「このままだと間に合いません」カーナビがスケジュールを管理? アプリ「COCCHi」で「仕事オプション」の提供を開始

パイオニアが提供するスマートフォン専用カーナビアプリ「COCCHi(コッチ)」は、12月9日に実施したアップデートにおいて、「基本プラン」にスケジュール管理機能を追加する「仕事オプション」の提供を開始しました。

 

記事のポイント

定期的にバージョンアップして、便利な機能を追加しているスマホ専用カーナビアプリ「COCCHi」。今回は、ビジネスパーソンに向けたサービス。訪問計画策定などのスケジュール管理機能を追加し、外回り業務のアポや遅延の可能性など、仕事でクルマを利用する方をサポートします。

 

訪問計画策定などのスケジュール管理機能を「基本プラン」に追加し、外回り業務など、仕事でクルマを利用する方の業務をサポートします。訪問先と到着するタイミング、開始・終了時間を入力するだけで、移動時間まで考慮した訪問スケジュールを自動作成します。到着までの時間に応じて移動部分の表示と色が変わるので、余裕を持った計画に調整できるほか、スケジュール作成後に新たな訪問先を追加する場合には、可能な時間帯を知らせてくれます。

 

作成した訪問スケジュールの出発10分前にポップアップで通知するほか、思わぬ渋滞などでアポイント時間に遅れそうな時には、遅延の可能性を画面に表示します。

 

↑訪問先周辺の道路状況、施設の入り口、駐車場所など、次回訪問する際に気を付けておきたいことを、訪問先ごとにテキストで書き込めます

 

パイオニア
「COCCHi」
利用料金:月額650円(税込)/ 基本プラン350円+仕事オプション300円
さらに、「ゼンリン住宅地図オプション」を組み合わせることもできます。
月額1700円(税込)/基本プラン350円+仕事オプション300円+住宅地図オプション1050円

カロッツェリアから後方が見やすいデジタルミラー型ドライブレコーダー「VREC-MS700D」登場

パイオニアは、カロッツェリアブランドから、クリアな視界と高感度録画を実現する前後2カメラタイプのデジタルミラー型ドライブレコーダー「VREC-MS700D」を2025年1月に発売します。

「VREC-MS700D」

 

記事のポイント

後方を確認しやすいデジタルミラー型ドライブレコーダーは、ミニバンやワゴン車などにオススメ。暗所に強いソニー製CMOSセンサー「STARVIS2」を採用しているので、夜間の映像もしっかり記録できます。

 

「VREC-MS700D」は、高解像度370万画素のWQHDカメラ(2560×1440)による高画質撮影が可能。画像をズームした際も、劣化の少ない自然な映像を表示します。

 

また、SONY製CMOSセンサー「STARVIS2」やHDR機能により、夜間の走行や暗闇の駐車場、トンネルなどの明暗差が激しい場所でもノイズの少ない鮮明な画像を記録できます。フロントカメラとリアカメラの明るさをそれぞれ9段階調整できるので、リアウィンドウがスモークガラスの場合でも、鮮明な映像で後方確認・録画を行えます。

 

デジタルミラーには、隅々までクリアな後方視界を確保する11V型高輝度IPS液晶を採用。表示映像を1~3倍まで拡大表示できるので、好みや見やすさに合わせて設定できます。タッチパネルと液晶の間に空気層がないエアギャップレス構造により、光の乱反射とにじみを抑え、隅々まで明るくてクリアな映像を表示します。

 

配線が目立たないようにケーブルコネクタの形状や位置をデザインしており、車内にすっきりと取り付けられます。GPSアンテナをフロントカメラに内蔵しているので、ダッシュボードへのアンテナ設置も不要です。また、多くの車種でサンバイザーの使用に影響しにくい横幅サイズ(257.6mm)です。

 

3種類の録画機能を搭載(常時/衝撃/マニュアル)するほか、最大24時間駐車監視機能(※)にも対応します。

※別売の駐車監視ユニット「RD-DR003」(税込6600円)が必要です。

 

32GBのmicroSDカードを同梱しており、長時間録画が可能。256GBまでの大容量SDカードにも対応しています。

 

パイオニア
ドライブレコーダー「VREC-MS700D」
2025年1月発売
実売価格:オープンプライス

スマホ連携でここまで多機能になるか!カロッツェリアの大画面ディスプレイオーディオ「DMH-SF900」にぞっこん惚れた

パイオニアは10月10日、カロッツェリアブランドの2024年冬の新製品を発表。大画面ディスプレイオーディオをはじめ、サイバーナビのアップデートや高精細4Kドライブレコーダー、7年ぶりとなるカスタムフィットスピーカーなど、注目のラインナップを取り揃えました。

 

そんな中でもっとも注目された製品が、ディスプレイオーディオ「DMH-SF900」です。発表会でこの製品に触れたところ、その斬新さにぞっこん! そこで今回は、あえてDMH-SF900に絞ってご紹介することにしました。

↑デモカーのスズキ・スイフトに取り付けたディスプレイオーディオ「DMH-SF900」と、専用アプリ「PxLink」をインストールしたスマホ。本製品の実勢価格は、13万円前後(税込)を想定しています

 

スマホのコンテンツが車載で楽しめるApple CarPlay/Android Autoに対応

ディスプレイオーディオはその名の通り、ディスプレイを備えたオーディオシステムのことを指します。近年、急速に認知度と需要が高まっているカーAVシステムで、需要が高まる背景には2021年6月より保安基準が改正されたバックカメラの義務化も理由の一つとして挙げられます(能登半島地震の影響を考慮して適用日は24年11月に延期)。

 

バックカメラを取り付ければ、その映像を表示するためのディスプレイは欠かせません。そのためにもディスプレイオーディオは手軽な表示システムとして採用が進みはじめているのです。バックカメラの義務化で先行した欧米ではこの流れが定着しており、海外でレンタカーを借りれば大半がディスプレイオーディオを装備しています。日本でもバックカメラの義務化により、その流れがいよいよ本格化してきたとみていいでしょう。

↑カロッツェリアのディスプレイオーディオのラインナップ。DMH-SF900はそのトップエンドのモデルとなる

 

一方でディスプレイオーディオは大半がディスクドラブを非搭載としており、ディスプレイオーディオ単体ではラジオぐらいしか楽しめません。つまり、ディスプレイオーディオはスマートフォンとの接続を前提としており、「Apple CarPlay」や「Android Auto」上で展開することで初めてその機能が活かせるようになるのです。すでにスマートフォンを使って音楽やYouTubeなどストリーミングビデオをサブスクで楽しむ習慣が、利用者の間で根付いていることも大きいでしょう。

↑DMH-SF900の開発目的。新たな提案によりニーズを満たすことを目的に開発された

 

これは今や車載器では欠かせないカーナビ機能についても同様のことがいえます。これまで車載カーナビは購入費用が相対的に高く、その上で地図データの更新にも費用がかかるという宿命も背負っていました。それがスマホでは無料のコンテンツが誰でも使え、地図データは常に最新版に更新して提供されます。それならば比較的価格が安いディスプレイオーディオで使えば、それで十分と考える人が増えてきているのです。

 

画面サイズは車内で圧倒的な存在感を見せる10.1インチ

そんな中で投入されたDMH-SF900は、ディスプレイオーディオとしての機能をさらに魅力的なものにするため、ディスプレイを10.1インチもの大型サイズとしました。本体はヨコ178mm×タテ50mmの1DINサイズに取り付けが可能で、ここにフローティング構造としたことで、この大画面を実現できたのです。しかも、取り付け可能な車種は392車種(パイオニア発表)にもおよび、大半の車種で好きなコンテンツがこの大画面上で楽しめるのはうれしいポイントです。

↑10.1インチ・ディスプレイのアングルは前後方向に無段階で可変できる

 

しかも、ディスプレイは視野角の広いIPS方式を採用した高解像度なHDパネル。ここに高透過率の静電容量方式タッチパネルや高輝度LEDバックライトを組み合わせ、黒色再現性に優れたNormally Black方式の採用とも相まって、鮮明かつ高コントラストな映像表現を実現しています。

 

もちろん、Apple CarPlayやAndroid Autoへの接続も実現していますが、DMH-SF900では、ワイヤレスでの自動接続にも対応。そのため、乗車してすぐにスマホにインストールしたアプリを本体ディスプレイに映し出し、タッチパネルで操作できるのです。その上でSiriやGoogleアシスタントによる音声制御もサポートし、走行中でも画面を注視せずに目的地の検索や音楽再生、ハンズフリー通話、テキストメッセージ送信などが可能となるのです。スマホと連携することでこんなにも多機能になるんですね。

↑デモモードでApple CarPlayのメニュー画面を表示。スマホはAndroid端末

 

↑デモモードでAndroid Autoのメニュー画面を表示。スマホはAndroid端末

 

実用性とエンタメ性を兼ね備えた新発想のイルミ「ルミナスバー」

そして、DMH-SF900には他のディスプレイオーディオにはないユニークな機能も装備されました。それがナビとサウンドを視覚的に補助する「ルミナスバー」です。

 

これは、ディスプレイ部の上側に設置された横長のイルミネーションで、音楽のレベルに応じてフラッシングしたり、ナビアプリのルート案内に連動して点灯するというものになります。再生中の楽曲に合わせて光で演出するのが「ミュージックライド」で、発光色や発光パターンは複数用意し、どこか昭和のカーオーディオの雰囲気を醸し出します。また、「ルートガイダンスサポート」は、連携したナビアプリの右左折案内に合わせて、その方向を発光するもので、直感的に曲がる方向がわかることができるメリットがあります。

↑ディスプレイ上部に設置された「ルミナスバー」。音楽のレベルに合わせてフラッシングし、ナビアプリの右左折案内に応じて光を点灯させる

 

↑ルミナスバーでは音楽のレベルに合わせてイルミネーションがフラッシングしている

 

また、Apple CarPlay使用時は、同一画面上に本機や対応アプリを操作するショートカットキー「スプリットスクリーン」を搭載。切り換えボタンをタップするだけで簡単にスプリットスクリーンモードとフルスクリーンモードに変更できるので、画面をいちいち切り替えることなく、スムーズに目的の操作を行えます。この機能は画面右上のタッチボタンでワンタッチに切り替えられるのもいいですね。

↑画面左に表示した「ショートカットキー」は必要に応じて3つの操作パネルに切り替えられる

 

加えて、新たにDMH-SF900の操作と連携する専用アプリ「PxLink」も提供されています。このアプリを使うことで、楽曲の再生/停止やイコライザー設定、FMラジオへの切り替えなど、よく使うものをスマホ上から操作できるのです。

↑専用アプリ「PxLink」を使うとスマホ上で40種もの操作が可能となる。DMH-SF900本体にはスムーズな操作に貢献するハードキーも備えられる

 

操作対象は40種類。この結果、Apple CarPlay、Android Autoの地図画面を表示したまま、スマホから本体を操作できるようになるのです。さらにこのアプリでは、ショートカットキーのカスタマイズや壁紙の設定のほか、最新ファームウェアへのアップデートにも対応しているのも見逃せません。

 

ハイレゾから圧縮音源まで満足度の高いサウンドを提供

ディスプレイオーディオであれば、“音”についても気になるでしょう。DMH-SF900は音質にこだわる人でも十分満足できる、かなり凝った作りをしています。

↑ナビアプリ使用中でも音楽を再生するイメージ。画面を分割して楽曲名が表示できるのが便利

 

パーツには高音質をもたらすために「フルカスタム高性能48 bitデュアルコアDSP」を採用して、独自の音質チューニングを実施。そのうえで車室内で最適な音場を創り出す「タイムアライメント」や「13バンドグラフィックイコライザー」「ネットワークモード」などを使うことで、車内に最適なサウンド環境をもたらします。また、ストリーミングやUSBデバイスに保存した圧縮音源をCDに迫る高音質で再生する「アドバンスド・サウンドレトリバー」も搭載する一方、フルHD動画やハイレゾ音源の再生など、幅広い機器やメディア/フォーマットの再生も可能としています。

 

発表会当日は、試聴用デモカーとして、同時発表されたカスタムフィットスピーカーの最新モデル「TS-C1740S」とパワーアンプ「GM-D2400」のほか、サブウーファー「TS-WX140DA」までを装着した現行型スイフトが用意されていました。車内で実際に試聴してみると、サウンドのステージ感がダッシュボードの上に再現され、サウンドそのものの中高域がとてもクリア。そこに低域がほどよく乗ってくるものだから、聴いていてつい気持ちがワクワクしてしまいました。まさにディスプレイオーディオDMH-SF900は、普段使っているスマホのコンテンツをより身近に、高品質で楽しみたい……そんな人に最適な一台となるでしょう。

↑デモカーのスイフトにはフロントに新製品として発表されたカスタムフィットスピーカー「TS-C1740S」がインストールされていた

 

↑デモカーには、カスタムフィットスピーカーTS-C1740Sのツィータをスイフト専用トゥイーターキット「UD-K309」にインストール

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

地図表示の実力はトップレベル!パイオニアのスマホ用カーナビアプリ「COCCHi」を徹底レビューしてわかった信頼性と快適さ

提供:パイオニア株式会社

スマートフォンで使うカーナビ用アプリを使う人が増えている中で、パイオニアの「COCCHi(コッチ)」が人気を集めています。そのダウンロード数は登場以来1年でなんと60万超え。支持される理由とはいったい? 家電にガジェットにグルメに……とモノ好きを自認するGetNaviの有料会員向けサービス「GetNavi Salon」のクルマ好きメンバーに、このCOCCHiを2週間にわたって実際に使ってもらい、その人気の秘密を探ってみることにしました。

↑「GetNavi Salon」メンバー、スズミチさん提供

 

従来の無料アプリとは一線を画する本格的ナビアプリ「COCCHi」

まずはスマートフォン向けカーナビアプリCOCCHiの基本的な特徴について、GetNavi乗り物担当の上岡が解説していきます。

プロの目線で解説!
GetNavi乗り物担当・上岡 篤

2023年は撮影絡みのキャンプしかできず残念。仮にデリカミニを所有したらどんな体験ができるのだろうと想像を膨らませて、2024年こそはキャンプに出かけようと計画中。

パイオニアといえば、1990年に日本で初めてGPS信号を使ったカーナビ「AVIC-1」を発売したメーカーとしても知られます。当時のキャッチコピーは「道は星に聞く」。宇宙から届く電波を受信して現在地を地図上に表示する初のカーナビをこの一言で言い表したものです。その意味でも、パイオニアはまさにカーナビを切り拓いた先駆者といえるでしょう。

 

それ以来、パイオニアは常に時代の先を行くカーナビを提供するメーカーとして存在感を発揮。やがてその実力はカーナビ界のベンチマークとして高く評価されるまでになり、そこで培った知見はサイバーナビや楽ナビへと継承されていきました。そうした中で2023年9月、パイオニアは、満を持してCOCCHiの提供を開始したのです。

パイオニア
スマートフォン向けカーナビアプリ「COCCHi」
OSはAndroid、iOSに対応。無料版/有料版 基本プラン(月額350円)/有料版 基本+住宅地図プラン(月額1400円)の3プランを用意。

 

無料で使えるカーナビ用アプリが数多く提供されている中で、このタイミングで有料プランをラインナップさせたのは、それだけパイオニアがCOCCHiに自信を持っている証なのかもしれません。

↑CarPlay/Android Autoに対応し、車載機器の大画面でスマートフォンアプリ画面の表示と直接操作が可能

 

COCCHiが持つ最大の特徴は、これまで提供されてきた無料アプリとは一線を画する、本格的なナビとなっていること。有料プランを基本とすることで、これまで車載ナビを使ってきた人でも十分に満足できる機能を盛り込んでいるのです。これにはもちろん、パイオニアが培ってきた知見が数多く活かされているのは言うまでもありません。

↑車両情報を登録することでマイカーの通行規制に適したルート案内をしてくれる。さらにCO2排出量やガソリン代金を可視化できる

 

「到着が早い」「コストが安い」「道幅が広い」の3種類からルート検索方法を指定でき、独自に保有するプローブデータとリアルタイム情報を活用し、高精度な到着時間予測や出発時間の算出、走行中に発生した渋滞を考慮したルートの再提案を行なうなど本格的です。

↑3種類のルート検索方法は「早」「安」「幅広」と表示される

 

 

GetNavi Salonメンバーが2週間使って評価!

さて、今回、参加してくれたGetNavi Salonのメンバーは、愛車がステップワゴンのシライシさんと、出張にプリウスで出かけることが多いというスズミチさん、EVであるサクラを通勤に使っているゆうさんの3名。ここからはCOCCHiのポイントを挙げながら、それぞれに使ってみた感想を伺ってみることにします。

GetNavi Salonメンバー
シライシさん
乗っているクルマ:ホンダ・ステップワゴン

最新ガジェットを買い集める40代男性。子どもが2人いるパパ。普段は子どもの送り迎えなどで運転している。

GetNavi Salonメンバー
スズミチさん
乗っているクルマ:トヨタ・プリウス

仕事などでクルマを利用することが多い30代男性。出張先でもレンタカーを借りて運転する。

GetNavi Salonメンバー
ゆうさん
乗っているクルマ:日産・サクラ

毎日通勤で往復55kmほど運転している30代女性。通勤時間の悩みは渋滞に巻き込まれてしまうこと。

 

◾わかりやすくリアルな交差点拡大図を使って目的地まで誘導

3名がまずCOCCHiをもっとも高く評価したのが、どこへ向かっても常にわかりやすいルート案内をしてくれることでした。

↑COCCHiはスマホ画面のタテ/ヨコ表示にも対応。シライシさんは6.9インチディスプレイのiPhone 16 Pro Maxを使用しているので視認性も高かったとのこと(シライシさん提供)

 

スマホ上でCOCCHiを直接使っているシライシさんは「愛媛の実家に帰ったときでも音声案内が丁寧に行われ、曲がるタイミングがとてもわかりやすい。交差点拡大図もスマホをタテにしたときは画面の上側で、ヨコにした時は車載ナビのように右側に並べて表示してくれることは良いと思いました」と、わかりやすいルート案内に満足。

 

↑レーン情報などの案内地のイラスト

 

スズミチさんは「車線数の多い都心を走っていても、『2車線目を走って下さい』とか、道案内が具体的でわかりやすい。ほかの地図アプリによってはかなり攻めた道を案内して、通れそうにない道案内もあったりしました。しかしCOCCHiは最短ルートではないと思いつつも、自車が通れる道を案内してくれます。さらに、到着予想時間もほぼ案内通りで、時間に遅れるわけにはいかない営業の仕事で本当に助かってます」とCOCCHiが仕事の面でも役立っていることを話してくれました。

 

実は交差点拡大図は多くの無料アプリで未採用となっていることが多いんです。そんな中でCOCCHiはほとんどの交差点で車線ガイドを表示でき、周辺の状況をリアルに描いたイラストを使って進行方向を案内します。なので、複雑な交差点でも進むべきルートが把握しやすいというわけです。

 

また、ゆうさんは「ルートを選ぶ時、狭い道を案内されると不安に思う人も多いと思いますが、COCCHiでは“幅広道路”が選択肢の中にあって、これが結構安心感につながると思うんです。私としては、狭い道に自信がない人はこの機能を使うことをおすすめしたいですね」とも話していました。

 

 

◾その音声ガイドはまるで助手席にナビゲーターが座っているかのよう

また、音声案内に対しても皆さんは、おおむね「聞き取りやすい」との評価。COCCHiで使われている音声ガイドはすべて電子合成音なんですが、そのレベルが相当に高い。特に有料プランで使われている“ニューラル音声”を使った音声は、人の発話に近い高品質さが特徴で、まるで助手席にナビゲーターが座って案内してくれているかのようです。

↑音声案内のタイミングが良くて聞き取りやすい(スズミチさん提供)

この聞き取りやすい音声を使って、スズミチさんが話していたように、進行方向だけでなく、何番目の車線を走ればいいかまでもしっかりとサポートします。しかも、分岐点までは距離だけでなく、所要時間でも案内してくれるのです。カーナビでは案内されることが多いのですが、分岐点までの距離を把握しにくい人が多いことに対応した措置。これによって、カーナビ初心者でもルート案内が把握しやすくなるってわけです。また、音声案内の発話頻度は3段階から選択可能。初めて走行する道ではより詳細な音声案内(多)、走り慣れた道や音楽を聴いている時はシンプルな音声案内(少)を利用するなど、ユーザーの用途や状況に合わせて発話頻度を選択できます。

 

一方で、ゆうさんはCOCCHiのルート案内を、通勤での実体験をもとに語ってくれました。「私は今までの純正ナビがベストだと思っていたんです。それが、COCCHiを使ったらもっとも効率よく仕事先に到着できるルートを案内してくれて、おかげで仕事の始業時間にも無事に間に合うようになって助かっています。これは渋滞情報がかなり正確だからなんでしょう、これにはビックリしましたね」。

 

COCCHiで使われている渋滞情報は、パイオニアが独自に収集したプローブ情報に加えて、有料プランならVICS情報も追加されます。それは細街路を除くほとんどの道路が対象となるレベル。つまり、メインの通りから別のルートへ回避した時もこのデータを使って誘導するため、ゆうさんのように可能な限り時刻通りに目的地へ到着できるのです。

 

また、COCCHiではルートを選ぶときに、有料道路の料金に加え、燃料費も同時に見ることができます。つまり、この料金を見ながらお得なルートを選べるわけで、単純に所要時間だけでなく、走行コストまで気配りを見せるCOCCHiならではの機能と言えるでしょう。

 

 

◾車載ナビさながら精緻かつ美しいCOCCHiの地図表示

多くのナビアプリの中でもCOCCHiは地図表示で抜きんでた実力を発揮します。ほかの無料アプリでは考えられないほど地図が美しく、特に地図上の色遣いではパイオニアの車載ナビのこだわりである地図のビジュアライゼーションもCOCCHiへ継承しています。そこには街区や道幅などの情報がリアルに再現されているのです。この表現力もCOCCHiならではのアドバンテージと言えるでしょう。

↑レーン情報などの案内地のイラストや方向看板をはじめ、ナビゲーション中の表示情報も十分。進行方向を容易に確認できる

 

この表示についてシライシさんは、「COCCHiは地図の色合いがとても見やすいですね。案内中のルートが緑色に表示されて、何処を走っているのかもすぐにわかるんです。この辺りは私が使ってきたほかのナビアプリや車載ナビよりもずっと見やすいと感じてます」と、パイオニアらしい地図表示に感動した様子でした。

 

また、ゆうさんは「地名が四角い枠で囲われているのに加えて、そのフォントがとても見やすくてそれがわかりやすさにつながっている」と地名表示で使われているフォントにも良さを感じている様子でした。

 

この見やすさが安全につながるのではないかと話すのはスズミチさん。「色味がすごいキレイなので、パッと見ただけで知りたい地名とか現在地とかがすぐにわかるんです。(結果として)地図を見る時間が少なくて済むのでこれは安全性にもプラスになるんではないか」というわけです。

 

さらにゆうさんは「(夜モードって多くは背景がブラックになってしまうのが多い中で)COCCHiではその色バランスの使い方がとても良く、長時間使っていてもとても楽に視認できます」と話し、これがロングドライブでのストレス低減につながると話します。

↑道路名称の表示がルートや道路と重ならないようにするなど、夜モードでの地図表示の視認性も高い(ゆうさん提供)

 

そんな中でゆうさんがあることに気付きました。それは自車位置から目的地へ向かって示される赤紫の実線の存在です。「細い線ですが目的地へ向かって伸びていて、これがあることで自分の向かう方角を見失わずに済むようになるんです。以前、使っていたナビにはあったのに、今使用している純正ナビではそれがなくなっていたのでこれはとてもありがたいです。それと夜モードの色バランスも気に入っています。ナビの多くは夜モードになるとブラックになってしまうからです」。

 

 

◾一軒ごとの所在がわかるゼンリン住宅地図を初導入。でも料金は業務用向け?

地図表示については、パイオニアとして初めてとなるゼンリン住宅地図に対応したことも話題となりました。

 

住宅地図は、一軒ごとの表札から記録した膨大なデータが地図上に表示されるもので、不動産関係でよく使われるデータでもあります。それが有料プラン(月額350円)に加えて1050円の計1400円(月額)を支払うことで、アプリ上で表示されるオプションプランです。このプランを選ぶと、地図を拡大していくと最後に住宅地図へ切り替わります。目的地付近で一軒ごとの情報を知りたい時にとても便利な機能と言えます。

↑建物の名称や居住者名、番地などの情報を詳細に表示する「ゼンリン住宅地図オプションプラン」。写真はオフィス街(左)と住宅地(右)

 

実際使ってみれば、スマホの性能が素晴らしいのか、サクサクと動いてその表示も鮮明そのものです。この機能があればいざという時に役立つこと間違いなし!と思うんですが、一般的にドライブするうえでこのプランを選ぶかといえばなかなか難しそうです。

 

ゆうさんも「料金は月額350円から一気に月額1400円になるのは、年間を考えたら少し負担が大きいかなと。私としては月額350円プランで十分役立っています」とのこと。やはりこのプランは、個人宅の配送や送迎、不動産業や建設業などの仕事で使うのに便利なプランなのかもしれませんね。

 

 

詳細なジャンル分けでスムーズに目的地検索。Googleマップとの共有も可能

ここからは改めて、GetNavi乗り物担当の上岡が解説。COCCHiは9月21日にサービスを開始して1周年を迎えました。その間、5回にわたる大型アップデートを行い、スマホでのタテ/ヨコ表示に対応など、その使い勝手は順次機能アップしてきています。

 

直近では9月28日に、自宅へ到着したタイミングですべての走行軌跡を消去する「自宅到着時自動消去」が選べるようになったほか、夜モードでは住所や施設、駅名称などの文字色を黒から白に変更し、道路名称もルートや道路と重ならないような配慮を加えているのも見逃せませんね。また、地図上の任意場所を長押しして目的地/立寄地を設定する際に有料道路/一般道路のどちらに設定するかも選べるようになったことで、使い勝手はさらに向上しました。

↑もちろん有料専用道路専用のハイウェイモードにも対応

 

カーナビとして目的地の検索能力はきわめて重要です。目的地が探せなければカーナビとしての機能を果たせませんからね。そこで、COCCHiの目的地検索ではフリーワードやジャンル、住所などが使え、フリーワードは施設名や電話番号、住所検索に対応した上で音声での入力も実現。これにより、運転中であっても簡単に目的地が探せるのです。

 

ただ、COCCHiではジャンル分けに該当しない施設は検索対象外になってしまうことがあります。目的地は観光名所があったり、またはリストにも掲載されないようなマイナーな施設もあるわけです。そういうときは、検索能力でライバルなし!とまで言われているGoogleマップで探した位置情報をCOCCHiと共有しましょう。これを使えば、日本全国どんなところでも目的地に設定して出かけられるようになります。ぜひ、COCCHiを使って、今まで行ったことがない素敵なルートをぜひ見つけて下さいね。

 

それと、ドライブ中に助けて欲しいと思うことって結構ありますよね。そんなとき、COCCHiでは画面上のメニューボタンを押すだけで「駐車場」「ガソリンスタンド」「トイレ」の3つを探すことができる「お助けメニュー」が活躍してくれます。

↑「駐車場」「ガソリンスタンド」「トイレ」の3つを探すことができる「お助けメニュー」

 

お助けメニューには並走する高速道路あるいは一般道との切り替えをワンタッチで行える機能も備えています。スマホで使う以上、道路の高低差を自動認識するのは困難ですから、この機能は積極的に使いこなすことをおすすめします。こうした、いざという時のお役立ち機能が、ドライバーの運転中のストレス低減につながるのです。

 

COCCHiには無料版と2つの有料版の計3プランが用意されているとお伝えしましたが、おすすめはなんといっても有料版の基本プラン。“基本”と称することからもわかるように、COCCHiはこの基本プランで初めて本来の機能が発揮できる設定となっているからです。1か月間は無料で使えるので、まずは試して、その上で無料版にするか有料版にするかを決めればいいでしょう。

 

 

COCCHiは9月21日でサービス開始1周年! 公式Xで「みんなの#推しルートキャンペーン」を実施中

COCCHiの提供開始1周年を記念して、パイオニアでは公式X「みんなの#推しルートキャンペーン」を実施。推しルートの写真とキャンペーン告知投稿の引用リポストと、ハッシュタグ(#推しルート)投稿で「ドライブでおすすめのルート」または「今年探索したルート」を募集中です。投稿した中から抽選で20人にガソリンギフト券(2000円分)が当たるとのこと。キャンペーン期間は10月1日から11月30日まで。

 

ちなみに、GetNavi Salonメンバーの推しルートは以下でした。

「厚木から宮ヶ瀬ダムに向かう山道のルートは走っていて楽しいですね。たまに、家族でさがみ湖MORI MORIまでドライブしたりもします」(シライシさん

「首都高の堀切JCT から江戸橋JCTの間です。夕方から夜になる短い時間ですけど、首都高から見える東京スカイツリーが綺麗で好きですね」(スズミチさん

湘南の国道134号線がおすすめ。特に鎌倉の材木座海岸から藤沢方面に向かって走ると左手に、美しい海、穏やかな波の音に癒されます。パシフィックドライブインで江ノ島に沈む夕日を眺めながらレモネードを飲む時間が最高のひとときです」(ゆうさん

 

文/会田肇 撮影/松川忍

 

100万DLも夢ではない! パイオニア、音声情報を強化したバイク専用ナビ「MOTTO GO」公式版をリリース

パイオニアは、安心・安全で快適なツーリングをサポートするバイク専用ナビゲーションアプリ「MOTTO GO(モットゴー)」公式版(iPhone/Androidデバイス向け)を、2024年7月4日から有料で提供します。

 

充実した音声情報で、快適なツーリングをサポート

「MOTTO GO」公式版は、カーナビで培ったルートテクノロジーと音声技術の活用に加え、同アプリのβ版、プレリリース版のモニター利用者からの声を反映。バイク向けに最適化されたナビゲーションや、プッシュ型音声での情報提供といった、バイクライダーが求めるさまざまな機能を搭載しているといいます。

↑コンセプトは、“より多くの人に、音声情報でもっと楽しく、もっと安全にツーリングを楽しんでもらいたい”

 

機能は大きく分けて3つあります。まず1つめは「ツーリングをより安全、快適にする機能」。わかりやすい音声案内と大きくて見やすい案内画面表示のほか、バイクの排気量区分規制を考慮したルート案内(50ccを除く)や、事前に作成したツーリングコースの保存、バイク用駐車場の検索など、バイク向けに最適化されたナビゲーション機能でライダーをサポートします。

↑わかりやすい音声案内と、大きくて見やすい案内画面表示(バイク用道路地図データ:ゼンリン提供、バイク用駐車場データ:日本二輪車普及安全協会提供)

 

「リスクや不安を軽減し、安全な走行をサポートする情報通知」も充実しています。渋滞や取り締まり、強風、事故多発地点、未舗装道路、急カーブなどのリスク情報を、走行中に音声と画面表示で知らせます。

 

天候面のサポートもバッチリです。ウェザーニューズの気象データとの連携により、目的地の天気や気温だけでなく、ルート上15㎞先(約20分後)の天気情報も案内してくれます。

 

2つめの機能は、「ツーリングをより楽しくする機能」。近くの休憩場所や飲食店、おすすめの観光スポットやツーリングコースなどを音声で知らせる「スポット情報通知」を搭載しています。また、おすすめのスポットやツーリングコースをワンタップで立ち寄り地点に追加してルート設定できます。

↑「マップル観光ガイドデータシリーズ(マップル提供)」と、バイクツーリング向け地図の定番「ツーリングマップル 2024年度版(昭文社)」の情報を音声と画面表示で案内します

 

3つめの機能は「お試し機能」で、音声コマンドでのハンズフリー操作も可能です。立ち寄り提案やルート変更提案に、「はい」「いいえ」で回答できるほか、「MOTTO GO、自宅に帰る」などの音声コマンドで簡単なナビ操作も行えます。

↑音声コマンドで簡単なナビ操作も行えます

 

価格は、使い方に応じて3種類から選べます。「月間コース」 は400円(税込)/ 月、頻繁に利用する人向けの「年間コース」は4000円(税込)/ 年、短期で利用する人向けの「3日間コース」は 250円(税込)です。なお、「月間コース」「年間コース」は1か月間、無料トライアルが可能です。

 

Editor’s Eye

国内のツーリング用途の二輪車台数は約550-600万台とされており、20%近いカバー率を狙うことになります。「MOTTO GO」はプレリリース版で1万3000ダウンロード(Android版のみ提供)を達成。また、プレリリース版では宣伝も行っていないといい、かなり制約ある条件でも多くのダウンロード数を集めていることを考えると、100万ダウンロードも無理ではない数値です。同社のスマートフォン向けカーナビアプリ「COCCHi」は発売以降頻繁にアップデートをかけており、「MOTTO GO」もきめ細やかなアップデートによってユーザーとの関係性を構築できれば、さらに現実的な達成目標となりそうです。(GetNavi web編集長/山田佑樹

 

4人に1人が「カーナビ購入後に後悔」カロッツェリア特設サイトが「購入前のチェックポイント」紹介

カーナビ購入者の4人に1人が「カーナビ購入後に後悔したことがある」――。パイオニアが、カーナビ利用者1000名を対象にした実態調査の結果、複雑な胸の内が明らかになりました。

 

後悔や不満を感じている人のうち、約半数の方が「機能や性能に満足していない」ことを受け、同社はカーナビ選びをサポートするカロッツェリア特設サイト「カーナビも、選ぼう」を公開しました。

↑「カーナビも、選ぼう」特設サイト

 

パイオニアのカーナビ・カーAVブランド「カロッツェリア」の「楽ナビ」シリーズは、「高性能で誰でもカンタンに使えるカーナビ」がコンセプト。ドライブ時間の楽しさと、使いやすさを実現するための機能を搭載しています。「カーナビも、選ぼう」を通じ、自分の車に合ったカーナビ選びをサポートするさまざまなコンテンツを発信することで、カーナビ選びに関わる悩みや不安を解消したいという思いがあります。

 

サイトには、最新カーナビの種類や画面サイズ、ルート案内、さらに「エンタメ」まで含んだ各種機能など、購入前にチェックしておきたいポイントを掲載しています。

 

最初からきちんと選べば、後悔せずに済む?

なお前述の実態調査によると、カーナビ購入者の「後悔・不満を感じた原因」はこのようになっています。

↑後悔・不満を感じた理由は?(「カーナビ利用者の利用実態と心理調査」より)

 

具体的に、不満に感じた「機能・性能」は下記の通りです。

↑現在使っているカーナビで不満を感じていることは?(複数回答/「カーナビ利用者の利用実態と心理調査」より)

 

パイオニアの発表資料によると、次に「購入後により良い商品を見つけた」との回答も多いことから、後悔した人の多くが、しっかりカーナビを選ぶことなく購入している状況がわかるそう。より快適なカーライフを送るためにも、ルート案内をはじめとしたカーナビ本来の機能や性能について、しっかり見極めておきたいですね。

Wi-Fi利用時間が大幅に拡大! 定額で使い放題の車載ルーター「DCT-WR200D」

パイオニアは、ドコモのLTEデータ通信が定額で使い放題になる車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D」を発表しました。9月に発売を予定しています。

 

近年、動画や音楽のストリーミングサービス普及にともない、車内でもこれらのオンラインコンテンツを楽しむユーザーが増加しているとのこと。DCT-WR200Dは、こうしたニーズに応え、ドコモユーザーに限らず誰でも手軽に車内でWi-Fiを利用できる製品です。データ通信量を気にすることなく、オンライン動画や音楽、ゲームなどを快適に楽しめます。なお、利用するには車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」のプランに加入する必要があります。プランは1日550円、30日1650円、365日1万3200円(各税込)から選べます。

 

DCT-WR200Dは、前モデルに比べて停車時のWi-Fi利用時間が大幅に拡大。前モデルでは、エンジン始動後最大30分間、走行後最大60分間の利用が可能でしたが、新モデルではこれが最大2時間まで延長されました。

 

利用開始までのステップがわかりやすく記載されたクイックスタートガイドが同梱。スマートフォンを使って簡単に登録やチャージができるため、好きなタイミングですぐに使い始めることができるとのこと。また、車のシガーソケットやUSBポートに接続するだけで設置できます。

 

本体はコンパクトな設計で、縦置き・横置きどちらにも対応しています。これにより、設置場所を選ばず、ほかの車両への乗せ換えも可能です。さらに、USBポートが2系統(Type-A)のUSBシガーチャージャーを採用しており、スマートフォンの同時給電もできます。

車内のオンライン機能が強化! 動画や音楽がもっと楽しめるカロッツェリア「楽ナビ」新機種

パイオニアは、車内オンライン機能に対応したカロッツェリア「楽ナビ」シリーズ13機種を発表しました。発売は6月を予定しています。

 

■製品名

【ネットワークスティック同梱モデル】

・9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

・9V型HD/TV/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

・8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

【スタンダードモデル(ネットワークスティック別売り)】

・9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・9V型HD/TV/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・8V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

 

楽ナビは「高性能で誰でもカンタンに使えるカーナビ」をコンセプトに進化を続けてきた製品。2023年に初のオンライン対応モデルが登場しています。今回のモデルチェンジでは、NTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」による、停車時のWi-Fiスポット利用時間が最大2時間に拡大され、停車中もストレスフリーで、動画や音楽、ゲームといったオンラインコンテンツを楽しむことができます。また、HDMI接続により、カーナビ本体や後席モニターでオンライン動画を大画面で視聴できます。

 

docomo in Car Connectは、3つのプラン(1日550円、30日1650円、365日1万3200円/各税込)が選べます。またネットワークスティック同梱モデルには、1年間の無償使用権が付いており、より手軽に車内Wi-Fiを体験できます。

 

さらに、ドライブをサポートするインターフェース「Doメニュー」を採用。ドライブ中によく使う機能をスムーズに操作できます。「お出かけ検索(オンライン)」では、キーワードや住所、電話番号で最新スポットを検索でき、フリック入力に対応しています。「ダイレクト周辺検索」では駐車場やガソリンスタンドをワンタッチで簡単に検索でき、オンライン接続時には最新のガソリン価格情報も確認できます。

 

ディスプレイは、黒色再現性に優れるNormally Black方式と視野角が広いIPS方式を採用したHDパネルを搭載しています。加えて別売りのHDバックカメラやドライブレコーダーを接続することで、駐車時や走行時の映像を高画質で表示します。

 

ナビゲーション機能も充実しており、「信号機カウント交差点案内」や「ルート探索」機能、リアルタイムの渋滞情報を提供する「スマートループ渋滞情報」なども利用できます。

 

車内のオンライン機能が強化! 動画や音楽がもっと楽しめるカロッツェリア「楽ナビ」新機種

パイオニアは、車内オンライン機能に対応したカロッツェリア「楽ナビ」シリーズ13機種を発表しました。発売は6月を予定しています。

 

■製品名

【ネットワークスティック同梱モデル】

・9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

・9V型HD/TV/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

・8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

【スタンダードモデル(ネットワークスティック別売り)】

・9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・9V型HD/TV/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・8V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

 

楽ナビは「高性能で誰でもカンタンに使えるカーナビ」をコンセプトに進化を続けてきた製品。2023年に初のオンライン対応モデルが登場しています。今回のモデルチェンジでは、NTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」による、停車時のWi-Fiスポット利用時間が最大2時間に拡大され、停車中もストレスフリーで、動画や音楽、ゲームといったオンラインコンテンツを楽しむことができます。また、HDMI接続により、カーナビ本体や後席モニターでオンライン動画を大画面で視聴できます。

 

docomo in Car Connectは、3つのプラン(1日550円、30日1650円、365日1万3200円/各税込)が選べます。またネットワークスティック同梱モデルには、1年間の無償使用権が付いており、より手軽に車内Wi-Fiを体験できます。

 

さらに、ドライブをサポートするインターフェース「Doメニュー」を採用。ドライブ中によく使う機能をスムーズに操作できます。「お出かけ検索(オンライン)」では、キーワードや住所、電話番号で最新スポットを検索でき、フリック入力に対応しています。「ダイレクト周辺検索」では駐車場やガソリンスタンドをワンタッチで簡単に検索でき、オンライン接続時には最新のガソリン価格情報も確認できます。

 

ディスプレイは、黒色再現性に優れるNormally Black方式と視野角が広いIPS方式を採用したHDパネルを搭載しています。加えて別売りのHDバックカメラやドライブレコーダーを接続することで、駐車時や走行時の映像を高画質で表示します。

 

ナビゲーション機能も充実しており、「信号機カウント交差点案内」や「ルート探索」機能、リアルタイムの渋滞情報を提供する「スマートループ渋滞情報」なども利用できます。

 

正直ガジェット・AVとしての実力はどう? その道のプロが最新「サイバーナビ」を試したら……

先進の機能を満載して多くの人を魅了しているカーナビゲーションが、パイオニアのカロッツェリア「サイバーナビ」です。その最新モデルが発売されたのが2023年10月のこと。

 

従来モデルにも備えられていた使い放題のインターネット接続サービスなど、ネットワーク機能はそのままにカーナビ機能を極め、新たにサイバーナビ史上最高峰と言われる高音質設計までも取り込んだ最新型へと進化したのです。

 

でも、いまやスマホのアプリを使えばカーナビだって簡単に使えてしまう時代。先進機能を満載しているとはいえ、サイバーナビは本当に魅力的なのか、懐疑的になる人も少なくないでしょう。

 

そこで今回は、サイバーナビのカーナビ機能を紹介しつつ、デジタルガジェットとしての良さや、史上最高峰となった高音質再生機能を、“その道に詳しい人たち”にチェックしていただくことにしました。

↑試乗車に搭載された最新のサイバーナビを、“その道のプロたち”がチェック

 

まずは基本性能をおさらい

今回取材したのは、サイバーナビの中で最も画面サイズが大きい9V型で、ネットワーク機能を備えた「AVIC-CQ912Ⅲ-DC」です。ラインナップにはほかに8V型モデルや7V型モデルの計8モデルがあり、7V型ではボディサイズを幅200mm/180mmから選ぶことができます。また、全モデルでネットワーク機能対応機を選択できるのもポイントと言えるでしょう。

 

そして、サイバーナビたるゆえんなのがこのネットワーク機能なのです。

 

ネットワーク機能の最大の特徴は、市販カーナビ初の通信量無制限、使い放題のインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応したことにあります。これはドコモの高速データ通信を使ったネットワークサービスで、地図の自動更新やYouTube動画の再生、車内Wi-Fiスポット化といったサービスが無制限でいつでも楽しめるようになるのです。

↑サイバーナビ本体でネットに接続できるうえに、Wi-Fiスポットとしての利用も可能。もちろん、ネットワーク名やパスワードを任意に設定できる

 

しかも、サイバーナビのネットワークスティックを標準付属しているモデルを選べば、最初の1年間は無料で使い放題となる使用権をゲットできます。この1年間、じっくりとdocomo in Car Connectのサービスを使い倒し、それ以降は自分に合ったプランを用意された3つの中(1日550円、1か月1650円、1年1万3200円/各税込)から選べばいいというわけです。

 

加えてサイバーナビ本体にはYouTubeを直接再生できる機能も備わっているので、スマホのように見たい動画を探して好みのコンテンツを再生できます。もちろん、docomo in Car ConnectによるWi-Fiスポットに接続して、同乗者が自分のスマホで楽しんでも構いません。

↑サイバーナビでYouTubeを表示。9V型だと運転席から見える画面はわりと大きく、コンテンツの視認性がいい

 

また、サイバーナビならエンジンさえ動いていれば停車中であってもこのネットワーク機能を楽しめます。なので、車中泊などで利用するのもOK。いろんな使い方ができるのもメリットなのです。

↑休憩中にちょっと動画を楽しんだり、あるいは運転中に音声コンテンツを再生したりと広い用途が考えられる

 

さらに、サイバーナビには出掛けた先で自宅のレコーダーにアクセスできる機能もサポートしています。録画済みの番組を見られるのはもちろんですが、見逃せないのが自宅で受信中の地デジ以外に、スポーツ中継が多いBSやCS放送までも楽しめるところ。スポーツはリアルタイムで見るからこそ価値があるわけで、サイバーナビなら場所にとらわれず、出掛けた先で見られるわけです。

↑自宅のレコーダーにアクセスできるRecorder Accessの画面。スマホアプリで自宅のレコーダー、スマホアプリとサイバーナビ「DiXiM Play for carrozzeria」アプリとそれぞれペアリングし、docomo in Car Connectの通信回線を使えばレコーダーのコンテンツを再生できる

 

こうした便利な機能を備えたサイバーナビですが、ガジェットとしての実力はどうなのか。日々多くのガジェットをレビューしているヤマダユウス型さんがチェックします。

ヤマダユウス型

楽器、カメラ、ゲームなどを好むフリーライター。平時はガジェットに生かされつつも、休日は登山やキャンプで魂を漂白している。最近は塊根植物にハマっている。

 

ディスプレイは精細で操作性が明快。Wi-Fiはゲームも快適(ヤマダユウス型)

まず印象的だったのは、ディスプレイの発色の良さです。解像度は1280×720ドットのHDサイズですが、パネルの光沢感や色の鮮やかさも相まって、非常に精細に感じました。また、昨今は大画面のディスプレイを見る機会も少なくありませんが、画面サイズに対する物足りなさは感じませんでした。

 

視野角も広く、運転席からも助手席からも画面がクッキリと見えます。カーナビは斜め方向から見るのが基本となるので、そこをキッチリ抑えているのはさすが。本モデルはどこから見ても情報を受け取れます。ガジェットのディスプレイスペックで見るとやや控えめですが、カーナビとして見たときにスペック以上の作り込みがなされていることを感じます。

 

操作性やインターフェースのデザインも明快で、初めて本機に触った筆者が説明を受けずとも、設定画面やブラウザー操作までこなすことができました。特に、地名を入力すると検索候補を表示してくれる「サジェスト入力」は、タッチ操作での入力にとっても便利! 音声入力の精度も高く、音声操作とタッチ操作のどちらからもアプローチできるのは、最新ガジェットにも通じるインターフェースでしょう。

 

スマホなどでは当たり前と言えるかもしれませんが、カーナビでも“その当たり前”を実現しているところは注目すべきところです。

 

またWi-Fiスポットにできるユニークな機能を使えば、たとえば自宅で使っているタブレットや、携帯ゲーム機のオンライン対戦などもじっくり楽しむことが可能です。回線速度を測ると下りで約20Mbps、上りで約11Mbpsとなり、動画視聴はもちろんオンラインゲームも快適に楽しめるでしょう。

↑スマホやタブレット、ゲーム機をネットワークに接続できるので、たとえば渋滞にハマってしまっても退屈はしのげそう

 

Wi-Fiスポットの利用に必要なdocomo in Car Connectも利用期間を選べるため、たとえば旅行や帰省のときに3日間だけ利用する、といった柔軟な使い方もできるのは便利だと感じます。

 

高品質なパーツ、最適な音場でたどり着いた史上最高峰の音質

続いて“サイバーナビ史上最高峰の高音質”について紹介しましょう。これは発表されたリリースで、「原音再生にこだわった高音質を実現する設計思想『マスターサウンド・アーキテクチャー』のもと、新『サウンドマスタークロック』をはじめとした高音質パーツを惜しみなく採用し、サイバーナビ史上最高の音質を実現」したというものです。

 

特に注目なのが、デジタルオーディオの要ともなる基準クロック信号の生成において、最新サイバーナビでは従来よりも高品質かつ高精度なものを採用していることです。これがジッターを低減し、音質劣化を抑えてより高品質なサウンドを提供可能としたのです。

↑新しくなったサウンドマスタークロック

 

さらにハイエンドオーディオ機器・プロ用オーディオ機器用の日清紡マイクロデバイス製「MUSES8820」を採用。これは高級オーディオ製品向けに開発されたもので、車載器でありながら、まさに素材からして高音質を徹底して極めたというわけです。

↑高音質オペアンプのMUSES8820。これらの高音質パーツを採用し、“サイバーナビ史上最高峰の高音質”を実現したという

 

ただ、カーオーディオの場合、本体で音作りを極めても取り付けた状態によってその能力を活かせないこともあります。そこで役立つのが、サイバーナビが以前から搭載してきた車内の音響を最適な状態に調整する「オートタイムアライメント&オートイコライザー」です。調整に必要なマイクは別売りとなっていますが、これによってわずか4~5分で取り付けたクルマに最適化した音場をもたらしてくれます。

↑各スピーカーから音が出るタイミングを調整するタイムアライメントの設定画面

 

調整を終えた後でこの効果をON/OFFでチェックしてみるとその違いは歴然! まさにこの機能は高音質化されたサイバーナビの実力を引き出すのに欠かせない機能であることを実感させられます。サイバーナビを取り付けたら、高音質を存分に楽しむためにもぜひ調整しておくことをオススメします。

 

では、これらのこだわりを詰め込んだサイバーナビ史上最高の音質は、具体的にどういった音質なのか。オーディオ・ビジュアル専門のライターである山本敦さんがチェックします。

山本 敦

オーディオビジュアル誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。ハイレゾに音楽配信、スマホなどポータブルオーディオの最先端を徹底探求。海外の展示会取材やメーカー開発者へのインタビューなども数多くこなす。

 

原音に忠実。クルマの中が本格的なオーディオルーム&ホームシアターになる(山本敦)

音質はこれまでパイオニアがオーディオで培ってきた傾向に似て、原音に忠実ですごくピュア。車の中が専用のオーディオルーム、ホームシアターに早変わりします。

 

サウンドはとてもフラットなバランスでむやみな味付けがないぶん、再生する音楽や騒音の多いドライブ環境などによっては低音が若干物足りなく感じるかもしれません。そんなときにはイコライザー機能が活躍してくれます。たとえば「Vocal」を選ぶと歌声が前に出てきますし、「Powerful」に変更すればビートが効くなど、ドライブシーンや楽曲に合わせた音の作り込みができてすごく楽しめます。

↑イコライザーの設定画面。真ん中下でプリセットされている設定を選び、右側の数字でイコライザーの効きを選べる

 

また、ハイレゾ音源にも対応しています。試乗車にはハイレゾ対応スピーカー「TS-C1730SⅡ」が搭載されていることもあり、楽曲の情報量がしっかりと出ていて、クラシックや声楽系の曲でも細かいニュアンスを感じ取れました。パイオニアらしい、ハイレゾ高音質に妥協なくこだわり抜いたシステムと言えます。

↑ハイレゾ音源は主にUSBかSDメモリーカード経由で再生。試乗車ではサイバーナビ液晶の裏側にSDカードスロットがありました

 

一方、普段スマホで聞くようなBluetoothオーディオも、ハイレゾ相当に高音質化する「マスターサウンドリバイブ」のおかげで、音楽配信やビデオのオーディオトラックも断然リッチな音質で聴けます。臨場感がとても豊かで、ひとつひとつの音像を明確にとらえることができます。生々しさがケタ違いです。

↑マスターサウンドリバイブの画面。CDなどの圧縮率の低い音源用の「MODE1」と、圧縮率の高い音源用の「MODE2」が用意されて、音源によって選べる

 

これらに加えて、オートタイムアライメント&オートイコライザーで調整すれば、運転席のポジションに合わせて最高の音質が楽しめます。こうしたオーディオファンの琴線に振れる作り込みはさすがパイオニア。オーディオコンポやホームシアター商品の開発により、培ってきたノウハウがしっかりとカーサウンドにも生きています。

 

通信機能でカーナビ検索が便利になり、地図データの自動更新も

ここからは、カーナビ機能について触れていきましょう。はじめにお伝えしたネットワーク機能の搭載はカーナビ機能にもメリットをもたらします。サイバーナビ内にあるデータ以外に通信機能によるオンラインを活用した便利な目的地検索も実現。「フリーワード音声検索」「フリーワード検索」を用意し、サイバーナビのデータに反映されていない、たとえばオープンしたばかりのスポットなども探し出して目的地に設定できます。

↑フリーワード音声検索は、はっきりと発声すればちゃんと聞き取ってくれるので、たとえばドライブの途中で近くのコンビニなどのスポットを検索する際にも便利

 

ルート案内時には、長年にわたって蓄積してきた膨大な渋滞予測データやリアルタイムの走行・交通情報が「スマートループ渋滞情報」として反映され、ドライバーに最適な情報を提供。専用サーバーの情報を活用して膨大なルート候補から、時間と料金まで考慮して導き出す「スーパールート探索」は、その能力をいかんなく発揮したものと言えるでしょう。

 

地図データもこの通信機能を使って自動で更新してくれます。最新の道路や施設情報を自動でダウンロードしてくれるのはもちろん、費用も最大3年分(最大年6回配信で、期間は発売時~2026年10月31日まで)が無料で付いてきます。

 

また、パイオニア製カーナビをより便利にする会員サービスのMapFanスマートメンバーズに加入すれば、この期間を最大3年から4年(2027年10月31日まで)に延長してくれる特典まで用意されているというからうれしいところです。

↑MapFanスマートメンバーズになると、カーナビの地図や各機能を最新状態で利用できるほか、カーナビの周辺機器をお得に購入できたり、渋滞情報やガソリン価格などをリアルタイムで把握できたりします

 

充実の基本性能にネットワークが加わった新時代のナビ

サイバーナビならではの真骨頂とも言えるのが、カーナビとしての高精度な測位能力。ビルが建て込んだ都会はもちろん、長いトンネルが続いてもサイバーナビは常に正しい位置を表示する優れた能力を備えているのです。

 

たとえば高架道路と下の一般道のどちらを走っているのかも自動的に認識するので、仮に案内されているルートを間違えて高速道路を降りてしまってもすぐに新しいルートで案内してくれます。さらに地下駐車場に入って周回しても出口を見失うことはありません。この優れた能力が運転中の安心感や快適さをもたらし、まさにスマホのナビアプリと決定的に違う点なのです。

 

今回、コメントをいただくのに識者の方と駅周辺で待ち合わせしたわけですが、駅前は開発が古く、道路が狭くて一方通行をうまくクリアしてアプローチする必要がありました。そんな場所でもサイバーナビは分岐ポイントを的確に案内してくれました。

↑カーナビの根幹であるルート案内はもちろん的確

 

サイバーナビはそうしたカーナビとしての基本機能をしっかり押さえ、そこに最先端の技術を取り込んで進化し続けてきたと言えます。しかもそこにはネットワークとリンクする新たな時代のサイバーナビの姿があります。カーライフをもっとグレードアップするにも、サイバーナビは大きな手助けとなることは間違いないでしょう。

カロッツェリアのディスプレイオーディオとナビアプリ「COCCHi」の組み合わせが最強だった! 特に相性が良いのは…?

クルマを運転する際に、ほとんどの人はナビゲーションを利用すると思いますが、その選択肢は多様化しています。一昔前なら、カーナビを使う人が主流でしたが、近年ではスマホのナビアプリなどを使用する人も増え、「Apple CarPlay」や「Android Auto」を介して大画面でアプリ画面を表示できるディスプレイオーディオ(以下、DA)や、音声でナビをしてくれるパイオニアの「NP1」のようなデバイスも登場しています。

 

その中でも、ガジェット好きな人たちの間で 話題となっているのがDAです。そして、このジャンルで高い人気を獲得しているのがパイオニアのカロッツェリア。「楽ナビ」や「サイバーナビ」などのカーナビで知られるブランドですが、DAだけでも複数のラインナップを用意しています。今回試用したのは、そのトップモデルである「DMH-SF700」です。

 

そもそもDAとは? DMH-SF700を選ぶメリット

DAとは、車載のディスプレイにスマホを接続することでアプリを表示できるデバイス。といっても、すべてのアプリが表示されるわけではなく、画面に表示されるのはApple CarPlayやAndroid Autoに対応したものだけです。基本的にはナビアプリやミュージックアプリなど、ドライブ中に使うものが表示されると考えておけばいいでしょう。

↑iPhoneを接続すると表示されるApple CarPlayの画面。Android端末を接続すればAndroid Autoの画面が表示される

 

いわゆるカーナビは端末に内蔵された地図データを表示するので、地図の更新が必要になりますが、DAはスマホのナビアプリを使うため、地図は常に最新のものが利用できるのがメリットです。

 

カロッツェリアのDMH-SF700は、画面がフローティングした構造を採用することで9インチという大きなサイズの画面を実現。スマホの画面に比べて圧倒的に大画面なので、視認性も優れていますし、広い範囲の地図を表示させることができます。ディスプレイはHDの高画質に対応しているため、ナビアプリの地図も高解像度で表示することが可能です。

↑ディスプレイをフローティング構造とすることで大きなサイズを実現。本体は1DINサイズに収まるので幅広い車種に取り付け可能だ

 

↑画面サイズは9インチで、スマホの画面とは比べ物にならない視認性の高さ。地図の表示範囲が広いのもメリット

 

DAの自車位置情報はスマホのGPSを活用しているため、カーナビ専用機に比べて自車位置の精度が低いというデメリットもあります。ただ、DMH-SF700ではそれを補うためにGPSアンテナも装備。車体のセンサーとも接続されるため、位置情報を補正することができます(ただしアプリ側が測位された情報をどのように処理するかはわからないため、位置情報が常に補正されるとは限らないとのこと)。長年カーナビを手掛けてきたブランドらしい気遣いと言えるでしょう。また、DAと相性の良い商品として車載用Wi-Fiルーターも用意されています。試乗車にはそれも装着されていました。

↑スマホのGPSを補うためのGPSセンサーも装着されているので、より精度の高い自車位置の表示に貢献

 

↑カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」が装着されているので、クルマをWi-Fiスポットとして活用できる

 

↑Wi-Fiでネット接続することによって、DMH-SF700でAmazon Alexaの機能も使用可能。音声認識中は画面の下端が青く光る

 

カーナビアプリ「COCCHi」との組み合わせが最適解

DAはスマホアプリの画面を表示させるものだけに、ナビゲーション機能についてはアプリに依存することになります。利用者が多いアプリというと「Google Maps」や「Yahoo!カーナビ」がありますが、カロッツェリアを展開するパイオニアでも「COCCHi(コッチ)」というカーナビアプリをリリースしています。昨年9月にリリースされ、今年2月までに20万ダウンロードを達成。カーナビ事業で培ってきたノウハウが反映されたアプリです。

 

アプリ自体は無料でダウンロードすることができますが、Apple CarPlayやAndroid AutoでDAに表示するためには基本プラン月額350円(1か月間無料)の有料登録が必要。有料版になると、複数ルートの選択が可能となるほか、VICSとプローブ情報を反映したスマートループ渋滞情報や、オービス情報の利用、車格別のルート検索などが使えるようになります。

↑DMH-SF700などのDAで利用するためには有料登録が必要。複数の候補からルートを選ぶこともできるようになる

 

↑無料版と有料登録した際に利用できる機能の一覧。駐車場の満空情報の表示や、ニューラル音声による案内も利用できるように

 

COCCHiの持つアドバンテージの1つが、ルート精度の高さです。カロッツェリアブランドで数多くのカーナビを手掛けてきたパイオニアには、時期や時間帯によってどこが混むかといった渋滞情報や、信号ごとの通過時間などのデータが膨大に蓄積されています。そうした情報と最新の渋滞情報などを組み合わせて提案されるルートの信頼性は高く、サーバ上でルートを検索するため、同社のフラッグシップモデル「サイバーナビ」に迫るレベルのルートを利用することができます。

 

実際ドライブしていても、いつもと違うルートで案内されるなと思っていたら、それは渋滞を避けるためのルートだったり、1つ手前の出口で高速道路を出るように促されたら、その先で渋滞が発生していたというようなことが何度かありました。また、地図だけではわかりづらい交差点や高速道路の出入り口などでは拡大表示もされるなど、案内もわかりやすく迷うようなことがありません。

↑どこを走るのか判断しづらい交差点などでは、写真のように拡大図が表示される

 

もう1つ、使ってみて便利だと感じたのは、画面の左上をタッチすると高速道路と一般道を切り替えることができること。筆者がよく通るルートには高速道路の高架下を走る道路があるのですが、そこを走っていると一般道を通っているのにナビアプリでは高速道路を走っている表示になることがあります。そんなときに、ここに触れると一般道でのルートにワンタッチで切り替えることができました。

↑画面左上の高速道路と一般道の切り替えは、役立つシーンは限られるかもしれませんが、かなり便利

 

音声案内も、「次の信号を右です」という案内だけでなく、曲がるべき交差点で「この信号を右です」と案内してくれるなど、かなり親切。複数の車線がある道路で「右寄りの車線がおすすめです」などと、走るべき車線を案内してくれるのも便利でした。ちなみに、音声案内が多いと感じる人には、発話頻度を調整する機能も用意されています。

↑曲がるポイントなどだけでなく、走るべき車線も案内してくれるのは知らない道ではかなり便利

 

誰がDA+スマホカーナビアプリが最適なのか考えてみた

ここまでDAとCOCCHiのメリットについて解説してきましたが、今回のコンボはどんな人に最適なのか考えてみました。

 

■カーナビにコストをかけたくないユーザー

カーナビを必要とするのは、1か月に数回程度という人やカーAV機器にコストをかけたくないという人ならばDA。そもそもカーナビよりも安価で財布にも優しい。カロッツェリアにはコストを極力抑えたい方に向けたモデル「FH-8500DVS」から、このDMH700のようにこだわり層も満足できるモデルもあります。スマホと視認性が変わらないので、スマホ操作性に慣れている人にも使いやすいです。また、走行履歴で得たログデータをもとにCO2排出量やガソリン代金を可視化できるため、そのデータをもとに自身の運転を振り返って環境や財布にも優しい運転につなげていくことも可能。ガジェット好きでスマホカーナビアプリとの最先端を味わいたい人にはおすすめでしょう。

 

■輸入車好きのユーザー

輸入車オーナーにとっては、DA+スマホカーナビアプリの連携によって日本の本格的なナビを使えるメリットが大きいと思います。輸入車の純正カーナビは日本に最適化されていないことが多く、例えばフォルクスワーゲンやBMWなどの純正ナビだと高速道路のインターチェンジやパーキングエリアの案内パネルが表示されないといったことがあるからです。

 

■エンタメ好きなユーザー

DAは「Googleアシスタント」や「Siri」など音声アシスタントにも対応しており、聴きたい音楽の再生やカーナビアプリの目的地設定、簡単なメッセージの送信など様々な操作が音声で可能です。ドライバーの余計な画面タッチが減り、「ながら運転」による事故の危険性も減らせます。特にSF700は、9インチの大画面なので見やすさも抜群!

 

まとめ

筆者は、過去に様々なカーナビを使ってきましたが、近年はスマホのナビアプリを主に使用しています。いわば、カーナビ派からスマホ派に乗り換えた者で、ナビアプリもいくつかの種類を試してきました。そんな目から見ても、DMH-SF700とCOCCHiの組み合わせは、かなり”最強”に近いと感じます。ルートの信頼性や案内のきめ細かさ、そして長年のカーナビ開発で培ってきたドライバーへの配慮はかなり高いレベル。カーナビを使っていて、地図更新などにわずらわしさを感じている人や、スマホのナビアプリでは案内が今ひとつ物足りないと感じている人には、一度試して欲しいと思える完成度です。

 

↑COCCHiはドライバーアシストと呼ばれる機能も用意。駐車場やガソリンスタンド、トイレなどドライブ中に探したくなることが多いスポットを素早く検索できる

 

ただ、この組み合わせにも欠点がないわけではありません。それは、目的地検索の使い勝手。住所などまでわかっている場合は問題ありませんが、あまり有名ではないスポットを名称で検索しても、見つけ出せない場合がありました。Googleなどスマホでのスポット検索を使い慣れていると、この辺りは不満に感じるかもしれません。

 

検索機能が劣っていることはパイオニアでも把握しているようで、Googleで検索した結果をCOCCHiに転送できる機能が用意されています。検索と、ルート設定や案内など、それぞれの得意分野を活用することができます。

 

最後に1つ触れておきたいのが、DMH-SF700で音楽再生した際の音質の良さです。ドライブ中はスマホに保存してある音楽を聴くことが多いのですが、同じ音源のはずなのにDMH-SF700で聴くと解像度がかなり高くなっていることが感じられました。実はDAのフラッグシップモデルだけあって、ノイズを処理するDSPやパワーアンプ部のコンデンサなどにはかなり高品質のパーツを採用しているとのこと。

 

また、圧縮音源をハイレゾ音源相当で再生する「マスターサウンドリバイブ」機能も搭載しているので、いつもの音源でも高音質で楽しむことができます。ドライブ中の音楽は気分を高めるためにも重要と考える人は、一度味わってもらいたい音質です。

 

現在COCCHiは、パイオニア製ディスプレイオーディオ購入者対象の6か月無料キャンペーンを行っています。

COCCHiダウンロードはコチラ:https://cocchi.onelink.me/wgPQ/lhe56cig

 

撮影/松川 忍

 

 

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90年代から「音声入力」を提案していた。「楽ナビ」25周年をデジタルの歴史に重ねると面白いことだらけだった

提供:パイオニア株式会社

今から26年前の1998年にローンチし、2023年で25周年目を迎えたカロッツェリア「楽ナビ」。実はモノ・コト情報誌「GetNavi」も2024年で創刊25周年を迎えました。ほぼ同じ時代をくぐり抜け、共通しているのは互いにデジタルが進化する課程の中で育ってきていること。そこで楽ナビの誕生から現在までを5モデルに絞り、デジタル関連の時代背景と共に振り返ってみることにしました。

 

 

1990年代はデジタルがクルマにも広く浸透し始めた時代

楽ナビが登場した1990年代は、デジタルの波が車載器にも押し寄せた時代。そうした中でGPS衛星からの電波を受信し測位する、いわゆる“GPSカーナビ”が誕生します。それが1990年にパイオニアが市販モデル初のGPSカーナビとして発売した、カロッツェリア「AVIC-1」でした。

 

それまでのカーナビは、使う前に必ず現在地を地図上に設定する必要がありましたが、このGPSカーナビの登場により、現在地はいつでも正しい位置に表示できるように進化。ここからGPSカーナビの歴史はスタートしたのです。ただ、AVIC-1は目的地検索ができないため、“カーナビ”というよりも正確な現在地を地図上に表示する“電子マップ”としての性格が強かったとも言えるでしょう。

 

その後、1990年後半から91年にかけて、ルートガイドを搭載したカーナビが自動車メーカーから登場します。これをきっかけとして、ルートガイドを伴った本当の意味でのカーナビの機能競争が始まることとなったのです。

 

【1998年】タクシーに乗るように目的地を音声で告げるだけ。楽ナビ「AVIC-500」

ただ、ルート案内を備えてカーナビ機能は向上したものの、その機能をうまく使いこなせない人が少なからず存在していました。カーナビでルート案内をするには目的地設定は欠かせませんが、当時はメニューを開いてカテゴリーで絞り込んでいく必要があり、この操作が“壁”となってカーナビを使いこなせない人が一定数いたのです。

 

「そんな状況を放っておいてたら真のカーナビ普及にはつながらない」。そう考えたパイオニアの開発チームは、使いやすさを徹底追求したカーナビの開発をスタートさせます。試行錯誤を繰り返した結果、目的地の検索に音声認識機能を組み合わせることが最良と判断。ここに楽ナビの初代「AVIC-500」が誕生することとなったのです。

 

AVIC-500のポイントは「タクシーに乗る時のように行き先を音声で伝えるカーナビ」にありました。それまで難しいと感じていた目的地設定は、付属するリモコンの発話ボタン「お出かけボタン」を押して行き先を告げるだけで済むようになったのです。スマホが普及した今でこそ、音声で目的地を探すのは当たり前となっていますが、ガラケーしかないこの時代にこれを実現したのはまさに画期的なことだったと言えるでしょう。

 

その認識精度や検索能力は現在のスマホとは比べものにならないほど低かったのは確かです。しかし、「カーナビを誰でも使えるようにする」との楽ナビのコンセプトはこの時に確立し、それは多くの人に受け入れられて大ヒットへとつながります。以来、楽ナビはそのコンセプトを継承しながら、時代に合わせた最適なモデルへと発展しつつも、その精神は今もなお連綿と受け継がれているというわけです。

 

GetNaviの誌面と振り返る1998年デジタルトピックス

1998年をGetNaviの誌面からも振り返ってみます。この年は、Google検索がスタート。大量の情報を「検索して探す」が一般的になっていった時期でもありますが、楽ナビは2010年代以降につながる「ボイスコントロール」を先立って提案していました。

 

また、Apple iMacの「初代」モデルが登場。普通の人でも使える「わかりやすさ」にこだわった点で楽ナビとの共通点を見出すことができます。また、PDAの拡大も見逃せないところ。PDAには地図ビューアー機能を搭載していることも多く、外部のGPSレシーバーを追加することでナビゲーション的な役割を果たしていました。懐かしいですね。

 

■iMac。Appleのディスプレイ一体型デスクトップ「iMac」が登場したのが1998年。Appleに復帰したスティーブ・ジョブズが最初に発表した製品で、これまでのパソコンのイメージを一新するポップなデザインにより大ヒット。Apple復活を印象づけました。

2018年VOL.7

 

■Palm III。イケショップなど秋葉原の店舗で「Palm(パーム) III」と日本語化キット「J-OS」が販売開始。GUI、ペン操作に対応した「PDA(パーソナルデジタルアシスタント)」が注目を集めました。

2018年VOL.4

 

■Google検索。今では当たり前の「Google検索」もこの年にスタート。検索エンジンとしては後発でしたが、特許取得の特殊アルゴリズムを使用した独自のロボット型検索エンジンにより一気に普及しました。

 

【2005年】楽ナビ「AVIC-HRZ09」はHDDを初搭載

カーナビは今も昔も、いかに多くの地図データを活用できるかがポイントです。楽ナビもデビュー当初こそデータをCD-ROMに収録していましたが、より詳細なデータを収録するために容量が7倍以上もあるDVD-ROMを採用するように進化。これによって、全国主要都市の市街地データを収録可能になり、ピンポイントでの目的地設定が可能になりました。

 

一方で、時代はカーナビにエンタテイメント性を求めるのが常識となっていました。そこで楽ナビは2005年、「AVIC-HRZ09」でデータ収録メディアをHDD(ハードディスク)とした新モデルを登場させます。

 

AVIC-HRZ09は、HDDに地図データだけでなく、再生したCDの音楽データまでも収録できるミュージックサーバーを実現。それ以外にも、当時流行っていたMD(ミニディスク)ドライブも搭載する一方、人気を集め始めていたiPodへの対応も果たすマルチメディア対応としました。

 

映像面でもディスクドライブをCDとDVDが両方楽しめるコンパチブル化を果たし、2003年からスタートした地デジにもオプションで対応。これにより幅広い映像メディアも楽しめるように進化させました。これだけ多彩なエンタテイメント機能を2DINというサイズに凝縮したわけで、このモデルで楽ナビは音楽や映像までも一括で楽しめるカーナビへと進化していったのです。

 

GetNaviの誌面と振り返る2005年デジタルトピックス

Googleマップは2005年生まれでしたが、楽ナビはすでにAVIC-HRZ09で美しさと実用性にこだわった「ターゲットマップ」を採用するなど、マップ表示からカーナビの性能を高めてました。人気を集めたiPod nanoが登場する頃には、楽ナビもiPod接続に対応。最新かつトレンドのAV機器との連携を実現していたことも見逃せません。

 

■Googleマップ。単なる地図に留まらず、衛星写真、航空写真、ストリートマップ、ストリートビュー、ナビゲーション機能を搭載。ウェブ版、Android版だけでなく、iOS版もリリースされ、世界で最も多くのユーザーに利用される地図アプリとなっています。

 

■iPod nano。iPodの1シリーズとして登場した「iPod nano」。iPod miniの後継モデルとして位置づけられ、画面を搭載するiPodの最小モデルとして人気を集めました。

2005年11月号

 

■YouTube。動画共有サイトの先駆けとして創業され、同年に正式サービスを開始。著作権などさまざまな問題をはらみつつも、巨大メディアプラットフォームとして成長を遂げました。

2007年10月号

 

 

【2008年】地図ストレージにフラッシュメモリーを採用した「楽ナビLite」の初号機「AVIC-MRZ088」!

HDDを採用したカーナビゲーションが主流になる一方で、価格を抑えられるフラッシュメモリーを採用したPND(ポータブルナビゲーション)が伸長していきます。そういった市場の変化を捉えて2008年に導入されたのがこの「楽ナビLite」になります。楽ナビLiteは登場時こそ低価格の1モデルだけでしたが、メモリーナビが主流となる市場変化に合わせてモデルを拡充させていき、多くのヒットモデルを生み出すことになります。

 

初号機になるのがこの「AVIC-MRZ088」です。低価格を売りにしながらもDVDやCDはもちろん、iPodやUSB、SDなどのメモリーオーディオとの接続を可能にするなど、日頃のドライブを楽しく快適にするモデルとなっていました。さらにカーナビとしての機能も進化させます。その立役者がパイオニアが2006年からスタートさせたプローブ型渋滞情報「スマートループ」です。

 

これはパイオニア製カーナビのユーザーが走行実績を収集して交通情報に反映させたもの。これにより、VICSの10倍近い(当時)交通情報をカーナビに反映できるようになり、より高精度に渋滞を避けたルートが案内できるようになりました。オプションの通信ユニットを必要としたものの、その採用でルート案内能力は劇的な進化を遂げたのです。

 

また、楽ナビ用PCソフト「ナビスタジオ」に対応することで、それまで何かと複雑な手続きを必要だった収録データのアップデートで大きな進化が図られました。AVIC-MRZ088で使うSDカードに、全国の天気予報を反映させるウェザーライブをはじめ、PCから音楽ファイルを転送するマイミュージックチャージなどを保存可能としたのです。また、スマートループへの走行実績のアップロードや渋滞情報をダウンロードするほか、地図データの更新もこのソフトを経由して可能になったことも見逃せないポイントとなりました。

 

GetNaviの誌面と振り返る2008年デジタルトピックス

iPhoneやAndroidのスマートフォンの登場で、人々のライフスタイルが変わりました。それらのスマートフォンを楽ナビに接続して、動画や音楽のストリーミング再生など車内空間が楽しめるようになるのは、また後の時代。

 

■iPhone。日本初上陸のiPhoneである「iPhone 3G」がソフトバンクから発売。ソフトバックショップや家電量販店に長蛇の列ができました。PCを使ってインターネットするよりも、スマホを使ってインターネットする時代が始まりました。

2008年9月号

 

■Android。Androidスマートフォン1号機「T-MobileG1」が米国T-Mobileより発売。この端末はキーボードを搭載しており、当初は実験的なコンセプトの製品も多かったです。現在でもAndroidは、さまざまな新技術がいち早く搭載されています。日本初のAndroidスマートフォン「HT-03A」は2009年に発売。

2009年8月号

 

■Google Chrome。Windows、macOS、Android、iOS、Linux用が提供されているウェブブラウザー。Googleのウェブサービスとの親和性の高さ、豊富な拡張機能などの利便性により、ウェブブラウザーのトップシェアを獲得しました。

 

【2014年】使い勝手を進化させた楽ナビ「AVIC-RL09」!

車内エンタテイメントの進化に伴い、時代はインフォテイメント系のサイズアップが重要なテーマとなりました。それを反映して楽ナビは2014年に登場した「AVIC-RL09」で、画面サイズを従来の7型から8型へと大型化。これによって地図の見やすさと、迫力映像の再生を実現させました。

 

また、見逃せないのが「スマートコマンダー」の採用です。もちろん、画面上のタッチパネルは装備していましたが、画面上に手を伸ばす必要があり、操作していると意外に疲れるものです。このコマンダーを手元に置くことで、よく使う7つの機能をショートカット的に使えるようになり、その使い勝手は飛躍的に高まりました。

 

さらに使い勝手を向上させたのは通信を介した音声認識への対応です。たとえば「近くのコンビニ」「軽井沢の観光スポット」などと音声で入力すると、AVIC-RL09はその候補を画面上にリストアップ。ここから行きたい場所を選べばすぐに目的地設定が可能となりました。コマンド入力の起動はスマートコマンダーでも行え、その使い勝手はも良好。まさに初代からの楽ナビならではの思想を感じさせてくれた採用と言えるでしょう。

 

AVIC-RL09はオーディオ機能の強化も見逃せません。きめ細かいサウンド調整が可能なデジタルプロセッサーの搭載し、タイムアライメントやイコライザーといったサウンド調整機能が楽ナビでも行えるようになったのです。自動調整ではないのが残念でしたが、それでも最適な音場設定により音楽をベストな環境で楽しめるのは嬉しい装備となりました。

 

GetNaviの誌面と振り返る2014年デジタルトピックス

スマホを使ってできた操作を手首からできるApple Watchの新しい操作感が新鮮でした。AVIC-RL09はカーナビでの新しい操作性とインターフェイスを搭載。楽ナビブランドの長い歴史が経過しようとした、この時代でも使い勝手にこだわり続けていました。

 

■PlayStation 4。北米で2013年11月15日、日本で2014年2月22日に発売。ネットワークを介したゲーム体験ができるのはPS3から存在していましたが、PS4になりそれが大衆化につながりました。普及価格帯で最新のゲーム体験ができるのがPlayStationだとすれば、普及価格帯で最新のナビ体験ができるのは楽ナビといったところに共通点を見出せるでしょうか。

2015年4月号

 

■Apple Watch。iPhone専用のスマートウォッチ。多くのiPhone用アプリがApple Watchに対応して利便性が高く、アルミニウム、ステンレス、チタニウムを使用したボディも上質。日本ではいち早くFeliCaに対応したことから普及に拍車がかかりました。

2015年5月号

 

■Uber Eats。自動車配車サービスを手がけるUberが、米国で2014年にスタート。日本上陸は2016年。当初は東京で開始したが、2021年9月に47都道府県への進出が完了しました。ロゴが描かれた大型リュックサックを日常的に見かけるようになっています。

 

【2023年】オンライン化への本格対応した最新楽ナビ「AVIC-RQ920-DC」

楽ナビの最新モデルは2023年1月に発表されました。そのラインナップは7型/8型/9型と3タイプを用意し、9型には最近のトレンドとなっているフローティング型もラインナップ。その数は15モデルにも及び、「AVIC-RQ920-DC」は通信ユニットまでも標準装備としたその最上位モデルとなります。

 

新型楽ナビのポイントは初代の楽ナビから引き継いだ「高性能×使いやすさ」にあります。時代に合った誰もが使いこなせる“使いやすさ”と、ドライブ時間の“楽しさ”を追求してきた楽ナビならではのコンセプトを具現化したものとなっているのです。

 

中でももっとも大きなトピックと言えるのが、オンライン化への本格対応です。これまでも楽ナビは音声認識による目的地検索や、オンデマンドVICS、駐車場の満空情報などでオンライン化を実現していましたが、最新モデルではサイバーナビに続いて車載用Wi-Fiが楽ナビとして初対応。さらにネットワークスティックと呼ばれる通信ユニットを同梱したモデルを用意することによって、車載用Wi-Fiをはじめとした様々なオンライン機能を手軽に活用できるようになりました。そして、よく使う機能にスムーズにアクセスできる「Doメニュー」を採用しています。

 

目的地検索は、インターネットでの検索と同じように思いついたキーワードを入力するだけ。これだけで最新スポットまでも目的地検索できる「お出かけ検索(オンライン)」を実現したのです。このメニューでは他にも「ダイレクト周辺検索」、「ショートカットキー」などを備え、まさに時代を反映した楽ナビならではの使いやすさを実現したのです。

 

オンライン化は、オンデマンドVICSやスマートループによる渋滞情報を加味したルートを示すことで抜きんでた高品質なルート案内をもたらしました。加えて、ルート案内中は「信号機カウント交差点案内」で分岐する交差点を特定し、見やすさを高めた交差点案内でその状況を詳細にガイドします。

 

大画面化によって車内での存在感も高く、しかもオンラインによって使い勝手を大幅にアップ。まさに楽ナビ史上、最強の楽ナビがここに誕生したのです。

 

GetNaviの誌面と振り返る2023年デジタルトピックス

生成AIのおかげで検索や調べるといった行為に変化が出て、Copilotでビジネスに変化が出そうと期待がかかるなか、車内Wi-Fi搭載の楽ナビAVIC-RQ920-DCによって、ただ運転するだけの車内空間から、リモートワークや動画鑑賞など車内で過ごすのも快適になりました。

 

■生成AI。OpenAIの「ChatGPT」の有料サービスが2023年2月にスタート。「Windows 11」やGoogleの検索エンジンにすでに生成AIが組み込まれており、多くの人が意識しないうちに利用を始めています。

2023年9・10月合併特大号

 

■Copilot。Microsoftが提供するAIアシスタント。OS、ブラウザーから利用するだけでなく、「Microsoft365」のアプリからもCopilotにアクセス可能。導線の多さから、AIアシスタントのなかで大きなアドバンテージを獲得していています。

 

■X。イーロン・マスク氏は旧Twitter社買収後、2023年7月23日にロゴを青い鳥からXに変更。賛否入り交じる氏の施策を象徴する出来事として、ネット上での大きな話題となりました。

 

 

デジタルトピックス監修/ジャイアン鈴木

 

 

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1万8000円相当もあり! 楽ナビがアウトドア体験などできるギフトプレゼントキャンペーン開始

パイオニアは1月26日、「楽ナビ」ユーザーに向けて感謝の意を込めて、お出かけ先での「楽しい体験」をプレゼントする「知ってもっと楽ドライブキャンペーン」を開始しました。

 

キャンペーンは楽ナビ25周年を記念したもの。パイオニアのWebサイトにあるキャンペーンページ内の「楽ドライバー検定」に回答し、応募した人の中から抽選で合計25人に、お出かけ先での楽しい体験を選べる「アソビュー!デジタルギフト」をプレゼントする、太っ腹な企画です。

 

なお、楽ドライバー検定はチャレンジの前に予習することもできます。プレゼントに応募したいのであれば予習はぜひしたいところですね。

 

アソビュー!デジタルギフトは3つのコースを用意しています。

 

【Aコース】(楽ナビユーザー限定)

アソビュー!ギフト「総合版体験ギフト Colorful」(1万8260円相当)

アウトドア体験からインドア体験まで幅広い体験を収録したギフト。

抽選で15名にプレゼント。

 

【Bコース】(誰でも応募可能)

アソビュー!ギフト「ONSEN TICKET(ペアチケット)」(6160円相当)

日本全国の人気温泉施設を収録したギフト。

抽選で5名にプレゼント。

 

【Cコース】(誰でも応募可能)

アソビュー!ギフト「Aquarium TICKET(ペアチケット)」(6160円相当)

日本全国の人気水族館を収録したペアギフトチケット。

抽選で5名にプレゼント。

 

応募期間は1月26日(金)~2月29日(木)です。お出かけしたい人はぜひキャンペーンページから応募してみてください。

最大40%割引キャンペーン開催中。次世代車載器「NP1」、アプデで使い勝手も別次元に!

パイオニア「NP1」をご存知でしょうか? 本体は少し大きめのドライブレコーダーに見えますが、実はここにカーナビ機能までも備えている注目の“次世代車載器”なのです。そのNP1が10月、かつてないアップデートを果たしました。果たして中身はどう進化したのかをレポートします。

↑次世代車載器「NP1」。10月に5回目となる大幅なアップデートを実施し、Apple CarPlay/Android Autoへの対応を果たした

 

自動アップデートにより常に最新の機能が楽しめる「NP1」

NP1は音声を活用した「スマート音声ナビ」や、クラウドに撮影データを保存できる「次世代通信型ドライブレコーダー」を実現した次世代車載ユニットとして2022年春に登場しました。

 

製品の最大のポイントは、無線通信によってソフトウェアを更新できる「OTA(Over The Air)」に対応していること。これによりNP1は、購入後でもアップデートした最新機能がいつでも楽しめるというわけです。

 

発売してからすでに約1年半が経ち、NP1はこれまでにも4回の大型アップデートを重ねて来ています。2022年5月に「Amazon Alexa」に対応したのを皮切りに、声優による音声ガイドを追加した「コエ替え」、車両を遠隔で監視する「マイカーウォッチ」、10万件を超えるスポット情報の追加など、魅力的な機能を取り入れてきたのです。

 

5回目のアップデートはApple CarPlay/Android Autoとの連携

5回目となる今回の大型アップデートでは、Apple CarPlay/Android Autoとの連携を可能にしたほか、「オービス/取締り情報の通知機能」の追加や、検索機能の充実を含む大幅な機能アップを図っています。

↑Apple CarPlay/Android Autoとの連携を実現したことで、大画面のディスプレイオーディオ上でルートガイドが利用できるようになった

 

Apple CarPlay/Android Autoとの連携となれば、ディスプレイオーディオ(DA)と組み合わせることで大画面での表示が可能となります。最近はDAでも8~9インチ画面を持つことが多く、ここでの表示が実現すれば、それこそカーナビ並みのインターフェースが実現します。

 

実はNP1の専用アプリ「My NP1」を使うことで、これまでもスマートフォンでの地図表示は実現していました。しかし、スマホの画面はそれほど大きくなく、決して見やすいものではなかったのです。

 

今回、Apple CarPlay/Android Autoとの連携により、従来からのNP1のきめ細かな音声ガイドに加え、ほぼカーナビと同等のルートガイドが利用可能となったのです。さらに画面が大きくなることで、たとえば目的地検索の手入力もしやすくなりました。

↑Android AutoでMy NP1の地図を表示させたイメージ

 

↑Apple CarPlayでMy NP1の地図を表示させたイメージ

 

↑画面が大きくなることで、目的地検索の際の手入力も一段としやすくなった

 

今回のアップデートではもう一つ見逃せないポイントがあります。それがオービス/取締り情報の通知機能です。具体的には、全国359か所(2023年10月時点)に設置してある最新の固定式/半固定式のオービスの設置ポイントや、各警察署が公開している情報を元にした取締り実施地点を知らせてくれるというものです。また、データは自動的に年2回アップデートされ、ここでも通信機能を持つNP1ならではのメリットが活かされていることになります。

 

きめ細かな音声案内と大画面でのルートガイドが大きな安心感を生む

さて、今回体験した試乗車に装備されていたのは9インチの純正ナビで、ここにAndroidのスマホを有線接続。スマホにはあらかじめ専用アプリのMy NP1をインストールしてあり、これを介してカーナビ機能が利用できるようになっていました。

↑今回の取材では、Android端末とディスプレイオーディオを連携させた状態で試乗した

 

↑My NP1を介して、Android Auto上で展開しているイメージ。スマホはこの位置になくても構わない

 

地図が表示されると、その鮮明さに驚きます。これまでスマホ上でもMy NP1の地図はキレイであると感じていましたが、その数倍にもなる大きさでの表示に改めて鮮明さが際立った次第です。しかも、DAでの展開にともなって“ヨコ”表示となり、“カーナビっぽさ”をいっそう実感させてくれます。

 

さらに道路の道幅や種別が一目で判別できるようにもなり、幹線道路の路線番号や高速道路のインターチェンジ名もしっかり把握できます。特にルートガイド中にありがたいと思ったのは車線ガイドがよく見えるようになったこと。これが初めての道路でも車線を間違えることなく、スムーズな走りをもたらします。つまり、画面サイズの大型化が明らかにわかりやすいルートガイドの実現につながったというわけです。

 

【ルート表示の画像をギャラリーでチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

安全運転につながるオービス/取締り情報の通知機能

音声ガイドはNP1本体からテキストtoスピーチ(TTS)によって出力されるので、ドライバー席でも鮮明に聞き取れます。

 

スタートすると間もなく、周辺で実施されている公開取締り情報がNP1から伝えられました。そして、少し走ったところで本当に取締りが行なわれていたのにビックリ! また、オービスの設置場所に近づくと、「オービスのあるエリアに入りました」→「オービスが近くにあります」というふうに2段構えで案内してくれました。これなら聞き逃しはほとんどないのではないでしょうか。ただ、地図上では案内されないのでご注意を。

↑オービスがある場所に近づくと2段階の警告でその存在を知らせてくれる

 

↑交通取締りとオービスを知らせるイメージ

 

今回のアップデートでは検索能力の向上も図られています。これまで住所検索や電話番号検索をしようとしても、それはMy NP1上でしかできませんでしたが、今回のアップデートでNP1本体に直接話しかけても可能になったのです。NP1はもともと音声ですべてを完結することをウリとしていましたから、特にNP1単体で使っている人にとってはうれしい機能アップになったと言えるでしょう。

 

NP1購入で迷っていた人に朗報! お得に買えるチャンス

最後に、これからNP1の購入を考えている人にお得な情報をお伝えします。それは、公式オンラインショップにおいて、NP1をお得に買えるキャンペーンが期間限定で実施されていること。しかも、そのお得度が半端じゃありません。なにせ、通信料1年分込みのバージョンで本来の6万5780円(税込、以下同)が3万9800円に、3年分込みのバージョンでは同9万3500円だったものが6万7520円で買えるというから驚きです。

 

しかも、2023年12月15日までにアクティベートすると、もれなくLINEポイントが3000ポイントもらえるキャンペーンも実施中。このキャンペーン期間は2023年11月1日から2024年1月9日 午前10時まで。

↑パイオニア公式ページでのNP1購入キャンペーンの告知。2023年11月1日~2024年1月9日午前10時までの期間限定キャンペーンだ

 

 

お得情報はこれだけじゃありません。なんと、オートバックスでは同じ条件でNP1が提供され、工賃が無料になるキャンペーンを実施中(2023年11月1日から2024年1月8日まで) であるというのです。これはまさにNP1の購入を価格面で躊躇していた人にとって願ってもないチャンス。今回のアップデートと合わせ、NP1の魅力を体験してみてはいかがでしょうか。

↑NP1と連携して使える「NP-RDR001」が発売。実勢価格は1万円弱。専用アプリ「リアドライブレコーダーアシスト」をインストールし、スマホとはWi-Fi接続して使う

 

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初代「楽ナビ」展示も! 歴史がまるっとわかるパイオニア楽ナビ25周年イベントに行ってきた

パイオニアのエントリー向けカーナビといえばカロッツェリア「楽ナビ」。登場したのは1998年で、それから25年が経ち、その実績を振り返る記念イベントが、10月5~8日の間、東京・二子玉川にある「蔦谷家電」で開催されました。

↑東京・二子玉川にある「蔦谷家電」2階で開催された「楽ナビ25周年記念イベント」。会場では秋の新商品も出品された

 

↑1998年に初代が登場した楽ナビの、25年にわたる歴史が製品と共に出展された

 

「タクシーに乗ったように行き先を告げるだけで済む」ことが楽ナビの目標

楽ナビといえば登場以来、「高性能なナビ機能を誰でも簡単に」のコンセプトの下、多くの人に親しまれる、裾野の広いカーナビとして絶大な支持を集めてきました。その理由はどこにあったのでしょうか。経緯を少し振り返ってみましょう。

 

パイオニアは世界で初めてGPSカーナビを発売したメーカーとしても知られます。それまでのカーナビは、現在地を地図上に設定してからでないと使えない悩みを抱えていましたが、発売によって初めて常に正しい現在地を地図上に表示できるようになったのです。

 

これが契機となって、他メーカーからも相次いでGPSカーナビが登場。その後、目的地までのルートを自動的に探索して案内する、文字通りのカーナビも誕生し、まさに時代はカーナビによってドライブを楽しむ新たなスタイルが生まれたわけです。

 

しかし、GPSカーナビにも悩みがありました。それは肝心の目的地設定が煩わしく、設定が難しいと感じていた人が少なからず存在したことです。「これを解決しなければ真の普及にはつながらない」。そう感じたパイオニアは、誰でも使えるカーナビの開発に着手。試行錯誤の結果、誕生したのが音声認識機能を使った楽ナビだったのです。

↑1998年に初代が登場した楽ナビ。CD-ROM機ながら、音声で行き先を告げるだけで目的地が設定できた

 

ポイントは「タクシーに乗るときのように、行き先を音声で伝えるカーナビ」にありました。リモコンにある発話ボタンを押して目的地を告げる。これだけで目的地が設定できる、まったく新しいインターフェースを作り上げたのです。スマホもない時代にこれを実現したのはまさに画期的なことだったと言えるでしょう。

 

もちろん、認識精度や検索能力が現在のスマホとは比べものにならないほど低かったのは確かです。しかし、「カーナビを誰でも使えるようにする」楽ナビのコンセプトはこのときに確立し、多くの人に受け入れられて大ヒット。以来、楽ナビは当時のコンセプトを継承しながら、時代に合わせた最適なモデルへと発展しつつも、その精神は今もなお連綿と受け継がれているというわけです。

 

会場ではそんな初代楽ナビをはじめ、その後の歴史を飾った製品が年表と共に展示されました。そのほか、大画面化やフローティング化した最新の楽ナビを一堂に集め、そこでは取り付け例としてスズキ「ジムニーシエラ」や、日産「SAKURA」を出展。楽ナビならではの使い勝手の良さを実際に操作して確認することができました。

↑会場では25年の歴史を持つ楽ナビが築き上げた数々のトリビアも紹介された

 

↑デモカーにはフローティング気候を採用した9型大画面の最新「楽ナビ」を搭載した日産のEV「SAKURA」を出展

 

2023年秋のカロッツェリア最新モデルのラインナップも一堂に展示

この25周年イベントでは、楽ナビ以外にも、10月5日に発表されたばかりのカロッツェリアの最新モデルもいち早く展示されました。

↑10月5日に発表されたカロッツェリアのカーオーディオ商品群も展示された

 

【サイバーナビ】

ひとつがカロッツェリアのフラッグシップナビ「サイバーナビ」の最新モデルです。外観こそ従来モデルを踏襲していますが、注目すべきは中身。カーエンターテインメントの要とも言える高音質化をさらに強化しているのが最大のポイントになります。目指すのは“原音再生”であり、それを支える設計思想として掲げられたのが「マスターサウンド・アーキテクチャー」です。

↑カロッツェリアのフラッグシップナビ「サイバーナビ」も音質を高め、ナビ機能も向上させて新登場した

 

ハイレゾ音源が持つハイクオリティをそのまま再生するために最適かつ厳選されたパーツをセレクト。会場では高音質化の“立役者”ともなった高音質パーツを組み込んだ基板を直に見ることができました。

↑搭載するパーツを厳選することで、サイバーナビとして最高レベルの音質を実現できたという

 

また、サイバーナビが実現してきたネットワーク機能も強化され、目的地のフリーワード検索では住所や電話番号、郵便番号の音声入力に対応できるようにもなっています。

 

【「アドベンチャー」シリーズ】

2023年秋モデルではオーディオ系の新モデルも数多く投入されました。なかでも目を引いたのが、アウトドアレジャーをライフスタイルとして楽しむ人たちに向けた「アドベンチャーシリーズ」です。パワードサブウーファーやツィーター、サテライトスピーカーの3つで、いずれもアースカラーとなるライトベージュカラーを採用し、どんなクルマにもマッチしそうな雰囲気を出しています。また、荷物の積み下ろしなどでも傷つきにくいストーン調塗装を採用するといった、こだわりも見逃せません。

↑より多くの人に好まれるカラーを採用した「アドベンチャーシリーズ」。サブウーファー(中央)とミッドレンジスピーカー(右)、ツィーター(左)で構成される

 

【90系ノア/ヴォクシー/ランディ専用スピーカー】

最近、ドアスピーカーの交換が難しくなっているトヨタ車において、90系ノア/ヴォクシー/ランディ専用に開発されたのがこのダッシュボードスピーカー。スピーカー本体とツィーター部に角度を付けてフロントガラスへの反射を低減し、乗員にダイレクトに音を伝えられるように工夫したことで明瞭感のあるサウンドを楽しめるのが特徴です。また、「フレア形状グリルフレーム」を採用することで、音の回り込みを防ぎつつ、豊かな中低域再生とクリアな高域再生を実現。配線加工や特別な工具も必要なく、簡単に取り付けられるのも魅力ですね。

↑90系ノア/ヴォクシー/ランディ専用スピーカー。ユニット部に角度を付けることで乗員にダイレクトに音を伝えられるように工夫した

 

【ボックススピーカー「TS-X170」/「TS-X210」】

今も根強い支持があるというボックス型スピーカーのニューモデルです。TS-X170はコンパクトなサイズの密閉型スピーカーで、重量が軽いこともあってハッチバック車などにも後方視界を妨げることなくリアトレイに設置できます。一方のTS-X210はバスレフ機構を備えた本格派。サイズは少し大きくなりますが、より豊かな重低音再生が可能となってサウンドへの期待も持てそうです。ワンボックスカーなどへの装着にもピッタリですね。

↑ボックス型スピーカー「TS-XS170」(右)をより軽量な密閉型。「TS-X170」はバスレフ構造とすることで豊かな低音を実現した

 

新製品コーナーには、ほかにも「パイオニアグローバルシリーズ」として、海外で展開されているスピーカーもありました。

↑海外で展開していた「パイオニアグローバルシリーズ」も国内導入が決まった

 

パイオニア初のスマホ用ナビアプリ「COCCHi(コッチ)」が登場!

最後にパイオニア初となるナビアプリ「COCCHi(コッチ)」も紹介しましょう。このアプリは、パイオニアが培ってきたカーナビでの知見が活かされ、スマホ専用カーナビアプリとしてはトップクラスの高精度とドライバーアシスト機能を搭載しているのが特徴です。特にナビ機能では、同社ならではの高度なルーティング技術や走行履歴データを活用。道幅や車線数はもちろん、信号の数や交差点の曲がりやすさなどを考慮して、安全かつ最適なルート探索/案内を可能としています。

↑カロッツェリアの秋の新商品や、パイオニアから新たに発売されたスマホ用カーナビアプリ・COCCHi(左)も展示された

 

↑パイオニアとして初めて用意したスマホ用カーナビアプリ・COCCHi。左は新たにNP1との連携も可能になったディスプレイオーディオ「DMH-SF700」

 

また、アプリ内には「お助けボタン」を用意し、このボタンを押すと周辺にある駐車場やトイレ施設を検索。ほかにも渋滞情報の確認や並走道路への切り替えなどのアシスト機能が利用できるようになっています。Android版/iOS版が用意され、利用プランは月額350円の「基本プラン」と、機能を制限した「無料プラン」の2種類を用意。基本プランは最初の30日間のみ無料で使用できます。

 

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車載器がスシローの混み具合を教えてくれる!? パイオニア「NP1」大型アプデをレポ

パイオニアは2月27日、“会話するドライビングパートナー”「NP1」の4回目となる大型アップデートを実施しました。10万件を超える施設データと連携できるスポット情報を追加し、音声での案内や専用アプリ「My NP1」上での画像案内がより充実した形で案内されるようになりました。

↑“会話するドライビングパートナー”「NP1」の車内側。音声でのアシスタントが受けられるマイクやスピーカーも備わる

 

追加スポット情報は10万件以上。スシローの混雑状況もわかる

今回のアップデートで追加された施設データは、「JTB/JTBパブリッシング」「あきんどスシロー」「アクトインディ」が提供する3つのデータです。

↑最新アップデート終了後のメインメニュー。上から3番目の列に「るるぶトピック」「スシロートピック」「いこーよトピック」が追加された

 

JTB/JTBパブリッシングで提供されるのは、旅行ガイドで知られる「るるぶDATA」の全国4万3000件以上の観光情報と詳細な施設情報とデータ連携した「観光情報レコメンドサービス」です。観光地における推奨スポットやお店、周辺情報を「NP1」の音声やスマートフォンの「My NP1」アプリの画面を通じて、あらかじめ指定したカテゴリーに合わせて知らせてくれます。

↑ドライブトピック「るるぶトピック」の設定画面。紹介して欲しいジャンルをあらかじめ選んでおくことができる

 

提供される情報には画像も含めたPOI(Point of Interest:店舗や施設など地図上に表示するポイントを指す)情報が含まれており、目的地設定のほか、履歴を振り返って次のお出かけプランを作成するのに役立てることができます。

↑ドライブトピックには画像情報も含まれ、気に入った地点は後から検索しやすいようブックマークしておくことができる

 

あきんどスシローとの連携では、自車位置周辺の店舗情報やその店舗のキャンペーン情報を提供するものです。この機能でメリットが大きいと思われるのは、店舗の混雑情報がリアルタイムで確認できること。こうした最新の情報に基づいた情報が提供されるのは、通信機能を持つNP1ならではの機能といえ、効率的なドライブ計画にプラスとなることでしょう。

↑ドライブトピック「スシロートピック」。スシロー近くを訪れると、最新のキャンペーン情報やトリビアを紹介する

 

↑「スシロートピック」でキャンペーン情報を表示した画面

 

子ども向けファミリー向けイベント情報も充実

そして、特に子どもを持つ家族に役立ちそうなのが「アクトインディ」が手掛けるファミリー向けお出かけ情報サイト「いこーよ」との連携です。このサイトでは親子で平日にお出かけできる遊び場、連休や週末のファミリー向けのイベント情報が満載されており、そこにはおむつ替え台や授乳室、ベビーカー貸し出しの情報も含まれます。自車から半径1.5km圏内で子ども向けとして人気が高い施設情報を提供され、子どもへのサプライズとして役立つ可能性大です。

↑ドライブトピック「いこーよトピック」。あらかじめ登録した「いこーよ」アカウントと連携することも可能だ

 

これらのサービスは、普段使っている生活圏から離れて走行すると、自車位置周辺にあるおすすめスポットを提供するものです。自動的にNP1より音声と「My NP1」アプリによる画像を使って提供されるのはこれまでと同様。

↑NP1では音声案内と専用アプリ「My Np1」を組み合わせたルートガイドも行われる

 

また、パイオニアとJTB/JTBパブリッシングの3社は2月27日、観光DXの取り組みの一環として、2022年より熊本県阿蘇地域において観光DXに関する実証実験を実施してきていることも発表しました。「観光情報レコメンドサービス」はその知見を活かしたものとなり、今後は観光DXに向けた取り組みを通して、「NP1」から取得するユーザー行動情報を統計化、定量分析。これにより、旅行者の観光体験価値の向上や地域の活性化につながる新たなサービスやビジネスを創出することに役立てていく計画です。

 

音声での提案方法をより使いやすくすることも検討中

こうした中、アップデートが実施される直前の2月22日、アップデートのベータ版に試乗することができました。そこで開発者から聞くことができたのは、情報の提案を5分間隔に押さえたというものです。実は、これまで情報が多いエリアでは、案内される件数が多く、あらかじめ対象をカテゴリー別に絞り込んでもそれが煩わしく感じることもありました。そこで今回のアップデートに伴い、提供間隔を5分ごととしたのです。

↑最新アップデートしたNP1でデモ走行中。スポット情報を受信すると音声での告知と、スマホの「My NP1」では施設の画像情報が表示された

 

しかし、試乗してみると情報の提供はもっと短い間隔で行われています。5分ごとに絞り込まれているんじゃないのか? そう思い、開発者に訊ねると「5分ごとの間隔をおいているのはアプリごとであり、たとえばJTBの情報の後にアクトインディのスポット情報があった場合はその限りではない」とのこと。これにより、バランス良くスポット情報の提供が行われるとのことでした。

 

また、情報の読み上げは施設名からその詳細までを一気に読み上げられるのはこれまでと同じです。個人的には「それが煩わしさを感じさせる要因となっているのではないか?」と思い、開発者に質問すると「実はそのプランも構想に入っており、それを反映できるよう検討していきたい」と回答してくれました。こうした使い勝手の部分にも通信によって更新ができていくのもNP1ならではのメリットなのです。今後に期待したいですね。

 

“会話するドライビングパートナー”「NP1」は、通信型ドライブレコーダー、スマート音声ナビ、車内Wi-Fiなど多彩な機能を一つのボディに搭載したAI搭載通信型オールインワン車載器として、2022年3月に発売されました。通信によるアップデートにより、ユーザーは購入後も継続的に使い勝手や体験価値を向上させていくことができるのがポイントで、今回のアップデートもその機能を活かしたものとなります。

↑“会話するドライビングパートナー”「NP1」の前方側。カメラを通してドライブレコーダーとしての役割も果たす

 

 

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車内がWi-Fiスポット! カロッツェリア新型「楽ナビ」は利便性が高く、ドライブも楽しくなる

パイオニアは1月19日、ベルサール秋葉原(東京都千代田区)において「2023春 カロッツェリア新製品発表会」を開催。4年ぶりのモデルチェンジとなった『楽ナビ』と、楽ナビと組み合わせ可能なドライブレコーダーやバックカメラなど、アクセサリー類を発表しました。新しい楽ナビは何が変わったのでしょうか。

↑パイオニアが開催したカロッツェリア・新「楽ナビ」の発表会

 

ドライブ時間を楽しく便利にする「docomo in Car Connect」

一番のポイントは、車載向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」を活用してネットワークへの接続が可能となったことです。

↑新「楽ナビ」の登場で、パイオニアは主要カテゴリーすべてで“オンライン化”を実現した

 

楽ナビはかつて別売の通信モジュールによるネットワーク接続を実現していました。しかし、2019年モデルでこれをWi-Fiテザリングでのみの対応に変更。これには個人的にも残念な思いが強かったのですが、今回のモデルチェンジではサイバーナビと同様、ネットワークスティック同梱モデルもラインアップし、再び自由にネットワーク接続できるようにしました。これはうれしい!

↑新たに登場した9V型フローティングモデル「AVIC-RF920-DC」。ネットワークスティック同梱モデル、3月発売予定

 

↑最上位のラージモデル「AVIC-RQ920-DC」。9V型ディスプレイを搭載したネットワークスティック同梱モデルだ。3月発売予定

 

新しい楽ナビは「車内Wi-Fiスポット」機能を搭載。NTTドコモとNTTコミュニケーションズが連携して提供する車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応し、同梱もしくは別売のネットワークスティックを接続すれば、エリアを問わず安定したNTTドコモのLTE通信を定額で制限なく利用できます。車室内がWi-Fiスポットになり、通信量を気にせずスマートフォンやタブレットなどでオンラインの動画や音楽、ゲームなどを楽しめます。

 

また、新しい楽ナビとスマートフォンやストリーミングメディアプレイヤーをHDMI接続することで、映像コンテンツをカーナビ本体や後席モニターなどの大画面に表示してオンライン動画を楽しむことができます(一部機種除く)。最近は動画視聴だけでなく、音楽ソースをYouTubeなどストリーミングで楽しむドライバーも増えており、その意味で新しい楽ナビはエンタメ力が一段と高まったといえるでしょう。

 

ネットワーク接続はナビ機能でもメリットをもたらします。目的地検索をクラウドから最新情報を使って行えるほか、カロッツェリアならではの「スマートループ渋滞情報」や「ガススタ価格情報」「駐車場満空情報」にも対応可能となるのです。地図更新にも対応しており、ネットワークスティック同梱モデルが最大3年、レスモデルは最大1年無料となっています。

↑オンライン化により車内Wi-Fi化を実現したほか、オンラインによる目的地検索や地図の自動更新を可能にした

 

なお、通信については有料となりますが、使い方に応じて1日:550円、30日:1650円、365日:1万3200円から選べるのはサイバーナビと同様。ただ、サイバーナビには最初の1年無料期間がありましたが、残念ながらそれはなし。また、利用制限がないサイバーナビに対して、楽ナビでは同梱モデルでも走行中のみの利用を基本としています。

 

そのため、停止中はエンジンを起動させて走行するまでの30分、走行後は60分までに利用が制限されます。もし、車中泊などでの使用を目的にするならサイバーナビの方が使いやすいでしょうね。

 

オンライン化で目的地が簡単に探し出せる!

使い勝手の良さにこだわるのは楽ナビの伝統でもあります。新しい楽ナビでは、「カンタンインターフェース“Doメニュー”」の採用で使い勝手をさらに向上させました。これは本体中央のスタートボタンを押すことで表示されるもので、そこには再生中のAVソースのほかに「お出かけ検索(オンライン)」、「ダイレクト周辺検索」、「ショートカットキー」が表示されます。

↑AV操作からナビ機能まで、ほとんどの操作ができてしまう“Doメニュー”

 

まず「お出かけ検索」とは、いわば目的地の検索機能のこと。“検索窓”に思いついたキーワードを入力することで、簡単に行きたい場所の候補がリストアップされます。一般的にナビでの目的地検索は名称検索、住所検索、電話番号検索等々、メニューから入ってカテゴリー別に探していくのが一般的でした。新しい楽ナビでは、例えば「地名」と「名所」で観光スポット検索、「地域」と「食べ物」でお店検索ができます。また一文字入力するごとに変換候補を表示でき、よりスピーディーな文字入力が可能となり、目的地検索をスマホ並みに使いやすくしているのです。ただし、音声認識での入力には対応していません。これは次モデルの対応を期待したいですね。

↑目的地を思いついたキーワードを入力するだけで候補をリストアップする「お出かけ検索」を搭載

 

そして「ダイレクト周辺検索」では、ドライブ中に立ち寄ることが多い駐車場やガソリンスタンド、コンビニをダイレクトに探せます。ネット接続時はガソリンスタンドの最新価格情報が表示されるのもうれしいですね。また「ショートカットキー」では、よく使う機能を最大4つまで設定しておくことができます。たとえば自宅検索やよく聴く音楽ソースを設定しておくと便利でしょう。

 

2DINで9型大画面を実現するフローティングモデルが登場

新しい楽ナビは、ハード面での進化にも注目です。新たに9型フローティングモデル(AVIC-RF920-DC/-RF720)が追加され、取り付けスペースが2DINしかなくても9型大画面が楽しめるようになるのです。しかもディスプレイ部は装着時に上下と左右に3段階ずつ位置をずらせるので、車両のスイッチ類との干渉を避けられるのもうれしいポイント。

↑2DINスペースに9型大画面を実現する「フローティング型」モデルが登場。業界最多の548機種に対応できる

 

↑「楽ナビ」は全15機種を揃えたラインアップの豊富さも魅力。好みに応じた一台が選べる

 

また、画面のフルフラット化も見逃せないポイントです。取り付けた状態の美しさが際立つだけでなく、全モデルをHDパネルとしたことや視野角が広いIPSの採用とも相まって、車内のどこからでも美しく映像が楽しめるようになっているのです。しかも、操作パネルにはブラインドタッチも可能となる凹凸が用意されたことで、夜間でも簡単に操作できるようになりました。

 

ナビ機能そのものに進化にも注目です。特筆すべきは分岐する交差点のポイントがさらにわかりやすくなったことです。それは、曲がる交差点までの信号の数をカウントダウンで案内してくれる「信号機カウント交差点案内」です。

↑曲がるタイミングを確実に把握できる機能として重宝すること間違いない「信号機カウント交差点案内」

 

目的地までのルートを探索後に表示される「6ルート探索結果画面」では、1つの画面上でルート情報に加えて時間・走行距離・高速料金も表示されるようになりました。今まで以上にルート比較がしやすくなったのです。発表会場で操作した限りでは応答性も格段に向上しているようで、その意味でも使い勝手が向上したとみて間違いありません。

 

オプションのドライブレコーダー「VREC-DS810DC」にも注目です。2カメラタイプで前後同時録画が可能。連動タイプならではのナビ画面上で再生や操作にも対応し、映像はもちろんHD画質です。加えてリバースギアと連動して後方を映し出せ、画面上にはガイドラインの表示も可能としたことでバックカメラとしても利用できます。

↑新「楽ナビ」の発表会では、製品を装着したデモカーを揃えた体験コーナーも用意された

 

「WebLink」に対応したディスプレイオーディオ登場

今回の発表では、ディスプレイオーディオの新作『DMH-SF500』も発表しました。従来のディスプレイオーディオ「DMH-SF700」と「DMH-SZ700」の中間に位置する機種で、フローティングタイプ9V型ディスプレイオーディオとしています。ミラーリングによってスマホの映像を大画面で楽しめるだけでなく、新たに「WebLink」に対応したことでミラーリングで表示した画面上からでも操作できるようになりました。セカンドモデルながら、最新機種らしい新機能の搭載に注目です。

↑ディスプレイオーディオ『DMH-SF500』はフローティングタイプの9V型ディスプレイを備えた

 

↑パイオニアのWi-Fiワールドを実現するラインアップの展示もあった

 

↑パイオニア取締役 兼 常務執行役員 モビリティプロダクトカンパニー CEO 髙島直人氏(左)と、市販事業統括グループ 商品企画部 部長 田原一司氏(右)

 

 

 

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パイオニアNP1の新機能「マイカーウォッチ」を体験!リアルな警告音声に感心!

パイオニアは12月22日、“会話するドライビングパートナー”として注目を集めるAI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」のアップデートを実施し、新たに遠隔で愛車を見守る新しいセキュリティ監視機能「マイカーウォッチ」を追加しました。

 

NP1のドライブレコーダー機能を強化する「マイカーウォッチ」

NP1はサービスや機能の追加・更新を通信で行うことで、購入後も継続的にユーザーの使い勝手や体験を向上させられるのが特徴となっています。今回の大型アップデートはNP1が3月に発売されて以降、3回目となるもので、NP1がもともと搭載していたドライブレコーダー機能を強化するものとなります。

↑NP1に新たに搭載された「マイカーウォッチ」の操作画面。「警告する」をタップすると警告メッセージが流れる

 

「マイカーウォッチ」機能は、離れた場所からクルマの状況をスマートフォン(スマホ)で遠隔監視できることを最大の特徴とします。車室内や車外のカメラ映像と共に、クルマの位置情報や速度情報などがリアルタイムで確認できるようにもなるのです。その機能の活用シーンは大きく以下の3つを想定しています。

 

①駐停車中のクルマへのいたずらなどトラブル時の被害状況の遠隔確認

②盗難被害時の車両位置追跡

③大きな駐車場などでの駐車位置の確認

 

加えて、不審者を発見した際には、定型ではあるものの、メッセージを発報して警告することができるため、これが、犯罪被害を最小限にとどめられる可能性につながるというわけです。これなら、クルマに戻った時に被害に遭ったことに初めて気付く! なんてことにはならずに済みそうです。

 

スマホで車内の様子を鮮明表示。遠隔で警告も発報!

とはいえ、使ってみなければその効果はなかなかわかりにくいものです。そんな中、12月上旬、「マイカーウォッチ」機能のデモを体験する機会を得ました。場所は東京都内のとある駐車場。そこでNP1を搭載した車両に、準備した“不審者”が車両を襲うという想定です。

 

まず、“不審者”がドアを開閉し、その際に発生した振動をNP1が検知すると10秒間の録画映像をSDカードとクラウドへ自動保存する「駐車中衝撃通知機能」が作動します。すると、登録してあるスマホに異常が発生していることを通知。これを知ったユーザーがアプリから「マイカーウォッチ」機能を起動させてカメラを起動すると、そこには車内に乗り込んでいる“不審者”の様子が映像で映し出されるという流れです。

↑NP1から異常を知らせる通知が届いたら、まず「マイカーウォッチ」のアイコンを選択。次に「開始」をタップしてカメラを起動する

 

アプリを起動して映っていた映像は想像以上に鮮明で、“不審者”の表情までしっかりと読み取れるレベルです。取材したときは昼間でしたが、車内は日陰で少し暗めの状況。それでも不審者の表情までも鮮明に映し出していたのです。これはNP1に搭載された赤外線対応カメラが機能しているからで、これによってたとえ照明がない夜間であっても鮮明に撮影できるのです。

↑接続後はNP1が捉えた車内の様子が映し出される。エンジン停止時の「マイカーウォッチ」の映像は、SDカードやクラウドに保存されない。その映像を記録する場合は、スマートフォンの録画・撮影機能を使う必要がある

 

そして、ここからが「マイカーウォッチ」機能の真骨頂です。アプリ上で黄色で表示されている「警告する」アイコンをタップすると、即座に音声で車内に「カメラ作動中。異常状態を確認し、通報しました。遠隔監視を行っています」と警告。これが最大5分間にわたって繰り返されるのです(利用は1回5分で、月に計60分まで)。

↑1回あたり最大5分間利用でき、月に計60分まで12回利用できる

 

驚くのはその音声がとてもリアルだということ。一般的なドラレコが発するような、か細い甲高い音声ではありません。まるでそばから声を発しているようなリアルさなのです。NP1がもともと実装していた高品質な音声出力機能が、ここでも活かされているんですね。

 

駐車中のトラブルへの不安をNP1「マイカーウォッチ」が解決!

また、アプリ上には車両の現在地も表示されており、仮に車両が盗まれて移動したとしてもその位置はリアルタイムで把握できるようにもなっています。デモ中もこの警報を発しながら車両が移動する様子がしっかりとモニターされていました。

↑仮にNP1を装着した車両が盗難に遭って移動してしまった場合も、その走行中の位置と周囲の状況がリアルタイムで表示できる

 

本音を言えば、定型の警告以外にも、たとえばユーザーからのリアルな声で警告が出せたりするともっと良かったかな、とも思いましたが、それをすると通信契約上の問題も発生する可能性が出てきます。なぜなら、NP1で使える通信契約はデータ通信を基本としているからです。このあたりは今後の展開に期待したいと思います。

 

なお、エンジン停止中に「マイカーウォッチ」を利用するには、別売の駐車監視用電源ケーブル「NP-BD001」が必要となります。

↑不審者から愛車を守るためにもNP1の新機能「マイカーウォッチ」は大きな役割を果たす

 

パイオニアが実施した「ドライブレコーダーの利用状況に関する調査」によると、ドライバーの82.7%がドアパンチに対して不安を、72.2%が車上荒らしに対して不安を感じていることが明らかになりました。また、ドライバーの31.5%がドアパンチ、20.9%が当て逃げの被害を受けたことがあると回答しているそうです。つまり、こうした不安を少しでも和らげてくれるのにNP1の新機能「マイカーウォッチ」は打って付けというわけですね。

 

パイオニアでは今後もNP1の定期的なアップデートを予定しているそうです。これから先、NP1がどんなドライブシーンを生み出してくれるか、とても楽しみですね。

 

 

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パイオニアの車載デバイス「NP1」の新機能「コエ替え」をいち早く体験!

パイオニアが今年3月発売したドライビングパートナー『NP1』の進化が止まりません。今年5月に実施された最初のアップデートではAmazonの音声アシスタント「Alexa」に対応して機能を大幅にアップし、それ以降も定期的にアップデートを繰り返しており、今後の進化にはいっそう期待がかかります。

 

そんな中、5月に続く大型アップデートとして、9月29日に好みの音声でアナウンスするようになる「コエ替え」を実現することが発表されました。コエ替えとは一体どんな機能なのか。提供される前に、テストバージョンを体験してきました。

↑パイオニアのドライビングパートナー『NP1』

 

声優「悠木碧」の生声によるサプライズメッセージも予定

NP1は、常に通信でつながることで、クラウド型ドライブレコーダーやスマート音声ナビ、Wi-Fiスポット機能といった多彩な機能を実現するAI搭載通信型のオールインワン車載器として登場しました。通信によるアップデート(OTA)が定期的に行えるようになり、使い勝手やサービスといった様々な領域で進化し続けられることが最大のポイントとなっています。

 

9月29日に実施されるアップデートでは、NP1のインターフェースである音声を好みで着せ替えられる「コエ替え」が可能となります。これはコエステーション(コエステ)と呼ばれるプラットフォームを採用することで実現可能となったもので、音声をAIが学習し、それをもとに電子合成音として生成することができます。その音声は高品質で自然なイントネーションを特徴としており、まさにNP1ならではのメリットを活かしたアップデートとなっているのです。

 

そのNP1が発する音声の選択肢として新たに追加されるのは、女性の「明るい声」と男性の「落ち着いた声」の2種類で、それ以外にアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役などで知られる声優 悠木碧さんのコエ「かわいらしい声」「やさしい声」の全2種も追加されます。これにより9月29日以降からは、既存の音声にプラスして全6種類から好みのコエを選べるようになるのです。

↑9月29日にアップデートで「コエ」に採用された声優 悠木碧さん。アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』では鹿目まどか役

 

こうした機能を追加する理由についてパイオニアは、「スマホの画面を着せ替えるのと同じ感覚で音声を切り替えて使うというもので、アニメキャラ人気に伴って声優への関心が高まっていることを受けて実施することにした」とのこと。音声がインターフェースの基軸となっているNP1だけに、コエ替えで使い勝手にどんなメリットをもたらすかは大いに気になるところです。

 

さて、ここからは実際にコエ替えを体験してみます。NP1を活用するためのアプリ「My NP1」のアイコンをタップしてメインメニューを開くと、そこにはアップデートによって追加された「コエ替え」のアイコンがあるのでそこをタップ。次の画面では「コエ替え」に関する様々なメッセージや、設定中の声が表示されています。

↑「My NP1」のメインメニュー。左上に「コエ替え」のアイコンが新たに追加されている

 

設定できる音声は「いつものコエ」と「安心サポートのコエ」の2種類。今回は「いつものコエ」をデフォルトの音声から、新たに追加された音声を変更することにします。

↑「コエ替え」のメインメニュー。ここでは過去に配信された音声メッセージをチェックできる

 

「いつものコエ」として設定できる音声の一覧には、女性の「明るい声」と男性の「落ち着いた声」の2種類のほか、悠木碧さんのコエ「かわいらしい声」「やさしい声」の全2種も追加されています。各アイコンの“▶”ボタンを押すと、音声を確認することも可能です。そして、気に入った音声を選んだらこれで設定は終了です。NP1を動作させると設定し直した音声に切り替わってました。

↑“いつものコエ”として選択できるリスト画面。今後、この種類は増えていく予定になっている

 

この音声はドライブの途中で切り替えることも可能で、その時に気分に合わせて違った音声でNP1を楽しむのもいいですね。パイオニアでは今後もこの音声を追加していくとしており、その中には俳優など別のカテゴリーの著名人を起用することも検討しているそうです。また、個人的にお付き合いしている人とか、子どもの声とかに切り替えることはできないかパイオニアに訊ねてみたところ、「技術的には可能なので、今後の検討課題にしたい」と話していました。

 

ドライブはどうしても単調になりがちです。それが長く続けば飽きてしまうどころか、場合によっては眠気が襲ってくることさえあります。“コエ替え”という、ちょっと違いを演出することで、それが刺激となってくれるはず。コエ替えには、そんないつもと違うドライブが楽しめるようになる非日常が体験できるのです。

↑今までの「コエ」に、より自然な「コエ」が追加され、好みに合わせて6種類から選べるようになります

 

↑「コエ替え」は、スマホを介して車外の人とリアルタイムで情報共有ができる「ドライブコール」にも反映される

 

今回のアップデートでは、これとは別に9月29日から2023年1月1日までの期間で、悠木碧さんのコエを選んでいるときは本人からのメッセージが週1回、生声を録音したサプライズメッセージが3回届けられる予定。こうしたサプライズを随時楽しめるのもNP1ならではの世界です。そんなNP1が今後どう進化していくのか、とても楽しみになりました。

↑ドライブ中でも「コエ替え」は簡単に行えるので、気分に応じた音声で楽しめるのも良い点

 

 

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あおり運転を逃さない! カロッツェリア新型ドラレコ「VREC-DZ800DC」のこだわりを解説

今やドライブレコーダーは安心安全なドライブに欠かせない装備となりました。特に社会問題化しているあおり運転の頻発は、多くのドライバーにその必要性を実感させているようです。そんな中、カロッツェリアからその対策を施した、前後2カメラ型ドライブレコーダーユニット「VREC-DZ800DC」が登場しました。

 

ナイトサイトによって車監視能力を大幅にアップ

まずお伝えしておきたいことは、「VREC-DZ800DC」が開発陣のドライブレコーダーに対する徹底したこだわりから生まれたということです。イメージセンサーは、前後とも約200万画素の高画素「STARVIS」技術を搭載したソニー製CMOSセンサーを採用し、夜間での高感度・高画質に記録できる「ナイトサイト」にも対応しています。これにより、昼夜を問わず走行中の映像を鮮明に記録できるものとしています。

↑カロッツェリア「VREC-DZ800DC」。本体サイズ:W106.1×H78×D46.7mm /2ndカメラ:W63.2×H37.1×D31.6mm

 

【昼間撮影】

↑カロッツェリア「VREC-DZ800DC」で前後を捉えた映像。後続車も鮮明に捉えているのがわかる

 

【夜間撮影】

↑フロントは夜間でも白飛びの発生を最小限にとどめ、リアはスモークガラス越しでも鮮明な撮影を実現している

 

このナイトサイト機能をフル活用しているのが駐車監視機能です。たとえば街灯が一つしかないような薄暗い駐車場でも鮮明に記録できるので、車上荒らしなどのトラブル発生にもしっかりと対応してくれます。

 

駐車中の監視は、エンジン停止後最大40分間は検知前20秒と検知後20秒間を記録。駐車監視機能をONにすれば24時間365日、常にクルマを監視し続けるモードとなります(記録時間は検知後1分間/3分間/5分間から選択可能)。もちろん、バッテリー電圧を常に監視しながら作動するので、この使用によってバッテリーが上がってしまう心配もありません。

↑駐車中の監視もカロッツェリア「VREC-DZ800DC」が得意とするところ。二つの駐車監視モードを備えた

 

また、監視中は作動中であることを示すLEDランプが点灯するので、車上荒らしなどの抑止効果としても期待できます。ここからもドライブレコーダーで愛車を守ろうとする開発陣の想いが伝わってきますね。

 

検知能力アップの決め手は独自のアルゴリズム

カメラの画角にもこだわりを感じました。フロントは画角を広げた水平130°とし、リアはあえて少し狭い112°としています。これは撮影で捉えられる映像を目的に応じて最適化しているため。たとえば、前方の撮影では左右からの動きを広範囲に捉えられるようにし、一方で後方は主として後続車を大きめに映し出せるようにしたのです。

↑カロッツェリア「VREC-DZ800DC」のリアカメラ。後方車を捉えやすくするため、フロントよりも若干画角を狭めている

 

そして、本機が本領を発揮するのが「後方車両接近検知機能」です。これは、社会問題化しているあおり運転対策として新たに搭載された機能で、新開発の画像認識技術によって可能となったものです。そのポイントは検知タイミングを走行速度や周囲の環境によって最適化する独自のアルゴリズムを採用した点にあります。

 
今までの後方車検知は、多くが一定の距離に車両が後方から近づいてくると自動的に作動するというものでした。しかし、人間にとって煽られている感覚は速度や昼夜などで違ってきます。つまり、一定の距離で検知した場合、状況によっては煽られてもいないのに検知したり、場合によってはその逆もあるわけです。「VREC-DZ800DC」の開発陣はそこに着目したのです。

 

具体的には、走行している速度を踏まえつつ、一般道ならより近い距離まで近づいた時に検知し、高速道路なら少し離れた状況下でも近づいてくるクルマを検知します。一方、周囲の環境に対しては、明るい昼間ならより近い距離で、夜なら少し離れた距離でも検知するといった具合です。開発者によれば、この検知タイミングはこれらの状況の変化に対してバリアブルに対応できると言います。もちろん、この検知がフロントカメラにも反映されているのは言うまでもありません。

↑後方車両検知イメージ。速度域で検知タイミングを変化させる独自のアルゴリズムを採用した

 

警報と記録を確実に繰り返す安定した動作を確認

ただ、説明だけでは本当の効果はわかりません。そこでこの機能の効果を試すため、閉じられた専用エリアで安全を確かめて体験会が実施されました。先行車に乗車し、走行中に後方車が急接近することで、検知がどのタイミング行われるのかを体験するのです。

 

速度は40km/hをやや上回る程度。そこに後続車が近づいてきました。ほぼルームミラーいっぱいになったというところでVREC-DZ800DCは“ピロン”というアラート音を発し、同時に画面には赤の地色に白抜きで「後方注意!」の警告を表示。警告に合わせて、通常録画されていた映像とは別に、“イベント録画”として別フォルダに自動保存されることになります。ですので、上書きされる心配もありません。この機能で感心したのは、何度繰り返しても確実にこの記録を行っていたことです。

↑カロッツェリア「VREC-DZ800DC」の「後方車両接近検知機能」が作動した状態。アラーム音が鳴ると同時に表示される

 

↑時速40kmで走行中にこの位置まで迫られるとかなり怖い。「VREC-DZ800DC」はこうした状況を確実に映像として自動記録する

 

しかも、その検知タイミングは速度域で後続車を撮影するタイミングをしっかりと捉えています。後続車が近づいてくるのに対して恐怖を感じるのは人によってまちまちで、それは速度域や昼夜によっても違います。つまり、それに対応して開発したのが、走行速度や距離、周囲の明るさに柔軟に対応する、“人の感覚”に近いアルゴリズムでした。その上でドライバーの感覚に合った設定が選択できるようにしたのがこの機能なのです。

↑体験会ではこのぐらいの間隔にまで近づき、あおり運転を再現した

 

Wi-Fi接続機能を搭載してスマホ上で映像チェックが可能

パイオニアによれば「100%の検知を保証しているわけではありません」としながらも、「その検知精度を高めるために検知アルゴリズムを徹底的に検証しました」と話し、その精度には相当に自信がある様子。この効果によってあおり運転の被害が少しでも減ることを願いたいですね。

 

それとVREC-DZ800DCにはWi-Fi接続機能が装備されています。これは専用アプリをダウンロードしたスマホとWi-Fi接続することで、スマホ側から録画した映像の確認や、本体の設定が可能になるというものです。これは液晶モニターが2インチにとどまるVREC-DZ800DCにとって、映像のチェックや各種設定で大きなメリットを生み出します。特にトラブルが生じた際に第三者へ映像を送信しておけば、いざという時の安心にもつながるわけです。

↑スマホとWi-Fi連携することで、映像の確認以外に「後方車両接近検知設定」をはじめ、詳細な設定がスマホ上で行える

 

本体はフロントガラスに直付けするタイプとすることでガラスの反射が映像に映り込むことも抑えています。これもドライブレコーダーを隅々まで知り尽くしたカロッツェリアならではの究極のスタイル。VREC-DZ800DCはそんなこだわりから生まれたドライブレコーダーといえるでしょう。

↑「VREC-DZ800DC」はフロントガラスに直付けすることで、吊り下げるタイプよりも前方視界を広く取れるメリットもある

 

画質にも優れた入門機「VREC-DH301D」もラインナップ

これとは別にカロッツェリアでは、ドライブレコーダーの入門機として「VREC-DH301D」もラインナップしました。このモデルは画質にも優れたと好評だった「VREC-DH300D」の後継機で、フロント/リアカメラ共ソニー製CMOSセンサー「STARVIS」を採用し、フロントカメラには約370万画素の高画素タイプを採用。レンズもF1.4とすることで、昼夜を問わず、鮮明な記録を実現しているのがポイントです。ピアノブラックとマットを組み合わせた格好良さも個人的には魅力だと思っています。

↑カロッツェリア「VREC-DH301D」。本体サイズ:W90.5×H101.9×D36mm /リアカメラ:W58.9×H25.1×D31.5mm

 

VREC-DZ800DCは6月発売予定で、店頭予想価格は税込3万4000円前後。VREC-DH301Dは7月発売予定で、同じく店頭予想価格は2万8000円前後となっています。

 

 

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パイオニアの「NP1」がアップデートし、音声操作で音楽やニュースの再生を楽しめる!

今年2月、パイオニアから音声と通信による画期的な車載システム「NP1」が登場し、大きな注目を集めたのは記憶に新しいと思います。そのNP1のもう一つの特徴が通信によって随時アップデートし、機能を進化させていくことです。その待望の第1回目が5月18日に行われることになりました。その詳細をお伝えしましょう。

↑“会話するドライビングパートナー”「NP1」。音声コマンドを認識しているときはスピーカー部が白く光る。写真は車内側

 

アップデートによって機能を常に最先端へと進化

電動化に自動運転など、自動車を取り巻く環境は今、劇的なまでに変化を遂げようとしています。そうした中、カーナビやドライブレコーダー機能を音声で使いこなす画期的な車載システムとして、パイオニアからこの2月に登場したのが、“会話するドライビングパートナー”NP1です。

↑車外前方から見たNP1。カメラ部はドラレコとして使用。上下を反転させることで左/右側のいずれでも取り付けに対応できる

 

NP1では、従来のカーナビのようにディスプレイを備えず、様々な操作を音声によって行うことを基本としています。そのため、たとえばカーナビの目的地設定やルート案内、ドライブレコーダーの任意記録もすべて音声で行います。これにより、ドライバーは前方から視線をそらすことなく安全に操作できます。

↑NP1は少し大きめのドライブレコーダーといったサイズ。ミニバンやSUVならサイズはほとんど気にならない

 

そして、NP1はこれらの基本機能に加え、新たな機能の追加についてもアップデートできるという特徴も備えました。この機能こそNP1の先進性を表す大きなポイントとなっているのです。NP1本体には通信機能を備え、機能アップはすべてOTA(Over-The-Air)で行われます。つまり、常に最新の状態で車載機能を使えることが、NP1ならではの魅力となっているのです。

 

実はNP1が発表された時点で、アップデートは定期的に行われることが発表されていました。その第一弾として公表されていたのが『Amazon Alexa(以下:アレクサ)』への対応です。そして5月18日、第1回目となるアップデートが実施されることとなり、待望のアレクサへの対応を果たすこととなりました。

 

聴きたい音楽をアーティスト名や楽曲名から簡単検索

では、アレクサへの対応により、NP1はどんな進化を遂げるのでしょうか。よく使われるものとしては、音楽再生やニュース、天気予報などが挙げられます。音楽ならあらかじめBluetooth経由でカーオーディオと接続しておくことで、聴きたい曲がカーオーディオの迫力あるサウンドで楽しめるようになります。特にAmazon Primeの契約をしておけば約200万曲のコンテンツから聴きたい楽曲が音声で呼び出せるようになるのは大きな魅力です。

↑NP1を通じてAmazonが提供する音声アシスタント「アレクサ」の利用が可能となります

 

使い方はとても簡単です。たとえば聴きたいアーティストがあるとしましょう。その時はアレクサとのウェイクアップワードの後に、「(アーティスト名)の曲をかけて」「(アーティスト名)の曲を聴きたい」と発すれば、自動的に対象アーティストの楽曲が絞り込まれて再生されます。

 

他にも「80年代のJ-POPが聴きたい」「朝に合う曲をかけて」「おすすめのプレイリストをかけて」といったコマンドにも対応しています。これらは特に定型のコマンドがあるわけではなく、思いついたまま曲をリクエストすれば、ほとんど認識して対応してくれます。今までのように車内にCDなどを持ち込むことなく、好きなアーティストの楽曲をとことん楽しめるなんて、これを体験したらほとんどの人がNP1を手放せなくなることでしょう。

 

天気予報では「(対象地)の天気は?」「今週の天気は?」とコマンドを発するだけ。リンクしたスマホに保存してあるスケジュールも「明日の予定を教えて」と告げればすぐに応えてくれます。クルマを長時間運転していて「単調でつまらないなぁ」と思ったら、世間話として「今日は何の日?」とか、謎かけなどを話しかけて反応を見るのも面白いでしょう。他にもアマゾンならではの買い物にも対応しているのも見逃せません。

 

NP1を使いこなすなら「Amazon Prime」加入がおすすめ

ただ、これらのサービスをフルに楽しむには「Amazon Prime」の加入がオススメです。年額4900円、月額500円(いずれも税込)の費用がかかりますが、アマゾンで買い物したときの「お急ぎ便」が利用できるほか、Prime Video対象の映画・TV番組が見放題になり、音楽も200万曲が聴き放題となるメリットがあります。NP1ユーザーなら加入しておいて損はないはずです。

 

今回のアップデートはアレクサへの対応だけにとどまりません。ナビ機能としては、進行方向や車線に応じた検索が可能となり、高速道路入口などの検索もできるようになりました。ドライブレコーダーでは車内側カメラの画質が自然な色合いに改善されるそうです。また、NP1と連携して使うスマホアプリ「My NP1」のユーザーインターフェースも改善が図られるとのことです。

↑NP1の様々な機能を司るのがスマホアプリ「My NP1」。今回のアップデートでインターフェースの改善が測られている(写真は旧バージョン)

 

さらに6月上旬には、NP1独自で天気予報が可能となるほか、現在の時刻や場所が確認できるようになります。また、ナビ機能としては渋滞情報を問い合わせができるようになるだけでなく、トンネル内での位置情報更新が可能となって案内が継続できるようになるとのこと。このアップデートも大きな魅力となりそうですね。

↑My NP1の「ドライブコール」を使えば、相手が直接道案内してもらえたりもする(写真は旧バージョン)

 

次回の大型アップデートは夏を予定。この時の進化にも期待しましょう。

 

 

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危険な「あおり運転」を検知できる! カロッツェリア「VREC-DZ800DC」など、ドラレコ新モデル2種を発売

パイオニアは、2カメラタイプドライブレコーダーの新モデル「VREC-DZ800DC」「VREC-DH301D」を発売します。

 

VREC-DZ800DCは、前後の高画素数カメラ(各約200万画素)に、STARVIS技術搭載ソニー製CMOSセンサーを採用。夜間でも高感度・高画質に記録できる「ナイトサイト」に対応し、昼夜を問わず鮮明な映像を記録できます。6月発売予定で、実売価格は税込3万4000円前後。

↑VREC-DZ800DC

 

後方からのあおり運転を検知するとドライバーへ通知する「後方車両接近検知機能」を搭載し、未然にトラブルの回避が可能。新開発の画像認識技術による昼夜別々のアルゴリズムを用いて、高い認識率で検知・録画を行います。前方車両の急ブレーキや強引な割り込みなどで自車が急ブレーキをかけた場合に自動で記録する「急制動検知機能」も搭載。映像はイベントフォルダに記録され、上書きの心配もありません。

↑後方車両接近検知機能

 

↑急制動検知機能

 

駐車中の衝撃を検知すると、周囲の状況を記録。エンジン停止後最大40分間稼働する通常の「駐車監視機能」で検知前20秒間と検知後20秒間を記録し、その後は「駐車監視機能(セキュリティモード)」をオンにすると、24時間365日、常に車を監視できます。記録時間は検知後1分間、3分間、5分間から選択可能。次回乗車時に本体の画面表示と警告音でお知らせします。動作中にLEDインジケーターを点灯する設定も可能です。

↑駐車監視機能(セキュリティモード)

 

VREC-DH301Dは、前後の高画素数カメラ(フロントカメラ:約370万画素、リアカメラ:約200万画素)に、STARVIS技術搭載ソニー製CMOSセンサーを採用し、昼夜を問わず鮮明な映像を記録可能。7月発売予定で、実売価格は税込2万8000円前後。

↑VREC-DH301D

 

録画映像や操作画面が見やすい、3.0インチの大画面液晶モニターを搭載。操作ボタンを側面・上部に配置し、コンパクトでスッキリしたデザインが特徴。分かりやすさや使いやすさにこだわった操作ガイド表示や、SDメモリーカードの状態を検知し異常がある場合に知らせる警告機能など、様々な安心・サポート機能も搭載しています。

↑操作ガイド

パイオニアが新たに放つ“会話するドライブパートナー”「NP1」って何だ? 

カーナビゲーションもドライブレコーダーもすべてが音声で使える! そんな画期的なシステムがパイオニアから登場しました。それが“会話するドライブパートナー”「NP1」です。なにやらパイオニアが1990年に発売した日本初のカーナビゲーション「AVIC-1」を彷彿させるような名称ですね。3月発売予定のNP1とはいったいどんなシステムなのでしょうか?

↑音声によるインターフェースですべての機能を完結するパイオニア「NP1」。音声コマンドを認識すると右側のスピーカー部が横一に光る。サイズ:W118×H36×D93mm(本体のみ)、重量:300g(付属品含まず)

 

音声インターフェースでナビ機能など操作のすべてを完結

これまでのカーナビゲーションといえば、ディスプレイがあって、そこに地図を表示して音声と共にルートガイドするのが基本スタイル。しかし、それらの操作は高機能化が進むほど複雑化し、実はそれがドライバーにとって大きなストレスとなっていました。そのストレスを音声によって解決しようと誕生したのが、今回のNP1なのです。

本体は小さめの弁当箱サイズ。これをフロントウインドウの上部に取り付け、電源はシガーソケットから取るだけ。それ以外に接続するものは何もありません。本体には前後2つのカメラを備え、これがドライブレコーダーとしての役割を果たします。音声でやり取りするためのマイクやスピーカーも内蔵したことで、音声認識によるインターフェースを実現しているのです。

↑フロントガラス越しから見たNP1、右のカメラで進行方向の映像を撮影。左奥には操作スイッチがあり、そこで音声モニターのボリュームを調整する

 

ポイントはこれらの機能すべてに通信を使っていることにあります。入力された音声を、サーバーにある高性能な音声認識エンジンが即座に理解し、あいまいなコマンドにも最適な対応をします。さらにサーバーにある最新のデータをリアルタイムに取得したり、NP1で撮影したデータをアップロードも可能。専用アプリ「My NP1」を活用しながら、常にサーバーとつながることでその能力をどんどん拡張できるのがNP1最大の魅力です。

↑NP1とクラウド経由でつながるための専用アプリが「My NP1」。クラウドにアップされた映像を見たり、スマホによるナビ機能も備える

 

あいまいなコマンドもクラウド側の音声エンジンが即座に理解

ではカーナビ機能を例にNP1のメリットを紹介しましょう。まずはカーナビで定番の目的地設定から。ここでは行きたい場所を音声でNP1に伝えるだけです。「NP1、○○へ行きたい」と発すると、NP1からは「直線距離で○km先に○○が見つかりました。ここへ行きますか?」と返してきます。ここで「はい」と答えれば目的地までのルートが探索されて案内がスタートします。基本操作はこれだけです。今までのカーナビのようにメニューを開いて、ジャンルやエリアでの絞り込みをする必要はありません。

↑NP1を車内に取り付けたイメージ。一見してドライブレコーダーのようにも見えるが、奥行きがあってそれよりサイズはずっと大きい

 

目的地探しでは、複雑なコマンドにも音声で対応できます。「○○が食べたい」「○系ラーメン店を探して」と音声で発すると、その内容を理解して候補を即座にリストアップしてくれるのです。また、“Retty”を使った評判の良いお店を探せるのもこの機能のポイントです。さらに目的地設定後に追加すれば、自動的に立ち寄り地点として登録されるのも便利ですね。

↑目的地を設定した後で、さらに目的地を追加すると経由地として自動設定される

 

案内中も音声によるインターフェースが大活躍します。分岐点に近づくと、走行すべき車線を交差点ごとに3つ手前から案内するので、初めての道でも余裕を持って対応できます。案内中に分岐点を知りたかったら「次どこ曲がるの?」と聞くだけで曲がるポイントまでの距離と方向を案内してくれ、もし聞き逃しても聞き返せば何度でも答えてくれます。これまでのカーナビのように、メニュー画面からコマンドを入力するといった煩わしい操作なしに使えるのです。

↑ルート案内中は分岐点までの距離や進むべき方向などを音声で行う。ここでは「160m先、白山上交差点を直進です」「1.1km先、信号を右方向です」となる

 

↑分岐点に近づくと、My NP1上では徐々に地図を拡大していく。音声では「この信号を右です」と案内する

 

案内中のルートは最新の交通情報を基に、一番早く目的地に到着する「スーパールート探索」にも対応し、目的地付近の駐車場も空き状況をリアルタイムに考慮して音声で案内してくれます。この機能で何より嬉しいのは、走行中でも簡単に目的地が設定できること。音声を使っていることで、今までのように設定のため、わざわざクルマを停止する必要がないんです。これは実際に使ってみるとその便利さをすぐに実感できると思います。

 

突然のアクシデントにもクラウド保存で録り逃しなし!

そして、その機能はカーナビだけにとどまりません。ドライブレコーダー機能では走行中の映像を前後2つのカメラで、前方はフロントガラス越しに、後方は車内越しに撮影してくれます。

↑車内側から真正面で見たNP1。左部分は車内から後方を撮影するカメラで、夜間でも鮮明に映し出せる(モノクロになる)よう赤外線機能も備える

 

アクシデントに遭遇して衝撃を検知すると、その映像は自動的に指定のスマホやクラウドにアップロード。慌てふためいているときでも確実にその映像を残しておけるのです。もちろん、一般的なドラレコと同じように気に入ったシーンを動画や静止画で残すこともできます。その時は音声で「動画を撮って」「写真撮って」と告げるだけ。後からいつでもスマホ側から見られるようになるのです。

 

ドラレコ機能に通信が伴ったことで便利! と感じるのが駐車監視です。今まではクルマに戻ってからアクシデントに気付いていましたが、NP1では衝撃を検知すると指定したスマホに映像と共に通知されます。これならトラブルへの解決も迅速に対応できるというわけです。もちろん、スマホから遠隔操作でいつでも動画や写真を撮ることもできるのは言うまでもありません。

↑NP1が衝撃を受けて撮影したイベント映像や、任意に撮影した映像はサーバーにアップロードして保存。保存後はいつでもスマホからアクセスできる

 

ドライブがもっと楽しくなるプラスαの機能も備えています。初めての場所へ行ったとき、周辺に名所スポットがあることにはなかなか気付きにくいですよね。NP1はそんな時も「ドライブトピック」という機能で適宜案内してくれます。その収録件数は全国で約7600か所。時間や位置、地図を組み合わせて、その時々に最適な情報を案内してくれるので、出掛け先で気付くこともきっと多くなるでしょう。筆者的にはわかり切った自宅付近の道は、あえて案内しない配慮付きというのが気に入りました。

 

また、友人宅を訪ねる時などに役立ちそうなのが専用アプリMy NP1上で使う「ドライブコール」です。あらかじめ互いの連絡先を登録しておくことで、アプリ上から連絡すると相手に着信。相手のスマホには自車の位置やNP1で撮影した映像が映し出され、それを使いながら道案内をしてくれるのです。映像はリアルタイムの動画で送られるので、「もっと先、そこを右……」といった案内を聞きながら目的地にたどり着くことができるんですね。今までありそうでなかった機能、NP1ならこれが実現できてしまうんです。

↑「ドライブコール」を使うと、コンタクトした相手のスマホには車両の位置を示す地図とNP1で撮影している動画映像がリアルタイムで表示される

 

最初のアップデートでAmazonアレクサにも対応

これらを実現する通信機能ですが、最初の1年間は無料。2年目からは有料となりますが、これだけの機能が使えるなら延長しても損はしないはず。というか、NP1は通信機能が使えなければ、ほぼ“単なる箱”となってしまいます。まだ延長時の通信料は決まっていませんが、パイオニアによれば「負担感を感じない設定にしたい」とも話していました。NP1を存分に楽しむためにも延長は必須ですね。

 

NP1では「In Car Connect」にも標準で対応していることも見逃せません。車内にNTTドコモのLTE回線のWi-Fi環境をもたらし、接続したスマホやゲーム機などは車内で使い放題となるのですから。NP1なら新たに機材を購入せずともこのサービスに対応できます。これもNP1の大きなメリットと言えるしょう。

 

そのほか、NP1は4月にはリリースされるアップデートにより、Amazon アレクサへの対応を果たす予定です。この対応によって、NP1はニュースや天気予報、音楽再生などにも対応できるようになります。特に音楽はBluetooth経由でカーオーディオに接続すれば、迫力あるサウンドが楽しめるのです。もちろん、アレクサを使った自宅の照明やエアコンのON/OFFも可能。これもぜひ試してみたいですね。

 

パイオニアによればNP1のアップデートは今後も随時予定していくとのこと。つまり、時期を追うごとにNP1は魅力的な機能を備えていくことになるんですね。その意味でもNP1はまさにドライブに役立つ“魔法の小箱”そのもの。ドライブがますます楽しくなることは間違いなし。NP1が発売される3月が今から待ち遠しいですね。気になる価格は、バリュープラン(通信+サービス利用料3年分付)9万3500円(税込)、ベーシックプラン(通信+サービス利用料1年分付)6万5780円(税込)です。

 

 

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パイオニアのクルマWi-Fiでみんなワイワイ! データ通信量を気にせず車内をエンタメ化

“いま”爆売れ中の車載用Wi-Fiルーター、パイオニア「DCT-WR100D」。そのヒットの背景をカーITジャーナリストの会田さんが解説します!! クルマ室内をオンライン化すれば、「退屈」は「楽しさ」に変わるはず。

※こちらの記事は「GetNavi」 2021年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ドコモの回線を使用して日本全国ネットに快適接続

【車載用Wi-Fiルーター】2020年12月発売

パイオニア

DCT-WR100D

2万7500円(税込)

シガーソケットに取り付ければ車内でWi-Fiを利用できるルーター。基本は走行時での使用となる。ドコモの回線を利用するので快適に通信が可能。契約プランも豊富で、最短1日単位での契約も可能。ちょっと使いにもピッタリだ。

 

カーITジャーナリスト

会田 肇さん

自動車雑誌の編集を経てフリーに。カーナビやドライブレコーダーをはじめ、自動運転技術などにも詳しい。

最大5台が同時接続できる車内用Wi-Fiルーター

携帯電話の回線を使うとデータ通信量が気になる。でもスマホ内のコンテンツだけだと飽きてしまう。そんな悩みを解消するのが、車内をエンタメ空間にできる車載用Wi-Fiルーターだ。販売開始後3か月で、販売目標台数の3倍を超えた。

 

「定額で高速のデータ通信が使い放題になる“魔法の小箱”。車内で最大5人がデータ量を気にせず通信を快適に楽しめます」(会田さん)

 

多彩な契約プランも魅力だ。

 

「料金プランが秀逸。クルマをよく使う人、たまにしか使わない人も最適プランが選べます」(会田さん)

 

↑対応するカーオーディオとスマホをUSBで接続。大きな画面で操作することが可能になり、タイトルやジャケットも見やすくなる

 

↑移動時には手持ちのスマホをWi-Fiにつないで音楽をストリーミング再生。豊富な再生リストから気分に合った曲を再生できる

 

【トレンドのツボ】販売開始から3か月で目標の300%超えを達成

昨年12月に登場するや話題を呼び、メーカーの販売目標達成率の300%以上もの売れ行きで、品薄状態が続いた。リモートワーク需要を捉えたほか、コネクティッドの伸長も背景だ。

 

 

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パイオニアの車載オーディオ新製品が続々登場

パイオニアは、車載向けオーディオの新製品として、「グローバルシリーズ」のユニットサブウーファー「TS-W312S4」、ハイレゾ音源の再生に対応したチューンアップトゥイーター「TS-T930」、「Cシリーズ」のカスタムフィットスピーカー5機種・チューンアップトゥイーター2機種を発売します。

 

世界累計500万台突破のサブウーファーの国内向けモデル

↑30cm サブウーファーのTS-W312S4

 

「グローバルシリーズ」は、同社がすでに海外市場において「チャンピオンシリーズ」として展開しているユニットサブウーファーを、国内向けにしたもの。「チャンピオンシリーズ」は、北米で開催された音の大きさを競う音圧コンテストで優勝したサブウーファーのコンセプトを踏襲し進化させたシリーズです。世界的人気を誇り、世界累計出荷台数500万台を突破しています。

 

今回新たに発売されるTS-W312S4の特徴は、クリアで深みがあり、それでいてパワフルな重低音。入力された信号に対し忠実に駆動する軽量な「高剛性シームレスコーン」と、効率よく強度を高める「高強度IMPP大型ハニカムデザインセンターキャップ」をシームレスにつなげる独自構造を採用しています。

 

また、「グルーブ形状フレーム」の採用により、フレーム強度の向上に加え、不要共振を分散。さらに、大型磁気回路を支える「抱え込み構造ボトムバスケット」の採用により、大音量再生時の共振を抑え、歪みのないクリアな重低音を再生します。

 

さらに、効率よく磁束を高められる「2層プレート構造」により、一般的な1層構造のサブウーファーに比べ高いパワーを発揮します。高い放熱性を持ち圧巻の音圧を実現する「ダブルスタック大型マグネット」も採用。重低音に、パワフルで圧倒的な量感と、強い音圧を実現しました。

 

TS-W312S4の希望小売価格は3万3000円(税込)、発売時期は10月です。

 

澄み切った音を鳴らすハイグレードチューンアップトゥイーター

↑TS-T930

 

チューンアップトゥイーターのTS-T930には、パイオニアがカロッツェリアのRSスピーカーで培った独自技術や厳選された高品位パーツなどを採用。超高域までの極めて高い解像度で、空間への描写力と臨場感を高めています。さらに、専用設計された高品位クロスオーバーネットワークを採用することで、低域から超高域までの音が自然につながり、澄み切った高音と輪郭のくっきりとした音像を実現します。

 

また、高品位ハイパスフィルターを採用した専用インライン「クロスオーバーネットワーク」により、場所を選ばずに取り付けができるため、手軽に音質向上が図れます。純正スピーカーなどから簡単にシステムアップ可能です。

 

また、ダッシュボードに取り付けたトゥイーターの角度を変えられる「角度調整機構」を採用。高域の指向性をコントロールすることで中域の優れた音場感を実現しました。デザイン面では、トゥイーターの背面にまで剛性を高め高級感を演出する「しぶき塗装」を採用し、高音質スピーカーにふさわしいデザインに仕上げています。

 

TS-T930の希望小売価格は3万800円(税込)、発売時期は11月です。

 

歪みの少なさと指向性に優れる「Cシリーズ」

↑17cm セパレート2ウェイスピーカーのTS-C1730SⅡ

 

Cシリーズは、低歪みと指向性に優れた「Open & Smooth」をコンセプトしたシリーズです。空間描写力と臨場感を演出するハイレゾ再生にも対応し、充実した中域再生に加え、クラスを超えた臨場感を実現します。

 

今回発売されたカスタムフィットスピーカー5機種も、このコンセプトを踏襲。トゥイーターで中域まで再生することで車内での中域の減衰や乱れを解消し、充実した中域再生で目の前で演奏しているような臨場感を作り出します。

 

ウーファー部には、音量の変化に強い素材を採用した「コルゲーションエッジ」、より正確な反応を実現する2層構造「アラミドファイバーコーン」、高い磁束を獲得する「高性能磁気回路」、不要共振を徹底排除する高剛性の「アルミダイキャストフレーム」などを採用。大音量時にも質感の高い、充実した中低音を実現しました。

 

また、Cシリーズのチューンアップトゥイーターは、 大口径2.9cmバランスドドームダイアフラムトゥイーターによる歪みのないクリアな高音域再生が特徴。こちらも、先ほど紹介したTS-T930と同様、クロスオーバーネットワークにより、純正スピーカーなどからのシステムアップができます。

 

Cシリーズの新商品はオープン価格で、発売時期は11月となっています。

 

それぞれのアイテムは、人気の車内用通信システムに対応しているうえ、デザインがフラットで車内になじむ取り付けが可能です。車載オーディオのクオリティを上げたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

容量無制限、速度制限なし!車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」が車内での過ごし方を変える

消費者の“これが欲しい”というニーズをいち早くキャッチし、次にヒットするアイテムをプロがピックアップ。使い倒して実力をくまなくチェックする。モバイルライターが最も注目する、移動手段としてはもちろん、テレワークでの働き場所としても利用されているという、車内での過ごし方を大きく変える「パイオニア カロッツェリア DCT-WR100D」を解説。

 

【今回紹介する商品】

最大5台のディバイス接続可能!車載用Wi-Fiルーター「パイオニア DCT-WR100D」

 

パイオニア カロッツェリア
DCT-WR100D

2万7500円

走行中や、一定条件下での停車中に車内で使えるWi-Fiルーター。スマホやタブレット単体での使用のほか、対応するカーオーディオとの接続も可能だ。電源は12Vシガーソケットから供給。

 

私が解説します!

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやタブレット、スマートウオッチなど最新ガジェットやサービスに精通。数多くの雑誌やウェブメディアで記事を執筆している

通信が欠かせない現代に複数台に同時接続できる喜び

PCやスマホで通信をするためにWi-Fiは欠かせないが、クルマの中はその流れから置き去りにされてきた。それを打破するのが車載用Wi-Fiルーターだ。

最大5台のデバイスを同時接続できるのがポイント。スマホやタブレットのカーナビアプリや音楽再生はもちろん、同乗者がストリーミング動画を視聴したり、ゲームアプリやSNSも楽しめる。

5台同時接続だと当然データ量が多くなるが、通信容量は無制限。またどれだけデータ量を消費しても突然スピードが落ちる心配はない。料金プランも豊富で、365日向けのプランで1万3200円と月当たり1100円相当で利用できるほか、たまに使うなら1日あたり550円で利用できるプランまであるのはうれしい限り。

通信コストを抑えたい人や、脚光を浴びているクルマのテレワークなどにも向き、車内での過ごし方を変えるアイテムなのだ。

 

<使ってわかった!ココがイイ!>

【ココがイイ!01】最大5台まで同時接続OK!みんなで楽しめる

一般的なクルマの乗車定員を考えれば5台の同時接続は文句なし。複数の端末を同時に接続しても動画再生が止まってしまうようなことはなかった。もちろんビジネス文書のやり取りにも便利。

 

 

【ココがイイ!02】ドコモ回線を利用するので通信速度も十分!

5G時代において“非常に速い”とは言えない速度だが、たとえばYouTubeを720p画質で再生した際も快適に視聴ができた。テレワークを踏まえても、普段使いの実用面で十分だと感じた。

●通信速度計測サイトで計測した結果。5回計測したうえの平均値を掲載

 

【ココがイイ!03】手のひらサイズでコンパクト! 気軽に持ち出せる

コンパクトなので外出時に使用するバッグに入れておける。自分のクルマだけでなく、旅行や出張先でレンタカーを借りる際も本体と電源ケーブルを持つだけでOKと、手軽に使える。

 

【モバイルライター・井上のヒットアナリティクス】

車載専用と割り切った独自のアイデアが光る

昨今はスマホの大容量プランが広まったが、外出自粛による低容量の選択も多く、外出時のWi-Fi需要はある。車載というニッチ市場を攻める本製品だが、テレワークやクルマでの移動の機会が増加し、ニーズを高まっている。

[5点満点で評価]
先進技術:3.5/5.0
顧客ニーズ:5.0/5.0
市場の将来性:4.0/5.0
独自性:4.5/5.0
コスパ:5.0/5.0

 

メーカー担当者から


パイオニア販売株式会社
マーケティング部
プロモーション課
藤田和幸さん

車内で手軽に利用できる使い方とコストが自慢

市場調査ではモバイルWi-Fiルーターなどを使用して、車内でオンラインコンテンツを利用するニーズがありました。そこで、使い方もコスト面でも手軽に利用できる車載用Wi-Fiルーターを考案しました。販売も好調で、発売後4か月ほどは供給が追い付かない状況でした。

●パイオニア公式HPもチェック!➡https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/

撮影/我妻慶一

意欲作が続々登場!注目の新作AV&デジタル機器10選

夏を前にして各社から新製品が続々リリース。今回は、その中でも特に注目すべきスマホ、完全ワイヤレスイヤホンから最先端ガジェットまでを一挙紹介。これまでにない意欲作が続々登場してきた!

※こちらは「GetNavi」 2021年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がチェックしました!】

テクニカルライター

湯浅顕人さん

オーディオからガジェット、アウトドアツールまで精通。アクティブにアイテムを活用する。

 

【その1】カメラもオーディオも極めた5Gフラッグシップスマホ

Androidスマホ

ソニー

Xperia 1 III

価格未定

6月中旬以降発売

世界初の可変式望遠レンズを含むトリプルカメラを搭載した旗艦機。新構造のスピーカーは最大音圧が向上し、映画や音楽を高い臨場感で再現する。21:9の4Kディスプレイは120Hz駆動&最大240Hzのタッチ検出に対応しており、ゲームも快適だ。

SPEC ●ディスプレイ:6.5インチ有機EL●CPU:Snapdragon 888●RAM/ROM:12GB/256GB●防塵/防水:IPX5/IPX8/IP6X●バッテリー:4500mAh●サイズ/質量:W71×H165×D8.2mm/188g

 

↑3.5mmステレオ端子を搭載するほか、最大音圧が40%向上したステレオスピーカーも装備。立体音響技術「360 Reality Audio」にも対応する

 

↑カメラアプリはシャッタースピードやISO感度などを設定可能な「Photography Pro」に一本化。設定の簡単な「BASIC」モードも備えている

 

【プロのインプレ!】広角から望遠まで撮影意図を反映できるカメラ性能がスゴい

「特筆すべきは広角16mmから望遠105mmまでカバーするカメラまわりの豪華さ。素早く正確なAFや低照度撮影の美しさ、さらに多機能な撮影アプリを備え、その性能は群を抜きます」(湯浅さん)

 

↑最下段に屈曲光学系を採用した望遠レンズを搭載。焦点距離を70mmと105mmの2段階で切り替えられる本格仕様だ

 

【その2】首元の熱を吸収する「着るエアコン」が進化!

ウェアラブルサーモデバイス

ソニー

Reon Pocket 2

実売価格1万4850円

ステンレススチール製の金属部を首筋に当てて冷やしたり温めたりできるデバイス。熱を吸収する電子部品「ペルチェ素子」を利用しており、この第2世代では従来比最大2倍の吸熱性能を実現した。新たに耐水・耐汗構造となり、モバイルバッテリーに接続したまま使える。

SPEC ●充電時間:約2.5時間●電池持続時間:COOL/約4時間(レベル1)~約1.5時間(レベル4)、WARM/約4時間(レベル1)~約2時間(レベル4)●使用温度範囲:5℃~40℃●サイズ/質量:W54×H20×D16mm/92g

 

↑別売のネックバンド(実売価格1480円)も用意。冷温部が首元にしっかり密着するフィット性の高い素材で、15gと軽い

 

↑専用アプリでは冷たさ・温かさのレベルをそれぞれ4段階から選ぶことが可能。冷温部の温度チェックや電源操作もできる

 

【プロのインプレ!】性能アップに加え対応ウエアが増えてさらに使いやすく

「冷感素材ではなく、実際に熱を吸収して体表面温度を下げてくれるのが魅力。従来は専用肌着と併せて使う必要がありましたが、ネックバンドが登場したことで使いやすさがアップ。さらに、アパレルメーカーからも対応ウエアが続々登場中です」(湯浅さん)

 

↑対応Tシャツは、セレクトショップ「エストネーション」などで販売中。いずれも首元に本製品の格納ポケットを備え、自然に装着できる

 

【その3】マグネットでiPhoneに固定できる新機軸バッテリー

モバイルバッテリー

Anker

PowerCore Magnetic 5000

実売価格3990円

容量5000mAhのモバイルバッテリー。最新iPhoneで採用されたMagSafeに対応しており、本体をしっかり固定して充電できる。USB Type-C端子を経由して各種機器への高速給電も可能。バッテリー本体の充電もUSB Type-Cケーブルで行う。

SPEC ●容量:5000mAh●USB Type-C入力:5V/2.2A(最大11W)●USB Type-C出力:5V/2A(最大10W)●ワイヤレス出力:5W●サイズ/質量:W93×H63×D16mm/133g

 

↑マグネット式ワイヤレス充電は、iPhone 12シリーズが対応。iPhone 12へは約3時間で最大95%まで充電可能だ(Anker調べ)

 

↑ケースがMagSafe対応なら、装着した状態でもそのままワイヤレス充電可能。いちいちケースを取り外す必要がない

 

【プロのインプレ!】薄型バッテリーで装着しながらでも端末を操作しやすい

「薄さ16mmのスリム仕様で、マグネット式ワイヤレス充電をしたままでもiPhoneを保持しやすいのがうれしい。ワイヤレス充電時に気になる、温度管理や過充電保護、異物検知といった安全機能をしっかりと備えた点は、さすがのAnker製品です」(湯浅さん)

 

↑ワイヤレス充電しつつiPhoneを使えるのが◎。強力なマグネットと滑り止めに加え、握りやすい形状のため片手でも安定して操作できる

 

【その4】後方カメラで追突事故もしっかり記録する

ドライブレコーダー

パイオニア

VREC-DH300D

実売価格2万5980円

前後2つのカメラと3.0型モニターからなるドライブレコーダー。衝撃検知時の録画は別フォルダに保存され、GPSで録画時の位置も記録してくれる。高感度な「STARVIS」搭載のCMOSセンサーで、暗い場所でも鮮明に撮影可能だ。

SPEC ●画素数:約370万(本体)、約200万(リア)●画角:水平112度、垂直60度(本体)/水平105度、垂直55度(リア)●サイズ/質量:W90.5×H101.9×D36mm/125g(本体)

 

↑操作メニューの画面位置は、側面の操作ボタンと連携している。大画面とあいまって、夜間でも操作しやすい

 

【プロのインプレ!】「記録の死角」を大幅に減らせる!

「車両事故で多くの割合を占める追突事故では、ドラレコがあっても後方カメラがないと意味がありません。本機は後方カメラもF1.8の明るいレンズと高感度イメージセンサーを搭載しているので安心できます」(湯浅さん)

 

↑高感度録画機能「ナイトサイト」に対応。スモークのリアガラス越しでも明るく撮れる

 

【その5】デザインを妥協したくない人に最適な健康管理トラッカー

スマートウオッチ

Fitbit

Fitbit Luxe

実売価格1万7990円

心拍数や体温、睡眠状態といった身体情報や、ウォーキングやサイクリングなどの運動量を記録できるスマートウオッチ。アプリと組み合わせ、健康状態の分析も可能。ガイドに従って行うリラックスできる呼吸セッションも用意する。

SPEC ●ディスプレイ:カラー有機EL●計測項目:呼吸数、安静時心拍数、心拍変動ほか●バッテリー持続時間:5日間●耐水性能:50m●サイズ/質量:W17.5×H36.3×D10.2mm/26.2g

 

↑ジュエリーのような輝きを持つ本体。金属射出成形デザインと金属気化技術で実現した

 

↑心拍数表示。有機ELディスプレイにより、明るい屋外でもしっかりと視認できる

 

【プロのインプレ!】男女も場面も問わずにいつでも身に着けていられる

「身体や活動の記録をとるトラッカーは、できれば24時間身に着けていたいもの。高品位なデザインのFitbit Luxeは、フォーマルでもカジュアルでもマッチ。シリコンベルトも装着感が良く、自宅でもずっと着けていられます」(湯浅さん)

 

↑スタイリッシュな外観で、様々なファッションに合わせられる。写真はブラック/グラファイトだ

 

【その6】一台置くだけで立体的な音響空間を創出

ワイヤレススピーカー

ソニー

SRS-RA5000

実売価格6万6000円

7基のユニットを搭載したワイヤレススピーカー。「360 Reality Audio」対応の配信サイトで対応コンテンツを再生すると、周囲360度と上方向から音が聴こえ、部屋のどこにいても音に包まれる感覚を味わえる。

SPEC ●スピーカー口径:約4mm(上向き)×3、約46mm(ミッド)×3、約70mm(サブウーファー)×1●方式:密閉型(上向き、ミッド)、バスレフ型(サブウーファー)●サイズ/質量:W235×H329×D225mm/4900g

 

↑入力切り替えボタン。Wi-Fi(音楽配信サイト)、Bluetooth、有線(ステレオミニ端子)の各接続を切り替えられる

 

↑スマホから本体設定や配信サイトの選択が可能。Amazon Music HDに「360 Reality Audio」対応の音源がある

 

【プロのインプレ!】多数のスピーカーやケーブルを使わずに立体音響を楽しめる

「周囲に多数のスピーカーを設置しなくても、一台置くだけで立体音響が楽しめるのは便利。映画などを6.1chサラウンドで視聴するような使い方はできませんが、2chの音源でも音場を広げてくれる『Immersive AE』機能を備えており、臨場感は十分優れています」(湯浅さん)

 

↑設置例。上方と水平方向に設置されたスピーカーが、反響も利用して立体音響を実現。部屋の形状に合わせて設定を最適化する機能もあり

 

【その7】左右が自動認識で切り替わり手探りでもサッと装着!

ワイヤレスイヤホン

EARIN

A-3

2万7800円

左右独立のワイヤレスイヤホン。耳にフィットするデザインで、長時間の装着でも快適。IP52の防塵・防水に対応する。充電はケースに装着して行い、USB Type-Cとワイヤレス充電を利用できる。4つのマイクでノイズレス通話も可能だ。

SPEC ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz●ドライバー型式:ダイナミック型●充電時間:1.5時間●最大再生時間:5時間●本体質量:3.5g(片方)

 

↑イヤーチップのないオープンタイプのため、非常にコンパクト。それでいてドライバーは14.3mmと大口径で、迫力のあるサウンドを楽しめる

 

↑耳にフィットするデザイン。左右ともにタッチセンサーを装備し、ダブルタップや長押しによって再生・停止などの操作が可能

 

【プロのインプレ!】左右自動認識で着脱が頻繁でもストレスフリー!

「2つのユニットに左右の区別がなく、装着すると配置が自動認識されて左右が割り当てられます。装着時にいちいち左右を確認しなくて済むのは本当に便利で、レジでの会計時などちょっとイヤホンを外すときなどで快適さを実感します」(湯浅さん)

 

↑バッテリーを内蔵したケース。充電時も左右を区別せずに収納できる。本体とケースを併用すると、3時間の充電で最大30時間の使用が可能だ

 

【その8】フォーマルとアクティブを2種類のストラップで使い分け

スマートウオッチ

OPPO

OPPO Band Style

実売価格4480円

心拍数や運動量などを記録するデバイス。ストラップはフォーマルな場にも合うスタイルタイプと、ワークアウト時などに使えるスポーツタイプの2種類が付属する。スマホと連携し、通知の確認や曲再生の操作なども可能。

SPEC ●ディスプレイ:1.1インチ有機EL(126×294ドット)●防水:5気圧●サイズ/質量:W40.4×H17.6mm(ストラップ幅11.45mm)/10.3g

 

↑文字盤の切り替えが可能。初期設定の5種類のほか、スマホアプリ経由で40種類以上を選択できる

 

↑スタイルストラップは付けたままで充電できる。最長12日間の使用が可能

 

【プロのインプレ!】この価格で“全部入り”に近い機能の充実ぶり

「基本的な機能に加え、新型コロナ対策で話題の血中酸素レベル測定や、サイクリングや水泳など12種類のスポーツモード、カメラコントロールなど機能が満載。どんな服装にもマッチする洒落たデザインも魅力です」(湯浅さん)

 

↑専用アプリ「HeyTap Health」。取得したデータの履歴を表示・分析できるほか、本体の設定も可能

 

【その9】暑く蒸れがちなマスク内の空気を循環させる

マスク取り付け型ファン

ライフオンプロダクツ

PRISMATE マスクエアーファン

1760円

マスクに取り付け、内部の空気を循環させるファン。本体には抗菌加工が施され、抗菌率99.9%を実現する。連続動作の通常運転モードと、間引き運転のリズムモードの2通りを備え、ダブルクリック方式の電源で誤作動を防止できる。

SPEC ●充電時間:5時間●連続使用可能時間:3.5時間(リズムモード使用時)●バッテリー容量:250mAh●消費電力:0.5W●サイズ/質量:W35×H18×D73mm/22g

 

↑装着例。本体はマスク内に隠れ、外から見えるのはクリップ部だけなので、目立ちにくくスマートだ

 

【プロのインプレ!】これからの季節少しでもマスクを快適に使いたい!

「本機を使えば、暑い夏でもマスクの着用が楽になります。マスク一体型ではないので、好みのマスクと組み合わせて使えるのが魅力的です。なお黒系のマスクを使いたい人には、オフィシャルストア限定でダークグレーも用意されています」(湯浅さん)

 

↑体表温度の違い(メーカー調べ)。ファン使用中は、未使用時に比べてマスク内の温度が大幅に下がっている

 

【その10】スマホの画面で耳の中が見えるハイテク耳かき

耳かき

ライフサイド

MieRu

実売価格7580円

先端に超小型レンズを装備した耳かき。耳穴内の映像をスマホでリアルタイム表示可能。先端のイヤースプーンは付け替え可能で、大人用・子ども用・360度環状が2本ずつ付属する。自動温度制御や鼓膜接近アラームなど、安全性にも配慮。

SPEC ●解像度:500万ピクセル●計測精度:0.02cm●フル充電時間:1.5時間●フル充電使用時間:約90分●サイズ/質量:W150×H30×D20mm/32g

 

↑先端部。耳穴内を明るく照らすLEDやCMOSレンズ、AIチップなどの超小型パーツが配置されている

 

↑スタイリッシュな収納ケースが付属。イヤースプーンも一緒に収納しておくことができ、紛失しにくい

 

【プロのインプレ!】耳穴の様子が詳細にわかって興味深い

「注意深さを必要とする耳掃除。本機は耳穴内とイヤースプーンの先端部分を360度のパノラマ映像で確認できます。3種類のイヤースプーンが2本ずつ付属しているため、家族でイヤースプーンを使い分けることも可能です」(湯浅さん)

 

↑スマホの「Time siso」アプリ。リアルタイム表示のほか、静止画や動画での記録も行える

アンプ出力を2倍に強化したパイオニアのミニコンポ「Stellanova Limited」

パイオニアは、ハイレゾワイヤレスオーディオ「Stellanova(ステラノヴァ)」の音質にこだわったハイエンドモデル「Stellanova Limited」を、公式オンラインストアにて限定販売します。直販価格は17万8000円。

↑「Stellanova Limited」

 

Stellanovaは、iPhone・iPad・Androidスマートフォン・外付けHDDなどに保存したハイレゾ音源を、iOS/Android専用アプリケーションを使って非圧縮でワイヤレス再生が可能なオーディオシステム。USB DACアンプとワイヤレスユニットで構成されており、スピーカーやヘッドホンを接続して聴けるほか、外付けHDDに保存した楽曲をネットワーク内のPCやスマホからワイヤレスで再生することも可能です。

 

今回発売されるハイエンドモデルは、USB DACアンプのスピーカー出力アンプに高出力LSIを採用。通常モデル比2倍の出力パワーにより、インピーダンスの低いスピーカーでも余裕をもって駆動させることができます。また、低歪チップ積層セラミックコンデンサや、音声の歪みを低減するスピーカーライン用ノイズフィルターを採用することで、歪みのない高音質を実現しました。

 

ヘッドホン用出力アンプにはハイパワーICを採用し、ICの性能を最大限に発揮するヘッドホンアンプ用電源レギュレーターICも搭載。インピーダンスの低いヘッドホンでも力強い音を再生します。また、ハイエンド向け音響用アルミニウム電解コンデンサをヘッドホンアンプ電源に採用することで、低域の伸びと量感を向上させ、しなやかで力強い音楽再生を実現しています。

 

さらに、133点の部品を見直し、厳選した部品を使用することで、ハイエンドモデルならではの高音質を実現しています。

 

筐体にはアルミニウムを採用し、表面にブラックカラーのアルマイト処理を施すことで硬度や耐腐食性を向上させるとともに、ダイヤモンドカット面にダブルアルマイトによるカッパー色をあしらうことで高品位なデザインに仕上げています。

↑ブラックの筐体にカッパーのエッジがクールな印象

 

出力を強化し、コンパクトながらハイパワーな駆動力を備えたハイエンドモデルは、自宅でじっくり音楽を楽しみたい人にピッタリ。限定販売となりますので、欲しい人はお早めに!

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

もっと安心・快適なドライブのために取り入れたい安全カーグッズ12選

より安全な運転をアシストしてくれるクルマの技術は進化する一方だが、安全な運転の責任を最終的に負うのはドライバー自身。ドライブレコーダーや視界確保、死角解消アイテムを積極的に取り入れて、安心・快適なドライブを盤石なものにするべし!

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【その1】ドライブレコーダー

事故の際の記録やあおり運転対策として欠かすことのできないドライブレコーダー。360度記録タイプや複数カメラ搭載タイプも増え、選択肢はより多くなっている。

 

【No.1】[360度+リアカメラタイプ]全周囲360度記録とリアカメラで死角なし!

       

ユピテル

marumie Q-30R

3万9600円

全周囲360度と後方を同時記録するドライブレコーダー。リアカメラもHDRに対応し、白とびや黒つぶれを低減し鮮明に記録する。SDカードの定期的なフォーマットも不要で、書き込みエラーを防ぐ。

SPEC ●記録解像度:最大360万画素(フロント)、最大200万画素(リア)●最大記録画角:水平360度×垂直240度(フロント)、対角155度(リア)●サイズ・質量/W69×H72×D39mm/約157g(フロント)、W54×φ25mm/約26g(リア)

 

↑フロントカメラの垂直視野角は240度。交差点付近の信号機から車内までをしっかりと記録できる

 

【No.2】[360度タイプ]最高水準の高精細で水平360度全方位録画が可能

ケンウッド

DRV-CW560

実売価格3万9800円

F1.8の明るいレンズを搭載し、業界最高水準となるフルハイビジョンの2倍の高解像度で水平360度記録が可能。録画した映像はそのままスマホに転送でき、専用アプリを使用することでその場で確認できる。

SPEC ●記録解像度:最大2160万×2160万画素(動画最大約466万画素)●最大記録画角:水平360度×垂直210度 ●サイズ・質量/W64×H71×D84mm/137g

 

■ラウンド

■2分割

■4分割

■切り出し

■パノラマ

↑360度カメラで撮影した映像は、専用アプリで再生が可能。5つのビューモードで切り替えて再生できる

 

【No.3】[360度タイプ]1台のカメラで全方位とフロントを同時記録する

カーメイト

ダクション 360 S DC5000

6万5780円

360度レンズを2つ搭載し、水平・垂直の全方位を記録可能。前方もクリアに記録できる日本初のデュアルレック機能を搭載。クルマから取り外してアクションカメラとしても使え、映像はスマホで確認できる。

SPEC ●記録解像度:約410万画素(全天球)、最大200万画素(フロント)●最大記録画角:水平360度×垂直360度 ●サイズ・質量/W69×H72×D39mm/約157g

 

■全天球録画+フロント録画

↑360度全方位録画と同時に車両前方をフロント録画として高解像度で記録できる。ナンバープレートや前方の景色もクリアに映し出すことが可能だ

 

【No.4】[3カメラタイプ]3つの広角カメラで広範囲をしっかり記録

オウルテック

OWL-DR803FG-3C

実売価格3万6080円

車両前方、車内、車両後方をカバーする3カメラタイプ。フロントは2560×1440のWQHD画質、車内とリアもフルHDの鮮明な画質で記録できる。車内カメラは赤外線撮影にも対応し、暗所でも安心だ。

SPEC ●記録解像度:約370万画素(フロント)、約200万画素(車内)、約200万画素(リア)●最大記録画角:対角139度(フロント)、対角148度(車内)対角133度(リア)●サイズ・質量/W108×H108×D44mm/約107g(フロント)、W57×H28×D56mm/約28g(リア)

 

↑フロントは対角139度、車内は対角148度、リアは対角133度をカバー。3つのカメラで広範囲を確実に記録する

 

【No.5】[ナイトビジョンタイプ]夜間や悪天候時でも前方300mまでをはっきりと確認可能

ランモード

ナイトビジョンシステム VAST PRO

5万2800円

独自の暗視モニターシステムで夜間や視界の悪い荒天時でも300m先までをはっきりと確認可能。フルHD画質での記録ができるリアカメラも搭載され、あおり運転などの危険運転から身を守れる。

SPEC ●記録解像度:約200万画素(フロント)約200万画素(リア)●最大記録画角:対角45度(フロント)、対角170度(リア)●サイズ・質量/W217×H85×D65mm/600g

 

↑暗い道でも前方の対象物をしっかりと確認可能。インパネへの設置のほか、吸盤でガラス面にも設置できる

 

【No.6】[1カメラタイプ]わずかな光量でも鮮明に記録できるナイトサイト搭載

パイオニア カロッツェリア

VREC-DZ600C

実売価格2万4280円

高感度で記録できるCMOSセンサーを搭載し、フルHDの高解像度で記録可能。従来のドライブレコーダーと比較して1/100の光量でも明るく鮮明な撮影ができるナイトサイトを搭載する。

SPEC ●記録解像度:約200万画素 ●最大記録画角:水平130度、垂直68度、対角160度 ●サイズ・質量/W78.6×H77.3×D47.4mm/118g

 

■ナイトサイト非搭載モデル/VREC-DZ600C

↑暗所での撮影に適したソニー製高感度CMOSセンサー「STARVIS」を採用。わずかな光量でも周囲の状況を鮮明に記録することが可能だ

 

【その2】視野確保アイテム

運転に必要な情報の多くは目を通して入手している。視界が悪くなる雨の日でもクリアに見えるアイテムや、視界を広げるアイテムを駆使して、安全運転につなげたい。

 

【No.1】スプレーするだけで水滴が広がり視界良好に

カーメイト

エクスクリア 超親水ミラーコート クイック

880円

水溶性ポリマーが薄い水膜を作って水滴をなじませる親水効果により、サイドミラーのクリアな視界を確保。スプレーするだけなので作業も簡単だ。サイドガラスにも効果あり。

 

■施工前

■施工後

 

【No.2】ワイパー作動後わずか5分で撥水被膜が雨をはじく!

PIAA

AEROVOGUE 超強力シリコートワイパー

オープン価格

ガラスが乾いた状態でワイパーを5分間作動させるだけで、フロントウィンドウに撥水被膜を形成し雨をはじく。効果が薄れたら再度ワイパーを作動するだけで、撥水被膜を再形成する。

 

■未使用時

■使用時

↑未使用時は雨粒の影響で光が乱反射する。使用時は撥水被膜がウィンドウガラスを平らにするのでクリアな視界になる

 

【No.3】視界面積を3倍に広げて見えない場所が確認可能

カーメイト

リアビューミラー OCTAGON

1760円〜3080円

半径1400mmの球体から切り出された曲面鏡を用いたルームミラー。一般的なミラーと比較して視界面積が約3倍に広がり、後続車や追い越し車線の様子もラクに確認できる。

 

↑表面をブルーコーティングした防眩タイプもラインナップ。後続車のハイビーム(ハロゲン球)のまぶしさを大幅にカットする

 

【その3】死角解消アイテム

どれだけ注意しているつもりでも、運転席から見えないエリアは必ず存在する。そんな死角を解消するアイテムを積極的に取り入れて、ヒヤッとする場面を少なくしよう。

 

【No.1】曲面ガラスが死角を解消 車内確認用にも使える

ナポレックス

バイザーサブミラー BW-35

実売価格831円

サンバイザーに取り付けるサポートミラー。300mmRの広角ミラーを採用し、既設のルームミラーの死角を解消する。後方だけでなく、リアシートの子どもの様子なども確認できる。

 

↑フレームレスの樹脂製ミラーを採用。スリムで邪魔にならない形状で、取り付け後も角度調整が簡単に行える

 

【No.2】車体斜め後方と下方の安全確認をサポート

LZRYYO

ブラインドスポットミラー

実売価格1580円

サイドミラーだけでは確認しにくい、車体斜め後方と下方の確認をアシストする補助ミラー。車線変更や左折時の巻き込み事故の原因になる死角を解消できる。

 

↑サイドミラーに強粘着テープで取り付け。ミラー面は上下左右を見やすい角度に調整できる

 

【No.3】車体後方下部を映し出し安心してバックが可能

カーメイト

補助ミラー 後方確認用

2074円

ミニバンや車高が高い軽自動車のリアゲート上部に取り付けて、車体後方下部を広範囲で映し出す。見えない部分が直接目視で確認できるため、安心してバックできる。

 

↑ルームミラーだけでは確認しづらい子ども用自転車などもしっかりと映し出す。バック駐車時の距離もつかみやすい

 

【CHECK!】「ペダル踏み間違い」の事故を防止するアイテムも注目!

データシステム

アクセル見守り隊 SAG297

3万800円

 

ペダル踏み間違い時の急発進を防止できる

停車中や低速走行中に急激にアクセルが踏まれた場合、アクセル信号を制御して急発進を防止してくれるのがアクセル見守り隊。幅広い車種に取り付け可能だ。高齢者を対象に、購入・取り付け費用から2万円を補助してくれる、サポカー補助金を受けることができる。

 

★こんな時に効果を発揮!

コンビニエンスストアなどの駐車場で、ブレーキとアクセルを踏み間違えて事故につながるのはよく聞くニュース。万が一踏み間違えた場合でも急発進を防止してくれる。

 

電子制御車なら幅広く対応する(取り付けには別売の車種別ハーネスが必要)。国土交通省のサポカー補助金と併用できる自治体の補助金制度もあるので、確認してみよう。

話題沸騰のカロッツェリア「車載用Wi-Fiルーター」を濃厚インプレ! 実際にオン・オフで使ってみたら

カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」は、月額制で車内で4G(LTE回線)が使い放題になるクルマ用のアクセサリーであり、各所で話題になっている製品だ。

 

「話題になっている」というと、手垢のついた表現だが、本サイトで紹介した記事は2020年のアクセスランキングのトップ3に入るほど閲覧された(10月上旬の記事である)し、事実、発売メーカーであるパイオニアにも「相当数の問い合わせが入っている」というが、ついに発売となった。

 

で、前回の記事では機能面をさらうことしかできなかったが、今回はじっくり試用。その使い勝手と、クルマの中での過ごし方がどんな風に変わったのか? ワーケーションを兼ねた旅先で使ってきたので、オンとオフのシーンに分けてレポートしたい。

 

【今回紹介する製品】

カロッツェリア

車載用Wi-Fiルーター DCT-WR100D

希望小売価格2万7500円(税込)

NTTドコモの4G/LTE通信網を利用可能な車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応した車載用Wi-Fiルーター。2年有効なSIMカードが付属し、別途契約すれば定額でLTE通信を無制限で利用できる。

SPEC●対応通信規格:4G/LTE(NTTドコモ回線)●無線LAN:IEEE 802.11b/g/n(2.4GHzのみ)●最大同時接続台数:5台●動作保証温度:-10°C〜+60°C

 

本題に入る前に、本製品の概要について触れたい。下記にギャラリー形式でまとめさせていただいた。開通手順も設置も簡単で、数分で完了する。このあたりは、契約して端末が届くまで時間がかかるモバイルルーターとの大きな違いだろう。

【機能・概要ギャラリー(画像をタップすると閲覧できます】

※:実際の利用方法に関してはDCT-WR100Dの取扱説明書をご確認ください

 

【車載用Wi-Fiルーターが使える「オフ」のケース1】

高画質な動画に慣れきった我々を満足させてくれる

今年は自宅にいる時間が長かった。自宅はネット回線がつながっているから、気兼ねなくYouTubeの画質をフルHDあるいは4Kにして、これでもかというぐらい自宅のネット回線を酷使した。

 

結果、何が起こったかというと、外出先で動画をみるときに360pや480pでは満足できなくなってしまった。好きな俳優や女優が低解像度で映っていて、セリフを聞くのがメインになるような映像鑑賞では満足できなくなってしまったのだ。とはいえ、スマホの通信を使えばすぐにギガがいっぱいになってしまう。

 

でも、車載用Wi-Fiルーターがあればクルマの中では大丈夫、というのがこのパートで言いたいことだ。DCT-WR100Dは容量無制限で使い放題。エンジンオンかアクセサリーオン状態であれば、駐車後60分間は通信状態が持続する。だから、画質を1080pにしても怖くない。上の写真は、家族で行った旅行でのひとコマ。夕日待ちで周辺をひと通り探索したあと、やることがなくなったので各々生配信を楽しんだり、見逃したドラマを観ているという場面だ。

 

本当に気にいった配信や作品でない限り、映像コンテンツは何度も繰り返しは観ないもの。せっかくの作品を中途半端な映像体験でロスしてしまうことがなくなるはずだ。

 

取材車はレンタカーだったため、リアエンタメデバイスがなかったが、カロッツェリアのプライベートモニターやフリップダウンモニターを導入すれば、後席でも大画面でエンタメを楽しむことができる。同ブランドのプライベートモニターには、HDMI端子が搭載されているため、手持ちのスマホをモニターにつないで後席だけ別の映像を映すこともできる。この拡張性の良さはカロッツェリアならではだろう。

 

さて、クルマで外出すると、意外に待つ時間は多いし長い。典型的なのは、渋滞でやることがないという場面。ほかにも、ランチやディナーでの待ち時間。最近は入店人数を制限している飲食店も多くあり、人気店は待ち時間が長い。

 

さらに、withコロナの時代になって、プライベートな空間で移動できるクルマの価値が見直され、公共交通機関ではなくクルマで遠出する人も増えた。運転頻度が高くない人は、短時間の仮眠を伴う休憩をしたほうがより安心。15〜20分の仮眠中、家族が暇を持て余すというケースも多いはずだ。そんなときDCT-WR100Dがあれば大活躍。同乗者のメリットが大きいのが本機のウリである。

↑翌日行った離島でのひとコマ。離島はクルマごと乗船する場合でも、駐車場に泊める場合でも早めに到着する必要があるため、旅先で待ち時間が多い場面のひとつ。この時も、待ち時間に家族はスマホでエンタメを楽しんでいた

 

 

【車載用Wi-Fiルーターが使える「オフ」のケース2】

撮った先から動画を親や友だちにシェア

クルマのなかでサブスク作品を観たり、YouTubeの投稿を観たりというのは、車載用Wi-Fiルーターがあれば便利というのは理解できるはず。一方で、やってしまいがちなのが、旅先で撮った写真や動画をバンバン友人や親に送るケース。サイズと画質を自動で下げて送信するアプリが一般的なので、個々のデータサイズは大したことはないが、大量に送るとさすがにギガを圧迫する。追加のギガを購入して数千円の出費したのは何度だろう。

 

DCT-WR100Dが採用する「docomo in Car Connect」の利用料は1年プランで1万2000円。月あたり1000円だ。週末だけしか載らない人は1日契約プランもあるので、自分の使い方に応じてプランを決められる。ただ、こちらは500円なので、1年プランを利用したほうが得するパターンが多い。利用料金面でもハードルが少ないという点でも、DCT-WR100Dは持っていて間違いのないアイテムである。

※:上記価格はすべて税抜価格

 

ちなみに、DCT-WR100Dは端末は5台まで同時接続可能。ミニバンで定員近くまで乗らなければ、乗員全員が接続できる。家族や友だちと撮りあいっこしたデータを送り合う光景もよくあると思うが、それも宿泊先に戻らずにその場でできるのだ。

 

【車載用Wi-Fiルーターが使える「オン」のケース1】

ちょっとした書類やデータをチェック

ここからはオンでの活用方法についてレポートしていこう。クルマで移動しながら訪問先を回って、その合間に業務やメール対応している人は多いだろう。パワポやエクセルを開いて緻密な作業をするほどではないが、スマホだけでチェックするには心もとないシーン。

 

筆者の場合は、原稿のチェックや企画の確認などがそれにあたり、1日に10回以上。クルマ移動で業務する日の場合、その都度PCを開いて、スマホとPCをテザリングするか、モバイルルーターにつなぐ生活を送っていた。で、サクッとつながらないと結構イライラする。結果、「あとにしよう」というパターンに陥りがちで、後回しにすると上司や部下からせっつかれてストレスが溜まる。悪循環である。

 

でも、車載用Wi-Fiルーターがあると違う。立ち寄ったコンビニの駐車場や訪問先周辺のパーキングでさっと対応、さっと返信。DCT-WR100Dは走行中はもちろん、駐車後もエンジンオンまたはアクセサリー状態であれば、60分間は通信可能状態が持続するので、ちょっとした作業をするには十分。Wi-Fi環境が途切れないのですぐに作業に移れるのだ。

 

5〜10分の作業も1日10回以上あれば、1〜2時間に積み上がる。仕事効率がアップしたのを実感できるのと、「早く対応しなきゃ」という心理的プレッシャーから解放される。これがかなり大きく、運転中に別のことを考えられるのだ。別のことを考えられるから、クリエイティブな領域にも効果をもたらす。そのあたりは、次の項で紹介していこう。

 

ちなみに、営業車で毎回乗るクルマが違うとか、ファーストカーとセカンドカーの複数台持ちという場合も大丈夫。DCT-WR100Dはシガーソケットに接続するだけで利用できるので、非常に多くのクルマで設置できる。クルマを持っていないという人でもレンタカーやカーシェアのクルマでも使える。クルマの所有に関わらず、一台持っているだけで、活躍してくれるデバイスである。

 

 

【車載用Wi-Fiルーターが使える「オン」のケース2】

ビッグなアイデアを閃いちゃったとき

クルマとトイレと風呂は、「3大アイデアを閃きやすいスポット」だと個人的に思っている。集中している、狭い空間で余計なものが目に入ってこない、他の人に邪魔されないーー人間は制限されている空間では情報整理がしやすい。何かを閃いた場合、多くの人がまずやることはアイデアを書き留めることと、一旦ネットで検索することではないだろうか。

 

トイレや風呂で閃いた場合は、出てすぐに作業に取りかかればいい。スマホやタブレットを持ち込んでいる人も多いだろう。でもクルマの場合は、安全な場所に駐車して、スマホやルーターのデザリングをオンにして、メモアプリを立ち上げて、って、もう半分忘れかけている! 誰も考えたことがなくて画期的で社長賞も確定だったアイデアのタネが忘却の彼方へ行ってしまう。

 

というのは言い過ぎかもしれないが、とりあえずメモを書き留めたい場合、DCT-WR100Dがあると段違い。先ほども述べたが、本機は駐車後もエンジンオンまたはアクセサリーオン状態であれば、60分間は通信可能状態が持続するため、使用したい端末がWi-Fiにつながった状態にできるので、すぐにそのまま調べ物ができる。

 

筆者の場合、タブレットでノートアプリを開いてデジタルペンでアイデアをなぐり書きしたあと、参照したいURLをノートにテキストで貼るのがルーティン。ブラウザで開きっぱなしにしておくと、つい消してしまって「あのサイトどこいったっけ?」と二度手間になることが多かったためだ。

 

この流れ自体は、クルマ移動を伴う業種・職種だけの人に当てはまるものではない。夫婦共働き家庭でともに在宅勤務の場合、クルマで1人で集中するという使い方もできる。エンジン始動時からは30分で通信が切れるが、30分一本勝負で濃度を上げて作業することも可能だ。DCT-WR100Dは単にカーライフを充実させるのではなく、日常生活をも充実させる特徴を持っている。

 

【まとめ】withコロナ時代に合った製品である

DCT-WR100Dは、車内でも自宅やオフィスにいるような感覚で、躊躇いもなく通信ができるデバイスである。個人的には、この「躊躇なく」というのが意外に重要だと考えている。少し抽象的になるが、まとめとして語っていきたい。

 

withコロナの時代になって私たちは大なり小なり様々な制限を受けている。今回は旅ということで外出をしたが、どこかに出かけたり、外食をしたり、リアルなイベントに行ったりという選択肢に何らかの制限が出ている。

 

非常に細かい領域でいえば、マスクをすることで口が動かしにくいという身体的な制限も受けている。そして、これはしばらくは変わらないだろう。だから、自分の生活を縮こめすぎないよう、能動的に制限を取り払う行動をしていかないと、日常が充実していかない。

 

DCT-WR100Dは、ニューノーマルの時代にあって、リスクを下げる生活を送りながらも、クルマの中で自分のやりたいことができる価値を提供してくれているデバイスだと感じている。壮大な話になってしまったが、結論は買いである。

 

なお、今回は取材車両がレンタカーだったため、カロッツェリア製品との連携についてはあまり触れらなかったが、例えば、HDMIケーブルが挿せるナビやディスプレイオーディオがあれば、前席でAmazonのFire TV Stickを挿してAmazonプライム・ビデオの作品を視聴できる。

 

このあたりは、前回記事も参考いただきたい。

【最速インプレ】車内が「Wi-Fi繋ぎ放題」になる「車載用Wi-Fiルーター」がカロッツェリアから登場。使い勝手は? どんな人に向いてる?

 

「docomo in Car Connect」対応で格安&手軽にLTE通信を利用できる! 車載用Wi-Fiルーターのススメ

屋外で仕事をするとき、欠かせないのがネット環境だ。クルマ移動時、通信量を気にしながらスマホのテザリングを利用しているという人は多いだろう。そんな人にオススメなのが車載用Wi-Fiルーター。ここでは、その莫大な利点をオンとオフのシーンを挙げながら紹介しよう。

 

【今回紹介する製品】

パイオニア カロッツェリア

DCT-WR100D

2万7500円 12月発売予定

NTTドコモの4G/LTE通信網を利用可能な車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応した車載用Wi-Fiルーター。2年有効なSIMカードが付属し、別途契約すれば定額でLTE通信を利用できる。

SPEC●対応通信規格:4G/LTE(NTTドコモ回線)●無線LAN:IEEE 802.11b/g/n(2.4GHzのみ)●最大同時接続台数:5台●動作保証温度:-10°C〜+60°C●サイズ:W91.5×H16×D44.5mm

★商品の詳細はコチラ!

 

↑本機は取付工事が不要で、シガー電源に挿し込むだけでOK。12V/24V車対応のため、車種を選ばず設置できるのがうれしい

 

↑幅44.5mm×長さ91.5mmとコンパクトな筐体。両面テープが付属しており、インパネの下部などに貼り付けることもできる

 

【ONの利用シーン01】急ぎのメール返信もサッとPCで対応できる

突如来たメールに急ぎで対応しなくてはならない場面は、一日に何度もあるだろう。そんなとき、車載用Wi-Fiルーターを使っていれば、PCを即座に立ち上げ、効率的に対応できる。スマホでチマチマと返答する必要はないのだ。

 

【ONの利用シーン02】車内ビデオ会議で時間も場所も効率化

安定した4G/LTE回線を利用するため、ビデオ会議も余裕でこなせる。移動と移動の隙間時間でウェビナーに参加するなんてことも可能。また、自室での対応が難しいタイミングに車内から会議に参加といった使い方も可能だ。

 

【ONの利用シーン03】PCとタブの併用時もWi-Fi接続だから快適

PCとタブレットを併用しているときに困るのが、データのやり取り。車載用Wi-Fiルーターを使う場合、同一LAN内に両端末が存在するため、アプリのWi-Fi共有機能などを使って、作業中のデータをよりスムーズに扱える。

 

【OFFの利用シーン01】ゲーム機などもネットに繋げて楽しめる!

車載用Wi-FiルーターはNintendo Switchのようなゲーム機などもWi-Fi接続可能で、プライベートでも重宝する。すぐに車内の環境に飽きてしまう後部座席の子どもたちも、ネットゲームなど多彩なエンタメを楽しむことができる。

 

【OFFの利用シーン02】通信量を心配せずにサブスク動画を見放題

「docomo in Car Connect」は定額使い放題のプランとなっているため、車内のモニターでサブスク動画サービスのコンテンツも見放題。スマホのテザリングなどと違って通信量を心配する必要がなく、長時間のドライブでも安心だ。

 

<ビジネスの最前線からも車載Wi-Fiへ熱視線!>

事業戦略家

山口豪志さん

安定したドコモ回線を利用できるのは大いに魅力的。出社が制限されているけれど家では仕事に集中できないという方には、車内で仕事やビデオ会議が可能になる本機は要注目アイテムでしょう。また昨今では、ワーケーションのひとつの形として、キャンピングカーや大型バンの後部座席に机を置いて仕事する起業家などが増えてきています。こうした人にも、本機はピッタリだと思います(※)。さらに、複数人で社用車に乗って移動するときにも後部座席でビデオ会議ができるなど、仕事効率をアップできそうです。

※:DCT-WR100Dは車載用のため、走行中と一部の停車中のみWi-Fiサービスを利用できます。詳細は下記の図を参照

 

【「docomo in Car Connect」って何?】

クルマの中でLTE通信が使い放題になる車内向けインターネット接続サービス。事務手数料や固定の月額がなく、利用形態に合わせて使いたいときだけ必要なぶんをチャージできる。1日プラン、1か月プラン、1年プランの3種が用意され、1日プランは500円、1か月プランは1500円、1年プランは1万2000円となる。1年プランは、ひと月あたりの料金が1000円と非常にリーズナブルだ。専用サイトから手軽に申し込める。

1日プラン:500円/1か月プラン:1500円/1年プラン:1万2000円

●利用料金はすべて税抜価格

↑一般的なWi-Fiルーターと同様、初回接続時は端末のWI-Fi設定で接続先を選んでパスワードを入力する。以後は、自動接続となる

 

カロッツェリア DCT-WR100Dの詳細はコチラ!

 

イラスト/勝間田しげる

10月8日なにかが起こる!? パイオニア「カロッツェリア」にティザーサイトがオープン

9月25日、パイオニアのカーナビ・カーAVブランド「カロッツェリア」のティザーサイトが登場しました。

 

同サイトには、地にOFF→ONというデザインがあしらわれ「あなたのクルマを、オンライン化する。」という意味深なメッセージとともに、「2020.10.08(Thu)」という日付があるので、この日に“なにか”が起こるはず。

 

パイオニアは昨秋、フラッグシップモデル「サイバーナビ」で、NTTドコモの車内向けインターネットサービス「docomo in Car Connect」に対応した、通信し放題の環境を構築しています。

 

そして、なにやら当媒体の編集長・山田が、“カーナビ伝道師”高山正寛氏と対談するらしい……?

 

10月8日まではあと約2週間。どんな情報が公開されるのか楽しみにしたいところです。

 

ティザーサイト:https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/brand_event/brand/online/

芸術の秋だから――映画や音楽を存分に楽しめるおススメ家電がフラッシュセールでお買い得!

芸術の秋には映画や音楽を心ゆくまで楽しみたいもの。もちろん自宅で鑑賞するときも快適な空間を演出したいですよね。そこで楽天市場では、掘り出し物の家電製品をお値打ち価格で大放出するフラッシュセールを開催します。期間は10月1日午前10時~10月8日午前9時59分まで。また、対象ショップで使える最大1200円OFFのクーポンも同じ期間で利用可能です。お得な商品が目白押しなのでこの機会にぜひ!

 

セール特設ページはコチラ

 

[その1]

普段見ている「地デジ」も圧倒的な映像美を楽しめる!


東芝
REGZA 43C310X
セール価格6万3800円

圧倒的な映像美を実現した、東芝REGZA「C310X」シリーズの43V型液晶テレビ。4K解像度による「地デジビューティ」は、普段見ている「地デジ」放送や「BS/110度CSデジタル」放送を緻密な映像にアップコンバートします。また、デジタル放送の中で目立ちやすいブロックノイズやモスキートノイズも低減してくれます。

 

【ここがポイント】

地上デジタル信号の映像をローカルエリアごとに解析し、平坦部とテクスチャー部を判別。それぞれの画素に適した処理を行うことで、ノイズを際立たせることなく高精細でクッキリ感のある映像を再現します。

 

[その2]

ポータブルオーディオプレーヤー最高峰の実力


パイオニア
デジタルオーディオプレーヤー XDP-300R
セール価格3万6600円

ハイレゾ音源を余すところなく堪能できる、パイオニアのデジタルオーディオプレーヤーです。「コンポーネントオーディオ」設計により、理想的なシンメトリーの回路設計を実現。最短かつ同距離の配線が組み込まれ、繊細なバランス表現が可能に。また、消費電力も低く抑えられます。

 

【ここがポイント】

回路やICチップごとの電源構成、配線など細部に至るまで徹底的に配慮し、デジタルノイズを極限まで低減。一般的なハイレゾ音源配信サイトで採用されているFLAC/ALAC/WAV/DSDなど様々な再生フォーマットに対応しているので、幅広い音源を高音質で再生できます。

 

[その3]

充実の便利機能を兼ね備えたハイテクレコーダー


東芝
REGZA  レグザブルーレイ DBR-W508
セール価格2万8200円

見る、録る、残す、探すを「時短」できるブルーレイレコーダーです。キーワードを登録するだけの「おまかせ自動録画」機能をはじめ、「人物リスト検索」や早送りする手間を省く「自動スキップ再生」などの機能を搭載。また、ハードディスクを外付けして録画容量も増やせます。

 

【ここがポイント】

スマートフォンと連動することで、様々な便利機能も使えるように。専用アプリをインストールすれば録画予約はもちろん、リモコン操作や「時短再生」もスマートフォンで操作できます。さらに録画した番組は、スマートフォンでも視聴可能。

 

[その4]

こだわりの高音質に浸れるワイヤレスヘッドセット


ソニー
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WI-1000X
セール価格2万8100円

ネックバンドからイヤホンが伸びたソニーのワイヤレスステレオヘッドセット。特徴的なデザインには、様々なハイテク機能が搭載されています。ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質が楽しめるよう、ヘッドセット側で圧縮音源をアップスケーリング。音楽を聴きながら、周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」にも対応しています。

 

【ここがポイント】

専用アプリを使えば、ノイズキャンセリングや外音取り込みレベルを調整可能。さらにユーザーの行動を分析し、自動でモードを切り替えることも。もちろんイコライザーなどサウンドエフェクトのカスタマイズもできます。ノイズからもケーブルからも解き放たれ、こだわりの高音質に浸れるはず。

 

[その5]

ワイヤレスの常識を覆す「B&O PLAY」珠玉のイヤホン!


B&O PLAY
ワイヤレスイヤホン BEOPLAY E8
セール価格2万6700円

世界でも有名なオーディオ機器メーカー、バング&オルフセンのカジュアルブランド「B&O PLAY」初の完全ワイヤレスイヤホンです。妥協を許さないこだわりの技術により、ワイヤレスの常識を覆す高音質を実現。4サイズのシリコンイヤーチップとMサイズの「Comply Sportイヤーピース」を付属し、あらゆる形やサイズの耳にフィットします。

 

【ここがポイント】

本体を指先でタッチするだけで、再生・停止、音量調整、曲送り・曲戻しなど多様なコントロールが可能。またイヤホンをつけたまま周囲の音を聞きたい場合、ワンタッチで外部の音を取り込める「Transparency」機能も搭載しています。

 

[その6]

スタイリッシュなデザインと多彩な機能が音楽を彩る


ケンウッド
CD/Bluetooth®/USBパーソナルオーディオシステム CR-D3
セール価格9800円

コンパクトサイズながら便利な機能を数多く搭載したケンウッドのパーソナルオーディオシステム。幅370mm×高さ180mm×奥行き108mmというスタイリッシュなデザインなので、ほとんど場所をとりません。Bluetoothを使えばスマートフォンやタブレット内の音楽も再生できるうえ、離れた場所から自由に選曲などの操作ができます。

 

【ここがポイント】

曲やテイストに合わせて音質を選択できるサウンドモードに加え、低音域を増強して豊かな低音再生を実現する「EX.BASS」も搭載。FMラジオやCDもボタンひとつで簡単に録音できるシンプル設計なので、様々なシーンで活躍してくれます。

 

提供:楽天市場

人気の「Bluetoothイヤホン」最新選び方ガイド――4大タイプ別オススメ機種はコレだ!!

近年、ポータブルオーディオ市場のなかでも急速にシェアが拡大しているBluetoothオーディオ。なかでも、スマホと組み合わせて手軽に通勤・通学時などに音楽が楽しめるBluetoothイヤホンは、完全ワイヤレスタイプなど様々なモデルが登場し、注目を集めています。

 

しかし、数多くのメーカーから様々な製品が発売されているため、「どの製品を選んでいいか分からない」、「自分に合った製品を知りたい」という声も聞かれます。そこで今回は、Bluetoothイヤホンをタイプ別に分類し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。製品選びの参考にしてみて下さい。

 

1.初心者にオススメな「ケーブルタイプ」

両端のイヤホンを1本のケーブルでつないだシンプルなケーブルタイプは、多くのメーカーから発売されている最もスタンダードなタイプ。ケーブルをまとめるとコンパクトに持ち運べ、手軽に使える点がメリットです。一方で、バッテリーなどを小さなリモコンボックス部に搭載していることが多く、バッテリー持ちは短め。低価格帯の製品が多いので、はじめてワイヤレスイヤホンを購入する方にオススメしたいタイプといえます。

JVC
HA-FX27BT

実売価格2480円

イヤホンの重さを気にせず使える約11gの小型軽量設計に、3ボタンで簡単に操作できるリモコンを搭載したワイヤスイヤホン。エントリーモデルながら高磁力ネオジウムマグネット採用の高音質ドライバーにより、低域から高域までバランスよくパワフル&クリアなサウンドを実現します。雨や水しぶきに強い防滴仕様なので、スポーツシーンでの使用もOK。カラーはレッド、ブラック、ブルー、ホワイトの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約4.5時間 ●充電時間:約2.5時間 ●質量:約11g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(S/M)

 

Anker
Soundcore Spirit

実売価格2999円

潜水艦に着想を得た内部構造と疎水性の多層ナノコーティングから成るSoundcore独自の「SweatGuardテクノロジー」を採用。通常の水よりも腐食性の高い塩分を含んだ汗もしっかり防いで、水濡れによる故障からイヤホンを守ります。Bluetoothコーデックは、SBCのほかAACにも対応。スポーツ時などの安定性を高めるイヤーウイングが付属しています。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:- ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約16g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L/XL)、イヤーウィング(S/M/L)、トラベルポーチ、マイクロUSBケーブル、ケーブルクリップ(2個)、シャツクリップ

 

2.こだわり派にオススメな「ネックバンドタイプ」

ネックレスのように首にかけて使うネックバンドタイプは、イヤホンが耳から外れにくく安定した装着感が特徴。また、ネックバンド部にバッテリーや通信モジュールを備えるモデルが多く、バッテリー持ちや通信安定性も優れています。デメリットは、ネックバンド部を折りたためない製品が多いので、ケーブルタイプに比べて持ち運び時にかさばってしまうこと。ミドル~ハイエンドクラスの製品が揃っているため、音質や装着感にこだわりがある人にオススメです。

 

オーディオテクニカ
ATH-DSR5BT

実売価格4万630円

ワイヤレスのデジタル信号をドライバーまで高純度伝送し、耳に伝わる直前で音声へとダイレクト変換する「Pure Digital Drive(ピュア・デジタル・ドライブ)」を搭載。対向する2つのドライバーにより、パワフルで濁りのない広帯域再生を行う「DUAL PHASE PUSH-PULL D/A DRIVERS」との組み合わせにより、従来のイヤホンの概念を超えた、解像度の高いクリアなサウンドを実現しています。aptX HDコーディングをサポートしており、ワイヤレスでのハイレゾ再生も可能なハイエンドイヤホンです。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:5Hz~45kHz ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約3時間 ●質量:約63g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(XS/S/M/L)、ポーチ

 

ソニー
WI-1000X

実売価格3万7670円

「デュアルノイズセンサーテクノロジー」と「フルオートAIノイズキャンセリング」により、驚異の消音性能を誇るノイズキャンセリングイヤホン。音楽を聴きながら周囲の音も確認できる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を備え、イヤホンを付けたままでもアナウンスなどを聴くことができます。9mm径のダイナミック型ドライバーとBA(バランスド・アーマチュア)型ドライバーの2つのドライバーによる「HDハイブリッドドライバーシステム」により、ハイレゾ音源も忠実に再生可能。ソニー独自のハイレゾ対応コーデック「LDAC」のほか、aptX HDにも対応しています。カラーはブラックとシャンパンゴールドの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:3Hz~40kHz ●電池持続時間:最大10時間(NC ON時)、最大13時間(NC OFF時) ●充電時間:約3.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約71g ●付属品:充電用USBケーブル、航空機用プラグアダプター、ハイブリッドイヤーピース(SS/S/M/L)、トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)、キャリングポーチ、専用ヘッドホンケーブル(1m)

 

3.新しいモノ好きにオススメな「完全ワイヤレスタイプ」

近年トレンドとなっているのが、両側のイヤホンが独立した完全ワイヤレスタイプ。ケーブルがないため、ケーブルの絡まりや引っかかりから解放された自由な装着感がウリです。バッテリー持ちは最も短いものの、専用の充電ケースと合わせて使うことで他のタイプと遜色ない時間使うことが可能。デメリットは、左右のイヤホン間もワイヤレス接続でデータを伝送しているため、通信安定性が他のタイプよりも劣ること。とくに人が多く集まる場所では様々な電波が飛び交い、通信が不安定になりやすいといえます。最先端のアイテムを使いたい新しいモノ好きな人にオススメです。

GLIDiC
Sound Air TW-5000

実売価格9864円

ジュエリーケースをイメージしたコンパクトな充電ケースと、女性の耳にも馴染みやすい小型イヤホンが特徴の完全ワイヤレスモデル。優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」により、使用時の耳へのストレスを軽減します。コーデックはSBCのほかAACにも対応。カラーはホワイト、ブラック、シャンパンゴールドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約3時間(充電用ケース使用時:約10時間) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約2時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約5g ●付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)、充電用USBケーブル、かんたんガイド

 

↑専用の充電ケースは非常にコンパクト(画像はホワイト)

 

ソニー
WF-SP700N

実売価格2万4710円

スポーツシーンでも汗や小雨などを気にせず使えるIPX4相当の防滴性能を備えていることに加え、周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応しているので、周囲の音も聴き取りながら音楽を楽しめます。耳のくぼみに合う形状に改善されたアークサポーターと、重心の位置を工夫した設計で運動時も快適に装着可能。カラーはブラック、ホワイト、イエロー、ピンクの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約7.6g、充電ケース約45g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L)、アークサポーター(M/L)、充電用USBケーブル

 

↑スライド式カバーの専用充電ケース

 

4.日常使いもできる「スポーツタイプ」

スポーツタイプは、ジョギングなどの運動時でも安定して使えるよう、イヤーハンガーやフックなどで装着性を高めたタイプ。また、汗や不意の小雨などにも耐えられるように防水性能を備えたモノも多くなっています。もちろん日常用としても使えますので、一般的なワイヤレスイヤホンは耳から外れやすくて……とお悩みの方にもオススメです。

 

パイオニア
E7 Wireless(SE-E7BT)

実売価格8770円

ハンガー部とカナル型インナー部の接合部にボールジョイントを組み込んだ特許技術「3D Active Fit」を採用したスポーツ向けワイヤレスイヤホン。使う人の耳の形状や耳穴の角度に合わせてインナー部の角度が可変し、激しい動きでも外れにくく、優れたフィット感を維持します。フック部分が取り外し可能な構造になっており、使用シーンに合わせて「イヤーフック」と「セキュアイヤーフィン」の2種類から選択可能。もちろん汗に強い防滴仕様です。カラーはイエロー、グレー、レッドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX ●再生周波数帯域:5Hz~22kHz ●電池持続時間:約7.5時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約20g ●付属品:イヤホンチップ(S/M/L)、マイクロUSBケーブル、セキュアイヤーフィン(S/M/L)、キャリングポーチ

↑「イヤーフック」(左)と「セキュアイヤーフィン」(右)が選択できる

 

 

パナソニック
RP-BTS55

実売価格7560円

耳の形に合わせて変形可能な「フレキシブルイヤークリップ」を採用し、激しい動きでも外れにくく安定した装着性を実現するスポーツ向けワイヤレスイヤホン。イヤホン部分にブルーエッジLED搭載し、LEDが光ることで周囲からの視認性を向上させ、ナイトランなど夜間でも安全に使うことができます。IPX5相当の防水設計により、汗に強く、突然の雨にも対応します。カラーはブラックとピンクの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:18Hz~20kHz ●電池持続時間:約6時間 ●充電時間:約1.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約22g ●付属品:イヤーピース(S/M/L)、USB充電ケーブル、キャリングケース

 

以上のように、タイプによって個性や特徴の異なるワイヤレスイヤホンですが、自分に合ったタイプのものを選べば満足度も高まります。これから購入を検討される方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

完全ワイヤレスイヤホンの買いモデルはどれ? 人気8機種を「音質」「使い勝手」「通信安定性」でガチ比較

2015年に登場した初代EARINや、世界的な人気となったAppleのAirPodsに続くように、オーディオメーカー各社からも完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤホンが続々発売されています。そこで今回は、7社の完全ワイヤレスイヤホン8機種を集め、音質から使い勝手、ワイヤレス接続の途切れにくさまで徹底比較を行いました。この春ワイヤレスイヤホンの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【今回試した完全ワイヤレスイヤホン】

1.ソニー「WF-SP700N」
2.ソニー「WF-1000X」
3.JVC「HA‐ET900BT」
4.ボーズ「SoundSport Free wireless headphones」
5.パイオニア「C8 truly wireless」(SE-C8TW)
6.GLIDiC「Sound Air TW-5000」
7.EARIN「EARIN M-2」
8.NUARL「NT01-MB」

 

【レビュアー】

なお、試聴はiPhoneを使い、AAC対応の機種はAACで、非対応の機種はSBCコーデックで伝送しています。また、ワイヤレス通信の切れにくさは、多くの人が集まる夕暮れ時のJR新宿駅南口改札前にてテストを行いました。

 

1.ソニー「WF-SP700N」

ソニー
WF-SP700N

実売価格2万3000円前後(税抜/2018年4月28日発売)

スポーツシーンでも汗や小雨などを気にせず使えるIPX4相当の防滴性能を備えていることに加え、周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応しているので、周囲の音も聴き取りながら音楽を楽しめます。耳のくぼみに合う形状に改善されたアークサポーターと、重心の位置を工夫した設計で運動時も快適に装着可能。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブラック、ホワイト、イエロー、ピンク ●質量:本体のみ(左右各)約7.6g、充電ケース約45g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロングSS/S/M/L(各2個)、アークサポーターM/L(各2個)、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 ◎ 「人通りの多い新宿駅の改札前でも、まったく途切れませんでした」(山本)

 

2.ソニー「WF-1000X」

ソニー
WF-1000X

実売価格2万3350円

業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を備えた完全ワイヤレスモデル。専用アプリ「Headphones Connect」を使えば、周囲の音を聴きとれる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」の切り替えや、サウンドエフェクトのカスタマイズが可能。「アダプティブサウンドコントロール」機能により、ユーザーが歩いている/走っている/乗り物に乗っているなどの状態を判断して、あらかじめ設定しておいたNCのON/OFFや外音取りこみパターンに切り替えてくれます。また、ハイブリッドイヤーピースに加え、2種類の硬度のシリコンゴムに独自開発のシリコンフォーム素材を組み合わせた「トリプルコンフォートイヤーピース」も同梱。高い遮音性と快適な装着性を実現しています。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:シャンパンゴールド、ブラック ●質量:本体のみ(左右各)約6.8g、充電ケース約70g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロングSS/S/M/L(各2個)、トリプルコンフォートイヤーピースS/M/L(各2個)、フィッティングサポーターM/L(各2個)、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 △ 「スマホを手に持っていても途切れることがあり、電波の飛び交う場所は苦手のようです」(一條)

 

3.JVC「HA‐ET900BT」

JVC
HA‐ET900BT

実売価格1万2800円

JVC初の完全ワイヤレスモデル。回転構造によりさまざまな耳の形や大きさに合わせてフィットさせることができる独自の「ピボットモーションサポート」や、装着性を高めるオーバル形状ハウジングに加え、耳の形に沿うフラットな形状で上下の揺れに強い縦型デザインによる3点支持構造を採用。ランニングなどの激しい動きのある場合でも外れにくい安定した快適な装着性を実現しています。イヤホンは水洗いも可能なIPX5相当の防水仕様で、いつでも清潔に保つことが可能。スマホアプリ「JVC Headphones Manager」(無料)を使えば、バッテリー残量の確認やサウンドモードの切替(Flat/Bass/Clear)も行えます。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間 ●充電時間:本体約2時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブルー、ブラック、レッド、イエロー ●質量:本体のみ(左右各)約6.5g、充電ケース約35g ●付属品:標準イヤーピース(S/M/L)各2個、低遮音イヤーピース(S/M/L)各2個、充電用USBケーブル、充電ケース、クリップ付キャリングポーチ

 

 

【接続安定性】 ○ 「スマホをズボンのポケットに入れた状態だとたまに途切れることがありましたが、ほとんどの場面で安定して使えました」(一條)

 

4.ボーズ「SoundSport Free wireless headphones」

ボーズ
SoundSport Free wireless headphones

実売価格2万9160円

独自のデジタル信号処理や、音量に合わせてバランスの取れたサウンドに最適化するイコライザーを搭載。クリアで迫力のあるサウンドを楽しめます。また、円錐形のノズルが耳にやさしくフィットする「StayHear+ Sportチップ」と独自のウィングにより、運動時でも安定した装着感を実現。オープンポートに撥水性のあるメッシュ素材を採用することで、内部への水の浸入を防ぎ、汗や雨を気にせず使用できます(IPX4相当)。

 

【SPEC】●対応コーデック:非公表 ●連続再生時間:最大5時間 ●充電時間:本体約2時間(15分の充電で約45分使用可能な急速充電対応) ●カラーラインナップ:ミッドナイトブルー、ブラック、ブライトオレンジ ●質量:本体のみ(ペア)約18g、充電ケース約80g ●付属品:StayHear+ Sportチップ(3サイズ)、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 ◎ 「非常に途切れにくく、人通りの多い場所でも安心して使えます」(山本)

 

5.パイオニア「C8 truly wireless」

パイオニア
C8 truly wireless(SE-C8TW)

実売価格1万6070円

強磁力マグネットを使用した6mm径の小型ドライバーを搭載。SBCのほか、AACコーデックにも対応しており、手軽に高音質なサウンドを楽しめます。イヤホン本体は、約2mmピッチの細かい凹凸がついたシリコン製で、耳にフィットしながら長時間装着しても蒸れにくく快適に使用可能。スマートフォンに届いたメール、SMS、さまざまなメッセンジャーサービス、さらにカレンダー、ニュースを読み上げてくれるAndroid用アプリ「Notification App」に対応し、スマホが取り出せない状況でもメッセージなどを音声で確認することができます。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間 ●充電時間:本体約1時間、充電ケース約3.5時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブラック ●質量:本体のみ(ペア)約12g、充電ケース約125g ●付属品:イヤホンチップ(シリコン)S/M/L、充電用USB Type-Cケーブル(0.25m)

 

 

【接続安定性】 ○ 「スマホを手に持った状態だと安定していますが、ポケットなどにしまうとまれに不安定になることも」(一條)

 

6.GLIDiC「Sound Air TW-5000」

GLIDiC
Sound Air TW-5000

実売価格9810円

ジュエリーケースをイメージしたコンパクトな充電ケースと、女性の耳にも馴染みやすい小型イヤホンが特徴の完全ワイヤレスモデル。優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」により、使用時の耳へのストレスを軽減します。コーデックはSBCのほかAACにも対応。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間 ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約2時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブラック、ホワイト ●質量:本体のみ(左右各)約5g ●付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)、充電用USBケーブル、かんたんガイド

 

 

【接続安定性】 ○ 「ほとんどの場面で安定していて途切れにくかったのですが、新宿駅の混雑時にはまれにノイズが入ってしまうことがありました」(一條)

 

7.EARIN「EARIN M-2」

EARIN
EARIN M-2

実売価格3万2180円

初代EARINの軽量、小型のコンセプトはそのままに、新たにNXP Semiconductorsの「MiGLOテクノロジー」を採用し、信号が途切れるのを抑え、より安定したステレオサウンドを実現。また、スマホ接続時の通話機能を追加装備したほか、周囲の音も聴きとれる外音取りこみ機能も搭載しています。専用アプリより、バッテリー残量チェック、左右のバランス設定、ベースブースト機能の切り替えのほか、外音取りこみモード設定も行えます。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX ●連続再生時間:最大4時間(ステレオ)、最大10時間(モノラル) ●充電時間:本体約75分、充電ケース90分 ●カラーラインナップ:ブラック、(アルミシルバーも展開予定) ●質量:本体のみ(左右各)約3.6g、充電ケース約56g ●付属品:充電用USBケーブル、シリコンチップ、フォームチップ

 

 

【接続安定性】 ◎ 「非常に安定しており、新宿駅でのテスト中に途切れたのはほんの1、2回程度。抜群の安定性です」(山本)

 

8.NUARL「NT01-MB」

NUARL(ヌアール)
NT01-MB

実売予想価格1万4750円(マットブラック:2018年4月27日発売予定、ブラックシルバー:5月25日発売予定)

歪みを抑えクリアで立体感のあるサウンドを再生する独自技術HDSS(High Definition Sound Standard)に対応した同社初の完全ワイヤレスモデル。最新のBluetooth 5.0規格に対応しているほか、左右のイヤホンの接続には独自のMCA(Mutual Coupling Antenna)テクノロジーと「Qualcomm TrueWireless Stereo」テクノロジーを組み合わせることで、ワイヤレス接続の安定性と低ノイズ化を両立しています。音質や装着感など好みに合わせて選べる2種類のイヤーピースに加え、装着安定性を高めるイヤーループも同梱。イヤホンはIPX4相当の耐水性も備えています。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大5時間 ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:マットブラック、ブラックシルバー ●質量:本体のみ(左右各)約5g、充電ケース約26g ●付属品:イヤーピース(Fitting Type、Plug-in TypeともS/M/L各3サイズ)、イヤーループ(S/L)、ポーチ、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 ○ 「通信はとても安定していますが、スマホをポケットにしまうとまれに途切れてしまうことがありました。混雑する場所ではスマホを手持ちしておくと安心です」 (一條)

 

各社の個性が光る完全ワイヤレスイヤホンを、ぜひ店頭などでチェックしてみて下さい。

 

3000円台の「ハイレゾイヤホン」は使える? ステップアップに最適なパイオニア「SE-CH3T」ミニレビュー

オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、ハイレゾ音源の再生に対応したパイオニアブランドのカナル型イヤホン“CH3”「SE-CH3T」を3月9日に発売します。実売予想価格は3400円前後(税抜)。カラーはブラック、ゴールド、レッド、ピンク、シルバーの5色をラインナップしています。

 

CH3は、ダイヤモンドよりも硬いといわれる“グラフェン”を振動板にコーティングした5.5mmマイクロドライバーを搭載。ハイレゾ音源に対応する伸びのある高域から躍動感のある低域までの広帯域再生を実現しています。

 

また、精密切削によるアルミニウム製筐体により、ドライバーから発生する不要な共振を抑制し、クリアな中・高音とタイトで迫力ある低音を実現。筐体にはアルマイト処理を施し、金属ならではの輝きのある高い質感を表現しています。

↑アルミニウム筐体に5.5mm径のマイクロドライバーを搭載

 

スマホでの通話が可能なコントロールBOX付ケーブルを採用。プラグはL字型の3.5mm4極プラグで、リケーブルには対応していません。一般的な装着方式に加え、耳かけ式のオーバーイヤースタイルにも対応しています。

 

サッとまとめてポケットにしまえる! やわらかエラストマー素材使用のワイヤレスイヤホン「C7wireless」

オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、パイオニアブランドのBluetoothイヤホン「C7wireless」(SE-C7BT)を3月上旬に発売します。カラーはカーマインレッド、シャンパンゴールド、アルパインホワイト、オールブラックの4色展開で、実売予想価格は6500円前後(税別)。

20180301-i01 (2)↑カラーは4色展開

 

SE-C7BTは、エラストマー製ネックバンドによる快適な装着感と、ワントーンデザインを採用したBluetoothイヤホン。筐体部(ハウジングとベース)に剛性の高いアルミニウムを使用することで、不要な振動を抑制するとともに、強磁力希土類マグネットを使用した8mm径ドライバーの迫力ある再生音により、クリアでタイトな高音質再生を実現します。

 

柔らかいエラストマー製ネックバンドは滑り落ちにくく、装着時の快適さを実現します。コンパクトに本体をまとめることができ、ポケットやバッグなどに簡単に収納が可能。

20180301-i01 (1)↑簡単にまとめて収納可能

 

また、首元に操作ボタンとマイクを装備しており、ボリュームのアップ/ダウンやトラックの送り/戻し、着信やハンズフリー通話などの操作を簡単に行うことができます。

↑操作ボタンを搭載↑操作ボタンとマイクを搭載

 

そのほか、スマホに届くメールやSMS、様々なメッセンジャーサービス、さらにカレンダー、ニュースといったいますぐ知りたい情報の通知を読み上げることができる音声読み上げアプリ「Notification App」に対応。ワイヤレス再生などを楽しみながら、スマホの画面を見ることなく外部からの情報を音声で確認することができます。

 

またNFC機能を搭載したBluetooth対応のスマホや携帯電話、DAPなどを本機にかざすだけで簡単に接続ができるため、保存した楽曲などをワイヤレス再生で手軽に楽しむことができます。

20180301-i01 (5)

連続通信は最大7時間(音楽再生時間を含む)。BluetoothのコーデックはSBC/AACに対応しています。耳の大きさに合わせて選べる4サイズのイヤーチップが付属。

 

トレンドの“ワントーンデザイン”を採用した「C7wireless」は、ネックバンド・コードやイヤホンチップとの一体感があり、ファッション性も備えています。カジュアルに使えるワイヤレスイヤホンをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

 

サイバーナビだから実現できる極上の音空間――ミュージシャン・寺岡呼人さんの第3の仕事場はクルマの中だった[寺岡さんが解説編]

前回は音質性能に磨きをかけたサイバーナビの魅力に迫りました。Bluetooth接続時であっても、マスターサウンドリバイブ機能を使うことで伸びやかで自然なトーンを聴かせてくれるパイオニア カロッツェリア サイバーナビは、プロミュージシャンであり音楽プロデューサーである寺岡呼人さんをもってして「信頼を置いている」といわしめるクオリティを備えています。以前からサイバーナビと付き合っている寺岡さんは、スタジオへの移動に使うミニバンに最新型のサイバーナビをインストール。第2回目の今回は、サイバーナビが持つAV機能を、寺岡さんにナビゲートしていただきます。

 

【寺岡呼人さん】

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シンガーソングライター兼音楽プロデューサー。1988年、JUN SKY WALKER(S)に加入。1993年にソロデビューし、1997年にはゆずのプロデュースを手がけるようになる。ライブイベント Golden Circleを主催し、FM COCOLOの番組「CIRCLE OF MUSIC」で、さまざまな音楽とアーティストをナビゲートしている。今回は2018年2月7日にリリース予定のニューアルバム、「LOVE=UNLIMITED」の制作現場にお邪魔した。

 

本格的なサウンド再生を可能にするサイバーナビ

第1回で寺岡さんの自宅地下リスニングルームに置かれたオーディオに圧倒された取材班。そんな我々に寺岡さんはこう語ります――。

 

「サイバーナビ&カロッツェリアスピーカーだって負けていませんよ。車内空間というリスニングルームとするには厳しい環境であっても、本格的なサウンド再生が可能なのですから」

 

ご自宅では再生する曲によってアンプを入れ替えるという、オーディオ再生に強い想いを持つ寺岡さん。サイバーナビ&カロッツェリアスピーカーのサウンドはいかがですか?

 

「抜群に、オーディオとしての音がいいですね。その上で自分好みの音を追求できる機能が気に入っています」

20171218_15↑音には徹底的にこだわる寺岡さん。自宅のリスニングルームでは、大型のフロアスピーカーを駆動力の高いアナログアンプでドライブする

 

20171218_06↑音楽への想いが強いからこそ、高音質設計が魅力のサイバーナビを選んだ。フルタッチパネルで使いやすいのも魅力

 

細部まで調整できるマスターコントロールモードがすごい!

まずオススメいただいたのは「マスターコントロールモード」。通常のカーナビと比べて、設定できるバンド数が段違い! なんと31バンドが独立したグラフィックイコライザーになっているのです。

 

クルマの中は凸凹が多く、また使われている素材もファブリック、レザー、ガラス、金属と多岐にわたります。反射や共振によって思いもよらぬ周波数帯の音が伸びたり(ピーク)、聴こえなくなったり(ディップ)と、音楽再生には適さない空間なのです。そこでサイバーナビは多バンドで周波数ごとのダイナミックレンジをコントロールすることで、鼓膜に届くまでに音がフラットになるように調整できるようになっています。

 

「最初はシンプルコントロールでいいかもしれませんね。これでも十二分なバンド数がありますし、パワフルやナチュラルといったイコライザープリセットもあるので、手軽に音の雰囲気を好みの状態に設定できます。より細かく調整したくなったら、マスターコントロールですね。一番すごいなと思ったのは、詳細ベースEQです。僕はメモリー1にクラシック向けのイコライザー設定を記録しています。メモリー2はロック向けのセッティングにしています」

 

【マスターコントロール】

20171218_17_マスターコントロール↑きめ細やかな設定項目があるサイバーナビ。音のエネルギーバランスを細かく調整するには、オーディオ設定から「音響チューニング」の「マスターコントロール」を選択しよう

 

【詳細ベースEQ】

20171218_18_詳細ベースEQ↑業務用グラフィックイコライザーに匹敵する、31ものバンドを自由にコントトールできる詳細ベースEQ。もう少しボーカルを目立たせたいといったような、狙い通りの音場が作れる

 

前回お話を聞いた、マスターサウンドリバイブ機能もオーディオ設定画面から選択します。MODE1はCDや、320kbpsの圧縮音源など、圧縮率の低い(kbpsの値が大きい)音源用。CDを無圧縮でリッピングして作った音楽ファイルをBluetoothで伝送する際も、このモードがオススメです。MODE2は圧縮率の高い(kbpsの値が小さい)音楽ファイル用です。

 

【マスターサウンドリバイブ】

20171218_07_マスターサウンドリバイブ↑再生する音楽ファイルの圧縮率に合わせたモードが用意されるマスターサウンドリバイブ。曲との相性もあるので、圧縮音源やBluetooth再生時はまず1回MODE1で再生してチェックしよう

 

「タイムアライメントも見てみましょうか。細かく、かなりじっくり調整できるというのがいいですね」

 

タイムアライメントというのは、各スピーカーが鳴らした音が、耳までに届く時間を合わせる機能です。運転席の場合、もともと右側のスピーカーが近いので、左右同じスピードで鳴らすと音場のセンター位置が右側に寄ってしまいます。自動設定してから、マニュアルでさらに音場の位置と、楽器音のフォーカスを合わせていくことも可能です。

 

「サブウーファーの設定はカットオフで、トゥイーターの設定はトゥイーターゲインで行います。グラフを動かしていけばいいので、見た目で設定できます。この設定のしやすさもサイバーナビのいいところですね」

 

【タイムアライメント】

20171218_19_タイムアライメント↑各スピーカーが発する音を調整して自由な位置にスイートスポットを設定できるタイムアライメント。基本は運転席に合わせるが、助手席側にしてもいいし、運転席と助手席の両方に合うような調整も可能

 

【カットオフ】

20171218_20_カットオフ↑サブウーファーが受け持つ低域をグラフィカルな画面で設定できるカットオフ。組み合わせるドアスピーカーの低域再生能力に合わせてチューニングしていこう

 

【トゥイーターゲイン】

20171218_21_トゥイーターゲイン↑トゥイーターのボリュームを調整して、高域のエネルギーバランスを整えるトゥイーターゲイン。トゥイーターの設置位置によって調整が必要。高域が目立つときは下げ気味にしよう

 

音楽鑑賞の可能性を広げるミュージッククルーズチャンネル

ところで寺岡さん、プライベートではクルマの中でどのように音楽を楽しんでいますか。

 

「とにかく気持ちがいいことを重視していますね。一番リラックスできる環境なので、聴く音楽も自分が癒やされる方向にもっていきたいというのがあります。ドンドンと大きな音を出すよりは、気持ちいいなと感じる音量で楽しんでいます」

 

そして、Bluetoothやハイレゾなど音源の変化と進化もドライブリスニングに影響を与えているといいます。

 

「特にストリーミングサービスがいいですね。個人的にはすごく素晴らしいなと考えています」

 

音楽産業に従事している寺岡さんとしては、CDが売れなくなってしまうじゃないかという危惧もあるそうです。しかし、それ以上に魅力がある、と。ストリーミングサービスは音楽をより深く探求できるし、音楽と接する時間はより長くなります。最新のヒットチャートも、50年代60年代の名曲も同列に検索できることで、音楽の楽しみ方が大きく変わりました。

 

昔だったら、知らない音楽との接点はラジオが多かったのですが、現在はストリーミングサービスを使って、世界各国の音楽好きが自由にプレイリストを作っています。そして、その選曲にファンやフォロワーがついていくというシーンもあります。

 

「これはすごく大きなことだと思いますね。ジャック・ニコルソンの映画で「恋愛小説家」というのがあるのですが、恋愛小説家なのに恋愛ベタという役柄なんですね。彼がデートのときに、ここは○○用とシチュエーションに合わせたテープを用意しているシーンがあって、ああ男ってそういうところあるなと。僕も若いころはデートに合わせてオリジナルmixのカセットテープを作っていました。クルマってシチュエーションに合わせて演出する場所じゃないですか。映画でいう、音楽監督になれる。ここにドライブするなら絶対この曲がいいとか、そういう選曲ってドライブならではの大事な要素ですよね」

 

サイバーナビにも音楽ストリーミング機能があるとのことですが…

 

「ミュージッククルーズチャンネルですね。以前この機能を使いながら箱根と湘南をぐるっと回ってきたんですけど、これがすごい。場所に合わせた音楽がレコメンドされるんですよ」

 

地域ごとのコミュニティラジオでは、その地域と関係性の強い曲を再生するケースがありますが、より精度を高めて、しかも同時性がなくても楽しめるのがサイバーナビの音楽ストリーミングサービス、ミュージッククルーズチャンネルなんです。

 

【ミュージッククルーズチャンネル】

20171218_22_MCC↑ドライブに特化した音楽ストリーミングサービスと連携。「ヒッツ」(約1000種類)と「特選アーティスト」(約500種類)の2つのメニューを用意する特選チャンネルからセレクトできるだけでなく、自分の好みとマッチする属性を組みあわせた独自チャンネルの作成も可能。カラオケ機能・BGM再生機能を搭載するなど、車内における音楽体験の幅を広げてくれる機能を満載

 

「この場所でこの音楽が聴きたい、というデータが集積されて学習されていくと、いい意味で恐ろしいことになるんじゃないかと思います。あとはやはり、肝心のナビ機能。きめ細やかですよね。先日、大変な忘れ物をしてすぐに戻らなくちゃいけないことがあったんですけど、このサイバーナビとスマホのナビアプリとどっちが速いルートを案内してくれるか、調べたんです。結果は、圧倒的にサイバーナビのほうがよかったですね。迂回路を教えてくれるスピードも早いですし、本当に信頼できます」

 

サイバーナビがあるからこそドライブも楽しくなるし、万が一のときのサポートも万全。これからもサイバーナビが寺岡さん音楽ライフ、カーライフを支えていくのでしょう。

 

それではここで、寺岡さんがサイバーナビのAV機能を解説する特別ムービー「寺岡さんが解説編」をご覧ください。

 

サイバーナビの極上音空間【寺岡さんが解説編】

 

パイオニア

カロッツェリア サイバーナビ

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ハイレゾ対応、圧縮音源もハイレゾクオリティに音質アップできる機能も搭載した、カロッツェリアのフラッグシップモデルがサイバーナビ。各音域のダイナミックレンジバランスを細かく調整することが可能で、さらに音像の定位もコントロールできる機能がつき、車内を一流のリスニングルームに変えてくれます。

 

もちろんナビゲーション能力も充実。正確な自車位置精度や最適なルート案内などの先進のナビ能力を持ち、安全運転支援やセキュリティなどでドライブの安全安心をサポートする「マルチドライブアシストユニット」をセットにしたモデルもあります。画面サイズは8V型、7V型、7V型ワイド、機能や付属品に応じて8モデルがラインアップし、「車種専用大画面10V 型サイバーナビ」も7車種あります。

 

サイバーナビをもっと知りたい方はコチラをチェック!

http://pioneer.jp/carrozzeria/carnavi/cybernavi/?ref=carrozzeria_top_pickup

 

 

撮影/石上 彰

サイバーナビだから実現できる極上の音空間――ミュージシャン・寺岡呼人さんの第3の仕事場はクルマの中だった[サウンドインプレ編]

JUN SKY WALKER(S)のベーシストであり、ソロのシンガーソングライターであり、ゆずをはじめとしたアーティストのプロデューサーでもある寺岡呼人さん。その寺岡さんがドライブ時に愛用しているのは、パイオニアの「サイバーナビ」です。今回は寺岡さんのアルバム制作現場に密着取材を慣行し、音楽制作の話や、サイバーナビの音質面の良さなどについて、大いに語っていただきました。

 

移動中も車内で仕事を!?

日本の音楽シーンを牽引する1人として、オリジナルの楽曲を紡ぎ、他のアーティストが作った楽曲にアレンジを施し――と音楽中心の日々を送る寺岡さん。なんでも、自宅とスタジオを往復するクルマの中でも仕事をしているとのこと。えっ、移動中に、クルマでお仕事ですか?

 

「車内の音がリファレンスになっているんですよ」

 

という寺岡さんは、古くからパイオニア カロッツェリア サイバーナビのユーザーです。「音がいい」と選んだサイバーナビの魅力について、早速アーティスト兼音楽プロデューサーの目線で語っていただきましょう。

 

【寺岡呼人さん】

20171218_02

シンガーソングライター兼音楽プロデューサー。1988年、JUN SKY WALKER(S)に加入。1993年にソロデビューし、1997年にはゆずのプロデュースを手がけるようになる。ライブイベント Golden Circleを主催し、FM COCOLOの番組「CIRCLE OF MUSIC」で、さまざまな音楽とアーティストをナビゲートしている。今回は2018年2月7日にリリース予定のニューアルバム、「LOVE=UNLIMITED」の制作現場にお邪魔した。

 

レコーディング作業はいつもプライベートスタジオで

まずは都内某所にある寺岡さんの個人スタジオを拝見させていただくと、巨大なミキサーを中心に、数多くの機材がずらっと並んでいます。こちらのスタジオは、他のアーティストの曲をアレンジするときや、打ち込みで作ったデモテープに生音を入れるときに使うそうです。

 

取材に伺った日は、自身のニューアルバムの制作作業をしていました。

 

「曲を作って、レコーディングして、となるとだいたい3か月はかかるんですよ。1年に1枚のアルバムを出せたらいいなと考えているので、1年の1/4は自分の曲に専念していますね」

 

べース、ギターはもちろんのこと、グランドピアノやドラムもあります。防音室も備えていますが、ピアノやドラムの音はこちらのミキシングルームで録ることが多いとか。

 

「環境としては大したことないんですよ。でもドラムの音はすごく良いんです。ジェームス・テイラーとか細野晴臣さんのアルバムとかありますけど、“家で録る音”というのがいい場合もあるんです。僕もこのスタジオで録る生ドラムの音が好きですね。ピアノは最近導入しました。前回までは他のスタジオで録音していましたが、いまはほぼ全部の音が録れるようになっています」

 

ミキシング中の音を聴き、新たな音を重ねたりフレーズを変えていったりと、作業はどんどんと進みます。

20171218_03↑大型ミキサーで、モニタリング時のボリュームをコントロール

 

20171218_04↑PCと繋いだキーボード(鍵盤)から、フレーズを入力していく

 

クルマは第3の仕事場

ところで音楽制作というクリエイティブワークは、1日のうちどれくらいの作業を続けるものなのでしょうか。寺岡さんの答えは、「1日の作業時間はバラバラ」でした。

 

「ちょっとでも悩んだら、その日はもう作業を止めてサウナに行って帰る(笑)。基本は止まらずに作業しますが、悩んだら悩んだで違う作業をしてみたりとか、そういう感じですね」

 

なるほど、自宅とスタジオ、2か所で仕事を進めているのですね。と思いきや実は第3の場所として、クルマの中で仕事を進めることもあるといいます。それでは音楽制作とカーオーディオは、寺岡さんにとってどのような関係なのでしょうか。

 

まず1日の作業を終えたら、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトに保存されている楽曲データを、音楽ファイルとしてエクスポートします。そしてクラウドストレージのDropBoxに保存。これでスマートフォンでも簡単に再生できるようになります。

 

20171218_05↑作業終了時に制作した曲を音楽ファイルとして書き出し、スマートフォンに保存

 

車内ではカーオーディオのヘッドユニットにもなるサイバーナビとスマートフォンをBluetoothで接続して、ワイヤレスでこれまでに完成した曲を聴いていきます。

 

寺岡さんにとって車内はリスニングルームの1つ。そして多くのリスナーにとっても、クルマの中は音楽を楽しむ場です。一般のリスナーと同じ音響環境だからこそ、車内は最終的なモニタリングを行うのに適しているそうです。

 

「クルマで聴くとどう聴こえるのか、というのは大事ですね。リスナーの目線でチェックすることになりますし、音楽を長く聴く場所でもあるので、手を加えたときの違いを聴き取りやすいんです」

 

とはいえ走行中の車内はロードノイズなどが入ってきやすい空間です。スタジオとは違ったチェックの仕方があるのかと思ったのですが――。

 

「いや、同じです。スタジオで聴いたものと、車内で聴いたときの印象が違うようだと首をひねっちゃうんですよ。録った音が悪いのか、バランスが悪いのかと。だからなるべくスタジオで聴いたときの印象と変わらない、もしくはスタジオで聴いたときよりもいいなと思えるように仕上げています。

 

具体的にはボーカルがより前に出てくるか、ドラムのフィルがちゃんと聴こえるかなど、モニター的な聴き方をしますね。レコーディング中は、特に。付け加えるなら、スタジオはより細かい部分を聴く場所で、車内はライブな雰囲気ででどれだけ音が前に出てくるかを聴いています」

20171218_06↑Bluetoothでスマーフォンとサイバーナビを接続。その日の成果を確かめながら帰宅する

 

クルマの中での音響環境へのこだわり

ご自身も相当オーディオにこだわりがある反面、クルマのオーディオでは別のこだわりがあるといいます。

 

「たとえば、ガチガチにクルマのカーオーディオをカスタマイズする人もいると思うんですけど、もし自分がそれをやると一般のリスナーの環境から離れてしまう。あえてシンプルに、サイバーナビを入れてて、ちょっとだけ自分の好みの音にしてあとはなるべくノーマルの状態で。それでスタジオで作った音と比べています。で、そのときにノーマルな状態の音がよくないと話にならないわけで、そこに最大限の信頼を置いてるんですよね。

 

つまり、いじっていじってようやくスタジオで聴いたレベルになる、というカーオーディオだとこちらも疲れちゃうんですが、ノーマルの状態から簡単なセッティングをするだけでいい音を聴かせてくれるから、サイバーナビに僕は信頼を置いているんです」

 

音質を大幅にグレードアップするマスターサウンドリバイブ

サイバーナビには「マスターサウンドリバイブ」機能があります。最新のサイバーナビはもちろんハイレゾ音源にも対応していますが、「マスターサウンドリバイブ」はCDの音も、圧縮音源も、Bluetoothで伝送した音も、ハイレゾ相当の響きのよさに変えてくれます。量子化ノイズを除去して、約22kHzを超える領域の倍音成分を復元。自然で伸びやかな音質にグレードアップします。

 

取材班も聴かせてもらいましたが、確かに音が素晴らしい! スタジオで聴いていたときのような、エネルギッシュでダイナミックなサウンドが車内に満ちています。

 

「最初にサイバーナビを装着したときの衝撃は大きかった。これは他のナビには戻れないと思ったくらい、音がよかったですね。この最新型のサイバーナビに関しては、マスターサウンドリバイブが特に気に入っていて、だいたいマスターサウンドリバイブをONにしっぱなしです。ONにすることで、制作中の音源のサウンドチェックをより精密に行うことができるんです」

20171218_07_マスターサウンドリバイブ↑通常Bluetoothで聴くと若干音質が落ちるものだが、マスターサウンドリバイブのおかけでハイレゾ並みの音質で再生

 

サイバーナビは第3の仕事場を支えてくれる存在

いちアーティストとして、そして音楽プロデューサーとして、常に真剣に音楽と向き合っている寺岡さんいわく、色々な機材で音楽を聴くことが大事なのだそう。そのうえで良質な音が好きなら、イヤホンやヘッドホン、スピーカーなどにこだわって、様々な環境で音楽を楽しむことが大切だといいます。そして、その1つにクルマという空間があるのでは、と。

 

そんな寺岡さんにとって、サイバーナビとはどういう存在なのでしょうか。

 

「スタジオがモニタリングする場所だとすると、クルマは一般の方々がどんな環境でリスニングしているのかを確かめる、ある意味実験場ですよね。ここだったら、こう聴こえるというのを確認する。リスナーもそう聴いてくれるんだということを意識するときに、僕の第3の仕事場を支えてくれる存在です」

 

音楽プロデューサーである寺岡さんの楽曲制作に対する想いと、一般のリスナーに聴こえる音のイメージ。その両者をより近づける上で、サイバーナビの高音質設計が大きな役割を果たしていることが今回の取材で分かりました。

 

それでは寺岡さんがサイバーナビを語る特別ムービー「サウンドインプレ編」をご覧ください。

 

サイバーナビの極上音空間【サウンドインプレ編】

 

まさに曇りなき音楽好き!

最後に、寺岡さんの自宅地下に作られたリスニングルームを拝見させていただきました。巨大なフロアスピーカーをメインに、ヴィンテージな真空管アンプや半導体アナログアンプ、銘ターンテーブルなどのプレーヤーで構成されたその空間は、音楽鑑賞が趣味な人ならば誰しもが憧れる場でした。まさに曇りなき、音楽好き。

 

次回は寺岡さんがサイバーナビのさらなるエンタテインメント性をひもとく、「サイバーナビをとことん使う編」をお送りします!

20171218_09↑寺岡さんの自宅地下スタジオにあるハイエンドオーディオ。音楽を追求する、徹底したこだわりを物語る

 

20171218_10↑自宅ではアナログレコードを嗜む。懐古主義というわけではなく、「音の良さ」ゆえにアナログを聴くのだという

 

20171218_11↑モニタースピーカーとは違った、熱を感じるほどのリアリティある演奏が眼前に浮かび上がる

 

パイオニア

カロッツェリア サイバーナビ

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カロッツェリアブランドカーナビのフラッグシップモデル。古くから日本のオーディオ業界を牽引してきたパイオニアが手がけたプロダクトだけあって、音楽性能にも磨きをかけています。近年普及しつつあるハイレゾ音源にも対応。さらに圧縮音源にきめ細やかさをトッピングして臨場感を高めるマスターサウンドリバイブなどの機能も搭載しています。

 

もちろんナビゲーション能力も充実。正確な自車位置精度や最適なルート案内などの先進のナビ能力を持ち、安全運転支援やセキュリティなどでドライブの安全安心をサポートする「マルチドライブアシストユニット」をセットにしたモデルもあります。画面サイズは8V型、7V型、7V型ワイド、機能や付属品に応じて8モデルがラインアップし、「車種専用大画面10V 型サイバーナビ」も7車種あります。

 

サイバーナビをもっと知りたい方はコチラをチェック!

http://pioneer.jp/carrozzeria/carnavi/cybernavi/?ref=carrozzeria_top_pickup

 

撮影/石上 彰

e☆イヤスタッフが濃厚レビュー! オンキヨー&パイオニアの最新DAP 4モデルを徹底試聴した!

近年、スマートフォンでは味わえない高音質な音楽再生機能を求めて、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)の人気が高まりつつあります。なかでも、「ハイレゾ再生」や「バランス接続」といったスマホにない機能を備えたモデルが人気。

 

先日発表されたオンキヨーのrubato「DP-S1A」と、パイオニアのprivate「XDP-20」は、そんな人気の機能を押さえながら、さらに2基のDACを搭載した「Twin DAC」に、アンプも2基備えた上位モデル顔負けの本格仕様。発売中の「DP-X1A」や、ハイレゾ対応スマホGRANBEAT「DP-CMX1」を合わせ、4モデルすべて「ハイレゾ再生」「バランス接続」「Twin DAC&アンプ」に対応するなど、オーディオ上級者向けのモデルのみならず、エントリー向けモデルでも音質を妥協しないという同社の強いこだわりを感じるラインナップになっています。

 

そこで今回は、同社の最新ラインナップ4モデルを、音にこだわりのあるe☆イヤホンのスタッフ4人が試聴し、そのレビューをお届けします。 試聴には、パイオニアのハイレゾ対応イヤホン「SE-CH5T」と、2.5mmバランス端子搭載モデル「SE-CH5BL」を使用しています。

 

1.女子にもオススメなパイオニア private「XDP-20」

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画像をクリックすると製品情報ページへ移動します

実売予想価格3万6590円(2017年12月中旬発売予定)

小型&ラウンド設計で女性でも使いやすいエントリーモデル。入門機ながらDACとアンプを各2基搭載しており、バランス接続にも対応する本格仕様で、手軽に高音質で音楽を楽しめます。本体カラーは、ホワイト、ネイビーブルー、ピンクの3色をラインナップ。

 

【SPEC】■再生可能ファイル:PCM 192kHz/32bit、DSD 5.6MHzまで。MQA対応 ■内蔵メモリ:16GB ■マイクロSDカードスロット:2基(最大256GB×2) ■画面サイズ:2.4型タッチパネル ■連続再生時間:約15時間 ■サイズ/質量:W64.5×H98.2×D16mm/125g

 

private XDP-20を試聴したのは、今回のe☆イヤホン参加スタッフで紅一点となるノラさん。本体を手に取りながら、「ポータブル音楽プレーヤーは角ばったデザインのものが多いのですが、こちらは丸みがあって手に馴染みますね。今回用意して頂いたピンクは、ほかにはあまりない色なので女子にオススメ。ボリュームスイッチのところだけ色が変わっていたり、こまかなところまでデザインに気を遣っているなぁと思います」と、女性ならではの視点でチェックしていました。

20171122-i02 (2)↑e☆イヤホン秋葉原店のノラさん

 

音質については、「全体的に音のまとまりがあって聴きやすいですね。3.5mmのアンバランスで聴くと低音が前面に出る感じでゆったり聴けますが、バランスでは低音がキュッとしまって、ボーカルが前に出てきて生々しさが増します。個人的にはバランスの音が好みです」と、オーディオアイテムを扱うe☆イヤホンのスタッフだけあって、本格的なコメントです。

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2.小型ボディに上位機の技術を凝縮したオンキヨー rubato「DP-S1A」

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実売予想価格6万350円(2017年12月中旬発売予定)

コンパクトな設計ながら、上位モデルと同じくDACとアンプを各2基搭載。前モデル「DP-S1」から電源部のパーツを強化し、バッテリーシールドの厚みを3倍にしたことで、あらゆる環境下で安定した音楽再生を実現します。ボディには、制振性に優れたアルミニウム削り出しシャーシを採用しています。

 

【SPEC】■再生可能ファイル:PCM 192kHz/32bit、DSD 5.6MHzまで。MQA対応 ■内蔵メモリ:16GB ■マイクロSDカードスロット:2基(最大256GB×2) ■画面サイズ:2.4型タッチパネル ■連続再生時間:約15時間 ■サイズ/質量:W63×H94×D15mm/135g

 

rubato「DP-S1A」を試聴したのはマークさん。プレーヤー担当ということで、操作性や表示画面など細部までしっかりチェックしていました。

20171122-i02 (7)↑e☆イヤホン秋葉原店のマークさん

 

前モデルである「DP-S1」をよく知るマークさんは、「前モデルと比べ背面の質感が変わって手に馴染みやすくなっていたり、タッチパネルでの操作がよりスムーズに行えるようになっていたりと、オンキヨーのポータブルプレーヤー小型モデルの集大成といっても過言ではない出来栄え!」、とその性能の進化を絶賛。

 

「前モデルでは曲によって高域の“刺さり”が気になることもあったのですが、見事に改善されていますね。アンバランスではクセのない素直なサウンドですが、バランスで聴くと音が立体的になり声が前に出てくるので、ボーカル系をよく聴くような人はバランス接続がオススメです。持参したインピーダンスが150Ωもあるイヤホンでも聴いてみたのですが、パワーのないプレーヤーだとスカスカの音になりがちなのに、DP-S1Aはハイゲインに設定するとしっかりボリュームをとることができました。これだけパワーがあれば鳴らしにくいヘッドホンでも問題なく聴けると思います」と、持参のイヤホンでも音質をチェックするほど気に入ったようです。

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3.パワーアップしたミドルクラス機 オンキヨー「DP-X1A」

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実売予想価格6万350円(2017年12月中旬発売予定)

2015年発売の「DP-X1」の後継機で、DP-X1と比べて約3 倍の大容量になった大容量コンデンサを搭載したことでノイズ抑制し、音質を大幅に向上。内蔵メモリも2倍の64GBに増加され、2枚のマイクロSDカードを装着できる「トリプルストレージ設計」で、大容量のハイレゾファイルも大量に保存できる。もちろん2.5mmバランス接続にも対応。

 

【SPEC】■再生可能ファイル:PCM 384kHz/24bit、DSD 11.2MHz(PCM変換)まで。MQA対応 ■内蔵メモリ:64GB ■マイクロSDカードスロット:2基(最大200GB×2) ■画面サイズ:4.7型タッチパネル ■連続再生時間:約16時間 ■サイズ/質量:W75.9×H129×D12.7mm/205g

 

「DP-X1A」を試聴したのはシュガーさん。ロック系の音楽を聴くことが多いため、プレーヤーには“ノリのよさ”や“勢いのあるパワフルなサウンド”を求めているとのこと。

20171122-i02 (6)↑e☆イヤホン秋葉原店のシュガーさん

 

音質については、「耳当たりがよく聴きやすい音ですね。アンバランスだと音が分厚くて迫力がありますが、バランスでは解像感が上がり音がクリアになります。勢いのあるロックやポップス、EDMなどはアンバランスで、空間表現が大事なジャズやクラシックはバランスで、というように使い分けるとおもしろいかもしれません」と、バランス/アンバランスそれぞれの個性に応じた楽曲の聴き分けを勧めていました。

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さらに、「このDP-X1Aは、Android OSを採用しているので好みの仕様にカスタマイズできるのも魅力。動画やゲームなども高音質で楽しめます。今回はイヤホンで試聴しましたが、ぜひヘッドホンでも聴いてみたいですね」と、カスタマイズ性の高さにも注目していました。

 

4.スマホを超えた高音質を実現するオンキヨー GRANBEAT「DP-CMX1」

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実売価格8万1700円

DACとアンプを2基ずつ備えたTwin仕様に加え、オーディオ基板を分離したセパレート構造、電源のクリーン化回路など、こだわりの設計を採用したAndroidスマートフォン。DSDS(デュアルスロット・デュアルスタンバイ)に対応し、2枚のSIMカードを使い分けることも可能。2.5mmバランス出力にも対応する。

 

【SPEC】■再生可能ファイル:PCM 384kHz/24bit、DSD 11.2MHz(PCM変換)まで。MQA対応 ■内蔵メモリ:128GB ■マイクロSDカードスロット:1基(最大256GB) ■画面サイズ:5型タッチパネル ■連続再生時間:約25時間 ■サイズ/質量:W72×H142.3×D11.9mm/234g

 

GRANBEAT「DP-CMX1」を試聴したのはヒロさん。普段は楽曲に合わせてバランス/アンバランスを使い分けているというほど、音に対してこだわりをお持ちとのこと。今回は、ご本人の希望によりハイレゾ音源ではなくMP3音源をバランス/アンバランスのそれぞれで聴き比べて頂きました。

20171122-i02 (4)↑e☆イヤホン秋葉原店のヒロさん

 

「バランス接続で聴くと、アンバランスに比べて音の輪郭がしっかりして奥行きが出てきます。楽器の音が固まりになって聴こえちゃうようなところも、バランスならしっかりそれぞれの音が聴き取れるようになるので、ハイレゾだけでなくMP3などの圧縮音源も高音質で聴けますね。アップサンプリング機能は、アタックが強くなるので楽曲によって使い分けてもいいかもしれません」とコメント。

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ヒロさんがGRANBEAT「DP-CMX1」を使っていて驚いたのは、そのパワフルさ。「今回はイヤホンで聴きましたが、ボリュームの余裕がかなりあるので高インピーダンスのヘッドホンでも大丈夫だと思います」とのこと。また、「標準の再生アプリはUIが使いやすく、イコライザを直感的に調整できるので色々と音質をいじりたい人にオススメ。Android OSなので、ほかの再生アプリを使い分けられる点も魅力です」と、こだわり派らしくイコライザなどの音質調整機能や再生アプリの使い分けにも言及していました。

 

エントリーモデルから本格モデルまで、いずれ劣らぬ魅力を備えたオンキヨー&パイオニアの最新ラインナップ。あなたはどのモデルが気になりましたか? 4モデルともe☆イヤホンの特設売り場で試聴できますので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【インフォメーション】

オンキヨー&パイオニアでは、期間中に同社の対象製品を購入した人全員にもれなくハイレゾ音源をプレゼントする「オンキヨー&パイオニア ハイレゾ楽曲プレゼントキャンペーン」を実施中。応募者全員にe-onkyo music ダウンロードクーポン10曲分が当たるほか、さらに抽選で30曲~100曲分のダウンロードクーポンをプレゼント! 応募方法などの詳細は、キャンペーン専用ページをチェックして下さい。

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キャンペーン専用ページ http://opcampaign.com/dap2017/

 

■対象商品:オンキヨーGRANBEAT「DP-CMX1」、「DP-X1A」、rubato「DP-S1A」、パイオニア「XDP-300R」(国内販売店で購入された新品のみ)
■対象期間:11/24(金)~12/25(月)、応募締切:12/25(月)24時00分

 

【URL】

オンキヨー ポータブルオーディオ製品ページ http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/headphone/

rubato DP-S1A製品情報 http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/portable/dps1a/index.html

DP-X1A製品情報 http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/portable/dpx1a/index.htm

GRANBEAT DP-CMX1製品情報 http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/smartphone/granbeat/index.html

パイオニア ポータブルオーディオ情報ページ http://pioneer-headphones.com/japanese/

private XDP-20製品情報 http://pioneer-headphones.com/japanese/dap/xdp-20/

サイバーナビとラーメン店めぐりが相性最高なワケ――サニーデイ・サービス田中 貴と行くラーメン珍道中

年間600杯以上ものラーメンを食べるミュージシャンとして知られる、サニーデイ・サービスのベーシスト、田中 貴さん。GetNavi本誌でも連載「ラーメン狂走曲」が人気を博していますが、今回は田中さんのオススメ店を、パイオニア カロッツェリアの「サイバーナビ」を搭載したクルマでハシゴするという番外編ムービーをお届けします!

 

ラーメン店へのアプローチにサイバーナビは欠かせない!

そもそもなぜラーメン店めぐりにサイバーナビが必須なのでしょうか。入り組んだ住宅地にあったり、クルマでないとたどり着けないような場所にあったりと、おいしいラーメン店へのアプローチに限って苦労することが多いもの。

 

サイバーナビが渋滞などを回避して最適かつ最短ルートで案内してくれるから、分かりにくい場所にあるラーメン店にもスムーズに、時間をかけずに到着できます。しかもミュージッククルーズチャンネルをはじめとした色々なエンタメ機能が充実しているから、たとえ目的地が遠かったとしてもサイバーナビはその移動時間すら楽しくなってしまいます。

 

同乗したのは「旨いラーメンが食べたい!」といきり立つ、GetNaviの松井謙介統括編集長とグルメ&ラーメン連載担当の鈴木翔子編集部員。道中では渋滞に巻き込まれそうになったり、駐車場が見つからないのでは? という問題に直面しそうになったりしますが、その都度サイバーナビのスーパールート探索や駐車場満空情報で解決。そしてサイバーナビがクルマの中をエンタテインメント空間に変えてくれるから目的地までのドライブが最高に盛り上がります。それでは田中さんの熱いラーメン解説とともに、ぜひムービーをご覧ください!

 

●今回の登場人物

田中 貴さん

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ロックバンド、サニーデイ・サービスのベーシスト。無類のラーメン好きとして知られ、TVや雑誌などでそのマニアぶりを発揮中。本誌連載「ラーメン狂走曲」も大好評!

 

松井謙介 

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GetNavi統括編集長。さまざまな魅せ方でデジタル製品の魅力を伝える現在のGetNaviスタイルを築きあげる。もちろんラーメン好き。スープを飲み干すか否かはお腹の出方と相談

 

鈴木翔子

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GetNavi編集部グルメ&ラーメン担当。本誌連載「ラーメン狂走曲」担当編集者として田中さんに同行し立派なラーメンジャンキーに成長。今回もラーメンロケと聞いて仕事そっちのけで参戦

 

ラーメン珍道中ムービー 前編

 

ラーメン珍道中ムービー 後編

 

先進のナビ能力とドライブサポートはもちろん、移動中のエンタテインメントもバッチリ!

さて、楽しいラーメン店めぐりはムービーで確認してもらったとして、ここではサイバーナビの優れたポイントを、松井統括編集長とラーメン担当編集部員・鈴木が解説します。

 

パイオニア

カロッツェリア サイバーナビ

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正確な自車位置精度や最適なルート案内など、先進のナビ能力を持つサイバーナビ。安全運転支援やセキュリティなどでドライブの安全安心をサポートする 「マルチドライブアシストユニット」を搭載するモデルもあります。ハイレゾ音源再生に対応するなど音質面もハイクオリティ。画面サイズは8V型、7V型、7V型ワイド、機能や付属品に応じて8モデルがラインアップし、「車種専用大画面10V 型サイバーナビ」も7車種あります。今回お世話になったのは、日産セレナ専用10V型大画面のサイバーナビ。デザインや音のチューニングもセレナ専用設計です。

 

[ココがすごい01] ハイレゾ音源対応の高音質再生

松井:まず音質がすばらしい! 高音質の代名詞、ハイレゾ音源再生に対応。徹底した音源解析を元にハイレゾ音源のクオリティを活かしきり、より臨場感のある高音質での再生を可能にしているよ。

 

鈴木:たしかに音、すごくいいですね。後ろのシートでもとても臨場感があってビックリです!

 

松井:しかもそれだけじゃなく、CDや圧縮音源などをハイレゾに近づける「マスターサウンドリバイブ」も搭載している。

 

鈴木:それって、自分が普段よく聴いているCDなどもハイレゾっぽく聴けるってことですか?

 

松井:その通り。CD音源や圧縮音源を再生するときにサイバーナビでモードを選ぶだけでカンタンにハイレゾ相当で楽しめちゃうわけ。

 

鈴木:サラッと説明しましたけど、それってものすごい技術じゃないですか!? いきなり今日イチのビックリです。

20171106_08_02↑サイバーナビのハイレゾ音源の音質の良さに思わず笑みが漏れる田中さん。サニーデイ・サービスのハイレゾ音源を再生し、自らの曲を口ずさみます

 

[ココがすごい02]  進化したミュージッククルーズチャンネル

松井:サイバーナビは音質がいいだけじゃなく、「ミュージッククルーズチャンネル」という膨大な楽曲をドライブシーンに合わせてチャンネルをレコメンドしてくれる音楽ストリーミングサービスが楽しめるんだ。

 

鈴木:自分で選曲せずにお任せでもいいんですか?

 

松井:そう。特に注目すべきは「ライブレコメンド」だね。これは目的地や季節、走行中の時間や場所などに応じてチャンネルを提案する機能で、ドライブシー ンに合わせて最適な音楽を再生してくれるの。

 

鈴木:わぁすごい。知らない名曲に移動中に出会えるチャンスが次々あるわけですね。あ、カラオケもできたりするんですか?

 

松井:もちろん、ボーカルだけをカットして曲を流すこともできるから、みんなでカラオケを楽しむこともできる。クルマでの移動が楽しくなっちゃうよね。

 

鈴木:本当、今日はノリノリで盛り上がりましたもんね~!

20171106_15↑ミュージッククルーズチャンネルは、膨大な楽曲から、ドライブのシチュエーションや好みに応じてチャンネルをレコメンドしてくれます。ちなみにスマホ単体でも使えます

 

[ココがすごい03]  充実のリアエンタテインメント

松井:サイバーナビの「リアクルーズモード」も快適。サイバーナビに別売りのフリップダウンモニターやプライベートモニターを接続すれば、前席後席で同じAV ソースをリンクさせる「フロントリンクモード」はもちろん、後席だけ独立したAVソースを楽しむことがことができる「リアセパレートモード」が選べるよ。

 

鈴木:みんなで盛り上がってもいいし、ドライバーには申し訳ないけど……後席だけで感動の映画を楽しんだりもできるんですね。

 

松井:そう、それぞれのドライブのシチュエーションに合わせてみんなが極上のエンタテインメントを堪能できるわけだね。

20171106_14↑10.1V型のプライベートモニターなら外部入力がついているからスマホをつないで動画や写真、ゲームだって大画面で楽しめる! って3件目のラーメン店を検討中の田中さん。えー! まだ食べるんですか!?

 

[ココがすごい04]  当然ナビ能力は最高!

松井:もちろん基本となるナビ性能も最高。ルート探索はカーナビ本体内で処理されるのが一般的だったけど、サイバーナビの「スーパールート探索」は、カーナビ本体では不可能なリアルタイムな交通情報や、長年蓄積された交通情報を含む膨大なデータを専用サーバー上で演算し、最適なルートを提示してくれるんだよ。

 

鈴木:サイバーナビのナビゲーションってそんなことになってるんですか! だから時間優先、料金優先だけでなく、安くてもできるだけ早く着きたい、といった現実的なルートも案内してくれるんですね。

 

松井:そういうこと。それに「駐車場満空情報」も便利だよね。タイムズや三井のリパークなどと連携してリアルタイム情報を取得、同時に照合するから、まさに自分のクルマが今停められる駐車場を探すことができるわけだ。

 

鈴木:おかげでラーメン屋さん周辺の狭い商店街でもスムーズに駐車できましたね! ラーメン店には駐車場がないこともありますから、こういう機能は本当に助かります!

20171106_10↑今回は「距離が短く」、「早く到着」して「安くて」「ECO」なルートをチョイス

 

ラーメン店に限らず、店舗めぐりにはサイバーナビ

ラーメン店めぐりに大活躍のサイバーナビでしたが、もちろんラーメン店に限らず、これから行ってみたい、気になっているお店を探す際も大活躍間違いなしです。ルートをナビするだけでなく、行きも帰りもクルマの移動そのものを楽しくナビゲートしてくれる頼れる存在――それがサイバーナビなのです。

20171106_02↑サイバーナビなら、初めて行くラーメン屋でもスムーズに到着でき、移動中も楽しく、しかも美味しいラーメンを思う存分堪能できるのです!

 

[今回訪問したラーメン店]

中華そば 四つ葉

埼玉県比企郡川島町伊草298

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車が必須の立地にありながら、行列が絶えない人気店。写真は数種の地鶏の旨味を生かした「四つ葉そば」780円。

※埼玉県川島町の寿司店・宝船。同店に隣接する姉妹店が噂の名店が「中華そば  四つ葉」です。クルマで行く際は、「宝船」で検索してください

 

一福

東京都渋谷区本町2-17-14

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創業は1990年で、「ミシュランガイド東京2017」に掲載された超名店。写真は名物の「味噌らぁめん」730円。

 

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キュートな見た目でも中身は本格派! ワンランク上の高音質が楽しめるパイオニア「private XDP-20」

オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、ハイレゾ再生に対応するパイオニアブランドのポータブル音楽プレーヤー“private”(プライベート)「XDP-20」を12月中旬に発売します。カラーはホワイト、ネイビーブルー、ピンクの3色を用意し、実売予想価格は3万4000円前後(税別)。

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また、新機種の発売にあわせ、発売中のハイレゾ対応イヤホン「SE-CH5T」にXDP-20とカラーを揃えられる新色ホワイト、ピンクを追加します。発売は2018年1月下旬で、実売予想価格は5000円前後(税抜)。

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小型ボディに本格的な機能を凝縮

private「XDP-20」は、丸みのある「Round fit」デザインを採用したハイレゾ再生対応のポータブル音楽プレーヤー。コンパクトで女性の手にもなじみやすいサイズでありながら、DAC/アンプを2基ずつ備えたフルバランス回路や、2.5mmバランス接続、256GBまでのマイクロSDカードを2枚挿せるデュアルスロットなど、本格的な仕様となっています。

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ハイレゾ音源は、192kHz/32bitまでのPCM音源、5.6MHzまでのDSD音源のネイティブ再生に加え、高効率の圧縮技術を使ったMQAフォーマットも再生可能。さらに、MP3などの圧縮音源を32bitまで拡張する「Hi-Bit32モード」やサンプリング周波数を96kHz/88.2kHz、192kHz/176.4kHzに変換する「アップサンプリング」機能を搭載し、ストリーミング音源などもハイレゾ相当に変換して楽しめます。

 

Wi-Fi機能を備えており、インターネットラジオ「radiko」や音楽ストリーミングサービスを利用可能。もちろんBluetoothにも対応しているので、ワイヤレス対応のイヤホン・ヘッドホンやスピーカーに音楽を伝送して再生することもできます。

 

本体カラーは、マットな「ホワイト」、メタリックな「ネイビーブルー」、パール調の「ピンク」の質感の違う3つのバリエーションをラインナップ。誰でも手に取りやすいコンパクトな筐体には2.4型の静電式タッチパネルを搭載。片手で操作できるUI設計や、手元を見ずに再生/一時停止、曲送り/曲戻し、音量の調整操作ができる物理ボタンを採用しています。

20171114-i01 (4)↑物理ボタンやデュアルカードスロットを搭載

 

内蔵ストレージは16GBで、マイクロSDカードを利用することで最大528GBまで拡張可能。内蔵バッテリーによる再生時間は約15時間(FLAC 96kHz/24bit、アンバランス再生、Wi-Fi/Bluetooth OFF時)。サイズ/質量はW64.5×H98.2×D16mm/125g。

↑オプションとして専用ケースも発売。↑オプションとして専用ケースも発売。左が透明タイプの「XDP-APC020(CL)」(実売2400円前後)、右がPU素材を使った「XDP-APC020(B)」(同3500円前後)、

 

プレーヤーとコーディネートが楽しめる新色イヤホン

発売中のハイレゾ対応イヤホン「SE-CH5T」は、private「XDP-20」に合わせた新色として、マットな「ホワイト」とパール調の「ピンク」をラインナップに追加。XDP-20とのカラーコーディネートを楽しめます。

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SE-CH5Tは、躍動感のある低域から伸びのある高域までの広帯域再生を実現し、ハイレゾ音源の再生に対応する新開発の9.7mmドライバーを搭載。また、筐体の内部から外部に向かう通気部にチューブを用い、低音の音圧バランスを最適化する「Airflow Control」(特許出願中)も備えています。

 

ケーブルは、左右のアース信号(グラウンド)L/Rを分離し、左右のチャンネルセパレーションを改善した「ツイストコード」を採用。耳掛け式の装着スタイルを採用することで、装着時の安定性を高め、ケーブルのタッチノイズも軽減しています。

3d head isolated on white background hires ray traced

 

ポータブル音楽プレーヤーとイヤホンのカラーコーディネートも楽しめるパイオニアの新privateは、女性やお子さんへのプレゼントにも最適。ぜひチェックしてみて下さい。