酸味と甘みのバランスが絶妙な「山ぶどう」! 濃~い原液や赤ワインでアンチエイジング

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おいしい上に美容にも効果的な食べ物があれば、積極的に食卓に取り入れていきたいですよね。今の時期に収穫の最盛期を迎える「山ぶどう」は、美容や健康に役立つと話題になっているフルーツ。どのようなとり方をすればいいのかチェックしてみましょう。

 

濃厚な味わいの山ぶどう

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10月10日の「あさイチ」(NHK)では、俳優の藤原薫さんが山ぶどうを紹介しました。
山形県鶴岡市の朝日地区は、昔から山ぶどうが多く生産されている土地。
月山を中心に1,000mを超える山々に囲まれているため、強い風を防ぐことができます。

 

さらに、太陽の光を遮るものがないことや寒暖差が大きいことなども手伝い、豊かな味わいを持つ山ぶどうの栽培が可能に。
藤原さんは獲りたての山ぶどうをさっそく1粒食べ、「少し酸味があるけど濃厚な味がします!」とリポートしていました。

 

朝日地区で山ぶどうを育てる農家の方は、山ぶどうをぎゅっと絞って原液をつくり、お酒に入れて飲むこともあるんだそう。
SNSには、「ジャムにするとめっちゃおいしい」「炭酸入れた山ぶどうスカッシュがたまらん」「お菓子やゼリーづくりにも使える」といった声が上がっていて、アレンジ方法はさまざま。
オンラインショップでは1年を通して購入することができるので、気になった人はぜひチェックしてみて。

 

ポリフェノールが豊富な月山ワイン

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山ぶどうは、食用ぶどうよりも多くの「ポリフェノール」を含んでいるぶどう。
「ポリフェノール」には抗酸化作用があり、以前「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京)や「健康カプセル! ゲンキの時間」(TBS系)でも取り上げられたように、若さのキープやアンチエイジングに役立つとされる栄養素です。
種と皮に多く含まれていることから、ぶどうを丸ごと使う赤ワインは「ポリフェノール」を効果的にとれるお酒。
寒いシーズンには電子レンジで温めるホットワインにして飲むのもおすすめです。

 

そして、山ぶどうを原料につくられた赤ワインは、香りがとても良く飲みやすいワイン。
今年の4月にフランスのワインコンクールで金賞を受賞し、世界的にも注目されています。
赤ワインを肉料理やチーズに合わせるのは定番ですが、蕎麦や天ぷらといった和食に組み合わせるのが山形流。
試食した藤原さんも「かなりマイルドに感じます! ホントに合いますね」と感激したよう。

 

また、地元の人が化粧水代わりに使うこともあるのは、山ぶどうの木からとれる「樹液」。
残念ながらまだ商品化はされていないのですが、現地で試した藤原さんからは「サラサラしていてすぐに乾燥が収まります。本当にいいものでした!」との感想が。
ゲストの八嶋智人さんは「樹液にもきっと、抗酸化作用もあるってことですよね」とうなずいていました。

 

酸味と甘みのバランスが絶妙な山ぶどう。
サビない体づくりをするために役立ててみては?

 

 

文/プリマ・ドンナ