【富士山の日発売】「エアイン 富士山消しゴム」に新緑色の限定カラー“春日和”登場

文房具メーカーのプラスは、“消す”ことを楽しみながら、自分だけの富士山を作ることができる「エアイン 富士山消しゴム」から、春の情景をイメージした新緑色の限定カラー「エアイン 富士山消しゴム<限定>春日和」を、「富士山の日」に合わせて2025年2月23日に発売します。実売価格は242円(税込)。

「エアイン 富士山消しゴム<限定>春日和」

 

記事のポイント

自分だけの富士山が作れると人気の消しゴムに春を告げる新緑カラーの限定品が登場。桜や鳥の絵に金の箔押しがあしらわれたケースも◎。2月23日の「富士山の日」に発売という徹底ぶりです。

 

「エアイン 富士山消しゴム」は、1989年発売のロングセラー商品「エアイン」シリーズから生まれた新発想の消しゴム。配合された多孔質セラミックスパウダーが無数のカドを生み出し、“いつもカドで消すような軽く快適な消し心地”を実現しています。

 

今回登場するのは、“春の鮮やかで陽気な景色”をテーマに、新色の緑色の本体樹脂を使った“緑富士”バージョン。春に芽吹く新緑を思わせる緑色の樹脂は、本企画オリジナルの新色です。

 

消しゴムの四隅が削れると本体が山形になり、雪化粧した富士山の山頂が現れます。左右対称になるように工夫しながら消すことで、姿を変える様子を楽しみながら、自分だけの“緑富士”を作ることができます。

 

ケースには春の訪れを告げるツバメやウグイスなどの鳥や桜・菜の花などをあしらった計6柄をラインアップ。春の麗らかな情景にゴールドの箔押しで華やかさをプラスしています。ケース上部にはカーブ加工を施し、消すときの力を分散させ、消しゴム本体を折れにくくしています。

 

日本を代表する山である富士山を再現できる消しゴムは、インバウンド向けのプレゼントやお土産にもおすすめです。

 

プラス
「エアイン 富士山消しゴム<限定>春日和」
2025年2月23日発売
実売価格:242円(税込)

【5色展開】“推し色”で揃えてみる? プラス「Pasty」からルーズリーフなど5アイテム登場

文房具メーカーのプラスは、パステルカラーのかわいらしいデザインと便利な機能を兼ね備えた「Pasty(パスティ)」シリーズから「Pasty 文具シリーズ 第2弾」を2025年1月27日に発売します。ラインナップは、「ルーズリーフバインダー リングタイプ」「ノート型ルーズリーフ」「紙ケース入り修正テープ」「紙ケース入りテープのり」「ケース消しゴム」の計5アイテム。

「Pasty 文具シリーズ 第2弾」

 

記事のポイント

各アイテム5色のカラーバリエーションなので、“推し”の色で揃えてみる、あえて違う色を組み合わせるなど、工夫次第で自由に遊べます。明るいパステルカラーで勉強にも集中できそう。

 

明るく前向きな気持ちになれるパステルカラーがコンセプトの「Pasty」シリーズは2016年6月にクリアファイルを発売以来、「色がかわいくて使いやすい!」「全色揃えたい!」とカラフルな商品展開が好評で、ラインナップを拡大しています。

 

今回の第2弾では、現代の女子中高生の学習スタイルと環境意識に寄り添った5つの文具をラインナップ。カラーは、それぞれピンク、パープル、ブルー、グリーン、イエローの5色を用意し、カラーを揃えたり、異なる色を組み合わせたり自由に楽しむことができます。

 

【製品ラインナップ】

便利なポケット付きルーズリーフバインダー

Pasty ルーズリーフバインダー リングタイプ
実売価格880円(税込)

 

メモや付箋などちょっとした小物の収納に便利な外ポケットに加え、授業プリントを一緒に保管しておけるプリント用ポケット付き。プリント用ポケットにはB5サイズのプリントが約30枚入ります(A4サイズは半分に折って15枚入ります)。折り返して使えるリング式で、机上を広く使えます。書く時にリングが手にあたらないセンターレスタイプ。少し大きめの表紙で、付箋や見出しがはみ出ないので折れたり破れたりせず安心です。

折り返して使えるリング式

 

ノートとしても使えるルーズリーフ

Pasty ノート型ルーズリーフ(数量限定)
実売価格363円(税込)

 

持ち運びに便利なノート型ルーズリーフで、ノートとしてもルーズリーフとしても使うことが可能。付属の袋が破れてルーズリーフが飛び出したり、袋の糊部分にくっついて取り出しづらいといったストレスが解消され、きれいな状態で使用できます。ノートとして書き込んでおいたり、はがしてファイリングすることも可能。文字を揃えやすく図形が書きやすい6.5mm幅のドット罫で、罫線色はかわいいパープル色。

はがせばバインダーにファイリング可能

 

サステナブルな紙ケース採用の修正テープ&テープのり

Pasty 紙ケース入り修正テープ
実売価格275円(税込)

Pasty 紙ケース入りテープのり
実売価格275円(税込)

 

プラスチックの使用量を削減し、触り心地の優しい紙ケースを使用。コンパクトサイズで持ち運びに最適です。使い切りタイプで、紙とプラスチックを簡単に分別して捨てられるので、リサイクル可能。修正テープは再筆記しやすい薄さらテープと、軽く引けるミニローラーを搭載。テープのりは安定した引き心地で、しっかり貼れるテープのり原反を搭載しています。2024年日本文具大賞 サステナブル部門優秀賞受賞。

 

最後まで使える繰り出し式の消しゴムケース

Pasty ケース消しゴム
実売価格198円(税込)

 

消しゴムが小さくなっても握りやすい繰り出し式のケース入り消しゴム。ツマミをくるくる回転させると、適量の消しゴムを出すことができます。消したい場所に合わせやすい、6つの角、細い面、広い面からなる6角形状を採用。新発想の固定方法で安定感を確保。最後まで無駄なく使えます。中身を詰め替えて使えるエコ&トク設計で、替えゴムは「ケース消しゴムClutto くるっと」と共通です。

 

プラス
「Pasty 文具シリーズ 第2弾」
2025年1月27日発売

段ボールをすばやく開けてササッと片付けられる多機能カッター「アケトル」

文房具メーカーのプラスは、段ボールの開梱から片付けまで、誰でも簡単にストレスなくできる開梱カッター「多機能ダンボールカッター 開梱用 アケトル」を2025年1月23日に発売します。カラーはサンドホワイト、ミモザ、フォレストグリーン、ブラックの4種類。実売価格は本体が1210円、替え刃が605円(いずれも税込)。

「多機能ダンボールカッター 開梱用 アケトル」

 

記事のポイント

段ボールの梱包をサッと開梱できる専用カッターは、開けるときだけでなく段ボールをバラすときにも便利。さらにラベルを簡単に剥がせるラベルリムーバーも備えているので、ネット通販をよく利用する人ならひとつは持っておきたい製品です。短めのセラミック刃で安全に使える点も◎。

 

通販やフリマアプリ利用の普及に伴い、家庭で荷物を開梱する機会が増加している一方で、「段ボールを開けるときにカッターやはさみで中身を傷つけてしまいそうで不安」「テープやラベルをはがす際、爪を傷つけてしまった」などの悩みも増えています。

 

「多機能ダンボールカッター 開梱用 アケトル」は、こうした開梱時の悩みに対応。セラミック刃は、段ボールの厚さに合わせて刃の高さを短く固定することで荷物の中身を傷つけにくい設計です。

 

 

さらにラベルリムーバーを活用することで、ラベル・シールの端をめくりやすいという特徴を備えています。

 

 

本体はマグネットを内蔵し、玄関ドアや冷蔵庫などに貼り付けて保管が可能です。裏面にはくぼみがあり、玄関のドアスコープに被せて、ドアスコープカバーとしても機能。届いた荷物を玄関で開梱から片付けまでで一挙に行えます。自宅で通販を頻繁に利用される人のほか、オフィスや店舗などで開梱作業をされる人にもオススメです。

 

プラス
多機能ダンボールカッター 開梱用 アケトル」
2025年1月23日発売
実売価格:1210円(税込)

ワンタッチでサッと使える! コンパクトな携帯はさみ「フィットカットカーブ ツイッギー キャップレス」

プラスは、携帯はさみ「フィットカットカーブ ツイッギー」シリーズから、サッと取り出し、ワンタッチですぐに使えるキャップレス仕様の新機種「フィットカットカーブ ツイッギー キャップレス」を、8月30日に発売します。

 

同製品は、新設計のキャップレス仕様で、今すぐ使いたい場面でもワンタッチで操作可能。刃の外側全体を覆う樹脂カバーを付けることで、手が刃に触れる心配がなく、ポーチやペンケースに入れても中身を傷つけにくくしています。

 

簡易ロック機能を搭載し、ハンドルを軽く下に押すとロックが外れる構造で、持ち運びの最中に不意に刃が開くのを防止します。

 

軽い切れ味の「ベルヌーイカーブ刃」を採用。常に最適な刃の開き角度を保ち、刃の根元から先端までどの位置でも対象物をしっかりキャッチします。

 

独自設計の「スマートハンドル」により、ハンドルを前方へスライドするだけで刃が開き、ワンタッチですぐに使うことができ、閉じるときはハンドルを後方へスライドするとロックがかかります。刃を閉じた状態はスリムなペンタイプで、携帯に便利です。

 

本体は全長108mmで、カラーはグレージュ、レッド、アイスブルー、ベビーピンク、アイボリー、ブラックの全6色。価格は869円(税込)です。

↑左から、グレージュ、レッド、アイスブルー、ベビーピンク、アイボリー、ブラック

 

また、新発売を記念して、プラス ステーショナリー公式Xアカウント(@plus_bungu)にて、抽選で20名に同製品をプレゼントするキャンペーンを実施。キャンペーン期間は8月30日12時~9月13日23時59分までとなっており、詳細は、同アカウントにてキャンペーン開始日に配信される投稿をご覧ください。

 

■サイズ:W108×D12×H10mm
■刃渡り:38mm
■板厚:1.3mm

シンプルでインテリアになじむ! プラスより「小型壁掛けホワイトボード やわらかフレーム」発売

プラスは8月1日からホワイトボード「小型壁掛けホワイトボード やわらかフレーム」の販売を開始します。価格は1680円(税込)です。

同製品は、フレーム材として柔らかなエラストマー素材を採用。エラストマーフレームをホワイトボード板面に一体成型することで、つなぎ目をなくしています。角のない丸みを帯びた形状が柔らかな印象を表現し、シンプルですっきりとしたデザインに仕上げています。ゴムのような弾性とフィット感があるフレームで、テーブルに置いて使用した時にも滑りにくい設計です。

フレームカラーは「くすみカラー」をベースとしたグレー、グリーン、ピンクの3色。自然な風合いで、家庭内のあらゆるインテリアに溶け込みます。

↑左からグレー、グリーン、ピンク

 

板面は書き消し性能に特化した同社独自の「水性塗装鋼板」を使用。「平滑性」と「硬度を高める」工夫を施すことで消去性を向上しつつ、板面塗装や接着剤に有機溶剤を使用していない、環境にも優しいスチール鋼板です。

使用時は、裏面のマグネットを使って貼り付けたり、四隅の穴を使用して紐で壁に掛けたりと、様々なシーンで利用できます。

ボードサイズはA4相当。付属品はイレーザー付きホワイトボード マーカーと吊り下げ用紐がセットになっています。

 

■サイズ:W310×H229×D6mm

■板面有効寸法:W290×H190mm

■重量:220g

 

【文房具総選挙2024】やる気を引き出すIoT文房具やリングが痛くないノートなどキッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具7点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【特別部門】「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門にノミネートされた文房具7点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門】

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の7点がノミネートしました。20

 

No.94

2019年発売
プラス
エアイン 富士山消しゴム
242円

使い続けると富士山が現れる使って楽しい消しゴム

「文房具総選挙 2020」の大賞受賞商品。2層構造の樹脂で構成され、バランス良く消すと先端が削れて富士山が姿を現す。消すたびに表情が変わり、消す作業自体が楽しくなる。消字力の高さも魅力。

 

No.95

2019年発売
ゼブラ
クリッカート
各110円

乾かないインクで水性ペンの常識を覆した名品

空気中の水分を吸収して乾燥を防ぐ「モイストキープインク」を搭載し、ノック式が可能になった水性カラーペン。モイストキープインクは、No.02の「クリックブライト」でも使われている。

 

No.96

2019年発売
コクヨ
しゅくだいやる気ペン
実売価格6980円(3月13日時点)

勉強に遊びの要素をプラスして子どものやる気スイッチを刺激

専用スマホアプリと同期させることで、子どもの勉強の習慣化を促すIoT文房具。本品をセットした鉛筆を使って勉強すると「やる気パワー」が溜まり、アプリ内のキャラが力を得てステージを進んでいく。

 

No.97

2015年発売
コクヨ
ソフトリングノート
297円(カラフル・A7変形)〜803円(ビジネス・6号)

↑写真は「ソフトリングノート(カラフル)」

 

ページの端まで快適に書けるリングノート界の革命児

手が乗り上げても痛くない、「やわらかリング」を備えたノート。通常文房具の開発期間は1年程度だが、本品は3年かけて開発された。左のページを使うときも、リングを気にせずページの端まで書ける。

 

No.98

2014年発売
ゼブラ
デルガード
各495円

2つの機構が芯を徹底ガードし折れを防止

どんな角度からでも芯を守り、折れを防ぐシャープペン。紙面に対し垂直に圧力がかかると、内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃がし、斜めに筆圧がかかると、先端の金属部品が自動で出て芯を包んで守る。

 

No.99

2017年発売
ソニック
トガリターン 手動鉛筆削り
2200円

何本も削りたくなる動きが面白い新構造の鉛筆削り

削り終わると自動で鉛筆が排出される鉛筆削り。鉛筆が「トガッたらリターン」するから、ムダ削りを高い精度で防止できる。2020年には、中身の機構が見え子どもの好奇心を刺激する透明モデルも登場。

 

No.100

2014年発売
トンボ鉛筆
「モノグラフ」
440円

↑写真は「モノグラフ」0.5/0.3mm芯

 

「書く」と「消す」を高レベルで両立した元祖

「モノ消しゴム」を内蔵したシャープペンとして誕生し、ボールペンなども展開。筆記面が見やすいペン先が特徴で、精密筆記が得意だ。No.14の「モノグラフファイン」も本シリーズのひとつ。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】お茶の香りが漂う紙製ホルダーに左利きでも書きやすい万年筆などSDGsに配慮した文房具12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「SDGs文房具」部門にノミネートされた文房具12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「SDGs文房具」部門】

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムの存在感が際立ちます。全12点がノミネート。

 

No.82

マックス
HD-10Dサステナブルモデル
各825円

プラスチックの端材を本体カバーに再生利用

耐久性に優れたロングセラーホッチキス「HD-10D」をベースに作った、環境配慮モデル。本体カバーに、プラスチック端材を再生利用しバイオマスプラスチックと混ぜた素材を使い、CO2削減に貢献している。

 

No.83

カウネット
カウネット×ライクイット A4ファイルボックス  by Loopla
920円

回収した使用済みプラ資源がファイルボックスに!

同社が新たに始めた、オフィスから出るプラ資源を回収・リサイクルするサービス「Loopla」から誕生。回収した使用済みのクリアホルダーを一部原料に使い、吉川国工業所と共同開発した。2個セット。

 

No.84

キングジム
紙製ホルダー(茶殻紙タイプ・10枚入り)
1012円

茶殻を再利用したほのかに香る書類ホルダー

伊藤園の「お〜いお茶」など、日本茶飲料の製造過程で排出される「茶殻」をアップサイクルした「茶殻紙」を使ったホルダー。通常の紙よりも紙原料を削減して作っている。お茶の香りをほのかに楽しめる。

 

No.85

三菱鉛筆
ジェットストリーム 海洋プラスチック
各242円

軸材に海洋プラスチックごみとコンタクトレンズの空ケースを使用

独自の配合技術により、軸材の再生材比率ほぼ100%を実現したボールペン。海洋プラスチックごみからできた再生樹脂と、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを用いた再生樹脂を使っている。

 

No.86

三菱鉛筆
JETSTREAM × karimoku 多機能ペン 4&1
各3300円

家具の端材を再利用! 一点一点木目が異なり特別感満載

日本を代表する木製家具メーカー「カリモク家具」と「ジェットストリーム」のコラボ多機能ペン。家具の製造工程で出るナラ材とウォールナット材の端材を再利用したグリップは、一点一点木目が異なる。

 

No.87

ニチバン
セロテープ 小巻カッターつき 〈まっすぐ切れるタイプ〉 グリーンナノ配合
各242円

素材を見直しCO2排出量を66%も削減!

カッター本体に、燃焼時に発生するCO2を削減できる添加剤「グリーンナノ」を配合し、焼却時のCO2排出量を同社従来品比で66%も削減。天然素材が主原料の「セロテープ」と使えば、手軽にエコ活動ができる。

 

No.88

ゼブラ
BIOTUBE搭載 ジムノック
各132円

ついにリフィルまでサステナブルな素材に!

品質上、材質の選定が難しいリフィルに、業界で初めてバイオマスプラスチックを使用。リフィルを交換して使うと、CO2排出量を73%も削減できる。ペン本体、替芯のパッケージにもエコな素材を使用。

 

No.89

プラス
ホワイパー 紙ケース入り修正テープ
各275円

紙製ケースを使用した環境配慮型の修正テープ

ケースに紙を使い、プラスチック使用量を同社同等品より40%削減した修正テープ。引き心地はブランドの名に恥じぬ快適さ。紙製になったことでデザインの自由度が上がり、ラインナップが豊富に。

 

No.90

プラス
みんなのふせん 強粘着
2695円(各色2パッド・計10パッド入り)

色覚多様性に配慮したカラーユニバーサルデザイン

色の見え方の違いに配慮して、識別しやすい配色を採用。アイデア出しやブレーンストーミングの際に、書いた内容を色で分類しやすい。強粘着タイプで、紙やホワイトボードにしっかり貼れる。

 

No.91

共栄プラスチック
LIMEX ライティングシート
330円(B5 size)、385円(A4 size)

注目の新素材から生まれた業界初の下敷き

プラスチックや紙の代替品として注目を集めている石灰石生まれの素材「LIMEX」を、業界で初めて下敷きに使用。既存のプラスチック下敷きに比べ、プラスチック使用量を約72%削減できる。薄くても丈夫。

 

No.92

ラミー
LAMY safari 左利きのための万年筆
5500円

左利きの人もインクがかすれずまっすぐに書ける

1980年誕生のロングセラー万年筆の左利き用モデル。ペン先を押し出すようにして書く左利きの人でもかすれず書け、時計回りに巻き込む筆記グセがあっても、自然と真っ直ぐ書けるよう矯正される。白と黒の2色。

 

No.93

サンスター文具
Re:metacil
各990円(4月1日発売)

廃材から作られた削らずに書き続けられる鉛筆

削らずに書き続けられる「特殊黒鉛」を使った鉛筆のサステナブルモデル。ボディとキャップに、噴石や牡蠣やほたての殻などの廃棄物を粉砕して再生したアップサイクルプラスチック素材を使っている。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。

 

カドまで塗れる“液体のり”と癒される“スティックのり”!? テープのりとは別次元で快適さ極まるのり2選

筆者は以前から「のりと言えばテープのり」と主張してはばからない、強固な“テープのり推進派”である。とはいえ、液体のりやスティックのりをないがしろにしているつもりはない。それぞれ便利なのは否定できないし、なにより、数は少ないとは言えキチンと新製品が出続けているジャンルなのだ。

 

ということで、2023年になって発売された最新の液体のりとスティックのりを紹介しようと思う。それぞれ、自らの特性をより活かすためのバージョンアップだったり、「そこを突いてきたか……」という意外性があったりと、見逃せない進化をしていたのだ。

 

カドにピタッと合う爽快な「液体のり」

まず紹介するのは、液体のり。一般的に液体のりのメリットといえば、接着力の強さが挙げられる。乾燥して実用強度が出るまでに時間がかかるが、逆に一度乾いてしまえば、紙同士であればほぼ剥がれることはない。その接着強度をより引き出すためには、貼り合わせ面積をより広く取る必要がある。ところが、従来の丸いスポンジ塗り口だと、紙のカドまできれいに塗ることが難しかったりするのだ。

 

その塗り口を、丸から四角にすることでカド塗りをしやすくしたのが、コクヨの「GLOO 液体のり」である。そもそも「GLOO」は2019年から発売された新しい接着用品ブランドであり、同様に断面が四角くて塗りやすいスティックのりなどがラインアップされていた。基本的に四角い紙につかうものなのだから、のりも四角いほうが正解に決まってる。そこへ新たに液体のりにも四角い塗り口が追加された、という流れなのだ。

コクヨ
GLOO(グルー) 液体のり
シワなくキレイ
しっかり貼る
各200円(税別)

 

キャップを開けると出てくる四角いスポンジ塗り口は、キャップ面積の1/4ぐらいのコンパクトなもの。一見すると、思ったより小さいな? という印象だ。これで広い面積を塗っていくのは手間がかかりそうだが、帳簿に貼るレシートなどにチョチョッと塗るぐらいの作業にはジャストフィットしそう。なにより、やはりカド合わせてビシッと塗れるのは、シンプルに気持ちよい。

↑GLOO最大の特徴が、この四角い塗り口

 

こういった貼りモノはだいたいカドから剥がれてくるから、どこよりもカドをきっちり貼っておく必要がある。つまりその点で、四角い塗り口の液体のりは、必然性が高いというわけ。

↑外にはみ出すことなく、紙のカドぎりぎりまで攻められるのが使いやすい

 

キャップも“四角”にこだわる!

ちなみに、コクヨは2021年に子ども用の「カクノリ」で四角い塗り口の液体のりを初製品化していたのだが、キャップは円筒形であった。なぜなら、四角いと隙間ができやすく、密閉しづらいのだという。内部のドライアップを防ぐためには、円筒形にせざるを得なかったというわけだ。対して、GLOO 液体のりは、キャップも四角柱型となっている。これは、厚みのある四角柱キャップの内側を円筒形にして、さらに円形の内キャップをつけるという工夫により実現したものだ。

↑2年前に子ども用として発売された「カクノリ」(左)と並べると、キャップ周りが大幅にスッキリしているのが分かる

 

↑キャップ外側は四角いが、中は丸く抜かれている。黄色い部分が二重の内キャップにもなっており、これなら隙間もできにくく乾燥しにくい

 

ラインナップは「しっかり貼る」と「シワなくキレイ」の2タイプ。のり自体の性能は何かスペシャルな要素があるわけではなく、液体のりとして普通にちゃんとしてるなー、という感じ。つまり、この製品に関しては、四角い塗り口の使いやすさがとにかく便利! というのがポイントというわけだ。

↑「シワなくキレイ」タイプは、レシートなどシワになりやすい紙もピシッと貼れて気持ち良い

 

最新の香り付き「スティックのり」は超ナチュラル・フレーバー

続いて紹介するのはスティックのり。とはいえ、正直なところ、スティックのりは「接着力が弱い」「乾燥が早いとは言え速乾ではない」など、性能面で、液体のり・テープのりに対してやや弱めの立ち位置にある。この物理的な能力差を覆すのは、相当に難しい。というか、たぶん現時点では無理だと思う。

 

そこで改めて「スティックのりを使いたくなる要素ってなんだろう?」と考えた上で、のりそのものの能力ではなく、気分的なサムシングで勝負をかけてきたのが、プラス「香りプリット」である。キャップを開けた時点で、香りがふわりと漂い出す。そして、紙に塗っているとまたふわり。香りを楽しみながら、いい気分で作業ができるというアイテムだ。

プラス
Pritt 香りプリット
各140円(税別)
3種展開(左から、ユリ、バラ、オレンジピール)

 

特に「バラ」は強すぎない心地よいチューニングになっており、あの甘ったるい香りが苦手という人(男性に多いかも?)でもついウットリするクオリティだ。ちなみに、筆者は柑橘系の香りが好きなので、「オレンジピール」がお気に入り。スッキリとした香りによって、作業で疲れた脳や気分をリフレッシュしてくれる。

↑キャップを取るとふんわりと漂うナチュラルな香り。これなら作業中にもリラックスできそうだ

 

香りスティックのり自体は古くからある製品だが、やはり最新の製品は香料の品質が進化しているのか、 “いかにもな香料くささ” が薄く、その香りもかなりナチュラルな印象だった。「香りのり、ってこんなに進化してるのか」と改めて驚かされたほどである。

↑塗ったあとは紙にもしばらくほのかに香りが残る感じ。もちろん乾く頃には消えるので、TPOを気にせず使いやすい

 

もちろん、のりとしての性能は従来と変わらないのだけど……手元からいい香りが立ち上ってくることで、いつもよりもちょっと気分良く作業ができるのは間違いない。特に、昼過ぎでぼんやりするような時間帯などは、香りによるリフレッシュが効率アップにつながるかもしれないし。「香りが付いただけじゃん」なんて思わずに、ぜひ一度試してみてほしい。

 

どこまで切れる? 「フィットカットカーブ」のキッチンバサミは料理以外でも便利な万能ハサミだった

一般的に “紙を切る用のハサミ” にとって最も重要なのは、やはり切れ味だろう。高品質な紙用ハサミであれば、コピー用紙程度なら抵抗なくスーッと切れてしまう。しかし、刃が鋭い=繊細でもあるため、紙より硬いものを切ると簡単に刃が鈍ってしまう。一方で工具系のハサミは、プラ板やDVDなどもザクッと切り落とすことができるのだが、対して布やフィルムなどコシのない柔らかなものを切るには不向きとなっている。

↑ハサミ好きな筆者宅で使われているハサミ群。紙用・ダンボール用・フィルム用・プラ板用など専用化されている

 

つまりハサミは切る対象によって専用化すべきツールなのだが、マニアでもない限り、そう何本もハサミを手元に置いておくのは無駄だと感じる人も多いだろう。そこでオススメしたいのが、紙でもフィルムでも程よく切断できる切れ味と、プラ板をバッサリ切って刃が鈍らない頑丈さを併せ持つ、汎用性の高いハサミを1本持っておくこと。とはいえ、筆者イチオシの高汎用性ハサミは、文房具店ではちょっと探しにくいかもしれない。なぜなら、ジャンルとしては “キッチンハサミ” に類する製品だから。

 

なんでも切れて頑丈、しかも洗える万能ハサミ

プラス「フィットカットカーブ 洗えるチタン」(以下、洗えるチタンハサミ)は、今やハサミ界の大定番である「フィットカットカーブ」シリーズの、キッチン用ラインナップだ。刃はステンレス鋼にチタンコーティングを施したもので、もちろんお馴染みのベルヌーイカーブ刃(ベルヌーイ螺旋の数式をカーブに応用した刃で、刃の根元から先端まで同じ力で切りやすい)となっている。

プラス
フィットカットカーブ 洗えるチタン
1050円(税別)
5色展開

 

キッチンでは、フニャフニャの食品パック用フィルム、硬くて分厚い牛乳パック、弾力のある鶏むね肉、パキッと砕けやすいキュウリなど、あらゆるものを切らなければならない。つまりキッチンバサミというのは、非常に高い汎用性が求められるのだ。逆に言えば、キッチンバサミを日常用に転用すると、だいたいのものが気持ちよくサクサクと切れてしまう、というわけ。

↑ツルツル滑って切りづらいプラタグも、ギザ刃が噛むおかげで安定して切れる

 

「洗えるチタンハサミ」は片刃がマイクロセレーション刃(細かなギザ刃)になっているため、新品の靴下をつなぐプラタグや梱包用PPバンドなどの刃滑りしやすい素材でも、がっちり噛んで切ることができる。さらに緩衝材のプチプチシートのようなコシのない素材でも、刃と刃の隙間にフニャと落ち込んで切り損なってしまうということを減らせる。こういった “切り損ないの出ない安定性” こそが、このハサミ最大の魅力といえるだろう。

↑分厚い刃は力を込めて切れるので、ブリスターを大雑把に開封するにも最適!

 

刃厚も約2.5mmと分厚いので、力を入れてグイグイと切るのにも適している。例えば、雑貨やオモチャのブリスターパックも、透明のPETと下の厚紙台紙をまとめてザクッ! とカットできるので、苦労せずに開封が可能だ。この切れ味を一度体感すれば「信用できる……!」という気持ちになるはずだ。

↑コシが無くて切りづらいプチプチシートも、安定してサクサク切ることができる

 

キッチンハサミがだいたい全長200mm前後と大ぶりなのに対して、文具ハサミに近い約175mmというコンパクトさも、使いやすいポイントのひとつ。これなら取り回しもラクだし、気軽に手に取りやすい。ペンスタンドに立てて置いてもさほど主張は強くならないと思う。

 

もうひとつ、製品名通り「洗える」のも、万能ハサミとしてありがたい。あれこれ切っていると、油汚れや粘着材のようなものが刃に残ることもあるため、中性洗剤でゴシゴシ洗えるウォッシャブル仕様は実にありがたいのだ。もちろん刃物なので、洗う際は怪我しないように注意するようにしたい。

↑汚れたら洗剤をつけてゴシゴシ洗えるのが便利。もちろん食洗機にも対応している

 

調理用ハサミもフィットカットカーブがオススメ

キッチン用フィットカットカーブを汎用ハサミとして使っている筆者だが、じゃあキッチンの調理用ハサミは何を使っているのか? そりゃもちろん、キッチン用フィットカットカーブである。(どれだけフィットカットカーブ好きなんだ)

プラス
フィットカットカーブ 多機能料理はさみ
2700円(税別)
3色展開

 

こちらは2022年秋に発売されたばかりの「フィットカットカーブ 多機能料理はさみ」(以下、多機能調理ハサミ)という製品だ。先述の「洗えるチタンハサミ」よりも、調理用途に能力値を強く割り振ったタイプといえる。

↑サイズは調理用ハサミとしては標準。ハンドルはソフトなエラストマー製(ゴム弾性をもつ素材・材料のこと)で、濡れた手でも握りやすい

 

↑調理ハサミとしては切れ味も良好。ネギも潰さずに切ることができる

 

食材をザクザクと切るには刃渡りがある程度欲しいので、調理に使うハサミとしてはこれぐらいのサイズ感(全長約200mm・刃渡り約80mm)が適正だろう。ハンドルもしっかりと大きく、ゴム手袋をはめたままでも安定して操作できるようになっている。

↑一定の角度で開いたときのみ分解できる設計なので、落とした衝撃でバラけるような危険性は無い

 

↑調理ハサミは洗浄の機会も多いので、食洗機対応なのは嬉しい

 

刃が左右分離できるのもポイントで、汚れを洗ったり、食洗機に入れたりするにはこれがとても便利だ。他にも分離できる調理ハサミは多くあるが、「多機能調理ハサミ」はこの分離を司るカシメ周りのリングが非常に優秀。分離は簡単だが、通常の作業時にはまったくガタつかない安全仕様なのだ。

↑置いたときに刃先が浮いて接地しない設計で、衛生面も万全

 

刃の中央に空いたスリットは、皮剥き用のピーラーに。ハンドルには栓抜きと、固いビンのふたなどを開栓するふた回しが付属している。この辺りは正直「使うことある?」という気もするが、オマケとしてついていてくれる分にはまぁいいかな、というところ。

↑刃の内側はピーラーに。ただし残念なことに、この使い勝手はさほど良くない……

 

一人暮らしを新たに始めた! という人にとって、使用頻度の高い汎用ハサミと調理ハサミは、選び方次第でQOLが地味に大きく変わってくるはず。ということで、新しいハサミ購入時には、ぜひ本記事を参考にして、良いモノを選んでいただきたい。

 

プラス人気のアイテムが、シックで洗練された“オトナPLUS”カラーに! 海外でも発売「Classy Tone Series」

プラスは、同社の代表的文具を厳選し、洗練されたカラーにアレンジした「<数量限定>Classy Tone Series(クラッシー・トーン・シリーズ)」を、8月1日に日本国内のほか、台湾、韓国、シンガポール、香港、マレーシア、タイなどの海外でも発売します。

 

カラーバリエーションは、シックで上質感のあるダークブルー「Classy BlueClassy Blue(クラッシー・ブルー)」と、甘すぎず大人の雰囲気のグレイッシュなピンク「Classy Pink(クラッシー・ピンク)」の2色です。

 

ラインナップは、修正テープ「ホワイパーミニローラー」、テープのり「ノリノポッド」、家庭用はさみ「フィットカットカーブ」、携帯はさみ「ツイッギー」の4アイテム。

 

パッケージは、訪日外国人にも製品の魅力を伝えるため、オモテ面は日本語・英語の2言語、ウラ面は日本語・英語・中国語(繁体字)の3言語で表記。プラスロゴの下にはタグライン「stationery, and beyond」を記載し、世界に向けて「文具を超えた新しい価値を提供し、進化を続ける」という思いを表現しています。

 

ホワイパーミニローラーは、直進性が高く重ね引きに強い、先端の「ミニローラーヘッド」が紙面に密着し、軽くなめらかな引き心地を味わえます。「2WAY機能」で、1行修正だけでなく、本体を反転させて1文字修正も可能。左ききの人も使いやすい、利き手を問わないユニバーサル仕様です。テープはペン先で削れにくい薄さらテープを採用。価格は286円(税込)です。

 

ノリノポッドは、テープ容量10mで、テープたるみの発生を防ぐ「パワーギア」を搭載。独自開発の「テープ詰まり抑制機能」で、テープ巻き取りの不具合を検知して修正し、テープのたるみやからまりを未然に防ぎます。ヘッドと連動して閉じる「シャッターキャップ」により、ホコリが入り込むのを防ぎます。価格は330円(税込)。

 

フィットカットカーブは、軽い切れ味が特徴の「ベルヌーイカーブ刃」を採用。常に最適な刃の開き角度を保ち、刃の根元から刃先までどの位置で切っても対象物をしっかりキャッチし、軽くなめらかな切れ味を味わえます。柔らかく弾力性のあるエラストマー素材を使用した「低反発グリップ」は、握りやすく、長時間使用しても指が痛くなりにくいグリップです。「がたつき防止リング」は、すり鉢状の金具ピンに潤滑性と耐摩耗性のある樹脂を組み合わせて、がたつきを抑制します。価格は440円(税込)。

 

ツイッギーは、ペンケースやポーチなどにすっぽり収まり、持ち運びに最適なスリム設計が特徴。刃渡り42mm。簡単にロックと解除の操作ができる独自設計の「スマートハンドル」を搭載しています。価格は770円(税込)です。

筆跡がよりくっきりになった磁性メモパッド「クリーンノートKaite」が真の無限メモと言える理由

ひとつの面に、何度でも繰り返し書き消しができるメモツールがある。例えばノート型のホワイトボードがそうだし、キングジム「ブギーボード」シリーズを始めとする感圧液晶ボードもそう。紙のメモのように、書くことでページを消費することがないので、“無限メモ”とも呼ばれるジャンルだ。

 

ただ、書き消しをする上でどうしても消耗する部分はあって、ホワイトボードはマーカーのインクが無くなるし、感圧液晶ボードは画面リセットに電池を使う。つまり、「無限はちょっと言い過ぎかな?」と感じる。

 

そんななかにあって、消耗品がいっさい無く、まさに“無限”に近いのが、磁性体を使うタイプのメモパッドだ。

 

コンパクトになって使いやすさアップのシン・無限メモ

プラスから2019年に発売された磁性メモパッド「クリーンノート Kaite(カイテ)」は、磁性シートの上を磁石ペンでなぞると、シート内部に封入された鉄粉入りマイクロカプセルが吸い付けられて筆跡となる、という仕組み。古くからの磁性メモパッドよりも大幅に解像度がアップしていることで人気となった製品だ。

 

そして2022年末、Kiateシリーズから新たに登場したのが、「クリーンノート Kaite メモタイプ」と、同「貼れるタイプ」である。

プラス
クリーンノート Kaite メモタイプ
A4 1/3:1600円
90×90mm:1000円(ともに税別)

 

プラス
クリーンノート Kaite 貼れるタイプ
A4:2500円
B5:1900円
A4 1/3:1300円
ふせんサイズ:800円(全て税別)

 

初代「Kaite」が硬質ボードだったのに対して、「メモタイプ」は薄くて軽い磁性シートをゴム製のフレームにはめ込んだもの。携帯しやすく、ハンドメモや卓上メモとして運用するのに向いている。

↑磁性シートを磁石ペンでなぞることで筆跡が残る。おおもとは、子ども用玩具のお絵描きボードと同じ仕組みだ

 

「貼れるタイプ」はフレームがない代わりに、裏面の吸着シートで何度も貼り剥がしができるので、いろいろな場所に貼って、伝言ボードやふせんのような使い方が可能。

↑ゴムフレームの「メモタイプ」。ペラッとつまんで持ち上げられるソフトさだ

 

↑机の空きスペースを有効利用できる、“ちょうどいいメモ”という感じ

 

個人的には、この新Kaiteからラインナップされた「A4 1/3サイズ」が、とても興味深い。

 

これは、PCのキーボードと自分の間の隙間に置けて、机上のスペースを有効利用できるということから、近年ノートやメモ帳で人気のサイズ。ノートの場合は厚みがあるため、キータイプするときに手元が気になることもあるが、薄いKaiteならそんな煩わしさもなし。

↑「貼れるタイプ」の裏面はマイクロ吸盤シートなので、平滑面なら何度でも貼り剥がしできる

 

一時的なワンタイムパスワードなどを手早く書きとめておくなど、「メモタイプ」と「貼れるタイプ」、どちらでもかなり便利に使えるはずだ。また「貼れるタイプ」のふせんサイズはノートPCのパームレストにもジャスト。こちらも、とっさのメモに最適だろう。

 

コントラスト比アップで使いやすさもアップ!

実際に使ってみたところ、まず文字の視認性がかなり良くなっていることに驚かされた。というのも、シートとペン先の改良によって従来のKaiteよりも確実に筆跡がくっきり濃く見えるのである(コントラスト比はメーカー公称で約35%アップ)。

 

従来が2Hの鉛筆だとしたら、新版はHB~Bになった程度の差はあるはずで、これだけでも「新しいKaite、めっちゃ良くなった!」と言い切れる根拠になるだろう。

↑初代「Kaite」(左)と比べると、「メモタイプ」(右)のほうが濃くて視認性が高い

 

もうひとつ、シートの表面加工も変わっており、光沢の少ないマットな見た目になったのも大きなポイントだ。

 

Kiateは専用のスマホアプリ「Kaite」で撮影して書き込み情報を残しておけるのだが、このときに光沢のある従来のシートは表面がテカりやすく、文字が白飛びして読み取れなくなることもしばしばあった。それが、マットなシートならテカりもかなり減らせて、撮影もしやすい。これなら専用アプリを起動する機会も増えそうだ。

↑並べてリングライトを当ててみたところ。「メモタイプ」の表面はテカっていないのが分かる

 

↑アプリから適当に撮影しただけで、自動補正で読みやすいデータにしてくれる。テカらない新Kaiteのとの相性も良好だ

 

対して、少し残念……というか、従来から変わっていないのが、ピンポイント消去のしにくさだ。誤字があった場合、幅広の消去用磁石(ペン軸後端)をあてることで消すことができるが、どうしてもその消去用磁石の倍以上の面積がじわーっと消えてしまうのである。

 

これは構造上なかなか改善しにくい部分だというのは理解できるものの、解消を待望していたネガティブでもある。できれば次バージョンには期待したいところだ。

↑消去磁石を当てると、周囲までじわーっと消えてしまう。メモとしてはやはり使いづらいポイントではある

 

とはいっても、書き味が良くなったり、コントラストが上がったりといったことで、新しいKaiteは使い勝手が上がった印象の方が圧倒的に強い。さらに、消耗品が不要かつ消しクズなどが発生しない、というメリットは変わらずあるのだから、これは便利なのに決まっている。

 

これから“無限メモ”の類をどれか選ぶのなら、まずKaite「メモタイプ」か「貼れるタイプ」を候補に挙げて間違いないだろう。

 

【文房具総選挙2023・大賞発表】本1冊でも倒れないブックスタンドが今年のNo.1に決定!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。11回目となる「文房具総選挙2023」は、2022年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具80商品が選出!  「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門、合計7部門の頂点に立ったのは?

 

各部門の発表を経て、いよいよ「大賞」の結果発表です。

 

【大賞】
リヒトラブ「1冊でも倒れないブックスタンド」

発明レベルの斬新構造で堂々の大賞に輝く!

少ない冊数でも本が倒れず、本の出し入れがしやすいブックスタンド。本を差し込んだときにストッパーが跳ね上がり、残った両サイドのストッパーが支えとなって倒れるのを防ぐ仕組み。両サイドのジョイントで複数台連結させることも可能だ。1100円

 

大賞に輝いた喜びのコメントをリヒトラブ デザインプレイス・岩上 優樹さんからいただきました!

「書籍等を支える部材がパタパタと動く他には見ないような本商品は、たった2部材で構成されています。多くの方に選んでいただきうれしく思います。今後も皆様の生活に寄り添い長く愛される商品を増やしていきたいです」

 

選考委員たちはこう見た!

文具ソムリエール・菅未里さん「便利な機能はもちろん、絶妙なサイズ感はコンパクトな住宅・仕事場どちらにも使え、店頭のディスプレイ什器としても活躍。様々な場所で使える汎用性の高さがあり、納得の大賞です」

 

文房具ライター・きだてたくさん「“デスクツールの新発明” と呼びたい画期的な製品。書籍を抜いた位置が空いたままに保存される=元の場所に戻しやすい、という要素が “片付け苦手勢” にはありがたいかぎり」

 

放送作家 / ライター・古川耕さん「審査員や文房具ファンの間で評価の高かったブックスタンドが見事大賞に。投票会場で初めて知った人にも伝わるぐらい、誰が見てもインパクトが強い製品。大納得、そして貫禄の大賞」

 

おめでとうございました! 続いて、準大賞から第5位までを発表していきましょう。

 

■ 準大賞
キングジム「ラベルプリンター『テプラ』PRO SR-R2500P」

スマホと連携できるテプラに、手ごろなエントリーモデルが登場。対応アプリは2つ用意され、テンプレはデザイン重視からシンプルなものまで豊富だ。電池駆動式で、使う場所を選ばない。8800円

 

■ 第3位
サンスター文具「メタシル」

「削らずに16kmも書き続けられる!」と話題をさらったメタルペンシル。黒鉛と金属を含んだ特殊芯で、2H鉛筆相当の濃さを実現し、実用性は高い。990円

 

■ 第4位
ミドリ「クラフトテープカッター」

クラフトテープを軽い力でまっすぐきれいに切れる専用カッター。切るときに安全カバーが自然と上方向に持ち上がり、刃先が指に当たりにくい。990円

 

■ 第5位
プラス「クリーンノートKaite メモタイプ」

消耗品不要の磁性メモ。前モデル比で薄型コンパクトになったうえ、筆記線も視認しやすくなった。メモはスマホで撮影し専用アプリに保存できる。1100円〜1760円

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙2023」結果発表まとめ

「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門・80商品がノミネート。その頂点に立ったのは? また該当部門を制したのはどの文房具なのか!?

 

【大賞・準大賞】

「文房具総選挙2023」にノミネートされた、新設部門を含む7部門・80商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? ベスト5までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/861113/

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
インク容量が増えたり替芯式になったり、長く使えるペンの存在が目立つ。またペンが豊作で部門を「書く」に限定した昨年と打って変わって、「消す」文房具にも注目。全13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/861606/

■ 記録する 部門
ノートはリッチな紙質を競った時代を経て、昨今は構造や形状を工夫し、思考を妨げないことや使ったあとのエコ性も重視する傾向に。電子文具もエルゴ設計で、作業を快適にはかどらせる。全12商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/862468/

■ 収納する 部門
7部門のなかで、「技あり!」と膝を打ちたくなるアイテムがもっとも多く並ぶ。斬新な構造、1つで複数のシーンに活躍する機能性は、はかどり文房具の真骨頂と言えよう。全11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/862647/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
本質機能を磨くと同時に、ポータブル性を高めたアイテムが目立つ。また、刃物である「切る」文房具は切れ味とともに安全性を担保するなど、全体的にきめ細やかさが光る。全10商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/862785/

■ 分類する・印をつける  部門
推し活ならぬ “捺し活” と言いたくなる楽しいスタンプを中心に、実用性に華やかさも併せ持つアイテムが揃う。仕分けに役立つファイルなど硬派な実用アイテムも健在。全10商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/862801/

【トレンド部門】

■ 推し活がはかどる文房具 部門
推しを愛でる心にオン・オフは関係なし。デスクに推しを迎えられるデコレーションアイテムや、仕事用っぽく “擬態” 可能なバッグまで、推し活を完全サポートする全10商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/862842/

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
児童の毎日の宿題から学生の試験勉強まで、学習意欲を応援する文房具14商品がノミネート。集中力を持続させるスムーズな使用感を追求したアイテムや、各自の苦手分野をサポートしてくれるアイデアに注目したい。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/862862/

【選考委員特別賞】
今回の選考委員は、文房具のプロたち8名から結成された。彼らが独自の視点で100点からたった1点、選んだ文房具とは?
https://getnavi.jp/stationery/862899/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2023】結果発表! 記録する部門のNo.1は繰り返し使える磁性シートメモ

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。11回目となる「文房具総選挙2023」は、2022年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具80商品が選出!  「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門の頂点に立ったのは?

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「記録する」部門の結果をお伝えします。

 

【機能別部門】「記録する」部門の部門賞と上位商品は?

第1位の磁性メモは、使用頻度の高いツールゆえエコ性とコスパの高さが人々の心を掴んだ。筆跡がきれいに消えるルーズリーフなど、成熟しきったように思えるジャンルにも進化の余地があることを示す商品が目立つ。

 

■第1位

繰り返し使えるメモが機能をアップデート

プラス
クリーンノートKaite メモタイプ
1100円〜1760円

専用ペンで繰り返し書き消しでき、消しカスが出ない磁性シートのメモ型タイプ。従来品より筆記線が見やすく紙に近い書き味に進化。シリコーン素材で滑りにくく片手で使用可。

 

【ココがはかどる!】

イレーザーを独自に開発することで、一般的な “裏から消す” 方式と異なり、消したいところを表側から自由に消せる。1文字だけなど細かく狙った箇所のみを消せるため、書き直しの手間が省ける。

 

↑水に濡れても文字が消えたり滲んだりしないため、キッチンなど水回りで使うメモとしても活躍する

 

↑書いた内容は専用アプリで保存できる。アプリが筆記面を検出し自動で撮影し、傾きや歪みを補正してくれる

 

【選考委員はこう見た!】

「Kaiteシリーズのなかでも小ぶりで使用シーンの多いメモタイプは、十分なスペースが取れない場所でも活躍。気軽に生活に取り入れられ、水に強く電池がいらないので便利」(文具ソムリエール・菅未里さん)

 

■第2位

リングが手に当たらないスリムなバインダー

コクヨ
キャンパス
ノートのように使えるバインダー(2×2リング)
616円〜748円

上下2×2のリング構造で、書く際に手に当たらず快適に使える。ノート感覚で折り返し省スペースで使えるほか、スリム設計も美点。

 

■第3位

右手入力時の指や手に自然にフィットするエルゴ電卓

カシオ
人間工学電卓 JE-12D / DE-12D
1万450円 / 1万1000円

電卓を打つときの姿勢に着目したエルゴノミクス設計。操作面を3度の角度に傾斜させることで、右手入力時は自然にフィットする。

 

■第4位

軽い力できれいに消せる、書き心地もなめらかなオリジナルペーパー

コクヨ
キャンパス
ルーズリーフ きれいに消えてなめらかに書ける
385円

紙面の凹凸を減らして平滑にしたルーズリーフ。鉛筆の芯の汚れが残りにくく、消しゴムによる消し跡が目立たない。

 

■第5位

薄いPPシート製でリングに手が当たっても痛くない

リヒトラブ
ソフィーチェノート
209円〜363円

ページを綴じるリングにごく薄いPPシート製を採用しているので、書く際に手が乗り上げても痛くない。オープンポケット付き。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2023】安全なガムテカッターや四角い液体のりなど作業が気持ちいい「切る・貼る・綴じる」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされたアイテム10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

今年は本質機能を磨くと同時に、ポータブル性を高めたカッターやノリが目立ちます。切れ味とともに安全性を担保する刃物にも注目です!

 

No.37

ミドリ
クラフトテープカッター
990円

まっすぐ安全に切れるガムテカッター

クラフトテープ用のギザギザカッターが進化した。クラフトテープを軽い力でまっすぐきれいに切れる専用カッター。切るときに安全カバーが自然と上方向に持ち上がり、刃先が指に当たりにくい安全設計だ。

 

No.38

コクヨ
GLOO 液体のり
各220円

角にフィットする液体のり

さまざまな “貼る” 行為に着目したシリーズの新作は、四角いスポンジヘッドで紙の角までのり付けしやすい液体のり。「しっかり貼る」「シワなく貼れる」の2タイプがあり用途に応じて使い分け可能。付け替えボトルも用意。

 

No.39

コクヨ
高級ハサミ〈HASA〉
2420円〜2750円

機能もデザインもムダがないザ・ハサミ

「普通に良いハサミ」をコンセプトに開発されたハサミ。独自設計刃を採用するなど、切れ味や切り心地を追求した様々な工夫が施されている。強力、強力ロング、紙/工作用の3種で切れ味が異なる。

 

No.40

オルファ
セーフティカッターコンパクト
オープン価格(実勢1000円前後)

安心設計で不意なケガから手を守る

コンパクトな丸みを帯びた形状で、握りやすい開梱用カッター。切り終わりに自動で刃が収納される安心設計だ。同社が海外で販売していたモデルを、この度国内でも販売開始した。

 

No.41

サンスター
ツメカケ
770円

ワンプッシュで見出しが作れるパンチ

手帳やノートの小口部分をカットし、インデックスを簡単に作れる見出しパンチ。紙の角を切り取れば新しいページをすぐ開ける。普通紙2枚までを一度にカットできる。ロック機能搭載で携行に便利。

 

No.42

コクヨ
テープのり〈ドットライナーフリック〉
319円

ペンケースの中でキャップが開く心配無用

独自設計の「フリックキャップ」で、ペンケースの中でもキャップが開きにくく安心。粘着タイプは「しっかり貼る」と「あとから貼りつく」の2タイプ。詰め替え式で業界最小クラスなのもメリットだ。

 

No.43

プラス
ノリノスポット
418円

“点で貼る” から無駄貼りなし!

ホチキスのように用紙を挟んで “点” でのり付けすることで、1回の使用量を最小限に抑えるテープのり。ペンケースにすっぽり収まるコンパクトサイズで、携行時にホコリからガードするカバー付き。

 

No.44

プラス
フィットカットカーブ 多機能料理はさみ
2970円

1丁5役の多機能ハサミ

通常のカット機能はもちろん、ピーラー、栓抜き、フタ開けなどキッチンで便利な機能を1丁に集約。板厚刃とマイクロギザ刃が対象をガッチリとくわえ込むので、硬い食材もしっかり切ることができる。

 

No.45

クツワ
ハッツ マステノリボンボン
385円

手持ちのテープをかわいくカット

マスキングテープの飾り切りができるテープカッター。「リボン」「ギザギザ」「細くする」の3種セットで、いずれもまっすぐにも切れる2way仕様。ラッピングやデコレーションなど幅広く使える。

 

No.46

マックス
モティック
902円

持ち歩きしやすいスティック型

ペンケースに入れやすいスティック形状のホチキス。コンパクトながら針は最大100本と充分な量が装填でき、スケルトンで残量も確認しやすい。ボタンをスライドするだけのワンアクションで済み、片手で簡単に操作可能。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

【文房具総選挙2023】紙1枚でも立たせるスタンドや壁掛け書類ファイルなど技ありの「収納する」文房具11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「収納する」部門にノミネートされたアイテム11点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「収納する」部門】

「技あり!」と膝を打ちたくなるアイテムが多く並ぶなかでも、今年は収納ボックス・ファイルが豊富です。はかどり文房具の真骨頂とも言える、斬新な構造、1つで複数のシーンに活躍する機能性に注目です。

 

No.26

リヒトラブ
1冊でも倒れないブックスタンド
1100円

隣の本を抜き取っても倒れない!

立てた本の冊数が少なくても、倒れることなく保持できる画期的構造。23個のストッパーが個別に本を支えるので、本を抜き取っても残った本が倒れることがない。両サイドのジョイントで連結も可能。

 

No.27

サクラクレパス
おかたづけシリーズ 作品思い出ボックス
1760円〜2200円

画用紙も立体物も作品をまとめて本棚へ

子どもの作品をひとまとめにできるボックス。クリアファイルには画用紙や賞状、じゃばら式ファイルにはノートや通信簿、やや厚みのある作品を入れられる。ゴムバンドで閉じ、本棚などに並べて保管可能。

 

No.28

コクヨ
さっと出し入れできる
壁掛けポケット(書類・カタログ用)
3080円

厚手のカタログも収納できる書類ポケット

壁面にフックで吊り下げ、デスクの場所を取ることなく書類の受け渡しや一時収納が可能。出し入れも片手でストレスなく行える。組み立てれば立体ポケットに、中身が少ない時は折り畳んでコンパクトになる。

 

No.29

カウネット
ノートPCスタンドにもなる ミーティングバッグ
3718円

収納・移動・PCスタンドの一台三役!

ノートPCや書類、小物類など社内での移動に必要なものをまとめて運べるバッグの先駆け的商品に、新作登場。横に倒して折り目に合わせて変形させれば即PCスタンドに。リアルもオンラインも会議を快適化する。

 

No.30

キングジム
ハルペギー
1485円〜1980円

マグネットで貼れる箱状のペグボード

内側に収納スペースがあり “見せる” と “隠す ”を使い分けられるペグボード。冷蔵庫や玄関の扉に貼って小物収納を作り出せる。オプションのL字フックなどと組み合わせれば収納力がアップする。

 

No.31

キングジム
ハングオーガナイザー
3080円

バッグインバッグを机の下収納へ

作業時にはカバンから取り出してフックをかけるだけで、デスクの下のデッドスペースを有効活用できるバッグインバッグ。カバンの中でも自立し中身を取り出しやすいよう、芯材入りのハード仕様だ。

 

No.32

プラス
パスティ ペンケース
990円〜1320円

メッシュの透け感で中身を見やすく!

メッシュで中身が透けて見えるペンポーチ。カーブを描いて見た目にもかわいい内ポケットには、小物をしまっておける。ペン約15本が入るフラットタイプと、約30本が入るマチ付タイプがラインナップ。

 

No.33

カール事務器
ペーパースタンド
715円

書類1枚でも直立するカーブ設計

クリップで挟んで紙を直立させるスタンド。カーブを描くように立たせるので、紙1枚でも倒れない。挟むだけなので用紙の抜き差しはワンタッチ。パーツは分解もでき、持ち運びにも便利だ。

 

No.34

キングジム
「ポーズー」ペンポーチ
2475円

骨格入りで自在にポージング

骨格パーツが仕込まれ、好きなようにポーズを作れるぬいぐるみペンケース。見た目のかわいさの一方で、ペンなら約15本入る実用性も兼ね備える。パンダ、レッサーパンダ、ライオン、トラ、ネコの5種。

 

No.35

コクヨ
ポケットが大きく開く 書類ファイル〈ノビータ〉
462円〜1100円

ガバッと開いて中の書類を見渡せる

仕切りが側面に固定されていないことで目当てのポケットが大きく開き、収容物を探しやすい書類フォルダー。マチが伸縮するので書類の量に合わせて背幅が変えられ、省スペースにも貢献する。

 

No.36

リヒトラブ
わが家の整理ケース〈ペット用〉
1320円

ペットグッズをひとまとめ

ケースとクリヤーブック(A5・12ポケット)がセットになった収納アイテム。ワクチン接種証明書や薬など、ペットに関する大事な品々をまとめておける。A5判の写真が入るポケットタイプの窓付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

【文房具総選挙2023】思考を引き出す快適なノートなど「記録する」文房具12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「記録する」部門にノミネートされたアイテム12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「記録する」部門】

ノートはリッチな紙質を競った時代を経て、昨今は構造や形状を工夫し、思考を妨げないことや使ったあとのエコ性も重視するアイテムを中心に12アイテムがノミネート。作業を快適にはかどらせるエルゴ設計の電子文具にも注目です。

 

No.14

プラス
クリーンノートKaite メモタイプ
1100円〜1760円

書き心地が向上した磁性メモ

消耗品不要の磁性メモが、薄型コンパクトに。紙により近い書き心地になったほか、筆跡のコントラスト比が大幅アップし筆記線も視認しやすくなった。メモはスマホで撮影し専用アプリに保存可能。

 

No.15

マルマン
ココチィ ノート
242円〜297円

リング分解ツールが裏表紙に付属

裏表紙から組み立てられるリング分解ツールを用い、廃棄時にリングとノート本体を簡単に分離できる。中紙の原料にはサステナブルなFSC認証材を使用。裏抜けしにくくなめらかな書き心地も美点だ。

 

No.16

ラコニック
スタイル ブックマーカー
各330円

本に挟んで、ふとしたときに書き留める

売り場の本に挟まれた短冊のようなデザインで、しおりとしてページに挟んで使えるメモ。To Doリストからコーディネートを記録できる人型テンプレートまで、メモは8種類。1セット24枚入り。

 

No.17

リヒトラブ
ソフィーチェノート
209円〜363円

リングに手が当たっても痛くない

ページを綴じるリングに薄いPPシート製を採用しているので、書く際に手が乗り上げても痛くない。オープンポケット付きで、付箋などの小物を入れて持ち運べる。リングまで色にこだわった4色展開。

 

No.18

キングジム
デジタルメモ「ポメラ」DM250
6万280円

スマホ連携の強化で手軽にテキスト共有

テキスト入力に特化したデバイス「ポメラ」の約6年ぶりの新作。校正支援機能が強化され、台本の制作に適したシナリオモードが追加されたほか、スマホ連携の向上でより手軽なデータの活用が可能に。

 

No.19

カシオ
人間工学電卓 JE-12D/DE-12D
1万450円/1万1000円

打ちやすさを追求したエルゴ電卓

電卓を打つときの姿勢に着目したエルゴノミクス設計。操作面を3度の角度に傾斜させることで、右手入力時の指や手に自然にフィット。キー自体は常に垂直方向に打てるよう、階段状に配置した。

 

No.20

コクヨ
キャンパス
ノートのように使える バインダー(2×2リング)
616円~748円

リングに手が当たらないスリムなバインダー

上下2×2のリング構造で、書く際に手に当たらず快適に使える。ノート感覚で折り返し省スペースで使えるほか、スリム設計のためバッグの中でかさばらないのもうれしい。B5とA4をラインナップ。

 

No.21

プラス
パスティ クリップファイル
770円

表紙ポケットに小物やプリントを一時保管

パステルカラーが持ち味のファイルシリーズに、携行に便利なクリップファイルがお目見え。付箋などの小物を収納できる表紙ポケットが付く。表紙を折り返して使えばデスクの省スペースにも役立つ。

 

No.22

オキナ
プロジェクトガジェットメモ 6.1inch/8.3inch
605円/880円

スマホやタブレットとのセット使いに最適

裏面に滑りにくい加工が施され、片手でも書きやすいデスクメモ。6.1inchスマホと8.3inchタブレットに合わせたサイズ展開で、メモと重ねてもリングが当たらずデバイスが傷付きにくい仕様になっている。

 

No.23

コスモテック
wemo ペーパーフリップボード
3500円

“書いて伝える” ウェブ会議サポートボード

ウェブ会議の横長画面に、顔とともに写しやすい正方形のホワイトボード。パーソナルサイズで携行しやすく、会議でも手で支えやすい。ボード本体に装着可能のイレーザーはペンも収納できる一体型。

 

No.24

コクヨ
キャンパス
ルーズリーフ きれいに消えてなめらかに書ける
385円

軽い力できれいに消せるオリジナルペーパー

紙面の凹凸を減らして平滑にすることで、鉛筆の芯の汚れが残りにくく消しゴムによる消し跡が目立たない。軽い力で消せるので、消しゴムの摩擦による紙のシワや破れも防止。書き心地もなめらかだ。

 

No.25

コクヨ
キャンパス
レポートパッド〈SPREAD PAPER〉
385円~836円

罫線と書き心地が思考の整理をサポート

便箋にも使われる中紙で速乾性が高く、さらさらした書き心地で思考を妨げない。軽量で、表紙をぴったり折り返せるのも美点。5mm方眼罫はコピーに写りにくい薄いブルーを採用。A3・A4・B5の3種。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

【文房具総選挙2023】ハイコスパな大容量ペンなど「書く&消す」文房具13点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「書く・消す」部門にノミネートされた文房具13点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「書く・消す」部門】

インク容量が増えたり替芯式になったり、長く使えるペンの存在が目立つ。またペンが豊作で部門を「書く」に限定した昨年と打って変わって、「消す」文房具も加わった全13アイテムに注目!

 

No.01

コスモテック
wemoペン
450円

スパイ道具!? 「wemo」に装着する専用ペン

ボールペンで書いて消せるウエアラブルメモ「wemo(ウェモ)」の、リストバンドタイプ専用小型油性ボールペン。装着時には自動的にペン先が収納され、袖を汚してしまう心配がない。替え芯1本入り。

 

No.02

ミドリ
紙製ケースの修正テープ
396円

環境にやさしい紙製ケース入り

ケースや剥離フィルムなど、全プラスチックパーツをバイオマス素材(紙パウダー入りの合成樹脂)に置き換え。テープの色は紙に合わせて白とクリーム、テープ幅は横罫ノートの罫に合わせた5mmと6mm。

 

No.03

ビック
クリスタル Re’New 1.0mm
715円

世界的定番ボールペンが替芯式に!

「ビック・クリスタル」で初となるリフィラブルモデル。本体とセットの替芯は、取り外し装置をスライドさせワンタッチで交換可能。キャップ部分には96%リサイクルのプラスチックを使用している。

 

No.04

ゼブラ
サラサナノ スモークカラー
各220円

主張しすぎない淡くてやさしい色

極細ペンながらサラサラとした書き心地を実現した「サラサナノ」に、スモークカラーが数量限定で登場。淡い色合いで、人目を気にせず手帳などにプライベートな内容を書き込める。全4色。

 

No.05

サンスター文具
タンク
各165円

大容量インクを充填し筆記距離は約5倍に

本体すべてをインクタンクにし大容量のゲルインクを搭載。筆記距離は同社従来のゲルインクペンの約5倍に達する。ゲルインクは油性インクに比べて速乾性に優れ、指を汚さないメリットも。全6色。

 

No.06

ペノン
タッチミー! アートペン
1500円

世界の名画を指先でグリップ!

昨年SDGs部門にノミネートした「ペノン」に登場した、世界の名画をデザインしたシリーズ。特殊印刷により軸に立体的に再現しており精緻さに驚かされる。見た目の美しさに加え、滑り止めという副次的効果も。

 

No.07

サンスター文具
デコット
各220円

白抜きデコが簡単に楽しめるマーカーペン

マーカーで下地を塗り、その上から逆側の細字消しペンで書き込むと、書いた部分が白抜き文字になるデコレーションペン。イラストのほか、To Doなどチェックボックスにも活用できる。パステルカラー8色。

 

No.08

サンスター文具
ドット・エ・ペン
各220円

レトロなドット絵がスタンプ感覚で描ける

四角形のペン芯が備えられ、スタンプのように捺すと “8bit” を思わせるレトロなドット絵を描けるマーカーペン。逆側には細字を搭載するツインペンで、文字や細かい線を書くことも可能だ。全16色。

 

No.09

トンボ鉛筆
ノック式超低粘油性ボールペン ZOOM C1
7700円

安定したインク吐出量と線幅を保つ

ノック部がボディから3.5mm浮遊してみえるコンテンポラリー・デザインペン。リフィルはチップ内部のボール座を102%拡大したことで、安定した筆記線幅となめらかな書き心地を実現した。ボール径は0.5と0.7mm。

 

No.10

コクヨ
キャンパス
ノートのための修正テープ(つめ替えタイプ)
275円

つめ替えでプラの廃棄量を大幅カット

「キャンパスノート」の用紙の色とテープの色、罫線の幅とテープの幅を揃えることで修正部分を目立たせない同商品に、つめ替えタイプが登場。業界最小クラスのコンパクトさで、場所をとらない。

 

No.11

パイロット
フリクションボール ノックゾーン
550~3300円

濃く長く。ニーズに応えた最上のフリクション

消せるボールペンの代名詞「フリクション」の最新モデル。インク色の濃度をブラックで30%、レッドとブルーで15%も高めた新インクを搭載、インク容量も70%増量。濃く長く書ける待望のフリクションだ。

 

No.12

プラス
ホワイパーPL
253円

ペンのように握って修正できる

握りやすく引きやすいスリムなペン型修正テープ。テープを引く力を制御することで軽く引ける機構と、紙面への密着性を高める機構の、2種の独自機構を搭載し、快適な使い心地を追求している。

 

No.13

サンスター文具
メタシル
990円

削る手間いらずの “無限鉛筆”

削らずに16kmも書き続けられると話題をさらったメタルペンシル。黒鉛と金属を含んだ特殊芯で、2H鉛筆相当の濃さを実現し、実用性は高い。12月にはノック式の「メタシル ライト ノック」(H相当)も仲間入り。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

紙の端ギリギリを狙えるホチキス形状! テープのり「ノリノスポット」が糊付け作業の失敗をなくせる理由

「修正テープ」と「テープのり」、形状や機構、使用感は近いものがあるが、もちろん用途は「修正する」と「紙を貼る」でまったく異なる。さらに両者の大きな違いとして、もうひとつ挙げたいのが「紙のどこに使うか」という問題だ。

 

修正作業は紙の上で文字が書かれている部分が使用箇所。これはだいたい紙の端よりも内側のはず。対してテープのりはというと、これは接着強度から考えると、できるだけ紙の端ギリギリに使いたいのである。

 

となると、端ギリギリなど気にしなくていい修正テープと形状や使用感が近いのって、どこかおかしい気がしないか。テープのり、根本的な部分で間違ってるのでは?

 

紙の端を攻めるための、挟んでスタンプ式テープのり!

ここで問題にしたいのは、従来のテープのりが「紙の端を攻める」ための形状をしていない、ということだ。じゃあ「紙の端に使うことの多い、貼る用の道具」って、他に何があるだろう? と考えて、まず浮かんだのがホチキスである。ホチキスは、紙を上下から挟みこむことで、端ギリギリを狙いやすくしている。これはわりと正しい形状ではないだろうか。

プラス
ノリノスポット
380円(税別)

 

↑テープは詰め替え式(税別270円)

 

……なんてことを開発者が考えたのかは分からないが、プラスの「ノリノスポット」は、まさにホチキスめいたフォルムで、紙の端を挟みこんで使うテープのりだ。本体下端に紙を挿し込むためのスリットが空いており、使うときはここに紙の端を入れて、ホチキス留めするのと同じように本体上部をグッと押し込む。

↑のり付けするときは、スリットの奥まで紙を入れて……

 

↑ホチキス留めの感覚で本体をグッと押す

 

すると、内部のヘッドが紙に接触すると同時にテープをガチャッと送り出して、作業完了。紙を抜くと、端にテープ幅8.4mm×6mmという四角形の「のり」が塗られているのが見えるだろう。「ノリノスポット」は、ハンコを捺すようにスポットのり付けを行う、いわゆるスタンプ式テープのりと呼ばれるタイプの製品なのだ。

↑紙の端ギリギリのところに四角くのりがスタンプされる

 

ガッチガチの接着強度が欲しいなら、のり面積の大きさが重要。つまり、従来のテープのりに多い、ヘッドローラーを転がした分だけ帯状にのり付けできるタイプが必要だ。しかし、ひとまずノートにプリント貼っておくか程度の話なら、スポットのり付けでも問題なし。だいたい紙のカド2~4点にのりをスタンプすれば、それで充分だろう。

↑プリント類などを貼るなら、カドを4箇所をのり付けすれば充分

 

なにより本当に紙の端ギリッギリの位置にのり付けできているので、のりの付いてない部分から力が加わって剥がれる、ということが起きにくい。スタンプ式の不安要素である接着強度をカバーする意味でも、この端ギリギリ性能は重要な要素なのである。

↑任意の場所にのり付けしたい場合は、ベースを開いてダイレクトにヘッドを押せばOK

 

とはいえ、端っこじゃない位置にのり付けしたいことだって、無くはないかも。そういう場合は、本体下のベースをガバッと180度開く。するとヘッド周りが露出するので、そこをのり付けしたい位置に合わせて置いてスタンプする。これなら紙の端に限らず、どこでもスポットのり付けができるという仕組みだ。

 

ホチキス形状ならではのメリット

実はホチキス形状のテープのりには、偉大な先輩がいる。コクヨの「ドットライナーホールド」は、封筒のタブを挟んで引き抜くことでタブの端ギリギリに帯状のり付けができる、封かん作業特化のテープのりだ。これは非常に優秀な製品で、発売からもう15年経つが、筆者も未だに封かん作業にこれ以外は使わない。なんなら詰め替え用テープだって箱買いしているほどのヘビーユーザーである。

↑ホチキス型テープのりの傑作、コクヨ「ドットライナーホールド」は、封かん作業に欠かせない

 

ただ、ちょっと残念なことに、構造的に短い距離ののり付けが苦手。例えばレシートのような幅の短い紙にスムーズにのり付けするのが、意外とやりづらいのだ。なので、そこを「ノリノスポット」でやっちゃう、というのが快適な役割分担となりそうだ。

↑机に置かずにのり付けできるので、貼り付けがサクサクと効率的に行える

 

また、ホチキス形状ならではの大きなメリットとして、紙を机に置くことなくのり付けできる、というのがある。机が散らかっていて、のり付けするスペースがない! というのは、ありえること。そういうときにいちいち片付けるのは面倒なので、中空でサッとのり付けできるのはなかなか便利なのだ。

↑ペンケースに入れて持ち運ぶなら、本体カバーを前にスライドさせて、ベースに当たるまで押し込む

 

↑カバーを元の位置まで後退させれば、ロックがかかった携帯モードに

 

毎年度末には、確定申告に向けてレシート・領収書をノートに貼り付けて整理する人も増えるはず。そういうとき、ホッチキス感覚でサクサクとのり付けできるテープのりがあれば、作業効率は確実に上がるだろう。快適のり付けツールとして、ぜひ試してみてほしい。

 

お部屋のインテリアになじむ! フチなしでスタイリッシュなデザインの、小型・軽量ホワイトボード「インテルナフロート」

プラスは、家庭用ホワイトボード「インテルナフロート」を、2月27日に発売しました。

 

同製品は、ボードの背面にマーカーボックスを配置し、マーカーやイレーザーなどの筆記ツールを隠して収納できるため、シンプルですっきりした外観をつくることができます。

 

筆記ツールを隠すデザインのほか、フレームレスのシンプルなフォルムで、ボードが浮いたフロート構造を採用。設置は、ベースを付属の石膏ボード用ピンで壁面に固定し、固定したベースにマーカーボックスをはめ込みます。ボードはマグネットでマーカーボックスに取り付ける仕組みで、ボードだけを取り外して筆記でき、ワンタッチで留められます。

 

ボードはスチール鋼板なので、表面にメモなどをマグネットで貼り付けられます。縦・横どちらの向きでも使用でき、ベースからマーカーボックスを外すとスタンドボックスになり、ボードを卓上に立てて置くことも可能です。

 

ボードのデザインは「ホワイト」のほか、温かみのある色合いのインテリアにしっくりなじむ「木目調」もラインナップしており、インテリアに合わせて選ぶことができます。サイズはどちらもA4。税込価格は、ホワイトが3080円、木目調が3300円です。

環境に配慮した“エモい”文房具シリーズ「COE365」第2弾! 紙ケース入り修正テープなど4製品が新登場

プラスは、Z世代の学生をターゲットにしたエコ文具ブランド「COE365(コエサンロクゴ)」シリーズ第2弾を、2月22日に発売します。

 

COE365はZ世代をターゲットとしたエコ文具企画として2022年2月にシリーズ第1弾を発売。テーマは「エモロジー」で、感情が揺り動かされるエモーショナルな瞬間を意味する「エモい」と「エコロジー」の両方を表しています。プラスチック使用量の削減や再生プラスチック・再生紙の使用、繰り返し使えるつめ替え式の採用、古紙の採用など、いずれもエコにこだわった仕様です。

 

第2弾では、QRコードから「自然」を感じられるオリジナル楽曲が流れる「エモ音」を導入。製品本体やパッケージのイラストには、イラストレーターのこまやま明さんを起用。「月明りで宿題」「朝の通学自転車」「休日の勉強会」「放課後の階段」という、自然とリンクした学生生活のワンシーンを、どこか懐かしいPOPなイラストで描いています。

 

今回発売となるのは、エコ対応紙ケース入り修正テープをはじめ、3色ボールペン、消しゴム、携帯はさみの4製品。

 

紙ケース入り修正テープ「ホワイパー」は、プラスチック使用量を機能・強度に必要な最低限のレベルまで削減しており、同社「ホワイパープチ」(6m使い切りコンパクトタイプ)と比較し、プラスチック使用量を約40%削減したエコな修正テープです。

 

本体の紙にはサトウキビ(非木材資源)からつくられた、バガスパルプ配合の環境対応紙を使用し、プラスチック部分には再生プラスチックを使用しています。紙とプラスチックを分別して廃棄できるのでリサイクル可能。廃棄ゴミを削減するパッケージレス仕様です。イラストは4パターンで、税込価格は275円です。

 

ゲルインキ3色ボールペン「アイプラス」は、本体に再生樹脂を一部使用。パッケージレス仕様で廃棄ゴミを削減しています。リフィルタイプで、お気に入りの一本を長く使用可能です。

 

イラストは3パターンで、それぞれのイラストに合わせたカラーインキを装着。インキ色は、「月明りで宿題」がコーラルピンク×ブルー×パープル、「朝の通学自転車」がゴールデンオレンジ×ライムグリーン×グリーン、「休日の勉強会」がキャロットオレンジ×ベビーピンク×ミルクブルー。税込価格は715円です。

↑ピンクやオレンジのカラーは暗記シートで隠すことができる

 

ケース消しゴム「くるっと」は、パッケージにプラスチックを使わない紙箱仕様で、一部に古紙を使用。消しゴムケースにはリサイクルしたプラスチックを87%使用しています。詰め替え式で、ケースは繰り返し長く使用することができ、消しゴムは繰り出し式なので持ちやすく、小さくなっても最後まで無駄なく使えます。4パターンのイラストで、税込価格は264円。

 

携帯はさみ「ツイッギーフッ素コート」は、本体に再生プラスチックを93%使用。パッケージはプラスチックを使わない紙箱仕様で、一部に古紙を使用しています。3パターンのイラストで、税込価格は990円です。

 

発売日の2月22日は、プラス ステーショナリー公式Instagramアカウントにて、「エモロジーでキュン」キャンペーンを開催。対象の投稿に「いいね」やコメントした人の中から抽選で合計30名に「COE365 第2弾」をセットでプレゼントします。詳細は、キャンペーン開始日に同アカウントより配信される投稿をご確認ください。

繰り返し書いて消せる「クリーンノートKaite」に新モデル! コンパクトな「メモタイプ」&貼ってはがせる「貼れるタイプ」

プラスは、「クリーンノートKaite(カイテ)」シリーズから、「クリーンノートKaite メモタイプ」と、「クリーンノートKaite 貼れるタイプ」を発売しました。

↑クリーンノートKaite メモタイプ

 

クリーンノートKaiteは、磁性シートと専用ペンを使用した筆記ツール。紙に鉛筆で書くような滑らかな書き心地が特徴で、一文字でも自在にオモテ面から消せる部分消去も可能。電池や消耗品が一切不要で繰り返し書き消しができます。水に濡れても、書いた文字が消えたりにじんだりしません。

 

クリーンノートKaite メモタイプは、狭いデスクやPC周りの空きスペース、キッチンに置きやすいコンパクトサイズ。本体カバーにはシリコーンパッドを採用。やわらかく静かな書き心地を味わうことができ、デスクに置いても滑りにくく、片手で筆記しやすくなっています。サイズは90×90mmとA4×1/3の2種類で、カバーはグレー、ネイビー、ピンクの3色です。税別価格は90×90が1000円、A4×1/3が1600円です。

↑クリーンノートKaite メモタイプ

 

クリーンノートKaite 貼れるタイプは、裏面が吸着シート仕様で、PCや手帳、ノート、冷蔵庫など、ふせんのようにいろいろな場所に貼り付けられ、何度も貼ってはがして書き消しができます。サイズはA4、A5、A4×1/3、75mm角(ふせんサイズ)の4種類を揃えています。税別価格は、ふせんサイズが800円、A4×1/3が1300円、A5が1900円、A4が2500円です。

↑クリーンノートKaite 貼れるタイプ

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】高機能ハサミの金字塔「フィットカットカーブ」にハサミのもうひとつの役割を知る

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

10周年の「フィットカットカーブ」が記念で発売した限定モデルが美しい

↑意味もなく刃を開いて見つめてしまいたくなる美しさ

 

見てください、この美しい刃! レインボーカラーの刃がきらめいていますね。思わずビジュアル買いしたこのハサミは、プラスの「フィットカットカーブ発売10周年記念モデル」です。

 

ハサミや包丁など刃物には、安価な商品から贈答用の高級品まで様々な種類がありますが、家庭用ハサミでこの高級感を醸し出す物が、今まであったでしょうか?

 

フィットカットカーブは2012年に発売されたハサミで、「従来品の約3倍の切れ味!」と謳い、実際その切れ味は話題になりました。現在ではシリーズ累計3900万丁以上を売り上げている、大ヒット商品です。

 

プラス
フィットカットカーブ シリーズ
300円〜2700円(税別)

 

↑10周年記念モデルのプレミアムチタン・ピュアホワイト

 

特長は「ベルヌーイカーブ刃」。刃の内側が曲線になっていて、物を切る際に刃の根元でも先でも、どの位置で切ってもしっかり対象物をキャッチしてくれます。

 

↑こちらはレインボーカラーではないタイプのフィットカットカーブ。内側部分が曲線になっているのがわかる

 

↑一般的なハサミと比較すると、刃がカーブを描いていることが見てとれる

 

フィットカットカーブは、この10年でフッ素コーティングモデルや洗えるチタンコーティングモデルなど、様々なバージョンが発売されました。なかでもこちらの「チタンコート」は、さびや汚れに強く、軽い切れ味を長持ちさせてくれます。

 

↑PREMIUMの文字がキラリ

 

ハサミは「買い換え時がわからない」「100円均一の物でも十分」というユーザーも多く、なかなか違いがわかりにくいと言われることが多いのですが、私がこのハサミを買った最大の理由は、レインボーカラーの刃がなんだか運気を上げてくれそうと思ったからでした。

 

以前、ある刃物屋さんに「ハサミには未来を切り拓くという意味もあるんですよ」と教えていただいてから、使うハサミの切れ味をより一層気にするようになり、加えて見た目も美しいものがいいと感じるようになったのです。

 

ハサミの切れ味が落ちた時だけでなく、ビジュアルや気持ちよく使えそうだという理由で買い足してもいいのではないでしょうか。

 

↑同時発売された「コンパクトはさみツイッギー」(左上)にもレインボーカラーがラインナップ

 

レインボーカラーの刃は一目で違いがわかるので、接客業などお客様に見える場所でハサミを使うシーンがあるならおすすめですよ。

 

今回紹介したはさみは発売10周年記念の限定モデルなので、気になったならすぐに手に入れてください。切れ味よく美しく未来を切り拓いていきましょう!

 

小さいけれど機能性はバッチリ! プラス「チームデミ」から、かわいいミニ文房具が登場

プラスは、8つのアイテムをコンパクトなケースに収納したステーショナリーセット「チームデミ」から、3アイテムを10月24日に発売します。

↑シザーズ

 

今回発売となる、サクサク切れる「シザーズ」、10 枚とじの「ステープラー」、カッティングに便利な「カッター+ルーラー」は、いずれもペンポーチにすっぽり収まり、持ち運びやすいミニサイズです。

↑ステープラー

 

本体は、セット品とは異なるオリジナルカラーを採用した、くすみカラーの「わかば」「ふじ」、バイカラーの「もも」「くるみ」の、全4色のラインナップ。各アイテムは、既存の「チームデミ」ケースへの収納も可能です。

↑カッター+ルーラー

 

シザーズは、対象物をしっかりとらえて最適な刃角度をキープできるベルヌーイカーブ刃で、刃の根元から刃先まで軽く快適に切ることができます。

 

ステープラーは、10号針を一度に50本セット可能。最大10枚の紙(コピー用紙64g/m2)をとじることができます。針の交換時、閉じきらない構造になっているので、最初の1本まで無駄なく使えます。簡単に針を取り除けるリムーバーも備えています。付属品として、、ホッチキス10号針300本が付いてきます。

 

カッター+ルーラーのカッターは、サビに強いステンレス刃を使用。全面フッ素コートにより、テープを切ってもべたつきません。大型カッターと同じ0.5mm厚刃を採用し、丈夫で折れにくく、切れ味も長続きします。ルーラー(定規)はポーチに入れやすい10cmで、片側の金属板はカッター作業に適しています。裏面シボ加工により、黒い紙の上でも目盛りが見やすくなっています。

 

税込価格は、シザーズが660円、ステープラーが693円、カッター+ルーラーが550円です。

受験生を応援! メッセージを書ける絵馬型ボックス入り「富士山消しゴム」……登山の日に発売

プラスは、“消す”を楽しみながら自分だけの富士山を作ることができる「エアイン 富士山消しゴム」から、合格祈願をテーマにした限定品「エアイン 富士山消しゴム<限定>富士絵馬」を発売します。

 

同製品は、縁起のいいモチーフをあしらった絵馬型ボックス入りで、受験生に向けた応援メッセージを書き込めます。メッセージを添えてプレゼントとして贈るだけでなく、自分自身の願掛けにも使うことができます。受験終了後は、思い出とともに小物入れとしても使用可能。

↑絵馬型ボックス(招き猫)

 

絵馬型のボックスは、招き猫、だるま、さくらの3種類のモチーフで、縁起の良い和柄をあしらったデザインです。消しゴム本体の樹脂色も新色で、華やかながらも落ち着いた色合いの「薄紅富士(うすべにふじ)」と「薄青富士(うすあおふじ)」の2色セット。

↑絵馬型ボックス(だるま)

 

ケースのデザインも招き猫、だるま、さくらの計6柄。成功の象徴でもある金色の箔押しを施し、受験のモチベーションアップを後押しします。

↑さくら(薄青富士)

 

発売日は、受験が登山に例えられることから「登山の日」に合わせた10月3日。税別価格は600円です。

超スリム形状でペンのように使える! 筆記具感覚で扱える修正テープ「ホワイパーPL」

プラスは、筆記具のようなスリム形状で、ペンと同じように握って使うことができる修正テープ「ホワイパーPL」を、9月26日に発売します。税別価格は230円。テープ幅は5mm、テープ長は6mの使い切りタイプです。

 

製品名の「PL」は、「ペンライク」の略称で、先端が細く修正位置を狙いやすい、スリムな形が特徴。筆記具と同水準の“細さ”なので、ペンケースでの持ち運びや、ペン立てでの保管にも最適です。

 

安定したグリップ感のある形状で、軽い引き心地を保ちながらテープを紙面に密着させ、転写荷重を最初から最後まで最適にキープする独自機構「ファインキーパー」を採用。使い始めはテープが浮き上がらない荷重にとどめ、使い終わりが近づくにつれて引き心地が重くなるのを制御し、テープが浮いたり途切れたりするトラブルを減らします。

 

大きくしなって手振れを抑えるとともに、本体の傾きも補正し、紙面への密着性を高めた「クッションヘッド機構」や、白色層を薄くすることで、紙面とテープの段差を減らしてきれいに再筆記できる「薄さらテープ」を搭載しています。

 

本体カラーはスイーツのようなネーミングで、SODA(ブルー)、PEACH(ピンク)、BUTTER CREAM(アイボリー)の、くすみ系パステルカラー3色です。

プラスのハサミ「フィットカットカーブ」シリーズ10周年! 数量限定でプレミアムなレアモデル発売

プラスは、家庭用ハサミブランド「フィットカットカーブ」シリーズの、発売10周年を記念した数量限定「フィットカットカーブ 10周年記念モデル」を、7月7日に発売します。

 

「フィットカットカーブ」シリーズは、常に最適な刃の開き角度を保つ「ベルヌーイカーブ刃」による軽い切れ味が特徴で、2012年1月の発売以来、シリーズ累計3900万本以上を販売しています。

 

今回はシリーズ発売10周年を記念し、先進・高機能を表現する「ピュアブラック」と、限定感を華やかに彩る「ピュアホワイト」で本体カラーを統一した特別限定モデルの「フィットカットカーブ スタンダード 抗菌グリップ」「フィットカットカーブ フッ素3D刃」「フィットカットカーブ プレミアムチタン」「フィットカットカーブ ツイッギー チタンコート」の計4タイプ、全8アイテムが登場。フッ素3D刃は刃の部分もブラック/ホワイトで、シックな印象のデザインに仕上がっているほか、携帯はさみのツイッギーは、初めて刃にチタンコートを施しています。

 

税込価格は、フィットカットカーブ スタンダード 抗菌グリップが440円、フィットカットカーブ フッ素3D刃が891円、フィットカットカーブ プレミアムチタンが1155円、フィットカットカーブ ツイッギー チタンコートが935円です。

【文房具総選挙2022】ハンコ文化の逆襲!? 積極的に日常使いしたくなる「印をつける・捺す」文房具8点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「印をつける・捺す」部門にノミネートされた8商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「印をつける・捺す」部門】

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。

 

No.50

シヤチハタ
いろづくり
440円(スタンプパッド本体)、330円(専用インキ)、1980円(はじめてセット)

好きな色の「専用インキ」を塗布して、世界にひとつだけのスタンプパッドを作れる。複数のインクを混ぜたオリジナル色や、まだら模様の盤面などの作成も可能だ。インクは29色展開。

 

No.51

シード
クリアほるナビ
440円(A7サイズ)、770円(A6サイズ)

消しゴムはんこを作れるスタンプ用消しゴム「ほるナビ」に、刃先が見えて彫りやすいクリアタイプが登場。オーブンで焼くと透明度が増し、捺したい箇所が見えてキレイに捺せる。

 

No.52

ビバリー
ココサス ポップアップ
572円

ミシン目が入った矢印柄の付箋。矢印の先端の三角形を切り離せば、残りの部分をブックマーカーとして使える。手帳などに引っ掛けられるクリップが付いた、ポップアップケース入り。

 

No.53

カンミ堂
ココフセンページ
297円

ケースのフチ部分が0.7㎜と薄く、しおりのように本に挟みやすい付箋。本やノートの行に貼るのに適した細幅に設計されている。半透明のフィルム製のため、下の文字が隠れず読みやすい。

 

No.54

INYUSHA
ドアPETAハンコ
1980円

強力磁石を内蔵し、玄関ドアやデスクの引き出しなどに貼れるハンコ。マスクやカギなどを掛けるフック、メモなどを挟める磁石の1台3役をこなす。八角形で転がりにくいのも◎。

 

No.55

こどものかお
Pochitto6
990円

PCのキーボードのボタンのような形をした浸透印。油性インクを採用しているため、上から水性ペンで色を塗ってもにじまない。6柄が1本にまとまっており、携帯性にも優れる。

 

No.56

コスモテック
Retag by wemo
418円〜

油性マーカーで書き込んでも消しゴムで消せる、特殊素材で作られた収納タグシリーズ。貼り剥がしできるインデックスやラベルシールに加え、表紙にメモ欄を備えた書類ファイルもある。

 

No.57

プラス
ローラーケシポン 箱用オープナー
1100円

ダンボールオープナーと個人情報保護スタンプがひとつに。宅配物の開梱と、宛名を隠す作業をスムーズに行える。スタンプには、つるつるした紙にもしっかり捺せる揮発性インクを採用。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

これは美しい! 「文房具総選挙」大賞受賞の「エアイン 富士山消しゴム」に、日本の春を感じる限定モデルが登場

プラスは、文房具総選挙2020で大賞を受賞した「エアイン 富士山消しゴム」の、限定カラー「エアイン 富士山消しゴム<限定>春」を、「富士山の日」に合わせて2月23日に発売します。税込価格は220円です。

 

同製品は、“いつもカドで消す感触”が味わえる消しゴム「エアイン」シリーズから生まれた、“消す”ことを楽しみながら、自分だけの富士山を作ることができる消しゴム。今回発売となるのは、「春の和菓子」をテーマに、日本のほっこり甘い春を感じさせる、新色の淡い桃色の本体樹脂を使った「桃富士」バージョンです。

 

ケースには花見だんごや桜もちなど、季節を彩るさまざまな和菓子をモチーフにした計6柄をラインナップ。日本のほっこり甘い春を感じさせるデザインに、ゴールドの箔押しで華やかさを加えています。ケース上部にはカーブ加工を施し、消すときの力を分散させ、消しゴム本体を折れにくくしています。12個入りのディスプレイ型の中箱は、プレゼントやお土産にも適しています。

3本の天然木の角材でシンプルに構成! ラウンジワークファニチャー「DANCE」、第一弾はオフィスの“非日常空間”を演出

プラスは、天然木を軽やかに束ねたデザインが特徴のラウンジワークファニチャー「DANCE(ダンス)」を、2022年1月28日に発売します。

 

同製品は、デザイナーに建築家の南 俊充さんを起用した、3本の天然木の角材で構成された統一感のあるシリーズ。天然ブナ材を束ねたシンプルな構造で、ナチュラルな空間を演出します。独自のジョイントパーツは、外から金具やボルトが見えない形状で、シンプルながら力学的なポイントを押さえた基本構造は上からの荷重に強く、しなやかさと強度を兼ね備えています。

↑南 俊充さん

 

シリーズ第一弾として発売されるのは、三角テントを思わせる形状で、アウトドアのような非日常に包まれるパーテーション「タープ」と、共通のデザイン性を持った「サイドテーブル」。

 

タープのクロスは優しい質感で、周囲の視線を遮断しながらもほどよい透け感。中でPC作業をしていても、外から画面の内容を読み取られることはなく、プライバシーを確保しつつ周囲の気配を感じ取ることができます。カラーバリエーションは、アイボリー・ターコイズブルー・グレージュの3色。

↑タープ

 

サイドテーブルは天板にアルミ調の化粧板を使用。三角形の天板は各辺の長さが異なる、非対称なデザインです。

↑サイドテーブル

 

税込価格はタープが8万2500円、サイドテーブルが6万1600円。12月6日~12月17日開催のオンラインイベント「PLUS Furniture Fair 2022 ONLINE」でも展示されます。

レジ前のイライラ解消! 高速で開閉できる傑作「エコバッグ」と薄いビニール袋も即開けの「めくりクリーム」

正直に言うと筆者は、スーパーやコンビニのビニール袋が有料化された以降も、「どうせ数円のことだから」と気にせず「袋ください」と言う派だった。小さなゴミをまとめるのに再利用もできるし。

 

実際、コンビニはそれでもいいと思うのだが、困るのはスーパーのセルフレジだ。有料レジ袋を買うのはともかく、アルコール除菌を重ねてカサついた指では、袋が上手く広げられないのである。指を舐めて湿らせるのは、間違いなく衛生的にアウトだし、かといって荷詰め台に設置された“指濡らし”(紙めくり)もコロナ禍の昨今、信用しづらい。

 

結局のところ、数円で買うペラペラのレジ袋よりも、しっかりした素材のエコバッグの方が開きやすいし、セルフレジなどでモタモタせずに済むだけ、スマートな気もしてきたのだ。ただ、携帯時にコンパクトになる(=持ち歩きやすい)エコバッグは、使用後にちまちまと小さく畳んで収納する手間が面倒くさい。後から畳まなきゃいかんのか……と想像するだけで、エコバッグを出すのが嫌になるほどに面倒。

 

ということで「畳まなくてもコンパクトに収納できるエコバッグ」を求めてあれこれ試してみた結果、これは! というものに行き当たった。意外にも、文房具メーカーが発売している製品なのである。

 

ギュッと絞って超コンパクトになるエコバッグ「エコロン」

これまでに試してみた携帯エコバッグは、「携帯時のサイズが大きすぎる」「袋として強度に不安がある(耐荷重量が低い)」などが、主な“これじゃないポイント”だった。

 

対して、サンスター文具のエコバッグ「ecoron」は、携帯サイズ・袋としての強度・収納のラクさの点で、なかなかに優秀なのだ。

サンスター文具
ecoron(エコロン)
スモール 1500円/レギュラー 1800円(ともに税別)

 

↑スモールサイズを手に乗せると、これぐらいのサイズ感。重量も約32gと、携行するにも負担にならない

 

今回購入したのは、コンビニ袋にちょうどいい「スモール」と、スーパーでの買い物によさそうな「レギュラー」の2点。(他に、レジかごにスッポリ入るLサイズもある。)

 

どちらも携帯時はボールのように丸まっており、スモールは子ども用のゴムボールぐらい、レギュラーは野球の硬式球に近いサイズとなっている。これなら持ち歩くのに邪魔になるという感じもしないし、少し押し潰して薄くすれば、デニムのポケットにだって入るだろう。

 

↑展開時は、口を開いて……

 

↑バサッと中身を広げるだけ

 

↑あっという間にエコバッグに変形完了だ

 

エコバッグとして使う際は、紐の口を解いて中身を引き出すだけ。さっきまでボールの外側だった部分(=カバー)はエコバッグの底面に配置されている。

 

この手のコンパクト収納エコバッグは、バッグとして使うときに携帯時のカバーをどう処理するか?がポイント。特に折り込んだりひっくり返したりする手間もなく、そのまま使うことができるのは優秀だ。

 

↑レギュラーは、2人家庭で2〜3日分の食料を収容できるぐらいの実用サイズ

 

↑スモールはコンビニの買い物にジャスト。それでも2Lペットボトル2本が入る耐荷重は安心感がある

 

耐荷重はレギュラーで約10kg、スモールで5kgとなっている。かなり薄いナイロン製だが、意外としっかり物が入るという印象だ。持ち手部分もそれなりに幅広で、重量物を入れても手に食い込まないのは、使いやすい。

 

つまり、エコバッグとしての使い勝手に不満はほぼない、ということだ。

 

↑収納時は、底面にあるカバーにバッグ本体をたくし込むように詰めていく

 

↑最後にヒモをキュッと絞れば元のボール型に。雑に片付くのが素晴らしい

 

逆にバッグから携帯状態に戻すには、底の方から上に向かってカバーにクシャクシャと詰めていって、最後にキュッと紐を絞ればOK。特に慣れも必要なく、誰でも6~7秒あれば元通りのボール状に戻せるだろう。

 

この「クシャクシャ、キュッ」で戻す手軽さは、これまであれこれ携帯エコバッグを試した中でもトップクラス。「あとで畳むの面倒だから、エコバッグ出すのやめとこう」で使うのを躊躇してしまう面倒くさがり勢(筆者含む)でも、躊躇なくレジで取り出せるはずだ。

 

ポリ袋をサッと開けるなら携帯すべき“紙めくり”「メクールポケット」

さて、エコバッグを常時携帯することで、荷詰めする際のモタモタは解消できたとしよう。ただそれでも、スーパーで肉や魚のパックを購入したときに汁がこぼれないように入れる、あの無料ポリ袋問題が残っている。ビニール袋よりもさらに薄くてツルツルで開けづらいのだが、とはいえエコバッグの中を汚さないためには使わざるを得ない、あの袋だ。

 

レジ周りで発生する作業をスマートにこなしたいなら、ポリ袋の開けづらさもスパッと解決しておくべきではないか?

プラス
メクールポケット
300円(税別)

 

実はこの問題も、文房具メーカーが解決してくれていた。いいぞ、文房具メーカー! プラスの「メクールポケット」は、いわゆる事務用の紙めくりクリームの小型&携帯化版である。

 

↑キーチェーンでバッグにぶら下げておくと携帯しやすい。本体裏のクリップでバッグの内ポケットに挟んでおいても良し

 

↑滑り止めクリームは固形石鹼ぐらいの固さ。表面を指で軽く擦れば必要量が取れる

 

↑薄くクリームがついた人差し指を、親指にこすりつけて広げる

 

薄いケースをパカッと開けると、中に滑り止めクリームが入っているので、まずはそれに人差し指を軽く押しつける。あとは親指にもそれをこすりつけるように馴染ませれば、準備はOK。これだけで、さっきまでツルツルすべっていたポリ袋が、シュッと簡単に開けられるようになるのだ。

 

↑ツルツルすべる薄いポリ袋も一発開封! 乾燥する冬場ならより効果を実感できそう

 

クリームには除菌成分である塩化ベンザルコニウムが配合されているため、新型コロナウイルスがクリーム上に残る心配もない(※厚生労働省のサイトにも効果の記載あり)。ただし、手指の除菌に使えるわけではないので、そこはご注意を。

 

開梱から個人情報保護までこれ1つ!新「ローラーケシポン」は段ボールの解体にも力を発揮した

筆者は普段、生鮮食品以外の物品購入のほとんどを、通販に頼った生活をしている。仕事柄メーカーにお願いした製品レビュー用のサンプルも届くし、フリマアプリで購入したあれこれも届く。エブリデイ、荷物が届く。ここまででなくとも、昨今は誰もが、以前より宅配で荷物が届く頻度が多くなっているのではないだろうか。

 

そうなると意外と面倒なのが、届いた荷物に貼られている宛名ラベルの処理である。ラベルを剥がさないままで段ボールを資源ゴミに出すのは、個人情報漏洩につながるなどいろいろと怖い。ところがアレ、カリカリちまちまと爪でひっかいて剥がすのは面倒くさいし、思ったように剥がれてもくれないのだ。

 

であれば、我々にとって必要なのは、宛名ラベルの「ここから剥がれます」という親切めかしたウソ(だいたい剥がれない)なんかじゃない。コロコロッと簡単に個人情報を消せる、真に親切なスタンプではないだろうか。

 

コロコロッと手早く個人情報を保護できる「ローラーケシポン」に新作登場

通販を多用している経験上、あの宛名ラベルをきちんと剥がすのは労力の無駄、ということは分かっている。だから筆者は、ローラータイプの情報保護スタンプを宛名の上から捺すことにしている。ラベルは剥がして廃棄するのではなく、貼ったままで読み取れなくしてしまうのが、一番ラクなのだ。

 

で、その個人情報保護スタンプの最新アイテムとしてこの6月に発売されたのが、プラス「ローラーケシポン 箱用オープナー」だ。

プラス
ローラーケシポン 箱用オープナー
1000円(税

 

新製品を紹介する前に、「個人情報保護スタンプ」の説明をしておこう。

 

宛名ラベルや郵便物などに印刷された内容は、例えば油性マーカーなどで黒く塗り潰しても、意外と読み取れてしまう。ところが、上から特殊な文字パターンを捺印すると、あら不思議。これだけで非常に読み取りづらくなってしまうのである(頑張れば読めてしまう可能性もあるが、個人情報抜き取りに対する抑止力としては充分)。

 

この文字パターンは、メーカー各社でいろいろと工夫があるところだが、特にプラスの文字パターンは認識阻害効果が大きく、優秀だと感じる。さらに、宛名の長さに合わせてローラーを転がし捺印できるローラータイプの「ローラーケシポン」シリーズは汎用性が高く、実用的だ。

↑宛名ラベルの隠したいところに転がすだけで、もう簡単には読み取れない

 

ただ、感熱紙やコート紙ラベルに使うとインクの乾燥が遅くなるため、しばらく放置しても、こするとスレ汚れが発生したり、文字パターンが崩れて宛名が再び読めるようになったりする。これはちょっと残念なポイントだった。

 

ところが新しい「ローラーケシポン 箱用オープナー」は、新開発のインクを採用。従来苦手としていた“インクをはじきがちな紙”にも、確実に捺印できるようになっているのだ。個人からの発送でもないかぎり、最近は感熱タイプの宛名ラベルがほとんど。それにきちんと対応してくれたわけだから、これはまさに“待望していたヤツ”と言える。

↑感熱紙ラベルの場合、従来インク(右)はそもそも乗り切らずに薄いし、こするとスレが発生。一方の新インク(左)は確実に隠蔽力を発揮している

 

使う際は、キャップを30度ほど回して外し、露出したローラー面を消したい部分に乗せてコロコロと転がすだけとシンプルだ。ちなみにローラー幅は26mm。だいたいの宛名面は、1回コロコロするだけでカバーできる。

↑使う時は、底部のキャップを軽くひねって外す。簡単なのだが、キャップレスのほうが嬉しかったな……

 

気になったのは、キャップの部分だ。従来のローラーケシポンシリーズは、ボタンを押すだけでキャップが開いてローラーが出てくるノック式(戻すのもワンノック)だったので、ローラーケシポン 箱用オープナーでは、わざわざキャップを着け外しする手間が増えてしまった。

 

とはいえ、ノック式じゃなくなったのは、次の項で述べる新ツールの搭載が要因なので、一概に悪いとは言い難いのだけれど。

 

開梱と情報保護は、同時に片付くと手間がない

その新ツールというのは、名前に「箱用オープナー」とある通り、開梱用のオープナーのこと。持ち手から金属製のつまみを掴んで引き上げると、折りたたみナイフのようにオープナーが出てくるので、これを段ボールの合わせ目に入れて開梱するという仕組みだ。

↑本体上部に内蔵された金属製のオープナー。刃長は約25mmと、オープナーとしてはかなり大きめ

 

荷物が届いたら、まず宛名ラベルをコロコロッと消し、それから“段ボールノコ”のようなギザ刃のオープナーを段ボールの合わせ目に突き刺して開梱。

 

この手順で済ませてしまえば、あとでゴミを出す際にモタモタしなくても済むというわけ。その点、オープナーと情報保護スタンプのセットという組み合わせは、なかなか理にかなっている。

↑届いた荷物は、まず最初にコロコロッとして個人情報を隠す

 

↑で、サクサクと開梱。セットで行えば面倒くささは感じない

 

ただ個人的には、このオープナー部はちょっと鋭すぎるようにも感じた。段ボールノコのような刃は、割と簡単に段ボールに切り込んでしまうので、梱包テープだけを切るのは意外と難しいのだ。

 

一方で、まさにノコのように使ってダンボールの解体もできるというのは、逆にありがたいという捉え方もできる。大きめの箱をバラしてゴミに出しやすくまとめると、やっぱりラクなのだ。

↑刃の収納は、上部のロックを押し込みつつ戻す。もしネバネバした粘着が刃に残っていたら、この時点で拭いておくこと

 

あとひとつ、ギザ刃にテープの粘着成分が残りやすいというのも、やや残念だった。これはできれば、フッ素コートのような非粘着仕様にして欲しかったところである。

 

とはいえ現時点では、開梱と情報保護が同時にできるというのはかなり便利。現時点でどちらのツールも持っていないのであれば、これ1個買ってしまえば済むのだから。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

【菅未里の自腹買い文房具】クリーム色のノートに馴染む修正テープ「クリームテープ」

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

今回は、昨今人気のクリーム色の中紙を採用しているノートのために生まれた修正テープ。

 

クリーム色のノートに馴染む修正テープ

近年、クリーム色の紙を採用したノートが流行っています。私が愛用しているノート「ロイヒトトゥルム1917」の紙もクリーム色なのですが、ひとつ困るのは、字を修正したいときです。普通の修正テープは真っ白ですから、違和感が出てしまうのです。

 

まあ、我慢すればいいのですが、やはり若干気になる。そんな私にとって、これはずっと待ち望んでいた商品でした。


プラス
ホワイパープチ〈クリームテープ〉
各300円(税別)

 

プラスの「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」。クリーム色の紙に対応した修正テープです。

 

クリーム色のノートが増えたから?

なぜ今まで、クリーム色のテープがなかったのかは理解できます。需要が少なかったからでしょう。いえ、正確に言うとゼロではなかったのですが、市場からなくなってしまいました。やはり、あまり売れなかったのかもしれません。

 

そんなクリーム色の修正テープを文房具メーカー大手のプラスが作ったのは、やはりクリーム色のノートが増えたからでしょう。ありがたい話です。

 

ちなみに、プラスからもクリーム色のノート「カ・クリエ」が発売されています。

 

白すぎずクリーム色が濃すぎず、絶妙な色合い

↑3種の色の修正テープを引き比べた

 

ただし、これは単なるクリーム色の修正テープではありません。とても優秀な修正テープです。

 

上が白いテープ、真ん中がクリームテープ、下がロルバーン専用修正テープ。クリーム色の紙に使うと、この通り。修正跡が目立ちませんよね。

【関連記事】「ロルバーン専用修正テープ」もピックアップ。“文具ソムリエール”菅未里が振り返る2020年に自腹買いしたベスト文房具5選

 

テープ幅も充実

↑押しながらテープを繰り出せる「リバースモード」も健在だ

 

そもそも、私はクリーム色に限らず、この「ホワイパープチ」のシリーズをずっと推してきました。

 

それは、修正した上から筆記するときにペン先が引っかからない「薄さらテープ」や、通常の逆方向に押しながらテープを引き出せる「リバースモード」も搭載しているから。要するに、非常に使いやすいのです。

 

「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」にも、この「薄さらテープ」に通常の逆方向に押せる「リバースモード」と、ホワイパープチの使いやすさは、しっかり引き継がれています。

 

↑上から、2.5mm、4mm、5mm、6mmの4種類展開

 

さらに、テープ幅が充実しているのもいいですね。最大6mmから、最極細の2.5mmまで4種類用意してあります。

 

罫線の幅からマイナス1mmが対応するテープ幅と考えればいいので、例えば4mm幅は5mm間隔のドット方眼に対応するなど、さまざまなノートに対応できます。また、極細の2.5mmは、ピンポイント消し用に活躍します。

 

クリーム色ノート愛用者への福音

というわけで、全国のクリーム色ノート愛用者のみなさん、おめでとうございます。ついに、思う存分修正できるときが来たのです。

 

実は、私はこれを、やはりクリーム色のシステム手帳リフィルを愛用している母親にプレゼントしたのですが、とても喜んでくれました。母親ははがき用の修正液を使っていたのですが(というのも、はがきはややクリーム色なので、はがき用修正液もクリームだから)、修正液は乾くのを待たなければいけないという弱点があったからです。

 

しかし、修正テープなら大丈夫。修正した後も、すぐにその上に書けます。いい時代になったものです。

 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

連休中の大掃除はデスク周りから! ケーブルをすっきり片付けるケーブルオーガナイザー4選

せっかくの連休、どうせ遠出もできないし、気合いを入れて大掃除をしたくなるもの。しかし、いつも使うデスク周りに目をやると、PCやスマホ、タブレット、その他デジタルガジェットなどのケーブルが散乱していて、どこから片付けていいのかわからず、掃除のやる気も下がり、結局放置……。というわけで、まずはケーブル群からスッキリさせませんか? ケーブルがスッキリまとまると、掃除もラクになりますよ。今回はユーザーから好評価を得ている、おすすめのケーブルオーガナイザーをご紹介します。

 

目次

 


ホコリがたまりにくいスチール製トレー


プラス ガラージ PC周辺機器 配線トレイ ワイヤーケーブルトレー YY-WDCTL

ボックスタイプと違ってホコリがたまりにくいデザインのケーブルトレー。ケーブルはもちろん、電源タップやACアダプターも入るサイズです。スチール製で頑丈なので、最大5kgまで収納可能。設置はクランプ式で、デスクの天板を挟むことで簡単に設置できます。取り付けには45mm以上の奥行が必要で、デスクの天板は厚さ18~30mmに対応しています。本記事で紹介しているのはLサイズですが、Sサイズもあります。ユーザーからは「見た目がすっきりするのはもちろんですが、何よりも掃除が段違いに楽になります」と評価も上々です。

【詳細情報】
サイズ:190×637×125mm
重量:2.5kg
カラー:ホワイト、シルバー

 


幅885mmで電源タップも余裕で収納!


サンワサプライ ケーブル配線トレー ワイヤー Lサイズ 汎用タイプ CB-CT3

スチールワイヤータイプで、幅885mmのケーブル配線トレーです。デスク背面に取り付けて、電源タップ、ケーブルなどを収納できます。設置する際は、天板の厚さが10~40mmのデスクに汎用クランプで締め付けます。Sサイズもラインナップ。ユーザーレビューでも「非常にしっかりとした作りなので使っていて安心感があります。おすすめ」と高評価を得ています。

【詳細情報】
サイズ:161×885×164mm
重量:2.06kg

 


シンプルな作りながら耐荷重10kgのタフネスボディ!


イケア SIGNUM シグヌム ケーブルオーガナイザー 横型

こちらはイケアのケーブルオーガナイザー。シンプルなデザインながらケーブルをいくつもまとめることができ、耐荷重10kgの頼れるタフネスボディです。レビューでは「取り付けてしまえば足元のモデムやLANケーブルやACアダプター類がすっきりとまとまるのでおすすめです」「ネジ留めが難しかったけどおすすめ」という声も。ガラス製テーブルトップには取り付けできないのでご注意を。

【詳細情報】
サイズ:700×160mm

 


木目調がおしゃれなマグネットタイプのケーブルクリップ


BEATON JAPAN マグネットケーブル ケーブルクリップ

こちらは木目調がおしゃれな両面テープ式のケーブルクリップ。円形のバックルにケーブルを挟み、好みの場所に貼り付けたベース部分にバックルをくっつけるだけ。マグネットで固定するので、着け外しが簡単なのがメリットです。ユーザーからは「床や枕元の充電ケーブルがスッキリして、非常に便利です。先端はどこだろう? と探すことが無くなりました」「ケーブルがバラバラにならないのでとてもいいです。取り付けも簡単ですのでお勧めです」という声も。

【詳細情報】
サイズ:メインベース…幅72mm、シングルベース…直径21mm

 

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“文具ソムリエール”菅未里が振り返る2020年に自腹買いしたベスト文房具5選

2020年は、社会が試された1年でした。言うまでもなく、新型コロナウイルスの影響です。海外旅行もできず、外出や会食も難しくなり、“新しい生活様式”下での不安やストレスに苛まされた方も少なくないでしょう。

 

しかし、文房具は元気でした。ひとりで、お家で楽しめる“趣味”であることも幸いしたと思いますし、自宅勤務をする方が増えた影響もありそうです。

 

その結果、いい文房具が、2020年もたくさん登場しました。

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ
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1.“りくちのいきもの”のホッチキス

動物たちがかわいい、MAX(マックス)の「シリコンカバーホッチキス」は、2019年の文具女子博で1200個を超える売り上げを叩き出した注目作ですが、その第3弾ですね。私は2020年11月にあった「文具女子博2020」で先行販売されていたものを買いました。

 

ひと言で言うなら、ホッチキスに動物のかわいいシリコンカバーをつけたもの、なのですが、この第3弾では、ホッチキス本体だけでなく、ホッチキスの針にもカラフルなシリコンカバーがつくようになりました。失くしがちなホッチキスの針が目立つのはありがたいですね。

 

【商品情報】
マックス
シリコンカバーホッチキス Vol.1 みずべのいきもの
サメ/ワニ/ビーバー
各1200円(税別)

シリコンカバーホッチキス Vol.2 つめたいうみのいきもの
ペンギン/シロクマ/セイウチ
各1500円(税別)

シリコンカバーホッチキス Vol.3 りくちのいきもの
ライオン/パンダ/ゾウ/オオカミ
各1500円(税別)

シリコン針ケース付きカラー針 りくちのいきもの
ライオン/パンダ/ゾウ/オオカミ
各750円(税別)

 

2. ディズニーのカモフラージュホルダー

「カモフラージュホルダー」とは、中に入れた書類の文章が見えないクリアホルダーのことです。情報を守るためのものですが、細かい文字は見えないようにしつつ、タイトルや見出しなど、大きな文字は見えるのもポイントです。中の書類を出さなくても、持ち主にはどういう書類かわかるからです。

 

そのカモフラージュホルダーの限定版です。ディズニーのおなじみのキャラクターたちがあしらわれています。

 

↑挟んだ書類の文字をカモフラージュする柄も、よく見ればディズニーキャラクターという凝りよう

 

↑裏側

 

実は、この商品はサンプルを送って頂いたのですが、あまりの愛らしさに「保存用」を別に購入しました。したがって、「自腹買い文具」に含めてもいいのです。

 

【商品情報】
プラス
カモフラージュホルダー 限定ディズニーデザイン
各300円(税別)

 

3. 段違いに色が濃いゲルインクボールペン

ユニボールワンはごくシンプルなゲルインキボールペンなのですが、色が鮮やかで、黒も濃いことが特徴だと、メーカーは言っています。私は最初、黒以外の色はともかく、「黒が濃い」ということがどういうことなのかピンと来ていなかったのですが、いろいろなボールペンの黒を書き比べたところ、よくわかりました。

 

圧倒的に黒いのです。黒インクが黒いのは当然なのですが、その黒さが段違いというべきでしょうか。試す価値は大きいです。

 

ちなみに、今風の“くすみカラー”の限定色も出ていますので、そちらもおすすめです。

 

【商品情報】
三菱鉛筆
ゲルインクボールペン ユニボール ワン
120円(税別)

※写真は、数量限定モデル(各360円・税別)

 

4.“日本の色見本帖”が付箋に

このシリーズではシールが人気で、今年のISOTの「日本文具大賞デザイン部門」にも選ばれていましたが、私はあえて付箋を推しましょう。

 

デザインや色の素敵さは言うに及ばず、色が「●●系」と、系統でまとめられているのがいいですね。同系統なら異なる色でも統一された印象を与えられますから、たとえば手帳に異なる色のふせんを使っても、全体としてまとまりが出るのです。ガチャガチャしません。色味も落ち着いていてすばらしいです。

 

↑手帳に。全く異なる色のようで、不思議とまとまりが出る

 

【商品情報】
カミオジャパン
日本の色見本帖付箋短冊
各400円(税別)

日本の色見本帖マスキングテープは文房具総選挙2020の準大賞に輝いた
https://getnavi.jp/stationery/496518/

 

5. 定番ノートの専用修正テープ

以前、連載でも取り上げましたが、かなり黄色が強いロルバーンの紙に合わせた修正テープが出たことは、本当に画期的でした。「合う修正テープがないから」という理由でロルバーンを敬遠していた人も、これからはロルバーンを選択肢に入れられるでしょう。

 

ロルバーンは限定柄が多いのが特徴なのですが、修正テープがあれば、コレクションするだけではなく、どんどん使えますね。

 

【商品情報】
デルフォニックス
ロルバーン 修正テープ
330円(税別)

【菅未里の自腹買い文房具】大定番ノート「ロルバーン」がリングノート苦手派にも支持される理由
https://getnavi.jp/stationery/553186/

 

文房具業界も新型コロナによるダメージは受けました。しかし、ユーザーは自宅にいる時間が長くなったので、お手元の文房具を整理したり、しまい込員でいたものを引っ張り出したりと、自分なりのしかたで文房具と向かい合えた一年だったのではないでしょうか。

 

メーカー側も変わった一年でした。特に、SNSやインターネットの力が再認識されたのが大きいですね。子育て中でなかなか文房具店に行けない方や、地方の方にとってはプラスもある一年だったはずです。

 

まだまだ新型コロナの収束は見えず、2021年も厳しい時期が続くはずです。でも、文房具は今までのように、いえ今まで以上に、みなさんを助けてくれるでしょう。どんな一年が待っているのでしょうか。

指サックに求めるのは実用性か“癒し”か!? 安定の「メクリッコ」と話題の「はにさっく」をレビュー

文房具には、かわいさも重要である。もちろん、仕事や勉強のための道具なのだから実用性が第一というのは当然なのだが、でもそれだけというのも違うだろう。聖書にも「人はパンのみにて生くるにあらず」とある。パンだけじゃなくて、たまには“カワイイ”とか“カッコイイ”を食べることで、心の栄養バランスもとれるというものだ。

 

とはいえ、大人が摂取できるかわいさとは、意外と難しい。ファンシージャンルはどうしたって、子ども向けにフォーカスして作られることが多いので、大人が堂々と「うーむ、かわいい!」と胸を張って言えるアイテムは、限られてしまうのである。いや、個人的にはどんなものでも、堂々と思うがまま「かわいい」と言っちゃっていいと思うのだが。

 

ということで今回は、老若男女を問わず「かわいい!」と言っちゃっていいポテンシャルを持った、かわいさ一点突破の最新文房具を紹介したい。

 

誰もが“かわいい”を感じられる「はにさっく」

万人がかわいいと思えるモノといえば、はにわ(埴輪)である。

 

はにわは古墳時代の祭祀品だと言う研究者もいるだろうが、筆者は「古代の萌えキャラフィギュア」なのではないかと思っている。祭祀品なら、あんなに愛らしい表情だったり、多彩な(=コレクティブな)形状だったりする必要はないだろう。絶対に、はにわ制作者の中にもかわいさを極めて「神職人!」なんて崇められてる奴がいたはずだ。

↑はにわが溢れる宮崎「はにわ園」にて。日本人のDNAに訴えかけるかわいさだ

 

つまり、古代より日本人の体内には“はにわ萌えDNA”が刻まれているはずなのだ。だから、“生真面目な事務用品メーカー”と思われていたライオン事務器が、唐突にはにわ型指サック「はにさっく」なんてものを作ってしまうのも、無理のない話なのかもしれない。

ライオン事務器
はにさっく
各450円(税別・大小2個セット)

 

大小のはにわが各1個セットされた3種類で、計6タイプがラインナップ。どれも埼玉県野原古墳で発掘された、有名な「埴輪 踊る人々」(東京国立博物館所蔵)がベースになっているようだ。東京国立博物館所蔵の“本物”、「埴輪 踊る人々」にはない、おどけた表情やポーズのはにわもいて、それぞれなにか名前をつけたくなるぐらいにキュート。

 

これは萌える。机上に置いてマスコットにするもよし、指人形として遊ぶもよし、という感じである。

↑裏面の滑り止めに一つだけ紛れ込んだ前方後円墳。こういうのもかわいい

 

裏面には滑り止めの細かな凹凸の加工が施されているが、これもよーく見ると……ひとつだけ前方後円墳になっているのがお分かりだろうか? こういうちょっとした“お遊び”が入っているのも、はにわファンには嬉しいポイントだろう。

 

【関連記事】
はにわの形の指サック「はにさっく」が砂漠のような指と心を包み込む!
https://getnavi.jp/stationery/515141/

 

……と、ここまではいいのだが。冒頭で「かわいさ一点突破」と言った通り、指サック(紙めくり)としての実用性は、正直かなり低い。

↑滑り止めは充分に効くので、紙めくりとしての機能は問題ないのだが、大サイズははにわの手が少々邪魔かもしれない……

 

まず、サイズの問題。紙めくりをする際には、親指・人差し指にサックを装着するのが基本だが、「はにさっく」は大の方が成人男性の一般的な人差し指にちょうどサイズ。小だと小指ジャストぐらいなので、これは仕事には役立たない。大と小は、それぞれ内径が17mm/15mmとあるので、女性でもよほど指が細くないと、親指に大はキツいのではないだろうか。

↑大を親指に、小を人差し指に装着してみたところ。男性の指だと確実にパツパツで血が止まる。また、指を曲げるとこのように干渉してしまうのだ

 

もうひとつ、指の第一関節までカバーする形状で、かつシリコンの厚みが全体的に均一なので、指の曲げ伸ばしがすごくやりづらい……。従来の指サックは、先端だけ滑り止めを厚くして関節部分は動かしやすく、といった工夫があるのだが、こちらははにわのデザインを優先しているため、そういう設計は無理だったようだ。かわいさのために犠牲にされている部分(=実用性)は、やはり確実に感じられた。

 

“癒し”面での実用性はバツグン!

とはいえ、イラッとして指からはずしてしまえば、その“のほほん”とした表情に癒されてしまう。つまりは、いらだちと癒しのマッチポンプ装置なので、できれば癒し部門でだけ、職能を発揮してもらうのがベストだろう。

 

パッケージには「はにわたちがお仕事をお手伝い」とあるが、こちらとしては「いやいや、君たちは働かなくていいから。そこでじっとしているのがお仕事だよ」と言ってあげたいところ。かわいいだけで充分なのだ。

 

そもそもこの「はにさっく」、ライオン事務器の若手社員が中心となって立ち上げた、夢のある商品作りのための「夢工房」プロジェクトで企画された製品とのこと。(プロジェクト名のそこはかとないダサさに、やはり生真面目さを感じてしまう。)このプロジェクト、以前はスイーツモチーフのクリップやマグネットといったベタなものを作っていたが、今回は一転してはにわ。なにかふっきれたのか、夢工房。次回も期待したい。

最強指サック「メクリッコ」がリング型に進化し使い勝手アップ!

さて、じゃあ見る用の指サックははにわでいいけど、仕事用はどうしようかな、って話だろう。そこでオススメなのが、昨年12月に発売されたプラス「リング型 メクリッコキャッチ」である。

プラス
リング型 メクリッコ キャッチSML
各180円(税別・5個入り

 

立ち位置としては、以前にこの連載でも優秀な指サックとして激推しした「メクリッコキャッチ」のシリーズアイテムということになる。従来品が3Dカーブで指先までカバーする形状だったのに対し、こちらは開放感のあるリング型……なのだが、ただのリング型とは違う、ちょっと変わった形状をしているのだ。

 

【関連記事】
“指先舐め”は嫌われる! 使えば病みつきの書類めくりがサクサク進む指サック
https://getnavi.jp/stationery/227786/

 

↑指の腹を全体的にカバーする前モデルと異なり、開放的なリング型に。装着するときは「PLUS」のマークが爪側に来る

 

装着すると、指の腹側上部が大きくえぐれたようになっているのがお分かりだろうか? これ、装着したままキーボードを打ったり、スマホを操作したりがやりやすいのである。

 

もちろん通常のリング型(指の腹を巻くタイプ)でもそれは可能だが、爪に近いちょっとしたスペースが解放されているだけなので、爪が伸びているとスマホの操作がけっこうやりづらい。対してこちらは、普段画面に触れている指の腹の先側が使えるので、かなり自然なタッチになるのだ。

↑装着したまま、特に気を遣うことなくスマホも操作できる。これはシンプルにラクだ

 

もちろん、がっつりと紙をめくるには指の腹まで使いたいので、そういう点では従来の「メクリッコキャッチ」の方が優秀と言える。

 

でも、「ちょっと書類めくりたいんだけど」程度の状況なら、外さずにすぐスマホが操作できるほうが、圧倒的に便利。そもそも摩擦力に優れた製品だけに、これぐらいの形状でも充分に実用的なのである。

↑摩擦力の高いエラストマーは、相変わらず強力。ちょいと指を引っかけるだけで紙が簡単に持ち上がるので、リング型でも充分に使えるだろう

 

開放感が高いので指も蒸れづらくて快適。「メクリッコキャッチ」、リング型になってもやっぱり、激推しできる指サックだ。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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80年代のレジェンド文房具「チームデミ」が復活! 令和バージョンの進化ポイントとは?

1984年、文房具業界にひとつのレジェンドが誕生した。それがプラスの「チームデミ」だ。コンパクトなツールを、みっしりと密度高くケースに詰め込んだ文房具セットで、だいたい40代以上の人なら、名前は知らなくても、見れば「あー、あったあった」と思うんじゃないだろうか。

 

もともと、当時世界最小と謳われた超コンパクトステープラー「デミタス」が若いOLたちを中心に人気となったことで、じゃあそのデミタスを含めた文房具セットも作ったら売れそうだよね、といった流れで作られたのだが……これがまぁ「小さーい! かわいーい!」と、とんでもない大ブレイクを果たす。

↑36年前にモンスターヒットを飛ばした「チームデミ」(初代)

 

この時代は、乗用車でもホンダ「シティ」や日産「マーチ」など、小さくて密度感が高く機能的! という要素がウケていたこともあり、その流れにもピタッとはまったのだろう。

 

当時としてもそれほどお安くはない2800円という価格ながら、とにかく売れた。累計販売数650万個というから、まぁ文房具としてはバケモノである。テレビ・雑誌の懸賞品、企業ノベルティ、ゴルフコンペの景品としても大人気だったし、のちには怪しげなパチもんも大量に出回ったり……そういうエピソードも全部ひっくるめて、バブル景気前夜時代のアイコンとすら言える文房具である。

 

そして、このレジェンダリーな文房具セットが、令和のこの時代に復活したという。しかも、ただ懐かしいだけじゃない。現代の文房具トレンドをしっかり取り込んだ、最新アップデート版なのだ。

 

伝説の「チームデミ」、令和にリボーン!

どうもおじいちゃんの長話のような導入になってしまったが、しかたがない。我々昭和生まれにとっては、本当に象徴的な文房具なのだから。

 

それくらい思い入れの強い「チームデミ」だけに、生半可なリメイクでは話にならんぞ! と、これまた老人性の頑迷さを発揮してしまうのだが、さて、新しい「チームデミ」はどうだ?

(実は、2001年にも「チームデミ・ミュゼ」というリメイク版が出たが、個人的にはちょっと受け入れられなかった)


プラス
team-demi(チームデミ)
6000円(税別)
全4色展開。デザインはプロダクトデザイナーの深澤直人による。

 

↑さすが世界の深澤デザイン。余分な凹凸をそぎ落としたフラットさが目を引く

 

うん、見た目はとてもいい。チームデミのチームデミらしさとは、文房具の小ささに加えて、それぞれの形状にカットされたウレタンにピタッと収まる、あの収納の“専用感”も重要だと思う。

 

そういった意味では、これは正しくチームデミと言えるだろう。あるべき場所にあるべきものが収まっている様子は、見ているだけで心が安らぐ。ツール配置も旧チームデミをなぞるようになっており、懐かしさもひとしおだ。

↑新旧モデル比較。ケースはほぼ同寸で、ツールの配置も完全に一致

 

さらに面白いのは、収納スペースにマグネットが内蔵されており、文房具を近づけると、シュッ、カチャッ! と吸い込まれるように収まるところ。

 

まさに、先にも述べた収納の“専用感”を最大限に味わえる素晴らしい演出だし、収まるときの手応えも非常に気持ちいい。個人的にはもう初手のこれだけで「新しいチームデミ、最高!」と喜んでしまったくらいだ。

 

また、取り出す際にも工夫があって、キチッと収まった文房具の端を指で押すと反対側が浮くように、収納スペース内に段差が設けられている。この辺りはさすが、抜かりないなという感じ。

↑隙間なくピッタリ収まったツールも、端を押すとこの通り浮き上がる

 

ちなみに、収納ケースの開閉ヒンジも実はマグネットになっており、上下で分割が可能だ。使うモノが入っている側だけ持って移動して、終わったらまたくっつけてケースを閉める……といった使い方を想定しているのだろうか……ちょっと意味は分からない。

 

開けようとフタ側を持ち上げるだけでも勝手に分割してしまうので、単に開けにくいのである。ここは普通にヒンジで良かったんじゃないだろうか。

↑ヒンジにあたる部分にマグネットを内蔵し、上下で分割できるケース。普通に開け閉めしたいだけなのにうっかり分割されてしまったりして、やや面倒くさく感じた

旧「チームデミ」へのリスペクトと大胆なアップデートを両立

さて、いよいよ個々の中身についてなのだが……これがまた、入っているすべての文房具に語りたくなるポイントがあって、なかなか大変。例えばハサミだが、パッと見は旧版とほとんど同じだからといって侮ることなかれ。よく見ると刃がうっすらと弧を描いているのが分かるだろうか?

↑刃角が常に30度をキープして切れ味を確保する、ベルヌーイカーブ刃

 

これは、同社の「フィットカットカーブ」でお馴染みの、刃先までよく切れる“ベルヌーイカーブ刃”になっているのだ。つまり、新しい技術でしっかりアップデートされているわけで、こいつは単なる懐かしセットじゃないぞ、というプラスの意気込みがハッキリと感じられる。

 

メンディングテープカッターは、刃の下を指で押し込むとテープ端がピョコっと浮き上がるようになっている。新たにテープを切るときにカッター部に触れなくていいのは安全だし、なによりテープ端が浮くアクションが、地味にかわいい。

↑テープ端が浮き出す構造は、1986年に発売された後継機「チームデミ・プラクティス」に搭載されていたものと同じタイプ。手軽だが、けっこう効果的なアイデアだ

 

もうひとつの貼りモノである液体のりは、紙がシワになりにくいタイプ。ノズルもピンポイントに出せる細口ノズルなので、資料のちょい貼りや紙工作にも使いやすいだろう。また、フタには収納用のマグネットが入っているので、散らばったゼムクリップを拾い集めたりするのにも活用できる。

↑液体のりは細口ノズル。封かんなど事務作業にはあまり向かないが、細部に塗れるので個人的には嫌いじゃない

 

カッターナイフは、プラスが「オランテ」で開発したのと同タイプの、折らないカッター刃を採用。L刃と同じ厚み(0.5mm厚)の頑丈な刃なので、コンパクトなボディでも意外とブレずに安定したカットができるのがポイントだ。

 

また、刃は全面フッ素コートされているので、テープなどの粘着がベタつきにくい&錆びにくくて長持ちするのもありがたい。さらには、刃を1クリックだけ出した状態で、ボディ底部の傾斜を紙面に当てながら切ると1枚切りとして使える、という小ワザも初代から継承している。

↑切れ味が長持ちする“折らない刃”。刃厚があるため長めに出してもブレにくい

 

↑底面の傾斜を活用した1枚切り。カッターマットのない場所などでは重宝しそうだ

 

せっかくカッターが入っているんだから、ということなのか、10cm定規もアップデート。メモリの逆側にスチール板が入って、カッティング定規としても使えるようになった。むしろカッターとセットの定規がカッティング仕様になってないのはそもそも嬉しくないので、これが正解だと思う。

 

このスチールはもうひとつ、マグネットでケースに吸着させるための役割もあって、さらには収納時には定規自体が下部の小物入れスペースのフタを兼ねる構造になっている。これはなかなか上手いなー。

↑カッティング仕様の定規は、メモリには数字が入っておらず、中央の5cmだけマーキングされている。とてもシンプルなデザインだ

 

↑定規の下は小物スペースに。磁力に満ちた空間なので、ステープラー針やゼムクリップなど、金属製の小物は出し入れしづらいかもしれない

 

メジャーは1.2mの長さを測れるタイプ。旧版が1mタイプだったので、少し延長されたことになる。1mを測る際、ちょっと余裕があったほうが使いやすいので、これもありがたい。

 

引き出してみると、スルスルスル……と伸びる感触がとてもスムーズなのだが、これは内部に巻き付けドラムを搭載しているから。コンパクトな金属メジャーは、ただ単にメジャーを巻いて終端をケースに固定しているだけのものも多いが、それだと出し入れするたびにキシキシとした摩擦が発生しがち。やはり、スルスルと伸ばせるドラム式のほうが快適なのである。

↑均等な力でスルスル引き出せるドラム式メジャー。さすが100均などの安物とはモノが違う

 

旧版と、もっともフォルムが変わっているのが、ステープラーだろう。チームデミが生まれるきっかけでもある「デミタス」に対して、新型はやや大きく、全体的なデザインに揃ったフラットな外見になった。

 

おかげで、「デミタス」がかなり無理をして10号針を1連(50本)入れていたのが、スマートに収まるようになっている。綴じ能力は新旧ともコピー用紙10枚と変わらず、まぁこのサイズとしては充分に実用レベルではないだろうか。

↑旧版のデミタスは、ボディが小さすぎて後端から針がはみ出していたが、こちらは1連が無理なく収まるようになった

 

最後に、旧ケースでは「TEAM DEMI」というプレートが入っていた部分に、新たに携帯電話のSIMピンが追加された。これが文房具か、というと微妙だが……SIMを抜く以外にも、たまに時計のリセットとかメディアの強制イジェクトでこういう頑丈で細いピンが欲しくなるシーンもあるので、手元に揃っていると助かるのだ。

 

製品名プレート兼用で機能のあるものを入れときました、というサービス精神なのだろうか。これはこれで、ちょっと嬉しい。

↑SIMのイジェクトや小さなリセットボタン押しに使える、うれしいニューフェース

 

全体を眺めて感じたのは、まず旧「チームデミ」へのリスペクトが感じられるということ。ケース内の密度感ある配置や製品のシルエットなど、変える必要のない部分はきちんと踏襲しているのが、その証拠である。

 

それでも、新たにアップデートすべき部分は大胆に変更されており、これは「文房具型のマスコットではなく、ちゃんとした実用品なんです」という、メーカーとしての主張とも言える。

 

昭和への郷愁だけで買うのももちろんアリなのだが、でもこれは間違いなく、令和に作られた最新の実用文房具なのだ。

 

もちろん、フルサイズの文房具の方が使いやすいのは分かるのだが、それでも、ただかわいいとか懐かしいで終わらないぜ? というプラスの本気は感じ取ってあげてほしい。コロナ禍の続く昨今、オフィスでも文房具は共有せずに「自分専用を携帯する」のは、重要なことと言えるかもしれないし。

 

 

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渾身の力はもう不要。約半分の力で開く新型ダブルクリップはデザインも刺激的

【ド腐れ文具野郎・古川 耕の文房具でモテるための100の方法】

No.078

プラス「エアかる(10個入)」
324円〜
本体に設けた小さな突起で支点の位置をずらし、さらにレバーの長さを伸ばすことで同社従来品に比べて開く力を最大約50%削減。レバー先端の形状も指当たり柔らか。サイズは大・中・小。

 

半分の力で開く超便利なダブルクリップで快適にモテる

手に取ってみて、「こんなものにもまだ進化の余地があったのか!」と心底驚いてしまいました。従来の約半分の力で開くという画期的なダブルクリップ「エアかる」。極めてシンプルな構造ながら、わずかな工夫次第で(理屈については諸説あるそうですが)見た目も価格もほぼ変えずに改良できる。これはすごいと感心しつつ、しかしこれはこれでややこしい話になるぞ、という懸念も同時に感じてしまったのです。

 

どういうことか? 単純に言うと、このエアかるは見た目があまりに「ただのダブルクリップ」然としているため、何も知らない人がうっかり手に取ったとき、「壊れてるのかな?」「軽い力で開くということは挟む力も弱いのかな?」と誤解されてしまう余地が残ってしまっているんですね。もちろんこのリスクも重々承知で選んだ見た目だとは思うのですが、とても難しい判断だったとも推察します。「スペシャルなダブルクリップ」感を見た目でどう打ち出すのか、そもそもそれを前面に押し出すのが正解かどうかもわからないし。

 

広い意味での「デザイン」の役割とは何なのかを考えさせられる、個人的にもかなり刺激的な新製品でした。

 

クリップを長くして開ける力を軽減!

ソニック「らくレバークリップ」
216円〜
昨年発売されたソニックのダブルクリップ。こちらはクリップの長さを従来品より長くすることで、開ける力を軽減。また、レバーの先端形状を平たくして、指の痛みを和らげている。大・中・小の3サイズ。1箱10個入り。

 

【プロフィール】
古川
放送作家/ライター。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」「ジェーン・スー 生活は踊る」などを担当。

“指先舐め”は嫌われる! 使えば病みつきの書類めくりがサクサク進む指サック

【きだてたく文房具レビュー】カチカチガサガサ肌になりがちな冬場にありがたい文房具

 

いろいろと意見はあろうが、筆者にとって“冬場にありがたい文房具ナンバーワン”といえば、指サックだ(逆に、冬場にイヤな文房具のトップは金属軸のボールペン。冷たいから)。

 

体質なのか、とにかく冬の手荒れがひどく、指先なんか何度も皮が剥けた挙げ句に角質化してカチカチ。キーボードを打つのも憂鬱なぐらいである。で、そんな指のタイミングを見計らったかのように、3月発売予定の著書の校正紙が出版社から束でドカッと送られてきたのだが、こんなカサカサ・カチカチの指ではページをめくるだけでひと苦労。そこでお世話になるのが指サック、というワケなのだ。

 

この連載でも、以前に指サックのオススメを取り上げたことがある(その時も当時の著書の校正紙をめくるのにヒイヒイ言ってた)のだが、今回は先日発売されたばかりの「摩擦力2倍!」をうたう新製品を試してみたいと思う。

指先ペロリはもう古い! シールからクリームまで書類送りに便利な「進化系指サック」をレビュー!

↑プラス「メクリッコキャッチ」S・M・L 各4個入り 194円↑プラス「メクリッコキャッチ」S・M・L 各4個入り 194円

 

これまでの指サックといえば、シリコンやニトリルゴム製が基本だったが、プラスから発売された新しい指サック「メクリッコキャッチ」は、素材に摩擦力の高いソフトエラストマーを使用。「摩擦力2倍!」というキャッチは、このソフトエラストマーに由来しているようだ。

↑摩擦力2倍!とまでは分からなかったが、確かに軽い力でも紙に食いつくのは感じられた↑摩擦力2倍!とまでは分からなかったが、確かに軽い力でも紙に食いつくのは感じられた

 

実際に使ってみると、グリップ力は確かに強い。というか、軽く紙に触れた状態で指先を横に動かすと、そのまま紙がふわっとくっついて動く感じ。触れてさえいれば、ほぼ確実にサックの面が紙を捉えてくれるので、上滑りすることはほとんどなかった。

 

なにより良くできているなー、と感じたのが、この形状だ。立体形状になっており、横から見ると指の先端まで包むようになっているのが分かる。この形のおかげで、指の腹のどこで触れてもきちんとグリップするという安心感がある。

↑指先まで包み込むような立体形状で、指先までフルに使える↑指先まで包み込むような立体形状で、指先までフルに使える

 

実際、指の先端から腹まで指先全体を使ってめくり作業ができるというのは、かなり快適だった。

 

近年の流行である指輪のようなベルト型指サックだと、どうしても指の先を使った作業ができない。また、無意識にベルトの巻かれた部分だけを使おうとするので、指の動きがいささか不自由な感じになってしまう。

↑ベルト型は気軽に使えるが、指の腹しか作業領域がない↑ベルト型は気軽に使えるが、指の腹しか作業領域がない

 

じゃあ対して、昔ながらの指全体を包むようなタイプのサック型ならいいんじゃないかと思うが、こちらは指が蒸れて気持ち悪いのが難点だ(そもそも、それを解消するためにベルト型が登場したという経緯がある)。

↑ベルト型の普及でだいぶ見なくなったサック型。とにかく蒸れるので、長時間作業すると指がシワシワにふやける↑ベルト型の普及でだいぶ見なくなったサック型。とにかく蒸れるので、長時間作業すると指がシワシワにふやける

 

また、サイズにもよるがサック型は指の第一関節にまで干渉することがあり、これがまたなかなかに使い心地が悪いのだ。

↑第一関節に干渉しないよう、フチをえぐり込んだ形状。曲げ伸ばししても不快感はゼロ↑第一関節に干渉しないよう、フチをえぐり込んだ形状。曲げ伸ばししても不快感はゼロ

 

対してメクリッコキャッチは、根元がえぐれたような形になっており、関節の動きを邪魔しない。それに加えてサックの内側にも滑り止めのリブがついているため、指を曲げ伸ばししても、サックがズレたり回転したりないようになっている。形状が特殊なだけに、ズレ・回転があると不快だろうなと思っていたのだが、さすが、その辺りはきちんと解決されていた。

 

もちろん、爪側・腹側両方に通気穴があるので、試用中の1時間装着では蒸れるという感じもほとんどなかった。

↑通気穴に加えて、爪側が大きく開口しているので、爪を伸ばしていても装着できる。まさにリング型・サック型の「いいとこ取り」だ↑通気穴に加えて、爪側が大きく開口しているので、爪を伸ばしていても装着できる。まさにリング型・サック型の「いいとこ取り」だ

 

サイズはS・M・Lの3タイプ。どれが自分に合うか分からないという場合は、パッケージ裏面におよその指の目安が印刷されているので、そこに指を置いて判断してみて欲しい。

↑パッケージ裏のサイズ確認ゲージ。指を当ててみればだいたい合うかどうか判断できる↑パッケージ裏のサイズ確認ゲージ。指を当ててみればだいたい合うかどうか判断できる

 

 

筆者の指の太さはほぼ男性平均ぐらいだが、人差し指にはMサイズ、親指でLサイズがジャストフィット、という感じだった。素材的にはかなり弾力もあるので、厳密にきっちり合わせなくても問題はない。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。

【日用品大賞】最強の「針なしホッチキス」が決定! 一家に1本用意しておきたい製品はコレだ!

ホッチキスは“100均”でも手に入るため、つい手頃なアイテムを求めがちですね。だが、上質の製品を選べば、作業効率が高まるうえに長年使えます。菅 未里さんが高性能文具をテストしました。今回は「針なしホッチキス」をリサーチ。、開き加減/目立たなさ/跡の残りにくさの3項目各5点満点で評価していきます。前回の「針アリ」編と併せて参考にしてください。

 

【関連記事】

【日用品大賞】よく使う文房具「ホッチキス」のベストバイはどれだ? プロが使ってわかった真の使い心地

 

 

【テストしました!文具ソムリエール 菅 未里さん

文房具を紹介するコラムの執筆や商品の開発など、幅広く活躍する。メディアへの出演も多い。

 

 

ホッチキスは、基本“ひとつあればいい”というモノ。しかし文具ソムリエールの菅未里さんは、“使い分け”が大切と語ります。

特に針なしホッチキスについては「安全性に優れ、シュレッダーの 際にも分別が不要とメリットは少 なくありません。一方で、針ありに比べて綴じられる枚数が少ないことや、外れやすいことなど、構造上見劣りする部分もあります。 まずは針ありと併用して使ってみ て、針なしホッチキスの使い心地 を体験してみましょう」(菅さん)

 

【エントリーNo.01】コクヨ ハリナックスプレス

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紙を圧着させて綴じるプレスロック式を採用し、目立ちにくい綴じ部を実現。角綴じや横綴じも可能なのが秀逸です。実売価格667円。

【力加減】3.5点

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プレスで綴じるという設計上、かなりの力を要しました。その分しっかり綴じられるのは◎。

【目立たなさ】5点

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紙が曲がらず、ほとんど目立ちません。文字が書いてあっても視認できるレベルです。

【跡の残りにくさ】4.5点

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こすって外すため、こすり跡は多少残ります。しかしそれ以外の跡はほとんど残らないのは秀逸です。

 

【エントリーNo.02】クツワ ゼロハリホッチキス

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手に収まるサイズで、綴じ位置が本体側面に印字してあるため、わかりやすいです。ワンコインで買えるコスパも魅力的です。実売価格401円。

【力加減】4点

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それなりの力が必要です。手で上下からホールドして、握りしめるようにして力を入れました。

【目立たなさ】4点

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穴を開けるタイプなので、ある程度目立ちます。綴じていることがひと目でわかるのは便利です。

【跡の残りにくさ】4点

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開けた部分の紙を戻しました。見た目にはわかりにくいが、穴自体が残ってしまうのが気になります。

 

【エントリーNo.03】プラス ペーパークリンチ

 

 

 

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綴じる部分が透明で、文字を書いた部分を綴じることを防げます。針ナシホッチキスは4枚綴じが多いなか6枚綴じが可能です。実売価格556円。

【力加減】5点

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力をあまり使わずに、針ありに近い感覚で綴じられます。女性でも片手で可能なレベルです。

【目立たなさ】4点

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穴を開けて綴じるので当然目立ちます。ただ穴自体は比較的小さめで、問題ないレベルです。

【跡の残りにくさ】4.5点

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穴の跡は残ります。一方で綴じた際に紙に折り目がつかないので、キレイに戻せるのが利点。

 

 

【針なしホッチキス大賞】プラス ペーパークリンチ

総評 ペーパークリンチは針アリの感覚で使える

「針ありに比べて構造上綴じるのに強い力が必要なことが多い針なしホッチキスにとって、大事なのは力加減。ペーパークリンチの軽さは見事です。6枚綴じが可能なのも利点ですね」(菅さん)。

 

また、ハリナックスプレスの綴じ後の目立たなさや、ゼロハリホッチキスのコンパクトさも、テストのなかで目立ちました。

【日用品大賞】汎用性バツグンの「ハサミ」を徹底検証! 段ボールまでラクに切れるハサミはどれだ?

ハサミは“100均”でも手に入るため、つい手頃なアイテムを求めがちですね。ですが、上質の製品を選べば、作業効率が高まるうえに長年使えます。文具ソムリエールの菅 未里さんが高性能文具をテストしました。切れ味/刃の形状/持ちやすさの3項目を5点満点で採点します

 

【テストした人】

文具ソムリエール 菅 未里さん

文房具を紹介するコラムの執筆や商品の開発など、幅広く活躍する。メディアへの出演も多い。

 

「使い分け」を意識して実際に試して選ぼう

ハサミは、基本“ひとつあればいい”というモノ。しかし文具ソムリエールの菅未里さんは、“使い分け”が大切と語ります。

 

「今回取り上げたなかにも工作・クラフト用とそのものズバリな名前のモデルありましたが、近年、用途を明確にした製品づくりをしているメーカーが増えました。キッチンで使う、あるいはガムテープなどの粘着物を切るなど自分がどの場面で多くハサミを使うのかをイメージして選び、できれば複数持つのがベストです」(菅さん)

 

【エントリーNo.01】プラス フィットカットカーブ プレミアムチタン

 

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高い切れ味が特徴的な同シリーズ。本モデルは耐久性に優れたチタンコートを採用します。実売価格624円。

【切れ味】5点

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チタンコートによるコーティングの効果で切れ味はシャープ。ベタつかずに、サクッと切れました。

【刃の形状】5点

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少し曲がった刃が特徴的。深く切った際に切っ先で切れずに詰まることが少なく、布も切れます。

【持ちやすさ】5点

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柔らかい感触弾力感があって手が疲れにくい。小指の滑り止めがあり力が入れやすいのも◎。

 

【エントリーNo.02】コクヨ サクサ

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2つのアーチ曲線を組み合わせたハイブリッドアーチ設計を採用。切っ先まで軽い力で切れます。実売価格371円。

【切れ味】5点

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ビニールのような柔らかい素材でも使えます。ビニールに絡まらず、サクッときれいに刃が入ります。

【刃の形状】5点

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カーブした2枚の刃で切れ味を増しています。刃先が鋭くなっており、細かい物も切りやすいです。

【持ちやすさ】4.5点

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柔らかい持ち心地で、指が疲れにくく、スムーズに握りやすいです。対称形で手になじみやすいです。

 

【エントリーNo.03】スリーエム ジャパン スコッチ チタンコートシザーズ 工作・クラフト用

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高い耐久性が魅力のモデル。刃先も鋭い切れ味を誇り、一度で長い範囲を切ることが可能です。実売価格1010円。

【切れ味】5点

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スムーズに刃が入り、しっかり切れました。切り終わった後ものりがつきにくく、多用に適します。

【刃の形状】4.5点

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スッキリとした直線形。噛み合わせがよく、スルリと切れます。刃渡りは50mmと、やや短めです。

【持ちやすさ】4点

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グリップはソフトで持ちやすいです。ハンドルの穴が比較的大きく、手が固定しにくいことも。

 

【エントリーNo.04】ナカバヤシ サクットカットヒキギリ フッ素コート

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従来品の約1/4の力で楽に切れます。摩擦の少ない樹脂リングでスムーズな開閉をサポート。実売価格490円。

【切れ味】5点

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切れ味は抜群。しっかりと刃がガムテープに食い込むので、ズレることなくキレイに切れます。

【刃の形状】4.5点

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引き切るための長さが異なる2つの刃が特徴的。厚みのある紙でも、無理なく軽く切れました。

【持ちやすさ】4点

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グリップが大きく、指が遊びやすい面も。二層構造の樹脂を採用しており、持ち手にやさしいです。

 

【エントリーNo.05】レイメイ藤井 スウィングカット スタンダード

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支点の位置を刃の中心からズラすことで、引き切りが可能。軽く滑らかな切れ味が実現します。実売価格560円。

【切れ味】4.5点

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少しひっかかったものの、しっかり切れました。切り終えた物が手に当たらず、下に落ちるのが魅力的です。

【刃の形状】4点

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刃の長さの差が1㎝以上あり、引き切り力が高い。ただし、使いこなすまでには慣れが必要です。

【持ちやすさ】4点

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ハンドルのサイズが小さく、手が大きい男性はやや持ちにくいです。左右非対称で力は伝わりやすいです。

 

ハサミ大賞:プラス フィットカットカーブ プレミアムチタン

総評 根元から刃先までしっかり切れる フィットカットカーブに軍配

今回取り上げた5品は皆、ガムテープやビニールなど切れにくいものにも抜群の切れ味を見せました。なかでももっともサクッと切れて、ガムテープによるベタつきが少なく、持ちやすさも快適だったフィットカットカーブに軍配があがりました。

 

「フィットカットカーブの少し曲がった刃による、根本から切っ先までしっかりと切れる切れ味は随一です。さらにチタンのコーティングがしてあるので、段ボールやプラスチックなどの切れにくいモノにも確実な切れ味を発揮してくれます」(菅さん)