冷え・乾燥対策して睡眠の質を高める!体の内外から快眠をサポートする癒やしグッズ8選

手足が冷えて寝付きが悪い、寝ている間の乾燥が気になる、慢性的な疲れが取れなくて朝起きるのがつらい……など、さまざまな理由で睡眠の質は低下しがち。今回は加湿器やバスソルト、スキンケア用品など、快眠をサポートする8つのアイテムを紹介する。

 

【リカバリーウェア】遠赤外線効果で血行を促進し疲労回復、むくみ・冷え症改善!

nishikawa
[エアーリカバリー]スリープテック(※1)ウェア(メンズ)
実売価格1万4300円(トップス、ボトムス共に)

 

遠赤外線を放出する特殊繊維素材「PHT」が採用された、高機能スリープウェア。遠赤外線の放出により筋肉のコリやハリを和らげ、血行を促進してくれる。体を締め付けにくい設計と全方位ストレッチでやさしく体にフィットする。

※1:nishikawaの寝具関連テクノロジー
↑手首と足首を温めるために設計された独自仕様「スリープフラップ」を採用。就寝前も快適な温もりを味わえる

 

【ココがGood!】冬の“究極の睡眠”を実現してくれる!

「遠赤外線効果で程良く身体が温まり、寒い冬の睡眠導入にはもってこいのウェア。疲れ切ってそのまま布団へダイブという日でも、コチラを着て眠りにつけば、翌朝爽快に目覚められそうです」(編集部)

 

【加湿器】長時間連続加湿で喉・鼻・肌を乾燥からガード

象印マホービン
スチーム式加湿器 EE-DE50
実売価格2万5080円

 

沸騰させたきれいな蒸気を、約65℃まで冷まして部屋を加湿。デュアルセンサー搭載で、湿度を3段階に自動コントロールしてくれる。4Lのたっぷり容量なので、就寝時に便利な長時間連続加湿も可能。強モードでも約8時間の連続加湿が叶う。

 

【SPEC】●消費電力:985W(立ち上げ時)、410W(加湿時) ●容量:4L ●適用床面積:〜8畳(木造和室)、〜13畳(プレハブ洋室) ●連続加湿時間:最長約32時間 ●サイズ/質量:約W240×H365×D275mm/約2.9kg

↑フィルターなし・フッ素加工の広口容器で手入れが簡単。給水や湯捨てもラクだ。さらに、転倒湯もれ防止構造で安心

 

【ココがGood!】手入れがラクなうえ長時間加湿できる

「真冬は30〜40%に部屋の湿度が下がり、乾燥で鼻や喉、肌がやられます。就寝時は55〜60%を保っておくと快眠が得られますよ。加湿器の稼働は必須なので手入れがラクなコチラが◎」(編集部)

 

【フェイシャルスチーマー】睡眠前のお肌の保湿がシンプル操作で手軽にできる

フェスティノ
フェイシャル クレンジング ナノスチーマー
実売価格1万4300円

 

ナノサイズ(1/1,000,000mm)のミストが噴射されるスチーマー。独自開発の「スパイラル噴射」で顔をくまなく包み込み、水分が肌の角質層まで行き渡る。複雑なモードがないシンプル設計で使いやすい。

 

【SPEC】●消費電力:265W ●タンク容量:約90ml ●スチーム温度:約45℃ ●連続噴霧時間:約15分 ●サイズ/質量:約W120×H208×D136mm/約820g

↑約45℃のスチームは心地が良く、気分もリラックス。お肌だけでなく、乾燥しがちな髪のうるおいケアにも!

 

↑抗菌タンクは取り外しが可能。本体に水を注がず、タンクに直接給水できるので便利。手入れもしやすい仕様だ

 

↑一般的なミストよりも粒子が小さいナノサイズミストは、水分が角質層まで素早く浸透する。しっとり効果抜群!

 

【ココがGood!】毛穴汚れを浮き上がらせスキンケアの浸透も◎

「ボタンを押すだけという超シンプル操作でワンランク上のケアが実現。洗顔前に当てると毛穴汚れが浮き上がり、より清潔に洗い上がります。化粧水などの浸透も良くなり保湿効果がUP!」(編集部)

 

【バスソルト】良質な塩をたっぷり配合した癒やしのバスソルト

マックス
汗かきエステ気分 リラックスナイト
実売価格500円前後

 

保温性が高く、発汗作用のある天然海塩をたっぷり配合。徳島県鳴門市の海水から作られたこだわりの塩をメインで使用している。ラベンダーやタイムなどのハーブの香りが安らぎ効果を促し、入浴後の快適な眠りをサポートする。

 

【ココがGood!】身体の芯まで温まり、安らぎ効果も抜群

「浸かっていると身体の芯まで温まる感覚があり、入浴後もしばらくポカポカ。香りも心地良く、癒されます。お湯が深みのあるキレイなブルーになり、視覚的にも心が静まります」(編集部)

 

【スキンケア】乾燥の気になる冬場でもお肌もっちもち!

マーベセラー
MAAs リペアエッセンス 30ml
1万7600円

 

高保湿作用のある天然由来の独自成分「MAAs(ラン藻エキス)」を配合したエイジングケア(※2)美容液。肌質・年齢・季節を問わず肌の調子を整え、乾燥の厳しい冬でもハリ・ツヤ・弾力のある肌へと導く。

※2:年齢に応じた肌にうるおいを与えるケア

 

【ココがGood!】保湿力が高くて寝起きも乾燥を感じない

「導入美容液として使用。“もうこれ1本でOKでは?”と思うほど高い保湿力で、朝も乾燥知らずです。肌にも環境にもやさしいMAAs配合のUVミルクもオススメ。年中愛用しています」(編集部)

 

【ピローミスト】自然&やさしい香りが“眠りモード”へ切り替える

ニールズヤード レメディーズ
グッドナイトピローミスト
実売価格3520円

 

心と身体に複合的に働きかけると言われている、精油100%で構成。就寝前、枕やシーツなどの寝具、カーテンに数プッシュ吹きかけると、ラベンダーやマンダリンのナチュラルな香りが広がり、身体を安眠モードへと導いてくれる。

 

【ココがGood!】優しい香りに包まれて気持ちがリラックス

「好きな香りを嗅ぐと気分は変わるもの。コチラを枕にスプレーするとやさしい香りに包まれて、なんだか心が安らぎます。その心地良い感覚がクセになり、いまでは手放せなくなりました」(編集部)

 

【食品】豊富な栄養で土台から整えて疲れた身体をレスキュー

TOKYO PLACENTA 20cc
インテンスプラセンタ ウマ
1万2000円(8本入り)

 

10数種類のアミノ酸、酵素、各種ビタミン、ミネラルなど自然由来の多様な栄養素を含むプラセンタ(胎盤)を、独自技術で高濃度高純度で精製した原液ドリンク。慢性的な疲れの回復が期待でき、睡眠の質向上にも貢献!

 

【ココがGood!】飲み始めてから身体も肌も快調すぎる

「美容目的で飲み始めたが疲労が一気に解消される感覚に驚き! 繁忙期でも朝スッキリ目覚められるようになりました。原液そのままでもイケますが、ジュースなどに混ぜて飲むのがオススメ」(編集部)

 

【イヤーウォーマー】耳をじんわり温めて気分をリフレッシュ

ドクターエア
耳せんウォーマー  イヤラボ
実売価格9900円

 

自律神経をはじめとした様々な神経の集まる耳甲介腔をじんわり温めてくれる、耳せんタイプのイヤーウォーマー。就寝前の安らぎタイムに使用でき、遮音効果によって安眠へと導く。日中の休憩時間などにもオススメ。

 

【SPEC】●持続時間:約15分(目安) ●充電時間:約3時間30分 ●設定温度:約38℃(弱)、約43℃(中)、約48℃(強) ●サイズ/質量:約W23.6mm×H19.2mm×D19.2mm/約9g(耳せん)

↑イヤーピースの先端部ではなく、耳せん本体の保温材が温まり、様々な神経が集まる耳甲介腔へとじんわりアプローチする

 

【ココがGood!】耳に突っ込むだけで幸せになれて有り難い

「“強”設定が好き。装着した瞬間は寒いところから露天風呂に入ったときのような多幸感が味わえます(笑)。15分かけて温度が下がり、冷めた頃には気分がリセットする感覚も心地良い!」(編集部)

 

※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

軽量・軽衝撃の実現で死角なし!ホッチキス「バイモ11フラーメ」の進化ポイントを徹底レビュー

DXだ、ペーパレス化だと言い出してもうかなり経つが、それでも紙の資料を扱う機会はまだそれなりにある。しかも数ページほどのものならPDFで読んでも特に問題はないが、10ページを超えると、プリントアウトをペラペラめくった方が読みやすく感じるというケースも多い。どちらにも有利不利な状況はあるということで、まだしばらく紙とデータの混在は続くのではないだろうか?

 

となると、まだ出番が続きそうなのがステープラ(ホッチキス)だ。紙束をまとめる際にはクリップ類よりもバラけにくく、かつ留めた部位がコンパクトというメリットは大きいし、使いやすい。 なかでもMAX「バイモ11」シリーズは、対応できる紙の枚数が圧倒的ということもあり、1台は持っておくと便利なのである。 

 

新型バイモ11はコンパクト&低衝撃だから使いやすい 

2008年に発売されたMAX「バイモ11 FLAT」は、一般的なステープラ(10号針)の綴じ枚数がコピー用紙20枚程度なのに対して、少し足の長い11号針を使って40枚を一気に綴じられるというもの。 

 

そしてその後継であり、16年ぶりのフルモデルチェンジ機として先日発売されたのが、シリーズ最新の「バイモ11 Flarme」(フラーメ)である。 

MAX
Vaimo 11 Flarme(バイモイレブン フラーメ)
2,000円(税別)

 

↑新旧バイモ11の比較。Flarmeのほうが全体的にすっきりした印象だ

 

FLATFlarmeの違いとしてまず視認できるのは、グッとサイズダウンしたというところ。 メーカーの公表値では本体幅約10%とされているが、実際に手にした感覚としては、それ以上にコンパクトになったような印象がある。

 

というのも、ボディの外周部分を削り込むことで握った際に手からはみ出す面積が減り、視覚的に「小さくなった」と思わせる工夫が為されているのだ。これはなかなかに効果的なデザイン変更と言えるだろう。 

 

↑手に握ってみたところ、フチが少ないFlarmeの方が数値以上にスリムに感じられる

 

↑左からFLAT/Flarme/POLYGO。サイズは POLYGOが最も小さいが、その代わりに針タンク容量が他の半分(50本)となっている

 

また重量も約10%ということで、実測でFLAT 163.6g→Flarme148.5g。約15gの軽量化は、FLATを使い慣れている人なら、握った瞬間に「確かに軽くなったな」と体感できるはずだ。 

 

ちなみにシリーズにはコンパクトモデルの「バイモ11 POLYGO」も発売されているが、こちらは針タンクの装填本数を半分の50本にしてボディのサイズダウンを図ったもの。 

 

ステープラ留め作業は一気に大量の針を消費することも多いため、できれば針タンクは100本あった方が使いやすいと思う。(収納面積などの点では、コンパクトモデルにも十分に価値はあるが) 

 

綴じる際の衝撃を軽減する「先曲げフラットクリンチ機構」 

サイズダウンに加えてもうひとつの進化ポイントが、新たな「先曲げフラットクリンチ機構」だ 。

 

バイモ11シリーズは、本体の針を受ける側(下側)に“クリンチャ”と呼ばれる台を置き、綴じた裏面で針が平らになるように打ち曲げる「フラットクリンチ機構」を導入している。 

↑フラットクリンチだと留めた針が盛り上がらないため、書類を重ねたときに厚くなりにくい

 

↑フラットクリンチ機構の要となるクリンチャ

 

その針を打ち曲げる動きを二段階に分割することで、クリンチャが針を受ける衝撃と音を軽減するのが、「先曲げフラットクリンチ機構」というわけ。 これによって綴じ衝撃約25%減・綴じ動作音約30%を達成したとのことだ。 

↑二段階で曲げる先曲げフラットクリンチによって、衝撃や音が減衰する仕組み

 

体感としては、スペック上最大の40枚を綴じたときに特に顕著だ。FLATが「パッツーン!」という破裂音じみた高い音だとすると、Flarmeは「バッシャン」とやや低くこもった感じ。もちろん手に感じる衝撃も確実に少ないため、書類を大量に綴じる作業だと、疲労感やダメージにも差が出てきそうだ。

 

 

↑倍力機構(てこ)を使った軽とじ機構も強化され、綴じ荷重は10%減に

 

ただ正直に言えば、もともと「バイモ11」という製品自体が非常にハイスペックなため、すでに持っている人が、コンパクト化と先曲げフラットクリンチ機構のために新モデルのFlarmeをわざわざ買い直すか……? と言うと、ちょっと微妙かも。今のところFLATでも十分以上に便利だし。 

 

しかし、まだ「バイモ11」を持ってない人なら、このモデルチェンジをきっかけに購入するのはかなりアリだと思う。 

↑バイモ11シリーズ専用の11号針。少しサイズアップしただけで綴じ枚数は倍(40枚)に。ただしコンビニなどで気軽に入手できないのが難点

 

専用の11号針はコンビニでは売られていない&従来の10号針用ホッチキスでは使用できない……というデメリットはあるが、それを超えて、2枚〜40枚が綴じられるというのは他にない唯一無二のメリットと言えるだろう。 

 

手持ちステープラとしては最強といっても過言ではないシリーズなので、この機会にぜひゲットしてみてほしい。 

 

とじ衝撃・動作音を大幅に軽減! マックスのホッチキス「Vaimo11 Flarme」新発売

マックスは、薄い書類も厚い書類も軽い力でとじるホッチキス「Vaimo11」シリーズ初のフルモデルチェンジとなる「Vaimo11 Flarme」を2024年9月26日から発売します。本体カラーはブルー、レッド、ラベンダー、ブラック、ホワイトの5色で、希望小売価格は2200円(税込)。

 

「Vaimo11 Flarme」は、とじた針を2段階で曲げる「先曲げフラットクリンチ機構」により、とじ衝撃約25%減(※1)、とじ動作音約30%減(※2)、とじ荷重約10%減(※1)を実現。また薄い枚数をとじるときに大きく感じる衝撃や動作音を改善し、より快適に使える仕様になっています。さらに、本体形状を見直し、本体重量約10%減(※1)、本体幅約10%減(※1)も実現。落ち着いたカラーリングとマットな質感も特徴です。

※1 従来機「HD-11FL」と比較
※2 従来機「HD-11FL」音圧パスカルでの比較

 

先曲げフラットクリンチ機構

■2段階で折り曲げることで、とじ衝撃約25%減・とじ動作音約30%減を実現

用紙貫通直後に針下部を折り曲げ始め、針を押し込むにつれてさらに折り曲げを進める機構。2段階にわけることで、とじ衝撃やとじ動作音を緩和。

 

■本体の高さはそのままで、軽とじ機構を強化し、とじ荷重約10%減を実現

軽とじ機構を強化するには本体の高さを上げる必要がありますが、「先曲げフラットクリンチ機構」により、従来機「HD-11FL」から下カバー部(クリンチャ部)を下げることができたため、本体の高さは従来機と同じに。

 

品格・力強さを感じるデザイン

カラーリングは落ち着いた色を採用し、本体カバーには、指紋が目立ちにくいさらさらとした表面仕上げを施しマットな質感に。

 

手にやさしいディンプルと、握りやすい隆起形状

本体カバー上部のディンプル(くぼみ)は、とじる際に力を入れやすくなっており、また、手のひらが密着しやすいようラウンド形状の盛り上がりを付け、握りやすくなっています。

 

マックス・Vaimo11 Flarme

希望小売価格: 2000円(税込 2200円)

【文房具総選挙2024】お茶の香りが漂う紙製ホルダーに左利きでも書きやすい万年筆などSDGsに配慮した文房具12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「SDGs文房具」部門にノミネートされた文房具12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「SDGs文房具」部門】

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムの存在感が際立ちます。全12点がノミネート。

 

No.82

マックス
HD-10Dサステナブルモデル
各825円

プラスチックの端材を本体カバーに再生利用

耐久性に優れたロングセラーホッチキス「HD-10D」をベースに作った、環境配慮モデル。本体カバーに、プラスチック端材を再生利用しバイオマスプラスチックと混ぜた素材を使い、CO2削減に貢献している。

 

No.83

カウネット
カウネット×ライクイット A4ファイルボックス  by Loopla
920円

回収した使用済みプラ資源がファイルボックスに!

同社が新たに始めた、オフィスから出るプラ資源を回収・リサイクルするサービス「Loopla」から誕生。回収した使用済みのクリアホルダーを一部原料に使い、吉川国工業所と共同開発した。2個セット。

 

No.84

キングジム
紙製ホルダー(茶殻紙タイプ・10枚入り)
1012円

茶殻を再利用したほのかに香る書類ホルダー

伊藤園の「お〜いお茶」など、日本茶飲料の製造過程で排出される「茶殻」をアップサイクルした「茶殻紙」を使ったホルダー。通常の紙よりも紙原料を削減して作っている。お茶の香りをほのかに楽しめる。

 

No.85

三菱鉛筆
ジェットストリーム 海洋プラスチック
各242円

軸材に海洋プラスチックごみとコンタクトレンズの空ケースを使用

独自の配合技術により、軸材の再生材比率ほぼ100%を実現したボールペン。海洋プラスチックごみからできた再生樹脂と、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを用いた再生樹脂を使っている。

 

No.86

三菱鉛筆
JETSTREAM × karimoku 多機能ペン 4&1
各3300円

家具の端材を再利用! 一点一点木目が異なり特別感満載

日本を代表する木製家具メーカー「カリモク家具」と「ジェットストリーム」のコラボ多機能ペン。家具の製造工程で出るナラ材とウォールナット材の端材を再利用したグリップは、一点一点木目が異なる。

 

No.87

ニチバン
セロテープ 小巻カッターつき 〈まっすぐ切れるタイプ〉 グリーンナノ配合
各242円

素材を見直しCO2排出量を66%も削減!

カッター本体に、燃焼時に発生するCO2を削減できる添加剤「グリーンナノ」を配合し、焼却時のCO2排出量を同社従来品比で66%も削減。天然素材が主原料の「セロテープ」と使えば、手軽にエコ活動ができる。

 

No.88

ゼブラ
BIOTUBE搭載 ジムノック
各132円

ついにリフィルまでサステナブルな素材に!

品質上、材質の選定が難しいリフィルに、業界で初めてバイオマスプラスチックを使用。リフィルを交換して使うと、CO2排出量を73%も削減できる。ペン本体、替芯のパッケージにもエコな素材を使用。

 

No.89

プラス
ホワイパー 紙ケース入り修正テープ
各275円

紙製ケースを使用した環境配慮型の修正テープ

ケースに紙を使い、プラスチック使用量を同社同等品より40%削減した修正テープ。引き心地はブランドの名に恥じぬ快適さ。紙製になったことでデザインの自由度が上がり、ラインナップが豊富に。

 

No.90

プラス
みんなのふせん 強粘着
2695円(各色2パッド・計10パッド入り)

色覚多様性に配慮したカラーユニバーサルデザイン

色の見え方の違いに配慮して、識別しやすい配色を採用。アイデア出しやブレーンストーミングの際に、書いた内容を色で分類しやすい。強粘着タイプで、紙やホワイトボードにしっかり貼れる。

 

No.91

共栄プラスチック
LIMEX ライティングシート
330円(B5 size)、385円(A4 size)

注目の新素材から生まれた業界初の下敷き

プラスチックや紙の代替品として注目を集めている石灰石生まれの素材「LIMEX」を、業界で初めて下敷きに使用。既存のプラスチック下敷きに比べ、プラスチック使用量を約72%削減できる。薄くても丈夫。

 

No.92

ラミー
LAMY safari 左利きのための万年筆
5500円

左利きの人もインクがかすれずまっすぐに書ける

1980年誕生のロングセラー万年筆の左利き用モデル。ペン先を押し出すようにして書く左利きの人でもかすれず書け、時計回りに巻き込む筆記グセがあっても、自然と真っ直ぐ書けるよう矯正される。白と黒の2色。

 

No.93

サンスター文具
Re:metacil
各990円(4月1日発売)

廃材から作られた削らずに書き続けられる鉛筆

削らずに書き続けられる「特殊黒鉛」を使った鉛筆のサステナブルモデル。ボディとキャップに、噴石や牡蠣やほたての殻などの廃棄物を粉砕して再生したアップサイクルプラスチック素材を使っている。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。

 

とじる力を低減し、作業時の疲労感を軽減! プライヤータイプホッチキス「HP-50L」

マックスは、プライヤータイプホッチキス「HP-50L」を12月20日に発売します。本体カラーはローズゴールドで、価格は7800円(税別)です。

 

同製品は、1日の使用回数が多いクリーニング店の洋服へのタグどめや、工場での商品パッケージとじなどの作業負担軽減を目的に開発。整形外科学を専門とする石井壮郎氏により、従来機との人体への負荷の違いの検証にて、負荷が軽くなったと評価されています。

 

とじる力を従来機比30%低減することで、作業時の疲労感や手や腕の痛みを軽減します。ハンドルのどの部分を持っても軽とじが機能するため、手が小さくても使いやすくなっています。

 

ハンドル部分に、手にやさしい感触の、エラストマー素材のソフトグリップを付けることで、冬場に感じる金属製本体の冷たさや夏場の滑りやすさのストレスを軽減します。ソフトグリップは取り外すことも可能です。

 

耐久性を向上させるため、今までプラスチックだった、針の装てん時に操作するプッシャ部分を金属製にして、強度をアップさせています。

【文房具総選挙2023】結果発表! 切る・貼る・綴じる部門は切れ味と安全性を両立したテープカッターが制す!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。11回目となる「文房具総選挙2023」は、2022年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具80商品が選出! 「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門の頂点に立ったのは?

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「切る・貼る・綴じる」部門の結果をお伝えします。

 

【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門の部門賞と上位商品は?

ガムテカッターに “切れ味と安全性を両立し見た目もオシャレ” という革命を起こした逸品が第1位。3点を送り込んだコクヨの開発力とブランド力が光るが、スティック型ホチキスという新境地に挑んだマックスも注目だ。

 

■第1位

軽い力できれいに切れる安全設計のテープカッター

ミドリ
クラフトテープカッター
990円

クラフトテープをきれいにカットできるコンパクト設計のテープカッター。本体に付属したクリップでテープを挟むだけのシンプルな作りで着脱も簡単。安全性にも配慮している。

 

【ココがはかどる!】

テープの切り口がまっすぐに切れる特殊加工の刃を搭載し、シャープな切れ味を実現した。軽い力でもカットでき、大量に梱包する際にも手が疲れにくい。

 

↑刃の露出を防ぐ安全カバーが、手指を傷つけるのを防止する。持ち運ぶ際、不意に衣服などに引っかかる心配もない。

 

【選考委員はこう見た!】

「コロナ禍を経て、個人の中古品売買が日常に組み込まれた昨今。家庭に梱包資材が入り込んで来ているなか、この1位はほとんど必然だったのかもしれません」(放送作家 / ライター・古川耕さん)

 

■第2位

機能もデザインもムダがないザ・ハサミ

コクヨ
高級ハサミ〈HASA〉
2420円〜2750円

「普通に良いハサミ」をコンセプトに開発。独自設計刃を採用するなど、切れ味や切り心地を追求した様々な工夫が施されている。

 

■第3位

コンパクトで持ち歩きしやすいスティック型

マックス
モティック
902円

コンパクトだが、針は最大100本と十分な量が装填でき、スケルトンで残量も確認しやすい。ボタンをスライドするだけで操作可能。

 

■第4位

ペンケースの中でキャップが開く心配無用

コクヨ
テープのり〈ドットライナーフリック〉
319円

独自設計の「フリックキャップ」で、ペンケースの中でもキャップが開きにくい。粘着タイプは「しっかり貼る」と「あとから貼りつく」の2種。

 

■第5位

角にフィットする液体のりの新作

コクヨ
グルー 液体のり
各220円

様々な “貼る” 行為に着目した「GLOO」シリーズの新作。四角いスポンジヘッドで紙の角までのり付けしやすい液体のりだ。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2023】安全なガムテカッターや四角い液体のりなど作業が気持ちいい「切る・貼る・綴じる」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされたアイテム10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

今年は本質機能を磨くと同時に、ポータブル性を高めたカッターやノリが目立ちます。切れ味とともに安全性を担保する刃物にも注目です!

 

No.37

ミドリ
クラフトテープカッター
990円

まっすぐ安全に切れるガムテカッター

クラフトテープ用のギザギザカッターが進化した。クラフトテープを軽い力でまっすぐきれいに切れる専用カッター。切るときに安全カバーが自然と上方向に持ち上がり、刃先が指に当たりにくい安全設計だ。

 

No.38

コクヨ
GLOO 液体のり
各220円

角にフィットする液体のり

さまざまな “貼る” 行為に着目したシリーズの新作は、四角いスポンジヘッドで紙の角までのり付けしやすい液体のり。「しっかり貼る」「シワなく貼れる」の2タイプがあり用途に応じて使い分け可能。付け替えボトルも用意。

 

No.39

コクヨ
高級ハサミ〈HASA〉
2420円〜2750円

機能もデザインもムダがないザ・ハサミ

「普通に良いハサミ」をコンセプトに開発されたハサミ。独自設計刃を採用するなど、切れ味や切り心地を追求した様々な工夫が施されている。強力、強力ロング、紙/工作用の3種で切れ味が異なる。

 

No.40

オルファ
セーフティカッターコンパクト
オープン価格(実勢1000円前後)

安心設計で不意なケガから手を守る

コンパクトな丸みを帯びた形状で、握りやすい開梱用カッター。切り終わりに自動で刃が収納される安心設計だ。同社が海外で販売していたモデルを、この度国内でも販売開始した。

 

No.41

サンスター
ツメカケ
770円

ワンプッシュで見出しが作れるパンチ

手帳やノートの小口部分をカットし、インデックスを簡単に作れる見出しパンチ。紙の角を切り取れば新しいページをすぐ開ける。普通紙2枚までを一度にカットできる。ロック機能搭載で携行に便利。

 

No.42

コクヨ
テープのり〈ドットライナーフリック〉
319円

ペンケースの中でキャップが開く心配無用

独自設計の「フリックキャップ」で、ペンケースの中でもキャップが開きにくく安心。粘着タイプは「しっかり貼る」と「あとから貼りつく」の2タイプ。詰め替え式で業界最小クラスなのもメリットだ。

 

No.43

プラス
ノリノスポット
418円

“点で貼る” から無駄貼りなし!

ホチキスのように用紙を挟んで “点” でのり付けすることで、1回の使用量を最小限に抑えるテープのり。ペンケースにすっぽり収まるコンパクトサイズで、携行時にホコリからガードするカバー付き。

 

No.44

プラス
フィットカットカーブ 多機能料理はさみ
2970円

1丁5役の多機能ハサミ

通常のカット機能はもちろん、ピーラー、栓抜き、フタ開けなどキッチンで便利な機能を1丁に集約。板厚刃とマイクロギザ刃が対象をガッチリとくわえ込むので、硬い食材もしっかり切ることができる。

 

No.45

クツワ
ハッツ マステノリボンボン
385円

手持ちのテープをかわいくカット

マスキングテープの飾り切りができるテープカッター。「リボン」「ギザギザ」「細くする」の3種セットで、いずれもまっすぐにも切れる2way仕様。ラッピングやデコレーションなど幅広く使える。

 

No.46

マックス
モティック
902円

持ち歩きしやすいスティック型

ペンケースに入れやすいスティック形状のホチキス。コンパクトながら針は最大100本と充分な量が装填でき、スケルトンで残量も確認しやすい。ボタンをスライドするだけのワンアクションで済み、片手で簡単に操作可能。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

懐かし文具が復刻!? マックスの棒状ホッチキス「モティック」は自立型ペンケース全盛の今こそ価値がある

ホッチキス(ステープラー)というのは、想像以上に紛失しやすい文房具である。消しゴムのように小さいわけでもなくある程度のサイズがあるのだから、そう簡単に紛失しないだろうと思いがち。実は、このサイズこそがクセモノなのだ。

 

机の引き出しに収めるには微妙に背が高いし、ペントレーに置いておくには邪魔な大きさ。かといって机の上に転がしておいて常に目に付くほどの存在感はない。つまり、決まった“住所”を作りづらいため、使ったあとに適当にポイと置いてしまう→次に使いたい時に見つからない→「あれ? ホッチキスどこ?」というコンボが頻発するわけだ。

 

ではどうすればいいか? 一つの提案として「ホッチキスをペン立てに立てちゃう」というのはどうだろう。

 

スティック型ホッチキスは紛失予防に効く!?

当然ながら、ペン立てのフチにホッチキスを引っかけておくだけでも充分に紛失対策にはなるが、見た目がどうもスマートさに欠ける。ならば、スティックタイプのホッチキス「モティック」がいいかもしれない。

マックス
スティックタイプホッチキス「MOTICK(モティック)」
HD-10SK
各750円(税別)

 

長さ約148mmで、「棒っぽい」としか言いようのないフォルム。これを外見だけでホッチキスだと見抜くのは、なかなか難しいだろう。

 

使用時は、丸いボタンをスライドさせると先端のカバーがガチャっと持ち上がり、中のマガジン(針を装填するボックス)がわずかにせり出す。これでホッチキスっぽい雰囲気に変形して、準備は完了だ。あとは通常どおり紙束を挟んでカバーを押し込むと、ガチャンと針で綴じることができる。

↑丸ボタン型のスライダを押し出す。片手で変形させられるのは手軽でいい

 

綴じた針を平らにするフラットクリンチや、二重テコで綴じ荷重を半分にする、といった近年お馴染みになっている機構は搭載していない。使用感は、まったくもって普通に「ホッチキスだな」って感じだ。

↑綴じる際は、普通のホッチキスと同じように使えばOK。綴じ枚数は10枚前後

 

つまりポイントとなるのは“スティック型のフォルムだけ”なのだが、ここが重要なのである。

 

まず冒頭でも述べたとおり、住所不定になりがちなホッチキスに定住先を作りやすい、ということ。ペン立てに立てておけば、細長くはあるが筆記具とは全く違うシルエットなので、けっこう目立つ。使いたいときに素早く見つけてサッと取り出せるのは、それだけでとても便利な機能といえる。

↑筆記具やハサミと一緒にペン立てに立てておけば、常に所在がハッキリして紛失しにくい

 

携帯する場合も、スリムさを活かしてペンケースに入れておきやすいのがメリット。

 

これまでも携帯しやすいミニホッチキスはいくつか発売されているが、自立型ペンケースに入れると、底に沈んでしまって取り出しにくいというデメリットがあった。しかしスティック型なら、自立型ペンケースとの相性は抜群だ。

↑自立型ペンケースからヒョイと取り出せる出し入れのしやすさは、携帯ホッチキスとしてポイントが高い

 

マガジンに収納できる針は、10号針100本までとなっている。補充する際は、後端のキャップを引き抜くと、プッシャーと呼ばれるパーツがズルズルと出てくる(長い!)ので、針を装填して、プッシャーで押し込んでキャップをはめる。

 

携帯性に優れたミニホッチキスならだいたいが50本装填なので、ゆとりのある100本装填はそれだけでも優位といえそうだ。

↑プッシャーユニットのプラスチック製軸は簡単に折れそうなので、あまり無理な力をかけないよう注意したい

 

↑マガジンは透明なので、針の残量が外から確認できる

 

昭和末期の早すぎたホッチキスが、令和に能力をフル発揮!?

ちなみにこのスティック型ホッチキス、年季の入ったベテラン文具オタクの中には、見覚えのある人がいるかもしれない。実はこれ、1988年にマックスが発売していた「HD-10SL B&G」のリメイクなのである。(B&Gはボーイズ&ガールズの略)

↑マックスがバブル期に発売していたスティック型ホッチキス「HD-10SL B&G」

 

カバーなど細部にはちょこちょこ違いがあるが、大まかな仕様はサイズも含めてほぼ同じ。筆者も、「モティック」を初めて展示会で見たときに「あっこれほぼHD-10SLじゃん。なつかしー」と驚いたほど。

↑スライダによる開閉、透明マガジンなど機構的な部分はほとんど共通している

 

残念ながら、「HD-10SL B&G」が発売当時にヒットしたとは聞かない。中古品は探せば見つかるので、それなりに出回っていたようではあるが。しかし、自立型ペンケースが普及した今なら、携帯用ホッチキスとしての価値はグッと高まっているはずだ。

 

なにより復刻の面白さやフォルムのユニークさもあって、文房具好きならマストで買っておくべきアイテムだと思う。もちろん、ホッチキスをすぐなくしちゃう人もマストバイだ。

 

スティックタイプだからペンケースに入れやすい! 軽量コンパクトなホッチキス「MOTICK」

マックスは、ペンケースに入れやすい形状のスティックタイプホッチキス「MOTICK<Mobile stick stapler>(モティック)」を、9月16日に発売します。税別価格は750円。カラーバリエーションは明るいペールトーンの、ブルー、ピンク、バイオレットの3色です。

 

サイズはW21×D148×H19(使用時32)mm、質量は28gの、軽量コンパクトボディで、ペンケースなどへの収納を意識した、先端に丸みをもたせて底面を平らにしたデザインが特徴。ペン立てやポーチ、バッグのペン入れなどの収納にも適しています。

 

ボタンをスライドするだけのワンアクションで、開いて「使う」と、使用後に「たたむ」が簡単に切り替え可能。装てんできる針は100本(50本×2連)。針を入れるマガジン部分は、減り具合を目視で確認できる「スケルトンマガジン」仕様です。

文房具シティ・大阪で3年ぶりに開催「文紙MESSE(ぶんしメッセ)」で見つけた今すぐ欲しくなる新作5点

夏は文房具のシーズン……いや、正確には「文房具の展示会」シーズンである。この時期に発表された新製品が秋冬に発売される、というのがお定まりの流れなのだ。もちろん、そういった展示会のほとんどは、文房具の小売り・バイヤーといった事業者向け。

 

だが、われわれ一般人もウェルカムで開放されているものがある。なかでも最大規模なのが、大阪で毎年8月に開催されている「文紙MESSE(ぶんしメッセ)」だ。

↑今年は8月2日-3日に開催された、大阪の文紙MESSE

 

↑会場内には妙なフォトスポットもいっぱい。ついつい撮っちゃう

 

こちらは在阪メーカーを中心に、会場内にずらりと新製品が並び、そこへ大人から子どもまでがワイワイと遊びにやってくるという、非常にお祭り感のあるイベントである。しかも今回は、コロナ禍を経て3年ぶりのリアル開催。非常に盛り上がりを見せている会場で、気になる新作文房具をチェックしてきた。

 

1.サクラクレパスの最新ボールペンは、初代のDNAを受け継ぐシンプルデザイン

最初に取り上げたいのが、サクラクレパスの新ボールペン。高級ラインで人気のシリーズから、最新作の「SAKURA craft_lab 007」(11月中旬発売予定)が、文紙MESSE初日に情報解禁となった。

サクラクレパス
SAKURA craft_lab 007
各4000円(税別/予価)

 

ここ数年は、重厚感や素材感など毎回いろいろな切り口を見せてくれたcraft_labシリーズだが、今作は原点回帰がテーマに。2017年に発売され大いに話題となった初代「001」をベースに、さらに今のテイストにあわせてリファインしたものになっている。

↑007(上)と001(下)の比較。007は繰り出し機構を軸中央に配置するなど、スリムデザインへのこだわりが見て取れる

 

「001」はクラシカルさ・レトロさを多分に盛り込んだデザインだったが、「007」はそこからかなりスマートに。いわゆる“令和デザイン”と呼ばれる、余分な凹凸を減らしたシンプルな軸に近づけているように思う。

 

それでいて、きちんと高級感のある重厚さも備えており、「あー、これクリスマスシーズンにプレゼント用でめちゃ売れるヤツだな……」と判断せざるを得ない。

 

軸色は昨今の定番となっているくすみ系だが、アルミ梨地加工の“枯れ感”もあって、なんとも渋い。まさに“大人のかっこいいペン”という印象だ。

↑軸色はくすみ感が強く、これまで以上に落ち着いた印象だ

 

ちなみにインク色は、「ボールサインiD」シリーズでもお馴染みのカラーブラック系に加えて、特濃ブラックの「漆黒」もラインナップされている。

2.携帯性に優れたスティックタイプのホッチキスは、針をたっぷり収納

個人的にちょっと楽しみなのが、MAXの新しいホッチキス「MOTICK」(10月発売予定)だ。スリムなスティックタイプで収納に優れ、立つペンケースに入れても沈まないボディがポイントとなっている。

マックス
MOTICK
各750円(税別/予価)

 

これまでにもコンパクトな携帯型ホッチキスはいくつかあったが、ボディが小さい=針の容量が少ない、というデメリットがあった。つまり、持ち歩けても、うっかり針切れで使えないというケースがありうるわけだ。

↑使用時は中央のスライダを前に押し出すと……

 

↑ジャキッとハンドルが開いて、針が打てる状態に。ワンタッチで使いやすい構造だ

 

対して「MOTICK」はスティック型ということで、マガジンにはきっちり針100本を収容。これなら出先でバチバチ使うにも安心できそう。

↑あとは普通のホッチキスと同様に、バチンと押し込んで針を打ちこむ

 

↑針は後端側から100本を装填。プッシャーが長い!

 

携帯するだけでなく、このフォルムならペン立てに立てての常備も問題なし。筆者のような整理下手は、毎回のように「ホッチキスどこいった!?」と引き出しや小物入れを探す手間が発生するため、ペン立てのように常に視界に入る場所に立てておけると、探す手間が確実に省けそう。これはなかなかにありがたいのだ。

3.工夫されたインクパッドで、赤ちゃんの手形が捺しやすい

シヤチハタのブースでは、スタンプパッド「パームカラーズ」(発売中)が面白かった。赤ちゃんの手足にインクをつけて紙や布に捺すための、手形・足形用インクパッドだが、この形状にちょっと工夫があるのだ。

シヤチハタ
パームカラーズ(布用) 全10色
各700円(税別)

 

実は赤ちゃんの手形を採るのは意外と難しい。というのも、彼らの手はキュッとグーの形に握っているのが基本姿勢。つまり、まずはこの手を開かせないことには、手形を捺すことができないのである。

 

しかし「パームカラーズ」には、フタを折り返すと端がナナメになる傾斜型ちょうつがいを採用。この傾斜を赤ちゃんの握った手にこじいれていくと、少しずつ手を開かせることができる仕組みなのだ。

↑ヒンジの傾斜を赤ちゃんの指の間に差し入れて、開かせつつインクを塗布する。これは上手いアイデアだ

 

↑布用インクなので、スタイやトートバッグに捺してグッズを量産可能

 

あとはそのままインクパッドを手のひらにポンポンと当てて、色紙などにぎゅっと捺せば、かわいい手形が残せるわけだ。

 

もちろんインク(水性顔料)は肌に優しく、ウェットティッシュなどで簡単に拭き取れるタイプ。それでいて耐水・耐光性には優れているので、手形足形は長期間の保管が可能。

 

これは2021年秋に発売された製品だが、コロナのせいで生まれたばかりの孫と会う機会の少ない“じいじ・ばあば”たちに大ヒット中なのだそう。

4.伝統工芸とのコラボがユニーク! 全国の織物に触れられるボールペン

大阪市内でノベルティの製造販売をしている蝶屋物産は、日本全国の織物を軸に巻いたボールペンシリーズ「yuEN」を発表。西陣織や大島紬、小千谷縮など20種以上の伝統織物のホンモノを手作業で軸に巻いており、視覚だけでなく手触りまで楽しめるペンになっている。

蝶屋物産
yuEN
ボールペンシリーズ
発売時期・価格未定

 

実際に手に取ってみると、なるほど、織りの密度や絹糸の滑らかさなどが指に感じられて、かなりリッチな気分になれる。今や着物を着ることもないし、こういった織物に触れる機会なんてほとんどないわけで、筆記具の形からあらためて伝統織物を認識するというのも面白いのではないだろうか。

↑どっしりした織の手触りが気持ち良い、沖縄のヤシラミ花織ボールペン。1本1本手作業で巻き付け作業をしているとのこと

 

↑複雑な図案が美しい西陣織も、豪勢なボールペンに

 

ちなみにペン自体の価格も、元の織物のお値段によってそれぞれ異なるそう。さすが高級な大島や西陣などはほかに比べてちょっとお高めになる、とのことだ。

5.子どものウッカリを減らす! 学童ペンケースは透明がトレンドに

学童文具メーカー(と言いつつ最近は大人向けも強いが)のソニックのブースでは、「うかサポ 両面筆入」(11月発売予定)を前面で大プッシュ。実は、ここ数年かなり激化している学童向けペンケースの新ジャンルとして「鉛筆先端の見える化」を提案してきた。

ソニック
うかサポ 両面筆入
各1700円(税別)

 

小学生のメイン筆記具といえばやはり鉛筆だが、子どもはうっかり削るのを忘れたり、芯がボッキリ折れたまま放置してあったりと、油断がならない。しかし、それはペンケースの外から芯の状態がチェックできないのが悪いんじゃないだろうか。芯が見えていれば、「あっ、折れてるから削らなきゃ」と気付けるはず。

↑鉛筆の芯先が外からいつでも確認できるので、うっかり削り忘れ防止に効果的

 

↑もうひとつ、人気の鉛筆削り「トガリターン」も落ち着いた半透明のリビガク仕様が新発売。これはオシャレだ

 

そこで、ペンケースの先端を一部透明化。こうすることで、芯の状態が常に確認できるわけだ。

 

最近は学校側から「ペンケースは無柄で装飾のないものに限る」という指定も多いそうだが、一部透明は柄や装飾の範疇から外れるのでセーフ。鉛筆削りも搭載しているので、いざというときにも安心のペンケースなのである。

 

文紙メッセでは、これら新製品の展示発表だけでなく、一般ユーザーを対象にしたワークショップやイベントなどもいっぱいだ(もちろん、感染症対策は万全)。さすがにコロナ前と比較するとギュッとコンパクトになった感はあるが、それでもメーカーと文具ファンが一体となった盛り上がりは、以前と変わらない。

↑会場内のあちこちでワークショップも開催。夏休みの親子連れが集まっていた

 

↑文紙MESSEは物販があるのも特徴のひとつ。いつもよりお得だったり、限定のレアモノがあったりと、これまた見逃せない

 

文房具好きなら行く価値めちゃ高なイベントなので、機会があれば来年以降、ぜひ行ってみてほしい。ほんと、楽しいから。

 

【文房具総選挙2022】ホームセンターでも扱う本格的な「切る・貼る・綴じる」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされた10商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。

 

No.40

東亞合成/コニシ
アロンアルフア「タフパワー」
実売価格534円

「アロンアルフア」シリーズから、耐水性と耐熱性に優れたモデルが登場。水回りや熱がかかりやすい部分の補修などに最適だ。液量調節がしやすい容器を採用し、出しすぎを防げる。

 

No.41

ミドリ
XSコンパクトパンチ
1056円

コンパクトに折り畳める世界最小クラスの二穴パンチ。左右のパーツを開くと本体が立ち上がり、一度でコピー用紙5枚まで穴開けできる。底面にはダストトレーが付いている。

 

No.42

オルファ
替刃式カイコーンPRO
実売価格652円

ハードな現場でも使える、頑丈で握りやすい開梱用のカッター。厚手素材を切るのに十分な刃幅ながらも、刃に手指が触れにくい安心設計だ。ワンタッチで刃を交換できる。

 

No.43

ミドリ
クイックテープカッター
968円

マスキングテープを軽い力で切れるディスペンサー。スライダーを引くと、テープが約2㎝送り出される。テープを対象物に貼り本体を引っ張れば、2㎝以上を引き出すことも可能だ。

 

No.44

UHU
瞬間接着剤 超速乾 ピペット
429円

高い速乾性を備えた強力接着剤。独自開発した容器により、液量を1滴ずつ正確に調節できる。細い溝や継ぎ目にしっかり流し込める細型ノズルを採用。吸い戻し機能で液ダレもしにくい。

 

No.45

スリーエム ジャパン
スコッチ 透明梱包用テープ ポータブル
374円(7m巻)、622円(15m巻)

ポケットに入れて携帯しやすい、厚さ約2㎜の芯を使った透明梱包用テープ。手で真っすぐに切れる特殊フィルムのためハサミは不要だ。テープを引き出すときの音も静か。

 

No.46

川上産業
スパスパ
492円〜

四角い形状の粒が、碁盤の目のように並んだ緩衝材。手で切り込みを入れるだけで真っすぐにカットでき、ハサミなしで梱包作業を行える。耐水性、耐薬品性のあるポリエチレン素材だ。

 

No.47

コクヨ
テープのり〈ドットライナー〉
(強力に貼る・本体)
440円

封とじ性能に優れた新開発のパワードットのりを採用。貼った直後から強力に接着でき、反発にも強く、時間が経っても封が開きにくい。厚みのある封筒や重量物の封とじにも安心して使える。

 

No.48

マックス
中とじホッチキス
「Vaimo11 LONG」
1万450円

軽い力で綴じられる中綴じホッチキス。針足の先端が紙側を向き、針先が手や衣服などに引っかかりにくい「先曲げクリンチ」機構を搭載している。綴じ位置がズレにくいのもうれしい。

 

No.49

ビバリー
まほうのペーパーリボン
440円〜

粘着面同士だけがくっつくペーパーリボン。巻いたモノに粘着剤が付かないため、ラッピングはもちろん、コードなどの結束にも活躍する。サイズやカラーのバリエーションも豊富だ。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

“文具ソムリエール”菅未里が振り返る2020年に自腹買いしたベスト文房具5選

2020年は、社会が試された1年でした。言うまでもなく、新型コロナウイルスの影響です。海外旅行もできず、外出や会食も難しくなり、“新しい生活様式”下での不安やストレスに苛まされた方も少なくないでしょう。

 

しかし、文房具は元気でした。ひとりで、お家で楽しめる“趣味”であることも幸いしたと思いますし、自宅勤務をする方が増えた影響もありそうです。

 

その結果、いい文房具が、2020年もたくさん登場しました。

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

 

1.“りくちのいきもの”のホッチキス

動物たちがかわいい、MAX(マックス)の「シリコンカバーホッチキス」は、2019年の文具女子博で1200個を超える売り上げを叩き出した注目作ですが、その第3弾ですね。私は2020年11月にあった「文具女子博2020」で先行販売されていたものを買いました。

 

ひと言で言うなら、ホッチキスに動物のかわいいシリコンカバーをつけたもの、なのですが、この第3弾では、ホッチキス本体だけでなく、ホッチキスの針にもカラフルなシリコンカバーがつくようになりました。失くしがちなホッチキスの針が目立つのはありがたいですね。

 

【商品情報】
マックス
シリコンカバーホッチキス Vol.1 みずべのいきもの
サメ/ワニ/ビーバー
各1200円(税別)

シリコンカバーホッチキス Vol.2 つめたいうみのいきもの
ペンギン/シロクマ/セイウチ
各1500円(税別)

シリコンカバーホッチキス Vol.3 りくちのいきもの
ライオン/パンダ/ゾウ/オオカミ
各1500円(税別)

シリコン針ケース付きカラー針 りくちのいきもの
ライオン/パンダ/ゾウ/オオカミ
各750円(税別)

 

2. ディズニーのカモフラージュホルダー

「カモフラージュホルダー」とは、中に入れた書類の文章が見えないクリアホルダーのことです。情報を守るためのものですが、細かい文字は見えないようにしつつ、タイトルや見出しなど、大きな文字は見えるのもポイントです。中の書類を出さなくても、持ち主にはどういう書類かわかるからです。

 

そのカモフラージュホルダーの限定版です。ディズニーのおなじみのキャラクターたちがあしらわれています。

 

↑挟んだ書類の文字をカモフラージュする柄も、よく見ればディズニーキャラクターという凝りよう

 

↑裏側

 

実は、この商品はサンプルを送って頂いたのですが、あまりの愛らしさに「保存用」を別に購入しました。したがって、「自腹買い文具」に含めてもいいのです。

 

【商品情報】
プラス
カモフラージュホルダー 限定ディズニーデザイン
各300円(税別)

 

3. 段違いに色が濃いゲルインクボールペン

ユニボールワンはごくシンプルなゲルインキボールペンなのですが、色が鮮やかで、黒も濃いことが特徴だと、メーカーは言っています。私は最初、黒以外の色はともかく、「黒が濃い」ということがどういうことなのかピンと来ていなかったのですが、いろいろなボールペンの黒を書き比べたところ、よくわかりました。

 

圧倒的に黒いのです。黒インクが黒いのは当然なのですが、その黒さが段違いというべきでしょうか。試す価値は大きいです。

 

ちなみに、今風の“くすみカラー”の限定色も出ていますので、そちらもおすすめです。

 

【商品情報】
三菱鉛筆
ゲルインクボールペン ユニボール ワン
120円(税別)

※写真は、数量限定モデル(各360円・税別)

 

4.“日本の色見本帖”が付箋に

このシリーズではシールが人気で、今年のISOTの「日本文具大賞デザイン部門」にも選ばれていましたが、私はあえて付箋を推しましょう。

 

デザインや色の素敵さは言うに及ばず、色が「●●系」と、系統でまとめられているのがいいですね。同系統なら異なる色でも統一された印象を与えられますから、たとえば手帳に異なる色のふせんを使っても、全体としてまとまりが出るのです。ガチャガチャしません。色味も落ち着いていてすばらしいです。

 

↑手帳に。全く異なる色のようで、不思議とまとまりが出る

 

【商品情報】
カミオジャパン
日本の色見本帖付箋短冊
各400円(税別)

日本の色見本帖マスキングテープは文房具総選挙2020の準大賞に輝いた
https://getnavi.jp/stationery/496518/

 

5. 定番ノートの専用修正テープ

以前、連載でも取り上げましたが、かなり黄色が強いロルバーンの紙に合わせた修正テープが出たことは、本当に画期的でした。「合う修正テープがないから」という理由でロルバーンを敬遠していた人も、これからはロルバーンを選択肢に入れられるでしょう。

 

ロルバーンは限定柄が多いのが特徴なのですが、修正テープがあれば、コレクションするだけではなく、どんどん使えますね。

 

【商品情報】
デルフォニックス
ロルバーン 修正テープ
330円(税別)

【菅未里の自腹買い文房具】大定番ノート「ロルバーン」がリングノート苦手派にも支持される理由
https://getnavi.jp/stationery/553186/

 

文房具業界も新型コロナによるダメージは受けました。しかし、ユーザーは自宅にいる時間が長くなったので、お手元の文房具を整理したり、しまい込員でいたものを引っ張り出したりと、自分なりのしかたで文房具と向かい合えた一年だったのではないでしょうか。

 

メーカー側も変わった一年でした。特に、SNSやインターネットの力が再認識されたのが大きいですね。子育て中でなかなか文房具店に行けない方や、地方の方にとってはプラスもある一年だったはずです。

 

まだまだ新型コロナの収束は見えず、2021年も厳しい時期が続くはずです。でも、文房具は今までのように、いえ今まで以上に、みなさんを助けてくれるでしょう。どんな一年が待っているのでしょうか。

【日用品大賞】よく使う文房具「ホッチキス」のベストバイはどれだ? プロが使ってわかった真の使い心地

ホッチキス(針アリ)は“100均”でも手に入るため、つい手ごろなアイテムを求めがちですね。だが、上質の製品を選べば、作業効率が高まるうえに長年使えます。文具ソムリエールの菅 未里さんが高性能文具をテストしました。開き加減/力加減/外しやすさの3項目を5点満点で採点していきます。

 

【テストした人】

文具ソムリエール 菅 未里さん

文房具を紹介するコラムの執筆や商品の開発など、幅広く活躍する。メディアへの出演も多い。

 

 

ホッチキスは、基本“ひとつあればいい”というモノ。しかし文具ソムリエールの菅未里さんは、“使い分け”が大切と語ります。

「上部に針の収納ケースがあるサ クリフラットなどの機能性で選ぶか、デザイン性で選ぶのもアリ。 例えばフラットかるヒットはシッ クなデザインで、デスクトップの 小物にもぴったりです」(菅さん)

 

【エントリーNo.01】マックス サクリフラット32

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32枚まで軽く綴じられ、針は本体に100本と「予備針ポケット」に100本の計200本収納可能。針切れの心配が不要です。実売価格582円。

【開き加減】5点

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ガッツリとほぼ180度開きます。置いた際のバランスも良く針の入替がスムーズにできました。

【力加減】5点

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力を入れやすい丸みを帯びた形状。ピッタリ手に収まるサイズなので、握るのも容易です。

【外しやすさ】5点

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リムーバーの先端部が尖っているので針の下に入れやすかったです。外す作業もスムーズ。

 

 

【エントリーNo.02】コクヨ パワーラッチキス

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32枚もの用紙を綴じられる高性能モデル。軽とじ機能を搭載しており、分厚い資料を綴じる際も力いらずです。実売価格477円。

【開き加減】4点

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約120度と平均的な開き具合。手で支えなくてもある程度バランスを保つことが可能です。

【力加減】5点

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ムリな力を込めず、軽々と綴じることができました。10数枚以上の紙でも手持ちで綴じられます。

【外しやすさ】4点

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リムーバーの突起が小さく、針足を開く際に力を入れにくいです。針自体はスムーズに外せました。

 

 

【エントリーNo.03】プラス フラットかるヒット

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針がフラットに折り曲がるため、書類がかさばらず整理に役立ちます。ハンドルを閉めた際の1本が無駄にならない機能も搭載されています。実売価格533円。

【開き加減】4.5点

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上部が出っ張る独特な開き方。針を入れる部分に手を入れる際も邪魔にならず便利です。

【力加減】4.5点

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従来の50%の力で軽々と綴じられます。サイズもちょうど手に収まるくらいで持ちやすいです。

【外しやすさ】4点

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リムーバーが横に長いので力が入れやすいです。反面、針の幅と近く、針下に入れにくかったです。

 

【針アリホッチキス大賞】マックス サクリ フラット32

総評 サクリフラットの開きやすさは絶妙

一番気になる、綴じる際に必要な力は差がほとんどなく、どれもスムーズに綴じることができました。

「意外と特徴が出たのが開き加減。サクリフラットはほぼ180度開くので安全性に優れ、針の交換もスムーズです。上部の予備針ポケットや針の残り具合がわかるゲージなど、機能的にも優れていますね」(菅さん)