PorscheのCarPlayでの車両コントロール機能が進化

カーブランドのPorsche(ポルシェ)は、Apple(アップル)の車載システム「CarPlay」における新たな車両コントロール機能を発表しました。

↑Porscheより

 

今回の新機能は、「My Porsche」アプリのアップデートにより提供されます。これにより、CarPlayをとおして車両のオーディオ、空調、快適機能、照明、エンタメ機能を操作することができるのです。

 

Porscheによれば、車両のオーナーはラジオ局の変更や車内温度のコントロール、照明の調整などを行うことができます。さらに「リラックス」「ウォームアップ」「リフレッシュ」といったウェルネスモードを、CarPlayのクイックアクション機能から起動することができます。これらの機能は、音声アシスタント「Siri」の音声コマンドからも操作可能です。

 

これらの機能は、Porsche Communication Management(PCM)に表示されるQRコードをスキャンすることで、利用を開始できます。新しいMy PorscheとCar Playの機能は、まず「Cayenne(カイエン)」から利用できるようになり、その後に他のモデルにも展開される予定です。

 

また今回のニュースとは別に、AppleはCarPlayにおけるマルチスクリーンへの対応や、車両コントロール機能などの導入を予告しています。この新しいCarPlay機能を搭載した車両は、今年後半に登場する予定です。

 

Source: Porsche via MacRumors

気になる新車を一気乗り! 電動化の波に乗るポルシェ、三菱のプレミアムモデルをレポート

今回は、ポルシェのタイカン・クロスツーリスモと三菱・新型アウトランダーPHEVをピックアップ。前者はピュアEV、後者はプラグイン・ハイブリッドで、どちらも加速するクルマの電動化を象徴するプレミアムなモデルだ。両車とも独自性は高い。

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【その1】高速域でも静粛なのはさすがポルシェ!

EV

ポルシェ

タイカン・クロスツーリスモ

SPEC【タイカン4 クロスツーリスモ】●全長×全幅×全高:4974×1967×1409mm●車両重量:2245kg●パワーユニット:電気モーター×2●最高出力:380[476]PS●最大トルク:51.0kg-m●一充電走行距離:360km

●[ ]内はオーバーブースト時

 

ポルシェでありながらSUV的な快適性も実感!

クロスツーリスモは、セダンのタイカンに続くポルシェのピュアEVの第二弾。タイカンをワゴン化したボディにはSUV風の装備がプラスされ、唯一無二の個性的な外観が最大の特徴となる。日本仕様のパワーユニットは、グレードを問わず電気モーターを前後に搭載。駆動方式が4WDのみとなるほか、バッテリーも93.4kWhの総電力量を持つ仕様に統一される点が、セダンのタイカンとは異なるポイントだ。

 

今回はスペック的に最も控えめなタイカン4に試乗したが、動力性能はそれでもスポーティと呼べる水準。静粛にして滑らかなEVらしさはもちろん、それが高速域でも衰えない点はポルシェらしい。一方、足回りはセダンのタイカンとは異なり、スポーツ性が若干ながらマイルドな味付けになっている。これはダート路面なども守備範囲となる使用環境を想定した結果だが、それだけにSUV資質も上々。贅沢な日常の足としても、自信を持ってオススメできる。

 

[Point 1]  ワゴンボディでもスタイリッシュ!

ワゴン化と言っても外観はスタイリッシュ路線。近年の欧州勢で流行しているシューティングブレーク仕立てとなる。そこにSUV的な装備を追加したことで独自性は十分だ。

 

[Point 2] SUVらしい用途にもしっかり対応

荷室容量はタイカン4の場合でフロント側が84L。リア側は446〜1212Lで、セダンモデルを大幅に上回る。

 

[Point 3] 後席は頭上回りの空間が拡大

前席回りの作りは、基本的にセダンのタイカンと同じ。助手席側にもタッチパネル式のディスプレイが追加できる。後席はワゴン化することで頭上スペースが拡大された。

 

[ラインナップ]

タイカン4:電気モーター×2/4WD/1341万円(税込)
タイカン4S:電気モーター×2/4WD/1534万円(税込)
タイカン・ターボ:電気モーター×2/4WD/2056万円(税込)

 

【その2】これぞ電気駆動モデル最強のオールラウンダー!

SUV

三菱

アウトランダーPHEV

SPEC【P】●全長×全幅×全高:4710×1860×1745mm●車両重量:2110kg●パワーユニット:2359cc直列気筒DOHC+ツインモーター●最高出力:133[116/136]PS/5000rpm●最大トルク:19.9[26.0/19.9]kg-m/4300rpm●WLTCモード燃費:16.2km/L●EV走行換算距離:83km

●[ ]内は電気モーター(前/後)の数値

 

自慢の車両制御技術で走りも十分楽しめる!

SUVのプラグイン・ハイブリッド車としては、世界的ヒット作となったアウトランダーPHEV。2021年12月に正式発売となった2代目では、その万能選手ぶりに一層の磨きがかかっている。

 

まず、2.4Lガソリンエンジン+前後電気モーターという駆動システムの基本構成こそ先代と変わらないが、電気モーターは前後とも大幅に出力が向上。エンジンも高効率化されたほか、駆動用バッテリーは総電力量が13.8kWhから20kWhへと大容量化。EV走行時の最大航続距離は60km台だった先代を大幅に凌ぐ最大87kmを実現し、走行性能も底上げされた。また、電力の供給能力も最大では一般家庭の約12日ぶんに相当するという(先代は約10日ぶん)。

 

しかし、実際に試乗して何よりも新鮮だったのは電動化や4WD技術に長けた三菱の最新作らしい走りだ。実に7つもの選択肢を用意する走行モード切り替えは、走りのキャラクターを鮮やかに変化させてドライバーを楽しませる。今回は舗装路のみでの試乗だったが、例えばターマックモード選択時の身のこなしなどはSUVとは思えないほどスポーティ。その一方、通常時は走行性能も快適で質感も上々。このクラスのSUVとして、いかに魅力的な存在であるかは言うまでもないだろう。

 

[Point 1] 室内は上質感もアピール

シンプルなデザインだが、細部に至る作り込みで先代より質感が格段に向上。もちろん、最新モデルらしく運転支援システムなども充実している。走行モード切り替えはダイヤルを採用しワンタッチだ。

 

[Point 2] モード切り替えの恩恵を実感できる走り

今回はサーキットでの試乗のみだったが、舗装路用のモード切り替えだけでも走りのキャラクターは鮮やかに変化。SUVとは思えない楽しさを実感できた。

 

[Point 3] グレードによって7人乗りも用意

先代のPHEVモデルは5人乗りのみだったが、新型では3列シートの7人乗りも選択可能に。もちろん3列目は小柄な人向けだが、SUVとしては見逃せないメリットとなりそうだ。

 

[Point 4] 使い勝手も期待通り

荷室は、このクラスのSUVとしては十分に実用的。容量は3列目使用時こそ258〜284Lだが、3列目収納時では634〜646L、後席をすべて畳めば1373〜1390Lまで拡大する。

 

[Point 5] 三菱車の旗艦に相応しい仕立てに

駆動システムだけでなく骨格や足回りも着実に進化。外観も格段に存在感が高められた新型は、三菱のフラッグシップモデルという役割も担う。

 

[ラインナップ]

M:2.4L+前後電気モーター/4WD/462万1100円(税込)
G:2.4L+前後電気モーター/4WD/490万4900円(税込)(※)
P:2.4L+前後電気モーター/4WD/532万700円(税込)
※:7人乗りの価格は499万6200円(税込)

 

文/小野泰治 撮影/篠原晃一、小林俊樹

 

 

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高速域でも静粛なのはさすが! ポルシェのEV「タイカン・クロスツーリスモ」に試乗

今回は、ポルシェのタイカン・クロスツーリスモをピックアップ。ピュアEVで、加速するクルマの電動化を象徴するプレミアムなモデルだ。独自性は高い。

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ポルシェでありながらSUV的な快適性も実感!

EV

ポルシェ

タイカン・クロスツーリスモ

SPEC【タイカン4 クロスツーリスモ】●全長×全幅×全高:4974×1967×1409mm●車両重量:2245kg●パワーユニット:電気モーター×2●最高出力:380[476]PS●最大トルク:51.0kg-m●一充電走行距離:360km

●[ ]内はオーバーブースト時

クロスツーリスモは、セダンのタイカンに続くポルシェのピュアEVの第二弾。タイカンをワゴン化したボディにはSUV風の装備がプラスされ、唯一無二の個性的な外観が最大の特徴となる。日本仕様のパワーユニットは、グレードを問わず電気モーターを前後に搭載。駆動方式が4WDのみとなるほか、バッテリーも93.4kWhの総電力量を持つ仕様に統一される点が、セダンのタイカンとは異なるポイントだ。

 

今回はスペック的に最も控えめなタイカン4に試乗したが、動力性能はそれでもスポーティと呼べる水準。静粛にして滑らかなEVらしさはもちろん、それが高速域でも衰えない点はポルシェらしい。一方、足回りはセダンのタイカンとは異なり、スポーツ性が若干ながらマイルドな味付けになっている。これはダート路面なども守備範囲となる使用環境を想定した結果だが、それだけにSUV資質も上々。贅沢な日常の足としても、自信を持ってオススメできる。

 

[Point 1]  ワゴンボディでもスタイリッシュ!

ワゴン化と言っても外観はスタイリッシュ路線。近年の欧州勢で流行しているシューティングブレーク仕立てとなる。そこにSUV的な装備を追加したことで独自性は十分だ。

 

[Point 2] SUVらしい用途にもしっかり対応

荷室容量はタイカン4の場合でフロント側が84L。リア側は446〜1212Lで、セダンモデルを大幅に上回る。

 

[Point 3] 後席は頭上回りの空間が拡大

前席回りの作りは、基本的にセダンのタイカンと同じ。助手席側にもタッチパネル式のディスプレイが追加できる。後席はワゴン化することで頭上スペースが拡大された。

 

[ラインナップ]

タイカン4:電気モーター×2/4WD/1341万円(税込)
タイカン4S:電気モーター×2/4WD/1534万円(税込)
タイカン・ターボ:電気モーター×2/4WD/2056万円(税込)

 

文/小野泰治 撮影/篠原晃一

 

 

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新しいドライブ様式は300万円台から始められる! 価格帯別イチオシEVガイド

排出ガス抑制のための規制強化が進むなか、世界の自動車メーカーはこぞって新たなEVを登場させている。ここではいま日本で購入できるEVを価格帯別に厳選して紹介。さぁ、新たなドライブ様式を始めよう!

※こちらは「GetNavi」 2020年12月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が紹介します

GetNavi編集部 クルマ担当

上岡 篤

EVに乗ってみて、その静かさと圧倒的な加速に驚くばかり。本気で欲しいと思うが、集合住宅住まいなので充電の方法に悩んでいる。

《300万円台》

最先端の技術や最新の素材の採用により、まだまだ“高嶺の花”と思われがちなEV。しかし新車で300万円台と比較的リーズナブルなモデルもあるのだ。もちろん実用性も問題ない。

 

【No.1】日本を代表するEVは電源としても活用できる

日産

リーフ

332万6400円〜499万8400円

2017年にモデルチェンジして2代目になったリーフ。40kWhと62kWhの2タイプのバッテリー容量が選べるが、いずれも一充電で300km以上の走行が可能。住宅に電気を供給する電源としても活用できるのが特徴だ。

SPEC【e+G】●全長×全幅×全高:4480×1790×1565mm ●車両重量:1680kg ●最高出力:218PS(160kW)/4600〜5800rpm ●最大トルク:340Nm(34.7kg-m)/500〜4000rpm ●一充電走行距離(WLTCモード):458km

 

★ここがイチオシ!

日本を代表するEVであるリーフは、プロパイロットなど安全運転支援技術も充実。電源として使えるのはいざという時に安心だ。

 

【No.2】タウンユースにぴったりなコンパクトモデル

三菱

i-MiEV

300万3000円

i-MiEVは2018年に衝突時の安全性確保のため全長が8cm拡大し、それまでの軽自動車規格から登録車規格になった。満充電時の最長航続距離は約164km。タウンユースなら気兼ねなく使えるコンパクトさもメリットだ。

SPEC【X】●全長×全幅×全高:3480×1475×1610mm ●車両重量:1100kg ●最高出力:64PS(47kW)●最大トルク:160Nm(16.3kg-m)●一充電走行距離(JC08モード):164km

 

★ここがイチオシ!

ステアリングのパドルで回生ブレーキの強弱を操作すれば、スポーティな気分も味わえる。年内で生産終了のウワサもあるので注意。

 

《400万円台》

この価格帯から欧州のプレミアムブランドのエントリーモデルが選択可能に。満充電時の走行可能距離は350kmを超え、遠距離ドライブ時の充電場所の不安から大きく解放されるのも選択基準のポイントとなる。

 

【No.1】小型SUVながら高いトルクでグイグイ走る

 

プジョー

e-2008

429万円〜468万円

プジョーのEVの歴史は1941年のVLV(航続距離は約80km)から始まる。そんなプジョーが今年の9月に小型SUVタイプのe-2008を導入。ガソリンエンジンで2.6L相当の260Nmのトルクを誇るモーターを搭載する。

SPEC【GT Line】●全長×全幅×全高:4305×1770×1550mm ●車両重量:1600kg ●最高出力:136PS(100kW)/5500rpm ●最大トルク:260Nm(26.5kg-m)/300〜3674rpm ●一充電走行距離(JC08モード):385km

 

★ここがイチオシ!

小型SUVのEVということで話題性は抜群。ボディは大きく見えるが全高を1550mmに抑えており、立体駐車場も安心して駐車できる。

 

【No.2】バッテリー容量がアップし走行距離もアップ

BMW

i3

499万円〜608万円

i3は2014年にデビューしたRRの完全EV。昨年リチウムイオンバッテリー容量が、従来より30%大きくした120Ahに変更された。バッテリーに充電するエンジンを搭載したレンジ・エクステンダーモデルも選べる。

SPEC【i3 Edition Joy+】●全長×全幅×全高:4020×1775×1550mm ●車両重量:1320kg ●最高出力:170PS/(125kW)/5200rpm ●最大トルク:250Nm(25.5kg-m)/100〜4800rpm ●一充電走行距離(WLTCモード):360km

 

★ここがイチオシ!

まずは個性的なデザインが◎。BMWの正確なハンドリングはEVでもしっかりと味わえる。希少となった観音開きのドアも魅力的だ。

 

《500万円台》

EVもこの価格帯になれば最新のインフォテイメントシステム、豪華な内装、力強いパワーユニットなどが魅力のひとつだったり、選ぶ決め手のひとつだったりする。来年発売予定のアリアに注目が集まっている。

 

【No.1】日本のデザイン意匠をふんだんに採用し急速充電性能も向上

日産

アリア

実売予想価格500万円強〜 2021年発売

アリアコンセプトのショーカーがほぼそのまま発売予定になった日産のニューフェイス。駆動方式も2WDと4WDが用意される。バッテリーは水冷式で細かな制御が可能となり、耐久性も向上。来年の発売が待ち遠しい。

SPEC【2WD 90kWhバッテリー搭載車】●全長×全幅×全高:4595×1850×1655mm ●車両重量:1900〜2200kg ●最高出力:242PS(178kW)●最大トルク:300Nm(30.6kg-m)●一充電走行距離(WLTCモード):610km(社内測定値)

 

★ここがイチオシ!

日本のDNAを表現したデザインは秀逸。急速充電への耐久性も向上し、30分の充電で375km走行可能。EVの充電としてはかなり早い。

 

【No.2】洗練されたインテリアに加え静粛性もポイント

DS オートモビル

DS3 CROSSBACK E-TENSE

534万円

PSAグループの高級車ブランド、DS オートモビルから初のEVが登場。DS3 CROSSBACKの上質感プラスEVならではの乗り心地と静粛性が味わえるのは大きな魅力だ。気になる最大航続距離も398kmと申し分ない。

SPEC【Grand Chic】●全長×全幅×全高:4120×1790×1550mm ●車両重量:1280kg ●最高出力:130PS(96kW)/5500rpm ●最大トルク:230Nm(25.4kg-m)/1750rpm ●一充電走行距離(JC08モード):398km

 

★ここがイチオシ!

低重心化と独特のサスペンションで上品な乗り心地が味わえる。ガラスも通常よりも厚いものや音響ガラスを使用するこだわりも◎。

 

《900万円台》

市場が大きく変わって輸入車が安くなったと言われても、この価格帯の輸入車はやはりブランド力を持っている。老舗ブランド初のEV、世界トップシェアが放つベンチャー企業の中核的モデルと好対照だ。

 

【No.1】テスラの中核的モデルは圧倒的な加速性能が自慢

テスラ

テスラ モデルS

989万9000円〜1699万9000円

テスラが最初に日本に導入したクルマがモデルS。駆動方式は4WDを採用。走行距離が610kmのロングレンジモデルでも100km/hに到達するまでにわずか3.8秒という、世界トップレベルの加速性能が自慢だ。

SPEC【ロングレンジ】●全長×全幅×全高:4979×1964×1445mm ●車両重量:2215kg ●最高出力:475PS(350kW)●最大トルク:750Nm(76.4kg-m)●一充電走行距離(WLTPモード):610km

 

★ここがイチオシ!

テスラの代名詞的存在の自動運転支援システムやEVパッケージによる室内の広さがウリ。またリモート駐車など新しい装備は魅力だ。

 

【No.2】スポーツカーに匹敵する加速性能をもちながら走行可能距離も十分

ジャガー

I-PACE

976万円〜1183万円

ジャガー初のEVはSUVスタイルで登場。200PSを誇るモーターを前後に2つ搭載し、スポーツカー顔負けの加速性能を持つ。それだけのパワーを持ちながらも満充電で438kmの走行が可能というスペックを誇る。

SPEC【S コイルサスペンション仕様】●全長×全幅×全高:4695×1895×1565mm ●車両重量:2230kg ●最高出力:400PS(294kW)/4250〜5000rpm ●最大トルク:696Nm(70.9kg-m)/1000〜4000rpm ●一充電走行距離(WLTCモード):438km

 

★ここがイチオシ!

ジャガーの魅力である、キャットウォークと呼ばれる乗り心地とハンドリングは健在。前後重量のバランスも50:50と理想的だ。

 

《1000万円超》

この価格帯はメーカーの提案するEVのイメージリーダーでもある。高機能なデバイス、新しいプラットフォーム、贅を尽くしたインテリアなど、いずれもメーカーの威信をかけたフラッグシップモデルなのだ。

 

【No.1】800Vの電圧システムを採用し効率よく充電可能

ポルシェ

タイカン

1448万1000円〜2454万1000円

ポルシェ初となる完全EVモデル。前後にモーターを配しミドルグレードのターボで最大出力680PSを発生させる。他のEVが400Vなのに対してタイカンは800Vシステムの電圧を採用しており、より効率的に充電が可能だ。

SPEC【4S パフォーマンスバッテリー搭載車】●全長×全幅×全高:4963×1966×1379mm ●車両重量:2140kg ●最高出力:435PS(320kW)●最大トルク:640Nm(65.2kg-m)●一充電走行距離(独自基準値):333〜407km

 

★ここがイチオシ!

800Vシステム採用で、わずか22分で80%の充電量にまで到達。最大走行距離は約450km。十分に実用的なポルシェの哲学が生きている。

 

【No.2】ガルウィングドアを採用したテスラ初のSUV

テスラ

テスラ モデルX

1059万9000円〜1299万9000円

テスラ初のSUVとなるモデルX。ロングレンジモデルでの走行距離は507kmを誇る。後席ドアはガルウィングで、身長の高い人でも乗り降りがラク。もちろん最新自動運転支援システムやインフォテインメントも装備する。

SPEC【ロングレンジ】●全長×全幅×全高:5037×1999×1680mm ●車両重量:2459kg ●最高出力:422PS(311kW)●最大トルク:660Nm(67.3kg-m)●一充電走行距離(WLTPモード):507km

 

★ここがイチオシ!

上方に開く後部座席のガルウィングドアは注目度バツグン。3列シートで大人7人がゆったり乗れる余裕の室内スペースも自慢だ。

 

【No.3】メルセデス初のEVは走行状況を判断する頭脳派モデル

メルセデス・ベンツ

EQC

1080万円

メルセデスブランド初の量産EV。ベースはSUVのGLCで、後席も大人がゆったりくつろげるスペースのヘッドルームを確保している。前後にモーターを搭載する4WDだが、低負荷時はFFにもなり走行距離の延長に寄与する。

SPEC【400 4MATIC】●全長×全幅×全高:4770×1925×1625mm ●車両重量:2500kg ●最高出力:408PS(300kW)/4160rpm ●最大トルク:765Nm(78.0kg-m)/0〜3560rpm ●一充電走行距離(WLTCモード):400km

 

★ここがイチオシ!

ロードノイズが抑えられており、Sクラスを超える静粛性能は秀逸。走行距離400kmも実用的。自動運転支援システムも魅力だ。

 

【COLUMN】名車チンクエチェントがEVになって復活!

↑↓バッテリーはフロントに搭載。5.5kWhと10kWhの2種類が用意されている。走行距離は前者が約40km、後者が80kmとなる

 

チンクエチェント博物館

FIAT 500 ev

506万円〜550万円

1957年に登場し1977年までに400万台以上が販売された2代目フィアット500。このモデルをベースにEVへと仕立て上げたのが、私設自動車博物館である、名古屋のチンクエチェント博物館。後部のエンジン位置に搭載されたモーターは約18PSと、エンジンモデルと変わらない出力にこだわった。名車がEVに変貌を遂げるという、クルマの保全の一端を担うという側面もある。

SPEC【ONE BATTERY】●全長×全幅×全高:2980×1320×1320mm ●車両重量:590kg ●最高出力:17.7PS(13kW)●最大トルク:160Nm(16.3kg-m)●一充電走行距離:約40km

“クルマは充電”が新しいドライブ様式になる! EVメーカーの現在地

世界各国でエンジン車への規制が強まるなか、自動車メーカーは近年こぞってEVを開発し世に送り出している。走行可能な距離が短い、充電スポットが少ないという不安は、もはや過去のもの。これからのクルマは“充電”が新たなドライブ様式となる。スポーツカーで有名なポルシェも、誰もが憧れるラグジュアリーカーのロールス・ロイスやアストンマーティンもEVを発表。もはやどのメーカーも避けて通れないクルマの電動化は、いまどうなっているのか。自動車ジャーナリストの川端さんに話を聞くとともに、世界の自動車メーカーの現在地を解説!

※こちらは「GetNavi」 2020年12月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

自動車・環境ジャーナリスト

川端由美さん

工学修士。エンジニアから自動車専門誌の編集部員に転身し、現在は、フリーランスのジャーナリスト。テクノロジーとエコロジーが専門。

 

排出ガス規制と政府の援助で着々と進むクルマの電動化

英語で“Petro Head”と言えばクルマ好きのこと。Petroとは石油のことだから、ひいてはエンジンとクルマは切っても切り離せない……というのはもう過去の話。多くの自動車メーカーがEVを発表する時代が来ている。その背景にあるのが、欧州委員会による「2050年までにカーボンニュートラル(※)を目指す」という発表だ。さらに、2030年までに自動車からの排出ガスによるCO²排出量を半分まで削減(2020年第3四半期比)し、2040年に新型車はほぼCO²を排出しないクルマだけになるというロードマップを描いている。

※ライフサイクルで見たときに、二酸化炭素の排出量と吸収量がプラスマイナスゼロになる状態のこと。2017年にパリで開かれたワン・プラネット・サミットでカーボンニュートラル宣言が発出された

 

この動きは、中国やアメリカでも加速している。中国では政府が税の優遇などを設けて、電池を含めたEV産業全体を後押ししている。アメリカのカリフォルニア州では、2035年までに州内で販売されるすべてのクルマを排ガスゼロにするという意欲的な目標を打ち出している。世界は電動化に向けて、着々と進んでいるのだ。

 

世界EVメーカーシェアランキング】

テスラが約18%と圧倒的なシェア。これは2016年に発表され手ごろな価格で大人気となったモデル3の影響が大きい。日本メーカーがベスト10に入っていないのは残念。

● ウェブサイト「EV Sales」の2020年1月から8月までの販売台数ランキングデータより引用。

● 販売台数のなかにはPHEV(プラグ・イン・ハイブリッド車)も含まれる

 

《アメリカ》

EVの世界シェアで断トツのトップを走るテスラが市場を牽引。シボレーのボルトEVは2021年に次期モデルが登場する予定だ。

 

【No.1】世界シェアでトップを走る気鋭のEVメーカー

テスラ

起業家イーロン・マスクを中心に「自分たちが乗りたいカッコいいエコカーを作ろう!」と一念発起。スポーツカー、セダン、SUVに続き手ごろなモデル3と、新車を連発中だ。

 

【No.2】転んでもタダでは起きない⁉ GM渾身のEVで巻き返す

シボレー

リーマンショックで倒産の憂き目にあったGMだが、政府から低利の融資を受けて電池とEVのボルトを開発。高級車ブランドのキャデラックでも、2023年にEVを発売予定だ。

 

《アジア》

政府の援助を受けられるなどEVの開発環境が整えられた中国は、多くのメーカーが参入。元々は電池メーカーなど、異業種企業も多い。

 

【No.1】商用EVのトップメーカーから乗用車へも進出

比亜迪汽車(中国)

電池メーカーとして創業し、EVメーカーを買収。いまEV商用車では世界一だ。アウディからデザイナーを招聘し、王朝シリーズで乗用EVにも進出。トヨタとの合弁も開始した。

 

【No.2】洗練されたデザインを武器に欧米市場への進出を目論む

広州汽車(中国)

2025年までに全車種をEV化すると宣言。心臓部には日本電産製モーターを積むeAxleを搭載し、スタイリングは欧州高級車メーカーから引き抜いてきたデザイナーが担当する。

 

【No.3】年内上場を目指す注目のEVスタートアップ

威馬汽車(中国)

コネクテッド・カーや購入後のアフターサービスなどをウリにした“スマートカー”として話題。「中国版Google Map」を提供する百度と手を組んで、自動運転や車載AIも提供する。

 

【No.4】中国版イーロン・マスクが起こしたEVメーカー

上海蔚来汽車(中国)

中国経済界の若手カリスマであるウィリアム・リー氏が創業。大気汚染を解決しようと、「青空の訪れ」を意味する「蔚来」を社名にした。自社工場を持たず、SUVのES8を委託生産。

 

【No.5】自社生産と提携を使い分け世界への販路拡大を続ける

上海汽車(中国)

第一汽車、東風汽車と並び、中国の三大自動車メーカーのひとつ。自社での生産も手掛ける一方、他国の企業と提携を結び拡大。イギリスの名門ブランドMGのEVをフランスで発売した。

 

【No.6】委託生産の依頼や出資と共に自社EVも発売する多様な戦略

長安汽車(中国)

今後10年で27車種ものEVを発売すると意気込む。自社ブランドを拡大すると同時にEVメーカーの蔚来に生産を委託したり、愛馳に出資したりと、多様なEV戦略を目論む。

 

【No.7】ボルボの親会社はEV専用ブランドも立ち上げた

吉利汽車(中国)

中国系大手であり、ボルボの親会社であり、ダイムラーの大株主。EV専用ブランド「ジオメトリ」を設立し、テスラのモデル3をライバルと目論む小型セダン、Aを発表した。

 

【No.8】EVのラインナップを拡充し自動運転技術も磨く

ヒュンダイ(韓国)

コンパクトハッチ・コナのEV版の登場に続き、SUVの45を発売予定。3月にジョイスティックで操作し、自動運転への切り替えも可能なコンセプト「Prophecy」を発表した。

 

《日本》

日産と三菱が日本のEVを牽引してきたが、ホンダとマツダも参入。日産は新型アリアの販売を予定し、やっちゃえシェア獲得となるか。

 

【No.1】ハイブリッド王国ニッポンでピュアEVの道を突っ走る

日産自動車

世界に名だたる“ハイブリッド王国”であるニッポンだが、日産は一貫してEV開発を貫いている。リーフは2017年に2世代目となり、なんと累計50万台(!)を販売している。

 

【No.2】小さいながらもグローバルでEVを展開

三菱自動車

EV開発の歴史は1960年代から。早朝の新聞配達に静かなクルマが欲しいと考えた結果、EVを開発することになったという。コツコツと開発を続け、2009年に世界初の量産EVを発売。

 

【No.3】電気駆動になってもホンダ独自の走りの魅力は健在

本田技研工業

電気の時代においても、ホンダは走って楽しいクルマを作ることを重視している。Honda eでは、走行距離を200㎞と割り切りつつ、コンパクトでキビキビ走るモデルに仕立てている。

 

【No.4】クリーンディーゼルだけじゃない EVにもしっかり着手

マツダ

昨今のマツダはクリーンディーゼルが有名だが、電動化にも着手している。第1弾となるMX-30はヨーロッパで販売開始。日本では2021年にリース形式での販売を開始する予定だ。

 

《ヨーロッパ》

EU各国でCO2排出規制が発出されたことで、続々とEVが登場。目標年度を定めてEVへシフトするメーカーも多く、その動きに注目だ。

 

【No.1】EVでも最善の性能と快適性を提供する

メルセデス・ベンツ(ドイツ)

「最善か無か」を旨とするメルセデス・ベンツだけに、EVでも高性能かつ快適なクルマを開発する姿勢を崩さない。EQCでは、パワフルなモーターと自社製電池を搭載している。

 

【No.2】次世代に向けてイチから刷新したEVを開発

BMW(ドイツ)

バイエルン・エンジン製作所を略した社名のBMW。徹底したエンジン屋のBMWがイチから刷新したEVブランドのiでは、EV特有の気持ち良い走りをBMW流に仕立てている。

 

【No.3】壮大な販売目標を揚げてEV市場の席巻を狙う

フォルクスワーゲン(ドイツ)

2025年までに300万台のEVを販売するという意欲的な目標を掲げるフォルクスワーゲンは、続々とEVモデルを発売している。第1弾となるiD.3に続き、iD.4も発売されている。

 

【No.4】電動化を推し進める国の牽引役となるメーカー

プジョー(フランス)

国を挙げて電動化を推し進めるフランス。プジョーはその牽引役となっている。日本上陸を果たしたe-208では、パワフルなモーターと大容量電池を組み合わせた心臓部を持つ。

 

【No.5】日本にもEVがお目見えしEVの販売比率拡大を目指す

アウディ(ドイツ)

アウディの電動シリーズe-tron Sportbackが待望の日本上陸を果たした。さらにe-tron SUVが続く。2025年までに20車種のEVを発表し、40%のEV販売比率達成を目指している。

 

【No.6】欧州最多のEV販売台数を誇る

ルノー(フランス)

30万台のEV累計販売台数を誇るルノー。一番人気の小型車・ゾエは販売台数を伸ばしており、累計販売台数は10万台を超える。今年はカングーのEV版コンセプトモデルも発表。

 

【No.7】「あのポルシェが!」と世界を驚かせた

ポルシェ(ドイツ)

世界有数のスポーツカーブランドも、量産EVであるタイカンを発売。最高250km/h、0-100km/h加速2.8秒というハイパフォーマンスを誇る。2021年モデルも欧州で発表された。

 

【No.8】レースで鍛えたEVの技術を量産モデルにも投入する

ジャガー(イギリス)

F1のEV版であるフォーミュラーEに参戦しているジャガー。量産EVでもI-PACEを発売した。最大696Nmもの大トルクを発揮するモーターによって、スポーティな走りを実現する。

ズバリ、ポルシェ「ミッションE」市販型のデザインとパワートレインはこれで決まり!?

2019年秋のフランクフルトショーでのワールドプレミアが予想されている、ポルシェ初となるEVサルーン「ミッションE」のレンダリングCGが公開された。

 

 

「911」から継承したというスポーティなルーフラインはそのままに、ヘッドライトやフロントバンパーのデザインを大幅に軌道修正。EV専用「J1」プラットフォームの採用で居住空間にゆとりを持たせたほか、コンセプトモデルでは観音開きであったドアがノーマルタイプの4ドアとなるなど実用性の高さが期待できそうだ。

 

注目のパワートレインは、ベースモデルで最高出力402ps、ミドルレンジは536ps、そしてトップレンジには650psを発揮する3タイプが準備されるという。

 

1回の充電での航続可能距離は500km程度で、充電は15分で80%を完了するようだ。

 

発売開始は2020年で、シュトットガルト・本社キャンパスの新工場において年間2万台が生産される予定だ。

 

 

日本初「911だらけのラリーイベント」開催。70年の節目に歴代ポルシェ911が70台エントリー!

1948年6月8日、はじめてポルシェの名を冠したスポーツモデル「356 “No.1” ロードスター」が誕生した。今年、2018年の6月8日はポルシェブランド誕生70年、人間でいえば古希にあたる記念すべき年だ。

この70周年を祝って、日本初の“911限定”ラリーイベント、「The Rally -Amazing Moment-」が開催される。日程は、6月2日(土曜日)~3日(日曜日)の2日間。東京~軽井沢間、往復約400kmをバラエティに富んだ新旧911が走り抜けるイベントだ。

6月2日は、クルマ好きの聖地として名高い「代官山T-SITE」からスタート。参加する911は、70周年にちなんで70台。軽井沢では、雄大な浅間山を背景にゆったりクルージングが楽しめる「鬼押ハイウェイ」、184か所のコーナーを擁する高速ワインディングの碓氷峠と、911のポテンシャルを存分に味わいつくせる様々なコースが用意されている。

初日の夜は「軽井沢マリオットホテル」でのディナーパーティだ。特別ゲストによるトークショーなど、昼と夜の両面から911の世界観をたっぷりと堪能できる仕掛け。そして、2日間にわたる400kmの旅のフィナーレは、東京・丸の内の「パレスホテル東京」で迎える。スタートからゴールまで一貫して、華やかな大人のラリーといった演出が施されている。

「The Rally -Amazing Moment-」へのエントリーは911ならば、空冷、水冷は問わない。1963年のデビュー以来100万台以上が生産されている911、どのモデルがエントリーしてくるのか気になるところだ。長年、ポルシェのオフィシャルフォトグラファーとして歴代911を撮影してきた、写真家・小川義文氏も参戦する。もしかすると、愛車との雄姿を写真に収めてもらえるかもしれない。911オーナーならば、エントリーを検討してみてはいかがだろうか。

 

写真:小川義文

 

【DATA】

大会名称:The Rally-Amazing Moment-
開催日程:平成30年6月2日(土)~6月3日(日)
募集台数:70台
参加規程:参加者はドライバー、コドライバーの2名1組
参加資格車両:ポルシェ911(水冷、空冷問わず)
参加料:1台(2名)23万円(税込み)
http://www.porsche.co.jp/dealers/aoyama/therally_2018/

 

【著者プロフィール】

citrus 編集部

citrus(シトラス)は各界の専門家が監修する「SNS配信型ウェブメディア」。「カジュアルに知性をアップデート」をコンセプトに、単なる一次ニュースではない、専門家ならでは視点・解釈をプラスした有益で信頼感のある情報をお届けします

ポルシェが2017会計年度で売上高と営業利益の記録を更新

ドイツのポルシェAGは、2017会計年度において、販売台数、売上高、営業利益の新記録を打ち立てたことを発表した。

 

 

 

Eモビリティと成長ビジネスへの投資も示唆

 

販売台数は24万6375台(4%増)、売上高は235億ユーロ(5%増)、営業利益は7%増加の41億ユーロ(2016年:39億ユーロ)で、その結果、営業利益率が前年の17.4%から17.6%に増加。ちなみに2017年末の従業員数は前年比8%増の29,777人に達している。

 

ポルシェAG取締役会会長:オリバー・ブルーメ

 

年次記者会見においてポルシェAG取締役会会長のオリバー・ブルーメ氏は、「このような好結果の財務諸表は、わが社の戦略を裏付けます。私達は、先例のない未来の開発計画をサポートするため、高い利益水準が必要です」とコメント。ポルシェは、中核となるスポーツカービジネスへの多額の投資に加え、2022年までにEモビリティに対して60億ユーロ超の投資をコミットするなど、未来のトレンドへの支出も倍増。EVスポーツカーの派生モデルや、現行モデルのハイブリッド化と電化および充電インフラとスマートモビリティ開発への投資を行うとのこと。

 

財務/IT担当取締役会副会長:ルッツ・メシュケ

 

また、財務/IT担当の取締役会副会長であるルッツ・メシュケ氏は、「過去3年間の営業利益は50%を超える増加を示している」と述べ、「ポルシェは17.6%の営業利益率によって世界で最も収益性の高い自動車メーカーの地位を維持しています。これは、生産性への継続的な改善、厳格なコストマネジメント戦略、そして優れた製品レンジによるもの」と続けた。デジタル化および電化、コネクティビティといった多額の投資を必要とする大きな課題に対しては、「弊社は15%以上の営業利益率にこだわります。そのため、現在の自動車ビジネスと並行して成長のポテンシャルを生み出す必要があります。中期的にはデジタルサービスで、ふた桁%の売上高を望んでいます」とのこと。

 

 

ポルシェ初のピュアEVである「ミッションE」が発売された暁には、大幅な売り上げ増を見込んでいるようで、早くもその派生クロスオーバーモデルである「ミッションEクロスツーリスモ」を新型911 GT3 RSとともに先のジュネーブ・ショーでワールドプレミア。ブルーメ会長によれば、ポルシェは、次の10年間で最適化されたエンジン、プラグインハイブリッドおよびピュアEVスポーツカーの3つの柱を継続し、「世界各地域は、異なる速度で発展しています。そのため、移行期間についてはできる限り柔軟に対応します」と述べている。

 

 

ポルシェが3Dプリンターから旧車のパーツを供給

ポルシェクラシックは、パーツ供給問題への解決策として3Dプリンターを活用することを発表した。「スペアパーツの入手不可」という言葉は即座に問題を引き起こし、最悪の場合、クルマを走らせることができなくなる可能性があるだけに、クラシックなポルシェの愛好家にとっては朗報となる。

 

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その解決策となるのが、3Dプリンターを駆使することで少量のみ必要とされる非常に希少なパーツをリプロダクトするというもの。実際、生産されるパーツは技術的にも外観的にも、すべてオリジナルのパーツに対する完璧な忠実性という要件を満たしているという。

 

現在、ポルシェ クラシックでは約52,000点のパーツを揃え、スペアパーツの在庫が少なくなったり在庫切れになると、オリジナルのツールを使って複製している。しかし、需要がごく小数に限られてしまう欠品パーツの供給を確保することは、ポルシェ クラシックのエキスパートにとってさえ大きな課題となっている。

 

そんな非効率な部分を極力減らすため、特定のコンポーネントを製造するプロジェクトに乗り出す際、ポルシェ クラシックでは常に事前に幅広い製造方法を検討している。

 

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「レーザー溶融法」と「SLSプリンター」

実際に3Dプリンターを活用して作られたのは、「レーザー溶融法」を用いて製造されるスチールおよび合金製のパーツと「SLSプリンター」を用いて製造される樹脂製コンポーネントである。

 

「レーザー溶融法」は、不活性ガスの中で、高エネルギーのライトビームを用いて希望する場所で粉末を溶融、スチール層を作り出してプリントされ、3トン近い負荷をかけた圧力試験と、その後の内部欠陥を調べる断層撮影法による検査にも見事にクリア。実地試験と徹底的な走行試験により、コンポーネントの完璧な品質と機能が確認されている。なお、この手法を用いて作られたのはポルシェ959(生産はわずか292台)のクラッチリリースレバーだとか。

 

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一方、「SLS」は「レーザー焼結法」の略で、これは融点の直前まで材料を加熱し、残余エネルギーを用いレーザーで目的とする箇所の樹脂粉末を溶解するという方法。全パーツとも、最低でもオリジナルの品質要件以上に高い基準をクリア。また、取り付けたパーツを用いて試験することで、寸法と嵌め合いの精度が確保。オリジナルと同様、多様な材料で作られた樹脂製パーツは、オイル、燃料、酸、光への耐性を有する必要もあるが、結果はいずれも満足できるものだった。それを踏まえ、ポルシェ クラシックでは、3Dプリントを使って8つのパーツを製造。さらに20のコンポーネントの製造についても3Dプリントが適切であるかどうか、試験している最中だという。そのメリットは、コンポーネントの3次元デザインデータや3Dスキャンがあれば、製造を開始するための十分な基礎となること。したがって、必要に応じ、注文があり次第コンポーネントを製造できるので、ツールと保管コストの節約にもなるというわけだ。

 

ちなみに、この記事に掲載されているパーツだが911スピードスターのミラーベースや959のフューエルキャップ、964型911のクランクアーム、そして356Bおよび356C用のヒートエクスチェンジャーブラケットだ。

 

 

 

次世代型ポルシェ「911ターボ」に市販型パーツ装着!? 最終デザインが見えてきた!

ポルシェ992世代となる「911ターボ」の最新プロトタイプをスクープ。これまで明らかにされなかった市販型パーツを身につけたボディに注目だ!

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911に初採用となるデュアルLEDデイタイムランニングライトバーおよび、ブリスターフェンダー、スクエア・クワッドエキゾーストパイプ、エアアウトレット、そしてコンパクトになったリアウィングと内蔵ハイマウントストップランプ、点灯するアクセントストリップなども確認できる。

 

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新世代「モジュラー・スポーツカー・プラットフォーム」を採用してトレッドを拡大、搭載パワートレインは3.0リッター水平対向6気筒のツインターボエンジンで最高出力は600ps超えと予想されている。

 

新型「911」のワールドプレミアが3月のジュネーブモーターショー、「911ターボ」は早くとも2018年後半となりそうだ

ポルシェのEV戦略がさらに加速!

ポルシェAGはこのほど、プラグインハイブリッドとEVの両方に重点を置きながら、2022年までにE-モビリティに60億ユーロ(約8077億円)を超える投資を行なうと発表した。

 

ポルシェAG社長のオリバー・ブルーメはこのように説明している。
「当社はE-モビリティに対する支出を30億ユーロから60億ユーロ以上に倍増します。今回の決定によって、エンジン搭載モデルの開発と並行して、将来のために重要な進路を設定します」

 

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2022年までに60億ユーロ超を投資

 

30億ユーロの追加額の内訳は、5億ユーロが「ミッションE」とその派生モデルの開発、10億ユーロが既存のプロダクトレンジの電化およびハイブリッド化、数億ユーロが拠点の拡張、そして7億ユーロが新しいテクノロジー、充電インフラおよびスマートモビリティへの投資だ。

 

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ツッフェンハウゼンでは、新設の塗装工場、専用の組み立てエリア、塗装済みボディとドライブユニットを最終組み立てエリアまで運ぶためのコンベアブリッジを現在建設中。既存のエンジン工場はエレクトリックドライブを製造するために拡張されており、車体工場も拡張する予定だ。同時にヴァイザッハ開発センターへの投資も行なわれる。ミッションEプロジェクトでは、新たに約1200の新しい雇用を創出している。

 

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純粋な電気自動車のミッションEスポーツカーは、最高出力600psを発生し、0-100km/h加速は3.5秒以下でこなす。加速と制動を反復しても性能を損なうことがなく、航続距離は500km(NEDC) におよぶ。充電時間は非常に短く、800Vのシステム電圧を採用することによって、わずか15分の充電で400kmを走行することができる。

 

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一方、新型パナメーラの発売を機に、第3世代ポルシェ プラグインハイブリッドを備えたふたつのバージョンが加わっている。両バージョンともに電気駆動のみによる約50kmの航続距離を備えたモデルで、なかでもフラグシップモデルであるパナメーラ ターボS E-ハイブリッドは、4リッターV8エンジンとエレクトリックモーターが680psのシステム最高出力を発生し、卓越した性能と最高の効率性を見事に両立させている。このモデルは、ハイブリッドドライブシステムの採用によりラグジャリーセグメントで最もスポ-ティなモデルとなる。

 

ハイブリッドモデルに対してはカスタマーからも好評を得ている。市場発売以来、欧州で販売されたパナメーラ モデル全車両の約60%がこの最新ドライブを搭載。この数字はスカンジナビア地方でとくに高く、約90%に達しているという。

ポルシェのスポーツカーが70周年を迎える。

ポルシェはこのほど、同ブランドのスポーツカーが誕生して70周年を迎えたことを発表した。ポルシェの名を冠する最初のモデル、356“No.1”ロードスターは1948年6月8に登録。フェリー・ポルシェのスポーツカーの夢を現実へと変えたこの日、ポルシェ・ブランドは産声をあげた。以来70年間、いつも時代も最高レベルでのスポーツカー造りを体現してきたのである。

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1月29日にポルシェ ミュージアムで開催されたニューイヤーレセプションの席上、ポルシェAGの取締役会会長オリバー・ブルーメは、「当時のフェリー・ポルシェのビジョンは、今なおこのブランドの特徴となっている価値観を全て備えていました」とコメント。レセプションにはバーデン=ヴュルテンベルク州とシュトゥットガルト市の代表者をはじめ、政界や経済界などの人々が列席し、「ポルシェスポーツカーの70年」というスローガンとともに、この記念すべき年のスタートを祝った。

 

ブルーメはさらに、このように述べている。

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「伝統とは、コミットメントです。伝統や基本的価値観抜きに、ポルシェが現在の地位を築くことはできなかったでしょう。私たちは、フェリー・ポルシェが設定した厳格な技術水準を今後も守り抜きます。インテリジェントでダイナミックなモビリティは前途有望です。このために、ポルシェにはしっかりとした技術的専門知識、創造力に富んだ従業員が在籍し、類を見ないチームスピリットを持っています。こうした要素により、ポルシェ ブランドは今後さらに70年間、人々を魅了し続けることができるでしょう」

 

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ポルシェ ブランドの歴史は1948年にスタート。ただし、スポーツカーメーカーであるポルシェの基礎は、創業者Dr.フェルディナンド・ポルシェの生涯にわたる仕事の上に築かれており、息子フェリー・ポルシェはこれを受け継いだ。フェルディナンド・ポルシェは、20世紀が始まる前に自動車産業における先駆的な革新技術を生み出した。1900年、フェルディナンド・ポルシェは“ローナー・ポルシェ”として知られるホイールハブ駆動の電気自動車を作り、世界初の全輪駆動を採用した乗用車を作ることも計画。さらに同年、ガソリンと電気を組み合わせたパワートレインを開発し、ハイブリッドカーの基礎を作る。

 

1931年には、フェルディナンド・ポルシェは設計事務所を設立。1939年に発表された「ベルリン・ローマ カー」は、ポルシェの名を冠すスポーツカーのアイデアの始まりとなったが、この夢は1948年、息子フェリーがタイプ356によって実現することになった。

 

そして、フェリー・ポルシェの息子、フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェが設計した356の後継モデルとなるポルシェ911は、技術的にもデザイン的にも、世界を代表するスポーツカーメーカーとしてポルシェが大躍進を遂げるきっかけとなった。1963年に初めて一般公開されたポルシェ911は、今や100万台以上が生産されている。

 

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さらにブルーメは次のように続ける。
「911は数十年の間、一貫して開発が続けられ、何度も新しい革新技術を用いて改良が重ねられてきました。しかし、911に匹敵するほど、当初からの本質を守ることに成功したモデルは、他に存在しません。現在、また未来にわたって開発されるポルシェの全モデルは、このスポーツカーをベースとすることになります。ブランドの中心的存在である911は、夢のスポーツカーとして世界中のファンの心を虜にしています」。

 

ポルシェのスポーツカーの未来は、すでにミッションEという形でスタートラインに立っている。ツッフェンハウゼンによる初の純粋な電気駆動技術を駆使したこのコンセプトカーは、ポルシェ特有のエモーショナルなデザイン、比類ない走行性能、そして将来を見据えた実用性を兼ね備えたもの。この独立した4つのシートを備える4ドアスポーツカーは、システム合計の最高出力が440 kW(600 PS)以上、航続距離は500 kmを超え、0-100 km/h加速は3.5秒以内、必要な電気エネルギーの80%までの充電時間は約15分となっている。ポルシェはこの未来的なプロジェクトに約10億ユーロを投資し、ミッションEが生産されるシュトゥットガルト・ツッフェンハウゼンの本社だけでも1200人以上の追加雇用を創出。「ポルシェはずっとポルシェであり続けます。エクスクルーシブでスポーティなモビリティのためのリーディングブランドであり続けます」とブルーメは強調している。

 

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記念となる今年、ポルシェは世界中で多くのイベントを予定している。2月3日には、ロサンゼルスのピーターソン自動車博物館で「ポルシェ エフェクト」を開催。また、ドイツでは、3月20~31日、ベルリンの「DRIVE.フォルクスワーゲングループフォーラム」において、初めての「ポルシェスポーツカーの70年」展示会を開催。そしてポルシェ ミュージアムでも、6月9日に特別展を開催する。さらに同じ日、ポルシェは世界中のスポーツカーファンのために「Sports Car Together Day」を開催する。6月16~17日の週末には、従業員、ツッフェンハウゼン地区の住民、そして顧客を、シュトゥットガルトのポルシェ ミュージアム内外での公式祝賀会に招待。7月12~15日には、英国のグッドウッドサーキットでの「Festival of Speed」、9月27~30日にはカリフォルニアの「Rennsport Reunion」によってこの記念の年を祝う。祝賀の締めくくりとして、10月13日には初めてシュトゥットガルトのポルシェ アリーナにおいて「Sound Night」イベントを開催する見通しだ。

 

 

 

次期型ポルシェ911に「PHV」が投入!?  EV走行60kmに大幅進化!

ドイツ・ポルシェAGのオリバー・ブルーメCEOは、2023年までにポルシェ「911」のPHV(プラグインハイブリッド)の発表を計画していると語った。ポルシェでは最新の「パナメーラ スポーツ ツーリスモ」に「ターボSE−ハイブリッド」を追加しているが、搭載されているゼロエミッション走行の「Eモード」が911ではさらに進化するらしい。

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最新情報に基づいたレンダリングCG、そしてスパイショットではフロントフェンダーなる通常の給油口とは別に、リアフェンダーに充電口のようなキャップが見られ、黄色い高電圧警告ステッカーもあった。

 

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「ターボSE-ハイブリッド」は4.0リッターV8エンジンに電気モーターの新世代ハイブリッドで、最高出力680ps、最大トルクは850Nmを発揮。0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は310km/hという。現行のパナメーラ4SE-ハイブリッドでは、電気モーターのみで走行する「Eモード」の最大航続距離は49kmであるが、次期型911の「Eモード」は大幅に進化し、電気モーターのみで60kmの走行が可能とのこと。なお、ポルシェでは全モデルにPHVの設定を計画しているとも言われている。

 

 

 

ポルシェ初の市販EV「ミッションE」がニュルで7分30秒をマーク!

ニュルブルクリンクの北コースでポルシェ初の市販EV「ミッションE」がテストを行った。タイムは7分30秒と前回の8分から30秒も短縮されており、開発の順調さをうかがわせた。

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カモフラージュ具合は2017年10月時と同等であるが、ボディ下の三角センサーが取り外されていた。電気モーターのみで走る「ミッションE」は800Vのバッテリーを搭載し、最高出力600psで0-100km/h加速は3.5秒を誇る。また、20分のフル充電で530kmの走行が可能であるが、「ポルシェ ターボ・チャージングシステム」により15分で80%の充電を完了、420kmを走るという。

 

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ポルシェは「ミッションE」のために8億2200万ドル(約945億円)を投資して新工場を建設し、1400人以上を雇用しているという。気になるワールドプレミアは2019年秋とみられ、販売予測価格は8万5000ドル(約960万円)になりそうだ。

 

 

 

次世代ポルシェ「911カブリオレ」でフラップドアノブ復活!

ついに次世代ポルシェ「911カブリオレ」のルーフをオープンにした姿が捉えられた。ポルシェはペイントで偽装せずにダミーパーツやパネルで隠されるために生産型モデルとの識別が困難だが、今回は進化するボディの一端が確認できる。

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確認された「992」はホイールベースは延長されるものの、全長は現行同様のようで、リアでは左右テールライトを結ぶLEDストリップライト、ワイドになったトレッドが見てとれる。ラジエーターグリルのセンターと右の小さなレーダーは新開発の自動運転支援システム用と思われる。また、注目はドアノブで、996(2002年から2004年の5代目911)以来となる「フラップタイプ」となっている。

 

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室内では新型パナメーラから流用される高解像度ディスプレイ、タッチセンシティブコマンドが搭載となり、タコメーター以外はデジタル化さえるインストルメントクラスターとなる。

 

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パワートレインは3.0リッター水平対抗6気筒ターボエンジンで最高出力は390ps程度と予想されている。

 

ワールドプレミアは2018年後半とされる。

 

 

 

世界的ショコラティエによるポルシェ クレスト・ショコラのお味は?

ポルシェ ジャパンは世界トップクラスのショコラティエ、ジャン=ポール・エヴァン氏とのコラボレーションにより、ポルシェ クレストを細部にいたるまで再現した特別なショコラ(チョコレート)を制作。これを記念して、2018年1月12日から1月25日まで「Porsche Valentine Campaign 2018」を開催中だ。

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「Porsche Valentine Campaign 2018」ではポルシェブランドの証として、すべてのポルシェ車に刻まれている「クレスト」を再現したこのオリジナルショコラを、応募者のなかから抽選で選ばれた100名の方にプレゼント(非売品)。応募は下記キャンペーンサイトから申し込める。

 

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ポルシェとジャン=ポール・エヴァン氏との出会いは2016年。“世界のどこにもない、最高のものを創りたい”というお互いの想いへのリスペクトは、2017年にコラボレーションとしてパナメーラをイメージした、まろやかでほのかにキャラメルの香りを持つ「パナメーラ レ」と、ほろ苦さの中にも赤いフルーツのような酸味によって起伏のある味わいに仕上げた「パナメーラ ノワール」の2種類のショコラを生み出した。そして、2018年のコラボレーションのために、エヴァン氏はカカオの名産地トリニダード・トバコ共和国産の最高級のカカオ豆トリニタリオ種グラン クリュを選択。カカオ含有率を74%以上として、ポルシェのパワーにあふれながらも洗練された走りを、燻製を思わせるビターな香りと深い味わいで表現している。

 

「Porsche Valentine Campaign 2018」用オリジナルショコラは、1月16日から1月25日まで「ジャン=ポール・エヴァン チョコレート バー 丸の内店」と「ジャン=ポール・エヴァン 京都店」で実物が確認できる。

 

ジャン=ポール・エヴァン氏は次のようなコメントを発表した。

 

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「今回のショコラは、ポルシェのもつ“洗練さ”と“エレガンス”、そして“テクノロジー”をイメージして創りました。最高級のカカオ豆グラン クリュをチョイスしたのは、ポルシェのエンジンのように力強く強烈な風味を持ちつつも、ポルシェを運転するときに感じる刺激的な心の高ぶりといった側面も併せ持っているからです。ポルシェとのコラボレーションは私がとても大切にしているもののひとつです。なぜなら、それぞれの専門分野で、最上のものをお客様にお届けすることを大切に考えている2つのメゾン(企業)が、共同して作品を生み出しているからです。ぜひ、この至高のテイストを味わってみて下さい」

 

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【Porsche Valentine Campaign 2018 概要】
・応募期間:1月12日(金)〜25日(木)
・お渡し期間:2月13日(火)~18日(日)
・応募方法:キャンペーンサイト内の専用の応募フォームより
・応募条件:応募は1名につき1回まで
※プレゼント当選の対象は日本国内在住者に限る。また、当選した際、応募者本人が上記のお渡し期間内に指定のポルシェ正規販売店までご来店いただける方のみ応募が可能。

 

●キャンペーンサイト

http://www.porsche.co.jp/valentinecampaign2018/

 

 

 

ポルシェ ジャパンが今年で20周年!

ポルシェ ジャパンは2018年1月、ポルシェ本社100%出資の正規インポーターとして20周年を迎えたことを発表した。当初、911(タイプ996)およびボクスター(タイプ986)という2車種の取り扱いでスタートし、正規販売拠点数は32拠点。この年の登録台数(JAIA調べ)は1487台というものだった。ところが2002年のカイエン導入、2009年のパナメーラ、そして2014年のマカンなど、モデルレンジの充実も図りながら着実にマーケットを拡大してきた。

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2018年はこれまで以上に「Intelligent Performance」コンセプトを推進。パナメーラ ターボS Eハイブリッドなどプラグインハイブリッドモデルの充実を図るとともに、コネクティビティとデジタル化などを含め、近い将来に控えている電気自動車の国内導入に向けて選任プロジェクトチームを組んで準備を進めている。

 

現在、販売店は新車販売店であるポルシェセンターが44店舗にのぼるほか、認定中古車センターは13を数える。2017年度の登録台数はまだ公開されていないが、2016年度の実績6745台(JAIA調べ)と同程度になるとポルシェ ジャパンでは予測。この水準はポルシェ ジャパン設立当初からおよそ4.5倍におよぶ。

 

ポルシェ ジャパン代表取締役社長の七五三木敏幸氏は次のようなコメントを発表している。

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「2018年1月1日をもってポルシェ ジャパンは営業開始から20周年を迎えることができました。皆様からの長年にわたるご支援に心より感謝いたします。営業開始当時には今では伝えきれないほどの苦労があったと初代社長である黒坂 登志明さんからも聞かされています。ポルシェでは販売終了から10年が経った車は原則的に”クラシック”にカテゴライズされます。つまり営業初年度に販売された車は、すでにクラシックとなって久しいことになります。我々はポルシェの歴史を過去から現在、そして未来へ繋ぐように、お客様が長きにわたってポルシェを所有し続けるための施策としてポルシェ クラシックを展開しています。

 

現在、ポルシェが販売する全ての車はスポーツカーとして第一級の性能を持ちますが、我々が誇る高い効率性のアイコンとしてパナメーラおよびカイエンには、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルをラインナップしています。ル・マンで活躍した919ハイブリッドから生まれた多くの技術がこれらPHEVモデルに共有されています。

 

2019年にはポルシェ初の100%電気自動車、ミッションEがスポーツカー新時代の幕開けを告げるモデルとしてデビューする予定です。現在、私どもはミッションEの導入、そして日本における電動化をリードすべく全社一丸で取り組んでいます。そしてポルシェ ジャパンが30周年、40周年を迎えた時も、日本でポルシェならではのスポーツカードライビングを楽しんでいただける環境づくりのため、今後も努力して参ります」

 

タイトル写真:ポルシェAGセールス&マーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテン氏と、ポルシェ ジャパン代表取締役社長の七五三木敏幸氏

 

【ポルシェ ジャパンの沿革】

1995年11月 : ドイツ ポルシェAG社の100%出資子会社として、「ポルシェ自動車ジャパン株式会社」を東京都港区に資本金5千万円で設立

1996年12月 : 本社を東京都港区より東京都目黒区に移転

1997年6月 : 社名を「ポルシェ ジャパン株式会社」に変更

1997年10月 : 資本金を8億円に増資、ポルシェAG社によるポルシェ ジャパン株式会社およびニュー911モデルのプレスリリース発行

1998年 1月 : ポルシェ車の総輸入販売元として営業開始

2002年 7月 : 神奈川県横浜市にトレーニングセンターを開設

2016年 7月 : 本社を東京都目黒区より東京都港区の現住所に移転

 

【主要販売モデルの変遷】

1998年1月 : 911(タイプ996)およびボクスター(タイプ986)の販売を開始

2003年9月 : 初代カイエンの発表および受注開始

2004年8月 : 911(タイプ997)のフルモデルチェンジ発表および受注開始

2004年12月: ボクスター(タイプ987)のフルモデルチェンジ発表および受注開始

2006年8月 : 初代ケイマンの発表および受注開始

2009年3月 : 初代パナメーラの発表および受注開始

2010年3月 : カイエンのフルモデルチェンジ発表および受注開始

2010年11月: カイエンS ハイブリッドを発表し受注開始

2011年6月 : パナメーラS ハイブリッドを発表し受注開始

2011年11月: 911(タイプ991)およびのフルモデルチェンジおよび受注開始

2012年6月 : ボクスター(タイプ981)のフルモデルチェンジおよび受注開始

2012年12月: ケイマン(タイプ981)のフルモデルチェンジおよび受注開始

2013年4月 : パナメーラS Eハイブリッドを発表し受注開始

2014年2月 : マカンS、マカン ターボの受注開始

2014年4月 : マカンの受注開始

2014年7月 : カイエンS Eハイブリッドの受注開始

2015年9月 : 911(タイプ991II型)のフルモデルチェンジおよび受注開始

2016年2月 : 718ボクスター(タイプ982型)のフルモデルチェンジおよび受注開始

2016年4月 : 718ケイマン(タイプ982型)のフルモデルチェンジおよび受注開始

2016年7月 : パナメーラのフルモデルチェンジおよび受注開始

2017年12月 : カイエンのフルモデルチェンジ発表および受注開始

次世代型ポルシェ911の最新鋭デジタルコックピットはコレだ!

タコメーター以外が全てデジタル化! という、タイプ992世代へと移行するポルシェ911の次世代型コックピットが今回、初めて鮮明に判明した。

 

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「パナメーラ スポーツツーリスモ」同様の12.3インチディスプレイを備える「アドバンスコックピット」が見られるが、注目は前後するブロック型のシフトレバーだ。中央の列のボタンをでパークモードや手動モードに切り替わる仕組みで、電子パーキングボタンはカップホルダ−の後ろにある。

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次期型プラットフォームには、ランボルギーニ「アベンタドール」後継モデルにも採用が見込まれるポルシェの新世代スポーツカー・モジュラープラットフォームが採用されるようだが、トレッドを広げホイールベースは延長されるという。

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パワートレインは、3.0リッター水平対向6気筒ターボが最高出力390psを発揮するという。またポルシェ会長のオリバー・ブルーメ氏のコメントによって992型へのPHEV投入は確実となっている。

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気になるワールドプレミアは2018年秋、PHEV投入はは2020年以降となりそうだ。

【1分でわかる】ポルシェSUVを改めて取材ーーカイエンとマカンに共通する「ポルシェらしさ」とは?

本記事では、ポルシェのSUVであるカイエンとマカンにおける最大の魅力を簡単にお伝え!

 

同2車種は「SUVである以前にポルシェ」と乗り手に実感させる走りのキャラクターです。もちろんSUVに求められる要素、例えば室内や荷室の使い勝手は同クラスのライバルに見劣りするところはないし、いざとなれば背の高い見た目相応の悪路走破性も披露してくれます。しかし、この両車だからこその強みは、やはりオンロードでのスポーツ資質の高さなのです。

 

特に、前後のタイヤサイズを変えてまで操縦性を磨いているマカンは、積極的に振り回すのが楽しいほど。ハンドリングの切れ味がここまで鋭く、なおかつ正確なSUVはほかにないと断言できます。

 

そんなマカンと比較すれば兄貴分のカイエンは多少大人びているが、こちらもスポーツ性はクラス随一。また、カイエンではプラグインハイブリッド仕様が選べることも魅力のひとつです。EVとしても使えるだけに、自然の中に分け入るようなSUV本来の用途でもクリーンに走れるのです。

 

ポルシェの国内販売はいまや4ドアモデルが6割!

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ポルシェといえば911に代表されるスポーツカーのイメージが強いですが、販売の主力はカイエンやマカン、そしてパナメーラといった4ドアモデルです。2016年度はマカンが国内のトップセラーでした。

 

【カイエン】「進撃のポルシェ」を支える立役者

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ドイツ本国では3代目が発表済みですが、日本では来春まで現行モデルが販売されるカイエンは、ポルシェの好業績を支える立役者となっています。6グレード構成で、価格は894〜2273万円。試乗車はプラグインHVのカイエンSEハイブリッド。EU基準で約18〜38㎞のEV走行が可能です。

 

【マカン】昨年度は“一番売れたポルシェ”に

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当初は注文が殺到し、中古車市場ではプレミアム価格で取り引きされていたマカンだが、発売から3年を経てようやく安定した供給体制になりました。日本向けは5グレード構成で、価格は699~1194万円。写真の試乗車は2ℓターボを搭載したベーシック仕様です。

ポルシェミュージアムが最古の911を初披露

ポルシェAGが運営するポルシェ ミュージアムではこのほど、3年をかけてレストアした最古の911を同ミュージアムのコレクションに追加。2017年12月14日から2018年4月8日までの期間、「911(901 No.57)-レジェンドのテイクオフ」と題した特別展示を開催中だ。

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3年かけてフルレストア

レッドカラーにペイントされたこのクーペは、1964年に初の量産スポーツモデルとして生産された1台。当時は901の名で知られていた。誕生からちょうど50年が経過したタイミングで、ポルシェ ミュージアムは偶然にもこのレアな個体に出会い、レストアを視野に入れて購入に至った。

 

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ひどく錆ついた状態を元に戻すまでには、合計で3年もの年月が費やされた。これは別の個体(このレストアのためにもう1台購入)から取った純正のボディパーツを使用するなどしたため。レストアは原則として、パーツ交換を最小限にとどめ、できるだけ元のパーツを利用する方針だった。

 

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こうしてポルシェ ミュージアムは歴史的に重要なスポーツカーを、見事に蘇らせたのである。

 

わずか20分の充電で530kmを走破できる、ポルシェ初EVとなる「ミッションE」とは?

ポルシェ初となる市販EV「ミッションE」の市販型プロトタイプが厳冬のスカンジナビアで寒冷地テストを開始し、その姿が捉えられた。

 

EV専用「J1」プラットフォームが採用された2015年に公開された初のコンセプトモデルの美しいクーペルーフを継承する4ドアサルーンは、ヘッドライトやCピラーなど未だ多くのダミーパーツを装着しているものの、その本来の姿が垣間見える。

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注目は、この「ミッションE」の充電は現在主流である400Vではなく、800Vシステムを採用することであり、フル充電は約20分で完了。530kmの航続距離を実現するというのだ。

 

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パワートレインンには2基のモーターが搭載され、最高出力は600ps。0-100km/h加速は3.5秒、0-200km/h加速は11秒台とフェラーリ「F50」級の加速力を持つとレポートされている。

 

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ポルシェは今後、「パナメーラ」や「カイエン」にもEVモデルを投入する予定だが、この「ミッションE」が市販EV第一号となる模様で、待たれるワールドプレミアは、2019年から2020年と見られている。

あなたのリアルな“ポルシェ体験”は?

高校3年の夏ごろから、バイトを強く意識していた。12月半ばに推薦受験し、合格通知が届いた翌日から教習所に通い始め、バイトも決めた。はっきり言って、受験よりバイトに対する意識のほうが大きかったと思う。1日も早く自分の車を手に入れるという最大の目的があったからだ。

30996125 - hands on steering wheel of a car and motion blurred asphalt road and sky

観賞用の自動車雑誌

最近は若年層の車離れが目立つようだが、筆者が大学に入った80年代初頭は、男子がバイトする理由の90%は車を買う頭金を作ること、そして月々の月賦の支払い金と維持費を生み出すためだったにちがいない。

 

ある程度お金が貯まったら、どんな車を買うかという選択肢がより現実味を帯びてくる。ネットがなかった時代の情報収集の媒体として信頼できるのは、中古車販売専門誌だ。週刊誌を何種類か買って、気になる車種の年式や最低価格をグラフにして検討したりしていた。そういうプロセスで車を選び、大学1年の夏休みに入った直後、人生初のマイカーとなったいすずジェミニのクーペを買った。

 

中古車専門誌は実用本以外の何物でもない。その一方、筆者が鑑賞用として位置付けていた雑誌がある。それが『ル・ボラン』――フランス語でハンドルを意味する言葉――だ。当時のキャッチは確か、“ファッショナブルな男のカーマガジン”だったと思う。

 

表紙の手触りも他の雑誌とはちょっと違って、独特の高級感があった。それは、ヨーロッパ車に軸足を置いた編集方針とも無関係ではなかった気がする。

 

最新号特集は絵になるポルシェ

そして今回、その『ル・ボラン』の最新号(ル・ボラン編集部・編/学研プラス・刊)をひさびさに手に取った。表紙もふくめすべてが高級感あふれる手触りだ。いや、高級感を軸にすればグレードアップしている。版型もかなり大きくなった。

 

昔も毎月かなり読み込んだ記憶がある総力特集は、“まるごとポルシェ!”。タイトル通り、新型モデルのレビューから歴代モデル乗り比べといったポルシェだらけの構成だ。もちろんポルシェのオーナーになったことはない。でも、さまざまな思い出が甦る。

 

たとえば、トム・クルーズ主演の『卒業白書』(1983年)では、トムが演じる高校生の父親の車がポルシェ928だった。ハリウッド映画で使われるのだから、公開当時は人気車種としてアメリカでも確たる地位を築いていたことがうかがわれる。

 

1990年から放送されていた『ビバリーヒルズ高校白書』。メインキャストの一人ディラン・マッケイ――なだぎ武さんがモノマネしていたあのキャラだ――の愛車が、ポルシェの旧車である356Aスピードスターの黒だった。

 

『卒業白書』でも『ビバリーヒルズ高校白書』でも、重要な役回りで使われていたのがポルシェだったのだ。いい車は、ハリウッド映画でも人気テレビシリーズでも独特の存在感を放っていた。

 

リアルなポルシェ体験

2005年から3年間ほど、カリフォルニア州のアーバインに住んでいた。ディズニーランドがあるアナハイムから車で20分くらいのところにある町だ。やたらキレイな道路や家並みが目立つこの町でやたら見かけた車が、2002年に発売が始まったポルシェ・カイエン955だ。

 

SUVブームの中発売されたこのモデルは、本当にしゅっとしていた。メタリックブラックもパールホワイトもカッコよかったが、一番好きなのはバーガンディーだ。ワインレッドよりも落ち着いた渋い色調で、あずき色と表現するのが一番近いかもしれない。

 

見出しに“リアル”と書いてはみたものの、筆者のポルシェ体験のレベルは残念ながらこの程度でいっぱいいっぱいだ。

 

タイムスリップの媒体

執筆陣による“911について語ろう”はとても読み応えがあった。1960年代から現在に至るすべてのモデルを徹底比較して、ベストワンを決めるという趣向。その流れで最新モデル911GT2 RSの試乗レポートと併せ、全車種徹底研究もよかった。筆者としては、もちろん新型カイエンのレポートをお勧めしたい。

 

『ル・ボラン』は、とてもスタイリッシュな雑誌だ。そして、ものすごく車に詳しいわけではない筆者でも引き込まれる記事が多い。最新号を読んでいて、高校を卒業する前の半年くらいの間の思い出が甦った。背表紙を見たら、通巻490号と書いてある。筆者と同じ思いにとらわれる人たちは、たくさんいるだろう。

 

懐かしいついでに、探したいものがある。1980年代、主にラジオで流れていたル・ボランのCM音源だ。あのジングルみたいなCMソング、覚えてる人いないかな。

 

 

【著書紹介】

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ル・ボラン 2018年1月号

著者:ル・ボラン編集部
出版社:学研プラス

ドイツ車をはじめとする輸入車を軸に、クルマやクルマ用品、ニュースなどをタイムリーに発信する月刊自動車雑誌。ダイナミックなビジュアルとわかりやすい記事には定評があるほか、欧州車を中心とする独自の現地取材企画は高い人気を誇る。

Kindleストアで詳しく見る
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紀伊國屋書店ウェブストアで詳しく見る

【東京モータショー2017】現在のポルシェを象徴するカイエンの3代目がアジアプレミア。最強のスポーツツーリスモも登場!

いまや、日本における911を筆頭とする2ドアモデルの販売比率は4割程度というポルシェ。世界的に見れば英国と並び健闘している方だというが、もはやビジネス面の主力はカイエンやマカンなどの4ドアモデルに移行している。

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そんな事情と、最新モデルであることを反映して今回のポルシェブースで主役を張っていたのは3代目カイエン、そしてパナメーラ・ターボS Eハイブリッド・スポーツツーリスモだった。

 

 

カイエン

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東京モーターショーがアジアプレミアとなった新型カイエン。マカンに続き、タイヤは前後で異なるサイズが標準となった。発売は2018年半ばというが価格はすでに発表済み(9,760,000~18,550,000円)

 

 

パナメーラ スポーツツーリスモ

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パナメーラ同様、フラッグシップモデルとしてスポーツツーリスモにターボS E-ハイブリッドが追加。こちらはジャパンプレミアで、価格は29,073,000円と発表されている。

 

プレスカンファレンス翌日のメインステージ上にはスポーツツーリスモに並んでパナメーラのPHVモデルが追加。もちろん、マニアがポルシェの「本業」と考えるスポーツモデルも展示されていたが、リニューアルされた911GT3が裏手にひっそりと展示されていたあたりにポルシェの現在(いま)を感じずにいられない。

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【東京モータショー2017】現在のポルシェを象徴するカイエンの3代目がアジアプレミア。最強のスポーツツーリスモも登場!

いまや、日本における911を筆頭とする2ドアモデルの販売比率は4割程度というポルシェ。世界的に見れば英国と並び健闘している方だというが、もはやビジネス面の主力はカイエンやマカンなどの4ドアモデルに移行している。

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そんな事情と、最新モデルであることを反映して今回のポルシェブースで主役を張っていたのは3代目カイエン、そしてパナメーラ・ターボS Eハイブリッド・スポーツツーリスモだった。

 

 

カイエン

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東京モーターショーがアジアプレミアとなった新型カイエン。マカンに続き、タイヤは前後で異なるサイズが標準となった。発売は2018年半ばというが価格はすでに発表済み(9,760,000~18,550,000円)

 

 

パナメーラ スポーツツーリスモ

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パナメーラ同様、フラッグシップモデルとしてスポーツツーリスモにターボS E-ハイブリッドが追加。こちらはジャパンプレミアで、価格は29,073,000円と発表されている。

 

プレスカンファレンス翌日のメインステージ上にはスポーツツーリスモに並んでパナメーラのPHVモデルが追加。もちろん、マニアがポルシェの「本業」と考えるスポーツモデルも展示されていたが、リニューアルされた911GT3が裏手にひっそりと展示されていたあたりにポルシェの現在(いま)を感じずにいられない。

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