Appleユーザーにおすすめ、防水Bluetoothスピーカー! 動画クリエイター・たかぼんに聞く、ブラックフライデー戦利品

日用品から、普段はちょっと手を出しにくいような高級家電まで、多くのアイテムがお得になったブラックフライデー。駆け込みで買ったものが手に届き、ようやく使い始められるという人もいるのでは。

 

そうしたなか、日ごろ最新の家電やガジェットに触れ、身をもって使い勝手を検証している有識者たちはどんな買い物をしたのでしょうか。今回は、「1K8畳でひとり暮らし」するなかで、「これいいな」と思った生活雑貨やガジェットの情報を発信している、「たかぼん」さんが購入した2アイテムをご紹介します。

 

たかぼん

お気に入りのモノや部屋づくりについて発信。 ホワイト×ナチュラルウッドの組み合わせが好き。YouTube登録者3万人。

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Appleユーザーにおすすめの「防水ワイヤレススピーカー」

↑「Beats Pill」シャンパンゴールド(写真提供:たかぼんさん)

 

まず一つ目は、ワイヤレスBluetoothスピーカーの「Beats Pill」。もともと、お風呂で使うためのスピーカーを探していたと言います。それまで使っていた2000円ほどのスピーカーでは物足りず、防水性能の良いスピーカーにアップグレードしようと思っていたそう。

 

「浴室でYouTubeを見たり音楽を聴いたりするので、音質や音量についてもっと満足できるものが欲しかったんです。低音がしっかり聞こえるようになり、音質が格段に良くなりました。前のスピーカーは(iPhoneと接続した状態の場合)、シャワーを浴びながらだと音量を7~8割にしないと聞きにくかったのですが、Beats Pillなら3割ほどの音量でも聞けます」(たかぼんさん)

 

これまで使っていたスピーカーとはそもそも価格帯が違うので、音量・音質共に順当にレベルアップできたようです。また、Bluetoothスピーカーの接続方式には「SBC」という規格がよく使われますが、「Beats Pill」は「AAC」に対応しており、音声の遅延が少なく、スムーズにコンテンツを楽しめる点も良いと話します。

 

さらに、「Beats Pill」はApple製品との相性が良く、接続がスムーズである点も、iPhoneやMacBookユーザーであるたかぼんさんにとっては、魅力だと言います。BeatsブランドがApple傘下である恩恵です。

 

「Apple IDでログインした端末同士でペアリングされ、1度接続すれば他の端末との切り替えがスムーズにできるのが便利です。以前使っていたBluetoothスピーカーでは都度、切り替えの際に接続の解除をしなければならないのが面倒でしたが、このスピーカーなら例えば、iPadからiPhoneに切り替えたい時にワンタップで済みます」(たかぼんさん)

 

たかぼんさんがセールで購入した際の金額は、1万9800円。通常価格は2万4800円ほどで、アマゾンではだいたい2万2000円程度で販売されているそう。2万円を切ってくると、お得感が増しますね。

↑シャンパンゴールドは家のインテリアに合っていて、持ち物との統一感も出せるので、デザイン面でも満足しているそう(写真提供:たかぼんさん)

 

Beats
Beats Pill ワイヤレスBluetoothスピーカー

 

普段はなかなか手が出しづらい、おしゃれブランドのポーチが2000円オフに

続いて、Native Unionというブランドの「テックオーガナイザー」。おしゃれなガジェットポーチです。たかぼんさん曰く、同ブランドは「デザインが凝っていて、スタイリッシュなiPhoneアクセサリーやケースを作っている」。ただ、ちょっと高い印象があるとのこと。

↑Native Union W.F.A テックオーガナイザー。「見た目もスタイリッシュに決まるので、持ち歩きたくなるアイテム」との談(写真提供:たかぼんさん)

 

「例えばiPhoneケースが6000円や7000円することもあるので、普段はなかなか手が出しにくい価格帯です。でも今回のセールで4312円になっていたので、約2000円もお得に買えました(通常価格は6160円)」(たかぼんさん)

 

手触りはアウトドアブランドのバックパックのような、固めの質感。自立するので形がくずれにくく、耐久性がありそうです。撥水加工が施されており、ファスナーも止水ジップで安心です。

↑横にしっかり開くので、中が見やすいのもうれしいポイント。コンパクトな見た目ながら収納力も〇(写真提供:たかぼんさん)

 

ガジェット関連のアイテムを持ち歩くことが多い、たかぼんさん。以前は無印良品の大きめポーチを使っていたそう。

 

新たにトラックボールマウスを使い始め、持ち運ぶ際に専用ケースに入れるようになったのがきっかけでポーチのスペースが空き、これまでよりもコンパクトなサイズのものに切り替えたと言います。

 

「デザインも気に入っています。ブラックやグリーンといった定番色もありますが、僕は『クラフト』を選びました。色合いがナチュラルで温かみがあり、他の持ち物のテイストともよく合っていると思います」(たかぼんさん)

 

ガジェット好きにとって、「収納」は避けて通れないテーマ。持ち運ぶためのアイテムにもこだわりたい人にとっては、ブラックフライデーはまさしく狙い目と言えますね。

 

Native Union
W.F.A テックオーガナイザー

ペンからスマホ・イヤホンまでまとめて斜めがけ! クツワ「文具エプロンバッグ ミニ」は高機能サコッシュの決定版では?

日常的に携帯しておく必要のあるもの、というのは人それぞれだと思う。例えば筆者の場合、まず何はなくともスマホは絶対に必要だし、それに加えてペンとメモ帳、ペン型ハサミ、ワイヤレスイヤホンあたりは常に身近にないと困る。これらのツールは基本的にすぐ使いたいものなので、「使いたい」と感じて2〜3秒以内には手元に取り出せているのが望ましい。

 

単に携帯したいだけなら、ポーチやペンケースにまとめてカバンに突っ込んでおけばいいのだが、問題はこの「すぐ使いたい」というところ。必要なものはサクッと取り出して、シュッと元に戻したい。そこでオススメなのが、いわゆる “腰袋” と呼ばれるタイプの収納ポーチだ。

 

スマホ+文房具が常時携帯できる「腰提げペンケース」

腰袋は、一般的に建築現場などで、作業をしている人の腰にぶら下がっている「工具類がいろいろ入ったポーチ」のことを指す。もしくは、美容師がハサミやクシなどを何本も腰袋に提げているのも、わりとお馴染みの光景だと思う。要するに、腰からぶら下げることのできるポーチであり、増設タイプのポケットみたいなものだと考えてもらえばいい。

 

ということで、今回オススメしたいのが、クツワ「文具エプロンバッグ ミニ」。工事現場用や美容師用の腰袋はどうしてもサイズが大きくなってしまうが、こちらは文房具メーカーが作ったものだけに、スマホ+文房具がいくつか収納できるぐらいの、ちょうど欲しかったサイズ感(H175×W145×D20mm)なのである。

クツワ
文具エプロンバッグ ミニ
1600円(税別)

 

感覚的には、腰から提げるペンケース、といった感じだろうか。ちなみにこの製品は2023年秋にリニューアルされたが、ネットショップなどではまだ以前の旧タイプも併売されているので、そこは要注意。今回は新モデル準拠で話を進めさせてもらおう。

 

収納部の構成だが、まず最後面にマチ付きの大ポケット(内部に仕切り付き)があり、その次が一段低い中ポケット幅の狭い小ポケット、そして最前面がメッシュポケットになっている。サイズが合えばどこに何を入れても自由だが、とりあえず大ポケットはスマホを収納しておくのに良さそう。筆者は6.7インチのiPhone 12 Pro Maxを入れているが、特にキツいとかはみ出すようなこともなく、スポスポと出し入れできている。

↑新モデルは最前面のポケットがメッシュタイプになっているのが識別ポイント

 

↑大ポケットは、6.7インチのiPhone Pro 12 Maxが入ってもこれぐらいの余裕がある。取り出す際に指もズボッと入れやすい

 

中ポケットはマチがないため、基本的には薄物用と考えた方が良さそう。リングメモや小型の手帳のほか、IDケースを一時的に収納するなんて使い方もいいだろう。高さは、標準的なボールペンを挿して、クリップがちょうどポケットのフチにかかるぐらいとなっている。

 

小ポケットは幅狭なので、収納物をちょっと選ぶ感じ。事務職の人ならシヤチハタ印を入れておくと便利かもしれない。ちなみに、筆者は冬場には手放せないリップクリームをここに入れている。

↑リップクリームやボールペンなど、いざというときにサッと使いたいツール類がまとめて携帯できる

 

リニューアルで新たに設けられたメッシュポケットは、フチゴムの弾力のおかげで、厚物を入れてもポロ落ちしにくいのがポイント。例えば、ワイヤレスイヤホンの充電ケースはコロンとした形状で意外と携帯しづらかったりするが、このメッシュポケットならピタッと収まってくれるのだ。

↑厚物を落とす心配なく収納できるメッシュポケット。正直、これがあるからリニューアル版を推しているところはある

 

腰への装着方法は3種類から選択可能

腰袋というからにはもちろん腰から提げて使うわけだが、この提げ方に関しては、(1)カラビナ (2)ベルトループ (3)専用ベルト(別売 550円)の3種類から選ぶことができる。この辺りは個人的な運用方法や好みもあるので、どれがベストかは一口に言うことはできないが、それぞれ使用感がかなり変わってくるので、できれば一通りは試してみるのが良さそうだ。

↑大きめのカラビナとベルトループは背面に備わっている

 

カラビナはベルトやベルト通しにひっかけるだけなので、装着は最も簡単。気軽に使うならばこれがベストだ。ただし1点で吊すのに加えて、腰からちょっと離れた位置にくるため、ブラブラと揺れやすくなってしまう。歩いているだけでもかなり揺れるので、それが気になる人には向かないだろう。

↑カラビナをパンツのベルト通しに引っ掛けて装着。手っ取り早いが、ブラブラと揺れるのが少し気になる

 

対してベルトループは2本のループにベルトを通すので、安定感はとても高い。揺れもほぼ発生しないし、身体の重心に近いところに固定できるので、腰袋自体の重さを感じにくいのもありがたいところだ。唯一の難点は、装着時にベルトが必須なこと。女性だとパンツやスカートにベルトを通さないことも多いので、その時点でこの方法は使えないわけだ。

↑本体ループにベルトを通して装着。これは文句のない安定性だが、咄嗟にベルトから外すことができないのが惜しい

 

筆者が普段から使っているのは、専用ベルトである。この専用ベルトの両端を本体左右のD環に付けることで、簡易的なヒップバッグのように運用することが可能になる。これなら装着は比較的簡単だし、ブラブラと揺れることもない。もちろんベルトを使わない衣服でも装着できるし、ベルトの長さを調節すれば、サコッシュのように肩掛けで使うことも可能だ。ベルトが別売りなのでコストはかかるが、個人的にはこれが一番使いやすいと思っている。

↑専用ベルトを腰に巻いて装着。安定性と装着の手軽さを両立するならこれがオススメ

 

↑肩掛けで使うと、スマホはさらに出し入れしやすくなる

 

普段からジャケットを着用しない人は、とにかくスマホの携帯場所に困りがち。パンツポケットに入れると型崩れするし、カバンに入れておくと、とっさに電話がかかってきても対応しづらい。そうなると、やはり腰袋の使用がベストアンサーではないかと思うのだ。スマホ+文房具に素早くアクセスできる携帯タイプのペンケースとして、「何かスマートな持ち運び方法はないかな~」と思っていた人や腰袋未体験の人にはぜひ試してもらいたい。

 

現時点で最強ビジネスリュック!?降ろして即仕事を開始できる「移動文房」がまさに“移動する書斎”だった

筆者もそうだが、日常の移動にビジネスリュックを使う人は多いだろう。昔と比べてノートPCやガジェット類など、持ち運ぶモノの重量が大幅に増え、“手提げのビジネスバッグ”では対応できなくなった、というのが大きな理由のひとつ。スマホを使うのに両手を空けておきたいからリュックを選ぶというケースもあるらしい。

 

とはいえリュックにはデメリットもある。とっさに中身を取り出しづらかったり、荷室が深すぎて整理しづらかったり……というのは、リュックユーザーなら誰しも感じたことがあるはずだ。入っていたはずの物が見つからず、リュックの口を大きく開けてゴソゴソとかき回すというのは、あまりカッコいい姿とは言いがたい。バッグインバッグや増設ポケットなどでアクセス性を改善するのも手段のひとつだが、それならいっそ根本的に、欲しいものがすぐ取り出せるリュックに切り替えてみる、というのも手ではないだろうか?

 

背負って持ち運べる“書斎リュック”

ビジネスリュックを肩から降ろして一番に取り出すものといえば、ノートPCが挙げられる。次いで、ケーブル類やマウス、モバイルバッテリーといった小物類だろう。つまり仕事に使うツールを取り出す機会が圧倒的に多いのだから、それらの取り出しに特化したリュックこそが便利である、と考えられる。

 

そこで、これまでに数多くの文房具を生み出してきた“文具王”こと高畑正幸氏が考案したのが、「肩から降ろしてすぐ仕事が始められるリュック」こと「移動文房」である。“文房” というのは中国語で仕事部屋や書斎を指す。つまり、書斎の作業環境を丸ごと背負って移動できるから、移動文房というわけだ。

SUPER CLASSIC
移動文房
2万7000円(税別)

 

フォルムはリュックとしてはかなり薄型で、ビジネスリュックとしてもコンパクトな部類と言える。当然ながら容量も少なめだが、その分、整理収納に関してはかなり思い切った方法を取っている。その最大のポイントとなるのが、面ファスナーで留まった上面フラップをめくると現れるコンテナ型のガジェットケースだ。

↑サイズは約40×32×12cm。電車移動もあまり気にならないスリムさだ

 

ダブルファスナーを引いてフタを開けると、ACアダプタやケーブル、マウス、モバイルバテリー、名刺ケース、アイウェアなどが入るケースになっている。さらに面ファスナーによる可動式の仕切り板で内側の整頓も可能だ。ひとまず日常的に使うツールは、だいたいここにまとめておけばOK。必要なときにケースごとドンと机の上に取り出せば、ツール類をゴソゴソ探す手間はもう必要なさそうだ。

↑上面フラップをめくれば最速でアクセスできるガジェットケース

 

↑ガジェットケースは深さ10cm。これだけあればだいたいのガジェットは収納できるだろう

 

↑作業に必要なツールがあっという間に取り出せる仕組みは、快適そのもの

 

ちなみにノートPCの収納スペースは、上面フラップを開けた背中側のスリットにある。リュックを降ろした状態から、ノートPCとガジェットケースを取り出すのには30秒もあれば充分。つまり、それだけの時間で仕事環境がだいたい整ってしまうというというわけ。この効率の良さは、外出先での作業も多い筆者にとってとてもありがたい。

↑背中側に配置されたノートPC用のスペース。16インチサイズまで収納できる

 

ノートPCとガジェット類以外は、前面のファスナーフラップからアクセスできるメイン荷室に収納することになる。この荷室はガジェットケースの直下に位置しており、A4ファイルを横に倒したぐらいのサイズ感。容量はかなりコンパクトなので、個人的にはやや物足りなく感じたが、フラップがガバッと大きく開くため内部の見通しは非常に良い

↑前面フラップの裏側にはメッシュポケット付き。消毒用アルコールスプレーやポケットティッシュなど、取り出す頻度の高い物をいれておくと便利だ

 

また、メイン荷室自体が硬い芯材で囲われた構造のため、自重でクタッと型崩れを起こさず、中身の出し入れがしやすいのもポイント。この構造のおかげで、リュックが自立するので、狭いスペースに立てて置くことができるのも使いやすかった。

 

ビジネスリュックとしての基本性能も充実

容量少なめということで、長距離移動や一泊程度の出張の場合は、キャリーケースと組み合わせて使うことになるだろう。そういうときは、背面のベルトにキャリーのハンドルを通せば、簡単に固定ができて移動がラクになる。持ち運び時のちょっとしたコツとしては、ショルダーストラップを表側にめくり返して固定すると見た目にもスマートだ。

↑最近のビジネスリュックにはマストな装備といえるハンドル通しベルト

 

↑肩ストラップを裏返して固定しておけば、カートを引く手元でブラブラしない

 

もうひとつ、ユニークな装備として、両側面にある深めのサイドポケットにも触れておきたい。普段はスナップボタンと面ファスナーで口を絞られているが、スナップを外すと一気にマチが広がる特殊な構造になっている。どれぐらいの広マチかというと、1Lサイズのペットボトルがすっぽりと収まり、3段の折り畳み傘も余裕で収納可能。加えて、ポケット上部には面ファスナーのベルトがあり、傘の柄や小型三脚のようにポケットから突き出すほど長いものは、このベルトで縛って固定できる。これなら、移動時にポケットから抜け落ちるような心配も無しだ。

↑普段はマチのないサイドポケットが、開放することでペットボトルや折りたたみ傘を収納できる超広マチに変形

 

このリュックを2か月ほど試用しているが、ノートPCを広げて仕事に戻るまでのスピード感には、未だに驚かされるほどだ。特に、リュックにガジェットケース専用の設置場所があることで、出し入れの効率が大きく違うことを実感している。気の効いたサイドポケットの装備があることで、仕事以外での使い勝手もとても快適。いろいろなビジネスリュックを使ってきたが、この移動文房は今のところ考えられる最強リュックのひとつかもしれない。

 

ファスナー式とスリット式の2ポケット仕様! メッシュペンケース「slish(スリッシュ)」は実際どう使うのが正解?

透明ペンケースが2022年から2023年にかけてトレンドとなっているが、「気軽には試しづらいな」と感じている人も多いのではないだろうか? PVC(塩ビ)素材のペカペカしたチープさが苦手だったり、女子中高生が使うものだろうという思い込みもあったりして、“大人” が使うにはなかなかハードルは高いものだ。(ちなみに、筆者が使っても周囲からはさほど気にされないが)

 

とはいえ透明ペンケースは、運用上のメリットが意外なほど大きい。中が丸見えなので使いたいペンを探すことなくサッと取り出せたり、小物の紛失にすぐ気付けたりと、実用的にも、流行っているのは伊達ではない。まずは「いい歳した大人でも使いやすいデザインの透明ペンケース」から、その価値を試してみてはいかがだろうか?

コクヨ
ペンケース<slish(スリッシュ)>
800円(税別)
全4色展開

 

大人でも使いやすい、透け感が魅力のメッシュペンケース

コクヨの「slish(スリッシュ)」は、ジャンルとしては透明ペンケースだが、PVCではなくナイロンメッシュ素材が採用されている。ツルツル・ペカペカせずしっとりとしたマットな見た目なので、カラーさえ選べば、全年齢で使いやすい雰囲気といえるだろう。

 

有り体に言えば “網戸” みたいなものなので、中身もそれなりに透けて見える。どのペンがどこに入っているのか? 消しゴムはどこにあるのか? 放り込んでおいたはずのUSBメモリは間違いなく入っているのか? それらがすべて、いちいちファスナーを開けてゴソゴソ探すことなく一目瞭然、というわけだ。特に忘れ物や小物の紛失が多いタイプの人には、これだけでも使うメリットが大きいのではないだろうか。

 

↑PVCほどの透明感はないけど、それでも中になにが入っているのか一目瞭然だ

 

ケースは表裏の二面構造で、表面は一般的なファスナー式ポケット。対して裏面は、中身が出し入れしやすいようスリット式を採用している。スリット部分はファスナーレスで、いわばポケットティッシュの開口部のような感じ。ここへダイレクトに指を入れて、ペンをつまみ出すことができるというわけ。メッシュ素材だから必要なものがサッと見つかり、さらにスリットからスムーズに取り出せる。これは使ってみるとかなり便利に感じるはずだ。

 

↑ユニークなスリット式の開口ポケット。いちいちファスナーやボタンで開け閉めする手間がなく、使いやすい

 

↑スリット辺にぬい付けられたフチが板バネ口金のように機能して、ペンなどの落下を防ぐ構造が面白い

 

スリット辺には厚めにフチが縫い付けてあり、程良いバネのような弾力が開口を押さえつけてくれる。これにより、スリットが開いて中身が勝手に転がり出るような危険性も少なくなる……という仕組みだ。ただし、ポーチが膨れるほどにペンを入れると、厚みによって口が開きやすくなってしまう可能性もあるので、容量的にはペン2~3本+α程度に止めておくのが良さそうだ。

 

文房具専用に設計されたサイズ感も高評価

一方、表面のファスナー式ポケットはもう少し容量に余裕があり、だいたいペン4〜5本+消しゴムやテープのりなどの小物を収納することができる。実際に使った感覚としては、使用頻度の高いメイン筆記具+αをスリット側に、予備や頻繁には使わないマーカー類をファスナー側に入れると使いやすいと感じた。

 

↑ファスナーを開け閉めする手間はあるが、容量は表面のほうが余裕がある

 

ただ、試しに使ってみて少し戸惑ったのが、 “表裏どちらに物が入っているかが分かりづらい” という現象だ。スリットポーチとファスナーポーチ、どちらも同素材同色のメッシュなので、パッと見ただけだと、どちら側にものが入っているのか判断しづらいのである。せっかく閲覧性が高くても、どっちのポケットに入っているか見分けが付かなければ意味がない。良くできたペンケースだけに、そこはちょっともったいないな、と感じた部分である。

 

↑例えば赤のフリクションボールがどちら側に入っているか、とっさに判断できるだろうか? この分かりづらさはちょっと残念なポイントだ

 

↑写真上は一般的なメッシュポーチ。ペンケースとして使うにはやはり「slish」ぐらいのサイズが使いやすいと思う

 

これまでの一般的なメッシュポーチは容量が大きすぎて、ペンケースとして使用するには持て余してしまう傾向があった。その点、「slish」は最初から文房具専用として設計されているだけあって、容量は必要充分というところ(個人的には、むしろもっと小さくても良い)。さらにスリット開口の出し入れしやすさ+透明素材ならではの高い閲覧性によるシナジーは、間違いなく快適。

 

透明ペンケースが気になっていた “大人” は、まず「slish」から始めてみることをオススメする。

 

メッシュ素材の「ペン&ツールポーチ」が進化! 内ポケット付きとマチ有りを両立した価値とは

ペンケースに関する昨今のトレンドといえば、間違いなく“透明化”だろう。全体が透明のPVC(塩ビ)製のものや、一部が透明窓になったものなど、タイプはいろいろあるが、ともかく“中に何が入っているのか、外から視認できる”という部分が共通のギミックだ。

 

中身の視認性が良いということはつまり、ペンケースの中をゴソゴソ探す手間なく、使いたいペンやマーカーなどに素早く手が届く、ということと同義。このアクセス性の高さは、ペンケースを快適に使う上でとても重要な機能と言える。

 

今回はそんな透明ペンケースの中から、さらに使いやすさに一工夫をこらした最新の製品を紹介したい。

 

メッシュ素材で内ポケットの中まで見せるペン&ツールポーチ

透明ペンケースというと、素材にPVCを使ったツヤツヤ・テカテカのものがほとんど。ただ、ナイロンメッシュ素材で透けて見えるタイプも、透明ペンケースにカテゴライズされる。メッシュはもちろん透明度でPVCに劣るが、テカテカしすぎない質感で派手すぎず、使う人を選びにくいというメリットがある。

ミドリ
ペン&ツールポーチ マチ付きタイプ
880円(税別)

 

ミドリ「ペン&ツールポーチ マチ付きタイプ」は、名前の通り、以前にこの連載でも紹介したメッシュ素材の「ペン&ツールポーチ」に大きなマチがついたもの。これによって、文房具の収納によりマッチした形状になった、というのが大きな変更ポイントだ。

内ポケットが色分けされたメッシュポーチ「ペン&ツールポーチ」の考え抜かれた機能とは?

 

↑マチ無しタイプのポーチ(左)との比較。よりペンケースに近いスタイルになっている

 

↑三角柱のような大きなマチで、容量は超たっぷり

 

先代ポーチは筆記具の収納をペンポケット(容量2~3本)で賄っていたのに対して、新しいマチ付きタイプはポーチ全体で筆記具を収納し、ポケットは小物用に割り振っている。全体的な容量で言えば、筆記具で20~25本ぐらい。なかなかの大容量と言えるだろう。マチが大きいため、ACアダプタやメガネケースなど、厚みのあるものも収納しやすくなっている。

↑ACアダプタ+ペン10本でも、まだまだ余裕!

 

↑中が丸見えなので、筆記具がいっぱい入っていても、使いたい1本にすぐ手が届く

 

なにより「ペン&ツールポーチ」シリーズで特徴的なのが、ポーチ自体のメッシュとは別で色分けされた2つのポケットだ。

 

このポケットがポーチと同色だった場合、例えば消しゴムがポーチの底にあるのか、ポケットに入っているのかがとっさに見分けづらい。ところが、ポケットが色分けされていれば、この見分けが瞬時に可能。出し入れのアクセスもしやすくなるという仕組みである。

↑底面に接しない&色分けのメッシュポケットは、高い視認性をキープしつつ、ポーチ全体の中身と混ざらない隔離性も持つ

 

ポケットは、カードサイズ/小物用の2種類。基本的には、筆記具に埋もれると取り出しにくいものが中空に吊り上げておける、と考えると運用しやすい。消しゴムやネーム印、ふせん、USBメモリはもちろん、目薬やリップスティックなどが衛生的(ポーチ底に溜まりやすい埃・汚れに触れない)に収納できるのも嬉しいところだろう。

 

また、カードポケットに自分の名刺を入れておけば、どこかにポーチを置き忘れたとき、善意の取得者から連絡をもらえるかもしれない。メッシュはPVCよりも透明度が低い=名刺の個人情報が“うっすら見える”レベルに止まるため、こういった使い方もしやすいのだ。

↑名刺を入れると、外から名前は見えるけど電話やメルアドなどは見えない、ぐらいの隠れ具合

 

もちろん、見えていることは自覚しておく必要がある。が、うっかり紛失が多い人にとっては、これも意外と重要な要素と言える。

 

↑上から覗き込んでもポケットの色分けははっきり見えて、出し入れが簡単

 

従来の透明ペンケースだと、ポケットが透明なので見分けづらかったり、ポケットの素材が不透明で中が見えなかったり、と整理収納がやりづらいものが多い。むしろポケットがない方が使いやすいほどなのだ。

 

とはいえ小物を入れるならポケットは欲しいところ。このメッシュ色分けポケットは、視認性を保ちつつ整理収納もできる、他の透明ペンケースにはない優れた工夫というわけだ。

 

キングジム「ホルポ」は外出先で出たゴミを衛生的に捨てられる快適な「ゴミポーチ」

2022年も花粉に悩まされた人は多いのではないだろうか。寒い日もあり、暖かい日もあり、まだまだ「花粉が多い」日はしばらく続きそうだ。

 

となると、鼻をかんだあとのティッシュが問題となる。衛生面で考えても、鼻をかんだティッシュや使用済みマスクなどは持ち帰って自宅で廃棄、が基本なのは間違いない。だが、それ以前に、2022年1月には東京メトロの全駅でゴミ箱が撤去されるなど、都内で紙ゴミを捨てられるゴミ箱はすごい勢いで減少している。そもそも捨てられる場所がないのだ。

 

つまり現状では、各自が専用のゴミ箱を持ち歩くしかないのでは? という結論になる。

 

いま考えられるベストに近い! お手軽な“マイ・ゴミ箱”

ちょっと前であれば、コンビニのレジ袋にゴミを入れて持ち帰るという手もあったが、SDGs的な流れで難しくなっているし。ただ、ビニール袋は縛って密閉すればそのまま廃棄できて衛生的なので、方向性としては正解に近そうだ。

 

であれば、ごみ袋を上手く携帯する方向性を探るのが良いのではないか?

キングジム
ホルポ
左:スタンダードサイズ/右:二つ折りサイズ
各1680円(税別)

ということで入手してみたのが、キングジムから2月に発売されたゴミ箱ポーチ「ホルポ」。ナイロン製のポーチで、内部にごみ袋をセットすることで携帯型のゴミ箱として運用できるというものだ。

 

ポーチの開口部には板バネが入っており、左右から指で押すとパコッと開いて、指を離すとパチンと勝手に閉まる。このバネ口なら開閉の手間が少ないし、中のゴミが勝手に飛び出す心配がないのもありがたいところである。

↑ポーチの側面を押すと、パコッと開いてゴミが捨てられる

 

使う前には、まず側面のジッパーを開けて、専用のロールごみ袋をセットする。次にジッパーの逆側からバネ口を引き出してから開け、ごみ袋の端を引き出して折り返す。

 

あとはバネ口を元に戻せば、準備0Kだ。最初はごみ袋の端をバネ口から引き出すのがちょっと戸惑うかもしれないが、一度やってしまえば、なんということもないはずだ。

↑ジッパーを開けて専用のロールごみ袋を押し込む

 

↑ポーチ内部を通して、バネ口からごみ袋の端を引き出す。(写真はイメージです)

 

↑最後にごみ袋の端を折り返してバネ口ごと戻す。これで準備はOKだ

 

で、鼻をかんだティッシュなりお菓子の包みゴミなりをポイポイ捨てて、満杯になったらバネ口を開けてごみ袋を引っ張る。すると、ロールから送り出されて袋がズルズルと延びて出てくるので、ミシン目でカット。あとは袋の口を縛って、そのまま自宅のゴミ箱に放り込めば、廃棄完了だ。

※ゴミはお住まいの自治体が指定する分別に従って捨ててください。

 

↑廃棄時はごみ袋をズルッと引っ張り出して……

 

↑ピリッと切り取る。勢いよく切るとミシン目を外れて裂けるので、そこは注意!

 

↑口を縛ってしまえば、自宅までゴミを持ち帰るにも安心だ

 

↑ロールごみ袋は1本で20回分。花粉のハイシーズンだと2週間ぐらいで消費しそうな気もする

 

衛生的に問題のありそうなゴミも、こうやって小分けに密閉して捨てられるなら、気分的にも安心できるだろう。携帯性とゴミ捨ての手軽さ、そして衛生面も兼ね備えているあたりは、非常に優秀な“マイ・ゴミ箱”なのだ。

携帯ゴミ箱とポーチが一緒になれば、なお使いやすい!

ちなみに「ホルポ」は、携帯ゴミ箱だけでなく、ポーチとしての機能も持っている。これがゴミ箱との機能的な相性が良くて、非常に便利なのだ。

↑容量的には、10枚入りウェットティッシュ+αって感じ。無理に詰め込むとごみ袋側に響くので、ほどほどが良さそう

 

スタンダードサイズは、汗拭き用シートや除菌ウェットティッシュなどが収納できるサイズ感のポーチ。除菌ウェットティッシュを使って身の回りのモノを拭き上げ除菌したら、バネ口を開いてそのままポイと捨てられるのは、とても快適だ。

 

また、筆者はいま禁煙中で口寂しさを紛らわすためのガムが手放せないので、複数のフレーバーをこのポーチに収納して持ち歩いている。これも噛み終わったら包み紙にくるんでポイ。いちいち捨て場所を考える必要がないのはありがたい。

↑ティッシュケースとゴミ箱が一体化! この組み合わせ、心強すぎて最高!

 

二つ折りサイズは、ポケットティッシュがそのまま収納できる。これはつまり、全花粉症の人が必携のヤツ、ということじゃないか!? 鼻をかんだらごみをその場で捨てられるとは、機能的すぎるだろう。

 

もうこれからは、ゴミ箱を探してうろついたり、不衛生を承知でティッシュゴミをポケットに入れておいたり、なんてことはしなくていいのだ。端的に言って、最高である。

 

↑実はどちらもポーチとしては同サイズ(二つ折りサイズは折った状態をスナップで固定している)

 

ちなみに一見するとコンパクトだが、実は二つ折りを開くとスタンダードサイズと同じサイズ。なので、折った状態だと、ロールごみ袋の分も含めると思ったよりも厚みを感じてしまう。このあたりは、「大判で薄いほう」か「コンパクトで厚いほう」のどちらが携帯しやすいか、という好みも考えて選んだほうが良さそうだ。

 

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

内ポケットが色分けされたメッシュポーチ「ペン&ツールポーチ」の考え抜かれた機能とは?

「もし、無人島に何か1つだけ持って行けるとしたら?」という、定番の問いかけがある。ナイフだとか火起こしツールだとか、回答からはそれぞれ個人の死生観が見える気がするのだが、ともあれ筆者はこの場合、「カバン」一択だ。

 

何しろ人間には手が2つしかないのだから、持ち歩ける道具の数も限られてしまう。もし原生の食料を見つけたって、カバンなしでは収穫できる量も限られる。人間が生きていくのに必要な荷物は多く、それをひとまとめに収納して持ち歩ける袋(=カバン)というのは、意外と偉大な発明なのだ。

 

少々大げさな前振りから始めてしまったが、荷物を収納して携行するための入れ物……カバン、リュック、ポーチ、トート、袋などは、無人島じゃなくたって重要だろう。

 

異世界転生ものラノベの主人公がだいたい「無限収納」スキルを持っているのだって、つまりはそういうものがないと話がいきなり詰んじゃうからで。そういったチートを持たない我々が、できるだけ収納力があって中身が取り出しやすい袋を探し求めてやまないのも、ある意味、生存本能に基づく事案だからしかたがないのである。

 

ということで今回紹介するのは、文房具や小物をイイ感じに整理収納できるポーチだ。(話が一気にキュッとコンパクトになったな……)

 

中身が丸見えのポーチは、それだけで価値がある!

せっかく荷物がたっぷり入る袋があったところで、必要なタイミングで使うものが素早く取り出せないようでは、意味がない。「四次元ポケットがあろうと、パニック状態のドラえもんは役に立たない」なんて、我々日本人なら誰でも知っていることだ。

 

逆に言えば、多少容量が少なくたって、使いたいものがサッと取り出せる収納は優秀なのである。

ミドリ
ペン&ツールポーチ
968円(税込)
グレー、ピンク、黄緑、水色の全4色。写真はグレー。

 

ミドリの「ペン&ツールポーチ」は、その点で優秀だ。何しろ全体がメッシュのスケスケなので、中身が丸見え。何がどこに入っているのかが即座に把握できるわけで、いちいち使いたいものを探ってゴソゴソとかき回す無駄がない。

 

これは以前この連載で紹介した、キングジム「フラッティワークス」(前面が透明窓になったポーチ)も同様で、実際に使ってみると、中身が見えるというのはかなり大きなアドバンテージだと理解できるだろう。

【関連記事】カオスなカバンにはこれ一つあればいい! キングジム「フラッティワークス」は“絶妙”を体現するバッグインバッグ

 

↑収納状態。横幅はB6ノートがちょうど収まるぐらいだ

 

↑筆者は現在、アルコールスプレーや除菌ウェットティッシュなど、衛生用品を携行するために運用中。アルコールの残量が外からでも分かるので重宝する

 

とはいえ、ただメッシュ素材のポーチというだけなら、無印良品をはじめ、すでにいくつも発売されている。何を今さら便利アピールを? と思われるかもしれないが、実はそういった既存製品と大きな差を付けるポイントがあるのだ。

 

それが、ポーチ内部に備え付けた2つの色分けポケットである。

 

2つの色分けされたポケットのメリットを徹底解説

もちろん、内ポケット付きのメッシュポーチだって珍しくはない。ポイントとなるのは、“色分けされている”という部分だ。

↑ポーチ内部にはポケットを2つ備え、異なる色(茶/濃グレー)に色分けされている。ピンク/紫など、もっと見やすく色分けされたモデルもある

 

メッシュ素材は視認性が良いが、ポケットまで同じメッシュだと、見分けが付きにくくなってしまう。例えばボールペンが入っているとして、それがポーチ本体に入っているのか、ポケットに入っているかが、とっさに見分けづらい。対して、ポケットのメッシュが本体と違う色だと、識別のラクさが全く違うのだ。

 

↑他メーカーのメッシュポーチ(左)と「ペン&ツールポーチ」(右)の比較。色分けされたことで、視認しやすさが大きく変わる

 

ポケットは、浅い小物用と、深い長モノ用の2種類。浅い方はカードサイズなので、名刺やふせん、買い物のレシートなどを入れておくのにちょうど良い。ジッパーに近いところに配置されているため、取り出しも簡単だ。

 

ポケット自体がポーチの底と接せず宙に浮いているので、視覚的にもポーチの中と混じりにくくなっている。色分け効果も加わって、見分けやすさは抜群なのだ。

↑ポケットはだいたいペン3本ぐらいが適量。

 

長モノポケットは、主に筆記具などを入れるためのペンポケットとして機能。筆記具は、ポーチにそのまま入れると底に横たわってガチャガチャし、けっこう邪魔になる。ポケットに立てて整理できたほうが、取り出しやすさの点でもありがたいのだ。

 

また、メッシュポーチにシャープペンシルのような先端が細く鋭いものを入れると、メッシュを突き破ってしまう問題がある。

↑ポケットはこれくらいポーチ底から浮いているので、突き破る心配はかなり低い。よく配慮された作りだと思う

 

しかし、この長モノポケットは、小物ポケットと同じく底と接していない(数mmだけ浮いている)ので、もしポケットの底を突き破ったとしても、ポーチの底までは届きにくくなっている。これはなかなかよく考えられている。

 

筆者は以前、他社製のメッシュポーチを使っている際、突き出したシャープペンシルの先端で指を刺して痛い思いをしたので、ここはこだわりたいところである。

↑比較してみると、他メーカーの同サイズポーチと比較して20mmほど天地が高い。これはなぜか、というと……

 

↑筆記具類をきちんと収納できるサイズに設計されているから。さすが文房具メーカーの作ったポーチと言えるだろう

 

ポーチ全体としてはほぼA5サイズ(内寸はB6判が収まるぐらい)ということで、容量はさほど大きくはない。何でもかんでも放り込んでおこう的な使い方だと、すぐに膨れあがってしまうはずだ。

 

そのため、カバンに入れると他と紛れてしまいがちな小物用バッグインバッグとするか、手帳&筆記具+α用の携帯ポーチとして使うのがいいだろう。そもそも、たっぷり入れてしまうと、中身が見えるというアドバンテージも失われてしまう。そのあたりのバランスを考えるのが、うまく使いこなすコツと言える。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

【Amazon売れ筋】コンプレッションウェア3点でこの価格? コスパ最強「使えるスポーツグッズ」4選

夏直前、たるんだ体を鍛えたい読者諸兄は注目! 売れ筋アイテムのなかから、運動初心者でも気軽に購入できる価格のアイテムをセレクト。セルフトレーニングの優秀な“お供”の実力をチェックしてみました。

 

【01】振るだけで何度も冷たくなります!

VACNITE

クールタオル

速乾タオル 防水袋付き

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100%冷感繊維材質で、ひんやり感が長時間持続。UVカット仕様で紫外線もしっかりガードします。水で濡らして絞ると約3秒でひんやり。首や頭に巻けば体感がスッと下がるのを実感できます。薄くて軽く、100×30㎝と長さも十分あるので、頭に巻いて熱中症対策にするのもオススメ!

↑防水袋にはリュックに下げられるフックと、ペットボトルが付けられるリングが付属。登山や、日常でも外回り営業時などマルチに使えます

 

【02】着けていることを忘れるほどのフィット感!

ポーチ

PORTHOLIC

ランニングポーチ ウエストバッグ

1180

鍵を固定するロックやカード専用収納、小銭とスマホを別にできる仕切りを装備。スポーツ時に身につけても中身がゴチャつきません。ズレにくく、ストレスフリーでランニングが楽しめます。ケースに入れたままラン用アプリを操作しながら走れるので快適です。

↑ベルト部分がゴムで伸縮性があります。腰やおなかに巻いたり、斜め掛けにしてもフィット。撥水性生地で汗にも雨にも強いです

 

【03】静音性が高く床も傷めない1000円強の腹筋ローラー

↑車輪の表面がつるつるで、床板を傷つけません。動画サイトでトレーニング法を確認すれば、より効果的な筋トレに! 膝のケガ予防に付属の保護マットを使うと安心です

Soomloom

アブホイール

エクササイズウィル

1170

二輪にEVA素材を採用。腹筋はもちろん、使い方によって腕、胸、背中なども鍛えることができます。グリップ部と車輪が外せ、収納時はコンパクトに。スムーズな回転で静音性が高く、使用時は驚くほど静かです。振動が少ないので、帰宅時間が遅くなっても気兼ねなく筋トレするぞ! と盛り上がれます。

 

【04】吸湿性、速乾性、伸縮性が優秀なのにこの価格!

 

Deelove

コンプレッションウェア 3点セット

2780〜3780円

ひんやりとした肌触りで素早く汗を吸収。吸水速乾性&通気性に優れ、汗をかいても着心地さわやか。適度な圧力が身体をサポートし、激しい運動後の筋肉疲労を抑えてくれます。縫い目が柔らかく、体に触れても肌当たりによるストレスがありません。これはランナーにとって高ポイントです!!

↑汗を素早く吸収、拡散させ乾燥するドライ素材を採用。伸縮性も抜群で、長時間でも無理なく着用可能。不快なニオイを防ぐ防臭加工も

 

●実売価格やサービス内容、ランキングは、2018年6月13日現在、編集部調べの情報です。最新の価格やサービス内容はAmazon.co.jpでご確認ください ●AmazonおよびAmazon.co.jpは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です

「良いですよね。北斎ちゃん!」 ネット上で大人気の浮世絵師アイテムが注目を集めたAmazon「おもちゃ」ランキング

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「おもちゃ」のランキング(集計日:1月23日、昼)を紹介していこう。

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

日本を代表する浮世絵師も“萌え化”!?

●1位「北斎漫画ポーチ [全6種セット(フルコンプ)]」

出典画像:エポック社公式サイトより出典画像:エポック社公式サイトより

 

1月13日に販売開始されたポーチセットがランクイン。新商品ということで注目を集めたようだが、実は今ネット上で北斎ブームが到来している。

 

ブームの切っ掛けはスマホゲームの「Fate/Grand Order」(FGO)。同ゲームにはマリー・アントワネットや牛若丸、ジャンヌ・ダルクといった歴史上の人物がキャラクターとして登場する。中には性別が逆転しているものもあり、「ニューイヤー2018 ピックアップ召喚(日替り)」というイベントで現れる葛飾北斎は、花飾りを頭に乗せて着物に身をまとった少女。

 

ネット上では自作の北斎イラストをアップするファンが続出しており、人気のイラストは凄まじい勢いで拡散されている。1月22日にTwitterに上がった作品は、23日時点で1万件近いリツイートを記録するほど。大きな筆を持ってポーズをとった北斎の周囲を波や鳥が囲んでいるイラストには、「めちゃくちゃ好みなんですけど!」「良いですよね。北斎ちゃん!」と、北斎ファンから熱いコメントが寄せられた。

 

●2位「ベイブレードバースト B-101 ランダムブースターVol.9 ビートククルカン.7U.Hn」

 

天才ピアニストが幼少期に遊んだおもちゃとは!?

●3位「KAWAI ミニピアノ P-25(ピンキッシュホワイト)」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

おもちゃの楽器でありながら、金属パイプを使用して音程にほとんど狂いが生じない本格的なピアノが登場。急上昇の要因は、1月22日に放送された「中居正広の身になる図書館」にあるのかも。

 

番組では「その時 親はこっちを選んだ! 天才になる分かれ道」という特集が放送され、天才ピアニスト・辻井伸行氏の母から幼少期のエピソードが語られる。辻井氏は幼いころ、母が掃除や洗濯をしていると決まって泣き出したそうだ。家事の雑音で泣くのは「耳が繊細だから」と考えた母は即座におもちゃのピアノを購入。するとある日、弾き方を教えていないのに辻井氏は歌に合わせて「ジングルベル」を演奏し始めたという。その後は当時のビデオが流れ、2歳の辻井氏が巧みにミニピアノを操る姿が映された。

 

映像を観た視聴者からはKAWAI製のおもちゃのピアノと特定する声が上がり、同商品に関する話題も浮上。購入者からは「おもちゃだけれど音程がしっかりしていて、親子で満足している」「価格の割には本物のようなタッチが良い!」といった声が相次いでいる。

 

●4位「ベイブレードバースト B-73 スターター ゴッドヴァルキリー.6V.Rb」

●5位「ベイブレードバースト B-77 ベイロガープラス」

●6位「ベイブレードバースト B-81 ライトランチャーL」

●7位「ハンドスピナー 指スピナー Innoo Tech Hand spinner 高速回転 亜鉛合金製 水道 虹色 6枚翼 3-5分回転可 ストレス解消 暇つぶし 大人気おもちゃ 大人子供に適用玩具」

●8位「Haibei ドミノ倒し 12色 240枚 積み木 知育玩具 天然木製 おもちゃ カラフル こども 誕生日 プレゼント 並べる用道具付き 収納袋 セット」

●9位「ビンゴカード200」

●10位「ベイブレード バースト B-19 バーストベイスタジアム」

 

浮世絵グッズからおもちゃのピアノまで、幅広いおもちゃが登場した今回のランキング。次回は一体どんなおもちゃが注目を集めるのだろうか。