“煮込みハンバーグ”がお湯を注いで2分で完成!アマノフーズ「フリーズドライの匠」から限定販売中のふわとろハンバーグ

アサヒグループ食品は「アマノフーズ」ブランドから、通信販売にて数量限定で「フリーズドライの匠 煮込み風ハンバーグ」を発売中だ。

 

素材にこだわった本格派ハンバーグがたった2分で復元

「フリーズドライの匠 煮込み風ハンバーグ」は、フリーズドライされたデミグラス仕立ての本格的な煮込み風ハンバーグ。厳選された牛肉を使用し160mlのお湯を注ぐだけで本格的な味わいが瞬時に復元される様子には驚かされる。

 

↑袋を開けると一見、味噌汁などでお馴染みのフリーズドライ食品が現れるが。

 

牛肉を使用した厚みのあるハンバーグはお湯が浸透しづらく、濃厚なソースの場合はさらにハンバーグへのお湯の浸透を妨げてしまい、ハンバーグのふっくらやわらかな食感を復元することが困難だったという。そこで約1年の開発期間を経て、ハンバーグの半分をソースから露出させたハーフ・ブロック製法を開発。お湯がスムーズに浸透しやすくなり、ふっくらやわらかな煮込み風ハンバーグの商品化が実現した。

 

↑目指す食感を実現するため、ハンバーグの半分をソースから露出させた“ハーフ・ブロック製法”を生み出した。

 

↑真横から確認するとわかりやすい。

 

↑お湯をかけて2分間かき混ぜるだけで、ふっくらとやわらかな食感を楽しめるように。

 

↑完成。

 

↑牛100%肉のコクと、やや甘めで濃厚なソースが絡み合う。

 

「フリーズドライの匠」シリーズは、通信販売限定で提供される本格的な味わいが特徴

フリーズドライ食品は、油分・でんぷん質の多いものは復元の際、お湯が浸透しにくいことからフリーズドライに向かない食材とされているが、独自技術でそれを突破。

 

これまでに揚げ物の名品「チキンカツの玉子とじ」や、コクのあるカレー「ビーフカレー」などが発売されている。

 

商品名:フリーズドライの匠 煮込み風ハンバーグ
価格:税込1980円(1箱2食入り)

世界の「フードテック」市場で存在感を高める、ナイジェリアのスタートアップ

【掲載日】2022年7月13日

最新テクノロジーを活用して食品分野の新たな可能性を追求するフードテック。デリバリーから流通ネットワークの構築、食品関連事業者への融資まで、幅広いイノベーションが生み出されています。しかし、この動きが活発なのは先進国だけではありません。近年、一際大きな注目を集めているのがナイジェリアです。

フードテック系スタートアップが次々に生まれているナイジェリアのラゴス

 

ナイジェリアのフードテックを多く生み出しているのは、同国最大の都市・ラゴス。世界中のスタートアップに関するデータを提供するStartupBlink(SB)社の世界エコシステム・ランキングで、同都市は2022年に81位へ浮上し、前年から41位も順位を上げました。さらに、同社のフードテック企業エコシステムの都市別ランキングでは、米国の主要都市が上位を占める中、ラゴスが24位にランクインしています。

 

ラゴスを中心にナイジェリアのフードテックが台頭している背景には、人口増加に伴う食のニーズの高まりがあります。また、中間層が増えているため、食の多様化が進むと同時に、外食産業も成長しています。

 

SB社によれば、同都市にはフードテックのスタートアップが46社ありますが、その中には著名なベンチャーキャピタルから巨額な出資を受けて事業を急拡大している企業が数多く存在しています。例えば、2020年に創業したOrda社は、レストラン向けの注文管理や決済、商品在庫、物流システム等を管理できるプラットフォームをクラウドで提供しており、2022年1月に110万ドル(約1億5000万円※)を調達しました。

※1ドル=約136円で換算(2022年7月8日現在。以下同様)

 

ほかにも、Agricorp International社は、独自開発した「Farmbase」と呼ばれるテクノロジーを活用し、スパイスや養鶏農家を対象に詳細なプロフィールや財務フローを作成することで、農家の生産能力を高めており、2021年にはシリーズAの資金調達ステージで1750万ドル(約23億7000万円)もの巨額な資金調達に成功しました。同年には、レストランなどの食品サービス提供事業者と農家などを直接マッチングさせる仕組みを提供するVendease社も320万ドル(約4億3000万円)の資金を調達しています。

 

このように、多くの機関投資家や個人投資家、ベンチャーキャピタルが、ラゴスを中心にナイジェリアのフードテックに熱視線を送り続けています。同国の食に関する産業は今後も成長していくことが見込まれており、日本企業にとっても、その存在感はますます大きくなるでしょう。

 

読者の皆様、新興国での事業展開をお考えの皆様へ

『NEXT BUSINESS INSIGHTS』を運営するアイ・シー・ネット株式会社(学研グループ)は、150カ国以上で活動し開発途上国や新興国での支援に様々なアプローチで取り組んでいます。事業支援も、その取り組みの一環です。国際事業を検討されている皆様向けに各国のデータや、ビジネスにおける機会・要因、ニーズレポートなど豊富な資料もご用意しています。

なお、当メディアへのご意見・ご感想は、NEXT BUSINESS INSIGHTS編集部の問い合わせアドレス(nbi_info@icnet.co.jpや公式ソーシャルメディア(TwitterInstagramFacebook)にて受け付けています。『NEXT BUSINESS INSIGHTS』の記事を読んで海外事情に興味を持った方は、是非ご連絡ください。

フードテックの今後を占う!? 話題の「ヘスタンキュー」を使ってみてわかったメリットデメリット

最近、「フードテック」という言葉を耳にしたことはありませんか? 「フード(Food)」と「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた造語で、最新技術を使って新たな食品を開発したり、調理法を発見したりといった産業分野のことを指します。

 

これだけ聞くと難しそうですが、実はいま、私たちの生活にとって身近な存在になりつつあるのです。一例として、アメリカから上陸した「Hestan Cue(ヘスタンキュー)」という調理家電はまさにフードテックによって誕生したアイテムで、“未来の家電”とも言われています。

 

今回は数々の調理家電のレビューを手掛け“おいしいものナビゲーター”として活動する今西絢美さんに、ヘスタンキューやこれからの調理家電について聞きました。

 

【関連記事】注目のフードテック“代替肉”とは? 基本と世界の最新事情を解説

 

スマホと家電がつながるのは、いまや当たり前のこと

テレビやエアコン、冷蔵庫など、私たちが普段使う家電のなかには、インターネットにつながるものが続々と増えています。そういった家電を「IoT(アイ・オー・ティー)家電」もしくは「スマート家電」と呼び、家電がインターネットにつながるだけで便利なことがたくさんあるそう。

 

「たとえば、外出先からエアコンの電源をオンオフしたり、冷蔵庫内に設置されたカメラで買い忘れがないかをスマホで確認できたりと、家にいなくても家電を操作できるのはスマート家電ならでは。また、インターネットを介して機能をアップデートできるので、購入後の家電を進化させることも可能です」(おいしいものナビゲーター・今西絢美さん、以下同)

 

今西さんが最近気になっている家電として名前が上がったのが、2022年1月に日本での発売が開始したスマートキッチン家電の「ヘスタンキュー」。スマートIHヒーター、スマートフライパン、スマートソースパンの3アイテムがラインナップされており、これを使えば失敗することなくレシピを完璧に再現できるのだとか。

 

「ヘスタンキューは、調理器具とIHヒーターがインターネットにつながります。スマホの専用アプリにレシピが出ており、スマホとヘスタンキューを接続することで、レシピに沿った温度に自動で設定してくれるんです。料理は温度や加熱時間で仕上がりにばらつきが生じるものですが、ヘスタンキュー側が制御してくれるので、作り手の経験や技術に左右されることがありません」

 

日本のユーザーに向けた和食レシピも充実

専用アプリは無料で配信されています。

 

家電をインターネットに接続するのは難しいのでは? と不安に思うかもしれません。ところが、実際はアプリの操作手順に沿って操作するだけなので、そのハードルはかなり低くなっています。これまでさまざまなスマート家電を使ってきた今西さんも、操作のしやすさに驚いたそうです。

 

「IoT家電の多くはスマホのアプリを使ってインターネットに接続しますが、少し手順が複雑な場合もあります。ヘスタンキューの場合は、調理器具に内蔵されたセンサーを自動で認識してくれるので、アプリ上で接続したい調理器具を選択するだけ。この手軽さは始めてスマート家電を使う人でも安心して導入できるでしょう」

 

接続したい調理器具を選択すると自動でつながります。

 

導入しやすいことはわかりましたが、実際の使い心地が気になるところです。今西さんはいくつかの料理を作り、IoT家電ならではの魅力を感じたのだとか。

 

「アメリカからやってきた調理家電だと聞いていたので、最初にチェックしたのはアプリに出ているレシピです。レシピありきで使う調理家電はユーザーが作りたくなるレシピがどれだけ搭載されているかが肝心です。やはり、ステーキやタコスといったアメリカっぽい料理はたくさん出ているのですが、日本料理もしっかりカバーしているのが好印象ですね」

 

実際に作ったのは?

 

「豚バラ大根を作ってみたところ、アプリに沿って調理するだけで、家族にも好評な一品が完成しました。また、ソースパンで白ごはんも炊きましたが、こちらもしゃっきりした仕上がりでおいしかったです」

 

・豚バラ大根

豚バラ大根は準備20分、調理30分で完成。

 

・ごはん

ごはんは低温から徐々に温度を上げて沸騰させるというのが、日本の米の炊き方と違ったものの、炊き上がったごはんは炊飯器とほぼ遜色ない仕上がりに。

 

「レシピは文章だけでなく動画も見られるというのが今っぽいですね。アプリを見て次のステップに進んでいくだけで、IHヒーターの温度を自動でコントロールしてくれるので、料理の先生がいてくれるような安心感があります。
また、アプリ上で温度や時間を確認できるのもスマート家電ならでは。料理本やレシピサイトではわかりにくい火加減を、数値化して制御するのは面白いなと感じました」

 

「次の手順へ」をタップすると調理工程が進みます。加熱中は温度や時間が表示されるので失敗しにくくなっています。

 

「温度管理をしてくれることで、普段よりもおいしく作れたのがステーキですね。肉の厚みをアプリに入力すると、それに合わせた加熱時間に調整してくれるんです。自分ではそこまでのことはできないので、IoTが身近になることでよりおいしい料理が作れるんだなと実感した瞬間でした」

 

・ステーキ

肉を裏返すタイミングなどもすべてアプリを見て行います。

 

肉の焼き加減もアプリ上で設定できます。美しいミディアムレアに焼き上がりました。

 

日常に加わることで豊かな体験につながる

ヘスタンキューを使ってみて、その魅力に大満足だと話す今西さんですが、まだまだ課題も残されていると感じたそうです。一体何が気になったのでしょうか?

 

「機能面では当然満足できたのですが、掲載されているレシピ数が日常生活で使うにはまだまだ少ないというのは、今後の課題でしょう。この家電はレシピに沿った調理をすることで本領を発揮するので、自分なりのレシピで作るというのには向いていません。多少料理に慣れた人はつい自分の感覚に頼りがちなので、レシピどおりに作ることを意識する必要がありそうです」

 

・ホットケーキ

レシピどおりにパンケーキを焼いてみると、表面が少し焦げてしまったそう。レシピは自分で粉を配分していたので、ホットケーキミックスで済ませたのも原因かもしれない、とのこと。

 

表面はカリッと、中はふかふかのパンケーキが完成しました。

 

正直なところ、スマート家電はまだまだ高価格帯のアイテムが多いのが現状です。しかし、生活のなかに取り入れると、これまで何も感じていなかった家事が少し面倒なものだったということに気付かされるはず。家事の手間を減らせるだけでなく、気持ちの面での負担も減らしてくれるのが、ヘスタンキューをはじめとするスマート家電のいいところかもしれません。

 

【商品情報】

Felicidad
「Hestan Cue スマートIHヒーター」5万円+税
「Hestan Cue スマートフライパン」3万円+税
「Hestan Cue スマートソースパン」3万円+税

 

世界20か国以上で展開し、IHヒーターと調理器具、専用アプリがBluetoothで連動するスマート調理家電。メイン食材とソースを選択するだけの「Mix&Match」機能を搭載するほか、手動で温度と時間管理を行うマニュアル機能も選択可能。フライパンとソースパンは、直火にも対応する。

 

【プロフィール】

おいしいものナビゲーター / 今西絢美

2008年よりライター/エディターとしてのキャリアをスタート。2022年よりフリーランスとして活動中。得意とするジャンルは、グルメ、お酒、調理家電、ITなど。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。

 

植物由来原料のみで作られるプラントベースフードのテスラを目指す「2foods」。野望もウマさもガチだった!

最近のフード業界における一大トピックが、プラントベースドフード(プラントベースフード)です。なかでも特に話題なのが、2021年4月に3店舗とオンラインショップを同時にグランドオープンし、カゴメとの業務提携も発表した「2foods(トゥーフーズ)」。5月には4店舗目を開業するなど、勢いは止まりません。設立の背景は?  味はどうなのか? 今後の展望は? それらを探るべく、店舗取材と代表者インタビューを行いました。

↑2021年5月17日にオープンした4号店、「2foods 八重洲地下街店」へ

 

世界の潮流にグルメ大国の日本が勝負しない手はない

プラントベースドフードの直訳は、植物由来の食べ物。欧米ではすっかり身近な食文化で、スウェーデン発のIKEAは日本でも積極的に商品やメニューを展開しています。(IKEAのプラントベースフードについてはこちら

↑日本では良品計画が積極的な企業の一つ。無印良品では大豆由来のミートボールやジャーキーなどが商品化されています

 

一方で日本のメーカーや飲食店でも、2018年頃から大手を中心に大豆ミートの新商品が登場して話題に。ただし個人的には大手ならではの慎重さも見え、突き抜けるほど攻めているとは思えませんでした。そこに風穴を開けたのが「2foods」。自社開発のメニューはバリエーション豊富で、すべてがプラントベースドフードであるという専門性は他に類を見ません。そこで、ブランド設立の意図やコンセプトを、代表の東 義和さんに聞きました。

↑「2foods」を展開する株式会社TWOの東 義和(あずま よしかず)代表取締役CEO。自ら創業した企業ブランディングを行うPR会社を経て、2015年にウェルビーイングな事業を展開する株式会社TWOを設立。SNSで話題を集めた中性重炭酸入浴剤「BARTH」や、プラントベースドフードブランド「2foods」を立ち上げるなど、カラダ、ココロ、社会的にも満たされる“真の健康”をデザインする、プロダクトやサービスを提供しています

 

「例えば、世界のトップランナーである米国の『ビヨンド・ミート』は1兆円企業になっていて、他にも海外では有力なスタートアップが次々と生まれています。日本は食生活の違いなどが関係して遅れをとっていますが、プラントベースドフードはSDGs(持続可能な開発目標)の観点からみても広がるべき文化であり、浸透することは間違いありません。国内市場に可能性があるだけではなく、食は日本のお家芸ですから世界とも戦えます。そこで、日本を代表する世界ブランドになりたいという思いで『2foods』を立ち上げました」(東さん)

↑特徴の一つが、特定のプラントベースドフード専門店ではなく、メニューが多岐にわたるところ。麺類、カレー、ドーナツサンド、スイーツなどバリエーションが豊富で、すべてが動物性原料不使用です

 

日本がプラントベースドフードの後進国である背景には、そもそもヴィーガンやベジタリアン文化が欧米ほど浸透していないという土台の違いがあります。とはいえ健康志向は年々高まっていて、もともとニッチだったプロテイン食品は、いまやコンビニに置かれるほど定着。潜在的ニーズは十分あると言えるでしょう。

 

「日本での定着に大切なのは、圧倒的なおいしさだと思っています。ミシュランガイドの星の数が世界一なだけあって、日本は最も味に厳しい国。“ヘルシーだから味は二の次”では、リピートしてもらえません。例えばドーナツなら本家ドーナツのおいしさを超えるべく、本気で取り組んでいます」(東さん)

↑プラントベースドフードの世界の例は、クルマにおけるEVの進化に近いと東さん。「私たちはプラントベースドフードの業界で、EV業界を牽引するテスラを目指します」と語ります

 

「2foods」のコンセプトは「ヘルシージャンクフード」。プラントベースドフードが一定の層ではなく、より多くの人に受け入れられるためには食欲をそそるメジャーな料理であるべき。「メジャーな大衆食はギルティになりがちだけど、それが健康的だったらハッピーですよね?」という提案だと東さんは言います。

 

そんな、プラントベースフードのメニューの中から、最も肉感を楽しめそうな、「ソイチキンタツタドーナツサンド」を食べてみました。

 

 

健康を優先しておいしさを妥協する時代は終わった

「2foods」で現在最もメニュー数の多いカテゴリーがドーナツ。生地には動物性であるバター、卵、牛乳は一切使わず、それでいてふっくらもっちりの食感にさせるため、生地を長時間冷蔵熟成する発酵技術で実現しているとか。そのうえで、吸油率を低減させる最新テクノロジーの機械で揚げ、ヘルシーで胃もたれしづらいドーナツに仕上げています。

↑「ソイチキンタツタドーナツサンド」(テイクアウト626円/イートイン638円)。世界中からできる限りの代替肉を集め、チキンタツタを大豆に置き換えてもおいしい素材を採用しているとか

 

まずタツタだけを食べてみると、パサつきはなくしっとりしていてコク深い味付けも秀逸。個人的にはより分厚いほうが好みですが、納得のおいしさです。また豆乳ベースのタルタルソースも違和感なく、甘酸っぱく濃厚で絶品。ドーナツ生地の甘みやジューシーな香りが相まって、満足度は十分です。

↑タツタの衣は小麦粉でもいいところ、あえてビタミンB1やB6が豊富なひよこ豆を採用

 

次は「スパイシーまぜそば」にトライしました。主役の麺には小麦粉ではなく玄米を採用していて、それも日本に1社しかない最先端のフードテック企業の技術を活用。マイナス温度の中で玄米を超微粉砕することで、栄養素を残しつつ粘り気のある麺を作り出せたのだとか。

↑「スパイシーまぜそば」(テイクアウト950円/イートイン968円)。低温超微粒粉砕された玄米麺を使うため、余計な増粘剤を使わなくても豊かな弾力を実現できるとのこと

 

麺は断面が丸いタイプで太め。中華麺に欠かせない副原料「かんすい」を使っていないとのことですが、ワシッとしたワイルドな弾力とコシがあります。そして次は具材のミンチを食べてみると、これも驚きの味わい。

↑うまみが凝縮された、肉味噌感あふれるおいしさ。言われなければ大豆ベースだと気づかない人もいるでしょう

 

全体的な味は濃厚で、こちらも満足度は十分。6種のスパイスを効かせたオリジナルのラー油を効かせたタレが辛めで、刺激的なパンチがありました。5種の野菜はシャキッとしていて麺やタレとよく絡みます。こちらは冷麺タイプだったので、次は温麺タイプの「濃厚やみつき担々麺」(渋谷ロフト店限定メニュー)を味わいたいと思いました。

 

↑左が「ラズベリーピスタチオドーナツ」(テイクアウト410円/イートイン418円)で、右が「抹茶あんバタードーナツ」(テイクアウト518円/イートイン528円)

 

スイーツ系のドーナツも食べてみました。生地は前記と同じく、最先端の機器で仕上げたタイプ。しっとりエアリーな食感で軽く、天然のラズベリーや糖分で仕上げたグレーズ、国産抹茶やソイバタークリームともマッチして、これも違和感のないおいしさです。

↑「オーガニッククラフトコーラ」(レギュラーサイズ:テイクアウト454円/イートイン462円)

 

ドリンクは、牛乳以外のソイミルクを使ったコーヒーなど数種がラインナップしていて、中でも人気なのがクラフトコーラ。ノンカフェインで体にはやさしいながらも、オリジナルブレンドのスパイスを使った刺激的な味が印象的です。強炭酸水も店内で作っているとか。

 

さすがのメニューの多彩さ。ただ、一つ気になったのがプラントベースフードの大定番と言えるハンバーガーがないこと。その理由を東さんに聞きました。

 

「実は、ハンバーガーは開発中です。納得できるおいしさを追求しているため現時点では間に合いませんでしたが、将来的には販売できると思います。楽しみにしていてください!」(東さん)

 

 

海外進出も視野に。小売り向け商品も開発中!

もうひとつ、後日にオンラインショップで購入した「生食感の濃厚ガトーショコラ」を試食してみました。特徴はバター、卵、牛乳、白砂糖が不使用であること。味は冷蔵なら生チョコ風、常温ならテリーヌショコラ風、レンジで温めるとフォンダンショコラ風と、3つの楽しさがある意欲作です。

↑オンラインの「生食感の濃厚ガトーショコラ」(2981円)。玄米を特殊製法で非常に細かい粉にすることで、ヘルシーでありながら超濃密で驚くほどクリーミーな口どけを実現しています

 

味に関する違和感のなさでは、一番かもしれません。タッチはしっとりなめらかで、余韻までコク深く贅沢な食べごたえ。カカオのビター感が絶妙な甘さとあいまって、妖艶な方向性の本格ガトーショコラに仕上がっています。

↑温める場合は、写真の分量の場合500Wレンジで10~20秒程度。舌先でとけてなくなるような、リッチなモイスチャー感を楽しめます

 

冒頭にお伝えしたとおり、すでに4店舗を展開する「2foods」ですが、今後の出店にも意欲的。直近では麻布十番店のオープンを予定し、中長期的には2021年中に国内10店舗程度、その後は海外展開も目指しているとか。4月のグランドオープン時には「2foods 渋谷ロフト店」に併設する形で、プラントベースドフードに欠かせない最新フードテックブランドを体験できる「FOOD TECH PARK」も開業していて、カゴメとの協業においても小売店向け商品の開発など様々な可能性に挑戦中。GetNavi webでは「FOOD TECH PARK」の取材も予定しているので、こうご期待!

 

【SHOP DATA】

2foods 八重洲地下街店

住所:東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街北1号

アクセス:JRほか「東京駅」八重洲北口直結

営業時間:11:00~20:00 ※緊急事態宣言の発出などにより営業時間が変動する可能性があります。

定休日:なし

フードテックブランドを体験できる渋谷のFOOD TECH PARKで日本未発売商品などが展示

TWOは6月16日、世界中から選びぬかれた最新フードテックブランドを体験できる場「FOOD TECH PARK」で、フードテック・エシカル商品の新ラインアップの展示を開始しました。

 

FOOD TECH PARKは、渋谷のロフト2Fにあるプラントベースドフードカフェ「2foods」に併設された施設。フードテックブランドの展示商品を見て、触って、知ることができる場となっており、エシカルかつサステナブルな商品の魅力や背景を知ることができます。

 

今回展示されるのはGreen Monday/dot science/やまとわ/エシカル・スピリッツ/マウンテンブック/LOCAL BAMBOO/TWOの7ブランド。

 

Green Mondayは、すべてプラントベースの日本未発売商品「OmniEats」を展示。超低温の瞬間冷凍技術を採用し、新鮮な料理をベストな状態で保存した食品を提供しているといいます。商品展開は中華まん、蒸し餃子、ガパオライス、焼きビーフンの4種です。

 

このほか、dot scienceは洋風干物「アタラシイヒモノ」を、やまとわは木を紙のように薄く削った包装材「信州経木 Shiki」を、エシカル・スピリッツはエシカルジン「CACAO ÉTHIQUE」を、マウンテンブックは野菜だけで作っただしパック「野菜だけのやさしい旨みだし」を、LOCAL BAMBOOは「延岡メンマ」を、TWOは動物性由来の原料や白砂糖を使っていない「濃厚ガトーショコラ」などを展示します。

 

なお、FOOD TECH PARKを運営するTWOのCEO・東義和さんは、フードテックに精通しており、最新事情をこちらの記事で見ることができます。合わせてご覧ください。

注目のフードテック“代替肉(だいたいにく)”とは? 基本と世界の最新事情を解説

人口増加による食糧危機やフードロス、深刻な栄養不足の問題など、世界には食にまつわる課題が多数存在しています。そうした課題を解決するために、今注目されているのが「フードテック」です。「フードテック」とは、フードとテクノロジーを掛け合わせた造語のこと。欧米を中心に広がりを見せていましたが、日本でも近年フードテックに取り組む企業が増えています。

 

今回は、フードテックの中でも私たちの暮らしに身近になりつつある「代替肉」にフォーカス。食や生活雑貨など、さまざまな視点からウェルビーイングな製品・サービスを手掛ける、株式会社TWOの代表取締役CEO・東義和さんに、「フードテック」と「代替肉」の最新事情を教えていただきました。

 

↑株式会社TWOの代表取締役CEO・東義和さん

 

市場規模700兆円へ! 今「フードテック」が注目される理由とは?

まずは「フードテック」とはどういったものを指すのか、東さんに解説していただきました。

 

「フードテックという言葉は、とても定義が広いんです。わかりやすいものだと、やはり『代替食』ですね。お肉はもちろんのこと、海外ではたまごや牛乳、チーズといった食品にも、植物由来の代替食品が生まれています。しかし、フードテックの領域は『代替食』だけではありません。栄養を壊さないミキサーや、お肉を3Dで成形する3Dプリンターなど、食に関する最新技術もフードテックと呼ばれています」(TWO代表取締役CEO・東義和さん、以下同)

 

2025年には、世界の市場規模が700兆円になるとも言われているフードテック。なぜそれほどまでに注目が集まっているのでしょうか。その背景には「SDG‘s」が大きく関係している、と東さんは言います。

 

「SDG‘sでも取り上げられているように、世界では、人口増加による食糧危機や食肉の生産過程におけるCo2排出量の問題、土地・水資源の枯渇など、食にまつわる様々な問題が深刻化しています。そうした課題を解決する手段として、フードテックに期待が寄せられているのです。

環境保護や健康への意識が高い欧米を中心に広がりを見せているフードテックですが、日本でも、最近『エシカル消費』という言葉が聞かれるように、環境に配慮した商品を選ぶ人が増えてきていると思います。そうした消費者の意識の変化もあり、今後フードテックはますます大きなムーブメントになると感じています」

 

フードテックの代表格「代替肉」の種類と世界と日本の今

さまざまなフードテックの取り組みがある中で、代表格ともいえるのが「代替肉」。大きく分けて「培養肉」と「プラントベースの代替肉」の2種に分けられます。この代替肉について、東さんに詳しく教えていただきました。

 

・培養肉

培養肉とは、名前の通り肉の細胞を一部抜き取って、その細胞からつくられた人工的な肉のこと。少ない資源から食肉を生成する技術として注目されています。ただ、生産におけるコストが高く、ひとつ数十万円以上するなど課題点が多いのも事実です。私たちの食卓に届くのはまだ先になりそうですが、アメリカやイスラエルを中心に、世界中で開発が盛んに行われている領域でもあります。テクノロジーの進化とともに、一気に市場が広がるのではないかと思います」

 

・プラントベースの代替肉

プラントベースの代替肉は、植物性のタンパク質からつくられた肉のこと。一番メジャーなのは、大豆ミートですね。今では、ひよこ豆やえんどう豆がベースとなった代替肉も数多く存在しています」

 

アメリカでは、「ビヨンド・ミート」や「インポッシブル・フーズ」といったスタートアップ企業が急成長を遂げており、スーパーマーケットで気軽に手に入れることができるほどプラントベースの代替肉が広く普及しています。

↑アメリカのスタートアップ「Beyond Meat」「Impossible Foods」。Googleやビル・ゲイツなどが将来性を見込み、出資を行っていることでも話題

 

日本は、欧米に比べるとまだまだ市場規模が小さいのですが、ここ数年で国内の大手企業やベンチャー企業がこぞって代替肉の開発を進めており、通販はもちろん、一部大手小売店でプラントベースの代替肉商品が購入できるようになってきました。さらに、昨年は日本で初めての「プラントベース代替肉専門の肉屋」がオープンし、話題を集めています。

↑東京・池袋にあるThe Vegetarian Butcher。代替肉はグラム2円から購入することが可能

 

「昨年、オランダのプラントベース代替肉のスタートアップベンチャーである『The Vegetarian Butcher』が日本に上陸しました。レストランとして代替肉を使ったメニューが楽しめるだけでなく、プラントベース代替肉専門の肉屋が店内に併設されているのが特徴です。普通のお肉屋さんのような感覚で代替肉を買うことができるのは、日本初の取り組み。今後市場が広がれば、日本でもより気軽に代替肉を手に入れることができるようになると期待しています」

 

環境への配慮だけじゃない!「代替肉」のメリット

日々進化を遂げている「代替肉」の世界。一体なぜこれほどまでに需要が拡大し、新たな市場が生まれているのでしょうか。その理由は主に3つあると、東さんは指摘します。

 

「まずは、やはり環境への負荷が少ないという点が挙げられると思います。例えば、牛や豚を育てるためには大量の餌や土地、水などの資源が必要ですよね。さらに、牛の出すゲップや糞尿はメタンガスを多く含んでおり、地球温暖化にもつながると言われています。一方代替肉は、当然そうした生産における資源を削減することができるので、エシカルな視点で見ると大きなメリットがあるのです」

 

 

「そして、プラントベースの代替肉については健康面でのメリットが挙げられます。近年は、先進国を中心に肉の消費量が増えており、深刻な野菜不足が問題となっています。プラントベースの代替肉は、低カロリーで低コレステロール、高タンパク。タンパク質がしっかり取れるだけでなく、とてもヘルシーです。健康志向が高まっている今、より注目を集めているのだと感じています。

 

さらに、動物愛護の視点でも関心が高まっています。さまざまな議論がありますが、不必要な屠殺を減らすことができるのも、代替肉のメリットではないでしょうか」

 

残された課題と、アップデートし続ける「代替肉」

一方で、代替肉にはまだまだ課題も残されていると、東さんは言います。

 

「消費者の目線から言うと、やはり動物性のお肉に比べて価格が高いというのはネックになると思います。多くの企業で、そこはかなり意識しているところですね。よりリーズナブルにしていく必要があると思いますが、日本では市場が成長段階のため難しいのも事実です。しかし、今後需要が増えることを予測すると、価格も反比例して下がっていくはず。これからに期待ですね」

 

 

「そして、動物性のものに比べて味が物足りないと感じる人も多いようです。その問題に対しては、各社が“どう肉っぽさを再現するか”を追求している最中でもあります。肉の細胞から生まれた培養肉とは違い、プラントベースの代替肉は言ってしまえば肉とは全くの別物です。そのため『嚙んだときのスジの食感』や、『脂のうまみ』など、肉っぽさを再現することは難しいのですが、今も多くの企業が技術を駆使して美味しさに挑み続けています」

 

代替肉市場を牽引するアメリカのスタートアップ、「インポッシブル・フーズ」も、代替肉の美味しさを追求し続ける企業のひとつ。

 

「インポッシブル・フーズがユニークなのは、スマートフォンやパソコンがバージョンアップを繰り返すのと同じように、代替肉もアップデートを重ねているということ。味や食感などを改良するごとにVer.1、Ver.2とアップデートし、より動物性の肉に近い代替肉の開発を進めています。このように、味に対する戦いはこれからも続いていくと思います。テクノロジーの力でこれから代替肉がどう進化するのかは、私も楽しみにしています」

 

フードテックの筆頭「代替肉」について、基本的な構造や効果、最新事情などを解説していただきましたが、次のページでは具体的に、私たちが代替肉を日常的に取り入れられる商品について、紹介していただきました。

 

渋谷で出会う、フードテックとサステナブルな食の世界

フードテックや代替肉について知ることができても、「実際に食べてみないと実感がわかない!」と感じている人も多いのでは? 今回は、最先端のフードテックやプラントベースの食事を楽しめる渋谷の新スポットをご紹介します。

 

■ヘルシーで美味しい、プラントベースドフードカフェ「2foods」

 

今年4月、渋谷ロフトの2階にオープンしたプラントベースドフードが楽しめるカフェ「2foods」。メニューは全て、植物由来の食材を使っています。植物由来と聞くと、高いのではないかと思う人もいるかもしれませんが、すべてのメニューが1000円以下ととってもリーズナブル。思わず写真を撮りたくなるようなおしゃれな見た目も特徴です。

 

2foodsのコンセプトは、“ヘルシージャンクフード”。ブランドを立ち上げた東さんに、その想いを伺いました。

 

「2foodsは、ヘルシーでサステイナブルな食事が楽しめる場所です。ですが、それを全面に出すのは違うと感じていました。健康にいいから食べなさいとか、環境にいいからこの食材を選びなさいとか……。強制的にメッセージを受けて食べるのは、辛いし、テンションも上がらないと思うんです。
ブランドを立ち上げる上で大切にしてきたのは、2foodsのロゴにもある「Yummy(But so Healthy)」という考え方。つまり、美味しく食べた結果がヘルシーでエシカルだった、という体験をどうつくっていけるかを常に考えていました。
ジャンクフードのようにリーズナブルで、美味しくて、見た目もおしゃれなプラントベースドフードを提供する。そうすることで、プラントベースドフードがみなさんの日常的な選択肢のひとつになるのではないかと思い、 “ヘルシージャンクフード” というコンセプトをつけました」

 

■最新のフードテックに触れる、「FOOD TECH PARK」

 

カフェの隣には「FOOD TECH PARK」が併設。日本初登場のグローバルフードテックブランドや話題のスタートアップなど、最新のフードテック技術に出会うことができます。

 

「フードテックが世界中で盛り上がっているとお話をしましたが、メディアでしか知る機会がないのでは、と感じていました。FOOD TECH PARKは、実際に商品を見て、触れて、知ることができる場所です。現在はコロナウイルスの影響で行っていないのですが、展示されている商品の試食もできるように準備を進めています。この場を通して、エシカルでサステイナブルな商品を知るきっかけになればと思っています」

 

写真は、FOOD TECH PARKの展示ブース。各商品に置かれたタブレットで商品に込められた思いや、魅力を知ることができる。興味があれば、一部の商品は実際に購入することも可能です。

 

ヘルシー、そして美味しい!
2foodsオススメのプラントベースフード 5選

今回は特別に、2foodsのメニューの中から、代替肉を使ったメニューを中心に、オススメの商品を教えてもらいました。店内での飲食はもちろん、多くの商品がテイクアウトに対応しています。ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

・オリジナルソースの香りが食欲をそそる、彩り鮮やかなまぜそば


「スパイシーまぜそば」テイクアウト 950円 / イートイン 968円(税込)

5種類の鮮やかな野菜と、ひき肉状の大豆ミートが添えられた、「スパイシーまぜそば」。6種のスパイスをブレンドした2foodsの特製ラー油で、ほどよい辛さが楽しめます。中華系のメニューは一般的にオイスターソースで味付けするそうですが、こちらのメニューで使われているのはオリジナルのきのこソース。食材だけでなく、調味料の部分まで徹底的にこだわり抜いた一品です。

メインとなる麺は、グルテンフリーの玄米麺。独自の技術で超微粒子に玄米を粉砕することで、モチモチとした食感を再現しています。

 

・1日の1/2の野菜が摂れる“バターチキン”カレー


「まるでバターチキンカレー」テイクアウト 950円 / イートイン 968円(税込)

植物由来の豆乳バターに、栄養満点のトマトをふんだんに使用した「まるでバターチキンカレー」。野菜の旨味が凝縮され、一皿で1日の1/2の野菜が摂取できます。代替肉は、鳥のささみのような食感が楽しめる大豆ミートを採用。ジューシーな食べ応えが魅力です。

ライスは、玄米にカリフラワーライスを合わせたオリジナル仕様に。玄米は食物繊維豊富なだけでなく、血糖値上昇を抑える働きがありますが、逆に慣れていない人が食べると胃がもたれてしまうことがあるのだそう。カリフラワーを合わせることで、消化にもよく、よりヘルシーな一皿にしあがっています。

 

・もちもちのドーナツとジューシーな大豆ミートが魅力の“チキンタツタ”サンド


「ソイチキンタツタドーナツサンド」テイクアウト 626円 / イートイン 638円(税込)

もちもち食感にこだわったドーナツにチキンタツタ風の大豆ミートを挟んだ「ソイチキンタツタドーナツサンド」。ドーナツ生地は、超低温で発酵させることで、たまごと乳を一切使用していないにも関わらず、もちもちふわふわの食感を再現しています。

チキンタツタ風の大豆ミートの衣は、ビタミンB1とB6が豊富なひよこ豆を使用。実際にチキンタツタをつくるのと同じように一晩味を漬けこんでから揚げることで、噛み応えもよく、旨味溢れるタツタにしあがっています。たまごを使用しないオリジナルのタルタルソースも相まって、満足感抜群の一品です。

 

・たまご嫌いも認めた“たまご”サンド


「まるでたまごなドーナツサンド」テイクアウト 518円 / イートイン 528円(税込)

ふわもち食感にこだわった2foodsオリジナルのプラントベースたまごサンド。たまごサンドという名前でありながらたまごは使われていません。

たまごの代わりには、かぼちゃと豆腐を使用。それに加えて、口に入れた瞬間のかぐわしい香りを追求し特殊なスパイスを使用して、たまごそのものの味わいを再現しています。かぼちゃのβカロテンや大豆由来のタンパク質が多く含まれており、体に優しいのも嬉しいところ。たまご嫌いも認めた究極のプラントベースたまごサンドです。

 

・オンラインショップでも! 3通りの食べ方が楽しめるガトーショコラ


「生食感の濃厚ガトーショコラ」テイクアウト 518円 / イートイン 528円(税込)

特殊製法の超微粒玄米粉を使用した、濃厚でなめらかなくちどけが魅力の「生食感の濃厚ガトーショコラ」。たまごや乳の代わりに、アーモンドミルクやオーガニックシュガーといったヘルシー素材を使用した一品です。

玄米粉を使う事で、3通りの食感が楽しめるこの商品。冷蔵庫で冷やせば生チョコ、常温ならテリーヌショコラ、温めるとフォンダンショコラと、お好みに合わせてぜひ味わってみてください。こちらの商品は、オンラインショップでも購入可能です。

 

100%じゃなくていい。フレキシブルなスタイルから始める食のサステナブル

「最近では、『フレキシタリアン』という言葉も聞かれるようになりました。フレキシタリアンとは、“ときどきベジタリアン”な人々のこと。世の中の情勢を見てSDG‘sを意識している人もいれば、『昨日焼肉を沢山食べたから、今日はヘルシーなご飯にしよう!』と、健康を気にして無意識のうちにフレキシタリアンなスタイルを取っている人もいます。

 

私は、食に対するエシカルなアプローチが必ずしも100%である必要はないと思っています。健康で環境にもいい食品を我慢して取り入れても、本当の健康とは言えません。段階があっていいと思いますし、ハーフアンドハーフな考え方でもいい。みなさんが体だけでなく、心も豊かになるようなエシカルで美味しい食に出会えることを祈っています」

 

【プロフィール】

株式会社TWO代表取締役CEO / 東 義和

2005年にPRを軸に企業のブランディングを行う「マテリアル」を設立。2018年にはCannes LionsのGlobal PR agencyランキングにおいて、アジア勢首位を獲得した。2015年、グローバルで通用する普遍的なウェルビーイング事業を創るため、TWOを設立。2019年からは、マテリアルを離れTWOに専心している。

 

Spot Data

2foods 渋谷ロフト店・FOOD TECH PARK

所在地=東京都渋⾕区宇⽥川町21-1 2階
電話番号=03-6416-4025
営業時間=11:00~20:00 ※コロナ禍では営業時間が変動する可能性があります。
定休日=無休 ※渋谷ロフトの営業時間に準じます。
アクセス=東京メトロ銀座線・副都⼼線・半蔵⾨線・東急⽥園都市線『渋⾕駅』(A3番出⼝)から徒歩3分/JR線『渋⾕駅』ハチ公⼝から徒歩5分

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オンラインショップ https://2foods.jp/pages/online