「想像しやすくて良いと思う」 モデルが“ブサイク”なヘアカタログ「ブサヘア」が画期的

美容院で髪を切るとき、「福山雅治みたいにしてください」などと注文することに抵抗を感じる人も多いはず。そんな悩みを解決してくれる「ブサヘア」というサイトに注目が集まった。

出典画像:「ブサヘア」公式サイトより出典画像:「ブサヘア」公式サイトより

 

斬新ヘアカタログ「ブサヘア」とは?

美容院のヘアカタログなどに掲載されているモデルはいずれも美男美女で、そのことが注文のハードルを上げている様子。そんなヘアカタログの欠点を解消したのが「ブサヘア」で、同サイトは「ブサイクしか載っていないヘアカタログ」と銘打っている。

 

サイト内ではショートやロングなど様々な髪の長さに対応したヘアスタイルを写真とともに掲載。ショートだけでも「ショートレイヤー」や「束感と毛流れマッシュ・ツーブロック」など様々な種類がある。さらに特徴的なのが、それぞれのモデルの“ブサイクエピソード”も紹介されている点。例えば広田真之というモデルのページには、「渋谷を歩いてたらイケメンのお兄さんに『お兄さん珍しい顔してますね、俳優やりませんか?』と言われて、誉めてんのかバカにしてるのか分からずイラっとしてそのまま大丈夫ですと言って走って逃げました」というエピソードが。

 

その他“正露丸カット”のモデルになっている古茂田芳光の「小学校の近くで女の子に小走りで逃げられた事があります」など、ブサイクエピソードは様々。また中にはそこまでブサイクではない人もいるのだが、ことごとく変顔で写っているのも他のヘアカタログと一線を博している。

 

画期的なヘアカタログにネット上では「仕上がりを想像しやすくて良いと思う」「この顔で『松嶋菜々子みたいにお願いします』みたいなことは言いづらかったからこれは助かる」「美容師さんにこのサイト見せて注文したらいい話題作りになりそう!」との声が。しかし中には「現実をまざまざと見せつけられてつらい」と悲しみに暮れる人もいるようだ。

 

ファッション誌にも“リアル志向”の波が?

最近ではファッション雑誌でも“リアル志向”なものが登場している。例えば「Mr.Babe」は“ポッチャリ系”のための雑誌。少し太っている人でも似合う様々な服装が紹介されており、当然モデルもポッチャリ系だ。また公式サイト上では「フード」についても様々な記事が投稿されており、ファッションサイトでありながらお肉やピザなどの情報も仕入れることが出来る。

 

SNSなどでは「内容がかなり濃い! ぽっちゃりじゃなくてもかなり楽しめると思う」「“お金のかかった体”みたいなデブの言い換えがいちいち面白い」「おれもオシャレポチャリスト目指してみるか…」との声が上がっており好評のようだ。

 

また女性の“ぽっちゃり系”向けには「la farfa」という雑誌が。11月号の表紙は渡辺直美が飾っており、「3大体型別2017トレンドアイテム着こなし術」や「ぽっちゃりさんの秋旅コーデ2017」など、他のファッション誌では中々見ない企画を掲載している。

 

モデル体型の人が着る服装などに憧れを抱く人も多いようだが、自分に近いスタイルのモデルの方が良い参考になるかもしれない。