【BW2018プレビュー】創業100周年を迎えたミドーは節目に相応しい意欲作を連発

世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼルワールド2018」が、3月22日からスイス・バーゼルで開催されます。その本開催を前に注目ブランドの新作をプレビュー! 今回取り上げるミドーの新作は、ブランド創業100周年の節目を飾るに相応しいモデルとなっています。

 

 

 

アーカイブピースの意匠を現代技術で洗練のスタイルに

1918年、スイス・ソロトゥルンに設立されたミドーは、今年で創業100周年。バーゼルワールド本開催では、例年以上に力の入った新作が出てきそうな予感です。そう思わせてくれたのが、先行発表された新作「マルチフォート デイトメーター」と「コマンダー シェード」です。

 

マルチフォート デイトメーターは、1939年のカタログに登場したモデルで、時計の針で日付を表示する「ポインターデイト」が特徴。かつての王道デザインが直径40mmサイズのローズゴールドカラーPVD加工を施したケースと相まって、非常にクラシックかつエレガントなモダンウオッチに生まれ変わりました。

 

ミドー「マルチフォート デイトメーター」価格未定/Ref.M036.407.36.031.00

 

コマンダー シェードは、1970年代の終わりに誕生したモデルからインスパイアされたスペシャルエディションの2018年版。サンレイ仕上げを施したスモーク調のグラデーション文字盤が美しく、ミラネーゼブレスとともにレトロな雰囲気を醸し出しています。そのイメージをさらに盛り上げるのが、ドーム型アクリルガラスを備えた直径37mmの小ぶりなケース。性別を問わず使いやすそうな一本です。

 

ミドー「コマンダー シェード」Ref.M8429.4.27.11

 

これらの詳細はバーゼルワールドで明らかにされますが、スウォッチグループの中でも良心的な価格展開で知られるミドーですから魅力的なプライスであることは間違いないでしょう。

 

ちなみに、100周年記念モデルの第一弾「コマンダー ビッグデイト」は、すでに発表&発売開始済み。こちらは、発表イベントの模様と合わせ、こちらで取り上げています。

 

ミドー http://www.midowatches.com/

 

 

【BW2018プレビュー】相反する素材の融合で見せるラドーの新たなイメージ戦略

世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼルワールド2018」が、3月22日からスイス・バーゼルで開催されます。その本開催を前に注目ブランドの新作をプレビュー! 今回取り上げるラドーの新作は、経年変化を起こしにくい素材と起こしやすい素材が融合した新機軸の一本となっています。

 

 

 

革新素材開発のパイオニアが見せた逆説的な一本

 

腕時計のケースは、どう扱っても傷がついてしまうもの。それを克服するべく、現在も耐傷性に優れた素材や素材表面のコーティング技術など、様々な開発が多くのブランドで行われています。

 

そんな耐傷性に優れた素材の筆頭といえば、セラミックス。いまや多くの高級時計に使われている素材ですが、最初にセラミックスの可能性を見出したブランドこそ、ラドーでした。

 

2018年の新作では、ラドーが誇るハイテクセラミックスに、経年変化を起こしやすいブロンズを組み合わせてしまったのが、「ラドー ハイパークローム クロノグラフ オートマティック」です。

 

ラドー「ハイパークローム クロノグラフ オートマティック リミテッドエディション」価格未定/Ref.650.0168.3.115 
自動巻き。ハイテクセラミックス+ブロンズケース。レザーストラップ。縦50.3×横45.0mm、厚さ13.0mm。10気圧防水。世界限定999本

 

 

人類最古の合金と言われるブロンズは、ゴールドにも似た色味と時代を経ることに味わい深くなる光沢感が特徴。対するハイテクセラミックスは、長年にわたって新品同様の輝きを保つ素材です。この2つの素材の融合により、いつまでも高級時計らしい美しさを維持しながら、ブロンズの変化で腕時計と過ごした長い時間を感じることができるようになるのです。

 

 

自社の歴史を飛び越え、素材の歴史にまで踏み込みながら「伝統と革新」を表現した「ラドー ハイパークローム クロノグラフ オートマティック」は、世界限定999本となっています。

 

ラドー https://www.rado.com