市場に出ている家庭向けポータブル電源としては超大容量のバッテリーと高出力を実現しているDELTA Pro Ultraですが、ハイスペックゆえに家庭での利用シーンがイマイチ想定できないところ。そこで、EcoFlow Technology Japanでは、「家庭用蓄電システム」としての利用を提案しています。
具体的には、DELTA Pro Ultraと電源切替盤をセットで家庭に導入することで、「ソーラーパネル+パワーコンディショナー」「ソーラーパネルのみ」「ソーラーパネルを設置できない集合住宅など」の3つのシーンで活用できるとのこと。
ひとつめは、ソーラーパネルによるエネルギーをパワーコンディショナーで変換し、住宅用分電盤に電力を送ります。分電盤からDELTA Pro Ultraに電力が送られ、そこからさらに電源切替盤を通して、各家電に電力を送る仕組みです。
こうすることで、DELTA Pro Ultraに蓄電しつつ、家電を動かせます。さらに、商用電力もDELTA Pro Ultraに供給されるうえに、自家消費や充電電力が少ない場合は売電も可能となっています。
↑ソーラーパネル+パワーコンディショナーのシステム構成図
ふたつめのソーラーパネルのみは、ソーラーパネルとDELTA Pro Ultraを接続し、ソーラーパネルからのエネルギーを蓄電しながら、DELTA Pro Ultraから電源切替盤を通して家電を動かす仕組み。パワーコンディショナーが故障したユーザーや、新規でソーラーパネルを設置するユーザー向けとなっています。
太陽光による発電量の不足や夜間、またDELTA Pro Ultraからの蓄電量が不足した際は、電力会社から供給される電力で家庭への出力はもちろん、蓄電も可能。さらに、万が一DELTA Pro Ultraが故障した際などは、電源切替盤が瞬時に切り替わり、DELTA Pro Ultraからではなく電力会社からの供給で家庭に出力してくれます。
↑ソーラーパネルのみの構成図
最後のソーラーパネルがない場合は、電力会社から送られる電力をDELTA Pro Ultraで蓄電しながら、電源切替盤を通して各家電に出力する仕組みです。主に非常用電源としての導入を想定しており、停電した際には蓄電したDELTA Pro Ultraの出力で家電を動かします。
ふたつめ同様、DELTA Pro Ultraの故障や持ち出しの際は、電源切替盤が電力会社から供給の電力に自動で切り替えます。
注目の製品は、今年11月に販売を開始したばかりの最新ポータブル電源「Anker Solix C1000 Portable Power Station」。同製品は、コンパクト設計ながらも容量1056Whで、本体充電速度に優れています。製品寿命の長さも特徴で、リン酸鉄リチウムイオン電池の採用や電子部品の発熱抑制、製品本体の堅牢性の向上、バッテリーマネジメントシステムの搭載などによる、Anker独自の「InfiniPower設計」により、約10年間使用できます。
そのほか、Anker独自技術のウルトラノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Air 2 Pro」、吸引と水拭きの両方に対応&リアルタイムマッピング機能搭載のロボット掃除機「Eufy RoboVac L70 Hybrid」、家でも外でも100インチの大画面が楽しめるAndroid TV 9.0搭載のモバイルプロジェクター「Nebula Capsule II」、デスク周りの整理整頓に最適な「Anker Magnetic Cable Holder」もセール対象となっています。
↑左から、Anker Solix C1000 Portable Power Station(税込9万9900円、29%オフ)、Anker Prime Charging Station(6-in-1, 140W)(税込9990円、33%オフ)、Anker Prime Wall Charger(67W, 3 ports, GaN)(税込5990円、29%オフ)、Anker PowerCore Essential 20000(税込3690円、26%オフ)、Anker 733 Power Bank(GaNPrime PowerCore 65W)(税込1万990円、27%オフ)、Anker 675 USB-Cドッキングステーション(12-in-1, Monitor Stand, Wireless)(税込2万1990円、33%オフ)、Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8m(税込1400円、26%オフ)
「Soundcore Liberty 4」と「Nebula Capsule 3 Laser」も発売以来の最安値で登場します。Soundcore Liberty 4は、Soundcore完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルで、LDACに対応し、ハイレゾ音源が再生できます。Nebula Capsule 3 LaserはAndroid TV 11.0を搭載し、HDR10への対応やフルHDによる高コントラストで高解像度の映像が楽しめるモバイルプロジェクターです。
↑左上からSoundcore Liberty 4(税込1万1290円、25%オフ)、Soundcore Life Q30(税込6990円、22%オフ)、Nebula Capsule 3 Laser(税込7万9900円、33%オフ)、AnkerMake M5(税込6万4990円、35%オフ)、Eufy Smart Scale P2 Pro(税込4790円、31%オフ)、Eufy Clean X9 Pro with Auto-Clean Station(税込7万4990円、32%オフ)、Eufy Security SmartTrack Card(税込2790円、30%オフ)、MACH (マッハ) V1 Ultra(税込7万9900円、33%オフ)、MACH (マッハ) V1(税込3万9990円、50%オフ)
同セールでは、今年発売したリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているPlusシリーズ製品を含めた40品目以上の製品を最大40%オフで販売。Jackery Japan公式X(旧Twitter)およびInstagramアカウントでは、12月発売予定の新製品「Jackery Explorer 100 Plus」やQuoカードPayのプレゼントキャンペーンも11月17日より実施します。
セールアイテムの一例として、高速充電対応モデル「Jackery Solar Generator 1000 Pro 100W」が、40%オフの10万7940円に。
新製品では、「Jackery Solar Generator 300 Plus 40mini」が25%オフの3万7425円、「Jackery Solar Generator 1000 Plus 100W」が30%オフの14万1960円、「Jackery Solar Generator 2000 Plus 200W」が25%オフの24万8500円となっています。
キャンプや車中泊などのアウトドア、あるいは防災時の電源として、いま人気のポータブル電源。この10月、最大450W出力まで対応したものとしては「お手頃な価格」、最大60WのUSB-C出力&60分で満タンになる「高速充電」、力の弱い人でも持ち運べる「軽さ」という”三拍子”そろった「EcoFlow RIVER 2」が発売されます。
EcoFlow RIVER 2の重さは3.5kg。従来機のEcoFlow RIVERと比べ、1.5kgの軽量化に成功しています。このおかげで可搬性が大きくアップ。キャンプで利用するなど、アウトドアに持ち出すことが少なくないポータブル電源にとって携帯性は欠かせない要素なので、その利用しやすさは増大しているといえます。
先ほども触れたように、EcoFlow RIVER 2のUSB-Cポートからの給電速度は最大60W。これは、機種次第ですが、一般的なスマホ、ノートパソコンの充電機器の給電速度より速いといえます。すでに挙げた例ですが、MacBookに標準で付属しているUSB-Cアダプタが30W出力です。本機をコンセントに挿しながらデバイスへ給電することも可能なので、サイズこそ大きいですが「すぐに充電をしたい!」というときには、急速充電器として本機を使えます。
そこで活躍するのが本機。X-Boostにより最大で合計450Wまでの出力に対応、AC電源なら2つのコンセントジャックを備えるEcoFlow RIVER 2に一部の家電の電源を逃がすことによって、ブレーカー落ち対策に使えるのです。
↑停電時、USB-C出力でタブレットを動かしながら、USB-A出力でランプを点灯させている様子
その3. ソーラー充電による日常使い
EcoFlow RIVER 2がソーラー充電に対応していることはすでに解説しましたが、これはアウトドア、災害時だけでなく日常生活でも使えます。別売りの「110WEcoFlowポータブルソーラーパネル」から充電すれば、最速3時間で満充電が可能。ソーラー充電の速度は天候に左右されるうえ、ソーラーパネルが最大出力を発揮できるのは夏至周辺の日の快晴時に限られますが。晴れの日、外に本機につないだソーラーパネルをベランダなどに出してから外出すれば、家に帰るころにはバッテリーが満充電になっているケースも多いでしょう。
ここまでの解説で、EcoFlow RIVER 2が活躍するシーンの幅広さがお分かりいただけたかと思います。ほかのポータブル電源と比較して、満充電まで60分という圧倒的な高速充電・低価格軽量といえる本機は、ポータブル電源の入門機としておすすめです。今回挙げた利用シーン、特に、モバイル機器の急速充電ニーズやブレーカー落ちに悩まされたことのある読者は少なくないはず。そういった悩みを解消しながら、万一の災害時にも備えられる。本機は、停電時にはもちろん、日常生活の安心感もこっそり増してくれる、影の立役者になることでしょう。
最後にEcoFlow RIVER 2と同時に姉妹モデル、「EcoFlow RIVER 2 Max」「EcoFlow RIVER 2 Pro」(近日発売予定)も発売されます。
↑EcoFlow RIVER 2 Max、価格は6万4900円(税込)
EcoFlow RIVER 2 Maxは、最大出力が合計500W(X-Boost時750W)。搭載ポートがAC×4、USB-A×3(12W)、USB-C×1(最大100W)、シガーソケット×1(126W)、DC5521×2とさらに多彩なシチュエーションに対応できるモデル。車中泊や1泊のキャンプなどのアウトドアシチュエーションで活躍しそうです。
↑EcoFlow RIVER 2 Pro、価格は8万8000円(税込)※近日発売予定
最上位モデルであるEcoFlow RIVER 2 Proは、最大出力が合計800W(X-Boost時1000W)。搭載ポートはEcoFlow RIVER 2 Maxと同じですが、768whと約1.5倍もの容量を備えています。1000wの出力に対応するとなると熱を発する機器にも対応できるため、もちろん防災用として備えておくにはピッタリですし、本格的なキャンパーにもおすすめのモデルです。
ハイコスパで軽くてどんなシーンにも持ち出しやすく、いつでも使いやすい「速さ」を備えるEcoFlow RIVER 2シリーズ。最初の一台にまずEcoFlow RIVER 2から試してみてください。
さらに、業界初となる「X-Boost技術」により、最大出力W数を超える機器を動作させることも可能に。EcoFlow RIVER 2であれば、最大出力300Wのところ、X-Boostにより450Wまでの家電製品などを動作させることができます。これにより、屋外やアウトドアでも家庭用の電化製品や調理家電などが使える製品の幅が広がります。
ポータブル電源「PORTABLE POWER STATION」を開発・販売するオウルテックの品質管理部 マネージャーの羽島 敦さん、技術部 リーダーの川本 武志さん、広報部 サブマネージャーの佐久間 航平さんに話を伺いました。
↑オウルテックのポータブル電源「PORTABLE POWER STATION 172800mAh(左)/112000mAh(右)」
――御社で販売しているポータブル電源「PORTABLE POWER STATION」では、製品の安全性をどのように高めているのでしょうか。
川本さん(以下、川本):「PORTABLE POWER STATION」には、「バッテリーマネージメントシステム(BMS)」という機能を搭載しています。これは、過充電・過放電・過負荷を防ぐ機能、ショート保護機能、温度管理・電池残量の算出・セル電圧の平均化を促す機能などの総称です。これにより、バッテリーに起因する事故を未然に防いでいます。
↑バッテリーマネージメントシステム
さらに弊社の安全面でのこだわりとして、一貫した工場で製造しているという点も挙げられます。「PORTABLE POWER STATION」では、バッテリーを構成するセルを作るところから製品まで一貫した工場で作っています。メーカーによっては、外部からセルや部品を仕入れて組み立てているところもありますが、弊社では安全性を高めるため、一貫した工場で作り、工場監査などもしっかり行っています。
一貫した工場で製造することの利点として、セルの段階から品質を平均化して安定した製品クオリティに結び付けられることが挙げられます。「PORTABLE POWER STATION」では、ひとつひとつのセルの電圧や内部抵抗値などを測り「平均化」という作業を行っています。セルをよそから購入して組み立てているだけの工場では、ここまで細かい管理を行っているところは少ないと思います。これにより、ひとつの製品のなかに含まれるセルの性能にバラつきがなくなり、結果として製品の安全性を高めることにつながっています。
ポータブル電源はその分かりやすさから、バッテリー容量に注目が集まりがち。 いかに多く積むかの容量競争ともいえる状態が起こっています。そんななか5月14日にオウルテックから発売されるポータブル電源「PORTABLE POWER STATION 112000mAh/172800mAh」は、特に“安全性”というポイントに力を入れて作られた新製品です。
↑PORTABLE POWER STATION 112000mAh(OWL-LPBL112001-BK)
↑PORTABLE POWER STATION 172800mAh(OWL-LPBL172801-BK)
まずは、「PORTABLE POWER STATION」の基本的な性能について紹介していきましょう。同シリーズには2つのモデル「OWL-LPBL112001」と「OWL-LPBL172801」があり、主な違いはバッテリー容量です。たとえばiPhone 12の場合、前者は約21.5回、後者は約33回の充電が可能。容量にともなってサイズや重量も若干異なり、前者は約5kg、後者は6.8kgとなっています。
山田「コンロの直火やアツアツのヤカンは子どもにとっては危ないので、できればケトルを使いたいですよね。非常時でも子どもにはいつもと同じ環境を構築してあげたいので『PORTABLE POWER STATION』の活躍の場は広いです」
【その2】停電時の緊急照明に
「両手が使えるのはありがたい」(堀江)
「子どもが寝るまでのナイトライトに」(山田)
夜に停電となったときに欠かせないのが周囲を照らす明かりです。スマホには懐中電灯のように光る機能もありますが、緊急時のスマホの電力消費は抑えたいところ。「PORTABLE POWER STATION」はLED照明を備えていて、安定的に広範囲を照らしてくれます。懐中電灯を用意することは大前提ですが、ママ目線で本製品があると様々な面でメリットがあるといいます。
堀江「私はアウトドア用のLEDランタンをもっていないのですが、『PORTABLE POWER STATION』があれば停電時の明かりはひとまずなんとかなりますね」
山田「もしLEDランタンを使う場合、12Wの明るさなら172800mAhモデルで約41時間も使えます。バッテリー式のランタンであればケーブルレスで使えるので、部屋の高い位置に設置して、部屋全体を照らすことができます。様々な照明インフラを持てる点で『PORTABLE POWER STATION』はオススメですね」
↑足元を照らして安心させてくれたり、避難道具などを探すときに役立ったり。懐中電灯としてスマホを使うと手がふさがってしまいがちですが、固定できる「PORTABLE POWER STATION」は使い勝手も良好です
ポータブル電源は、携帯性の容易さも大切な要素のひとつ。「PORTABLE POWER STATION」には取っ手が付いていて持ち運びがしやすく、112000mAhモデルは約5kg、172800mAhモデルは6.8kgとなっています。堀江さんによると、112000mAhモデルであれば、女性でも持ち運びできますとのこと。
山田「はい。日常的なシーンでもいざというときに役立つので、『PORTABLE POWER STATION』は実にコストパフォーマンスが高いアイテムなんです。もっていて損はありませんよ」
4つの停電時と2つの日常的なシーンで、「PORTABLE POWER STATION」の活用法をレポートしました。一家に一台あると便利であることが、お分かりいただけたのではないでしょうか。本企画では、ガジェットもアウトドアも大好きなフォトグラファー、桐島ローランドさんをゲストに迎えた【アウトドア編】や【車中泊編】もあります。より多彩な使い道を紹介したこちらの記事も、ぜひ参考にしてください。
なかでもいま、最も注目を集めているのが2021年5月に発売されるオウルテック「PORTABLE POWER STATION」。スマホなどのガジェットはもちろん、電気毛布やポータブル冷蔵庫などのアイテムも長時間駆動も可能な高性能な新作です。今回は新たなアウトドアスタイルとして人気の車中泊に、スペシャルゲストが本機を持ち込んで体験。車中泊ならではの問題を、ポータブル電源がどう解決してくれるのか、編集部と一緒に考えました。
【キャンプ編】【車中泊編】では、写真家で、3Dモデル技術のトップランナーである桐島ローランドさんにスペシャルゲストとして参加いただきます。山梨県道志村にあるサブスク型キャンプ場(今風!)である「CAMP SPACE DOSHI 2.0」でPORTABLE POWER STATIONの2モデルを、GetNavi web編集長の山田佑樹と様々なケースで使ってみました。