超小型なのに水冷クーラー搭載、ASUSが高性能ゲーミングPC「ROG G22CH」などを発売

ASUS JAPANは、超小型設計と高性能を両立させたゲーミングデスクトップPC「ROG G22CH」および、超高性能なゲーミングデスクトップPC「ROG Strix G16CH」の2製品を発表しました。

↑ROG G22CH

 

ROG G22CHは、10リットルサイズの小型なゲーミングデスクトップPCです。本体サイズは約幅115×奥行き323×高さ286.9mmで、狭いスペースにも設置できます。

 

コンパクトながら、水冷クーラーを搭載。加えて、CPUとGPU、電源ユニットそれぞれが発する熱を個別に処理する冷却構造を採用しており、優れた排熱を実現しているといいます。

 

ラインアップは2モデルで、上位モデル「G22CH-1390KF077W」のスペックは、第13世代インテル Core i9-13900KF プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 4070、1TB SSD(NVMe)、32GBメモリー、600W(80PLUS GOLD)の電源を搭載しています。希望小売価格は39万9800円(税込)で、現在販売中です。

 

ROG Strix G16CHは、カジュアルゲーマーからプロゲーマーまで、あらゆるゲーマーの期待に応えるとうたった高性能なモデル。ラインアップは1モデル展開で、スペックは第13世代インテル Core i7-13700KF プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 4080、2TB HDD/1TB SSD(NVMe)、32GBメモリー(最大64GB)、850W(80PLUS GOLD)の電源を搭載しています。

↑ROG Strix G16CH

 

希望小売価格は47万9800円(税込)。発売は11月24日予定となっています。

モバイル性と生産性を両立、NECPCが大学生をターゲットにしたノートPCを発表

NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は11月21日、個人向けのモバイルノートPC4モデルを発表。12月初旬から順次出荷を開始します。ラインアップと市場想定価格は下記のとおりです。

 

製品名/市場想定価格(税込)/出荷開始予定

LAVIE NEXTREME Carbon/26万3780円前後~/2024年1月18日予定

LAVIE N14 Slim/16万4780円前後~/2023年12月7日予定

LAVIE N13 Slim/21万9780円前後~/2024年1月18日予定

LAVIE N13/20万3280円前後/2023年12月7日予定

↑LAVIE NEXTREME Carbon

 

製品はいずれも大学生やフレッシャーズに適したとうたうモデル。NECPCによると、いまの大学生がノートPCに求めるのは「コンパクトなサイズ」「軽量」「デザイン」だそうです。加えて、最近では「オンラインコミュニケーション」「バッテリー駆動時間」を気にする学生も増えているとのこと。

 

そのなかで、LAVIEのモバイルノートは「毎日持ち運べるモバイル性」と「高い生産性」を兼ね備えているとしています。

 

LAVIE NEXTREME Carbonは、プレミアムモバイルノートPCに位置づけられるモデル。1kg以下の軽量さと、カーボンボディによる堅牢性を両立させています。また、ディスプレイは14インチで、アスペクト比は16:10。解像度は1920×1200ドット(WUXGA)となっています。

↑14インチのディスプレイ

 

↑キーボード。タイプの頻度が高いEnterキーが大きいです

 

バッテリー駆動時間はアイドル時で約22.6時間(JEITA 3.0)。加えて、バッテリーの持ちを延ばすために「ロングバッテリーモード」「80%充電」「スマートスタンバイ」機能を搭載しました。

 

ロングバッテリーモードは、ディスプレイの輝度を下げるほか、Web会議中にバックグラウンドで動いているアプリの処理を抑えることでバッテリー消費を抑制する機能です。80%充電は、ACアダプターに繋ぎっぱなしにしても充電の上限を制限することで、バッテリーへの負荷を軽減します。スマートスタンバイは、夜間などでスリープ時にメッセージの受信などをしているモダンスタンバイ時から自動で休止状態にする機能。これにより夜間のバッテリー消費を抑えることが可能です。

↑F10キーを押すとロングバッテリーモードかエコモード(OS由来のモード)などを選べます

 

↑「LAVIEかんたん設定」で詳細の確認が可能

 

↑同じくLAVIEかんたん設定でスマートスタンバイの設定もできます

 

また、オンラインミーティング機能も強化しています。従来モデルでも搭載しているヤマハ製のAudio Engineに、「ノイズ抑制レベル調整」と「マイクテスト」が追加。ノイズ抑制はたとえば周囲の雑音が少なければ、声を拾う範囲を広げるよう抑制レベルを下げるなどが可能で、マイクテストは相手にどう聞こえるか事前に確認ができます。

 

LAVIE NEXTREME Carbonのラインアップは上位モデルの「XC750/HAシリーズ」と「XC550/HAシリーズ」を用意しています。それぞれのスペックは下記のとおりです。

XC750/HAシリーズ XC550/HAシリーズ
CPU 第13世代インテル Core i7-1355U 第13世代インテル Core i5-1335U
メモリー 16GB
SSD 512GB
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.1(Type-A)×1、HDMI出力×1、microSDカードリーダー×1
重さ 約887g 約879g
市場想定価格(税込) 28万280円前後 26万3780円前後

 

LAVIE N14 Slimは、コスパに優れたとうたうモデル。CPUにAMDのノートPC向けプロセッサーを採用することなどで価格を抑えています。また、「ロングバッテリーモード」「80%充電」「スマートスタンバイ」機能も搭載しています。

↑LAVIE N14 Slim

 

さらに、現行のLAVIE N14からコンパクトになっており、奥行きは約11mm、薄さは約2.8mm短くなっているうえに、重さも約250g減っています。ディスプレイは14インチで、アスペクト比は16:9、解像度はフルHDとなっています。

 

ラインアップは「N1475/Hシリーズ」と「N1455/Hシリーズ」をそろえています。それぞれのスペックは下記のとおりです。

N1475/Hシリーズ N1455/Hシリーズ
CPU AMD Ryzen 7 7730U AMD Ryzen 5 7530U
メモリー 16GB
SSD 512GB 256GB
インターフェイス USB 3.2(Type-C)×1(映像出力対応)、USB 3.1(Type-A)×2、HDMI出力×1、SDカードリーダー×1
重さ 約1.24kg
バッテリー駆動時間 アイドル時で約12.8時間(JEITA 3.0)
市場想定価格(税込) 18万1280円前後 16万4780円前後

 

LAVIE N13 Slimは長時間駆動のバッテリーを搭載した、13.3インチのモデル。バッテリーはアイドル時で約20.4時間(JEITA 3.0)持続します。

↑LAVIE N13 Slim

 

ディスプレイはアスペクト比16:10を採用。また画面にフルフラットガラスを使用したことで、より鮮明になったといいます。

 

ラインアップは2モデル展開。LAVIE N13とまとめて、それぞれのスペックは下記のとおりです。

N1375/Hシリーズ N1355/Hシリーズ N1350/Hシリーズ
ディスプレイ 13.3インチ(16:10) 13.3インチ(16:9)

※フルフラットガラス非搭載
CPU 第13世代インテル Core i7-1355U 第13世代インテル Core i5-1335U 第12世代インテル Core i5-1235U
メモリー 16GB 8GB
SSD 512GB 256GB
インターフェイス USB 3.2(Type-C)×2、USB 3.2(Type-A)×2、HDMI出力×1、SDカードリーダー×1 USB 3.2(Type-C)×1、USB 3.2(Type-A)×2、HDMI出力×1、SDカードリーダー×1
重さ 約1.26kg 約1.035kg以下
バッテリー駆動時間 アイドル時で約20.4時間(JEITA 3.0) アイドル時で約18.8時間(JEITA 3.0)
市場想定価格(税込) 23万6280円前後 21万9780円前後 20万3280円前後

 

デル、「ブラックフライデー」を11月21日から開催! QUOカードPayが当たるキャンペーンも実施

デル・テクノロジーズは、11月21日から12月4日まで、「ブラックフライデー」を順次開催します。

 

ブラックフライデーセールでは、ノートPC、デスクトップ、ゲーミングPC、モニター、サーバー、ワークステーション、周辺機器などがセールの対象となる予定です。

 

また、製品購入キャンペーンも同日より順次開始します。12月25日まで、対象のXPS、Inspiron、Vostroを購入すると、抽選で1000名にQUOカードPay5000円分をプレゼント。

 

12月22日まで、対象のビジネス向けパソコンPC、OptiPlex、Latitude、Dell Precisionを購入すると、抽選で400名にQUOカードPay5000円分をプレゼント。12月11日まで、対象のゲーミングPCを購入すると、抽選で100名にQUOカードPay5000円分をプレゼントします。

 

キャンペーン期間中の2024年1月10日までにモニターを購入し、応募フォームへ登録すると、QUOカードPay、プレイステーションストアカード、Alienware有線ゲーミングマウス(AW320M)の3つから選べる賞品を、抽選で300名にプレゼントします。

 

11月22日から2024年1月15日まで、AMD Ryzen搭載ゲーミングPCを購入すると、抽選で合計100名に、購入製品により5000円~1万円分のQUOカードPayが当たります。

FMVから2023年冬の新PC登場、省スペースな液晶一体型デスクトップなど

富士通クライアントコンピューティングは11月14日、2023年冬モデルのラインアップとして複数の新製品を発表しました。登場したのは下記製品です。

 

23.8型液晶の一体型デスクトップ「FHシリーズ」

15.6型のノートPC「AHシリーズ」

13.3型のモバイルノートPC「CHシリーズ」

10.1型のタブレット「QHシリーズ」

 

FHシリーズからは、「FH77/H3」と「FH60/H3」の2モデルが登場。本体にはプライバシーカメラシャッターや収納式のインターフェイスを搭載するほか、ベゼルの4辺を狭額縁にしています。

↑FH77/H3

 

また、スタンドの設置幅を約62mm縮小したうえに、装置内部のレイアウトを見直して最上部を約21mm薄型化したことで、省スペースを実現しています。本体サイズは最小傾斜時で、幅544×奥行き189×高さ395mmです。

 

液晶の解像度はフルHD(1920×1080ドット)。さらに、スピーカーは2+2chステレオスピーカーを搭載します。

 

FH77/H3のスペックは、インテル Core i7-1260P プロセッサー、16GBメモリー(最大32GB)、512GB SSD。また、インターフェイスはUSB 3.2(Gen2)×1(Type-C)、USB 3.2(Gen2)×2(Type-A)、USB 3.2(Gen1)×1(Type-A)、HDMI入力×1、HDMI出力×1、有線LAN×1、マイク入力/ヘッドホン出力×1、スーパーマルチドライブ×1、SDカードリーダー×1を備えています。

 

FH60/H3のスペックは、AMD Ryzen 5 7530U モバイル・プロセッサー、8GBメモリー(最大32GB)、512GB SSDで、インターフェイスはFH77/H3と同じです。

 

提供開始は11月16日からで、想定価格はFH77/H3が24万円強(税込、以下同)、FH60/H3が21万円強となっています。

 

AHシリーズからは「AH50/H3」が登場。従来モデルからのアップグレードとして、Wi-Fi 6Eへの対応や、立体音響技術のDolby Atomosの対応が挙げられます。

↑AH50/H3

 

スペックは、AMD Ryzen 7 5700U モバイル・プロセッサー、16GBメモリー(最大32GB)、256GB SSD。また液晶の解像度はフルHDとなっています。

 

インターフェイスはUSB 3.2(Gen2)×1(Type-C)、USB 3.2(Gen1)×2(Type-A)、HDMI出力×1、有線LAN×1、マイク入力/ヘッドホン出力×1、スーパーマルチドライブ×1、SDカードリーダー×1を装備します。

 

本体サイズは幅360×奥行き235.5×高さ25mmで、重さは約1.7kgです。

 

提供開始は11月16日からで、想定価格は17万円強となっています。

 

CHシリーズからは「CH75/H3」が登場しました。前モデルからのアップデートとしては、メモリーの強化(8GB→16GB)、SSDの容量アップ(256GB→512GB)、バッテリー駆動時間の増加(約19.8時間→約26.1時間)が挙げられます。

↑CH75/H

 

CPUはインテル Core i5-1235U プロセッサーを搭載。また液晶は16:10のアスペクト比で、解像度は1920×1200ドットです。インターフェイスはThunderbolt 4×2、USB 3.2(Gen1)×1(Type-A)、HDMI出力×1、マイク入力/ヘッドホン出力×1を搭載しています。

 

本体サイズは幅298×奥行き210×高さ17.5mmで、重さは約998g。

 

提供開始は11月16日からで、想定価格は20万円強です。

 

タブレットのQHシリーズは直販の富士通 WEB MART 限定モデルとして「STYLISTIC WQ2/H3」が登場しました。OSにWindows 11 Proを搭載するほか、インテル Celeron N5100、8GBメモリー、256GBのフラッシュメモリーを選択できます。

↑STYLISTIC WQ2/H3

最大1万円引きも! 3つのパートに分けてお得なイベントを実施……CHUWIブラックフライデースーパーセールが開催中

ノートPC、タブレット、ミニPCを手掛けるCHUWI INNOVATION LIMITED.は、現在CHUWI公式ウェブサイトにて、ブラックフライデースーパーセールを開催しています。

 

セールは3つのパートに分かれており、各パートはそれぞれ1週間で、お得な割引、限定アイテムのスペシャルオファー、抽選会などの実施や、指定アイテムが最大1万円引きとなります。

 

MiniBook X、CoreBox 5th、UBook X、LarkBox X、GemiBook XProなど全製品を特別価格で販売するほか、メールアドレスを登録すると、ベストセラー製品を割引で購入できる抽選会も開催。抽選結果は翌日にメールで届きます。また、購入金額3万8000円以上で、数量限定のプレゼントも用意しています。

Dynabookから14型のプレミアムモバイルノートPCとスタンダードモデルが登場

Dynabookは11月2日、14型の「dynabook R7/W」および13.3型の「dynabook GS5/W」を発表しました。11月10日から順次発売します。店頭予想価格はdynabook R7/Wが23万円前後(税込)、dynabook GS5/Wが20万円台半ばです。

↑dynabook R7/W

 

dynabook R7/WはプレミアムモバイルノートPCに位置づけられるモデル。これまで「dynabook R9/W」「dynabook R8/W」がラインアップされていましたが、そこに追加された形です。

 

ディスプレイはアスペクト比16:10の14型を採用し、解像度は1920×1200ドット。狭額縁液晶となっているため、13.3型並みのコンパクトさを実現しています。また、バッテリーは約20時間駆動のほか、薄さ約15.9mm、約940gの軽さ、マグネシウム合金のボディなど、持ち運びに向いている仕様となっています。

 

スペックは第13世代インテル Core i5-1340Pプロセッサー、16GBメモリー、256GB SSDの構成。加えて、最新のWi-Fi 6Eに対応しています。インターフェイスはHDMI出力、USB 3.2(Type-A)×2、Thunderbolt 4×2、有線LANをそろえています。

 

dynabook GS5/Wはこれまで販売されていた「dynabook GS5/V」に置き換えるモデルで、スタンダードモバイルノートPCに位置づけられます。

↑dynabook GS5/W

 

スペックは、第13世代インテル Core i5-1334Uプロセッサー、8GBメモリー、256GB SSDを搭載。ディスプレイは13.3型で1920×1080ドットの解像度となっています。また、こちらもWi-Fi 6Eに対応。

 

インターフェイスはHDMI出力、USB 3.2(Type-A)×2、Thunderbolt 4×2、有線LANをそろえています。

 

バッテリーは約14時間駆動、重さは約956g、本体サイズは約幅306.0×奥行き210.0×高さ17.9mmです。

世界最軽量のFMV UHシリーズにアンカーの充電器が同梱、Webで注文可能に

アンカー・ジャパンは11月1日、富士通クライアントコンピューティング(以下FCCL)のPCブランドであるFMVのモバイルノートPC「UH」シリーズに、アンカー製品の同梱を開始すると発表しました。

 

富士通ショッピングサイト「WEB MART」では2023年5月から、アンカーの製品を取り扱っていましたが、今後はWEB MARTでUHシリーズを注文時に、アンカーのUSB急速充電器とケーブルの同梱セットを選べるようになります。

 

同梱されるのはUSB充電器の「Anker PowerPort lll 3-Port 65W Pod」とUSB-Cケーブルの「Anker PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8m」。Anker PowerPort lll 3-Port 65W PodはUSB-C2基とUSB-Aを1基備えた製品です。USB Power Deliveryに対応し、USB-Cポートを1基使⽤時は最⼤65W出⼒、2基のUSB-Cポート使⽤時は最⼤45Wと20Wで出⼒が可能。

↑Anker PowerPort lll 3-Port 65W Pod

 

Anker PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8mは、ケーブル内部の銅線をグラフェンで覆い、外装にシリコン素材を使用した3層構造のケーブル。絡みにくく、やわらかい製品となっています。

↑Anker PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8m

 

アンカー製品の同梱モデルは今後も追加予定としています。また、充電器やケーブル側でトラブルなどが発生した際は、アンカーのサポートに連絡することで、保証期間内であれば製品の交換などが可能です。

 

FCCL側としては、PC本体の軽さはもちろん、周辺機器もセットで軽いことを追求することで、ユーザー体験を向上していくというビジョンを持って協業に至ったといいます。PCのACアダプターの多くは通常PC本体しか充電できませんが、アンカー製品であればほかのガジェットにも活用できるので、ユーザーにとっては多くのメリットがありそうです。

↑アンカーが開催した発表会ではこんなデモも。これまでのACアダプターより軽いことをアピール

価格以上の価値アリ! 識者おすすめ高コスパ「ノートPC」6選

高性能スペックを有し快適な作業ができる高コスパモデルが続々登場する「ノートPC」注目の6アイテムを紹介。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

天面荷重や開閉テストをクリアし軽さと堅牢性を兼ね備える

HP
HP Pavilion Aero 13-be

実売価格:9万2651円〜

1㎏を切る軽量モバイルPC。軽量かつたわみに強いユニボディを採用する。最大12時間駆動のバッテリー容量ながら、45分で50%もの急速充電が可能。液晶ディスプレイは非光沢でチラつき防止機能も備えるため、目にやさしい。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:AMD Ryzen 5 7535Uプロセッサー●ディスプレイ:13.3インチワイド(1900×1200)●メモリ:8GB●ストレージ:256GB SSD●サイズ/質量:約W298×H16.9〜18.9×D209mm/約957g

 

↑側面のUSB端子。充電や10Gbpsの高速データ転送のほか、ディスプレイ出力も可能だ。両側面に「B&O Play」ブランドのステレオスピーカーも装備

 

↑ディスプレイを開くと本体の奥が持ち上がり、キーボードが傾斜する「リフトアップヒンジ」を採用。快適にタイピングできる

 

↑天面に荷重をかける耐圧試験では、300kgf(300㎏の荷重に耐える)を実現。満員電車や荷物でいっぱいのカバンなどでも安心できる

 

【ここが価格以上!】

「高コスパで知られるCPU『Ryzen 5 7535U』を採用し、高速でありながら10万円を切る価格を実現。直販モデルは静音ワイヤレスマウス付属、オフィス30%オフなどのキャンペーンもあるため、いっそうおトクです」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

「13.3型&縦横比16:10という余裕ある作業領域を、1㎏未満で持ち運べるという取り回しの良さがとにかく魅力。マスク装着時に使いやすい指紋センサーなども、外出時の利用を想定するならうれしいポイントです」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

タブレットとノートの2in1で専用ペン付属で手書きも快適

レノボ
Lenovo IdeaPad Flex 5 Gen 8

実売価格:7万4800円

液晶画面が回転することで、タブレットとしてもノートPCとして使える2-in-1PC。上写真のように立てれば動画鑑賞などに便利だ。筆圧感知機能や、手のひらの接触による誤動作防止機能を備えたデジタルペンも付属する。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:AMD Ryzen 5 7530Uプロセッサー●ディスプレイ:14インチワイド(1900×1200)●メモリ:16GB●ストレージ:512GB SSD●サイズ/質量:約W313.1×H17.8×D224.9mm/約1.55㎏

 

↑キーボード面の左端と右端にスピーカーを装備。側面に装備されている場合に比べて、音が直接耳に届くので聴きやすい

 

↑液晶ディスプレイはフルHD(16:9)よりやや縦に長い16:10という比率。ウェブページや文書など、縦長の資料を快適に見られる

 

【ここが価格以上!】

「タブレットとノートPCの両方が必要な場合に、コレ1台買えば済みます。ペンを別途買わなくて良いのもおトク。ノートPCとしても、この価格で大容量メモリ・大容量SSD・高速Wi-Fiを備えた高コスパ製品です」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

PC+タブレットの機能を融合! 2画面で作業をスムーズにこなせる

Gloture
RevoPad

実売価格:12万9800円

知る人ぞ知るガジェット会社「Gloture」が展開するユニークなノートPC。15.6インチのメインディスプレイに加え、キーボード面に7インチのタッチディスプレイを備え、タブレットとしての使い方もできる。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:インテル Celeron N5105プロセッサー●ディスプレイ:15.6インチワイド(1920×1080)+7インチタッチスクリーン(1200×1080)●メモリ:16GB●ストレージ:512GB SSD●サイズ/質量:約W335×H17×D218㎜/非公表

 

↑サブ画面には別アプリのウィンドウを表示できる。オンライン会議中にメモを取ったり、動画を見ながらチャットすることもOK

 

↑別途スタイラスペンを用意すれば、キーボード面のタッチディスプレイを使った手書き入力も可能に。特に右利きなら書きやすい配置だ

 

【ここが価格以上!】

「メインディスプレイにタッチ操作可能なサブディスプレイ搭載のアイデアが斬新! 2画面でソフトを自在に移動しながら作業できるマルチタスクが可能です。タブレット機能をプラスと考えればおトクです」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

高速グラフィックチップの搭載で精細な3Dゲームもスムーズにプレイ

ドスパラ
GALLERIA RL5R-G165

実売価格:9万9980円〜

3Dゲームを快適にプレイするために、高速なCPUと処理能力の高いグラフィックチップ、そして動きを滑らかに見せる高リフレッシュレートのディスプレイを採用。キーボードはバックライト内蔵で、明るさや色を変更できる。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:AMD Ryzen 5 6600Hプロセッサー●GPU:GeForce GTX 1650 4GB+AMD Radeon Graphic●ディスプレイ:15.6インチワイド(1920×1080)●メモリ:16GB●ストレージ:500GB SSD●サイズ/質量:約W360×H22×D244mm/約2.1kg

 

↑キーボードはLEDライト付きでゲームプレイを華やかに彩る。HOMEやPgUpキーも独立して配置され、テンキーがあるのも便利だ

 

↑側面にはUSB2.0(Type-A)やUSB3.2(Type-A)やヘッドホン端子などを装備。USBは背面にもあり(Type-C)、計4つと豊富なのはさすがゲーミングPCだ

 

【ここが価格以上!】

「ディスプレイ内蔵なので同価格帯のゲーミングデスクトップPCより高コスパ。ゲーム用ベンチマーク(速度計測)も高ポイントで、かなり快適に遊べそうです。もちろん仕事や動画編集用としても快適でしょう」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

底面積はA5以下! 緊急な仕事にも場所を選ばず対応

FFF SMART LIFE CONNECTED
FFF-PCM2B

実売価格:4万4800円

超コンパクトサイズの2-in-1ノートPC。電源端子はUSB(Type-C)なので、普段スマホ用などでUSB PD対応の充電器やバッテリーを持ち歩いているなら兼用できる。キーボードはバックライト内蔵で、暗い場所でも使いやすい。

SPEC●OS:Windows 11 Pro●CPU:インテル Celeron プロセッサー N4120●ディスプレイ:8インチワイド(1900×1200)●メモリ:6GB●ストレージ:128GB SSD●サイズ/質量:約W201×H20×D129mm/約657g

 

↑液晶画面を回転させればタブレットとしても使える2-in-1タイプ。写真のようにすればスタンドなしで自立し、動画鑑賞やビデオ会議などに便利

 

↑20mmの薄さで、657gと軽い。通勤電車や街頭などでやむなく立ったまま、という場合にも快適だ。フルメタルボディで耐久性にも優れる

 

【ここが価格以上!】

資料の修正、チャットしながらのビデオ会議などスマホではツラい作業を、かなり狭い場所でもこなせます。デジタル機器は小型化にもコストがかかるもの。ここまで小さくなって5万円を切るとはアッパレ!!」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

高速動作・大画面と薄型・軽量を両立

デル
DELL Inspiron 14 5430

実売価格:7万2195円〜

最新の第13世代CPUを搭載したノートPC。上向きのスピーカーとDolby Atmos対応で、リアルなサウンドを大音量で楽しめる。フルHDカメラとデュアルマイクを装備し、周辺ノイズをAIで低減することによりビデオ会議も快適。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:インテル Core i5 1335U●ディスプレイ:14.0インチ Full HD+(1920×1200)●メモリ:8GB●ストレージ:256GB SSD●サイズ/質量:約W314×H18.75×D226.3mm/約1.53kg

 

↑狭額縁で没入感の高いディスプレイ。縦横比は、フルHD(16:9)よりもやや高さのある16:10なので、縦長の資料や写真などを閲覧・編集しやすい

 

↑なんと最厚部でも20㎜を大きく切る薄さ。それでいて複数のUSB端子やHDMI端子、Thunderbolt4.0端子を装備など、拡張性も高い

 

【ここが価格以上!】

CPUには、高度なグラフィック機能を内蔵した「Core i5-1335U」を採用。専用のグラフィックチップを搭載したモデルよりも、安価に動画編集やゲームなどを楽しめます。価格を感じさせないデザインの良さも魅力」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

●ノートPCの価格は9月11日時点での最小構成価格。随時変動する場合がある

NECPCから直販のノートPCとデスクトップPCが発売、購入時にいろいろ選べる

NECパーソナルコンピュータは10月24日、直販モデルの個人向け新製品としてノートPCの「LAVIE Direct N13」とデスクトップPCの「LAVIE Direct DT」を発売しました。

 

LAVIE Direct N13は、CPUにAMD Ryzen 7000シリーズを搭載した13.3型のモバイルノートPCです。購入時にAMD Ryzen 7 7730Uプロセッサー/AMD Ryzen 5 7530Uプロセッサー/AMD Ryzen 3 7330Uプロセッサーから選択できます。

 

本体は約972g~と軽量ながら、MIL-STD 810Hに準拠するなど、高い堅牢性を備えています。また、最大約10.5時間駆動のMバッテリーと最大約15.8時間駆動のLバッテリーを選択できるほか、ヤマハ製Audio Engineや美肌補正機能などによってオンラインMTGが快適になるなど、外出先で使用するのに向いている製品となっています。

 

直販価格は14万9000円(税込)からです。

 

LAVIE Direct DTは、拡張性を備えながら約幅89×奥行き298×高さ336mmとスリムでコンパクトなデザインのデスクトップPC。CPUは、第13世代インテル Core i9-13900 プロセッサー/Core i7-13700 プロセッサー/Core i5-13500 プロセッサー/Core i3-13100 プロセッサーから選択できます。また、SSDのストレージ構成はもちろん、SSDとHDDのハイブリッドストレージ構成も選択可能です。メモリーは最大64GB搭載できます。

 

このほか、テンキー付きUSB小型キーボードやUSBレーザーマウスを同梱。さらにセットモデルのディスプレイは、24型ワイドVA液晶と23.8型ワイド LED IPS液晶から選べます。

 

直販価格は13万9000円(税込)からです。

 

なお、どちらのモデルも「PaintShop Pro 2023」、「Adobe Creative Cloudフォトプラン(1年)」、「Xbox Game Pass Ultimate(3ヶ月)」が付属します。ただし、PaintShop Pro 2023は「ミニマムソフトウェアパック」選択時は除き、Adobe Creative Cloudフォトプランはライセンスカードがなくなり次第終了、Xbox Game Pass Ultimate(3ヶ月)は18歳未満だと利用できません。

グリーンが目を引くゲーミングノートPCをマウスが発売、12万円台から

マウスコンピューターは10月24日、ゲーミングPCブランドの「NEXTGEAR」から、16型のノートPC「NEXTGEAR J6」シリーズを発表しました。

↑新製品に合わせて発表会を開催。力を入れた製品のようです

 

NEXTGEARは、これまで同社が培ってきた開発力・製造力・品質はそのままに、ゲーミングに必要なスペックを搭載したうえで、高いコストパフォーマンスを実現するとうたったブランド。2023年7月に立ち上げ、これまでデスクトップPCを市場に投入しています。

 

NEXTGEAR J6シリーズは、ブランド初のノートPCです。目を引くカラーリング、16:10比率のディスプレイ、複数キーの同時押しに対応したキーボードなどが特徴としています。

 

カラーは、ノートPCとしては珍しいグリーンを採用。SNSでボディカラーについてアンケートを実施し、4種類の中からユーザーに選んでもらったところ、2位を大きく引き離して1位となったために、グリーンが選ばれたそうです。

↑NEXTGEAR J6シリーズ

 

↑カラーはエメラルドグリーンのような色合い

 

ディスプレイは、ビジネス向けのノートPCでもよく見られるようになった、16:10のアスペクト比を採用しています。これに加えて、165Hzのリフレッシュレートに対応したほか、解像度は1900×1200ドット(WUXGA)を実現しました。

↑縦方向に広いディスプレイ

 

キーボードは複数キーの同時押しが可能なnキーロールオーバーに対応。オプションなどを用意しなくても製品ひとつでよりゲームを楽しめるとしています。

↑テンキー付きのキーボード。配列に特殊なところはなさそうです

 

↑左側面にはUSB 2.0、マイク入力、ヘッドホン出力

 

↑右側面はSDカードリーダー、USB 3.0×2

 

↑背面は左からMini DisplayPort、USB 3.1(Type-C)、HDMI、有線LAN、電源をそろえています

 

製品ラインアップは上位モデルの「J6-A7G60GN-A」、中位モデルの「J6-A5G60GN-A」、下位モデルの「J6-A5G50GN-A」を用意。スペックは下記のとおりです。

モデル名 J6-A5G50GN-A J6-A5G60GN-A J6-A7G60GN-A
CPU AMD Ryzen 5 7535HS プロセッサー AMD Ryzen 7 7840HS プロセッサー
グラフィックス GeForce RTX 4050 Laptop GPU GeForce RTX 4060 Laptop GPU
メモリー 16GB(DDR5-4800) 32GB(DDR5-4800)
ストレージ 256GB SSD(NVMe接続) 500GB SSD(NVMe Gen4×4) 1TB SSD(NVMe Gen4×4)
ディスプレイ 16型、165Hz駆動、1920×1200ドット(WUXGA)
インターフェイス Mini DisplayPort、HDMI、USB 2.0、USB 3.0×2、USB 3.1(Type-C)、有線LAN、SDカードリーダー
バッテリー駆動時間 約8時間 約6時間
本体サイズ 約幅358.4×奥行き268.3×高さ26.3mm
重さ 約2.29kg

 

販売価格はJ6-A7G60GN-Aが18万9800円(税込)、J6-A5G60GN-Aが14万9800円(税込)、J6-A5G50GN-Aが12万4800円(税込)。

 

また、CPUにAMD Ryzen 7 7800X3D ゲーミング・プロセッサーを、GPUにAMD Radeon RX 7800 XTを搭載したデスクトップPC「NEXTGEAR JG-A7A8X」も同時に発表。25万4800円(税込)で販売します。

↑NEXTGEAR JG-A7A8X

 

加えて、新製品の発表を記念して、すぐにオンラインゲームを楽しめるとする、400台限定の5点セットを発売します。デスクトップPC本体、マウス、キーボード、ヘッドセット、34型の液晶ディスプレイの5点がまとまっています。液晶ディスプレイは湾曲タイプのモデルで、このセットでしか購入できないとのこと。

↑400台限定の5点セット

 

↑湾曲ディスプレイのスペックはリフレッシュレート165Hz、3440×1440ドットのUWQHD解像度、コントラスト比3000:1、応答速度0.6ms(MPRT)

 

↑キーボード、マウス、ヘッドセットはすべてロジクールの製品。キーボードは「Logicool G213r」、マウスは「Logicool G304」、ヘッドセットは「Logicool G331」です

 

AMD Ryzen 5 4500 プロセッサーとGeForce RTX 4060を搭載した「NEXTGEAR JG-A5G60(ウルトラワイド5点セット)」の価格は、16万9800円(税込)。AMD Ryzen 7 5700X プロセッサーとGeForce RTX 4060 Tiを搭載した「NEXTGEAR JG-A7G6T(ウルトラワイド5点セット)」の価格は、21万9800円(税込)です。

↑NEXTGEAR JG-A7G6T

 

手頃な価格帯のモデルをそろえたり、ノートPCに目を引くグリーンを採用したりと、NEXTGEARがターゲットとしている10~30代の若い層から注目を集めそうな新製品がそろいました。また、これからゲームを始めたい人にとっても良い選択肢になるでしょう。

↑発表会の会場には白いケースのモデルも参考展示。デザイン性がよいので、こちらも発売されたら注目を集めそうです

【ヘッドセット編】ゲーミング環境向上ケイカク! プロが選ぶゲーミングヘッドセット

ますます盛り上がるeスポーツ市場を受け、ゲーミングPCをはじめとするギアが続々と登場している。スキルアップも大切だが、相棒となるギア選びはそれ以上に重要だ。最高のゲーミング環境を作り上げて、勝利をつかみ取れ!

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が解説します!

ゲームライター 岡安 学さん

eスポーツをメインに取材、執筆するフリーライター。ガジェットにも精通し、ゲーミングギアにも詳しい。

ゲーム音声もチャットも明瞭に聞こえる

HyperX

HyperX Cloud III – ゲーミングヘッドセット

Cloudシリーズ最新モデル。DTS対応でゲームの没入感をより高める。ノイズキャンセリング付きのマイクは雑音を低減し、ゲーム中のチャットの理解度が高められる。長時間利用にも対応するイヤーパッドも快適。

↑本体にマイクミュートボタンが装備。配信などとっさの場面で音声をオフにすることが可能

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「聞き取りやすい音声と広がりのある音場は、競技タイトルでも、ソロプレイでも納得できるクオリティです。接続端子が豊富なのも◎」

 

【コレも注目!】低音&音圧を強化しゲームの世界により没頭できる

パナソニック

ゲーミングネックスピーカー SC-GNW10

従来モデルより低音・高圧が強化された4基のスピーカーにより、圧倒的なサラウンドの臨場感を実現。2.4GHz帯専用無線使用による低遅延のワイヤレス通信により、快適性も飛躍的に向上している。

↑低遅延ワイヤレス技術により、4ch+マイク2chの大容量通信を実現している

【マウス・キーボード編】ゲーミング環境向上ケイカク! ロジクールだけじゃない、ゲーミングに最適なマウスとキーボード

ますます盛り上がるeスポーツ市場を受け、ゲーミングPCをはじめとするギアが続々と登場している。スキルアップも大切だが、相棒となるギア選びはそれ以上に重要だ。最高のゲーミング環境を作り上げて、勝利をつかみ取れ!

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が解説します!

ゲームライター 岡安 学さん

eスポーツをメインに取材、執筆するフリーライター。ガジェットにも精通し、ゲーミングギアにも詳しい。

【その①】高速かつ高精細な動きを実現

ロジクール

G502 X LIGHTSPEED

人気シリーズG502の最新モデル。前モデルよりも応答速度が向上した。スイッチはメカニカルスイッチを採用することで、反応の早さと独特のクリック感で最適操作を実現する。

↑ロジクール独自のLIGHTFORCEハイブリッドスイッチは、高度なスイッチ信頼性を発揮

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「ワイヤレスマウスで心配となるのがゲーム中のバッテリー切れ。G502 Xは専用マウスパッド『POWERPLAY』に対応し、手軽に充電できます」

 

【その②】長時間駆動で高精度を誇るワイヤレスマウス

Razer

RAZER VIPER V2 PRO

高い応答性能を実現したワイヤレスマウス。マウスパッドの材質などに関係なく精度を保つ。ソフトウエアを使わずに、5つのDPIステージを切り替えることができ、オフラインでの対応も◎。

↑効率的なバッテリーの採用や構造上の変更で超軽量58gを実現。前モデルより16g軽量化

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「ワイヤレスで持ち運びしやすく、マウス側でDPI調節もできるので、オフライン大会への持ち込みがしやすいです。動きも滑らかでエイムの精度もあがります」

 

【その③】キーひとつひとつにカスタマイズが可能

SteelSeries

APEX PRO TKL(2023)

キーひとつ単位で調整ができるOmniPointメカニカルキーを使用。0.1〜4.0mmまで、押し込んだ時の反応が調整できる。素早いキャラコンを実現するRapid Trigger機能も搭載。

↑各キーのアクチュエーションの設定の確認や調整、プロファイルの変更を本体に表示できる

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「なんと言ってもキーごとにアクチュエーションを変更できるのが◎。ゲームタイトルごとに変更したり、普段使い用の設定にも変更できます」

 

【その④】デザイン性にも優れた極薄モデル

Razer

DeathStalker V2

本体ボディのみならず、キースイッチまで薄型を実現。薄型でもメカニカルキーを採用しており、打鍵感の良さや堅牢性は堅持。テンキー搭載なので普段使いとしても重宝する。

↑本体奥側の高さが28mm、手前側が18.4mmと破格の薄さ。収納時の置き場所に困らない

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「ゴツい印象のあるゲーミングキーボードにおいて極薄を実現。もちろん、ゲーミングとしての機能も十分です。デスクに合います!」

NECがビジネス向けPCを一新。基本性能を強化し、オンラインミーティング支援機能を幅広いモデルに搭載

NECは、ビジネス・教育向けPCのラインアップを一新し、ノートPC「VersaPro」およびデスクトップPC「Mateシリーズ」の新製品17タイプ81モデルを発売しました。

 

NECは、ハイブリッドワークが広がる中で、勤務形態も職種や業種によって多様化が進み、より柔軟な働き方が必要と考えているそうです。一方で、社員のコミュニケーション活性化に向けて、リモート会議の需要も高まっているとのこと。そんな状況において、ビジネス向けPCには、働く場所に適した機能や性能に加え、業務効率化につながる操作性や利便性が求められるとしています。

 

そんななかで、新たに登場した製品は、新CPUの採用による性能強化、オンラインミーティング機能の強化などを実現しています。

 

新製品は、インテル第13世代CPUを搭載した15.6型ノートPCやデスクトップPCをラインアップ。また、モバイルノートPCの「VersaPro UltraLiteタイプVC」にはAMD Ryzen Pro 7000 シリーズCPUを採用しています。

 

さらに、ノートPCとデスクトップPCの全モデルに、標準ストレージとしてSSDを搭載することで、シリーズ全般で基本性能を高めています。

 

ミーティング機能は、周囲の音をカットして発話者の声をよりクリアに伝えることが可能なビームフォーミング機能を、モバイルノートPC「VersaPro UltraLiteタイプVC」および15.6型ノートPC「VersaPro タイプVD/VX」の3タイプに新搭載。これにより、周囲のノイズを抑えて自分の音声をクリアに相手に伝えるノイズサプレッサーや、マイクで拾ってしまうキーボード打鍵音を抑制するタイピング音抑制と合わせて、オンラインミーティングの利便性を向上させ、円滑なコミュニケーションが可能としています。

登場したばかりのインテル Core プロセッサー(第14世代)搭載デスクトップPCがマウスから発売

マウスコンピューターは、インテル Core プロセッサー(第14世代)およびインテル Z790 チップセットを搭載したデスクトップPCを発売しました。

↑G-Tune FZ-I9G90

 

インテル Core プロセッサー(第14世代)は、10月18日に販売を開始したばかりの最新世代CPU。また、CPUに合わせてZ790 チップセット搭載のマザーボードも登場しており、今回発売のデスクトップPCはそうした最新の性能を手にしたモデルです。

 

発売した製品はゲーミングPCの「G-Tune FZ-I9G90」やクリエイター向けPCの「DAIV FX-I9G90」など。それぞれのスペックは下記のとおりです。

 

G-Tune FZ-I9G90

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテル Core i9-14900KF プロセッサー

グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4090

メモリー:64GB

M.2 SSD:2TB (NVMe Gen4×4)

チップセット:インテル Z790チップセット

Web販売価格:63万9800円(税込)

 

DAIV FX-I9G90

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテル Core i7-14900KF プロセッサー

グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4090

メモリー:64GB

M.2 SSD:2TB (NVMe Gen4×4)

チップセット:インテル Z790チップセット

Web販売価格:61万9800円(税込)

↑DAIV FX-I9G90

【モニター編】ゲーミング環境向上ケイカク! 32:9のウルトラワイドモニターも紹介

ますます盛り上がるeスポーツ市場を受け、ゲーミングPCをはじめとするギアが続々と登場している。スキルアップも大切だが、相棒となるギア選びはそれ以上に重要だ。最高のゲーミング環境を作り上げて、勝利をつかみ取れ!

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が解説します!

ゲームライター 岡安 学さん

eスポーツをメインに取材、執筆するフリーライター。ガジェットにも精通し、ゲーミングギアにも詳しい。

 

【その①】作品の能力を最大限に引き出す美麗なグラフィックが自慢

ソニー

INZONE M9

競技シーンで使うには少しサイズが大きめなので、基本的にはグラフィック重視のソロタイトル向け。4Kながら最大144Hz、1msを実現。HDMI2.1ポートが2基ついており、PCのみならず、PS5の性能も最大限に引き出してくれる。

↑三脚式スタンドは設置スペースに余裕があり、マウスパッドやキーボードなどレイアウトフリーで設置が可能

 

↑背面は13色のライティングで光らせることが可能。壁に反射する光は暗い室内で雰囲気良く照らしてくれる

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「大容量通信規格であるHDMI2.1ポートを搭載しているのが魅力。4Kソースでも最大リフレッシュレートの120Hzでの再生ができるので、高画質、滑らかさを両立するモニタです」

 

【その②】競技シーンに最適なサイズでコンシューマ機との相性も良し

ENQ

ZOWIE XL2411K / XL2411K-JP TN 144Hz DyAc 24インチ ゲーミング モニター for e-Sports

競技タイトルに最適な24インチのゲーミングモニタ。144HzとFPSタイトル向けとして合格点。DyAcテクノロジーで、より正確なエイム(狙い)ができる。PS5やXboxユーザーにもオススメの1台だ。

↑画面を大きく動かした時に生じるモーションブラーを低減。安定した射撃が行える

 

↑前後左右の傾きと上下の高さ調整が可能なため、様々なシチュエーションで最適なプレイ環境を構築できる

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「プレイヤーによってモニタの距離や角度、高さなどの好みは様々。好きな位置にアジャストできるので、ストレスなくプレイすることができます」

 

【その③】見えないところまでしっかり見えて臨場感が高い

ASUS

ROG Strix XG49WCR

32:9(5120×1440)のウルトラワイドモニタ。165Hzのリフレッシュレートで競技タイトルも快適にプレイできる。2つのPCを同時に表示し、ひとつのキーボード、マウスで操作できるのも便利。

↑複数画面を表示させるHDMI端子と操作デバイスを接続するUSB端子を装備。複数のデバイスと接続できる

 

↑27インチのモニタ2つぶんの幅広サイズだが、湾曲率1800 Rにより端まで見やすく、没入感の高い映像を再現できる

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「PCタイトルの場合ウルトラワイドに対応しているものも。情報が多く、臨場感が高まるので、PCゲームを始めるのであれば試したい機能です」

ゲーミング環境向上ケイカク! ゲーム用PCはこれを選んでおけば間違いなし!

ますます盛り上がるeスポーツ市場を受け、ゲーミングPCをはじめとするギアが続々と登場している。スキルアップも大切だが、相棒となるギア選びはそれ以上に重要だ。最高のゲーミング環境を作り上げて、勝利をつかみ取れ!

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が解説します!

ゲームライター 岡安 学さん

eスポーツをメインに取材、執筆するフリーライター。ガジェットにも精通し、ゲーミングギアにも詳しい。

 

実力を十分発揮するための強力ギアをゲットせよ

スペックが固定している家庭用ゲーム機とは違い、PCは日々進化し、パワーアップしている。そのため、PCのスペックに合わせてタイトルがあるのではなく、タイトルによって必要なスペックは変わってくる。ゆえに遊びたいタイトルに必要なスペックを満たしているPCであるかが重要だ。

 

これが下回ると競技タイトルであれば不利な状態での対戦となり、グラフィックが売りのタイトルであれば、一段低いグラフィックでプレイしなくてはならない。遊びたいタイトルの推奨スペックを参照し、それに見合うマシンを選ぼう。

 

人気タイトルの推奨PCスペック

<League of Legends>

5対5で対戦する陣取りゲーム。10年以上前にリリースされたタイトルだけに要求スペックはそれほど高くない。PCによってはグラフィックボードがなくても駆動するほどだ。

CPU:Intel Core i5 3300または AMD Ryzen 3 1200

GPU:NVIDIA GeForce 560または AMD Radeon HD 6950

メモリ:4GB以上

 

<VALORANT>

5対5で対戦するタクティカルシューティング。グラフィックやマップの広さから高いスペックを要求してはいないが、古めのPCだと厳しいので快適に遊ぶなら買い替えを。

CPU:Intel Core i3 4150または AMD Ryzen 3 1200

GPU:NVIDIA Geforce GT 730 またはAMD Radeon R7 240

メモリ:4GB以上

 

<オーバーウォッチ2 >

今年リリースされたばかりの最新アクションシューティング。5対5のチーム戦で対戦する。グラボの要求スペックはそれほど高くないので、ミドルクラスのゲーミングPCでOK。

CPU:Intel Core i7または AMD Ryzen 5

GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060またはGTX 1650、AMD R9 380またはRX 6400

メモリ:8GB以上

 

<モンスターハンターライズ>

オンラインで他のプレイヤーと協力してモンスターを狩るアクション。他の対戦ゲームに比べると推奨スペックは高め。特にグラフィックが重要なゲームなのでここは落とせない。

CPU:Intel Core i5 6600KまたはAMD Ryzen 5 1500X

GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060 またはAMD Radeon RX 5700

メモリ:8GB以上

 

<FORTNITE>

孤島で最大100人と対戦し最後のひとりを目指すシューティング。広めのマップとプレイヤーの多さからCPUが若干高めの要求だが、グラボのスペックに関してはかなり低め。

CPU:Intel Core i5 7300Uまたは AMD Ryzen 3 3300U

GPU:NVIDIA GTX 960またはAMD R9 280、もしくは同等のDX11対応GPU

メモリ:16GB以上

 

<ストリートファイター6>

1対1で戦う対戦格闘ゲーム。今回紹介するタイトルの中では、もっとも推奨スペックが高いが、これはワールドツアーが基準。メインの対戦モードはそれに足りなくてもOK。

CPU:Intel Core i7 8700または AMD Ryzen 5 3600

GPU:NVIDIA GeForce RTX2070またはAMD Radeon RX 5700XT

メモリ:16GB以上

 

【その①】4KやVRなどの高画質タイトルもまるっと対応

マウスコンピューター

G-Tune PG-I7G60

4Kタイトルでも十分な実力を発揮するデスクトップPC。今回紹介したタイトルであれば余裕をもってプレイできる。グラフィック重視の4Kタイトルやウルトラワイドに対応したタイトルも存分に楽しめる。今後、推奨スペック高めのタイトルがリリースされても余裕で対応できる。

↑起動を速くしたいゲームはSSDにインストールし、その他のソフトのデータはHDDに保存できる。コスパが高い仕様だ

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「ゲームをプレイするだけなら少々高めですが、配信を同時に行ってもパワーの落ちないマシンです。映像編集でも快適に使えます」(岡安)

 

【その②】長時間プレイに必須な冷却性能と静音性を実現

デル

Alienware Aurora R15 ゲーミング デスクトップ

傾斜した本体デザインが特徴的なデスクトップPC。水冷システムにより高い冷却機能と静音性を実現。長時間プレイするユーザーにはありがたい機能だ。ストレージは1TB SSDを搭載しており、高速大容量を実現している。

↑水冷システムに加え、5つのファンで、熱対策はバッチリ。1段上のアップグレードで水冷に変更可能

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「オンラインで対戦プレイをしていると長時間になりがち。それでもパフォーマンスを落とさない冷却システムが魅力です!」

 

【その③】コストパフォーマンスは○中級者でも十分使える

サードウェーブ

GALLERIA RM5R-G60S

ゲーミングPCとしては低価格なモデル。上記のタイトルは基本的にどれも問題なくプレイできるのでコストパフォーマンス的には優良。購入資金に余裕があればメモリやストレージを強化するのもオススメだ。

↑大型冷却ファンにより高い冷却性能を誇る。低速回転でも大量の吸排気ができるので、静音性にも優れる

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「競技タイトルであれば基本的に問題なく遊べるスペック。『ストリートファイター6』のワールドツアーでも設定を抑えればプレイ可能」

 

【その④】デスクトップにも劣らないゲーミングノートPC

サードウェーブ

GALLERIA XL7C-R45

144Hzの高リフレッシュレートのディスプレイを搭載したゲーミングノート。画面サイズは小さめだが十分に対戦できるレベル。CPUやGPUはデスクトップPCにも劣らないのでマルチディスプレイでの使用も可能だ。

↑キーボードはキーピッチも広く打鍵しやすいアイソレーションキーボード。テンキーもあるのでビジネス用途としてもOK

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「スペックは高いのでゲーミングPCとしては申し分なし。操作デバイスなどは外付けで対応すれば、メインマシンとしても十分です」

 

【その⑤】スペックが高くセカンドマシンとしても◎

レノボ

Lenovo IdeaPad Gaming 370i

高リフレッシュレートを必要とするFPSでも十分にプレイできる165Hzディスプレイを搭載。スペックも今回挙げたタイトルであれば問題なくプレイが可能。コスパが良いのでセカンドマシンとしても選べる。

↑デュアルファン、4方向排気、キーボード面からの吸入による排熱機構を搭載。長時間プレイでも安定して遊べる

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「コストパフォーマンスが良いので、メインマシンとして使うだけでなく、ランパーティなどのBYOC(※)に持ち込み用としても重宝します」

クアルコム、PC向け新型プロセッサ「Snapdragon X」を発表! AppleのM2を超えた?

Qualcomm(クアルコム)が、PC向けの新型プロセッサ「Snapdragon X」を発表しました。

↑最強のPC向けプロセッサ?(画像提供/Qualcomm)

 

すでにPC向けに「Snapdragon 8xc」などを投入している同社ですが、今回発表されたSnapdragon Xは、独自開発のCPU「Oryon」を採用していることが特徴です。ARMアーキテクチャをベースとしたOryonは、2021年に買収されたNuviaにより開発されたCPU。その開発には、元Appleのエンジニアがかかわっているのです。

 

SemiAccurateによれば、OryonのパフォーマンスはAppleの「M2」チップよりわずかに優れているとのこと。これを引用して海外メディアのWindows Centralは、「Snapdragon XがM2を上回れば、Windows PC業界にとって大きな勝利となり、QualcommのノートPC市場における素晴らしいスタートになる」と予測しています。

 

Snapdragon Xはその他にも、人工知能処理を担当するオンデバイスのNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を搭載。また、5Gへの接続も可能となっています。

 

Snapdragon Xの詳細は10月下旬に開催されるSnapdragon Summitで明かされますが、やはり搭載製品のパフォーマンスが気になるところです。

 

Source: Qualcomm via Windows Central

まるで「手先器用-1グランプリ」だ! FCCL/島根富士通工場での 「パソコン組み立て教室」に参加し、驚嘆!

2023年8月19日(土)、全国から応募のあった親子20組 (小学生10、中学生10)を迎え、「富士通パソコン組み立て教室」が開催された。実は本イベント、島根富士通(Fujitsuブランドのパソコンやタブレットなどを生産する国内最大規模のパソコン工場)では2005年から継続的に開催しており、今年でなんと回を重ねて第16回目! 実に長い歴史を持つイベントなのだが、今回たまたま縁あって、GetNavi総合プロデューサーの私も参加できることになった。私が組み立てるモデルはFMV LIFEBOOK 「WU-X/H1」(参加者によっては「WU2/H1」のケースもあり)だ。

 

この「WU-X/H1」は、14型ノートパソコンとしては世界最軽量のモデル。驚愕の「約689g」を実現したもので、その軽さ・薄さはちょっと信じられないレベルだ。カバンなどに入れると持った感覚を感じないほどの軽量性で、ちょっとモバイルPCとしてのその本質的な価値は他の追随を許さない一台となっている。

マットブラック(ピクトブラック)の見た目もカッコよく、とにかくスマート。そう、ものすごくスマートなのだが、そこは富士通クライアントコンピューティングのPCである、ただ「クール」で「軽い」だけではない。この極薄スペースに有線LAN端子までも搭載されており、「まだ有線使う人もいるかもしれないし、そんな人にもこのモデルを使ってほしい」という「ユニバーサルおもてなし精神」が大爆発しているのである。もちろんイヤホンジャックもしっかり搭載。「いまどきBluetoothでいいんじゃないか」と私なんかは思ってしまうわけだが、その辺も決して「諦めない」姿勢に、FCCLの「軽いけど、みんなに優しい」を目指す信念が感じ取れる。とてもいい。日本的で、素敵だ。

 

ということで、パソコン組み立てを通じ、ぜひこのあたりの「魂」を私も学ぼうと思ったわけだ。ふと後ろを見やると「FCCLの顔」ともいえる齋藤邦彰会長が席に陣取り、エプロンルックで「私も作るぜ」と、ドーンと構えている。2022年の教室では大隈健史社長が参加していたとのことで、このあたりのトップの現場参画意欲もとても素敵だ。

 

今回の組み立て教室では41点の部品を扱い、約90分で組み立てるとのこと。作業量を実際のものから今回の教室用のものへとダウンサイズし、小学生でも組み立てられるようにカスタムしてくれているわけだが、さらに優しいことに、各参加家族に、一人ずつ島根富士通のマイスターが指導員として参加。私にも1人(安田元樹さんというナイスガイ)がアテンドしてくれているわけだが、小学生や中学生に教えるのならまだしも、老眼に悩む超年上の47歳の担当とは、安田さんもさぞ苦行だったことだろう。

 

↑47歳のアテンドとなった安田さん

 

安田さん曰く「実際の生産ラインでは258点の部品を使用し、12-13分で組み立てる」とのこと。目の前に並ぶパーツ、特に各所に使うネジは恐るべき小ささで、ちょっとした鼻息でも吹っ飛びそうなサイズだ。質問が飛ぶ。「あ、あの、、、工場で、もしこのネジがなくなったら、どうするんですかぁ」。ピュアな質問である。うんうん、やっぱり気になるよね。子どもっていうのは純真だなぁ、ということではなく、これは47歳児・松井の質問だ。こんな愚問にも安田さんは丁寧に応えてくれる。「ラインを止めて、見つかるまで探します。万が一筐体に入ったまま出荷してしまったら大問題ですから」。モノづくりにどこまでも真摯なのである。

 

↑鼻息一つで飛んでいきそうな極小のネジたち

 

作業難易度は想像以上に高い! 「人の手」もまだ欠かせない

組み立てが開始される。

 

まずはパーツの配布だ。ネジなどの細かいパーツはすでに机に配備されているが、液晶モニターなどの大きなパーツは、はAGV(自動搬送車)で供給される。そのAGVだが、何と今回は「(伝統芸能)石見神楽バージョン」。竜の姿をしたAGVが自動で動き、働く姿は圧巻である。竜に運ばせる必然性はいまいちわからないところであるが、とにかく動くものには竜をあしらっておく、という「島根愛」はビンビンに感じられた演出であった。

 

 

作業の最初はキーボードのネジ締め。実際の作業工程では70本以上のネジをロボットが締めるとのことだが、今回は手作業で実施。老眼殺しともいえる極小ネジに四苦八苦しながらも、なんとかキーボードを無事に取り付け、次の工程「メインボードの取り付け」に移る。この作業は実際の現場でも人の手で行う作業とのことで、そのくらい繊細な感覚が必要だという。何が繊細かって、メインボードを置くとケーブル類がその下に潜り込んでしまうこと。この位置決めがなんともセンシティブだ。

 

↑キッズたちは手際よく作業を進める。明らかにスピーディ

 

なんとかメインボードを金具で取り付け、その流れでキーボードをつなぐ。キーボードとメインボードは「フレキケーブル」というエイヒレのようなケーブルで接続するのだが、この時点でエイヒレをイメージしている時点で、もうちょっと、私は疲れているのかもしれない。細かな作業の連続に、目と手先が悲鳴を上げている。そんでもって、このエイヒレならぬフレキケーブルの接続(フラップの爪で噛ませて固定する)作業の難易度が超高く、うまく引っかからないのだ。フラップにまく入ったと思いきや斜めになっていたり、固定できたと思いきやスルっと抜けたりと、とにかくうまくいかない。マイスターにヘルプをかまし、なんとかクリアするも、周りのキッズたちはサクサクと進めているように見える。子どもたちの順応性って、素晴らしいのだなぁ。

 

↑「エイヒレ」感のつよいフレキケーブルはコチラ

 

休憩に入り、「しまねっこ」なる頭が出雲大社、体は猫、首にはしめ縄風マフラーを巻いたゆるキャラが登場し、刺激的なダンスを披露。同時進行的に齋藤会長のインタビューも炸裂した。もともとは技術者であったという齋藤会長だが、それでも昨今の超軽量モデルの組み立てに対しては「想像以上に難しい。匠の技術をヒシヒシと感じる」とコメント。や、確かにこの精度の作業を繰り返し、一日で多い時には1万台組み立てるとおいうその生産力には脱帽である。

 

↑島根と言えばの「しまねっこ」。意外なほどキレのあるダンスを披露

 

↑匠の技へ挑む齋藤会長。「誰だ、こんな設計にしたのは!」

 

ゴッドハンド安田による47歳児のスキル評価

後半戦は液晶パネル周りの接続などからスタート。ヒンジの金具に液晶パネルのケーブルが挟み込まれないよう整線する作業が実に難しい。さらに液晶パネルの上に本体を取り付ける作業でも、どうもケーブルマネジメントに悪戦苦闘してしまう。ケーブル整線過程では、ケーブルが本来あるべき場所ではないところに乗り上げないようテープで固定する、という作業もアリ。PCの筐体の内部に「テープ貼り」というアナログな作業があるとは、結構驚きである。

 

続けざまにカメラケーブルや「MLD FOOT」という接地パーツ、さらにはSSDなどを続々と実装していく。驚くほど薄いバッテリーを装着すると、一通り必要なパーツが全部筐体内に装着された状態になる。最軽量モデルは2CELLのバッテリーを積み軽量化を図っているわけだが、正直、それ以外の各パーツ一つひとつを見るに、「これより軽くできる可能性は、もうないなのでは・・・・・・」と思ってしまう。その点、安田さんにぶつけてみると、「これよりさらに軽くするためには、有線LANをあきらめるなどが必要かもしれない」とのこと。やりようは、まだあるのだ。島根富士通、まだまだ軽量化の記録更新に貪欲である。

 

↑SSDは斜め上から差し込む。この小ささが軽量化に寄与

 

↑2CELLバッテリー。整線マネジメントが難しい

 

組み立て工程は、最後にボトムケースを取り付け、ネジを締めて完了。筐体の反り返りを防止するための特殊なネジが使われるなど、細部へのこだわりはなんというかもう異常レベル。「異常」というとマイナスな言葉に感じるかもしれないが、そうではない。この「異常なこだわり」を「普通のこと」としている島根富士通の匠たちは、やっぱりものすごい。神の国出雲らしく、なんだか神々しいまでに、自社製品愛に輝いているのである。

 

そんなゴッドハンド安田に、聞いてみた。「あの、私の組み立て、どうでしたか? 私、島根富士通で通用しますかね?」「まあスムーズだったんじゃないですかね」と、私の作業に関しては、ものすごくドライな寸評をいただいた。

 

↑私の問いかけに対し、マスクの下で苦笑の連続

 

このあとも「パソコン生産ライン見学」や「匠と勝負! 競争ネジ締め競争」、「島根富士通チャレンジクイズ」など、楽しいコンテンツは盛沢山。キッズたちは大変エンジョイしているようで、島根富士通の「次世代を担う小中学生に対してICT技術への興味や関心を育成する」というビジョンは120%成功しているように感じた。

 

↑「匠と勝負! 競争ネジ締め競争」。「湯あがり美人姫やがみちゃん」が謎の存在感を放つ

 

なお、今回のこの教室、自分で組み立てたPCは、匠たちの検品を経て、ご家庭に届く形になっている。子どもたちへのアンケートでは「今回、自分で作ったパソコンが家に届いたら、何をしたいですか?」という設問があった。その回答のほとんどが「調べもの/学習」で埋め尽くされており、なんだか頼もしい。日本のモノづくり精神は島根の地でものとことん輝いていたし、その魂を感じたキッズたちが、パソコンをつかって学びを深めたいと思っているなんて、最高じゃないか。「日本はダメになったダメになった」と世の中騒がしいけど、そんなことはない。現場も見てないくせに、そんなこと言ってんじゃねえぞ! モノづくりの楽しさにハマる、子どもたちの笑顔と、それを支えるマイスターの本気度を見るに、つくづくそう思うのだった。

 

一方47歳の筆者は日帰り島根の旅程。島根の美味を堪能することなく帰路に就くのが悲しくて、すがるように「出雲縁結び空港」のなかの居酒屋にピットイン。「ビールとつまみのセットだとお得な価格で楽しめるのかぁ」と言いながら、つまみセットを3周、4周と繰り返し酩酊したわけで、こんなおじさんは早いところ次世代に仕事のバトンを渡さないといけないなと思いつつ、帰路についた。

 

↑序盤にして疲労の色がにじむ筆者

 

キッズもマイスターも、お疲れさまでした!

 

 

AmazonでゲーミングPCがお得に! マウスコンピューターが期間限定セール開催

マウスコンピューターは9月19日から、Amazonで「GAMING WEEK」と題したセールを開催しています。GAMING WEEKでは、お買い得なモデルを多数販売。また、ポイントアップキャンペーンも同時に開催します。

 

お買い得になっているモデルは、ゲームプレイから動画配信まで楽しめるゲーミングデスクトップ「G-Tune DGI7G6TB3SIW1AZ」や、インテリアにも合わせやすいホワイトカラーのゲーミングデスクトップ「G-Tune DGI7G70W3SJW1AZ」などです。

 

G-Tune DGI7G6TB3SIW1AZ

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテルCore i7-13700F プロセッサー

グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti

メモリー:32GB(16GB×2)

SSD:500GB(Gen4 NVMe)

販売価格:22万2509円(12%オフ)

 

G-Tune DGI7G70W3SJW1AZ

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテルCore i7-13700F プロセッサー

グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4070

メモリー:32GB(16GB×2)

SSD:1TB(Gen4 NVMe)

販売価格:28万4790円

 

このほか、ゲーミングノートPCなどもタイムセールで販売されています。セール期間は9月29日の23時59分まで。気になる人はマウスコンピューターAmazonブランドストアをチェックしてみてください。

eSIMにも対応。VAIOがビジネスモバイルの最適解を追求したノートPC「VAIO S13」を発売

VAIOは、13.3型のモバイルノートPC「VAIO S13」を発表。8月29日から受注を開始しており、9月8日に発売します。価格はVAIOストアの最小構成時で15万9800円(税込)から。

 

VAIO S13は、ビジネスモバイルの最適解を目指し、こだわった機能とデザインを実現したとうたうモデルです。ディスプレイにはアスペクト比16:10を採用し、横長の16:9ディスプレイに比べて縦方向にサイズが約8.2%増加。16:9の14型ディスプレイに匹敵する生産性を実現したといいいます。

↑16:10比率の13.3型ディスプレイ。解像度は1920×1200ドット

 

また、重さはモバイルノートPCらしく、最軽量構成で約1.072kgを実現。サイズもA4ファイル程度に収まっているため、スリムなビジネスバッグにもしっかり収まるそうです。

 

さらに、LTEモデルを選択するとeSIMとnanoSIMに対応。SIMカードなしで通信環境を構築することも可能です。

 

カラーには、ハイエンドモデルでも人気の高いというブロンズカラーを新たに追加。ブロンズの天板にブラックのロゴや、オーナメントを組み合わせることで、ビジネスシーンにもなじむよう仕上げたとのこと。

↑VAIO S13のために、専用で調色したブロンズカラー

 

このほか、キーピッチ約19mm、キーストローク約1.5mmで心地よい打鍵感を追求したキーボードや、ディスプレイを開くとキーボードが奥側から持ち上がってタイピングしやすくなるチルトアップヒンジ機構などを備えています。

↑配列などに変わったところはないキーボード。キーひとつひとつを、特別配合したUV硬化塗装で防汚性を向上させています

 

↑表面の美しさを保つために、ボディにはアルマイト処理を施しています

 

VAIO S13最上位モデルの構成は、インテル Core i7-1355U プロセッサー、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、Windows 11 Pro 64ビット。またインターフェイスは、有線LAN、USB 3.0×3(Type-A)、HDMI出力、Thunderbolt 4、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。バッテリー駆動時間は約21.5時間です。

↑こちらは最上位モデルに採用されるブラックカラー

 

マウスコンピューターがゲーミングPCをお得に買える「ゲーミングPC祭」開催

マウスコンピューターは8月25日から、マウスコンピューターダイレクトショップとG-Tune : Garageの店舗において、「ゲーミングPC祭」を開催します。期間は9月21日まで。

 

対象店舗は、マウスコンピューターダイレクトショップが新宿・秋葉原・春日部・名古屋・大阪・福岡・仙台・ヨドバシAkibaで、G-Tune:Garageは大阪店。これらの店舗で、期間中にお買い得な製品を多数取り揃えるとしています。また、即日の持ち帰りも可能。

 

対象となる製品の一例はこちらです。

 

16型ゲーミングノートPC

モデル名:G-Tune P6-I7G60BK-A/EX

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテル Core i7-13700H プロセッサー

グラフィックス:GeForce RTX 4060 Laptop GPU

メモリー:32GB

ストレージ:2TB SSD(NVMe接続)

パネル:16型WUXGAノングレア(1920×1200ドット)

3年センドバック修理保証標準

店頭販売価格:22万4800円(税込)

 

ゲーミングデスクトップ

モデル名:G-Tune DG-I7G6A/EX

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテル Core i7-13700Fプロセッサー

グラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti

メモリー:32GB

ストレージ:1TB SSD(NVMe Gen4×4対応)

ガラスサイドパネル

3年センドバック修理保証標準

店頭販売価格:24万4800円(税込)

VAIO、安曇野工場で整備したリユースPCをお手頃価格で販売する「VAIO認定整備済PC事業」開始

VAIOは、リユースPCを個人向けにVAIO直営ストアで販売する「VAIO認定整備済PC事業」を開始しました。

 

VAIOによると、ユーザーの環境に対する意識が変化し、リユースPCへの抵抗感が下がっているそうです。そのなかで、VAIOのPCを価格などの理由で購入を断念していた人に、手を出しやすい価格で「VAIO認定整備済PC」を提供するとのこと。

 

VAIO認定整備済PCは安曇野本社工場で動作確認をし、クリーニング、バッテリーおよび一部外装部品の交換などを実施。天板やキーボード面、同梱物などを新品にした状態で提供します。また、対象機種を2020年1月以降発売モデルに定め、比較的新しい機種を販売。加えて、購入から1年間のメーカー保証や、14日以内の返品にも対応します。

 

現時点では月間約30~50台の販売を想定しており、今後は整備や販売などの体制を整えて事業を拡大していくそうです。

 

販売される製品の一例は下記のとおりです。

 

VAIO SX14(2020年1月発売モデル)

Windows 10 Home 64ビット

14.0型ワイド フルHD 1920×1080ドット

インテル Core i7-10710U プロセッサー

16GBメモリー(LPDDR3)

256GB SSD(NVMe接続)

指紋認証・顔認証搭載

価格:11万7800円(税込)

 

VAIO SX12(2020年1月発売モデル)

Windows 10 Home 64ビット

12.5型ワイド フルHD 1920×1080ドット

インテル Core i5-10210U プロセッサー

8GBメモリー(LPDDR3)

512GB SSD(NVMe接続)

指紋認証・顔認証搭載

価格:10万2800円(税込)

A BATHING APEとコラボした「ASUS Vivobook」をチェック! デザインとアクセサリーにこだわりが

ASUS JAPANは8月18日、A BATHING APEとコラボしたノートPC「ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition K5504VA」(以下、Vivobookコラボモデル)を発表しました。同日から発売しています。

↑製品発表に合わせて二子玉川 蔦屋家電でPOP UP EVENTを8月18日~21日まで開催。発表されたモデルなどを展示します

 

特別デザインがふんだんに取り入れられたノートPC

Vivobookコラボモデルは、本体はもちろん、液晶の壁紙やアクセサリーも特別にデザインされた製品です。Vivobookとしては初めてファッションブランドとコラボしたモデルであり、A BATHING APEもPCとコラボしたのは初だといいます。

↑Vivobookコラボモデルを購入すると同梱されるもの一式

 

カラバリはミッドナイトブラックとクールシルバーの2色展開。ボディを見てみると、まず目を引くのが天板で、フォトエッチング加工が施されており、カモフラージュ柄が切り出されて装飾されています。また、VivobookとA BATHING APEの文字がロゴプレートとしてデザインされており、見た目の特別感を演出しています。

 

ディスプレイを開くと、タッチパッドにもカモフラージュ柄のデザインを採用したほか、パームレスト部分にオリジナルコラボロゴを配置しているのがわかります。ですが、やはり目立つのは専用デザインのオリジナル壁紙を用意した液晶でしょう。

 

【クールシルバーのフォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

【ミッドナイトブラックのフォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

性能面では、スペック違いで2モデルをそろえています。上位機種はインテル Core i9-13900H プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 11 Homeという仕様。ディスプレイは15.6型の有機ELで、解像度は2880×1620ドット、リフレッシュレートは120Hz駆動を実現しています。

 

インターフェイスはHDMI出力、Thunderbolt 4、USB 3.2(Type-A)、USB 2.0、マイク/ヘッドホンジャックを装備。またバッテリー駆動時間は約14.4時間で充電時間は約1.8時間です。本体サイズは約幅359.3×奥行き229.4×高さ19.35mm、重さは約1.6kg。

 

下位モデルはECの取り扱い限定で、CPUはインテル Core i5-13500H プロセッサー、SSDは512GBの容量を採用しています。ほかの仕様は上位モデルと同じです。

 

このほか、Dolby AtmosやWindows Helloの採用、Webカメラを物理的に閉じるシールド、米軍の調達基準となる「MIL-STD 810H」の堅牢性など、使い勝手にもこだわっています。

 

ステッカーにマウスにキャリーバッグまで、アクセサリーも充実

コラボデザインはノートPC本体に留まりません。パッケージも特別デザインを採用しているほか、複数のアクセサリーも同梱しています。

↑同梱されるステッカー

 

↑こちらはキーキャップに貼るステッカー。いくつかのキーに貼ることで、オリジナル感を出せます

 

ワイヤレスマウス「MD100」も付属。カバーの色をVivobookコラボモデルの色に合わせており、ミッドナイトブラックにはグリーンカモ、クールシルバーにはブルーカモが採用されています。加えて、ブラックカモの付け替えカバーも付属。

↑付属のマウス。それぞれオリジナル壁紙と色を合わせています

 

さらに、キャリーバッグも付属します。Vivobookコラボモデル本体やワイヤレスマウス、ACアダプターはもちろん、カギやワイヤレスイヤホン、ペンなどを収納するスペースも確保しています。キャリーバッグ自体もノートPC本体のカラーに合わせてグリーンカモ、ブルーカモが同梱されます。

 

【キャリーバッグのフォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

もうひとつ、ファンであればうれしい「BABY MILO」のオリジナルフィギュアも付いてきます。

↑ノートPCを持ったBABY MILO

 

VivobookとA BATHING APEには年代の親和性がある

A BATHING APEといえば、昔の言葉でいえばゼロ年代のストリートブランドの代表という認識を持っている人がいるかと思います。ですが、いまは「Y2K」(Year2000)という言葉に表されるように、2000年代のトレンドを取り入れたファッションが注目を集めています。A BATHING APEも例外ではなく、特に韓国アイドルなども着用していることから、いまも人気のブランドになっているそうです。

 

今回コラボしたのは、そうした背景から。Vivobookが20~30代のクリエイターをターゲットにしているところから、親和性が高いと考え、コラボにいたったそうです。

 

とはいえ、デザイン「だけ」というわけではなく、スペックに目を向けるとある程度のクリエイティブ作業で使えるモデルになっており、ASUSとしてはおなじみの有機ELディスプレイも採用されているので、実用性も兼ね備えているように見えます。クリエイター向けの部分は決しておろそかになっていないわけです。

 

価格は上位モデルが19万9800円(税込)、下位モデルが14万9800円(税込)。上位モデルの販売は直販や楽天市場、Amazonのほか、一部家電量販店でも取り扱います。

↑二子玉川 蔦屋家電のPOP UP EVENT会場ではこうした展示も

 

↑巨大なBABY MILOもお出迎えしてくれます。期間内にぜひ行ってみてはいかがでしょうか

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

製品選びに悩みがちな人向け。PCゲームを始めるための機材がそろったマウスの「ゲーミングデバイスセット」

マウスコンピューターは、ゲーミングPCの新ブランド「NEXTGEAR」のPCに、iiyamaのゲーミングディスプレイ、ロジクールのマウス/キーボード/ヘッドセットをセットにした「ゲーミングデバイスセット」を発売。新たにPCゲームを始めるにあたり、イチからそろえる人におすすめとする高コスパなモデルや、より楽しみたい人に向けたプレミアムなモデルを用意しています。

 

ゲーミングデバイスセットの中で上位にあたるセットの構成はこちら。

 

モデル名:NEXTGEAR JG-A7G6T(スターター5点セット)

OS:Windows 11 Home

CPU:AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー

グラフィックス:GeForce RTX 4060Ti

メモリー:16GB(8GB×2/デュアルチャネル)

M.2 SSD:512GB(NVMe)

チップセット:AMD B550 チップセット

液晶ディスプレイ:iiyama G-MASTER GB2470HSU-5(23.8型)

マウス:Logicool G304

キーボード:Logicool G213r

ヘッドセット:Logicool G331

 

液晶ディスプレイやマウスなどの周辺機器は、自分で選んで集める楽しさはあるものの、ゲームを始めたいときには何を選んだらいいのかわからないこともあります。その点、ゲーミングデバイスセットは、購入して手元に届いたらゲームを始められる機材がそろっているので、すぐに遊び始めたい人や製品選びに悩みがちな人向けといえるでしょう。なお、NEXTGEARは公式のEC限定での販売となります。

LAVIE史上最高峰。NECPCが4000台限定ノートPC「LAVIE NEXTREME Infinity」発売

NECPCは8月1日、LAVIE史上最高峰とする個人向けのノートPC「LAVIE NEXTREME Infinity」を発表しました。価格は27万4780円(税込)で、直販モデルは同日から、店頭モデルは8月3日から発売します。

 

初代PC-9801の発売から40周年を記念して、4000台限定で販売されるアニバーサリーモデル。LAVIE史上最速のパフォーマンス、最上のディスプレイ、最高の操作性を追求したとうたう、フラッグシップノートPCです。

↑「史上最強」が付けられた製品。なお、発表会場ではオリジナルVTuberがプレゼンする、異例の形式に

 

店頭モデルのスペックは、CPUが第13世代インテル Core i7-13700Hプロセッサー、グラフィックスがインテル Arc A570M グラフィックス、メモリーが16GB(DDR5)、ストレージが1TB SSD(PCle接続)。また、高いパフォーマンスを維持するため、熱による性能低下を防ぐ「Dualファン 冷却システム」を搭載しています。

 

ディスプレイは16型の16:10比率、解像度は3840×2400ドットの有機EL液晶を採用しています。色域はDCI-P3を100%カバー。

↑発表会で展示されていたLAVIE NEXTREME Infinity

 

キーボードは、手前から奥に向かって約3.5度の緩やかな傾斜が付いたステップスカルプチャ設計を取り入れました。手前はフラットに、奥のキーは傾斜が強いため、優れた打ち心地を実現しているといいます。このほか、シリンドリカルキー、静音設計、バックライトなどを採用しています。

 

さらに、PCとしては初めて、波長360~400ナノメートルの可視光を照射する「バイオレットライトLED」を搭載。慶応義塾大学発のベンチャー企業である坪田ラボ監修のもと、屋内活動の多い現代人の眼に必要といわれるバイオレットライトを浴びることが可能になったといいます。

↑眼に必要なライトを屋内でも取り込める、バイオレットライトLEDが搭載

 

もうひとつ新機能として「バ美肉(VTuber)機能」を搭載し、だれでも簡単にVTuberを始められるガイドやアプリをパッケージングしています。

 

インターフェイスはUSB 3.2(Type-A)×2、Thunderbolt 4(USB Type-C)、有線LAN、HDMI出力、ヘッドホン/マイクジャック、SDメモリーカードスロットをそろえています。

 

バッテリーは約9.7時間駆動のほか、重さは約2.5kgとなっています。

 

注力エリアは3つ。LAVIE NEXTREME Infinityはハイパフォーマンス向け

発表会に登壇した同社の執行役員である河島 良輔氏は、PCにおける注力エリアを3つに分けていると説明します。

↑河島 良輔氏

 

「若い世代は特に、コロナ禍において学校でPCを使う頻度が増えており、PCの浸透が目覚ましい状態です。そこをしっかりとアプローチしていきたいと思っています。次は、ハイパフォーマンス。ゲーミングやクリエーションが中心で、良いPCを使いたいお客様がいます。もうひとつはハイブリッドワーカーですね。コロナ禍ではテレワークという形がありましたが、いまは出社と在宅で働くハイブリッドなお客様が増えています。そういったところにしっかりと適したPCを提供できればと思い、フォーカスしています」

↑2023年にNECPCが注力している3つの領域

 

そのなかで、LAVIE NEXTREME Infinityはハイパフォーマンスを求めるユーザーを対象にした製品と位置付けています。

 

記念モデルとして、「PC-9801らしさ」こそ見られませんが、いまのユーザーに求められる形をLAVIEとして追求。しかも、製品の完成度を高めながら価格は30万円を切るなど、コストパフォーマンスにも優れていると言えます。加えて、バイオレットライトLED、そしてバ美肉機能といった先進性やおもしろさに振った要素も備えています。40周年の記念として、十分に注目されそうな製品です。

NECPCからRyzen搭載大画面ノートPCや、第13世代インテルCPU搭載のゲーミングPC「LAVIE Direct GX」など登場

NECPCは8月1日、2023年夏の新製品としてノートPC2モデルと、直販サイト「NEC Direct」専売のデスクトップ2モデルを発表しました。ノートPCは15.6型の「LAVIE N15」と14型の「LAVIE N14」、デスクトップはゲーミングPCの「LAVIE Direct GX」と、スリムコンパクトな「LAVIE Direct DT Slim」です。

 

15.6型はRyzen搭載モデルを用意、14型はビジネス作業向きの機能を搭載

↑LAVIE N15

 

LAVIE N15はあらたにAMDのRyzen搭載モデルと、第11世代インテル Core プロセッサー搭載モデルをラインアップ。スペックは下記のとおりです。

N1575/Gシリーズ N1570/Gシリーズ N1535/Gシリーズ
ディスプレイ 15.6型IPS液晶
プロセッサー Ryzen7 7730U

(8コア、16スレッド)

Core i7-1165G7

(4コア、8スレッド)

Core i3-1115G4

(2コア、4スレッド)

グラフィックス AMD Radeon インテルIris Xe グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
バッテリー 約13.3時間 約6.8時間 約7時間
市場想定価格 21万9780円(税込)前後 18万6780円(税込)前後 15万3780円(税込)前後

 

Ryzen搭載のN1575/Gシリーズは、最新のWi-Fi 6Eに対応。また、スリープ時でも低消費電力状態を維持して無線通信が可能なうえに、スタンバイからの復帰も速い「Modern standby」に対応しています。

 

ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)のほか、ベゼルは狭額縁に仕上げています。また音質はヤマハ製の「AudioEngine」を採用しており、臨場感のあるサウンドを実現。なお、15.6型ならではの装備として、N1575/GシリーズはBDXLドライブ、インテルCPU搭載の2モデルはDVDドライブを内蔵しています。

 

さらに、N1575/Gシリーズは静音キーボードや、指紋認証付きの電源スイッチなどを搭載しています。

 

LAVIE N14は2モデルを展開します。

N1475/G シリーズ N1435/G シリーズ
ディスプレイ 14型IPS液晶
プロセッサー Core i7-1255U

(Pコア2/Eコア8、12スレッド)

Core i3-1215U

(Pコア2/Eコア4、8スレッド)

グラフィックス インテルIris Xe グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256 SSD
バッテリー 約13時間
市場想定価格 20万8780円(税込)前後 16万4780円(税込)前後

 

↑LAVIE N14

 

14型のディスプレイは縦に長い16:10比率のWUXGA(1920×1200ドット)解像度。また、静音キーボードを搭載するなど、PCでビジネス作業に向いている特徴を備えています。

 

さらに、両モデルともにWi-Fi 6EやModern standbyに対応。加えて上位のN1475/G シリーズは、フルHD画質のカメラや指紋認証によるWindows Helloを採用しています。

 

話題を集めたゲーミングデスクトップの2023年モデル

LAVIE Direct GXは、2022年7月に発売して注目を集めた「LAVIE GX」の新モデル。2022年モデルからCPUを最新の第13世代インテル Core プロセッサーに刷新したほか、メモリーやストレージなどの一部スペックの選択肢が広がっています。

LAVIE Direct GX
プロセッサー Core i7-13700F(16コア、24スレッド)/Core i5-13400F(10コア、16スレッド)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3060/NVIDIA GeForce GTX 1650SP
メモリー 32GB(16GB×2)/16GB(8GB×2)/8GB(8GB×1)
ストレージ
(SSDのみとSSDとHDDのハイブリッドを用意)
1TB SSD/512GB SSD/256GB SSD、1TB/512GB/256GB SSD+2TB/1TB HDD
ゲーミングセット あり(Xboxゲームコントローラー、ヘッドセット)/なし
参考価格 14万円(税込)から

 

↑LAVIE Direct GX

 

NVIDIA GeForce RTX 3060はメジャーなゲームタイトルを快適に遊べて、NVIDIA GeForce GTX 1650SPはエントリーゲーミングPCとして十分な性能としています。また、前モデル同様、ゲーミングセットを選べば、ディスプレイと組み合わせるだけで必要なものがそろうとのこと。

 

100以上のタイトルを遊べる「Xbox Game Pass Ultimate」を3か月間無料で利用できるほか、1980年代のレトロゲームを遊べる「プロジェクトEGGランチャー」で配信されている7タイトルを無料で楽しめます。プロジェクトEGGランチャーでは、会員登録なしで利用できるのが、「ルードブレイカー」「ザ・スキーム」「38万キロの虚空」、メール登録で利用できるのが、「ハイドライド」「夢幻の心臓II」「EGGY」「たぬキッズ」です。

 

なお、1年間無料でゲームに関する質問を24時間365日電話で問い合わせが可能な「LAVIE ゲーミングサポート」は付いていません。

 

↑コンパクトサイズのデスクトップ、LAVIE Direct DT Slimも登場。参考価格は13万1000円(税込)からです

ゲーミングPCの新ブランド。マウスからコスパに優れた「NEXTGEAR」登場

マウスコンピューターは、ゲーミングPCの新ブランド「NEXTGEAR」を発表。合わせて5機種の販売を開始しました。

 

NEXTGEARは、これまで同社が培ってきた開発・製造・品質はそのままに、ゲーミングに必要なスペックを搭載したうえで、高いコストパフォーマンスを実現するとうたったブランド。具体的には、AMDのフォームファクターを採用するといいます。また、製品開発に際して、PCケースのデザインやロゴに関して同社のTwitter上でユーザーアンケートを実施。約9000人に参加してもらい、その声をもとに製品化を進めたそうです。

 

アンケートをもとに、PCケースのフロントには大きなクロスをかたどるようなデザインを採用しています。また、クロスの真ん中にはブランドカラーのマゼンタでNEXTGEARのエンブレムをあしらっています。クロスまわりはメッシュ加工になっており、裏側にケースファンを取り付けることで、冷却性能も向上。

 

冷却については、フロントパネル側に最大3基、リアに1基、トップに2基のケースファンを取り付けられます。また、フロントからリアに向けてエアフローが直線上に流れる構造を採用しているため、効率よく冷却できるといいます。加えて、トップには240mmの水冷ラジエーターも搭載可能です。

 

なお、すべてのモデルに標準でガラスサイドパネルを採用。LEDケースファンを取り付けるなどにより、PC内部を光らせて楽しめます。

 

CPUは、Zen 2世代 AMD Ryzen 5 プロセッサーおよび、Zen 3世代 AMD Ryzen 7 プロセッサー搭載モデルを選べます。たとえばコスパに優れると人気の「Ryzen 5 4500 デスクトップ・プロセッサー」や、高いパフォーマンスを求めるユーザーに向いている「Ryzen 7 5700X デスクトップ・プロセッサー」を搭載したモデルを用意しています。

 

今回販売した中で、Ryzen 7 5700X デスクトップ・プロセッサーを搭載したモデルの構成は下記のとおりです。

 

製品名:NEXTGEAR JG-A7G60

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:AMD Ryzen 7 5700Xプロセッサー

グラフィックス:GeForce RTX 4060

メモリー:16GB (8GB×2/デュアルチャネル)

ストレージ:1TB  SSD(NVMe接続)

チップセット:AMD B550 チップセット

サイズ:約幅220×奥行き424×高さ410

販売価格:15万9800円(税込)

 

製品は公式ECサイトのみで販売しています。

「法人ユーザーから引き合いあった」Dynabookが交換バッテリー搭載「dynabook X83(CHANGER)」を発売

Dynabookは7月18日、プレミアムモバイルノートパソコン「dynabook X83(CHANGER)」を発表した。同製品は、薄型・軽量のモバイルノートパソコンの中でそれほど多くはない「セルフ交換バッテリー」機構を搭載。同日より受注を開始した。

 

ユーザーのニーズに応えた「セルフ交換バッテリー」機構

↑13.3型プレミアムモバイルノートパソコン「dynabook X83(CHANGER)」発表会。Dynabook 執行役員 国内PC事業本部長の渋谷正彦氏(左)と同 国内PC事業本部 事業本部長附 中村憲政氏(右)

 

新製品「dynabook X83(CHANGER)」は、ユーザーのダウンタイムの最小化とパフォーマンスの最大化をコンセプトに開発された法人向けモバイルノートパソコンだ。最大の特徴は、ユーザー自身が安心して別のバッテリーに交換できる「セルフ交換バッテリー」機構を採用したこと。

 

同社が行ったモバイルパソコンの不満点についての調査では、「バッテリー駆動時間が短い」「バッテリー交換が自分でできない」「バッテリーの消耗が激しい」などといった「バッテリー電源への不満」が26%あった。また、実際に国内の法人ユーザーからも「自分でバッテリーを変えられるモバイルノートパソコンが欲しい」という声が多くあがったことから、開発に着手したという。

↑「モバイルPC不満点」調査では、起動処理速度への不満に次いで、バッテリー電源への不満の声が第2位となっている。 2023年5月同社調べ(n=2400、全国15~69歳男女)

 

同社の執行役員 国内PC事業本部長 渋谷正彦氏は「従来のモバイルノートパソコンは、バッテリー交換時に本体をメーカーに預ける必要がありました。そのため、発送手配や代替機へのデータ移行など作業に要するダウンタイムが発生し、(手元にパソコンが戻ってくるまで)少なくとも2~3日程度かかってしまっていました」と、従来機が抱えていた課題を説明。「dynabook X83(CHANGER)」では「ユーザー自身がバッテリーを交換できるので、3分程度で作業が完了します」と、ビジネスにおけるダウンタイム削減についてアピールした。

 

セルフ交換バッテリーの構造で特にこだわったのは、交換時にユーザーが基板などの電気部分に触れることなく、簡単かつ安心してバッテリー交換が出来るという点。バッテリーカバーにある2か所のネジは家庭にある汎用的なドライバーで外せるが、カバーにはくっついた状態なのでネジの紛失を防ぐことができる。ロック機能も備わっており、バッテリーはロックを解除しないと外れない構造になっている。

↑「セルフ交換バッテリー」の構造。基板に直接触れることなくユーザー自身で簡単にバッテリー交換ができる

 

さらに、強度や絶縁性に優れた金属板などの素材を採用し、万が一強い圧力がかかった場合でもバッテリーのセルを保護する。その分、重量増加が避けられなかったが、同社の国内PC事業本部 事業本部長附 中村憲政氏は「ユーザー自らがバッテリー交換をするので、やはり安全性には代えられない。他の部分で軽量化を図るエンジニアリングを行って対応しました」と語った。

↑ 「バッテリーにはセルを保護するために金属板を両面に入れた」と安全性について語ってくれた中村氏

 

その結果、薄さ約17.7mm、軽さ約800g(※)の薄型・軽量ボディを実現。さらにアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した10項目のテストを実施予定で、26方向、76cmの高さからの落下テストをはじめとした振動、衝撃などの耐久テストによって、安心して長く使い続けられる堅牢性を追求するという。

※ 軽量重視構成 バッテリーS、WUXGA液晶、キーストローク1.5mmを選択した場合。

 

「dynabook X83(CHANGER)」に合わせてサービスソリューションも強化される。同社の「LCM運用サービス」において、セルフ交換バッテリーに対応した「バッテリー交換サービス」を新たに提供。バッテリーの劣化度合いなど、パソコンの不調を検知し管理できる機能をポータルサイトに追加する。バッテリーは消耗分だけではなく、予備分としての発送依頼も可能なので、ここでもユーザーのダウンタイム解消が期待できる。

 

Dynabook独自のエンパワーテクノロジーによってCPUのパフォーマンスも強化

バッテリー駆動時間は約24時間を目指しており、30分の充電でバッテリーの容量を約40%充電できる急速充電機能「お急ぎ30分チャージ」を搭載。さらに、ACアダプターを使用し続けた場合などのバッテリーの劣化リスクを軽減するために、自動的に充電容量をコントロールする「オート充電モード」を採用し、バッテリーの長寿命化を実現した。

 

パフォーマンスの最大化においては、素早い起動と優れた応答性を追求。CPUは、ハイパフォーマンスと省電力性を両立したインテルの第13世代「Core i7-1370P vPro」「Core i5-1350P vPro」「Core i7-1360P」「Core i5-1340P」「Core i5-1345U vPro」「Core i5-1334U」から選択できる。CPUのパフォーマンスを安定させる同社独自のエンパワーテクノロジーも採用。小型のダブルファンとヒートパイプを取り入れるなどによって、TDP(熱設計電力)28Wという高いパフォーマンスを維持している。

↑小型ダブルファンとヒートパイプのダブル配置による放熱で、TDP28Wを実現

 

また、フィンの部分にホコリが溜まることによって放熱能力が低下し、パソコンのパフォーマンスが落ちてしまうことを防ぐために、「dynabook X83(CHANGER)」では「ダスト・クリーニング機構」を新たに採用した。これにより、ユーザ自身でネジ止めされたふたを取り外してホコリを掃除することができる。

↑「ダスト・クリーニング機構」は、フィン付近にあるふたのネジを外して簡単に掃除することができる

 

快適な使い心地のために2種類のキーボードを用意

「dynabook X83(CHANGER)」は、2種類のキーボードが用意されているところも特徴である。その違いはストロークで、標準の1.5mmとしっかりした打鍵感を感じられる2mmから、ユーザーが自分に合ったキーボードを選択することが可能だ。

 

ディスプレイは縦方向の表示が長く、Excelなどが見やすい16:10の液晶を採用。ビジネスシーンにおける対面での商談もスムーズに行える、180°開けるディスプレイ構造のほか、6GHz帯でも通信が可能なWi-Fi 6Eへの対応や、有線LANとHDMIを実装。さらに、USBを計5ポート(USB Type-A×2、USB4 Type-C×3)搭載するなど、高い操作性と接続性も実現した。

↑13.3型(16:10)ノングレア WUXGA ディスプレイ搭載。対面のミーティング時などに便利な180°オープンディスプレイ構造で、情報共有もしやすい

 

価格はオープン価格で、10万円台半ば~30万円以下になる見込み。販売目標は年間20万台を目指しており、コンシューマー向けモデルの開発も視野に入れているという「dynabook X83(CHANGER)」の今後の発表にも注目していきたい。

 

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「滑らかな映像を楽しみたい」「ゲーム配信したい」人向けのゲーミングPC「G-Tune E6」発売

マウスコンピューターは、ゲーミングPCブランドのG-Tuneから16型ノートPC「G-Tune E6」を発売しました。価格は27万9800円(税込)です。

 

G-Tune E6は、高精細なうえに滑らかな映像表示でゲームをプレイしたい人や、ゲーム配信をするストリーマー向けとするモデル。ディスプレイの解像度は2560×1600(WQXGA)ドットで、リフレッシュレートは240Hzに対応しています。

 

また、スペックはAMD Ryzen 7 7840HS プロセッサー、GeForce RTX 4070 Laptop GPU、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)。プロセッサーに搭載されるAMD Ryzen AI テクノロジーによって、自動フレーミングや音声ノイズ除去などの生放送やゲーム配信をサポートする機能を、スムーズに処理します。

 

本体サイズは約幅357.8×奥行き266×高さ22.8mmで、重さは約2.19kg。ノートPCとはいえ、それなりの重量があるので自宅に据え置きで使うのがよさそうです。

手頃ないいやつ出てきました。バッファローから2万円以下のWi-Fi 6E対応ルーター「WSR-5400XE6」登場

バッファローは、最新規格の「Wi-Fi 6E」に対応するトライバンドWi-Fiルーター「WSR-5400XE6」を発表。8月上旬から発売します。予想実売価格は1万9980円(税込)です。

 

WSR-5400XE6は、6GHz/5GHz/2.4GHz帯の、3つの周波数帯を利用できるトライバンドWi-Fiルーターです。6GHz帯は最大2401Mbps(理論値)、5GHzは最大2401Mbps(理論値)、2.4GHzは最大573Mbps(理論値)に対応しています。加えて、LAMポートは1Gbps対応で3ポート搭載。1Gを超える光インターネット回線のパフォーマンスを最大限に引き出すことができるため、動画ストリーミングやオンラインゲームなどを、有線無線問わず複数台で楽しめるとしています。

 

また、Wi-Fi Allianceが定めた規格「Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh」に対応しており、同じく対応しているWi-Fiルーターや中継機と組み合わせることで、メッシュネットワークを簡単に構築できます。

 

このほか、外部からの不正な遠隔操作や、マルウェアなどによるパソコン内のデータ、防犯カメラの映像などの個人情報流出を防ぐ「ネット脅威ブロッカー2 ベーシック」を1年間無料で利用できるライセンスも付いています。

NECPCが家庭向けノートPCの直販モデルを7万円台からで販売

NECパーソナルコンピュータは、直販モデル「LAVIE Direct N15 Slim」を発表。7月11日から発売しています。価格は7万8000円(税込)からです。

 

LAVIE Direct N15 Slimは、家庭向けの「LAVIE N15シリーズ」を薄型軽量にした15.6型ノートPC。厚み約17.9mmで、重さは約1.65kgに抑えられています。

 

CPUは、第13世代インテル Core i7-1355U プロセッサー、インテル Core i5-1335U プロセッサー、インテル Core i3-1305U プロセッサー、インテル U300プロセッサーから選択可能。また、メモリーはDDR5を採用しており、高速なデータ転送が可能です。

 

15.6型らしく、キーボードにはテンキーを搭載。さらにキーピッチを約18.5mmと広めにとったうえ、キーストローク約1.6mmと深いため快適にタイピングできるとしています。

 

このほか、「Adobe Creative Cloudフォトプラン」を1年間利用できるライセンスカードを添付したり、各種ゲームが楽しめる「Xbox Game Pass Ultimate」が3か月無料で利用できたりします。ただし、インテル U300プロセッサー搭載モデルは対象外です。

 

カラバリは、カームブラックとフロストブルーの2色展開です。

インテル、小形PCことNUCの自社製造を中止へ

Intel(インテル)がミニPC規格「Next Unit of Computing(NUC)」の自社製造を終了することを、海外テックメディアのEngadgetが伝えています。

↑skimin0k / Shutterstock.comより

 

NUC(発音はナック)とは小形ながら、完全なデスクトップPC体験を提供するコンピューターです。内部には約10cm四方の小形マザーボードと、Core i3/i5/i7/i9といったパワフルなプロセッサを搭載。インテルだけでなく、多様なサードパーティーからも製品が投入されています。

 

インテルは、NUCの自社製造を中止する具体的な理由について、明らかにしていません。しかし、今後はNCUを製造するパートナーを支援するアプローチを再考し、すでに顧客の手元にあるNUCのサポートを含め、既存のプログラムを尊重すると述べています。

 

小形かつパワフルなデスクトップPCと聞けば、ガジェットマニアとしては自然とテンションが上がってしまうのも事実。しかしそれは同時に、ノートパソコンよりは持ち運びが難しく、フルサイズのデスクトップよりは低性能という、中途半端な存在にもつながりました。NUCが今後さらに発展するのか、あるいは縮小してしまうのか、気になるところです。

 

Source: ServeTheHome via Engadget

白いカラーでシンプルに! マウスのDAIVから14型ノートPC「DAIV R4」登場

マウスコンピューターは、クリエイター向けのPCブランドであるDAIVから、14型のノートPC「DAIV R4」を発売しました。直販価格は17万9800円(税込)からです。

 

DAIV R4は、DAIVブランドとして初めてホワイトカラーのボディを採用したモデル。シンプルかつシーンを選ばない色にしたことで、いつでもどこでも作業できるようにしたといいます。また、紫外線による変色が起きにくい、UVコーティングも施されています。

 

主なスペックは、Windows 11 Home 64 ビット、インテル Core i7-12650H プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPU、16GBメモリー、500GB SSD(NVMe)。画像や動画の編集を始めてみたい人や、自宅はもちろのこと、外でも作業したいクリエイターをターゲットにしたDAIV Rシリーズのコンセプトに沿った構成に仕上がっています。

 

14型のディスプレイは、フルHD解像度(1920×1080ドット)。加えて、sRGB比で約100%の色域に対応しており、たとえば画像や動画の編集、Webサイトやイラストの制作に向いています。

 

このほか、約11.5時間駆動のバッテリー搭載、Dolby Atmos対応なども特徴です。

 

インターフェイスは、HDMI、Thunderbolt 4、USB 3.1(Type-C)、USB 3.0×2(Type-A)、ヘッドホン出力/マイク入力、SDカードリーダーを備えています。

 

また、本体サイズは約幅320×奥行き215×高さ19mmで、重さは約1.42kgです。

『ストリートファイター6』推奨PCがG-Tuneから発売、22万円から

マウスコンピューターは6月29日、ゲーミングPCブランドのG-Tuneから、カプコンの『ストリートファイター6』推奨PCを発売しました。ラインナップはコンパクトなデスクトップ「G-Tune PG-I7G60」、高性能なデスクトップ「G-Tune DG-I7G70」、16型ノートPCの「G-Tune P6-I7G60BK-A」の3機種です。

 

推奨PCは、推奨スペックを満たすのはもちろん、勝敗を左右する遅延を防ぐうえに、きれいなグラフィックスで迫力あるプレイが可能な機種として、動作を検証した製品。ストリートファイターシリーズ最新作『ストリートファイター6』を存分に楽しめるPCです。

 

G-Tune PG-I7G60は、本体サイズ約幅178×奥行き395×高さ285mmのコンパクトな筐体にミドルレンジクラスのCPUに加え、RTX 3060を搭載したモデルです。主なスペックは下記のとおり。

 

OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテルCore i7-13700F プロセッサー
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3060
メモリー:16GB(8GB×2)
M.2 SSD:512GB(NVMe)
Web販売価格:22万4800円(税込)

↑G-Tune PG-I7G60

 

G-Tune DG-I7G70は、グラフィックスにRTX 4070を搭載したモデル。CPUの性能も相まって、ゲームから動画編集や実況配信までマルチに対応可能としています。主なスペックは下記のとおり。

 

OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテルCore i7-13700F プロセッサー
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4070
メモリー:32GB(16GB×2)
M.2 SSD:1TB(NVMe)
Web販売価格:25万9800円(税込)

↑G-Tune DG-I7G70

 

G-Tune P6-I7G60BK-Aは、リフレッシュレートが165Hz対応で、WUXGA解像度(1920×1200ドット)の16型ディスプレイを搭載。スペックもデスクトップ並みの構成となっています。主なスペックは下記のとおり。

 

OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテルCore i7-13700H プロセッサー
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU
メモリー:32GB(16GB×2)
M.2 SSD:1TB(NVMe)
液晶パネル:16型液晶パネル(ノングレア/165Hz対応)
Web販売価格:22万9900円(税込)

↑G-Tune P6-I7G60BK-A

15.6型のオールインワンノートPC「dynabook Tシリーズ」とモバイル性に優れた「dynabook Cシリーズ」登場

Dynabookは6月14日、15.6型のオールインワンノートPC「dynabook Tシリーズ」、15.6型のスタンダードノートPC「dynabook Cシリーズ」を発表しました。6月16日から順次発売します。ラインナップと価格は下記のとおりです。

↑dynabook T9/W

 

dynabook Tシリーズ

dynabook T9/W 28万円台半ば
dynabook T7/W 24万円台前半
dynabook T6/W 21万円台半ば
dynabook T5/W 16万円前後

 

dynabook Cシリーズ

dynabook C7/W 21万円台半ば
dynabook C6/W 18万円台半ば
dynabook C5/W 14万円台半ば

 

dynabook Tシリーズは、光学ドライブと大画面を兼ね備えたモデルで、dynabook Cシリーズは大画面ながら薄型・軽量とうたうモデル。また、両モデルともに最新の第13世代インテル Core プロセッサーを搭載しているうえに、独自の冷却技術とCPU高速化処理技術などを合わせた「dynabook エンパワーテクノロジー」を採用しています。これにより、CPUのパフォーマンスを最大限に引き出し、オンライン通話はもちろん、動画編集などもスムーズにこなせるといいます。

 

また、全モデル共通で「Microsoft Office Home & Business 2021」に加えて、OneDrive 100GBのクラウドストレージなどを1年間無料で使える「Microsoft 365 Basic」を搭載しています。

 

このほか、快適な打ち心地のキーボードや最新の無線LAN規格であるWi-Fi 6Eなどを採用。

 

dynabook T9/Wの主なスペックは、インテル Core i7-1360P プロセッサー、1TB SSD、32GBメモリーで、OSはWindows 11 Homeとなっています。また、バッテリー駆動時間は約11時間。

 

インターフェイスは、ブルーレイディスクドライブ、マイク入力/ヘッドホン出力、USB 3.2(Gen1)Type-A×3、USB 3.2(Gen2) Type-C、有線LAN、HDMI出力をそろえています。本体サイズは約幅361.0×奥行き244.0×高さ23.8mm、重さは約1.98kg。

 

dynabook C7/Wの主なスペックは、インテル Core i7-1355U プロセッサー、512GB SSD、16GBメモリーで、OSはWindows 11 Homeを搭載。バッテリー駆動時間は約9.5時間です。

↑dynabook C7/W

 

インターフェイスは、マイク入力/ヘッドホン出力、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、USB 3.2(Gen2) Type-C、有線LAN、HDMI出力を装備。本体サイズは、約幅361.0×奥行き244.0×高さ19.9mm、重さは約1.77kgです。

エンタメ性能とデザインを両立、FMVから液晶一体型デスクトップ「FHシリーズ」などが登場

富士通クライアントコンピューティングは6月13日、2023年夏の新モデルとして27型の一体型デスクトップ「FHシリーズ」、15.6型ノートPC「AHシリーズ」を発表しました。ラインナップと価格は以下の通りです。

↑FHシリーズ

 

ラインナップ/想定価格(税込)/発売予定日

27型 FH90/H2/30万円強/7月中旬
15.6型 AH77/H2/24万円強/6月15日
15.6型 AH53/H2/20万円強/6月15日
15.6型 AH50/H1/16万円強/7月中旬
15.6型 AH45/H1/15万円強/7月中旬

 

FHシリーズは、従来エンタメ用途向けだった27型モデルと、シンプルなデザインで空間との調和を目指した23.8型モデルの、両方の良いところを兼ね備えたとするモデルです。ディスプレイは4辺狭額縁を採用したほか、スタンド周りをスッキリとさせることで、シンプルな見た目にさせています。また幅61.6cm、奥行き18.9cmのため、省スペースでも置きやすくなっています。

 

エンタメ性能では、ディスプレイの解像度を2560×1440ドットにしたほか、光の反射を抑えつつ、画面の鮮やかさも保つ高輝度低反射液晶を搭載しています。

 

音響面では、低音域を表現する3Wのボックススピーカーと、高音域をサポートする2基のツイーターを搭載。これにより、映像から直接音が聞こえるような一体感のあるサウンドを実現しているそうです。

 

このほか、地デジ/BSデジタル/110度CSデジタルの3波対応チューナーを2系統装備しています。

 

主なスペックは、インテル Core i7-1260P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 11 Home 64ビットです。

 

15.6型のAHシリーズは、従来モデルからWi-Fi 6EやDolby Atomosに対応するなど、最新の仕様にアップデートされたモデル。AH77/H2は、インテル Core i7-1260P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDを搭載しています。AH53/H2は、AMD Ryzen 7 7730U モバイル・プロセッサーを搭載。AH45/H2とAH43/H2は、第11世代インテルCPUを搭載したベーシックに位置付けられるモデルです。

↑AHシリーズ

 

なお、直販モデルとして下記の製品も同時にリリースしています。

 

27型液晶一体型 WF-X/H2/価格非公開(直販モデルは以下すべて)/7月中旬発売
27型液晶一体型 WF2/H2/7月中旬発売
デスクトップ WD2/H2/6月下旬発売
デスクトップ WD1/H2/6月下旬発売
15.6型ノートPC WA3/H2/6月中旬発売
15.6型ノートPC WA3/H2/7月中旬発売
13.3型ノートPC WU3/H2/6月中旬発売

パナソニック「レッツノート」に新機種「QR」が登場。モバイルワーカーを支える軽量・頑丈・長時間の2in1

パナソニック コネクトは6月6日、モバイルノートパソコン「レッツノート」の新モデル「QR」シリーズを発表。6月16日から順次発売する。同製品はPCとタブレットの機能を1台に集約した2in1モデルとして展開予定。店頭での予想実勢価格は34万円(税込)、パナソニック ストア プラスにおける販売価格は34万3200円(税込)から。同サイトでは6月6日から予約受付が開始されている。

 

第13世代インテルCPU搭載の高性能ノートパソコン

↑6月16日から順次発売を開始する、新モデル「QR」シリーズ

 

QRシリーズは12.4型液晶ディスプレーを搭載、製品サイズを大きくすることなく従来の12.0型QVシリーズから大型化した。また、3:2の縦長ディスプレーを採用することで、16:9比率のディスプレーに比べて、縦に2cm表示領域が拡大している。通常のノートパソコンスタイルに加えて、ディスプレー部分を折り曲げるとタブレットタイプとして使用することが可能だ。

↑バッテリーは着脱式で連続稼働時間は約16時間、QVシリーズと比較して約1.5倍へと高まった。標準バッテリー装着時の本体重量は約1.029kg

 

性能強化のために採用されたのは、第13世代インテルCoreプロセッサーだ。第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載した「QV1」シリーズと比べて、処理能力を約1.3倍に向上。

↑第13世代インテルCoreプロセッサー搭載で高い処理速度を実現した

 

同社の独自技術「Maxperformer」を採用したCPU制御と放熱設計により、作業中にも高い処理能力を保てるため、Web会議中の資料編集や表示などもスムーズに対応することができる。また、LAN環境のない現場においても、ネットワークに常時接続可能な5G/LTEモデルもラインアップ予定とのこと。

↑新設計の冷却ファンは風量約20%アップ

 

頑丈性確保のためには、逆ドーム型ボンネット構造を考案、採用した。この構造は、天板の内側に補強リブを追加することで頑丈性を確保するというものだ。さらに、液晶画面を下にした状態で76cmの高さから落下試験を行った結果、故障することのない頑丈設計を実現させた。

 

Web会議時の音声を聞き取りやすくする「COMFORTALK」機能も搭載。「ボックス型スピーカー」を採用したことで高い音圧で、雑音が入り込みやすい外出先でもスムーズなコミュニケーションを図ることができる。セキュリティサポートとしては、従来のモデルと同様に、AIセンサーによる「離席時ロック」と「着席時ロック解除」、「のぞき見注意」の機能が備わっているほか、盗難・紛失・廃棄時にパソコンの電源がオフでもデータを遠隔消去できる「TRUST DELETE Biz」も装備されている。さらに、ユーザーが画面から視線を外した「よそ見」時に画面をオフにする省電力機能も新たに追加された。

↑ノートパソコンの持ち歩き時でも安心のセキュリティサポート機能

 

使用環境に左右されない「頑丈・軽量・長時間」を追求

今回の新モデル開発の背景には、コロナ禍を経て変化したモバイルワーカーの働き方に対応していく、という考え方があるそうだ。従来では会社に申請して持ち出し・返却をしていたパソコンを、今では1人1台持ち歩くことが当たり前となった。そのために、移動先での紛失や故障のリスクも深刻化しているという。

 

パナソニック コネクトの執行役員 ヴァイス・プレジデント モバイルソリューションズ事業部 マネージングダイレクター 山本清高氏は、「新しい働き方となったモバイルワーカーを支えるために、『丈夫で軽くて長時間使える』というレッツノート従来の特徴をより一層研ぎ澄ますことを考えました」と語る。

↑パナソニック コネクトの執行役員 ヴァイス・プレジデント モバイルソリューションズ事業部マネージングダイレクター 山本清高氏

また、レッツノート全体のビジネスモデルは生産台数を追うものではないが、QRシリーズの生産台数目標は4年間で13万~14万台を目指していくとのこと。

 

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マウス、クリエイターの制作をサポートする「NVIDIA Studio」認定ノートPCを発売

マウスコンピューターは、クリエイター向けのPCブランド「DAIV」から「DAVI Z6」を発売しました。Webの直販価格は28万9800円(税込)から。

 

DAVI Z6はDAIVシリーズとして初めて、クリエイターの制作を支援するプラットフォーム「NVIDIA Studio」の認定を受けたモデル。高速かつスムーズなパフォーマンスが可能としています。出荷時に、NVIDIA Studio ドライバーと専用ツールをプリインストールしており、人気のクリエイティブ作業向けアプリに最適化されているため、すぐに作業に取り組めるとのこと。

 

また、約1.6kgの重さと約16時間駆動のバッテリーのほか、暗所でも画質を調整するWebカメラ、Wi-Fi 6Eに対応するなどによって、マイクロソフトが提唱する「モダンPC」にも準拠しています。

 

上位モデルにあたる「DAIV Z6-I9G70SR-A」の主なスペックは、インテル Core i9-13900H プロセッサー、GeForce RTX 4070 Laptop GPU、32GBメモリー、1TB SSDで、OSはWindows 11 Home 64ビットを搭載。またディスプレイは、16型で解像度は2560×1600ドットとなっています。

 

インターフェースはUSB 3.0(Type-A)×2、USB 3.1(Type-C、USB PDと画面出力に対応)、Thunderbolt 4、HDMI出力、SDカードリーダーをそろえています。

PC選びの根本が変わりそう……ASUS「新モバイルノート」で起こっていること

モバイルノートPCを選ぶうえでチェックするポイントは、軽さやディスプレイサイズ、バッテリーなどに加えて、やはりスペックが一般的でしょう。ですが、いま挙げたところ以外で、気にすべき点が出てきています。

 

ASUSの13.3型「Zenbook S 13 OLED」は、モバイルノートPCを見たときに目が行きがちなスペックはもちろん、ほかにも見どころを備えた製品です。今回は、発売からしばらく経った本モデルの魅力を、改めて探っていきます。

↑Zenbook S 13 OLED

 

スペックと同じくらいサステナブルを重要視

Zenbook S 13 OLEDの見どころは、“サステナブル”であるところです。いまや企業にとって環境に配慮して事業を展開するのは当たり前。PCも例外ではありません。ほかのメーカーを見ても、環境に優しい取り組みをしながら製品を作っています。

 

ただ、PCはやはりスペックや機能、デザインなどがまずありきで、それらと同列でサステナブルであることが強調されることは多くありません。ですが、Zenbook S 13 OLEDは、同シリーズ史上初のサステナブルモデルをうたっており、スペックと同列に強調されているところに目新しさがあります。

 

本体キーボードのキーキャップには「PCR」プラスチックを50%採用。スピーカー部分には海洋プラスチックを5%と、PCRプラスチックを45%使用しています。また、ディスプレイのカバーには製造工程で発生した廃棄物を再利用した「PIR」アルミニウムを50%、キーボード周囲のトップカバーにはPIRマグネシウムおよびPIRアルミニウムを90%使用。こうした具体的な数字をともなって、製品にリサイクル素材が使われているのをうたうのは珍しいことです。

↑製品のあらゆる部分に、リサイクル材が使われています

 

↑梱包材も100%リサイクル可能なパッケージ

 

さらに、天板には独自の「プラズマ電解酸化処理」によるコーティングを施しています。この処理では、有機物や強酸、あるいは重金属などの有害性のある物質ではなく、純粋な水を使用したうえに、環境負荷の少ない方法を採用して、アルミニウムをコーティングしているそうです。

↑コーティングによって、キズや温度変化に強い耐久性も備えたといいます。なお、触り心地は滑らかな石に近く、触り続けても飽きのこない質感。環境に配慮して質感に手を抜くようなことはしていないとすぐにわかります

 

細部まで行き届いた配慮によって製造されていることがよくわかり、サステナブルモデルを冠する理由も納得できます。しかし、こうした環境配慮を全面に押し出した製品がまったくないわけではありません。たとえば日本エイサーは、2022年にサステナブルな製品シリーズとして「Aspire Vero」を出しています。

 

また、製品を選ぶ側にとって、サステナブルを全面に押し出すのは、ノートPCの本分であるスペックが控えめなのではないかと、うがって見てしまうところでもあります。

 

ですが、Zenbook S 13 OLEDはハイエンドに位置付けられるモデル。当然、スペックにも抜かりがなく、そこが本モデルの独自性にあたるのです。

 

ビジネス利用でまったく不満のない性能

今回試用したZenbook S 13 OLEDのスペックを見ていきましょう。

 

CPU:インテル Core i7-1355U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

ディスプレイ:13.3型(2880×1800ドット)、有機ELパネル

OS:Windows 11 Home

ネットワーク:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1

バッテリー駆動時間:約14.1時間

本体サイズ:幅296.2×奥行き216.3×高さ10.9~12.3mm

重さ:約1.0kg

 

価格はMicrosoft Office Home and Business 2021搭載モデルが25万9800円(税込)、WPS Office 2搭載モデルが22万9800円(税込)です。また、下位モデルとして、CPUにインテル Core i5-1335Uを搭載したモデルもラインナップしており、直販サイトで13万9800円(税込)から販売されています。

↑左側面にはHDMI出力、Thunderbolt 4×2

 

↑右側面はUSB 3.2、ヘッドホン/マイクジャックをそろえています

 

スペックを見たときに、モバイルノートPCのユースケースとして多い、文書や資料作成などのビジネス利用で不満を感じることはなさそうです。すでに多くのレビューも掲載されているので、詳細は省きますが、実際にPhotoshopで簡単な写真編集はもちろんスムーズに処理できたほか、Webブラウザーを立ち上げながらWordでテキスト作成などしても、動作は快適でした。

↑重さは約1.0kgなので、片手で持ってもまったく難はありません。また薄さは約1cm。ビジネスバッグに荷物を多く詰め込んでも、すき間に入れられそうです

 

有機ELパネルを採用したディスプレイはさすがの映像表現

また、ハードウェアで最も見どころなのは有機ELパネルの採用。モバイルノートPCとしてはなかなか見かけることはありませんが、Zenbook Sシリーズとしては2022年から有機ELパネルのモデルを出しており、特徴的な部分です。

↑有機EL採用のディスプレイは、最大輝度550nitと明るさも十分。またDCI-P3規格の色域を100%カバーしています。アスペクト比はモバイルノートPCらしく縦に長い16:10を採用

 

↑ベゼルもいまのモバイルノートPCらしく細くなっています。これにより、画面占有率は85%を実現しています

 

映像の表示はさすがの一言。夜の市街地を映したシーンでは、暗い部分はしっかり暗く、反対に煌々としたネオンは明るく表現されます。高輝度なディスプレイを搭載したノートPCだと全体的に明るく表示されがちですが、明暗がちゃんと分かれているため、その違いを楽しめます。

 

Zenbook S 13 OLEDの登場で、ノートPCの見る目が変わる

これまで、サステナブルを訴求した製品を見ると、「企業として当然だから言わないといけないよね」「あんまりサステナブルを推しているところを見ると、製品としては微妙なのでは?」などと思ってしまいがちでした。

 

ですが、Zenbook S 13 OLEDはサステナブルとスペックを高いレベルで両立させています。見た目からしても、リサイクル材を使用しているとは思えない、ハイエンドにふさわしい質感です。また、たとえばキーボードの打ち心地は快適だったり、ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がついて操作しやすくなっていたりと、細部の作り込みも隙がありません。

↑キーボードの打鍵感は適度な反発があって心地がよいほか、タイピング音はあまりうるさくありません。ただ、Enterキーがやや小さいため打ちにくく、今回試用した中では気になるところでした

 

↑タッチパッドは大きめに取られているため、作業しやすいです

 

↑ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく仕組み。モバイルノートPCとしてはよくありますが、細部もしっかり作りこんでいる証左です

 

こうした製品が出てくるのであれば選ぶ方も、製品を見る目をアップデートする必要があるでしょう。以前から言われていることではありますが、スペックだけで見るべきではない時代が来ているのかもしれません。そのなかで、どれだけ環境に配慮されているかは今後、より注目が集まる点です。

 

その視点で見たときに、Zenbook S 13 OLEDはいまのところ最も有力な候補といえるでしょう。

↑梱包材はノートPCスタンドにもなります。ただし、傾斜がつきすぎて個人的には使いづらいと感じました。とはいえ、もとは梱包材なので、そこまでうるさく言う必要はないかもしれません

 

↑ACアダプターは小型サイズ。本体と一緒に持ち歩いてもスペースは取らないでしょう

 

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VAIOハイエンドな「VAIO SX12」「VAIO SX14」に新モデル、性能が向上してオンライン会議が快適に

VAIOは6月7日、個人向けのノートPC「VAIO SX12」「VAIO SX14」の新モデルを発表しました。両モデルともに受注を開始しており、発売は6月16日を予定しています。価格はどちらも19万9800円(税込)から。

 

VAIO SXシリーズはハイエンドに位置づけられるモデル。12.5型のVAIO SX12はコンパクト、軽量、堅牢、長時間駆動がそろったモバイルPCで、14.0型のVAIO SX14は、軽量モバイルでも生産性を追求した大画面モバイルPCというコンセプトを持っています。

 

従来モデルからの進化点は、最新の第13世代インテル Core プロセッサー搭載によるパフォーマンス向上、オンラインコミュニケーションの充実などが挙げられます。

 

両モデル共通で、上位モデルにはインテル Core i7-1360P プロセッサーを、下位モデルにはインテル Core i5-1340P プロセッサーを搭載。従来の第12世代インテル Core プロセッサーを搭載したVAIO SX14と、インテル Core i7-1360P搭載のVAIO SX14のパフォーマンスを比較したときに、約13%性能が向上しているそうです。

 

また、インテルが定める条件をクリアした高性能モデルに与えられる、インテル Evo プラットフォームに準拠しているほか、PCとスマホを接続して連携する機能「インテル Unison」に対応しています。

 

オンラインコミュニケーションでは、映像の前後のフレームをチェックしてノイズを除去する「TNR(Temporal Noise Reduction)」を導入。解像感と色再現性が向上し、オンラインコミュニケーションが快適になるとしています。また、「VAIOの設定」画面で、新たに美肌効果を搭載。肌をなめらかに再現し、自然な印象を与えるとのこと。

 

さらに、オンライン会議で消費しがちなバッテリーを抑えるため、「バッテリー節約設定」も採用。作業の快適さを損なうことなく、バッテリー駆動時の使用時間を長くするため、CPUのパフォーマンスを制御しています。

 

VAIO SX12の上位モデル「VJS12690111B」のスペックは、インテル Core i7-1360P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 11 Pro 64ビット。また、ディスプレイは16:9比率の12.5型で、解像度は1920×1080ドットです。

 

本体サイズは、約幅287.8×奥行き205.0×高さ15.0~17.9mmで、重さは約929g。想定価格は27万6800円(税込)となっています。

 

VAIO SX14の上位モデル「VJS14690111B」のスペックは、VJS12690111Bと同様。ディスプレイも14型のサイズ違いで、ほかは同じです。本体サイズは、約幅320.4×奥行き222.9×高さ13.3~17.9mmで、重さは約1.08kg。想定価格は28万9800円(税込)となっています。

ASUSのディスプレイ2枚搭載のノートPCどう使う?「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はガジェット好きへの挑戦状だ

時代が進むにつれどんどん多様化していくノートPC。大きさや重量といった物理的制限があるなかで、各メーカーから個性豊かな製品がリリースされています。

 

そんなノートPC戦国時代において一際目を引く個性を放っているのが、ASUSの「Zenbook Pro 14 Duo OLED」です。デュオというネーミングの通り、ディスプレイを2つも搭載しているんですから、なんとも贅沢マシンですよ。

↑ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VV

 

とはいえ「ディスプレイが2つあってもどう活用するの?」という疑問もさもありなん。今回は動画視聴やゲームプレイなどのエンタメ要素と、動画編集などのクリエイティブ要素の2点に絞って、本機の使い心地を確かめてみました。

 

タッチ操作可能な2画面ノートPC。冷却できる機構も兼ねる

↑ヘアライン加工が美しい天面

 

このZenbook Duoシリーズが登場したのは2020年ごろで、今回は2023年初夏モデルとなる「ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VV」を試用させてもらいました。

 

スペックを簡単にまとめると、

CPU:Core i9-13900H

GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(専用ビデオメモリー8GB)

メモリー:32GB

ストレージ:1TB SSD

メインディスプレイ:14.5型OLED、2880×1800ドット(120Hz)、グレア液晶、タッチ対応

セカンドディスプレイ:12.7型ワイドTFT液晶、2880×864ドット(120Hz)、ノングレア、タッチ対応

バッテリー:最大約8.4時間(消費電力約180W)

重量:約1.75kg

直販価格:44万9800円(税込)

 

といった具合。非常にハイスペックな、クリエイティブマシン然とした構成です。2画面といった個性を抜きにしても、ハイスペックなノートPCを探している人の候補になりえるかと。

↑セカンドディスプレイはキーボード上部に鎮座

 

最大の特徴であるセカンドディスプレイの正式名称は「ScreenPad Plus」。ディスプレイ左端には専用のアイコンが並んでおり、たとえばメインディスプレイとセカンドディスプレイに表示しているウィンドウを一瞬で入れ替えたり、ウィンドウの配置をカスタムしたりといった動作が可能(アイコンの位置や有無は変更可能)です。タッチ対応なので指先で直感的にアクセスできます。

↑ScreenPad Plusだけでブラウジングすることも

 

もちろんブラウジングだってお手の物。使用感としてはタブレットを操作している感覚に近いです。メインディスプレイもタッチ対応ですが、やはり角度や安定感の関係でScreenPad Plusの方がタッチ操作に向いています。ピンチやズーム動作も可能です。

↑PCを折り畳んだ状態

 

ScreenPad Plusは、物理的な構造方法もユニーク。PCを閉じるとフラットな形状になっていますが……、

↑この角度が絶妙! スペックシートによると傾きは12度とのこと

 

メインディスプレイをオープンすると、ScreenPad Plusがやや傾斜をつけた状態として立ち上がります。あえてキーボード部分と隙間を設けることでエアフローを最大38%アップさせ、冷却効果をも高めているとのこと。2つのディスプレイに電源を供給していることを思えば、エアフローの確保は重要になってきますね。ヒンジも頑丈で、タッチ操作程度でグラつくことはありません。

 

セカンドディスプレイで動画のながら見はアリ

ここからは使い心地の面をチェックしていきましょう。PC作業に生産性を求めるならマルチディスプレイ環境が思い浮かびますが、本機はそれをノートPC1台で完結させた仕様ともとれます。いわばモバイルディスプレイを内蔵したようなスタイルです。となると、本機のターゲット層となるのは、生産性を重視する人やクリエイティブ作業をこなしたい人となるでしょう。

 

ですが、何かしらの作業をする以外でPCに触れている時間も少なくないはず。用途としては一般的なブラウジングや動画視聴などですね。このようなシーンではどのような活用方法があるかを見ていきます。

↑メインディスプレイで映画を見つつ、セカンドディスプレイでブラウジング

 

まずはこんなケース。NetflixやPrimeビデオで動画を見つつ、ネットをぶらぶらする場合です。メインディスプレイによる映画の見応えは十分なので、気になるのはセカンドディスプレイの使い心地。セカンドディスプレイはかなり横長なので、通常のブラウジングよりもどうしても使いにくくなってしまいます。

 

ですが、セカンドディスプレイ操作時もメインディスプレイが常に視界に入ってくるので、動画を横目にスマホをいじるよりも動画の情報がよく目に入ってきました。見ているディスプレイの距離感が変わらないので、目のピント調節もラク。セカンドディスプレイでのブラウジングも、ピンチズームを活用すればそれなりに使えます。

↑メインディスプレイで仕事をしつつセカンドディスプレイで動画視聴

 

今度は反対のケース。動画はセカンドディスプレイで垂れ流しておいて、メインディスプレイでは仕事やメールといった何かしらの作業をこなす場合を考えます。今回は原稿を執筆しながらYouTubeの動画を流すスタイルを実践してみました。ビジネスシーンで使うならこんなスタイルでしょう。

 

なんとなく予想はしていましたが、こちらの方がノートPCの使い方としては自然ですね。ゲーム実況やライブ配信など、ながら視聴向けのコンテンツを横目に作業をするなら、理想的な配置だと感じました。逆に映画やドラマのように本気で映像に集中したいなら、横長のセカンドディスプレイはけっこう見づらい。その場合、メインとセカンドで見るものを入れ替えると良いでしょう。

 

ゲームはメインにゲームを、セカンドには攻略情報などを表示すると実用的

↑ハイスペックさを活かして、PCゲームも快適に

 

お次のエンタメ要素はPCゲーム。メインディスプレイでゲームをしつつ、セカンドディスプレイではブラウジングしながら攻略情報をチェックするという状況を考えてみます。これもかなり実用的でした。本来であればPCでゲームをしつつスマホで検索、もしくはゲーム画面の裏でブラウジングというかたちになるところを、まるでマルチディスプレイ環境のように情報が表示できていますね。

 

ただ、後述しますがキーボードの配置が独特なので、WASDでの操作にはわりと慣れがいるかなぁと。パッドでプレイする分には問題ありませんが、ゲーミングノートを名乗っているわけではないので(ゲーミング向け2画面にはROG Zephyrus Duo 16があります)。動作性やディスプレイの見応えに関しては文句なしなので、シビアな対人戦や重量級のゲームをプレイしない人であれば、この2画面スタイルはかなりオススメです。Steamのインディーゲームを消化するには最適ですよ。

 

クリエイティブ用途としてはもう少しパワーが欲しいところ

エンタメにおいての使い心地はわかったので、次はクリエイティブソフトの使用感を見ていきましょう。イラストと動画編集での操作感を確かめてみました。

↑イラストソフト「CLIP STUDIO PAINT」でお絵かき

 

本機にはスタイラス「ASUS Pen 2.0」が同梱されており、メインディスプレイでもセカンドディスプレイでもお絵描きが可能です。イラストソフト「CLIP STUDIO PAINT」で絵を描いてみました。メインディスプレイにナビゲーターを表示して常に全体像を表示させつつ、セカンドディスプレイにキャンバスを持ってきています。

 

正直、横長のセカンドディスプレイは絵を描くには不向きな形状でした。パームレストがなく腕が宙ぶらりんになるので、長時間描き続けるにはかなりキツイ。メインディスプレイで描いても宙ぶらりんになるのは変わらないので、イラスト用途は補助的なものと捉えたほうが良さそうです。動作面では拡大・縮小時に引っかかることもありました。写真のレタッチや原稿校正などには十分でしょう。

 

ちなみに写真のレタッチでいうと、本機はアドビなどのクリエイティブソフトと連携して使える、コントロールパネルソフトウェアが内蔵されています。

 

上記の動画のように輝度や色温度といった項目を仮想的なスライダーで調整できるので、直感的な操作が可能です。こうした操作ができるデバイスはTourBoxやLoupedeckなど、いくつかありますが、セカンドディスプレイ上で同じことができるのは何かと便利。出張先やカフェなどで、省スペースかつ手軽に操作できる点は魅力です。

 

最後は動画編集ソフト「DaVinci Resolve」の使用感をチェック。メインディスプレイとセカンドディスプレイ、それぞれにウィンドウを大きく出すことで、各項目へのアクセス性が大きく向上しています。用途としてはマルチディスプレイと同じ感覚ですね。タッチ操作が可能な分、一般的なマルチディスプレイより使いやすい場面も少なくありませんでした。

↑マウスではクリックが面倒なポイントも、指なら直感的に操作が可能

 

タイピング時の窮屈に耐えられるか……!?

一通り見てきましたが、本機は2つのディスプレイ以外にも個性的な点があります。それがキーボードとトラックパッドです。

↑一般的なトラックパッドの半分程度の面積

 

ご覧の通り、本来ならキーボードの下にあるトラックパッドが、キーボードの右端に来ています。これはセカンドディスプレイをキーボード上部に搭載したことで、キーボード下のスペースがなくなったからですね。

 

一般的なトラックパッドよりも窮屈なのは事実ですが、見た目ほど操作感は悪くありません。写真のように親指でクリックするように構えると手首のひねり方も無理がなくなり、サクサクと操作ができました。

↑キーボードは2022年モデルと同じ仕様なので、前モデルに慣れた人であれば問題なし

 

個人的に気になった、というよりもなかなか慣れなかったのが、キーボードです。キーピッチ(隣り合うキートップの中央から中央までの距離)が約17mmとちょい狭め。一般的なノートPCのキーピッチは約19mmなので、タイピング時に窮屈さを感じました。

 

キーストローク(キーを押したときの深さ)の深さやタイプ音などは好印象だっただけに、あの狭さに慣れれば本機をさらに使いこなせるだろうなと思います。WASDキーでゲームをする場合も、キーピッチの狭さが操作性のポイントになるはずです。

 

扱える情報がグッと増える、個性的なハイスペノートPC

まとめると、動画視聴+ブラウジングや、仕事+動画のながら見といった用途にはかなり快適。一覧できる情報が増えるおかげで作業全体が捗りそうです。クリエイティブ用途も悪くはないですが、イラストや動画編集そのものを生業としている人からすると、処理面などで物足りない部分もあるかと。

 

人は選びますが、セカンドディスプレイのコントロールパネルを活用できるソフトをメインに使う人ならば、高い生産性を叩き出せると思います。

 

2画面ノートの歴史はまだまだ黎明期。Zenbook Pro 14 Duo OLEDなら、モバイルディスプレイやタブレットいらずでマルチディスプレイ環境が構築できます。この贅沢な環境、あなたならどう使いこなしますか?

 

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ASUSの小型ゲーミングデバイス「ROG Ally」発売前チェック! 普通のゲーミングノートPCと比べてどうなの?

携帯ゲーム機市場が活況を呈しています。昨年にSteam Deckが発売されたことや、先日SIEがPS5の携帯機を発表したのは記憶に新しいところですが、今回はASUSが6月に発売する「ROG Ally」を取り上げます。

 

本機は、OSにWindows 11を搭載した、携帯ゲーム機型のPCともいえる製品。PCゲームだけでなくAndroidゲームも遊べる汎用性の高さが特徴です。本稿では、そのレビューをお送りします。

 

プレイできるタイトルの多さが最大の特徴

まずは本機の概要から紹介しましょう。最大の特徴は、なんといってもOSがWindows 11であることです。おかげでSteam、Xbox Games Pass、Epic Games、GOGなど、多様なゲームプラットフォームに対応します。Amazonアプリストアを使えばAndroid向けのタイトルもダウンロードしてプレイできるので、あらゆるゲームを楽しめる携帯ゲーム機といえるでしょう。この点は、これまでの携帯ゲーム機にはなかった特徴です。

↑ROG Ally。デスクトップ画面が表示されており、Windows 11を搭載している証拠です

 

ラインナップは2モデルあり、上位モデルのプロセッサーにはAMD Ryzen Z1 Extremeを搭載し、メモリーはLPDDR5-6400 16GB。ゲーミングPCと比べるとスペックは限定的ながら、多くのゲームを快適に動作させるスペックを備えています。

 

ディスプレイは7インチで、タッチパネルに対応します。解像度はフルHDですが、画面が小さいため、表示される映像はかなり高精細。Steam Deckも7インチのディスプレイを搭載していますが、本機の重さは約608gとSteam Deckの約669gより軽く、全体のサイズも一回り小さくなっています。

 

バッテリーの駆動時間は、ASUSの発表では、ヘビーゲームなら最長約2時間、クラウドゲームなどのカジュアルなタイトルでは最長約6.8時間となっています。また、30分で50%まで充電できる、急速充電にも対応しています。

↑本機の専用充電器。充電の際はこれを用いないと、本来の充電速度が発揮されないので注意

 

ソフトウェアの面では、異なるプラットフォームのゲームを一元管理できる「Armoury Crate SE」がプリインストールされているのが特徴。ゲームのタイトルを登録しておけば、複数のプラットフォームにまたがって、ここから起動できるので便利です。また、Armoury Crate SEからは、コントローラーの設定などもできます。

↑Armoury Crate SEのゲームライブラリ。この画面は、ボタンひとつで起動します

 

↑Armoury Crate SEからは、ボタンのファンクション設定などのあらゆる設定を簡単にできます

 

操作性は良いが発熱が気になる

さて今回は本機を使って、アクションMMO「War Thunder」で、空戦プレイしてみました。率直な感想は「操作性自体は一般的なコントローラーと変わらないが、スティックの感度は敏感」です。

↑右スティック。外周にはLEDが内蔵されています

 

本機には正面側に2本のスティックとABXYの各ボタン、方向ボタンがあり、加えて画面の左右にはArmoury Crate SE起動用など4つのボタンが配されています。また左右に2個ずつのトリガー、裏側にも2つのボタンがあります。一般的なコントローラーと比べるとボタンの数はやや多いような印象も受けますが、多いぶんには困りませんし、その割り当てはArmoury Crate SEから設定できますから便利な要素です。ただ、スティックの感度がデフォルトの設定ではかなり敏感に感じられました。プレイに大きな影響をもたらすので、ボタンの割り当ても含めて設定が必須と思われます。

↑ボタン割り当ての設定画面

 

War Thunderプレイ時のグラフィックはmediumに設定しましたが、本作の動作のうえでは問題は感じませんでした。また、FF15のベンチマークでは、フルHDの標準品質で「普通」との判定。ベンチマーク中のグラフィックを確認したところ、カクカクして見えるところはなかったので、おおかたのゲームはある程度快適に遊べそうです。

↑ベンチマークの結果画面。ちなみに軽量品質にしてみたら、スコアこそ2.5倍くらいに上がりましたが、判定は変わらず普通でした。快適性を高めたいなら軽量設定のほうがよいかも

 

操作や動作の快適性は良好ですが、ひとつ気になるのが発熱です。小さなボディに、ゲームに堪えるだけのハイスペックを組み込んでいるわけですから仕方のないことですが、膝の上に置いてプレイすると「熱いな」と思う程度には発熱します。これを考慮すると、椅子に座って卓上で使ったり、ベッドで寝転びながらのゲームプレイしたりがベストなように感じます。なお、発熱の割に冷却音は静かです。一般的なゲーミングノートPCと比較した場合、静音性は本機に軍配が上がります。

↑本機の背面。排熱口がありますが、ここ以外からも熱を感じます

 

また、Steam Deckより軽く小さいとはいえ、608gという重さは無視できるものではありませんでした。どのくらい重いかというと、肘を浮かせてプレイすると明らかに肩が凝りそう。椅子のアームレストや机を活用して、肘を置きながらプレイできる環境が必要なように思います。

 

7インチの画面を搭載しているだけあり、本体サイズも幅280.0×奥行き111.38×高さ21.22~32.43mmと、小さいとはいえないので、これを家の外で使うかといわれたら、人によって意見が分かれそうです。多くのゲームのプレイにはインターネット環境が必要になりますし、家の中でどこでもゲームをプレイできるマシン、程度に考えておいた方が無難なようにも感じました。とはいえゲーミングノートPCに比べて持ち運びやすいのは事実なので、友人宅にデバイスを持ち寄って、複数人でゲームを楽しむというようなシーンでは、有用なものになりそうです。

 

画面は綺麗で音も良い

本機の評価ポイントとして挙げておきたいのは、画面の美しさと音の良さです。解像度はフルHDですが、画面サイズが7インチであるぶん、20インチ以上のゲーミングディスプレイと比べるとピクセルがギュッと凝縮されている印象で、美しく見えます。リフレッシュレートも120Hzあるので、ゲーミングディスプレイとしてみても、十分な性能です。

↑FF15ベンチマーク中の一コマ。画面はかなり高精細に見えます。古い例えですが、PSPを初めて見たときの感動に似ているかも

 

また、音圧がしっかりしていて、普段木製のPCスピーカーを使用している筆者にとっても、かなり優れた音に聞こえました。有線・無線のヘッドフォンの接続も可能ですが、特段のこだわりがない限り、別途用意しなくても良いように思います。携帯機ではありますが、画面の美しさや音質といったハードウェアの基礎性能は、ゲーミングノートPCに迫るものといってよさそうです。

 

【SPEC】

CPU:AMD Ryzen Z1 Extreme

メインメモリ:LPDDR5-6400 16GB

グラフィックス:AMD Radeon グラフィックス(最大8.6TFlops FP32)

ストレージ:SSD 512GB(PCI Express 4.0×4)

サイズ:W280.0 × H21.22〜32.43 × D111.38mm

質量:約608g

税込価格:10万9800円

 

※AMD Ryzen Z1搭載のモデルも2023年夏に発売予定(税込価格8万9800円)

Steam Deck対抗ゲーム機「ROG Ally」が日本でも発売、8万9800円から!

ASUS JAPANは5月29日、ポータブルゲーム機「ROG Ally」を発表しました。ラインナップは、AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー搭載の上位モデル「RC71L-Z1E512」と、AMD Ryzen Z1 プロセッサー搭載の下位モデル「RC71L-Z1512」の2モデルで、発売は上位モデルが6月14日、希望小売価格は10万9800円(税込)。下位モデルは2023年夏以降の発売で、希望小売価格は8万9800円(税込)です。

 

ROG Allyは先行するSteam Deckに対抗するゲーム機として注目を集めていた製品。米国では6月13日からの発売が決まっていましたが、今回日本でも発売されることが明らかになった形です。

 

7型のタッチ対応ディスプレイ(解像度は1980×1080ドット)搭載で、重さは約608g、本体サイズは約幅280.0×奥行き111.38×高さ21.22~32.43mmとコンパクトなのが特徴。家の中はもちろん、好きな場所に持ち運んでゲームを楽しめます。

 

ポータブルゲーム機とはなっていますが、OSにはWindows 11を搭載しているため、PCとしても使用可能。また、Xbox Games Pass、Steam、Epic Gamesなどの幅広いプラットフォームに対応しているところもポイントです。さらに、Amazon アプリストア経由でAndroidゲームをダウンロードすることもできます。

↑ROG Ally。本体にコントローラーが付いている、小型ゲーム機らしいデザインですが、Windows PCとしても使えます

 

幅広いプラットフォームのゲームを管理する機能も備えており、独自ソフトの「Armoury Crate SE」を起動させればダウンロードしたゲームの一覧表示が可能。タッチやコントローラー操作で簡単に起動できます。また、Armoury Crate SEではコントローラーの設定などもできます。

 

バッテリー駆動時間は約10.2時間ですが、ASUSによるとグラフィック負荷の高いタイトルであれば最長約2時間、クラウドゲームなどの軽いタイトルであれば約6.8時間遊べるとしています。加えて、USB PDの急速充電に対応しているため、約30分で50%までバッテリーを充電できるそうです。

 

上位モデルのスペックは、AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー、AMD Radeon グラフィックス、16GBメモリー、512GB SSD。ASUSは「他社製のコンソールゲーム機に匹敵する性能を備えている」としています。下位モデルはCPUとグラフィックス違いで、ほかのスペックは共通です。

 

リフレッシュレートは120Hzに対応。さらに最大輝度は500nitを実現しており、滑らかな表示かつ明るい画面でゲームを楽しめそうです。

 

なお、Xbox Games Passプラットフォームのゲームを3か月間無料でプレイできる、「Xbox Games Pass Ultimateの3か月間無料利用権」が付属。これからゲームを始めたい人にとってはうれしいところでしょう。

 

SIEからもポータブルゲーム機の情報が出るなど、超小型のUMPC市場が少しずつ盛り上がっているなかで、ROG Allyはどこまで浸透するのかに注目です。

真っ白+ピカピカで配信映え! 手軽に「白いPC」を構築できるリーズナブルなPCパーツ

近年では、自作PCも「動画配信映え」重視など、PCの外観自体にインテリアとの調和を持ったデザイン性を求める傾向があるようで、特に白色が人気だそうです。

 

しかし、白いPCパーツは割高な製品が多く、製品も市場に少ないことから「白いPCを組むのは“敷居が高い”かも……」と二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回紹介するのは、真っ白+光る“映えPC”を手軽に構築できる、リーズナブルなPCパーツ3種類! 外観に大きく影響するケース・水冷CPUクーラー・ケースファンを、オウルテックはリーズナブルな価格で提供しています。

 

拡張性に優れたE-ATX対応ミドルタワーPCケース「OWL-PC4303-WH」は、USBポート内部や装着済みのケースファンなど、細部にまで「白」にこだわったPCケース。

 

これまで、市販されている白色PCケースは、ケース単体でのデザイン上のアクセントとして外観に他の色を使用した箇所があったり、内部部品などで黒色の部品が目立つものが多くありました。しかし、OWL-PC4303-WHは、全てとはいきませんが目に付く範囲では極力白以外の色を排除。ユーザーごとの個性を演出しやすいPCケースとして仕上げています。税込価格は1万5800円。

 

「PCケースには12cmのファンを最大12個搭載可能です。ARGBファンを12個連結することで、すべて連動させることができます。PCケース内部は本体サイズの割にかなり余裕があるので、パーツ組み込みの自由度が高いです。工夫次第ではデュアル水冷構成も可能かもしれません」(オウルテック担当者)

 

360mmラジエーター搭載簡易水冷CPUクーラー「OWL-LCP360ARGB-WH」は、水冷CPUクーラーでは多ファン構成でありがちなケーブル配線地獄を、できるだけシンプルかつ小労力にできるよう、ファンはケーブル同士で数珠繋ぎできるデイジーチェーン方式を採用。分岐ケーブルを一切使わずに、すっきり配線できます。税込価格は2万1580円。

 

「水冷クーラーの説明書は、なるべくわかりやすく図を多めにして、丁寧に作りました。自作PC初心者の方や初めて水冷クーラーを使う方も、この説明書があれば安心して組み立てられるはずです。本製品はAMD新ソケットのAM5にも対応していますが、リリース直前でAM5に非対応であることが発覚したときは、脳が破壊されそうでした(笑)」(オウルテック担当者)

 

ARGB PWM対応 120mm PCケースファン「OWL-FP1225ARGB-WH」は、光る箇所の統一感を出すため、水冷CPUクーラーに付属したARGB(アドレサブルRGB)仕様のファンと同一のものを単品で用意。ARGBなので、PCなどの設定で好みの色やパターンを鮮やかに光らせることができます。デイジーチェーン接続可能。税込価格は2580円。

 

 

YouTubeなどの動画配信映えだけでなく、InstagramやTwitterといった「SNS映え」効果も期待できそうな、白いPC。洗練されたオールホワイトで、気持ちも引き締まり、PCを使った作業の効率もアップするかも!?

派手さはないけどしっかりと仕事をこなす! 質実剛健な高性能空冷デュアルファンCPUクーラー「OWL-CPUC03」

昨今のハイエンドCPUは高消費電力化が進み、簡易水冷CPUクーラーの使用を前提とした風潮が見られます。しかし、簡易水冷CPUクーラーはラジエーターの取り付けがあるので、比較的新しいPCケースや、ある程度大きいPCケースでないと、ラジエーターの取り付けができないなどのデメリットがあります。

 

そこで今回は、そんな最新の高性能CPUを、新しいPCケースを用意しなくても使用できるような汎用性が魅力の、空冷CPUクーラーを紹介します。

 

オウルテックから発売中の「OWL-CPUC03」は、120mmデュアルファンのツインタワー型で7本のヒートパイプを配置した、高性能空冷デュアルファンCPUクーラー。税込価格は1万4280円。日本語の取扱説明書を添付するなど、初心者から上級者まで手軽に扱えるような配慮も施されています。

 

日本語の説明書は、新しいCPUソケットのIntel LGA1700やAMD AM5の取り付けにも対応。パッケージも日本語で、重要部のクリアランスや、取り付け・組み立てに役立つ情報も盛り込まれています。

 

「底面については、ヒートパイプとCPUが直接触れるダイレクトタッチ方式(OWL-SC200V2)と、ヒートパイプとCPUの間に鉄板を挟むベースプレート方式の2種があります。ヒートパイプを7本採用している本製品は、そのすべてに効率よく熱を伝えるため、ベースプレート方式を採用しております。ヒートパイプが7本の場合、CPUの面積より太くなってしまうため、ベースプレートの方が効率よく冷えることが、開発でわかりました」(オウルテック担当者)

 

試行錯誤の繰り返しで生まれた、こだわりの空冷CPUクーラー。派手さはないもののしっかりと仕事はする、質実剛健な空冷クーラーです。

 

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AIほど目立たないけど…。「Windows 11」に追加される2つの便利な新機能

Microsoft(マイクロソフト)は「Windows 11」に追加される機能を開発者会議「Build」で発表しました。

↑AI以外でも機能性を向上

 

まず、Windows 11では、圧縮フォーマットの「RAR 」がついにサポートされます。これまで同フォーマットの取り扱いにはサードアプリを使用する必要がありましたが、ついに標準機能としてサポートされることに。また、RARだけでなく、「tar」「7-zip」「gz」などのフォーマットへのサポートも追加されます。

 

さらに、Microsoftは最新のブログ記事で、Windows 11のインサイダー・プレビュー版では、一度接続し保存された全てのWi-Fiのパスワードが表示できるようになったと明かしました。これまでWindows 11でWi-Fiパスワードを確認するには、ネットワークのプロパティやコマンドプロンプトから確認する必要があったので、便利になったと言えるでしょう。

 

現時点では、RARのサポートやWi-Fiパスワードの確認機能が追加される時期は不明ですが、アップデートが楽しみですね。

 

Source: Engadget, The Verge

マイクロソフトが門戸を開放!「Windows 11」で使えるAndroidアプリを増やせ

すでにWindows 11では、Amazonアプリストアを通じてAndroidアプリが利用できます。とはいえ、これまでは公開できるアプリが制限され、本数もGoogle Playストアなどよりはるかに少なくなっていました。

↑Androidアプリがより多く使えるようになりそう(画像提供/マイクロソフト)

 

ところが、マイクロソフトは、Windowsにアプリを提供したいと考える全てのAndroid開発者にAmazon App Storeを開放すると発表。今後、Windowsで使えるアプリの本数が充実する可能性が高まった格好です。

 

具体的には、Amazonアプリストアの開発者アカウントを持っている人であれば、Windows 11向けに配布を希望するアプリをテスト用に提出できるようになりました。このことは、AndroidアプリがWindowsで動くWSA(Windows Subsystem for Android)にとって大きな一歩であり、アプリ開発者に広く門戸が開かれたと言えます。

 

さらにマイクロソフトは、WSAと互換性のあるアプリを作るガイドやチュートリアル動画など、開発者向けの資料を公開。テストとアプリ公開を円滑にすべく、ウィンドウのサイズ変更やネイティブマッピング(キーボードなど操作の入力)を適切に実装するよう強調しています。

 

すでにWindows 11で動いているAndroidアプリは、一見ネイティブアプリと見間違うほど、違和感なく使えたりします。また、現在のWSAではAndroid 13が稼働しており、今後Amazonアプリストアに登場するアプリも最新の機能を取り入れてくるはずです。

 

現在、Amazonアプリストアは31か国で利用でき、5万以上のアプリにアクセスできます。開発者の制限が解除されたことで、さらに多くのアプリがWindows PC上で使えるようになりそうです。

 

Source:マイクロソフト
via:9to5Google

持ち運びやすく、外出先でのゲームプレイにピッタリ! 14型ゲーミングノート「G-Tune E4」

マウスコンピューターは、ゲーミングPCブランド「G-Tune」(ジーチューン)より、ゲーミングノートPC「G-Tune E4」を発売しました。

 

同製品はG-Tuneブランド初となる、14型のモバイルゲーミングノートPC。重量約1.80kg、約12時間のバッテリー駆動が可能です。グラフィックスには最新のGeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載しており、前世代のGeForce RTX 3060 Laptop GPUを搭載した製品と比較して、3Dグラフィックス性能が約16%アップしています。

 

リフレッシュレート144Hz対応の液晶パネルを採用し、性能向上した3Dグラフィックス性能を活かした、高いフレームレートでのゲームプレイが可能です。

 

外部出力にはHDMI対応ポートと、Thunderbolt 4ポートを設けています。HDMI接続による4K解像度対応のTVや大型液晶ディスプレイに出力したゲームプレイや、Thunderbolt 4ポートにハイエンド外付けキャプチャーカードを接続し、家庭用ゲーム機の映像を低遅延で取り込むことができるので、PCタイトル以外のゲーム実況や、プレイ動画の録画、編集、配信なども可能となります。

 

そのほか、インテル Core i7-12650Hプロセッサー、16GBメモリ、500GB NVMe Gen4×4 SSDを搭載。税込価格は19万9800円です。

薄型軽量、しかも頑丈な13.3型モバイルノートPC「dynabook G」が最新の第13世代インテルCPUを搭載

Dynabookは5月18日、13.3型モバイルノートPCの新モデル「dynabook G8」「dynabook G6」を発表しました。両モデルともにパールホワイトとオニキスブルーの2色展開で、店頭予想価格はdynabook G6が23万円台半ば(税込)、dynabook G8が27万円台半ば(税込)です。

↑dynabook G8のオニキスブルーモデル

 

dynabook Gシリーズは、同社のラインナップでプレミアムモバイルノートPCに位置づけられるモデル。薄型軽量なうえに堅牢性も備えたシリーズです。

 

新モデルはCPUに最新の第13世代インテル Core プロセッサーを搭載。加えて、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 6Eに対応しています。それでいて、従来から備えていた薄型軽量、高い堅牢性を引き継いでいます。

 

上位モデルであるdynabook G8の主なスペックは下記のとおりです。

第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー
512GB SSD
16GBメモリー
13.3型ディスプレイ(解像度はフルHD、IGZOパネル採用)

 

本体サイズは約幅306.0×奥行き210.0×高さ17.9mmで、重さは約875g(オニキスブルー)。また、バッテリー駆動時間は約24時間を実現しています。

↑dynabook G6のパールホワイトモデル。上位モデルとはスペック違いで、インテル Core i5-1340P プロセッサー、256GB SSD、8GBメモリーとなっています

 

堅牢性については、アメリカ国防総省が定めるMIL規格に準拠した9項目のテストをクリア。日常生活のトラブルを想定した耐久性を確保しているそうです。

 

さらに、新たにMicrosoftのサブスクリプションサービス「Microsoft 365 Basic」を搭載しました。OneDrive上で容量100GB分利用できるほか、広告のないOutlookメールアドレスの利用、チャットやコールバックサービスによるサポートを受けることができます。dynabook Gシリーズでは、アクティベーション後1年間無料で使用でき、継続して利用する場合は、ユーザー自身でMicrosoft 365 Basicを購入する形となります。その際の料金は月額229円もしくは年額2244円です。

↑同日に10.1型のディスプレイが外れるデタッチャブルタイプのノートPC「dynabook K1」も登場。家庭学習向けノートPCの新モデルです

10万円以下のSteam Deck対抗携帯ゲーミングPC「ROG Ally」登場! 米国で6月13日に発売

ASUSは、携帯ゲーミングPC「ROG Ally」を米国で6月13日に発売すると発表し、予約受付をスタートしました。標準モデルは599.9ドル、上位モデルの価格は699.9ドル(約9万4000円)であり、人気のSteam Deck最上位構成(内蔵ストレージ512GB版)よりも50ドル高いだけです。

↑Image:ASUS

 

もともとRog Allyが予告されたのは、今年4月1日のこと。エイプリルフールの日だけに初めはジョークかと思われましたが、その後に改めて「5月11日(現地時間)に仕様や販売店、価格を発表します!」とツイートしたことから本当だとわかりました。

 

Rog Allyは2モデルをラインアップし、どちらも解像度が1920×1080、輝度500ニト、最大120Hz駆動の7インチ画面を搭載。重さも同じ約608gで、Steam Deckの約670gより軽くなっています。

 

そして上位モデルはAMD Z1 Extremeチップ、RAMは16GB(高速なLPDDR5)、512GBのSSDを内蔵。公式発表ではZ1 Extremeは最大8.6TFLOPS(処理速度の目安となる単位)のグラフィック性能がうたわれています。これはSteam Deckの最大1.6TFLOPSを大きく超えており、PlayStation 5の10.28TFLOPSに近づいています。

 

かたや標準モデルに搭載されたZ1チップも、公称では最大2.8TFLOPSとされ、数値の上ではSteam Deckを55%も上回っています。いずれもSteam Deckでは重めだったPCゲームでも、ビジュアル品質の設定をあまり下げずに実行できるようです。

 

このほか、ASUSの外付けGPUボックス「ROG XG Mobile」と接続できる専用コネクターも備えています。これさえあれば大作ゲームも軽々と動かせるはずですが、XG Mobileは安くても10万円以上はする上に、接続すると持ち歩きもできなくなるので、「お金に余裕があって家でもガッツリ遊びたい」人向けかもしれません。

 

すでに米国では大手量販店のBest Buyが、予約受付を開始しています。ただし米国およびカナダの人たちだけが注文可能です。ほかの国や地域での展開は不明ですが、日本でも発売されることを期待したいところです。

 

Source:ROG Ally

via:Polygon

映像制作や機械学習など幅広い作業で活躍できるワークステーション! マウス「DAIV FW」シリーズ

マウスコンピューターは、クリエイター向けPCブランド「DAIV」(ダイブ)から、高い拡張性と効率的な排熱設計を施したシャーシに、Xeon W-2400プロセッサーを搭載したワークステーション「DAIV FW」シリーズを発売しました。

 

インテル Xeon W-2400 プロセッサーは、インテル第12世代、第13世代で使用されてきたPerformance-coresのみを搭載したプロセッサー。最大24コア、48スレッドのプロセッサーを選ぶことができます。

 

インテル W790チップセット搭載のマザーボードは、DDR5メモリ、4チャネル動作に対応しており、最大512GB対応(64GB×8 slot)のメモリ環境を構築することが可能です。Registered ECC対応のメモリを搭載しているので、メモリに発生したエラーを自動的に訂正するほか、メモリのエラーを減らして安定性を高めます。M.2 SSDスロットは4つ用意。PCIeは64レーンに対応しており、×16スロット2つ、×8スロット2つ、×4スロット1つで、拡張性を高くしています。

 

「DAIV FW」シリーズはワークステーション向けOS「Windows 11 Pro for Workstations」を搭載。通常のProバージョンにはない信頼性とスケーラビリティーを重視して作られたファイルシステム「ReFS」に対応しています。

 

ストレージにはハードディスクを最大2基、M.2 SSDを最大4基搭載可能なので、写真、動画、その他データなど大容量の情報を扱う場合など、利用状況に応じてカスタマイズ可能。データ受け渡しなどで使用される光学ドライブもカスタマイズで選択できます。また、電源ユニットの熱がシャーシ内部に流れないよう、専用の吸気・排気口を備えたチャンバーに格納しています。搭載できる12cm空冷ファンの搭載可能数は2基から6基に増加。ハイエンドCPUとグラフィックスカードを同時搭載しても安定した動作が可能な冷却性能を有しているとのこと。

 

税込価格は、エントリークラスのプロフェッショナルグラフィックスカード、NVIDIA Tシリーズを搭載した「DAIV FW-X3N04」が49万9800円、クリエイティブ業務向けのハイエンドGPU、NVIDIA RTX Ampereを搭載した「DAIV FW-X5N60」が155万9800円です。

Steam Deck対抗の携帯ゲーミングPC「ROG Ally」、PS5並のグラフィック性能で10万円以下になるかも

ASUSは現地時間5月11日に、携帯ゲーミングPC「ROG Ally」の発売日やスペックの詳細を発表する予定です。搭載されるチップはAMDの「Ryzen Z1」および「Ryzen Z1 Extreme」であり、どちらも人気のSteam Deckよりもパワフルなことが明らかになっています

Image:ASUS

その上位モデルが、米国での価格は699.99ドル(約9万3000円)になることが複数の情報源からリークされています。

 

このモデルはAMD Z1 Extremeチップ、RAMは16GB、512GBのSSDを搭載しているとのこと。ちなみにSteam Deck最上位の512GBモデルは649ドルであり、それより51ドル高いだけです。

 

今回の情報は、まず信頼性の高いリーカーのRoland Quandt氏がテックメディアThe Vergeに告げたこと。さらに米大手量販店Best Buyからというスクリーンショットや、有名リーカーSnoopyTech氏のツイートも一致しています。

 

またThe Vergeは、ROG AllyはZ1版とZ1 Extreme版の両方が発売されると確認しています。つまりZ1Extreme搭載モデルが699.99ドルとすれば、Z1モデルはさらに安いと思われます。

 

Rog Allyは 280mm×113mm×39mmといった寸法や、解像度が1920×1080、輝度500ニト、リフレッシュレート120Hzの7インチ画面と判明しています。そして重さは約608gで、Steam Deckの約670gより軽くなっています。

 

AMD公式には、Z1 Extremeは最大8.6TFLOPS(処理速度の目安となる単位)のグラフィック性能が謳われています。これはSteam Deckの最大1.6TFLOPSを大きく超えており、PS5の10.28TFLOPSに近づくもの。そして下位チップのZ1も最大2.8TFLOPSであり、数字の上ではSteam Deckを55%も上回っています。

 

すでにSteam Deckの性能を超える携帯ゲーミングPCは各社から発売されていますが、どれも10万円台後半~となっており、かなり高価です。もしも今回のリークが本当であれば、Steam Deckの強力なライバルとなりそうです。

 

Source:The Verge

一気に18製品投入でニーズの全方位に対応! ASUSのノートPC「Vivobook」登場

ASUS JAPANは4月21日、幅広いラインナップをそろえる「ASUS Vivobookシリーズ」から18製品を発表しました。新製品および発売日、希望小売価格は下記のとおりです。

↑ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3304GA

 

ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3304GA/5月12日発売/11万9800円(税込)~

ASUS Vivobook S 14 Flip TN3402YA/5月下旬以降発売/12万9800円(税込)

ASUS Vivobook Pro 16X OLED K6604JI/6月中旬以降発売/32万9800円(税込)

ASUS Vivobook Pro 16X K6604JI/6月中旬以降発売/24万5999円(税込)

ASUS Vivobook Pro 16 K6602VV/4月21日発売/21万9800円(税込)

ASUS Vivobook Pro 15 OLED K6502VV/4月21日発売/21万9800円(税込)

ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500シリーズ/6月中旬以降発売/17万2999円(税込)~

ASUS Vivobook 14X K3405VC/4月21日発売/17万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 16X K3605シリーズ/4月21日発売/13万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 16X K3604シリーズ/4月28日発売/9万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 15X K3504シリーズ/4月28日発売/9万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 17 X1704VAシリーズ/5月下旬発売/12万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 16 X1605VAシリーズ/4月26日発売/10万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 14 X1405VAシリーズ/4月26日発売/10万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 15 OLED X1505VAシリーズ/4月26日発売/12万9800円(税込)~

ASUS Vivobook Go 15 OLED E1504FA/5月中旬以降発売/8万9800円(税込)

ASUS Vivobook Go 15 E1504FAシリーズ/5月中旬以降発売/7万4800円(税込)~

ASUS Vivobook Go 14 E1404FAシリーズ/5月中旬以降発売/7万4800円(税込)~

 

タブレットとしても使える「ASUS Vivobook 13 Slate OLED」、ディスプレイが360度回転する「ASUS Vivobook S 14 Flip」、クリエイティブ作業や負荷の軽いゲームも可能な「ASUS Vivobook Pro」シリーズ5製品、薄型軽量ながら優れたパフォーマンスの「ASUS Vivobook X」シリーズ4製品、さまざまなラインナップの「ASUS Vivobook」シリーズ4製品、エントリーモデルの「ASUS Vivobook Go」シリーズ3製品が登場しています。

 

スペック控えめだけど活用方法が幅広いASUS Vivobook 13 Slate OLED

ASUS Vivobook 13 Slate OLEDは、取り外し可能なキーボードが付属したモデル。普段はノートPCとして使え、キーボードを外すとタブレットとして使えます。また、本体背面に取り付けるスタンドカバーも取り外し可能。スタンドカバーは縦横どちらでも設置できるため、動画視聴は横に、SNSなど長いコンテンツを表示する際は縦に設置といった使い方ができます。

↑キーボード。Enterキーの下側にデザインが入っています。なお、発売時は日本語キーボードです

 

↑本体から外した状態のキーボードとスタンドカバー

 

ディスプレイは有機ELで、サイズは13.3型。解像度は1920×1080ドットで、アスペクト比は横に長い16:9を採用しています。さらに、Dolby Visionに対応しているため、同じくDolby Visionに対応するコンテンツを再生すると、美しい映像を表示できます。

↑有機ELディスプレイのタブレットはそこまで多くはないので、映像視聴用としてのニーズがありそうです

 

タッチ操作ももちろん可能で、付属の「ASUS Pen 2.0」を使ってペン入力もできます。

 

主なスペックは、インテル Core i3-N300 プロセッサー、8GBメモリー(DDR5-4800)、256GB UFS。サイズはキーボード、スタンドカバー付きで約幅310×奥行き215×高さ18.2mm、重量は約1.38kgです。

↑左側面にはUSB 3.2(Type-c)とmicroSDカードスロット、ヘッドホンジャック

 

↑右側にはタブレットらしく、音量ボタンを配置

 

↑本体左上という珍しい位置にUSB 3.2(Type-C)があります

 

Microsoft Office Home and Business 2021を搭載した上位モデルの価格は13万9800円(税込)。

 

なお、そのほかのモデルの写真はこちら。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

A BATHING APEエディションモデルも近日登場?

新製品の展示会場では、近日公開予定という形でA BATHING APEとコラボしたエディションモデルも参考展示されていました。詳細は明らかになっていませんが、キーボードがオリジナルデザインになっているなど、ほかにはないファッション色強めのモデルの登場が期待できそうです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

大量11製品! 有機EL搭載1kgモバイルノートPCなどASUSが新「Zenbook」を一挙に発表

ASUS JAPANは4月21日、プレミアムノートPC「ASUS ZenBookシリーズ」11製品を発表しました。ラインナップと発売日、希望小売価格は下記のとおりです。

↑ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA

 

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA/4月21日発売/15万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VV/4月21日発売/44万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VU/5月12日発売/39万9800円(税込)

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA/4月28日発売/17万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ/6月中旬以降/59万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VI/4月28日発売/29万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VV/4月28日発売/24万9800円(税込)

ASUS Zenbook 15 OLED UM3504DA/5月下旬以降/16万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14X OLED UX3404VA/4月28日発売/14万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14 UM3402YA/5月12日発売/13万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 15 UM3504DA/6月中旬以降/16万9800円(税込)~

 

有機ELディスプレイ搭載、サステナブルにも配慮した1kgのモバイルノートPC

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA(以下、Zenbook S 13 OLED)は、最薄部約10.9mmかつ重量約1kgを実現した13.3型モバイルノートPC。後述するスペックなどを含めると、各社のノートPCにおいて、ハイエンドやフラッグシップと並ぶようなモデルです。

 

ディスプレイには有機ELパネルを採用したうえ、解像度が2.8K(2880×1800ドット)と高解像度。また、アスペクト比は16:10と、主流である縦長の比率となっています。さらに、Dolby Visionにも対応し、同じくDolby Vision対応のコンテンツを再生すれば美しい映像を楽しめます。

↑ディスプレイ。左右と上辺のベゼルが狭く、画面占有率が約85%を実現しています。高精細な液晶と相まって没入感のある映像を楽しめそうです

 

Zenbook S 13 OLEDはもうひとつ大きな特徴として、本体すべてにリサイクル素材を採用していることが挙げられます。キーボードのキャップやスピーカーなどに海洋プラスチックなどのリサイクル素材を使用したほか、製品パッケージにはリサイクル古紙を100%使用。サステナブルにも気を配ったモデルとなっています。

↑大きめのタッチパッドとキーボード。Enterキーが少し小さめですが、それ以外は特に変わったところはありません。なお、発売時は日本語キーボードを採用

 

↑天面はASUSのロゴを巨大化し、ロゴを感じさせないデザインにしています。また、表面はプラズマ電解酸化処理を施しています。手触りがよく、ずっと触っていたくなる質感です

 

ラインナップはCPUにCore i7を搭載した上位モデルと、Core i5を搭載した下位モデルをそろえています。上位モデルのスペックは、インテル Core i7-1355U プロセッサー、16GBメモリー(DDR5-6400)、512GB SSD(PCIe Gen4)。またインターフェイスはHDMI、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Type-A)×1を装備しています。サイズは約幅296.2×奥行き216.3×高さ10.9~12.3mmです。

↑左側面

 

↑右側面

 

Microsoft Office Home and Business 2021を搭載した最上位モデルの価格は25万9800円(税込)。なお、CPUがインテル Core i5-1335Uプロセッサーで、ビジネスアプリにWPS Office 2 Standard Editionを搭載した廉価モデルは15万9800円(税込)です。

 

ASUSならでは2画面ノートPC最新モデル

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402は、キーボード奥にセカンドディスプレイ「ScreenPad Plus」を搭載した、2画面ノートPC。2画面をひとつの画面として大きく使えるほか、メインディスプレイとScreenPad Plusで違うアプリを表示させて作業といった使い方もできます。また、両ディスプレイともタッチ操作に対応。タッチペンの「ASUS Pen 2.0」も付属するため、クリエイティブ作業などにも向いています。

↑ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402

 

ScreenPad Plusは、ノートPCを開くと手前に起き上がるように少し傾斜します。これにより、ScreenPad Plusの裏側にすき間ができるのですが、そのすき間を吸気口として利用。一般的なノートPCにはないエアフローを実現し、本体の冷却性能を高めているのも特徴です。

↑ディスプレイを開くとすき間ができます

 

メインディスプレイは14.5型の有機ELで、解像度は2880×1800ドット。ScreenPad Plusは、12.7型のTFTカラー液晶で、解像度は2880×864ドットです。

↑メインディスプレイとScreenPad Plus。液晶が違うので、同じ画面を表示していても見え方に違いが出ます

 

ラインナップは外付けグラフィックス違いのモデルを用意しており、上位モデルのスペックは、インテル Core i9-13900H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4060 Laptop。サイズは約幅323.5×奥行き224.7×高さ17.9~19.6mmで、重量は約2.4kgです。

↑ScreenPad Plusを搭載しているため、タッチパッドの配列がかなり特殊

 

価格は44万9800円(税込)。なお、グラフィックスにGeForce RTX 4050 Laptopを搭載する下位モデルは39万9800円(税込)です。

 

有機ELディスプレイが360度回転、インテル Evoに準拠の高性能モデル

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VAは、ディスプレイが360度回転するエルゴリフトヒンジを搭載したモデル。ノートPCのほかに、テントスタイルやスタンドスタイル、タブレットスタイルで使うことができます。

↑ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA

 

↑ディスプレイが360度回転するため、このようなテントスタイルでも使えます

 

ディスプレイは14型の有機ELで、縦に長い16:10の比率を採用。また、解像度は2.8K(2800×1800ドット)となっています。さらに、Dolby Visionにも対応。対応コンテンツであれば美しい映像を表示できるため、ディスプレイを好きなスタイルや角度にして、映像を楽しむのに向いています。

↑ディスプレイはタッチ操作に対応

 

↑キーボード。こちらもEnterキーが少し小さめ

 

主なスペックはインテル Core i7-1360P プロセッサー、16GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)。サイズは約幅311.5×奥行き223.4×高さ15.9~16.8mmで、重量は約1.54kgです。なお、インテルが定めた基準を満たした製品に認定される「インテル Evo プラットフォーム」にも準拠しています。

↑左側面

 

↑右側面

 

価格は17万9800円(税込)です。

 

クリエイティブ作業に特化した高性能かつハイパフォーマンスモデル

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZは、クリエイティブ作業に適した高性能モデルです。2022年登場の前モデルからマザーボードの面積を38%縮小した、独自の「ASUS Supernova System-on-Module(SoM)」デザイン基盤を採用。コンパクトなマザーボードなので、効率的に冷却できるうえに、メモリーチップとCPU間の距離が短いため、より高速なデータのアクセスが可能になります。加えてGPU電源コンポーネントのスペースを広く確保できるため、より高いTDPでの動作と処理性能を実現。

↑ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ

 

さらに、CPUに液体金属グリスを採用することで、最大で-7度の温度低下が可能。これらによって、高いパフォーマンスを実現しています。

 

主なスペックはインテル Core i9-13905H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5X-7467)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4080 Laptop。ディスプレイは16型の有機ELで、解像度は3200×2000ドットとなっています。

↑ディスプレイは映画の標準規格であるDCI-P3を100%カバー。映像編集などにも向いています

 

なお、キーボードはチルト方式を採用。ディスプレイを開くとキーボードが手前に向かってせり上がり、傾斜がつきます。

↑キーボードに傾斜がつくためタイピングがしやすいうえに、このすき間から吸気するため冷却効果もあります

 

↑タッチパッド左側にはダイアルパッドを装備。円に沿って指をなぞると音量や明るさを変更できます

 

↑ダイアルを操作するとディスプレイの左上に表示されます

 

価格は59万9800円(税込)です。

 

そのほかのモデルはこちら。

↑ハイエンドなCPUとGPUを搭載しながら約1.6kgと、クリエイター向けノートPCとしては軽量な14.5型のASUS Zenbook Pro 14 OLED

 

↑15.6型で約1.55kgと、大画面と軽量を両立させたASUS Zenbook 15 OLED

 

↑高性能なスペック、2.8Kの有機ELディスプレイ、豊富なインターフェイスと、隙のないモデルに仕上がっているASUS Zenbook 14X OLED

大量11製品! 有機EL搭載1kgモバイルノートPCなどASUSが新「Zenbook」を一挙に発表

ASUS JAPANは4月21日、プレミアムノートPC「ASUS ZenBookシリーズ」11製品を発表しました。ラインナップと発売日、希望小売価格は下記のとおりです。

↑ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA

 

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA/4月21日発売/15万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VV/4月21日発売/44万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VU/5月12日発売/39万9800円(税込)

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA/4月28日発売/17万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ/6月中旬以降/59万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VI/4月28日発売/29万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VV/4月28日発売/24万9800円(税込)

ASUS Zenbook 15 OLED UM3504DA/5月下旬以降/16万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14X OLED UX3404VA/4月28日発売/14万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14 UM3402YA/5月12日発売/13万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 15 UM3504DA/6月中旬以降/16万9800円(税込)~

 

有機ELディスプレイ搭載、サステナブルにも配慮した1kgのモバイルノートPC

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA(以下、Zenbook S 13 OLED)は、最薄部約10.9mmかつ重量約1kgを実現した13.3型モバイルノートPC。後述するスペックなどを含めると、各社のノートPCにおいて、ハイエンドやフラッグシップと並ぶようなモデルです。

 

ディスプレイには有機ELパネルを採用したうえ、解像度が2.8K(2880×1800ドット)と高解像度。また、アスペクト比は16:10と、主流である縦長の比率となっています。さらに、Dolby Visionにも対応し、同じくDolby Vision対応のコンテンツを再生すれば美しい映像を楽しめます。

↑ディスプレイ。左右と上辺のベゼルが狭く、画面占有率が約85%を実現しています。高精細な液晶と相まって没入感のある映像を楽しめそうです

 

Zenbook S 13 OLEDはもうひとつ大きな特徴として、本体すべてにリサイクル素材を採用していることが挙げられます。キーボードのキャップやスピーカーなどに海洋プラスチックなどのリサイクル素材を使用したほか、製品パッケージにはリサイクル古紙を100%使用。サステナブルにも気を配ったモデルとなっています。

↑大きめのタッチパッドとキーボード。Enterキーが少し小さめですが、それ以外は特に変わったところはありません。なお、発売時は日本語キーボードを採用

 

↑天面はASUSのロゴを巨大化し、ロゴを感じさせないデザインにしています。また、表面はプラズマ電解酸化処理を施しています。手触りがよく、ずっと触っていたくなる質感です

 

ラインナップはCPUにCore i7を搭載した上位モデルと、Core i5を搭載した下位モデルをそろえています。上位モデルのスペックは、インテル Core i7-1355U プロセッサー、16GBメモリー(DDR5-6400)、512GB SSD(PCIe Gen4)。またインターフェイスはHDMI、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Type-A)×1を装備しています。サイズは約幅296.2×奥行き216.3×高さ10.9~12.3mmです。

↑左側面

 

↑右側面

 

Microsoft Office Home and Business 2021を搭載した最上位モデルの価格は25万9800円(税込)。なお、CPUがインテル Core i5-1335Uプロセッサーで、ビジネスアプリにWPS Office 2 Standard Editionを搭載した廉価モデルは15万9800円(税込)です。

 

ASUSならでは2画面ノートPC最新モデル

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402は、キーボード奥にセカンドディスプレイ「ScreenPad Plus」を搭載した、2画面ノートPC。2画面をひとつの画面として大きく使えるほか、メインディスプレイとScreenPad Plusで違うアプリを表示させて作業といった使い方もできます。また、両ディスプレイともタッチ操作に対応。タッチペンの「ASUS Pen 2.0」も付属するため、クリエイティブ作業などにも向いています。

↑ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402

 

ScreenPad Plusは、ノートPCを開くと手前に起き上がるように少し傾斜します。これにより、ScreenPad Plusの裏側にすき間ができるのですが、そのすき間を吸気口として利用。一般的なノートPCにはないエアフローを実現し、本体の冷却性能を高めているのも特徴です。

↑ディスプレイを開くとすき間ができます

 

メインディスプレイは14.5型の有機ELで、解像度は2880×1800ドット。ScreenPad Plusは、12.7型のTFTカラー液晶で、解像度は2880×864ドットです。

↑メインディスプレイとScreenPad Plus。液晶が違うので、同じ画面を表示していても見え方に違いが出ます

 

ラインナップは外付けグラフィックス違いのモデルを用意しており、上位モデルのスペックは、インテル Core i9-13900H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4060 Laptop。サイズは約幅323.5×奥行き224.7×高さ17.9~19.6mmで、重量は約2.4kgです。

↑ScreenPad Plusを搭載しているため、タッチパッドの配列がかなり特殊

 

価格は44万9800円(税込)。なお、グラフィックスにGeForce RTX 4050 Laptopを搭載する下位モデルは39万9800円(税込)です。

 

有機ELディスプレイが360度回転、インテル Evoに準拠の高性能モデル

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VAは、ディスプレイが360度回転するエルゴリフトヒンジを搭載したモデル。ノートPCのほかに、テントスタイルやスタンドスタイル、タブレットスタイルで使うことができます。

↑ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA

 

↑ディスプレイが360度回転するため、このようなテントスタイルでも使えます

 

ディスプレイは14型の有機ELで、縦に長い16:10の比率を採用。また、解像度は2.8K(2800×1800ドット)となっています。さらに、Dolby Visionにも対応。対応コンテンツであれば美しい映像を表示できるため、ディスプレイを好きなスタイルや角度にして、映像を楽しむのに向いています。

↑ディスプレイはタッチ操作に対応

 

↑キーボード。こちらもEnterキーが少し小さめ

 

主なスペックはインテル Core i7-1360P プロセッサー、16GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)。サイズは約幅311.5×奥行き223.4×高さ15.9~16.8mmで、重量は約1.54kgです。なお、インテルが定めた基準を満たした製品に認定される「インテル Evo プラットフォーム」にも準拠しています。

↑左側面

 

↑右側面

 

価格は17万9800円(税込)です。

 

クリエイティブ作業に特化した高性能かつハイパフォーマンスモデル

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZは、クリエイティブ作業に適した高性能モデルです。2022年登場の前モデルからマザーボードの面積を38%縮小した、独自の「ASUS Supernova System-on-Module(SoM)」デザイン基盤を採用。コンパクトなマザーボードなので、効率的に冷却できるうえに、メモリーチップとCPU間の距離が短いため、より高速なデータのアクセスが可能になります。加えてGPU電源コンポーネントのスペースを広く確保できるため、より高いTDPでの動作と処理性能を実現。

↑ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ

 

さらに、CPUに液体金属グリスを採用することで、最大で-7度の温度低下が可能。これらによって、高いパフォーマンスを実現しています。

 

主なスペックはインテル Core i9-13905H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5X-7467)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4080 Laptop。ディスプレイは16型の有機ELで、解像度は3200×2000ドットとなっています。

↑ディスプレイは映画の標準規格であるDCI-P3を100%カバー。映像編集などにも向いています

 

なお、キーボードはチルト方式を採用。ディスプレイを開くとキーボードが手前に向かってせり上がり、傾斜がつきます。

↑キーボードに傾斜がつくためタイピングがしやすいうえに、このすき間から吸気するため冷却効果もあります

 

↑タッチパッド左側にはダイアルパッドを装備。円に沿って指をなぞると音量や明るさを変更できます

 

↑ダイアルを操作するとディスプレイの左上に表示されます

 

価格は59万9800円(税込)です。

 

そのほかのモデルはこちら。

↑ハイエンドなCPUとGPUを搭載しながら約1.6kgと、クリエイター向けノートPCとしては軽量な14.5型のASUS Zenbook Pro 14 OLED

 

↑15.6型で約1.55kgと、大画面と軽量を両立させたASUS Zenbook 15 OLED

 

↑高性能なスペック、2.8Kの有機ELディスプレイ、豊富なインターフェイスと、隙のないモデルに仕上がっているASUS Zenbook 14X OLED

マウス、若年層からゲームで妥協したくない人向けまで幅広い層に対応のゲーミングノートPCなどを発売

マウスコンピューターは4月20日、記者向けの説明会を開催。発売して間もない製品から今後登場する新製品までを披露しました。

 

今回、披露・展示されたのは、ゲーミングブランドの「G-Tune」とクリエイターブランドの「DAIV」がメインで、多くがノートPCでした。とはいえ、コンシューマー向けブランド「mouse」や、それぞれのブランドのデスクトップPCも夏頃から新製品の投入を予告。今回紹介するモデル以外も登場するものと思われます。

 

3モデルで幅広いニーズを網羅したG-Tune

G-Tuneの新製品として展示されていたのは3モデル。ハイエンドに位置する「G-Tune H6-I9G80BK-A」、スタンダードの「G-Tune P6-I7G60BK-A」、エントリーの「G-Tune E4-I7G60DB-B」が登場します。

↑G-Tune H6-I9G80BK-A

 

G-Tune H6-I9G80BK-Aは、インテル Core i9 13900HX プロセッサーと最新GPUのGeForce RTX 4080 Laptopを搭載。従来のハイエンドモデルでは、グラフィックスに物足りなさを感じる声があったそうですが、その声に応えた仕様です。特に負荷の高いゲームタイトルや、今後登場するグラフィック重視のゲームを、より快適に楽しみたい人向けとなっています。

 

そのほかのスペックは、32GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)で、ディスプレイは16型(2560×1600ドット、240Hz駆動)を採用しています。なお、ゲームプレイで発生するCPUの熱を抑えるために、着脱できる水冷BOXも用意。BTOで選択できます。

 

価格は43万9800円(税込)。ただし、BTOによって選択するスペックを変更すると価格も変わります(以下のモデルも同様)。発売は4月20日です。

 

G-Tune P6-I7G60BK-Aは、ゲームプレイ/配信/録画などさまざまな用途で使用したいけど、予算は抑えたい人向けのモデル。BTOで選べるCPUとGPUのバリエーションを3パターン展開しており、予算に合わせて購入できます。

↑G-Tune P6-I7G60BK-A

 

展示されていたモデルのスペックは、インテル Core i7 13700H プロセッサー、GeForce RTX 4060 Laptop、32GBメモリー(DDR4-3200)、1TB SSD(PCIe Gen4)。ディスプレイは16型(1920×1200ドット)で、リフレッシュレートが165Hzに対応しています。

 

価格は24万9800円(税込)で、発売は4月24日。なお、CPUやGPUなどのグレードを落とせば、16万9800円(税込)から購入も可能です。

 

G-Tune E4-I7G60DB-Bは、モバイルノートPCでもゲームを楽しみたいニーズに応えた製品です。薄型軽量のハイスペックモデルであれば、DAIVブランドでも用意していますが、GPUにGeForce RTX 4060 Laptopを搭載するほか、ディスプレイのリフレッシュレートを144Hzに対応させるなど、ゲーミングノートPCらしい仕様となっています。一方で、価格を抑えるために第12世代インテル Core プロセッサーを搭載したそうです。

↑G-Tune E4-I7G60DB-B

 

ターゲットとしては、持ち運んでの使用やノートPCでゲームを楽しみたい若年層、高いグラフィック性能が必要な作業をしたいけど予算を抑えたい理工学部系の学生などとしています。

 

主なスペックは、インテル Core i7 12650H プロセッサー、32GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)で、ディスプレイは14型(1920×1080ドット)。重さは約1.8kgです。

 

価格は20万9800円(税込)で、発売は5月17日です。

 

VRのデモなどに使用できるモデルと、画像編集に向いたモデルのDAIV

DAIVのノートPCで展示されていたのは2モデル。ハイエンドにあたる「DAIV N6-I9G90BK-A」とスタンダードの「DAIV S4-I7G60CB-B」です。

 

DAIV N6-I9G90BK-Aはデスクトップ向けのCPUと、ノートPC向けのGPUとしては最上位のGeForce RTX 4090 Laptopを搭載したモデル。高性能でありながら、可搬性もあるため、たとえばVRアプリの開発はもちろん、VRアプリのデモで使用なども想定しているそうです。

↑DAIV N6-I9G90BK-A。BTOで水冷BOXを選択できます

 

主なスペックはインテル Core i9 13900HX プロセッサー、64GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)で、ディスプレイは16型(2560×1600ドット)を採用しています。

 

価格は54万9800円(税込)で、4月20日から発売しています。

 

DAIV S4-I7G60CB-Bは、マルチコア性能に優れたインテル Core i7 13700H プロセッサーを搭載したモデル。加えて、sRGB100%に対応したうえ、カラーキャリブレーションもされた液晶を搭載しているため、画像編集用途に向いています。

↑DAIV S4-I7G60CB-B

 

主なスペックはGeForce RTX 4060 Laptop、32GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)。なお、バッテリー駆動で約13.5時間使用できるほか、重さが約1.78kgなので、持ち運んで現場でクリエイティブ作業といったこともできそうです。

 

価格は24万9800円(税込)で、発売は4月20日です。

↑会場ではほかにも開発中の製品や参考展示の製品が並んでいました。こちらはPCゲーマーに人気の、ホワイトカラーのPCケース。G-Tuneのミニタワーモデルで購入できるようになるとのこと

なお、マウスコンピューターはパソコン事業が今年で創業30周年をむかえます。これに合わせて、4月11日からこれまで1年だった無償保証を3年にするほか、送料を無料にしています。なにかと値上がりを続けている中で、手に取りやすくしている試みはうれしいところです。

↑マウスコンピューター創業30周年特設ページから

旅が多い筆者と超軽量ノートPCの相性は? 約689gのFMVで試してみた

常に身軽に暮らしたい。1か月のうち、約10日間は全国のどこかを旅しながら暮らしているので、移動の際の荷物は軽ければ軽いほど便利なもの。そんな思いとは裏腹に、いつも背負っているグレゴリーのリュックは持ち上げるたびにずしっと重いのが現実です……。仕事をするうえで欠かせないノートPCと、イヤホンにモバイルバッテリー、目薬やハンドクリームが入ったポーチ。ひとつひとつはそう重くないはずなのに、塵も積もればなんとやら。

 

そんな話をしていたら、GetNavi web編集部さんから「そういえばFMVから新しく発売されたノートPCがとても軽いんですよ」と一言。前のめりに「使ってみたいです!」と連絡し、富士通クライアントコンピューティングから2023年春モデルである「FMV UH-X/H1」(以下、UH-X/H1)をお借りすることが出来たため、レビューしていこうと思います。

↑FMVのフラッグシップモデルであるUH-X/H1。3月に発売されたばかりです

 

約689gのノートPCは持っていることをまるで忘れるほど

まず箱から取り出してびっくりしたのが、その軽さ。メーカー公称値で「約689g」とのことですが、数値以上の軽さを感じます。正直モックなんじゃないかと疑ってしまうほど。普段使っている11型のMacBook Airは「軽量」と呼ばれる部類のものでしたが、それでも重さは約1kg。そこから300g以上も軽いとなるとどれくらい違うものだろうか……とは思っていましたが、予想以上でした。

 

14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとしては、世界最軽量。一般的な14.0型のノートPCは1kgを超えるものが多い中で、圧倒的な軽さを誇ります。天板にはカーボン素材、キーボード面・底面にはマグネシウムリチウムを用いていることから、タフさを兼ねた持ち運びに適した軽量化を実現できたそうです。

 

軽いからといって、性能に妥協していないのもこのUH-X/H1のポイント。OSはWindows 11 Proを搭載し、プロセッサーには最新の第13世代インテル Core i7-1355Uを、メモリーはLPDDR5-6400を16GB積んでいます。Web会議やOffice作業で使うには十分なスペックで、ビジネスでの利用にも最適です。

 

多拠点生活を送るなかで、荷物を少しでも軽くと考えてノートPCをタブレットなどに置き換えて仕事が出来ないかとトライしてみたこともありました。ですが、仕事で使う分析ツールやExcelでの演算などは処理に耐えられず、やはりノートPCは必須という結果に。

 

その点、UH-X/H1は申し分のない軽さで持ち運びやすく・ビジネスユースにもぴったりと、バランスの良いマシンだなと感じられました。外出が多い中でも提案資料などを作りこむような、忙しいビジネスユーザーにもピッタリだと思います。

↑天板には左下に控えめなFMVのロゴが入っています。2022年のモデルまでは真ん中に大きなロゴが刻まれていたので、シンプルなデザインになったのはうれしいかも

 

長時間の使用だと特にうれしいキーボードの傾斜

軽量・ハイスペックとカタログで見える部分で見どころの多いUH-X/H1ですが、使ってみて個人的に一番うれしかったのが、画面を開いたときに現れるキーボードの傾斜。平たい状態からほんの少し角度がつくだけで、手首にかかる負担は減るものです。

 

普段メインで使っているMacBbook Airにはこうした傾斜がなく、外付けのPCスタンドを用いることで傾斜をつけていました。UH-X/H1にはデフォルトで傾斜がついているので、スタンドは別で用意しなくても大丈夫。1日に何時間とPCと向き合うことが多い中で、こういった体に優しいポイントがあるのはいいですね。

↑キーボードに角度がつく傾斜。一見細かいポイントですが、裏を返すと細部まで計算された設計であることを感じられます

 

変換ケーブルらずの拡張性も◎

↑インターフェイスは左側にUSB Type-C×2、USB Type-A、オーディオ端子

 

↑右側にLAN端子、HDMI、USB Type-A、microSDスロットを搭載

 

コネクター類も充実。オフィスへの出社時や外出中の作業環境で外部ディスプレイを接続しようと思って「あ゛っ、変換ケーブル忘れたからHDMI接続できない……」なんて経験をしたことがある人も多いはずです。私もそのひとり。持ち運びの荷物を減らせる以上に、持ち運び“忘れ”を防いでくれるのも推しポイントです。

 

省略されがちな有線LANも搭載しています。「Wi-Fiさえあれば仕事ができる」とはよく言いますが、何を隠そう有線LAN至上主義の私。オンライン会議で「あ、ごめんなさいWi-Fiの調子が悪くて〜」って言わなくて良いのは、自分にも相手にもお互いメリットがあります。

 

また左側のUSB Type-C端子はDisplayPort Alt Mode対応。最近増えてきているUSB Type-Cケーブル1本でディスプレイと接続することも可能です。

 

シンプルなデザインながら打鍵感にはこだわりが

UH-X/H1のキーボードはかな表記なしのみの展開。シンプルなデザインを重んじていることが伝わってきます。

↑キーボードはレイアウトに変わったところはなく、ほかの機種からUH-X/H1を使い始めても違和感ないでしょう

 

タイピングしてみると、MacBook Airに比べてUH-X/H1のキーボードはどことなく打鍵感が心地よく感じられました。なぜかと思って公式ページを見てみたところ、キーの重さは2段階あるとのこと!

↑FMVのサイトから。キーボードに注力し続けるFMVだけあって、最新のUH-X/H1もその実力を感じられます

 

左側のtabキーやShiftキー、右側のEnterキーは薬指や小指で押す人も多いのではないでしょうか。そうした力の弱い指で押しそうなキーは軽く、親指や人差し指など力を込めてタイプしがちなキーは重くと、指の力に合わせてキーの重みが設定されています。小さなポイントではあるものの、使い勝手を考えたこだわりが、快適に文字入力をするのを助けてくれます。

↑タッチパッド部分は気持ち小さめ。1日中作業することを考えると、外付けマウスの利用も検討したいところです

 

軽く、荷物も減らせたことで暮らしにちょっとした変化が

お借りしている期間中、ほぼ毎日のようにリュックに入れて持ち運んでいたのですが、もはやPCを置いてきてしまったのでは!? と錯覚するほどの軽さでした。

 

そして軽いだけでなく、傾斜のついているキーボードのおかげでPCスタンドが不要になったり、豊富なインターフェイスが備えられていることで変換ケーブルを持ち運ぶ必要がなくなったりすることで、荷物の総量を少なくすることが叶いました。

 

これにより、旅先でお土産を買う余裕が生まれたり、パンフレットを持ち帰ってみたりなど、暮らしがより充実したものになったと感じられるようになりました。

 

とにかく軽いノートPCを探している、けれどもスペックや使い勝手には妥協したくないという方にはぴったりの1台です。この春、新生活を始めるのと一緒に新しいノートPCを探している方は、一度FMVのUH-X/H1をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

【FMV UH-X/H1の主なスペック】

OS:Windows 11 Pro 64ビット
CPU:インテル Core i7-1355U プロセッサー
メモリー:16GB(LPDDR5-6400)
ストレージ:約512GB SSD(PCI-Express Gen4)
ディスプレイ:14.0型(解像度1920×1200ドット、ノングレア液晶)
インターフェイス:microSDカードスロット、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、USB 3.2 (Gen2) Type-C×2、マイク入力/ヘッドホン出力
バッテリー駆動時間:約11.0時間(JEITA 2.0)
サイズ:幅308.8×奥行き209×高さ15.8~17.3mm
重量:約689g

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

Windows 11、「Print Screen」キーを押すと「Snipping Tool」が起動するようになる?

「Windows 11」で「Print Screen」キーを押したときの機能が進化する可能性があることが、開発者向けのベータ版ビルド(ソフトウェア)で明らかになりました。

↑ここを押せば、Snipping Toolが起動する?

 

現在のWindows 11では、Print Screenを押すと画面全体のスクリーンショットが撮影されますが、Windowsにはより高度なスクリーンショットアプリ「Snipping Tool」も搭載されており、ウィンドウ単位や指定範囲のスクリーンショットが可能です。

 

最新のWindows 11 Insider Previewでは、Print Screenを押すと画面全体のスクリーンショットを撮影するのではなく、Snipping Toolが起動するように変更されています。これにより、長方形や自由選択、あるいは一つのウィンドウだけをキャプチャすることが可能に。

 

Snipping Toolは「Winキー + Shift + S」を押すことでも起動できます。そのため、わざわざPrint Screenキーを利用する人は少ないかもしれません。また、BetaNewsは、システムのアクセシビリティから設定を変更することで、Print Screenの機能を従来通りに戻すことも可能だと指摘しています。

 

Microsoft(マイクロソフト)は現在、この変更に関するフィードバックを開発者から集めており、Print Screen機能の変更がキャンセルされる可能性もあります。Snipping Toolが起動するほうが便利とも思われますが、はたして同社はどう判断するのでしょうか?

 

Source: Microsoft via Engadget

ゲーミングPCをクリエイティブ用途にも拡大するHPの新ノートPC「OMEN Transcend 16」

日本HPは、ゲームユーザーのタイプに合わせたゲーミングノートPC6機種と、ゲーミングディスプレイ6機種を発表しました。

↑日本HPの2023春の新モデル

 

同社とNewzooのグローバル調査によれば、PCでゲームを楽しむユーザーのうち62%がPCをゲーム以外の用途にも使用しており、42%のユーザーがゲーム実況動画の視聴やゲーマー同士のコミュニケーションにも活用し、84%のユーザーが友人などとの交流のためにゲームをプレイしていると回答。

↑HPとNewzooによるゲーミングPCの調査結果

 

これらの調査結果をもとに、同社では「クロスオーバー」「クリエイト」「ソーシャル」の3つをキーワードに設定。PCゲーマーを、数ある趣味のひとつとしてPCゲームをプレイする「カジュアル層」、最も注力する趣味がPCゲームである「エンスージアスト層」、PCゲームをプレイしつつ動画配信や動画編集などのクリエイティブな活動も行なう「クロスオーバー層」の3つに分類し、それぞれの層に必要なスペックを備えたモデルを展開します。

 

このうちクロスオーバー層向けとして、薄型軽量のゲーミングノートPC「OMEN Transcend 16」を新たに発売します。

↑OMEN Transcend 16(国内モデルはセラミックホワイトのみ)

 

同機種は、最新ゲームタイトルを高画質かつ高フレームレートでプレイできるパワーを持ちながら、場所を問わず動画の編集や3Dレンダリングなどクリエイティブ系のアプリケーションも実行できるスピードや携帯性も備えたハイブリッドなモデル。最上位モデルは最大輝度1180nitのmini-LEDディスプレイを採用し、日中の屋外でも高い視認性を保ちます。また、リフレッシュレートは240Hz、応答速度は5msを実現し、競技性の高いゲームでも実力を発揮します。

↑mini-LEDディスプレイ採用で非常に画面が明るい

 

本体はOMENのノートPC初となるマグネシウム系アルミニウム合金を採用し、重量約2.17kg、薄さ19.9mmのコンパクトサイズを実現。さらに、97Whrのバッテリーにより、場所を選ばずゲーム、配信、動画編集が可能です。

 

ヘビーゲーマーであるエンスージアスト層向けの「OMEN 16」は、最上位モデルで第13世代インテル Core i7-13700HX プロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptopを搭載。すべてのモデルでQHD(2560×1440ドット)解像度でリフレッシュレート240Hzのディスプレイを採用しています。

↑画像はOMEN 17

 

「OMEN Transcend 16」と「OMEN 16」の最上位モデルには、「HyperX Cloud II Core Wirelessゲーミングヘッドセット」が付属。PC本体に通信用のUSBレシーバーのモジュールが内蔵されているため、ヘッドセットの電源を入れるだけでペアリングすることができます。

↑最上位モデルに付属する「HyperX Cloud II Core Wirelessゲーミングヘッドセット」

 

ライトゲーマーであるカジュアル層向けの「Victus 16」は、ゲームだけでなく動画視聴やソーシャルコミュニケーションなど幅広い用途でパフォーマンスを発揮するモデル。これまで上位のOMENシリーズのみに実装されていた冷却システム「OMENTempest Cooling Technology」を初めて採用し、効率のよい冷却機能を実現します。

↑カジュアル層向けのVictus 16

 

このほか、プロセッサーとグラフィックスをリフレッシュした「OMEN 17」と「Victus 15(インテル)」をラインナップに追加。価格と販売開始日は下記のとおりです。

製品名 HP 希望販売価格(税込) 販売開始日
OMEN Transcend 16 31万6800円~ 5月以降順次
OMEN 16 27万2800円~ 5月以降順次
Victus 16(インテル) 20万6800円~ 5月以降順次
Victus 16(AMD) 17万5780円~ 5月以降順次
OMEN 17 48万4000円~ 5月以降順次
Victus 15 (インテル) 17万9300円~ 5月以降順次

 

高リフレッシュレートのディスプレイも

合わせて、OMENブランドのゲーミングディスプレイ6機種も発表されました。4Kモデルの「OMEN 27k」は4K対応のHDMI 2.1ポートを備え、次世代ゲーム専用機を接続すれば4K高画質でゲームプレイが可能(4K対応タイトルのみ)。HDMI 2.0ポートとDisplayPortも1つずつ備えており、合計3台までPCやゲーム専用機を接続できます。

↑4K解像度の27インチディスプレイ「OMEN 27k」

 

また、OMENシリーズで初めてKVMスイッチを内蔵し、ひとつのマウス、キーボード、ディスプレイをPCやゲーム専用機など複数のデバイスを切り替えて利用可能。

 

「OMEN 24」「OMEN 27q」「OMEN 32q」「OMEN 34c」は最大165Hzで、「OMEN 27qs」は最大240Hzのリフレッシュレートに対応。「OMEN 27qs」「OMEN 27k」「OMEN 34c」の3機種はスピーカーを内蔵しています。

 

価格と販売開始日は下記のとおりです。

製品名 HP 希望販売価格(税込) 販売開始日
OMEN 24 165Hz FHD ゲーミングディスプレイ 2万6400円 4月13日
OMEN 27q 165Hz QHD ゲーミングディスプレイ 4万4000円 4月13日
OMEN 27qs 240Hz QHD ゲーミングディスプレイ 8万1400円 4月13日
OMEN 27k 144Hz 4K ゲーミングディスプレイ 9万7900円 5月以降
OMEN 32q 165Hz QHD ゲーミングディスプレイ 5万9400円 4月13日
OMEN 34c 165Hz WQHDカーブドゲーミングディスプレイ 7万400円 4月13日

 

このほか、日本HPのゲーミングPCブランド「OMEN」が、プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」とスポンサー契約を結んだことも発表されました。これを記念して、コラボモデルが抽選で当たるキャンペーンなども実施される予定です。

↑プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」とスポンサー契約を締結。ユニフォームにOMENのロゴが入る

 

コロナ禍での需要の高まりのあと停滞感のあるコンシューマーPC市場ですが、ゲーミングPCだけは伸長し続けているだけに各社ともラインナップの拡充に力を入れています。日本HPは、クリエイティブなユーザーのためのゲーミングPCという新しい切り口のモデルを提案し、新たなユーザー層の開拓を狙っているようです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

優れたデザインと機能性を備えた一台! ASUS「ROG」とファッションブランド「ACRONYM」がコラボした「ROG Flow Z13-ACRNM RMT02」

ASUS JAPAN株式会社は、ドイツのファッションブランド「ACRONYM」とコラボレーションした、タブレットタイプのクリエイター向け13.4型2-in-1モバイルノートPC「ROG Flow Z13-ACRNM RMT02」を発売しました。税込価格は46万9800円。

 

同製品は、2020年の「ROG Zephyrus G14-ACRNM RMT01」に続くROGとACRONYMの共同開発で、ASUSの2-in-1モバイルゲーミングノートパソコン「ROG Flow Z13シリーズ」の基本設計を、ACRONYMのデザインと融合。

 

アルミニウム合金で形成された本体背面は、凹んでいるところやザラザラしているところが混在するユニークなテクスチャーデザインで、どこを持っても手や指に独特の感触が伝わります。手で持ったときに、安定して本体をホールドできるラバーホールドも随所に設置。一見すると見た目を重視したデザインのように見えますが、実際には手触りの良さと使いやすさも重視した、ACRONYMならではのトータルデザインといえるデザインに仕上がっています。

 

本体背面にはスタンドを搭載しており、自立させて使うことができ、横向きでの設置、縦向きでの設置のどちらも可能です。

 

本体の四隅にあるフックに付属のメインストラップを取り付けることで、本体をブリーフケースのように片手で持ち運んだり、ショルダーバッグのように肩に掛けて持ち運んだりすることができます。また、首掛け画板のように首から掛けて使うこともできます。

 

本体はタブレットとして使うことができ、付属のキーボードを取り付ければノートPCとしても使えるので、作業内容や、その日の用途によって使い分けることができます。搭載しているディスプレイはタッチ操作に対応しています。

 

キーボードは、キートップのデザインからキーの配色にキーボードの背面まで、すべてにACRONYMのデザインを反映。ベース素材にも上質なレザーを使用しています。

 

付属のスタイラスペン「ASUS Pen 2.0」を使えば、4096段階の筆圧検知による繊細なペン入力を行えます。

 

ASUS Pen 2.0と、ACアダプターと電源ケーブルを持ち運ぶためのアクセサリーバッグを付属しているので、本体とともに肩に掛けてスマートに持ち運ぶことができます。本体と一緒にキーボードを持ち運ぶ用のキーボードストラップも別途付属し、キーボードを本体にしっかりと固定して安全に持ち運べます。

Googleの経費削減がすごい。社用PCはMacBook→Chromebookに? 事務用品も減少か

Googleは2023年1月に全世界で1万2,000人を解雇すると発表し、Google日本法人の社員に届いた「退職パッケージ」(退職勧告)が話題になっていました。その一方で、残った社員に対しても経費削減が進められており、支給されるノートPCが安価なChromebookに変化したと報じられています。

chromebook-photo
↑経費削減を推し進めるGoogle

 

米CNBCの報道によると、GoogleはノートPCやデスクトップPC、ディスプレイの更新を一時停止するとともに「デバイスの交換頻度を変更している」とのこと。つまり古くなった機材の買い換えを、先延ばしにしている模様です。

 

またエンジニア以外のGoogle社員には標準でChromebookが提供されるように。それ以前は(より高価な)MacBookが支給されることもあったそうです。もっとも目的は経費削減ばかりではなく、ChromeOSに統一することによるセキュリティ対策も兼ねていると伝えられています。

 

さらにCloudTopと呼ばれる仮想ワークステーション(LinuxまたはWindowsで利用可能)が「標準のデスクトップ」として提供されているとのこと。つまり、安い端末からネットワーク経由でサーバーに繋ぎ、サーバー側でソフトウェアを動かしデータを処理する「シンクライアント」を使っているようです。

 

ほか、オフィス勤務が週5日間から3日間のリモートワークを交えたハイブリッドにシフトしたため、社内サービスも減少。たとえば月曜日と金曜日はカフェを休みとし、十分に使われていない一部の施設も閉鎖する可能性があるとのこと。さらにホッチキスやテープといった消耗品も減らしてると報じられています。

 

Google広報は「会社としてスピードと効率の改善を通じて節約を続けるという目標を設定しています」との声明を発表。その一環として「業界をリードする特典や福利厚生、アメニティを提供し続ける」としつつ、「実用的な変更を加えています」と述べています。

 

イーロン・マスク氏がTwitterを買収した後、高価なエスプレッソマシンなど社内の備品をオークションに出品していたことが注目を集めていました。ハイテク大手にも逆風が吹いているなか、どの企業でも経費の削減が急がれているのかもしれません。

 

Source:CNBC
via:9to5Google

“オンライン会議のニューノーマル”になる? FMVの真面目系顔補正アプリ「Umore」とは?

朝早いオンライン会議に出席するのに、“整っていない顔”で出るのが恥ずかしい……といった思いを抱いたことはないでしょうか。そんなときに使えるアプリケーションが、富士通クライアントコンピューティング(以下FCCL)のPCFMV」に搭載されている「Umore(ユーモア)」です。“オンライン会議で使える顔補正アプリ”として開発されたUmoreは、男性女性関わらず、ナチュラルな顔補正を実現してくれます。その実力と、開発の裏側を取材しました。

↑FMVのオリジナルアプリであるUmore

 

スマホ感覚で使える、“真面目系”顔補正アプリ

Umoreの特徴は、簡単な操作で自然なメイクを施すかのように顔を補正できることです。補正できる項目は、美肌・小顔・目の大きさ・リップ・アイブロウ・カラコン・チーク・背景ぼかしの8種類。それぞれ、パラメータを調整して補正の強弱を変えることができ、好みのバーチャルメイクに仕上げられます。

 

また「ナチュラルメイク」「しっかりメイク」の2種類の設定がプリセットされているため、時間がないときでもボタンひとつで顔補正が可能です。操作UIがシンプルなうえ、補正した映像はZoomやTeamsなどの外部アプリケーションにそのまま出力できるので、Umoreの導入によって手間が増えることもありません。顔の動きにあわせてメイクがしっかり追従するため、バーチャルメイクをしているのが気づかれにくいのも特徴です。

↑ナチュラルメイクをオンにした状態。肌が明るくなったり、顔がほっそりしていたりしますが、あからさまではないため、補正がかかっているとは気づかないでしょう

 

その開発の背景にはやはり、コロナ禍によるオンライン会議の増加があったといいます。Umoreの企画に携わったFCCL商品企画統括部の柴田 明奈さんによると、プロジェクトがスタートしたのは2020年の秋頃。そこから約2年の時を経て、同社製ノートPCの2022年秋冬モデルから、Umoreがプリインストールされるようになりました。

↑FCCL マーケティング本部 商品企画統括部 柴田 明奈さん

 

「たとえばLINEでできる映像加工のように、猫耳をつけるとか、おもしろ系の顔補正アプリはありましたが、オンライン会議向けに振り切ったものはありませんでした。スマホのカメラとは異なり、パソコンのカメラが使われるのは、オンライン会議や授業のような真面目なシーンが主になります。そこで、“真面目系”の顔補正アプリを作る企画がスタートしました」(柴田さん)

 

真面目ではあるものの、ビジネスマンに加えて大学生にとっても親しみやすいものとなるよう、UmoreはUIを工夫しています。柴田さんと同様に、Umoreの企画を担当した篠宮 百合香さんは以下のように語ります。

 

「Umoreの企画開発は、ターゲットと年齢層が近い若手社員が中心になって担当しました。若者が使いやすいアプリになるよう、Z世代がよく使っている画像加工アプリを研究して、操作性を近づけています。唇の色や眉毛の色を選べる機能があるのですが、その色も、そういったアプリで人気のものを優先的に採用しました」(篠宮さん)

↑FCCL マーケティング本部 商品企画統括部 篠宮 百合香さん

 

すっぴんでもオンライン会議に出られるようになった

Umoreはリリースされて以降、FCCLの社員もいつものように使うアプリになりました。柴田さん、篠宮さんも「欠かせない」といいます。

 

「在宅勤務のとき、すっぴんのままでもオンライン会議に出られるようになりました。化粧をしていても夕方になってくるとメイクが落ちてきますが、そんなときにもUmoreがあれば安心です。自分で整えないといけないのは髪型くらいですね。すっぴんのときはしっかりメイク、ちょっと化粧をしているときにはナチュラルメイクで設定を使い分けています」(柴田さん)

 

「すっぴんでも大丈夫というのは、私も同じです。メイクをすると、時間だけでなく化粧品代もかかるし、肌への負担も気になるので、その必要がなくなったのは大きいですね。(今回のオンライン取材で)私が顔につけているのは、保湿のためのリップだけです」(篠宮さん)

↑左がすっぴん状態で、右がメイクをONにした状態。輪郭の細さ、肌のなめらかさ、唇の色、目の大きさなど、各所に違いが見られます

 

Umoreの評価は、社内はもちろんユーザーからも好評で、同アプリを搭載した秋冬モデルの販売は順調に推移しているそうです。FCCLでは、家電量販店などでUmoreを体験できるデモ機を設置していますが、それを見たユーザーからの声として「就活のオンライン面接で使えそう」「パソコンでこんな加工ができるとは知らなかった」といったものが挙がっているといいます。

 

現在のところ、UmoreはFCCLが販売するPC限定で使用できるアプリです。柴田さんも「FCCLのパソコンに注目してもらうための、きっかけになっている」と、そのクオリティに自信を持っています。

 

美肌と小顔設定は男性も使いたくなる

ここまで見てきたように、Umoreは特に女性に喜ばれるアプリです。しかし開発を進めていくなかで、男性からも一定のニーズがあることがわかってきました。男性社員へヒアリングした結果、ひげの剃り残しを消したい、小顔に見せたい、眉毛を整えたいという注文が多かったといいます。

 

Umoreの美肌機能を使うと、肌にファンデーションを塗ったかのごとくなめらかにしてくれるので、青ひげが残っていても自然な肌色に補正できます。Umoreのプログラム開発を担当した古賀 樹文さんはこう語ります。

↑明るさに加えて、美肌と小顔の補正を最大限に効かせたところ。毛穴やくすみ、小じわがなくなり、肌がなめらかです。さらに顔も一回り小さくなっているので、印象がまるで違います

 

「自分ではこういうアプリは使わないだろうと思っていましたが、美肌と小顔の機能は男性でも使いたくなるものだと感じています。どんな人でも、自分をよく見せられたらうれしいですからね。結構しっかり補正をしてくれるので、素の自分の顔を見たときにショックを受けたという社内男性陣の声も聞いています(笑)」(古賀さん)

↑FCCL コンシューマ事業本部 コンシューマ事業部 第三技術部 古賀 樹文さん

 

PCへの負荷を軽減し、ほぼすべてのモデルに搭載

簡単な操作で、自然に顔の印象を良くしてくれるUmore。筆者も使ってみましたが、しっかりメイクに設定しても補正はかなりナチュラルで、バーチャルメイクとはほとんどわかりません。また顔の動きに対する追従性も高いので、補正前の顔が露わになってしまうことも少ないように思えました。筆者も高機能だと感じるUmoreですが、それゆえに開発には苦労があったといいます。

 

「Umoreの弱点として、顔を認識できなくなるとメイクが外れてしまうことが挙げられます。特に眉毛は、メガネのフレームを間違えて認識してしまうなど、開発時点では誤認識が多く、調整に苦労した部分です。現在は認識を間違えることなく、追従性も高くなっているので、安心して使えるものになっています」(古賀さん)

↑斜めを向いたポーズどころか上斜めから映したポーズでも唇の色がずれることはなく、追従性の高さに驚きます

 

また、PCへの負荷軽減も課題のひとつでした。開発当初、Umoreの動作は軽くなかったそうですが、現在ではしっかり改善されています。

 

「開発過程では、アプリの動作をなるべく軽くするよう試行錯誤を続けました。結果として、負荷をかなり軽くできたので、限られた開発期間のなかでやりきったという実感があります」(古賀さん)

 

「私の経験上、Umoreを使っていてPC内蔵のファンが急に回り出すということはありません。PCの負荷を気にせず使えるアプリに仕上がっていると思います」(柴田さん)

 

古賀さんの苦労の結果、UmoreはFCCL製のほとんどのノートPCに搭載できるようになりました。具体的には、下記の機種で対応しています。

・202110月発表のUHシリーズ(WEB MARTカスタムメイドモデルを除く)、CHシリーズ、MHシリーズ

・20223月発表のFMV LOOX

・20226月発売のUHシリーズ

↑2023年1月に発表された、14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の「UH-X/H1」ほか、写真の「UH90/H1」などにも搭載

 

オンライン会議のニューノーマルになるかも

先に書いたように、Umoreの開発のきっかけにはコロナ禍がありました。現在はそれも落ち着き、社会は平静を取り戻しつつありますが、オンライン会議・授業や在宅勤務は今後もある程度残っていくと思われます。そのなかで、Umoreへのニーズは、今後も確実に存在するでしょう。

 

それを証明するかのように、Umoreにはユーザーからアップデートの要望が届いているそう。特にまつ毛や鼻の補正をしたいという声があるといいます。FCCLでは、バーチャル背景を挿入する機能も含めて、今後のアップデート内容を検討しているところです。

 

Umoreは現在FCCLのPCでしか使えない限定アプリですが、もし他社製PCでも使えるようになれば、人気を呼ぶかもしれません。FCCLにもそれを望む声は寄せられているといい、今後の展開に注目です。

 

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運用者がより活用しやいよう強化、NECのPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」に新バージョン

NECは、高性能な顔認証エンジン「NeoFace」をベースとしたPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」の新バージョンを発表しました。4月10日から受注・提供を開始します。

 

製品としては1年ぶりのバージョンアップ。新バージョンでは、パッケージ版「NeoFace Monitor V7」とクラウド版「NeoFace Monitor クラウド版 R1.3」の両方が強化されています。

 

パッケージ版のNeoFace Monitor V7は、利用者情報管理の操作性が向上し、利用者情報全体の一覧表示や個別の設定情報を一元的に登録・更新できるようになりました。また、利用者情報の一括登録時に利用するCSVファイルがシンプル化されたほか、利用者管理機能や一時的な認証利用停止機能、ログ情報の消去機能が強化されるなど、運用者が活用しやすいよう、アップデートされています。

 

NeoFace Monitor クラウド版 R1.3では、オンプレミスADを経由せずにフルクラウドのMicrosoft Azure AD環境に、顔認証によるWindowsログオンが可能になりました。また、Microsoft IntuneやWindows AutopilotによるPCへのNeoFace Monitorクライアントソフトウェアの配布と自動インストールに対応。これにより、システム管理者の手間が軽減されます。

 

さらに、今回の新バージョンからNECのBio-IDiom Services ID連携に対応し、顔認証を利用した入退ゲート、決済、印刷などの用途で同じ顔情報を共有しながら連携が可能。

 

パッケージ版とクラウド版のそれぞれの希望小売価格(税別)は以下の通りです。

 

【パッケージ版】
ソフトウェア
NeoFace Monitor V7 クライアント用-i/SW(i配信、ライセンス無) 1000円
ライセンス
NeoFace Monitor V7クライアント用-i  1万4500円(1台)~
保守パック
保守1年更新 NeoFace Monitorクライアント用-i 2300円(1台)~

 

【クラウド版】
NeoFace Monitor クラウド版 R1.3 月額換算300円(1名)~
※初回購入時は、最低12か月分かつ10名以上の利用権が必要

レノボ、最新CPU&GPU搭載ゲーミングPC4機種を発売! 新ゲーミングPCブランド「Lenovo LOQ」も今夏登場予定

レノボ・ジャパンは、ゲーミングPC「Lenovo Legion Pro 7i(レノボ レギオン プロ セブンアイ)」「Lenovo Legion Pro 5i(レノボ レギオン プロ ファイブアイ)」「Lenovo Legion Tower 7i(レノボ レギオン タワー セブンアイ)」を発売。「Lenovo Legion Pro 5(レノボ レギオン プロ ファイブ)」を近日中に発売します。

↑Lenovo Legion Pro 7i

 

Lenovo Legion Pro 7iは、リサイクル素材を活用したスマートなアルミニウムボディが特徴です。CPUにはインテル Core i9-13900HX プロセッサー、GPUにはNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPUを採用。左右の側面と背面に配した排気口から熱を効率的に排出し、CPUとGPUのパフォーマンスを最大限まで引き出します。16.0型ディスプレイは、リフレッシュレート240Hz、WQXGA(2560×1600)液晶を採用したナローベゼル設計です。Legion TrueStrikeキーボードを搭載。RGBライティングで、高揚感と没入感を高めます税込価格は49万円~。

↑Lenovo Legion Pro 7i

 

Lenovo Legion Pro 5シリーズは、最新のCPU、GPUを搭載した16.0型ゲーミングノートPC。WQXGA(2560×1600)液晶に、リフレッシュレート240Hzのディスプレイを搭載。GPUにはNVIDIA GeForce RTX 4070が搭載可能です。サーマルデザインが進化し、Legion TrueStrikeキーボードを備えています。税込価格はLenovo Legion Pro 5iが31万円~、Lenovo Legion Pro 5が30万円~です。

↑Lenovo Legion Pro 5シリーズ

 

Lenovo Legion Tower 7iは、第13世代インテル Core i7 プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 4080、水冷クーラーを搭載したゲーミングタワーPCです。約34Lの筐体に、様々なインターフェースと拡張スロットを備えています。独自の3Dパターンを施したフロントパネルと、強化ガラス製サイドパネルを採用。LEDライティングによる演出で、ゲームのモチベーションを高められます。税込価格は61万円~。

↑Lenovo Legion Tower 7i

 

また、同社はゲーミングPCの新ブランド「Lenovo LOQ」を発表。Lenovo LOQは、エントリーゲーマー向けの「IdeaPad Gaming」、「IdeaCentre Gaming」に置き換わるゲーミングPCブランド。Legionで培ってきた設計思想を盛り込み、PCゲーミングの入り口となる製品展開を予定しています。ブランド名の「LOQ」は、「Lock On」などゲーマーに親しみがある響きを持ち、「Lock」という語から、ゲーマー同士の絆やつながり、コミュニティを強固につなぎとめるといった意図を込め、LenovoやLegionを強く想起させ、ゲーミングブランドとしての一貫性を感じさせる名称、ロゴにしたとのこと。製品は夏ごろに発売予定です。

「新しい定番を目指した」VAIOの新モデル「VAIO F14」「VAIO F16」登場

VAIOは3月29日、個人向けノートPCの新モデル「VAIO F14」「VAIO F16」を発表。2023年6月に受注を開始します。

↑VAIO F14

 

VAIOは今回の新製品において、「いまユーザーが求めている、新しい定番を作ること」を目指したとのこと。「長く快適に使えて、選んでおけば間違いない製品であることに加え、スペックだけじゃない価値を作りたかった」としています。

 

その中で登場した両モデルはともに、「大画面」「必要十分な性能」「長持ちする品質・安心」「映りのよいカメラ・聞き取りやすいマイク」の4つの特徴を備えています。

 

VAIO F14は14インチディスプレイ(1920×1080ドット)搭載で、VAIO F16は16インチディスプレイ(1920×1200ドット)を搭載。どちらもノートPCとしては大きめな画面です。また、VAIO F16は16:10比率の液晶となっており、Excelなど縦に長くなりやすい資料を作るのに適しています。

↑VAIO F16のディスプレイ。ノートPCのトレンドになりつつある16:10を採用しており、Excelで作業のほか、Webサイト閲覧などもはかどります

 

品質面では信頼性を担保するために、国内メーカーの部品を選定。加えて、耐指紋・防汚処理が施されたキートップや、耐久性の高いパームレストなど、細かい部分までこだわったほか、さまざまな利用シーンを想定した品質テストをクリアしているとのこと。

↑キーはVAIO Zと同じ、指紋や汚れがつきにくいものを採用。またパームレストは高揚感をもって使えることを意識し、美しさと質感を高めているそうです

 

性能については、第13世代インテル Core プロセッサーを搭載。また、バッテリー駆動時のオンライン会議などを見据え、CPUのパフォーマンスを制御する「バッテリー節約機能」を備えています。

↑CPUのパフォーマンスを損なうことなく、バッテリー駆動時間を長くするバッテリー節約機能。外出先でのオンライン会議など、バッテリー駆動とパフォーマンスの両方を求められるシーンに対応した機能といえます

 

さらに、いまや当たり前となったオンライン会議向けにカメラにもこだわっています。カメラの位置をあえて約5度傾かせることで、画面を見やすい角度にディスプレイを調整したときに、カメラに映る顔が見切れにくいようにしているとのこと。

↑VAIO F16のカラバリはサテンゴールド、ウォームホワイト、ネイビーブルーの3色展開(VAIO F14も同様)。生活になじみつつ、ユーザーのお気に入りになるデザインを目指したとのこと

 

↑ワイヤレスマウスも付属。カラーを本体に合わせたほか、手になじみやすく、かつ携行しやすい形状を考えて開発したそうです

 

VAIO F14とVAIO F16の最高構成の仕様および価格は以下の通りです。

 

VAIO F14

CPU:インテル Core i7-1355U プロセッサー
メモリー:16GB
ストレージ:512GB SSD(NVMe接続)
インターフェイス:有線LAN、USB 3.0×3、HDMI出力、USB Type-C(ディスプレイ出力およびUSB PD対応)、ヘッドホン/マイクジャック、microSDメモリーカードスロット
バッテリー駆動時間:約16時間
本体サイズ:約幅322.9×高さ19.5~19.7×奥行221.5mm
重さ:約1.34kg
想定価格:20万5800円(税込)

 

VAIO F16

CPU:インテル Core i7-1355U プロセッサー
メモリー:16GB
ストレージ:512GB SSD(NVMe接続)
インターフェイス:有線LAN、USB 3.0×3、HDMI出力、USB Type-C(ディスプレイ出力およびUSB PD対応)、ヘッドホン/マイクジャック、microSDメモリーカードスロット
バッテリー駆動時間:約16時間
本体サイズ:約幅358.3×高さ16.6~19.9×奥行255.6mm
重さ:約1.65kg
想定価格:21万3800円(税込)

GPUが交換可能。モジュール式ノートPC「Framework Laptop 16」が誕生

Frameworkはモジュール型ゲーミングノートパソコン「Framework Laptop 16」を発表しました。

↑Frameworkより

 

Framework Laptop 16は本体に6箇所の拡張スロットを搭載。ここにはAIアクセラレータや、グラフィックモジュールを採用することで、たとえば「NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ」といった強力なGPUを搭載できるのです。また拡張モジュールに関するドキュメントもオープンソースとしてGitHubで公開する予定です。

 

また本体構成でもオプションの数字テンキー、メカニカルキーボード/非メカニカルキーボード、RGBバックライト付きキーボード/標準バックライトキーボードなどが選択可能となっています。

 

Framework Laptop 16の予約はこの春に開始され、2023年後半に発売予定。価格は未発表となっています。ノートパソコンといえば拡張性の低さが課題となってきましたが、Framework Laptop 16のようにモジュール構造によりアップグレードできるノートパソコンが増えてほしいものです。

 

Source: Framework via tom’s guide

子どもの学習に最適! バッテリー持続時間と耐久性に優れた「Latitude 3140 ノートパソコンまたは 2-in-1」

デル・テクノロジーズは、「Latitude 3140 ノートパソコンまたは 2-in-1」を発売しました。

 

同製品は、自宅や教室など、子どもの学習に最適な11インチノートPC(または2in1 PC)で、Windows 11 Proに対応します。

 

落下時の衝撃を最小限に抑えるゴム製の縁と丸みのある角、防滴キーボード、キャプティブキーにより、液体こぼれや落下に耐えられるように設計。30インチの高さからの鋼板への落下、48インチの高さからの合板への落下、4インチの高さからの数千回のマイクロドロップ、数万回のヒンジ開閉に耐えられるように、従来以上に厳格にテストを行なっています。また、前面や背面カバーに施されたレーザーエッチング加工により、グリップ力を高め、落下を防ぐ構造となっています。

 

Dell アクティブペンと互換性があり、HB鉛筆でも傷が付かない、Dragontrail Proタッチスクリーンにより、ハンズオン学習を強化。バッテリー持続時間は最大10時間で、ExpressChargeにより、約1時間で最大80%の充電が可能です。

第13世代インテル Core プロセッサー搭載! デル、ノートPCとオールインワン3モデル+1モデルを発売

デル・テクノロジーズは、個人向けのInspironシリーズの新製品となる「New Inspiron 15 ノートパソコン」、「New Inspiron 24 オールインワン」、「New Inspiron 27 オールインワン」と、「New Inspiron 14 2-in-1 ノートパソコン」の追加構成を発売しました。

 

今回新たに発売された製品は、いずれも最新第13世代 インテル Core プロセッサーを搭載。OSはWindows 11に対応します。

 

New Inspiron 14 2-in-1 ノートパソコンは、Dolby Atmosの空間オーディオや、内蔵スピーカーなど、進化したオーディオ機能を装備。360度ヒンジにより、ノートPC、テント、スタンド、タブレットの4つのモードを切り替えることができます。ディスプレイのアスペクト比は16:10。フルHDカメラや、デュアルマイクとバックグラウンドノイズリダクションAIを搭載し、オンライン会議も快適に行えます。1.5倍に増加したLPDDR5メモリーの帯域幅により、アプリのシームレスな切り替えや、バッテリー持続時間を最長にすることが可能です。税込価格は14万9980円~。

↑New Inspiron 14 2-in-1 ノートパソコン

 

New Inspiron 15 ノートパソコンは、シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴。広いキーパッドと独立したテンキー パッドで、文字や数字が入力しやすくなっています。リフトヒンジが、入力しやすいタイピング角度を保ち、手首の負担を軽減。アダプティブサーマルを備え、デスクでも膝の上でも、PCの効率的な動作を維持します。カラーバリエーションはカーボンブラックとプラチナシルバーの2色で、一部構成は天板にアルミシルバーカバーを採用し、DP/PD対応のUSB Type-C、プライバシーポリシーカメラシャッター付きFHD Webカメラを搭載した、特別仕様のプラチナシルバーも用意しています。税込価格は8万9980円~。

↑New Inspiron 15 ノートパソコン(プラチナシルバー)

 

New Inspiron 24 オールインワンとNew Inspiron 27 オールインワンは、ディスプレイには有害なブルーライトの発生を抑えるComfortView Plus機能を搭載し、フリッカー防止パネルを採用した、目への負担を軽減する設計。スタンドはキーボードに最適なスペースを備えており、デスクの上をすっきりと整頓できます。フルHDポップアップカメラは、ワイドダイナミックレンジにより、ビデオチャットでの光量を最適化。前に 20 度傾けることができるようになり、より柔軟な姿勢で映像を映し出すことが可能。使用しないときはカメラを収納できます。税込価格は、New Inspiron 24 オールインワンが10万4980円~、New Inspiron 27 オールインワンが13万9979円~です。

↑New Inspiron 24 オールインワン

 

↑New Inspiron 27 オールインワン

きらびやかデザインがすごい! 性能もこだわったLG gram Styleなど、LGからノートPC新モデルが登場

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ノートPC「LG gram」2023年モデルの日本展開を発表しました。きらびやかなデザインの「LG gram Style」などを3月下旬から順次発売します。また、USB Type-C端子搭載の高精細なモバイルディスプレイ「LG gram +view」や、PC向けディスプレイの新製品も発表されています。

 

LG gramは、スタイリッシュなデザインと持ち運びのしやすさ、それに大画面という共通の特徴を備えたシリーズです。

 

2023年モデルは、シリーズ初となる有機ELディスプレイ搭載で、デザイン面でも新たな方向性を示したLG gram Styleや、重さ約1.45kgでハイスペックなGPUも選択可能な「LG gram(17インチモデル)」などをラインナップ。プロセッサーはインテルの第13世代に更新されており、OSはWindows 11を搭載します。

 

さらに、最薄部は11mmと薄型設計の「LG gram ウルトラスリム(仮称)」の投入も予告されました。

 

【発表された2023年モデル】

・LG gram Style――オーロラカラーのおしゃれなノートPC

・LG gram――大画面と耐久性、質感にこだわったノートPC

・LG gram 2in1――ペンやタッチパネルも使えるクリエイター向けモデル

・LG gram ウルトラスリム(仮称)――有機EL搭載の超薄型ノートPC

 

きらびやかなデザインに有機EL搭載のLG gram Style

新たに追加されたLG gram Styleは、シリーズの中でも特にデザインにこだわって設計されたモデルで、きらびやかで独創的な仕上げが特徴となっています。14インチと16インチの2つのモデルがあり、発売は4月上旬予定。価格は29万円から32万円程度(税込)となる見込みです。

↑LG gram Style

 

天面には、特殊な加工が施されたパネルにガラスを張り、その上からマットな質感のコーティング剤が塗布されています。この仕上げにより、まるで真珠のように、光の差し加減によって淡く輝きます。

↑光の当て具合や見る角度が変わると輝きも変化する天面

 

また、パームレスト部も同様にガラス張りで、タッチパッド部分は段差がないスタイリッシュな作りとなっています。このタッチパッドは、触れるとフワッとライトアップされる仕掛けが用意されており、使うときに位置が自然にわかる仕組みです。

↑タッチパッドは触ると、うっすらと線が浮かび上がり、指を離してしばらくすると線が消えます

 

天面とパームレスト部のガラスには、スマホでもおなじみのブランド強化ガラス「Gorilla Glass」が採用されており、落下の衝撃や引っかき傷にも耐えられるような頑丈さも確保されています。

 

ディスプレイは、LG gramシリーズとして初めて、有機EL(OLED)ディスプレイを搭載。明暗の階調表現が豊かで、忠実な色味を再現するとしています。画面のリフレッシュレートが90Hz(14インチモデル)または120Hz(16インチモデル)と高く、画面のスクロール表示も滑らか。またディスプレイの縦横比はいま流行りの16:10で、WordやWebブラウザーのような、縦に続くアプリで作業・閲覧するには便利なサイズ感です。

 

音響は本体にステレオスピーカーを搭載。映像や音楽再生時には、Dolby Atmosの音響効果でサラウンド再生に対応します。

 

LG gramシリーズでは伝統の“1kg切り”の軽さも健在です。LG gram Styleの14インチモデルが999gで、バッテリー持ちは最大17時間。16インチは約1.25kgで、バッテリーは約14.5時間となっています。

 

このほか細かなポイントとして、付属のUSB Type-C急速充電器が従来モデルよりもコンパクトな設計に刷新されています。重さも約116gと軽くなっており、持ち運んで使うときの負担を減らしています。

↑USB Type-Aポートの形状も変わっていて、指で少し開くと端子を差し込めるようになっています

 

グローバルアンバサダーに韓国の5人組ガールズグループ「NewJeans」を起用するなど、明確に若い世代をターゲットにしているLG gram Style。価格の高さが気にはなるものの、デザイン性でここまで振り切った製品はなかなか見当たらないので、若い人のノートPC選びにおいて、選択肢として挙がりそうです。

↑グローバルアンバサダーに就任したNewJeans

 

LG gram Styleの主なスペック

16インチモデル 14インチモデル
CPU 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー
メモリー 16GB(LPDDR5)
ストレージ 1TB SSD(PCIe 4.0×4接続) 512GB SSD(PCIe 4.0×4接続)
ディスプレイ 16インチ(解像度3200×2000ドット) 14インチ(解像度2880×1800ドット)
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.2(Type-A)、ステレオミニジャック、microSDカードスロット
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1対応
本体サイズ/重量 約幅355.1×奥行き241.3×高さ15.9mm/約1.25kg 約幅311.6×奥行き213.9×高さ15.9mm/約999g
バッテリー 最大14.5時間(16インチ) 最大17時間(14インチ)
予想実売価格 32万円前後(税込) 29万円前後(税込)

 

LG gramは堅実に性能向上

メインブランドのLG gramは、前世代モデルの特徴を引き継ぎつつ、堅実に性能を向上させています。

 

ラインナップは、14インチ、16インチ、17インチの3つの画面サイズを展開。カラーはいずれも「オブシディアンブラック」で、14インチのみ白系色の「スノーホワイト」も販売されます。

↑LG gram

 

マグネシウム合金によってしなやかながらタフなボディに、14インチモデルは999gと、“1kg切り”の伝統も踏襲しています。また、ディスプレイは従来モデルと同様にIPS液晶で、縦長の16:10比率を採用。さらに、ステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosによるサラウンド再生にも対応しています。

 

インターフェイスはUSB Type-Cポートを2基搭載しており、Thunderbolt 4による高速なデータ転送にも対応。加えてWi-Fi 6Eもサポートするなど、現代のモバイルPCに求められる仕様は一通りそろえています。

 

17インチモデルでは、NVIDIA GeForce RTX 3050搭載モデルも販売されます。スリムなデザインはそのままにグラフィックス能力を向上させており、写真のレタッチなどの画像処理を伴う作業に対応できるほか、比較的軽めのPCゲームを動作させることも可能としています。

 

LG gramの主なスペック

14インチモデル(オブシディアンブラック) 14インチモデル(スノーホワイト)
CPU 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー 第13世代インテル Core i7-1340P プロセッサー
メモリー 16GB(LPDDR4X) 8GB(LPDDR4X)
ストレージ 1TB SSD(PCIe 4.0×4接続) 512GB SSD(PCIe 4.0×4接続)
ディスプレイ 14インチ(解像度1920×1200ドット)
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.2(Type-A)×2、ステレオミニジャック、microSDカードスロット、HDMI出力
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1対応
本体サイズ/重量 約幅313.4×奥行き215.2×高さ16.8mm/約999g
バッテリー 最大37時間
予想実売価格 28万円前後(税込) 23万円前後(税込)

 

16インチモデル
CPU 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー
メモリー 16GB(LPDDR4X)
ストレージ 1TB SSD(PCIe 4.0×4接続)
ディスプレイ 16インチ(解像度2560×1600ドット)
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.2(Type-A)×2、ステレオミニジャック、microSDカードスロット、HDMI出力
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1対応
本体サイズ/重量 約幅355.9×奥行き243.4×高さ16.8mm/約1.19kg
バッテリー 最大30時間
予想実売価格 30万円前後(税込)

 

外付けグラフィックス搭載モデル 17インチモデル
CPU 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー
メモリー 16GB(LPDDR5) 16GB(LPDDR4X)
ストレージ 1TB SSD(PCIe 4.0×4接続)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 インテル Iris Xe グラフィックス
ディスプレイ 17インチ(解像度2560×1600ドット)
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.2(Type-A)×2、ステレオミニジャック、microSDカードスロット、HDMI出力
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1対応
本体サイズ/重量 約幅378.8×奥行き258.8×高さ17.8mm/約1.45kg 約幅380.2×奥行き260.1×高さ17.8mm/約1.35kg
バッテリー 最大23.5時間 最大27時間
予想実売価格 36万円前後(税込) 31万円前後(税込)

 

 

OLED搭載の“超薄型”モデルや、ペン対応も2in1も予告

3月15日に実施された発表会では、LG gram ウルトラスリム(仮称)の日本展開も予告されました。

 

LG gram ウルトラスリム(仮称)は、CES 2023で発表された製品で、15.6インチの大画面を搭載しつつ“1kg切り”に挑んだ意欲的なモデルです。縦横比16:9とやや横長のOLEDディスプレイを搭載し、重さは約998g、厚さは11mmに仕上げています。

↑LG gram ウルトラスリム(仮称)

 

↑大画面ながら、閉じたときのこの薄さは驚きがあります

 

正式な製品発表は4月に改めて実施としており、名称も仮のもの。プレゼンテーションでは「15Z90RT」という型番で呼ばれていました。展示会場の試作機の底面を見たところ「Slim」と記載されたシールが貼られており、「LG gram Slim」というモデル名が付けられることになりそうです(あるいは「LG gram Air」や「LG gram Type P」と呼ばれることになるかも?)。

 

同じく5月に正式発表する製品として、「LG gram 2in1(16T90R)」も紹介されました。キーボードが360度回転できる2in1仕様となっており、ノートPCスタイルで使ったり、閉じてタブレットのように使ったりと、5パターンの開き方ができる製品です。LG gram 2in1はシリーズで唯一、タッチパネルやペン入力に対応しており、ワコムのペン入力技術による4096段階の筆圧検知をサポート。手書きでイラスト制作や、写真編集がしやすいモデルとなっています。

↑LG gram 2in1(16T90R)

 

Type-C接続、持ち運びに便利そうなLG gram +view

LG gramシリーズの周辺機器として、モバイルディスプレイのLG gram +viewも2023年モデルが発表されています。発売は4月上旬で、価格は5万円前後(税込)となる見込みです。

↑右がLG gram +view。重さが約670gと軽量で、1kg以下のLG gramと合わせても1.7kg程度に抑えられるため、持ち運び需要にも応えられそうです。ただし、付属のカバースタンドを付けると約920gになります

 

LG gram +viewは、LG gramのディスプレイパネルをそのまま搭載した、16インチのモバイルディスプレイです。USB Type-Cケーブル1本でつなぐだけで、デュアルディスプレイ環境を構築できます。LG gramのIPS液晶と同じ仕様となっているため、解像度は2560×1600ドット、色域はDCI-P3規格99%準拠とモバイルディスプレイとしては高品位な製品です。

 

基本的な仕様は2022年モデルと共通ですが、新モデルでは左右に1基ずつ搭載されたUSB Type-Cポートを生かした「USB給電のパススルー」に対応しています。ディスプレイの片側のポートにPCをつないで、もう片方のType-Cポートに電源をつなげば、ディスプレイを通して最大45Wを給電することが可能。電源コンセントが限られた場所で使いたいときや、持ち運ぶ充電器を減らしたいときには活用できるでしょう。

 

なお、LG gram +viewは、LG gramシリーズの周辺機器という扱いになっていますが、技術的には業界標準のDisplayPort Alternate Modeをサポートしているため、同規格に対応している他社のPCやスマートフォンでも利用できます。

 

テレビと融合したディスプレイ「LG Smart Monitor」

ディスプレイ製品では、「LG Smart Monitor」やゲーミングディスプレイの「UltraGear」シリーズの新製品が発表されました。

↑LG Smart Monitor

 

LG Smart Monitorは、2022年12月にMakuakeで先行販売された製品で、目標金額比で5078%の出資を集め、注目された製品です。これはいわば「PCディスプレイとスマートテレビの合いの子」のようなもので、テレビ譲りのスタイリッシュなデザインやテレビ向けOSを搭載しつつ、PCディスプレイ基準の表示品質やアンチグレア仕様を兼ね備えています。

 

大きさは31.5インチで、ワンルームで扱うにはほどよいサイズ感。解像度も4Kとなっているため、PCディスプレイ/テレビの両面で満足できそうです。

 

接続端子はUSB Type-C(DisplayPort Alt)やHDMI×2基を装備。AirPlay 2やMiracastもサポートし、スマートフォンからワイヤレスでディスプレイに接続できます。

 

映像再生では4K HDRに対応。テレビ向けのAI処理エンジン「α5 Gen5 AI Processor 4K」による補完機能も搭載しており、HD映像も4K画質にアップデートして再生できます。またオーディオは5W+5Wのスピーカー内蔵で、バーチャルサラウンド再生機能も備えています。

 

さらに、LG Smart Monitorはテレビ向けOSのwebOS 22を搭載しており、映像配信サービスもディスプレイ単体で再生できます。YouTubeやAmazon Prime Video、Netflix、U-NEXT、Hulu、Disney+など幅広く対応。テレビ放送をあまり見ない人なら、このディスプレイだけで十分という人もいるかもしれません。

 

ちなみに、テレビ放送を配信している主要な映像サービスとして「NHKプラス」や「TVer」が挙げられますが、 前者は2022年12月のwebOSの更新で対応済み。後者は2023年3月時点では非対応ですが、関係者によると将来のwebOSの更新で対応される見込みとしています。

 

ゲームに入り込むような湾曲ディスプレイなど、UltraGearの新製品も

PCディスプレイを数多く展開するLG。その中でも、最高峰の製品がゲーミングディスプレイの「UltraGearシリーズ」です。たとえば、CES 2023で発表された「45GR95QE-B」は、44.5インチで横長の21:9ウルトラワイドOLEDディスプレイを搭載。曲率800R(中心点からの半径が80cm)の湾曲型を採用し、大きく包み込むように画面が配置されます。PC向けのゲームをプレイするときに、臨場感のある画面で楽しめそうです。

↑45GR95QE-B

 

ディスプレイとしての機能も高水準で、有機ELディスプレイを採用しつつ、応答速度は0.03msと高速表示を実現。またHDR10規格とNVIDIA G-SYNC、AMD FreeSync Premiumをサポートしています。映像入力はDisneyPort×1とHDMI×2で、どちらも240Hzでの入力をサポート。

 

音声出力では光オーディオと3.5mmジャックに対応。さらにはピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)機能で、ゲーム画面と配信動画などを重ねて表示できるなど、機能面でも充実しています。価格は28万円前後(税込)となる見込みです。

 

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ASUSがゲーミングノートPCを一挙に10製品発表! 最新ゲームもeスポーツも快適なモデル続々

ASUS JAPANは3月13日、2023年の新モデルとしてゲーミングノートPC10製品を発表。同日から順次販売を開始します。ラインナップは下記のとおりです。

 

・ROG Strix SCAR 17
・ROG Strix G17
・ROG Zephyrus Duo 16
・ROG Zephyrus G14
・ROG Flow Z13
・ROG Flow X13
・ASUS TUF Gaming F15/ASUS TUF Gaming A15
・ASUS TUF Advantage Edition A16
・ROG XG Mobile

 

全モデル共通で、ゲームを楽しむための一定以上の性能を備えたとしており、CPUには高クロックのモデルを、メモリーは最低で16GB以上を、SSDには高速な転送速度のPCI Express 4.0 x4対応製品を搭載しています。

 

また、グラフィックスはほとんどのモデルでNVIDIA GeForce RTX 40シリーズ Laptop GPUを搭載。最新タイトルもeスポーツタイトルも快適に動作します。

 

さらに、立体音響技術のDolby Atmosに対応したオーディオ機能を採用し、本体の内蔵スピーカーやステレオヘッドセットでバーチャルサラウンドを体感できます。ゲーム内では音の方向性がよりわかりやすくなるほか、臨場感のあるサウンドも楽しめるとのこと。

 

このほか、通常の故障に加えて、落下や水没による故障、災害による損傷、ウイルスによる故障にまで対応する「ASUSのあんしん保証」を利用できます。

 

ゲームはもちろん、録画や配信もこなせるROG Strix SCAR 17

ここからは新モデルをいくつかピックアップして紹介します。

 

ハイエンドにあたるROG Strix SCAR 17は、最高のゲーム環境を求めている人や、eスポーツを始めてみたい人に向けた、性能の高さにこだわったというモデルです。CPUは5.4GHzの高クロックで駆動するAMD Ryzen 9 7945HXを搭載。ゲームを快適に楽しめるのはもちろんのこと、16コア32スレッドで動作するため、ゲームをプレイしながら録画や配信などもできます。メモリーは32GB、SSDは1TBを搭載し、ゲームの起動や読み込みも軽快とのこと。

↑ROG Strix SCAR 17

 

また、GPUは最上位のGeForce RTX 4090 Laptop GPUを採用。デスクトップに匹敵するゲーミング性能を備えています。

 

ディスプレイは17.3インチで、解像度は2560×1440ドット、リフレッシュレートは240Hz。加えてディスプレイ周囲のベゼルを細くし、画面占有率85%を実現しています。これにより、高い没入感が得られ、よりゲームに集中できるとのこと。

 

希望小売価格は54万9800円(税込)。発売は5月以降を予定しています。

 

2つのディスプレイを搭載するROG Zephyrus Duo 16

ROG Zephyrus Duo 16は、16インチのディスプレイに加えて、キーボード奥に14インチのセカンドディスプレイを搭載したモデル。たとえばメインディスプレイでゲームや作業をしながら、セカンドディスプレイにはチャットや資料を表示するといった使い方が可能です。

↑ROG Zephyrus Duo 16

 

セカンドディスプレイは使用時に、本体から手前に向けてせり上がる機構を採用。セカンドディスプレイと本体の間に大きなすき間ができ、そのすき間を大型の通気口にしているため、一般的なゲーミングノートPCにはないエアフローを実現しています。これにより、本体にこもりがちな熱がとどまることなく、低い温度を保てるとのこと。

 

もちろん、スペックも抜かりはなく、高負荷のゲームを楽しめる構成となっています。スペックは以下のとおりです。

 

CPU:AMD Ryzen 9 7945HX
メモリー:32GB
ストレージ:2TB SSD
グラフィックス:GeForce RTX 4090 Laptop GPU
ディスプレイ:メイン/16インチのミニLEDディスプレイ( 2560×1600ドット、240Hz)、セカンド/14インチタッチ対応ディスプレイ(3840×1100ドット、60Hz)

 

希望小売価格は65万9000円(税込)で、3月13日に発売します。

 

そのほかのモデルは下記をご覧ください。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

新たな進歩の予感! Windows 11が「タスクバー」の位置を動かすテストを始めていた

これまでWindows 11のタスクバーを異なる場所に動かせる機能がユーザーから要望されてきましたが、いまなお実現していません。が、ついにマイクロソフトが画面の上側に移せる設定のテストを始めたことが明らかとなりました。

↑ついに位置を変えることが可能になる?

 

TwitterユーザーのAlbacore (@thebookisclosed) は、短い動画をシェアしています。そこではWindows 11のタスクバーが画面の上側に表示されており、スタートボタンなどがクリックされ、実際に動作することが示されているようです。

 

ただし、これはWindows 11のDevチャネル(実験的な機能を試す場所)向けのビルド25309だけのもの。本当にテストが行われているとしても、一般ユーザー向けの安定バージョンで実装されるとは限りません。

 

以前マイクロソフトは、Windows 11のタスクバーの場所を動かしたいとの要望に対して「多くの課題」があり、「この機能を求めるユーザーは、他の機能を欲しているユーザー人口よりも本当に少ない」と否定的でしたが、社内では検討が進められていたようです。

 

最近、マイクロソフトはタスクバーの改善を進めており、AIチャットボット機能を搭載した検索エンジン「新しいBing」を統合すると発表していました。

 

それは一度は削除されたように見えたものの、マイクロソフトは断念したとの憶測を公式に否定。さらに「時間の経過とともに経験から学び、調整し続けていく」として、プレビューに参加した人たちにフィードバックを送るように呼びかけていました

 

Windowsのインターフェースの中でもタスクバーは使う回数が多く、仕事の生産性にも大いに影響するはず。今後も改善が続けられるように期待したいところです。

 

Source:Albacore(Twitter)
via:MSPowerUser

Windows 11の音量ミキサーが使いやすく! すぐにボリューム設定を呼び出し、アプリごとの調整もできます

Windows 11がWindows 10よりも使いづらくなった点の1つとして、音量ミキサーがアクセスしづらいことが挙げられます。わざわざ[設定]を開き、システム>サウンド>音量ミキサーと深くまで潜らなければいけません。

↑Windows 11

 

これが最新のWindows 11 Insiderプレビューでは改善され、クイック設定パネル(タスクバーの右側にあるエリアをクリックすると開くパネル)から簡単アクセスできるテストが始まりました。

 

リニューアル版の音量ミキサーでは、再生デバイスを簡単に切り替えることが可能です。そのほか空間音響を有効にしたり、アプリごとに音量を調整できるようになりました。

Image:Microsoft

 

さらに、この機能をすぐに呼び出せるよう、専用のショートカットも追加されています。キーボードのWindowsキー+Ctrlキー+Vキーを同時に押すと、タスクバーをクリックしなくても音量ミキサーを起動できます。

 

本機能につき、マイクロソフトは「より豊富なコントロールと少ないクリック数でオーディオ体験を調整し、お気に入りのアプリを管理しやすくなりました」と謳っています。

 

この機能が使えるのは、今のところWindows 11 Insider Preview Build 25309(Devチャネルで提供)のみです。マイクロソフトが一般ユーザーにいつ展開するかは発表されていませんが、なるべく早く誰もが利用できるようになることを望みたいところです。

 

Source:Microsoft
via:Engadget

もう失敗しない! 大学生のノートPCの選び方と、春の最新モデルを紹介

春の新生活を間近にひかえ、ガジェットや家電の購入を検討している人は多いでしょう。なかでも、4月から大学生になる人は準備に追われているのではないでしょうか。

 

大学生の新生活において、ガジェットや家電の購入で真っ先に検討してほしいのは、いまや生活の必需品ともいえるPCです。一言でPCといってもさまざまありますが、家と大学を往復する生活の中で、持ち運びに適したモバイルノートPCが狙い目。しかし、製品選びに迷っている人もいるはずです。そこで、この記事では、大学生向けにモバイルノートPCの選び方と、この春登場の最新モバイルノートPCを紹介します。

 

購入において気を付けたいことと、見るべきポイント

モバイルノートPCを選ぶうえで、見ておきたいポイントは大きく分けて3つあります。

 

持ち運ぶことを考えたときの軽さ

・快適に作業するためのキーボードやディスプレイ

・複数アプリの使用や負荷のかかる作業でもサクサクこなせるスペック

 

この3つをおさえつつ、どのような用途で使うかによって、細かい部分で選び方が変わってきます。たとえば、外に持ち運ぶ機会が多そうであれば軽さを第一条件にする、あるいはさまざまなアプリを開いてマルチタスクをこなしてみたいのであれば、軽さよりも大画面やスペック優先させるなどです。

↑家でじっくり作業をするのであれば大画面を、という選び方もあります。その場合、ここでは触れませんがモバイルノートPC以外の選択肢もあるでしょう

 

なお、いま販売されているモバイルノートPCの中には低価格で購入できるモデルもありますが、数年使用することを想定した、メインPCとして購入するのであれば、ハイエンドかそれに近いモデルの方を個人的にはオススメします。低価格な製品の中には使い勝手を犠牲にしているモデルもあり、途中で不満に感じて買い直すと、結果的に高くついてしまいます。もちろん、買い替え前提だったり、サブマシンとして使ったりする場合は問題ないと思いますが、そうでないなら納得のいく1台を選びましょう。PCの買い替えサイクルは5年と言われているので、大学生活の間は十分活躍してくれます。

 

軽さは1kgを切るかどうかで判断

モバイルノートPCの要といえるのが軽さです。大学生の場合、レポートの参考資料となる書籍などと一緒に、バッグにノートPCを入れて持ち歩くことも考えられますので、なるべく軽い方がうれしいはず。

↑ノートPCに文房具、資料、人によってはヘッドホンや化粧道具などをバッグに入れると思います。であればノートPCは軽い方がいいですよね

 

最近は、13.3~14インチのモバイルノートPCに目を向けると、1kgを切るモデルもありますので、1kgを切るかどうかをひとつの目安にすると選びやすいと思います。ただ、基本的に移動時に持ち運ぶと考えるのであれば、理想はやはり1kg以下でしょう。

 

キーボードはメーカーのこだわりをチェック。ディスプレイはサイズとアスペクト比に注目

カタログやWebサイトでチェックしにくいものの、意外と使い勝手に関わってくるのがキーボードです。店頭で試しにタイピングし、押し込んだときの感触やタイピング時の音をチェックするのが一番ですが、メーカーによってはキーボードにこだわりを持っているモデルもあります。そういったモデルを事前にチェックしてから店頭で触ってみるだけでも、候補は絞れるでしょう。

↑レポートや資料作成でしっかり作業するのであればタイピングするキーボードは重要。カタログやWebサイトを見ながら、実際に触ってみるのがオススメです

 

また、製品サイトでキーボード部分の写真が見られるようであれば、極端に小さいキーがないなど、配列をチェックしておくのも手です。

 

もうひとつ、使い勝手に大きく関わってくるのはディスプレイ。まずサイズは、モバイルノートPCだと13.3~14インチが主流です。軽さとの兼ね合いはあるものの、メインPCとして使うのであれば、できる限り画面は大きい方がよいので、14インチがいいでしょう。

 

また、ディスプレイのアスペクト比は縦に長い3:2もしくは16:10と、横に長い16:9が一般的になりつつあります。3:2や16:10だと、ExcelやWebサイトでより多くの情報を表示できるので作業向きです。一方の16:9は一般的なテレビと同じ比率であり、映像コンテンツを見るのに適しているので、エンタメに向いています。縦長か横長かは生活の中で優先すべきものを定めて選ぶのをオススメします。

↑ディスプレイは作業に加えて動画や映像ストリーミングサービス視聴の快適さにつながります

 

数年使用を考えるなら、CPU、メモリー、ストレージはなるべく高性能なものを

最後はPCの基本的な性能を決める部分です。モバイルノートPC選びにおいては、CPUとメモリー、ストレージでほぼ決まります。

 

最近ではチャットアプリ、Webブラウザー、メモアプリなどと複数のアプリを使うのは当たり前。そのときに快適に動くかどうかはCPUの性能に直結します。数年間なるべく快適に使うことも含めて考えるとするなら、高性能なCPUを選びたいところ。具体的にはインテル製のCPUであればCore i5/Core i7クラスが搭載されているモデルが挙がります。

↑このように複数のアプリを開いて作業はいまや当たり前。そこでもたつくとストレスになるのでなるべく高性能なCPUが望ましいです

 

また、メモリーも多くのアプリを同時に利用する場合には特に実力を発揮します。各アプリが必要とするメモリー量が増えていることもあって、いまだと16GBの容量を搭載しておくのがいいでしょう。

 

ファイルを保存するストレージは、モバイルノートPCだとSSDが主流。いまはSATA接続とNVMe対応のPCIe接続の二択ですが、PCIe接続の方が、多くの場合、ファイルの転送速度が2倍以上高速です。販売されているモデルもPCIe接続が多いので、PCIe接続を選ぶのが無難といえます。

 

容量は512GB以上がオススメ。256GBでも当面は問題ありませんが、メインPCとして使う場合、多くのアプリをインストールするほか、データもどんどん増えていきます。数年間は容量不足に悩まないためにも、512GBの容量があると安心できます。

 

このほか、バッテリーの持ちやインターフェイスがどれだけ豊富か、オンライン会議に適した機能やセキュリティ機能といった付加機能なども、できればチェックしたいところ。ただし、使ってみないとわからない部分でもありますので、まずはこれまで見てきたポイントをさらいながら、自分に合った1台を探してみてください。

↑インターフェイスとして定着したUSB Type-Cなど、インターフェイスも可能であれば気にしてみてください

 

2023年春に登場したモバイルノートPCをチェック

ここからは、2023年に登場したばかりの最新モバイルノートPCを紹介。購入の検討・比較の参考にしてみてください。

 

富士通クライアントコンピューティング

FMV「UHシリーズ」

 

14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の約689gを実現した「UH-X/H1」など、軽さにおいて群を抜いたモデル。それでいて、厳しい耐久性試験をクリアしたほか、スペック面で最新の第13世代CPU インテル Core i7-1355Uや16GBメモリーを搭載するなど、隙のない仕様となっています。「FCCLキーボードマイスター」が監修したこだわりのキーボードや、豊富なインターフェイスも特徴です。

 

FMV UH-X/H1の主なスペック

サイズ/重さ:約幅308.8×奥行き209×高さ15.8~17.3mm/約689g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第13世代CPU インテル Core i7-1355U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約11時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB 3.2(Gen2)Type-C×2、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:26万3780円(税込、ヨドバシ.com)

 

Dynabook

「dynabook R8」

 

約20.5時間と長時間のバッテリーを搭載。加えて、30分の充電でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる「お急ぎ30分チャージ」に対応し、外出先でも安心して使えます。また、目の負担を軽減する「Low blue light液晶」の搭載、ボディの素材にマグネシウム合金を採用することで軽さと堅牢性を両立、高いスペックなどを備え、総合力の高い1台です。

 

dynabook R8の主なスペック

サイズ/重さ:約幅312.4×奥行き224.0×高さ15.9mm/約940g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第13世代CPU インテル Core i7-1360P

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約20.5時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:27万4780円(税込、ヨドバシ.com)

 

NECパーソナルコンピュータ

「LAVIE NEXTREME Carbon」

 

オンラインコミュニケーションをより快適にする機能の追加で、場所に依存しない使いやすさを追求したモデル。オンライン会議で顔の印象をアップするアプリ「YouCam 10」や、周囲の雑音を抑えて相手に自分の声を聞こえやすくするビームフォーミング機能などを搭載しています。もちろん、薄型軽量、高いパフォーマンスなど、モバイルノートPCに求められる性能も持ち合わせています。

 

LAVIE NEXTREME Carbon XC750/FAシリーズの主なスペック

サイズ/重さ:約幅313×奥行き218×高さ17.5mm/約887g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第12世代CPU インテル Core i7-1255U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約24時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Gen1)Type-A、HDMI出力、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:27万4780円(税込、ヨドバシ.com)

 

なお、ここではこの春に登場したモバイルノートPCを紹介していますが、2022年発売のモデルまで範囲を広げると、ほかにも選択肢はありますので、気になる人はチェックしてみてください。

 

春はお得に買えるキャンペーンも必見

この時期は新生活に合わせて各メーカーでキャンペーンを実施していることがあります。そうしたキャンペーンをチェックして、最新モデルをお得に購入するのがオススメですので、気になるモデルは公式サイトなどを確認してみてください。

 

たとえば、今回紹介したFMVのUHシリーズは、購入してキャンペーンに応募するともれなく8000円がキャッシュバックされます。また、学生限定かつ抽選で4000人にManhattan Portageのコラボバッグがプレゼントされるキャンペーンも実施中。ほかのメーカーでもこうしたキャンペーンを実施している場合があるので、見逃さないようにしましょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

最新版「Chrome」でMacBookのバッテリーが長持ち! YouTubeを18時間も見れる

米Googleは、Chromeブラウザーの最新版においてMacBookのバッテリーを消耗しにくくする改良を行っていると発表しました。

↑バッテリーが従来より長持ち

 

最近、全ユーザーに展開され始めたバージョン110は、Appleシリコン(M1/M2チップなど独自開発プロセッサー)を搭載した最近のMacだけでなく、より古いインテル製チップ搭載モデルでもパフォーマンスが向上するとのこと。

 

Googleが行ったテストでは、M2搭載MacBook Pro(macOS Ventura)でYouTube動画を18時間見たり、ウェブサイトを17時間閲覧できたりしたそうです。しかし、インテル版MacBookに関するデータは明かされていません。

 

ちょうどChromeの新機能「メモリセーバー」と「省エネモード」の展開が2023年2月に始まったばかりですが、Googleはこれらの機能強化を使えば、上記のテストよりも30分長く動作できたと主張しており、併用すればバッテリーがより一層長持ちしそうです。

 

なぜ、macOSで消費電力が節約できるようになったのか? Googleは開発チームが「iframe」(ページ内にHTMLページを読み込む要素)に変更を加えたからだと説明。また、ブラウザが不必要にユーザーインターフェースを書き直すことを止めさせ、CPUへのアクセスがより効率的になるようにタイマーを調整したとも語っています。

 

お使いのChromeのバージョンは、右上の3点ボタンをクリックして「ヘルプ」>「Google Chromeについて」から確認できます。すでにアップデートが来ている場合は「更新」が表示されており、それをクリックすると良いでしょう。

 

Source:TechCrunch

マイクロソフト、Windows 11の最小要件を満たしていないPCにアップグレード案内を送ってしまう

先週初め、米マイクロソフトはハードウェアの最小要件を満たしていないWindows 10 PCのユーザーに、間違ってWindows 11にアップグレードする案内を送ってしまったことが明らかとなりました。

↑Windows 11

 

これはTwitterユーザーのPhantomOcean3氏が、いち早く気づいたことです。同氏のWindows 10 PCは2GBのRAMしか搭載していないにも関わらず、Windows 11に無料アップグレードできると全画面の通知を受け取ったスクリーンショットを公開しています。ちなみに、Windows 11に必要な最小RAM容量は4GBです

 

その後、マイクロソフトはサポート文書で「一部のハードウェア的に不適格なWindows 10およびWindows 11 バージョン21H2デバイスに、Windows 11への不適格なアップグレードが提供されました」と説明。この問題が起こったデバイスは、アップグレードインストールを完了できないとしつつ「この問題は検出されたその日のうちに解決しました」と付け加えています。

 

マイクロソフトがこうした手違いを起こしたことは、今回が初めてではありません。昨年も何百人ものWindows Insiderベータテスターが、自分たちのPCが最低要件を満たしていないのに、Windows 11のアップグレード案内を受け取ったことがあります

 

その一方で、つい最近もWindows 11をインストールした非推奨PCに「システム要件が満たされていません」と警告したとの報告もありました。Windows 11の必要システム要件はWindows 10より厳しめのため、様々な問題が起こっているようです。

 

Source:The Verge

PCゲーマーデビューにピッタリ! PCやディスプレイ、マウス、キーボード、ヘッドセットがセットになった「ゲーミングデバイスセット」発売中

マウスコンピュータ―は、G-TuneのゲーミングPC、iiyamaのゲーミングディスプレイ、Logicoolのマウス・キーボード・ヘッドセットがセットになった「ゲーミングデバイスセット」を販売開始しました。

 

現在発売中のセットモデルは、「G-Tune HM-B-AL-WA」「G-Tune HN-Z-AL-WA」「G-Tune EN-Z-3060Ti-G-AL-WA」「G-Tune HN-Z-3070Ti-G-AL-WA」の4種類。

 

G-Tune HM-B-AL-WAは、ゲーム実況や動画編集などにも対応するゲーミングPCをはじめ、ゲーミングディスプレイ・マウス・キーボード・ヘッドセットを付属したセットモデルです。税込価格は19万9800円。

 

G-Tune HN-Z-AL-WAは、FPSタイトルなどのプレイにおすすめな高性能ゲーミングPCをはじめ、ゲーミングディスプレイ・マウス・キーボード・ヘッドセットを付属したセットモデル。税込価格は24万9800円です。

 

G-Tune EN-Z-3060Ti-G-AL-WAは、幅広いジャンルのゲームを楽しみたいミドルゲーマーにおすすめのゲーミングPCをはじめ、ゲーミングディスプレイ・マウス・キーボード・ヘッドセットを付属したセットモデルです。税込価格は24万9800円。

 

G-Tune HN-Z-3070Ti-G-AL-WAは、最高のゲーム環境で楽しみたいゲーマーにおすすめのゲーミングPCをはじめ、ゲーミングディスプレイ・マウス・キーボード・ヘッドセットを付属したセットモデルで、税込価格は27万9800円です。

GIGABYTEが2023年新作ノートPC発表。ゲーマー&クリエイター向けの個性的マシンが揃う

パソコン・周辺機器メーカーのGIGABYTEは、最新のグラフィックボードGeForce RTX 40シリーズを搭載した、2023年新作ノートパソコンの発表会を開催しました。発表会では、ゲーマー向けのAORUS、ライトゲーマー向けのGIGABYTE、クリエイター向けのAEROの各ブランドから新製品が登場。本稿では製品の概要をレポートします。

 

AORUSからは、インテル第13世代CPU搭載モデルが多くラインナップ

AORUSのゲーミングPCは、ハイエンドモデルを中心とした5シリーズが登場しました。そのフラッグシップとなるのが、インテルの第13世代CPU・HXシリーズを搭載したAORUS 17X/15Xです。

↑フラグシップモデルのコンセプトは「最強重装」

 

特に17.3インチ、QHD画質、リフレッシュレート240Hzのディスプレイを備えた17Xは、CPUにCore i9-13950HX、GPUにGeForce RTX 4090 Laptopを搭載した超ハイエンド機。スペックは次の通りです。

  • CPU:Core i9-13950HX
  • GPU:GeForce RTX 4090 Laptop
  • メモリー:32GB(DDR5、5600MHz、最大64GB)
  • ストレージ:1TB M.2 PCle Gen4 SSD×2(空きスロットなし)
  • ディスプレイ:17.3インチQHD IPS液晶 リフレッシュレート240Hz(アスペクト比16:9)
↑AORUS 17X。タッチパッドには、AORUSのイメージである鳥の頭部があしらわれています

 

↑17X、15Xの背面下辺には、LEDを内蔵

 

15.6インチの15Xには、スペックが異なる2つのモデルが用意されています。両モデルで共通しているのは、GPUやストレージ、ディスプレイの解像度。一方で、CPU、メモリーの転送速度などが異なっています。それぞれのスペックは下記をご覧ください。(左が高スペックモデル)

  • CPU:Core i9-13900HX/Core i7-13700HX
  • GPU:GeForce RTX 4070 Laptop(2モデル共通)
  • メモリー:16GB(DDR5、5600MHz、最大64GB)/16GB(DDR5、4800MHz、最大64GB)
  • ストレージ:1TB M.2 PCle Gen4 SSD×1(空きスロット:M.2  PCle Gen4×1)(2モデル共通)
  • ディスプレイ:15.6インチQHD IPS液晶 リフレッシュレート240Hz/165Hz(ともにアスペクト比16:9)
↑AORUS 15X。17Xがそのまま小さくなったような外見です

 

普及機となるのがAORUS 17H、17、15の各シリーズ。17Hは1モデル、17は2モデル、15は5モデルをラインナップします。17Hは、CPUにCore i7-13700Hを搭載。17および15は、Core i7-13700H搭載モデルと、Core i5-12500H搭載モデルがあります。

↑AORUS 15。今回発売されたAORUSシリーズの製品のなかで、唯一のテンキーレス

 

AORUS新モデルのスペック比較は、下掲の画像を参照してください。

↑各機のディスプレイの比較。なお「VF」は、2023年モデルであることを意味しています

 

↑CPUの比較

 

↑GPUの比較

 

ライトユーザー向けとなるのが、GIGABYTEブランドのG5シリーズ。こちらは、Core i5-12500H、GeForce RTX 4050/4060搭載モデルの発売が発表されています。

↑GIGABYTE G5。今回はモックアップのみの展示でした

 

クリエイター向けのAEROは有機ELディスプレイを搭載

今回の発表会で、筆者が特に気に入ったのが、AEROの新モデル。クリエイター向けとして開発されているこのシリーズは、色精度にこだわった有機ELディスプレイを装備しています。高スペックと薄さ・軽さを追求したデザイン性も特徴です。

 

プロフェッショナル向けの16インチモデルは、異なるスペックの2台をラインナップ。下記にスペックをまとめています。(左が高スペックモデル)

  • CPU:Core i9-13900H/Core i7-13700H
  • GPU:GeForce RTX 4070 Laptop(2モデル共通)
  • メモリー:32GB(DDR5、4800MHz、最大64GB)/16GB(DDR5、4800MHz、最大64GB)
  • ストレージ:1TB M.2 PCle Gen4 SSD×1(空きスロット:M.2  NVMe 専用スロット×1)(2モデル共通)
  • ディスプレイ:16.0インチ4K有機ELパネル(アスペクト比16:10)(2モデル共通)
  • サイズ/質量:34.5×25.5×1.8〜2.2cm/2.1kg(2モデル共通)
↑16インチモデル。大型ではありますが、キーボードはテンキーレス

 

↑左側面にはmicroSDカードスロットを装備。SDカードにしなかった理由は「本体のサイズや重さを抑えるため」だそうです

 

↑右側面には、Thunderbolt 4ポートが2つ並んでいます

 

↑背面には、HDMIポートが。コードをスッキリさせながら、マルチディスプレイ環境ができそうです。2つのThunderbolt 4とあわせて、3画面に出力することも可能

 

↑16インチモデルの外部インターフェイス

 

一方、ミドルハイの14インチモデルも用意されています。16インチモデルと比べてスペックこそ劣りますが、500g以上軽くなっているのは魅力です。

  • CPU:Core i7-13700H
  • GPU:GeForce RTX 4050 Laptop
  • メモリー:16GB(LPDDR5、アップグレード不可)
  • ストレージ:1TB M.2 PCle Gen4 SSD×1(空きスロットなし)
  • ディスプレイ:14.0インチQHD有機ELパネル(アスペクト比16:10)
  • サイズ/質量:31.1×22.08×1.7cm/1.49kg
↑14インチモデルのインターフェイス。16インチモデルとほぼ一緒

 

本シリーズのポイントは、GPUを積んだハイスペックノートでありながら、薄くて軽いという点。特に14インチモデルはかなり軽く感じられます。持ち運びのできるGPU搭載ノートが欲しいという方には、選択肢になりうる一台です。

 

AORUS 17X&17Hはすでに発売。他機種も順次発売予定

内覧会で展示された製品のうち、AORUS 17Xおよび17Hはすでに販売が始まっており、税込の参考価格はそれぞれ66万円/36万800円です。そのほかのモデルについては近日中に順次発売されるとのことで、参考価格についても後日発表となっています。

武骨なデザインにグッとクる! 最新NVIDIA GeForce RTX 40シリーズLaptop GPU搭載、堅牢性に優れた「ASUS TUF Gaming F15シリーズ」

ASUS JAPANは、ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming F15シリーズ」の新製品を発表。4月より順次販売を開始します。

 

今回発売となるのは、15.6型のディスプレイを搭載した「ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4」と「ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4」の2モデル。筐体カラーは、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4がメカグレー、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4がイエガーグレーで、モデルによって異なります。

↑ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4(メカグレー)

 

TUFロゴの位置もモデルにより異なり、イエガーグレーのTUFロゴは大きなレーザー彫刻のデザインで、メカグレーは天板にエンボス加工されたTUFロゴが表示されています。タッチパッドの隅にも小さくTUFマークを配し、キーボード手前のパームレスト部分にもスタイリッシュな英文の文章を入れることで特別感を演出。通常は見えない本体の裏面に、ワンポイントとしてオレンジ色のゴム足を搭載しています。

↑ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4(イエガーグレー)

 

CPUはどちらもインテル Core i7-12700H プロセッサー。グラフィックス機能(GPU)は、第3世代RTコアと第4世代Tensorコアを新搭載し、DLSS 3などの最新機能も利用可能なNVIDIA GeForce RTX 40シリーズLaptop GPUを搭載。ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4はNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4はNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPUを、それぞれ搭載しています。

 

高温・低温や振動などへの耐性も高く、米国国防総省が定める軍事規格のMIL規格 (MIL-STD-810H) に準拠したテストをクリアしており、高い堅牢性を備えています。

 

ともにリフレッシュレートが144Hzの高速駆動フルHDディスプレイを搭載しているほか、GPUの画面出力とディスプレイの表示タイミングを同期させるG-Syncにも対応しています。
キーボードはテンキー付きのRGBイルミネートキーボードで、音量調節やマイクのオンオフなどを行える4つのショートカットキーを搭載しています。ゲームでの使用頻度が高いWASDキーには、スモークがかかったスケルトンキーを使用し、ゲーミングノートPCらしさを演出。大型タイプのタッチパッドも搭載しています。

 

本体内部の冷却は、84ブレード構成の静音大風量ファンである、独自のArc Flow Fansを使用して、本体の側面に設けた4つの巨大な通気孔から強力に熱を排出することで、内部に熱がこもるのを防ぎます。低温時には自動でファンを停止する機能も搭載しており、低負荷時などには無音で使用することができます。最大TGP(消費電力)が140WのGPUまで冷却できるので、ハードウェアの性能を大きく引き出すことができます。

 

同時発表のゲーミングノートPC「ROG Strix G18」「ROG Strix G16」同様、GPUの信号を直接出力するMUXスイッチによるグラフィックス性能の向上や、立体音響技術Dolby Atmos対応オーディオ機能を搭載しています。

 

税込価格はASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4が21万9800円、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4が18万9800円です。

ゲーマーに求められるあらゆる要素をバランス良く凝縮! ゲーム好きの“やりたいこと”を叶えるゲーミングノートPC「ROG Strix G18/G16」発表……ASUS

ASUS JAPANは、ゲーミングノートPC「ROG Strix G18」と「ROG Strix G16」を発表。3月より順次販売開始予定です。

↑ROG Strix G18

 

ROG Strix G18は18型ディスプレイを搭載、ROG Strix G16は16型ディスプレイを搭載しており、スペックの違いで複数のモデルを用意。税込価格は、ROG Strix G18が33万9800円~、ROG Strix G16が24万9800円~です。

↑ROG Strix G16(エクリプスグレー)

 

全モデルに最新世代のNVIDIA GeForce RTX 40シリーズ Laptop GPUを搭載。高い効率のNVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャの採用により、従来のNVIDIA GeForce RTX 30シリーズLaptop GPUよりもグラフィックス性能が大きく向上し、より綺麗なグラフィックスでゲームを楽しめます。

↑ROG Strix G16(ボルトグリーン)

 

高性能コアと高効率コア、得意な処理が異なる2種類のプロセッサー(以下、CPU)コアを内蔵する第13世代インテル Core プロセッサーを全モデルに搭載。ゲームだけでなく、ゲームプレイ中の音声チャットや動画配信を行なったり、プレイを録画したり、外付けディスプレイを接続し、そちらにゲームについての情報を表示したままでも、ゲームを快適にプレイすることができます。

 

すべてのモデルに高速なDDR5-4800メモリを搭載。ストレージもすべてのモデルがPCI Express 4.0×4の高速なインターフェースで接続しています。これにより、ゲームの起動やゲーム内でのデータの読み込みなど、あらゆる処理が高速に行えます。

 

通常のノートPCでは、GPUの信号はCPUを経由して出力されていますが、ROG Strix GシリーズではMUXスイッチという機能を搭載することで、CPUを経由させずにGPUから直接出力。これにより、CPUを経由する際の遅延をなくすことができ、同スペックの他のノートPCよりも、ワンランク上のグラフィックス性能を発揮します。

 

全モデルにゲーム用の高速駆動液晶を搭載。240Hz駆動のモデルと165Hz駆動のモデルがあり、どちらも一般的な60Hzディスプレイ搭載のノートPCと比較して、なめらかな表示が可能です。

 

画面解像度が2560×1600ドットのモデルと、1920×1200ドットの2種類のモデルがあり、どちらも一般的なディスプレイ(アスペクト比16:9)よりも、縦に表示領域が広いアスペクト比16:10のディスプレイを搭載しています。

 

ディスプレイを囲むフレーム(ベゼル)の割合は、ROG Strix G16ではディスプレイ全体の約10%、ROG Strix G18では約11%に抑えています。

 

すべてのモデルで、GPUの画面出力とディスプレイの表示タイミングを同期させることができるNVIDIA G-SYNCに対応しており、ゲーム画面がチラつくことやカクつくことがなく、綺麗な画面でゲームを楽しむことができます。

 

また、一部のモデルには、「ROG Nebula Display」を搭載。500nitの輝度と1200:1のコントラスト比によって鮮やかな画面が表示でき、HDR規格のDolby Visionに対応することで、Dolby Vision対応動画や対応ゲームを、従来よりもリアルな画面で体験できます。ROG Nebula DisplayはDCI-P3 100%の広色域に対応し、PANTONEとTÜV Rheinlandの認証も取得しています。

 

本体の冷却は全モデルとも、本体内部の熱源に直接外気を導くエアフロー設計と、CPU用とGPU用の2つのファンに加えてGPUの熱移動を助ける3つ目のファンを合わせた、複合的な冷却技術であるTri-Fan技術を採用。放熱部には、広い放熱面積を持つPulsarヒートシンクを搭載し、強力に放熱を行ないます。CPUとGPUの熱伝導グリスには、液体金属グリスの中でも極めて高い熱伝導率の、Thermal Grizzly社製のConductonaut Extremeを使用。

 

立体音響技術のDolby Atmosに対応したオーディオ機能を全モデルに搭載しており、本体の2つのスピーカーまたはステレオヘッドセットなどでバーチャルサラウンドを体験可能です。オーディオジャックでの音声出力はHi-Resにも対応しており、音の情報量をたくさん持つハイレゾ音源を使用したハイレゾオーディオを楽しめます。

 

ノートPC用キーボードの多くは、カーソルキーに他のキーよりも小さなキーを採用していますが、今回発表された全モデルでは、カーソルキーに他のキーと同じサイズのキーを搭載することで、ゲームでの操作性を向上。ゲーム中に音量調節やマイクのミュートなどを行うことができる5つのホットキーも搭載しています。モデルにより、4ゾーンRGBイルミネートキーボードまたはオールキーRGBイルミネートキーボードを搭載していることで、ゲーミングノートPCらしさを演出することができます。タッチパッドも操作性を考慮した大型のものを搭載しています。

 

インターフェースはThunderbolt 4とUSB 3.2 Gen 2の2種類のType-Cポートを1つずつ搭載しており、どちらも画面出力にも対応しています。画面出力の専用端子としては、HDMI 2.1を1つ搭載。マウスやゲームコントローラーの接続に便利なUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポートを2ポート搭載し、無線LAN接続ではゲームプレイに不安があるというゲーマーのために、有線LANも搭載。

 

全モデルで、本体前面下部と側面の前寄り下部に、ライン状に光るライトバーを搭載しています。好みの色や光り方に設定することもできます。

まもなくChromebookに「Android 13」がやって来る! 海外メディアが報道

Google(グーグル)のノートパソコン向けプラットフォーム「ChromeOS」にあるAndroid OSが、まもなく「Android 13」に置き換えられると海外メディアが報じています。

↑Android 13へのアップデートが近い

 

ChromeOSはノートパソコン「Chromebook」に搭載されているOSで、グーグルのさまざまなサービスにアクセスし、オフラインでも作業ができるように設計されています。現在のChromeOSでは「Android 11」が動作しており、そのバージョンは1年おきにアップデートされてきました。

 

9to5Googleによれば、GoogleはChromeOSにおいてAndroid 12、Android 13、Android 14をテストしており、Android 13のリリースが近づいているとのこと。このことは「ARC-T(Android Runtime for Chrome – Tiramisu)」というフラグが登場したことからも確認できるとされています。

 

ChromeOSのAndroid OSがAndroid 13になることのメリットとして、デザインフレームワーク「Material You」が利用できることが挙げられます。これにより、ChromeOSのシステムカラーがAndroidアプリへと反映されることが期待されるのです。

 

現時点では、ChromeOSのAndroid OSのアップデート時期はまだわかっていません。ChromeOSへのAndroidアプリのさらなる統合のためにも、早めのリリースを期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

Windows 11、非推奨PCに「システム要件が満たされていません」と警告

Windows 11は、推奨するハードウェア要件を満たさないPCにも手動でインストールすることができます。しかし最近、一部の要件を満たしていないPCのデスクトップに「システム要件が満たされていません」とのウォーターマーク(電子透かし)が表示されていることが明らかになりました。

↑ウォーターマークを再びテスト中

 

Windows Latestによると、Windows 11 22H2(2022年9月に配信)を実行している非推奨PCのデスクトップ上では「システム要件が満たされていません」というウォーターマークが出るようになったとのこと。Insiderプレビュー版ではなく、正規の製品版で起こっているそうです。

 

もっとも全ての非推奨PCで起こっているわけではなく、2023年1月の修正パッチをインストールした後、一部のユーザーのみに表示されているとのこと。つまり、A/Bテスト(2パターンを用意して、どちらが良い結果が出るかを検証する)を行っていると思われます。

 

警告を出されたユーザーの1人は「デバイスを入手したとき、Windows 11がプリインストールされていました。1年以上使っていますが、突然『システム要件が満たされていません』と表示され、『詳細については設定に移動してください』と言われました」と語っています。

 

2022年2月にはマイクロソフトが同様のテストを行っていることが確認されていました。その時はごく一部のユーザーに限られていましたが、今回はウォーターマークが現れたと訴える人が多く、より広い範囲で展開されているようです。

Source:Windows Latest

マインクラフト、ついにChromebookでプレイできる? ひっそりと期間限定トライアル版登場

GoogleChrome
↑これまでマイクラプレイができなかったChromebook

地上で最も人気のあるゲームの1つ『マインクラフト(Minecraft)』が、一般的に安価といわれるノートPCのChromebookで遊べる可能性が浮上してきました。

 

これまでChromebookはマイクラ(略称)で公式サポートされておらず、そのため多くの人たちはさまざまなハッキング的な抜け道をくぐってきました。そもそもChromebookは米国で子どもたちの学習に使われており、子ども向けのマイクラが遊べなかったこと自体、奇妙なことです。

 

またChromeOSでは一部のAndroidアプリが使えますが、なぜかGoogle PlayストアのAndroid版マイクラはインストールできませんでした。おそらく、権利元のマイクロソフトがWindowsマシンの普及を優先するため、意図的にChromebookをブロックしてきたと推測されます。

 

しかし今や、マイクラの公式サポートサイトではひっそりと「Minecraft Trial for Chromebook FAQ」つまり「Chromebook向けマイクラ」をテストしていることが、FAQの形で明らかにされています。

 

この期間限定トライアルは、Chromebook上で直接マイクラがプレイできるものですが、サバイバル限定でわずか90分間のみとなっています。この時間が過ぎると、プレイしたワールドは削除され、次はゼロからやり直しに。さらにプレイした結果を、正規版のゲーム本編に引き継ぐこともできません。

 

開発元のMojangによると、このトライアルはバグ取りやトラブル解決用のデータ取得に使われるそうです。

 

トライアル版はGoogle Playストアで配布中ですが、地域限定となっており、対応国は17カ国。日本が除外されるのは珍しくありませんが、英米もアクセス不可となっています。

 

完全版のマイクラがいつChromebookに登場するかは不明ですが、Androidスマートフォンよりも広い画面で、お手ごろ価格のデバイスで楽しめるようになるのは素晴らしいことですね。

 

Source:Minecraft Trial for Chromebook FAQ
via:9to5Google

Windows 11にRGB照明のコントロール機能が追加?

「Windows 11」にRGB照明を制御する機能が搭載される可能性を、ソフトウェア開発者のAlbacore氏が伝えています。

windows11
↑カラフルなRGB照明

 

RGB照明といえば、ゲーミングPCなどでみられるド派手な発光機能。PCの内部や周辺機器などを光らせることが可能です。一方でコントロールにはサード製のアプリを利用しますが、アプリによってバグが多いなどの問題があります。

 

Albacore氏によれば、開発者向けのWindows 11のインサイダービルドに、RGBデバイスを制御するための隠し機能が含まれているのを発見したそうです。同氏が保存したスクリーンショットでは、設定アプリ内の個人設定メニューに、照明コントロールが追加されています。

 

設定メニューからは、それぞれのデバイスの明るさと色の調整が可能。また、さまざまなエフェクトを表示したり、その繰り返しの速度を調整したりすることもできます。さらに、WindowsのアクセントカラーとRGB照明を統一することも可能です。

 

一方でAlbacore氏によれば、このような隠し機能は2018年から存在していたとのこと。同機能がWindows 11にすぐに採用されるかどうかは不明ですが、あればなかなか便利な機能といえるでしょう。

 

Source: Albacore / Twitter via Engadget

総合力が高いdynabook R9/dynabook R8登場、第13世代インテルCPU搭載でさらに性能アップ

Dynabookは2月10日、14インチのプレミアムモバイルノートPC「dynabook R9」「dynabook R8」を発表。2月17日から発売します。店頭予想価格はdynabook R9が30万円台後半、dynabook R8が27万円台半ばとなっています。

↑dynabook R9

 

両モデルともに軽さ、速さ、強さ、操作性を兼ね備えており、モバイルノートPCとして総合力の高さが特徴です。

 

前モデルからのアップデートは主にCPUで、最新の第13世代インテル Core プロセッサーを搭載。動画編集などの負荷の大きい作業や、マルチタスクを快適にこなせる性能を実現しています。また、最新のWi-Fi 6Eにも対応しており、おなじく対応のWi-Fiルーターに接続すれば安定した通信が可能です。

 

本体は13.3インチ並みのサイズ感に抑えつつ、dynabook R9は約1.05kg、dynabook R8は約940gと軽量に仕上げています。加えて、米軍の調達基準であるMIL規格に準拠した耐久テストをクリア。堅牢性も備えています。

↑dynabook R8

 

14インチのディスプレイは16:10比率で、解像度は1920×1200ドット。液晶は高輝度、高色純度、広視野角のLED液晶を採用しており、前モデルから変更はありません。一方で、ブルーライトの低減において、新たにドイツの第三者認証機関であるテュフ・ラインランドが定めた安全指標である「Eyesafe 2.0認証」を取得しています。

 

使い勝手の面では、Web会議時に使用できる「AIカメラエフェクター」機能を強化。これまでも、カメラの映像からAI が人を識別し、背景フィルターをかけたり、明るさを補正してカメラ映りを改善したりすることで、オンライン会議に適した映像にしてくれましたが、今回からPC内にある画像を背景画像に選択できるようになりました。

 

上位モデルであるdynabook R9のスペックは、第13世代インテル Core i7 1360P プロセッサー、32GBメモリー、512GB SSD。またバッテリーは約24時間駆動となっています。インターフェイスはHDMI、USB 3.2 Gen1(Type-A)×2、Thunderbolt 4×2、有線LANをそろえています。

Chrome OS搭載デスクトップPC! レノボ「ThinkCentre M60q Chromebox Gen 3」

レノボ・ジャパンは、Chrome OS搭載デスクトップPC「ThinkCentre M60q Chromebox Gen 3(シンクセンター エムシックスティーキュー クロームボックス ジェンスリー)」を発売しました。税込価格は7万4800円。

 

同製品は、ThinkCentre Tinyシリーズと同等の筐体サイズの、Chrome OS搭載デスクトップPCです。ThinkCentre Tiny-in-OneやVESAマウントなど、Tinyシリーズ対応のマウント系アクセサリー類を利用可能。Google Titan Cセキュリティチップを内蔵し、Lenovo ThinkShieldを備え、セキュリティ性能に優れています。

 

CPUは、インテル Core i5 プロセッサーからインテル Celeron プロセッサーまで、用途に応じて選択が可能です。堅牢性も備え、12項目のMIL-STDテストをクリア。遠隔での管理を容易に行えるChrome Enterprise Upgradeバンドルモデルは後日発売予定です。

PCゲームの初心者が気軽に楽しめる、最新ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gamingシリーズ」発売

ASUS JAPANは2月8日、ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gamingシリーズ」の新製品を発表。ラインナップは17.3インチの「ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4」と、15.6インチの「ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4」をそろえています。希望小売価格はASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4が19万9800円(税込)、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4が15万9800円(税込)です。

↑ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4

 

ASUS TUF Gamingシリーズは、これからゲーミングノートPCの購入を検討している人や、気楽にゲームを楽しみたい人向けのモデル。スペックはコストパフォーマンスの高さを重視し、PCゲームの初心者が気軽に楽しめる構成を採用したといいいます。それぞれのスペックは下記のとおりです。

 

【ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4】
CPU:インテル Core i7-12700H プロセッサー
メモリー:16GB(DDR4-3200)
ストレージ:512GB SSD
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
ディスプレイ:17.3インチ(1920×1080ドット/144Hz)

 

【ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4】
CPU:インテル Core i5-12500H プロセッサー
メモリー:16GB(DDR4-3200)
ストレージ:512GB SSD
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
ディスプレイ:15.6インチ(1920×1080ドット/144Hz)

 

↑ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4

 

両モデルともに、外部グラフィックスからディスプレイに画面出力できる「MUXスイッチ」を搭載。画面出力の際にCPU内蔵のグラフィックスに経由させないことで、ゲームプレイ時のパフォーマンスを向上させています。

 

また、立体音響技術の「Dolby Atmos」に対応したオーディオ機能を備え、本体のスピーカーもしくは接続したステレオヘッドホンで立体的なサラウンドを体験できます。

 

さらに、本体には独自の静音大風量ファン「Arc Flow Fans」を内蔵。本体の側面などに設けた複数の通気口から熱を排出できるため、本体内部に熱がこもりにくいといいます。

 

発売は、ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4が3月上旬、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4が2月8日から。ゲームを楽しむPCだとどうしても高価になりがちですが、ASUS TUF Gamingシリーズは手を出しやすい価格に抑えられています。PCゲームを始めようか検討している人はチェックしてみるといいかもしれません。

最高峰ゲーミングノートPCはどれだけ快適? ASUSの最新「ROG Strix SCAR 18 G834」でテストしてみた

ASUS JAPANは、ハイエンドゲーミングノートPCの新製品「ROG Strix SCAR 18 G834/16 G634」を発表しました。今回はそのうち、最もハイスペックなROG Strix SCAR 18 G834(NVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop搭載モデル)を試用する機会をいただきましたので、使用感・速さのほどをレポートしていきます。

↑ROG Strix SCAR 18 G834

 

現時点で最高クラスのスペックを実現したゲーミングノートPC

具体的なレビューに入る前に、スペック面を中心に、ROG Strix SCAR 18 G834の概要を紹介しましょう。

 

本機のCPUは、第13世代インテル Core i9-13980HX プロセッサー。GPUには、GeForce RTX 4090 Laptopを搭載しています。CPU、GPUは執筆時点で発売されているノートPCのなかで最高峰のモデルであり、メモリーも32GB(DDR5-4800)と、大容量かつ高速です。これを見ただけで、ASUS製ノートPCのなかではもちろん、国内で販売されているノートPCのなかでもハイスペックと断言できるモデルになっています。

↑18インチの画面は、ノートパソコンとしては最大級。持ち運びには適しませんが、迫力は十分です

 

ディスプレイは、アスペクト比16:10の18インチで、オーソドックスな16:9のものと比較するとやや縦長。解像度はWQXGA(2560×1600ドット)、リフレッシュレートは240Hzです。ゲーミングディスプレイの場合、解像度はまだまだ1920×1080ドットのフルHDが多く、リフレッシュレートも144Hz程度が一般的ですが、本機のスペックはそれを大きく上回っています。

↑本体左側面には、Thunderbolt 4、USB 3.2(Type-C)、HDMI、ヘッドホンジャック、有線LANを装備。反対側には、USB 3.2(Type-A)が2基あります

 

また特徴的な点として、容量2TBのSSDがRAID 0に対応していることが挙げられます(ROG Strix SCAR 18 G834のGeForce RTX 4090 Laptop搭載モデルのみ)。RAIDとは、複数のストレージを1台のSSDとして認識させ、読み書きの速度を向上させる技術のこと。これにより、ゲームのローディング時間短縮はもちろん、映像制作などのクリエイティブユースの快適性も向上します。RAID 0に対応したノートPCはレアなので、特筆に値するポイントです。

↑本体の背面。外周部や背後のロゴにはLEDが内蔵されています

 

高負荷なFF15ベンチマークでパフォーマンスをチェック

そんな本機の性能を、高負荷とされるゲーム「FINAL FANTASY XV(以下FF XV)」のベンチマークソフトで測定してみました。なお、本機のパフォーマンスは、プリインストールされているアプリケーション「Armoury Crate」から、CPU、GPUともに個別で設定できます。多くの設定の組み合わせがあるため、今回はそのうち3通りのパターンで検証しました。

↑「Armoury Crate」のウインドウ。CPUのパフォーマンス設定は左下(Windows、サイレント~と並んでいる部分)、GPUのそれは右中央(Ultimate、スタンダード~と並んでいる部分)に表示されています。CPUの設定を変えると、動作周波数が瞬時に切り替わります

 

1.WQHD画質なら、スタンダード設定でも「非常に快適」

まず試したのが、標準設定ともいえる、CPU:パフォーマンス、GPU:スタンダードの組み合わせ。CPU、GPUともに、2番目に高い設定です。ベンチマークソフトの測定条件は、画質を2560×1440ドットのWQHD画質として、グラフィックを高品質としました。

↑ベンチマークの結果画面。スコア12000以上を出すと、「非常に快適」と判定されます

 

その結果は、最高評価の「非常に快適」。FF XVは高負荷なゲームとして知られているため、「本機はパフォーマンスを最高まで高めずとも、WQHD画質であればどのようなゲームにも十二分な快適性をもたらす」といってよいでしょう。スペックがスペックだけに当然ではありますが。

 

ちなみに動作中のファンの騒音は、体感レベルでは「思ったより静か」。「キュィーン」という高回転音ではなく「サーッ」といった感じの排気音が主で、音が気にならないといえば嘘にはなりますが、想定よりは小さなものでした。

↑ベンチマークテスト中のCPU、GPUの状況や排気音の大きさなどをモニタリング。パフォーマンスを最大化せずともGPU使用率はほぼ100%になりますが、周波数にはまだ余裕があります

 

2.パフォーマンス最高の設定にしたら、さらに数値が向上

続いて、CPU、GPUをそれぞれ最高のパフォーマンスを発揮する設定にして測定しました。測定条件は先ほどと変わらず、画質はWQHD、グラフィックは高品質です。

↑当然ながら、さらなるハイスコアを叩き出してくれました

 

スコアは14071と、先ほどと比べ、1300ほど高いものになりました。ただしベンチマーク中の映像を見てその違いを体感できるかといわれれば、正直微妙というのが筆者の感想。スタンダード設定の時点ですでにかなりヌルヌル動いていたので、2つの画面を並べてみないとわからないレベルでしょう。

↑CPUやGPUの使用率は上とほぼ変わりませんが、動作周波数が高くなっていることがわかります。ファンの動作音は先ほどよりも大きくなり、モニタリング画面の表示によれば、約9dBAの違いがありました。また、発熱は先ほどとほぼ変わらず。筆者がテストした限りでは、CPU、GPUともに、80度を超えることはあまりありませんでした

 

3.4K画質でも快適

続いて、ベンチマークソフトの設定を4K画質にしてテストしました。もちろん、CPU、GPUは最高設定。そもそも本機のディスプレイがWQXGA画質なので、4Kでゲームをプレイすることはあまりないと思われますが、興味本位での測定です。

↑結果は「快適」で上から3番目の評価。「とても快適」となる9000以上に迫る数値でした

 

ちなみに、1で紹介したCPU:パフォーマンス、GPU:スタンダードの設定で4K画質のベンチマークテストをしてみたところ、こちらはスコア7791の「快適」。マシンの負荷を最大化せずとも、4K画質でのゲームプレイに耐えられる点は、さすがというしかありません。

 

キーボード配列がかなり独特で好みが分かれそう

最高のスペックで、ゲームはもちろんクリエイティブユースなど、あらゆるシーンに対応可能な本機ですが、好みが分かれそうなポイントもあります。キーボードの配列です。

↑本機のキーボード配列

 

一見すると、テンキー付きの標準的なキーボードですが、1か所だけ特徴的な部分があります。それが、Enterキーの下にあるShiftキー。本機のShiftキーは一般的なキーボードと比べて半分程度のサイズで、しかもEnterキーの直下ではなく、左斜め下に配置されています。Enterキーの直下にあるのは方向キーの「↑」なので、Shiftキーをタップしようとして「↑」を押してしまうことが少なくありません。筆者が本機で文章を打ってみたときは、このShiftキーの位置には小さくない違和感を覚えました。

↑Enterキーの下を拡大。Shiftキーが小さく、また左隣のキーとの間隔が狭くなっていることがわかります

 

多くのゲームで使うキーは、キーボードの左側部分に集中しているため、ゲーミングにおいてこのキー配列が問題になることは少ないと思われます。しかし、そのほかの用途で使うとなると話が変わることも多いでしょう。それ以外のキーはキーピッチ(キーの間隔)が比較的広めにとられているおかげかタイピングしやすいということもあって、このShiftキーの違和感が際立ちます。

↑キーボードの上部はスケルトン仕様になっていて、内蔵LEDとあわせて、ゲーミングPCらしい雰囲気を醸し出しています

 

モンスターマシンを使いこなせるかはユーザー次第

現時点で最高峰のスペックを備えた本機。そのぶん価格は高く(レビューモデルの価格は税込59万9800円)、操作性の面でもユーザーを選ぶ部分はありますが、無限の可能性を秘めているのは間違いありません。

 

ゲーミングにしても、あるいはそれ以外の用途でも、ユーザーがそのポテンシャルを引き出すような使い方をすれば確実に応えてくれるこのマシン。問題はその使い方を見つけ出せるかどうかでしょう。

 

一方で、このようなハイスペック機を触っていると、1人のPCユーザーとして、ロマンのようなものを感じます。これほどの高性能を使いこなすことは難しいですが、そのスペックのなかには果てしない夢が詰まっています。

Microsoft Edge、どれだけパスワードの強度が高いか教える新機能をテスト中! クラックされにくくなります

米マイクロソフト(以下、「MS」)は、Edgeブラウザーにパスワードを入力すると、どれだけ安全かを教える新機能「パスワード強度インジケーター」を開発中だと報じられています。

↑「パスワード強度インジケーター」を開発中?

 

すでに多くのWebサイトでは、悪意のある人物に破られにくい安全なパスワードを選べるよう、パスワード強度の表示機能が備わっています。が、MS情報サイトMSPoweruserによると、新たにEdgeに内蔵されるパスワードインジケーターは、すべてのサイトでパスワードの強度を表示するとのことです。

 

Edge内蔵のパスワードインジケーターは、「弱」、「中」、「強」という3つのレベルを表示。このうち「強」を目指すべきことは、言うまでもありません。悪質な業者が「弱」であれば容易くパスワードをクラックできる一方で、「強」であれば長時間にわたって頭を悩ませることになります。

 

現行の正規版Edgeでも、強力なパスワードを自動生成して提案する機能はあります([設定]>[プロファイル]>[パスワード]>「強力なパスワードを推奨する」をオンにする)。が、この提案を無視して、自分で十分に強度の高いパスワードを作ることもできるわけです。なお、強力にするには、なるべくパスワードを長くし、特殊文字を使うのが良いでしょう。

 

MSは現在、Edgeの新機能を試せる「Microsoft Edge チャネル」のうち、DevチャネルとCanaryチャネルにてパスワード強度インジケータをテスト中です。早く試してみたい人は、こちらからダウンロードできます

 

Source:MSPoweruser

AMDの最新CPU&GPU搭載! タフ仕様ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」

ASUS JAPANは、16型のゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」を発売しました。税込価格は19万9800円。

 

同製品は、プロセッサー(CPU)とグラフィックボード(GPU)に、1月に発表された、最新のAMD Ryzen 7 7735HS 8コア/16スレッド・プロセッサーと、AMD Radeon RX 7600S モバイル・グラフィックスを搭載。

 

CPUとGPUの間で負荷に応じた使用電力の配分を行える、AMD SmartShiftテクノロジーに対応。CPUとGPUで使用電力と熱をうまく融通して双方の性能を最も引き出せる状態にコントロールできるので、AMD CPUだけを搭載した製品や、AMD GPUだけを搭載した製品と比べて、CPUとGPUのトータルでの処理性能が大幅に向上しています。

 

通常のノートPCではGPUの信号はCPU経由して出力されていますが、同製品はAMD Smart Access Graphics テクノロジーという機能を搭載し、CPUを経由させずにGPUから直接出力することで、CPUを経由する際のロスをなくしています。これにより、同じスペックの他のノートPCよりもワンランク上のグラフィックス性能を発揮できるとしています。

 

メモリにはDDR5-4800メモリを搭載し、ストレージにはPCI Express 4.0×4接続のSSDを搭載。

 

アメリカの軍事物資調達規格であるMIL規格(MIL-STD 810H)の基準をクリアしており、高温や低温や衝撃や振動などに強く、高い堅牢性を備えています。

 

ディスプレイには、1秒間に165回の画面書き換えを行う165Hz駆動の高速駆動ディスプレイを搭載。一般的な60Hzディスプレイ搭載のノートPCと比べて、なめらかな表示が可能。解像度が1920×1200ドットの16:10ディスプレイを搭載し、一般的な16:9ディスプレイと比較し、画面の表示領域が縦長になっています。

 

“ゲーミングノートPC”らしく見えるデザインを採用せず、シンプルで落ち着いたデザインを採用。天板の隅とタッチパッドの隅に小さく入っているTUFのロゴと、本体の裏面に搭載しているワンポイントのオレンジ色のゴム足が特徴的なデザインです。

 

本体内部の冷却は、CPUとGPUの熱を素早く移動して分散させる5本のヒートパイプと、84ブレード構成の静音大風量ファンである同社独自のArc Flow Fans、本体の底面に設けた4つの巨大な通気孔で行います。

 

 

キーボードは、テンキー付きのイルミネートキーボードを搭載。音量調節やマイクのオンオフなどを行える4つのショートカットキーを搭載しているので、音量調節なども簡単に行えます。大型タイプのタッチパッドも搭載しています。

 

立体音響技術のDolby Atmosに対応したオーディオ機能を搭載しており、Dolby Atmosのバーチャルサラウンド機能を使用することで、本体のスピーカーやステレオヘッドホンだけで立体的なサラウンドを楽しめます。

 

 

USB3.2(Type-C/Gen2)×2、USB3.2(Type-A/Gen1)×2、HDMI2.1×1、1000BASE-T対応のLANポート×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1を搭載しています。Type-Cの2ポートとも外部ディスプレイへの画面出力と高速なデータ転送に対応し、うち1つのType-Cポートでは5V/3Aまで電力供給(出力)が可能です。

Galaxy Book3シリーズが正式発表! 3K有機ELにGeForce RTX 4070搭載のモデルも

サムスンはグローバルイベントにて、新型ノートパソコン「Galaxy Book3」シリーズを発表しました。

↑サムスンより

 

Galaxy Book3シリーズは、高性能なハイエンドモデルの「Galaxy Book3 Ultra」、Sペンに対応した2 in 1のコンバーチブルモデルの「Galaxy Book3 Pro 360」、薄くて軽量な通常のノートパソコン型の「Galaxy Book3 Pro」の3モデル構成となっています。

 

Galaxy Book3シリーズの特徴は、3K解像度の有機ELディスプレイ「Dynamic AMOLED 2X」を搭載していること。48〜120Hzまでリフレッシュレートを動的に変化せることで、省電力とスムーズな画面表示を実現しています。またAKG4スピーカーを搭載するなど、エンタメ性能にもこだわっています。

 

Galaxy Book3 Ultraは最新の第13世代Core i9/i7プロセッサーと、NVIDIA GeForce RTX  4070グラフィックスを搭載。画面サイズは16インチで、本体重量は1.79kgに留めています。メモリーは最大32GB、ストレージは最大1TBのSSDを搭載し、OSにはWindows 11を採用しています。

 

Galaxy Book3 Pro 360も同じく16インチディスプレイを搭載したほか、プロセッサーは第13世代Core i7/Core i5でグラフィックスには内蔵の「Intel Iris Xe グラフィックス」を採用。一方のGalaxy Book3 Proは14インチ/16インチの2モデルで、プロセッサーは第13世代Core i7/Core i5、グラフィックスは内蔵の「Intel Iris Xe グラフィックス」となっています。

 

カラバリはGalaxy Book3 Ultraがグラファイトの1色、Galaxy Book3 Pro 360とGalaxy Book3 Proはグラファイトとベージュの2色を用意。

 

2023年2月17日から一部市場にて、Galaxy Book3 ProとGalaxy Book Pro360の販売が開始されます。Galaxy Book3 Ultraの海外向け価格は2399.99ドル(約31万円)から、Galaxy Book3 Pro 360は1899.99ドル(約25万円)から、Galaxy Book Pro360は1449.99ドル(約19万円)からとなっています。

デル・テクノロジーズから個人向けノートPCモデル登場! 持ち運びに快適な「Inspiron 13/14/16ノートパソコン」

デル・テクノロジーズは、「Inspiron 13 ノートパソコン」「Inspiron 14 ノートパソコン」「Inspiron 16 ノートパソコン」を発売しました。

Inspiron16
↑Inspiron 16 ノートパソコン(プラチナシルバー)

 

3モデル共通で、OSはWindows 11に対応。またCPUは第13世代インテル Core プロセッサーを搭載するほか、アスペクト比16:10のディスプレイを採用しています。

 

電力効率に優れるうえに、超高速なLPDDR5メモリーでバッテリー持続時間を最大限に延ばしながらアプリケーションを簡単に切り替えることができ、ピーク時における性能を向上。さらに1時間でデバイスを最大80%充電する「ExpressCharge」を搭載しており、外出先でも安心して使えそうです。

Inspiron16-2

Dolby Atmos空間オーディオにより、優れた音質で臨場感あふれる再生を実現。音楽から映画や番組まで、エンタメコンテンツを楽しむことができます。

 

またフルHDカメラと、内蔵のデュアルマイクとバックグラウンドノイズを低減するAIサウンドリダクションは、快適なビデオチャットを実現。

 

広い 16 インチの画面を搭載したInspiron 16 ノートパソコンのカラーは、ダークリバーブルーまたはプラチナシルバーの2色。税込価格は14万5980円~です。

Inspiron14
↑こちらは、Inspiron 14 ノートパソコン(プラチナシルバー)。税込価格は12万9980円~。

 

Inspiron 13 ノートパソコンは軽量デザインを採用したほか、電源ボタンを押すことなく電源を入れられるパネルオープンセンサーを搭載。場所を問わず、プライベートや仕事で快適に使用することができます。カラーはプラチナシルバー。税込価格は13万6980円~。

 

Inspiron13
↑Inspiron 13 ノートパソコン(プラチナシルバー)

わずか約689g! FCCLが本気で作った世界最軽量の14型モバイルPC「FMV UH-X」

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、14.0型にサイズアップした世界最軽量モバイルノートPC FMV「UHシリーズ」など4シリーズ8機種を、1月27日から順次発売します。

↑FCCL FMVの23年春モデルが勢ぞろい

 

フラッグシップモデルとなるFMV「UHシリーズ」は、働き方が多様化し、リモートワークやワーケーションなどのさまざまな場所で仕事をする現代のビジネスパーソンに向け、“いつでも、どこでも”使える1台であることをアピール。USB-A×2やUSB-C×2、HDMI、有線LANポート、microSDカードスロットなど豊富な端子を備え、これ1台でどこでも仕事ができます。

↑UH-Xは世界最軽量となる約689gの軽さを実現

 

従来の13.3型ワイド筐体とほぼ変わらない筐体サイズに、新たにアスペクト比16:10の14.0型ワイド液晶(解像度1920×1200ピクセル)を搭載。これにより、表示領域が17%増加し、資料やWebサイトなどの視認性が向上しています。

↑画面サイズは17%大きくなっているのに重量は9%増に抑えています

 

また、オンライン会議の際などに周囲のノイズを消してスムーズな会話をサポートする「AIノイズキャンセリング」機能を搭載するほか、自動で肌質や顔色を補正し、バーチャルメイクを施すAIメイクアップアプリ「Umore(ユーモア)」も搭載します。

 

ラインナップは、14.0型サイズのモバイルノートPCとしては世界最軽量となる約689gの軽さを実現した「UH-X/H1」と、長時間使用できる大容量バッテリー搭載モデル「UH90/H1」、直販サイト「WEB MART」専用のカスタムメイドモデルを用意します。

↑UHシリーズのスペックの違い

 

UH-X/H1は、最新の第13世代インテル Core i7-1355U プロセッサーと、LPDDR5-6400メモリー16GBを搭載し、基本性能を強化。OSにはWindows 11 Proを搭載しています。

↑世界最軽量モデル「UH-X/H1」

 

UH90/H1は、約848g(ピクトブラック)・約858g(シルバーホワイト・新色フロストグレー)の軽量ボディに、12コアの最新第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサーと、LPDDR5-6400メモリー16GBを搭載。CPU性能を最大限発揮できるように、コンパクトボディにファンを2基搭載し、最大TDP(熱設計電力)28Wでの動作と静音性を実現しました。

↑UH90/H1は新色フロストグレーを新たに追加。カジュアルなシーンにも合いそうなカラーです

 

そのほか、23年春の新モデルとして大画面17.3型ワイド液晶を搭載した「NHシリーズ」、スタンダードな15.6型ワイド液晶搭載の「AHシリーズ」、家ナカモバイルとして提案する「MHシリーズ」などもラインナップします。

↑デザインにこだわったCHシリーズには新色クラウドブルーを追加

 

購入者向けのキャンペーンも

また、学生や新社会人の新生活を応援するキャンペーンとして、2023年1月27日から対象のFMVパソコン購入者向けにキャッシュバックやプレゼント企画を実施します。概要は以下の通り。

↑新製品の発売に合わせて購入者向けのキャンペーンも実施

 

「FMVキャッシュバック大感謝祭」

対象商品を購入し、キャンペーンに申し込んだ全員に最大8000円をキャッシュバック(FMVパソコン 8000円/台、電子ペーパーQUADERNO 2000円/台)。

 

キャンペーン期間
購入期間:2023年1月27日~5月14日まで
申込期間:2023年1月27日~6月15日まで

 

学生限定「Manhattan Portage 新生活応援キャンペーン」

対象の最新FMVモバイルパソコンを購入してキャンペーンに応募すると、抽選で4000名に「Manhattan Portage」とFMVコラボバッグをプレゼント。

 

キャンペーン期間
購入期間:2023年1月27日~3月31日まで
申込期間:
第1弾/2023年1月27日~2月28日までに申し込み→3月末ごろお届け
第2弾/2023年3月1日~4月10日までに申し込み→ 4月中旬ごろお届け
(第1弾、第2弾とも各2000名にプレゼント)

※学生限定…高校生、大学生、専門校生限定のため学生証など在学が確認できる書類が必要です

 

キャンペーンの詳細情報、対象機種、注意事項、お申込みの流れは公式サイトの特設ページをご確認ください(1月27日11時公開予定)。

 

若い世代にも使ってもらえるPCを

発表会にはFCCLの大隈健史代表取締役社長と、TikTokで180万人のフォロワーを持つ現役大学生クリエイターの修一朗さんが登壇。

↑FCCLの大隈健史代表取締役社長

 

↑TikTokクリエイターの修一朗さん

 

普段からスマホやタブレットなどで動画編集などを行っているという修一朗さんは、「久しぶりにキーボードをしっかり使って、あまりの使いやすさに感激した」とコメント。それについて大隈社長は、「FMVは社内にキーボードマイスターという専任者がおり、そこでOKが出ないと商品化できないほどキーボードにこだわっている。そこが伝わってうれしい」と返答していました。

↑修一朗さんは自作の資料を使ってFMVの良いところをプレゼンしてくれました

 

また、修一朗さんからの要望として、「僕らの世代は画面にタッチして操作するのに慣れているので、ついノートPCの画面を触ってしまう。タッチ操作に対応した製品が増えると若い人でも使いやすいかも」と、デジタルネイティブ世代らしい意見を挙げると、大隈社長は「タッチ対応モデルはラインナップしているものの、すべてが対応しているわけではないので、ぜひ参考にしたい」と真剣な表情で答えていました。

 

若い世代のパソコン離れが叫ばれていますが、同社では大学生の声をヒアリングしたり、実際の学生生活での使われ方を参考にしたりしているということで、現役大学生でもある修一朗さんの意見も今後の開発に生かされそうです。

 

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CPUが進化してWi-Fi 6Eにも対応、NECPCがプレミアムな「LAVIE NEXTREME Carbon」など新モデルを発表

NECパーソナルコンピュータは1月24日、2023年の春モデルとしてノートPCの「LAVIE NEXTREME Carbon」「LAVIE N13」「LAVIE N15」および、タブレット「LAVIE Tab T11」を発表しました。

 

LAVIE NEXTREME Carbonは、「プレミアム・モバイル」と位置付けられるモデル。自宅でもオフィスでも働く、ハイブリッドワークを実践している人をターゲットにしています。

↑XC950/FAG

 

製品の特徴は、約879g~からと超軽量でかつコンパクトなボディや、24時間駆動のバッテリー、14型で16:10比率のディスプレイ、こだわりのキーボード、外出先でも使用できるセキュリティ機能などをそろえている点です。

 

2022年に登場した前モデルからはCPUとメモリーを強化したほか、新たにWi-Fi 6Eに対応しています。また、ミーティング機能として、Web会議中のマイクの前後に集音範囲を絞り、周囲の音をカットするノイズキャンセリング機能が追加されています。

 

上位モデル「XC950/FAG」の主なスペックはこちら。

 

CPU:第12世代インテル Core i7-1255U プロセッサー
メモリー:16GB(LPDDR5)
ストレージ:512GB SSD
ディスプレイ:14型(解像度は1920×1200ドット)
インターフェイス:Thunderbolt 4×2、USB 3.1(Type-A)、HDMI出力、microSDカードスロット
通信:LTE(nanoSIMスロット、eSIM対応)、Wi-Fi 6E対応
重量:約935g

 

発売は2月16日を予定しており、市場想定価格は25万8280円(税込)前後~です。

 

LAVIE N13は、コンパクトなモバイルノート。高性能なうえに、13.3型ディスプレイ搭載で約984g~と軽量なほか、最大で約18時間駆動のバッテリーを搭載しています。また、静音キーボードやMAMORIOのネットワークを活用したPC紛失防止機能なども採用。

↑N1375

 

前モデルからはCPUを強化したほか、Wi-Fi 6Eに対応。上位モデル「N1375/FA」シリーズのスペックはこちら。

 

CPU:第12世代インテル Core i7-1255U プロセッサー
メモリー:16GB
ストレージ:512GB SSD
ディスプレイ:13.3型(解像度は1920×1080ドット)
インターフェイス:USB 3.2(Type-C)、USB 3.2(Type-A)×2、HDMI出力、SDカードスロット
通信:Wi-Fi 6E対応
重量:約1035g

 

発売は1月26日を予定しており、市場想定価格は19万2280円(税込)前後~です。

 

LAVIE N15はスタンダードノートに位置するモデル。Wi-Fi 6Eや、スリープ状態で無線通信ができたりスタンバイ時からの復帰が速いためすぐにPCを使えたりする「モダンスタンバイ」に対応するほか、静音キーボード、指紋認証付き電源スイッチなどを搭載しています。

↑N1570

 

今回登場した中で上位モデルにあたる「N1570/F」シリーズのスペックはこちら。

 

CPU:第12世代インテル Core i7-1255U プロセッサー
メモリー:16GB
ストレージ:256GB SSD
ディスプレイ:15.6型
通信:Wi-Fi 6E対応

 

発売は3月2日~順次販売となっており、市場想定価格は16万4780円(税込)前後~です。

 

↑LAVIE Tab T11。キーボードとタッチペンは別売りです

は11型タブレットの中でハイエンドにあたるモデルです。タブレットとしては大画面なうえに、高性能と使い勝手の高さを実現しています。

 

 

ディスプレイは有機ELを採用した11.2型で、解像度は2560×1536ドット、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。また、スペックはCPUがオクタコアのMediaTek Kompanio 1300T、メモリーが8GB、ストレージが256GBです。

 

発売は2月16日予定で、市場想定価格は9万3280円(税込)前後となっています。

Windows 11のタブ機能つきメモ帳アプリ、正式にテスト開始! 1つのウィンドウで複数の文書を管理できます

昨年末、米マイクロソフト(以下、「MS」)の社員がWindows 11の「メモ帳」アプリにタブ機能が追加されることをうっかり漏らしたと報じられていました

↑Image:Microsoft

 

この新たなメモ帳アプリが、正式にテストが始まったことが発表されました。

 

メモ帳のテスト版(バージョン11.2212.33.0)は、Windows Insiderプログラム(Windowsの新機能を、一般提供前に無料で試せるプログラム)のDevチャネルへ順次展開しているとのこと。そこではWebブラウザーのように、複数のタブを切り替えられる新機能が導入されました。

 

たとえば1つのメモ帳ウィンドウで複数のファイルを作成、管理、整理もできるとのこと。またタブをドラッグして切り離し、新たなウィンドウで開けるそうです。

 

さらにタブを管理できる新たなキーボードショートカットも追加され、より便利になったとのこと。保存してないファイルの管理も改善され、内容に基づいてタブ名およびファイル名を自動的に付けたり、未保存だと示すインジケーターを刷新したりと、一部のOfficeアプリと似た挙動をするようです。

 

もっとも、まだいくつかの問題が確認されているとのこと。そもそもDevチャネルは新たなコンセプトをテストする色が濃く、そこで追加された機能も製品版には反映されず、ボツになる可能性もあります。

 

とはいえ、MSはメモ帳アプリが高いパフォーマンス、信頼性、互換性の基準を維持できるよう、最適化を続けていくと約束しています。順調にテストと改良が進み、新たなメモ帳アプリが正式に製品版にやってくることを期待したいところです。

 

Source:Windows Insider Blog
via:MSPowerUser

ハイスペックパーツに応える新デザイン、マウスのクリエイター向けPC「DAIV」がシャーシをリニューアル

マウスコンピューターは1月18日、クリエイター向けパソコンブランド「DAIV」において、デスクトップのシャーシ(PCケース)をリニューアルしたと発表。新デザインモデルを同日から発売します。リニューアルはブランド創業以来初のことです。

 

同社によると、近年のハイエンドパーツは発熱量が大きいうえに、パーツのサイズが大型化し、従来のシャーシでは搭載できない課題があったとのこと。そこで、新シャーシでは内部空間を広く取るよう設計。大型のグラフィックスを2基や、E-ATXマザーボードを搭載できるスペースを確保しています。

↑最近では小型のM.2 SSDがストレージの主流になっているため、HDDを搭載するベイを内部空間から外すなどによってスペースを取っています。ただし、本体背面にはシャドウベイを2基搭載。拡張性も維持しています。なお、中央には大型グラフィックスを支えるサポートバーも配置

 

冷却では、電源ユニットの熱がシャーシ内部に伝わらないよう、専用の吸気・排気口を備えたチャンバーを設置。チャンバー内に電源ユニットを収める構造を採用しています。加えて、搭載できる12cm空冷ファンの数を6基に増加し、水冷は240mmのラジエーターを最大2基搭載可能にしました。

↑吸気は前面と底面からで、排気は背面から。本体下に見える黒いボックスは電源ユニットを収めるチャンバーです

 

デザインはアマナイメージズ協力のもと、クリエイターの声を取り入れたそうです。ポイントはテレワークの普及で、クリエイターも自宅で作業する機会が増えたことから、生活の場に存在しても圧迫感がないよう配慮したとしています。

 

その圧迫感を抑えるために、前面はフロントパネル上部に曲線を採用。またフロントパネルには直線のワンポイントを入れることで、曲線の柔らかい印象と直線のシャープな印象を両立させたとのこと。一方で仕事道具としてのイメージも重視し、カラーリングは黒を基調にしています。

↑すっきりとした見た目です

 

このほか、従来のシャーシで好評だった、移動に便利なハンドルとキャスターは踏襲。また天面に電源ボタンやUSBポートなどを設置し、USBを使用しない際にはホコリが入らないようスライド式のカバーを設けています。

↑天面の電源ボタンとインターフェイス

 

1月18日発売のモデルは「DD-I9G90」と「DD-I7N60」 の2モデル。DD-I9G90のスペックは下記のとおりです。

 

OS:Windows 11 Home 64ビット(DSP)
CPU:インテル Core i9-13900KF プロセッサー
CPUクーラー:水冷CPUクーラー(240mmラジエーター)
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4090
メモリー:64GB(32GB×2、DDR5-4400)
ストレージ:2TB SSD(NVMe Gen4×4)
インターフェイス:USB 2.0×2、USB 3.0×7(Type-A×6、Type-C×1)、USB 3.2×1、有線LAN、DisplayPort×3、HDMI×1
電源:1200W/AC 100V(50/60Hz)(80PLUS PLATINUM)
本体サイズ:約幅220×奥行530×高さ525mm(突起物含む)
販売価格:67万9800円(税込)

 

DD-I7N60は、インテル Core i7-13700KFプロセッサー、NVIDIA RTX A6000、Windows 11 Home 64ビット、64GB DDR5メモリー、M.2 NVMe Gen4 SSD 2TBを搭載して99万9900円 (税込)です。

モバイルノートPC全モデルが1kg以下に、NECのビジネス向けPCに新モデル

NECは1月17日、ビジネス向けノートPC「VersaPro」シリーズなど、17タイプ54モデルを発表。1月23日から出荷を開始します。

 

新モデルとして、モバイルノートPC「VersaPro UltraLiteシリーズ」のラインナップに、13.3型ディスプレイで重さ約993gを実現した「タイプVN」を追加。これにより、14型で約822gのフラッグシップモデル「タイプVG」、13.3型で約971gのスタンダードモデル「タイプVC」と、同社のモバイルノートPC全タイプが1kg以下のモデルになりました。

 

タイプVNは、インテル第12世代 Core プロセッサーを搭載したスタンダードモデル。インターフェイスには有線LANやSDカードスロット、HDMIなど、豊富なポートをそろえています。また、画面を開くとキーボードが奥から持ち上がるリフトアップヒンジや、カメラを閉じるプライバシーシャッターなどを搭載しています。

 

さらに、タイプVGとタイプVNには、ヤマハの音響技術「AudioEngine」によるミーティング機能を搭載。周囲の音をカットして発話者の声をよりクリアに伝えることが可能な「ビームフォーミング機能」によって、Web会議などでの円滑なコミュニケーションを支援するとしています。

 

このほか、ノートPCのラインナップでは、画面の大きい15.6型「VersaPro タイプVW」も性能を強化。マルチタスク作業時にパフォーマンスを発揮するAMD Ryzen 5 7530Uを搭載しました。

 

NECは、ハイブリッドワークが進展する中で、モバイル用途のPCには持ち運びやすさに加え、大画面による高い視認性と操作性の両立、Web会議へのよりスムーズな対応など、働く場所に関わらず生産性を維持する機能が求められているとしています。その中で、今回の新モデルはハイブリッドワークにおけるコミュニケーションの活性化や業務効率化、生産性向上を支援するとのこと。

 

新モデルのラインナップおよび販売価格・出荷時期は下記のとおりです。

「レッツノート」2023年春モデル発売! カスタマイズレッツノート「FV4」は早期購入特典も

パナソニック コネクトは、2023年春シーズンのコンシューマ市場向け新製品「カスタマイズレッツノート」を1品番、個人店頭向け「レッツノート」を12品番発売します。

 

カスタマイズレッツノートの新モデル「FV4」は3月3日発売。、Web上で運営するパナソニックのショッピングサイト「Panasonic Store Plus(パナソニック ストア プラス)」にて1月16日から予約を開始しています。税込価格は37万8400円~。

 

最新のCPU、第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサーを搭載。パナソニック独自のMaxperformer(放熱設計とCPUの適切な電力制御チューニング)で、CPU性能のパフォーマンスを最大化しています。Wi-Fi 6Eに対応し、加えてワイヤレスWAN(4G/LTE)のカスタマイズ選択時にはeSIMに対応。有線LANも標準搭載。

 

14.0型QHD(2160×1440ドット 3:2)の縦に広い画面や、操作が快適な面積従来比約2.2倍のホイールパッド、2ndSSDの組み合わせで選べる最大4TBのストレージ、各種カメラエフェクト、Web会議で人の声を聞き取りやすくする「COMFORTALK」など、様々な機能を搭載しています。

 

FV4限定の早期購入特典として、2色のカラー天板カスタマイズを各100台まで無料で選べるキャンペーンを展開します。詳細は同社の特典・プレゼントキャンペーンページをご覧ください。

 

個人店頭向けレッツノート「FV3」「SR3」「SV2」「QV1」は、1月20日から順次発売。安定した性能の第12世代インテル Core プロセッサー搭載モデルをラインアップ。実売予想価格はFV3が税込31万200円~、SR3が税込30万5800円~、SV2が税込29万3700円~、QV1が税込34万8700円~です。

↑レッツノート「SR3」

2022年のPCは低迷、だけどゲーミングやモバイルは期待が持てるかも?

2022年のPCおよび周辺機器の動向はどうだったのか、本記事で振り返っていきます。ですが、その前にここ数年の状況からおさらいしていきましょう。

 

コロナ禍によって急速に普及したリモートワークやオンライン授業の影響が大きく、個人でも久しぶりに家のPCを買い替える、もしくは、新たに購入するといった動きがみられました。

 

具体的にどんな動きがあったのか、JEITAが公開しているPC出荷台数の動きから、簡単に追ってみましょう。

 

出荷台数が大きく動いたのが、2020年後半~2021年前半です。リモートワークなどへの本格対応のため需要が膨らみ、前年の2倍以上もの出荷台数となった月があったほどです。しかし2021年後半は、買い替えや新規購入が落ち着いたこと、半導体不足による影響で供給が不安定だったことなどが重なり、急激に失速。月間の出荷台数も60万台前後で推移するようになりました。

↑JEITAが公開している「パーソナルコンピュータ国内出荷実績」をグラフ化したもの。調査対象は、Apple、NECパーソナルコンピュータ、セイコーエプソン、Dynabook、パナソニック、FCCL、ユニットコム、レノボ

 

では、2022年はどうかといえば、グラフを見てわかる通り、PCの出荷台数は微減しているものの、大きな動きはありません。

 

ライト層まで認知されるゲーミングPC市場に注目と期待がかかる

そんな中で、台数としてはまだ多くないものの、市場として注目され、伸びてきているのがゲーミングPC市場です。以前から、コアなゲーマーやeスポーツに興味がある人たちから注目されていましたが、それがライト層、一般層にまで認知されるようになってきました。

 

従来は、大型タイトルといえば家庭用ゲーム機というのが当たり前でしたが、今はPC版もほぼ同時にリリースされることが珍しくありません。また、「Steam」や「Epic Games」、「Ubisoft」といったPCゲームをダウンロード販売するオンラインストアで、日本向けタイトルが充実してきたことも大きく影響しているでしょう。とくに過去のビッグタイトルが安価に楽しめるとあって、ライト層にとって魅力的なものとなっています。

 

認知度の高まりやタイトル側の背景を受けてか、メーカーもゲーミングPC市場に力を入れています。その一例として、2022年の夏にNECパーソナルコンピュータが、「LAVIE GX」シリーズでゲーミングPC市場に参入したことが挙げられます。

↑ゲーミングPC市場への再参入は、24年ぶりというNECパーソナルコンピュータ

 

ターゲットを、これからPCゲームを始めたい人向けとしていて、ライト層を狙った製品となっているあたり、これからのPCゲームの広がりに期待していることの現れといえるでしょう。

 

また、ポータブルゲーム機タイプのゲーミングPCが高性能化してきているのも、最近の傾向です。とくに注目されているのは、Steamを運営するValveが発売した「Steam Deck」。海外では2月から発売されていましたが、日本でも12月から予約販売が開始されました。

↑両手でホールドして遊べる、ポータブルゲーミングPCの「Steam Deck」。こうしたデバイスの選択肢が広がることで、PCでゲーミングを楽しむ層がさらに増えるかもしれません

 

再び小型化? ノートPCのトレンドが変化の兆し

ノートPCを大きく分類すると、据え置きのメインPCとして使える15.6型以上の大型モデル、コスパに優れた14~15型モデル、1kg前後のモバイルPCとなる13.3~14型モデルなどが、その代表となります。

 

この中でもこれから大きな変化が起こりそうなのが、1kg前後のモバイルPC。コロナ禍でリモートワークが当たり前になると、あまり外にノートPCを持ち出さなくなり、モバイルPCの出番が少なくなってきました。しかし最近はリモートだけでなく、直接対面しての仕事も少しずつ復活してきています。

 

こういった変化に合わせ、より持ち出しやすいモバイルPCとして、さらにコンパクトなモデルが登場。そのひとつが、12.4型のレッツノートSRシリーズです。

↑レッツノートSRシリーズ。12.4型とコンパクトなだけでなく、画面比も3:2で縦に広くなっているのが特徴です

 

モバイルPCといえば、以前は10.1~12.5型あたりが主流でした。その後、使いやすさ重視で大型化していった経緯がありますが、今度は持ち出しやすさを重視し、再び小型化していく可能性があります。

 

もうひとつノートPCのトレンドとして注目しているのは、画面の縦横比の変化です。多くのノートPCは今でも16:9ですが、以前からマイクロソフトのSurfaceシリーズで3:2の画面が採用されているなど、ビジネスモバイル分野では、縦方向に解像度が高い画面が好まれる傾向にあります。

↑今年11月に発売された、2in1 PCの「Surface Pro 9」。13型で2880×1920ドット(3:2)の画面を採用しています。Excelなどの縦に広がるドキュメントのほか、SNSをチェックするにも16:9より便利です

 

ここ数年で少しずつ数が増えてきていることもあり、そろそろビジネスモバイル以外でも3:2液晶のノートPCが増えるかもしれませんね。

 

ディスプレイや通信機器などは細分化しておもしろい

周辺機器の分野では、ディスプレイにユニークな製品が登場。画面が広いほど作業効率が上がることから、2台並べて使うデュアルディスプレイの利用者も増えています。それなら、最初から2台分の表示ができればいいのでは……と考えたような製品が登場しました。

↑LGエレクトロニクスの「28MQ780-B」は画面比16:18、解像度は2560×2880ドットというディスプレイ。WQHD解像度ディスプレイを縦に2台並べたものと同じです

 

16:9を前提にしたソフトも多くあるだけに、これに合わせやすい画面比にしてあるというのがおもしろいところです。

 

また、Twitterの表示に最適だという小型の縦長ディスプレイが複数登場しています。

↑サンコーのツイ廃しか勝たん!「TL縦長ディスプレイ」

 

↑玄人志向のTwitterのタイムライン表示に最適な縦長ディスプレイ「KURO-MONI/8.8」

 

もちろんTwitter専用というわけではなく、縦長、もしくは横長のサブディスプレイとして使えるので、ソフトのツール類置き場、PCのステータス表示用といった用途でも活躍してくれます。こういった、ちょっと変わった製品が登場すると、ワクワクしますね。

 

通信機器では、従来の2.4GHzと5GHzに加え、さらに6GHz帯が利用可能な「Wi-Fi 6E」対応ルーターが登場しました。まだ対応機器はそこまで多くありませんが、ノートPCやスマホを中心に対応機器が増加中。来年には、広く普及していきそうです。

↑NECプラットフォームズのWi-Fi 6E対応ルーター「Aterm WX11000T12」。従来だと混雑する2.4GHzや5GHzではなく、空いている6GHzが使えるようになれば、通信がより快適になります

 

もうひとつ、USBを電源とする機器のコネクターがType-Cへ移行してきたのも、地味ですがここ数年の変化。これに合わせ、Type-C出力をもつPD対応電源も増えてきました。とくに昨年からは高出力品の小型化が顕著で、Anker Nano IIシリーズに驚かされた人も多いでしょう。

 

今年はこういった小型のUSB電源が多数登場し、低価格化。サプライ製品を扱う国内メーカーからも発売され、選択肢が増えました。

↑エレコムのGaN採用小型電源「ACDC-PD2245BK」。45Wと高出力ながら、約69gと軽量です

 

なお、Amazonのマーケットプレイスなどでは海外輸入品などが多く販売されており、さらに低価格な製品もあります。ただし、安全基準の怪しい製品もあるので、その点は気を付けたいところです。

 

最後に、個人的な意見……というか感想です。

 

2022年は、コロナ禍における特需といってもいいほどの反動で、PCの販売台数は低迷したままでした。しかし、こうして動向を振り返ってみると、モバイルPCの新しい動きや、PCゲーミング関連には期待が持てます。これらが大きな動きとなるにはまだ時間がかかると思いますが、2023年はモバイルPCを中心に需要が少しずつ戻り、今年よりPC市場全体が回復し、新製品が多数登場することに期待したいです。

 

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Windows 11のメモ帳アプリ、まもなくタブ機能が追加されるかも

米マイクロソフト(以下、「MS」)の社員が、Windows 11の「メモ帳」アプリにタブ機能が追加されることを、うっかり漏らしてしまったと伝えられています。

↑The Vergeより

 

この人は同社のシニアプロダクトマネージャーで、タブ付きメモ帳のスクリーンショットを投稿。メガホンの絵文字付きで「Windows 11のメモ帳にタブが追加されました!」と熱っぽくツイートしていたそうです。

 

元のツイートは数分後に削除されましたが、Windows Centralほか複数のWindows愛好家らが消される前に画像を保存していたようです。メモ帳の画像には「機密事項 機能について議論したり、スクリーンショットを撮ったりしないでください」としっかり書かれています。

 

この警告からは、タブ機能がまだ社内での初期テスト中であることがうかがえます。おそらく、2023年初めのどこかの時点で、Windows Insider Program向けに公開されると思われます。

 

MSは9月の「Windows 11 2022 Update」(バージョン22H2)にて、ファイルエクスプローラーにタブを追加したばかりです。1つのウィンドウ内で別々のフォルダを同時に開き、作業ごとに切り替えられるタブ機能は、かなりの好評を博しています。

 

メモ帳にタブ機能が搭載されれば、2つ以上のメモを開いておき、相互にコピー&ペーストもできるようになり、他社のテキストエディタを入手しなくても良くなりそうです。

 

数年前にMSは、すべてのWindows 10アプリにタブを追加する「Sets」をテストしていました。そこにはメモ帳やファイルエクスプローラーも含まれていましたが、結局プロジェクトは中止されています。

 

ファイルエクスプローラーに続いてメモ帳までタブ機能が搭載されるとすれば、いずれほかのMS純正アプリにもタブがやって来るのかもしれません。

 

Source:Windows Central
via:The Verge

動画投稿者やライトゲーマーにオススメ! 第12世代CPU&GeForce MX550搭載ノートPC「mouse K5」

マウスコンピューターは、ノートPC「mouse K5」を12月22日に発売しました。税込価格は15万9800円。

 

同製品は、最大4.7GHzで動作する高性能CPU「インテル Core i7-12650Hプロセッサー」を搭載しており、「インテルCore i7-10750H プロセッサー」を搭載した従来製品と比較して、シングルコア性能が約45.6%アップ、マルチコア性能が約90.4%アップしています。
グラフィックス性能は「GeForce MX350」を搭載した従来製品と比較して約88%向上。CPUに内蔵された統合型グラフィックスに比べ、最大2倍のパフォーマンスが期待できます。MS Hybrid テクノロジとシームレスに連動し、バッテリーの長時間使用とのバランスを自動的に調整します。

 

同製品は約8時間稼働可能なバッテリーとともに、設定した値で充電を停止するバッテリーマネージャーアプリを搭載しており、状況に合わせて「100%充電」「75%充電」「50%充電」の、3段階のモードから選ぶことができます。

 

USB3.1端子(Type-C)を含む計4基のUSB端子や、SDXCカードが使用可能なUHS-I対応カードリーダーを内蔵。HDMIとMini DisplayPort端子を本体背面に装備しているので、本体の液晶画面と合わせて、最大3画面の同時出力に対応します。

 

「Dolby Atmos」に対応しており、対応コンテンツでは立体的で臨場感あふれるサウンド体験が可能。「Dolby Atmos」対応コンテンツ以外でも、動画の音声やビデオ通話などの音質を向上させています。「Dolby Atmos for Headphones」機能によって、本来は複数のスピーカーで実現する「Dolby Atmos」対応コンテンツの立体音響が、任意のヘッドホンやイヤホンで楽しめます。

 

1Gbpsの有線LANポートを標準搭載するとともに、最大2.4Gbpsの高速通信をが可能なWi-Fi 6対応の無線LANモジュールを搭載。Bluetoothモジュールも内蔵しています。