各機のベンチマークスコアも計測した。これらを総合的に考慮して順位を付けた。

 

ノートPCと板タブのセットはバランスが良好

価格だけで見るなら着脱式キーボードが同梱のIdeaPad Duetは圧倒的に安いが、性能ではやや不利。一方で、iPadとSurface Go 2は、どちらもキーボードが別売だが、その価格に大きな差がある。iPadのMagic Keyboardは3万4980円で、1万6940円のSurface Goの「タイプ カバー」の倍以上。やはりApple製品はアクセサリーが高い。総合的な性能とコスパのバランスでは、HPの「14s-dk 1000」が非常に優秀だった。

CPUベンチマークスコア(※) 合計価格
iPad Air 4 1592 12万110円
U-10万円 2 in 1 Chromebook 1479 4万841円
Surface Go 2 1619 9万5700円
U-10万円PC+板タブレット 4227 6万7100円

※:PassMark SOFTWAREの「Performance Test」アプリを用いて計測したスコア

ペンやキーボードを考慮すると、iPadもSurfaceもやや高価。ノートPC+板タブの組み合わせは、ペン入力の操作性にクセがあるが、コスパは優秀だった。

 

【その2】携帯性勝負

実際の使用時に近づけるべく、本体に着脱式キーボードと専用ペンを加えた合計の質量を計測して比較した。目安としては、1500gを超えると持ち運ぶ際に重さを感じがちといえる。

 

新型iPad Airは本体の質量は軽かったが……

本体質量だとiPad Air は約458gであるのに対して、Surface Go 2は約544gとやや重い。だが、iPadのMagic Keyboardは600gとかなり重く、Surface Go 2が用いる「タイプ カバー」はわずか245gしかない。実際に持ち歩く一式では、Surfaceが最優秀。次点はIdeaPad Duetとなっている。

 

↑iPad Air 4はフラットなデザインも特徴。GetNaviよりも小さく、収納性は良好だ

 

合計の質量 備考
iPad Air 4 約1079g Magic Keyboardは600gと重め。とはいえ、合計質量で考えても、最新のMacBook Airなどよりは軽い。
U-10万円 2 in 1 Chromebook 約935g キーボードとスタンドは合計で470g。ただし、スタンドの磁石がつく本体側に重心が偏り、重く感じる。
Surface Go 2 約814g カバーと一体化したキーボードは250gと超軽量。だが、タッチパッドの左右クリックが誤反応しがち。
U-10万円PC+板タブレット 約1580g Wacom Intuos Smallは230gと軽く、接続もBluetoothならワイヤレス。とはいえ、やはり携帯はしにくい。

キーボードなしの単体での軽さは、新型iPad Airが圧勝だった。ペン入力は使うもののキーボードがなくても問題ないのであれば、iPad Airがオススメとなる。

 

【その3】作業効率勝負

仕事用マシンとして使用するなら必須のOfficeソフトの対応状況を調査。そのうえで、定型の文章を打って、キーボードの感触をチェックした。また、通信速度の平均値も調べた。

 

CPU性能と通信形式の差がDL速度の差につながった

Officeは全機種で使用可能だが、iPadとChromeのアプリは機能に制限アリ。着脱式キーボードの打鍵感はいずれも良好で、文字配置に違いはあるものの慣れの範疇だ。ダウンロード速度は3回試行した平均を比較。結果、IEEE 802.11gの通信までしか対応していなかったノートPCが最下位に。

 

↑IdeaPad Duet Chromebookのキーボード。深さが1.2mm以上あり、十分優秀

 

マイクロソフトOfficeとの互換性 キーボードの打感 1GBファイルのDL速度
iPad Air 4 △(制限あり) 2分13秒
U-10万円 2 in 1 Chromebook △(制限あり) 2分41秒
Surface Go 2 5分24秒
U-10万円PC+板タブレット 5分42秒

iPadは、Excelがマクロに非対応なので、同機能が必要な人は注意。とはいえ、通信速度が他機種よりも断トツで早く、ストレスなく作業できる点で1位とした。

 

【その4】ペン入力のしやすさ勝負

タブレットとしての使用感を決定づけるスタイラスペンの使用感の差を検証。手書きで線を引くだけでなく、ペンでアイコンをポインティングした場合などの操作感も検証した。

 

使いこなしに慣れが必要も精緻な入力は板タブが一番

IdeaPad Duetを除き、どの機種のペンも機能や色の切り替えを登録できるサイドボタンを装備していた。筆圧検知も4096段階で共通。板タブは傾き検知こそ非対応だが、タッチ操作への追従性ではトップだと感じた。ただし、操作性はクセがあり、習熟が必要。その点、iPadは初心者も使いやすい。

 

↑板タブの入力位置はモニターの同じ位置とリンクする。この感覚に慣れが必要

 

サイドボタン 感圧検知 傾き検知 使用感
iPad Air 4 4096段階 ペン先の滑る感覚が◎。ペンの平らな部分はサイドボタンだ。
U-10万円 2 in 1 Chromebook × × × 専用ペンはなく、指操作が主。タッチ操作はあくまで補助か。
Surface Go 2 4096段階 ペンの裏が自動的に消しゴムに割り当てられているのが◎。
U-10万円PC+板タブレット 4096段階 × プラスチックのペン先で、鉛筆のような書き心地だった。

安価な板タブには傾き検知機能がなく、イラストなどではやや使いにくい。しかし、写真のレタッチやPDFへの手書きコメントの付与などは十分快適に行えた。

 

<より描き心地を求めるなら、液タブであれば高精度かつ直感的に使える>

手元のディスプレイ上に直接書き込める液晶タブレットなら、板タブのように画面と手元の動きを体に染み込ませなくても作業可能。メモをとるだけなら、電子ペーパーという手段もオススメだ。

 

富士通クライアントコンピューティング

QUADERNO A5サイズ

3万9800円

膨大な資料を持ち運び、取り出して書くことに特化した電子ペーパー。一度の充電で約3週間も駆動するスタミナが魅力。鉛筆のような書き心地を実現したペンが付属し、メモには最適だ。

 

ワコム

Wacom One 液晶ペンタブレット 13

4万2900円

充電不要のスタイラスペン「Wacom One Pen」が付属する、13.3型液晶を採用したペンタブレット。60度までの傾き検知に対応し、自然な書き心地となっている。最大表示色は1677万色だ。

実質無料で買える! 楽天モバイルのオリジナルスマホ3機種を使い比べてみました

2020年4月にサービスを開始した楽天モバイルが、300万人を対象に月額2980円(税別)の基本料金が “1年無料” になるキャンペーンを実施していることはご存知でしょうか? 2020年12月30日に契約数が200万回線を超えたことが発表されたので、無料キャンペーンの対象となるのは、残り100万人弱と推測されます。

 

楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT」の1プランのみ。現在は5Gも利用できる「Rakuten UN-LIMIT V」へとバージョンアップしています。月額2980円(税別)で、楽天回線エリアではデータ使い放題。楽天回線エリア外ではパートナー回線(au回線)に繋がり、月に5GBまでという制約があるものの、5GB超過後も最大1Mbpsで通信が可能です。さらに、専用アプリから発信すると国内通話は無料。しかも、契約時も解約時も手数料は無料なのです。要するに、1年間タダでスマホが使い放題になるわけですね。気になっている人は、得をすることはあっても損をすることはないはずなので、ぜひ使ってみてください。

 

実質無料で買えるオリジナルスマホがお得

唯一お金がかかるのが端末代ですが、楽天回線に対応するスマホ(楽天モバイルのWebサイトで調べられる)を持っていれば、そのスマホにSIMを挿し替えるだけで使えます。

↑楽天モバイルの対応端末はWebサイトで調べられる

 

楽天モバイルは、個性的なオリジナルスマホも開発・販売しています。大きさが異なる「Rakuten BIG」「Rakuten Hand」「Rakuten Mini」の3モデルがあり、これらを購入すると、最大2万ポイント以上の楽天ポイントが還元されるキャンペーンが実施中。

↑左からRakuten Mini、Rakuten Hand、Rakuten BIG。BIGは5Gに対応

 

●Rakuten BIG
一括払い価格:5万9073円(税別)
ポイント還元:最大2万ポイント(6か月の期間限定ポイント)

●Rakuten Hand
一括払い価格:1万8182円(税別)
ポイント還元:最大2万4999ポイント(6か月の期間限定ポイント)

●Rakuten Mini
一括払い価格:1万7000円(税別)
ポイント還元:最大2万ポイント(6か月の期間限定ポイント)

 

つまり、HandとMiniは実質無料で入手でき、5G対応の最上位モデル・BIGもかなりお得に購入できます。この3モデルを使い比べる機会を得たので、それぞれの端末がどんな人に向いているのか? あるいは向いていないのかをチェックしてみました。

 

【端末の外観を写真でチェックする】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

見た目の印象だけでなく、実用性を重視して選ぶべし!

3モデルは、画面サイズと本体サイズ・重さに大きな差があります。

 

●Rakuten BIG
ディスプレイ:約6.9インチ 有機EL(2460×1080ドット)
本体サイズ:約174×80×9mm
重さ:約227g

●Rakuten Hand
ディスプレイ:約5.1インチ 有機EL(1520×720ドット)
本体サイズ:約138×63×9.5mm
重さ:約129g

●Rakuten Mini
ディスプレイ:約3.6インチ TFT液晶(1280×720ドット)
サイズ:約106.2×53.4×8.6mm
重さ:約79g

 

画面の見やすさを重視する人にBIGが適していて、コンパクトさを重視する人にMiniが魅力的であることは言うまでもありません。その上で注意したいのは、BIGがかなり大きめで、Miniが驚くほど小さいこと。約6.9インチの有機ELディスプレイを搭載するBIGは横幅が約80mmで、重さは約227g。現在発売されているスマホの中では最重量級です。これまで片手でメッセージを入力したり、SNSをチェックしたりしていた人は、使いづらく感じる恐れがあります。

↑約6.9インチの大画面ディスプレイを搭載するRakuten BIGは、手にするとずっしりとした重さを感じる

 

↑約3.6インチ画面のRakuten Miniは、オモチャと錯覚するほどの軽さ

 

Miniは、約3.6インチの液晶ディスプレイを搭載し、重さは約79g。手のひらに収まるほどの小ささですが、画面に表示できる情報は必然的に少なくなり、使い勝手を犠牲にしている印象は否めません。

↑Rakuten Miniの画面にGetNavi webを表示

 

↑Rakuten BIGではここまで表示できる

 

3モデルの中では真ん中のHandも、実はかなりコンパクト。約5.1インチの有機ELディスプレイを搭載し、横幅が約63mmで、重さは約129g。あのiPhone 12 miniよりもスリムで軽いです。コンパクトさを重視しつつ、操作性にも妥協したくないのならMiniよりもHandを選ぶべきでしょう。

↑約5.1インチ画面で、ほどよくコンパクトなRakuten Hand

 

↑左がiPhone 12 miniで、右がRakuten Hand。Handのほうが横幅が1.2mm細く、重さは4g軽い

 

カメラ性能を重視するならBIG。だが、Handも結構キレイに撮れる

カメラは、BIGが4眼、Handが2眼、Miniが1眼。それぞれのスペックは下記の通り。

 

●Rakuten BIG
アウトカメラ:超広角(約800万画素)+広角(約6400万画素)+深度測位(約200万画素)+マクロ(約200万画素)
インカメラ:約3200万画素

●Rakuten Hand
アウトカメラ:広角(約4800万画素)+深度測位(約200万画素)
インカメラ:約1600万画素

●Rakuten Mini
アウトカメラ:約1600万画素
インカメラ:約500万画素

 

↑BIGはクアッドカメラ、Handはデュアルカメラ、Miniはシングルカメラを搭載

 

↑BIGのインカメラはディスプレイ内に搭載。画面が黒色に表示されている場合は、その存在がわからないほどに隠れる

 

撮り比べてみたところ、画質はグレードに比例していました。しかし、Handは価格のわりにはキレイに写り、夜景写真もさほど粗くなりませんでした。超広角が不要なら、Handでも十分に満足できるでしょう。

 

【作例写真をギャラリーでチェックする】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

5Gをいち早く体験できるBIG。Miniは電池もちに不安が……

Rakuten BIGは5Gに対応し、HandとMiniは4Gのみの対応。ハードウェアの基本仕様もBIGが他の2モデルを大きく引き離しています。

 

●Rakuten BIG
CPU:Snapdragon 765G (最大2.4GHz オクタコア)
メモリ: RAM 6GB/ROM 128GB
バッテリー容量:約4000mAh(連続通話 約21.7時間)

●Rakuten Hand
CPU:Snapdragon 720G(最大2.3GHz オクタコア)
メモリ: RAM 4GB/ROM 64GB
バッテリー容量:2750mAh(連続通話 約18.3時間)

●Rakuten Mini
CPU:Snapdragon 439(最大2GHz オクタコア)
メモリ: RAM 3GB/ROM 32GB
バッテリー容量:約1250mAh(連続通話 約5.4時間)

 

楽天モバイルの5Gエリアはまだ限定的ですが、すでに5Gが開通している場所でBIGの通信速度を測定したところ、概ね200〜400Mbpsのダウンロード速度を確認できました。同じ場所でのHandとMiniの受信速度は25〜40Mbps程度でしたので、速度面ではBIGに大きなメリットがあります。

↑BIGの5Gアクセスは、クイック設定画面でオン・オフが可能

 

↑すでに5Gが開通している東京の二子玉川エリアでは下り300Mbpsを超えるスピードを記録

 

処理速度を比較するためにベンチマークテストも行ってみました。BIGが大きくリードするかと思いきや、Handも同等のスコアを記録。数値だけではなく、実際の使用感でも、Handは実質無料で入手できる端末とは思えないほどのキビキビとした動作性を確認できました。

↑「Geekbench 5」というアプリで、BIGのベンチマークを測定した結果

 

↑Handも好スコアをマークした

 

↑エントリー向けのCPUを搭載するMiniは、ヘヴィユースには向かない

 

電池もちで注意したいのはMini。小さいのでバッテリー容量も少なく、電池もちが良くないのは仕方ないのですが、電池が減る速さは予想以上。フツーに使っていたら1日はもたないでしょうし、外出が多い人はモバイルバッテリーが必須。スマホよりも大きいモバイルバッテリーを持ち歩くという、本末転倒な日常になってしまうかもしれません。なお、BIGとHandの電池もちは、いまどきのスマホとしては及第点と言えそうです。

 

防水、指紋認証、イヤホンジャック……細かい違いも要チェック!

3機種いずれもおサイフケータイに対応しています。電子マネー専用のサブ機としての使用を考えているのなら、携帯性に優れたMiniを検討する価値は十分にあるでしょう。なお、防水(IPX8)に対応しているのはBIGのみで、HandとMiniは防滴までのIPX2なので、水没には注意が必要です。

 

セキュリティロックは、BIGが指紋、Handが指紋+顔、Miniが顔認証のみに対応。まだしばらくはマスク着用を欠かせないでしょうから、指紋認証に対応している端末のほうが有利でしょう。

↑BIGとHandは画面内に指紋センサーを搭載。とくに片手で操作しやすいHandは、指紋認証をスピーディーに使いこなせる

 

独立したイヤホンジャックを備えているのはHandのみ。BIGとMiniはUSBポートが兼用し、変換アダプタが同梱されています。充電しながら、イヤホンで音楽を聴いたりしやすいのはHand。しかし、イヤホンは同梱されていません。ワイヤレスイヤホンを使うのならBIGでもMiniでも問題はありません。

↑Handには3.5mmのオーディオジャックを搭載

 

なお、3モデルはいずれもSIMカードは挿せず、端末にeSIMを内蔵しています。SIMロックはかかっていませんが、1つの事業者のSIMしか使えない仕様になっています。2回線で同時に待ち受けるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)には対応していないので注意が必要です。ただし、海外渡航時に現地で使えるeSIMを追加して、それに切り替えて使ったり、楽天回線で使わなくなった後に、他社のeSIMに変更して使ったりできます。

↑物理SIMは挿せない状態になっている。eSIMは通信事業者が提供するQRコードを読み取るなどして追加可能

 

筆者が使い比べた率直の感想を述べると、実質無料ながら使い勝手がよく、パワフルで、カメラの性能も満足レベルのRakuten Handは、抜群にコスパが良い印象。Netflixやプライム・ビデオを存分に楽しみたい人にはBIG、用途を絞ったサブ端末にはMiniも選択肢に加えて検討することをおすすめします。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。