耳に合わせてやわらかくフィット! 耳掛けタイプのオープン型イヤホン「HUAWEI FreeArc」

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、快適で安定した装着感を実現した耳掛け式のオープン型イヤホン「HUAWEI FreeArc」を、2025年3月25日(火)より一般発売します。カラーバリエーションは、ブラック、グリーン、グレー(ECサイト限定販売)の3色です。実売予想価格は1万8800円(税込)。

「HUAWEI FreeArc」(ブラック)。

 

記事のポイント

本製品は、世界に先駆け日本で初めてお披露目の新製品として、2025年2月7日(金)よりクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて販売を行ったところ、累計1590万円、1110人以上の支援を獲得。その結果を鑑みて、本製品の一般発売が決定されたそう。注目度の高いオープン型イヤホンとなっています。

 

人間工学に基づいたデザインで快適な装着感を実現

「HUAWEI FreeArc」には高性能な形状記憶合金であるニッケルチタン合金を使用したワイヤーを採用し、柔らかい装着感ながら落ちにくい安定感を実現。また、イヤホン表面の約81.5%をカバーする液状シリコーンは、生体適合性が高く、肌に優しいため、医療用カテーテルや乳児のおしゃぶりなどでも使用される素材です。これによりソフトで快適な着け心地を実現しています。

 

「HUAWEI FreeClip」と共通する「C-bridge Design(Cブリッジデザイン)」により、耳に掛ける部分が耳に優しく、最適にフィットします。1万件以上の人間の耳のデータをもとに、人間工学に基づき最適化を行い、様々な耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかり耳にフィットして、激しい運動でも落ちにくくなっています。単体イヤホンの重量はわずか約8.9gのため、 長時間装着しても快適です。

 

そのほかデザイン面で、3つの工夫を取り入れています。まず、装着した際に耳に触れる三点が安定した三角形を描くように、「ゴールデンアングルサポート」という最適な角度設計がなされています。次に、耳の前の部分・C-bridge Design部分・耳の後ろの部分の重量は、考え抜かれた配分となっており、高い安定感と快適性に寄与しています。最後に、耳の後ろの部分は、耳の裏の形状にぴったりフィットするしずく型デザインで、揺れにくく外れにくくなっています。

 

耳を塞がないタイプのイヤホンのため、周囲の声などを聞き取れます。外で使用していても、状況を認識できるため、より安全です。また、カナル型のようにイヤホンで外耳道を塞ぐことがないため、長時間の装着による外耳道への負担を低減します。

 

逆音波システムで音漏れを抑制

「HUAWEI FreeArc」は、17x12mmの高感度ダイナミックドライバーユニットを搭載しています。低音域には柔らかく弾力性のあるPU振動板を採用し、パンチのある低音を実現。高音域ではチタンコーティングPEN振動板により、豊かで解像度の高いディテールを再現します。ドライバーユニットには高性能ネオジム磁石を使用し、高い駆動力により、小型ながらパワフルな音を再生します。

 

また同社ハイエンドイヤホンと同様の、異なる音量でも一貫したリスニング体験を可能にするラウドネス適応機能を搭載。さらに、ユーザーに合わせて複数のサウンド効果を専用アプリ「HUAWEI AI Life」から選択可能。イコライジングにも対応しており、自分好みのサウンドを楽しむことができます。

 

逆音波システムを導入しており、スマートに音量を調整しつつ、音波を巧妙に逆音波で打ち消し、音漏れを抑えています。音が外耳道に向けて的確に伝達されるため、プライベートなリスニング体験が可能になります。

 

2つのマイクを効果的に配置し、独自のDNN(ディープ・ニューラル・ネットワーク)通話ノイズリダクションアルゴリズムにより、学習するAIが高精度にノイズとユーザーの音声を識別することで、騒がしい場所でも相手に自分の声をクリアに届けることができます。また防風設計により、屋外で通話する際も、約4m/s風速レベルの風切り音を低減することができます。

 

IP57レベル防塵防滴性能を有しており、ワークアウト中でも汗などを気にせず音楽を楽しむことができます。

 

1回のフル充電で、最大7時間の連続音楽再生、充電ケース込みで最大28時間の音楽再生が可能です。急速充電にも対応しており、約10分の充電で最大3時間音楽再生できます。一日中のオフィスワークや、長時間の屋外ワークアウトでも安心です。

 

また、スマートフォン、タブレット、PC、スマートウォッチなど最大2つのデバイスに同時接続でき、シームレスに切り替えられる「マルチポイント接続」にも対応しています。

 

いまなら紛失サポートが無料に

発売を記念して、2025年4月30日(水)までに下記取り扱い店から購入した場合、約1680円相当の「イヤホン紛失サポート」を無料付帯するキャンペーンを実施。購入した日から1年間、片方のイヤホンを紛失した場合、3980円で片方のイヤホンを購入できます。(紛失サポート未加入の場合は約7620円かかります。)。なお、公式ホームページよりサポート申し込みする際、製品の入っていた箱に書かれているシリアルナンバー(SN)が必要となります。

※利用回数は保証期間中1回です。

 

『HUAWEI FreeArc』(ブラック・グリーン)取り扱い店

家電量販店(50音順):

■株式会社エディオン(一部店舗のみ)

■株式会社ビックカメラ(一部店舗のみ)

■株式会社ヨドバシカメラ

専門店:

■株式会社タイムマシン(e☆イヤホン)

ECサイト(50音順):

■アマゾンジャパン合同会社(Amazon.co.jp)

■HUAWEI 公式サイト

■HUAWEI 公式Yahoo!店

■HUAWEI 公式楽天市場店

 

『HUAWEI FreeArc』(グレー)取り扱い店

ECサイト(50音順):

■アマゾンジャパン合同会社(Amazon.co.jp)

■HUAWEI 公式サイト

■HUAWEI 公式Yahoo!店

■HUAWEI 公式楽天市場店

 

ファーウェイ・ジャパン
「HUAWEI FreeArc」
2025年3月25日発売
実売価格:1万8800円(税込)

グローバル発売のファーウェイ「三つ折りスマホ」で見せた、ファーウェイの「世界への再挑戦」の決意

2025年2月18日、マレーシア・クアラルンプールで、ファーウェイのグローバル向け発表会「HUAWEI Innovative Product Launch」が開催された。発表会のメインコンテンツは、世界初の三つ折りスマートフォン「Mate XT ULTIMATE DESIGN」(以下、Mate XT)の世界発売だ。

↑Mate XT ULTIMATE DESIGN

 

中国国内で2024年9月に先行発売された本機は、下位モデルが1万9999元(約40万円)、上位モデルなら2万3999元(約48万円)という高値にもかかわらず、予約台数が600万台を超えるなど、一大センセーションを巻き起こした。その機種が、ついに海外市場へ挑戦することとなる。

↑発表会会場には、Mate XTの巨大な看板があった

 

三つ折りなだけじゃない。性能とデザインを極めた究極のスマホ

Mate XTの最大の特徴は、なんといっても「三つ折り」であること。サムスンのGalaxy Z Foldや、GoogleのPixel Foldなど、他社の折りたたみスマホが二つ折りなのに対して、本機は三つ折りの機構を採用している。

↑本機を屏風の形状に折り曲げると、自立する

 

Mate XTは屏風のように折りたためる有機ELディスプレイを搭載し、6.4インチ(アスペクト比約20:9)、7.9インチ(アスペクト比約16:15)、10.2インチ(アスペクト比約16:11)の3つの画面サイズを一台のデバイスで使い分けられる。6.4インチは一般的なスマートフォンと同等のサイズ感だが、10.2インチにもなれば小型のタブレットと変わらない大きさだ。スマホとタブレットを使い分けていたユーザーでも、本機を持てば一台で事足りるようになる。

↑折りたたんだ状態では、一般的なスマホのサイズと変わらない

 

画面の解像度は、6.4インチなら2232×1008、7.9インチなら2232×2048、10.2インチなら2232×3184。本機を完全に開き、10.2インチで使用した場合の画質は、QHDを超えており、4Kにも迫る。

↑画面を一つだけ開いた7.9インチ仕様。従来の二つ折りの折りたたみスマホはこのサイズが限界だったが、縦横比が中途半端で活用の幅が狭まっていた。読書などには向いているが、動画視聴ではムダが多くなってしまう

 

↑Mate XTを完全に開き、iPhone 16 Pro(右、画面サイズ6.3インチ)と並べたところ。大きさの差は歴然だ

 

そして特筆すべきはその薄さ。画面をすべて開いたときの厚みは、最薄部で3.6mm。折りたたんで一般的なスマホ形状にしたときの厚みは単純計算で10.8mmである。筆者が所持しているiPhone 16 Proの8.25mmと比べれば流石に分厚いのだが、並べて見てみるとそこまで変わらないようにも感じる。実際に本機を持ってみても、「厚すぎる」というほどの感覚はなかった。ただし重量は298gで、ずっしり感はある。↑開いた状態のMate XTの下辺。見るからに薄い。また右側にはスピーカーが見える。発表会では「史上最も薄く、大きい折りたたみスマホ」だと説明された

 

↑折りたたんだMate XT(右)とiPhone 16 Pro。前者の方がさすがに厚いものの、三つ折りであることを考えれば薄いといえるだろう

 

画面の薄さを支えているのが、安定性の高いヒンジだ。折りたたむ際には適度な抵抗感があり、グラつきは全くない。3つの画面の内部には、バッテリーが分散して内蔵されており、容量は5600mAh。有線で66W、非接触で50Wの急速充電に対応する。

↑ヒンジ部を構成する数多の部品。非常に細かく、複雑な構造であることがわかる

 

↑画面の内部。3つに分かれたバッテリーが内蔵されている。背面ボードの素材には極薄のカーボンを使用

 

背面のカメラは、F1.4〜F4.0の可変絞りに対応した広角(5000万画素)に加え、超広角(1200万画素)、5.5倍望遠(1200万画素)の3基。加えて800万画素のフロントカメラも装備している。背面カメラ周辺の構造にはかなりのこだわりがあるそうで、カメラ周囲のリングを作るだけでも78の工程を経る必要があり、完成までに22日間を要するという。

↑背面のカメラ。左下が可変絞りの広角カメラ

 

↑本機の画面を一つ折りたたんで自立させ、カメラを起動。三脚がなくとも自立するのは大きな強みだ

 

表面の素材には極薄レザーが採用されている。Mate XTの外観には、既存のスマホにはないような高級感がある。

↑背面にレザー素材を採用しているスマホは珍しい。Mate XTは、三つ折りだけにとどまらない新しさを感じさせる

 

グローバル向けMate XTは、メモリ16GB・ストレージ1TBの最上位モデルのみで、価格は3499ユーロ。日本円に換算すると約55万円だ。中国では50万円弱で売られていルモデルなので、やや高い値付けとなっている。ファーウェイのスタッフによると、中国国外で発売される同社のデバイスは、中国国内向けのものと比べてやや高い値付けになる傾向があり、本機もその例だという。

 

↑発表会で価格が画面に映し出されると、大きな歓声が起こった。カラーは、レッドとブラックの2色展開

 

本機は世界初の三つ折りスマホというだけでなく、単純なスマホとして見ても最上級のスペックを誇っている。価格が高くなってしまうのは承知のうえで、三つ折りの市場を開拓すると同時に確固たるリードを築こうというファーウェイの意図が垣間見える。グローバル向けの発売機種を最上位のみに限定した背景にも、“究極”にこだわる同社の考え方があるのだろう。

 

ファーウェイのスマホが世界へ再挑戦する試金石に

冒頭に書いた通り、今回の発表会はマレーシアで行われた。その理由は、ファーウェイのアジア方面を統括する本部が同国にあることが大きい。

↑HUAWEI Inovative Product Launch会場のロビー看板

 

だがMate XTの価格発表では、マレーシアの通貨であるリンギット建ての表記はなく、ユーロ建てのもののみが示された。また発表会には日本を含む各国のメディアが招待されていたが、欧州のメディアそのなかに含まれていた。これが意味するところは、本機を欧州向けに展開したいというファーウェイの狙いだ。現時点でMate XTの発売が決まっている国は、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアなどの東南アジア諸国に限られている。だが今回の発表会の内容は、その先を明らかに見据えたものであった。

↑発表会開始前の様子。会が始まる頃には用意されていた多数の座席が全て埋まっていた

 

ファーウェイは米国の制裁によってGMS(GooglePlayストアを含むGoogle系のアプリを、スマホやタブレットにプリインストールしておけるサービス)が利用できなくなり、世界のスマホ市場におけるシェアを大きく低下させた。だが今回の発表会からは、端末の革新性を武器に、グローバル市場へ再挑戦しようという同社の本気がはっきりと見える。

↑ファーウェイでHead of Productを務めるAndreas Zimmer氏は、「Inovation」という言葉を何度も繰り返し、Mate XTの革新性を強調した

 

発表会では、プレゼンターが新たな話題を提供するたびに歓声が起き、興奮が渦巻いていた。Mate XTはその価格の高さゆえ、大きなシェアを獲得する機種になるとは考えにくい。だが、コアなユーザーに絶大な興奮をもたらす製品であろうことは、発表会の様子からも明らかであった。あとはそれが世界に広がるかどうか。Mate XTは、ファーウェイのスマホが再度世界に受け入れられるかを占う試金石になるだろう。

↑発表会にあわせ、クアラルンプールの街にはMate XTの広告が多数掲出された。高級ショッピングモール・PAVILION入口にある大型ビジョンにも、その3D映像が映し出された

 

↑PAVILIONのホールには、Mate XTの革新性をアピールする特設の展示ブースが設けられた(写真奥)。手前の両サイドに並んでいるフォトパネルは、Mate XTのカメラで撮影されたものだ

実売5000円台でも超ロングスタミナ! 完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」は”音楽のある生活”にマッチする

今や、イヤホン市場のメインストリームとなった完全ワイヤレスイヤホン。メーカー各社から新製品が次々と発売され、市場は群雄割拠の様相を呈しています。

 

そんな市場にファーウェイが投入したのは、実勢価格5000円台という手に取りやすい価格ながら、充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能なロングスタミナを実現した「HUAWEI FreeBuds SE 3」。本機がどんなライフスタイルにマッチするのか、実際に使って確かめてみました。

 

「常に音楽を聴いていたい」を叶えてくれる、最長42時間のロングバッテリー

イヤホン市場において今もっともホットな製品と言えるのが、左右の筐体をつなぐケーブルを排した完全ワイヤレスイヤホンです。数千円から数万円、さらにはそれ以上の価格のものまで、幅広い価格帯の製品が販売されています。世界的なスマートデバイスメーカー、ファーウェイが手がける「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、実勢価格5000円台のエントリーモデル。初めての完全ワイヤレスイヤホンとしてはもちろん、日常使いするサブ機としても手に取りやすい1台です。

 

最大の特徴はズバリ、抜群のスタミナ。イヤホン単体で約3.8gの軽量ボディながら、充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体でも約9時間の音楽再生が可能です。1日8時間使用したとしても、約4~5日間充電なしで音楽リスニングを楽しめます。急速充電にも対応し、約10分間の充電で約3時間の音楽再生が可能なので、うっかりケースに入れ忘れても安心です。

↑「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、「FreeBuds」シリーズのなかでも手に取りやすい価格帯に投入されたエントリーモデル。ファーウェイ史上最長のバッテリー駆動時間が最大の特徴

 

↑重量はイヤホン単体が約3.8g、充電ケースのみが約33g。軽やかな装着感が得られる軽量ボディながら、充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能なロングバッテリーを実現する

 

↑充電ケースも軽量かつコンパクト。メタルとレザー調素材を組み合わせた高級感のあるデザインで、スタイリッシュに携帯できる。カラーバリエーションはブラック、ベージュの2色展開

 

↑本体をうっかりケースに入れ忘れ、「しまった!」。そんな時も心配無用。急速充電に対応しており、約10分間の充電で約3時間の音楽再生が可能なので、身支度している間に十分に充電できる。なお、フル充電時間はケース+本体同時で110分、イヤホンのみなら約60分

 

ファーウェイ史上最長のロングライフバッテリーは、筆者の音楽ライフにピタリとマッチしてくれました。というのも、筆者の場合、「集中してじっくり音楽を聴く」というよりは、「常に音楽を聴いていたい」というスタイルなので、バッテリーが切れない安心感はそれだけで好印象。通勤時、カフェでのリモートワーク中、休日のお出かけ中など、いつでも音楽を聴いていたい筆者にとって、バッテリー持ちは製品選びの一丁目一番地なのです。数万円するハイエンドモデルならまだしも、5000円台で手に入るエントリークラスのモデルで、最長約42時間のスタミナを備えているのは瞠目に値します。

 

耳に心地よいバランスの取れたサウンド

↑エントリーモデルということもあり、最近のトレンドであるANC(アクティブノイズキャンセリング)機能は非搭載。ある程度は外音が聞こえるので、移動中などは安全に利用しやすい

 

↑実際に約2週間使用してみたところ、ケースを併用すると約4日間、充電なしで音楽リスニングを楽しめた。こまめに充電しなくていいのは想像以上にラク

 

気になる音質はどうでしょうか? 幅広いジャンルをそつなく聴かせてくれる万能なサウンドを予想していましたが、実際に視聴してみると意外や意外、パンチがあり、なかなかにエネルギッシュなサウンドです。本製品は口径約10mmのダイナミック型ドライバーを搭載しており、クリアなボーカルと、高音・中音・低音のバランスのよさが特徴。スケール感が少し物足りないので室内楽などには向かないように感じましたが、音の立ち上がりが速く、筆者がよく聴くポップスジャンルとの相性は申し分ありません。チルアウト系のハウス、EDM、ゲーム音響などもバランスよくきれいに聴こえました。

↑ポップスと相性がよい、元気でエネルギッシュなサウンドが印象的。スピード感も申し分なく、ツヤのあるボーカルがしっかり前に出てくる。なお、サポートするBluetoothコーデックはSBCとAACの2種類

 

↑音質は「デフォルト」「低音強調」「高音強調」「音声」という4つのプリセットモードで調整可能。ロックやヘビーメタル、ヒップホップを楽しむ際には、「低音強調」をチョイスするのがよさそう。安定した通信でラグが少ないBluetooth 5.4に対応しているので、動画視聴やゲームなどのエンターテインメントも快適に楽しめる

 

1日中着けていられる、疲れ知らずのインナーイヤー型

「常に音楽を流している」筆者にとって、装着感も重要なチェックポイント。「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、先代の「HUAWEI FreeBuds SE 2」と同様にインナーイヤー型を採用していて、人間工学に基づいた耳道特徴分析により高いフィット感を実現しています。

 

イヤーピースを耳栓のように耳穴に入れて装着するカナル型は、密閉性が高い反面、長時間の使用では圧迫感によって疲れやすかったり、耳穴が痛くなったりすることがあります。耳穴の入り口に引っかけるようにして装着するインナーイヤー型なら、長時間装着していても疲労感はほとんどありません。実際、休日にほぼ丸一日装着していても、疲労感を覚えることはありませんでした。「ファーウェイ史上最長のバッテリー持ち」という、本機のストロングポイントを最大限に引き出す、理にかなった設計と言えるでしょう。

↑密閉性はそこまで高くないものの、そのぶん外音が聞き取りやすく、疲れにくい

 

↑イヤホンにタッチセンサーを内蔵しており、直感的なタッチ操作が可能。音楽の再生/一時停止や通話の応答/終了などを簡単に操作できる。専用アプリ「HUAWEI AI Life」を使えば、好みに合わせてタッチコントロール操作の割り当てカスタマイズも可能

 

↑趣味のランニング中も音楽を聴いている筆者。IP54の防塵・防滴性能を備えているので、汗や水滴を気にする必要はなし

 

「いつでも音楽を聴いていたい」。「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、筆者のようなニーズを持つ人にとって、まさに“渡りに船”と言える1台ではないでしょうか。超軽量ボディながら、ファーウェイ史上最長のバッテリー持ちを実現し、インナーイヤー型で疲れにくく、そのうえバランスの取れた心地よいサウンドを聴かせてくれるので、1日中装着していてもストレスはまったくなし。かしこまって音楽を聴くのもよいですが、もう少しカジュアルに「音楽のある生活」を楽しめる、そんなイヤホンと言えるでしょう。

 

「これは欲しい」、素直にそう思える「HUAWEI FreeBuds SE 3」を携え、いつもそこに音楽がある、より軽やかなライフスタイルを手に入れてみてはいかがでしょうか?

自動で血圧モニタリング! 離れて暮らす家族の見守りにも便利なスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」

ファーウェイ・ジャパンは、自動血圧モニタリング機能を搭載したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」を、2月13日に一般発売します。

 

記事のポイント

24年12月6日から「GREEN FUNDING」で支援受付を開始し、約1か月後には1億円超の累計支援額を集めたという前段があります(25年1月30日時点での支援総額1億6000万円)。その結果を受け、一般発売に踏み切ったそう。血圧測定だけでなく、さまざまなヘルスケアデータを可視化できるので、自身の健康管理に役立つのはもちろん、離れて暮らす家族の健康を定期的に知りたい人にとってもおすすめです。

 

同製品は、日本の管理医療機器認証(※1)を取得した血圧計を内蔵するスマートウォッチ。装着した腕をテーブル、または膝の上に平らに置き、反対の手の指でウォッチの右側面下側にあるボタンに約30秒間触れることで、ボタンに内蔵された電極と心電図アプリケーションが連携し、電気信号を読み取ります。このHUAWEIの心電図アプリケーションは、日本のプログラム医療機器の認証(※2)を取得しています。

 

スマートフォンの「HUAWEI Health」アプリからデータをダウンロードし、PDF形式で出力することも可能。測定結果は「洞調律」「心房細動」「心拍数が110より上」「心拍数が50より下」「判定不能」のいずれかが表示されるといいます。

 

内部にはマイクロポンプを搭載しており、「ベルトと一体化されたカフにしっかりと空気を送り込む」とのこと。前モデル「HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計」と比べ、血圧測定時のカフの圧迫も、夜間の測定(※3)でも気にならないよう、より静かに、かつ効果的に行えるように進化しているそう。

 

高精度圧力センサーも搭載しているほか、24年よりファーウェイウェアラブル製品に新導入された「HUAWEI TruSense」生体センシングシステムにより、前モデルよりも血圧測定結果の精度が10%(※4)向上していると説明しています。

 

いつでも好きなタイミングで血圧測定できる、通常の「血圧測定機能」に加え、「自動血圧モニタリング機能(※3)」を新たに追加。開始時に日中と夜間(※3)それぞれの測定間隔など、モニタリングプランを設定すると、日中はリマインドののち定期的に測定し、夜間は就寝中に自動でモニタリングする仕組みです。

 

測定結果はそのままスマートフォンアプリ「HUAWEI Health」に連携され、蓄積されていきます。

 

より大画面になった点もポイントです。ディスプレイは前モデル比で、約1.82インチ大きくなりながらも、ウォッチ自体はよりコンパクトになっています。ベルトを含む重さが前モデルより約10%軽くなり、カフの役割も果たすベルトの幅は約12%スリムに(※4)。

 

前モデルではカフ部品に布製カバーをかけていましたが、『HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計』では、TPU樹脂を採用。肌にやさしく滑らかな質感なので、長時間でもより快適に装着できるといいます。カラーは汗に強いフルオロエラストマー素材の「ブラック」と、ホワイトレザーを採用しフォーマルな場にもなじむ「ゴールド」の2色展開です。

 

血圧測定のほかにも睡眠モニタリング、心拍数、血中酸素レベル、皮膚温、ストレスレベルなどの健康管理機能(※5)などを搭載しているうえ、ワンタップで総合的なヘルスケアチェックができる健康管理機能「Health Glance」も新たに追加。約90秒で現在の心拍数、血圧、血中酸素レベル、ストレスレベル、皮膚温をまとめて知ることができます。

 

 

「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」をはじめ、ファーウェイのウェアラブルデバイスを通じて取得したヘルスケアデータは、家族などに自動で共有できます。スマートフォンの「HUAWEI Health」アプリの「ヘルスケア共有」機能を使えばOK。共有するヘルスケアデータはアプリから選択できるほか、心拍数や血圧測定結果などが予め設定した値を超えた場合に、インスタントアラートメッセージを送信することもでき、離れて暮らす家族の見守りにも便利です(※6)。

 

ワイヤレス充電にも対応。フル充電の状態から、1日6回血圧測定をして約6日間使用可能です(※7)。

ファーウェイ・ジャパン
HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計
市場想定価格:6万280円(税込)

 

※1:自動電子血圧計の医療機器認証番号:306AGBZI00008000
※2:心電図(ECG)はHUAWEIの心電図アプリケーションを指します。プログラム医療機器の承認番号:30600BZI00035000。この機能は、心房細動の兆候の検出を補助的に行うものであり、従来の医師による診断に替わるものではありません。結果はあくまで参考です。また、この機能は18歳以上の成人の使用を意図しています。
※3:夜間の自動血圧モニタリング結果は、管理医療機器認証外のため、医療目的で使用できません。
※4:データはファーウェイ・ラボにて前モデル『HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計』と比較した結果です。
※5:血圧計、心電図以外の健康管理機能は医療目的では使用できません。
※6:本機能を有効化するにはユーザーの承認が必要です。承認を拒否した場合には利用できません。 ※7:バッテリーもち約6日間は、以下の使用条件でテストされています:1日に6回の血圧測定。健康管理機能(心拍数測定、睡眠測定、血中酸素レベル、ストレスレベル)の有効化。毎週90分のワークアウト、毎週30分の音楽再生、毎週30分のBluetooth通話、メッセージ通知の有効化(1日平均メッセージ50件、通話6件、アラーム3回)、1 日に合計30分間デバイス画面を点灯。データはファーウェイ・ラボによるものです。実際の数値は製品や使用方法及び環境要因によって異なる場合があります。

5000円台なのに高スペックな完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds SE 3」

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、エントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」を2025年1月16日に発売しました。カラーはベージュとブラックの2色。実売価格は5980円(税込)。

「HUAWEI FreeBuds SE 3」

 

記事のポイント

5000円台というお手頃価格ながら高級感のあるレザー調の充電ケースを採用するなど、エントリークラスを超えた仕様が魅力。耳を塞がないインナーイヤー型なので、カナル式が苦手な人にもオススメ!

 

「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、「FreeBuds」シリーズのなかでも気軽に手に取りやすい価格帯で投入されるエントリーモデル。最大の特徴は、ファーウェイ史上最長のバッテリー持ちです。充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能。また急速充電にも対応し、10分間の充電で約3時間の音楽再生ができます。

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前モデル「HUAWEI FreeBuds SE 2」に引き続いてインナーイヤー型デザインを採用し、人間工学に基づいた耳道特徴分析を行い、高いフィット感を実現しています。口径約10mmのダイナミック型ドライバーを搭載し、クリアなボーカルと高音、中音、低音のバランスに優れた音が楽しめます。新たにBluetooth 5.4に対応し、安定した通信によりラグが少なくなり、動画視聴やゲームといったエンターテインメントにさらに没入できます。IP54の防塵防滴性能により、汗や水滴を気にせずに音楽を楽しめます。

 

イヤホンにタッチセンサーを内蔵しており、直感的なタッチ操作が可能です。音楽の再生/一時停止や通話の応答/終了などを、簡単な操作で行えます。またAndroidでもiOSでもダウンロード可能な「HUAWEI AI Life」アプリを使って、好みに合わせてタッチコントロール操作の割り当てをカスタマイズしたりEQ調整を行ったりすることができます。

 

充電ケースには高級感のあるレザーテイストの素材を採用。充電ケースにペアリング用の物理ボタンが追加され、ケースの蓋を開けてイヤホンをケースに入れたまま、ケース底面にあるボタンを2秒以上押し続けることでペアリングモードになります。

 

 

サポートするBluetoothコーデックはSBCとAAC。充電ケースの充電端子はUSB Type-Cでワイヤレス充電には非対応。

 

ファーウェイ
完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」
2025年1月16日発売
実売価格:5980円(税込)

40代のうち3人に1人が”高血圧リスク”。 医師に聞く「ウェアラブル血圧計」から始める最新健康管理

Sponsored by ファーウェイ・ジャパン株式会社

 

日本人のおよそ3人に1人が「高血圧症」と推定されている現代。とくに男性は40代から、女性でも50代から高血圧症患者は増える傾向で、それまで健康だった人でも注意が必要となってきます。

 

一方で、自分が高血圧であるという自覚がない人も多くいます。純粋に気づいていないこともあると思いますが、健康診断で血圧が高いとわかっても、「たまたま今回だけ」「緊張したから数値が高く出た」「健康被害がないので気にしていない」と、目を背けてしまう人も少なくありません。本当にたまたまであればいいのですが、常に血圧が高い状態では、脳梗塞や心筋梗塞、腎臓障害、動脈硬化などのリスクが高まります。こういったリスクをなんとなく知ってはいても、高血圧にしっかり向き合えている人は多くないのではないでしょうか。

↑自動血圧モニタリングに対応する「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」

 

近年、血圧測定技術は大きく進歩しており、「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」のように、小型の腕時計型デジタルガジェットで管理医療機器として認証を受けたものが登場しています。安静かつ測定姿勢を取った状態で日中の血圧を測定する「自動血圧モニタリング」により、別途専門的な計測器具を準備しなくとも、普段の生活の中で無理なく血圧を測る機会を作り出すことができるのは大きなメリットです。加えて、その他の健康管理用の機能(夜間の血圧測定・血圧以外の健康管理機能など)を多数搭載し、使い勝手のいい総合健康管理デバイスになっています。

 

では、高血圧と向き合うのになぜ血圧のモニタリングが重要なのか、日常的な血圧計測によって健康管理がどう変わるのかを、高血圧の専門家である医師・執行 秀彌(しぎょう ひでや)先生にうかがいました。

 

 

スマートな血圧測定を可能にする「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」

血圧と健康管理の関係についてうかがう前に、「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」について簡単に紹介しておきましょう。

↑一般的なスマートウォッチらしい機能に加え、心拍数や血中酸素レベル、睡眠トラッカー、アクティビティトラッカー、HUAWEI Healthアプリによるヘルスケアチェックといった豊富な健康管理機能も利用可能

 

軽くてコンパクトなスリムデザインとなっているため、一見するとよくある普通のスマートウォッチにしか見えません。しかし、マイクロポンプを内蔵し、バンド(カフ)部分で加圧することにより、一般的な手首式血圧計と同様の血圧測定が可能となっています。測るのも簡単で、装着した腕を胸に当てるよう斜めに持ち上げ、測定ボタンをタッチするだけです。

 

自動血圧モニタリング機能により、1日の血圧変動を手軽に測定可能なのが最大の特徴。その他の健康管理機能として、心拍数や血中酸素レベル、睡眠トラッカー、アクティビティトラッカー、HUAWEI Healthアプリによるヘルスケアチェック、食事管理などの機能も搭載しており、高機能な活動量計としても魅力的な製品となっています。このほか、スマートウォッチとしての機能が搭載されており、スマホの通知確認、Bluetooth接続による通話、音楽再生の操作といったことも可能です。

 

以前から比較的手軽に測れる手首式の血圧計はありますが、サイズが大きく、常時装着しておくものではありません。あくまで測りたいときに装着して使うものです。これに対し、HUAWEI WATCH D2は普段から使えるスマートウォッチとなっているため、常時装着していても違和感がありません。日常生活で気になったときにすぐ測れるため、血圧の日常的な管理に便利です。

 

わざわざ持ち歩かなくていいうえ、装着する手間もなく手軽に測れるというのは、一般的な血圧計にはないメリットといえるでしょう。

 

なぜ、日常における血圧測定が重要なのか

漠然と「高血圧=いけないもの」という認識はあるものの、なぜ血圧が高くなるのか、なぜ高血圧が続いてしまうのが問題なのかは、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。

 

まずはこの点について、執行先生がわかりやすく説明してくれました。

↑執行 秀彌(しぎょう ひでや)先生。兵庫県「しぎょう循環器内科・内科・皮膚科・アレルギー科」院長を務める高血圧の専門家

 

「歴史を紐解いてみると、人類は敵と戦う、もしくは逃げるといった行動をするときに、血圧をバッと上げて瞬時に判断・行動できる人が生き残ってきました。そのため、基本的に我々は血圧を上げる能力が高いのです。しかし今の時代、争いが減ったり医療が進歩したりといったこともあって、多くの人が長生きできるようになってきています。その結果何が起きたかというと、本来生き残るのに必要だった血圧の上昇で心臓や血管を痛めてしまい、その結果命を落としてしまうというパラドックスに陥ってしまっているんです」(執行)

 

血圧を高くできるというのは、生きるうえで必要な能力ではあるものの、心臓や血管などを痛めてしまうリスクもある、という点が問題になるとのこと。

 

では、どういった人が高血圧になりやすいのでしょうか。

 

「人間の体を単純に考えると、中心に血管があり、周囲に肉があるという「ちくわ」みたいなものです。肉が薄ければ、圧力が低くてもジワッと血液が染みて全身に届くのですが、肉が厚いと、より高い圧力をかけなければ、肉の端まで血液が届きません。これと同じで、やせている人よりも、太っている人の方が高血圧になりやすい」(執行)

 

体形以外の要素としては、やはり食事の影響が大きいとのこと。

 

「食事、とくに塩分量の影響が大きいです。たとえば以前勤めていた病院の患者さんで、ラーメンの記事を書いているライターさんがいたのですが、この方は痩せててスタイリッシュな体形にもかかわらず高血圧だったんですね。仕事柄、年中ずっとラーメンを食べるわけです。そうすると、どうしても塩分摂取量が増えてしまい、血圧が上がりやすくなってしまう」(執行)

 

なお、塩分ほどではないものの、運動や睡眠などの影響もあるそうです。睡眠時間が長すぎてもよくないというデータはあるものの、一般的には8時間前後しっかり眠れているのが理想。ただし、いくら睡眠時間が十分でも、睡眠時無呼吸症候群の方だと、血圧が上がりやすい傾向があるとのことでした。

 

塩分を控えた食事と、適度な運動、質のいい睡眠が、高血圧予防に重要なポイントといえそうです。

↑自身も血圧測定を習慣にしているという執行先生。「加齢により血圧が上がっていくのは仕方ないことだが、しっかり状態を把握しておくのが大事」とのこと

 

高血圧のリスクや原因、予防のポイントが分かっていても、「具体的な影響が漠然としすぎていて、いまいち何を怖がっているのかわかりにくい」という人もいるのではないでしょうか。とくに中高年のビジネスパーソンにとって、実際にどういった問題が起こりやすいのかをうかがいました。

 

「実は、血圧が高くなると元気が出て、仕事もバリバリできたりします。その瞬間だけならいい影響もありますが、高血圧が続くと少しずつ動脈硬化が進行していき、ある日、突然血管が詰まったりする。その結果、脳梗塞や心筋梗塞などが起こってしまうわけです。男性だと50代前半から、女性だと50代後半から増えていくことが多いです。

 

高血圧が続くと血管が痛み、動脈硬化が進行。血管が硬くなると、圧をかけないと血液が廻らなくなるため、血圧が上昇。血圧が上がると血管が痛んで動脈硬化がさらに進行する……という悪循環に陥ってしまいます」(執行)

 

一般的な社会人が50代になると、重要なポストを任されている場合もしばしばあるため、周囲への影響も小さくありません。仕事であればプロジェクトが止まってしまいますし、家庭であれば収入減、治療費や看護などの負担が増えるといった影響があるでしょう。

 

こういった問題を避けるには、普段から高血圧予防を心掛け、そもそも高血圧になりにくい生活をするというのが大切です。しかし、いくら頑張ったところで、加齢による影響は避けられません。ではどうすればいいのでしょうか。ここで重要となるのが、日常的に血圧を測っておくことだと、執行先生は言います。

 

「加齢で血圧が上がっていくのは仕方がないことです。しかし、日常的に血圧を測っていれば、危険水準に近づいていることにいち早く気づけます。このとき、じゃあ体重を絞ろうとか、塩分をもっと控えようとか、自分でコントロールしやすくなるわけですね。また、早めに病院で受診できれば、血管がまだ痛みきっていない状態で治療を開始できます。予防や治療の観点からも、まずは血圧を把握しておくというのが大切です」(執行)

 

 

これまでの血圧計とウェアラブル血圧計はどう違う?

↑「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」では、一日に複数回の血圧測定を行いつつ、その履歴を簡単に確認可能

 

血圧を測るだけが目的であれば、一般的な上腕式や手首式の血圧計が利用できます。では、常に身に着けていられるウェアラブル血圧計だからこそのメリットはどこにあるのでしょうか。

 

これを知るため、まずは、普段患者さんに勧めている血圧の測定方法がどういったものか、どんな問題があるのかをうかがいました。

 

「血圧は日々の変動を把握することが大切なので、朝の食事前と寝る直前の1日2回、それぞれ2回測定した平均を記録してもらうのが基本です。でも、当然皆さん忙しいですし、測るのを忘れてしまいがち。しかも完璧を求めると、完璧にできないとわかった瞬間、やらなくなってしまう可能性が高くなります。つまり、1回でも測り忘れたら、それ以降まったく測らなくなってしまうという問題があるんです。ですので、ふだんは『朝だけでもいいよ』『2回平均ではなく1回だけでもいいよ』などと患者さんに伝えて、可能な限り毎日データが残るようお願いしています」(執行)

 

「また、血圧の測り方でよく聞かれるのが、『連続して2回、3回と測っても、測るごとにまったく違う数値が出る。どれが正しいのかわからない』ということ。血圧計で測れるのは、あくまでその瞬間だけ。そのため、3回測って3回とも違った数値になっても、どれが間違いといったことはないんです。血圧で大切なのは毎回の変動ではなく、長期間での変化を把握することですから、記録を残していくことが大切なんですね」(執行)

 

血圧計の使い方は、腕や手首に装着して、測定ボタンを押すだけと簡単です。しかし、血圧計が置いてある場所まで移動して装着し、リラックスしてから測定して数値をノートなどに記録する……という作業は、とくに朝の忙しい時間だと難しいという人も多いと思います。

↑実際に血圧を計測する執行先生。「計測のための姿勢を取る必要はあるものの、手間はそれぐらいなので非常に使いやすい」とのこと

 

ウェアラブル血圧計なら、最初から腕に装着されているため、わざわざ機器を取りに行き、装着する手間がありません。また、血圧のデータも自動で記録されますから、やることといえば測定ボタンを押すだけ。このハードルの低さに加え、「1日の異なる時間帯に何度も測れる」といった点もウェアラブル血圧計のいいところだと執行先生は指摘します。

 

「朝晩2回の測定だけだと、その間の血圧変動は問診などから予想するしかありません。これに対し1日の変動がわかると、血圧を下げる薬を飲んでもうまく効いてない時間帯、下がり過ぎている時間帯などを確認できるようになります。これが把握できれば、薬の種類を変えたり、飲む時間や量を患者さんごとに合わせられるので、大きな血圧変動の波を抑えられます。つまり、血管へのダメージが抑えられるわけです」(執行)

 

すでに、1日の血圧を15~30分ごとに自動で測る検査として、「24時間自由行動下血圧測定(ABPM)」というものがあります。一方でこの検査では、上腕にカフ、腰にデータを記録する測定器の装着が必要となるのがネック。身に着ける機器として大きいですし、活動のジャマになってしまいがち。お風呂に入るのも難しいですし、着脱も一人では苦労します。

 

医療機器とまったく同じ機能とは言えませんが、HUAWEI WATCH D2は「自動血圧モニタリング機能」を搭載。定期的に血圧を自動測定し、1日の血圧変動をチェックできる上、装着する機器はHUAWEI WATCH D2だけです。

 

「患者さん自身が血圧の変動を把握できていれば、この時間帯で血圧が高くなる、といった相談を医者にできるようになります。そうなれば、予想ではなく、より確実なデータに基づいた1つ上のレベルの治療ができるようになるでしょう」(執行)

 

医師の目から見て、ウェアラブル血圧計はどれほど効果的なのか

↑「上腕式の血圧計と比べても、精度はそこまで大きく変わらないと感じた」という執行先生

 

「普段使っている上腕式の血圧計と同時に測る、というのを1週間くらい続けてみたのですが、大きく差が開いても10mmHgくらいで、ほとんどの場合一桁くらいしか変わりませんでした。手首式ということもあって、もっとずれが大きくバラツキがあるものだと思っていたのですが、この結果には驚きました」(執行)

 

HUAWEI WATCH D2には血圧測定だけでなく、心拍数計測機能も搭載されています(編注:あくまで健康管理機能であり、医療目的では使用できません)。心拍数は運動強度の目安になったりもしますが、健康管理上でも役立つことはあるのでしょうか。この点をうかがうと、不整脈の早期発見に役立つことがあるとのことでした。

 

「普段なら70くらいの心拍数の人が、急に120以上に上がると、不整脈が起こった可能性が高くなります。運動や緊張でも心拍数は上がりますが、この場合は徐々に心拍数が上がっていきます。これに対し不整脈は、いきなり急激に心拍数が上がるという特徴があるからです」(執行)

 

最後に、執行先生にどんな人に「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」を使ってほしいかと尋ねたところ、「血圧検査で引っかかった人にはぜひ使って欲しい」という答えが返ってきました。

 

「すでに血圧計を買って測っているという人は、高血圧だという現実を受け入れ、これから医者と一緒に治療していくんだと覚悟を決めた人なんですね。その手前、検診で血圧が高めだから気を付けましょうと言われたくらいの人は、ほとんどが血圧計を買って測ったりしませんし、治療も受けません。翌年の検診まで、とりあえず塩分を控えようとか、軽い運動を続けようという目標を立てるくらいです」(執行)

 

ただし、これだと続いたとしても3か月くらいで、1か月以内にほとんどの人が脱落してしまうとのこと。手元に血圧計がないので効果もわかりませんし、仕方がない部分もあるでしょう。

 

しかし、HUAWEI WATCH D2ならスマートウォッチとして日常で使えるという強みがあります。その中の1つの機能として血圧計があると考えれば、単機能の血圧計を買うよりもハードルが下がるわけです。

 

「繰り返しになりますが、自分のだいたいの血圧を把握しておくのは、特に中高年世代にとっては非常に大事なことです。日頃からしっかり血圧を計測しておけば、早めに動脈硬化進行のサインが発見できますし、その後の治療も早く始められます。多くの人に、日常での血圧計測を習慣づけてみてほしいですね」(執行)

 

健康に不安を覚えはじめる40代から使いたい

 

インタビューを通し、高血圧のリスクと健康への影響を知れば知るほど、運動、睡眠、そして血圧のチェックが重要だということを痛感します。

 

中高齢の健康管理の一助となる「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」ですが、測定したデータはウォッチ上で確認できるほか、スマホアプリの「HUAWEI Health」を使うと、家族や友人などとデータを共有することも可能です。例えば、血圧や心拍数が急激に高くなったときのアラートを家族のスマホに出せるようにしておけば、体調の急激な変化……たとえば、意識を失って倒れたといったようなことをいち早く知ることができます。

 

健康が気になるビジネスパーソンはもちろんですが、高齢の親世代へのプレゼントなど、普段の健康管理や見守り用としても活躍してくれそうです。

 

【HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計 販売情報】

12月6日より、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて先行して予約販売を開始。

早割にて先着にて16%~20%OFFでお得に購入可能です。

実機は下記店舗にて展示しております。ぜひご体験ください。

 

■SHIBUYA TSUTAYA

東京都渋谷区宇田川町21-6 4階 SHARE LOUNGE内

■蔦屋家電+

東京都世田谷区玉川1丁目14番1号 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット

■b8ta Tokyo – Yurakucho

東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル1階

■b8ta Tokyo – Shibuya

東京都渋谷区渋谷1丁目14番11号 小林ビル1階

■b8ta Osaka – Hankyu Umeda

大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 8階

 

▼医師など健康と血圧の専門家の声を集めた特設ページはこちら▼

https://consumer.huawei.com/jp/community/healthforward/cardiovascular/?utm_medium=press_release&utm_source=Getnavi

 

撮影/高原マサキ

 

国内では発売困難なファーウェイの世界初3つ折りスマホ「Mate XT ULTIMATE DESIGN」に触れてきた

華為技術(ファーウェイ)が中国市場向けに発表した最新のフォルダブルスマートフォン「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」を体験する機会を得ました。このデバイスは、世界初の「Z字状」3つ折り構造を採用した商用トリプルフォルダブルスマートフォンとして大きな注目を集めています。

 

内折りと外折りを組み合わせることで独特な形状を実現しており、折りたたんだ状態でも外側の画面が使用可能な一方、完全に開いた状態では大画面タブレットのように使用できます。この独自の構造により、ユーザーは状況に応じて1画面、2画面、3画面の使い分けが可能です。

 

興味深いことに、本製品は中国市場で約40万円という高価格帯で販売されているにもかかわらず、初回販売分は即座に完売しました。中国の消費者の最新技術への高い関心と、ファーウェイブランドの強さがうかがえます。

 

外装にはレザー風の高級感のある素材が使用され、精密に設計された2つのヒンジでスムーズに開閉できるようになっています。単に技術的に目新しいだけでなく、ユーザーの所有欲を満たすような質感も兼ね備えているわけです。

 

【ギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

3段階に”広がる”スマホ

↑閉じた状態では普通のスマホと変わりません

 

閉じた状態での見た目は、一般的なスマホと変わりません。6.4インチの画面は縦長すぎることもなく、普通のスマホと同じ感覚でアプリを操作できます。

↑光学絞り搭載のカメラを装備しています

 

デバイスを一段階開くと、7.9インチの表示領域の2画面モードになります。タブレットとスマートフォンの中間的なサイズとなり、電子書籍の閲覧に最適です。スマホ向けアプリを左右に並べたマルチタスク操作にも便利でしょう。例えば、電車の中でメールを確認しながらウェブブラウジングを行うなど、立ったまま効率的に作業したいときに役立ちそうです。

↑完全に開いた3画面モード

 

↑開ききった裏面はこんな感じ

 

↑外折りと内折りを組み合わせているのが分かります

 

そして、デバイスを完全に開いた3画面モードでは、10.2インチの大画面が広がります。この状態では、裏面にカメラモジュールが配置された3番目の画面も表示領域として活用されます。フルサイズのタブレットに匹敵するこの大画面は、動画視聴やドキュメント編集などの没入型作業に適しているでしょう。紙でたとえるならA5サイズに近いサイズ感で、プレゼンテーション作成や資料確認にも便利そうです。

 

実際に使用してみて、特に印象的だったのは画面切り替えのスムーズさです。開いた画面に応じてホーム画面がきっちりと再構成される様子には感心させられました。ファーウェイ独自のHarmonyOSがよく作りこまれているということでしょう。

↑iPhone 16(画像左)との比較

 

↑画面を開いて縦置きすると、高さはペットボトル1本分くらい

 

↑Galaxy Z Fold6(画像左)との比較

 

Z字型の折りたたみ構造は、内側開きと外開きの組み合わせになっています。具体的には、1番目と2番目の画面の間のヒンジは外開き、2番目と3番目の画面の間のヒンジは内側開きになっています。

 

この設計は、スマホの使い方の幅を広げます。例えば、2画面モードの状態で外側の画面をスタンドのようにして自立させられるのです。キーボードを接続して文章を入力する際に便利そうです。なお、日本語入力については、一般的な日本語入力とは異なる操作感がありました。後述するように、そもそも日本での発売を想定していないモデルのため、しっかりローカライズがなされていないということなのでしょう。

↑2画面モードで、3画面目をスタンド代わりに使い文字入力、なんて使い方も可能

 

高性能なカメラモジュールを3番目の画面の裏側に配置しており、デバイスを閉じた状態でも、完全に開いた状態でも利用できるよう設計されています。通常のスマートフォンのように手軽に撮影できるだけでなく、タブレットのように大画面で構図を確認しながら撮影することも可能です。今回の短時間の試用では十分な検証はできませんでしたが、トリプルカメラで最大50倍のデジタルズームや、F1.4~F4.0相当の光学可変絞りも備えるなど、スマホカメラとしては最高峰のスペックを備えています。

 

重量は、画面保護フィルムを含まない状態で298gです。これは一般的なスマートフォンほぼ2台分に相当します。3つの機能(スマートフォン、小型タブレット、大型タブレット)を1台に統合していることを考えれば、十分以上に健闘していると考えられるでしょう。ポケットに入れて携帯するよりは、鞄に入れて持ち歩くほうがこのスマホにはふさわしそうです。

 

 

日本発売が絶望的なのが残念でならない

↑開ききった状態の画面は10.2インチと、タブレット並みになります

 

↑第4世代iPad Air(10.9インチ)との比較

 

HUAWEI Mate XT | ULTIMATE DESIGNは、フォルダブルスマートフォンの新たな可能性を示す画期的な製品です。タブレットと肩を並べる10.2インチは、折りたたみスマホのイメージを刷新する可能性を秘めています。

 

しかし、ファーウェイは数年前から日本でのスマートフォン投入を控えています。これは米国との対立により、Google Playの搭載が認められなくなったことが大きな要因です。残念ながら、このスマートフォンが日本で投入される可能性は極めて低いと言わざるを得ません。技術の粋を集めた製品でありながら、日本では利用できないのが残念です。

ファーウェイ、世界初の三つ折りスマホ「Mate XT」を発表!

ファーウェイは、世界初の三つ折りスマートフォン「Mate XT」を正式発表しました。中国で発売され、価格は1万9999人民元(約40万円※)~となっています。

※1人民元=約20円で換算(2024年9月12日現在)

↑Mate XT(画像提供/HUAWEI VMALL)

 

Mate XTは従来の折りたたみ式スマホよりもヒンジ(折りたたみ軸)が一つ多く、新機軸を切り拓いています。たたまれた本体を2回開くと、アスペクト比16:11で10.2インチの大型ディスプレイが現れます。

 

また、1回だけ広げると7.9インチとなり、Google Pixel 9 Pro Foldとほぼ同じサイズになるため、従来の折りたたみ機と近い使い方も可能。完全に折りたたんだ状態では6.4インチ画面で、厚さは12.8mmとなり、一般的なスマホとかなり似た形状になります。

↑折りたたんだ状態(画像提供/HUAWEI VMALL)

 

完全に広げた状態では、最も薄い部分の厚みは3.6mmですが、USB-Cポートがある部分は少し分厚くなっています。

 

かなり特殊なフォームファクタですが、一般的なフラッグシップ機に期待される機能は全て詰め込んでいる模様。16GBのRAM容量、最大1TBのストレージ、衛星通信、50MPのメインカメラ、12MPの超広角カメラ、12MPの5.5倍望遠カメラが搭載されています。

 

さらに、5600mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大66Wの急速充電と最大50Wのワイヤレス充電に対応しています。

 

この三つ折りスマホは、実際にファーウェイの幹部が使っている様子が目撃されていました。試作機は約60万円もコストがかかったとの噂もありましたが、コスト削減に成功したのかもしれません。

 

一般的な二つ折りスマホよりもかなり高価ですが、記事執筆時点では530万人以上が予約しています。コンパクトに持ち歩けて大画面が使えるデバイスは、実はニーズが大きかったのかもしれません。

 

Source: HUAWEI VMALL

via: 9to5Google

ファーウェイの三つ折りスマホ、小売価格は約60万円に? コスト削減を急いでいる噂

中国ファーウェイが三つ折りタイプのスマートフォンを開発中との噂が報じられた後、その実物らしきデバイスを使っている場面が目撃されていました

↑気になるお値段は?

 

まもなく本製品が発売される可能性が高まっているものの、小売価格は4000ドル(約60万円)になるかもしれないと伝えられています。

 

リークアカウントの@jasonwill101は、三つ折りのエンジニアリング試作機は3万5000人民元(約70万円)以上の費用がかかっており、ファーウェイがコスト削減を続けていると主張しています。同アカウントは、クアルコムの次期チップ「Snapdragon 8 Gen 4」につき開発状況を報じてきた実績があります。

 

たとえ製品版が4000ドルまで下がったとしても、サムスンの「Galaxy Z Fold6」(1900ドル~)と比べて2倍以上となります。この途方もない高価格は、生産台数が少ないことが原因である可能性もありますが、今回の噂話では言及していません。

 

またファーウェイは台湾TSMCの最新技術によるチップを入手できず、中国内のSMICに頼らざるを得ないため、プロセッサーの性能はGalaxy Z Fold6よりも劣ることになりそうです。

 

それでも、折りたためば通常のスマホと同じサイズとなり、広げれば約10インチとなり、画面のシワも目立たないモバイル機器は非常に魅力的です。サムスンを初めとした競合他社も技術に磨きをかけ、三つ折りスマホが続々と登場することを期待したいところです。

 

Source:@jasonwill101(X)
via:Wccftech

ファーウェイ、世界初の三つ折りスマホをまもなく発売? 実物らしきデバイスが目撃される

ファーウェイは2019年に同社初の折りたたみスマートフォン「Mate X」を発売し、今では世界初の三つ折りスマホを開発中と噂されています。そんななか、同社の幹部がその実物らしきデバイスを飛行機の中で使っている写真がネット上に登場しました。

↑Huawei Mate Xs

 

最近、ファーウェイのコンシューマー部門CEOのリチャード・ユー氏が未発表の三つ折りスマホを持っている写真が中国内のSNSに投稿されました。

Image:Weibo/Gizmochina

 

手元を拡大すると、ディスプレイには2つの折り目があり、三つ折りできることがうかがえます。また、左上には自撮りカメラ用のパンチホールがあるようです。

Image:Weibo/Gizmochina

 

この写真につき、著名リーカーのDigital Chat Station(数码闲聊站)氏は「私が以前見た研究開発プロトタイプと一致している」とコメント。さらに「内側折りたたみ+外側折りたたみ+ダブルヒンジのデザインとなっている」と付け加えています。

 

約1か月前、Digital Chat Station氏は三つ折りプロトタイプの画面サイズが約10インチであり、折りたたみのシワが上手く制御され、競合他社より「はるか先を行く技術」が詰め込まれていると述べていました。まさに、その実物が姿を現したというわけです。

 

今回の投稿では、三つ折りスマホの厚みは全体的に抑えられており、ファーウェイ独自開発チップ「Kirin 9」シリーズが搭載され、次期フラッグシップ機Mate 70よりも早く発売されるとも予想しています。

 

Mate 70シリーズは、2024年第4四半期(10月~12月)の後半に発売されると噂されています。世界初の三つ折りスマホは、10月頃に登場するのかもしれません。

 

Source:Gizmochina

ファーウェイ、世界初「三つ折りスマホ」を発売!? ライバルのはるか先を行く技術とは?

すでに折りたたみスマートフォンとして二つ折りが普及しているなか、中国のファーウェイが世界初の三つ折りデバイスを開発していると著名リーカーらが主張しています。

↑ライバルのはるか先を行く技術を開発中

 

Digital Chat Station氏は中国のSNS・Weiboに「新しい研究開発用の折りたたみ試作機を見た」と投稿。このデバイスは2つのヒンジ(折りたたみ軸)を備えた画期的な「内側折りたたみ+外側折りたたみ」であり、画面サイズは約10インチだと述べています。

 

ちなみに、同氏はiPhone 15標準モデルのメインカメラが48MPになることを的中させていました

 

この投稿では、折りたたみ画面のシワが上手く制御されており、「はるか先をいく技術」が詰め込まれ、しばらく競合他社は追いつけないとも述べています。折りたたみ市場では今のところサムスンが最先端を走っていますが、それをも凌ぐようです。

 

Digital Chat Station氏はどのメーカーか特定していませんが、折りたたみの技術でサムスンに匹敵、あるいは上回る可能性がある企業はファーウェイ以外に考えにくいでしょう。

 

一方、ほぼ時を同じくして、信頼性の高いリーカーIce Universe氏も「ファーウェイは世界初の三つ折りスマホを発売する」とXに投稿しています。

 

同氏は、サムスンが普通の折りたたみ機を薄くする研究に苦戦しており、技術力がファーウェイよりも「はるかに遅れている」と述べています。さらに「三つ折りの前提条件の一つは、ファーウェイの強みである薄さだ。これはサムスンの弱点でもある」と付け加えています。

 

実はファーウェイは数年前から、三つ折りデバイスの研究開発をしています。最初に特許を出願したのが2021年のことで、2022年にも提出。2023年に出願された特許では、二つのヒンジと外側に折りたためるフレキシブル画面を備えた三つ折りスマホが描かれていました。

↑ファーウェイの三つ折りスマホの設計図(画像提供/Gizmochina)

 

もしも約10インチもの折りたたみスマホが登場すれば、まだ7.5インチに留まるGalaxy Z Fold5などサムスン製品を大きく引き離すことになります。十分に安ければ、アップルのiPadにとっても脅威となるかもしれません。

 

Source: Weibo, Ice Universe(X)
via: Gizmochina

2万円台でカロリー管理もできるファーウェイ新スマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT 3」

ファーウェイ・ジャパンは、新型スマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT 3」を5月22日から発売します。本モデルは5種類のカラーバリエーションを展開し、フルオロエラストマーベルトのブラック、ピンク、ホワイトは市場想定価格2万3980円(税込)、ナイロンベルトのグレーとEC限定のレザーベルトのホワイトは2万5080円(税込)で販売します。

 

HUAWEI WATCH FIT 3は、大画面と多機能性を兼ね備えたとうたう最新モデルです。約1.82インチのAMOLEDディスプレイを搭載し、画面占有率が77.4%に向上。最大輝度約1500ニトで、屋外の強い光の下でも視認性が高く、輝度の自動調整機能にも対応しています。大画面化は実現しつつも、本体の薄さは約9.9mm、重さ約26g(ベルト含まず)と薄型軽量で、長時間装着しやすくなっています。

 

本体には新たにクラウンが追加され、物理ボタンが増えたことで操作性が向上しています。

 

健康管理機能では、ファーウェイ独自のボディメイカーアプリを搭載し、カロリー管理がより簡単になったとのこと。摂取カロリーと消費カロリーのバランスを常に確認でき、健康的な体型を目指せるとしています。さらに、睡眠モニタリング機能も強化され、独自アルゴリズム「HUAWEI TruSleep 4.0」により、入眠と覚醒の識別精度が向上したといいます。睡眠時の心拍数、血中酸素レベル、呼吸数などのデータも追加され、詳細な睡眠分析が可能となっています。

 

フィットネスにおいては、約160種類以上のフィットネスプログラムを利用でき、音声付きウォームアップ動画も収録されています。100種類以上のワークアウトモードに対応し、特にランニングでは5つの衛星測位方式に対応する高精度なGPSを搭載。トラックランニングモードも新たに追加され、競技場での精確なペースや距離の測定が可能となりました。

 

バッテリーは通常使用で約10日間持続。加えてBluetooth通話、メッセージ通知、音楽再生コントロール、リモートシャッター機能などのアシスタント機能を備えています。

夏本番!を迎える前に体を絞ろう、まずは「HUAWEI WATCH FIT 3」を着けてから

提供:ファーウェイ・ジャパン株式会社

今年ももうすぐ夏がやってきますね。年々暑さが厳しくなってくる日本の夏ですが、やはり旅行やスポーツなどのアクティビティに行きたくなるのはこの季節から。アウトドアの計画を立てている人もいるのでは?

 

一方で、薄着になることで体のシルエットがあらわになるのを気にしてしまうのも、この季節のあるある。「夏本番が始まる前に体を絞りたい……」と考えている人もいることでしょう。ですが、運動や筋トレはモチベーションが続かないのも事実……。

 

運動はしたい、でもモチベーションややる気が続かない。そんなときこそ便利なガジェットの出番です。なかでもHUAWEI(ファーウェイ)の新しいスマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT 3」は、スタイリッシュな見た目と機能性のおかげで、モチベーションを継続させる仕組みがたっぷり詰まっているんです。

 

 

よりスタイリッシュに進化した最新モデル

↑「HUAWEI WATCH FIT 3」ホワイト(フルオロエラストマーベルト)。市場想定価格 2万3980円(税込)

 

モチベーションが続くかも大事ですが、毎日身に着けるものなので気になるのは見た目。HUAWEI WATCH FIT 3で、まず目を引いたのが赤色のクラウン(リューズ)です。ラインナップにはブラック、ピンク、ホワイト、グレー(ナイロン)、ホワイト(レザー、EC限定)の5カラーが用意されています。カラバリごとにケースとクラウンのカラーリングが調整されており、ムーンホワイトはクラウンが赤色ですが、ブラックはケースもクラウンもブラックで統一されています。アクセントとして魅せたいか、あるいは自然なコーディネートとして魅せたいか、ユーザーのファッションに応じた選び方ができるのは面白い要素ですね。

【カラーラインナップ】

 

↑クラウンの操作性はとっても滑らか。振動フィードバックも心地良く、特に用事もないのについクラウンに触りたくなります

 

画面サイズは1.82インチで、HUAWEI WATCHシリーズでは初となるHybrid OLED(有機EL)ディスプレイを採用。347ppiという非常に高い解像度も相まって、小さな文字もくっきりと読み取れました。最大画面輝度は約1500ニトで、真っ昼間の晴天化でも視認性は充分。

↑画面のベゼルは、前モデルFit 2と比較して画面の上下で約15%、左右で約20%狭くなっています

 

ケースの厚みは約9.9mm。腕時計の厚みは10mmを下回ると薄型と呼ばれる部類に入りますが、スマートウォッチはおおむね10mm台が一般的です。そのなかでギリギリ10mmを下回っているのはかなり薄型と呼べる部類でしょう。

↑薄型だと服の袖にも引っかかりにくいし、運動時にも負担になりません。着けっぱなしを前提としているスマートウォッチにおいて、装着ストレスが少ないことは大いなるメリットです

 

健康管理のための便利な機能

また、2023年10月に発売された「HUAWEI WATCH GT 4」で追加された新アプリ「ボディメイカー」にも対応しています。消費カロリーと摂取カロリーをグラフィカルに表示してくれる機能で、ダイエットを心がけている人の強い味方となる機能です。今回のHUAWEI WATCH FIT 3に合わせて、摂取カロリーの入力が項目を選ぶだけで完了でき、より使いやすく進化しました。

 

摂取カロリーについてはスマホアプリ「HUAWEI ヘルスケア」に入力する必要があります。朝食、昼食、夕食、間食と、その日そのとき食べたものをキーワードで検索して、該当する食品を登録すればOK。消費カロリーはスマートウォッチを装着しているだけで自動計算されます。「摂取カロリーのわりに運動量が少ないな」と数値で理解できれば、ウォーキングや運動のモチベーションにつながりますね。

↑リアルタイムの総摂取カロリーや総消費カロリー、消費カロリーを一目で把握

 

そして、忘れてはいけないのが睡眠モニタリング機能。分析アルゴリズムは「HUAWEI TruSleep 4.0」へとバージョンアップし、より精度の高い睡眠ログが取れるようになりました。データ項目にも「呼吸数・心拍数・血中酸素の範囲」と「昼寝の測定」が新しく追加され、健康管理のために必要な情報をより詳細に知ることができます。

 

コンパクトで薄型のHUAWEI WATCH FIT 3なら、睡眠時に着けていても違和感なし。休息は運動と同じくらい大事とも言いますし、自分がどれだけ休めているのかを知るのは良い習慣になるはずです。

↑深い睡眠/浅い睡眠/レム睡眠といった睡眠段階をグラフで表示してくれます

 

運動についてもHUAWEI WATCH FIT 3は100種類を超えるワークアウトの計測に対応。GPS搭載だからランニングのコースも記録できますし、前モデルから新たにサッカー、バスケ、パデル、eスポーツ、運動場ランニングにも対応しました。

 

 

GetNavi web編集部員が⼀週間使ってみた

では体を絞るモチベーションは続くのでしょうか。このパートでは、GetNavi web編集部員・野田がHUAWEI WATCH FIT 3を使ってみて、カロリー管理機能やワークアウト、睡眠管理機能の感想を述べてもらいました。

 

◾カロリー管理機能

「ボディメイカーは摂取した食品のカロリーが記録できるので、昼食ではこれだけ摂取したから今日は間食を控えようなど、1日の食事量目安も立てやすくなります。または1日のカロリーバランスを見ながら、ウォーキングなど体を動かそうという気持ちにもなり、より健康的に目標の体型に近づくことができます。自身でカロリー算出する面倒な手間も省けるため、体型管理に集中できますね」(野田)

↑私の場合、1日の摂取カロリー目標数値が1917kcalと出ました。写真の場合、総消費量1091kcalに対して総摂取量463kcalで、不足カロリーが628kcal。もっと食べないといけませんね

 

「また、食べたものの栄養バランスを視覚的に確認できる点にも注目。脂肪が多い、タンパク質が足りていない、といった状況が一目でわかります。今まで自由気ままに食べたいものを食べていましたが、スーパーやコンビニで食品を選ぶとき『炭水化物が多かったから、もう少しタンパク質を摂取しよう』などと、意識が改善されました」(野田)

↑とある1日のカロリー記録。炭水化物と脂肪が多めなので、次の日は鶏のささみや納豆など、タンパク質が多めの食事を摂取しようと意識しました

 

◾ワークアウト

「今回は屋外ランニングを選択しました。まずはケガの予防のため、ランニング前の準備体操。HUAWEI WATCH FIT 3は推奨ストレッチを案内してくれるので、アニメーションガイドに従ってストレッチします。日本語音声で丁寧な解説もしてくれるのはビックリしました。写真は『ダイナミックグルートストレッチ』をしているときです」(野田)

↑ランニング前の準備運動は10パターンあり、合計6分。開始の合図と終了の合図を、振動で知らせてくれるのでわかりやすかったです

 

「準備体操を終えた後、ランニングスタート! HUAWEI WATCH FIT 3は軽量なので腕の振りや動作の妨げにならないので、装着していても気になりません。それと、視認性の高いディスプレイのおかげで日中の明るい屋外や日が落ちた暗い環境でも、ランニング中のデータをはっきりと確認できました。また、心拍数が一目でわかるディスプレイなので、心拍数から自身の状態やコンディションを把握することもできます。コンディションが悪く体力を温存したい場合は心拍数とスピードを抑えるなど、運動の内容をコントロールできます」(野田)

↑1kmごとに記録を音声で読み上げ、情報を提供してくれます(自身で音声設定は調整可能)。一人で走っていても、トレーナーと一緒に走っているように感じるから運動が続き、モチベーションが保てます

 

「ランニング終了後は、整理体操もコーチしてくれます。ランニングやウォーキングなど毎日の運動を記録しつつ体重の変化もわかれば、ダイエットやトレーニングのモチベーションアップにもつながりますよね」(野田)

 

◾睡眠モニタリング

「睡眠の質を100点満点で採点する睡眠モニタリング機能。睡眠状況がわかるだけでなく、スコアを改善するために必要な睡眠時間や、睡眠を改善する自分に合わせたアドバイスをしてくれました。深い睡眠/浅い睡眠/レム睡眠といった睡眠段階や仮眠も計測。睡眠を知ることで、自分の健康状態をより深く理解できます」(野田)

↑とある1日の睡眠評価。83点と、睡眠の質はなかなか良好という評価でした

 

運動を「続けたくなる」ギミックが盛りだくさん

薄型の本体は装着感も軽やか。なおかつ美しいデザインは装着していてもテンションが上がるものがあり、ファッションとしても楽しめます。画面も大きく見やすいため、運動中でも手首からさまざまな情報にアクセスが可能です。バッテリーは通常使用で最長10日間とかなりタフネス。

 

HUAWEI WATCH FIT 3は5月22日発売予定で、価格は2万3980円〜2万5080円(税込)。正直、これだけの使いやすさとデザインに対してリーズナブルなお値段だなと感じます。AndroidやiOSにも対応しているので、HUAWEIユーザーでなくとも利用可能ですよ。

↑「HUAWEI WATCH FIT 3」グレーナイロンストラップ。市場想定価格 2万5080円(税込)

 

たるんでしまった体型は、すぐには戻りません。健康的に体を引き締めつつ体重を減らすには、長期的な視点で食生活や運動習慣、そして睡眠の質を変えることが重要です。HUAWEI WATCH FIT 3を相棒にして、夏向けのカラダを作っていきませんか?

 

撮影/湯浅立志

 

 

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3万円の「HUAWEI WATCH GT 4」がゴルフウォッチに変身、ゴルフナビ機能が追加

ファーウェイ・ジャパンはスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 4」に、「ゴルフナビ機能」を追加します。3月下旬の無料アップデートを通じて、ゴルファーのための新機能が配布されます。

↑HUAWEI WATCH GT 4に「ゴルフナビ」機能が追加されます

 

HUAWEI WATCH GT 4は、場面を選ばず使えるスマートウォッチです。実売価格で3万円前後からと手ごろな価格設定ながら、GPS/みちびきに対応した正確な位置測位や、日差しの強いシーンでも見やすい有機ELディスプレイを備えています。

 

アップデートによって、この時計がゴルフウォッチとして使えるようになりました。追加されたのは、ゴルフ場のコースガイドとスイング練習という2つの機能です。

 

コースガイドは国内2200以上のゴルフ場に対応。現在地から見たコースの形状や目標地点までの距離を表示します。機能はスマートフォンアプリ「HUAWEI Health」から事前にダウンロードすることで、ラウンド中は通信することなく、スマホを持たずに利用できます。

 

さらに、一打ごとの感触や、コースごとのスコアをメモしておくスコア記録機能も搭載。天気予報から当日の風速や風向きをデータで表示する機能もあります。

 

記録した情報は、ファーウェイのヘルスケアアプリと同期されるため、スマホでの振り返りにも利用できます。なお、ゴルフスコア記録アプリと連携する機能はなく、あくまでファーウェイのスマートウォッチと、専用のヘルスケアアプリでのみ情報を参照できる仕様となっています。

↑コースガイドはフェアウェイやグリーン、ハザードを表示します

 

↑グリーンに入ると専用モードに切り替わります

 

スイング練習は時計を装着してスイングすると、スイングスピードやスイングテンポを表示します。正しいフォームを確認する機能も備えています。

↑スイング練習機能も搭載

 

なお、ゴルフ場のデータはテクノクラフト社が提供しており、ファーウェイ独自のアルゴリズムを利用して現在位置からのコースを表示しています。

 

HUAWEI WATCH GT 4のゴルフ機能は、パシフィコ横浜で開催中の「ジャパンゴルフフェア2024」のテクノクラフト社のブースで先行展示されています。

↑ジャパンゴルフフェア2024でのHUAWEI WATCH GT 4の展示

 

ゴルフ特化型の派生モデルも発売予定

ジャパンゴルフフェアのテクノクラフト社のブースでは、未発売のスマートウォッチも展示されていました。テクノクラフト社が自社ブランドで販売する「TECRA」という製品です。

 

TECRAは、ゴルファーのためのスマートウォッチです。ファーウェイのHUAWEI WATCH 4をベースモデルとしています。

 

TECRAはファーウェイのゴルフナビ機能には対応していません。その代わりにテクノクラフト社のゴルフガイドアプリ「Aiキャディ」を搭載しています。このアプリには全国2200以上のゴルフコースの情報があらかじめインストールされていて、独自のスイング分析機能も備えています。

 

ファーウェイ製のゴルフナビにはない特徴として、このアプリでは毎日変わるピン位置の情報をスマートウォッチ上で表示できます。

 

ジャパンゴルフフェアのテクノクラフト社展示担当者によると、TECRAはゴルフ場の会員向けに販売する製品となり、発売は6月を予定しているとのことです。

↑ジャパンゴルフフェア2024では、テクノクラフト社が発売するTECRAも展示されていた

 

↑TECRAはテクノクラフト社のAiキャディを搭載。毎日変わるピンの位置も表示できる

山の神・神野大地さんが絶賛するファーウェイ新ワイヤレスイヤホン一般販売へ

ファーウェイ・ジャパンは、イヤーカフ形状が特徴的なオープン型イヤホン「HUAWEI FreeClip」を2月20日から一般販売することを発表した。価格は2万7800円(税込)で、ブラックとパープルの2色展開。快適な着け心地とデュアルマグネットのダイナミックドライバーによる迫力ある低音のほか、イヤホンに左右の区別がないことなどが特徴の製品だ。

 

イベントでは、製品アンバサダーに就任した、箱根駅伝での「3代目山の神」で知られるプロランナー 神野大地さんが本製品の使い心地の良さを紹介した。実機の体験もできたので、早速、製品概要とあわせてレポートしていこう。

↑HUAWEI FreeClipを装着した、製品着用モデルのマコーミック 桂良 ジャズミンさん(左)と、製品アンバサダーの神野大地さん(右)

 

形状記憶合金を使用したオープン型ワイヤレスイヤホン

↑HUAWEI FreeClipのパープル

 

耳の穴をふさがないで装着するオープン型イヤホンは、従来のカナル型イヤホン(耳の穴に挿入する形状)のような耳への圧迫感や疲れが少ないこと、周囲の音を遮断しないのでランニング時などに安全性が高いことなどのメリットが挙げられる。開放的な音を楽しめるのもオープン型イヤホンの特徴で人気も高いが、一方で構造上、遮音性がカナル型に比べて低いことから周囲への音漏れや、装着中のズレなどがデメリットでもあった。

 

そうしたデメリットを解消したオープン型ワイヤレスイヤホンとして、ファーウェイ・ジャパンが新たに発売するのが「HUAWEI FreeClip」だ。クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて実施された先行受付では、5800万円以上の成功を収めるなど、すでに人気を集めている。

 

カーブしたブリッジによって耳たぶを挟み込むように装着するHUAWEI FreeClipは、そのブリッジ部分にニッケルチタン形状記憶合金を使用したC-bridge Design(C-ブリッジデザイン)を採用。約2万5000回の湾曲テストをクリアしており、高い弾性と耐久性を実現している。また、左右対称のデザインとなっており、左右の耳を自動認識してくれるため装着前の「これどっちの耳だっけ?」というワンアクションを削減したシームレスな装着が可能となる。片耳だけの利用も可能なので、通話などにも多いに活躍してくれそうだ。

↑C-ブリッジには高性能なニッケルチタン形状記憶合金を使用

 

フィット感の追求にも余念がなく、人間工学に基づき何百回もの最適化を行なったという。イヤホン単体の重量も、わずか約5.6gと軽量なので、長時間装着でもストレスなく使い続けることができる。IP54の防塵防滴性能も有しているので、ワークアウト中でも汗などを気にすることなく使用できるのもうれしいポイントだ。

↑1万人以上の耳のデータを基に最適化を行なったデザインは、さまざまな耳の形状にフィットする

 

音質面では、約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを搭載。磁気誘導強度を高め、左右対称の通気口設計により迫力のある低音を楽しむことができる。実際にイベント会場で試してみたが、クリアで迫力のあるサウンドが周囲の音に負けることなく聴けて、オープン型ながら没入感もすばらしいものだった。

 

それでいて、周囲の音は音楽を邪魔することなく聞こえるし、会話も問題なくできたことには驚きだった。さらに、逆音波システムの導入により、音漏れも抑えられる。かなり近くまで顔を寄せても、相手には音が漏れ聞こえていなかったので、電車やバスなどの公共交通機関での使用も問題なさそうだ。

↑片手ですっと装着できて、フィット感もバッチリ。耳の穴を塞がないので、イヤホン特有の圧迫感は一切感じられない

 

操作は広範囲なタッチコントロールに対応。スピーカー部分のアコースティックボール、耳の裏側にある本体のコンフォートビーンズ、C-ブリッジのどの部分をタップして操作することができる。アプリ「HUAWEI AI life」からカスタマイズしての操作も可能だ。

↑アプリ「HUAWEI AI life」(右)と連携させればさまざまなカスタマイズが可能だ

 

1回のフル充電で最大8時間、充電ケース込みで最大36時間の連続音楽再生に対応。急速充電にも対応しており、約10分の充電で最大3時間の音楽再生で使用できる。

 

「重さは一切なくて着け心地も快適」アクセサリー感覚で身につけられるデザインにも注目

一般販売に先駆けて開催されたイベントには、製品アンバサダーに就任した箱根駅伝で “3代目山の神” としても知られるプロランナーの神野大地さんが登壇。「HUAWEI FreeClipは重さが一切なくて、ものすごく軽い」と使い心地を絶賛した。1日30kmという長距離の練習中、1kmを3分半のペースで走ってもズレが気になることもなく、快適な装着感だと言う。

 

トークセッションでは、これまでランニングで使えるタイプのイヤホンでは、低音が嫌な感じに聞こえてしまうことが悩みだったと語った神野さん。HUAWEI FreeClipの音質は? と質問されると「低音の嫌な感じが一切なくて、今まで使ってきたイヤホンの中で一番!」とこちらも大絶賛だった。また、「イヤホンらしくない一見アクセサリーのような見た目でかっこいい!」と、デザインの良さもアピールした。

↑「コンフォートビーンズ部分に耳を締め付けられることがないから窮屈感ゼロ。それなのに、ちっともズレないんです」と、着け心地をアピールした神野さん

 

↑イベントでは、ランニングマシーンで実走して、激しい動きでも落ちにくいことを披露してくれた

 

プロランナーの走りでも落ちない快適な装着感と、迫力ある低音を提供するHUAWEI FreeClipは、2月29日~3月2日に開催される東京マラソンEXPO2024にも展示され、来場者が実機に触れて体験することができるそう。音楽を流したまま周囲の音がひろえて、会話もできる。最近流行りの「ながらイヤホン」として、HUAWEI FreeClipは十分に期待に応えてくれそうだ。

 

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骨伝導イヤホンに比べて日常の快適性アップ! メガネ型の「HUAWEI Eyewear 2」を本音語り

昨今製品が増えて盛り上がりつつある、メガネ型のウェアラブル端末。イヤホンレスで音楽のリスニングや通話ができ、もちろんメガネとしても機能するデバイスです。

 

今回は、ファーウェイの最新モデル「HUAWEI Eyewear 2」(以下、Eyewear 2)を使用したレビューをお届けします。骨伝導イヤホン派であった筆者は、メガネ型ウェアラブルに何を感じたのか。本音で語ります。

↑Eyewear 2の外観。モデルは、ウェリントン型ハーフリム(ブラック)

 

メガネとしての完成度が高い

20年以上、メガネとともに生活してきた筆者が、Eyewear 2を使った第一印象は「メガネとしての完成度が高い」でした。

↑Eyewear 2をかけたところ。フレームこそ太いですが、着用感は軽いです。ちなみに本機の重さはレンズ込みで約37.8g

 

一般的なメガネと比べて、Eyewear 2はフレームのテンプル・モダン部分がかなり太くなっています。下に比較用の写真を掲載しますが、その差が顕著であるため、使用前は装着感を不安視していました。ですが、杞憂に終わりました。装着して数日こそ多少の違和感があったものの、すぐに慣れたのです。また、重さを感じることもありませんでした。あくまで筆者の感覚ではありますが、普通のメガネ感覚で使える製品といえます。

↑Eyewear 2(上)と、筆者がこれまでかけていたメガネの比較。Eyewear 2のほうが、ゴツい印象を受けます

 

丁番部分は柔軟な作りになっています。この機構のおかげか、フィット感はゆるすぎずキツすぎず、ちょうど良いといったところ。シリコン素材のノーズパットの効果もあって、メガネがずれ落ちてくることはあまりありません。

↑丁番の部分を上から。ネジとフロントの間に金属製の曲線状の部品が挟まっていることによって、柔軟性を確保しています

 

これまでさまざまなメガネをかけてきた筆者の感覚からしても、Eyewear 2は良いメガネだと感じられました。通常のメガネからの乗り換えも、安心できそうです。

↑シリコン製のノーズパッドはやや大きめなサイズ

 

また、本機はデザインも豊富に取り揃えています。ファーウェイが販売する2つのデザインに加え、メガネブランドのOWNDAYSとコラボした、4つの形状と各2通りのカラーバリエーションもラインナップ。女性向けデザインのモデルも拡充されています。

 

音は若干こもる感じだが、迫力は十分

ウェアラブルデバイスとしての使用感はどうでしょうか。まず音については、若干こもる感があるものの、決して悪いと感じるものではありませんでした。この手のデバイスでありがちな低音の弱さは感じられず、どっしりとした印象の音です。ファーウェイによると、スピーカーの振動幅を従来機から拡大しており、低音の強さを増しているのだそう。今回は従来機との比較はしませんでしたが、その設計思想はしっかり結果に表れているといえそうです。

↑テンプルの耳側についているスピーカー

 

なお、音の聴こえ方には独特な感覚があります。音が耳に真っ直ぐではなく、上から降り注いでくるように感じられました。通常のイヤホンとも骨伝導イヤホンとも異なり、好みが分かれそうな点です。本機の購入を検討される場合は、装着感や音質のテストも含めて、この音の聴こえ方がご自身に合うか、店頭などで一度体感したほうが良いでしょう。

 

音漏れは、それほど問題にならないように感じました。筆者のテストでは、周囲が静かな状況でも、ボリュームがMAXの3分の1程度であれば音漏れほぼなし。同じ状況で音量を3分の2にすると多少の音漏れあり、MAXにすると密接したら何を聴いているかがわかってしまう、というレベルでした。

 

とはいえ、周囲の環境音を測定してボリュームを自動コントロールする機能もついていますし、手動でもテンプルをスライドタップすることで簡単に音量調節できます。基本的には自動に任せつつ、手動での調整も加えれば、音漏れを気にしなくて良いレベルを保てそうです。

 

音漏れを気にしすぎると音が聴こえなくなる懸念もあるかと思いますが、スピーカーが力強く鳴るので、人の多い繁華街の雑踏を歩くなどのケースでもなければ、ボリュームを最大にしなくても、ちゃんと音は聴こえます。

 

通話についても、筆者が使ったうえでは問題を感じることはありませんでした。風のノイズを低減する機構が搭載されていることもあってか、外での通話でもこちらの声がしっかり通話相手に届いているようでした。なお、電話に出るときはテンプルを2度タップ、再度同じ操作をすれば通話を切れるので、スマホをいちいち出す必要はありません。

 

装着時だけ音を鳴らす仕様が便利。必要に応じて機能をオフにもできる

Eyewear 2の便利な機能として、本機の脱着を検知し、装着中のみ音楽を再生する仕組みがあります。再生中にEyewear 2を外すと、おおよそ2秒程度で再生が止まります。さらに、スマホから音楽を再生していた場合は、スマホのスピーカーからの再生に自動で切り替わります。この機能を使わない場合は、HUAWEI AI Lifeアプリからオフ設定が可能。再生端末切り替えの挙動はたまに安定しないことがあるため、それがストレスになるという場合は、機能をオフにしておくというのも手です。

 

また、これまでも触れてきたように、音楽の再生、ボリュームの調整、電話に出る・切るといった操作をメガネ単体でできるのも便利です。テンプルをタッチ・スライドする動作は、はたから見たらなんだかカッコをつけているように映る気がして気恥ずかしいかもしれませんが、せっかく本機を手にしたのなら、使ってみましょう。実際、操作性は快適です。

↑HUAWEI AI Lifeアプリを使えば、テンプルのタップ操作をカスタマイズできます

 

バッテリーは、カタログスペックでは音楽再生が最大11時間、通話が最大9時間。満充電時間は50分で、10分の充電でも最大3時間の音楽再生が可能となっています。ファーウェイによると、バッテリー容量は従来モデルより30%向上、消費電力も下がっているとのこと。しかし筆者が使った感覚では、待機中もそれなりに電力を消費しているのか、日中の常時使用には1日1回の充電がほぼ必須な印象でした。

↑本機の専用充電器。二股に分かれた先には電極と磁石がついており、テンプルの両端につけて、充電を行います。給電はUSB-Cです

 

メガネという常時着用するデバイスであることを考えると、充電のタイミングは寝ている間くらいしかありません。充電をサボってバッテリー切れ……というシーンは筆者が試用している期間にもあったので、本機を使うなら寝る前に充電器に繋ぐ習慣をつける必要があります。

↑充電中は、テンプルの側面にランプが点灯。緑・オレンジ・赤の3色で、バッテリーの残量を表現します

 

耐久性の面では、IP54クラスの防塵・防滴に対応しています。粉塵があるエリアでもしっかり動作し、飛沫の水の影響を受けません。ただし、本機の防滴性能はいわゆる生活防水のレベルにとどまっていることには注意が必要。濡れた手で触れる、多少の雨がかかるといった状況には耐えられますが、本機をかけたままシャワーを浴びるなどの行為をすると、故障の危険性があります。過信は禁物です。

 

刺さる人には確実に刺さるデバイス

Eyewear 2は、普段からメガネをかけている人にとっては優秀なデバイスといえます。なぜなら、メガネという日常生活に必要だった道具が、そのままイヤホンの役割を果たすから。つまり、イヤホンが不要になります。

 

筆者はこれまで、メガネをかけたうえで骨伝導イヤホンを装着することによって音楽を聴いていましたが、2つのアイテムを耳にかけることに、煩わしさを感じていたのも事実です。本機を使うようになってからは、メガネをかけるだけで音楽を聴けるようになり、日常の快適性が増しました。

 

本機のターゲットと思われるのは、メガネユーザーかつ、日常的にイヤホンを装着している人。そう考えると、その的はやや限定されているかもしれません。しかし、そこにハマる人にとっては、重宝するデバイスになるでしょう。

装着感にこだわったファーウェイのイヤーカフ型イヤホン「HUAWEI FreeClip」登場

ファーウェイ・ジャパンは12月19日、イヤーカフタイプのオープン型イヤホン「HUAWEI FreeClip」を、クラウドファンディングの「GREEN FUNDING」で先行公開しました。支援の受付も開始しています。

 

HUAWEI FreeClipは、快適な装着感と安定感を両立したとうたうイヤホンです。本体は音を発する「アコースティックホール」、耳の裏にくっつく「コンフォートビーンズ」、その2つをつなぐ「C-bridge(C-ブリッジ)」の3つのパーツで構成。1万人以上の人間の耳データを基に、人間工学にも基づいて最適化したそうです。

 

これにより、さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でも耳にフィット。激しい運動でも落ちにくいとしています。

 

また、イヤホンは左右の耳を自動で識別できます。加えて左右対称のデザインを採用しているため、左右を気にする必要がありません。片耳だけの使用でも識別が可能です。

 

音質においては、約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーをアコースティックホールに搭載。左右対称の通気口設計も合わさり、迫力のある低音を実現しているとのこと。再生周波数帯域は20~20000Hzです。また、音楽ジャンルに合わせて、ボーカルブースト、高音ブースト、低音ブーストといったEQモードを、専用のアプリで切り替えられます。

 

音漏れを抑えるために、逆音波システムも採用。音量を調整しつつ、ユーザーが聞く音と逆の音波で打ち消しています。

 

さらに、デュアルマイクと骨伝導VPUセンサー、独自のディープ・ニューラル・ネットワーク通話ノイズリダクションアルゴリズムによって、快適な通話が可能としています。

 

バッテリーは最大8時間の連続音声が可能なほか、充電ケース込みで最大36時間使用できるとのこと。また、急速充電に対応し、約10分の充電で最大3時間の音楽再生が可能です。

 

このほか、コーデックはSBC/AAC/L2HC、マルチポイント接続は最大2台、防水防塵はIP54対応となっています。

 

GREEN FUNDINGでは、超超早割りプランとして、18%オフの2万2796円(税込)などで支援を受付中です。公式の発売は2月予定とのことなので、早めに手にしたい人はチェックしてみましょう。

ファーウェイ初のeSIM対応スマートウォッチ「HUAWEI WATCH 4」登場、6万円台で発売

ファーウェイ・ジャパンは11月17日、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH」シリーズの最新モデル「HUAWEI WATCH 4」を発表。11月24日から発売します。市場想定価格は6万5780円(税込)です。

↑HUAWEI WATCH 4

 

HUAWEI WATCH 4は、同社としては初めてeSIMに対応したスマートウォッチ。手元にスマホがなくても通話できたり、SNSの通知を受け取れたりします。1つの電話番号で音声通話やデータ通信できるワンナンバーサービスではなく、HUAWEI WATCH 4で個別の電話番号を使用するスタンドアローンナンバーサービスに対応しています。

↑設定にeSIMという項目が追加されており、タップするとスマホアプリからeSIMを追加するよう促されます

 

対応キャリアは、ドコモ、ソフトバンク、KDDI、楽天モバイルで、ドコモとソフトバンクは音声通話とデータ通信に対応。KDDIと楽天モバイルはデータ通信に対応しています。このほか、ワイモバイル、IIJmio(ドコモ/au/IIJ回線)やmineo(ドコモ/au)なども含まれ、ドコモ回線を使用しているサービスは音声通話とデータ通信を利用できます。

↑対応するキャリアやMVNO

 

ディスプレイは約1.5インチの有機ELを採用し、解像度は466×466ドット。また、1枚の曲線ガラスを使用した「3Dカーブガラス」を取り入れ、滑らかな視覚効果を出しているそうです。さらに、常時点灯機能を搭載しており、一般的な腕時計のように使えます。

↑男性の手首に装着したイメージ。ディスプレイの端がラウンドしています

 

新しい操作方法も追加。ディスプレイ内に仕事に関係しそうなアプリの画面をまとめたり、健康管理のために閲覧したい画面をまとめたりできるウィジェット、本体右下のボタンをタップすると使いたいアプリが一覧で出てくるクイックバーなどにより操作性を向上させています。

↑健康管理の状態がわかるウィジェット

 

↑本体右下のボタンを押すと、画面右下にアプリが表示されます

 

健康管理については、心拍数、睡眠スコア、ストレススコア、血中酸素レベルなどを計測してくれます。加えて、急激な血中酸素レベルや心拍数の変化を検知するとアラートで知らせる機能も搭載されています。

 

また、スマホアプリ側では、新たに健康トレンド分析も表示可能になっており、最大で過去180日の歩数や運動、血中酸素レベルの平均を確認できます。

↑健康トレンド分析はスマホアプリから確認できます。過去30日間と過去180日間のデータを分析

 

バッテリーは、「スマートモード」と「超長時間バッテリー持続モード」を選べます。スマートモードは、健康レポート、eSIM通話、スマホなしでのナビゲーションなどを使用して約3日間持続。超長時間バッテリー持続モードは、ワークアウト、ヘルスケアのモニタリング、Bluetooth通話・通信などの基本機能を使って約14日間持続します。

↑バッテリーモードは2種類選べます

 

また充電は、約15分で最大1日間使用でき、約60分でフル充電できます。

 

本体サイズは、約46.2×46.2×10.9mm、重さは約48g(ベルト含まず)。ラインアップは、ブラックカラー/フルオロエラストマーの1モデルです。対応OSはAndroid 6.0以降/iOS 13以降となっています。

↑HUAWEI WATCH 4でできること。eSIMによるセルラー通話などに対応する一方で、10月に登場したHUAWEI WATCH GT 4で搭載されたカロリー管理や睡眠中の呼吸乱れ検知などに非対応。HUAWEI WATCH 4と機能面でいくつか差があります

ファーウェイ超高級スマートウォッチなどの最新製品を写真でチェック

ファーウェイ・ジャパンが10月17日に、スマートウォッチやスマートグラス、完全ワイヤレスイヤホンなど、多くの製品を発表しました。ここでは、発表された製品を写真でまとめてチェックしていきます。

 

ファーウェイ初のゴールドをあしらった超高級スマートウォッチ

まずはファーウェイ初の、本物のゴールド素材を使用したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH | ULTIMATE DESIGN」から見ていきましょう。5月に発売したスマートウォッチのフラッグシップモデル「HUAWEI WATCH Ultimate」をベースにして、強度の高いリキッドメタルのケースに、本物の18Kゴールドをはめ込んだモデルです。

↑HUAWEI WATCH | ULTIMATE DESIGN

 

ワークアウトモニタリング、健康管理、スマートアシストといったスマートウォッチに関する各機能はそのままに、ゴールドリューズやブラックのセラミックベゼルにレーザーで刻まれたゴールドの文字、ゴールドとブラックの蒸着加工が施されたチタン合金製ベルトと、いたるところにゴールドがあしらわれています。

 

価格は45万9800円(税込)。簡単には手が出ない、プレミアムな製品と言えるでしょう。

 

【写真でチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

デザイン性と機能性を高めたスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 4」

3万2780円(税込)からと、手に取りやすい価格のスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 4」も登場。スマートウォッチには見えないデザイン性が特徴としていながら、健康管理やスポーツモニタリング、スマホの通知などが届くアシスタントなど、機能面も充実しています。

 

ラインアップは46mmケース径モデルと41mmケース径モデルを用意しています。

 

【46mmケース径モデルを写真でチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

【41mmケース径モデルを写真でチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

カラーとベルトの素材で価格は異なります。それぞれの価格は下記のとおりです。

46mmケース径

・ブラックモデル

ケース:ブラックのステンレス

ベルト:ブラックのフルオロエラストマー

3万3880円(税込)

 

・ブラウンモデル

ケース:ステンレス

ベルト:ブラウンレザー

3万6080円(税込)

 

・グレーモデル

ケース:ステンレス

ベルト:ステンレス

5万4780円(税込)

 

41mmケース径

・ブラックモデル

ケース:ブラックのステンレス

ベルト:ブラックのフルオロエラストマー

3万2780円(税込)

 

・ホワイトモデル

ケース:ゴールドのステンレス

ベルト:ホワイトレザー

3万4980円(税込)

 

・シルバーモデル

ケース:ゴールドのステンレス

ベルト:ステンレス

5万4780円(税込)

 

「HUAWEI Eyewear 2」は2世代目であらゆる面が進化

オーディオグラスの「HUAWEI Eyewear 2」も発表されました。薄型軽量化を実現したほか、音漏れ防止設計の実現や前モデルからバッテリー駆動時間の増加、高音質化など、あらゆる面で進化を遂げています。また、IP54の防塵防滴設計も採用。ビジネスや家庭での利用から、アウトドアでの使用も可能としています。

 

【HUAWEI Eyewear 2を写真でチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

市場想定価格はブラックが3万7800円(税込)、チタニウムシルバーが4万7800円(税込)です

 

完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「HUAWEI FreeBuds Pro 3」

オーディオとしては、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」も発表。同日から発売しています。ノイズキャンセリング性能と通話品質を高めているうえに、デュアルドライバーで低音から高音までカバーしています。市場想定価格は2万8800円(税込)です。

 

【HUAWEI FreeBuds Pro 3を写真でチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

ファーウェイ、ノイキャンも通話品質も向上した最上位イヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」発売

ファーウェイ・ジャパンは10月17日、完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を発表。同日から販売を開始します。市場想定価格は2万8800円(税込)です。

 

HUAWEI FreeBuds Pro 3は、ファーウェイのイヤホン「FreeBuds」シリーズの最上位モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 2」の後継にあたる製品です。

 

ドライバーは、中低音域に対応するダイナミック型と、高音域に対応するマイクロ平面振動板ドライバーの、2つのユニットを搭載します。また、お互い干渉することなく、それぞれの周波帯域の音が最適化する「デジタルクロスオーバーテクノロジー」を採用。これらにより、低音は14Hzから、高音は48kHzまで再現できるとのこと。

 

ノイズキャンセリング性能も強化しており、処理チップの性能アップによって「アダプティブ・ノイズキャンセリングアルゴリズム」のパフォーマンスが向上。また、シグナルノイズ比の高いデジタルマイクを3個搭載し、アダプティブ・ノイズキャンセリングアルゴリズムと連動して、耳の内側と外側のノイズをより正確に識別・計算します。これにより、ノイズキャンセリング効果を状況に合わせてリアルタイムに自動調整でき、前モデルからノイズキャンセリング性能が約50%向上したそうです。

 

通話の品質も高くなっています。骨伝導センサーの搭載位置を見直すことで、音声通話やビデオ通話時のユーザーの声の集音能力が前モデルに比べて約2.5倍に向上しました。また、イヤホン内蔵のマイクと「マルチチャネル・ディープニューラルネットワークノイズキャンセリングアルゴリズム」が連動。周波数帯域ごとに異なるタイプの環境ノイズを識別・低減します。風ノイズキャンセリング性能も前モデルから80%向上。これらによりクリアな通話を実現したといいます。

 

バッテリーはアダプティブ・ノイズキャンセリングをオンにした状態で約4.5時間の音楽再生が可能。充電ケースと組み合わせると最長22時間バッテリーが持続します。アダプティブ・ノイズキャンセリングをオフにした状態であれば、充電ケースと合わせて最長31時間使用できます。

 

コーデックはLDAC、SBC、AACに対応。また外音取り込みモードやIP54の防水防塵に対応しています。

ファーウェイ人気製品の後継「HUAWEI Eyewear 2」登場、音漏れ防止やバッテリー性能が向上

ファーウェイ・ジャパンは10月17日、オーディオグラス「HUAWEI Eyewear 2」を発表しました。テンプルがブラックのモデルと、素材にチタニウムを採用したモデルをラインアップし、市場想定価格はブラックが3万7800円(税込)、チタニウムが4万7800円(税込)です。発売はブラックが11月9日、チタニウムは11月以降となっています。

 

発表した製品は、2022年に登場して楽天やAmazonでカテゴリの上位を占めるなど、好評を博したという「HUAWEI Eyewear」の後継モデルです。前モデルは音質のよさや通話品質の高さ、オープン型イヤホンにあたる点が評価された一方で、バッテリー駆動時間の短さや、充電方法の煩雑さが不評だったとのこと。HUAWEI Eyewear 2は懸念となっていたバッテリー駆動時間を長くしたほか、装着感や音漏れ防止性能を高めた製品となっています。

 

音楽再生で約11時間、通話で約9時間使用が可能なバッテリーを搭載。また、約10分の充電で最大約3時間の音楽再生が可能な充電速度を実現しています。なお、充電の煩雑さについては、これまで同様専用の充電ケーブルが必要です。

 

メガネ本体はリムやテンプルの軽量化によって鼻への負担を改善したほか、テンプルをより細くするなどで薄型軽量化。加えて丁番に弾性をもたせることで、頭部の圧迫感を軽減しています。

 

音質では、テンプル部分に同じ方向を向いたデュアル振動板を搭載し、低音に迫力をもたせたほか、出音の設計によって高周波帯域幅が16kHzまで拡大されたことで、きめ細やかな音質表現が可能になったとしています。

 

さらに、ユーザーに聴こえる音と逆の音波を発生させる「逆音波アルゴリズム」も2.0に進化。これにより音漏れ性能を向上させています。加えて環境音の大きさを検知し、エレベーターなどの静かな環境では音量を自動で下げる「スマート音声調整アルゴリズム」もアップデートさせ、通話漏れを防止します。

 

また、マイクの配置を見直し、下向きのマイクで音をクリアにキャッチ。独自のノイズ軽減アルゴリズムも搭載し、通話時の風によるノイズを低減させています。

 

ファーウェイ・ジャパンとしては、オフィスワークのほかに、自宅で育児をしながらエンタメコンテンツを楽しんだり、アウトドアで使用したりといったシーンを想定しているとのこと。前モデル同様、高い人気を獲得できるのかに注目したいところです。

ファーウェイ、デザインと健康管理にこだわったスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 4」を発表

ファーウェイ・ジャパンは10月17日、スマートウォッチの新モデル「HUAWEI WATCH GT 4」を発表しました。46mmケース径モデルと41mmケース径モデルをそろえ、価格は46mm径が3万3880円(税込)から、41mm径は3万2780円(税込)からです。

↑46mm径のグレーモデル

 

HUAWEI WATCH GT 4はファーウェイのスマートウォッチとしては、スタンダードクラスに位置づけられるモデルです。ビジネスシーンでも身に着けていられるファッション性や、豊富な健康管理機能、ワークアウトをアシストする機能などを備えています。

 

46mm径のモデルは、これまでの丸いケースからオクタゴン設計に変更し、より高級感のあるデザインにしたといいます。一方の41mm径モデルは丸いデザインを採用しています。

↑41mm径のシルバーモデル

 

ディスプレイには有機ELを採用し、46mm径は1.43インチ、41mm径は1.32インチディスプレイを搭載しています。また、文字盤は新たに登場したものも含めて2万種類以上を用意。ファーウェイが提供する文字盤ストアから好みの文字盤を選ぶことができます。

 

健康管理の機能においては、新たに“不足しているカロリー”の管理が可能になりました。食事で摂取したカロリーをスマホアプリ上で入力すると、HUAWEI WATCH GT 4が自動で同期し、摂取カロリーと消費カロリーから、不足しているカロリーまでも表記します。

 

また、睡眠中に血中酸素レベルと心拍数の変化から、呼吸の乱れを検知することも可能。加えて、業界では初とうたう「スマート生理周期管理」機能も搭載し、睡眠時の心拍数や体温、呼吸の特徴から女性の生理周期と妊娠可能期間を予測します。

 

スポーツでは、新たなアンテナシステムでGNSS信号の精度が約30%向上し、ランニングなどのルートを高精度に追跡。さらに、ランニング中の音声ガイドが日本語に対応するなどのアップデートが図られています。

 

発売は10月24日。ストラップの素材やカラーによって価格が異なるので、購入の際は気にしてみるといいでしょう。

 

46mmケース径

・ブラックモデル

ケース:ブラックのステンレス

ストラップ:ブラックのフルオロエラストマー

3万3880円(税込)

 

・ブラウンモデル

ケース:ステンレス

ストラップ:ブラウンレザー

3万6080円(税込)

 

・グレーモデル

ケース:ステンレス

ストラップ:ステンレス

5万4780円(税込)

 

41mmケース径

・ブラックモデル

ケース:ブラックのステンレス

ストラップ:ブラックのフルオロエラストマー

3万2780円(税込)

 

・ホワイトモデル

ケース:ゴールドのステンレス

ストラップ:ホワイトレザー

3万4980円(税込)

 

・シルバーモデル

ケース:ゴールドのステンレス

ストラップ:ステンレス

5万4780円(税込)

HarmonyOSによって叶えられる未来の暮らし。ファーウェイのスマートカー&スマートホーム取材記

HarmonyOSを中心としたエコシステムのなかで、スマートフォンやタブレット、ウェアラブルデバイスなどを展開するファーウェイ。日本では現状、HarmonyOSはあまり普及していないが、中国ではそれが急速に拡大しており、クルマや家電にまでOSが搭載されている。

 

このたび筆者は、中国深圳にあるファーウェイのフラグシップストアとスマートラボを見学し、その最前線を体験した。ファーウェイのHarmonyOSが実現する近未来の様を紹介しよう。

 

自動運転対応のスマートカーが展示されている旗艦店

まず訪問したのが、ファーウェイのフラグシップストア。現地スタッフによれば、同店が位置している場所は「日本でいう大手町」だそうで、周囲には高層ビルが立ち並んでいた。フランスの有名なチームとファーウェイが共同で設計したという建物は、周囲4面がガラス張りの3階建て。曲線的なデザインで、ステンレス製の屋根は鏡面仕上げになっている。

↑フラグシップストアの入り口

 

↑1階フロアの様子。平日にもかかわらず、多数の客が来店していた

 

↑日本では未発売のスマホ・HUAWEI P60 Pro。価格は6188元(日本円で約12万5000円)から

 

↑1階奥のアカデミーエリアでは、スマートカーの発表会の様子が流され、多くの人が見入っていた

 

↑ショップの外周には、24時間対応の自販機が設置されており、イヤホンやウェアラブルデバイスが販売されていた

 

↑3階のテラスからは、周囲を囲む高層ビル群を見渡せる

 

この店にはファーウェイの最新デバイスがずらりと並んでいるが、それはスマホやウェアラブルデバイスなどのガジェットに限ったものではない。入り口脇にはスマートカーが鎮座しており、2階にはスマートホームのモデルルームもある。

↑スマートカー・AITO M7

 

圧倒的な存在感を放っているスマートカーは、もちろんHarmonyOSを搭載。自動運転に対応したハイブリッドカーで、中型のAITO M7と、小型のAITO M5の2車種がある。AITOは、共同開発を行なったクルマメーカー・小康工業集団のブランド名だ。

↑AITOのエンブレム。日本には未上陸だ

 

ガソリンと充電池の併用で、最大1200kmを走れるというこのクルマには、「ADS 2.0」という自動運転機能が搭載されている。27個ものセンサーで周囲の状況を把握し、赤信号ならブレーキをかけ、青信号では自動走行してくれる。また、自動駐車システムも搭載されているという。

↑ハンドルや座席は革張りで、高級感があった

 

↑フロント座席に設置されたタブレット。大型なので地図も見やすい

 

↑タブレットは後部座席にも設置されている。ちなみに、座席にはマッサージ機能が内蔵されている

 

クルマの動作は至る所がスマートで、解錠することで顔を出すドアハンドル、ドアを開けると自動で出てくる踏み台、着座すると自動で奥行きを調整してくれる電動の座席など、従来のクルマにはなかった機能が多数搭載されている。解錠などの操作はスマホやウェアラブルデバイスから行える。

↑開場すると自動で出てくるドアハンドル。普段は収納されている

 

↑ドアを開けると、黒い踏み台が下から出てくる

 

↑スマホの操作画面

 

2階には、スマートホームのモデルルームも

2階に上がると、スマートホームのモデルルームがあった、リビングとダイニングキッチンが再現されたこの部屋では、HarmonyOSのエコシステムが、家の姿をどう変えるかを体感できる。

↑玄関の生体認証機器

 

↑リビングには、98インチの大型ディスプレイが設置されている

 

↑「リラックスモードにして」と声でリクエストすると、照明が暖色に切り替わる

 

↑リビングに設置されたスピーカー(写真左下)。4台がソファーの周囲を囲い、サラウンド感のある音を鳴らす

 

↑キッチンにもHarmonyOSが搭載されている。冷蔵庫には、収納物を入れてから何日経っているか検知する機能がある

 

↑換気扇にあった、HarmonyOSの搭載を示すラベル。換気扇にまでOSが搭載されているのは驚きだ

 

日本ではウェアラブルデバイスメーカーとしての印象が強いファーウェイだが、中国ではより広範囲のコンシューマー事業を展開している。このフラグシップストアを訪問した筆者は、その事業範囲の広さを実感した。

 

タブレットと声で家中の操作が完結する“未来の家”

フラグシップストアにあったスマートホームのモデルルームは、近未来を予感させるものだった。それよりはるかに大規模なスマートホームがあるのが、ファーウェイのスマートラボだ。高層ビルの44階に入居しているこのラボには、リビング、ダイニングキッチン、寝室、キッズルームなどを備えた、巨大なスマートホームが設置されている。

↑広大なリビング。照明や空調、カーテンの開閉、テレビのオンオフ、オーディオの再生まで、全て自動化されている

 

スマートホームの中には、リビング、寝室、ダイニングキッチンなど様々な部屋があるが、その全てに共通しているのが、1台のタブレットによって操作が完結すること。これが実現しているのは、照明からオーディオ、各種家電に至るまで、あらゆる機器がHarmonyOSに対応しているからだ。

↑タブレットのホーム画面。左側には来客時やリラックスなど、シチュエーションのメニューが表示されており、これをタップすると照明などが自動で調整される

 

↑直感的な操作モードも搭載。中央のリングの外周に各部屋の名称が表示されており、それをリング内にスワイプすることで、個々の部屋の操作画面が表示される

 

↑各所に設置されたカメラで家中の様子を確認できるから、セキュリティも万全だ

 

↑電力の使用状況も一目瞭然

 

↑タブレットは各部屋に設置されている。写真はダイニングキッチンの壁面

 

家の設備は、音声操作にも対応している。人の発声からシステムの動作までのタイムラグがないのが印象的で、特にカーテンの開閉ではそれを如実に感じた。発声からカーテンの動作までにかかる時間は、体感では1秒もなかった。

↑声で「リラックスモードにして」と指示すると、ソファが自動でリクライニングする

 

↑キッチンはまさかの可動式。ボタンタップで天板が動き、シンクが現れる

 

↑ダイニング。食事や記念日など、シチュエーションを指示すると、照明が自動で調整される

 

↑洗濯機の脇にある物干しも可動式で、普段は天井に格納され、必要なときに降りてくる。中国では部屋干しが主流であるため、これは欠かせない

 

↑キッズルームの学習机には、子どもがしっかり勉強しているか、その様子をモニタリングする機能がある

 

↑キッズルームの天井にはプラネタリウムが内蔵されていた。併設のスピーカーには、絵本の読み聞かせ機能もある

 

スマートホームでは、細かな技術が光っていた。それが、人感センサーで点灯する読書灯だ。人感センサーを搭載した照明はすでに世の中に多く普及しているが、誤作動があるものも多い。しかしここの読書灯はそれを可能な限り抑えている。たとえば、動物が近寄っても照明はまったく動作しない。

↑スマートホームの読書灯。コンパクトだが、点灯時には十分な明るさがあった

 

↑枕はなんとスマート枕。照明と連携し、人が寝ているのを検知したら明かりを落とし、トイレなどに起きた際には足元のライトをつけてくれる

 

↑掃除などを行うロボット

 

スマートホームは災害にも強い。あらゆる電気機器の制御を統合しているホームマシンが、災害時には生活のために最低限必要なものだけを選び、太陽光発電によって動作させる。

↑ホームマシン。ここから400以上の機器に接続できる

 

ファーウェイのコンシューマー事業のコンセプトは、「すべての人に最適なデバイスを届ける」こと。スマートカーやスマートホームも含めて、同社が多彩な製品を開発している理由はそこにある。それらの機器にもれなく搭載されるHarmonyOSは、アメリカの制裁によって産まれたものではあるが、いまやファーウェイの幅広い製品展開を支える根幹に成長しており、同社の底力の大きさを感じさせる。日本の対岸で着々と拡張しているそのエコシステムは、世界へ乗り出す機会をうかがっているのだ。

中国・ファーウェイの研究施設で、同社が近未来に叶える「夢」のカタチを垣間見た!

世界企業のなかでも、トップクラスの数の特許を保有するファーウェイ。2022年に公表されたデータによると、同社は収入の25%超を研究開発に投資している。この研究の中心となるのが、世界各地に設置されているラボだ。

 

今回筆者は、同社のラボを訪れる機会を得た。ヘルスケア、オーディオといった、分野ごとに別れた各所のラボでは、新たな製品開発に向けての研究が日々行われている。本稿では、ファーウェイの研究開発の現在地と、未来像についてお届けしよう。

 

あらゆるワークアウトの測定が可能。ファーウェイ最大のヘルスラボ

中国南東部、広東省にある東莞市・松山湖。ファーウェイはこの地に巨大なキャンパスを築いており、ヘルスラボはその郊外にある。同社のヘルスラボは西安およびフィンランドにもあるが、松山湖のものはそのなかでも最大規模。建設は、中国の体育総局、体育科学研究所と連携して行われた。

↑松山湖ヘルスラボの全景

 

↑ヘルスラボの外周には、陸上のトラックがあった

 

施設内には、様々なワークアウトに対応した計測施設がある。高度6000mまでの気圧・温度環境を再現できる高原模擬室、水流を作り出せるプール、球を打ち出してくるロボットが設置された卓球ルームなど、そのバリエーションは多い。ルーム内には、多様な計測装置が設置されており、被験者の動きや身体の状況などをチェックするという。

↑ヘルスラボの入り口を入ったところ。2面のテニスコート、右奥にはバスケットボールのゴールが見える

 

↑壁面のひとつは、クライミングウォールになっていた

 

↑高原模擬室では、低温状態でウェアラブル端末が正常に動作するかのテストが行われていた

 

↑卓球ルーム。写真右のロボットが球を打ち出してくれる。上級モードではかなりのスピードかつハイスピンで球が出てくるため、打ち返すだけでも大変

 

↑プール。水流を作ることができ、異なる水の速さでの水泳のフォームの違いなどを測定しているという

 

↑最大22°の傾斜を作り出せる巨大なトレッドミル。最高時速は50km/hで、ランニング以外にもサイクリングやスケートボードなどのモニタリングが可能

 

↑トレッドミルの周囲には、12台のモーションカメラが取り付けられていた

 

↑ゴルフルーム。中国国内の300コースのマップに対応している

 

↑ゴルフルームでは、スマートウォッチと連携して、スイングのフォームを計測できる。スイング速度や、振り上げてから打つまで、フォロースルーにかけた時間が表示されている

 

ウェアラブルデバイスユーザーからのニーズが高い、ランニングの計測の研究にはとりわけ力を入れている。施設内に並べられたランニングマシンでは、ウェアラブル端末が表示している数値と、実際の数値に齟齬がないかなどのテストが繰り返されている。なかには、ランニングフォームを正確にチェックできるという、7000個ものセンサーを備えたマシンもあった。

↑ズラリと並んだランニングマシン

 

↑ランニングマシン前方の画面では、マシン上にかかっている圧力をリアルタイムで表示する

 

↑HUAWEI S-TAGを靴に装着すれば、より詳細なフォーム計測が可能

 

↑筋力トレーニング用のエリアもあった

 

スマートウォッチで血糖値を測れる時代が来る?

ヘルスラボの取材では、ファーウェイでヘルスケアのソリューション担当者に話を聞くことができた。彼は、ウェアラブル端末の市場と、ファーウェイ製品の現状のギャップについて以下のように語った。

 

「市場のニーズがあるのに、ファーウェイの製品がまだ対応できていないのは、より多くのバイタルデータの計測です。そこで我々は、スマートウォッチに血糖値計を搭載できるよう研究を進めています。これまで、血糖値を測るには少量の血を出す必要がありましたが、それをせずとも血糖値計測ができるシステムをいま開発しています」

 

また、ウェアラブルデバイスにエコー検査ができるセンサーをいずれ搭載したいとの野望も述べた。実際ファーウェイは、血圧を測定できる初のスマートウォッチ・HUAWEI WATCH Dを発売しており、日本での医療機器認証も取得している。ウェアラブルによるエコー検査など、現時点では夢のような技術に思えるが、彼らであればそういった革新を成し遂げてしまうかもしれないと思わされる。

↑HUAWEI WATCH D

 

カナル型イヤホンの耳が痛くなる問題を解決する製品を発売予定

松山湖には、ヘルスラボのほかにオーディオラボも設置されている。そこでは、ロボットアームが完全分離型イヤホンのケースの開閉を繰り返すことによる耐久性テストや、イヤホンの耳への着脱を繰り返して装着時の安定性を確かめるといった試験が行われていた。また、飛行機内の騒音を再現し、アクティブノイズキャンセリングがしっかり機能するか確かめるリスニングルームも公開された。なお同所内では、一切の写真撮影が禁止であったため、画像でお見せすることができないことをご容赦いただきたい。

↑ファーウェイは、ヨーロッパの街を模した巨大なキャンパスを松山湖に設置している。オーディオラボはその一角にあった。写真の建物はオーディオラボではないが、同社のオフィスだ

 

↑広大なキャンパスは12の街区に分けられ、中には電車も走っている

 

ファーウェイでオーディオの製品開発担当者によると、いま開発しているのはカナル型イヤホンの問題を解決する製品だという。その問題とは、装着中に耳が痛くなってしまう、あるいは外れやすいということだ。「この課題を解決した画期的な製品を、2023年の年末に発売する予定」と語っていた。筆者も一人のオーディオユーザーとして、その登場が楽しみだ。

 

↑HUAWEI FreeBuds Pro 2。トリプルマイクによるアクティブノイズキャンセリングを搭載した画期的な製品だった。同社によるまた新たな革新に期待したい

 

また担当者の話のなかで興味を惹かれたのが、高速転送に関する話題だ。ファーウェイのオーディオ製品は、同社独自の規格による高速転送に対応している。その速度は「有線接続にも迫るほど」だという。

 

しかし実際に高速転送を実現するには、再生デバイスとイヤホンの両方がその規格に対応している必要があり、現状ファーウェイの規格に対応したスマートフォンは同社製のもののみだ。そこで同社は、今後この規格を他社向けにも公開するというのだ。仮にこれが実現すれば、他社製のスマホからでもファーウェイ規格による高速転送が可能になる。今後に向けて、夢のある話だといえるだろう。

 

ファーウェイがこれから叶える「夢」が、垣間見えた

今回筆者が見た、ファーウェイのラボを一言でまとめるなら、やはり「夢」という単語になる。血糖値を測れたりエコー検査ができるウェアラブルデバイス、有線に迫る速さの高速転送を可能にするオーディオ。それらは現時点で実現できるものではないが、その可能性は今回の取材で垣間見えた。同社の今後の新製品、施策による、新たな夢の実現を期待したい。

5000円以下で長時間バッテリー搭載の完全ワイヤレスイヤホン発売

ファーウェイ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 2」を発売しました。通常価格は4980円(税込)ですが、現在Amazonで開催中のプライム感謝祭では28%オフの3580円です。

 

HUAWEI FreeBuds SE 2はエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホンです。バッテリー駆動時間の長さが特徴で、フル充電から最大9時間使用できます。加えて、充電ケースと合わせると最大40時間の音楽再生が可能。さらに急速充電にも対応しており、約10分の充電で最大3時間音楽を再生できるとしています。

 

イヤホン本体は軽量で、片耳約3.8g。また形状は、人間工学に基づいた分析と30万以上の耳道特徴を分析したことにより、高いフィット感を実現したといいます。

 

ドライバーは10mmのダイナミック型。また再生周波数帯域は20~20000Hzです。コーデックはSBCとAACに対応しています。このほか、IP54の防水防塵仕様となっています。

【プロが推す高コスパ家電】メーカーの心意気に拍手! 2万円以下で美麗かつ音質良しの完全ワイヤレスイヤホン

「コスパ」=「激安」とは限らない——。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。今回紹介するのはファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5」。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が推します!】

AVライター・野村ケンジさん

イヤホン・ヘッドホン・スピーカーなどAV機器全般に明るい。TBSテレビ 開運音楽堂「ノムケンLab!」に出演中。

 

美しいデザインと快適な装着感でまるで装飾品のようなイヤホン

ファーウェイ
HUAWEI FreeBuds 5

実売価格:1万9620円

本体はすべて曲線で構成されたユニークなデザインと快適な着け心地を兼備。トリプルマイクを搭載し、優れたアクティブノイズキャンセリング(ANC)効果を実現した。超急速充電にも新たに対応しており、わずか5分間の充電で約2時間の連続音楽再生が可能。

SPEC●ドライバー径:φ11mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、HWA●使用可能時間:最大約5時間(イヤホン)、最大約30時間(ケース併用時)●質量:約5.4g(イヤホン片耳)、約45g(充電ケース単体)

 

↑人間工学に基づいて設計された形状で快適な着け心地を実現。開放的なインナーイヤー型を採用しているため着用時の圧迫感も少なく、長時間の使用でもストレスフリーだ

 

↑トリプルマイクの搭載に加え、独自技術の「AEM」と「DNN」を採用。外部の騒音と自身の声を認識して、通話中の声だけを強調する。騒がしい環境下でもクリアな音声通話が可能

 

↑新設計のドライバーユニットには、リング状の2つのマグネットを採用。中心部に気流の通り道を設けることで、大迫力の低音を鳴らす。低周波数帯域での感度は前モデルから30%向上

 

↑「HUAWEI AI Life」アプリでは、デフォルト・低音強調・高音強調・音声の4モードや、10段階からEQの設定が可能。ゲームに最適な低遅延モードなどの各種機能も用意する

 

デザインと機能性、そして音質3拍子そろって2万円以下の心意気

昨年登場のフラッグシップモデル「HUWEI FreeBuds Pro2」以降、機能性だけでなく音質にも徹底したこだわりを見せているのが、ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン。その最新モデルである「FreeBuds5」も、様々な面で注目に値する仕上がりです。

 

特筆ポイントは3つ。デザインと機能性、そして音質です。まずデザインは、装飾品と見紛うばかりの洗練された美しさが特徴。Aplle「AirPods」などと同じくバー付きのインナーイヤー型ですが、曲面構成の有機的なフォルムによって、スマートで上品な印象となっています。

 

このデザインは機能性にも関わっていて、インナーイヤー型ながらANC効果の効き具合も上々。さらに、装着状態や音量レベルを検知して音質を調整してくれるので、細かい設定を面倒に感じるユーザーにもオススメできます。

 

音質に関しても秀逸。デュアルマグネットリング採用のドライバーやLDACコーデック対応などにより、インナーイヤー型完全ワイヤレスとしては望外の迫力あるサウンドを実現しています。これだけ優秀でありながら2万円前後のプライスタグを付けてしまう同社の心意気に拍手!

約60万円のロボットはなぜ完売した? プロが解説する2023年上半期に売れた家電&デジタルグッズ3選

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「家電・デジタル編」から、睡眠モニタリングが進化し、ディスプレイも洗練されたHUAWEIのスマートウォッチなど、注目のスマートウォッチ・アプリ・家電の3モデルを紹介。デジタルライターと家電ライターによる、人気の秘密解説も見逃せない!

 

【スマートウオッチ】

睡眠モニタリングが進化しより高精度にデータを測定

ファーウェイ
HUAWEI Band 8
実売価格8580円
2023年5月発売

薄型軽量設計のスマートウオッチ。進化した睡眠モニタリングのほか、血中酸素、心拍数、ストレス、生理周期などのモニタリングで健康管理をサポートする。1万種類以上(一部有料)から選べる文字盤も魅力。

 

↑睡眠モニタリング精度が向上し、入眠・起床・睡眠の各データをより正確に測定できる。睡眠データの詳細はアプリで確認

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>デジタルライター 井上 晃さん
スマホやスマートウオッチなど、デジタル機器を精力的に取材。数多くの雑誌やウェブで執筆する。

ディスプレイも洗練されコスパがより向上

「基本的なライフログ機能を備えディスプレイも大きいのに、8000円台を実現。ズバ抜けたコスパで支持されています。Amazonベストセラー1位を記録した前世代と比べても質量質量16→14g、薄さ9.99→8.9
9mmと洗練」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★

 

【英会話アプリ】

AIを活用しスピーキング練習に特化したアプリ

Speakeasy Labs
スピーク 基本無料/ プレミアム月払い1800円、 プレミアム年払い1万2800円
2023年2月 日本語版リリース

AI技術と独自の自動音声認識技術を活用した、スピーキング特化型の英語学習アプリ。従来型のサービスよりもスピーキングの練習量が充実している。基本の「レベル別コース」やロールプレイ型の「AI講師」などを用意。

 

↑「レベル別コース」ではレベルに合わせた学習が可能。ユーザーのスピーキングに対してAIが音声矯正を行ってくれる

 

↑「AI講師」では様々 なシチュエーションを想定して会話を行う。内容に応じた返答があり、実践的なスピーキング練習が可能だ

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>デジタルライター 井上 晃さん

 

AIを活用した語学学習の新フェーズ

「スピーキングのトレーニングに特化した設計でいままでにない体験を実現して、App Storeの教育カテゴリ内1位を獲得。暗記と実践の間をつなぐ、新しい語学学習のフェーズが整ったと感じました」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★

 

【家族型ロボット】

最先端技術を用い生き物らしい愛らしさを表現

GROOVE X
LOVOT (くろ)
59万8800円+暮らしの費用
2023年5月発売(くろ)

気まぐれな仕草やほんのり温かい体温など、生命感を感じられるロボット。名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる、好きな人を認識して抱っこをねだるなど、徐々に懐いて家族となっていく。AI顔認証エンジンなどの最先端技術を搭載。

 

↑全方位カメラにAI顔認証エンジン「FaceMe」を搭載。LOVOTの正面を向いていないときなどでも、個人を認識できる

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>家電ライター 小口 覺さん
ITから家電まで幅広く精通。自慢したくなる家電を指す「ドヤ家電」の名付け親でもある。

 

リアルな動物らしさのある “くろ” の人気は必然

「初代の一般販売から4年目を迎えますが、オンリーワンな存在として継続的に人気。“くろ” は、リアルな動物っぽさとカッコ良さがあります。初回出荷ぶんは約6時間で完売、二次出荷ぶんも初日で完売」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★

「PC持って帰るけど開かない」を解決!オフの効率化には「HUAWEI MatePad 11.5”」があればいい

ファーウェイからオールインワンタブレット「HUAWEI MatePad 11.5”」が8月28日に発売されます!ストロングポイントは、6コア構成のクアルコム Snapdragon 7 GEN 1といった同価格帯の中でも最強クラスのCPUを積んでいること。サッと持ち運べる軽量性と様々なワークスタイルに対応する機能性を兼ね備えた一台で、これはかなり幅広いシーンに使えそうです。

 

本記事では、 GetNavi web編集長・山田がその実力を検証。業務柄、オフの日も取材を兼ねた外出が多く、仕事のオンオフが日夜シームレスに切り替わる山田としては、「電車や飛行機の移動時間やワーケーション先で進化を発揮した」とのこと。その真価を紐解いていきます。

 

欲しいのは、移動中やオフの日でもリラックスモードで開けるタブレット

平日デスク業務はもっぱらPCでこなす山田。デスクを離れる際も、いつでも仕事ができるお守りがわりにどこへでも持ち運んでいます。しかし、重いしかさばるし、何よりPCを開くと否応なく仕事モードにならなければいけない・・・。反面、スペースの限られた電車や飛行機、オフモード優位のワーケーションでは、持ってきたものの結局開かずじまいなことも。

 

↑GetNavi web編集長・山田。在宅も多いハイブリッドワークを2年以上実行する中で、「ちょっとした移動やオフの時間にサクッと仕事ができたら効率がいいのに…」と思うように

 

そこで、今回はPCにお留守番してもらい、HUAWEI MatePad 11.5”を片手に日常を過ごしてみました。

 

●HUAWEI MatePad 11.5”

11.5インチ、約499g、約6.85mmと持ち運びに適した軽量ボディを備える。3:2のアスペクト比がユニーク。価格はオープンで、市場想定価格は4万3800円(着脱式マグネットキーボード 8800円、M-Pencil 1万3800円)

 

 

【シーン1】休日の長距離移動で活躍

 

この取材の期間中、20年以上好きなバンドの福岡公演に行く機会があったという山田。ツアーは週末だったため、金曜日に仕事を終えたら、オフィスから電車で飛行場へ。そういった際にも、隙間時間で進めておくといい業務があります。

 

そんな「出先で対応しよう」と思う業務は、最優先で対応しなくても良いものの“やっておくとあとが断然ラクなんだよ系作業”ですね。山田の業務でいえば、勤怠予定シートの更新/サイトトラフィックデータのチェック、メールやチャットの返信に当たります。

 

こういった業務をため込むと、例えば13時にスタートしようと思った作業に、30分遅れでとりかかるというのはビジネスパーソンではよくあること。こうした微妙な遅延をなくし、やる気にまでさせてくれるのが本機です。

 

簡単に言えば、軽くてジャストサイズだから、パッと開いてパッと作業できる。その一点に尽きるのですが、PCを開いて行うにはこういったちょっとした業務は取り掛かりに時間がかかったりするもの。すぐ取り出して開ける…それだけで取り掛かりを軽快にしてくれることはシンプルだけど大きなメリットです。

 

↑一般的なスマホおよそ2台分の約499gのボディは、想像以上に業務のスタートを軽快にしてくれる

 

ビジネスにおける「準備行動」をやる気にさせて良いサイクルを作ったあとは、ホテルでツアーの予習時間。歌詞を読み込んでサビを口ずさめるようにしたり、MVを観て作品の世界観を妄想したり、ライブに向けて気持ちを作っていきます。

 

そのためには、普通なら例えばアーティストの歌詞をウェブで見たり、YouTubeでMVを観たりといったことをすると思います。そこがHUAWEI MatePad 11.5”だと、例えば複数のアプリウィンドウを開ける「マルチウィンドウ」機能を使って、2画面でノートアプリに取り込んでいたアーティストインタビューを読みながら、MVを観るといった行為がいとも簡単にできます。

 

↑マルチウィンドウを活用して、ウェブページを見ながら旅行先のリストを作成

 

MVを観るのにも、4つのスピーカーを搭載しサラウンド音場を作り上げる本機ならホテルの室内でも高品位なサウンドで作品へのイメージを高められます!

 

↑4つの大迫力なスピーカーを搭載。Huawei Histen 8.1にグレードアップしたサラウンド音響で、音の世界へ没入

 

もちろん映像を観る面でも、120Hzの高リフレッシュレートを実現した11.5インチディスプレイで高画質を堪能できますし、山田が飛行機移動からライブ前まで本機を使っても十分にバッテリーはもったそう。7700mAhの大容量バッテリーに、急な充電も急速充電機能で対応できるなど、小旅行での使用に本機はぴったりのスペックを持っています。

 

シーン1:山田’s comment

「ちなみに、触り心地はめちゃくちゃ質感があって気持ちいいです。作品鑑賞だけに特化するならキーボードカバーを外して手持ちにしてもOK。それがこの価格帯で実現されているのって狡くないでしょうか」(山田)

 

 

【シーン2】立ちっぱなしの出張先、旅先の小回り

 

ところで、旅や出張のときに得られる、現地を歩き回っているから知れる情報ってたくさんありますよね。

 

飛行機での移動を終え、福岡に到着した山田。本機の機動性、気軽に使える利便性が優秀すぎて「旅からこぼれ落ちてしまったリスト」が簡単に作れてしまったといいます。活用したのは「HUAWEI Note」というノート作成アプリ。PDF文書などの一括インポートや、いちからメモを作成できるアプリです。

 

↑ウェブページを参照しながらHUAWEI Noteでメモをとる。M-Pencilによるクリアで滑らかなブラシ効果で、自由に図形作成も可能

 

例えば、今回は天神周辺を散策した際、国体通りに巨大なショッピングモールができていたり、地元で有名な焼き肉店を見つけたり。

 

いつもは「へー、こんなのあるんだ」で終わってしまうところを、今回は本機があったおかげで別の体験ができることに。スマホで現地の写真を撮っておいて、小休憩で寄ったカフェでファーウェイの共有機能「マルチスクリーンコラボレーション」を使って、スマホからタブレットに写真をドラッグ&ドロップしてメモアプリに入れる。同時に、マルチウィンドウで2画面にしてブラウザでスポット情報をコピペ。最後に、手書きペンでそのときの会話を記してみたりしたら、普段はこぼれ落ちてしまう情報をストックするといったシームレスな使いこなしが実現できた模様。

 

 

さらに、出張先・旅先では、普段とは違う景色に出会って、急にインスピレーションが湧いてきた!なんてことも。そんなときは、すぐに手書きメモ・写真メモを残せると便利です。そういった時もHUAWEI Noteが活躍するのではないかなと思います。

 

今回の検証をする前に、出張で熊本空港を訪れたときのこと。全面新装されてとてもキレイでシックな空港を見て、何か空港でイベントができないかなと一気に頭が仕事モードになったものの…。PCを取り出してメモするにはひと手間ですが、本機を使って空港のフロアマップをダウンロードして、ファイルに直接色々メモすることが出来たそう。立ったままふとした瞬間にこういったメモ・アイデアを高い熱量で保存出来る点が、HUAWEI Noteの真価と言えるでしょう。

 

シーン2:山田’s comment

「旅や出張では、ちょっとした隙間時間が多く発生するので、コツコツと旅の体験をストックしていくと充実度が変わってくると思います。本機があるとデバイスの切り替え、アプリケーションの切り替えがシームレスなので、ふと思いついた瞬間に流れで体験をストックできるのがとても便利だと思いました」(山田)

 

 

【シーン3】カフェの1人席やデスクの狭いホテルでの活用

出張先や旅先でホテルを利用したときに、異様に狭いデスクしか常設されていなかった、なんてことは、ビジネスパーソンならあるあるのシチュエーション。

 

出先で入ったカフェの1人席もしかり、限られたスペースで作業をするのなら、悪目立ちしないサイズ感はマストです。実際に、山田が出先のカフェで使ってみたところ、テーブルに実機と飲み物を置いてもスペースに余裕がある状態が確保できました。

 

あらためて7700mAhの大容量バッテリーにも注目です。本機を4時間近く画面オンにしながら何かしらのアプリを使い、画面の輝度MAXというかなりバッテリーを消費する環境で使っていましたが、20%も減っていませんでした。1日数時間の使用では、1週間近くバッテリーが持つ印象。これなら、バッテリーが心配になり電源のあるカフェや座席を探すという行為がなくなるし、大きめのモバイルバッテリーを別で持っておく必要もありません。

 

省スペース性に優れる本機ですが、使い勝手にも妥協はありません。PCに近い使い心地を実現するため、着脱式キーボードはキーストロークを1.5mmで設計。しっかりとした打鍵感が確保されていて、カフェの手狭なスペースでも集中して作業に取り組めます。Wi-Fi 6対応なのでどこでも安心した通信環境で使えるのも出先使用での大きなポイントですね。

 

シーン3:山田’s comment

「単体では機動力のあるデバイスであっても、周辺機器も含めると意外に軽量化できていないモデルは多いもの。本機は、サイズ、重量、使い勝手含めたトータルバランスが優秀だからこそ、どこにでも持っていきやすく開きやすい設計になっています」(山田)

 

 

【こんなシーンでも】オンラインセミナーのデバイス、自宅でサブPCとしても使える

3つのシーンで、どれだけ本機が出先で開きやすく、使いやすいかを山田目線でレビューしてきました。では普段のビジネスシーンや自宅での環境ではどうでしょうか?

 

リモートで参加できるオンラインセミナーやオンライン授業では、講師が映る画面を見ながら、投影された資料をチェックし、ノートを取りつつディスカッションもするといったマルチタスクが必須。そんなときでも本機があれば、前述した全ての作業が可能です。よく使う画面分割の組み合わせを保存しておいて、ワンステップで呼び出すことができるので、時間を有効に使いたい学生やビジネスパーソンには高ポイント!

 

↑オンライン会議中にメモもとれる

 

また自宅や会社なら、サブPCとして使用するのがおすすめ。在宅勤務では、メインPCをワークスペースに置きっぱなしで、場合によっては外付けディスプレイにつないで作業している山田。しかし、この環境ではメインPCを開いては作業をダラダラと続けてしまうし、終業後にも作業することが多くなってしまうとか。

 

そんな中、本機を導入してからは終業時にメインPCはバッグにイン!そうすると何が起こったかというと、「今日はもう諦めて明日やろう」という気持ちになり、本当に最低限のリアクションだけをするように。

 

↑資料の動画を映すサブディスプレイとしての使い方も◎

 

作業したとしても、前半で述べたような、“やっておくとあとが断然ラクなんだよ系作業”のみとQOLの向上も実感できました。

 

サブシーン:山田’s comment

「本機でもプレゼン資料作成などのこってりした作業は十分行えるものの、やはりメインで使っている環境と比較すると効率はいくぶんか落ちます。効率の悪い中でやるよりも翌日のスタートダッシュを決められる状況を本機で作ることで、業務の精度を上げる考え方が効率的かも」(山田)

 

 

まとめ:HUAWEI MatePad 11.5”があれば、スキマ時間も有効活用できる

移動中や出先では、ちょっとしたスキマ時間が大量発生するものの、PCを開くほどでもないし・・・と思って無駄にしがち。

 

そんなときに、HUAWEI MatePad 11.5”があれば、スッと取り出してサッと作業が可能です。精神的負担もなく仕事もクリエイティブにはかどり、空いた時間に趣味も楽しめて一石二鳥。オフの日のおともに、そばに置きたいデバイスです。

 

 

撮影/湯浅立志 イラスト/TOMOYA

1万円台でヘルスケアもワークアウトもしっかり管理、新スマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT Special Edition」

ファーウェイ・ジャパンは8月24日、スマートウォッチの新モデル「HUAWEI WATCH FIT Special Edition」を発表しました。発売は8月28日からで、8月24日から予約を受け付けます。価格は1万4080円(税込)。

 

HUAWEI WATCH FITはIDCのレポートで、2021年第一四半期から2022年第二四半期までの間、75~150USドルの価格帯におけるスマートウォッチ市場でシェア1位を獲得する、人気のシリーズ。そのシリーズ最新モデルとして登場したHUAWEI WATCH FIT Special Editionは、2021年11月に発売された「HUAWEI WATCH FIT new」から、あらゆる機能で進化しています。

 

画面は1.64型のAMOLEDディスプレイを搭載し、画面占有率70%、解像度456×280ドット、326PPIを実現。また、センサーを除いた厚みは約10.7mm、ベルトを除いた重さは約21gと、薄型軽量で心地よい装着感を実現しているとのこと。

 

文字盤は「HUAWEI Health」アプリの文字盤ストアからダウンロードできる、有料のものも含めると1万種類以上を用意。加えて着ている服などをスマホで撮影し、その場で文字盤のデザインを作成する「スタイル文字盤」機能にも対応しています。

 

ヘルスケア機能においては、睡眠モニタリングに必要な独自アルゴリズム「TruSleep 3.0」を搭載し、HUAWEI WATCH FIT newに比べて睡眠モニタリングの精度が約10%向上したほか、誤認識率が約40%減少したといいます。

 

また、心拍のモニタリングもフォトダイオード数を増やしたうえに、AIアルゴリズムも改良した「TruSeen 5.0」の搭載で、従来モデルから精度が10%向上。24時間心拍数をモニタリングし、異常時にはアラートを出す機能にも対応します。

 

ワークアウトはバスケットボール、サッカーなど101種類のモードを搭載。さらに、ランニングでは科学的なデータ分析により、トレーニング能力指数や回復にかかる時間を表示します。HUAWEI Healthアプリを使用すれば、より専門的かつ詳細なランニングデータの表示も可能です。

 

このほか、スマホの探索やアラーム、着信通知やLINEなど通知表示とクイック返信(クイック返信はAndroidのみ)といったアシスタント機能もそろっています。

 

バッテリー持続時間は通常使用で約9日、充電は約45分でフルになります。

ファーウェイ、若い世代に向けた4万円台の手ごろなタブレット「HUAWEI MatePad 11.5」発表

ファーウェイ・ジャパンは8月24日、タブレットの新モデル「HUAWEI MatePad 11.5」を発表しました。発売は8月28日で、予約は24日から。市場想定価格は4万3800円(税込)です。

 

HUAWEI MatePad 11.5は、いまラインアップされているファーウェイのタブレットとしては最も画面が大きい、11.5インチのディスプレイを搭載した製品です。解像度は2200×1440ドットで、リフレッシュレートは120Hz、輝度は400nit。また、製品の安全性などを認証するテュフ ラインランドの低ブルーライト認証とフリッカーフリー認証を取得し、長時間コンテンツなどを視聴しても目が疲れにくいとしています。

 

本体はメタリックデザインを採用しており、重量約499、厚さ約6.85mmを実現。触ると滑らかで手になじみやすいとしています。

 

製品に合わせて新しいノートアプリ「HUAWEI Notes」も登場。紙のように書き留めて、大切な情報を記録できるほか、テキストの重要部分にマーカーを引けたり、ブラウザー上のテキストを簡単にコピペしたりといった操作が可能です。また、PDFファイルのインポート、ファイルやノート内のテキスト検索などにも対応しています。もちろん、HUAWEI M-Penciを使用してメモも可能。仕事、授業、講義時に活躍してくれそうです。

 

このほか、臨場感のある音質を実現する4基のスピーカーや、1300万画素のアウトカメラ、7700mAhの大容量バッテリーなどを備えています。なお、OSは独自のHarmonyOSを採用。

 

先に触れたHUAWEI M-Penci(税込1万3800円)や、着脱式のキーボード(税込8800円)を使えば、より活用の幅が広がるでしょう。

 

ファーウェイ・ジャパンとしては「若者向けのオールインワンタブレット」とうたう製品。価格を見ると手に取りやすい製品であり、それでいて必要十分な性能を備えているので、確かに若い世代がタブレットを手にしてみたいと思ったときに候補に入るでしょう。

Amazon限定発売、8000円台のHUAWEI Band 8にナイロンバンドモデル

ファーウェイ・ジャパンは6月16日から、スマートウォッチ「HUAWEI Band 8」のナイロンブラックモデルをAmazon.co.jp限定で販売します。価格は8580円(税込)。

 

HUAWEI Band 8は、ファーウェイ史上最も薄型軽量ながら、睡眠モニタリング機能やヘルスケア機能といった、スマートウォッチに求めたい機能を備えつつ、手ごろな価格に抑えたモデルです。5月に発売され、発売日から3週間の売り上げは前モデル「HUAWEI Band 7」に比べて約35%増加しているといいます。

 

今回発売されるのは、バンドにナイロン素材を採用したモデル。軽い装着感でスポーツはもちろん、日々の生活でも快適に使用できるとしています。価格は通常モデルと変わりません。

 

主なスペックは下記のとおり。

スマホはいつ出るの? ファーウェイ日本のトップに製品ラインナップの戦略を聞いた

ファーウェイは5月24日、スマートウォッチの最上位モデル「HUAWEI WATCH Ultimate」など、新製品6モデルを発表しました。

 

米国による輸出禁止措置の対象となり、5Gモデムなど一部の先端半導体の調達が困難となっているファーウェイ。その中で、日本市場では意欲的に新製品を投入していますが、今後はどのように挑むのか。端末部門の日本・韓国地域の責任者を務める楊涛(ヤン・タオ)氏に聞きました。

↑楊涛氏(ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョンプレジデント)

 

世界で実績のある製品を、そのまま日本に持ってきているわけじゃない

―― 日本でウェアラブル製品の展開を進めるために、どのような取り組みが必要と考えていますか。

 

楊氏 日本の消費者は、製品の新しさや革新性のみならず、ユーザー体験や品質にいたるまで高い水準の要望を有しています。他社と同じような製品を投入して価格の安さを競っているようでは、日本市場では生き残れないでしょう。ですから、ファーウェイが日本に投入する製品は、特別なイノベーションを体現して、競争力があるような、それでいてユーザーにとって特別な価値をお届けできるような製品を選んで投入しています。

 

本日(5月24日)の発表会では、日本市場向けに6つの新製品を発表しました。日本市場では、世界のマーケットで実績のある製品をそのまま持ってきて発表している訳ではありません。それぞれの製品には、特徴的な機能があり、届けたいユーザー層も明確に定義しています。

 

たとえば、スマートウォッチの最上位モデル・HUAWEI WATCH Ultimateは、専門的なスポーツを趣味として楽しむビジネスパーソンを想定しています。この製品は、ビジネスでも趣味でも使える上質で頑丈なデザイン、ダイビングやクライミング、登山のような危険を伴うアクティビティにも対応できるワークアウトを計測。そして日々の健康管理にも役立てられる高度なヘルスケア機能を搭載しています。

↑ダイビングコンピューターのように使えるHUAWEI WATCH Ultimate

 

また、「HUAWEI WATCH D」は、高血圧症の当事者や予備軍の方が、毎日の血圧計測を気楽にしていただけるように開発しました。家庭用の血圧計といえば、上腕を圧迫して血圧を計測するタイプが一般的ですが、体組成計のように大きな機械で、外出先まで持ち歩くのは不便です。HUAWEI WATCH Dは、厚生労働省の医療機器認定を受けた血圧計測機能を、スマートウォッチのサイズで実現しました。

↑医療機器レベルの血圧計をスマートウォッチサイズに詰め込んだHUAWEI WATCH D

 

ハードの完成度が高いだけでは不十分。データを役立てられることが重要

―― ファーウェイのウェアラブルデバイスは最も安価な「HUAWEI Band 8」でも8000円弱の価格帯ですが、競合他社では5000円前後の製品を投入しているメーカーもあり、そのメーカーは勢いがあるように見えます。ファーウェイは他社とどう差別化するのでしょうか。

 

楊氏 発表会でも少し触れましたが、ファーウェイはオールシナリオのユーザー体験に焦点を当てて、製品を開発しています。デバイス、ソフトウェア、データ分析、エコシステムといった多層のレイヤー構造を有しており、それぞれで差別化しています。これは、最終的には大きな違いとなってユーザー体験に現れます。

↑ファーウェイが3月に発売したHUAWEI Band 8

 

HUAWEI Band 8の例を挙げるなら、一度充電すれば2週間は電池持ちが持続し、心拍数や睡眠状態も計測できるなど、製品単体としても十分に高い完成度となっています。

 

ただ、ハードウェアとして完成度が高いだけでは不十分です。仮に良いデバイスを作れて良質なデータを取れたとしても、それでは意味がありません。重要なのは、実際にユーザーが健康管理に役立てられること。データを分析して、健康管理に役立つアドバイスを提供するアルゴリズムも重要です。

↑5月24日の製品発表会で、ファーウェイはハードウェアからアルゴリズムまで複数のレイヤーで製品改良の取り組みを続けていることをアピールした

 

この点でも、ファーウェイはより洗練されたアルゴリズムを提供できるように専門機関と共同での研究開発を続けています。ファーウェイの睡眠モニタリング機能「HUAWEI TruSleep 3.0」では、レム睡眠とノンレム睡眠の比率、覚醒時間、呼吸の質などの指標を分析し、睡眠の質に応じた200種類以上の実践的なアドバイスを提供します。

 

アルゴリズムの研究開発が重要なのは、睡眠モニタリングに限りません。今回発表したスポーツ用センサー「HUAWEI S-TAG」では、特にランニングの分析に特化しており、ランニング時の姿勢や身体の揺れ方、足の接地角などのデータを取得し、多角的に表示できるようになっています。S-TAGではまた、日本企業のテクノクラフト社と提携し、ゴルフのフォーム分析ツールとして活用できるようにしています。この製品をより良いものへと昇華させていく過程では、専門分野の知見を有する専門機関との協力が欠かせないと考えています。

↑靴や腰に装着してランニングに役立つデータを取得できるHUAWEI S-TAG

 

アルゴリズムの観点で、専門機関と協力して研究開発を持続しているのは、ファーウェイならではの強みだと考えています。スマートバンドで最初は安価な製品を選んだ消費者も、製品を知り、次の製品を選ぶ過程で、機能が充実したファーウェイ製品を選んでいただけると期待しています。

 

スマホはしかるべきタイミングで新製品を出したい

―― 「オールシナリオのユーザー体験」を実現するうえで、ファーウェイは中国でスマートフォンを中心に、家電、クルマなどさまざまなデバイスと連携する仕組みを構築しています。ただし、日本ではスマートフォンの新製品をここ2年投入していません。日本でのスマートフォンの製品展開の今後についてお聞かせください。

 

楊氏 ファーウェイは、ユーザー体験を重視しています。今回発表したHUAWEI WATCH UltimateやHUAWEI WATCH Dがそうであるように、日本市場においては、ユーザーにとってこの製品を選ぶ意味があるという、明確な価値を備えた製品を投入していきたいと考えています。そうしてユーザーから評価されて、そのフィードバックを次の製品開発に生かしていくことで、製品を育てていくことができると思います。

 

投入できる製品を片っ端から投入するようではユーザーとの良い信頼関係を築くことはできません。価値ある製品を厳選して投入しなければならないと考えています。

 

―― つまり、スマートフォンについては、今は日本で価値のある商品を投入するのが難しいと考えているということでしょうか。

 

楊氏 ファーウェイのスマホやタブレットは、さまざまな面で競争力がある製品を有していると考えています。しかしながら、その競争力を日本市場でも十全に発揮できるかといえば、今は難しいと考えています。

 

たとえば私が使っている折りたたみスマートフォン「HUAWEI Mate X3」は、フォルダブル型ながら高い耐久性のあるガラスを使用していたり、4万km離れた人工衛星と通信できたりと、さまざまなイノベーションが詰まっている製品です。中国国内以外でも、ヨーロッパや中東などですでに販売されています。

↑ファーウェイが海外で販売している横折りスマートフォンの最新モデル・HUAWEI Mate X3

 

ただ、Mate X3は4G LTEのみの対応です。5Gが浸透している日本市場にはそぐわないかもしれません。また、アプリについても、日本向けの最適化にまだ少し課題が残されています。スマートフォンについても、しかるべきタイミングで新製品をご案内したいと考えています。今後の発表にご注目ください。

 

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驚異的なコスパ! 8000円台のスマートウォッチ「HUAWEI Band 8」が高機能すぎだった

国内外のメーカーからさまざまなスマートウォッチが発売されており、市場はまさにスマートウォッチ戦国時代。1万円前後のエントリーモデルから、5万円を超えるハイエンドモデルまで、価格帯もさまざまだが、今回ピックアップするのは、1万円以下の8580円(税込)で購入できるファーウェイの最新モデル「HUAWEI Band 8」だ。数あるエントリーモデルの中でも「指名買い」するべき1本なのか、その実力をじっくりとチェックしてみたい。

↑HUAWEI Band 8

 

従来よりも薄く・軽くなった本体

まず注目したいのが、本体サイズ。ディスプレイサイズは1.47インチと従来モデルから変わりないが、厚さが1mm薄くなり、8.99mmに。重量も2g軽くなり、ウォッチ部分で14gとなった。ディスプレイの高い視認性はそのままに、装着感を向上させている。普段、筆者はアクセサリーとして一般的なアナログ腕時計を着けているが、アナログ腕時計と比べて、装着感の軽やかさは段違い。着けていることを忘れてしまうほどだ。

 

操作はディスプレイのタッチ・スワイプのほか、サイドボタンを使用するが、タッチ操作に対するレスポンスは高速で、まさにサクサク。1万円以内で購入できるスマートウォッチながら、デザイン性や操作性に抜かりはない。

↑本体サイズは、約幅24.54×奥行き43.45×厚さ8.99mm。ディスプレイには、有機ELを利用したAMOLEDを採用

 

ストラップカラーは、「ミッドナイトブラック」「サクラピンク」「エメラルドグリーン」の3色から選べる。TPUやシリコンを使用しており、肌にやさしく、汚れにくいのが特徴だ。なお、サクラピンクは手首が細い方や女性向けの仕様で、ほかのカラーよりストラップ長が10mm短い。装着時にベルトが余り過ぎて、不格好になる心配がないというわけだ。ベルトループには、穴にアジャストする突起が付いており、ベルトがしっかりと固定される仕組みとなっている。

↑ストラップを外す際は、背面にあるボタンをワンタッチ。装着時は、本体のくぼみに合わせてストラップをはめ込むだけなので、着脱がとても簡単

 

ロングバッテリーと長期ログの記録が可能なところは魅力的

スマートフォンと連携させておけば、各種通知の取得も可能。着信などがあるとバイブレーションが振動し、通知内容が画面に表示される。メッセージやSNSの通知はもちろん、スマートフォンにインストールしているアプリからの通知も取得してくれるので、通知確認のためにわざわざスマートフォンを取り出す必要はない。

 

手荷物が多く、スマートフォンを取り出せない状況などでも、ちらっと腕元で確認できるのが便利で、仕事の連絡や子どもの送迎の連絡など、重要な連絡を見逃すこともない。

↑通知のタイミングはスマートフォンとほぼ同じで、タイムラグがほとんどない。Android、iOSの双方に対応しているのもうれしいポイント

 

バッテリーは、ヘビーユースで約9日間、通常使用で約14日間と長く、24時間の健康モニタリング機能のログを継続的に記録できる。「充電が面倒で……」と、スマートウォッチを着用しなくなる人は多いが、最長約2週間のロングライフバッテリーを実現した本機なら、日々の充電の煩わしはほとんどない。約5分間の充電で約2日間の使用が可能になる、急速充電にも対応しているのもポイントだ。

 

実際、満充電から約10日間使用してみたが、バッテリー残量は約30%と、まだまだ余裕が。バッテリーのスタミナと、それによる長期ログの記録が可能な点は、数あるスマートウォッチの中でもファーウェイが頭ひとつ抜けている印象だ。

↑充電は、磁気充電ポート経由で。端子を背面に近付けるだけで、内蔵されている磁石が反応し、ぴたっと密着。充電中は画面にバッテリー残量が表示されるので、充電の進行状況も把握しやすい

 

睡眠モニタリング機能が進化し、良質な睡眠をサポート

続いて、本機の最大の特徴とも言える睡眠モニタリング機能についてチェックしていこう。HUAWEI Band 8では、従来の睡眠モニタリング機能「TruSleep 2.0」が「TruSleep 3.0」へとアップグレード。睡眠モニタリングの精度が10%向上している。入眠や覚醒の時間を的確に検知し、深い眠りやレム睡眠の持続時間を詳細に記録してくれるのだ。

 

また、最新モデルでは、スマートフォンアプリ上だけでなく、ウォッチフェイスからも睡眠データを確認できるようになった。睡眠のスコアとともに、総睡眠時間や各睡眠状態の持続時間をより簡単にチェックできるようになり、「今日はどうだったかな?」と、起床後に睡眠ログを確認するのが自然と日課になった。

 

【睡眠モニタリングのフォトギャラリー】画像をタップすると閲覧できます。

 

筆者の場合、モニタリング当初の睡眠スコアは81。睡眠がおろそかになっていたこともあり、スコアを見て「改善しなければ」と、健康的な生活へのモチベーションが自然と高まった。そこから生活を続けて90に到達。大きな達成感が得られた。こうした生活の変化を促せるのはスマートウォッチの魅力であり、リーズナブルなHUAWEI Band 8でも十分にその良さを体感できる。

 

心拍やストレスのモニタリングなど、一般的なヘルスケア機能も網羅

もちろん、ヘルスケア機能は睡眠モニタリング機能だけではない。心拍数モニタリングや、血中酸素濃度モニタリング、ストレスモニタリングなどを備え、いずれも24時間モニタリングできる。健康状態を常に把握できるだけでなく、異常の検知も容易で、健康的なライフスタイルの実現に役立てることが可能だ。

 

【ヘルスケア機能のフォトギャラリー】画像をタップすると閲覧できます。

 

100種類以上の多彩なワークアウト機能を搭載

ランニングやサイクリングをはじめとする屋外運動のほか、筋力トレーニングやヨガといった屋内運動など、全100種類以上のワークアウト機能を搭載。ランニングに関しては、独自のランニングサポートシステム「HUAWEI TruSport」により、科学的根拠に基づいて評価・分析され、ランニング能力の向上を図れる。なお、HUAWEI Band 8では、「サッカー」「バスケットボール」「バドミントン」の3種類のワークアウトが追加された。

 

【ワークアウト機能のフォトギャラリー】画像をタップすると閲覧できます。

 

頭ひとつ抜けた性能・機能を備えた、驚異的なコストパフォーマンスの1本

スマートウォッチとしての基本機能を余さず備えているのはもちろん、多彩なヘルスケア機能とワークアウト機能により、ライフスタイルの改善も図れるHUAWEI Band 8。ボディの軽量・薄型化によって、より軽快な装着感が得られるようになったうえ、これだけのスペック、機能を備えながら、価格が1万円を切るのは掛け値なしに“驚異的”と言える。とりわけ、スマートウォッチに求められる機能を持ちながらもコストパフォーマンスを重視する、という人には間違いない1本だろう。

 

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こんなイヤホン見たことない。“美”をこだわり抜いた「HUAWEI FreeBuds 5」が圧巻

そう、こんなイヤホンを待っていたーー。

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「たとえ音楽が流れていなくても、身に着けていたい」。そう思えたイヤホンは初めてかもしれません。

 

ファーウェイが新たに発表したフルワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5」は、デザインにこだわり抜いた逸品。その洗練されたフォルム・質感は、もはや装飾品と言えるレベルに達しています。

 

【HUAWEI FreeBuds 5(画像をタップすると閲覧できます)】

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耳元を飾るアクセサリー

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ジャンルを問わず、良い製品というのは、独特の世界観を纏っているものです。私たちは、製品を手に取り、その世界観へ吸い込まれます。

 

HUAWEI FreeBuds 5とのファーストミートは、言うなれば、ジュエリーケースを開くような感覚でした。

 

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充電ケースの蓋をオープンすると、葉のうえに乗った「しずく」を思わせる美しい曲線が現れます。イヤホン本体を取り出して感じるのは、今までにない新しさと、小さな感動ーー。

 

「自然」から着想を得たという、曲線のみで構成されたフォルム。しっとりと上品に放たれる「シルバーフロスト」の光沢感も、白色が軽やかな「セラミックホワイト」の爽やかさも。まさに“洗練”という単語がふさわしいでしょう。

 

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イヤホンを耳にはめれば、まるでピアスやイヤーカフを身に着けたかのように、耳元から顔周りがパッと明るくなります。周囲の景色が映り込んで生じる“ゆらぎ”も、狙ってデザインの一部として取り込まれているのが分かります。

 

 

斬新なデザイン、だが装着感へのこだわり

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斬新なデザインゆえに、使い勝手は大丈夫なのかーーと疑いたくなるかもしれません。しかし、装着感についても、とことん追求しているのが、HUAWEI FreeBuds 5のすごいところ。

 

同イヤホンの耳に装着する部分は、イヤーピースのない「インイヤー型」です。そのため、製品の形状がダイレクトに使い勝手に影響します。

 

さらに、人間工学に基づき、人の体に馴染むようデザインされているのが特徴です。装着感への懸念が残らないよう、開発段階で、1万を超える人間の耳のサンプルでシミュレーションをし、何百ものテストを重ねたうえで、0.01mm単位での微調整が加えられています。結果として、小型でありながらも、耳に触れる面積を十分に広く確保しており、快適な装着感・フィット感が実現されています。

 

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なお、耳元での操作については、アーチ型の軸(ステム)部分を

 

(1)ダブルタップ:「通話への応答・終了」「音楽の再生・一時停止」

(2)上下スワイプ:「音量調整」

(3)長押し:「ANCモードのオン・オフ切り替え」「着信拒否」

 

のように扱います。

 

シングルタップによる誤動作が起きにくいため、耳元で角度調整などをしても、機能に影響しづらいことも嬉しいポイント。煩雑な操作が、HUAWEI FreeBuds 5の世界観を邪魔することはありません。

 

 

軽やかなインイヤー型なのに、ノイズは消える

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機能面については、先述の通りイヤーピースのないインイヤー型でありながらも、環境ノイズを低減してくれる「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」機能を備えていることが秀逸。地下鉄で音楽を聴いたり、洗い物をしながらポッドキャストを楽しんだりできます。

 

なお、ノイズキャンセリングのモードとしては、「標準」と「くつろぎ」の2モードを切り替え可能。さらに2つのモードが自動で切り替わる、ダイナミックモードも搭載しています。

 

軽やかな装着感と、実生活での聴きやすさを両立している点で、デザインを抜きにしても、ワイヤレスイヤホンとしてかなりの優等生だと言えるでしょう。

 

通話については、搭載したトリプルマイクによって、ノイズ低減機能が従来製品よりも大幅に向上されていることがポイントです。例えば通話相手に、よりクリアに聞こえます。インイヤー型でありながら、オフィスだけでなく、環境音や風切り音の多い地下鉄や交差点などでの急な通話応答にも、十分に対応できるわけです。

 

一般的に、インイヤー型のワイヤレスイヤホンでは、これまでこうした性能について諦めなくてはいけないことが多々ありました。しかし、HUAWEI FreeBuds 5は、インイヤー型の装着感のままで、ANCを有効にしたうえでの音楽再生や、ノイズの低減された通話などを楽しめます。こだわり抜いて開発されたイヤホンだということが、こうした特徴からもしっかりと伝わってきます。

 

 

妥協しない、パワフルな低音×音圧

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さて、肝心の音質については、パワフルな低音域が実現されています。磁気密度を高めたデュアルマグネットリング機構が取り入れられたダイナミックドライバーにより、低音域の迫力が増していることがポイント。気流の通り道を広げることで空気抵抗を減らし、ドライバーユニットの振幅をより大きくしたことで、音圧も強化されています。

 

さらに、LDACといった高解像度コーデックもサポート。加えて、耳の形の差を考慮して、音質を最適化する「アダプティブイヤーマッチングテクノロジー」なども実装されており、音質面でも抜かりはありません。EQについては、リアルタイムで最適化される一方で、10段階カスタマイズで自分好みに調整することも可能です。

 

ここで、オーディオ機器に詳しいライター 山本敦さんに、音質についてレビューをいただきました。

山本 敦

オーディオビジュアル誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。ハイレゾに音楽配信、スマホなどポータブルオーディオの最先端を徹底探求。海外の展示会取材やメーカー開発者へのインタビューなども数多くこなす。

FreeBudsシリーズはANCを搭載する開放型イヤホンの先駆けです。音の心臓部であるドライバーユニットを包み込み、バランスを整える役割も担う外殻のハウジングが開放型であることで、音楽や通話音声の透明感と広大な音場の表現力などに反映されます。

 

ANCをオンにすると、音楽や通話音声が一段と聞きやすくなります。さらに音楽や通話音声のバランスを崩さず、ノイズだけをピタリと抑えます。開放型であることから外の環境音にも注意を向けられるので、歩きながらでも安全に使えるイヤホンです。イヤーチップで耳を塞がない“耳のせ”スタイルで、心地よいフィット感も持続します。

 

強力な磁力を生み出せるデュアルマグネットリング機構を搭載したドライバーは、クラシックの弦楽器やボーカルの繊細なニュアンスを丁寧に引き出します。ロックやEDMのビートをズシンと腹の底に響かせる低音のインパクトも見事。大編成のオーケストラやジャズバンドの演奏とも相性が良く、繊細なディティールと雄大なスケール感を味わいました。ユーザーの耳の形や装着状態に合わせてサウンドを最適化するリアルタイムEQの精度が高く、音のバランスがいつも安定しています。LDACやHWAに対応するスマホや音楽プレーヤーと組み合わせて、ハイレゾワイヤレス再生を楽しみましょう。

 

リスニングシーンを問わず、イヤホンでいい音を楽しみたい方に本機をおすすめします。

 

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急速充電と、最大30時間のバッテリー持ちhuawei-freebuds5-6

 

うっかり充電を切らしてしまった、そんな時、5分間の充電をすることで約2時間の音楽再生が行えるまで回復します。一般的なインイヤー型の機種に比べても、充電速度はかなり高速な部類だと言えるでしょう。

 

なお、充電ケースでイヤホンを100%まで充電するのにかかる時間は約20分。空の充電ケースを有線で100%まで充電するのにかかる時間は約40分です(ワイヤレス充電だと約240分)。

 

バッテリー持ちについては、ANCをオンにした状態で、イヤホン単体で約3.5時間の音楽再生が、ANCをオフにした状態で約5時間の再生が可能です。これは前世代のFreeBuds 4と比べると、それぞれ+約1時間ずつ伸びています。

 

充電ケースを併用すれば、ANCオンで計約20時間、ANCオフで計約30時間の音楽再生が可能になります。こちらについても、前世代と比べて、それぞれ+約6時間、+約8時間も伸びています。スタミナ面での懸念は一切ありません。

 

 

最後にーー

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イヤーピースのあるカナル型のイヤホンはどうも苦手だったという人にとって、HUAWEI FreeBuds 5はかなり魅力的な選択肢だと言えます。軽やかな装着感が魅力のインイヤー型でありながら、ANCや通話時のノイズ低減もしっかりサポート。音質は、低音域・音圧にもこだわられていて、ハイレゾサウンドもサポートされています。

 

そして何より、先進的で、美しいデザイン——。ほかのイヤホンにはない体験がここにあります。先述したような堅実な機能・性能が土台にあるからこそ、これまでのワイヤレスイヤホンとは一線を画すデザインを、不安なく楽しめるでしょう。

 

自分へのご褒美でも、大切な人へのプレゼント用でも。

 

ぜひ、耳元にスマートなアクセントを。

 

 

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〈商品概要〉

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HUAWEI FreeBuds 5

・価格:2万1800円
・サイズ(イヤホン本体):約W17.6 x H32.4 x D22.8mm
・サイズ(充電ケース):約W50.1 x H66.6 x D27.3mm
・質量(イヤホン本体):約5.4g
・質量(充電ケース):約45g
・カラー:シルバーフロスト、セラミックホワイト
・形状:インイヤー型
・ANC:対応
・通話ノイズキャンセリング:対応
・ダイナミックEQ:対応
・センサー:加速度センサー、赤外線センサー、ホールセンサー、タッチセンサー
・スピーカー:11mmのデュアルマグネットダイナミックドライバー
・再生周波数帯域:16Hz〜40kHz
・通信仕様:Bluetooth(R)5.2、近接接続規格
・デュアル接続:対応
・電池容量(最小値):42mAh(イヤホン本体)、505mAh(充電ケース)
・充電ポート:USB Type-C
・ワイヤレス充電:対応
・防水・防塵性能:IP54(イヤホン本体)、耐水性なし(充電ケース)

 

撮影/松浦文生

ファーウェイが6点の新商品を発表。目玉は究極のスマートウォッチとイヤホンの新モデル

ファーウェイは、スマートウォッチの最上位モデル「HUAWEI WATCH Ultimate」、イヤホンの新フラグシップモデル「HUAWEI FreeBuds 5」をはじめとした6つの新製品を発表しました。本記事では、それらの概要を速報でお届けします。

 

100mのダイビングに対応するまさにプロ向けスマートウォッチ

HUAWEI WATCH Ultimateは、「卓越したアウトドア機能を求める、すべてのビジネスエリートへ」をコンセプトにした、その名の通り究極のスマートウォッチ。ファーウェイはこれまでにも、ビジネス、カジュアル、健康管理など、さまざまなシーンにマッチするスマートウォッチのラインナップを展開してきましたが、本機はプロフェッショナル向けの製品に該当します。アウトドアとビジネス、両面のプロフェッショナルを満足させるためのデザイン、機能が満載です。

 

マリンスポーツやダイビングをするユーザーを想定している本機は、ベゼルのカラーに海を連想させるボヤージュブルーを採用。また、100mの深海ダイビングに対応しており、HUAWEI WATCH GT 3 Proの30mを大きく上回る耐水性を誇ります。

 

ケースの素材はチタンやステンレスに比べて2〜4倍の強度を持つという非晶質ジルコニウムを採用。1.5インチの文字盤は耐摩耗性に優れた、全面サファイアガラスに覆われています。

 

フェイスには、高い輝度を誇るAMOLEDスクリーンを搭載しています。また、このスクリーンは薄型のため、搭載部品を増やし、機能性を高めることにも貢献しているそうです。

 

ベルトは、ステンレススチールより高い硬度を誇り、肌にも優しいチタン合金製です。この素材は熱伝導率が低いため、気温が高い、あるいは低い環境でも、ベルトの温度が変化しにくく、装着時の快適性を向上させています。なお、長短2本のスポーツ向けベルトも同梱されており、シーンによっての使い分けが可能です。

 

機能面では、100種類以上のワークアウトに対応するうえ、4種類のダイビングモードを搭載しているのが特徴です。フリーダイビング(素潜り)、深さ40m以内のレクリエーショナルダイビング、40m以上のテクニカルダイビングのほか、深度や時間などの基本情報のみを画面に表示させるスキューバダイビングの各モードがあります。モードによって、計測項目や画面に表示される情報、アラートのバリエーションが異なります。

↑レクリエーショナルダイビングモードでの挙動

 

またアウトドア向け機能では、5つの測位システムに対応し、正確な位置表示が可能になっています。GPSをメインにしつつ、GLONASS、QZSS、Galileo、Beidouを含めた4つの測位システムを補助的に用い、ランニングやハイキング、登山など、あらゆるルートを正確に記録。登山で道に迷ったときに来た道を戻って下山するのをサポートするなど、アウトドアの安全を担保してくれます。

↑天気はもちろん、潮汐、月相などを確認可能。悪天候が予想されるときはアラートを出してくれる

 

ヘルスケアの面でも、もちろん優れています。睡眠モニタリングでは、睡眠時の状況や心拍数などをAIビッグデータと照合し、200種類以上のアドバイスを提供。ストレスの状況や血中酸素濃度のモニタリングも24時間計測に対応します。

 

バッテリーの持続時間は、通常使用時で14日間です。なお通常使用とは、毎週30分のBluetooth通話、30分のオーディオ再生、心拍数モニタリングオン、睡眠計測をオン、GPSを有効にして90分のワークアウトを実施したうえで、1日あたりSMSメッセージ50件・通話6件・アラーム3件の通知があった場合を想定しています。

 

血圧測定機能でより健康に気を使えるHUAWEI WATCH D

血圧測定機能を搭載した「HUAWEI WATCH D」も発表されました。HUAWEI WATCH Dは、スマートウォッチでありながら圧電式マイクロポンプを内蔵し、正確に血圧を測定します。一般的に測定する部分の幅が狭いと正確な測定が難しいとされていますが、本機ではファーウェイ独自の技術によって、その問題を克服しているそうです。

 

↑血圧測定に対応するため、バンドの構造は2層式になっています

 

血圧測定時には、手首を心臓に合わせるように置くことで、測定結果の正確性が向上するとのこと。また、測定時に手の揺れがあった場合は、モーションセンサーがそれを検知してアラートを出します。

 

血圧の計測に加えて、心拍数や血中酸素濃度、睡眠、ストレスのモニタリングも可能。70以上のワークアウトにも対応しており、ヘルスケアやフィットネス関連の機能が充実しています。バッテリーは、1日に6回血圧を測定した場合でも1週間使えるので、スマートウォッチとしてみても、十分な性能といえそうです。

 

クラウドファンディングで大人気だったHUAWEI WATCH Budsは一般発売へ

また、先日クラウドファンディングで先行発売されていた、HUAWEI WATCH Budsの一般販売も発表されています。本機は、スマートウォッチが完全ワイヤレスイヤホンのケースを兼ねています。

 

イヤホンの形状は八角形で、ウォッチのケース内に収まるよう、小型化されています。イヤホンひとつの重さはわずか4gで、装着時の重量感はまったくといっていいほどありません。

 

アクティブノイズキャンセリング機能もしっかり搭載。周囲の音を取り込む外音取り込みモードもあるので、シーンによる使い分けが可能です。

 

スマートウォッチとしてもファーウェイの他機種に劣らない性能で、80以上のワークアウトに対応するほか、心拍数や睡眠、ストレスのモニタリングが可能です。ただしバッテリーの持続時間はイヤホンがあるぶん短くなっており、ウォッチとイヤホンを通常使用した場合で、ウォッチのバッテリー持続時間は3日間。ウォッチ単独での使用でも7日間であり、好みが分かれるポイントになりそうです。

↑文字盤のデザインが一新され、イヤホンのバッテリー残量も見えるようになりました

 

なおイヤホンのバッテリーは、ノイズキャンセリングオンで音楽再生をした場合3時間、通話2時間となっています。ウォッチとイヤホンをともに満充電にするための充電時間の長さは100分ですが、イヤホンを15分充電するだけでも90分の通話や音楽再生が可能です。

 

イヤホンの新フラグシップモデルは、水滴デザインが目を引く

オーディオジャンルでは、イヤホンに新たなフラグシップモデルが登場しました。HUAWEI FreeBuds 5です。

 

最大の特徴は、従来機から一新されたデザインです。水滴に着想を得たという形状は、全体が曲線で構成されており、表面の質感は水銀をイメージした滑らかなものになっています。

 

本機は従来機より小型化されているほか、1万人以上の耳をサンプルにしてシミュレーションした末に行き着いたというその形状により、耳への負担を軽減しています。

↑本機のデザイン完成に至るまで、何百回もの試作があったそうです

 

音の面では、デュアルマグネットリング機構と音圧強化技術を採用したマグネットダイナミックドライバーにより、低音が強化されています。メーカーによると、他社競合製品と比べて、低音の感度は50%も高いそうです。なお、LDAC認証を取得しており、ハイレゾに対応しています。

↑新型のマグネットダイナミックドライバー

 

ノイズキャンセリング機能も、スペックを見る限り隙がありません。3つのマイクを搭載したことによる基礎性能の向上に加え、耳の形状や装着状態に合わせて音声を調整するアクティブイヤーマッチングテクノロジー、周囲の環境に合わせてモードを自動で切り替えるスマートアクティブノイズキャンセリングの技術を兼ね備えています。

 

バッテリー性能は従来機と比べて飛躍的に向上。アクティブノイズキャンセリングをオンにした場合の連続再生時間は3.5時間で、従来機の2.5時間を大きく引き離します。充電ケースを併用した場合、その差はもっと顕著に。ケースで5分間充電しただけで2時間の音楽再生が可能になる、スーパーチャージ機能も搭載します。

↑従来機とのバッテリー性能比較

 

ランニングを詳細分析するタグや、Wi-Fiルーターも

そのほかのジャンルでは、シューズや腰に取り付けることでランニングの詳細計測&分析ができる「HUAWEI S-TAG」が発表されています。

 

スマートウォッチでもランニングなどのワークアウトを計測できますが、S-TAGを併用すればより詳細なデータを取得できます。HUAWEI WATCH GT Runnerなどをはじめとした同社製スマートウォッチと連携させることで、手・足・胴体などの多角的なモニタリングが可能になります。

↑S-TAGによって測定可能になる項目

 

またS-TAGはサイクリングにも使用可能です。この場合は、足に取り付けてのケイデンス計測ができます。バッテリーは、1回1時間のランニングを週5回行なった場合で最大30日、サイクリングの連続使用では最大36時間持続します。

 

さらに、高速通信に対応したルーター「HUAWEI WiFi AX2」も発表されています。本機は5GHz帯と2.4GHz帯を端末の使用状況にあわせて切り替える機能を搭載。5GHz帯での通信速度は最大1201Mbpsで、オンラインゲームの快適なプレイなどに貢献します。

 

また、Wi-Fiのカバレッジ状態を、アプリ上から診断できる機能を備えています。家の隅々まで電波が行き届いているか、マップ上で可視化してくれるので、デバイスごとの接続状況を把握できます。

↑ネットワークの状態をアプリで可視化

 

【発売・価格情報】

※価格はすべて税込

・HUAWEI WATCH Ultimate

価格:13万5080円
予約販売:5月24日
発売:5月26日

 

・HUAWEI WATCH D

価格:6万280円
予約販売:5月24日
発売:6月14日

 

・HUAWEI WATCH Buds

価格:7万1280円
発売:5月24日

 

・HUAWEI FreeBuds 5

価格:2万1800円
発売:5月24日

 

・HUAWEI S-TAG

価格:9680円
予約販売:5月24日
発売:6月14日

 

・HUAWEI WiFi AX2

価格:6600円
発売: 6月中旬

クラファンで目標金額を達成! 「HUAWEI WATCH Buds」はガジェット好き注目の新星

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”のガジェット製品を紹介。今回は腕時計なのにイヤホン充電ケースも兼ねるファーウェイ「HUAWEI WATCH Buds」を深掘り!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

腕時計なのにイヤホン充電ケースも兼ねる2in1スマートウオッチ

ファーウェイ
HUAWEI WATCH Buds

実売予想価格7万1280円

クラファンで目標金額を達成ガジェット好き注目の新星

47㎜のタッチディスプレイを備えたスマートウオッチが、TWSの充電ケースを兼ねる。ケースはステンレススチールで、ベルトは本革製。80種類以上のワークアウトに対応し、血中酸素レベルや睡眠測定も可能。着信時はイヤホンの装着動作が応答操作に。

 

↑ウオッチのケースを開くと、磁力で固定されたイヤホンが現れる。イヤホンは耳栓のような形状で、左右を気にせず利用可能だ

 

【プロも注目】

ガジェット好きにはたまらないであろう一台。一方、イヤホンを探すための機能などを備えるなど、実用面もよく練られている印象です」(モバイルライター・井上 晃さん)

とてもユニークな製品。4マグネット式平面振動板ドライバーにより音質も良好。外出時にTWSを忘れがちな人にはピッタリです」(AVライター・野村ケンジさん)

一見、何の変哲もない丸型スマートウオッチからTWSが姿を見せる驚きのモデル。左右を意識することなく装着できる点も実用的です」(AV評論家・藤原陽祐さん)

 

ワイヤレスイヤホンを内蔵しタップコントロールも斬新

クラウドファンディングで1200万円以上(※)の支援を集め、話題となっているのがファーウェイのWATCH Budsだ。

「スマートウオッチの中に完全ワイヤレスイヤホンを収納するという発想に驚き。それでいてケースの厚さを14・99㎜に抑えている技術が圧巻です」(井上さん)

イヤホンの通話機能も優秀で、骨伝導センサーとデュアルマイクを搭載。通話時は独自のノイズリダクションアルゴリズムにより、周囲のノイズを抑えてクリアに通話が可能だ。

「イヤホン本体に触れずに耳介や耳の前に触れてタッチ操作できるのも便利です。触れることで位置がズレて装着感が悪くなるのを防いでくれます」(野村さん)

※:2023年3月12日現在

 

【ヒットアナリティクス】
イヤホンの音質調整や軽量性も優秀で期待値はクラファンでも証明済み

TWSはANC機能に加えて、ユーザーの耳の形や装着状態、音量を自動的に検出して、最適な音質に整える機能を備えた。イヤホン本体は約4gと小型軽量。クラウドファンディングで目標金額を達成して国内販売が決定するなど今後注目のアイテムだ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:3

 

【コレもCHECK】

ワークアウトに最適なコスパ最強スマートウオッチ

OPPO
OPPO Band2

実売価格8480円

1.57型の縦長有機ELディスプレイを備えるスマートバンドで、ストラップはシリコン製。100種以上のワークアウトをサポートし、バッテリーも最長14日間稼働する。マットブラック(写真)とライトブルーの2色を展開。

4000円以下スマートスケールの機能が豊富すぎ! 身だしなみ&ヘルステックのNEXTヒットアイテム

ここでは、家電のプロが “ながら美容” を実践できるアイテムをピックアップ。ヘアケア、デジタルお灸、マッサージャーなどから、ヒットが見込める「身だしなみ&ヘルステック」アイテムをキーワードとともに一挙ご紹介!

※こちらは「GetNavi」 2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【キーワードその1 美容液噴霧ドライヤー】髪にヘアケア成分を補給できるのが革新的

乾かしながら美容液を噴霧してツヤ髪へ導く

ドライヤー

2023年4月発売

ミルボン ELMISTA ヘアードライヤー(美容室専売品)

5万5000円

パナソニックと共同開発した、美容液を噴射する次世代型ヘアードライヤー。細かなミストが、ケアしにくい根元をはじめ髪にしっかり美容液を届けてくれる。さらにエアコーム技術によって、強い風力による髪の乱れを防ぐ。別売のエアコンク(※)は全5種類をラインナップ。

※美容液の入った交換式カートリッジ

ELMISTA エアコンク(美容室専売品)

3300円(9ml)

 

プロも注目

GetNavi日用品担当 金矢麻佳

「マイナスイオンが出るドライヤーが主流ですが、美容液を出す発想に驚き。髪が傷みがちな毎日のドライヤーの時間が “スペシャルケア” に変わります」

 

【ヒットアナリティクス】

先進技術:5
顧客ニーズ:4
市場の将来性:3
独自性:4
コスパ:2

サロン専売の安心感がおうち美容のニーズに合致

美容室で販売されるヘアードライヤーの市場規模は右肩上がりで、21年には販売高100億円を突破する勢いに。プロの美容師が髪質や悩みに合わせて美容液をセレクトしてくれるELMISTAの特別感は、コロナ禍で自己流のセルフケアを続けてきたおうち美容勢にササりそう!

 

【キーワードその2 スツール型マッサージャー】まるでインテリアな本格マッサージ機

脚の疲れやむくみを解消する家具一体型マッサージャー

フットマッサージャー

2022年7月発売

ドクターエア 3Dフットマッサージャースツール

4万5980円

スツールやオットマンとしても活躍するフットマッサージャー。ふくらはぎから足首、足の甲までをエアーバッグで揉みほぐし、ローラータイプのもみ玉で足裏全体を刺激して血行を促進する。エアーバッグの強さは3段階で調節可能だ。インナーカバーは洗濯OKと清潔に使える。

 

プロも注目

家電ライター コヤマタカヒロさん

「部屋の雰囲気を壊さず多目的に使える点が現在のニーズとマッチ。 “ステルス家電” の先駆けとして注目されており、人気の高まりが期待できます」

 

【ヒットアナリティクス】

先進技術:4
顧客ニーズ:5
市場の将来性:5
独自性:4
コスパ:4

“使わない時間” も役立つステルス家電の代表作

家具と家電が融合した“ステルス家電”が注目を浴びている。続々と登場するなか、本機はデザイン性と機能性だけでなく、使わない時間にスツールやオットマンとして活用可能な実用性も兼ね備える。ステルス家電のなかでも一歩抜きん出た存在になりそうだ。

 

【キーワードその3 光エステ】パワフルな照射と肌への安全性を両立!

濃いムダ毛を効率的にケアする低刺激のハイパワー光美容器

光美容器

2022年3月発売

パナソニック 光美容器 光エステ <ボディ&フェイス用> ES-WP98

実売価格 5万5000円

反射率96%の集光ミラーを搭載し、効率的に光を照射してムダ毛にアプローチする顔&全身用光美容器。ハイパワー照射モードを備え、ヒゲやVIOなどの濃くて太い毛を2回の照射で目立ちにくくする。光エネルギーを吸収して肌への刺激をカットするため、やさしいケアが可能。

 

プロも注目

家電ジャーナリスト 安蔵靖志さん

「マスクを外す生活が再開されて、面倒なのがヒゲのケア。光美容器でシェーバーで剃る頻度を減らしたいという人はますます増えるでしょう」

 

【ヒットアナリティクス】

先進技術:4
顧客ニーズ:4
市場の将来性:4
独自性:3
コスパ:4

安全性と確かな効果で幅広い層に支持を得る

近年、メンズ脱毛や介護脱毛への関心が寄せられ、老若男女を問わず脱毛ブームが到来中。マスク着用が緩和されて肌の露出も多くなるこれからの季節、家族やパートナーとシェアしながら自宅で簡単にムダ毛ケアできる高性能な家庭用脱毛器の需要はさらに高まるはず!

 

【キーワードその4 デジタルお灸】火を使わずにプチ不調をセルフケアできる

繰り返し使える熱伝導率の高い素材で血行促進にアプローチ

温灸器

2022年6月発売

ルルドボーテ フェムオンテック 温灸

実売価格 9900円

高い熱伝導率を誇るグラフェン素材を使用し、速暖性に優れたデジタルお灸。温熱効果で筋肉のコリをほぐし、疲労回復や胃腸の働きを活発にさせるなどの効果が見込める。付属の粘着シールは無香とヨモギの香りの2種類。便利な充電ケースも付属する。

 

プロも注目

GetNavi web 小林史於

「古くからの伝統療法が最新家電として生まれ変わった面白い商品。血行促進効果で美容にも役立ちそうです。新たな癒しとしてヒットするかも!」

 

【ヒットアナリティクス】

先進技術:4
顧客ニーズ:3
市場の将来性:4
独自性:5
コスパ:4

高い携帯性と手軽さで温活ブームの波に乗る

昨今、 “温活” は防寒から美容や健康を目的としたものへとシフト。季節を問わず注目度の高い健康法になりつつある。なかでも、デジタル温灸は火を使わない手軽さと安全性、さらに使用場所を選ばない携帯性の高さを誇り、温活ブームを牽引するポテンシャルは十分だ。

 

【キーワードその5 激安スマートスケール】U-4000円で身体の12項目を測れる

12の身体指標をスマホで管理できるスマート体組成計

体組成計

2023年2月発売

HUAWEI(ファーウェイ) Scale3 Bluetooth®Edition

実売価格 3960円

体重やBMI、体脂肪率、除脂肪体重、骨塩量、内臓脂肪、タンパク質、基礎代謝量、身体年齢など12項目のデータを測れる体組成計。データは測定後にBluetooth接続したスマホの専用アプリへ同期され、詳細な結果を把握できる。約1.3kgの軽量で薄型設計。

 

プロも注目

GetNavi日用品担当 金矢麻佳

「“健康” というキーワードがますます重視され、体組成計の買い替え需要も高まりそうです。本機は高機能なのに4000円を切る安さで、インパクト・話題性は十分!」

 

【ヒットアナリティクス】

先進技術:3
顧客ニーズ:4
市場の将来性:4
独自性:3
コスパ:5

性能が良くて高コスパな機器は健康市場での需要が上昇傾向

Instagramで「#コロナ太り」のハッシュタグが20万投稿を超えるなど、運動量の低下や体型の変化に悩む人がここ数年で急増。Ankerからも同価格帯で12項目を測定できる体組成計が発売されるなど、低価格で健康管理できるアイテムの需要はより一層高まるだろう。

 

【キーワードその6 ねる前ほっとリフレ】寝ころんでマッサージできるおやすみ前の新習慣

横になって脚を入れるだけでしあわせマッサージを体験

フットマッサージャー

2022年11月発売

パナソニック ねるまえほっとリフレ

実売価格 3万7940円

寝ころんで脚を入れるだけで使用可能。足先に温感ヒーターを搭載しつつ広範囲から手で包むようなエアーバッグが脚を圧迫・開放し、もみほぐしてくれる。片足ずつ交互にリズム感のある波のような刺激で持ち上げ、心地良いゆらぎに。ワイヤレスリモコンが付属する。

 

プロも注目

家電プロレビュアー 石井和美さん

「ここ数年はハンドガンタイプがよく売れましたが、寝ながらリラックスして受けられる脚の本格マッサージャーは珍しい。人気が出そう!」

 

【ヒットアナリティクス】

先進技術:4
顧客ニーズ:3
市場の将来性:4
独自性:5
コスパ:3

タイパを気にする若者を中心にウケるかも

アフターコロナになり通勤や遠出をする人は増加し、長時間の移動で疲れた脚を癒すグッズは今後需要が増えるはず。特に寝ながら、スマホを見ながら、読書をしながらといった “ながら” マッサージができる本機はタイパを気にする若者世代を中心に支持されそう。

高性能なノイキャンとLDAC対応で1万円台前半、ファーウェイが完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5i」発売

ファーウェイ・ジャパンは3月16日、高いノイズキャンセリング性能と高音質を備えた完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5i」を発表。同日から販売を開始します。実売価格は1万1800円(税込)です。

↑HUAWEI FreeBuds 5i。カラバリは写真のアイルブルーのほかに、ネビュラブラック、セラミックホワイトの3色展開です

 

HUAWEI FreeBuds 5iは、手を出しやすい価格と高音質で人気だった「HUAWEI FreeBuds 4i」の後継モデル。前モデルからノイズキャンセリング性能が大きく向上し、最大42dBまで効果を発揮します。

 

イヤホン本体に2つのマイクを搭載し、周囲のノイズと外耳道内のノイズを認識。加えて、密閉構造も改善したことでノイズキャンセリング性能を上げており、飛行機や地下鉄などの騒がしい環境でも音楽を楽しめるとしています。また、ノイズキャンセリングはウルトラ、標準、くつろぎの3モードから選ぶことができるほか、外音取り込みモードも備えています。

↑ノイズキャンセリング性能が高くなっているので、騒がしい環境でも音楽に没頭できます

 

音質においては、新たにLDACに対応。さらに、剛性の高い素材を採用した10mmのシングルダイナミックドライバーを搭載することで、20Hz~40kHzの広い周波数帯域をカバーしています。

 

このほか、最大2台のデバイスと接続可能なマルチポイント機能や、「HUAWEI AI Lifeアプリ」を利用しての低オーディオ遅延モードなどを搭載しています。

↑低オーディオ遅延モードが搭載されたので、スマホゲームなども楽しめます

 

↑HUAWEI AI LifeアプリではEQ設定なども可能

 

バッテリーはイヤホン単体で最大約7.5時間連続再生が可能、充電ケース込みで約28時間持続します。充電時間はイヤホン本体が約60分、充電ケースのみが約110分。

 

充電ケースのサイズは約幅61.8×奥行き26.9×高さ約48.2mm、重さは充電ケースのみが約33.9g、イヤホン単体が約4.9gです。

シーンに合わせてケースを替えられる、ファーウェイ新スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT Cyber」

ファーウェイ・ジャパンは3月16日、スマートウォッチの新製品「HUAWEI WATCH GT Cyber」を発表。3月23日から発売します。

↑HUAWEI WATCH GT Cyber。下に映っているのは同日発表の完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5i」

 

HUAWEI WATCH GT Cyberは、ベルトと一体型になっているケースを付け替えられるモデル。たとえばビジネスの現場と普段使いで替えるなど、シーンごとにケースを付け替えて楽しめます。ムーブメントをケースから押し出すだけと、付け替え自体も簡単です。

↑ケースからムーブメントを外したところ

 

また、多彩な文字盤が用意されているのも特徴で、「スポーツ」や「デジタル」など、スタイルに合わせて表示できる文字盤が「HUAWEI Health アプリ」に5000種類以上そろっています。加えて、ウォッチ全体のテーマを設定することもでき、ホーム画面のテイストを気分に合わせて変更できます。さらに、お気に入りの服やバッグ、柄などを撮影すると、アプリ上で撮影した物のカラーや柄に合わせて文字盤を作成してくれる「スタイル文字盤」機能も新搭載。

↑文字盤の一例

 

本体は付け替え可能ながら、耐久性に優れており、高温/低温耐性試験や耐衝撃性試験など、16項目のテストをクリア。水深50mに相当する圧力に耐えうる5ATM防水性能も備えているため、過酷な環境でのスポーツでも使用できるといいます。

 

このほか、100種類以上のワークアウトモードや、HUAWEI Health アプリを通して睡眠モニタリング/心拍数モニタリング/ストレスモニタリングのチェック、スマホにかかってきた電話の受話など、スマートウォッチとしての基本性能もしっかり備えています。

 

本体サイズは約47.4×44.4×10.2mm、重さは約58g(ムーブメント)。ディスプレイは1.32インチの有機ELで、素材には強化ガラスとセラミックを採用しています。バッテリーは通常使用で約7日間です。

↑身に着けてみましたが、女性や細身の男性だと存在感があります

 

市場想定価格は、ムーブメントとミッドナイトブラックカラーケースのセットで3万2780円(税込)。ケースはほかに、ゴールデンブラック、シーブルー、ムーンホワイト(各8580円、税込)、スペースグレー(5280円、税込)をラインナップしており、これらはケースのみで販売します。

HUAWEIスマホ、iPhone 14 Proのダイナミックアイランドみたいな機能を搭載? 他社製品にも広まるかも

昨年秋のiPhone 14 Proモデルでは画面デザインが大幅に変更され、自撮りカメラとFace ID(顔認証)センサーを2つの穴の下に収めた「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」が採用されました。この穴はまとめて1つの横長スペースとなり、そこには便利な通知や試合経過、操作ボタン等が表示され、ユーザーから人気を集めています。

↑iPhone 14 Proモデルは「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」搭載

 

中国スマートフォン大手のHUAWEIも、次期デバイスの「nova 11シリーズ」でDynamic Islandと同様のデザインを採用するとの噂が報じられています。

 

これまでHUAWEIはディスプレイに穴を開け、その下に自撮りカメラを置く「パンチホール」方式を多くのスマホに採用してきました。が、それらは大半が画面左上に穴とカメラがある配置でした。

 

しかしGizmochinaによれば、準備中のnova 11シリーズは初めてピル型(横長で錠剤のような形)切り欠き入り画面を採用に踏み切ったとのこと。HUAWEI製品でも真ん中にパンチホールありの端末は前例がありましたが、横長の切り欠きは初めてのことです。

Image:Gizmochina

 

HUAWEI nova 11シリーズではXMAGE(HUAWEI独自技術)カメラシステムが搭載され、写真撮影のユーザー体験が改善されると噂されています。そして新たなDynamic Islandのような仕組みは、その機能もiPhone 14 Proのそれに似ていると思われます。

 

HUAWEIは米国の輸出規制によりGoogle関連サービスが搭載できなくなったこともあり(現在は独自のHarmonyOSを採用)、一時ほどのシェアはないものの、中国大手には違いありません。Androidスマートフォンにも、Dynamic Islandの大ブームがやって来る可能性がありそうです。

 

Source:Gizmochina

2022年のガジェット業界を振り返り! 来年見逃せない「ウワサ」と共に。

2022年ももう間もなく終わり! 今年のデジタル業界にもさまざまな新製品やサービスが登場しました。本記事ではグローバルで話題となったガジェット関連のトピックスと2023年以降の噂を、日々海外の最新ニュースに触れている筆者の視点で振り返ってみます。

 

本格化するGoogleの多デバイス展開

↑Googleより

 

2022年のデジタル業界で、最も多くの話題をさらったのはGoogleでしょう。同社は今年、初となるスマートウォッチ「Pixel Watch」を発表。さらに2023年には、久々となるタブレット「Pixel Tablet」の投入も予定しています。スマートフォンにくわえてスマートウォッチ、タブレットとラインナップを広める同社は、サムスンやAppleとシェアの取り合いをする準備を整えています。

 

さらに現時点では未発表ですが、Googleが2023年に折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を投入するという情報もあります。また、2025年には横折りスマホと縦折りスマホの2機種が登場するという噂も…。今後も、Googleのハードウェアビジネスには大いに注目する必要がありそうです。

 

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折りたたみスマホも着実に世代交代

↑サムスンより

 

今年は数多くの折りたたみスマートフォンが各社から登場しました。折りたたみスマホのカテゴリーを牽引するサムスンの「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」だけでなく、モトローラシャオミOPPOからも新モデルがデビュー。どの製品もスペックが向上しただけでなく、ヒンジ構造やディスプレイ素材を進化させることで、折り目が目立たなくなるなど使い勝手が向上しています。

 

さらに2023年には、ファーウェイOnePlus、またGoogleから折りたたみスマートフォンが登場するという噂も。また、Appleが折りたたみタブレットを準備しているという情報もあります。近い将来、折りたたみスマートフォンはますます身近な存在となりそうです。

 

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MetaはVR市場を拡大できるか?

↑Metaより

 

今年、さまざまな分野で導入への試みが見られた「メタバース」。そんなメタバース業界を牽引するMetaから新たに投入されたのが、ハイエンド向けの「Meta Quest Pro」です。どちらかといえば開発者向けの製品ではありますが、より求めやすいオールインワンVRヘッドセット「PICO 4」も登場するなど、選択肢が増えるのはいいことです。

 

そして来年に向けて最も登場が期待されているのは、ソニーのPlayStation 5向けVRヘッドセット「PlayStation VR2」でしょう。こちらはゲーム機向けながら本格的なVR表示やコントローラーが付属するなど、かなり気合の入った出来になる模様。さらに、Metaから次期VRヘッドセット「Meta Quest 3」も登場予定です。また、もしAppleからもAR/VRヘッドセットが投入されれば、業界が盛り上がること間違いなしですが…はたして、どうなることやら。

 

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巻き返しなるか、Androidスマホのプロセッサー

 

↑クアルコムより

 

Androidスマートフォン業界を下支えする、クアルコムの「Snapdragon」シリーズ。今年はハイエンド向けとなる「Snapdragon 8+ Gen 1」から「Snapdragon 8 Gen 2」、ミドルレンジ向けの「Snapdragon 6 Gen 1」や「Snapdragon 782G」、そしてスマートウォッチ向けの「Snapdragon W5」など、多様なプロセッサーを投入。長らく放置されていたスマートウォッチ向けのプロセッサーを刷新されたので、Googleの「Wear OS」を搭載したスマートウォッチのさらなる新機種の投入に期待したいものです。

 

別の大きな流れとして、サムスンが独自プロセッサーの開発に乗り出したという情報も。Googleも「Pixel」スマートフォンに独自プロセッサー「Tensor」を採用していますし、今後はAndroidメーカーによるさらなるクアルコム離れが進むのかもしれません。

 

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衛星通信がさらに身近に

↑Appleより

 

2022年に何度も聞いた、「衛星通信」という言葉。ロシアによるウクライナへの侵攻でも、インフラが破壊された現地にてSpaceXの衛星インターネット「Starlink」が活躍しました。さらに、「iPhone 14」でも衛星通信による緊急通報が追加され、2023年には対象国が拡大される予定です。

 

さらに2023年には、サムスンのフラッグシップスマホ「Galaxy S23」にも衛星通信機能が搭載されるという噂も。また次期OS「Android 14」でも衛星通信が標準サポートされるという情報も伝えられており、来年はさらに多くの衛星通信対応スマートフォンが登場するのかもしれません。

 

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気分はスパイ? イヤホン内蔵スマートウォッチをファーウェイがチラ見せ

YouTubeチャンネルのQSQTechnologyが、ファーウェイの新製品であるワイヤレスイヤホン内蔵スマートウォッチ「Watch Buds(仮称)」の動画を公開しています。

 

↑QSQTechnologyより

 

これまでも一部中国メーカーなどからひっそりと投入されていた、ワイヤレスイヤホンを内蔵したスマートウォッチ。スマートウォッチ用のケースを持ち運ばなくていいのはたしかに便利ですが、スマートウォッチの本体サイズが大きくなるという問題点も同時に存在します。

 

ファーウェイは今冬向けの製品発表会を延期していますが、そこでの公開が予定されていた新Watch Budsでは、文字盤の下にマグネットでくっつくワイヤレスイヤホンが内蔵されていることがわかります。詳細は不明ですが、スマートウォッチ側にはワイヤレスイヤホンの充電機構が搭載されているはずです。

 

スマートウォッチの本体はファーウェイのスマートウォッチ「Watch GT」シリーズに似ており、ステンレス製の本体とレザーバンドを採用。OSには独自開発の「HarmonyOS」を搭載しているようです。またワイヤレスイヤホンを充電するための、大容量バッテリーの搭載が期待されます。

 

現時点では、Watch Budsの詳細やリリース時期、価格などは不明です。ワイヤレスイヤホンとスマートウォッチの持ち運びをさらに気軽にしてくれるWatch Budsは、はたして消費者に受け入れられるのでしょうか?

 

Source: QSQTechnology / YouTube via Engadget

海外で急増する「折りたたみスマホ」、日本にないもの一気見せ!

サムスンの「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」は画面を二つに折りたたむことのできる折りたたみスマートフォンという新しいジャンルの製品です。開くと7.6インチ画面の小型タブレットになるGalaxy Fold4、閉じると手のひらに収まるコンパクトサイズになるGalaxy Z Flip4とどちらも魅力的な製品ですが、価格が高めなことや折りたたみモデルの選択肢が少ないことから、まだ知名度はあまり高くありません。

↑サムスンの最新折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold4」と「Galaxy Z Flip4」

 

ところが海外に目を向けると、すでに折りたたみスマートフォンは多くのメーカーから製品が出てきています。世界のスマートフォンのシェア上位メーカーのうち、アップル以外のメーカーはすべてラインナップの最上位モデルに折りたたみスマートフォンを加えているのです。それではどんな製品が出ているのか、特徴的な製品を紹介しましょう。参考に2022年11月時点での現地価格も記載します。なお折りたたみスマートフォンには横側に開く小型タブレットスタイルと、縦に開くスマートフォンスタイルの2種類があります。まずは横折式のモデルをいくつかピックアップしました。

 

折りたたみ方式も様々、大画面から小型サイズまで魅力的な横折り式モデル

1.シャオミ「Xiaomi MIX Fold 2」

日本でも格安スマートフォンを次々と出して存在感を高めつつあるシャオミも折りたたみスマートフォンを出しています。Xiaomi MIX Fold 2は角をシャープに仕上げた全体的にスクエア感の強いボディーが特徴で、画面サイズは開くと8.02インチ、閉じると6.56インチ。閉じたときの画面サイズは折りたたみスマートフォンの中で最大であり、閉じたときもスマートフォンとして使いやすい画面サイズです。本体サイズは開くと161.1×144.7×5.4mmで最薄サイズ。閉じると161.1×73.9×11.2mm、重量は262gになります。

↑シャオミの「Xiaomi MIX Fold 2」

 

カメラにも大きな特徴があり、老舗のカメラメーカーであるライカとコラボした5000万画素カメラを搭載しています。ライカならではのフィルム時代を思わせる味のある写真を撮ることができるというわけです。カメラは他に1300万画素の超広角、800万画素の2倍望遠を搭載。チップセットにSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しており、価格は8999元(約12万2000円)です。

↑ライカ監修のカメラを搭載

 

2.ファーウェイ「Mate Xs 2」

日本でのスマートフォン新製品の投入が停滞しているファーウェイですが、海外では現在も年間数モデルの新機種を投入しています。ファーウェイはサムスンと共に2019年から折りたたみスマートフォンを手掛けており、これまで数機種を販売してきました。最新モデルのMate Xs 2は他メーカーのモデルとは異なり、横に折りたたむタイプですが、画面は表示面を表にした状態で折りたたむ「山折り式」を採用しています。画面サイズは7.8インチ、本体サイズは開いたときが156.5×139.3×5.4mm、閉じたときが156.5×75.5×11.1mm、重量は255g。シャオミのXiaomi MIX Fold 2と並んで最薄モデルとなります。

↑ファーウェイの「Mate Xs 2」

 

カメラはシャオミ同様に5000万画素カメラを搭載。超広角1300万画素、光学3倍800万画素というトリプル仕上げ。なお以前ファーウェイはライカと協業していましたがライカはシャオミとのコラボに切り替えており、ファーウェイのこちらのモデルのカメラからはライカの名前が消えています。とはいえ「スマホのカメラと言えばファーウェイ」と誰もが認める実績をそのまま引き継いでおり、カメラも十分な性能を持っています。チップセットはSnapdragon 888を搭載、通信方式は4Gのみに対応し、価格は9999元(約20万2000円)となっています。

↑他社にはない画面を外にして折る構造

 

3.OPPO「Find N」

日本ではRenoシリーズを中心にしているOPPOも折りたたみスマートフォンを海外で販売しています。Find Nは折りたたみモデルながら本体の形状はやや小ぶり。横折り式ながら閉じたときはコンパクトな大きさで持ち運べるのが魅力になっています。画面サイズは開いたときが7.1インチ、閉じると5.49インチ。閉じたときの画面の縦横比は18:9で一般的なスマートフォンと変わらず、違和感なく使うことができます。サイズは開いたときが132.6×140.2×8.0mm、閉じると132.6×73×15.9mmで、厚みはあるものの閉じたときの大きさも他社品と比べると小型です。重量は275g。

↑横折りスタイルでコンパクトサイズのOPPO「Find N」

 

小型ながらもカメラは5000万画素+1600万画素+1300万画素光学2倍望遠と手を抜かない設計。発売が2021年12月と他社の最新モデルよりやや早いこともあり、チップセットはSnapdargon 888を搭載するなど若干性能が劣りますが、それでもハイエンドモデルであることには変わりありません。また開いたときの画面の形状も横が長く縦が短いため、タブレット画面としても使いやすくできているわけです。価格は6989元(約14万1000)です。

↑タブレット同様、開くと横手方向を長くしたデザイン

 

カメラを強化したハイスペックモデルも登場

4.HONOR「Magic V」

HONOR(オナー)は元々ファーウェイのスマートフォンのサブブランドでしたが、現在は独立したメーカーになっています。ファーウェイ時代からの高品質なスマートフォン設計を引き継いでおり、HONORの製品はカメラ性能にも優れています。そのHONORの折りたたみスマートフォンMagic Vは、折りたたみスマートフォンの中でも最強のカメラスペックを誇ります。画面サイズは開くと7.9インチ、閉じると6.45インチ。本体サイズは開いたときが160.4×141.1×6.7mm、閉じたときが160.4×72.7×14.3mmです。重量は288g。

↑ファーウェイから独立したHONORの「Magic V」

 

カメラは5000万画素の広角、5000万画素の超広角、5000万画素のスペクトル測定と3つの5000万画素カメラを搭載。さらにフロントカメラも4200万画素と超高解像度のものを外画面、内画面のどちらにも搭載。5つのカメラの総画素数は2億3400万画素にも達します。カメラ性能を重視しても購入できるモデルと言えるでしょう。チップセットはSnapdragon 8 Gen 1、価格は9999元(約20万2000円)です。

↑折りたたみスマホとして最強のカメラを搭載する

 

5.vivo「X Fold+」

vivoは日本に一切絡んでいない謎のスマートフォンメーカーと思われるかもしれません。しかし世界のスマートフォン出荷台数の上位に入る大手メーカーです。vivoは2022年4月に初の折りたたみX Foldを発売し、わずか5か月後の9月にチップセットを乗せ換えたマイナーチェンジモデルX Fold+を投入しました。画面サイズは閉じたときが8.03インチでこれは折りたたみスマートフォンの中で最大サイズ。閉じると6.53インチです。本体サイズは開くと162×144.9×6.3mm、閉じると162×74.5×14.6mm。重量は311gあります。

↑開くと最大画面サイズのvivo「X Fold+」

 

vivoもスマートフォンのカメラ性能には定評があり、ソニーのXperiaシリーズと同様にレンズメーカーのツアイスと提携したレンズを搭載しています。X Fold+のカメラは5000万画素+4800万画素超広角+1200万画素2倍望遠+800万画素5倍望遠。望遠を近距離、遠景と2つ搭載。デジタルで最大60倍の望遠撮影も可能です。チップセットはSnapdragon 8+ Gen 1。価格は9999元(約20万2000円)。

↑HONOR Magic Vにも負けないカメラ性能

 

縦折り式はスタイル重視

続いて縦に折りたたむコンパクトモデルを紹介します。同じ折りたたみスマートフォンと言っても、縦折り式のモデルは開けば一般的なスマートフォンと大きさは変わりませんから、小さく持ち運べることや、たたんだときの外パネルの色を活かして身の回りのアクセサリのように使えることで、女性を中心に人気になっています。

 

1.ファーウェイ「Pocket S」

製品名にポケットとついていることからわかるように、縦折り式スマートフォンはたためばポケットにもすっぽりと入ってしまいます。ファーウェイが2022年11月に出したPocket Sは5988元(約12万1000円)と比較的買いやすい価格であり、パステル系の色も含めた5つのカラバリでファッション性を大きくアピールしています。開いたときの画面サイズは6.9インチ、本体サイズは開くと170×75.5×7.2mmですが、閉じると87.3×75.5×15.2mmと本当に小さくなります。

↑ファッショナブルな折りたたみモデル、ファーウェイ「Pocket S」

 

2.モトローラ「razr 2022」

モトローラは日本でも折りたたみスマートフォンを出していましたが、最新モデルrazr 2022は本体デザインを大きく変え、より使いやすさを追求した2022年モデル。最大の特徴は閉じたときもスマートフォンとしてある程度操作できるように大型の外画面を搭載していること。2.7インチ画面を上蓋に搭載することでカメラのプレビューやメッセージを読むなど閉じたままでも簡単な操作を行えます。開いたときの画面サイズは6.7インチ、本体サイズは開くと167.0×79.8×7.6mm、閉じると86.5×79.8×17mmで重量は200g。価格は5999元(約12万1000円)です。

↑モトローラはデザインを一新した「razr 2022」が登場

 

折りたたみスマホはどこで買える? 日本への投入はある?

今回紹介した折りたたみスマートフォンは価格を見るといずれも人民元になっています。つまりこれらのモデルはすべて中国国内で販売されているのです。それでは中国以外では購入できないのでしょうか? 現時点ではファーウェイがアジアやヨーロッパの一部の国で製品を販売していますが、グーグルサービスが搭載されていないというデメリットもあります。またモトローラは中国以外への販売も今後行うと見られており、他にはHONORが次の折りたたみモデルからはグローバル展開すると明言。

 

シャオミやOPPOなど日本でもある程度知名度が高まっているメーカーは、ぜひ日本に折りたたみスマートフォンを出してほしいところです。価格が高価なことや折りたたみディスプレイの修理体制などを考えるとまだ投入するタイミングではないと考えているのかもしれません。しかしiPhoneの最上位モデルが20万円を越えているだけに、高価な製品でも性能や仕上げが優れていれば日本の消費者も興味を示す可能性は大いにあります。日本で実績のあるモトローラにはぜひrazr 2022の投入を期待したいものです。

ファーウェイ渾身の次期折りたたみスマホ「Mate X3」がまもなくデビュー?

ファーウェイが次期折りたたみスマートフォン「Mate X3(仮称)」をまもなく発売する可能性が高いとの情報が、中国語SNSのWeiboに投稿されています。

 

ファーウェイは2021年に、折りたたみスマートフォン「Mate X2」を発表。内部に8インチの折りたたみディスプレイ、外部に6.45インチのサブディスプレイを搭載した横折りタイプのハイエンド製品でした。

 

今回のWeiboへの投稿によれば、Mate X3は間もなく発売される予定で、そのデザインはサムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 4」に似たものとなるとのこと。つまり、Mate X2から引き続き横折りタイプのスマートフォンになることが示唆されています。

 

また気になることに、Mate X3はGalaxy Z Fold 4などのライバル機種と比較して、かなり安くなることも指摘されています。プロセッサには最新の「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載し、2023年の早い時期の発売が期待されているのです。

 

ところでファーウェイといえば、米国による輸入規制の対象となったこともあり、日本を含めて先進国での入手が難しい状況にあります。Mate X3が日本に上陸することができるのかどうかも、注目したいものです。

 

Source: Weibo via GizmoChina

アメリカ、ファーウェイなど中国企業機器の販売を禁止

米連邦通信委員会(FCC)は米国時間11月25日、ファーウェイやZTEなど中国企業の通信機器や映像監視機器のアメリカにおける輸入と販売を禁止する措置を発表しました。

↑astudio/Shutterstock.comより

 

FCCは以前にも、政府から補助金を受け取るアメリカ企業が、ファーウェイなどから通信機器を購入することを禁止していました。今回の措置は、中国企業の排除をさらに強化するものです。

 

バイデン政権のもとでは昨年、国家安全保障上の脅威とみなされる中国企業によるライセンス認証を拒否する法案に署名し、法制化しました。今回のFCCの発表は、それを実施するためのものです。

 

FCCの規制の対象となるのはファーウェイ、ZTE、Hytera、Hikvision、Dahuaの5社です。これらの会社が今後リリースする通信・映像監視機器はアメリカで販売できなくなる一方、既存の機器は規制の対象とはなりません。また規制の対象は政府向けに使用される機器となっており、民間向けの機器であると認定されれれば、今後も新たな機器が販売できる可能性は残されています。

 

ますます強化されるアメリカによる中国企業の排除にたいして、中国がどのような対抗措置をとるのかが、今後は注目されそうです。

 

Source: FCC via Engadget

上位のスマートウォッチと遜色ない性能で薄型軽量、ファーウェイがWATCH GT3 SE発売

ファーウェイは、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 3」のエントリーモデルとして、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」を発表。11月18日から発売しています。エントリー機種という位置付けではありますが、上位機種が搭載しているセンサーはそのままに、軽量化・小型化を図った別機種とも取れる新モデルです。

 

上位モデルと同じセンサーを搭載した、軽量薄型の姉妹機種

HUAWEI WATCH GT 3 SEの最大の特徴は、本体質量35.6g、厚さ11mmという驚愕の軽さ・薄さです。ケースサイズは46mmで、同サイズのHUAWEI WATCH GT 3が質量42.6gであることと比較すると、2割近くも軽量化されています。その装着感はとにかく軽く、つけていることを忘れてしまうほど。この軽量薄型に反して、バッテリーは通常使用で約14日間駆動するというロングスタミナです。しかも、Qi規格の非接触充電に対応しているので、iPhoneなどと同じ充電器で、非接触充電ができます。

↑本機を腕に装着。フェイスのサイズは46mmなので、十分な存在感があります。それに反し、つけていることを忘れるほどに軽量です。筆者が普段使っている他社製スマートウォッチとは雲泥の差がありました

 

また、スマートウォッチにとって大切なのが、その心臓部であるセンサー類です。同社によれば、HUAWEI WATCH GT 3 SEのセンサー類は、上位モデルのHUAWEI WATCH GT 3 Proと同様のものを採用しているとのこと。これにより、24時間の心拍数モニタリング、血中酸素レベルの測定、睡眠・ストレスのモニタリングを高い精度で行えます。

 

登山やスキーなどを含めた100以上のワークアウトに対応しており、スポーツウォッチとしての能力も十分です。さらに、ウォーキング、サイクリング、プールでの水泳、ハイキング、トライアスロン、縄跳びなど、18のワークアウトでは、詳細なスポーツモニタリングデータを測定できます。

↑本機の背面。センサー類には、上位機種と同様の装置を搭載しています

 

アウトドアに資するファーウェイのこだわりは、本機種でも踏襲されています。GPSによってこれまで進んできた方向を記録し、登山時などの帰り道を教えてくれるルートバック機能、日の出日の入りや潮の満ち引きの通知、悪天候の予測される場合の通知など、多彩な機能を装備。気圧の急激な変化や、血中酸素濃度が急激に低下した場合のアラート機能まで備えており、ユーザーの安全なアウトドアライフをサポートします。

↑ワークアウトモードにはスキーも搭載。同社担当者は「ウィンタースポーツシーンでの使用には、特に力を入れている」と言います

 

なお、リューズの回転による画面スクロール操作が不可能であることなど、一部の機能には上位モデルとの差異があり、バンドの素材も異なります。とはいったものの、機能面での遜色はほぼありません。

 

本機の価格は税込2万7280円であり、ワンランク上の機種・HUAWEI WATCH GT 3(46mmの場合、税込3万1680円)と比べて4000円ほど安くなっています。しかし、その程度の差に留まっていることを鑑みれば、エントリーモデルというより薄型軽量の姉妹機種として捉えた方が適切かもしれません。

↑カラバリは、ワイルドネスグリーン(左)と、グラファイトブラック(右)の2色展開

 

ヘルスケアアプリが大幅アップデート。「FiNC」「あすけん」との連携も

また、本機の登場にあわせて、HUAWEIヘルスケアアプリが大幅アップデート。「健康だけでなく、運動までサポートする」というメッセージを込め、アプリのロゴも変更しました。機能面では、データの見やすさが向上したと同時に、いびきや寝言の検知機能や、家族内での健康状況シェア機能を実装。家族内で励まし合いながら運動に取り組むといったような使い方ができそうです。

↑アプリロゴのデザインを、心拍を思わせるようなものから、「ワークアウトの要素を取り入れた」ものに刷新(画像左下が新しいロゴ)

 

今回のアップデートでは、他社との連携も発表されました。ヘルスケアアプリ「FiNC」および「あすけん」とコラボし、両アプリで配信されているコラムをHUAWEIヘルスケアアプリ内で読めるようになる予定です。さらに、HUAWEI公式サイトから、同機種を含むスマートウォッチを購入した場合、FiNCの有料プラン「FiNC Plus」が3か月間無料になるほか、アディダスオンラインストア・アプリで使用できる20%オフのディスカウントクーポンが配布されるキャンペーンもアナウンスされています。

↑アプリ内のメニューに「発見」というカテゴリが追加される予定。他社提供の健康や運動に関するコラムを無料で読める

 

【製品情報】

HUAWEI WATCH GT3 SE

  • 価格:2万7280円
  • サイズ:縦46.4mm×横46.4 mm×厚さ11mm
  • 質量:約35.6g
  • 搭載センサー:加速度・ジャイロ・磁気・光学式心拍・気圧
  • ディスプレイ:1.43 インチAMOLEDタッチスクリーン
  • 対応OS:Android 6.0以降、 iOS 9.0以降
  • 防水:5ATM

 

気軽な縦折りスマホ「Pocket S」がファーウェイからデビュー

ファーウェイは縦折りタイプの新型スマートフォン「Pocket S」を中国国内向けに発表しました。

↑ファーウェイより

 

すでに横折スマートフォン「Mate X」シリーズを展開しているファーウェイですが、2021年12月には縦折りタイプの「P50 Pocket」を発表。上品なデザインや(当時としては)高性能な「Snapdragon 888」プロセッサを搭載するなど、かなり力の入ったモデルでした。

 

今回のPocket SはP50 Pocketのデザインをほぼそのまま受け継ぎながら、プロセッサを「Snapdragon 778G」に変更し、トリプルカメラをデュアルカメラ(4000万画素メイン+1300万画素超広角)へと削減しています。

 

画面は6.9インチの有機ELディスプレイで、解像度は2790×1188ドット、最大120Hz駆動/タッチサンプリングレート300Hzを実現。背面には1.04インチの有機ELディスプレイと、1070万画素のセルフィーカメラを搭載しています。OSはファーウェイ独自開発の「Harmony OS 3.0」で、背面ディスプレイの表示のカスタムも可能です。

 

Pocket Sの本体カラーはミントグリーン、ゴールドイエロー、ローズピンク、アイスクリスタルブルー、ブラックの5色で、価格は5988元(約12万円)から。中国向けに、11月10日から発売を開始します。現時点ではグローバル展開の予定は発表されていませんが、ぜひ日本市場へも投入してほしいものです。

 

Source: ファーウェイ via GSMArena

AV評論家によるおすすめイヤホン&ヘッドホン8選と、推し活もながら聴きでも“いい音”で音楽を聴くべき理由

この30年でオーディオを取り巻く環境は激変しました。リビングにサラウンドシステムやオーディオセットがあったのは、一世代前のこと。今はもっぱら自宅にいても、音楽はiPhoneなどスマートフォンで再生し、耳にはイヤホンやヘッドホンをつけて楽しむ時代です。

 

では、いまどんな“オーディオ”がトレンドになっているのでしょうか? AV機器評論家の折原一也さんに近年のブームと傾向、おすすめアイテムを解説していただきました。

 

音質の違いはハッキリわかる!
“いい音”っていったい何?

スマホで音楽を聴くことが主流になって以来、よく使われてきたのが、iPhoneに付属していた有線イヤホンです。それが今では付属しなくなったことに加え、iPodをはじめとする携帯型音楽プレイヤーが続々と姿を消したことで、新たにイヤホンやヘッドホンを購入する、という流れが急速に普及したといいます。

 

「現在、さまざまなイヤホンやヘッドホンが開発されていますが、音質の違いがハッキリしてくるのは1万円くらいのものから。iPhoneに付属していたイヤホンと聴き比べると、誰にでも明らかな違いがわかります。
品質の良いイヤホンやヘッドホンは、歌声も細かい音まで聴き取ることができ、低音もしっかり響きます。メインの歌だけでなくさまざまな楽器の音、コーラスなど、緻密に作られている音楽をくっきりとした音で聴くことができるのです。ファンに届けたいと思って作った楽曲を、最大限よい形で受け取ることができるので、“推し”のこだわりにも触れられるかもしれません。なるべくいい音質で聴くことをおすすめしたいです」(AV機器評論家・折原一也さん、以下同)

 

昭和から令和まで一挙解説!
音楽を取り巻く歴史はどう変わったか?

そもそも音楽を個人的に楽しむようになったのは昭和初期。ラジオ放送が始まり、レコードやラジカセが普及していきました。そこから1980年代までは、「音楽は家で聴くもの」として楽しまれてきたのです。

 

ところが、1979年にソニーからウォークマンが登場したことで、「音楽を外で聴く」という歴史が新たにスタートします。

 

「カセットはCDになりMDになりと形を変えましたが、それでも当時は、家で音楽を聴くことがメインでした。オーディオセットを自宅に置くことがステータスになっていたり、中高生はCDコンポを誕生日にねだったりしていたんです」

その主従関係が変わったきっかけは、やはり2001年に登場したiPodの存在。ポータブルオーディオという概念が急速に進み、iPhoneが新登場します。

 

「このころから外で音楽を聞く人が増え、それにともなって自宅で音楽を聴くときにもポータブルオーディオを使う人が増えてきました。音楽プレイヤーもさまざまありましたが、スマホの一人勝ちで、現在でも音楽再生デバイスはスマホが主役です。また、はじめはCDを取り込んでスマホで再生する、という方法をとっていましたが、そのうちCDを買わずとも音楽をダウンロードできるようになりましたよね。ただ、ダウンロード販売にはそれなりにお金がかかり、そこまでは普及しませんでした。スマホで音楽を聴くという用途では、YouTubeで音楽を再生する方がメジャーでしたね」

 

2015年からはApple Music、Spotify、Amazon musicなどのストリーミングサービスが開始。ダウンロードよりも手軽で安く、さまざまな楽曲を楽しめる月額制の音楽配信サービスは、瞬く間に広がりました。

 

「2017年に登場したiPhone7にイヤホンジャックがなくなり、それが基になってワイヤレスイヤホンの普及が進みました。有線のものは安価なので今でも中高生が使っていますが、今は新たに販売されるイヤホンの8割がたがワイヤレスになっています」

 

ある世代以上の人にとっては、家にいてもイヤホンをして音楽を聴くということに驚くかもしれませんが、騒音の問題などもあり、今はかなりの割合の人が、家でもスマホ+イヤホンで音楽を楽しんでいるのです。

 

折原さん推薦のワイヤレスイヤホン 3

1.ノイズキャンセリングと外音取り込みを切り替えられる

ソニー「LinkBuds S」2万4000円+税

「外部の騒音をカットしてくれるノイズキャンセル機能が搭載されているだけでなく、外の音を取り込んでながら聴きもできるよう、アンビエントサウンド(外音取り込み)モードが搭載されているのが大きな特徴です。電車移動のときなどにはノイズキャンセルに、在宅ワークなどではながら聴きに切り替えられるので、かなり使い勝手のよい製品です」

 

2.ハイエンドオーディオブランドによるエントリーモデル

Final「ZE3000」1万4364円+税

「Finalは20万円ほどするイヤホンを製品化しているなど、かなりハイエンドなオーディオブランドです。超高級ながらも、音楽マニアにウケがいい良質なイヤホンを作る会社の、エントリーモデルがこちらです。やさしい音がするのですが、これは有線イヤホンと同等の音質を出すために、内部のスピーカーを自社設計しているからとのこと。音質にこだわりたい方におすすめです」

 

3.ビギナーにおすすめの高コスパモデル

JVC「HT-A5T」3900円+税

「上記2つよりもかなり価格を抑え、4000円ほどで購入できるイヤホンです。ワイヤレスイヤホンを初めて買う方や中高生におすすめです。また、電車移動しているときに片耳だけなくしてしまう方が多く、遺失物でイヤホンが届くのが本当に多いと聞いています。片耳だけでは使えませんから、なくす心配のある方もこのくらいの価格のものを使ってみるのがいいでしょう。安価な中でも信頼できる音質で、コストパフォーマンスが高いですよ」

 

「しっかり聴き」VS「ながら聴き」
コロナ禍で「ながら聴き」に軍配があがる

イヤホンのトレンドはコロナ禍においても変化がありました。それは“ながら聴き”するためのイヤホンの売れ行きがよくなった、というところだそう。

 

「イヤホンには、しっかり耳を塞いで音楽を聴くタイプのものの他に、耳の穴を塞がず骨を通して音楽を聴く骨伝導のように、外の音を聞きながら音楽も聴けるタイプのものがあります。骨伝導イヤホンは5年以上前からありますが、ランニングをしたり自転車に乗ったりする人に向けた商品という認知が高く、すべてのユーザーが対象というわけではなかったんです。しかしここ3年で、外の音を拾いながら音楽も聴きたいという方が増えたんですね。それはコロナ禍になって在宅ワークが進んだことにあります。音楽を聴きながら作業しつつ、家族の呼びかけやインターフォンは聞き取りたい、というときや、オンライン会議の声を聴きながら別のことをしたい、というふうに、ながら聴きが求められる場面が増えたのです」

 

折原さん推薦の「ながら聴き」イヤホン 3

1.耳へのストレスがかからない骨伝導タイプ

Shokz「OpenMove」1万800円+税

「骨伝導タイプで耳の穴を塞がず、ながら聴きにうってつけの製品です。従来のイヤホンと比べると、骨を介して聴覚に伝わるという性質上、音質のよさは限られてきますが、骨伝導でもこれほどの音質なら充分。長時間つけていても耳へのストレスがかからないので、作業しながら聴いていたいという方にもぴったりです」

 

2.世界初、物理的な“穴”から周囲の音を取り込む

ソニー「LinkBuds」2万1000円+税

「骨伝導ではなく、イヤホンそのものに穴があいているという世界初の構造のイヤホンです。穴を通して外の音が聞こえるように設計されていて、かなり軽量でコンパクト。ソニーの完全ワイヤレスイヤホン史上最小で最軽量です。ながら聴きとしては音質もいいですよ」

 

3.耳を解放するメガネ型イヤホン

ファーウェイ「HUAWEI Eyewear(ウェリントン型フルリム)」2万9800円+税

「ファーウェイは大手通信機器メーカーです。メガネ型でテンプルの部分から音が鳴る製品で、軽く、つけ心地も楽だと思います。テレワークが長くなったり、イヤホンをずっとつけていて耳が痛くなったりしたときに、このHUAWEI Eyewearに切り替えるのもありですよね」

 

在宅なら歓迎!?
コロナ禍で人気再燃するヘッドホン

もともと日本では、存在感があって街なかで目立つヘッドホンの需要が少なかったそう。帽子をかぶりにくい、ヘアスタイルが制限されるなどの理由もあったでしょう。そこへ、リモートワークが進み、ヘッドホン需要も高まってきているようです。電車の中ではつけられなくても、在宅時には使いたいと感じる人が増えたことや、ゲームに使うヘッドホンも人気です。

 

1.ワイヤレスかつノイズキャンセルつき、高音質と三拍子揃ったヒット作

ソニー「WH-1000XM5」4万5000円+税

「日本のメーカー初のヒット商品で、ワイヤレスかつノイズキャンセルつき、高音質と三拍子揃ったアイテムです。イヤホンよりももちろんかさばりますが、自宅でも外でもじっくり音楽を聴く目的で指名買いする方も増えており、一台あるといいなと思える商品です」

 

2.ボイスチャットもできるマイク付きのヘッドホン

Corsair「HS65 SURROUND」1万2000円前後(実売価格・編集部調べ)

「こちらは有線で、ブームマイクがついているタイプのヘッドホンです。対戦相手や仲間とボイスチャットしながら進むPCゲームの流行で、このタイプが売れ行きを伸ばしています。オンライン会議など、話す必要のある場面でも使うことができるので、遊びにも仕事にも使えて一石二鳥でもあります。ここ1〜2年で急速に伸び、若い女性にもユーザーが増えています」

 

自分の世界を大切にしたいときに、あるいは心地よく仕事をするために、音楽はもう暮らしの一部になっていると言えるでしょう。日頃のストレス解消にも、よい音質でリラックスできるような鑑賞タイムを過ごせたらいいですね。

 

【プロフィール】

AVライター / 折原一也

1979年生まれ。PC系出版社の編集職を経て、オーディオ・ビジュアルライター/AV評論家として専門誌、Web、雑誌などで取材・執筆。国内、海外イベント取材によるトレンド解説はもちろん、実機取材による高画質・高音質の評価も行う。2009年よりオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員も務めている。

ファーウェイがダイビング対応のスマートウォッチを発表! ハイレゾ対応の完全ワイヤレスイヤホンも

ファーウェイ・ジャパンは、スマートウォッチのフラグシップモデル「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」、完全分離型イヤホンのフラグシップモデル「HUAWEI FreeBuds Pro 2」とそのエントリーモデルである「HUAWEI FreeBuds SE 」、タブレット端末「HUAWEI MatePad」の2022年モデルをそれぞれ発表しました。

 

今回の発表の目玉となったのが、スマートウォッチと完全分離型イヤホンのフラグシップモデルである2機種。それらを中心に、今回発表された新製品をレポートします。

 

30mダイビングに対応した「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」

「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」は、水深50メートルまでの防水機能を備え、ダイビングワークアウトに対応しています。本機をつけてダイビングすると、水深30メートルまでであれば、GPSでの位置測定はもちろん、深度も測定可能です。

↑HUAWEI WATCH GT 3 Pro、46mmアクティブモデル

 

また、従来機と比較し、心拍数などのモニタリング機能をアップデートしているとの発表もありました。同社の技術者によれば、高精度での心拍計測が難しい水中でのワークアウトや、個々人によって異なる骨格や肌の色などによる計測への影響など、多方面の研究を重ね、製品のクオリティ向上に反映しているとのこと。健康管理面では、心臓、呼吸器、血管、肺機能や、高山病の防止に関する研究に特に注力していることが語られました。

 

HUAWEI WATCH GT 3 Proのボディは、文字盤サイズが46mm径のチタンと43mm径のセラミックの2種類。それぞれのボディに2種類のバンド素材があるため、合計4モデルのラインナップとなっています。

↑左から、43mmエレガントモデル、43mmクラシックモデル。素材に用いられているセラミックは、10日間もかけて研磨しているそうです。手に取ってみると、サンゴを思わせるような上品なツヤがありました

 

バッテリーの持ち時間は、24時間心拍モニタリングや睡眠モニタリングなどの日常使用を前提とした場合、チタンモデルが14日間、セラミックモデルが7日間です。

↑HUAWEI WATCH GT 3 Proのスペックのまとめ

 

HUAWEI WATCH GT 3 Proの発売日は7月28日。価格は、46mmアクティブモデルが4万3780円、46mmクラシックモデルが4万7080円、43mmクラシックモデルが5万4780円、43mmエレガントモデルが7万6780円です。

 

なお、各モデル間の違いはバンドの素材のみ。アクティブモデルはシリコン素材、クラシックモデルは革素材、エレガントモデルはセラミック素材のバンドをそれぞれ採用しています。

 

個人の耳にあわせて音質を自動調整! AI技術が詰まった「HUAWEI FreeBuds Pro 2」

完全分離型イヤホンのフラグシップモデルとなる「HUAWEI FreeBuds Pro 2」は、ハード、ソフトの両面で高い音質を追求しています。ハード面のポイントは、1つのイヤホンの中に低音と中高音をそれぞれ担当する2種類のドライバーを内蔵した、「デュアルドライバーユニット音響システム」。これにより、迫力のある重低音と、高精細な中高音という、音域ごとに異なるニーズを叶えています。

↑HUAWEI FreeBuds Pro 2。カラバリは2色での展開です

 

さらに、クリアで歪みのない音を鳴らせる平面振動板を、完全分離型イヤホンとしては世界で初めて採用しています。これまで、平面振動板はサイズがやや大きなモデルに搭載されてきたものであり、本機が技術的な面でも画期的であることを物語る要素です。

↑本機の内部構造

 

ソフト面では、ハイレゾ音源に対応したコーデックLDACに対応している点がひとつめのポイント。スマホから、ハイレゾ相当の高精細な音を再生できます。

 

さらに驚くべきは「アクティブイヤーマッチングEQ」という機能。これは、ユーザーの耳の形をイヤホンが自動認識し、より綺麗な音が鳴るよう、イコライザーが自動で音を補正してくれるというものです。さらに、音量による音の鳴らし方を自動で調整する「アクティブボリュームEQ」も搭載しています。

 

さらに、業界初のトリプルマイクによるアクティブノイズキャンセリングに対応。周囲の音を繊細に拾うことで、様々な外環境でもノイズを的確にシャットアウトします。

 

このトリプルマイクによる繊細な集音は、通話時の品質向上にも力を発揮。加えて、AIを活用した通話ノイズリダクション機能も備えており、高い通話品質を実現しています。

 

人の発話とノイズの音の違いをAIに深層学習させ、そのデータを製品に反映。このAIが学習した音のサンプルは、なんと1億個以上に及ぶとのこと。また、風切り音の低減技術も搭載しており、屋外での通話の品質が大きく向上している模様です。

↑通話ノイズリダクションの仕組み

 

↑HUAWEI FreeBuds Pro 2のスペックのまとめ

 

HUAWEI FreeBuds Pro 2の価格は2万6800円。発売は7月28日からとなります。

 

4980円の完全分離型イヤホンエントリーモデル「HUAWEI FreeBuds SE」

全体的な機能の高さが光るHUAWEI FreeBuds Pro 2ですが、価格が高いと思われる方もいるでしょう。そんな方のためのエントリーモデルが「HUAWEI FreeBuds SE」です。

 

本機は快適な装着感を最大のウリにしており、イヤーパッドの形状はHUAWEI FreeBuds Pro 2と大きく異なる「セミオープン・カナルデザイン」を採用しています。

↑セミオープン・カナルデサインのイヤーパッドの形状

 

ドライバーやノイズキャンセリングなどの性能は上位機種に劣りますが、価格は4980円と、大手メーカーの完全分離型イヤホンとしてはかなりお手頃な部類です。

↑HUAWEI FreeBuds SEのスペックのまとめ

 

今回発表された2つのイヤホンは、高品質な音を追求したい人のためのフラグシップモデルと、カジュアルに音楽を楽しみたい人向けのエントリーモデルという形でしっかりと棲み分けられています。HUAWEI FreeBuds SEの発売は、7月28日からです。

 

美麗な画面の10.4インチタブ「HUAWEI MatePad」

タブレット端末「HUAWEI MatePad」の2022年モデルも登場しました。本機の最大のウリは、タブレットとは思えない高精細な10.4インチディスプレイです。

↑HUAWAI MatePad。ペンとキーーボードは別売りです

 

その解像度は2000×1200と2Kに相当。最大輝度は470ニトと明るく、その一方でテュフ ラインランド社によるブルーライトカット、フリッカーフリーの認証をそれぞれ取得しています。美しい映像を見せつつも、目への負担を抑えているディスプレイです。

↑ディスプレイのスペック。画面占有度は84%です

 

さらに、高品質なオーディオで知られるハーマンカードン社製の大振幅スピーカーを4台搭載。前作より改善されたオーディオアルゴリズムにより、迫力のある音を鳴らします。画面の美しさと相まって、手軽な映像鑑賞用デバイスとしても使えそうです。

 

同時に4つのタスクを展開できるマルチウインドウ機能など、タブレットとしての機能ももちろん充実。本体のみの価格は4万1800円と高くなく、タブレットのエントリー機にもなるであろう一台です。

↑HUAWEI MatePadのスペックのまとめ

 

なお、手書き入力に必要なM-Pencil パッケージは1万3200円と別売り。キーボードも必要な場合は、別途購入が必要な点は要注意です。

 

発売日は、タブレット本体が7月28日、M Pencilパッケージが8月16日となっています。

DX時代のビジネスリーダーに聞いてわかった、E Inkタブ「HUAWEI MatePad Paper」の魅力は柔軟性にあり

本記事で紹介している「HUAWEI MatePad Paper」を抽選でプレゼントするキャンペーンを実施中。記事を読んで最下部のURLからぜひ応募ください。

 

こんにちは。GetNavi webでデジタルガジェットの記事を担当している西牧です。早いもので、編集者になってからいつの間にか10年が経ちました。慣れてはきたものの、最近では、今後の10年をどのように過ごしていくべきか、悩みを持っています。1人のビジネスパーソンとして次のステージに進むためには、仕事のやり方を変えるのが重要な気がするのですが、どう変えたらいいのかがわかりません。

 

そんな折、ファーウェイの「HUAWEI MatePad Paper」という製品が発売されました。メールやWebサイトのチェックといったタブレットでこなせる基本性能を持ちながら、10.3型E Inkディスプレーの採用によって電子書籍リーダーや、電子メモとしての使い勝手を追求した製品です。

↑10.3型で解像度が1872×1404ドットと高精細なE Inkディスプレーを搭載する、HUAWEI MatePad Paper。メモアプリには議事録やToDoリストなどの9つのテンプレートがあるため、会議に自分のタスク管理にと、幅広く活躍してくれます。また、付属の「M-Pencil(第2世代)」は、26m/sの低遅延を実現するほか、4096段階の筆圧検知に対応。書き味は非常になめらかです

 

たとえばPDF資料を見ながら気になった部分にメモを入れ、その合間にメールを返信といった使い方ができそうです。

 

さらにはカレンダーアプリもあるため、スケジュール管理も可能。加えて通常利用で約6日間のロングバッテリーもビジネスにおいて魅力に見えます。これなら、一般的なノートPCやタブレットとは違った活用で、ビジネスに役立てられそうです。

 

デジタルガジェット担当としては、迷ったらまずはデバイスで解決。というわけでHUAWEI MatePad Paperを導入してみました。

 

ビジネスにデジタルを取り入れるプロに話を聞く

デバイスを手にするのはいいのですが、使用するだけではいつもと変わらないので、今後10年のキャリアを変えることはできません。そこで、ビジネスで成功を収めた人に話を聞き、そのアドバイスを元に、HUAWEI MatePad Paperの最高の使い方を探ることにしました。

 

話を聞きに行ったのは、株式会社βaceの取締役COO (Chief Operating Officer)である緒方恵さんです。緒方さんは、株式会社東急ハンズでDXに携わったのち、株式会社中川政七商店で取締役CDO(Chief Digital Officer)に就任。その後、株式会社βaceの経営に参画し、世界のカカオ農家からフェアトレードを徹底して良質なカカオ豆を仕入れ、職人が手仕事でチョコレートを造る「Minimal -Bean to Bar Chocolate -」の運営に携わっています。

 

いわばビジネスでデジタルを取り入れながら成功を収めてきた人。そんな緒方さんに、これから納得いくキャリアを築くにはどうしたらいいのかを聞きました。

↑株式会社βaceの取締役COO 緒方恵さん。取材はMinimal 富ヶ谷本店付近で実施しました。緒方さんいわく「Minimalのチョコレートは素材のカカオ豆に徹底的にこだわり余分なものを引き算することで、カカオそのものの多彩な風味が楽しめる新しい体験ができるチョコレート。国際品評会では6年連続・合計69賞を受賞しています」とのこと

 

 

アイデアを書き留めるツールに特化させることで、情報収集に貪欲になった

まず、キャリア形成に悩んでいることと、最近HUAWEI MatePad Paperを購入したことを伝えると、緒方さんは「デバイスを起点に何かをしたいと思ったら、使う目的を明確にした方がいいです」と一言。

 

「たとえば電子ペーパーデバイスなら、手書きをしながら、情報を整理していくような使い方にぴったり。テキストを入力して完結する作業ならPCで十分ですが、単なる情報の羅列ではなく、情報と情報の相関関係を手早くわかりやすくまとめるには、手書きの方が適していますよね」

↑「逆に文字情報だけで事足りるのであれば、無理に電子ペーパーを取り入れなくてもいいでしょう」と話す緒方さん

 

このアドバイスは、HUAWEI MatePad Paperを取り入れる際の、基本的な考え方を作るのに役立ちました。編集の仕事では、図を使って物事を考えることが多いです。時には、文字情報と組み合わせてラフを描くこともあります。その際、E Inkならではのアナログな使用感は、紙に書く感覚でざっくり情報を整理するのに最適です。

 

一方で、整理された文章で企画書などを作る際は、ノートPCの方が優れています。HUAWEI MatePad Paper導入当初は、複数の役割をこなせるから、これ1台でビジネスがよりスムーズになるだろうと考えていましたが、多機能だからといって、無理やりデバイスに業務を割り振る使い方は良くないわけです。

 

そこで、資料や企画書作りはPC、そこに至るまでの、まだ輪郭が明確でないアイデアやネタをラフに書き留めたり、ビジネスに役立ちそうな情報をメモ書き状態でストックしたりするのはHUAWEI MatePad Paperと役割を決めました。

↑図や矢印など、文字以外の情報を書き留めることで、頭の中にあるぼんやりとしたイメージを視覚化できるようになりました

 

手書きでアイデアを書くようになってからは、以前よりも貪欲に情報を集めようとする姿勢が生まれました。これまでは大事なことだけをノートPCで書くことが多かったので、実はおもしろいのに、無視したり、特に書き留めずに忘れていったりした情報があったのだと思います。

 

HUAWEI MatePad Paperの手書き文字テキスト化機能を活用して、検索させる

HUAWEI MatePad Paperでメモを取るのはいいのですが、問題なのがそのメモを見失いがちなこと。せっかくのアイデアも埋もれてしまっては意味がありません。その点を緒方さんに相談してみると、「メモは、日付とタイトルをどこかに入れておくと良いです。デバイスであれば、アクセスしたい情報に、検索ですぐに探せますから」とのこと。

 

HUAWEI MatePad Paperのメモアプリは、手書きの情報をテキストファイルに変換できます。たとえば、「6月30日 Minimal」とテキストで見出しをつけておけば、デバイスの検索窓から「6月30日」や「Minimal」と調べるだけで、そのテキスト情報を含むファイルがすぐに表示されます。

 

ノートPCの場合だとオフィスソフトやPDF、さらにはメールなど、情報は多岐にわたり、探すのも一苦労です。その点、私の場合はHUAWEI MatePad Paperをアイデアやネタの書き留めにと、役割を決めたため、そういったあらゆる形式のファイルを扱う必要がありません。だからこそ、メモを検索できるようにしておけば、いざというときにそのメモを活用できるわけです。

↑HUAWEI MatePad Paperで、手書き文字をテキストファイルに変換してみたところ。日付や見出しを入れておけば、後から参照したくなった情報を検索できるので、日にちと検索しやすい文字だけを変換するのもいいでしょう。なお、手書きからテキストファイルへの変換はかなり正確、という印象を持ちました

 

 

ビジネスを念頭に置いたインプットは絶対に電子書籍

ビジネスにおける情報のインプットで、大きな役割を持つ読書。私はこれまで、「読書は必ず紙」と決めていました。理由は主に手触りの良さや、カバンに気軽に放り込んでも故障の心配がない扱いやすさからです。しかし、HUAWEI MatePad Paperを持ったからには電子書籍も気になります。そこで緒方さんに聞いてみると、「ビジネスのインプットとして読書をするなら、絶対に電子書籍がいい」と話してくれました。

↑「若いうちのビジネスにおける読書は、役に立たせるときに読んでこそ血肉になりやすい」と話す緒方さん

 

「現代の仕事で大事なのは可能な限り、時や場所や物に縛られないこと。持ち歩いたら荷物になるような紙の本も、電子書籍なら、複数のタイトルをタブレットですぐに呼び出せます。

 

それから、読書をするうえで大事なのは、『読み始めるハードルを下げてあげる』ことでしょう。特に、キャリア形成に悩み始める年代の人は、『本を読んで、それを自己成長につなげたい』という考えが強いと思います。でも、『丁寧に1ページずつ読んで、その全部を血肉に変えていかないと……』と考えると、どんどん読書のハードルが上がっていきます。

 

そこで私が部下たちに伝えているのは、まずは目次だけでも、ざっくりと内容を入れておくという考え方です。ザッと読んで大まかな内容と目次が頭に入れば一旦、及第点です。読んだものが血肉に変わっていくときは、その情報をアウトプットするとき。つまり、実際に仕事で本に書かれていた内容を役立たせる段階です。

 

アウトプットするときは、インプットが必要。そこで目次や概要だけ頭に入れておき、いざというときにそれらを思い出し、書かれている情報を改めて熟読し、即アウトプットにつなげるのが血肉化の観点からも効率が良く、おすすめです。その際、複数のタイトルをいつでも参照できるタブレットはやはり優れています」

↑サイズは幅182.7×高さ225.2×厚み6.65mmで、本体重量は360g。片手で持てるほど軽量設計のHUAWEI MatePad Paperなら、いつでも持ち歩いておくことで、「まず読んでみる」という姿勢を作りやすいです

 

緒方さんのアドバイスに従って、私は「紙で読みたい」というこだわりを一度捨ててみました。

 

すると、仕事をするうえで、オフィスでも電車の車内でも、書籍の情報を参照できることの便利さを改めて感じました。これまでは自宅に戻って棚から必要な本を出し、それができないときはネットで検索でしたが、欲しい情報や資料にいつどこでも正確にアクセスできるのはうれしいポイントです。

 

また、読みたいと思っても、書店で取り扱っていなかったり、配送までに時間がかかったりして、読まずじまいになってしまうということもなくなりました。電子書籍なら、その場で読みたい本を購入し、すぐに読めます。これによって本を読み始めるハードルは下がり、隙間時間に読書のタイミングを差し込めるようにもなりました。

 

このまま習慣が続けば、「まずは読んでみる」という姿勢が、自分の中で定着しそうです。

 

HUAWEI MatePad Paperはライフスタイルに合った使い方ができる

ここまで、緒方さんのアドバイスを元に、HUAWEI MatePad Paperの活用法を探ってみました。その中で気づいたのが、HUAWEI MatePad Paperというデバイスの柔軟な使用感です。

 

買った段階では、タブレット代わりにもなる、電子ペーパーにも、電子書籍リーダーにもなる……という特徴を、最大限活用しようと思っていました。ところが私の場合、メモと電子書籍リーダーとしてシンプルに使った方が、かえって役割が明確になり、導入の効果が大きい結果になりました。

 

これは、私の目的と、HUAWEI MatePad Paperの持っている特徴の一部が、ぴったりと重なったからでしょう。

 

人によっては、スケッチブックとしての役割を持たせたり、メール端末および資料置き場としての役割を持たせたりと、もっと異なった、その人に合う役割を見出せるはずです。このように、使用者によって、使い方を選ばせ、そこにぴったりと入り込める柔軟性が、HUAWEI MatePad Paperというデバイスの最大の魅力なのでしょう。

↑自分のライフスタイルや、仕事環境に合わせて使えるHUAWEI MatePad Paper

 

私にとってのHUAWEI MatePad Paperは、いわばキャリア形成を手伝ってくれる相棒です。いい結果が出るまで活用しようと考えています。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

 

GetNavi web限定のコラボキャンペーン! アンケートに答えてHUAWEI MatePad Paperをゲットしよう!

本記事で紹介したE Inkデバイス「HUAWEI MatePad Paper」を、GetNavi webの読者限定で2名様にプレゼント! 以下のアンケートに答えていただくだけで応募できる素敵なキャンペーンです。記事を読んで興味を持った方は、ぜひふるって応募ください!

 

HUAWEI MatePad Paperがもらえる! GetNavi webコラボキャンペーン 概要

期間:6月10日(金) 17:00~7月31日(日) 23:59

参加:こちらのリンク先にあるアンケートに回答、送信でキャンペーンに参加できます。

賞品:HUAWEI MatePad Paperを抽選で2名様にプレゼント

※当選発表につきましては、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

 

アンケートはこちらから!

 

執筆/海岡史郎、撮影/篠田麦也

パネルだけでも、市場価値は大きいーーE Inkタブ「HUAWEI MatePad Paper」のガジェット有識者による評価は?

本記事で紹介している「HUAWEI MatePad Paper」を抽選でプレゼントするキャンペーンを実施。記事を読んで最下部のURLからぜひ応募ください。

ファーウェイのE Inkデバイス「HUAWEI MatePad Paper」。その特徴は、同社のスマートフォンやタブレットでおなじみの「HarmonyOS 2」を採用しながら、10.3インチの大画面E Inkディスプレイを搭載している点。タブレットの利便性に、E Inkならではのアナログな使用感を組み合わせた、同社の意欲作だ。

この個性をどう活かすべきか。また、HUAWEI MatePad Paperはどのような使い方にこそフィットするのか。ビジネス書の作家として、またITガジェットの有識者として知られる戸田 覚(とだ・さとる)氏に聞いた。

 

↑150冊以上の著書を持つ作家の戸田 覚氏。デジタル関連製品に造詣が深く、月間30本以上の連載を執筆中。IT機器、ガジェットの最新モデルをレビューするYouTubeチャンネルも運営

 

 

【記事を読む前に製品の特徴を写真でチェック!】

 

大画面、高精細、高速書き換えと3拍子揃ったE Inkパネル

E Inkパネルは、これまで主に電子書籍リーダーの分野で使われてきた。パネルそのものが発光せず、自然光を受けて表示内容を読む感覚は本物の紙に近く、読書との相性は抜群にいい。だが、HUAWEI MatePad Paperのように、10.3インチで1872×1404ピクセル/227ppiという大画面で高精細なE Inkパネルを搭載している例は珍しい。戸田氏はまず、10.3インチという画面サイズについて触れた。

 

「まず、このサイズが大きくていいですよね。E Inkデバイスのニーズとして一番大きいのが、やはり電子書籍リーダーなんです。多くの電子書籍リーダーは7~8インチ程度のディスプレイを採用していますが、10.3インチというサイズなら、文字を大きくして読めるので、視力の弱い方や、近眼の方でも使いやすいと思います。このサイズで読むのに一番適していると感じたのが、ビジネス書。図解を掲載していることが多く、版型が大きいことが多いんです。あとは、マンガですね。スマホの小さい画面で読むのと印象がまったく違う。どちらも紙媒体で読むのと近いサイズで楽しめます」

↑10.3インチのディスプレイを採用するHUAWEI MatePad Paper。3辺が6.5mmの超狭幅ベゼル(枠)となっており、画面占有率も86.3%と電子書籍リーダーでは最高レベル

 

↑大きな画面でマンガを楽しめる。E Inkならではの紙のような質感も特徴。32段階で調整できるバックライトを備えているため、暗所での読書も可能だ

 

E Inkデバイスで、使用上のストレスになりうるのが、書き換え時の残像だ。E Inkパネルは、電圧をかけて粒子の位置を移動させることで、白黒を切り替えることのできる微細なカプセルの集合体。その特性上、粒子の移動が間に合わず、新しいページに、前のページの表示内容の一部が重なってしまうことがある。

 

「残像やムラはE Inkデバイスのひとつの課題。特性上、どうしても出てしまうものですが、HUAWEI MatePad Paperにはこうした残像がほとんど発生しない。E Inkデバイスをよく使っている人ならこのパネルの品質の高さには、すぐに気が付くと思いますよ。プロセッサーの処理性能が高いからだと思いますが、ここまで書き換えが速くて、残像が出ないE Inkデバイスは珍しいです

電子書籍リーダーのCPUは公表されないことも多いが、主流はシングルコアやデュアルコアだ。一方で、HUAWEI MatePad Paperが搭載するのは、「HUAWEI Kirin 820E」という自社開発のSoC。6コアのCPUを内蔵しており、同社のミドルシップスマートフォン「HUAWEI nova 8」などにも採用されている。これはE Inkタブレットとしても使用するために必要なスペックで、戸田氏が指摘する通り、パワフルなCPUがE Inkデバイスとしての使用感を高める要因になっている。

↑各種アプリをダウンロードでき、E Inkタブレットとしても使用できる

 

 

電子ノートとして使うにも最適なサイズ

続いて、電子ノートとしてHUAWEI MatePad Paperを見たときに、大きなメリットとなるのが、10.3インチの画面サイズと、フットプリント比で約86.3%というディスプレイの占有面積の大きさだ。「電子ノートとして使うときにも、これくらい画面が大きいといい」と戸田氏は語る。

 

「情報がまとめやすい、ベストな大きさで文字が書けるのがいい。特にスタイラスで文字を書くときは、紙に文字を書くときより、小さい文字が書きにくいうえに、手元をじっくり見ていられるとは限らないので、ささっと崩した字で書くこともあるじゃないですか。このくらいサイズに余裕があると、話を聞きながらメモを取りやすいです。また、私は相手に与える印象に配慮して、打ち合わせではタイピングをしない主義なのですが、これならさりげなく取り出してメモを取ることができます。線が飛ぶこともなく、ペンの書き味も良好ですね」(戸田氏)

また、戸田氏は、残像や色ムラが起きにくいというHUAWEI MatePad Paperのパネルの特徴を活かした使い方にも言及。

 

「HUAWEI MatePad Paperの電子ノートアプリは、万年筆、ボールペン、鉛筆、マーカーがすぐ切り替えられるようになっています。しかも白、黒、グレーの3色に切り替えられるので、黒に塗りつぶして、白いペンで文字を抜くと、すぐに見やすい見出しが作れる。これも、品質の高いE Inkパネルだから快適にできることですよね」

↑ササッと白抜き文字を書いてみせる戸田氏

 

なお、HUAWEI MatePad Paperのディスプレイ表面には少しざらっとしたマットな表面処理が施されており、これが紙を思わせる筆記時の適度な抵抗感を生んでいる。製品に同梱するHUAWEI M-Pencil(第2世代)は約26msという低レイテンシー(遅延)で、ペン先をパネルに置くのと、パネルの色が変わるのはほとんど同時。1秒の何百分の一という単位でもペン先の動きと描画が合っていないと人間は不自然に感じるものだが、HUAWEI MatePad PaperとHUAWEI M-Pencil(第2世代)の組み合わせは、紙にサッと文字を書いていく感触に限りなく近いといえる。

 

 

軽さと質感にこだわっているのは高評価

HUAWEI MatePad Paperのサイズは約幅182.7×奥行き225.2×厚み6.65mmで、重量は360g。同等クラスのディスプレイを搭載するタブレットはおおむね600g前後が多く、HUAWEI MatePad Paperは、このサイズにしては極めて軽いデバイスだ。

 

「実測だと、カバー付きでも約538gと軽い。500g台前半だと、出張に行くときに荷物に入れておいても、ほとんど負担にならない重さですね」

↑長時間の読書でも疲れにくい重さ。薄さ6.65mmながら堅牢な筐体も魅力だ

 

さらに戸田氏は、HUAWEI MatePad Paperの「モノとしての価値」に注目しているという。

 

「こういった種類のデバイスって、愛着が持てるかどうかがすごく重要。高級感のあるレザー調で、薄くてカッコイイ――単純ですが、これはこの製品の大きな魅力だと思います。レザー調の製品は実は多いんですが、さらに高級感があるものは少ない。『新しいものが出たから買おう!』と次々買い換えるようなタイプの商品ではないからこそ、質感にこだわっているのは高評価ですね。書籍でも革貼りの愛蔵版がありますけど、それは所有することで、革の高級な質感が長く楽しめることに価値がある。それと同じことです」

↑表/裏表紙にはヴィーガンレザーを採用。シンプルながら高級感があり、肌にも馴染みやすい

 

 

E Inkデバイス市場で自ずと支持を集めるモデルになる

最後に戸田氏は、HUAWEI MatePad PaperがE Inkデバイスの愛用者に深く刺さる可能性があると語る。

 

「E Inkデバイスって、使い始めると“E Inkデバイスにしかない魅力”に気付く製品ジャンルなんですよ。口で説明しようとすれば、『反射光でコンテンツを見るから視認性がいい』とか、『バッテリー持ちがいいから充電を気にしなくていい』とか言えるんですが、そうやって要素化しても説明し切れない、使ってみないと感じ取れない魅力がある。

 

しかし一方で、愛用者の分母が大きくはないジャンルなので、新製品もそれほど多くはない。だからこそ、E Inkデバイスには熱烈な愛用者がいて、新しいE Inkデバイスを常にチェックしていることも多いんです。その点、HUAWEI MatePad Paperは10.3インチという大きく高精細な画面で、E Inkパネルの書き換えが速くて残像も出ない。これだけでE Inkデバイスの市場では大きな価値になっていて、気になる人は多いと思います。さらに高級感もあってカッコイイとなれば、自ずと支持を集めるモデルになるでしょうね。僕としては、タブレットとしての使用感や連携性能というよりも、電子書籍と電子ノートがとにかく快適に使える点を評価したい。その点において、極めて完成度の高いE Inkデバイスといえるでしょう」

 

 

【製品の写真をあらためてチェック!】

 

GetNavi web限定のコラボキャンペーン! アンケートに答えてHUAWEI MatePad Paperをゲットしよう!

本記事で紹介したE Inkデバイス「HUAWEI MatePad Paper」を、GetNavi webの読者限定で2名様にプレゼント! 以下のアンケートに答えていただくだけで応募できる素敵なキャンペーンです。記事を読んで興味を持った方は、ぜひふるって応募ください!

HUAWEI MatePad Paperがもらえる! GetNavi webコラボキャンペーン 概要

期間:6月10日(金) 17:00~7月31日(日) 23:59

参加:こちらのリンク先にあるアンケートに回答、送信でキャンペーンに参加できます。

賞品:HUAWEI MatePad Paperを抽選で2名様にプレゼント

※当選発表につきましては、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

 

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撮影/干川 修

最新タブを大プレゼント! 「HUAWEI MatePad Paper」がもらえるキャンペーン、7月31日まで

ファーウェイからタブレットの新モデル「HUAWEI MatePad Paper」が登場。これに合わせて、「HUAWEI MatePad Paperがもらえる! GetNavi webコラボキャンペーン」を開催します! キャンペーンに参加すると抽選で2名様にHUAWEI MatePad Paperをプレゼント。みなさん奮ってご参加ください!

 

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ファーウェイ初のE Inkタブはビジネスツールにピッタリ

HUAWEI MatePad Paperはファーウェイとして初のE Inkディスプレイを搭載したモデル。価格は6万4800円(税込)です。

 

E Inkは紙に近い表示性能を備えており、長時間閲覧しても目が疲れづらいことから、電子書籍リーダーとして活用できます。

 

本製品は、Wi-Fiに接続すればWebサイトの閲覧やメールのチェックなどもでき、タブレット端末としても使用可能。

 

ディスプレイサイズは約10.3インチと大型で、画面が見やすいです。それでいて重さは約360gと軽量で、片手で持てる取り回しの良さがあります。

 

さらに、HUAWEI MatePad Paperは豊富なメモのテンプレートを用意。同梱のHUAWEI M-Pencil(第2世代)で、手書きのメモが取りやすくなっています。読書画面を分割して、書籍を読みながらメモを取るといった使い方も可能です。

 

電子書籍リーダー、タブレット、電子ペーパーと、多用途に使え、特にビジネスツールに取り入れるのにピッタリ。活用すればビジネススキルも向上しそうです。

 

アンケートに答えるだけでHUAWEI MatePad Paperがもらえる!

今回、HUAWEI MatePad Paperがもらえるキャンペーンを開催! キャンペーンの参加方法や期間などの概要は下記をご覧ください。

 

HUAWEI MatePad Paperがもらえる! GetNavi webコラボキャンペーン 概要

期間:6月10日(金) 17:00~7月31日(日) 23:59

参加:こちらのリンク先にあるアンケートに回答、送信でキャンペーンに参加できます。

賞品:HUAWEI MatePad Paperを抽選で2名様にプレゼント。

※当選発表につきましては、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

 

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E Inkタブ「HUAWEI MatePad Paper」が思いのほか「深いデバイス」と判明!GetNaviのマネージャーがレポート

本記事で紹介している「HUAWEI MatePad Paper」を抽選でプレゼントするキャンペーンを実施。記事を読んで最下部のURLからぜひ応募ください。

ファーウェイから、ユニークなE Inkデバイスが登場した。その名は「HUAWEI MatePad Paper」。

 

↑E Inkディスプレイを採用したHUAWEI MatePad Paper。電子書籍リーダー、電子メモ、HarmonyOS 2搭載の汎用タブレットと3つの使い方ができる。価格は6万4800円(税込)

 

HUAWEI MatePad Paper最大の特徴は、10.3インチで1872×1404ピクセル/227ppiという、大きく高精細なE Inkディスプレイを搭載しながら、同社のスマートフォンやタブレットでもおなじみの「HarmonyOS 2」を採用している点。E Ink特有のアナログ的フィーリングと、タブレットの利便性を融合させた、新しいタイプのデバイスと言えるだろう。

 

↑HUAWEI MatePad Paperのサイズは約幅182.7×高さ225.2×厚み6.65mmで、重量は360g。14型で約1.4kgのノートPCと一緒に持ち歩いたとしても、2kgを切る軽さは魅力だ

 

↑HUAWEI M-Pencil(第2世代)をマグネットで本体側面に固定できる。レザー調のカバーは、どことなく高級文房具のような雰囲気

 

 

HUAWEI MatePad Paperの個性を存分に活かすためには、どのような使い方をするべきなのだろう。E Inkパネルは、表示内容の書き換えに若干のラグが生じる。そのためスピーディーに制作や資料作成でメイン使用するには、ハードルがあることは否めない。その一方で得られるのは、液晶や有機ELでは実現できない、アナログライクな感触や活字表示に適した「見やすさ」だ。

 

この見やすさに対する魅力は、職種で言うなら現場よりも上のレイヤーのポジション、すなわちマネジメント職に就く人物が、制作物や資料にじっくりと目を通していくようなシーンにこそ、フィットしそうに思えた。そこで実際に、マネジメントの業務にHUAWEI MatePad Paperを取り入れると、どのような化学反応が生まれるのか。GetNavi編集部を統括する松村広行に試してもらった。

 

株式会社ワン・パブリッシング

第4メディアプロデュース部 部長

松村広行

GetNavi編集部、腕時計情報誌の「WATCHNAVI」編集部、そしてカメラ情報誌「CAPA」編集部の3メディアを統括する担当部長。編集業務の管理に加えて、企画力・編集力を他社の制作にアウトソーシングするソリューション事業にも携わる。ライフワークとして個人で写真のグループ展に参加するほどのカメラ好き。

 

【記事を読む前に製品の特徴を写真でチェック!】

 

直感的な情報整理とオープンマインドを叶える「手書きメモ」

まずは松村に現状の業務について訊ねると、「私は3つのメディア事業を担当していますが、どのメディアも読者層や属性、嗜好は違ってきます。当然そうなると、取り扱う案件も違うし、クライアントも違う。部下の相談内容も多種多様なものになるので、他の仕事で管理職に就かれている方と同じように、毎日フレキシブルな対応と対人コミュニケーションが求められる立場ではありますね」と話してくれた。

 

そんな松村は、実はエンタメ誌の記者出身。かつては毎日現場に出て、取材を続ける日々だったという。松村が記者時代から続けている習慣のひとつが「手書きメモ」だ。

 

「ライブイベントの取材が多かったので、現場の様子やアーティストのMCの内容をよく手書きでメモしていました。イベントでは照明を落とすし、演出にも気を配るから、パソコンを広げていると迷惑になってしまう。その点、手書きなら暗いところでも手の感覚でメモを取れるので、暗闇でもメモを取っていましたね。HUAWEI MatePad Paperを見た時に、そうした現場での活用について思い浮かびました。E Inkは非発光パネルだから、周囲に気を配らないといけないシーンでも使いやすいでしょう」

 

↑手書きメモを取り入れている松村には、馴染みやすい質感

 

手書きメモの習慣は、マネジメント職に就いた今でも松村の仕事に組み込まれている。

 

「具体的に一番多い業務は、大きく括るなら『進捗管理』ということになると思います。それぞれのプロジェクトをどう進めていくか、予算を見ながらどう体制を整えて、どんな情報を揃える必要があるのか。そういうことを常に考えていますね」

 

「そんな中で、僕はやっぱり手書きメモに馴染みがあって、今でもよく手書きをしています。基本的には、自分の中で物事を整理していくために使う感じ。例えば、数字を試算するのに使ってみたり、イベント会場の設置イメージを図示してみたり。慣れたペンとノートの感覚で、すらすらと書けたのがHUAWEI MatePad Paperの第一印象です。他のタブレットより軽いのもさっと取り出して書くのに良いですね」

 

↑今でも、自分の中で情報を整理したり、気になる情報をまとめておく手段は手書きメモだという

 

「複数の事業に携わるためインプットも大事にしていて、そこでもメモが役立ちますね。カーラジオを情報収集に使うことが多いのですが、そこで耳にした情報は、赤信号で停車したすきにでもすぐメモするように習慣づけています。HUAWEI MatePad Paperだと、書いたメモは最終更新日順にソートされていくから、時系列でメモを探しやすいし、手書きのメモを仕事に取り入れている人なら、楽しく使えるはず」

 

また松村は、手書きメモのメリットを次のようにも話す。

 

「人と話している時にパソコンを取り出していると、自分と相手の前に壁があるような気持ちになることがあります。特に部下にとっては、上司と話している時に、何を書かれているのかと心配になるんじゃないかなと思っていて。手書きだと、いつメモを取ったかも伝わりやすいし、見ようとするかは別として、内容も見える状態で相手と向き合える。野球で言えば、監督であると同時に選手でもある、プレイングマネージャーの気持ちを持っていたいと常々思っています。そのために、なるべくみんなとの距離は近くありたいんです」

 

「HUAWEI MatePad Paperはノートのような雰囲気を持っているし、話しながら手元でメモを取っていても、その場に自然に溶け込んでいけそうだと思います。手書きでメモを取るっていうことは、オープンな姿勢を伝えて相手との距離を近づけることにも繋がるんじゃないかな」

 

 

タブレット的な利便性と「裏紙」のようなサクッと感

手書きメモを愛する松村の話に照らし合わせると、HUAWEI MatePad Paperの更なる魅力が浮かび上がってきた。ここからはポイントごとに製品の特徴をまとめていきたいと思う。

 

【ポイント1】サイズ感や感触について

その一つは軽量な設計だ。HUAWEI MatePad Paperの重量は360g。同等サイズのタブレットに多い重量は600g前後で、500g前半では軽いとされるが、それよりもはるかに軽い。

 

↑小脇に抱えられるサイズと軽さ

 

この軽さは、350mlの小さなペットボトルとほぼ同じだ。カバンに入れて持ち歩くのにも、苦にならないレベル。タブレットを取り出してメモを書こうと思うときには、どこか「デバイスを取り出す」という心理的な“構え”が起こる気がするが、片手で楽に持てるHUAWEI MatePad Paperは裏紙にサッとメモを取るような軽快さがある。

 

↑ややざらっとした表面が、本物の紙のような書き味を生んでいる

 

↑メモアプリでは、筆記用具の種類や太さも変更できる

 

フットプリントに対するディスプレイの占有面積は約86.3%で、目に入るほとんどがE Ink。これもアナログな感触を生んでいる。ノートやメモ帳にメモするときを想像してほしい。(罫線はあるものの)ページを区切る要素は何もなく、何をどこに書くか、どういう大きさで、どう書くかは書き手の自由だ。

 

HUAWEI MatePad Paperにおいても、目に映るほとんどの範囲に書ける上に、マットな表面処理と約26msというHUAWEI M-Pencil(第2世代)の低レイテンシーによって、裏紙やノートに書く時と同じようなフィーリングが生まれている。

 

↑付属のHUAWEI M-Pencil(第2世代)は約26msと極めて低レイテンシーだ

 

 

【ポイント2】アプリや独自のソフト機能について

そうしたアナログ的な良さに、HarmonyOS 2に由来するタブレットの使用感が加わっていることはわかりやすい魅力だが、ホーム画面もE Inkデバイス向けに開発されたものが適用されている。

 

↑ホーム画面

 

左カラムに「ホーム」「メモ」「本棚」「ブックス(HUAWEIブック)」「アプリ」というグローバルナビゲーションを設け、それぞれのプレビューを大きめのウィジェットで配置している。左カラムのメニューはちょうど、システム手帳に項目別の見出しを挟んでおくような感覚で扱え、常に目的の機能を素早く立ち上げられるのだ。

 

また、「画面分割」機能を使って他のアプリを開きながら常にメモをとれるのもポイント。例えば、ブラウザーを参照しながら気になった情報を書き留めたり、電卓で計算をしながらメモを取って資料作りの材料にしたりするといった使い方ができる。

 

↑画面分割機能を利用して、書籍を参照しながら、旅程を組んでいるイメージ

 

手書きのメモをテキスト化したり、PDFファイルに変換してメールで共有するなど、議事録向きの機能も備えている。面白いのは、内蔵マイクで音声を録音し、メモに紐付けて保存しておける機能。会議を通しで録音しておき、メモには要点を項目立ててまとめるといった使い方が想定できる。ちなみに全てのメモは、ユーザーの指紋認証によるロックをかけることができ、取り扱いに注意したい情報の保管場所としても優秀だ。

 

↑PDFファイルを参照しながら、気になる点を書き留めておくといった使い方にもぴったり

 

↑4つのマイクを内蔵している。会議を録音して、メモと紐付けて保存することも可能

 

これらの特徴を振り返ると、「手書きでメモを取ること」をメイン機能としつつ、そこに別の機能を付加する形で、HUAWEI MatePad Paperにしか出せない利便性を作り上げていることに気が付く。

 

 

【ポイント3】電子書籍リーダー機能について

電子書籍リーダーとしては、E Inkならではの視認性の良さに加えて、やはりその大きなディスプレイが特徴になるだろう。10.3インチというサイズはちょうど少年誌の単行本を開いた状態に近く、新書、文芸書、コミックなどを見開きにすると収まりが良い。227ppiという高画素密度のおかげで、文字を小さめにしても、つぶれが起きにくい。

 

↑10.3インチだと、片面表示でも十分な文字の視認性が得られる

 

E Inkパネル自体は非発光だが、HUAWEI MatePad Paperは32段階で調整できるバックライトも搭載。これも本体の薄さ、軽さからは想像できなかった部分で、軽快な使用感にデジタルの利便性をプラスしている。また、電子書籍リーダーから翻訳機能を呼び出せるので、日本語訳版が出ていない書籍を訳したり、語学学習に応用することもできるだろう。

 

【ポイント4】駆動時間の長さについて

そして、3625mAhバッテリーによる最大28日の駆動時間、1.5時間の充電で6日使えるという急速充電機能がHUAWEI MatePad Paperの魅力を一段上に押し上げている。28日間という駆動時間なら、バッテリーとは“ときどきチェックしておけばいい”という向き合い方になる。当然ながら紙にバッテリーはないが、HUAWEI MatePad Paperもデジタル機器でありながら、バッテリー管理のストレスからほとんど解放された存在だと言ってもいい。

 

 

手書き世代こそ試してほしい、唯一無二のデバイス

HUAWEI MatePad Paperの特徴をチェックしたところで、改めて松村にその魅力を訊ねてみた。

 

「昔、『PDA』(Personal Digital Assistant)という製品が人気だった時代がありました。そのころのPDAにも手書き機能があって、今みたいに『書き味がどうだ』ってレベルには達していなかったけど、あの頃からデジタルデバイスで手書きをしたいっていう考え方はあったんでしょうね」

 

「僕はノートの手書きもずっと続けてきたし、昔はPDAでも手書きに挑戦してきたけど、HUAWEI MatePad Paperの書き味は、本当に紙に書いているようだと感じました。E Inkだから目も全然疲れないし、老眼になってきた目にも優しい(笑)。見た目には高級感があるけど、造りは頑丈なので自分はやっぱり『裏紙』のようなラフな使い方をしたいですね」

 

「あと、画面分割機能が便利ですね。僕の職種だと『何かを参照しながらまとめる』という作業は特に多いから、それが1台で完結できるのはうれしい。手書き世代には特に使ってみてほしいのですが、それ以外の世代の人にとってもHUAWEI MatePad Paperは、手書きメモの良さを知るきっかけになるかもしれません」

 

松村へのインタビューを通して、管理職という多様な業務のある立場には、フレキシブルに対応できる姿勢とツールが必要であることがわかった。HUAWEI MatePad Paperの持つアナログ感と、現代の利便性が融合された姿は、役割を越えた働きが求められるこれからの時代にこそ、意味のある製品かもしれない。

 

【製品の写真をあらためてチェック!】

 

 

GetNavi web限定のコラボキャンペーン! アンケートに答えてHUAWEI MatePad Paperをゲットしよう!

本記事で紹介したE Inkデバイス「HUAWEI MatePad Paper」を、GetNavi webの読者限定で2名様にプレゼント! 以下のアンケートに答えていただくだけで応募できる素敵なキャンペーンです。記事を読んで興味を持った方は、ぜひふるって応募ください!

 

HUAWEI MatePad Paperがもらえる! GetNavi webコラボキャンペーン 概要

期間:6月10日(金) 17:00~7月31日(日) 23:59

参加:こちらのリンク先にあるアンケートに回答、送信でキャンペーンに参加できます。

賞品:HUAWEI MatePad Paperを抽選で2名様にプレゼント

※当選発表につきましては、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

 

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撮影/松川 忍

高級感は十分あり!「Huawei Watch GT 3 Pro」が世界で発売へ

中国Huawei(ファーウェイ)は、新型スマートウォッチ「Huawei Watch GT 3 Pro」をグローバル向けに発表しました。

↑Huawei Watch GT 3 Proのレザーベルト版(画像提供/ファーウェイ)

 

一足先に中国国内向けに発表されていたHuawei Watch GT 3 Proは、本体ケースが46.6mmのチタンモデル(上画像)と、42.9mmのセラミックモデル(下画像)の2種類をラインナップ。それぞれ1.4インチ/1.3インチの有機ELディスプレイを搭載しています。

 

時計の風防には、傷がつきにくいサファイアガラスを採用。また、IP68の防塵・防水性能と5ATMの耐水性能を兼備。先代モデルの「Huawei Watch GT2/GT2 Pro」では、2週間持つ長時間駆動バッテリーが特徴的でしたが、GT 3 Proのバッテリー駆動時間はチタンモデルが最大14日間、セラミックモデルが最大7日間となっています。

 

↑Huawei Watch GT 3 Proセラミックモデル(画像提供/ファーウェイ)

 

ヘルスケア機能には、光学式の心拍センサーや心電図、SpO2(血中酸素濃度)センサー、加速度計、ジャイロスコープを導入。ほかにもGPSや気圧計、温度センサー、地磁気センサーが搭載されています。OSには独自OSの「HarmonyOS 2」が採用されていますが、その背景にはアメリカによる対中制裁処置により、米Googleの「Wear OS」が利用できないということがあるでしょう。

 

Huawei Watch GT 3 Proを試用した海外テックサイトのThe Vergeによると、本体はスムーズに動作するとのこと。その反面、サードパーティーアプリのエコシステムが存在しないことから、手詰まり感は否めないとも述べています。

 

Huawei Watch GT 3 Proのセラミックモデルは430ポンド(約6万8000円※)で6月8日に発売予定である一方、チタンバージョンは300ポンド(約4万7500円)で5月30日に販売開始とのこと。スマートウォッチ自体の出来は良く、Huaweiユーザーの間で人気が出るかもしれません。

※1ポンド=約158円で換算(2022年5月19日現在)

 

Source:  The Verge, Engadget

Z世代実業家×HUAWEI MateBook E――ビジネスの“共有”と“探究”を促進させるPCについて

「Z世代」の定義は文献によって異なる部分もありますが、1990年代の半ばから2010年までに生まれた人たちを指すことが多いようです。

 

彼らは、生まれたときからインターネットやデジタル機器が身の回りに存在し、それまでの世代よりも情報収集への関心が高く、社会変革への熱意も大きいと評価されることがあります。その真偽はさておき。Z世代には、世の中に役立つソリューションやサービスを生み出そうという意欲の元、若くして自ら会社を立ち上げている人物が数多く存在しているのも事実。

 

株式会社アルゴリズムのCEO・勝俣篤志(かつまた あつし)さんもZ世代起業家の1人です。本稿では、同社の立ち上げの経緯や事業内容と合わせて、デジタルネイティブでもあるZ世代の視点から、HUAWEIの2in1 PC「HUAWEI MateBook E」を評価していただきました。軽量で高精細な有機ELを搭載するキーボード着脱式のHUAWEI MateBook Eは、Z世代の目にどう映るのでしょうか。

勝俣篤志さん(25歳)

株式会社アルゴリズム CEO。2017年、東京大学在学中に弱冠20歳という若さで株式会社アルゴリズムを企業。コンテンツマーケティングの経験を生かしたメディア事業をはじめ、医療機関のDXを支援する事業を行う。

 

製品の紹介

●HUAWEI MateBook E

メインとしてもタブレットとしても活用できる2in1 PC。有機ELディスプレイを搭載しており、ダイナミックで躍動感のある色彩で映像を楽しめるほか、画面占有率も90%と高い。●サイズ:12.6インチ/幅286.5×厚さ184.7×縦7.99mm/質量709g ●プロセッサー:インテルCore i3/Core i5  ●メモリー:8GB ●ストレージ:128GB /256GB ●画素数:インカメラ800万画素/アウトカメラ1300万画素

画像のキーボードはグローバル版ですが、国内販売モデルは日本語キーボードです

 

医療機関のDXは進んでいない。取り巻く古い仕組みを、新しい仕組みに置き換えたい

――まず、株式会社アルゴリズムの立ち上げの経緯を教えてください。

 

勝俣さん:僕がITの分野に参入したのは、浪人時代のことです。海外のガジェット系のリーク情報を日本向けに翻訳して、発信するようなニュースサイトを立ち上げたんです。当時、ちょうどクラウドソーシングなどが台頭し始めていて、僕も広告で収益をもらうようなことをしていました。その流れで、学生時代に起業家が集まるサークルに参加するようになり、アルゴリズムの立ち上げにつながりました。今では医療機関やクリニック向けのDXを主事業としていますが、もともとは複数のウェブメディアを運営している会社だったんですよ。いろんなジャンルのウェブメディアを譲り受けて、収益を伸ばすという事業からスタートしました。

 

――なぜ、医療機関のDXに注力するようになったのでしょう?

 

勝俣さん:メディア運営をしていく中で、とあるクリニックから「メディアを集客につなげられませんか?」とご相談をいただいたことがきっかけです。色々調べてみたら、ウェブ診療システムやウェブ広告での集客を頑張っているクリニックは多いのに、その後の診療に結びつける工夫ができていなかったり、デジタルネイティブ世代にとっては使いにくいウェブ診療システムが採用されていることがとても多いことに気づきました。広告、集客、その後のウェブ問診まで一気通貫で請け負うことができる事業は、医療業界全体のDXにもつながっていくのではないかと考えました。

 

――そこに情熱を持てるのは、やはりZ世代ならではの特性なのかもしれませんね。

 

勝俣さん:もともと、古い仕組みを新しい仕組みに置き換えていくことに興味があるんですよね。例えば、風邪をひいて病院に行くとずっと待たされるじゃないですか。なのに診察は5分で終わるみたいな(笑)。僕も含めデジタルに慣れた世代は、スマホから予約して時間通りに向かえば、サービスが提供されることが割と当たり前なので、そういった経験ってあまりないんですよね。なので、今までの仕組みが全部デジタルに置き換わって便利になれば良いのに、と日頃から思っています。それも関係しているのかもしれません。

 

情報の非対称性を無くすデジタルの力で「探究」する強い組織を作る

――アルゴリズムという会社の社風や特徴はなんですか?

 

勝俣さん:僕たちの会社では「探究」という姿勢を大事にしていて、組織の運営ルールも、その時に応じてけっこう頻繁に変えているんですよ。例えば、コロナ禍に入ったときにはフルリモートに切り替えました。その後、リアルなコミュニケーションの重要性に気が付き、週一の出社日を設けました。今は、集中して作業する日と、コミュニケーションを図る日を作るという意味で、週二で出社、週三でリモートという体制です。「組織の運営ルールは変わっていくのが前提」ということも全社員に伝えていますし、そういう意味では受容性の高い人が社風に合っているかもしれませんね。物事を探究するという姿勢も、状況に合わせて最適なやり方を探ろうとする、好奇心から生まれるものだと思います。

――勝俣さんは学生時代に起業されていますが、その背景にも「探究」があるのでしょうか。

 

勝俣さん:自分の中から湧き上がる好奇心やモチベーションのまま動きたいタイプなんですよね。なので、大学を卒業した後に就職して働いている自分も想像できなくて(笑)。自分の好奇心の赴くままに仕事・働き方を見つけようと思っていました。就活時期を待たず在学中に起業してから、1~2年後にはもうこの道かなという確信があって。まさに自分の好奇心に従って、大学を中退してすぐにビジネスという一つのことに集中することにしました。

 

――潔いですね! では、勝俣さんが経営者、組織のリーダーとして特に大切にしていることはなんですか?

 

勝俣さん:そうですね、特に情報共有は常に強く意識しています。情報の非対称性といいますか、「この人は知っているのに、この人は知らない」という状況が、組織に不和を生むと思っているんです。それを解消するために、ビジネスで使用するサービスにはこだわっていて、情報を可視化することに重きを置いています。スクショに書き込んだものを送ったり、プレビュー画面のシェア、資料のやり取りも含めて、自分から情報共有することも多いので、いつでもどこでも情報共有できる環境にいたいと感じています。

 

「情報共有」と「探究」−–HUAWEI MateBook Eは勝俣さんにどうフィットするのか

――普段の業務の中で、デジタル機器とはどのような付き合い方をしていますか?

 

勝俣さん:自宅では、デスクトップPCとモニターの2台を使っています。左側にチャットツールやメッセンジャーを、右側にブラウザーやパワーポイント、スプレッドシートなどを表示して、情報処理とコミュニケーションの両方がまかなえるように。オフィスではノートPCを主に使っていて、クライアントにお会いするときは、プレビューの用途でタブレットも併用することが多いですね。チャットツールで返信したりとか、簡易なコミュニケーションはスマートフォンですることも多いです。

 

――現在のデバイス環境で、大切にされている情報共有は十分にできていますか?

 

勝俣さん:僕は出先ではノートPCとタブレットを携帯して、移動中など簡単なメール・チャットの返信はスマホで行っていますが、時折不便を感じる状況はあります例えば、移動先だと常にPCを開ける状態じゃなかったりしますよね。スマホだとエクセルなどの資料は開けないし、そうなるとカフェに寄ってPCをわざわざ開いて、資料確認をして送り返すという手間が発生して、フラストレーションが溜まります。タブレットもビューイングはできるけれど、資料を編集したいとなるとやり難いというのが難点です。

 

――なるほど。そんな作業の要となるPCを選ぶ際には、どんな点を重視しますか?

 

勝俣さん:持ち運びが簡単かどうかは重要です。どこにいても何が(ファイルや資料など)送られてきても確認、編集、共有ができるかどうかを重視しています。そこが一連でシームレスにできることが理想ですね。先ほど話した例でいうと、出先で送られてきた資料をスマホで確認したくても、見切れてしまったり開けなかったりするし、PCでそれをしようとするとカフェを探すところから始めなきゃいけない。これでは何度も手間が発生するので、持ち歩きに不便がないデバイス、しかもどんな資料も編集まで出来るOSが入ったものがやっぱり望ましいです。あとは、使っていてストレスがないことが一番大事だと思っているので、スペックは見ますね。それほど詳しい方ではありませんが、CPUの型番と、メモリー容量と、ストレージ容量くらいはチェックします。

 

――今触っていただいているHUAWEI MateBook Eは、ラップトップとしてもタブレットとしても使える2in1 PCなんですよ。

 

勝俣さん:HUAWEI MateBook Eを最初に見て思ったのですが、画面がとにかく綺麗ですよね。ベゼルが狭いので、本体のサイズに対して、画面もすごく大きく見えます。この、キーボードの打鍵感も僕の好みです。深いストロークのキーボードを好む人も多いですが、僕は軽く打ち込める薄いタイプのキーボードの方が好きなんですよね。普段使っているタブレットは、ほぼ本を読むためのビューワーとなっています。資料の編集もしたいけれど、タブレットはそういう作業には向いていないと思う理由の一つは、作業しにくいキーボードにあると感じていて。閲覧から編集までをシームレスに行うにはキーボードも重要なので、HUAWEI MateBook Eなら、普段使っているPCのキーボードと比べても感触に違和感がないし、作業効率も上がりそう。

 

【お気に入りポイントその1】709gの軽量ボディでどこにでも持ち運べる

HUAWEI MateBook Eはキーボード着脱式の2in1 PC。ディスプレイサイズは12.6型とタブレットとしては十分なサイズながら、重量は709gと軽量。かつWindows 11搭載のため、勝俣さんが語る閲覧~編集までのシームレスな作業が可能です。コンパクトかつ十分なビジネス環境を、バッグの中でいつでも持ち歩けます。

画面占有率90%の狭額ベゼルは、見たい情報を画面ギリギリまで表示してくれます。スマホでは見切れてしまう資料も一気に確認でき、編集作業画面のスペースも快適なものに。

 

【お気に入りポイントその2】ストローク1.3mmの打鍵感が気持ちいいキーボード

デスクにピタリと接着するキーボードカバーは、薄型ながらストロークは1.3mm。その打鍵感の良さに勝俣さんも満足顔。ラップトップなどの本格的なPCと変わらない使い心地が実現します。カバーはキックスタンドになっており、110〜160度で角度調整が可能です。

画像のキーボードはグローバル版ですが、国内販売モデルは日本語キーボードです

 

――普段、どのようにして情報共有することが多いですか?

 

勝俣さん:クライアントさんにプレビュー画面を見せて説明したり、簡単な資料をその場で作って送ることもあります。あとは、調べ物をしているときに、その画面をキャプチャーして社員などに送ることも多いです。その場合、プラスの作業としてチャットで気になったポイントとか読んでほしい箇所を別途伝えています。

 

――HUAWEI MateBook Eは、PC・タブレットのどちらのモードでもペンが使えるので、スクショ画面への書き込みもできるんですよ。ちなみにスクショはペンの軸をダブルタップするだけで撮れます。勝俣さんの共有作業に役立ちそうな機能です。

 

勝俣さん:(ペン軸をダブルタップして)あ、本当だ! この機能を使えば気になった箇所に線を引いて送ったり、コメントを書き込んで共有するのもラクですね。この機能好きかも!

 

――逆に他の人から大切な話を聞いたり、勝俣さん自身が情報共有を受けることもあると思います。そうして生まれる考えやアイデアはどのように管理、アウトプットしていますか?

 

勝俣さん:僕、メモを取るのがすごく好きなんですよ。ミーティングの際に気になった発言・情報をメモすることもあるし、自分の発想を書き留めることもあります。後で見返して「この時はこう考えていたんだな」とか、新しい発想につながることがあったり。手書きの直感的な感覚が好きというのと、自分の思考をアウトプットするのにはアナログなほうが向いていると考えています。でもそういった考えごとは手書きでアナログだけど、逆に調べものをするときは速さと効率が大事だと思っていて。いつも紙でメモを取って、バッグからPCを取り出して調べものをするという流れなんですが、HUAWEI MateBook Eのような2in1 PCでペンも使えるとなると、その間をいつでもすぐに行き来できると思うので魅力的ですね。

 

【お気に入りポイントその3】HUAWEI M-Pencil(第2世代)でフレキシブルに使える

4096段階の筆圧検知に対応するHUAWEI M-Pencil(第2世代)が使えるのも、HUAWEI MateBook Eの特徴。最小2msと、ほとんどレイテンシー(遅延)がないため、勝俣さんが言う「手書きの直感的な感覚」をリアルに味わえます。軸部分をダブルタップするだけでスクリーンショットが取れるので、コメントを書き込んでの情報共有には最適です。

 

――クライアントとの情報共有で言えば、「マルチスクリーンコラボレーション」という機能も面白いんですよ。ファーウェイのデバイス同士を連携して、ディスプレイをミラーリングしたりデバイス間のファイルをドラッグ&ドロップで移動したり、色々な使い方ができます。

 

勝俣さん:うわ、これで(ファイルが)移動できちゃうんですか⁉︎ これは面白いですね。先ほども話したように、会食の席などでプレビューをお見せする機会も多くて。そういう席でラップトップのPCを“バーン”と取り出すと、なんとなく大袈裟に見えるし、相手も身構えちゃって空気が壊れてしまうので、タブレットを使うようにしているんですが、このミラーリング機能ならもっと自然かつ効率的にプレゼンできそうです。

 

――勝俣さんなら、マルチスクリーンコラボレーションを情報共有にどう活用しますか?

 

勝俣さん:リモート会議のときは画面共有をすれば伝わりやすいけれど、逆にオフラインで隣の人や対面の人に画面を共有するのは大変。デバイスを相手側と自分側に向けるという動作が逐一発生しますから。でも、マルチスクリーンコラボレーションのミラーリングを使えば、便利ですよね。新入社員やインターン生にOJTをするときにも、タブレット一枚を渡せばいいだけなので。あとは、ツールなどの操作を共有したいときに、横に来てもらって同じ画面を眺める必要があるけれど、それもタブレットを渡せばもっと分かりやすく簡単に共有できるんだから、便利だろうな。

 

――では最後に、‟探究心“を企業理念にするほど大切にされている勝俣さんから見て、HUAWEI MateBook Eのどんな点に‟探究心”がくすぐられましたか?

勝俣さん:1台のパソコンというだけでなく、タブレットにもなるしペンを使えばクリエイティブなデバイスにもなる。他のデバイスに繋げても使えるし、エンタメを楽しむこともできる。やれることの選択肢が多いんですよね。色々できるからこそ、工夫して自分だけの使い方を「探究」することができる2in1 PCだと感じました! それこそ、マルチスクリーンコラボレーションとか、まだまだ本当の使い方を見つけられてない、見つけたい! と思わせてくれます(笑)。

 

【お気に入りポイントその4】マルチスクリーンコラボレーションで使い方の幅が広がる

「マルチスクリーンコラボレーション」を使うと、ファーウェイデバイス同士のディスプレイを連携させることができます。片方のデバイスをもう一方のデバイスのサブディスプレイとして使ったり、デバイス間のドラッグ&ドロップでのファイル移動、デバイスをまたがってのファイル検索、ミラーリングが可能。勝俣さんの場合を例にすると、ミラーリングしたタブレットを説明用としてクライアントに渡し、手元のHUAWEI MateBook Eで操作をする、といったことができます。複数のデバイスをひとつのまとまったソリューションとして運用できる使用感は、一度使うと手放せなくなります。

↑「マルチスクリーンコラボレーション」で連携すると、デバイス間のファイル共有が劇的にラクになる。HUAWEI MateBook E(左)で選択したファイルが、青いアイコンとなってHUAWEI MatePad 11(右)に移動しているのが分かる

 

パソコン、タブレット、スマートフォンなどのデジタル機器を巧みに使い、医療業界のDXを推進する株式会社アルゴリズム。CEOの勝俣さんには、穏やかな話し方の中にも、ひたむきに邁進する力強さを感じさせられました。彼のデジタルとの付き合い方に一貫している点は「コミュニケーションを円滑化、効率化させるためのデジタル」です。

 

勝俣さんのお話を通じて、さまざまな環境に合わせて使い方を変化させられるHUAWEI MateBook Eのフレキシブルな使用感も、改めて感じることができました。使い方の幅が広いからこそシーンや用途に限定されず、ユーザーに合わせた形で活用できること。これが、HUAWEI MateBook Eの最大の魅力なのです。

 

撮影/篠田麦也

チャートでわかる、今注目のノートPCシリーズ「HUAWEI MateBook」の中であなたにピッタリなモデル

ファーウェイは3月、14インチのエントリーモデル「HUAWEI MateBook D 14」、14インチのスタンダードモデル「HUAWEI MateBook 14」、同社初の有機ELディスプレイを搭載した2in1ノートPC「HUAWEI MateBook E」と、一挙に3つのノートPCを発売しました。

 

ここ数年、着実にノートPCを発売し続けてきたファーウェイですが、今回の新モデル登場によってラインナップが充実。さまざまな要望に応えられる、豊富な製品がそろっています。そんな、HUAWEI MateBookはシリーズ全体を通して、上質なデザインと、高性能なディスプレイとスペック構成が魅力。ハイエンドモデルからエントリーモデルまで、高いレベルでデザインと性能を両立させています。

 

加えて、外部ディスプレイ「HUAWEI MateView」や、タブレット「HUAWEI MatePad」などと連携して、デバイス間のデータ転送や画面共有が簡単にできる独自機能「スーパーデバイス」も優位点といえます。

 

本記事では、そうした見どころの多いHUAWEI MateBookをチャートで紹介。豊富なラインナップの中から、チャートを辿って、自分にピッタリの1台を見つけてみましょう。

 

一般的なノートPC選びは、用途、ディスプレイサイズ、スペックで決める

チャートに入る前に、簡単に一般的なノートPCの選び方を見ていきましょう。ノートPCを選ぶうえで重要なのは、用途、ディスプレイサイズ、スペックの3点です。

 

用途は主に4つに分類

ノートPCの用途は大きく分けて、下記の4つに分類できるでしょう。

・ビジネス作業

・PCゲームのほかに映画やドラマといったエンタメを楽しむ

・ビジネス・エンタメと幅広く使える自宅据え置き

・動画編集やイラスト制作などのクリエイティブ作業を楽しむ

 

外出先に持ち運ぶか、自宅据え置きかなどで選ぶディスプレイサイズが変わる

ディスプレイサイズは、UMPC(Ultra-Mobile PC)のような超小型ノートPCを除いて、10.1~17.3インチまでのモデルが多いです。その中で、外出先に持ち運んで使用することを想定するなら、本体がコンパクトで軽量な画面サイズの小さいモデルを、自宅据え置きやPCゲーム・クリエイティブ作業をこなすなら大画面モデルを選ぶのがいいでしょう。

 

目安としては、外出先で使うことがメインであれば画面サイズは13.3インチまで、テレワークや在宅・出社など複数の働き方を組み合わせるハイブリッドワークに対応するなら13.3~14インチ自宅据え置きや大画面で作業するなら14インチより大きいサイズとなります。

↑HUAWEI MateBook 14は名前のとおり、14インチのディスプレイを搭載。それでいて、本体サイズは13.3インチクラスに収まった、コンパクトなモデルです

 

ビジネス用途でも高性能が必要、PCゲーム・クリエイティブはさらにハイスペックがいい

スペックは用途に合わせて決めると選びやすいです。たとえば、複数のアプリを立ち上げてのマルチタスクや、オンライン会議で資料を見せながら説明といったビジネス作業では、高性能なCPUと十分なメモリー容量が求められます。

 

具体的には、CPUはインテル Core i5/AMD Ryzen 5以上、メモリーは8GB以上が最低限必要。これは外出先でも使うモバイルノートPCであっても、在宅作業がメインの自宅据え置き用ノートPCでも共通です。

 

PCゲームを快適に遊ぶなら、CPUはより高性能なうえに、3Dグラフィック描画用のGPUも搭載したいところ。また、複数のゲームタイトルを保存するためにストレージも余裕がほしいですし、ゲームタイトルによってはメモリー容量も求められます。

 

そのため、CPUはインテル Core i7/AMD Ryzen 7、メモリーは16GB以上、ストレージは512GB以上のほか、dGPU(外付けグラフィックス)搭載モデルが望ましいです。

 

クリエイティブ作業の場合は、動画編集を本格的にこなすのであれば、PCゲームをプレイするのと同程度のスペックが必要です。ただ、短くて簡単な動画の編集や写真編集くらいであれば、dGPU非搭載モデルでも対応できます。

 

また、イラストは簡単なものを制作する程度なら、ビジネス作業で求められるスペックと同程度で問題ないでしょう。ただし、ペン入力対応は必須です。

 

映像視聴を重視するなら解像度とアスペクト比をチェック

同じエンタメでも、ストリーミングサービスで映画やドラマを楽しむくらいであれば、そこまでのスペックは必要ありません。ただ、ディスプレイの性能、特にどれだけ細かく表示できるかを示す解像度と画面のアスペクト比はチェックしたいポイントです。

 

解像度は、フルHD(1920×1080ドット)がひとつの目安。高精細な映像を鑑賞したいなら、フルHD以上の高解像度を選びましょう。一方のアスペクト比は、一般的なテレビと同じ16:9であれば、映像視聴に適しています。

 

なお、ディスプレイは液晶を採用しているモデルが多いですが、最近は有機ELを採用しているモデルも登場しています。こだわるのであれば、チェックしてみるといいでしょう。

↑HUAWEI MateBook Eは2in1のノートPCとしては珍しい、有機ELディスプレイを搭載しています

 

ノートPC選びで迷いがちな人は、まずは用途を決めてから、必要なディスプレイサイズとスペックを選んでいくとスムーズ。用途だけでも考えておくと、チャートも選びやすいはずです。もちろん、チャート以外でのノートPC選びにも活用できますので、参考にしてみてください。

 

自分にピッタリなモデルがわかる、HUAWEI MateBookの選び方チャート

ここからはチャートで用途やノートPCの使い方を確認しながら、自分にピッタリなHUAWEI MateBookをチェックしてみましょう。

 

手ごろな価格で、メインマシンとして使えるHUAWEI MateBook 14を選んだ人はコチラ

ハイスペックだから、ビジネス・エンタメ・クリエイティブのどれもいけちゃうHUAWEI MateBook X Pro 2021を選んだ人はコチラ

持ち運びに特化した、ビジネス・エンタメ・クリエイティブでも使えるHUAWEI MateBook Eを選んだ人はコチラ

16:9の横に広い画面で、オールラウンドな使い方ができるHUAWEI MateBook D 14を選んだ人はコチラ

 


HUAWEI MateBook 14

 

主に在宅が中心のビジネス作業で使うなら、14インチのスタンダードモデル・HUAWEI MateBook 14がおすすめです。CPUはCore i5-1135G7、メモリーは8GB/16GBと、ビジネス作業における必要スペックを満たしているほか、14インチの大画面でしかも表計算ソフトなどの作業で有利な、縦方向に長い3:2のアスペクト比を実現しています。また、タイムラインを追うようなWebサイトの閲覧などで有利な、タッチ操作にも対応(メモリー16GB搭載モデルのみ)。さらに、重量は約1.49kgと少々重いですが、オフィスやコワーキングスペースなどの拠点移動くらいなら持ち運びも可能です。

↑メタルボディをなめらかに見えるよう仕上げているため、見た目は薄く感じられます。実際、折りたたみ時の厚さは約15.9mmと、持ちやすい薄さを実現

 

直販価格は14万4800円(税込)から。少し値が張る印象かもしれませんが、ビジネスメインとなると平日8時間程度は使用します。それだけの長時間で、快適に作業できるかどうかは重要なポイント。しかも数年にわたって使用するはずです。最初の投資で、長期間ビジネス作業に集中できる使い勝手のモデルを手にするという見方をすれば、コストパフォーマンスに優れていると捉えられるでしょう。

 


HUAWEI MateBook X Pro 2021

 

性能で妥協したくないなら、13.3インチのハイエンドモデル・HUAWEI MateBook X Pro 2021を選びましょう。CPUはCore i7-1165G7、メモリーは16GB、ストレージは1TB SSD(PCIe接続)と申し分ないスペックで、ビジネス作業はもちろん、簡単な動画編集もこなせます。

 

ディスプレイは、アスペクト比こそ3:2になってはいるものの、解像度が3000×2000ドットと高いため、高精細な映像を楽しめます。また、重量は約1.33kgと軽く、外出先に持ち運ぶモバイルノートPCとしても活躍できるはず。実売価格は24万84340円(税込)前後です。

↑画面のベゼルを狭くすることで、画面占有率は約91%を達成。ベゼルが気になりにくく、映像や写真を映すとコンテンツに没頭できます

 

 


HUAWEI MateBook E

 

外出先に積極的に持ち運んで使うなら、タブレットにもなる2in1タイプのHUAWEI MateBook Eがピッタリです。本体重量約709g、専用の「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」を装着しても約1.14kgと軽量なため、持ち運びがラク。また、スペックは上位モデルであればCore i5-1135G7、8GBメモリーなので、ビジネス使いのモバイルノートPCとして使えます。

↑HUAWEI Smart Magnetic Keyboardを外すと、大画面タブレットとして使用可能。また、ほかのノートPCと連携させて、ノートPCのサブディスプレイとして使うこともできます

 

さらに、12.6インチのディスプレイは解像度が2560×1600ドットなうえに有機ELを採用。加えて、ペン入力にも対応しているため、場所を問わず使える映像視聴用もしくはイラスト制作用タブレットにも向いています。直販価格は8万8800円(税込)から。

 


HUAWEI MateBook D 14

 

ビジネス・エンタメ問わず、大きめな画面で使いたいなら14インチのエントリーモデル・HUAWEI MateBook D 14がいいでしょう。スペックはCPUがCore i5-1135G7、メモリーが8GBと、ビジネス使いでは十分なパフォーマンスが期待できます。

↑ディスプレイが180度開閉するため、対面の相手に画面を見せたり、机に立てかけて高い位置でディスプレイを見ながら作業したりできます

 

また、ディスプレイの解像度は1920×1080ドットとこちらも十分です。アスペクト比は16:9なので、ほかのモデルに比べるとビジネス用途では見劣りしそうですが、まだまだ一般的なノートPCだと16:9は多いですし、映像を楽しむのには向いています。直販価格は12万9800円(税込)です。

 

チャートでベストなモデルにたどり着いたかとは思いますが、ほかのモデルと見比べてみたいことでしょう。そこで最後に、4モデルのスペック表を用意しました。チャートで選んだモデルとほかのモデルを比較しながら、自分にピッタリの1台はどれか、検討してみてください。

※記事中のすべての製品画像はグローバルモデルです。日本で販売されているモデルは日本語配列のキーボードとなります。

 

HUAWEI MateBook X Pro 2021 HUAWEI MateBook 14
CPU 第11世代インテル Core i7-1165G7 プロセッサー 第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
メモリー 16GB 8GB/16GB
ストレージ 1TB NVMe PCIe SSD 512GB NVMe PCle SSD
ディスプレイ 13.9型(3000×2000ドット、アスペクト比3:2)、画面占有率91%、輝度450ニト、タッチ操作対応 14型(2160×1440ドット、アスペクト比3:2)画面占有率90%、輝度300ニト、タッチ操作対応
通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
インターフェイス USB Type-C×2(充電、ディスプレイ出力、データ転送)、USB 3.2、ヘッドホン出力/マイク入力 USB Type-C(充電、ディスプレイ出力、データ転送)、USB 3.2×2、HDMI、ヘッドホン出力/マイク入力
その他 指紋電源ボタン、720P HD埋め込み型カメラ、スーパーデバイス 指紋認証一体型電源ボタン、720P HD埋め込み型カメラ、スーパーデバイス
サイズ 約幅304×奥行き217×高さ14.6mm 約幅307.5×奥行き223.8×高さ15.9mm
重さ 約1.33kg 約1.49kg
OS Windows 10 Home(今後、Windows 11 Homeにアップデート予定) Windows 11 Home

 

HUAWEI MateBook D 14 HUAWEI MateBook E
CPU 第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー 第11世代インテル Core i3-1110G4 プロセッサー/第11世代インテル Core i5-1130G7 プロセッサー
メモリー 8GB 8GB
ストレージ 512GB NVMe PCle SSD 128GB/256GB NVMe PCIe SSD
ディスプレイ 14型(1920×1080ドット、アスペクト比16:9)、画面占有率84%、輝度250ニト 12.6型(2560×1600ドット、アスペクト比16:10)、画面占有率90%、輝度最大600ニト
通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
インターフェイス USB Type-C、USB 3.2、USB 2.0、HDMI、ヘッドホン出力/マイク入力 USB Type-C(Thunderbolt 4、充電、ディスプレイ出力、データ転送)、ヘッドホン出力/マイク入力
その他 指紋電源ボタン、720P HD埋め込み型カメラ、スーパーデバイス 指紋認証一体型電源ボタン、スーパーデバイス
サイズ 約幅322.5×奥行き214.8×高さ15.9mm 約幅286.5×奥行き184.7×高さ7.99mm
重さ 約1.38kg 約709g(タブレット時)、約1.14kg(キーボード装着時)
OS Windows 11 Home Windows 11 Home

 

チャートをやり直す場合はコチラ

ディスプレイのある人・ない人ここで差が出る! お家にリッチな「HUAWEI MateView 28 Standard Edition」を置いてみない?

 

いまの在宅ワーク、無理していませんか?

 

「テレワーク」の普及に伴って、お家のデスク環境はとても多様化しました。書斎を確保できた人、寝室の隙間に小さな仕事机を構えた人、ダイニングテーブルで作業する人——など、一言で「在宅勤務」と括っても、その実情は様々です。さらに、昨今は出社を混ぜた「ハイブリッドワーク」も増えてきました。

 

こうした文脈のもと、多くの人は“相棒”として機動性の高いノートPCを選んできました。本体と電源ケーブルさえ持ち歩けば、どこでも作業できますから。しかし、理にかなっているからと言って、使っている人が快適とは限りませんよね。「まぁ、いいか」と我慢してきたところ、皆さんあるんじゃないでしょうか?

 

選ぶならハイグレードなディスプレイを

では、快適な自宅ワークを実現するにはどうしたら良いか——。いろんな解決策があるなかで、特におすすめしたいのが“外付けディスプレイ”の導入です。

 

これは、画面の狭さが作業能率のボトルネックになりやすいから。いろんな場所で使う前提があっても、せめて「自宅の机で腰を据えて作業する時間」だけでもリッチな環境にしておきたい。ここは“我慢”よりも“投資”を選んだ方が賢明です。

 

しかし、市場には様々なディスプレイが存在します。自力でこだわりの候補を絞るのは至難のワザ。適当にお手頃価格の製品を選んで、後悔するのも嫌ですよね。そこで、今回は多くの人が満足できるであろうハイグレードなディスプレイを紹介します。ファーウェイが2022年3月に発売したばかりの「HUAWEI MateView 28 Standard Edition」(以下、MateView 28 SE)です。

 

ご覧の通り、スタイリッシュな外観が目を引きます。

 

↑「HUAWEI MateView 28 Standard Edition」。28.2インチ・4Kという仕様のうえ、3:2のアスペクト比がユニーク。ベゼルレスかつミニマルなデザインも洗練されている。価格はオープンで、市場想定価格は7万9800円とされる

 

↑メーカーロゴは背面に。スタンドは高さ調整が可能で、ポート類はスタンド底面近くに備える

以降は、MateView 28 SEのようなディスプレイを導入することで、在宅ワークの課題がどのように解決できるか、具体的に紹介していきましょう。

 

 

ディスプレイがないと起きがちな「あるある」を、MateView 28 SEで変える

ノートPCや安物のディスプレイを使ったときには、在宅勤務ならではの困りごとが起こりがちです。しかし、MateView 28 SEを導入することで、ディスプレイの機能を活かし、そうした「在宅あるある」を解決できます。ここでは、困りごととディスプレイを使った解決方法を対比させて考えていきましょう。

 

△ノーディスプレイ在宅あるある:姿勢が悪くなりがち

ノートPCで作業していると、低い位置にある画面を覗き込むような姿勢が続きがち。細かい作業が続けば、肩こりや首の疲れ、背中や腰への負担も大きくなります。作業時間が長くなればなるほど、身体が悲鳴をあげることに……。

 

◎MateView 28 SEがあれば:背中を伸ばせるので目線が上がる

 

MateView 28 SEなら、備え付けのスタンドが11cmまで上下する機構なので、ちょうどよい高さを探せます。ノートPCでの作業に比べて、目線がぐっと高くなることで、丸まっていた背中もピンっと伸びること間違いなし。

 

 

上下の角度調整(チルト)も、下向きに5度、上向きに18度まで対応。椅子とデスクの組み合わせに関わらず、見やすい角度に整えられます。

 

△ノーディスプレイ在宅あるある:目にもよろしくない

在宅勤務では、どうしても画面に向き合う時間が長くなる傾向があります。会社から支給されたノートPCの画面が狭かったりすると、顔をぐっと近づけて、思わず息を止めてしまいそうな時間も長くなりがち。背中や腰だけではなく、目にも負担があるものです。

 

また、せっかく外付けのディスプレイを導入したとしても、うっかり製品選びを間違えると、画面のちらつきがあったり、表示した写真が色褪せて見えたりして、「これじゃない感」に後悔することもあるでしょう。

 

◎MateView 28 SEがあれば:目への負担は少なく、色味も綺麗

一方、MateView 28 SEは、画面のちらつきを発生させづらい「フリッカーフリー」の仕様であり、長時間画面に向き合う人でも快適に使えます。また、ブルーライトカット機能も備えるので、例えばどうしても夜間に作業しなくてはならないようなタイミングで同機能をオンにすれば、白色の眩しさを抑えられます。夜間の明るい光に抵抗感がある人には、ありがたいポイントです。

 

ディスプレイとしての色味表現についても、DCI-P3の色域を98%カバーし、色差もΔE値<2で、正確な色味表現が可能です。たとえば「SNS投稿用の写真を綺麗に整える」とか「発注したデザインをチェックする」みたいなクリエイティブな業務を担当していても、これなら正確な色味で確認できて安心です。

 

ディスプレイは画面の広さだけでなく、こうした機能性や表示品質の良さによって効率性だけでない快適さも生み出すのです。

 

 

 

△ノーディスプレイ在宅あるある:作業が断続的になる

13〜15インチ程度が主流のノートPCでは、どうしても一度に表示できるアプリウィンドウの数が限られてしまいます。そのため、デスクトップ画面を作業ごとに分けたり、ブラウザのタブを駆使しつつ、ウィンドウも素早く切り替えるといったワザが必要になりますよね。

 

でも、どうしてもアプリウィンドウの数が増えてくると、「あれ、あの資料はどこだっけ……」と探す手間が増えてしまいます。「嗚呼、もっと画面が広ければ……」と感じるのは、誰もが通る道。

 

◎MateView 28 SEがあれば:余裕をもった作業領域に

一方、MateView 28 SEが一台加わるだけで、対角で28.2インチ(=71cm強)の広々とした作業領域を、いつものノートPCに簡単に追加できます。3つも4つもアプリウィンドウを並べられるので、視認性が良くなり、作業能率の大幅アップが期待できます。オンラインミーティングをしながらメモを取ることも容易です。

 

しかも、アスペクト比(横:縦の比)が3:2のため、一般的なディスプレイに比べて縦長に表示できることもポイント。例えば、A4原寸大の書類を縦に表示して、アプリ側のUIもしっかり表示できるのは、同機ならではの特徴です。あるいは、表計算ソフトのシートで行数が多くても、スクロールは最小限で済むでしょう。

 

△ノーディスプレイ在宅あるある:エンタメを楽しみにくい

例えば、プライベートの時間に動画コンテンツを視聴しようと思った場合、ノートPCの画面では複数人での視聴に適しません。単純に画面が狭いですし、視野角の狭いパネルが使われている製品ならば、角度によって色あせて見えてしまうことも。また、光沢のある(グレアな)液晶だと、暗がりのシーンでユーザー自身の顔が画面に映り込んで臨場感を損ないがちです。

 

さらに、内蔵スピーカーの質も機材の性能に左右されてしまいます。折角よい音の映画を再生しても、こもった音で再生されてしまったら、勿体ありません。

 

◎MateView 28 SEがあれば:音までバッチリ

一方、MateView 28 SEでは、先述の通り、4K解像度であり、色域の広さや色味の正確性も高いです。パネルには、視野角の広いIPS液晶も採用しています。ディスプレイ前に座る必要こそありますが、28.2インチという広い画面で複数人で動画コンテンツを楽しめるでしょう。画面占有率が最大94%という薄いベゼルも、没入感を高めます。

 

ちなみに、VESAが策定したHDR規格「DisplayHDR400」をサポートしています。DisplayHDR600以上に対応する超高コントラストなディスプレイと比べれば、黒色の深みなどはどうしても劣りますが、一般家庭で映画や動画配信サービスを楽しむ程度なら十分心強い仕様です。例えば、HDR対応コンテンツであれば、暗がりのシーンでも、諧調豊かな表現が再現されます。表面仕上げも非光沢(ノングレア)なので、ユーザーの映り込みも心配ありません。

 

そして、スタンド部分に5W出力のスピーカーが2基も備わっています。内蔵スピーカーが頼りないノートPCや、そもそもスピーカーが付いていない小型PCなどでも、MateView 28 SEに繋いでさえおけば、良い音で動画視聴を楽しめるというわけです。

 

△ノーディスプレイ在宅あるある:デスク周りが散らかりがち

快適なリモートワークを実現しようとして周辺機器を導入した結果、増えた機器によってデスク周りがごちゃごちゃになることもあります。マウス、Webカメラ、マイク、スピーカーやヘッドセット、外付けディスプレイ、ペンタブレットやタブレット、外付けストレージなどが無計画に接続されている状態だと、多機能にはなれど、デスクの景観は損なわれてしまうものです。

 

ごちゃごちゃした机では、継続的なモチベーション維持は難しいでしょう。

 

◎MateView 28 SEがあれば:機器接続を最小限にできる

MateView 28 SEには、オンラインミーティングなどで重宝する高性能スピーカー、マイクをすでに備えています。これ一台があれば、さらなる周辺機器を追加する必要はほぼありません。

 

さらに、USB Type-Cケーブルで対応のノートPCに接続すれば、映像・音の伝送はもちろん、ノートPC側への65Wでの給電も行えます。また、ディスプレイがUSBハブとしての機能も兼ね備えています。要するに、ノートPCから伸びるケーブルは1本だけで済むのです。重要な機能を拡張しつつ、広々としたデスクを維持できます。

 

こうした特徴は、ノートPCで利用する際にはもちろんですが、ディスプレイを備えない据え置き型の小型PCや、タワートップ型のデスクトップを導入する際にも心強いポイントです。

インターフェースについては、側面にPC接続用のUSB Type-Cポートが1つ、USB Type-A(USB3.0)ポートが2つ、3.5mmのオーディオジャックが1つあります。特に、USB Type-Aポートが側面にあるので、メモリースティックなどの機器の抜き差しも行いやすいでしょう。

 

背面には、ディスプレイの電源用のUSB Type-Cポートが1つ、HDMI 2.0が1つ、Mini DisplayPortが1つ備わっています。

 

まとめ:MateView 28 SEが1台あれば、家族みんなの在宅時間が快適に

自宅でノートPCを触る時間が長くなって、「ちょっと使いづらいなぁ」と感じていた部分は誰しもあることでしょう。しかし、MateView 28 SEが一台あれば、身体への負担低減も、作業効率のUPも、エンタメ利用も、空間の改善も一気にできるはずです。

 

また、もし複数人でノートPCを活用するようなご家庭ならば、ディスプレイを置くデスクだけを決めておき、各人が好きなタイミングでノートPCを接続できるようにしておく、なんて使い方もできます。こうした運用は、据え置き型のPCよりも、ノートPC × ディスプレイだからこそできること。「Web会議あるから、ディスプレイ使うね」みたいな会話とともに、家族でシェアできる周辺機器としても、検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

撮影/ヒゲ企画 イラスト/千野エー

ビジネス向けモバイルノートPCはどう選ぶべき? 最新「HUAWEI MateBook 14」でポイントを探る

ここ数年でリモートワークが身近になり、会社だけでなく自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで仕事をする機会が増加。仕事をする場所が決まっているときはどんなノートPCでも問題なかったのですが、場所を移動して作業するとなると、ビジネス向けのモバイルノートPC選びもちょっと変わってきます。

 

そこで、3月に登場したばかりのスタンダードなモバイルノートPC「HUAWEI MateBook 14」を例に、モバイルノートPC選びで重視したいポイントやトレンドを紹介していきます。

 

最初に見るべきポイントは「画面サイズ」「基本性能」「軽さ」

モバイルノートPCを選ぶうえでの基本となるのが、①「画面サイズ」②「基本性能」③「軽さ」の3つ。ここでは「HUAWEI MateBook 14」を例に、この3つのポイントをどういった基準でチェックすればいいのか解説します。

↑HUAWEI MateBook 14は3月18日に発売されたばかりのモバイルノートPCです

 

①画面サイズの主流は13.3~14型

一般的なノートPCだと、15.6型の大きなサイズが主流。画面が大きくて見やすいのですが、そのぶん本体サイズは巨大化し、重量も重たくなりがちで、モバイルノートPCには向いていません。

 

そのため、モバイルノートPCの主流は13.3~14型となっています。HUAWEI MateBook 14は、モバイルノートPCとしては大きめの14型を採用。作業のしやすさと持ち歩きやすいサイズ・重量を両立しているモデルです。

 

HUAWEI MateBook 14に関して言えば、うれしいのは、14型ながらも13.3型クラスに匹敵するほどコンパクトになっていること。これは画面周囲のベゼルを細くすることで実現しています。見た目がスタイリッシュというだけでなく、サイズ面でも有利になるデザインです。

↑狭額縁デザインを採用することで、14型ながら本体サイズをギリギリまでコンパクト化

 

②基本性能はCPU、メモリー、ストレージで決まるので要チェック

PCの基本的な性能は、CPUとメモリー、そしてストレージでほぼ決まります。とくにモバイルノートPC向けのCPUはここ数年で大きく性能が向上しており、5年前の製品から買い替えると、一番驚くポイントかもしれません。

モデル名 HUAWEI MateBook 14
CPU 第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
メモリー 8GB/16GB
ストレージ 512GB NVMe PCle SSD
ディスプレイ 14型(2160×1440ドット、アスペクト比3:2)画面占有率90%、輝度300ニト、タッチ操作対応(16GBメモリーモデルのみ)
通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
インターフェイス USB Type-C(充電、ディスプレイ出力、データ転送)、USB 3.2×2、HDMI、ヘッドホン出力/マイク入力
キーボード バックライト付き日本語キーボード
その他 指紋認証一体型電源ボタン、720P HD埋め込み型カメラ、スーパーデバイス
サイズ 約幅307.5×奥行き223.8×高さ15.9mm
重さ 約1.49kg
OS Windows 11 Home

↑HUAWEI MateBook 14の主なスペック。CPUやメモリー、ストレージなどは、スペック表から読み取れます

 

具体的には、5年前であれば、ミドルクラスの製品に多く採用されていたのがCore i5-7200U。これは2コアCPUで、1つのCPUの中に2つの頭脳が搭載されています。これに対し、HUAWEI MateBook 14が搭載しているのは、Core i5-1135G7。こちらは4コアCPU、つまり4つの頭脳が搭載されていることになります。動作クロック当たりの性能向上もありますので、実際は2倍以上の性能が期待できるでしょう。

 

複数のアプリを同時に使うことが増えた現在は、このCPUの性能が快適さに直結します。アプリを立ち上げる間の待ち時間が短縮され、アプリを終了しなくても別のアプリがサクサクと動く。たったこれだけのことでも、作業の効率は大きくアップするはずです。

 

続いて、軽く見られがちなメモリーですが、多くのアプリを同時に利用する場合にはとくに威力を発揮します。各アプリが必要とするメモリー量が増えていることもあって、今は最低でも8GBは必須。16GBあれば、とりあえず困ることはないといった基準になっています。デスクトップPCと違い、モバイルノートPCは後からメモリーを増量するのが難しいことが多いだけに、なるべく多いものを選んでおきたいところです。

 

ファイルを保存するストレージは、快適性を考えればHDDではなく、SSDを選びましょう。今はSATA接続とNVMe対応のPCIe接続の二択ですが、PCIe接続の方が、多くの場合、ファイルの転送速度が2倍以上高速。主流もPCIe接続となっていますのでよほどの理由がない限り、PCIe接続を選ぶのが無難です。

 

容量は、512GB以上がおすすめ。256GBでも当面問題はありませんが、メインPCとして使う場合、多くのアプリをインストールするほか、データもどんどん増えていきます。最低でも数年間は容量不足に悩まないためにも、512GBあると安心です。

 

以前からノートPCを使っている人であれば、「そこまでの性能は必要ない」と思われるかもしれませんが、リモート会議中にオフィスアプリを起動し、作成した資料を画面上で共有しながら説明する、なんていうのはよくあるシーン。性能の低いPCでも同じことはできますが、資料表示まで時間がかかる、アプリが突然落ちてしまうなどのトラブルの原因ともなります。それだけに、性能の余裕は大切です。

 

メーカー側でもそうしたニーズに応えるためか、HUAWEI MateBook 14のように、Core i5-1135G7、8GBもしくは16GBメモリー、512GB SSDを内蔵した、トレンドど真ん中のモデルも展開されています。

↑インテルのCore i5を搭載したモデルは、このようにシールが貼付されています。HUAWEI MateBook 14には、4コア/8スレッドのCore i5-1135G7を搭載。ミドルクラスのCPUながら、性能はかなり高いです

 

③軽さは1kg以下が理想だが、用途によっては1kg以上でもOK

モバイルノートPCの要ともいえる軽さ。本来であれば移動時の負担にならないよう、1kgを切っているのが理想ですが、これは常時携行して1日中外出している人向けの話です。作業場所を移動するくらいで、移動時間より利用時間の方が圧倒的に長いのであれば、そこまで重量にこだわる必要はありません。

 

とはいえ、2~3kgもある重たいノートPCを持ち運ぶのは非現実的です。

 

HUAWEI MateBook 14を見ると、重量は約1.49kg。超軽量というわけではありませんが、自宅内での移動、コワーキングスペースに持ち出す、出張時にカバンに入れていくといった用途であれば、十分な軽さです。これはひとつの目安にしてもいいでしょう。

↑重量は約1.49kgと決して軽くはないですが、片手で保持して移動するくらいは余裕です

 

モバイルノートPC選びの基本は以上の3つです。この基本を押さえつつ、さらに「あったほうがうれしい」ポイントを次に見ていきましょう。

 

HUAWEI MateBook 14に見る、モバイルノートPC選びでさらに気にしたい4つのポイント

スペック表からわかる情報だけで製品を選ぶと、実物が手元に届いたときに「思っていたのと違う……」となってしまいがち。もちろん、店頭で実物を見て買えばそんな食い違いは減らせますが、長期間使ってみなければ実感できない部分もあります。

 

こういった実際に使ってみないとわかりにくい部分を、HUAWEI MateBook 14を例にチェックしてみましょう。

 

チェックポイント1 アスペクト比と解像度

画面のサイズはスペック表ですぐにわかりますが、実感しづらいのはアスペクト比と解像度。一般的なのは16:9/1920×1080ドット(フルHD)で、画面サイズに関係なく、多くのノートPCで採用されています。

 

16:9は一般的なテレビと同じ比率で、見慣れているぶん受け入れやすいのですが、アプリを使い始めると少々不満に感じることがあります。横幅に比べて縦幅が圧倒的に狭いのです。

 

PDFの書類を見開き表示にしたら左右の余白が大きい、エクセルの表で表示できる範囲が狭いなど、もうちょっと何とかなってくれるといいのに……と思うでしょう。とくに書類関係を扱うことが多いビジネスシーンでは、感じやすいはずです。

 

HUAWEI MateBook 14は、解像度2160×1440ドット、アスペクト比3:2という液晶を採用。フルHDと比べて解像度が高いうえ、縦の比率が大きめとなっているため、書類を無駄なく表示できるのがメリットです。

 

また、純粋に解像度が高いため、表示できる情報量も多いです。これは、Excelファイルを開いてみるとよくわかるでしょう。

↑Office on the webのExcelを使い、テンプレートの請求書を表示してみたところ

 

1920×1080ドットでは、テンプレートの請求書の27行目までしか表示できなかったのに対し、2160×1440ドットのHUAWEI MateBook 14では、43行目まで表示。必要な情報が1画面にすべて収まっています。

 

チェックポイント2 バッテリー

外出先で利用するときに心配なのが、電源問題。電源が借りられる場所であればACアダプターで充電できますが、どこでも借りられるわけではありません。また、コンセントのある席が限られていることも多いでしょう。

 

そんなときでも安心できるのが、長時間バッテリー駆動が可能なモデル。1日中電源のないところで仕事をするなら、8時間以上が最低条件です。余裕を考えれば、10時間以上が目安となります。

 

HUAWEI MateBook 14のバッテリー駆動時間は、しっかり使える約12.9時間以上(JEITA2.0基準)。しかも、付属のACアダプターで急速充電を行なえば、15分で約2.5時間利用可能となるため、短時間しかコンセントが使えないといったときでも安心です。

 

なお、付属のACアダプターはUSB Type-CでPD対応なので、Androidスマートフォンなどほかの機器にも利用できます。

 

チェックポイント3 インターフェイス

モバイルノートPCは、自宅はもちろん、意外と外出先でも外部ディスプレイやマウスなどの周辺機器に接続する機会が多いはず。

 

そのときに重要なのが、インターフェイスの種類。USB Type-C対応の機器が増えてきたといっても、今でも主流はUSB Type-Aなので、USB Type-Aも搭載しているのが1つ目のポイントといえるでしょう。

 

2つ目は、HDMI。USB Type-Cからディスプレイ出力が可能な場合も多いですが、HDMI入力のある機器との接続には、変換ケーブルが必要です。その点、HDMIをもつモバイルノートPCであれば、先方のHDMIケーブルを借りるだけでよく、ピンチを切り抜けられます。

 

HUAWEI MateBook 14のインターフェイスを見ると、USB Type-A×2、USB Type-C、HDMIを装備しており、しっかりと対応できています。とくにUSB Type-A×2は、マウスのほかにUSBメモリーなども同時に使えますから、実用的な構成といえるでしょう。

↑右側面には、USB Type-A×2を装備。マウスとUSBメモリーなど、複数機器を接続できます

 

↑左側面は、USB Type-CとHDMI。間にあるのはヘッドホン出力です

 

ちなみに、HUAWEI MateBook 14に搭載されているUSB Type-Cは、USB機器の接続のほか、充電、ディスプレイ出力にも対応。USB PDに対応した外部ディスプレイとType-Cケーブルで接続すれば、充電とディスプレイ出力を1本でまかなうことも可能です。

 

チェックポイント4 生体認証やWi-Fi 6などの付加機能

必須ではないものの、あると便利な機能が生体認証。顔認証や指紋認証ができると、周囲に人がいる状態でパスワードを入力する機会が激減し、のぞき見でパスワードがばれてしまう危険が小さくなります。とくに屋外で使う機会が多い人には、安心の機能でしょう。

 

また、通信機能も重要。Wi-Fi内蔵は当然として、最新のWi-Fi 6に対応しているかがポイントです。最近はWi-Fi 6対応のルーターも低価格化してきているので、今はまだ導入していなくても、将来性を考えれば対応しておいて損はありません。さらに、外での利用が多いというのであれば、4Gや5Gといったモバイル通信に対応したモデルを選ぶのも手です。

 

これ以外にも、操作性を重視したければ指で画面に触れて操作できるタッチパネル、アプリからの意図しないカメラ利用を防ぐカバーなどもあると便利です。

 

HUAWEI MateBook 14は、このうち指紋センサーとWi-Fi 6、そしてタッチパネルが搭載されています。また、カメラは少々特殊で、ファンクションキーの中央部分に埋め込まれているタイプ。撮影の角度が急になる、膝に乗せて使うと顔が映らないといった難点もありますが、別途カメラを用意しなくてもリモート会議などに参加できるのは心強いです。

↑必要なときだけポップアップできるカメラを装備。不要なときはしまえるのがユニーク

 

↑電源ボタン一体型の指紋センサー。電源オン時に指を置いておけば、自動でサインインできます

 

 

HUAWEI MateBook 14は性能や使いやすさにこだわった、実用性の高い1台

モバイルノート選びのポイントをいくつもそろえたHUAWEI MateBook 14ですが、実際使ってみて感じた最初の印象は、モバイルノートPCとは思えないほど広い画面だということ。14型という数字以上に広く、アプリが利用しやすく感じました。16:9では表示できる情報が少なく、デッドスペースができてしまうのが、知らないうちにストレスになっていたようです。

 

操作性の面でいうと、大きなタッチパッドが魅力。ポインターの移動もスクロールも自在にできるため、小さいエリアを何度も指でこする必要はありません。

↑かなり大きなタッチパッドを装備。余裕をもってポインターの移動ができます。なお、キーボードの配列は英語ですが、こちらは試用機のため。製品版ではフルサイズ日本語キーボードです

 

さらに、メモリー16GBモデルであれば、画面にタッチパネルが搭載されています。ポインターを移動してボタンをクリック、また元の位置にポインターを戻して……なんていう作業は必要なく、直接画面上のボタンにタッチすればOKです。モバイルノートPCだと画面とキーボードの距離が近いため、意外とこの操作方法が便利。タブレットPCでないならタッチパネルは不要だ、と考えている人こそ、使ってもらいたいです。

 

なお、バッテリー駆動時間が長くて重量も約1.49kgと重ためというと、本体は分厚いようなイメージがありますが、HUAWEI MateBook 14の厚みは約15.9mm。かなりスリムなので、カバンへもしまいやすいです。

↑モバイルノートPCらしい薄型デザイン。本体に手を置いて長時間作業しても手首が痛くなりにくいでしょう

 

1kgを切るような軽量モバイルノートPCと比べてしまうと重たいうえに、特徴の少ないデザインは武骨な印象を与えがちですが、そのぶん性能や使いやすさにこだわっているのがわかるはず。ビジネスモバイルノートPCとして実用性の高い、魅力的な1台といえるでしょう。

 

懐にやさしいコスパの高さも製品選びの重要ポイント

HUAWEI MateBook 14は実売価格で14万4800円(税込)~と、そこまで高くありませんが、メインPCとは別のセカンドPCとして欲しいと考えると、もう少し安い方がうれしいのは事実です。

 

そこで、アスペクト比3:2やタッチパネルといった特徴にそこまでメリットを感じない、というのであれば、「HUAWEI MateBook D 14」という選択肢もあります。

 

解像度が1920×1080ドットのフルHD、タッチパネル非対応、メモリー 8GBと若干見劣りしますが、CPUはCore i5-1135G7、SSDもPCIe接続の512GBと、HUAWEI MateBook 14と同等で、実力は負けていません。

 

もちろん、モバイルノートPCであるとうれしい指紋センサーやカメラはしっかりと搭載しています。

↑画面がフルHDとなるため、それに合わせ横幅が若干大きめ。ただし奥行きは短くなっています

 

しかも、重量は約1.38kgと少し軽くなっているため、軽さ重視で選びたいという人もこちらを選ぶとよさそうです。

 

価格は12万9800円(税込)。HUAWEI MateBook 14よりも買いやすく、しかもデザインはほぼ同じで、安っぽさはありません。アルミ筐体による堅牢性も同等ですから、モバイルノートPCとして、安心して持ち歩けるでしょう。

 

なお、見た目はHUAWEI MateBook 14とそっくりですが、ユニークな点として、画面が180度まで開きます。机で向かいに座った相手に画面を見せやすいほか、180度開いた状態でスタンドに立て、マウスとキーボードを接続してデスクトップPCライクに使う、といった活用も可能です。

↑画面が180度まで開くので、周囲の人全員に画面を見せるというのもやりやすいです

 

モバイルノートPCとしての重要ポイントはしっかりと押さえつつ、価格も抑えられているという良モデル。コスパを重視するなら、HUAWEI MateBook D 14を選んでも後悔しないでしょう。

 

ここまで、モバイルノートPCの選び方を見てきましたが、各ポイントを押さえながら10万円台半ばくらいで手に入るHUAWEI MateBook 14は、かなり理想的な製品といえるでしょう。一方で、よりコスパの高さを追求するならHUAWEI MateBook D 14を選ぶと、満足できるはず。今回挙げたポイントを参考にしながら、欲しい機能と価格帯を考えて、さまざまな製品と比べて検討してみてください。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

撮影/ヒゲ企画

編集者3人から学ぶ、今年最注目の2in1 PC「HUAWEI MateBook E」が実現するリミットレスなワークスタイル

コロナ禍以降、「働き方の多様化」がたびたび話題になります。変化の度合いは職種や業種によってもさまざまですが、「会社のオフィスに行く頻度が減った」「会社の外から仕事をする機会が増えた」など、なんらかの影響を受けている人も多いのではないでしょうか。

 

働き方が多様化するにともなって、再注目されているのがキーボード着脱型の「2in1 PC」というカテゴリー。使用シーンに応じて、ノートPCにもタブレットにもなるフレキシブルな使用感は、オンとオフの境界線が曖昧になりつつある最近のビジネス事情にフィットする、ひとつの解でしょう。

 

本稿では、ノートPCとして十分な処理性能を備えつつ、タブレット端末としての使い勝手も追求したファーウェイの12.6型2in1 PC「HUAWEI MateBook E」を囲みながら、GetNavi webの編集者3人が、その可能性を探っていきます。

 

ポテンシャルが高すぎる「HUAWEI MateBook E」

はじめに、「HUAWEI MateBook E」のスペックの側面から、その魅力をチェックしていきましょう。

 

一見してまず飛び込んでくるのは、その広大なディスプレイです。ベゼル部分が非常に細く、フットプリントに対するディスプレーの占有面積は90%を実現。この狭ベゼル仕様によって、12.6型ながらサイズは幅286.5mm×奥行き184.7mm×厚み7.99mmとコンパクトに収まっています。例えるなら、11型クラスのサイズに12.6型のディスプレイが搭載されているかのような状態です。

↑占有面積90%を誇る狭額ベゼル。丸みを帯びたディスプレイでデザインに調和が生まれている

 

パネルは有機EL方式で、解像度は2560×1600ピクセルと高精細。輝度は600ニトと、同ジャンルの製品の中でもトップクラスの明るさです。黒が深く沈み込み、明るい部分は力強く発光するため、表示コンテンツにもはっきりと陰影がつき、特に映画鑑賞などではリッチな映像が楽しめます。

 

ファーウェイのPCとしては、初めてスタイラス「HUAWEI M-Pencil(第2世代)」による操作に対応しています。筆圧検知は4096段階で、レイテンシーは公称で2ms。これは、ペンタブレットの専用機などにも匹敵する性能です。

↑遅延はわずか2ミリ秒。アナログでの手書き感覚を味わえる (国内販売モデルは日本語版キーボードです)

 

カメラと音響周りの性能も見逃せません。インカメラは約800万画素、アウトカメラは約1300万画素で、それぞれ1080p/60fps、4k/30fpsでの動画撮影に対応。音響面では、搭載されているマイクに「AIノイズキャンセリング」機能を設け、キーボードを叩く音や足音、ドアを閉める音といった生活音を抑制してくれます。スピーカーは4基搭載していますが、映画、音楽、ゲーム、通話など、用途に応じて音質を変えてくれるほか、音場を立体的に再構成する「アコースティックキューブ」というアルゴリズムにも対応しています。リモート会議をする機会が多い人にも嬉しい仕様ですね。

↑アウトカメラは約1300万画素

 

「HUAWEI MateBook E」を使うなら、他のデバイスもファーウェイで揃えたくなります。というのも、ファーウェイは製品同士をスムーズに連携させる「スーパーデバイス」という機能があり、HUAWEI MateBook Eもスーパーデバイスに対応したモデルのひとつ。PCのタスクバーから「スーパーデバイス」を立ち上げ、表示されたデバイスをドラッグするだけで連携完了。指一本で設定ができてしまうので、手間が省けます。

↑「スーパーデバイス」画面に表示された任意のデバイスをドラッグし、中央に映るMateBook Eに近づけるだけで設定が完了する

 

異なるデバイス同士のディスプレイを連携させる「マルチスクリーンコラボレーション」機能を使えば、デバイス間でドラッグ&ドロップしてファイルを移動させたり、片方のデバイスをもう一方のデバイスのサブディスプレイとして使ったりといったことが可能になります。また、デバイスをまたがってファイル検索をすることもできるので、「あれ? あのファイルはどっちに保存したかな……」といったシーンでも、慌てて探したり、戸惑ったりすることなく、安心して作業が進められそうです。

↑「マルチスクリーンコラボレーション」では、ファイルをドラッグ&ドロップしてデバイス間で共有できる。写真ではHUAWEI MateBook E(左)と、HUAWEI MatePad 11(右)を連携している

 

2in1 PCというカテゴリーは、さまざまなスペックのモデルが混在している状態で、中にはメインのPCとしての使用に向かないものも存在します。HUAWEI MateBook Eのプロセッサーはインテル Core i3-1110G4、Core i5-1130G7 から選択ができ、OSにはWindows 11 Homeを採用。スペックはまさに“本気”。タブレットとして使える側面を持ちながら、ビジネスの相棒として活躍してくれる性能を持っています。また、Core i3-1110G4は単体での発売、Core i5-1130G7 はキーボードカバー同梱のモデルとなっており、想定する使い道に合わせて選ぶことができます。

 

盛り上がりを見せる2in1 PC界に、洗練されたデザインと強力なスペックで登場したHUAWEI MateBook E。これほどのポテンシャルを持っていると、どういう使い方をしようかと考えるのも楽しいものです。

 

編集部3人が語る「HUAWEI MateBook E」のある生活

さてここからは、GetNavi webの編集者たちの普段の働き方やライフスタイルを交え、本人たちのコメントと合わせて、具体的な活用術を紹介していきましょう。

●GetNavi web 編集部メンバー

副編集長 玉造優也

普段はノートPCとタブレットを併用しているものの、WindowsノートPCとタブレット間でのデータのやり取りにストレスを感じることがあり、どうにかしたいと思っていた。毎日膨大なタスクをこなすため、ストレスのないデータ連携は必須。

 

編集部員 西牧裕太

主に自宅で仕事をしているが、既婚者であり、妻が打ち合わせなどをする際は、配慮して近所のカフェで仕事をすることもある。場所を急に移すこともある、ハイブリッド型の働き方における最適解を見つけたい。

 

編集部員 松永舞香

ノートPCがメインの業務端末だが、手書きの使用感が好きで、タブレットも併用している。カフェやコワーキングスペースで仕事をする機会も多く、移動時にノートPCとタブレットの両方を持ち歩くと、荷物が大きくなりがちなのが目下の悩み。

 

松永の場合:1台で何役もこなせる万能機。荷物が減ってカバンが軽い!

編集者の松永は、ノートPCをメインの業務デバイスとして使っています。でも、記事の構成をメモを取りながら練ったり、デザイナーにコンテンツを発注したりする際は、手書きの方が捗るため、タブレットを併用する機会も多いそう。

コロナ禍以降は、自宅やカフェ、コワーキングスペースを移動しながら仕事をする機会も増えましたが、ノートPCとタブレットを同時に持ち運ぶと、かばんが重くなってしまいます。そこでデバイスを1台に集約し、荷物を減らせないかと考えているようです。

 

松永「タブレットは常に必要というわけでもないのですが、急にラフを直すこともあるので、外に出るときは、持っていないと不安なんです。パソコン、タブレット、ペン、ACアダプターに加えて、メイク道具、お財布なども入れると、荷物はけっこうな量になります。大事に使いたいと思って買ったバッグが、パンパンになっちゃうのがイヤだなと思っていました。HUAWEI MateBook Eなら、原稿を書いたり編集したりすることも、スタイラスを使ってラフを書くことも1台で完結するので、持ち歩く荷物を大きく減らせます。日用品と一緒に持ち歩いても、苦痛にならない重さです」

 

また、AIノイズキャンセリングをはじめとした音響性能の高さも、松永のライフスタイルにフィットしました。

 

松永「リモート会議をする機会も多いのですが、ワンちゃんが騒いで『松永、何か大きな音がしたけど大丈夫?』と言われてしまうことがありました。部屋を分けていても、遊んでほしくてドアにぶつかってきてしまったりとか。AIノイズキャンセリングは、話し声以外の生活音を大きく低減してくれるので、集中したいリモート会議との相性がとても良かったです。ペットオーナーとしては、この機能は嬉しいですね。インカメラも約800万画素と高画質なので、リモート会議向きですよね」

 

さらに松永は、「HUAWEI MateBook E」の魅力は、ビジネス利用にとどまらないと話します。

 

松永「このサイズ感は、ソファーでくつろぎながら映画を見たりするのにも、ちょうど良いんです。タブレットのディスプレイで映画を見ると、なんとなく映像が貧相に見えてしまうこともあると思います。でも、HUAWEI MateBook Eのパネルで見ると、普段から見慣れている映画もくっきりとコントラストがついて、映像の世界に集中できるように感じました。色んな映画を見てみたくなるディスプレイです。手に持ったときの、ザラっとした背面の質感もお気に入りです」

↑家でくつろぐ時にはタブレットとして活用。有機ELのディスプレイが映画への没入感を高める

 

↑本体の背面は塗装と焼きを3回繰り返し、中間塗装に特殊な素材を採用。マットで優しい手触りを実現している

 

西牧の場合:メイン級の性能なのに、急に移動するときもサッと持ち出せる身軽さがお気に入り

西牧「僕はほとんど自宅で仕事をしていて、妻も自宅で仕事をしているので、普段はデスクに2人横並びの状態です。HUAWEI MateBook Eは、コンパクトなサイズなのに、メイン級で使える性能を持っているところが良いなと思っています。2人分の作業スペースを確保するためには、デバイスの占有面積は小さい方がいいんです。譲り合って、互いに快適に仕事ができる環境を作るのが、在宅ワークでは大事だと思います」

そう話すのは編集者の西牧。コロナ禍以降、会社のオフィスに出社する機会はほとんどなくなったそうです。HUAWEI MateBook Eの、省スペースながら優れたパフォーマンスを発揮できる性能は、家族と自宅でスペースを共有する現代的な働き方にぴったりです。そして、HUAWEI MateBook Eのモバイル性能の高さも、西牧のスタイルには合っているようです。

 

西牧「基本的には2人とも家にいることが多いのですが、時々、片方に打ち合わせが入って、席を外さないといけないことがあります。互いに、社外の秘匿情報を耳にしてしまうとまずいので、そこは気をつけているんです。そんなときにも、HUAWEI MateBook Eなら、サッと持って別室に移動したり、時には屋外に出たりといったことがしやすいです。この軽さで、マルチにウィンドウを開いて、さまざまな作業が同時並行でこなせるパワフルさを備えているのは、とても心強いですよ」

↑HUAWEI MateViewとの連携も簡単。デスクでの作業は、ディスプレイを拡張することで生産性を向上させている

 

日頃から長い文章を書いたり、編集をしたりすることが多いのことは、出版社で働く人たちの最大の特徴です。したがってキーボードの打鍵感にもこだわりを持つ編集者はとても多いのですが、西牧もまたその1人。HUAWEI MateBook Eのキーボードについて、彼はこう話します。

 

西牧「このキーボード、ストロークが1.3mmと深くてとても打鍵感が良いですよ。カバータイプのキーボードだと、ペコペコと貧弱な質感のものも多いのですが、かなり本格的なパソコンらしいキーボードです。置いたときに、キーボードの底面が机とぴったり接するところも好きです。熱中して原稿を書いていると、つい力が入ってガシガシと打ち込むようにタイピングしてしまうことがあるんですよね。そういうときに、キーボードがたわむと打ち心地が悪いのですが、このキーボードなら下は机なので、安定感があります。この完成度なら、メインの作業にどんどん活用していけますね」

↑強めに打ち込んでも快適なキーボードカバー。写真は撮影用のため英語版キーボードだが、国内販売モデルは日本語版キーボードとなる

 

↑接着面に厚みがないため、安定感が抜群

 

玉造の場合:ファーウェイ独自の連携性能で、働き方に自由さを

GetNavi web編集部の副編集長 玉造は、松永と同様に、ノートパソコンとタブレットを併用しています。原稿に指示を入れる校正作業では、手書きの方が素早く、直感的に作業ができる場合も多いとのこと。しかし、ノートパソコンとタブレットをしばらく併用していく中で、不満に感じることも出てきたそうです。

玉造「タブレットの方が捗る作業はあります。でも、タブレットだけで完結するわけではなく、タブレットで仕上げたファイルを外部とやり取りするために、一度ノートパソコンにインポートすることも多いのです。ある時期から、そのデータ移動が面倒に感じるようになってきました。数件ならいいのですが、副編集長という立場上、毎日たくさんの原稿をチェックすることになるので、積み重なると効率に影響します。データ移行に時間を取られるくらいなら、最初からノートパソコンで仕上げちゃった方が良いと思って、タブレットを避けてしまうことがあります。最近では、タブレットはビューワーに特化させて使ってみることも試していますが、なかなか納得のいく使い方は見つけられません」

 

ファーウェイのデバイス間ディスプレイ連携機能「マルチスクリーンコラボレーション」は、そんな玉造の不満を解消してくれます。

 

玉造「マルチスクリーンコラボレーション機能を使うと、2つのデバイス間でドラッグ&ドロップでファイルを移動できます。2つのデバイスがシームレスにつながっている感覚は心地よく、しかも安定性が高く実用的です。『拡張モード』で、タブレットを2つ目のデスクトップとして設定したり、『ミラーリングモード』にも対応しているので、クライアントにタブレット側をお渡しして、資料を見せながら、手元で操作するといった使い方もできますね。例えば、HUAWEI MateBook Eとファーウェイのタブレット『HUAWEI MatePad 11』を組み合わせれば、執筆、編集、外部との連絡、プレゼン、すべてがスムーズに完結します。このスーパーデバイスという機能は、ファーウェイならではのものですし、積極的に使ってみたくなる、面白い機能ですね」

↑マルチスクリーンコラボレーションの1つ「拡張」モード。MatePad 11(左)をセカンドディスプレイとして活用

 

また玉造は、マルチスクリーンコラボレーション機能で作業性をアップさせることは、働き方を変えることにも結びつくと話します。

 

玉造「例えば、HUAWEI MateBook EとHUAWEI MatePad 11を組み合わせて使うことを想定してみます。HUAWEI MateBook Eは約709gで、HUAWEI MatePad 11は約485g。HUAWEI MateBook Eのキーボードカバーを合わせても、2つで2kgに満たないので持ち運べる範囲に収まっています。これのすごいところは、マルチスクリーンによる効率の高い作業環境を、モバイルで、どこでも実現できてしまうということです。普段はオフィスに出社することが多いのですが、僕の業務は出社してもしなくても、画面が2つ欲しくなることが多いんですよ。なので『ちょっと気分転換に外に出て、サッと作業をして帰る』というスタイルを羨ましく思いつつも、なかなか実現は難しい状態でした。HUAWEI MateBook EとHUAWEI MatePad 11を組み合わせたときの使い勝手は、これまでできなかったそういう働き方にも挑戦してみようと思わせる魅力があります」

 

3者それぞれのワークスタイルに寄り添う、懐深き2in1 PC

最後に、3人の編集者にHUAWEI MateBook Eを評価してもらいましょう。

松永「ビジネスとプライベートの垣根がわかりにくくなっていますが、『ずっと仕事をしている感じ』もイヤだし、『ずっとプライベートを引きずっている感』もイヤですよね。HUAWEI MateBook Eはキーボードをつけると完全にビジネスマシンで、キーボードを外すと、プライベートにも活用できる高性能なタブレットになるところが好きです。あいまいになったオンとオフを切り替えながら使っていける、相棒になってくれそうです」

 

西牧「これまで、他社の2in1 PCをメインで使っていたんです。使用感に不満はないですが、買ってからしばらく経っていて、性能の面で不安を感じることも出てきました。メインマシンとして使える製品がなかなか出てこないなと思っていたところ、やっとこういう製品が出てきたなと思っています。2in1を愛用している人にとって、HUAWEI MateBook Eのようなメインマシン級のモデルの登場は、すごく嬉しいです」

 

玉造「『働き方が多様化している』と言われますが、僕の場合は、『家もオフィスになってしまった』とずっと感じていました。オフィスにいても、家にいても『整えておかないといけないワークスペース』には、ほとんど違いがありません。HUAWEI MateBook Eは、HUAWEI MateBook E自体がワークスペースになってくれるモデルですし、完成度の高い2in1 PCなら、それが実現できるということを実感しています」

 

同じ編集部内でも、働き方や業務の進め方、家庭の環境はまったく異なります。3人の編集者に、HUAWEI MateBook Eを軸に話を聞いて感じたのは、HUAWEI MateBook Eというデバイスの懐の広さです。

 

モバイルに向いた軽量設計の中に、メインのPCとして使える性能を詰め込み、着脱式のキーボードカバーとHUAWEI M-Pencilによるフレキシブルな使用感をプラスしたことで、さまざまな環境やシーンに違和感なく取り入れられるモデルに仕上がっています。このカテゴリーではトップクラスに美しいディスプレイの品質や、音響性能の良さ、マルチスクリーンコラボレーションをはじめとした、スーパーデバイス連携が楽しめるのも、HUAWEI MateBook Eの魅力を一段上に押し上げていると言えます。

 

2in1 PCカテゴリーに誕生した新たな有力モデルHUAWEI MateBook Eを、あなたならどう使いたいですか?

ファーウェイが有機EL採用の2in1「MateBook E」など4つの新製品を発表!

3月8日、ファーウェイ・ジャパンはノートPCを中心とする4つの新作デバイスを発表しました。この記事では、3月18日の発売を前にしてそれらの端末を触れる機会をいただいた筆者が、新製品の概要とともに、それらを触った感想をレポートしていきます。

 

14インチのMateBookに2つの新作が登場

今回発表された新製品の目玉は、14インチノートPCの新作・HUAWEI MateBook 14と、そのマイナーチェンジモデル・HUAWEI MateBook D 14です。これまで13インチのノートPCを多く出してきたファーウェイですが、今回はひと回り大きい14インチに注力したラインナップとなりました。

 

同社のマーケティング部に所属する片山 将さんによれば、従来よりサイズを大型化させた理由は、現在の市場ニーズを考慮した結果だそう。というのも、コロナ禍による巣ごもり需要で、大型のノートPCの売れ行きが以前より好調となっているそうです。一方で、持ち運びやすさを犠牲にしたくないという考えも同社内にあり、15インチではなく、14インチで新製品を開発したとのこと。

↑新登場のHUAWEI MateBook 14。写真の製品はキーボードが英字配列になっていますが、日本国内では日本語配列のものが発売されます

 

MateBook 14は、これまでのMateBookシリーズと同様、アスペクト比3:2のディスプレイを採用。低ブルーライト・フリッカーフリー(ちらつき防止)の2要素で、ドイツの企業テュフ ラインランド社の認証を獲得しています。既存のMateBookシリーズも低ブルーライトの認証は取得していますが、フリッカーフリーで第三者企業の認証がついたのは本製品が初。ディスプレイのベゼルはかなり薄く、その画面占有率は90%。視野角は178度と、オフィス・ビジネス向けの製品ではありますが、画面の美しさにはファーウェイならではのこだわりが見えます。

↑ディスプレイの視野角が広いので、横から見ても画面をしっかり視認可能。また、本体の薄さも見てとれます

 

MateBook 14は、シリーズ初の新機能「ハイパフォーマンスモード」も搭載しています。これは、FnキーとPキーを同時押しするだけで、CPUとファンにブーストをかけられるというもの。このおかげで、クリエイティブ関連のソフト使用など、CPUに負荷をかける作業の効率がアップしました。独自開発のシャークフィンファンによる静粛性も兼ね備えているので、ハイパフォーマンス発揮時の動作音が静かなのもポイントです。なお、CPUにはIntel製の第11世代Core i5-1135G7を採用しています。

↑キーボードをワンタッチするでだけでハイパフォーマンスモードに切り替えできます

 

メモリ8GB、16GBの2モデルがラインナップされ、16GB搭載モデルは画面がタッチパネルに対応。このタッチパネルには、3本指で画面をスワイプするとキャプチャを撮影できるユニークな機能も搭載されています。ほかにも、13.7時間持続する大容量バッテリーや15分の充電で2.5時間のオフィスワークが可能になる急速チャージ機能、サラウンド音響に対応したスピーカーなど、ビジネス向けのノートPCとしてはハイスペックといえる機能を各方面で完備。にもかかわらず、重さ1.49kg、厚み15.9mmと、持ち運びやすさをしっかり担保しています。

↑カメラはキーボードの上部中央に内蔵。これまでのMateBookシリーズ独特の仕組みを踏襲しました

 

一方、MateBook 14のエントリーモデルといえる位置づけなのが、MateBook D 14。MateBook 14との主な違いは下記の5点です。

  • 画面のアスペクト比が16:9(MateBook 14は3:2)
  • モデルがメモリ8GB搭載モデルのみの展開(MateBook 14は、8GB・16GBの2モデル)
  • ディスプレイがタッチパネルでない(MateBook 14は、メモリ16GBモデルのみ、タッチパネルを搭載)
  • スピーカーがサラウンド音響に非対応(MateBook 14は対応)
  • ヒンジが180度展開に対応(MateBook 14は非対応)
↑MateBook D 14は、ヒンジを180度開くことが可能。これはMateBook 14にはない機構です

 

上記以外にも、ファンの数やヒートパイプの形状の差異、MateBook D 14の重量はMateBook 14よりわずかに軽い、バッテリー持続時間が微妙に異なるといった細かな相違点があります。一方で、採用しているCPUが同一で、ハイパフォーマンスモードも共通して搭載するなど、2つの製品のスペックに似通っている部分が多いのも事実。MateBook D 14はエントリーモデルでありながら、見た目・スペックの両面でハイスペックモデルに迫る製品になっています。筆者個人の感覚ではありますが、MateBook 14のメモリ8GBモデルと、MateBook D 14の価格差が1万5000円であることを考慮したら、MateBook D 14がかなり魅力的に感じられました。

↑MateBook D 14。外見はMateBook 14とそっくり

 

↑本体カラーは、MateBook 14、MateBook D 14ともにスペースグレーの1色展開。写真はMateBook D 14です

 

【製品概要】

MateBook 14

価格:14万4800円(メモリ8GBモデル)/16万4800円(メモリ16GB・タッチパネル搭載モデル)
ディスプレイ:14インチIPS、解像度2160×1440(185ppi)、コントラスト比 1500:1、最大輝度300ニト
CPU:Intel Core i5-1135G7
グラフィックス:Intel Iris Xe グラフックス
メモリ:8GB/16GB
ストレージ:512GB SSD
オーディオ:内蔵スピーカー×2、内蔵マイク×4
バッテリー駆動時間:約13.7時間(8GBモデル)/約12.9時間(16GBモデル)
内蔵カメラ解像度:HD(720p)
外部入出力端子:USB-C×1、USB-A 3.2 Gen1×2、HDMI×1、ヘッドフォンジャック
サイズ/質量:(W)約308×(H)15.9×(D)224mm/約1.49kg
OS:Windows 11

 

MateBook D 14

価格:12万9800円
ディスプレイ:約14インチIPS、解像度1920 × 1080(157ppi)、コントラスト比 1000:1 、輝度250ニト
CPU:Intel Core i5-1135G7
グラフィックス:Intel Iris Xe グラフックス
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD
オーディオ:内蔵ステレオスピーカー、内蔵マイク×2
バッテリー駆動時間:約13.6時間
内蔵カメラ解像度:HD(720p)
外部入出力端子:USB-C×1、USB-A 3.2Gen1×1、USB-A 2.0×1、HDMI×1、ヘッドフォンジャック
サイズ/質量:(W)約323×(H)15.9× (D)215 mm/約1.38kg
OS:Windows 11 Home

 

シネマレベルの映像美を楽しめる、有機EL採用の2 in 1

↑HUAWEI MateBook Eは、ディスプレイの色の深さがとにかく印象的。モニターの上部についているのは、第二世代HUAWEI M-Pencil(1万2980円・別売)です

 

今回発表されたもののなかで、個人的に最も気になった新製品がHUAWEI MateBook E。というのも、一目見てすぐわかるほど、その画面が美しいのです。

 

MateBook Eは、有機ELディスプレイを採用した12.6インチサイズの2 in 1デバイス。画面は高コントラスト比、シネマレベルの色再現性を実現しており、小型端末らしくない美麗な映像を映します。テュフ ラインランド社による「フルケアディスプレイ2.0」認証をファーウェイ史上初めて取得したこの有機ELディスプレイは、映像の品質と目へのやさしさを高いレベルで兼ね備えています。もちろんタッチパネルになっていて、第二世代のHUAWEI M-Pencilに対応します。本機を使って絵を描いたり、ノートを取ることも可能です。

 

また、800万画素のインカメラが搭載されているので、オンライン会議などでも十分に活躍します。さらに、オーディオはファーウェイ独自の立体音響「HUAWEI SOUND」を奏でるクアッドスピーカーを搭載。大型端末にも負けない、力強い音を鳴らします。

 

これらの高機能が詰まったボディは7.9mmと極薄で、質量はわずか709g。A4用紙よりも小さい12.6インチというサイズと相まって、バッグに入れたときまったく気になりません。Intel製CPU、Core i5-1130G7およびCore i3-1110G4をそれぞれ搭載した2モデルをラインナップし、Core i5搭載モデルには、スマートキーボードが付属します。(Core i3搭載モデルの場合、スマートキーボードは別売1万3200円)なお、カラーはネビュラグレー1色のみとなっています。

↑スマートキーボードの角度は、110〜160度の範囲で無段調整できます。薄型ながらもしっかりしたつくりなので、使用中、角度が勝手に変わってしまうこともありません。キーの打鍵感はしっかりしており、タイピングしやすい印象です

 

【製品概要】

MateBook E

価格:8万8800円(Core i3・SSD128GBモデル)/13万9800円(Core i5・SSD256GB・スマートキーボード同梱モデル)
ディスプレイ:12.6インチ有機EL、解像度2560×1600(240ppi)、コントラスト比 100万:1、最大輝度600ニト
CPU:Intel Core i3-1110G4/Intel Core i5-113oG7
グラフィックス:Intel Iris Xe グラフックス
メモリ:8GB
ストレージ:128GB SSD(Core i3モデル)/256BG SSD(Core i5モデル)
オーディオ:「HUAWEI SOUND」内蔵マイク×4、内蔵スピーカー×4
バッテリー駆動時間:約8.1時間(Core i3モデル)/約7.4時間(Core i5モデル)
内蔵カメラ解像度:インカメラ800万画素、アウトカメラ1300万画素
外部入出力端子:USB-C×1(Thunderbolt 4、充電、データ転送、ディスプレイポート対応)、ヘッドフォンジャック
サイズ/質量:(W)約286.5×(H)184.7× (D)7.99mm/約709g
OS:Windows 11 Home 64bit(Sモード)(Core i3モデル)/Windows 11 Home 64bit(Core i5モデル)

 

2021年に話題を呼んだモニターのエントリーモデルが登場

昨夏に発売された高性能モニターHUAWEI MateViewには、エントリーモデル・HUAWEI MateView 28 Standard Edition(HUAWEI MateView 28 SE)が登場しました。この製品は、MateViewからワイヤレスネットワーク機能を除いたもの。MateViewとの性能的な違いは、ワイヤレスで外部機器と連携できないという点だけです。

 

アスペクト比3:2で4Kに対応という、モニターの性能はもちろん、65Wの充電出力が可能なUSB-Cポート、省スペースでも設置が可能なデザインなどは、MateViewと何ら変わりがありません。価格は、MateViewより1万円安い7万9800円となっています。

↑MateView SEとMateBook 14をUSB-Cで接続。MateView SEのUSB-Cポートは脚部側面にあるので、本体を動かさずとも楽に接続できます

 

【製品概要】

・MateView SE

価格:7万9800円
画面サイズ:28.2インチ(アスペクト比3:2)
パネルタイプ:IPS液晶(視野角178度)、非光沢
解像度:3840×2560(164ppi)
色域・色差:98% DCI-P3(RGBを100%カバー)、ΔE値<2(DCI-P3)
最大表示色数:10.7憶色(10ビットカラー)
最大輝度:500ニト(コントラスト比1200:1)
映像入力端子:HDMI×1、MiniDP×1、USB-C×1
オーディオ入出力:内蔵マイク×2、内蔵スピーカー×2、ヘッドフォンジャック
USB端子:USB-C×1、USB-A 3.2 Gen1×2、USB-C×1(電源入力専用)
サイズ/質量:(W)約608×(H)591 ×(D)182mm/約6.2kg

 

今回発表された製品の発売日は、3月18日(金)となっています。

 

※本記事内に記載されている価格は、すべてメーカー発表価格・税込です

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

デュアルバンド最大3000Mbpsの通信速度! ファーウェイの国内初投入メッシュWi-Fiルーター「HUAWEI WiFi Mesh 3」

ファーウェイ・ジャパンは、メッシュWi-Fiルーター「HUAWEI WiFi Mesh 3」を発売しました。市場想定価格は、2ユニットモデルが税込2万5980円。1ユニットモデルは税込1万3980円で、3月以降に発売予定です。

 

同製品は、Wi-Fi 6および、同社独自規格のWi-Fi 6 Plusに対応し、速度の理論値は最大3000Mbps(2.4GHz帯で574Mbps、5GHz帯で2402Mbps)に達します。

 

1ユニットモデルは平面にして約200m2、2ユニットモデルは約400m2をカバーし、建物全体に安定した通信環境を整備できます。4つのハイパワーアンプが搭載されており、強力な信号で、あらゆる部屋をカバー。250以上のデバイスの接続に対応し、動画の視聴やオンラインゲームなどを同時に行なっても、よりバッファリングを抑えて楽しむことができます。

 

デュアルバンドテクノロジーにより、5GHz帯と2.4GHz帯を自動的に切り替えるため、障害物や干渉物があっても信号は強く維持され、安定した接続を継続。ファーウェイ独自仕様のMesh+システムにより、最適なWi-Fi信号にそれぞれのデバイスをシームレスに接続し続けます。

 

NFC対応Androidスマートフォンであれば、NFC検出エリアにタッチするだけで、すぐにWi-Fi接続が可能。Wi-Fiの管理はHUAWEI AI Lifeアプリから行なうことができ、接続中デバイスの通信状態の確認、速度制限の設定、ゲストへの接続設定、Wi-Fi接続オフの設定、子どものデバイス接続の管理(ペアリングコントロール)などが可能。独自開発のWi-Fi信号強度表示システムによりWi-Fiのカバー範囲を地図で可視化して、ネットワークの不具合を見つけるのに役立てることができます。

 

また、「HUAWEI HomeSec」セキュリティシステムにより、ブルートフォース・ARPスプーフィング・ワンクリック詐欺の防止対策と暗号化規格「WPA3」で、利用者と家族のネットワークセキュリティを保護します。

耳をふさぎっぱなしで世界が小さくなるのを防ぐには「サングラス型オーディオ」が最高だ【愛用品コラム2-3】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品  Season2-3: ファーウェイ「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」

●起

僕はサングラス型のデバイスにめっぽい弱い。ボーズのBose Framesも持っているけど、2021年後半よく使ったのは、ファーウェイのこちら。サングラス型Bluetoothオーディオの何がいいかと言うと、当たり前すぎるのだが、耳をふさがない点。ふさがないことによるメリットがとみに大きい、と思うのだ。

 

●承

ずばり、耳と脳を音楽で満たしすぎないあの絶妙な感覚がいい。あくまでBGMでいてくれて、MGM(メイングランド・ミュージック/ちなみに造語)にはならない感覚。外音と音楽と思考が自分からこぼれ落ちない。この3つがミックスされて、心地よいのだ。

 

●転

もう少し言うと、2020年〜2021年はオンライン会議が当たり前になりすぎた。自宅以外の場所ではイヤホンでずっと耳をふさぎっぱなしだったから、耳を解放してあげたい。耳が閉じられていると、世界が小さくなってしまった感触になる。そういった制限から自由にしてあげられると思ったのだ。

 

●結

で、 このモデルのどこに惹かれているか? デザイン、上質感、操作性、ケースーー大体だ。Bluetoothサングラスはテンプル部分に機構を詰め込む関係でどうしても、丁番からテンプルが極太になりがちだが、本製品はかなり抑えられていて実にスマート。サングラスの形をしたオーディオデバイスではなくて、サングラスそのものなのだ。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週2回程度公開しています。

ファーウェイから新製品続々登場! ゲーミングマウスやモバイルバッテリーが10月下旬に発売

ファーウェイ・ジャパンは、PCゲームのプレイに最適なワイヤレスマウス「HUAWEI Wireless Mouse GT」と、ワイヤレス充電マウスパッド「HUAWEI Wireless Charging Mouse Pad GT」を10月22日に、薄型モバイルバッテリー「HUAWEI SuperCharge Power Bank 10000mAh(最大22.5W SE)」を10月27日に、それぞれ発売します。

↑HUAWEI Wireless Mouse GT/HUAWEI Wireless Charging Mouse Pad GT

 

市場想定価格は、HUAWEI Wireless Mouse GTが14000円、HUAWEI Wireless Charging Mouse Pad GTが9800円、HUAWEI SuperCharge Power Bank 10000mAhが4389円。

↑HUAWEI SuperCharge Power Bank 10000mAh(最大22.5W SE)

 

HUAWEI Wireless Mouse GTは人間工学に基づいた流線型のデザインで、握り心地の良さを追求。有線、Bluetooth、2.4Gの3種類の接続方法に対応しています。充電方法も有線とワイヤレスの選択が可能で、有線の場合は5分の充電で約35時間連続使用が可能。フル充電した場合は約350時間使用可能です。

 

最大16000のDPIと1000Hzのリフレッシュレートにより、精細なマウスコントロールが可能。自由にカスタマイズできる7つのプログラムボタンを搭載しているほか、内蔵されたカラフルなライトエフェクトも、様々なカスタマイズが可能です。

 

HUAWEI Wireless Charging Mouse Pad GTは、艶のあるブラックを基調としたデザインで、非常になめらかなポリマー素材を使用しています。USB Type-Cポートで電源と接続することで、Qi規格に対応した端末のワイヤレス充電ができ、同社の製品は急速充電にも対応。

 

安全面の対策も施されており、鍵のような金属物を感知したり、高温を検出すると赤いランプが点滅してお知らせします。充電が完了すると自動的に電源がオフになり、過充電や発熱を未然に防げます。

 

HUAWEI SuperCharge Power Bank 10000mAhは、PD規格とQC規格に対応し、双方向の急速充電と低電流充電モードの切り替えが可能で、スマホやタブレット、イヤホン、スマートウォッチなど様々な機器を充電可能。「低温・高温充電保護」「バッテリー過充電保護」などの安全保護機能を備えています。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2種類。

MatePadシリーズ最新作「HUAWEI MatePad 11」に、新色「マットグレー」が追加!

ファーウェイ・ジャパンは、「HUAWEI MatePad」シリーズより、約11インチの大画面タブレット「HUAWEI MatePad 11」の新色「マットグレー」を10月22日に発売します。市場想定価格は5万4780円。

 

「HUAWEI MatePad 11」は、7月に発売したMatePadシリーズの最新モデル。スリムベゼルにより約10.95インチの大画面フルビューディスプレイを実現し、120HzのリフレッシュレートとHarman Kardonチューニングの迫力あるサウンドシステムで、動画鑑賞やゲームに最適です。PCやスマートフォンとの連携も進化し、別売の「HUAWEI M-Pencil(第2世代)」や専用キーボードと組み合わせれば、イラストレーションやビジネスユースでの利便性も向上します。

 

主な仕様は、以下の画像の通りです。

明日開催、蔦屋家電でファーウェイの新製品を試せるイベント 抽選でタブレットなども当たる

ファーウェイ・ジャパンは、10月16日(土)に二子玉川 蔦屋家電でファーウェイ製品のタッチ&トライイベント「Work style reform by HUAWEI Mate Family」を開催します。

 

イベントは、ファーウェイの製品群がビジネスシーンでどのように活躍するのかを提示する内容。会場では、7月に発表されたファーウェイの新製品を展示するほか、ノートPC「HUAWEI MateBook X Pro」、タブレット「HUAWEI MatePad 11」、外付けディスプレイ「HUAWEI MateView」などを使用した、仕事机のレイアウト例を紹介します。

 

また、新製品のタッチ&トライも可能。HUAWEI MateBook X ProとHUAWEI MateViewがワイヤレスで連携したり、HUAWEI MateBook X ProとHUAWEI MatePad 11の画面をミラーリング表示したりといった操作を試し、製品の利便性を体感できる内容となっています。

 

さらに、会場に訪れてアンケートに応えると、ファーウェイ製のタブレットやウェアラブルオーディオが当たる抽選に参加可能。最新製品を触ることができるうえに、製品をもらえるかもしれません。興味がある人はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

イベント概要

イベント:Work style reform by HUAWEI Mate Family
日程:2021年10月16日(土)
時間:11:00~18:00
会場:二子玉川 蔦屋家電 2階 E-room2
主催:ファーウェイ・ジャパン
共催・協力:ジェイアール東日本企画、ワン・パブリッシング

【10月16日開催】タブレットなどがもらえる! ファーウェイの最新製品を体感できるイベント

ファーウェイ・ジャパンは、10月16日(土)に二子玉川 蔦屋家電でファーウェイ製品のタッチ&トライイベント「Work style reform by HUAWEI Mate Family」を開催します。

 

イベントでは、7月に発表されたファーウェイの新製品を展示。ノートPCの「HUAWEI MateBook X Pro」、タブレットの「HUAWEI MatePad 11」、外付けディスプレイの「HUAWEI MateView」などを、ビジネスシーンでどのように活用できるかを紹介します。

 

また、会場ではそれぞれの製品のタッチ&トライが可能。HUAWEI MateBook X ProとHUAWEI MateViewがワイヤレスで連携したり、HUAWEI MateBook X ProとHUAWEI MatePad 11の画面をミラーリング表示して活用したりといったことを体験できます。

 

さらに、ブースに訪れてアンケートに応えると、ファーウェイ製のタブレットやウェアラブルオーディオが当たる抽選に参加可能。最新製品を触れるうえに、タブレットなどがもらえるのでかなり太っ腹なイベントと言えます。

 

興味がある人はぜひイベントに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

イベント概要

イベント:Work style reform by HUAWEI Mate Family
日程:2021年10月16日(土)
時間:11:00~18:00
会場:二子玉川 蔦屋家電 2階 E-room2
主催:ファーウェイ・ジャパン
共催・協力:ジェイアール東日本企画、ワン・パブリッシング

本体を取り外してヘッドセットとしても使えるファーウェイのスマートバンド「HUAWEI TalkBand B6」

 

ファーウェイ・ジャパンは、ヘッドセットにもなるスマートバンド「HUAWEI TalkBand B6」を、7月21日に発売します。販売はビックカメラグループ限定で、市場想定価格は2万1780円(税込)です。

 

HUAWEI TalkBand B6は、スマートバンドの3D曲面ディスプレイ部分が着脱式になっており、取り外すことでヘッドセットとして使えます。重量は約12.6gと、耳に装着しても問題なく使用できる重さに仕上がっています。なお、ディスプレイは1.53インチで、タッチ操作が可能です。

 

 

 

さらに、デュアルマイク搭載によるノイズキャンセリングと、ファーウェイが開発したオーディオ最適化アルゴリズムを組み合わせることで、賑やかな街でもHD通話品質を保てるうえ、低遅延で通話ができるとしています。

 

スマートバンドとしては、心拍数や睡眠のモニタリングが可能。また、毎日の歩数や活動時間のほか、7種類のスポーツのワークアウトモードを搭載し、消費カロリーやランニングの距離・ペースなどを記録できます。スマホと連携して、着信やメッセーじ、メールの通知を受け取ることも可能です。このほか、IP57の防塵防水性能を備えています。

 

 

バッテリー駆動時間は通話であれば最大8時間で、10分の充電で約4時間通話できる急速充電に対応しています。

ファーウェイの新製品「HUAWEI WATCH 3」やノイキャン性能が強化された「HUAWEI FreeBuds 4」などを触ってみた

ファーウェイ・ジャパンは7月13日、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH 3」、完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 4」、スマートオーディオグラス「SMART LANG」「SMART KUBO」を発表。これに合わせて発表会とメディア向けのタッチ&トライイベントが開催されました。

 

【新製品その1】健康管理機能に特化した「HUAWEI WATCH 3」

HUAWEI WATCH 3は、健康管理機能に特化したハイエンドモデル。手首の体表温度測定機能や、手洗いの動きと時間を検出する手洗い検出機能、HUAWEI WATCH 3を身に着けたユーザーが転倒したかどうかを判断し、指定の連絡先に自動で一報を入れることができる「転倒検知機能」など、時勢に合った機能を搭載しています。

 

↑HUAWEI WATCH 3のクラシックモデル

 

また、最新のHUAWEI TruSeen 4.5を搭載したことにより、心拍数のモニタリング精度が向上したほか、HUAWEI TruSleepによる深い睡眠・浅い睡眠・レム睡眠・昼寝の4つの異なる睡眠状態を検出できる睡眠モニタリングや、血中酸素レベルの測定も可能です。

 

本体サイズは縦46.2×横46.2×厚さ12.15mmで、ケースサイズは46mm。重量は約54gです。また、ディスプレイは1.43サイズで有機ELパネルを採用。さらに、2GBメモリー、16GBストレージ、最長約14日間持続するバッテリーを搭載しています。

 

このほか、対応OSはiOS 9.0/Android 6.0以上、防水機能は5気圧防水となっています。

 

なお、HUAWEI WATCH 3は、ファーウェイ独自のアプリストア「HUAWEI AppGallery」から本体に直接アプリをインストールして使用できます。

 

ラインアップはクラシックモデルとスポーツモデルの2モデル。発売は8月以降としており、クラシックモデルの市場想定価格は5万4780円(税込)、スポーツモデルの市場想定価格は5万380円(税込)です。

 

ファッション性の高さやタッチ感度の良さからうかがえる、完成度の高さ

実機を見た印象としては、クラシックモデルはファッション性の高さを感じられました。そのファッション性の向上に貢献しているのが、新たに搭載された「回転式クラウン(リューズ)」です。

 

側面に細かなローレット加工を施した回転式クラウンを搭載したことで、昔ながらの腕時計のようなシックな雰囲気になり、さまざまなファッションになじみやすくなっています。もちろん、回転式クラウンはスクロールや音量の調節にも活用でき、操作性も高さも持ち合わせています。

 

また、クラシックモデルが標準で採用するライトブランカラーのレザーバンドも雰囲気がよく、スーツを着用するビジネスシーンに取り入れれば、ファッション上のさりげないアクセントとしても活躍してくれそうです。

 

一方のスポーツモデルは、形状はクラシックモデルと変わらないものの、ラバーバンドを備えています。全体的に黒っぽく、クラシックモデルと比べると、ややモードな印象と、未来的な雰囲気が漂います。こちらもさまざまなファッションに相性がいいと思いますが、特にブラックスーツと組み合わせたり、やはりモデル名の通りスポーツルックと組み合わせたりすることで、一層魅力が引き立つように思えました。

 

↑こちらはスポーツモデル

 

なお、ディスプレイの有機ELパネルは発色がよく、タッチ操作時の反応も極めてなめらかです。全体的に、完成度の高さが際立ち、長く愛用できるスマートウォッチを探している人にとっては、魅力的な選択肢になるでしょう。

 

【新製品その2】アクティブノイズキャンセリング機能が強化された「HUAWEI FreeBuds 4」

HUAWEI FreeBuds 4は、開放型でありながら、アクティブノイズキャンセリングを搭載した「HUAWEI FreeBuds 3」の後継モデル。このアクティブノイズキャンセリング機能が強化され、デュアルマイク搭載による「ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」を採用することで、最大25dBのノイズ低減が可能になったとしています。

 

↑HUAWEI FreeBuds 3

 

ドライバーは14.3mmのダイナミックドライバーを搭載。40kHzまでの周波数帯域に対応し、高音の再現性を高めています。また、低音はパワーエンジンを搭載し、振動板の振動を高めることで、重低音を強化したとのこと。

 

さらに、装着性にもこだわっており、1万を超えるさまざまな耳のデータを解析し、イヤホンと耳が接触する部分を8か所に分けてシミュレーション分析を行い、より快適に装着できるデザインにしたといいます。なお、イヤホン単体の重量は約4.1gで、この軽量さも快適な装着感に一役買っています。

 

コーデックはAAC、SBCに対応。連続再生時間はイヤホン本体で約4時間、充電ケースを使用すると最大約22時間再生が可能です。

 

販売は7月30日からで、市場想定価格は1万8480円(税込)です。

 

ノイズキャンセリングは分厚い壁の向こう側で音が鳴っているようなイメージ

HUAWEI FreeBuds 4の最も大きな特徴は、その優れたノイズキャンセリング性能です。前モデルのHUAWEI FreeBuds 3との比較で、10dBもノイズ低減性能が向上しているため、前モデルを使っている人ほど、その違いは実感しやすいと思います。

 

アクティブノイズキャンセリング機能を持ったイヤホンは、その特性上、多くの製品が密閉型ですが、HUAWEI FreeBudsシリーズは、開放型で同機能を実現しているところも大きなポイントです。通常、開放型のイヤホンにアクティブノイズキャンセリング機構を搭載しても、イヤホンと耳の隙間から入ってくる音は防ぎにくいため、開放型であることは弱点になってしまいます。

 

ところがHUAWEI FreeBuds 4ではイヤホンと耳の設置面をシミュレーション分析し、装着性を向上させています。これがノイズキャンセリング性能の向上に大きく貢献していると思われます。装着してみると、イメージとしては、ノイズが完全になくなるというよりも、分厚い壁の向こう側で音が鳴っているような聞こえ方でノイズが低減される印象でした。タッチ&トライの会場はそれほど騒がしくありませんでしたが、ぜひ屋外でもその効果を試してみたいと思いました。

 

音質面では、開放型ながらに豊かな低域と、細かな描写力を持った中高域を実現しており、ハイレゾ音源と組み合わせた音楽鑑賞も楽しめそうです。

 

カラバリはセラミックホワイトとシルバーフロストの2色展開で、フォルムは前モデルのHUAWEI FreeBuds 3をおおむね踏襲していますが、シルバーフロストは充電ケースをマット調、イヤホン本体をメッキ調に仕上げているのがユニークです。どことなく金属製のハイエンドなイヤホンのような上質感が感じられ、個性的な見た目のイヤホンを求める人にも受け入れられるのではないでしょうか。

 

↑セラミックホワイト

 

↑シルバーフロスト

 

【新製品その3】サングラスとメガネにスピーカーを搭載したスマートオーディオグラス

SMART LANG/SMART KUBOは、「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」のサングラスタイプと度なしメガネタイプの製品です。

 

↑HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II

 

HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear IIは、セミオープンスピーカーを搭載したスマートオーディオグラスとうたう製品。つるに搭載されたスピーカーは、指向性の音響システムを採用しており、音漏れを最小限に抑えつつ、128mm2の大型振動板により、高解像度な音楽を楽しめるとしています。

 

また、つるにはマイクも搭載されており、音声通話に対応。さらに装着検知やタッチコントロール機能を装備し、タッチ操作で曲のスキップや音量調整、通話の応答や終話といった操作が可能です。

 

デザインは、グローバルに展開するサングラスブランド「GENTLE MONSTER」とのコラボレーションによるもの。SMART LANGはUV400カットのサングラスタイプで、SMART KUBOは度なしメガネタイプとなっています。

 

音楽の連続再生時間は最大約5時間で、通話の場合は最大約3.5時間。充電時間は約1.5時間です。また、充電ケースが付属され、グラスをケースに入れた状態で、ケースと充電ケーブルを接続するとNFCによるワイヤレス急速充電が可能になります。

 

装着に違和感はなく、新しい音楽体験が可能

実物は、一見すると普通のウェリントンタイプのメガネ/サングラスで、スピーカーを搭載したことによる厚みも最小限に抑えられています。

 

重量はサングラスタイプのSMART LANGが44.2g、度なしメガネタイプのSMART KUBOが45.45gですが、サングラスの定番であるレイバンの「ウェイファーラー」の重量は40g前半〜後半(モデルによって異なります)なので、一般的なサングラスと同等の重さに抑えられていると評価できるでしょう。

 

一般的なサングラスやメガネとかけ心地の面で違いを感じるとすれば、つるの部分にスピーカーを搭載しているので、つるがやや太く、側頭部との設置面積がわずかに広くなる点でしょうか。ただし、つるの直線部にスピーカーのユニットを設け、耳に引っかかる湾曲部にかけて太さを絞るという形状の工夫が見られ、大きな違和感は感じにくいと思います。

 

また、つるの部分にはバスレフポートの役割を果たす細かな穴が空いていて、音質へのこだわりも感じられます。さらにスピーカーを内蔵しているだけでなく、タッチインターフェイスの役割も兼ねており、直感的な操作が可能です。身に着けるアイテムとして、操作時にボタンの位置などを確認する必要がないのは、大きなメリットになるでしょう。

 

音響面は、イヤホンともヘッドホンとも異なる独特のサウンドですが、振動板が耳から離れているのにもかかわらず、想定以上に“濃い”音が耳に届く、新しい音楽体験が楽しめると思います。特に、家事や散歩をしながらの“聞き流し”には、積極的に使ってみたくなります。

 

最後に、SMART LANGとSMART KUBOは一見すると同じ形状に見えますが、よく見比べると、サングラスタイプのSMART LANGはやや丸みがかった太いフレーム、度なしメガネタイプのSMART KUBOは、スクエアな細いフレームを採用しています。レンズとのバランスを考えて、ファッション性を追求している点はまるでアパレルメーカーのようで、ファーウェイのユニークさがうかがえます。

 

↑SMART LANG

 

↑SMART KUBO

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

どれも完成度高い、ファーウェイがフラッグシップの「HUAWEI MateBook X Pro」や「HUAWEI MateView」など大量の新製品を発表

ファーウェイ・ジャパンは7月13日、タブレット1機種、ノートPC2機種、ディスプレイ3機種を発表。これに合わせて発表会とメディア向けのタッチ&トライイベントが開催されました。

 

【新製品その1】PCやディスプレイと接続しやすい「HUAWEI MatePad 11」

タブレットは、「HUAWEI MatePad 11」を発表。ディスプレイはこれまでのMatePadの中で最大となる10.95型を採用し、解像度はWQXGA(2560×1600ドット)、画面占有率は約86%を実現。また、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

 

↑HUAWEI MatePad 11

 

さらに、PCとのミラーリングやディスプレイへのワイヤレス投影など、大きい画面を搭載するデバイスと接続できる「マルチスクリーンコラボレーション」に対応しているのも特徴です。

 

スペックは、Qualcomm Snapdragon 865、6GBメモリー、128GBストレージで、OSはHarmonyOS 2を搭載。また、バッテリー容量は約7250mAhです。

 

本体サイズは約幅254×奥行き7.25×高さ165mm、重量は約485g。インターフェイスは、USB Type-CとmicroSDカードスロットをそろえています。

 

発売は7月23日で、市場想定価格は5万4780円(税込)です。なお、純正のペン「HUAWEI M-pencil 2」とキーボード「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」も合わせて発売。HUAWEI M-pencil 2は市場想定価格1万2980円(税込)、HUAWEI Smart Magnetic Keyboardは市場想定価格1万5180円(税込)です。

 

↑HUAWEI MatePad 11の右となりがHUAWEI M-pencil 2、左となりがHUAWEI Smart Magnetic Keyboard

 

品質の高いディスプレイと独自OSで優れた使用感を実現

タッチ&トライの会場では、HUAWEI MatePad 11と大型のディスプレイと組み合わせた、プロのイラストレーターによるライブペインティングが印象的でした。色鉛筆風のブラシを使った猫のイラストは、大型のディスプレイに投影しても手書きの繊細な質感が損なわれておらず、HUAWEI MatePad 11とHUAWEI M-pencil 2の持つポテンシャルの高さをうかがわせます。

 

↑会場で披露されたライブペインティング

 

HUAWEI M-Pencil 2はペン先の素材を改良し、長期間の使用における耐久性を高めているのが特徴です。書き味には、アナログのペンに近い絶妙な抵抗感があり、デジタル作画の入門機としても優れていると感じました。外付けのディスプレイと組み合わせて、ペンタブレットとしても活用できるでしょう。使用しないときはHUAWEI MatePad 11の上部にマグネットで装着でき、紛失の心配もありません。意図せず外れることは考えにくいものの、取り外そうとすればすぐに取り外せるマグネットの強度も絶妙です。

 

一方のHUAWEI Smart Magnetic Keyboardは表面に細かなエンボス加工が施され、高い質感と、滑りにくいうえに汚れが目立ちにくいという実用上のメリットを兼ね備えています。キーストロークはそれほど深くないものの、キーピッチは11型クラスとしては必要十分で、薄型のノートPCでの打鍵に慣れていれば快適に使えそうです。

 

肝心のHUAWEI MatePad 11は、リフレッシュレートが120Hzということもあり、ディスプレイの表示は非常になめらか。スワイプ時などは指に吸い付くように反応し、カクつきが一切感じられません。品質の高いディスプレイとHarmonyOS 2の操作性によって、優れた使用感を実現していると感じます。少し触っただけでも、ハードウェアとソフトウェアの両方を同一のメーカーが作ることの強みが伝わってきます。

 

ハードウェア部分の作りこみも見事。爽やかなアイルブルーの色味と、主張しない控えめな光沢感が組み合わさり、上品な雰囲気を醸し出しています。

 

↑一見すると限りなくシンプルですが、手に取るたびに喜びを感じられる質の高いモデルです

 

【新製品その2】最新CPU搭載のフラッグシップモデル「HUAWEI MateBook X Pro」

ノートPCはフラッグシップモデルの13.9型「HUAWEI MateBook X Pro」が発表されました。

 

↑HUAWEI MateBook X Pro

 

HUAWEI MateBook X Proは2020年に発売された従来モデルから、搭載CPUを刷新。最新の第11世代インテル Core i7-1165G7 プロセッサーを搭載しています。また、従来モデルでは外付けのグラフィックスを搭載していましたが、新モデルではCPU内蔵のインテル Iris Xe グラフィックスのみとなっています。

 

このほか、16GBメモリー、1TB SSDに加えて、解像度3000×2000ドットの13.9型ディスプレイを搭載。さらに、Wi-Fi 6にも対応しています。

 

インターフェイスは、USB Type-C×2、USB 3.1、ヘッドホンジャックをそろえています。なお、付属の「HUAWEI MateDock 2」を使用すれば、USB Type-C、USB 3.0、HDMI、VGAに追加接続可能です。

 

本体サイズは約幅304×奥行き217×高さ14.6mm、重量は約1.33kg。バッテリー駆動時間は約13.7時間です。発売は7月13日で、価格は27万4780円(税込)。

 

個性的だけどビジネスでも違和感のない色合いと、ベゼルの存在感がないディスプレイが印象的

実機を目にすると、特徴的なエメラルドグリーンカラーがまず印象に残ります。ノートPCではあまり見かけることのないカラーで、かなり個性的ではありますが、不思議と派手な印象はなく、同社の持つカラーリングへのこだわりが感じられます。

 

近くで見ると、青(シアン)の要素も強く入っていて、同時に暗色の成分からかややくすんで見えるような処理が施されていると感じました。緑という色が持つ温かみと、青の持つ清涼感に重厚感が加わっており、ビジネスユースでも違和感のない、複雑な色合いに仕上がっています。また、エッジ部分にはダイヤモンドカットを施し、光の当たり具合によって、鋭くきらめくのも好印象です。

 

↑トップカバーには、別素材をはめこんで「HUAWEI」のロゴをあしらっています。メーカー名やモデル名を大きめにあしらうデザインは、このところスマートフォンの分野でも多く見られますが、MateBook X Proの場合はフォルムがシンプルなので、くどくならず、デザイン的にうまくまとまっていると感じられました

 

ノートPCを開いてみると、画面占有率91%をうたうディスプレイの没入感が極めて高く、ベゼルの存在感がほとんどないことに驚かされます。また、1500:1の高いコントラスト比を実現しているため、表示コンテンツの暗部は深く沈み、明部は網膜にダイレクトに飛び込んでくるような鮮やかさ。明暗のグラデーションも美しく、自然な印象です。

 

さらに、ディスプレイをタッチ操作したときの反応は良好。このあたりは、さすがはスマートフォンやタブレットに強いメーカーの製品だと感じました。

 

【新製品その3】スタンダードモデル「HUAWEI MateBook D 15」も最新CPU搭載

ノートPCはもう1機種、15.6型のスタンダードモデル「HUAWEI MateBook D 15」が発表。7月23日発売で、価格は11万9800円(税込)です。

 

↑HUAWEI MateBook D 15

 

こちらも最新の第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサーを搭載。合わせてグラフィックスも内蔵のインテル Iris Xe グラフィックスを採用し、第10世代インテル Core i5-10210U プロセッサー搭載の従来モデルから性能アップが図られています。このほか、8GBメモリー、512GB SSD、フルHD(1920×1080ドット)解像度の15.6型ディスプレイなどを搭載しています。さらに、Wi-Fi 6にも対応。

 

インターフェイスは、USB Type-C、USB 3.2、USB 2.0×2、HDMI、ヘッドホンジャックを装備。本体サイズは、約幅358×奥行き230×高さ16.9mmで、重量は約1.56kgです。また、バッテリー駆動時間は約9.1時間となっています。

 

実機を見たところ、価格を考えれば、質感、フォルムともに完成度の高い製品に感じました。上と左右のベゼルが各5.3mmと狭額設計を取り入れたことで、画面占有率は87%を実現。開いてディスプレイを見たときに、洗練された印象があります。

 

また、本体カラーがシルバーということもあり、こちらはよりシックでフォーマルな印象を持っています。

 

触ってみると剛性が高く、かっちりと頑丈な印象を受けました。価格はHUAWEI MateBook X Proの半分以下ですが、妥協せず作り込んだ、使いやすいスタンダードなノートパソコンだと評価できるでしょう。

 

【新製品その4】ディスプレイはハイスペックモデル、ゲーミング向けモデル、低価格モデルをラインアップ

ディスプレイは4K以上の解像度(3840×2560ドット)を実現した28.2型の「HUAWEI MateView」、ゲーミング向けで34型の「HUAWEI MateView GT」、フルHD解像度で23.8型の「HUAWEI Display」が発表。

 

HUAWEI MateViewは、上部と両サイドのベゼル幅6mm、下部のベゼル幅9.3mmの狭額縁デザインを採用。これにより、約94%の画面占有率を実現しているのが特徴です。また、表計算ソフトやWebサイトの表示で有利な、縦方向に画面が広いアスペクト3:2に対応しているほか、より自然に近い色表現が可能なDCI-P3 98%カバー、10ビットカラー対応、Display HDR 400認証取得と、ハイエンドなモデルになっています。

 

↑HUAWEI MateView

 

さらに、EMUI10.0以上搭載のファーウェイ製スマホであれば、スマホをディスプレイにタッチするだけで、画面をミラーリングする機能も搭載。ファーウェイ製品との連携の良さも魅力です。

 

HUAWEI MateView GTは、湾曲デザインが目を引くモデルです。アスペクト比21:9、165Hz駆動のリフレッシュレートに対応するほか、解像度はWQHD(3440×1440ドット)、DCI-P3は90%カバー、10ビットカラー対応など、大画面で高解像度な映像を表示できる仕様になっています。

 

↑HUAWEI MateView GT

 

また、暗部での視認性を上げる「ダークフィールドコントロール」や、表示する映像に合わせて「FPSモード」や「MOBAモード」などを選べる映像モードといったPCゲーム向けのアシスト機能を備えるうえ、ディスプレイ下部のサウンドバースタンドが光るなど、ゲーミングのトレンドに沿った機能を搭載しています。

 

HUAWEI Displayは、約90%の画面占有率を実現しているモデルです。上の2モデルに比べると機能は少ないですが、その分価格が抑えられています。

 

↑HUAWEI Display

 

HUAWEI MateViewは8月20日発売で8万9800円(税込)、HUAWEI MateView GTは9月10日発売で、価格は6万5800円(税込)、HUAWEI Displayは7月23日発売で1万9980円(税込)です。

 

カメラマンや映像クリエイターに特におすすめのHUAWEI MateView

実機を見た印象として、まずHUAWEI MateViewは28.2型で、94%という非常に高い画面占有率を実現しているため、写真や映像コンテンツを表示した際の没入感は圧倒的です。

 

少し離れた場所から見ると、映像が浮かんでいるかのような錯覚を覚えるほど。また、高い色域、色精度を実現しているので、カメラマンや映像クリエイターといった、ビジュアルを扱う職種の人には特におすすめしたい製品です。

 

スタンドはマイナス5度〜18度の角度調整、上下高110mmの高さ調整に対応。角度調整機構はしっかりと固定されているのに、軽く押しただけで調整ができる、絶妙なバランスに仕上がっています。一方の高さ調整時には心地よいクリック感があり、緻密な高さ合わせが可能です。

 

明るさの調整や、入力の切り替えは、ディスプレイ下部に設けられた「スマートバー」と呼ばれるインターフェイスを通じて行います。この操作性もよく、やはりスマートフォンやタブレットの分野で、タッチ操作の快適性を追求してきたメーカーならではの持ち味が感じられます。

 

デザイン面に目を向けると、極めて狭いベゼルを持つディスプレイ部分と、細長いスタンドが非光沢仕上げで、両者をつなぐアームの部分にのみ、強い光沢を持った金属を使用。このバランスが美しく、シンプルながら独特の存在感を持った製品だと感じました。洗練されたデザインスタジオのような空間はもちろん、社員それぞれが自身のデバイスを持ち寄るようなオフィスや、落ち着いた雰囲気の自宅のリビングにもマッチしそうです。

 

↑約12.8mmと、ディスプレイの薄さもかなり目を引きます

 

品質の高いディスプレイの定番モデルになりそうなHUAWEI Mate MateView GT

続いてHUAWEI Mate MateView GTは、21:9というアスペクト比が特徴的ですが、実際に目にしてみると、ほとんど違和感は感じられません。むしろ、エッジに近い両端の表示内容が視認しやすく、「湾曲している」という特性と組み合わさったときに、合理的なアスペクト比と言えるかもしれません。

 

また、ハイダイナミックレンジ規格「HDR10」に対応しているうえに、4000:1という高いコントラスト比を実現しているため、ゲーム用途だけでなく、映画鑑賞などにも積極的に使いたい製品です。リフレッシュレート165Hzの恩恵も大きく、映像が動く様子はかなりなめらかでした。

 

さらに、ディスプレイ下部に搭載された5W×2構成のスピーカー「ステレオサウンドバー」も特徴的。光っている部分はFX効果をもたらすだけでなく、音量調節などに使うインターフェイスも兼ねており、先進的です。音質のイメージは、PC用のステレオスピーカーや、小型のサウンドバーなどに近く、パソコン用の音響としては、必要十分以上。低域の迫力や、中高域の厚みと繊細な表現力の両方を持っています。

 

↑自宅の机にこの製品を置いて、ゲーミングチェアなどと組み合わせれば、自宅が一気に贅沢なプライベートシアターに様変わりしそうです

 

色味、リフレッシュレートなどのスペックがハイエンドなうえに、デザイン性にも優れた製品なので、品質の高いディスプレイを購入しようと考えたときに、候補に挙がる定番モデルになる可能性を持っていると思います。

 

約2万円のディスプレイとしては文句なしの完成度を誇るHUAWEI Display

最後に、HUAWEI Displayは、23.8型という使い勝手のいいサイズ感で、自宅でのメインディスプレイに向いていそうです。筐体には樹脂素材を採用し、HUAWEI MateView、HUAWEI MateView GTと比較すれば、さすがに質感の面では劣りますが、約2万円のディスプレイとしては、文句なしの完成度を持っています。

 

具体的には、上の左右のベゼルが5.7mmという狭額設計で、リーズナブルなモデルながら、ハイエンドモデル譲りの高い没入感を持っており、デザイン的にもシンプルで洗練されています。このほか、マイナス5度〜22度の角度調整機能や1000:1のコントラスト比、178度の視野角、フルHD解像度など、ディスプレイに求められる基本的な機能を備えているため、価格を抑えながら、使用感とデザイン性に優れたディスプレイを導入したいといった需要には最適な製品です。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

仕事でタブレットを使う人が急増中! ファーウェイがすすめる「テレワーク時代のタブレット仕事術」

ファーウェイ・ジャパンは、「テレワーク時代のタブレット仕事術」をテーマにしたトークイベントを開催しました。

↑会場にはファーウェイのタブレットが展示されていました

 

講演には「超速パソコン仕事術」「仕事のムダとり図鑑」などの著者で、クロネコキューブ株式会社 代表取締役の岡田充弘氏が登壇。働く環境が変わりつつあるなかで、デバイスにこだわらずに適所で使い分けながら効率的に仕事を進めてゆくワークスタイルの提案などが行われました。

↑クロネコキューブ株式会社 代表取締役 岡田充弘氏

 

社会の変化により働き方が加速度的に変わる

岡田氏は、この講演に際して実際に数週間ファーウェイのタブレットで仕事を行い、どのような業務に適しているかなどを検証したとのことです。

 

冒頭、岡田氏は新型コロナウィルス感染症の影響で、働く環境、働き方の変化の速度が上がるのではないかと分析。従来のピラミッド(指揮命令)型の組織構造から、フラットなプロジェクト(平面交差)型、役割による協力関係へとシフトしてゆくことが予想されると示されました。

↑組織構成はピラミッド型からプロジェクト型に

 

それに伴い、オフィスに集まって仕事をする働き方から、働く場所を選ばない、作業をする(価値創造する)場所すべてがオフィスになる業務も増えていくとしています。もちろん、オフィスで仕事をすることも無くなりませんが、フリーアドレスだったり、サテライトだったりと「自分の席」がなくなっている企業も増えてきました。

↑オフィスの形態も変わっていくと予想

 

企画書や発注書などといった紙を使っていた仕事が、メールやPDF、オンラインなどデジタルに置き換わったことが、「デバイスさえあればいつでもどこでも仕事ができる」ことを可能にしました。

↑オンライン化が進みデジタル情報のみで処理できる仕事が増えています

 

デジタル化の恩恵を主に受ける頭脳労働は、「探す」「考える」「作る」「伝える」という4つのプロセスで構成されており、デジタル化によって「探す」「作る」時間を短縮することができるとしています。それによって空いた時間を「考える」と「伝える」ことにあてたり、新たな挑戦に使うことで、仕事の質も向上するという考えが示されました。

↑デジタル化で圧縮できる時間を新たな挑戦に転用することができる

 

タブレットが仕事用デバイスとして普及

スマホやタブレット、パソコンを比較した時、それぞれのデバイスで使い方や活用に独自コツや適した使い方があります。タブレットは、スマホとパソコンだけでは不足する領域を絶妙にカバーするとのこと。動画や資料の再生、閲覧はスマホより大画面の方が見やすいですし、会議や商談の際にはキーボードのあるパソコンよりも心理的障壁のないタブレットの方が会話の促進が見込めるとしています。

↑タブレットはスマホやPCの不足をカバーできるデバイス

 

仕事においても、いままでは職場の全員にパソコンを配布されていましたが、全員がイチから資料を作ったりする必要はなく、作られた資料をもとに説明したりテンプレートに数値を入力するという業務だけの人も多く存在します。そのような潜在ユーザーが今後タブレットに置き換わってゆくのではないかという可能性が示されました。

 

今後の導入が見込まれるタブレットですが、導入前にやっておくことが3つあるといいます。それは、保護フィルムとスタンドの導入、初期設定と不要アプリの削除(非表示化)およびスマホやパソコンとのデータ連携だそう。

↑タブレットワークを始める前にやるべきこと

 

こうすることで、パソコンの傍に置いていつでも見ることができ、目の前の作業に集中することができるということです。

 

岡田流タブレットの仕事活用術

岡田氏が今回テストしたファーウェイ製のタブレットで気に入ったのは「HUAWEI MatePad T10s」で、自腹購入もしたほど。画面サイズ、質量、性能などのバランスが取れていることが決め手だったといいます。

↑3モデルを試し、最も気に入ったMatePad T10sを自腹で購入したそう

 

タブレットの利用シーンとしては、1位がパソコンのサブディスプレイとして、2位が雑誌の閲覧、3位がタスクやスケジュールの表示・管理だったそう。あえてメイン端末としての利用にこだわらないのがポイント。タブレットには高音質のスピーカーも内蔵されており、オンライン会議の端末としても活用できます。

↑岡田さんのタブレットの使用用途ベスト3

 

働き方の変容によってオンライン上で完結する仕事も増えていくと予想されますが、そういった新しい時代の働き方とデジタルデバイスの活用についてヒントが得られたトークイベントでした。タブレットを仕事に導入したいけど、どのように使えばいいかわからない、という方は岡田さんの活用方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ファーウェイがスピーカー搭載のスマートグラスを先行発売

ファーウェイ・ジャパンは6月11日、スマートグラス「HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear Ⅱ」をクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で先行発売しました。支援額は3万646円(税込)からです。

 

HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear Ⅱは、テンプルにセミオープン型のスピーカーを搭載したスマートオーディオグラス。指向性のある音響システムを搭載しているため、音漏れを最小限に抑えたとしているほか、128平方mmの振動板を搭載し、高解像度な音楽を楽しめるとのこと。バッテリーは、音楽の連続再生時間で最大約5時間、充電は約90分です。

 

また、テンプルにはマイクも搭載されており、音声通話が可能。耳を塞がずに使用できるので、アウトドアやビジネスなどさまざまなシーンで使用できるといいます。このほか、グラスの装着や脱着の際に自動で音楽を再生・停止する装着検知機能や、タッチ操作で曲の音量調整や通話の応答・終了などができるタッチコントロール機能を備えています。

 

ラインアップは、UV400カットのサングラスタイプの「SMART LANG」と、度なしメガネタイプの「SMART KUBO」を用意。どちらもグローバルに展開するサングラスブランド「GENTLE MONSTER」とのコラボレーションによるデザインです。

 

なお、6月15日から東京の二子玉川にある「蔦屋家電+」で、製品の展示が開始します。気になる人は実物を手に取ってみてはいかがでしょうか。

沖縄在住のマンガ家がレポート! 「ファーウェイタブレット」にしかできない使いこなし術

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今年4月に発売されたファーウェイの新タブレット「HUAWEI MatePad 10.4」(税込価格:3万3880円)。前バージョンからメモリの増量やCPUのバージョンアップにより、さらに快適な操作性を実現したモデルです。

 

 

HUAWEI MatePad 10.4は、約7.9mmのスリムベゼル仕様の2Kフルビューディスプレイを搭載した、10.4インチタブレットです。約7250mAhの大容量バッテリーにより、約12時間のローカルビデオ再生ができ、充電切れの心配がないのも大きな特徴。加えて、まるで紙の本を読んでいるかのような機能「eBookモード」や、高音質スピーカーによるオーディオサウンド、また、イラストを描くのに最適な「HUAWEI M-pencil」にも対応しており、さまざまなエンタテイメントの場面でも活躍します。

 

 

本記事では、沖縄在住のマンガ家、空えぐみさんに、実際にHUAWEI MatePad 10.4を使っていただきました。空さんは、普段からタブレットで動画視聴やマンガを読むのはもちろん、マンガの制作に、タブレットのメモアプリやペイントアプリを使っているそうです。多数のガジェットを使用した経験があり、そのぶん失敗も多くしてきたといいます。

 

そんな、デジタルガジェットに詳しい空さんのレビューをもとに、HUAWEI MatePad 10.4の魅力をご紹介します! それではまず、空さんのレポートマンガをお読みください。

 

■マンガを描いた人

マンガ家

空 えぐみ(そら えぐみ)

沖縄のマンガを描く為に3年前に移住したのち、現在「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」をくらげバンチにて連載中。Twitterアカウントはこちら

 

 

 

 

 

マンガ制作を中心に、HUAWEI MatePad 10.4ならではのさまざまなすぐれた機能を紹介していただきました。それでは、実際の空さんのレビューコメントを交え、その魅力をさらに詳しく紹介していきたいと思います!

 

 

レビュー1:基本スペックと快適な動作性について

 

まずは本製品の「動作性」を中心にコメントを紹介したいと思います。

 

空「私がタブレットでイラストを描くときに重要視するものは、『表面ガラスの厚さ』です。Windowsタブレットではガラスが厚く視差が生じていたのに対し、本製品は表面ガラスが薄く、描画位置との視差が生じないので、非常にすばらしいと思いました。ペンを浮かした状態でカーソルが出たら、もっと描きやすくなるかも?」

 

視差が生じないことにより、より細やかな描画をすることが可能に。またHUAWEI MatePad 10.4は、高レスポンスでラグがなく、まるで紙に描いているかのような感覚で直感的に描画することができたようです。

 

描画に関わる本製品の快適性についても空さんは満足いったよう。それらの動作をスムーズにしている理由は、「HUAWEI Kirin 820オクタコア」です。ファーウェイ独自開発のNPUを採用し、高度なエネルギー効率と計算能力を備え、高速で安定的な操作が可能となっています。

 

レビュー2:ペンの使い勝手と描きやすさについて

 

空さんにとって一番注目のポイントであったろうペンと、その「描きやすさ」はどうだったのでしょうか?

 

空:「ペンの充電に専用機器が必要なのが手間だなとも思いましたが、使い心地はとても良かったです。サラサラ描けるので、マンガのネーム、下書き作業にも役立ちそうです。ペン入れも慣れれば描けると思いますが、人によりそう。ペーパーライクフィルムを使うともっと描き心地が良くなりそうだと思いました」

 

HUAWEI MatePad 10.4は「HUAWEI M-pencil」に対応しています。HUAWEI M-pencilは、最大4096段階の筆圧を感知するスタイラスペンで、アナログのように滑らかに描くことができます。また、20秒のワイヤレスチャージで約10分、30分で約10時間の使用が可能となっており、パワフルなバッテリーによる長時間稼働も可能にしたペンです。

 

空さんは、タブレットでマンガ作業をする際には「メモ」アプリにも注目するそうです。HUAWEI MatePad 10.4の評価は以下。

 

空:「メモアプリの仕様は良い意味でクセがなく驚くほどすぐに使いこなせました。特に『えんぴつペン』は描き味がとても良くて、ラフスケッチなどにも使えますね。描いた絵を挿入するとき、文字がかぶってしまうので、そこの設定がしやすくなれば文句なしです」

 

 

ファーウェイのメモアプリでは、手書き機能で絵や文字を書き込むことはもちろん、重要なメモを共有したり、メモをお気に入りに追加したり、ToDoリストを作成したりすることも可能です。また、プリインストールされているアプリケーション「Nebo」では、手書きの文字をデジタルに変換する機能があり、同じくプリインストールアプリケーションの「MyScript Calculator」には、手書きの数式を自動で計算し、答えを出してくれる機能が搭載されています。

 

レビュー3:エンタメ性能について

 

HUAWEI MatePad 10.4は、動画を観たり「eBookモード」で電子書籍を読んだりとエンタメ用途にも便利なタブレット。そんなエンタメ性能については、どうだったのでしょうか? まずはディスプレイについて。

 

空:「ディスプレイは、撮った写真を取り込んだときに海の青と緑の差がはっきり出ていて、発色がすごくよいと感じました。この色合いなら色々な写真を閲覧する楽しみがぐっと上がりそうです」

 

470nitの高輝度2K(2000×1200ドット)ディスプレイを搭載したHUAWEI MatePad 10.4。そのため、写真や映画鑑賞はもちろん、ゲームをしたりイラストを描いたりするときにも最適です。また、色味の変更や、周囲の光に合わせて輝度を最適化する機能も搭載しているため、画面を自分の好きな色味に変更することもできます。続いて、動画にも関わるサウンドについて。

 

 

空:「これが本製品ではいちばん驚いたところです。音楽や動画も視聴してみましたが、人の声が特に聞きやすいなと感じました。個人的にはよく動画視聴をするので、声の聞こえやすさはすごく嬉しいところです」

 

HUAWEI MatePad 10.4は独立した4つの高出力スピーカーを搭載しています。この4つのスピーカーは世界的な音響ブランド「Harman Kardon」の監修によるクアッドスピーカーで、独自のサウンドチューニングにより、良質な聴き心地で映画や音楽に没入することができるのです。大音量でも音割れの心配はなく、臨場感あふれる大迫力のオーディオサウンドを聴くことができます。マンガのように、リラックスタイムに心地よい波の音を聴くのもいいですね。

 

まとめ:やっぱりコスパに驚いた!

 

最後に、空さんにとってHUAWEI MatePad 10.4の総合評価はどんなものだったのかを聞いてみました。

 

空:「はじめて値段を聞いた時は驚きました。自分としてはペン対応タブレットはiPad、Windows PC、Androidとさまざまなものを触ってきましたが、『HUAWEI Matepad 10.4』が一番安価。この価格帯でのペン対応タブレットは線がヨレたりするのですが、本製品はしっかりと線がひけたのも驚いたポイントです。iPadの半分以下の値段で買えるので、気軽にタブレットで絵を描きたいという方にはとてもオススメできると思います!」

 

あらためて、「HUAWEI MatePad 10.4」はなんと税込で3万3880円。ハードウェアとしての性能が非常に高いにもかかわらずこの価格。かなりコスパにすぐれたデバイスです。機能性にも優れていて、特に空さんが注目したのは意外なあのモード。

 

空:「キッズモードのアプリ制限機能を小さい子ども用に使うのではなく、サボり防止機能として使えるのではないかと思いました。ブラウザを10分制限してネットサーフィン防止など」

 

「キッズモード」では、アクセス設定をパーソナライズすることができ、アプリケーションの制限や時間管理が可能となっています。アプリケーションを起動する制限をかけることができるので、作業中についついほかのアプリケーションを開いてしまうことを防止できますし、〇〇分は作業に集中する!と時間を決めて制限をかけることができるのもよい点です。マンガ家の空さんならではの使いこなし術ですね。

 

HUAWEI MatePad 10.4は、多くの性能を持ちあわせているぶん、人によって用途が大きく異なるものでしょう。空さんのようにマンガを描くのはもちろん、ビジネスや趣味のために使用する人もいれば、デジタルメモや映画鑑賞のために使用する人もいるかと思います。

 

どの用途で使用しても、満足のいくデバイスです。空さんの「サボり防止キッズモード」のように、皆さんならではの使い方で、「HUAWEI MatePad 10.4使いこなし術」を、ぜひ見つけてみてください。

 

 

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執筆/関口愛理(ユニバーサル・パブリシング)

新たな読書体験、動画鑑賞を生む「世界をモノクロで映すタブレット」について

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ファーウェイから発表中の最新タブレット「HUAWEI MatePad T 10s」は、税込価格が2万7280円と優れたコスパモデルでありながら、便利な独自機能を豊富に備えたモデルです。

 

 

HUAWEI MatePad T 10sは、10.1型のボディサイズに約80%の画面占有率を実現したディスプレイを持つタブレット。手頃な価格ながら、同じアプリを2つのウィンドウに表示できる「アプリマルチプライヤー」や、子どもと兼用でも安心して使える「キッズモード」など役立つ独自機能を搭載しています。

 

 

そんな独自機能の中でも、本稿で特筆したい機能が「eBookモード」。タブレットを読書用に使う人も多いと思いますが、eBookモードは快適な読書体験を味わえる機能です。HUAWEI MatePad T 10sのeBookモードはどんなモードなのか…、マンガ家の鳶田ハジメさんが空想を広げてマンガを執筆してくれたので、そちらを追いながら解説していきたいと思います。

 

■マンガを描いた人

マンガ家・イラストレーター

鳶田ハジメ(とびた はじめ)

まだ見ぬ風景を求めて、さまざまな土地にあるモノ・人・景色を、その精緻で温かみのある筆致で描くマンガ家。初のコミックス「ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ」(フレックスコミックス刊)発売中。Twitterアカウントはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

「モノクロ表示」というちょっとした遊びをもうけてタブレットを使うことで、ちょっとしたお散歩で見える景色、体験そのものが鮮やかになる。そんな素敵な視点のマンガを描いていただきました。ここからは、作中で描かれているeBookモード本来の特徴と、実はお散歩の中で発揮されていたHUAWEI MatePad T 10sの機能性について触れていきたいと思います。

 

 

タブレットで活字が読みやすくなる「eBookモード」

eBookモードとは、モードオンにすることでモノクロ表示にするモード。電子書籍で活字を読むのに読みやすくするモードで、快適に読書ができます。実はモードオン時には、電子書籍を読むときだけでなく、ウェブ閲覧や写真を見るとき、動画鑑賞時などでもモノクロ表示にすることができ、今回のマンガは「読書以外でeBookモードを使ったらどうなるだろう?」というアイデアから生まれたものなのです。

 

例えばタブレットを初めて選ぶ人にとっては、まずは動画鑑賞や電子書籍を読むことができれば…と考える人もいるはず。そんな方にとっても有能な機能と言えるでしょう。おまけ程度の情報ですが、タブレットで読書をする場合、暗所でも読めるというメリットがあります。夜風に当たりながら、読みやすいeBookモードで快適な読書体験を得られるのはHUAWEI MatePad T 10sならでは。

 

 

一日中持ち歩いても負担にならない軽量設計

 

HUAWEI MatePad T 10sはタブレットとしては標準的な10.1型ですが、軽量性を意識した設計が施されています。リアパネルにアルミ合金を採用することで、約450gの軽さを実現。7.9mmと持ちやすい厚さになっているのもうれしいポイントです。日中かけて楽しむお散歩にはもちろん、外出先で仕事するのにも取り回しに長けたサイズ感ですね。

 

ダイナミックで精緻な動画表現を生み出すディスプレイ&サウンド

 

eBookモードをオンにすることで、最新の映画もまるで名画のような味わい深い動画に。ぜひ一度試してみたい使い方ですが、HUAWEI MatePad T10sは普通に動画を観ても、素晴らしい体験を与えるスペックを持っています。独自の画像処理によって動画の輝度を自動調整する「HUAWEI ClariVu」により、色鮮やかなディスプレイ表示を実現。また、動画鑑賞の肝であるサウンドについても、オーディオブランド「Harman Kardon」のサウンドチューニングが施されているため、良質な聴き心地で動画に没入できるのです。散歩からお家でまったり過ごすひとときまで、HUAWEI MatePad T 10sは、優れたエンタメ性能で楽しい時間を提供します。

 

ファーウェイスマホがあれば、タブレット利用がもっと便利で楽しくなる!

 

ファーウェイ製品の大きな特徴である、ファーウェイ端末同士の連携について。作中の主人公さんも、鎌倉の大仏や景色をHUAWEI MatePad T 10sでモノクロ撮影して楽しんだあと、自身のスマホでも撮影→タブレットに転送という連携をしています。この主人公さん、生粋のファーウェイユーザーなんですね! というのはさておき、なぜこのようなことをしているかというと、ファーウェイのスマホは市場でもカメラ性能に特化したモデルを数多く持っています。今回はモノクロ散歩ということで、HUAWEI MatePad T 10sでのモノクロ撮影を楽しんでいますが、より優れたカメラを持つファーウェイスマホで撮った美麗写真を、HUAWEI MatePad T10sのディスプレイで閲覧、さらにはモノクロで眺めるといった楽しみが広がるのです。

 

今回のモノクロ散歩は、モノクロ表示で使うというだけではない、HUAWEI MatePad T 10sならではの特性を活かしたお散歩をしていたわけですね。持ち歩きやすく、様々なシーンにあると視点が広がる本製品の魅力が伝わりましたでしょうか? 冒頭にもご説明した通り、アプリマルチプライヤーなどのビジネスシーンでも使える機能、そしてキッズモードの共有性に優れた機能を揃えるタブレット、それがHUAWEI MatePad T 10sです。

 

最後になりますが、HUAWEI MatePad T10sには、もう少しだけお求め安くなった「HUAWEI MatePad T 10」という兄弟モデルも存在します。

↑HUAWEI MatePad T 10の価格は税込2万3980円

 

HUAWEI MatePad T 10sとサイズは同じですが、画面占有率はやや低くディスプレイサイズは9.7型。解像度も1280×800ピクセルと控えめで、HUAWEI ClariVuや、Harman Kardonチューニング、キッズモードのアラート機能の一部がカットされていたりしますが、動画性能や音響性能は高いことに変わりありません。より、動画視聴や電子書籍での読書に割り切った使い方をしたいという方は、こちらも検討してみてください。もちろんeBookモードも使えますよ!

 

 

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ファーウェイタブレットが「お家時間」にプラスする「ちょっと便利で豊か」なひととき

先日、ファーウェイから発表された新タブレット「HUAWEI MatePad T 10s」。10.1型で税込価格が2万7280円とコスパに優れたエントリークラスのタブレットです。

 

 

10.1型ディスプレイのベゼルは狭額縁設計になっていて、約80%の画面占有率を実現。充実のサウンドシステムとあわせて、動画鑑賞などのエンタメを楽しむ際にその実力を発揮します。そんなエンタメ性能が高いHUAWEI MatePad T 10sは、様々な役立つ機能を持ち「暮らしを豊かにする」側面のあるタブレットなのです。

 

 

本記事では、HUAWEI MatePad T 10sがあると暮らしがどう豊かになるのかを、マンガ家のフナヤマヤスアキさん執筆のマンガを交えて紹介していきます。

 

■マンガを描いた人

マンガ家・イラストレーター

フナヤマヤスアキ

GetNavi webで「ディストピア×家電」をテーマにした連載作品「エレクトロジー」を執筆中。オカルト・ホラー・SF・お笑い・稲川淳二が好き。Twitterアカウントはこちら

 

まずは、そちらのマンガをお楽しみください!

 

 

 

 

猫のハナちゃんの春夏秋冬を楽しく愉快にするHUAWEI MatePad T 10s。微笑ましい猫ちゃんとのお家での風景を描いたマンガでしたが、実はこのマンガの中にはHAUWEI MatePad T 10sならではの機能・特性がたくさん盛り込まれています。マンガのシーンを交えつつ、HUAWEI MatePad T 10sが暮らしにどんな豊かさを与えてくれるのかを紹介していきましょう!

 

 

どんな姿勢でも持って苦にならない軽量設計

 

HUAWEI MatePad T 10sは、重量約450g、厚さ7.9mmと、近しいスペックのタブレット製品の中でも軽く薄い仕上がり。軽さを実現したポイントでもあるアルミ合金採用のリアパネルは、サンドブラスト加工を施しマットな質感になっています。ハナちゃんがスリスリと顔をこすりつけていたのは、その質感を楽しんでいたんですね。

 

↑マット仕様のリアパネルのカラーは、ディープシーブルー

 

 

おうち用のタブレットとして使う場合でも軽さは正義になります。作中で、電子書籍を寝転がりながら読んでいますが重量のあるタブレットだと、腕に負荷がかかって楽には読めないものです。室内で自由にデバイスを使うには、モノ自体の扱いやすさが重要になります。その点、HUAWEI MatePad T 10sの軽量性は大きなポイントとなるでしょう。

 

サイズ、価格以上の動画体験を生み出すディスプレイ性能

 

ハナちゃんを魅了したイルカの動画ですが、それもそのはず。HUAWEI MatePad T 10sには、独自の画像処理テクノロジー「HUAWEI ClariVu」が搭載されているからです。HUAWEI ClariVuとは、再生している動画の輝度を自動調整し、より鮮明に見やすくするもの。彩度調整や、映像処理アルゴリズムによってシャープ差を向上させることで、動画体験の魅力を引き出してくれます。

 

いま家の中でどこでも動画を観る機会が増えているのは、言わずもがな。在宅時間そのものが増えているのはもちろんですが、一人暮らしでも家族で暮らしている方でも、パーソナルな時間で動画を観る機会も一気に増えました。特にタブレットなら、リビング、キッチン、プライベートルームなど場所を問わずいつでも観れるため、その動画の質が高いことはすなわちお家でのエンタメ体験そのものが充実することに繋がるでしょう。

 

また、HUAWEI MatePad T 10sの動画体験を特別にしている理由は、ディスプレイだけでなくサウンド面も関係しています。ハナちゃんが感じた感動は、「パシャ―」とダイナミックに再生されたサウンドのおかげでもあるのです。

 

 

エンタメにビジネスに、使い方の幅が広がるサウンドの良さ

 

さて、動画体験を向上させるHUAWEI MatePad T 10sのサウンドについて、詳しく解説していきます。HUAWEI MatePad T 10sは、高出力のステレオスピーカーに、スピーカーからイヤホンまで様々な高音質モデルを持つ、オーディオブランド「Harman Kardon」によるサウンドチューニングが施されているのもポイント。ここまでサウンドに注力したタブレットはなかなか存在しません。HUAWEI MatePad T 10sは、他にも優れたサウンド性能を持っています。イヤホン使用時に音質効果をもたらす、HUAWEI独自のサウンドシステム「HUAWEI Histen 6.1サウンドエフェクト」を搭載。低音域や音量レベルに応じた周波数パラメータを自動補正したり、9.1chサラウンドセットアップによりバーチャル3Dサウンド効果を体験できたりと、迫力のステレオサウンドを楽しめます。

 

↑友達とのオンライン飲み会や、仕事の会議でもクリアな音声を発揮します

 

「eBookモード」で、電子書籍ビューアーとしても優秀な使い勝手

 

eBookモードとは、モードオンにすることでモノクロ表示にするモード。電子書籍で活字を読むのに読みやすくするモードで、快適に読書ができます。良い動画体験と同様に、読書もいかにストレスなく楽しめるかが重要。HUAWEI MatePad T 10sが気になる人の中では、「とりあえず電子書籍を読む用にしたい」と割り切って使いたい人もいると思います。作中で描かれている通り、寝転ぶなど自由な体勢、読みやすい表示ができると、室内でのタブレット利用もよりナチュラルにできるでしょう。

 

ビジネス、家族使いそれぞれに優れた機能性

エンタメ機能と、その汎用性、便利さをお伝えしてきましたが、ストレートに「役立ち」に特化した機能も持っているHUAWEI MatePad T 10s。横画面で同じアプリを2つのウィンドウに表示できる「アプリマルチプライヤー」は、商品のデザインを拡大して見ながらオンラインショッピングを楽しんだり、関連するレポートを横に並べてニュースを読んだりと、様々な使い方ができる便利な機能です。

 

↑左右の画面サイズは調整可能です

 

家族で兼用のタブレットが一台欲しいという方にも、「キッズモード」が搭載されているのでおすすめ。適切なコンテンツやアプリのみに使用を制限したり、利用時間をコントロールが可能なモード。子どもの顔とタブレットとの間の距離を測る「近距離アラート」、タブレットを見る際に寝転んでいたりと悪い姿勢が継続された場合にアラートを表示する「姿勢アラート」、極端に明るい、または暗い環境でタブレットを使用していないかをチェックする「明るさアラート」、特定の揺れを検知するとアラートを表示する「でこぼこ道アラート」といった多彩なアラート機能を搭載しているのも特徴です。

 

これら2機能は、シンプルに家の中でHUAWEI MatePad T 10sが存在するだけで、暮らしがちょっと便利になったり、暮らし方の幅が広がるもの。キッズモードで安全にタブレットを子どもと共有することで、ハナちゃんと飼い主さんのようにまた新しいコミュニケーションも生まれるでしょう。

 

HUAWEI MatePad T 10sが一台あるだけで、多彩な楽しみと暮らしに幅が出ることが伝わったのではないでしょうか。マンガで描かれているように、お役立ちの側面だけでなく「HUAWEI MatePad T 10sがあるから生まれる瞬間」が生まれる、つまり暮らしに楽しみや豊かさが「ちょい足し」されるのではないかと思います。そんなひとときに興味がある方は、ぜひ購入を検討してみてください。ちなみに、「HUAWEI MatePad T 10」というさらにお求めやすいコスパモデルも存在します。

↑HUAWEI MatePad T 10の価格は税込2万3980円

 

HUAWEI MatePad T 10sとサイズは同じですが、画面占有率はやや低くディスプレイサイズは9.7型になります。解像度も1280×800ピクセルと控えめ。HUAWEI ClariVuや、Harman/kardonチューニング、キッズモードのアラート機能の一部がカットされていたりしますが、動画性能や音響性能は高いことに変わりありません。より、動画視聴や電子書籍での読書に割り切った使い方をしたいという方は、こちらも検討してみてください。

 

 

活用方法を投稿して豪華景品をGet!「#私のMateの使い方」キャンペーン開催!

HUAWEI MatePad T10s/T10の発売を記念して、MatePadユーザーを対象に、ハッシュタグ投稿によるプレゼントキャンペーンを開催中。旧製品のMatePadも対象となりますので、MatePadユーザーや今回のマンガでMatePadに興味を持った方は、この機会に是非参加してみてください!

 

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【マンガをもう一度読む】※タップすると一覧が表示できます。

ファーウェイが5製品を一挙発表! スマバン、ノイキャンイヤホン、タブレットとどれも破格のコスパ!

ファーウェイ・ジャパンは4月20日、ウェアラブルデバイスやタブレットの新製品を発表しました。4月14日には発表に先駆けてメディア向けの製品説明会が開催され、いち早く製品に触れることもできたので、ファーストインプレッションも交えて紹介しましょう。

 

今回発表されたのは下記の5モデル。

・HUAWEI Free Buds 4i(ワイヤレスイヤホン)
・HUAWEI Band 6(スマートバンド)
・HUAWEI WATCH FIT Elegant Edition(スマートウォッチ)
・HUAWEI MatePad T10s(タブレット)
・HUAWEI MatePad T10(タブレット)

 

さらに、発売中のタブレット「HUAWEI MatePad」に、Wi-Fi 6対応の64GBモデルが追加されることも発表されました。では、それぞれの特徴を紹介していきます。

 

ノイズキャンリングを搭載「HUAWEI Free Buds 4i」

ファーウェイは「FreeBuds Pro」「FreeBuds」「FreeBuds i」という3つの完全ワイヤレスイヤホンをラインナップしています。4月20日から発売されるのは、最も安いFreeBuds iシリーズの最新モデル「HUAWEI FreeBuds 4i」で、発売予想価格は9680円。

↑「HUAWEI FreeBuds 4i」のカラバリは、セラミックホワイト、カーボンブラック、レッドの3色。レッドのみ5月発売予定

 

耳にフィットするカナル型で10mmのダイナミックドライバーを搭載。FreeBuds iシリーズとしては初めてアクティブノイズキャンセングに対応しており、周囲の環境音を認識してノイズを低減し、通話時のノイズキャンセングも搭載します。もちろん、外部音取り込みモードに切り替えることも可能。

 

楕円形の充電ケースはコンパクトで手に馴染みやすく、約10分で約4時間分をチャージできる急速充電に対応。イヤホン本体のみで約10時間、ケースを含めて約22時間の連続再生を実現しています。

↑手になじみやすい楕円形の充電ケース

 

↑HUAWEI FreeBuds 4iの特徴

 

血中酸素レベルも測定できる「HUAWEI Band 6」

スマートバンドの最新モデル「HUAWEI Band 6」は、1.47インチの大画面ディスプレイを搭載し、スマートウォッチ並みに機能を強化されていました。24時間の心拍数モニタリング機能、睡眠やストレスのモニタリング機能に加えて、ニーズが高まっている血中酸素測定機能も搭載。24時間常時測定し、血中酸素レベルが低い場合に通知してくれる機能も備えています。発売予想価格は8580円。

↑「HUAWEI Band 6」のカラバリは4色。グラファイトブラック、サクラピンクは近日発売で、フォレストグリーン、アンバーサンライズは5月以降発売

 

↑前モデルのBand 5(左)のサイズ感はそのままに、画面の大型化が図られた

 

↑ウォッチフェイスを自在にカスタマイズできることも魅力

 

96種類のワークアウトモードで運動量を記録でき、スマホと連携する音楽再生コントロール機能やカメラのリモートシャッター機能も搭載しています。

 

わずか約18gながら、通常使用で約2週間バッテリーが持つこともセールスポイント。24時間の心拍数モニタリングや睡眠モニタリングをオンにした場合でも10日間の連続使用を見込めるとのこと。しかも、5分で約2日分をチャージできる急速充電にも対応しています。

↑HUAWEI Band 6の特徴

 

進化した「HUAWEI WATCH FIT Elegant Edition」

昨年10月に発売されたHUAWEI WATCH FIT(1万5180円)に、ボディとベルトのクオリティを向上させた「Elegant Edition」が追加されます。カラバリはフロスティホワイトとミッドナイトブラックの2色で、発売予想価格は1万9800円。

↑ステンレススチルベゼルを採用し、ハイグレードに進化したHUAWEI WATCH FIT Elegant Edition

 

HUAWEI WATCH FITの通常モデルはカジュアルな印象ですが、Elegant Editionはケースに上質なガラスとステンレスを用いて、エレガントな仕上がり。ベルトには装着感がよいフッ素エラストマーを使用。通常モデルではアップデートによって追加された血中酸素レベル測定機能も最初から搭載されています。

↑機能・スペックは従来モデルと共通

 

子どもにも安心「HUAWEI MatePad T10s/T10」

タブレットは、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル「HUAWEI MatePad T」シリーズに、「HUAWEI MatePad T10s」「HUAWEI MatePad T10」の2モデルが追加されました。

↑左がMatePad T10、右がMatePad T10s。MatePad T10sのほうがディスプレイが大きくて、ベゼルが細い

 

MatePad T10sは約10.1インチ(1920×1200ドット)、MatePad T10は約9.7インチ(1280×800ドット)の大画面ディスプレイを搭載。多くの仕様は共通していますが、MatePad T10sのディスプレイは「HUAWEI ClariVu」という画像処理テクノロジーによる自動画質調整機能を搭載。さらに、音響メーカーであるハーマン カードンの監修によるサウンドチューニングが行われています。映像コンテンツを楽しみたい人にはMatePad T10sが有利でしょう。

↑10.1インチのディスプレイを搭載するHUAWEI MatePad T10s

 

↑9.7インチ画面のHUAWEI MatePad T10は、縦向きでも使いやすそうな印象

 

どちらのモデルもキッズモードを搭載しているので、子どもに安心して使わせることもできます。

【クリックすると拡大します】

 

どちらもWi-Fiモデルのみで4月23日発売。発売予想価格はHUAWEIMatePad T10sが2万7280円で、HUAWEI MatePad T10が2万3980円。

↑カラーはディープシーブルーのみ。やや指紋が付きやすい印象

 

「HUAWEI MatePad」に64GBモデルが登場

発売中の「HUAWEI MatePad Wi-Fi 32GBモデル」は、CPUがKirin 810(最大2.27GHz)で、RAMは3GB、ROMは32GBという構成ですが、新たに登場する64GBモデルは、CPUがKirin 820(最大2.36GHz)で、RAMは4GB、ROMが64GBと、ワンランク上のスペックを搭載。22.5Wの急速充電に対応し、Wi-Fi 6に対応したことも差分です。4月23日発売で、発売予想価格は3万3800円です。

↑HUAWEI MatePadは、別売のM-PencilやSmart Magnetic Keyboardに対応。PCライクに使うこともできる

 

「HUAWEI AppGallery」のアップデートも発表

ファーウェイのスマホ・タブレットからアクセスできる「HUAWEI AppGallery」の最新情報も発表されました。世界に向けて提供を開始してから、まだ1年余りですが、2020年12月時点で、月間アクティブユーザーは5.3億人に達し、ダウンロード総数は年間で3844億回に達したとのこと。アプリ開発者の登録数は230万人で、数は公表されませんでしたが日本の開発者も増えているそうです。

↑ファーウェイ独自のアプリストアが、App Store、Google Playストアに続く、第3のアプリストアとして成長中であることがアピールされた

 

説明会では、日本のユーザーに向けたアプリが3つ紹介されました。例えば、タクシー配車アプリ「DiDi」は、AppGalleryでの配信開始を記念して、1000円分のクーポンがプレゼントされるキャンペーンを実施。

↑「DiDi」の1000円クーポンプレゼントは4月15日〜5月15日に実施

 

無料のイラスト・マンガ作成用アプリ「MediBand Paint」は、HUAWEIタブレットをテーマにしたイラストコンテストが実施されます。

↑無料ながら多彩なツールを使えることで人気の「MediBand Paint」もAppGalleyに登場。コンテストは5月上旬〜6月上旬に実施される

 

↑株式会社メディバンのシニアマネージャー・コンテンツディレクターの中常伸彦氏がゲストとして登壇。「MediBand Paint」アプリがファーウェイデバイスと親和性が高いと、コンテスト開催の主旨について語った

 

また、人気のニュースアプリ「ニュースダイジェスト」もAppGalleyに登場。マルチプライヤーに対応し、2画面分割で使う場合、ヘッドライン画面と記事画面を同時に表示することもできます。

 

今回発表された新製品にはスマホは含まれていませんでしたが、HUAWEI Free Buds 4iとHUAWEI Band 6は、スマホの機種を問わず、便利に使えるアイテム。HUAWEI MatePad T10s/T10はお手頃価格ながら、多目的に使えるスペックを備えています。スマートライフを充実させたい人は要チェックです。

↑会場では、スマホやパソコンなど、ファーウェイが発売中の他のデバイスにも触れることができた

 

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ファーウェイの物凄いスマートウォッチについて「仙人っぽい人との出会い」とともに語ろう

多彩な健康管理ができるフィットネス機能や、スマホのメール通知などのビジネスで役立つ機能を搭載したスマートウォッチ。今や一般的になったアイテムですが、市場でも種類が増えてどれを選んだらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。本記事では、ファーウェイの「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」が、他のスマートウォッチとひと味違う点について紹介していきたいと思います。

 

↑HUAWEI WATCH GT 2 Pro(クラシックモデル)の価格は、税込で3万9380円

 

HUAWEI WATCH GT 2 Proは上質なデザインと、ファーウェイ製スマートウォッチおなじみの豊富なアクティビティ機能を搭載した最新機種。日常の健康管理だけでなく、スキーやゴルフといった専門競技のデータを記録できる「プロスポーツ」モードなどのアクティビティを一歩上のレベルで楽しめる仕様になっています。

 

 

さて、GetNavi webではファーウェイの魅力的な製品をもとに実力派のマンガ家たちが独自のストーリーを描く企画を実施中です!

 

【関連記事】

在宅続きで憧れの人に会えない体に…!? ゆるんだ生活を正そうと努力するスマートウォッチユーザーのお話

喧騒から「静かな異世界」へ! 業界最高クラスのノイズキャンセリングイヤホンは日常を変える

 

今回は、HUAWEI WATCH GT 2 Proの特徴をもとにマンガ家の「凸ノ高秀」さんにマンガを描いていただきました。意外性たっぷりの驚きの作品に仕上がっていますのでぜひお楽しみください!

■マンガを描いた人

マンガ家

凸ノ高秀(とつの たかひで)

マンガ誌・ウェブで多数執筆するマンガ家。週刊少年ジャンプの連載作「アリスと太陽」のような王道のボーイ・ミーツ・ガールから、ちょっとした瞬間に起こる日常のコミカルな瞬間をSNSで描いたり活動は多岐に渡る。Twitterアカウントはこちら/Instagramアカウントはこちら

 

 

 

 

 

東京にも仙人(っぽい人)が存在することを感じさせるショートストーリー、いかがでしたでしょうか?もし、同じように何もかも自棄になってしまった人がいれば、どこかにあなたにとっての「仙人」がいるかもしれないことを、このマンガで思い出してほしいです。

 

さて、ここからはマンガの中で触れていた機能含めてHUAWEI WATCH GT 2 Proの特徴を紹介していきたいと思います。

 

 

【特徴1】仙人ルックにも馴染む!? 高級時計らしいデザイン

 

HUAWEI WATCH GT 2 Proと他のスマートウォッチを分ける最大の特徴は、どんなスタイリングにも合わせやすい「時計らしい」デザイン。スマートウォッチはガジェット然とした外観をしていることが多く、スーツなどのビジネススタイルに合わせにくいものも少なくありません。その点、本製品はフェイスにサファイヤガラス、ボディにはチタン素材を用いて、高級腕時計さながらの質感を実現しています。

↑ナチュラルなフェイスウォッチデザインと組み合わせれば、ひと目で時計製品と区別がないほど自然な見た目になる

 

洗練されたデザインは見た目の良さだけでなく、直接肌に当たるリアケースにセラミック、ベルトには本革を用いるなど装着感の高さにも寄与しています。また、フェイスウォッチのカスタマイズも可能で「ウォッチフェイスストア」から多彩なフェイスウォッチをダウンロード可能。仙人(っぽい)スタイリングにも違和感なく(?)馴染んだHUAWEI WATCH GT 2 Proは、ビジネス、プライベート問わずあらゆるスタイリングに溶け込めるスマートウォッチなのです。

↑スタイル、シーンに合わせたカスタマイズができる

 

【特徴2】通常使用で最大2週間充電いらず! タフで便利なバッテリー性能

 

HUAWEI WATCHシリーズで定番のロングバッテリー、本製品では約2週間という電池持ちを実現(※)。GPSを連続使用しても約30時間持ちます。デザインだけでなく、充電を気にしないで使える使用感も通常の時計さながらです。

※通常使用で2週間の使用は、次のテスト条件によります。心拍数モニターを24時間着用、睡眠時にHUAWEI TruSleepを有効にして、毎週30分のワークアウト(GPSを有効にして)、メッセージ通知を有効にして(SMSメッセージ50件、通話6件、アラーム3件/日)、画面は1日200回オンにした場合。

 

専用の充電器に接触させるだけで充電できるのもスマートなポイント。また、ワイヤレス充電にも対応しているためワイヤレス給電対応のスマホと接触させても充電できて便利です。悠久の時を生きていそうな雰囲気の仙人も、小まめに充電する必要のないその便利さを実感。果たして仙人が活動的に動いているかは謎ですが…。

↑充電器をボディ裏面に接触させるだけ。写真はHUAWEI WATCH GT 2 Proのスポーツモデル

 

【特徴3】本格的なデータ記録ができるアクティビティ機能の豊富さ

 

通常の歩数計測に加えて、85種類以上のワークアウトモードによりアクティビティに合わせた活動記録ができます。85種類のうち17種類は本格的なデータ分析が行える「プロスポーツモード」に対応。「プロスポーツモード」はHUAWEI WATCHシリーズ従来の機能ですが、HUAWEI WATCH GT 2 Proでは、新たに「スキー」と「ゴルフ(ドライビングレンジ)」のモードも追加されました。

↑プロスポーツモードの一覧。屋内ランニングなど汎用的なモードも用意されている

 

標準的な健康管理だけでなく、HUAWEI WATCH GT 2 Proを身に着けているだけでシームレスに日常でアクティビティを楽しんでいくことができるのです。クラシックモデルには、汗に強いフルオロエラストマーベルトも付属されているのでスマートウォッチをアクティビティ目的で探している人にもおすすめです。

 

【特徴4】身体の内側を可視化するサポート機能

 

虫嫌い、緊張しいという仙人の見た目に反した繊細さを暴いた機能は、HUAWEI WATCHシリーズ特有の健康管理機能。ボディ裏面に配置された心拍センサーで、ストレス値を計ったりできるわけです。

 

↑このシーンでは血中酸素レベル(※)を計測し、値が低くなっていることを知ることができる ※本製品は一般的なウェルネス・フィットネス目的の製品であり、医療機器として設計されたものではなく、病気などの診断、治療、予防の目的にはご使用いただけません。また、本機能は2021年1月下旬より順次アップデートにて追加予定です

 

その他、本製品を装着しながら睡眠することで睡眠の具合をモニタリングできたりと、普段はわからない身体の内側を数値で意識することができます。身に着けているだけで健康改善のモチベーションが上がるというのも、HUAWEI WATCH GT 2 Proの良さですね。

↑記録した健康面の数値は、HUAWEI Healthアプリで一括閲覧できる

 

スマートウォッチ然としたスタイルとは一線を画すHUAWEI WATCH GT 2 Proは、どんな時にも違和感なく着けられて、かつ普通の時計に近い形で毎日自然と着けられる。しかも、着けているだけで健康管理にもプラスがあるという「一石三鳥」のスマートウォッチです。おそらく仙人も「初めてのスマートウォッチにするなら…」と熟考の末、本製品にたどり着いたはず…。みなさんも、仙人に倣って本製品に一度触れてみてはいかがでしょうか?

 

 

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喧騒から「静かな異世界」へ! 業界最高クラスのノイズキャンセリングイヤホンは日常を変える

人混みでも周囲の騒音を低減して、音楽に集中できることで人気のノイズキャンセリングイヤホン。本記事で紹介するファーウェイの「HUAWEI FreeBuds Pro」は、業界最高クラス(※1)の「最大-40dB」(※2)ものノイズキャンセリング性能を誇る驚異的なモデルです。

※1:完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホン市場において。2020年10月27日時点、ファーウェイ調べ、電子情報技術産業協会(JEITA)基準に則る「総合ノイズ低減率」の値による。

※2:最大-40dBはファーウェイラボのテスト結果に基づく

↑HUAWEI FreeBuds Proの価格は2万5080円(税込)。カラーは画像のシルバーフロストの他にカーボンブラック、セラミックホワイトを用意

 

イヤホンの内側と外側に配置されたデュアルマイクによりノイズを検出し、より正確なアンチノイズ信号を生成することで、最大-40dBのノイズキャンセリング性能を実現したHUAWEI FreeBuds Pro。リアルタイムに周囲の騒音を検知して、状況に最適なノイズキャンセリングを提供する機能などその優れた消音性能は、移動中に音楽を楽しむことだけでなくテレワークでのオンライン会議から集中したいひとり作業まで多様なシーンで効果を発揮します。

 

 

さて、GetNavi webではファーウェイの魅力的な製品をもとに実力派のマンガ家たちが独自のストーリーを描く企画を実施中です!

 

【関連記事】

在宅続きで憧れの人に会えない体に…!? ゆるんだ生活を正そうと努力するスマートウォッチユーザーのお話

 

今回は、HUAWEI FreeBuds Proの機能や特徴をもとにマンガ家の「鳶田ハジメ」さんに素敵なストーリーを描いていただきました。HUAWEI FreeBuds Proの高いノイズキャンセリング性能は集中力を高めるだけでなく、「イマジネーション」を高めることにも効果があるのではないか? そんな思いで描かれた世界をご堪能ください。

 

■マンガを描いた人

マンガ家・イラストレーター

鳶田ハジメ(とびた はじめ)

まだ見ぬ風景を求めて、さまざまな土地にあるモノ・人・景色を、その精緻で温かみのある筆致で描くマンガ家。初のコミックス「ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ」(フレックスコミックス刊)発売中。Twitterアカウントはこちら

 


 

 

 

ノイズキャンセリングは外の世界から、自分ひとりの世界にこもれるというイメージがありますが、その先の自分の中にあるイメージから世界が変わっていく――イマジネーションを膨らませることの楽しさ、HUAWEI FreeBuds Proがそこへ誘っていく物語はいかがでしたでしょうか。ここからは、HUAWEI FreeBuds Proの特徴を紹介していきます。

 

 

【特徴その1】高性能かつ便利なノイズキャンセリング

 

あらためて、HUAWEI FreeBuds Pro最大の特徴は、圧倒的なノイズキャンセリング性能にあります。走行音の大きい電車や飛行機の機内などでも騒音が大きく低減されるほどです。最適化したノイズキャンセリングレベルに自動設定する「シーン別アクティブノイズキャンセリング」は、飛行機や電車内などの非常に雑音の多い場所に適した「ウルトラモード」から、雑踏や混雑したカフェなどに適した「標準モード」、職場や図書館などの静かな環境に適した「くつろぎモード」の3段階で最適な消音環境を作り出してくれます。

 

↑ドライバー内外に1つずつのマイクを搭載して、外部の騒音を検知する

 

↑3つのノイズキャンセリングモードは、「HUAWEI AI Life」アプリで任意のモードを選択することも可能。状況に応じて自分好みの環境を選べる

 

まるで自分のまわりの世界を変えるようなノイズキャンセリング、そしてその性能を快適かつ自在に操作できることこそHUAWEI FreeBuds Proが他のモデルと一線を画す理由です。

 

【特徴2】装着したまま周囲の大事な音を聴ける便利機能!

 

HUAWEI FreeBuds Proには、イヤホンを装着したまま周囲の音を聴ける「外部音取り込みモード」に加え、車内アナウンスや人の声を中心に聞き取りやすくする「音声取り込みモード」が搭載されています。

↑2つの機能ともにアプリ上でコントロールでき、さらに「音声取り込みモード」はイヤホン本体をピンチ&長押しすることでモードのオン・オフが可能

 

この機能によって乗車中に駅を乗り過ごすこともなくなり、音楽を流しながらも人からの呼びかけに対応できたりとイヤホンを着けているから生まれかねない懸念を払拭できます。マンガ作中でもイメージの世界に浸りながらも、きちんと現実の駅で降りて目的地に向かえていますね。

 

【特徴3】耳にジャストフィットする高い装着感

 

イヤホンの設計には前後の音響空洞をつなぐコネクテッドデザインを採用。耳の内側と外側の空気圧のバランスをとり、通気性を確保して不快感を低減し、長時間快適に着用できます。また、柔らかいシリコン製のイヤーチップは3つのサイズがあり、最適なサイズ感を選べます。アプリで「イヤーチップ適合度テスト機能」を使って、耳にフィットする最も適したサイズを探せるのも便利なポイントです。

 

↑アプリ上でイヤーチップがきちんと安定しているかをチェックできる。うまく適合していなければ、他のサイズへ変更しよう

 

【特徴4】使い勝手に配慮した操作機能&ロングバッテリー

スマホを取り出すことなくHUAWEI FreeBuds Pro本体をジェスチャー操作することで、音楽の再生/停止だけでなくスマホへの着信など細かな対応ができるのも特徴です。イヤホン本体のピンチ、長押し、スワイプなどのシンプルな操作で各種操作を行えます。

↑楽曲操作、電話の応答、モードの切り替えなどに対応。アプリ上でジェスチャーと操作を振り分けられる

 

また、完全ワイヤレスイヤホンで重要視されるバッテリー性能でもHUAWEI FreeBuds Proは、高い実力を誇ります。連続再生時間は、ノイズキャンセリングオフ時にイヤホン単体で7時間、ケース使用で30時間。ノイズキャンセリングオン時はイヤホン単体で4.5時間、ケース使用で20時間(※3)となっています。ケースはワイヤレス充電に対応しており、ファーウェイのワイヤレス給電に対応したスマートフォンと組み合わせればワイヤレスで充電することも可能です。

※3:データは、音量を50%に設定し、AACモードを有効にした場合のファーウェイラボのテスト結果に基づきます。

 

↑ケースとワイヤレス給電対応スマホを接触するだけで充電できる

 

このほか、スマホやパソコン、タブレット、スマートウォッチなどに同時に2台まで接続できる「デュアルデバイス同時接続」にも対応。例えば、スマートフォンで音楽を聴きながら仕事をしているときに、イヤホンの再設定を行うことなくそのままPCのオンライン会議に切り替えることができます。操作、バッテリー、機能の3点においても便利な最新機能を搭載していることで、音楽を楽しむ、作業に集中する以外の幅広いシーンに対応できるのです。

 

注目度の高い完全ワイヤレス型のノイズキャンセリングイヤホンの中でも、HUAWEI FreeBuds Proが突出したスペックを持つことが伝わったかと思います。もし万全な性能のモデルが欲しい時には検討の一台にすべき製品です。ただ、それ以上に本記事のマンガで描かれているように、高い消音性能で便利というだけではない新たな世界を見れる楽しみが本製品にはあると思います。特に、まだノイズキャンセリングを未体験の人にこそ、そんな世界を味わえるデバイスとして興味を持ってもらえたら幸いです。

 

 

【マンガをもう一度読む】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

業界最高クラスの消音性能! ファーウェイの完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds Pro」

ファーウェイ・ジャパンは、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を備えた完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro」を11月20日に発売します。カラーはカーボンブラック、シルバーフロスト、セラミックホワイトの3色。実売予想価格は2万2800円(税抜)。

↑「HUAWEI FreeBuds Pro」

 

「HUAWEI FreeBuds Pro」は、FreeBudsシリーズの最上位モデル。イヤホンの内側と外側に配置されたデュアルマイクによりノイズを検出し、より正確なアンチノイズ信号を生成することで、業界最高クラスとなる最大-40dBのノイズキャンセリング性能を実現しています。

↑業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現

 

また、新たな機能として、リアルタイムで周囲の状況を認識し、最適化したノイズキャンセリングレベルに自動設定する「シーン別アクティブノイズキャンセリング」を搭載。機内や列車などの非常に雑音の多い場所に適した「ウルトラモード」、雑踏や混雑したカフェなどに適した「標準モード」、職場や図書館などの静かな環境に適した「くつろぎモード」に自動で切り替えてくれます。

↑周囲の状況を検知して自動調整する「シーン別アクティブノイズキャンセリング」機能を新たに搭載

 

さらに、イヤホンを装着したまま周囲の音を聴ける「外部音取り込みモード」に加え、周囲の音は低減しながら人の声だけを際立たせる「音声取り込みモード」も搭載しました。

 

このほか、スマートフォンやパソコン、タブレット、スマートウォッチなどに同時に2つまで接続できる「デュアルデバイス同時接続」にも対応。例えば、スマートフォンで音楽を聴きながら仕事をしているときに、イヤホンの再設定を行うことなくそのままPCのオンライン会議に切り替えることができます。

 

音質面では11mm径の大口径ダイナミックドライバーを採用し、迫力のサウンドを実現。リアルタイムでイコライザーを最適化してくれるので、低音領域も解像度高く表現します。

↑大口径の11mm径ダイナミックドライバーを採用

 

ハンズフリー通話やオンライン会議でも使いやすいよう、マイクの音質も改善。3マイクシステムと骨伝導センサーを搭載し、相手にはっきりとした声を届けます。また、従来のFreeBudsシリーズよりさらに進化した「デュアル風ノイズ低減構造」を採用し、歩いているときや走っているときでも風ノイズを低減してくれるので、クリアな通話が可能です。

 

連続再生時間は、ノイズキャンセリングオフ時にイヤホン単体で7時間、ケース使用で30時間。ノイズキャンセリングオン時はイヤホン単体で4.5時間、ケース使用で20時間となっています。ケースはワイヤレス充電に対応しており、ファーウェイのワイヤレス給電に対応したスマートフォンと組み合わせればおすそわけ受電も可能です。

↑充電ケースはワイヤレス充電にも対応

 

さらに進化したノイズキャンセリング機能を備えた「HUAWEI FreeBuds Pro」は、テレワーク使用にも最適。仕事用のワイヤレスイヤホンをお探しの方も、ぜひチェックしてみて下さい。

 

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「HUAWEI MateBook X」などファーウェイの新ノートPC2モデルが、美しくて軽くてパワフルで…そしてお手頃すぎるんです。

ファーウェイ・ジャパンは、MateBookシリーズの最新フラッグシップモデル「HUAWEI MateBook X」を11月20日(金)より発売いたします。市場想定価格は、15万4800 円(税抜)です。シリーズ最軽量の約1kgと、静粛性を高めるファンレス設計が特徴となります。

 

↑新型のHUAWEI MateBook X

 

HUAWEI MateBook Xは、重さ約1kg、厚さ約13.6mmのコンパクトボディと、光の加減で様々な表情を見せるシルバーフロストカラーの美しいデザインが特徴。美しいデザインは見た目の良さだけでなく、手になじみ携帯しやすさにも寄与しています。

 

↑A4サイズにすっぽり収まるコンパクトボディは、まるで雑誌を持ち運ぶようにカフェや機内にも気軽に持ち込めて、場所を取らない

 

 

13インチのディスプレイは、MateBookのDNAとも言える「フルビューディスプレイ」を継承し、画面占有率は約90%を誇ります。タッチパネル対応で、3本指でスクリーンショットをとれたりと便利な独自の操作性もポイント。

 

↑ベゼル幅を約4.4mmにまでそぎ落とした画面占有率約90%のディス プレイが、スクリーンへの没入感を高める。また、薄型LTPS液晶 で、フルHDの約3倍の高い解像度を実現

 

第10世代インテル Core i5プロセッサーを搭載し、最新規格Wi-Fi 6にも対応することで、スムーズで高速なマルチタスクを実現しました。さらに、ファーウェイのスマートフォンと連携する「Huawei Share」により、スマートフォンの画面が PC のスクリーン上に同期され、シームレスな操作を可能にします。

 

作業中でも静かに作業を続けられるようノイズを発生しないファンレス設計や、約11.3時間の動作時間と30分充電で約4時間動作する急速充電に対応したタフバッテリーなど、デスクワークをスマートにこなす相棒となる一台に仕上がっています。また、同シリーズの「HUAWEI MateBook X Pro」でも採用された埋め込み型のWebカメラも搭載。オンライン会議が増えた昨今、セキュリティ対策にも万全です。

 

同じくMateBook シリーズでは、14インチの高精細フルビューディスプレイを搭載する「HUAWEI MateBook 14」も同日発売を発表しました。

 

↑HUAWEI MateBook 14の市場想定価格は、10万9800 円(税抜)

 

HUAWEI MateBook 14にも、高い没入感を楽しめるフルビューディスプレイが搭載されています。最新のAMD Ryzen 4000Hシリーズモバイルプロセッサーによるパワフルなパフォーマンスが大きな特徴。大画面を保ちながら軽量化を追求した製品設計により、重さ約 1.49kg、厚さ約15.9mmで、どこでも軽快に持ち運べます。さらに、高速プロセッサーを支える効率的な冷却システムを備え、CPU 負荷のかかる作業の際は素早くパフォーマンスモードへスイッチすることができるなど、一段上の使いやすさを実現しました。

 

↑タッチパッドにかざすだけで、ファーウェイスマートフォンの画面が表示される「マルチスクリーンコラボレーション」で、大画面をいかしたシームレスな操作ができる

 

↑14インチの大画面でも軽快に持ち運べる

 

軽量、ハイスペックと全体の仕上がりが良い新モデル2機種ですが、何よりシリーズ従来の非常に高いコスパがやはり魅力でしょう。独自機能と設計も盛りだくさんで長く愛用できる性能を持つので、市場のハイエンドモデルに一歩手が出ないという人には、ぴったりのモデルたちではないでしょうか。

 

期待の最新「HUAWEI WATCH」を使ってみた! 質感と機能性で満足度が高い「GT 2 Pro」と、想像以上にパワフルな「FIT」ともに好感触

ファーウェイがスマートウォッチ最新2モデルの日本発売を発表しました。2週間のロングバッテリーライフが魅力の「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と、大きめで見やすい画面を搭載しつつ、リストバンド並みの軽さを実現した「HUAWEI WATCH FIT」です。市場想定価格は、HUAWEI WATCH GT 2 Proのクラシックモデルが3万5800円、スポーツモデルが3万1800円、HUAWEI WATCH FITは1万3800円。どちらも10月2日に発売されます。

 

↑ HUAWEI WATCH GT 2 Pro クラシックモデル

 

↑HUAWEI WATCH GT 2 Pro スポーツモデル
↑HUAWEI WATCH FIT

 

HUAWEI WATCHは従来からコスパの高さに定評がありますが、今回発表された両モデルは、それぞれ一般的なスマートウォッチとはひと味異なる便利な機能も備えています。実機をいち早く使える機会を得たので、筆者のファーストインプレッションも含めて、紹介したいと思います。

 

質感と機能がグレードアップした「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」

HUAWEI WATCH GT 2 Proは、従来のHUAWEI WATCH GTシリーズの正常進化形と言えるモデルです。通常使用で約2週間という電池持ちは健在。GPSを連続使用しても約30時間持つそうです。筆者は昨年12月に発売された「HUAWEI WATCH GT 2」を使っていますが、本当に2週間持ちます。

↑右手前がHUAWEI WATCH GT 2 Pro クラシックモデル。左がHUAWEI WATCH GT 2

 

進化のポイントはデザイン。フェイスにはサファイヤガラス、ボディにはチタン素材を用いて、高級腕時計さながらの質感を実現。さらに直接肌に当たるリアケースにはセラミックを用いて、装着感を向上させています。

↑ボディ素材にチタンを用いることで、質感が大きく向上

 

↑心拍センサーを搭載する裏側にセラミックを使用

 

クラシックモデルには本革のベルトを採用し、スポーツモデルのベルトには耐久性に優れ、手触りもいい「フルオロエラストマー」という素材が使われています。これはApple Watchのベルトにも採用されているものです。なお、クラシックモデルには、スポーツモデル用のベルトも同梱されているので、スポーツをする際に付け替えて使うことができます。

↑クラシックモデルが4000円高いが、汗に強いフルオロエラストマーベルトも付いているので、運動をする人にはお得

 

機能面では「スポーツモード」が進化。85種類以上のワークアウトモードを搭載し、そのうち17種類は本格的なデータ分析が行われる「プロスポーツモード」に対応しています。GT 2 Proでは、新たに「スキー」と「ゴルフ」のプロスポーツモードが追加されています。

↑新たに追加された「スキー」のプロスポーツモードの概要

 

↑「ゴルフ」のスイングを分析してくれる機能も追加された

 

さらに、ストレスや睡眠をモニタリングする機能もあり、自分の体調を可視化することができます。

↑睡眠をモニタリングした結果は、ウォッチでは睡眠時間だけを確認でき、スマホの「ヘルスケア」アプリで詳細な分析結果を確認できる

 

HUAWEI WATCH GT 2 ProはAndroid、iPhoneのどちらでもペアリングして使えますが、Androidなら「フェイスウォッチストア」から多彩な文字盤デザインをダウンロード可能。さらに、ファーウェイのスマホなら、お気に入りの画像を表示させてWATCHにかざすだけで、その画像をウォッチフェイスにできます。

↑多彩なデザインのウォッチフェイスをインストールできる

 

↑EMUI 10.1以上でNFCを搭載するファーウェイのスマホでは、スマホで撮った写真などを簡単にウォッチフェイスに設定可能

「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」のファーストインプレは?

現在、HUAWEI WATCH GTシリーズを使っている人は、おそらくデザインにもボディの素材にも満足していると思います。筆者も今使っているGT 2には、なんの不満もありません。ですが、GT 2 Proは、腕に巻いた瞬間に “いいモノ” ということがわかる仕上がり。レザーベルトはもちろん、フルオロエラストマーベルトでもビジネスシーンに合いそうです。

↑本革ベルトは肌に馴染む印象

 

↑内側はこんな感じ

 

あいにくゴルフやスキーのプロポーツモードは試していませんが、スポーツジムでは「屋内ランキング」「屋内ウォーキング」をよく使います。自分でオンにしなくても、走っていることを自動で認識して、トラッキングを開始しますか? といった通知が出るんです。ワークアウトの記録が更新された場合は、それを祝うような通知も出るので、モチベーションも向上します。

↑屋内ウォーキングのトラッキング画面。文字がくっきりと表示されるので見やすい

 

新機能で最も惹かれたのはワイヤレス充電。スマホと同じワイヤレス充電器が使えて、逆充電に対応しているスマホに載せてチャージすることもできます。出張や旅行の際に、充電器を持っていく必要がないのは便利ですね。

↑充電器は同梱されているが、ワイヤレス給電が可能なスマホに載せて充電することも可能。しかも結構スピーディーだった

フィットネス動画も見られる「HUAWEI WATCH FIT」

HUAWEI WATCHの新たなラインナップに加わった「HUAWEI WATCH FIT」は、ウォッチフェイスに1.64インチの縦長ディスプレイを搭載し、されどベルトを含む重さはわずか約34g。スマートウォッチとリストバンドの長所を合わせたような時計です。しかも、通常使用では電池は約10日間持つそうです。

↑1.64インチのウォッチフェイスはタッチ操作に対応

 

↑側面のボタンは1つだけ

 

↑同梱のケーブルを背面に取り付けて、USBで充電する仕様

 

ディスプレイは有機ELなので視認性は高く、周囲の環境に合わせて明るさを自動調整する機能も備えています。Androidスマホとペアリングする場合は、「フェイスウォッチストア」から多彩なウォッチフェイスをダウンロードして、カスタマイズすることもできます。

 

GT 2 Proと同じように85種類以上のワークアウトモードが用意されていて、11種類は本格的なデータ分析ができるプロスポーツモードに対応。さらに、GT 2 ProにはないFITだけの「フィットネスコース」がプリインされています。「腹筋の引き締め」「体幹のワークアウト」など短時間で行える12種類のエクサイズメニューから選ぶと、デモ動画が表示され、運動の仕方もわかる仕組みです。

↑フィットネストレーナーの3Dキャラクターが登場し、身体の動かし方をガイドしてくれる

 

ほかに、ストレスや睡眠もモニタリングでき、女性向けの「月経周期トラッキング」機能も搭載しています。ファーウェイのスマホとペアリングして使う場合は、カメラのリモートシャッター機能も使えます。

 

カラバリは、9月25日にオープンしたファーウェイオンラインストア「HUAWEI STORE」限定の「カンタロープオレンジ」を含めると全4色から選べます。若い世代向けの印象で、とくに「サクラピンク」は女性に好まれそうですが、性別・年齢を問わず、幅広い人に合いそうな「グラファイトブラック」も用意されています。

 

↑「HUAWEI STORE」限定で販売される「カンタロープオレンジ」

HUAWEI WATCH FITのファーストインプレ

1万3800円という安さながら、使い切れないほどの機能を搭載し、しかも電池が10日持つという、外観のカジュアルさとは裏腹にパワフルなモデル。腕に巻いていることを忘れそうになるくらい軽いので、スポーツのトラッキングには、HUAWEI WATCH GT 2 Proよりも、むしろFITが適していると思ったのが本音。筆者は試せていませんが、50mの耐水性能を備えているので、水泳のトラッキングもできます。

↑ベルトを含めて約34gという軽さなので、スポーツをする際には最適

 

↑内側はこんな感じ

 

面白かったのは、やはりワークアウトの「フィットネスコース」。やってみたいフィットネスメニューを選択すると、まずデモ動画が表示されて、その後、運動時間がカウントされる仕組み。カウント中も動画が表示されているので、FITを見やすい場所に置いて、見ながらエクササイズをすることもできます。仕事の合間や食事の後など、ちょっとした空き時間に体を動かす習慣が身に付くかもしれません。

↑フィットネスコースは12コースがプリインストールされていて、それぞれ所要時間が表示される。もちろん、コースの一部だけをすることも可能

 

↑タップすると画面にフィットネストレーナーが現れて、エクササイズがスタート

 

腕時計を付けるのは好きではないという人も試してみる価値はあると思いますよ。

 

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ズーム自慢の「5Gスマホ」を撮り比べ! Galaxy S20 Ultra、OPPO Find X2 Pro、HUAWEI P40 Proの高倍率ズームを試す

ここ数年、スマートフォンのカメラ機能が著しい進化を遂げています。上位モデルには超広角レンズの搭載が当たり前になり、最近では「高倍率ズーム」で競争が過熱しています。

 

この記事では最近登場したスマホの中から、高倍率ズームが売りの5Gスマホ3機種…「Galazy S20 Ultra 5G」「OPPO Find X2 Pro 5G」「HUAWEI P40 Pro 5G」で撮り比べて、その実力を確かめました。

 

スマホの望遠カメラでは、さまざまな技術を重ね合わせて薄型ボディの中で高倍率ズームを実現しています。なかでも50倍以上の高倍率ズームを実現したスマホのほとんどが採用しているのが、ペリスコープ(潜望鏡)構造と呼ばれるレンズ構造。カメラの世界では「屈曲光学系」と呼ばれる技術で、プリズム素材で光の通り道を制御して、長いレンズを厚みを持たせずに組み込むものです。

 

今回比較した3モデルはいずれもペリスコープ構造の望遠レンズを搭載しています。ほかにも、多眼カメラの映像を組み合わせたり、拡大したときの荒さをAIによる画像処理で補ったりと、各社さまざまな工夫をこらしていることにも注目です。

 

ズーム自慢の5Gスマホその1「Galaxy S20 Ultra 5G」

Galaxyシリーズの2020年フラッグシップモデル。S20シリーズが3モデルあるなかでも最も高性能な1台で、カメラでは最大倍率100倍の「スペースズーム」を売りにしています。

↑Galaxy S20 Ultra 5G。au Online Shopでの価格は16万5980円(税込)

 

↑カラーはコスミック ブラックの一色のみ

 

日本ではauが7月3日に店舗限定で販売を開始。海外発表後の評判をうけて急遽追加で日本向け投入が決まったという経緯があり、日本向けのカスタマイズは少なめ。おサイフケータイには非対応となっています。カメラなど基本機能で“最高”を求める人向けの1台です。

 

【関連記事】

1億800万画素カメラ搭載「Galaxy S20 Ultra 5G」の100倍ズームでいち早く撮ってみた!

 

ズーム自慢の5Gスマホその2「OPPO Find X2 Pro 5G」

ここ数年、SIMフリー市場で存在感を見せてきたOPPOのフラッグシップモデル。

↑OPPO Find X2 Pro 5G。au Online Shopでの価格は9万2040円(税込)

 

↑カラーはオレンジとブラックの2色

 

HDR対応の6.7インチ大画面に、チップセットも最新・最上位のSnapdragon 865を搭載するなどハイスペック。基本性能は他社のハイエンドモデルに引けを取りません。

 

【関連記事】

3/23発表の「au 5G」まとめ! 中国製ハイコスパスマホの投入で、5G導入には狙い目!

 

ズーム自慢の5Gスマホその3「HUAWEI P40 Pro 5G」

HUAWEI P40 Pro 5GはファーウェイPシリーズの2020年フラッグシップモデル。日本では5G対応のSIMフリースマホとして、6月に発売されています。カメラは最大50倍ズームに対応し、動画撮影性能においても強化されています。

↑HUAWEI P40 Pro 5G。メーカー想定価格は11万9680円(税込)

 

↑カラーはシルバーフロスト、ブラックの2色を用意

 

基本性能も申し分ありませんが、HUAWEI P40 Pro 5Gには大きな弱点があります。それは「Google Play」などGoogleのアプリ群が使えないこと。その代わり、独自のアプリストア「HUAWEI AppGallery」を搭載していますが、品揃えはまだまだ発展途上な状況です。

 

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最強カメラの呼び声高い「HUAWEI P40 Pro」をP30 Pro、P30 liteと撮り比べた

 

Galaxy S20 Ultra 5Gのカメラ性能をチェック!

Galaxy S20 Ultra 5Gの背面カメラはクアッドカメラ(4眼)仕様。要となる広角レンズは1億800万画素(108MP)の高解像度センサーを搭載。加えて1200万画素の超広角120度レンズと4800万画素の望遠レンズ、さらに深度計測用カメラ(ToFセンサー)を搭載します。

↑ズーム性能では、光学0.5倍(焦点距離13mm)、1倍(26mm)、10倍(103mm)のステップズームに対応。さらにデジタルズーム併用で、最大100倍(2600mm相当)を実現する(焦点距離は35mm判換算)

 

なお、撮影情報を示すEXIF上では、10倍以上のズームは焦点距離103mmと記録されます。ここから、10倍以上は高解像度センサーから得られた写真をクロップ(切り出し)していることが推察されます。

↑Galaxy S20 Ultra 5GのカメラUI

 

高倍率ズームを使う上で、使い勝手がもっとも良かったのが本機でした。ズーム時は倍率を変えられるメジャーが表示されるほか、0.5倍、1倍、2倍、4倍、10倍、30倍、100倍と切りの良い倍率に一発で切り替えられるボタンが表示されます。さらに20倍以上に拡大するとスコープ表示が追加され、視野の中でどこを拡大しているのかがわかりやすく示されます。

 

焦点距離2600mmというと、もはや裸眼では認識できない世界を写し取れるほどのズーム性能。ただし、10倍以上は画質の低下がはげしく、100倍ともなると抽象画のようなぼんやりとした画になってしまいます。実用性を考えると、SNSでシェアするような用途でも30倍ズームくらいが限界に思えます。

 

【Galaxy S20 Ultra 5Gのズーム作例】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

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動画はフルHD画質で最大20倍ズームに対応。ズーム時には写している方向の音だけを拾う集音機能が働くため、ある程度の倍率なら音も自然な動画が撮影できます。またGalaxy S20 Ultraは2020年前半のスマホとしては珍しく、8K動画撮影もサポートしているのがポイント。8K撮影時は最大6倍のズームが可能です。

 

↑Galaxy S20 Ultraの動画ズーム性能を試す

 

↑Galaxy S20 Ultra 5Gですずめを撮影

 

OPPO Find X2 Pro 5Gのカメラ性能をチェック!

背面カメラのトリプルカメラには、中心となる広角レンズは4800万画素と超広角に4800万画素のセンサーを搭載。この2つのレンズのセンサーはソニー製です。ペリスコープレンズの望遠は1300万画素となっています。

↑OPPOは各レンズの焦点距離を公開していないが、超広角は35mm判換算で16mm相当、広角レンズ(1倍)は約25mm、望遠レンズは約123mmで光学5倍相当。ただし実際に望遠レンズに切り替わるのは、ズーム倍率を10倍以上に切り替えた時。 望遠レンズは10倍(250mm相当)から最大倍率の60倍(1500mm相当)の高倍率領域を受け持っている

 

↑OPPO Find X2 Pro 5GのカメラUI

 

望遠レンズは焦点距離が長めに設定されているため、近くにあるものを大きくズームして撮ろうとすると焦点が合いません。高倍率ズームは風景などで使うものと割り切るべきでしょう。

 

ズーム時には広角、1倍、2倍、5倍、10倍のショートカットボタンが表示されます。ボタン部分を横にスライドするとダイヤルのような表示に切り替わり、高倍率までスムーズに切り替えて撮影できます。ズーム時のスコープ表示はないため、高倍率ズームの検証時はどこに狙いを定めているもの見失うこともありました。

 

【OPPO Find X2 Pro 5Gのズーム作例】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

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動画は最大30倍ズーム対応と、今回試した3モデルの中でももっとも高倍率です。動画撮影時もダイヤル型の倍率切り替え表示によってスムーズなズーム操作が可能です。

 

↑OPPO Find X2 Pro 5Gの動画ズーム性能を試す

 


↑OPPO Find X2 Pro 5Gですずめを撮影

 

HUAWEI P40 Pro 5Gのカメラ性能をチェック!

HUAWEI P40 Pro 5Gもクアッドカメラを搭載。広角メイン、超広角、望遠に深度カメラ(ToFセンサー)という構成はGalaxy S20 Ultra 5Gと同じですが、HUAWEI P40 Pro 5Gでは超広角レンズ側のセンサーもスマホとしては大型・高解像度になっています。

↑背面カメラはメインの広角レンズが5000万画素で27mm相当、超広角レンズが18mm、5倍望遠レンズが1200万画素で125mm相当

 

撮影時の表示では27mmを「1倍」として扱っており、「5倍」は135mmに相当。最大ズームは50倍で1350mm相当となります。広角から望遠レンズへの切り替えは8.5倍(約230mm)近辺で実行されます。

 

P40 Proの超広角カメラは“シネマ級の動画性能”を謳っており、スマホとしては大型かつ4000万画素と高解像度なセンサーを搭載しています。高解像度センサーに対応する超広角レンズを薄く設計するのは困難なため、他社のハイエンドスマホと比べると超広角の画角は狭くなっています。

↑HUAWEI P40 Pro 5GのカメラUI

 

ズーム時は1倍、5倍、10倍にワンタッチで飛べるボタンを表示。拡大するとさらに高倍率で撮るための操作バーが出現し、スムーズにズームできます。3モデルの中では指を広げて拡大する「ピンチアウト」の操作が一番しやすく、1回の動作で大きくズームできます。20倍以上での撮影時はGalaxy S20 Ultra 5Gと同様にスコープ表示が追加されます。

 

【HUAWEI P40 Pro 5Gのズーム作例】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

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動画撮影ではフルHD画質で最大15倍ズームに対応。ズーム時も破綻しない画作りとなっています。動画を撮りながら超広角に切り替えた際、色味を調整している様子も確認できます。


↑HUAWEI P40 Pro 5Gの動画ズーム性能を試す

 


↑HUAWEI P40 Pro 5Gですずめを撮影

 

スマホズームの性能向上は著しいが、未だ発展途上

スマホのカメラはここ10数年で飛躍的な性能向上を続けてきました。薄型のボディで高倍率ズームを撮れるようにする試みはその最先端で、コンデジや一眼カメラならではの魅力に真っ向勝負を挑むものでもあります。

 

ただし、その現状は未だに発展途上と言えます。今回試した3機種とも、およそ10倍ズーム程度まではしっかりとした画像が撮影できます。デジタルズームの領域に入っていくと画像の劣化が目に見えて進むため、SNSで使うにしても、許容範囲は30倍くらいになりそうです。ちゃんとしたズーム写真を撮りたいなら、光学ズーム対応のコンデジとスマホを併用した方が実用的です。

 

一方で、スマホのカメラは従来のデジタルカメラとは違うのは、ソフトウェアによる画像処理により力を入れているところ。たとえば、画像処理AIで撮影物を判別し、被写体にあわせて適切な高解像化処理を施す機能があります。特に遠くにある看板の文字のような、形状がわかりやすいものではこの処理が有効に働きます。

 

こうしたスマホならではのアプローチが進んでいけば、いずれはコンデジの光学ズームに負けない高倍率ズームスマホも登場することでしょう。

 

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【マンガで解説】ファーウェイ提案の「1+8+Nエコシステム」によるスマートライフの実態

みなさんは、普段使っているスマホやPC、タブレットといったデバイスでどんなメーカーを使っていますか? メーカーはバラバラという人が大多数だと思いますが、中には気に入ったメーカーやラインナップが豊富なメーカーで揃えているという人もいるかと想像します。

 

デジタルデバイスを扱うメーカーは数多くあれど、我々ユーザーとしては数多あるデバイスで「どういった暮らしが手に入るのか?」を知りたいのが本音であり、メーカーもそこをイメージした提案を続けています。そんな中で将来性を感じさせて、ちょっと気になる提案をしているのがファーウェイの「1+8+Nエコシステム」というもの。

↑1+8+Nエコシステムの概念イメージ。スマホを中心にしてデバイスと連携していく様を表す

 

「1+8+Nエコシステム」ってなんだ?

さて、「1+8+Nエコシステム」はどういったシステムなのか、から説明したいと思います。

 

スマートフォンを軸に8つの製品群(タブレット、PC、スマートスクリーン、スマートテレマティクス、VRグラス、ウェアラブル、オーディオ、スピーカー)と繋がる暮らしの提案。さらにそこから広がるN数の製品群をもって、すべてのシーンでスマートライフを実現する

 

要は、「1+8+Nエコシステム」とはスマホを起点に広がる便利で快適な生活のことで、「N数の製品群」とは、今後展開をイメージしている「未来の製品群」を指しています。なお、8つの製品群で国内販売されているデバイスは、タブレット、PC、ウェアラブル、オーディオ(主にイヤホン)、スピーカーの5つ。スマートスクリーン、スマートテレマティクス、VRグラスは国内では発表されていませんが、これらの国内での登場も期待したいところです。

 

N数については未知であると言わざるを得ないのですが、実は現状で使えるデバイスとの連携を考えると、ファーウェイが思い描く暮らしと、その利便性が見えてくるのです。ここからは、「1+8+Nエコシステム」が実際の生活シーンでどう機能するかをマンガでわかりやすく解説したいと思います!

 

 

【暮らしの提案その1】ファーウェイのモバイルデバイスで手に入る自由な働き方

働き方が大きく変化し続けている今、その変化を支えるものとしてスマホ、PC、タブレットは大きな役割が求められています。ファーウェイのスマホとモバイルデバイスが連携することで、どんなメリットが手に入るかご覧ください。

 

「マルチスクリーンコラボレーション」機能を解説!

マンガ内で登場した「マルチスクリーンコラボレーション」とは、ファーウェイのスマホとPC、タブレットを連携させて、PC、タブレットの画面内にスマホのホーム画面を表示させる機能。完全にスマホとリンクしているため、PCやタブレットの画面上でスマホ画面を操作することができます。

↑マルチスクリーンコラボレーションの様子。画面の縦横比はそのままに投影する。対応するファーウェイスマホとファーウェイPCで使える機能で、NFCでワンタップで機器同士を接続するだけで使用が可能だ。※EMUI10以上かつHUAWEI Kirin 980以上の端末が対応

 

スマホの画面操作がPC、タブレットで可能となるということは、LINEのやりとりもキーボードで操作可能。マンガのように仕事中に通知がくると、作業の妨げにもなり得ます。そこで、家族や友人とのコミュニケーションは基本的にスマホで行い、仕事中でも余裕がある時にスマホと連携して返信ができると、わざわざスマホを取り出さなくて済むというメリットが出てくるのです。

 

「HUAWEI Share OneHop」機能を解説!

マンガでお父さんが使っている機能は、「HUAWEI Share OneHop」というスマホやPCといった機器同士のファイルを転送できるもの。外で行った会議の議事録をメモアプリでとり、そのままPCでWord文書などにコピペするといった使い方ができます。

 

↑「HUAWEI Share OneHop」は、先日発表されたHUAWEI P40 Pro 5Gなど最新スマホを含めて現行機種で使える。HUAWEI P40 Pro 5Gは税抜価格で10万8800円

 

「HUAWEI Share OneHop」は、メモのファイル自体もPCのデスクトップ上にドラッグ&ドロップで転送できたりと、とてもシームレスな使い心地です。いちいち外部ストレージやクラウドを経由しなくていい時点でかなり便利ですが、マンガでの「コピペ」的な使い方が一番うれしいところです。余計なデータ移動がないというのが一番ラクですからね。

 

「HUAWEI Share OneHop」機能を応用した使い方解説!

「HUAWEI Share OneHop」をさらに応用した使い方で、前述の通り画像ファイルをスマホとタブレット間で転送。さらにタブレットの描画アプリを使って写真の編集もしています。

↑マンガ内で使用しているタブレットは、10.8インチのハイエンド機「MatePad Pro」(税抜価格:5万9800円)。ペン型デバイス「HUAWEI M-Pencil」(税抜価格:9990円)と、キーボードの「HUAWEIスマートワイヤレスキーボード」(税抜価格:1万4900円)は別売となる

 

データの効率的な管理と、クリエイティブな編集作業も同時にこなせるのも「HUAWEI Share OneHop」ならでは。また、高品質なスマホとタブレットを有するファーウェイだからこそ提案できる使い方でしょう。

 

ここまでは、ファーウェイデバイス連携で仕事に応用できる機能の紹介でした。これらの機能を用いることで、マンガ内で描かれていたように働く場所・時間がさらに自由にシームレスになっていきます。続いては、ウェアラブルデバイスを使った暮らしの提案を紹介します。

 

【暮らしの提案その2】ウェアラブルデバイス活用で公私ともに過ごしやすく!

続いてはウェアラブルデバイスを軸にした、ファーウェイの新しい暮らしのあり方をお見せしていきます。

 

HUAWEI WATCH GT 2eの機能を解説!

HUAWEI WATCH GT 2eは、ファーウェイの最新スマートウォッチでカジュアルな装いと運動・ヘルスケア機能が充実したモデルです。

 

↑HUAWEI WATCH GT 2eの価格は1万9800円

 

機能とともに特徴的なのが2週間もつ(※)ロングバッテリーです。スマートウォッチ製品はファーウェイ以外にも存在しますが、ここまでのロングバッテリーは多くありません。バッテリーが長持ちして充電の心配を持たなくて済むことも、自然なスマートライフに必要なことでしょう。

※バッテリーは次の場合に約14日間持続します:24時間装着、心拍数継続計測ON、睡眠モニタリングON、毎週平均ワークアウト90分(GPS ON)、スマート通知受信(毎日50回メッセージ受信、3回アラーム)、毎日200回点灯、毎週音楽再生30分(Bluetoothイヤフォン使用)

 

 

睡眠・ストレスチェック機能を解説!

マンガで紹介されているHUAWEI WATCH GT 2は、HUAWEI WATCH GT 2eのスタンダードモデル。よりフォーマルなデザインでビジネス・プライベートどちらにも合うデザインです。

↑HUAWEI WATCH GT 2は、42mmモデルが2万2800円~、46mmモデルが2万4800円~。どちらも税別となる

 

GT 2とGT 2eともに備えている、睡眠とストレスモニタリング機能によって自分が気付けない体の内側の変化を知ることができます。能動的にチェックをしなくても着けているだけでログを残してくれるので、日常的に自己管理ができておすすめです。またHUAWEI WATCH GT 2もロングバッテリーが特徴の1つ。46mmモデルで2週間、42mmモデルで1週間もつ(※条件はGT 2eと同)ため、ある程度途切れることなく身体のケアを続けられますね。

ワークアウト機能を解説!

ファーウェイのスマートウォッチは、運動をサポートする機能も充実しています。GT 2、GT 2eともに心拍計を内蔵し、運動時の心拍計測からトレーニング量、回復時間、有酸素・無酸素運動の割合など様々なデータを通知。合計100種類ものワークアウトメニューも用意されていて、屋内外含めてあらゆるアクティビティの楽しみが、ファーウェイ製スマートウォッチによって倍増されます。

リモート撮影機能を解説!

ファーウェイのスマートウォッチはスマホのシャッター代わりにも使えます。特殊なアングルで固定してスマホだけでは撮れない写真を撮ったり、自転車に固定して移動中に見つけた素敵な風景を撮ったりできます。カメラ性能の高いファーウェイスマホによる撮影の幅がぐんと広がります。

 

スマートライフとは良く聞く言葉ですが、意識的に人が「機能を使う」ことに終始してしまうと、その恩恵は十分に得られないはず。その点、ファーウェイが提案するモバイルスタイルは、道具があるだけで十分に機能する、自然で無意識なスタイルと言えるでしょう。最後は、ファーウェイが提案するエンタメの楽しみを解説します。

 

【暮らしの提案その3】デバイス連携でエンタメが身近になる暮らし

多くの人にとってスマホ、PC、タブレットなどのデバイスは生活必需品であり、同時に音楽や動画鑑賞、読書などのエンタメを楽しむための装置にもなっています。それくらいエンタメは我々の生活の身近になっているものですが、ファーウェイはそのエンタメとの距離を、さらなるデバイス連携によって近づけることを提案しています。

 

ワイヤレスイヤホンの機能を解説!

作中で描かれているワイヤレスイヤホンは「HUAWEI Freebuds 3i」。ついつい動画に熱中してタブレットを見ながらトイレにこもってしまった様子ですが、もちろんワイヤレスイヤホンなのでただ音楽を流すだけならタブレットは放置しても使えます。

↑HUAWEI Freebuds 3iは税抜価格で1万4800円

 

ただ息子くんがここまで熱中したのにもワケがあります。HUAWEI Freebuds 3iは、ノイズキャンセリング機能が付いているため、外の音をある程度遮音できるのです。動画に没入するも良しですが、マルチスクリーンコラボレーションを使ってサクサク仕事をしている時に集中するためのアイテムとしてもグッドでしょう。

 

ミニスピーカーの機能を解説!

音楽再生はスマホやPCのスピーカーでまかなう人も少なくないと思いますが、Bluetoothスピーカーを置いておくだけで家の中での過ごし方に彩りが加わります。

 

↑HUAWEI Mini Speaker。手のひら大のコンパクトサイズで携帯性に優れる。価格は税抜で3280円

 

HUAWEI Mini Speakerのポイントは、やはりミニマムなボディサイズ。スピーカー自体が大きくて家のどこでも聴こえるという「どこでも」もアリですが、いつもそばに置けて自由にスマホから音楽再生できる「どこでも」はよりシームレスに音楽を楽しめるでしょう。

 

タブレットをクリイエティブな作業に使う!

鑑賞すること以外にも、自分で生み出すことも立派なエンタメ! HUAWEI MatePad ProとHUAWEI M-Pencilを使えば、プロ顔負けのイラスト制作も出来てしまいます。紙とペンがなくてもすぐに描けるのは当たり前ですが、マルチスクリーンコラボレーションを使うことで、自分の作品をリアルタイムで人に送信できるのもファーウェイならでは。タブレットで完結するクリエイティブだけでは得られないコミュニケーションが手に入るのです。

 

1つのメーカーでデバイスを揃える価値

以上が、ファーウェイの「1+8+Nエコシステム」が提案するライフスタイルの一例でした。すぐに暮らしに活用したいと思えるものもあったのではないでしょうか。

 

1つのメーカーでデバイスを揃えることの価値は、メーカーが提案するライフスタイルを味わえる…というだけにとどまりません。ファーウェイで言えば、「HUAWEI ID」というアカウント管理によって機器同士の連携に応用しているため、個別のアプリケーションを用意する必要が少ないというメリットも挙げられます。また、故障や不具合があった時に機器それぞれでメーカーが違うと、問い合わせサポートがまたがったりと不便も起こりやすくなります。無理に揃えることが正義ではありませんが、メーカーを揃えることで得られるメリットは暮らしに直結しやすいのです。

 

この中の1つでも気になった機能があれば、ぜひまずはファーウェイのスマホから検討して「1+8+Nエコシステム」の恩恵を少しずつ受けてみてください。冒頭に説明した通り、今後「N」の製品群が国内で出てくることも期待できますので、そういったファーウェイの新製品にも注目しておくといいでしょう。

 

 

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ファーウェイは、6月12日から7月31日までの期間中、対象製品を購入すると豪華なプレゼントが抽選で当たる「ファーウェイSummerキャンペーン」を実施中! 詳しくは下記の特設ページをチェック!

 

【マンガをギャラリーで見る】※下記のマンガをタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

マンガ/大澄 剛

世界の最新ITトレンドから見えた、2019年モバイルガジェットの注力点

8月31日〜9月5日にドイツ・ベルリンで開催された、世界最大級の家電展示会「IFA 2018」に行ってきました。白物家電やオーディオ製品が主役のイベントですが、スマートフォンの出展も多く、ソニーモバイル、シャープ、モトローラなど、新モデルを発表するメーカーも。

 

スマホはこれからどのように進化していくのか? IFAで注目を集めたモデルを紹介しつつ、ひと足早く2019年を展望。ハード、OS、通信の3つの視点から見ていきたいと思います。

 

 

【ハード編】ディスプレイの主役は有機ELに

IFA 2018において、最も注目を集めていたスマホは、ソニーモバイルが発表した「Xperia XZ3」でしょう。同社初の有機ELディスプレイを搭載し、画面アスペクト比は18:9で6インチ、解像度はクアッドHD(2880×1440ドット)というハイエンド仕様。

 

↑ソニーモバイルが発表したXperia XZ3。日本発売が予告されており、大手キャリアが秋冬モデルとして発売する可能性が高い

 

Xperia XZ3の有機ELディスプレイは、ソニー製のテレビ「ブラビア」で培った高画質化技術を採用していることがアドバンテージ。従来の液晶ディスプレイ搭載モデルよりも精細で鮮やかな色を表示できるといいます。HDR表示に対応していることもセールスポイント。

 

↑1920万画素のカメラで撮影した花火の動画を再生。黒が締まって表示されることも有機ELの特徴

 

↑デザインはXperia XZ2の流れを汲んでいるが、より薄く、持ちやすくなった

 

かつては “液晶のシャープ” と呼ばれることもあったシャープも、有機ELディスプレイ搭載モデルを参考出展した。まだ、製品名はなく、スペックも公表されていないが、筆者がプロトタイプを見た限りでは、画面サイズは6インチ相当で、上部にはノッチもあった。

 

↑今年、ヨーロッパのスマホ市場に再参入してシャープが参考出展した有機ELディスプレイ搭載モデル。年内の発売が予定されている

 

↑背面にFeliCaマークがあり、日本で発売される可能性はきわめて高い

 

シャープ製の有機ELディスプレイ搭載モデルは、表面に緩やかなカーブが施されていることが特徴。これは、同社が液晶ディスプレイで培った「フリーフォームディスプレイ」技術を生かしたもので、フレームを細くするメリットが得られます。

 

↑シャープ独自の「フリーフォームディスプレイ」技術により、ディスプレイ全体にカーブを施している

 

アップル、サムスン、ファーウェイなど主要なグローバルメーカーは、すでにハイエンドモデルに有機ELディスプレイを採用しています。有機ELはバックライトを要しないので、黒い背景の画面ではほとんど電力を消費しません。スマホの省電力化に貢献し、同時にアプリの仕様にも変化を及ぼすのではないかと予想しています。

 

【ブランド】増加が予想される「Android One」の魅力をあらためて

モトローラは、IFA 2018にて新モデル「motorola one」と「motorola one power」を発表しました。これらは、同社が初めて「Android One」としてリリースするモデル。

 

Android Oneは、Googleが主に新興国向けに展開するブランドです。Androidの純正OSを搭載し、発売から18か月間のOSアップデートを保証し、毎月セキュリティーアップデートが行われます。日本ではワイモバイルが取り扱っており、シャープ、京セラ、HTCが端末を供給。

 

motorola oneは、5.9インチのHD+ディスプレイを搭載し、1300万画素+200万画素のデュアルカメラや指紋センサーも備えるイマドキの仕様。ヨーロッパを含む世界での発売を予定しており、ヨーロッパでの販売価格は299ユーロ(約3万9000円)。高コスパモデルといえるでしょう。

 

↑画面アスペクト比が19:9の縦長ディスプレイを搭載し、上部にはノッチもある。流行のデザインを採用している

 

なお、motorola one plusは、インド市場向けモデルで、約6.2インチのフルHD+ディスプレイや1600万画素+500万画素のデュアルカメラなど、スペックはmotorola oneを上回ります。また、5000mAhの大容量バッテリーがアドバンテージ。

 

↑ミドルハイ仕様のmotorola one plusはインドで発売予定

 

LGは、フラッグシップ「LG G7 ThinQ」の派生モデルとして、「LG G7 One」を発表。これも「Android One」ブランドを冠するモデルです。

 

LG G7 Oneは、CPUにSnapdragon 835を採用し、6.1インチのクアッドHD+(3120×1440ドット)ディスプレイを搭載するなど、Android Oneとしては珍しいハイスペックモデル。左側面にGoogleボタンを搭載し、ワンタッチでGoogleアシスタントを起動したり、Googleレンズを起動して、カメラで写して情報検索できることが特徴です。

 

↑ハイエンド仕様で、IP68の防水・防塵にも対応したLG G7 One。日本発売は未定

 

↑メインカメラは1600万画素。指紋センサーを搭載し、顔認証にも対応している

 

現在、日本では販売していないノキアも、Googleと “がっぷり四つ” の態勢だ。IFA 2018のブースは、さほど広くはなかったが、Android Oneモデルを中心に展示していました。ヨーロッパでは発売済みの「Nokia 7 plus」は6インチのフルHDディスプレイを搭載するミドルハイモデル。

 

↑ノキアはAndroid Oneモデルのラインナップを強化中

 

↑6インチの大画面ディスプレイを搭載するNokia 7 plus。ヨーロッパでは399ユーロ(約5万2000円)。日本発売の予定はないそうだ

 

↑背面には1200万画素のデュアルカメラ(広角+望遠)を搭載

 

ほかにも、日本では馴染みのない端末メーカーのブースでもAndroid Oneモデルを見かけました。GoogleがAndroidブランドの強化に力を入れていることの現れでしょう。

 

Googleは10月9日に新製品発表イベントを予定しており、そこで自社ブランドのスマホ「Pixel 3」シリーズが発表され、日本でも発売されるのではないかと噂されています。AndroidはiOSと並ぶOSではありますが、これまでは「アップル、サムスン、ファーウェイ……」と、端末メーカーが市場を牽引している印象が先行していました。しかし、2019年は「アップル vs Google」という構図が、より鮮明になっていくかもしれません。

 

ファーウェイ、ルーター内蔵スマートスピーカーを発表。通信端末の新たな流れ?

ファーウェイは、Consumer Business GroupのCEO、リチャード・ユー氏がIFA 2018の基調講演に登壇。講演タイトルは「The Ultimate Power of AI」で、AI専用プロセッサーを内蔵する新しいSoC「Kirin 980」を発表しました。

 

Kirin 980は “世界初の7nmプロセスのモバイルAIチップセット” として発表されましたが、9月12日(日本時間は9月13日未明)に、アップルが7nmプロセスの「A12 Bionic」を搭載するiPhoneの新モデルを発表したので、実際に商用モデルに搭載されるのはアップルが世界初となります。

 

アップルは「AI」という言葉は使っていませんが、Kirin 980と同じく、AI関連のデータ処理に優れた「ニューラルエンジン」を搭載しています。クアルコムの最新チップセット「Snapdragon 845」もAIの性能を強化していることを謳っており、スマホの進化にAIは欠かせないものになりそう。

 

↑ファーウェイの最新チップ「Kirin 980」を搭載する「HUAWEI Mate 20」シリーズが、10月16日に発表されることが予告された

 

↑世界的なヒットとなったHUAWEI P20/P20 Proの新色も発表された。日本発売は未定

 

↑イタリアの職人が手がけたというHUAWEI P20 Proのレザーモデルも発表。価格は999ユーロ(約13万円)で、日本発売は未定

 

そんななか、ファーウェイが新しいデバイスとして発表したのが「HUAWEI AI Cube」。Amazon Alexaを搭載するスマートスピーカーなのですが、4G LTEの通信機能を備え、さらにWi-Fiルーターとしても使えるというスグレモノ。4つのマイクを内蔵しているため、音声認識の精度が高いこともアピールしていました。

 

↑販売地域や価格は未定。日本での展開も期待したい

 

日本でも、じわじわと普及しつつあるスマートスピーカー。4Gルーター機能を備えたHUAWEI AI Cubeは、ブロードバンド回線を導入していない環境でも利用でき、省スペースにもつながりそう。次世代のスマートスピーカーとして、今度の動向にも注目したいです。

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べまとめ!

今年は、高性能なカメラを搭載したスマートフォンが続々とリリースされています。なかでも「もはやコンパクトデジカメは不要」と思えるほどの高画質を実現していると言われるのが、Xperia、Galaxy、HUAWEIのフラッグシップモデルです。まずは、その3モデルのカメラのスペックをチェックしましょう。

 

 

↑NTTドコモがウェブページで公表する、静止画撮影時のスペックに基づく

 

Xperia XZ2 PremiumとGalaxy S9+はデュアルカメラ、HUAWEI P20 Proはトリプルカメラを搭載していますが、開発の狙いや画質へのこだわりはそれぞれ異なります。まずは、それぞれのモデルのカメラの特徴について、ざっくりと紹介しましょう。

 

■Xperia XZ2 Premium

 

 

Xperia初のデュアルカメラ搭載モデル。ソニー独自の画像融合処理プロセッサー「AUBE」により、暗い場所でもノイズが少ない美しい写真が撮れることがセールスポイント。4Kディスプレイを搭載し、世界で唯一、4K画質で撮影したビデオを4K画質のままで再生できます。

 

Galaxy S9+

 

 

ダブルレンズは「広角+望遠」の組み合わせで、幅広い撮影シーンに対応。広角レンズは撮影シチュエーションによってF値1.5とF値2.4が切り替わるギミックを備える。暗い場所で明るく撮れることはもちろん、明るい場所でも白飛びがなく、鮮やかな色で撮れることが特長。

 

■HUAWEI P20 Pro

 

 

世界的なカメラの老舗メーカー・ライカが監修したトリプルカメラを搭載。スマホのカメラとして最大級の画像センサーを搭載し、デジタル一眼レフカメラ並みの高感度撮影にも対応。AIによる手ぶれ補正機能を備え、手持ちで鮮明な夜景を撮ることも可能。最大5倍までは、画質が劣化しないハイブリットズームで撮影できます。

 

でも、何よりも気になるのは、実際の画質ですよね? そこで、3つのシチュエーションで撮影した写真を比べてみました。

 

 

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜昼間編〜

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜夜景編〜

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜屋内編〜

 

結論を先に言うと、どの機種もすごいです。自分好みの画質で撮れるモデルを見極めてくださいね。

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜屋内編〜

今年の夏は、高性能カメラを搭載したAndroidスマートフォンが続々とリリースされました。その中から、ライカが監修するトリプルカメラを搭載した「HUAWEI P20 Pro」、デュアルカメラを搭載し、F値1.5とF値2.4の切り替えに対応した「Galaxy S9+」、そしてXperiaシリーズ初のデュアルカメラを搭載し、高感度撮影を実現した「Xperia XZ2 Premium」を3強モデルとしてピックアップ。

 

 

カメラの撮り比べレポートとして、これまでに「夜景編」と「昼間編」を公開しました。

 

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【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜昼間編〜

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜夜景編〜

 

↑4000万画素(カラー)+2000万画素(モノクロ)+800万画素(ズーム)のトリプルカメラを搭載するHUAWEI P20 Pro(左下)。1920万画素(カラー)+1220万画素(モノクロ)のデュアルカメラを搭載するXperia XZ2 Premium(右)、1220万画素(広角)+1220万画素(望遠)のデュアルカメラを搭載するGalaxy S9+(中上)

 

最終回は「室内編」。お店や自宅、オフィスなどで撮った写真を比べてみました。建物の中では、照明が画質に大きく影響を及ぼします。カメラまかせでも最適な設定が行われて、明るくキレイに撮れるのはどの機種か? さっそく、実際に撮った作例を比べてみましょう。

比較1●ショッピングセンターの内観を撮ってみた!

 

東京・六本木の東京ミッドタウンで撮影しました。屋内とはいえ、自然光も差し込む、比較的明るいエリアでした。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」モードで撮影。明るさのバランスがよく、その場の雰囲気が伝わる写真が撮れた

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。十分に明るい場所だったので、レンズのF値は2.4に設定されたが、HUAWEI P20 Proよりも明るく撮れた

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。ややアンバー系が強く出て、建物に使われている木が際立つ写真になった

 

比較2●ラーメンを撮ってみた!

続いて、筆者がお気に入りの店のラーメンを撮影。Galaxy S9+には「食事」というモードがあるので、それに設定して撮ってみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「写真」モードで撮影。AIによって「フード」と認識された。スープに浮かぶ油まで美味しそうに撮れた

 

Galaxy S9+

↑「食事」モードで撮影。「自動」でも明るく美味しそうに撮れたが、「食事」モードでは、暖色系が補われて、インスタ映えしそうな写真に

 

Xperia XZ2 Premium

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。現物に近い色で、美味しそうに撮れた

 

比較3●職場でスナップを撮ってみた!

筆者の職場の蛍光灯の部屋で、同僚を撮ってみました。比較的暗く、本来はフラッシュなしでの撮影には適さないシチュエーションですが、あえてフラッシュはオフにして撮ってみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「写真」で撮影。AIで「ポートレート」と認識され、肌が補正された

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。実際よりも明るく撮れて、顔にかかる影も気にならないように撮れた

 

Xperia XZ2 Premium

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。明るさとしては適正だが、ほかの2モデルような肌の補正は行われなかった

 

比較4●蛍光灯下で静物を撮ってみた!

最後に、リビングルームで招き猫を撮ってみました。厳密に計測したわけではないですが、HUAWEI P20 ProとGalaxy S9+は、被写体から約10cmほど離れて撮影しました。Xperia XZ2 Premiumは他モデルよりも画角が狭いので、もう少し離れて撮影しました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「写真」で撮影。スマホの画面では鮮明に撮れたように見えたが、実際にはややピントがあまい写真になっていた

 

Galaxy S9+

↑「自動」で撮影。明るく撮れていたが、顔に合わせてつもりのピントが、座布団に合っていたり……

 

Xperia XZ2 Premium

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。明るさや色も適切で、ピントもバッチリ。招き猫の質感も伝える写真になった

結論●物撮りに適したXperia XZ2 Premiumはメルカリ向き!?

ここに掲載した写真のほかにも、屋内でさまざまな被写体や料理を撮り比べてみましたが、ある程度明るい場所ではXperia XZ2 Premiumがキレイに撮れるように思えたり、されど、料理ではGalaxy S9+で撮った写真のほうが美味しそうに見えたりと、甲乙をつけがたい結果となりました。

 

個人的には、人を撮ることが多いならHUAWEI P20 ProかGalaxy S9+、物を忠実に撮ることが多いならXperia XZ2 Premiumがいいかなぁと思いました。インスタグラムに料理を写真をアップしたいならHUAWEI P20 ProかGalaxy S9+、メリカリに出品することが多い人はXperia XZ2 Premiumを検討するといいかもしれませんね。

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜夜景編〜

ハイエンドスマホで搭載が増えているデュアルカメラ。2つのレンズやセンサーの組み合わせは機種によって異なりますが、今夏のスマホ商戦で、新しいトレンドとなっているのが「高感度」です。

 

 

明るい場所でキレイに撮れるのは、もはや当たり前。暗い場所でもノイズを抑えて、鮮明な画質で撮れることをアピールするモデルが続々とリリースされました。

 

本企画では、筆者がとりわけ「3強」と独断で思う3スマホを、様々なシチュエーションで撮り比べています。

 

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【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜昼間編〜

 

ドコモから発売中の「HUAWEI P20 Pro」は、老舗カメラメーカー・ライカの監修を受けたトリプルカメラを搭載し、光学3倍ズームにも対応しています。独自の「夜景モード」を搭載し、三脚を使わずに、鮮明な夜景を撮影できることをセールスポイントとしています。

 

↑ファーウェイ製の「HUAWEI P20 Pro」は、4000万画素(カラー/F値1.8)+2000万画素(モノクロ/F値1.6)に800万画素のズームレンズカメラ(F値2.0)を加えたトリプルカメラを搭載。AIによるシーン自動選択や手ブレ補正にも対応

 

ドコモとauから発売中の「Galaxy S9+」は、撮影シチュエーションによって、レンズのF値が1.5と2.4に切り替わる「デュアルアパチャー」機能を備えていることが特徴。暗い場所では、自動でF値1.5となり、効率よく光を取り込み、クリアな夜景写真が撮れる仕組みです。

 

↑サムスン「Galaxy S9+」は、1220万画素(広角)+1220万画素(望遠)という構成。メインカメラとして使われる広角カメラが、F値1.5とF値2.4の切り替えに対応

 

同じくドコモとauから発売中の「Xperia XZ2 Premium」は、Xperiaシリーズ初のデュアルカメラ搭載モデル。静止画は最高ISO感度51200、動画は最高ISO感度12800で撮影でき、夜景を低ノイズで撮影できることをセールスポイントとしています。

 

↑ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia XZ2 Premium」は、1920万画素(カラー/F値1.8)+1220万画素(モノクロ/F値1.6)という構成。ソニー独自の画像融合処理プロセッサー「AUBE」で、2つのセンサーで捉えた画像データを融合する仕組み

 

今回は、3強スマホで撮影能力の真価が問われる「夜景」を撮り比べてみました。

 

比較1●東京駅丸の内駅舎を撮ってみた!

まずは、夜景の撮影スポットとしても人気が高い、東京駅の丸の内駅舎を撮り比べてみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「夜景」モードで撮影。約4秒間に連続で撮影された画像から、明るくバランスが撮れた画像が合成される仕組み。ISOは640に設定された。細部までクッキリと、多くの人に好まれるであろう鮮明な色で撮影できた

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。自動的にF値1.5に切り替わり、ISOは400に設定されて、非常に明るく撮影できた。肉眼で見えるよりも明るく撮れて、色調もナチュラルな印象

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。「夜景」と認識された。ISOは640に設定された。空の暗さは最もリアル。ピントを合わせる個所によって写真全体の明るさが変わり、オートでも撮影者の意図を反映しやすい印象を受けた

 

比較2●賑やかな渋谷の夜景を撮ってみた!

次に、夜になっても街頭や広告ディスプレイなどが明るい、渋谷のスクランブル交差点で撮ってみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「夜景」モードで撮影。明るく撮影でき、看板の文字などもはっきり読み取れた。ISOは160で、「夜景」モードでの画像処理により、歩いている人もさほどブレずに撮影できた

 

Galaxy S9+

↑「自動」で撮影。夜の空の暗さと、繁華街の派手な照明とのコントラスが際立つ写真になった。ISOは320で、シャッタースピードは1/100秒。手持ちでの撮影だが、細部までブレずに撮影できた

 

Xperia XZ2 Premium

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。ISOは200で、シャッタースピードは1/50秒。他の2機種に比べると、全体的に暗い写真に。逆に、最も肉眼で見る明るさ・色に近いバランスで撮れるともいえる

 

比較3●暗い場所で人物を撮ってみた!

最後に、夜道で人物スナップを撮影してみました。近くに照明があり、肉眼でも顔の表情などが判別できる場所で撮りました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑「写真」モードで撮影。AIによる「ポートレート」と認識され、顔が明るく撮れた。ISOは640に設定された

 

Galaxy S9+

↑「自動」で撮影。夜の空の暗さと、繁華街の派手な照明とのコントラスが際立つ写真に。手持ちでの撮影だが、細部までブレずに撮影できた。ISOは400に設定された

 

↑「プレミアムおまかせオート」で撮影。ISOは800に設定されて最も明るく撮れたが、若干画質が粗くなった

 

結論●一般受けがよさそうなのはHUAWEI P20 ProとGalaxy S9+

どの機種も、「夜景は苦手」という、これまでのスマホカメラの常識をくつがえす明るい画質で撮影できました。しかし、色調や明暗バランスは機種によって、かなり差があるように感じられました。

 

SNSなどに公開した時に、多くの人に「いいね!」と言ってもらえそうなのは、HUAWEI P20 ProとGalaxy S9+でしょう。ですが、実際に自分の目で見た明るさや色調に近いトーンで撮れるXperia XZ2 Premiumを好む人も多いでしょう。なお、Xperia XZ2 Premiumは、撮影者による露出補正などがしやすい反面、撮影シチュエーションによってはピント合わせが難しいようにも感じました。

 

スマホのカメラが活躍するのは夜間だけではないですよね? 次回は意外と撮影機会の多い、室内での撮り比べレポートです!

【2018夏の3強スマホ】Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、HUAWEI P20 Proで撮り比べ!〜昼間編〜

ここ1〜2年の進化が著しいスマホのカメラ。ハイエンドモデルではデュアルカメラ搭載が当たり前になり、トリプルカメラを登場するモデルも登場しました。

 

 

今夏、進化が著しいスマホカメラのなかでも、筆者がとりわけ「3強」と独断で思っているモデル「HUAWEI P20 Pro」「Galaxy S9+」「Xperia XZ2 Premium」。

 

↑4000万画素(カラー)+2000万画素(モノクロ)+800万画素(ズーム)のトリプルカメラを搭載するHUAWEI P20 Pro(左)。1200万画素(広角)+1200万画素(望遠)のデュアルカメラを搭載するGalaxy S9+(右)。1920万画素(カラー)+1220万画素(モノクロ)のデュアルカメラを搭載するXperia XZ2 Premium(上)

 

その3強モデルの撮影力を徹底的に見極めるため、「昼間」「夜景」「室内」という3シチュエーションで撮り比べてみました。今回は、昼間の撮影画質を比較。景色や建物、人物などを撮ってみました。旅行やお出かけの際に写真を撮ることが多い人にとっては、最も重視すべき撮影シチュエーションといえるでしょう。

 

比較1●空や緑を撮ってみた!

東京・六本木の東京ミッドタウンの公園エリアで撮影しました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」で撮影。空はより青く、木の葉はより濃い緑に、補色される印象を受けた

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。全体的に明るく写真が撮れた。空の青や葉の緑は比較的肉眼で見える色に近く、落ち着いた色調になった

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。樹木ごとの葉の色の違いまできっちりと描写され、空や雲の色もナチュラルに撮れた

 

比較2●国立新美術館を撮ってみた!

続いて、黒川紀章氏が設計を手掛けた国立新美術館へ。その独特な姿をフレームに収めてみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」モードで撮影。曇り空だったが、建物の色やガラスの質感が伝わる鮮明な写真が撮れた

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。HUAWEI P20 Proに比べると、やや青みを抑えた落ち着いた色に。また、全体的に色味が薄くなったためか、露出がアンダー寄りになり、実際に見えるよりも暗めに写った

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。落ち着いた色で明るく撮れたが、もう少しコントラストが強く出てほしい気もした。ほかのの2機種に比べると、画角が若干狭いため、建物の撮影では苦労することがありそうだ

 

比較3●花を撮ってみた!

晴天の日に、花壇で咲き誇る花を撮ってみました。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」で撮影。AIによって「花」と認識され、鮮やかな色で撮影できた。人によっては、やや眩しく感じるほどの明るさだ

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。明るくナチュラルな色で撮れた。多くの人に好まれる色で撮影できる印象

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。晴天での撮影だったが、3モデルの中では、最も落ち着いた色調で、光が当たる部分が飛び気味になることもなかった

 

比較4●人物を撮ってみた!

最後に、ポートレート写真も撮ってみました。どの機種も「写真」「自動」などのオートで撮影したところ、HUAWEI P20 Proは「ポートレート」モードに切り替わり、背景をぼかした写真が撮れました。なお。Galaxy S9+も「ライブフォーカス」という機能で背景をぼかした写真が撮れます。Xperia XZ2 Premiumも今後のアップデートで、背景ぼかし撮影に対応することが予告されています(2018年8月6日時点)。

 

HUAWEI P20 Pro

↑HUAWEI P20 Proの「写真」で撮影。AIによって「ポートレート」と認識され、背景が自然にぼけた。肌の色・明るさなども適切な印象

 

Galaxy S9+

↑Galaxy S9+の「自動」で撮影。美肌モードなどを設定したわけではないが、明るく健康的な肌色で撮影できた

 

Xperia XZ2 Premium

↑Xperia XZ2 Premiumの「プレミアムおまかせオート」で撮影。「ソフトスナップ」と認識された。3モデルの中では、最も実際に見える色に近い色で撮影できたが、人物の肌はもう少し明るく写ったほうがうれしいかも……

 

結論●どれも優秀で決め手は好みの色となる! 望遠用途とディスプレイも考慮に入れよう。

個人的な印象としては、どの機種もコンパクトデジカメに匹敵する撮影画質を実現していると感じました。空の青、木々の緑、鮮やかな花の色……、機種によって色の表現には若干差があります。ある程度、補正することはできますが、好みの色で撮れる機種を選ぶとよいでしょう。

 

Xperia XZ2 Premiumは、ほかの2モデルに比べると画角が狭いことに弱点を感じました。景色を広く捉える写真を撮りたい人には、HUAWEI P20 ProとGalaxy S9+のほうが有利でしょう。また、望遠でも撮りたい人は、ズームレンズを搭載したHUAWEI P20 Proがおすすめです。

 

だたし、比較項目には入れませんでしたが、3モデルはディスプレイの解像度がそれぞれ異なります。HUAWEI P20 Proは2240×1080ドット、Galaxy S9+は2960×1440ドット、Xperia XZ2 Premiumは3840×2160ドットです。撮った写真を高精細生まで楽しめるという意味では、Xperia XZ2 Premiumに軍配が上がります。

 

次回はさらにカメラの真価が問われる「夜景編」! ぜひチェックしてくださいね。

今夏最注目スマホ「HUAWEI P20シリーズ」3機種を撮り比べてみました!

今夏のスマホ市場において台風の目になりそうな「HUAWEI」。3大キャリアから、それぞれ異なる端末を発売し、SIMフリーのハイエンドモデルとミドルレンジモデルもリリース。これからスマホを買う人は、どこに行っても「HUAWEI」というロゴを冠した端末を見かけることになると思います。各モデルについては以下の記事でも紹介しています。

 

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とりわけ注目されているのが、日本ではNTTドコモが独占販売する「HUAWEI P20 Pro」。ライカが監修したトリプルカメラを搭載するハイエンドモデルで、大型のイメージセンサーを搭載し、デジタル一眼レフカメラ並みの高感度撮影もできるというモデルです。AI専用のプロセッサを内蔵するチップセット「HUAWEI Kirin970」を搭載し、AIによる最適な設定や手ブレ補正が行われることも特徴です。

 

↑約6.1インチの有機ELディスプレイ(1080×2240ドット)を搭載するHUAWEI P20 Pro

 

↑背面には4000万画素(カラー)+2000万画素(モノクロ)+800万画素(ズーム)のトリプルカメラを搭載。一括価格10万3680円で、機種変更時の実質価格は5万7024円

 

グローバル市場でP20 Proと並んで、フラッグシップモデルとして人気を集めているのが「HUAWEI P20」。こちらはP20 Proより、ひと回りコンパクトで、ライカ監修のデュアルカメラを搭載。カメラのスペックもP20 Proに比べると若干低いものの、AI内蔵のチップセットを搭載し、P20 Proとほぼ同じ機能を楽しめます。このP20は日本ではSIMフリーで、量販店、オンラインストア、MVNOで購入できます。

 

↑約5.8インチの液晶ディスプレイ(1080×2244ドット)を搭載するHUAWEI P20

 

↑背面には1200万画素(カラー)+2000万画素(モノクロ)のデュアルカメラを搭載。市場想定価格は7万5384円

 

そして、もう1台、「HUAWEI P20 lite」というモデルも発売されました。このモデルは、国・地域によっては機種名が異なる戦略的な商品。日本では、昨年6月の発売以来、ロングヒットを続ける「HUAWEI P10 lite」の後継機種という位置付けです。「P lite」としては初めてデュアルカメラを搭載していますが、ライカの技術を用いられていません。なによりもコストパフォーマンスを重視するモデルで、ストレージ容量が64GBのau(KDDI)版と、32GBのSIMフリー版が販売されています。

 

↑約5.84インチの液晶ディスプレイ(1080×2280ドット)を搭載するHUAWEI P20 lite

 

↑背面には1600万画素+200万画素のデュアルカメラを搭載。au版の一括価格は3万2400円で、機種変更時の実質価格は1万6200円。SIMフリー版の市場想定価格は3万4538円

 

HUAWEI P20シリーズ3機種の最も大きな違いはカメラです。そこで、3機種で同じ被写体・シーンを撮影して比べてみました。上位モデルのほうがキレイな画質で撮れることは言うまでもありませんが、写真の画質にも好みってありますね。P20 ProとP20の画質に大きな差を感じないのであれば、格安SIMで使えるP20を選ぶのが得策でしょう。また、お手頃なP20 liteの画質で満足できそうなら、P20 liteを選ぶのが賢明です。

比較1■部屋の窓から青空を撮ってみた!

 

↑P20 Proで撮影。肉眼で見る以上に空が青く写った

 

↑P20で撮影。わりとナチュラルな色味で明るく撮れた

 

↑P20 liteで撮影。上位モデルと比べても遜色がないかも?

 

比較2■東京駅の夜景を撮ってみた!

 

↑P20 Proで撮影。手持ちで撮った手ブレを抑え、鮮明でシャープな写真が撮れた

 

↑P20で撮影。P20 Proのメリハリある発色には及ばないものの、十分明るく撮れた

 

↑P20 liteで撮影。やや暗く、ディテールも粗くなった。しかし、実際の明るさはこの程度だった

 

比較3■そこいら辺に咲いている花を撮ってみた!

 

↑P20 Proで撮影。花の色も葉の色も鮮やかに撮れた

 

↑P20で撮影。P20 Proに比べると、やや落ち着いた色味になった

 

↑P20 liteで撮影。ある意味リアルなのだが、上位モデルに比べると、もうちょっと鮮やかに撮れたらいいのになぁと

 

比較4■照明が暗めのレストランで料理を撮ってみた!

 

↑P20 Proで撮影。やや暗めの室内だったが、ソースの光沢もしっかり表現できた

 

↑P20で撮影。P20 Proとほぼ同じ画質で撮れた

 

↑P20 liteで撮影。上位モデルに比べると、赤みが弱い印象

 

比較5■職場で何気ないスナップを撮ってみた!

 

↑P20 Proで撮影。比較的ナチュラルな画質で撮れた

 

↑P20で撮影。P20 Proとほぼ同等の明るさで撮れた

 

↑P20 liteで撮影。肌の色の補正がやや不自然かも?

 

どうですか? HUAWEI P20 Proの画質は、他メーカーのハイエンドモデルと比べても、頭ひとつ抜きん出ているように思います。実際、カメラの性能を評価したスコアを公開する「DxOMark」というサイトで、スマートフォン部門で1位に選ばれています。ですが、HUAWEI P20も、その「DxOMark」で総合3位(写真画質では2位)という評価を受けています。

 

HUAWEI P20 Pro/P20ともに、AIにより、カメラまかせで最適な設定が行われます。これはプロが撮影した1億枚以上の写真を分析して作られたアルゴリズムによるもので、19の被写体・撮影シーンの認識されるとのこと。しかし、たとえば「花」と認識された場合でも、花の色や、その場の明るさなど、諸条件によって細かい設定は異なるそうです。

 

↑デフォルトの「写真」モードで被写体にレンズを向けるだけで、AIが認識したモードが表示

 

ライカではないHUAWEI P20 liteも、3万円台のスマホにしてはキレイに撮れると思いませんか? 今回は比較しませんでしたが、P20 liteは1600万画素のインカメラを搭載し、セルフィーの機能にも力が入っています。

 

↑顔を認識してエフェクトを付けられる「ARレンズ」は、P20 Pro/P20にはない機能

 

もちろん、カメラの性能だけではスマホを選べませんよね? 最後に、HUAWEI P20シリーズ3機種の基本スペックの違いも掲げておきます。参考にしてくださいね。

 

 

【追記】

初出時、「DxOMark」でのランクに基づき、記していた文言を変更させて頂きました。具体的には、「写真画質限定のランクにおいてはHUAWEI P20が2位である」ことを追記し、他機種の総合ランクについての文言は削除致しました。

超得すぎる楽天モバイル「スーパーホーダイ」の細かい変更点まとめ

楽天モバイルが6月14日、新製品・新サービスの発表会を開催しました。新たなラインナップとして発表されたのは、ファーウェイ製の「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 lite」。どちらもファーウェイが6月11日に発表済みのモデルですが、楽天モバイルで購入すると特典があります。

 

Webで購入した場合は、HUAWEI P20購入者に200個限定で「HUAWEI アクティブ ノイズキャンリング イヤホン」、HUAWEI P20 lite購入者には数量限定で「オリジナル手帳型ケース」と「オリジナル液晶保護フィルム」がプレゼントされます。

 

また、すでに楽天モバイルを使っていて、Webで機種変更する場合は、どちらのモデルも端末代金が10%割引され、ファーウェイ製品を使っている場合は、さらに1000円割引されます。

 

↑ライカのダブルレンズカメラを搭載する「HUAWEI P20」。ショップ価格は7万5384円だが、Webで機種変更+1000円割引適用後は6万6765円。

 

↑AI専用プロセッサーを内蔵し、被写体にレンズを向けるだけで、最適な設定が行われることが特徴

 

↑19:9の縦長ディスプレイ&デュアルカメラを搭載するミドルレンジモデル「HUAWEI P20 lite」。ショップ価格は3万4452円で、Webで機種変更+1000円割引適用後は3万4円

 

どちらも6月14日(木曜)20時からWebでの受付を開始。6月15日(金曜)からショップで発売されます。

 

好評の料金プラン「スーパーホーダイ」のリニューアルも発表されました。

 

新しい「スーパーホーダイ」は、最低利用期間を1年、2年、3年から選べて、3年を選んだ場合は、「長期割」として、月額基本料が毎月1000円×2年間割引されます。また、選択する最低利用期間に関係なく、楽天会員は「楽天会員割」として月額500円×2年間割引されます。

 

↑新「スーパーホーダイ」の割り引きの仕組み。おそらく全員が「楽天会員」にはなるはずなので、誰でも月額500円の割り引きは適用され、さらに、2年継続利用もしくは3年継続利用を選んだ場合は、割り引きが追加される。なお、契約した最低利用期間内に契約を解除した場合は、1万584円の契約解除料が発生する

 

たとえば、月に2GBまでの高速通信を使える「プランS」の場合、そもそもの月額基本料は2980円ですが、2年間は1480円で使えます。しかも、追加料金なしで10分以内の国内通話はかけ放題で、2GBを超過しても、最大1Mbpsで通信できます。

 

さらに、楽天の「ダイヤモンド会員」に達している人は、1年間だけですが月額500円の割引も追加されます。つまり、プランSなら月額980円から利用できるわけです。

 

↑従来は5分以内の国内通話がかけ放題だったが、7月からは「10分以内」に拡張される。これは、現行の「スーパーホーダイ」加入者も対象となる

 

従来の「スーパーホーダイ」は、プランS(2GB)、プランM(6GB)、プランL(14GB)の3つでしたが、月に24GBまで使える「プランLL」が追加されました。

 

「スーパーホーダイ」は、同じく国内通話のかけ放題を含むプランを提供するY!mobileとUQ mobileに対抗するプランと言っても差し支えないでしょうが、今日のプレゼンテーションでは、その競合2社に対する優位性を力説する一幕もありました。

 

↑楽天モバイルと同じく、順調に加入者を増やしているY!mobileとUQ mobileのプランに対するアドバンテージをアピール

 

さらに、複数回線を契約する人にお得な「プラス割キャンペーン」も始まります。2回線目以降は事務手数料と月額基本料が3か月無料になる割り引き施策は引き続き提供し、期間限定でスマホ本体が1円〜になります。もちろん、どの機種でも1円で買えるわけではなく、1万円未満の端末が1円になり、1万円を超える端末の場合は1万円が割引されるとのこと。家族で格安スマホに乗り替えようかなぁ〜と検討している人には絶好のタイミングかもしれませんね。

 

↑機種によっては、1円でスマホをもう1台買える

 

ファーウェイの新SIMフリースマホ「P20/P20 lite」登場! F値1.6デュアルライカレンズで手持ち夜景撮影!

ファーウェイ・ジャパンは6月11日、「P」シリーズの最新機種「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 lite」をSIMフリーモデルとして発表しました。両機とも11日より予約を開始しており、15日(金)に発売されます。販路は、ファーウェイ・オンラインストアのほか、MVNO、家電量販店、ECサイトなどを予定します。

 

手持ちで夜景撮影できるP20

「HUAWEI P20」は、約5.8インチのフルHD+ディスプレイを搭載。画面の縦横比は18.7:9となり、やや縦長です。チップセットにはAIプロセッサーを内蔵したKirin 970を備え、急速充電にも対応します。

 

↑画面上部にはノッチがある。設定で目立たなくすることも可能

 

背面には、F値1.6のライカレンズのデュアルカメラ(約2000万画素モノクロセンサー+約1200万画素RGBセンサー)を搭載。同社お馴染みの「ポートレートモード」や、「ワイドアパーチャ」機能を使用できます。また、「猫」や「フード」など、19種類のシーンや被写体を自動で認識することもポイント。

 

最大の注目点は、1/2.3インチの大型イメージセンサーにより、薄暗い環境でも明るく撮れること。加えて、手ブレ補正機能「HUAWEI AIS(AI Image Stabilization)」の効果により、三脚を使用せずに夜間モードで撮影できます。

 

↑発表会に登壇した写真家の内田 ユキオ氏は「夜景は黒で再現されると美しくないが、P20ではしっかり濃紺に表現にされる」、と述べる。スライドにはP20による作例

 

一方、インカメラは2400万画素。ポートレートモードでは、ビューティー補正機能に加え、陰影を強調できる「3Dライティング」機能もサポート。

 

また、オーディオに関しては、「Dolby Atmos」をサポート。対応コンテンツを視聴する際に、臨場感のあるサウンドを楽しめます。また、Bluetooth ヘッドフォン(※同梱はされない)を介してハイレゾ音源を再生可能です。

 

↑カラーバリエーションは「ミッドナイトブルー」「ブラック」「ピンクゴールド」の3色を展開

 

同機の想定実売価格は7万5384円。なお、購入から90日以内に発生した画面破損は、1回限り無償修理の対象となります。

 

P20 liteはインカメラのピクセル活用に技あり

キャリアの今夏モデルで発表されている「HUAWEI P20 lite」が、SIMフリーモデルとしても発売されます。同機は、約5.84インチのフルHD+ディスプレイを搭載。こちらはアスペクト比19:9となり、P20 Proとやや比率が異なります。プロセッサーは、Kirin 659となります。

 

↑同機もノッチを備える

 

アウトカメラは約1600万画素+約200万画素。こちらも「ポートレート」や「ワイドアパーチャ」機能をサポート。一方、インカメラは約1600万画素で、4つのピクセルを1つのピクセルとして活用して受光感度を4倍に高める「ライトフュージョン」技術を採用します。

 

↑「ARレンズ」では、アニメーションのスタンプを被写体に重ねて表示できる

 

同機の想定質バイ価格は、3万4538円。なお、同機はauVoLTEをサポートするため、KDDI回線のサービスでも運用可能です。

 

↑カラーバリエーションは「クラインブルー」「サクラピンク」「ミッドナイトブラック」の3色展開となる

 

夜景カメラ戦国時代に、SIMフリーはP20の無双か

今夏のキャリアスマホは、夜景撮影を強化しているものが多い印象。例えば、「Galaxy S9/S9+」はF値1.5のレンズや、複数枚の写真を合成してノイズを抑える技術により、暗所でも明るい撮影を可能にします。また、「Xperia XZ2 Premium」は、超高感度で暗所の動画を撮れるようになります。

 

一方、「HUAWEAI P20」は、この流れに「手持ちで綺麗に夜景が撮れる」というアプローチを取りました。三脚なしで使えるというのが、プロのカメラマンではない一般ユーザーとしては嬉しいところ。実機を使い込んでいないので精確な評価は避けたいですが、会場のデモを見た限りでは、かなり鮮明な写真が撮れている印象を受けました。

 

↑実機が触れるイベントも開催される。気になる細部はぜひ触って確かめてほしい

 

前述の通り、同機はSIMフリーモデルとして展開します。格安SIMユーザーや、二台目のスマホをちょっとプレミアムにしたい人におすすめですね。というか、もしAndroidのSIMフリースマホで夜景撮影を狙うなら、これ一択になるのかな。

 

「これは…推せる!」 ドコモの夏スマホでプロが確信を得たのは、まさかのdocomo with!?

NTTドコモは5月16日、スマホ10機種、タブレット1機種を夏モデルとして発表しました。他キャリアと共通する主要メーカーのフラグシップモデルのほか、トリプルカメラを搭載する「HUAWEI P20 Pro」や、docomo with対応の2機種にも注目です。それでは早速機種の概要を見ていきましょう。

 

縦長画面とカメラで遊べ、「Galaxy S9/S9+」

Galaxyの新シリーズは、18.5:9の縦長なディスプレイが印象的。背面カメラは、F値1.5と2.4を機械的に切り替えられるのがポイント。機能としては、新たに960fpsのスーパースローモーションに対応しました。上位機種のS9+は、デュアルカメラを採用しています。

 

↑Galaxy S9+SC–03K(5月18日発売)、実質価格6万4800円(※新規・一括で各種割引を適用した際の実質負担額を記載。税込、以下同)

 

↑Galaxy S9 SC–02K(5月18日発売)、実質価格4万6656円

 

4K HDR動画を撮ろう、「Xperia XZ2」シリーズ

Xperiaシリーズは、デザインを大きく刷新し、背面はラウンドしています。カメラはどれも4K HDR動画撮影に対応。スーパースローモーション撮影は、フルHD画質で撮れるようになりました。上位機種のXZ2 Premiumはデュアルカメラを採用し、暗所撮影の性能を向上させています。

 

↑Xperia XZ2 Premium SO–04K(今夏発売予定)、実質価格6万7392円

 

↑Xperia XZ2 Compact SO–05K(6月下旬発売予定)、実質価格3万2400円

 

なお、写真は省略しますが、Xperia XZ2 SO–03Kは5月下旬発売予定。実質価格4万7952円となります。

 

動画中にパシャと撮れる、「AQUOS R2」

AQUOS Rシリーズとしては初めて背面に2眼カメラを搭載。片方のカメラが動画専用となっていて、広角の映像が残せます。また、動画撮影中にもう片方のカメラを使って静止画も撮影可能。

 

↑AQUOS R2 SH–03K(6月上旬発売予定)、実質価格:4万9248円

 

3眼カメラで登場、「HUAWEI P20 Pro」

「HUAWEI P20 Pro」は、背面にトリプルカメラを搭載。4000万画素のカラーセンサーとモノクロセンサーで色鮮やかでボカしのある写真を撮影できます。ズーム専用レンズで5倍の光学ズームが可能。

 

↑HUAWEI P20 Pro HW–01K(6月下旬発売予定)、実質価格は5万7024円

 

元々SIMフリーモデルとして人気だった「P」シリーズ。しかし、同機はNTTドコモ限定での取り扱いとなります。

 

長く使うほどお得、「docomo with」対応の新2機種

「docomo with」とは、端末サポートがない対象機種で運用することで、毎月1500円の割引が適用される料金プランです。対象の機種はミドルレンジのモデルが中心になります。1機種目は「LG style」。18:9の縦長な5.5インチのフルHD+ディスプレイを搭載。4GB RAMと64GB ROMを備え、外部メモリも400GBに対応します。おサイフケータイやワンセグもしっかりサポート。

 

↑LG style L-03K(6月下旬発売予定)、実質価格は4万176円

 

2機種目は「arrows Be」。防水・防塵に加え、MIL規格(米国国防総省が定める物資調達基準)の23項目に準拠します。1.5mの高さからコンクリートへ落下させる独自試験もクリア。キッチンなどの水回りやアウトドアシーンでも利用しやすいでしょう。ちなみに、ハンドソープなどの泡で洗えます。

 

↑arrow Be F-04K(5月下旬発売予定)、実質価格は3万3696円

 

落としても割れない、「TOUGHBOOK」

法人向けに紹介されたのが、落下に強いタフネスモデル。エッジを立たせたフレームや強化ガラス(Dragontrail Pro)などを採用し、1.8mの高さからの過酷な落下試験をクリア。こちらもMIL規格17項目に準拠します。よく使う機能を素早く呼び起こすショートカットキーも搭載。

 

↑TOUGHBOOK P–01K(今夏発売予定)

 

タブレットでも2眼、「dtab Compact d-02K」

8インチのコンパクトなタブレットで、持ち運び用途に適しています。背面にはデュアルレンズを搭載し、焦点やボカしを自由に調整できます。ジェスチャー操作でポインタを扱えるので、料理中に手を触れずに扱える点も魅力。

 

↑dtab Compact d–02K(今夏発売予定)。価格は未定

 

ハイエンドに目が行きがちだが、「docomo with」も忘れずに!

魅力的なハイエンドモデルが並びました。しかし、今回注目したいのは、先月200万契約を突破したという「docomo with」は、長く使えば使うほど、お得に利用できるということで、利用者が急増中。

 

↑前述の通り、今回は対象機種に新たに2機種が登場。計6機種が選択できるようになった

 

新登場の「LG style」は内蔵ストレージ64GBに加え、最大400GBのmicroSDXCにも対応するので、長く使っても容量不足を回避できそるはず。また、「arrow Be」はMIL規格に準拠するタフネスモデルで、壊れにくいのがウリの一つです。

 

「docomo with」×「長く使える端末」はオススメしやすい組み合わせ。既存の「AQUOS sense」や「MONO」と比べると価格が若干上がっていますが、長期使用を前提にした場合には、敢えて新機種を選んで、快適に使い続けることも英断と言えるでしょう。

極細ベゼルで良音だと!? エンタメ向け最強ノートPCなど、ファーウェイの新モデルがずらり

ファーウェイ・ジャパンは5月10日、ノート2機種、タブレット2機種のPC新製品について発表しました。それぞれの機種の特徴及び、筆者的に気になるモデルについて触れようと思います。

 

ハイエンドのノートは同社初となるタッチディスプレイ搭載

HUAWEI MateBook X Proは、第8世代インテルCore i7/i5プロセッサーを搭載する13.9インチのクラムシェル型PC。画面占有率91%の3Kタッチディスプレイを備え、持ち運びに適したサイズ感と大画面を両立。OSには、Windows 10 Home 64 ビットを採用します。電源ボタンは指紋センサーを兼ねており、ワンタッチでログイン可能です。

 

↑3000×2000ピクセルの高精細なディスプレイを搭載。カラーは「スペースグレー」のみ

 

「Dolby Atmos」をサポートし、立体的なサウンドを再現可能。クアッドスピーカー(ツイーター2基、ウーハー2基)を備え、臨場感のある音響を実現します。バッテリー持ちは、ローカル保存された動画を連続再生した場合、約12時間。コネクタには、USB Type-C×2、USB Type-A×1、ヘッドフォンジャックを備えます。

 

↑カメラがキーボードに収納されている。キーボードは防滴性能を備える

 

同機の想定実売価格は16万1784円〜。5月10日より先行予約開始、6月15日よりファーウェイ・オンラインストアや、家電量販店、ECサイトで発売されます。

 

薄型コンパクトで手頃な大画面モデルも

続いて、HUAWEI MateBook D(2018年モデル)は、第8世代インテルCore i7/i5プロセッサーを搭載する15.6インチモデル。ディスプレイ解像度はフルHDとなります。カラーバリエーションは「ミスティックシルバー」と「オーロラブルー」の2色展開。

 

↑厚さ約16.9mm、重さ約1.9kgのスリムボディだが、外出時に持ち運ぶには少々大きい。同機のディスプレイはタッチ操作不可

 

バッテリー持ちは、ローカル保存された動画を連続再生した場合、約8.5時間。コネクタには、USB3.0 Type-C×2、USB2.0 Type-A、HDMI、ヘッドフォンジャックを備えます。

 

同機の想定実売価格は9万4824円〜、5月10日より先行予約開始、5月18日よりファーウェイ・オンラインストアや、家電量販店で発売されます。

 

10.8型はWi-Fiのみ、8.4型はLTEも選択可能

Androidタブレットも2機種を展開。HUAWEI MediaPad M5 Proは、10.8インチのタブレットで、Wi-Fiモデルのみ(5万9184円〜)。一方、HUAWEI MediaPad M5は8.4インチのややコンパクトな機種となり、LTEモデル(4万9464円)とWi-Fiモデル(4万824円)を選択できます。

 

↑HUAWEI MediaPad M5 Proのカラーは「シャンパンゴールド」のみ

 

↑HUAWEI MediaPad M5 Proには、4096段階の筆圧感知をサポートするデジタルペン「HUAWEI M−Pen」が同梱される。描画時には、ペン先からレスポンスまでに若干の遅延を感じたものの、適度な摩擦感があり、書き心地は悪くなかった

 

↑HUAWEI MediaPad M5(左)とHUAWEI MediaPad M5 Pro(右)。前者は片手でホールドできるサイズ感。カラーは「スペースグレー」のみとなる。両機ともに背面は緩やかにラウンドしており、手に馴染む

 

両機は2016年に発売されたHUAWEI MediaPad M3シリーズの後継に相当。米ハーマン社によるサウンドチューニングと、ファーウェイ独自のサラウンド技術により、臨場感あるサウンドを楽しめます。特に、HUAWEI MediaPad M5 Proは、4基の高出力スピーカーを搭載。

 

両機ともに5月10日より先行予約開始、5月18日よりファーウェイ・オンラインストアや、家電量販店、ECサイトで発売されます。なお、LTEモデルについては、イオンモバイルやDMM mobileといったMVNOブランドでも取り扱われます。

 

SIMフリースマホ市場や、タブレット市場では、カメラの質感やコストパフォーマンスの高さを武器に、すでに大きな存在感を放つHUAWEI。参入から比較的日の浅いノートPC市場においても、早くも完成度の高い製品を展開してきました。

 

MateBook X Proは、大画面と音響を両立させ、エンタメ用途に最適な一台。これからノートPCの購入を検討する人にとって、有力な候補の一つとなりそうです。ただし、キーボードは、ストロークがやや深めの印象。文字入力を主体とした使い方を想定する場合には、購入前に店頭で打鍵感のチェックをおすすめします。

iPhone Xと実は違う! SIMフリースマホ 5機種の「デュアルカメラ」画質&機能比較

デュアルカメラはミドルクラス以上のSIMフリースマホでは、もはや当たり前になってきました。ここではデュアルカメラを搭載する代表的なモデルのカメラのスペックと特徴を比較。デュアルカメラならではの背景ぼかし写真も撮り比べてみました。なかにはデジカメ並みの画質を実現するものも!

 

【解説する人】

ITライター 村元正剛さん

モバイルを専門分野とするライター。スマホの活用術を教えるムックの編集も手がけています。

 

カメラの組み合わせは機種によって異なる

ファーウェイがライカと共同開発したダブルレンズカメラを搭載したスマホが注目を集めて以降、デュアルカメラを採用するSIMフリースマホが続々とリリースされています。ひと口に「デュアル」と言っても、その組み合わせは機種によって異なります。「標準+望遠」「標準+広角」といったレンズの組み合わせのほか、「モノクロ+カラー」「昼間用+夜間用」という2種類の画像センサーを併用するモデルもあるのです。

 

デュアルカメラには背景をぼかせるという利点もありますが、ボケを実現する仕組みやボケ味の調整方法にも差があります。ボケを多用する人は、その違いを見極めて、自分好みの表現ができる機種を選びましょう。

 

iPhone Xのデュアルカメラは標準+望遠の組み合わせ

iPhone Xのカメラはワンタッチで望遠に切り替え可能。背景を美しくぼかせる「ポートレート」モードには望遠側のレンズが使われます。

 

【その1】ライカレンズとAIの力でデジカメ並みの画質を実現

ファーウェイ

HUAWEI Mate 10 Pro

実売価格 8万9974円

老舗カメラメーカー・ライカと共同開発したダブルレンズを搭載し、ライカが認めた画質で撮影できることが魅力。AIによるリアルタイムの被写体認識や、自然な背景ぼかし効果も特徴です。【最大2.36GHz オクタコア】【6GB RAM/128GB ROM】【6.0インチ/2160×1080】【リアカメラ1200万画素+2000万画素】

 

実写作例

ライカのダブルレンズとカラー+モノクロのセンサーを搭載

開口部F1.6のダブルレンズを搭載し、2000万画素モノクロと1200万画素RGBのダブルセンサーを搭載。800万画素のインカメラのF2.0レンズもライカ製です。

 

 

↑「ワイドアパーチャ」を有効にすると、F値を0.95〜16で設定して撮影可能。撮影後のボケ味の調整もできます

 

【評価&デュアルカメラでできること】

いま買えるスマホのなかで最高峰のスペックを実現

AI専用のプロセッサーを内蔵した先進的チップを搭載。電池は4000mAh。耐水・防塵にも対応しています。デュアルカメラの切り替え:△ 撮影時のボケ調整:○ 撮影後のボケ調整:○

 

【その2】ポートレートも風景写真も思いのままに撮れる!

ASUS

ZenFone 4(ZE554KL

実売価格 6万1344円

メインカメラにはF1.8の明るいレンズを採用し、ピクセルサイズが1.4μmの大型センサーを搭載。120°の広角カメラにワンタッチで切り替えられることも魅力。デュアルスピーカーも搭載。【2.2GHzオクタコア】【6GB RAM/64GB ROM】【5.5インチ/1920×1080】【リアカメラ1200万画素+800万画素】

 

【実写作例】

標準レンズと広角レンズをワンタッチで切り替えられる

1200万画素の標準カメラ+800万画素の広角カメラという組み合わせで、標準カメラでは背景を多少ぼかせるポートレート撮影も可能です。前面カメラは800万画素。

↑標準側&「ポートレート」モードで撮影。全体的にやや暗めに写りました。大きくはありませんが、背景ボケはナチュラルでした

 

 

↑標準または広角をワンタッチで切り替え可能。標準側で「ポートレート」を選択すると、背景を若干ぼかせます

【評価&デュアルカメラでできること】

6GBメモリを備え実用上は十分

CPUやバッテリーで最上位に及ばず。ただ、6GBメモリを搭載するなど、ミドルハイ機としては十分です。デュアルカメラの切り替え:○ 撮影時のボケ調整:× 撮影後のボケ調整:×

【その3】高画質カメラと広角カメラが合体

モトローラ

Moto X4

実売価格 5万8104円

ダブルレンズで撮影した画像は、撮影後に背景ボケを調整できることはもちろん、背景をモノクロにしたり、差し替えたりといったことも可能。ガラスを用いた質感の高いデザインも魅力です。【2.2GHzオクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080】【リアカメラ1200万画素+800万画素】

 

実写作例

撮影時も撮影後もボケを自在にコントロール

1200万画素デュアルピクセルAFカメラと800万画素広角カメラの組み合わせで、深度を有効にして、背景をぼかすことも可能。前面カメラは1600万画素。

↑「深度の有効化」で、背景ボケの度合いを最大に設定して撮影。手前の被写体の一部までぼけてしまいました

 

↑標準側で「深度の有効化」を選択すると、背景ボケの度合いを7段階から選べます。広角側では深度を有効にできません

 

評価&デュアルカメラでできること

スペック以上に満足度が高い多才モデル

カメラ以外は減点があり、ミドルハイスペックという結果に。防水にも対応するなど、使い勝手は◎。デュアルカメラの切り替え:○ 撮影時のボケ調整:○ 撮影後のボケ調整:○

【その4】アジアで大人気のカメラフォン

OPPO

R11s

実売価格 6万2510円

世界第4位のシェアを誇るOPPOの日本進出第1弾。背面のデュアルカメラは撮影シーンを選ばず、明るく撮れることが特徴。2000万画素の前面カメラは独自のAIビューティー機能を備えます。【2.0GHzオクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【6.01インチ/2160×1080】【リアカメラ2000万画素+1600万画素】

 

【実写作例】

暗い場所では、受光面積が広いセンサーに自動切り替え

F1.7のダブルレンズを搭載し、昼間撮影では1600万画素カメラを使用。夜間撮影には、センサーの有効面積を4倍にする2000万画素カメラを使用します。

↑「ポートレート」モードで撮影。非常に明るく鮮明な画質。背景ボケはさほど大きくないが、自然な仕上がりです

 

↑「ポートレート」モードを選択すると、背景をぼかした写真を撮影できますが、ボケの調整には非対応

 

評価&デュアルカメラでできること

普段使いのスマホに十分なスペック

セールスポイントのカメラとディスプレイはとても優秀です。CPUやメモリなどでやや点を落としました。デュアルカメラの切り替え:× 撮影時のボケ調整:× 撮影後のボケ調整:×

【その5】新生フリーテルのフラッグシップモデル

フリーテル

REI 2 Dual

実売価格 3万9744円

MAYA SYSTEMという会社が端末開発・販売事業を引き継いだフリーテルの最新フラッグシップ。1300万画素のデュアルカメラに加えて、1600万画素で広角のフロントカメラも搭載しています。【2.0GHzオクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.5インチ/1920×1080】【リアカメラ1300万画素+1300万画素】

 

【実写作例】

カラー+モノクロのWセンサーでボケの調整も自由自在

1300万画素RGBセンサー+1300万画素モノクロセンサーの組み合わせ、レンズのF値は2.2。2つのカメラで深度を測定し、任意のボケ味に調整できます。

↑ピントを合わせた部分は鮮明に映りましたが、近くにある物までぼけてしまうなど、ボケ方は不自然でした

 

↑「ボカシ」というメニューがあり、絞り値をF0.9〜F16の範囲で設定可能。撮影後にボケ具合を変更することも可能です

 

評価&デュアルカメラでできること

幅広いユーザーが満足のミドルハイスペック機

カメラ以外尖ったところがない、バランスのよいチャートに。価格を考えれば十分に健闘しています。デュアルカメラの切り替え:× 撮影時のボケ調整:○ 撮影後のボケ調整:○

 

歴代機を知り尽くした上で断言! ファーウェイ新スマホ「P20 Pro」は予約必至です。

ファーウェイが、3月27日(現地時間)にフランス・パリで開催した新製品発表会で、スマートフォンの最新フラッグシップ「HUAWEI P20」シリーズを発表しました。

 

↑1900年に建てられたという「グラン・パレ」で発表会を開催

 

HUAWEI Pシリーズは、2年前に発売されたHUAWEI P9で初めてライカと共同開発したダブルレンズカメラを搭載し、撮影画質には徹底的にこだわってきたシリーズです。今回発表された「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 Pro」も、もちろんライカレンズを搭載したハイエンドモデル。ですが、もはやセールスポイントはライカだけじゃないんです。センサーの改良により、画質が飛躍的に向上し、AIによる撮影シーン判別がさらに賢くなり、しかも手持ちでもシャープな画質で夜景が撮れちゃったり……。

 

↑自社開発のAIプロセッサーを内蔵している優位性をアピール

 

↑カラバリは2モデル共通の4色のほか、P20には「Champagne Gold」もある

 

発表会の直後に、上位モデル・HUAWEI P20 Proのサンプル機が配られたので、そのすごさをいち早く体感することができました。実際の作例も交えながら、新モデルの特徴を紹介していきますね。

夜景の撮りやすさはスマホ史上No.1かも!

HUAWEI P20 Proは、6.1インチ(1080×2440ドット)の有機ELディスプレイを搭載。画面占有率を高めるために、フロントカメラの部分に切り欠き(ノッチ)を設けたデザインで、一見iPhone Xに似ています。が、比べてみるとiPhone Xよりノッチの面積はかなり狭いです。また、ノッチの左右を黒く表示して、ノッチが目立たない画面表示に切り替えることもできます。

 

↑6.1インチの大画面を搭載しつつも「意外に持ちやすい」という印象

 

最大の特長は背面のトリプルレンズカメラ。本体を横向きにした状態の右からF2.4レンズで8メガピクルセルの3倍望遠カメラ、F1.8レンズで40メガピクセルのRGB(カラー)センサーのメインカメラ、そしてF1.6レンズで20メガピクセルのモノクロセンサーのカメラという構成になっています。

 

↑背面パネルは美しい。特に「Twilight」が美しい

 

↑右から望遠、カラー、モノクロという並び

 

スマホのカメラとしては最大級の1/1.7インチの画像センサーを搭載し、デジタル一眼レフ並みの「102400」というISO感度を実現していることもセールスポイント。望遠カメラが追加されたため、ワンタッチで3倍ズームに切り替えられ、さらに、5倍でも画質が劣化しない「ハイブリッドズーム」にも対応しています。

 

↑iPhone XやGalaxy S9+よりも圧倒的に大きい画像センサーを搭載

 

↑「写真」モードで「1×」で撮影

 

↑「3×」に切り替えて撮影

 

↑「5×」にしても、画質を劣化させずにズームアップできる

 

AI処理に特化したプロセッサーを内蔵するCPUを搭載していることもHUAWEI P20シリーズの大きな利点です。その恩恵で、500以上の撮影シチュエーションを素早く判別し、最適な設定が行われます。もちろん、それをオフにしたり、手動の「PRO」モードで自分なりの設定で撮ることもできます。

 

AIを利用する「AIイメージスタビライゼーション」も搭載。手持ちでも夜景を鮮明に撮れる「夜間」モードを搭載し、ビデオの画質も向上しているようです。さらに、これは他社への追随ではありますが、最大960fpsで撮影するスーパースローモーションにも対応しました。

 

↑自分のカメラとHUAWEI P20 Pro(右)のビデオ撮影時のブレ補正を比較するデモも実施

では、実際にHUAWEI P20 Proで撮った写真をご覧ください。発表会の直後、わずかな時間に撮った写真です。まだ使いこなしていないなのに、ここまで撮れるのは、すごいと思いませんか? 筆者はHUAWEI P9でライカ画質に魅せられて、その後、2年弱の間に、P10 Plus、Mate 10 Proと新機種に乗り換えているのですが、このP20 Proも日本で発売されたら即買いします。まだ発売は決まっていませんが、予約したいです(笑)。

 

↑会場にいたモデルさんを撮影。背景を自然にぼかせる

 

↑曇り空の夕暮れ時だったが、明るく撮れた

 

↑料理も自然な色のままで、美味しそうに撮れた

 

↑夜景写真の画質は圧巻

 

↑シャッタースピードが長くなるが、手ブレは補正される「夜間」モードで撮影

 

↑モノクロで撮っても、いい感じに

 

フロントカメラもライカレンズでF2.0。24メガピクセルなので、自撮りも高画質で楽しめます。背景をぼかせる「ポートレート」モードを搭載し、顔を立体的に認識してライティング効果を加える「3Dポートレートライティング」という新機能も備えています。「ビューティモード」も試してみましたが、補正が自然で、男でも使えるじゃん!という印象でした。

 

↑普段自撮りをしないで、構図も表情もイマイチですが、肌は「ビューティレベル2」でほどよく補正された

 

↑夜景をバックにすると、やや白飛び気味に

 

もちろんHUAWEI P20 Proの魅力はカメラだけでに限りません。4000mAhの大容量バッテリーを搭載していて、IP67等級の防水・防塵にも対応。指紋認証に加えて、顔認証にも対応し、約0.6秒でロックを解除できます。安全性については、もう少し使い込んでみないとなんとも言えませんが、指紋か顔か、使いやすいアンロック手段を選べるのはいいですよね。HUAWEI P20 Proはヨーロッパでは4月6日発売で、899ユーロ(約11万7800円)です。

 

スタンダードモデルP20のカメラ性能も侮れない!

スタンダードモデルに位置付けられるHUAWEI P20は、5.8インチ(1088×2244ドット)の液晶ディスプレイを搭載。P20 Proよりも、ひと回り小さいですが、そのぶん持ちやすいサイズ感と言えます。

 

↑HUAWEI P20は、P20 Proを若干小さく、片手操作がしやすそう

 

↑背面にはデュアルカメラ

 

機能面でのP20 Proとの大きな差分はカメラ。P20の背面カメラは、F1.8レンズ&12メガピクセルのRGBセンサー+F1.6レンズ&20メガピクセルのモノクロセンサーという組み合わせです。前モデルのHUAWEI P10も12メガピクセルRGB+20メガピクセルモノクロという組み合わせでしたが、レンズのF値は2.2でした。P20はレンズから光を取り込む効率が大きく向上したことに加え、画素サイズが1.55µmと大きく、センサーサイズは1/2.3インチとなり、光を感じ取る効率もアップしています。

 

P20 Proと同じように「夜間」モードを搭載し、スーパースローモーションも楽しめます。フロントカメラはP20 Proと同じスペックで、「3Dポートレートライティング」にも対応しています。

 

HUAWEI P20は、ヨーロッパでは3月27日発売で649ドル(約8万5000円)なので、「3倍ズーム」「5倍ハイブリッドズーム」が必須でなければ、P20 ProよりもP20のほうがコスパは高いでしょう。

 

日本でも売ってほしい! ポルシェデザインの3眼モデル

なお、発表会の最後に、ポルシェデザインとコラボした「HUAWEI Mate RS」も発表されました。筆者の記憶が正しければ、ポルシェデザインモデルはMate 9、Mate 10に続く第3弾。従来は高級志向のデザインが特長でしたが、今回のHUAWEI Mate RSはリッチな輝きを放つ本体デザインはもちろん、HUAWEI P20 Proと同じ仕様の3眼カメラを搭載。さらに、HUAWEI初となるディスプレイ内蔵型の指紋センサーも搭載しています。背面にも指紋センサーがあるので、利用シーンに応じて、どっちに触れてもアンロックできるという仕組みです。

 

↑HUAWEI Mate RSのRedモデル

 

↑背面パネルは見た目が美しいだけでなく、手触り感もリッチだった

 

↑Blackモデルの背面パネルは、とことん光沢を極めた黒で、鏡のような輝きだった

 

HUAWEI Mate RSは4月12日発売で、6GB RAM/256GBモデルが1695ユーロ(約22万2000円)。6GB RAM/512GBモデルが2095ユーロ(約27万4400円)と、ターゲットを絞ったモデルです。

 

なお、どのモデルも日本での展開は「検討中」とのこと。されど、前モデルHUAWEI P10シリーズに引き続き、HUAWEI P20シリーズが日本で発売される可能性は高いでしょう。日本では、MVNO(格安SIM事業者)向けに「HUAWEI P20 lite」といった機種も登場しそうな気がします。ポルシェデザインのHUAWEI Mate RSは、従来の同モデルの展開(中国とヨーロッパの一部でのみ販売しているらしい)を考えると、日本で発売される可能性が低いかも……。

ファーウェイは日本市場をどう見ているのか? 日本のPC&タブレット市場への展望を聞く

HUAWEI(ファーウェイ)は、2月26日から3月1日(現地時間)にて開催されたMWC(モバイルワールドコングレス)にて、ノートPCやタブレットデバイスを発表しました。これらの新モデルは、日本でも発売されるのか。同会期中にファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏にグループインタビューする機会を得ましたので、その様子をお伝えいたします。

 

↑ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波氏

 

――MWCで発表された新製品について、日本国内での発売は決まっていますか?

「日本は、ファーストローンチの範囲に入っています。発売時期は第2四半期となります。“MateBook X Pro”、“MediaPad M5”シリーズは間違いなく発売されるでしょう」(呉波氏、以下同)

 

↑「MateBook X Pro」は、クラムシェルタイプのWindows 10搭載ノートPC。現行の「MateBook X」の上位機種に相当する。13.9インチかつ、画面占有率91%のベゼルレスなディスプレイと、キーボードに潜んだWebカメラが特徴的だ

 

↑「MediaPad M5」は8.4インチと10.8インチの2モデルを展開。「M5 Pro」は筆圧感知のスタイラスペンをサポートする

 

「2月24日には、ヨドバシカメラにて初のHUAWEIショップを開設いたしました。こちらのショップでは、パソコン、タブレット、スマートウフォン、Wi-Fiルーター、さらにウェアラブル製品が展示されます」

 

――ショップの出店についてはいつ頃から計画がありましたか?

「2016年の下期、確か8月ごろだったと思いますが、そのころから出店計画がスタートしていました。当時は出店するにあたって、ROIを試算したのですが、その結果がなかなか満足する数値にはならなかったんです。候補地としては、銀座の八丁目に100平米くらいのお店が上がっていました。ほかには、表参道の原宿との大きな十字路で、いまはアディダスがはいったところも候補でした。

 

しかし、そういった場所に出店すると、大きな赤字になってしまうことがわかったので、“出店するために出店する”のではなく、しっかりとした目的意識を持つことが重要だという考えに至りました。

 

今回、ヨドバシカメラのマルチメディアAkibaへ出店することになりましたが、いい機会になりました。もちろん今後新しく出店する際も、ROIを基準としていくことに変わりはありません。弊社としては、性急に大量のショップを展開して、最終的に採算が合わなくなる局面を避けたいと思っています。中国や日本以外の話ですが、他の中国メーカーで、一気に店舗を開設して、同年末に大量に店舗を閉鎖したところがありました。こういったことになるとブランディングという意味では失敗だと考えています」

 

―― MateBook X Proは競争力がある商品だと思いますが、どういう人に売っていきたいですか?

「今回のMateBook X Proでは、初めて本格的なPC市場に入り込んでいくと考えています。

 

MWCでも、たくさんの日本人のお客様を迎えたのですが、ご覧になったお客様たちの多くから、“自分も一台欲しい”という言葉を頂いています。各部材も選りすぐりのものを使っていますので、ぜひ“そろそろパソコンを買い換えたい”という人たちに手に取ってもらいたいです。

 

実はこのPC市場に参入して2年経ちますが、弊社はいままで保守的な販売戦略を取ってきました。まずはPC業界の関連企業――例えば、ディストリビューターや、リテーラー、サービスプロバイダーなど――との関係づくりに努めてきました。ここから徐々により市場にマッチした製品を提供していきたいと考えています。ですので、弊社のPC製品に関しては、短期間でどのくらいのシェアを取りたいとか、どのくらいの台数を売りたいとか、そういった目標を達成する段階ではないと認識しています。しばらくは様子を見ながら、販売戦略を決めていきたいと思います」

 

――2年間PCを投入してきて、手応えはどう?

「そうですね。過去2年間にわたり、業者およびユーザーから非常に良いフィードバックを頂いています。PC製品に対して、日本の消費者の皆さんからSNSに上がってきた意見などは、弊社の方で集めて、次世代にしっかり反映されるようにしています。

 

先ほど申し上げた通り、数値目標は定めていないのですが、自分なりに日本のPC市場について、いろいろ理解はしてきています。特徴的なのは、2つの“60%”という数値です。1つ目は15インチ以上のPCが全体の60%を占めているということ。そして、2つ目は全体の60%がBtoBの販路を通して販売されているということです。

 

しかし、弊社はいまでも14インチ以下の商品を集中して出していますし、BtoCの市場に注力しています。ですので、今後シェアを上げていくためには、どうしても主流となる15インチ以上のもの、そしてBtoB販路のものに寄せていかないといけないでしょう。とは言え、今の段階では、消費者のニーズの理解、そして業界との関係づくりに専念していきたいと思っています。

 

ちなみに、販売台数に関して言いますと、2017年の1月と比べた場合、30倍くらいに増えました。ですので、まずやるべきこと――例えば、ちゃんとした製品作り、販路の構築、企業との関係作り――を行って、そして口コミが着実に増えていくようにしておけば、自然と販売台数が増えていくのだと思っています」

 

――2 in 1パソコンとタブレット、今後どちらを重視していきますか?

「2 in 1というスタイルは、将来的に欠かせないものだと思っています。これはAndroidでもタブレットでも共通することです。既に展開している製品シリーズを、途絶えさせることは考えていません。2 in 1については、最も消費者の使用習慣にふさわしいものを探っていきたいと思っています。

 

こうした製品に関しては2つの用途があると考えています。1つは仕事用途、1つはエンタメ用途です。ですので、今後もこの2つの用途を中心に製品を展開していきます」

 

――「MediaPad M5」シリーズは2サイズを展開しますが、日本ではどちらにニーズがあると考えていますか?

「やはり、買う人と使う人によって決まると思いますね。実は、いまタブレットを購入しているエンドユーザーには“スマホを使っていない人”が多いことが分かっています。実際、フィーチャーフォンのユーザーが、Androidタブレットを自身にとっての初めてのスマート端末として購入されることが多くいらっしゃいます。

 

タブレットを買う消費者は50歳以上の人が多くて、ここはたまたまフィーチャーフォンを使っているユーザー層でもあります。この方たちは、タブレットをスマートフォンみたいに使われます。例えば、公園に行くと、こうしたユーザー層の方々が、タブレットをスマホの代わりにして写真を撮る光景を目にするでしょう。

 

こうした傾向とニーズを把握して、そのニーズにあったタブレットを弊社から出してきました。弊社のタブレットはiPadよりもカメラ機能が優れていると自負しています。こうしたことによって、日本市場に認めていただき、早いスピードで受け入れられてきたのだと思っています」

 

――Pシリーズの最新機「P20」の予告がありましたが、現行の「P10」ではどういう反響がありましたか?

「P10シリーズを昨年6月に発売して以来、その売れ行きは我々の予想を上回りました。販売数量に限らず、顧客満足度や人気度が多くのランキングで上位に入っています。中でも“P10 lite”が一番よく売れています。発売してから8か月が立ちましたが、今年に入ってから第二の盛況を迎えていて、最後のピークに達していると考えています。

 

Pシリーズが日本でこうした実績を出せたことは、われわれとしても非常に満足しています。ですので、今後も同シリーズについては、継続的に後継機種を展開していきたいと考えています。おかげさまで“~lite”というブランドが、代表的なセグメントとして普及してきて、他社様の製品にも“~lite”という名前を見かけるようになりました」

 

――「P20」シリーズも日本で発売されると期待していいですか?

「はい、必ず日本で発売します。第一次の販売国に含まれています」

 

↑バルセロナで見かけた「P20/P20 Pro」の広告

 

筆者が、MWC2018が開催されたバルセロナの街中を歩いている間にも、P20/P20 Proを予告する広告を各所で頻繁に見かけました。こちらは3月18日に改めて発表される予定。近い未来、ノートパソコン、タブレットと合わせて、日本で話題になりそう

これで2万円代って太っ腹! 「lite」じゃない性能の「HUAWEI nova lite 2」の衝撃をプロがレビュー

ファーウェイは2月9日、「nova」シリーズの最新モデル「HUAWEI nova lite 2」の販売を開始しました。MVNO(格安SIM事業者)向けのSIMフリーモデルで、楽天モバイル、NTTコムストア by gooSimseller(OCN モバイル ONE)、IIJmio、mineo、BIGLOBE モバイルなど14社が取り扱っています。

 

↑MVNO専用モデルとして発売されたHUAWEI nova lite 2。カラバリはゴールド、ブルー、ブラックの3色↑MVNO専用モデルとして発売されたHUAWEI nova lite 2。カラバリはゴールド、ブルー、ブラックの3色

 

「nova」シリーズといえば、1月26日にauが「HUAWEI nova 2」というモデルを発売したばかり。1200万画素と800万画素のデュアルカメラと2000万画素のフロントカメラを搭載しつつ、実売価格が1万6200円(「auピタットプラン」で「アップグレードプログラムEX」加入時)というコスパの高さで注目を集めています。

 

nova 2とnova lite 2は、モデル名は似ていますが、仕様はかなり異なります。とはいえ、デュアルカメラを搭載し、コスパが高いことは共通しています。

 

HUAWEI nova lite 2は、昨今のトレンドとも言える18:9の縦長ディスプレイを搭載。背面には1300万画素+200万画素のデュアルカメラと指紋センサーを備えています。CPUは最大2.36GHzのオクタコアで、RAMは3GBと、スペック的には「ミドルレンジ」と呼べる仕様。ですが、想定実売価格は2万8000円前後。しかも、MVNOによっては、SIMとセットでさらに安く買えるんです。格安SIMで使えるから、ランニングコストが安いことは言うまでもありません。

↑約5.96インチの縦長ディスプレイを搭載↑約5.96インチの縦長ディスプレイを搭載

 

↑背面にはダブルレンズカメラと指紋センサーを搭載↑背面にはデュアルカメラと指紋センサーを搭載

 

2万円台とは思えない快適な使用感

そんなHUAWEI nova lite 2をいち早く使ってみました。ディスプレイは約5.96インチで、解像度は2160×1080ドット。大画面ですが、左右のベゼルが細く、手に収まりやすい印象。本体の底面のUSB接続口はType-Cではなく、従前のMicro-B形状。その右側にはイヤフォンジャックを備えています。

 

↑サイズは約H150.1×W72.05×D7.45mmで、片手でも持ちやすい↑サイズは約H150.1×W72.05×D7.45mmで、片手でも持ちやすい

 

↑右側面に電源ボタンと音量ボタン↑右側面に電源ボタンと音量ボタン

 

↑底部にUSB接続口とイヤフォンジャック↑底部にUSB接続口とイヤフォンジャック

 

左側にはSIMスロットを搭載。SIMフリースマホは、2枚のSIMを挿して同時に待ち受けられるDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応する機種が増えているのですが、HUAWEI nova lite 2は残念ながら非対応。SIMは2枚挿せますが、1枚はGSM(海外の2G)用なので、日本国内では使えません。と言っても無用の長物になるわけではありません。2枚目のSIMの代わりにmicroSD(最大256GB)を挿して、ストレージを拡張できます。

 

↑nano SIMを2枚セットできるが、DSDSには非対応。microSDスロットも兼ねる↑nano SIMを2枚セットできるが、DSDSには非対応。microSDスロットも兼ねる

 

SIMフリースマホで2万円台は、一般的にはエントリーモデルの価格。タッチパネルの反応や、アプリの起動速度のレベルが気になりますよね? でも、筆者が1週間ほど使ってみたところ、その心配はなさそうです。筆者は、今ファーウェイの最新フラグシップ「HUAWEI Mate 10 Pro」を愛用しているので、さすがにnova lite 2の動作性について「サクサク」「快適」とまでは言えませんが、「この価格で、ここまでスムーズに操作できれば上々」というのが率直な感想。日常使いで不便を感じることはなさそうです。

 

3000mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、よほど動画を見まくったり、ゲームに熱中したりしない限り、フルに充電した日に電池残量がピンチになる心配もないでしょう。

カメラの満足度は“お値段以上”

デュアルカメラの画質も気になりますよね? いろいろ撮ってみました。フツーにきれいに取れます。空の青、木々の緑など、色がわりと強めに、はっきり出る印象です。

 

↑撮影モードの選択画面↑撮影モードの選択画面

 

↑背面カメラの設定画面↑背面カメラの設定画面

 

↑背面カメラで撮影した作例↑背面カメラで撮影した作例

 

↑カメラまかせでも鮮明な画質で撮れる↑カメラまかせでも鮮明な画質で撮れる

 

ファーウェイといえば、ライカとコラボしたHUAWEI P10/Mate 10 Proをはじめ、カメラの性能には定評があります。上位モデルには、フィルムを選ぶようにカラーモードを変えられる機能があるのですが、nova lite 2には付いていません。アーティスティックな写真が撮れる「モノクロ」モードもありません。でも、デュアルレンズによって被写界深度を測り、デジタル処理で背景をぼかす「ワイドアパーチャ」という機能は搭載されています。最近は、ほかのメーカーのスマホにも同様の機能がありますが、ファーウェイは先駆者でもあり、ボケ具合がナチュラルなんですよ。その技術は、2万円台のnova lite 2にも、しっかり受け継がれています。

 

↑「ワイドアパーチャ」をオンにして撮った作例↑「ワイドアパーチャ」をオンにして撮った作例

 

↑「ワイドアパーチャ」で撮った写真は、あとからボケ効果を調整できる↑「ワイドアパーチャ」で撮った写真は、あとからボケ効果を調整できる

 

↑後方の被写体にピントを合わせて、手前をぼかすことも可能↑後方の被写体にピントを合わせて、手前をぼかすことも可能

 

セルフィー用のフロントカメラは800万画素。Androidスマホとしては標準的なスペックですが、HUAWEI nova lite 2には「ポートレートモード」というアドバンテージがあります。文字通り、人物(つまり自分)を見栄えよく撮るためのモードですが、特長が2つあります。ひとつは、シングルレンズなのに背景を美しくぼかせること。もうひとつは10段階の設定ができる「ビューティーエフェクト」。盛りすぎないナチュラルな美肌補正ができるので、女性はもちろん、最近増えているという “自撮りおじさん” にも役立ちそうです。

 

↑フロントカメラで「ポートレートモード」で撮影する際は、10段階の「ビューティーレベル」と、「芸術的ボケ味」のオン・オフを設定できる↑フロントカメラで「ポートレートモード」で撮影する際は、10段階の「ビューティーレベル」と、「芸術的ボケ味」のオン・オフを設定できる

 

↑フルオートで撮影した作例↑フルオートで撮影した作例

 

↑「ポートレートモード」で「ビューティーレベル」を「5」に設定して撮影↑「ポートレートモード」で「ビューティーレベル」を「5」に設定して撮影

 

↑さらに「芸術的ボケ味」をオンにして撮影↑さらに「芸術的ボケ味」をオンにして撮影

 

なお、自撮りの際は、背面の指紋センサーをシャッターとして使うことも可能。さらに、カメラに向けて手をかざすと3秒のセルフタイマーが起動する機能も備えています。

 

必要とする人にはありがたい便利機能も充実

OSはAndroid 8.0で、ファーウェイ独自の「EMUI」というユーザーインターフェイスが採用されています。ホーム画面にすべてのアイコンが表示され、ウィジェットも配置できるという“AndroidとiPhoneのいいとこ取り” のような画面構成です。

 

↑ベーシックで使いやすいホーム画面↑ベーシックで使いやすいホーム画面

 

ユーザーにやさしいというか、気が利いているなぁ〜と思える便利機能も充実しています。たとえば、スクリーンショットは、画面を3本の指でなぞるだけで撮れます。画面オフの状態からダブルタップで画面を点灯し、ダブルタップで画面を消灯するといったこともできます。簡単に文字や画像を見やすい表示に変えられる機能や、目の疲れの原因になるとされるブルーライトを軽減する機能も備えています。さらに、今後のアップデートで、顔認証機能が追加されることも予告されています。

 

↑文字がちょうど読みやすいサイズに変更できる「表示モード」↑文字がちょうど読みやすいサイズに変更できる「表示モード」

 

↑ブルーライトをカットする「視力保護」は、時間を設定して自動でオンにできる↑ブルーライトをカットする「視力保護」は、時間を設定して自動でオンにできる

 

↑メモリを解放して動作性を改善したり、ウィルスをチェックしたりできる機能も搭載↑メモリを解放して動作性を改善したり、ウィルスをチェックしたりできる機能も搭載

 

これまで、エントリークラスのSIMフリースマホは “安いけれど使い勝手はそれなり” というモデルが多かったのですが、HUAWEI nova lite 2は “安いけれど、かなり高性能だし、使い勝手もいいよね” という仕上がり。スペックや価格帯では区切れない新しいカテゴリーに属する端末かもしれません。今春のSIMフリースマホ市場に大きなインパクトを与えそうですよ!

スマホカメラの一般常識を覆した――異彩を放つ「ライカ×ファーウェイ」スマホはいかにできたのか?

近年、スマホのスペックのなかでも重要視されているのが、カメラだ。画素数はデジカメ並みとなり、画質のほうも肉薄するほど高画質になっている。そして何より、手軽に撮影ができてその場でSNSなどへのアップも簡単。誰もが手軽に写真を楽しむようになったのは、携帯電話やスマホへのカメラ機能搭載なのは明らかだ。当然、各スマホメーカーはカメラの性能アップや、新機能の搭載による差別化を図っている。そのなかでも、異彩を放っているのがHUAWEI(ファーウェイ)だ。

 

2016年4月に発売された「HUAWEI P9」に、ライカと共同開発したデュアルレンズのカメラユニットを搭載。ライカといえば、カメラファンならば誰もが憧れるブランド。スマホでライカが楽しめるとあって、P9は人気機種となった。現在発売されている「HUAWEI P10」「HUAWEI P10 Plus」にも、ライカのカメラユニットを搭載。さまざまなメーカーがスマホのカメラには力を注いでいるが、「ライカ」という大物ブランドをスマホの世界に担ぎ出したファーウェイの存在感は際立っている。

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20171117_y-koba3 (3)↑HUAWEI P10

 

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20171117_y-koba3 (5)↑HUAWEI P10 Plus

 

いったい、なぜファーウェイはライカとコラボレーションをしようと考えたのか。そしてライカは、なぜファーウェイの申し出を受けたのだろうか。11月8日に開催された「Leica×ファーウェイ共同セミナー」で、その舞台裏が語られた。

 

一度は断られたコラボレーションを実現にこぎつけた

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ライカは、言わずと知れたカメラ界の有名ブランド。1925年に初のカメラ「LEICA I型」を発売。現在の35mmフィルムカメラの基礎となり、多くの写真家に愛用され続けてきた。ライカの特徴は、堅牢なボディとレンズ、そして、そのレンズの描写だ。特に厳しい検査基準が設けられているレンズは、独特の色彩と階調をもっている。

 

ファーウェイがライカと最初にアポイントメントを取ったのは2013年の冬。ライカの優れた光学性能を、スマホで再現したいという思いがあった。

 

しかし、このときはライカ側から断られる。それでもあきらめずに何度かメールで打診。そして2014年夏、ライカのCEOとの面談にこぎつける。ここから両者は歩み寄り、年内にカメラユニットの共同開発の契約が交わされた。

 

ファーウェイがこのとき掲げたスローガンが「スマホカメラの一般常識を覆す、高い品質と芸術性を目指す」というもの。スマホのカメラは、機動力が1番の魅力。正直、画質は二の次という印象だが、同社はあえて画質という領域を極めようとしたのだ。

 

想定以上に厳しいライカ基準と量産化の壁

ライカとの共同開発が始まってからも、さまざまな問題に直面する。

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まずは「高品質ユニットの量産」だ。一般のカメラレンズに比べ、スマホのカメラユニットはかなり小さい。およそ5mmの厚さのなかに、撮像素子やレンズユニット、基板などを納める必要がある。

 

このようにかなり制限されたハードウェアのなかで、「細部」「深み」「輪郭」といったライカの厳しい基準をクリアしたものを作らなければならない。その基準は、ファーウェイが通常定めている基準の数十倍も厳しいものだった。

 

このライカ品質をキープしながら低価格で量産するのは困難を極めた。それでも、開発部隊の頑張りにより、期日には量産化のめどが立つ。開発は、それこそ昼夜問わず行われたという。

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次にぶつかった問題が「ライカスタンダードの再現」だ。通常ファーウェイでテストに使うカラーチャートは数十色だったが、ライカは140個のカラーチャートを使用。それらが正しく再現されていなければ、ライカ品質に満たないとされる。

 

画像品質試験は、色彩、フォーカス、質感、ひずみ、ダイナミックレンジなど多くの項目が設けられており、さらにそれらには客観的評価と主観的評価の両方が行われた。

 

客観的評価は数値で示されるものだが、主観的評価は人間の感性が頼り。画像開発チームは試作機を片手に、100種類以上のシーンを撮影し、評価するという作業を数か月繰り返したという。

 

製品発表直前まで続いたチューニング

2016年1月には試作機が完成。しかし、サンプル機で撮影した写真のクオリティは、ライカが目指していたものとはほど遠かった。

 

そこからまた改善を繰り返し、同年2月の「Mobile World Congress 2016」には、納得のいく製品を展示することができた。そのあとも画質に関してチューニングを行い、晴れて2016年4月6日、ロンドンにて第1号機「HUAWEI P9」を発表することができたという。

 

両社にとってみれば、まさに薄氷を踏む思いであっただろう。しかし、妥協せず画質を追求したことで、HUAWEI P9は人気機種に。その完成度はプロの写真家なども絶賛するほどだ。現在は後継となる「HUAWEI P10」「HUAWEI P10 Plus」が発売されており、こちらも人気を博している。

 

おそらく、世界中で最も手軽にライカ画質を楽しめるデバイス。それがHUAWEI P10/P10 Plusだろう。

 

高画質のキモはカラーとモノクロのデュアルレンズ

ライカと共同開発したレンズユニットは、2つのレンズが並んだデュアルレンズ構造となっている。

 

他社製のデュアルレンズのカメラは、広角と望遠というように、状況に応じてレンズを切り替えて使用するものがほとんどだが、ファーウェイの機種はそうではない。カラーとモノクロのデュアルレンズなのだ。

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カラーだけではなくモノクロ専用ユニットを搭載し、それらを合成することでより解像感の高い画質となっているのが特徴。もちろん、モノクロ側のユニットで味わい深いモノクロ写真を撮影することも可能だ。

 

一度、ファーウェイ機種で撮影された写真を見てほしい。まるでその場にいるかのような臨場感は、他社スマホの画質とはひと味違うということが感じられるはずだ。

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これまでにないスマホを開発したファーウェイだが、歩みを止める気配はない。11月28日には「次世代スマホ」が上陸するとアナウンスされた。ただでさえ、ライカとコラボレーションをするという、ある意味でとんでもないスマホを開発したファーウェイ。今度はどんなスマホを投入してくるのだろうか。11月28日の発表が気になるところだ。