11月1日より開催されている「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」。テレビ朝日や小学館などが主催する公式なイベントなのだが、「すごい攻めてる!」「現代アートマニアも楽しめると思う」と話題になっている。
出典画像:「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」公式サイトより
現代アート作品に来場者は大満足
東京都・六本木の「森アーツセンターギャラリー」で行われている同イベント。「あなたのドラえもんをつくってください」というお願いの元、国内外で活躍する28組のアーティストが思い思いの現代アートを出展した。
集まったアーティストは、村上隆、山口晃、会田誠、増田セバスチャン、篠原愛、蜷川実花など、ジャンルも個性も様々な人々。監修を務める明治学院大学教授・山下裕二は「国民的キャラクターと、最先端の現代アートとのコラボレーションに、多くの観客が瞠目されるにちがいない」とコメントを寄せている。
実際に展示されている作品はかなり“ガチな”現代アートだったようで、訪れた人からは「ドラえもんファンと現代アートファンの両方がニヤリとする作品ばかり」「撮影可能な作品も多くてすごい楽しい」「久々に本当の現代アートに触れた気がする」「公式がここまでやってくれるのはすごい」との声が続出。
例えば画家の篠原愛は、『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険』でドラえもんたちがツノクジラに食べられそうになった場面を再現。この絵に描かれているツノクジラは赤い眼をしたかなり恐ろしい見た目なのだが、Instagram同展の公式によると「原作とはツノクジラや人魚の造形を少し変え、敵対するイメージを和らげている」そうだ。
そして気鋭のアーティスト・坂本友由は、しずかちゃんをモチーフにした「僕らはいつごろ大人になるんだろう」という作品を出展。原作とは違うどこか色っぽいタッチで描かれた、巨大なしずかちゃんを見ることが出来る。
物販も充実している「ドラえもん展」
同展にはアーティストの作品をあしらった様々なグッズが用意されており、こちらも好評。「チョコチップクッキー」のパッケージには、村上隆の作った賑やかなイラストが描かれており思わずコレクションしたくなるようなグッズに。また出展作品を彩ったA4のクリアファイルも販売されている
オシャレで個性的なグッズの数々には「物販を眺めてるだけでも楽しい」「グッズ買うためにめっちゃ並んだ。でも並ぶ価値はある」「作品もグッズも大満足のドラえもん展だった」「本当にいろんなドラえもんがいて楽しすぎる」との声が。
ドラえもんファンであれば見逃せないイベントとなっているようだ。
(公開は2018年1月8日まで)