【3分でわかる】ただの段ボール工作キットじゃない!? 「ニンテンドーラボ」が“革新的”と注目される理由

4月20日に、任天堂の新商品「ニンテンドーラボ」が発売される。ゲームを利用したまったく新しい遊び方に、ネット上では期待の声が上がった。

出典画像:「ニンテンドーラボ」公式サイトより出典画像:「ニンテンドーラボ」公式サイトより

 

「ニンテンドーラボ」はゲーム業界の革命?

「ニンテンドーラボ」とは、段ボール製の工作キットを組み立てることで「Toy-Con(トイコン)」というコントローラーを作り、Nintendo Switchと連動させることで様々なゲーム体験が出来る新感覚ゲームソフト。1月19日現在では「Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit(6,980円)」と「Nintendo Labo Toy-Con 02: Robot Kit(7,980円)」の2つのバリエーションが発表されている。

 

「Variety Kit」には、「リモコンカー」「つり」「おうち」「バイク」「ピアノ」という5種類の「Toy-Con」を制作するためのキットと、ゲームソフトを封入。例えば段ボールでピアノを作り、これにNintendo Switchのコントローラー「Joy-Con」を差し込むと、本当に音が出るピアノが完成する。

 

そのほか、段ボールがバイクのハンドルになったり、リモコンカーになったりするのだが、同ゲームのコンセプトは“遊びの発明”。「なぜ段ボールのピアノから音がなるのか」などという仕組みを理解しながら、ユーザーが自分だけの遊び方を発明出来るのが同ゲームの特徴だ。そのためSNSなどでは、「子どもの工作にちょうどいいかも」「段ボールが少し場所とりそうだけど、知育玩具としては面白そう」といった声が上がった。

 

しかし一部からは、「これはゲーム界の革命なのでは?」「『ニンテンドーラボ』とかいうゲームがヤバすぎる… この手があったか」「これほど天才的なIRカメラの活用法ある?」との指摘も。“子ども向け”という枠には収まらない、革新的なゲームソフトになりそうだという。

 

「ニンテンドーラボ」の提示した“IRカメラ”の新たな活用法

世のガジェットマニアの注目を集めたのは、公式サイト上で公開されているPR動画。例えば「なぜ段ボールのピアノから音がなるのか」ということはまだ明らかにされていないのだが、動画内にはちらりと段ボールで作ったピアノの“中身”が公開されている。この場面ではピアノの鍵盤部分とは反対側に「Joy-Con」が挿入されていることがわかり、「ひょっとしてジョイコンのIRカメラで鍵盤の動きを読み取っているのでは?」との声が。

 

Nintendo Switchの「Joy-Con」には「モーションIRカメラ」という赤外線カメラが搭載されており、モノの動きや距離、形を読み取ってくれる。このIRカメラを利用して鍵盤の動きを読み取り、音を奏でているというのだ。現状ではあくまで推測の域を出ないが、動画を見た人は「この機能を利用すればFPS用の銃の形をしたコントローラーが作れそう」「IRカメラにはこんな使い方があるのか… ホームセンター通いが始まるな」とワクワクが止まらない模様。

 

さらに動画に登場する「リモコンカー」にはタイヤの類がついていないため、「これはジョイコンの振動で動かしてそう」と推測する人も。任天堂の提案する新たな“工作”に、大人の方が熱中してしまいそうだ。