次のスーパーカーSUVとなるか、ブガッティ「シロン」のSUVを大予想!

2017年にはランボルギーニが新型SUV「ウルス」を発表したが、同年の終盤にはロータスから開発中のSUVの画像が流出したり、2018年1月のデトロイトショーでは、フェラーリのCEOが同ブランド初のSUVを2019年から2020年に発売……と言及するなど、世界中のプレミアム市場ではスーパーSUV時代の到来が予想されている。

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ポルシェ「カイエン」、マセラティ「レヴァンテ」、アストン・マーティンは「DBX」を2019年にも発売予定で、残るメジャーなスーパーカーメーカーはマクラーレンとブガッティとなってきそうだ。しかしマクラーレンのチーフデザイナーは「将来SUVを発売することは絶対にない」とメディアに語っていることから、注目はブガッティに集まる。

 

そこでロシアの有名CGアーティスト、Aksyonov Nikita氏がブガッティの最新スーパーカー「シロン」をベースに作成したCGを、SNSに公開して話題となっている。

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ブガッティ特有の馬蹄型フロントグリルやL字のデイタイムランニングライトを備えたシロン風ヘッドライト、バンパーにはワイドはエアダクトを備え、リアではLEDストリップライトや大型ディフューザー、ツインエキゾーストパイプが特徴的。

 

パワートレインは、最高出力1200ps、W型16気筒クワッドターボクラスとなるに違いないが、2009年にも4ドア「16Cガリビエール コンセプト」を発表していることからも、ブガッティ初のSUVは実現の可能性が高いと見られている。

アウディスポーツが2020年までにラインナップ拡充

アウディAGの100%子会社であるアウディスポーツGmbHのトップが3月1日に交代する。新CEOのミハエル・ユリウス・レンツ氏はアウディのマーケティング部門を経て、’15年から中国のセールス部門のトップを務めてきた実績を持つ60歳。一方で旧CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は53歳の若さながらフランスに本拠を置くブガッティ・オートモビルズのトップに就く。ちなみにヴィンケルマン氏はアウディスポーツの前はアウトモビリ・ランボルギーニのトップを務めていた経験も持つ。

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国際経験も豊富なレンツ氏がトップに立つことで、さらなる世界規模での成長に期待が高まるアウディスポーツ国際経験も豊富なレンツ氏がトップに立つことで、さらなる世界規模での成長に期待が高まるアウディスポーツ

 

モータースポーツ参戦に加えてRSモデルやR8の開発製造と販売、パーツやアクセサリー類の販売などを行なうアウディスポーツのブランド認知は世界的に高まっており、富裕層を中心にセールスも伸びている。アウディAGの業績アップにも貢献し、日本においても正規ディーラーにおけるサブブランド展開が積極的に進められているのはご存じのとおり。

 

今回のトップ交代もその路線を強化するのが狙いで、’20年までにアウディスポーツのラインナップを現在の11モデルから16モデルへと拡充する考えも明らかにしている。グローバルマーケティングを得意とするレンツ氏の就任で、スポーツモデルの展開がどういった方向へと進むのか。高性能コンパクトモデルの設定や電動化への対応など、その手腕がどう発揮されるのか興味深いところだ。