シャオミとライカが共同開発した、2億画素望遠カメラ搭載!AI機能も豊富「Xiaomi 15 Ultra」

シャオミ・ジャパンは、ライカと共同開発したカメラシステムを搭載する最新フラッグシップモデル「Xiaomi 15 Ultra」を3月18日に順次発売。シリーズ初の大型イメージセンサーと、2億画素望遠カメラを含むライカ共同開発のクアッドカメラシステムを搭載し、撮影体験の頂点を目指したモデルです。

 

記事のポイント

カメラのような見た目のスマホです。そのデザインがあらわす通り、「より高品質な撮影体験」をスマホに期待している人にとっては見逃せない一台でしょう。バッテリーも大容量で、AI機能も豊富に搭載しています。

 

「Xiaomi 15 Ultra」は、ライカカメラ社のLEICA VARIO-SUMMILUX光学レンズを採用。大口径と優れた光学性能により、低光量下でも美しいディテール、優れた色再現、コントラスト、解像度を実現するとのこと。

 

特に注目は、業界最高レベルの焦点距離100mmを誇る、ライカ2億画素超望遠カメラです。1/1.4インチの大型センサーと、F値2.6の絞りを組み合わせることで、Xiaomi 14 Ultraよりも136%多くの受光性能を実現。撮影距離や明暗環境を気にせず、高品質な望遠撮影が可能です。

 

メインカメラには、5000万画素のSony LYT-900イメージセンサー(1インチ型)を搭載。ライカSummilux光学レンズとの組み合わせにより、F値1.63の絞り、23mm、28mm、35mmの可変焦点距離、14EVのハイダイナミックレンジを実現し、低照度下でも鮮明で忠実な画像を撮影できるそう。

 

ポートレートやストリート撮影には、70mmのフローティング望遠カメラが活躍。約10cmまでのテレマクロ性能も備え、細部までしっかり撮影可能。

「Xiaomi 15 Ultra」には、「Snapdragon 8 Elite Mobile Platform」が搭載され、前世代と比較してCPU性能が45%、GPU性能が44%向上。Xiaomi IceLoop冷却システムにより、写真・動画撮影、AI活用、ゲームなど、負荷の高い処理を求められた時も安定したパフォーマンスを発揮するといいます。

 

また、最新のXiaomi HyperOS 2を搭載。Xiaomi HyperCore、Xiaomi HyperConnect、Xiaomi HyperAIの3つにより、「快適な使用体験を提供する」としています。AI文章作成、AI音声認識、AI翻訳などの機能に加え、AI画像編集、AI画像拡張などのクリエイティブツールも機能に含まれます。

 

期間中、同製品を購入し、応募した人限定で「Xiaomi 15 Ultra Photography Kit Legend Edition」がもらえます。特徴的な赤い装飾リング、ファストショットモード、取り外し可能なサムサポートレストとレリーズシャッターボタン、67mmフィルターアダプタリング、2000mAhバッテリーを内蔵しています。

 

購入期間:2025年3月13日(木)~2025年4月15日(火)
応募期間:2025年3月18日(火)~2025年4月22日(火)
応募サイト

 

シャオミ
Xiaomi 15 Ultra
価格:16GB/512GBモデル:17万9800円(税込)、16GB/1TBモデル:19万9800円(税込)
カラー: シルバークローム / ブラック / ホワイト

iPhoneをライカカメラに変える! MagSafe対応のカメラグリップ「Leica LUXグリップ」

独ライカカメラは、iPhone用のカメラグリップ「Leica LUXグリップ」を、ライカストア、ライカオンラインストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店にて2025年2月に発売します。価格は未定。

「Leica LUXグリップ」

 

記事のポイント

半押しでフォーカス固定できるシャッターボタンや、絞り値・ズームなどの調整が可能なコントロールダイヤルなどを備え、一眼カメラのような操作性を可能にする高性能グリップ。ライカのカメラアプリ「Leica LUX」と組み合わせることで、iPhoneでライカカメラのような撮影が可能になります。スマホ撮影のクオリティを上げたいと考えている人はぜひチェックしてみてください。

 

「Leica LUXグリップ」は、これまでのクラシックなライカカメラを彷彿させる直感的な操作性で、スマートフォンでの写真撮影を補助するカメラグリップ。すっきりとしたデザイン、スムーズな扱いやすさ、簡単な装着(磁力で固定するMagSafe対応)で、スマートフォン撮影の人間工学的側面と機能性を新たな次元へと引き上げるカメラグリップに仕上がっています。iPhoneとの通信にはBLE(Bluetooth Low Energy)を使用し、「Leica LUX」アプリと組み合わせることでさらに充実した撮影体験を実現します。

 

操作部には一貫してライカのデザイン哲学が反映されており、ライカのプロフェッショナル仕様のカメラと同様の感覚で扱うことができます。2段階式のシャッターボタンは、半押しでフォーカスが固定され、全押しでシャッターを切ることができます。また、ワンタッチで撮影モードを切り替えられるボタンを装備。アプリ「Leica LUX」を通じて2つの操作部を個別にカスタマイズすることも可能なため、それぞれによく使う機能を割り当てて素早くアクセスすることができます。また、握りやすいコントロールダイヤルではズームや絞り値、シャッタースピードや露出補正などの細かな調整が行えます。

 

グリップ本体は約130gと軽量で、利き手を問わず快適にホールドできるデザインです。パワフルなバッテリーは1回の充電で最大1000枚の撮影が可能。USB-C接続による2時間の急速充電で、撮影準備が整います。

スタンドとしても利用可能

 

アプリ「Leica LUX」は、ライカの代表的なレンズが持つ唯一無二の表現と色彩を再現することで、iPhoneでの撮影の楽しみを一段と充実したものにします。ライカMレンズの「ズミルックス」や「ノクティルックス」特有のボケを活かして、露出やISO感度、シャッタースピードを思いのままに調整しながら、被写体をより印象的に撮影することが可能です。また「Vivid」からクラシックな印象に仕上がる「Black&White」まで、幅広い表現が可能な「Leica Looks」を活用すれば、デジタルながらもアナログなフィルムカメラの風合いが漂う、個性豊かでアーティスティックな写真に仕上げることができます。この「Leica LUX」を使った撮影に「Leica LUXグリップ」を組み合わせることで、iPhoneでの新たな撮影アプローチが可能となります。

 

なお、「Leica LUXグリップ」を購入後に製品登録をすると、「Leica LUX」アプリの有償版が1年間無料で利用できます。

 

ライカカメラ
「Leica LUXグリップ」
2025年2月発売予定
実売価格:未定

カメラが魅力の「Galaxy S24 Ultra」と「Leitz Phone 3」は何が違う? 撮り比べてみた!

2024年4月、カメラ自慢のハイエンドスマホ2機種が発売されました。「Galaxy S24 Ultra」と「Leitz Phone 3」です。この記事では、カメラ機能にフォーカスして、両機種の個性をチェックしていきます。

↑Leitz Phone 3(左)とGalaxy S24 Ultra(右)

 

ズーム撮影が強力なGalaxy S24 Ultra

Galaxy S24 Ultraは、あらゆるシーンを1台のスマホで撮影できるように、画角の異なるレンズを4つ搭載。なめらかな高倍率ズームを可能としています。

↑Galaxy S24 Ultra。リアルタイム通訳や写真の編集などができる「Galaxy AI」が目玉機能だが、高倍率ズームが自在なカメラも特徴だ。端末価格は18万9700円(税込)から

 

Galaxy S24 Ultraのカメラの写りには安定感があり、柔軟なズームに対応できるのが魅力です。5倍~10倍にズームしても画質劣化が少なく、遠くの小動物や建物も大きく写せます。

 

Galaxy S24 Ultraのカメラ構成は、0.6倍、1倍、2倍、3倍、5倍、そして10倍という6つの画角で画質の劣化を抑えるように構成されています。ただこれは使う人が意識する必要はありません。適切な画角に適切なレンズが割り当てられるようになっているので、直感的なズーム操作で撮影できます。

↑自由自在にズームができるように、得意なズーム倍率を組み合わせた多眼カメラを採用

 

前世代モデルでは光学10倍ズームのレンズを搭載していましたが、本機では5倍ズームに抑えて、近距離での描写力を高めています。加えて、5倍ズームでの8K撮影も可能となりました。手ブレも抑えた見応えのある映像を記録できます。

↑高倍率ズームはGalaxy S24 Ultraのカメラの真骨頂

 

【Galaxy S24 Ultraの作例をチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

カメラの機能ではありませんが、ギャラリーアプリでは「インスタントスローモーション再生」を新たに搭載しています。動画再生時に画面を長押しするとスローモーションで再生されるという機能です。もともとスローモーションで撮っていない動画でも、AIがコマを補完してスローモーションで再生してくれます。常に動き回る小動物が、どんな動きをしているのかを確認するときにとても役に立ちました。

 

撮影の楽しみを実感できるLeitz Phone 3

Galaxy S24 Ultraが動画もズームも撮影できる万能なスマホカメラだとすると、Leitz Phone 3はまったく違ったスタイルを追求しています。

↑Leitz Phone 3。カメラを引き立たせる外観デザインが特徴となっている。端末価格は19万5696円(税込)

 

Leitz Phone 3のメインカメラは19mm相当の単眼レンズのみとシンプルです。このカメラは、スマホとしては大判な1インチのイメージセンサーを搭載。ほかのスマホでは描けない、自然なボケ味を表現できるようになっています。

↑象徴的な単眼レンズは、ライカブランドのレンズ名「SUMMICRON 1:1.9/19 ASPH.」を冠しています

 

そしてLeitz Phone 3には、特徴的な撮影モード「Leitz Looks」があります。これは、フィルムカメラの撮影体験を、カメラアプリで再現するものです。

 

ライカのカメラレンズの風合いを、ソフトウェア処理で再現。ライカの名前を冠する「仮想レンズ」を選んで撮影します。フィルターを装着して、画面全体の雰囲気を調整することもできます。

↑レンズを切り替えながら撮る楽しみを疑似体験できるLeitz Looksモードを搭載

 

Leitz Phoneは光学的なボケ効果が入りやすいスマホですが、Leitz Looksでは被写体を認識して、画像処理によるボケ感の演出もしてくれます。前世代モデルとの違いとして、ボケ感の調整が細かくできるようになりました。

 

仮想レンズは3種類、フィルターは「なし」も含めて6種類あり、絞り値の設定は5~6種類あります。フィルターのかけ具合は大雑把で、あまり調整の余地がありません。被写体が認識されるかどうかによっても、効果が大きく変わります。そのため、印象的に写すにはどのように構図を配置するかを考えて撮影する必要があります。

 

Leitz Looksで印象的な絵を撮るためには、適切な構図を考えて、光の位置を調整して、カメラ(仮想レンズ)の特性を踏まえて適切なフォーカス位置を選ぶ作業が発生します。一見、手間に感じるかもしれませんが、これはカメラを使う楽しさでもあって、構図を予想しては撮っての試行錯誤を繰り返すことにおもしろさを見いだせるように思います。

 

プレビュー画面と撮れる写真の写りには大きな差があるのも、アナログカメラのファインダーを覗いて撮る感覚を再現しているからこそかもしれません。

 

【Leitz Phone 3の作例をチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

鉄板のGalaxy S24 Ultra、試行錯誤のLeitz Phone 3

スマホカメラの利便性を、何も考えずにパッと撮れることに見出すなら、Galaxy S24 Ultraに勝るものはありません。多眼カメラによる高倍率ズームをわかりやすいUIに統合していて、画面操作に戸惑うことなく、このカメラを使いこなすことができます。

 

一方でLeitz Phone 3は、撮影の楽しみを味わうカメラになっています。Leitz Looksのプレビュー画面で写る内容と、実際に撮れる写真には大きな差があって、「どうしてこうなるの?」と戸惑いを感じるかもしれません。その戸惑いに向き合う中で、構図や被写体を意識して撮り、最後は運に任せるという撮影スタイルになっていくことでしょう。

 

いつでも安定した写真を撮れるGalaxy S24 Ultraに対して、外すことも多いが的を捉えると心を射貫く写真を撮れるLeitz Phone 3。同時期に登場しながらそれぞれ対照的な魅力を持つカメラスマホとなっています。

 

(撮影協力:市川市動植物園)

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

ライカスマホ第2弾「Leitz phone 2」登場。前モデルからカメラ性能が進化、専用撮影モードも!

ライカカメラジャパンは第2弾となる独自スマートフォン「Leitz phone 2(ライツフォン・ツー)」を、日本市場にて発表しました。

↑ライカカメラジャパンより

 

昨年6月に同じくライカから発表された「Leitz Phone 1」では、スマートフォンでは珍しい大型の1インチセンサーを搭載。また、ライカレンズやカメラならではの写りを再現する撮影モードも採用されました。

 

Leitz phone 2では、前モデルの2020万画素から4720万画素に画素数が向上した1インチセンサーを搭載。これに、F1.9の明るいレンズを組み合わせています。

 

専用の撮影モード「Leitz Looks」では、「Summilux(ズミルックス)28」、「Summilux(ズミルックス)35」、「Noctilux(ノクティルックス)50」を採用。また、「Monochrome(モノクローム)」「Cinema Classic(シネマクラシック)」「Cinema Contemporary(シネマコンテンポラリー)」の3種類のフィルターも利用できます。さらにLeitz phone 2の専用機能として、「Golden Hour Widget(ゴールデンアワーウィジェット)」を搭載。日の出後と日没前に美しい写真を撮るのに最適な時間を表示します。

 

画面は6.6インチ/最大240Hz駆動の有機ELディスプレイで、プロセッサーにはSnapdragon 8 Gen 1を採用。本体カラーは「ライカM8 ホワイト」をモチーフとした「ライカ ホワイト」が採用されています。

 

Leitz phone 2はソフトバンクから、11月18日より発売されます。価格は22万5360円(税込み)とお高めですが、ライカらしい撮影ができるカメラがポケットサイズになったと考えれば、逆にお得なのかもしれません。

 

Source: ライカカメラジャパン

画質に期待! ライカカメラスマホがシャオミから7月登場へ

中国シャオミはカメラメーカーのライカと提携し、コラボレーションによるハイエンドスマートフォンを今年7月に発売すると発表しました。

↑Robson90 / Shutterstock.comより

 

ライカとのコラボレーションを実現したスマートフォンとしては、中国ファーウェイのPシリーズやMateシリーズ、それにシャープのAQUOSシリーズが存在します。どちらも先進的なイメージセンサーやレンズを搭載しているだけでなく、専用の撮影モードの採用も特徴です。

 

シャオミの発表によれば、今後同社はライカと「長期的な戦略パートナーシップ」を締結し、今後のフラッグシップスマートフォンのカメラ性能を改善、向上させるとしています。

 

現時点では、シャオミから発表されるライカコラボレーションスマートフォンがどの機種になるのかは明かされていません。しかし同社はハイエンドスマートフォン「Xiaomi Mi 11 Ultra」の後継モデル「Xiaomi 12 Ultra(仮称)」の投入を予定しており、同スマートフォンへのライカカメラの搭載が期待されます。

 

一方で、ファーウェイはアメリカからの経済制裁のあおりを受け、ライカカメラを搭載するような新型ハイエンドスマートフォンの投入が難しいという状況もあります。そのような背景が、今回のシャオミとの提携を後押ししたのかもしれません。

 

ライカだけでなく、ツァイスやハッセルブラッドなどさまざまなカメラブランドが手を広げる、スマートフォンメーカーとの提携。伝統あるカメラメーカーのライカとしても、うかうかしてはいられない、といったところでしょうか。

 

Source:  via 9to5Google

ゲットナビ的 永久不滅のマスターピース! 「ライカM」の歴史と魅力に迫る

各ジャンルの有識者たちが「コレ押さえときゃ間違いない! 」と太鼓判をおす、“栄誉ある”金字塔的アイテムをフィーチャーする本企画。 今回は、生まれては姿を消していく商品が多いなかで、世代を超えて愛され、文化的価値さえ備えた一流のカメラである「ライカM」を紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

<ライカM>約100年前にライカが塗り替えたカメラの“世界標準”は未来へと続く

ライカ

M11

118万8000円(ボディのみ)

JPEGだけでなくRAW(DNG)でも60MP、36MP、18MPの3種類から記録画素数を選べるトリプルレゾリューションテクノロジーを採用。本体背面には高精細230万ドットのタッチパネル式液晶モニターを搭載しています。

SPEC●撮像素子:有効6030万画素35mm判フルサイズ●マウント:ライカMバヨネットマウント●ISO感度:ISO64〜50000●サイズ/質量:約W139×H80×D38.5mm/約530g(ブラックペイント)

 

フィルムカメラの最高峰は最新M11に受け継がれる

デジカメ撮像センサーのフルサイズ基準は、35mm判フィルムの1コマ24×36mmの大きさ。ライカ判とも言われ、約100年前のライカ製カメラがいまも世界標準となっています。その地位を確固たるものにしたのが、1954年に革新的な技術を採用したフィルムカメラ、ライカM3。距離計(ピント)と構図をひとつのファインダーで見られるように改良し、レバーでフィルムを巻き上げできるなど、完成度の高さはフィルムカメラの最高峰としてカメラ史に深く刻まれています。

 

今年1月、名機ライカM3の伝統を未来へつなぐデジタルカメラとしてライカM11が登場。構図やピント合わせにレンジファインダーを使う往年のスタイルを継承しています。一眼レフやミラーレスと異なり構図やピント合わせに慣れは必要ですが、ファインダーの視野範囲が広く、スナップ撮影で決定的瞬間を狙いやすいのも特徴です。

 

●DATA

初代モデル発売年:1954年
累計販売台数:非公表
現行ラインナップ数:6モデル

 

精細感と柔らかさが調和し上品なボケも魅力

↑午後の光に包まれたレースのカーテンを撮影。精細感と柔らかさの調和が生み出す日常の光景がアートに。開放絞りによるボケは上品だ。ズミルックス50mm f1.4 絞り開放 1/3000 ISO64

 

↑レンジファインダーは視野が広いため被写体がフレームインする予測がつく。シャッターを切った時にブラックアウトしない利点もある

 

↑ボディサイドの曲面形状はライカM3のデザインを継承している。ムダを排した機能美を感じさせるフォルムに、ドイツの合理的な精神が宿る

 

↑ボディ色のブラックは耐傷性に優れたペイントを採用。ベース感度はISO64になっており、プロ御用達のフィルム、コダクロームを彷彿とさせる

 

カメラ世界標準の夜明けは120年前のドイツにあり

ライカの前身は、1849年に創業したドイツ・ヘッセン州のウェッツラーに本社を置く光学機器メーカー「エルンスト・ライツ社」。1910年に不世出の技術者であるオスカー・バルナックが入社したのちに、小型カメラの開発が始動、現在のカメラメーカー・ライカとなりました。

↑1849年に創業したエルンスト・ライツ社

 

バルナックはカール・ツァイス財団を辞めてライツ社へ入社し、1914年に映画用35mmフィルムを活用した小型カメラの試作機「ウル・ライカ」を製作。35mm判がライカ判と呼ばれる原点です。そして、今から97年前の1925年にライカ初の量産型カメラライカⅠ型を発売開始。独自のシャッター構造をドイツとアメリカで特許取得します。基本構造は後続機に継承され、M型の元祖といえます。

↑オスカー・バルナック氏

↑ライカI型

 

世界じゅうのカメラファンを魅了し続けるライカMの歴史

シンプルを極めた意匠は必要なものだけを取り入れるライカ哲学のひとつ。Mバヨネットマウントを一貫して採用するため、往年のMレンズを装着して撮影を楽しめます。

 

【1954】ライカM3

ライカMの初号機。巻き上げレバーやバヨネットマウントなど画期的な機能を搭載し世界に衝撃を与えました。質実剛健さと優れた迅速性を備えた小型カメラは、世界のフォトグラファーが愛用しました。

 

【2006】ライカM8

デジタルへ進化して登場。レンズマウントも同一規格で従来のレンズも使用可能。ライカM3とほぼ同サイズのボディにカメラ業界が驚きました。センサーフォーマットはAPS-Hを採用。

 

【2009】ライカM9

小型を極めたボディが特徴で、撮像センサーはフルサイズの24×36mmに進化。発売当時、レンズ交換式カメラで最小サイズを実現し、デジタルでも往年のライカ判が復活し好評を得ました。

 

同じ焦点距離のレンズでもf値で名称が異なる

f2がズミクロン、f1.4がズミルックス、f0.95〜1.25がノクティルックス。光をインプットする入口となるレンズf値を名称にするほど、そのこだわりがうかがえます。

 

ノクティルックスM

f0.95/50mm ASPH.ブラック

150万7000円

f0.95と極めて明るいレンズは人の目よりも明るい。ろうそく1本の灯りでも手持ち撮影ができるので、写真表現の領域を広げてくれます。明るい絞り開放値が描くボケは美しく、プロも絶句するほど。

 

ズミルックスM

f1.4/50mm ASPH.ブラック

56万1000円

ライカの光学技術と最新のレンズ製造技術で実現した高性能レンズ。絞り開放値でも高いコントラストとシャープな描写を生み出します。柔らかなボケ感は美しく、空気感も見事に写し出してくれます。

 

ズミクロンM

f2.0/50mm ブラック

34万1000円

光学設計に定評があり、基本設計は1979年から約42年間も変わっていない超ロングセラー。小型軽量のレンズは描写性に優れ、街角スナップや風景写真をシャープに写し出してくれます。

 

ネーミングは“レンズの明るさ”で決まる

エルマー

開放f値が2.8〜のレンズ名称で、すべてのライカ・レンズの元祖的存在。現在では3つの広角系焦点距離をカバーするトリ・エルマーが健在。

 

ズミクロン

開放f値2.0のレンズ名称。コンパクトながらも高性能な広角レンズで、絞り開放からディテールまで緻密かつ鮮やかな描写を手軽に実現できます。

 

ズミルックス

開放f値1.4のレンズに与えられた名称。開放付近でも絞り込んでもシャープな画像を得られるのが特徴で、独特の表現をできると名高いレンズです。

 

ノクティルックス

開放f値が0.95から1.25のレンズに与えられた名称。世界一の明るさを誇る非球面レンズを採用する。ライカ・レンズのなかでは最も高価です。

世界水準の”ライカ版”の原点は120年前のドイツ⁉️ 「ライカM」の誕生に迫る

各ジャンルの有識者たちが「コレ押さえときゃ間違いない! 」と太鼓判をおす、“栄誉ある”金字塔的アイテムをフィーチャーする本企画。 今回は、約100年前に”世界水準”としてその存在を確立し、現在でも一流のカメラとして愛される「ライカM」の歴史を紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

<ライカM>

ライカ

M11

118万8000円(ボディのみ)

JPEGだけでなくRAW(DNG)でも60MP、36MP、18MPの3種類から記録画素数を選べるトリプルレゾリューションテクノロジーを採用。本体背面には高精細230万ドットのタッチパネル式液晶モニターを搭載しています。

SPEC●撮像素子:有効6030万画素35mm判フルサイズ●マウント:ライカMバヨネットマウント●ISO感度:ISO64〜50000●サイズ/質量:約W139×H80×D38.5mm/約530g(ブラックペイント)

 

カメラ世界標準の夜明けは120年前のドイツにあり

ライカの前身は、1849年に創業したドイツ・ヘッセン州のウェッツラーに本社を置く光学機器メーカー「エルンスト・ライツ社」。1910年に不世出の技術者であるオスカー・バルナックが入社したのちに、小型カメラの開発が始動、現在のカメラメーカー・ライカとなりました。

↑1849年に創業したエルンスト・ライツ社

 

バルナックはカール・ツァイス財団を辞めてライツ社へ入社し、1914年に映画用35mmフィルムを活用した小型カメラの試作機「ウル・ライカ」を製作。35mm判がライカ判と呼ばれる原点です。そして、今から97年前の1925年にライカ初の量産型カメラライカⅠ型を発売開始。独自のシャッター構造をドイツとアメリカで特許取得します。基本構造は後続機に継承され、M型の元祖といえます。

↑オスカー・バルナック氏

↑ライカI型

 

世界じゅうのカメラファンを魅了し続けるライカMの歴史

シンプルを極めた意匠は必要なものだけを取り入れるライカ哲学のひとつ。Mバヨネットマウントを一貫して採用するため、往年のMレンズを装着して撮影を楽しめます。

 

【1954】ライカM3

ライカMの初号機。巻き上げレバーやバヨネットマウントなど画期的な機能を搭載し世界に衝撃を与えました。質実剛健さと優れた迅速性を備えた小型カメラは、世界のフォトグラファーが愛用しました。

 

【2006】ライカM8

デジタルへ進化して登場。レンズマウントも同一規格で従来のレンズも使用可能。ライカM3とほぼ同サイズのボディにカメラ業界が驚きました。センサーフォーマットはAPS-Hを採用。

 

【2009】ライカM9

小型を極めたボディが特徴で、撮像センサーはフルサイズの24×36mmに進化。発売当時、レンズ交換式カメラで最小サイズを実現し、デジタルでも往年のライカ判が復活し好評を得ました。

 

同じ焦点距離のレンズでもf値で名称が異なる

f2がズミクロン、f1.4がズミルックス、f0.95〜1.25がノクティルックス。光をインプットする入口となるレンズf値を名称にするほど、そのこだわりがうかがえます。

エルマー

開放f値が2.8〜のレンズ名称で、すべてのライカ・レンズの元祖的存在。現在では3つの広角系焦点距離をカバーするトリ・エルマーが健在。

 

ズミクロン

開放f値2.0のレンズ名称。コンパクトながらも高性能な広角レンズで、絞り開放からディテールまで緻密かつ鮮やかな描写を手軽に実現できます。

 

ズミルックス

開放f値1.4のレンズに与えられた名称。開放付近でも絞り込んでもシャープな画像を得られるのが特徴で、独特の表現をできると名高いレンズです。

 

ノクティルックス

開放f値が0.95から1.25のレンズに与えられた名称。世界一の明るさを誇る非球面レンズを採用する。ライカ・レンズのなかでは最も高価です。

 

ノクティルックスM

f0.95/50mm ASPH.ブラック

150万7000円

f0.95と極めて明るいレンズは人の目よりも明るい。ろうそく1本の灯りでも手持ち撮影ができるので、写真表現の領域を広げてくれます。明るい絞り開放値が描くボケは美しく、プロも絶句するほど。

 

ズミルックスM

f1.4/50mm ASPH.ブラック

56万1000円

ライカの光学技術と最新のレンズ製造技術で実現した高性能レンズ。絞り開放値でも高いコントラストとシャープな描写を生み出します。柔らかなボケ感は美しく、空気感も見事に写し出してくれます。

 

ズミクロンM

f2.0/50mm ブラック

34万1000円

光学設計に定評があり、基本設計は1979年から約42年間も変わっていない超ロングセラー。小型軽量のレンズは描写性に優れ、街角スナップや風景写真をシャープに写し出してくれます。

約100年前から続く”世界水準”を受け継ぐライカの最新カメラ「ライカM11」

各ジャンルの有識者たちが「コレ押さえときゃ間違いない! 」と太鼓判をおす、“栄誉ある”金字塔的アイテムをフィーチャーする本企画。 今回は、生まれては姿を消していく商品が多いなかで、世代を超えて愛され、文化的価値さえ備えた一流のカメラである「ライカM」を紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

<ライカM>約100年前にライカが塗り替えたカメラの“世界標準”は未来へと続く

ライカ

M11

118万8000円(ボディのみ)

JPEGだけでなくRAW(DNG)でも60MP、36MP、18MPの3種類から記録画素数を選べるトリプルレゾリューションテクノロジーを採用。本体背面には高精細230万ドットのタッチパネル式液晶モニターを搭載しています。

SPEC●撮像素子:有効6030万画素35mm判フルサイズ●マウント:ライカMバヨネットマウント●ISO感度:ISO64〜50000●サイズ/質量:約W139×H80×D38.5mm/約530g(ブラックペイント)

 

フィルムカメラの最高峰は最新M11に受け継がれる

デジカメ撮像センサーのフルサイズ基準は、35mm判フィルムの1コマ24×36mmの大きさ。ライカ判とも言われ、約100年前のライカ製カメラがいまも世界標準となっています。その地位を確固たるものにしたのが、1954年に革新的な技術を採用したフィルムカメラ、ライカM3。距離計(ピント)と構図をひとつのファインダーで見られるように改良し、レバーでフィルムを巻き上げできるなど、完成度の高さはフィルムカメラの最高峰としてカメラ史に深く刻まれています。

 

今年1月、名機ライカM3の伝統を未来へつなぐデジタルカメラとしてライカM11が登場。構図やピント合わせにレンジファインダーを使う往年のスタイルを継承しています。一眼レフやミラーレスと異なり構図やピント合わせに慣れは必要ですが、ファインダーの視野範囲が広く、スナップ撮影で決定的瞬間を狙いやすいのも特徴です。

 

●DATA

初代モデル発売年:1954年
累計販売台数:非公表
現行ラインナップ数:6モデル

 

精細感と柔らかさが調和し上品なボケも魅力

↑午後の光に包まれたレースのカーテンを撮影。精細感と柔らかさの調和が生み出す日常の光景がアートに。開放絞りによるボケは上品だ。ズミルックス50mm f1.4 絞り開放 1/3000 ISO64

 

↑レンジファインダーは視野が広いため被写体がフレームインする予測がつく。シャッターを切った時にブラックアウトしない利点もある

 

↑ボディサイドの曲面形状はライカM3のデザインを継承している。ムダを排した機能美を感じさせるフォルムに、ドイツの合理的な精神が宿る

 

↑ボディ色のブラックは耐傷性に優れたペイントを採用。ベース感度はISO64になっており、プロ御用達のフィルム、コダクロームを彷彿とさせる

全世界限定250台! ライカと007最新作のコラボ「ライカQ2 “007 Edition”」

ライカは、スパイアクション映画「007」シリーズの最新作となる「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開を記念して、「ライカQ2 “007 Edition”」を発表しました。税込価格は110万円。ライカストアとライカオンラインストアで、9月23日に発売予定です。

 

同製品は、販売数が世界限定250台の特別限定モデル。ライカのミニマルなスタイルと、「007」シリーズの主人公「ジェームズ・ボンド」を想わせる控えめでエレガンスなデザインが特徴です。

 

本体のトップカバーにはアイコニックな「007」のロゴ、レンズキャップには「007」シリーズのオープニングで知られるガンバレル(銃口)のモチーフが施され、背面にはシリアルナンバーが1台ごとに刻印されています。

 

イギリスのスーツケースブランド「グローブ・トロッター」のケースもセットになっており、今回のために特別にカスタマイズされたハンドメイドで、007/ノー・タイム・トゥ・ダイ本編に登場予定の、グローブ・トロッター限定コレクションから着想を得たものです。カメラ本体とケースには、オーシャングリーンカラーのレザーが採用されています。

 

なお、同作にはライカのカメラも小道具として登場。ジェームズ・ボンドが暮らすジャマイカの自宅や、登場人物の一人である「Q」のロンドンの自宅にも「ライカQ2」が置かれているそうです。

ライカSL用の広角ズームレンズ「ライカ スーパー・バリオ・エルマーSL f3.5-4.5/16-35mm ASPH.」

ライカカメラが、フルサイズミラーレスカメラ「ライカ SL」用の広角ズームレンズ「ライカ スーパー・バリオ・エルマーSL f3.5-4.5/16-35mm ASPH.」を発表した。日本国内の発売日は2018年5月予定、価格は777,600円(税込)。

「ライカ バリオ・エルマリートSL f2.8-4/24-90mm ASPH.」「ライカ アポ・バリオ・エルマリートSL f2.8-4/90-280mm ASPH.」に続く3本目のライカSL用ズームレンズ。堅牢性に優れ、アウトドアでの過酷な状況下を含めた幅広い撮影シーンで活用できる。

 

■光学性能
非球面レンズや異常部分分散ガラスを採用し、諸収差を補正。また、マウント形状の改良とレンズ表面のコーティングにより、フレアやゴーストを防止。絞り開放からズーム全域で卓越した描写性能を発揮する。

 

■AF性能
AF駆動にはステッピングモーターを採用。ほぼ無音の高速オートフォーカスを実現する。

 

ライカSL装着時。本レンズの発売に合わせてライカSLのファームウェア Version 3.2も公開予定

 

■主な仕様

マウント ライカLバヨネットマウント(35mmフルサイズ) ●焦点距離 16〜35mm ●レンズ構成 12群18枚(非球面レンズ2枚) ●画角(対角線/水平/垂直) [16mm時]105.6°/ 95.3°/ 72° [24mm時]84.7°/ 74.4°/ 53.7° [35mm時]64.6°/ 55.5°/ 38.7° ●開放絞り [16mm時]F3.5 [35mm時]F4.5  ●最小絞り F22  ●最短撮影距離 25cm  ●最大撮影倍率 [16mm時]1:7.7 [35mm時]1:3.7  ●フィルターサイズ E82  ●サイズ(最大径×長さ) φ88×123mm ●質量 990g

まさにステルス! 暗闇で光る限定モデル「ライカ M モノクローム ‘Stealth Edition’」

モノクロ撮影専用デジタルレンジファインダーカメラ「ライカ M モノクローム(Typ246)」と、ファッションブランド「ラグ&ボーン」とのコラボレーションによる特別限定モデル。大口径レンズ「ライカ ズミクロン M f2/35mm ASPH.」がセットになっている。ライカストアおよびライカブティックにて、世界限定125台のみの販売となる。

2018年3月下旬発売予定。価格2,000,000円(税別)

「ライカ M モノクローム(Typ246)」をベースとして、外観デザインをラグ&ボーンのマーカス・ウェインライトCEOが手がけた。ブラックマット仕上げと漆黒の牛革を採用することで、黒をより際立たせている。

ボタン類に刻まれた文字も、控えめなカラーリングで存在感を消している。

白く塗られた文字には、ちょっとした仕掛けが…。


白い文字には蓄光塗料が塗布されており、暗所で発光するのだ。


この発光部分がデザイン上の大きなアクセントでもあり、暗い場所での各種設定がスピーディーにできるという操作上の利点にもなっている。

ブラックのキャリングストラップとメタル製のレンズキャップが付属する。

 

そのほかの仕様は、「ライカ M モノクローム(Typ 246)」「ライカ ズミクロン M f2/35mm ASPH.」と同じ。

 

「ライカ M モノクローム(Typ 246)」は、ローパスフィルターレス仕様のモノクロ専用フルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタルレンジファインダーカメラ。色を認識する撮像素子を搭載したデジタルカメラよりもシャープなモノクロ描写が得られる。
製品の詳細はこちら。

 

「ライカ ズミクロン M f2/35mm ASPH.」は、35mm F2の大口径単焦点レンズ。高コントラストでシャープな描写と、滑らかで自然な円形のボケが得られる。ねじ込み式の金属製角型レンズフードと、ねじ込み式の保護リングが付属する。
製品の詳細はこちら。

開放F1.25の明るいライカMレンズ「ライカ ノクティルックス M f1.25/75mm ASPH.」

レンジファインダーカメラ「ライカM」システム用の単焦点レンズとして、開放F値1.25の明るさを持つ「ライカ ノクティルックス M f1.25/75mm ASPH.」が発売される。発売日は2018年初旬予定、価格未定。

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最短撮影距離は0.85m、最大撮影倍率は1:8.8。ライカM8シリーズ装着時は35mm判換算で約100mm相当をカバーする。浅い被写界深度とソフトなボケ味を生かし、背景をぼかして被写体を際立たせたポートレート撮影や接写が楽しめる。

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非球面レンズ2枚と異常部分分散ガラスを含む6群9枚のレンズ構成で、色収差をはじめとする諸収差を補正。フローティング方式を採用し、全撮影距離で安定した描写性能を発揮する。

 

引き出した位置でロック可能なねじ込み式のレンズフード、三脚用アダプターが付属する。

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ライカM10」装着時。

 

■主な仕様

マウント ライカMバヨネットマウント(デジタルライカM識別用6ビットバーコード付き)/ ●焦点距離 75mm(ライカM8シリーズ装着時は35mm判換算 約100mm相当)/ ●レンズ構成 6群9枚(非球面レンズ2枚)/ ●画角(対角線/水平/垂直) [35mm判]32°/ 27°/ 18° [ライカM8シリーズ]24°/ 20°/ 14°/ ●絞り羽根枚数 11枚/ ●開放絞り F1.25/ ●最小絞り F16/ ●最短撮影距離 0.85m/ ●最大撮影倍率 [35mm判]1:8.8 [ライカM8シリーズ]1:8.9/ ●サイズ(最大径×長さ) φ約74×91mm/ ●質量 約1055g

スマホカメラの一般常識を覆した――異彩を放つ「ライカ×ファーウェイ」スマホはいかにできたのか?

近年、スマホのスペックのなかでも重要視されているのが、カメラだ。画素数はデジカメ並みとなり、画質のほうも肉薄するほど高画質になっている。そして何より、手軽に撮影ができてその場でSNSなどへのアップも簡単。誰もが手軽に写真を楽しむようになったのは、携帯電話やスマホへのカメラ機能搭載なのは明らかだ。当然、各スマホメーカーはカメラの性能アップや、新機能の搭載による差別化を図っている。そのなかでも、異彩を放っているのがHUAWEI(ファーウェイ)だ。

 

2016年4月に発売された「HUAWEI P9」に、ライカと共同開発したデュアルレンズのカメラユニットを搭載。ライカといえば、カメラファンならば誰もが憧れるブランド。スマホでライカが楽しめるとあって、P9は人気機種となった。現在発売されている「HUAWEI P10」「HUAWEI P10 Plus」にも、ライカのカメラユニットを搭載。さまざまなメーカーがスマホのカメラには力を注いでいるが、「ライカ」という大物ブランドをスマホの世界に担ぎ出したファーウェイの存在感は際立っている。

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20171117_y-koba3 (3)↑HUAWEI P10

 

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20171117_y-koba3 (5)↑HUAWEI P10 Plus

 

いったい、なぜファーウェイはライカとコラボレーションをしようと考えたのか。そしてライカは、なぜファーウェイの申し出を受けたのだろうか。11月8日に開催された「Leica×ファーウェイ共同セミナー」で、その舞台裏が語られた。

 

一度は断られたコラボレーションを実現にこぎつけた

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ライカは、言わずと知れたカメラ界の有名ブランド。1925年に初のカメラ「LEICA I型」を発売。現在の35mmフィルムカメラの基礎となり、多くの写真家に愛用され続けてきた。ライカの特徴は、堅牢なボディとレンズ、そして、そのレンズの描写だ。特に厳しい検査基準が設けられているレンズは、独特の色彩と階調をもっている。

 

ファーウェイがライカと最初にアポイントメントを取ったのは2013年の冬。ライカの優れた光学性能を、スマホで再現したいという思いがあった。

 

しかし、このときはライカ側から断られる。それでもあきらめずに何度かメールで打診。そして2014年夏、ライカのCEOとの面談にこぎつける。ここから両者は歩み寄り、年内にカメラユニットの共同開発の契約が交わされた。

 

ファーウェイがこのとき掲げたスローガンが「スマホカメラの一般常識を覆す、高い品質と芸術性を目指す」というもの。スマホのカメラは、機動力が1番の魅力。正直、画質は二の次という印象だが、同社はあえて画質という領域を極めようとしたのだ。

 

想定以上に厳しいライカ基準と量産化の壁

ライカとの共同開発が始まってからも、さまざまな問題に直面する。

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まずは「高品質ユニットの量産」だ。一般のカメラレンズに比べ、スマホのカメラユニットはかなり小さい。およそ5mmの厚さのなかに、撮像素子やレンズユニット、基板などを納める必要がある。

 

このようにかなり制限されたハードウェアのなかで、「細部」「深み」「輪郭」といったライカの厳しい基準をクリアしたものを作らなければならない。その基準は、ファーウェイが通常定めている基準の数十倍も厳しいものだった。

 

このライカ品質をキープしながら低価格で量産するのは困難を極めた。それでも、開発部隊の頑張りにより、期日には量産化のめどが立つ。開発は、それこそ昼夜問わず行われたという。

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次にぶつかった問題が「ライカスタンダードの再現」だ。通常ファーウェイでテストに使うカラーチャートは数十色だったが、ライカは140個のカラーチャートを使用。それらが正しく再現されていなければ、ライカ品質に満たないとされる。

 

画像品質試験は、色彩、フォーカス、質感、ひずみ、ダイナミックレンジなど多くの項目が設けられており、さらにそれらには客観的評価と主観的評価の両方が行われた。

 

客観的評価は数値で示されるものだが、主観的評価は人間の感性が頼り。画像開発チームは試作機を片手に、100種類以上のシーンを撮影し、評価するという作業を数か月繰り返したという。

 

製品発表直前まで続いたチューニング

2016年1月には試作機が完成。しかし、サンプル機で撮影した写真のクオリティは、ライカが目指していたものとはほど遠かった。

 

そこからまた改善を繰り返し、同年2月の「Mobile World Congress 2016」には、納得のいく製品を展示することができた。そのあとも画質に関してチューニングを行い、晴れて2016年4月6日、ロンドンにて第1号機「HUAWEI P9」を発表することができたという。

 

両社にとってみれば、まさに薄氷を踏む思いであっただろう。しかし、妥協せず画質を追求したことで、HUAWEI P9は人気機種に。その完成度はプロの写真家なども絶賛するほどだ。現在は後継となる「HUAWEI P10」「HUAWEI P10 Plus」が発売されており、こちらも人気を博している。

 

おそらく、世界中で最も手軽にライカ画質を楽しめるデバイス。それがHUAWEI P10/P10 Plusだろう。

 

高画質のキモはカラーとモノクロのデュアルレンズ

ライカと共同開発したレンズユニットは、2つのレンズが並んだデュアルレンズ構造となっている。

 

他社製のデュアルレンズのカメラは、広角と望遠というように、状況に応じてレンズを切り替えて使用するものがほとんどだが、ファーウェイの機種はそうではない。カラーとモノクロのデュアルレンズなのだ。

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カラーだけではなくモノクロ専用ユニットを搭載し、それらを合成することでより解像感の高い画質となっているのが特徴。もちろん、モノクロ側のユニットで味わい深いモノクロ写真を撮影することも可能だ。

 

一度、ファーウェイ機種で撮影された写真を見てほしい。まるでその場にいるかのような臨場感は、他社スマホの画質とはひと味違うということが感じられるはずだ。

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これまでにないスマホを開発したファーウェイだが、歩みを止める気配はない。11月28日には「次世代スマホ」が上陸するとアナウンスされた。ただでさえ、ライカとコラボレーションをするという、ある意味でとんでもないスマホを開発したファーウェイ。今度はどんなスマホを投入してくるのだろうか。11月28日の発表が気になるところだ。

往復13万3096回!? 世界最高峰のスタジオがストップモーション・アニメに込めた“クロサワ”の世界

アカデミー賞にもノミネートされた映画「コララインとボタンの魔女」で、一躍世界に名を馳せた制作スタジオ「ライカ」。“ストップモーション・アニメ”と呼ばれる映像表現における、世界最高峰のテクニックをもつ彼らが今回挑んだのは、古き日本の美や精神性を宿す圧巻の“旅絵巻”「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」だ。

 

去る10月末、映画の公開に先駆け本作でアニメーション・スーパーバイザーを務めるブラッド・シフ氏が初来日。スタジオ・ライカの精鋭アニメーターたちを統率する彼に、最新作の見どころと、気になる制作現場の舞台裏をインタビューした。

↑スタジオライカのアニメーターであり、本作ではアニメーション・スーパーバイザーを務めるブラッド・シフ氏。さまざまなスキルを持つ数十人のアニメーターを統括し、監督とともに各シーンでどんなアニメーションを使用するかを決めたり、VFXチームと連携してパペットと背景が自然になじむように調整したりするなどの重要な役割を果たす↑スタジオ・ライカのアニメーターであり、本作ではアニメーション・スーパーバイザーを務めるブラッド・シフ氏。さまざまなスキルを持つ数十人のアニメーターを統括し、監督とともに各シーンでどんなアニメーションを使用するかを決めたり、VFXチームと連携してパペットと背景が自然になじむように調整したりするなどの重要な役割を果たす

 

全世界公開の最新作は中世の日本が舞台

ストップモーション・アニメーションとは、パペットや美術セットなどの静止画を1秒につき24コマつなぎ合わせ、映像として紡いでいく古典的な表現法だ。現在、その世界最高技術をもつライカの最新作「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」では、舞台設定のイメージとして江戸時代ごろの日本が選ばれている。

 

「『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の物語は、前作『コララインとボタンの魔女』からの付き合いである脚本家シャノン・ティンドル氏が持ち込んだ、いくつかの企画のなかのひとつでした。そもそもライカには、日本の映画やアニメが好きな人間が多いんです。監督のトラヴィス(・ナイト)は、黒澤映画やジブリ作品を敬愛しているし、僕も少年のころから『ウルトラマン』の大ファンだった。そんな僕らが、いまの最新技術で古の日本の美を表現したらどうなるか? これは非常にパワフルな作品になるという確信がありました」(ブラッド・シフ氏 以下同)

↑舞台となっている中世日本の世界観は、江戸時代から続く伝統文化や、“わびさび”といった美意識を綿密にリサーチして作り上げていった。作中では、盆踊りや灯籠流しといった日本古来の風習が描かれている↑舞台となっている古の日本の世界観は、江戸時代から続く伝統文化や、“わびさび”といった美意識を綿密にリサーチして作り上げていった。作中では、盆踊りや灯籠流しといった日本古来の風習が描かれている

 

「世界観を作るにあたっては、日本文化にまつわる膨大な文献や美術品などをリサーチしました。絵作り全体のイメージとして特に意識したのは、葛飾北斎などが描いた木版画の質感です。また、衣装は日本の皇室の歴史を研究したほか、着物独自の“生地の折り重ね”を徹底的に観察してデザインしています」

↑美術や背景の大きなヒントとなったのは葛飾北斎、歌川国芳などに代表される木版画の質感↑美術や背景の大きなヒントとなったのは葛飾北斎、歌川国芳などに代表される木版画の質感だ

 

↑本作の主人公は、三味線の音色で折り紙に命を与えるという不思議な能力を持つ少年、クボ↑本作の主人公は、三味線の音色で折り紙に命を与えるという不思議な能力を持つ少年、クボ

 

人形のアクションひとつにも日本文化をリスペクト

「僕が統括したアニメーションは、キャラクターの“動き”の管轄になります。特に三味線の弾き方や踊り方、先祖の墓の前で祈りを捧げる姿といったアクションは、入念な研究をしています。いずれも歴史をしっかりとふまえ、日本文化をリスペクトした表現となるよう気をつけました」

↑ブラッド・シフ氏が来日に際して持参した、主人公クボのパペット。体のあらゆる部位がなめらかに可動する↑ブラッド・シフ氏が来日に際して持参した、主人公クボのパペット。体のあらゆる部位がなめらかに可動する

 

作中にはサムライ風のキャラクターも登場するが、これは黒澤映画を入念に観て研究したものだという。

「そう。サムライの闘い方は、黒澤映画を何度もコマ送りして学んだんです。そもそもストップモーションのアニメーターというのは、1秒24コマの世界に生き続けているので、そういった細かい作業が苦にならない。ビデオのコマ数でもある1秒24コマという世界は、むしろ我々にとっては自然な時間の感覚なんですよ(笑)」

 

これがストップモーション・アニメの職人技だ

表情豊かなキャラクターたちの人形や、布や紙、ガラスなどあらゆる材料を用いて表現された背景。現実にある“モノ”を少しずつ動かしながら撮影していくストップモーション・アニメは、いわば職人の手仕事の集大成だ。

↑美術セットに人形を置き、ポーズや表情を少しずつ変えながら無数のシャッターを切り映像としてつなぎ合わせていくのが、ストップモーション・アニメ。使われる写真の枚数は1秒につき24カットになる↑美術セットに人形を置き、ポーズや表情を少しずつ変えながら無数のシャッターを切り映像としてつなぎ合わせていくのが、ストップモーション・アニメ。使われる写真の枚数は1秒につき24カットになる

 

↑1週間で制作される尺の平均は、なんとわずか3.31秒。クボの表情の数だけでも4800万通り(!)があり、ひとつのカットで使われた顔の模型の最大個数は408個にもなった↑1週間で制作される尺の平均は、なんとわずか3.31秒。クボの表情の数だけでも4800万通り(!)があり、ひとつのカットで使われた顔の模型の最大個数は408個にもなった

 

↑今回の主人公、クボの人形は全部で30体作られたが、顔のパーツはまた別に製作されており、これを写真のように人形本体に付け替えることで表情を変えていく↑今回の主人公、クボの人形は全部で30体作られたが、顔のパーツはまた別に製作されており、これを写真のように人形本体に付け替えることで表情を変えていく

 

↑特に本作では顔のパーツを上下に分けて作っているため、より微細な表情の動きをつけることが可能に。実際にモノを見てみると、まるで理科室の人体解剖模型のよう!↑特に本作では顔のパーツを上下に分けて作っているため、より微細な表情の動きをつけることが可能に。実際にモノを見てみると、まるで理科室の人体解剖模型のよう!

 

↑撮影時はピンセットのような専用の道具を使い、小さなパペットを人の手で少しずつ動かしていく。船や嵐でうねる海面、巨大なモンスターなども3DCGではなくすべて模型だ↑撮影時はピンセットのような専用の道具を使い、小さなパペットを人の手で少しずつ動かしていく。船や嵐でうねる海面、巨大なモンスターなども3DCGではなくすべて模型だ

 

↑キャラクターの衣装ひとつとっても、織りや染め、刺繍などディテールを忠実に再現している↑キャラクターの衣装ひとつとっても、織りや染め、刺繍などディテールを忠実に再現している

 

総作業時間114万9015時間、総コマ数13万3096コマという、気の遠くなるような手間をかけて紡がれた映像は、一見すると3DCGで描かれたグラフィックと見紛うほどになめらか。それでいて、人形だからこそのリアルな陰影や質感はどこか生々しく、観る者の心を痛いほど揺さぶってくる。

↑主要キャラクターのパペットたち。動きのリアルさを追求するためにダンスとアクションの振り付け師を採用し、彼らの動きを人形で再現するという試みもなされている。物語の重要なカギを握る「サル」の豊かな毛並みやしなやかな動きは、パペットであることを忘れるほど自然だ↑主要キャラクターのパペットたち。動きのリアルさを追求するためにダンスとアクションの振り付け師を採用し、彼らの動きを人形で再現するという試みもなされている。物語の重要なカギを握る「サル」の豊かな毛並みやしなやかな動きは、パペットであることを忘れるほど自然だ

 

「今回特に苦心したシーンのひとつが、中盤に出てくる巨大な骸骨との闘いでした。人間の何倍も大きなモンスターなので、実は当初、CGで合成しようと考えていたのですが、それでは仕上がりのインパクトがどうしても弱くなってしまう。そこで監督から、『実物大でいこう!』という恐ろしい(笑)意見が出ました。結果的に全高16フィート(4.9m)のパペットになりましたが、これはストップモーション・アニメで使われたパペットとして史上最大です。全体をワイヤーで吊り、後ろに砂袋で重りをつけて立たせるといったさまざまな工夫をしているのですが、スタッフはひとコマ撮る度に梯子を上り下りするのだから体力勝負。そのうえ骸骨の頭部で小さなクボが走り回ったりするのですから(笑)、あのシーンは僕らにとってすべてが初めての試みだったといえます」

↑ストップモーション・アニメのパペットとしては史上最大! 全高約5mの巨大な骸骨は、1コマ撮影するたびにアニメーターが梯子を上り下り。胴体が約250kg、腕だけでも約20kgの重さをもち、劇中でもその巨大さゆえのリアルな恐怖感が伝わってくる↑ストップモーション・アニメのパペットとしては史上最大! 全高約5mの巨大な骸骨は、1コマ撮影するたびにアニメーターが梯子を上り下り。胴体が約250kg、腕だけでも約20kgの重さをもち、劇中でもその巨大さゆえのリアルな恐怖感が伝わってくる

 

「そんな骸骨のように足場を組んで動かす巨大パペットもあれば、逆に眉毛を抜くようなピンセットでポーズをつけなければならない小さな小さなパペットもあるんです。折り紙の『ハンゾウ』というキャラクターがそのひとつで、彼は単体で映っているシーンでは全高70cmのパペットを撮影に用いますが、クボとの対比が見えるシーンではより小さくなる。そうやってパペットも、シーンに合わせて大小さまざまなものを用意するのです」

 

迫りくる巨大骸骨のシーンは、本作のハイライトのひとつ。その醜悪な表情や途方もない重量感は、大の大人でさえもドキドキ・ハラハラしてしまうほどだ。

「その恐怖感が自然に伝わる……それこそ、僕らにとって何より誇らしいことですね」

 

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最先端をひた走る原動力は挑戦し続けること

今回はそれ以外にも、ライカ初の完全3Dプリンター人形が登場するなど、各シーンで新しい試みがなされている。しかし、制作に入る段階でその具体的な手法がすべて決まっているかというと、実はそうでもないようだ。むしろ骸骨のシーンのように、やりながらより効果的な方法を見出し、試行錯誤していくケースの方が圧倒的に多いという。

 

「いかにパワフルで意味のある作品を作っていくか。いかに自然で繊細なアニメーションをストップモーションで実現できるか。これが、我々が目指していること。ライカの原動力は、そんな風にまだ誰も観たことのないものや、他で経験のない表現に挑戦しようというスタッフたちの姿勢にあると思っています」

 

映画の公開は11月18日。キャラクターの動きはもちろん、背景のひとつひとつにいたるまで、それがどんな素材や手法で描かれているかを想像してみるのも本作の楽しみのひとつだ。

 

【作品情報】

KUBO_MC_001のコピー

『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』

11月18日全国公開

配給:ギャガ

三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという才能をもつ独眼の少年・クボ。村の外れで暮らしていた彼はある日、父を亡き者にし、自分の片目を奪ったという祖父「月の帝」の刺客に襲われ、最愛の母までを失くした。父母の仇討ちを決意し旅に出たクボは、その道中で面倒見の良い「サル」と、「クワガタ」という名の弓の名手に出会い、やがて愛する母が過去に犯した悲しい罪を知る……。監督のトラヴィス・ナイトは、黒澤 明や宮崎 駿を敬愛する根っからの日本マニア。古き日本の美や風習を圧巻のストップモーションで描き、声の出演は大ヒットTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のアート・パーキンソンほか、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒーら豪華キャストが集結した。日本の寓話を思わせる、大人のためのアニメーション傑作だ。

 

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ライカのインスタントカメラがリモランド柄に! ライカ ゾフォート LimoLand by Jean Pigozzi

インスタントカメラ「ライカ ゾフォート」と、写真家/実業家/アートコレクターのジャン・ピゴッツィ氏とのコラボレーションによる特別限定モデル「ライカ ゾフォート LimoLand by Jean Pigozzi」。

20171027_suzuki3↑2017年11月発売予定。49,680円(税込)

 

「ライカ ゾフォート」のホワイトボディに、ピゴッツィ氏が立ち上げたファッションレーベル「LimoLand(リモランド)」のロゴ「Mr. Limo」がデザインされている。

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製品の仕様は、標準モデルと同じ。

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背面にも「Mr. Limo」が。

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アルティザン&アーティストのキャリングストラップと、カラーフィルムがセットになっている。キャリングストラップは、「Mr. Limo」を配したレザートリムがアクセント。

 

■セット内容

ライカ ゾフォート LimoLand by Jean Pigozzi

キャリングストラップ(ナイロン製)

カラーフィルム ダブルパック(20枚分)

 

「ライカ ゾフォート」は、ライカ初のインスタントカメラ。インスタントフィルムは、富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」でおなじみのinstax miniフィルムを採用している。

 

製品の詳細はこちら

 

藤井智弘さんの実写レビューと作例はこちら