ポルシェ初の市販EV「ミッションE」がニュルで7分30秒をマーク!

ニュルブルクリンクの北コースでポルシェ初の市販EV「ミッションE」がテストを行った。タイムは7分30秒と前回の8分から30秒も短縮されており、開発の順調さをうかがわせた。

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カモフラージュ具合は2017年10月時と同等であるが、ボディ下の三角センサーが取り外されていた。電気モーターのみで走る「ミッションE」は800Vのバッテリーを搭載し、最高出力600psで0-100km/h加速は3.5秒を誇る。また、20分のフル充電で530kmの走行が可能であるが、「ポルシェ ターボ・チャージングシステム」により15分で80%の充電を完了、420kmを走るという。

 

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ポルシェは「ミッションE」のために8億2200万ドル(約945億円)を投資して新工場を建設し、1400人以上を雇用しているという。気になるワールドプレミアは2019年秋とみられ、販売予測価格は8万5000ドル(約960万円)になりそうだ。

 

 

 

ジャガーXEがセダンのニュルブルクリンク最速に

ジャガー・ランドローバーはこのほど、「ジャガーXE SVプロジェクト8」が、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェのラップタイムで7分21秒23を記録し、量産型4ドアサルーンにおける史上最速の称号を獲得したと発表した。

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ジャガーXE SVプロジェクト8は、2017年6月末に英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表された世界300台限定発売のスペシャルモデルである。
 

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600psを発揮する5リッターV8スーパーチャージャーを搭載し、8速ATを介して4輪を駆動。0-60マイル(約97km/h)加速を3.3秒でこなし、最高速は200マイル(約322km/h)に届く実力の持ち主。専用デザインのバンパーやボンネットにはCFRPが使用され、可変式の大型リアウイングが装着。そのアピアランスは、標準のXEとは大きく異なる。

 

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ジャガー・ランドローバーのスペシャル・オペレーションズ マネージング・ディレクターであるジョン・エドワーズは次のように述べている。

 

「SVOは最良のパフォーマンス、最上のラグジャリー、比類なき走破性能のすべてを追及し限界に挑戦する部門です。手作業で組み立てられるXE SV プロジェクト8はその限界に挑み、ジャガーの最もコンパクトな4ドアスポーツサルーンから、スーパーカーを超える性能を引き出しました。ニュルブルクリンク北コースでの記録は、お客様に対して、究極のジャガー車を提供したいという当社の思いを強く示すもので、近い将来、この刺激的なスポーツ・サルーンを存分に体感していただけるでしょう」

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ちなみにこのモデルの車両価格は2181万円。世界限定300台のうち日本市場への割り当てとなる8台はすでに完売しているとこのことだが、ジャガー・ランドローバー・ジャパンの公式WEBサイトでは追加での取り寄せに対応するとアナウンスされている。