「コンビニウイスキー」をソーダ割りで飲み比べ! 味わいと香りでマッピングしてみた!

有名なウイスキーは、いまやコンビニでも買えます。そこから10種を選んでソーダで割り、フードアナリストの中山秀明さんがチェックしました。マトリクスとともに紹介します。

 

【チェックした人】 

フードアナリスト 中山秀明さん

ジャパニーズウイスキーの聖地・秩父育ち。近年、日本各地に誕生する新興の蒸溜所に注目しています。

 

【マッピングはこちら】

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ニッカウヰスキー/ シングルモルト宮城峡/ 4536円

フルーティで華やかな香りと、軽快でやさしい甘さが魅力です。「果実味のなかに絶妙な燻香があり、上品な味です」(中山さん)

 

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ニッカウヰスキー /ブラックニッカ クリア /972円

クセがなく軽やか。クリアで飲み飽きないロングセラーです。「モルトの明るい香味と甘さがあり、後味も爽やかです」(中山さん)

 

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ブラウン・フォーマン /ジャック ダニエル ブラック(Old No.7)/ 2754円

カエデの木炭で雑味を取り除く稀有な一本。「まろやかでリッチな香りがおいしいです。コーラで割るのもアリです」(中山さん)

 

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ブラウン・フォーマン /アーリータイムズ イエローラベル/ 1728円

素朴でキレのある味と、甘く華やかな香りが広がります。「ライトな香ばしさと伸びやかな余韻。スイスイ飲めます」(中山さん)

 

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ジョニーウォーカー /ジョニーウォーカー レッドラベル/ 1135円

甘さや華やかさが調和した世界的銘酒。「ソーダで割ると、爽やかさに加えてフルーティな香味が広がります!」(中山さん)

 

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I.W.ハーパー /I.W.ハーパー ゴールドメダル /1961円

洗練された、スタイリッシュな味わいが特徴。「軽やかな甘味を感じます。クリアですっきりした飲み口は金メダル級!」(中山さん)

 

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サントリー /角瓶 /実売価格1718円

山崎と白州蒸溜所の原酒を使用。ハイボールブームの火付け役です。「甘味や香ばしさのバランスが絶妙で良いです」(中山さん)

 

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ビームサントリー /ジムビーム /実売価格1664円

大粒で高品質なトウモロコシを伝統の技と酵母で発酵し蒸溜。「甘味とスパイシーさが爽快で、すっきり飲めます!」(中山さん)

 

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サントリー ウイスキー /知多/実売価格4104円

軽やかでほのかな甘さが特徴のシングルグレーンウイスキー。「柔らかなスイートテイストで、新感覚の風味が◎」(中山さん)

 

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トリス /トリス <クラシック> /実売価格972円

特徴は、やさしく甘い香りと丸みのある味わいです。「飲み口は軽快。まろやかなアフターフレーバーが心地良いです」(中山さん)

 

【お手軽レシピ】フルーツ×酒の進化系「漬込みウイスキー」に挑戦! フードアナリストが3種類の味を比べてみた

季節はすっかり実りの秋を迎え、さまざまな果物が旬にさしかかっています。そんななか、「ニッカウヰスキー」が果物を使った新たな飲み方を提案したことが話題になっているのをご存知でしょうか。それが「漬込みウイスキー」です。

↑公式ネットショップでは、漬込むための専用ボトルとウイスキーがセットになった商品が販売されています↑公式ネットショップでは、漬込むための専用ボトルとウイスキーがセットになった商品が販売されています

 

そこで、高コスパで初めての方でも飲みやすい「ブラックニッカ」シリーズから、「クリア」「リッチブレンド」「ディープブレンド」の3種のウイスキーを使って、実際に自宅で漬込んでみました!

 

こんなに簡単でいいの!? おいしい作り方をレクチャー!

作り方はとっても簡単。フルーツをボトルに入れて、そこに砂糖とウイスキーを入れて冷蔵庫で何日間か寝かせるだけ。漬込む期間は、およそ3~10日。漬かり具合の好みやフルーツの種類によって飲みごろは違います。

 

今回用意したウイスキーとフルーツは、こちらの3組です。

 

<ブラックニッカ クリア×リンゴ>

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●ブラックニッカ クリア/150ml ●りんご/120g ●砂糖/50g

漬込み期間の目安は5~6日。

 

<ブラックニッカ リッチブレンド×赤肉メロン>

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●ブラックニッカ リッチブレンド/120ml ●赤肉メロン/130g ●砂糖/40g

漬込み期間の目安は7日。

 

<ブラックニッカ ディープブレンド×プラム>

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●ブラックニッカ ディープブレンド/150ml ●プラム/約4個 ●砂糖/40g

漬込み期間の目安は7日。

 

それでは、さっそく作ってみます!

↑適量を計って…↑適量を計って…

↑大きいフルーツは漬込みやすい大きさにカットしましょう↑大きいフルーツは漬込みやすい大きさにカットしましょう

↑フルーツをボトルに入れたら、お次は砂糖を投入↑フルーツをボトルに入れたら、お次は砂糖を投入

↑そしてウイスキーを注ぎ入れれば準備完了!↑そしてウイスキーを注ぎ入れれば準備完了!

↑蓋を閉めて、冷蔵庫で寝かせます↑蓋を閉めて、冷蔵庫で寝かせます

 

ここまでくれば、あとはひたすら漬込む(何もしないで待つ)だけ。この間、冷蔵庫を開けるたびに待ち遠しい気持ちがこみ上げます。

 

そんな苦しい恋心に耐えることはや数日……。そしてついに飲みごろに!

 

いよいよ完成! 漬込みウイスキーのお味は?

↑漬込む前の様子↑漬込む前の様子

↑漬込んだあとの様子↑漬込んだあとの様子

 

グラスに注いで飲んでみましょう!

↑専用ボトルの中蓋は、グラスに注ぎやすい設計になっています↑専用ボトルの中蓋は、グラスに注ぎやすい設計になっています

 

飲んでみると、3つとも甘味が加わったのはもちろん、カドが取れてまろやかな印象に。特にストレートの場合は飲みやすく感じます。種類ごとの感想は以下のとおり。

 

<ブラックニッカ クリア×リンゴ>

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リンゴの酸味が加わった一方で、ウイスキーのキレがやさしくなってスムースに。リンゴの果肉にもウイスキーが染み込んでしっとり。これでアップルパイを作ったら大人のフレーバーでおいしいかも。

 

<ブラックニッカ リッチブレンド×赤肉メロン>

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3つのなかでは最も甘く変化しました。糖度が高いフルーツだと、そのぶん甘味の濃さが増すのかもしれません。果肉もジューシーでおいしいです! あと、ウイスキーの色をチェックすると、特に明るくなっていました。これは果肉の色に由来するものでしょうか。

 

<ブラックニッカ ディープブレンド×プラム>

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甘味やまろやかさが3つのなかでは一番おとなしいですが、これはプラム(フレッシュプルーン)だったから? 干して旨味を凝縮させたドライプルーンの場合は、もっと濃縮感が出るかもしれません。ただ、プラムでもほんのりとしたフルーティ感が心地よくて十分おいしいです。

 

もちろんウイスキーなので、そのままだと度数が強いと感じる人もいるかもしれません。その場合は、ハイボールにするとフルーティな食中酒として活躍してくれますよ。

 

また、「フルーツはハードルが高いなぁ」という人は、紅茶やゴマのレシピもニッカウヰスキーの公式サイトに載っているので要チェック! サイトには、イチゴやミカンなど、冬~春のフルーツのレシピも豊富にあって、これからの季節も楽しめそうです。

 

最後にひとつだけ注意事項を。たとえ一般の人でも、「お酒を作る」という行為は酒税法の適用を受けます。「自分で飲む用として作る(売っちゃダメ)」「ぶどう、とうもろこしなどは使用NG」など、いくつか決まり事があるので、そちらも公式サイトであわせてチェックしてみてください。みなさんもルールを守って、旬を味わうハッピーな酒ライフを!

今回も争奪戦必至! ブラックニッカ新作はパーティー向けの仕上がりで1本たったの2000円

「ブラックニッカ」といえば、ニッカウヰスキーの定番ウイスキー。そんなブラックニッカから、11月21日に「ブラックニッカ アロマティック」が登場します。普段なかなかウイスキーを飲む機会がない人にこそ飲んでみてほしいこのお酒。これまでのウイスキーとはどこが違うのか、試飲レポを含めて紹介したいと思います。

 

ブラックニッカの売り上げは絶好調!

ブラックニッカとえいば、これまでは「ブラックニッカ クリア」「ブラックニッカ リッチブレンド」「ブラックニッカ ディープブレンド」の3種類を展開してきました。それ以外にも、3月には「ブラックニッカ ブレンダーズスピリット」、5月には「ブラックニッカ クロスオーバー」という数量限定品を発売し、さまざまな消費者のニーズに合わせたウイスキーを生み出しています。

 

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ブラックニッカブランド全体の販売数量としては、前年比115%と好調に推移しており、業務用の樽詰めハイボールに至っては前年比139%と大きく売上を伸ばしています。

 

今作は20〜30代の男性がターゲット

11月21日から発売される「ブラックニッカ アロマティック」のメインターゲットは、ウイスキーを飲み始める20~30代の男性。パーティーが増える年末に向け、飲酒の機会が増えるこの季節こそが、ウイスキー市場における大きな山場なのだそうです。そんなパーティーシーンで飲まれるために発売されるのが、こちらのお酒。希望小売価格は2000円(税別・700ml)で、これなら気軽に自宅で楽しめそうですね。

 

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ブラックニッカ アロマティックの最大の特徴は、華やかな香りと甘い味わい。だからこそ、ウイスキー初心者にとっても飲みやすく仕上がっているそうです。たしかに、普段お酒をよく飲む筆者でも、ウイスキーの香りや強いアルコールにはやや抵抗を感じてしまうので、ハイボールを頼むのが関の山。今回の試飲には少しドキドキしていました。

 

ブラックニッカ アロマティックは、「宮城峡モルト」「カフェグレーン」「カフェモルト」の3つが重要なポイントとなっています。ウイスキーは、発芽させた大麦を主原料とする「モルトウイスキー」と、大麦意外の穀物から作られた「グレーンウイスキー」が核。一方で「シングルモルト」は、“1か所の蒸溜所で作ったモルトウイスキーだけを混ぜたもの”のことで、それに対して「ブレンデッドウイスキー」は、“複数のシングルモルトにグレーンウイスキーを加えて味を調和させたもの”のことを指します。

 

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ブラックニッカ アロマティックは、後者の「ブレンデッドウイスキー」で、主軸となるモルトに「宮城峡モルト」を使用。宮城峡モルトのなかでもりんごやバナナ、オレンジなどの果実を思わせる華やかな香りや、スイートな味わいが際立つ厳守を採用しています。また、このモルトには樽香も少し感じられるそう。そして、「カフェグレーン」は宮城峡モルトの味わいに伸びを引き出し、「カフェモルト」は口に含んだときのふくよかさを醸す役割を果たしています。

 

3種類の飲み方で香りや味わいに大きな違い

今回の催しで試飲したのは、ストレート、ハイボール、ロックの3種類。まずはストレートで、香りをしっかり確認してみました。

↑「香りに出逢うグラス」を使えば、ウイスキーの味だけでなく香りもしっかり楽しめます↑「香りに出逢うグラス」を使えば、ウイスキーの味だけでなく香りもしっかり楽しめます

 

たしかに、アルコールの匂いというよりは蜂蜜のような甘い香りがして、樽のスモーキーさも少し感じられます。味についても、やわらかな甘さが感じられ、鼻からすうっと抜けていく軽快さがあります。余韻に関しては、少しビターな感じと甘さが残って、これはちびちび飲みたくなる!

 

一方のロックは、氷が溶けていることで徐々に味わいに変化が見られるのが面白く、ハイボールにしたときには甘さだけではなく味わいもキリッと引き締まり、全体的に品の良さが感じられます。これまで飲んできたハイボールとはまったく違うので、ハイボールがこんなにおいしく飲めることに少し驚きました。

↑氷が溶けることで味が変わっていくのがロックの醍醐味↑<ロック>氷が溶けることで味が変わっていくのが醍醐味

↑炭酸水が加わることで、一気に爽やかさが生まれる↑<ハイボール>炭酸水が加わることで、一気に爽やかさが生まれます

↑ブラックニッカ リッチブレンドは、チョコレートと一緒にいただくのが最高! なかでも、ベリーの酸味との相性が抜群でした↑ブラックニッカ リッチブレンドは、チョコレートと一緒にいただくのが最高! なかでも、ベリーの酸味との相性が抜群でした

 

今回の試飲のように、香りをしっかり楽しんでみたい人は、12月5日から発売される「ブラックニッカ リッチブレンド 香りに出逢うグラスセット」(希望小売価格2300円)がおすすめ。このグラスはアサヒビール・容器包装研究所とニッカウヰスキー・ブレンダ―室が共同開発した“ウイスキーの香りを楽しむ最適な形状”になっているんです。

 

ぜひ、年末にかけての家飲みはブラックニッカ リッチブレンドで! 年の瀬の家飲みをちょっとリッチな時間にしてみてはいかがでしょうか。なお、ブラックニッカの新商品は、毎回早い段階で品切れとなってしまうので、判断はお早めに!

 

【URL】

ブラックニッカ アロマティック http://www.nikka.com/products/blended/aromatic/