11月8日に大手ハンバーガーチェーン「マクドナルド」が「平成29年1~9月期連結決算」を発表。“あるキャンペーン”の効果によって前年の同時期と比べて最終利益が5倍近く増加したことがわかり、世間から注目を集めている。
出典画像:「マクドナルド」公式サイトより
愛称対決で驚きの経済効果が!
マクドナルドの愛称に関して度々勃発する、「マック」なのか「マクド」なのか論争。主に関西地方では「マクド」と呼ばれており、その他の地方では「マック」と呼ぶのが一般的とされている。
どちらが優勢なのかをハッキリさせるために、マクドナルドは「マックなのか? マクドなのか? おいしさ対決!」と釘打ったキャンペーンを8月に実施。対決商品として「東京ローストビーフバーガー」と「大阪ビーフカツバーガー」を販売し、商品名などのツイート・リツイート数によって勝敗を争った。
激しい接戦の末、勝利をおさめたのはマクド軍。49%のマック軍に対してマクド軍は51%とかなり僅差だったものの、全国のマクド軍からは「やったー! ついにマクドがメジャーになる!」と喜びの声が相次いだ。
驚きなのが同キャンペーンの経済効果。最終利益は前年同期より4.8倍の154億円、売上高は13.2%増の1871億円とかなりの上昇を見せた。これを見てネット上では「あの企画だけでこんなに上がるのか」「そこまで愛称にこだわってる人がいたんだね」といった驚きの声があがっている。
愛称対決はマクドナルド以外にも!?
マクドナルドの愛称は「マック」と「マクド」に二分されているイメージだが、実は他にも様々な呼び名がある様子。SNSでは「マクナルでしょ」「ナルド派もいる」「普通にマクドナルドとしか言わない」といった少数派の意見もちらほらと見られた。
さらに論争はマクドナルドだけに収まらず、「ケンタッキー」は「ケンタvsケンチキ」、「セブン-イレブン」は「セブンvsセブイレ」、「ユニバーサルスタジオジャパン」は「USJ vsユニバ」など、様々な分野において広まっている。マクドナルドがキャンペーンによる経済効果を大きく得られたこともあり、「他の論争もキャンペーンにしてしまえばいいのでは?」といったアイデアも。今後も数々の“愛称対決”で盛り上がりを見せてくれるかもしれない。
ひとまずは区切りがついた「マック」か「マクド」か論争。新たな愛称対決によってさらなる経済効果が現れるのか、これからの展開にも目が離せない。