低糖質パンが作れる最新「ヘルシー・ホームベーカリー」3選を家電のプロがレビュー

FYTTE × GetNavi webが開催している「カラダ、ココロ、整う」プロジェクトは、コロナ禍になり、運動やエクササイズのあり方、栄養管理のあり方が大きく変わった新しい時代の「カラダとココロの整え方」を模索していくプロジェクトです。

 

本シリーズでは、9月までの12回、 カラダとココロに効く最新プロダクトをプロたちが解説。今回のテーマは、低糖質なパンや健康に良い発酵食品などが手軽に作れる「ホームベーカリー」を紹介します。家電のプロが実際に使用して、3項目をチェックした結果とともに見ていきましょう!

 

「カラダ、ココロ、整うプロジェクト」は7月〜9月まで毎週4本のヘルスケアやエクササイズにまつわる情報を集中的に配信中。無料の会員登録でプレゼントやモニター情報が届く特典も

 

【その1】

糖質を約87%カットしたブランパンが自宅で焼ける

ツインバード

Take bran!ブランパンメーカー BM-EF36W

実売価格1万2150円(税込)

低糖質のブランパンが焼けるホームベーカリー。小麦の外皮である「ふすま」(ブラン)を主原料とした特別なパンミックスで作るので、一般的な食パンと比べて糖質が約87%カットできます。1斤と1.5斤の2サイズ(ブランパンは1斤のみ)に対応。通常の食パンやもち、焼きいも、甘酒も作れる18種類のメニューも搭載します。最大15時間、10分単位で設定可能なタイマー付。付属のレシピブックには、2週間分の低糖質ブランパンのアレンジレシピを掲載しています。

SPEC●サイズ/質量(約):約W240×D350×H280mm/4.2kg●消費電力:450W●容量:食パンの場合 1.5斤 / 1斤●タイマー:15 時間(焼き上がりまで )

 

家電ライター 田中真紀子さんがチェック!

【機能】

専用のパンミックスで大幅な糖質カットが可能

ツインバードは低糖質ブームをいち早くキャッチし、低糖質なブランパンが自宅で焼ける専用コースを搭載したモデルを開発。鳥越製粉と共同開発したオリジナルの低糖質ブランパンミックスを使用することで、一般の食パンに含まれる糖質量を87%もカットしてくれます。ほかにも栄養価の高い全粒粉を使用した全粒粉パンメニュー、野菜ペーストを混ぜ込んで焼き上げるヘルシーなパンのレシピも用意しています。

↑焼きたてのブランパンが食べられます

 

【低糖質パンの味・食感】

ブランパンはもっちり食感で、口当たりは滑らか

ブランパンの練り工程を見たところ、生地の粘り気が強く、焼き上がりもフワッというよりもっちり練り上げた印象。とはいえ、中身自体はしっかり膨らんでいます。食パンのような伸びはありませんがやわらかく、口当たりも滑らか。ただ、半分ぐらい食べると、やはりブラン独特のボソボソした食感が気になってきます。ただし、そのぶんサンドイッチとの相性抜群! 見た目がおしゃれだし、具材とのなじみもよく、罪悪感なくたっぷり食べられます。

↑ブランパンはもっちりやわらか

 

↑サンドイッチにするとおしゃれ!

 

【収納・設置しやすさ】

奥行があるので設置スペースに注意

本体サイズは幅240×奥行き350×高さ280mm。高さを抑えているため、圧迫感はない一方、奥行きがあるので、ほかのモデルに比べると設置スペースが取られます。すっきりした白いカラーで、デザインは至ってシンプルな印象です。

 

【まとめのひとこと】

本気で糖質オフライフを始めたい人に

ダイエット中で糖質制限をしている人にとって、糖質87%カットのパンはかなり魅力的!  市販のブランパンと同様、少々食べにくい部分はありますが、サンドイッチにしたり、チーズをかけてトーストしたり、カレーをつけたりと、いろいろ工夫することで美味しく続けられると思います。本気で糖質オフライフを始めたい人におすすめです!

 

【その2】

低糖質パンのほか、マルコメ監修の⽢酒メニューも作れる

シロカ

おうちベーカリー SB-1D151

実売価格1万1760円(税込)

本体にはパンから乳製品までの20のプリセットメニューを搭載し、付属のオリジナルレシピブックには充実の103レシピを収録。ふわふわの生地とほんのりとしたやさしい甘さの生食パンもカンタンに作れます。160年以上の歴史を持つみそメーカー・マルコメが監修した⽶糀(こめこうじ)⽢酒が作れるのも大きなメリット。さらに塩糀・しょうゆ糀や、糖質オフの⼤⾖粉パンやブランパンなど、健康に配慮したレシピも豊富です。業界最小クラスのコンパクトサイズも特徴。

SPEC●サイズ/質量(約):約W232×D295×H253mm/3.6㎏(パンケース含む)●消費電力:500W●容量:1斤●タイマー:13 時間まで

 

家電ライター 田中真紀子さんがチェック!

【機能】

食感が異なる甘酒が作れる

おいしさだけでなく「健康」をキーワードとしているだけあって、大豆粉パンやブランを使った「糖質オフパン」が楽しめます。近年は甘酒が健康に良いと話題ですが、発酵のプロであるマルコメが監修した甘酒メニューは、食感が異なる「さらさら甘酒」「つぶつぶ甘酒」の2種類から選べるのもうれしい点。さらに全粒粉パン、米粉パン(グルテンなし)など20の豊富なメニューを搭載しています。

↑マルコメが監修した甘酒のメニューを搭載。甘酒には腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖、お肌に良いとされるビタミンB群を豊富に含んでいます

 

【低糖質パンの味・食感】

糖質76%オフの食パンは続けられそうな味

レシピにある低糖質パンは、「糖質40%オフのブランパン」。強力粉とふすま粉(ブラン)をほぼ同量入れて作るもので、その名の通り糖質40%オフになります。クセはあるものの、いわゆるブランパンより食べやすく、ブランパンは食べにくいと感じている人にはちょうどいい感じ。ただ、材料としてふすま粉、小麦たんぱくを用意する必要があります。

 

一方、今年4月には、日本製粉と共同開発した専用の食パンミックス「毎日おいしい 糖質76%オフ食パンミックス」が発売されました。ドライイーストも同梱されているので、用意するのは水だけととても簡単。こちらはブランを使わず、食パンの原材料である小麦を難消化性でんぷんに大幅に置き換えることで、糖質76%オフを実現したそう。肝心の味はやはり少しパサパサした感じはありますが、「糖質オフでこの味なら続けられそう」という及第点の味でした。

↑糖質76%オフの食パン

 

【収納・設置しやすさ】

かなりコンパクトで設置性ではトップクラス

本体サイズは幅232×奥行295×高さ253mm。「業界最小クラス」をうたうだけあって非常にコンパクトなので、ほかのホームベーカリーが置けなかった場所でもすんなり置けるかも。落ち着いたブラウンのカラーで悪目立ちしないのも魅力です。設置性ではトップクラスといえるでしょう。

 

【まとめのひとこと】

コンパクトかつお手頃価格で初心者にオススメ

コンパクトかつ価格も手頃なので、ホームベーカリーを買おうか迷っている初心者の方におすすめ。糖質オフのパンも、ブランを使ったものとブランを使わない専用ミックスから選べるほか、甘酒もマルコメ監修だけあって美味しいです。もちろんふつうの食パンもおいしく焼けるので、万が一糖質オフパンに飽きてしまっても大丈夫ですよ!

 

【その3】

メニュー数は43種類! 糖質約60%オフのパンも焼ける

パナソニック

ホームベーカリー ビストロ SD-MDX4

実売価格5万1700円(税込)

プロの技法を取り入れ、パン生地を「たたく」「伸ばす」工程を3次元で行う独自の「3D匠ねり」と、室温と庫内の温度を見はり、環境に合わせてプログラムを変える独自の「Wセンシング発酵」を採用。一年中安定した焼き上がりのパンをつくることができます。​また、生食パンづくりに適した「リッチ パン・ド・ミ」メニューを新搭載。「ねり」と「発酵」のプロセスを見直し、しっとりとしたきめ細かくやわらかい食感に焼き上げます。​さらに、「低糖質パン」メニューを新搭載。新たに日清フーズが監修した「低糖質パンミックス SD-LCM10」を使うことで、糖質約60%オフを実現しました。メニュー数は43種類と豊富。

SPEC●サイズ/質量(約):約W263×D356×H353mm/6.0㎏●消費電力:430W●容量:1斤

 

家電ライター 田中真紀子さんがチェック!

【機能】

ヘルシーなパンのレシピが多彩

同社オーブンレンジなどのブランド名となっている「ビストロ」の名を、初めてホームベーカリーに冠したハイスペックモデルです。プロの技法にならった「3D匠ねり」を新搭載したほか、室温と庫内の温度をはかり、最適なタイミングでイースト投入やプログラムを自動調整することで、一年を通して美味しいパンが焼けるのがウリ。新たに糖質60%オフの「低糖質パン」が焼けるメニューを搭載したほか、ライ麦パン、全粒粉パン、グルテンフリーのアレンジレシピなど、ヘルシーなパンのレシピが多彩です。

 

イースト自動投入機能も便利。気温や予約時間によって発酵が進んでしまうことなく、安定しておいしく焼くことができます。材料を入れるときも、「ドライイーストが濡れないように」と神経を使わなくていいのはうれしいですね。

↑「Wセンシング発酵」とイースト自動投入機能により、いつでも安定した品質のパンが焼けます

 

【収納・設置しやすさ】

スタイリッシュなデザインで出しっぱなしでも気にならない

本体サイズは、幅263×奥行356×高さ353mm。一見スリムに見えますが、実はほかのモデルに比べても意外と大きいです。ただ、カラーがブラックでスタイリッシュなので、収納せずに出しっぱなしにしてもいいでしょう。

 

【まとめのひとこと】

低糖質でも、美味しさにこだわりたい人はぜひ!

これまで「低糖質パンというと原料はブラン」が常識でしたが、本製品の低糖質パンミックスはブランを使わず、小麦粉から糖質成分を抜いたとのこと。この発想は意外でした。そして、そのぶん味も美味しい! しかも本製品の本当のウリ(?)は、生食パンのような味わいの「リッチ・パン・ド・ミ」が焼けるところ。食パンはとことんおいしく焼きたい、低糖質でも美味しさはあきらめたくない。そんなこだわりが強い人にぜひ使ってほしい1台です!

 

 

「カラダ、ココロ、整うプロジェクト」は7月〜9月まで毎週4本のヘルスケアやエクササイズにまつわる情報を集中的に配信中。無料の会員登録でプレゼントやモニター情報が届く特典も

 

とにかくウマい、簡単、楽しい。なのに「本格派」! 土田晃之さんがパナソニックのホームベーカリーを体験してみたら

雑誌版GetNaviで連載「土田晃之の白物家電考察 “ここ”が“ああ”なりゃもっといい!」を持ち、家電好きとして本質を突く分析を連発している土田晃之さん。GetNavi web編集部では今回、パナソニックのホームベーカリーと最新モデル「SD-MDX100」を土田さん目線で解説してもらい、3本の動画にまとめてみました。本記事では動画とともに、その内容をダイジェストでお届けしていきましょう。

 

 

 

【今回取り上げる製品】

ホームベーカリー30周年を迎えて投入した、「パン作り」を無限に広げる最新モデル

↑写真をクリックすると製品サイトにジャンプします

パナソニック SD-MDX100

オープン価格

41種類のオートメニューを用意し、材料を投入するだけで誰でも簡単に焼きたてのおいしいパンが食べられる、パナソニック ホームベーカリーの最新モデル。最上位機種となる本モデルでは、「ねり」「発酵」「焼成」をそれぞれ4段階に設定できるようになりました。一次発酵まではホームベーカリーにお任せして、成形からは自分好みのこだわったパン作りができるのが特徴。また、パン生地も全4種類から選べるため、パンの種類に応じた生地作りもできます。

 

パナソニック ホームベーカリーのサイトはコチラ→http://panasonic.jp/bakery/

 

家族がドハマり! パナソニック ホームベーカリーの美味しさを食レポ

1本目の動画は、土田さんがパン・ド・ミとマーブルパンを食べて、「食レポ」する内容。あまりの美味しさに土田さんのテンションも上がっています! というのも、土田さんはこれまで、ホームベーカリーを「一番いらない家電」と思っていたそう。ところが、今回の取材にあたって事前に試してもらったところ、あまりにも手軽に美味しいパンが焼けることにビックリ! 奥さんをはじめ家族全員がドハマりしたそうです。

それもそのはず。パナソニックのホームベーカリーには、美味しく焼くための独自技術が満載なのです。30年以上もホームベーカリーと向き合ってきた同社ならではのテクノロジーを補足します。

 

【技術解説01】インバーターモーターを搭載し生地を最高の状態にしてくれる

2014年のモデルから搭載された機能が「インバーターモーター」。ねり速度が無段階で自動変更できる内容で、生地の状態に合わせて最適な速度で練ってくれるので、しっかりと材料がまざった、もっちもちの生地を作ってくれます。

 

【技術解説02】2つの温度センサーを搭載し最適プログラムを自動で

パンの焼き上がりを左右するもののひとつが温度。日本には四季があるため季節によって適温が変わります。そうした条件も当たり前のようにクリアしてくるのがパナソニック ホームベーカリーです。室温と庫内に、計2つのセンサーを搭載し、季節や運転時の温度変化を検知。100以上のプログラムから最適なものを選んで自動で調整してくれます。

 

美味しく焼ける秘密はほかにもあります。そのひとつが、イーストを自動投入する「中麺法」を採用する点。グルテンが十分に生成されてからドライイーストを投入するので、一年中安定して美味しいパンを焼き上げることができるのです。もうひとつは本体内部とパンケース。本体内部には熱反射ミラーを搭載し、パンの天面までしっかり焼き上げられます。パンケースは遠赤フッ素式。熱伝導の効率をアップさせることで、パンをしっかりと美味しく焼き上げてくれます。

 

技術解説はここまでにして、土田さんの動画を見れば美味しさは一目瞭然。「ふわっふわ!」「皮も香ばしくて美味しい!」といった感想が飛び出しました。スタッフに薦めるなど、ノリノリで試食していく土田さんが必見です!

 


 

パナソニック ホームベーカリーのサイトはコチラ→http://panasonic.jp/bakery/

 

あまりの手軽さに、「非パン派」の土田さんもパン生活に突入!?

2本目の動画では、パナソニック SD-MDX100を使い、オートメニューの「パン・ド・ミ」を作るする実演動画。パナソニックのホームベーカリーは使い方も簡単で、「パン・ド・ミ」であれば、それぞれの材料と水を入れて、最後にドライイーストを本体上部から入れてメニューをセットしスタートするだけ。約4時間50分もすれば、ふわふわでアツアツの焼き立てパンができ上がります。夜、就寝前までにタイマーセットしておけば、翌朝、パンの香りで目覚めることができて、実に幸せな気分に。

 

なお、パナソニックでは材料が小分けされ、より簡単にパン作りができるパンミックスも販売しています。こちらはパリ発の世界のトップブーランジェリー「メゾンカイザー」がプロデュースしたもので、こちらの味も絶品。もっと手軽に作りたい人はコチラもオススメです。

 

 

土田さんは「簡単にできた!」と驚きつつ、焼きたてのパンを毎日食べられる生活を「贅沢」という表現で説明してくれました。さらに、ホームベーカリーのメリットはほかにも。自ら用意した材料で作るので、何が入っているかがわかって安心なのです。小さなお子さんがいる家庭には特にオススメといえるでしょう。

パナソニック ホームベーカリーのサイトはコチラ→http://panasonic.jp/bakery/

 

街のパン店を心配してしまうほどのクオリティのパンができてしまう!

動画の3本目では、ふだん料理をしないという土田さんがパナソニック ホームベーカリーを使って本格パン作りに挑戦します。最新モデルの「SD-MDX100」では、マニュアル機能を搭載し、「ねり」「発酵」「焼成」を自分好みに設定できるモードがあります。これによって、一次発酵まではホームベーカリーで、そこからは自分で成形してこだわりのオリジナルパンが作れるようになったのです。同時に、様々なパン生地を作れるようになっています。

パン作りというと、発酵やベンチタイムの管理も大変。さらに、テーブルが粉だらけになって汚れてしまうという片づけの問題もありましたが、本機があればお手軽。パン作りを趣味にしたいと考えている人や、子どもと一緒にパン作りを楽しみたいファミリー層にはうってつけの製品になったといえます。三日月形状のクレセントロールを楽しそう作る土田さん。この進化に土田さんは「パンの専門店にとって脅威なのでは?」と心配する部分も。

 

動画の見所は生地のモチモチ感! 料理番組のような雰囲気と併せてお楽しみください。

 

パナソニック ホームベーカリーのサイトはコチラ→http://panasonic.jp/bakery/

 

「ウマくて」「簡単で」「楽しい」、でも「こだわれる度もMAX」。それがパナソニックのホームベーカリー

以上、土田晃之さんの解説によるパナソニックのホームベーカリーをお届けしました。ホームベーカリーは毎年、春から新緑に季節にかけて最も売れる商品です。新しい生活を始めた人、新しい趣味を始めたい人にはピッタリの製品。親子でパン作りしたいなぁとか、少し生活に彩りがほしいなぁという層にも最適です。

 

なお、パナソニックでは多彩なこだわりパンを作れる「“週末ブーランジュリー”100レシピ」を公開しており、何を作ればいいかわからない人でも安心! この春から、ホームベーカリー・ライフを始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

監修/戸井田園子(家電コーディネーター)

スタイリスト/湯浅悦子、阿部沙耶 ヘアメイク/氏川千尋

シャツ/イッカ(株式会社コックス) :https://www.cox-online.co.jp/brand/ikka/

 

提供:パナソニック