免疫力が下がりがちな寒い冬には、風邪やインフルエンザにかかってしまうリスクが上昇します。体が冷えたままではウイルスと戦えないため、冷え性を改善することも病気予防のひとつ。食べるだけで免疫力を上げてくれる食材と、おすすめのレシピをご紹介しましょう。
インフルエンザ予防にはレンコンがおすすめ
12月9日放送の『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)では、インフルエンザ予防や冷え性対策に効果的な食材を特集しました。冬場に猛威をふるうインフルエンザ予防には、免疫細胞の働きを高めてくれるリポポサッカライド(LPS)を含む食材がおすすめ。LPSは土の中にいる微生物の成分で、根菜であるレンコンにはサトイモやニンジンの6倍以上のLPSが含まれています。レンコンのねばり気のもとであるムチンには、ウイルスや花粉が粘膜に侵入するのを防いでくれる効果が。2つの成分を含んだレンコンは、インフルエンザ予防に最も効果的な食材と言えますね。
1日に食べるレンコンの量は、およそ100gほどでOK。LPSは実の部分よりも皮や節に多く含まれているため、スーパーなどで購入するときはカット前のレンコンがあるか聞いてみるといいでしょう。レンコンを食べるときにおすすめのレシピは、金芽米を使った炊き込みご飯。金芽米には白米の6倍のLPSが含まれているため、塩、しょうゆ、切昆布、ショウガで味付けした鶏ひき肉、そして皮をよく洗い節ごとサイコロ状にカットしたレンコンを投入し、炊飯器で炊き上げるだけでOKです。
スライスしたレンコンをだし汁で5分茹で、味噌と一緒にミキサーへ。ペースト状になったレンコンを鍋で温め海苔の佃煮を加えたら、レンコンのすり流し汁の完成。最後に加えた海苔の佃煮にも、LPSがたっぷり含まれていますよ。
冷え性改善レンコンレシピ
冬の大敵・冷え性に効果的なのは、血管を広げるナイアシンと血液をサラサラにするβ-グルカンを豊富に含んだまいたけ。脂肪を分解してくれる効果があるため、ダイエットにも人気がある食材です。ミョウガに含まれるミョウガジアールには血流をよくしてくれる効果があるため、細かく裂いたまいたけと薄切りにしたミョウガ、タマネギを合わせてかき揚げにして食べるのがおすすめ。β-グルカンは油と一緒に調理すると体内への吸収率がアップするので、たっぷりのサラダ油で揚げてくださいね。
発酵食品であるみそには、体温を上げてくれる効果が。みそ汁の具としてまいたけをたっぷり使うだけでも、冷え性を改善できます。「簡単でおいしそう」「みそ汁なら毎日食べられるかも」と、レシピは視聴者からも大好評。体を温め免疫力を上げるために、まいたけレシピに是非挑戦してみてください。
文/プリマ・ドンナ