スペイン・ムルシア地方の高品質なレモンが主役! 上質な味わいを楽しめるスーパープレミアムジン「ボンベイ・サファイア プレミアクリュ」

バカルディジャパンは、同社が輸入し、サッポロビールが販売するプレミアムジン「ボンベイ・サファイア プレミアクリュ」を、2月7日から発売します。税別価格は4900円。

 

「ボンベイ・サファイア」は、ボタニカル責任者が毎年品質を見極めて生産者単位で契約し調達しているボタニカルと、蒸気となったスピリッツを、穴のあいた銅製のバスケットに収めたボタニカルに通過させ、香味成分を抽出する「ヴェイパーインフュージョン製法」によりつくられた、スムースで洗練された風味が味わえます。

 

今回発売となるボンベイ・サファイア プレミアクリュは、スペイン・ムルシア地方の高品質なレモンをひとつずつ手で摘み、皮をむき、地中海の太陽の下で自然乾燥させ、香り高いエッセンスのみを抽出し、少量生産で丁寧につくり上げたスーパープレミアムジン。

 

通常のボンベイ・サファイアで使用するボタニカル10種にマンダリンオレンジピール、スイートオレンジピールの2種を追加し、独自のヴェイパーインフュージョン製法により、香り高く爽やかな柑橘系の上質な味わいが楽しめます。

 

ボンベイ・サファイアのトレードマークである青いボトルに、黄色のアクセントを効かせた高級感のあるラベルが特徴的なデザインです。

冬キャンプには「ホットラム」を選ぶべき! ラム酒の代名詞「バカルディ」で知る新しい楽しみ方

夜空がきれい、焚き火の醍醐味が楽しめる、虫がいないなど、冬はもうひとつのキャンプシーズン。とくにテントで温まりながら、しんと冷えた自然のなかで過ごす体験は得難い贅沢といえます。その時間を豊かにしてくれるのはやっぱり、お酒でしょう!

 

ウイスキーのお湯割り? ホットワイン? いいえ、いまこそ知ってほしい、ホットラムこそ冬キャンプのおともにふさわしいお酒であることを。ラムの特徴や飲み方などに触れながら紹介しましょう。

 

そもそもラムってどんなお酒?

ラムとは、サトウキビでつくられた蒸溜酒のこと。ジン、ウォッカ、テキーラと並び、世界の四大蒸溜酒のひとつに挙げられますが、ラムは熟成の有無や生産国に左右されないことなどから味のバリエーションが多彩。色がクリアなホワイトラム、樽熟成による薄い褐色のゴールドラム、さらに長期間寝かせることで風味やボディが強く濃い褐色のダークラムなど数種がある、多様性豊かなお酒といえます。

↑ラムは飲み方も様々。今回はホットラムを取り上げつつ、多様である理由も解説します

 

味の特徴は、原材料由来の甘やかな香りと豊かなコクにあり、フルーツやスパイスなどと好相性なことも魅力です。代表的な銘柄は「バカルディ」。世界ナンバーワン(※)のラム酒ブランドとして知られています。

(※) 2020年1~12月販売数量:IWSR社調べ

【関連記事】日本で一番ラムに詳しい男に聞いた!「バカルディ クアトロ」で体感できる「エイジドラム」の奥深い話と楽しみ方

 

冬は、ラムがおいしい季節だった!

南国・カリブ海の島々が発祥といわれるラムには、“夏”のイメージがあるでしょう。もちろん実際、夏に最適のお酒ですが、楽しむのに季節は問いません。冬の寒いときに温めて飲んでも抜群においしいお酒が、実はラム。

 

それはやはり、ラムは甘やかな香りと豊かなコクが特徴だから。香りに甘みがあるため、温めてもツンとしたアルコール臭が立たず、コク深いため、割り材と合わせてもラムらしいフレーバーがカクテルと調和します。

 

とくに冬は、熟成させてコク深さを増したゴールドラムやエイジドラム、ダークラムがオススメ。ラムは南国の陽気な人々のなかで生まれ愛されてきたお酒であり、「ラムを飲んでいっそう開放的な気分になろうよ!」という思いが込められています。

 

そんなラムは、日常から解放されて自然と一体化するキャンプとも相性抜群。家族や気の置けない知人たちと焚き火を囲み、夏は元気にワイワイと。冬はまったり談笑しながら、心を開放して本音で語り合う。そんなときにふさわしいお酒なのです。

 

冬レシピのイチオシは「ホットラムチャイ」

イチオシの飲み方は「ホットラムチャイ」。スパイス香るインド伝統のミルクティー「チャイ」にラムを加えたカクテルのこと。ラム初心者でもおいしく作れる、基本的なレシピを紹介しましょう。

↑ラムはスパイスとも調和するほど懐の広いお酒。「ホットラムチャイ」で、ぜひ絶妙なマッチングを試してください

 

【材料】
ゴールドラム:40ml
・ミルクティー:150ml
・スパイス:適量(クローブ、カルダモン、シナモン、生姜)
・メープルシロップ:小さじ3杯

 

【作り方】


1.耐熱グラスに「バカルディ ゴールド」または「バカルディ エイト」、スパイス、メープルシロップを入れる。

 


2.ミルクティーは、ミルクから淹れるロイヤルミルクティーがおすすめ。

 


3.沸騰したアツアツの状態で注ぎ、ステア。

 


4.お好みでシナモンスティックを入れ、完成。

 

味わいはまろやかでほんのり甘く、ラムのふくよかなコクが大人なエッセンスを、茶葉の渋味が上品なニュアンスを、スパイスの妖艶な香りが遊び心を演出します。そして口当たりからアフターの余韻まで、きわめてスムーズで体の中に染み込むような心地よさ。これはチャイのミルク、ラム、メープルシロップそれぞれが、共通の“甘み”という方角に向いているからでしょう。

 

冬のキャンプには寒さがつきものですが、寒いからこそ体の芯まで温まり、テンションも上がって楽しい気分になれる。高揚しているからこそ話が弾み、キャンプの時間がいっそう素敵な思い出になる。これはホットラムならではの体験だと思います。

 

温かくてまろやか。甘やかな香りとふくよかなコクが、体も心も包んでくれる、そんなホットラムのカクテルは本能を刺激し、おいしさとともに感動すら与えてくれるはず。上記レシピを参考に、ぜひ試してみてください。

 

まだまだある! ホットラムを最高に楽しめるレシピ 3

冬におけるラムの飲み方は「ホットラムチャイ」以外にも多彩。バターにほうじ茶……!? ホットラムの振り幅は想像以上に広いんです。

 

・ホットバタード ラム

ほどよい甘さ、バターのミルキーなコクと香りがアクセントになる定番のホットラムカクテル。ゴールドラムの上品なフレーバーが全体の味を引き立てます。比較的「ホットラムチャイ」と近しいタイプの味わいです。

 

【材料】
ゴールドラム:40ml
・お湯:150ml
・メープルシロップ:小さじ3杯
・有塩バター:5g

 

【作り方】
1.耐熱グラスに「バカルディ ゴールド」または「バカルディ エイト」、メープルシロップ、お湯を注ぐ。
2.バターを入れ、溶けるまでよくステアして完成。

 

・ホットラム チョコレート

チョコレートとラムの相性の良さをそのまま感じられる一杯。ゆっくりとした時間を過ごしたい場面に最適です。ビターなチョコレートを使えば甘さが抑えられ、そのぶん大人な味わいを楽しめます。

 

【材料】
ゴールドラム:30ml
・溶かしたミルクチョコレート:75g
・ホットコーヒー:50ml
・ホットミルク:40ml
・メープルシロップ:小さじ2杯

 

【作り方】
1.耐熱グラスにすべての材料を入れ、よくステア。
※ミルクチョコレート、コーヒー、メープルシロップの代わりにホットミルク 150ml で溶いたココアパウダーを代用して作ることもできます。

 

・ホットラム ほうじ茶

甘さ控えめ、ほどよい香ばしさと苦みが飲みやすい、新しいホットティーカクテル。今回紹介する4種のラムカクテルのなかでは最も甘さが控えめ。茶葉の香りと相まった上品なテイストを満喫でき、飲み飽きない味わいに気分が安らぎます。

 

【材料】
ゴールドラム:40ml
・ほうじ茶:150ml
・メープルシロップ:小さじ2杯

 

【作り方】
1.耐熱グラスにすべての材料を入れ、よくステアして完成。

 

ホットラムにふさわしい銘柄があった!

冬はゴールドラム、エイジドラム、ダークラムがオススメと前述しましたが、イチオシの銘柄が「バカルディ ゴールド」。オーク樽で2~3年熟成させたゴールドラムで、リッチなフレーバーや厚みのあるコク深い味も魅力です。

 

また、様々なカクテルのベースとして、世界中のバーテンダーから絶大な信頼を得ている点も見逃せません。ホワイトラムの銘酒「バカルディ スペリオール」とともに、ラムカクテルのマスターピースとして愛されています。

バカルディ ゴールド

アルコール度数は40%で、写真の750mlと手軽なサイズの200mlがあります。

 

また、いっそうボディ感のある味を求めるならエイジドラムの「バカルディ クアトロ」がオススメです。こちらはアメリカンオーク樽で4年以上熟成させたバカルディの原酒のみをブレンド。その後、再度オーク樽に詰め直し数か月間寝かせる“ダブルエイジング”を行ってからボトリングしており、豊かなフレーバーとまろやかさの際立つ味が特徴です。

バカルディ クアトロ

2021年6月に日本デビュー。アルコール度数は40%で、750mlボトルが発売されています。

 

暖かい空間ではラムハイボールがオススメ!

とにもかくにも、冬キャンプで楽しむお酒にはホットラムが最適解。もちろんキャンプだけではなく、冬のあらゆるチルタイムにオススメなので、本稿を参考にぜひお試しください。

 

また、今回は寒いシチュエーションをテーマにしていますが、室内など暖かい空間ではシンプルにソーダで割ったラムハイボールもおいしく楽しめます。思い思いのシーンで素敵なラムライフを!

 

 

取材・文/中山秀明 撮影/湯浅立志(Y2) 撮影協力=PICA秩父

日本で一番ラムに詳しい男に聞いた!「バカルディ クアトロ」で体感できる「エイジドラム」の奥深い話と楽しみ方

世界ナンバーワン(※)のラム酒ブランド「バカルディ」から新発売された「バカルディ クアトロ」が、注目を集めています。理由のひとつが、熟成させた“エイジドラム”を手軽に楽しめるということ。この機会に、そもそもラムという酒の魅力や間違いない飲み方、新作「バカルディ クアトロ」を堪能する方法までを、日本でもっともラムを知り尽くした人物、日本ラム協会の海老沢 忍会長に教えていただきました。「バカルディ クアトロ」の味わいとともにレポートします。

(※) 2020年1~12月販売数量:IWSR社調べ

バカルディ クアトロ

アメリカンオーク樽で4年以上熟成させたバカルディの原酒のみをブレンド。その後、再度オーク樽に詰め直し数か月間寝かせる“ダブルエイジング”を行ってからボトリングしており、豊かなフレーバーとまろやかさが際立つ味が魅力。

 

ラムの魅力は、甘やかな香りとバラエティの豊富さにある!

筆者が訪れたのは、海老沢さんが吉祥寺で営むバー「SCREW DRIVER」。さっそく質問してみましょう。まずは基本的な部分から。

 

あらためて、ラムの定義ってなんですか?

 

「ラムとは、サトウキビでつくられた蒸溜酒のこと。それ以外に定義がない、むしろ自由度の高いお酒といえるでしょう。ちなみに、サトウキビは黒糖のことでもありますから、『黒糖焼酎』も実は世界的に見ればラムなんです。では何をもって黒糖焼酎とするかというと“麹(こうじ)の有無”で、日本では麹を使うと黒糖焼酎、使わなければラムに分類されます。サトウキビ産業を守るために、黒糖焼酎のほうが課税は低くなっています」(海老沢さん)

 

↑日本ラム協会の海老沢 忍会長。吉祥寺「SCREW DRIVER」のオーナー・バーテンダーであり、同店だけでも約600種のラムが並んでいます。活動は洋酒業界だけでなく、野外フェスや、アウトドアブランドとのコラボレーションなど、さまざまな交流を通じてラムの認知拡大につとめています

 

日本では、黒糖焼酎の蔵元がつくり方を変えてラムをリリースしたり、一方でラム専門の蒸溜所があったりと、少しずつ国産ラムも増えているのだそう。では、生産国による味の違いは、どんなところにあるのでしょうか?

 

「ラムはカリブ海の島々が発祥といわれ、大航海時代にヨーロッパの各国が植民地化した際に発展したお酒。酒づくりにおいては母国の蒸溜技術が踏襲され、いくつかのスタイルに分かれました。イギリスの植民地では、ウイスキーのようなラム。フランス領ではブランデーのような製法。そしてスペインでは、スペインブランデーやシェリー酒の製造手法が用いられました。『バカルディ』はこのスペイン系で、まろやかな味わいやスムースな酒質、バランスのよさなどが特徴です」(海老沢さん)

 

↑ラムの製法は、サトウキビから砂糖を取り除いた糖蜜を蒸溜する方法が、全体の9割を占めます。ほかに、サトウキビの搾り汁からつくる製法、搾り汁を加熱してシロップ化したものを原料とする製法も

 

そのなかで、日本産ラムは焼酎づくりのノウハウが生かされていることや、国産黒糖や日本の軟水を使うことによる、ピュアで繊細なニュアンスが特徴のひとつ。そのうえで海老沢さんにラム特有の魅力をたずねると、ひとつは“甘やかな香り”にあると言います。

 

「ラムと聞くと、パウンドケーキやラムレーズンなど、スイーツを思い出す人も多いのではないでしょうか? ラム特有のフレーバーは、スイーツにとても合いますし、味わいに奥行きを与えてくれます。また、夏になると日本でもトロピカルカクテルやTIKIカクテルなどが注目されますが、年中暑い南国のビーチでは一年中、これらのカクテルが現地の人や観光客の人々に親しまれているんです。カクテルに使用される地のフルーツとラムは相性抜群ですね」(海老沢さん)

 

そしてもうひとつのラムの魅力は、風味や熟成度合いの色などによってカテゴリーが細分化されること。

 

「色がクリアなホワイトラム、樽熟成による薄い褐色のゴールドラム、さらに長期間寝かせることで風味やボディが強く濃い褐色のダークラムがあります。また、そのほかに果実やスパイスなどを調合したスパイスドラムやフレーバーラムといったタイプもあり、バラエティに富んでいることも、ラムの魅力ですね」(海老沢さん)

↑ラムの主要な生産国で元スペイン領のキューバ現地での楽しみ方を紹介。首都のハバナでは、紙パック式のラム(左)が一般的。右は、フルーツなどを漬け込んだ「ラムパンチ」といわれるもので、「SCREW DRIVER」でも提供。これを製品化したのがラムリキュールです

 

今トレンディなラムは「エイジドラム」

海老沢さんにラムの最新トレンドを聞くと、熟成されたエイジドラムだと言います。色でいえばゴールドラムやダークラム。その背景には世界的なシングルモルトウイスキーブームがあり、シングルモルトの希少価値が高まるなかで、洋酒ファンが注目し始めているのがエイジドラムなのだとか。

 

「エイジドラムは、ラムらしい甘やかなフレーバーに、樽で熟成されたふくよかな香りが加わります。この豊かな味わいはウイスキーにも匹敵し、一方でシングルモルトのように高騰していないので価格は高くありません。また、シングルモルトが産地の個性を楽しむように、ラムもテロワールの違いを楽しめるお酒です。こういった理由で、エイジドラムが世界中で人気になっているんですよ」(海老沢さん)

 

人はなぜ、熟成の魅力に惹かれるのでしょうか? 海老沢さんは「大自然がもっているふところの広さ、リラックスさせてくれる心地よさが、熟成のフレーバーに隠れているのだと思います」と言います。

 

「木のエッセンスや香り。例えば、温泉に入るとヒノキの香りに癒されますよね。はたまた、森林浴で体感できる緑の香り、キャンプでくべる薪や炭の香り。樽は木でできていて、多くは内側を焦がしてますから、熟成が深くなるとスモーキーフレーバーが増し、野性味や自然のニュアンスをラムがまとうんです。これが熟成の魅力だと思いますね」(海老沢さん)

 

ラムは自由に飲んでいい! プロに学ぶエイジドラムの飲み方3種

数あるラムのなかで、世界に名をとどろかせるのが「バカルディ」。ここからは、同ブランドの特徴とオススメの飲み方を紹介しましょう。「バカルディ」の代名詞といえば、ホワイトラムの「バカルディ スペリオール」。さまざまなカクテルのベースとして、世界中のバーテンダーから絶大な信頼を得ている一本です。

 

「『バカルディ スペリオール』は、とにかく甘味と酸味のバランスが絶妙。ラム特有の魅力をもちながら、カクテルの邪魔をせずにおいしさの底上げをしてくれることが、世界中のバーテンダーから愛される理由です。事実、どんなフルーツカクテルを作っても、最良のパートナーになってくれますね」(海老沢さん)

 

一方、ホワイト以外の「バカルディ」に関しては、豊かな香りを楽しむために、まずはストレートで。グラスに注いで空気に触れさせ、舌の上で転がしながら香りの広がりを感じるのがオススメとか。その次は、オンザロックやソーダで割るハイボールなど、ウイスキーのように楽しむといいそう。

↑エイジドラムの新作「バカルディ クアトロ」を楽しむ海老沢さん。ロックグラスを用意し、まずはストレートで色と香りを楽しむのがオススメとか

 

ではこの飲み方、今回の「バカルディ クアトロ」も同様でしょうか?

 

「はい。特に『バカルディ クアトロ』は、冷たいハイボールに適したエイジドラムだといえるでしょう。というのも、4年という熟成年月が、軽すぎず重すぎないボディ感なんです。もっと熟成させた『バカルディ』もあるのですが、こちらは風味の個性が強いため、ストレートやロックがオススメで、割るのはもったいないかなと。その点『バカルディ クアトロ』はちょうどいいフレーバーで、ハイボールにしても食事とよく合います」(海老沢さん)

 

1. まずは“オンザロック”で味と香りを楽しんで

これはなんとも絶妙なおいしさです。バニラやキャラメルを思わせる甘い香りがあり、口当たりはまろやか。味わいはどっしりしていていながらも、氷で冷たくキリッとしてサラッと流れていく抜け感も。余韻で残るロースト感もたまりません。この香ばしいニュアンスが樽熟成によるものでしょう。つっかかりがなくスムースで、ボリュームのある香りは飲みごたえも十分。こうしてちびちび楽しむ夜も最高だと思います。

 

↑冷やしたグラスに大きな氷を入れ、ラムを氷にかけるように注いでステア(バースプーンやマドラーなどでかき混ぜる)。混ぜたぶんだけ加水されて香りも開きますが、やりすぎると味が薄まるため、お好みで調整を

 

2. イチオシは夏にぴったりの“ハイボール”!

ラム特有の甘やかさと、そのフレーバーに寄り添う樽熟成のふくよかな趣き。ソーダの爽快さと原酒の力強さが調和した、飲みごたえの十分なラムハイボールです。

 

↑キンキンに冷やしたグラスに大きめの氷を2~3個入れ、「バカルディ クアトロ」と炭酸水を1:3の割合で注ぎます。コツはガスが抜けないように、ソーダはグラスのふちに沿ってやさしく注ぐこと。レモンやライムはなくてもOK

 

3. “モヒート”でも!

ラムの甘みにシロップの甘さが調和し、ミントのグリーンなアロマ、ライムのフレッシュな酸味がひとつに。ソーダの爽快感がシュワっと弾けて脳内までキリッと。そしてたっぷり入ったクラッシュドアイスの冷たさも相まって、全身が清涼感で満たされます。

 

↑ミントをパンと叩いて香りを開かせ、冷やしたグラスへ。液体の分量は、ラム45ml、ライムジュース15ml、シロップ15ml。ここで30mlだけソーダを入れて15回ほどペストル(専用の混ぜ棒。すりこぎ棒やスプーンでも代用可)でミックス。クラッシュドアイスを充填し、仕上げに再度ソーダを90ml程度注いで完成です

 

「クアトロ」と「スペリオール」をモヒートで飲み比べたら……

「バカルディ クアトロ」のモヒートは、クールで甘酸っぱいタッチに熟成ラムの深みがプラス。スカッと広がる爽快感にリッチなニュアンスが加わり、少々大人な仕上がりです。「バカルディ スペリオール」は昼の炎天下で、「バカルディ クアトロ」は陽が落ちたあとのチルタイムによく合いそうと思いました。

 

万能性が高く、陽気でワイルド。今夏の家飲みやアウドドアに!

最後に、「バカルディ クアトロ」にオススメのペアリングを聞くと、食事ならジューシーな肉がいいと言います。それは、ラムが油分をリセットさせてくれるからだとか。スイーツは全般に合いますが、オススメは甘香ばしくて、ちびちび楽しめる麦チョコ。また、意外なところで和菓子にも合うそうです。なかでも最近発見したのが、水羊羹との相性のよさ! 「バカルディ クアトロ」の適度な熟成感と、重すぎないサラッとしたタッチが、水羊羹のように清涼感のある和菓子とベストマッチなのだとか。

 

甘やかな香りと味をもち、熟成感もあるので飲みごたえも十分。それでいて重すぎず、価格も値ごろな「バカルディ クアトロ」。炭酸で割るハイボールやモヒートにも最適で、きわめて万能なスピリッツだと実感しました。陽気でワイルドな要素もあり、この夏の家飲みやアウトドア飲みにもオススメな存在感。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

 

「バカルディ クアトロ」の購入はこちらへ
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G4NFPMM

 

【店舗情報】

SCREW DRIVER

1997年にオープンした、吉祥寺駅から徒歩5分の場所にあるラム専門のバー。キューバ革命以前の「バカルディ」など、開栓がためらわれる希少ボトルも多数。現代のラムにつながるストーリーを紐解きながら、至福の一杯を楽しめます。

・所在地:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-15 東永ビル 4F
・営業時間:17:00~翌1:00
・定休日:なし
https://screw-driver.com/

※緊急事態宣言下の営業については、ホームページを確認してください。

 

写真/湯浅立志(Y2)

ズボラつまみの決定版!バカルディが提唱する背徳のご馳走「Z級グルメ」の罪な味

家飲み需要が拡大した2020年。この流れはしばらく続きそうですが、つまみのレパートリーの少なさに悩んでいる人は少なくないはず。ただ、そんなお酒好きを救うユニークな企画があることをご存知でしょうか。その名も「Z級グルメ」。多彩な洋酒を展開するバカルディジャパンが考案・提唱している、秀逸なズボラつまみのことです。

↑2020年秋にはレシピの募集と審査会が開催。筆者は審査員として参加させてもらいました

 

そこで「Z級グルメ」のより詳しい解説と、ファイナリストに残った料理の数々をレシピや感想とともに改めて紹介したいと思います。

 

【ギルティすぎる「Z級グルメ」を写真で先見せ(画像をタップすると拡大画像が表示されます)】

 

サッと作れてクセになるほどウマいつまみが「Z級グルメ」

「Z級グルメ」とは、定番ともB級グルメともどこか違う、でもサッと作れてクセになるほどウマいつまみのこと。たとえばコチュジャンとマヨネーズとさきいかを混ぜた「さきいかコチュマヨ」や、大根おろしとめんつゆを混ぜてファミチキにかけた「ファミチキかあさん煮」など。

↑集まったレシピのなかから優秀作を決める審査会にて。左はお酒やカレー好きとしても知られるモデルの村田倫子さん。右は審査委員長を務めたバカルディ ジャパンの奥村龍太郎さん

 

応募された「Z級グルメ」は写真をもとに、一次審査で厳選。絞り込まれた6品をファイナリストとして、「フォトジェニック」「やみつき具合」「ガサツさ」「ラムとの相性」などの観点でジャッジしました。ということで、それらの料理を筆者の感想とともに紹介しましょう。

 

その1:とんがりコーン ポテサラ詰め

↑レシピはハウス食品の「とんがりコーン あっさり塩味」に、ポテトサラダを詰めるだけ

 

これは花束のようなビジュアルが映える、パーティシーンにもぴったりな斬新フィンガーフードです。味は、生地のサクサクとポテサラのほくほくクリーミー感が秀逸。ほかの「とんがりコーン」でも試してみたいと思いました。コーン入りのポテサラだとより花束感がアップして、またコーンとコーンの組み合わせでより一体感も向上。個人的にはバカルディのラムコークが最高でしたが、コーンが原材料のバーボンハイボールも合うと思います。

 

その2:厚揚げ 食べラーポン

↑フライパンで油を引かずに、厚揚げが両面こんがりなるまで焼き、食べるラー油、ポン酢、粉チーズをかける

 

カリッとふわっとした厚揚げに、食べるラー油のピリ辛感とチーズのコクがエッジィなアクセント。そしてポン酢がさっぱりと中和。なかなかのギルティな味わいながら、だからこそ爽快なお酒が進みます。特にラムハイボールがマッチすると思いました。

 

その3:フランスパン チーズ焼き

↑ひと口大に切ったフランスパンにピザ用チーズをのせ、ケチャップをかけて3~5分焼くだけ

 

コツは、カリカリに焼くこと。そうしないとピザトーストとあまり変わりません。なので、食パンではなくフランスパンのほうがベター。ぜひコツをつかんでカリカリに焼いて食べてください。つまみとしての実力が爆アガリになっていて、杯が止まりません。ワインのお供としてもいいのですが、ややジャンキーな味なのでラムコークがよく合います。

 

 

その4:ちくわのポテロングぶっ刺し

↑ちくわの中に少しケチャップを入れてから、森永製菓の「ポテロング しお味」を差し込む。お好みで刻みパセリやコショウを振れば完成

 

これはちくわチーズ、ちくわきゅうりに並ぶ新発明です。ケチャップとポテトが合うのは言わずもがな。その周りをちくわというクッションが包むことで、ムチサクッとしたメリハリが生まれてえもいわれぬおいしさに。ラムコークが合いますが、ケチャップがマヨネーズであればラムハイボールも合うと思います。

 

その5:コロッケ ツナ食べラー乗せ

↑シンプルなコロッケの上に、ツナと食べるラー油をのせるだけ

 

要素が油、油、油という似たもの同士の組み合わせながら、コロッケ、ツナ、食べラーはそれぞれ味も食感も違うので、多彩なニュアンスが口のなかで広がります。このジャンキーな味を、爽快なお酒で流し込むのが至福。ベストはラムハイボールでしょう。ビールやレモンサワーも合うと思います。

 

その6:粉なしお好み焼き

↑耐熱容器に卵を入れて溶き、レンジで1分程度加熱。固まったらソースやマヨネーズなどをかけて完成

 

肉なしとん平焼きともいえるシンプルな料理ですが、意外なほどこれもウマい! 卵のマイルドな味にソースやマヨが合わさって、イメージできる味わいながらお酒と抜群にマッチ。イチオシはラムコークですが、ラムハイボールもよく合います。

↑ラムハイボールには、「バカルディ ゴールド」が、ラムコークには「バカルディ スペリオール シルバー (ホワイト)」がオススメ。ぜひお試しを

 

この会は5人のメンバーで審査しましたが、「中山さん早いですね」と言われるほど、ついつい一番おかわりをしたのは、何を隠そうこの私。とにかくお酒が進みまくるんです。公式サイトにはファイナリストレシピのちょっとアレンジバージョンなども載っているので、ぜひ参考に。