11月8日にスクウェア・エニックス・ホールディングス(以下、スクエニHD)が、「平成30年3月期第2四半期連結決算」を発表。前年同期と比べ増収増益であったことがわかり、ネット上では「やっぱ『ドラクエ11』効果すごいな!」といった声が上がった。
出典画像:「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」公式サイトより
「ドラクエ11」フィーバーでスクエニが絶好調!?
発表によると、“家庭用ゲーム機向けタイトル”“スマートデバイス・PCブラウザ向けコンテンツ”“多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム”はいずれも増益増収。「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」といったキラータイトルが、売上を牽引する形となった。
まず“売上高”は、前年同期比24.2%増の約1320億円。“営業利益”は132.3%増の約258億円で、営業利益率は9.1ポイントアップの19.5%となっている。中でも“デジタルエンタテインメント事業”は10.5ポイントアップしており、かなり好調な様子。
現在発売されている平成30年3月期の主なタイトルとして挙げられるのは、やはり今年7月29日に発売された「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(以下、「ドラクエ11」)。今回の決算報告でスクエニHDの絶好調っぷりを確信した人々からは「話題性もあったけど純粋に神ゲーだった。良いゲームが正当に評価されてて嬉しい」「未だに業界を引っ張ってるドラクエってやっぱすごいゲームなんだな」「スクエニやるじゃないか」との声が。
PS4版と3DS版合わせて、初週売上200万本(「ファミ通.com」調べ)という驚異的な数字を記録した「ドラクエ11」。発売後も順調に売上を伸ばし、ゲームの内容にも「久しぶりにRPGをじっくり堪能できた」「初めてゲームやって泣いたわ… 掛け値なしの良ゲー」「最近ネトゲとかソシャゲとかしかやってなかったけど、やっぱ王道RPGって最高だな」と絶賛の声が上がっている。
「ドラクエ」シリーズの現役っぷり
「ドラゴンクエスト」シリーズの好調は「ドラクエ11」だけにとどまらず、11月2日にサービスが開始されたスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストライバルズ」は、たった5日目で700万ダウンロードを突破。最近流行りの“スマホ向け本格カードバトル”ということで、「スクエニはこっちでもかなり成功しそうだな」と期待の声が上がった。
またオンライン専用ソフト「ドラゴンクエストX」も、追加パッケージ「ドラゴンクエストX 5000年の旅路 遥かなる故郷へ オンライン」が11月16日に発売。こちらはWiiU版、Windows版に加え、PlayStation4やNintendo Switchにもプラットフォームを拡大している。
今年で31周年を迎えた国民的ゲーム「ドラクエ」。家庭用ゲームだけでなく、ソーシャルゲームやネットゲームも牽引していきそうだ。