後から機能追加で自分仕様にできる、パナソニックがIoT対応オーブンレンジ「ビストロ」NE-UBS5Aを発表

 

パナソニックは7月7日、機能を絞ったシンプルな家電をスマホアプリと連携して自分仕様にアップデートできる、IoT対応のオーブンレンジ「ビストロ」NE-UBS5Aを発表。9月1日に発売します。市場想定価格は6万5000円前後(税込)です。

 

パナソニックによると、国内においては晩婚化や未婚、少子化による小世帯の増加など、世帯の形態が多様化しており、今までの「標準世帯」を前提とした商品・サービスだけではなく、多様な選択肢が求められているそうです。

 

また、調理家電に対しては、多機能によって料理のレパートリーが増やせることを期待している一方で、シンプルな機能やデザインを求める声が多かったとしています。

 

これらの理由から、基本機能の搭載に留め、必要な機能を選んであとから追加できるビストロを発売するとのこと。

 

ビストロは、基本機能としてはレンジとオーブンに絞り、必要になったタイミングで別売りのアタッチメント(グリル皿やスチームポット)を購入し、スマホアプリ「キッチンポケット」と連携すれば、自分仕様に機能をアップデートできます。あとから追加する機能は、必要なものだけを選ぶことも可能です。

 

 

また、キッチンポケット内では、興味があるキーワードを選ぶことで、一人ひとりに合ったメニューが提案されます。これに加えて、他企業とのコラボレーションメニューなどの新たなレシピも随時追加されるため、メニューが広がるとしています。

 

このほか、ビストロ本体は最小限の操作が可能なシンプルなUIを採用。また、本体デザイン自体もキッチンになじみやすい作りになっており、ユーザーの求める声を反映した形です。

 

本体サイズは約幅500×奥行き400×高さ347mmで、重量は約14.3kg。庫内の容量は25Lです。

パナソニック、プロの技法採用で一年中おいしく焼き上げるホームベーカリー「ビストロ」発表

パナソニックは6月24日、プロの技法を取り入れた独自の「3D匠ひねり」および「Wセンシング発酵」を搭載したホームベーカリー「ビストロ SD-MDX4」を発表。9月1日から発売します。市場想定価格は4万9000円前後です。

 

パナソニックによると、2020年度はホームベーカリーの需要が9年ぶりに伸張したとのこと。特に同社のモデルは、室温の変化の影響を受けにくく、一年中おまかせでパンがおいしく焼き上がる点や、高級生食パン専門店「乃が美」監修のレシピでパンを作れる点などが好評だそうです。

 

SD-MDX4は、パンケースの突起とパン羽根の設計に加え、プログラムにより、生地の「たたく」「伸ばす」を3次元で行なうプロの技法「3D匠ひねり」を搭載。また、2つのセンサーで室温と庫内の温度を見張り、季節や運転時の室温の変化によってイーストの投入タイミングやプログラムを自動で調整する「Wセンシング発酵」を採用しています。これらの機能により、一年中安定した焼き上がりのパンを作ることができるとのこと。

 

また、従来モデルから対応していた、パンの中身を楽しむ「パン・ド・ミ」メニューを強化。ねりやねかしの工程を増やしたうえ、ねかしの際に粉と水の結合をうながしてしっとりとした生地に仕上げる「リッチ パン・ド・ミ」メニューを搭載しています。

 

 

このほか、糖質を約60%カットする「低糖質パン」メニューなど、43メニューを搭載。一度に作れる量は1斤で、本体サイズは約幅26.3×奥行き35.6×高さ35.3cm、重量は約6kgです。

 

なお、作れるメニュー数を41に抑えたSD-MT4(税込市場想定価格4万2000円前後)、リッチ パン・ド・ミメニューや低糖質パンメニューを省いたSD-SB4(税込市場想定価格2万8000円前後)も合わせて発表。それぞれ9月1日に発売します。

 

↑SD-MT4
↑SD-SB4

パナソニックからCDステレオシステム「SC-PMX900」登場、CDからストリーミングまであらゆる音源を1台で再生可能

パナソニックは、CDステレオシステム「SC-PMX900」を7月30日に発売します。市場想定価格は7万6000円前後(税込)です。

 

SC-PMX900は、さまざまな音楽を高音質で楽しみたい人向けに、高音質機能を充実させたうえ、あらゆるコンテンツ再生に対応したモデルです。

 

音質は、Hi-Fiオーディオブランド「テクニクス」の設計思想を取り入れ、フルデジタルアンプ「JENO Engine」などを採用したり、音質チューニングを施したりすることで、上質なサウンドを実現。JENO Engineの採用は、ミニコンポのPMXシリーズとしては初めてとのことです。デジタル信号の揺らぎを削減し、自然ながら音の奥行きや豊かなニュアンスを表現するほか、約-20dbのノイズ低減を実現し、精度の高い信号処理により、音源に含まれる空間情報や音色を再現するとしています。

 

また、44.1kHz/16bitの音源をデジタル処理で88.2kHz/32bitに変換する高精度なリマスター処理も可能。これにより、CD音源をより高音質で楽しむことができます。

 

このほか、SC-PMX900とPCをUSB経由で接続するだけでハイレゾ音源を再生できる「USB-DAC機能」や、DSD再生、Bluetooth、iOSデバイスやMacからネットワーク経由で音源再生できる「AirPlay 2」、スマホから動画や音声をキャストできる「Chromecast built-in」に対応。あらゆる音源再生が可能です。

 

さらに、デザインにもこだわっており、高級オーディオユーザーから評価が高いとされる「アルミ製ボリュームノブ」を採用するうえ、スピーカー部には「黒光沢仕上げ」を施しています。

 

スピーカーユニットは、1本あたりウーハー×1基、ツイーター1基、スパーツイーター×1で、最大出力は60W+60Wとなっています。また、コーデックはSBC/AACに対応しています。インターフェイスは、ステレオミニ×2、USB Type-A、USB Type-B、有線LAN、ラインイン、光デジタル入力などをそなえています。

パンだけじゃない!作れるメニューが増えて飽きないホームベーカリー5選

家で手軽にパンを作れるのが魅力のホームベーカリー。しかし、食パンを作るだけだとすぐに飽きて使わなくなってしまいそうと思っている人も多いのではないでしょうか。そこで注目してほしいのが、さまざまな種類のパンのほかに、パン以外のメニューも作れる多機能モデルです。乳製品やそば、ピザ生地、もち、発酵食品などを家で作ることができ、間違いなく料理の幅は広がるはず。今回は、料理で大活躍してくれる多機能なホームベーカリーを5つご紹介します。

 

目次

 


できたてチーズやそばも作れるホームベーカリー


シロカ ホームベーカリー SHB-712

材料をセットしてボタンを押すだけで手作りパンを焼くことができる全自動ホームベーカリー。パンの焼き方は、ふんわり柔らかな「みみやわらかめ」と、しっかり硬めで香ばしさを堪能できる「みみかため」の、2つのコースから選ぶことができ、好みのみみの硬さに仕上げることができます。また、できたてチーズが味わえるフレッシュチーズコースや、そば粉から作る本格的なそば生地コースなどの機能も搭載されており、パン以外の料理を作ることも可能。このほか、食べたい時間に焼き上げるタイマー機能や、操作音や焼き上がり時に鳴るブザーなどを消音するマナーモードを搭載し、細部にまでこだわったモデルです。

【詳細情報】
サイズ:260×360×310mm
重量:4.15kg

 


焼き上がりクオリティは抜群


パナソニック ホームベーカリー SD-MT3-W

パンのみみではなく中身を味わうワンランク上の食パン「パン・ド・ミ」を作ることができる、本格的なパン作りにこだわったモデル。焼き上げたパンは口どけがよく、甘くてリッチな味わいです。また、無添加パンや高級生食パン専門店「乃が美」が監修した食パンを作ることができ、充実の食パン生活を楽しめます。さらに、39のオートメニューを搭載しており、うどんやパスタ、餅、甘酒なども手作り可能。これに加えて、パン作りをサポートする専用レシピブックも付属するので、家庭で作れる料理の幅が広がります。購入者からは「驚異的なのは、やはりこのホームベーカリーの性能。わたしはパン作りにおいて全くの素人で、門外漢であるにも関わらず、全て説明書通りにやっただけでこれだけのパンを焼けるなんて」と驚きの声も。

【詳細情報】
サイズ:241×347×304mm
重量:5.7kg

 


1台で10種類のパンを焼ける


アイリスオーヤマ ホームベーカリー IBM-020-B

食パンはもちろん、ソフト食パン、フランスパン、全粒粉パン、米粉パンなど、パンだけで10種類も作れるホームベーカリー。パンの焼き上がりの色を「うすい」「ふつう」「こい」の3種類から選べるのも魅力です。さらに、ピザ生地やうどん・パスタ生地など、パン以外の生地を作ることができるうえ、もちやあんこ、ジャムまで手軽に作れます。このほか、最長13時間後まで10分単位で焼き上がり時間を指定できるタイマー機能や、シンプルな操作ボタンと調理の工程が一目でわかる液晶画面、部品を隅々まで洗えて清潔さを保てる点など、使い勝手にもこだわっています。

【詳細情報】
サイズ:249×362×294mm
重量:4.2kg

 


マルコメ監修の糀甘酒がお家で作れる


シロカ おうちベーカリー SB-1D151

パンはもちろん、乳製品などの毎日食べたいメニューを手作りできるホームベーカリー。本体に20のメニューを搭載しており、生クリームを使った生食パンや、天然酵母パンを手軽に作ることができます。また、発酵のプロであるマルコメが監修した本格発酵メニューにも対応。そのまま飲んでもおいしいうえに、料理にも使える糀甘酒などを作れます。なお、コンパクトな重量とサイズ感も人気で、購入者からは「以前使っていたものとは違い、軽いです。大きさも炊飯器を少し縦長にした感じで使いやすいです。焼き上がりも速いしメニュ-も豊富でうれしいです」とのコメントも。

【詳細情報】
サイズ:232×295×253mm
質量:3.6kg(パンケース含む)

 


小人数分のパンを焼ける優れもの


TWINBIRD ホームベーカリー PY-E731W

低糖質で話題のブランパンを焼けるホームベーカリー。また、食パンやソフトパンのほか、腹持ちがよくて米の風味をしっかり味わえる100%米粉パンなども焼くことができます。少人数分のパンを焼けることも特徴で、夫婦2人分の0.5斤、子どもを入れた3人分の0.8斤、家族4人分の1斤と、3サイズに焼き分けることが可能です。さらに、ピザ生地やもち、うどんなどパン以外を作るモードも充実しています。このほか、具入りパンを焼ける自動具入れ機能や、手軽にセットできる時計式のタイマーなどを搭載。朝から焼きたての具入りパンを味わうことだってできちゃいます。

【詳細情報】
サイズ:235×295×305mm
重量:5.3kg

 

目次に戻る

シンク&コンロ分離型が最新キッチン!自炊が増えた時代にパナソニックが提案する「Idobataスタイル」に新プラン

パナソニックは、高級クラスのシステムキッチン「Lクラス」の提案プラン「Idobataスタイル(いどばたスタイル)」を拡充し、夫婦や親子で横に並んで一緒に調理できる「フラットワイドコンロ」を搭載した「II型プラン」と、さらにカウンター上に調理家電を置くことができる「U型(コの字)プラン」を追加します。

↑シンクとコンロが分かれた「Idobataスタイル」のII型プラン

 

同社では、2017年12月より囲炉裏(いろり)のように「火(IHクッキングヒーター)」を囲んで「作りながら食べる」ことをコンセプトにした「Iroriダイニング」を展開しており、2020年9月には井戸のように「水(ラウンドアクセスシンク)」を囲んで「調理や後片付けをする」ことを想定した新プラン「Idobataスタイル(いどばたスタイル)」アイランドプランの提案をスタート。今回、そのIdobataスタイルに、ほどよい距離感で夫婦や親子が並んで調理ができるフラットワイドコンロを搭載した「II型プラン」を追加しました。

 

ワイドコンロシリーズは、一般的な3口コンロ(60・75cm)に比べて広々とした90cmのスペースにコンロが横並びに配置されており、一人で調理する時はもちろん、夫婦や親子で並んで一緒に調理をする場合でもほどよい距離感の幅75cmを確保できます。また、コンロ手前16cmのスペースで下ごしらえや盛り付けも可能。段差がわずか1.9mmのフラット形状でお手入れもしやすいことも特徴です。

↑親子や夫婦で並んで調理するときにも便利な幅90cmのワイドコンロシリーズ

 

対面からも使いやすいラウンドアクセスシンクが特徴のIdobataスタイルに、複数でキッチンに立つときでも使いやすい広々としたワイドコンロシリーズが組み合わさることで、忙しい朝や親子・夫婦でゆっくり料理を楽しみたいときなど、生活の様々なシーンに対応できるキッチンとなっています。

↑生活の様々なシーンにマッチします(画像はU型(コの字)プラン)

 

さらに、近年利用者が増えている調理家電を複数台並べて置けるカウンターを備えた「U型(コの字)プラン」も拡充。コンロ側からもシンク側からも手を伸ばしやすいレイアウトで、効率よく調理や片付けを行うことができます。

↑調理家電などをカウンターに並べて置ける「U型(コの字)プラン」

 

トレンドのアイランドキッチンを進化させたようなスタイルのII型およびU型のキッチンは、これからのシステムキッチンのスタンダードになるかもしれません。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

掃除機や調理家電などの新製品をプロがレビュー!注目の生活家電8選

夏を前にして各社から新製品が続々リリース。そこで今回は、早くも話題沸騰のダイソンのニュータイプ掃除機のほか、調理家電や空調家電の注目モデルを紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2021年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私がチェックしました!】

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の新製品紹介やレビューを執筆。掃除機や炊飯器などの検証企画も多く手掛ける。

 

【その1】滑るように軽快な操作感で掃除が圧倒的に楽しくなる!

コードレススティッククリーナー

ダイソン

Dyson Omni-glide

実売価格6万4900円

前後左右360度にヘッドを滑らせてゴミを除去する新しい掃除スタイルを実現したスティッククリーナー。ヘッド前後に2つのナイロンフェルトブラシを配置。ヘッドを押す際も引く際も大小のゴミを強力に吸引する。本体は床面に180度ベタ付きでき、家具下などの狭い隙間の掃除もスムーズだ。

SPEC ●ヘッド:Omnidirectional Fluffy クリーナーヘッド●充電時間:約3.5時間●最長運転時間:エコモード約20分(非モーター駆動ツール使用時)/強モード約5分●サイズ/質量:W208×H1077×D132mm/1.9kg

 

まるでフロアモップのように自由な動きで掃除機がけ可能

Dyson Omni-glideは、同社の掃除機のなかでも特に「操作性」を追求した機種といえる。従来の掃除機は、ヘッドの横を掃除するのに一度ヘッドを引き方向転換するかヘッドを持ち上げる必要があった。だが、本機は持ち手を軽くひねるだけでヘッドの向きを変え、滑らかに横移動できる。

 

特に家具が多い場所の掃除しやすさは格別で、まさにフロアモップのように自由な動きで掃除が行えた。電源スイッチがトリガー式でなくボタン式で、左右の手で持ち替えながらの掃除もスムーズだ。

 

またダイソンならではの吸引力も健在。毎分最大10万5000回転のモーター吸引と2本のフェルトブラシで、大きなゴミから微小なチリまで捕集。8基のサイクロンや高機能フィルターで、0.3μmの微粒子も99.99%取り除く。

 

気になる場所のゴミをスイスイ除去し、かつてない掃除機がけの楽しさを体感できる本機で、掃除のモチベーションはよりアップする。

 

↑最大10万5000回転/分のモーターなど先進技術を小型ボディに凝縮。9万8000Gの遠心力を生むサイクロンで微粒子ゴミも分離捕集する

 

↑3つのアタッチメントを付け替えて、フローリングの掃除以外にも対応。ミニモーターヘッド(写真中央)はふとんやソファの掃除にも使える

 

↑本体裏のスイッチを押しながらクリアビンを前に押し出すとふたが開く。ゴミに手を触れずに捨てられるので衛生的だ

 

【プロのインプレ!】ヘッドが360度回転して軽やかに掃除!

「ヘッドが360度くるくる回転、家具の隙間も手早く掃除し、すぐ次の場所に移れる快適さは一度味わうと“虜”。コンパクトなヘッドは、狭い場所での操作性も秀逸。汚れが気になったらサッと使う掃除スタイルに最適です」(平島さん)

 

↑ヘッドのネックが360度回転。ヘッドを縦向きに椅子の間に入れたりするなどの動きも自由自在だ

 

↑2つのブラシの間にキャスターホイールを4個装備。これにより縦横斜めにスライドする動きが可能になる

 

【Other Choice】

【No.1】「ごみくっきりライト」で小さな塵も照らし出す!

日立

パワかるスティック PV-BL30H

実売価格7万7550円

1.4kgの軽量ボディとパワフル吸引を両立。ヘッド部には白と緑のLEDライトを備え、暗所でもゴミがくっきり見える。バッテリーは着脱式で別売電池と連続使用も可。

SPEC ●集じん容積:0.15L●連続使用時間:強運転約8分、標準運転約40分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:W230×H1010×D230mm/1.4kg

 

【No.2】絨毯、畳もお手の物の「オシドリヘッド」を搭載!

東芝

トルネオV コードレス VC-CL3000X

実売価格6万1580円

逆方向に回転する2本のブラシを新採用し、前方に押すだけで往復掃除したようにゴミが取れる。2段構造のサイクロン技術で微細なチリや花粉を99.9%分離する。

SPEC ●集じん容積:0.2L●連続使用時間:強モード約10分/標準モード約40分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:W257×H1125×D220mm/2.9kg

 

【その2】精米後時間が経った乾燥米も新米のようにおいしく炊ける!

炊飯器

パナソニック

スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-VSX101

実売価格11万円

新米も、精米後時間が経って乾燥した米も、おいしく炊き分ける炊飯器。火力、可変圧力、高温スチームを米の鮮度や銘柄に合わせて制御可能。追い炊き時に米の状態に合わせてスチーム温度を変える新技術でパサつきなく甘み満点のごはんに炊き上げる。

SPEC ●炊飯容量:0.5〜5.5合●内釜:ダイヤモンド竃釜●食感炊き分け(銀シャリコース):13通り●銘柄炊き分け:63銘柄●消費電力:1210W●サイズ/質量:約W275×H234×D361mm/約7.7kg

 

↑専用アプリでは炊飯した銘柄が日本地図に表示される。日本全国の米を食べたい人にはより達成感が得られる機能だ

 

↑ごはんをまとめ炊きして冷凍する人向けに「冷凍用ごはん」コースを搭載。再加熱後もほぐれやすく仕上がる

 

【プロのインプレ!】自宅の乾燥した米が新米のようにみずみずしい味に!

「開封後3週間ほど経った自宅の米を使って炊飯したところ、本当に新米のようなみずみずしい炊き上がりに! 銘柄炊き分けでは、その年の出来に応じて毎年炊き方を調整するこだわりがスゴい。まさに“コメ好き”にはたまらない一台です」(平島さん)

 

↑本体ふた部分の圧力センサーで釜内圧力を検知。可変圧力使用時の減圧スピードの違いで米の乾燥度を見極め、炊飯の仕方を調整する

 

【その3】一台16役の器用な圧力鍋が時短調理をラクラクサポート!

自動調理鍋

ティファール

ラクラ・クッカー プラス コンパクト電気圧力鍋 CY352AJP

実売価格2万7940円

圧力調理や低温調理、「蒸す」「煮る」「炒め」などの機能に新たに「発酵」「ベイク」「無水調理」を追加した電気調理鍋。栄養とうまみの凝縮したラタトゥイユやパンなどが作れ、一台16役で使える。容量3Lで4人ぶんの調理が可能だ。

SPEC ●調理容量:3L●最大圧力:70kPa●搭載モード:圧力、蒸す、煮る、炒め、低温、無水、発酵、ベイクなど全16モード●コード長:約1.5m●消費電力:700W●サイズ/質量:約W260×H283×D285mm/約4.2kg

 

↑操作パネルに16モードすべてを表示。ボタンを押して選ぶだけのシンプルな操作で調理ができる

 

↑62度の側面角度がついた球状ポット(内鍋)を採用。優れた熱循環を生み出し、ごはんもふっくら炊き上がる

 

【プロのインプレ!】パン作りでは想像以上に本格派の焼き上がりで驚いた

「パン作りに挑戦してみましたが、生地がしっかり発酵し、想像以上に本格的な香りと焼き上がりに! 120〜150℃の温度設定で炒め物もでき、卓上ですべての調理を行えます。ファミリー世帯はもちろん、単身世帯にもオススメできる、マルチな電気調理鍋です」(平島さん)

 

↑22〜59℃まで1℃刻みで温度設定ができる発酵機能を新搭載。パン作りで大切な生地の発酵も失敗なく行える

 

【その4】室内の空気の除菌・脱臭と集じん・加湿を一台で完結!

除菌脱臭機

日立

次亜塩素酸除菌脱臭機 ジアクリン ZP-GA1000T

実売価格11万円

次亜塩素酸とフィルターのW効果を用いた除菌脱臭機。除菌や脱臭に効果の高い次亜塩素酸を本体内で生成し、加湿フィルターに浸透させて空気をきれいにする。プレフィルターの「自動おそうじ」機構搭載でお手入れもラク。空気清浄・加湿機能も備え、通年で使える。

SPEC ●清浄時間:10分(8畳/次亜塩素酸モード)/7分(8畳/空気清浄モード)●毎時最大加湿量:約550ml(次亜塩素酸モード)/約800ml(加湿モード)●タンク容量:約2.2L●運転音:15〜55dB●サイズ/質量:W360×H669×D278mm/13.3kg

 

↑フラップ、送風口、プレフィルターにステンレス素材を採用。ステンレスに含まれる金属イオンが接触した菌を抑える

 

↑背面パネル内側にプレフィルターの自動掃除ユニットを搭載。運転48時間ごとに上下に動き、ホコリを除去する

 

【プロのインプレ!】特有の“塩素臭”なしにペットのトイレ臭を見事に抑制!

「次亜塩素酸特有の、プールのような塩素臭がないのにペットのトイレのニオイが本当に気にならなくなりました。1時間ごとにターボ運転で室内の空気を強制循環させる『快速花粉コース』は花粉の季節に重宝します」(平島さん)

 

↑事前準備は水タンクに水と塩化ナトリウム1包を入れるだけ。専用ユニットで電気分解して次亜塩素酸を生成

 

【その5】グリルはもちろん炊飯まで可能な超絶トースター!

オーブントースター

アラジン

グラファイト グリル&トースター CAT-GP14A

3万9000円

トーストやグリルに加え、低温調理や煮物・炊飯など8つの調理メニューを搭載。温度センサーとマイコン制御でトーストの温度・焼き時間を自動設定し、極上のトーストを焼き上げる。専用のグリルパンを使ってチキンも丸ごと1羽調理可能だ。

SPEC ●ヒーター:グラファイトヒーター+石英管ヒーター●温度調節つまみ:40〜90℃(5℃刻み)/100〜320℃(10℃刻み)●焼けるトーストの枚数:4枚●サイズ/質量:W391×H276×D391mm/約7.1kg

 

↑グリルパンに加えて、すのこ、炊飯釜が付属。グリルパンは蓋にもなる浅型と容量が約2倍にアップした深型の2種類を用意

 

↑付属の炊飯釜を使う「炊飯」モードを搭載。熱伝導性の高いアルミ製釜が、短時間で土鍋のように炊き上げる

 

【プロのインプレ!】ローストビーフなど本格調理にも対応のマイコン技術が優秀

「遠赤グラファイト技術とマイコン制御でトーストが外サクッ、中モッチリの食感に! 熱の立ち上がりが0.2秒でオーブン調理が予熱不要なほか、温度管理が重要なローストビーフなどの低温調理も失敗なく行えます」(平島さん)

 

↑加熱速度の速い遠赤グラファイトで一気に焼き、トースト内の水分を保持。中がモチモチに仕上がる

 

【その6】高品位なデザインと最上級の空気清浄性能を兼備

空気清浄機

カドー

LEAF720

13万9700円

SPEC ●適用床面積:65畳●フィルター構成:プレフィルター/光触媒活性炭フィルター+特殊活性炭フィルター/抗菌HEPAタイプフィルター/特殊活性炭フィルター●運転音:34〜59dB●サイズ/質量:約W423×H714×D297mm/約18kg

 

↑空気の状態を3色LEDで可視化。周囲の明るさに応じてLED照度を調節するため、就寝時も眩しくない

 

↑本体天面に強化ガラス製タッチパネルを搭載。シンプルかつ高級感のあるデザインで、操作性も文句なし

 

【プロのインプレ!】ホコリやウイルスが床に落ちる前に取り切る王道モデル

「大風量ファンと高性能フィルターでホコリやウイルスなどが床に落ちる前に除去する発想は合理的です。HEPAフィルターに抗菌機能を加えたのも時流に合っています。シンプルかつ上質なデザインも魅力的!」(平島さん)

 

↑本体内のツインブーストファンが毎分13.8m3の空気を浄化。室内に入った有害物質も人が吸う前に除去

 

【その7】ユーザーの現在地を冷蔵庫が検知してクレバーに節電運転!

冷蔵庫

パナソニック

IoT対応冷蔵庫 NR-F607WPX

実売価格42万5180円

スマホのGPSと連携する冷蔵庫。ユーザーが自宅から離れると自動で節電運転が始まり、登録したスーパーなどへの滞在を確認すると予冷運転の開始を問う通知が届く。業務用レベルの急速冷凍機能を備え、食品の細胞の破壊を抑えておいしく冷凍できる。

SPEC ●定格内容積:600L●年間消費電力量:252kWh/年●クーリングアシスト機能:はやうま冷凍/はやうま冷却●除菌・脱臭機能:全室ナノイーX●サイズ/質量:W685×H1828×D745mm/116kg

 

↑アプリ内留守番モードの画面。スマホの位置情報で「外出」を検知するとすぐに節電モードへ移行する

 

↑微凍結パーシャル機能は、肉や魚が凍るギリギリの約−3℃で食品の酸化を抑制。豚肉なら14日鮮度を保つ

 

【プロのインプレ!】冷蔵庫内の食材の残量をスマホで確認し買い忘れが防げる!

「節電機能とともに優秀なのが、ストックマネージャー機能。卵や牛乳などアプリに登録した食材を冷蔵室内の重量検知プレートに載せると、出先から残量をスマホで確認できます。これで買い忘れや買い過ぎによる食品ロスを防げて超便利!」(平島さん)

 

【その8】スマートに一体化したゴミ箱と掃除機で清潔な室内を維持

ゴミ箱+掃除機

サンコー

センサー式ゴミ箱掃除機 吸っちゃうダストボックス

1万2800円

センサー付きの自動開閉式ゴミ箱が付属ツールを装着し掃除機に変身! 本体にフィルターを内蔵し、きれいな空気を排出する。ゴミ箱には市販のゴミ袋やレジ袋を使用可。キャスター付きで、掃除機がけも快適に行える。

SPEC ●ゴミ箱容量:6L●吸込仕事率:59W●センサー電源:単三形乾電池3本●ケーブル長:4.5m●付属品:ゴミ袋30枚、延長管2本、ホース、床用ノズル、隙間用ノズルほか●サイズ/質量:W252×H410×D252mm/4.44kg

 

↑天面のセンサーに手をかざすと自動でふたが開き、5秒後に閉まる。本体に触れずにゴミ捨てでき、ニオイも防げて便利だ

 

↑本体内のゴミバケツにフィルターを装着。排気はすべてこのフィルターを通って放出するので、部屋の空気を汚しにくい

 

【プロのインプレ!】掃除機置き場が不要で掃除後のゴミ捨てもなくしたのが画期的!

「掃除機の設置場所を節約でき、掃除機で吸ったゴミを捨てる手間まで解消できる“コロンブスの卵”的アイテム。フィルターは水洗いでき、お手入れも超簡単! モノを増やしたくないワンルームや個室での使用に最適です」(平島さん)

 

↑掃除機のホースや延長管を本体の四隅に装備。各パーツをすぐ組み立てて使え、収納場所も増えない

消費者の変化に家電はどう応えるのか? パナソニックが食でつながるSNS「EATPICK」をローンチ

パナソニックは、食に関する情報を共有できるコミュニティサービス「EATPICK」をリニューアルし、アプリ版の提供を開始します。それに合わせ、家電と食を定期的に届けるサブスクリプション「foodable」、個人の腸環境に応じて最適な情報や食材を届ける「おいしく腸活」の2つの新サービスを本格導入し、食のサービス事業展開を加速します。

↑食をテーマにしたSNS「EATPICK」

 

EATPICKは、2020年5月に誕生した“食に関する新たな発見や楽しみを共創するコミュニティサービス”。この1年で会員数は25万人を達成し、述べ300万人以上が利用するサイトに成長しています。開設1年を機にサービス内容を拡充し、WebコミュニティからSNSへとサービス形態を一新。UIの改善など使いやすさを追求したアプリ版サービスの提供を開始します。

 

また、これまで試験的に導入していたサブスクリプションサービスを「foodable」として4コースで本格展開。全コース一律月額3980円(税・送料込み)のお手軽な料金で、パナソニックの最新家電レンタルと食材の定期宅配を組み合わせたサービスを受けることができます。

↑家電と食のサブスクリプションサービス「foodable」

 

用意されるコースは、同社の炊飯器の最上位機種をレンタルして、ごはんソムリエが厳選した銘柄米のなかから毎月2種類を選んで食べ比べることができる「ごはんソムリエ厳選 銘柄米食べくらべ」、タンブラーミキサーと楽天ファームが提供する冷凍スムージーキットがセットになった「100%オーガニックスムージー おいしく飲む健康」、ホームベーカリーと日清フーズのパンミックスがセットになった「選べるパンミックス ふっくら焼き立て初体験」、オーブントースターと敷島製パン(Pasco)の冷凍パンがセットになった「風味豊かなパンで目覚める お手軽ベイクアップ」の4コース。毎月食材を選んで試すことができるので、手軽に色々な味が楽しめます。

↑foodableでは家電レンタルと食材の定期配送を組み合わせたサービスを提供

 

↑提供される商品イメージ

 

また、インナービューティの向上を目指す「おいしく腸活」サービスでは、腸内フローラ解析サービスを提供するサイキンソーと協力し、自分の腸内環境を見える化した上で、日々の食事を記録に残せる食のパーソナルカレンダーや献立ナビなどの情報を提供。さらに、腸活食材と引き換えられるクーポンなどももらえます。こちらも月額3980円(税・送料込み)。

↑個人の腸内環境に応じたサービスを提供する「おいしく腸活」

 

↑腸内フローラを解析して、それに基づいたパーソナルサポートを提供します

 

デビューキャンペーンとして、「foodable」「おいしく腸活」のコースを契約すると、3980円分のポイントがもらえる実質1か月キャンペーンを7月31日まで実施。各コース先着100名となるので、興味がある方はチェックしてみて下さい。

 

消費者の価値観はモノから体験に変化

家電のイメージが強いパナソニックがフードサービスに注力する背景には、社会情勢の変化により“豊かさ”の価値観に変化が見られることがあります。

 

これまで同社では、新しい家電製品を購入することで得られる物質的豊かさや、高機能な家電による利便性を提案してきましたが、今後は体験や感動に重きを置く情緒的豊かさや、コミュニティでのつながりを重視する関係性価値が求められるようになると分析。家電の機能的進化だけではなく、食に関するサービスのなかで同社の家電も訴求していくことで、これからの消費者に選ばれる家電メーカーになっていきたいとしています。

↑同社による社会変化と価値観の変化の分析

 

今回新たにスタートする「foodable」や「おいしく腸活」などは、まさに家電と食を組み合わせて提案する画期的なサービスとなっており、今後は調理用家電だけでなく、ほかの分野の製品でも同様のサービスが増えていきそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

パナ「Let’s note」に新シリーズ! 14インチ、小型軽量、テレワーク需要ガチ狙いの見所は?

パナソニックは6月3日、オンラインで新製品発表会を開催。モバイルPC「Let’s note(レッツノート)」シリーズの新モデル「FV1シリーズ」を6月18日に発売すると発表しました。

↑Let’s note FV1シリーズ(ブラック)

 

↑Let’s note FV1シリーズ(シルバー)

 

製品コンセプトは「大画面なのにコンパクト」。14.0型ディスプレーを搭載しながら、サイズを約W308.6×D235.3×H18.2mmにおさめ、13.3型クラスのノートPCとほぼ同等のサイズを実現しています。軽量設計も特徴で、最軽量モデルでは重量約999gという軽さを実現。同じく14.0型のディスプレーを搭載する同社の「LV1シリーズ」と比較して、フットプリント比で約28%の省スペース化し、携帯のしやすさにもこだわりました。

 

大画面を搭載しつつフットプリント(接地面積)抑えるために、Let’s note史上もっとも狭いという、約5.3mmの狭ベゼルを採用。狭ベゼル仕様のノートPCは、側面からの衝撃に弱いというデメリットがありますが、同社では新構造を採用し、開発段階で独自基準の耐久テストを実施することで、狭ベゼルと側面からの耐衝撃性能を両立したとのことです。

↑新構造を採用し、開発段階で独自基準の耐久テストを実施することで、狭ベゼルと側面からの耐衝撃性能を両立

 

ディスプレーの解像度は2560×1440ピクセルのQHDで、縦横比3:2のアスペクト比を採用しています。LV1シリーズと比較して作業領域が縦方向に約2cm拡大したことで、JIS規格のA4見開き資料なども閲覧しやすくなりました。

↑ディスプレーの解像度は2560×1440ピクセルのQHDで、縦横比3:2のアスペクト比を採用している

 

テレワーク向けに、音響機能が充実しているのも特徴。イスラエルのオーディオメーカーWavesの音響効果ソフトウェア「MaxxAudio」と、高い音圧を持つボックス型のスピーカーを搭載し、相手の声が聞き取りやすい音質を実現しました。

 

さらに、インテルの電源効率最適化技術「インテル Gaussian & Neural Accelerator(インテルGNA)」に対応するノイズ除去機能「COMFORTALK」にも対応。タイピング音やサイレンといった騒音を低減しながら声を相手に伝送でき、騒音下でのウェブ会議でも、自分の声が相手に伝わりやすいといいます。

 

Let’s noteシリーズの特徴である円形タッチパッドは、直径約63mmの大型のものを採用。「QVシリーズ」の43mmと比較して、約1.5倍大型化しています。キーボードの使いやすさにもこだわり、キーピッチは縦横約19mm、キーストロークは約2mmと、同社の他シリーズ同等の打鍵感を実現しました。

↑PCの基本性能にもこだわった。円形タッチパッドは、直径約63mmの大型のものを採用。キーボードのキーピッチは縦横約19mm、キーストロークは約2mmだ

 

そのほか、インターフェースとしてはHDMI端子(最大出力4K60p)、USB 3.1 Type-C(Thunderbolt 4、USB Power Delivery対応)×2、USB 3.0 Type-A×2、ミニD-Sub 15ピン(VGA)、3.5mmオーディオ入出力端子などを搭載。SDカードスロット、有線LAN、約2207万画素のウェブカメラと、Windows Helloに対応した顔認証用カメラ、音声用アレイマイク×2も備え、ワイヤレス通信規格としてはWi-Fi 6 AX201、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1に対応しています。

 

個人向け店頭モデルは「CF-FV1GFNQR(Core i7-1165G7、16GBメモリー、512GB SSD、Office Home & Business 2019)」、「CF-FV1FDMQR(Core i5-1135G7、16GBメモリー、512GB SSD、Office Home & Business 2019)」、「CF-FV1FDSQR(Core i5-1135G7、16GBメモリー、256GB SSD、Office Home & Business 2019」、「CF-FV1FDWQR(Core i5-1135G7、8GBメモリー、256GB SSD)」の4種類を用意。

 

CF-FV1GFNQRを除く3モデルは約11時間のバッテリー駆動時間、「バッテリーパックL」が標準で付属するCF-FV1GFNQRのみ、約21時間のバッテリー駆動時間を実現しました。また、CF-FV1GFNQRのみ、LTE通信に対応します。

 

個人向け店頭モデルの価格はオープンプライスで、実売価格は税込24万2000円からになる見込み。なお、法人向け/オンラインストア向けモデルはCPUにCore i7-1185G7またはCore i5-1145G7を搭載し、インテルEvo vPro準拠モデルや、ワイヤレスWAN 5G/ローカル5G対応するモデル、タッチ対応ディスプレーやキーボードバックライトを搭載するモデルも用意されます。

 

発表会で登壇したパナソニック株式会社 コネクテッドソリューションズ社の副社長 坂元 寛明氏は、FV1シリーズ開発の背景について、「コロナ禍に置いて、モバイルワーカーが気持ちよく使え、使っていてワクワクするLet’s noteを作りたかった」と言及。

↑パナソニック株式会社 コネクテッドソリューションズ社の副社長 坂元 寛明氏

 

テレワークがビジネスパーソンに好意的に受け入れられている一方で、さまざまな課題を抱え、仕事に対するモチベーションが下がっている人も多いという話などに触れ、「営業利益や生産効率を求めることも大切だが、それ以上に、ビジネスパーソンの一人一人が、気持ちよく働ける社会を実現したいという気持ちが強い。私が属するモバイルソリューションズ事業部のミッションは、モバイルワーカーが活き活きと働く社会の実現だ」との考えを示しました。

↑発表会で参照された、日本生産性本部による調査データ

 

また、2021年度の販売台数目標として、Let’s noteシリーズとTOUGHBOOKシリーズの合計で、前年比107%となる82万台(グローバル市場)を設定していることも明らかにしました。

↑2021年度の販売台数目標として、Let’s noteシリーズとTOUGHBOOKシリーズの合計で、前年比107%となる82万台を設定する

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

「お肌よわよわ」新人編集者が最新シェーバー「ラムダッシュ6枚刃」をレビュー!【動画ダイジェスト】

GetNaviでは、YouTubeチャンネルの「家電トーク」にて、新人編集部員・小山雅斗(以下、小山くん)が便利な家電や最新のガジェットを紹介する動画を公開中。今回は、パナソニックのリニアシェーバー「ラムダッシュ」ES-LS9AX(実売価格6万6000円・税込)のレビュー動画をダイジェストでお届け。6枚刃による深剃りに感動する小山くんの様子をぜひチェックしてみてください!

↑今回レビューするリニアシェーバー「ラムダッシュ」ES-LS9AXを手にする小山くん

 

普段使いのフィリップスとラムダッシュ6枚刃を比較レビュー

今回のラムダッシュについて、小山くんも以前から気になっていた商品とのこと。なぜなら、小山くんは子どもの頃からのアトピー持ちで、肌が弱いからだといいます。

 

「今まではT字のカミソリ、またはフィリップスのシリーズ9000という肌に優しいと言われる電動シェーバーを使っていました。T字カミソリは深剃りできますが、肌が荒れてヒリヒリしてしまうので、できるだけ電動シェーバーで剃りたいんですが……(フィリップスだと)剃り残しがあるので、今回はラムダッシュ6枚刃によって、そのあたりが解決されるのか、見ていきたいと思います!」

↑現在はフィリップスの電動シェーバーとT字カミソリを併用しています

 

USBタイプCケーブルや、全自動洗浄充電器などの付属品を取り出したあと、いよいよ本体にご対面。まずは、その収納ケースの高級感にびっくり

 

「電動シェーバーが入ってるとは思えない! パソコン周辺機器が入っているのか? というぐらいの硬めのケースです! ケースの下にはUSBタイプCが入るようになっていて、持ち運びしながら充電できるようになっています。(本体は)やっぱりヘッドの部分がすごい重厚感があって、ゴツさがありますね。カッコイイ!」

↑重厚感のあるボディ

 

↑本体は頑丈なケースに収められています

 

ラムダッシュの深剃り性能は優秀!

それでは検証をスタート! 検証の内容とは?

 

「3日間ぐらいひげを伸ばして準備しておきました。ラムダッシュで右半分、(古いモデルで申し訳ないですが)私物のフィリップスで左半分のひげを剃ってみて、実際に剃りやすさや、どれぐらい深剃りができるか、肌への負担、お手入れのしやすさ、そんなところまで見て行けたらと思います!」

 

まずは、いつも使っているフィリップスの剃り心地を改めてチェック。

 

「T字カミソリに比べてまったく痛くならないですし、問題ないぐらい剃れています。ただ、アゴ下の剃り残しを若干感じますね。この剃り残しを剃るのに何回もこすらなければいけないので、それが肌にいいのかな……と感じたりします」

↑いつも使っているフィリップスでは、剃り残しが気になる様子

 

続いて、ラムダッシュで顔の右半分を剃ってみたところ……

 

「明らかに深剃りに関してはラムダッシュの方が優秀! T字カミソリを越えるかというと、かなわないかな……という感じですが、かなりそれに近い深剃りができています! これだったら外に出かけるとき、撮影するときでも剃り残しが気にならないレベルには剃れるでしょう。ラムダッシュだったら、T字カミソリを使わずにこれ1本でちゃんと深剃りできるのがいいですね」

↑ラムダッシュで剃った後、ビフォー・アフターを比較。使用後はキレイに剃れています

 

T字カミソリに比べて肌への刺激は少ない

気になる肌への刺激はどうだったでしょうか?

 

「やっぱり、ラムダッシュはちょっとだけ肌へのヒリヒリ感を感じました。ただ、T字カミソリに比べたらヒリヒリ感は少ないです。しかも、これは肌が非常に弱い僕の感想。一般の方なら全然大丈夫だと思います! もし、肌を気にしていて、T字を使いたくないな……という方がラムダッシュを選ぶのはいいと思いました

 

ただし、ひげ剃り後の肌への刺激に関しては、フィリップスが優れていることは確かなようで「剃った後のヒリヒリもしないし、肌を守りたいと考えるならフィリップスの方がいいかもしれません」とのこと。

 

ただし、「ラムダッシュは上下に動かすだけで剃れますが、フィリップスだと円を描きながら剃るのでちょっとだけテクニックが必要」とのことで、ラムダッシュのほうがカンタンに剃れるとの評価でした。

↑肌への刺激の少なさは、フィリップスが優れていたようです

 

↑動画ではお手入れもチェック。洗浄の際はハンドソープをつけて音波モードにすれば、自然に汚れが落ちます。普段のお手入れは、「洗浄機にさしておくだけで清潔な状態が保てるので、その点ではラムダッシュがいいと思いました」

 

最後に、「ラムダッシュ」6枚刃を使ったシメのひと言を!

 

「ラムダッシュを使うことによって、T字のカミソリを使わなくて良くなるのでは? と思ってかなり欲しくなった商品ですね! フィリップスは肌には優しいんですが、要所要所でT字カミソリを併用しなくてはならず、肌が荒れてしまうみたいなことがあって。そういうこと繰り返しているので、これからはラムダッシュ1本にするのも、いい選択肢かな……と。アゴ下など剃りづらいところでも密着してちゃんと深剃りしてくれるのは、さすがラムダッシュ。そういうところで悩んでいる方、試してみるのもいいんじゃないでしょうか!」

↑ラムダッシュがあれば、T字カミソリはなくても不自由はしなさそうです

 

YouTubeチャンネル「家電トーク」では、小山くんが話題の電気圧力鍋や掃除機を試した動画も公開中。ぜひチェックしてみてください!

【今回紹介した動画】

パナソニックがLUMIX Gのフラッグシップモデル「GH6」を開発、ワンランク上の映像作品に応えるモデルを年内に投入

パナソニックは5月26日、「LUMIX G」シリーズのフラッグシップモデル「GH6」を開発したと発表しました。2021年内に製品化し、グローバル市場に導入予定とのこと。

 

パナソニックによると、動画配信の需要が高まる中、より高画質でさまざまな表現手法を用いた、ワンランク上の映像作品を追求するプロの映像クリエイターが増加し、ユーザーの創意工夫に応える自由度の高いカメラが求められているとしています。

 

このようなニーズに応えるべく、映像表現の自由度をさらに高める、マイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラ「GH6」を開発。高速読み出しを実現するマイクロフォーサーズ・イメージセンサーと画像処理エンジンのヴィーナスエンジンを新たに開発し、卓越した映像表現を可能にしたとのこと。

 

Cinema4K 60p 10 bitの動画記録に対応するほか、4K 120p 10 bitのハイフレームレート記録やバリアブルフレームレート記録にも対応。動きのあるスポーツシーンやアクションシーンの撮影に最適としています。また、推奨動作温度内において動画記録時間が無制限となっています。

パナソニックからスマホと連携してライブ配信がしやすい「LUMIX DC-GH5M2」が登場

パナソニックは5月26日、マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH5M2」を発表。6月25日発売で、市場想定価格はボディのみの「DC-GH5M2」が19万4000円、標準ズームレンズ付属のレンズキット「DC-GH5M2M」が21万9000円です。

 

LUMIX DC-GH5M2は、マイクロフォーサーズのハイエンドモデル「GHシリーズ」の最新機種。一眼カメラとしての基本性能の進化はもちろん、ライブ配信や動画撮影に注力した機種になっているとのこと。

 

イメージセンサーには、有効画素数約2033万画素のLive MOSセンサーを搭載。ローパスフィルターレス設計によりリアルな解像力を実現したほか、センサーの表面にAR(Anti Reflection)コーティング処理を施し、フレアを抑制しています。

 

画像処理には最新のヴィーナスエンジンを採用。さらに、最新のAFアルゴリズムを採用した「リアルタイム認識AF」を搭載し、一般的な「顔・瞳認識」に加え、後ろ向きの人物の頭部をとらえる「頭部認識」、遠く小さな被写体全体をとらえる「人体認識」に対応しています。

 

また、LUMIXとしては初となる無線ライブ配信機能を搭載。スマートフォンとLUMIX DC-GH5M2を専用アプリ「LUMIX Sync」経由で接続すれば、手軽にYouTubeやFacebookなどでライブ配信を楽しめるとしています。これに加えて、LUMIX Sync上でカメラの接続先をWi-Fiルーターなどに指定すると、スマホの通信データを使わずに配信が可能です。

 

配信時に気になるバッテリーは、従来モデル「DC-GH5」付属のバッテリーよりも容量が約18%増加した、大容量の「DMW-BLK22」が付属。さらに、USB Power Deliveryに対応しており、本体を充電しながら撮影できます。

動画は、Cinema4K 60p 10 bitやCinema4K 30p 4:2:2 10 bit記録やV-Log L撮影に対応。このほか、動画記録中の赤枠表示や、撮影中に完成形をイメージできるフレーム表示などのアシスト機能も搭載しています。

電アシならではの弱点を解決。パナ「ビビ・L」に新搭載された「押し歩き」機能とは?

パナソニック サイクルテックは、国内で初めて押し歩き機能搭載の電動アシスト自転車「ビビ・L・押し歩き」を7月6日から発売することを、5月21日に発表しました。

↑「ビビ・L・押し歩き」12万9000円(税込)。全長1865×全幅580mm、質量24kg、カラーはチョコブラウン

 

電アシならではの悩みを解消してくれる! 便利な押し歩き機能

電動アシスト自転車の市場は年々拡大し、普段の買い物や子どもの送り迎えなど、様々な用途で使用されています。また近年は、高齢者の運転免許自主返納後の移動手段としても選ばれていますね。

 

今回パナソニック サイクルテックは、電動アシスト自転車の押し歩きをアシストする機能を、買い物に便利なショッピングシリーズ「ビビ」の中で、高齢者の使用率が高い軽量モデル「ビビ・L」に搭載しました。走行距離はパワーモード約46km、オートモード約54km、ロングモード約78kmとなります。

↑パナソニック サイクルテックから登場している電動アシスト自転車の分布図。ショッピングモデル「ビビ」は買い物に快適な大型バスケットや、スタンドを立てると同時にハンドルも固定される“スタピタ2”などの機能を搭載したシリーズとなります

 

一般的に電動アシスト自転車はモーターのアシストにより快適に移動ができる反面、その質量により、自転車の押し歩き時に負荷がかかるという課題があります。パナソニック サイクルテックでは4つのセンサー(サドル傾斜センサー、モーター内蔵センサー、トルクセンサー、スピードセンサー)による制御で解決。この機能により歩道橋や駐輪場のスロープ、坂道などで押し歩き時のアシストが可能になるとのこと。

↑押して歩く際にかかる負荷を軽減することで、電動アシスト自転車の利便性向上を図っています

 

スピードセンサーとモーター内蔵センサーにより、モーターを制御し、歩く速さ(時速6km以下)が変わっても人の歩みに合わせてアシストします。上り坂や荷物を運ぶときなどは、押し歩く状況によりアシスト力が変わります。モーター内蔵センサーにより、押し歩く負荷に応じたアシスト力を出力します。

↑「押し歩き専用手元スイッチ」。 押し歩きボタンの高さ(出っ張り)は、他のボタンより0.2mm高い、0.7mmにすることで操作しやすくしています

 

トルクセンサーで、ペダルの負荷を検知して、ペダルに足が乗っていれば押し歩き機能は作動しません。押し歩きアシストを安全に制御します。

↑本製品は、サドルの状態を検知するサドル傾斜センサーを内蔵し、サドルが傾斜状態の時のみ、押し歩き機能が作動する設計。押し歩き時は乗車できない機構にすることで不安全な使用を防止します

 

今後は、子乗せモデルや業務用電動アシスト自転車に押し歩き機能を搭載予定とのこと。坂道、歩道橋や駐輪場のスロープ、荷物がたくさんある時には自転車を押して歩きますが、かなりの体力を消耗します。なので、この機能はユーザーにとっては大変うれしいことです。ビビ・L・押し歩きは、日々の買い物シーン、行動範囲を変える電動アシスト自転車として、活躍してくれそうです。

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

剛毛ヒゲに悩むライターがパナソニック「ラムダッシュ6枚刃」を検証!「3日伸ばしても剃れる」は本当か?

パナソニックは、メンズシェーバーのフラッグシップモデル、リニアシェーバー「ラムダッシュ」6枚刃シリーズを6月6日に発売します。従来、ラムダッシュシリーズのフラッグシップモデルは5枚刃でしたが、新製品では初の6枚刃となりカット率が向上しています。

↑6月6日発売のリニアシェーバー「ラムダッシュ」6枚刃。パナソニック初の6枚刃にかけて、発売日も「6」にこだわってる?

 

「アゴ下トリマー刃」を追加し、長いくせヒゲのカット率が4倍に

新製品は、短い寝たヒゲを捉えてカットする「くせヒゲリフト刃」×2、最薄部41μmの外刃でヒゲを根元からとらえて深剃りする「フィニッシュ刃」×2に加え、新たに「アゴ下トリマー刃」を2枚追加しました。コーム状の外刃が長いヒゲやくせヒゲを起こして取り込みプレカットするもので、その後に外側の「フィニッシュ刃」で深剃りする仕組み。これにより、長いくせヒゲのカット率が従来モデルより約4倍向上したとのことです。

↑新搭載のアゴ下トリマー刃を含め3種類の刃を2組ずつ配置したことで、「3日間伸ばしたヒゲもしっかり剃れる」とのこと

 

↑新搭載の「アゴ下トリマー刃」は長いヒゲやくせヒゲ、寝たヒゲも起こして内部に取り込み、フィニッシュ刃が刈り取りしやすいようにプレカット

 

「新密着5Dシステム」により、複雑なラインにも密着

6枚刃に加え、1秒間に約220ストロークするラムダッシュ史上最速のリニアモーター駆動も特徴。さらに「新密着5Dシステム」により、アゴ下、喉元の複雑なラインも密着して深剃りします。この「新密着5Dシステム」とは、360度全方向にスイングする密着5Dヘッドと、内刃と外刃が一体となり上下に大きく浮き沈みする密着フロート刃機構を組み合わせたシステムです。

↑高速リニアモーターは健在。約220ストローク/秒の高速ストロークで、なぞるだけで濃いヒゲもカット

 

↑密着5Dヘッドと密着フロート刃機能により、喉元やアゴ下の複雑なラインでもしっかり肌に密着し、1回の剃り上げで広い面積を深剃りできます

 

今回、「ラムダッシュ」6枚刃シリーズとして発売するのは3モデル。ともにシェーバー本体は同じで、付属品が異なります。「ES-LS9AX」は全自動洗浄充電器・ACアダプター・USB充電ケースが付属し、市場想定価格は6万6000円前後(税込・以下同)。「ES-LS9N」は全自動洗浄充電器・ACアダプター付属で5万5000円前後。全自動洗浄充電器を省略し、充電システムはACアダプターのみの「ES-LS5A」は4万4000円前後。

↑3つのシリーズの本体は同じで、付属品が異なります

 

3日半伸ばした太く、長く、密集したヒゲを剃る

筆者は人一倍ヒゲが濃く、1本1本が太い上に伸びるのが早い……。伸ばした状態で通常のモデルを使うと、太くて長く、密集したヒゲがシェーバーの中に入っていかず、なかなか剃れません。ようやくヒゲが入ったら入ったで、シェーバーの刃がヒゲをカリカリと噛んで強く引っ張ってしまい、すごく痛いんです。また、筆者はヒゲが濃いゆえに、ヒゲ剃りに時間がかかって腕が疲れてしまうため、毎朝のヒゲ剃りが憂鬱で仕方がありません。

 

その点、本機は「3日間伸ばしたヒゲでもしっかり剃れる」と公言しています。果たして、剛毛ヒゲの筆者にも当てはまるのでしょうか……? 伸ばした期間は、丸3日半。日曜日の朝に剃ってから月・火と剃らずにヒゲを育て、水曜の午後にラムダッシュ6枚刃を試してみました。

↑3日半剃らないと太いヒゲが3mmくらいまで伸びてしまいます

 

長いヒゲを刃が噛む痛みがなくなった!

使ってみると、いつもの「長いヒゲを刃が噛んで痛くなる現象」が全くありません。力を入れずに、すーっと剃れていくのです! さすがに、1回のシェービングで全てがキレイに剃れるわけではありませんが、初めのシェービングでも長く濃いヒゲが引っかかることなく、スムーズに切れていきます。1回目で70%ほどが剃れ、その後に2-3回軽くなぞっただけで、3日半伸ばしたヒゲもきれいサッパリ深剃りできました!

 

5Dシステムとフロート刃のせいか、肌の密着感も高く、外刃の感触も滑らかでした。私のように濃いヒゲでもひっかかりがなく、肌の上をスムーズに動き、滑らかにカットしてくれたのはうれしいところ。本製品なら、いままで憂鬱だった毎朝のルーティンをスムーズにこなすことができそうです。これは、6枚刃もさることながら、日本刀と同じ鍛造製法で作られたという刃の切れ味の鋭さも理由のひとつでしょう。

↑まずは左の頬に使用した状態。長く伸ばしたヒゲも1回のシェービングで大まかに剃ることができました

 

↑あとは2-3回、細かい動きでなぞってやれば、このようにキレイになります

 

↑日本刀と同じ鍛造製法で作られた内刃のエッジは0.3μmと鋭いのも特徴です

 

ただ、本製品は肌への当たりは柔らかいのですが、いつも使っているシェーバーのクセで肌に強く押し付けすぎてしまい、部位によってはわずかに血が滲んでしまうこともありました。ラムダッシュは外刃が薄く内刃が鋭いため、強く押し付けずとも軽く撫でるだけで深剃りができるので、それに合ったシェービングに慣れる必要がありそうです。

 

デザインや付属品もさすが高級機

ちなみに、本製品は上質感を高めた新カラー「クラフトブラック」と「スカルプチャーデザイン」を採用。立体的な造形美と手になじむボディラインも魅力で、さすがはフラッグシップといったところ。

↑高級感のあるボディも魅力。本体を軽く握るだけで充電状況などの情報が表示されます

 

さらに、今回試した「ES-LS9AX」には、USB充電ケースが付属しているのが便利です。こちらを使うとケースに入れたままUSBケーブル(Type-A/Type-C)で充電できるため、ACアダプターを持ち歩く必要がなく、出張や旅行の時に重宝しそう。

↑「ES-LS9AX」は全自動洗浄充電器・ACアダプター・USB充電ケースを付属

 

↑USB充電ケースはモバイルバッテリーからでも充電できて便利

 

また、付属の全自動洗浄充電器は専用の洗浄液を使って自動洗浄でき、洗浄・乾燥・充電ができる全自動コースのほか、充電のみ、乾燥・充電(手洗い後や入浴時に使ったときなど)の3コースが選べます。シェーバー本体のヘッドは、刃と外刃フレームが外せるので、手洗いでも念入りに掃除することができます。

↑専用洗浄液1袋を付属。このほか、ブラシと専用オイルも付属します

 

↑充電器の背面にファンを搭載し、洗浄後に本体を乾燥することもできます

 

↑外刃フレームと刃を分離できるので、細かい箇所までお手入れができます

 

テレワークが続く今日この頃、ちょっとした外出ならどうせマスクするからと、ヒゲ剃りをサボりがち。オンラインミーティングの前に慌ててヒゲを剃ることもしばしばですが、2-3日伸ばしたヒゲはなかなかに頑固でストレスになります。「ラムダッシュ」6枚刃を使ってみて、「剃り心地の良いシェーバーはテレワーク時代でも必需品なのだ」と、改めて実感した次第です。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

風呂入りながら会議もできちゃう時代には「防水ビエラ」で心に余裕が生まれる【愛用品コラム46】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 46: パナソニック プライベート・ビエラ「UN-15N10」】

●起

ビジネスパーソンにとって、最後の楽園として君臨していたのは、「電車」と「風呂」だと思う。電車の移動中は電話に出なくていいし、メールも見るぐらいでいい。それが近年、メッセンジャーがバンバン届いて返信しなくてはいけないし、昨年からはマイクオフだったら会議にまで出れるようになってしまった。風呂もまた同じで、正直、ビデオオフ&ミュートにしていれば、湯船につかりながら会議に出れるようになってしまった。

 

●承

「会議イン風呂」は結構上級者だと思うが、楽園を失った我々はどうしたらよいか。そこで、文明の利器返しである。風呂の時間ぐらい仕事のことを忘れたいなら、テレビを持ち込むしかない。仕事をブロックするために、風呂にエンタメを持ち込むのだ。まったく根本的な解決になっていないが。

 

●転

となれば、鉄板のお風呂テレビ、防水ビエラである。私は本を読む派なのでもっぱら妻と娘が使っているが、とても楽しそうだ。なかなか出てこない。浴室乾燥機を回したいから早くあがって欲しいなぁと思っていると、「洗濯物、干しておくよ!」である。心に余裕が生まれている。

 

●結

防水ビエラには10V型と15V型の2種類がある。どちらにしようかと迷うときは下記の考え方がいいと思う。「風呂で観るメイン」なら15V型。「キッチンで聴くメイン」なら10V型。キッチンで調理中でも、仕事が思考に染み込んでしまう人にもオススメしたい。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

リアルとバーチャルが重なる?「SPORTS CHANGE MAKERS」に新しいオンライン体験を感じた

スポーツを支えるテクノロジーといえば、どんなものを思い浮かべますか? 選手たちのユニフォームや水着、厚底シューズなどありますが、スポーツを見るという点でも5Gマルチアングル視聴のような新しい観戦スタイルが生まれています。

 

そんなテクノロジーの開発を支える活動をしているのが、パナソニック。同社はスポーツ発展のためのアイデアを募集する「SPORTS CHANGE MAKERS」を開催しています。3月9日には8月の本大会に向けたプレイベントを開き、プロジェクトの紹介や識者による座談会が行われました。

 

今回はそのプレイベントの模様とともに、「Mirror Field」という新しいオンライン体験の詳細もレポートしたいと思います。

 

あらゆる壁を越えていけ

SPORTS CHANGE MAKERSとは、パナソニックがIOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)の協力を得て進めているプロジェクト。パナソニックの映像・音響技術を用いてスポーツの価値や魅力を広げるアイデアを学生から募集。最終プレゼンテーションで選ばれた優秀案は、パナソニックとの共同プロジェクトとして実現に向けた支援を受けられます。

↑各地域で予選を行い、4チームが最終プレゼンに進む

 

第1回のテーマは「GOING BEYOND BARRIERS」。バリアというのは、健常者と障がい者、リアルとバーチャル、ジェンダー間に存在する壁や境界を指しています。スポーツ×テクノロジーの力であらゆる壁を越えていく。そんな可能性を持ったテクノロジーが、日本や中国、アメリカ、フランスの学生から集まったそうです。

 

本番の最終プレゼンは8月のため詳細は語られませんでしたが、各チームが寄せたビデオメッセージでは、「言語や文化の壁を越えたコミュニケーション」「競技のルールをすぐに理解できるツール」「聴覚障がい者のためのテクノロジー」と、各案のキーワードを聞くことができました。

↑最終プレゼンに残った4チーム。さまざまなバリアを越えるアイデアが集まった

 

新しいオンライン体験「Mirror Field」

今回はプレイベントでしたが、バリアを越える1つの試みが行われました。それが、この日のために開発された「Mirror Field」。リアルの会場であるパナソニックセンター東京をバーチャル空間に再現し、参加者は自身のアバターを操作してイベントに参加できる新しいイベントモデルです。

 

イベントのURLにアクセスし、まずアバターを作成。操作方法のガイドを終えると、アバターとして会場に参加。プレゼンをリアルタイムで聞きながら、会場を自由に回遊できます。前方のスクリーンをクリックすると、会場で流れている映像を全画面表示で見られます。

↑名前や色を設定できる

 

↑パナソニックセンター東京を忠実に再現したオンライン会場を自由に歩き回れる

 

筆者もコロナ禍ではオンラインでのイベント取材が増えましたが、Mirror Fieldがそれらと異なるのは、臨場感や没入感が強いこと。ただ資料や映像を見るよりも、自分で動いたり映像を見たりできると、“参加している感”がとても強くなります。

 

さらに、リアル会場の映像にオンライン参加者を重ねられます。開発を担当したパナソニックの北島ハリーさんは「バーチャル空間を作るだけでは単なるデータにすぎない」とし、「Mirror Fieldは本会場とバーチャル空間を結ぶインタラクティブな場所」であると説明していました。

↑スクリーンを見ると、リアル会場の映像にオンライン上のアバターも映っている。リアルとバーチャルの壁を越えるアイデアだ

 

しばらく映像を見たのちに全画面表示から戻ると、周りにアバターが増えていて少しびっくり。臨場感だけでなく、他の参加者の存在もしっかり感じられます。

↑スクリーン前に参加者が集まっていた

 

――――――――――

Mirror Fieldはリアルの観客から見るとAR(拡張現実)、バーチャルの観客から見るとVR(仮想現実)のような構造になっています。

 

たとえば、スポーツ観戦にMirror Fieldを導入するとしたら。スタジアムでは席の間隔を空けて観客が座ります。しかし、大型スクリーンを見るとその空いている席にはオンラインで観戦しているアバターが座っていて、アプリから拍手したり歓声を送ったりできます(会場では音が流れる仕組み)。得点シーンに観客は映像を見ながら隣のアバターとハイタッチ。そんな楽しみかたを想像しました。

 

映像で重なるだけでなく、リアルとバーチャルの観客が相互にはたらきかける仕組みやアクション(ハイタッチしたりペンライトを振ったり?)があると、さらにインタラクティブな体験になるのではないかと思います。

――――――――――

 

「無観客はやはり寂しい」

イベントでは「スポーツ×テクノロジーでバリアを超えることができるのか」をテーマにパネルディスカッションを開催。東京2020組織委員会スポーツディレクターの小谷実可子さん、東京2020組織委員会アドバイザーの澤邊芳明さんらが参加しました。

 

今回のMirror Fieldについて、小谷さんは「リモートでも一体感があり、アバターの向こうに人を感じられます」とコメント。澤邊さんは「世界中の人が参加できたらおもしろい。講演などをしていても、無観客だとやはり寂しいんです。バーチャルだからできるアクションもありそうですね」と期待を込めて語りました。

↑リアル会場の映像にバーチャル空間のアバターが重なる様子を見る小谷さん

 

最終プレゼンに臨む京都工芸繊維大学の横瀬健斗さんは、アイデアが自身の体験に基づいたものであると説明し、「映像を見て完結するのではなく、自分でやってみようと思えるようなテクノロジーを考えていきたい」とさらなる目標を語っていました。

↑自身のアイデアの一端を説明する横瀬さん

 

オンラインでのイベントは「どれだけリアルに近づけられるか」「オンラインならではの体験を提供できるか」が課題であり勝負どころでもあります。今回のMirror Fieldはその1つの解決策。こういった自由度のあるオンライン参加がスポーツイベントや音楽ライブ、美術館、動物園などにも活用できるのではないかと期待感を持ちました。

 

コロナ禍では、観客の人数制限や中立地での集中開催などスポーツのありかたが大きく変わっています。しかし、マルチアングル視聴やリモート応援システムなど、いままでにない新しい楽しみかたが生まれたのも事実。これからどんなテクノロジーが誕生するのか。そのテクノロジーがスポーツをどう変えていくのか。まずは8月のSPORTS CHANGE MAKERS最終プレゼンを待ちましょう。

 

「まだあった」「冷やし忘れた」が激減!パナの「ストックマネージャー」は食材の“うっかり”をなくす安心装置だ

「冷蔵庫に卵がまだあるのに買っちゃった」「牛乳を余計に買って無駄になった」といった経験をしたことがある人は少なくないでしょう。また、家族がいる人の場合、「買ってきたらかぶっちゃった」ということはきっとあるはず。それを防いでくれるのが、パナソニックが今春新発売した「重量検知プレート」です。

↑「重量検知プレート(卵ケース付き) NY-PZE1B1」。卵ケースなしの「重量検知プレート NY-PZE1」もあります(ともにオープン価格)

 

本稿では筆者が実際にいくつかの食材で本機を試し、使い勝手などをレポートしていきます。

 

「買ったらかぶった」を防げる

本体のサイズは幅120×奥行230×高さ21mmで、230g。見た目はシンプルで、裏側の電池ケースに単3形アルカリ乾電池を4本入れて使います。

↑変形A4サイズのGetNaviとの比較。卵ケースは幅115×奥行326×高さ83mmです

 

次は、同梱された説明書に従って専用アプリ「キッチンポケット」をインストール。「CLUB Panasonic」の会員登録をしてセットアップへ。説明書や本体にQRコードがあるので、そこから飛べばすぐにダウンロードできます。

↑iPhoneのほか、Androidスマホでもインストールできます

 

アプリからログインしたら、あとは画面の指示に従えばスムーズ。Wi-Fiを設定して「重量検知プレート」をアプリに登録します。そうしたらいよいよ食材の登録へ。まずは卵を管理することにしました。

↑付属の卵ケースは最大12個置けるようになっていて、今回は10個からスタート

 

食材は自由に登録でき、卵や牛乳などあらかじめ項目が用意されている品目もあります。この設定時に利用期限目安の日付を入力することで、賞味期限切れの防止に役立つのもメリット。

↑残量表示は2パターンあり、卵は「個数」で。飲料などは「%」表記で管理でき、これらは設定から変更できます

 

「使い忘れ通知」の設定でアラートを出すこともできるほか、設定した残量まで減った時や毎日決まった時間(買い物前)など、生活スタイルに合わせて好きなタイミングで残量情報を通知できるのもポイントです。

↑残量を通知するタイミングも、好みに応じて変更できます

 

↑1個使うと、アプリの表示も1個減って9に減少。このように両者を同期することで、食材の管理を実現してくれます

 

複数の端末にアプリをダウンロードすれば、情報を家族などと共有することも可能。これを活用すれば、「卵が残り少ないみたいだけど買ってこようか?」「うん、ありがとう!」といったやりとりで、「買って来たらかぶっちゃった」というミスを防げるのです。

↑例えばこちらは奥さんの端末から。個数がわかるので、「あと2個あるよね。買ってくる卵は10個入り? それとも6個入り?」のようなやりとりも可能となるのです

 

使い忘れや「ビールの冷やし忘れ」も防ぐ

ちなみに、2020年にパナソニックが行った「残量を管理したい食材は?」という調査によると、1位は卵、2位は牛乳、3位はヨーグルトだったそうです。ということで、次は牛乳でトライ。

↑未開封の状態からスタート。パーセンテージは飲みかけの状態からでも「80%」などマニュアル入力できます

 

利用期限目安は7日を切ると赤くなって表示。目立たせることで、廃棄に対する意識も高まります。また、使用量のログを自動でグラフ化してくれることで、どのように使っていったかを可視化。ビールの休肝日を設けたい人などは「前回飲まなかったのはいつだっけ?」を知ることができるのです。

↑筆者は4日で80%の牛乳を消費。土日は消費量が多く、おそらくカフェラテを飲む量が平日より多いということがわかりました

 

そのほか、ヨーグルトやビールでも試しました。ヨーグルトは、冷蔵庫の奥に入れてしまった場合、残量を見るためにいちいち取り出すのは大変です。その点でも重宝すると思います。

↑本体手前の側面にはWi-Fiランプがあり、設定変更などをするときに底面のWi-Fiボタンを押すと「リアルタイム通信モード」になり緑色に点滅/点灯。この通信モードは更新頻度を変更でき、1時間に1回の「通常モード」と1日1回の「省エネモード」があります

 

ビールで使えると思ったのは、ストックがあるかどうかだけでなく、冷蔵庫に何本入っているかをチェックできるところ。というのも、ビールは冷えていないとおいしさが微妙なお酒。かといって氷で冷やすのはご法度です(台湾などでは氷を入れて飲む文化もありますが)。「重量検知プレート」を活用することで、家族がいる人なら、「ごめん。ビールを冷やすの忘れてたから、パントリーから冷蔵庫に2本入れといて」「わかったー」といったやりとりが可能に。

↑通販などでお気に入りのビールをまとめ買いしている人には特に、「重量検知プレート」が大活躍

 

また家族がいなくても、冷蔵庫に冷えたビールがストックされていないことが分かれば、帰路にコンビニやスーパーで冷蔵されたビールを買えばいいのです。「余計に買っちゃった」「賞味期限が切れちゃった」「冷やし忘れた」など、食品に関する“うっかり”をなくしてくる安心装置、それが「重量検知プレート」なのです。

ウマさUPにも時短にも!パナソニック「うま冷えプレート」の“いぶし銀”な活躍っぷり

今春、ありそうでなかったキッチンアイテムが新発売されました。それはパナソニックの「うま冷えプレート」。電動ではないアナログな日用品なのですが、料理の冷たさキープや、あら熱取りの時短ができるなど使い勝手がよさそう。ということで実際に使い、機能性をレポートしていきます。

↑「うま冷えプレート」。オープン価格となっています

 

料理の基本“冷たいものは冷たくして提供”を手軽に実現

使い方はいたってシンプルで、冷凍庫で冷やすだけ。ただ、効果を最大限発揮するためには24時間以上カッチカチに冷凍することがポイントです。

↑変形A4サイズのGetNaviとほぼ同じサイズ。実寸は幅302×奥行219×高さ25mmで、重さは1.2kgです

 

冷凍庫に入れる際はどんな向きでもOK。ほぼA4と同等のサイズとはいえ、薄めなので冷凍庫に収まらないことはないでしょう。

↑ガッツリ冷凍中。タテに入れてもOKです

 

しっかり冷凍してから取り出してみると、ステンレスの部分は何秒も触っていられないほどの冷たさに。これは期待できます。

↑24時間以上冷凍したものがこちら

 

まずは冷たさキープとあら熱取りの両方を試せる料理として、手巻き寿司にトライ。炊きたてのご飯から酢飯を作る際、扇風機で冷やしながらあら熱を取る人は少なくないでしょう。ただ扇風機を運んだり、風の当たる位置を調整したりと、なかなか手間がかかります。それをよりスマートに行えるのが、このプレートなのです。

↑ステンレス製のボウルを使えば、熱伝導率がよくなってより効果的。スピーディに冷ましながら酢飯を作れました

 

なお、本体裏側の四隅には滑り止めが付いているので、プレートの安定感も抜群。ご飯をかき混ぜる際にもスムーズな作業をサポートしてくれます。

↑滑り止め付きで、グラつきは皆無。また防水対応で水洗いができるなど、細部まで気が利いています

 

ご飯は冷やしすぎると硬くなるので、適度な温度まで下げたらプレートの上から外します。そして次は、手巻き寿司のネタを置いて冷たさキープの実力をチェックしました。すると、皿の温度も冷たいプレートの影響で冷えた状態に。

↑手巻き寿司は、家族や知人と作る工程を楽しみながらゆっくり味わう料理。時間が経ちすぎると温度上昇により刺身からドリップ(うまみを含んだ液体)が出がちですが、それがありません

 

料理の基本に、“熱いものは熱く、冷たいものは冷たくして提供”があります。レストランで提供される冷菜も、お皿が冷えているとよりおいしく感じるもの。あのちょっとしたサプライズ感を、このプレートが手軽に実現してくれます。

↑ワンランク上の手巻き寿司がスマートに実現!

 

ラップ冷凍ご飯にも、多忙な朝の弁当冷却にも

次は、あら熱を取りたいものの代表格といえる「ラップ冷凍ご飯」にトライ。ご飯を一度にたくさん炊き、個別にラッピングして冷凍保存し、食べたいときにレンチンで解凍するという生活の知恵です。ただしこの技は、炊いたご飯を冷ますのにわりと時間がかかります。できればご飯がやわらかいホカホカのうちに包んで冷凍したいところですが、それを冷凍庫でやってしまうと庫内の温度が一気に上がり、ほかの冷凍食材にも電気代的にもよくありません。

↑そこで、「うま冷えプレート」の出番!

 

なお「ラップ冷凍ご飯」は早く解凍できるよう、なるべく平らに薄く包んで冷凍させることが鉄則ですが、あら熱を取る場合も同様。厚みがあるとそのぶん内部に熱が蓄積するので、温度変化を鈍らせるのです。ということで、薄く包んでプレートの上に。すると、みるみるうちにラップご飯が冷えていくではありませんか!

↑なるべく早く冷やすことは生ぬるい温度帯を避けることにつながり、つまり鮮度の面でもメリットがあります

 

これは手作り弁当にも応用できます。作りたての料理を入れた弁当箱は温かく、そのままカバンに入れようものならカバン全体がホカホカ。また、食材の湯気で弁当全体が蒸し風呂状態に。フタを開けたらベチャベチャということもよくあることです。それを防ぐにはあら熱を取るべきですが、忙しい朝にそんなことをしている時間はありません。これを「うま冷えプレート」が手助けしてくれるのです。

↑なお、プレートを24時間以上冷凍してあれば、アツアツのものをのせてもすぐに温度が上がることはありません

 

冷たさキープに関しては、そうめんでも大きな効果を発揮します。そうめんを味わう際、麺を盛りつけた器に氷を入れて冷やすという食べ方がありますが、おいしさの観点でいえばよくありません。氷解した水に麺のうまみが溶けてしまううえ、水っぽくなった麺がつゆを薄くしてしまうからです。とはいえ、麺の温度上昇も避けたいもの。そこで活躍するのが「うま冷えプレート」です。

↑そうめんのほか、そば、つけ麺、サラダうどん、冷やし中華など用途は多岐にわたります

 

プレートの上にそうめんとつゆを置けば、氷を使わずとも冷たさをキープし、麺もつゆも水っぽくなりません。冷たい麺の本格シーズンはこれからかもしれませんが、上記の刺身のほかにビールやアイスなど効果的な料理は盛りだくさん。ルックスは白×銀とシンプルですが、“いぶし銀”の活躍を見せてくれること間違いなしの「うま冷えプレート」。今夏のおいしい時間の演出に、かなりアリだと思います。

さすがの総合力! 洗剤・柔軟剤を自動投入するパナソニックの全自動洗濯機

パナソニックは、全自動洗濯機 NA-FA120V5、NA-FA110K5の2機種を6月1日に発売します。実売予想価格は洗濯容量12 kgのNA-FA120V5が21万8000円(税込)、洗濯容量11 kgのNA-FA110K5が19万8000円(税込)。

↑NA-FA120V5、NA-FA110K5のサイズはともに幅643×奥行694×高さ1086 mm。カラーは写真左のNA-FA120V5が-W(ホワイト)、写真右のNA-FA110K5が-N(シャンパン)となっています

 

洗剤の計量・投入の手間を省く「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」を搭載

本製品は「手間が省けてラク」「洗剤や柔軟剤の入れすぎも防いで経済的」と好評を博している「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能を搭載。あらかじめ、自動投入タンクに液体合成洗剤と柔軟剤を入れておけば、衣類の量に応じて自動で計量し、投入してくれます。自動投入後は経路に残った洗剤・柔軟剤を水で洗い流すので、清潔に保てるのも特徴。

↑タンクは手の届きやすい位置にあり、簡単に引き出せて、注ぎやすい形状です

 

さらに、タンクには大きな残量確認窓を搭載しており、洗剤や柔軟剤の残量がひと目でわかるので、補充のし忘れを防げます。残量は、洗濯機のフタを閉めた状態でも確認できるのが便利です。

↑フタを閉めた状態でも残量がわかります

また、ワンピースなどのデリケートな衣類もやさしく、しっかり洗える「おしゃれ着コース」を新たに搭載。所要時間も約41分で洗えます。「おまかせ」コースでのシワ・型崩れの課題のほか、「おうちクリーニングコース」での汚れ落ちや運転時間の不満や不安を解消できるとのこと。

「自動槽洗浄」も搭載。すすぎ後の、ためすすぎの水を利用して強い水流を発生させ、外槽の内側や内槽の外側を勢いよく洗い流して洗剤カスの付着を抑えます。黒カビの発生を抑制しつつ、洗濯槽の除菌にも効果があるとのこと。追加の水も不要で、わずか約1分間の日々のお手入れで、洗濯機を長く清潔に使えます。

↑自動槽洗浄のイメージ

 

このほか、濃密泡で繊維の奥の汚れまでしっかり落とす「泡洗浄+パワフル立体水流」や温水の洗浄力で、黄ばみやニオイもスッキリ「温水泡洗浄」も搭載(FA120V5のみ)するなど、基本の洗浄能力も優秀です。

 

汚れはしっかり落としつつ、洗剤の自動投入で手間を省き、コースを充実させて洗濯槽の清潔性にも配慮した本製品。同社らしく、ユーザーの細かいニーズや不満を汲みとったモデルとなっています。総合力の高い大容量モデルを探している方は、ぜひ注目してみてください。

乾燥した米も自動的においしく炊ける! パナソニック最新炊飯器「おどり炊き」が「おまかせ見極め炊き」を搭載

パナソニックは、スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「おどり炊き」SR-VSX1シリーズを6月1日より発売します。実売予想価格は5.5合炊きのSR-VSX101が12万1000円(税込)、10合炊きのSR-VSX181が12万6500円(税込)。

↑スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「おどり炊き」SR-VSX1シリーズ。左から-K(ブラック)、-W(ホワイト)

 

新米も、買い置きして乾燥した米もおいしく炊き分ける

本製品は大火力IH、可変圧力、高温スチームの3つの要素を、お米の状態(鮮度、銘柄、出来栄え)に応じてコントロールして炊き分ける「おまかせ見極め炊き」を搭載。新たに「追い炊き」工程でお米の状態に合わせてスチームの温度を変えることで、新米も、乾燥した米もよりおいしく炊き分けられるとのこと。例えば、水分量の多い新米の場合は、250℃の高温スチームで余分な水分を飛ばすことでハリを約10%アップさせます。買い置きの乾燥したお米の場合は、スチーム温度を180℃にすることで、パサつきや甘さの低減を抑制。みずみずしさも改善して炊き上げます。

↑新米と乾燥した米を見極めて炊き分けます

 

また、冷凍保存や保温を前提とした「まとめ炊き」需要に応える機能も強化しました。従来から好評の「スチーム保温」では、保温中のスチームの噴射の回数を増やすことで乾燥を抑制。やわらかさを維持し、ごはんの黄ばみも抑えます。新たに搭載した「冷凍用ごはん」コースは冷凍・再加熱後もほぐれがよく、粒の中までやわらかいごはんになるように炊き上げるとしています。

↑「スチーム保温」機能の強化で12時間後のごはんのやわらかさがアップ

 

このほか、銘柄炊き分けは、業界最多の63銘柄に対応。「キッチンポケット」アプリとの連携も可能で、お米の出来栄えに応じて炊飯プログラムが更新されたり、新しい銘柄の炊飯プログラムが配信されたりするなど、購入後もアップデートできるのが魅力です。

新米も乾燥した米もおいしく炊き、保温や冷凍保存のための機能も強化して、幅広いニーズに対応するSR-VSX1シリーズ。ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

気持ちいいから「新生活の意識」が変わる! パナソニックの音波振動ハブラシ「ドルツ」を初心者と家電のプロがレビュー

いよいよ新年度。このタイミングで心機一転、生活を見直そうと考えている人も多いのではないでしょうか。例えばコロナ禍で少し乱れたライフサイクルを整えようと早寝早起きしてみたり、健康を意識して運動を始めてみたり。口の中の清潔を保ち、健康を維持するために歯磨き習慣を見直してみるのもいいかもしれません。

 

そんな新生活の歯磨き習慣として採り入れてほしいのが、パナソニックの音波振動ハブラシ(電動歯ブラシ)「ドルツ」EW-DT51(実売価格3万2790円)。多くの歯科医師が推奨する磨き方が手軽にできるだけでなく、自分の歯磨きの様子もチェックでき、正しい磨き方をマスターできるとのこと。実際に使ってみるとどうなのか、「電動歯ブラシはほとんど使ったことがない」という20代のGetNavi新人スタッフと、家電のプロが体感し、その使用感をレポートしていきます。

↑「ドルツ」EW-DT51のサイズ/質量は約高さ24.1×幅2.9×奥行3.4cm/約115g(いずれもブラシ含む)。充電時間はフル充電で約1時間、クイックチャージで約2分。フル充電時の使用時間は最大で約90分

ドルツの第一印象は「カッコいい!」

まずドルツを使ってみたのは、YouTuberとして活躍中で、この春からGetNavi webのスタッフとして勤務を始める小山雅斗くん。爽やかな雰囲気からもわかるように、ふだんから身の周りのことには気を遣っている様子。ファッションはもちろん、定期的に歯科クリニックに通って歯石を取ってもらうなど、歯のメンテナンスは欠かさないといいます。

↑ガジェットへの関心も高い小山雅斗くんが、ドルツを初体験!

 

そんな小山くんですが、歯磨きは今のところ手磨き派。「電動歯ブラシは以前に使ったことがあるんですが、ちょっと違和感があって、すぐに使わなくなってしまいましたね」とのこと。果たしてドルツにはどんな反応を示すのでしょうか?

 

ドルツを手にした小山くん、第一声は「カッコいいっすね!」とひとこと。ガジェットにも興味があるだけに、ハンドルについたBluetoothマークを目ざとく見つけ、「Bluetoothと繋がって何ができるんですか? 何ができるのか、想像もつかないです!」と興味津々の様子です。

↑「電動歯ブラシがBluetoothと連携するってどういうこと?」ととにかく気になる様子。何ができるかは、後半でご紹介

 

さらに小山くんの興味を引いたのが、スタイリッシュな充電スタンド。本体を浮かせた状態で充電できるフロート形状のため、下に汚れが溜まりにくく、サッとお手入れできる仕様になっているのです。「充電中のスタイルもカッコいいし、これは洗面台に置いておいても絵になりそうですね」と小山くん。

↑「以前に使っていたのは、充電台に汚れが溜まりやすかったから……これはイイ!」と小山くん

 

予想以上に歯の汚れが落ちたのを実感

小山くんにはドルツを自宅に持ち帰ってもらい、実際に2週間使ってもらったうえで感想を聞いてみました。やはり、磨いたあとの仕上がりの良さに衝撃を受けた模様です。

 

「ただ歯に当てていただけなのに、”あ、今日もツルツルになってる!”と、予想以上に歯の汚れが落ちたのを実感できました。歯磨き後に歯の表面を舌で触るのが楽しみになりましたね。僕は歯の裏に歯石が溜まりやすいんですが、ドルツは歯の裏や奥歯にもきっちり届くので、これなら歯石も溜まりにくいだろうな、と思っています。歯ぐきの際(きわ)にもしっかり届いて、歯ぐきがマッサージされているようで気持ちいい! もはや歯磨きを楽しんでいる感じでした」(小山)

↑「思ったより振動がやさしくて違和感もないし、これでちゃんと磨けているなんてスゴイ!」と感動の声

 

ちなみに、「ドルツ」EW-DT51には、ブラシの毛先が約0.02mmで歯周ポケットと歯間の汚れをかき出す「極細毛ブラシ(コンパクト)」と「極細毛ブラシ(ラージ)」、歯垢やステインをケアする「クリーン&ホワイトブラシ」、歯間をケアする「ポイント磨きブラシ」の4本が付属しています。意外にも、小山くんは「ポイント磨きブラシ」がとにかく気に入ったそう。

 

「以前から歯間ブラシはよく使っていたのですが、ポイント磨きブラシを使うと歯の間がスッキリした感じがして、すごく気持ちいいんですよ。口の中が隅から隅までキレイになったような爽快感がありますね。なんでいままでこれを知らなかったんだ! っていうくらいです」(小山)

↑付属のブラシは4種類。左が小山くんがお気に入りのポイント磨きブラシ。以降左から極細毛ブラシ(コンパクト)、クリーン&ホワイトブラシ、極細毛ブラシ(ラージ)

 

ドルツを使って歯磨きに対する意識が変わった

第一印象で触れていた充電スタンドも、洗面台に置いてみて改めてそのデザインの良さが気に入ったとのこと。

 

「充電スタンドがコンパクトでやっぱりおしゃれでした。自宅の洗面台に置くとオブジェみたいで本当にカッコ良くて。友達が部屋に遊びに来たとき、こんなおしゃれなものが置いてあったらなんだか意識高い人に見えそうですよね(笑)」(小山)

 

最後に小山くんは、ドルツを使い始めてから、「歯磨きに対する意識が変わった」と語ってくれました。

 

「今まで、虫歯や歯周病になるから仕方ない……と、ネガティブな気持ちで歯を磨いていましたが、ドルツを使い始めてからは、歯磨きがポジティブなものに変わりました。”スッキリ爽快な気持ちになれるから磨きたい”と思うようになったんです。あとは、短時間で磨けるぶん、余った時間で歯のケアを丁寧にやろうと思えるようになりましたね。一度この爽快感や満足感を経験してしまったら、もう手磨きには戻れないです!」(小山)

 

歯科医の多くが推奨する磨き方を実現

小山くんがすっかり気に入ったドルツ。ここからは、家電ライターである筆者がレビューしていきましょう。本製品の最大の特徴は、歯科医の多くが推奨しているという磨き方(※)ができる点です。みなさんの中にも歯医者さんから正しい歯の磨き方として、歯ブラシを細かく横に動かすよう指導を受けた人も多いと思います。ドルツはヨコ方向への細かなリニア音波振動により、歯ブラシを歯に当てるだけであのヨコ磨きを実現。しかも、その速さは約3万1000ストローク/分と超高速! 先端が0.02mmの付属の極細毛ブラシを使えば、歯の表面の汚れはもちろん、歯と歯ぐきのすき間の汚れもしっかりとかき出してくれるのです。

※ バス法、スクラビング法。歯科医師431名の87%が推奨。2018年3月調査実施(パナソニック調べ)

↑ドルツのリニア音波振動のイメージ。ヨコ方向の動きで歯周ポケットにひそむ歯周病の原因菌をかき出します

 

アプリ連携で正しい磨き方が学べる

これだけのスペックがあれば、手で磨くより断然キレイに磨けることは想像に難くないのですが、実際に使っていると、モヤモヤすることもありました。筆者が従来モデルを使いながら感じていたのは、「歯ブラシの当て方や移動する速さはこれでいいのかな?」「歯に当てる強さはこれくらいでいいのかな……?」という迷い。いくら”当てるだけでいい”といわれても、サッと流れるように磨いては効果も半減しそうだし、かといってあまり時間もかけたくない。それに、強く当てると歯ぐきを傷めたり、歯の表面を傷つけてしまいそうで、力加減も難しい……。

 

そんなモヤモヤを解決してくれたのが、小山くんも気になっていたBluetoothによるアプリとの連携機能。本体をスマートフォンのドルツアプリと連携することで、専門家が監修した歯磨きレッスン動画を見ながら一緒に歯磨きができるのです。動画では、歯ブラシの適切な当て方や動かすタイミングがわかるほか、歯ブラシを当てる角度を「約45°」と表示し、歯の一本一本が磨ける歯ブラシの動かし方のコツもアドバイス。強く当てすぎたときには、「押しつけすぎです」とお知らせが出るので、自然と正しい磨き方を身につけることができます。

↑画面の上半分が歯磨きレッスン動画。画面の下半分には自分が歯を磨いている様子が鏡のように映し出されるので、動画と見比べることができます

 

ドルツ単独でももちろん使えますが、アプリと連携し、動画にあわせて歯の前側、裏側、上下……と磨いていると2分間であっという間に歯磨きが完了し、自動でストップします。磨き終わった歯の表面はツルツルで、ざらつきは一切なし! 奥歯や裏側にもしっかりブラシが届いた実感があり、歯ぐきが心地よく刺激された実感もありました。

 

さらにオリジナルのコースが設定できるのも、アプリ連携モデルならではの魅力。アプリ上で、歯ブラシの強さや時間、歯ぐきの状態や歯並びの特徴を設定すれば、自分専用のコースが作れるのです。このほか、歯磨きの基本が学べる動画も見られるので、たまに見直してみると、より上手な磨き方がマスターできるでしょう。

↑アプリ上でオリジナルのコースを作成。Bluetoothで連携したドルツ本体に送信しておけば、オリジナルコースで歯磨きできます

 

新生活を機に、ドルツで清潔な歯を目指してみては?

20代の小山くんによると、最近の若者の間には「歯がキレイだと清潔感があり、好印象を与えられる」として、歯のケアを身だしなみのひとつとしてとらえている人も多いそう。若者のみならず、歯の清潔感が人の印象を左右するのは当然のことで、ビジネスやプレイべートにも影響を与えるのは間違いありません。

 

その点、ドルツを使えば約3万1000ブラシストローク/分による理想的なヨコ磨きが実現可能。アプリ連携で正しいブラッシングも学べるとあって、ユーザーの歯の健康に大きく貢献できるはず。これだけ手軽なら、歯磨きが面倒でサボりがちな人でも毎日続けられそうですね。新生活が始まるこの時期に、ドルツで正しい歯磨き習慣を採り入れつつ、清潔な歯を手に入れてみてはいかがでしょうか。

監修/歯学博士:照山裕子 撮影/我妻慶一

2021年度、まず改めるべきは「歯磨き」習慣。 パナソニックの“最新ドルツ”で新生活に「快感」が訪れた!

新年度が始まる4月。大学進学や就職、転勤・転職・部署異動で生活が変わったり、新たな出会いがあったりと、本来であれば刺激に満ちた季節のはずだが、今年はいつもとは違った春を迎えることになった人も多いのではないだろうか。新年度という節目を感じられないまま、マンネリとした日々が続いてしまいそう。

 

この春、そう感じている人は、気持ちのオンオフを切り替える”スイッチ”を自分で作ってみては、いかがだろうか。GetNavi webが提案する”スイッチ”は、パナソニックの音波振動歯ブラシ「ドルツ」だ。ドルツが新生活にふさわしいと考える理由を、3つ紹介。もちろん、当サイトらしく製品の掘り下げもしていく。

 

【今回紹介する製品】

パナソニック

音波振動ハブラシ

ドルツ EW-DT51

オープン価格

昨年10月に発売された「ドルツ」シリーズの最新モデル。パナソニック独自の「ヨコ磨き」に「タタキ磨き」を加えた「W音波振動」で驚きの歯垢除去力と磨き感を実現。また「ドルツ」モデルとして、初めてBluetooth経由のスマートフォンアプリ連携機能を備え、専門家監修のレッスン動画などを見ながら正しい磨き方をマスターできる。充電は、フル充電(1時間の充電で約22日/約90分)のほか、2分間クイックチャージ(2分間の充電で1回/約2分間)も可能。

 

【パナソニック 音波振動ハブラシ「ドルツ」EW-DT51を写真で紹介!(画像をタップすると閲覧できます)】

 

 

【ドルツが新生活に効く理由1】

朝/昼/晩で1日3回も自分をリセットできて、とにかく快感!

朝起きて朝ご飯を食べ、身支度もそこそこになんとなくパソコンに向かう。気づけば日が暮れて、外に一歩も出ないまま1日が終わる……。テレワークやオンライン授業が日常になってくると、そんな漫然とした日々の連続となり、気持ちの切り替えが難しくなってくることもあるだろう。そんな気持ちを上手に切り替える方法として取り入れてほしいのが、歯磨きだ。

 

歯磨きをすると口の中がスッキリして、リフレッシュしたような気持ちになれるのは、多くの人が体験していると思うが、実はそれは気のせいではない。ある検証によると、「歯磨き行動が脳を活性化し、気分をリフレッシュする効果を持つ可能性」があると言われている(※)のだ。つまり1日の中で気分を切り替える”スイッチ”として、歯磨きが活用できるというわけだ。

※出典:産業衛生学雑誌「歯磨き行為の積極的休息への応用について

 

歯磨きをするベストなタイミングは人によって異なるかもしれないが、たとえば、こういう使い方はどうだろう。朝起きたら、まず歯を磨いてスッキリ目覚める。あるいは朝食後、歯磨きを合図に勉強や仕事モードに入る。昼食を食べて少し休憩したら、歯磨きをして気持ちを切り替え、午後の学習や仕事をこなす。そして夜、夕食を食べ終わった後、または入浴後に歯を磨き、気持ちを整えて1日を終える──。そんな歯磨き習慣にぜひ、ドルツを使ってみてほしい。

 

歯磨きが正しくできていないと、次第に歯周ポケットには歯垢が溜まっていくが、ドルツはそんな歯周ポケットにひそむ歯周病プラーク(※)をかき出してくれる。歯科医師の87%が推奨する「ヨコ磨き」に加え、1mm幅で細かく振動する理想の磨き方を実現。さらにヨコ磨きとタタキ磨きを実現する2つのモーターを搭載しており、歯間部の汚れに立体的にアプローチするため、磨き残しのない達成感も味わえる。磨き終わったときの爽快感は格別だ。

歯周病の原因となる歯垢のこと

 

↑スイッチを入れると、ドルツが約31,000ストロークの超高速で振動する。本体は動いていないのに、歯ブラシ部がブレているように見えるのはそのためだ

 

↑毛先を歯と歯ぐきの境目に向け、45°の角度に当てて磨く「バス法」は歯周ポケットケアに(写真)、歯の外側に対しては歯ブラシの毛先を歯に垂直に当て細かく動かし、歯の内側では45°に当てて磨く「スクラビング法」は歯面の歯垢除去に適しているという

 

↑EW-DT51には、4種類の歯ブラシが付属しており、目的や部位に合わせて付け替えられる。左から、ポイント磨きブラシ、極細毛ブラシ(コンパクト)、クリーン&ホワイトブラシ、極細毛ブラシ(ラージ)

 

【ドルツが新生活に効く理由2】

制約が多い時代だからこそ、制約の少ないプロダクトを選ぶ

コロナ禍の今、私たちは多くの制約の中で日々過ごしている。外出自粛によるテレワークはもちろん、気の合う仲間と楽しむ食事やライブ、スポーツ観戦などのイベントも自粛、さらに外出時は必ずマスクを着用……と数えあげたらキリがない。こんなときだからこそ、せめて自分が使うプロダクト選びには、できるだけ制約が少なく、スムーズに使える視点を加えてもいいのではないだろうか。

 

ドルツに装着するブラシは、ヘッドとネックが非常に薄く、奥歯の歯周ポケットもスムーズに磨きやすいのが特徴だ。実際どれだけ薄いのか、従来モデルの歯ブラシと比べてみたところ、従来モデルのヘッドの厚みが5mmであったのに対し、本モデルは3.2mmと1.8mmも薄い。また毛先の細さ約0.02mmの極細毛ブラシなので、歯周ポケットに入り込みやすく、汚れをしっかりかき出してくれる。

 

↑従来のモデル(右)に比べると、ヘッドやネックの厚みの違いは一目瞭然。これだけ違うと、口に入れたときの感覚もかなり違う

 

↑ヘッドもネックも薄いので、奥歯にも

 

使い終わったらパッと差し込むだけで充電できる充電スタンドも、充電や収納といった制約から解放してくれるポイントだ。見た目がスタイリッシュなだけでなく、本体を浮かせた状態で充電できる「フロートチャージ」を採用したことで、汚れもサッと拭き取れる。充電もスピーディーで、たった1時間の充電で22日間(約90分)磨けるほか、うっかり充電を忘れても、2分間の充電で1回(約2分間)磨けるクイックチャージ機能を搭載。つまりコードレスにありがちな「充電を忘れたから使えない」といった制約からも解放してくれるのだ。

 

↑電動歯ブラシの充電台は汚れがちだが、ドルツはフロート形状にすることで問題を解決。洗面台に置いても絵になるスタイリッシュなデザインも魅力だ

 

 

【ドルツが新生活に効く理由3】

自分とじっくり向き合えるチャンスのいま、自分自身を見直そう

この1年、外出自粛による「コロナ太り」や、長いマスク生活による「マスク老け」なる言葉が流行ったように、気がついたら生活習慣が乱れていた、という人も多いだろう。しかし新年度が始まるいまこそ、自分自身を見直し、新たな生活習慣を採り入れるチャンスだ。歯磨き習慣をはじめ、食生活や運動など、生活習慣を見直して、いまの自分に本当に必要なものは何か、取捨選択してみてはいかがだろうか。

 

なかでも歯磨きは、将来にわたって口の中を健康に保つために重要な習慣だ。日本歯科医師会も、80歳までに歯が20本残っていれば、生涯自分の口で食事が摂れ、健康的な生活が送れるとして「8020運動」も推進している。とはいえ、自分が本当に正しく磨けているのか、自信がない人も意外と多いのではないだろうか。その点、ドルツはスマホアプリと連携して正しい歯周ケアの方法を教えてくれるので、改めて正しい歯磨き方法をマスターできる。

 

具体的に何ができるのか。歯磨きの際、ドルツ本体とドルツアプリをBluetoothで連携すると、スマートフォンに専門家監修の歯磨きレッスン動画を表示することができる。その動作に合わせて一緒に歯磨きすることで、正しい歯磨きができるというわけ。同時に、スマホの画面下にインカメラで自分の歯磨きしている様子も映せるので、比較することで正しい磨き方がマスターできるのだ。また歯ブラシを歯に押しつけすぎると、ブラシ振幅を抑制して磨きすぎを防止したうえ、画面上でも「押しつけすぎです」と注意喚起されるため、適度な力加減も自然と身につく。

 

自分に合わせた磨き方コースを作れるのも面白い。強さ(強め・ふつう・弱め・かなり弱め)、時間(約2分・3分・4分)のほか、歯ぐきの腫れや出血、痛いところや歯並びの特徴を歯式図上で選ぶことで、個々の状態に合わせたケアができるオリジナルコースが作れる。さらに、歯磨きを開始した時間や実施時間、結果などがカレンダーに記録されるので、歯磨きの習慣づけや見直しなど、健康管理に役に立てるのもいいだろう。

 

↑ドルツはBluetoothと連携することで、さらに正しい歯磨き方法を身につけることができる。今までの歯磨きに不安がある人は、ぜひ試してほしい

 

ドルツを使って気持ち良い新年度をスタートしよう

以上のように、ドルツは単に歯磨きがラクになる電動歯ブラシではない。私たちの気持ちを切り替え、様々な制約から解放し、正しい歯磨き習慣を身につけさせてくれる、まさに今の時代にふさわしいアイテムなのだ。もっとも、歯を磨いてリフレッシュしたくなるのは、必ずしも自宅にいるときだけではないだろう。そんなときは、付属の携帯ケースに入れて持ち運ぶこともできる。

 

↑外出先でもドルツが使えるよう、本体とブラシが2本収納できる携帯ケースが付属している

 

↑職場や出張先にもスマートに持ち運べる

 

この春、ドルツとともに新しい生活をスタートしてみてはいかがだろうか。

 

執筆/田中真紀子 撮影/我妻慶一

 

まさに「毛髪美容器」! パナソニック「ナノケア」は髪質向上できる名機【家電大賞2020-2021 美容健康家電部門】

「家電大賞」は、トレンド情報誌「GetNavi」と白物家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今回で6回目となる「家電大賞2020-2021」では、ノミネートされた全155製品のなかから、 読者投票(投票期間は2020年11月22日~2021年1月6日)により、 グランプリと部門賞(特別賞含む18部門)が決定した。

 

美容健康家電部門の金賞を獲得したのは、パナソニックのヘアードライアー「ナノケアー EH NA0E」。同製品の魅力を改めて紹介する。

 

【美容健康家電部門】金賞

パナソニック

ヘアードライヤー「ナノケア」 EH-NA0E

独自イオン、高浸透「ナノイー」を浸透させ髪にうるおいとツヤを与えるヘアードライヤー。イオン発生部から吹き出す風の広がりを抑え、「ナノイー」を従来よりも約10%髪に届きやすくした。ヘアカラーした髪の退色抑制にも効果的。

SPEC ●消費電力:1200W ●温風温度:ホット時125℃(ドライ・室温30℃のとき)、スカルプモード時60℃(室温30℃のとき)●風量:1.3m3/分(ターボ時)●サイズ/質量:W216×H226×D92mm/約580g(セットノズル含まず)

 

【読者コメント】

「髪がツヤツヤになり、美容室のような仕上がりが自宅で実現するのがスゴいです」(40代・女性)

「カラーで傷んだ髪に使ったら、 わかりやすくしっとり感が生まれました」(30代・女性)

 

美容健康家電部門の金賞を獲得したヘアードライヤー「ナノケア」は、多くの美容系メディアで2020年度の「ベストコスメ」を受賞。髪を乾かすだけでなく髪のダメージを抑制できる〝毛髪美容器〟としての認知度も高い。

 

投票者のコメントでも多かったのは「髪質向上」への驚き。発生する「ナノイー」の水分量が従来の18倍(※2)になった高浸透「ナノイー」を搭載し、髪が格段にうるおうようになった。ヘアカラーの退色が抑えられるのも、美容室に頻繁に行けない昨今は助かる。

※2:「ナノイー」と高浸透「ナノイー」との比較(同社調べ) 

 

さらに風に強弱をつけることで髪を素早くドライできるのも魅力。 「一度使い始めたらもうほかのドライヤーには戻れない」との声も多く、年齢・性別を問わずユーザーからの支持は絶大だ。

 

【POINT1】高浸透「ナノイー」

従来の「ナノイー」に比べ、水分発生量が18倍(※2)となった高浸透「ナノイー」を搭載。キューティクルのわずかな間から入り込み、髪へのうるおいが1.9倍(※3)に!!(毛髪水分増加量・同社従来「ナノイー」搭載商品比)

※2:「ナノイー」と高浸透「ナノイー」との比較(同社調べ)

※3:同社従来品2019年発売EH-NA9Bとの比較(同社調べ) 

 

【POINT2】ヘアカラーの退色抑制

高浸透「ナノイー」とミネラル(※1)がキューティクルの密着性を高め、ヘアカラー剤の流出を防ぐ。これによりお気に入りの髪色が長持ちするようになった。また、美髪の大敵であるUVダメージからも守る。

※1:ミネラルとは、亜鉛電極から発生されるミネラルマイナスイオンのこと

 

【POINT3】スピード乾燥

独自形状の「速乾ノズル」から強弱差のある風を送風。毛束をほぐしながら乾かすので素早く髪が乾く。ホット・ドライ時の風温は最大約125℃だが、髪の表面温度は80〜90℃程度になるため、髪が傷まないのがうれしい。

 

 

【家電 Watch】でもご紹介

高浸透「ナノイー」&ミネラルで内側までうるおうヘアードライヤー「ナノケア」に人気が集中!!

【プレゼント】パナソニック「パワーコードレス MC-SBU840K」が2名様に当たります!

ニューノーマルな「新生活」がスタートするのを機に、新しい掃除機を手に入れてはいかがでしょうか? 「パワーコードレス MC-SBU840K」(以下パワーコードレス)は、パナソニックのコードレススティック掃除機のハイエンドモデル。パワフルな吸引力に加え、髪の毛もペットの毛もほとんどからまない「からまないブラシ」の搭載により、メンテナンスの手間を軽減しているのがポイントです。今回は、本製品を2名様にプレゼント。

 

パワーコードレスってどんな製品?

↑円すい形のダブルブラシ「からまないブラシ」を搭載

 

パワーコードレスの最大の特徴は、「からまないブラシ」を搭載し、髪の毛やペットの毛がからみにくいこと。「からまないブラシ」は、業界初の円すい形のダブルブラシで、ブラシが毛をかき取ると、毛はブラシの回転にともなってブラシの径が細い中央へと移動し、吸引口から吸引されます。ブラシへの毛がらみが格段に少なくなるわけで、わざわざ掃除を中断して毛を切ったり、取り除いたりする手間が減るのがうれしいところ。さらに、ブラシは従来と比べ毛量を1.9倍に増やすことで掃除性能もアップ。同社史上最高の吸引力(最大吸込仕事率:205 W)も実現しており、集じん性能は抜群です。

 

【本製品を詳しく紹介した記事】

【濃厚レビュー】理想の掃除機がけは週4日以上?「パワーコードレス」なら平気な6つの理由

 

このほか、ハウスダストなど見えないゴミまで逃さない「クリーンセンサー」を搭載し、ゴミを検知すると本体のランプが赤く光り早く点滅して自動で吸引力をアップ。ゴミがなくなると青ランプが点灯するので、効率よくゴミが除去できるうえ、掃除の達成感が味わえます。ペダルを踏むとヘッドが外れてかがまずに子ノズルに切り替えられる「親子のノズル」も便利。わざわざアタッチメントを交換することなく、狭いすき間もラクラク掃除できます。

 

今回は、「からまないブラシ」を搭載し、同社史上最高の吸引力を持った本製品を2名様にプレゼント。下記の応募フォームにアクセスして項目をご記入ください。応募の締切は4月24日(土)の23:59まで。

【応募フォームはこちら

◎この懸賞はどなたでも何回でも応募できます。
◎当選者の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
◎当選者の権利権限の委譲、換金には応じられません。
◎応募者の個人情報は、企画の参考、賞品の発送にのみ使用します。

◎応募に際しご提供いただいた個人情報は、本記事のプレゼントキャンペーンのみに使用いたします。また、弊社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。

https://one-publishing.co.jp/privacy

「部屋干しの洗濯物ギッチギチ」でも問題ナシ! 風を散らして乾かすパナソニックの衣類乾燥除湿機

パナソニックは、ハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機 F-YHUX120を4月20日より発売します。価格はオープン。

↑衣類乾燥除湿機 F-YHUX120のサイズは約H583×W370×D225mmで、重さは約13.9 kg。タンク容量は約3.2L。定格除湿能力は9.0L/日(50 Hz)、10.0L/日(60 Hz)

 

詰めて干した洗濯物も一年中スピーディに乾かせる

F-YHUX120は、ツインルーバーを搭載しているため、洗濯物を詰めて干してもしっかり乾燥するのが特徴。洗濯物は布に含まれる水分が空気中に蒸発することで乾きますが、詰めて干すと洗濯物の間に風が通りにくく、洗濯物の周囲の湿度が下がらず乾くまでに時間が多くかかります。その点、本製品は左右独立したルーバーが異なるスピードでスイング。様々な方向に風を届けることで、洗濯物を揺らして広げながら風を送り込み、詰めて干してもスピーディにしっかり乾燥させます。

 

また、F-YHUX120は同社独自のハイブリッド方式を採用。コンプレッサー方式とデシカント方式の2つの除湿方式のバランスを気温に合わせて自動的に判断して運転することができ、一年中スピーディに衣類を乾かします。さらに本製品では、「梅雨」モードと「冬」モードを新搭載。「梅雨」モードは衣類乾燥後に自動で部屋を除湿し、衣類への湿気戻りと部屋の湿度上昇を抑えます。一方、「冬」モードは部屋の湿度に配慮しながら衣類を乾燥できます。

 

このほか、微粒子イオン「ナノイー X」を搭載。部屋干し臭のもととなる菌を除菌し、部屋干し臭を抑制するのもうれしいところ。洗濯物を室内で快適に乾かしたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

「CP+2021」総括レポート前編:初のオンライン開催で見えたカメラメーカーの「ある変化」

2020年2月25日から28日にかけて、日本最大の一般向けカメラ、映像機器の見本市である「CP+2021」が、コロナ禍の影響から初のオンラインで開催されました。昨年は同様の理由から中止となってしまったイベントだけに開催を喜ぶファンの声や期待が大きかった一方で、オンラインではカメラやレンズの実機に触れることができないなど、大きな制約がある中での開催となり、出展者であるメーカーがどのような工夫をしてくるかといったことにも注目が集まっていたイベントです。

 

本稿では、4日間に渡ったオンラインイベントの様子や主要出展各社の特徴、主だった新製品、全体としてのトレンドなどについて前後編の2回に分けてリポート。前編となる今回は、CP+公式サイトと主要カメラメーカーについてです。

 

CP+公式サイトはカメラメーカー特設ページのポータル的役割に

まず、CP+2021の公式サイトでは、主催者(一般社団法人カメラ映像機器工業会・CIPA)イベントとして、会期初日に「キーノートスピーチ」「CIPAデジタルマーケット・セミナー」「上級エンジニアによるパネルディスカッション」の3つを実施。フォトアワード「ZOOMS JAPAN 2021」の受賞作品発表なども行われました。

 

主催者イベントについては、主に現在のカメラ市況の分析やトレンドについて解説するもので、業界関係者やプレス向けの色合いが濃いイベントです。とはいえ、今回はオンラインとなったことで一般の方の視聴も行いやすくなったので、来年も視聴したいと思った人もいたのではないでしょうか? また、今回のイベントでは、CP+公式サイト以外は参加メーカーのサイト上に特設ページを設ける形で行われたため、CP+公式サイトは、そのポータルとして機能していました。各社へのリンクは、参加者の目的ごとの絞り込みができるほか、SNSの情報なども確認できるようになっていて、ポータルとしての使い勝手は、初のオンラインイベントとしては悪くなかったと思います。

↑CP+2021公式サイトのトップページ。公式チャネルでは、主催者イベントのほか、出展各社の注目コンテンツをリンクしていた。また、出展社のセミナーの検索も可能

 

それでは、今回参加したカメラメーカーについて、それぞれ見て行きましょう。

 

【カメラメーカー1】OMデジタルソリューションズ(オリンパス)

オリンパスの映像事業部門が独立する形で2021年1月に誕生した新会社で、OM-Dシリーズをはじめとした、マイクロフォーサーズのミラーレスカメラなどを展開。CP+2021では、目立った新製品の発表などはなかったものの、同社のYouTubeチャンネル「OLYMPUS LIVE」を活用して、新会社の決意などを表明しました。カメラ機材や交換レンズを活用している写真家のトークや、撮影テクニックを解説するセミナーなども多数配信。既存の「OLYMPUS LIVE」のコンテンツも充実しているため、同社製品のユーザーだけでなく、これからカメラを購入しよういうユーザーにも役立つものになっていました。

 

↑配信では、写真家の山岸 伸さんと海野和男さんのプレミアムトークのほか、吉住志穂さん、佐藤岳彦さんのトークなどを実施。画面は、吉住志穂さんによる「OM-Dで撮る花写真」

 

【カメラメーカー2】キヤノン

TOKYO FMとタイアップした番組形式の映像配信、「CP+2021 ONLINE Canon Imaging Channel」を実施。ラジオ・パーソナリティーによるトークを交えつつ、写真家やタレントのトーク、製品の活用テクニックなどを配信。同社のフルサイズ・ミラーレスカメラ、EOS Rシリーズや新コンセプトカメラであるiNSPiC REC、PowerShot ZOOMなどのコンセプトやデザインワークについてのトーク、開発者による解説なども行われました。イベントに合わせた製品発表などはなかったようですが、フルサイズミラーレスのEOS R5、R6、交換レンズのRF50mm F1.8 STMなど、比較的最近発表・発売された製品の展示が多く、ユーザーの注目度も高かったのではないかと思います。ライブ配信ではリアルタイムのアンケートなども実施し、インタラクティブ性が高く参加者も十分楽しめたのではないでしょうか。

↑ライブ配信中心のコンテンツで、各プログラムの合間には、TOKYO FMのパーソナリティーらがトークを行うという本格的な番組構成。一日中見ていても飽きない工夫がされていた

 

↑プログラムは、「Catch the Technique」「Catch the Future」「Catch the Fun」「Catch the Community」の4つのカテゴリーに分けられ、さまざまなトークやセミナーが展開された。画像は、ハービー・山口さんによるトーク「モノクローム写真の魅力」より

 

【カメラメーカー3】ソニー

α7/9シリーズや各種交換レンズについてのコンテンツもありましたが、やはり2021年1月に発表されたフルサイズミラーレスカメラ「α1」、同年2月に発表されたフルサイズセンサー採用の映像制作用カメラである「FX3」、2つの注目機種に関連したコンテンツが多かった印象。この2製品を軸に写真家や映像作家による、機材紹介や使いこなしについてのセミナーやトークが数多く実施されました。今回は特に映像関連のコンテンツが多くなっている印象で、FX3などの専用機はもちろん、α7シリーズなどの動画撮影機能も含め、同社のカメラとレンズが動画撮影にも適している点や、そのための機能が理解できる内容になっていました。

↑オンライン上に同社のブースを再現することで、新製品などを体感できるように工夫されていた

 

↑セミナーやワークショップは、AとBの2ステージ構成。およそ40名のさまざまなジャンルの講師が登場し、イベントを盛り上げた。画像は山下大祐さんによる「瞬間と一時と、マルチに魅せる鉄道表現」より

 

↑ソニーの新製品「α1」。有効約5010万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSセンサーを搭載し、約30コマ/秒の高速連写や8K 30pの動画撮影に対応するなど、現時点での“究極”とも言えるスペックのミラーレスカメラ。予想実売価格で88万円(ボディ)という超高価なモデルながら、プロだけでなく多くのハイアマチュアの注目を集めている。2021年3月19日発売予定

 

↑Cinema Line プロフェッショナルカムコーダー FX3。αシリーズミラーレスカメラと同じEマウント採用のプロ仕様ビデオカメラで、4K動画撮影対応で映像制作の現場に最適化した、豊富な機能を装備する。予想実売価格/50万4900円(ボディ)、2021年3月12日発売予定

 

【カメラメーカー4】ニコン

2020年後半に発売されたフルサイズミラーレスカメラ、NIKON Z 7II、Z IIとNIKKOR Zレンズの機能や特徴を中心に、写真家や映像作家などによるセミナーやトークを展開。Zシリーズの使い勝手の良さやレンズの写りの良さが伝わってくるコンテンツが豊富に用意されていました。今回は、写真だけでなく、映像制作の現場でZシリーズのカメラやレンズが適していることにも重点が置かれ、写真用にZシリーズを購入したユーザーにも、気軽に質の高い動画撮影を楽しんでもらおうといった方向性のコンテンツも用意。写真と動画の両方が高いレベルで楽しめるカメラとしてのZシリーズの魅力が伝わる内容になっていました。

↑オンラインステージはライブと事前収録のコンテンツを組み合わせて、4日間行われた

 

↑オンラインステージには19名の写真家や映像作家などが登場し、ニコンのカメラやレンズの魅力、現場での使いこなしなどについて解説した。画像は、動物写真家の半田菜摘さんの「Z シリーズで出会う北海道の野生動物」より

 

【カメラメーカー5】パナソニック

動画・映像制作Tipsサイト「Vook」とコラボし、ライブ配信プログラム「Creators Live! with LUMIX」を実施。2月26日は写真、27・28日は映像制作に主要テーマを分け、写真家や映像作家によるセミナーなどを配信しました。製品の紹介はもちろんですが、LUMIXを用いた写真や映像の作品制作の基本や、プロでも役立つ表現テクニックやTipsなども紹介。配信によるコンテンツは、ほとんどの内容がリアルタイム配信で、ためになる内容だけでなく適度に笑いありハプニングありの関西風味も加わって、長時間のコンテンツでも飽きずに見ていられる内容でした。

↑「Creators Live! with LUMIX」と題した、ライブ配信を実施。配信そのものは2月26日からの3日間だったが、内容が濃く、見応えのあるコンテンツが多かった

 

↑2月26日「写真を、究めよう。」、27日「動画を、はじめよう。」、28日「動画を、究めよう。」とテーマが設けられて配信された。3日中2日が動画関連となっていて、同社の動画への力の入れようが伝わる。画像は写真家・相原正明さんによるセッションより

 

【カメラメーカー6】富士フイルム

会期中のライブ配信によるコンテンツは用意されていなかったものの、発売になったばかりの新製品、FUJIFILM GFX100SをはじめとしたラージフォーマットカメラのGFXシリーズ、APS-CサイズカメラのXシリーズ、人気のインスタントカメラ“チェキ”など、製品タイプごとの動画コンテンツが用意され、特に同社の製品に興味のあるユーザーには、大変参考になる内容になっていました。また、同社の伝統ともいえるプリントサービスについても紹介され、プリントのお試しサービスも展開(2021年3月31日まで実施)。撮影からプリントまでを完結できる同社の総合力を実感できる内容になっていました。

↑FUJIFILM GFX100S、X-E4の2機種の新製品や人気のX-T4といったカメラだけでなく、プリントサービスについてのコンテンツも用意され、同社ならではの写真の楽しみ方が提案されていた

 

↑写真家によるトークなどのほか、上の画像のような開発者による対談なども実施。開発中のエピソードなども交えて、同社製カメラの使いやすさや魅力を伝えていた。画像は「X-E4 開発者トーク」より

 

↑FUJIFILM GFX100S。43.8×32.9mmの大型センサー採用で有効約1億200万画素の超高画素機ながら、約900gの軽量ボディを実現。5軸式で最大6段分の効果を持つ手ブレ補正を搭載し、超高画素で手持ち撮影が楽しめる。実売価格/76万8900円(ボディ)、2021年2月25日発売

 

↑FUJIFILM X-E4。携帯性に優れたスクエアなボディに、APS-Cサイズの有効約2610万画素センサーを搭載。ノイズが少なく高感度でも高画質に撮れるほか、4K動画撮影時も低ノイズだ。180度まで跳ね上げ可能なチルト式背面モニター採用で自撮りにも最適。画像のシルバーボディのほか、ブラックボディも用意。実売価格/10万8900円(ボディ)、2021年2月25日発売

 

【カメラメーカー7】リコー

動画配信としては、近日中の正式発表や発売が見込まれているAPS-Cサイズフラッグシップ一眼レフ「PENTAX K-3 MarkIII」や、シリーズ30周年を迎えた高級コンデジのGR、360度全天球カメラのTHETAに関連したコンテンツや写真家のセミナーが中心。このほか、ライブ配信を駆使して、PENTAX K-3 MarkIIIのオンライン・タッチ&トライ(予約制)が行われていたのは特徴的でした。また、新製品として2月25日発表の「HD PENTAX-FA31mm F1.8Limited」など3本のレンズや「J limited」と称されたPENTAX K-1markIIのカスタムモデル、開発発表が行われた「HD PENTAX-DA★16-50mm F2.8ED PLM AW」(仮称)についても紹介されていました。

↑PENTAXのKシリーズ一眼レフ、リコーGRシリーズ、THETAシリーズの3つが同社の主力機種だが、やはり今回は、貴重な一眼レフの新製品、PENTAX K-3 MarkIIIの注目度が高かったようだ

 

↑4日間に渡り、ライブ配信を含めた数多くのコンテンツを配信。特に2本のCP+公式チャネル枠は、写真家・森山大道さんが登場したり、『一眼レフに未来はあるか?』と称した挑発的な対談企画が行われたりして、同社ユーザー以外の注目も集めていた。画像は佐々木啓太さんによるセミナー「HD FA Limited 新しい3姉妹と語る写心」より

 

↑PENTAX K-3 MarkIII。同社のAPS-Cサイズ機のフラッグシップとして開発が進められているモデル。発売日や価格などは未定だが、基本性能が高いことはもちろん、操作性やファインダーの見え味などにもこだわった注目の一眼レフだ

 

 

↑左から「HD PENTAX- FA43mmF1.9 Limited」「HD PENTAX-FA31mmF1.8 Limited」「HD PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited」。アルミ削り出しの外観やシャープな写りと美しく柔らかいボケ味を両立した写りなどが特徴の高品質な交換レンズ。カラーは画像のシルバーのほか、ブラックも用意。4mm F1.9が8万7000円、77mm F1.8が12万円、31mm F1.8が15万6000円(各メーカー希望小売価格・税別)、2021年4月下旬発売予定

 

各カメラメーカーのオンライン発表を見て…

今回のカメラメーカーの出展内容は、写真撮影だけでなく、動画撮影に力を入れたものが多かったのが特徴的でした。これは、質の高い動画撮影が可能なフルサイズミラーレスカメラが普及し始めたこと、プロを含む映像作家がフルサイズミラーレスカメラを積極的に使い始めたことなどがあると思います。特にパナソニックは、イベントを行った3日中、2日を動画向けのコンテンツとしていたのは特徴的で、内容的にも動画撮影の初心者からプロの作家まで満足のできるものになっていて、勝負をかけてきたな……という印象。今回の出展社では、リコーだけが現行のミラーレスカメラを持っていない状況ですが、同社は一眼レフの新製品を出すことで、一眼レフや同社のファンの心を掴む方向で勝負をしていて、そちらも魅力的に感じられる内容でした。

 

後編ではカメラメーカーより、さらに配信でのアプローチが気になるレンズメーカーの出展状況からトレンドを見ていきたいと思います。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

●GetNavi web本サイトでフォトギャラリーをみる

乾燥から守る「加湿器」オススメモデル紹介!

乾燥対策、ウイルス対策に効果が期待できる、オススメ4モデルを紹介する。加湿器シェア1位のダイニチは全方位的に弱点なし。パナソニックも加湿力・省エネ性・静音性など総合力の高さが魅力だ。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ダイニチ工業はすべて高水準除菌対策万全のカドーも優秀

部屋の乾燥は肌や粘膜のバリア機能を低下させるため、ウイルス対策に加湿器は必須。室内湿度50〜60%の維持がポイントだ。

 

ダイニチ工業のHD-LX1220は最大加湿量1300mLで静音性が高いなど全方位的に優秀。トレイカバーは使い捨て式で汚れたら取り替えるため、手入れがラクと好評だ。カドーのSTEM 630iはスリムなデザインに加え水回りの除菌対策、ホワイトダスト対策が施され、超音波式のなかでも安全性の信頼度が高い。

 

気化式のパナソニックFE-KXT07は加湿量や省エネ性、静音性など総合力が高く、「ナノイー」で肌のうるおいがアップするのも魅力。シャープHV-L75は内部の手入れをユーザー自ら細かくできるため、クリーン加湿にこだわる人が納得できる一台と言える。

 

【No.1】圧倒的な加湿量とメンテの手軽さが魅力

ダイニチ工業

ハイブリッド式加湿器

HD-LX1220

実売価格4万3780円(在庫僅少)

最大1300mL/hのパワフル加湿と最小13dBの静音設計で毎日ストレスなく使える加湿器。水の通り道に3つの抗菌加工を施すなど衛生面のこだわりも特筆モノだ。また、トレイに使い捨てカバーを採用し、洗う手間が省ける。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)●連続加湿時間:5.8時間(標準)、11.7時間(eco)●運転音:13〜34dB(標準)●消費電力(50/60Hz):665W/675W(標準)●質量:約6.4kg

 

↑吸引した空気をヒーターで温め、加湿フィルターを通すことでたっぷりの加湿を実現。湿度の変化に合わせて送風量を制御し、電力消費のムダも抑える

 

↑タンク容量は7.0L。ecoモードなら給水1回で11.7時間連続加湿できる。タンクの上下に取っ手を装備し、両手持ち可能。女性でもラクに給水できる

 

★性能のバランスが良く幅広い層にオススメ!

加湿能力、音の静かさ、メンテのしやすさなど弱点のないモデル。立ち上がりはヒーターで温風加湿し、湿度が上がったら気化式に切り替えるので、パワーの割りに電気代も抑えられる。幅広い世帯にオススメ。

 

【No.2】独自のスリムデザインで部屋中にマイクロミストを放出

カドー

超音波式加湿器

STEM 630i

実売価格4万9800円

スタイリッシュなトールデザインと優れた操作性が特徴の超音波式。高さ約85cmの吹出口から最大約1.2mの高さまでマイクロミストを放出して部屋中をうるおす。スマホアプリで出先から室内湿度の確認やリモート操作も可能だ。

SPEC ●加湿方式:超音波式 ●連続加湿時間:最大11時間 ●運転音:38〜42dB(A)●消費電力:37W(急速)、4W(間欠)●質量:約4.3kg

 

↑タンク上部のふたをスライドさせるだけで上から給水が可能。タンクを取り外すことなく水差しなどから直接水を注ぎ足せて、給水の手間が大幅に減る

 

↑フィルターカートリッジでホワイトダスト(水道水のミネラル成分の結晶)を抑制。抗菌プレートが水槽内を除菌するため、清潔な水のミストで室内をうるおすことができる

 

★ユニークなデザインと清潔性の高いミストが魅力

おしゃれなデザインで加湿量も文句なし。水道水に含まれるカルシウムを99%除去し、部屋にホワイトダストを撒き散らす超音波式の弱点を克服した。部屋の美観を損なわず加湿したい人に推奨したい。

 

【No.3】低電力でしっかり加湿し「ナノイー」でフィルターも清潔に

パナソニック

ヒーターレス気化式加湿機

FE-KXT07

実売価格3万2700円(在庫僅少)

運転効率の高いDCモーター搭載で、加湿と省エネ性をしっかりと両立。「ナノイー」放出で肌の水分量がアップするほか、運転停止中に「ナノイー」を加湿フィルターに充満させ、清潔さを保つ。最小運転音15dBで夜も眠りを妨げない。

SPEC ●加湿方式:気化式 ●連続加湿時間:6.0時間 ●運転音:15〜44dB ●消費電力:19W(お急ぎ)、4W(静か)●質量:約5.2kg

 

↑加湿トレイは凹凸のないフラットな構造。汚れをサッと拭き取れて手入れを時短できる。加湿フィルターも月に1回押し洗いするだけで、清潔な加湿を維持できる

 

↑加湿トレイ下部にイオン除菌ユニットを装備。トレイの水を除菌することで、加湿フィルターに清潔な水を供給する。イオン除菌は電力不要で、ユニットの定期交換も要らない

 

★「ナノイー」を使った肌にやさしい加湿が魅力

「ナノイー」搭載で肌にやさしい加湿ができるのが魅力。加湿トレイや加湿フィルターなど水回りのメンテがしやすく、衛生的な加湿をムリなく実現できる。電力消費の少ない気化式のなかでも総合力はトップクラス。

 

【No.4】上下両方から給水可能で毎日ラクラク加湿できる

シャープ

プラズマクラスター加湿機

HV-L75

実売価格2万7280円

気化式とヒーターのハイブリッド式で高い加湿性能を誇るモデル。「プラズマクラスター7000」を装備し、加湿しながら室内の空気を浄化する。本体天面の給水口、タンクと一体型の給水トレイのどちらからでも水を入れられる。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(気化式+ヒーター)●連続加湿時間:約5.3時間(強)/約19時間(静音)●運転音:23〜41dB ●消費電力:12W(静音)/34W(エコ強)/335W(強)●質量:約5.2kg

 

↑吸水口から給水トレイ、加湿フィルター、吹出口まで水と風の通り道はすべてパーツを取り外して洗える。本体内の汚れもタオルなどで簡単に拭き取れてラクだ

 

↑プラズマクラスターを含む清潔な風で部屋中にうるおいを届ける。プラズマクラスターには浮遊ウイルスの作用抑制や静電気抑制の効果あり

 

★パーツを取り外して細かく洗えて安心!

加湿量と省エネ性のバランスの取れた1台。プラズマクラスター単独運転もでき、通年で活躍する。風路と水路のパーツはすべて取り外して洗えるため、より清潔な加湿を望む人にオススメだ。

 

【日用品もCheck!】エタノールとオリーブ油配合で手肌を清潔にやさしく保湿

サンスター

ピュアリア うるおいin手肌すっきり洗浄乳液 240ml

1408円

70vol%エタノールとオリーブ果実油配合の洗浄乳液。エタノール成分で手肌を清潔にしつつ天然保湿成分のオリーブ油で保湿する。乳白色ジェルはベタつかず、サラッとした仕上がりに。

何を準備しておくべき? 防災のプロが指南する“もしもの備え”と防災用品の選び方

2011年3月11日に起こった東日本大震災を機に、防災意識が高まった人も多いのではないでしょうか。あれから10年。災害への備えは万全か、あらためて見直してみませんか?

近年は大震災だけでなく、大雪や豪雨による被害が各地で多発しています。場合によっては10日以上、電気がない暮らしも想定しなくてはいけません。そんなときにあると役立つものは何か、考えていきましょう。

 

今回は、防災のプロを実際の個人宅に招いて、どのような“もしもの備え”をしたらいいか、備品を中心に解説していただくとともに、パナソニックが過去の災害からさまざまな知見を得てこだわりぬいた、“もしもの備え”に加えたいアイテムを紹介します。

 

山田編集長の家を防災のプロが突撃査定!

まず、防災のプロで、マンション防災士として活動する釜石徹さんが、GetNavi webの山田佑樹編集長の自宅を訪問。山田家の防災対策をチェックしていただくとともに、災害時や停電時に備えてふだんから心掛けておくべきことは何か、教えていただきました。

【防災のプロ】
マンション防災士/釜石 徹さん

金融機関に勤務しながら防災対策の研究を続けていたが、防災コンサルタントとして独立後、大地震でも死傷者を出さない備えや長期在宅避難の覚悟と備えに重点をおいて、防災講演やセミナーを通して防災対策の普及に取り組んでいる。近著に『マンション防災の新常識』(合同フォレスト)がある。

 

判定1. 防災備品は必要なものが揃っているか?

まずは、山田編集長が用意している「非常用持出袋」の中身を見せてもらいました。それに対する釜石さんの反応は?

 

山田「最初は、一通りの防災アイテムが入っていたのですが、賞味期限が切れそうなものを出したり、防災時に使えそうだと思ったものを追加したり、少しずつ入れ替えています」

 

釜石「ちなみにこれを持って、どこに避難しようとお考えですか?」

 

山田「避難所に指定されている小学校ですね。1~2日したら、自宅に戻るつもりですが」

 

釜石「そうすると具体的に役に立ちそうなのは……モバイルバッテリーと羊羹ぐらいでしょうか(笑)」

↑一見、非常用持出袋に入っていると安心に思えるものばかりですが……。必要なものはどこに避難するか、何日避難するかで変わってくるそう

 

山田「え! 言われてみれば、ガスボンベはあるけどカセットコンロはなかったり……」

 

釜石「何かの役には立つかもしれませんが、具体的な使い道が見えないものも多いですよね。非常用持出袋を整備するポイントは、「どこで使うか」を考えることです。山田さんの場合、自宅が耐震性の高いマンションですし、避難所に行くより自宅にいたほうが安心です。ならば、非常用持出袋より、「非常用持ち出さない袋」、つまり自宅の備蓄を充実させたほうがいいでしょう」

 

とくに地震では、震度6弱以上の場合は外に出ることは危険! 倒壊してしまったりそのおそれがないなら、“家にとどまる”という選択をすべきだそう。では、その“在宅避難”用の備蓄はどうかというと……?

↑GetNavi webの山田佑樹編集長。自宅は、都心の高層マンションの中層階にあり、大きな窓がある見晴らしのいい部屋だが、釜石さんは開口一番、「気になるところがたくさんありますね!」

 

判定2. 備蓄は万全か? “ローリングストック”って何?

自宅が築年数が浅く高耐震性のマンションのため、「災害時は、自宅にいたほうが安心」とアドバイスされた山田編集長。停電などで自宅に籠城することになった場合、まず用意しておきたいのが食料です。山田家では、どのような食料備蓄をしているのでしょうか?

 

山田「実は、わが家ではふだんから、保存できるものを常に備蓄しながら消費する“ローリングストック”を実践しているんです。レトルトカレーや缶詰は定期的に食べては補充し、米も5㎏の袋を開けたら次の5㎏を注文するように。水は2Lペットボトルを1ダース備蓄し、定期便を利用して毎月届くようにしています」

 

釜石「それは素晴らしいですね! これこそが正しい防災備蓄です。よく非常食として特別に用意している人もいますが、長年しまい込んで賞味期限が切れていたり、食べてみたらまずかった、なんてことも少なくないんです。考えてみたら、卵や納豆、豆腐も意外と賞味期限が長いですよね。わざわざ非常用に作られた特別なものを備蓄するのではなく、日常的に食べているものを切らさないようにすることこそ理想的なんですよ。

ワークショップで、みなさんに『今日、災害が起きたとして、今自宅にある食料で何が作れるか、献立を考えてみてください』と言うと、みなさん3~5日くらいは思いつきます。そこでアイデアが尽きても、ほかの人が考えた献立例を見せてもらって新しいアイデアが湧いてきたり、『鯖缶があると便利なのね』と気づいて今後の買い物リストに加えたりしています。“非常食”を用意するのではなく、ふだんの食生活がどのように応用できるかが大切なんです。自宅での籠城生活が何日になるか分かりませんが、まずは、家族が10日間〜2週間は食べていけるだけのストックをしておき、半分なくなったら半分買い足すようにするといいですね」

ローリングストックしたい食品・飲料

□ 米や餅、乾麺(パスタ、うどん、そば、そうめん など)
□ ホットケーキミックス粉(水を入れて湯煎すると蒸しパンになります)
□ 乾物(切り干し大根、高野豆腐、乾燥ひじき など)
□ ドライパック(大豆、ひじき、コーン、ミックスビーンズ など)

□ シリアル食品
□ 缶詰(ツナ缶、サバ缶、トマト缶、豆缶、コーン缶、果物の缶詰 など)
□ レトルト食品
□ 水などの飲料
□ その他、調味料など平時から使用しているもの

 

判定3. 家具が飛ぶ!? 地震に備えてしっかり固定されているか?

そのほか、山田家の家具や家電の防災で気になったことをご指摘いただきました。

 

釜石:家具や家電が固定されていないのが気になりますね。特に高層マンションは大きく揺れます。

 

山田:そうなんです。先日、東北で震度6弱の地震があったとき、東京は震度3でしたが、うちはペンダントライトが振り子のように大きく揺れて……。

 

釜石:たとえばこの冷蔵庫は、扉に水など重いものを入れていると扉が開き、その重みで前に倒れてきますね。扉が簡単に開かないようにチャイルドロックを取り付けたり、突っ張り棒をしたりするだけで、強い地震でも倒れにくくなりますよ。またパソコンのモニターやテレビ、花瓶なども飛び跳ねて、壊れるだけでなく人に当たってケガをさせる場合があります。阪神淡路大震災では、家具や家電が直撃して亡くなった人も少なくないですから……。そういった家具や家電には、下にジェル状の耐震パッドのようなものを敷けば、安定して倒れにくくなります。

↑たとえば電球もガラス製だと割れて危険ですが、最近のLED電球は樹脂製カバーがついているので割れにくくなっています。「これは大丈夫そうですね」と言われ、山田編集長も一安心

 

判定4. 停電を想定した備えはしているか?

さらに山田編集長は、どのような災害時にも発生しやすい停電に備え、“防災訓練”も行っていると言います。

 

山田「実は以前、停電になったことを想定して、1日電気を使わない生活をしてみよう、とやってみたことがあるんですが、これが難しくて(笑)。トイレすら電気で流れるタイプで、もはや用を足すこともできないのかと。それで取扱説明書を読んだら、実は停電時でも手動で流す方法が分かりました」

 

釜石「試してみたからこそ、その方法が分かったわけですよね。備品も、いざ使おうとしたら上手に使えなかったりしがちですから、平常時の今のうちに試しておきましょう」

停電時に備え最低限用意すべきもの

□ 懐中電灯
□ ランタン(各部屋に1〜2個)
□ ヘッドライト

□ 停電時自動点灯ライト
□ ラジオ
□ 乾電池
□ モバイルバッテリー
□ バッテリーチェッカー

□ 食事の備え(上記のローリングストック)
□ トイレ対策(携帯トイレ など)
□ 水の確保対策(ウォーターサーバー、保存水、水道水の汲み置き など)
□ 寒さ対策(ブランケットなど)

 

プロの防災マストハブは?

では防災のプロである釜石さんはふだん、自宅にどのようなアイテムを準備しているのかというと、やはり「日常的に使っているものを応用して災害時の備えとしているものが多い」とのこと。ただし停電時の備えは充実していました。

 

釜石「災害時にもっとも困るのは停電です。私の場合、自宅のリビングや寝室、廊下のコンセントに停電時自動点灯ライトを設置してあり、停電になると自動で点灯するので、まず足元の安全が確保できます。そして、この停電時自動点灯ライトをコンセントから引き抜いて懐中電灯として使いながら、ほかにもっと明るい懐中電灯やスリッパを探したり、着替えを行ったりするんです。

また、できるだけスマートフォンの電源を切らないよう、モバイルバッテリーも用意しています。各キャリアの携帯電話基地局は、発電用エンジンによる無停電化や大容量バッテリーにより24時間は稼働する態勢になっているため、情報収集や安否確認も24時間が勝負。少なくともその間はスマートフォンの充電は切らさないようにしたいですね」

 

さらに外出時に常に持ち歩いているものも教えていただくと、自宅に備えているものとほほ同じ。やはり災害時は、停電への備えと情報収集が重要であることが分かります。

↑釜石さんが日常的に持ち歩いている防災グッズがこちら。懐中電灯とモバイルバッテリー、充電用ケーブル、携帯ラジオ。いずれも軽量で荷物にならないサイズを選んでいます。一方、自宅に常備しているのは、大ぶりの懐中電灯とモバイルバッテリー、バッテリーチェッカー、停電時自動点灯ライトだそう

 

乾電池さえあればなんとかなる! パナソニックの電池防災グッズが心強かった

釜石さんが防災用に備えているものから見ても、やはり停電時の備えが大切であることが分かりました。冷蔵庫や洗濯機など、家電製品でおなじみのパナソニックでも、もしものときに備え、乾電池で稼働する防災グッズを開発しています。

 

代表的なものが、電池で稼働する「電池がどれでもライト」と「電池式モバイルバッテリー」。いずれも大震災の経験を生かして誕生しました。具体的にどのような製品で、いったいどのようなシーンで活躍するのか、チェックしてみましょう。

 

●単1形〜単4形乾電池の、どれか1本だけでいい!

パナソニック
電池がどれでもライト BF-BM10-W
オープン価格

単1形~単4形の電池がどれでも1本で使用できる懐中電灯兼ランタン。パナソニックの乾電池エボルタNEOを使えば、最長97.5時間使用可能(単1形~単4形全サイズ使用時)。

 

↑単1形~単4形まで、4タイプの電池がどれでも使えます。使い方は電池を入れ、使いたい電池の表示マークを本体のスイッチマークに合わせるだけ。子どもでも持ちやすい大きなハンドルが特徴です

 

↑立てて置けばランタンとしても使え、食事のときに便利。停電時の暗闇の中に明かりが灯るだけで、安心感が得られますね

 

単1形、単2形、単3形、単4形とそれぞれ1本ずつ入れられ、どのサイズの電池でも通電するのが特徴。東日本大震災の際、多くの懐中電灯に使われていた単1形、単2形の電池が入手できず、困っている人がいるのを見て「家庭でよく使われている単3形〜単4形電池1本でも使える究極の防災ライトを!」と開発されました。万一、電池のストックがなくなっても、リモコンや時計、子供のおもちゃなど、家庭内のどこかで使われている電池が使えます。

 

●充電池と乾電池を混ぜて使える!

パナソニック
USB入出力付急速充電器(電池式モバイルバッテリー
BQ-CC87L
オープン価格

USB入出力機能を備え、パナソニックの充電池「エネループ」単3形2本を約2.3時間で急速充電するほか、スマートフォンを充電するモバイルバッテリー、LEDライトとしても活躍します。

 

↑アルカリ乾電池とニッケル水素電池など、種類や容量が異なる乾電池や充電池を使ってスマートフォンに給電。乾電池のストックがなくなっても、リモコンなどの使いかけの乾電池を入れて使うこともできます。

 

↑付属のアタッチメントを付ければ、LEDライトとしても使えます。明るさは35lmで、充電池「エネループ」を使えば約11時間点灯(満充電のエネループ4本使用時)。

 

この「電池式モバイルバッテリー」が便利なのは、単3形充電池・乾電池であれば、種類や容量の違いを問わず使えること。従来、複数の電池を同時に使う場合は、種類や容量が違うものを混在させると先に残量が少なくなった電池に過放電のリスクがあるため、推奨されていませんでした。

 

しかし、大阪北部地震や北海道胆振東部地震での停電時に、スマホが充電できずに困っている多くの人を見てモバイルバッテリーの必要性を感じ、家にあるどの単3形乾電池でも使えるように、と開発されたのがこの製品。電池の状態を1本ずつセンシングし、まんべんなく効率よく出力できるほか、自動停止機能で電池を過放電や漏液リスクから守ります。

 

※BQ-CC87をモバイルバッテリー・LEDライトとしてご使用いただく場合に限り、個別制御機能(電池の状態を個別に判別・制御する機能)が搭載されていますので、乾電池や容量・種類・銘柄の違う電池を混ぜて使用できます。他の機器でご使用いただく場合、電池の混合使用はお控えください。

 

このように万一の停電のときは乾電池が非常に役立つことがよく分かりました。実際、防災のプロ、釜石徹さんも「乾電池のストックは災害への備えの大前提」とし、ローリングストックの一環として、単3形や単4形を各20本、単1形、単2形を各5本は切らさないようにしているといいます。さらに災害時の備えとして考えるなら、「性能がよく長もちする乾電池が安心」とも。

 

そこで編集部がおすすめしたいのが、パナソニックの乾電池「エボルタNEO」です。

 

保存時も液もれしにくい、⽇本が誇る長もち乾電池

パナソニックの乾電池「エボルタNEO」は、パナソニック独自の技術をさらに進化させ、同社のアルカリ乾電池や乾電池「エボルタ」を上回る長もち性能を実現しています。

パナソニック
乾電池 エボルタNEO
オープン価格

単3形アルカリ乾電池において世界一長もちするとして、ギネス世界記録(TM)に認定。10年保存ができ、液もれも抑えるので、防災備蓄としてもおすすめ。パナソニックの乾電池は1931年の自社生産開始以来、グローバルでの累計出荷数量が2020年9月末をもって2000億本を達成するほど、世界でその信頼性が認められています。

 

このように信頼できる乾電池と、電池で給電できる便利な防災グッズを用意しておくことで、もしものときだけでなく、日頃の安心感までも得られます。東日本大震災から10年という時機に、あらためて家の備えを見直してみましょう。

 

取材・文=田中真紀子 写真=下城英悟

ウイルスや花粉から守る! おうちの空気を快適化する「空気清浄機」4選

大手各社がウイルスや花粉などの微粒子にアプローチできるプレミアム空気清浄機を展開。四半世紀ぶりにフラッグシップを一新したブルーエアのほか、湿度管理もできる国内メーカーモデルから厳選した。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

プレミアム空気清浄機の確かな性能に期待!!

家の空気環境を見直したいというニーズが増え、“空気清浄機にとことんこだわりたい”という人も増加。各社の最上位モデルなら性能・効果も確かで、信頼に値する。

 

ブルーエアはフラッグシップモデルの機能を刷新。フィルター技術がさらに進化し、0.03μmまでのウイルスレベルの粒子を捕捉。捕らえた菌やウイルスは電源オフ時も監視して不活化する。

 

パナソニックF-VXT90は気流制御と「ナノイー X」を強化し、花粉対策機能がさらに向上した。シャープは「プラズマクラスターNEXT」を集じんサポートにも採用。フィルター自動掃除機能でメンテの手間が省けるのもうれしい。ダイキン工業は空気清浄・脱臭・加湿・除湿を1台で行える独自路線が魅力。部屋に複数台置けない家庭には有力な選択肢となる。

 

【No.1】全面的進化を遂げたブルーエアの新旗艦モデル

ブルーエア

Blueair Protect 7770i

実売価格15万7080円

空気清浄技術が飛躍的に進化した同社の最上位機。PM0.1よりも微細な0.03μmまでの超微粒子を99%以上除去し、フィルターに吸着させたウイルスや菌にイオンチャージして不活化(※)させる。8畳を約4分で浄化する送風技術も圧巻。

※:新型コロナウイルスを含む、すべてのウイルスや細菌の除去および不活化を保証するものではない

SPEC ●空気清浄技術:HEPASilent Ultraテクノロジー ●風量:3.2〜13.1m3/分 ●搭載フィルター:スマートフィルター ●機能:センサー、Wi-Fi機能、Blueairアプリ接続 ●質量:約19kg

 

↑本体天面にタッチパネルを配し、直感的に操作可能。空気の清浄具合も5色のLEDや空気質指数の数値表示で確認できる

 

↑稼働中だけでなく電源OFF時でも空気の状態を把握。フィルターや本体内部の菌・ウイルスを不活化する

 

★世界最高レベルの性能で新時代のニーズに対応!

0.03μmまでの粒子も捕らえる空気清浄機能に加え、フィルターに捕集したウイルスの不活化機能も搭載。現在のニーズに応えられる進化を遂げた。高価格でも最高の空気清浄能力を求めたい人にオススメ!

 

【No.2】気流制御と高濃度「ナノイー X」で花粉対策に大きなメリット

パナソニック

加湿空気清浄機

F-VXT90

実売価格9万9790円

新たな気流制御技術で花粉の集じん量が従来の約1.5倍に。花粉を抑制するOHラジカルの量が2倍になった高濃度の「ナノイー X」搭載で、素早く花粉を集じん。専用アプリで自分の好みに合った運転モードにカスタマイズも可能だ。

SPEC ●空気清浄技術:3Dフロー花粉撃退気流+ナノイーX ●風量:1.1〜8.7m3/分 ●搭載フィルター:清潔HEPAフィルター ●最大加湿量:870ml/h ●機能:エアコン連携、Wi-Fi機能、「ミルエア」アプリ対応ほか ●質量:約11.7kg

 

↑開口部と2枚のルーバーの形状を見直し、3方向に立体気流を創出。効率良い気流循環で、床上30cmに浮遊しやすい花粉を強力吸引する

 

↑同社のエアコン「エオリア」との連携が可能。「エオリア アプリ」で「うるおい暖房」を指定するとエアコン暖房時に合わせて加湿運転を開始する

 

★花粉に悩む人に激プッシュアプリでのカスタムも便利

「3Dフロー花粉撃退気流」や高濃度の「ナノイー X」を搭載し、とことん花粉対策をしたい人に最適。運転の気になる点をアプリに入力しながら使い続けることで自分好みの空気環境を構築できるのも心強い。

 

【No.3】「プラズマクラスターNEXT」でウイルスやニオイの元にアプローチ

※:プラズマクラスターの適用床面積は約23畳

シャープ

プラズマクラスター

加湿空気清浄機 KI-NP100

実売価格13万1110円

「プラズマクラスターNEXT」で付着ウイルスを抑制し、ニオイの元を除去。自動掃除ユニットを備え、プレフィルターを掃除する手間なく集じん力を持続できる。人の不在を検知し、自動でパワフルに空気清浄する機能も装備。

SPEC ●空気清浄技術:「プラズマクラスターNEXT」空中浄化&フィルター浄化 ●風量:2.0〜10m3/分 ●搭載フィルター:静電HEPAフィルターほか ●機能:自動掃除パワーユニットほか ●質量:約17kg

 

↑前方向に集中的に高濃度プラズマクラスターイオンを放出する機能を搭載。ソファやカーペットに当てれば付着菌やニオイの除去も行える

 

↑静電HEPAフィルターで0.3μmの微粒子を99.97%キャッチ。有毒ガスまで分解する脱臭フィルター、抗菌仕様のプレフィルターも備える

 

★プラズマクラスターで集じん効率がさらに向上

除菌脱臭に加え、花粉などを除電して集じんしやすくする高濃度プラズマクラスター技術が◎。お掃除ユニットにフィルター掃除を任せられるのもうれしい。お手入れをサボりがちな人には最適だ。

 

【No.4】ストリーマで有害物質を抑制!! 除湿/加湿もこなす万能モデル

ダイキン工業

除加湿ストリーマ

空気清浄機 MCZ70X-T

実売価格13万2000円

集じん・脱臭・除加湿機能を1台に集約。吸引した花粉などの有害物質を不活化するストリーマユニットを強化し、有害物質の分解スピードが倍増した。静電力が落ちにくいTAFUフィルター採用で10年後の集じん効率は従来機の1.4倍。

SPEC ●空気清浄技術:ツインストリーマ ●風量:1.0〜7.2m3/分 ●搭載フィルター:TAFUフィルターほか ●機能:全自動しつどコントロール、エアコン連携、スマホ接続ほか ●質量:23kg

 

↑壁紙などに染み付いたニオイ分子を加湿で浮き出し、その後の除湿で回収する「水de脱臭」機能を搭載。衣類のニオイ除去にも効果的だ

 

↑プラズマ放電を使ったストリーマで花粉や菌などを分解。ストリーマユニットを2基搭載し、ニオイや有害物質の分解スピードが2倍に

 

★パワフルな空気清浄に加え湿度管理もお任せできる

空気清浄・脱臭性能が高いうえに除加湿機能も備え、空気清浄と湿度管理を省スペースで行いたい人に◎。加湿フィルターに持続性抗菌剤を採用。ストリーマ除菌も行うためクリーンな加湿ができる。

 

【日用品もCheck!】置くことで空間除菌できる手軽さで大ヒット中

大幸薬品

クレベリン 置き型 150g

2200円

二酸化塩素を主成分としたウイルス除去・除菌製品。部屋置きタイプで、空間やモノに付着した菌やウイルスも除去する。シンプルデザインの白い容器はインテリアに馴染みやすい。

最新掃除機は「からまない」が常識 。パナソニック「パワーコードレス」、2人の家電識者の実感レビュー

パナソニックのパワーコードレスは、パワフルな吸引力に加え「からまないブラシ」など使いやすさへの工夫も大きな魅力。今回はペットと暮らす家電識者、髪の毛がらみに悩む家電識者が同機をお試し、その使用感をレビューする。

 

【パワーコードレスの公式サイトはコチラ!】

 

【今回紹介する製品】

吸引力と使いやすさを極めた、これぞ掃除機のニューノーマル

パナソニック

コードレススティック掃除機
パワーコードレス MC-SBU840K

オープン価格

髪の毛やペットの毛がからみにくい独自の「からまないブラシ」を採用し、ノズルの毛がらみ除去の手間がほぼ不要。同社コードレススティック史上最高の吸引力と「からまないブラシ」で、あらゆる床面をパワフルに掃除する。また、親子のノズルで床掃除から隙間掃除へのスムーズな移行が可能。

SPEC ●吸込仕事率:205〜約10W ●充電時間:約3時間 ●運転時間:強約6分、自動約18〜約30分、ロング約40分(ブラシ回転オフ時約90分)●集じん容積:0.2L ●サイズ/質量:W253×H1150×D218mm/2.6kg

 

Color Variation

 

コードレススティックの2大課題を一挙に解決!

バッテリー駆動のコードレススティック掃除機にとって、吸引力は重要な課題。それを見事に克服したのがパナソニックのパワーコードレスだ。コード式に迫る吸引力を実現し、気持ち良いほどゴミを取り除いてくれる。

 

さらに、新開発の「からまないブラシ」も特筆ポイント。回転ブラシ式掃除機が誕生以来50年以上にわたり抱えていた「ブラシの毛がらみ」問題をついに解決したのだ。

 

今回はこのブラシの恩恵を受けやすい「ペットオーナー」と「髪の長い女性」の代表として、本誌でもおなじみの識者2人に試してもらったが、2人が感動する通り、ブラシには1本の毛もからんでいなかった。また、クリーンセンサーや親子のノズルなどの便利機能も、掃除のモチベアップにつながると高く評価している。

 

基本の吸引力はもちろん、掃除のしやすさ、手入れのしやすさまでハイレベルなパワーコードレスは、まさにコードレススティック掃除機の“新基準”と言える名機だ!!

 

【ペットを飼うユーザーの場合】

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電を中心に各種製品の記事を執筆。自宅ではタマゴロウ(1歳♂/写真)とチョコ(1歳♀)の2匹の猫を飼っている。

メンテ性も操作感も抜群!! 毎日の掃除が楽しくなります

わが家は妻と猫2匹の4人暮らし。コードレススティック掃除機を使っていますが、ブラシとヘッドのローラーに大量の猫の毛がからむのが長年の悩みでした。ところが本機ではその毛がらみがなくて最高!

 

ヘッドの首振り時に適度に“反発”する操作感も快適。また、クリーンセンサーも何気に便利です。これまでカーペットやベッドは、微細ゴミの有無が見た目にわからぬまま掃除していましたが、本機はランプが青く光ることで「きれいになった」と実感できます。

 

ノズルは壁際のゴミまでしっかりキャッチ。ダストカップのゴミが風圧で圧縮され、ゴミ捨て時にホコリが散りにくいのも優秀です。使いやすい工夫が随所に見られ、毎日の掃除が楽しくなる製品だと感じました。

 

↑ヘッドを左右に動かす際の弾力が心地良い!!

 

↑ノズルの前カバーが薄く、ブラシが壁際まで届いてゴミをかき取れる

 

↑貯まったゴミはまとまって捨てやすい

 

【髪の毛が長いユーザーの場合】

家電女優

奈津子さん

芸能活動の傍ら、各媒体で家電レビューを行う。所有する家電はなんと150台。パワーコードレスは初代モデルを愛用。

面倒なブラシのお手入れが不要なのが何よりうれしい

最近、髪に流行りのインナーカラー(メッシュ)を入れているんですが、傷んだ髪が抜け落ちるんですよ。でも「からまないブラシ」だとブラシに本当にからまなくて便利。吸引力もスゴくて、フローリングでも絨毯でもゴミをぐんぐん吸い取ります。

 

また、初代モデルより高さが約2.5cm短くなり、女性の私もより使いやすくなったのがうれしい。親子のノズルの「子ノズル」にLEDナビライトが付いて、暗い場所のすき間掃除がやりやすくなったのも便利です。

 

最近は在宅時間が長くなり、ベッドや布製ソファの清潔さが気になるように。その点「ふとん清潔ノズル」を使えばダニや花粉、ハウスダストまでパワフルにかき出せます。床掃除以外にも幅広く活躍してくれてありがたいです!!

 

↑他製品(右)に比べ、シャフト部の毛がらみもほとんどない(左)

 

↑パワフル吸引で絨毯のゴミもみるみる除去

 

↑子ノズルのLEDナビライトは手元のボタンでON/OFF可能

 

【パワーコードレスの“ココがニューノーマル!”】

1.からまないブラシ

円すい形ダブルブラシで毛がらみ除去が不要に

中央に向かって先端が細くなる円すい形の2本のブラシを搭載。かき取られた毛がブラシの高速回転で径の細い中央部に少しずつ移動することでブラシからほどけ、最後に真ん中の切れ目から吸引される。ブラシにきつくからんだ毛を手作業で取り除く必要がないのがうれしい!

 

↑ブラシ毛の密度が従来より高く、かき取った毛がブラシの根元に入らない。実証実験では髪の毛が99%以上からまなかった(※1)

※1:パナソニック調べ【試験方法】人毛(長さ20㎝と40〜45㎝)を1サイクル0.25gとし、3畳のフローリングにまき「強」「自動」運転で掃除機をかける。これを10サイクル行う。【試験結果】1サイクル後の回転部のブラシへの絡みつく毛量が1%以下 ●毛の太さや長さ、ペットの種類によってからむ場合がある

※右の写真は試作品のためブラシの色は製品版と異なる

 

2.吸引仕事率約200w

独自のモーターとバッテリーで安定した吸引力を実現

コード式掃除機に匹敵する吸込仕事率約200W(※3)を実現。ハイパワーモーターと、高電圧・大容量のリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、安定した吸引力を実現する。部屋の床面はもちろん、付属ツールを使ってふとんやクルマの中まで1台でこなせるスタミナが頼もしい。

※3:最大吸込仕事率は205W。205Wは「強」運転時(運転時間約6分)、「強」運転の6分後は約130W(パナソニック測定基準による)

 

↑モーター部に小型ファンとコア、軽量素材のブラケットを採用。回転数の高いファンにより、軽さとハイパワーを両立している

 

3.クリーンセンサー

見えないゴミもセンサーで検知し、逃さずキャッチ!

クリーンセンサーでダニや花粉、ハウスダストなど目に見えない微小なゴミも逃さずキャッチ。「自動」運転時はセンサーが本体内を通るゴミの量を検知し、吸引力を自ら制御する。ムダな電力消費を省いて運転時間を長持ちできるうえ、しっかり掃除できた達成感が得られるのもメリットだ。

 

↑↓ゴミが多いとランプが“赤早点滅”し自動で吸引力をアップ(写真上)。きれいになると青く点灯してパワーを抑える(写真下)。目に見えない汚れが除去できたことがわかって安心

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

 

【パワーコードレス公式サイトはコチラ!】

パナソニックの完全ワイヤレスがアップデート! LINEポイントがもらえるキャンペーンも

パナソニックは、テクニクスブランドおよびパナソニックブランドの完全ワイヤレスイヤホン3機種のファームウェアアップデートを2月25日から開始します。

 

対象となるのは、テクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ70W」と、パナソニックブランドの「RZ-S50W」「RZ-S30W」の3機種。いずれもアップデートは専用アプリ経由で行います。

 

今回のアップデートにより、イヤホンのタッチセンサー操作を自分でカスタマイズできるようになるほか、小声での通話時でも会話が聞き取りやすくなるよう通話性能が改善されます。

 

【対象機種およびアップデート後の本体ファームウェア・アプリのバージョン】

■イヤホン本体
・テクニクス EAH-AZ70W:JMS1ZY 02.50
パナソニック RZ-S50W:JMS1ZY 02.50、RZ-S30W:JMS1ZX 02.00

■アプリ
テクニクス Technics Audio Connect 1.7.0
パナソニック Panasonic Audio Connect 2.7.0

 

また、同社では、2月17日より、対象商品の購入者にLINEポイントをプレゼントする「はじめよう!いい音キャンペーン」を実施します。

↑「はじめよう!いい音キャンペーン」

 

このキャンペーンは、期間中にテクニクス・パナソニックの完全ワイヤレスイヤホン対象商品を購入の上、キャンペーンサイトから応募すると、全員にLINEポイントがプレゼントされるというもの。もらえるポイントは機種によって異なり、1000~5000ポイントがプレゼントされます。

↑もらえるポイントは機種によって異なります

 

LINEポイントは、1ポイント=1円として「LINE Pay」の支払いで使えるほか、LINEのスタンプや着せ替えと交換したり、LINEギフト等の各種LINEのサービスでの支払いにも使用可能です。

 

応募方法などの詳細は同社のキャンペーンページにて確認ください。

https://panasonic.jp/headphone/campaign/2021ws_twcp.html

 

この機会に、ぜひテクニクス・パナソニックの完全ワイヤレスイヤホンをチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ウイルスから“守る”ための「除菌機」注目モデル紹介!

世界的パンデミックは依然として収束しそうにない──我々は“それ”に打ち勝つため、各家庭レベルで空間除菌・空気清浄・加湿に努めたい。編集部が3カテゴリで注目モデルを厳選。今回は「空間除菌」をピックアップ!

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ウイルス対策のためのパーソナルギアが続々登場!!

部屋+パーソナル空間の浄化でウイルス対策をより万全に!

ウイルス対策ができる家電は個人レベルで行えるタイプも増加中なので押さえておきたい。カルテックのKL-P01は、人が1分間に呼吸する空気と同量の浄化した空気を顔の周りに放出。シャープのIG-NX15は机周りなどの空気をきれいに保てると人気だ。服に付着したウイルスを素早く除去できる高温高圧スチーマー、IGGIも要注目。

 

【No.1】

カルテック

パーソナル空間除菌・脱臭機

「TURNED K」KL-P01

実売価格1万4080円

首に掛けたり胸ポケットに固定したりして使えるパーソナル除菌脱臭機。独自の光触媒技術で浄化した空気を顔の周りに放出する。光触媒フィルターは熱湯につけ置き洗いすれば酸化分解力が再生。

 

↑光触媒フィルターの強力な酸化力で細菌やウイルスを分解。顔の周りにきれいな空気を毎分約7L供給し続ける

 

【No.2】

ローラスター

加圧式除菌脱臭スチーマー

IGGI(イギー)

実売価格2万9800円

衣類のシワを伸ばしつつ除菌もできるスチーマー。高温スチームにより微粒子が衣類に付着したウイルスや細菌を99.9%除菌する(※)。脱臭効果や花粉・ダニ由来アレル物質の除去効果も発揮。

※:独立研究機関にて実証試験を実施

 

↑高温高圧の超微細な霧状スチームが繊維内に入り込み除菌脱臭。カシミアやシルクも傷めずケアできる

 

【No.3】

シャープ

プラズマクラスターイオン発生機

IG-NX15

実売価格1万6500円

高濃度イオンを放出する「プラズマクラスターNEXT」を搭載。空気中に浮かぶカビ菌を除菌し、浮遊ウイルス・菌の作用を抑制してくれる。消臭効果もあり、車内やデスク周りで活躍。

 

↑USB給電式。モバイルバッテリーを使えばコンセントのない場所でも使用可能。デスクでも手軽に使える

 

各社ハイスペックモデルを厳選!! おうちの空気快適化家電

菌・ウイルスから守る除菌機

菌・ウイルス対策には“専用機”の導入を。シャープのプラズマクラスター技術やカルテックの光触媒技術は、菌やウイルスの分解・抑制に効果あり。パナソニックの次亜塩素酸は医療現場での信頼を得ている。

 

家庭でのウイルス対策は、除菌専用機を駆使する時代に

室内の除菌・脱臭は空気清浄機が担うのが主流だった。だが家庭内のウイルス対策の重要性が高まるにつれ、菌やウイルスの除去は、ホコリなどの集じんとともに行う空気清浄機でなく、専用機に任せたいというニーズが増加している。

 

除菌・脱臭機で人気が高いのがシャープのプラズマクラスター技術。DY-S01は従来より付着ウイルスの抑制スピードが約1.3倍にアップした「プラズマクラスターNEXT」を搭載。光触媒脱臭フィルターとのダブル効果で室内の空気環境を整える。

 

パナソニックのF-MV4100は次亜塩素酸の力で家庭用機のレベルを超える除菌・脱臭力を備えた1台。カルテックのKL-W01は、菌やウイルスをフィルターろ過せず除去する新技術で設置性を大幅に高め、注目を集めている。

 

【その1】プラズマクラスターと光触媒で強力に除菌脱臭!

 

シャープ

プラズマクラスター

除菌脱臭機 DY-S01

実売価格3万9800円

「プラズマクラスターNEXT」が高濃度イオンを放出し、浮遊するウイルスや菌の作用を抑制。部屋に付着したニオイも脱臭する。浮遊菌やニオイは本体内の光触媒脱臭フィルターで酸化・分解。軽量・スリムで室内の移動もラク。

SPEC ●消臭・脱臭方式:「プラズマクラスターNEXT」&「光触媒脱臭フィルター」●消費電力:強11W、中5.0W、おやすみ2.2W ●待機時消費電力:約0.45W ●質量:約3.9kg

 

↑円筒形の脱臭フィルターで浮遊するウイルスやニオイを360度から吸着し分解。光触媒で性能が持続するのでフィルター交換は不要だ

 

【Recommend】プラズマクラスターの抗ウイルス効果に期待大

「プラズマクラスターNEXT」は従来型の「プラズマクラスター25000」に比べてイオン濃度が2倍。より素早い除菌効果が期待できる。

 

【その2】次亜塩素酸の力で部屋中の空気を“丸洗い”!

 

パナソニック

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機

「ジアイーノ」 F-MV4100

実売価格16万5000円

プールや水道水にも使われる除菌成分を採用。水道水と塩から次亜塩素酸を生成し、浮遊しているものだけでなくドアノブなどに付着した菌やウイルスも抑制する。塩タブレット自動投入機能で、塩を適切なタイミングで補充可能。

SPEC ●消臭・脱臭方式:次亜塩素酸/気液接触方式 ●最大風量:約5.3m2/分 ●消費電力:強55W、中15W、静音10W ●質量:約11.2kg

 

↑浮遊ウイルスや菌を吸引し次亜塩素酸水溶液で抑制。気体状の次亜塩素酸を放出し付着ウイルスも抑える

 

【Recommend】業務用の技術を導入し、安全かつパワフルに除菌

病院などで使われる業務用機の技術を導入。次亜塩素酸の濃度とpH値を有人空間に適したレベルに調整。安全性を保ちつつ高い除菌効果を発揮する(※1)。ペットなどの強いニオイを強力脱臭するのも魅力。

※1:新型コロナウイルスへの効果が実証されているわけではない。

 

【その3】光触媒技術で有害物質をスピーディに酸化分解

 

カルテック

光触媒除菌・脱臭機

「TURNED K」KL-W01

実売価格6万7650円

吸着フィルターを使わず光触媒のみで除菌・脱臭。パネル裏のLED基盤と光触媒フィルターの間を通過する有害物質を酸化分解する。厚さ83mm、質量3kgの薄型軽量設計ながら部屋中(〜約16畳)の空気を浄化できる。

SPEC ●消臭・脱臭方式:光触媒フィルター ●消費電力:強40W、弱35W、静音33W ●待機時消費電力:約0.7W ●質量:約3.0kg

 

↑メンテは光触媒フィルターのつけ置き洗いのみ。数か月に1回の洗浄で除菌・脱臭効果が半永久的に持続

 

【Recommend】ウイルス分解力の高い光触媒フィルターを採用

光触媒フィルターの表面積が広いため分解力が高く、HEPAフィルターでは捕集できないウイルスや浮遊菌を強力分解。壁掛けタイプで、省スペースで設置できるのもうれしいポイントだ。

 

【日用品もCheck】プロの現場で培われた効果抜群の感染対策アイテム

SARAYA

ウイルス細菌除去スプレー

756円

衛生管理に厳しい食品工場などで培われたノウハウを生かした除菌スプレー。エタノールをはじめ全成分に安全な食品添加物を使用し、ほとんどのウイルス・細菌を99.99%(※2)除去する。

※2:すべての菌を除菌するわけではない。

除菌を持ち運ぶ時代には「思いやり」も。パナソニックの「次亜塩素酸」携帯除菌スプレーで解決

パナソニックから次亜塩素酸を使った「次亜塩素酸 携帯除菌スプレー DL-SP006(以下、次亜塩素酸 携帯除菌スプレー)」が発売されました。除菌アイテムではアルコールタイプが普及していますが、こちらは塩と水だけのノンアルコールで、肌の弱いお子さまや肌荒れが気になる人が使える製品。次亜塩素酸は、同社の空間除菌脱臭機「ジアイーノ」でも使われている成分です。

 

とはいえ、「次亜塩素酸ってそもそも何?」「普通のアルコール除菌スプレーと何が違う?」という疑問を持つの方も多いはず。本記事で、製品の特徴や使い方はもちろん、次亜塩素酸が得意とする使用シーンなどを幅広く紹介。

 

本記事では化学式などの構造も説明しているため、記事全体が通常の記事よりも長くなっています。下記に目次を設けておりますので、製品の使用シーンについて知りたい方は「実際にどうやって使うの?【使い方・手順】」のパートからご覧ください。

 

目次

【今回紹介する製品】
そもそも次亜塩素酸って何?
実際にどうやって使うの?【使い方・手順】
様々なモノに使える
【まとめ】

 

【今回紹介する製品】

パナソニック

次亜塩素酸 携帯除菌スプレー DL-SP006

オープン価格

専用の塩水を電気分解し、次亜塩素酸を生成するデバイスを搭載した携帯用の除菌スプレー。使い方は簡単で、本体に専用塩水を入れてスイッチを押すだけ。約1分後につくりたての次亜塩素酸を気になる場所に噴霧できます。

 

↑サイズは高さ154×幅19×奥行20mmでポーチに入る大きさ。重さも34gなので持ち運びもラクです

 

専用の塩水パックは本製品に10個付属。1個約50回の噴霧が行えます。また、90個入り(型番:DL-SP10D)も別売でラインナップ(オープン価格)。

 

↑10個の塩水パックが付属。単4形アルカリ乾電池1個で稼働します

 

「次亜塩素酸 携帯除菌スプレー DL-SP006」の詳細はコチラ

 

そもそも次亜塩素酸って何?

本体の解説に入る前に次亜塩素酸という成分について説明していきましょう。

 

次亜塩素酸とは様々な分野の菌対策に活躍する除菌成分。一般的に次亜塩素酸は塩水を電気分解した水溶液で、プールの除菌や、水道水の浄化、食材の洗浄などにも使用されている私たちの生活に身近なものです。

 

次亜塩素酸に含まれるCl+が菌やニオイから電子を奪い、分解しその働きを抑制します。

さて、「次亜塩素酸」には、「次亜塩素酸水」、「電解次亜水」、「次亜塩素酸ナトリウム」などがあります。

 

次亜塩素酸ナトリウムは塩素系漂白剤などで用いられているように非常に除菌効果が高く直接触れると肌を痛めるなどの症状が出る場合があります。一方、本製品で生成するのはpH8.5のアルカリ性電解水「電解次亜水」です。

続いて、効果について紹介していきましょう。

 

本製品で噴霧すると、衣類(※1)や便座、テーブル(※2)の菌の増殖を抑制。具体的には、衣類は電解水を噴霧して60秒後に99%抑制便座、テーブルに付着した菌は電解水を噴霧し拭き取り5秒後に99%抑制されます。

 

ただし、次亜塩素酸は時間が経つと効果が薄れてしまう性質があります。本製品では、電気分解をスイッチ1つで行える構造にしてその弱点を克服。1回の電解で4時間効果が持続することも実現しています。また、再電解をし続けても、有効塩素濃度が250ppm以上にならない設計となっています。

 

※1:衣類の菌の増殖を抑制【試験機関】株式会社テクノサイエンス【試験方法】菌液をしみ込ませた布片(5 cm×5 cm)に電解水を3回噴霧し、60秒間放置後に除菌率を算出(当社規定の試験方法)【除菌方法】電解水を噴霧【対象部分】衣類【試験結果】60秒後、99%抑制
※2:便座、テーブルなどに付着した菌を抑制【試験機関】群馬県立産業技術センター【試験方法】菌液を滴下し乾燥させたプレートに電解水を5回噴霧しガーゼで拭き取り(5cm×12.7cmを1往復)後、5秒間静置し除菌率を算出(当社規定の試験方法)【除菌方法】電解水を噴霧し拭き取り【対象部分】便座、テーブルなど【試験結果】5秒後、99%抑制

 

実際にどうやって使うの?【使い方・手順】

前置きが長くなりましたが、本製品の具体的な使い方について紹介していきます。本製品は、専用の塩水パックをデバイス本体に入れ、キャップをしたあとスイッチを押し、1分間経つと電気分解が終わり、使用が可能に。

【使用までの手順をギャラリー形式で紹介!(画像をタップする詳細説明が見られます)】

 

塩水パックを開封する際は取扱説明書ではハサミの使用を推奨していますが、手でも開けることができました。1個で約50回噴霧できるため、1日使用する分には十分。外出先で追加でパックを入れる必要はなく、毎回の外出前にセットしていく使い方できます。

 

↑噴霧の様子をわかりやすくするため、黒い小物置きに噴射した様子。

 

では、「この商品がどんなシーンでおすすめか?」というのを次のパートで説明していきます。なお、本製品は人体に直接噴霧するのではなく、モノに噴霧して除菌する商品となっています。

 

「次亜塩素酸 携帯除菌スプレー DL-SP006」の詳細はコチラ

 

ドアノブ、テーブル、バッグなど様々なモノに使える

次亜塩素酸 携帯除菌スプレーが活躍するのは、身近な「モノ」。外出時はもちろん、自宅内でも菌が気になる場所に噴霧できます。ちなみに、塩素というとニオイが気になる方もいるかと思いますが、本製品を取材期間で試した限りでは、ほぼ塩素特有のニオイを感じられませんでした。

 

【その1】テーブル・デスク、チェア全般

現在、各地で緊急事態宣言が出されており不要不急の外出を控える状況下になっていますが、仕事などで出かけるケースは日々発生します。

 

例えば、基本はリモート会議だけど、どうしてもリアルの会議や打ち合わせがある際、本製品が活躍。会議室のデスクやチェアに噴霧することで除菌対策を行うことが可能に。使い方としては、噴霧して拭き取ってください。

 

こうした場面、GetNavi web編集部では環境づくりが大事だと考えています。最近は、リモートでは毎日のようにコミュニケーションをとっているけど、実際に会ったことがない人がどんどんと増えています。社内だけでなく、取引先でも。

 

そうした人たちと初対面するときに、自社(自分の部署)がきちんとした対策を行っていることをアピールするのは、安心や信頼を得るきっかけにもなります。かつ、きちんとしたデバイスを使用して目の前で除菌しているのを見てもらうのも大事だと考えます。

 

こうした清潔商材は、本質的な効果が大事ですが、気持ち良く会える、安全に会えるためには、本質的な効果と同時に、可視化することも重要。同じ空間で同じ時を過ごすという貴重な場面を最大限生かすことにつながるはずです。

 

また、外出した際は飲食店で食事をすることもあります。そんなときも本製品を噴霧すれば安心。もちろん、飲食店は衛生面にとても気を遣っていますが、自分たちでできる対策もしっかりと施したいところ。特に、小さな子どもがいる親子で飲食店に行った場合、子どもはどこを触るかわからないため、対策は重要。テーブルやイスなどに噴霧することで除菌できます。

 

なお、金属に噴霧した際はサビになる可能性があるのできちんと拭き取り、木製の素材に噴霧した際は変色する可能性があるのできちんと拭き取ります。

 

【その2】バッグなどの持ち物

次亜塩素酸 携帯除菌スプレーはテーブルやイスだけでなく、バッグなどの持ち物にも噴霧できます。頻繁に触ることが多い持ち手の部分やジッパー部分などに使うことで効果を発揮。

 

編集部で使いたいなと思ったのは、バッグの裏面部分。駅や公園のベンチに何気なく置いてしまうバッグの裏面は衛生対策で気をつけたい場所です。特に子どもは何気なく地べたにランドセルやバッグを置いて、自宅に帰ってきて自室に置くということが十分にありえるので効果的。

また、これにも使いたいなと思ったのが、エコバッグ。スーパーやコンビニで商品を袋詰めする際は、台座に触れることになります。また、ショッピングカートなどにも使ってもよいでしょう。ここでも、スーパーやコンビニでも十分な対策が取られていますが、人の出入りが多いので、自分でできる対策は自分で行っていくという考え方です。

 

バッグは3回程度噴霧するだけでOK。ただし、色落ちの可能性もあるので、まずは目立たない場所で試してから使用しましょう。

 

【その3】学習机や自習室や図書館のデスクなど

【その1】と内容的には近いですが、子どもに持たせたいデバイスであるという点で分けて説明していきましょう。受験シーズンは今ピークを迎えていますが、子どもの衛生面は親であれば最も気を付けたい事項。

 

自宅であれば親の目も届きやすいものの、塾や予備校の自習室、図書館で勉強するときには目が届かないため、親として心配。本製品を持たせることが対策になります。使い方自体は、【その1】と同じ。私有物や公共物となるので、お子さんが使う場合にはレクチャーをしてあげてください。

 

【その4】衣服

次亜塩素酸 携帯除菌スプレーは衣服にも使用可能。3回噴霧するだけでOKです。アウターやコートなどは外出先で脱いでイスやテーブルに置くことがあるので、除菌をしておきたいアイテムのひとつ。

 

衣服に使用する場合はバッグと同様、色落ちする可能性があるので、目立たないところで試してからの使用がマスト。特に革製品などに使用する場合は注意しましょう。

 

【その5】ペット用品

屋外で地べたなどに触れるという意味ではペット用品も除菌をすべきアイテム。人間同様、ペットへの直接噴霧はNGですが、衣服やリール、その他お散歩用品で気になるところに使用して、ペットとも安心して過ごせる環境作りに役立てます。

 

【その6】ドアノブやインターホン

次亜塩素酸 携帯除菌スプレーは外出先だけでなく自宅でも活躍します。自宅まわりで接触機会が多いのが、ドアノブ、そしてインターホン。最近は、宅配サービスを利用する機会が増えているので、除菌を行っておきたいポイントです。

 

ここでも繰り返しになりますが、配達員の方はきちんと対策を施している前提で、自分にもできることを、が基本的な考え方。むしろ、自分や家族が何らかの菌を持っているしれないと想定した場合には、インフラを担っている方に負担をかけないためにも対策を施したいところです。

 

もちろん、室内のドアノブや電気スイッチにも利用可能。気になる場所にスプレーして拭き取ってください。

 

【その7】トイレ

トイレは自宅で一番除菌したいスポットのひとつ。次亜塩素酸 携帯除菌スプレーは便座に加えて、手に触れる機会が多いフタの部分などに噴霧して使えます。

 

また、温水便座などを利用している家庭では、スイッチ類が除菌対策で忘れがちなポイント。手を洗う前に触れることが多い箇所なので、こうした部分にも使用できます。

 

【その8】スリッパの裏

スリッパの裏も除菌したい箇所。宅配サービスで受け取るときに、ついスリッパのまま、玄関のたたきに足をつけてしまうということはありがち。次亜塩素酸 携帯除菌スプレーはこうした部分にも気軽に使えます。

 

【まとめ】単に「除菌できればいればいいんでしょ?」ではない気遣いのプロダクト

日常的に使用するものや場面で次亜塩素酸 携帯除菌スプレーが活躍する場所を挙げてきましたが、そのほかにも様々なところで使用ができます。

 

改めて、考慮するポイントとしては

・人体に直接吹き付けない

・金属や木材の場合は拭き取りを忘れない

・衣類に使う場合はまず目立たない場所で

の3つとなります。

 

そのうえで、本製品の次亜塩素酸 携帯除菌スプレーは、専用デバイスを用いてつくりたての溶液が使える点がメリット。人と実際に会うことが貴重となる時代に、その貴重な時間をお互いが気持ちよく過ごせることを盛り立ててくれる側面があります。

 

ちなみに、本製品、外箱や製品の格納がしっかりしていてプレゼントとして贈るのに適しています。実家の親や、知人(やそのお子さん)に贈ることで相手を思いやる気持ちも伝えることができるので、そういった用途でも購入を検討されてはいかがでしょうか。

 

「次亜塩素酸 携帯除菌スプレー DL-SP006」の詳細はコチラ

※本製品はすべての菌に効果があるわけではありません

ロボット掃除機に「達成感」があるなんて!「ルーロ」のアップデートを家電のプロが高く評価

ロボット掃除機は、自動で部屋中を掃除してくれるため、一度使い始めたら手放せない家電の一つ。筆者もここ数年、便利に使い続けていますが、その一方で導入をためらっている方々の気持ちもよくわかります。

 

まず、ロボット掃除機を動かす前に、床を片付けなくてはいけません。うっかり置きっぱなしにすると、ロボット掃除機がブルドーザーのように押しのけたり、畳んだ洗濯物を崩したり。ヘタすると車輪やブラシにモノが巻き込まれてしまいます。だから、まず床を片付けなくては! でも忙しいし片付ける時間がない! ……とりあえず今日はスティック掃除機で掃除しよう、となってしまいます。

 

また、掃除している様子をずっと見ているわけにはいかないので、「ちゃんと掃除しているのかな」という漠然とした不安もあります。もちろん、ダストボックスにゴミが溜まっているので、ちゃんと掃除してくれたのはわかるのですが、掃除していない場所があったかもしれない……と、ふと疑ってしまうことも。そんなわけで、ロボット掃除機に見えない不安を抱く人の気持ちもわかるのです。

 

こうしたロボット掃除機の課題を解決してくれるのが、パナソニックのロボット掃除機「RULO」(ルーロ)です。昨年10月の本体ソフトウェア「RULO AI」のアップデートによって、より安心して掃除を任せられるモデルになりました。実際、どのように便利になったのか、さっそくご紹介していきましょう!

↑今回試用したのは、ルーロの最上位モデル「MC-RSF1000」(15万2460円・税込)です。もともと高機能でしたが、アップデートによりどのように進化したのか……?

 

障害物の検知精度がアップし、「リアルタイムマップ機能」が追加

まずは、ルーロがどのようなロボット掃除機で、アップデートで何が変わったのか、ざっと見ていきましょう。ルーロといえば、隅に届きやすく小回りが効く三角形状でおなじみ。さらに360°レーザーセンサーを搭載し、これを活用した空間認識技術「レーザーSLAM」を採用。360°レーザーセンサーで毎秒10回転、360°全方位(半径約8m)を照射して、精度の高い地図を作成しつつ、正確に自分の位置を認識します。そのため、ムダな動きや掃除もれが少なく、部屋の隅々まで効率よく掃除できるのです。

↑本体上部の円盤のすき間から360°全方位にレーザーを照射。すばやく間取りや障害物の場所を正確に把握し、効率よく掃除します

 

障害物を検知する機能も優秀。壁や家具といった大きな障害物だけでなく、床に落ちているバッグやおもちゃなど小さなものも検知してよけてくれるため、「掃除の前に床を片付けなければ…」という手間とプレッシャーから解放してくれます。

 

さらに、昨年10月のアップデートで、もともと優秀だった障害物の検知能力が進化しました。ルーロは従来、前⽅に⾳波を出して障害物を検知する「超⾳波センサー」と、壁までの距離を検知する「⾚外線センサー」で近くの障害物を検知しており、「360°レーザーセンサー」は主に遠方を検知するのに活用していました。しかし、今回から「360°レーザーセンサー」でも障害物を検知するようになり、検知精度が大幅にアップしたというのです。

↑3つのセンサーでより高精度に障害物を検知できるようになり、床にモノが置きっぱなしでも掃除できます

 

さらにアプリのアップデートで追加されたのが、「リアルタイムマップ機能」です。ルーロは室内全体を把握しながらマップを描いていますが、このマップは今まではルーロの“頭”の中だけにありました(掃除終了後、結果は「ゴミマップ」で表示できます)。それが今回のアップデートにより、ルーロが今、どんなマップを頭に描き、どこを掃除しているか、現在進行形で確認できるようになったのです。では、新機能に注目しながら、実際にルーロを使っていきましょう。

↑「リアルタイムマップ」機能のイメージ。実際に使ってみるとどうなのか?

 

「リアルタイムマップ」で掃除の達成感を実感!

まずは、スマートフォン用アプリ「RULOナビ」をダウンロードし、本体とWi-Fiで繋ぎます。運転のオンオフは本体からもできますが、「RULOナビ」を使うことで、よりきめ細かな使い方が可能になります。

 

「RULOナビ」で運転を開始すると、新機能「リアルタイムマップ」により、さっそく画面上にマップが表示されました! スマートフォン上では、本体がオレンジ色のマークで確認できます。ルーロ本体がホームから離れ、移動していく様子が実際の動きとシンクロしているのを見て、これはおもしろい……と感心して見ていたら、いきなり表示が変わり、部屋の半分ほどのマップがドンッと表示されてビックリ! まだ30秒ほどしか経っていないのに、あまりに早いし、間取りも極めて正確です!

 

マップの部屋の内側は青色で塗りつぶされており、ルーロはこの部分を「掃除すべき場所」と判断している様子。そして実際に通った軌跡は線で表示されるとともに、青色の範囲が水色に変わっていくため、「掃除済み」であることも一目でわかります。

↑最初はホームマークとオレンジ色のルーロの表示しかなかったですが、数秒で壁を描き始めました(左)。すぐに部屋の出っ張りやソファなどの家具、家電、テーブルの脚まで正確に検知して描画しました(右)。掃除済みの場所は薄い水色で表示されるため、一目瞭然です

 

まず壁沿いを走ってから、塗りつぶすように内側を掃除していくところに正確さを感じる……。青い部分をどんどん塗りつぶしつつ、センサーが次なる部屋も検知し続けるので、マップもどんどん大きくなっていきます。

 

以前からこうした動きをしてくれていたのでしょうが、マップでリアルタイムに目視することで、「ちゃんと掃除してくれている」ということがわかり、安心感、信頼感が全然違います。ロボット掃除機は基本的にほったらかしにするものですが、たまに進捗をチェックするだけでも、キレイになっていく爽快感が味わえて、まるで自分で掃除しているような気持ちになれるのです(笑)。

 

掃除が終わると、ゴミが多かった場所がわかる「ゴミマップ」が表示されます。こうしてみると、やはりダイニングテーブルの下やカーペットはゴミが溜まりやすいんだな……と改めて認識できました。ちなみに、重点的に掃除したい場所は、「エリア登録」することで、そこだけ掃除することもできます。

↑掃除終了後に表示されたゴミマップ。色が濃いほどゴミが多く、ゴミが溜まりやすいところも一目瞭然です

 

床に散らかっているモノも華麗に回避!

さらにルーロのすごさを感じたのが、床に落ちているモノ(あるいは一時的に置いているつもりのモノ)を回避してくれること。アップデートにより障害物の検知精度がアップしたとのことですが、実際試してみると、思った以上の性能です。あまりに華麗にモノを避けてくれるので、「本当に目がついているんじゃないか?」と錯覚に陥るほど。

 

床にはモノはないほうが、より早くよりきれいに掃除できることは間違いないのですが、「床が片付いていないから、ロボット掃除機が使えない」といった矛盾やストレスから解放されるのは大きいですね。なお、センサーより低い位置にある小さなモノは検知しないようなので、その点はご注意を。

 

ちなみに、今回のアップデートにより走行効率もアップし、最大稼働面積が約120畳から約130畳へ拡大したとのことですが……日本の一般家庭では十分すぎる広さですね。

↑間隔を空けてぬいぐるみを置いたところ、ギリギリを攻めながらもぶつかることはなく、しっかりと通り抜けてくれました!

 

↑洗濯物の山も、回避しながらぐるりと周囲を掃除してくれました

 

アップデートのおかげで外出先からの起動も安心

「リアルタイムマップ」と優れた障害物回避性能のおかげで、初めて安心して使えた機能がありました。それは外出先からロボット掃除機を起動させること。最近、多くのロボット掃除機がスマートフォンで操作できるようになり、遠隔操作も当たり前になりつつありますが、私自身、室内の様子がわからない状態で動かすことに抵抗がありました。

 

実際、何度か使ってみたこともありますが、「モノに座礁して(乗り上げて)いないかしら」「床に置きっぱなしのモノはなかったかな」……と不安になり、だったら在宅時に使えばいいか、となってしまう。でもルーロのこの障害物回避能力と「リアルタイムマップ」機能があれば、座礁率も低くなるし、少なくとも今どのあたりを掃除しているか確認できるので安心です。これなら、外出中に掃除をスタートさせて、きれいな家に帰宅する、という理想的な使い方も叶いそうですね。

↑今まで、片付けをする前に想定外の時間に動き出したら困る、という理由で使っていなかったスケジュール機能も安心して使えそうです

 

ちょっとした段差をものともせずに掃除を続けてくれる

このほか、ルーロには、高さ最大2.5㎝の段差を乗り越える「アクティブリフト」機能が搭載されています。前面にある「フロント3Dセンサー」が段差を検知したら、アクティブリフトで本体をグイっと持ち上げ、段差を乗り越えるのです。わが家でもラグに乗り上げるときに、このアクティブリフトが稼働し、ラクラクと乗り越えてくれます。一瞬、このまま立ち上がるんじゃないかと思うほど前側がグワッと上がるので、初めて見た息子も「何これ、カッコイイ!」と興奮していました。

↑段差を検知すると、アクティブリフトで本体をグイっと押し上げ、段差もラクに乗り越えます。なかなかアクロバット感のある動きで楽しいです

 

なお、わが家の玄関の上がり框は2cmと低く、歴代ロボット掃除機が三和土に降りると上れなくなるため、進入禁止エリアの設定をしたり、段ボールを置いて進路をふさいだりしています。しかし、そんな上がり框も、ルーロがアクティブリフトで乗り越えたときは、軽く感動しました。ちょっとした段差をものともせず、掃除を続けてくれるのは頼もしい限りです。

 

アップデートで暮らしになじむ日常の道具になった

以上、アップデートしたルーロを使ってみて改めて、ロボット掃除機に対する不安は、掃除性能だけではなく、「掃除が見えない」という部分にあったのかも……と強く感じました。その道具がいかに便利であっても、やはり使う人の心に引っかかる部分があっては暮らしになじみません。その点、ルーロは、「リアルタイムマップ」で徹底して掃除を「見える化」し、清潔になった喜びや達成感までも味わわせてくれるあたり、興味深い進化を遂げていると感じました。これからのロボット掃除機は、日常にムリなく採り入れられるよう、ユーザーの不安を丁寧に取り除くことが重要になるのかもしれません。

 

ちなみに、2月1日から3月31日までにルーロを購入すると、最大1万円がキャッシュバックされるキャンペーンがスタートするとのこと。特にロボット掃除機が信用できずに使ってこなかった方、この機会にルーロに注目してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

一家に一枚あると便利! 料理を冷たくキープするパナソニック「うま冷えプレート」発売

パナソニックは3月下旬に「うま冷えプレート NY-PC1 」を発売します。実売予想価格は3480円です。

↑サイズは幅302×奥行219×高さ25 mm、質量は1.2 kg。耐熱温度は-20℃~75℃

 

料理の冷たさをキープし、調理の時短に役立つ

「うま冷えプレート NY-PC1」は、冷凍庫で冷やしておき、必要なときに取り出して使う蓄冷プレート。刺身やそうめん、ゼリーなど、生鮮食品や冷製食品の下に敷いておけば、食卓の上でも冷たさをキープできます。

↑刺身の下に敷いて冷たさをキープ(左)。弁当の下に敷けば、あら熱を取る時間を短縮できます(右)

 

また、お弁当や冷凍用のごはん、炒めたたまねぎなどのあら熱取りの時短にも役立ちます。生クリームやハンバーグのたねなどを冷やしながら調理することも可能。使い方は冷凍室に保存するだけ。薄型のプレートなので、冷凍庫のなかでもスペースをとりません。防水対応なので水洗いも可能です。

 

まだまだ寒いので、本格的に活躍するのは先の話かもしれませんが、一枚あったら重宝すること間違いなし。冷た~いビールやアイスを置いて楽しむのもいいですね。冷たい料理をより美味しくするため、また、調理の時間を短縮するために、賢く活用してみてはいかがでしょうか。

全世界2000億個出荷達成! パナソニック乾電池の過酷すぎるチャレンジと90年の歩みを振り返る

2020年9月末、とてつもない記録がひそかに達成されていたのをご存知でしょうか? それは、パナソニックの乾電池が全世界で累計出荷数量2000億個を達成した、というもの! 地球上の人類77億人が各自26個も買って、ようやく達成する数。プロ野球だって、選ばれしほんの一握りの打者が苦労の末、2000本安打を達成できるのに、2000億個なんて想像を絶する数字です。それだけ、パナソニックの乾電池の品質と安全性が、長年にわたって世界で信頼され、愛されてきたという証でしょう。

 

野球と乾電池を比べるのもどうかと思いますが、普段の暮らしのなかで製品にお世話になっている日本メーカーのパナソニックが成し遂げた記録というのは、なんだか誇らしい気持ちになりますね。

2021年は、1931年にパナソニック(当時の社名は松下電気器具製作所)が乾電池の自社生産を開始してから90年、という節目の年。パナソニックの乾電池が、なぜここまでの記録を達成できたのか? 今回はその進化の歴史と、過酷すぎる“チャレンジ”に注目してみたいと思います。これを読めば、乾電池の小さなボディに秘められた凄さがわかりますよ!

パナソニック乾電池2000億個突破記念プレゼントキャンペーンについてはこちら

 

90年の歴史をおさらい! 黎明期の乾電池は三角形だった

まずはパナソニックの乾電池の歴史を一気に振り返っていきましょう。

 

1923年「エキセル乾電池」……三角形!

自社生産ではないものの、最初にパナソニック(当時は松下電気器具製作所)が1923年に発売した乾電池が「エキセル乾電池」。パナソニックの創業者・松下幸之助さんが考案したこの乾電池は、自転車に搭載される「砲弾型電池式ランプ(現代の自転車用ライト)」用のもので、電池寿命30時間以上(当時は2〜3時間が一般的)という画期的なものでした。形はなんと三角形! 現在の感覚から見るとかわいい形ですね。

 

1931年「ナショナル乾電池」……戦前に300万個を売り上げた

その後、1927年に手提げタイプの角型電池式ランプを開発したところこれが大ヒット。ちなみにこのランプが昭和世代にはおなじみの「ナショナル」ブランド第一号となります。

 

この電池を本格的に普及させるため自社生産を開始したのが1931年。当時の名称は「ナショナル乾電池」。乾電池は、戦前、最高300万個を販売するヒット商品となりました。

 

1954年「ナショナル ハイパー」……お馴染みの形に

第二次世界大戦を経て、戦後の復興とともに乾電池も姿を変えます。1954年、日本で初めての完全金属外装乾電池「ナショナル ハイパー」を発売。いわゆる私たちの想像する乾電池のフォルムとなっています。

 

1963年「ナショナル ハイトップ」・1969年「同 ネオ ハイトップ」……マンガン乾電池が登場

1963年に登場したのが、従来の2倍の寿命があるマンガン乾電池「ナショナル ハイトップ」。カミソリ、電卓など幅広い分野に乾電池が使われるようになり、需要はますます増えていきます。その後も改良が重ねられ、1969年には当時の世界最高寿命を誇る「ナショナル ネオ ハイトップ」が完成しました。

 

1983年「ナショナル ウルトラネオ」・1992年「パナソニック アルカリ」……アルカリ乾電池が登場

1983年にはアルカリ乾電池「ナショナル ウルトラネオ」を発売。また、地球にやさしいエコ時代の流れに沿うように、1992年には水銀ゼロ使用のアルカリ乾電池が登場しています。普及が進むデジタル機器用の電池として、強負荷放電性能を大幅にアップした大電流パワーアルカリ乾電池も開発され、マンガン乾電池に代わりアルカリ乾電池が定着していきました

 

2004年「オキシライド乾電池」……長寿命が実現

そして、2004年には正極にオキシ水酸化ニッケルを採用した長寿命電池「オキシライド乾電池」が登場。「オキシライド乾電池・有人飛行プロジェクト」も行われています。この頃から、大胆なチャレンジの萌芽が!

 

2008年「エボルタ」/2017年「エボルタNEO」……最新形が誕生

2008年には、ついにおなじみのアルカリ乾電池「エボルタ」がお目見え! 日本国内では業界初の使用推奨期限10年を実現。2017年には長もち性能10%アップの「エボルタNEO」へと進化を遂げました。エボルタ時代からエボルタNEOまで、「世界一長もちする単3形アルカリ乾電池」のギネス世界記録を13年連続で更新しています。

 

駆け足でおよそ90年にもわたる、パナソニックの乾電池の歴史を振り返ってきました。乾電池に求められる役割が変化するなかで、時代に合わせて開発・進化を続け、日本の乾電池市場をリードしてきたことがよくわかりますね。

 

パナソニック乾電池の性能を示す“チャレンジ”が想像以上に過酷だった!

そんな乾電池が、小さいながら、どれだけ縁の下の力持ちとして働いているか? パッと見ではわからないものを目に見える形で、そして感動をもって伝えてくれるのが、2008年から始まったプロジェクト「エボルタチャレンジ」でした。

 

小さなロボット「エボルタくん」が、その背中に背負った乾電池「エボルタ」(エボルタNEOや充電式エボルタのときも)を動力として、世界を股にかけて記録に挑戦。そのチャレンジの内容は毎回過酷で、人間に置き換えて考えても「それは厳しすぎるだろうよ……」というミッションが並んでいます。パワフルで特別な電源やエンジンを使ってやるべきことを、小さな乾電池だけで成し遂げる姿は、涙なくしては見られません。

 

90年の歴史が培ったパナソニック乾電池の性能を証明すべく、どんな試練が課せられたのでしょうか?

 

乾電池2本だけでグランドキャニオン登頂にル・マン走破!

↑ご存知、グランドキャニオンとはこれほどの断崖絶壁!

 

記念すべき最初の「エボルタチャレンジ」は、2008年の「グランドキャニオンに挑戦」。

↑たった2本の「エボルタ」を動力源に、グランドキャニオンの断崖絶壁を登っていく

 

雨やひょうが降る過酷な環境のなか、6回目の挑戦でついに約530mのロープを6時間46分31秒というタイムで登り切りました! 新たに開発された「エボルタ」のパワーと持続力を世に知らしめたのです。

 

↑2年目はル・マンへ乗り込んだ!

 

2009年はなんと、モータースポーツの聖地ル・マンでの「24時間耐久走行」。この年も2本のエボルタだけを動力源にした車両型のエボルタロボットが、24時間サーキットを休みなく走り続けました。途中故障がありましたが、再走行で見事完走。走行距離23.726kmを記録しました。

↑小さなカラダでひた進む!

 

“天下の険”箱根で苦戦も乗り越える! 61日間に及んだチャレンジ

↑道中、地元の子どもたちとふれあいながら完走

 

2010年には、東京~京都間約500kmを走破する「充電式エボルタ 東海道五十三次」。61日間かけてのゴールでした。2011年は3種類のエボルタロボットが総距離約230kmのスイム・バイク・ランに挑む「充電式エボルタ トライアスロン」。こちらは昼夜ぶっ通し166時間56分で完走。

↑スイム、バイク、ランそれぞれにエボルタくんが取り組んだ

 

壮大なチャレンジが続きますが、徐々に「こう来たか!」と唸らせる工夫を凝らし、人々との関わりを重視した内容になっていきます。

 

プラレールから本物の鉄道まで!

2012年の14日間ノン・ストップでバーベル挙げに挑戦する「長もち年越しチャレンジ」を挟んで、2013年には誰もが子どもの頃1度は遊んだことがある「プラレール」とのコラボが実現しました。

↑小学校の体育館から校舎へと無尽に敷かれたレールをひた走る!

 

たった1本の乾電池を動力源にプラレールの長距離走行にトライ。翌年3月に廃校予定だった滝野川第七小学校の生徒たちが作った絵やメッセージで飾り付けられたコースなんと約5.6kmを駆け抜けました。世界一長いプラスチックレールを走破するギネス世界記録を達成しています。

↑2014年と2015年は、実際の線路を使用して行われた(写真は2014年のチャレンジ)

 

ここからチャレンジは本物の鉄道を使った内容へ! 2014年は「廃線1日復活チャレンジ」。2009年に廃線になった秋田県大館市の旧小坂鉄道小坂線内約8.5kmの区間で、単1形乾電池エボルタ99本を動力源に、総重量約1トンのオリジナル車両が有人走行を敢行。

 

2015年は「世界最長距離 鉄道走行チャレンジ」。川越工業高等学校電気科「電車班」の生徒が作成した車両が22.615kmの区間を2時間47分9秒で走破し、ギネス世界記録を達成しました。

 

とうとう、飛んだ!

↑乾電池パワーで無事離陸

 

そしてついに2016年、チャレンジは空へと羽ばたきます。「世界最長距離 有人飛行チャレンジ」。琵琶湖で東海大学人力飛行機チーム「TUMPA」製作の機体が乾電池エボルタのパワーだけで離陸し、3531mを飛び着水。残念ながら世界記録の達成はなりませんでしたが、動画サイトでの中継も盛り上がり、多くの人の記憶に残る飛行となりました。

 

再びエボルタくんに数々の試練が……

2017年からは「エボルタNEO」の出番。ふたたびロボットが登板し、厳しい環境のなかでも持続的に高いパワーを発揮する「エボルタNEO」のポテンシャルを証明しています。

 

「エボルタNEOフィヨルド1,000m登頂チャレンジ」は、エボルタNEO単3形2本を動力源に長もち実証ロボット「エボルタNEOくん」が、ノルウェーのフィヨルドのロープ登頂にチャレンジ。

 

2018年は「エボルタNEO 世界最長遠泳チャレンジ」。山から海へ舞台を移し、広島県・宮島口から嚴島神社の大鳥居までの約3kmをわずか17cmのエボルタNEOくんが泳ぎ切りました。「乾電池を動力にしたロボットが泳いだ世界最長距離」として、ギネス世界記録を見事達成!

 

そして2019年は「エボルタNEO トライアスロン」。お台場を舞台にエボルタNEOくんがトライアスロンに挑戦し、目標タイムである1時間45分01秒以内をクリアし、1時間26分40秒でフィニッシュしました。

 

数々の過酷すぎるチャレンジで、乾電池ができることの可能性を見せ、夢を与えてくれる「エボルタチャレンジ」。2020年はコロナ禍の影響もあり、残念ながら挑戦は見送られましたが、今後もロマンと驚きに満ちた企画で私たちをワクワクさせてくれることでしょう! 期待してマス!

 

CO2ゼロエミッションでさらにエコな乾電池へ

90年にわたり、私たちの生活と密着しながら歴史を刻んできたパナソニックの乾電池。現在は持続可能な社会の実現のために、すべての生産工場でCO2排出削減が進められ、すでにコスタリカ・ベルギー・ブラジルの3工場ではCO2ゼロエミッション化を実現しています。

 

引き続き、日本発の技術でグローバル市場に向けて、高品質で安心・安全な乾電池を供給していくというパナソニック。これからも小さな乾電池が私たちの未来を豊かにしてくれそうです。

 

パナソニック乾電池2000億個突破記念プレゼントキャンペーンについてはこちら

 

文/柚木安津

 

【2021冬 コードレススティック掃除機6選】バルミューダからも登場!賃貸や狭小住宅にもおすすめの手軽で高機能な最新モデルは?

家で過ごす時間が増えるなか、その時間を快適に過ごすためには、気になるたびにこまめに掃除をして、きれいな部屋を保つことが大切です。とはいえ、やっぱり掃除は大変だし、ちょっと面倒。そう感じている人も多いのではないでしょうか?

 

そこでおすすめしたいのが、スティック型のコードレス掃除機。コンパクトで気軽に使えるだけでなく、吸引力やごみの捨てやすさなど、掃除に便利な機能がどんどん進化しています。今回は、自分に合った掃除機選びのポイントや、今買い替えたい最新のスティック型掃除機について、家電のトレンドや機能に詳しい家電ライターの田中真紀子さんに教えていただきました。

 

掃除機を買い替えるなら“コードレススティック型”がおすすめ

バルミューダ「BALMUDA The Cleaner」

 

キャニスター型に加え、スティック型やロボット型など、多様化している掃除機。それぞれにメリットがあるので、自分のライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

 

なかでもコードレススティック型掃除機は、コンセントの位置を気にせずにいつでもどこでも掃除ができ、コンパクトで収納場所も取らないなど、賃貸物件などコンパクトな家に住んでいる人にはぴったりです。そんなスティック型掃除機は、近年ますます注目を集めていると田中さんは言います。

 

「スティック型掃除機のニーズは年々伸びていたのですが、2019年にはメイン機として支持を集めていたキャニスター型の需要を上回る結果となりました。スティック型は吸引力が弱い、稼働時間が短いという印象をお持ちの方もいると思いますが、各メーカーの技術革新により、改善されつつあるんですよ。

さらに最近は新型コロナウイルスの影響で、おうちにいる時間が増え、掃除をする頻度が高まったという話をよく耳にします。そんなとき、パッと手に取れて、使い勝手がいいスティック型掃除機が1台あると、とても便利だと思います」(家電ライター・田中真紀子さん、以下同)

 

自分に合った掃除機を選ぶ際に注目したい3つのポイント

いざ、掃除機を買い替えよう! と思いたっても、メーカーも機種もいろいろとあって迷ってしまいますよね。そこで、実際に田中さんがスティック型掃除機を選ぶ際に注目しているポイントを3つ教えてもらいました。掃除機選びの参考にしてみてください。

 

ポイント1. まずは自分が気に入るデザインを

田中さんがまず注目するのは、掃除機のデザイン。メーカーによって強みはそれぞれあれど、機能的にはほぼ互角になってきているそう。そのため、自分の好きなデザインの掃除機を選ぶことは、重要なポイントのひとつだと話します。

 

「自分の好きなデザインでなければ、部屋の隅に置いたり、押し入れに収納してしまったりする人が多いと思います。そうなってしまうと、掃除機を目にする機会が必然的に減ってしまうので、『掃除をしよう!』という気持ちも薄れてしまうのではないでしょうか。最近のスティック型掃除機は、スタイリッシュで洗練されたデザインのものも多く発売されていますので、自分の好きなデザインを見つけて、掃除へのモチベーションを上げることも大切ですよ」

 

ポイント2. 稼働時間は、自分のライフスタイルに合わせてチェック

次に注目すべきは、稼働時間。充電式のスティック型掃除機は稼働時間が限られていますので、特に確認しておきたいポイントです。

 

「稼働時間の長さは、自分のライフスタイルに合わせてチェックしていきましょう。週に1回、家中を掃除するような人は、稼働時間が長めの機種を選んで。逆に、毎日こまめに掃除をするような人にとっては、そこまで重視しなくていいポイントかもしれません。稼働時間の長い掃除機は、バッテリーが大きいのでどうしても重たくなりがち。どの要素を重視するべきなのか、一度自分の掃除スタイルを見直してみるといいかもしれませんね」

 

ポイント3. 付属のアタッチメントにも注目

掃除機を買うと、付属品としてついてくるアタッチメント。豊富なアタッチメントがあれば、1台で家中を掃除することができます。

 

「すきまノズルやふとんの掃除に使うヘッドなど、付け替えるだけでいろいろな場所を掃除できるアタッチメントは要チェック。メーカーや機種によって個性的なアイテムを用意していたりするので、本体の性能だけでなく、忘れずに確認しておきましょう」

ダイソン「Dyson Micro 1.5kg」に付属するアタッチメント

 

家電のプロがおすすめ! 最新スティック型掃除機 6選

掃除機選びのポイントを踏まえ、具体的におすすめの最新のスティック型掃除機を紹介していただきました。

 

1. 浮いているかのような新感覚! バルミューダ初の掃除機「BALMUDA The Cleaner」

バルミューダ「BALMUDA The Cleaner」
5万4000円+税

家電ファンから近年、注目を集めているプロダクトメーカー、バルミューダからついに掃除機が発売しました。

 

「『クイックルワイパー』にヒントを得て作られたこの掃除機は、360℃回転するヘッドがなによりの魅力。小回りが利くので、椅子や机の下や、家具の隙間なども思い通りにお掃除できます。また、“ホバークラフト”のようにスムーズなかけ心地も特徴です。実際に起動してみると、いままでに経験したことのないような浮遊感に、本当に驚きました。長い廊下があるお家や、床面が広いお部屋にお住まいの方は思わずかけたくなるはず。ぜひ試してほしいですね」

 

ホバークラフトに着想を得たヘッドが独創的。2本のブラシがそれぞれ内側に回転し、床面との摩擦を減らします。運転を開始したとたん“浮いている”ような感覚になるような、軽い取り回しには驚くはず

 

ユニバーサルジョイントによって360度の方向にスティックを曲げられ、椅子の下などにもスイスイ潜り込みます

 

「スイッチはスティック上部の1つのみ。1度押したら起動、長押しで強モードに移行できます。シンプルな操作性も注目のポイントです」

 

「洗練されたデザインも魅力の1つ。1本のほうきのようなスタイリッシュな見た目で、立てかけておくだけでもとってもおしゃれ。すっきりとシンプルなインテリアを好まれる方にオススメです」

 

【商品情報】
・カラー=ホワイト、ブラック
・製品重量=約3.1kg
・最長稼働時間=標準モード30分/強モード10分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ハンディハンドル、すきま用ノズル、充電スタンド、充電アダプター、メンテナンスブラシ

 

2. 憧れのダイソンの掃除機を軽く取り回しやすくした「Dyson Micro 1.5kg」

ダイソン「Dyson Micro 1.5kg」
5万9000円+税

ダイソンから、1.5kgの最軽量モデルが登場しました。ダイソンならではの高い吸引力と、微細なホコリも99.99%捕らえて逃がさない、圧倒的な捕集力が特徴です。

 

「吸引力が強く、ハイスペックな機能が満載なダイソンの掃除機は、どうしても重く感じる人が多かったようです。しかし、10月に発売された『Dyson Micro』は、1.5kgと超軽量。本体も小型化され、小柄な女性やご年配の方でも扱いやすいように改善されました。本当に軽いので、エアコンや家具の上など、高いところも難なく掃除できますよ」

 

定評ある吸引力、集塵力は健在。8つのサイクロンと独自開発のパワフルなモーターによって、0.3μmもの微細なホコリを99.99%キャッチしながら、吸引力をキープします。

 

アタッチメントには、布団やマットレスの掃除に便利な「ミニモーターヘッド」や、高所の掃除に便利な「コンビネーション隙間ノズル」などを搭載。床の掃除だけでなく、さまざまな場面で活躍します

 

「ダイソンの掃除機は、もっとパワフルな吸引力を誇るモデルや、アタッチメントがさらに豊富についているモデルなど、多種多様です。今回、最軽量モデルの『Dyson Micro』が発売されたことで、より選択肢が広がったのだと思います。吸引力を重視したいのであれば、最上位モデル、扱いやすさを重視するのであれば『Dyson Micro』と、自分にあったモデルを見つけてみてください」

 

【商品情報】
・カラー=シルバー
・製品重量=1.5kg
・最長稼働時間=20分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ミニモーターヘッド、コンビネーション隙間ノズル、卓上ツール、収納用ブラケット、ツールクリップ

 

次のページで、そのほかの4モデルをチェックしてみましょう。3モデル目は、日本人のニーズをぎゅっと凝縮した米国ブランドです。

3. 米国ブランドながら日本人のニーズをぎゅっと凝縮した「EVOPOWER SYSTEM」

シャーク「EVOPOWER SYSTEM」
CS401J(マルチフロア対応)=4万5000円+税

CS200J(フローリング専用)=3万円+税

ハンディクリーナーで絶大な人気を誇る、アメリカの掃除機ブランド「シャーク」が、今年8月にスティック型掃除機を発売しました。登場したのは、マルチフロア対応の「CS401J」(写真左)と、フローリング専用の「CS200J」(右)の2種。特徴は、何と言っても日本人の掃除スタイルをとことん調査して設計された、デザインと機能性だと田中さんは語ります。

 

「日本の住環境に適したサイズ感や、シンプルで無駄のないフォルム、日本人の感性にマッチするよう考えられたカラーリングなど、どんなインテリアにもなじむ高いデザイン性を兼ね備えています。もちろん機能性も抜群です。マルチフロア対応機種に搭載されているブラシローラーは、髪の毛が絡みにくい仕様。その他にも、ワンタッチで手を汚さずにごみが捨てられたり、スタンドに立てたままハンディ部分だけ引き出せたりと、手間を省くために計算された機能の数々は注目です」

マルチフロア対応モデルでは、ヘッドに「ブラシレスパワーフィン」を新開発し搭載。床にしっかり密着し、大小のゴミをすくい取れるうえ、髪の毛やペットの毛などの絡みつきを解決しています

 

「さらに、11月に発売となった数量限定のFLEXモデル『CS501J』は、ボタン1つでパイプを曲げることができる機能付き。かがまずに家具の下を掃除することができるので、より快適に掃除することができますよ」CS501J(マルチフロア対応FLEXモデル)5万円+税

 

【商品情報】

CS401J(マルチフロア対応)
・カラー=ロイヤルブルー、メタリックグレイ
・製品重量=約1.9kg
・最長稼働時間=最大24分(バッテリー2個使用時)
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ブラシ付き隙間用ノズル、マルチノズル、布団ノズル、ミニモーターヘッド、充電ドック兼アクセサリースタンド、リチウムイオンバッテリー(2個)

CS200J(フローリング専用)
・カラー=ルビーレッド、ノルディックブルー
・製品重量=約1.5kg
・最長稼働時間=最大12分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ブラシ付き隙間用ノズル、マルチノズル、布団ノズル、充電ドック兼アクセサリースタンド、リチウムイオンバッテリー(1個)

 

4. 軽くても抜群の吸引力をもつパナソニック「パワーコードレス」

パナソニック「パワーコードレス(MC-SB51J)」
オープン価格(実勢価格=5万円前後)

パナソニックのパワーコードレスシリーズは、キャニスター型の吸引力にも匹敵するパワーが自慢のスティック型掃除機です。2020年7月に発売した最上位機種「パワーコードレス MC-SBU840K」は、メーカー独自の「からまないブラシ」が搭載され、髪の毛やペットの毛も難なく吸い込みます。様々な機種が発売されている同シリーズですが、田中さんのオススメは10月に登場した、軽量モデルの「MC-SB51J」なのだとか。

 

「最上位モデルのハイスペックな仕様はとても魅力ですが、賃貸やひとり暮らしの人には十分すぎるかもしれません。そこでおすすめしたいのが『MC-SB51J』。1.6kgと軽量にもかかわらず、持ち前のパワフルな吸引力も両立。また、目に見えないごみまで逃さない『クリーンセンター』が搭載されているので、取りこぼしなくお掃除することができます。どんなインテリアにも馴染む、ナチュラルなベージュの色味も素敵ですね」

 

モーターには、コンパクトながら最適な回転数でハイパワーを出力する「小型モーター」を搭載。強力な吸引力と軽さを両立しています

 

花粉やダニのフンなど、約20 μmのハウスダストまで検知するクリーンセンサーを搭載。ゴミがあると赤色に点灯し集中的に掃除すべき箇所がわかります。また自動運転ならゴミの量に合わせてパワーを制御し、効率よく運転します

 

【商品情報】
・カラー=ベージュ
・製品重量=1.6kg
・最長稼働時間=自動モード 約10分~22分/強モード 約6分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ふとん清潔ノズル、ブラシ付きすき間ノズル

 

5. 1.1kgと驚愕的軽さの日立「ラクかるスティック」

日立「ラクかるスティック(PV-BL2H)」
オープン価格(実勢価格=6万5000円前後)

日立の最新機種は、何と言っても1.1kgと驚愕の軽さが特徴です。これまでのスティック型掃除機にはなかった最軽量モデルで、より気軽に、快適に掃除することができます。しかし、軽いだけではない魅力が満載だと、田中さんは話します。

 

「家中を掃除できる吸引力や、フローリングの磨き効果もある『かるふきブラシ』、吸い込んだごみをぎゅっと圧縮して捨てやすくする『からまんプレス構造』など、日立の技術力がぎゅっと凝縮された掃除機です。また、引き出しの中を掃除する際に便利なアタッチメントの『ほうきブラシ』も要チェック。吸込み口がチューブ状になっているので、クリップなどの小物を吸い込まず、ほこりだけを吸い込むことができるユニークなアイテムです」

 

空気の流れを利用しダストボックスに溜まったゴミを圧縮するので、捨てる際にまとめて捨てられる上、内筒に髪の毛が絡まりにくいのもポイント

 

メインとなる「パワフル スマートヘッド light」のほか、「すき間用吸口」「ハンディブラシ」など個性的なアタッチメントが充実。とくに田中さんも注目の「ほうきブラシ」は、チューブ状の吸込口を持ち、クリップなど軽量な小物を吸ってしまうことなくごみだけを吸引するので便利

 

【商品情報】
・カラー=シャンパンゴールド
・製品重量=1.1kg
・最長稼働時間=標準 約30分/強 約8分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ハンディブラシ、ほうきブラシ、すき間用吸口、延長パイプ、スティックスタンド、ACアダプター、お手入れブラシ

 

6.“紙パック式”搭載でゴミ捨てが楽なツインバードの最新モデル

ツインバード「コードレススティック型クリーナー」
オープン価格(実勢価格=1万9800円+税)

新潟県燕市に本社を置く日本の家電メーカー、ツインバード。2020年11月に発売された最新モデルは、安価で購入できるだけでなく、吸引力もしっかり。シンプルでスタイリッシュなデザインも注目です。

 

「ツインバードの掃除機は、スティック型には珍しい紙パック式を採用しています。紙パック式は、サイクロン式よりもホコリの舞い散りが軽減されるので、よりクリーンにごみを捨てることができます。紙パックはランニングコストがかかると不安に思う方も多いかもしれませんが、購入時には約約2年分(25枚)の使い捨てパックが付いてくるそうですよ。手頃な価格なので、ひとり暮らしの方も手に取りやすいのが、なによりの魅力です」

 

集塵システムには、微細なタルク粉も99.6%キャッチする不織布素材をした紙パックを採用し排気もクリーン。捨てる際もゴミの舞い上がりがなく快適です

 

ヘッドは自走式なのでカーペットの上でもスムーズに操作でき、関節部のジョイントとボールキャスターの効果で、フルフラットにできるなど取り回しも自在

 

【商品情報】
・カラー=メタリックグレー
・製品重量=約 1.4 kg
・最長稼働時間=自動モード 約30分/強モード 約7分
・集塵方法=ダストパック式
・付属品=ACアダプター、延長管、パワーブラシ、すき間ノズル、収納フック、使い捨てダストパック×25 (本体に1枚装着済み)

 

「自分にあった掃除機を見つけるためには、自分のライフスタイルを見直して、デザイン、機能、値段など、何を一番重視するかをまず考えてみてください。そうすれば、あなたにピッタリの1台が見つかるはずです」

 

【プロフィール】

家電ライター / 田中真紀子

白物家電、美容家電を中心に、雑誌、ウェブなどで執筆。家電製品の検証やレビュー記事では、主婦目線を大切にした感性に定評がある。ベビー用品、生活雑貨、医療など、暮らしにまつわる記事も手がける。近年は専門家としてコラム執筆やメディア出演も多数。
ブログ=https://ameblo.jp/makiko-tanaka89/entry-12313996618.html

 

「人のオーラが見える」デバイスまで出てきた! パナソニックのCES展示で振り返る「AIの実用性」について

今年は全面オンライン実施となった世界最大のエレクトロニクスショー「CES」に合わせて、パナソニックが最先端の技術と製品を集めたリアルの展示会「CES 2021 Panasonic in Tokyo」を、都内のコーポレートショールームで開催しました。現場で取材したAI(人工知能)に関連するユニークな技術、今年発売を予定する注目の新製品をレポートします。

↑東京のパナソニックセンターでCES2021に関連するプレス向けイベント「CES 2021 Panasonic in Tokyo」が開催されました

 

なお、パナソニックが開催した展示会の模様は特設サイトで1月15日まで紹介されています。

 

【展示内容を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

人の感性に届きはじめたAI技術

振り返れば、これまでの数年間にコンシューマーエレクトロニクス機器が搭載するAI(人工知能)は、画像・音声認識の技術と連携しながら主にユーザーインターフェースの進化を導いてきました。これからのAIに関連するテクノロジーは、人間の感性にもより深くつながって「ココロを癒やす」役割を担うのかもしれません。

 

パナソニックは今年のCES関連のイベントに「aura meditation」と名付けた「人間のオーラ(生命エネルギーの形のようなもの)」を可視化できるというヒューマンセンシングデバイスのコンセプトを出展しました。

↑人間のオーラを可視化するデバイス「aura meditation」のコンセプトモデル

 

大きなビデオウォールのようなデバイスは、画面の上部にカメラを内蔵しており、デバイスの前に立った人物の顔画像を認識します。顔の部位が作り出す表情や目線、瞬きの頻度など微細な動きをカメラがキャプチャして、パナソニックの先行分野に特化するデザインスタジオ「Future Life Factory」が開発した独自の評価アルゴリズムにかけて「オーラ」の状態を抽象化します。

 

カメラの前に立ってからわずか20秒前後で解析が完了します。オーラの要素は色・形・質感を組み合わせた288通りのパターンで図形化され、また画面には同時に「ぎらぎら」「心が豊か」「器が大きい」など対象者の人となりを導き出したコメントを表示します。

↑デバイスに内蔵されているカメラが人の顔画像をキャプチャ。20秒ほどで解析処理が行われます

 

↑オーラの形を様々な色と形の図形、言葉で表した結果が返されます

 

aura meditationの原型となる技術は既に完成しており、パナソニックがオートモーティブ向けに発売するナビゲーションシステムの「眠気対策」でのアルゴリズム等にも活用されています。今回のようにaura meditationとしてコンセプトを切り出した機会は初めてなのだとか。パナソニックの担当者は「人の心に寄り添うAIテクノロジーとして、将来はマインドフルネスやウェルネスを向上させる方向に役立てる技術も検討を進めている」と話しています。

 

aura meditationを商品化する際には全身鏡のような“スマートミラー”や、大画面テレビ、PC・スマホなどに組み込まれると気軽に使える気がします。毎朝起きてその人のオーラを測定、元気づけてくれるようなアルゴリズムにブラッシュアップして、アバターなどキャラクターが結果を知らせてくれればいっそう楽しく使えそうです。

↑パナソニックのAI画像処理エンジンを搭載した有機ELテレビ “ビエラ”の2021年モデル、「JZ2000」シリーズが発表されました

 

テレビといえば、パナソニックのスマート4K有機ELテレビのビエラに、北米市場向けの2021年モデルとして65型・55型のJZ2000シリーズが発表されました。新開発の映像エンジン「HCX Pro AI Processor」が、画面に表示されているコンテンツに合わせた画質・音質の最適化を自動で行うAI画像処理の技術を実現しています。パナソニックをはじめ、日本のテレビメーカーは早くから機械学習モデルを活用した映像の高画質化処理に取り組んでいます。プロセッサやアルゴリズムの名称にあらためて「AI」を付けることで、時流に乗ったマーケティングにも力を入れることが狙いなのかもしれません。とにかく新しいビエラによるシアター体験がどこまで真に迫る進化を遂げたのか楽しみです。

 

スマートティーポッド「teplo」で美味しいお茶を淹れよう

日本とインド出身のエンジニアが出会って設立したというブランド「teplo(テプロ)」は、スマホと連携して美味しいお茶を自動抽出する「teploティーポット」をCES 2021 Panasonic in Tokyoのイベント会場に出展しました。パナソニックが実験的に展開するスタートアップ支援のプログラム「100BANCH(ヒャクバンチ)」との縁により、今回のイベントで製品を展示する運びになったそうです。teploティーポットは2019年のCESイノベーションアワードも受賞しています。

↑アプリと連携して美味しいお茶が淹れられる

 

teploティーポットは電動で動くインフューザー(茶こし器)と、人の指先から脈拍を検知して飲み手の体調や気分を解析するセンサーなどを搭載しています。本機専用のスマホアプリからお茶の種類を選ぶと、アプリに収録されている「美味しいお茶の抽出条件」を多数収録したデータベースを参照しながら、種類に応じて最適な抽出温度・時間・方法を自動設定。約5分間で抽出してくれます。お茶をさらに美味しく飲めるように別売オプションとして「teploグラス」も商品化しました。

↑アプリに収録されているお茶のデータベースから飲みたい種類を選択。ティーポッドのベースに内蔵されているセンサーで生体情報を読み取って、体調にも合わせたお茶を仕上げます

 

↑イベントに出展したteploのブース

 

アプリに収録されているお茶のデータベースは日本茶、紅茶、中国茶、台湾茶など約20種類。teplo公式茶葉は今後さらに収録アイテムを増やす予定。気分や体調に応じて抽出条件を微調整することで、同じ茶葉が使われていても毎度異なる味わいや香り、カフェイン量のお茶が楽しめるという仕組みにも注目です。AIほど大がかりなテクノロジーではありませんが、生活に彩りを加えてくれる趣味性の高いユニークなスマート家電だと思います。2020年8月から公式サイトで販売中。

 

画質と機能が強化されたVRグラス。2021年度に商品化予定

2020年のCESにパナソニックが出展したVRグラス(関連ニュース)の試作機に、改良を加えた最新バージョンもCES 2021 Panasonic in Tokyoの会場に展示されました。

↑パナソニックが開発を進めているVRグラスの最新試作機

 

新しい試作機はディスプレイに映像が映せない試作機だったため、残念ながら“かけ心地”を確かめることしかできませんでした。筆者も装着してみたところ、昨年の試作機のように重心が前のめりにならず、快適に身に着けられました。装着感がアップした理由を開発担当者に聞いたところ、テンプル(つる)の形状を見直して先端にヒレのような膨らみを設けて、耳の後ろにしっかりとグリップする構造としたことがバランス改善に貢献しているようです。設計を見直す段階では眼鏡メーカーに協力を仰ぎノウハウを採り入れてきたとのこと。

 

映像は4Kから5Kに解像度がアップ。HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)の高画質映像を表示できます。筆者が昨年の試作機を体験した際には、ほかのVRグラスと比べて群を抜く高画質に圧倒されました。その映像は“ホンモノ以上に3D”していました。今回の試作機はPCやスマホにUSBケーブルで接続して映像を見ることを想定しています。将来は5Gスマホに様々な形で接続して、オンラインコンテンツのストリーミング視聴も高画質に楽しむ用途を視野に入れて開発の方向性を探っているそうです。

↑5K/HDR画質に映像をグレードアップしています

 

↑頭部にしっかりとフィットするように装着性能を改善しました

 

新しい試作機が進化したポイントはパネルの画質にとどまらず、6DoF(6 Degrees Of Freedom)対応のモーションセンサーを載せて将来は体感型のVRゲームや映像コンテンツも楽しめるように機能を拡張しています。

 

テンプル部分には、パナソニックのハイエンドオーディオのブランドであるテクニクスのエンジニアがチューニングを担当したという内蔵スピーカーとアンプが組み込まれています。本機で映画やアニメを再生すると活き活きとした没入感が味わえそうです。

 

視度調整と瞳孔間の距離調整の機能も設けられているので、ふだんはメガネをかけている人でも裸眼で装着して映像が楽しめる仕様も魅力的です。パナソニックでは2021年度中に本機の商品化を目指しているとのこと。それまでにまた試作機の映像を見る機会があればぜひ報告しようと思います。

 

Shiftallのネット接続電子メモ「Croqy」

パナソニックのグループ会社であるShiftall(シフトール)から久しぶりに新製品が発表されました。Wi-Fiに接続して手書きのメモが送り合える電子メモ「Croqy(クロッキー)」です。CES 2021 Panasonic in Tokyoの会場に実機が展示されました。発売時期は1月から3月までの間が予定されており、価格は1万9999円(税込)になります。

↑Shiftallが春に発売する新製品「Croqy」をイベントで発表

 

Croqyはクラウドサービスを介して複数台のCroqy、または専用アプリをインストールしたスマホやタブレット同士で手書きのメッセージを送り合えるコミュニケーション端末です。同社代表取締役CEOの岩佐琢磨氏は「遠く離れて暮らす家族をつなぐコミュニケーションツールとして活用してほしい」と呼びかけています。

↑書き文字によるシンプルなコミュニケーションが交わせるツールとして活用してほしいと呼びかける、Shiftallの岩佐氏

 

ディスプレイにはE-Ink方式の電子ペーパーを採用。本体に内蔵するバッテリーはフル充電の状態から約2か月間、画面を常時オンのまま使えるスタミナを実現しました。CroqyをWi-Fi経由でインターネットにつなぎ、無料で提供されるクラウドサーバーと常に同期しておけば、自動で画面を更新しながら家族からメッセージが届いたときに画面に表示してくれます。使い勝手はとてもシンプル。本体のフレームに天然木材を使ったデザインにも温かみが感じられました。

↑Croqyから送られてきたメッセージをスマートフォンで受信、手書きの返事を返すことができます

 

CESの初回から“皆勤賞”を続けてきたというパナソニックは、異例の全面オンライン開催となったCES 2021にも全力投球で参加。特設サイトでは連日スペシャルセミナーも開催され、CESホームページで公開されたプレスカンファレンスとリアル展示も合わせると、参加社の中で最も充実した情報を発信していたように思います。

↑生収録のライブ配信も実施。CES 2021の参加に全力投球で挑んだパナソニックの成果も気になります

 

コロナ禍の中で大規模なエレクトロニクスショーを開催する主催者、参加する出展企業も今後しばらくの間は効果的な情報発信とネットワーキングの形を暗中模索する時間が続くものと思います。イベント後はパナソニックの展示内容に寄せられる反響にも関心が集まるのではないでしょうか。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

「つくりたて」の次亜塩素酸でプシュッと除菌! 本体内で除菌液を作るパナソニックの携帯スプレー

パナソニックは「次亜塩素酸 携帯除菌スプレー DL-SP006」を2月1日より発売します。実売価格は6570円。

↑サイズは高さ154×幅19×奥行20mm、質量は約34g(電池を含まず)。電源は単4形アルカリ乾電池1本で、タンク水容量は約5ml

 

薬品を使用せず、新鮮な次亜塩素酸でしっかり除菌

本製品は、次亜塩素酸を生成するデバイスを搭載した携帯用の除菌スプレーです。次亜塩素酸は塩水を電気分解した水溶液で、プールの除菌や水道水の浄化、食材の洗浄などに使用されていて、次亜塩素酸には衣類の菌の繁殖を抑制したり、テーブルや便座などに付着した菌を抑制したりする効果があります。

 

次亜塩素酸の特性として時間がたつと除菌の効果が弱くなっていきますが、本製品は専用の塩水を電気分解し、新鮮な次亜塩素酸を生成。スイッチを押す度に約1分で次亜塩素酸を生成するため、有効塩素濃度が高い状態を保つことができます。

↑塩水を電気分解して次亜塩素酸を生成する仕組み

 

↑4時間以上経過した場合でも、再度電解スイッチを押すだけで約1分で新鮮な次亜塩素酸が生成できます

 

アルコールなどの薬品不使用で材料は塩水のみ。安全性にも配慮しており、身の回りのものに安心して使うことができます。なお、本製品には専用の塩水パックを10個同梱しており、1個で約50回噴霧可能。また別売の塩水パック DL-SP10D(90個入り/1100円)も用意しています。

 

シンプルなスティックタイプのコンパクト設計で外出先への持ち歩きにも最適。ポーチやカバンに入れて持ち歩くことができるので、外出先での気になるところをさっと簡単に除菌することができます。

 

清潔さが気になる方にとっては、アルコールスプレーや除菌シートなどを買う費用や手間もバカにならないはず。その点、本機を使えばカンタンに除菌でき、薬品を使用していないので、安心して使えるのもうれしいところ。携帯性の高さも魅力です。ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

↑コンパクトなボディも魅力です

 

「最新加湿器」をプロが採点! 主要5メーカーの「上位モデル」を徹底比較

新型コロナウイルスの影響もあり、おうち時間が長くなりそうなこの冬は、家族の健康対策が重要。風邪予防に効果があると言われている加湿器の、新作ハイエンド5モデルを5項目5点満点でチェックした

私が解説します!!

家電ライター 平島憲一郎さん

雑誌やウェブで生活家電のレビューや製品紹介記事を執筆。加湿器は「メンテがラクだから」とスチーム式を使用中。

 

加湿器選びでは機能・性能の優先順位を決めるのが重要!

加湿器には下記の5つの加湿方式があり、それぞれ一長一短だ。家電ライターの平島憲一郎さんは、「加湿量、メンテナンス性、省エネ性など自分のなかで優先順位を決めて選ぶべき」と語る。

 

「気化式は電気代が安めながら定期的なフィルター掃除が不可欠。スチーム式は沸騰時に除菌でき衛生的ですが、電気代がかかります」

 

そんななか近年は、各方式で除菌性能や手入れの負担を軽減できるモデルが増えてきた。

 

「特にダイニチは給水トレイの使い捨てカバーが秀逸。トレイの手入れが不要とは驚きです」(平島さん)

 

【主な加湿方式をチェック!】

●スチーム式

ヒーター加熱で蒸発させた水蒸気を室内に放出。5つの方式のなかで最も加湿力が強い。加湿時に水が沸騰するので衛生的。

メリット:加湿が最も強力。清潔さも保ちやすい。

デメリット:電気代がかかる。窓が結露しやすい。

 

●気化式

水を含ませたフィルターに風を通して放出し、室内の湿度を上げる。送風だけなので消費電力が少なく、加熱ナシで安全。

メリット:加熱しないため子どもがいる家も安心。

デメリット:加湿力が弱めでフィルター交換が必要。

 

●超音波式

超音波振動で水を微細な粒子にして加湿。省エネで、運転開始後すぐに蒸気を放出する。本体デザインの自由度が高い。

メリット:素早く加湿できて、電気代が安い。

デメリット:雑菌やスケール(※)を飛散させやすい。

※:水道水に含まれるミネラル成分が結晶化したもの

 

●ハイブリッド式(温風気化式)

気化式×温風気化式。最初はヒーターで加湿し設定湿度に達したら送風のみに切り替え、省エネ運転する。

メリット:加湿スピードと省エネ性を両立できる。

デメリット:フィルターの手入れや交換が必要。

 

●ハイブリッド式(加熱超音波式)

超音波式×スチーム式。ヒーターで温めた水を霧状に放出し加湿。水中の雑菌の繁殖抑制が期待できる。

メリット:素早い加湿と省エネ性、清潔性を実現。

デメリット:超音波式よりも電気代がかかる。

 

【最新モデルをチェック!】

【その1】加湿量・使い勝手・静かさ、すべての面で弱点なしのハイエンド機!

【加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)】

ダイニチ工業

ハイブリッド式加湿器 HD-LX1220

実売価格4万3780円

最大1300mℓ/hのパワフル加湿で広い空間も素早くうるおす。フィルターなど水周り3か所を抗菌加工、タンク内を洗いやすい広口にするなど清潔性と使いやすさにこだわった。最小13dBの静音運転で快眠をサポート。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室33畳/木造和室20畳●最大加湿量:1300mℓ/h(ターボ)●タンク容量:7.0ℓ●サイズ/質量:W390×H405×D245mm/約6.4kg

 

↑タンクは容量7ℓ。一度の給水で11.7時間(ecoモード)加湿可能だ。タンクの上下にそれぞれ取っ手が付いているため両手持ちでき、女性でもラクに給水できる

 

↑取り込んだ空気をヒーターで温め、加湿フィルターに通すことで加湿量をアップ。湿度変化に合わせて送風量を細かく制御するため、ムダな電力消費を抑える

 

↑トレイにセットできるカバーが付属。1シーズン終了後や水垢が気になった際、カバーを外して新しいものに交換すれば、面倒な洗浄の手間が省ける

 

↑本体上部にハンドルを装備。加湿器を別の部屋に移動させたいときや掃除中にちょっとどけたいときに、片手でラクラク持てる。何気ない仕様だが助かる

 

平島’s CHECK】加湿力だけでなくメンテ性の高さに感動!

「加湿力はもちろんメンテ不要のトレイと運転音の静かさに感動! タンクは大型だがダブル取っ手で給水のしやすさも改善されている」(平島)

 

【その2】マイクロミストが濃密に噴射しパワフル&スピーディに加湿

【加湿方式:超音波式】

カドー

超音波式加湿器 STEM 630i

実売価格4万9800円

高さ約85cmの吹出口から最大約1.2mの高さまでマイクロミストを放出し、室内をくまなく加湿。使用する水の除菌機能、スケール(※)の発生を抑える機能を搭載して室内の清潔さを保つ。スマホアプリで室内湿度の確認も可能。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室17畳/木造和室10畳●最大加湿量:600mℓ/h(急速モード)●タンク容量:約2.3ℓ●サイズ/質量:φ270×H855mm/4.3kg

 

↑タンク下のLED光で室内の湿度の状況を通知。湿度上昇に合わせ黄色〜緑〜青と変化する。タンクの給水が必要になると赤に変わる

 

↑タンク上部のふたをスライドするだけで、水差しなどを使って上から簡単に給水可能。注ぎ口が高い位置にあるので、立ったまま注げる

 

↑水槽内に、給水した水の中のカビや雑菌を99.9%除去する除菌プレートを搭載。フィルターカートリッジでスケールの発生を99%以上抑える

 

【平島’s CHECK】加湿能力は高いが、手入れはやや大変

「スイッチオンですぐに加湿開始するのがうれしい。週1程度の手入れが必要なのはやや大変。定期的な“カチッ”という音が気になる場合も」(平島)

 

【その3】「ナノイー」でフィルターを清潔に保ち小型でも部屋を強力に加湿

【加湿方式:気化式】

パナソニック

ヒーターレス気化式加湿機 FE-KXT07

実売価格2万9750円

DCモーターにより、省エネでもしっかり加湿する気化式。「のど・肌モード」では、湿度を高めの約60〜65%を目安にして自動運転する。さらに「ナノイー」運転をプラスすれば、肌の水分量・うるおいスピードがアップする。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室19畳/木造和室12畳●タンク容量:約4.2ℓ●最大加湿量:800mℓ/h(お急ぎモード)●サイズ/質量:W375×H375×D186mm(突起部除く)/約5.2kg

↑給水タンクは本体に左右どちら向きでもセットでき、逆に入れてしまってやり直す手間がない。ハンドルも左右どちらからでも握れる設計

 

↑加湿トレイは凹凸のないフラット構造。汚れを拭き取りやすく、手入れが短時間で済む。給水タンクの口が広くて中まで洗いやすいのも◎

 

↑駆動部には高効率なDCモーターを採用。小型ファンで大風量を生み出すことで、大型化しがちな気化式を小型化。省エネ性もアップした

 

平島’s CHECK】加湿力とお手入れのしやすさが魅力的!

「加湿フィルターとトレイが洗いやすい。加湿量も多いが、室温が低いと加湿速度は落ちる。お急ぎモードの運転音はやや大きめな印象」(平島)

 

【その4】上下2通りの給水に対応し快適かつ強力に湿度管理!

【加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)】

シャープ

プラズマクラスター加湿機 HV-L75

実売価格2万9480円

幅約27cmのコンパクト設計ながら気化式とヒーターのハイブリッド式でたっぷり加湿。「プラズマクラスター7000」を搭載し、空気をきれいにしながら室内をうるおす。上下どちらからでも給水でき、使い勝手も抜群だ。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室21畳/木造和室12.5畳●タンク容量:約4.0ℓ●最大加湿量:750mℓ/h(強モード)●サイズ/質量:W272×H455×D220mm(突起部除く)/約5.2kg

 

↑給水トレイを取り出してたっぷりめの給水、または本体天面からのこまめな給水の両方に対応。トレイが給水タンクと一体型で、手入れの手間もひとつ省ける

 

↑本体上部の給水口から給水トレイ、加湿フィルター、吹出口まで水と風の通り道はすべてパーツを取り外し可能。丸洗いできて衛生的だ

 

↑吹出口と給水トレイを取り外せば、タオルを通して中の汚れもしっかり拭き取れる。加湿フィルターが乾燥機能付きなのも便利

 

平島’s CHECK】使い勝手は文句ないが強運転の音が……

「コンパクトで加湿スピードが速く、給水、手入れのしやすさも申しぶんない。ただ強モードでの運転音41dBはやや気になる」(平島)

 

【その5】吸水した布を加熱する方式で加湿の素早さと安全性を両立

【加湿方式:スチーム式】

三菱重工冷熱

スチームファン蒸発式加湿器 roomist SHE60TD

実売価格2万680円

布が吸い上げた水だけを加熱・蒸発させる独自方式を採用し、スイッチオンからたった約1分で加湿開始。倒れても熱湯がこぼれずヤケドの心配も少ない。温度と湿度を検知し最適湿度に自動制御。イオンフィルターでスケール発生を抑える。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室17畳/木造和室10畳●タンク容量:約4.0ℓ●最大加湿量:600mℓ/h●サイズ/質量:W221×H308×D297mm/4.0kg

 

↑取り込んだ空気中のカビや細菌を抑制するBIOフィルターやイオンフィルターを搭載。魔法びん型のスチーム式加湿器と違い、内部構造はかなり複雑だ

 

↑ヒーターを覆う蒸発布に吸い上げられた水が、ヒーターの100℃の熱で蒸発。蒸気は空気と混ぜて放出されるので、吹出し蒸気の温度は55℃以下と安全だ

 

↑吹出口にアロマトレイを搭載。市販のアロマオイルを滴下することでアロマスチームを放出、加湿しながらリラックスタイムを過ごせる

 

平島’s CHECK】湿度上昇のスピードが速いのが好印象!

「適用床面積は小さめだが運転開始直後からどんどん湿度が上がる。トレイ内は凹凸が多くやや洗いにくい。蒸発布も定期的にもみ洗いが必要」(平島)

 

構成/えんどうまい 文/ゲットナビ編集部

「8K有機EL」に「骨伝導」--2021年のAVトレンドをプロが徹底予測

ここ数年のオーディオビジュアル分野のトレンドは、「4Kテレビ」や「完全ワイヤレスイヤホン」などが占めていましたが、2021年は最先端の技術から生まれたアイテムが続々登場すると見られています。今回は2人の専門家が、2021年に注目を浴びそうなアイテムを紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2021年2月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちが解説します!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集者を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた評論で本誌をはじめ多媒体で人気を博す。

ジャーナリスト

西田宗千佳さん

モバイル機器、PC、家電などが観測領域。各種媒体に寄稿し、テレビ番組の監修も手がける。

 

【その1】手の届く「8K有機ELテレビ」

これまで8K有機ELテレビは88V型と77V型しかなかった。2021年に65V型が登場し量産されれば、1インチ=1万円を実現する可能性が高い。

LGエレクトロニクス

OLED 88ZXPJA

実売価格346万5000円

8Kチューナーを内蔵した88V型の8K有機ELテレビ。AIにより、2Kや4Kの映像も8K水準の画質に補正する。残像の少ない1msの応答速度で、ゲーミング用途にも最適。リモコンなしで操作が可能なハンズフリー音声認識も便利だ。

 

【ネクストヒットの理由】

「70V型以上では、4K有機ELは8K液晶に押され気味。そこで期待されるのが、65V型8K有機ELモデルの投入です。パネルの供給能力が上がってコストが下がり、『1インチ1万円』を実現すれば、国内メーカーの参入も期待できます」(藤原さん)

 

【その2】店頭デモ用などで普及「3Dディスプレイ」

専用メガネやゴーグルなしで立体映像が見られる3Dディスプレイが登場。3Dモデルの試作確認だけでなく、店頭ディスプレイとしても活躍しそうだ。

ソニー

ELF-SR1

実売価格55万円

専用メガネやゴーグルを使わずに立体映像が見られるディスプレイ。前面に装備した視線認識センサーで瞳の位置を検出し、視点に合った映像を描く。コンテンツ制作を行えるソフトも無償で提供されている。

↑015.6インチの4Kパネル。45度で設置し、30〜75㎝離れて視聴する。合計5.5Wのスピーカーも3基装備

 

↑独自のアルゴリズムで、左右の目の位置に連動した映像をリアルタイムに生成。上下左右前後に顔を動かしても、それに追随した立体映像が描かれる

 

【ネクストヒットの理由】

「iPhoneも測距センサーを搭載し、立体データを簡単に作成できるようになりました。2021年は個人用にヒットというよりは、店頭デモや展示などの用途で見かける機会が増えるでしょう」(西田さん)

 

【その3】耳をふさがない「骨伝導デバイス」

骨伝導とは、音を鼓膜で聴くのではなく、頭蓋骨に密着させて振動を伝えることで聴く方式のこと。耳穴を塞がないので、周囲の音を遮断することがない。外出先ではアナウンスやアラートを聞き取りやすく、自宅で音楽を聴いている際も同居人の声や物音に気づきやすい。また、長時間装着しても疲れにくいというメリットもある。

 

弱点は、その構造上、音漏れが大きくなりがちなこと。とはいえ、自宅やスポーツ時の利用ならさほど問題にならず使いやすい。

 

Boco

PEACE TW-1

実売価格2万1780円

完全ワイヤレス型骨伝導イヤホン。耳を挟む構造で落ちにくく、音漏れも従来比で50%低減した。IPX7等級の防水性能を備え、外出時も使いやすい。クレードル併用で約12時間再生が可能。ハンズフリー通話機能にも対応する。

 

Cheero

TouchBone CHE-628

実売価格6570円

Bluetooth5.0に対応した耳掛け式骨伝導イヤホン。ハンズフリー通話はノイズキャンセリング機能も装備。側面の操作ボタンで、再生・曲送り・音量などを操作できる。1.5時間の充電で約5〜6時間の再生が可能。AACにも対応する。

 

↑あらゆる方向からの噴流水に耐えるIPX5等級の防水機能を装備。フィットネス中の汗や雨などを気にせずに使用できる

 

【ネクストヒットの理由】

「耳に負担のかからない骨伝導式は、これまではスポーツ向けの需要が中心でしたが、ビデオ会議などの長時間利用する用途にも適しています。弱点の音漏れも自宅なら気になりません」(西田さん)

 

【その4】家中好きな場所で楽しめる「ワイヤレススマートテレビ」

アンテナケーブルも電源ケーブルも接続不要で、放送も録画番組も動画ネット配信も視聴可能なテレビ。長引くおうち時間をより楽しくしてくれる。

パナソニック

プライベート・ビエラ UN-19FB10

実売価格4万3380円

チューナーとモニターが別体の19V型液晶テレビ。バッテリーを内蔵し、チューナー部をアンテナに接続すればワイヤレスで放送を視聴できる。レコーダーなどHDMI入力機器の利用や配信動画の視聴も可能だ。

↑スタンドを畳むと薄さ52.2㎜となり、わずかな隙間にも収納できる。収納時の奥行きは462㎜で、高さも346㎜とかなりコンパクトだ

 

↑アンテナ線やUSB HDDなどはチューナー部に接続する

 

【ネクストヒットの理由】

「ケーブル接続不要なテレビは、デザイン的にもこれまでのテレビの枠を超えた斬新な提案が可能になります。いっそチューナーを排した、VOD視聴専用テレビができれば面白いですね」(藤原さん)

 

【その5】話題のPS5やるなら「ゲーミングテレビ」

次世代ゲーム機PS5やXbox Series Xが対応している4K解像度での倍速(120Hz)駆動。それを生かすには、4K/120Hz対応のテレビが必要だ。

LGエレクトロニクス

55NANO91JNA

実売価格10万3150円

4K/120Hzに対応した55V型の液晶テレビ。ゲーム向けのHDRプロファイルに準拠し、ゲーム画面の白飛びや黒つぶれを防げる。ゲーム機からの入力信号を高速処理して遅延を低減するため、精密さが要求されるゲームも快適にプレイできる。

 

【ネクストヒットの理由】

「PS5やXbox SeriesXが対応している『4K/120Hz』をサポートしたテレビはまだほとんどありません。2021年は、これらの性能を最大限に生かせるテレビの需要が高まると予想されます」(西田さん)

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

新モデル続々登場! 価格帯別「スポーツeバイク」“買い”3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、スポーツeバイク。趣味性の高さと気軽に楽しめる走行性能で人気沸騰中のスポーツeバイクは、多くのメーカーから新モデルが続々と登場。楽しさと快適性、エコロジーを融合した新ジャンルの乗り物を手に入れない理由はない!

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

スポーツeバイク、“買い”のポイント

・本格的なロードバイクを手掛けるメーカーのモデルが続々と登場

・デザイン性を重視したフレーム内蔵バッテリーモデルも狙い目

・十分なバッテリー容量で遠距離ツーリングも快適に楽しめる!

 

私たちが解説します!

GetNavi編集部 乗り物担当

上岡 篤

これまで数多くのe-bikeを紹介するにつれ、どうしても欲しくなり最近購入。坂道もスイスイで行動範囲が広がった。

自転車ライター

並木政孝さん

乗り物好きで自転車にも精通するフリーライター。週末はロードバイクやMTBで輪行するが自慢の貧脚は一向に進化せず。

 

どのモデルも性能は高レベル、デザイン重視で選ぶのも◎

環境に優しく健康にも良いパーソナル・モビリティビークルとして注目を集めているeバイク。

 

「最近は、クロスバイクのスタイルを持つスポーツモデルがトレンドの中心。各メーカーがデザインや性能を競い合い、驚くべき速さで進化しています」(並木)

 

価格帯も幅広いが、どんな点に注目して選べば良いだろうか。

 

「ドライブユニットやバッテリーの性能はすでに高いレベルにあるので、デザインを重視してみるのもポイントのひとつ。バッテリーを内蔵したモデルやダウンチューブにバッテリーを装着するモデルなど、スポーツバイクらしいデザインが増えています。そこそこ長く乗るモノですから、見た目も重視したいですね」(並木)

 

メーカーも試乗会などを積極的に開催している。足を運んで、スポーツeバイクの楽しさを肌で感じ、自分の相棒となる1台を選んでみることをオススメする。

 

【《松》クラス】予算額30万円以上

決してお手ごろな価格ではないが最新のテクノロジーを満載したモデルはガジェット好きの好奇心を満たしてくれるはず。先進の電動アシストでワンランク上の満足感を享受するべし!

 

【No.1】ダウンチューブに内蔵されたスマートなバッテリーが秀逸!

トレック

Powerfly 5

53万3500円

アメリカンブランドの雄、トレックのハイエンドe-MTB。コンパクトなボッシュ製ドライブシステムや、アルミフレームに内蔵された脱着式一体型バッテリーなど、最新のテクノロジーが満載だ。2021年モデルには待望のXSサイズを追加。

SPEC【M(29インチホイール)】●全長×全幅:1920×770mm ●適応身長:161〜175cm ●アシスト可能距離:ターボモード99km、EMTBモード124km、ツアーモード127km、エコモード175km

バッテリー容量 625Wh
最大アシスト距離 175km
変速 外装12段
重量 23.0kg

 

↑地形に合わせて変動する脚力に応じてアシスト量を制御する「EMTB」モードを搭載。急勾配や段差の乗り越えも安心だ

 

↑バッテリーの違和感をなくしたフレーム内蔵型を採用。力強さを与える太いダウンチューブを魅力に変えた秀逸デザインだ

 

<クロスレビュー!>

2.30という太めのタイヤで街乗りにも合いそうなMTB

「フロントにサスペンションを搭載した本格的なMTBですが、サイズM以上は2.30という太めのタイヤ。29インチのホイールと相まって乗り心地も良く、街乗りでも快適に乗れそうです」(上岡)

 

秘めた実力は想像を超えるお値段以上……トレック♪

「本格的なトレイルライドにも対応する実力派モデル。ダウンチューブに内蔵したバッテリーと75Nm(XSは85Nm)の最大トルクを発揮するBOSCH Performance Line CXが最大の魅力です」(並木)

 

【No.2】バッテリー切れの心配なくロングライドが楽しめる!

スペシャライズド

Turbo Vado SL 5.0

46万2000円

14.9kgという軽量さを武器に軽やかな走りを披露する人気モデル。また130kmの航続距離はロングライドを実現させ、ドリンクホルダーに収まるレンジエクステンダーを追加することで、さらに65kmの距離を伸ばすことができる。

SPEC【M】●全長×全幅×全高:1791×680×790mm ●適応身長:165〜175cm ●アシスト可能距離:エコモード約130km

バッテリー容量 320Wh
最大アシスト距離 約130km
変速 外装12段
重量 14.9kg

 

↑レンジエクステンションと呼ばれる予備バッテリーを搭載することで航続距離を伸ばすことができる。最長195kmのロングライドが可能だ

 

↑通常のMTBと同等の14.9kgという軽量さは大きな魅力。ステムに内蔵されたフロントサスペンション「Future Shock」も軽量化に貢献する

 

<クロスレビュー!>

14.9kgという軽さに驚き! 軽さが生む軽快さも魅力的

「スポーツeバイクながら約15kgという軽さに驚きで、持ち運びするのも苦になりません。何より車体の軽さがモーターのアシストを、効果的に高めてくれるので、軽快に走れます」(上岡)

 

スマホと連携させることでアシストレベルを自動調整

「スマホと連携したミッションコントロールを採用し、ルート設定に対して適切なアシストを自動調整してバッテリー残量を確保。故障時にはリモートで診断も受けられるのがスゴい!」(並木)

 

【No.3】最大ケイデンス値を向上させた最新のパワーユニットを搭載!

ジャイアント

FASTROAD E+

38万5000円

扱いやすいフラットバーハンドルを採用したロードモデル。軽量なアルミフレームに、ヤマハとの共同開発によるパワーユニット「シンクドライブ・スポーツ」をバージョンアップして搭載した。バッテリーをダウンチューブに内蔵することでスッキリとしたデザインを実現。

SPEC【M】●全長×全幅:1730×660mm ●適応身長:165〜180cm ●アシスト可能距離:スポーツモード89km、アクティブモード100km、ツアーモード137km、エコモード205km

バッテリー容量 13.8Ah
最大アシスト距離 205km
変速 外装10段
重量 19.4kg

 

↑ヤマハと共同開発したシンクドライブ・スポーツモーター。膨大なデータを検知するスピードセンサーを採用し、スムーズかつ緻密なアシストを実現

 

↑ステアリング剛性と軽量さを両立させたe-bike専用のアルミ製フロントフォークOVERDRIVE FORK。快適なライド感を支える要となる

 

<クロスレビュー!>

十分すぎるアシスト距離とキックスタンド標準装備は◎

「ECOモードで最長205km、標準的なTOURモードでも137kmという十分すぎるアシスト距離は魅力的。手軽に街なかで停めることができるキックスタンドが標準装備とはうれしい!」(上岡)

 

ハイケイデンスクライムに対応した新ユニットが魅力!

「最大出力は70Nmのままだが最大ケイデンス(※)値を110から140にバージョンアップしたパワーユニットを搭載。『弱虫ペダル』の小野田坂道クンばりのハイケイデンスクライムを楽しめます」(並木)

※:ケイデンスとは1分間あたりのペダルの回転数のことで、単位はrpm(回転数/分)。個人の漕ぎ方や道の傾斜によって理想のケイデンスは異なるので、自分がラクに漕げる回転数を見つけることが大切となる

 

【《竹》クラス】予算額20万円〜30万円

現実的な価格でありながらハイエンド機に迫る性能が大きな魅力。クロスバイクとして気軽にライドすることができ、アシストの力を借りてのサイクリングは行動範囲を大きく広げてくれる。

 

【No.1】信頼性に優れたシマノ製のドライブユニットを採用!

ミヤタサイクル

Cruise6180

29万5900円

36V/11.6Ahの大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、エコモードで105kmのロングライドを実現。ドライブユニットには信頼性の高いシマノSTEPSのE6180を採用し、最大60Nm、250Wの高出力で快適なペダリングをサポートする。

SPEC【フレームサイズ49cm】●全長×全幅×全高:1760×645×1020mm ●適応身長:170〜190cm ●アシスト可能距離:ハイモード70km、ノーマルモード85km、エコモード105km

バッテリー容量 11.6Ah
最大アシスト距離 105km
変速 外装10段
重量 18.4kg(49サイズ)

 

↑シマノ製STEPSのミドルレンジに位置するE6180を搭載。パワフルさよりも軽量かつ軽快なライド感に貢献

 

↑シートステーに固定されたサークルロックを装備。気軽にロックできるのでちょっとした駐輪の際便利だ

 

<クロスレビュー!>

軽量なドライブユニットで漕ぎ心地の軽さを実感できる

「60Nmの高いトルクを生むドライブユニットは軽量で、漕ぎ心地の軽さを実感できます。スポーツeバイクのラクさにスピード感も欲しい人に、このスタイリッシュなモデルはオススメです」(上岡)

 

軽めのギアをクルクル回して気軽にサイクリングを楽しむ

「ケイデンスを高めにライドすることでアシストの恩恵をより強く感じられるセッティングは好感が持てます。油圧式ディスクブレーキが雨天時でも確実な制動力を発揮してくれるのも魅力的」(並木)

 

【No.2】後輪軸にモーターを内蔵した個性的なシステムが際立つ!

FUJI

MOTIVATOR

25万1900円

シティバイク然としたスマートさが魅力の一台。ボトムブラケットではなく後輪のハブ部分にアシストモーターを搭載することで、軽量かつフロントギア周辺をスッキリとデザインした。5段階でアシストモードを切り替えられる。

SPEC【M】●全長×全幅×全高:1730×560×556.3mm ●適応身長:170〜180cm ●アシスト可能距離:モード5 25km、モード3 37.5km、モード1 50km

バッテリー容量 5.0Ah
最大アシスト距離 50km
変速 外装9段
重量 16.5kg

 

<クロスレビュー!>

スポーツeバイクらしからぬスマートなデザインが魅力的

「ペダル部分ではなく後輪にモーターを搭載、そしてバッテリー内蔵型のフレームを採用。スマートなデザインはどこへ行くにも合いそう!」(上岡)

 

軽量さを武器にキビキビと走行できる注目の一台!

「Mサイズでも16.5kgという軽さを誇り、街なかでキビキビとした走りが楽しめます。ディスプレイに備えたUSBポートでスマホの充電も可能」(並木)

 

【No.3】ロードバイクの実力を備えた快速電動アシストクロス!

ヤマハ

YPJ-EC

28万6000円

ロードバイクを日常生活に合わせてフラットバーハンドル化した、人気の電動アシスト付きクロスバイク。ドライブユニットには欧州で好評を得た自社製のPW series SEを搭載し、長距離ツーリングやスポーツライドにも対応する。

SPEC【M】●全長×全幅×全高:1760×590×890〜1000mm ●適応身長:165cm以上 ●アシスト可能距離:ハイモード89km、スタンダードモード109km、エコモード148km、プラスエコモード222km

バッテリー容量 13.3Ah
最大アシスト距離 222km
変速 外装18段
重量 19.8kg(M)

 

<クロスレビュー!>

スタンダードモードでも100kmを誇るアシストは魅力

「スタンダードモードでも100kmを超えるアシストが可能で、ロングライドでも安心。充電の回数も減るので、デイリーユースにもぴったりです」(上岡)

 

電アシのパイオニアらしい高い実用性と信頼性が光る!

「ハイケイデンスに対応したアシストセッティングは秀逸。日常使いだけでなくロングライドでの使いやすさにもヤマハらしい真面目さが垣間見えます」(並木)

 

【《梅》クラス】予算額約20万円以下

20万円以下の予算はファーストeバイクとして狙い目のゾーンとなるが、その実力と信頼性はプライスレス。電動アシストモーターによる快適さは一度味わったら病み付きになるはずだ!

 

【No.1】1充電で最大130kmをアシストする実用性と快適性を持つ毎日の相棒

ブリヂストンサイクル

TB-1e

14万2780円

通勤通学用として人気急上昇中のモデル。シンプルなデザインと、最大130kmを走破する実力を誇る。アシストモーターをフロントホイールのハブに装備し、前輪を電動アシスト、後輪をマンパワーで駆動する両輪駆動仕様。

SPEC ●全長×全幅×全高:1850×575×985mm ●適応身長:151cm以上 ●アシスト可能距離:パワーモード54km、オートモード90km、エコモード130km

バッテリー容量 14.3Ah相当(※)
最大アシスト距離 130km
変速 外装7段
重量 22.3kg

※:一般的な25.2Vに合わせて算出した参考値

 

↑DUAL DRIVEと呼ばれる両輪駆動方式を採用。クルマの四輪駆動のように力強い走りを実現する

 

↑シンプルに仕上げたスマートワンタッチパネルで操作を行う。アシストモードは3モードから選べる

 

<クロスレビュー!>

独自の回生充電で伸びたアシスト距離が最大の魅力

「走行中でもバッテリーに充電できる回生充電により伸びたアシスト距離が最大の魅力。フルサイズの泥除け装備など、毎日の通勤にも使える一台。4色が揃うカラバリも魅力的です」(上岡)

 

ブリヂストンサイクルらしい個性を凝縮した実用モデル!

「両輪駆動、モーターブレーキなど独自の個性が満載。発進時にフロントが引っ張られるような独特のライド感は、上り坂や荷物積載時の漕ぎ出しの軽さにもつながります」(並木)

 

【No.2】近未来感が漂う意匠と秘められた性能に感動!

ベスピー

PSA1

20万3500円

グッドデザイン賞にも輝いた独特のフォルムが目を引くコンパクトな電動アシストモデル。軽量なアルミフレームを採用したミニベロタイプでありながらも、10.5Ahの高性能バッテリーの恩恵により最大90kmの走行が可能だ。

SPEC【M】●全長×全幅×全高:1540×595×1100mm ●適応身長:153cm以上 ●アシスト可能距離:パワーモード60km、ノーマルモード74 km、エコモード90 km

バッテリー容量 10.5Ah
最大アシスト距離 90km
変速 外装7段
重量 19.6kg

 

<クロスレビュー!>

直線的なフォルムが生むほかにない個性が魅力的

「直線的なフォルムが生む独特のスタイルが魅力ですが、そこにムダを感じさせないのもポイント。サイクルコンピューター機能も魅力的です」(上岡)

 

コンパクトなサイズは旅先での足としても活躍

「ミニベロタイプらしいコンパクトサイズが特徴。加えて車両重量は19.6kgなので、クルマに積んで旅先でのサイクリングを楽しめます」(並木)

 

【No.3】爽快感を手軽に味わえるエコなシティコミューター

パナソニック

ジェッター

16万5000円

2020年8月のモデルチェンジによりアルミ製のフレーム内部にワイヤーを通したスッキリデザインへと生まれ変わった人気モデル。ダウンチューブにバッテリーを積載することでスポーティな雰囲気を演出している。

SPEC【BE-ELHC339】●全長×全幅×全高:1855×590×975mm ●適応身長:144cm〜181cm ●アシスト可能距離:ハイモード約45km、オートモード約54km、エコモード約85km

バッテリー容量 12.0Ah
最大アシスト距離 約85km
変速 外装8段
重量 21.1kg

 

<クロスレビュー!>

新設計のバッテリー搭載でよりスポーティなスタイルに

「ダウンチューブに取り付けるバッテリーの採用でスポーティなモデルに進化。幅172mmのワイドサドルで疲れにくく、長距離もラクに走れます」(上岡)

 

何気ない日常に刺激を与えるビギナー向けのクロスバイク

「軽快な走りが日常を楽しくする電動アシストタイプのクロスバイク。外装8段のギアとアシストモーターで自転車本来の爽快感が味わえます」(並木)

 

【Topic】ビジカジにぴったりなヘルメットが増加中!

安全にスポーツeバイクに乗るならヘルメットは必須。最近では尖りすぎないデザインのヘルメットが増え、通勤でも十分使える!

 

【No.1】

ブリヂストンサイクル

クルムス

7150円

安全基準への適合を証明するSGマークを取得。ビジネススタイルにも合わせやすいスタイリッシュなデザインで、カラーは3色から選べる。

 

↑ビジネススタイルはもちろん、カジュアルファッションにもぴったりなデザインだ

 

【No.2】

モカ

クモア

1万450円〜1万1550円

ライナーの外に最高グレードの超高耐衝撃性AES樹脂を使用し、多少雑に扱っても平気な丈夫さと高い耐久性を実現。カラバリも8種類と豊富に揃っている。

 

↑ベースボールキャップ風スタイルで気軽に着用可能。カジュアルなファッションに合う

 

2021年、「5G」が大化けするために不可欠な「3つのパートナー」

世代高速通信の「5G」が本格的に始動したことで、関連市場にも新しい風が吹き込んでいる。5Gであることが前提になる2021年以降、社会に起こるだろう変化をここで予測しよう。

 

【解説してくれた人】

 

モバイルライター・井上 晃さん

モバイル製品に精通するライター。自宅で、Oculus Questを使ってリズムゲームやイラストを楽しむ。

 

【その1】5G×VR

2021年のVRは映像がより高精細化。5Gが普及することで、ライブストリーミングなどの提供基盤も整い、新たな体験が生まれていく!

 

VRの高解像度化を次世代通信が支える

ここ数年で個人向け機器が普及し、VRは身近な存在となった。その次なるトレンドは、高解像度化だ。解像度が限られたディスプレイでは、仮想空間の映像にドットなどの粗が目立ってしまい、どうしても臨場感に欠けた。

 

しかし、次世代のデバイスでは、これが目立たなくなり、さらにHDRにも対応するなど、進化を遂げそうな兆しがある。例えば、20年10月に発売されたOculus Quest 2も、従来機よりも大きく解像度を向上している。また、同年1月に米国で開催した技術見本市「CES」で参考出品されたパナソニックの有機ELVRグラスは4K・HDRをサポートしていることで話題となった。

 

↑パナソニック/HDR対応 UHD眼鏡型VRグラス(仮)/価格未定

 

↑Facebook/Oculus Quest 2/実売価格3万7180円〜。ディスプレイの解像度が約1.5倍になり、初代よりも精細な映像が楽しめる

 

こうしたVR用のコンテンツ供給には、5Gが貢献する場面も出てくる。高解像度が進めば進むほど、通信量は膨大になるためだ。従来はこうした大容量の通信にはどうしても有線ケーブルが必要だった。例えば、有線ケーブルが引きにくいスポーツやライブの会場などの屋外施設から、高解像度の360度映像などをライブストリーミング配信するといった場面では、Wi-Fi 6や5Gの高速な無線通信の力が不可欠となろう。

↑スポーツ観戦では選手や審判がウェアラブルカメラを装着。すると、彼らと同じ目線で、これまでにない臨場感あるVRスポーツ観戦が可能に

 

↑ライブ視聴では会場の特等席からVRでライブを視聴できる。また、リアルタイムにCG合成を行うことで、いままで見たことのない演出も

 

【ネクストヒットの理由】
VRはワイヤレス化がヒットのカギを握る

「ケーブルに縛られず、美しい映像世界に入り込めることで、VRの没入感や汎用性が高まります。高速・低遅延な5Gが普及すれば、VRクラウドゲーミング等の実現にも近づきます」(井上)

↑プレイする場所が限られやすいVRゲームは、ワイヤレス化で課題が一気に解決する

 

【その2】5G×Arm PC

2021年は、高性能で省電力性に優れると言われるARMベースのPCが存在感を強める。消費電力を抑えやすく、5Gとの相性もピッタリだ。

 

スマホの頭脳の設計図がPC市場でも力を発揮

「Arm(アーム)」についてを知らなくとも、多くの人がすでに恩恵を受けている。スマホに組み込まれたSoC(システムオンチップ)が、このArm社が設計したアーキテクチャーのライセンスを使っているからだ。スマホ市場で高性能化&省電力化を果たした設計が、PCに逆輸入されるのだ。

 

Armベースの製品は数年前からあったが、マイクロソフトやアップルがモバイルPCに採用したことで話題に。今後は、5G通信対応型が登場すると予測でき、外出先でも有線と変わらない環境で仕事を行えるようになるだろう。

 

↑アップルが搭載するM1チップはArmがベース。MacBook Airのほか、13インチ MacBook ProとMac miniが新搭載。ラインナップ拡充も期待される

 

↑2019年10月発表のSurface Pro Xは、クアルコム社の技術を採用した「SQ1」なるArmベースのSoCを搭載。2020年10月に「SQ2」にアップグレード

 

【ネクストヒットの理由】
新型プロセッサーと出会うことで5G対応PCがより実用的に

「5Gに対応したノートPCはすでに登場していますが、高速通信使用時は電力消費量が大きく、スタミナが課題に。省電力なArmプロセッサーは、5Gの普及とともにその存在感を強めそうです」(井上)

 

【その3】5G×格安スマホ

安価なMVNOでも5G通信サービスがスタート。通信速度においては、大手キャリアのそれに劣る部分はあるが、安価に利用できる点で注目だ。

 

大手キャリア以外でも5Gの選択肢が登場

最新ハイエンドスマホを、大手キャリアの大容量プランで運用するという従来の5G のイメージはすでに変わりつつある。安価な端末が増え、MVNOの5Gプランを含んだ選択肢が生まれているからだ。

 

5G対応のSIMフリースマホはすでにミッドレンジ帯が中心に。例えば、11月に発売した「TCL 10 5G」は4万円ほどの価格ながら5G通信をサポートしており、背面カメラも4基を備える。

↑TCL 10 5G/実売価格3万9800円。国内向けTCLブランドの製品としては初の5G対応モデルで、バンド「n77」「n78」に対応

 

通信プランでは「mineo」が5G通信オプションを提供。「IIJ」も法人向けサービスで5G対応プランを提供している。

↑mineo(マイネオ)は、オプテージが提供するMVNOの通信サービス。2020年12月1日よりトリプルキャリアに対応した「5Gオプション」の提供を月額200円で開始

 

【ネクストヒットの理由】5G黎明期ゆえの“お試し”に格安モデル&プランが◎

「真の意味で高速大容量な5G通信を利用するには、大手キャリアのプランのほうが適していますが、対応エリアが限定的などの課題も。安価に試せるMVNOの5Gプランも注目です」(井上)

 

人気モデル多数! 最新「炊飯器」価格帯別ピックアップ3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、炊飯器。高級モデルは「吸水〜沸騰〜蒸らし」の各工程が高精度。ただし、下位機種にも上位機種の技術を踏襲した人気モデルが多いので要チェックだ。メーカーごとに異なる味の傾向、お手入れのしやすさを吟味しよう。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新炊飯機、“買い”のポイント

加熱温度や蒸らしの温度調節によりふっくら&粒立ちの良い食感を実現

おいしさにこだわるなら米の銘柄や食感の「炊き分け」機能に注目

・内ブタや天面などのお手入れのしやすさも満足度に大きく影響

 

私たちが解説します!

GetNavi編集部 家電担当

青木宏彰

炊飯器の検証企画を多数手がける。製品チェックでは、ごはんの味に加え使いやすさやメンテのしやすさにもこだわる。

家電ライター

コヤマタカヒロさん

PCからキッチン家電まで幅広い分野に精通。家電テストの空間「コヤマキッチン」を運営し、米・食味鑑定士の資格も持つ。

 

「ふっくら粒立ちある食感」と「炊き分け」機能がトレンド

最新の炊飯器は「ふっくらしつつ粒立ちがしっかりとした炊き上がり」がトレンド。家電ライターのコヤマタカヒロさんはこう語る。

 

「象印マホービンの〝炎舞炊き〟、日立の“ふっくら御膳〟は特にその傾向が顕著。パナソニックの〝おどり炊き〟もごはんの食感のバランスが絶妙でオススメです」(コヤマ)

 

さらに、高級モデルが積極的に導入しているのが「食感炊き分け」機能。機種によっては数十種の炊き分けに対応する。

 

「近年、各地域から新種のお米が続々と登場。様々な品種を適切に炊き、最もおいしく味わうための『銘柄炊き分け』機能を搭載するモデルにも要注目です」(コヤマ)

 

一方、炊飯器選びで忘れてならないのがメンテのしやすさだ。

 

「内釜の重さや内ブタの洗いやすさが、毎日の家事の負担に大きく関わります。仕事や育児が忙しい家庭は特にここをチェックすると、購入後に後悔しません」(青木)

 

【《松》クラス】予算額11万円以上

この価格帯の炊飯器は高火力加熱や蒸らしでの温度調節などにこだわり抜いた製品ばかり。「炊き分け」機能も優秀で、どれも“米好き”が満足できる1台だ。高額なだけによく吟味しよう。

 

【No.1】炎のゆらぎまで再現することで甘く粒立ち良い味わいを実現

象印マホービン

圧力IH炊飯ジャー “炎舞炊き” NW-LA10

実売価格11万8680円

IHヒーターの細かな火力制御でかまどの大火力と炎のゆらぎを再現。甘く、粒立ってふっくら感のあるごはんに仕上げる。炊いたごはんの感想を入力すると炊き方を変えて食感を調整する「わが家炊き」機能搭載。麦ごはんも2通りの食感に炊き分けできる。

SPEC ●炊飯技術:炎舞炊き(ローテーションIH)●炊飯時消費電力:1240W ●白米以外の炊飯メニュー:玄米・発芽玄米・麦ごはん・金芽米・雑穀米ほか ●サイズ/質量:約W275×H235×D350mm/約8.5kg

炊飯容量 0.5〜5.5合
内釜 鉄〜くろがね仕込み〜豪炎かまど釜
炊き分け 食感121通り(わが家炊き)
保温時間 40時間(極め保温)

 

↑釜底の6つのIHヒーターをローテーション加熱して強い対流を生む。単位面積あたりの火力も従来比4倍以上(※)
※:2017年モデルNW-AT10型との比較

 

↑天面パネルはフラット形状で汚れを拭き取りやすい。内ブタの構造もシンプルで、手入れがラクなのがうれしい

 

↑内釜はIHと好相性の鉄素材をアルミとステンレスの層でサンド。蓄熱性・発熱効率・熱伝導性を高め、炎舞炊きの大火力を生かす

 

<クロスレビュー!>

ごはんを好みの食感にする「わが家炊き」がユニーク

「121通りの食感から、ユーザーの好みの食感に自動調整して炊く『わが家炊き』はほかの炊飯器にない機能。玄米や雑穀米メニューが充実し、ヘルシー志向の人も気に入るはずです」(青木)

 

米の味を追求するなら断然オススメ!

「ローテーション加熱で米を激しく舞わせてしゃっきり感ともちもち感、甘みの強い“うまいごはん”が炊けます。純粋に“米”のおいしさで選ぶなら、トップクラスの電気炊飯器です」(コヤマ)

 

【No.2】米のうまみを引き出す技術で全国の米どころが認める味に

パナソニック

スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 Wおどり炊き SR-VSX100

実売価格12万円前後

米の鮮度を判別し、最適な炊飯に微調整。炊き上げ工程の強火時間を長くすることで、ハリのあるごはんに仕上げる。炊き込みごはんもベタつかずほぐれやすい食感に。58銘柄の炊き分け機能を装備し、「星空舞」など新銘柄にも対応。

SPEC ●炊飯技術:Wおどり炊き ●炊飯時消費電力:約1210W ●白米以外の炊飯メニュー:玄米・発芽/分づき米・麦ごはん・雑穀米ほか ●サイズ/質量:W275×H234×D361mm/7.7kg

炊飯容量 0.5〜5.5合
内釜 ダイヤモンド竃釜
炊き分け 銘柄炊き分け58銘柄
保温時間 24時間(スチーム保温)

 

 

↑通電切り替えと加圧減圧の「Wおどり炊き」でもちもちのごはんに。IHの大火力で釜を包み込み、米のうまみを最大限引き出す

 

↑炊飯や保温などの基本操作は3つの物理ボタンでシンプルに。「銘柄炊き分け」などの細かい設定はタッチパネルで行う

 

↑追い炊き・蒸らし時に220℃の過熱水蒸気を釜内に噴射。米の芯まで熱を浸透させうまみをコート

 

<クロスレビュー!>

炊飯能力だけでなく操作性とメンテ性も秀逸!

「ごはんの味はもちろん、タッチパネルが操作しやすいのも好印象。銘柄炊き分けでは58もある登録銘柄からお目当てをスムーズに探せます。内釜も軽く、洗い物がとてもラクです」(青木)

 

甘みや食感のバランスも本体の総合力も最高ランク

「ごはんの甘みや食感のバランスが抜群。米のセンシング機能で、夏場など米の鮮度が落ちる時期でもおいしいごはんが食べられる。保温機能も優秀で、まさに最高ランクです!」(コヤマ)

 

【No.3】〈炊きたて〉50周年の“技”で極上のごはんを炊き上げる!

タイガー魔法瓶

土鍋圧力IHジャー炊飯器 <炊きたて> 土鍋ご泡火炊き JPL-A100

実売価格12万4220円

同社の土鍋炊飯技術を結集した<炊きたて>50周年記念モデル。土鍋特有の細かく大量の泡が炊飯中に米を包むため米同士がぶつかって傷つきにくく、もっちりつややかなごはんに仕上がる。銘柄炊き分け機能は50銘柄。

SPEC ●炊飯技術:土鍋ご泡火炊き+丹精仕上げ ●炊飯時消費電力:1080W ●白米以外の炊飯メニュー:玄米・麦めし押麦ほか ●サイズ/質量:約W290×H220×D351mm/約7.4kg

炊飯容量 0.5〜5.5合
内釜 四日市萬古焼本土鍋
炊き分け 銘柄炊き分け50銘柄
保温時間 24時間

 

↑「丹精仕上げ」は蒸らし時に徐々に圧力を下げ、余分な蒸気を放出。ごはんの甘みとツヤを引き出す

 

↑露が溜まるフレーム部は傷がつきにくい「クリアハード」仕様。サッと拭くだけで汚れも落ちる

 

↑少量(1合)を炊く際は専用土鍋中ブタをセット。炊飯空間を狭くして炊きムラを防ぎ、香り高く仕上げる

 

<クロスレビュー!>

おひつに学んだ保温技術やお手入れのしやすさが光る

「香ばしい香りのごはんが絶品。木製のおひつが呼吸するように中の水分と温度を整える保温技術を採用し、炊きたての味が長持ちします。拭きやすい天面パネルやフレームも◎」(青木)

 

土鍋+ガス火で炊いたような香り高いごはんが堪能できる

「ガスコンロで土鍋を使って炊いたような香りが楽しめます。50銘柄炊き分けや少量炊飯など機能も充実。3段階の火加減調節でおこげが楽しめるのも他機種にない魅力です」(コヤマ)

 

【《竹》クラス】予算額6万円〜11万円

ここで紹介する3モデルは、どれも各社の最上位モデル。松クラスよりも価格こそ安いが、スペックはほぼ同等と考えていい。炊き上がりが好みなら迷わず買いだ!

 

【No.1】本物の炭(※)でできた釜でふっくら粒立ち良く炊き上げられる

(※)木炭や竹炭とは異なる炭素材料を使用

三菱電機

三菱ジャー炊飯器「本炭釜 KAMADO」NJ-AWB10

実売価格11万円

IHと相性が良く発熱性の高い炭釜で大火力炊飯でき、ふっくら粒立ち抜群のごはんが炊き上がる。銘柄炊き分けは50銘柄に対応し、冷凍してもおいしい「まとめ炊き」モードなど機能も多彩だ。音声ナビと液晶のデカ文字表示で操作も快適。

SPEC ●炊飯技術:本炭直火炊き/八重全面加熱/本・熱密封かまど構造 ●炊飯時消費電力:1400W ●白米以外の炊飯メニュー:無洗米・玄米・胚芽米・発芽米・長粒米ほか ●サイズ/質量:W285×H249×D320mm/約5.8kg

炊飯容量 0.5〜5.5合
内釜 本炭釜
炊き分け 銘柄炊き分け50銘柄
保温時間 24時間(始めの12時間はたべごろ保温)

 

↑二重の内ブタはワンタッチで取り外し可能。軽くて凹凸が少なく簡単に洗える。職人手作りの内釜を洗う際は丁寧に扱おう

 

↑八重構造のヒーターで米全体に熱を伝え粒感を立たせる。釜は羽釜構造にすることで熱を逃がさず香り高いごはんに

 

<クロスレビュー!>

ふっくらほぐれる食感と鮮やかな米のうまみが魅力

「ふっくらしつつ口の中でほぐれる食感と、鮮やかな米のうまみがしゃっきり派の人にオススメ。長粒米専用モードで、ジャスミンライスもおいしい。職人こだわりの内釜は大切に扱って」(青木)

 

非圧タイプは銘柄ごとの味の違いもわかりやすい!

「大手メーカーのフラッグシップ機では唯一の非圧タイプ。圧力をかけないのでしゃっきり感のあるごはんが炊けます。銘柄炊き分けも、米の甘み成分が出過ぎず銘柄ごとの味が引き立ちます」(コヤマ)

 

【No.2】京都の老舗米店がこだわる“外硬内軟”の味を実現!

日立

IHジャー炊飯器「ふっくら御膳」RZ-W100DM

実売価格8万1040円

京都の老舗米店「八代目儀兵衛」の炊飯の極意を電気炊飯器で実現。1.3気圧の圧力と107℃のスチームで米の輪郭と甘みを際立たせて炊き上げる。カーボンフッ素加工の内釜はそのまま洗米可能。

SPEC ●炊飯技術:極上ひと粒炊き ●炊飯時消費電力:1400W ●白米以外の炊飯メニュー:玄米(発芽玄米)・麦ごはん・雑穀米 ●サイズ/質量:W248×H232×D302mm/約6.0kg

炊飯容量 0.5〜5.5合
内釜 大火力沸騰鉄釜
炊き分け 食感4通り(極上コース)
保温時間 40時間(スチーム)

 

<クロスレビュー!>

蒸気がほとんど出ないので棚に置いたまま炊けて便利

「ハリがあって中がふっくらなごはんの食感が絶妙。炊飯中にほとんど蒸気が出ない構造なので、棚に置いたまま炊けて使い勝手も良いです」(青木)

 

しゃっきり感ともちもち感のバランスが見事な炊き上がり

「圧力とスチームを利用した炊き上がりは、しゃっきり感ともちもち感のバランスが見事。コスパ最高のフラッグシップモデルです」(コヤマ)

 

【No.3】伊賀焼の人気土鍋を電化し、ふっくら甘い至高のごはんに!

シロカ

かまどさん電気 SR-E111

実売価格6万4584円

伊賀焼の人気土鍋を使った機種。土鍋と好相性のシーズヒーターを採用してガス炊きを再現し、ふっくら甘く後味さっぱりのごはんに。土鍋がごはんの水分を最適な状態に保つため、冷めても美味。

SPEC ●炊飯技術:電熱ヒーター式 ●炊飯時消費電力:1300W ●白米以外の炊飯メニュー:玄米・おかゆ・おこげ ●サイズ/質量:約W300×H261×D300mm/約7.6kg

炊飯容量 1.0〜3.0合
内釜
炊き分け 食感3通り
保温時間

 

<クロスレビュー!>

土鍋炊飯がスイッチひとつで失敗なくできるのはスゴい

「火加減が難しい土鍋炊飯を電化し、スイッチひとつで失敗せずに炊けるのはスゴい。工芸品の風合いがあるデザインも高級感たっぷりです!」(青木)

 

保温機能などはないがそのおいしさはオンリーワン

「土鍋ならではの、甘みが強くもっちりして香り高いごはんが特徴。保温機能もないシンプルな作りですが、その味はオンリーワンです!」(コヤマ)

 

【《梅》クラス】予算額2万円〜4万円

この価格帯では、松や竹クラスの高級モデルに搭載される高機能を厳選して搭載。ベースのコストを抑えた“一点豪華主義”的なモデルが狙い目だ。シンプルさを求めるならオススメ!!

 

【No.1】ベストの炊き上がりを銘柄ごとに実現する高コスパ炊飯器!

アイリスオーヤマ

米屋の旨み 銘柄量り炊き 圧力IHジャー炊飯器 KRC-PC50-B

実売価格3万8280円

米の銘柄ごとに加熱工程と加圧時間を調整し、それぞれのおいしさを最大限に引き上げる圧力IH炊飯器。大型タッチパネルで操作もスムーズだ。「こだわり炊き分け」ボタンで、「冷凍ごはん」モードや「おむすび」モードなどを選べるのがユニーク。

SPEC ●炊飯技術:圧力IH式 ●炊飯時消費電力:1230W ●白米以外の炊飯メニュー:炊き込み・玄米・食物繊維米 ●サイズ/質量:W265×H242×D382mm/6.6kg

炊飯容量 0.5〜5.5合
内釜 極厚銅釜
炊き分け 銘柄炊き分け40銘柄
保温時間 銘柄炊き分け40銘柄

 

↑内釜に米を入れると最適な水量が表示され、ベストの炊き上がりを実現可能。よそったごはんのカロリーも表示できる

 

↑大火力のIHヒーターで内釜を上下から加熱。1.25気圧・105℃で炊き上げることで、ごはんの柔らかさと粘り、甘みが増す

 

<クロスレビュー!>

高級モデルのような銘柄炊き分け機能が優秀

「高級モデルに搭載される銘柄炊き分け機能をこの価格で実現したのがスゴい。ごはんのカロリー表示機能や食物繊維モードなど、健康を気遣う人にやさしい機能も見逃せません」(青木)

 

水加減を自動で教えてくれてシニア世代も大助かり!

「水量は少しの違いでごはんの味を変えてしまうが、それを自動で教えてくれるのは視力が心配なシニア世代も大助かり。銘柄炊き分けや発酵コースなど+αの機能も充実しています」(コヤマ)

 

【No.2】かまどの熱対流を再現し、米をふっくら炊き上げる

東芝ライフスタイル

真空圧力IH炊飯器 RC-10VSP

実売価格3万6990円

丸底60℃の銅釜でかまどのような熱対流を生み、ふっくら甘いごはんに。独自の真空技術で米の芯まで吸収させ、時短でおいしく炊き上げる。冷めてもおいしい「お弁当コース」など白米メニューが充実。

SPEC ●炊飯技術:炎匠炊き ●炊飯時消費電力:1250W ●白米以外の炊飯メニュー:玄米・麦ごはん・雑穀米ほか ●サイズ/質量:W296×H265×D387mm/約5.9kg

炊飯容量 0.5〜5.5合
内釜 鍛造かまど銅釜
炊き分け 食感3通り
保温時間 40時間(※)(真空保温)

※:白米の場合

 

<クロスレビュー!>

真空技術が炊飯・保温に貢献!手入れがラクなのもうれしい

「真空技術でごはんの甘みを高めたり、長時間おいしく保温したりできるのが◎。凹凸の少ない内ブタなど手入れもすごく簡単です」(青木)

 

食べたい時間に炊ける「ねらい炊き」が有能!

「5分単位で炊飯時間を調節できる『ねらい炊き』機能が便利。炊き方が難しい白米と玄米の混合炊きは専用モードを使えばうまくいきます」(コヤマ)

 

【No.3】本格的な食感炊き分け機能を2万円台で実現できる

象印マホービン

圧力IH炊飯ジャー 極め炊きNP-BK10

実売価格2万5510円

最上位機種にもある「わが家炊き」機能(49通り)と、7通りの「炊き分け圧力」機能を採用。蒸らし工程で再度圧力をかけて、しゃっきりふっくらごはんに仕上げる。2種類の麦ごはんメニューも搭載。

SPEC ●炊飯技術:人工知能IH炊飯/うまみ圧力蒸らし ●炊飯時消費電力:1240W ●白米以外の炊飯メニュー:玄米・発芽玄米・麦ごはん・雑穀米 ●サイズ/質量:約W265×H220×D400mm/約5.5kg

炊飯容量 0.5〜5.5合
内釜 鉄器コートプラチナ厚釜
炊き分け 食感49通り(わが家炊き)
保温時間 40時間(極め保温)

 

<クロスレビュー!>

食感の差がはっきり出る「炊き分け圧力」が秀逸!

「『熟成炊き』は炊飯に時間がかかるものの、ごはんの甘み満点。『炊き分け圧力』は加圧時間に加え圧力自体を変えるので食感の差が歴然です」(青木)

 

ごはんの炊き上がりも保温も自分好みに調整できる!

「炊飯器の質問に答えれば、49通りの食感に調整したごはんが炊けるのが魅力。保温モードも味重視と長時間重視の2種類から選べます」(コヤマ)

 

【Topic1】5合でも3合でもない絶妙なサイズもヒット!!

一般的な5合炊きだと大きすぎ、3合炊きだと物足りない、というニーズに応えた炊飯器も人気。シニア夫婦など少人数世帯にウケている。

 

【No.1】最上位機も採用する最高の土鍋炊飯技術を3.5合炊きに採用

タイガー魔法瓶

土鍋圧力IHジャー炊飯器 <炊きたて> 土鍋ご泡火炊き JPJ-G060

実売予想価格10万9780円(12月1日発売)

同社最上位機種JPL-A100が誇る“土鍋ご泡火炊き”技術を3.5合炊きに投入。茶碗1杯ぶんから香り高い土鍋ごはんが味わえる。

 

【No.2】「炎舞炊き」「わが家炊き」など高機能を小型ボディに投入

象印マホービン

圧力IH炊飯ジャー “炎舞炊き”NW-ES07

実売価格8万1040円

ローテーション加熱の大火力を実現する「炎舞炊き」採用の4合炊きモデル。81通りの「わが家炊き」、7通りの炊き分け圧力機能を搭載する。

 

【No.3】職人こだわりの内釜が生む大火力で、粒感際立つ一杯に!

三菱電機

IHジャー炊飯器 本炭釜NJ-SWB06

実売価格8万5800円

純度99.9%の炭(※)を使った「本炭釜」搭載の3.5合炊き。炭の遠赤効果と独自の連続沸騰で炊いたごはんはしゃっきり、ふっくらと甘い。

※:木炭や竹炭とは異なる炭素材料を使用

 

【Topic2】コスパ重視なら1万円台モデルも注目!

1万円台でも十分おいしく炊ける炊飯器がある!! 低価格でも銘柄炊き分け機能やヘルシーメニューなど高価格モデル並みのスペックが光る。

 

【No.1】浸し・蒸らしに時間をかけ、極上ごはんを実現

日立

IH炊飯器 RZ-BC10M

実売価格1万4640円

しっかり浸し、じっくり蒸らす「極上炊き」でおいしく。内釜は取っ手付きで出し入れしやすい。煮込みができる調理コースも備える。

 

【No.2】糖質約20%オフでダイエッターにやさしい!!

アイリスオーヤマ

ヘルシーサポート炊飯器 RC-IJH50-W

実売価格1万8480円

9種類のヘルシーメニューを搭載。低糖質メニューではごはんの糖質を約20%までオフ。極厚火釜で通常の白米炊飯もおいしく炊き上がる。

 

【No.3】多彩な炊き分け機能と炊飯メニューを装備

アイリスオーヤマ

米屋の旨み 銘柄炊き 圧力IHジャー炊飯器 RC-PD50

実売価格1万6510円

9通りの食感炊き分け、40種の銘柄炊き分け機能を搭載。1.25気圧の圧力と高火力で米をふっくら炊き上げる。炊飯メニューも多彩。

ロボット掃除機を選ぶポイントは? 価格帯別“買い”3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、ロボット掃除機。ロボット掃除機はゴミ捕集能力とともに走行性能も進化し、まさに掃除をすべて“おまかせ”できるモデルが増えている。竹・梅クラスの価格帯でもスマホアプリなどからの操作可能な機種もある。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★ロボット掃除機、“買い”のポイント

松クラスは頭脳明晰! やりたい掃除が物体認識機能でより自在

ひと部屋ずつの掃除なら、マッピング機能なしの梅クラスでも十分

掃除する時間や場所などを設定できるスマホアプリへの対応はマスト

 

私たちが解説します!

GetNavi編集部 家電担当

青木宏彰

ロボット掃除機の検証企画を多数経験。自宅でもロボット掃除機を愛用し、その実用性の高さを日々実感している。

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機など生活家電を中心に各種製品の記事を執筆。ロボット掃除機のレビュー記事も数多く手がけている。

 

走行技術の進化などでロボット丸投げ時代が到来

現在、ロボット掃除機は「ナビゲーション技術」が目覚ましく進化を遂げている。

 

「室内の状況を正確に把握することで清掃完遂率が上がり、掃除してほしい場所やタイミングもより簡単に細かく設定できるなど、より〝人がやりたい掃除〟に近づいています。壁ぎわなど従来のロボットが苦手だった場所の掃除も着実に克服しつつあります」(平島)

 

ルンバの上位機種は掃除後のゴミ捨てを自動化。「掃除という行為を意識せず部屋をきれいに保つ」未来の暮らしを先取りした印象だ。

 

とは言えそれらは高級モデルだけの話……と思うなかれ。数年前の高級機能が現在の中位・下位モデルに〝降りて〟きているのだ。

 

「ひと部屋ごとの掃除なら下位モデルでも上位モデルに引けを取りません。スマホ連携やスマートスピーカー連携も徐々に標準機能になりつつあります」(青木)

 

【《松》クラス】予算額14万円以上

この価格帯は、ナビゲーョン性能・ゴミ捕集機能が圧倒的。ルンバなら掃除するエリアや時間の提案をしてくれて、ゴミ捨ても自動だ。ルーロはモノが多い床面の掃除が特に優秀。

 

【No.1】家具の種類も見分ける走行技術や自動ゴミ収集など先進機能が満載

アイロボット

ルンバ s9+

実売価格18万6780円

先進のナビゲーション技術で掃除する場所やタイミングを自在に設定可能。2本のゴム製ブラシとルンバシリーズ最大の吸引力で、床上のゴミを確実に取り除く。D型形状採用で部屋角のゴミにアプローチ。掃除後本体にたまったゴミは自動ゴミ収集機に排出する。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム ●集じん容積:非公表 ●清掃範囲:フロア全体 ●サイズ/質量:W312×H89×D312mm/約4.0kg

ナビゲーション技術 iAdapt3.0ビジュアルローカリゼーション+Imprintスマートマッピング
充電時間 約3時間
稼働時間 最大120分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑掃除終了後に本体が帰還すると、ダスト容器内のゴミをクリーンベースが自動収集。ゴミ捨ての手間がほぼ不要に

 

↑2本のゴム製ブラシとパワーリフト吸引でカーペットの奥のゴミまで除去。吸引力は従来比(※)40倍と圧倒的だ
※:ルンバ600シリーズとの比較

 

↑間取りを認識するvSLAMとAIの進化で物体認識が可能に。室内の家具の種類まで識別し「ソファ周りの掃除」など細かく指定できる

 

<クロスレビュー!>

スマスピへの声がけだけで掃除できるハイテク機種!

「物体認識機能により、清掃エリアをピンポイントで指定できるのがとにかくラク。例えば食後に『キッチンとテーブルの下を掃除して』と声がけすればその通りに掃除してくれます」(青木)

 

掃除からゴミ捨てまで丸投げできて最高です

「最大吸引力はi7+の4倍で、4コアCPUを搭載するなど基本性能が圧倒的。クリーンベースのゴミ捨ても1〜2か月に一度でOK。掃除を丸投げする快楽を味わいたいならコレ一択です」(平島)

 

【No.2】見逃しがちなゴミもレーザーSLAMで逃さず吸引!

パナソニック

ロボット掃除機 ルーロMC-RSF1000

オープン価格

レーザーSLAM、360°レーザーセンサーなどで間取りや床上の障害物を正確に認識し、見逃しがちな場所のゴミも吸引。また、「アクティブリフト」で25mmまでの段差を確実に乗り越える。スポット掃除する場所まで人を追尾する「otomo」機能も装備。

SPEC ●クリーニング技術:V字ブラシ ●集じん容積:0.25L ●最大稼働面積:約130畳 ●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.4kg

ナビゲーション技術 レーザーSLAM
充電時間 約5時間
稼働時間 約100分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑センサーが段差を検知すると自動で本体を持ち上げ、乗り越える。カーペットの端の押し込みや巻き込みの心配もなし

 

↑レーザーSLAMや360°レーザーセンサーなどが間取りや障害物の位置を素早く把握。周り全体が見えているので障害物を避けつつギリギリまで接近して掃除する

 

<クロスレビュー!>

ゴミがたまりやすい場所を重点的に掃除できて効率的

「清掃後に自動作成するゴミマップでゴミがたまりやすい場所がわかり、そこを重点的に掃除できちゃいます。『アクティブリフト』により薄手のラグを巻き込む心配がないのも助かる!」(青木)

 

使う前に片付けしなくても上手に掃除してくれる!

「床にモノが多くても、それらを巧みに避けて部屋中をきれいに掃除してくれます。ロボット掃除機を使う前に部屋を片付ける手間がなく、面倒臭がりの人にもオススメできます」(平島)

 

【No.3】自由自在な自動掃除と自動ゴミ捨ての快適さを体感

アイロボット

ルンバ i7+

実売価格14万2868円

s9+と同じナビゲーション技術、クリーニング技術を採用。よく掃除する場所を「お気に入り」に登録すれば好みの掃除が簡単にできる。クリーンベース搭載でゴミ捨ての手間を大幅減。拭き掃除ロボットのブラーバ ジェットm6との連携にも対応する。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム ●集じん容積:非公表 ●清掃範囲:フロア全体 ●サイズ/質量:φ351×H92mm/約4.0kg

ナビゲーション技術 iAdapt3.0ビジュアルローカリゼーション+Imprintスマートマッピング
充電時間 約3時間
稼働時間 最大75分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑ダスト容器は水洗い可能。容器に付着した微粒子ゴミも流水で簡単に落とせる。ただしフィルターは水洗い不可

 

↑ルンバ内のゴミをモーター吸引し、密閉型紙パックに収集。ダスト容器30杯ぶんのゴミをためておけて、ゴミ捨て頻度を低減

 

<クロスレビュー!>

ロボットまかせな掃除はi7+でも十分実現できる

「部屋の隅のゴミをわずかに取り残すことはありますが、性能はほぼs9+と同じ。『掃除はロボットにおまかせ』な生活をより安く実現したいなら、i7+という選択肢もアリです」(青木)

 

s9+と同等の頭脳が優秀! 吸引力も十分パワフル

「物体認識機能やルンバからの様々な提案機能など、s9+と同じナビゲーション機能を搭載。吸引力はs9+より落ちるものの、通常の掃除には十分すぎるほどパワフルです」(平島)

 

【《竹》クラス】予算額10万円〜13万円

この価格帯は、同じメーカーのミドルクラスとなる機種。やや機能制限はあるが、vSLAMを採用し、フロア全体を効率良く掃除できるなど、高性能なものが揃う。

 

【No.1】掃除の途中で充電しながら広い部屋の掃除も完遂

アイロボット

ルンバ980

実売価格10万9800円

vSLAM技術でフロア全体をくまなくマッピング。掃除中にバッテリー残量が少なくなると自動で充電台に戻り、充電後に残りのエリアを掃除する。掃除する部屋の指定は不可。コネクテッドデバイスと連携すれば「家から離れたら掃除開始」などの設定は可能だ。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム●集じん容積:非公表 ●清掃範囲:フロア全体 ●サイズ/質量:φ353×H92mm/約3.9kg

ナビゲーション技術 iAdapt2.0ビジュアルローカリゼーション
充電時間 約3時間
稼働時間 最大120分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑エッジクリーニングブラシが壁ぎわのゴムもかき取る。カーペット上では吸引力が最大10倍(※)にアップ
※:ルンバ600シリーズとの比較

 

↑こちらもブラーバ ジェット m6との連携が可能。ルンバ980の掃除終了通知を受けたm6が自動で掃除を開始

 

<クロスレビュー!>

カーペットブースト付きでゴミ除去力は十分良好

「ソフトウェアの最新アップデートでは、花粉の季節に掃除頻度を上げるなどの提案機能が追加。カーペット上で自動的に吸引力を上げるなど、ゴミ除去性能も十分優秀です」(青木)

 

毎回すべての部屋を掃除する人にオススメ!

「約2年前の最上位機種。毎回フロア全体を掃除したい人にオススメ。設定はやや面倒ですがスマートロックと連携し、玄関ドアに鍵がかかると自動で掃除する設定などもできます」(平島)

 

【No.2】先進の「レーザーSLAM」でモノが散らかった部屋もスマートに掃除できる

パナソニック

ロボット掃除機 ルーロMC-RSF700

オープン価格

MC-RSF1000も採用する「レーザーSLAM」を搭載し、モノが多い部屋も上手に掃除。掃除中の部屋の正確な間取りと走行軌跡をリアルタイム表示し、どこを掃除中か出先から確認できる。V字ブラシでペットの毛も逃さない。

SPEC ●クリーニング技術:V字ブラシ ●集じん容積:0.25L ●最大稼働面積:約120畳 ●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.1kg

ナビゲーション技術 RULO AI
充電時間 約5時間
稼働時間 約100分
スマホ/スマートスピーカー 対応/非対応

 

<クロスレビュー!>

基本性能が高いぶん大幅機能アップデートが望める

「稼働面積が最大120畳でフロア丸ごと対応。基本性能は最上位機種とほぼ同じで、今後もアップデートによる機能進化が期待できます」(青木)

 

この価格帯でレーザーSLAM搭載は魅力

「『レーザーSLAM』搭載で11万円台は魅力。『アクティブリフト』とスマスピは非対応ですが、部屋の状況に柔軟に対応して掃除を行います」(平島)

 

【No.3】障害物を巧みに避けつつ、間取り学習機能により家中を効率的に清掃可能

エレクトロラックス

ロボットクリーナー Pure i9.2

実売価格12万8000円

部屋角や壁ぎわ掃除に強い三角形状を採用。レーザーと正面カメラの情報を基に家具への衝突や玄関からの落下を回避し、マッピング機能で家中を効率的に掃除する。曜日ごとに掃除エリアと時間を指定することも可能。

SPEC ●クリーニング技術:エアエクストリーム TM テクノロジー ●集じん容積:0.7L ●最大稼働面積:制限なし ●サイズ/質量:W315×H85×D275mm/2.5kg

ナビゲーション技術 3DビジョンTMテクノロジー
充電時間 約2時間
稼働時間 最大約120分
スマホ/スマートスピーカー 対応/非対応

 

<クロスレビュー!>

大きめのダスト容器など使い勝手を考えた設計が良い

「ダスト容器の容量が0.7Lと大きく、ゴミ捨て頻度が少ないなど、ユーザーにやさしい設計です。充電2時間で最大120分稼働もスゴい」(青木)

 

障害物回避能力が高いので片付けが苦手でも使いやすい

「ナビゲーションが優秀で、障害物を絶妙に回避。コード類もからみにくいです。床上の片付けが苦手な人もストレスなく使えます」(平島)

 

【《梅》クラス】予算額10万円以下

ロボット掃除機としては普及価格帯ながら、基本性能が高い3モデルを紹介。1〜3部屋の掃除に適した製品に加え、吸引・水拭き両対応モデルもセレクトした。

 

【No.1】基本の掃除性能が素晴らしくひと部屋ごとの掃除に最適

アイロボット

ルンバ e5

実売価格4万9800円

s9+も採用の「AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム」を搭載し、高い清掃能力を誇る。ゴミの多い場所を感知して何度も掃除し、ひと部屋ごとの掃除に最適。付属のデュアルバーチャルウォールを使い、e5の侵入禁止エリアも作れる。

SPEC ●クリーニング技術:AeroForce(R) 3段階クリーニングシステム ●集じん容積:非公表
●清掃範囲:ひと部屋ずつ ●サイズ/質量:φ351×H92mm/約4.0kg

ナビゲーション技術 高速応答プロセスiAdapt
充電時間 約3時間
稼働時間 最大90分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

↑ダスト容器は水洗い可能でメンテがラク。ちなみにダスト容器を水洗いできるのはs9+とi7/i7+、e5だけだ

 

↑内部に真空状態を生み出す「AeroForce(R)3段階クリーニングシステム」を採用。吸引力は従来比の5倍(※)
※:ルンバ600シリーズとの比較

 

<クロスレビュー!>

人気ぶりも頷ける使い勝手とメンテ性

「ゴム製ブラシに髪の毛がからみにくくダスト容器も洗え、メンテのしやすさは竹クラス以上。音声操作にも対応し、使い勝手がすごく良い。これで5万円以下とは爆売れ中なのも納得です」(青木)

 

上位機種に劣らないゴミ除去力の高コスパモデル

「同じ場所を何度も別の角度から掃除するので時間はかかるが、ゴミ除去力は上位機種に劣りません。各部屋にe5を持って行って掃除させるのが苦でないなら、コスパ抜群です」(平島)

 

【No.2】小型ボディで小回りが利き狭い場所もおまかせ!

日立

ロボットクリーナー ミニマル RV-EX20

実売価格6万9430円

幅25cmの小型ボディで狭い場所にもどんどん入り込んでゴミ除去。独自の走行制御でキビキビと動いて掃除する。ゴミの多い場所を見つけると集中的に掃除する。スマホでスケジュール予約や掃除履歴の確認などが可能。

SPEC ●クリーニング技術:床質センシング ●集じん容積:0.25L ●最大稼働面積:約32畳 ●サイズ/質量:φ250×H92mm/2.3kg

ナビゲーション技術 minimaru AI
充電時間 約3時間
稼働時間 最大約60分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

<クロスレビュー!>

運転音を抑えるコースは在宅ワーク中にも助かる

「基本はランダム走行で1部屋ごとの掃除向きですが、継続して複数の部屋を掃除も可。運転音を抑える『夜家事運転』は在宅ワーク中にも便利」(青木)

 

方向転換がスムーズで掃除する姿がかわいい

「清掃中10分ごとにブラシに絡んだ毛を除去する『ペット運転』など、多彩なモードがうれしい。方向転換が素早く、せっせと掃除する姿がキュート」(平島)

 

【No.3】高級モデルにも引けを取らない2 in 1タイプ

アンカー・ジャパン

Eufy RoboVac L70 Hybrid

実売価格5万4800円

吸引と水拭きが同時にできるモデル。SLAM搭載で間取りをマッピングし、部屋の形状に合わせて整然と掃除する。Boost IQTMテクノロジーで床の状況を見分けて吸引力を調整。アプリで進入禁止エリア指定もできるなど多機能だ。

SPEC ●クリーニング技術:BoostIQ TM テクノロジー ●集じん容積:0.45L ●最大稼働面積:非公表 ●サイズ/質量:約φ355×H105mm/約3.85kg

ナビゲーション技術 iPathレーザー・ナビゲーション+A.I MapTMテクノロジー
充電時間 約4〜5時間
稼働時間 最大150分
スマホ/スマートスピーカー 対応/対応

 

<クロスレビュー!>

吸引&水拭きの効果でフローリングがピカピカに

「吸引と水拭きを同時に行えるので、床のピカピカ感がスゴい。水拭き時はカーペットに乗り上げないよう、進入禁止指定するのがオススメです」(青木)

 

この高機能・多機能ぶりは5万円台とは思えない!

「この価格でSLAM搭載、稼働時間2時間半など、高性能が過ぎる! キッチンだけ集中掃除させるなどもアプリで簡単に設定できます」(平島)

 

【Topic1】3万円前後でおトクに買えるロボット掃除機

3万円台以下の価格帯にも十分に使えるモデルが多数。なかにはスマスピ対応などハイスペックを有する製品もあるので見逃せない!

 

【No.1】約72mmの薄型ボディに機能が満載!

アンカー・ジャパン

Eufy RoboVac 15C Max

実売価格2万2800円

床面の材質を見分けて吸引力を自動調整。専用アプリで清掃モードやスケジュール設定などが行えるほか、Amazon Alexaでの音声操作にも対応する。

●サイズ/質量:約φ325×H72.5mm/約2.7kg

 

【No.2】ブラシに毛がからみにくくメンテしやすいロボット

シャーク

EVOROBOT R72 RV720_NJ

実売価格2万9800円(在庫僅少)

ランダム走行しながら掃除。吸引口の硬質ブラシがカーペットのゴミも逃さない。ブラシにからむ糸くずなどを掃除中に自動除去。

●サイズ/質量:W320×H90×D315mm/3.3kg

 

【No.3】入門モデルながらスマホ/スマスピにも対応

アイロボット

ルンバ692

実売価格3万4800円

スマホ/スマスピ対応のルンバ入門モデル(Amazon限定)。ゴミの多い場所を感知し、きれいになったと判断するまで集中的に清掃。ひと部屋ずつ掃除する人に最適。

●サイズ/質量:φ340×H92mm/約3.6kg

 

【Topic2】水拭き専用ロボット掃除機もCHECK!

吸引型ロボット掃除機で落とせない床のこびりつき汚れは水拭き専用ロボットを使うのが有効。足裏がざらつかない爽快感をぜひ!

 

【No.1】ルンバs9+も実装するマッピング機能で賢く拭き掃除

アイロボット

ブラーバ ジェット m6

実売価格7万6868円

物体認識機能を備え家具の位置も学習して拭き掃除。ルンバ900シリーズ以上と連携し、ルンバの掃除後に拭き掃除を始めるリンク機能も。

●サイズ/質量:W270×H90×D252mm/約2.2kg

 

【No.2】常にモップの清潔な面で床拭き可能

パナソニック

床拭きロボット掃除機ローランMC-RM10

実売価格3万6870円

専用モップを巻いたローラーが少しずつ回転し、常にモップのきれいな面で拭き掃除。「スポットモード」で飲みこぼしやベタつき汚れの集中掃除も行える。

●サイズ/質量:W240×H80×D243mm/2.5kg

 

【No.3】モップの回転で移動しつつパワフルに拭き掃除

レイコップ

RAYCOP ミズロボ

実売価格3万2780円

強力モーターで2つのモップを回転させて汚れ除去。モップの回転で移動し、本体の重みを使ってしっかり拭き掃除する。1回の充電で約60畳をカバー。

●サイズ/質量:W371×H110×D203mm/2.1kg

2020年、「洗濯ものあるある」を吹き飛ばした「部屋干し最強家電」の実力を4つの観点から分析【家電大賞2020-2021】

洗濯物を室内で干すことが多い家庭の悩みは、洗濯物がいつまでも乾かず、生乾きのニオイがすること。そんな困りごとをスッキリ解決するのがパナソニックのハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHTX90です。冬場はもちろん、花粉の時期から梅雨どきまで通年で活躍する本機は“部屋干し派”の切り札といえます。今回は、「家電大賞2020-2021」のノミネート製品のなかでGetNaviが注目する本製品を紹介していきましょう。

 

家電大賞とは?

GetNaviと家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による家電アワード「家電大賞」。6回目となる今回は、「IoTスマートホーム部門」「巣ごもり充実家電部門」などを新設してスケールアップ。グランプリおよび各部門賞は、全155のノミネート製品のなかから、読者投票で決まります!!

洗濯物の真下から乾かせるコンパクトな新型ボディ【ノミネートNo.053】

【加湿器&除湿機部門】

パナソニック

ハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHTX90

オープン価格

ハイブリッド方式を採用し、年中効率良く衣類乾燥できる除湿機。約2㎏の洗濯物を約97分で乾かす。小型ボディで洗濯物の真下にも設置可能。微粒子イオン「ナノイー X」を放出し、部屋干し臭の原因菌も除菌(※1)する。部屋のニオイケアや寝具ケアなどの用途にも対応。

※1:約6畳の試験空間での約7時間後の効果です。●実使用空間での実証効果ではありません。実際の効果は周囲環境( 温度・湿度)、運転時間、衣類の素材、形状などによって異なります

SPEC●除湿可能面積目安(鉄筋):15畳/16畳(50Hz/60Hz)●衣類乾燥機能:風向上下自動・左右固定・ワイド送風幅約100㎝●定格消費電力:170W/185W(50Hz/60Hz)●サイズ/質量:W470×H335×D250㎜/約10.5㎏

↑1年中スピーディに乾かせるハイブリッド方式を採用。空気中の水分を結露させて除湿するコンプレッサー方式と、デシカント素子(乾燥剤)が吸着した水分をヒーターで蒸発させるデシカント方式を融合したハイブリッド方式を採用。気候に応じて最適な方式に自動で切り替え、年中高い能力を発揮する

 

生乾きのイヤなニオイは衣類乾燥除湿機が解決

近年は集合住宅など外に洗濯物を干せない環境が増え、花粉やPM2.5対策もあって年中部屋干しをする家庭が増えてきた。そこでよく聞くのが「乾かない」「ニオイが気になる」「部屋干しに場所を取る」との不満。しかも、パナソニックが行った部屋干し対策のアンケートだと、実は「対策方法がわからない」という人が多いという。

 

そんな人に教えたいのが、衣類乾燥除湿機。室内の湿った空気を除湿し、乾いた空気を衣類に当てるから、乾く早さがまったく違う。なかでも2020年に支持を集めたモデルがパナソニックのF-YHTX90だ。最大の特徴はコンパクトかつ横長低背の独特な形状。ランドリースタンドの真下に置けるから部屋干し中も場所を取らない。ファミリー層はもちろん、「置く場所がない」と敬遠してきた少人数世帯でも使いやすいはずだ。

 

除湿方式は2つの方式を融合したハイブリッド方式を採用。夏も冬も安定して高い除湿性能を発揮し、スピーディに乾燥してくれる。また、「ナノイー X」を搭載し、部屋干し臭を抑制(※2)できるのも大きな魅力。購入後、「生乾きのニオイが全然しなくなった」と驚くユーザーが多く、その便利さに「一度使うともう手放せない」との声も。部屋干しのお悩み解決を狙う人には、激オシしたいアイテムだ。

※2:風呂上り後に使用→洗濯脱水ののち、自然乾燥と、「ナノイー」放出・衣類乾燥運転を10回繰り返した後の洗濯後の衣類の効果です

 

【POINT01】とにかく早く乾くから、洗濯物がすぐ片付いて部屋干し臭も抑えられる!

除湿して乾いた空気を衣類に当てるため、扇風機で風を当てるよりはるかに早く洗濯物が乾く。さらにハイブリッド方式の採用で、室温が上がり夏に不向きなデシカント方式と冬に除湿力の落ちるコンプレッサー方式の弱点を克服。年中安定した能力で乾かせるため、生乾き臭の原因菌の繁殖も抑えられる。

↑同社の部屋干し実験(※3)では、扇風機による乾燥や自然乾燥だと10時間後も乾かないことが判明。一方、衣類乾燥除湿機を使うと、6時間後で残水率0%と圧倒的に早く乾く

※3:【実験条件】洗濯物は約4㎏(バスタオル3枚、タオル2枚、靴下3組、トランクス2枚、Yシャツ2枚、Tシャツ2枚、トレーナー1枚、ジーンズ1枚、綿パンツ1枚、パジャマ2組)脱水時間は7分/干し方は1列、洗濯物の間は5㎝程度の間隔を空ける/干す空間の初期温度は20℃、湿度は70%に設定/干す空間は6畳空間で、換気回数は0.5回/h(24時間換気の空間を想定)/いずれの手法でも10時間乾燥させる/使用機材と使い方【扇風機】同社製F-CS339、最大風量、横首振りで送風する【衣類乾燥除湿機】同社製F-YHSX120、運転モード「衣類乾燥速乾カラッとキープ」、送風範囲ワイド、スイングは上固定

 

【POINT02】デッドスペースの「洗濯物の真下」に置いて省スペースで効率良く乾かせる

ハイブリッド方式の機構の配置を工夫して高さ33.5㎝の低背設計を実現。通常は衣類の前から送風するため別途設置スペースが必要だが、F-YHTX90は洗濯物の真下に置けるのでスペースを空ける必要もない。洗濯物の水分は重力で下に移動するので、下からの送風は乾燥効率アップに最適だ。

↑本体がコンパクトなので洗濯物が送風口にかからず、ムラなく送風。両端に長い衣類を掛けてアーチ型の空間を空け、風が通りやすくする「アーチ干し」のメリットも生かせる

 

【POINT03】「部屋ケア」「衣類ケア」「寝具ケア」モード搭載で衣類乾燥以外にも使える

衣類乾燥・除湿機能以外に3つのモードを搭載。「部屋ケアモード」は「ナノイー X」を部屋全体に送風し、ニオイや花粉、浮遊菌などを抑制(※4)。「衣類ケアモード」も衣類のニオイを「ナノイー X」で脱臭(※4)し、付着した花粉を抑制(※4)する。寝具のニオイと湿気を取り除く「寝具ケアモード」も便利だ。

※4:約6畳の試験室内にて〈菌〉4時間後の効果〈ウイルス〉6時間後の効果〈ニオイ〉12分後の効果です。〈花粉〉吹き出し口から約40㎝での約6時間後の効果です(スギ花粉での検証)〈カビ〉約6畳空間での約8時間後の効果です

↑ふとんなどの表面に付いたニオイと湿気を除去できる「寝具ケアモード」を新搭載。外に布団が干せない環境で重宝するほか、梅雨どきや花粉の時期にも便利だ

 

【POINT04】ナノイーの10倍の濃度の「ナノイー X」が部屋干し臭をスピーディに抑制

パナソニック独自の微粒子イオン「ナノイー X」を放出する機能を搭載。「ナノイー X」は菌・ウイルスやカビ、花粉、ニオイなどの働きを抑えるOHラジカルを「ナノイー」の10倍も含んでいるのが特徴。濡れた衣類で繁殖するニオイの原因菌を除菌(※1)し、部屋干し臭を素早く抑制してくれる。

↑同社調べでは、「ナノイー X」が臭気強度を1ランク下げる(ニオイの物質濃度が約90%相当低減する)までの早さは「ナノイー」の10倍。ニオイをすぐに抑えるので、部屋干し中でも快適に過ごせる

 

投票&プレゼント応募は以下バナーをクリック!

必要情報を入力のうえ投票すると、最新のロボット掃除機や空気清浄機、ヘアードライヤーなど豪華プレゼントが当たるチャンスも!!

 

投票の締め切りは、2021年1月6日(水) 23時59分です。結果発表を2020年3月に行います! 皆さまの投票をお待ちしております!

次亜塩素酸で菌・ウイルスを抑制!2020年大注目だった「ジアイーノ」、4つの要点をコンパクト解説【家電大賞2020-2021】

「次亜塩素酸で空気を洗う」独自の技術で多くの支持を集めるジアイーノ。2020年春には注文が殺到し、受付を一時停止したほどの人気商品で、なかでも新モデルのF-MV4100に注目。「菌・ウイルス・ニオイ」の抑制に特化した同モデルは、家族のための心強い一台になります。今回は、「家電大賞2020-2021」のノミネート製品のなかでGetNaviが注目する本製品を紹介していきましょう。

 

家電大賞とは?

GetNaviと家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による家電アワード「家電大賞」。6回目となる今回は、「IoTスマートホーム部門」「巣ごもり充実家電部門」などを新設してスケールアップ。グランプリおよび各部門賞は、全155のノミネート製品のなかから、読者投票で決まります!!

塩タブレット自動投入でさらに使いやすく進化した!【ノミネートNo.042】

 

【除菌機器部門】

パナソニック

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」F-MV4100

オープン価格

水道水と塩から次亜塩素酸を生成し、「空気を洗う」空間除菌脱臭機。浮遊する菌・ウイルスだけでなく、室内に付着した菌・ウイルスも抑制する(※1)。また、発生し続けるガンコなニオイにも効果を発揮(※2)。

※1:〈浮遊菌・浮遊ウイルス〉約6畳の密閉試験空間における約20分後の効果です。〈付着菌・付着ウイルス〉約18畳の居室空間における約12時間後の効果です。※2:約6畳の試験空間の発生し続ける空間臭にて〈疑似ペット臭〉約90分後〈硫化水素〉約60分後の効果です●実際の使用空間での試験結果ではありません。使用環境・お部屋の条件により効果は異なります

SPEC●適用床面積:~18畳(~30㎡)●運転モード:自動・強・中・静音●タンク容量:約2.1L●連続運転時間:最大約18時間●風量:最大約5.3㎡/分●サイズ/質量:約W398×H710×D240mm/約11.2kg

↑カラバリはステンレスシルバー(左)とホワイト(右)を用意

 

↑食塩水を電気分解し、次亜塩素酸を生成。浮遊する菌・ウイルス、ニオイを吸引し、次亜塩素酸水溶液に浸したフィルターで洗浄する。室内に付着した菌・ウイルスは気体状の次亜塩素酸を放出して抑制

 

付着菌・ウイルスの抑制や強いニオイにも効果を発揮!

菌やウイルス、ニオイの抑制を考える人に対し、近年ジアイーノが売れ続けている。空気清浄機は微粒子の捕集(集じん)がメインなのに対し、ジアイーノは水道水の浄化処理や食材の洗浄にも使われる次亜塩素酸の技術を採用。菌・ウイルス抑制や脱臭に特化し、その高い効果が評価されているのだ。

 

ジアイーノの特徴は、浮遊する菌やウイルスはもちろん、室内に付着する菌やウイルスにも抑制効果を発揮すること。ドアノブや家具などをこまめに除菌するのは大変だが、本機はそのサポートをしてくれるとあって、人気になるのも納得だ。実際の居住空間と同じ室内でその効果が実証されているのも心強い。

 

ニオイの脱臭効果も強力。一時的に発生するニオイはもちろん、ペットのトイレのニオイなど、発生し続ける強いニオイも本体内に吸引し、次亜塩素酸で分解してくれる。

 

さらに、F-MV4100では塩タブレットの自動投入機能が新搭載され、タブレット投入の手間を省ける。また、塩タブレットはジアイーノ専用に成分や形状を調整され、安定した濃度の次亜塩素酸が生成できるのも特徴だ。

 

適用畳数は従来の15畳から18畳に拡大し、広いリビングにも対応する。本機があれば、家族やペットとともにリビングで過ごす時間が、より豊かになるのは間違いない。

 

【POINT01】実際の居住空間で、付着した菌やウイルスの抑制効果を実証!

ジアイーノは気体状の次亜塩素酸を室内に放出することにより、室内に付着した菌・ウイルスに届いて抑制するのが特徴。本機の適用畳数(約18畳)と同じ広さの居室空間で行われた北里環境科学センターによる試験でも、付着菌・ウイルスに対する確かな除菌(※3)・ウイルス抑制(※4)効果が実証された。

※3:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】約18畳の居室で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させた菌数を測定【除菌の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-MV4100)を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】シャーレに付着した菌【試験結果】約12時間で99%以上抑制〈試験番号〉北生発2019_0058号 ※4:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】約18畳の居室で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させたウイルス数を測定【抑制の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-MV4100)を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】シャーレに付着したウイルス【試験結果】約12時間で99%以上抑制〈試験番号〉北生発2019_0058号

↑北里環境科学センターによる試験では、約18畳の居室の手前で本機を運転させ、中央と奥に菌とウイルスを付着させたシャーレを設置。菌とウイルスの数を測定した結果、約12時間後に抑制を確認

 

【POINT02】発生し続ける強いニオイもスピーディに脱臭するから快適!

料理中のニオイなど一時的に発生するニオイは比較的脱臭しやすいが、ペットや赤ちゃんのおむつ、介護環境のニオイなど、発生し続ける強いニオイはなかなか脱臭が困難なもの。その点、ジアイーノは発生し続けるニオイも本体内に吸引し、次亜塩素酸で分解。素早く強力に脱臭してくれる。

↑環境管理センターによる約6畳の試験空間での擬似ペット臭を使った脱臭実験(※5)。90分後、ジアイーノなしではほぼニオイが消えなかったが、ジアイーノを使うと臭気強度が半減した

※5:【試験機関】(株)環境管理センター【試験方法】臭気強度表示法による検証【脱臭の方法】次亜塩素酸_空間除菌脱臭機(F-MV3000〔F-MV4100と同等性能機種〕)を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】約6畳の試験空間の発生し続ける空間臭【臭気成分】疑似ペット臭、硫化水素【試験結果】〈 疑似ペット臭〉約90分後に臭気強度1.8に低減(自然減衰の場合は3.8)〈硫化水素〉約60分後に臭気強度0.3に低減(自然減衰の場合は3.9)

 

【POINT03】塩タブレットを自動で投入! 補充する手間が不要になった

従来モデルでは、次亜塩素酸を生成するために専用の塩タブレットを週に2回程度、ユーザー自身で投入する必要があった。F-MV4100では、塩タブレットの自動投入機能を新たに採用。塩自動ユニットが投入タイミングを検知し、自動でタブレットを投入してくれるので、投入の手間が不要になった。

↑ジアイーノ本体のサイド扉を開けると、側面上部に塩自動ユニットを搭載。自動でトレー内の水にタブレットを投入してくれる

 

↑塩自動ユニットには60~70粒程度の塩タブレットが入る。1回の補充で約半年間はタブレットを入れなくてもOKだ

 

【POINT04】吹き出し濃度を安全な範囲に制御し高い効果と安全性を両立

ジアイーノ内部で生成される次亜塩素酸水溶液と、室内に放出する気体化した次亜塩素酸は、菌やウイルスを抑制しつつ、人体に影響のない安全な濃度に制御されている。また、次亜塩素酸は、有機物に接触すると水に戻る点も安心だ。

↑放出する気体状の次亜塩素酸は、空気中の塩素ガスの環境基準(0.5ppm/※)より低い濃度。本体内で使う次亜塩素酸水溶液も、皮膚への影響など様々な安全検証を行っている ※:EUリスク評価書より

 

投票&プレゼント応募は以下バナーをクリック!

必要情報を入力のうえ投票すると、最新のロボット掃除機や空気清浄機、ヘアードライヤーなど豪華プレゼントが当たるチャンスも!!

 

投票の締め切りは、2021年1月6日(水) 23時59分です。結果発表を2020年3月に行います! 皆さまの投票をお待ちしております!

価格帯別にオススメをピックアップ!「4Kテレビ」今冬の優良モデル3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集める7大ジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、4Kテレビ。今冬の4Kテレビは、東京五輪に向けて発売された各社の自信作がズラリと揃う。なかでも55V型クラスは価格帯が10万円以下から25万円以上まで幅広く、選択肢が多い。そのなかで特に優れたモデルを識者がセレクトした。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新4Kテレビ、“買い”のポイント

4Kチューナーを2基内蔵し、4K放送番組の裏録に対応する

多くのネット動画配信サービスで4Kコンテンツを視聴できる

最新HDR方式をサポートし、より高画質な映像を楽しめる

 

私たちが解説します!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集者を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた評論で本誌をはじめ多媒体で人気を博す。

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ・ビジュアル記事を担当。テレビ放送だけでなくネット動画の視聴も多く、アプリへの対応も重視する。

 

長期に渡り愛用するなら各社の旗艦モデルが狙い目

例年、テレビの冬モデルはボーナス期に合わせて各社が自信作を投入してくる。コロナ禍とはいえ、今季も4Kテレビ市場は十分に活気づいているようだ。

 

「2020年は、コロナ禍の影響で予定されていた東京五輪が延期に。しかし、各社は大会に照準を合わせて、入門機から上位モデルまで渾身の逸品を準備してきました。そのため、今季は例年以上の豊作と言えます」(藤原)

 

多士済々の4Kテレビだが、ベストの一台を選ぶにはどこに着目すれば良いのだろうか。

 

「かつて“高嶺の花”だった高画質な有機ELテレビの価格がこなれてきました。『松』クラスは各社の旗艦モデルとなるため音質や機能性も最高峰で、長く使えます。ミドルクラス以下の液晶を狙うなら、ネット機能の充実度は重視したい。対応するVODの数はもちろん、音声検索の精度も、ストレスなく使うためには大事です」(川内)

 

【《松》クラス】予算額25万円以上

各社4K有機ELのハイエンドモデルが並ぶ価格帯。いずれも、独自構造のディスプレイや高画質エンジンをだけでなく、高音質なスピーカーシステムなどを搭載し、高品位な“画”と“音”を存分に楽しめる。

 

【No.1】独自の有機ELディスプレイを採用し圧倒的な映像美を実現

パナソニック

ビエラ TH-55HZ2000

実売価格36万4820円

自社設計・組立の「Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイ」を搭載したハイエンドモデル。高級オーディオを手掛ける同社のテクニクスチームがチューニングしたテレビ一体型のイネーブルドスピーカーを備え、映画館のような立体音響を再現する。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1225×H789×D350mm/約34kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式(※)
音声最大出力 140W

※:静止画フォーマットを除く

 

↑特別素材の放熱プレートと貼付けシートを独自の構造で組み合わせたディスプレイを搭載。発光性能が高められている

 

↑上向きのイネーブルドスピーカーを採用。立体音響技術「ドルビーアトモス」との組み合わせで、臨場感あふれる音場を体感できる

 

↑底面に吸盤を備えるスタンドを採用。吸着をオンにすると、テレビ台との間が真空状態になり固定され、転倒を防止する

 

↑スイーベル(首振り)機能を搭載。左右それぞれ15度まで回転可能なので、テレビ背面の掃除もスムーズに行える

 

<クロスレビュー!>

映像の総合的な表現力はライバル機を圧倒

「ダイナミックレンジの広さが圧巻で、各部分の情報が浮き上がり、全体の階調描写が豊か。黒のなかのディテール描写が意欲的でハイライトの色付きも絶妙です。総合的な表現力は随一」(藤原)

 

映画館クオリティの迫力サウンドを堪能

「テクニクスが手掛けたオーディオシステムの品質がスゴい。厚みのあるサウンドに加えて、音の出ている位置がはっきりとわかるので臨場感が段違い。まさにシアタークオリティです!」(川内)

 

【No.2】ネイティブ4Kはもちろん地デジ放送も高画質で楽しめる

東芝

レグザ 55X9400

実売価格30万8000円

全録機能「タイムシフトマシン」を搭載した有機EL旗艦モデル。独自開発の高画質エンジンにより、4K映像だけでなく、地デジ放送やネット動画などを美しく描く。最大出力142Wのパワーアンプを採用したオーディオシステムによる迫力の音声も魅力。

SPEC ●画面サイズラインナップ:77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×7ほか ●サイズ/質量:W1234×H738×D279mm/32.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 142W

 

↑高放熱インナープレートを挿入した、自社設計のレグザ専用有機ELパネルを搭載。明るく抜けの良い映像を実現した

 

↑番組レコメンドサービス「みるコレ」を採用。AI学習により、ユーザー好みの録画番組や放送予定の番組を勧めてくれる

 

<クロスレビュー!>

4Kアップコンが秀逸でスポーツ中継は大迫力

「地デジやBSの4Kアップコンバートでも、ネイティブ4Kに迫る精細感あふれる映像を描きます。スポーツ中継は全体にフォーカスが合い、輪郭が細く鮮度が高い。実際に観客席にいるようです」(藤原)

 

未知の番組と出会える「みるコレ」機能が魅力

「『みるコレ』はまだ見ぬコンテンツとの出会いがあり、テレビフリークにオススメの機能。『タイムシフトマシン』による全録機能は唯一無二の魅力ですが、地デジ番組のみ対応なのは少々残念」(川内)

 

【No.3】映像とサウンドが一体となった新しい視聴体験を与えてくれる

●写真は65V型

ソニー

ブラビア KJ-55A8H

実売価格26万4000円

パネル自体を振動させて音を出す独自の技術「アコースティック サーフェス オーディオ」を採用。倍速駆動対応の有機ELパネルと高画質プロセッサーにより、あらゆるコンテンツを美しく鮮明な映像で描写する。画と音の一体感を楽しめる一台だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1227×H733×D326mm/18.6kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑超解像エンジン「4K X-Reality Pro」を搭載。地デジ放送やネット動画などあらゆるコンテンツを高精細に描き直す

 

↑背面の左右にアクチュエーターとサブウーファーを配置した独自の音響技術を採用。映像と音の一体感を存分に楽しめる

 

<クロスレビュー!>

“化粧”の上手さはソニーならでは

「黒を引き締めて白を伸ばすという、ハイコントラストな画作り。色も細部までしっかりと乗せています。色調の歪みは少なく、ノイズも少なめ。やや“厚化粧”ですが、映える映像です」(藤原)

 

Android TV採用でネット利用が快適

「OSにはAndroid TVを採用し、ネット動画の視聴が快適。Googleアシスタントによるリモコンの音声検索は精度が高く、豊富なコンテンツをストレスなく楽しめるのがうれしいですね」(川内)

 

【《竹》クラス】予算額15万円〜25万円

有機ELのエントリークラスと液晶のハイエンドクラスが入り交じる価格帯。画質なら有機ELに分があるが、充実した機能や装備を求めるなら液晶がオススメだ。

 

【No.1】斜めから見ても高画質で楽しめる

ソニー

ブラビアKJ-55X9500H

実売価格22万円

部分駆動のバックライトを採用した液晶パネルや高画質プロセッサーなどを搭載し、画質をブラッシュアップ。広視野角技術「X-Wide Angle」により、斜めからの視聴でも正面と同レベルの高画質を楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H779×D310mm/18.1kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑処理能力の高い高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。高精細、滑らかな色表現、HDR相当の高コントラストを実現した

 

↑背面上部にツィーター、下部にフルレンジスピーカーを搭載。映像と音の一体感を高め、豊かな臨場感を楽しめる

 

<クロスレビュー!>

視野角が広いことでストレスを感じない

「斜めからの視聴でも、コントラスト感、色調ともに変化は少なく、ストレスを感じません。コントラスト感は多少犠牲になる印象ですが、視野角が広がるメリットのほうが勝ります」(藤原)

 

速い動きのスポーツもストレスなく視聴できる

「倍速駆動と独自のバックライト制御で、動きの速い映像の描写に強い。サッカーやバスケットボールなどの球技も、チラつきの少ない滑らかな画質で楽しめて、ゲームに集中できます」(川内)

 

【No.2】臨場感あふれる画質と音質を実現

パナソニック

ビエラTH-55HX950

実売価格20万6910円

独自の高輝度ディスプレイを搭載し、明るく色鮮やかな映像を描写する液晶最上位モデル。イネーブルドスピーカーの採用とドルビーアトモス対応により、天井に反射した音に包み込まれるような立体音響が楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1231×H766×D350mm/約28.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 60W

 

<クロスレビュー!>

高コントラスト・高輝度の映像が魅力

「高効率LEDバックライトなどで放熱構造を強化。同時に光学シートの最適化により、高コントラスト化、高輝度化を実現しています」(藤原)

 

使い勝手に配慮された細やかな設計がうれしい

「イネーブルドスピーカーがもたらすサウンドの臨場感はクラス随一。転倒防止スタンドの採用など、ビエラらしい使い勝手の良さも光ります」(川内)

 

【No.3】コンテンツに合わせてAIが画質を最適化

LGエレクトロニクス

OLED 55CXPJA

実売価格20万4240円

どんな映像も4Kレベルに変換するAIプロセッサー搭載の有機ELテレビ。コンテンツに合わせて最適な映像処理がなされ、地デジ放送もネット動画も美しい映像が楽しめる。音質もジャンルに合わせて最適化。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1228×H738×D251mm/23kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 4サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 40W

 

<クロスレビュー!>

グラデ−ションも滑らかに描き切る

「有機ELディスプレイでは滑らかなグラデーションの表現が難しいもの。しかし、本機はきめ細かなタッチで階調の推移を緻密に描写します」(藤原)

 

見たいコンテンツに音声ですぐアクセスできる

「高品位な画質の有機ELテレビが約20万円で買えるというだけで魅力的! 音声操作も快適で、見たいコンテンツにすぐアクセスできます」(川内)

 

【《梅》クラス】予算額10万円〜15万円

液晶のスタンダード〜ミドルクラスが連なる価格帯。上位機の高画質・高音質性能は省かれることもあるが、必要十分の機能を備え、大画面4Kデビューにピッタリだ。

 

【No.1】 8K開発で培った高画質技術を応用

シャープ

AQUOS 4T-C55CL1

実売価格14万3000円

新開発の4K高画質エンジンを搭載。高精細で色鮮やか、メリハリのある美しい映像が楽しめる。独自の高効率LEDバックライトシステムを採用。消費電力を抑えながら画面輝度を高め、明るくクリアな映像を実現した。

SPEC ●画面サイズラインナップ:55V/50V/43V/40V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1240×H806×D290mm/27.0kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

↑同社8Kテレビの高画質技術を応用した4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載。高精細で色鮮やかな映像を表現する

 

↑音声を前方に導く構造と、スピーカーネットをなくした前面開口の機構を採用。抜けの良い高レベルのサウンドが楽しめる

 

<クロスレビュー!>

地デジ放送もネット動画も鮮やかな4K画質で楽しめる

「エントリークラスのモデルにも、同社8K映像技術で培った画質処理エンジンを搭載。地デジ放送もネット動画も高精細な4K解像度で楽しめます。鮮やかな映像が好みの人にオススメの一台」(藤原)

 

ドラマやニュースの声が聞き取りやすい音質

「聞き取りやすいサウンドは、このクラスではトップレベル。特にドラマやニュース番組などのセリフが明瞭です。OSにAndroid TVを採用するため、音声で気軽に操作できるのもうれしい」(川内)

 

【No.2】あらゆるネット動画を最適な画質で表現する

東芝

レグザ55M540X

実売価格13万1390円

「レグザエンジンCloud」を搭載した液晶レグザのミドルクラス。様々なフォーマットが混在するネット動画を自動調整し、高画質に表現する。AIが視聴傾向から番組を勧めてくれる「みるコレ」も便利。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/50V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H750×D207mm/15.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 2方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

クセのないプレーンな画作りが好印象

「輪郭が細くすっきりとして、抜けの良い描写が特徴。コントラスト感よりも映像の精細感やキレ味を重視したプレーンなタッチの画作りです」(藤原)

 

映像マニアも納得の高画質技術がユニーク

「クラウドとの連携でAIが高画質処理を行う技術はユニーク。アニメなら監督や制作会社などの情報を基に処理されるなどマニアックな仕様です」(川内)

 

【No.3】ネット動画から4K放送まで色鮮やかな映像で楽しめる

ソニー

ブラビア KJ-55X8000H

実売価格14万3000円

高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載。地デジ放送やネット動画など、あらゆる映像を高精細で色鮮やかな4K画質で楽しめる。Android TVに対応し、豊富なネット動画をサクサク快適に視聴可能だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1243×H782×D340mm/16.8kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

視野角が広くて明るく家族で楽しめる画質

「視野角が広く明るく抜けの良い映像が特徴。LEDバックライトは部分駆動ではありません。明るいリビングで家族と一緒に楽しめます」(藤原)

 

ドルビーアトモス対応で臨場感のあるサウンド

「立体音響技術『ドルビーアトモス』に対応。2基の内蔵スピーカーは下向き配置ながら、臨場感のあるクリアなサウンドを満喫できます」(川内)

 

【Topic1】有機ELテレビは「48V型」がアツい!

有機ELの高画質を手ごろなサイズで楽しみたい! そんな要望に応えて、各社から“ちょうど良い”48V型モデルがリリースされている。

 

【No.1】

東芝

レグザ 48X8400

実売価格23万1000円

 

【No.2】

シャープ

4T-C48CQ1

実売価格25万3000円

 

【No.3】

ソニー

ブラビア KJ-48A9S

実売価格25万3000円

 

パーソナルなスペースでも高画質で楽しめる

リビングだけでなくパーソナルなスペースでも高画質で楽しみたいという要望が増え、ソニー、シャープ、東芝などが48V型の有機ELテレビをリリースしている。液晶に比べるとまだ高価だが、市場での評判も上々で、今後さらにニーズが高まり、選択肢が増えそうだ。

 

【Topic2】イマドキのレコーダーは用途で選ぶ

外付けHDDへの番組録画が一般化しているが、機能は専用レコーダーに及ばない。ここで最新レコーダー2台の注目ポイントをチェックした!

 

【No.1】

パナソニック

おうちクラウドディーガ4Kチューナー内蔵モデルDMR-4CT401

実売価格14万4810円

 

【No.2】

東芝

タイムシフトマシンハードディスク D-M210

実売価格5万9400円

 

全録派はタイムシフトマシン、4K派はディーガがオススメ

東芝は、BDドライブ非搭載のHDDレコーダーを発売。最大6チャンネルの地デジ/BS/CS放送番組を約1週間ぶん全録できる。パナソニックはBDドライブ搭載で、新4K衛星放送(またはHD放送)3番組を同時録画可能。全録派は前者、4K派は後者がオススメだ。

 

●スペックにある「サイズ/質量」はいずれもスタンド含む数値

冬の新作家電続々登場! コードレススティック掃除機、価格帯別“買い”3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、コードレススティック掃除機。コードレススティック掃除機は、ゴミ取り性能と連続使用時間、掃除アシスト機能の豊富さで価格が変わってくる。自宅の掃除に本当に必要なスペックを見極めつつ、現実的な価格帯のなかから最適な一台を選ぼう。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新コードレススティック掃除機、 “買い”のポイント

吸引力や本体の軽さだけでなく、取り回しもよく吟味する

・付属アタッチメントや稼働時間など本当に必要なスペックを見極める

・部屋置きできるデザインは使用頻度が上がり、部屋をきれいに保ちやすい

 

私たちが解説します!

GetNavi編集部 家電担当

青木宏彰

家電コーディネーターの資格を持つ編集者。コードレススティック掃除機の比較検証企画も数多く担当している。

家電ライター

田中真紀子さん

白物家電や美容家電などの検証記事を多数執筆。コードレススティックの最新モデルも数多くお試ししている。

 

軽さと使いやすさのバランスに秀でた製品が増加

近年のコードレススティック掃除機市場は、軽量化がトレンドに。だが、今季はその傾向が変化し始めたと、業界に詳しい家電ライターの田中真紀子さんは語る。

 

「これまで吸引力・軽量化が追求されてきましたが、いまは『大切なのは吸引力や軽さだけではない』というムードに。使いやすさのバランスを訴求したものが増えています」(田中)

 

特にその傾向を明確に打ち出したのが、パナソニックのパワーコードレスだ。従来の高い吸引力に加え、新構造の「からまないブラシ」を搭載し、ノズルの手入れの手間を大幅に軽減した。

 

「クリーンセンサーで目に見えないゴミも検知して知らせるなど、部屋の清潔さにとことんこだわる人にはオススメです」(青木)

 

さらに、デザインがオシャレなモデルも各価格帯で増えている。
「見た目が良く部屋置きできると掃除を始めやすく、結果的に室内をきれいに保てます」(田中)

 

【《松》クラス】予算額7万円以上

この価格帯の機種は、軒並み吸引力や使いやすさの総合力が高い。あとは「吸引力とメンテナンス性」「吸引力と軽さ」など、推しポイントが自分に合ったモデルをチョイスしよう。

 

【No.1】パワフルな吸引力と使い勝手が優秀!! ブラシはほぼメンテ不要に

パナソニック

コードレススティック掃除機 パワーコードレス MC-SBU840K

オープン価格

同社コードレススティック史上最高の吸込仕事率約200Wを誇る。髪の毛やペットの毛がからみにくい「からまないブラシ」を採用し、毛ゴミを取り除く手間がほぼない。床掃除からすき間掃除へとアタッチメント交換なしで移行できる「親子ノズル」を装備。

SPEC ●集じん方式:サイクロン式 ●集じん容積:0.2L ●充電時間:約3時間 ●付属品:ペタすき間ノズル、すき間用ノズル、ふとん清潔ノズル、ロングホース ●サイズ:W253×H1150×D218mm

最大稼働時間 約90分(※1)
ノズル からまないブラシ
質量 2.6kg(スティック時)
アタッチメント数 4

※1:ロングモード使用でノズルブラシ回転オフ時

 

↑ノズル前方のカバーを薄くし、ブラシが前まで届く設計に。ゴミが残りやすい壁ぎわまでしっかり掃除できる

 

↑円すい形のダブルブラシを両側から駆動。高速回転で毛ゴミを中央部に移送し、2本のノズルの間から吸い取る

 

↑リチウムイオン電池を8セル搭載の大容量バッテリー採用。パワフル吸引と最大約90分の長時間稼働を両立する

 

↑クリーンセンサーで見えないゴミも検知。ゴミが多いとランプが赤く点滅し、きれいになると青く点灯する

 

<クロスレビュー!>

微細ゴミも逃さず吸い尽くしたい人に激オシ

「普段使用しているクリーナーのあとにこれを使ったら、微細ゴミが驚くほど取れました。センサーの点灯できれいになったことが実感でき、部屋をとことんきれいにしたい人にオススメです」(青木)

 

吸引力もスタミナも抜群でコード付きのように心強い

「吸引力が高く運転時間も長いので、家中掃除できてコード付き掃除機のような使い方が可能です。『からまないブラシ』の採用で、お手入れが格段にラクなのも大きなメリットですね」(田中)

 

【No.2】同社最強の吸引力と豊富な付属品で家中カバー!

ダイソン

Dyson V11 Absolute Extra (SV15 ABL EXT)

実売価格9万7900円

同社のコードレススティック掃除機で最も吸引力の強いハイエンドモデル。フローリング用とカーペット用2種類のノズルをはじめとする多彩なアタッチメントを備え、家中カバーできる。稼働残り時間は液晶ディスプレイに表示され便利だ。

SPEC ●集じん方式:Radial Root Cyclone(TM) テクノロジー ●集じん容積:非公表 ●充電時間:3.5時間 ●付属品:ミニ・モーターヘッド、LED隙間ノズル、専用充電ドックほか ●サイズ:W250×H1134×D246mm

最大稼働時間 約60分(※2)
ノズル Fluffy TM クリーナーヘッド&ダイレクトドライブクリーナーヘッド
質量 2.76kg
アタッチメント数 8

※2:エコモードでモーター駆動のないツール使用時

 

↑毎分最大12万5000回転の高速駆動を誇る自社開発モーターを搭載。微細ゴミも大きなゴミも強力に除去する

 

↑フェルト素材採用のクリーナーヘッドが大小のゴミを包み込んで逃さず吸引。髪の毛もからみづらい

 

↑付属の「LED隙間ノズル」はノズル全体が光る設計。家具の間を広範囲に照らして掃除できるのがうれしい

 

<クロスレビュー!>

様々なシーンで大活躍! 運転音が静かなのも◎

「カーペット用ノズルも備え、あらゆる床面で高いゴミ除去力を発揮。かつ運転音は思いのほか静かです。バッテリー残量が表示され、吸引モードによって表示時間が変わるのも秀逸!」(青木)

 

ノズルが床に密着しゴミをぐんぐん吸引する!

「業界トップクラスの吸引力。ノズルが床に密着し、どんなゴミもぐんぐん吸い込みます。追加購入したバッテリーを付け替えれば最長120分掃除でき、大掃除の際も活躍します」(田中)

 

【No.3】1.6kgと軽量ながらじゅうたんのゴミもパワフルに捕集

シャープ

コードレススティック掃除機RACTIVE Air POWER EC-SR5

実売価格7万4050円

新開発モーターと高電圧バッテリーの組み合わせで、フルパワー時の吸引力が従来比で40%アップ。質量1.6kgでパワーと軽さをハイレベルに両立した。ブラシ用モーターの進化により、じゅうたんや壁ぎわのゴミも逃さず捕集する。

SPEC ●集じん方式:遠心分離サイクロン ●集じん容積:0.2L ●充電時間:約80分(バッテリー1個)●付属品:すき間ノズル、はたきノズル、コンパクトふとん掃除ヘッドほか ●サイズ:W243×H1030×D179mm

最大稼働時間 約90分(※3)
ノズル 倍トルヘッド
質量 1.6㎏(スティック時)
アタッチメント数 6

※3:付属吸込口(すき間ノズルなど)使用時

 

↑回転数が従来比2倍の「倍トルヘッド」と、櫛歯型バンパーでじゅうたんのゴミをしっかりとかき出す。壁ぎわのゴミも効率良く除去可能だ

 

↑エアコンなど高いところの掃除に便利な「はたきノズル」をはじめ、アタッチメントが多彩。部屋中の掃除が一台で完結する

 

<クロスレビュー!>

80分充電&最長90分稼働のバッテリー性能が秀逸!

「80分でフル充電でき、最長90分掃除可能なのはスゴい!  松クラスのなかでは断然軽量なモデルで、ノズルも自走性が高く、使用中の身体への負担が少ないのがうれしいです」(青木)

 

軽さ・パワー・拡張性・使いやすさの総合力が高い

「軽くてパワフル、アタッチメント豊富と性能バランスが良いです。ムダなバッテリー消費を防ぐセンサーや、掃除中にサッと立てかけられるフックなど、使いやすさへの配慮も見事」(田中)

 

【《竹》クラス】予算額4万円〜7万円

竹クラスは、松クラスよりも吸引力・稼働時間は落ちるものの、特徴ある機能を前面に打ち出した製品が多い。長所がはっきりしているぶん、わが家に適した機種を選びやすいとも言える。

 

【No.1】日本の住環境に最適化したダイソン史上最も軽い掃除機

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg (SV21 FF)

実売価格6万4900円

ノズルやサイクロン、バッテリーの技術はそのままに、質量1.5kgを実現。モーターの再設計で強力に吸引できるうえ、45%小型化したノズルで取り回しがよりラクになった。電源がボタン式になり、長時間連続で掃除しても疲れにくい。

SPEC ●集じん方式:Radial Root Cyclone(TM) テクノロジー ●集じん容積:非公表 ●充電時間:3.5時間 ●付属品:ミニ・モーターヘッド、コンビネーション隙間ノズルほか ●サイズ:W207×H1091×D222mm

最大稼働時間 20分(※4)
ノズル Micro Fluffy TM クリーナーヘッド
質量 1.5kg
アタッチメント数 5

※4:エコモードでモーター駆動のないツール使用時

 

↑人間工学に基づき、重心がハンドルに近い重量バランスを実現。手で持つと1.5kgよりさらに軽く感じられる

 

↑5段階の捕集設計で0.3μmの微細なホコリを99.99%キャッチ。部屋の空気よりきれいな空気を排出する

 

<クロスレビュー!>

軽くてもダイソン品質! 音は静かで排気もきれい

「軽さのみならず、ゴミ取り性能もさすがのクオリティ。排気もきれいで運転音も十分静かです。『ダイソンを使ってみたいけれど、重いのがちょっと……』という人は満足できるはず」(青木)

 

圧倒的な軽さに驚き!! 吸引力や運転時間は十分

「ダイソンがここまで軽量化したことが驚き。吸引力や運転時間はV11より落ちますが、日常使いには十分です。本体の長さも短めなので、小柄な人もムリなく使えます」(田中)

 

【No.2】体感重量は1kg未満! 軽い使い心地がクセになる

エレクトロラックス

コードレス掃除機 Well Q7 WQ71-2BSWF

実売価格5万4780円

豊富なアタッチメントを付属し、高い場所、寝具まで家中掃除できる。掃除機の重心が下に設定され、体感重量は1kg未満と軽快な使い心地を実現。掃除の途中に自立させられるのも便利だ。

SPEC ●集じん方式:サイクロン方式 ●集じん容積:0.3L ●充電時間:約4.5時間 ●付属品:スーパーロングノズル、UVベッドノズルほか ●サイズ:W258×H1105×D140mm

最大稼働時間 約50分(通常モード)
ノズル パワープロフロアノズル
質量 2.8kg
アタッチメント数 6

 

<クロスレビュー!>

ふとん用UVノズルまで付いて5万円台はコスパが高い

「フロアノズルが床上を滑るように移動して、ラクに使うことができます。ふとん掃除用のUVライト付きノズルも付属して、この価格はコスパ◎」(青木)

 

デザイン性・吸引力が優秀! フローリングに向いている

「同社ならではのデザイン性と、吸引力が魅力。特にフローリング掃除に強いタイプで、フローリングの溝のチリまで取り逃しません」(田中)

 

【No.3】サッと取り出してすぐに使える日本家庭のための掃除機

シャーク

Shark EVOPOWER SYSTEM コードレススティッククリーナー CS401J

実売価格4万9500円

日本家庭の声を反映し、取り出してすぐに使えるスリムデザインを採用。ヘッドのフィン状ローラーが床面に密着してムラなくゴミを捕らえる。アクセサリーは手を使わずワンタッチで充電台から着脱可。

SPEC ●集じん方式:サイクロン式 ●集じん容積:非公表 ●充電時間:約3.5時間(バッテリー1個)●付属品:ミニモーターヘッド、マルチノズル、布団ノズルほか ●サイズ:W267×H1005×D124mm

最大稼働時間 24分(※5)
ノズル ブラシレスパワーフィン
質量 約1.9kg
アタッチメント数 4

※5:スティックでバッテリー2個使用時

 

<クロスレビュー!>

スリムなデザインで置き場所の自由度が高い

「スリムなデザインでどこに置いても部屋に溶け込みやすく、手に取りやすい場所に置けます。ヘッドがブラシレスで、手入れもラク」(青木)

 

床掃除の操作感が軽く本当にストレスなく使える

「計算された長さと重量バランス、自走ヘッドで操作が軽やか。充電台からハンディ部だけ引き抜いて使えるなど、使っていてストレスフリー!」(田中)

 

【《梅》クラス】予算額2万円〜4万円

この価格帯のクラスは運転時間が短めのものが多く、ワンルームでの使用や汚れをスポット的に掃除する用途がオススメ。購入時には、アタッチメントなど+αの機能に注目して選ぼう。

 

【No.1】自走式ヘッド搭載で操作がラク!! コンパクト収納もうれしい

日立

スティッククリーナーPV-B200H

実売価格3万480円

自走式ヘッド搭載でラクに動かせる。ノズル前面が壁に付くと前から底面に風が流れる「きわぴた構造」を採用し、壁ぎわのゴミもスッキリ吸引できる。捕集したゴミはサイクロンの力で圧縮し、ゴミ捨て頻度を低減。

SPEC ●集じん方式:サイクロン式 ●集じん容積:0.25L ●充電時間:約4時間 ●付属品:ブラシ吸口、すき間用吸口、充電台ほか ●サイズ:W270×H1100×D170mm

最大稼働時間 約40分(標準モード)
ノズル スムースヘッド(自走式)
質量 2.8kg
アタッチメント数 2

 

↑ノズル前方にLEDライトを装備。家具のすき間など暗い場所でもゴミがよく見え、取り逃がしを防げる

 

↑掃除が終わったらハンドルを折りたたんでコンパクトに収納可能。自立構造なので部屋に出しっぱなしでもOKだ

 

↑スティックから本体を取り外せばハンディ掃除機に。付属のすき間用吸口を装着し、狭い場所の掃除にも対応できる

 

<クロスレビュー!>

スティックからハンディへの切り替えがとてもスムーズ

「本体を立てたままハンディ部を取り出せるのは、使ってみるととてもスムーズでありがたい。ヘッド幅が27cmあり、1ストロークで広範囲を掃除できるのもメリットです」(青木)

 

重心が下にあるので手元が軽く操作しやすい

「足元重心タイプで手元が軽いので、長時間掃除しても疲れにくいです。ノズルのLEDライトやゴミ圧縮などの機能も魅力的。本体が重めなので、そこだけ店頭でチェックを」(田中)

 

【No.2】静電モップまで本体に装備! 多彩なツールで幅広い掃除に対応

アイリスオーヤマ

極細軽量スティッククリーナー SBD-E4P

実売価格3万7180円

床掃除をしながら付属の静電モップでテレビ周りなどのホコリを手軽に除去。ヘッドの自走感も上々だ。さらにミニヘッドなど多彩なツールが揃い、屋内からクルマの中まで1台で幅広く対応できる。

SPEC ●集じん方式:紙パック式 ●紙パック容量:0.3L ●充電時間:約3時間 ●付属品:静電モップ、ミニヘッド、布団用ヘッド、フレキシブルホースほか ●サイズ:W255×H1039×D190mm

最大稼働時間 約30分(自動モード)
ノズル 自走式パワーヘッド
質量 1.7kg(※6)
アタッチメント数 7

※6:モップ帯電ケース含まず

 

<クロスレビュー!>

アタッチメントが豊富でこの価格は満足度が高い

「自走式ヘッドに5種類のアタッチメントに静電モップが付いて3万円台は良心的。連続稼働時間は短めなので、毎日少しずつ掃除する人向き」(青木)

 

掃除動線にばっちりハマった静電モップが超便利

「床以外のホコリをすぐに取れる静電モップがとにかく便利。紙パック式なのでゴミ捨て時にホコリが舞うのが気になる人にオススメです」(田中)

 

【No.3】ゴミセンサーなどの高機能をシンプルデザインのボディに搭載

ツインバード

コードレススティック型クリーナー TC-E263GY

実売価格2万1780円

1.4kgと軽量ながら豊富な機能を搭載。「ゴミセンサー」がゴミを感知して吸引力の強弱を自動制御し、ソファの奥など見えにくい場所の掃除をサポートする。インテリアになじむムダのないデザインも魅力だ。

SPEC ●集じん方式:紙パック式 ●集じん容積:0.25L ●充電時間:約2.5時間 ●付属品:すき間ノズル、収納フックほか ●サイズ:W235×H1050×D135mm

最大稼働時間 約30分(自動モード)
ノズル パワーブラシ(自走式)
質量 約1.4kg
アタッチメント数 1

 

<クロスレビュー!>

排気がきれいなので子育て世帯にもピッタリ

「紙パック式で、専用紙パックには抗菌仕様の不織布素材を使用しており排気がきれい。壁掛け式の充電台で、床に収納場所を取らないのも◎」(青木)

 

家具やモノが多い部屋でも小回りが利くのがうれしい

「シンプルでスタイリッシュなデザインが好印象。軽量なうえノズルが左右に180度動くため、モノが多い狭い場所でもスイスイ掃除できます」(田中)

 

【Topic1】あのバルミューダから新感覚の掃除機が登場!

空気清浄機やトースターなどで圧倒的なブランド力を誇るバルミューダから、掃除機が発売されて話題に。ユニークなコンセプトに要注目だ。

バルミューダ

BALMUDA The Cleaner

実売価格5万9400円

水面に空気を噴出して浮揚するホバークラフトに着想を得て開発。ダブルブラシの高速回転でゴミを除去しつつ床面との摩擦を低減し、浮いているような操作感を実現。持ちやすいスティックハンドルと低重心設計で思い通りに操作できる。質量3.1kg。

 

↑回転するブラシが浮遊感を生む。さらに、ヘッドの360度スワイプ構造により従来にない自由自在な動きを実現

 

↑椅子の脚の間など狭い場所も軽やかに走行。フローリングのほか、フロアカーペットや畳も問題なく掃除できる

 

【Topic2】ハンディもデザインと付属ツールをチェック!

ハンディタイプのクリーナーはデザイン性がさらに多彩。スリムなボディや、収納時のコンパクト性などがセレクトのカギとなる。

 

【No.1】

シャーク

Shark EVOPOWER Plus W35P

実売価格2万8050円

スリムボディにパワフルな吸引力を装備。フローリング用延長ノズルでちょっとした床掃除にも対応できる。充電バッテリー2個搭載。●サイズ/質量:W53×H419×D61mm/約620g

 

【No.2】

レコルト

コードレス スティッククリーナー

実売価格1万3200円

落ち着いたデザインでどんな部屋にも違和感なく置ける。DCモーターによる強力な吸引力で微細ゴミから食べこぼしまでスピーディに除去。●サイズ/質量:W58×H344×D58mm/約515g

 

【No.3】

ツインバード

コードレスハンディークリーナー サットリーナサイクロンff

実売価格1万6500円

床用吸込口を使いスティックでも使える。6つのツールと本体を充電台にコンパクト収納可能だ。伸縮ホース内蔵の「マジックパイプ」も便利。●サイズ/質量:約W345×H180×D105mm/約1kg

ガチ環境で吸えんのか? 美容室でパナソニック最新コードレスの「からまないブラシ」を検証!

今回は、パナソニックの最上位コードレス掃除機「パワーコードレス」に搭載されている「からまないブラシ」は本当に毛が絡まないのか? それを確かめるのが本稿です。パナソニックの調査(※)によると、「ブラシに毛がからむことに不満を感じたことがあるか?」との問いに、93.9%の方が「不満を感じる」と答えたとのこと。その点、「からまないブラシ」は「髪の毛やペットの毛もほとんどからまない! ブラシを取り外す手間なく、お手入れラクラク」(公式サイトより)だといいます。

※調査内容:ブラシの毛がらみに関する調査/コロナ禍における掃除への意識変化 調査対象:日常的に回転ブラシ式のコードレススティック掃除機またはキャニスター掃除機を使用している20~50代10歳以下の子どもを持つ女性100名かつ、ペット(犬か猫どちらか)を飼っている女性100名が対象 

 

大量の髪が落ちているガチ環境=美容室で「からまないブラシ」を試したい

それが本当なら、9割以上の方の不満をすっきり水に流してくれるわけですよね。最高じゃないですか。しかも、パナソニックほど名の通ったメーカーが、はっきり「からまないブラシ」と命名しているわけですから、どれほどの実力か試したくなるのが人情というもの。せっかく実力を試すなら、エンジョイな環境ではなく、ガチな環境のほうがいい。そう、大量の生髪(なまがみ)が落ちているような場所が。それはどこだろう…美容室だ!

↑こちらが今回使用するパワーコードレス MC-SBU840K。サイズは幅253×奥行き218×高さ1150mm(スティック時)、質量は2.6kg(スティック時)。満充電時の連続運転時間は強約6分、自動約18~30分、ロング約40分(ブラシ回転ON)/約90分(ブラシ回転OFF)

 

そこで編集長の山田佑樹に、こんな企画をやりたいんですけど、どこかいい美容室ないですかね? と聞いてみたら、行きつけの美容室を紹介してくれました。それが東京・品川区の戸越銀座商店街にある「美容室 ちゃぶだい en」さんです。ちなみに、手前みそなことを言うと山田はかなりこだわりの男。その山田が選んだ店ならば、きっと上質な髪がたくさん集まるに違いありません(謎理論)。これは楽しみだ。…というわけで、ある晴れた日の朝、同店を訪問。

↑「美容室 ちゃぶだい en」さんにお邪魔します。地元のリピーターに愛され、オープンして11年目を迎えます。外観からして温もりと清潔感がありますね

 

↑店内の家具はダークブラウンを基調としており、統一感があります。ほどよいリラックス感もあり、いかにも居心地が良さそう

 

【初級編】まずはカットした山田の毛(短め)を吸ってみる

今回の検証の流れとしては、山田がカットした髪を吸引するのを手始めに、だんだんと吸っていく髪の毛の量を増やして、検証の負荷を上げていく方針。果たしてどこまで行けのるか……? これは楽しみです。

↑左が「美容室 ちゃぶだい en」のオーナー・小林泰治さん。山田(右)は「いつもの」とオーダー。横を刈り上げて上を整えるのが、いつものスタイルらしいです

 

↑このように短めの髪の毛が取れました

 

待つことしばし。山田の頭から落ちた、切りたての髪の毛が集まったところで、さっそく吸っていきましょう! 男性の髪ですからそれほど長さはないし、問題なく吸えるのでは……? という感じで吸ってみたら、結果はまったく予想の通り。一瞬で吸い取りました。もちろん毛絡みも皆無。まあ、ここでつまづくわけがないですよね。ただ、次は一気にハードルが上がりますよ!

↑みるみる吸い取っていきます

 

↑毛絡みは皆無。ちなみに、「からまないブラシ」は先が細くなった円すい状のダブルブラシを採用していて、中央に空間がある構造。ブラシが髪の毛をかき取ってブラシが回転すると、毛が径の細い中央に移動して吸引されるしくみです

 

↑検証中、山田はシャンプー台へ移動。極楽か!

 

【上級編】日常生活では出ないぐらいの長い髪の毛を吸ってみる

次のお題は、おそらく女性のものと思われる、なが―い髪の毛です。あらかじめ美容室で取り置いていただいたものを使用。ひゃー、手にしてみると結構多いですね。多いというか怖いに近い感覚。ふだんの生活では目にしたことがない量です。

↑長い髪は、手のひらにふわっと盛られるくらいの量を用意

 

実際に吸ってみたら、これも一瞬で吸い込みました。問題は毛絡みです。どうなんだ? ひっくり返してブラシを見てみると……?

↑ブラウンの床なのでとてもわかりづらいですが、長い髪の毛を吸っています

 

絡んでない! さすがは「からまないブラシ」、これでまちがいなく髪の毛が絡みづらいというのが立証されました。

↑ブラシには髪の毛が1本も絡んでいません。これは気持ちいい!

 

↑そのころ山田はセットまで終了。めっちゃ男前になりました

 

オーナーがいいところを全部言ってくれました

というわけで、毛絡みの検証は終了。せっかくなので、中立な立場の同店オーナー・小林さんにパナソニックの「パワーコードレス」を使ってみてもらいました。美容師という職業だけに髪の掃除に悩むこともあり、掃除機に関してはプロのレビュアーに負けない観察眼があります。小林さん、どうですか?

「思ったよりスイスイ進みますね。うわーこれは楽しい」

 

そうなんですよ。自分もこの検証の前に家で使ってみたんですが、パワーブラシのおかげで、勝手にスルスル前に進むんですよね。感覚としては、力を入れなくても掃除機が勝手に掃除してくれる印象です。あと、「クリーンセンサー」というのがついていて、ゴミを検知すると本体のランプが赤早点滅して自動で吸引力を上げてくれるんです。ゴミがなくなると青ランプがつくんですよね。

 

「あ、本当ですね。これも面白い。いったん青になったところをもう一度かけても青のままですね。やっぱりちゃんとセンサーが働いているんだ。これなら達成感もあるし、掃除するやる気も起きますね」

↑ゴミがあるときはランプが赤早点滅。ちなみに、センサーは目に見えない約20μmの超微細なゴミまで検知するため、アレルギーの原因になるスギ花粉やダニの死骸・フンなども検知します

 

↑ゴミがなくなると青色に

 

あと、ヘッドのパイプの付け根あたりにペダルがあるのわかります? ちょっと試しに踏んでみてください!

 

「あ、ヘッドが外れました! なるほど、これで狭いところが掃除できるんですね。しかも先が光ってる! うん、これは便利です」

 

でしょう? これは「親子のノズル」と言って、かがまずに子ノズルに切り替えられるのがいいんです。立ったまま元の親ノズルに戻すこともできるんですよ。

↑ヘッドにあるペダルを踏むと、ヘッドが外れて子ノズルが露出します

 

↑子ノズルだと狭いすき間もラクラク。子ノズルに搭載するLEDナビライトが前方を照らしてくれるので、ゴミも見つけやすいです

 

では、ひと通り掃除機を掛けてもらったところで、取れたゴミを見てみましょうか。

 

「あれ、けっこうゴミが取れてますね……。今日はフロアをモップがけしてほうきで掃いていたんですが……。吸引力が強いから、日ごろ取り切れていないゴミが取れたのかな」

 

お目が高い! 本機の吸引力は吸込仕事率という指標で最大205W。これは掃除機のなかでもトップクラスなんです。ウチのラグで使ったときも、ラグに絡んだ細かい毛玉なんかを一発でキレイに取ってくれました。あれは快感だった……。

↑パワーコードレス MC-SBU840Kは、延長管を外してハンディクリーナーとしても使えます。写真のアタッチメントは階段や棚などの掃除に便利なペタすき間ノズル。アタッチメントはこのほか、ロングホース、すき間用ノズル、ふとん清潔ノズルも用意しています

 

結論は「本気でほしい掃除機」になりました

小林さんが本機のいいところをしっかり伝えてくれたところで、今回の検証は終了。毛絡みの検証では、本当に吸えんのか? 絡まるんじゃないか? と心配でしたが、そんな不安を完全に払拭する結果となりました。少しでも疑いの念を抱いてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。

 

最後に、筆者のパワーコードレスの印象を少々。先述しましたが、パワーがあるので1回のストロークでゴミが取れる確率が高く、クリーンセンサーの「ゴミの見える化」と相まって絶大な安心感があります。また、子ノズルが便利で、筆者が住むモノが多く狭い部屋ではかなり重宝しました。パワーブラシによる軽い操作感もあって、気軽な気持ちで掃除を始め、子ノズルを駆使するうちに、気づけば家中の掃除が終わっている……といううれしい誤算も。ちなみに、運転音はよくある「キーン」ではなく、「ウィィィ…」という控えめな音で耳ざわりな印象がなく、続けて掃除をしてもまったく気になりません。

↑ありし日のパワーコードレス。部屋の入口に置いてことあるごとに使っていました。すべての付属品が収納できる充電台も便利でした

 

使ってみた感想をまとめてみると、「本気でほしい掃除機」という結論に至りました。さらに「からまないブラシ」のおかげで毛絡みが抑えられ、ペットの毛もよく吸うということですから、もう何も言うことはないですね。実売価格は8万1280円。なかなかのお値段ですが……一回使ってしまうと、やっぱりいいな、と思うのです。特に、毛絡みに悩んでいる人だったら手に入れて損はないでしょう。

 

ちなみに、「パワーコードレス」シリーズには、今回使用したMC-SBU840Kのひとつ下のモデル、MC-SBU640K(実売価格6万8510円)も用意しています。充電台や子ノズルのLEDナビライト、付属品のロングホースなどを省略したモデルで、吸引力などのスペックは同じ、かつ「からまないブラシ」も搭載しているので、こちらを選んでもいいですね。というわけで、毛絡みを防ぐ機能は文句なし、吸引力も抜群で使い勝手も良好なパワーコードレス。改めて、いい掃除機だと思いました。

撮影/我妻慶一

【濃厚レビュー】理想の掃除機がけは週4日以上?「パワーコードレス」なら平気な6つの理由

パナソニックの調査によると、「掃除機をかける理想的な頻度は?」との質問に対し、63.8%以上が「週4~5日以上」と答えたとのこと。しかし、コードレス掃除機で実際に週4~5日以上掃除しているユーザーは37.4%にとどまっていて、週1日しかかけれらない人も31.1%に上るそう。多くの人は頻繁に掃除機をかけたいとの願望を持ちながらも、実際はさまざまな「面倒」が重なって掃除回数が減っていると想像できます。さらに、今年はコロナ禍でのおうち時間の増加によって家事負担が増え、より手軽に掃除機かけしたい、といったニーズも高まっていますよね。

 

そんななか、さまざまな「面倒」を解消し、理想の「週4日以上の掃除」に向けて強力に背中を押してくれるのが、今回レビューするパナソニックの「パワーコードレス MC-SBU840K」(以下MC-SBU840K)です。以下では、筆者が本機を使った実感をもとに、「これなら週4日以上掃除できる」と感じた根拠を解説していきましょう。

↑シンプルで清潔感のあるデザインのパワーコードレス MC-SBU840K。カラバリはホワイト(写真)とエレガンスブラウンを用意。サイズは幅253×奥行き218×高さ1150mm(スティック時)、質量は2.6kg(スティック時)。満充電時の連続運転時間は強約6分、自動約18~30分、ロング約40分(ブラシ回転ON)/約90分(ブラシ回転OFF)

 

【週4日以上掃除できる理由その1】

「からまないブラシ」で毛絡みにうんざりしなくて済む!

他のコードレス掃除機とMC-SBU840Kが一線を画している点が、ノズルのブラシに毛が絡みにくい「からまないブラシ」の搭載です。実は、我が家で掃除機を使用するときに一番困っていたのが、髪の毛がブラシに絡まること。筆者は40cmほどあるロングヘアなのですが、この抜け毛が掃除機のブラシに絡まることが今までよくありました。なかでも困るのが、毛が大量に絡まることでブラシの回転が止まってしまうことです。止まるたびに掃除を中断して、ヘッドを確認し、絡まった毛をハサミで切る……という一連の作業が必要になるので、だんだん掃除が面倒になってしまうのです。

 

そこを解決したのが、MC-SBU840Kの「からまないブラシ」。従来までの回転ブラシは細長い円柱型でしたが、からまないブラシは先が細くなった円すい形のブラシを採用。しかも、このブラシがヘッド左右に2つ配置されたダブルブラシ構造で、中央に空間があるのが特徴です。これにより、ブラシが髪の毛をキャッチすると、円すい形のダブルブラシが高速回転して、髪の毛はどんどんブラシの径の細い方(中央)に移動し、最終的に中央の吸引口から本体に吸引されることになります。

↑「からまないブラシ」は円すい形のダブルブラシ構造。混毛の密集ブラシでかき取った毛をほどきながら中央に集めて吸引します。また、従来と比べ毛量を1.9倍に増やすことで掃除性能との両立を実現しました

 

今回は、実際に30cmほどの髪の毛を30本ほど吸い込んでみたところ、ブラシには髪の毛が一本も巻き付いていませんでした。これなら、いちいち絡まった毛をハサミで切る手間が不要。ああ、もう毛絡みを気にしなくていいんだ、と思うと気持ちが軽くなりますね。また、我が家には犬がいるのですが、MC-SBU840Kはこうした犬の毛もブラシにまったく絡みつくことなく、しっかりと吸引してくれました。

↑30cmほどの長さの髪の毛を30本ほど床にまいて吸引してみました。画面では目立たないですが、日常生活でこれほどの量の髪の毛が落ちていることはめったにありません

 

↑吸引後に確認してみたところ、ブラシには1本も髪の毛が絡んでいませんでした!

 

 

【週4日以上掃除できる理由その2】

最大205Wの圧倒的な吸引力で、とにかく吸うのが気持ちいい!

もうひとつ、パワーコードレス MC-SBU840Kを使っていて魅力的だと感じるのが、その圧倒的なパワーです。それもそのはず、一般的なコードレス掃除機は吸込仕事率がだいたい最大20~100W程度。多くの製品はヘッド内に回転ブラシを搭載することで、掃除性能を補っています。これに対し、MC-SBU840Kはなんと吸込仕事率が最大205Wもあります。そのうえ回転ブラシも搭載しているとあって、その名の通り「とにかくパワーのあるコードレス掃除機」になっているのです。

 

実際に掃除してみると、その実力がよくわかります。今回はわかりやすいようにフローリングに粉ゴミ(重曹)と細かな粒ゴミ(コルクの粒)、大きめの粒ゴミ(猫砂)の3種類を床にまき、掃除能力をチェックしてみました。以下の写真を見るとわかるように、実際の家より多くのゴミをまいていますが、それでもヘッドをスーッと前進させるだけで、細かなゴミも大きめのゴミもしっかり吸引してくれました。

↑ヘッドが通った跡がくっきり!  ヘッド幅でしっかりゴミを吸引しているのがわかります

 

↑ヘッドを1往復させたあとのフローリング。ヘッドが通った部分は壁ぎわやフローリングの継ぎ目までキレイに掃除できています

 

ヘッドを1往復したあとの写真(上)でチェックして欲しいのは、3つのポイント。1つめはフローリングの継ぎ目の溝。じつは、パワーのない掃除機の場合、フローリング表面のゴミは取れるものの、溝に落ちたゴミは取れないということがあります。今回は一般的なフローリングよりもかなり深い溝の床材を使ったのですが、ヘッド往復後は溝の中までしっかりゴミがなくなっていました。

 

2つめは壁ぎわのゴミ。掃除機によっては、ヘッドで壁ぎわにゴミを押し込むだけで吸引できない製品もありますが、MC-SBU840Kは壁ぎわギリギリのゴミもきちんと吸い込んでいるのがわかります。これは、強い吸引力があることに加え、ヘッド前方部が薄く作られているためです。

↑軽く衝撃に強い素材「中空ガラス配合 軽量プラスチック」を採用したノズル。ヘッド前方部が薄く作られているので、壁ぎわまでブラシが届きます

 

3つめは、大きなゴミもしっかり吸い込んでいること。掃除機によっては、ホコリなどの細かいゴミには強くても、コロコロした大きめのゴミがヘッドと床のすき間に入り込めず、吸い残してしまう製品もあるのです。しかし、MC-SBU840Kは写真を見ての通り、大きめのゴミ(猫砂)もブラシでかき取りながら、しっかりと吸い込んでいることがわかります。

 

このほか、実際に使っていてパワーの恩恵を強く感じたのがラグやカーペットを掃除したとき。我が家には柴犬ミックスの小型犬がいるのですが、踏みつけられてカーペットにガッチリ張り付いた犬の毛も、一回の掃除でしっかりと除去してくれました。このあたりはパワーのない掃除機との差を実感できるところ。MC-SBU840Kでみるみるゴミが取れていく様子を見るのが楽しくて、ついつい本機を手に取る頻度も増えてしまいます。

↑MC-SBU840Kなら、カーペットやラグ、マットなど、吸引力が必要な床材でもしっかりとゴミを吸引してくれます

 

 

【週4日以上掃除できる理由その3】

「クリーンセンサー」で、目に見えないゴミが取れたのがわかる!

強力なパワーとともに便利に感じたのが「クリーンセンサー」の搭載です。これは、ゴミが多いところでは本体のランプが赤早点滅し、キレイになると青く点灯するという機能。なんとこのクリーンセンサー、目に見えない約20μmの微細なゴミまでチェックできます。ちなみに、アレルギーの原因になるスギ花粉が約35μm、ダニの死骸やフンがだいたい約20μmくらいといわれているので、アレルギーに悩まされている人にもうれしい機能です。これなら「目に見えないゴミまで掃除できた」と安心できますし、青の点灯を目指して掃除すれば、自然にモチベーションも上がりますね。

 

しかも「自動」モードで運転中は、クリーンセンサーと連携してゴミの多いところでは吸引力をアップするなど、パワーを自動制御するのも特徴。バッテリーのムダをなくしつつ、効率よく掃除することができるのもうれしいです。

↑ゴミが多いところでは本体のランプが赤早点滅し(左)、キレイになるとランプが青色に点灯(右)

 

【週4日以上掃除できる理由その4】

親子のノズルですき間の掃除が苦にならない

我が家には家具のすき間や棚の上、窓のサッシなど、床用ヘッドでは掃除できない場所がたくさんあります。こうした場所に対応するため、多くの掃除機にはすき間ノズルやブラシノズルなどを付属しているのですが、個人的にこの「ノズルの付け替え」が面倒だと感じることも多いです。なんといっても、床用ヘッドをはずして、ブラシを付け替えるのに一度しゃがんで作業しなければなりませんし、ノズル使用後は、またしゃがんで「ノズル→ヘッド」に付け替える必要があります。

 

その点、MC-SBU840Kはヘッドのペダルを踏むと、すき間用として便利な子ノズルに替えられる「親子のノズル」機能を搭載しています。この親子のノズルが便利なのは、子ノズルから親ノズルに戻す際もしゃがむ必要がないこと。立ったままカンタンにノズル交換ができるので、床の掃除中に「あ、ここもやろう、そこもやろう」といった具合に、気の向くままに子ノズルに変更して掃除が可能。いままで見て見ぬフリをしてきたすき間も漏れなく攻略できるので、達成感が違います。

↑ペダルを踏むだけでノズルを着脱! ノズル変更が苦になりません

 

↑ご覧の通り、壁とソファーのすき間も子ノズルだと簡単に掃除できます。先端にはなんとLEDナビライトも搭載し、暗い場所でもゴミを逃すことなく掃除が可能です

 

 

【週4日以上掃除できる理由その5】

付属品を収納できる充電台により、ストレスなく掃除が始められる

このほか、個人的に便利だと感じたのが充電台です。掃除を思い立ったときに、充電台から本機をスッと持ち上げるだけで、すぐに掃除を始めることができますし、収納するときも同様、ワンアクションでセットできます。そもそも掃除機は取り出すのがイヤ、しまうのがイヤ、という理由でヤル気が起きない方も多いと思いますが、これならまったくストレスなく掃除が始められますね。

 

また、充電台にはすべての付属品を収納できるのもポイント。最近はたくさんのアクセサリーを付属した高性能掃除機も増えていますが、いざ使おうとしたときにアクセサリーの収納場所が思い出せなかったり、収納の奥にしまい込んで出すのが面倒だったりして活用できないこともあります。その点、MC-SBU840Kは、すべてのアクセサリーを充電台にセットできるので、必要なアクセサリーに瞬時にアクセス可能。あのノズル、どこやったっけ? などという一瞬のストレスを感じるヒマもありません。

↑充電台にセットした状態のMC-SBU840K。スッキリとした見た目でインテリアの邪魔をしません

 

↑すべてのアクセサリーは充電台にセットできます。付属品の場所を忘れることがなくなりますし、すぐに取り出せて便利です

 

ちなみに、MC-SBU840Kは延長管部分を外せば、ハンディクリーナーとして使用が可能。付属する4種類のアタッチメントを使えば、ふとんや階段など、さまざまな場所を手軽に掃除できます。

↑MC-SBU840Kに付属する4種類のアタッチメント。上がロングホース、下は左からペタすき間ノズル、すき間用ノズル、ふとん清潔ノズル。ロングホースにノズルを装着して使えば、片手で本体を持ちながら、もう片方の手で軽快にノズルを動かせるのが便利です

 

↑ふとん清潔ノズルは水色の凹凸のあるローラーが、ふとんをたたきながら掃除するのが特徴。布団の繊維にかくれたゴミもかき出してくれます

 

↑ペタすき間ノズルは階段や棚の上など、ちょっとした面の掃除に便利。角度調整もできるので家具の下のすき間の掃除にも重宝します

 

 

【週4日以上掃除できる理由その6】

軽量化の工夫とパワーブラシで思った以上に操作感が軽い!

最初に、コードレス掃除機は吸込仕事率がそれほど高くない製品が多いと書きましたが、その理由のひとつがパワフルなモーターを搭載すると重くなるため。また、パワーのあるモーターを動かすには高性能なバッテリーも必要で、これも重くなりがちです。そんななか、MC-SBU840Kは圧倒的なパワーと最大約90分(※1)の運転時間を実現したにもかかわらず、思った以上に軽く操作できるので、使った人は驚くはず。これは、軽量素材や重心バランスにこだわった結果です。

※1:ノズルブラシ回転オフ時。ノズルブラシ回転オン時は約40分

 

本体には、軽くしなりに強い剛性強度素材「セルロースファイバー樹脂」を使い、ハニカム構造を採用して徹底的に軽さを追求しました。グリップの部分は、持つと自然と手の一部にハンドサポーターが当たる形になっていて、手にかかる重さを分散するとのこと。特許技術「中空ガラス配合軽量プラスチック」を採用したノズルは小回りがききますし、パワーブラシの恩恵もあってスルスルと自然と前に進む感覚が味わえます。これだけのパワーとスタミナがあるにもかかわらず、これだけ軽快に扱えるモデルは貴重。掃除機の重さを負担に思っていた方でも、本機ならラクに掃除できますね。

↑独自開発の軽量素材「セルロースファイバー樹脂」を本体部に採用するなどして軽量化を実現。また、グリップは握りやすく、手にかかる負担を分散する形に設計されており、操作性も軽いです

 

↑ヘッドが軽いので狭い場所でも操作しやすく、隅々まで掃除できました!

 

 

【まとめ】

「からまないブラシ」がやっぱり便利! 吸引力と使いやすさも両立した総合力の高いモデル

このほか、本機はワンタッチオープンでゴミが捨てやすく、水で丸洗いできるダストカップや、掃除中にサッと本体を立てかけられる「壁ピタゴム」の搭載など、細部にわたって使いやすさを高める工夫を施しています。このあたりは、長年掃除機の開発に携わり、こつこつ改良を重ねてきたパナソニックの知見が活きているように感じます。総じて「吸引力」と「使いやすさ」の両立がよく考えられていて、総合力の高い製品だと感じました。

 

そして、個人的に声を大にして伝えたいのが、なんといっても「からまないブラシ」の素晴らしさ! いままで筆者が悩んできた毛絡みの問題が解決できたのは、とてつもないメリットです。本機があれば、掃除を阻む面倒ごとがスッキリ解消されて、多くの方が理想とする「週4日以上の掃除」も難なくこなすことができるはず。特にロングヘアの家族がいる家庭やペットがいる家庭、そして吸引力の差が際立つカーペットを多用している家庭には、MC-SBU840Kを強くオススメしたいですね。

↑ゴミ捨てはボタン一つでワンタッチでフタがオープン。ダストカップやフィルターはすべてまるごと水洗いできて清潔に保つことが可能です

 

↑ハンドル下部分に滑りにくい「壁ピタゴム」を搭載

 

↑壁ピタゴムのおかげで、壁にサッと立てかけることができます。この状態でプラグを本体に直接さし込んで充電することも可能です

 

撮影/高原マサキ(TK.c)

 

 

中2の娘が「このレシピ作りたい」と料理に興味を持った! パナソニック「ビストロ」で誕生した料理長による料理集

我が家にパナソニックのスチームオーブンレンジ「ビストロ」がやってきて約半年が経過した。この間、パナソニックとデリッシュキッチンのコラボ番組「Bistro LIVE Kitchen for BEGINNERS」に出演する機会ももらい、初心者ながら調理する楽しさを実感することができた(ちなみに12月2日が最終回)。もはや、ビストロがなかったときはどうやって日々の食事を準備していたのか、怖くなるぐらいである。

 

さて、そうしたビストロ生活を送るなかで筆者だけでなく、家族も料理への向き合い方が変わった。というのが本原稿のテーマだ。今回の主役は中学2年になる娘であり、彼女がハマって私も妻もハマっている絶品レシピを3つ+αをお届けしよう。

 

【今回紹介する製品】

パナソニック 

スチームオーブンレンジ NE-BS2700

オープン価格

焼く、煮る、蒸す、揚げるといった調理を一台でこなすスチームオーブンレンジ。最新版となるNE-BS2700は、3つの進化が大きな特徴だ。1つ目は持ち前のヒーターの火力がアップし、たんぱく質と野菜が一緒の好バランスなメニューを冷凍から一気に焼き上げて時短調理する、「凍ったままグリル」。2つ目は分量フリーで野菜を手軽に調理する「やみつき野菜」がワンボウル調理に対応したこと。3つ目は、アプリ「キッチンポケット」が、食のプロを育成する辻調グループ監修のメニューなど、新しいレシピが随時更新される仕様に。より料理を手軽かつ豊かに楽しめるようになった。

 

娘が言った意外な一言

私の娘は塾に週4回通っている。21時半に帰宅もしくは、オンラインで授業が終わるので、在宅勤務が多い私は21時ごろからご飯の準備をするのがルーティンだ。前段で述べたように、私はこの半年ぐらいビストロで様々な料理にチャレンジしており、ワンボウルパスタ、ハンバーグ、チキンのこしょう焼きといったメインディッシュから、あさりの酒蒸し、鮭の塩焼、ちょっとしたお惣菜まで、数えてみると30品近くも作っている。どれも家族から好評で「料理で喜んでもらう」という成功体験をビストロで味わっていた。

 

そんなあるとき、思ってもみなかった一言が飛び出した。

 

「これ、美味しい! 今度、小腹が空いたとき自分で作りたい」

 

2つの意味で嬉しかった。(ビストロがほぼ調理してるけど)自分が作った料理を美味しいと思ってもらえること。もうひとつが、自ら作りたいという意欲を見せてくれたこと。あと、下心としては、「お腹すいた攻撃」を受けたときでも自分で作らせてラクができる、もある。

 

早速、公式アプリ「Kitchen Pocket」とレシピを教えてあげた。

 

その結果、何が起こったかというと、娘が私にご飯を作ってくれるようになったのである(気分次第で作ってくれない日もあるが)。とはいえ、自分の子どもが自ら興味を持って動いて、しかも料理をふるまってくれるのである。

↑娘が調理している図。何を作っているかは後ほど

これに値する、感動的なことは日常ではなかなかない。

 

で、娘が作ってくれたものを紹介したい。それだとただの自己満ブログになってしまうので、機能・技術的な面も併せて紹介。同時に、お子さんと一緒に作れて教育的な面もビストロにはある点を交えながら紹介していこう。

 

【その1】きのこのナムル

娘は、酒飲みの両親と生活していることもあり、おつまみ料理が好きだ。ナムルもそのひとつ。このきのこのナムルは、どんな料理でも合うので、娘もヘビロテしているレシピのひとつだ。

 

作り方は簡単でしめじとエリンギをボウルに入れてレンジで熱した後顆粒の中華風スープとごま油を混ぜるだけ(調理の手順は記事最下部のギャラリーにまとめています)。ワンボウルでできてしまう手軽さが調理するハードルを圧倒的に下げてくれる。包丁を使わせるのが心配な年齢のお子さんの場合は、しめじだけでもいいだろう。なお、個人的なオススメはピカールの冷凍きのこを入れてレンジするだけ。もはや包丁もいらない。

 

子どもがすごいなと思うのは、きのこのナムルが美味しかったので、もやしのナムル、三色ナムルもできるんじゃない?と応用しだしたこと。確かにどれもいける。

↑もやしのナムル
↑Kitchen Pocketには公式レシピとしてブロッコリーのナムルもある

 

ちなみに、ビストロの場合、64眼スピードセンサーで庫内の温度はもちろん食材の温度をモニターして臨機応変に調理してくれるので、食品の分量などを見分けて、オートで最適な状態に調理してくれる。庫内に入ったらお任せでいいのだ。

↑64眼スピードセンサーの技術イメージ

 

娘は塾に行く前に小腹が空いた時によく食べている模様。野菜系で小腹を満たしてくれるのは親としても安心。なお、私がオンライン飲み会でつまみがなくなったときには、まだ作ってくれていない。

↑作り置き食材としても活躍するナムル系レシピ。我が家の冷蔵庫に常備されている

 

【その2】ピーマンとツナの塩昆布あえ

また、酒のおつまみ料理! という的確すぎるツッコミはさておき、ピーマンやにんじんが嫌いな子どもは多い。娘も生野菜だと苦手な野菜は多いが、火が入って味付けがされた野菜は食べる。ビストロでこのレシピを見つけてからは、より一層自分から野菜を摂るようになった。というか、自分で作るようになった。美味しいは正義である。

 

なお、ピーマンをにんじんやなす、キャベツにアレンジしてもOK(調理の手順は記事最下部のギャラリーにまとめています)。【その1】のナムル同様、ワンボウルでできるので洗い物も少なくて済むのがうれしい。娘はお菓子作りが好きで、ガトーショコラやホットケーキなどをたびたび作っているが、料理後の調理器具類は悲惨な状態に。その惨状を見ているから、ワンボウルのラクは天国のよう。ただ、加熱したあとのボウルは非常に熱いのでやけどには注意。

↑にんじんとツナの塩昆布あえ
↑なすとツナの塩昆布あえ

 

私が夜遅めの配信記事制作で苦戦していて、パスタしか作れないとき、「もう1品欲しいな」と言って、自ら作っている光景を見かける。そんな中学生いる? という感じだが、これもビストロのおかげである。

↑こちらも我が家では定番の作り置きレシピ

 

【その3】チキンライス

子どもはアプリを使いこなすのが上手い。つい先日、教えたばかりなのに、Kitchen Pocketで様々な料理を見つけてくる。この項で紹介するレシピは辻調グループ開発のレシピである。中学生が辻調のレシピを作るのだ。令和である。

 

というか、チキンライスがオーブンレンジで調理できるのだ。チキンライスなのに、炒めなくていいのである。すごい時代だ。令和である。

↑撮影の日は、親子で共同作業でチキンライスを作ってみた

 

本レシピはビストロの核のひとつである「専用グリル皿」を使う。「きちんと熱と味が通るの?」と思うかもしれないが、この専用グリル皿が実に優秀。上部は熱の立ち上がりの早いヒーターが焼き上げ、下からはマイクロ波がグリル皿の下部にあたり、グリル皿が発熱する。両面でフライパンの役割を果たして、しっかりと熱を加えてくれるのだ(調理の手順は記事最下部のギャラリーにまとめています)

同時に、温度モニターを常に行っているから、火が通り過ぎない。パサパサにはならないのだ。むしろ、鶏肉の絶妙な柔らかさにしっかり味が染み込んだライスが融合。

 

チキンライスという食べ物は、デパートのレストランで食べる料理だ(昭和である)。とにかく、幸せの象徴を感じさせる料理である。それが自宅で出てくるなんて、しかも娘が作ってくれるなんて、最高の人生である。仕事で嫌なことがあっても、引き続き自粛生活でストレスが溜まっても、すべてが許せる。恐るべしビストロである。

 

【まとめ】ビストロは料理初心者にこそ必要な調理家電である

冒頭でも触れたが、我が家に「ビストロ」がやってきて約半年が経過した。製品やプロダクトの技術的な解説ならできる私であったが、料理自体は初心者もいいところ。「Bistro LIVE Kitchen for BEGINNERS」で、デリッシュキッチンのスタッフの方に料理のコツを教わったり、日々ビストロを使いこなすなか、料理に対する向き合い方が変わった。大きく3つだ。

 

ひとつめが、スーパーやコンビニの惣菜に頼らなくなったこと。我が家は共働き家庭で、夕食や翌日の朝食の準備が後手になる。そのため、帰りがけに買う、スーパーの惣菜が家庭の味になりがちだったが、ビストロがやってきたことで「ちょっとした一品」はもちろん、メインディッシュも作れるようになった。「Bistro LIVE Kitchen for BEGINNERS」で紹介したナポリタンやチーズカツレツなどはその最たる例だろう。

 

ふたつめが、料理を日常のルーティンに組み込めるようになったこと。料理初心者は、目の前の工程を追っていくのが精一杯で、複数の作業を同時進行するのも手一杯。ついラクな方に流れて出来合いのものを買いがち(もちろん、そうした日があっても全然いいと思っている)。ビストロは切って入れて、混ぜるだけのレシピが多いから、全体の工程がシンプルで「これなら料理初心者でもできる!」という気持ちになるし、実際にできてしまう。

 

最後が、週末や記念日に立派な料理を作れるようになったことだ。前回紹介した「茶碗蒸し」は我が家の定番として、多い月では月2回は作るほど。特別な料理といっても基本はビストロが調理してくれるから、特段のスキルはいらない。

↑前回作った茶碗蒸し

 

日々の献立は公式アプリの「Kitchen Pocket」が提案してくれて悩まないし、レンジ料理だから使うお皿の数も少なくて片付けもラク。こういった点を踏まえると、ビストロは料理初心者にこそ必要な調理家電である、というのが現在の私の結論だ。

 

我が家は妻が料理好きなこともあり、雑誌やウェブで見つけて作った渾身の料理が定期的に出てくる。が、子どもはなかなか食べたことない、新しい料理は警戒感があるのが一般的。なかなか箸が進まず残してしまって、妻が不機嫌になるというケースが度々ある。だったのだが、娘が調理に興味を持ったことで、色々なものを食べてみたいという意欲も出てきたのかもしれない。以前よりはそういった光景も少なくなったように見える。

 

家庭の雰囲気まで変えてくれるってビストロすごいと感心しきりである。

 

【作り方まとめ(各料理とも画像をタップすると詳細が表示されます)】

【その1】きのこのナムル(2人分)

 

【その2】ピーマンとツナの塩昆布あえ(2人分)

 

【その3】チキンライス(4人分)

 

【お知らせ】「ビストロライブキッチン forビギナーズ」最終回は12月2日21時から生配信!

↑「ビストロライブキッチン forビギナーズ」の詳細はコチラ(画像をクリックするとページに移動します)
料理初心者のGetNavi web編集長・山田と、こちらも料理初心者のMCあまりさんでお送りする、ビストロライブキッチンのスピンオフ番組「ビストロライブキッチン forビギナーズ」。最終回となる12月2日21時〜の生配信では、ついにきました「にくじゃが」に挑戦。煮物料理を嗜んでみます。デリッシュキッチンのInstagramアカウントから配信しますので、ぜひご期待ください。

 

撮影/茂呂幸正

 

10倍×2倍が2台…最新エアコンと加湿空清の連動で「ナノイー」濃度のインフレがえらいことに

パナソニックには「ナノイー」という、同社製品で幅広く使われている微粒子イオンがあります。同イオンは近年、格段の進化を遂げており、それに伴って同社の家電も性能が向上。さらに、同社は家電を単体で使うのではなく連携して使うことで、室内環境をより快適にする機能を高めています。キーワードとなるのは「10倍×2倍が2台」で、今回の「2台」とはエアコンと加湿空気清浄機のこと。両者を自動で連動させることで、どのようなメリットが生まれるのでしょうか? 以下、詳しくみていきましょう。

 

菌の水素を抜き取って抑制する微粒子イオン「ナノイー」を搭載

まずはパナソニックのルームエアコン「エオリア」の新製品から紹介していきましょう。「エオリア」は「健康で快適な空気と暮らそう。」というコンセプトのもと開発された製品。新製品の「エオリア」Xシリーズは、独自の「ナノイーX」を搭載し、部屋の空気の質やエアコン内部の清潔性にこだわっています。

↑ルームエアコン「エオリア」Xシリーズは11月21日発売。容量は2.2kWから9.0kWで、実売価格は28万3800~44万8800円

 

パナソニック独自の「ナノイー」とは、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオンのこと。さまざま物質に作用しやすいOHラジカルを含んでいる点が特徴です。OHラジカルは、水分子(H2O)から水素を1つ奪ったもの。とても不安定なので、安定するために、菌などとくっついて菌から水素(H)を抜き取り、水(H2O)に戻りたがります。一方、菌などは水素が抜き取られるので抑制されるというわけ。

 

なお、OHラジカルは単独だと空気中ですぐに消えてしまいますが、「ナノイー」の場合は水に包んで放出するので、広く遠くまで行き渡るという特性を持っています。

↑「ナノイー」は、ナノサイズの水のカプセルに多くのOHラジカルを包み込んだ状態になっています

 

最もOHラジカルの量が多いのは「高濃度の『ナノイーX』」

では、「ナノイーX」の菌の抑制効果を示す実験の模様を見てみましょう。下の写真をみてください。透明な樹脂製のプレート2枚に菌のスタンプをして、片方を「ナノイーX」がある環境に置いてしばらく放置します。左が「ナノイーX」を当てた環境で、43秒経過したところ、スタンプが薄れてきている(菌が抑制されている)のがわかりますね。

↑ブラックライトで菌のスタンプ(ツノがついたバイキンマーク)が光る仕組みです

 

↑ナノイーを当てた方は(左)薄れてきていますが、放置しただけのスタンプ(右)は形がはっきり残っています

 

パナソニックではOHラジカルの量で「ナノイー」「ナノイーX」「高濃度の『ナノイーX』」というように名前をつけており、OHラジカルの量は、「ナノイー」の10倍が「ナノイーX」、さらに「ナノイーX」の2倍が「高濃度の『ナノイーX』」となっていて、OHラジカルの濃度によって、脱臭や有害物質の分解スピードなどに違いが出てきます。「エオリア」Xシリーズに搭載されているのは最もOHラジカルの量が多い「高濃度の『ナノイーX』」です。

↑OHラジカルの量によって名前が異なります

 

↑「ナノイーX」で実証されている効果。カビや菌、ウイルスをはじめ、ニオイや花粉など空気の困りごとの助けになります

 

高濃度の「ナノイーX」を搭載し、立体的な気流を作り出す加湿空気清浄機

この、高濃度の「ナノイーX」を搭載したのが、新製品の加湿空気清浄機 F-VXT90(実売価格10万4230円)です。

↑加湿空気清浄機 F-VXT90。11月2日発売。空気清浄適用畳数は~40畳、加湿適量床面積は~24畳/~15畳(プレハブ洋室/木造和室)、加湿量は300~870ml/時間。外形寸法は約H640×W398×D287mm、質量は約11.7kg

 

F-VXT90は、開口部と2枚のルーバー形状を見直した「3Dフロー花粉撃退気流」を採用。立体的な気流を作り出し、効率よく部屋全体に気流を循環させます。これにより、床上30cm付近にたまりやすい花粉をパワフルに吸引するとのこと。なんと従来品よりも約1.5倍多く集じんするというので、花粉が気になる人にはうれしいですね。

↑新製品では中央付近の吸引効率がアップしています

 

アプリを活用した「うるおい暖房」でエアコンと空気清浄機が連動する

今回の新製品の「エオリア」XシリーズとF-VXT90は、IoT連携で連動運転できる機能を備えています。その名も「うるおい暖房」。

 

冬は暖房を使うと乾燥が気になりますが、専用の「エオリアアプリ」で「うるおい暖房」を選択すると、エアコン暖房に合わせてF-VXT90の電源が入り、加湿運転を自動で開始します。ちなみに、すでにF-VXT90の電源が入っている場合でも、リモコンから「暖房」を作動させると、F-VXT90が加湿モードで運転を開始します。

↑専用アプリでエアコンと空気清浄機との連動運転「うるおい暖房」を設定できます

 

これならいちいち自分で加湿器のモードを切り替えなくていいので簡単ですし、誰がスイッチを入れても自動で加湿運転ができます。「加湿を忘れてた!」なんてこともないので、いつでも快適ですね。

 

しかも、空気清浄機とエアコンを一緒に使うとダブルで高濃度「ナノイーX」を発生させるので、花粉やニオイの抑制スピードもアップするとのこと。これはうれしい!

↑高濃度の「ナノイーX」を搭載したエオリアと加湿空気清浄機をダブルで使うと、花粉抑制スピードや脱臭スピードがアップします

 

ちなみに、パナソニックによれば暖房運転をする際、暖かい空気が上にたまりますが、そこでエアコンと空気清浄機を対面に設置すると、より気流が効率良く循環するとのこと。両者を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

↑エアコンと空気清浄機の置き方にも気をつけましょう

 

なお、空気清浄機にも「ミルエア」アプリという専用アプリを用意しており、自分だけの運転モードが設定できる「わたし流運転」を備えました。

 

これは、花粉、ハウスダスト、PM2.5、ニオイ、湿度、運転音の気になる度合いを入力することで、ユーザーの悩みにあった運転モードを設定できるというもの。しかも、1週間後には通知が届き、設定内容を見直して更新できるため、使っていくうちに自分好みにカスタマイズできるとのこと。「わたし流運転」は4件登録できるので、季節ごとに設定を変えるなど、使い分けができそうです。

 

排熱を再利用した「新・エネチャージシステム」で冷房時の省エネを実現

最後に、面白い機能として、ルームエアコン「エオリア」Xシリーズの「新・エネチャージシステム」にも触れておきましょう。パナソニックのエオリアは2011年から、運転中に排出された熱エネルギーをチャージ(蓄熱)して暖房エネルギーとして有効活用する「エネチャージシステム」を搭載しています。これにより、霜取り運転中にも暖房が止まらない暖房を実現してきました。

 

今回は、新たに回路構造を変更し、これまで活用されていなかった熱エネルギーを冷房時にも有効活用。設定温度をキープしながら除湿をし続ける「快湿制御」運転を実現し、ジメジメしない快適な冷房を実現。運転のON/OFFを繰り返さないので、約10%省エネになるといいます。さらに、室外機の進化で、冷房立ち上げスピードも15%アップしたとのこと。

 

省エネ性や快適性を高め、「高濃度の『ナノイーX』」も搭載する「エオリア」Xシリーズ。空気清浄機と連携して加湿する機能も実用的です。ウイルス対策の面からも空気が気になる時期だけに、この冬はぜひ注目してみてください。

↑これまでの「エネチャージシステム」。霜取り運転時にも、暖房がとまらないのは「エネチャージシステム」のおかげ

 

↑「エネチャージシステム」を夏の冷房にも活用します

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

「忙しいパン好き」に教えたい! 「冷凍・厚切り」を絶妙に焼き上げるパナソニックの最新トースター

パナソニックは、オーブントースター「ビストロ NT-D700」を2月1日より発売します。実売予想価格は2万5000円前後(税別)。

↑「ビストロ NT-D700」のサイズは約W341×D328×H269mmで、質量は約4.3kg。タイマーは30秒~25分

 

↑庫内の様子。トーストは同時に2枚焼くことができます

 

7200通りの個別プログラムで最適に焼き上げる

本機は、「遠近トリプルヒーター」を搭載。上下2本の遠赤外線ヒーターで食パン表面をこんがりサクッと焼きあげます。同時に、上部に1本配置したパナソニック独自の近赤外線ヒーターで中までふんわりアツアツに焼くことができるといいます。

↑「遠近トリプルヒーター」で、表面を焦がすことなく中までしっかり熱を伝えます

 

また、「インテリジェント制御」の搭載により、食パンの厚みや温度などの状態、庫内温度や電圧などの周辺環境に応じた7200通りの個別プログラムで最適に焼き上げます。焼くのが難しい冷凍厚切り食パンも、おまかせでおいしく焼き上げることができるとのこと。

↑パンの厚さや温度の4メニューごとに、機器の状態や設定に応じた計7200通りの個別プログラムを搭載。 おまかせで食パンを最適な状態に焼き上げる事が可能です

 

↑厚切りトーストもおいしく焼き上げます

 

なお、オートメニューは計15メニューを搭載。うすぎりトースト、あつぎりトースト、冷凍うすぎりトースト、冷凍あつぎりトーストなどのほか、具材をのせたアレンジトースト、フランスパンなどのハード系パンや、クロワッサン、ピザ、そうざいパン、焼きいもなど多彩なメニューをオートで手軽に楽しめます。

↑具材をのせて焼くアレンジトーストもオートメニューでOK

 

一般的なオーブンに比べて庫内が小さいためすぐに温まり、予熱なしで手軽にオーブン調理ができるのも魅力。庫内センサーで120℃~260℃まで8段階の温度設定ができ、カップケーキやチーズケーキなどのスイーツから、高温で焼き上げるグラタンやピザなど、幅広い料理が楽しめます。

↑ピザなどのオーブン料理も手軽に楽しめます

 

食材が加熱されている様子が見える全面スモークガラス、ドアの縁から自然とのびたようなスリムハンドルなど、ミニマルなデザインが特徴。モノトーンの高級感あるデザインがキッチン空間にフィットします。また、見やすいフルドット液晶やクリックダイヤルを採用し、スムーズに操作できます。

↑クリックダイヤルを採用し、直観的な操作が可能です

 

パンは大好きだけど、こまめに買いに行くヒマがないという方。休日に買いだめして冷凍しておけば、本機でおいしく食べられますね。アレンジトーストやフランスパン、そうざいパンなど、さまざまなパンをおいしく調理でき、手軽にオーブン料理が楽しめるのもうれしい限り。パン好きは、ぜひ本機に注目してみてください。

プロ仕様の「最新電動工具」を一気紹介! 自宅使いもできて財布の紐が緩みっぱなし

今回はゴリゴリの電動工具の紹介です。パナソニックライフソリューションズからこのほど発売となった、充電レシプロソー、工事用サイクロン式クリーナーを中心に、6点ほど紹介。基本的に建設関連業者向けですが、DIYユーザーにも重宝するツールばかり。最後まで目が離せない内容ですよ!

 

小さく軽くなり、変形も可能な往復式電動ノコギリ

電動ジグソーや電動回転ノコギリが下向き作業用に対して、細長いブレードを往復させる電動ノコギリ・レシプロソーは、上向き・横向き・狭い隙間など、所構わずに切りまくれるのが特徴。それゆえ小型軽量が求められるのですが、パナソニックが9月に発売した「EZ47A1」は、従来モデルより1.35kg軽い2.05kg(18V・5.0Ahバッテリー使用時)、115mm短い345mm(折り曲げ形状時)とより小さく軽くなりました。さらに、従来モデルがL字形状固定だったのに対し、4ポジションの折り曲げ式となり、ストレート形状からL字形状まで、使う場所に応じて形を変えられるようになり、狭所での作業がしやすくなりました。

↑充電レシプロソー新製品の「EZ47A1」

 

↑4段階の折り曲げられるようになり、狭所での作業も可能に

 

↑ストレート形状時も細くなったので狭所、壁際での作業も楽になりました

 

刃が入りすぎないようにするプロテクトシューは可動式で、斜め姿勢からの作業でも安定してカットでき、さらに長さを調整して刃が出過ぎないようにすることで、刃が不意に折れてしまうという事故を防げます。ヘッドにはLEDライトを搭載し、暗所での作業をサポート。スピコン(トリガー)の押し込み具合で速度を調節できるなど、使い勝手に細かい工夫が施されています。

↑使い勝手を良くするさまざまな工夫がなされています

 

↑可動プロテクトシューはレシプロソーの固定に欠かせない部品。ここが可動することで、より力の入りやすい姿勢で作業できます

 

素材に応じて替えられる豊富な替刃もポイント

地味ですが意外に便利なのが、レバーを回すだけでブレードが簡単に脱着できること。というのも、同社のレシプロソーは替刃の豊富さが大きな特徴となっているからです。長さの異なる2種類の金工刃は太い金属製品と細い金属製品を切るときに使い分けが可能。木工・金工兼用刃は、釘やネジの入った木材や軟鋼・アルミ・塩ビなどの切断に。そして、水道用亜鉛メッキ鋼管用、木工用と、全部で5種類の替刃がオプションで用意されています。一揃いあれば、家中で切りまくれますね。

↑豊富な純正刃のラインナップ。木工・金工兼用刃があれば、粗大ごみの解体や庭木の手入れなど一般家庭でも重宝しそう

 

レシプロソーは基本的に業務用ですが、庭木のお手入れや粗大ごみの解体、物干し竿のカットや棚を作るときなど、ちょっとしたDIYにも使えるため、一般家庭でも十分に使いどころのある電動工具です。価格は、本体のみが2万4800円(税別・以下すべて同)電池2個セットが6万7000円~7万2000円。

↑業務用だけなく、庭木の手入れやDIY用途にも使えるレシプロソー

 

吸引力が落ちにくい工事用充電サイクロン式クリーナー

次に紹介するのは、10月に発売された工事用充電サイクロン式クリーナー「EZ37A5」です。業務用の充電式スティッククリーナーはフィルター式が多く、長時間使い続けるとフィルターが目詰まりして吸引力が落ちしてしまうのが悩みの種でした。一部、サイクロン式のクリーナーもありますが、サイクロンがホース部分に搭載されているため、ホースを外してハンディスタイルにしたときにはフィルター式になり、やはり吸引力に課題がありました。

↑工事用充電サイクロン式クリーナー「EZ37A5」。ブラックとホワイトの2色を用意。本体寸法は全長555×全高124×全幅160mm、本体質量は1.15kg(電池除く)

 

そこでパナソニックでは、本体側にサイクロン機構を取り付けることでフロア時・ハンディ時両方でサイクロンを使えるようにし、ともに吸引持続力を約6倍とすることに成功しました。また、サイクロン式としたことで、掃除後はダストカップを外して中身をそのままゴミ箱へ捨てるだけでよく、ゴミが飛び散る心配がありません。なお、サイクロンユニットはすべて水洗いが可能です。

↑フロアタイプでもハンディタイプでもサイクロンが使えます

 

↑サイクロンにより吸引力が長持ちするので、フィルターの掃除回数は1/6に激減

 

↑サイクロンのダストカップはゴミ捨て簡単で全て水洗い可能

 

ヘッドにはモーターブラシがないので、じゅうたんの中のゴミを掻き出すということはできませんが、ハードフロアや畳、毛足の短いカーペットでは十分使用可能でしょう。むしろ、玄関やベランダ、窓枠、車の中といった、家の中で使っているクリーナーを使いたくない場所の掃除に最適ではないでしょうか。

 

価格は本体のみが2万6400円、電池1個セットが5万~5万5000円です。標準モード時の連続使用時間は、14.4V・5.0Ah電池使用で約80分、18V・3.0Ah電池使用で約60分、18V・5.0Ah電池使用で約100分。

↑フロアノズルはローラータイプで床上の移動がスムーズ

 

↑フロアノズルの可動域を広げ、ソファの下など狭い場所にも入りやすくしました。手前が従来モデル、奥が新モデルのノズル

 

↑業務用だけでなく、一般家屋や家の外回りの掃除にも便利です

 

このほか、11月に発売したユニバーサルホルソー「EZ3582」もちょっとだけ紹介しておきます。主にダウンライト用の穴あけに使うもので、電動ドライバーに接続して使います。集塵カバーが小さくなって壁際でも穴あけが可能になったのと、超硬刃の標準付属により硬いケイカル板の穴あけ作業もできます。別売りのバイメタルホルソーを装着すれば金属の加工も可能です。価格は3万3000円。

↑ユニバーサルホルソー「EZ3582」

 

↑集塵カバーが小さくなり壁際近くまで穴開けができます

 

↑別売りのバイメタルホルソーを装着すれば、軽天下地(軽量鉄骨下地)などの加工もできます

 

アウトドアにも利用できるライトやスピーカーもラインナップ

パナソニックの電動工具は14.4Vと18Vのデュアルバッテリー対応が特徴で、そのラインナップの幅広さがウリとなっています。その中でもユニークなのが、Bluetooth対応の工事用充電ワイヤレススピーカー、工事用充電LEDマルチ投光器、工事用充電マルチライトといった工事をサポートするツール類。

 

工事用充電ワイヤレススピーカー「EZ37C5」はスマートフォンと連携して音楽やラジオを聴くためのもので、戸建住宅などの建設現場で多用されています。別売りの電池パックを装着すればスマホへの充電も可能。価格は、本体のみで1万3000円(電池パック・充電器は別売)。工事用充電LEDマルチ投光器「EZ37C3」は、2面のフレキシブルライトが羽根や蝶のような形状に自在に動き、吊り下げたり地面に置いたりとさまざまなシチュエーションで利用できるライトです。1500ルーメンと驚きの明るさ。価格は本体のみで1万9000円(同)。工事用LED充電マルチライト「EZ37C4」はマルチ投光器の小型版で、LED1灯で750ルーメンの明るさです。スピーカー同様、別売りの電池パックを装着すればスマホへの充電が可能。価格は本体のみで1万3000円(同)。

↑Bluetooth対応の工事用充電ワイヤレススピーカー「EZ37C5」。実用最大出力は5W

 

↑工事用充電LEDマルチ投光器「EZ37C3」

 

↑工事用LED充電マルチライト「EZ37C4」

 

↑デュアルバッテリー対応工具ラインナップの一部

 

このほかに、首振り機能付きの工事用充電扇風機(1万3500円)やBluetooth対応の工事用充電ラジオ&ワイヤレスピーカー(2万7800円)など、キャンプやバーベキュー、ガレージ作業、DIY、庭でくつろぐ時にも使えるツールがラインナップしています。なお、別売のリチウムイオン電池パックの価格は、18V・5.0Ah電池および急速充電器のセットが2万9800円、14.4V・5.0Ah電池の急速充電器のセットが2万3800円となります。

 

業務用はパワーが持続するので、作業効率が上がるのがメリット。また、その無骨なデザインが男心をくすぐるはず。意外にもDIYやアウトドアに利用できるツールが数多くラインナップされているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

災害対策で給湯器「エコキュート」のニーズ急増! 最新機は「省エネ以外のメリット」に注目

ゲリラ豪雨や台風など、水害を中心とした自然災害が日本中で多発しています。それに加え、日本は常に地震の危険にさらされており、まさに災害大国といっても過言ではありません。こうした自然災害時に困るのがライフラインの寸断。電気、水、ガス、通信の断絶は命にも関わるものです。そんななか、エコキュート(※)がライフラインの1つである水の確保に役立つと、その存在が見直されています。

※エコキュート……空気の熱で湯を沸かすことができる電気給湯機で、二酸化炭素を冷媒として使用するもの。省エネ性に優れ、火を使わないので空気を汚さないのが特徴

 

電気給湯機・エコキュートの需要が拡大中

エコキュートの国内市場は、2011年3月の東日本大震災以降、電気を多く使うことの罪悪感や生活エネルギーを電力だけに依存することへの不安感、さらには電力会社への不信感などからマイナス傾向にありましたが、2016年かはらは増加に転じ、2020年度は年間50万台強、累計700万台に達すると見込まれています。これは、2010年以前のオール電化初期ユーザーの買い替えや、卒FITを迎える太陽光発電ユーザーの拡大(※)が主な理由です。

※FIT(固定価格買取制度)は、住宅用太陽光発電で作られた電気の高値買取を10年間保証する制度。保証期間が終了後は売電価格が急落するため、売電せずに自家消費に充てる家庭が増えます。余剰電力買取制度(FITの前身)は 2009年に始まっており、2019年から順次、卒FITを迎えるユーザーが出てきます

↑2015年を底に増加傾向にあるエコキュート市場

 

しかしその一方で、頻発する大規模自然災害への備えとして、エコキュートを求める動きも高まっています。パナソニックが実施した災害に備えて導入した住宅設備アンケートでは、1位にエコキュートが入りました。エコキュートはタンクの中に常に300~460Lの水(またはお湯)が入っており、停電時・断水時でもタンクの中の水を生活用水として利用できるからです。

↑災害に備えて導入した住宅設備の1位にエコキュート・電気温水器

 

エコキュートの場合、シャワーやお風呂などでタンクの中のお湯を使用しても、使用した分だけ水が追加されるので、タンクの中は常に満タン状態となり、空になることはありません。そのため、断水になってもその時点で満タン状態を維持しており、タンクの中の水・お湯がまるごと使えることになります。例えば370Lモデルのエコキュートの場合、中の水は20Lポリタンク約18個分となり、4人家族が2~3日過ごせる分の生活用水を確保できることになります。

 

断水時はタンク底部の取り出し口から直接、水を取り出すことになりますが、断水はせず停電のみの場合は、水道管からの水圧によりタンク内に残っているお湯をキッチンの蛇口やお風呂、シャワーで使うことができます(ただし、停電により温度調節機能がストップしているため、熱湯が出る危険性があるので注意が必要)。

↑エコキュートは断水時にもタンクの中の水・お湯を生活用水として利用できます

 

災害の警報・注意報を受けて自動沸き上げを行う機能を新搭載

こうした声を受け、パナソニックは10月10日に初の災害対応機能「エマージェンシー沸き上げ」を搭載したエコキュートを発売することとしました。価格はスタンダードクラスのNSシリーズがオープン価格で、ミドルクラス(Jシリーズ、Nシリーズ、Cシリーズ)~プレミアムクラス(JPシリーズ)が65万2000~101万4000円(税抜・工事費別)。「エマージェンシー沸き上げ」は簡単に言うと、気象庁が発表した各種警報・注意報と連動し、自動的にエコキュートのタンク内の水全てを沸き上げるものです。

 

新製品は、エコキュートをコントロールする壁付けのリモコン(台所リモコン)に無線LANを搭載し、標準仕様でスマートフォンとの連携が可能になっています。専用のスマホアプリは気象情報会社のウェザーニューズと提携することで、自宅のある地域に気象警報が発令されたら自動で通知、同時にエコキュートが自動で全量沸き上げを開始します。

 

設定できる警報・注意報は、大雨・暴風・暴風雪・波浪などの特別警報、大雨・洪水・暴風などの警報、雷注意報です。エコキュートは普段、電気料金が安くなる深夜に自動沸き上げするよう設定されていますが、警報・注意報を受けて自動沸き上げすることにより、実際に大雨や雷などの影響で断水・停電しても、エコキュートの中の温かいお湯がいつでも使えるようになるのです。

 

なお、地震の場合は警報が発令されて間を置かずに発生し、断水・停電する場合も地震発生から短い時間で起こるため、エコキュートを稼働している時間がないことから、地震警報はエマージェンシー沸き上げ機能の対象外となっています。

↑スマホアプリでエマージェンシー沸き上げ機能に連動する警報・注意報は選択できます。なお、警報が解除されるとエコキュートの沸き上げも自動で停止します

 

↑警報を受信するとエマージェンシーアイコンがオレンジ色に点灯し、沸き上げアイコンがアニメーションで稼働中を知らせます

 

スマホアプリとの連携により、遠隔操作や天気予報と連携が可能に

リモコンへの無線LANの搭載により、スマホからさまざまな操作もできるようになりました。外出先から帰宅途上に湯はり操作をすれば帰宅後にすぐにお風呂に入れたり、自宅でも2階の自室から湯はり操作や追い焚き操作ができたり、毎日自動設定されている沸き上げ操作を旅行先からストップしたり。もちろん、事前に湯船の栓を閉めておく必要はありますが、ガス給湯のように火を使わないので、留守中でも安心して湯はりができるのは便利です。

↑左が無線LANを搭載した台所リモコン、右は浴室リモコン

 

↑台所リモコンに無線LANを搭載することで、これまで必要だったHEMSアダプターが不要になりました

 

↑スマホとリモコンが連動することで、湯はりだけでなく、さまざまな機能がスマホで使えるようになりました

 

このほか、卒FITユーザー向けに、太陽光発電を利用した「おひさまソーラーチャージ」も新たに搭載しました。従来は、前日に翌日の天気予報を確認し、ユーザー自身があらかじめ太陽光発電を利用した沸き上げ設定するか、AIを使って自動で太陽光を利用する場合は、別途同社のHEMS(※)機器が必要でした。

※HEMS……Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)の略で、エネルギーを節約するための管理システム

 

新機能では、HEMS機器がなくてもスマホアプリが天気予報と連携することで、あらかじめ沸き上げ設定した昼間の時間帯に実際に晴れていれば、自動で太陽光発電を利用してお湯を沸き上げる仕組み。なお、新機能の「エマージェンシー沸き上げ」「無線LAN搭載リモコン」「おひさまソーラーチャージ」は、10月発売の新機種46モデル全てに搭載されます。

↑スマホからも簡単に天気予報連動のソーラーチャージが利用できます

 

パナソニックのエコキュートは、タンクが4本脚で支えられ、震度7相当の地震にも堪えられる設計となっています。また、タンク部分の電子基盤は地上約80cmより上に搭載されているため、洪水等で水没した場合、水位が80cm以下であれば被害が軽微で済みます(ただし、漏電の危険性があるので、水没した場合は例え80cm以下でもユーザー自身で再起動せずに、必ずサポートに連絡して欲しいとのこと)。

↑タンク中央部にあるのがブレーカー。これより上に電子基板が集中しています

 

ふだんは大災害に遭うことを想像するのは難しいですが、明日は我が身と考え、家族を守るためにも出来得る限りの備えはしておくべき。貯水タンクとして使えるだけでなく、断水・停電の前に自動でお湯を沸かしてくれる最新のエコキュートは、利便性や省エネ性などのメリットはもちろん、災害への備えという観点でも検討すべきアイテムではないでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

何てわかりやすいんだ…人気動画クリエーターによるロボット掃除機「ルーロ」の「1か月レビュー」が必見だった!

放っておけば勝手に掃除してくれるロボット掃除機。おうち時間が増えるに伴い、家事の負担も増えるなかで注目度が高まっているアイテムです。なかでも「ロボット掃除機の不満を解消してくれる」と評判なのが、パナソニックの「RULO(ルーロ)」です。

 

モノ好き動画クリエーターが、「ルーロ」最上位機種を1か月使用した実感をレポート

とはいえ、いくら「スゴイ」と言われても、ピンと来ない方も多いはず。そんな方にぜひ見てもらいたいのが、動画クリエーター・のりごとーさんのレビュー動画です。

↑愛知県在住の動画クリエーター・のりごとーさん。YouTubeのチャンネル登録者数は13.9万人(2020年10月19日時点)。ライフスタイル、テック、DIY、旅行など、「楽しい!面白い!」と思える事やおすすめのモノを紹介しています

 

のりごとーさんは、最新ガジェットや家電、服や靴、クルマ、旅行をはじめ、実際に体験したモノ・コトのなかから、本当に良かったものをYouTubeで紹介。スタイリッシュかつ実用的なレビューが人気で、現在は13.9万人のチャンネル登録者数を集めています。そんなのりごとーさんが、今年4月に発売されたルーロの最上位モデル「MC-RSF1000」を、なんと1か月にわたってじっくり使用。動画では、その魅力を余すところなくレポートしているのです!

動画を見てみると、レビューのプロが1か月も使い込んだだけあって、とにかくわかりやすい! 冒頭でのりごとーさんが挙げたルーロのポイントは以下の4つ。

1.レーザーセンサー等の優秀なセンサー類

2.空間認識能力が凄い

3.段差を越えるアクティブリフト機能

4.掃除機を従えるotomo機能

動画では、これらのポイントを穏やかな口調ながら、実感を込めて解説してくれています。なかでも必見なのは、「1.レーザーセンサー等の優秀なセンサー類」で、「床に置いてあるモノを倒さないように、ギリギリのところをグググ、と回り込みながら、キワまで丁寧に掃除してくれている感じがスゴイなぁ~」とコメントするシーン。その際に映るルーロの動きが秀逸で、床に置かれたモノのキワを繊細な動作で攻めるシーンが丁寧に編集されています。

↑本当にキワまで掃除しているのがよくわかります!

 

思わず、本当だ、すげえ……と、見入ってしまう人も多いはず。その後も、三角形状を活かして部屋の角のゴミをかき取ったり、三脚やテーブルの脚をよけてその周りをきちんと掃除したりする様子が映し出され、ルーロの賢さが際立つ内容となっています。

続く「2.空間認識能力が凄い」でのリアルなリアクションも必見です。スマホでルーロが作成した間取りを確認した際は、その精度の高さに「この部屋そのままやんけ!」と感動。さらに、新しく追加されたリアルタイムマップ機能を実況するシーンでは、スマホ上にルーロのルートが表示され、間取りがみるみる完成していくの見て、「もうこんなに確認したの?」と驚きの声が漏れていました。11分後に完成した間取りを見て、「もう完全にウチの部屋と一致してますね」と感心しきり。

↑リアルタイムマップ機能には感心しきり!

 

↑段差を越えるアクティブリフト機能も、動画だからわかりやすい!

 

このように、4つのポイントをのりごとーさん視点で見ていくうちに、最新のルーロがどれだけスゴイのか、もし自分の部屋にルーロが来たらどうなるのか、自然に頭に入っていることに気づくはず。ロボット掃除機の購入を検討している方も、それほど興味がなかった人も、ぜひチェックしてみてください。ロボット掃除機の認識が変わるはずですよ!

 

【動画はコチラ】

 

【動画で紹介した製品はコチラ】

空間認識技術「レーザーSLAM」を搭載し、素早く正確に室内を認識! 今まで見逃していた場所のゴミまで取り切る(※1)

パナソニック

ロボット掃除機 RULO(ルーロ) MC-RSF1000

独自の三角形状で部屋の角のゴミも的確に除去。レーザーセンサーを使用した空間認識技術「レーザーSLAM」(※2)を搭載し、360°全方位の間取りと自己位置をすばやく正確に認識することで、掃除完遂性能を向上しました。障害物の位置もより正確に検知することができ、床に置かれたモノのキワまで近づいてゴミをかき出すのも特徴。2.5cmまでの段差を乗り越える機能「アクティブリフト」を搭載し、ラグなどの巻き込みを回避します。人を追尾し、特定の場所をスポット掃除する「otomo」機能も便利です。また、10月下旬には専用アプリ「RULOナビ」と本体ソフトウェアのアップデートを開始。これにより、正確な間取りと走行軌跡をリアルタイムで表示する「リアルタイムマップ」機能が使えるようになります。

※1 室内環境、汚れの種類や量により検知、集塵できない場合があります
※2 SLAM(スラム)技術・・・Simultaneous Localization and Mapping(自己位置推定と地図作成を同時に行う技術)

家族が集まるしかけを満載! 最新システムキッチン「Idobata スタイル」が世に問う「新しい家族の形」

コロナ禍で家族が自宅にいる時間が増えた家庭も多いのではないでしょうか? 家族が増えると、どうしても増加するのが調理の手間と時間。しかし、せっかく家族が家にいるから……と手伝いをお願いしても、狭い台所ではお互いぶつかったり、移動がしにくくなったりで「むしろ手伝われると邪魔!」という家庭も多いのでは。

 

そんななか、パナソニックから「Idobata スタイル(いどばたスタイル)」というシステムキッチンが登場。このキッチン、たとえ台所スペースが狭くても複数人が同時に快適に作業できる工夫が詰まっています。

↑Idobata スタイルはキッチンの大きさにあわせて幅などは自由に変更可能。写真はショールームの展示品で、このプランで希望小売価格は約260万円(税抜)

 

シンクの左右に作業エリアが2つあり、2人同時に作業が可能

Idobata スタイルは今年9月に発売されたシステムキッチンで、Idobata (いどばた=井戸端)の名前の通り水場(シンク)を中心に設計されています。

↑Idobata スタイルはキッチンの中心がシンクという、ちょっと変わったデザインが特徴

 

複数人が同時に作業できる工夫は大きく2つあります。ひとつは独立した作業スペースが2か所あること。一般的にコンロとシンクが一列に配置された「I字型」システムキッチンは、コンロとシンクが両端にあり、その間が作業スペースとしてデザインされます。このため作業スペースは1エリアしかなく、大人が並んで作業すると肘がぶつかったり、移動時に身体がぶつかったりという問題が起きるのです。一方、今回発表されたIdobata スタイルはシンクをキッチン中心に置くことで、シンクの左右に2エリアの作業スペースを確保しています。このため、2人同時に作業をしても、お互いが邪魔になることがありません。

↑一般的なキッチンとIdobata スタイルの作業スペースの違い

 

シンクは正方形で両側からアクセスしやすい

もうひとつの工夫がIdobata スタイルの中心となるシンクの形。「ラウンドアクセスシンク」とよばれる特徴的な正方形で、キッチンからはもちろん、対面側からも自由に蛇口にアクセスできます。ちなみに、パナソニックの標準的なカウンターキッチンは奥行きが93.3cmサイズなのですが、Idobata スタイルは奥行きが80cmに設定されているのも特徴です。奥行きが浅いので、カウンターのどちら側からでも作業しやすいのです。

↑正方形のシンクなので、リビング側からも簡単にシンクが使えます

 

Idobata スタイルというだけあり、キッチンの中心となるシンクにもさまざまな工夫がありました。まず、水栓には触らずに水が出る自動水栓を配置。手が汚れていても気にせずに吐水や止水が可能です。また、シンクはカウンターとの継ぎ目や排水口に隙間がなく、汚れが溜まりにくいうえに掃除しやすいという特徴があります。

↑コロナ禍の今、触れずに操作できる自動水栓のような設備はうれしいポイント

 

↑シンクには傷に強く汚れにくい有機ガラス系の素材を使用。カウンターの人造大理石との間に隙間がなく、汚れが溜まりにくいのが魅力です

 

オプションで2回ノックするとフルオープンする食洗機が搭載できる

Idobata スタイルはさまざまなオプションがつけられますが、今回取材した展示プランには食洗機も搭載されていました。食洗機は扉部分を2回ノックするとフルオープンするタイプ。扉にベタベタ触れる必要がないので、自動水栓と同じく清潔に使うことができそうです。

↑キッチン側からみたIdobata スタイル。カウンター下は一部オープンスペースになっているので、ゴミ箱などを目立たないように置くことができます

 

↑展示プランでは食洗機もビルトイン。忙しい共働き世帯や子育て世帯では絶対にほしい設備です

 

ちなみに、キッチン側と同様、対面側のカウンター下一部もオープンスペースになっています。ここに椅子を置けば忙しい朝などはカウンターで食事をすることもできますし、対面側から座った状態で調理を手伝うことができます。

↑リビング側のカウンター下に椅子を置くことで、キッチンでの過ごし方の幅が広がります。一般的なキッチンよりもカウンター奥行きが浅いので、対面からサーブしやすいのも良いですね

 

パソコン作業できるスペースや「根菜キーパー」もある

今回Idobata スタイルを実際に体験するためにショールームを取材しましたが、Idobata スタイルの背面に配置されたカップボード(食器棚)設備などもなかなか興味深いものがありました。

 

まず目を引くのが、キッチンなのにパソコンスペースがあること。現在、コロナ禍でリモートワークを続けている人もいますが、狭い住宅環境では「自宅でパソコン作業できるスペースはリビングの机だけ」ということもあります。とはいえ、毎日夫婦二人で一日中同じ机に向かっているのも気詰まりになりかねません。パナソニックは、そういった場合にキッチンにワークスペースを作ることを提案しているのです。

↑キッチン背面に用意されたワークスペース。決して広くはありませんが、集中しやすそうな空間です

 

もうひとつパナソニックらしいと感じたのが、カップボード内に配置されていたナノイー搭載の食品庫「根菜キーパー」の存在。なんとカップボード内にパナソニック独自の微粒子イオン「ナノイー」を発生させる装置を内蔵。ナノイーをファンで庫内に充満させることで、根菜に発生するカビを抑制します。

↑根菜の保存に最適な「根菜キーパー」。庫内の壁は湿度を調整する素材「しつど番」を使っており、高湿時は壁が吸湿、乾燥時は放湿することで最適な湿度をキープできるそうです

 

料理を家庭のコミュニケーションとして楽しむためのキッチン

パナソニックが20~69歳の既婚の男女各1000名にアンケートを実施したところ、コロナ禍でストレスが増したものの第一位は「食事の準備」だといいます。一方、自宅でできる新しい趣味の第2位として挙げられるのも料理だったそうです。Idobata スタイルは「狭いスペースでも複数の人が効率的に作業できる」ことで、料理を手伝ってもらいたい人、そしてこれから料理を覚えたい人の両方のニーズを満たしてくれそうです。

 

自宅のリフォームは時間やコストを大きく必要とするため、気軽に購入できる製品ではありません。ですが、家を建てるときやキッチンをリフォームするときに「夫婦や親子のコミュニケーションがとれるキッチン」を選択肢として考えてみるのはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

タンク型&据置型なら賃貸住宅でもOK! 省スペースで高性能な「食洗機」最新モデルはどれだ?

日本ではまだまだ導入例の少ない家電のひとつに、食器洗い乾燥機(以下、食洗機)があります。2020年3月の内閣府消費動向調査によると、国内の食洗機の普及率は、2019年時点で27.3%。諸外国と比べ、国内の食洗機普及率はスローペースで推移しているようです。

 

この普及の遅さには、キッチンスペースが狭くて設置できないという日本の住宅事情が影響していると言えます。一方で、新築住宅の購入時にビルトインタイプが備わっている物件が増えつつあることや、コンパクトな後付けの据え置きタイプが登場したこと、その便利さから、食洗機への注目は高まりつつあります。

 

そこで、食洗機を導入するメリットと最新のおすすめモデルを、最新事情や製品情報に詳しい家電ライターの田中真紀子さんに教えていただきました。

 

実は水・光熱費を節約できる!「食洗機」のメリットとは?

食器を洗う手間と時間が省ける―――それ以外にも、食洗機にはさまざまな魅力があると田中さんは言います。

 

「まず、洗浄力は高いものの直接手では触れることができない、漂白成分入りの洗剤が使えます。また、50℃以上の高温のお湯が使え、高圧水流で清潔に洗えます。そのおかげで、乾燥を終えたお皿は輝き、ピカピカになったグラスは、注いだビールの泡がきめ細かくなるといううれしい効果も。密閉されたボックスのなかで稼働するため、お皿を洗う際に汚れた泡や水しぶきが飛び散ることもないので、食器洗い後のキッチン掃除が不要なのも助かりますね。

 

なかでも私がもっともすごいと思うのは、節水効果と光熱費の節約効果です。例えば、パナソニック製の食洗機で調査した結果によると、5人分相当の食器ならば、手洗いの約1/6の水で洗えるという結果が出ています(※)。機種により差はあるものの、手洗い時のガスや水道の使用料と比較すると、水道光熱費は半額くらいに抑えられるんですよ」(家電ライター・田中真紀子さん、以下同)

(※)NP-TZ300(「汚れレベル3」でエコナビ運転OFFの場合):食器点数40点・小物20点、水温20℃、食器洗い機専用洗剤を5g使用する(1箱600g入り379円(税込))〈パナソニック調べ〉。使用水量は約11L。 ●手洗い:食器点数40点・小物20点、水温20℃。10Lのお湯(約40℃)でつけ置き洗いした後、洗剤を9.6mL使用(1本315mL入り163円(税込))〈日本電機工業会調べ〉して洗い、毎分6Lで食器1点あたり13.5秒、小物1点あたり5.5秒流し湯ですすいだとき、使用水量は約75L。〈日本電機工業会自主基準 標準汚染時〉

 

食洗機の優れている点

1. 洗浄力の高い洗剤が使える
食洗機専用の洗剤には、漂白成分や洗浄力を高める酵素が含まれているので、食器をよりキレイに洗える。

 

2. 高い湯温で洗える
油分が溶けやすく、洗剤の酵素が活性化する50℃前後の湯温で洗浄することができる。

 

3. 高温洗浄で除菌効果が得られる
設定によっては80℃近い高温で洗ったりすすいだりでき、目に見える汚れだけではなく、菌も落とせる。

 

4. 節水・節電になる
泡立ちがよい洗剤を使い、流しっぱなしですすぐ手洗いに比べ、食洗機は泡切れがよい専用洗剤を使っているほか、庫内に溜めた水である程度すすいだ後、仕上げにキレイな水ですすぐことで節水が可能に。

 

洗い残しや設置スペースなど、気になる問題点は?

手洗いよりも食器がキレイになり、時短と光熱費節約につながる食洗機。一方で、食器の入れ方によっては洗い残しができたり、設置のスペースを確保できなかったりという悩みもあります。

 

「洗い残しに対しては、食洗機を使う前に残菜やこびりつきを軽く落とし、噴射するお湯がまんべんなく当たるように、庫内に食器を入れましょう。まずは、取り扱い説明書をよく読み、お皿の配置などのポイントをつかんだ上で使い続けると、要領がわかってきます。

 

また、設置スペースに関して言えば、最近増えている後付けのタンク式は、水栓につなぐ必要がなくコンセントがあればどこでも使えて、設置工事が不要です。キッチンは狭いけれど、コロナ自粛で増えたお皿洗いの負担を今すぐ減らしたい! という場合は、タンク式を検討するのが良さそうです」

 

続いて、リフォーム工事不要で後付けできる据え置き型タイプと、キッチン以外でも使えるタンク式など、食洗機の最新モデルを紹介していただきました。



提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

家電ライターがおすすめする、
賃貸住宅でも使える「据え置き型」「タンク型」食洗機 5選

賃貸物件にビルトイン型の導入は、ほぼ無理と言っていいでしょう。そこで田中さんには、リフォーム工事不要で後付けできる据え置き型タイプ3モデルと、キッチン以外でも使えるタンク式2モデルを紹介していただきました。

 

据え置き型(卓上型)

キッチンの水道横スペースに置き、蛇口に分岐水栓を取り付けて使用します。原状復帰の必要がある賃貸住宅にも導入でき、キッチンのリフォーム工事も不要なので、手軽に導入したい人におすすめです。

 

・ナノイーXで庫内のニオイ抑制! 1日の食器をまとめて洗える

パナソニック
食器洗い乾燥機 NP-TZ300
実売価格 10万6700円前後(税込、設置費別)
サイズ:W550×D344×H598mm

国内の据え置き型食洗機の普及に大きく貢献しているパナソニック製の中でも、ハイスペックなタイプです。これから食洗機を使いこなしていきたい人にぴったり。「約50℃の水温と高圧水流で、食器の汚れと除菌をしてくれる『ストリーム除菌洗浄』を全コースに搭載。また、イオン『ナノイーX』の働きにより、洗う前の食器を入れておいてもニオイを抑制してくれます。熱に弱い食器を洗える『低温ソフト』コースもあるので、さまざまなシーンでストレスなく使えるでしょう。一度に約5人分の食器が洗えます」(家電ライター・田中真紀子さん、以下同)

 

・重なる食器のすみずみまでキレイに! ナイトモードで深夜も安心

AQUA
食器洗い機(送付乾燥機能付き)ADW-GM2

実売価格 5万5000円前後(税込、設置費別)
サイズ=W485×D390×H475mm

ガラス面から食器の洗浄シーンが見られる上に、スタイリッシュなデザインが目を引きます。「上段、中段、下段にあるノズルから高圧の水流が噴射されるので、汚れが残りにくく、初心者でも使いやすいタイプです。庫内には匂い移りが少ないステンレス素材を採用し、約72℃ですすぐ『高温すすぎモード』を使えば、油汚れがしっかり落とせて、除菌効果もアップします。乾燥機能は送風のみですが、高温すすぎ時の余熱で乾燥が進みますよ。運転音を抑えるナイトモードを使えば、夜間でも安心して使えます」

 

・洗浄コースで食器を除菌! コンパクトなのに機能は充分

パナソニック
食器洗い乾燥機 NP-TA4

実売価格 7万29000円前後(税込、設置費別)
サイズ=W550×D344×H598mm

幅が約35cmと充分スリムなデザインですが、「設置脚」を使えば、シンクまでの幅が26.8cmのスペースにも設置が可能です。「こちらのシリーズは省スペースに設置できる上に、直径26cmのフライパン、まな板、カレーなどがこびりついた鍋などもおさまる収納力が魅力です。3段階の汚れレベルに合わせた運転モードの切り替えや、約30分で乾燥まで終えられるスピーディコース、除菌効果のある『ストリーム除菌洗浄』など、日常使いには充分の機能を装備。パナソニック製を選びたいけれど、予算を抑えたいという人におすすめです」

 

タンク型

食洗機に内蔵されているタンクに入れた水を使って、洗浄するタイプ。そのため、コンセントのある場所ならば、キッチン以外でも使用できます。キッチンスペースに余裕がない場合におすすめです。

 

・手軽に導入できて洗浄&除菌効果にも満足!

サンコー
水道いらずのタンク式食洗機『ラクア』

定価:2万9800円前後(税込)
サイズ=W410×D410×H440mm

タンクに水を入れて使えるので設置工事なく、購入後すぐに使用できます。従来の据え置き型のように、キッチンの蛇口と直接つなぐ方法も可能な2WAYタイプ。「水道がない場所でも使えるので、キッチンスペースに置く場所がないときや、設置工事費を節約したい人、購入後すぐに使い始めたい人にオススメです。約3人分の食器が入り3万円以下というリーズナブルな価格設定で、高い洗浄力と温風乾燥を実現しているのは見逃せません。50℃のお湯で油汚れをしっかり落とし、熱風で除菌乾燥ができます」

 

・360度からの洗浄で汚れたお皿もピカピカに!

シロカ
食器洗い乾燥機

定価 5万4780円(税込)
サイズ=W420×D435×H435mm

タンク式と据え置き型の2WAYタイプなので、キッチンに置けるかどうかで、設置方法が選べます。除菌率99.9%(※)という除菌力でしっかりと汚れを落としてくれます。「360度回転するノズルが上下に付いているので、食器全体にまんべんなく高温の洗浄液が行き届きます。時間帯や洗う食器の量や質に合わせて、標準、念入り、おいそぎ、ソフトという4つのコースから選択可能。タイマー機能も搭載しているので、夜間の電気代がお得な時間帯に回したり、外出時に稼働させたりと、手洗いにはない選択肢が広がります」

※試験機関:一般財団法人日本食品分析センター /試験方法:寒天平板培養法(菌の種類1種)。食器の種類、形状、位置や汚れの程度などにより結果は異なります。

 

最新の据え置き型・タンク型の食洗機を紹介しましたが、やはり利便性・容量の大きさで勝るのはビルトインタイプ。新築住宅や分譲マンションの購入、キッチンのリフォームを検討している場合は選択可能です。では、ビルトインタイプのおすすめモデルとは?



提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

利便性と容量の大きさが魅力!
ビルトインタイプの食器洗い乾燥機 2選

新築住宅や分譲マンションの購入、キッチンのリフォームを検討している場合は、ビルトインタイプの食洗機も選択可能です。

 

「大容量で、ファミリー層やまとめて洗いたい派には、こちらが便利です。卓上タイプと違い、キッチンが広く使えるのもうれしいところ。ただし、設置工事が必要で価格帯も高めになります」(家電ライター・田中真紀子さん、以下同)

 

・フライパンや深めのお鍋もスッポリ! 上カゴアレンジで効率良く使える

パナソニック
ビルトイン食器洗い乾燥機
M8シリーズ 幅45cm ディープタイプ NP-45MD8S

定価 22万4400円(税込)
サイズ=W448×D630×H751〜851mm

買替えや後付け対応ができるタイプの中で最もハイグレードなタイプがこちら。「上カゴの形を4つのスタイルに変えられる『ムービングラックプラス』を搭載しています。上カゴをフルフラットにすればフライパンやポットを伏せて置けます。また、強力噴射を当ててもお弁当箱が裏返らないように上カゴのバーでホールドできるので、しっかり洗えて、除菌効果もバッチリ。上カゴを折りたためば、大きめの鍋やフライパンが入ります。洗い物を並べた後でも上カゴが左右にスライドできるので、下カゴに食器を追加したいときにも便利です」

※写真はシステムキッチンのドアパネルをセットしたイメージです。ドアパネルは、別売品です。

 

・食洗機先進国のドイツ製。容量と耐久性が秀逸!

ミーレ
食器洗い機 G 4820 SCU

定価 35万7500円(税込)
サイズ=W448×D570×H805〜870mm

1899年から続くドイツの家電ブランド、ミーレ(Miele)。日本のキッチンでも使えるサイズで約7人分の食器が洗え、20年の使用を想定した製品設計、長期間の修理対応も行っているのも強みです。「“食洗機先進国”のドイツ製は、大容量でパワフルなのがすばらしい! 予洗いなしで、油汚れをガンガン洗い流します。扉が手前に開き、引き出し式のバスケットに洗い物を入れていくタイプで、オートセンサーが汚れを検知して、隅までしっかりと洗ってくれます。洗い終わると自動で扉が開いて余熱で乾燥できるほか、標準使用水量もわずか8.7Lで、節電・節水効果も優れています」

 

2020年はいよいよ食洗機が脚光を浴びる!?

ビックカメラの調べによると、食洗機の売上は足元で増加傾向にあり、6月は前年比1.3倍の売上高になっています。「コロナ禍の自粛生活中に食洗機の必要性を感じた方の購入が増えたものと思われます。今後、食洗機のニーズがより高まる可能性は大いにあります」(ビックカメラ広報・齋藤俊明さん)

 

こまめな手洗いとアルコール消毒が欠かせない今、これから乾燥する季節になるにつれて、手荒れで悩む方は増えていきそうです。家事の時短、節約、エコ、除菌、そして手荒れ予防につながる食洗機の導入を、今こそ検討すべきときなのかもしれません。

 

【プロフィール】

家電ライター / 田中真紀子

白物家電、美容家電を中心に、雑誌、ウェブなどで執筆。家電製品の検証やレビュー記事では、主婦目線を大切にした感性に定評がある。ベビー用品、生活雑貨、医療など、暮らしにまつわる記事も手がける。近年は専門家としてコラム執筆やメディア出演も多数。
ブログ= https://ameblo.jp/makiko-tanaka89/entry-12313996618.html

新旧モデル比較で驚きの結果が! 最新スティック掃除機「パワーコードレス」は「毛絡み」がまったく違う

パナソニックの「パワーコードレス」は、「キャニスター並み」のパワーを特徴にしたサイクロン式のコードレススティック掃除機です。大容量のバッテリー、ハイパワーモーターなどを搭載し、家中を掃除するメイン掃除機として活躍する同シリーズ。なかでも、新製品の「パワーコードレス MC-SBU840K」(実勢価格9万円前後)は、新搭載された髪の毛もペットの毛もほとんどからまない「からまないブラシ」でお手入れの負担を軽減したとのこと。

↑コードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-SBU840K」。スティック時のサイズは幅253×奥行218×高さ1150mm、質量は2.6kg。充電時間は約3時間で、運転時間は強モードが約6分、自動モードが約18~約30分、ロングモードが約40分、ノズルブラシ回転オフ時のロングモードが約90分。集じん容量は0.2L。インテリアに馴染みやすいデザインも魅力

 

新モデルはパイプが短くなり、持ちやすくなった

実は、筆者は2018年発売の「パワーコードレス」の初代モデル「MC-SBU820J」を所有しています。どうせなら、新製品と旧製品を比較してみたらわかりやすいのでは? というわけで、ブラシの毛絡みを新旧で比較しつつ、使ってみて便利だった点をレポートしていきます!

↑左が新製品のMC-SBU840K。右は初代パワーコードレスのMC-SBU820J-W

 

初代モデルでは1175mmだった高さが、新製品では高さ1150mmとなり、パイプの長さが少し短くなっています。筆者の身長は155cmで小柄な方で、短くなったことで持ちやすくなったと感じました。従来品ではちょっと長くてどうしても肘が曲がってしまいましたが、新製品では自然と肘を伸ばして動かせるので、操作がずっとラクになっている印象です。

 

カラーエクステでテストしたら「からまないブラシ」には驚くほど絡まなかった

続いて、MC-SBU840Kの最大の特徴である、髪の毛もペットの毛もほとんどからまないという「からまないブラシ」を見ていきましょう。これは、円すい形状のブラシを2つ配置して、髪の毛などを絡みにくくしたというもの。2つのブラシが中央に向かって細くなっているため、かきとった髪の毛などが回転しながら中央に集まり、絡みにくくなるというわけです。

↑左が新製品MC-SBU840Kのヘッド。カバー前面が半透明になってブラシの動きがわかります

 

↑左が円すい形のダブルブラシを採用した新製品MC-SBU840K。右の旧製品ではブラシに切れ目がありませんが、新製品は円すい形のブラシを2つ備え、中央に切れ目があります

 

筆者もある程度の髪の長さがあり、ブラシの毛絡みには悩まされていたので、毛絡み防止性能は大いに気になるところです。早速、パーティグッズのカラーエクステを使って、実際に性能を試してみました。

↑長いままのエクステとちょっと短く切ったエクステを混在させて床にまき、新製品MC-SBU840K(左)と2018年モデル(右)と一緒に掃除をしています

 

エクステを吸い込んだあと、そのまま部屋を掃除してから、絡んでいるかどうかを確認しました。結果を比較してみると、2018年モデルではブラシのあちこちにエクステが絡まっていますが、MC-SBU840Kは、ブラシには本当に絡まっていません! これはちょっと驚きです。

↑2018年モデル(右)はブラシにエクステが絡まっていますが、新製品(左)はエクステを完全に吸引しました

 

2018年のモデルもブラシの溝にあわせてハサミをあてれば髪の毛がカットしやすくなるという配慮がされていましたが、MC-SBU840Kならハサミでカットする手間すらいらないのはうれしいです。ブラシの部分は汚れに直接触る部分なので、お手入れを躊躇することも多かったのですが、これなら快適に使えそうです。お手入れの手間が大幅に軽くなるのは間違いありません。特にペットオーナーや、家族で髪の毛が長い人がいるご家庭では重宝するでしょう。

 

LEDナビライト付きの「子ノズル」ですき間のゴミもしっかり狙える

ほかにも使っていて便利だと思ったのが、2018年モデルにも搭載されている「親子のノズル」と「クリーンセンサー」です。「親子のノズル」は、ペダルを踏むことで分離し、すき間にぴったりの「子ノズル」に早変わり。家具のすき間などを掃除をしたいときに、アタッチメントを付け替えなくていいので重宝します。さらに、「子ノズル」は、手元のボタンでLEDナビライトが点灯します。LEDナビライトは旧製品にはない新機能で、ライトが低い角度で取り付けられているため、ゴミが浮き上がって見えるのが特徴。見逃しがちなゴミもしっかり狙って吸い込むことができます。

↑ヘッドのペダルを踏みます

 

↑根元が分離して「子ノズル」に

 

↑LEDナビライトがつくので、暗いすき間もよく見えます

 

「クリーンセンサー」は掃除の仕方を再認識させてくれる

「クリーンセンサー」は、筆者が掃除をする際、キレイになったかどうかの目安にしていたもの。目に見える大きなゴミは取り残しませんが、微細なゴミや高い場所や家具のすき間など奥まって見えにくい場所などを掃除するときは、ちゃんととれているかな? と不安になります。その点、「クリーンセンサー」はハウスダストなどの目にみえないサイズのゴミも検知して、汚れているときは赤点滅、キレイになったときは青のLEDが点灯して知らせてくれます。

↑汚れている場所を掃除すると、赤いランプが点滅します

 

実家の高齢の親は「最近、掃除をしてもゴミがよく見えない」と話していたので、「クリーンセンサー」を搭載した本機をすすめてみようかな、と思いました。また、このセンサー、掃除機をサッサといい加減に動かしていると赤が青にならないので、丁寧に掃除しないと意外にゴミは取れていないことに気が付きます。その意味で、掃除の仕方を再認識させてくれる点がいいと思いました。

↑キレイになると青点灯します

 

床の溝に入り込んだ粒ゴミも粉ゴミもパワフルに吸引

ちなみに、「パワーコードレス」というだけあって、パワーは申し分ありません。例えば、フローリングに猫砂(ちょっと大きめの粒ゴミ)と重曹(微細なゴミ)をまいて掃除をしてみたところ、溝に入り込んだ隙間のゴミもしっかり吸引。一往復したところ、猫砂も取りこぼしなくスッキリ取れました。ノズルの前側が薄く、壁ぎわまで届くため部屋の隅のゴミも取り逃すことなくキレイに掃除できます。

↑猫砂と重曹をフローリングにまいて掃除をします

 

↑溝に入り込んだゴミもキレイに取れました!

 

↑壁際のゴミもキレイに掃除できます

 

なお、本機は長時間稼働するバッテリーやパワフルなモーターを備えているにもかかわらず、ヘッドが前に行く力が強いため、それほど力を入れなくても動かせます。また、ゴミをよく吸うため少ない動作でキレイになり、個人的にはほとんど疲れは感じませんでした。パワーを追求しながらも、「からまないブラシ」や「親子のノズル」、「クリーンセンサー」を搭載するなど、使い勝手や取り回しにも配慮していて、極めて総合力の高いモデルだと思いました。特にペットオーナーや髪の毛が長い人がいるご家庭、微細なゴミもしっかり取り除きたい人にはオススメの1台です。

↑「ペタすき間ノズル」「すき間用ノズル」「ふとん清潔ノズル」「ロングホース」など家中の掃除に便利なアタッチメントも付属

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

ウチのロボット掃除機、いまどこを走ってどこにいる? 外出先でもスマホでわかる新「ルーロ」登場

パナソニックは、空間認識技術「レーザーSLAM」を搭載したロボット掃除機「RULO(ルーロ) MC-RSF700/MC-RSF600」を10月30日に発売し、同シリーズのラインナップを拡大します。

 

MC-RSF700は、最上位機種MC-RSF1000のアクティブリフト(本体をリフトアップして段差を乗り越える機能)と一部センサーを省略したモデルで、実売予想価格は11万3300円。MC-RSF600は、MC-RSF700から任意の場所を掃除できる「otomo(おとも)」機能を省略し、稼働時間を短縮したモデル。実売予想価格は8万5800円です。

↑ルーロ MC-RSF700(左)とルーロ MC-RSF600(右)。サイズはともに幅345mm×奥行330mm×高さ99mm。MC-RSF700はブラックのカラバリも用意。サイドブラシはMC-RSF700が2本、MC-RSF600は1本となっています

 

空間認識技術「レーザーSLAM」を搭載した新モデルでルーロのラインナップを拡充

ルーロ MC-RSF700/MC-RSF600は、「レーザーSLAM」を搭載。1秒間に10回転・360°全方位(半径8m)にレーザーを照射して間取りや床にあるもの、動くものなど部屋の環境をすばやく正確に認識・学習し、精度の高い地図構築と自己位置認識ができます。これにより、従来よりも掃除完遂性能を向上。また、広い範囲をすばやく認識できる事で掃除エリアを効率的に分割してラウンド&ルート走行で丁寧に掃除します。

↑360°レーザーセンサーのイメージ

 

↑MC-RSF700/MC-RSF600に搭載するセンサー。MC-RSF600(右)は超音波センサーを省略

 

専用アプリ「RULOナビ」には「リアルタイムマップ」を新搭載。正確な間取りと自己位置、さらに走行軌跡を掃除中リアルタイムで表示し、ルーロがどのように走行したか、今どこを走行しているかを外出先でも在宅時でもスマートフォンで確認できます。ロボット掃除機がきちんと掃除しているかをリアルタイムに見ることで、掃除を任せられる安心感がアップ。掃除終了後は「ゴミマップ」で、掃除時間やゴミの分布など掃除結果を確認できます。

↑リアルタイムマップのイメージ

 

↑リアルタイムマップでは、正確な間取りと走行軌跡をリアルタイムで表示します

 

最上位モデルはソフトのアップデートで走行効率がアップ

なお、「リアルタイムマップ」機能は既発売の最上位モデルMC-RSF1000(実売価格16万9400円)においても、10月下旬から「RULOナビ」アップデートで追加。併せて本体ソフトウェア(「RULO AI」の進化)のアップデートも開始します。これにより、部屋の形状にあわせた走行補正などで走行効率をアップし、最大稼働面積がアップデート前の約120畳から約130畳へ拡大。また、障害物検知も接近時に赤外線センサーに加え、レーザーセンサーを活用することで精度を高め、より正確に検知することが可能になりました。

↑アップデート後(右)は、レーザーセンサーと赤外線センサーで障害物をより正確に検知します

 

お手ごろな価格で「レーザーSLAM」と「リアルタイムマップ」を搭載したMC-RSF700/MC-RSF600、アップデートでさらに走行効率、障害物検知の精度を高めた最上位モデルのMC-RSF1000、ぜひ注目してみてください。

 

業界初! 4K放送の3番組同時録画ができるBDレコーダー「ディーガ DMR-4T」

パナソニックは、ブルーレイディスク(BD)レコーダー「DIGA(ディーガ)」より、4Kチューナー搭載モデル3機種7モデルを10月16日に発売します。

 

ラインナップは4Kチューナー搭載数によって分かれており、3チューナー搭載の「DMR-4T」シリーズが3モデル、2チューナー搭載の「DMR-4W」シリーズが2モデル、1チューナー搭載の「DMR-4S」シリーズが2モデル。このうち、DMR-4Sシリーズのみ、インテリアになじむホワイトカラーの筐体を採用しています。

↑3チューナー搭載の「DMR-4T401」(4TB)

 

↑DMR-4Sシリーズはコンパクトなホワイトボディを採用

 

業界初の4K放送3番組同時録画を実現

4Kチューナー3基搭載の「DMR-4T」シリーズは、業界初の4K放送3番組同時録画に対応したモデル。来年3月より始まるWOWOWの4K放送を見据え、4K放送においても同時間帯に複数の番組を録画したいという需要に応えます。

↑4Kチューナー3基搭載の「DMR-4T」シリーズ

 

4Kチューナー2基搭載の「DMR-4W」シリーズは、4K放送の2番組同時録画に対応。

 

いずれもUHD BD/BD/DVDの再生に対応。4K長時間録画モードにも対応し、高精細な新4K衛星放送の番組を4K解像度のままBDに残せます。

 

また、録画番組の視聴だけでなく、ディーガにためた写真・動画や音楽をスマートフォンで楽しめる「おうちクラウド機能」も搭載。AIによる機械学習を活用した画像解析アルゴリズムを使って、取り込んだ写真・動画を自動で分類し、家族の思い出を自動でおまかせアルバムとして作成します。分類された写真や動画を1分間のダイジェスト再生で手軽に振り返ることも可能です。

 

独自の4K対応エンジン「4Kリアルクロマプロセッサ」を搭載しており、UHD BDやネット動画サービスの4Kコンテンツなどを高画質化処理することで、自然な質感と立体感のある高品質な映像に再現します。

 

ラインナップは、「DMR-4T」シリーズが、内蔵HDD 4TBの「DMR-4T401」(実売予想価格14万円前後)、3TBの「DMR-4T301」(同12万5000円前後)、2TBの「DMR-4T201」(同11万円前後)の3モデル。

 

「DMR-4W」シリーズは、内蔵HDD 2TBの「DMR-4W201」(同9万5000円前後)、1TBの「DMR-4W101」(同8万5000円前後)の2モデル(ずべて税抜)。

 

スマホ連携強化でテレビレスな使い方にも対応

4Kシングルチューナーの「DMR-4S」シリーズは、スマートフォンとの連携を強化していることが特徴。Bluetooth機能を備え、手持ちのスマホから初期設定が行える「スマホで設置設定」に対応しています。これにより、テレビに接続しなくても使い始めることができるので、テレビを所有していない若い世代などでも、手軽にテレビ番組を録画し、スマホやタブレットなどで視聴することができます。

↑4Kシングルチューナーの「DMR-4S」シリーズ

 

また、帰宅するとスマホが自動でレコーダーを検出し、持ち出し予約した録画番組の転送や、スマホで撮った写真の一括保存などが自動的に行える「ただいま転送」機能も利用できます。

 

このほか、従来のペットカメラ連携機能に加え、新たに日本動物高度医療センターが開発したペットの活動量計「プラスサイクル」との連携も可能に。プラスサイクルのデータをディーガが自動で取得するので、手間なく活動量データを保存できます。

↑ペットの活動データを、ペットカメラの映像と合わせて確認できます

 

チューナー数は、4K放送および地デジ/BS/CS兼用が1基、地デジ/BS/CS専用が2基。4K放送をたっぷり録画できる4K長時間録画モードにも対応しています。

 

ラインナップは、内蔵HDD 2TBの「DMR-4S201」(実売予想価格9万円前後)と、1TBの「DMR-4S101」(同8万円前後)の2モデル(いずれも税抜)。

 

WOWOW 4Kの放送開始や東京オリンピックなどの大型イベントも控える2021年に向けて、4K対応モデルの拡充を果たしたディーガの最新ラインナップは、4K放送をたっぷり録画したい方はもちろん、4K放送の受信環境をまだ導入していない人にも最適。レコーダーの買い替えを検討されている方は、ぜひ4Kディーガをチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

業界初! 4K放送も全自動録画できるパナソニックの全自動ディーガ「DMR-4X1000」

はっきりと言える! これはストラーダ史上もっとも高画質なカーナビだ

パナソニックは、SDカーナビステーション「ストラーダ」の10V型有機ELディスプレイ搭載モデル「CN-F1X10BLD」「CN-F1X10LD」と、9V型WVGAディスプレイ搭載モデル「CN-F1D9VD」を10月中旬に発売します。有機ELディスプレイを車載用に採用する例は欧州車で見られますが、国内の市販ナビゲーションに採用したのはこれが初めて。そのポイントを内覧会で取材してきました。

 

有機ELディスプレイを採用

今回、上位機種となるCN-F1X10BLD、CN-F1X10LDの2機種は“F1X プレミアム10/有機EL”というロゴがあしらわれています。その理由はディスプレイに色再現性の高い有機ELパネルを採用したことで、ストラーダ史上もっとも高画質なカーナビとしたからです。

↑内覧会は東京・お台場にある「パナソニックセンター東京」で開催された。感染症対策のため、来場者は10人前後に限られた

 

有機ELは素子自体が発光するためバックライトが不要です。それが映像の基礎となる“漆黒の黒”を実現し、さらに「AGAR低反射フィルム」「エアレス構造」を採用することで映り込みを低減。これらが一般的な液晶ディスプレイをはるかに上回るコントラスト比をもたらしたのです。これが“プレミアム”たる所以です。

↑ストラーダの最新モデル“F1X プレミアム10”の最上位機種、CN-F1X10BLD。ブルーレイディスクが再生できる

 

実際にそのデモ映像を見ると驚きました。真っ暗な夜空を埋め尽くす提灯のムービーが見事なまでのリアルさで再現されていたのです。今までのストラーダでは夜空にどこか白っぽさがあって提灯が際立ちませんでした。有機ELパネルを採用した“F1X プレミアム10”では、HDの解像度とも相まって、提灯の一つひとつが鮮明に描かれています。これは一般的な液晶パネルと違って光の漏れをゼロにできるからこそ実現できたものであり、単に画面の大きさだけでなく、再現するクオリティにまでこだわった開発陣の意気込みが伝わってきました。

↑有機ELならではの特徴をいかんなく発揮し、漆黒の夜空に舞い上がる提灯の様子を鮮明に再現した。写真はCN-F1X10BLD

 

↑2019年モデル(下)と比較すれば黒の再現性が違うことが一目瞭然。黒浮きしないことで映像に締まり感が出ている

 

もちろん、2DINスペースさえあれば大半の車種に取り付けられる、F1シリーズの特徴はそのまま。今回は取り付け可能車種をさらに増やし、業界最多の430車種以上としました。ブルーレイなどの映像メディアもオプションのバックカメラもHD画質で表示できるなど、新たに装備した有機ELディスプレイをフルに活かす仕様となっているのです。

↑“F1X プレミアム10”の特徴を解説したパネル。漆黒の黒を再現した10V型ディスプレイは薄型化も実現し、同時に430車種以上に対応することも謳っている

 

バックライトが不要である有機ELディスプレイは、厚さ約4.7mmという驚きの薄さも実現しています。厚みがなくなると強度が不安になるものですが、外装フレームには軽量で高剛性なマグネシウムダイカストを採用し、内部をハニカム構造とすることで軽量化と強度確保を両立。アングル調整や左右15度に振ることができるディスプレイ部のヒンジの強度はそのままながら、耐振性を大幅に向上させているのです。画面が大きいとブレは気になるからここは重要ですね。

↑2019年モデルとの比較。バックライトの不要な有機ELを採用したことに加え、主要回路を本体側に移すことで最薄部で厚み4.7mmを実現した

 

↑有機ELを採用することでディスプレイ部の厚みは大幅に薄くすることができた。上が最新型で下が2019年モデル

 

ナビゲーションのプラットフォームは従来モデルを継承したものですが、ソフトウェアでのブラッシュアップはもちろん図られています。もっとも大きな機能アップが市街地図の収録エリアを全国津々浦々までシームレスに表示できるようにしたことでしょう。これにより収録エリアは従来の1295都市から1741都市へと拡大。

 

ほかにも方面案内標識のピクト表示の追加を行い、交差点拡大図で表示される残距離の拡大も図っています。これらは既にパナソニック「ゴリラ」でも実現した機能ですが、こうした細かな案内は不慣れな土地へ出掛けた時こそ役立つもの。高精度な測位能力を合わせ持つストラーダなら、そのメリットがより活かせるようになるでしょう。

↑一軒ごとの家形図を表示できる市街地図を全国にわたってシームレス表示。地図上で目標物から現在地が把握しやすくなる

 

↑方面案内標識に表記されているピクトグラム(アイコン)の表示にも対応。進路を把握するのに役立つ

 

ストラーダの伝統でもある安全・安心運転へのサポートも踏襲されています。一時停止や制限速度を知らせる機能を備え、生活道路区域の「ゾーン30」は色分けして音声と共に警告を発します。さらに重大事故を招く逆走に対しても高速道路のサービスエリアやパーキングエリアで、その行為を検知して警告も行います。

 

また、交通情報システム「VICS WIDE」にも対応しており、FM多重VICSを受信するだけで渋滞を避ける「スイテルート案内」を可能としました。目的地検索ではスマホにインストールした「NaviCon」を活用できるほか、カーナビと対話しながら目的地を設定できる音声認識能にも対応しています。

 

ハイレゾ音源を活かす回路設計の見直しも図られています。グランド・信号・パターン設計などの回路設計を見直した上で、低DCRチョークコイルを新規採用して音質を大きく改善。ノイズ対策としてもDSP/DAC専用アース線構造を追加してノイズの原因となる信号の回り込みを大幅に低減させています。これらによってもたらされた特に高域の音の広がりや音像定位感のアップは、ハイレゾ音源を再生する上で大きなメリットとなるでしょう。また、CN-F1X10BLD、CN-F1X10LDにはHDMI入力が新たに用意され、スマホや「Amazon Fire TV Stick」を接続して動画配信を楽しむことも可能になりました。

 

幅広い拡張性も大きな特徴!

新しいストラーダは、幅広い拡張性も大きな特徴です。CN-F1X10BLD、CN-F1X10LDには連携して使える前後2カメラドライブレコーダー「CA-DR03HTD」と、高画質リアビューカメラ「CY-RC500HD」を用意しました。

↑“F1X プレミアム10”と連携して使える前後2カメラドライブレコーダーCA-DR03HTD、実売予想価格5万5000円(税込)。200万画素CMOSでフルHD記録を可能にした

 

↑車載したCA-DR03HTDのフロントカメラ。上下方向に回転するので取り付けてからのアングル変更も自在だ

 

↑高画質リアビューカメラCY-RC500HD、実売予想価格2万4800円(税込)。カメラとしての能力は高くHD(ハイビジョン) 画質と広視野角(水平180°)のスペックを持つ

 

中でもCA-DR03HTDのイメージセンサーはフルHD規格に合わせた200万画素CMOSを採用し、カメラにはF1.4の明るいレンズを組み合わせています。画角も水平で117度と広く、万一のアクシデントを広範囲で捉えることができます。ナビ連動タイプならではの使い勝手の良さに加え、多人数乗車やフル積載で後方が見えにくいときのリアビューミラーとしても使えるのも見逃せません。

↑CA-DR03HTDは“F1X プレミアム10”と連携できることで、単独で使うドラレコにはない多くのメリットを生み出している

 

↑前後カメラで撮影した映像を“F1X プレミアム10”で再生し、撮影した位置情報をカーナビの地図上に展開できる

 

各機種ともすべてオープン価格ですが、実売予想価格は10V型HDディスプレイのブルーレイ対応機CN-F1X10BLDが21万円前後、10V型HDディスプレイでブルーレイ非対応機CN-F1X10LDが19万円前後、9V型WVGAディスプレイでブルーレイ非対応機CN-F1D9VDが12万円前後となっています。

 

なお、地図データ更新については3機種とも2023年12月15日(予定)までに全更新が1回無料で更新可能となっていますが、上位2機種だけは2か月に1度の部分更新も無料で付与されます(地点データは4か月ごとに更新)。

↑「ストラーダ」2020年モデルのラインナップ。2DINスペースにジャストに収まる7型ディスプレイのRA07シリーズも用意する

 

有機ELディスプレイの採用で、大画面としての真の魅力を実感できる新しいストラーダ。価格もその分だけ少々立派になってしまいましたが、それを超える満足感を味わえるのは間違いありません。ぜひ、店頭でそのクオリティを確かめてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

新しい生活スタイルは、外でも家でも非接触! 家の明かりを“リデザイン”する「リンクプラス」とは?

2020年は自宅で過ごす時間が増えました。在宅勤務をすることが増えた人にとって、家という存在が日中は仕事をする場所にもなり、多様な意味を持つ空間になったのではないでしょうか。おうちでの時間が増えたのをきっかけに、自宅環境の見直しを図りたくなるのは当然のこと。なかでも、リビングやダイニングにおける「照明」の大切さに気付かされることもあるはずです。

 

そんな照明と密接な関係にあるのが、昨今よく耳にする「スマートホーム」というキーワード。IoTやAIなどの技術を使って快適な暮らしを実現した住宅のことなのですが、「そんなの我が家には関係ない」と思っていませんか? 実はパナソニックの「アドバンスシリーズ リンクプラス」を導入すれば、自宅の照明環境を快適に操作できるようになるんです。そこで、今回はアドバンスシリーズ リンクプラスの魅力をご紹介しましょう。

 

電線「増設」工事は不要だからマンションでも使える

パナソニックの「アドバンスシリーズ リンクプラス」は、スイッチとスマホをBluetoothで接続し、手元のスマホで照明を操作できる配線器具です。

↑「アドバンスシリーズ リンクプラス」の希望小売価格は8100〜3万2500円(税抜・工事費別)。12月21日発売予定

 

Bluetoothで接続するので、在宅時はWi-Fiルーターと無線アダプタに接続しなくても、スマホとスイッチを直接接続できる簡便さが特徴です。家のなかでの操作がメインであれば、Wi-Fi環境が整っていない家庭や、設定がわからないといった親世代の家にもスムーズに導入できそうです。

 

withコロナの時代になり、不必要な「接触」を避けたいと気を遣う人もいるはず。特に、毎日何度も必ず触ることになるスイッチを手元にあるスマホで操作することで非接触化できれば、衛生面での安心もアップします。

 

また、最近はGoogle HomeやAmazon Echoシリーズなどのスマートスピーカーを使っている家庭もあると思いますが、これらのスマートスピーカーでの操作にも対応しています。

↑在宅中はスマホとスイッチを直接Bluetoothで接続する。ただし、出先からの操作やスマートスピーカーを使うにはWi-Fiルーターと無線アダプタが必要

 

アドバンスシリーズ リンクプラスがすごいのは、電線増設工事をせずにスイッチを取り替えられる点。通常、スイッチを取り替えるとなると電線の増設工事が必要なので、新築の住宅でしか導入できないのですが、アドバンスシリーズ リンクプラスは既築の戸建てやマンションでも使えます。自宅をリフォームする際に、スイッチを交換してもらうだけでいいんです。

↑一般的な住宅の2線式(片切)配線が使えるので、既設の配線のまま使える。大がかりな工事が不要なのがうれしい(※左2つが工事前のスイッチで、右が工事後のスイッチの例)

 

同社では2015年にすでに電線増設によって使える「リンクモデル」を発表していたのですが、今回は既築の住居で使えるようになったのが、大きな進化点。また、スイッチとスマホを接続するのにかかる時間が大幅に短くなったことも特筆すべきポイントです。一般的な住宅で使用する20回路を設定するのに現行品は約70分かかったのに対し、新製品は約20分で設定できるのだとか。これなら導入時のストレスも軽減されそうですね。

 

照明をスマホで一元管理するメリットは多い

では、照明をスマホで一元管理することのメリットは、どんな点にあるのでしょうか? 実は筆者は3年ほど前から自宅の照明をスマホやスマートスピーカーで操作できようにしているのですが、そのメリットをたくさん感じています。

 

たとえば、朝起きて寝室の電気をスマホで点灯できるのも、そのひとつ。とくに冬場はなかなかベッドから出たくないですし、ベッドのなかから部屋の明かりをつけられるのはありがたい限り! 子どもが起きる時間になったら、キッチンから子ども部屋の電気をつけて起こすといったことも可能です。

↑複数の照明を「キッチン」「リビング」などのグループに設定して、まとめてオン・オフできる

 

調光機能もあるので、外の明るさに合わせて照明の明るさを変えることもできます。天気のいい日は照明を最小限の光にして日光を感じ、雨や曇りの日は明るめの光にするのがおすすめ。明るさの調整をスマホで直感的に操作できるのは大きな魅力です。

 

在宅勤務中は、仕事に集中できる明かりにするのも忘れてはいけません。ビデオ会議をしていると、家の照明が逆光になってカメラに映る顔が暗くなることがありますが、スマホでビデオ会議に最適な明るさに変えられるので、席を立つことなくスムーズに操作できます。

 

ただ、IoT照明だけで照明のスマート化を実現しようとすると、すべての照明がIoTに対応していないといけません。IoT照明は価格的には一般的な照明よりも高めになるのと、すべてを買い換えるのももったいない。

 

でも、アドバンスシリーズ リンクプラスはスイッチをIoT化して操作できるので、照明自体を買い換える必要はありません(※接続できる照明の種類、台数はホームページで公開予定)。すべてスイッチ側でスマート化できるのが既存のIoT照明との大きな違い。照明は部屋の印象を大きく左右するインテリアですから、リビングやダイニングにはこだわりの製品を設置している人も多いはず。それをそのままIoT化できるのはとてもメリットがあります。

 

さて、集中を削ぐことなく調光できるのは、在宅勤務においては実は重要なポイント。仕事中に明るさを変えることで、仕事モードとリラックスモードを切り替えやすくなるので、在宅勤務の人にもアドバンスシリーズ リンクプラスはぴったりでしょう。

↑外出が多い家庭では防犯対策としてタイマーを設定するのもおすすめ。留守をするときにランダムでオン・オフさせて「いるふり防犯」もできる

 

夕方になり部屋が暗くなってきたら、室内を明るい光にしたり、食事中は暖色にしたり(※明るさにあわせて色が変わる照明器具が必要です。接続できる機種はホームページで公開予定)と、シーンに合わせた明るさや色味に変えられるのもアドバンスシリーズ リンクプラスのいいところ。就寝に向けて徐々に明かりを暗くしていくことで気持ちがリラックスして、深い眠りを得やすくなるはず。ベッドに入ってからスマホで電気を消せるので、真っ暗な部屋を手探りで歩く必要もありません。

↑ダウンライトや間接照明などをグループ化して、「くつろぎ」「だんらん」「シアター」など、シーン別に照明で室内を演出してみよう

 

冒頭でも触れましたが、新しい生活スタイルの時代になって自宅の役割が多様化しています。朝は家族の場、昼は仕事の場、夜は再び家族の場。そして、おうちでの時間が増えたことで、調理を楽しむ場、映像作品を楽しむ場、ヨガや筋トレなどエクササイズの場など、数えればきりがありません。

 

そんなとき、時間やシーンに合わせて照明をワンタップで変えることができれば、同じ部屋なのに違った部屋を手に入れた気分になります。自宅の役割が増える時代にぴったりのプロダクトといえるでしょう。

 

計27品番から好みのスイッチが選べる

スマホやスマートスピーカーでの操作がメインにはなるものの、手元にスマホがないときや、すぐに照明をつけたいときにはスイッチの存在も欠かせません。アドバンスシリーズ リンクプラスでは計27品番とラインナップが充実しており、スイッチを押してオン・オフする「ハンドルタイプ埋込スイッチ」や、タッチでのオン・オフが可能な「タッチタイプLED調光スイッチ」など、家庭に合わせた選び方ができます。

 

さらに、デザイン性を重視したい人には「SO-STYLE(ソー・スタイル)」というシリーズも選択肢になるでしょう。表面にシボ加工が施されており、マットな質感が特徴です。直線を基調としたシンプルなデザインで、こちらは新たに144品番が追加されました。

↑「SO-STYLE」の希望小売価格は390〜1万5900円(税抜・工事費別)。10月21日発売予定

 

アドバンスシリーズ リンクプラスは電線増設工事は必要ないものの、取り付けの施工は必要なので、思い立ってすぐに導入できるというものではありません。しかし、家を新築しようとしている人だけでなく、リフォームを考えている人にとっては、魅力的な選択肢になり得るはず。自宅をスマートホーム化して、快適な暮らしを手に入れてみませんか。

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

●GetNavi web本サイトでフォトギャラリーを見る

今度のビエラはサウンドもスゴイ! スピーカーにもこだわったパナソニックの4K有機ELテレビ「HZ2000」

パナソニックは、4Kダブルチューナー搭載の4K有機ELテレビ「ビエラ HZ2000」を10月16日に発売します。ラインナップは65型と55型の2サイズで、実売予想価格は65型が49万円前後、55型が35万円前後(いずれも税抜)。

↑65HZ2000

 

HZ2000シリーズは、同社の4K有機ELテレビの新フラッグシップモデル。前モデルGZ2000シリーズと同様、自社設計・組立の「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」を搭載しており、明るいシーンでの色/階調表現を大幅に高めると同時に、有機ELが得意とする暗いシーンでの色/階調表現を独自の調整工程でより高いレベルに引き上げ、明部から暗部まで、より高いコントラスト性能を実現しています。

↑自社設計・組立の「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」を搭載

 

また、独自のパネル制御技術「Dot Contrast パネルコントローラー Pro」の改良により、明部と暗部の階調表現がより豊かに進化。さらに「AI HDRリマスター」の進化により、新4K衛星放送のさらなる高画質化を実現し、より豊かな階調で映像を楽しめます。

↑「AI HDRリマスター」により、地デジも4K放送も明るく高コントラストに再現します

 

音質面では迫力の立体音響を実現するため、テレビ背面上部に上向きに配置した「イネーブルドスピーカー」を含む計15スピーカー/最大出力140Wのスピーカーシステムを搭載。これを、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応した音声処理回路で駆動することで、上下左右から音に包み込まれる迫力の立体音響を楽しめます。

↑上向きに搭載したイネーブルドスピーカーなど計140Wの高出力で、迫力のサラウンドサウンドを実現

 

さらに、リモコンに搭載したマイクを用いて視聴環境に最適な音質補正を自動で行う「Space Tune Auto機能」を新たに搭載。イネーブルドスピーカーをはじめとする各スピーカーの性能をより発揮することで、さらに広い音場や音の定位感を実現しています。

↑「Space Tune Auto機能」を使えば、個々の環境に応じた最適なサウンドを簡単に設定できます

 

このほか、4K有機ELテレビ「HZ1800」や「HZ1000」に搭載して好評を得た吸着機能付きの「転倒防止スタンド」をフラッグシップモデルに初めて採用。地震などの揺れや子どもの接触などでの不意の転倒を防ぎます。

↑当初よりかなりスマートな外観になった「転倒防止スタンド」

 

↑スタンドの裏側には吸盤が備わっており、これが吸着することで転倒を防止します

 

また、左右に計30度動かせるスイーベル(首ふり)機能も搭載し、視聴する位置に応じて画面の向きを手動で調整できます。

 

搭載するチューナー数は、BS/CS 4K用が2基、地デジ/BS/CS用が各3基。別売のUSB HDDをつなげば録画も可能で、4K放送の裏番組録画にも対応しています。

 

各社のネット動画配信サービスにも対応しており、Netflixを快適に楽しめるテレビとして「Netflix推奨テレビ」の認証も取得。さらに、Netflix作品専用の「Netflix画質モード」も備えています。

 

さらなる高画質・高音質を追求したパナソニックの新フラッグシップ機は、自宅で大迫力の映画やライブなどのコンテンツを楽しみたい方に最適なモデル。ステイホームにより在宅時間が増えたいま、おうち時間を快適にするために、最新の4K有機ELテレビを導入してみるのもいいかもしれませんね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

4K放送を明るく再現! 転倒防止スタンドも備えたパナソニックの4K液晶ビエラ「HX850」

これ1台で「録る・見る・残す」が全部できちゃう! パナソニックのBDレコーダー内蔵の4K液晶ビエラ「GR770」

野菜室が内部の空気を勝手に調整!? 2種類の新フィルターを搭載した大容量冷蔵庫

パナソニックは、10月30日より大容量冷蔵庫 MEXタイプの2機種を発売します。実売予想価格は、定格内容積513LのNR-F516MEXが38万2800円、定格内容積483LのNR-F486MEXが37万1800円です。

↑NR-F516MEXは、外形寸法がW685×D699×H1828㎜。カラバリは-S(ステンレスシルバー)-W/(セラミックホワイト)を用意

 

2種類の保鮮フィルターを新搭載した「Wシャキシャキ野菜室」を真ん中にレイアウト

本製品は断熱壁を増やし、各室を独立させた新構造で「Wシャキシャキ野菜室」を真ん中にレイアウト。キャベツなど大きい野菜も、腰をかがめずラクな姿勢で出し入れできます。ケースは冷蔵庫本体から100%引き出せて奥まで見渡せるので使い忘れを防ぐことができます。

↑「Wシャキシャキ野菜室」を真ん中にレイアウト

 

また、野菜室には「うるおいシャッター」など密閉度を高める構造に加え、2種類の新フィルターを搭載。下段ケースには「モイスチャープラスフィルター」を搭載。野菜から蒸散する湿気により生じる結露水をフィルターに蓄え、湿度が低いときに湿気を放出し加湿することで、適切な湿度を保ち少量の野菜でも鮮度をキープします。上段ケース付近に搭載された「パラジウム保鮮フィルター」は、野菜から発するエチレンガスを分解し野菜の老化を抑制。きゅうりやナスなどの実野菜の鮮度を保ちます。

↑野菜室の構造のイメージ

 

さらに、温度帯の切替が可能な「パーシャル/はやうま冷凍 切替室」を新搭載。こちらはパーシャル温度帯と冷凍温度帯に切り替えることができ、生活スタイルに応じて食材の保存方法が選べます。パーシャルの場合、約-3~-1℃で微凍結させ、肉や魚やつくり置きの鮮度が約1週間長持ち。冷凍で使う場合は、約-19~-17℃で、業務用レベルの急速冷凍を実現する「はやうま冷凍」により、おいしく冷凍できます。「はやうま冷凍」は霜を抑えて冷凍するため、カット野菜もひとかたまりにならず、使いたい量だけ手間なく使えるのも便利です。

↑断熱壁を新たに設け、全室が独立した新構造で野菜室が真ん中のレイアウトと「パーシャル/はやうま冷凍 切替室」を実現

 

好みに合わせてアレンジできる収納ケース「アレンジストッカー」も新搭載。小物類を収納でき、チルドルームの横にすっきり収まるので、冷蔵室下部のエリアをより使いやすく整理できます。

↑アレンジストッカーの収納例

 

このほか、冷蔵室内には同社独自の微粒子イオン「ナノイーX」がいきわたり、菌の繁殖やニオイを抑制し、庫内を清潔に保ちます。落ち着いたマットなデザインに仕上げた「フラットスチールドア」により、キッチンに溶け込むデザインも魅力。おうち時間の増加で、増える食材のストックに困っている方、ぜひチェックしてみてください。

外音取り込みがより自然に! テクニクス&パナソニックの完全ワイヤレスイヤホンがアップデート

パナソニックは、テクニクスブランドおよびパナソニックブランドの完全ワイヤレスイヤホン3機種のファームウェアアップデートを10月6日より開始します。

 

対象となるのは、テクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ70W」と、パナソニックブランドの「RZ-S50W」「RZ-S30W」の3機種。いずれもアップデートは専用アプリ経由で行います。

 

今回のアップデートにより、周囲の音を確認できる外音取り込み(アンビエント)機能を利用する際の周波数特性を改善し、より自然な音質で取り込みできるようになります。

 

また、イヤホンとアプリの初回接続時に、イヤホンを正しく装着できるようイヤホンの装着方法やイヤーピースのサイズの案内などを表示するようになりました。

 

さらに、今後は最新のファームウェアがある場合に、アプリ上に更新内容が確認できるサイトへのリンクを表示させるようになり、アップデートの際の進捗状況を数値とバー表示で表示するように改善されます。

 

アップデート後のファームウェアのバージョンは、EAH-AZ70WおよびRZ-S50Wが「JMS1ZS 01.80」、RZ-S30Wが「JMS1ZR 01.31」となります。

 

該当機種をお使いのユーザーは、外音取り込み機能の音質改善を含んだ今回のファームウェアアップデートをお忘れなく。

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

「テクニクス&パナソニック」初の完全ワイヤレスイヤホンの実力をプロがチェック!!

業界最高レベルの消音性能! 「テクニクス&パナソニック」初の完全ワイヤレスイヤホン3モデルを聴いた

この「災害カレンダー」を見て「自分は安全」と言えますか? いまこそ考えたい「防災アクション」と「防災アイテム」

パナソニックが「365日 災害カレンダー」と呼ばれる、ちょっと面白いカレンダーを作ったことを知っているでしょうか? このカレンダーは、2011年3月11日にあった「東日本大震災」など、過去に起こった大きな災害を各日付に記入したもの。しかも、カレンダーをチェックすると、日本は365日すべての日になんらかの災害があったことがわかります。

↑こちらが「365日 災害カレンダー」。ビッシリと並ぶ項目に「日本ってこんなに災害が多いの!?」と驚かされます

 

↑カレンダーを拡大したもの

 

そんな「災害の国」で、われわれに必要なアクションとはなにか? パナソニック ライフソリューションズ社が、防災政策や防災学を専門とする静岡大学 防災総合センターの岩田孝仁特任教授とともに「備える」をテーマとしたセミナーを開催しました。

↑日本の災害の現状について紹介してくれた岩田孝仁特任教授

 

災害大国なのに国民の半分以上が災害の備えに「取り組んでいない」

岩田教授によるトークセッションでは、気になる災害の状況や日本の防災対策の現状について語られました。なかでも驚くのが、内閣府が2016年に行った「日常において、災害への備えは、どれくらい重要なことですか?」という質問に対する回答。なんと、62.2%もの回答者が災害への備えに「取り組んでいない」、あるいは「ほとんど取り組んでいない」ということがわかったといいます。

↑赤い線で囲まれた部分が災害の備えに「取り組んでいない」あるいは「ほとんど取り組んでいない」層

 

↑ちなみに、先述の「365日 災害カレンダー」で約半分を占めるのが「地震・津波」。ただし「いつどこでどの規模の災害が起きるは誰にもわからないので、地震だけ気をつければ良いわけではない」といいます

 

「防災への備え」を普段の生活に取り入れることを提唱

「365日 災害カレンダー」を見た通り、ここまで災害が多いにもかかわらず、家庭や個人における防災対策意識が低いのはなぜなのか? 岩田教授はその原因のひとつとして、個人や家庭における「災害への想像力の欠如」を挙げています。

 

たとえば戦前は地盤が軟弱な地域を住宅地にすることは避ける傾向がありましたが、戦後日本の高度成長期を境にこういったエリアも開発されていきます。これは下水道や河川の放水路などの整備が進み、水害に対して一定の安全性を確保できたからです。ただし、皮肉なことに防災技術が進むとともに、人は「もし災害が起こったら?」という想像が働きにくくなります。このため、防災対策の想定を超える規模の災害が起きると、対応できずに被害が拡大する可能性があるのです。

 

岩田教授はこの問題の解決法として、防災への備えを普段の生活に取り入れることを提唱しています。たとえば、調理をしなくても食べられる缶詰やレトルト食品、あるいは水などをちょっと多めにストックする、普段も使えて災害の備えにもなる設備や家電を選ぶ、といった具合です。

↑防災アクションを日常生活に取り入れることを提言。「床に寝転がって違う視点で自宅を見てみる」というものも

 

↑保存食や防災グッズ、住宅環境にも注目

大規模災害の停電に備える太陽光発電システムと蓄電池

しかし、「普段も使えて災害の備えにもなる設備や家電」といわれても、実際にどういった製品かピンとこない人も多いかもしれません。そこで注目したいのが、パナソニック ライフソリューションズが提案するさまざまな製品です。

 

たとえば、大規模災害の場合には、一週間以上電気が使えないことがあります。こういった場合は太陽光発電システムと蓄電池があれば、昼に電気を作り出し、その電気を夜でも利用できます。長期間電力会社からの送電ができない状況になっても安心できる設備です。しかも、日常生活では太陽光発電と蓄電池を導入することで、電気代を節約するという大きなメリットがあります。

↑太陽光発電システムや蓄電池など、停電に備えた電気設備が重要になってきます

 

断水時でも家族4人ぶんの水が約1か月まかなえるエコキュート

震災においてもっとも困るといわれるのが生活用水をはじめとする「水」の確保とされています。これにはパナソニックのヒートポンプ式電気給湯器エコキュートがオススメです。エコキュートは本体内にタンクを内蔵しており、災害などで断水してもタンク内にある300~460L(※)の水や湯を取り出すことが可能です。ちなみに、非常時において4人家族が一日に必要とする水は約12Lだと言われています。360Lあれば家族4人ぶんの水が約1か月まかなえる計算です。

 

また、エコキュートは効率のよい「ヒートポンプ」という方式でお湯を作るため、日常生活では電気やガスよりも格段に安いコストで給湯が可能です。さらに、最新のエコキュートは、スマホを使って外出先からお風呂を沸かすといった便利な機能も搭載しています。

※:設置するモデルにより貯水量が変わります

↑パナソニックのエコキュート最新モデル。災害時は本体下にある非常用取水栓にホースをつなげることで、タンク内のお湯や水が使えます

 

避難をサポートしてくれるライトや警報器も用意

これら2製品はいわゆる「住宅設備」のため、設置には工事が必要なうえに気軽に購入できる価格でもありませんが、同社製品のなかには手軽に導入できるものもあります。たとえば、コンセントにつなげるだけで使用できる「ワイド21:明るさセンサ付ハンディホーム保安灯」(希望小売価格4900円・税抜)は普段は電球色のナイトライトとして使用可能。停電すると明るい白色で自動点灯し、コンセントから取り外して非常用の明かりとしても持ち運ぶこともできます。

↑「ワイド21:明るさセンサ付ハンディホーム保安灯」は停電時にコンセントから取り外して使えます

 

さらに、同社の住宅用火災警報器「ワイヤレス連動型(あかり付)」(希望小売価格 親機1万円/子機9220円~ ※ともに税抜)は、火災が起きると連携している家中の警報器が鳴るというもの。これなら寝室とキッチンの位置が遠いなどの理由で火災警報器の音を聞き漏らす心配がありません。火災による死亡率がもっとも高いのは夜だといわれていますが、この火災警報器なら警報とともにライトを点灯して避難をサポートしてくれます。

↑住宅用火災警報器の「ワイヤレス連動型(あかり付)」

 

↑パナソニックが提案する「いざという時のための」製品群。災害だけではなく、防犯のための製品などもあります

 

大規模災害は自分が生きている間にこないかもしれませんが、明日くる可能性もあります。そう考えれば「災害に備える」タイミングはまさに「今」。とくに、今回パナソニックが提案した設備や家電は、災害がこなくても日常で便利に使えるものがほとんど。このため、いざという場合に使いやすく、災害がなくても「元がとれなかった」と残念な気持ちになることはありません。

 

さすがに太陽光発電や給湯器などの大型設備は、工事の手間や価格を考えるとなかなか導入に勇気がいりますが、保安灯や警報器を設置するだけでも大きく意識は変わるはず。まずは家族で話し合い、自分の家庭ではどのような「備え」ができるか、話し合ってみるのはいかがでしょうか?

汚れの再付着は許さない! オシャレ洗濯機「Cuble」最新モデルに「2度洗い」モードを新搭載

パナソニックは、水平・垂直を活かしたキュービックフォルムが特徴のななめドラム洗濯乾燥機Cuble(キューブル)の新製品、NA-VG2500L(左開き)/NA-VG2500R(右開き)および、NA-VG1500L(左開き)/NA-VG1500R(右開き)を11月1日に発売します。

↑ななめドラム洗濯乾燥機Cuble(キューブル)NA-VG2500L。洗濯・脱水容量は10.0kg/乾燥容量は5.0kg

 

操作部が静電タッチパネル式で、カラーがプレミアムステンレスのNA-VG2500LおよびNA-VG2500Rは、実売予想価格がともに34万9800円。LED操作パネルで、カラーがフロストステンレスのNA-VG1500LおよびNA-VG1500Rの実売予想価格は、ともに33万8800円です。

 

予洗いで汚れの再付着を防ぐ「2度洗い」モードを搭載

本機は「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」を利用した「2度洗い」モードを新搭載。予洗いで汚れを衣類から剥がして排水したあと、キレイな洗浄液で本洗いを行うので、汚れ移り(汚れの再付着)を抑えることができます。こちらは、自動投入機能で、適切なタイミングで洗剤を途中投入できることから実現できた機能です。また、衣類の黒ずみは、洗剤の不足や柔軟剤の入れ過ぎ、汚れ移りが主な原因とのことですが、こちらも「2度洗い」モードと洗剤自動投入機能で洗剤を適量投入することで、解決できるとしています。

↑「2度洗い」モードの内容。予洗いして汚れた洗剤液を排水することで、汚れ移りを防ぎます

 

このほか、シーズン終わりの毛布のしまい洗いに便利な「約40℃毛布」コースを新搭載。約40℃のお湯と通常の毛布コースの約1.5倍の洗剤でしっかり洗い、皮脂汚れを除去するとともにニオイまで落とします。

↑「約40℃毛布」コースで布団のニオイを落とします

 

また、定期的な洗濯槽のお手入れを促すため、月1回の槽洗浄のタイミングをお知らせする機能「槽洗浄サイン」を新たに搭載しました。洗濯槽のお手入れの目安である洗濯回数約1か月相当の使用回数に達すると、操作パネルでお手入れのタイミングをお知らせ。サインが出たら、洗浄剤の必要ない「約60℃槽カビクリーン」コース、もしくは、衣類用の塩素系漂白剤を使う「槽洗浄/約30℃槽洗浄」コースで洗濯槽のお手入れを行えばOKです。また、新搭載の「サッと槽すすぎ」コースは、循環ジェットシャワーと遠心力水流でドラム槽と外槽を約5分ですすぐので、各槽の汚れが気になる時に便利です。

 

従来からシャープなデザインで定評のあるCuble。洗浄力を高めた「2度洗い」モードと「約40℃毛布」コースを追加し、より多彩なニーズに対応しました。現在、本機の予約購入で1万円がキャッシュバックされるキャンペーンも実施中とのこと。オシャレ、かつ幅広い使い方ができる洗濯機を探している方は、ぜひ注目してみてください。

パナソニックの新フルサイズカメラ、待望の小型化を果たす――動画撮影にも強い「LUMIX S5」登場

パナソニックは9月3日、フルサイズミラーレス一眼カメラの新モデル「LUMIX S5(DC-S5)」を発表。発売は9月25日の予定で、実売参考価格(税込)はボディ単体が27万5000円、20-60mm F3.5-5.6標準ズームレンズキットが31万9000円です。

↑LUMIX S5。カードスロットはSDカードのダブルスロット、背面モニターはバリアングル式を採用

 

ボディをコンパクト化したハイブリッドミラーレス

パナソニックは2018年春にフルサイズミラーレス市場に参戦。ライカ、シグマとの戦略的協業「Lマウントアライアンス」を締結し、ライカの大口径・短フランジバックの「Lマウント」を採用したことでも話題となりました。

 

現行のラインナップとしては有効4730万画素のセンサーを搭載した高画素モデル「LUMIX S1R」、有効2420万画素のセンサーを採用し、高感度画質や動画性能に優れた「LUMIX S1」、より動画機能に特化した「LUMIX S1H」の3モデルが存在しています。

 

今回発表されたLUMIX S5は、LUMIX Sシリーズの高機能を受け継ぎつつ、ボディを小型化したモデル。画素数はLUMIX S1と同じ有効2420万画素で、それ以外にも高感度画質に優れ、動画性能も充実しているなど共通点が多く、イメージとしてはLUMIX S1のコンパクト版といった印象です。

 

ディープラーニングを応用した独自の「リアルタイム認識AF」では、人体の「頭部認識」を新たに加え、人物に対するAF追従性能を強化。動く被写体や人物の顔が隠れてしまうようなシーンでも、頭部と人体の位置やサイズ、画角により撮影意図をカメラが自動で判別して背景抜けを抑えながらフォーカスし続けるよう進化しました。

 

手ブレ補正は対応レンズとの併用で最大6.5段、ボディ単体でも5段という強力な補正効果を実現。夜景などでも安定して撮影することが可能です。そのほか、9600万画素相当の高解像写真を生成する「ハイレゾモード」や、星や夜景の美しい光跡撮影を手軽に楽しめる「ライブビューコンポジット」といった機能も備えています。

 

動画に関しても4K60p記録や4K30p(4:2:2,10 bit)内部記録などに対応。4K30p/24p(4:2:0,8 bit)記録、FHD記録においては時間制限なしの動画記録を実現しています。

 

気になるのはズバリ“手に持ったときの満足感”

LUMIX S5で最も気になるトピックは「ボディの小型化」という点。というのも、パナソニック初のフルサイズミラーレスであるLUMIX S1/S1Rは、他社と比べて圧倒的に大きく、重いのが象徴的だったからです(ニコンやキヤノンの初代モデルがボディ+メモリーカード&バッテリーで600g台だったのに対し、S1/S1Rは1000g超え)。

 

大きく重いというとマイナスなイメージを抱きがちですが、当時は対応レンズもハイスペックで大柄なものが多く、体験会で実機を手にした際もレンズ装着時のバランスは良好でした。また、大きいぶん操作系にもゆとりがあり、ボディの剛性や質感などもあいまって「写真機」としてはプロの方を中心に好評だったように思います。

 

ただ、一般の写真愛好家が趣味機として持ち歩くにはやはりこの大きさと重さは躊躇してしまうという声も。そこで、キットレンズにもなっている「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」のように比較的小柄なレンズが登場しはじめたタイミングで、大きさ的にも価格的にもより手軽なモデルとして今回のLUMIX S5を市場に投入したのだと思われます(参考:LUMIX S1の外形寸法は幅約148.9mm×高さ約110mm×奥行約96.7mm、重さ約1017g。LUMIX S5の外形寸法は幅約132.6mm×高さ約97.1mm×奥行約81.9mm、重さ:約714g)。同社のフルサイズ機の描写が気になりつつも大きさ・重さをネックに感じていた人にとっては、まさに待望の一台といえるでしょう。

 

スペックを見る限り、機能性は十分。特に、動画も写真もマルチに楽しみたいクリエイターにとっては魅力的な選択肢となりそうです。あとは、LUMIX S1/S1Rを手にしたときに感じた所有欲をかきたてるような満足感・ワクワク感や、快適な操作性が小型軽量化された本機でも引き継がれているかが気になるところ。実機に触れる機会を楽しみに待ちたいと思います。

街灯全換えで「星空の世界遺産」獲得なるか? 岡山県・美星町の「名前に追いつく努力」がスゴイ

「光害」という言葉を知っていますか? 「ひかりがい」と読み、過剰な光や不必要な光によって引き起こされる公害のことを指します。経済の発展、人間の生活圏の拡大により、夜空に眩しい光が散乱することでさまざまな弊害がもたらされており、世界的にも光害に注目が集まっています。日本でも、環境省がホームページで光害について解説し、光害の認知拡大、無駄な光の拡散防止等に努めているところです。

 

そんな、天文ファン以外では耳慣れない「光害」対策にいち早く取り組んできた自治体があります。その名も、美星町(びせいちょう)。岡山県井原市にある山間の町です。この美星町とパナソニックが組んで、「星空版の世界遺産」といわれる「星空保護区」の認定に挑戦しようとしています。現地にてこの取り組みの説明会があったので、その様子をレポートしていきましょう。

 

スターウォッチングコンテストを契機に、名実ともに「星空の街」へと成長

美星町は1954年(昭和29年)に4つの村が合併してできた町で、町名は町内を流れる美山川と星田川から1文字ずつを取って命名したものでした。その後、「星の郷」という言葉を町内の文化イベントや施設名に使用したり、1984年には海上保安庁の水路観測所(海図制作の際の測地および海上運航の目安となる天体観測を行う)が町内に移転するも、町民の誰も天文を意識することはなかったそうです。というのも、もともと夜空が暗くて、当たり前のように星空があったから。

 

しかし、1987年に環境庁が全国的に呼びかけたスターウォッチングコンテストに町を挙げて参加したところ、美星水路観測所広場で行った結果が評価されて「星空の街・青空の街」(全国108自治体が選定)に選ばれました。これが、全ての始まりでした。

↑「スターウォッチング星空の街コンテンスト」に参加し、「星空の街・青空の街」に選定されました

 

これをきっかけに、翌88年8月に星をテーマにしたイベント「星の降る夜‘88」を開催、星空観望会や野外演奏会などを企画したところ、その夜の天文ファンたちとの懇親会で「アメリカには光害防止条例を制定している町がある。今後、美星町にも天文台ができるのだろうから、同じようにぜひともこの環境を守って欲しい」との要望がでたそうです。

 

もともと、岡山県は「晴れの国」と言われるように四季を通じて晴れた日が多い土地。さらに、高い山脈がないので地表と上空の温度差が小さく、気流が安定しているため星がゆらいだり瞬いたりせず、星空観望に適した環境(シーイングが良い)にあります。加えて、美星町は山間の町で住宅地が分散しており、夜空がもともと暗いのです。このような好条件もあって、「美星町は国内有数の天文観測地」という天文ファンからの声が上がっていました。これを受けて行政が動き出し、1年後の1989年11月、国内初の「美しい星空を守る美星町光害防止条例」を作るに至った、というわけです。

 

この「美しい星空を守る美星町光害防止条例」は、人工光における夜空の明るさの増加が自然の状態の1割を超えないことを目標とし、屋外照明は必要最小限で、保安灯など必要な明かり以外は夜10時には消灯、といった内容となっています。

 

その後、1993年に主鏡の口径が101cmの反射望遠鏡を備える「美星天文台」が完成。2002年にはスペースデブリを観測する美星スペースガードセンター(JAXA管轄)が完成するなど、着実に星空の街へと歩み始めました。

↑美星天文台は中国地方最大級の口径101cm反射望遠鏡を備えています。特筆すべきは1晩5000円という驚きの料金でアマチュア天文家に貸し出していること。天体写真を撮ったり新星の観測をしたりと自由に使うことができるので大人気。毎週末はほぼ予約でいっぱいだそうです(写真提供:美星天文台)

 

↑JAXA管轄のスペースガードセンターも天文台横に開所

 

「星空保護区」の「ダークスカイ・コミュニティ」を目指して活動を開始

前置きが長くなりましたが、ここからが今回の記事の本題です。2016年8月ころ、井原市の地域創生課の職員が、「沖縄県の八重山諸島が、国際ダークスカイ協会(IDA)による『星空保護区』の認定取得に動き始めた」との情報をキャッチ。IDAという団体、星空保護区という制度があることを知り、さらには「星空保護区は美星町にこそふさわしい」と、さっそく行動に起こすことにしたのです。

 

同9月、井原市の職員はIDA東京支部の越智信彰代表(東洋大学准教授)の元へ会いに行って意見交換や情報収集を行ったうえ、越智氏を美星町に招いて「光害セミナー」を催すなど、地域住民を巻き込みながら星空保護区認定に向けた下地作りをしていったのです。そして、最終的に星空保護区の1つのカテゴリーである「ダークスカイ・コミュニティ」の認定を目指すことを決定しました。

 

「星空保護区」は「世界自然遺産の星空版」と言われており、認定対象には6つのカテゴリーがあります。2018年に日本初の認定となった沖縄の「西表石垣国立公園」は、自然公園・森林公園を対象とした「ダークスカイ・パーク」として認定を受けています。今年8月中の申請を予定している東京都・神津島村も同じく「ダークスカイ・パーク」のカテゴリーです。

↑星空保護区には6つのカテゴリーがあります。美星町が目指すのは「ダークスカイ・コミュニティ」。なお、今後の日本では「アーバン・ナイトスカイプレイス」の認定が増えると見られています

 

一方、美星町が認定を目指す「ダークスカイ・コミュニティ」は、人間が日々の生活を営んでいる自治体単位が認定対象で、認定基準は以下のとおりです(一部抜粋)。

●屋外照明に関し(1)フルカットオフ(水平より上に光が一切もれない)型の器具を使用、(2)ランプの色温度は3000ケルビン(電球色)以下を使用、(3)看板照明の点灯時間・輝度・面積を制限

●星空観望会など光害防止の意識醸成を図るイベントを定期的に実施

●夜空の明るさを継続的に測定

↑ダークスカイ・コミュニティの認定基準

 

↑左が光害をもたらす街灯。水平より上にも光が放出されています。右は水平より上に光が漏れていません

 

すでに美星町は2018年3月から、町内自動販売機の22時以降の消灯推進、町内電飾看板の22時以降の消灯推進に取り組んでいます。しかし街灯(防犯灯)に関しては、国内の省エネ機運により美星町でも2011年から急速に蛍光灯から白色LEDに交換が進められており、上方への光漏れやLEDの強い光が認定の条件に合致しないことは明らかなので、この対策に重点が置かれることになったのです。

↑現在美星町に取り付けられている街灯(防犯灯)。眩しい白色LEDが上方向にも拡散しています

 

照明器具の開発をパナソニックが担当し、上へ光が漏れる課題をクリア

とはいえ、国内にはIDAの基準を満たす照明器具を製造しているメーカーは皆無。そこで白羽の矢が立ったのがパナソニックです。井原市の大舌 勲(おおした・いさお)市長はパナソニックとのかかわりを次のように語ります。

 

「約30年前の光害防止条例制定時に、町内の街灯を条例に適したものに交換したが、それが当時のナショナル製でした。さらに、パナソニックの役員さんに井原市出身の方がおり、井原市のために何か一緒にできないかと話をしていたところだったのです」

↑井原市の大舌市長は、井原市の特産品であるデニム製のジャケットとパンツでいつも公務に勤しんでいるそうです

 

こうした縁もあって井原市とパナソニックは共同して照明器具開発に取り組むこととなりました。まず、昨年7月、既存の街灯10基のLEDを白色から3000ケルビン以下の電球色に取り換え、見え方の確認をすることになったのですが、IDAの越智代表から「上方への光漏れがある」とダメ出しが。

 

しかし、電球色の光源自体は問題なく、水平方向以上への光漏れも既存のカットルーバー(遮光パーツ)を内蔵することで防ぐことができているはず。では何が問題なのか……? 原因を探ってみると、問題があったのは取り付け器具だったそう。斜め30度上方を向いた既存の取り付け器具によって光が上方へと逃げていたというのです。

↑最初に検証した街灯は、LEDを電球色に変更し、カットルーバー(グローブ内に取り付けたプラスチック製の黒い板)で水平方向以上への光漏れを防いでいましたが、電灯自体が斜め30度上を向いているため、上方向への光漏れが発生しました

 

そこで、地面に対して平行になる取り付け器具を新たに開発し、カットルーバーも標準内蔵とした特注品を用意。これにより、今年1月に国内初の光害対策型LED照明器具としてIDA認証を取得するに至ったわけです。

↑新たに取り付け器具を開発。新製品では地面に平行した位置に取り付けられるようになりました(写真下)。なお、LED本体自体は既存製品を使っているため、コスト面が抑えられているのも特徴です

 

↑IDA認証を取得した照明器具を実際に取り付けたところ。建物に対して垂直に取り付けられています

 

↑奥(左)が交換前の白色LED電灯で、かなり明るく、上方向にも光漏れがあることがわかります。手前(右)が交換後のIDA認証電灯で、足元だけ暖かいオレンジ色で照らし、上方向への光漏れはありません

 

美星町には交換が必要な街灯は全部で411個あり、パナソニックのLEDがIDA認証を受けたことで、今年10月~12月にこれら全てを同LEDに交換する予定です。これに先立ち、今年1月~2月に美星町観光協会がクラウンドファンディングを実施し、目標金額200万円に対して592万円もの資金が集まりました。この資金の一部がLED交換費用にあてられるほか、星空保護区の啓発・プロモーション費用に利用されます。LEDは予備を含めて440台購入し、クラウドファンディングで足りない部分は井原市で予算化するとのことです。

 

光害は生態系にもさまざまな弊害をもたらす

IDAの越智代表によると、光害は天体観測への影響にとどまらず、さまざまな弊害をもたらしているとのことです。

 

「過剰・不適切な人工照明は、それだけで無駄なエネルギーを消費しており、貴重な資源の無駄遣いをしています。さらに、白色LEDに含まれる青色光は波長が短く、エネルギー量が高いので散乱範囲が広い。それを夜間に多く使うと、自然界にもともと無い環境になってしまうため、生態系にも大きな影響を与えてしまうのです」

 

例えば、渡り鳥は夜間、月明かりや星明かりを目印に飛翔するのですが、夜間に煌々と照らされる高層ビル群によって感覚が狂い、ビルの周りを力尽きるまでグルグル飛び続けることもあるそう。「人工光によって、北米では毎年たくさんの渡り鳥が感覚を狂わされ、最終的に死に至っているといわれています」と越智代表。また、ウミガメの子どもも孵化後に月明かり・星明かりを頼りに海に向かっているといわれており、陸側の人工光によって海にたどり着けず、力尽きる子ガメが多数いるとのこと。

 

「睡眠障害など人体への影響も懸念されます。光害防止は、省エネ、人体への影響、生態系の影響、地球環境の観点から、今後の街づくりに必要不可欠な価値観になるでしょう」(越智代表)

↑説明会にリモートで参加したIDA東京支部の越智信彰代表(東洋大学准教授)

 

↑越智代表によると、光害がエネルギー問題、生態系・人体にも多大な影響を及ぼすとのこと

 

井原市は2021年3月末までに星空保護区の認定申請を完了させる計画で、順調にいけば申請後3~6か月で認定が降りる予定です。星空保護区に認定されれば、世界遺産同様にマスコミ等で広く宣伝され、多くの観光客が訪れる経済効果も大いに期待できます。

 

筆者が取材で訪れたときはあいにくの雨で、星空を楽しむことができませんでした。現在は新型コロナウイルスの影響により旅行がしづらい雰囲気ですが、世情が少し落ち着いたら筆者もまた美星町に行き、今度こそ満天の星空を楽しみたいと思っています。早くその日が来ないかなあ。

やっぱり次世代ロボット掃除機は違うな! 4人の息子がのびのび育つ「カオスな家庭」から感動の声

家族が多い家庭は、ロボット掃除機にとっては過酷な環境です。何気なく置いた荷物が知らぬ間に林立し、洗濯物の山がトラップとなってロボット掃除機の行く手を阻みます。忙しい大家族ほど、ロボット掃除機の力を必要としているはずなのに、実際は床のモノが多すぎて動けないという厳しい現実……。

 

しかし、今年の4月、そんな現状に一石を投じるモデルが登場しました。パナソニックの「ルーロ MC-RSF1000」(以下ルーロ・実売価格16万9400円)です。本機は「360°レーザーセンサー」を新搭載するなど、センサーを技術を強化することで素早く部屋の間取りと障害物を把握し、障害物を避けながら確実に掃除をしてくれるとのこと。なんと幅約2cmの障害物もしっかりよけて掃除してくれるといいます。その話が本当なら、モノに溢れた大家族の救世主となるのでは? というわけで、夫婦2人+育ち盛り・遊び盛りの子ども4人を養うご家庭で実際に使ってもらい、本当のところを聞いちゃいました!

↑パナソニックのロボット掃除機「ルーロ MC-RSF1000」。大きさはW345×D330×H99mm。約5時間の充電で約100分の連続使用ができます

 

モノにぶつかることが少ないから助かっている

今回、ルーロを使ってもらうのは、カメラマンの岡本明洋さんのお宅。岡本さんは18歳、15歳、9歳、2歳の男の子4人と夫婦の6人家族で、都内の2階建て・3LDKに住んでいます。やんちゃ盛りの男の子がいるため、家の中はいつもカオスな状態とのこと。

 

そんな岡本家でも数年前、奥様の家事負担を少しでも減らそうとロボット掃除機を購入したことがあるそう。しかし、ロボット掃除機がモノをなぎ倒して進んでしまったり、段差を乗り越えることができずに止まってしまったりと、いろいろと問題があってすぐにお蔵入りになったといいます。そんな岡本さんに、ルーロを使ってもらった印象を聞いてみると、その動きにはかなり感心したご様子でした。

 

「確かに、モノにぶつかることが少ないですね。たとえば床に置いたバッグや洗濯物の手前では、減速して静かに止まるので、畳んだものを押して崩すことがないので、モノが多い我が家では助かっています。イスの脚なんかもぶつからずに脚の周りを丁寧に掃除してくれるんですよ。壁際もスーッと掃除して、うまいこと部屋の隅まで掃除してくれます。これはすごいですね」(岡本さん)

↑洗濯物はきちんと畳めば手前で減速して、優しくその周りだけを掃除してくれます。少々部屋が乱雑でも、物を押すことなく回避して掃除を完遂するのが新型ルーロの最大の特徴です

 

↑「360°レーザーセンサー」で部屋の間取りを素早く把握するので、壁際もガンガンぶつかることなく、スイスイと華麗にお掃除

 

↑イスの間もぶつからずに入り込み、脚の隙間にブラシを入れてホコリを掻き出します

 

フロアマットもラグも「アクティブリフト」で乗り越えてくれるのが便利

岡本家では子どもが小さいので、転倒による怪我防止のために柔らかいフロアマットを敷いているのですが、従来のロボット掃除機はこの1cmほどの高さのマットに乗り上げることができず、いつも動けなくなっていたとのこと。その点、ルーロにはひょいと本体を持ち上げて最大約2.5cmまでの段差をらくらく乗り越える「アクティブリフト」機能を搭載。聞けば、これがかなり役立ったといいます。

 

「ルーロだとフロアマットもラグもラクラク乗り越えて、汚れがちな子ども部屋をちゃんと掃除してくれました。アクティブリフト機能が稼働する仕草が面白くて、子どももキャッキャ言いながら楽しそうに付いてまわっていますね。子どもからすると、ペットを飼ったような感覚なんでしょう。可愛いペットがちゃんと動き回れるようにと、お片付けも率先してするようになり、いいことづくめです」

↑子どもに大受けのアクティブリフト機能。段差を検知したら本体をひょいと持ち上げます

 

↑従来のモデルでは乗り越えられなかったフロアマットも新型ルーロならばカンタン

 

掃除性能の高さとゴミマップの精度には驚いた

肝心の掃除性能についても「1回の掃除でびっくりするくらいにゴミが取れますね。部屋の隅では本体を左右に振って隅に溜まったホコリをしっかり取っているし、ルーロの三角形の角部分がスミまで入り込んで、壁際もキレイにしてくれます」と、岡本さんは高評価。

↑家具の隙間にもブラシが入り込んでホコリを掻き出しています。三角形のルーロはコーナーにぴったりフィット

 

↑ギタースタンドの下にも回転ブラシが入り込んでしっかりお掃除

 

↑1回の掃除でこんなにゴミが取れました!

 

また、専用アプリで掃除の状況がしっかりチェックできる点も気に入ったご様子でした。

 

「LEDランプの色でゴミの量が分かるので、部屋の中でどこが汚れやすいのかが一目瞭然。ゴミが多いところはルーロが集中的に掃除してくれるのですが、アプリでも汚れやすい場所がわかるので、ゴミがたまらないように対策できるのもいいですね。ゴミマップの精度も高いです。マップ上でなぜか汚れている場所があって、『ここ、汚した?』と子どもに聞いたら、実はここでお菓子をこぼして黙っていた……なんてことも。子どもが隠そうとしてもゴミマップでわかるので、『汚しちゃダメだよ』と証拠を見せながらしつけができます(笑)」

↑ゴミマップでは、ゴミの多いところが赤く染まり、汚れやすい場所が一目瞭然

 

ルーロのおかげで生活にゆとりが生まれた

最後に、ルーロが家に来て生活は変わりましたか? と質問してみたところ、「大きく変化しました」と岡本さん。

 

「コロナ禍で更に増えてしまっている『妻の家事負担を減らす』という目的がルーロによって実現したのが最大のメリットです。掃除機をかける時間が減り、自分の時間を持てるようなったり、夕食に献立をゆっくり考えられるようになったりと、生活にゆとりが生まれました。いままではやんちゃ盛りの男の子がいるので、とにかく片付かなかった。でも、息子に『ルーロが通るから』と『服を脱ぎっぱなしにしないで』『おもちゃは片付けてね』などと言い聞かせると、息子もルーロに親しみを感じているからか、素直に言うことを聞くんです。その点も良かったですね」

↑クリーンセンサーが目に見えないハウスダストまで検知して、LEDが赤く光り、自動的にパワーアップ。きれいになるまで同じところを往復してしっかりゴミを取ります

 

さらに、「音が静かなので勉強の邪魔にならず、いつでも掃除ができるのもメリット」と岡本さん。テレビを見ながら、あるいは子どもの勉強中でもルーロを動かすことができるので、家事の効率が上がったそうです。

 

というわけで、モノが多く、やんちゃ盛りの子どもがいる大家族にも、ルーロは効果てきめんだったという結果となりました。今回の岡本家のように、「わが家はモノが多いから」「ラグやカーペットで段差が多いから」「本当にゴミが取れているかわからないから」「うるさいのはイヤだから」…と、様々な理由でロボット掃除機の導入をためらっている方は多いはず。そんな方はぜひ、ルーロを検討してみてはいかがでしょうか。

↑ルーロが来ても勉強に集中する息子さん

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

ドライヤーがヘアカラーを抜けにくくする!? 超人気シリーズ「ナノケア」が吹出口に施したひと工夫

パナソニックは、ヘアードライヤー の新製品「ナノケア EH-NA0E」を10月1日に発売します。実売予想価格は3万2780円です。

↑ナノケア EH-NA0E。カラバリは左から-A(ネイビー)-H(グレージュ)-P(コーラルピンク)

 

高浸透「ナノイー」とミネラルマイナスイオンが髪に届きやすい新構造を採用

「ナノケア」シリーズは国内累計販売台数1250万台を達成した人気シリーズで、昨年発売したEH-NA0Bは水分発生量を従来の「ナノイー」と比べて18倍に増加させた高浸透「ナノイー」を搭載しました。髪へのうるおいは1.9倍となり、ユーザー満足度でも高い評価を得ています。

 

同シリーズの新製品となる本機は、ミネラルマイナスイオンの吹出口の角度を30°内向きにして、風の広がりを抑える新構造を搭載することで、高浸透「ナノイー」とミネラルマイナスイオンが従来品よりも約10%髪に届きやすくなりました。それによりキューティクルの密着性が高まったことで、ヘアカラーをした髪のダメージを抑えます。また、ヘアカラー薬剤の流出を防ぎ、退色を抑制します。

↑新製品では風の広がりを抑えました

 

このほか、独自の「速乾ノズル」で、濡れた毛束をほぐしながら素早く乾燥。自動で温・冷風を切り替えて髪にツヤ感をキープする「温冷リズムモード」、地肌にやさしい約60℃の「スカルプモード」、暑い時期には温風の熱さを低減「インテリジェント温風モード」、「毛先集中ケアモード」、 「スキンモード」など5つのモードを搭載し、毛髪はもちろん、地肌から毛先、肌までケアできるメリットは健在です。

 

夏は紫外線による髪へのダメージが気になる季節。特にヘアカラーをしている方は、よりイオンが届きやすくなったナノケアで、しっかりメンテナンスしてはいかがでしょうか。

リビングの一角が「集中スペース」に早変わり! 在宅ワーカー待望のDIY仕切りつきデスク「KOMORU」登場

パナソニック ライフソリューションズ社のハウジングシステム事業部は、ユーザー自身で簡単に組み立てができ、約1平米の半個室空間を作れる組み立て簡単デスク「KOMORU(コモル)」を発売します。発売日は2020年9月18日で、希望小売価格は8万8000円(税抜)。

↑組み立て簡単デスク「KOMORU(コモル)」

 

付属のレンチだけで組み立てられる高さ約120センチの仕切り&デスク

新型コロナウイルス感染拡大によって在宅勤務やテレワークが定着しており、同社が実施した調査では、7割以上の人が今後も在宅勤務を取り入れたいと回答。また、約半数の人が仕事をする場所がリビングであると回答しています。

↑同社によるインターネットでのアンケート調査(n=2000)

 

こうした状況を踏まえ、同社は空間の「自分らしさ」を保ちつつリビングでの仕事の効率化を実現するため、約1平米の半個室空間を作れる組み立て簡単デスク「KOMORU(コモル)」を開発しました。本製品は高さ約120センチの仕切りとデスクが一体になった構造で、部屋の角に設置することで、集中して仕事や作業に取り組むためのスペースを作ることが可能です。付属のレンチだけで簡単に組み立てができるので、別途工具を用意する必要がありません。また側面の仕切りは設置環境に合わせて、左右どちらにでも設置できます。

↑設置イメージ

 

↑パネルの高さは120cm。座ると視線をさえぎり、立てば視線が通る絶妙な高さに設定しています

 

また、仕切りにはフックなどを取り付けられる有孔ボードを採用しており、簡易的な収納を設置し、お気に入りのインテリアを飾りつけるなど、様々なアレンジが可能です。リビングになじむ落ち着いたデザインも特徴。仕切り部には、明るいリビングに馴染む「ライトナチュラル柄」と、流行のグレイッシュカラーを取り入れた「ミディアムグレー柄」の二種類を用意。また、デスク部には落ち着いた雰囲気の「ダーク柄」を採用しています。

↑有孔ボードを活用してデコレーションした例

 

テレワーク用の個室がない、でもリビングでは気が散って集中できない。かといって大げさなリフォームもしたくない……そんな方には、カンタンに組み立てられる「KOMORU」はうってつけ。半個室で圧迫感が少なく、少し腰を浮かせれば家族の様子が見えるのもいいですね。希望小売価格が税抜8万8000円となかなかのお値段ですが、仕事の質を上げるための投資と思って、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

その手があったか! 「洗剤自動投入」の応用で「ドラム式の課題=汚れ移り」を克服する洗濯機

パナソニックは、ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX900BL/R(左開き/右開き)を10月1日に発売します。実売予想価格は41万5800円です。

↑ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX900BL(左開き)。本体寸法は幅600×奥行722×高さ1009mm。カラバリはストーンベージュ(左)とクリスタルホワイト(右)

 

予洗いで汚れを剥がして排水したあと、キレイな洗浄液で本洗いを行う

汚れ移りは、洗濯時に衣類から汚れが洗浄液に溶けだし、その洗浄液に衣類が長時間浸され、汚れが再度付着してしまうことで起こります。衣類の黒ずみの発生要因の1つで、ドラム式は縦型と比べて水の使用量が少ないため、汚れ移りが発生するケースも出てきます。

 

本機は、こうした汚れ移りを抑制するため「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能を利用した「2度洗い」モードを搭載しました。予洗いで汚れを衣類から剥がして排水したあと、キレイな洗浄液で本洗いを行うので、汚れ移りを抑えることができます。こちらは、「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能で適切なタイミングで洗剤を途中投入できることから実現できた機能。泥汚れや皮脂、汗汚れが気になるとき、時間がなくて汚れた衣類とキレイな衣類の分け洗いができないときなどに便利です。

↑「2度洗い」モードは予洗いのあとで排水・洗剤再投入を行い、本洗いを行います。運転時間の目安は約40分(「おまかせ」に比べて+8分)

 

また、シーズン終わりの毛布のしまい洗いに便利な「約40℃毛布」コースも搭載。本コースでは約40℃のお湯と通常の毛布コースの約1.5倍の洗剤でしっかり洗い、皮脂汚れを除去しながらニオイまで落とします。

 

槽洗浄のタイミングを通知する機能を搭載し、槽洗浄コースも充実

このほか、定期的な洗濯槽のお手入れを促すため、月1回の槽洗浄のタイミングを知らせる機能を搭載しました。洗濯槽のお手入れの目安である洗濯回数約1か月相当の使用回数に達すると、操作パネルでお手入れのタイミングを知らせます。

 

サインが出たら、洗浄剤の必要ない「約60℃槽カビクリーン」コース、もしくは、衣類用の塩素系漂白剤を使い「槽洗浄/約30℃槽洗浄」コースなどで洗濯槽をケアすればOK。また、「サッと槽すすぎ」コースは、循環ジェットシャワーと遠心力水流でドラム槽と外槽を約5分ですすぐので、各槽の汚れが気になるときに便利です。

↑槽洗浄のタイミングを知らせる機能を搭載しています(画像はNA-VX900B)

 

「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能を活用し、ドラム式の課題であった汚れ移りを抑えた本機。洗濯槽もしっかりケアできる点がうれしいですね。ぜひ注目してみてください。

最新コードレス掃除機の「からまないブラシ」の実力は? ロングヘア人口が多い家庭で検証!

パナソニックの「パワーコードレス」は2018年に登場した同社のコードレス掃除機の上位シリーズで、ハイパワーモーターと高電圧&大容量バッテリーを搭載するのが特徴。今回、その最新モデルである「パワーコードレス MC-SBU840K」(実売価格9万6580円)を実際に試す機会を得た。全く新しい構造のヘッドを搭載し、「毛がからまない」というが、その実力はいかなるものであろうか。

↑パナソニック「パワーコードレス MC-SBU840K」。サイズ/質量は幅253×奥行218×高さ1150mm/2.6kg(スティック時)。運転時間は強:約6分、自動:約18~約30分、ロング:約40分/約90分(ノズルブラシ回転オフ)

 

ブラシに毛が絡まないのは本当か? ロングヘア人口が多い我が家で試す

今回、筆者に検証の依頼が来たのにはワケがある。筆者には3人の娘と奥さんがいて、その全員がロングヘアなのだ(著者は短毛)。ロングヘアの家族が多い我が家では掃除をすると大量の髪の毛を吸い取ることになる。そして吸い取った毛の一部はヘッドのローラーに絡むため、本気で掃除をするときは1、2回、ローラーに巻き付いた髪の毛を切ったり、取り外したりという手間が発生していた。その点、「パワーコードレス MC-SBU840K」は新構造の「からまないブラシ」を搭載し、髪の毛がヘッドのローラーに絡まないという。その性能を試すには、筆者の家庭はもってこいというわけだ。

 

一般的に、掃除機のヘッドには、回転して床のゴミやホコリなどを掻き込むブラシローラーがついている。ヘッド内にはモーターも内蔵されており、スイッチを入れるとブラシローラーが回転。吸い込む力とブラシの回転を合わせてゴミを回収する仕組みだ。しかし、このときに長い髪の毛はダストボックスに吸い込まれる前に、ブラシローラーの回転に巻き込まれて、絡まってしまう。

 

そこで、新開発の「からまないブラシ」は、ブラシローラーの形状を一新。円すい状のローラーを2本搭載し、間を少し開ける、業界初の円すい形ダブルブラシ構造を採用することで、髪の毛の巻きつきを解消している。

↑ヘッドに円すい状のダブルブラシを内蔵した「からまないブラシ」

 

↑ヘッド内には2つのモーターを搭載しているため重くはなっているが、同時に自走性もアップしている

 

実際には髪の毛を吸い込んだ直後は、従来通りブラシローラーに巻きつくのだが、円すい構造とブラシの角度や配置を工夫することで、絡みついた髪の毛がだんだんとヘッドの中心に集まって行き、最終的にはローラーから外れて隙間から吸い込まれるという仕組みだ。このほか、ブラシの毛量をアップすることで、絡んだ毛がブラシの奥まで入り込むのを防ぐ工夫もなされている。

↑「からまないブラシ」搭載のパワーノズルのほかに、ふとん清潔ノズル、ペタすき間ノズル、すき間用ノズル、ロングホースが付属する

 

ブラシに絡みやすいミシン糸でテストしたら上々の結果に

では、実際に使って「からまないブラシ」をテストしてみよう。まずは細いミシン糸で試してみた。30cmぐらいに切ったミシン糸を100本ほど用意し、床にばらまいたらそこを2、3回往復して糸を収集する。吸い取った後もローラーを回転させるため、さらに2、3回往復した。

↑毛からみのテストに用意した3色のミシン糸。30センチの長さで各30本強、100本ほどを用意して2m四方の床にばらまいた

 

その結果は下の写真の通り。ブラシの左側に1本だけピンク色の糸が残ったが、残りの糸はからむことなく、全てキレイに吸い込むことができた。パワーコードレスの開発担当者によると、ミシン糸は髪の毛よりもかなり太いため、ブラシの毛に絡みやすいという。そのミシン糸がこれだけ絡まずに吸えるなら上出来だろう。かつ、2m四方に100本ものミシン糸が床に落ちているというシビアな環境は現実では考えにくく、この結果であれば、通常使用ではまったく問題ないはずだ(ちなみに、GetNavi web編集長の山田が3週間近く本機を使った際、髪の毛以外の物も吸ったが一度も絡まなかったという)。

↑掃除が終わったあとのヘッド。ブラシに1本だけ残ったが、ほかはすべて絡まず吸い込まれている

 

↑ダストボックス内のミシン糸。ダストボックス内で巻き付いていないのも評価できる

 

リビングでは3姉妹+妻の髪の毛も絡まず取れた

実際に子ども達が一日中過ごしているリビングも掃除してみた。床には3姉妹+妻の髪の毛が落ちているのだが、それを本機はどんどんと吸い取って行く。吸引力は非常に高く、さらにホコリなどが多いところはクリーンセンサーが反応し、「自動」運転だと自動的に吸引力をアップしてくれるのも便利だ。

 

10畳ほどのリビングスペースを掃除した後のヘッドが以下の通り。髪の毛は一切絡んでいなかった。これまで 掃除のたびに行っていた、ブラシローラーに巻き付いた髪の毛を切る作業はこれで不要になったわけだ。

↑実際にたくさんの髪の毛が落ちているリビングを掃除した後のヘッド。猫の毛が少し残っているが髪の毛は巻きついていない

 

さらに「からまないブラシ」には副産物もある。円すい状のブラシを左右から2本搭載する構造のため、ヘッドの中には2つのモーターが内蔵されており、ヘッド自体の前に進もうとする推進力が強いのだ。このため、掃除をしているときに本体が軽く感じられた。実際には前モデルより、質量はわずかにアップしているのだが、モーターの推進力のおかげで、重さを感じることなく、より軽快に掃除できるというわけだ。

↑こちらは重曹を使った吸引力のテスト。1往復で通過した場所の重曹はきれいに吸い取れていた

 

席においているプラスチックのコップから「からまないブラシ」の着想を得た

以下では、7月に行われた本機の体験会で聞いた「からまないブラシ」の開発エピソードにも触れていこう。開発を担当したパナソニック アプライアンス社の堀部 勇さんは、髪の毛が絡まない構造を3年前から研究していたそうだ。その過程ではキャタピラータイプのヘッドやクワで耕すような構造のブラシなども考案。しかしいずれもうまくいかなかったという。

↑ゼロから「からまないブラシ」を開発したパナソニック アプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部 クリーナー事業 クリーナー技術部 クリーナー設計課の堀部勇さん

 

新しいアイデアを求めるなか、ふと目に付いたのが、席においている在籍状態を示すプラスチックのコップ(上写真参照)だった。ブラシが円すいならば、径の太いほうから径の細いほうへ、髪の毛を動かすことができるのではないか……と考えた。当初は一本のブラシを円すい構造にして試してみたがそれではうまくいかず、最終的に吸い込み口のある中央に髪の毛を集められるダブルブラシを採用することになったそうだ。このような紆余曲折を経て、ようやく完成したのが「からまないブラシ」というわけだ。

 

「からまないブラシの搭載」でトップクラスの魅力的なモデルになった

ダストボックスの脱着が硬い点や、ダストボックスのフタが100度ぐらいまでしか開かない点など、個人的には気になる点はまだあるが、そこはもはや好みのレベル。200Wのハイパワーでしっかりとゴミを吸い取ってくれる基本性能の高さに加え、「からまないブラシ」を搭載することで、「パワーコードレス MC-SBU840K」は多くのコードレススティック掃除機の中でもトップクラスの魅力的なモデルとなった。特にロングヘアの家族がいる家庭や長毛種のペットを飼っているような家では大活躍することは間違いないだろう。

↑専用スタンドが用意されており引っ掛けるだけで充電もできる

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

冷凍食品の“まとめ買い”にはどっちが安心? 最新冷蔵庫と小型冷凍庫の選び方

“withコロナ“の時代といわれる今、人混みを避ける生活やリモートワークが定着しつつあり、自宅で食事をする機会が増えました。冷凍食品に関する日刊紙『冷食日報』の2020年5月8日付け記事によると、今年4月の家庭用冷凍食品の販売金額は、前年同月と比べて19.5%増という結果に。新型コロナウイルスの感染拡大による自粛生活で、長期保存が可能な冷凍食品へのニーズが高まったことがうかがえます。

 

そうした中、従来の冷蔵庫では、冷凍室のスペースが足りなくなっている家庭も少なくないでしょう。そこで、冷凍室の容量が多い大型冷蔵庫への買い替えがいいのか、小型冷凍庫を買い足す方がいいのか。さらに、最新モデルとその選び方について、家電プロレビュアーの石井和美さんに伺いました。

 

冷蔵庫の販売数は昨年の4割増!
大容量冷蔵庫への買い替え需要が拡大

実際に、冷蔵庫の需要は高まっているのでしょうか? ビックカメラの冷蔵庫販売実績によると、2020年6月の冷蔵庫の販売実績は、前年同月比と比べて4割増という結果に。

 

「今年は400L以上の大容量タイプの冷蔵庫がよく売れています。最新モデルは、冷凍室の容量が大きい上に、冷凍技術の進化により、素材の味が損なわれないような機能が搭載されています。素材の鮮度やおいしさを長時間キープできる、野菜室の進化も好評です。また、省エネ性にも優れているので、ランニングコストを視野に入れて、新しい冷蔵庫への買い替えをされる方も多いようです。小型冷凍庫に関しては、比較的設置スペースに余裕があることが多い郊外でのニーズが高く、こちらも販売数は上昇しています」(ビックカメラ広報・IR部・齋藤俊明さん)

 

それでは、冷凍室が充実した最新冷蔵庫と、冷凍食材のストックに適した小型冷凍庫について見ていきましょう。

 

収納しやすく、おいしく簡単に冷凍できる!
最新「大型冷蔵庫」の冷凍室の魅力

たくさんの食材を収納できて取り出しやすく、おいしく簡単に冷凍ができるというのが、ここ最近の大型冷蔵庫の冷凍室の魅力だと、石井さんは話します。

 

「冷凍したい食材が増えている今、冷凍室はパンパンの状態になりがちですが、使いたいものが見つけやすく収納できるような、冷凍室内の仕切り収納が充実しているタイプが増えています。ほかにも、食材を小分けせずに冷凍しても、使いたい分だけ取り出せる冷凍技術や、冷却スピードを上げることで、食品の鮮度や旨味をキープする機能も搭載されています。この急速冷凍機能を使えば、お弁当のあら熱が数分でとれるので、忙しい朝にはとても助かります」(家電プロレビュアー・石井和美さん、以下同)

↑解凍なしで使いたい分だけ取り出せる三菱電機の「切れちゃう瞬冷凍」なら、事前の小分けが不要で時短に(写真提供=三菱電機)

 

設置スペースや冷凍したい食品の数で決める!
最新の「小型冷凍庫」はココがスゴイ

食材を週末にまとめ買いする生活スタイルが定着し、小型冷凍庫へのニーズが高まっています。小型冷凍庫を買い足したいときは、どのようなタイプを選べばいいのでしょうか?

 

「小型冷凍庫は大きく分けて、前開きと上開きの2タイプがあります。前開きはスリムな縦長タイプが多く、場所を取りません。扉を開いて食材の位置も把握しやすく、引き出しタイプならば、底に食材が埋もれてしまう心配もありません。冷凍食品の種類が多い方にオススメです。

 

一方、上開きは縦長タイプが多く、たっぷりと入れることができます。下向きに流れる冷気が逃げにくいので、開け閉めの度に温度が上がりにくく、庫内温度の上昇が防げます。ただし、詰め込んでしまうと、下の方にある食品が取りにくいというデメリットがあります。冷凍する食材、設置場所を考慮して、用途にあったものを選びましょう」

↑今年に入り、小型冷凍庫の売り上げは各メーカー軒並み上昇中。アイリスオーヤマでは当初計画比2倍の売り上げで推移している。(写真提供=アイリスオーヤマ)

 

冷蔵庫の買い替えか、小型冷凍庫の買い足しか……どっちを選ぶべき?

最新の冷凍技術を搭載した大型冷蔵庫を購入するのは、大きな買い物になります。今使っている冷蔵庫が壊れていないのであれば、数万円で購入できる小型冷凍庫を買い足す方が、予算を考えると手取り早いように感じますが……。

 

「冷蔵庫は約10年で寿命を迎えます。最近の冷蔵庫は冷凍室に高度な機能が付いていたり、野菜をおいしく長く保存できたりする上に省エネタイプで、10年前と比べて電気代が半額近くになるものもあります。今お使いの冷蔵庫が、購入から5年以上経過しているのであれば、電気代や冷凍庫の性能を考えると、2台持ちよりも新しい冷蔵庫への買い替えを検討した方がいいかもしれません

 

一方で、今お使いの冷蔵庫が購入から5年未満で、自宅に小型冷凍庫を設置するスペースが確保できる場合は、2台持ちをすることで、冷凍食材のストックがかなり増やせます。小型冷凍庫の電気代は年間でも約5000円前後なので、電気代をかけてもメリットの方が多いと感じる場合は、“セカンド冷凍庫”を購入するのがよさそうです

 

では具体的に、どの冷凍冷蔵庫/小型冷凍庫がおすすめなのか、現在販売中のモデルから石井さんに選んでいただきました。

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

家電プロレビュアー選! 冷凍室の容量が多い最新大型冷蔵庫3選

冷凍食材がたっぷり収納できて取り出しやすく、まとめ買い食材を無駄なくおいしく使い切れるような、最新の冷蔵庫の魅力を見ていきましょう。

 

・冷凍室の収納力がバツグン! たくさんの冷凍食材を使いやすくストックできる


シャープ「SJ-AF50F」
実売価格:26万8000円(税込)

・外形寸法 W685×D699×H1833mm
・年間消費電力量:約250Wh

「容量502Lの庫内の中で、製氷室を含む冷凍スペースが170Lという大容量の『メガフリーザー』があり、冷凍食品の収納力が抜群です(記事トップのイメージ写真参照)。中央左上の引き出しがアイスルーム、その下が上段冷凍室。アイスキャンディーなどの小物を収納するのに向いています。メインの冷凍室は3つの引き出しに分かれており、一番上の引き出しは自由に動かせる「4切り名人(しきりめいじん)」付き。冷凍食材のサイズに合わせて仕切りの位置が調整できます」

 

・面倒な小分け冷凍の手間が激減! 食材の用途に合わせて冷凍パターンが選べる


三菱電機「MR-WX60F」
実売価格:36万800円(税込)

・外形寸法 W685×D738×H1821mm
・年間消費電力量:約270Wh

「101Lある通常の約-18℃の通常の冷凍室のほかに、解凍しなくても使いたい分だけ取り出せる約-7℃で凍らせる『切れちゃう瞬冷凍 A.I.』が27L、それ以外にも冷蔵室の下段にチルドよりも低温の約―3〜0℃で食材が保存できる『氷点下ストッカーA.I.』があります。数日以内に使うもの、1週間後に使い切るもの、長期保存したいものなど、用途に合わせて3つの部屋を使い分ければ、解凍時の面倒な小分けの手間が大幅に省けます」

 

・3段トレイで冷凍食材を段階別に管理。おいしく凍らせて取り出しやすい!


日立「R-HX60N」
実売価格:42万円(税込)

・外形寸法 W685×D738×H1833mm
・年間消費電力量:約254Wh

「冷凍室は製氷室を含み180Lという大容量で、お弁当用の常備菜やカット野菜のストックをすばやくホームクリージングできる深さ5cmの薄物ケースと、深さ9cmの小物ケース、500mlのペットボトルを立てて収納できる深さ14.5cmの大物ケースという3段ケースに分かれおり、500mlのペットボトルを立てて収納できるスペースもあります。7月30日に新発売する『R-KX57N』は、『ぴったりセレクト』機能として、冷凍室と野菜室のスペースを選択できる機能付き。冷凍食品を大量にストックしたい場合は、野菜室をなくし、2段とも冷凍室にすることもできるので、こちらも魅力的ですね」

 

家電プロレビュアー選! あると安心の小型冷凍庫3選

冷蔵庫の冷凍室との使い分け方や、ストックが多い冷凍食材のサイズ感、小型冷凍庫の設置場所をイメージしながら、使いやすいものを選んでいきましょう。

 

・冷凍食品のストック量や内容で臨機応変に温度調整ができる!


アイリスオーヤマ「ノンフロン前開き式冷凍庫 60L IUSD-6A 全2色」
実売価格:2万7280円(税込)

・外形寸法 W480×D500×H850mm
・年間消費電力量:約212Wh

「庫内容量は60L。前開きのクリアトレータイプなので、中身が一目で確認できます。3段に分かれているので、使いたい食材の引き出しのみ取り出せば、冷気が逃げにくく食材の温度変化を最小限に抑えられます。冷凍する食材の量や室温により、冷凍庫内の温度を5段階から調節ができるので、必要以上の冷却をすることなく、無駄な電力消費を防げます。高さ85cmで、上部は100℃まで耐えられるので、冷凍庫の上には電子レンジが置けます。こちらのサイズ以外にも、庫内容量が42Lの小型タイプや75Lの大型タイプがあります」

 

・冷凍状態をしっかりキープ! かさばる食材の長期保存にぴったり


ハイアール「145L上開き式冷凍庫 JF-NC145F」
実売価格:2万4435円(税込)

・外形寸法 W720×D565×H885mm
・年間消費電力量:約202Wh

「たっぷり入る145Lの上開きタイプです。約33Lの買い物カゴ4.3個分もの食材をストックすることができます。遠方にある実家から送られてきた家庭菜園のとうもろこしやトマトなどの夏野菜や、趣味の釣りで獲得した魚、大容量パックのアイスクリームなど、長く保存したい食材やかさばる食材のストックに適しています。急冷スイッチ付きなので、旨味を閉じ込める短時間冷却ができます。水抜き栓があるのでお手入れも簡単です。ドアを閉めたままタッチパネルで庫内温度設定のできる前開きタイプも人気があります」

 

・小分けにした冷凍食材が一目瞭然でサッと取り出せる!


パナソニック「冷凍庫(ホームフリーザー) NR-FZ120B」
実売価格:4万6530円(税込)

・外形寸法 W480×D586×H1126mm
・年間消費電力量:約430kWh

「冷蔵庫の冷凍室スペースでは容量が足りない、冷凍食材を多く活用されているご家庭にオススメです。高さ約112cm、幅48cmというスリムな形で、容量は121L。500ml凍結用ボトルが立てて入る『深型バスケット』と3段のバスケット、その上にはアルミトレイのスペースがあります。アルミトレイ部分に余ったごはんや常温食材を置いて、「急冷」設定をすれば、効率よく冷凍が進みます。ドア前面の操作パネルで外から温度調節や急凍設定が可能。上部は100℃まで耐えられるので、冷凍庫の上には電子レンジが置けます」

 

最後に番外編として、2020年人気の冷凍食品と、冷凍の新常識となりそうな“下味冷凍”についてみていきましょう。

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

【番外編】冷凍庫にストックしておきたい! 人気の冷凍食品

最新冷凍庫をチェックしたところで、人気の冷凍食品をチェックしていきましょう! 新型コロナウイルスによる自粛期間を経た今、どんな冷凍食品が売り上げを伸ばしたのでしょうか。ニチレイフーズの広報担当・中澤佐穂さんに、今年の人気の5アイテムを教えてもらいました。

 


ニチレイ「本格炒め炒飯」
実売価格386円(税込 ※編集部調べ

「中華料理店のプロの技を再現した『三段炒め製法』によるパラッとした香ばしさと、丁寧に仕込んだ自家製焼豚のおいしさが特長です。好きな量を解凍して食べられるので、リモートワークの昼食用に、ストックしておくと重宝します」(ニチレイフーズ・中澤佐穂さん、以下同)

 


ニチレイ「特から」
実売価格610円(税込 ※編集部調べ

「ジューシーな肉汁とカラッとした衣が『特別なおいしさ』、1個約32gの『特大サイズ』、1袋415gの『おとくトクなボリュームパック』という、3 “特”が魅力の鶏のから揚げです。そのまま味わう以外にも、暑い時期は、たっぷりの夏野菜と合わせた南蛮漬けアレンジはいかがでしょうか?」

 


ニチレイ「極上ヒレかつ」
実売価格354円(税込 ※編集部調べ

「2020年春に発売した新商品です。箸でも切れるやわらかな肉質と、サクッと食感の良い衣が特長で、大変ご好評いただいております。そのまま食べる以外にも、パンに挟んでかつサンドにしたり、卵でとじたヒレかつ丼にしたりして楽しむのもオススメです」

 


ニチレイ「蔵王えびグラタン」
実売価格397円(税込 ※編集部調べ

「宮城県の蔵王山麓にある蔵王酪農センター直送の新鮮なミルクを使用したホワイトソースに、モッツァレラチーズなど4種のチーズをブレンドしたミルク感のあるグラタンです。電子レンジでチンしている間に、野菜サラダと白ワインを用意すればちょっとリッチな夕食メニューの完成です」

 


ニチレイ「そのまま使える高原育ちのブロッコリー 250g」
実売価格248円(税込 ※編集部調べ

「標高約3000mのエクアドルの高原で、陽光をたっぷり受けて育った緑鮮やかなブロッコリーです。下茹でしてあり、自然解凍でそのまま食べられるので、お弁当はもちろん、サラダやシチュー、パスタなどに加えれば、彩りアップや野菜不足の解消になります。常備しておくと便利です」

 

チャック式ビニール袋を活用した「下味冷凍」も人気!

冷凍食品をストックする以外にも、多めに購入した野菜や肉、魚を使いやすく小分けにしたりカットしたりして冷凍する、ホームフリージングをすれば、食事作りがグンとラクに。最近は、肉や魚に下味をつけてから凍らせる「下味冷凍」が人気です。

 

例えば、鶏もも肉や薄切りの豚肉を一口大にカットし、焼肉のたれとともに、チャック式ビニール袋に入れ、空気を抜いて冷凍保存しておけば下味冷凍の完成。冷凍時と解凍時に焼肉のたれの旨味が肉に浸透するので、解凍後はお好みの野菜とともに炒めるだけで、しっかりとした味わいのボリュームあるおかずが完成します。

 

冷凍庫は食品のおいしさをキープし、時短調理にも一役買ってくれます。その上、大規模災害の発生頻度が増している近年、自宅の冷凍庫に防災のための備蓄庫としての役割を持たせるという考え方も広まりつつあります。この機会に自宅の冷凍庫を見直してみてはいかがでしょうか?

 

【プロフィール】

家電プロレビュアー / 石井和美

家電プロレビュアー歴15年。白物家電や日用品の製品レビューを中心に、新聞、雑誌、WEB媒体や企業のオウンドメディアなどでも多数執筆中。家電をテストするための一戸建てのレビューハウス「家電ラボ」のオーナー。
HP=http://kaden-blog.net

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

【マンガでわかる】パナソニックの「新パワーコードレス」で髪の毛もペットの毛もほぼ絡まない生活

コードレススティック掃除機は、隙間時間にササっと使えて便利。でも、使用前のノズルの毛がらみ除去を負担に感じている人も多いはず。パナソニック調べでは、掃除機ノズルの毛がらみに不満を感じている人は9割以上。新パワーコードレスは、そんな悩みに応えた革新モデルです!

 

メンテナンス性を追求した掃除機の“ニューノーマル”!!

MC-SBU840Kは、ノズルには独自開発の円すい形ダブルブラシを採用し、ブラシに毛がからまない構造を実現したモデル。さらに同モデルはハイパワーモーター搭載で高いゴミ除去性能を確保。ワンタッチで外せる親子ノズルや、親子ノズルのLEDナビライトなど、使いやすさに直結する機能が満載なのもうれしいポイントですね。吸引力や操作性に加え、ブラシのお手入れのしやすさが掃除機買い替えの“ニューノーマル”です!!

パナソニック

コードレススティック掃除機 パワーコードレス MC-SBU840K

オープン価格

髪の毛やペットの毛がほとんどからまない回転ブラシを採用。ブラシの毛量を従来の1.9倍に増やして吸引力も増強し、高いゴミ除去性能と快適なメンテナンス性を両立しています。目に見えない微細なゴミもセンサーで検知して、取り逃しが極めて少ないのが特徴。

SPEC●吸込仕事率:205~約10W●充電時間:約3時間●運転時間:強約6分、自動約18~約30分、ロング約40分(ブラシ回転オフ時約90分)●集じん容積:0.2L●サイズ/質量:W253×H1150×D218mm/2.6kg

★商品の詳細はコチラ!

 

【マンガの前に革命的ブラシの仕組みをお伝えしたい!】

中央に向かって先端が細くなる円すい形ダブルブラシを採用。かき取った毛をほどきながら中央に集めて吸引します。同社実証実験では髪の毛が99%以上(※1)からまないことを確認済み。

※1:パナソニック調べ【試験方法】人毛(長さ20cmと40~45cm)を1サイクル0.25gとし、3畳のフローリングにまき「強」「自動」運転で掃除機をかける。これを10サイクル行う。【試験結果】1サイクル後の回転部のブラシへの絡みつく毛量が1%以下 ●毛の太さや長さ、ペットの種類によってからむ場合がある

 

【ココもすごい〜密集ブラシ】

密集したブラシ毛で、毛髪やペットの毛がブラシ根元に入り込むのを抑制。Y字ブラシと硬質ブラシの根毛により確実にかき取ります。

 

【ココもすごい〜円すい形状】

ブラシの高速回転で髪の毛が巻き締まる力を利用し、ブラシ径の太いほうから細いほうに毛を移送。毛は移動するにつれて巻きが緩みます(※2)。

※2:写真は試作品のためブラシの色は製品版と異なる

↑巻きつけながら同時にほどく

 

【ココもすごい〜中央部空間】

ダブルブラシが向き合うノズル中央部には隙間が。移送されてきた髪の毛はここでブラシからスルリと抜け、掃除機本体に吸引されます。

↑吸引口で吸い取る

 

<さて、本題>

【使った人】マンガ家 奈良裕己さん

イラスト・マンガの創作を中心に雑誌、ウェブなど幅広く活躍。妻と娘の3人家族で、夫婦とも最新家電に興味津々。

 

<他の性能もチェック!>

【清潔性】クリーンセンサー搭載で「見えないゴミ」も捕集!

ゴミが多い場所ではランプが赤く点滅し、吸引力が自動でアップ。きれいになるとランプが青点灯に変わり、ゴミが取れたことがわかります。

 

【吸引力】モーターパワーを強化し、史上最高の吸込仕事率!

モーターを小型・軽量化しつつ、回転数を上げてパワーを強化。同社コードレススティック史上最高の吸込仕事率205Wを実現しています。

 

【使い勝手】「親子ノズル」で床掃除から隙間掃除に瞬時に移行

延長パイプとノズルの接続部に、隙間掃除用の「親子ノズル」を装備。ノズルのペダルを踏むと親子ノズルが外れ、隙間をクイックに掃除できます。

 

親子ノズルのLEDナビライトで奥のゴミも逃さない

親子ノズル先端にLEDナビライトを装備。薄暗い家具の隙間も明るく照らして掃除できる。光の照射角度は5度でゴミが浮いて見えます。

 

<「からまないブラシ」搭載のキャニスターもラインナップ>

新開発の「からまないブラシ」は、8月発売のキャニスター掃除機にも搭載されます。コード式キャニスターにこだわる人にはこちらがオススメ。

紙パック式掃除機

Jコンセプト

MC-JP830K

業界最軽量(※3)の本体2.0kgで取り回し抜群の紙パック式。「からまないブラシ」、親子ノズルのLEDナビライト、クリーンセンサーを装備。

※3:2020年06月23日現在、家庭用床移動形掃除機において

★商品の詳細はコチラ!

 

サイクロン式掃除機

プチサイクロン

MC-SR580K

ゴミ付着を抑えるメタル素材採用のダストボックスは約2年間メンテ不要(※4)。親子ノズルなどMC-JP830Kと同じ便利機能を搭載。

※4:ダストボックス及び本体クリーンフィルターのお手入れ。お手入れ期間はゴミの種類や条件など使用環境により異なります。試験基準:当社試験ゴミ(家庭塵埃)で評価。1日3.2 g×365日×2年分=約2350 gを吸わせてもパワーが持続。通常の試験基準は家庭ゴミ1日分の平均量=1 g(日本電機工業会の調査において)ですが、調査において最もゴミが多かった家庭のゴミの量=3.2 gを基準に試験を行いクリア。

★商品の詳細はコチラ!

 

文/平島憲一郎 撮影/島本一男(BAARL) マンガ/奈良裕己

やんちゃなペットも安心して見守れる! “転倒防止構造”で進化したパナソニックのペットカメラ「KX-HDN215」

近年、ペットを家族の一員として考える方が増えており、仕事や外出などで不在の時にペットの様子を見守りたいという需要が増えているそうです。また、ペットのかわいい姿を写真や動画に残して、SNSや動画投稿サイトにアップしたいという人も多いのだとか。

 

そんなペット愛好家にピッタリのペット用見守りカメラがパナソニックから登場します。

 

「KX-HDN215」は、フルHD画質の高画質な映像で、外出先からも自宅のペットの様子を確認できる見守りカメラ。新たに、ペットにいたずらされても倒れにくい「転倒防止構造」を採用し、やんちゃなペットにいたずらされてもカメラが倒れにくい構造となっています。

↑パナソニック「KX-HDN215」(8月20日発売予定)

 

その秘密は、本体の底面に備えた特殊吸盤にあります。この吸盤は、カメラを垂直に持ち上げたときには簡単に持ち上がりますが、横から押すと吸盤が設置面に吸い付いて密閉状態を維持します。これにより、ペットがいたずらしたり、ぶつかってもカメラが倒れにくく安定するのです。

↑横から押しても倒れにくい「転倒防止構造」を採用

 

また、トイレや水飲み場など登録した場所にペットが一定時間立ち寄った映像を簡単に確認できる「行動ログ」機能や、1日分の動画を5秒ずつ自動でランダムに選び、1週間を最長35秒の動画にまとめてくれる「一週間ダイジェスト」機能を搭載。より簡単に動画のチェックが行えるようになりました。

 

カメラは、左右(水平)360度、上下(垂直)90度の首振り機能を備えるほか、本体2か所に備えた「赤外線センサー」と「動作検知センサー」による自動追尾機能も搭載しており、動きまわるペットの様子をしっかり捉えます。

↑カメラがペットの動きをしっかり捉えます(画像は柴犬のゆうちゃんと、猫のとろちゃん)

 

また、明るさセンサーと連動して自動的に点灯する赤外線LEDにより、夜間や暗闇でも白黒映像でペットの様子を確認できる「ナイトモード」も備えています。

 

撮影した写真や動画は、スマホに保存することも可能。スマホを介してSNSなどに簡単にアップすることができます。

 

このほか、室内の温度を検知し、設定した温度の範囲を超えた場合に教えてくれる通知機能や、スマホを通じてペットに呼びかけたり、ペットの声を聴ける機能も搭載しています。

↑温度センサーが室内の温度を検知して、異常があれば知らせてくれます

 

日中、自宅を不在にしているあいだのペットの動向が心配、という方は、ぜひパナソニックの新しいペット用見守りカメラ「KX-HDN215」を導入してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

留守中の家族やペットは大丈夫? 離れた場所からチェックできる「見守りカメラ」5選

 

やんちゃなペットも安心して見守れる! “転倒防止構造”で進化したパナソニックのペットカメラ「KX-HDN215」

近年、ペットを家族の一員として考える方が増えており、仕事や外出などで不在の時にペットの様子を見守りたいという需要が増えているそうです。また、ペットのかわいい姿を写真や動画に残して、SNSや動画投稿サイトにアップしたいという人も多いのだとか。

 

そんなペット愛好家にピッタリのペット用見守りカメラがパナソニックから登場します。

 

「KX-HDN215」は、フルHD画質の高画質な映像で、外出先からも自宅のペットの様子を確認できる見守りカメラ。新たに、ペットにいたずらされても倒れにくい「転倒防止構造」を採用し、やんちゃなペットにいたずらされてもカメラが倒れにくい構造となっています。

↑パナソニック「KX-HDN215」(8月20日発売予定)

 

その秘密は、本体の底面に備えた特殊吸盤にあります。この吸盤は、カメラを垂直に持ち上げたときには簡単に持ち上がりますが、横から押すと吸盤が設置面に吸い付いて密閉状態を維持します。これにより、ペットがいたずらしたり、ぶつかってもカメラが倒れにくく安定するのです。

↑横から押しても倒れにくい「転倒防止構造」を採用

 

また、トイレや水飲み場など登録した場所にペットが一定時間立ち寄った映像を簡単に確認できる「行動ログ」機能や、1日分の動画を5秒ずつ自動でランダムに選び、1週間を最長35秒の動画にまとめてくれる「一週間ダイジェスト」機能を搭載。より簡単に動画のチェックが行えるようになりました。

 

カメラは、左右(水平)360度、上下(垂直)90度の首振り機能を備えるほか、本体2か所に備えた「赤外線センサー」と「動作検知センサー」による自動追尾機能も搭載しており、動きまわるペットの様子をしっかり捉えます。

↑カメラがペットの動きをしっかり捉えます(画像は柴犬のゆうちゃんと、猫のとろちゃん)

 

また、明るさセンサーと連動して自動的に点灯する赤外線LEDにより、夜間や暗闇でも白黒映像でペットの様子を確認できる「ナイトモード」も備えています。

 

撮影した写真や動画は、スマホに保存することも可能。スマホを介してSNSなどに簡単にアップすることができます。

 

このほか、室内の温度を検知し、設定した温度の範囲を超えた場合に教えてくれる通知機能や、スマホを通じてペットに呼びかけたり、ペットの声を聴ける機能も搭載しています。

↑温度センサーが室内の温度を検知して、異常があれば知らせてくれます

 

日中、自宅を不在にしているあいだのペットの動向が心配、という方は、ぜひパナソニックの新しいペット用見守りカメラ「KX-HDN215」を導入してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

留守中の家族やペットは大丈夫? 離れた場所からチェックできる「見守りカメラ」5選

 

やんちゃなペットも安心して見守れる! “転倒防止構造”で進化したパナソニックのペットカメラ「KX-HDN215」

近年、ペットを家族の一員として考える方が増えており、仕事や外出などで不在の時にペットの様子を見守りたいという需要が増えているそうです。また、ペットのかわいい姿を写真や動画に残して、SNSや動画投稿サイトにアップしたいという人も多いのだとか。

 

そんなペット愛好家にピッタリのペット用見守りカメラがパナソニックから登場します。

 

「KX-HDN215」は、フルHD画質の高画質な映像で、外出先からも自宅のペットの様子を確認できる見守りカメラ。新たに、ペットにいたずらされても倒れにくい「転倒防止構造」を採用し、やんちゃなペットにいたずらされてもカメラが倒れにくい構造となっています。

↑パナソニック「KX-HDN215」(8月20日発売予定)

 

その秘密は、本体の底面に備えた特殊吸盤にあります。この吸盤は、カメラを垂直に持ち上げたときには簡単に持ち上がりますが、横から押すと吸盤が設置面に吸い付いて密閉状態を維持します。これにより、ペットがいたずらしたり、ぶつかってもカメラが倒れにくく安定するのです。

↑横から押しても倒れにくい「転倒防止構造」を採用

 

また、トイレや水飲み場など登録した場所にペットが一定時間立ち寄った映像を簡単に確認できる「行動ログ」機能や、1日分の動画を5秒ずつ自動でランダムに選び、1週間を最長35秒の動画にまとめてくれる「一週間ダイジェスト」機能を搭載。より簡単に動画のチェックが行えるようになりました。

 

カメラは、左右(水平)360度、上下(垂直)90度の首振り機能を備えるほか、本体2か所に備えた「赤外線センサー」と「動作検知センサー」による自動追尾機能も搭載しており、動きまわるペットの様子をしっかり捉えます。

↑カメラがペットの動きをしっかり捉えます(画像は柴犬のゆうちゃんと、猫のとろちゃん)

 

また、明るさセンサーと連動して自動的に点灯する赤外線LEDにより、夜間や暗闇でも白黒映像でペットの様子を確認できる「ナイトモード」も備えています。

 

撮影した写真や動画は、スマホに保存することも可能。スマホを介してSNSなどに簡単にアップすることができます。

 

このほか、室内の温度を検知し、設定した温度の範囲を超えた場合に教えてくれる通知機能や、スマホを通じてペットに呼びかけたり、ペットの声を聴ける機能も搭載しています。

↑温度センサーが室内の温度を検知して、異常があれば知らせてくれます

 

日中、自宅を不在にしているあいだのペットの動向が心配、という方は、ぜひパナソニックの新しいペット用見守りカメラ「KX-HDN215」を導入してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

留守中の家族やペットは大丈夫? 離れた場所からチェックできる「見守りカメラ」5選

 

「清潔感のある食洗機」といえばコレでしょ! 全コースで除菌ができる大容量モデル登場

パナソニックは、卓上型食器洗い乾燥機「NP-TZ300」を9月1日に発売します。実売予想価格は11万円(工事費別)です。

↑卓上型食器洗い乾燥機「NP-TZ300」。カラバリはホワイトとシルバー。サイズはW約550×D約344×H約598 mmで質量は約20 kg。庫内容量は約50 Lで、食器点数40点/5人分に対応しています

 

「ストリーム除菌洗浄」と「ボトルホルダー」を新搭載

本機は従来の「高温除菌」コースを見直し、「ストリーム除菌洗浄」を新搭載。手洗いでは難しい約50℃以上の高い水温と高圧水流で食器類を洗い上げ、「低温ソフト」も含めた洗浄全コースで洗浄と同時に除菌が可能になりました。また、従来から搭載のパナソニック独自の技術「ナノイーX」で、庫内のニオイを抑制・除菌することで、まとめ洗い時の食器を清潔に保管できます。

 

また、同社の調査によると、手洗いしにくいものとして、水筒やマイボトルやタンブラーなど長筒形状の食器類が上位に挙がるとのこと。同社はここに着目し、「ボトルホルダー」を新搭載。これを活用することで、食洗機対応マイボトルやタンブラーなど長筒形状の食器類の奥底まで清潔に洗浄することが可能に。また、手洗いでは隅々まで洗いにくい食洗機対応マイボトルのパッキンや飲み口などのパーツも清潔に洗浄できるといいます。

↑ボトルホルダーを使用した状態。各ホルダーが独立し、ボトル形状の食器が最大3点までセットできます

 

↑ボトルのパーツは左下の「ちょこっとホルダー」に収納して洗えます

 

これからは衛生面やニオイが気になる季節。ニオイ抑制や除菌に対応する本機はありがたいですね。奥まで手洗いするのが面倒なボトルがラクに洗えるのもうれしいところ。食器点数は40点と多く、大皿やフライパンも一度に洗える大容量も魅力です。家で食事することが増えたいまこそ、検討してみてはいかがでしょうか。

「清潔感のある食洗機」といえばコレでしょ! 全コースで除菌ができる大容量モデル登場

パナソニックは、卓上型食器洗い乾燥機「NP-TZ300」を9月1日に発売します。実売予想価格は11万円(工事費別)です。

↑卓上型食器洗い乾燥機「NP-TZ300」。カラバリはホワイトとシルバー。サイズはW約550×D約344×H約598 mmで質量は約20 kg。庫内容量は約50 Lで、食器点数40点/5人分に対応しています

 

「ストリーム除菌洗浄」と「ボトルホルダー」を新搭載

本機は従来の「高温除菌」コースを見直し、「ストリーム除菌洗浄」を新搭載。手洗いでは難しい約50℃以上の高い水温と高圧水流で食器類を洗い上げ、「低温ソフト」も含めた洗浄全コースで洗浄と同時に除菌が可能になりました。また、従来から搭載のパナソニック独自の技術「ナノイーX」で、庫内のニオイを抑制・除菌することで、まとめ洗い時の食器を清潔に保管できます。

 

また、同社の調査によると、手洗いしにくいものとして、水筒やマイボトルやタンブラーなど長筒形状の食器類が上位に挙がるとのこと。同社はここに着目し、「ボトルホルダー」を新搭載。これを活用することで、食洗機対応マイボトルやタンブラーなど長筒形状の食器類の奥底まで清潔に洗浄することが可能に。また、手洗いでは隅々まで洗いにくい食洗機対応マイボトルのパッキンや飲み口などのパーツも清潔に洗浄できるといいます。

↑ボトルホルダーを使用した状態。各ホルダーが独立し、ボトル形状の食器が最大3点までセットできます

 

↑ボトルのパーツは左下の「ちょこっとホルダー」に収納して洗えます

 

これからは衛生面やニオイが気になる季節。ニオイ抑制や除菌に対応する本機はありがたいですね。奥まで手洗いするのが面倒なボトルがラクに洗えるのもうれしいところ。食器点数は40点と多く、大皿やフライパンも一度に洗える大容量も魅力です。家で食事することが増えたいまこそ、検討してみてはいかがでしょうか。

「清潔感のある食洗機」といえばコレでしょ! 全コースで除菌ができる大容量モデル登場

パナソニックは、卓上型食器洗い乾燥機「NP-TZ300」を9月1日に発売します。実売予想価格は11万円(工事費別)です。

↑卓上型食器洗い乾燥機「NP-TZ300」。カラバリはホワイトとシルバー。サイズはW約550×D約344×H約598 mmで質量は約20 kg。庫内容量は約50 Lで、食器点数40点/5人分に対応しています

 

「ストリーム除菌洗浄」と「ボトルホルダー」を新搭載

本機は従来の「高温除菌」コースを見直し、「ストリーム除菌洗浄」を新搭載。手洗いでは難しい約50℃以上の高い水温と高圧水流で食器類を洗い上げ、「低温ソフト」も含めた洗浄全コースで洗浄と同時に除菌が可能になりました。また、従来から搭載のパナソニック独自の技術「ナノイーX」で、庫内のニオイを抑制・除菌することで、まとめ洗い時の食器を清潔に保管できます。

 

また、同社の調査によると、手洗いしにくいものとして、水筒やマイボトルやタンブラーなど長筒形状の食器類が上位に挙がるとのこと。同社はここに着目し、「ボトルホルダー」を新搭載。これを活用することで、食洗機対応マイボトルやタンブラーなど長筒形状の食器類の奥底まで清潔に洗浄することが可能に。また、手洗いでは隅々まで洗いにくい食洗機対応マイボトルのパッキンや飲み口などのパーツも清潔に洗浄できるといいます。

↑ボトルホルダーを使用した状態。各ホルダーが独立し、ボトル形状の食器が最大3点までセットできます

 

↑ボトルのパーツは左下の「ちょこっとホルダー」に収納して洗えます

 

これからは衛生面やニオイが気になる季節。ニオイ抑制や除菌に対応する本機はありがたいですね。奥まで手洗いするのが面倒なボトルがラクに洗えるのもうれしいところ。食器点数は40点と多く、大皿やフライパンも一度に洗える大容量も魅力です。家で食事することが増えたいまこそ、検討してみてはいかがでしょうか。

孤軍奮闘のPND、パナソニック・ゴリラの最新作「CN-G1400VD」をインプレ! 根強い人気がわかる実力機だった

ポータブル型ナビと言えば、ひと昔前、一世を風靡したカーナビゲーションですが、今やスマートフォンに押されてすっかり姿を見なくなってしまいました。しかし、その中でも孤軍奮闘しているのがパナソニック「ゴリラ」です。ゴリラが誕生したのは今から25年前のこと。当時は旧三洋電機が販売していましたが、その流れは今、パナソニックに引き継がれ、累計出荷台数は529万台を突破。今もなお根強い人気を保ち続けているというわけです。

↑2020年型『ゴリラ』の最上位モデル「CN-G1400VD」(実売価格6万9800円)。他にFM-VICS非対応/地図更新なしの7V型モデル「CN-G740D」(実売価格5万8630円)と、同5V型モデル「CN-G540D」(実売価格4万1930円)をラインナップする

 

そこまでやるか!!の市街地カバーエリア拡大と、3年に一度の“全地図更新”機能

そのゴリラが今年、魅力的な進化を遂げました。その最大のポイントは、市街地図のカバーエリアを全国100%にまで広げたことです。これまでもゴリラは市街地図を1295都市で実現していましたが、2020年モデルではこれを全国すべてを対象とした1741都市へと拡大。カーナビで初めて、都市部だけでなく全国津々浦々、どこまで行っても建物の形状や土地の様子までも確認できるようになったのです。

↑2020年モデルでは家の形状が一軒ごとにわかる市街地図を全国の街へ広げた

 

もう一つは、上位機に無料搭載されてきた地図更新を3年に一度の全更新までもサポートしたことです。これまでも3年間にわたって2か月に一度、差分更新することができましたが、今回はそれに加えて、3年間に一度だけ“全地図更新”もサポートすることになったのです。これにより、3年の無料更新期限が近づいたところで全地図更新を行えば、そこから先も新しい地図データの下でゴリラを使い続けられるわけです。

 

今回のテストはダイハツ・ムーブのダッシュボードの上に取り付け、東京都内~千葉市周辺を往復して実施しました。

 

取り付けはとても簡単です。付属する電源ケーブルをシガーライターソケットに差し込み、FM-VICS用アンテナを本体に接続します。次に、付属の取付用プレートをダッシュボード上に貼り、ここに本体に取り付けた吸盤式スタンドを装着すればOKです。これだけでゴリラならではのGジャイロや、トリプル衛星による高精度測位が行われるのです。おそらく15分もあれば誰でも取り付けられるのではないでしょうか。

↑電源はシガーライターソケットから取るだけ。他にクルマと接続するものがないので、誰でも簡単に取り付けられる

 

目的地は多彩なカテゴリーから絞り込んで設定。操作に小気味よく反応するので、使っていてストレスはほとんど感じないでしょう。スマホのように音声入力することはできませんが、50音入力は知っている名称の一部を入れれば候補がリスト表示されます。

 

さらに目的地を設定する際に「周辺検索」「ガイドブック」を選べ、ガイドブックではJTBが監修した「るるぶDATA」を呼び出すことが可能。本体にはバッテリーも内蔵されていますから、出かけた先のホテル内で通信環境に左右されず周辺の見どころを簡単に探せます。これもゴリラならではの魅力なのです。

↑JTBが提供する「るるぶDATA」を収録。目的地設定時に簡単に周辺のガイド情報が呼び出せる

 

↑ワンセグTVにも対応。バッテリーも内蔵しているので、外へ持ち出して視聴することもできる

 

目的地を設定すると、ルートは条件別に最大5ルートまで候補を表示できます。通常は「自動」で選んでおけば間違いはないでしょう。ゴリラが案内するルートは安心して任せられるほどレベルが高く、スマホナビのような「?」が付くような案内をすることはほとんどありません。

 

さらに、FM-VICSで受信した「VICS-WIDE」による渋滞情報も反映する「スイテルート案内」が機能するので、交通状況の変化にもその都度対応してくれます。テスト中も何度もルート変更を提案し、そこにはどのぐらい時間を短縮できるのかも表示されていました。

↑方面案内の表示にも対応。進むべき方向も描かれているので安心して従える

 

↑FM-VICSで提供される「VICS-WIDE」に対応。一般道での旅行時間情報に基づき、目的地に早く着く「スイテルート」を案内する

 

↑「スイテルート」を反映したときの画面。ピンクの旧ルートに比べ、イエローの新ルートは距離も短くなり、目的地に6分早く到着することを示している

 

きめ細かい交通規制案内も魅力的!

きめ細かな交通規制の案内もゴリラならではの魅力です。一時停止に始まり、速度規制や合流案内、急カーブ、踏切案内、指定方向が禁止案内など、実に多彩な規制を画面上に音声案内を伴いながらポップアップ。交通規制を守るべきなのは言うまでもありませんが、初めての土地へ出掛けた時などは周囲に気を取られてつい見落としがちになります。そんな時でもこの案内があれば大いに助かるというわけです。一軒ずつ家の形や一方通行までがわかる市街地図は50mスケール以下で表示できます。12mスケールでは歩道の状況まで分かります。

↑各種交通規制や注意喚起に役立つ道路標識を、音声と共に画面上にポップアップして知らせる

 

↑渋滞情報は過去の統計情報(白抜きの渋滞情報)も反映される※CN-G1400VDのみ

 

また、高速道路では逆走に対してもしっかりサポートします。サービス/パーキングエリアで休んだ後に走り出すと画面上には「逆走注意アラーム」が音声と画面上で注意してくれるのです。それでも合流部まで進んで逆走を始めたら、アイコンと音声でそれを警告します。テストではさすがに再現は不可能でしたが、スタート時の注意アラームについては確認できました。逆走が社会問題化している現在、この機能の搭載は特に判断が鈍りがちな高齢者にとってもメリットは大きいと思います。

↑高速道路のサービスエリアやパーキングエリアで休憩した後、出発すると逆走のアラートが音声と共に案内される

 

↑高速道路など自動車専用道路の分岐点に近づくと、車線や方面案内までも正確に描いて進行方向ガイドする

 

測位精度はどうでしょうか。ビルが建て込んだ銀座周辺を走ってみましたが、位置がずれることは一度もありませんでした。エンジンを切って再スタートする時でも正確に位置を憶えていて、ここでも問題なし。ただ、地下駐車場に入ってエンジンを切り、再び地上へ出たときは正しい位置を示すのに1分程度かかりました。それでもクルマの向きはかなり早い段階で認識してくれ、どの方角に向かっているかは把握できました。

↑政令指定都市の主要交差点では、周囲の状況を正確に描く3Dビューで進行方向を案内。路面のカラー舗装まで描かれている

 

一方、道路の高低差は思ったほど正確ではありませんでした。首都高と一般道が重なる場所で正確に認識できたのは、今回のテストでも数回程度。インダッシュ型ナビのような精度は発揮できないようです。ただ、ゴリラにはこんな時に役立つ「道路切替」ボタンが用意されていて、これを押せばワンタッチで並行している道路に切り替えてくれます。

 

このボタンはデフォルトではメニュー内に用意されてますが、「G-LAUNCHER」ボタン内に設定しておくとより便利に使えると思います。ゴリラは高精度を追求する人にとっては能力的にも不足を感じるでしょう。かといって、停止すると自車位置が不安定になるスマホを使うよりははるかに安心できるとも言えます。

↑首都高など、都市高速の入口では3Dビューで入口を案内して進行方向をガイドする

 

↑並行する道路は正確に反映されないときはメニュー内にある「道路切替」を押せばいい。「G-LAUNCHER」内に設定すると便利だ

 

では、このゴリラはどんな人におすすめなのでしょうか。最適と思えるのが、すでにダッシュボードにオーディオなどが搭載されていて、これを交換せずに簡単にナビを追加したいという人です。運転に不安をおぼえ始めた高齢者などにも、ゴリラのきめ細かな規制案内が役立つでしょう。

 

一方、車速パルスを取ることができない旧車に乗っている人にとっても貴重なナビとなるはずです。全国津々浦々まで市街地図表示を実現し、交通規制までサポートすることで、分かりやすさと安心・安全をもたらした新型ゴリラ。ポータブル型ナビとして見逃せない一台となることは間違いありません。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

「エボルタNEOチャレンジ」、今年は何をする? どうやったら見れる? チャレンジ概要まとめ

あるときはグランドキャニオンに登り、またあるときはハワイでトライアスロン、そしてまたあるときは鉄道を動かす--毎年とてつもないチャレンジでおなじみのエボルタ チャレンジの季節が今年もやってきました。

↑昨年の「フィヨルド1000m登頂チャレンジ」の様子

 

今年はエボルタにとって特別な年。というのも、エボルタ誕生10周年かつ、パナソニック創業100周年というメモリアルイヤーであることから、いつも以上に気合がはいっています「エボルタNEOチャレンジ2018」は11月10日午前のスタートを予定していますが、実は9月25日からすでに「チャレンジへの旅」がスタートしているのです。「一体どういうこと?」と疑問に思う方のために、本記事では「エボルタNEOチャレンジ2018」とその前哨戦となる「世界最長遠泳チャレンジへの旅」、2つを解説。出発式の様子と合わせて紹介していきましょう。

 

 

【解説1】

今年は「世界最長遠泳チャレンジ」!

嚴島神社でギネス世界記録に挑戦

まず、メインとなる「エボルタ NEO チャレンジ2018」について。その内容は、広島県廿日市市の宮島を舞台に、宮島口から嚴島神社大鳥居までの約2.5kmを「エボルタNEO」くんが泳ぎ、ギネス世界記録の認定を目指すというもの。今回もまた、エボルタNEOくんの設計・製作はロボットクリエーターの高橋智隆氏が担当。今年のエボルタNEOくんはこんなデザインです。

 

↑●エボルタNEOくんサイズ:身長約17 cm●サーフボードサイズ:長さ約35 cm×幅約6 cm×厚さ約1.5 cm●エボルタNEOくんの主な材質:プラスチック、カーボン●サーフボードの主な材質:木製(デザイン・仕様は今後変更することがあります)

 

やっぱ今年もギネス世界記録の壁が厚い

エボルタNEOチャレンジ2018」といえばギネス世界記録との戦いですが、今回も前人未到の条件が待っています。抜粋すると大きく3つ。

  • 動力の乾電池は挑戦の途中で交換してはならない

  • ロボットはスクリューで推進してはならない

  • 挑戦中にロボットの部品交換または修理はできない

どれもえげつないですが、スクリューを使えないので腕の動きだけで前進しなくてはなりません。

↑チャレンジの成否は、まさに腕の見せ所にかかっている

 

エボルタNEOくんは17㎝の小さな身体で約2.5kmを泳ぐことになるので、単純計算すると170㎝の大人が25kmを泳ぐことに。大海原をけなげに泳ぐエボルタNEOくんを想像するだけで胸が締め付けられそうです。頑張れ!エボルタNEOくん!

 

■「世界最長遠泳チャレンジ」概要

・日時:2018年11月10日(土) 午前予定 ※雨天順延。予備日11月12日、13日予定

・場所:広島県 廿日市市 宮島

・概要:単3形乾電池「エボルタNEO」2本を動力に、長距離遠泳を目的に設計・制作された「エボルタNEOくん」(ロボット)が宮島口から嚴島神社の大鳥居までの約2.5 ㎞を泳ぎ、ギネス世界記録の取得を目指す。

 

【解説2】

チャレンジ場所までの400kmを歩いて目指す

「世界最長遠泳チャレンジへの旅」は9月25日にスタート

今年の「エボルタNEOチャレンジ」、メモリアルイヤーだけに気合が入っているとお伝えしましたが、チャレンジは「遠泳」だけに留まりません。乾電池「エボルタ NEO」の工場のある大阪府守口市から宮島口まで、乾電池を動力として、約1か月半をかけて約400kmを走破するというチャレンジも行うのです!

↑●全長:26cm●全幅:10cm●全高:21.5cm●重量:523g●単3形エボルタNEO3本使用

 

9月25日、その出発式が工場敷地内で開催され、パナソニックの従業員のみなさん、近隣の小学生、幼稚園児とその保護者のみなさんがエボルタNEOくんを盛大に送り出しました。

↑パナソニック アプライアンス社日本地域コンシューマーマーケティング部門長 中島幸男さん。乾電池「エボルタ NEO」はパナソニック製品のなかでも、製品に対するロゴ面積が最も大きく認知してもらいやすいので、すべての製品の入口的位置付けとして認識しているそう。確かに!

 

↑出発式では近隣の小学生や幼稚園児も参加。特に、幼稚園児のみなさんは鼓笛隊として、素晴らしい演奏を披露。式の途中まで雨が降っていましたが、園児たちの元気な演奏で雨も止みました
↑レッドカーペットを颯爽を進むエボルタNEOくん。赤外線装置を使用したパナソニック社員に誘導され進みます。400kmの道のりを走破できるのでしょうか?

 

■「世界最長遠泳チャレンジへの旅」概要

・期間:2018年9月25日~11月上旬(予定)

・エリア:大阪府守口市~広島県廿日市市宮島口

・内容・乾電池「エボルタNEO」を動力にした歩くタイプのロボットが、「世界最長遠泳チャレンジ」のスタート地点である広島県廿日市市宮島口まで歩いて向かう(本年7月に発生した西日本豪雨や台風21号に伴い近畿地方に発生した高潮による被害復旧の妨げになると判断した場合には、予定ルートの変更を行う場合があります)

 

どこで最新情報は見れる? 何で観られる?

エボルタNEOチャレンジ2018の概要をお伝えしたところで、エボルタNEOくんの活躍はどのようにしたら見られるかについても紹介いたします。

 

①エボルタNEOくんの公式Twitter「@EVOLTA_ROBOT

 

最もカンタンなのがTwitter。ライブ配信を行うこともあるので、エボルタNEOくんの活躍をぜひチェックしてみてください。

 

②ニコニコチャンネル「週刊エボルタNEO通信

そしてもうひとつがニコ生。こちらは毎日のように生配信を行うので、エボルタNEOくんの様子が気になったときにいつでも見ることができます。

 

今年もGetNavi/GetNavi webはエボルタNEOくんを応援します!

今年の「エボルタNEOチャレンジ」の情報をまとめてみました。筆者(編集部・山田)も出発式に参加しましたが、今年は例年以上に「温かい!」と感じました。近隣の子どもたちを招いたり、工場の従業員のみなさんが出発式に参加したり、同行するメンバーも従業員だったりと、人と人との触れ合いを大切にしている印象です。

 

さて、今年もGetNavi/GetNavi webはエボルタNEOくんを全力で応援します。遠泳チャレンジの行われる宮島も取材に行く予定ですので、その模様は改めてお伝えしていきましょう。

パナソニックの冷蔵庫、値段が違うと何が違う? 価格帯別3モデル、家電のプロが徹底比較!

冷蔵庫は常に稼動しているだけに、省エネ性能の高いモデルに買い替えたいもの。今回は、「微凍結パーシャル」「ワンダフルオープン」などの人気機能を搭載したパナソニックの冷蔵庫を特集します。家電のプロ・戸井田園子さんにお願いし、4~5人の家庭で一般的な450~500Lクラスの3つの価格帯別でオススメを選んでもらいました。各モデルは電気代から機能の有無まで、表組みでわかりやすく比較しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【パナソニックの冷蔵庫の特徴とは?】

「トップユニット方式」と「ワンダフルオープン」が人気!

「コンプレッサーを小型化し、冷蔵庫上部に配した『トップユニット方式』で、冷蔵庫下部のスペースを有効に使えるようにした設計は、パナソニックのオンリーワンです。また引き出し式収納部分は、レールによって奥までしっかり引き出せる『ワンダフルオープン』が大好評。ケース全体が見渡せ食材の出し入れがしやすくなっています。

 

ドアの開閉状況や周囲の明るさを感知し、使わない時間帯は無駄な冷却をコントロールする『エコナビ』を搭載し、省エネにも配慮。空気の浄化や脱臭、除菌に効果を発揮する独自の微粒子イオン『ナノイー』を搭載したモデルも多数あります。400L以上の大容量タイプのラインナップが豊富で選びやすいのも特徴ですね」(戸井田さん)

 

【パナソニックのオススメその1 ハイエンドモデル】

「ナノイーX」搭載の大容量プレミアムモデル

HPXタイプ

NR-F504HPX

実売価格34万3440円

除菌に効果のあるOHラジカルを、「ナノイー」の10倍含有した「ナノイーX」を搭載する2018年プレミアムモデル。「Wシャキシャキ野菜室」は、密閉性を高めた「新・モイスチャーコントロールフィルター」と野菜から放出される湿気を感知する「野菜室専用湿度センサー」により、野菜にちょうどいい湿度を保ちます。また、冷蔵室下段のパーシャル室では、約-3℃の低温で食品を微凍結保存し、肉や魚の鮮度を約1週間維持(「微凍結パーシャル」)。省エネに関しては冷気循環用ファンの大型化、ダンパー(冷気の風路にある装置)開閉のきめ細かい制御などを含む「フラット冷却システム」が新採用されています。

 

戸井田さんのレコメンド

食材の鮮度維持と省エネ機能に注目!

「省スペース&大容量のプレミアムモデルです。昨年、いよいよ『幅685mm・600L』を達成し、この2018年モデルが第二世代となります。ウリの機能は『微凍結パーシャル』。チルド以下、冷凍未満の-3℃は、低温かつ完全には凍らないギリギリの温度帯で、肉や魚など冷蔵では約3日、チルドでは約4日のところ、微凍結パーシャルでは約7日と食材の鮮度を長持ちさせることができます。完全冷凍ではないので、解凍いらずで使えるのも便利。忙しいときに短時間で調理が可能になります。冷凍室には『新鮮凍結ルーム』があり、ラップした熱いごはんをそのまま入れてもOK。こちらも時短になりますね。

 

『Wシャキシャキ野菜室』は『保鮮プレート』と『うるおいシャッター』で保湿効果が高いのが特徴。葉野菜も1週間鮮度を維持できるので、まとめ買いをしても大丈夫! 奥までしっかり引き出せる『ワンダフルオープン』、扉の位置が低めの『ローウエストライン設計』、3方向から照らす庫内灯など使い勝手も良好です。

 

また新冷却システム『フラット冷却システム』や新開発高断熱キャビネットなどハード面でも高い省エネ技術を搭載。収納量を光で判断する世界初の技術や、ドア開閉数、部屋の明るさなどの情報から無駄な運転を減らし節電する『エコナビ』も優秀です。おまかせで省エネできるのはうれしいですね!」(戸井田さん)

↑野菜室の内部。①が適切な湿度コントロールを行う新・モイスチャーコントロールフィルター、②が小物野菜ケース、③が野菜室本体ケースの葉野菜コーナー、④がボトル&調味料コーナーとなっています。奥まで引き出せるワンダフルオープンも特徴です

 

【パナソニックのオススメその2 中位モデル】

最上位にひけを取らないコスパ良の2017年モデル

 

XPVタイプ

NR-F503XPV

実売価格14万8720円

2017年発売モデル。先述のNR-F504HPXと同様に「微凍結パーシャル」「Wシャキシャキ野菜室」といった機能はひと通り揃っています。コンプレッサーをデッドスペースになりがちな最上段奥へ移動させた、パナソニック独自のトップユニット方式で収納力を確保。設定要らずで節電してくれる「エコナビ」も搭載し、省エネ性を高めています。清潔機能の面では、イオンの量が多い「ナノイーX」ではなく、一世代前の「ナノイー」を搭載。また新冷却システム「フラット冷却システム」は非搭載という部分で、最上位モデルとの差があります。

 

戸井田さんのレコメンド

予算を抑えつつ、人気機能を享受できるのが大きなメリット

「上位モデルとの差は、冷凍室が2段ケースになること(550L以上の上位モデルは3段ケース)、冷凍室・新鮮凍結のアルミプレートが1枚になることなどで、大きく性能が劣ることはありません。『微凍結パーシャル』『トップユニット方式』『ワンダフルオープン』といった人気機能は網羅。使い勝手の面では最上位と変わりなく、満足できる充実ぶりです。

↑微凍結パーシャルもしっかり搭載。変色しやすいひき肉も1週間鮮度を保ちます

 

ハード面では『フラット冷却システム』が非搭載で、消費電力量はやや高めになりますが、『エコナビ』が搭載されているのでそれほど気にしなくてもOK。スリムタイプではないですが、予算を抑えつつ同社の人気機能を享受できるのが大きなメリットです」(戸井田さん)

 

【パナソニックのオススメその3 スタンダードモデル】

「微凍結パーシャル」を搭載した鋼板モデル

 

Vタイプ

NR-F503V

実売価格13万7990円

基本機能を備えた鋼板ドアモデルに「微凍結パーシャル」を搭載した2017年発売のスタンダードモデル。「微凍結パーシャル」「ワンダフルオープン」は搭載されていますが、「ナノイー」による清潔機能が省かれ、野菜室は下段のみ「シャキシャキ野菜室」となっている点が上位モデルと違うポイント。省エネ基準達成率は88%とやや低めですが、「エコナビ」が搭載されており、きめ細かく節電してくれます。

 

戸井田さんのレコメンド

人気の機能がひと通り網羅されている!

「鋼板ドアのスタンダードモデルです。『エコナビ』『トップユニット方式』『ワンダフルオープン』『微凍結パーシャル』など、人気の機能は網羅されています。中位モデルとの差は、野菜室が『シャキシャキ野菜室』となり、下段のみ湿度コントロールタイプになること。長持ちさせたい野菜は下段に収納するなど、ちょっとした工夫をすればOKです。また、ナノイーが非搭載になりますが、『光Ag除菌+Agバイオ抗菌脱臭』の清潔機能は備わっています。

 

鋼板ドアなので、従来のようにマグネットが使え、給食の献立やスケジュールがドアに貼れて便利。鋼板ドアはガラス扉より生活感が出るデザインですが、冷蔵庫が見えにくいキッチン独立の間取りなら気にならないでしょう」(戸井田さん)

↑省エネ機能「エコナビ」を搭載。収納量が少ないと判断するとエコナビ運転を行い、冷やしすぎのムダを省きます

 

<総括>

サイズにこだわらないならXPVタイプがオススメ

 「HPXタイプは全体としてはセカンドグレードに当たり、最上位のWPXタイプとの差は野菜室にステンレスプレートがないことと、ガラス扉の加工が異なることで、ほぼ性能は一緒です。価格を若干抑えつつ、デザインも機能も充実した高性能モデルが欲しい人にオススメ。『幅685mm・600L』『幅685mm・550L』『幅650mm・500L』『幅650mm・450L』の4種とラインナップも豊富です。容量により展開している色が変わるため、欲しい容量と色が合致しないことがあります。色と容量、どちらを優先するかは検討を!

 

ちなみに同じタイプ内でも、冷凍室が3段ケースなのは600Lと550Lのみ。500Lと450Lは2段になります。2018年8月に発売されたばかりのモデルのため、価格は今が最高値となっています。お得な2017年モデルとも比較検討してみて下さい。

 

XPVタイプは、ガラスドアの4グレード目に当たります。寸法は『幅685mm・500L』と標準的。同じスペースにできるだけ大容量を置きたいなら上位モデルがいいですが、サイズに問題がないなら、基本性能を網羅しつつ価格面でもお手ごろなので、コスパがいいモデルです。シャンパンゴールド、スノーホワイトと色展開は2色。淡い色味なので、どんなインテリアに馴染みやすくいのもポイント。2017年9月発売で、価格面ではもっとも安い時期ですが、在庫が少なくなっている可能性があるので注意しましょう。

 

Vタイプは500L台の冷蔵庫のなかではベーシックな機能に絞り込んだスタンダードタイプ。『幅685mm・501L』『幅685mm・470L』『幅600mm・406L』の3展開。406Lのものは片開きになります。カラーは1色で、どんな空間にも馴染みやすい『シャンパン』のみ。2017年10月発売で、価格はいまがもっとも安い時期。こちらも在庫には注意すべきですが、機能と予算を両立させたい人にオススメです」(戸井田さん)

 

還元水素水生成器、なにそれ? と思って取材に行ったら、色々興味深かったのでレポート

還元水素水生成器(かんげん・すいそすい・せいせいき)って、聞いたことありますか? 家電ライターの仕事をしていても滅多に聞かない単語なのですが、8月18日と19日、二子玉川ライズで還元水素水生成器を体験できるイベントが開かれました。

 

しかも、このイベントを実施したのはパナソニック。実はパナソニックは還元水素水生成器を長年にわたって作り続けています。「パナって水機器も作ってるんですね!」という薄い知識のGetNavi web山田編集長を引き連れ、興味津々に行って見たところ、製品だけでなく、「水」についても意外に知らない情報に出合えました。そもそも、「水素水」という言葉にポジティブでない印象を持っている人もいるかもしれません。そのあたりの違いを含めて、還元水素水生成器を紹介していきましょう。

 

「水素水」と「還元水素水」の違い

今回のイベントは、二子玉川ライズの中央広場のスペースを使って、還元水素水と、生成器について体験するというものです。キッチンや洗面台などのスペースが用意され、還元水素水の仕組みを理解することができます。

↑コーナーをまわってクイズに答えていくというシステム

 

還元水素水を簡単に説明すると、「電気分解で作られた水素が入っているアルカリ性の水」のこと。還元水素水生成器は、まず水道水をろ過して濁りやカルキ臭などを取り除いた浄水をつくり、浄水を電気分解して還元水素水をつくります。

 

さて、最近はコンビニなどでも「水素水」の名前がついたドリンクなどが市販されています。それとはどのような違いがあるのでしょうか?

 

一般的な水素水は中性の水に水素を圧力をかけて入れています。還元水素水はアルカリ性なので、そもそも水の種類が違います」と教えてくれたのは、パナソニックで水機器の商品企画を担当する小林さん。ちなみに、日本の薬機法では、本商品で作られた還元水素水は、飲用することで「胃腸症状の改善」に有効とされています。

 

水素水と還元水素水はそもそものところで違うものだったんですね。さて、水素水ブームは最近のこと。本機も登場したばかりかと思ってたら、実はパナソニックの還元水素水生成器は、アルカリイオン整水器として発売されてから25年以上もの歴史があるというのだから驚きです。先見の明がありますね。

↑本イベントでメインで扱われていた、最上位機種TK-HS92。高さ338×幅195×奥行142mmと蛇口横に置けるサイズ感

 

↑TK-HS92の電解槽モデル。7枚の電極を使って電気分解します。電極の枚数が多いほどパワフルに電気分解でき、最大約7L毎分で生成します

 

還元水素水の実力はまず、フレーバーウォーターに出る!

「せっかくだから試しに飲んでみませんか」と案内されたのは、還元水素水で作ったフレーバーウォーターの試飲コーナーです。

 

↑水にフルーツや野菜、ハーブを漬け込んで作るフレーバーウォーターを試飲しました。使用した水はもちろん、還元水素水

 

早速試飲したところ、同行したGetNavi webの山田佑樹編集長が「うまい!」と一言。

フレーバーウォーターって、味がうすーいものが多いじゃないですか。定食店によくあるレモンの輪切りを入れて、一応レモン風味になっているような。フルーツを漬け込んだだけだから仕方ないですが、ちょっと物足りないなって思ってたんですよ。でも、本機の還元水素水でつくったものは、フルーツの味がはっきり分かりますね。うまい!」と山田編集長は驚いた様子。

実は、還元水素水には抽出力が優れているという特徴があるため、ただフルーツを入れただけなのにしっかり味が引き出されていたというわけです。

 

前出の小林さんによれば、「水出しのコーヒーや紅茶も美味しくできますよ。試しに還元水素水を使って水出し紅茶を作ったところ、一般的には一晩かけて抽出するところ半日くらいでできました。茶葉の成分がよく抽出されるので味も濃くておいしいですよ」とのこと。これはコーヒー派、紅茶派には見逃せない話です。

 

8種類の水がつくれて、様々な用途に使えるマルチプレーヤーぶり

最上位機種のTK-HS92では、モードを切り替えるだけでpH3.0程度からpH約10.5 まで8種類の還元水素水がつくれます(注:還元水素水強1/還元水素水強2/弱酸性水/酸性水は、直接飲用しないでください)。

 

例えば、pH10.5の強いアルカリ性の水は、野菜のアク抜きに適しています。フキ、ゴボウ、タケノコなどアクの強い野菜の下ごしらえもはかどりますね。浄水もつくれるので、薬やミルクなどを飲む時のに最適。こちらも、切り替えればOKです。さらに、弱酸性の水もつくれるので、洗顔などに使うとよさそうですね。また、強い酸性の水は、食器や台所用品のつけ置きにつかうと茶渋などもキレイに落とせます

 

↑ゴボウのアク抜きの様子。短時間でアクが抜けるとのこと

 

↑お茶の抽出の比較です。還元水素水を入れたお茶はしっかり抽出されています

 

 

↑水道水と還元水素水を入れたボトルにクリップを入れて2年放置したもの。茶色はサビだそうです

 

 

↑画面が大きく、ディスプレイの色が変わるので、アルカリ性か酸性か飲料に適しているかが、直感的にわかります。水は見た目では違いがわからないので、こうした細かい配慮がうれしいですね。また、水素チャージボタンも用意。井戸水など電気分解しにくい水の時に使うのがオススメだそうです

 

↑据え置きタイプなら、設置は蛇口にとりつけるだけ。工事不要で買ってすぐに使えます(注:取り付ける前に、使用している水栓は要確認)

 

↑気になるコスト面(カートリッジ代・電気代・水道代目安)は、1L約3円(※)とのこと。2年ごとにカートリッジ(1万4095円/税抜)を交換する必要があります ※:本体価格を除く。標準流量2.5L/分、水道代0.25円/L、電気料金目安単価は27円/kWh、グリセロリン酸カルシウム使用にて計算)

 

計算してみたら10年使った場合、1日あたりの費用は約96円

還元水素水生成器というと、飲料の水だけなのかなと思っていたのですが想像以上に水の用途が豊富で関心しました。取材を終えた後、山田編集長が「還元水素水生成器、いいですね。欲しくなりました」というので理由は以下のとおり。

 

「ウォーターサーバーを設置したり、ミネラルウォーターの定期配達を利用したりしている人は、いま増えていると思います。でも、ウォーターサーバーだと予想以上に場所をとるし、ミネラルウォーターはペットボトルのゴミ捨てが手間ですよね。それに対して還元水素水生成器は、蛇口のそばの設置できるのであまりスペースをとりません。また、工事いらずで設置が簡単なのもいいですね。以前、食洗機を導入したときに、分岐水洗でちょっと苦労したので、設置の手軽さはプラスポイントです。かつ、水の用途も広いので、いろいろなシーンで活躍しそうです。健康のことを考えて水にこだわりたいなと思った時に、還元水素水生成器という選択はアリだと思います!」

 

実売価格は17万6310円なので、高額と思うかもしれませんが、水は毎日飲むもの。一般的な家電の使用年数を10年とした場合、本体・カートリッジ・水道代・電気代など併せて、1日あたり約96円。水にこだわりたいという方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。家電量販店なら、浄水器売り場に展示してありますよ!

 

↑パナソニックの還元水素水生成器のラインナップ。ビルトインで取り付けられるモデルもありました(写真中央)

8K・有機EL・AI化――これからのテレビの進化を占う「IFA2018」レポート

世界最大級のエレクトロニクスショー「IFA2018」がドイツ・ベルリンで開催されています。今年、ソニーやパナソニック、シャープをはじめとするメーカーが展示した最新のテレビを、サムスン、LGエレクトロニクスなど海外勢の動向と合わせてご紹介したいと思います。

↑毎年ドイツの首都ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」に今年も最新の多くの新製品が集まりました

 

テレビのトピックスは4K/HDR映像の正常進化以外にも、「8K」の製品、または技術展示を積極的に行うメーカーがありました。Googleアシスタント、アマゾンAlexaなどAIアシスタントへの対応はヨーロッパでも話題になっています。

 

ソニーはフラグシップの有機EL&液晶“4K/HDRブラビア”を同時発表

ソニーは日本でも2018年後半に発売が期待される4K/HDR対応のブラビアを発表しました。それぞれに新しく開発された映像プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載したことで、画質がまた大きく飛躍したところに注目が集まります。映像クリエーターの意図をそのまま過程に届けられる高画質を、新たに「Master Series」というフラグシップモデルだけが冠することのできる名前を設けてアピールしています。

 

ヨーロッパでも人気の有機ELテレビは「AF9」として65型と55型の2サイズ展開。液晶テレビ「ZF9」は75型と65型の2モデルが展示されました。

 

AF9シリーズは有機ELの特性を活かしながら、より“深い黒”から高輝度の映像まで自然、かつ忠実に再現する「Pixel Contrast Booster」を新搭載。現行モデルのA1で初めて実現した、フロントパネルから音が鳴るような体験が味わえる「Acoustic Surface Audio+」は、アクチュエーターの数を追加して、サブウーファーも背面に横向きに開口部を付けて搭載するなど、より臨場感あふれるサウンドに仕上げていました。

↑ソニーの4K/HDR対応フラグシップ有機ELテレビ「AF9」シリーズ

 

液晶テレビのZF9シリーズは、広視野角の液晶パネルの上にソニー独自の光学設計技術により開発した特殊なフィルムを配置して、横から画面をのぞき込んだ時にも鮮やかな色彩やコントラスト感が失われない新技術「X-Wide Angle」が見どころです。

↑液晶のフラグシップは「ZF9」シリーズ。ともにMaster Seriesとして高画質をアピールしています

 

両シリーズともに、ヨーロッパでは本体にGoogleアシスタントをビルトインして発売されます。リモコンのGoogleアシスタントボタンを押すだけで、「OK グーグル」の発声が省略できるところがテレビならではのポイントですが、AF9とZF9は本体にマイクを搭載します。画面が消えているスタンバイ状態の時にもトリガーワードに反応して、スマートスピーカーのようにスマート機能を音声で操作できるようになります。

↑Googleアシスタントをリモコンなしで起動できるところも特徴

 

パナソニックはHDR10+をアピール

パナソニックはテレビのビエラシリーズに新製品の発表はなかったものの、画質の進化に関連する大きなアップデートのアナウンスがありました。

↑パナソニックの展示テーマは“Hollywood to your home”。各家庭で映画館の臨場感を再現できる4K/HDR有機ELテレビが一堂に揃いました

 

昨年夏に20世紀フォックス、サムスンと3社共同で起ち上げた新しい映像の高画質化技術の規格「HDR10+」に対応したテレビを2018年度に発売。ヨーロッパで展開しているFZ950/FZ800/FX780/FX740/FX700の各シリーズにもアップデートで提供することが明らかになりました。

↑パナソニックは「HDR10+」の高画質化技術をアピールしています

 

HDR10+に対応する映像コンテンツには、映像の各フレームに「ダイナミック・メタデータ」と呼ばれる情報が収録されます。対応する映像機器は、このメタデータ情報を読み込むことで作り手の意図を忠実に再現する色彩、明るさとコントラストを再現できるようになります。メーカーはダイナミック・メタデータをもとにHDR映像を忠実に再現するアルゴリズムをテレビに搭載するだけで、高度な映像処理エンジンを開発・搭載するために必要な開発の負担を軽減できることが大きなメリットになります。引いてはHDR10+に対応する「お手頃な価格のHDR対応・高画質テレビ」も作りやすくなって、HDRの普及を後押しする期待があります。

 

パナソニックではヨーロッパ向けのモデルにソフトウェアのアップデートにより、Chromecast built-in/Works with Google Assistantへの対応を進めていくことも発表されました。Googleアシスタントを搭載するスマートスピーカーなどから、テレビの起動や音楽コンテンツのキャスト再生などが手軽に楽しめるようになります。海外ではAmazon Alexaを使ってUltra HDブルーレイプレーヤーのディスク再生を音声でコントロールする機能もスタートしていますので、新しいインターフェースまわりの機能が日本のビエラにも近く乗ることを期待したいところです。

↑パナソニックのテレビもGoogleアシスタントによる音声コントロールに対応予定

 

シャープはAQUOS 8Kの第2世代機を展示

シャープは昨年からまたIFAの出展を復活。今年もAQUOSのテレビとモニター、サウンドバーにスマホなどを積極的に紹介していました。

↑シャープは8Kテレビの第2世代モデルをIFAで初めて披露しました

 

日本国内では昨年末から70型の“AQUOS 8K”テレビ「LC-70X500」を発売していますが、今年は第2世代へのアップデートを予定。サイズ展開も80型と60型を上下に加えた3サイズに広がります。

↑60型の8Kテレビが今年は日本でも発売予定

 

ヨーロッパ市場向けとして、チューナーを搭載しないモニター仕様の第2世代機がIFAで展示されました。このうちヨーロッパでは80型のモデルのみが来春ごろを目処に商品化が予定されているそうです。シャープの広報担当者は「日本向けには3サイズともにチューナーや録画機能を内蔵するモデルを投入したい。Dolby Atmos対応のサウンドバーも用意する予定」と説明していました。コンテンツについてはユーザーがデジタルカメラで撮影した静止画の再生などを含めた高画質訴求を行っていくそうです。

 

シャープはヨーロッパで一時テレビの販売を撤退していたので、ブランドイメージを再構築するための取り組みにも力を入れています。AQUOSのテレビも、イタリアでフェラーリなど高級自動車のデザインやエンジニアリングを手がける会社として有名なピニンファリーナと組んで、デザインを一新したプロトタイプを出展。プレミアムブランドとしてのイメージ戦略に力を入れています。

↑ピニンファリーナによるAQUOSのプレミアムデザインモデルのプロトタイプ

 

LGエレクトロニクスは88型・8K・OLED

LGエレクトロニクスも8Kへの一歩踏み込んだ提案をしていました。ブースには88型の8K解像度を持つ有機ELを展示。パネルの技術をただ見せるのではなく、チューナーに独自の映像処理プロセッサー「α9」、その他の制御ソフトを組み込んだ「8Kテレビ」が作れる技術力をアピールしています。

↑LGエレクトロニクスは8Kテレビとして88型の大画面OLEDを検討中

 

ただ、8Kテレビとしての導入計画については「世界各地の市場性を見ながら、少し時間をかけて判断したい」(同社広報担当)ということで、すぐに新製品として発売する予定はいまのところないそうです。

 

現行の有機ELテレビはAI搭載もLGがアピールしている大きなポイントのひとつです。Googleアシスタントをビルトインしただけでなく、独自のAIアシスタントであるThinQ(シンキュー)も共存。音声操作でテレビのセッティングまで変えることができたり、LGが韓国にヨーロッパ、アメリカなどで展開するスマート家電のコントロールを、テレビを軸に置いて快適に音声で操作できるところにもスポットを当てて紹介していました。

↑LGのテレビはGoogleアシスタントとThinQの両AIアシスタントを搭載しています

 

サムスンも8Kテレビを展示

サムスンとLGはいつもテレビの最先端技術をIFAでお披露目して競い合っています。サムスンもQLED(液晶)の8K対応テレビを“QLED 8K”「Q900R」として、88/82/75/65型の4サイズで展開していくことを発表しました。こちらはヨーロッパでは秋頃に商品として販売をスタートする計画があるようです。コンテンツについてはアップスケーリングの技術を駆使してカバーする戦略を打ち出しています。

↑サムスンも8Kの液晶テレビを多数発表

 

また次世代のディスプレイ技術として、自発光型の映像素子であるマイクロLEDを使ったパネルを試作して展示も行っていました。こちらは家庭用というよりは、いまのところデジタルサイネージ用途などを検討しているようです。パネルモジュールを組み合わせることで大画面化にも対応。色鮮やかな映像が来場者を釘付けにしていました。

↑次世代のディスプレイ技術として注目されるマイクロLEDの試作機も展示されていました

 

 

シリーズ最高峰「ハイテクロボット掃除機」もフラッシュセールでお買い得! いま揃えたい新生活家電6選

夏休みが終わって心機一転、はたまた職場の人事異動などで、秋に環境を変えたい人、変わる人も少なくありません。そこで楽天市場では、掘り出し物の家電製品をお値打ち価格で大放出するフラッシュセールを開催します。期間は8月31日午前10時~9月7日午前9時59分まで。さらに対象ショップで使える最大1200円OFFのクーポンも発行します(クーポン利用期間は9月1日0時~9月7日午前9時59分まで)。超お得な商品が目白押しなので見逃し厳禁ですよ!

 

セール特設ページはコチラ

 

[その1]

圧倒的な洗練フォルムを纏う軽量薄型設計のノートパソコン

HP
ENVY 13 x360
セール価格9万7000円

アルミニウムボディのスタイリッシュな13インチノートパソコン。重さ約1.31kg、最薄部わずか15mmの軽量薄型設計が特徴。最大約11時間駆動のバッテリーを搭載し、外出時も場所を問わず安心して使えます。また、ディスプレイを反対側に折りたためるタブレットモードにも対応。

 

【ここがポイント】

本体の一部分には、高級な包丁やナイフに使われるダマスカス鋼の模様をあしらっています。さらにスピーカーグリルやディスプレイとキーボードを繋ぐヒンジ部は、ジオメトリック(幾何学的)デザインを採用。一目見ただけでも分かる洗練されたフォルムが、所有欲を満たしてくれます。

 

[その2]

余計な機能を省いて徹底的に映像美を追求したハイビジョン液晶テレビ

maxzen
J40SK03
セール価格3万3500円

「高画質で視聴する」ことに特化したシンプル設計の40インチ液晶テレビ。高輝度の直下型LEDバックライト、広色域化した高品質パネルを搭載し、明るくクリアな映像美を楽しめます。本体はPC機器やAV機器を接続しても違和感なくマッチするシンプルなデザイン。

 

【ここがポイント】

2系統の「HDMI入力端子」を備え、ブルーレイディスクなどの映像出力にも対応します。従来モデルに比べてスピーカーも進化しており、音質、音の広がり感ともに向上。映画やコンサート映像を鑑賞する際はダイレクトな臨場感を味わえます。

 

[その3]

最先端のテクノロジーを搭載したシリーズ最高峰モデル

アイロボット
ロボット掃除機 ルンバ960
セール価格7万7950円

最先端のテクノロジーを駆使して家中の床を自動清掃してくれる「ルンバ」シリーズ最高峰モデルです。本体にはカメラが搭載され、フロアトラッキングセンサーなどの高性能センサーによりフロア全体をナビゲーション。清掃中にバッテリー残量が少なくなると自動でホームベースに戻り、充電後は残りのエリアを清掃します。

 

【ここがポイント】

ルンバの進入を制限したい場所には、付属の「デュアルバーチャルウォール」をセットすると便利。赤外線の見えない壁によって、円形の進入禁止エリアを作ってくれます。また「iRobot HOME アプリ」を使えば、別の部屋のルンバを遠隔で操作可能。ほかにも外出先から清掃開始を指示できたり、便利なスケジュール機能を備えるなど、最上位モデルならではの様々な便利機能を搭載しています。

 

[その4]

室外機にもこだわったシンプル&コンパクトなルームエアコン

ダイキン
E AN22VES 標準設置工事セット
セール価格5万9900円

シンプル&コンパクトなベーシックタイプのルームエアコン。高さ285mm×幅770mm×奥行233mmの小型ボディにスッキリしたデザインなので、洋室の袖壁や真壁(しんかべ)仕様の和室にも設置できます。室外機にも様々な工夫が施され、限られたスペースにも置けるコンパクト設計。マイナス15度から45度までの外気温に耐え、冷房・暖房ともにどんな状況でもしっかり可動します。

 

【ここがポイント】

冷房は上向きに吹き出し、暖房は足元から気流を届けてくれる「風ないス運転」機能を搭載。部屋の温度を効率良く調整するだけでなく、風が直接体に当たらないよう配慮されています。温度設定は0.5度単位で操作できるため、冷やし過ぎや暖め過ぎの心配もありません。なお、上記のセール価格は取付工事費込みの価格となります。

 

[その5]

充実した洗濯コースが魅力の全自動洗濯機

パナソニック
全自動洗濯機 NA-F70PB11
セール価格4万3000円

手入れがしやすい「抗菌加工ビッグフィルター」を採用した、バスポンプ内蔵タイプの洗濯機。洗濯機の底面に、3枚のビッグウイングと3個の突起を持つ「ビッグウイングパルセーター」を搭載、パワフルな立体水流を起こして水や衣類をしっかり攪拌する設計なので、水位が低いときでも衣類の汚れを効果的に落とします。

 

【ここがポイント】

洗剤液に衣類をひたす「つけおき」と「かくはん洗い」を4回繰り返す「つけおきコース」は、汚れを溶かし出して手軽に洗濯物をキレイにできます。また「香りしっかりコース」を使えば、最終すすぎの途中で柔軟剤の投入タイミングをブザーでお知らせ。洗い終えた衣類に、柔軟剤のやさしい香りが残ります。

 

[その6]

炊き方を微調整して好みの味に進化していく炊飯器

象印
圧力IH炊飯ジャー 極め炊きNP-BG10
セール価格2万800円

発熱効率を高めた「鉄器コートプラチナ厚釜」が特徴の圧力IH炊飯器です。釜の外側にはIH加熱と相性の良い鉄をコーティングし、ご飯の炊きムラを抑制。さらにプラチナコートの内釜は、触媒作用によって水を弱アルカリに変化させます。弱アルカリ化した水がお米の表面を覆うたんぱく質を分解するため、甘み成分がアップしたご飯を味わえます。

 

【ここがポイント】

お米の銘柄や季節に関係なく好みの食感に炊ける、「わが家炊き」メニューを搭載。前回食べたご飯の味を回答するだけで、炊き方を微調整してくれます。また本体の底についたセンサーは、保温に最適な火加減で温度をコントロール。水分の蒸発を抑え、30時間まで美味しく保温することができます。

 

提供:楽天市場

残暑に心折れた方、10万円台のエアコンはどう? 主要6メーカー、買うべきコンパクトモデルはコレ!

8月も末だというのに、まだまだ暑いですね。この暑さは9月中旬まで続くとのこと。いままで、個室への設置を見送っていた方、「まだ暑さが続くのか……」と心が折れることも多いのでは。そこで今回は、家電のプロ・戸井田園子さん監修による、主要6メーカーのエアコンを紹介する連載から、10万円台のモデルをピックアップ。どれもコンパクトなモデルなので、個室への設置にぴったりです。この機会に、導入してみてはいかがでしょうか。

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

20170629reese_1-3

雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

メーカーその1 ダイキン

「ストリーマ」で清潔さを保つシンプル&コンパクトなシリーズ

Eシリーズ AN40VEP(※200V)

実売価格14万2000円

限られたスペースにすっきり設置できるコンパクトなベーシックモデル。風を直接的に体に当てない「風ないス運転」により、夏は冷風をより上向きに吹き出し、冬は温風を足元へ吹き下ろします。フィルターの自動掃除機能は非搭載ですが、ダイキン独自の「ストリーマ内部クリーン」で、熱交換器や気流の通路にプラズマ放電の一種「ストリーマ」を照射してエアコン内部のカビやニオイを抑制。フィルターで捕らえた物質にストリーマを照射する「ストリーマ空気清浄」機能も搭載されています。

APF…Annual Performance Factorの略で、1年間、規格に定められた環境下で運転した場合のエネルギー消費効率のこと。数値が大きいほど冷房・暖房時の消費電力量が少なくなります。

 

Eシリーズ 戸井田さんのレコメンド

ベーシックな冷暖房機能はしっかり搭載

「室内外の温度に応じて、暖房・ドライ・冷房3つの運転モードを自動でセレクトする『自動運転』あり。0.5℃単位で温度をコントロールできる『PIT制御』や、すばやく暖房する『ヒートブースト制御』も搭載しています。下位シリーズとはいえ、ベーシックな冷暖房機能は万全ですね。幅770mmのコンパクトな室内機で、半間幅も余裕で収まる横幅も特徴。室外機も3.6kW以下は幅675mmとコンパクトです(4.0kWは795mm)。

↑室内機は幅770mmのコンパクト設計(画像出典:ダイキン公式サイト)

 

フィルター自動掃除機能は非搭載ですが、エアコン内部・フィルターも独自のストリーマで清潔をキープ。熱交換器フィンには親水性に優れた2層コートを採用し、汚れを浮かせて洗い流せるので、上位機種と同等とはいきませんが、お手入れはラクな仕様になっています。ただし、省エネ性能は価格なりのレベルなので、短時間での使用を想定した部屋に設置するのがオススメですね」(戸井田さん)

 

メーカーその2 三菱電機

実績のある「ムーブアイ」を搭載し、価格を抑えた

霧ケ峰 Lシリーズ

MSZ-L4018S

実売価格18万8000円

赤外線センサー「ムーブアイ」を搭載したコンパクトモデル。上位機種FZシリーズとZシリーズの未来の体感温度を予測するAI機能は省かれていますが、センサーが体感温度や人の位置を感知し、冷やしすぎない快適な冷房が可能です。左右のフラップを別々に動かし、2か所を同時に吹き分ける「ビッグWフラップ」を搭載。また「スマート除湿」は、風速を「自動」に設定すると、ファンの回転数を制御しながら除湿し、部屋が寒くなりにくい効果があります。汚れがつきにくい「ハイブリッドナノコーティング」はファンのみに実装。前面パネルやフラップなど、外観パーツは取外しが可能で掃除がしやすい「はずせるボディ」です。

 

Lシリーズ 戸井田さんのレコメンド

コンパクトながらリビングに必要な機能を搭載

「長年の実績がある赤外線センサー『ムーブアイ』搭載モデル。2か所吹き分け可能で、『フィルターおそうじメカ』『はずせるボディ』は、このグレードまでの搭載です。リビングに必要な機能なので、最低限このグレードを選びたいところ。本シリーズの特徴は高さ250mmのコンパクトさ。設置寸法も295mmあれば大丈夫なので、窓上にしか設置できない条件でも問題ありません。夏はエアコンと送風を組み合わせる『ハイブリッド運転』(特許)、冬は暖房とサーキュレーター運転を交互に行う『サーキュレーターモード』があるのも便利です。ただし、本体価格は安いものの、上位機種のFZシリーズやZシリーズと比べると電気代がかかるので、常にエアコンを使うという方は上位モデルを選んだほうがよさそうです」(戸井田さん)

↑Lシリーズの「ムーブアイ」のイメージ。床や壁などの温度から体感温度を測り、人の位置も見て冷やしすぎない、 あたためすぎない快適な空調を実現します(画像出典:三菱電機公式サイト)

 

メーカーその3 パナソニック

「フィルターお掃除ロボット」搭載でも奥行きはコンパクト!

エオリア EXシリーズ

CS-EX408C2(※200V)

実売価格14万6800円

奥行き239mmとコンパクトなモデル。フィルターについたホコリをかき取って自動で配管穴から屋外に排出する「フィルターお掃除ロボット」もしっかり搭載。熱交換器の汚れをはじく「ホコリレスコーティング」や空気の汚れに応じて可動する「アクティブクリーンフィルター」は省かれていますが、「ナノイーX」での機内の除菌やカビの抑制は可能です。ナノイーXによる空気清浄機能はないものの、空気がエアコンを通過する度に0.3μmの粒子を80%以上キャッチする「クリーンフィルター」を内蔵し、空気の汚れをキャッチ。心地よいリズムの気流を作り出す「1/f ゆらぎ気流」も搭載しています。

 

EXシリーズ 戸井田さんのレコメンド

「こちらは上から4番目のグレードです。フィルターお掃除ロボットの自動排出方式を搭載しているのに、設置性が良いのがウリ。これより下のグレードは、ダストボックスに集めたホコリを手動で捨てる方式になります。人がいるかいないかを見分けて省エネ運転をする『不在省エネ』や『オートオフ機能』、部屋の特性を学習する『おへや学習機能』、『日射センサー』などはしっかり搭載しており、省エネと快適性をソフト面でカバーしています。

↑フィルターお掃除ロボットの仕組み。かき取ったホコリは配管穴から自動排出します(画像出典:パナソニック公式サイト)

 

ただ、最上位と比べると消費電力が多いので、長時間使う部屋よりは短時間使う部屋にオススメ。また、本体価格が抑えられている割に、オートセーブやオートオフ機能があるので、出入りの激しい小さなお子さんが居るリビングに使うのもオススメです。別売の無線アダプターをつければスマホによる遠隔操作もできるので、自己管理がまだ難しいお子さんがお留守番するときも安心ですね」(戸井田さん)

 

メーカーその4 東芝

「プラズマ空清」と熱交換器の汚れを洗い流す機能を搭載

大清快 E-Pシリーズ

RAS-E405P 

実売価格12万9800円

上位機種と同じく、東芝独自の空気清浄機能「プラズマ空清」を搭載したコンパクトモデル。PM0.1レベルの微細な粒子も集めて帯電し、熱交換機に吸着して屋外に排出します。フィルターの自動お掃除機能はありませんが、除湿や冷房時に発生した水が熱交換器の汚れを洗い流す「マジック洗浄熱交換器」を搭載。運転停止後、プラズマ乾燥で送風路内のイヤなニオイも脱臭します。水平から足元まで風向をコントロールする「クルッとルーバー」で部屋の隅々まで風を届けます。

 

↑上下左右同時にスイングする「クルッとルーバー」を搭載(画像出典:東芝公式サイト)

 

E-Pシリーズ 戸井田さんのレコメンド

少しでも安く、使用頻度が低い部屋に設置したい人に

「こちらも、高さ250mm幅790mmのコンパクトサイズ。コンプレッサーや気流制御は、ひとつ上のE-Rシリーズと同等で、APFも変わりません。除湿に関しても同等。違いは掃除機能と省エネ運転関係で、フィルターの自動お掃除は非搭載ですが、熱交換器の汚れを自動で洗浄して屋外へ排出したり、送風路のニオイを脱臭したりする機能はあります。

 

また、センサーは『人サーチセンサー』がなくなり、『明るさ〔日あたり〕サーチセンサー』のみ。人がいない時、セーブ運転や自動オフにはなりませんが、部屋に入る日照を感知して、冷暖房の運転を調整してくれます。

 

基本性能はひとつ上のE-Rシリーズと同等なので、少しでも安くエアコンを調達したい人にオススメ。ただ、フィルター掃除や『ecoモード』などはなくなるので、自己管理が前提となります。日常的に頻繁に使う部屋よりは、使用頻度が低い予備部屋や客間などに設置したいところ。手入れの手間やムダな電気代がかからずにすむでしょう」(戸井田さん)

 

メーカーその5 富士通ゼネラル

清潔維持機能を重視したコンパクトなモデル

ノクリア Dシリーズ

AS-D40H

実売価格15万1200円

「デュアルブラスター」はありませんが、「熱交換器加熱除菌」を搭載したコンパクトモデル。スリムながら「フィルター自動おそうじ」もあり、清潔維持機能が重視されています。電気集じん方式の「プラズマ空清」の搭載により、0.3~2.5μmの粒子を88%キャッチして、部屋の空気を浄化してくれます。また、人感センサー「不在ECO」で人の有無を検知して、ひかえめ運転への切り替えやオン・オフを自動的に行い、節電をサポート。

 

Dシリーズ 戸井田さんのレコメンド

この価格帯で清潔機能が充実しているのはうれしい

「このクラスではかなりハイスペックでコスパが高いモデル。2018年モデルの目玉機能『熱交換器加熱除菌』を搭載するほか、『プラズマ空清』『フィルター自動おそうじ』などもあり、清潔機能は十分。お手入れが気になる人にはうれしいところですが、暖房を快適にする機能は少なくなるので、冷房メインの部屋で使うといいでしょう。

 

センサーは『人感センサー』のみになりますが、人がいなくなると節電運転に切り替えてくれるので省エネ。一年中適切な運転をセレクトしてくれる『毎日快適モード』もあります。上位機種で搭載する本体両側のサイドファン『デュアルブラスター』がないぶん、すっきりした見た目になっているのは、デザインにこだわる人にとっては魅力ですね。本体の高さが250mmで、高さ295mm(上部38mm・下部7mm)あれば設置できるスリム設計がウリ。パネルデザインもスッキリコンパクトで、狭い部屋でも圧迫感なく収まります。もうひとつ下にCシリーズもありますが、価格差があまりないでこちらがオススメ」(戸井田さん)

↑窓上のスペースにも収まる、コンパクトでスッキリしたボディが魅力(画像出典:富士通ゼネラル公式サイト)

メーカーその6 日立

「凍結洗浄」「フィルター自動お掃除」を省略して価格を抑えた

白くまくん Dシリーズ

RAS-D40H2

実売価格11万3400円

「凍結洗浄」を搭載しないベーシックモデル。フィルターの自動お掃除機能はありませんが、通風路、フラップ、フィルターにステンレスを採用した日立独自の「ステンレス・クリーン」仕様で、エアコン内の菌や汚れを抑制します。また、日差しを感知する「くらしセンサー」で日差しの変化を見分け、「ecoこれっきり」ボタンを押すだけで曇りや夜になると控えめ運転に切り替わります。除湿は弱冷房方式で、吹き出す風の量をコントロールして肌寒さを抑える「ソフト除湿」となっています。

 

Dシリーズ 戸井田さんのレコメンド

「くらしセンサー」で日差しの変化を見分けて、省エネ・快適な運転を行う

「『凍結洗浄』や『フィルター自動お掃除』などの清潔維持機能を省き、必要最低限の機能に絞ったベーシックモデルです。センサーは、温度・湿度のほか日差しを見る『くらしセンサー』を搭載。日差しの変化を見分けて、省エネ・快適な運転を行います。切りタイマーをセットしていても、室温が上がると再運転する『みはっておやすみ』タイマーも搭載。室内機が小さく、狭いスペースにも収まるので、設置スペースの狭い部屋に向いています。

 

ほとんどの機能を省略して価格を優先しているので、予備室や使用頻度の少ない部屋向き。内部の清潔機能が最小限ということもあって、汚れが発生しやすい部屋やタバコを吸う人が使う部屋などは避けた方が無難でしょう」(戸井田さん)

↑室内機がコンパクトなので、少ないスペースで設置できます(画像出典:日立公式サイト)

 

マジで快適すぎてもう手放せません!! 自室で使えるリラックスアイテム4選

自分の部屋でくつろぐ時は、何も考えず快適に過ごしたいもの。できるならベッドやソファから一歩も動きたくないと思っている人も多いのでは? そこで今回は、自室で使える快適グッズ4選をご紹介。足に巻きつけるタイプのマッサージ機や、持ち運びできるコンパクトな加湿器などをピックアップしています。便利なアイテムを駆使すれば、ストレスから解放された素敵な時間が送れるかもしれませんよ。

 

出典画像:ドクターエア 公式サイトより

 

[その1]

好きなヘッドホンやイヤホンをワイヤレスに!

出典画像:エレコム 公式サイトより

エレコム
Bluetoothレシーバー LBT-PAR01AVBK
好きなヘッドホンやイヤホンをワイヤレスにできるレシーバー。本体にはイヤホンジャックが搭載され、Bluetoothでスマートフォンやタブレットと接続できます。複雑な操作を全て排除したシンプルな設計のため、ボタンも1つしかついていません。

 

<注目ポイント>
・イヤホンジャックを搭載したBluetoothレシーバー
・複雑な操作を排除したシンプル設計
・最大約6時間の音楽再生が可能
コンパクトサイズながら最大約6時間の音楽再生が可能。付属のUSB充電ケーブルを使えば、スマートフォンやタブレット以外にもパソコンなどへの接続に対応します。幅28mm×奥行き11.5mm×高さ28mmしかなく、重量もたった10g。メタルクリップで胸ポケットや袖につけても、違和感のないデザインです。

 

[その2]

横たわりながら使える足専用マッサージ機

出典画像:パナソニック 公式サイトより

パナソニック
エアーマッサージャー レッグリフレ EW-RA98
立ちっぱなしや歩き疲れを癒す足専用の電動マッサージ機です。両足に巻きつけるタイプなので、ソファーやベッドに横たわりながら使用可能。足先にはヒーターが搭載され、足裏やふくらはぎ、太ももなど全12箇所を優しくほぐしてくれます。

 

<注目ポイント>
・足専用の電動マッサージ機
・ソファーやベッドに横たわりながら使用可能
・全12箇所をマッサージ
8つのマッサージコースに加え、温感調整や3段階の強さ調整もボタン1つで可能。内側の生地には抗菌処理が施されており、毎日使っても清潔に保てます。またコンパクトに折りたためるので、収納時も場所をとりません。

 

[その3]

持ち運びできるスタイリッシュな加湿器

出典画像:カドー 公式サイトより

カドー
カドー加湿器 MH-C11U
バッテリーを搭載した持ち運びに便利なコンパクトサイズの加湿器。5~10時間の連続運転が可能で、USBやカーソケットから電源をとることも可能です。さらに付属の除菌・消臭剤を使用すると、除菌消臭器にも早変わり。ウイルスを除菌し、ペットやタバコ、トイレなどの嫌なニオイを元から分解します。

 

<注目ポイント>
・バッテリー搭載のコンパクト加湿器
・5~10時間の連続運転が可能
・スタイリッシュなデザイン
運転中はタンク内部のLEDが点灯。金属ボディと優しい光の組み合わせは、空間にさりげない彩りを与えます。カラーバリエーションはゴールド・ブラック・シルバーの3種類がラインナップ、どこに置いても存在感を発揮するスタイリッシュなデザインです。

 

[その4]

場所やシーンを選ばない軽量・コンパクトなマッサージ機

出典画像:ドクターエア 公式サイトより

ドクターエア
3DマッサージシートS
イスやソファの上に置いて使える、上半身専用の電動マッサージ機です。パワフルでなめらかな動きの「新・3Dもみ玉」が搭載され、肩から腰まで最大45cmのロングストロークマッサージに対応。さらに、じんわりとした人肌のようなヒーター機能もプラスされています。

 

<注目ポイント>
・イスやソファの上に置いて使用可能
・最大45cmのロングストロークマッサージに対応
・重量わずか3.98kgの軽量・コンパクト仕様
3Dもみ玉には優しく光るLEDがついており、通常時は青色、ヒーター機能使用時は赤色にチェンジ。また重量わずか3.98kgの軽量・コンパクト仕様なので、様々な場所やシーンで気軽に使えるのもうれしいですよね。カラーバリエーションはディープレッド・ブラック・ブルー・ピンク・ブラウンの5色が展開され、インテリア性を重視したオシャレな色合いに。

コスパで選ぶならコレ!! プロがオススメする「格安カメラ&レンズ」まとめ

価格が安い、安すぎてちょっと心配になってしまうくらいの格安アイテムを、プロ・専門家が徹底的にチェック! 独自機能やおすすめポイントなど、良いところも悪いところも含めて惜しみなくレビューをお伝えしていきます。今回のテーマはミラーレスカメラや一眼レフカメラ、交換レンズ、ストロボ、三脚といった格安カメラ用品です。

 

まだまだ発展途上のスマホカメラとは異なり、最近の一眼カメラはもはや安定期にあります。一世代前の旧製品でも、十分に納得できる画質と性能なのです。そんなおトクな格安モデルのなかから特にオススメの機種を紹介します。

 

【○×判定した人】

カメラマン・永山昌克さん

写真スタジオを経てフリーに。写真や動画撮影のほか、カメラ誌やWEB媒体での執筆も多数。

 

一世代前のモデルでも画質や操作性に不都合はない

エントリークラスのカメラは各社1〜2年ごとに新製品が登場しますが、モデルチェンジ後しばらくの間は旧製品も併売されます。この、いわゆる型落ち品が格安で、コストパフォーマンスが非常に高いです。

 

最近のモデルチェンジは、画質や操作性が大きく変わるわけではなく、新機能の追加がメインであることが多いです。その新機能が自分にとって重要でなければ、あえてひとつ前の製品を選ぶのも十分アリなのです。余った予算で交換レンズを1本追加したほうが、写真撮影の楽しみはいっそう広がります。

 

交換レンズに関しても、高価な新モデルだけが優れているわけではありません。発売が古い安価なレンズでも、描写性能に優れた製品はたくさんあります。ここで取り上げるのは、そんな掘り出し物の数々です。

 

【カメラ編】

その1

タッチ操作や4K動画に対応した薄型軽量モデル

パナソニック

LUMIX GF9

実売価格6万9800円(ダブルレンズキット)

【ミラーレス(EVF非搭載)】【1600万画素】【秒約5.8コマ連写】【常用最高ISO25600】【約269g

薄型軽量ボディの入門機ながら、4Kフォトによる30コマ/秒の高速連写など、便利で実用的な機能が満載。液晶は自分撮りがしやすいチルト可動式で、タッチ操作にも対応。ボディに巻き付けられた合皮素材は、低価格を感じさせない高品位な雰囲気を生み出しています。

SPEC●レンズマウント:マイクロフォーサーズ ●モニター:3.0型約104万ドット、チルト式(上方向のみ)、タッチ対応 ●EVF:非搭載 ●サイズ:約W106.5×H64.6×D33.3㎜

 

【check】

画質:〇

中級機に匹敵する描写力

ローパスレスの16M Live MOSセンサーを搭載し、中級機に匹敵する描写力。フォトスタイル機能によって細かく色をカスタマイズできる点も◎。

 

操作性:○

初心者でも安心して使いこなせる

操作部はシンプルにまとまっていて使いやすいです。薄型のキットレンズ装着時のボディバランスは良好で、切れ味の鋭いシャッター音も好印象。

 

機能:○

「4Kプリ連写」が動体撮影に好適

独自の「4Kプリ連写」では、シャッターボタンを押した前後の60コマを自動的に記録できます。撮るのが難しい動物や野鳥、子どもなどの撮影に好適。

 

 

その2

ワンランク上の撮影も楽しめる高機能モデル

パナソニック

LUMIX GX7 Mark 

実売価格6万9800円(標準ズームレンズキット)

ミドルクラスの高機能ミラーレス。高さを抑えた横長ボディに、視認性に優れた電子ビューファインダーと、アングルの自由度を高めるチルト可動液晶を搭載。撮影モードはオートからマニュアルまで完備。

【ミラーレス(EVF搭載)】【1600万画素】【秒約8コマ連写】【常用最高ISO25600】【約426g】

SPEC●レンズマウント:マイクロフォーサーズ ●モニター:3.0型約104万ドット、チルト式、タッチ対応 ●EVF:約276万ドット ●サイズ:約W122×H70.6×D43.9㎜

 

【check】

画質:〇

ハイアマも満足できる解像感

撮像素子は特に高画素ではありませんが、ローパスフィルターレス仕様であり、解像感は優秀なレベル。キットレンズの写りも悪くありません。

 

操作性:×

2ダイヤルは便利だがチルト液晶が惜しい

電子ダイヤルはグリップの前後に2つあって多機能をスムーズに設定可能。ただし、チルト液晶は自分撮りや縦位置撮影に非対応なのがイマイチ。

 

機能:〇

一段上の機能が薄型ボディに凝縮

強力なボディ内手ブレ補正や4Kフォトによる高速連写、本格モノクロモードなど、一段上の機能が満載。各ボタンの機能を柔軟にカスタムできるのも便利です。

 

 

その3

シンプルな操作性が魅力の小型軽量機

ニコン

D5300

実売価格6万4900円(AF-P 18-55 VRキット)

小型軽量ボディとシンプル操作が魅力の一眼レフ。使用頻度の高い項目にダイレクトアクセスが可能なiボタンを搭載。凝った効果を素早く適用できるスペシャルエフェクトなどのビギナー向け機能も充実しています。

【一眼レフ】【2416万画素】【秒約5コマ連写】【常用最高ISO12800】【約530g】

SPEC●レンズマウント:ニコンFマウント ●モニター:3.2型約104万ドット、バリアングル式、タッチ対応 ●OVF:約95%、約0.82倍 ●サイズ:約W125×H98×D76㎜

 

【check】

画質:〇

高精細な2416万画素

低価格の旧モデルながら、最新の中級機に匹敵する2416万画素の高精細を実現。遠景の細かい部分までシャープに描写できます。

 

操作性:×

ライブビュー時のAFの遅さが残念

一眼レフとしては小型軽量なボディであり、携帯性とホールド性を両立。しかし、ライブビュー使用時のAFの遅さとタイムラグが残念です。

 

機能:〇

39点位相差検出AFが使えるのが良い

AFには、最大39点の測距点を自動/手動で選べる位相差AFを採用。ペットや子どもといった動体にも、ストレスなく軽快に合焦します。

 

【交換レンズ編】

その1

高倍率ズームレンズ】低価格と高倍率、小型軽量を兼ね備える

タムロン

18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅱ VC (Model B018)

実売価格2万5650

高倍率ズームのパイオニアであるタムロンが、2015年に発売したAPS-C一眼レフ用レンズ。より倍率の高い製品と比べても、持ち運びに優れた小型軽量である点がうれしい。低価格ながら、適度な剛性感も備えています。

【キヤノンEFマウント用】【ニコン用】【ソニーAマウント用】

SPEC●35㎜判換算焦点距離:28〜310㎜ ●最短撮影距離:35㎜時0.77m、180㎜時0.49m ●フィルター径:62㎜ ●長さ:キヤノン用96.6㎜、ニコン用94.1㎜ ●質量:約400g

↑幅広い焦点距離をカバー。そのため、自由に動けない場所でも狙いに応じた厳密なフレーミングが可能です

 

【ここが〇】

手ブレ補正の効きが良好

ズームすると前玉部分が長くせり出しますが、鏡胴にガタつきはなく、安っぽさは感じません。手ブレ補正の効果も十分にあります。

 

【ここが×】

AFスピードが遅めでもたつく

AFの作動音はあまりうるさくありませんが、AFスピードは遅め。マウント部がプラスチック製である点も不満。

 

その2

【マクロレンズ】銘玉といわれる「タムキュー」の2008年モデル

タムロン

SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E)

実売価格2万9140円

タムロンの90㎜マクロといえば、高画質と美しいボケに定評があり、1979年発売の初代モデル以来、モデルチェンジを繰り返しながら多くのユーザーに親しまれています。これは2008年発売モデル。AFはうるさいが画質は一級品です。

【キヤノンEFマウント用】【キヤノン用】【ニコン用(AFモーター内蔵:272EN Ⅱ)】【ソニーAマウント用】【ペンタックス用】

SPEC●35㎜判換算焦点距離:90㎜ ●最短撮影距離:0.29m ●フィルター径:55㎜ ●長さ:97㎜ ●質量:約400g

↑PC上で等倍表示すると、花粉の粒がはっきりわかるくらいシャープに解像。リアルで立体感のある描写が得られました

 

【ここが〇】

切れ味の鋭い描写力が魅力

フルサイズ対応ながら四隅まで高解像を実現。一方で、絞り開放値ではピントを合わせた前後に美しいボケが生じます。

 

【ここが×】

AF駆動音が少々大きめ

超音波モーター非搭載なのでAF駆動音は少々大きめ。AFからMFに切り替える際、ピント位置が動きやすい点も×。

 

 

その3

【望遠ズームレンズ】1万円台前半で超望遠域を味わう

タムロン

AF70-300㎜ F/4-5.6 Di LD MACRO 1:2 (Model A17)

実売価格1万2240円

フルサイズに対応した小型軽量の望遠ズーム。通常の最短撮影距離は1.5mですが、マクロモードを選ぶと0.95mまでの接写もできます。手ブレ補正は非搭載。ゴースト対策として前玉にはマルチコートが施されています。

【キヤノンEFマウント用】【ニコン用(AFモーター内蔵:A17N Ⅱ)】【ソニーAマウント用】【ペンタックス用】

SPEC●35㎜判換算焦点距離:70〜300㎜ ●最短撮影距離:通常1.5m、マクロモード時0.95m(180-300㎜域) ●フィルター径:62㎜ ●長さ:116.5㎜ ●質量:約458g

↑描写性能は色収差がやや目立ち、最上とはいえませんが、十分に実用的。小動物をアップで撮れるのは便利です

 

【ここが〇】

軽量で携帯性に優れている

フルサイズ対応ながら、質量458gという軽さが最大のメリット。300㎜側でF5.6というスペックやマクロ機能も◎。

 

【ここが×】

手ブレ補正が非搭載

300㎜の超望遠撮影ができるが手持ちではブレやすいので、手ブレ補正非搭載は残念。AFが遅めといった弱点もあります。

 

 

その4

【単焦点レンズ】単焦点レンズの入門用に打って付け

シグマ

30mm F2.8 DN

実売価格1万6360

わずか140gの軽さを実現したミラーレス用単焦点レンズ。両面非球面レンズの採用で諸収差を補正したほか、スーパーマルチレイヤーコートによってフレアやゴーストの発生も低減しました。AFは駆動音の静かなリニアAFモーター式です。

【マイクロフォーサーズ用】【ソニーEマウント用】

SPEC●35㎜判換算焦点距離:マイクロフォーサーズ60㎜、APS-C45㎜ ●最短撮影距離:0.3m ●フィルター径:46㎜ ●長さ:40.5㎜ ●質量:約140

↑スムーズなボケは単焦点ならでは。この写真では、絞り値F2.8に設定し、被写体に近寄ることで背景をぼかします

 

【ここが〇】

小型軽量で画質も優秀

キット付属の標準ズームに比べて小型軽量で、携帯性が高いです。画質もキットレンズより上で、美しいボケが得られます。

 

【ここが×】

外装に指紋がつきやすく目立つ

開放値F2.8は、キットレンズよりは明るいものの、F1.8クラスよりは暗く、中途半端な印象。外装も指紋がつきやすいです。

 

【撮影アイテム編】

その1

薄型軽量のクリップオンストロボ

GODOX

TT350デジタルカメラフラッシュ

実売価格1万4310

各社のTTLオート撮影に対応したクリップオンストロボ。単3形乾電池2本で駆動し、200gと軽量です。マルチ発光や高速シンクロ撮影に対応するほか、発光部を上下左右に動かすことで天井や壁を使ったバウンス撮影も行えます。

【ストロボ】【キヤノン用】【ニコン用】【ソニー用】【富士フイルム用】

SPEC●ガイドナンバー:36(105㎜、ISO100) ●フラッシュ範囲:24〜105㎜(14㎜ワイドパネル付) ●電源:単3形乾電池2本 ●サイズ/質量:W62×H140×D38㎜/200g

↑背面には、各種機能の設定状態がひと目でわかる液晶パネルを装備。その下のホイールを回して発光量を調整します

 

【ここが〇】

各社のTTL発光に対応

4つのメーカー用の製品が用意され、押すだけのフルオート撮影で使用できます。高速シンクロなどの機能も充実。

 

【ここが×】

チャージに時間がかかる

単3形乾電池2本で駆動するのは携帯性では有利ですが、4本使用の他社製品に比べてチャージに時間がかかります。光量もやや弱め。

 

 

その2

憧れのカーボン三脚がわずか1万円で購入可能

アマゾンベーシック

トラベル三脚 130cm  5小型

実売価格9980

軽量で剛性感の高いカーボン素材を採用したトラベル用三脚。脚を伸ばし、中央のエレベーター部分を動かすことで、高さは30.5〜135.5cmの範囲で調整可。ボールヘッドの自由雲台やクイックプレート、キャリングケースも付属します。

SPEC●耐荷重:3.6㎏ ●全高:135.5㎝(EVあり) ●最低高:30.5㎝ ●縮長:31㎝ ●質量:1.11㎏

 

↑持ち運ぶ際は、脚の部分を反転させることで小さくまとめることが可能。出っ張りが少ないナット式ロックも便利

 

【ここが〇】

カメラバッグに収納可能

縮長が31㎝と短いので、通常のカメラバッグに入れて持ち運ぶことも可能です。また、ローアングル撮影にも対応します。

 

【ここが×】

一眼レフ用には安定感が不足

全長135.5cmはやや物足りず、脚も5段でセッティングに時間がかかります。ミラーレス用で大きな一眼レフには不向き。

 

 

 

人気の「Bluetoothイヤホン」最新選び方ガイド――4大タイプ別オススメ機種はコレだ!!

近年、ポータブルオーディオ市場のなかでも急速にシェアが拡大しているBluetoothオーディオ。なかでも、スマホと組み合わせて手軽に通勤・通学時などに音楽が楽しめるBluetoothイヤホンは、完全ワイヤレスタイプなど様々なモデルが登場し、注目を集めています。

 

しかし、数多くのメーカーから様々な製品が発売されているため、「どの製品を選んでいいか分からない」、「自分に合った製品を知りたい」という声も聞かれます。そこで今回は、Bluetoothイヤホンをタイプ別に分類し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。製品選びの参考にしてみて下さい。

 

1.初心者にオススメな「ケーブルタイプ」

両端のイヤホンを1本のケーブルでつないだシンプルなケーブルタイプは、多くのメーカーから発売されている最もスタンダードなタイプ。ケーブルをまとめるとコンパクトに持ち運べ、手軽に使える点がメリットです。一方で、バッテリーなどを小さなリモコンボックス部に搭載していることが多く、バッテリー持ちは短め。低価格帯の製品が多いので、はじめてワイヤレスイヤホンを購入する方にオススメしたいタイプといえます。

JVC
HA-FX27BT

実売価格2480円

イヤホンの重さを気にせず使える約11gの小型軽量設計に、3ボタンで簡単に操作できるリモコンを搭載したワイヤスイヤホン。エントリーモデルながら高磁力ネオジウムマグネット採用の高音質ドライバーにより、低域から高域までバランスよくパワフル&クリアなサウンドを実現します。雨や水しぶきに強い防滴仕様なので、スポーツシーンでの使用もOK。カラーはレッド、ブラック、ブルー、ホワイトの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約4.5時間 ●充電時間:約2.5時間 ●質量:約11g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(S/M)

 

Anker
Soundcore Spirit

実売価格2999円

潜水艦に着想を得た内部構造と疎水性の多層ナノコーティングから成るSoundcore独自の「SweatGuardテクノロジー」を採用。通常の水よりも腐食性の高い塩分を含んだ汗もしっかり防いで、水濡れによる故障からイヤホンを守ります。Bluetoothコーデックは、SBCのほかAACにも対応。スポーツ時などの安定性を高めるイヤーウイングが付属しています。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:- ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約16g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L/XL)、イヤーウィング(S/M/L)、トラベルポーチ、マイクロUSBケーブル、ケーブルクリップ(2個)、シャツクリップ

 

2.こだわり派にオススメな「ネックバンドタイプ」

ネックレスのように首にかけて使うネックバンドタイプは、イヤホンが耳から外れにくく安定した装着感が特徴。また、ネックバンド部にバッテリーや通信モジュールを備えるモデルが多く、バッテリー持ちや通信安定性も優れています。デメリットは、ネックバンド部を折りたためない製品が多いので、ケーブルタイプに比べて持ち運び時にかさばってしまうこと。ミドル~ハイエンドクラスの製品が揃っているため、音質や装着感にこだわりがある人にオススメです。

 

オーディオテクニカ
ATH-DSR5BT

実売価格4万630円

ワイヤレスのデジタル信号をドライバーまで高純度伝送し、耳に伝わる直前で音声へとダイレクト変換する「Pure Digital Drive(ピュア・デジタル・ドライブ)」を搭載。対向する2つのドライバーにより、パワフルで濁りのない広帯域再生を行う「DUAL PHASE PUSH-PULL D/A DRIVERS」との組み合わせにより、従来のイヤホンの概念を超えた、解像度の高いクリアなサウンドを実現しています。aptX HDコーディングをサポートしており、ワイヤレスでのハイレゾ再生も可能なハイエンドイヤホンです。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:5Hz~45kHz ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約3時間 ●質量:約63g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(XS/S/M/L)、ポーチ

 

ソニー
WI-1000X

実売価格3万7670円

「デュアルノイズセンサーテクノロジー」と「フルオートAIノイズキャンセリング」により、驚異の消音性能を誇るノイズキャンセリングイヤホン。音楽を聴きながら周囲の音も確認できる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を備え、イヤホンを付けたままでもアナウンスなどを聴くことができます。9mm径のダイナミック型ドライバーとBA(バランスド・アーマチュア)型ドライバーの2つのドライバーによる「HDハイブリッドドライバーシステム」により、ハイレゾ音源も忠実に再生可能。ソニー独自のハイレゾ対応コーデック「LDAC」のほか、aptX HDにも対応しています。カラーはブラックとシャンパンゴールドの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:3Hz~40kHz ●電池持続時間:最大10時間(NC ON時)、最大13時間(NC OFF時) ●充電時間:約3.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約71g ●付属品:充電用USBケーブル、航空機用プラグアダプター、ハイブリッドイヤーピース(SS/S/M/L)、トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)、キャリングポーチ、専用ヘッドホンケーブル(1m)

 

3.新しいモノ好きにオススメな「完全ワイヤレスタイプ」

近年トレンドとなっているのが、両側のイヤホンが独立した完全ワイヤレスタイプ。ケーブルがないため、ケーブルの絡まりや引っかかりから解放された自由な装着感がウリです。バッテリー持ちは最も短いものの、専用の充電ケースと合わせて使うことで他のタイプと遜色ない時間使うことが可能。デメリットは、左右のイヤホン間もワイヤレス接続でデータを伝送しているため、通信安定性が他のタイプよりも劣ること。とくに人が多く集まる場所では様々な電波が飛び交い、通信が不安定になりやすいといえます。最先端のアイテムを使いたい新しいモノ好きな人にオススメです。

GLIDiC
Sound Air TW-5000

実売価格9864円

ジュエリーケースをイメージしたコンパクトな充電ケースと、女性の耳にも馴染みやすい小型イヤホンが特徴の完全ワイヤレスモデル。優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」により、使用時の耳へのストレスを軽減します。コーデックはSBCのほかAACにも対応。カラーはホワイト、ブラック、シャンパンゴールドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約3時間(充電用ケース使用時:約10時間) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約2時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約5g ●付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)、充電用USBケーブル、かんたんガイド

 

↑専用の充電ケースは非常にコンパクト(画像はホワイト)

 

ソニー
WF-SP700N

実売価格2万4710円

スポーツシーンでも汗や小雨などを気にせず使えるIPX4相当の防滴性能を備えていることに加え、周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応しているので、周囲の音も聴き取りながら音楽を楽しめます。耳のくぼみに合う形状に改善されたアークサポーターと、重心の位置を工夫した設計で運動時も快適に装着可能。カラーはブラック、ホワイト、イエロー、ピンクの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約7.6g、充電ケース約45g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L)、アークサポーター(M/L)、充電用USBケーブル

 

↑スライド式カバーの専用充電ケース

 

4.日常使いもできる「スポーツタイプ」

スポーツタイプは、ジョギングなどの運動時でも安定して使えるよう、イヤーハンガーやフックなどで装着性を高めたタイプ。また、汗や不意の小雨などにも耐えられるように防水性能を備えたモノも多くなっています。もちろん日常用としても使えますので、一般的なワイヤレスイヤホンは耳から外れやすくて……とお悩みの方にもオススメです。

 

パイオニア
E7 Wireless(SE-E7BT)

実売価格8770円

ハンガー部とカナル型インナー部の接合部にボールジョイントを組み込んだ特許技術「3D Active Fit」を採用したスポーツ向けワイヤレスイヤホン。使う人の耳の形状や耳穴の角度に合わせてインナー部の角度が可変し、激しい動きでも外れにくく、優れたフィット感を維持します。フック部分が取り外し可能な構造になっており、使用シーンに合わせて「イヤーフック」と「セキュアイヤーフィン」の2種類から選択可能。もちろん汗に強い防滴仕様です。カラーはイエロー、グレー、レッドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX ●再生周波数帯域:5Hz~22kHz ●電池持続時間:約7.5時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約20g ●付属品:イヤホンチップ(S/M/L)、マイクロUSBケーブル、セキュアイヤーフィン(S/M/L)、キャリングポーチ

↑「イヤーフック」(左)と「セキュアイヤーフィン」(右)が選択できる

 

 

パナソニック
RP-BTS55

実売価格7560円

耳の形に合わせて変形可能な「フレキシブルイヤークリップ」を採用し、激しい動きでも外れにくく安定した装着性を実現するスポーツ向けワイヤレスイヤホン。イヤホン部分にブルーエッジLED搭載し、LEDが光ることで周囲からの視認性を向上させ、ナイトランなど夜間でも安全に使うことができます。IPX5相当の防水設計により、汗に強く、突然の雨にも対応します。カラーはブラックとピンクの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:18Hz~20kHz ●電池持続時間:約6時間 ●充電時間:約1.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約22g ●付属品:イヤーピース(S/M/L)、USB充電ケーブル、キャリングケース

 

以上のように、タイプによって個性や特徴の異なるワイヤレスイヤホンですが、自分に合ったタイプのものを選べば満足度も高まります。これから購入を検討される方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

ローストビーフもオートで調理? 「食欲の秋」に使いたい「グリル上手なオーブンレンジ」5選

うだるような暑さで食欲が沸かなかったという人も、涼しい日が増えるにつれて、美味しくご飯が食べられるのではないでしょうか。そこで今回は、「食欲の秋」に備えて、食材を上手に焼き上げるグリル機能つきのオーブンレンジをご紹介。火加減おまかせでローストビーフが作れる「ヘルシーシェフ」や、特殊なグリル皿で時短調理を可能にした「ビストロ」をはじめ、注目の最新モデルをお見逃しなく!

 

[その1]

バラバラの食材でもまとめて一気に調理できる!


画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

シャープ
ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XW500
楽天市場実売価格 12万9800円

2段調理ができる総庫内容量30Lの「ヘルシオ」シリーズ最新モデル。複数の食材を角皿に並べても、調理方法を選ぶだけで最適に調理する、画期的な「まかせて調理」の機能を搭載。肉や魚、野菜でも、少量でもたっぷりの量でも、冷凍・冷蔵・常温でも、まとめて調理してそれぞれの食材を最適な状態に仕上げます。

 

<注目ポイント>
・総庫内容量30Lの2段調理式
・画期的な「まかせて調理」機能を搭載
・無線LAN接続で「COCORO KITCHEN」の音声操作が可能
無線LANに接続することで、シャープ独自のAIoT(※)クラウドサービス「COCORO KITCHEN」が利用できます。例えば、音声によって状況に応じた操作画面を呼び出したり、家族の好みを分析・学習してオススメのメニューを提案したりといったことが可能に。

※AIoT……シャープの造語。IoT(モノがインターネットに接続して、相互に情報をやりとりすること)とAI(人工知能)を組み合わせたもの

 

[その2]

進化したグリル性能で時短調理を実現


画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

パナソニック
スチームオーブンレンジ ビストロ NE-BS1500
楽天市場実売価格 12万8402円

総庫内容量30Lにもかかわらず、高さ45cmのスペースに置ける設置スペースが業界最小のオーブンレンジです。センサーで食品の分量・温度差・位置などをチェックし、加熱時間をコントロールして効率よく加熱。またマイクロ波をらせん状に放射する「サイクロンウェーブ加熱」によって、食品の中央部分からじっくり温めます。

 

<注目ポイント>
・高さ45cmのスペースに設置できる業界最小のオーブンレンジ
・食品の中央部分から温める「サイクロンウェーブ加熱」
・チタンコートグリル皿によって調理時間を短縮
グリル機能では高反射チタンコートのグリル皿が採用され、上部ヒーターの温度上昇を早めました。さらにグリル皿の裏面素材を新しくすることで、従来品より最高温度が約30℃アップ。調理時間の短縮に成功しただけでなく、旨みが凝縮された美味しい料理に焼き上げます。

 

[その3]

「Wスキャン」機能によっておまかせの調理メニューが充実!


画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

日立
ヘルシーシェフ MRO-VW1
楽天市場実売価格 6万3942円

日立の「ヘルシーシェフ MRO-VW1」は、最高温度300度に対応した2段式。重量と温度を測定する「Wスキャン」機能を搭載し、おまかせの調理メニューが充実しています。温めでは、温度変化から食品と容器のバランスを推測。「おかず」「ごはん」「酒かん」など、9つのオートメニューによって食品に合わせた最適な温め方を選べます。

 

<注目ポイント>
・重量と温度を測定する「Wスキャン」
・食品に合わせた9つのオートメニュー
・火加減の難しいローストビーフも調理可能
さらに、火加減の難しいローストビーフも、200g~800gまでオートで調理可能。焼網を使えば表面全体を加熱することができるため、裏返さなくても両面を焼けます。また主菜1品、副菜2品を一度にまとめて作れるセットメニュー「おかずセット」も用意。3品を同時進行で作れるため、忙しい朝などの時間にはうれしいですね。

 

[その4]

石窯ドームならではの高火力でスピーディに調理


画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

東芝
石窯ドーム ER-SD7000
楽天市場実売価格 11万9100円

業界最高350℃の火力を誇る、石窯ドームのオーブンレンジです。食材の旨みや水分を高火力で閉じ込め、スピーディに調理。庫内全面から遠赤外線を放射することで、食材の内側にもしっかり熱を通します。また石窯ドームの丸みを帯びた構造と「角皿スリット」によって、焼きムラを防止。

 

<注目ポイント>
・石窯ドームのオーブンレンジ
・業界最高350度の火力
・470種類の豊富な自動調理メニュー
本体には文字が見やすく簡単に操作できるカラータッチ液晶パネルが採用され、トップ画面の色も好みに応じて選択可能。また470種類という豊富な自動調理メニューが取り揃えられており、レンジまかせで料理のレパートリーが格段に広がります。

 

[その5]

来客時に自慢したくなるスタイリッシュなデザイン


画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

バルミューダ
BALMUDA The Range K04A
楽天市場実売価格 4万2790円

シンプルでスタイリッシュなデザインの「BALMUDA The Range」。その美しい佇まいは、来客時に思わず自慢したくなるかも。操作音がギターやドラムなど楽器の音で構成されているのも魅力です。本体の操作部は、わかりやすく設計されていて、複雑な機能は一切ナシ。しかし「おまかせ自動あたためモード」「ほっとひといき飲み物モード」など、手間を軽減してくれる設定はしっかり備えられています。

 

<注目ポイント>
・シンプルでスタイリッシュなデザイン
・分かりやすい操作部
・幅広い調理に対応した深さ4cmの深角皿
オーブンモードでは100~250℃の温度設定を10度単位で選べるので、発酵や予熱調理にも対応。また深さ4cmの深角皿を使うことで、鶏の丸焼きなど大きな食材も調理できます。

 

※商品価格は、2018年8月22日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

便器に「オゾン水」って! トイレを「汚さない技術」はここまで来た

世の人々を悩ますトイレの尿ハネ。特に男性が小用を足す時、便器に床に、さらには壁に飛び跳ねてしまい、放っておくとシミや臭いがこびりついてしまいます。マメな掃除が欠かせませんが、トイレ掃除は面倒だし、汚い場所を掃除するのは誰だってイヤ……。そんな不満を解消したのが、汚れが付きにくくなるパナソニックの後付け温水洗浄便座「ビューティ・トワレ(泡コート・トワレ)」と、全自動おそうじトイレ「アラウーノ」です。これらがあれば、長年の苦役であったトイレ掃除が劇的にラクになるのでは……ぜひ詳しく知りたい! というわけで、「ビューティ・トワレ」と「アラウーノ」の新製品と、それに伴うトイレ空間を提案するパナソニックの「トイレ空間快適セミナー」にお邪魔してきました。

↑今回発表した新製品。温水洗浄便座「ビューティ・トワレ(泡コート・トワレ) DL-AWMシリーズ」(左)と全自動おそうじトイレ「アラウーノ L150シリーズ」(右)

 

 

トイレは「居たくない場所」から、「リラックスできる場所」へ

パナソニックによると、一般家庭の約75%が週1回トイレ掃除をしているが、もっとも嫌いな家事としてトイレ掃除を挙げている人が4割もいます。トレイはキレイにしていたい、でも掃除はキライというジレンマが見て取れますね。

↑40%が「嫌いな家事」としてトイレ掃除を挙げました。トイレ掃除が好きな人って逆にいるのかしら…

 

一方で、家庭のトイレ空間はこの数十年で大きく変化しており、「あまり長く居たくない場所」から「清潔・快適な空間」になりつつあります。パナソニックでは、今後もトイレがリラックスできる場所としての役割を果たすと予測。その前提として、清潔さと掃除の手軽さが必要と考え、先述の2製品の発表に至りました。

↑時代とともにトイレ空間は様変わりし、今では長時間すごせる快適空間になりました

泡が便器の水面を覆い、尿ハネと汚れの定着を防ぐ

まずは温水洗浄便座「ビューティ・トワレ(泡コート・トワレ)」の新製品AWMシリーズから見ていきましょう。発売は9月25日、実売予想価格は8万~11万円前後(税抜)です。同製品はその名の通り、泡で便器をコートするのが最大の特徴。泡が便器内の水面を覆うことで立ち小便時の尿ハネを防ぐとともに、便器表面も泡でコーティングするので汚れがつきにくく、輪じみもつきにくくなります。新製品では、旋回しながら便器内に泡を噴射する「360°泡ビーム」が進化し、2方向の高圧噴射ノズルで隙間なくしっかりと便器内を泡コーティングします。

↑ビューティ・トワレ、アラウーノともに泡コート機能が最大の特徴。汚れがつきにくいので便器の掃除はもちろん、尿ハネを防ぐのでトイレの床・壁の掃除もカンタンに

 

↑新製品では泡ビームが進化。泡パワーが強力になり便器のすみずみまでまんべんなく泡でコーティングします

 

泡の強さは5段階に調節可能。また、使用1分後に自動で便器面をコートするモード、便座を上げると自動で中心部に泡を貯めるモード、3時間ごとに定期的に便器面をコートするモードと3種類の自動運転モードを搭載し、家族構成・暮らしのスタイルに合わせた設定ができます。

↑泡コートありとなしの比較。インクで汚れをつけると、泡コートありは水を流した後に汚れがきれいに落ちています

 

↑泡のもとは、市販の台所洗剤を便器袖の操作部内のタンクに入れるだけ。満タン280mlで約900回、家族4人で1日18回使うとして約1か月半もちます

 

「ナノイーX」の新搭載で、便器を除菌してトイレ壁面も脱臭

新たにナノイーXも搭載されました。従来のナノイーに比べて10倍のOHラジカルを発生させ、便器内面と便座表面を除菌します。さらに、便ふたと便座の間の隙間から放出されたナノイーXがトイレ壁面の脱臭もします。従来のナノイーに比べて、半分の時間で効果を発揮できるようになったとのことです。

↑ナノイーXは、便器内の除菌だけでなくトイレ空間の消臭効果も発揮します

 

おしり洗浄は25通りから選べ、好みの洗い方は登録も可能

また、おしり洗浄の種類も増えました。従来は洗浄の強さを5段階に切り替えられるだけでしたが、新たに5通りの洗浄幅に切り替えができるようになったのです。つまり、5×5=25通りから自分好みのものを選べるわけで、しかも選んだ洗浄をリモコンに登録すれば、次回からはワンタッチで自分好みの洗浄を呼び出せるのです。

↑リモコン中央の4つの「ユーザーボタン」で、4人ぶんの洗い方を呼び出すことができます

 

汚れをはじく素材を使い、汚れが入り込むスキマをなくした

便座の素材・形状も進化しています。自動車のピラーやバンパーにも使われている滑水性樹脂を採用することで、ハネた汚れもはじいて寄せ付けません。また、便器と便座のスキマをなくす構造としたことで、スキマに汚れが入り込むこと自体を防いでいます。

↑便器と便座の隙間から尿が入り込み、便座の裏に付着したり床にもこぼれ落ちることがあります。滑水性樹脂採用の便座はハネた尿が付着せず、スキマレス便座なので床へのこぼれ落ちも防ぎます

 

AWMシリーズは9月25日発売。実売予想価格は、全部入りハイエンドモデルのDL-AWM600が税抜11万円前後、ナノイーX・温風乾燥非搭載/便座自動開閉機能搭載のDL-AWM400が9万円前後、ナノイーX・温風乾燥非搭載/便座自動開閉非搭載のDL-AWM200が8万円前後となります。3モデルそれぞれ、ホワイト/パステルアイボリー/パステルピンクの3色を用意しています。

 

「激落ちバブル」「スパイラル水流」に加え「オゾンウォーター」を新搭載

次に新型の全自動おそうじトイレ「アラウーノ L150シリーズ」を見ていきましょう。こちらは、従来機と同様、細かい泡を便器内にめぐらせて汚れを落とす「激落ちバブル」と、強力な旋回水流で便器内をまんべんなくお掃除する「スパイラル水流」を踏襲。さらに、今回は新たに「ナノイーX」と「オゾンウオーター」機能を搭載しました。

↑激落ちバブルとスパイラル水流はアラウーノの代名詞。便器・便座一体型の利点は、洗浄水に泡を混ぜて一緒に流せること

 

除菌効果のあるオゾン水を散布して便器内を清潔に保つ

オゾンウォーター(オゾン水)とは、水道水を電気分解して生成した水で、除菌効果があります。人がトイレを退出した3分後に、洗浄ノズルと便器内に約1分間オゾン水を自動散布し、菌を抑制して便器内を清潔に保ちます。便器内の水位を下げてから散布するので、輪じみ汚れの防止にもなります。

↑トイレ退出後に自動的に便ふたを閉め、まずは洗浄ノズルをオゾンウオーターで除菌した後、オゾンウオーターを散布して便器内をオゾンで満たします

 

↑便器背面に組み込まれた「ダイヤモンド電極」が、水道水を電気分解してオゾン水を生成します

 

カラバリを追加し、各種設定の操作や家族の見守りに役立つアプリも開発

このほか、ふたとアームレストのカラバリも追加。便ふたに新たに6柄を追加して合計10柄に、アームレスト(ひじかけ)に4柄を追加して5柄展開としました。これに加え、新開発のアラウーノアプリにより、洗浄位置など各種設定ができるほか、フィルターやノズルの掃除時期を告知する機能や、離れて暮らす家族の使用状況を知らせる見守り機能などが使えるようになりました。新型アラウーノの受注開始は8月21日から。希望小売価格は29万4000円~35万9000円(税抜・工事費別)です。

↑新アラウーノの豊富なカラーバリエーション。自宅トイレの内装に合わせて選ぶことができます

 

空間デザイナーがカンタンにできるDIYトイレを提案

↑空間デザイナの石塚綾子さんはパナソニックセンター東京の演出も手がけたそうです

 

今回のトイレセミナーでは、空間デザイナーの石塚綾子さんがゲスト参加し、DIYでトイレを快適空間に変える方法を伝授してくれました。石塚さんは、「トイレで本を読んだり、スマホを見たりする人が増え、くつろぎスポットになっている。私はトイレに入るとアイデアがふっとひらめいたりするので、ある程度長時間でも快適に過ごせる空間にしたい。リビングのように絵や花を飾ったりする人も多いですが、トイレも一つの部屋と考えれば、自分の好きな空間に自由に変えることができると思います」と語りました。

 

セミナー会場には石塚さんがデザインしたトイレ空間も展示されていました。「北欧風とウッディという2つのテーマでデザインしてみました。自宅にあった端切れや、100円ショップ、インテリアショップの低価格な素材を利用していて、それぞれ1万円から1万5000円以内で収めています。道具もハサミとカッターナイフくらい。誰でも簡単にできるDIYです」(石塚さん)。特別な道具や技術が必要なく、価格も手ごろというならば、「自分でやってみよう」と思いますよね。これなら数年ごとに簡単に模様替えすることもできそうです。

↑石塚さんがデザインし、自らDIYしたトイレ空間。ちょっとした工夫でトイレがオシャレ空間になり、居心地がよくなるとは目からウロコです

 

筆者は一人暮らしが長かったので、尿ハネの掃除の面倒さは身にしみてわかっており、現在、自宅では座って小用を足しています。とはいえ、いくら注意しても、ちょっと掃除をサボっただけで便器は汚れ、輪じみがこびりついて、何ともやりきれない思いを抱えていました。わが家も築13年。あと数年で水回りのリフォームが必要になるでしょう。その時、アラウーノはまちがいなく便器の第一候補になる…今回のセミナーで、そう強く思った次第です。掃除はラクにしたい、でも便器を取り替えるほど大掛かりなことはしたくない……という方は、「泡コート・トワレ」を検討してみるのもアリですね。

寝ている子を起こさない! 「赤ちゃんに優しい」家電アイテム7選

赤ちゃんが生まれると、生活が一変! 家の中や衣類、布団の清潔さにこだわったり、寝ている赤ちゃんを起こさないよう工夫したり、赤ちゃんのために気を付けたいことがたくさん出てきます。そこで今回は、赤ちゃんがいるご家庭にオススメしたい家電グッズなどをピックアップしました。ご紹介するのはパナソニックの空気清浄機やドウシシャの扇風機、アイロボットのロボット掃除機、ピジョンのさく乳器など計7点。赤ちゃんにも優しく、静かで、パパママにもうれしい家電製品を選ぶ際の参考にしてみてください。

 

[空気清浄機]

パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格 5万3070円

SPEC ●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

 

花粉やPM2.5などの粒子から約0.3μmの粒子まで、99.97%以上集じんしつつ、ナノサイズの微粒子イオン「ナノイーX」が花粉などのアレル物質やウイルス、菌などの活動を抑制。床上30cmに溜まりがちな花粉、ハウスダストは、本体下部の開口部に設けた「メガキャッチャー」機能がパワフルに吸引します。加湿機能付きなので、乾燥が気になる季節も大活躍。

 

【おすすめポイント】

空気清浄機能に加え、アレル物質の活動も抑制してくれる高性能モデル。特に床上30cmの空気の汚れを吸引してくれる「メガキャッチャー」は、床で過ごすことが多い赤ちゃんに嬉しい機能です。部屋が暗くなると、風量と表示ランプの明るさをセーブするので、眠っている赤ちゃんを起こさないという配慮も○。

 

[扇風機]

ドウシシャ

カモメファン FKLT-232D/TLKF-1232D

実売価格 1万5410円

SPEC●サイズ/質量:W305×H800~900×D260㎜/約4.4kg●動作音:12.0dB●風量調節:無段階●自動首ふり角度:左右30・60・90度●手動角度調節:上下 上向き90度、下向き90度※真正面起点●タイマー:入 / 切 1・2・4・8時間●消費電力:1.2W(最小時)~10.5W(最大時)

 

カモメの羽をヒントにつくられた羽根を採用し、やわらかく心地よい風を遠くまで届けるDCモーター扇風機。フレキシブルに曲がる5つの関節を備え、真上や真下など、様々な方向に送風できます。徐々に風が弱まる「おやすみ風」や、まぶしさを抑えるLEDの減光・消灯機能など、睡眠中も使いやすい機能も搭載。

 

【おすすめポイント】

カモメファンの風はとてもやわらかく、繊細な赤ちゃんも負担なく、心地よい風が浴びられます。特にこのモデルは、フレキシブルアームを調整すると真上から見下ろすように送風できるので、お布団で寝ている赤ちゃんを優しい風で包み込んでくれますよ。

ロボット掃除機

アイロボット

ブラーバ 380j

実売価格 3万7580円

SPEC●走行システム:iAdapt2.0●掃除モード数:3●稼働面積(ウェットモップモード):約12畳●充電時間:2時間●サイズ/質量:W178×H84×D170㎜/約1.2kg

 

フローリングを自動でお掃除してくれる床拭きロボットは、動作音がとっても静か。スイスイと部屋の隅から隅まで移動しながら、フローリングの汚れを拭き取ります。皮脂汚れや食べこぼしには「ウェットモード」、ホコリや髪の毛には「ドライモード」で日々のフローリング掃除と使い分けが可能。

 

【おすすめポイント】

掃除機のように吸引しないので音が静かなうえ、ホコリを立てないので赤ちゃんが寝ていても安心して使えます。床に溜まりがちな花粉やホコリ、こびりついた菌も取り除いてくれるので、フローリングが中心の家にオススメです。

 

スティッククリーナー

ケルヒャー

スティッククリーナーKB5

実売価格:1万1580円

SPEC●集じん容積:0.37ℓ●充電時間:約3時間●連続運転時間:約30分(フローリング)●清掃幅:210mm●運転音:55dB●サイズ/質量:W215×H1120×D230mm/1.17kg

 

1.2kgと軽くてコンパクトなスティッククリーナー。自立するので部屋の隅に立てておき、使いたいときはスティックを倒せば自動でスイッチが入ります。インテリアを邪魔しないシンプルなデザインも特徴。独自のクリーニングシステム搭載で排気を出さず、ホコリを舞い上げる心配もありません。

 

【おすすめポイント】

出しっぱなしにできるので、ちょっとゴミが気になったときや、隙間時間で掃除したいとき、サッと手に取りスティックを倒すだけで掃除が始められます。一般的な掃除機に比べて動作音も静かなので、寝ている赤ちゃんを驚かせてしまうことはなさそう。

 

洗濯乾燥機

シャープ

プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-PU11B

実売価格:11万7000円

SPEC●洗濯脱水/乾燥:11kg/6kg●定格洗濯乾燥時間:約220分●サイズ/質量:約W600×H1050×D650mm/約48kg●消費電力量:約2200Wh(洗濯乾燥時)

 

洗濯槽に穴がないので、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが槽内に侵入せず、清潔な水で洗えるのが、シャープのタテ型洗濯機の特徴。洗濯後も独自イオン「プラズマクラスター」で洗濯槽のカビ菌繁殖を抑制します。洗剤なしで予洗いできる「サッと予洗いコース」や、部分洗いに便利と話題の「超音波ウォッシャー」など、予洗いの手間を軽減してくれる機能も多数搭載しています。

 

【おすすめポイント】

食べこぼしやおもらしなど、ほかの洗濯物と一緒に洗いたくない衣類やシーツの予洗いが洗濯機でできるのは便利! 洗濯容量11kgでシーツや毛布などの大物もたっぷり洗えるので、赤ちゃんの寝具もこまめに洗いやすく清潔に保てます。

照明

フィリップス

Philips Hue Go

実売価格:9680円

SPEC●サイズ/重量:W15×H8.0×D15cm/0.5kg●ランプ技術:LED/24V●ワット数:6W●照明カラー:クール ホワイト●ルーメン出力合計:300lm●寿命:2万時間

 

照明の色温度やカラーが変えられるポータブルライト。実用的な温白色光から、涼しげでやる気を引き出す昼光色など、色温度を変えられるほか、カラー照明で空間の雰囲気づくりに一役買います。ブリッジに接続すればスマートデバイスからもコントロールでき、1600万色のカラー演出が可能に。バッテリー内蔵で、屋外でも使えます(3時間)。

 

【おすすめポイント】

赤ちゃんと眠るときに枕元に置いておけば、おむつを替えたり、授乳するときに便利。照明の明るさを暗めに設定すれば、赤ちゃんを完全に目覚めさせることなく、お世話ができます。カラー照明は、誕生日やクリスマスなどイベント時のムードづくりにもオススメ!

 

電動さく乳器

ピジョン

さく乳器 母乳アシスト電動Pro Personal+(プラス)

価格:2万7000円

 

両胸同時にさく乳できる電動さく乳器。赤ちゃんが飲んでいるように自然にさく乳でき、おっぱいの状態に合わせて吸引リズムや強さが選べる「赤ちゃんここちリズム」を搭載しています。専用アプリと連動すれば吸引リズムが追加できるほか、さく乳できた量や赤ちゃんが飲んだ量の記録も可能。片胸ずつさく乳する「電動Pro Personal」(1万6200円)もあります。

 

【おすすめポイント】

外出先や夜中にさく乳する機会が多い人には、手などに負担なく、あてているだけで自動で効率よくさく乳できる電動タイプがオススメ。さく乳時のモーター音が従来品より静かになったので、赤ちゃんが寝ているときや外出先でも気兼ねなく使えます。

 

これなら手が届くかも…! 「新宿駅のトイレ」に勝った空間除菌脱臭機「ジアイーノ」にちょうどいいモデル出た

今年3月、JR新宿駅内アルプス広場トイレに28日間にわたって空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を設置し、「公衆トイレvsジアイーノ 脱臭決戦」という大胆なイベントを実施したパナソニック。日本一乗降客の多い駅(※)のトイレだけあって、1か月という期間中にのべ20万人以上がその対決を体験したそうです。

 

そして、アンケートをとった1222人中89%の人が「ニオイが取れていると思う」という結果となり、公衆トイレに見事打ち勝つことができたとのこと。そんな「ジアイーノ」の新製品が発売されるというので、何がどう変わったのか? という期待を胸に、説明会に参加しました。

※新宿駅の1日平均乗車人数は約76.9万人

↑右が新発売のF-MV1000(8畳用)、左は既存モデルF-MV1500(10畳用)。現行モデルより一回り小さくなって個室にも置けるようになりました

 

↑今年3月に実施した新宿駅トイレジャックイベントでは。9割の利用者がジアイーノに消臭効果ありと答えています

 

業務用の空間除菌脱臭機を一般家庭向けに発売したのが「ジアイーノ」

「ジアイーノ」は次亜塩素酸(じあえんそさん)を利用した空間除菌脱臭機。これまでパナソニックでは業務用に販売しており、幼稚園やクリニック、介護施設などに納入していました。やがて、それら施設でジアイーノを見た一般客から、家庭向け製品はないか? という問い合わせが増えたことから、昨年9月に家庭用モデルの発売に至った次第です。売り出し価格は15畳用が15万円前後、10畳用が10万円前後と高価だったにもかかわらず売れ行きは順調で、パナソニックでは「既存の空気清浄機市場に上乗せする形で、『空間除菌脱臭機』という新たな市場を創出できた」(パナソニック アプライアンス社・西村奈津美さん)としています。

↑パナソニック アプライアンス社日本地域コンシューマーマーケティング部門の西村奈津美さん。「『家庭用のモデルはないのか?』との問い合わせがもっとも多かったのが、受験生の子どもがいる世帯。インフルエンザなどのウイルスがとても気になっていたのです」と西村さん

 

ジアイーノの購入者はペットを飼う世帯がもっとも多く、次いで介護者、乳幼児がいる世帯となっています。菌・ウイルス・ニオイに困っていて、既存の空気清浄機の能力に物足りなさを感じている家庭が購入しているそう。満足度を見ると、約9割のユーザーが「満足」と答えており、価格に見合った価値を感じていることが見て取れます。

↑菌・ウイルス・ニオイへの不安・不満が多いペット世帯、介護世帯、乳児世帯がジアイーノのユーザー。新製品では受験生世帯を狙います

 

価格であきらめていた層に向け、コンパクトで買いやすいモデルを発売

↑気になるけれど、購入をためらう理由は圧倒的に“価格”

 

ただ、上の調査結果を見てわかる通り、やはり価格がネックとなり、購入をあきらめていた層が多いことが判明。そこで、同社は価格を抑えた8畳用の小型モデル「F-MV1000」を9月20日に発売することを決定しました。実売予想価格は8万円前後(税別)となります。新製品は体積も現行モデル比で約7割とコンパクト化を果たし、個室に置きやすくなりました。

↑新製品F-MV1000はコンパクト化を実現し、勉強部屋などの個室にも置きやすくなりました

 

安全な物質「次亜塩素酸」の水溶液を含ませたフィルターに、空気を通して除菌・脱臭

さて、ここで、あらためてジアイーノの除菌・脱臭の仕組みを見てみましょう。ジアイーノで使用する「次亜塩素酸」は、プールの消毒やコンビニなどで売っているカット野菜の洗浄、市販の哺乳瓶除菌剤にも使われている、人体に安全な物質です。ジアイーノは、本体内で水道水と塩を電気分解することで、この次亜塩素酸を生成。その次亜塩素酸水溶液を除菌フィルターに含浸させ、そこに吸い込んだ部屋の空気を通過させることで除菌・脱臭を行います。さらに、揮発した次亜塩素酸が部屋内に拡散し、カーテンや家具、壁紙などに付着した菌・ウイルスの除菌、脱臭を行う仕組みです。

↑水道水と塩を合わせた塩化物イオンを電気分解することで次亜塩素酸水溶液が生成されます

 

なお、塩は専用の塩タブレットを使用。F-MV1000には、100個入りのボトルが1つ付属しており、塩タブレットは3日に1個の頻度で投入すればOKなので、付属品だけで約1年間は使用できます。塩タブレットはインターネットや電気店で注文が可能(実売価格2900円)。

↑水タンクトレイの先にあるのが除菌フィルター。ここに次亜塩素酸水溶液を含浸させ、空気を除菌・脱臭するとともに次亜塩素酸を揮発させ、付着菌・ウイルス・ニオイに効果を発揮。上に見えているのが専用食塩タブレットが入ったボトル

 

↑塩タブレットは水タンクを外したトレイにポトリと落とすだけ

 

スピーディに脱臭するから、ペット・オムツ臭など発生し続けるニオイも脱臭できる

「一般的な空気清浄機は、タバコや焼き肉など一時的に発生するニオイの消臭が得意。これらは主に、空気清浄機本体に吸い込んだ空気のニオイを、活性炭フィルターで少しずつ濾し取る仕組みです。ただ、それゆえに、ペット臭やおむつなど、発生し続けるニオイには消臭能力が追いつかず、脱臭しきれません。その点、ジアイーノはスピーディな脱臭能力を持つので、発生し続ける強いニオイもしっかりと脱臭。また、家具などに付着する菌・ウイルスもスピーディに除菌します」(西村さん)

 

説明会の会場には、くさやの干物を入れて密閉したクリアボックスが置かれており、ジアイーノの消臭効果を体感できるようになっていました。くさやしかないボックスは独特の刺激臭がして、5秒と顔を入れていられませんでしたが、ジアイーノを設置したボックスは全く臭いませんでした。

↑GetNaviの野村編集長が、くさやとジアイーノが置いてあるボックスで脱臭デモを体験。ジアイーノがあれば、顔を入れても全く臭いませんよ、というドヤ顔を見せてくれました

 

微粒子の捕集効果は実証していないが、強力な除菌・脱臭機能は大きな魅力

なお、パナソニックではジアイーノを「空間除菌脱臭機」としており、「空気清浄機」とは呼んでいません。ジアイーノ本体の空気取り組み口にもフィルターがありますが、花粉やPM2.5など微粒子の捕集効果が実証できていないことや、次亜塩素酸による不活性化の実証ができていないためです。

↑前面パネルを開けるとフィルターが出てきます。これである程度のチリ・ホコリは濾し取ります

 

プールでは次亜塩素酸の独特の臭いがしますが、もともと次亜塩素酸は無臭であり、菌に触れて除菌するときに初めてあのツーンとした臭いを発します。空気中ではほとんど臭うことはないようで、実際、説明会の会場でもジアイーノが4~5台稼働していましたが、プールのようなニオイもなく、極めて爽やかな環境でした。この強力な脱臭・除菌性能が、低価格化で手に入りやすくなり、コンパクト化でより使いやすくなったのはうれしいですね。

↑シンプルでわかりやすいF-MV1000の天面操作部

 

なお、同社では9月中旬以降に、東武動物公園にてジアイーノ体験イベント第2弾「ジアイーノvs動物園」を企画しています。果たして、強烈な動物のニオイをジアイーノは処理しきれるのか? こちらの結果にも大いに注目したいところですね。

「二股ソケット」から、よくぞここまで…! パナ工場見学で「コンセントと電灯スイッチ」の進化を愛でる

パナソニックは今年で創業100周年を迎えます。創業当時の松下電気器具製作所が1918年(大正7年)に創業商品として発売した「アタッチメントプラグ」は、他社製よりも3~5割安かったことから爆発的なヒットとなりました。当時の住宅では、電気の供給場所が天井の電灯しかなかったため、アイロンなどほかの電化製品を使うには一度白熱電球を外し、アタッチメントプラグを取り付けてそこからコードを延長して使っていました。

↑創業商品のアタッチメントプラグ

 

通称「二股ソケット」の大ヒットが創業時の大躍進を生んだ

しかし、従来のアタッチメントプラグでは電灯とほかの電化製品を同時に使えないため、1920年、松下幸之助氏は電灯とアタッチメントプラグを同時に使える二灯用クラスター(二股ソケット)を開発。これがさらなる大ヒットとなり、松下電気器具製作所の大躍進につながります。ちなみにこの二股ソケットは、亀の子たわし、地下足袋とともに大正日本の三大発明品と言われるほどすごい商品だったそう。

↑二股ソケットにアタッチメントプラグを装着したところ

 

創業商品の流れを受け継ぐ三重県・津の配線器具工場へ

これら創業商品を受け継いだ配線器具を生産しているのが、パナソニック エコソリューションズ社エナジーシステム事業の津工場(三重県)です。爽やかな夏空が広がるとある夏の日、そんな歴史香る津工場を見学してきました。

↑パナソニック エコソリューションズ社エナジーシステム事業の津工場

 

津工場は敷地面積10万平方メートル、従業員数1600人で生産品目は1万品番、壁スイッチや壁コンセントなどの配線器具は年間8500万個を生産しています。

 

普段何気なく使っているコンセント・スイッチ類ですが、安全性や施工性、使い勝手、デザインなどさまざまな面で進化を続けています。コンセントの場合、当初は電気配線をコンセントボックスと接続する際に、ネジによる巻き締め方式を採用していましたが、作業する人によってネジの締め方や配線の処理にバラつきが発生し、電気的に不安定になるケースが見受けられました。

 

そこで1950年代に、ネジの部分に金具を装着し、金具の間に電線を挟んでネジ締めするEG端子を開発。誰でも簡単に同じレベルの施工ができるようになりました。さらに1960年代になると、電線を差し込むだけでロックがかかり、抜けなくなる速結端子を開発し、電気工事の時短に貢献しています。

↑パナソニックが開発した速結端子。電線を差し込むだけで外れなくなり、電気接続も安定

 

USB搭載コンセントなど時代に即した製品を用意

現在では、コンセントを抜かなくても電源をオフにできるスイッチ付きのエアコン用コンセントや、スマホやタブレット用など、電子機器の充電用にUSB端子を搭載したコンセントも発売しています。また、テーブルタップでは、子どものいたずらで事故が起きないように、片口だけに物を差しただけではシャッターが開かず、コンセントに2つ同時に差さないと開かないよう、安全性に考慮した商品もあります。

↑スイッチ付きエアコン用コンセント「こまめにスイッチ」(右)と電源アダプタなしでスマホなどの充電ができるUSB接続端子付きコンセント(中央)

 

人感センサー付きなど、電灯スイッチは高機能化が進む

一方、電灯スイッチはシーソー式でオン/オフを切り替えていたものが、2000年代にスライドカム機構の開発によりプッシュオン/プッシュオフが可能になりました。これによりスイッチのワイド化も実現できたため、高機能モデルの開発が進むことになります。

 

例えば、オフの時に小さなLEDが光ってスイッチの場所を知らせてくれる「ほたるスイッチ」、人感センサーの搭載により人の動きを感知して自動で明かりをオン/オフする「かってにスイッチ」、壁スイッチを取り外すとリモコンに早変わりする「とったらリモコン」、スイッチ部分を開けるとタイマーを設定できる「あけたらタイマ」など。

↑スイッチ部分が外れてリモコンになる「とったらリモコン」

 

↑扉を開けるとタイマー設定ができるスイッチ「あけたらタイマ」

 

先進的な製品を発売する一方、レトロなデザインのアイテムも生産

このほか、フラットなスイッチ部分を指でスライド・長押し・タップすると調光できるモデル、1つのスイッチで家じゅうの明かりをオフにできるワイヤレスモデルなども用意しています。今年秋にはスマートスピーカーにも対応し、音声によりオン/オフ、調光操作などができるようになる予定。

↑スライド・長押し・タップすることで調光ができるスイッチ「アドバンスシリーズ [タッチ]LED調光スイッチ」

 

昨年11月には「CLA-CHIC SERIES」(クラシックシリーズ)を発売し、シーソー型のタンブラスイッチを復刻させました。デザイナーなどがアンティークなインテリアデザインを設計する時に、レトロなコンセントやスイッチが欲しいというニーズに応えたものです。

↑レトロ感が逆に新しい「CLA-CHIC SERIES」(クラシックシリーズ)。復刻したタンブラスイッチ(左)などを用意

 

なお、津工場では、このような最先端のスイッチ類を生産するかたわら、創業商品であるアタッチメントプラグと二股ソケットもほぼ形を変えずに生産しています。夜祭の出店や漁船など電源が限られる場所で使われており、その生産量は年間約10万個とのことです。

 

消耗が激しい金型は順次工場内でメンテナンス

さて、いよいよ工場の内部に潜入してみます。1階はコンセント・スイッチに使う金属部品の加工場で、180品種を月間1億個生産してます。そのうち半分の5000万個が夜間に無人生産しているとのこと。生産金額は月間2億円。月間1億個もの部品を製造するプレス機は1分間に400~1300回転と高速稼働するため金型の消耗が激しく、工場内で金型のメンテナンスも順次行っているそうです。

 

また、超高速生産ゆえ、不具合があると一瞬で大量の不良品を生み出してしまうため、画像処理による高速検査を全数実施しています。これにより、超高速・大量生産でも安定した品質を維持できるのです。

↑超高速に金属プレス加工していくマシン。高速すぎて何をやっているのかほとんど見えません

 

↑過酷な使用環境にある金型は、金属プレス加工のすぐ横で随時メンテナンスしています。製造機械を大切に扱うことで、作られる部品の品質を維持できるのです

 

金属を折り曲げる機械には、44年前から使われているものも

3階はマルチフォーミング機による金属加工ゾーンです。複雑な形状でも自在に折り曲げ加工ができる機械で、ネジ止めなしでも電線が抜けない速結端子に使われる錠バネという部品などを生産しています。

↑複雑な曲げ加工ができるマルチフォーミング機

 

部材を投入すると円の中心に移動しながら7方向から曲げ加工を加えて成形していくものですが、部材を一度セットすると42時間連続で自動生産を続けます。マルチフォーミング機1台あたり1分間に1400個の錠バネの加工が可能で、全9台で月間6000万個を生産しています。一番古い機械で44年前から使い続けているとのこと。製造機械も丁寧に扱い、大切に長く使い続けるというパナソニックのモノづくり精神を垣間見ることができます。

 

夜間はたった2人で41台のプラスチック加工機械を運転

4階はプラスチックの加工場で、コンセントやスイッチのカバーなどを製造しています。200品種、月間4000万個の部品を生産しています。24時間交代勤務制ですが、夜間は2人のオペレーターで41台の機械を運転できるよう省人化されているとのこと。実際、プラスチックの圧縮成形・射出成形工程から成形後のライナーやバリ取り、成形部品の取り出し、搬送まで全自動化されており、人手の介する部分は非常に少ないようです。

↑ずらりと並ぶプラスチック部品成形機械。バリ取り、製品検査も含めてほぼ無人化しており、場内にオペレーターの姿は少ないです

 

0.7秒に1個の割合で組み立て、0.8秒で外観検査

1、3、4階で製造された部品が自動搬送車および自動ラックによって2階の組み立てエリアに運ばれます。自動組立機は12ラインで、部材は組み立て機までコンベアを使って自動で搬送され、0.7秒に1個の割合で製品化していきます。スイッチの部品点数は約20個で、これらを一瞬で組み立てる技術はすごいの一言。この高速組み立てを実現した結果、このフロアだけで年間6200万個のスイッチ・コンセントが生産可能となりました。

 

組み立て後は包装ラインに流れ、7台のカメラで外観検査を全数行います。外観検査も1個あたり0.8秒と高速。スイッチの場合は、押し込んだ時のストローク検査も全数行っています。その後は10ラインの自動包装機で梱包していきます。

↑組み立て部品から組み立て後の製品まで、場内の自動搬送レーンを高速で移動しています

 

↑梱包用のダンボールの組み立ても、製品の詰め込みも、最終梱包もすべてロボットが自動で行います

 

コンセントも電灯スイッチも現代の生活に欠かせない必需品中の必需品、いわばキング・オブ・必需品です。毎日無意識に使用していますが、耐久性と安全性は極めて重要で、特に事故を防ぐという意味で、われわれ生活者の命に関わるものです。今回の工場見学では、品質や安全がメーカーの努力によって担保され、私たちの生活や命が守られている、ということが実感できた貴重な体験でした。

「子どもの靴クサイ」「玄関クサイ」の元を断つ! 「ナノイー X」でニオイを抑える約2万円の靴脱臭機

パナソニックは、気になる靴のイヤなニオイを手軽にケアできる「靴脱臭機 MS-DS100」を9月20日より発売します。実売予想価格は2万円前後(税抜)。

↑靴脱臭機 MS-DS100

 

微粒子イオン「ナノイー X」が靴のイヤなニオイを分解脱臭

本機は、同社独自の微粒子イオン「ナノイー X」を搭載しました。「ナノイー X」のサイズは約5~20 nmで、繊維の奥まで入り込み、イヤなニオイを分解脱臭。6つの吹出口から「ナノイー X」が靴のすみずみまでいきわたり、効果を発揮します。

↑カバーを取ると露出する2つの突起を、左右の靴にさしこんで使用します

 

本機では、通常モード(約5時間運転)と特にニオイが気になる時のロングモード(約7時間運転)を選択可能。また電気代はどちらのモードも1回1円以下と経済的です。手持ちのモバイルバッテリーでの運転も可能で、玄関や靴箱など、コンセントがない場所でも使用できるのが便利です。

 

収納ケースが付属しているのもうれしい点。靴に差し込むキャップ部分をむき出しにせずに収納が可能です。また、キャップは抗菌加工で、取り外して水洗いもでき衛生的です。

 

子どものいる家庭や来客の多い家庭などで重宝しそうなアイテム

本機の発表会で製品に接した当サイトの編集長・山田佑樹に意見を聞いてみると、「子ども向けに良さそう」とのこと。「子どもはそれほど多くの靴を持っていない割に、気にせず遊び回るからクサくなりがち。その意味で、お子さんの入る家庭では重宝するはず。ホームパーティなどで来客が多く『玄関がクサい』という事態を避けたいご家庭にも良さそう」とその用途を語ります。

 

さらに、「スニーカーマニアをはじめ、モノを大切にするコレクターにはマストアイテム。ランニングシューズやサッカーシューズなど、汗でムレやすい靴にも使えるので、持っていれば間違いなく役に立つ」と、本機に対してポジティブなイメージを持った模様。価格は税抜2万円で、もう少し安くなればなぁ……といったところですが、放っておくだけでニオイが取れる手軽さもあって、確実にニーズがあるアイテムといえそうです。

↑本機の発表会では、スニーカーマニアとして知られるお笑い芸人、レイザーラモンRGさんが登場。実際に本機を試して、その効果に驚くとともに、近藤真彦さんの「スニーカーぶる~す」に乗せて、「スニーカーのニオイあるある」を披露しました

 

靴脱臭機 MS-DS100

●サイズ/質量(約):W170×D92×H246 mm/480 g(本体のみ)●消費電力:約2.9 W●ケーブル長:2.5 m●付属品:ACアダプター/専用ケーブル/収納ケース

掃除機のために家まで建てた? パナソニックが考え抜いた“ニッポンの住宅に合う”掃除機

8月末に登場するパナソニックの新作コードレスクリーナー「パワーコードレス MC-SBU820J-W」は、吸引力・スタミナ・使い勝手ともに好バランスのハイエンドモデル。日本の住宅事情を研究し尽くした逸品の魅力をトコトン紹介します。

 

【紹介するのはコチラ!】

パナソニック

コードレススティック掃除機

パワーコードレス MC-SBU820J-W

実売予想価格9万7200円(8月30日発売)

業務用モーターを改良したハイパワーモーターにより、パナソニックのコードレスクリーナー史上、最高の吸引力を実現。運転時間最長約65分の圧倒的スタミナも魅力。軽さやセンサー、ノズル形状のギミックなど、随所に使いやすさへの配慮が光ります。

SPEC●運転時間:最長約65分(ロングモード時)●充電時間:約3時間●集じん方式:サイクロン式(ステンレスガード)●集じん容量:0.2ℓ●サイズ/質量:W240×H1175×D218㎜/2.5㎏

 

クリーナー戦国時代を“ユーザー視点”で一刀両断

本機は、ハイパワーモーターによりキャニスター並みの高い吸引力を実現。また、大容量バッテリーで最長運転時間約65分(※)という馬力に。それでいて、本体質量2.5㎏に収めている。……と、ここまではスペックの話。当然パワーも軽さも魅力的なのですが、実際に試すと“細かな配慮”が満載です。

 

例えば、フローリングやじゅうたん・畳では、硬さもゴミの種類も異なります。本機は、フローリングの“拭き掃除”に適したブラシ(緑)と、じゅうたん・畳の“かき出し掃除”に適したブラシ(白)を合体させており、様々な床のゴミに対応。立ったままノズルを外して隙間を掃除できる機能も秀逸です。

 

数値ではないこうした“利便性”は、ユーザー視点の研究によって生まれました。一般的な日本の住宅を工場敷地内に建て、ユーザーの使用環境を再現。また、ロボットではなく人が、想定される製品寿命ぶんのゴミを地道に掃除しまくり、細かい動作や性能を徹底的に検証しているのです(後述のレポート参照)。

 

掃除機はユーザーが手に持って動かす家電ゆえ、ちょっとしたことが不満につながりやすい。本機は、真摯なモノづくりにより生み出された“業物(わざもの)”。同社がクリーナー戦国時代に投じた大きな一石なのです。

※:ロングモード時

 

ポイントその1.吸引力

↑モーターは、低負荷とパワーを両立する大口径モーターを新開発。最大20,000paの真空度と1.3㎥/分の大風量を実現しました

 

↑大口径モーターを動かすために内部のマグネットの大きさを2倍に。さらにマグネットを3層構造にするなどして、効率よく運転します

 

ポイントその2.バッテリー

↑コードレススティック業界最多の8本のバッテリーセルを直列に配置。電池への負荷を抑えながら最長約65分の長時間運転を可能にしました

 

ポイントその3.軽量性

↑「セルロースファイバー樹脂」などの新素材により、本体質量2.5kgの軽量性を実現。ハニカム構造を採用し、強度も両立しています

 

*ハニカム構造のイメージ

 

ポイントその4.クリーンセンサー

↑パナソニックのゴミ検知用センサーの歴史は30年。最新の「クリーンセンサー」では20μmのゴミを検知して赤く点灯し(上写真)、キレイになると青く点灯(下写真)します

 

ポイントその5.ゴミ捨て

↑ゴミ捨てはダストボックスのボタンを押してワンタッチで行えます。ダストボックスは分解して丸ごと水洗いできます

 

ポイントその6.立てかけ

↑ハンドル底部にはゴムグリップを用意。スタンド式充電台を使わずに、掃除の途中で壁に立てかけることも可能です

 

<いろいろなところで活躍できる!>

【1】フローリングの目地も!!

↑細かいゴミが目立つフローリング用に、床と密着しやすい素材を採用したブラシを搭載。ゆっくり撫でるように動かすだけで目地のゴミも吸い込みます

 

【2】じゅうたんも!!

↑独自技術「V字ブラシ」を採用。吸引力が強いノズルの真ん中あたりにゴミを集め、吸込口で確実にキャッチします。緑と白でブラシの毛質が異なります

 

↑じゅうたんではパワーを上げたくなりますが、そうするとノズルが張りついて掃除しにくくなりがち。本機は硬い素材のブラシで奥にあるゴミをかき出して、自動モードでもキレイに!

 

【3】部屋の隅も!!

↑ノズルの前面が開いてブラシが壁のギリギリまで届く「ガバとりノズル」。ゴミが残りがちな部屋の隅の掃除に頼もしい!!

 

 

↑普段は閉じているノズル前面のカバーが、壁に当たると大きく開きます。壁際のゴミも逃さず捕らえます

 

【4】家具のすき間も!!

↑本機のノズルは「親」と「子」に分離。親ノズル(T字ノズル)では入りきらない家具のすき間は「子ノズル」が活躍します。別のパーツに付け替える手間なく、一気に掃除可能

 

↑「親ノズル」を足で踏み込んでパイプを持ち上げると、「子ノズル」がお目見え。かがみ込んで外す必要もなくラクです

 

 

【REPORT】

本誌生活家電担当、青木宏彰が製造現場に行ってきた!

家電のために家まで建てた? パナソニックの掃除機を製造する八日市工場とは

滋賀県の琵琶湖近くに立地する同社の八日市工場は、40年以上にわたって家庭用の掃除機を生み出してきた工場。開発部と製造部が同じ敷地にあるので、柔軟に連携が取りやすいです。

 

↑ロボットによるゴミ取りテストに加え、人による試験も実施。パーツの着脱のしやすさなど、使い勝手のテストは人の感覚を重視しています

 

↑工場敷地内には2階建ての戸建ても。実際に家具などを配置したリアルな生活環境で、掃除機の性能をテストしています