「これエアコンなの?」インテリアに化けた「The Art Line」が登場! 専門家が選んだ2025年上半期ヒット家電

ハンディファンから美顔器まで、2025年上半期、家電市場を席巻したヒット商品が勢ぞろい! 売れ筋の裏には専門家がうなる“納得の理由”がありました。完売必至の実力派から、思わず自慢したくなる新感覚家電まで──家電王・中村剛さんら4人のプロが徹底解説。あなたの生活を変える一台がここにあります。

【私たちが解説します!】
■家電王・中村 剛さん
東京電力エナジーパートナー勤務。テレビの家電通選手権で優勝歴あり。現在は“家電王”として動画マガジン「くらしのラボ」を配信している。

■家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん
新聞社勤務、フリーランスライターを経て現職。情報発信のベースとして「家電アトリエ」を構え、様々なメディアで活躍する。

■家電ライター・小口 覺さん
ITから家電まで業界のトレンドに幅広く精通。思わず自慢したくなる家電を指す「ドヤ家電」の命名者としても知られる。

■家電ライター・田中真紀子さん
家電のトレンドや活用法を研究し、年間300以上の執筆・監修を担当。生活総合情報サイト「All About」白物家電ガイドも務める。

その1【大風量ハンディファン】Amazonの売れ筋ランキングでは携帯扇風機カテゴリ1位をキープ!

リズム
Silky Wind Mobile 3.2
実売価格3278円

同社独自の2重反転ファンを採用し、150gと軽量・コンパクトながら大風量を実現。ハンディ、ハンズフリー、デスクの3Wayで使用でき、屋内外で快適に使える。ワンタッチで取り付けられるカラビナ付き。4色展開。

SPEC●風量切替:5段階●連続使用時間:約30分〜15時間(満充電時)●充電時間:約6時間(電源オフの状態)●サイズ/質量:W85×H214×D40mm/約150g

↑2重反転ファンは、後ろのファンで空気を集め、前のファンで筒状の風を届ける。
風量調整はリズム風・弱・中・強・ターボの5段階。

【ココがヒットの理由】昨夏完売の前モデルから使い勝手の良さがアップ!

「2重反転ファンによる大風量がヒットの根幹ですが、持ち運びに便利なカラビナなどデザイン性もグッド。前モデルになかった『リズム風』、充電残量表示機能の追加も好感が持てます」(家電王・中村 剛さん)

専用の日傘クリップも便利!

Silky Wind Mobile 3シリーズ専用の日傘クリップ(実売660円)が新登場。日傘に取り付ける位置を調節すれば、上からも下からも風を当てられる。クリップ構造で着脱も簡単だ。

その2【The Art Lin】家電にもアートを! 自分だけのデザインで空間を彩る新ブランドが誕生

ダイキン工業
The Art Line
エアコン25万円〜 空気清浄機9万9000円〜

家電の正面パネルのデザインを、伝統工芸品やアート作品、自然素材などのビジュアルや質感から選べるオーダーメイドサービス。第1弾として、ルームエアコン「risora」と「加湿ストリーマ空気清浄機(70タイプ)」を展開中。

↑ラインナップは、「ART」「NATURE」「BLEND」の3つのシリーズからなる全57デザイン。クリエイティブカンパニーのヘラルボニーとコラボした「みず」などの期間限定デザインもある。

【ココがヒットの理由】インテリアに馴染むを超えもはやインテリアに!

「豊富なラインナップからインテリアのように選べるのが新しい。特筆すべきは、障がいのイメージ変容を目指すヘラルボニーとのコラボデザイン。購入によって社会課題の解決に貢献できます」(家電王・中村 剛さん)


その3【ムーンケトル】伝統的な道具の機能美を取り入れた電気ケトルでアメリカにも本格進出!

バルミューダ
ムーンケトル
実売価格2万7500円

伝統的なやかんの機能美と現代的なフォルムを融合し、コンパクトにデザインされた電気ケトル。ハンドルは安定して注げるよう固定され、持つ位置を選ばない。ノズルは湯切れが良く、狙ったところに的確に適量を注げる設計だ。

SPEC●定格消費電力:1200W●容量:最大0.9L/最小0.3L●沸騰時間の目安:約2〜5分(水温25℃の場合)●コード長:約1.3m●サイズ/質量:W226×H297×D217mm/約1.5kg

↑お茶やコーヒーなどを最適な温度で淹れられる1℃単位の温度調整機能付き。
操作中のサウンドやゆらめく光が安らぎも与えてくれる。

【ココがヒットの理由】バルミューダらしいデザインと使いやすさを兼ね備えている

「鉄瓶のようなデザインに加え、操作中のサウンドやライトなど『これぞバルミューダ』という仕掛けが満載。どこを持っても注ぎやすいハンドルや温度調整機能など使い勝手もバッチリです」(家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん)

その4【スチーム調理家電】たっぷりの蒸気を用いて焼き上げることで食材の水分を逃さずおいしさを引き出す

人気のエアフライヤーに蒸気と熱風で調理するハイスチーム機能が追加

レコルト
ハイスチームエアーオーブン
実売価格2万9700円

2019年発売の「エアーオーブン」が進化。既存のノンフライ調理に加え、新たに「ハイスチーム」モードを搭載し、蒸気と熱風の力で食材のうるおいを閉じ込めながら焼き上げる。2つの機能を組み合わせた「コンボ」モードも追加。

SPEC●消費電力:1200W●容量:バスケット約3L(MAXライン約2.6L)、インナーポット約1.2L●サイズ/質量:W230×H285×D370mm/約4.8kg

↑「ハイスチーム」モードでは、大量のスチームと最高200℃の熱風を大型ファンで循環。
素材の旨みを引き出して閉じ込める。

【ココがヒットの理由】本格ノンフライ調理ができ使用後のお手入れもしやすい

「コンパクトながら500㎖の水タンクを備え、プロ仕様のスチコン並みに本格的に仕上がる調理家電。お手入れもラクで、スチームオーブンレンジを使いこなせなかった人にも向いています」(家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん)

販売台数は従来モデル比約8倍!(※1)過熱水蒸気量で“ふわふわ度”が選べる

シャープ
ヘルシオ トースターAX-WT1
実売価格3万2320円

過熱水蒸気だけで調理する同社独自の技術を採用。仕上がりの“ふわふわ度”(3段階)と焼き加減(5段階)を調整できる「おいしさ食感マイスター」を搭載し、様々な種類のパン(※2)を好みの食感に焼き上げる。

SPEC●定格消費電力:1410W●水タンク容量:約50ml●サイズ/質量:W340×H270×D363mm/約5kg

↑「ウォーターオーブン ヘルシオ」と同様の構造を持つ「ヘルシオエンジン」を搭載。
過熱水蒸気により、パン内部の水分を逃さない。

【ココがヒットの理由】パンを好みの食感に仕上げ惣菜・冷凍食品もおいしく

「過熱水蒸気だけでパンが好みの食感に仕上がるほか、市販の惣菜や冷凍食品もおいしくリベイクできて食品ロス対策にも活躍。6月には新色のホワイトも発売され、さらに売上を伸ばしそう」(家電王・中村 剛さん)

※1:発売後3か月間の販売台数 
※2:トースト、厚切トースト、ピザトースト、フランスパン、ロールパン、クロワッサン(それぞれ常温/冷凍が対象)

その5【ヒーター搭載ブレンダー】発売から半年足らずで出荷台数2万台突破!温冷調理で素材の栄養をまるごと摂れる

シロカ
おうちシェフ BLENDER SM-S151
実売価格1万7820円

ヒーターと独自の断熱構造により、熱々のスープから冷たいスムージーまで温・冷両方に対応。ヨーグルトやおかゆ、薬膳など12種類のオートメニューを搭載。保温や温め直しもでき、鍋に移す手間なく調理が完結する。

SPEC●容量:800ml●定格時間:10分(4分間運転、2分間停止繰り返し使用)●オートメニュー:12種類●サイズ/質量:W180×H360×D150mm/約2.5kg

↑独自形状の8枚刃と回転制御によるパワフルな粉砕力が特長。固い野菜や繊維の多い葉物も滑らかな口当たりに。

【ココがヒットの理由】一台でマルチに使えて調理過程が見えるのも安心

「容器と本体が分離できて使いやすく、作れる料理の幅も広くて一年中活躍する一台です。スープメーカーとしてはめずらしく、透明のガラス容器で調理過程が確認できる安心感もあります」(家電ライター・小口 覺さん)

その6【フェーン プロ】Makuake応援購入金額1億5000万円を超えた「フェーン」のプレミアムモデルが登場!

カドー
フェーン プロ
実売価格2万9920円

前モデルの「フェーン 001」よりも風量が約50%向上し、キングサイズのふとんまで温め・乾燥に対応。オゾンの発生量も約2倍に増加し、消臭性能や除菌効果もパワーアップした。「あたため」「乾燥・ダニ対策」「送風」の3つのコースを搭載。

SPEC●消費電力:最大620W●運転時間:送風コース120分間、乾燥・ダニ対策コース80分間、あたためコース10分間●コード長:約2m●サイズ/質量:約φ54×H342mm/約720g

↑フィルターに着いたホコリやゴミは、乾いた布などで拭くだけで取り除ける。
フィルターカバーは内蔵の磁石によって簡単に脱着可能だ。

【ココがヒットの理由】革新的なスリム形状のまま風量・消臭力を強化

「従来のふとん乾燥機らしからぬスタイリッシュな形状ですが、キングサイズの温め・乾燥も可能な大風量を実現。消臭やダニ対策にも有効で、一年中快適な睡眠環境をキープできます」(家電王・中村 剛さん)

その7【ニトリのコードレス 掃除機】発売後半年ほど品薄に!U-2万円の高コスパ掃除機

ニトリ
コードレス スティッククリーナーMA201SC
実売価格1万9990円 ●一部離島では別途手数料がかかります

約1.1kgと超軽量ながら、約13万回転/分の高速吸引モーターを搭載し、吸引力は従来モデルの約1.8倍(※3)。モーター駆動パワーブラシで、カーペットに絡んだ毛髪や糸くずまで力強くかき出す。エディオンとの共同開発。

SPEC●集じん容量:0.25L●最大連続使用時間:約30分(標準)●運転音:60〜65dB●サイズ/質量:W209×H970×D195mm/約1.1kg

※3:同社調べ。強モード運転時の本体吸込口の静圧を測定。同社従来品SA101SPと比較

↑ゴミ捨て時は手を汚すことなく、ワンタッチで簡単。ダストケースは本体から取り外して丸洗いも可能だ。
↑ハンドルは握りやすく、手首への負担を軽減。2Wayノズルも付属し、隙間やサッシなど用途に合わせて付け替えられる。本体カラーは2色展開。

【ココがヒットの理由】スイスイ掃除できる軽さと吸引力の高さを両立

「コンパクトな見た目と2万円以下という価格から想像される掃除機の水準を超え、吸引力が高く小回りが利いて使いやすい! 手軽に使える掃除機を探している人に躊躇なく勧められます」(家電ライター・田中真紀子さん)

その8【コンパクトアイロン】アイロン・衣類スチーマーとして使えてめずらしいカラー展開も好評

パナソニック
コードレススチームアイロン NI-QL300
実売価格8820円

同社史上最軽量クラスの約750g(※4)。ドライ/スチームの切り替えはワンプッシュで簡単。ショットボタンを押すと強力なスチームを噴射し、衣類をハンガーにかけたままでも使える。キャリーケースも付属。

SPEC●消費電力:1400W●持続時間:平均約90秒●スチーム量:平均約5g/分●注水量:約80ml●スチーム噴出量切替:2段階●コード長:1.4m●サイズ/質量(本体):W95×H120×D215mm/約750g

↑約50秒で立ち上がり、いつでもサッと使える。コンパクトなかけ面と先端が見やすいスリムヘッドにより、細かい作業もしやすい。

【ココがヒットの理由】デザイン性も機能性も良く衣類ケアが楽しくなる

「サニーイエローとミストグレーの2色展開で、マットな素材感の心躍るデザイン。ケース付きで収納性が良く、衣類スチーマーとしても使えるなど機能性にも優れている点が注目されたのでしょう」(家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん)

※4:同社従来品コードレスアイロンとの比較

その9【ゴリラの握手】シリーズ累計販売数100万個以上! 待望のハンドケアも5万個を突破

ドウシシャ
ゴリラの握手 GRT-2501
実売価格5500円

付属の握手パーツを取り付け、手を包みエアバッグで挟むことで手のケアが可能。弱・中・強の3段階で強さを調整でき、痛気持ち良さがやみつきに。軽量・薄型の片手仕様で、収納や持ち運びにも困らない。3色展開。

SPEC●エア圧力:最大60KPa(±10%)●タイマー:5分(自動オフ)●コード長:2m●サイズ/質量:約W215×H40×D170mm/約300g

↑手に巻くだけで装着可能な面ファスナー仕様。
突起のある握手パーツは2つ付属し、2点同時に突いたり挟みこんだりして使える。

【ココがヒットの理由】 “痛気持ち良い”ハイパワーをお試ししやすい価格で提供

「ゴリラシリーズに共通する圧倒的パワーとコスパで、初のハンドケア製品も好調。握手パーツを本体内側に取り付ける仕組みで、刺激したい場所や強さを自由に変更できるのも魅力です」(家電ライター・小口 覺さん)

その10【リフトロジー】 14ものベストコスメアワードを受賞! リフトケア(※5)特化型美顔器

ヤーマン
リフトロジー SP
実売価格5万8300円

EMSのパワーを強化したハイグレードモデル。7つのワイドリフトヘッドが大小頬骨筋や胸鎖乳突筋にフィットし、肌に当てるだけでリフトケア(※3)ができる。ボディにも使用可能だ。肌を温めて効率化するデュアルヒーター搭載。

SPEC●連続使用時間:約30分●充電時間:約3.5時間●防水性能:IPX5●サイズ/質量:W114×H71.5×D42.5mm/約206g

↑高周波を含む複合EMSが表層筋から深層筋までパワフルにケア。1秒ごとに刺激の異なる電極刺激で筋肉を縮ませ、緩めるを繰り返す。

【ココがヒットの理由】1回1分で使い方も簡単!習慣的にリフトケア(※3)ができる

「同社が長年培ってきた技術を詰め込んだ一台。半顔1分でケアができ、コツも要らないので、『時間がない』『使い方がわからない』と後ろ向きだった美顔器初心者にも刺さったのでしょう」(家電ライター・田中真紀子さん)

 ※5:肌を引き上げた状態で行うケア

※「GetNavi」2025月8月号に掲載された記事を再編集したものです。
※この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。
※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。

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家電のプロが美容効果をリアルに実感! 男女問わず使ってほしい2024年「美容家電」ベスト5

男性美容が一般化したのに伴い、近年は男性も手軽に使える美容家電が注目を集めています。そこで今回は、美容に詳しい家電ライター・田中真紀子さんをお招きし、2024年に役立った美容家電を振り返ってもらいました。忙しい日々に寄り添う時短ケアや、プロ級の効果を体感できるアイテムが勢ぞろい。男女問わず、美容を楽しみたい方は必見です!

私が解説します!
家電ライター・田中真紀子さん

家電を生活者目線で分析し、雑誌やウェブで紹介する家電のスペシャリスト。自宅には最新家電を中心に200以上の家電を所有し、美容家電の製品レビューも多数行っています。高校生の子どもと夫、犬の3人+1匹暮らし。

1.「EMSが心地よく、頭皮が引き締まったような爽快感が味わえます」

フェスティノ

充電式 EMSヘッドスパ プレミア SMHB-044

実売価格1万9800円(税込)

EMSを搭載した電動ヘッドスパブラシ。独自の動きによる「極技つまみ上げ」は、つまみ上げながらしっかり頭皮や筋肉を動かします。EMSは肌表面に近い筋肉に働きかけるレベル1から、より深い部分の筋肉にまで届くレベル3までの3段階。日常生活では動かしにくい筋肉をEMSで刺激し、頭や首・肩などの筋肉を鍛えてリフトケアを行います。 IPX 7相当の防水性能を持つのでシャンプー時にも使用可能。スパブラシともみブラシの2種類のアタッチメントブラシが付属します。カラバリはホワイトとサンドベージュを用意。

【田中さんのお気に入りポイント】

ブラシが頭皮をしっかり捉えるので、頭皮が動いているのを実感。さらに先端から出るピリピリしたEMSが心地よく、頭皮が引き締まったような爽快感が味わえます。顔にも使えるので、バスタイムを利用してケアしてみては。肌のたるみが気になる人、頭皮が固くなっていると感じている方、バスタイムを有効に活用したい方にオススメです。

↑防水仕様なのでお風呂や洗面所でも安心して使えます

 

2.「お肌がしっとり引き締まる実感が得られる。初心者やエイジング世代にもオススメ」

アンファー 

DISM

EMS EER メンズスキンケアデバイス BOT-2310

実売価格3万5200円(税込)

長さ約16cmのコンパクトなT字型美顔器。2種類の波長のEMSで表情筋を刺激し、リフトケアをしながら美容成分の浸透しやすい柔らかい肌に導きます。さらに赤色LEDがコラーゲン生成を促進し、肌にハリを与えます。EMS、エレクトロポレーション、ラジオ波を組み合わせた独自のうるおい浸透機能、EERも搭載。超微弱電流で肌にハリを与え、うるおいのある肌に整える機能、マイクロカレントも搭載しています。

【田中さんのお気に入りポイント】

男性が使いやすいT字シェーバー型で、63gととにかく軽くて使いやすいです。EMSと浸透、ラジオ波のケアが同時にでき、1回でお肌がしっとり引き締まる実感が得られるので、モチベーションが続きます。美容男子はもちろん、操作がシンプルでわかりやすいので、美顔器初心者や肌のハリがなくなってきたエイジング世代にもオススメ。

 

3.「2分で顔のケアが完了。忙しくても『これぐらいやっておこう』と思えます」

ヤーマン 

リフトロジー YJFD1N

実売価格3万9600円(税込)

手のひらサイズのリフトケア特化型美顔器。立体的なヘッドに7つの湾曲電極を配置した「ワイドリフトヘッド」が凹凸のある顔はもちろん、首、ボディにもしっかりフィット。7つの電極からは、低周波&高周波EMSが電極間を移動するように出力され、顔の上をタッピングしていくような刺激とともに表層筋・深層筋にアプローチ。「デュアルヒーター機能」を搭載し、温めながら筋肉を効果的に刺激します。EMSのパワーを強化した「リフトロジー SP」もラインナップ。

【田中さんのお気に入りポイント】

当てるだけのシンプルケアなので、エイジングが気になる人に、とりあえず使ってみてほしい。痛すぎずほどよい刺激が気持ちいいですし、とにかくわかりやすく肌が引き締まるのを実感できます。幅が広いので、一度に当てられる範囲が広く、半顔1分、全顔2分でケアできるのもうれしいところ。忙しくても「これぐらいやっておこう」と思えます。

↑1秒間に刺激の異なる電極刺激を与え、筋肉を縮める、緩めるを繰り返すことで表層筋~深層筋までケアします

 

4.「その名の通り、『指で毛束を作る』感覚で癖づけができます」

MTG

リファ フィンガーアイロン ST

実売価格1万4500円(税込)※発売は2023年10月

美容師の指先の細かい動きを再現し、前髪・毛先・トップの「毛束1cm」に絶妙なニュアンスが作れるよう開発されたコードレスタイプのヘアアイロン。ツヤを出したり、髪のふくらみやうねりをレタッチしたり、幅広いスタイリングに活躍します。髪を傷つけにくく、ムラなく熱を伝えるカーボンレイヤープレートを採用するのも特徴。小回りがきくので、男性の短い髪のスタイリングにもオススメです。カラバリはホワイト/ブラック/ピンクの3色を用意。2025年1月15日よりヘアメイクアップアーティスト・河北裕介氏が監修するリファ フィンガーアイロンST 6も発売。

【田中さんのお気に入りポイント】

フィンガーアイロンという名の通り、プレート部分が細いので、まさに指で毛束を作る感覚で癖づけができます。「毛先を遊ばせて動きのあるヘアを作ってみたい」という男性にオススメ。充電式なので出先で髪のセットを直せるほか、温度が下がりがちな2回目以降の昇温スピードが早いのもポイントです。

↑毛束1cmを誰でも簡単につかめるよう、指先サイズのプレートを開発

 

5.「履くだけでお尻が鍛えられる。動くことが以前よりおっくうでなくなりました」

MTG

SIXPAD Hip Fit

実売価格3万9600円(税込)

履くだけでヒップトレーニングができるEMS機器。ヒップのシルエットに沿ってヒップの下部まで覆う大きな電極を配置し、最大60VのEMSで大臀筋にアプローチします。筋肉を効率的に鍛える23分のトレーニングプログラムを搭載し、「ながらトレーニング」も可能。水で通電する独自の布製電極「エレダイン」を採用しており、トレーニング後は洗濯機で洗えるのが便利です。

【田中さんのお気に入りポイント】

履くだけで手軽にお尻が鍛えられます。座りっぱなしの時間が長い私にとって、こちらを使うことでお尻を筋肉の大切さを考えるいいきっかけになりました。お尻の筋肉を意識するようになり、意識的に立ち上がったり、ストレッチしたりするようになったり。動くことが以前よりおっくうでなくなり、最近は本気で鍛えようかな……と思い始めています。

↑大きな電極で大殿筋にアプローチ

 

田中さん、2025年はどんな美容家電が出ると思いますか?

2024年は美容家電への新規参入が相次ぎました。特にアンファーやマンダムなど、男性向けの頭皮やお肌をケアする商材を扱っていたメーカーが美容家電に参入したのは象徴的。コロナ禍を経てセルフケアに力を入れる人が増え、男性美容が一般化したことで、今後もますます美容家電への関心が高まっていくと予想します。その意味で、男女を問わず家族で美容家電をシェアするのもオススメ。ちょっと高価なものが試せますし、一緒にケアすることでモチベーションのアップにもつながるでしょう。

 

「美容家電は女性のもの」という垣根がなくなりつつあるので、2025年は美容慣れしていない男性でも使いやすい単機能タイプが増えていくのでは。機能をシンプルにして価格を抑えつつ、より効果が実感できる出力の高いものが出てくると思います。

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ヤーマン、日本初のAI美顔器「HAKEI」を発売! 2万点以上の化粧品に合わせた波形が効果を引き出す

ヤーマンは6月5日、同社の美容機器ブランド「YA-MAN TOKYO JAPAN(ヤーマン トウキョウ ジャパン)」より創立45周年を記念し、日本初(※)のAI美顔器「HAKEI(ハケイ)」を発売した。価格は6万6000円(税込)。ヤーマン公式通販サイト「ヤーマンオンラインストア」およびヤーマン直販店にて取り扱いを開始している。同日に行われた発表会にて、 “ヤーマン45年の集大成” だという、同社最新技術を取材して来たので紹介しよう。

※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ

 

2つのモードを搭載。手持ちの化粧品に合わせたスキンケアを実現する

↑6月5日に発売された日本初のAI美顔器「ハケイ」

 

「ハケイ」は日々変化する肌に合わせて、好みのスキンケアを実現する “進化するAI美顔器”。機能として、角質層までの浸透とリフトを行う「ENRICH LIFT」と、専用アプリ「ヤーマン ハケイ」に接続し好みのアレンジができる「myMODE」の2モードを搭載している。

 

「myMODE」の「PERSONALIZE」モードでは、クラウド上にある他社ブランドを含む約2万点以上のスキンケア化粧品のデータから手持ちの化粧品を検索することが可能。AIがスキンケア成分を解析し、成分に応じて浸透に適した「波形」を即座に形成してくれる。より肌の奥へ成分を届けることで、スキンケア化粧品の効果を引き出すという。

↑好みのケアをアレンジできる「myMODE」は、スマートフォンなどに専用アプリ「ヤーマン ハケイ」をダウンロードして使用する

 

↑専用アプリと美顔器を接続して使用する「myMODE」の「PERSONALIZE」モード

 

7月以降は、必要な手入れのモードを専用アプリで追加購入することも可能。購入後も、季節の変わり目や肌の悩みなどに合わせて機能追加をすることで、「新しい美顔器が出る度に買い替える」という行動も減らすことができる、「サステナブル」な製品でもある。

 

美顔機器&スキンケア研究の開発体制で海外ビジネス拡大へ

同社は、研究開発を担う「表情筋研究所」で美顔機器の礎となる「電気・光・熱・超音波」の設計とその効果効能の検証を行ってきた。電気波形が肌に及ぼす影響を研究するなかで、スキンケア成分にはそれぞれ浸透に適した電気エネルギーの波形があることを発見。従来の美顔機器では、固定の波形のみが搭載されるものが大半だったが、「ハケイ」は手持ちのスキンケア化粧品に合わせた波形を生み出すことを実現した。

 

6月5日のメディア発表会に登壇した、同社の代表取締役社長 山崎貴三氏は「1978年に精密機器メーカーとして設立して以来、独自のアルゴリズムを駆使した製品開発を行ってきた」と語った。

↑ヤーマンの代表取締役社長 山崎貴三氏

 

1985年には、日本初(※)の体脂肪計や体型に合わせて効果的なEMSを出力する機器などを開発。このアルゴリズム設計技術は、45年の集大成となる「ハケイ」の波形設計技術にも生かされているという。

※ 手足4点で測るタイプ、インピーダンス方式において

↑体脂肪計開発に向け開発した独自のカプセル型装置

 

「ヤーマンならではの美顔機器とスキンケアが融合した技術を核にし、今後は現在海外市場の主力となっている中国、アメリカとはじめ、さらなるグローバル展開の拡大も視野に入れています」(ヤーマン 代表取締役社長 山崎貴三氏)

 

また、同社では、「ハケイ」発売にあわせたポップアップイベント「コスメティックバー “ハケイ”」を、6月21日~25日の5日間、東京・表参道の青山ランドで開催する。

 

取材・文 /会田香菜子(GetNavi web編集部)

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

メンズ美容の活況で「美肌シェーバー」が人気に! 2022売れたモノセレクション

ここでは2022年に売れたモノを紹介! リモート会議などをきっかけに、中高年男性の間でもスキンケアへの意識が向上し、美肌シェーバーが人気に。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちが選びました!

家電ライター

平島憲一郎さん

本誌のほかウェブメディアなどで執筆活動を行う。掃除機や調理家電など生活家電全般の紹介記事を執筆。製品評価では特に使い勝手を重視する。

本誌副編集長

青木宏彰

本誌で生活家電・美容健康家電を長く担当。「家電コーディネーター」の資格を持ち、市場動向にも詳しい。製品評価では機能性に加えデザイン性も重視。

 

【美肌シェーバー】 メンズ美容の高まりを受けパナソニックが新製品を発表し、他社も続々参入

売上: 8/10

影響: 10/10

市場開拓: 9/10

ニーズをいち早くキャッチして20年に発表されたパナソニックのスキンケアシェーバーは、大きな話題に。22年には同社から新モデルが登場。ヤーマンとブラウンも追随して市場が活況だ。

 

使い続けることで肌質の変化を実感!

1週間ほど使い続けるだけで肌のモチモチ感が変わっていることを実感。美肌シェーバーを契機に、男性の間でも美顔専用器への注目度がより上がっていくかもしれません。(平島さん)

 

美肌に関心はあるが実践できない層にヒット

近年は若者だけでなく中高年男性の間でもスキンケアは常識に。この3機種はシェーバーとしての基本性能も十分で、美容に関心はあるがなかなか実践できない人にもトライしやすい!!(青木)

 

美容機器メーカーのシェーバー参入に弾み

コロナ禍を契機に美容クリニックを訪れる40歳以上の男性が大幅増。ヤーマンのような美容機器専業メーカーのシェーバー市場への参入も今後増えるかもしれません。(本誌家電担当・金子)

 

【その1】 日本初となるRF搭載で温めながら剃っていく新体験のシェービングを

【電動シェーバー】

2022年6月発売

ヤーマン トウキョウ ジャパン

温剃りシェーバー HOT SHAVE(ホットシェイブ)

実売価格4万4000円

エステサロンでも使われるRF(ラジオ波)で肌を温め、弾力をアップ。シェーバー部分は肌にやさしい回転式で、モチモチになった肌と密着してやさしく深剃りできる。継続して使うほどに肌の水分量が向上し、毛穴の大きさも縮小する。

 

↑水分に反応するRFが肌の深部まで温め、肌の水分量をアップ。ヒゲ剃りの肌ストレスを軽減するだけでなく、使うほどに弾力のある美肌に導く

 

【その2】 シェービングしながら保湿成分を肌に浸透させクリアな肌へと導く

【電動シェーバー】

2022年9月発売

パナソニック

スキンケアシェーバー「ラムダッシュ」 ES-MT22

実売価格2万6730円

イオンプレートを使ったスキンケア機能を搭載。手塗りと比べて化粧水や乳液の保湿成分の浸透量が1.7倍、ビタミンCの浸透量が1.3倍になる。パワーを自動制御するラムダッシュAIでやさしい深剃りが進化。

 

↑ヘッド側面のイオンプレートからの微弱電流で保湿成分の浸透性が向上。「スキンクリアモード」では、毛穴汚れや古い角質をコットンに吸着・除去できる

 

【その3】 ヘッドを替えれば美顔器に!! 深剃りとスキンケアを両立したい人へ

【電動シェーバー】

2022年9月発売

ブラウン

シリーズ9 Pro 9487cc-V マットシルバー

実売価格6万8800円

同社の最上位シェーバーに着脱式の美顔器ヘッドを同梱。磁力の反発とシェーバーの振動を利用した独自技術で、スキンケア成分が肌の奥まで浸透する。シェービング性能も非常に高い。

 

↑美顔器ヘッドのステンレス鋼から発生する磁力と高速のモーター振動で、化粧水成分が肌の奥の角質層まで浸透する。使い続けるほどうるおいのある肌に

 

「う゛う゛う゛」が気持ち良すぎるヤーマン「メディリフト プラス」の美容家電を超えた魅力【愛用品コラム69】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 69:ヤーマン「メディリフト プラス」】

●起

2つ前の投稿で、ジェットウォッシャーで「口の中が持っていかれる」という説明をしたが、「口自体が持っていかれる」、そして「顔が持っていかれる」デバイスで触れたいのが「メディリフトプラス」だ。夫婦兼用で使っているウェアラブルなEMSマシンである。

 

●承

使うと何が起こるかというと、顔が引っ張られる、顔が揉みくちゃにされる、ジンジンと響く。喋っている最中に電気信号がオンになれば、呂律が回らない感じになるし、痛くはないのだけど「い゛い゛い゛い゛」と言ってしまう感じ。写真はなんかすました顔してるけど、実際は「う゛う゛う゛う゛」である。いかに普段、顔を動かしていないかがわかる。

 

●転

多くの人が語るように、そして個人的にもリフトアップ効果が感じられる本製品だが、使い終わったあとの「すっぴん感」がこの上なく好きだ。実際にむくみが取れてのスッキリ感とはニュアンスが違って、やり切った後に訪れる清々しさというか。マンガやイラストでいうなら、描き込みが少なくなったような感覚。シンプルになった自分が気持ちいい。

 

●結

さて、ジェットウォッシャーやメディリフトを使っていて思うのは、「どこかに持って行かれたい」という気持ちがあるということ。「強い力」と言ってもいいかもしれない。家の中に縛り付けられて、行動範囲が固定化されていくなかで、それを壊してくれる存在。別に今の生活に不満はないのだけど、常にイレギュラーやジョーカーは持っておきたい。メディリフトは自分にとってそんな存在だ。

 

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