新型「Powerbeats Pro 2」、2月11日に発売!?

アップル傘下のオーディオブラド「Beats by Dr. Dre」の新型ヘッドホン「Powerbeats Pro 2」が2月11日に発売されると、米ブルームバーグが報じています。

↑次期モデルはもっとスポーティーになりそう

 

2025年の発売が予告されていたPowerbeats Pro 2。以前にはそのティーザー広告に大谷翔平選手が登場し、2019年発売の初代モデル(生産終了済み)と比較して、縦長でスリムな形状になることがわかっています。

 

ブルームバーグによれば、Powerbeats Pro 2の米国向け価格は250ドル(約3万8000円※)になるとのこと。「AirPods Pro」よりもスポーツに特化した仕様となり、調整可能なイヤーフックを備え、激しい運動中にもしっかりと装着することができるようです。内部には「AirPods Pro 2」と同じ「H2」チップが搭載され、初代モデルよりもアクティブノイズキャンセリング(ANC)が向上するようです。

※1ドル=約153円で換算(2025年2月5日現在)

 

また、Powerbeats Pro 2はワークアウト中の心拍数モニタリング機能を搭載することが判明しています。さらに新カラーとして、鮮やかな「エレクトリックオレンジ」が登場する模様。音質の向上やバッテリー持続時間の延長、アンドロイドスマートフォンとの互換性が向上し、充電ケースはUSB-Cポートを搭載するようです。

 

新機能がたくさん搭載され、よりスポーティーに生まれ変わるPowerbeats Pro 2。製品の正式発表が楽しみですね。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

聴覚特性に合わせて音質バランスを最適化するワイヤレスヘッドホン

ヤマハミュージックジャパンは、Zildjian(ジルジャン)のワイヤレスヘッドホン「ALCHEM-E Perfect Tune Headphones」を、2024年12月25日(水)に発売します。カラーはブラック、ミッドナイト、サンドストームの3色。実売価格は8万8000円(税込)。

「ALCHEM-E Perfect Tune Headphones」

 

記事のポイント

シンバルのメーカーとして有名なジルジャン初のワイヤレスヘッドホンだけに、聴覚特性に合わせたチューニング機能や、音楽を聴きながらそれに合わせて楽器をプレイできるアクティブノイズキャンセリング機能など、楽器演奏者の視点に立って作られたヘッドホンという印象。演奏中でも操作しやすそうな大きめのコントロール・ノブがデザイン面でもアクセントになっています。

 

ジルジャンは、1623年の創業以来、世界をリードするシンバル、ドラムスティック、パーカッションマレットのメーカーです。今回発売される「ALCHEM-E Perfect Tune Headphones」は、ジルジャンの長年のシンバル製造における実績をもとに開発された、ブランド初のリスニング用ワイヤレスヘッドホンです。

 

専用スマートフォンアプリ「Zildjian」と連携することにより得られた聴覚特性の測定結果をもとに、すべての音がクリアに聞こえるよう左右それぞれの音質のバランスを調整する「Perfect Tune technology」を搭載。パーソナライズされたサウンドで楽曲の細かなニュアンスまでクリアに聴きとることができます。調整したバランスはヘッドホン本体に記録され、どのデバイスで音楽を聴いても適用されます。バランスはアプリで簡単にオン/オフを切り替え可能。

 

また、2段階のアクティブ・ノイズ・キャンセリング機能を搭載し、例えば街の喧噪の中での音楽鑑賞や好きな音楽を聴きながらの楽器演奏など、シーンや用途に合わせたモードを選択可能です。

 

クリアな通話を可能にする「高AOP MEMS」マイクロホンを搭載し、鮮明かつ自然な音声で通話やオンライン会議での会話ができます。

 

頭部にしっかりフィットするヘッドバンドと、スピーカー部が適切な位置にホールドするように設計されたイヤーパッドにより、締め付け感なく快適さを保ちながら、アクティブなシーンでも安定した装着感を実現します。また、イヤーパッドとヘッドボンドパッドは交換可能で、いつまでも快適に使用できます。

 

ハウジング部のコントロール・ノブを操作することで、音量調整やトラックの切り替えがスムーズに行えます。バッテリー駆動時間は最大45時間(ANCオン時)。

 

ヤマハミュージックジャパン
「ALCHEM-E Perfect Tune Headphones」
2024年12月25日発売
実売価格:8万8000円(税込)

仕事に、趣味に、旅に。マーシャルヘッドホン「Monitor Ⅲ A.N.C.」はあらゆるライフスタイルを彩る

Sponsered by 完実電気株式会社

ギターアンプの代名詞とも言えるマーシャル。ロックを語るうえで欠くことのできないマスターピースであるブランドは、今は楽器やアンプだけでなく若者からビジネスパーソン、趣味人まで幅広く愛されるヘッドホンシリーズを展開しています。

 

そんな同社のヘッドホンシリーズから待望のニューアイテムが登場しました。長年「音」を作り続けてきた卓越したエンジニアリングと、最新のデジタル技術を融合させさまざまな音楽ソースをエネルギッシュな「マーシャルサウンド」を描き出すハイエンドヘッドホン「Monitor Ⅲ A.N.C.」。卓越したノイズキャンセリング性能も兼ね備えたモデルですが、本記事では仕事・趣味・旅という3つのライフスタイルに「Monitor Ⅲ A.N.C.」がどのようにマッチするのか、じっくりと紐解いていきます。

 

↑「Monit0r Ⅲ A.N.C.」は税込価格で5万4980円。マーシャルが長年蓄積した音作りのエンジニアリングと、最新のデジタル技術を融合させ、さまざまな音楽ソースをエネルギッシュな「マーシャルサウンド」で描き出してくれる

 

 

あらためて本記事ではMonitor Ⅲ A.N.C.を、ライフスタイルの違う三者が実際に使ってみた使用感をレビューしていきます。登場するのは、音楽系YouTuberとwebメディア編集者、そして全国を飛び回る女性モデルの3名です。三者のライフスタイルに、Monitor Ⅲ A.N.C.がどのようにマッチするのか? 音質や機能、デザイン、使い勝手に着目しながら、その守備範囲の広さを確かめていきます。

 

【ライフスタイルその1~音楽~】音楽系YouTuberも納得のエネルギッシュかつ繊細なサウンド

まずはMonitor Ⅲ A.N.C.の根幹でもある音楽を鳴らす力を、音楽系YouTuber「ずーさん」に試してもらいました。

 

●音楽系YouTuber ずーたけ(ずーさん)

「ずーさんのもっと楽しむ音楽ラジオ」で、J-POPを中心に、楽曲解説などの動画を配信している音楽系YouTuber

 

音楽が「仕事」であり、自身が奏でるギターサウンドをヘッドホンで確認する機会も多いことから、「音」については一家言を持つそうですが、そんなずーさんさんの耳に、Monitor Ⅲ A.N.C.のサウンドはどう聴こえたのでしょうか? 詳しくレポートしてもらいましょう。

 

ずーさん:まずはレニー・クラヴィッツの「Are You Gonna Go My Way」を聴いてみましたが、まるでギターアンプがそこにあるかのような、ライブハウスの最前列にいるかのような、そんな臨場感がありました。鳴りが良く楽器の倍音が目立つようにチューニングされているのがよくわかります。中高域がキラキラとしていて、それでいて単なるドンシャリではない、ふくよかなサウンド。マーシャルらしい音作りですよね。

 

弦楽器やボーカルの「艶」に関して言えば、他のヘッドホンで聴くのとはまったく違います。ドラムなどのパーカッションにもグルーブ感が感じられるため、それはつまり「エネルギッシュなサウンド」と言えるでしょう。音像定位も目の前で鳴っているようにチューニングされていて、ロックはもちろん、J-POPなども気持ちよく聴くことができます。アーティストの背中を追うのが高解像度かつフラットなサウンドのヘッドホンだとすれば、エモーショナルで元気のあるサウンドを聴かせてくれるMonitor Ⅲ A.N.C.は、アーティストと真正面で対峙している、そんなイメージでしょうか。

 

↑中高域にハリのある、マーシャルらしい艶のあるサウンドが印象的。4ピースバンドなどを聴くと、驚くほどライブ感がありますよ(ずーさん)

 

聴いている音楽と周囲の環境音を常にモニタリングし、どんな場所でも音量に関係なく高音、中音、低音が最適な音で再生される「アダプティブラウドネス」や、部屋の大きさを選択し好みのサウンドを作り出せる「サウンドステージ空間オーディオ」にも感心した様子のずーさん。後述するアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を含めて、音楽にどっぷりと没入できたようです。

 

ずーさん:クラシカルという意味ではなく、エモーショナルという意味でのアコースティックな音が印象的で、「アダプティブラウドネス」や「サウンドステージ空間オーディオ」によって、その元気いっぱいのサウンドを強調できるのがうれしいですよね。最新のデジタル技術を駆使することで、グルービーなサウンドを堪能できるところも大きな魅力の一つだと思います。

 

 

「『Monitor Ⅲ A.N.C.』のサウンドは、ロック、ポップスはもちろん、小編成の室内楽などに向いている」とのこと。ギターアンプのパワフルなイメージから斜め上の、意外なほど幅広い音楽ジャンルを再生する力に驚いていたのが印象的でした。自身の音楽活動や動画制作にもきっと活躍しそうと、Monitor Ⅲ A.N.C.の実力を堪能してくれました!

 

 

【ライフスタイルその2~仕事~】あらゆる場面で「静寂」をもたらす卓越したANC機能

続いてMonitor Ⅲ A.N.C.を試用したのは、GetNavi webの副編集長を務める玉造です。

 

GetNavi web副編集長・玉造

日ごろから音楽ライブ鑑賞を楽しんでいるというGetNavi web副編集長・玉造。自身もバンド活動をするなど、音楽への造詣が深い。

 

音楽好きの玉造にとって「仕事」と音楽は切り離せないとのことですが、彼が注目したのが「Monitor Ⅲ A.N.C.」の大きなアピールポイントの一つである、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能です。

 

玉造:平日は電車通勤時に、休日はライブに向かう道中でも音楽を楽しんでいますが、そうなるとやはり気になるのはANC機能ですよね。Monitor Ⅲ A.N.C.のANC機能を使ってみて印象的だったのは、とにかく「自然」だということ。力技で“無音”にするのではなく、あくまでも無理なくノイズを低減してくれて、ANC機能特有の圧がないんです。だから違和感がなくて、好きな音楽を心地よく聴けました。

 

仕事で原稿を書く時など集中したい時はアプリでANC機能の強度を高めましたが、オンラインミーティングなどでは周囲の音にも配慮したい場面は多いので、消音しすぎないこのナチュラルなANC機能がベストだと感じます。私にとって、「仕事」と音楽は切っても切り離せない関係で、そういう意味でも外音を遮断しすぎないMonitor Ⅲ A.N.C.のナチュラルなANC機能は、音楽と仕事をうまく同居させてくれる印象ですね。

 

↑ANC機能はナチュラルな仕上がりだけれど、電車の走行音も適度に消音してくれるので心地よく音楽リスニングを楽しめました。急なアナウンスや警報に気を付けたい時は、外音も聴こえる「トランスペアレンシーモード」を使えるのも良いですね(玉造)

 

玉造はANC機能以外にも、Monitor Ⅲ A.N.C.の装着感にも着目していました。

 

玉造:装着感も素晴らしくて、側圧が強過ぎず、弱過ぎないので、長時間装着してもストレスが少ないんですよね。着けているとむしろ心地良さを感じるくらいで、落ち着く感覚がありました。音楽を聴いていなくても、ヘッドホンを装着して、ANC機能をオンにしていると集中力が高まりますよ。

 

 

↑イコライジング設定や Spotify、音声アシスタントをスムーズに操作できるカスタマイズ可能な 「M ボタン」を備えるなど、機能性にも富んでいる

 

↑多機能を直感的に操作できる専用アプリ「Marshall Bluetooth」アプリが用意されており、ANC機能の強度や、イコライジングの設定も思いのまま。ANC機能を使用して最大約 70 時間(オフにした状態では最大 100 時間)の連続再生が可能なうえ、わずか15分の充電で最大約 12 時間のワイヤレス再生が可能なロングライフバッテリーもうれしいポイントだ

 

 

【ライフスタイルその3~旅~】軽やかに持ち運べて、旅に彩りをプラスする超軽量ボディ

最後にMonitor Ⅲ A.N.C.を試してくれたのは、仕事柄遠出が多いという女性モデル。ノイズキャンセリングヘッドホンが活躍する代表シーンである「旅」での有用度を聞いてみました。

 

●フリーモデル 南(MINAMI)

撮影のため全国を飛び回るフリーモデルの南(MINAMI)さん。移動が多い毎日を「旅」として捉えている。Instagramにて日々の出来事や活動を発信中。

 

撮影のため全国を飛び回る毎日で、そんな日々を「旅」として捉えている南さんはMonitor Ⅲ A.N.C.の軽量ボディやデザインにグッと心を掴まれた様子です。

 

南:驚いたのが、その軽さです。ANC機能を備えていると聞いていたので、もっとズッシリ重いボディを想像していたんです。でも約250gの超軽量ボディを実際に装着してみると、「え? ホントに?」と拍子抜けしてしまうほど軽くて。柔らかいイヤークッションとホールド感のあるプラッシュヘッドバンド、そしてどんな頭の形にもフィットする金属製のスイーベル回転ヒンジのおかげか、軽やかかつ快適な装着感で密閉性も高いですね。地方への長距離フライト中に長時間着けていても、耳が痛くなることはありませんでした。

 

↑約250gの超軽量ボディは、驚くほど軽やかかつ快適な装着感が得られる

 

↑柔らかいイヤークッションとプラッシュヘッドバンドは優れた装着感を生み出す

 

もちろん、南さんの心を掴んだのは「軽さ」だけではありません。ギターアンプを模したそのデザインもまた、南さんのオシャレ心を刺激したようです。

 

南さん:黒いボディに映える、ゴールドの「Marshall」ロゴ。とてもかっこよくて持ち歩く喜びをプラスしてくれるんです。内部が赤いベルベッドで仕上げられたケースも、ヘッドホンをケースにしまうたびにちょっと嬉しくなります。仕事柄、身に着けるものには洗練された見た目が好きなのですが、このデザインなら文句なし。「見て見て」と、誰かに自慢したくなるような、そんな完成度の高いデザインだと思います。

 

曲の再生や一時停止など、基本的な操作は「マルチダイレクショナル・コントロールノブ」でとても直感的に操作できますし、クリアな音質で通話もできました。使い勝手も申し分なく、機能美を見事に体現していますよね。

 

↑漆黒のボディに「Marshall」のロゴが光る。素材感の違いで抑揚をつけシンプルながらも存在感のあるルックスに

 

↑内部が赤いベルベッドで仕上げられた、ギターケースを想起させるケース。市場には数多くのヘッドホンが存在するが、ケースにしまうたびに心が躍るヘッドホンというのは、そうそうない

 

↑ゴールドに輝く「マルチダイレクショナル・コントロールノブ」を押すことで、再生、一時停止、曲のスキップ、音量調整、電源のオン/オフが可能。直感的に操作できるだけでなく、デザインのアクセントにもなるように仕立てるあたりが、さすがマーシャル

 

 

仕事、趣味、旅という三者三様のライフスタイルにしっかりマッチしたMonitor Ⅲ A.N.C.。ハイエンドモデルの確かな性能・機能美は音楽を純粋に楽しめるだけでなく、生活の中で快適さと没入できる時間を提供します。音楽を愛する人も、生活のちょっとした時間や所有物にこだわりたい人の両方にマッチする一台です。

 

【Column】いつでもどこでもマーシャルサウンドを楽しめる、豊富な製品ラインナップ

最後に、エネルギッシュなマーシャルサウンドを楽しめる豊富な製品ラインナップもご紹介。ヘッドホンのほか、コンパクトなポータブルBluetoothスピーカーも新たに用意されているので、ぜひチェックしてみてください。

<画像をタップしてチェック>

左から
ワイヤレスヘッドホンMajor Ⅴ(税込価格:22980円)
BluetoothスピーカーEmberton Ⅲ(税込価格:28980円)
BluetoothスピーカーWillen Ⅱ(税込価格:18990円)

 

撮影/鈴木謙介

スタジオ品質のサウンドを再生するbeyerdynamicのワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 300」

オーディオブレインズは、ドイツのオーディオメーカーブランドbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)のワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 300」と、完全ワイヤレスイヤホン「AMIRON 300」を2024年11月に発売します。実売予想価格はAVENTHO 300が6万8200円前後、AMIRON 300が4万1800円前後(いずれも税込)。

 

記事のポイント

映像の制作現場や音楽業界といったプロユースの製品も多いbeyerdynamicですが、今回の製品はいずれも音楽鑑賞用の「enjoyment」カテゴリーに含まれるもの。プロ仕様の音響技術を結集したスタジオ品質のサウンドに仕上がっています。

 

「AVENTHO 300」は beyerdynamicの快適性と音響技術の粋を結集したフラッグシップモデル。ハイグレードのアルミニウム製ヒンジとヨークなど、プレミアムな素材を使用したハイエンドデザインとなっています。人間工学に基づいた設計と軽量さによる快適な装着感で、日常使用に最適なヘッドホンです。

AVENTHO 300

 

ヘッドホンの心臓部にあたるドライバーには、同社の人気スタジオモデル「DT 700 PRO X」「DT 900 PRO X」などのほか、100周年を記念して作られた「DT 770 PRO X Limited Edition」にも採用される「STELLAR.45 ドライバー」を搭載。クリアで緻密なスタジオ品質のサウンドを再生します。

「STELLAR.45 ドライバー」を搭載

 

Dolby AtmosとDolby Head Tracking対応による3Dオーディオ機能で、音が頭の動きに合わせて追随し、まるで映画の中心にいるかのような感覚を味わえます。アダプティブANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)は、左と右の騒音をそれぞれの強度に応じて効果的に遮断し、音楽や映画に完全に集中できるようにします。空港での搭乗を逃したくない場合など、周囲の状況を把握したいときには、外音取り込みモードを選択可能。どのモードを選んでも、最大50時間のバッテリー寿命を実現しています。

 

Bluetoothコーデックは、AACのほか、aptX Lossless、aptX Adaptive、LE Audioをサポートしています。

 

「AMIRON 300」は、レベル調整可能なアクティブノイズキャンセリング(ANC)により、必要なだけの騒音を低減させます。もちろん、外音取り込みモードもレベル調整が可能です。6つのマイクを搭載し、ノイズキャンセリングや外音取り込みの品質はもちろん、通話時にもクリアな音声で会話できます。

AMIRON 300

 

片耳わずか4.4グラムの超軽量なエルゴノミックデザインに加え、5種の大きさの異なるイヤピースが同梱され、快適な付け心地を実現します。充電時には、イヤフォンを充電ケースに入れてUSB-CまたはQi充電パッドで充電できます。バッテリー寿命はケースを含め最大40時間で、15分の急速充電で3時間の使用が可能です。

 

Bluetoothコーデックは、SBC、AACのほか、LDACをサポートしています。

 

beyerdynamic
ワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 300」
2024年11月発売
実売予想価格:6万8200円前後(税込)

beyerdynamic
ワイヤレスイヤホン「AMIRON 300」
2024年11月発売
実売予想価格:4万1800円前後(税込)

ブルー×オレンジが新鮮! 一般公募から選ばれた2024年限定デザインのヘッドホン「ATH-M50x LAB」

オーディオテクニカは、世界中のユーザーの投票により選ばれたカスタムカラーをまとった限定デザインのモニターヘッドホン「ATH-M50x LAB」とワイヤレスヘッドホン「ATH-M50xBT2 LAB」の2機種を9月6日に発売します。

 

記事のポイント

深みのある青と鮮やかなオレンジのコンビネーションが目を惹く2024年限定モデル。モニターヘッドホンとして定評のある「ATH-M50x」をベースにしているので、音質や使い勝手の良さは折り紙付き。有線タイプとワイヤレスタイプの2モデルが用意されているので、用途やシーンに合わせて好みのタイプを選べるのもうれしい。

 

オーディオテクニカでは、2020年からATH-M50xの限定モデルのカラーをユーザー投票で決める「M50x Series Limited Edition カラー投票」をオンラインで実施しており、2024年には初の試みとして、ユーザーが限定カラーのデザイン作成から参加できる特設サイト「LAB M50x」をオープンしています。このサイトは「M50x」の研究室をイメージしており、ユーザーがヘッドホンのパーツごとにカラーをカスタム、デザインして、2024年限定カラーのデザイン候補としてエントリーすることができました。

 

今回発売されるモデルは、同サイトにエントリーされた1万4560のデザインのなかから3人のパネリストによって最終候補に選定され、ユーザー投票で3127票を獲得したもの。

 

【ファイナリスト:セルジオ・メルガー氏のコメント】

「ディープブルー」は自信を表し、M50xヘッドセットの品質と信頼性を反映しています。「オレンジグルーブ」はエネルギーと創造性を呼び起こし、私たちの中にある音楽の興奮を喚起させます。そして、「スペースグレイ」は洗練されたエレガントな雰囲気を醸し出し、カラーパレットのバランスを整え、モダンなタッチを加えています。

 

有線モニターヘッドホン「ATH-M50x LAB」は、大口径の強磁力45mm径CCAWボイスコイルドライバーを搭載しており、情報量豊かな高解像度再生が可能。遮音性を高める楕円形状のイヤカップや片耳モニタリングが可能な90度の反転モニター機構などを備え、音楽編集やレコーディング、DJプレイなど様々なシーンで使うことができます。

 

利用シーンに応じて付け替えできる3本の着脱コード(1.2mカールコード、3.0mストレートコード、1.2mストレートコード)が付属しています。

 

ワイヤレスヘッドホン「ATH-M50xBT2 LAB」は、M50x専用に開発された45mm大口径ドライバーとAKM製Hi-Fi DAC&ヘッドホンアンプ(AK4331)を搭載。BluetoothコーデックはSBC/AACのほか、96kHz/24bitのハイレゾ伝送が可能なLDACにも対応しており、高音質なワイヤレス再生が可能です。

 

このほか、音と映像のずれを抑える「低遅延モード」やスマホとPCへ同時に接続できる「マルチポイント対応」など最新のワイヤレス機能にも対応。専用アプリ「Connect」を利用することでイコライザーによる音質カスタマイズが行えます。

 

大容量バッテリーを採用し、約50時間の連続再生や、10分の充電で最大約180分の再生が可能な急速充電にも対応しています。充電ケーブルや有線接続用の1.2mコードが付属します。

 

オーディオテクニカ
モニターヘッドホン「ATH-M50x LAB」
2024年9月6日発売
直販価格:2万5410円(税込)

オーディオテクニカ
ワイヤレスヘッドホン「ATH-M50xBT2 LAB」
2024年9月6日発売
直販価格:2万9040円(税込)

 

北欧デザインがイカす有線/無線両対応ヘッドホン「Sudio K2 Pro」

Sudioは9月6日、新製品の密閉型ワイヤレスヘッドホン「Sudio K2 Pro」を販売開始します。市場想定価格は1万4900円前後(税込)。

記事のポイント

1万円台半ばの手頃な価格で購入できるノイキャン付きワイヤレスヘッドホンです。落ち着きがありつつファッション性も高い外観が特徴なので、アウトドアで利用したいユーザー向きではないでしょうか。

 

2024年3月に発売された「Sudio K2」の上位モデル。直径40mmのダイナミックドライバー、密閉タイプのイヤーパッド、ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)といった特徴を引き継ぎながら、SBCコーデックに加えアップル製品との互換性が高いAACコーデックへの対応、Bluetooth 5.4サポートによる再生遅延の低減など、細部の仕様をブラッシュアップしています。

↑Sudioはスウェーデンのオーディオブランド。北欧メーカー製らしいシンプルデザインが特徴です

 

接続はBluetooth 5.4のほか、同梱されるAUX 3.5mmステレオミニプラグを使用することで有線接続にも対応。バッテリーは約2時間30分でフル充電でき、最大65時間の連続再生が可能としています。5つのマイクを内蔵しており、通話にも対応可能です。

 

筐体はレザークッションを使用し、装飾らしい装飾を排したシンプルかつ落ち着いたデザインで、カラバリはブラックとホワイトの2色展開。本体サイズは約197×173×83mm、重量は約245gと、ワイヤレスヘッドホンとしては標準的な印象です。ハウジング部分は90度回転させられるので、カバンに入れたり、首にかけたりする際も邪魔になりません。

 

ブランド名(メーカー名):Sudio
商品名:Sudio K2 Pro
市場想定価格:1万4900円前後(税込)

音楽スタジオ向け最新テクノロジー搭載! ドイツ老舗メーカーによるハイエンドゲーミングヘッドセット「MMX 300 PRO」

オーディオブレインズは、同社が国内総代理店を務める、ドイツのオーディオメーカーbeyerdynamic社の人気ゲーミングヘッドセットシリーズの第3世代「MMX 300 PRO」を、9月6日に国内発売します。市場想定価格は7万円前後。

 

同製品は、ベイヤーダイナミックの最新スタジオヘッドホンにも使用されているSTELLAR.45ドライバーを採用。前モデルと比較して、低音と高音のプロファイルが改良されています。

 

コンデンサーマイクロフォンは、明瞭な収音が可能。ドイツ製の高品質な素材を使用し、新しいヘッドバンドデザインと、音楽スタジオで酷使に耐えてきた実績のあるベロア製イヤーパッドで、長時間のゲームプレイにおいても快適に使用できるようなに作られています。

 

低インピーダンスのSTELLAR.45ドライバー(48オーム)で、PCだけでなく様々なデバイスで十分な音量を確保できます。付属のYアダプターを使用すると、様々な接続端子にも適合します。

 

同製品はドイツ国内で最高の品質基準のもと、基礎パーツから製造されています。一つずつ手作業で製造され、厳格な品質管理を受けます。ドライバーシステムは厳しい測定基準の中、生産中に何度も測定が行われます。

 

ヘッドホン
駆動タイプ ダイナミック
オペレーション形式 密閉型
着用形式 オーバーイヤー
周波数特性 5 – 40000Hz
ノミナル抵抗値 48 Ω per system
SPL @ 1mW/500Hz 96dB
T.H.D. @ 500Hz < 0.05%
ヘッドバンド圧 5.5N
ケーブル長 2.5m / 片出しストレートケーブル、脱着式、5極接続
接続形式 2 x ミニプラグ、コンボジャックアダプター
マイクロホン
駆動タイプ タイプコンデンサー(バックエレクトレット)
駆動原理 圧力勾配型
指向性 カーディオイド
パワーサプライ AB powering
サプライボルテージ 2 – 9V
電流消費 0.6mA
感度 f = 1kHz 21.6mV/Pa
周波数特性 20 – 20000Hz
最大音圧 121dB
マイク出力 unbalanced
ブーム長 約190mm
カプセル径 13mm

3畳一間で着けたくなるエモいヘッドホン、ゲオ限定で発売中

生活向上に役立つグッズをオリジナルブランドとして展開しているゲオから、1980年代をほうふつとさせるレトロなヘッドホン「オンイヤーレトロヘッドホン」が発売されました。価格は3278円(税込)となっています。

↑イヤーパッドオレンジを装着した本製品

記事のポイント

オレンジのイヤーパッド、独特な形状などがレトロなデザインをうまく醸し出しています。ヘッドホンはファッションアイテムとしても成り立つので、レトロ感のある格好でまとめたい人にはピッタリですね。

どこか懐かしさを感じる本製品は、オレンジとブラックの2色のイヤーパッドが付属しており、付け替えることが可能なレトロデザインのヘッドホンです。36mmのドライバーと、周囲のノイズ音を低減するDNSを搭載し、迫力のあるサウンドを楽しみつつクリアな音声通話を可能にしています。

 

Bluetoothマルチポイント機能で2台同時接続ができ、自動接続をしてくれるので設定が不要です。また、最大連続再生時間は8時間で、Type-Cでの充電となります。

 

ブランド名(メーカー名):ゲオ
商品名:オンイヤーレトロヘッドホン
価格:3278円

Web会議やリモートワークに最適! 4400円のUSB Type-Cヘッドセット「MM-HSTC03SV」

サンワサプライは、長時間装着しても疲れにくい、軽量タイプのUSB Type-Cヘッドセット「MM-HSTC03SV」を発売。マイクは周りの音を拾いにくい単一指向性で、マイクミュートスイッチ付きなのでWeb会議やリモートワークに最適とうたった製品です。

 

周りの音を拾いにくい単一指向性マイク搭載!

MM-HSTC03SVはUSB Type-Cポートを装備し、Windows・macOSを搭載したパソコン・タブレットで使用できます。

↑USB接続により、パソコン内部から発生するノイズの影響を受けにくく、クリアな音声通話が可能

 

長時間の使用でも疲れにくい軽量タイプで、イヤーパッドには蒸れにくく通気性の良いスポンジを採用しています。

↑ヘッドバンドは長さ調整が可能で、大人でも子どもでもフィットしやすく快適に装着することが可能

 

↑マイクのON・OFFと音量調節が手元で簡単に操作できる、コントローラーを搭載

 

フレキシブルアームを採用しており、口元に合わせてマイク位置の微調整が可能です。

↑ウインドスクリーンを装備し、息によるノイズを軽減

 

サンワサプライ

USB Type Cヘッドセット(MM-HSTC03SV)

価格:4400円(税込)

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

最大100時間の再生時間を達成したワイヤレスヘッドホン、マーシャル「Major V」

世界の著名なミュージシャンからも愛用されているイギリスのブランド「Marshall」よ り、ワイヤレスヘッドホン「Major V」を6月21日に発売します。

 

マーシャルのアイコンが復活!

スタイリッシュな見た目と頑丈で折りたたみ可能なデザインが人気のMarshallのアイコンMajorヘッドホン。2020年発売のMajor IVでは最大80時間のワイヤレス再生時間を実現した製品となりましたが、Major Vはその水準をさらに引き上げ、100時間の再生時間を達成。Marshallで初めて開発されたMajorヘッドホンを称えるため、第5世代ではその鮮烈なサウンドや象徴的なデザインなど、細部に至るまで綿密に計算して開発されています。より長時間の使用とスピード感を求めるミュージックラバーに向けて作られたMajor Vは、クラシックなマーシャルルックを備え、日常使いの摩擦にも耐えるように設計されています。

↑「Major V」市場想定価格2万2980円(税込)

 

また、内蔵マイクがアップグレードされ、風切り音が軽減されることで通話品質が向上しました。さらに、Mボタンのカスタマイズにより、Spotify Tapに直接アクセスできます。Marshallアプリを使用してEQの設定や音声アシスタントなどのアプリ機能を有効にすることが可能て。充電制限を設定するバッテリー保護機能をオンにすることで、バッテリー寿命を最大限に活用し、ヘッドホンをさらに長持ちさせることができます。

↑付属品はUSB Type-C 充電ケーブル(約20cm)、3.5mmステレオミニケーブル(約1.35m)

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

「ソニー史上最高の重低音体感」ヘッドホン新モデル「ULT WEAR」が登場

ソニーは4月16日、Bluetoothヘッドホンの新モデル「ULT WEAR」を発表しました。市場想定価格は3万3000円(税込)で、発売は4月26日を予定しています。

 

ULT WEARはソニーが新しく作った、重低音に特化した「ULT POWER SOUNDシリーズ」の製品。新シリーズとしては同時に、ワイヤレススピーカーも発表されています。

 

ソニーによると、オーバーイヤータイプのヘッドホンは2021年度から2024年度にかけて右肩上がりで伸びている市場とのこと。また、ソニーの製品では「WH-1000XM5」のような高級ヘッドホンを買う10~20代の若年層が増えているといいます。これらによって、オーバーイヤーヘッドホンが伸びている要因のひとつに、若年層の存在があると考えているそうです。加えて、独自のアンケートでは迫力の重低音を楽しみたいと思っている人が多いことがわかったとのこと。

 

ULT WEARは、そうしたニーズに応えるために、ターゲットを若年層に寄せた製品になっています。

 

本体には、専用に設計した40mmのドライバーユニットを搭載。振動板の可動性を高めることで迫力のある重低音再生が可能なほか、クリアな中高域を実現しているといいます。さらに、重低音の魅力を引き出すチューニングを掛け合わせることで、「ソニー史上最高の重低音体感」や自然で広い音場感を楽しめるとのこと。

 

ヘッドホンには、重低音をさらに強化するチューニングを施す「ULTボタン」を搭載。「オフ」/「深い低域を強調するULT1」/「さらにパワー感を強調するULT2」のモードに切り替えられます。ソニー史上最高の重低音体感が得られるのはULT2にしたときです。

↑ボタンを押すと重低音が強化されるULTボタン

 

ヘッドホンの性能として求められるノイキャン性能も強化。「統合プロセッサーV1」を搭載したうえ、4つのマイクでノイズを除去するデュアルノイズセンサーテクノロジーを採用し、WH-1000XM5/「WH-1000XM4」に次ぐノイキャン性能を実現しています。

 

統合プロセッサーV1はクリアな高音質も実現するほか、圧縮音源をCD音質相当までアップスケーリングする「DSEE」、高音質コーデックのLDACにも対応しています。なお、ヘッドホンのハードウェアとしてはハイレゾ/ハイレゾワイヤレスには非対応です。

 

このほか、風ノイズなどを低減するマイク周辺機構の新設計、頭の動きに合わせて音の聞こえる方向が変化する「ヘッドトラッキング」対応、ノイキャンオンの状態で約30時間のバッテリーなどを実現しています。

↑製品のカラバリはブラックのほかにフォレストグレーと

 

↑オフホワイトを用意

コスパもオシャレも高音質も! 今注目の「ながら聴き」に最適なワイヤレスイヤホン3選

イヤホンに求められることといえば、高音質であることはもちろん、長時間使用しても耳に負担がかからない快適な装着感。優れた装着感で、今注目を集めてるのが、寝転びながらでも快適に音楽や動画を楽しめる “ながら聴き” イヤホン/ヘッドホンです。でも一体どの機種を選べばいいの? とお悩みの “ながら聴き”  ビギナーの人から、本格的な音質も楽しみたいというこだわり派の人にまでにおすすめしたい、イヤホンとヘッドホン3種を紹介します。

 

コスパ最強。1万円以下の完全ワイヤレスカナル型ヘッドホン「MXH-BTW400」

↑完全ワイヤレスカナル型ヘッドホン マクセル「MXH-BTW400」、ブラック(左)、ホワイト(右)

 

マクセル「MXH-BTW400」は、Bluetooth対応の完全ワイヤレスカナル型ヘッドホン。実勢価格5480円前後なので、手頃な値段で気軽に使用できる機種を探している人におすすめです。最大の特徴は、厚さ約13.7mm、本体片耳約3.3gと、耳から飛び出しが少ないサイズ、かつ軽量であるため耳への負担が軽減されること。

↑厚さ約13.7mmで耳から飛び出しが少なく、収まりのよいサイズ感

 

充電ケースもシンプルかつコンパクトなサイズ感なので、部屋に置いてもインテリアと馴染みやすく、ポケットやポーチなどに入れて持ち運びもしやすいところもメリットといえるでしょう。

↑充電ケースも手のひらに乗るコンパクトサイズ。持ち運ぶ時にも邪魔にならないサイズ感なのが嬉しい

 

MXH-BTW400は、1度スマホやタブレットとペアリングすれば、充電ケースから本体を取り出すだけで、自動で電源が入り接続します。タッチセンサーボタンを採用した操作性の気軽さもポイントです。例えば、音楽再生なら左右どちらかの本体表面のマルチボタンを指の腹で1回タッチするれば、再生/一時停止が切り替わります。次曲へのスキップなら2回タッチ、前曲へ戻るなら3回タッチするだけ。また、ハンズフリー通話の場合なら、着信時には同じくマルチボタンを1回タッチ、終話時には2回連続タッチするだけと、とてもシンプル。慣れてしまえば、寝転がったまま感覚的に操作できそうです。

 

連続再生は従来品(※)比約1.6倍の約6.5時間、充電ケース併用時なら従来品比約1.4倍の約19.5時間再生が可能なので、家での使用はもちろん、外出先でも便利に活躍してくれそうなのも嬉しいですね。

※完全ワイヤレスカナル型ヘッドホンMXH-BTW300

 

一般的なイヤホンなどでは厚みもあって耳から飛び出てしまうため横向きで動画を視聴する際などには、どうしても耳への圧迫感があったり、食い込んで痛い思いをしてしまったりしてしまうもの。しかし、このMXH-BTW400を実際に試してみたところ、コンパクトでしっかり耳に収まるので、横になっても枕に圧迫されることがなく、実に快適に使用することができました。音質も程よい立体感があって、個人的には◎。“ながら聴き” デビューには、ぜひおすすめしたい機種です。

 

“マメ” 型のコロンと可愛い完全ワイヤレスイヤホン「mameBuds」

↑オープン型完全ワイヤレスイヤホン グラディック「mameBuds(マメバッズ)」。時計周りに、サクラ、スナ、フジ、レモン、ユキ、クロ

 

次に紹介するのは、グライディックのオープン型完全ワイヤレスイヤホン「mameBuds(マメバッズ)」。価格は9980円(税込)と、こちらも手頃な価格の機種です。商品名の通り、コロンとした “マメ” みたいなデザインとオープン型なのでイヤホンを装着したままでも周囲の音が自然に聞こえることが特徴の、まさに “ながら聴き” に最適なイヤホンです。

 

さらに、本体の着せ替えができる3色のカラージャケットが付いているのも大きな魅力。基本カラーはブラックとホワイトの2色で、ブラックには「kuro(クロ)/suna(スナ)/lemon(レモン)」、ホワイトには「yuki(ユキ)/sakura(サクラ)/fuji(フジ)」の各3色が同梱されています。例えば、通勤時にはシックなクロやユキ、休日の外出時にはレモンやサクラなど、オンオフのコーデに合わせて使い分けることも楽しそうです。

↑着せ替えできるカラージャケットはブラックとホワイト各3色が同梱される

 

マメバッズは「寝ころびホン」をコンセプトにしており、約16.5(W)×16(D)×21(H)mmというコンパクトサイズ、かつスティックレスで耳への収まりもバッチリ。本体片耳約3.5gと装着感の軽さも期待できます。さらに、イヤホン本体だけでなく充電ケースも非常にコンパクト。約49(W)×24(D)×28(H)mmという最小サイズ(※)なだけあって、ポケットに忍ばせて持ち運ぶのにも邪魔になりません。

 

※2023年4月時点SB C&S株式会社調べ。販売数上位100モデルのうちケースサイズにおいて。

 

連続再生時間は約6.5時間、充電ケース併用時なら約13時間。Androidスマホ対応「Google Fast Pair」を搭載しているので、ワンタッチでBluetooth接続が可能。イヤホンを探す機能もあるので、うっかり紛失してしまってもアプリ上の地図で確認することができます。残念ながらiPhoneユーザーは利用できない機能ですが、コンパクトサイズなイヤホンであるからこそ、あって嬉しい機能であることは間違いないと言えるでしょう。

 

まるでホームシアター! 最新技術を詰め込んだ完全オープン型イヤホン「oladance OWS Pro」

↑完全オープン型イヤホン oladance「oladance OWS Pro」。左から、ホワイト、ピンク、グリーン、シルバー、ブラック

 

続いて紹介するのは、本格的な音質も楽しみたいという人におすすめしたい、オープンワイヤレスイヤホンのパイオニアメーカーoladance(オーラダンス)「oladance OWS Pro」。耳に挟み込んで装着する完全オープン型のイヤホンで、耳を塞がず周囲の音が聞こえること、外耳道に入ることなく空気を通じてサウンドを内耳へと伝えるため圧迫感なく長時間使用しても疲れにくい設計であることが特徴です。

 

耳掛けの部分には、医療用液体シリコンを使用しているので肌に優しく、またエルゴデザインと柔軟なチタン製のメモリーワイヤーを採用したことで、外耳介に包み込むように密着することで安定した装着感も実現。さらに耳への負担配慮は音にまで及び、独自特許技術「Super Smart Bone」を使用することで、耳に負担となる音の抑制もされるとのこと。

↑快適なデザイン性だけではなく、IPX4レベルの防水機能も搭載されている

 

音質については、近年のチップ技術とアルゴリズムの進化により、音源間の位相関係を調整し、サウンドの外部への拡散を抑えたことで音の細部の表現向上を実現しました。また、約23mm×10mmの超大型マルチマグネット構造の高解像度スピーカーを片耳2基ずつ搭載。柔軟な薄型振動板と組み合わせることで、クリアな高音域と重厚で広がりのあるパワフルな低音域での再生が可能となりました。

↑第2世代低音増強アルゴリズムや本体に搭載したマスターチップとパワーアンプチップが、より充実感のある豊かな低音を実現した

 

ステレオのような本格的な音質でありながら、音漏れ防止機能により音漏れをも最小限に抑制されます。これなら、電車やバスなどの公共交通機関でも音漏れを心配することなく使用することができそうです。

 

さらに、同社技術「エネルギーロック」搭載で、最大約16時間の連続使用、ケース併用時なら、なんと最大約58時間も使用が可能です。しかも超高速充電技術を採用しているので、たった15分の充電で最大6時間の連続使用ができます。これは、何かと忙しいビジネスワーカーに嬉しい機能。価格は3万4800円(税込)と高めですが、安定した装着感とハイレベルな音質をながら聴きでも堪能したい、という人にはぴったりの商品です。

 

ほかとはひと味違う “ながら聴き” 用ならではの快適さ

“ながら聴き” を楽しむなら、装着していることを忘れてしまうような快適な装着感はまず必須と言えるでしょう。そのうえで、音質やデザインなど、自分好みの機種を見つけることができれば、さらに楽しい “ながら聴き” ライフを送れるはず。新しく購入を考えている人も、サブとして2台目の購入を考えている人も、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。

ユニークな音質! PS5対応の最高級ワイヤレスヘッドホン「PULSE Elite」をレビュー

PlayStationに関わるデバイスとサービスを手がけるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から、独自の無線オーディオ技術である「PlayStation Link」によるロスレス・低遅延伝送を実現したワイヤレスヘッドホン「PULSE Elite」が2月21日に発売を迎えます。本記事では、スマホによるゲームプレイや、音楽再生にも幅広くメリットを実感できるワイヤレスヘッドホン、PULSE Eliteの上手な楽しみ方をレポートします。

↑SIEの新しいワイヤレスヘッドホン「PULSE Elite」をレポートします

 

今回のレビューのため、発売前にSIEからPULSE Eliteの実機を借りることができました。音質や機能は商品版の実機を試していますので、購入検討の材料になれば幸いです。

 

独自のロスレス&低遅延再生技術に対応

PULSE EliteはPlayStation 5(以下:PS5)に対応する周辺機器として発売されます。位置付けはSIEによるワイヤレスヘッドホンのフラグシップ。ソニーストアの販売価格は1万8981円(税込)です。

 

SIEは2020年にワイヤレスヘッドホン「PULSE 3D」を発売しています。こちらはPS5が対応する立体音響技術「Tempest 3Dオーディオ」にサウンドを最適化したヘッドホンです。PS5側のサウンド設定を整えてから、3Dオーディオ対応のPS5タイトルをプレイすると迫力のサウンドに包み込まれます。

 

PULSE EliteもPS5と組み合わせてTempest 3Dオーディオを楽しめるヘッドホンです。加えて、最新モデルであるため、SIE独自のロスレスオーディオと低遅延伝送を実現するPlayStation Linkに初めて対応したワイヤレスヘッドホンであることが大きな特徴です。さらにPULSE 3Dにはなかった、Bluetoothオーディオ再生の機能を追加しました。

↑専用のトランスミッターによるロスレス低遅延伝送、PlayStation Linkを採用しました

 

なお、筆者はPlayStation Linkに初対応した左右独立型のワイヤレスイヤホン「PULSE Explore」もレポートしています。PlayStation LinkをPS5で楽しむ方法についてはPULSE Eliteも一緒です。合わせて読みながら参考にしてください。

 

ソニー初の平面型ドライバー搭載ヘッドホン

PULSE Eliteは本機のために設計したPlanar Magnetic Driverを搭載しています。日本語にすると「平面磁界駆動型」という方式のドライバーで、簡略化して平面型ドライバーと呼ばれたりもします。先行発売されたPULSE Exploreも平面型ドライバーを搭載するワイヤレスイヤホンです。

 

平面型ドライバーの特徴は歪みがなく滑らかで、自然な音の聞こえ方に近いリスニング感が得られることです。

↑PULSE Eliteのために設計したPlanar Magnetic Driverを搭載しています

 

ドライバーの製造に高い技術力を要することから、一般的なダイナミック型ドライバーほどは広く普及していません。ソニーによる平面型ドライバーを搭載するヘッドホンは本機が初めてです。

 

ふたつの製品が誕生した背景には、2023年の夏にSIEと米AUDEZE(オーデジー)とのパートナーシップが締結され、平面型ヘッドホンのスペシャリストであるオーデジーの技術が新しいPULSEシリーズに注入されたことにあります。

 

ゲームの世界により没入できるリアルなサウンド

では、平面型ドライバーを搭載するヘッドホンはどんな音がするのでしょうか。今回は、PULSE Eliteに付属するPlayStation Link USBアダプターをiPhone 15 Proに接続して、Apple Arcadeのゲーム「FANTASIAN」をプレイしてみました。

 

音を聴いてみると、解像度が高く、音場の見晴らしが優れているのがわかります。戦闘シーンでは細かな効果音がとても鮮やかに聞こえてきます。FANTASIANのように、音楽にも凝ったゲームをプレイする際にはサウンドのディティールを自然に引き出せるPULSE Eliteのようなヘッドホンがあると没入感が深まります。

↑iPhoneでプレイするゲームのサウンドも臨場感満点。PlayStation Linkによりワイヤレス音声が遅延しません

 

また、PULSE Eliteは中高音域がとても伸びやかで開放的です。密閉型のヘッドホンであることを忘れそうになるほど、空間再現も広大。続けてApple Musicで音楽を再生してみました。女性ボーカルは声の潤いと艶っぽさが魅力。まるで耳もとでボーカリストが歌っているような生々しい距離感です。

 

クラシックピアノの演奏は楽器の音色をとても鮮やかに、少し温かみを加えて再現します。余韻の煌めき感が若干強調されているようにも感じましたが、PULSE Eliteの持ち味として楽しめます。

 

一方で低音はやや線が細い印象も受けました。ただ音の芯は力強く安定感があります。たとえばロック・ポップス系の音楽を聴くと、低音がグンと鋭く立ち上がる緊張感が心地よいです。

 

PULSE Eliteはおおらかな鳴りっぷりのよさと、ディティールの繊細な再現力が併存するユニークなヘッドホンです。スケール感の大きなファンタジー系のアクションRPGやFPS/TPSなどのゲームをプレイすると、活き活きとしたサウンドにのめり込めると思います。

 

PS LinkとBluetoothの音質に差は?

冒頭でも触れたとおり、PULSE EliteはPlayStation Linkと、通常のBluetoothオーディオ再生に対応しています。ただ、Bluetooth再生時には特に低遅延モードのような機能がないので、映像とサウンドの同期に万全を図りたいのであればPlayStation Linkの低遅延伝送モードを選ぶべきです。

↑Bluetoothによる接続にも対応。音楽再生にも活用できるワイヤレスヘッドホンです

 

テストとして、iPhoneにGarageBandアプリを入れて鍵盤楽器を演奏してみました。画面をタップして弾いた音に対して、Bluetooth再生の場合はヘッドホンから聞こえてくる音が明らかにもたついてしまいます。対するPlayStation Linkは鍵盤をたたいた瞬間に音が鳴ります。音楽ゲームやシューティングなどのプレイ、またはiPhoneのGarageBandのように簡易な音楽の演奏、制作が楽しめるアプリにもPULSE Eliteの低遅延伝送が活きてきます。

 

なお、Bluetooth接続時とのサウンドを聴き比べると、PlayStation Linkで再生した方が、音が力強く立体的でした。スマホやタブレットの場合はUSBトランスミッターを変換アダプターでつなぐ必要があり、ケーブルがぶらぶらする感覚が煩わしく感じるときもあります。でも、それを補って余りあるほどサウンドの高音質化が図れます。トランスミッターがむやみにスマホのバッテリーを消費することもないので、スマホゲームや音楽を聴く際も基本はPlayStation Linkがベターです。

↑USBトランスミッターをつなぎ替えるだけで、iPhoneからMacに素早くスイッチして使えます

 

さらに、USBトランスミッターをスマホからPCにつなぎ替えるだけで、ヘッドホンの接続先が即座に切り替わります。たとえばPC側はPlayStation Linkでつなぎ、スマホにはBluetoothでペアリングして2台の機器で同時にサウンドを聴く「デュアルデバイス接続」もユニークな機能です。友だちとスマホで通話しながら、PCでプレイ中のゲーム音声を同時に聴くという使い方もできました。

 

仕事のビデオ会議にも使える高いマイク性能

音声通話といえば、PULSE Eliteは本体左側のアームに収納できるブームマイクの音質が良好でした。

 

主にゲーミング用途を想定して搭載するマイクですが、装着しているユーザーがいる場所の周辺ノイズを抑えるAIノイズリジェクション機能が強力。ユーザーの声だけが明瞭に聞こえてきます。イヤーパッドのクッションが柔らかく、また一度のフル充電から約30時間のバッテリー持ちを実現しているので、ビデオ会議用のヘッドセットとしてなど、仕事にもPULSE Eliteが便利に使えそうです。

 

ただ、装着感についてはヘッドバンドの長さがやや短いため、筆者のように頭のサイズが大きいとイヤーパッドに耳が収まりきらない、あるいはイヤーパッドが眼鏡のフレームに接触してしまうことがあるかもしれません。購入を検討する際には、必ず実機を試着するべきです。

↑柔軟に曲がって形を変えるヘッドバンド

 

もうひとつ注意点を挙げるならば、PULSE Eliteにはノイズキャンセリングと外音取り込みの機能がありません。密閉型ヘッドホンなのでパッシブな遮音性能も十分に高いのですが、どちらかと言えば屋外よりも環境騒音の少ない室内で使った方が本領を発揮します。

 

体験してみてほしいヘッドホン

以上、スマホゲームから音楽、楽器演奏に仕事までと、あらゆる用途でレポートしてきましたが、2万円以内で平面型ヘッドホンの自然で滑らかなサウンドと、PlayStation Linkによるロスレス・低遅延再生を満喫できるのは魅力に感じました。PULSE Eliteはぜひ体験してみてほしい、その価値アリなワイヤレスヘッドホンです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

「パリピ待望」高音質スピーカーに注目! プロが推すヘッドホン&携帯用スピーカー4選

音楽鑑賞の基本アイテムといえば、ヘッドホンとスピーカー。シーン別に使い分けている人も多い。本記事では、セルフリスニングに最適なヘッドホン1種と携帯用スピーカー3種をピックアップ。マニアも満足する音質とNCの両立を実現したヘッドホンやパーティーシーンで映えるイルミネーションが印象的なワイヤレススピーカーなど、プロが注目ポイントを解説します。

※こちらは「GetNavi」 2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が解説します

オーディオライター 野村ケンジさん
ハイエンドシステムから、ヘッドホン・イヤホンまで幅広い知識を持つ。テレビやラジオなどでも活躍中。

【その1】同社エンジニアにより人気ヘッドホンの音を一新

final
UX3000
実売価格1万5800円

ANC搭載のワイヤレスヘッドホン。agブランドより発売中の製品を、finalのエンジニアが海外別注モデルとしてサウンドを一新。ドライバーやBluetoothの見直しにより、マニアも満足する音質とNCの両立を実現した。

低音域:5
音声・ボーカル:4.5
定位感:4
装着感:3.5

SPEC●形状:オーバーヘッド型●接続タイプ:無線/有線●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX LL●連続音楽再生時間(ANC ON/OFF):最大25時間/最大35時間

 

↑ハウジングが上下左右に回転するため様々な頭部の形状にフィット。音漏れを防止し、長時間での使用でも疲れにくい

 

野村‘s Check

無線のオーバーヘッドは屋外用として使いたい

「agブランドの製品をベースにドライバーを新規開発、音質の向上を実現したモデル。同社上位ヘッドホンは有線モデルなので、屋外用のセカンド機として使い分けましょう」

 

【その2】低音域&音圧が強化されゲームへの没入感がアップ

パナソニック
SC-GNW10
実売価格3万6300円

従来機より強化された4基のスピーカーユニットが立体的で奥行きのあるサウンドを再生。2.4GHz帯の専用無線による低遅延のワイヤレス通信で快適性も向上した。ゲームジャンルに合わせて3つの「サウンドモード」が選べる。

低音域:4
音声・ボーカル:5
定位感:4
装着感:4

SPEC●スピーカー口径:φ約38mm●実用最大出力:8W●接続方式:2.4 GHz 専用無線●連続再生時間:約9時間(Vol8)●サイズ/質量:約W256×H56×D221mm/約403g(本体)

 

↑人間工学に基づき、鎖骨と僧帽筋を避けるようにデザインされたボトム形状を採用。長時間の使用でも快適にプレイできる

 

↑新開発のスピーカーユニットと大容量Li-ion電池を搭載。低音・音量ともに強化され、中低域の音圧や音の透明度も向上した

 

野村‘s Check

小音量でも迫力のサウンドを楽しめる

「ワイヤレスながら独自接続によって低遅延を実現したゲーミング向けネックスピーカー。小ボリュームでも音の広がりが良いうえに、チャット時の人の声も聴きやすく、使い勝手が良好です」

 

【その3】派手目のイルミネーションがパーティーシーンに映える

Edifier
ED-QD35
実売価格2万9980円

イルミネーションが印象的なワイヤレス対応スピーカー。高効率なGaN(窒化ガリウム)テクノロジーを搭載し、スマホで音楽をかけながら高速充電できる。モノラルながらハイレゾに対応し、高音質再生が可能。

低音域:4
音声・ボーカル:4
定位感:2
装着感:3

SPEC●対応コーデック:SBC、LDAC●定格出力:合計40W●再生周波数帯域:60Hz〜40kHz●SN比:85dB(A)●サイズ/質量:W263×H165×D133mm/約2.7kg

 

↑USB Type-A、3.5mmステレオミニジャック、Bluetoothの入力が可能。Bluetooth接続はLDACコーデックに対応する

 

野村‘s Check

様々なシチュエーションで活躍しそう

「アプリでイルミネーション設定が行え、部屋の雰囲気やインテリアに合わせたり、パーティーで屋外へ持ち出したりと、様々なシチュエーションで活用できます。サウンドも良質でBGMにも最適」

 

【その4】奥行きのある立体音響を好きな場所へ持ち歩ける

アンカー・ジャパン
Soundcore Motion X600
実売価格1万9990円

空間オーディオ対応ポータブルスピーカー。部屋全体を包み込むような立体音響が満喫できる。独自のアルゴリズムにより、リアルタイムで音楽や音声を解析し、スピーカーそれぞれに最適な音を分配して立体音響を実現。

低音域:4
音声・ボーカル:4
定位感:5
装着感:4

SPEC●対応コーデック:SBC、LDAC●再生可能時間:最大12時間●充電時間:約6時間●出力:50W●防水:IPX7●サイズ/質量:約W310×H170×D81mm/約1930g

 

↑5つのドライバー(ツイーター5W×2/ウーファー15W×2/フルレンジ10W×1)を搭載。合計50Wの高出力を実現した

 

野村‘s Check

ステレオスピーカーとして手軽に良い音が楽しめる

「独自の空間オーディオによる立体音響はもちろん、ステレオスピーカーとしての音質の良さが光ります。手軽に良い音を楽しむ、まさにセカンドシステムにピッタリの製品です」

ついに「Sonos」がヘッドホンを投入!? アップルとの決戦間近

米オーディオメーカーのSonosが、アップルの「AirPods Max」に対抗して、400ドル台(約6万円※1)のヘッドホンやイヤホン、セットトップボックスを準備しているとブルームバーグが報じています。

※1: 1ドル=約148.3円で換算(2023年11月22日現在)

↑ヘッドホンが楽しみ

 

Sonosはネットワーク対応のスマートスピーカーを開発しており、日本でも製品を販売しています。他方、次期AirPods Maxは2024年に、その翌年には次期AirPods Proが登場するとブルームバーグは以前に報じていました。

 

今回の報道によれば、Sonosは2024年4月にもオーバーイヤータイプのハイエンドヘッドホンを投入するとのこと。「Duke」というコードネームで開発されているこのヘッドホンは、ブラックとホワイトの2色をラインナップ。Sonosのデバイスと同期し、楽曲を音声でコントロールすることができます。

 

Sonosは2019年からヘッドホンの開発に取り組んでいたものの、製品化には至っていませんでした。しかし、早ければ来年3月頃に自社開発のヘッドホンが発表されるようです。

 

それと同時に、同社がAirPodsに似たイヤホンを開発していることや、来年末には150ドル〜200ドル(約2万2000円〜3万円)のセットトップボックスを投入して、アップルやストリーミングサービスのロクと競うとも報じられています。

 

ネットワーク機能だけでなく音質にも定評があるSonos。独自のヘッドホンやイヤホンの登場に期待です。

 

Source: Bloomberg

フルシリコンの有線イヤホンが快適な “寝ホン” へ誘う。注目のイヤホン・ヘッドホン3選【2023年上半期で売れたモノSELECTION デジタル編】

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「デジタル編」から、注目のイヤホン・ヘッドホン3モデルを紹介! ヒットの秘密をAVライターの野村ケンジさんに教えてもらいました。

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が教えます

AVライター 野村ケンジさん
ヘッドホン・イヤホン、DAPなどに明るい。TBSテレビ開運音楽堂「ノムケンLab」に出演中。

 

TWS】クラファンMakuakeで9166%を達成した大注目モデル

SOUNDPEATS
Opera 05
1万3999円
2022年7月上旬一般発売

イヤホン専門ブランドとして13年の歴史を持つ同社のTWS。LDACコーデックに対応し、Bluetooth接続でハイレゾの高音質が楽しめる。本機「05」は3基のドライバーを搭載した贅沢な仕様で、2基構成の「03」も同時発売。

 

↑同社のフラッグシップモデルだけにリッチな仕上がり。素材や塗装にこだわっており、見た目でも愉しめる

 

【ヒットのシンソウ】

フィット感に優れるうえANC効果も上々

「耳側の形状に工夫が凝らされていたり、楕円形ノズルを採用されていたりすることで高いフィット感と高性能なANC効果を確保。サウンドは、細やかなディテール表現と迫力の良さを巧みに両立させています」(野村さん、以下同)

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★★★

 

【有線イヤホン】フル・シリコン構成によりリラックスできる装着感を実現

AZLA
ASE-500
実売価格2860円
2022年10月発売

ドライバーとケーブルを除く本体からイヤーピースまでをフル・シリコン構成の有線イヤホン。柔らかく、突起のない形状なので、寝ながらでも快適に使用できる。超小型高性能ドライバーを搭載し、サウンド面も文句なし。

↑5.7mmドライバーを搭載。シリコン筐体でドライバーを包み込む設計によりフィッティングを向上させている

 

↑直線的な振動板の動きと最適化されたモーターによる低歪みを実現。クラス最高レベルの性能を誇る

 

【ヒットのシンソウ】

寝転びながらでも 安心して聴ける

「シリコン素材で全体が覆われた小型のイヤホン本体により、日本では寝転がりながらでも使える“寝ホン”として高い人気を得ています。スピード感があるクリアなサウンドが特徴で、低域の量感も十分」

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★

 

【ヘッドホン】立体音響などの制作に適したクリエイター向けモデル

ソニー
MDR-MV1
実売価格5万9400円
2023年5月発売

ヘッドホン内部の反射音を低減する背面開放型音響構造を採用し、立体的な音響空間での優れた空間表現が可能。立体音響など様々な音源の奥行きや細部まで、クリエイターが意図した音楽表現を精緻に再現する。

 

↑専用開発のドライバーユニットを搭載。超広帯域再生や広ダイナミックレンジ再生を実現し、立体音響音源の定位感や空間情報を表現する

 

↑背面開放型のハウジング音響構造を採用。信号処理で付与された反射音への影響を抑えて正確に音場を再現する

 

【ヒットのシンソウ】

脚色のないストレートなサウンドが好印象

「各サイトの売り上げランキングで有線モデルとして唯一上位に食い込むなど、瞬く間に人気モデルとなりました。一切の脚色がないストレートなサウンド表現や揺るぎない定位で、プロ・アマ問わず好評です」

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★★

要望もあるけど、「Dyson Zone」は確実に新しいデバイス感を放った製品だ

ダイソン初となるウェアラブル製品、「Dyson Zone空気清浄ヘッドホン」が日本で5月23日に発売された。

 

Dyson Zoneはダイソンが得意とする空気清浄機能を搭載したヘッドホン。ヘッドホンのハウジング部分のコンプレッサーで外気を取り込み、2層構造のフィルターで微細な粒子を除去して、きれいな空気を口元に届けるのが大きな特徴となっている。

↑Dyson Zone

 

ではどのような環境で使うと、身をもってDyson Zoneの良さを体感できそうか。最近だと考えられるのは、カナダの森林火災が影響を及ぼしているといわれるニューヨークだ。微細な「PM2.5」などの粒子状物体が占める濃度は、ニューヨークで過去最大レベルとなっており、実際にマスク姿で黄色く霞んだ街を歩く人の様子も多方面で報じられている。

 

一方の日本はどうかというと、ニューヨークほど身体に害を与える環境ではないように思う。「tenki.jp」で主要都市のPM2.5分布予測を確認したところ、黄色やオレンジ色で「非常に多い」「極めて多い」と示されているのは、日本ではなくお隣の韓国や中国だった。これは6月28日時点でのデータだ。

↑tenki.jpで示されたPM2.5分布予測(6月28日時点)

 

ダイソンによるプレゼンテーションの際も、大気が汚染されている主な街としてニューヨークや中国が紹介され、「日本がめちゃくちゃ汚れている」という発言はなかった。Dyson Zoneの空気清浄機能について身をもって体感するなら、日本を離れて使う必要がありそうだ。

 

少し長い前置きになったが、必要にかられて使用する製品ではない。だが、ジャンルとしては新しく、製品の完成度は気になるところ。そこで、今回Dyson Zoneを試してみた。

 

シールド装着の手間はあるものの、マスクよりも快適

実際に装着してみると、シールドからの風当たりは心地良く、夏場は特に口元が蒸れてくるマスクを長時間しつづけるよりは快適。心地良い空気が口元に当たっていて、蒸し暑い季節にはもってこいだ。

↑シールドから口元にやや涼しい風が当たる感覚だ

 

いい空気を吸っている感はあり、フィルターを通して送られてくる空気を不快に感じることはなかった。ハウジング部の静電フィルターは0.1μmまでの粒子状汚染物質を99%キャッチして、カリウムを含むカーボンフィルターが二酸化窒素(NO2)や二酸化硫黄(SO2)などの酸性ガスを捕らえるとのこと。交換は1年に1回のペースで良いという。

↑微細な汚染物質をキャッチし、きれいな空気を口元のシールドに届けるイメージ

 

口元に最も近いシールドは口や顎に直接触れない構造で、装着時に圧迫感や不快感を覚えることはなかった。

 

だが、ヘッドホンを装着する度にマグネットでシールドを装着しなければならず、これが面倒だと感じる。シールド内のメッシュ部分を水で洗えるのと、ヘッドホン単体として使えるようにシールドの取り外しができる利点はあるわけだが、それにしても装着時にすぐに外れてしまうのが難点だ。

↑シールドはマグネットで装着できるが、外れやすい

 

↑メッシュ部分を取り外して、水で洗える

 

MyDysonアプリで周囲の空気の状態がわかる

MyDysonアプリを使うと、Dyson Zoneの状態を一目で確認でき、空気質やフィルターの寿命などがわかる。後述するアクティブノイズキャンセリング機能のオン/オフはヘッドホンのイヤーカップをダブルタップするか、MyDysonアプリから切り替えることも可能だ。

↑MyDysonアプリ。空気質やヘッドホンの状態、フィルター交換が必要かどうかまで教えてくれる

 

↑ヘッドホンのハウジング部分のカバーを外せば、フィルター交換ができる

 

各項目の中でも特に良いのが空気質のリアルタイムモニタリングだ。これはほかのサイトからデータを引っ張ってきているわけではなく、Dyson Zoneのセンサーが捉えた二酸化窒素(NO2)や、そのほかの酸化ガスの濃度に基づき周囲の空気質を視覚的に表示するもの。空気が汚れているのか、それともきれいなのか、というデータを色付きのグラフで示す。

 

・赤色:とても汚れている(9.0+)

・オレンジ色:汚れている(7.0から8.9)

・黄色:やや汚れている(3.0から6.9)

・緑色:きれい(0から2.9)

 

都内近郊の自宅と都内で試したところ、自宅は緑色できれいな空気質、都内では黄色でやや汚れているという結果となった。ただ、空気質がわかっても、どのようなタイミングでシールドを装着すれば良いのかがわからない。たとえば、アプリで「空気質が悪いです。シールドを装着しましょう」といった注意喚起があると、さらにわかりやすいだろう。アプリのアップデートに期待したい。

↑空気質のグラフとその説明文。どちらもアプリ内で確認できる

 

ヘッドホンとしてはどう?

ではヘッドホン単体で見るとどうか。

 

Dyson Zoneは空気清浄機能とは別にもうひとつの機能を搭載する。アクティブノイズキャンセリング機能だ。

 

ヘッドホンのコンプレッサーは、1分間に最大9750回転する。ただ、コンプレッサーの回転数が高くなるに連れて、大量の空気が移動するとともにノイズも発生する。それを防ぐため、コンプレッサーを内部で吊り下げる構造とし、振動がほかの部品に直接伝わらないようになっている。

↑吊り下げ式のコンプレッサー。振動がほかの部品に伝わりにくくするための工夫だという

 

それに加えて、逆位相の音の波形を生み出すアクティブノイズキャンセリングによって、モーターの回転音や外部のノイズをかき消している。これが実に優秀で、ヘッドホンのハウジング部分にコンプレッサーが埋め込まれていることを忘れてしまうほど、静寂に包まれる。もちろん、完全に消えるわけではなく、若干コンプレッサーの音や車の走行音などは聞こえるが、数メートル離れた人の話し声は聞こえない。アクティブノイズキャンセリング機能をオフにすれば、それらの音はハッキリと聞こえる。

 

音質はどうだろう。テクノやダンスミュージックは、かなりズッシリ耳元で音が鳴る印象だ。ギター1本のフォークソングもカッティングの音がよく聞こえるし、ボーカルや楽器の定位感も損なわれず自然に再現できている。ただ、音数が少ない曲ほどスーというコンプレッサーの音は少し気になる。集中して音楽を楽しみたい場合は厄介だろう。

↑送風量を調節して「低」にして、アクティブノイズキャンセリング機能をオンにしても、コンプレッサー音は微かに聞こえる。どうしても気になる場合は送風を「OFF」にすれば良い

 

とはいえ、コンプレッサーの音を除けば、全体的な聞こえのバランスは良い。低音域や高音域が極端に際立って聞こえることはないし、バスドラムやタム、スネアドラム、ハイハットなども欠けることなくクリアに聞こえる。

 

新しいデバイスを持っている感はあるものの、今後に期待したい部分も

短期間ながら実機を試すと、やはり新しいデバイスを持っている感は確実にある。ヘッドホンはどれも見飽きた、という人にも試す価値はありそうだ。空気清浄機をヘッドホンに詰め込む技術力にはあっぱれだし、息がしづらいマスクをするよりもやや涼しい風が当たって快適なのは確か。

 

とはいえ、新しいデバイスだけにもちろん要望もある。約670gという重さや、目新しさからくる、街で装着したときの気恥ずかしさがあり、結果的に空気清浄機とヘッドホンは別でもいいかもしれない、と思わせる。約12万円の価格も難しいところ。

↑手にするとズッシリとした重さを感じる。装着していると頭や首回りが疲れる

 

ただ、裏を返せばそこには改善の余地があるわけで、今後の進化に期待したいところだ。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

「Beats Studio Pro」の全スペックが流出! その内容は?

アップル傘下にあるBeatsブランドの未発表ヘッドホン「Beats Studio Pro」について、完全なスペック表とともに、米国では7月19日発売とのリーク情報が報じられています。

↑詳細が明らかに(画像はBeats Studio 3)

 

Beats Studio Proは、5月にmacOSベータ版から手がかりが見つかり、つい先日も米連邦通信委員会(FTC)の認証を取得していました。製品名から、おそらくBeats最上位モデル「Beats Studio 3」の後継モデルと見られています。

 

今回の情報源は、アップル関連のポッドキャスト番組「Connected」で語られたことと、米9to5Macの「信頼できる情報筋」で、いずれも内容はほぼ一致しています。

 

それらによれば、まずBeats Studio Proは音質が大幅に良くなる予定。「大音量でもほぼゼロの歪み」を実現しており、Beats Studio 3と比べて80%も改善しているそう。Beatsは「オーディオの忠実度を向上」させるとうたっているようです。

 

また、「パワフルでありながらバランスの取れたサウンド・プロファイルを実現する」統合デジタル・プロセッサーを搭載し、どんな曲であれ、その細かなディテールまで引き出すとも述べられています。

 

Beats Studio Proは、最近のBeats製品と同じく、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能や外部オン取り込みモード、Dolby Atmosによる空間オーディオにも対応。ダイナミックヘッドトラッキング(頭の向きに応じて音の向きが変わる)やパーソナルプロファイル(個人に合わせた設定)もサポートされているそうです。

 

さらに、「高品質の通話パフォーマンス」ために強化されたマイクも搭載。これらは周囲の雑音を取り除いて音声のクリア度を向上でき、Beats Studio 3よりも最大27%改善されていると言います。

 

一方、外部端子としては、USB-Cポートと3.5mmヘッドフォンジャックの両方を搭載。これはBeats Studio 3のMicro USBポートから大きな進化であり、まだLightningポートに留まっているAirPods Maxの先を行くものです。次期「iPhone 15」シリーズも、全モデルがUSB-Cに移行すると噂されています。

 

Beatsヘッドホン共通の特徴として、今回もiOSとAndroid製品の両方に対応。そうしたクロスプラットフォーム対応を改善するため、カスタム設計されたBeatsチップを使っているとのことです。

 

【Androidとの接続】

  • Google Fast Pair:1回のタップで素早く接続し、Gmailアカウントに登録されている全てのAndroidまたはChromeデバイスと自動的にペアリングできます
  • オーディオスイッチ:Android、Chromebook、その他の互換性のあるデバイス間でオーディオをシームレスに移行できます
  • 端末を探す:「デバイスを探す」アプリで、紛失したヘッドホンを簡単に見つけることができます

 

【アップル製品との接続】

  • ワンタッチペアリング:簡単なワンタッチ設定で、iCloudアカウント内の全てのデバイスと即座にペアリングできます
  • 無線アップデート:ソフトウェア・アップデートと新機能を自動的に受信
  • ヘイSiri対応:「ヘイSiri」というだけで音声アシスタントが起動します
  • 「探す」アプリ対応:紛失したヘッドホンを、最後に接続された場所に基づいて地図上で検索します

 

バッテリー持続時間は、ANCおよび外部オン取り込みモードを無効にした場合、合計で最長40時間のリスニングが可能。ANCまたは外部オン取り込みモードを有効にした場合には、最大24時間になります。

 

本体カラーは、ブラック、ネイビー、サンドストーン、ディープブラウンの4色から選べるそう。また、ケーブルをヘッドホンと一緒に収納できる「新設計のキャリングケース」も付属していると伝えられています。

 

Beats Studio Proの価格は定価が349ドルで、Beats Studio3の現在の小売価格と同じとのこと。日本もそうだとすれば、4万7800円(税込)となりそうです。

 

Source:9to5Mac, MacRumors

ソニーヘッドホン「WH-1000X M5」がブルーノート東京とコラボ! 特典コンテンツ付きで発売

ソニーは6月20日、ブルーノート東京とコラボしたワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5 Midnight Blue -Blue Note Tokyo Edition-」を発表。期間限定で受注販売します。価格は6万4900円(税込)前後。注文の受付期間は、6月20日(火)13時~8月21日(月)24時です。

 

WH-1000XM5は2022年に発売した、ノイズキャンセリング性能に優れたBluetooth対応ヘッドホン。発売から1年が経過していますが、根強い人気を誇る製品です。

 

今回のコラボは、「上質な音楽体験を提供する」という共通点を持つほか、製品の新カラー「Midnight Blue」の名称とブルーノート東京に親和性があること、ブルーノート東京に観客の歓声や拍手を収録するソニーのオーディエンスマイクを取り入れるなどでかねてから親交がある、といった理由から実現したといいます。

 

購入特典として、オリジナルのパッケージには「BLUE NOTE TOKYO」のロゴが入っているほか、シリアルナンバーを刻印したオリジナルコースター、360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)スペシャルコンテンツ視聴用のシリアルコード付きチケットが同梱されています。

 

 

スペシャルコンテンツは、スマホアプリの「360 Reality Audio Live」で視聴可能。配信されているのは、「Blue Horizon」、「Sky Dance」、「Izumi Medley」の計3曲で、ブルーノート東京の音響エンジニアが監修しています。なお、コンテンツは限定ということもあり、ダウンロードして楽しむことはできないほか、視聴できるのは販売終了の8月21日から約1年間限定となっています。

 

ヘッドホンの仕様は通常モデルと同様で、「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」と「統合プロセッサーV1」による優れたノイズキャンセリング性能や、専用設計30mmドライバーユニットなどによる高音質を実現しています。

 

販売はソニーストアや各ECサイトで、注文を受けて生産するとのこと。家電量販店でも注文は受け付けているといいいます。

アップルの新HomePodなど、プロがいま気になるオーディオ製品はどれ?

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”豊かなサウンドを満喫できるオーディオ製品を紹介。

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

手軽にマイホームシアターを体感できる3Dサウンドヘッドホン

ヤマハ
YH-L700A

実売価格6万6000円

<映画や音楽コンテンツを没入感の高い音で楽しめる>

サウンドバーよりも手軽にシアター体験ができるワイヤレスヘッドホン。2ch音源を立体音響に変換する「3D サウンドフィールド」や、7つの「サラウンドモード」といった独自の3次元音場再生機能を備え、あらゆるコンテンツを最適な3D音場で再現する。

 

【プロも注目】

映像に合わせた音場拡張効果を楽しめる『3D サウンドフィールド』を搭載。同社独自のノウハウが詰まったリアルなサラウンド感が堪能できます」(AVライター・野村ケンジさん)

↑「ヘッドトラッキング」機能を搭載。顔の向きと頭の動きを感知して音の鳴る位置を調整し、周囲で音が鳴っている感覚を生む

 

【ヒットアナリティクス】
ハイレベルなサラウンドに加え先進のインテリジェント機能が光る

サラウンド機能が最大の目玉だが、聴覚保護のリスニングケア(アドバンスド)やパーソナライズ可能なリスニングオプティマイザーなどインテリジェントな機能も魅力。ヘッドホンとしては高価だが、本格的なサラウンドシステムを揃えるよりは手ごろだ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:2

 

画期的なサウンドと進化した知能を兼備する新HomePod

Apple
HomePod(第2世代)

実売価格4万4800円

<安全で安心なスマートホーム体験を提供>

音声アシスタントSiriに対応したスマートスピーカー「HomePod」の新作。独自のオーディオテクノロジーにより、豊かで深みのある低音、自然な中音、クリアで繊細な高音を再生する。Siriとの連携機能も強化され、スマートホームのハブとしても活躍。

 

【プロも注目】

HomePod miniと同等の使い勝手でありながら、さらにウーファーによる重低音の体験が可能。Apple TV 4Kを介したTV連携も魅力です」(モバイルライター・井上 晃さん)

↑サウンドをリアルタイムで最適に調整。パワフルかつクリアな音響体験を提供してくれる

 

【ヒットアナリティクス】
価格を超えた特別な音が体感できる

本機のポテンシャルを最大限に発揮するなら、本体を2台と、対応世代のApple TV 4K、ARC/eARC対応の薄型テレビを揃えて特別なホームシアターを構築したい。本機を2台購入すると約9万円の出費となるが、映画館に迫るサウンドは十分な価値アリ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:4

 

 

無線で7.1.4chシステムが実現! 完全ワイヤレスサウンドバー

JBL
BAR 1000

実売価格14万3000円

<オーディオ知識がなくてもリアルサラウンドが完成>

最新の立体音響フォーマット「Dolby Atmos」や「DTS:X」に完全対応した、本格的な7.1.4chのサラウンドシステム。サウンドバーにワイヤレス・サブウーファー、充電式ワイヤレス・サラウンドスピーカーで立体音場を創出する。

 

【プロも注目】

完全ワイヤレスのリアスピーカーを装備し、ギミックではない自然なサラウンド感が得られます。本体に接続すると自動的に充電される仕組みも便利」(AV評論家・藤原陽祐さん)

↑「MultiBeam」テクノロジーを採用。サウンドバーながら、Dolby AtmosとDTS:Xを完全な立体音響として再現できる

 

【ヒットアナリティクス】
ホームシアターシステムに完全ワイヤレスの波が押し寄せる!?

JBL初の「完全ワイヤレス」のリアスピーカー採用モデル。「常設」から「使うときだけ置く」という発想の転換で、リアルな7.1.4chサラウンドが実現する。サウンドバーとしてはやや高価だが、オールインワンのシステムであることを考えればおトクだ。

■先進技術:4/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:3

 

 

劇場のようなサウンド! ついに「Pixel Buds Pro」に空間オーディオ機能が追加

米Googleは、完全ワイヤレスイヤホンPixel Buds Proに空間オーディオ機能が追加されたことを発表しました。3月7日(現地時間)からアップデートの展開が始まっており、来週にかけて全てのPixel Bud Proで利用できる予定です。

↑パワーアップ!

 

すでに最新のPixelスマートフォンでは、2023年1月のアップデートにより空間オーディオに対応しています。また、Pixel Buds Proの空間オーディオ機能追加は1月と予告されていましたが、少し遅れた格好です。

 

このバージョン4.30更新は、10月の3.14から約5か月ぶりとなるもの。アップデート後には、Pixel Buds Proの設定に「ヘッドトラッキング」を含めた空間オーディオ(Spatial Audio)メニューが追加されます。

 

ヘッドトラッキングとは、Googleによれば「音はユーザーと共に動き、頭の向きに合わせて位置が変わる」というもの。さらに「映画やテレビ番組で劇場のようなサウンドを楽しめます」と説明されています。

 

一方、ドルビーオーディオや5.1+サラウンド対応コンテンツを視聴する際には「スマートフォンを安定させるか、安定した表面やスタンドの上に置く」ことが良いとのこと。対応する動画ストリーミングサービスはYouTube、Google TV、Disney+、HBO Max、Netflixです。

 

この機能は、現在のところPixel 6、6 Pro、7、7 Proで利用できる予定とのこと。また、Pixel Buds A-SeriesまたはPixel A-Seriesを使うスマホではサポートされていないそうです。

 

Source:Google
via:9to5Google

耳の前にスピーカーが浮いている!? ランニングやながら聴きに最適なオフイヤーヘッドホン「Float Run」

ソニーは、耳をふさがず、耳の前にスピーカーが浮く構造のオフイヤーヘッドホン「Float Run(フロートラン)」を、2月3日に発売します。市場想定価格は税込2万円。

 

同製品は、耳をふさがない構造のヘッドホンで、周囲の音を自然に聞きながら、音楽などの“ながら聴き”を楽しめます。耳の前に浮いたスピーカーから音が流れるため、圧迫感や振動がなく、違和感や疲れの少ない音楽視聴が可能。

 

イヤーハンガー(耳にかける部分)を含めた本体設計に、耳や頭部などのさまざまな身体データを活用。様々な頭の大きさや形に合う、誰にでもフィットしやすいデザインで、長時間の使用でも快適に装着できるとしています。電池や基板などの電気部品を耳の後ろ側に配置することで重心の位置を調整しており、ランニングなどの激しく動くスポーツ時でも、安定した装着が可能です。

 

音質面では、直径16mm大口径ダイナミック型ドライバーユニットを採用。IPX4相当の防滴性能や約33gの軽量設計で、ランニングでの使用にも適しています。最大約10時間の連続音楽再生が可能で、約10分間の充電で約60分間の再生が可能な急速充電にも対応。個装パッケージは環境に配慮した、プラスチック使用量ゼロパッケージです。

ゲーム音と通話音を同時に聴けるアナログミキサー付き! 長時間プレイでも疲れにくいゲーミングヘッドセットを発売……エレコム

エレコムは、ゲーミングヘッドセット「HS-GM04MSTBK」を発売しました。実売価格は税込4780円。

 

同製品は、直径3.5mm 4極ミニプラグ仕様で両耳オーバーヘッドタイプのゲーミングヘッドセットに、ケーブル一体型のアナログミキサーが付属。

 

アナログミキサーを使用することで、ゲーム音とスマートフォンの通話音を同時にヘッドセットから聴くことができます。

 

ヘッドセットは直径40mmの高音質ダイナミックドライバーを搭載。ヘッドセットのケーブル長は約1mです。

 

アナログミキサーを使用せず、直径3.5mm 4極ミニプラグ対応のゲーム機などに接続し、一般的なヘッドセットとしても使用できます。

 

厚手でやわらかい大型のイヤーパッドを採用し、安定した装着感で長時間プレイでも疲れにくい設計です。

 

周囲の雑音を拾いにくいノイズ低減マイクを搭載するほか、ヘッドセットにはボリュームの調整やマイクのオン/オフが手元で操作できるコントローラーを装備しています。

クリアな音質でオンライン会議も快適に! ビジネスシーンでも活躍する「ゲーミングヘッドセット」

ゲーミングデバイスはハイスペックなパーツを用いて高いパフォーマンスを追求したゲーム向けのPC周辺機器。近年、オンライン会議や資料作成などの仕事使いにも有利であると注目度が高まっている。今回はビジネスシーンでも活躍するゲーミングヘッドセットを紹介!

※こちらは「GetNavi」2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

クリアな音質はオンライン会議にも◎

【ヘッドセット】

JBL

Quantum ONE

実売価格2万7220円

ハイレゾ認定のゲーミングワイヤレスヘッドセット。周囲の音が聞こえるトークスルー機能を備える。自分の声が相手に明瞭に届く「エコーキャンセリング」は、ボイスチャットのほかオンライン会議にも最適。

SPEC●ドライバー:φ50mm●最大入力:20mW●感度:95dB●再生周波数帯域:20Hz~40kHz●ケーブル長:1.2m●サイズ/質量:W270×H105mm/369g

 

↑左側に操作ボタンを配置。音量やマイクミュート、ANC、トークスルーの調節ができる

 

↑独自のヘッドトラッキング機能を搭載。顔を左右に振っても音が適切な方向から聞こえる

 

【Other Choice】遅延を最小限に抑えて映像と音声がズレない

【ヘッドセット】

オーディオテクニカ

ATH-G1WL

実売価格2万7510円

低遅延で電波干渉にも強い2.4GHz帯を採用したワイヤレスヘッドセット。φ45mmの大口径ドライバーは、ゲーム内のわずかな物音を拾うだけでなくオンライン会議も快適にする。

 

私が解説します!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。オープンワールド系のFPSが好きで、収入の多くをグラボにつぎ込んでいる。

無限の音楽再生でトレーニングが弾む!「ソーラー充電ヘッドホン」がアディダスから新登場

独アディダスは、ソーラー充電機能を搭載したヘッドホン「RPT-02 SOL」の販売を海外で開始しました。

↑運動やトレーニングのお供に(画像提供/アディダス)

 

RPT-02 SOLは、リサイクルプラスチック製のヘッドバンド部分に、Exegerのソーラー発電機能「Powerfoyle」を搭載したヘッドホン。太陽光や屋内光によって十分な発電ができていれば、理論上は無限の音楽再生が可能です。

 

以前にもソーラー発電機能を搭載したガジェットはいくつも開発されていましたが、その発電には一定以上の強さの明かりが必要でした。その点、Powerfoyleはさまざまな強さの光でも、発電が可能なのが特徴となっています。

 

また、RPT-02 SOLは、本体の内臓バッテリーだけでも80時間の音楽再生が可能。つまり、真っ黒な部屋でもヘッドホンを使うことができるのです。

 

ヘッドホン本体にはIPX4の防水仕様、内臓マイク、充電用のUSB-Cポートを搭載。また、楽曲操作や音量を変更するためのコントロールボタンも搭載されています。

 

RPT-02 SOLの価格は229ドル(約3万1000円※)で、8月23日からオンラインストアにて販売。ついついヘッドホンの充電を忘れがちなあなたにとって、魅力的な製品となりそうですが、それだけでなく、運動やトレーニングも楽しくなりそうですね。

※1ドル=約135円で換算(2022年8月18日現在)

 

Source: アディダス via The Verge

グーグル最新イヤホン「Pixel Buds Pro」が発売前に到着? ノイキャンもマルチポイントも良好らしい

米グーグルの最新ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」は7月28日に発売予定ですが、すでに入手した人が廉価モデル「Pixel Buds A-Series」との比較をレビューしています。

↑Image:u/Linkakox

 

Redditユーザーの「u/Linkakox」氏は、なぜかPixel Buds Proが手元に届いたことを明らかにしました。フランスの小売業者Fnac.comに21日に発注したところ、お店がまだ予約期間中であることを忘れて発送してしまったようです。

 

まず使ってみた印象では、(当然ながら)A-Seriesよりも音質が良く、またサイズも少し大きいそうです。ただ、装着してみると、A-Seriesほど「安定感がない」とも表現されています。

 

アクティブノイズキャンセリング(ANC、外部の音を電子的に消す)は良好で、複数機器に繋げるマルチポイントも機能しているようです。これについて、グーグルはまるでAirPodsのように、スマートフォンやノートPCの間で自動的に切り替える「Fast Pair」を案内していました。

 

マルチポイント設定はAndroid OS本体からも変更できるほか、Windowsパソコンでもマルチポイントが使えるようです。要はマルチポイントはBluetooth機能として実現されており、グーグルの「Fast Pair」はソフトウェアによる切り替えに過ぎないわけです。

 

さて、見かけについて。ProモデルはA-Seriesよりもずっと丸く見えるほか、これまでのグーグル製品イヤホンに付きものだったフィン(耳の内側で固定する部位)もありません。加えてケースは以前よりも幅広く、分厚いようです。

↑Image:u/Linkakox

 

また別の画像では、予備のイヤーチップが入った小さな筒が写っています。しかしながら、外箱の中にはUSB-Cケーブルさえ入っておらず、充電器はユーザーが自前で用意してやる必要があります。もっともPixel Buds Proは、Pixel 6などと同じワイヤレス充電器が使えます。

 

さらにソフトウェア面では、従来の「Pixel Buds」コンパニオンアプリが使えるものの、ANCなどProモデル専用機能のすべてがサポートされているわけではありません。しかし、「イヤホンを2秒押し続ける」タッチ操作により、ANCモードとTransparency(外部音取り込み)モードが切り替えられるとのことです。

 

Pixel Buds Proは28日、最新スマートフォン「Pixel 6a」と同時発売される予定です。グーグルが開発した6コアのカスタムオーディオチップを搭載し、最大31時間もバッテリーが持つと謳われています。

 

日本での価格は税込で2万3800円ですが、米国価格は199ドル、つまり約2万7000円(7月25日現在)。かなりお得な価格設定ですが、Pixel 6aを買う人はPixel Buds A-Seriesが1台もらえる(在庫がなくなりしだい終了)ので悩ましいかもしれません。

Source:Reddit
via:9to5Google

JBL Quantum ONE&TWSがゲーミングヘッドセットの領域を超えて暮らしを豊かにする! “絶対良音”の向こう側へ

JBLが贈るゲーミングデバイスシリーズ「Quantum」が止まらない。オーディオブランド由来のサウンドクオリティと、 ゲーミングデバイスならではのユーザビリティを両立したアイテムの数々は、シーンを越えて私たちの暮らしを豊かにする!

 

【今回紹介する製品】

JBL
Quantum ONE

実売価格2万7280円

ドライバー径 50mm/アクティブNC搭載/7.1ch サラウンド (PC接続設定時)/ゲームチャットバランスダイヤル搭載

JBL
Quantum TWS

実売価格1万9800円

2.4GHzワイヤレス低遅延接続/Bluetooth同時接続/ハイブリッドNC搭載/7.1chサラウンド(PC接続設定時)

 

私がレビューします

GetNavi web編集長

山田佑樹

デジタルからアナログまで様々なガジェットをライフスタイルに取り入れる。ゲームは趣味のひとつ。

音質はJBLクオリティで 性能は本格ゲーミング機器

 

とにかく驚いた。それがQuantumシリーズを試した感想だ。何がスゴいって、ゲーミングうんぬんの前に、音質が“オーディオ”なのである。例えば定番ゲーム「フォートナイト」では、現実の人気楽曲を使ったジェスチャーがあるが、その音質が段違いに良い。勝つための音はもちろん、音が奏でられている感覚を味わえるのだ。

 

では、銃声や足音といったゲームに必要な音はどうかというと、より素晴らしい。特に最上位機の「ONE」は、一般的なゲーミングヘッドセットではわかりづらい「高低」の音も正確に伝えてくれる。

 

ゲームにエンタメにビジネスに、様々なシーンにハマるQuantumシリーズは、大人が嗜むデバイスの最適解だと断言できる。

 

最高の臨場感を堪能できるフラッグシップモデル

JBL
Quantum ONE

実売価格2万7280円

ドライバー径 50mm/アクティブNC搭載/7.1ch サラウンド (PC接続設定時)/ゲームチャットバランスダイヤル搭載

ヘッドトラッキング機能のほか、サラウンド技術「JBL QuantumSPHERE 360™」、50mm径ハイレゾドライバーなど、同社の音響技術を結集させたフラッグシップモデル。人間工学に基づいたデザインで、長時間の使用でも快適だ。

SPEC●再生周波数帯域:20Hz~40kHz●インピーダンス:32Ω●音圧感度:95dB●オーディオケーブル長:1.2m(着脱可能)●USBケーブル長:2.7m●質量:約369g

 

Gaming

「左右」だけでなく「高低」の再現も正確

音の方向を誤差30度以下の正確さで捕捉できる。しかも左右だけでなく高低方向もわかるのが驚異的。FPSをはじめ、音の位置が重要な作品で勝利へと導く。

音でマシンの状態まで把握できる

風切り音や、敵車を抜いたり抜かれたりする際の走行音が脳内に響き渡る。自車の挙動を音で把握する点でも効果を発揮するので、より良いタイムを狙える。

 

LifeStyle

ライブ映像の鑑賞にうってつけ

独自技術「JBL QuantumSPHERE 360™」が臨場感のある音を再現。映像鑑賞では、頭を振っても音が正面から鳴る体験は衝撃だ。

 

驚異の低遅延再生を実現したシリーズ初の完全ワイヤレス

JBL
Quantum TWS

実売価格1万9800円

2.4GHz ワイヤレス 低遅延接続/Bluetooth同時接続/ハイブリッドNC搭載/7.1ch サラウンド(PC接続設定時)

周囲の環境に合わせて最適化するノイズキャンセリングや外音取り込み機能を搭載。独自技術「JBL QuantumSURROUND™」が叶える没入感は抜群だ。スマホアプリとPC接続時のソフトで多彩な設定やカスタマイズに対応する。

SPEC●対応コーデック:SBC、AAC●充電ケース併用再生時間:最大約24時間(ANCオフ時)●充電時間:約2時間●充電ケースサイズ/質量:約W75×H25×D40mm/約42.4g●イヤホン質量:約5.5g(左右とも)

ケースに収納できるUSB Type-Cドングルを介して低遅延再生が可能。Bluetoothとの同時接続にも対応する

 

Gaming

遅延が抑えられプレイするジャンルを選ばない

ラグがほぼなく、リズムゲームなどの遅延がシビアな作品でも十分遊べる。FPSなども同様で、有線でプレイしているのと変わらないゲーム体験が可能だ。

 

LifeStyle

移動中の「エンタメ」を拡張

高精度のノイキャンに加えて外音取り込み機能も搭載。ゲームに良し、音楽鑑賞にも良しで、移動中のエンタメの幅が広がる。

クリアな音はウェブ会議にも◎

左右に計6個のマイクを搭載し、クリアな声でウェブ会議が可能。落ち着いたデザインで、ビジネスシーンで悪目立ちしない。

 

≪ヘッドセット以外の機器も充実!≫

[USBコンデンサーマイク]

JBL
Quantum Stream

実売価格1万1000円

高感度かつ96kHzの高サンプリングレートにより、声を大きくクリアにキャプチャできる。本体天面のタップでミュートのオン/オフが可能だ。

[ゲーミングスピーカー]

JBL
Quantum Duo

実売価格1万9800円(ペア)

ソフトドームツイーターと63mm径ウーファーを搭載する、本格的な2Way構成。かすかな足音から爆発の轟音まで忠実に再生する。

プライムデーでボーズの売れ筋ヘッドホンが脅威の40%オフ!

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。人気オーディオメーカー・ボーズのワイヤレスヘッドホン「Bose SoundLink around-ear wireless headphones II」が、なんと40%オフの1万5840円(税込み)で販売中です。

 

ボーズらしい洗練されたスタイルと高い音質、最大15時間の連続使用時間が魅力の、密閉型オーバーイヤーヘッドホンです。

 

発売からしばらく経っているモデルではありますが、軽量、高音質、頑丈と3拍子そろった使用感で、いまだに支持を集めているロングセラーモデル。通常販売価格でも、ボーズのヘッドホンとしては買いやすい価格の製品ですが、1万円台となれば、より手が出やすいはずです。

 

ボーズならではのサウンドを、お手頃価格で楽しめるこのチャンス、必見です!

AirPods Maxのダサいケースにさよなら? 将来デザインが変わるかも

ワイヤレスヘッドホン「AirPods Max」のケースに関する特許を米アップルが米特許商標庁(USPTO)に出願していたことが、海外テックサイトのPatently Appleの報道により判明しました。

↑Hadrian/Shutterstock.com

 

2020年に登場したAirPods Maxはその高音質な設計と、AirPodsシリーズと共通のスマートな接続機能、そしてアップルらしいモダンなデザインが特徴です。しかし付属するキャリングケース「スマートケース」はAirPods Maxの一部しか保護することができず、その外観にも賛否の声が寄せられていました。

↑USPTOより

 

一方でアップルが出願した特許では、AirPods Maxの全体を覆うデザインのケースを確認することができます。これなら持ち運び時にヘッドホンが傷つくこともありませんし、また外観もよりスッキリした印象です。さらにケースの開閉には、磁気を利用するアイディアも記述されています。

 

AirPods Maxの正式発表前には、アップルのヘッドホンはヘッドバンドが交換可能で、操作用のタッチパッドを搭載し、左右どちらの向きでも利用できると報じられていました。このような機能を盛り込んだ「次期AirPods Max(通称:AirPods Max 2)」に、今回のようなデザインのケースが付属する可能性もあります。

 

最近は「次期AirPods Pro(通称:AirPods Pro 2)」のアップデートに関する噂が数多く登場していますが、次期AirPods Maxやその付属ケースの進化にも期待したいものです。

 

Source: Patently Apple via 9to5Mac

 

USBドングルを挿すだけ! 無線ゲーミングヘッドセット「Arctis 7P+ Wireless」でゲームがもっと快適に

オンラインゲームで仲間と音声チャットをする時に、つい欲しくなるのが「ゲーミングヘッドセット」。大音量で音を鳴らしても周囲の迷惑にならないし、マイクが最初から付属しているのも便利ですよね。

 

ゲームプレイに便利な機能を備えたワイヤレスタイプのヘッドセット「Arctis 7P+ Wireless」が、ゲーミング周辺機器ブランドのSteelseriesから発売されました。USB-Cドングルを利用した、柔軟な接続機能が特徴の製品となっています。

↑SteelseriesのArctis 7P+ Wireless

 

Arctis 7P+ Wirelessはゲーミングヘッドセットということで、ボイスチャットの音声をクリアに届けるべく、本格的なノイズキャンセリングマイクが本体に収納されています。手で引き出したり、しまったりできるこの機構は、なんだか少年心をくすぐりますね。

↑マイクは本体収納式

 

付属するUSB-Cドングルをパソコンやスマートフォン、さらには「PlayStation 5」や「Nintendo Switch」に接続するだけで、すぐにワイヤレス通信での利用が開始できます。ペアリング操作が必要ない点も、ポイント高し。

↑USB-Cドングル

 

本体には40mmのネオディミウムドライバーを搭載。イヤークッションが柔らかく、長時間使っても疲れません。満充電状態では30時間の使用が可能で、USB-Cポートからの15分の急速充電でも3時間のプレイができます。

 

イヤーカップには、マイクのオン/オフ、ボリュームダイヤル、オーディオ入力、ヘッドホンシェア入力、USB-C入力、マイクボリューム、電源ボタンが搭載されています。ボリュームとマイクのダイヤルは、直感的な操作ができて便利。一方でマイクのミュートボタンはちょっと場所がわかりづらく、試用期間中はあまり使いませんでした。

 

【ディテール画像(クリックすると拡大表示します)】

 

さて、Arctis 7P+ Wirelessを実際に視聴してみましょう。音の傾向は「シャキシャキ、はっきり」した傾向だと感じました。ゲーム中のさまざまな効果音を聞き分けるのには、最適な音響設定かと思いました。また、マイクをとおして聞いた自分の声も、ノートパソコンの内蔵マイクと比べるとずっとクリアです。

 

通常の動画や音楽視聴では、無理に低音や高音を持ち上げていないことにより、聞き疲れがしないサウンドだと感じました。長時間の動画や音楽視聴でも、本体のやわらかなクッションのおかげで実に快適です。

↑長時間のリスニングでも快適

 

ワイヤレスヘッドホンにも関わらず、音の遅延がかなり小さいのも好印象。完全にゼロというわけではありませんが、ゲームの効果音や動画の音声で違和感を感じることはありませんでした。電波の接続性もよく、壁を2枚へだてた別の部屋に行かない限り、音声が途絶えることはありませんでした。

↑本格ヘッドセットとしておすすめ

 

Arctis 7P+ WirelessのAmazon.co.jpでの販売価格は、2万3880円。USB-Cドングルを利用すれば接続先を選ばない利便性と、ゲーム向けにチューニングされた本格的な再生/通話機能が印象的なワイヤレスヘッドセットという印象です。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

「クラス最高のサウンド」を約束! ゼンハイザーが「MOMENTUM 4 Wireless」をチラ見せ

独ゼンハイザーは、次期ワイヤレスヘッドホン「MOMENTUM 4 Wireless」の外観とスペックに関する情報を一部公開しました。

↑情報が一部公開された「MOMENTUM 4 Wireless」(画像提供/ゼンハイザー)

 

同社のMOMENTUM Wirelessシリーズは、高い音質とノイズキャンセリング機能の搭載により、市場でも高い評価を得るワイヤレスヘッドホン。現行モデルの「MOMENTUM 3 Wireless」では、外音取り込みモードやアプリによる調整機能を備えています。

 

そんなゼンハイザーは6月15日に、MOMENTUM 4 Wirelessのヘッドバンドとイヤーカップの一部情報を公開。画像を見ると、MOMENTUM 3 Wirelessで象徴的だった金属素材がプラスチップ素材に変わり、イヤーカップの回転機構が採用されているようです。これによって装着感やユーザビリティは向上しそうですが、デザインの高級感がどうなるのかが気になるところ。

 

公式情報によれば、MOMENTUM 4 Wirelessでは「クラス最高のサウンド、高度なアダプティブノイズキャンセリング機能と優れた快適性」を提供するとのこと。本体には42mmトランスデューサーシステムを採用し、スピーカーに角度をつけることで前方から耳元に向かって音を流し、ダイナミックかつ透明度の高いサウンドを実現したとされています。

 

本体には新たに軽量設計が取り入れられた一方、クッション性の高いイヤーパッドを採用したことで優れた装着感を実現。また、ユーザーの好みに合わせた複数のカスタマイズが可能です。高度なボイスピックアップ機能により、通話や音声アシスタントへのアクセスを最適化。60時間という長時間のバッテリー駆動時間も魅力です。

 

MOMENTUM 4 Wirelessは2022年8月から全世界にて発売される予定。ワイヤレスヘッドホンといえば、最近ソニーも新モデル「WH-1000XM5」を投入していますが、MOMENTUM 4 Wirelessは強力なライバルとなりそうです。

 

Source: ゼンハイザー

ソニーを超えるのはソニーだ! 進化したノイキャンヘッドホン「WH-1000XM5」を試した

約2年ぶりにアップデートを遂げた、ソニーのワイヤレスヘッドホン“1000Xシリーズ”の最新モデル「WH-1000XM5」をレポートします。史上最強を更新したノイキャン性能、新開発のドライバーによるハイレゾ再生の実力とは!?

↑ソニーのアクティブノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホンのフラグシップ「WH-1000XM5」

 

最新機種のWH-1000XM5はここに注目!

春以降から街に、旅に出かけられる機会が少しずつ増えました。電車やバス、飛行機など乗り物による移動を選ぶ際には、周囲の騒音をシャットアウトしながら音楽や映画、ゲームなどコンテンツの音に集中できるノイズキャンセリングヘッドホンを備えたいところです。

 

ソニーの1000Xシリーズはその消音性能、ハイレゾ再生にも対応する高音質が2016年の誕生以来、国内から海外まで多くのファンを魅了してきました。

↑ソニーの最新オーディオ技術を満載するWH-1000XM5

 

最新第5世代となるWH-1000XM5は、以下4つの特徴がポイントになります。2020年9月発売の第4世代機からのアップデートにも要注目です。

1.新たに専用設計したハイレゾ対応30ミリドライバー
2.シリーズ史上最強を更新したノイキャン性能
3.大胆な変貌を遂げたデザイン
4.AIにより高音質化した通話性能

 

新開発のドライバーで音はどう変わった?

それでは最初のテーマである「サウンド」からチェックしていきましょう。

 

WH-1000XM5には30ミリ口径の新開発ダイナミック型ドライバーが搭載されました。本機まで、1000Xシリーズはずっと40ミリ口径のドライバーが採用されてきました。口径サイズを小さくしながら、低音から高音までスムーズにつながるサウンドが新しいドライバーの特徴であるとソニーは説明しています。

 

ハイレゾオーディプレーヤー、ウォークマンの上位機種に使われている高音質な部品や“はんだ”なども投入されています。また基板のレイアウトを最適化したことにより、音の明瞭度が上がりました。主に音の広がりや定位感の向上にも貢献しています。

 

WH-1000XM5もまた、ソニーのハイレゾワイヤレス再生を実現するBluetoothオーディオ技術「LDAC」に対応します。LDAC接続が可能な「Xperia 1 IV」と組み合わせてハイレゾ音源を聴いてみました。

↑LDACに対応するスマートフォン、Xperia 1 IVと組み合わせて試聴しました

 

ボーカル、ピアノにギターなど楽器のメロディが映えます。中音域の肉付きがとてもよく、声や楽器の音色、輪郭線、質感などが鮮やかに感じられます。高音域は雑味がなく透明。爽やかな余韻が楽しめます。アップテンポなジャズはドラムスのハイハットやシンバルが刻むリズムの粒立ちがとてもよく、軽やかな印象です。

 

そして低音は重心が低く、鋭く深く沈み込みます。演奏の足もとがしっかりと安定しているので、音場の立体感もまた鮮烈です。大編成のオーケストラやジャズバンドの楽曲を聴くと、奥行きの深い音場の広がりに圧倒されました。

 

新設計のドライバーは口径が10ミリほど小さくなりましたが、パワーや解像感の不足は一切なく、それどころか緻密な情報の描き込みとダイナミックな鳴りっぷりの良さが、第4世代機を超えてまた極まりました。

 

フラグシップの1000Xシリーズにふさわしい、Hi-Fi志向のプレミアムサウンドです。音質の魅力だけでも、WH-1000XM4からの買い換えも含めて、いまノイズキャンセリングヘッドホンを買うなら新しいWH-1000XM5を選ぶ価値があると思います。

↑長時間リスニングにも適した快適な装着感を実現したイヤーパッド

 

1000Xシリーズ史上最強のノイキャン性能

続いてノイズキャンセリング機能をチェックします。とかくノイズキャンセリングヘッドホンやイヤホンはその消音性能の「強度」に注目が集まりがちです。飛行機の中など、騒々しい場所で自分が腰を落ち着けてコンテンツを楽しみたい時には、周囲の雑音が完璧に消えてくれた方が良いかもしれません。

 

ただ、ポータブルオーディオ機器であるワイヤレスヘッドホンは街を歩きながら使うことも多々あります。ソニーの1000Xシリーズは適度に強力な騒音性能と、必要なシーンでは周囲の環境音もクリアに、コンテンツの音と違和感なくミックスしながら聴ける「外音取り込み」の性能との“バランス”を重視してきました。

 

新機種のWH-1000XM5はソニーが独自に開発したSoCである「V1」から、ノイズキャンセリング専用の処理回路「QN1」を切り分けて両方を搭載。より賢く、きめ細かなノイズキャンセリング処理ができるようになりました。

↑統合プロセッサー「V1」と、アクティブノイズキャンセリング機能に特化したプロセッサー「QN1」

 

ヘッドホンに搭載するマイクはマーク4の計4つから、マーク5では計8つに増えています。集音性能が高くなっただけでなく、それぞれのマイク信号をふたつのプロセッサーが賢く処理することにより、ヘッドホンの装着ズレや気圧の変化など、条件の変化を常に検知して最適化する「オートNCオプティマイザー」を新設しています。

 

WH-1000XM2から搭載された「アダプティブサウンドコントロール」も継承しています。ペアリングしているスマホのセンサー情報を頼りに、ヘッドホンを装着するユーザーが止まっている時/歩行している時/走っている時/電車に乗っている時を自動判別してノイズキャンセリングと外音取り込みのレベルを自動で切り換えます。

↑Sony Headphones Connectアプリから「アダプティブサウンドコントロール」を設定

 

新型ドライバーがより充実した低音を鳴らせるようになったため、音楽再生は従来よりも低いボリュームで、音の聴こえ方に厚みが感じられるかもしれません。

 

屋外でWH-1000XM5のノイキャンと外音取り込みを試しました。専用アプリ「Sony Headphones Connect」から、本体左側の「NC/AMB」ボタンで機能を切り替える設定が選べます。

↑本体側面の「NC/AMB」ボタンからノイキャンと外音取り込み機能を切り替えます

 

消音性能を屋外のカフェで試しました。ノイキャンオンの状態では、人の話し声やざわつきがグンと強力に抑えられます。音楽などコンテンツを再生してしまえば、ほぼ人の声は聞こえなくなるといっていいでしょう。誰かに話しかけられたときには、右側イヤーカップを手のひらで覆うようなジェスチャー操作で一時的に外音取り込みをオンにする「クイックアテンションモード」が便利です。周囲の環境音は、例えばコーヒー豆をひくグラインダーのノイズが、音楽を一時停止している状態でもほぼ完全に聞こえなくなりました。これは驚きでした。

 

コンテンツを聴きながらも周りの音に気を配りたい時には、アンビエントサウンド(外音取り込み機能)をオンにします。マイクの“ノイズっぽさ”が乗らない、クリアな外音取り込みのチューニングはさすがソニーです。ノイキャンと外音取り込み、どちらの機能をオンにしてもサウンドに心地よく集中できました。

 

筆者の場合、自宅で仕事をする家族もオンライン会議をしています。互いに仕事に集中したい場面で、相手の通話音声に邪魔されないようにノイズキャンセリングヘッドホンを身に着けていることもあります。ソニーの1000Xシリーズが各自用に1台ずつあると大変に心強いです。

 

大きく変わった本体とケースのデザイン

WH-1000XM5は、シリーズ初代のMDR-1000Xからデザインを大胆に変えています。

↑曲線を活かした柔らかなデザインになった本体

 

スライダーは無段階にサイズ調整ができるようになり、可動部のがたつきを抑えたサイレントジョイントによりスムーズなハンドリング性能を実現しています。外観も滑らかな曲線を活かしたシルエットに生まれ変わりました。側面タッチセンサー、ボタンなどの配置はマーク4からほぼ変わらないので、従来機種から買い換える方も操作はすぐに馴染めると思います。

↑がたつきを抑えたサイレントジョイントを採用するヒンジ

 

ヘッドバンドやイヤーパッドには通常の合成皮革よりも柔らかく、汗濡れにも強いソフトフィットレザーが採用されました。筆者の場合、メガネをかけたままヘッドホンを装着しても、イヤーパッドが耳のまわりに優しく馴染んでくれたので、フィット感はかなり安定していると思います。質量はマーク4から4g軽くなっており、約250gとなります。

 

筆者がWH-1000XM5のデザインについて一点馴染めないのは、従来機種まで採用されてきたスイーベル+折りたたみ構造が省かれてしまったことです。専用ケースにコンパクトに収納できることもマーク4までの魅力でしたが、マーク5が変形できるのはフラットな形状までです。ケースも頑張って薄型化しているのですが、縦横サイズが大きくなっているのでバッグの中の空きスペースを結構占めてしまいます。手荷物をコンパクトにしたい空の旅には、新機種の発売後も引き続き併売されるマーク4の方が向いているかもしれません。

↑変形機構がスイーベルのみになったヘッドホン。ケースも少しマーク4より大きくなっています

 

↑ケースの中にケーブルを収納するポケットがあります

 

AIのチカラで通話時のノイズも消す

WH-1000XM5は本体内蔵のマイクによるハンズフリー通話の音声品質にもこだわっています。口もとを狙って正確に集音できるビームフォーミングマイクを搭載。約5億サンプルを超えるデータによる機械学習を重ねてきたというAIにより、ユーザーの声とそれ以外の環境ノイズを分離するフィルターがとても成熟しています。

 

家族にマーク5を装着してもらい、テレビの真横や車通りの多い道からハンズフリー通話を試したところ、家族の声だけがはっきりと聞こえて、背景で鳴っているはずの音が聞こえなくなります。

 

「本当はこんなに騒音がある場所でしゃべっているんだよ」と、通話相手にWH-1000XM5の高性能を自慢することができない、おくゆかしい機能です。オンライン会議などビジネスシーンで本機を使えば、「いつも声がはっきり聞こえる人」としてあなたのイメージアップにつながることは間違いありません。

 

音質とノイキャン性能に確かな成長を感じる

ほかにもバッテリー性能はマーク4と比べて、ノイズキャンセリングオフ時の最大駆動時間が伸びていたり、急速充電はUSB PDに対応したことで、約3分間チャージすると最大3時間分のバッテリーが満たせるクイック充電機能が加わりました。

 

2022年5月末時点、オンラインのソニーストアではマーク5が4万9500円(税込)、マーク4が4万1800円(税込)で販売されています。性能的には既に完成度の高いマーク4を、音質やノイキャン機能の出来映えでさらに超えてきた最新のマーク5には7700円の価格差を超える価値があると筆者は思います。とはいえ新製品の購入を検討する際にはデザインや装着感、ケースを含む持ち運びやすさなども大事な決め手になります。ショップに展示されている実機を体験しながら、ぜひ比べてみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

「Razerヘッドセットのおかげで銃撃から救われた」18歳ゲーマーが語る

以前に、iPhoneをポケットに入れていたおかげで銃撃されたが、ことなきを得たという話がありましたが、現在、ゲーミングヘッドセットを着けていたおかげで命を取り留めた事件が報じられています。

↑銃弾によって壊れたRazer Krakenのヘッドセット(画像提供/Reddit – Enough_Dance_956)

 

米国・カリフォルニア州に住む18歳のゲーマーという「Enough_Dance_956」氏は、大手掲示板Redditに「Razerが自分の命を救ってくれた」と投稿し、壊れたRazer Krakenヘッドセットの写真を投稿しました。銃弾は寝室の壁を突き破り、壁にはね返った後、ヘッドセットをかすめたそう。この事件でケガ人は出ていませんが、本人は頭痛が長引いていると訴えています。

 

この投稿はエイプリルフール間近だったこともあり、事実ではないとの疑いも掛けられ、無料のヘッドセットをもらうために銃撃を自作自演しているとの声もありました。それに対してEnough_Dance_956氏は窓の弾痕や壁のくぼみ、ヘッドセットに当たって落ちた弾丸の写真を続けて投稿。この弾丸はベッドの上で見つかり、警察に引き渡したそうです。

 

確かに時期が時期だけににわかに信じがたいものがありますが、米メディア『PCGamer』はRazerの担当者に問い合わせたとのこと。Razer側はこの投稿の背後にいるわけでも(自作自演ではない)、Reddit投稿前に事件を知っていたわけでもなく、「これはエイプリルフールのいたずらではありません」と述べ、「わが社は彼に感謝し、新しいヘッドセットを贈れるように手を差し伸べた」と付け加えています。

 

また、Razerの創設者兼CEOのMin Liang-Tan氏も「あなたが無事でよかった!」と投稿しており、少なくとも同社は事件が事実だったと認めていると思われます。PCGamerは、Enough_Dance_956氏および現地の警察署に詳細を問い合わせ中とのこと。徹底的にファクトチェックをするのは、アメリカが銃社会であることとも関係しているかもしれません。

 

Source:Reddit
via:PCGamer

ヘッドホン×空気清浄機!? ダイソン初のウェアラブルデバイスは“ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドホン”……「Dyson Zone」発表

ダイソンは、同社初のウェアラブルデバイスである「Dyson Zone」(ダイソン ゾーン)を3月30日に発表しました。一部地域で2022年秋から、Dyson Demoやその他店舗、Dyson.comなどのオンラインで販売を開始する予定ですが、現時点で日本での展開有無や時期は未定です。

 

同製品は、外出先でも浄化された空気と、高品質な音響システムで騒音を遮断できる、ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドホン。これまでの同社製品の中で最も小さいモーターが、各イヤーカップ内に配置されています。

 

非接触型シールドは、屋外での横風にも対応できる設計で、浄化された空気を鼻と口に送り届けます。非接触型シールドは着脱可能です。

 

静電フィルターは、ハウスダスト、花粉、細菌など、PM 0.1レベルの粒子を99%捕捉し、活性炭フィルターは、NO2(二酸化窒素)、SO2(二酸化硫黄)、オゾンなど、都市部のガスを捕捉します。

 

空気浄化モードは低、中、高、自動の4種類で、自動モードでは、搭載された加速度計によって、必要に応じて浄化速度の高、中、低を自動的に切り替えます。

 

ANC(アクティブノイズキャンセリング)テクノロジーにより、騒音を遮断し、音楽の没入感を向上させています。ANCモードは、豊かで没入感のあるオーディオ体験を提供する「アイソレーションモード」、非接触型シールドを下げるとアクティブになり、バッテリーの電力を節約するために浄化を自動的にオフにする「会話モード」、緊急のサイレンや情報のアナウンスなどの重要な音を増幅し、周囲の状況を認識できるように設計された「トランスペアレンシーモード」の3種類を搭載。

 

オーディオ再生のみで使用可能。空気清浄、オーディオ再生、ANCの3つを同時に使用する場合は、非接触型シールドの装着が必要です。

 

マスク着用が求めらる場合は口の周りを密閉するコミュニティフェイスカバーを、FFP2準拠のフェイスカバーが必要な地域ではFFP2フェイスカバーを、それぞれ使用できます。各フェイスカバーは同梱予定です。

最高にタフ&快適な装着感! ブランド初のオーバーイヤーヘッドホン……RODE「NTH-100」

銀一は、同社が日本総代理店を務める、オーストラリアのオーディオメーカー「RODE Michrophones(ロードマイクロフォンズ)」より、ブランド初のオーバーイヤーヘッドホン「NTH-100」を4月12日に発売します。税込価格は2万4750円。

 

同製品は、交換可能なイヤーパッドとヘッドバンドには通気性・耐久性に優れた人工皮革Alcantara(アルカンターラ)を使用。イヤーパッド内の同社独自素材CoolTech(クールテック)ジェルによる高い放熱性と、メモリーフォームクッションによるフィット感で、付け心地を快適にしています。

 

付け外しを繰り返してもヘッドバンドの長さをキープできるロック機構・FitLok(フィットロック)を採用。バンド素材には、2万回以上の極圧試験に耐えたバネ用ステンレス鋼を使用し、耐久性を高めています。ケーブルアタッチメントが左右両方にあり、使用環境に合わせて柔軟なセッティングが可能。イヤーカップ側の端子には、ロック機構も備わっています。

 

※RODEのOは、ストローク付きが正式な表記です

シュアから“ちょうどいいサイズ”のノイキャンヘッドホン「AONIC 40」誕生!

音楽ツウのコンシューマから、音楽制作の第一線で活躍するプロフェッショナルまで幅広い層に愛されるアメリカのオーディオブランドSHURE(シュア)が、持ち運びにも便利なコンパクトサイズのノイズキャンセリング・ワイヤレスヘッドホン「AONIC 40」を発売しました。

↑SHURE(シュア)が発売した最新のノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホン「AONIC 40」をレポートします

 

今回は、兄弟機「AONIC 50」との違いも比較しながら、新しいヘッドホンの音質や機能に迫りたいと思います。

 

性能アップと小型化・軽量化を実現

AONIC 40はスタジオグレードの高音質を実現する、シュアのプレミアムクラスのワイヤレスヘッドホンです。AONIC 50に続いてイヤーカップが耳を覆うアラウンドイヤースタイルを採用。カラーバリエーションにはブラックとホワイトがあり、実売予想価格は3万2000円前後です。

 

AONIC 40に先駆けて2020年に発売された「AONIC 50」は、同社初のアクティブ・ノイズキャンセリングヘッドホンとして発売されましたが、このAONIC 40も同様にイヤーカップの内外に配置するマイクが拾った音から、音楽リスニングに不要なノイズだけをピックアップして打ち消すハイブリッド方式のノイズキャンセリング機能を搭載しています。

↑2020年に発売されたプレミアムモデルの「AONIC 50」

 

ノイズキャンセリングはAONIC 50のアナログ方式から、AONIC 40ではより高度な処理ができるデジタル方式に変更されました。また、AONIC 50が最大/ノーマルの2段階で効果の強さを切り換える仕様であるのに対して、AONIC 40では最大/ノーマル/ライトの3段階から選べます。

 

AONIC 40の本体サイズはAONIC 50に比べるとひとまわりほど小型化しています。質量も21gほど軽い313gです。

↑左側がAONIC 40。AONIC 50よりも少し本体がコンパクトに、重さが軽くなっています

 

持ち運びに便利な折りたたみ機構を採用

AONIC 40はヘッドホン本体がコンパクトに折り畳めるようになりました。ヘッドホンを収納する専用ケースも小さく、持ち運びやすくなっています。ふだん使いのポータブルヘッドホンとしても魅力が増しています。

↑本体をコンパクトに折りたたんで専用ケースに入れて持ち運べます

 

↑専用ケースのサイズもコンパクトになりました

 

ヘッドホンの装着感も洗練されています。AONIC 40ではイヤーパッドのクッションがより柔らかくなり、メガネを着けたまま、上からヘッドホンを掛けてもキツく感じられません。

 

どちらのヘッドホンもボタン式のリモコンでスマホを操作します。AONIC 50は右側イヤーカップに全てのボタンをまとめて配置しています。AONIC 40は電源・ペアリングボタンを左側イヤーカップに配置。音量や一時停止の操作、ノイズキャンセリングモードの切り替えを行うボタンは右側に集めています。

↑AONIC 40は主なリモコンボタンを左側イヤーカップの側面に配置しています

 

AONIC 50はノイズキャンセリングモードと外音取り込みの切り替えを上下にスライドするスイッチで切り換える仕様です。操作が覚えやすい反面、専用アプリ「ShurePlus PLAY」からの切り替えができません。

 

一方、AONIC 40はリモコンボタンとアプリの両方でモードが切り換えられます。音声プロンプトの有無はShurePlus PLAYアプリから設定を選べますが、ANCと外音取り込みモードのオン時のサウンドが一緒なので、あとは環境音で聞き分けるほかありません。

 

AONIC 40/AONIC 50:サウンドを聴き比べる

今回はAONIC 40とAONIC 50を用意して、それぞれにGoogle Pixel 6 Proを接続して音楽を試聴しました。

↑Google Pixel 6 Proに接続してふたつのヘッドホンを聴き比べました

 

AONIC 50はLDAC、AONIC 40はaptX HDによるワイヤレス高音質再生に対応しています。Google Pixel 6は両方のコーデックに対応しているので、それぞれのヘッドホンから最高音質が引き出せます。

 

アップテンポなポップス系の楽曲から聴きました。Aimerの「残響散歌」はAONIC 40で聴くと雄大なスケール感が楽しめます。起伏に富んだダイナミックな音楽の迫力も聴きどころ。エネルギーに満ちたボーカルの抑揚感がとても豊かで、声の表情が移り変わる様子が鮮やかにイメージできました。低音の打ち込みが鋭く、空間の立体感を引き立たせます。

 

同じ曲をAONIC 50で聴いてみました。ボーカルとバンドによる演奏の一体感がより引き立つ印象です。ボーカルの声がとてもシルキーで滑らか。楽器の演奏が滑らかにつながり、一体感あふれる心地よいグルーブが伝わってきます。きめ細かく、上品な音楽の質感をリアルに再現できるところに、LDAC対応のヘッドホンであるAONIC 50の持ち味があります。

 

アップテンポなリズムをザックザックと刻む、AONIC 40のサウンドはポップスやロック系の楽曲にとてもよく合います。かたやAONIC 50はミドル/スローテンポのボーカル曲、弦楽器を主体としたクラシックやジャズのアコースティックセッションに上品な「温かみ」を感じさせてくれます。それぞれのキャラクターの違いが楽しめるので、ぜひ聴き比べてみることをおすすめします。

 

ShurePlus PLAYアプリには7種類のプリセットと、ユーザーがマニュアルでバランスを細かく追い込んだ値を保存して、何度も繰り返し使えるイコライザー機能があります。音楽の種類やリスニングを楽しむ環境に合わせて、上手にイコライザーを使いこなせば、AONICシリーズのさらに深い魅力が掘り起こせると思います。

↑ヘッドホンの設定操作、簡易なプレーヤー機能を搭載する「ShurePlus PLAYアプリ」のAndroid版

 

↑アプリではイコライザー機能が充実しています

 

ANCと外音取り込みの効果も明快

AONIC 40のアクティブ・ノイズキャンセリング機能を電車やバスの中、カフェ等様々な場所で試しました。モードを「最大」にすると、音楽再生に不要なノイズがグンと一気に消えます。ノイズキャンセリングの効果が強めに感じられる方は、ノーマル/ライトのモードに切り換えてみても良いと思います。イヤーパッドによる遮音性能も高いヘッドホンなので、十分に静かな環境の中で音楽や映画の鑑賞に集中できると思います。

↑ノイズキャンセリングの効果を最大/ノーマル/ライトから選べます

 

外音取り込みのレベルは全11段階から選べます。外音取り込みをオンにすると、屋外の環境音がクリアに聞こえてきます。特に屋外を歩きながらAONIC 40で音楽を聴く時には、外音取り込み機能のレベルを強めにして使いたいところです。ビデオ会議中など、室内で少し外の音にも注意を向けながらヘッドホンを使いたい場面では、外音取り込みのレベルを「4〜7」前後のポジションに設定すれば、ちょうど心地よく感じられるはずです。

 

ヘッドホンをビデオ会議などにも使いやすいように、AONIC 40は本体リモコンボタンの操作による「通話ミュート」の機能を追加しています。また付属するUSB-CケーブルでPCにつなぐと、AONIC 40のマイクを通話用にも使える「USB音声モード」が有効になります。ビジネスシーンでの使い勝手が強化されたところもAONIC 40の魅力です。

↑ひと目でAONIC 40だとわかる個性的なデザインも魅力的に感じられました

 

筆者はスパイラル状にひねりを加えた、AONIC 40のアームのデザインがとても個性的で良いと思いました。音楽ツウが認めるシュアのヘッドホンを身に着けていることを、周囲にアピールできる外観にも大満足です。音質・機能・デザインの三拍子が揃った、新しいAONICファミリーのヘッドホンはこの春、最大の注目株になりそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ガジェット通のクリエイター堀口英剛がNUARLの多機能モデルを深掘りレビュー

NUARLの多彩な完全ワイヤレスイヤホンのラインナップにおいて、先進的な機能を最も多く備えるモデルがN10 Plusだ。兼ねてから本機を高く評価するガジェットのプロに、その魅力をあらためてレビューしてもらった。

 

monograph
堀口英剛

暮らしのモノアドバイザー。40万人が読むモノメディア「monograph」編集長で、YouTubeチャンネルの登録者数は約20万人。デジタルガジェットを中心にモノの魅力を発信し続けている。

 

【今回紹介する商品】

先進的な機能を最も多く備える完全ワイヤレスイヤホン
NUARL「N10 Plus

↑(左から)カラーはライトオリーブとピアノブラックの2色

NUARL
N10 Plus

実売価格 1万9800円

型式:ダイナミック型
ドライバー径:10㎜
連続再生時間;約7.0時間(NCオフ時)
防水性能:IPX4
質量:約7.4g(イヤホン片側)

独自のφ10㎜ダイナミックドライバー“NUAR L DRIVER”[N10]v3を採用し、高域から低域までキレのあるサウンドを再生。フィードフォワード型のアクティブノイズキャンセリングは精度が高く、専用チューニングにより音質への影響を抑えている。

SPEC●対応コーデック:aptX adaptive、aptX、AAC、SBC●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz●ケース併用時再生時間:30時間●充電時間:約1.5時間●サイズ/質量(充電ケース):W95.5×H39.3×D 36.8㎜/約66.0g

 

N10 Plusを 選ぶべき5つの理由

【理由1 マルチポイント接続】

スムーズに切り替えられてストレスフリー

2台のデバイスと同時接続して、サッと切り替えられるのが便利。MacBookで動画編集作業をするときはN10 Plusで音をチェックして、別の作業に移ったらスマホとつないでBGMとしてラジオを流す、といった使い方をしています。切り替えは非常にスムーズで、まったくストレスがありません。

 

【理由2 ノイズキャンセリング】

効き具合はマイルドで耳への圧迫感もナシ

ノイキャンはいまや必須ともいえる機能ですが、その効き具合はモデルによって様々です。N10 Plusのノイキャンは「静寂をもたらす」というよりは、「騒音をマイルドに鎮めてくれる」という印象。耳への圧迫感はなく、音を歪めることもありません。話しかけられたとき自然に応対できる外音取り込みモードも便利です。

 

【理由3 ゲーミングモード】

音ズレにシビアな動画編集作業にも使えるレベル

Bluetoothは音の遅延が起こるため、動画クリエイターの多くが編集作業では有線イヤホンを使っています。そんななか、本機のゲーミングモードは動画編集のシビアな作業もクリアできるほど優秀。違和感なく使えるレベルです。僕はゲームも好きなので、Nintendo Switchと接続してアクションゲームなどを楽しんでいます。

 

【理由4 デザイン】

ユニークなカラーリングと安心できる操作感が好み

NUARLのイヤホンは、良い意味でガジェットらしくないデザインが特徴。このN10 Plusはライトオリーブの色味がユニークで、僕のファッションにも合うので気に入っています。筐体は少し大きめですが、そのぶんフィット感は抜群。大きい物理ボタンは扱いやすく、スマホを取り出さずにほとんどの操作ができる点も評価しています。

 

【理由5 音質】

艶やかな音色とホールのように雄大な音場が魅力

中音域の芯が太く、ボーカルやギターがしっかり聴こえて、音楽鑑賞に適したサウンド。そして低域から高域まで、艶やかさが感じられる音色。これらはNUARLのイヤホンすべてに共通しており、独自設計のドライバーによる賜物だと思います。加えて、N10 Plusは特に音場が広く、コンサートホールのような雄大さが魅力です。

 

 

N10 Plusは『ポター1グランプリ2021』にもノミネート!

現在、GetNaviでは読者からの一般投票によりポータブルオーディオ機器の年間王者を決定する『ポタ-1グランプリ』を開催中。NUARLのN10 Plusも完全ワイヤレスイヤホン部門にノミネートされている。今年は国内最大級の総合ショッピングモール「楽天市場」とのコラボレーションも実施しており、楽天市場内にオープンした特設ページでは、ノミネートモデルの詳細を確認しつつ、気になるモデルはその場で購入も可能だ。NUARLのN10 Plusも販売中なので要チェック !

▼GetNavi×楽天コラボ『ポタ-1グランプリ2021』の特設ページはコチラ

▼N10 Plusをご購入の方はコチラ

撮影/若林武志

小岩井ことり絶賛! オーディオテクニカの新作ワイヤレスヘッドホンは”暮らしのなかで自然にBGMが流れる感覚”

オーディオテクニカが今季送り出した新製品でとりわけ異彩を放つのが、オープンエアー型のワイヤレスヘッドホンATH-HL7BTだ。おうち時間のリスニングをより解放的なものにするという本機を、声優の小岩井ことりさんがレビューする。

 

声優・アーティスト
小岩井ことり

ポータブルオーディオに精通し、開放型ヘッドホンも数多く所有している。自宅では、音楽鑑賞だけでなく映像鑑賞やゲームプレイを楽しむほか、DTMを使っての音楽制作なども行う。

 

【今回紹介する商品】

エンタメにも、テレワークにも革命を起こす!
オーディオテクニカ ATH-HL7BT

 

オーディオテクニカ
ATH-HL7BT

実売価格 1万9800円

 

暮らしのなかで自然にBGMが流れる感覚です

オープンエアー型ヘッドホンの特徴は、何といっても自然な聴感。スピーカーのような広がりのあるサウンドを、手軽に楽しめるのが魅力です。ATH-HL7BTは、オープンエアー型には希少なBluetooth対応なのもポイント。ケーブルを気にせずに部屋のなかを歩き回れるので、より解放感を味わえてストレスフリーです。とても軽量のため良い意味で着けている意識がなくなり、生活しながらずっとBGMが流れている感覚を味わえます。

 

他社の本格的なオープンエアー型ヘッドホンは5万円を超えるものも珍しくないですが、本機の約2万円という価格に驚きました。音質だけでなく、機能面の充実ぶりも価格以上で、2台のデバイスと同時接続できるマルチポイントや、通話時に声を明瞭に伝えられるビームフォーミングマイク、専用アプリでユーザーがカスタマイズしたイコライザー設定をSNSでシェアできるなど、便利かつ楽しく使える機能が満載。“はじめてのオープンエアー型”にオススメのヘッドホンです!

 

【ココが革命的!01】

定位が広いだけでなく低音の量感や温かみのある音

「定位が広く、量感のある低音を響かせ、なおかつ温かみも感じられる音。ライブ音源や映画、ゲームなど空間感を重視して収録された音源で、より臨場感を味わえます。有線接続ではハイレゾ再生に対応」

【ココが革命的!02】

軽量であることに加えてフィット感も抜群で快適!

「ワイヤレスヘッドホンとしては驚きの軽さですが、それに加えてヘッドバンドの柔らかさが絶妙で、フィット感が抜群です。接地部分の素材の質感も良く、長時間でも負担なく着けていられます」

【ココが革命的!03】

カスタムした音の設定を共有できるのが楽しい!

「アプリで音をイコライジングしてカスタムできるのが楽しい。初心者でも簡単ですし、私のようなオタクは音を追い込みたくなります(笑)。QRコードで設定を共有して、ユーザー間で繋がれるのもイイ!」

 

おうちリスニング解放宣言!
オーディオテクニカ ATH-HL7BT」がデビュー!

オーディオテクニカ
ATH-HL7BT

実売価格 1万9800円

型式:オープンエアーダイナミック型
ドライバー径:53mm
連続再生時間:最大約20時間
質量:約220g

背面を密閉することなく空気の流れを解放するオープンエアー構造を採用し、自然な音の鳴りや余韻を楽しめるBluetoothヘッドホン。53㎜径ドライバーと高品位DAC&ヘッドホンアンプの搭載により、迫力のある低域と美しい中高域を再現する。

SPEC●対応コーデック:AAC、SBC ●急速充電:約10分の充電で約150分再生 ●出力音圧レベル:100dB/mW ●再生周波数帯域:5Hz〜40kHz(有線接続時)●インピーダンス:48Ω

 

撮影/高原マサキ(TK.c) ヘアメイク/Hitomi Haga

ゲーミングだけじゃない!ロジクール「G435」で映像体験も音楽鑑賞もビジネスも快適に

高性能なゲーミングデバイスをラインナップするロジクールのGシリーズから、ワイヤレスヘッドセットG435が登場。個性的なカラーリング、ゲーム用途にとどまらない性能の高さ、そして驚きのコスパを実現した本機の魅力に迫る!

 

【今回紹介する商品】

それぞれのカラーで行こう!
ロジクール「G435

ロジクール
G435

実売価格 9350円

型式:ダイナミック型
ドライバー径:40mm
連続再生時間;最長18時間
質量:165g

Bluetoothをはるかに凌ぐデータ伝送速度を誇る独自のワイヤレス技術「LIGHTSPEED」を採用。PCやPlayStation 5などで遅延を感じることなく快適にゲームを楽しめる。シリーズ最軽量の165gを実現し、長時間使用でも負担が小さい。

SPEC●対応ワイヤレス規格:LIGHTSPEED、Bluetooth ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz ●インピーダンス:45Ω ●音圧感度:83.1dB SPL/mW ●最大音量:100dB(オプション設定で85dB)●サイズ/W163×H170×D71㎜

 

ゲーミングデバイスの性能はビジネスシーンでも発揮される

長時間使用にも耐えられる軽量設計、耳や頭部に負担のかからない適度なフィット感、高性能マイク&ドライバーによるクリアな通話性能、無線接続時の通信安定性……。これらの要素を満たす高品質なワイヤレスゲーミングヘッドセットは、テレワーク時代のビジネスデバイスとしても高い評価を受けており、感度の高いユーザーを中心に広まりつつある。

 

ロジクールのG435は、それらの基本性能に加えて「個性的なカラーリング」と「高いコストパフォーマンス」という魅力を備えた注目モデルだ。シンプルながらエッジの効いたカラーは、年齢性別を問わず使えて、個性も表現できる。さらに、これほどのクオリティで9350円という価格は衝撃。ゲーマーのみならず、すべての映像・音楽ファン、そしてビジネスパーソンが使うべき一台だ。

 

Keyword01【40mm】

コンテンツ制作者の意図に沿う精密でバランスの取れた音

40㎜口径のドライバーが精密でバランスの取れたサウンドを再現する。Dolby AtmosやWindows Sonicといったオーディオ規格に対応し、コンテンツ制作者の意図に沿った臨場感たっぷりの音を楽しめるのも魅力だ。

Keyword02【18時間】

一日中ずっと使い倒せる長寿命バッテリーを搭載

LIGHTSPEEDでもBluetoothでもワイヤレス接続での連続使用時間が18時間という長寿命バッテリーを採用。充電のたびにゲームプレイを中断する煩わしさがない。音楽や映像鑑賞、オンライン会議などに一日中使い倒せる。

Keyword03【165g】

高性能マイクを2基内蔵しながら圧倒的な超軽量設計を実現

有線モデルにも類を見ない165gの超軽量設計を実現。ブームマイクはなく筐体に高性能マイクを2基内蔵し、ユーザーの声だけを高精度で拾える。小さめのメモリーフォーム付きイヤークッションを備え、子どもの頭にもフィットする。

Keyword04【U-1万円】

素材にも決してチープさはなく老若男女が違和感なく使える

高品質なワイヤレス技術をはじめ機能性に優れるモデルながら、1万円以下のリーズナブルな価格を実現。イヤーカップやイヤーパッド、ヘッドバンドなどに使われている素材にチープさはなく、老若男女の誰もが違和感なく使える。

 

G435は『ポター1グランプリ2021』にもノミネート!

現在、GetNaviでは読者からの一般投票によりポータブルオーディオ機器の年間王者を決定する『ポタ-1グランプリ』を開催中。ロジクールのG435もゲーミングヘッドセット部門にノミネートされている。今年は国内最大級の総合ショッピングモール「楽天市場」とのコラボレーションも実施しており、楽天市場内にオープンした特設ページでは、ノミネートモデルの詳細を確認しつつ、気になるモデルはその場で購入も可能だ。ロジクールのG435も販売中なので要チェック !

▼GetNavi×楽天コラボ『ポタ-1グランプリ2021』の特設ページはコチラ

▼G435をご購入の方はコチラ

 

撮影/高原マサキ(TK.c)
モデル/向山瑞紀、松波凛晟、宮本省吾(右から。すべてABP)

GLIDiCの最新モデルTW-6100をGetNavi編集長が試したら手放せなくなった

多機能で高コスパなイヤホンに定評のあるGLIDiCの進化が止まらない。最新モデルのTW-6100は、U-1万円ながら便利な機能がてんこ盛り。 音にも装着感にもこだわった“必要十二分”モデルをGetNavi編集長が使い倒す!

 

【今回紹介する商品】

多機能で高コスパなGLIDiCが贈る最新モデル
GLIDiC「TW-6100

↑(左から)カラーはブルー、ブラック、ホワイトの3色

GLIDiC
TW-6100

11月26日発売予定
参考価格 9790円

型式:ダイナミック型
ドライバー径:9.2㎜
連続再生時間;約10時間
防水性能:IPX5
質量:約6.5g(イヤホン片側)

ハイブリッド方式のANCや外音取り込みに対応。そのほか、通話時のノイズリダクションや、スマホアプリでイヤホンを探せる「Tile」機能など、最新の技術トレンドを取り入れた。「カナルワークス」監修のイヤホン形状も特徴だ。

SPEC●対応コーデック:AAC、SBC ●充電ケース併用時再生時間:約35時間 ●充電時間:イヤホン約1時間、充電用ケース約2時間 ●サイズ/質量(充電用ケース):約W 74×H36×D28㎜/約46.0g

GetNavi編集長
川内一史

複数の完全ワイヤレスイヤホンを併用するオーディオ担当。ビジネスとプライベートでシームレスに使えるモデルを好む。

僕のライフスタイルにピッタリハマってます!

完全ワイヤレスイヤホンにも“価格破壊”の波が到来。エントリーモデルは1万円以下が当たり前になったが、使ってみれば玉石混交だ。人気製品でも、「うーん……」と感じるポイントはある。

が、TW-6100は唯一の例外かもしれない。公私に渡って使い倒したが、これといった不満がないのだ。驚くほど多機能で、音質も上々。カスタムイヤホンメーカー「カナルワークス」監修の形状は特別感があり、質感もチープさは皆無。「ブルー」は私が愛用するバックパックやジャケットとのカラーコーデも完璧で、こんなにも自分にハマるイヤホンがあるのかと驚きましたよ。もう手放せない!

【編集長の一日 8:00】

前夜にうっかり充電し忘れても大丈夫!

「ワイヤレスイヤホンは毎日充電しないので、バッテリー残量がなくなっていても忘れてしまいがち。本機は10分間の充電で約2.5時間再生できる『急速充電』機能を搭載し、忙しい朝でもサッと完了できます」

【編集長の一日 8:45】

通勤電車内の騒音もしっかりカットできる

「ハイブリッド方式のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。走行中の騒音がハンパない地下鉄での通勤時も、しっかりカットして音楽に集中できます。外音取り込みとの切り替えもワンタッチで簡単です」

【編集長の一日 11:45】

ノイズリダクションで雑踏でも快適に通話

「最近は取材や打ち合わせでの外出も増え、屋外で通話を余儀なくされることも。本機は通話用に左右各2基のマイクを搭載。自分の声以外の騒音を抑えるノイズリダクションが効果的で、快適に通話可能です」

【編集長の一日 13:00】

低遅延モードにすればゲームもストレスフリー

「仕事の合間にスマホゲーム。一般的なBluetooth接続だとアクションゲームやリズムゲームは音ズレでとても楽しめませんが、低遅延モードに設定すれば改善。ストレスなく操作できて、ゲームに没入できます」

【編集長の一日 16:00】

外音取り込みモードはオフィスワーク中も便利

「午後からはオフィスで業務。イヤホンを着けてオンライン会議への参加中、外音取り込みモードにしておけばスタッフに声をかけられても気づいて対応できます。本当に集中したいときはノイキャンをオンに」

【編集長の一日 20:00】

水洗いや除菌シートで衛生的に保てるので安心!

「ほとんど一日中着けていたので、イヤホンはかなり汚れているはず。本機はIPX5の防水仕様で、水で洗い流したり、除菌シートで拭き取ったりできます。衛生面が気になるいまのご時世にありがたいですね!」

 

【OTHER CHOICE01】

↑(左から)カラーはクールブラック、ベビーピンク、ミルキーホワイトの3色

GLIDiC
Sound Air TW-4000

参考価格 8600円

型式:ダイナミック型
ドライバー径:6㎜
連続再生時間:約6時間
防水性能:IPX4
質量:約4g(イヤホン片側)

ケースを指先でつまめるほどの超コンパクトな設計を実現。外音取り込み機能や急速充電機能のほか、スマホアプリからイヤホンを探せる「Tile」機能を搭載するなど、スペックも洗練されている。新色のクールブラックが追加された。

 

↑ケースは約W46×H36×D25㎜と超小型サイズで、指先でつまめるほど。胸ポケットにも収まる

 

↑カスタムイヤホンメーカー「カナルワークス」が筐体を監修。イヤホンも小型だが収まり感は良好だ

 

↑イヤーピースはXXS、X S、S、M、Lの5サイズが付属する。イヤホンに合わせたカラーリングだ

 

【OTHER CHOICE02】

GLIDiC
TW-9000

参考価格 2万2800円

型式:ダイナミック型
ドライバー径:11㎜
連続再生時間:約12時間
防水性能:IPX4
質量:約6.8g(イヤホン片側)

プロフェッショナルなユーザーを意識し、オーディオ性能にも通話品質にもこだわったGLIDiC完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル。高い通話品質でクリアな声を届け、ANCで集中しやすい環境をつくるなど、あらゆるニーズに応える。

 

 

GLIDiCの3モデル、『ポター1グランプリ2021』にもノミネート!

現在、GetNaviでは読者からの一般投票によりポータブルオーディオ機器の年間王者を決定する『ポタ-1グランプリ』を開催中。GLIDiCのTW-6100、TW-400、TW-9000も完全ワイヤレスイヤホン部門にノミネートされている。今年は国内最大級の総合ショッピングモール「楽天市場」とのコラボレーションも実施しており、楽天市場内にオープンした特設ページでは、ノミネートモデルの詳細を確認しつつ、気になるモデルはその場で購入も可能だ。GLIDiCの3モデルも販売中なので要チェック !

▼GetNavi×楽天コラボ『ポタ-1グランプリ2021』の特設ページはコチラ

 

撮影/高原マサキ(TK.c)

これぞボーズのレガシー! 進化したノイキャンヘッドホン「QuietComfort 45」はココに注目

ボーズからアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載する新しいワイヤレスヘッドホン「Bose QuietComfort 45 headphones」(以下:QC45)が発売されました。定番シリーズ“QuietComfort”最新機種の実力をレポートします。

↑ボーズの新しいアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホン「QuietComfort 45」

 

QuietComfortシリーズ待望のワイヤレスヘッドホン

QuietComfortはアメリカのオーディオブランド・ボーズを代表するノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホン・イヤホンのシリーズで、日本にも多くのファンに支持されています。イヤホンは2020年にQuietComfort Earbudsが発売されました。ヘッドホンは2017年秋に発売されたQuietComfort 35 II(以下:QC35 II)以来、久しぶりの新製品です。

↑左がQC45、右がQC35 II。外観は大きく変わっていません

 

ボーズのアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホンには、「Bose Noise Cancelling Headphones 700」(以下:NCH700)というモデルも存在します。ボーズのオンラインサイトで販売されているQC45との価格差は7150円と大きくは開いていませんが、NCH700の方が専用アプリ「Bose Music」を使って設定・操作できる項目が多くあります。QC45の方はよりシンプルに、ボーズらしい快適な消音効果とパワフルなサウンドが楽しめるワイヤレスヘッドホンとして位置付けられます。

 

QC45は外音取り込みに対応。内蔵バッテリーも強化した

QuietComfortシリーズのヘッドホンをよく知っている方は、QC45のデザインがQC35 IIから大きく変わっていないことにすぐ気が付くはずです。カラーバリエーションにはブラックとホワイトスモークの2色があります。

↑ブラックとホワイトスモークの2色が発売されます(画像はホワイトスモーク)

 

外観だけではわかりにくい「QC35 IIとの違い」について、代表的なものをピックアップしてみます。

 

QC45ではノイズキャンセリングを「Quiet」、外音取り込みを「Aware」として2つのモードに分けて、左イヤーカップ側面のアクションボタンをシングルクリックすると簡単に切り換えられるようになりました。音楽再生を止めることなく外音を取り込める機能がQC35 IIにはなかったので、大きく進化したポイントであるといえます。

↑Bose Musicアプリでヘッドホンの設定、音楽コンテンツの再生を操作できます。ノイズキャンセリング(Quiet)と外音取り込み(Aware)の切り換えも可能になりました

 

内蔵バッテリーによる連続音楽再生は、アクティブ・ノイズキャンセリング機能をオンにした状態で連続約24時間。QC35 IIよりも約4時間伸びました。QC45では、最新のAndroidスマホにも多く普及するUSB-Cケーブルによる充電に対応しています。さらに15分のクイックチャージで最大約3時間のリスニングに使えるバッテリーが充電されます。

 

このほかにボーズのワイヤレススピーカーやサウンドバーとペアリングして、夜間にスピーカー再生の音をQC45に飛ばしながらエンターテインメント鑑賞が楽しめる「SimpleSyncテクノロジー」が加わっています。

 

アプリによる操作に対応。高いポータビリティ

QC45の設定や操作には、NCH700やイヤホンの「QuietComfort Earbuds」と同じiOS/Android対応のモバイルアプリ「Bose Music」を使います。ヘッドバンドのクッションを包む素材はQC35 IIがベロア調の生地でしたが、QC45はさらっとした肌触りの合皮に変更されています。

 

イヤーカップを回してコンパクトに折り畳める構造は、QC35 IIから継承されています。NCH700が折り畳めるのはフラットな形状までなので、付属するキャリングケースの形状にも影響が表れます。縦横サイズはコンパクトながら少し厚みがあるQC45のケースと、厚みを抑えつつ、縦横のサイズはやや大きめとしたNCH700のケースの形は好みが分かれそうです。

↑イヤーカップが回転してコンパクトに折り畳めるポータビリティの高さがQuietComfortシリーズのヘッドホンの魅力です

 

QC35 IIは最も速くGoogleアシスタントを本体にビルトインしたノイキャンワイヤレスヘッドホンでした。QC45ではこの機能が省略されていますが、右イヤーカップ側面のマルチファンクションボタンを押し込むと、スマートフォンの音声アシスタントが起動できるので、さほど不便には感じません。

↑左側がアクションボタン。右側に3つならぶボタンのセンターが音声アシスタントの呼び出しにも使えるマルチファンクションボタン

 

NFCによるスマホとのワンタッチペアリング機能もQC45では省略されています。複数のヘッドホン・イヤホンを使っているユーザーはNFCでペアリングの切り換えが素速く簡単にできるので、残してほしかった機能です。

 

QC45の上位モデルにあたるNCH700では、外音取り込みも含めて全11段階でアクティブ・ノイズキャンセリング機能を細かく調整できますが、QC45は「Quiet」と「Aware」の切り替えのみ。また、NCH700はタッチセンサーリモコンでの操作ですが、QC45はボタンリモコンとなっています。

 

眼鏡にぶつからない快適な装着感

筆者はQC45が発売される前から執筆のために借りて、以後本稿を執筆している11月中旬まで約1ヶ月念入りに検証しながら使っていました。

 

QC45はQC35 IIの安定した装着感を見事に継承しています。ヘッドバンドの側圧、柔らかく耳を覆うイヤーパッドの形状など、シリーズが練り上げてきた知見の豊かさをあらためて実感しました。

↑柔らかさを最適化したイヤーパッドが耳をやさしく包み込みます

 

筆者の場合、QuietComfortシリーズはイヤーパッドが眼鏡のテンプルにぶつからずにフィットしてくれるところが本気で重宝しています。飛行機による空の長旅にはQCシリーズが欠かせないので、QC45も頼もしい旅のパートナーになってくれそうです。専用キャリングポーチには有線リスニング用のケーブルや航空機変換アダプターを収納できる便利なポケットがあるのも便利ですね。

 

Bose MusicアプリからQC45を設定・操作できる機能はNCH700ほど多くはありませんが、だからこそワイヤレスヘッドホンを初めて使う方も馴染みやすいと思います。

 

前世代の機種を超えてきた、力強く広がり豊かなサウンド

QC45のサウンドはiPhone 13 Proで試聴してみました。BluetoothオーディオのコーデックはSBCとAACに対応しており、iPhoneによるワイヤレス再生の実力もフルに引き出せます。

↑iPhone 13 Proに接続して音楽を再生。ノイズキャンセリングの効果はしっかりと効きます

 

鋭く立ち上がるエネルギッシュな中音域、力感も充実する低音に、アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載する同価格帯のワイヤレスヘッドホンとの違いを感じます。地に足の付いた音楽再生は安定感がとても豊か。ボーカルやバンドが演奏する楽器の音像をシャープに描きます。

 

QC35 IIに比べると、特に高音域の見晴らしがクリアになっています。ピアノや弦楽器が演奏する音がグンと前に迫り出してくるような生々しく、大編成のジャズバンド、クラシックのオーケストラの演奏は高音域が天井方向へ突き抜けるように広がり、奥行きの深みもまたQC35 IIよりも鮮やかに再現されます。

 

ノイズキャンセリングの設定を「Quiet」にすると、バスのエンジン音、人の話し声などの雑音がきれいに消音されます。機能のオン・オフを切り換えたときに音楽再生のバランスが崩れないところはさすがQuietComfortシリーズの最新モデルです。外音取り込み「Aware」モードも音楽再生を最優先にした穏やかな効き具合。内蔵するマイクの性能が高く、外音取り込みに由来するノイズ感はありません。イヤーパッドによるパッシブな遮音効果も高いことから、もう少し多めにマイクで外音を取り込むバランスにチューニングされていてもよいかとも思いましたが、ノイズキャンセリング機能との対比でスムーズに切り替わる使用感を重視したのかもしれません。

 

シンプルで完成度の高いノイズキャンセリングヘッドホン

上位のNCH700に比べると、QC45はダイナミックで力強い音の輪郭線、リズムの鮮やかな粒立ちと躍動感を素直に引き出せる音楽性の豊かさが特徴といえるでしょう。ボーカルを心地よく聞かせるバランスは音楽再生に限らず、例えばビデオ会議やハンズフリー通話のような「人の声を正確に聞き取る」ことが必要とされる用途にもはまりました。

 

ボーズのライバルが展開するアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホンの中には、QC45に引けを取らない機能を備えながら、より安価な製品もあります。QC45の3万9600円というオンラインサイトの販売価格はやや高いように感じられるかもしれませんが、ボーズが長い時間をかけて練り上げてきたQCシリーズのナチュラルバランスで聴き疲れしないサウンド、心地よいフィット感は体験する価値があると思います。長時間持続するバッテリーに高いポータビリティなど、この完成度の高さに慣れてしまうともはやQC45以外のノイズキャンセリングヘッドホンでは物足りなく感じてしまうかもしれません。現在QC35 II、NCH700を使っているという方にも、ぜひ一度QC45を試してみることをオススメしたいと思います。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

殺伐としたバトロワで信頼できるフレンドとアストロゲーミング「ASTRO A40 TR」の話【愛用品コラム91】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 91:アストロゲーミング「ASTRO A40 TR」】

●起

「あー、あー、聞こえます?」

まるで別の星から救難信号を発信しているようにボイスチャットに入ってくるゲーム友達がいる。名前をハンゾーという。

「…こえるよ。…っけー」

こっちは僕。使っているアストロゲーミング「ASTRO A40 TR」は、個人的には最高の音質だと思っているのだが、ゲーム友達に言わせると、マイク音の文頭が途切れるらしい。お互い宇宙空間を彷徨いすぎてしまったようなチャットが毎度繰り広げられる。

 

●承

「宇宙」を引き合いに出したが、そこまで誇張ではない。チーム戦でランダムで一緒になる野良メンバーは、ヤバい奴がいる。暴言を吐くやつ、超個人プレイをするやつ、雑音が酷いやつ。宇宙人かっていうぐらい、コミュニケーションが取れないことは普通だ。ハンゾーとは野良で知り合ったが、野良で言語が通じて、意思疎通ができて、信頼ができて、そして友達になれるっていうのは、宇宙空間で誰かと出会うぐらい稀有な気がしている。

 

●転

ゲームプレイするときに大切なのは信頼だ。上で挙げたように人への信頼はもちろんだが、デバイスへの信頼もまた。A40は、アンプの「MIXAMP PRO TR」と併せてFortniteで長く使っているデバイスであり、信頼が裏切られたことはない。足音やグライダー音、銃声などの方向や距離感が掴めるのはもちろん、個人的に気に入ってるのは、音量をさして上げなくても、これらの音が認識できること。音量が小さくても音が溶けないから、耳への負担が少ない。本体がやや重いというレビューもあるが、あまり気になったことはない。

 

●結

挨拶が済むとハンゾーは最小限しか喋らない。たまに、教習所の話をしてくれる。たまに、心霊スポット巡りをしている話をしてくれる。ごくたまに、今狙っている女の子の話をしてくれる。自分の年齢が今の半分だったころの話題だ。アストロゲーミングのアストロとは「星」「天体」の意味だが、宇宙空間を超えるだけでなく、時空を超えた感覚を味わいながら今日もキャリーしてもらっている。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

USBハブ機能付きも! デスクまわりをすっきりさせる「ヘッドホンフック」5選

好きな音楽を聴きながら仕事をしたり、逆に周囲の音を遮断して仕事に集中したいときに使われるヘッドホン。みなさんは、使用後のヘッドホンをデスクの上に置きっ放しにしていませんか? コードを巻き付けたヘッドホンをそのまま置いておくと、デスク上のスペースを取ってしまいますよね。そこで今回は、仕事中によくヘッドホンを使う方におすすめの専用フックをご紹介します。ヘッドホン専用の置き場を用意するだけで、デスク周りが快適に使えるようになりますよ!

 

目次

 


強度抜群の接着テープだから安心して使える!


FEYCH ヘッドホンフック

デスクの底面に取り付けることで、フックにヘッドホンをぶらさげることができる、シンプルデザインのヘッドホンフックです。オーディオケーブルを収納できるコードクリップデザインなので、絡まりがちなケーブルもコンパクトに収められます。ヘッドホンだけでなく、ビジネスバッグを吊るしたいときにも最適です。荷重は3kgまで。

【詳細情報】
サイズ:10×10×3 cm
重量:81.6 g

 


外向き・内向き自由自在の360度回転式!


サンワサプライ 回転式ヘッドホンフック PDA-STN18BK

厚さ最大38mmまでの天板にしっかり固定できる、ばね式構造を採用。デスクや棚にワンタッチで簡単に設置できます。360度回転式なので机の外向きでも内向きでも使用可能。ケーブルを固定できるケーブルフックと、ヘッドバンドを傷付けないレザー調のソフトクッション付き。

【詳細情報】
サイズ:40×100×115mm
重量:99.8g

 


ハンガーとしてもスタンドとしても使える!


吉川優品 ヘッドホンスタンド/ハンガー

こちらはハンガーとスタンドの役割を兼ね備えた製品。設置位置や方向に合わせて4通りの組替えが可能なクランプ固定式のヘッドホンハンガーです。調整可能な高さの範囲は95mm。ノブを反時計回りに回してから、引き上げたり押し下げたりすることで高さを調整できます。クランプ部とホルダー部はソフトラバー加工が施されており、デスクやヘッドホンに傷をつけません。

【詳細情報】
サイズ:165×100×42mm
重量:191g

 


使わないときはコンパクトに折りたためる!


APPHOME 折りたたみ式ヘッドホンハンガー(改良バージョン)

使用しないときは簡単に折りたためるヘッドホンハンガーです。対応するヘッドバンドの厚さは最大50mm、幅は5mmまで。簡単に取り外したり、付け直すことができるネジクランプが搭載されています。デスクやテーブルを傷からしっかり守るソフトクッションを採用。

【詳細情報】
重量(発送):168g
カラー:シルバー・ブラック

 


USBポート・AUXポート付きの便利なフック


COZOO USBハブ・3.5mmAUXポート付きヘッドホンフック

こちらはUSB2.0ポートが2つ、USB3.0ポートが1つ、さらに3.5mmのジャックAUXポートが1つ付いたヘッドホンハンガーです。高品質ABS樹脂を採用したシンプルなデザインで高級感があり、人間工学に基づいた使いやすさと、洗練されたデザインを両立させています。また、マルチ充電チップが内蔵されており、過電流、過電圧、過熱またはショートから、大切な端末を保護します。デスクまわりをすっきりさせたい方にピッタリなヘッドホンフックですね。

【詳細情報】
サイズ:130×102×60mm
重量:165g

 

目次に戻る

Beatsの「Beats Solo Pro Wireless」が40%オフで2万円以下、Amazonプライムデーでセール

Amazon.co.jpでは、6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施中。

 

これにともなって、Beatsのワイヤレスヘッドホン「Beats Solo Pro Wireless」が通常価格から40%オフの1万9751円(税込)で販売中です。製品ページはこちら

 

公式サイトでもラインアップされている現行モデルで、カラバリのブラック、アイボリー、グレイの3色ともがセールの対象となっています。

 

性能は、周囲の雑音に合わせてノイズキャンセリングの調整を行なうアクティブノイズキャンセリング機能「Pure ANC」に対応。また、Transparencyモードを使えば、音楽を聴きながら、周囲の音を取り込むこともできます。

 

連続再生時間は最大40時間で、さらに急速充電機能「Fast Fuel」に対応。およそ10分の充電で、3時間の再生が可能です。

 

本体は折りたたみ式で、開閉することで電源のオンとオフが切り替わります。

 

Beatsのヘッドホンはその音質のよさと優れた使用感から、ファンも多い製品。新品の現行モデルが1万3000円以上も値引きされるのは、Amazonプライムデーならではです。リモートワークのお供や、普段使いのヘッドホンとして、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょう。

5年近く愛用しているBoseのQC35、まだまだ現役、買い替え予定もない満足感【愛用品コラム61】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品  61:Bose「QuietComfort 35」】

●起

もう5年近く使っている、Boseのワイヤレスノイキャンヘッドホンだ。初代モデルである。その名機っぷりは多くの人が語っているので深くは触れないが、5年間使い続けても買い換える予定がないほど。あとは、5年間ヘビーに使ってもまだ、ガタはきてないし、バッテリーもヘタってないし、接続性も悪くない。耐久性も一級品だ。

 

●承

ノイキャンデバイスは、内向きのデバイスだと思っていた。音を打ち消して、自分の世界に集中するための装置。だが先日、漫画家の鳶田ハジメ先生に、完全ワイヤレスのノイキャンイヤホンをテーマにした漫画を描いてもらったとき、その考えが変わった。いつもある音が欠けることで、逆に外界を見る視線が変わるーー内向きであると同時に、外向きのデバイスである。

 

●転

単にノイキャンしたいだけならイヤホンのほうが、かさばらないし今風なのは承知である。そのうえでQC35を推したいのは、シルバーカラーが好きなのだ(というかBose製品全般のシルバーカラーが好きだ)。品のある落ち着いた色合い。パーツによって濃さに変化を持たせて調和の取れた色。できるなら、歳をとったらこんなシルバーヘアーを身にまといたい。

 

●結

外向きの話をしたので、少しだけコーディネートの話。QC35はその意味でも優秀だ。迷ったときは頭、QC35のシルバー、足、ニューバランスのグレーでコーデすれば何も考えずにまとまるし、ブラックのように重すぎることもない。耳も足もノイズがなく、軽やかな生活を「選べる」のは快適だ。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

長時間使っても耳が疲れにくい! “ながら聴き”に最適な骨伝導ヘッドセット

サンワサプライは、長時間装着しても耳が疲れにくいBluetooth式骨伝導ヘッドセット「400-BTSH019BK」を、直販サイトの「サンワダイレクト」で発売しました。直販価格は8980円。

↑Bluetooth式骨伝導ヘッドセット「400-BTSH019BK」

 

本製品は、耳をふさがないオープンイヤー形状の骨伝導ヘッドセット。Bluetooth接続式なので、わずらわしいケーブルがなく、装着したまま自由に動くことができます。

↑装着イメージ

 

オープンイヤー形状なので、ヘッドセットを装着したまま周囲の音や呼びかけ等を聞くことが可能。web会議やオンラインでの打ち合わせ、ClubhouseやVoicyなどの音声SNS、ウォーキングやランニングなどの運動をしながら、周囲の状況に気を配ることができます。

↑web会議やテレワークにもオススメ

 

カナル型イヤホンと違い、耳にかけるだけで使えるので長時間着用しても負担が少ないのも特徴。メガネ・マスクを着用していても干渉しにくい設計になっています。

↑メガネやマスクをつけたままでも装着できます

 

環境音用と音声用の2つのマイク(デュアルマイク)を搭載しており、通話時には周囲の雑音を低減してクリアな音声で会話が可能です。

 

本体はIPX5相当の防水仕様となっており、汗をかくスポーツ時などにも使用可能。折り畳めばコンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利です。

↑折り畳めばコンパクトに収納できます

 

耳を塞がない骨伝導式のヘッドセットは、周囲の音に気を配りながらweb会議や音楽リスニングなどができる“ながら聴き”にオススメです。テレワークで小さいお子さんの面倒を見ながら仕事をしなければならない、BGMやラジオを聴きながら仕事したい、という方は、ぜひ使ってみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ロジクール「Gシリーズ」のヘッドセットはなぜいい? ゲーマー2人でガチコメント

ゲームにおいて、音は大切な要素のひとつ。快適かつ臨場感たっぷりにプレイするために、ヘッドセットを使用することはゲーマーにとってすでに当たり前になりつつある。なかでもロジクールのGシリーズは、ワイヤレスで快適に楽しめると評判だ。

 

【ロジクール Gシリーズの公式サイトはこちら!】

 

【私たちがレビューしました!】

ゲームライター・岡安 学さん
eスポーツ業界を中心に活動。著書に「最新eスポーツの教科書」(秀和システム刊)など。自身もゲーマー。

GetNavi web編集長・山田佑樹
雑食系のコアゲーマー。ボイスチャットも頻繁に行うため、高性能なヘッドセットを常に探し求めている。

 

独自のワイヤレス技術により遅延を気にせずプレイできる

eスポーツの盛り上がりに伴い、オンラインゲームをプレイする人が増えている。ライターの岡安 学さんは、「より快適にゲームを楽しむなら、ゲーミングヘッドセットはマストアイテム」と語る。

 

「いま流行中のFPSをプレイする際は、敵の位置を把握するために高性能のヘッドセットが必須。サラウンド非対応のゲームでも、ヘッドセットを使えば十分に効果があり、敵の位置がわかります。もちろん、他のプレーヤーとボイスチャットを行うときも必要です」

 

なかでも、ロジクールの最新技術が搭載されたGシリーズは、ワイヤレスでもストレスなくプレイできると、業界でも評判だ。

 

「専用の無線通信システムにより、遅延は一般ユーザーにはわからないほどに抑えられています。Gシリーズは軽量で装着感に優れ、ゲーミングデバイスらしいデザインも魅力。この性能としては価格もリーズナブルです」(岡安さん)

 

超軽量&ワイヤレス仕様で長時間のプレイでも快適!

ロジクール

G733

実売価格1万9250円

同社ワイヤレスヘッドセットで最軽量の278gで、長時間プレイしても快適。独自のワイヤレス技術LIGHTSPEEDが、低遅延と安定した接続を実現した。クリアかつ正確に音を再現できるサラウンド技術を備えるのも魅力だ。

SPEC ●ドライバー径:40mm ●インピーダンス:39Ω(パッシブ)、5kΩ(アクティブ)●マイク:着脱式6mm径ノイズキャンセリングマイク ●サイズ:W190×H180×D88mm ●Wi-Fi接続:対応 ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz ●バッテリー駆動時間:最大29時間 ●質量:278g

 

↑イヤーカップは形状記憶素材で、ヘッドバンドにはリバーシブルのサスペンションバンドを使用。頭を振ってもズレにくい

 

【color variation】

 

↑ホワイト、ライラック、ブルーはロジクールオンラインストアの限定発売

【G733カラーVer.の販売サイトはこちら!】

 

【CROSS REVIEW】

明瞭かつ音域が広くゲームの迫力を増幅
「サウンドは明瞭で音域も広く、ゲームの迫力を増幅。指向性の高いマイクは声を拾いやすいです。ゲーミングらしいカラバリやイルミのカスタム機能も魅力!」(岡安)

使用感はスポーツギア! ストレスなくプレイできる
「伸縮性に優れるヘッドバンドはまさにスポーツギアといった使用感で、ストレスフリー。ワイヤレス機の課題である遅延も、まったく気になりませんでした」(山田)

 

【OTHER CHOICE】

eスポーツ選手の協力により開発された完全プロ仕様モデル

 

PRO X Wireless

実売価格2万4970円

トップeスポーツ選手の協力を得て開発されたPROシリーズのワイヤレスモデル。長時間使用を想定した装着感や耐久性に加えて、ゲームのサウンドやチームメイトの声をクリアかつ正確に表現するオーディオ性能を備える。

SPEC ●ドライバー径:50mm ●インピーダンス:32Ω ●マイク:着脱式6mm径ノイズキャンセリングマイク ●サイズ:W94×H195×D138mm ●Wi-Fi接続:対応 ●バッテリー駆動時間:最大20時間 ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz ●質量:370g

 

↑上質なレザー調イヤーパッドが適度な側圧を実現。ヘッドバンドは高耐久性スチール素材を採用する。マイクは着脱式

 

【CROSS REVIEW】

高性能ドライバーにより細かい音も正確に表現
「50mm径ドライバーが低音から高音までクリアに再現。FPSでは敵の足音や弾丸の発射位置などの細かい音も正確に把握できるため、優位に立てます」(岡安)

プレイヤー間での会話が円滑に行える!
「G733にも搭載されている『Blue Vo!CE』で、声のノイズ低減やカスタマイズが可能。プレイヤー間でクリアな伝達ができるのもeスポーツ用ならではです」(山田)

 

【コレもCHECK!】

コンソールゲームを極めるならASTROで決まり!

最新のPS5をはじめとするコンソールでプレイするなら「ASTRO Gaming」がオススメ。ヘッドセットに加えて、ゲームやボイスチャット体験をより楽しいものにするアクセサリも展開中だ。

 

充電機能付きスタンドでゲームやマイクのサウンドを手軽に調整

A50 Wireless + BASE STATION

実売価格3万2340円

40mm径ドライバーによる迫力のサウンドを楽しめるヘッドセットと、ミックス機能を備えた充電スタンドBASE STATIONのセット。ゲーム音とマイク音を手軽にミックスでき、仲間との連携や配信などを快適に行える。

SPEC●ドライバー径:40mm●インピーダンス:48Ω●サイズ(ヘッドセット):W88.4×H222.5×D185.0mm●サイズ/質量(BASE STATION):W145.4×H36.4×D121.4mm/305g ●Wi-Fi接続:対応 ●バッテリー駆動時間:15時間 ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz ●質量:370g(ヘッドセット部)

 

↑柔らかい軽量素材とクロス製のイヤークッションを採用。密着感がありながらも耳が痛くなりにくい着け心地を実現した

 

【CROSS REVIEW】

厚みのあるサウンドで迫力ある音場が魅力
「ゲーミングらしい厚みのあるサウンドで、迫力ある音場を実現。ワイヤレス送信機能も持つBASE STATIONは、プレイしないときの収納場所としても便利です」(岡安)

鮮明かつ繊細な定位感でゲームへの没入感が高い
「BASE STATIONはDolbyサラウンドサウンドに対応。鮮明かつ繊細な定位を実現し、没入感を高めてくれます。マイク位置を微調整できるのもうれしい」(山田)

 

【ASTROシリーズ公式サイトはこちら!】

 

撮影/高原マサキ(TK.c) 

世界で唯一の“低音振動”がパワーアップ! スカルキャンディの震えるヘッドホン「Crusher Evo」

Skullcandy(スカルキャンディ)から、振動機能を備えた“クラッシャーシリーズ”のBluetoothヘッドホン「Crusher Evo」が10月上旬に発売されます。カラーはTRUE BLACKとCHILL GREYの2色。価格は2万3800円。

↑「Crusher Evo」(CHILL GREY)

 

同社のクラッシャーシリーズは、世界で唯一、低音に連動し実際に振動する特許技術「センサリーベース機能」を搭載するヘッドホン。最新モデル「Crusher Evo」では、ドライバーを刷新した事により、さらに重厚な重低音と臨場感を表現できるようになりました。イヤーカップに搭載された無段階スライダーを調整することで振動の強さを調節できるので、幅広いジャンルの音楽を臨場感たっぷりに楽しむことができます。

↑こちらは「TRUE BLACK」

 

 

また、これまで上位機種のみに搭載されていたAUDIODOのパーソナルサウンド機能を採用し、アプリでの簡単な作業で個人の聴覚に合わせた世界に1つのオンリーワンサウンドを体験することができます。

↑個人の聴覚に合わせて音を調節するパーソナルサウンド機能を搭載

 

さらに、「音楽」「映画」「ポッドキャスト」の3つのイコライザーモードを搭載しており、コンテンツに合わせた音質を調整可能。「映画モード」はクリアな会話と迫力のあるサウンドを、「ポッドキャストモード」は会話を重視したセッティングになっています。

 

そのほか、忘れ物防止アプリ「Tile」を内蔵しており、ヘッドホンを紛失した際に、最後にBluetooth接続が切れたおおよその場所を追跡できたり、ヘッドホンからアラーム音を出して音で捜索することも可能です。

↑折りたたみも可能

 

ヘッドホンの振動により、ライブ会場や映画館にいるような感覚でサウンドを楽しめるクラッシャーシリーズを、この機会に試してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

振動+ノイキャン+パーソナライズの全部入り! スカルキャンディ「Crusher ANC」を聴いた

「ダイソー」のオーディオは使えるのか? 500円のヘッドホンを買って聴いてみた

有線イヤホンが100円、片耳タイプのワイヤレスイヤホンが300円から買えるという、驚異の安さを誇るダイソーのオーディオアイテムですが、その実力はどうなのでしょうか?

 

今回は、ダイソーで500円(税抜)で販売されている有線式ヘッドホン2種類を、自腹購入して使ってみました。

↑ダイソーのヘッドホン「クロム風 シロ」(左)と、「カラーコンビ ブラウン×ブルー」(右)

 

おもちゃっぽい質感の「カラーコンビ」

最初に聴いたのは、ツートーンの「ヘッドホン カラーコンビ ブラウン×ブルー」。シックな茶色と暗めのブルーがおしゃれな印象です。

↑「ヘッドホン カラーコンビ ブラウン×ブルー」

 

実際に手に取ってみると、ヘッドバンドからハウジングまですべてプラスチックでできており、かなりおもちゃっぽい感じ。子ども用として使うならアリですが、いい大人が外で装着するにはツライものがあります。

↑ヘッドバンドからハウジングまでプラスチックな質感で、おもちゃっぽい

 

スペックを確認してみると、端子は3.5mm/3極のステレオミニで、ケーブルの長さは1.2m。マイクやリモコン等は搭載していません。インピーダンスは32Ω。再生周波数帯域は20Hz-20kHzで、もちろんハイレゾ非対応。この価格なら仕方ありませんね。

 

特筆すべき点は、ハウジングを開いてフラットにできること。折りたたみ式ほどコンパクトにはなりませんが、カバンの中に入れるときなどにはかさばらず便利です。

↑フラットにすればかさばりません

 

さっそく音をチェックしてみましょう。今回は再生機にソニーのウォークマンNW-A106を使用しました。

 

音を出してまず初めに思ったのは、「音がこもっている……」ということ。安いイヤホンやヘッドホンは解像感が低く音の分離がよくないため、全体的にモヤっとした音になりがちなのですが、こちらも御多分に漏れずこもり気味な音質でした。

 

全体的に音にメリハリがなく、もっさりした感じに聴こえるものの、ボーカルなどの中音域は割としっかり出ています。J-POPなどのボーカル主体の曲なら、そこそこ聴けるかもしれません。

 

ヘッドバンド部分は長さを調整でき、ハウジングの角度も変えられるので、ちゃんとフィッティングさせれば装着感は良好。オールプラスチックでとにかく軽いため、頭や首が疲れにくいのもメリットでしょう。ただし、しっかりフィットさせても遮音性は低いです。

↑ヘッドボンドは長さを調節できます

 

高級感のある金属風パーツを使った「クロム風」

続いて、「ヘッドホン クロム風 シロ」を試してみました。こちらは、クロームメタル風のパーツを使っているので、見た目は先ほどのカラーコンビよりは高級感があります。大人が外で装着しても、そんなに違和感はなさそう。なお、カラバリとして黒もあるようです。

↑「ヘッドホン クロム風 シロ」

 

スペックはカラーコンビとまったく同じで、インピーダンス32Ω、再生周波数帯域20Hz-20kHz。ケーブル長は1.2mの3.5mmステレオミニプラグとなります。

 

さっそくヘッドホンを頭に乗せてみると、「うっ!」と思うほど締め付けがキツイ! ヘッドバンドの幅が狭く、調節もできないため、普通に装着するとかなり強力に締め付けられてしまいます。頭が小さめの人じゃないとキビしそう。筆者はヘッドバンドを後頭部にズラして、なんとか装着することができました。ヘッドバンド部はプラスチックなので、無理やり広げてクセをつければゆるくなるかもしれません。

↑ヘッドバンドの幅が狭いので、締め付けがキツイ

 

ヘッドバンドの長さは調整できますが、カラーコンビと違いハウジング部を開くことができないため、装着感は劣ります。

 

音質については、カラーコンビよりも高域がクリアでメリハリを感じます。こもり感はそれほど感じませんが、全体にややエコーがかっている印象。カラオケで歌っているような感じに聴こえます。打ち込み系の曲などはカラーコンビよりも楽しく聴けそうです。

 

ダイソーヘッドホンはどちらが買い?

ヘッドホンは、イヤホンに比べてコストがかかるため、ダイソーにしてはお高めな500円という価格ですが、正直なところコスパはそれほど良くなく、「これが500円!?」という驚きは感じられませんでした。

 

2つのヘッドホンを比べてみると、見た目だけならクロム風の方がよいけど、装着感はカラーコンビの方が上。音質ははどちらもそれほど良くないものの、ボ―カル曲を中心に聴くならカラーコンビ、打ち込みやダンス系の曲ならクロム風の方が合っている、という感じでしょうか。

↑2つのヘッドホンを並べてみます

 

どちらを選ぶかとなると、やはり締め付けがキツいヘッドホンを使うのは厳しいので、装着感の差でカラーコンビの方に軍配が上がります。いずれにせよ、今回試したダイソーのヘッドホン2種は、あまり積極的に選ぶ理由がないと感じました。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

Bluetoothイヤホンが“500円”の衝撃! SNSで話題の「ダイソーイヤホン」の実力は残念ながら……

音楽制作現場の音が手軽に聴ける! ビクタースタジオ監修のモニターヘッドホン「HA‐MX100V」

音質的な装飾が少なく、より制作現場の意図に近いサウンドが手軽に楽しめると人気のモニターヘッドホンに、新たな定番となりそうなモデルが登場します。

 

JVCケンウッドは、ビクターブランドより、スタジオモニターヘッドホン「HA‐MX100V」を7月下旬より発売します。実売予想価格は2万3000円前後(税抜)。

↑「HA‐MX100V」。ビクターブランドの象徴である「犬のマーク」が刻印されています

 

同社が2016年に発売したモニターヘッドホン「HA-MX100-Z」は、原音再生能力と高い耐久性を両立したプロユースのヘッドホンとして、ビクタースタジオをはじめ多くの音楽制作現場で使用されています。そのHA-MX100-Zで培ったモニターヘッドホンの音響技術を継承し、「ビクタースタジオのモニタースピーカーで聴く現場の音をヘッドホンで再現する」というコンセプトで生まれたのが、今回の「HA‐MX100V」です。

 

そのサウンドは、ビクタースタジオエンジニアによる音質チューニングが施されています。ハイレゾ対応のモニタードライバーユニットは、スタジオでのモニタリングに必要とされる高い分解能を持ち、楽器やボーカルの質感などを豊かに表現します。また、モニタードライバーユニットの性能を最大限に発揮させるために、振動板前面に独自技術のサウンドディフューザーを搭載。伸びやかで解像感の高い高域再生と、音場の自然な広がりを実現しています。

↑ヘッドバンドにはビクタースタジオの刻印

 

振動板の前室側と後室側の両方の背圧は最適化され、振動板を入力信号により忠実に動かすことで低音再生力を強化。歪みが少なく自然で繊細な音場表現が可能です。

 

スタジオでのハードな使用に対応する高耐入力、高耐久性を実現しているほか、セパレーションを向上させるL/R独立グランドプラグ&ケーブルも採用。ポータブル環境での使用に便利な3.5mmプラグに加え、ネジ式6.3mm変換アダプタも付属しているので、機器に応じて使いわけることができます。

↑L/Rが色分けされているので見分けやすくなっています

 

音楽レーベルやスタジオを持つビクターならではのハイクオリティなモニターサウンドは、実際に音楽制作を行うプロの現場だけでなく、原音に忠実であることを好むオーディオファンにも人気となりそうです。

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

はやりのモニター系オーディオとは? ビクターの新型モニターヘッドホン「HA-MX100-Z」を聴く

アニソン好きならこれで聴け! 「アニソンを最高に楽しむためのヘッドホン」をプロがセレクト

映画館に行けないときはコレ! ワイヤレスで立体音響が楽しめるビクター「XP-EXT1」に注目!

外出自粛の期間は、自宅で映画やドラマを鑑賞していた、という方も多いはず。映画館の大画面と迫力の音響は作品への没入感を高めるのに役立ってくれますが、自宅でも周囲に気兼ねなく臨場感のあるサウンドが楽しめるオーディオシステムが登場します。

 

JVCケンウッドは、ビクターブランドより、独自の頭外定位音場処理技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」を搭載したワイヤレスシアターシステム「XP-EXT1」を8月上旬に発売します。実売予想価格は10万円前後(税抜)。

↑ワイヤレスシアターシステム「XP-EXT1」

 

本機に搭載した「EXOFIELD」は、ヘッドホンリスニングでもスピーカーで聴いているかのような音場を、個人特性に応じた最適な音場効果で再現。従来のステレオ2ch音源に加えて、新たに「Dolby Atmos」「DTS:X」などのマルチチャンネル音源(7.1.4ch)の再生に対応し、自宅にいながら映画館やライブ会場、スタジアムにいるような立体音場を体験できます。従来のステレオ2chや5.1chなどのコンテンツも7.1.4chにアップミックスすることができるので、どんな音源でも開放感のある全方位の広い音場で楽しめます。

 

また、視聴するソフトの種類やユーザーの好みに応じて、「CINEMA」「MUSIC」「GAME」「CUSTOM」の4つのサウンドモードから選択可能。コンテンツに最適なサウンド環境が簡単に作れます。

↑ワイヤレスヘッドホンで手軽に立体音響が楽しめます

 

新開発の専用スマートフォンアプリにより、従来は専用のオーディオルームで行っていた個人特性の測定が自宅で簡単に行える点もポイント。ヘッドホン部に内蔵したマイクで個人特性を測定し、アプリ内のデータベースから最適なデータを抽出・生成することが可能となりました。イコライザ調整などのリモート操作もアプリから行えます。

↑アプリを使って簡単に個人特性を測定可能

 

接続は、テレビとプロセッサー部をHDMIケーブルでつなぐだけでOK。プロセッサー部とヘッドホン部は、2.4/5GHz帯デュアルバンドのデジタルワイヤレス伝送で接続するので、ケーブルのストレスなく自由な姿勢で利用できます。

↑プロセッサー部をテレビに接続します

 

プロセッサー部には、4Kパススルー出力に対応したHDMI入出力端子を装備。3系統のHDMI入力を搭載し、BDレコーダーや4K放送用チューナーなど、最大3台までの機器を接続できます。HDMI端子のほか、光デジタル音声入力端子やアナログ音声入力端子なども搭載し、幅広い機器との接続に対応可能。

 

初回生産限定特典として、最新音響技術「Dolby Atmos」体験デモディスクと、映画「ボヘミアン・ラプソディ」(4K UHD+BD 2枚組)が同梱されます(なくなり次第終了)。購入してすぐに立体音響を体感できるうれしい特典ですね。

 

自宅でネット配信の映画やドラマを見る機会が増えた、という方は、手軽に映画館のような立体音響を楽しめるビクターのワイヤレスシアターシステムを導入してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ビクターブランドが復活! ヘッドホン聴取の悩みを解決する新技術「EXOFIELD」にも期待

Victorブランドが本格復活! 18万円の高級イヤホン「HA‐FW10000」など製品展開を加速

バイオレットな色合いが美しい!オーテクの定番モニターヘッドホン「ATH-M50x」に数量限定カラー登場

限定コラボや限定カラーなど、ファッション業界では当たり前になりつつある「限定モデル」ですが、オーディオ製品にもその波は到達しつつあります。

 

オーディオテクニカは、同社の定番モニタースタジオヘッドホン「ATH-M50x」とそのワイヤレスモデル「ATH-M50xBT」に、バイオレットとマットブラックのカラーリングを施した数量限定モデルを7月22日に発売します。

↑バイオレットとプラックの数量限定カラー

 

同シリーズは、2012年から定期的に限定モデルをリリース。通常モデルでは、プロ用のモニターヘッドホンという製品のコンセプト上、控えめで目立たないカラーを採用していますが、限定モデルではプロ用というイメージを感じさせない個性的なカラーを展開しています。

 

有線モデルの「ATH-M50x PB」は、片耳モニタリングが可能な90度の反転モニター機構や、長時間装着しても疲れにくいイヤーパッドを採用するなど、プロの現場のニーズに応えたタフな仕様となっています。

↑「ATH-M50x PB」

 

また、モニターヘッドホンならではの広帯域でフラットな特性で解像度の高いモニタリングを実現。カールケーブルや3mのロングケーブルなど3種類のケーブルが付属するので、使用するシーンや現場によって使い分けが可能です。

↑DJに最適なカールケーブルなど3種類のケーブルを同梱しています

 

ワイヤレスモデルの「ATH-M50xBT PB」は、モニターヘッドホン「ATH-M50x」の音響パフォーマンスをワイヤレスで再現。ハウジングにタッチコントロール機能を搭載し、ロングタッチによりスマートフォンの音声アシスタント機能を呼び出すことができます。

↑「ATH-M50xBT PB」

 

バッテリーを内蔵しており、約7時間の充電で、最大約40時間の連続使用が可能。持ち運びに便利な折りたたみ機構も採用しています。

↑折りたたみ機構を採用

 

プロ用モニターヘッドホンの磨かれたサウンドと、個性的で主張のあるカラーリングを兼ね備えた限定モデルは、音にもファッション性にもこだわりたい人にピッタリですね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ワイヤレス化の勢い続く――オーディオテクニカ新製品発表会から見える市場トレンド

旅行・出張が多い人にオススメ! 自然なノイキャン効果が魅力の「ATH-ANC900BT」どっぷりレビュー

バイオレットな色合いが美しい!オーテクの定番モニターヘッドホン「ATH-M50x」に数量限定カラー登場

限定コラボや限定カラーなど、ファッション業界では当たり前になりつつある「限定モデル」ですが、オーディオ製品にもその波は到達しつつあります。

 

オーディオテクニカは、同社の定番モニタースタジオヘッドホン「ATH-M50x」とそのワイヤレスモデル「ATH-M50xBT」に、バイオレットとマットブラックのカラーリングを施した数量限定モデルを7月22日に発売します。

↑バイオレットとプラックの数量限定カラー

 

同シリーズは、2012年から定期的に限定モデルをリリース。通常モデルでは、プロ用のモニターヘッドホンという製品のコンセプト上、控えめで目立たないカラーを採用していますが、限定モデルではプロ用というイメージを感じさせない個性的なカラーを展開しています。

 

有線モデルの「ATH-M50x PB」は、片耳モニタリングが可能な90度の反転モニター機構や、長時間装着しても疲れにくいイヤーパッドを採用するなど、プロの現場のニーズに応えたタフな仕様となっています。

↑「ATH-M50x PB」

 

また、モニターヘッドホンならではの広帯域でフラットな特性で解像度の高いモニタリングを実現。カールケーブルや3mのロングケーブルなど3種類のケーブルが付属するので、使用するシーンや現場によって使い分けが可能です。

↑DJに最適なカールケーブルなど3種類のケーブルを同梱しています

 

ワイヤレスモデルの「ATH-M50xBT PB」は、モニターヘッドホン「ATH-M50x」の音響パフォーマンスをワイヤレスで再現。ハウジングにタッチコントロール機能を搭載し、ロングタッチによりスマートフォンの音声アシスタント機能を呼び出すことができます。

↑「ATH-M50xBT PB」

 

バッテリーを内蔵しており、約7時間の充電で、最大約40時間の連続使用が可能。持ち運びに便利な折りたたみ機構も採用しています。

↑折りたたみ機構を採用

 

プロ用モニターヘッドホンの磨かれたサウンドと、個性的で主張のあるカラーリングを兼ね備えた限定モデルは、音にもファッション性にもこだわりたい人にピッタリですね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ワイヤレス化の勢い続く――オーディオテクニカ新製品発表会から見える市場トレンド

旅行・出張が多い人にオススメ! 自然なノイキャン効果が魅力の「ATH-ANC900BT」どっぷりレビュー

バイオレットな色合いが美しい!オーテクの定番モニターヘッドホン「ATH-M50x」に数量限定カラー登場

限定コラボや限定カラーなど、ファッション業界では当たり前になりつつある「限定モデル」ですが、オーディオ製品にもその波は到達しつつあります。

 

オーディオテクニカは、同社の定番モニタースタジオヘッドホン「ATH-M50x」とそのワイヤレスモデル「ATH-M50xBT」に、バイオレットとマットブラックのカラーリングを施した数量限定モデルを7月22日に発売します。

↑バイオレットとプラックの数量限定カラー

 

同シリーズは、2012年から定期的に限定モデルをリリース。通常モデルでは、プロ用のモニターヘッドホンという製品のコンセプト上、控えめで目立たないカラーを採用していますが、限定モデルではプロ用というイメージを感じさせない個性的なカラーを展開しています。

 

有線モデルの「ATH-M50x PB」は、片耳モニタリングが可能な90度の反転モニター機構や、長時間装着しても疲れにくいイヤーパッドを採用するなど、プロの現場のニーズに応えたタフな仕様となっています。

↑「ATH-M50x PB」

 

また、モニターヘッドホンならではの広帯域でフラットな特性で解像度の高いモニタリングを実現。カールケーブルや3mのロングケーブルなど3種類のケーブルが付属するので、使用するシーンや現場によって使い分けが可能です。

↑DJに最適なカールケーブルなど3種類のケーブルを同梱しています

 

ワイヤレスモデルの「ATH-M50xBT PB」は、モニターヘッドホン「ATH-M50x」の音響パフォーマンスをワイヤレスで再現。ハウジングにタッチコントロール機能を搭載し、ロングタッチによりスマートフォンの音声アシスタント機能を呼び出すことができます。

↑「ATH-M50xBT PB」

 

バッテリーを内蔵しており、約7時間の充電で、最大約40時間の連続使用が可能。持ち運びに便利な折りたたみ機構も採用しています。

↑折りたたみ機構を採用

 

プロ用モニターヘッドホンの磨かれたサウンドと、個性的で主張のあるカラーリングを兼ね備えた限定モデルは、音にもファッション性にもこだわりたい人にピッタリですね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ワイヤレス化の勢い続く――オーディオテクニカ新製品発表会から見える市場トレンド

旅行・出張が多い人にオススメ! 自然なノイキャン効果が魅力の「ATH-ANC900BT」どっぷりレビュー

音の“パーソナライズ”が次のトレンドに!? 個人の「聴こえ方」に応じて音を変えられる「The nuraphone」を試した

いま最も注目すべきイヤホンのトレンドといえば間違いなく「完全ワイヤレス」が筆頭に上がります。そしてヘッドホンにもノイズキャンセリング、ワイヤレスに続く新しい流行の波が到来しています。それが、ユーザーの“聴こえ方”に音楽再生のパフォーマンスを自動で最適化する「パーソナライゼーション・サウンド」機能。どうやら今年の秋以降にはこのパーソナライゼーション・サウンドの機能を体験できるヘッドホンがいくつかのメーカーから出揃いそうです。

 

今回は同機能を搭載する新製品をひとつ紹介します。オーストラリアのベンチャー企業、「nura(ニューラ)」が開発したノイズキャンセリング+Bluetoothワイヤレス+パーソナライゼーションという機能“フル盛り”のヘッドホン「The nuraphone」です。

↑オーストラリアからやってきたポータブルオーディオの先端技術をフル盛りにしたヘッドホン「The nuraphone」

 

オーストラリアのベンチャー企業が開発した多機能ヘッドホン

nuraはオーストラリアのメルボルンに拠点を置く、2015年に設立された若いブランドです。人がひとりずつ異なる音の「聴こえ方」にフォーカスしたnuraは、独自の「OAE(Oto Acoustic Emission)=耳音響放射」の研究成果をベースに開発したアルゴリズムにより、ヘッドホンを身に着けた時のフィット感だけでなく、音の聴こえ方まで最も心地よい状態に自動で最適化する独自技術を開発。ブランド初のヘッドホンである「The nuraphone」に搭載しました。

 

説明を聞くだけでは、なんだか小難しい技術のように思えるし、ヘッドホンの出で立ちはまるで検査機械のように無機質で大柄なものを想像してしまうかもしれません。ところが、実際のThe nuraphoneは見た目には普通のオーバーヘッドタイプのヘッドホンです。むしろ外観は少し普通過ぎる感じがするぐらい。

↑外観は一般的なヘッドホンと同じ

 

音の「聴こえ方」の自動調整についても、ヘッドホンのほか必要になるものはAndroid/iOS対応のスマホアプリ「nura」だけ。誰でも1人で簡単に測定できてしまいます。

↑スマホアプリ「nura」を使って調整を行える

 

The nuraphoneが日本上陸間近と聞いた筆者は、いち早く日本で発売予定のサンプルを入手して本機がどんなヘッドホンなのか試してみました。専用アプリ「nura」も国内のApp StoreからiPhoneにダウンロードができたので、最大の特徴であるパーソナライゼーション・サウンドの自動測定も体験。ノイズキャンセリング機能の使い心地やリスニング感と一緒にレポートしてみたいと思います。

 

独特の高い遮音性を実現する形状。無線&有線接続で楽しめる

The nuraphoneは見た目にはよくある普通のヘッドホンですが、備えている機能は驚くほどに多彩です。ノイズキャンセリング機能はオン・オフの切替えが可能。BluetoothオーディオはaptX HDによるハイレゾ相当の高音質再生をサポート。ほかにはaptX/AAC/SBCに対応しています。音楽を聴きながら外の環境音を同時にモニタリングできる「ソーシャルモード(いわゆるヒアスルー機能)」や、低音再生を好みに合わせてブーストできる「イマージョン」、さらに本体の両側面にタッチセンサー内蔵リモコンボタンも搭載。ハンズフリー通話にも対応しています。

↑ヘッドホンの側面、ジョイントの先端部分がタッチセンサーになっています

 

↑音楽を聴きながら周囲の音も聞こえるようにする「ソーシャルモード」

 

特徴であるパーソナライゼーション・サウンドの機能が使えるのはワイヤレスリスニングの時だけなので、メーカーが推奨する楽しみ方はワイヤレスが基本といえそう。フル充電からの連続音楽再生は約20時間。オプションとして販売される専用の有線ケーブルを装着すると、通常のワイヤードのヘッドホンとしても楽しめます。3.5mm端子のアナログイヤホンケーブルのほかにも、Lightning/USB Type-C/micro USB/USB-Aの各ケーブルを用意。

 

The nuraphoneは装着スタイルもかなり独特。「Dual Passive Noise Isolation」と呼ぶ方式は、シリコン素材のカナル型イヤーチップを耳の穴に挿入して、さらに密閉形状のイヤーカップで耳全体を覆うというものです。だからヘッドホンを装着しただけで、かなり周囲のノイジーな音がきこえなくなります。そのうえ、アプリからオン・オフを切り替えられるアクティブノイズキャンセリング機能も付いてくるので、消音性能はこの上なく高いレベルにあります。

↑ヘッドホンの内側にイヤホンが付いているような独特な構造

 

聴こえ方の測定は全自動で簡単。誰でもすぐにできる

パーソナライゼーション・サウンドの設定を体験してみましょう。今回の取材時点では技術的な詳細を取り寄せることができなかったので、nuraが実際にどのようにしてユーザーの“聴こえ方”を測定しているのかまではわかっていませんが、とにかくユーザーは専用アプリを使って、難しい手順抜きで簡単に自分にぴったりなプロファイルを作成できるのが本機の良いところ。設定プロセスはすべて自動化されていて、アプリのガイダンスに従いながらセットアップを進めていけば、わずか数分程度で測定が完了します。

↑アプリの初期設定時にパーソナライゼーション・サウンドについて詳しい解説が表示されます。音声ガイダンスも付くのですが、どちらも英語になるので、日本語化をぜひ実現して欲しいところ

 

まずはイヤーチップを左右の耳穴にしっかりと装着してから、イヤーカップも耳全体をカバーする最適なポジションにフィットさせます。

 

続いてヘッドホンを装着した状態で解析信号が聞こえてきます。これはどうやら装着した状態で音漏れがないかをチェックしているようです。アプリにはボイスガイドも付いてくるのですが、残念ながら今回筆者が取材をした時点では英語とフランス語、ドイツ語しか搭載されておらず。日本にデビューする頃にはぜひガイダンスの日本語化を実現して欲しいところ。

 

最後に解析信号が鳴っている状態でヘッドホンを着けたまま1~2分ほど“聴こえ方”の解析が実行されます。アプリの画面にはユーザーの“聴こえ方”を可視化したイメージグラフが段々とできあがってきます。以上のプロセスを静かな場所で落ち着いて行えば、だいたい4~5分前後でパーソナライゼーションの作業が完了します。

 

パーソナライズされた「聴こえ方」はどれぐらい違うのか

完成したプロファイルはアプリの画面からオンとオフの状態を切り替えながら比べることができます。筆者も試してみたところ、ボーカルのビビッドな力強さと立体感、音場の広がりや余韻の滑らかさが明らかに違っています。ニュートラルな状態が平板でつまらないもののようにすら感じてしまいます。

↑ひとそれぞれの「聴こえ方」が色や形状の異なるグラフによって視覚化されます

 

nuraアプリにつき最大3件のプロファイルをつくって保存しておくことが可能です。音の聴こえ方は時間帯によっても変化するはずなので、例えば朝昼晩で1件ずつ作り置いてもいいかもしれません。測定にかかる時間が短いので、定期的にプロファイルを書き換えるのもありでしょう。あまりないケースだとは思いますが、もし1台のスマホ、タブレットを家族でシェアしながらThe nuraphoneで音楽を聴く場合は、家族それぞれのプロファイルを登録して、切り替えながら使うこともできます。

 

家族が別途作ったプロファイルを自分が聴いてみたらどうなるのかも試してみました。アプリには明らかに形状や色の違うグラフが出来上がりました。このカタチや色が何を表しているのかぜひ知りたいですね。比べて聴いた音については、やはり自分の耳にパーソナライズしたデータの方が中高域がクリアで耳馴染みの良い感じがしました。家族が作ったプロファイルを聴くと、極端にズレている感じはないものの、やはり強調されたり柔らかくなる音域が人によって違うことがわかって、思わず「へえー」と声を上げて関心した次第です。

↑筆者の家族に測定してもらったプロファイル。筆者のものとはグラフが異なっている

 

充実するその他の機能の特徴

The nuraphoneの音質については、パーソナライゼーションありきのヘッドホンだと思うので、そのキャラクターを自分の経験をベースに記述することがいつもより難しく感じるのですが、土台の傾向としてはどちらかと言えば解像度の高さで勝負するよりもエネルギーを前面に押し出すパワフルな音づくりであるように感じました。

 

とにかく色んな機能が豊富に揃っていて、遮音性もかなり高いヘッドホンなのですが、屋外で歩きながら音楽を聴くときにも便利な「ソーシャルモード」はかなり外音が明瞭に聞き取れるようになるので、使えるシーンは色々あると思います。

 

低音ブーストのイマージョンは値を最大値にするとかなり低音が増強されてしまうので、元から低音の成分が濃厚に収録されている音楽を聴く時には“ちょい足し”ぐらいでちょうど良いと思います。スマホでアクション映画を観る時などにおすすめです。

 

タッチセンサーリモコンは感度が非常に鋭いので、ちょっとボタンの表面に触れると反応してしまいます。アプリから左右のシングルタップ/ダブルタップのアクションごとに機能を割り当てることができて、例えば「シングルタップは何もしない」という設定も可能です。左右のダブルタップにボリュームのアップダウンをそれぞれ割り当ててシンプルに使ってみるのも良いかもしれません。ヘッドホン外すと自動的に楽曲再生が一時停止する機能は便利です。

 

日本での正式発売のアナウンスが楽しみ

The nuraphoneは、今年これから流行りそうな「パーソナライゼーション・サウンド」の醍醐味を複雑な設定操作も必要とせず、手軽に楽しめるオーディオ機器です。最先端のガジェットとしても楽しみ甲斐があるアイテムでした。日本ではいつごろ、どれぐらいの価格で販売されるのか、いまから待ち遠しいですね。

 

 

森の響きを自宅で! 貴重な「会津桐」を使ったウッドヘッドホンをオンキヨーが発売

オンキヨー&パイオニアは、オンキヨーブランドより、和楽器に用いられる 「桐」 素材と 「彫り」 の技法を採用した密閉型ヘッドホンを、クラウドファンディングサイト「未来ショッピング」で先行販売します。募集期間は2018年8月1日~9月30日。先行販売先着特典プランとして、桐ヘッドホンと特製オリジナルヘッドホンスタンドのセットが限定15セットで30万円(税別)で販売されます。

 

このヘッドホンは、ハウジングに高級和楽器にも用いられる「会津桐」を採用。和楽器の筝の内部に施される「綾杉彫り」 を施すことで、ハウジング内部の定在波を防ぎ、桐素材の響きを生かしています。

↑和楽器のようにハウジングに「彫り」を入れている

 

さらに、自然素材由来のセルロースナノファイバーを世界で初めて100%使用した振動板(特許出願中)を採用した50mm径ドライバーを搭載し、クリアな広帯域再生を実現。ハイレゾ音源にも対応する80kHzの超高域まで再生します。ユニットのベースにはマグネシウム合金を採用し、不要な共振を抑制しています。

↑セルロースナノファイバーを100%使った振動板

 

ヘッドバンドと立体形状のイヤーパッドには高級車のシート等に使われる高級素材アルカンターラを使用。リケーブルに対応しており、3.5mmステレオミニケーブルと2.5mmバランスケーブルの2本が付属します。

↑桐箱に入れてお届け

 

さっそく試聴させてもらったところ、まず驚いたのは密閉型ヘッドホンにもかかわらず開放型のような広がりのある音場が感じられたこと。メタルハウジングのソリッドな音とは異なるウッドハウジングならではの自然な響きが味わえます。サウンドは味付けの少ないモニター寄り。「原音再生を目指して音作りをした」というように、音源そのものの良さを確認できる音となっていました。

 

この桐のヘッドホンは、神田万世橋にオープンした同社のショールーム「ONKYO BASE」に展示され、試聴も可能となっています。プレミアムな桐材を使ったヘッドホンの音を聴きに、ショールームへ足を運んでみてはいかがでしょうか?

ワイヤレス×ハイレゾ×ノイキャンって多機能にもホドがある! パナソニック「RP-HD600N」の完成度に刮目せよ!

ノイズキャンセリングヘッドホンといえば、ひと昔前はケーブルの途中に大きな電池ボックスがあり、そこに乾電池を入れて使うものが主流だった。歩きながら使うには電池ボックスが邪魔で、さらに乾電池を用意するのもなかなか面倒で、購入してみたものの飛行機に乗るときくらいしか使わなくなった……という人も多いのではないだろうか。しかし近年、電池ボックスも邪魔なケーブルもない次世代のノイズキャンセリングヘッドホンが次々に登場している。今回は、2018年2月にパナソニックが発売した話題のノイズキャンセリング機能付きBluetoothヘッドホン「RP-HD600N」を紹介したい。

↑パナソニック ワイヤレスステレオヘッドホン「RP-HD600N」(マルーンブラウン)

 

まずRP-HD600Nの特徴をサラッと見ていこう。もっとも注目したいのは、同機はワイヤレスヘッドホンでありながらノイズキャンセリング(NC)機能を備えていること。ハウジングの外側と内側の計4つのマイクで周囲の騒音を測定することで、より強力に騒音を抑えることができる。さらに、環境に合わせてNC強度を3段階に調節することも可能だ。なお、NC機能を省いた下位モデル「RP-HD500D」という機種もラインナップされている。NC機能が不要であればHD500Dのほうが価格も手ごろなので、欲しい機能に合わせて選びたい。

 

次に注目したいのが、同機は多彩なBluetoothコーデックに対応していること。特に、ワイヤレスでもハイレゾ相当(※)の高音質が楽しめる「LDAC」と「aptX HD」の2つに両方対応しており、対応するスマホやポータブル音楽プレーヤーと組み合わせれば高音質なワイヤレス再生が実現する。音質よりも利便性が優先されがちなワイヤレス接続時だが、これなら十分に満足のいく音質で音楽を楽しむことができる。

※:Bluetooth接続時はLDAC対応で最大96kHz/24bit再生(有線接続時はハイレゾ再生)

 

最後に押さえるべきポイントはデザイン。カラーはシックな3色を用意しており、スーツ姿に合わせても悪目立ちしない。また、「3Dボールジョイント機構」と「エルゴノミック3Dイヤーパッド」により、長時間装着していても耳が痛くならない快適な装着性を有している。スイーベル機構によりコンパクトな形状にすることができ、ビジネスバッグに入れて持ち運びやすくなっている点も見逃せない。

↑左からブラック、オリーブグリーン、マルーンブラウン

 

モニター調の繊細で素直なサウンド

まずは基本的な性能から詳しくチェックしていこう。筆者は毎日の通勤時にスマホとBluetoothイヤホンで音楽を聴いているので、それに合わせてiPhone SEと組み合わせて音質をチェックしてみた。RP-HD600Nの対応コーデックはSBC、aptX、AAC、aptX HD、LDACとほぼ現行のBluetoothコーデックを網羅しているので、スマホでも音楽プレーヤーでも最適な音質で伝送することができる。

 

RP-HD600Nの音質的なキャラクターは、一言で表現するなら「モニターライクで繊細なサウンド」といえるだろう。パナソニックがハイエンドクラスのヘッドホンに採用している「超多層フィルムMLF(Multi Layer Film)振動板」搭載機に共通する特徴だが、ダイナミックなサウンドを聴かせるというよりは、淡々と高解像度で分析的なサウンドを奏でる印象だ。

↑ハイレゾ再生に対応するMLFを振動板に採用

 

↑ハウジングの内側に玉虫色に光るMLF振動板が見える

 

他社のヘッドホンでは、低音を強調したり、音場を広く感じさせるために響きを付与したり、いわば“音にお化粧を施す”ものも多いが、このRP-HD600Nはとにかくタイトでフラット。低音も高音も強調せず、極めて淡々と鳴らすので、日ごろから個性的な味付けがされたヘッドホンやイヤホンを聴いていると、やや素っ気無く感じる人もいるだろう。このタイトな音色の実現には、新制振構造・制振材料を採用した「制振フレーム」が一役買っていると思われる。

↑新開発の「制振フレーム」

 

音楽のジャンルでいえば、アコースティックで落ち着いた楽曲や、しっとりしたジャズボーカル、室内管弦楽などの小規模なクラシック音楽にマッチする。逆に、勢いやノリを重視するロックや、重低音が重要なダンスミュージック、壮大でダイナミックな音が求められる交響曲などはやや地味に聴こえてしまうかもしれない。

 

ワイヤレスでもここまで高音質に

ここでプレーヤーをiPhone SEからハイレゾポータブル機「AK70 MkII」に変えてみる。同機はaptX HDに対応しているので、RP-HD600Nとの組み合わせならば、高音質なワイヤレス再生が楽しめるのだ。AK70 MkIIとペアリングを行うと、「aptX HDを使用している」というメッセージが表示される。

↑aptX HD対応の「AK70 MkII」とペアリングしたところ

 

aptX HDでハイレゾ音源を再生すると、iPhone SEで聴くのとはあきらかに違ったワンランク上の音質に変化する。これまで感じていた窮屈さのようなものが解消され、音の見晴しがよくなったような印象だ。ワイヤレス接続は音がよくないから……と敬遠していた方でも、きっと満足できるのではないだろうか。

 

さらに同機は付属のケーブルを利用することで有線接続にも対応する。aptX HDやLDACでも十分に高音質で聴けるのだが、AACやSBCに比べるとやはり有線接続のほうが音質的なメリットがあるといえる。外出時にはワイヤレスで軽快に、自宅でゆったり音楽を楽しみたいときには有線接続で、というように使い分けるのもいいだろう。また、有線時は電源オフでも音が聴けるので、バッテリーがなくなったときやバッテリーを節約したいときの対応手段としても使える。もちろん有線接続時にNC機能をオンにすることも可能だ。

 

ノイズキャンセリング機能の効果は絶大

続いて、ノイズキャンセリング(NC)機能を試してみよう。RP-HD600Nは、集音用マイクをハウジングの外側に配置する「フィードフォワード方式」と、ハウジング内側のドライバーユニット側に配置する「フィードバック方式」の両方の方式を採用したハイブリッド方式となっており、強力に騒音を打ち消すことができる。また、前述したとおり、3段階にNC効果の効きめを調節することができるので、航空機のなかや電車での移動中、騒がしいカフェなどシーンに応じて使いわけられるのが特徴だ。

 

NCモードは、本体のボタンを押すたびにモードA(強)→モードB(中)→モードC(弱)と強度を切り替えることができる。オフにしたいときはボタンを長押しすればOK。NCのオン/オフによる音質の変化は小さいので、騒音を感じる環境下では積極的に使っていきたい。

↑NCボタンを押すとモードを変更できる。ボタンには突起があるので装着しながらでも操作可能

 

筆者が通勤で使うJR山手線および地下鉄車内で各モードを試してみたところ、やはりモードAがもっとも強力に騒音を抑えられると感じた。NCをオンにした途端に、電車の走行音が消えノイズレスな空間に瞬間移動したような気分になる。音楽を楽しむのに最適な環境が手軽に実現できるわけだ。ただし、場合によっては耳への圧迫感のようなものも感じられたので、この感じが苦手な人はほかのモードを選ぼう。

 

また、個人的に非常に便利だと感じたのは、音楽再生中に本体の右ハウジングを押さえると、再生音やNC効果を一時的に低くして周囲の音を聴きとりやすくする「ボイススルー機能」だ。日ごろカナル型イヤホンを使っていると、電車内での突発的なアナウンスが聴き取れず、急な停車や発車できない理由などを聞き逃してしまうことがたびたびある。しかしこのRP-HD600Nなら、サッと右ハウジングに触れるだけで、音楽を停止したりヘッドホンを外したりしなくても周囲の音が聞き取れるので、急な車内アナウンスにも瞬時に対応できるのだ。これは、通勤や外回りなど電車での移動が多いユーザーにはありがたい機能だろう。

↑右側のハウジングに触れるだけで「ボイススルー機能」が動作する

 

他社のノイキャンヘッドホンと異なる点は、NCをオンにしていても“人の声”は通すところ。モードAだと遠くから聞こえるような感じになるものの、音楽を停止していると隣の人の会話が聴き取れる。このため電車のアナウンスなどの聞き逃しは減らせるものの、他人の会話も聞こえるので完全な静寂にはならない。電車の走行音や航空機内の邪魔な騒音だけを消す、というコンセプトなのだろうが、他社品のように周囲の音をすべからく絶縁するような効き方ではないので、その点は注意が必要だ。

 

持ち運びしやすく長時間再生も可能

最後にデザイン面や装着性などに言及しておこう。RP-HD600Nは、ダークでマットなカラーリングを採用しており、レザー調のヘッドバンド、イヤーパッドと、いぶした金属のようなメタリックなハウジング部がシックな印象を与える。大人の男性が装着していても変に浮かないシックなデザインだ。スーツ姿にもマッチするだろう。

 

また、頭や耳の形状に合わせてグリグリ動かせる「3Dボールジョイント機構」と、人間工学に基づいて設計された「エルゴノミック3Dイヤーパッド」により、快適な装着性を実現しており、長時間つけていても快適。海外ブランドのヘッドホンなどは、人種による頭の形状の違いからか、長い時間装着していると頭や耳が痛くなるものもあるが、このあたりの装着性のよさはさすがパナソニックだ。

 

本体は使わないときはたたんでおけるスイーベル機構を採用しているので、ビジネスバッグなどにスッと収めることができ、カバンのなかで邪魔になりにくいのもうれしい。さらに、フル充電しておけば最大約20時間(ノイズキャンセリングオン時)のワイヤレス再生が可能なので、1泊2日くらいの出張なら充電せずに使うことができる。往復2時間の通勤でも1週間は余裕で使えるので、週末に充電しておくだけでOKだ。

 

以上の点から、RP-HD600Nは以下のような人にオススメといえる。

・電車や新幹線、飛行機などでの移動が多い人

・カフェやファミレスなどでも集中して仕事や勉強をしたい人

・ワイヤレスでもイイ音で音楽を聴きたい人

・デザインにこだわったシックなヘッドホンが欲しい人

 

多機能でありながらデザイン性も兼ね備えたRP-HD600Nは、こだわりのあるGetNavi世代の男性にぜひ試してもらいたいヘッドホンだ。

 

● Qualcomm aptX is a product of Qualcomm Technologies International, Ltd. Qualcomm is a trademark of Qualcomm Incorporated, registered in the United States and other countries, used with permission. aptX is a trademark of Qualcomm Technologies International, Ltd., registered in the United States and other countries, used with permission.
● LDACおよびLDACロゴはソニー株式会社の商標です。

騒音を低減するNC機能搭載! アンダー6000円のBluetoothヘッドホン「TT-BH040」

SUNVALLEY JAPANは、TaoTronicsブランドのアクティブノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothヘッドホン「TT-BH040」を発売しました。価格は5799円。

 

「TT-BH040」は、飛行機、バス、地下鉄、列車などの騒音を効果的に低減するアクティブノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドホン。外部のノイズを継続的に測定・比較し、逆位相の信号を発生させることでノイズを打ち消します。

 

さらに、750mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、約2.5時間の充電で、最大30時間の連続再生も可能。もしバッテリーが切れてしまっても、付属のオーディオケーブルを使用すればバッテリー不要で音楽を楽しめます。Bluetooth製品の使用が制限される航空機のなかでも使える機内用の3.5mmオーディオ変換アダプタも付属しています。

 

本体には40mm径のドライバーユニットを備え、パワフルなサウンドを再生します。また、長さ調整をすることなく適切な位置にスムーズに装着することを可能にしたフリーアジャストヘッドバンドや、通気性高い柔らかいクッションを採用した90°回転可能なイヤーカップにより装着感をアップし、長時間のリスニングでも快適な装着を実現しています。

 

6000円以下で購入できるワイヤレスタイプのノイズキャンセリングヘッドホンですので、通勤・通学時や集中したいときの周囲の騒音に悩んでいる方はぜひ試してみて下さい。

不意の大音量を抑える安全機能付き! ミッキー&ミニーデザインのキッズホン

イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」は、ミッキーマウスとミニーマウスをデザインした子ども用ヘッドホン「buddy Phones」を6月22日(金)より販売します。価格は3380円。

↑ミッキーマウスモデル

 

このヘッドホンは、子ども用ヘッドホンとして人気の高い「buddy Phones」をベースに、スペシャルエディションとして企画されたもの。本体カラーやパッケージを、ミッキーマウスとミニーマウスのキュートなイメージをもとにポップな印象に仕上げています。

↑ミニーマウスモデル

 

カラーはネイビーホワイトの「ミッキーマウスモデル」とピンクホワイトの「ミニーマウスモデル」の2種類を用意。それぞれのヘッドバンドのトップ部分には、ミッキーマウス、ミニーマウスそれぞれの名前が刺繍されているほか、ハウジング部分を自分で自由にカスタマイズできる5種類のステッカーも付属します。

↑5種類のステッカーが付属

 

誤った操作により大音量が流れないよう音量を85dB以下に抑える制限機能など、子どもの耳を守るキッズホンならではの安全設計を採用。音楽スプリッター付きケーブルにより、最大4人まで同時リスニングが可能です。

 

最近では小さいお子さんがスマホやタブレットを使用する機会も増えているので、お子さんの耳を守る安全機能のついたキッズホンを選んでみてはいかがでしょうか。

 

【SPEC】
●ドライバーユニット:30mm ●インピーダンス:32Ω ●周波数特性:20~20kHz ●最大入力:20mW ●コード長:0.8m ●プラグ:3.5mm金メッキ ●重量:0.25㎏ ●対象年齢:3歳~

通勤通学で使いたい軽量コンパクトなワイヤレスヘッドホン ソニー「WH-CH500」

ソニーは、iPhoneなどで採用されているAACコーデックに対応したBluetoothヘッドホン「WH-CH500」を6月23日に発売します。カラーはブラック、グレー、ブルーの3色を用意し、実売予想価格は7500円前後(税抜)。

 

WH-CH500は、コンパクトで持ち運びやすいオンイヤータイプのワイヤレスヘッドホン。iPhoneなどで採用される高音質なBluetoothコーデックAACに対応しており、ワイヤレスでも劣化の少ない音質で音楽が楽しめます。

 

本体は重量約140gの軽量設計で快適な装着感を実現。カバンなどに収納しやすいスイーベル機構を採用しているので、持ち運びやすく毎日の通勤や通学用としても最適です。

 

耳元のボタンで音楽再生/一時停止などの操作が行えるほか、SiriやGoogleアシスタントを呼び出せるボイスアシスタント機能も備えています。内蔵バッテリーで最大約20時間の音楽再生が可能。充電時間は約4.5時間となっています。

 

ケーブルから解放されたワイヤレスヘッドホンは、一度使うと手放せなくなる便利なアイテム。初めてのワイヤレスヘッドホンとしてWH-CH500を試してみてはいかがでしょうか?

録りおろし音声を45パターン収録! デノンから「コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道」コラボヘッドホン登場

デノンは、劇場版「コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道」とのコラボレーションにより誕生したヘッドホン「AH-GC20コードギアス 反逆のルルーシュ スペシャルエディション」を完全受注生産で発売します。予約受付は2018年5月25日12:00~8月31日23:59まで。取扱いは、ECサイトの「ebten」ほか、amazon.co.jpやアニメイトオンラインショップとなります。価格は2万9800円。

 

本製品は、デノンのノイズキャンセリング搭載Bluetoothヘッドホン「AH-GC20」をベースに、ここでしか聴けないファン必聴のルルーシュ(CV:福山潤)、C.C.(シーツー)(CV:ゆかな)、スザク(CV:櫻井孝宏)による録りおろし音声ガイダンスを収録。Bluetoothやノイズキャンセリング機能のオン/オフ、バッテリー残量などを知らせる音声ガイダンスを、各キャラ15パターン、計45種類収録しています。

【収録ボイス例】

ルルーシュ(CV:福山潤)「ルルーシュだ。よろしく頼む。」、「全力でBluetooth機器を探せ!」

C.C.(CV:ゆかな)「C.C.だ。よろしく」、「一度しか言わないぞ。ありがとう」

スザク(CV:櫻井孝宏)「枢木スザクです。よろしく!」、「残り1時間・・・補給に戻った方がいいな」

 

パッケージイラストは、AH-GC20を装着したルルーシュが描かれたこのコラボレーションのための新規描き下ろしとなっています。さらに、ハンガー部には赤いギアスマークがプリントされており、コラボアイテムならではの特別感を演出しています。なお、音声ガイダンス、パッケージ、ハンガー部以外の仕様は既発売のAH-GC20と共通です。

 

ECサイトebtenでは、限定特典としてAH-GC20を装着したルルーシュが描かれた特別仕様のパッケージイラストを使用したB2タペストリーを同梱。こちらも作品のファンなら見逃せないものとなっています。

 

コラボ作品である劇場版「コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道(おうどう)」は、 2018年5月26日より公開されます。

 

長年にわたりファンに愛されている人気アニメ作品とのコラボヘッドホンを、ぜひチェックしてみて下さい。

ハイブリッド方式で強力に消音! JBLのノイズキャンセリングヘッドホン「EVEREST ELITE 750NC」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドからアクティブノイズキャンセリング機能を搭載したBluetoothヘッドホン「EVEREST ELITE 750NC(エベレストエリート750エヌシー)」を5月18日に発売します。カラーはガンメタルとシルバーの2色展開で、価格は2万9880円(税別)。

↑ガンメタル(左)、シルバー(右)

 

本製品は、EVEREST ELITEシリーズの最上位となるBluetoothヘッドホン。独自のサウンドテクノロジーにより開発された高性能40mm径ダイナミックドライバーを採用し、ワイドレンジ再生を実現するほか、パワフルで躍動感あふれるJBLサウンドを楽しめます。

 

ノイズキャンセリングの方式には、騒音集音用マイクをハウジング本体外側に配置するフィードフォワード方式と、鼓膜に近いドライバーユニット側に配置するフィードバック方式の両方式を採用した「ハイブリッド方式ノイズキャンセリング」を採用。また、周囲の音の聞こえやすさを調整できる「アンビエントアウェア機能」を搭載しています。アンビエントアウェア機能は、アプリ(My JBL Headphones)からも調整することが可能。

 

さらに、ヘッドホンのハウジング部のボタンを押すと「オートキャリブレーション機能」が作動します。これはひとりひとりの耳の形状をスキャニングし、その形状に応じて自動的に最適な音をセットアップできるので、自分の耳に最適な音で音楽を楽しめます。

 

ワイヤレス音楽再生時間は、約3時間の充電でノイズキャンセリング機能をオンにした場合は最大15時間、ノイズキャンセリング機能をオフにしたワイヤレスモードでは最大20時間の再生が可能。また、バッテリー切れの際も付属のケーブルを接続すれば、ワイヤードヘッドホンとして使用ができるので、旅行や外出時にも最適です。そのほか、電源が入った状態で一定時間操作がない場合に、自動で電源が切れるオートパワーオフ機能を搭載。ハウジング部分にはマイクを内蔵し、高品質なハンズフリー通話もできます。

 

本体は、イヤカップ部分で内側に折りたためる仕様になっており、コンパクトに収納が可能なため持ち運びに便利。また、高品質の専用キャリングケースが付いているので、本体を傷つけることなく安全に持ち歩けます。

 

音の豊かさやリスニングの快適さを追求した「EVEREST ELITE 750NC」で、JBLのフラッグシップモデルが誇るサウンドを体験してみてはいかがでしょうか。

 

バスケB.LEAGUEの現役選手が躍動!WEBムービー「Yellow Line」公開

ソニーの新ヘッドホン「WF-SP700N」の発売に伴い、日本最高峰の男子プロバスケットボールリーグ“B.LEAGUE”と初のタッグを組んだWEBムービー「Yellow Line」が公開された。

WEBムービーには、“B.LEAGUE”の選手である宇都直輝選手(富山グラウジーズ)、比江島慎選手(シーホース三河) 、張本天傑選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の3人が出演。音楽は「B.LEAGUE 2017-18 SEASON公式テーマソング」となっているFlowBackの楽曲「BREAKOUT」が使用されている。

 

歓声の鳴り響く会場。アクティブノイキャン・ワイヤレスヘッドホン“WF-SP700N”を装着した瞬間、選手も真剣な表情に。巧みなボールさばきを繰り広げる選手たち。ヘッドホンを装着した選手の耳元から尾を引くように伸びる「Yellow Line」が美しくそしてアクティブに、選手たちの軌跡を描く。3人でつないだボールが、最後には音楽と共に舞い上がり、鮮やかなダンクシュートが決まる。

 

撮影では、慣れない現場に緊張している様子の3人。しかしバスケットボールを手にすると、軽々とダンクシュートを決め、スタッフから驚きと感心の声が上がった。撮影終了時には、ムービー使用楽曲「BREAKOUT」を手掛けるFlowBackがサプライズで登場。CDとお祝いの花束を選手に手渡した。

 

<選手コメント>

音楽を聴きながら、ダンクシュートをしたのは初めてでした!音楽のおかげか、いつも以上に軽々とできた気がしてすごく気持ちよかったです。(宇都選手)

 

撮影では実際にプレーするように結構激しく動きましたが、“WF-SP700N”はどんな動きにもフィットして画期的だと思いました。(比江島選手)

 

トレーニングの際に使用していたこれまでのヘッドホンは、汗をかくと違和感があったりしていたので、“WF-SP700N” は首周りが快適で、かつ防滴対応なのもすごく助かります。(張本選手)

 

<FlowBackコメント>

試合よりも近い距離で選手のプレーを見るのは初めてで、ダイナミックなプレーに凄い迫力を感じました。音楽に合わせて、選手たちのプレーが一段階ギアアップするというか、連動してプレーのキレが上がったように感じました!

スペシャルサイト:http://www.sony.jp/high-resolution/zokuzoku/bleague/

傷や破損もへっちゃら! ハイレゾ再生にも対応するパイオニアDJのヘッドホン「HDJ-S7」

パイオニアDJは、高音質・高耐久性・高機能性を追求したオンイヤー型のDJ向けヘッドホン「HDJ-S7」を5月下旬に発売します。カラーはブラックとホワイトの2色展開。実売予想価格は2万5000円前後(税抜)。

↑「HDJ-S7」(ブラック、ホワイト)

 

プロフェッショナルモデル「HDJ-S7」は、40kHzの高音域まで再生可能なハイレゾ対応の新開発の40mm径HDドライバー(High Definition Driver)を搭載。キック音などの低音は力強く豊かに表現し、伸びやかな高域再生により細かな音も良く分かる高解像度を実現。クリアで抜けの良い中高音でスネアやハイハットなど、DJミックスに必要な音を大音量の現場でも正確にモニタリングできます。

↑新開発の40mmHDドライバー

 

また、ケーブルグランド線を左右それぞれ独立した構造にすることで、従来モデルよりも左右のチャンネルセパレーションを改善。ハウジング上部にはバスレフ方式のチャンバー(空気室)を搭載することで、高い遮音性と低域のレスポンス向上を実現しています。

↑バスレフ方式のチャンバーを備えている

 

本機は従来よりも厳しい水準の自社耐久試験に加え、アメリカ国防総省が制定したMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠した試験をクリアしており、DJプレイに必要な高い耐久性を備えています。そのほか、前方向のスイーベル稼働域を45度までに限定することにより、特に首にかけた状態からのモニタリングがスムースに行えるようになっています。

 

同梱されているキャリングケースは、世界中をフライトで飛び回るプロフェッショナルDJのためにスーツケースに収納しやすいようコンパクトにデザインされており、頑丈な素材を採用することで長時間の移動でも傷や破損を防ぎます。また、USBデバイスやSDメモリカードを収納できるポケットを設けてあります。

 

長時間のDJプレイをストレスなく行えるよう設計されたプロフェッショナルDJヘッドホン「HDJ-S7」は、DJだけでなく一般的な音楽リスニングにもオススメ。クラブミュージックがお好きな方はぜひチェックしてみてください。

 

【SPEC】
●型式:密閉・ダイナミック型 ●再生周波数帯域:5Hz~40000Hz ●インピーダンス:48Ω ●出力音圧レベル:107dB ●最大入力:2000mW ●接続コード:1.2mカールコード(伸長時 約3.0m)、1.6mストレートコード ●質量:215g(コード含まず) ●付属品:6.3mmテレオ標準プラグアダプター(ネジ式)、キャリングケース

軽くてオシャレでワイヤレス! JVCから4000円のヘッドホン「HA‐S28BT」登場

JVCケンウッドは、JVCブランドよりコンパクト設計のBluetoothヘッドホン「HA‐S28BT」を4月下旬より発売します。実売予想価格は4000円前後(税抜)。カラーは、チャコールブラック、ダスティピンク、エーゲブルー、ウォームグレーの4色。

 

HA‐S28BTは、軽量・コンパクト設計で女性にも使いやすい、バンドタイプヘッドホンのエントリーモデル。ハウジング部とバンド部の小型化と軽量設計により、質量約96gの軽さを実現。加えて、イヤーパッドに面接触タイプのソフトタッチクッションを採用しており、長時間でも快適に装着できます。

 

トレンドのスモーキーカラーを採用し、カジュアルでありながら上品なデザインも特徴。折りたためるスイーベル機能を採用し、持ち運びにも便利です。

 

本体にはスマートフォンの音声アシスタント機能にも対応した簡単リモコン&マイクを搭載。音楽再生時の操作やハンズフリー通話も可能です。

 

軽快な着け心地のワイヤレスヘッドホンで、手軽に音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

【SPEC】
通信方式:Bluetooth Ver.4.1
出力/最大通信距離:約10m
対応コーデック:SBC
再生周波数帯域:20Hz~20kHz
電池持続時間:約11時間
充電時間:約2.5時間
質量:約96g
付属品:充電用USBケーブル

大人の雰囲気漂う天然木ハウジング採用! デノンの密閉型ヘッドホン「AH-D5200」

デノンは、天然木材をハウジングに使用した「AH-D5200」と、ポータブルに最適な「AH-D1200」のヘッドホン2機種を4月上旬より順次発売します。実売予想価格は、D5200が6万5000円前後、D1200が1万9000円前後(いずれも税抜き)。

 

AH-D5200は、フラッグシップモデル「AH-D7200」同様に天然木をハウジングに採用したプレミアムヘッドホン。美しい縞模様のゼブラウッドのハウジングは、高い硬度により圧倒的な透明感とディテールの緻密な描写を可能にします。

 

ドライバーにはAH-D7200と同じく50mm径の「フリーエッジ・ドライバー」を採用。スピーカーと同様に振動板外周をロールエッジで保持するフリーエッジ構造によって振動板全域にわたる均一なピストンモーションを可能にし、入力信号に正確で低域の量感豊かなサウンドを実現しています。発売は4月上旬予定。

 

ポータブルに最適なAH-D1200は、ブラックとホワイトの2色を用意。50mmの大口径ドライバーを搭載し、デノンのヘッドホンの代名詞ともいえる豊かな低音再生を実現しています。一方で、再生周波数は可聴帯域を超え、ハイレゾに対応する40kHzまでをカバー。密閉型でりながら、開放的で抜けの良い中高域と豊かな低音再生を絶妙なバランスでチューニングしています。発売は4月下旬予定。

 

両モデルともイヤーパッドには一般的な人工皮革のおよそ2倍の耐久性を持つ人工皮革を採用。頭部のカーブに合わせて最適なフィット感が得られる形状記憶フォームと合わせ、ストレスフリーな付け心地を実現しています。ハンガー部にはアルミダイキャストを用いて長期間の使用に耐える信頼性を確保しています。AH-D1200のハンガー部には2軸式のヒンジが組み込まれており、フォールド・イン、フォールド・フラットの2通りの折りたたみ方に対応しています。

 

また、デノンのリアルウッド・ヘッドホンの魅力を伝えるスペシャルサイトもオ-プン。天然木のハウジング、フリーエッジ・ドライバー、ストレスフリーな装着感など、デノンのこだわりを知ることができる内容となっています。

 

デノンならではの豊かな響きを、ぜひ店頭などで体感してみて下さい。

【保存版】ソニー超定番ヘッドホン「MDR-1AM2」はどこまで進化した? シリーズ新旧3モデルを比較&レビュー

ソニーからハイレゾ対応のポータブルヘッドホン「MDR-1AM2」が発表されました。過去に発売された“MDR-1シリーズ”の系譜を辿りながら、特に現行モデルの「MDR-1A」と比べたデザインと機能性、そして音質がどのように変わったのか比較してみたいと思います。

↑ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホンの新旧モデルを比較してみた。右側が3月10日に発売される「MDR-1AM2」。左が「MDR-1A」↑ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホンの新旧モデルを比較してみた。右側が3月10日に発売される「MDR-1AM2」。左が「MDR-1A」

 

ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホン「MDR-1」シリーズの系譜を辿る

ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホンの歴史は2012年10月に発売された「MDR-1R」に始まります。筆者も本機を長らく愛用してきたユーザーの1人です。当時は2~3万円前後のなかなかお手ごろな価格で愛機を購入したように記憶しています。まだいまほどハイレゾ対応の機器やソフトが多くなかったため、MDR-1Rは音質とポータビリティ、そしてコストパフォーマンスのバランスがよいポータブルリスニング用のハイレゾ対応ヘッドホンとして目立つモデルでした。ヘッドホンのデザインについては音質とともに色々と好みが分かれるところだと思いますが、筆者はシンプルで高級感も醸し出していたMDR-1Rのルックスも気に入って購入を決めました。

↑MDR-1R↑MDR-1R

 

MDR-1Rは発売後に好評を得て、めでたくシリーズ化される運びとなりました。2013年秋には「MDR-1R MkII」が発売されましたが、こちらはパッケージに同梱するケーブルの組み合わせを変えたマイナーチェンジ版でした。続く2014年10月に発売された後継機「MDR-1A」で大きくアップデート。ドライバーユニットを大胆に改良して、再生周波数帯域はMDR-1Rの4Hz~80kHzから、MDR-1Aでは3Hz~100kHzに拡張されています。そしてバランス接続に対応したのもMDR-1Aからでした。本機は現在、大手家電量販店などで2万円台前半ぐらいの価格で買えるので、まさしく狙い目の時を迎えているヘッドホンです。

↑MDR-1A↑MDR-1A

 

そして2015年3月にはMDR-1AをベースにしたBluetoothワイヤレスヘッドホン「MDR-1ABT」が発売されました。本機はBluetoothでハイレゾ相当の高品位なワイヤレスリスニングが楽しめる「LDAC」のコーデックに初めて対応したヘッドホンとしてマイルストーンになりました。本体にDACとアンプ、バッテリーなど色々と内蔵しながらワイヤードのMDR-1Aと変わらないポータビリティを実現した点も見逃せません。

 

“M2(マークツー)”はMDR-1Aと比べてどこが進化したのか?

MDR-1Aの発売から約3年半を迎えて、3月10日に発売される最新モデル“M2(マークツー)”はどこがアップデートされたのでしょうか。音やデザインなど細かく見ていきましょう。

 

まず気になるデザインですが、並べてみるといくつかの大きな違いが見えてきます。今回は互いにシルバーのカラーバリエーションを用意。新モデルのM2はハウジングだけでなく、イヤーカップのハンガーやヘッドバンドのスライダーまでマットなシルバーになって全体に落ち着いた印象を受けます。ヘッドバンドやイヤーパッドの外皮はブラウンからライトグレーになり、全体に統一感のあるシングルトーンとしています。スライダーの素材がステンレスからアルミニウムに変わったのは軽量設計も重視したためでもありますが、おかげで全体的にクールなルックスに。ただ、トラディショナルなオーディオ機器らしいMDR-1Aのほうが見た目には好みという方もいると思います。

↑ルックスを比較してみると、MDR-1AM2はトーンが落ち着いた印象。MDR-1Aはブラウンとシルバーのツートンカラーになる↑ルックスを比較してみると、MDR-1AM2はトーンが落ち着いた印象。MDR-1Aはブラウンとシルバーのツートンカラーになる

 

↑ヘッドバンドのスライダー部分も左側MDR-1Aの煌びやかなステンレスに対して、MDR-1AM2ではマットな質感のアルミニウムに変更されている↑ヘッドバンドのスライダー部分も左側MDR-1Aの煌びやかなステンレスに対して、MDR-1AM2ではマットな質感のアルミニウムに変更されている

 

新しいM2では本体がMDR-1Aよりも38gも軽くなって、200gを切る約187gに質量を抑えています。手にとって比べると違いは明らか。筆者はポータブルヘッドホンは軽いことが正義だと信じていますので、これはプラスの機能改善と受け止めていますが、もしかするとハイレゾ対応ヘッドホンとしてはこの軽さが頼りないと感じる人もいるかもしれません。そこはぜひ音を聴いて実力で判断して欲しいと思います。

 

せっかくこんなに軽くなったのだから、本体をコンパクトに折り畳めるコラプシブル設計も採用して欲しかったところ。WH-1000XM2のように小さく畳むことができたら限られたバッグのスペースがもっと有効に使えそうです。ただMDR-1シリーズのようなプレミアムモデルが“折り畳める”ことについては賛否が分かれそうです。

 

本体が計量化されたことで装着感が格段に良くなりました。やはりポータブルヘッドホンにとって軽さは大事。MDR-1AM2は音楽を聴いているあいだ、ヘッドホンを身に着けていることを忘れさせてくれます。MDR-1AM2はイヤーパッドがMDR-1Aよりも若干薄くなっているように見えますが、これは中のクッション素材を最適化したことによるもの。長時間身に着けていると素材が耳まわりにゆっくりと馴染んでくるような素材に変わっています。

↑イヤーパッドは右側のMDR-1Aのものは耳の裏側の厚みを変えて音漏れを少なくしている。かといってMDR-1AM2の遮音性が低いわけではなく、装着していると徐々に耳にフィットしてくるような新しいクッション素材に変更されている↑イヤーパッドは右側のMDR-1Aのものは耳の裏側の厚みを変えて音漏れを少なくしている。かといってMDR-1AM2の遮音性が低いわけではなく、装着していると徐々に耳にフィットしてくるような新しいクッション素材に変更されている

 

↑イヤーカップのサイズ感を比較。搭載されているドライバーユニットの口径は同じだが、右側MDR-1Aの方がイヤーカップが若干大きく見える↑イヤーカップのサイズ感を比較。搭載されているドライバーユニットの口径は同じだが、右側MDR-1Aの方がイヤーカップが若干大きく見える

 

耳のまわりをグッとグリップするようなMDR-1Aの着け心地に比べると、だいぶ自然なフィット感が得られます。耳の後ろ側のイヤーパッドを厚めに設計したMDR-1Aは、確かに音漏れがとても少なかったものの、夏が近づくとイヤーパッドに熱がこもる感じもありました。M2のイヤーパッドは外皮の触感がサラッとしていて、スティッチ(糸の縫い目)が耳のまわりに当たらないように縫製も工夫しています。

 

機能性については前回、MDR-1AM2の単体レビューで紹介した通りですが、ケーブルが本体着脱式で、対応するリケーブルと交換して好みの音が探求できます。MDR-1AM2の商品パッケージには3.5mm/4極のリモコン付ステレオミニケーブル(アンバランス接続)と、バランス接続用として4.4mm/5極端子のケーブルが同梱されています。どちらも長さは約1.2m。ウォークマンとスマホ、据え置き型のヘッドホンアンプなど色んな製品との組み合わせを買ってすぐに楽しめるのが特徴です。

 

専用のキャリングポーチが少し固めのナイロン素材から、MDR-1AM2では柔らかいナイロン素材に変更されています。ポケットの内側はフリースのようになっているのでヘッドホンの外装に余計な傷が付くことはないと思います。ただ、MDR-1Aまでの固めのポーチの方が筆者は信頼が置けて好みでした。

↑左側がMDR-1Aのキャリングポーチ。外側の素材が少し固めだったが、MDR-1AM2のポーチは柔らかくなっている↑左側がMDR-1Aのキャリングポーチ。外側の素材が少し固めだったが、MDR-1AM2のポーチは柔らかくなっている

 

「1AM2×1A×1R」歴代モデルと音を聴き比べてみる

肝心の音質を比べてみます。MDR-1AM2とMDR-1Aのほかに、筆者が使い込んできたMDR-1Rも用意しました。リファレンスのポータブルオーディオプレーヤーはハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX300」。3.5mmアンバランス接続のケーブルで聴いた音を比べています。

↑左端に用意したのがシリーズの初代モデルMDR-1R。MDR-1AM2(中央)、MDR-1A(右端)と音を聴き比べた↑左端に用意したのがシリーズの初代モデルMDR-1R。MDR-1AM2(中央)、MDR-1A(右端)と音を聴き比べた

 

ジャズのビッグバンドの演奏を聴いてみます。「ルパンIII世 PART IV オリジナル・サウンドトラック」から「ルパンIII世のテーマ 2015」では、MDR-1Aの熱のこもった低音のうねりが炸裂。足場がどっしりとして安定感あふれる演奏を楽しめます。同じ曲をMDR-1AM2で聴くと、中高域の見晴らしが良くなったような印象を受けます。反対に低域は少し細くなったようにも感じますが、芯の強さは変わらず。何より低音の切れ味とスピード感がグンと増しているので、よりいっそう緊張感のあるスリリングなサウンドに包まれる手応えがあります。アグレッシブなジャズ、ロックやダンスミュージックにとても良く合いました。

20180220-i01 (11)↑MDR-1AM2はZX300とトーンが統一されている

 

ライブ録音の作品はMISIAの「星空のライヴIII@山中湖シアターひびき」から「Everything」を聴いてみました。MDR-1Rは、今になって最新のモデルと比べてしまうと情報量や音の広がり感がイマひとつのように感じられてしまいました。それほどMDR-1Aから最新モデルのM2までステップアップしていく段階で、情報量の豊かさ、細かな音の一粒ずつにフォーカスが合う解像度の高さが実感できました。ボーカルはハイトーンがとても伸びやかで、細かいニュアンスが自然と飛び込んでくるので、アーティストとの距離感が一段と間近に感じられます。1Rから1A、M2にヘッドホンをスイッチしていくと、まるでとコンサートホールの遠くの席から徐々にアーティストの目の前のプラチナ席に場所を移りながら聴いているようでした。

 

最新モデルのMDR-1AM2で一番品質が向上したと感じる部分はボーカルの表現力です。最近のポータブルオーディオのトレンドに合わせて、自然さを損なわない範囲でボーカルや楽器のメロディラインを前に張り出したようなフレッシュな音に仕上がっています。声の繊細なニュアンスが浮き彫りになってリアリティが高まっています。筆者はふだんから“歌もの”の曲ばかり聴いているので、どちらかと言えばM2の進化は大歓迎です。

 

MDR-1シリーズには、初めてその音を聴いたときの鮮やかさと豊かな情報量のインパクトが毎日使い続けるうちに深く馴染んできて、やがてこの音以外に満足できなくなってしまうようなユーザーを惹きつける不思議な力があります。まるで主食のご飯、パンのようなヘッドホンといえるのではないでしょうか。ハイレゾ以外の音源を聴く時にもその実力は十分に発揮されます。シリーズ最新モデルのMDR-1AM2は間違いなくこの春、要チェックのヘッドホンです。

 

 

“歩きスマホ”はこれで卒業! 音声アシスト搭載でビジネスでもプライベートでも使えるボーズ「QC 35 II」

ボーズから、世界初となる音声アシスタント搭載ヘッドホン「QuietComfort 35 wireless headphones II」(QC 35 II)が登場しました。スマホを操作しなくても、音声だけで今日の予定や天気の読み上げなどに対応します。音質やノイズキャンセリング性能、装着感も高められ、あらゆる点においてプレミアムな1台となっています。

20180219-i05 (9)

ボーズ
QuietComfort 35 wireless headphones Ⅱ
実売価格3万9960円

SPEC●連続再生:最大20時間(電池切れしても付属のケーブルを接続してリスニング可能)●急速充電:15分間の充電で2.5時間再生●ケーブル長:音声ケーブル1.2m、充電用USBケーブル30.5cm●サイズ/質量:W170×H180×D81mm/234g

 

2016年に発売されたボーズの「QC 35」は、ワイヤレス&ノイズキャンセリングヘッドホンの定番モデル。そのQC 35が、「Googleアシスタント」搭載の“スマートヘッドホン”に進化しました。天気や予定の確認、音楽配信サービスなどが手軽に利用できますが、本機のメリットは「アクションボタン」を押すだけで使える点。「OK Google」などのウェイクワードが不要でアクセスもスムーズなので、昨今問題視されている「歩きスマホ」を卒業できます。

20180219-i05 (3)↑左のイヤカップにアクションボタンを搭載。これを押せば「OK Google」などのウェイクワードを口にする必要はない

 

↑右側にはマルチファンクションボタンを搭載。iPhoneユーザーならこれを押して Siriを呼び出すことも可能だ↑右側にはマルチファンクションボタンを搭載。iPhoneユーザーならこれを押してSiriを呼び出すことも可能

 

また、音質やノイズキャンセリング、装着感などヘッドホンとしての性能は従来機を踏襲。環境ノイズや、長時間リスニングによる聴き疲れなどからもユーザーを解放してくれるのです。

↑コンパクトに折りたたんで ケースに収納できる。バッグ に入れて持ち歩きやすく、出 張や旅行時もかさばりにくい↑コンパクトに折りたたんでケースに収納できる。バッグに入れて持ち歩きやすく、出張や旅行時もかさばりにくい

 

ビジネスでもプライベートでも頼りになる〝アシスタント〟に

例えばビジネスシーンでは、移動中に音楽を楽しみながら、思い立ったときにスマホに入力していた予定をサッと確認可能。電車の中やオフィスのデスクなど、左イヤカップのアクションボタンを押すだけで予定を読み上げてくれるので、周囲に人がいるなど「OK Google」と声に出しづらい場面でも便利に使えます(事前の設定が必要)。

20180219-i05 (13)

 

プライベートでは、外出前に今日の天気やニュースなどを素早くチェック可能。音声を聴きながら準備ができるので、約束の時間に遅れそうな時でもしっかり情報を確認できますね。

20180219-i05 (14)

 

QC 35 IIなら、ビジネスシーンでもプライベートでも、頼れるアシスタントがいつも耳元にいてくれているような気分に。ボタンを押すだけでアシスタントを呼び出せるのもうれしいですね!

 

QC 35 IIをもっとよく知るための4つのポイント

ここでQC 35 IIの性能をもっとよく知るための4つのポイントを整理しておきましょう。

 

その1.Googleアシスタントにより様々な機能を音声で利用

ウェイクワードは不要ですが、Google Homeなどの「Googleアシスタント」搭載デバイスと機能は共通。アクションボタンを押しながらリクエストすると、音声アシスタントが最適な答えを返してくれます。スマホを取り出すことなく様々な確認が行えるのがメリット。

20180219-i05 (12)

【Googleアシスタントで出来ること】

・お気に入りのプレイリストやアーティストの楽曲を再生

・電話を受けたりかけたりする

・リマインダーやイベントの読み上げ

・Googleカレンダーへ新しい予定を追加する

・SMSなど着信メッセージの通知と読み上げ

 

その2.業界最高クラスのノイズキャンセリングを実現

高性能なアクティブノイズキャンセリング機能を備え、音楽の世界に没入できます。ノイズキャンセリングレベルは高/低/オフに設定可能で、環境に応じて使い分けが可能。作業に集中したいときや安眠したいときなどは、音楽を再生せずにノイズキャンセリングだけ利用するのもオススメです。

↑ふかふかのイヤークッションと適度な側圧で、快適なリス ニングを楽しめる。軽量コンパ クトな設計なのもポイント↑本体に搭載するマイクで環境ノイズを検知し、逆位相の音を発して相殺。ボーズが開発したNC技術は進化を続けている

 

その3.軽量かつ上質な素材で快適な装着感

イヤークッションには耳触りの良い低反発フォーム素材を採用し、ヘッドバンドは適度なしなやかさ。長時間のリスニングでも耳が痛くなりにくいのが特徴です。頭部と接する部分には高級車のインテリアにも使われるアルカンタラ素材を用いるなど、質感にもこだわっています。

↑ふかふかのイヤークッションと適度な側圧で、快適なリス ニングを楽しめる。軽量コンパ クトな設計なのもポイント↑ふかふかのイヤークッションと適度な側圧で、快適なリスニングを楽しめる。軽量コンパクトな設計なのもポイント

 

その4.どんな音量でも豊かでクリアなサウンドに

独自開発のイコライザーを搭載し、どの音量でも高域から低域までバランスの取れた高品位なサウンドを楽しめます。静かなオフィスなどで音を小さくするときも、騒音の大きい街中などで音量を上げて聴くときも、同じように豊かでクリアな音質を堪能できます。

↑Bluetooth搭載のワイヤレ ス機だが、有線でもリスニン グ可能。航空機内のエンター テインメントなども楽しめる↑Bluetooth搭載のワイヤレス機だが、有線でもリスニング可能。航空機内のエンターテインメントなども楽しめる

 

QC 35 IIをプロがチェック!!

ここまでQC 35 IIの特徴をチェックしてきましたが、実際の使い勝手や音質はどうなのでしょうか。2人のプロが実機を使って細かいところまでチェックしてみました。

 

良バランスながらも中低域の力強さに富むサウンド(オーディオライター 山本 敦さん)

↑オーディオライター 山本 敦さん

「全体のバランスは整えつつも、中低域の量感、力強さに富んだサウンドが特徴。かといって余計な脚色はなく、長時間でも心地良く楽しめる音質は見事! ノイズキャンセリングは、立ち上げた際の効果が自然で、耳へのプレッシャーが非常に小さい点がうれしいですね」(山本)

 

Googleアシスタントはボタンからの立ち上がりが機敏(GetNavi本誌 オーディオ担当 川内一史)

20180219-i05 (11)

「周囲の目を気にしがちな日本人にとって、ウェイクワードの『OKGoogle(ねぇGoogle)』を発すること自体が高いハードル。ボタンひとつで音声アシスタントにアクセスでき、設定した通知を読み上げる本機は、真の意味で“スマート”です。立ち上がりも機敏でした」(川内)

 

プロも認める高性能で高音質なワイヤレスヘッドホンQC 35 IIの実力を、ぜひ店頭で手に取って試してみてはいかがでしょうか?

 

QC 35 II製品情報 https://www.bose.co.jp/ja_jp/products/headphones/over_ear_headphones/quietcomfort-35-wireless-ii.html?mc=26_DD_35_AH_00_GV_GV0001

【速報レビュー】ソニーの超定番ヘッドホンがリニューアル! 「MDR-1AM2」をウォークマンとXperiaで試してみた

ソニーからハイレゾ対応のポータブルヘッドホン「MDR-1AM2」が3月10日に発売されます。実売予想価格は3万円前後。カラーはブラックとシルバーの2色が用意されます。

 

今回は2012年に誕生した大ヒットモデル「MDR-1R」の系譜に連なるこの銘機の実力を、2回のレポートに渡って様々な角度から紹介したいと思います。第1回目のレポートでは、MDR-1AM2とハイレゾ対応のポータブルオーディオプレーヤー“ウォークマン”「NW-ZX300」や「Xperia XZ1」につないで実力を検証してみました。

↑ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホン最新モデル「MDR-1AM2」。2014年発売のMDR-1Aから約3年半ぶりのアップデートを遂げた↑ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホン最新モデル「MDR-1AM2」。2014年発売のMDR-1Aから約3年半ぶりのアップデートを遂げた

 

定番ヘッドホンがリニューアル

ソニーはノイズキャンセリング対応のBluetoothワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM2」や、ホームリスニングをメインに想定したフラグシップ“Signature”シリーズ「MDR-Z1R」など、ハイレゾ対応のヘッドホンに多彩なラインナップを揃えています。今年の3月に発売されるMDR-1AM2はポータブルオーディオプレーヤーやスマホと組み合わせればアウトドアでの音楽リスニングに活躍するだけでなく、室内でのオーディオ・ビジュアルコンテンツの鑑賞にも最適なオールラウンダー。ハイレゾ対応のプレミアムモデルながら、本体が軽量・コンパクトなので“ポータブルヘッドホン”と呼んでも差し支えないモデルです。

 

本機の原型となるハイレゾ対応ポータブルヘッドホンのMDR-1Rは、まだポータブルオーディオでハイレゾを聴くための製品やコンテンツが現在ほど充実していなかった2012年10月に発売されました。価格は30975円(税込)。“3万円のヘッドホン”と聞くと、ちょっと高いなと感じる方もいるかもしれませんが、ハイレゾというキーワードにピンと来る人がまだ少なかった頃にも関わらずMDR-1Rは今も銘機として語り継がれるほどのヒットモデルになりました。理由は色々と考えられると思いますが、敢えて大きな3つの要因を挙げるとすれば「音質」「機能性」「ポータビリティ」が優れていたことではないでしょうか。そのMDR-1RのDNAが、最新モデルのMDR-1AM2にどのような形で受け継がれているのでしょうか。

20180220-i01 (10)↑MDR-1R

 

バランス接続でいい音を満喫

「音質」の核心を支えるのはMDR-1Aから引き続き採用する40mm口径のHDドライバーユニットです。ドーム型のLCP(液晶ポリマー)振動板にアルミニウム薄膜をコーティングして、全帯域に渡るフラットなバランスを実現しています。再生周波数帯域はMDR-1Aから変わらず3Hz~100kHzをカバーしていますが、ボーカルの明瞭度が上がるように振動板のドーム部の剛性を高めています。

↑ハウジングの上部側面に通気孔を設けて、鋭く正確なリズム音を再現するビートレスポンスコントロールは歴代モデルから継承する高音質再生のための技術だ↑ハウジングの上部側面に通気孔を設けて、鋭く正確なリズム音を再現するビートレスポンスコントロールは歴代モデルから継承する高音質再生のための技術だ

 

ドライバーユニットを覆うグリルには数学の「フィボナッチ数列」という数の並び方から導き出したという、ひまわりの花のようなデザインを採用しています。編み目のサイズを均等にすることで、空気の伝搬がより滑らかになる効果が得られるというもので、フラグシップヘッドホンの「MDR-Z1R」にも採用されています。

↑イヤーカップの中をのぞき込むと花のような模様の「フィボナッチパターン」を採用するグリルが見える↑イヤーカップの中をのぞき込むと花のような模様の「フィボナッチパターン」を採用するグリルが見える

 

MDR-1Aと同じくオーディオプレーヤーやアンプとのバランス接続にも対応しています。多くのポータブルオーディオプレーヤーや、いまや音楽プレーヤーとしてもお馴染みのスマホには「アンバランス接続」に対応する一般的な端子が搭載されています。プラス極にアンプ(正相)からの音声信号、マイナス極にグランド/アースをそれぞれ伝送して、ヘッドホンの左右ドライバーユニットを合計2台のアンプ回路で動かす仕組みになっています。

 

対する「バランス接続」の場合は左右のグランド側にも逆相のアンプが接続されます。つまり片側のドライバーユニットを2台ずつ、左右で合計4台のアンプ回路を使って鳴らすという仕組みになっています。バランス接続の場合は個々のアンプにかかる負担が減るので、さらに余裕を持ってドライバーユニットを動かせるようになります。入力されたオーディオ信号に対する反応はより鋭く、正確さを増してくることは音を聴いても明らかなはず。グランド/アースを共有するアンバランス接続の場合と違って、左右チャンネル間の信号干渉が生まれないため、ステレオイメージの鮮度も高くキープされます。

 

アンバランス接続は多くの場合が3.5mmのステレオミニ端子を使いますが、バランス接続には色々な方法があります。いま最も広く普及しているのは「2.5mm/4極」の細めの端子ですが、最近ではソニーのウォークマンやヘッドホン・イヤホンの上位モデルを中心に通称“ペンタコン”と呼ばれる、端子が太く安定性に優れていて、音質面でも優位と言われる4.4mm/5極の端子によるバランス接続に対応する機器も増えてきました。

 

ケーブル交換で自分好みの音にカスタマイズができる

MDR-1AM2は、本体左側から片出しのケーブルが着脱交換できる「機能性」にも優れたヘッドホンです。本体パッケージには1.2mのアンバランス接続用ケーブルのほか、同じ長さの4.4mm/5極端子のバランス接続用ケーブルが同梱されています。ヘッドホン側の端子は3.5mm/4極のミニプラグ。ソニー純正のアクセサリーとして販売されている、米キンバーケーブルと共同開発した8芯編み構造のケーブル「MUC-S12SB1」などこだわりのアクセサリーと交換しながら、自分の好みに合わせて音をカスタマイズしていく深い楽しみも得られます。

↑ヘッドホンには2種類のケーブルが付属する。左側が4.4mm/5極のバランスケーブルの端子↑ヘッドホンには2種類のケーブルが付属する。左側が4.4mm/5極のバランスケーブルの端子

 

「ポータビリティ」についても、MDR-1Aからさらに進化しています。ケーブルを含まないヘッドホン本体だけの質量を比較すると、MDR-1Aは約225g、MDR-1AM2は約187gと38gも軽くなっています。その違いは手に持つとすぐにわかるほど明らか。ヘッドバンドのアームは素材をステンレスから軽量・高剛性なアルミに変更。部材の内側をくり抜いて空洞にする“肉抜き”処理も要所に織り交ぜて、ドライバーユニットもボイスコイルやポールピース、マグネットなど細かな部品を徹底的に軽量化しました。この軽さはふだんから長時間音楽を聴く人には大きな魅力に感じられるでしょう。

 

外観はカラーリングを落ち着きのあるマットなシングルトーンに統一。今回は「シルバー」のカラーバリエーションの実機を借りてみました。ヘッドバンドやイヤーパッドの外皮をブラウンからグレーに変更して、付属ケーブルの色も本体に合わせたクールなルックスに仕上げています。ブラックとともにウォークマン「NW-XZ300」と色を合わせたそうです。筆者はMDR-1Aのオーディオ製品らしいトラディショナルな外観と比べて、ずいぶん若返りした印象を受けました。ただ、ルックスは重厚感のあるMDR-1Aの方が好きだという人がいても不思議はないと思います。

↑こちらはシルバーモデル。カラーリングは明るいトーンのシルバーとライトグレーをコンビにした↑こちらはシルバーモデル。カラーリングは明るいトーンのシルバーとライトグレーをコンビにした

 

↑イヤーカップの色合いはマットに仕上げた。イヤーパッドとの接続部分にきらりと輝くクロームフィニッシュのパーツをレイアウトしている↑イヤーカップの色合いはマットに仕上げた。イヤーパッドとの接続部分にきらりと輝くクロームフィニッシュのパーツをレイアウトしている

 

ウォークマンとXperiaを組み合わせて音を聴いてみた

MDR-1AM2のサウンドを、まずはウォークマン「NW-ZX300」と組み合わせて、アンバランス接続とバランス接続の音を聴き比べてみました。楽曲は川本真琴のアルバム「ふとしたことです」から、『1/2』(ハイレゾ 96kHz/24bit)を選んでいます。

↑ウォークマン「NW-ZX300」のシルバーと色合いを統一している↑ウォークマン「NW-ZX300」のシルバーと色合いを統一している

 

アンバランス接続でも中高域の透明感や、特にボーカルの鮮度の高さは抜群によいヘッドホンであることが実感できます。低域はだぶつかず、スピード感も鮮やか。細かなリズム音まで立体感に富んでいて、息を呑むほど広い音場が展開します。音のない無音の一拍ずつから、演奏者の緊張感が肌に伝わってくるようです。

 

バランス接続のケーブルに変えてみます。NW-ZX300は本体トップの位置にアンバランスとバランス接続の端子を1基ずつ搭載していますが、それぞれに対応するケーブルをつなぐだけで面倒な本体設定も要らず、手軽にバランス接続の音が楽しめるプレーヤーです。

↑NW-ZX300は本体のトップにアンバランスとバランス接続用のジャックを搭載している↑NW-ZX300は本体のトップにアンバランスとバランス接続用のジャックを搭載している

 

バランス接続のサウンドはやはり芯が強くコシもしなやか。底力の違いを感じさせます。ピアノの演奏にいっそう熱がこもってきました。ウッドベースの低音はベルベットのように柔らかくてふくよか。エレキの乾いた旋律の余韻が気持ち良くいつまでも耳に残ります。そしてこれがフィボナッチグリルの効果なのか、アンバランス接続の時よりもボーカルの立体感がさらに一歩前に浮き出てきました。ハイトーンは抜けが爽やかで、余計な雑味を感じさせません。演奏者の息づかいまで間近に感じられるようになりました。もしこのプレーヤーとヘッドホンの組み合わせを手もとに揃えることができれば、バランス接続をメインで使うことをおすすめします。

 

最後にAndroidスマホの「Xperia XZ1」につないで、先ほどと同じ楽曲を聴いてみました。スマホと組み合わせて聴くMDR-1AM2のサウンドも歯切れ良く滲みなし。ボーカルのビブラートや息づかいの繊細な表情を浮き彫りにします。筆者の印象では、Xperiaシリーズのハイレゾ対応機は繊細なニュアンスの表現は得意ながら、出音のパワー感が足りないところがあるので、特に屋外で音楽を聴くと物足りなさを感じてしまうことがありました。MDR-1AM2との組み合わせで聴くと、スマホのボリュームをむやみに上げなくても、音楽のディティールが自然と見えてきました。イヤーパッドによる密閉感と遮音性能がとても高いことも奏功しているようです。

↑Xperia XZ1との組み合わせでも音質を検証した。アンバランス接続用のケーブルはシングルボタンのリモコン付き↑Xperia XZ1との組み合わせでも音質を検証した。アンバランス接続用のケーブルはシングルボタンのリモコン付き

 

なお本体に付属する3.5mm/4極のケーブルはシングルボタンのリモコン付き。Andoridスマホ、iPhoneともにレスポンスの良いリモコン操作と、クリアな音声通話ができます。もしリモコンなしの3.5mmステレオミニケーブルの方がベターということならば、ソニー純正のアクセサリーとして発売されているケーブル「MUC-S12SM1」も使えます。MDR-1A専用の交換アクセサリーはMDR-1AM2と互換性が確保されているので安心です。

 

ハイレゾじゃなくてもいい音が実感できる

最新モデルのMDR-1AM2は、SpotifyやApple Musicなどの定額制音楽配信の音源や、CDからリッピングしたお気に入りの楽曲も活き活きとした音で鳴らしてくれるヘッドホンです。いま手もとにハイレゾ作品は持っていないという方でも、本機の魅力は十分すぎるほど感じられるはず。遮音性能がとても高いので、アクティブノイズキャンセリングヘッドホンは苦手という方にもアウトドアで使い倒せるヘッドホンとしておすすめです。音楽の再生環境にはこだわりたいという方はとにかくぜひ一度は聴いてみて欲しいと思います。

 

【CES 2018】10万円超は当たり前! 人気オーディオメーカーの最高級モデルが続々登場

アメリカのラスベガスでは、世界最大のエレクトロニクスショー「CES」が開催されています。今年のイベントはAIアシスタントの話題で持ちきりですが、ポータブルオーディオも負けていません。ゼンハイザーやAKGのフラグシップモデルなど、ハイエンド系の注目製品を一気にご紹介していきましょう。

 

ゼンハイザー 密閉型のフラグシップモデル「HD 820」

2009年に発売されたゼンハイザーのフラグシップヘッドホン「HD 800」は、いまは珍しくなくなった10万円を超える“高級ヘッドホン”の先駆者であり、レジェンド的なモデル。2016年には本機のエンハンスモデルである「HD 800 S」が発売され、2018年には本機のドライバーユニットをベースにした、密閉型フラグシップモデルの「HD 820」が登場します。アメリカの販売価格は2399.95ドル(約26万円)になります。アメリカでの発売時期は初夏ぐらいになる見込みです。

↑ゼンハイザーの密閉型フラグシップヘッドホン「HD 820」↑ゼンハイザーの密閉型フラグシップヘッドホン「HD 820」

 

HD 800 Sのサウンドをそのまま密閉型にしたというヘッドホンは、ハウジングに強化ガラスをカーブさせたカバーを採用。イヤーカップ内部の音の響きをコントロールしています。ブースで実機を試聴してみたところ、高解像で力強く開放的なサウンドを楽しむことができました。聴感上のバランスがフラットでありながら、すべての帯域の音が鮮やかに聴こえてきます。ゼンハイザーの担当者によれば、音質はまだ最終段階まで仕上がっていないとのこと。発売される頃にはどんなスゴい音が聴けるのでしょうか。とても楽しみです。

↑内側に向かって緩やかにカーブしたガラスカバーを採用している↑内側に向かって緩やかにカーブしたガラスカバーを採用している

 

AKGから最上位Nシリーズのフラグシップイヤホン「N5005」

AKGが現在展開するラインナップの中でも最上位ラインのNシリーズに、トップエンドのイヤホン「N5005」が発表されました。アメリカでの販売価格は999.95ドル。ハーマンインターナショナルの担当者に日本国内での展開を尋ねたところ、発売時期は3月頃、価格は10万円前後で検討しているそうです。なお本機が発売された後も、現在のフラグシップである「K3003」は販売を継続します。

↑AKGのフラグシップイヤホン「K5005」↑AKGのフラグシップイヤホン「K5005」

 

9.2mmのダイナミック型とクアッドBA型という4ウェイ・5ドライバー構成。5つもドライバーが入っているのにハウジングがとても小さく、ふだんはN30を愛用している筆者が身に着けてみても違和感を感じないほど装着感は良好でした。ブラッククロームの仕上げもスタイリッシュ。

 

サウンドは現在最上位の「N40」の華やかな中高域の雰囲気をそのままに、透明度の高い中低域を厚み、クオリティともに一段とリッチにしたような感覚です。ボーカルの鮮明な定位と立体感に圧倒されました。

↑持参したAK70 MkIIでN5005のサウンドをチェックした↑持参したAK70 MkIIでN5005のサウンドをチェックした

 

試聴の機会が限られていたので、N40やN30にも搭載されているアコースティックチューニングフィルターは「リファレンスサウンド」で聴いていますが、フィルターはN40よりもさらに1種類多い「Bass Boost/Reference Sound/Semi-High Boost/High Boost」の4種類を同梱しています。

↑ノズルの先端に取り付けるフィルターは4種類を同梱↑ノズルの先端に取り付けるフィルターは4種類を同梱

 

3.5mmアンバランス端子のほか、2.5mmバランス端子のリケーブルを同梱。本体側はMMCX。本機をワイヤレスイヤホンとしても楽しめるようにBluetooth対応のドングルケーブルも付いてきます。ワイヤレス再生は最長8時間対応。キャリングケースや多種イヤーチップも同梱されてきます。豊富な同梱品と音楽再生の実力を考えれば、プレミアムグレードのイヤホンのなかではかなりコストパフォーマンスの高さが感じられるイヤホンです。

↑2.5mmバランスイヤホンケーブルとBluetoothリスニング用のケーブルが付属する↑2.5mmバランスイヤホンケーブルとBluetoothリスニング用のケーブルが付属する

 

ユーザーに合わせてカスタマイズできるベイヤーのテスラヘッドホン

ベイヤーダイナミックは独自の高磁力テスラドライバーを搭載したハイレゾヘッドホン「AMIRON HOME」のワイヤレスバージョン、「AMIRON WIRELESS」の試作機をCESに展示しました。ベイヤーダイナミックの担当者は「まだコンセプト段階の製品なので価格や発売時期は未定」と語っていましたが、かなり最終製品に近いレベルまで作り込まれていました。

↑ベイヤーダイナミックの「AMIRON WIRELESS」↑ベイヤーダイナミックの「AMIRON WIRELESS」

 

ワイヤレスオーディオのコーデックはハイレゾグレードのaptX HDや、低遅延なaptX LL、iOSデバイスとの組み合わせに最適なAACをサポートしています。同担当者によれば「ピュアオーディオのリスニングだけでなく、様々なホームエンターテインメントをこれ1本で楽しめるようにしたかった」ため、様々なコーデックに対応したのだといいます。なおケーブルによる有線リスニングはハイレゾ対応です。

 

会場でiPhoneにワイヤレスでつなぎ、つないでラテンジャズの楽曲を聴くことができました。抜けが良く立体的な空間、シャープな音像の再現力に、さすがテスラドライバーならではの余裕が感じられます。右側のイヤーカップがタッチセンサーリモコンになっていて、音楽再生やハンズフリー通話のコントロールも快適。日本で発売されたテスラドライバー搭載ヘッドホン「AVENTHO WIRELESS」も対応しているスマホアプリ「MIY(Make it yours)」を使って、ヘッドホンによる音の聴こえ方をユーザーの聴覚に合わせてパーソナライズすることも可能です。

↑イヤーカップの外側がタッチセンサーリモコンになっている↑イヤーカップの外側がタッチセンサーリモコンになっている

 

B&Oのノイキャン+ワイヤレスヘッドホンがアップデート

北欧デンマークのオーディオブランド、B&Oのヘッドホンのフラグシップモデルが最新モデルにアップデートされました。なお、ブランドの名前もB&O PLAYから、ホームオーディオ製品と徐々に統一しながら元のルーツである「B&O」へ切り替わるそうです。

 

現行のフラグシップモデルからアラウンドイヤーの「H9」は「H9i」に、オンイヤーの「H8」が「H8i」に生まれ変わります。「i」のアルファベットには「individual(個性)」などの意味が込められているそうです。本体色はブラックとナチュラルの2種類。H9iが499ドル(約5万5000円)、H8iが399ドル(約4万4000円)になります。日本での発売も来月頃に実現しそうです。

↑B&OのH9i↑B&OのH9i

 

↑オンイヤータイプのH8i↑オンイヤータイプのH8i

 

デザインはディティールをブラッシュアップして、イヤーカップをスリムに、ハウジングの外形を少しだけ大きくしています。イヤーカップの内側の容積にゆとりを持たせて密閉性も高めました。

 

H8に搭載されていたタッチパネルコントローラーはH8iではボタンタイプのリモコンに変更され、機能をオンにすると一時的に再生中の音楽をストップして外の音を取り込む「トランスペアレンシーモード」が追加されています。

 

H9iは前機種と同じようにタッチパネルコントローラーを設けています。充電式のバッテリーパックを着脱できるようにしています。またイヤーパッドも着脱交換ができるので、経年劣化にも強く、長く愛用できるヘッドホンです。

 

本体にはノイキャン用に2つ、クリアなハンズフリー通話用に2つのマイクを乗せています。CESの会場で試聴してみたところ、ノイズキャンセリング機能は周囲に大きな音で鳴っている音楽も聞こえなくなるほどの効果。サウンドはH8/H9のナチュラルバランスから、やや中低域の力強さを加えてメリハリの効いた音に仕上げているようでした。

 

ヘッドホンのほかにも、現在国内でも販売好調の完全ワイヤレスイヤホン「E8」の限定カラーバリエーションモデルが展示されていました。価格や発売時期は未定ですが、アパレルやインテリア系のショップなど通常とは異なる販路で展開されるそうです。オールブラック、オールホワイトの艶やかな色合いが物欲を刺激します。

↑E8のオールブラック↑E8のオールブラック

 

↑こちらはオールホワイト↑こちらはオールホワイト

 

ほかにもJBLからは、最上位シリーズの「EVEREST」にGoogleアシスタントを搭載するワイヤレスヘッドホンとイヤホンが発売されます。ラインナップはヘッドホンがアラウンドイヤーの「JBL EVEREST 710GA」とオンイヤーの「JBL EVEREST 310GA」。イヤホンが「JBL EVEREST 110GA」になります。ヘッドホンは右側イヤーカップの表側にセンサーが内蔵されていて、手を触れた状態で音声コマンドを入力すると答えを返してくれます。

↑JBLがGoogleアシスタント搭載ヘッドホンとイヤホンを3機種発売↑JBLがGoogleアシスタント搭載ヘッドホンとイヤホンを3機種発売

 

JBLのほかにもソニーが発売中のヘッドホン・イヤホン「1000X」シリーズがソフトウェアのアップデートによってGoogleアシスタント機能を内蔵することも発表されています。今年は同様にAIアシスタント対応のポータブルオーディオが一気に増えそうです。

↑ソニーも現行のWM-1000XM2、WI-1000X、WF-1000XがGoogleアシスタント対応になる↑ソニーも現行のWM-1000XM2、WI-1000X、WF-1000XがGoogleアシスタント対応になる

 

初代王者に輝いたのはあの国民的アイテム! ポタフェス初の年間アワード「ポタ-1グランプリ 2017」が大賞発表

2017年12月16・17日に東京、秋葉原にあるベルサール秋葉原で開催されたイベント「ポタフェス」にて、ポータブルオーディオの年間アワードを決める「ポタ-1グランプリ」の結果発表が行われました。

20171218-i01 (17)

 

このポタ-1グランプリは、Getnaviとe☆イヤホンが協力して開催するポータブルオーディオアイテムのナンバーワンを決めるアワードです。グランプリや各部門賞は、読者の投票によって決定します。

 

各部門賞は下記の通りになります。

携帯プレイヤー部門(5万円以下/5~10万円/10万円以上)

ワイヤードヘッドホン部門(1万円未満/1~5万円/5万円以上)

ワイヤレスヘッドホン部門(2万円未満/2万円以上)

ワイヤードイヤホン部門(1万円未満/1~3万円/3万円以上)

ワイヤレスイヤホン部門(1万5000円未満/1万5000円以上/スポーツタイプ/完全ワイヤレス)

ワイヤレススピーカー部門(2万円未満/2万円以上)

 

発表会のMCとして、声優の礒部花凛(いそべかりん)さんが登場。ゲットナビ編集部のオーディオ担当・川内さんと2人で司会進行をしていました。

↑礒部花凛さん↑声優の礒部花凛さん

 

また、残念ながら会場にはいらっしゃいませんでしたが、今回のアワードでスペシャル審査員長を務めた声優の花澤香菜さんがビデオメッセージで登場。会場地下1階のポタ-1グランプリブースでは、受賞製品の展示・試聴が可能となっていたのですが、そこでは花澤香菜さんの来年2月7日発売の新曲「春に愛されるひとに わたしはなりたい」が試聴曲として用意されていました。ファンにはうれしいサプライズですね。

20171218-i01 (25)

 

アワードの大きな分類は6部門で、それぞれに価格帯でわけた全17カテゴリーで表彰します。すべての部門、カテゴリーにおいて、総合投票数がトップだった製品に大賞が授与されます。ノミネートされた製品は審査委員会が2017年に注目を集めた82点を厳選。投票は2017年10月24日~11月30日のあいだにインターネットにて行われました。

 

それでは、各部門の受賞モデルを見ていきましょう。

携帯プレイヤー部門

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

携帯プレーヤー部門では、5万円未満部門 ソニー「ウォークマン NW-A40」、5~10万円部門 ソニー「ウォークマン NW-ZX300」、10万円以上部門 ソニー「ウォークマン NW-WN1Z」と、すべてのカテゴリーでウォークマンが受賞! 審査員を務めたAVライターの野村ケンジさんによると「読者投票なので、どうしても数量が動いている製品に投票が集まりがちになってしまうので、この結果につながったのではないでしょうか。でも、3モデルとも人気だけでなく、相応の実力を持っているので、妥当な結果でしょう」とのことでした。

20171218-i01 (19)↑野村ケンジさん

 

ワイヤードヘッドホン部門

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ワイヤードヘッドホンはトラディショナルな部門でもあるので、かなり熟練された意見が反映されています。1万円未満部門はAKG「K72」、1~5万円部門はゼンハイザー「HD 600」、5万円以上部門はデノン「AH-D7200」と、オーディオファンに人気の高い古参ブランドの製品が並びました。

 

「1万円以下でK72が入るのは面白い。ちゃんと聴いて投票したというのがわかります。HD 600は昔から変わっていないのですが、今回の復刻にあたりハイレゾマークが付きました。性能アップしたのではなく、ハイレゾマークがなかった以前から、相応の性能を持っていたということですね」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤレスヘッドホン部門

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここ数年で需要が高まっているワイヤレスヘッドホン。2カテゴリーで選ぶには、数が多いのでは? と思うほど拡大している部門です。2万円未満部門はオーディオテクニカ「ATH-AR3BT」、2万円以上部門はソニー「WH-1000XM2」が受賞。「どちらの製品もしっかりとした音作りをしてきたモデルが受賞しましたね。WH-1000XM2はaptX-HDにも対応し、使い勝手が良くなりました」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤードイヤホン

20171218-i01 (31)

もっともユーザー数が多く、販売数も多い激戦区です。それだけにカテゴリーごとの結果も僅差となりました。1万円未満部門はJVC「SOLIDEGE HA-FD7」、1~3万円部門はデノン「AH-C820」、3万円以上部門はオーディオテクニカ「ATH-LS400」となっています。「FD7が選ばれたことに関しては、さすが皆さんよく聴きこんでいますね。それが結果に表れています。C820は完成度が高い製品ですし、LS400は圧倒的なアップグレードをし、丁寧な作り込みが結果につながっています」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤレスイヤホン部門

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ワイヤレスイヤホン部門は、1万5000円未満部門がオーディオテクニカ「ATH-CKR55BT」、1万5000円以上部門がソニー「WI-1000X」となりました。「55BTは奔放な感じでBluetoothイヤホンとしては面白いです。1000XはソニーのBluetoothイヤホンの集大成といえるモデル。音がいいですし、NFCで簡単に接続できる利便性も兼ね備えています」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤレスイヤホンのなかでも、今年注目度が急上昇したのが「スポーツイヤホン」と「完全ワイヤレス」のカテゴリーです。スポーツタイプ部門はボーズ「SoundSport wireless headphones」、完全ワイヤレス部門はソニー「WF-1000X」が選ばれました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「SoundSport wireless headphonesは、ワイヤレスが得意なボーズらしい製品。1000Xは音作りにこだわりを感じます。現状の完全ワイヤレスで最大の弱点といわれる音切れにも比較的強いところもポイント。混んでいる電車の中はさすがに音切れすることもありますが、完全ワイヤレスの現状ではしかたないところ」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤレススピーカー

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ワイヤレススピーカーでは、2万円未満部門でボーズ「SoundLink Micro Bluetooth speaker」が、2万円以上部門でソニー「SRS-XB40」が受賞しました。Bluetoothスピーカー市場は、ソニーとボーズが2強の様相を呈しており、それがそのままの結果に表れた印象。「この分野はソニーが絶対王者的に君臨してきていましたが、ボーズが巻き返してきた印象です。SoundLink Microは、サイズが小さめなのに広い空間でも十分に楽しめます」(野村ケンジ氏)

 

ミニライブや審査員特別賞の発表など盛りだくさん

すべての部門賞が発表されたあとは、いよいよ大賞の発表となりますが、その前に特別ライブとして、今回のポタフェスでイメージキャラクターを務めた歌手の上野優華さんによるミニライブが披露されました。1曲目は「Dear Friend」を熱唱。2曲目は来年1月17日に発売される発売される2ndフルアルバム「U to You」から、Mr.Childrenの「しるし」をカバーした「しるし-cover-」を披露してくれました。

 

後半の部では、野村ケンジさんをはじめ、AVライターの山本 敦さん、Stereo Sound ONLINE編集部 草野晃輔さん、某媒体編集部のこばQさん、e☆イヤホン秋葉原店店長ゆーきゃんさんらが選んだ審査員特別賞が発表されました。

 

この審査員特別賞に選ばれたアイテムは全部で8つ。オーディオテクニカ「ATH-ADX5000」、Astell&Kern「AK70 MkII」、オンキヨー「GRANBEAT」、ソニー「WH-1000XM2」、ULTRASONE「Signature XDP」、GLIDiC「Sound Air TW-5000」、JVC「SOLIDEGE 01 inner」、パイオニア「RAYZ Plus」と、いずれも優れた音質や個性を有した製品が選ばれました。

20171218-i01 (29)↑審査員特別賞の選定理由は、トークセッションで各審査員から語られていました

 

そして、いよいよ大賞の発表です。記念すべき第1回のポタ-1グランプリ大賞は、ソニーの「ウォークマン NW-A40シリーズ」が見事獲得しました!

20171218-i01 (22)

 

檀上には、開発に携わったソニービデオ&サウンドプロダクツの上村秀行さんと辻 万葉(つじ まよ)が登場。野村編集長からトロフィーが授与されました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑ソニービデオ&サウンドプロダクツの上村秀行さん(右)

 

ソニーのオーディオ事業を担うソニービデオ&サウンドプロダクツに所属する上村秀行さんは、「軽さやバッテリー駆動時間も重要ですけど、やはりウォークマンとして音質が重要。この薄型軽量サイズで音質を良くすることを検討し、結果が残せたのが大賞をいただけた要因なのかもしれません」とコメント。

20171218-i01 (23)↑ソニービデオ&サウンドプロダクツに所属する上村秀行さん

 

辻 万葉さんは、「A40はA30のブラシュアップの位置づけですが、新しいこともたくさんやっています。どうやったらウォークマンを好きになってもらえるか、触ってもらえるかを考えて作っています」と、企画開発ならではのコメントを語ってくれました。

20171218-i01 (24)↑ソニービデオ&サウンドプロダクツの辻 万葉さん

 

最後に、審査員と上野優華さんによるトークセッションがあり、審査員特別賞の選定理由や2017年のトレンドの振り返り、2018年のトレンド予想などについて語られました。

20171218-i01 (26)↑左から山本 敦さん、草野晃輔さん、上野優華さん、ゆーきゃんさん、野村ケンジさん、こばQさん

 

ステージ終了後、各部門賞、審査員特別賞、大賞を受賞したモデルは、ポタフェス会場地下1階の展示ブースにて試聴することができました。どれも読者や審査員のお墨付きのモデルなだけに、たくさんのオーディオファンが詰めかけて大盛況だった様子。花澤香菜さんの新曲も聴けるということで、たくさんの人がブースを訪れていました。

DSC_0279↑ポタ-1グランプリブースの様子

 

イベントは2時間の長丁場でしたが、気がついたら終わっていたという濃い内容でした。

 

各部門、大賞を受賞したメーカーのみなさま、おめでとうございます!

“冬ラン”は音楽と一緒に! 走ってもずり落ちないワイヤレスイヤホン5選

冬になると寒さが厳しくて外に出るのが億劫になりがちですが、最近では冬に走って汗を流す“冬ラン”が流行っているそうです。なかには音楽を聴きながらランニングを楽しんでいる人も。そこで今回は、走ってもずり落ちないワイヤレスイヤホン5機種を紹介。運動に適したワイヤレスタイプで、快適な“ランニングライフ”を過ごしてみては?

 

軽量でつけ心地抜群の“完全ワイヤレスインイヤーヘッドホン”

20171117reese_1
画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

Bose

SoundSport Free wireless headphones

楽天市場実売価格 2万9160円

Bose初の完全ワイヤレスインイヤーヘッドホン「SoundSport Free wireless headphones」は、軽量で快適なつけ心地と外れにくさを実現。ケーブルを排除した“完全ワイヤレス”なので、ランニングなど体を動かす際にぴったりのヘッドホンです。またオープンポートに撥水性のあるメッシュ素材を採用しているため、水滴の侵入を防いでくれる「防滴仕様」に。雨や汗を気にせずに使用できるので、天候に左右されることなく屋外で運動できます。

<注目ポイント>

・Bose初の完全ワイヤレスインイヤーヘッドホン

・雨や汗から守ってくれる“防滴仕様”

・最大5時間の連続再生が可能

同商品は、音質向上のためのデジタル信号処理や、安定したBluetooth接続ができるアンテナの位置など、細部にまでこだわって開発。ポケットやバッグにスマートフォンを入れていても音割れやノイズがないため、安定したサウンドをいつでも楽しめます。本体を保護する付属のケースはヘッドホンを充電する機能があるので、万が一外出先で電池が切れても安心。

 

まるで羽根のような軽さ! わずか24gの薄型軽量フォルム

20171117reese_2
画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

Skullcandy

INK’D WIRELESS

楽天市場実売価格 5360円

Skullcandyの「INK’D WIRELESS」は、控えめなデザインを採用した重さわずか24gのワイヤレスイヤホンです。薄型の軽量フォルムに設計されており、装着感も抜群の心地よさ。高音質はもちろん、騒音もしっかりと遮断してくれるので豊かな音響を楽しむことができます。

<注目ポイント>

・重さわずか24gのワイヤレスイヤホン

・収納がスムーズ! 3分の1まで折りたためる

・通話マイク内蔵でハンズフリー通話も可能

Bluetooth機能が内蔵されているので、10メートル以内ならコードいらず。携帯電話に触れなくてもすべての操作が可能です。またポケットや鞄に素早く簡単に収納できるように、首かけ部分は柔らかい素材を採用。元の大きさの3分の1まで折りたためるので、かさばることもありませんよ。

 

耳から外れる心配なし! 激しい運動にぴったりのイヤホン

20171117reese_3
画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

Anker

SoundBuds Sport NB10

楽天市場実売価格 3348円

耳からイヤホンが外れる要素を徹底的になくした「SoundBuds Sport NB10」。しなやかなオーバーイヤー型のフックと自然なつけ心地のイヤーチップ、調節可能なフィットクリップを組み合わせたことにより、激しい運動をしても外れないイヤホンを実現しています。

<注目ポイント>

・耳から外れる心配をなくした“オーバーイヤー型フック”

・雨の中でも影響がでない2重の防水性能

・12mmのオーディオドライバーが実現したクリアでパワフルな音質

12mmのオーディオドライバーのクリアでパワフルな音質がイチオシのポイント。“IPX5防水規格”対応の外装と内部のナノコーティングの2層の防水性能が備わっているので、雨の中でも使えます。「Bluetooth 4.1」に対応しており、簡単にペアリングが可能。またiPhoneやiPadとペアリングすると、画面にバッテリー残量が表示されるので一目で現状を確認できます。

 

スポーツシーンにぴったりな軽量イヤホン

20171117reese_4
画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

JPRiDE

JPA1 Mk-II

楽天市場実売価格 4520円

JPRiDEの“落ちないシリーズ”の中でも、圧倒的な軽量感と進化した装着感を誇る「JPA1 Mk-II」。重さはシリーズ最軽量の12.7gで、スポーツシーンには最適な軽さです。音質にもこだわっており、高音質・低遅延の「aptXコーデック」を取り入れて“別次元の高音質”を実現。

<注目ポイント>

・圧倒的な軽量感と進化した装着感

・別次元の高音質を実現した「aptXコーデック」

・大幅に改善された音漏れ対策

イヤホンの内部に特殊なタイピング材を使用しているため、細かい音まで逃さず臨場感のある音楽が楽しめます。全て最先端のメーカー部品を使用しているので、安定したパフォーマンスを発揮。また「防塵等級6」や「防水等級4」の認証をクリアした、“防塵防水性能”が備わっているのも嬉しいポイントです。

 

史上最小クラスのBluetoothレシーバー

20171117reese_5
画像クリックで楽天市場内の製品一覧ページに移動できます

エレコム

LBT-PAR01AV

楽天市場実売価格 2462円

スマートフォンやタブレットをワイヤレスで接続して、好きなイヤホン・ヘッドホンで音楽が聴ける「LBT-PAR01AV」。ボタン1つで操作可能な“ワンスライドスイッチ”のため、初めてでも簡単にワイヤレス接続できる安心快適モデルです。サイズも2.8cmとコンパクトで、重さは約10gと史上最小クラスの超小型デザイン。

<注目ポイント>

・好きなヘッドホンで音楽が聴けるBluetoothレシーバー

・コンパクトサイズの超小型デザイン

・胸ポケットにつけられる高耐久メタルクリップ

カラーバリエーションも豊富で、「ブラック」や「ブルー」、「コーラルピンク」など計5色を揃えています。また、コンパクトサイズながら連続再生時間は最大約6時間。本体の裏にある高耐久メタルクリップを使えば、胸ポケットなどにつけられますよ。

 

協力:楽天市場

最新ポータブルオーディオが勢ぞろい! 「秋のヘッドフォン祭 2017 」の注目ブース6選

11月3日(金)~4日(土)の2日間にわたって、東京・中野の中野サンプラザにおいて、フジヤエービック主催のオーディオイベント「秋のヘッドフォン祭 2017 」が開催されました。国内外のポータブルオーディオメーカーが一堂に会し、各社の最新モデルをいち早く試聴できるほか、普段使っている自分のアイテムでも試すことが可能となっており、オーディオ好きならぜひ足を運びたい内容となっています。今回は、会場で見つけた気になるアイテムをピックアップして紹介します。

 

貴重な製品が大量に出展されたアユートブース

Astell & KernやMaster & Dynamicなどのブランドを展開するアユートブースでは、先日発売されたばかりの「AK70 MkII」と劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」とのコラボモデル「AK70 MkII 劇場版 Fate/stay night [HF]」の実機が展示されていました。

20171106-i01 (2)↑AK70 MkII 劇場版 Fate/stay night [HF]

 

こちらは作品の世界観をイメージしたパープルカラーのボディに、描き下ろしのイラストをレーザーマーキングした背面デザインと、ロゴ入りケース、パッケージが付属する1500台限定モデル。作品に登場する3人のキャラクター間桐桜(CV:下屋則子)、セイバー(CV:川澄綾子)、遠坂凛(CV:植田佳奈)の録り下ろしスペシャルボイスメッセージをハイレゾでプリインストールしている、ファン必携のアイテムとなっています。

20171106-i01 (3)↑ロゴ入りのケースとパッケージも展示

 

また、Astell&Kernブランド創立5周年を記念した「AK70MKII 5th Anniversary」も展示。背面に赤いパネルを装着し、5周年の記念ロゴ配したデザインが特徴です。こちらは現在のところ国内販売の予定はないとのこと。

20171106-i01 (1)↑AK70MKII 5th Anniversary

 

このほか、IFA2017に参考出展された、Astell&Kern初のデスクトップ用DAC搭載ヘッドホンアンプ「ACRO L1000」やJHオーディオとのコラボイヤホン「Michelle Limited」、Master & Dynamic初のワイヤレススピーカー「MA770」など多くの新製品を実際に試すことができるとあって、同社のブースには人だかりができていました。

20171106-i01 (4)↑参考出展された「ACRO L1000」。巨大なボリュームノブが印象的

 

↑Master & Dynamic初のワイヤレススピーカー「MA770」↑Master & Dynamic初のワイヤレススピーカー「MA770」。コンクリートを使っており、重さはなんと20kg超とのこと

 

大ヒットイヤホンの進化版にファンが殺到

ゼンハイザーブースには、新しいフラッグシップイヤホン「IE 800 S」の試聴機が用意され、発売前の実機を聴こうと長い行列ができていました。このIE 800 Sは、大ヒットとなった前モデル「IE 800」の進化版で、独自開発された「エクストラワイドバンド(XWB)ドライバー」を搭載し、とにかく小型で軽く、快適に装着できるのに、そのコンパクトボディから想像できない豊かなサウンドを鳴らすギャップが魅力。

20171106-i01 (9)

 

標準で2.5mmバランス、4.4mmバランス、3.5mmアンバランスの3本のケーブルが付属し、オーディオプレーヤーに合わせてケーブルを交換して楽しむことができます。また、Complyの低反発イヤーピースも付属するので、好みに応じてフィット感を選べる点もポイント。発売は11月中旬で、実売予想価格は12万円前後とのこと。

20171106-i01 (10)

 

24万円の高級ヘッドホンが目玉のオーテクブース

オーディオテクニカブースでは、目玉として先日発表された同社開放型ヘッドホンのフラッグシップとなる「ATH-ADX5000」の試聴コーナーが設けられていました。こちらは先着順での事前予約制。発売前の高級モデルが聴けるとあって申し込みが殺到しており、午後イチ時点で夕方まですでに予約でいっぱい。注目の高さがうかがい知れます。

20171106-i01 (8)↑ATH-ADX5000(実売予想価格24万円前後/11月10日発売)

 

発売前のDAPに注目が集まったオンキヨーパイオニアブース

オンキヨーパイオニアブースの注目は、小型のポータブルオーディオプレーヤー「rubato」の新モデル「DP-S1A」。12月中旬発売予定ですが、実機が展示され実際に試聴も可能となっていました。パーツや内部設計を見直し、前モデルから音質を強化したモデルだけに、ブースを訪れたオーディオファンのみなさんも真剣な表情でサウンドをチェックしていました。

20171106-i01 (11)↑オンキヨーのDAP「rubato DP-S1A」

 

マニア心をくすぐるギミック搭載のイヤホンも

JVCケンウッドブースでは、ヘッドホン祭の直前に発表されたハイレゾ対応イヤホン「SOLIDEGE 01 inner」や、木製ハウジング・振動板を採用する「WOOD 01 inner」の試聴が可能に。SOLIDEGE 01 innerは、異なる金属素材でできたノズルを交換することで、響きの違いが味わえるというギミックがマニア心をくすぐるイヤホン。こちらも試聴席前には長蛇の列ができていました。

20171106-i01 (12)

 

↑SOLIDEGE 01 innerのノズル交換詳細↑SOLIDEGE 01 innerは付属する3種類のノズルを交換することで音質を変えられる仕掛け

 

ロングセラー機を最新技術でリニューアル

パナソニックブースには、約11年前に発売されて以来ロングセラーとなっているヘッドホン「RP-HTX7」を最新技術で刷新した、ワイヤレスヘッドホン「RP-HTX80B」と有線タイプの「RP-HTX70」が展示されていました。軽量で快適な装着感はそのままに、現代のサウンドに合わせてリニューアルされた音質が特徴で、特にワイヤレスタイプはとにかく軽くて付けているのを忘れてしまいそうなほど。11月21日から発売されるとのことですので、ぜひ店頭で見つけたら試聴してみて下さい。

20171106-i01 (6)↑「RP-HTX80B」

 

20171106-i01 (7)↑左がオリジナルの「RP-HTX7」、右が「RP-HTX80B」。形状は大きく変わりませんが、質感はマットに

 

このほかにもまだまだたくさんの注目アイテムが展示されていた今回の「ヘッドフォン祭」。新製品の展示以外にも、この日限りの特価製品が用意されるセールコーナーも開設されており、開場前から行列ができるほどの盛況ぶりでした。次回は2018年春の開催予定ですので、ぜひ足を運んでみて下さい。